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≪第100号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その1 2018/11/27〜





11/30(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


2L

2L 151SACD
(SACD HYBRID /
MQA-CD)
¥2600
『光』
 1.今一度クリスマスの鐘が鳴る(Det kimer na til julefest)
  カール・クリスチャン・ニコライ・バレ(1806ー1855)(CT 編曲)
 2.クリスマスイブは幸せな気持ちに(Jeg er sa glad hver julekveld)
  グットルン・フリーセン(1908ー1992)の旋律(BBL 編曲)
 3.それは愛らしい幼子が(Et lidet barn sa lystelig)
  ノールムーレ伝承曲(CMBA 編曲)
 4.うるわしき青空(Deilig er den himmel bla)
  ヤコブ・ゲアハード・マイデル(1778ー1857)(SWOK 編曲)
 5.エッサイの根より(一輪のバラが咲いた)(Ei rose er utsprungen)
  ドイツ伝承曲(SW0K 編曲)
 6.ベツレヘムに御子が生まれた(Et barn er fodt i Betlehem)
  オステルダーレン伝承曲(BBL 編曲)
 7.われらが救い主よ来たれ(Folkefrelsar til oss kom)
  ノルウェー伝承の賛美歌(CMBA 編曲)
 8.ハウゲボンデン(Haugebonden)
  テレマルク伝承曲/リカルド・ヨイティルとホイ・ストランの旋律(BBL 編曲)
 9. 古き年は過ぎ去り(Nu er det gamle ar forsvunnet)
  オステルダーレン伝承曲(BBL 編曲)
 10.こよなく清らなバラ(Den fagraste rosa)
  ノルウェー民謡(CMBA 編曲)
 11.わが思い果てしなく駆けめぐり(つねに待ち望む心を)(Mitt hjerte alltid vanker)
  ヴェステルヨートランド民謡(CT 編曲)
 12.クリスマス・キャロル(Julesang)
  リリ・パウルスベルグ(作詞・作曲)
 13.さあ鐘よ鳴れ(Kling no, klokka)
  スルナダール伝承曲(ヘンニング・ソンメッロ(1952ー)編曲)
   ファウナ・ヴォーカルクインテット
    【クリスティーナ・ティングヴォル(メゾソプラノ、アルト)(CT)/
     シリエ・ヴォルケネシュ・オストビュー・クライヴェン(メゾソプラノ、アルト)(SWOK)/
     グドルン・エミリー・ゴッフェング(メゾソプラノ、ソプラノ)/
     カミラ・マリー・ビョルク・アンドレーアセン(ソプラノ)(CMBA)/
     ベアーテ・ボーリル・ロッケン(メゾソプラノ、アルト)(BBL)】

 ノルウェーのオスロで誕生したレーベル【2L】は、世界で最初にブルーレイ・オーディオでアルバムを製作し、これまでにグラミー賞のベスト・サラウンド・サウンド部門等にノミネートされ、究極の高音質による録音が世界の注目を浴びています。

 社長のモッテン・リンドベルグ氏は、1992年に若干22才にして自らのプロダクション会社 Lindberg Lyd(Lyd =ノルウェー語でオーディオの意)を設立。EMI/Virgin、Naxos、Hyperion、Philips をはじめとするレーベルのサウンド・エンジニア、プロデューサーとして活躍の後、2001年に自らのレコード・レーベル【2L】を設立しました。常に新しい技術を探求し、より良い音を追求する【2L】が新たに取り組んでいるのが「MQA(Master Quality Authenticated)」。

 「MQA」は、英メリディアン・オーディオが提案するハイレゾ再生の新たな高音質技術。BD オーディオにはmShuttle 機能が装備されており、プレーヤーと家庭内ネットワークを接続させれば、ディスクに収録された楽曲のMP3とMQA 両方の音源にアクセスすることが可能です。また同梱のSACDハイブリッドディスクは、CD 層にMQAエンコードされた音楽データが収録されています。

 対応の機器で再生しますとハイレゾ相当の音質を再生することができます。「* MQA」再生には専用のデコーダーが必要です。
 さらに高さ方向を取り入れた立体音響のAuro-3DやDolby Atmosといった最新音響技術も取り入れた、まさに最先端音響レーベルです。

 ノルウェーの女声アンサンブルが歌うクリスマス、MQAで聴くハイレゾ・クリスマス

 録音:2018 年6月、9月 ブリュン教会(バールム、ノルウェー)
 制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ
 録音:ビアトリス・ヨハンネセン
 [DXD (352.8kHz/24bit) 録音]
 [SACD DXD(5.0 surround 2.8224 Mbit/s/ch, 2.0 stereo 2.8224 Mbit/s/ch)/CD 2.0 stereo(16 bit/44.1 kHz)/MAQ CD]

 『光(Ljos)』は、グレクス・ヴォーカリスの『大いなる神秘』(2L26SACD)』やソルヴグッテネ少年合唱団の『クリスマス・ミサ』(2L42SACD)などを制作した 2L の新しいクリスマス・アルバム。「秋になり、冬になる。北の国に寒く暗い日々がやってくる。だから、クリスマスの季節をいつも歓迎してきた。クリスチャンとして祝い、日が長くなり明るい日のやってくることを祝う‛&‛&」。

 「ファウナ・ヴォーカルクインテット」は、2009年秋、ノルウェー国立音楽大学で結成された女性5人のグループです。
 オスロ生まれ、バールム少女合唱団などの指導者としても活動するクリスティーナ・ティングヴォル。子供時代をエチオピアで過ごし、フォークやポップ・ミュージックのコンサートに作曲者、指揮者、オーガナイザーとして参加するシリエ・ヴォルケネシュ・オストビュー・クライヴェン。
 オスロ生まれ、子供のころから「オスロ青年合唱団」とグレクス・ヴォーカリスに参加、女声合唱のアンサンブル「オスロ新青年合唱)」の指揮者、グドルン・エミリー・ゴッフェング。
 フレドリクスタ出身、オペラ・オストフォルの合唱団に所属するカミラ・マリー・ビョルク・アンドレーアセン。ヴォーカルグループ「Cornelis」とトラッドの「Osterdalslat」でも歌う、ヘードマルク県、ストール=エルヴダール生まれのベアーテ・ボーリル・ロッケン。

 このアルバムで歌われるクリスマス・ソングは、リリ・パウルスベルグ作詞作曲の《クリスマス・キャロル》とヘンニング・ソンメッロの編曲した《さあ鐘よ鳴れ》をのぞき、ファウナのメンバーが編曲、光と闇のコントラストを再現することをめざしたと言います。
 録音セッションは、1861年にバールムのリュッケンに建てられた信徒席400、レンガ造りのブリュン教会で行われました。
 CD 層はMQA-CD 仕様になっておりMQA デコーダーを搭載した対応機器を使用すれば、ハイレゾ・スペック音源を聴くことができます。



 
2L 150SABD
(Blu-ray Disc Audio
+SACD HYBRID /
MQA-CD)
¥4300
『光』
 ストーレ・クライベルグ(1958ー):
  愛に寄せる賛歌(少女合唱と弦楽オーケストラのための)
 アンドルー・スミス(1970ー):
  レクイエム(少女合唱、サクソフォーンとオルガンのための)*
 ストーレ・クライベルグ(1958ー):
  光(少女合唱、弦楽オーケストラとオルガンのための)**
ニーダロス大聖堂少女合唱団
アニタ・ブレーヴィク(指揮)
トロンハイム・ソロイスツ
トリグヴェ・サイム(サクソフォーン)*
ストーレ・ストールロッケン(オルガン)*
ペトラ・ビョルクハウグ(オルガン)**

 ニーダロス大聖堂少女合唱団、創設25周年記念盤、澄み切った歌声が大聖堂に鳴り響く!天使の歌声が頭上から降り注ぐ立体音響

 録音:2017 年10月、2018 年5月 ニーダロス大聖堂(トロンハイム、ノルウェー)
 制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ
 録音・エンジニアリング:ビアトリス・ヨハンネセン
 [DXD(24bit/352.8kHz)録音]
 [Blu-ray:5.1 DTS-HD MA(24bit/192kHz), 7.1.4. Dolby Atmos(48kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz), 7.1.4. Auro-3D(96kHz),mShuttle: MP3 and MQA Region ABC]
 [SACD 層:5.1 surround DSD/2.0 stereo DSD]
 [CD 層:2.0 stereo(16 bit/44.1 kHz)/MQA CD]

 ニーダロス大聖堂少女合唱団は、聖オラヴが礎を築いた町トロンハイムの大聖堂に1992年に創設されました。「わたしたち少女合唱団の使命の中心にあるのは、能力を試されるような脆い人生の局面で生きる技を身につけていくことです。
 帰属することを学び、見られ包まれていると感じることを学び、友情を築くことを学ぶ」。合唱団はこれまで、ヌールハイム、オーラ・ヤイロ、ボブ・チルコット、キム・アンドレ・アルネセンをはじめとする作曲家に作品を委嘱してきました。創設25周年を迎える作品に選ばれたのは「レクイエム」。

 イギリス生まれ、オルガニストと作曲家としてノルウェーで活動するアンドルー・スミス(1970ー)に作曲を依頼、少女合唱に管楽器の即興とオルガンを加えた作品が作られました。
 アルバム『光』は、この《レクイエム》と、その「エコー」ともいえるクライベルグの2 つの作品で構成されています。

 アンドルー・スミスの《レクイエム》は、カトリックの典礼文をベースに『聖書』の「子供」に関する部分をテクストに使い、グレゴリオ聖歌からインスピレーションを得た素材で作曲されました。
 〈入祭唱〉、オルガン・ソロの〈祈り〉、〈キリエ〉、わが子イエスの死を嘆くマリアを歌う〈彼女は泣いている〉、〈若い殉教者たちへの賛歌〉、王ヘロデの命令で殺されたラマの子供たちを悼むラケルの歌〈ラマの声〉、〈主は羊飼い〉〈サンクトゥス〉〈天国には〉。
 ECM レーベルの録音で知られるジャズ・プレーヤー、作曲家でもあるトリグヴェ・サイム(1971ー)がサックスの即興、ジャズ・ミュージシャンのストーレ・ストールロッケン(1969ー)がオルガンを弾いています。

 ストーレ・クライベルグ(1958ー)の《愛に寄せる賛歌》は、『新約聖書』の「コリントの信徒への手紙 I』(13章1節ー13節)をテクストとする「信仰と希望と愛」の音楽です。「たとえ、人々の異言、天使たちの異言を語ろうとも、愛がなければ、わたしは騒がしいどら、やかましいシンバル‛&‛&」(新共同訳)。
 大聖堂のオルガニスト、ペトラ・ビョルクハウグ(1964ー)が共演する《光》は、ノルウェーの抒情詩人、作家、心理学者、ヘルゲ・トルヴン(1951ー)の言葉「Thelight you need exists/Lyset du treng finst(あなたの必要とする光は存在する)」をテクストに歌われます。
 この2曲は、2011 年7 月22 日にオスロとウトヤ島で起きた「ノルウェー連続テロ事件」で命を落とした若者たちを追悼するために作曲されました。

 全作品を指揮する芸術監督、指揮者のアニタ・ブレーヴィク(1964ー)は、1992 年の創設から合唱団に関わり、2018、ノルウェー国王功労褒章を授与されました。2015年の第58回グラミー賞の最優秀サラウンドサウンド・アルバムにノミネートされたトロンハイム・ソロイスツ共演の『マニフィカト』(2L106SABD)と同じモッテン・リンドベルグの制作。
 録音はニーダロス大聖堂でのセッション。合唱団、オケ、ソリストがマイク・セッティングを囲む(サラウンド)配置で「DXD(24bit/352.8kHz) 録音」されています。さらに今話題のMQA を搭載(MQA 再生には専用の機器が必要です。)、現在オーディオ界を賑わしている「Auro-3D」、「Dolby Atoms」と「MQA-CD」をこのアルバムで同時に楽しむことができます。

 [5.1 DTS–HD MA,7.1.4. Auro-3D,Dolby Atoms と2.0 LPCM の音声を収録したPure Audio Blu-ray ディスクと、SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。
 Pure Audio Blu–ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD ハイブリッドディスクは通常のCD プレーヤーでも再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクはBlu-ray プレーヤーもしくはBlu–ray 対応のPC をお使いください。
 また、CD 層はMQA-CD 仕様になっておりMQA デコーダーを搭載した対応機器を使用すれば、ハイレゾ・スペック音源を聴くことができます。]







THE CHOIR OF KING’S COLLEGE

KGS 0033
(2CD)
特別価格¥2500
発売延期未定

9つの聖書日課とクリスマス・キャロル〜100年の歴史
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
 [CD1] (アーカイヴより)
  1. ガブリエルのお告げ Gabriel's Message (1958)
  2. 囚われのアダムは横たわりAdam lay y bounden (1963)
  3. ディンドン!いと高きところでほがらかに Ding! dong! Merrily on high (1963)
  4. サセックスのキャロルSussex Carol (1963)
  5. 神の御子は今宵しも O Come, All Ye Faithful (1963)
  6. 甘き喜びのうちにIn dulci jubilo (1980)
  7. 神の子は私たちのためにお生まれになった Unto Us is Born a Son (1980)
  8. あめにはさかえ Hark the Herald Angels Sing (1978)
  9. ユディト・ウェイア:輝かしいエルサレム Weir: Illuminare, Jerusalem(1985- 世界初演)
  10. ひいらぎとつたは The Holly and the Ivy (1994)
  11. ワーロック:ベネディカムス・ドミノ Warlock: Benedicamus Domino (1994)
  12. プレストン:私は3つの船を見た Preston: I Saw Three Ships (1994)
  13 トマス・アデス:フェアフォックス・キャロル Ades: The Fayrfax Carol (1997 – premiere)
  14. ガードナー:明日は私が踊る日 Gardner: Tomorrow Shall be my Dancing Day (1997)
  15. ルッティ:私はさまよいながら不思議に思う Rutti: I Wonder as I Wander (2000)
  16. シルコット:羊飼いのキャロル Chilcott: The Shepherd's carol (2001)
  17. ラター:ねむれ、イエスよ Rutter: Dormi, Jesu (2007)
  18. ペルト:神の母なる処女 Part: Bogoroditse Djevo (2007)
  19. バークリー:ディス・エンダーナイト Berkeley: This Endernight (2016 - 世界初演)
  20. ワトキンス:エリシャのキャロル (2017 - 世界初演)
  21. むかし、ダビデ王の町に Once in Royal David's City (2017)
 [CD2]
  1. ラター:さやかに星はきらめき Rutter: O Holy Night
  2. クレオバリー:ザ・リンデン・ツリー・キャロル Cleobury: The Linden Tree Carol
  3. タヴァナー:子羊 Tavener: The Lamb
  4. 神が喜びをくださるように(世の人忘るな)God Rest You Merry, Gentlemen (Willcocks)
  5. ベルリオーズ:羊飼いたちの別れ(「キリストの幼時」より)Berlioz: The Shepherds' Farewell
  6. レジャー:私は3つの船を見た Ledger: I Saw Three Ships
  7. ニアリー:はるかな国から来た3人の王 Neary: We Three Kings of Orient Are
  8. ジャクソン:Jackson: Can I Not Syng But Hoy歌? うことはできないが祝うことはできよう?
  9. ホワイトボーン:マジの夢 Whitbourne: The Magi's Dream
  10. ジュベール:ここには薔薇はない Joubert: There is No Rose
  11. エルフィン・ジョーンズ:アダムの罪 Elfyn Jones: Adam's Fall
  12. J.S.バッハ:いかにしてわれは汝を迎えまつり(クリスマス・オラトリオ第1部第5番)
    Bach: How Shall I Fitly Meet Thee?
  13. R.O.モリス:クリスマスに愛が降りてきた R.O.Morris: Love Came Down at Christmas
  14. J.S.バッハ:差し出でよ、汝美わしき朝の光よ(クリスマス・オラトリオ第2部第3曲)
    Bach: Break Forth, O Beauteous Heavenly Light
  15. 神の御子は今宵しも O Come, All Ye Faithful (Willcocks)
  16. あめにはさかえ Hark! The Herald Angels Sing (Cleobury)

 名門ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団による極上のクリスマス・キャロル集

 オリジナルブックレット、日本語訳つき

 イギリス、ロンドンの人々にとって、クリスマスにはキングズ・カレッジの歌う讃美歌が欠かせません。BBC がかつて放送してそれ以来CDなどで耳にされることがなかった貴重な過去のライヴ録音と、2017年の礼拝での演奏のライヴ録音、2枚組で発売されます!

