被災者のみなさまへ
 今年もこの日が来ました。
 しかも今年はあの日と同じ金曜日。
 たくさんの失われた魂と、地上に残って傷ついた魂に、せめて今日一日は心を運びたいと思います。

 天と地の清き魂。

 そしてあの日からどこか欠けてしまった我々の心。
 その心を埋める何かを探しながら5年。
 自分にできることは音楽を贈ることだけなのですが、それはこれからも続けていきたいと思っています。


   2016.3.11
 あけましておめでとうございます。
 穏やかな時間が続いています。
 皆様の心が少しでも安らかでありますように。

     2016.1
 あけましておめでとうございます。
 また新たな年がやってきました。
 この1年がみなさまにとって明るく健やかで快適な年になりますよう、こころからお祈りしております。

    2014.1




 3年の月日が流れました。
 この日が来るたびにあの日のことを思い出しながら、でも普段忘れている自分を苦々しく思います。
 誰かが言っていました。
 あの日、2万人に近い人が亡くなった・・・でもそれは同時に、大事な大事な人を亡くしたという人をその何倍もの数生み出すことになった、と。
 それを思うと、震災を過去の災害として思い出の中に入れ込んでしまおうとしている自分の性根をもう一度叩きなおしたくなります。
 
 被災者の皆様は今も、精神的に物質的に厳しい状況の中で暮らされていらっしゃると思います。
 そうした中で自分に果たして何ができるのか・・・そう考えると本当にわが身の無力さを思い知らされます。。
 ただ、アリアCDは今までと同じように存在しています。みなさんが素晴らしい音楽を聴きたいと思ったときにいつでも聴けるように。

    2014.3




 また一年が終わろうとしています。
 あの日からすべてが変わり、すべての人の心が変わり、そして今、新しい何かが生まれようとしているのを感じます。
 みなさん、お元気にしていらっしゃいますか。寒かったり、寂しかったりしてませんか?

 みなさんにとって2013年が新たな希望の年になることを心から願っています。    2012.12 





 人の思いや営みとは無関係に、季節がひとつ巡り、愛らしい花たちが咲き始めました。さあ、次にいきましょう、と言っているかのようです。
 でも、みなさんのいまだ辛い生活や苦しい心の傷を思うと本当に胸が痛いです。
 ただ・・・一番辛いのは寂しいことではないですか。1年経った今、まわりに人はいても孤独で辛いということはありませんか。
 もしそんなふうに辛いことがあったらいつでもメールをください。daisukearia@aria-cd.com アリアCDはそのためにありますし、私はそのためにいます。
 会員でなくてもいいじゃないですか。音楽の話題じゃなくてもいいじゃないですか。
 あなたがそこにいるように、私もここにいます。どうか、寂しくなったら、戯れでもメールをください。   2012.3





 昨日夜、星空を見上げ、この同じ空を絶望と苦悩の中見上げている方が同じ日本にいると思うと、どうしようもなく苦しく、悲しく、やりきれなくなりました。
 その方たちは、どんな辛い思いを胸に、寒空の中、星空を見上げているのだろう、と。
 なぜここまでひどい仕打ちをしなけれならなかったのか。なぜあの人たちでなければいけなかったのか。
 自分ができることはなんなのだろう。いますぐあの場所に行って、何かをするべきなのか。でもアリアCDの松本大輔という男は、あの災害をテレビで目にしながら、でも今朝、いつもどおりここで、机に向かって仕事をしています。
 その薄情さ、情けなさ。みなさんの辛い思いのわずかな部分をも、自分は現実では請け負うことができていない。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
 こんな状況ですが、私は今までどおり、アリアCDを続けます。
 ・・・なので、もしまたみなさんがホームページを開く日が来て、そして音楽が聴いてみたい、という瞬間が来たら、どうかいつでも戻ってきて下さい。
 会費はどうなるんだろう、とか、まだ会員だっただろうか、とか、再入会はどうするんだろう、とかいろいろ考えられますか?・・・大丈夫、なんでも尋ねてください。アリアCDは、必ずみなさんが「音楽をまた聴いてみたい」と思われる日が来ると信じて、ずっと待っています。ずっと。    2011.3