 DISC1 は1958 年から2017 年までの演奏会をBBC が放送したもので、放送以降は世に出ることがなかった録音ばかり。サー・デイヴィッド・ウィルコックス(1957 〜 1974年在任)、サー・フィリップ・レジャー(1974 〜 1982年在任)、そしてステファン・クレオバリーと、歴代の音楽監督らが指揮した珠玉のキャロルです。
 DISC2 は2014、2018年に録音されたクレオバリー指揮の演奏。伝統的なものから、ペルト作品など委嘱新曲も含まれた、注目の2枚組です。(歌唱歌詞(原語・日本語訳)は掲載されておりません)





CARL DAVIS COLLECTION


 バレエ、劇場、テレビ、映画の音楽を数多く手掛け、チャップリン音楽のスペシャリストでもある作曲家、カール・デイヴィスのレーベル、「Carl Davis Collection」の流通を再開いたします。(代理店)
CDC 029
(2CD/特別価格)
¥3300
カール・デイヴィスのバレエ「アラジン」!
 デイヴィス:バレエ音楽《アラジン》
カール・デイヴィス(指揮)
マレーシア・フィルハーモニー管弦楽団

 2016年に東京公演も行われたカール・デイヴィスのバレエ「アラジン」!

 スコティッシュ・バレエの委嘱により作曲され、2000年12月にエジンバラ・フェスティバル・シアターで初演されたバレエ音楽「アラジン」の全曲盤。デイヴィスのアラジンは、日本では2016年に新国立劇場バレエ団によって、デヴィッド・ビントレーの振り付けによるバージョンも上演されています。

 ※録音:2005年10月26日−30日、マレーシア

 

CDC 028
(2CD/特殊価格)
¥6700
デイヴィス:アベル・ガンスの「ナポレオン」
 (2016サウンドトラック・レコーディング)
カール・デイヴィス(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団

 1927年に発表されたサイレント映画「ナポレオン」は、フランス・サイレント映画界の巨匠アベル・ガンスの代表作。1981年に復元版が再上映されており、そこでイギリス版に音楽を付けたのがカール・デイヴィス(アメリカ版はカーマイン・コッポラの音楽)。
 これは、その音楽をサウンドトラック用に新たにレコーディングしたもので、カール・デイヴィス本人の指揮とフィルハーモニア管弦楽団によって演奏されています。
 ケース入りの豪華ハードカバー・ブック仕様、多数の写真とカール・デイヴィスのインタビュー(英語)を掲載。

 ※録音:2015年9月、10月、12月、エンジェル・スタジオ(ロンドン)
 ※ケース・サイズ:約21.5cm×15cm

 

CDC 025
¥2200
カール・デイヴィス:
 「ラスト・トレイン・トゥ・トゥモロー」「リベレーション」他

  デイヴィス:
   ラスト・トレイン・トゥ・トゥモロー
   リベレーション(映画組曲)
   国歌集
    〔ラ・マルセイエーズ、ルール・ブリタニア、
     ハティクヴァ〕
カール・デイヴィス(指揮)
チェコ国立交響楽団
プラハ・チルドレンズ・オペラ

 「ラスト・トレイン・トゥ・トゥモロー(明日への最後の列車)」は、第二次世界大戦時ヨーロッパでの子供の海外避難を支援した「Kindertransport(子供輸送)」の物語(テキストはハーウィン・オラム)による、児童合唱、朗読、オーケストラのための作品。
 「リベレーション」は1994年に上映されたアーノルド・シュワルツマンのドキュメンタリー映画で、同じく第二次世界大戦やホロコーストがテーマとなっています。

※録音:2013年10月&2014年1月、プラハ

 

CDC 023
(2CD/特別価格)
¥3300
カール・デイヴィス作曲「椿姫」
 デイヴィス:バレエ音楽《椿姫》
カール・デイヴィス(指揮)
チェコ国立交響楽団

 カール・デイヴィスが作曲し、2008年にクロアチア国立劇場バレエ団によってザグレブで初演された「椿姫」は、ヴェルディの「椿姫」と同じく、アレクサンドル・デュマの物語に基づく2幕のバレエ。

 ※録音:2013年1月、CNSOスタジオ(チェコ)

 
CDC 027
¥2200
デイヴィス:
 チャップリンのミューチュアル・フィルムのための音楽

  チャップリンの替玉/チャップリンの消防夫/
  チャップリンの放浪者/午前一時/
  チャップリンの伯爵/チャップリンの番頭/
  チャップリンの舞台裏/チャップリンのスケート/
  チャップリンの勇敢/チャップリンの霊泉/
  チャップリンの移民/チャップリンの冒険
カール・デイヴィス(指揮)
プラハ・シティ・フィルハーモニー管
ウィハン弦楽四重奏団

 カール・デイヴィス・コレクション

 世界の三大喜劇王と呼ばれ、マルチな才能を持ち活躍したチャールズ・チャップリン(1889−1977)。
 チャップリン音楽を現在に蘇らせるスペシャリスト、カール・デイヴィスによって、チャップリンが1916年から1917年まで所属した映画配給会社、ミューチュアル社で生み出された傑作映画12作の音楽をここに復元。

 
CDC 026
¥2200
ハロルド・ロイド 〜
 デイヴィス:都会育ちの西部者/眼が廻る
カール・デイヴィス(指揮)
ロンドン室内管弦楽団

 2013年11月19日&12月6日の録音。

 

CDC 019
¥2200

ハロルド・ロイド 〜
 デイヴィス:ロイドの人気者

カール・デイヴィス(指揮)
ロンドン室内管弦楽団

 チャップリンと同じく世界の三大喜劇王と呼ばれるアメリカのコメディアン、ハロルド・ロイド。
 1920年公開の「都会育ちの西部者」と「眼が廻る」、1925年公開の「ロイドの人気者」、3作の映画にカール・デイヴィスが音楽を付け新たな息吹を吹き込む。

 録音2013年5月30日−31日、6月2月の録音。




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FINE TONE



FTM 8045
¥2500→\2290
ドイツ・クラリネット界の重鎮
 ヴォルフガング・マイヤー/ノクターン

 サティ:ジムノペディ第1番(スタベノウ編)
 トレネ:残されし恋には(レーヘル編)
 アーレン:虹の彼方に(レーヘル編)
 クロイダー:至福の夜のために(レーヘル編)
 デニス:エンジェル・アイズ(レーヘル編)
 サティ:ジムノペディ第1番(レーヘル編)
 ポーター:ナイト・アンド・デイ(レーヘル編)
 マクヒュー&フィールズ:アイム・イン・ザ・ムード・フォー・ラヴ(レーヘル編)
 ガーシュウィン:イット・エイント・ネセサリリー(レーヘル編)
 ゴルソン:アイ・リメンバー・クリフォード(レーヘル編)
 ウッド:マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ(レーヘル編)
 ジェンキンス:グッドバイ(レーヘル編)
 サティ:ジムノペディ第1番(ザイフゲ編)
ヴォルフガング・マイヤー
 (cl/except#10)
ティロ・ヴァーグナー
 (p/except#13)
トーマス・スタベノウ(b)
ペーター・レーヘル
 (sax/#5, 6, 10, 11)
マルク・ザイフゲ(g/#13)

 ドイツ・クラリネット界の重鎮、ヴォルフガング・マイヤー!「ジムノペディ第1番」とスタンダード・ナンバーを吹く!

 ☆ドイツ・クラリネット界の重鎮、ヴォルフガング・マイヤー!
 ☆3人の編曲によるサティの「ジムノペディ第1番」!
 ☆「虹の彼方に」、「ナイト・アンド・デイ」などのスタンダード・ナンバーをペーター・レーヘルがアレンジ!

 ドイツのサクソフォン奏者、作編曲家、教育者として活躍するペーター・レーヘルが設立した高品質レーベル、ファイントーン(Finetone)。

 ジャズ、クラシックの両面で活躍し、カールスルーエ音楽大学の教授、学長を務め、ペーター・レーヘルとの共演も多いドイツ・クラリネット界の重鎮、ヴォルフガング・マイヤー。
 ニュー・アルバム「ノクターン(夜想曲)」は、夜をテーマにした珠玉のアレンジ集。「虹の彼方に」、「ナイト・アンド・デイ」、「残されし恋には(アイ・ウィッシュ・ユー・ラヴ)」などの麗しき名曲をペーター・レーヘルがジャズ・クラリネット・コンボ用にアレンジを施し、エリック・サティの「ジムノペディ第1番」では、レーヘル、トーマス・スタベノウ、マルク・ザイフゲの3名によるそれぞれの編曲版を収録。クラリネット関係者要注目!

 ※録音:2018年3月11日、カールスルーエ(ドイツ)



ヴォルフガング・マイヤー(1954年8月13日 - )は、ドイツ生まれのクラリネット奏者。
妹ザビーネももちろんクラリネット奏者。

シュトゥットガルト音楽演劇大学でオットー・ヘルマンに学んだ後、ハノーファー音楽院でハンス・ダインツァーに師事。
1975年にミュンヘン国際音楽コンクールの室内楽部門にシランクス五重奏団のメンバーとして出場して優勝を果たしている。
1979年からカールスルーエ音楽大学で後進の指導に当たり、1989年に教授に昇進した。2001年から2007年まで同大学の学長を歴任した。




ウォルフガング・マイヤー
2つのK. 581

naive
V 5059
\2800
海外在庫のみ
ウォルフガング・マイヤー(Cl)
モーツァルト:
 クラリネット五重奏曲K. 581
 ピアノ、クラリネット、ヴィオラの三重奏曲K. 498
ウォルフガング・マイヤー(Cl)
パトリック・コーエン(Hf)
モザイクSQ

 1992年録音

 妹のザビーネと共に世界的クラリネット奏者として知られるウォルフガング・メイヤーと名門モザイク四重奏団との共演が話題を集めたモーツァルト・アルバム。
 発売当初、ディアパソン・ドール賞やショック・ドゥ・モンド賞を獲得し、高い評価を受けたマイヤーの代表盤です。
 naiveなのですでに入手困難なアルバム。

 この時の録音に際し、マイヤーは低音の響き厚きバセット・クラリネットを使用。陰影が色濃く表現されるバセット・クラリネットの深い響きが、演奏全体に渋味を持たせています。

 三重奏曲では、ヴィオラをモザイク四重奏団のアニタ・ミッテラーが担当。ピアノはパトリック・コーエンが務め、こちらも盤石の布陣で挑んだ白眉の演奏となっております。

CAVI
4260085 530472
\2600
ウォルフガング・マイヤー(Cl)
 レーガー:クラリネット五重奏曲イ長調 Op.146
 モーツァルト:クラリネット五重奏イ長調  K.581
ヴォルフガング・マイヤー(Cl)
カルミナ弦楽四重奏団
[マティアス・エンデルレ(Vn) 
スザンヌ・フランク(Vn)
ウェンディ・チャンプニー(Va)
シュテファン・ゲルナー(Vc)]

 1984年スイス、チューリッヒにて結成され、現在の室内楽界を牽引する正統派カルテットとして活躍を続けているカルミナQと、ヴォルフガング・マイヤーによるモーツァルトの名作クラリネット五重奏曲。

 妹のザビーネはモーツァルトの五重奏を3回録音。ヴォルフガング・マイヤーは妹の存在感に隠れがちだが、この演奏はまさに天国的な音楽と言っても良いだろう。音楽への集中力、息の合ったアンサンブル、柔和な音色、自然で自由な流れ。上質なアンサンブルを聴かせてくれる。

 ブラームスとカップリングされることの多いモーツァルトのクラリネット五重奏だが、このアルバムではレーガーを収録。レーガーはブラームスのクラリネット五重奏に触発されて作曲、2つの偉大な作品に劣らず充実した最晩年の作品。

録音:2006年6月





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SKANI



SKANI 068
¥2500→\2290
ラトビア音楽界の偉人
ヤーニス・イヴァノフス:弦楽のための交響曲

 シンフォニエッタ
 ポエマ・ルットゥオーソ(嘆きの詩)
 交響曲第14番(室内交響曲)
シュネー・ノルムンズ(指揮)
リガ・シンフォニエッタ

 ラトビアのSKANI新譜、ヤーニス・イヴァノフスの室内交響曲!

 ☆ラトビアの偉大なシンフォニスト、イヴァノフスの室内交響曲!

 ラトビア建国以来、最大のシンフォニストであり、同国で最も重要な作曲家の1人と称されているヤーニス・イヴァノフス(1906−1983)。

 豊かな内面世界からインスピレーションを得て作曲したとされる、弦楽のための作品集。
 1971年に作曲された室内交響曲(Sinfonia da camera)である「交響曲第14番」、若者と若きミュージシャンのために書かれた「シンフォニエッタ」、ナチスのサラスピリス強制収容所の犠牲者に捧げられた交響詩「ポエマ・ルットゥオーソ(嘆きの詩)」。

 ※録音:2018年1月&4月、ラトビア放送スタジオ



旧譜も大ヒット!
イヴァノフス:交響曲第5番/第20番


SKANI 062
\2500→\2290
ヤーニス・イヴァノフス「交響曲第5番」、
 ユリス・カールソンスの「1945年」

  イヴァノフス:交響曲第5番
  カールソンス:
   シンフォニー・オーケストラのための音楽《1945年》
ラトビア国立交響楽団
アンドリス・ポーガ(指揮)
 ラトビア建国以来、最大のシンフォニストであり、同国で最も重要な作曲家の1人と称されているヤーニス・イヴァノフス(1906−1983)。
 1945年に作曲された"力強い油絵"のような「交響曲第5番」は、1985年4月14日にユリス・カールソンスの「1945年」と共に、ワシリー・シナイスキーが指揮するラトビア国立響によって初演されています。

 ※録音:2017年5月29日−6月2日、グレート・ギルド・コンサート・ホール(リガ、ラトビア)


SKANI 048
\3290
海外直輸入
世界にはこんなすごい人がまだいるわけか・・・
 ヤニス・イヴァノフスの代表作登場!!!

  ダルツィンス:ピアノ協奏曲第2番
  イヴァノフス:交響曲第20番
レイニス・ザリンシュ(ピアノ)
アンドリス・ポーガ(指揮)
ラトビア国立交響楽団
 「1906年生まれ」という共通点を持ち、共にラトビア音楽院で音楽を学んだ2人のラトビア人作曲家、ヴォルフガング・ダルツィンス(1906−1962)とヤニス・イヴァノフス(1906−1983)。
 ラトビアの高名な作曲家であり重要な音楽評論家でもあった父エミルス・ダルツィンスからモーツァルトに因んで「ヴォルフガング」と名付けられたものの、後に「ラトビアのバルトーク」と称されたダルツィンスの「ピアノ協奏曲第2番」、ラトビアを代表するシンフォニスト、イヴァノフス晩年の作品である「交響曲第20番」がカップリングされています。

 ※録音:2015年、リガ(ラトビア)



 ヤニス・イヴァノフス(Janis Ivanovs、1906年10月9日 - 1983年3月27日)。以前はMARCO POLOから何枚か交響曲のCDが出ていた。

 イヴァノフスは、ラトビアの人口1万人に満たない街プレイリ出身。

 1931年までリガ音楽院でピアノと作曲を学んだ後、1931年よりラトビア放送のラジオ交響楽団で指揮。1963年まで芸術監督を務めた。
 また教育活動にも熱心で、1944年よりリガ音楽院の作曲科の講師となり、1955年には作曲と楽器法の教授となった。
 当然ラトビア音楽界の偉人であり、2度にわたるラトビア共和国 国家賞を受賞のほか、1950年にソビエト連邦国家賞を受賞し、1965年にはソ連人民芸術家の称号も得た。

 このイヴァノフスの音楽は民俗的でロマンティック。
 なのでラトビアの作曲家のなかでは一般的な人気が高い。


 今回の交響曲第20番はイヴァノフスが完成した最後の交響曲。
 昔ラトビアの超マイナー・レーベルを入手して聴いたとき、そのあまりの素晴らしさに感激したことがある。ただ現地在庫はすぐに完売。悔しい思いをした。

 第1、2楽章の重厚さ、深刻さというのは、最晩年に彼がたどり着いた境地か。どこかシベリウスを思わせる箇所がある。
 また、彼は自分の交響曲にラトヴィア東部のラトガーレ地方の民族音楽を高度な水準で引用しているらしいが、ここでの第3楽章の美しさはチャイコフスキーなみ。無防備なまでに美しい。
 そして終楽章での破壊力は、彼の作曲に対する潰えることのないパワーを思い知らされる。

 探せば世界にはこんなすごい人がまだいるわけか・・・


 


SKANI 069
¥2500
楽興の時 〜 アルフレーズ・カルニンシュ:ピアノ作品集
 7つの小品
  〔友の墓のそばで、アルバムのページ、秋の夕べ、
   楽興の時(アレグレット)、
   楽興の時(モデラート、センプリーチェ)、
   楽興の時(アレグロ・モデラート)、
   楽興の時(ライニス氏に)〕/
 7つの詩/4つのカプリチェット/
 アルバム『青春』のための3つの小品
トムス・オストロフスキス(ピアノ)

 ラトビアのアルフレーズ・カルニンシュ(1879−1951)は、作曲家、オルガニスト、指揮者として活動。
 ラトビア初のオペラを作曲、多くのピアノ曲と歌曲を残しました。ラトビアのピアニスト、トムス・オストロフスキスのこのアルバムでは、ラトビアが人口の半分を失った第一次世界大戦という困難な時代の作品が演奏されます。

 ※録音:2018年1月、ラトビア放送スタジオ

 

SKANI 050
¥2500
北風 〜 ラトビアの木管五重奏のための音楽
 イマンツ・ゼムザリス:
  A・カルニンシュの主題による4つの前奏曲、声
   (ソロ・クラリネットのための)
 ペーテリス・プラキディス:
  前奏曲と鼓動、2枚のスケッチ
   (ソロ・オーボエのための)
 ペーテリス・ヴァスクス:
  飛ぶ鳥のための音楽、亡き友の思い出に
カリオン木管五重奏団

 イマンツ・ゼムザリス(1951−)、ペーテリス・プラキディス(1947−)、ペーテリス・ヴァスクス(1946−)、3人の現代ラトビアの作曲家による木管五重奏のための作品集。
 カリオン木管五重奏団は、「深い感情を呼び起こし、心の喜びを与えるシンプルで真摯な音楽。木管五重奏のレパートリーで見つけたもっとも美しいと思う作品」と語っています。

 ※録音:2016年11月1日−4日、ラトビア放送スタジオ

 

SKANI 054
¥2500
自然と魂 〜 ラトビアの合唱作品集
 エミールス・ダールズィンシュ(1875−1910):
  ずっと昔、月の光、倒れた松の木/
 エミールス・メルンガイリス(1874−1954):
  自然と魂、ラトヴィア・レクイエム/
 ヤーニス・ザーリーティス(1884−1943):死の島のゴブレット/
 イェーカブス・グラウビンシュ(1886−1961):森は夜にしずむ/
 ヤーゼプス・ヴィートリス(1863−1948):
  一日が終わる、月はうそをついた、魔法にかけられた森、
  こびとたちとメジャヴェツィス(森の老人)、
  王とキノコ、ダビデはサウルの御前に、太陽の休日
ラトビア放送合唱団
カスパルス・プトニンシュ(指揮)

 バルト三国の1つであるラトビアが世界に誇るハーモニー、ラトビア放送合唱団。それぞれに物語と明確な個性をもち、郷愁を誘う、ラトビアのアカペラ合唱曲コレクション。その美しさは、英グラモフォン誌で「エディターズ・チョイス」に選ばれています。

 ※録音:2016年10月、セント・ジョンズ教会(リガ)





COL LEGNO


COL20308
\2500
カーステン・リーデル&フラヌイ
Fool of Love

 1.When I consider
 2.From you have I been absent
 3.Then let not winter's ragged hand deface
 4.Let me confess
 5.Not from the stars
 6.A woman's face
 7.Mine eye hath played the painter
 8.Is it for fear
 9.Thus is his cheek
 10.When forty winters shall besiege thy brow
 11.So is it not with me
 12.O, how I faint
 13.That thou hast her
 14.Those pretty wrongs
 15.The expense of spirit
 16.Look in thy glass
M.クレーラー&A.シェット編…1-5.8-10.12.14.16
R.ホーフガルトナー編…6-7.11.13.15
カーステン・リーデル(ヴォーカル、ピアノ、エレキギター)
フラヌイ(アンサンブル)

 東チロルの小さな村から斬新な音楽を発信するアンサンブル“フラヌイ”。今作ではドイツを中心に活躍するアレンジャー、作曲家カーステン・リーデルのシェークスピアの詩を用いた曲を演奏。「愚か者の愛」と題されたこのアルバム、曲やヴォーカルはポップスですが、チューバ、バルブ・トロンボーン、クラリネットも含むブラスセクションに、ハープやツィター、ヴァイオリンなどが絡む、バックの凝ったアレンジがたいへん魅力的です。
 録音 2012年5.6月 home music studio, Vienna, Austria
 
 プロモーション動画 https://www.youtube.com/watch?time_continue=6&v=IIQaR4TWGko
 
 

COL20402
\2500
ホイザーマン(1948-):プリペアド・ピアノのための音楽
 1.Kurzer, aber trotzdem sehr lustiger Einklang
 2.Kern der Sache
 3.Senkblei, privaterklarung
 4.Sog wohlprapariert
 5.Lento schubkraft
 6.Einlautung
 7.Jeder ruhende Gegenstand druckt?Pat angem
 8.Diese Radgeschichte
 9.Schwank
 10.Zur Unwucht
 11.Der Kunstler weiss das wohl
 12.Kurzer, aber trotzdem sehr lustiger Ausklang
 13.Do re mi
アンナリーサ・デロッシ(プリペアド・ピアノ)
パナジオティス・イリオプーロス(プリペアド・ピアノ)
イニゴ・ガイナー・ミランダ(プリペアド・ピアノ)
ダニエレ・ピンタウディ(プリペアド・ピアノ)

 騒音、衝動、雷雨…自然現象を思わせる、突然に出現するメロディは全てを飲み込み、そのまま腐敗していくかのような不思議な様相を見せるホイザーマンの音楽。
 彼の世界を表現するために劇場では特別なピアノを4台用意し、4人のピアニストが作品に対峙します。健全なユーモア、知性など様々な感情が込められた音楽が次々に展開します。
  録音 2011年3月 Universitat der Kunste Berlin
 
 

COL20424
\2500
in Between 室内楽作品集
 1.アペルギス(1945-):クラリネット、チェロとピアノのための三重奏曲
 2.フラー(1954-):大気よ
 3.朴泳姫(1945-):銀色に光る波 II
 4.ドナトーニ(1927-2000):セロッキ 70
 5.ドナトーニ:エリー
 6.フェルドマン(1926-1987):3つのクラリネット、チェロとピアノ
 7.イレシュ(1975-):ライツォク III
 8.ブル(1563-1628):イン・ノミネ VI(M.イレシュによるクラリネット、チェロとピアノ編)
 9.アンドレ(1964-):…Als…I
ザビーネ・マイヤー(クラリネット)…6/
ライナー・ヴェーレ(クラリネット)…6
トリオ・キャッチ
【メンバー】
 ボグラルカ・ペシェ(クラリネット&バス・クラリネット)
 エヴァ・ボエシュ(チェロ)/
 ナム・サンヨン(ピアノ)

 アペルギス、ドナトーニ、フェルドマンなど現代音楽好きにはおなじみの名前が並ぶ、トリオ・キャッチによる「現代の」クラリネット三重奏曲集。
 美しい音色とノイズの境界を探るという彼女たちの演奏は、3つの楽器から想像をはるかに超えた響きを引き出すことに成功しています。トラック6のフェルドマンでは名手ザビーネ・マイヤーも加わり、瞑想的な世界を創り上げています。
  録音 Studio Stolberger Strasse 2013年12月18日…1/2013年6月20日…2 2013年11月27-30日…3-5.7 2014年1月13日…6 2014年1月18-19日…8.9
 
 


COL20600
(2SACD Hybrid)
\4200
ルイジ・ノーノ(1924-1990):作品集
【SACD1】
 1-9.Io, Frammento Da Prometeo イオ・プロメテオからの断片(1981)
  カーティア・プラシュカ(ソプラノ)
  ペトラ・ホフマン(ソプラノ)
  モニカ・バリ=イヴェンツ(ソプラノ)
  ロベルト・ファブリツィアーニ(バス・フルート)
  チロ・スカルポーニ(コントラバス・クラリネット)
  ゾリステンコア・フライブルク
【SACD2】
 1-8.Das Atmende Klarsein(1980/1983)
  ロベルト・ファブリツィアーニ(バス・フルート)
  ゾリステンコア・フライブルク

 ルイジ・ノーノが晩年に書いた2つの作品。当時ライヴ・エレクトロニクス作品を集中して作曲していたノーノは、音の性質そのものに着目し、一つ一つの音に対する静寂とを際立たせることに終始するようになります。
 このアルバムには彼の最後のオペラとなった《プロメテオ》と関連のある「イオ、プロメテオからの断章」、「息づく清透 」と訳される"Das Atmende Klarsein"の2曲を収録。
  録音 EXPERIMENTALSTUDIO des SWR,Freiburg
 
 


COL20603
(SACD Hybrid)
\2600
ルイジ・ノーノ(1924-1990):Quando Stanno Morendo
 1."Ha Venido", Canciones Para Silvia
  シルヴィアのための歌「春が来た」(1960)
 2.Donde Estas, Hermano?兄弟よ、どこへ?(1982)
 3.Djamila Boupacha ジャミラよ、朝は近い(1962)
 4.Sara Dolce Tacere それはやさしい沈黙(1960)
 5-13.Quando Stanno Morendo. Diario Polcacco
  死の間近な時(ポーランド日記 第2番)(1982)
アンゲリカ・ルッツ(ソプラノ)…1.3
バーバラ・シュタイン(アルト)…2.4.5-13

ピルミン・グレール(フルート)…5-13
エリック・ボルジール(チェロ)…5-13
マンフレッド・シュライアー(指揮)…1.5-13

デジタル・マスターズ・シュトゥットガルト
ノイエ・ヴォーカルゾリステン・シュトゥットガルト…1-2.3-13

 ノーノの中期から後期にかけての作品集。「それはやさしい沈黙」はノーノの元教師で親友であったブルーノ・マデルナの40歳の誕生日のための作品。
 「シルヴィアのための歌」は彼の娘のための曲など、個人的な目的で書かれた曲も含まれています。
 イタリアの哲学者マッシモ・カッチャーリのテキストによる「死の間近な時(ポーランド日記第2番)」は晩年の静謐な作品。
 21世紀におけるノーノの受容を知る1枚です。
  録音 2002年2月26-28日 Deutschlandfunk Sendesaal
 
 


COL20609
(2SACD Hybrid)
\4200
ヴィンコ・グロボカール(1934-):The Angel Of History 歴史の天使
【SACD1】
 歴史の天使(2000-2004)
  1.Zerfall
  2.Mars
【SACD2】
 歴史の天使
  1.Hoffnung
  2.Les Otages 人質たち(2003)
ファブリース・ボロン(指揮)…歴史の天使
マーティン・ブラビンズ(指揮)…歴史の天使
南西ドイツ放送交響楽団…歴史の天使
アルトゥーロ・タマヨ(指揮)…人質たち
バイエルン放送交響楽団…人質たち

 スロベニア系フランス人の作曲家、トロンボーン奏者グロボカール。型にはまらない作風「extended technique」を取り入れた独自の作品を多数書き、主として実験音楽の分野で知られている人です。
 2004年には70歳の誕生日を祝してサントリーホールで6つの作品が初演されるなど、日本でも人気を獲得しています。
 このアルバムは2004年9月にストラスブールで開催された音楽祭で初演された「歴史の天使」が収録されており、3つの部分で構成された作品は、まるで映画を見ているかのような印象的な音で満たされています。
  録音 :2004年9月16-17日 Strasbourg, Hall of the Tennis Club…歴史の天使 2006年12月1日 Herkulessaal, Munchen…人質たち
 
 

COL20403
\2500
コルッチーノ(1963-):12のスタンザ(2004-2011) アルフォンソ・アルベルティ(ピアノ)
 
 宇宙に散らばった音を集めたようなコルッチーノの「スタンザ(一つのまとまり)」。
 まるでピアノが壊れてしまったかのように聞こえる12の小品は、聴き手の想像力を無限に刺激します。
  録音 2011年7月 ミラノ、リーメン・スタジオ
 
  


COL20404
(2CD)
\3800
サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-):歌劇《マクベス》
【CD1】
 1-4.第1幕 第1場-第4場
 5-6.第2幕 第1場-第2場
【CD2】
 1-2.第3幕 第1場-第2場
 3.間奏曲:La perfidia
 4.第3幕 第3場
 5.終結- Non una traccia
オットー・カッツァメイヤー(バス・バリトン)
アンナ・ラジェイェフスカ(メゾ・ソプラノ)
リチャード・ズーク(テノール)
ソニア・トゥルケッタ(メゾ・ソプラノ)
トーマス・メーネルト(バス)
ヴォーカル・アンサンブル・ノヴァ
クラングフォルム・ウィーン
エヴァン・アレクシス・クリスト(指揮)

 イタリアの作曲家シャリーノの《マクベス》。まばらな音、不穏な沈黙の中から湧き上がる囁き、騒動などが微細に描かれたこの作品は、登場人物たちの心理を巧みに炙り出し、オーケストラが奏でる嵐のような響きも作品を盛り上げるのに一役買っています。
 録音 2011年8月4-5日 Kollegienkirche, Salzburg, Austria
 
 

COL20407
\2500
1-18.エルマー・ランプソン(1952-):Mysterienszenen 神秘的な情景 ヨエル・ガムゾウ(指揮)
国際マーラー管弦楽団のソリストたち
 
 19世紀末ドイツで活躍した神秘主義者ルドルフ・シュタイナーの著書からインスピレーションを受けたというランプソンの作品。
 アルバムタイトル「神秘的な情景」そのままの音。繊細な風を思わせるフルートの調べ、さざめく弦、様々な音が現れては消えていきます。
 録音 2011年9月9-11日 ベルリン ダーレム、イエス・キリスト教会
 
 

COL20409
\2500
エリン・ギー(1974-):マウスピース
 マウスピース IX
  1.I
  2.II
 3.マウスピース(Segment of the 3rd Letter)
 4.マウスピース VII
 5.マウスピース X
 6.マウスピース I
エリン・ギー(ヴォーカル)…1-6

マーティン・ブラビンズ(指揮)…1.2/
ウィーン放送交響楽団…1.2
シメオン・ピロンコフ(指揮)…3/
PHACE(アンサンブル)…3
ヨハネス・カリツケ(指揮)…4.5/
クランクフォルム・ウィーン…4.5

 作曲家、ヴォーカリスト、エリン・ギーの代表作「マウス・ピース」。歌による巧妙な楽器の模倣と溶け合うオーケストラの響きは、聴き手になんとも言えない愉悦感をもたらします。
 トラック6は歌のみ。彼女の魅力がストレートに伝わる瞬間です。
 録音:
 2006年10月8日 ライヴ Helmut-List-Halle Graz, Austria…1.2
 2007年7月 ORF Recording Studio, Vienna, Austria…3
 2005年2月19日 ライヴ Helmut-List-Halle Graz, Austria…4
 2008年4月25日 ライヴ Festsaal Witten, Germany…5
 2006年7月2日 日本 秋吉台国際芸術村…6
 
 

COL20410
\2500
パルシンガー(1970-)/フェネス(1962-):In Four Parts 4つの部分に
 1.第1部
 2.第2部
 3.第3部
 4.第4部
パトリック・パルシンガー(シンセサイザー)
クリスティアン・フェネス(ギター&エレクトロニクス)

 偉大なる先人、ジョン・ケージへのトリビュートとして書かれた作品。ケージの弦楽四重奏曲「In Four Parts」からインスピレーションを受け、その世界をシンセサイザーやエレクトロニクスで再構築したというもので、想像力に満ちた音が飛び交います。
 録音 2012年10月26日 Berio Hall, Wiener Konzerthaus, Vienna, Austria
 




FUGA LIBERA

 
 CypresやMusique en Wallonieなどのレーベルを世界的舞台に押し上げてきたプロデューサー=音楽学者ミシェル・ストッケムが、自身の広範な音楽知識と人脈を全面的に活かすべく2004年に立ち上げたFUGA LIBERA(フーガ・リベラ)
 ストッケムの勇退後一時デジタル・オンリーのリリースが続きましたが、物理アルバムにさらなる可能性を見出し、2017年からはCDリリースを再開。
 ショパン国際コンクールのピリオド楽器部門で華々しい入賞を飾った川口成彦のソロ・アルバムをはじめ、企画性の高いアルバムが続々登場しています。
 フランスが誇る知性派ピアニストのアリス・アデールや古楽集団イル・フォンダメント、ベルギー随一の室内楽集団オクサリスやヘット・コレクティーフがすぐれた新録音を数多くリリースしてきたほか、ヴァルター・ヴェラーやクリスティアン・アルミンク率いるベルギー国立管弦楽団の新録音、エリザベート王妃国際コンクールの入賞者たちの初録音アルバムなども少なくありません。
 才能あるヨーロッパの音楽家たちにに支えられ、クラシックと他のジャンルを取り混ぜて、後期バロックから現代までレパートリーを拡張し、多くのカタログをリリースし続けています。

 


FUG609
\2600
ピアソラ−ピアフ〜弦楽四重奏とバンドネオンによるシャンソンとタンゴ
 ウイリアム・サバティエ(1974-):
  ピアフへのオマージュ Les hommes de Piaf
   1.背に鷲の模様 Avec un aigle sur le dos
   2.あの通りの角から Depuis le coin de la rue la-bas
   3.惚れた男 L’homme qu’elle aimait
   4.おいでよ、だんな! Allez dansez Milord !
   5.兵隊さんの歩み Dans les pas du legionnaire
 6.アストゥール・ピアソラ(1921-1992):4人でタンゴ Four for Tango
 ピアソラ:ファイヴ・タンゴ・センセーションズ Five Tango Sensations
  7.眠り Asleep
  8.愛 Loving
  9.不安 Anxiety
  10.目覚め Despertar
  11.恐怖 Fear
 12.ピアソラ:鮫 Escualo
ウイリアム・サバティエ(バンドネオン)…1-4、7-12
テルプシコルド四重奏団
 
 西洋クラシックの究極的形態の一つといえる弦楽四重奏が、アルゼンチン音楽の結晶バンドネオンと新しい形で融合。
 クロノス・カルテットの依頼でピアソラがまとめた弦楽四重奏とバンドネオンのための唯一の組曲「ファイヴ・タンゴ・センセーションズ」と、両大戦間期を彩った名作群をパラフレーズした「ピアフへのオマージュ」を軸にしたスタイリッシュな仕上がりです。テルプシコルド四重奏団はピリオド楽器によるハイドンやシューベルトの録音でも注目されたジュネーヴのグループ。
 フランスのバンドネオン奏者サバティエは「海の上のピアニスト」の原作者バリッコや「悪童日記」のアゴタ・クリストフらと組んで舞台音楽を手がける一方、Alphaにも録音があるアルゼンチン出身の古楽器系指揮者L.G.アラルコンともタンゴ越境系パフォーマンスを披露する才人。
 多角的な視点あればこその上質の音の重なりが、ミックスとマスタリングを担当する敏腕技師フィリップ・テシエ・デュ・クロによって、本来の魅力そのままに収められています。
  録音:2015年3月17-20日 2016年2月24日(Tr.6) ジュネーヴ、スイス・ロマンド放送スタジオ
 
 


FUG610
(2CD)
\4600
ペレアスの印象
【DISC 1】
 1.ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 Prelude a l’apres-midi d’un faune
 コンスタン:「ペレアスの印象」
  Impressions de Pelleas, d’apres Pelleas et Melisande
   de Claude Debussy et Maurice Maeterlinck
 2.I 彼が、弟のペレアスへ書いてきたところによると…
    Voici ce qu’il ecrit a son frere Pelleas...
 3.II 何処へ連れてこられたか、分からないでしょう?
    Vous ne savez pas ou je vous ai menee ?
 4.III 私の長い髪が敷居を越えて塔の下まで…
    Mes longs cheveux descendent jusqu’au seuil de la tour...
 5.IV 一緒にここに座りましょう… Viens, nous allons nous asseoir ici...
【DISC 2】
 1.V ペレアスは今夜旅立ちます… Pelleas part ce soir…
 2.VI 今夜が最後です… C’est le dernier soir…
 3.VII あなたの声が春の海を渡ったような!…
     On dirait que ta voix a passe sur la mer au printemps ! ...
 4.VIII 私は理由もなく殺してしまった!… J’ai tue sans raison ! ...
 ドビュッシー:白と黒で En blanc et noir
  5.I 無我夢中で Avec emportement
  6.II ゆるやかに 沈痛に Lent. Sombre
  7.III スケルツァンド Scherzando
イング・スピネット&ヤン・ミヒールス
(ピアノ/クリス・マーネ社製平行弦ピアノ)

「ペレアスの印象」
 メリザンド:ロール・ビノン (ソプラノ)
 ペレアス:イヴ・サーレンス (テノール)
 ゴロー:ピエール=イヴ・プリュヴォ (バリトン)
 アルケル:テイル・ファフェイツ (バス)
 ジュヌヴィエーヴ:アンジェリク・ノルデュ (メゾ・ソプラ ノ)
 イニョルド:カミーユ・バウアー (メゾ・ソプラノ)
 
 歴史的ピアノで数々の実績をあげてきたベルギーの名手二人が弾く、『ペレアスとメリザンド』新体験。第一線の古楽器系製作家が手がけた歴史再現型ピアノによる演奏です。
 サティ作品集(ERATO)の指揮者としても知られた作曲家コンスタンが、大胆なカットを施しつつも作品の魅力を削がないようピアノ伴奏版の楽譜を整え、作曲当時のドビュッシーがサロンで親しい友人たちと演奏したであろう縮小版を強く想起させる音作りになっています。
 前後には、ドビュッシー自身の編曲による「牧神の午後への前奏曲」と「白と黒で」という2台ピアノのための作品を収録。
 ダニエル・バレンボイムの提唱で作られた平行弦ピアノの製作者は、ピアノ修復と古楽器コレクションで専門家たちから絶大な信望を集めるベルギーのクリス・マーネ。
 歴史的ピアノでのドビュッシー・アルバムもあるヤン・ミヒールスが経験豊かなデュオ・パートナーと織り上げた、時代感あふれるフランス近代サウンドをどうぞ。
 




MUSO


MU025
\2700
夕べの音楽
 1.ヨハン・タイレ(1646-1724):三声の二重ソナタ
 2-4.ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707):ソナタ ハ長調 BuxWV266
 5-11.フィリップ・ハインリヒ・エルレバッハ (1657-1714):
   ソナタ第5番 変ロ長調 ヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバ、通奏低音のための
 12-16.ディートリヒ・ブクステフーデ:ソナタ ト長調 BuxWV271
 17-21.ヨハン・アダム・ラインケン(1637?-1722):
   「音楽の園」組曲第4番 ニ短調
ドミティユ・ジロン(ヴァイオリン、指揮)
トマ・ソルタニ(チェンバロ、指揮)
アンサンブル・ストラヴァガンツァ(古楽器使用)
 ルイ・クレアック(ヴァイオリン)
 ロバン・ファロ(バス・ガンバ)
 ヴァンサン・モーリス(テオルボ)
 クロエ・セヴェール(ポジティヴ・オルガン)
 
 フランスの若き奏者たちによる「アンサンブル・ストラヴァガンツァ」はCDデビュー前の2011年から相次いでコンクール入賞を果たし、古楽界の話題をさらった俊才集団。
 前作はソプラノをゲストに迎えたカンタータ集でしたが、この4枚目のアルバムでは彼らが得意とする小編成の合奏作品へと回帰、Alphaレーベルでの活躍もめざましい四重奏団ネヴァーマインド(異才チェンバロ奏者ジャン・ロンドーが加わるグループ)でも際立った活躍をみせるルイ・クレアックとロバン・ファロの存在感もきわだちます。
 鍵盤2台をフィーチャーした編成も魅力。タイトルにある「夕べの音楽」とはオルガンの大家ブクステフーデが前任者トゥンダーから受け継いだリューベックの定期演奏会のこと。17世紀北ドイツの華やかな作品の数々が瑞々しいアンサンブルで甦ります。
 録音:2017年10月17-20日 パリ、ボンスクール聖母教会
 
 


MU028
\2700
〜2通りのマスタリングで〜
 ヴィヴァルディ(1678-1741):ヴァイオリン協奏曲集「四季」
 
 1-3./13-15.協奏曲 ホ長調 Op.8-1 RV.269 「春」
  4-6./16-18.協奏曲 ト短調 Op.8-2 RV.315 「夏」
  7-9./19-21.協奏曲 ヘ長調 Op.8-3 RV.293 「秋」
  10-12./22-24.協奏曲 ヘ短調 Op.8-4 RV.297 「冬」
ダニエーレ・オルランド(ソロ・ヴァイオリン/コンサート・マスター)
イ・ソリスティ・アクィラーニ
 
 イタリア・バロックの代名詞といってもよい傑作「四季」には、ヴィヴァルディが生きた時代の自然界にあふれていたさまざまな音、色、匂い…といったものの移ろいがあざやかに反映され、それを通奏低音が添えられた弦楽合奏だけで表現してみせたところにこの作曲家の真骨頂があったと言えるでしょう。
 ピリオド楽器を使った古楽アプローチはその真相を解き明かすのに大きく貢献、今や(ポーランドのショパン協会がフォルテピアノに門戸を開いたのと同じように)ピリオド奏法を柔軟に取り入れつつある本場イタリアの現代楽器奏者たちもまた、そうした音楽史的解釈に無関心ではいられません。
 その流れの最前線をゆくイ・ムジチ合奏団のコンサートマスターA.アンセルミに師事したダニエーレ・オルランドが、自然の景色まで現代生活のなかで変貌しつつある故郷イタリアの「在りし日のすばらしい自然」に思いを馳せながら、古楽アプローチをふまえつつダイナミックな音作りを聴かせる「四季」の最新録音。
 同じ演奏に2種類のマスタリングを施し、かたや本来のままの響きを大切に、かたやロックにも慣れた世代になじみやすいコントラスト強めの音響で仕上げ、聴き比べたり気分に合わせた方を聴いたりできるようにしているのも特徴的です。
  録音:2016年9月 カティニャーノ(イタリア)、サンタ・イレーネ教会
 
 

MU026
\2700
ムッシュ・ブラッサンスのバラード〜
 古楽器の伴奏による、ジョルジュ・ブラッサンス(1921-1981)が歌ったバラード
 1.年月 Le Temps
 2.半羊神 Saturne
 3.お手軽な愛 L’amour facile
 4.おお、哀れな私たち Las que nous somm es miserables
 5.おいで愛しい人よ、共に暮らそう Viens ma mie, viens ma vie
 6.死 La Mort
 7.彼の魂に a son ame
 8.修道女 La religieuse
 9.失恋、俺は捨てられた(アンリ3世の歌) Depite, j’ai quitte Chanson dite d’Henri III
 10.ちょっとした口ずさみやすい歌 Ce petit air badin
 11.三つの音のロマンス Air des 3 notes
 12.四つの歌に続く道 La route aux quatre chansons
 13.言わなきゃいけないことがないのなら Si vous n’avez rien a me dire
 14.息苦しい小さな顔 Minois dont l’aspect suffoque
 15.牡蠣の殻 La coquille d’huitre
 16.酔っ払いとその妻 L’Ivrogne et sa femme
 17.清らかな泉のほとりで Dans l’eau de la claire fontaine
 18.泉から戻ってみると Revenant de la Fontaine
 19.感謝のバラード Ballade de merci
 20.中世気取り Le Moyenageux
レ・リュネジアン
【メンバー】
アルノー・マルゾラティ(歌、芸術監督)
メラニー・フラオー
 (ドゥルツィアン[=ルネサンス・ファゴット]、
 ボンバルド[=ルネサンス・オーボエ]、
 各種リコーダー、19世紀フラジオレット[横笛])
エティエンヌ・マンゴ
 (5弦チェロ、高音ヴィオール、バス・ヴィオール)
エリック・ベロック(アーチリュート、シターン)
 
 シャンソンの世界ではフェレやトレネ、ブレルらと並ぶ大戦後の社会派詩人歌手ジョルジュ・ブラッサンス(1921-1981)は、この世代のフランス人歌手たちがしばしばそうであったように、ロンサールやデポルト、ピロン、ルソー、ユーゴーなどフランス文学史上に名高い文学者たちの作品や伝統歌に強い関心を寄せ、自分の歌でも歌詞としてとりあげていました。
 Alphaレーベルでは19世紀の詩人歌手ベランジェをとりあげるなど、音楽史上の周縁領域を探究してきた古楽歌手アルノー・マルゾラティは、そうした詩の数々が本来的に持っているルネサンス〜バロック期の楽器との相性を活かし、長く多芸派カウンターテナーのドミニク・ヴィスと共演してきたリュート奏者エリック・ベロックらと「古楽アプローチによるブラッサンス・アルバム」を制作。
 15世紀から19世紀にかけての詩人たちの世界を、ブラッサンスの歌と、各詩人たちの生きた時代の楽器を活かしたサウンドで聴かせます。明らかにシャンソン的な歌もあれば古楽然とした佇まいがきわだつ曲もあり、ラルペッジャータの新録音群やAlphaレーベルの白ジャケット・シリーズなど、21世紀型の越境古楽にときめくリスナーにぜひおすすめしたい1枚になっています。
 



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NAXOS



8.573592
\1200
ギター・ガラ・ナイト
 1-4.ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):
  《テルプシコーレ》からの舞曲(1612)
   ロスアンジェルス・ギター四重奏団によるギター四重奏編
 5.ボッケリーニ(1743-1805):弦楽五重奏曲 Op.40-2 G341
  第4楽章「ファンダンゴ」
     ジェレミー・スパークスによるギター四重奏編
 6.ジュリアーニ(1781-1829):協奏的変奏曲 Op.130
 7-9.デール・カヴァナー(1958-):3つの小品(1998)
 10.ファリャ(1876-1946):スペイン舞曲 第1番「はかなき人生」(1905)
   デュオ・グルーバー&マクラーによる2台のギター編
 11-12.ファリャ:バレエ音楽「恋は魔術師」より「魔法の輪」/「火祭りの踊り」
   デュオ・グルーバー&マクラーによる2台のギター編
 13.ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」(1919)より「粉屋の踊り」
   デュオ・グルーバー&マクラーによる2台のギター編
 14.ボロディン(1833-1887):中央アジアの草原より(1880)
   壺井一歩によるギター四重奏編
アマデウス・ギター・デュオ…1-5.6.14
【メンバー】
 デール・カヴァナー(ギター)…7-9
 トーマス・キルヒホフ(ギター)

デュオ・グルーバー&マクラー…1-5.10-14
【メンバー】
 クリスティアン・グルーバー(ギター)
 ペーター・マクラー(ギター)

 「アマデウス・ギター・デュオ」と「デュオ・グルーバー・マクラー」は過去の音楽祭で出会い、以来ずっと友好な関係を築いています。
 お互い、さまざまなジャンルの作品を好んでおり、その得意曲を持ち寄れば素晴らしいコンサートが開催できると考えた彼ら、ギター独奏、2台ギター、4台ギターのための作品を準備し、このジョイント・コンサートが実現しました。
 冒頭は初期バロック時代の作曲家、プレトリウスの典雅な舞曲《テレプシコーレ》で始まり、ボッケリーニのファンダンゴ、ジュリアーニ、演奏家の一人、カヴァナーの作品を経て、情熱的なファリャの作品へと到達します。
 最後のボロディン「中央アジアの草原より」はアレンジャー壷井一歩の編曲。4台のギターそれぞれが活躍する聴きごたえのある編曲が施されています。
  録音 2015年7月8-12日 Wohnhof, Iserlohn, Germany
  
 


8.573934
\1200
イェネ・ヤンドー(ピアノ)
ハイドン(1732-1809):幻想曲 ハ長調、メヌエット集

 1.幻想曲(カプリッチョ) ハ長調 Hob.XVII:4(1789)
 2.アダージョ ト長調 Hob.XVII:22/II(1794)
 3.5つの変奏曲 ニ長調 Hob.XVII:7(1750頃-1755)
 4.12のドイツ舞曲 Hob.IX:12(1792)(鍵盤楽器編)
 5.18のメヌエット集 Hob.IX:20-アリア Hob.XVII:F1(1780頃)
 6.2つの行進曲 Hob.VIII:1-2(1795)(鍵盤楽器編)
 7.12のメヌエット集 Hob.IX:8(1784頃)
イェネ・ヤンドー(ピアノ)

 ハイドンの活躍した18世紀後半は、鍵盤楽器が目覚ましい発展を遂げた時代でもありました。
 ハイドンの鍵盤作品もその変遷に沿って書かれており、初期の頃はチェンバロやクラヴィコードのために、後期の作品はフォルテピアノのために書かれており、使われる音域も少しずつ広がるなど楽器の可能性が存分に追求されています。
 このアルバムには1750年代から1790年代までの作品を収録、もともと鍵盤楽器のための作品だけでなく、ピアノ三重奏曲からの楽章(トラック2)やオーケストラと演奏したメヌエット(トラック4)など多彩な曲が含まれています。
 ヤンドーは小さな曲の一つ一つまで丁寧に心配りした演奏を聴かせます。
  録音 2016年11月3-7日 ハンガリー、ブダペスト フェニックス・スタジオ
 
 

8.573835
\1200
Toccata
エリザ・ネッツァー:ハープ・リサイタル

 1.アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):
   トッカータ 第9番 ト短調(E.ネッツァー編)
 ハチャトゥリアン(1903-1978):
  子供のためのアルバム 第2集(1965)より(V.ドゥローヴァ編)
   2.第3曲:東洋風舞曲
   3.第9曲:トッカータ
 4.パラディシ(1707-1791):鍵盤楽器のためのソナタ 第6番 イ長調(1754)
  -第2楽章:Allegro「トッカータ」(E.ネッツァー編)
 5-6.トゥーリナ(1882-1949):トッカータとフーガ Op.50(1929)(N.ザバレタ編)
 7.アミ・マーヤニ(1936-):トッカータ(1961)
 ヴィルジリオ・モルターリ(1902-1993):Sonatina prodigio-驚異のソナチネ(1939)
  8.第1楽章:Gagriarda ガリアルダ
  9.第2楽章:Canzone カンツォーネ
  10.第3楽章:Toccata トッカータ
 11.ステファン・ホデル(1973-):独奏ハープのためのトッカーレ(2014)
 12-13.ニーノ・ロータ(1911-1979):サラバンドとトッカータ(1945)
エリザ・ネッツァー(ハープ)

 2015年、イタリアのサルッツォで開催された国際ハープ・コンクール「Suoni d'Arpa」の優勝者エリザ・ネッツァーのリサイタル・アルバム。
 「トッカータ」と題されたこの1枚には、アレッサンドロ・スカルラッティからニーノ・ロータまで幅広い時代のトッカータが収録されています。
 華麗な技巧を要するスカルラッティの曲、東洋的な響きに加え、時にはハープを打楽器のようにも使うハチャトゥリアンのトッカータをはじめ、名手サバレタがハープ用に編曲したトゥーリナの「トッカータとフーガ」、ネッツァーのために書かれたホデルの「トッカーレ」など楽器の可能性を極限まで追求した、美しく刺激的な作品9曲が並んでいます。
 録音 Auditorium Steiner,Origlio Switzerland 2015年3月20-22日…1-10 2015年4月25日…11-13
 
 


8.573887
\1200
オンスロウ(1784-1853):弦楽五重奏曲集 第3集
 弦楽五重奏曲 第28番 ト短調 Op.72(1847頃)
  1.第1楽章:Adagio non troppo-Allegro moderat
  2.第2楽章:Adagio, molto cantabil
  3.第3楽章:Menuet
  4.第4楽章:Finale
 弦楽五重奏曲 第29番 変ホ長調 Op.73(1847頃)
  5.第1楽章:Allegro moderato
  6.第2楽章:Larghetto doloroso
  7.第3楽章:Scherzo
  8.第4楽章:Finale:Vivace
世界初録音
エラン五重奏団
【メンバー】
 ベンジャミン・シェーラー・クェサダ(第1ヴァイオリン)
 リリア・イアンコヴィチ(第2ヴァイオリン)
 ジュティア・フー(ヴィオラ)
 サルヴァドール・ボロン(チェロ)
 マシュー・ベーカー(コントラバス)

 古典派からロマン派への橋渡し的存在として知られる作曲家オンスロウ。若い頃、狩に出かけた際に事故で聴力を失ったにもかかわらず、4曲の交響曲をはじめ、室内楽を中心に数多くの作品を残したことで知られています。
 とりわけ弦楽の作品とは親和性が高く、弦楽四重奏曲や弦楽五重奏曲は30を超える作品が書かれています。
 このアルバムには2曲の弦楽五重奏曲を収録。どちらもコントラバスの低音がうまく用いられており、音色に深みが出ています。
 1847年頃に書かれた第28番はメンデルスゾーンの影響も感じられる充実した作品で、第2楽章のアダージョの美しさが聴きどころです。第29番はシューベルトを思わせる、突然の転調が見事な作品。憂愁漂うラルゲットは完全にロマン派の音楽です。
 録音 2017年10月26-29日 Sociedad Ateneo Musical del Puerto, Valencia, Spain
  
 


8.573923
\1200
ブラジルの印象
ヴァイオリンとピアノのための音楽

 セザル・ゲーハ=ペイシェ(1914-1993):
  ヴァイオリンとピアノのための3つの小品(1957)
   1.第1番:Baiao 舞曲
   2.第2番:Reza de defunto 死への祈り
   3.第3番:Toque je-je ほほえみのゲーム
 モザルト・カマルゴ・グァルニエリ(1907-1993):
  ヴァイオリン・ソナタ 第4番(1956)
   4.第1楽章:Energico ma espressivo
   5.第2楽章:Intimo
   6.第3楽章:Allegro appassionato
 レア・フレイレ(1957-):3つの歌(2005-2007)(F.アンデレッジ&E.リベイロ編)
  7.Brincando com Theo テオとの祈り
  8.Copenhague コペンハーゲン
  9.Mamulengo マムレンゴ
 ヴィラ=ロボス(1887-1959):O Martirio dos Inseto
   昆虫の殉教(1925)(ヴァイオリンとピアノ編)
  10.A cigarra no Inverno 冬のセミ
  11.O Vagalume na Claridade 光の中のホタル
  12.Mariposa na luz 炎の中の蛾
 エルナーニ・アギアル(1950-):メロリトミアス 第4番(1987)
  13.第1楽章:Allegro
  14.第2楽章:Lento
  15.第3楽章:Tempo de Frevo
 16.エドゥムンド・ビラーニ=コルテス(1930-):Aguas Claras 澄んだ水
 17.ラダメス・グナッターリ(1906-1988):Flor da Noite 夜の花
フランチェスカ・アンデレッジ(ヴァイオリン)
エリカ・リベイロ(ピアノ)…1-12.16.17
 
 「ブラジルの印象」と題されたこのアルバムには、伝統的なスタイルによる曲やネオ・ロマン主義、モダニズム、そしてジャズ、ボサノヴァやショーロ、フレボ、サンバなどの民族主義による様々な作品が収録されています。
 これは2015年にヴァイオリニスト、アンデレッジが2週間、ブラジルでツアーを行い、地元のミュージシャンと交流を持ちインスパイアされたことから生まれたもので、ピアニスト、エリカ・リベイロもこのツアーに参加、以降、アンデレッジとリベイロは良いコラボレーション関係を結ぶこととなりました。
 ヴィラ=ロボス以外は、ほとんど日本で名前を知られていない作曲家たちですが、どの曲も活気に満ちた楽しさを備えています。
  録音 USA ミネソタ、ノースフィールド     セイント・オラフ・カレッジ、ウルネス・リサイタル・ホール 2017年1月23-24日…1-12.16.17 2017年10月18日…13-15
 
 

8.559851
\1200
マシュー・クエール(1976-):弦楽四重奏曲集 第1番-第3番
 1-4.弦楽四重奏曲 第1番(2005)
 5.弦楽四重奏曲 第2番“Sweet Insanity”甘い狂気(2006)
 6-18.弦楽四重奏曲 第3番(2016)

世界初録音
アヴァロン弦楽四重奏団
【メンバー】
 ブレイズ・マグニエーレ(第1ヴァイオリン)
 マリー・ウォン(第2ヴァイオリン)
 アンソニー・デヴロイエ(ヴィオラ)
 リー・チェンフー(チェロ)

 弦楽四重奏という形式の中で何ができるかについて、ずっと考えていたという作曲家クエール。彼にとって、この問題はかなり重要であり、奏者たちの親密さや各々のニュアンスを大切にしながら、作曲家の内面的な声を反映されることが問題解決につながるのではと思い至ったようです。
 このアルバムにはクエールが20歳半ばに取り組んだというノスタルジックな雰囲気を持つ第1番、実験的で感覚的な音で満たされた第2番、13の短い楽章で構成され、40歳の時に作曲された、多彩な作品からの引用が含まれた第3番の3曲が収録されており、クエールの作風の変遷を見ることができます。
 録音 2016年5月25-27日 USA イリノイ州 ノーザン・イリノイ大学、ブーテル・メモリアル・コンサート・ホール
 
 


8.579031
\1200
リトアニア、ヴィリニュスに生まれた
 ロムアルト・トヴァルドフスキ(1930-):
 ヴァイオリン協奏曲、スペイン風幻想曲 他 

  スペイン風幻想曲(1984)(ヴァイオリンとオーケストラ編)
   1.第1楽章:Improvisacion インプロヴィゼーション
   2.第2楽章:Danza 舞曲
  セレナード(2003)-弦楽オーケストラのための
   3.第1楽章:Allegro non troppo
   4.第2楽章:Andante espressivo
   5.第3楽章:Con brio
  ヴァイオリン協奏曲(2006)
   6.第1楽章:Grave - Piu mosso
   7.第2楽章:Andante
   8.第3楽章:Allegro deciso
  9.ニグニム「ハシディムの旋律」(1991)-
    独奏ヴァイオリンとオーケストラのための
  10.カプリッチョ・イン・ブルー「ジョージ・ガーシュウィンの思い出に」(1979)
     -独奏ヴァイオリンとオーケストラのための
キンガ・アウグスティン(ヴァイオリン)…1-2.6-10

マリウシュ・スモリー(指揮)
トルン交響楽団

 リトアニア、ヴィリニュスに生まれた作曲家トヴァルドフスキの作品集。ナディア・ブーランジェに学び、モダンなスタイルを身に着けた彼は、伝統と現代を融合させた音楽を書きました。このアルバムではヴァイオリンのための作品を中心に聴くことができますが、どれも民族的な要素と洒落っ気を湛えた「隠れた傑作」と言えるでしょう。「スペイン風幻想曲」は彼がスペイン滞在中に吸収した音を再現、ニグニムはユダヤの旋律、「カプリッチョ・イン・ブルー」はタイトル通りガーシュウインへのオマージュとなっています。ポーランド出身で、ニューヨークで活躍するヴァイオリニスト、アウグスティンは母国の作曲家の研究家でもあり、トヴァルドフスキの作品にも強く魅了されているといい、ここでも共感に満ちた演奏を披露しています。
 録音 2017年12月19-22日 ポーランド、トルン カロル・シマノフスキ ZSMホール
 
 

8.573795
\1200
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):鍵盤のためのソナタ全集 第21集
 1.ソナタ 変ロ長調 K.202/L.498/P.173
 2.ソナタ ヘ長調 K.276/L.Supp.20/P.433
 3.ソナタ イ短調 K.110/L.469/P.129
 4.ソナタ イ長調 K.268/L.41/P.369
 5.ソナタ ニ短調 K.34/L.Supp.7/P.15
 6.ソナタ ヘ長調 K.168/L.280/P.182
 7.ソナタ ハ短調 K.84/L.10/P.45
 8.ソナタ ト長調 K.290/L.85/P.396
 9.ソナタ ト長調 K.91/L.176/P.11
 10.ソナタ ハ長調 K.143/L.?/P.267
 11.ソナタ 変ホ長調 K.51/L.20/P.151
 12.ソナタ ト短調 K.60/L.13/P.29
 13.ソナタ ヘ長調 K.2/L.388/P.58
 14.ソナタ ホ長調 K.194/L.28/P.479
 15.ソナタ ハ短調 K.129/L.460/P.148
 16.ソナタ ハ長調 K.250/L.174/P.461
 17.ソナタ ヘ長調 K.78./L.75/P.26
リ・ソヨン・ケイト(ピアノ)

 ナポリで生まれたドメニコ・スカルラッティは、父アレッサンドロに倣い、多彩なジャンルの作品を書きました。
 その中でも現在愛奏されているのが555曲に及ぶ鍵盤のためのソナタ集です。これらは本来、スペイン王妃マリア・バルバラのチェンバロの練習曲として作曲されたものと考えられており、作曲順も年代もはっきりわかっていません。
 各々は現代のようなソナタの形式を持つことはなく、ほとんどが単一楽章、二部形式による短い曲でありながら、大胆な転調や和声的豊かさを持つことが特徴です。
 前述の通り、チェンバロのために書かれていますが、現代のピアノで演奏すると、技術的困難さも含め(鍵盤が当時よりも重い)また違った面白さを体感できるのが特徴です。
 今回17曲のソナタを演奏しているのは、韓国出身のリ・ソヨン・ケイト。音色の美しさが持ち味です。
 録音 2017年1月3-4日 カナダ オンタリオ、キング、カントリー・デイ・スクール、パフォーミング・アーツ・センター
 
 


8.579030
\1200
ジョージア(元グルジア)生まれ
 アザラシヴィリ(1936-):Days Go By
  チェロとピアノのための作品全集

 1.チェロ・ソナタ 第1番(1961-1999)(2005年 N.ヴァツァーゼ編)
 2-5.チェロ・ソナタ 第2番(1976)
 チェロとピアノのための5つの前奏曲(2006)
  6.第1番:Andantino
  7.第2番:Allegro
  8.第3番:Tempo di valse
  9.第4番:Largo
 10.第5番:Allegro moderato
 11.チェロとピアノのための前奏曲(1976)・・・世界初録音
 12.ノスタルジー(1991)-Andante(2003年 V.アザラシヴィリによるチェロとピアノ編)
・・・世界初録音
 13.ノクターン(1987)-Andante cantabile(2001年 V.アザラシヴィリによるチェロとピアノ編)
 14.Days Go By デイズ・ゴー・バイ(1969)-Andante(2017年 A.スレイマンによるチェロとピアノ編)
 15.センチメンタル・タンゴ(1972)-Tempo di Tango(2001年 V.アザラシヴィリによるチェロとピアノ編)
    
・・・世界初録音
アレクサンドル・スレイマン(チェロ)
イルマ・イサカーゼ(ピアノ)

 1936年、ジョージア(元グルジア)生まれのアザラシヴィリ。戦後「ソビエト現代音楽」の発展に尽くした一人であり、最近、いくつかの作品が演奏会で取り上げられたことで、にわかに注目が集まっている作曲家です。
 作風はモダンな響きを取り入れてはいるものの、決して前衛的になることはなく、コーカサスとグルジア民謡を取り入れた郷愁溢れるユニークな作品を書き続け、常に独自の世界を作り上げることで知られています。
 このアルバムにはアザラシヴィリのチェロとピアノのための作品のすべてを収録。学生時代に構想された「チェロ・ソナタ第1番」や、映画のために書かれた「センチメンタル・タンゴ」、印象的なフレーズが散りばめられた「5つの前奏曲」など40年以上に渡って作曲された、色とりどりの作品を聴くことができます。
 録音 2017年7月8-9日 ドイツ ノイトラウプリング、シュタッドハレ
 
 


8.573872
\1200
コジェルフ(1747-1818):交響曲集 第2集
 交響曲 ヘ長調 PosK I:4
  1.第1楽章:Allegro molto
  2.第2楽章:Poco adagio
  3.第3楽章:Menuetto: Allegretto
  4.第4楽章:Presto
 交響曲 ニ長調 PosK I:1
  5.第1楽章:Allegro
  6.第2楽章:Andante
  7.第3楽章:Rondo: Andantino
 交響曲 ト長調 PosK I:8
  8.第1楽章:Allegro molto
  9.第2楽章:Poco adagio
  10.第3楽章:Menuetto: Allegretto
  11.第4楽章:Presto con fuoco
 交響曲 ニ長調 PosK I:D3
  12.第1楽章:Allegro con brio
  13.第2楽章:Andante
  14.第3楽章:Allegro
マレク・シュティレツ(指揮)
チェコ国立室内管弦楽団パルドビツェ
ジリナ・ドヴォラコーヴァ(チェンバロ)
 
 18世紀半ばのウィーンはヨーロッパにおける音楽の中心地。才能ある音楽家たちは挙ってウィーンにやってきて活躍しました。ボヘミア出身のコジェルフもその一人で、バレエ音楽の作曲家としてプラハで名を上げてからウィーンに移住。ピアノの腕を磨いてオーストリア帝室音楽教師となり、のちには楽譜出版業も手掛けるなど大成功を収めることとなりました。
 残された作品は数多く、出世作であったバレエ音楽のほかに、交響曲、室内楽曲や鍵盤のためのソナタなど多岐に渡ります。
 交響曲シリーズの第2集となるこのアルバムには4曲が収録されていますが、どれも最新の研究結果に基づく録音であり、第1集(8.573627)とともに研究者にとっては貴重な資料でもあります。
 ハイドンからシューベルトへと繋がる古典派とロマン派の過渡期を知る絶好の1枚です。
  録音 2017年8月28日-9月1日 チェコ パルドビツェ、音楽の家
 
 


8.573653
\1200
モイゼス(1906-1984):交響曲 第7番&第8番
 交響曲 第7番 Op.50(1954-1955)
  1.第1楽章:Pastorale
  2.第2楽章:Scherzo
  3.第3楽章:Largo
  4.第4楽章:Finale: Allegro tempestoso
 交響曲 第8番「1968年8月21日」Op.64(1968-1969)
  5.第1楽章:Tranquillo
  6.第2楽章:Allegro molto
  7.第3楽章:Lento un poco tenuto - Allegro ma non troppo
ラディスラフ・スロヴァーク(指揮)
スロヴァーク放送交響楽団
 
 チェコスロヴァキアで高名な音楽指導者の息子として生まれたモイゼス。以前MARCO POLOから発売されていた「交響曲全集」の復刻シリーズ、第4弾は中期の傑作、交響曲第7番と第8番の組み合わせです。
 彼の交響曲の中で最も大きな規模を持つ第8番は1955-56年の作品。若くして亡くなったモイゼスの娘マルタの思い出に捧げられています。牧歌的な第1楽章はスロバキア民謡に由来する旋律が印象的。曲の中心となる第3楽章の瞑想的な美しさを経て、終楽章は運命に打ち勝つ強さを描いています。
 その14年後に書かれた第8番はショスタコーヴィチを思わせる重い作品。悲しみと嘆きを乗り越えて、最後は壮大なフィナーレで幕を閉じます。
  録音 ブラティスラヴァ スロヴァーク放送、コンサート・ホール 1990年4月2-8日…1-4 1994年12月2-4日…5-7
  MALCO POLO 8.225091からの移行盤

 
 

8.573945
\1200
期待の新進演奏家シリーズ/ワン・チャン(ピアノ)
 1.ラヴェル(1875-1937):水の戯れ(1901)
 ボルコム(1938-):12の新しいエテュード(1986)
  2.第3巻:第8番「ラグ・インファナル」
  3.第4巻:第12番「愛の讃歌」
 バルトーク(1881-1945):戸外にて BB89,Sz.81
  4.第1曲:笛と太鼓
  5.第2曲:舟歌
  6.第3曲:ミュゼット
  7.第4曲:夜の音楽
  8.第5曲:狩
 ボニン・デ・ゴンゴーラ(1970-):ハエンの幻想曲(2016)
  9.第1曲:スケルツォ
  10.第2曲:インテルメッツォ
  11.第3曲:変奏 第1-第5
 ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
  12.第1楽章:Allegramente
  13.第2楽章:Adagio assai
  14.第3楽章:Presto
ワン・チャン(ピアノ)

ポール・マン(指揮)
グラナダ市立管弦楽団
 
 2017年に開催された「第59回ハエン国際ピアノ・コンクール」で優勝した中国のピアニスト、ワン・チャンの記念リサイタルを収録したアルバム。
 ラヴェルで始まりラヴェルで終わるという洒落た選曲で構成された1枚からは、彼の溢れ出る才能が伝わってきます。ハエンのコンクールでは、毎年必ず新作が演奏されますが、2017年の新作は1970年マドリッド生まれのボニン・デ・ゴンゴーラの「ハエンの幻想曲」。ベートーヴェンのソナタを思わせる古典的な作品ですが、旋律の素材はすべてハエンの伝統的な民族音楽に基づいており、このコンクールの課題曲にふさわしいものとなっています。
 優勝記念としてコンクール直後に収録されたラヴェルの協奏曲では、彼が持つ技巧と音楽性、主張が惜しみなく披露された情熱的な演奏を聴くことができます。
  録音 :2017年4月28日 ライヴ…12-14 2017年5月1日 ライヴ…1-11 スペイン ハエン、インファンタ・レオノール劇場
 
 


8.573831
\1200
マルクス(1882-1964):管弦楽作品集 第1集
 《自然三部作》
  1.交響的夜曲(1922)
  2.牧歌(牧歌的な第4のコンチェルティーノ)(1925)
  3.春の歌(1925)
スティーヴン・スローアン(指揮)
ボーフム交響楽団

 オーストリアで生まれ、若いころから作曲を始めたというヨーゼフ・マルクス。大学で法学を学ぶも、音楽への興味が尽きることなく、平行して作曲を続け、作曲家、音楽評論家として名を上げ、ウィーン大学、ウィーン音楽アカデミーで後進の指導にあたりました。
 一時期はトルコの民族音楽の研究にいそしむなど、生涯に渡ってオーストリアの音楽文化をリードし、70歳の誕生日には後のオーストリア大統領、フランツ・ジョナスから賛辞の手紙を受け取るほどに名声を確立したマルクスですが、残念なことに彼の作品は、死後ほとんど演奏されることはありませんでした。
 確かに彼の作品は、革新的な「新ウィーン楽派」の中では時代遅れだったかもしれません。しかし、この《自然三部作》などの優れたオーケストレーションから生まれる美しい響きは、コルンゴルトやシュレーカーの作品に比べ、まったく遜色のないものと言えるでしょう。
 録音 2002年6月11-15日 ドイツ ハム、マキシミシアンパーク
 ASV CDDCA1137からの移行盤
  
 


8.573909
\1200
マイール(1763-1845):モテット 第2集
 1.Litaniae lauretanae
   元后のためのリタニア イ長調(I-BGc 22/1)(1825頃)
 2.Salve Regina
   元后あわれみの母 ヘ長調(I-BGc 307/1)(1820頃)
 3.Salve Regina
   元后あわれみの母 ヘ長調(I-BGc 307/2)(1810頃)
 4.O virgo immaculata 純潔なる聖処女(I-BGc 59/8)(1800頃)
 5.Regina coeli
   天の女王 変ロ長調(I-BGc 307/8)(1800頃)
 6.Salve Regina
   元后あわれみの母 ヘ長調(I-BGc 307/5)(1810頃)
 7.Salve Regina
   元后あわれみの母 変ロ長調(I-BGc 307/3)(1830頃)
 8.Laudem volo cantitare われは賞賛を歌う 変ロ長調(I-BGc 59/7)(1820頃)
 9.Ave Regina coelorum 幸いなるかな天の女王 変ホ長調
  (I-BGc 307/10)(1830頃)
アンドレア・ローレン・ブラウン(ソプラノ)…1.3.6.9
ヨハンナ・クレーデル(アルト)…1.9
マルクス・シェーファー(テノール)…1.5.5.7.9
ダニエル・オコア(バス)…1.2.8.9
ジモン・マイール合唱団…1
【合唱団内ソリスト】
アンナ・フェイス(ソプラノ)…2.9
ヴェロニカ・サマー(アルト)…2.9
クリストフ・ローゼンバウム(テノール)…9
ニクラス・マリマン(バス)…2.9
コンチェルト・デ・バッスス…1-2.7-9
ヴィルトゥオージ・イタリアーニ…3-6

フランツ・ハウク(指揮)

 指揮者フランツ・ハウクが精力的に演奏を重ねる作曲家ジモン・マイールの作品。モーツァルトより7歳若く、ベートーヴェンより7歳年上のマイールは当時としては長命を保ったため、作風はハイドンやケルビーニ、ロッシーニまでの影響を受けています。
 作品は明快な構成を持ち、高度に熟練した技術によって書かれており、21世紀になって彼の教会音楽やオペラなど次々に作品が演奏されたことで大きな注目が集まっています。
 今回のアルバムに収録されているのはモテットで、第1集(8.573811)に続く第2集となり、全てが世界初録音という貴重なもの。ほとんどの曲について、作曲年代の詳細はわかっていませんが、資料によると恐らく1800年〜1830年頃に書かれたとされています。
 この時代のマイールはレンツィの後継者としてベルガモ大聖堂の終身教会楽長に就任、この地の音楽界の中心人物として活躍しており、作品にも輝かしい力が溢れています。
  録音 ドイツ、インゴルシュタット、アザムキルヒェ・マリア・デ・ヴィクトリア 2014年4月23-26日…3-6 2017年6月5-8日…1-2.7-9

 

モテット 第1集


8.573811
\1200
マイール(1763-1848):ヴェネツィアの独唱モテット集
 1.Regina coeli 天の女王 ト長調(1795頃)
 2-4.Exsurge, anima わが魂よ、目覚めよ ニ長調(1793)
 5.Salve Regina 元后あわれみの母 ヘ長調(1800頃)
 6-9.Me miserum, quid hoc 悲しいかな ハ短調(1799)
 10.Salve Regina 元后あわれみの母 変ロ長調(1802頃)
 11-14.O Deus, quot me circumdant 神よ、私は周りにいる 変ホ長調(1791)
 15.Salve Regina 元后あわれみの母 ハ長調(1798)
 16.Qual colpa eterno Dio 永遠の不義の神 ハ短調(1795頃)
世界初録音
アンドレア・ローレン・ブラウン(ソプラノ)…1-9.11-15
マルクス・シェーファー(テノール)…10.16
ヴァージル・ミショック(バス)…5

フランツ・ハウク(指揮)
ヴィルトゥオージ・イタリアーニ(ピリオド楽器使用)

 18世紀に活躍したフルート奏者ヨアヒム・クヴァンツが自身の論文の中で、イタリアのモテットについて簡単な定義を記していました。
 それによると「宗教的な内容のラテン語による2曲のアリアとレチタティーヴォ、最後はハレルヤ(神を讃えよ)で締めくくられる」とされていますが、実際にはレチタティーヴォが省略されたり、アリアが増やされたりと形は様々です。
 代表的な作品はモーツァルトの「エクスルターテ・ユビラーテ K165」ですが、他にもたくさんの作品は存在しています。

 このマイールのモテットもその様式によって書かれており、作品の多くはヴェネツィアのオスペダーレ(慈善養育院)で暮らす女子たちのために作られました。
 マイールは各々の歌手たちの声のために細かい調整を行ったため、彼の作品は歌手たちの間で高い人気を誇っていたようです。
 ただし、最後に置かれたハ短調のモテットは、他作品を圧倒する迫力と暗さを持ち、後半は若干明るくなるとは言え、神を賛美するハレルヤもありません。マイールの研究家ハウクによる渾身の演奏です。

  録音 2014年4月23-26日 Asamkirche Maria de Victoria, Ingolstadt, Germany



ヨハン・ジモン・マイール(1763年6月14日 - 1845年12月2日)は、イタリアで活躍したドイツ人作曲家。

バイエルン選帝侯領オーバーバイエルンのメンドルフに生まれ、インゴルトシュタット大学で神学を学ぶ。
1787年からイタリアに留学、インゴルトシュタット大学在学中から、バイエルンの名士アダム・ヴァイスハウプトと親交があり、音楽美学において、フランス啓蒙思想の理念に強く影響された。

イタリアではカルロ・レンツィやフェルディナンド・ベルトーニらに入門した。
1802年にベルガモに移り、レンツィの後継者としてベルガモ大聖堂の終身教会楽長に就任、同地の音楽界の中心人物となり、演奏会を組織して、ベートーヴェンの作品を紹介した。
門人にドニゼッティらがいる。晩年までに失明した。

残された作品に、約70曲のオペラなどがある。





8.573782
\1200
マイール(1763-1845):ミゼレーレ ト短調(1800頃)
 1.Miserere mei Deus-神よ、あわれみたまえ
 2.Amplius lava me, Deus-神よ、われらの罪を浄めたまえ
 3.Tibi soli peccavi-われは罪をおかした
 4.Asperges me-われを浄めたまえ
 5.Averte faciam-あなたの顔をそむけたまえ
 6.Docebo-われは方法を教える
 7.Domine, labia mea-主よ、われの口を開きたまえ
 8.Sacrificium Deo-神への犠牲
 9.Benigne fac-契約
 10.Tunc acceptabis-祭壇の上に
 11.Litaniae Lauretanae-ロレトの連祷 ト短調(1800頃)
世界初録音
アンドラ・ローレン・ブラウン(ソプラノ)
ユン・ジェウォン(ソプラノ)
テレサ・ホルツハウザー(アルト)
マルクス・シェーファー(テノール)
ローベルト・セリアー(テノール)
イェンス・ハマン(バス)
ヴァージル・ミショク(バス)

フランツ・ハウク(指揮)
ヴィルトゥオージ・イタリアーニ
コンチェルト・デ・バッスス
ジモン・マイール合唱団
バイエルン国立歌劇場合唱団のメンバー

 ドイツで生まれ、イタリアで活躍した古典派の作曲家ジモン・マイール。
 マイールはベルガモのサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂の終身教会楽長に就任しましたが、その時にはすでに「教会音楽の大家」としてヴェネツィアで高く尊敬されていました。
 この「ミゼレーレ-あわれみたまえ」と「ロレトの連祷」はこの時期に作曲されたものと推測されます。「ミゼレーレ」は合唱とソロとの親密な対話を包む、控え目ながらも美しいオーケストラ伴奏が特徴の大作。「ロレトの連祷」は全編悲痛な表情が貫かれた悲し気な作品です。

 録音 2014年4月7-11日…1-10 2014年4月26日…11 Asam Church Maria de Victoria, Ingolstadt,Germany Total Playing Time:57'45"


8.573781
\1200
マイール(1763-1845):スターバト・マーテル ヘ短調 他
 スターバト・マーテル ヘ短調
  1.第1曲:Stabat mater 悲しみの母は立っていた
  2.第2曲:O quam tristis ああ、なんと悲しく、打ちのめされたことか
  3.第3曲:Quis est homo 涙をこぼさないものがあるだろうか
  4.第4曲:Pro peccatis その民の罪のために
  5.第5曲:Eja mater さあ、御母 よ
  6.第6曲:Sancta mater 聖なる母よ
  7.第7曲:Inflammatus 怒りの火によって
  8.第8曲: Quando corpus 肉体が滅びるときには
アンドレア・ローレン・ブラウン(ソプラノ)…10
ユン・ジェウォン(ソプラノ)…1-9
テレサ・ホルツハウザー(アルト)…1-10
マルクス・シェーファー(テノール)…10
ロベルト・ゼリアー(テノール)…1-9
イェンス・ハーマン(バス)…1-9
ヴァージル・ミショク(バス)…10
フランツ・ハウク(指揮)
ジモン・マイール合唱団…1-8.10
バイエルン国立歌劇場合唱団ノメンバー…1-8.10
イ・ヴィルトゥオージ・イタリアーニ…10
コンチェルト・バッスス…1-9

 13世紀に生まれたスターバト・マーテル(悲しみの聖母)は、17世紀から18世紀にかけてイタリアと南ドイツを中心に数多くの作曲家がこの悲痛な詩に曲を付けています。とりわけ有名なのはペルゴレージやロッシーニの作品であり、19世紀にはドヴォルザークやシマノフスキ、20世紀にはペルト、ペンデレツキら、数多くの名作が生まれています。

このマイールの「スターバト・マーテル」は一部が失われていますが、マイール研究家ハウクの手によって、不足している部分が埋められています。マイール自身はこの作品を気に入っており、後のレクイエムでも一部が転用されているなど、折りに触れこの作品に手を加えていたようです。悲痛な内容でありながらも、全体的に明るさに満ちており、最後に置かれた賛美歌はとりわけ清冽な美しさを湛えています

 録音 Asamkirche Maria de Victoria, Ingolstadt, Germany 2014年4月7-11日…1-9 2014年4月26日…10 Total Playing Time:59'55"




 

TEMPRERAMENTS


 フランス放送が 1995年、 ベルギーにほど近いピカルディ地方(ジョスカン・デプレやジャン・ムートンなど数多くのフランス=フランドル楽派を輩出した地域)の協力を得て、古都ティエラシュの歴史的オルガンを使った5枚組アルバムを制作したのがTemperaments(テンペラマン)レーベルの始まりでした。
 以後アンドレ・イゾワールをはじめ、マルタン・ジェステール、フレデリク・デザンクロ、小糸恵といった世界的に知られたオルガン奏者たちが名盤を連発。フランスにおける歴史的オルガン復興の流れとあいまって、同国屈指のオルガン専門レーベルへと急成長を遂げました。
 ルネサンスからバロックをへて近代に至るフランス・オルガン音楽史上の重要作や知られざる傑作に出会える優秀録音で注目されています。
 単体アルバムがめったにない重要作曲家の音源もあり、欧州最前線のレビュー誌で高い評価を得たアルバムも少なくありません。近年ではパッケージデザインも一新、その重要性にあらためて注目したいレーベルです。
 


TEM316061
(2CD)
\4600
ニコラ・ド・グリニー(1672-1703):
 ミサと教会年の主な祝日の賛美歌からなるオルガン曲集 第1巻

 【DISC 1】 ミサ曲
 キリエ
  1.1er Kyrie en taille, a 5
  2.Fugue a 5, qui renferme le chant du Kyrie (3e Kyrie)
  3.Cromorne en taille a 2 parties (2e Christe)
  4.Trio en dialogue (1er Kyrie)
  5.Dialogue sur les grands jeux (dernier Kyrie)
 グローリア
  6.Et in terra Pax a 5
  7.Fugue (Benedicimus te)
  8.Duo. (Glorificamus te)
  9.Basse de Tompette ou de Cromorne
  10.Recit de Recit de tierce en Taille
        (Domine Deus, Agnus Dei,Filius Patris)
  11.Dialogue (Qui tollis peccata mundi, suscipe deprecationem nostram)
  12.Fugue a 5 (Quojiam tu solus sanctus)
  13.Trio (Tu solus altissimus, Jesu Christe)
  14.Dialogue (In gloria dei Patris. Amen)
  15.Offertoire sue les Grands Jeux
 サンクトゥス
  16.Premier Sancus en taille a 5
  17.Fugue, (Sanctus, Dominus Deus Sabbaoth)
  18.Recit de Tierce pour le Benedictus
  19.Dialogue de flutes pour l’elevation
 アニュス・デイ
  20.Premier Agnus
  21.Dialogue (3e Agnus)
  22.Dialogue a 2 Tailles de Cromorne
      et 2 Dessus de Cornet pour laCommunion
  23.Plein Jeu (Deo Gratias)
【DISC 2】 讃美歌集
 「来たり給え、創造主なる聖霊よ」
  1.Veni Creator, en Taille a 5
  2.Fugue a 5 (Qui paracletus diceris)
  3.Duo. (Accende lumen sensibus)
  4.Recit de Cromorne
        (Per te sciamus da Patrem)
 5.Dialogue sur les Grands Jeux (Amen)
  「舌もて語らしめよ(パンジェ・リングァ)」
 6.Pange lingu, en Taille a 5
 7.Fugue a 5 (In supremae nocte coenae)
 8.Recit du Chant de l’Hymne precedent. (Tantum ergo sacramentum…)
  「父から現われて出てきた至高の言葉よ」
 9.Verbum supernum
 10.Fugue a 5 (Quibus sub bina specie)
 11.Recit en Dialogue (O salutaris Hostia)
 12.Recit de Basse de Trompette
             ou de Cromorne (Amen)
 「めでたし、海の星よ」
  13.Ave Maris Stella
  14.Fugue a 4 (Solve vincla reis)
  15.Duo (Virgo singularis)
  16.Dialogue sur les grands Jeux
       (Sit laus Patri… Amen)
 「太陽の昇る地平から」
  17.A solis Ortus
  18.Fugue a 4 (Castae parentis viscera)
  19.Trio (Enixa est puerpera)
  20.Point d’Orguze sue les Grands Jeux
アンドレ・イゾワール(オルガン)

 フランス・バロックのオルガン音楽をクープランやマルシャンとともに代表するニコラ・ド・グリニー。
 天才的なオルガンの巨匠として長い活躍を期待されたにもかかわらず、わずか31歳でこの世を去った彼の作品は、1699年に「第1巻」として出版されたオルガン曲集のみが伝わっています。
 ここに収められた作品がその全てですが、あの大バッハもその音楽の素晴らしさを讃え、ブクステフーデやフレスコバルディと同等に研究し、大きな影響を受けたとされています。
 2016年に亡くなった現代オルガンの巨匠アンドレ・イゾワールにより、1714年製の歴史的オルガンを使用して行われた一連の録音が、オルガン作品のリリースで定評のあるTemperamentsより再発売となりました。
 録音:1992年(デジタル) サン・ミシェル・アン・ティエラシュ(フランス) 原盤:ERATO
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ALTUS


 ≪ ALTUS の「TAHRA 復活シリーズ」について≫
 「TAHRA(ターラ)」はルネ・トレミヌ氏と、その夫人ミリアム・シェルヘン女史が立ち上げたフランスのレーベルです。ミリアム夫人は指揮者ヘルマン・シェルヘンの娘であり、大指揮者たちとの家族ぐるみのつながりも強い人物。1992 年に初のCD をリリース、その後も精力的に活動を続けますが、2014 年に主宰者トレミヌ氏が惜しくも急逝。
 レーベルは活動縮小を余儀なくされ、現在多くのタイトルが入手困難の状態にあります。歴史的音源を正規かつオリジナルの形で音盤化することを特徴とし、ヒストリカル・ファンに大いに愛されたレーベルでした。
 そんなTAHRA の残した遺産の素晴らしさを世に問うべく、国内レーベル「ALTUS(アルトゥス)」はミリアム夫人の承認のもと正式に音源のライセンスを受けた上で、新たなリマスタリングを施し発売するターラ復活シリーズを進めています。
 ここに聴ける音は貴重なTAHRA オリジナルに基づくもので、他レーベルの同演奏とは一味もふた味も違う、なまなましい音像がお聴き頂けることと思います。
 


TALT 053
¥2800→\2590
アーベントロート大暴れ、なりふり構わぬ『第九』!
 ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調『合唱』 Op.125
ティッラ・ブリーム(ソプラノ)
ディアナ・オイストラーティ(アルト)
ルートヴィヒ・ズートハウス(テノール)
カール・パウル(バス)
ヘルマン・アーベントロート(指揮)
ベルリン放送交響楽団
ベルリン国立歌劇場合唱団

 宇野功芳氏絶賛の大晦日公演が復活。アーベントロート大暴れ、なりふり構わぬ『第九』!大時代的な歌いっぷりがたまらない強烈演奏です。

 録音:1950 年12 月31 日/ベルリン、放送局ホール1(ライヴ、モノラル)/国内プレス、日本語帯・解説付

 白熱の爆演を繰り出す名指揮者アーベントロート。その強烈ぶりとは裏腹に、彼は楽団員からの尊敬を一身に集め、地元市民からも非常に愛されたユニーク な人物でした。その独自の音楽世界をとくとお楽しみください。音質に定評あるTAHRA 盤を基に新リマスタリングを施し、日本語解説も付いた1 枚です。

 当演奏は宇野功芳氏が絶賛した大名演。ライナーノートは氏の解説付きです。『第九』を偏愛し数種の録音を残しているアーベントロートですが、氏はこの1950 年大晦日公演をベストワンとし、フルトヴェングラーが「ドラマティック」なら、アーベントロートは「大暴れ」であり「なりふり構わぬ『第九』」であると評しています。
 思い切りの良さ、流動するテンポ、時に荒々しいまでの凄味、そして激遅の第3 章!あふれ出る歌の洪水はワルターもかくや。第4 楽章では大時代的なスタイルが爆発、コーラスも戦前ドイツの唱法がまだ残っている稀な例であると氏は語ります。強烈なベートーヴェンをご堪能あれ!

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TALT 054
¥2800→\2590
ルガーノのヘルマン・シェルヘン
 (1)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104 B.191
 (2)ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 Op.90
ピエール・フルニエ((1)チェロ)
ヘルマン・シェルヘン(指揮)
ルガーノ放送管弦楽団

 火花散る鮮烈ライヴ!フルニエの気品とシェルヘンの熱気が起こす化学反応。音質も最新リマスターで大幅改良、極上の復刻!

 録音:1962 年4 月25 日/ルガーノ、アポロ劇場(ライヴ、モノラル)/国内プレス、日本語帯・解説付

 指揮者シェルヘンの娘であるミリアム・シェルヘン氏と、その夫ルネ・トレミヌ氏によって作られたレーベル「ターラ」から発売されていたシェルヘンの名演。リマスターによって音質一新、目の醒めるような鮮烈さで蘇りました。

 気品あふれる音色でありながら熱量十分なチェロを聴かせる名手・フルニエとのドヴォコンはまさに火花とびちる鳥肌モノの名演です。色調は暗く、ただごとでない雰囲気が漂い、ひとたび音楽が走りだせば独奏者と指揮者の真剣勝負!
 切れ味抜群、丁々発止の立ち合いに息を呑みます。
 ブラームスの3番もシェルヘンの熱気と鮮烈さが渦まく演奏。終楽章ではズブズブと沈んでいきながら地底で爆発を繰り返すようなものものしい不気味さが炸裂。4分過ぎで叫び声をあげ金管部隊を鼓舞するシーンも強烈です。
 


<メジャー・レーベル>

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ERATO



9029563421
\2500→\2290
共演陣すごすぎ ハイティンク、アルゲリッチ、ルノー・カプソン
 ゴーティエ・カプソン/シューマン:チェロのための作品集

 シューマン:
  チェロ協奏曲イ短調 Op.129*
   ヨーロッパ室内管
   ベルナルド・ハイティンク(指揮)
  アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70+
  幻想小曲集 Op.73+
  民謡風の5つの小品 Op.102+
    マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
  幻想小曲集 Op.88#
   ルノー・カプソン(ヴァイオリン)
   マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
ゴーティエ・カプソン(チェロ)
 
 アルゲリッチ主宰の「ルガーノ・フェスティヴァル」での、アルゲリッチそして兄ルノーとのライヴ録音でとりあげた室内楽作品がこの企画の芽吹き、ハイティンク指揮ヨーロッパ室内管弦楽団との初の協奏曲での共演で再び具体化し、数度の共演を経て、チェロ協奏曲のライヴ録音が結実。
 「小さい時からの信頼感で繋がった兄や仲間たちとのライヴ録音を制作するのは素晴らしく、感動的な経験」と語る、ゴーティエ・カプソンの新録音。
 ハイティンク指揮とのチェロ協奏曲は初発売音源。全てライヴ録音によるシューマンの作品集は、たっぷりなロマンティックによる熱く濃厚な演奏となっています。フロントカヴァーはヴェルサイユ宮殿内の庭園でのショット。
 
 録音:
  2015年11月12,13日 アムステルダム、コンセルトヘボウ* 
  2010年6月(2)、2011年6月11日(3)、2012年6月25日(4)ルガーノ音楽祭+
  2009年6月ルガーノ音楽祭#
 



<国内盤> 


コウベレックス



KRS 5248
【再発売】
¥2880(税込)
教会のブリュートナーで味わう
 大竹道哉 J.S.バッハ ピアノリサイタル
大竹道哉(ピアノ)
 J.S. バッハ:
  平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番ハ長調 BWV846
  トッカータ ホ短調 BWV914
  カンタータ「神よあなたに感謝を捧げます」よりシンフォニア(ケンプ編)
  コラール「主よ、人の望みの喜びよ」(ケンプ編)
  クラヴィーア協奏曲 第5番より 第2楽章ラルゴ(ケンプ編)
  コラール前奏曲「イエス・キリストよ、わたしは主の名を呼ぶ」(ケンプ編)
  コラール前奏曲「確かにそのときだ・いざともに喜べ、愛する信徒たち」(ケンプ編)
  コラール前奏曲「目を覚ませと我らを呼ぶ声あり」(ケンプ編)
  フランス組曲 第1番二短調 BWV812
  半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903
  オルガンのための前奏曲とフーガ ニ長調 BWV532 (ブゾーニ編曲)
  メヌエット ト長調 BWV Anh.114(クリスチャン・ペッツォルト チェンバロ組曲より)
  メヌエット ト長調 BWV Anh.116(作者不詳)
  ガヴォット(フランス組曲第5番ト長調 BWV860より)
  ゴールトベルク変奏曲 BWV 988より「第30変奏 クォドリペット」「終曲 アリア」

 教会のブリュートナーで味わうバッハのライブ録音
 大竹道哉による1997年のライブを好評につき再発売!

 録音:1997年12月6日日本基督教団飯盛野教会(兵庫県加西市) ライブ録音
 録音: 長尾繁夫、CD制作:株式会社ハーモニー(2007年)
 販売元:コウベレックス、69分16秒 「教会のブリュートナーで味わうバッハのライブ録音」
 ヨーロッパ音楽の感性を、演奏や教育を通じて常に発信し続けている、大竹道哉による1997年の教会でのライブ録音を好評につき再プレス。
 J.S.バッハの鍵盤音楽を、カンタータやコラールなどの編曲作品を含めた趣向で、一味違うバッハの愉しみへと誘う。大竹ならではの音作りの潔さや、深々とした流れが、聴く人と共有され、崇高でかつ温かい演奏がそのまま収録されている。
 飯盛野教会所有の楽器ブリュートナーNo.4による音色が薫りたつ。

 大竹道哉(ピアノ)
 東京音楽大学音楽大学付属高校、大学、研究科を首席で卒業。読売新人演奏会出演。
 第53回日本音楽コンクール入選。87〜90年ベルリン芸大留学。優等を得て卒業。
 井口愛子、弘中孝、野島稔、山口優、クラウス・ヘルヴィヒ各氏に師事。
 ベルリン自由放送、NHK−FM 出演。ベルリン交響楽団、大阪音大ザ・カレッジオペラハウス管弦楽団、モーツァルト管弦楽団と共演。兵庫県明石市在住・全日本ピアノ指導者協会・コンペティション審査員を務める。
 2014年末 お茶の水女子大学で、特別講義を行う。
 1992年より大阪音楽大学非常勤講師。2007年にはじめてのCD「バッハ・ピアノリサイタル」(ライブ録音)を発売。「レコード芸術」で高い評価を得る。
 2010年12月には、2枚目のCD、「シューマン・ピアノアルバム」をリリース。

 

KRS 471
¥2700(税込)
「虹色パレット・花色パレット」(全曲)池田奈生子
池田奈生子(ピアノ)、
土師さおり(*印、1stピアノ)
 『虹色パレット』
  魔法の王国*
   (フワフワうかぶ花/雲のお城/魔法使いの杖/ごきげんユニコーン/
    雨の日はキャンディ・レイン/ロイヤル・ワルツ/魔法の王国)
  四つ葉のクローバー/いたずら影法師/リトル・ラベンダー/夏色のときめき/
  ベルベット・ウィンター/時計じかけの音楽隊/リボン/ディア・フレンド
 『花色パレット』
  ハッピー・トレイン/月の笛/ミスティ・レイン/ビーチサイド・ステップ/
  スノードロップ/花筏(はないかだ)/桜/アイリス 〜伝言〜/紫陽花/太陽の花/
  青いバラの迷宮/シオン 〜追憶〜/万華鏡/夢の庭で/ブーケ (連弾)*/‛&You

 米国、欧州、国内での、ピアノ教師に、アマチュアピアニストに人気上昇中! Naoko Ikeda「虹色パレット」15曲、「花色パレット」16曲 全曲を収録

 録音:2018年10月18日KOKO PLAZA スタジオ(大阪市)
 録音・企画製作:コウベレックス、45分21秒

 《米国、欧州、国内での、ピアノ教師に、アマチュアピアニストに人気上昇中! Naoko Ikeda》
ピアノビギナー向けから大人まで、親しみやすいメロディーと幻想的でポップな世界を繰り広げる人気の池田奈生子による初の自作自演集。
 これまでに40冊以上の楽譜が The Willis Music 社より出版されている。全音楽譜出版社はその中から日本向けに厳選し"レッスン・発表会のための"ピアノ曲集として2017年「虹色パレット」と2018年「花色パレット」を出版。CDでは作曲者が育ててきた音楽やピアノへの深い愛情が新鮮なかたちで詰め込まれている。
 「魔法の王国」と「ブーケ」の1stピアノは土師さおりが担当。

 池田奈生子(作曲/ピアノ)
 札幌市生まれ。作曲家ウィリアム・ギロックに影響を受けて作曲に興味を持つ。2002年、アメリカの出版社The Willis Music Company初の日本人作曲家としてオリジナルピアノ作品を契約し、「憧憬」「Celestial Dreams」「Winter Songs」「Duets in Color」「The Blue Bird」をはじめとする40冊以上のソロ・連弾曲を出版中。
 2016年、5指ポジションのための編曲集 「FUN! FUN!ピアノステージ1, 2」 (全音楽譜出版社)を出版。現在ピアノ教師の傍ら作曲活動に従事し、日本を中心に作品レクチャー&コンサートを展開するほか、日本ギロック協会のメンバーとしての活動にも参加している。
 詩や絵画的、物語仕立て等のテーマを持ったイメージ広がる音楽は、レッスン、コンサートのほか、全米・カナダのコンクールや音楽雑誌でも取り上げられ、世界各地の幅広い年代に親しまれている。





<映像>


新書館(映像)


DB18 1002
(Blu-ray)
¥4600+税
天才振付家クランコの代表作「オネーギン」
 シュトゥットガルト・バレエ団「オネーギン」
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
指揮:ジェームズ・タグル
演奏:シュトゥットガルト州立歌劇場管弦楽団
出演:
オネーギン:フリーデマン・フォーゲル
タチヤーナ:アリシア・アマトリアイン
レンスキー:デヴィッド・ムーア
オリガ:エリサ・バデネス
グレーミン侯爵:ジェイソン・レイリー
乳母:マルシア・ハイデ
ラリーナ夫人:ミランダ・ウィザム
ほか シュトゥットガルト・バレエ

 振付:ジョン・クランコ

 編曲:クルト= ハインツ・シュトルツェ
 美術・衣装:ユルゲン・ローゼ
 映像演出:ミヒャエル・バイヤー

 収録:2017 年、シュトゥットガルト州立歌劇場/95分

 シュトゥットガルト・バレエ団による「オネーギン」のブルーレイ。同団の芸術監督を務めた天才振付家ジョン・クランコの代表作です。
 原作はプーシキンの小説。音楽は、チャイコフスキー。同名のオペラの楽曲ではなく他の楽曲をクルト= ハインツ・シュトルツェが編曲したものを使用しています。
 多くのダンサーが憧れるクランコの「オネーギン」。今作に出演するのは、シュツットガルト・バレエ団を代表するプリンシパル、フリーデマン・フォーゲルとアリシア・アマトリアイン。2018 年の来日公演にも登場したコンビです。

 

DB18 1003
(Blu-ray)
¥4600+税
ひときわロマンティックなクランコ版
 「ロミオとジュリエット」
  
シュトゥットガルト・バレエ団
   「ロミオとジュリエット」
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
指揮:ジェームズ・タグル
演奏:シュトゥットガルト州立歌劇場管弦楽団
出演:
ジュリエット:エリサ・バデネス
ロミオ:デヴィッド・ムーア
マキューシオ:マルティ・フェナンデス・パイシャ
パリス:ロマン・ノヴィツキー
ティポルト:ロバート・ロビンソン
ジュリエットの乳母:マルシア・ハイデ
キャピュレット公:リード・アンダーソン
キャピュレット夫人:メリンダ・ウィザム
ローレンス修道士:エゴン・マドセン
ベンヴォーリオ:アドナイ・ソアレス・ダ・シルバ
ほか シュツットガルト・バレエ

 振付:ジョン・クランコ
 
 美術・衣装:ユルゲン・ローゼ
 映像演出:ミヒャエル・バイヤー

 収録:2017 年、シュトゥットガルト州立歌劇場/125分

 世界中の誰もが知っている悲恋の物語シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」。数多くのバレエ団に上演されていますが、このクランコ版はひときわロマンティックな振付として好まれています。特に、主役の二人が初々しく描かれているバルコニーのシーンは必見です。
 ジュリエットには、今最もシュトゥットガルト・バレエ団の中で勢いのある若手エリサ・バデネスとデヴィッド・ムーア。


<LP>


ALTUS(LP)


PHLP 013/8
(6LP)
¥29800+税
ギュンター・ヴァント/北ドイツ放送交響楽団
 ブルックナー:
  交響曲選集 ハンブルク・ライヴ 第1集(1998〜2000)
ギュンター・ヴァント(指揮)
ヴォルフガング・リッター((4)フルート)
北ドイツ放送交響楽団
   ブルックナー:
    (1)交響曲第7番 ホ長調(ハース版)
     ([LP1]A面:第1楽章、B面:第2楽章、[LP2]A面:第3楽章、B面:第4楽章)
    (2)交響曲第8番 ハ短調(ハース版/1884-90年稿)
     ([LP3]A面:第1楽章、B面:第2楽章、[LP4]A 面:第3楽章、B面:第4楽章)
    (3)交響曲第9番 ニ短調(原典版)
     ([LP5]A面:第1楽章、B面:第2楽章、[LP6]A面:第3楽章)
   モーツァルト:
    (4)フルート協奏曲第1番 ト長調 K.313(285c)
     ([LP6]B面:全3楽章)

 ブルックナーの極北。ヴァント・北ドイツ放響の最終回答がここに。最晩年に手兵と残した究極のライヴが極上の音質で初LP 化。

 録音:(1)1999年4月18〜21日/ハンブルク、ムジークハレ、(2)2000年4月30日〜5月3日/ハンブルク、ムジークハレ、
  (3)1998年4月5〜7日/ハンブルク、ムジークハレ、(4)1988年12月/ハンブルク(すべてNDRによるライヴ録音)
 国内プレス、完全限定生産盤、ステレオ、日本語帯・解説付

 最晩年のギュンター・ヴァントが手兵・北ドイツ放送交響楽団と演奏した、1998 年から2000 年にかけてのブルックナー後期交響曲ライヴを極上の音質で初LP 化。
 Profil レーベルよりライセンスを受け、LP 用のリマスタリングを施しアナログ・マスター・テープを作成した上で製品化しています。
 巨匠ヴァントの意志を完璧に汲み、無駄をそぎ落とし細部の細部まで緊張感をみなぎらせ、かつ自然な流れにして弛緩することのない、究極に偉大なブルックナー演奏です。ベルリン・フィルでもミュンヘン・フィルでも味わえない集中度に驚愕。これぞヴァントの真髄、全人類必携のアナログ・ディスクです。
 北ドイツ放響の首席フルート奏者・リッターが独奏を務めるモーツァルトのフルート協奏曲をボーナス収録。

 あるオーケストラが《完璧さ》を目ざしているというと、そのオーケストラの演奏は《冷たい》とか《平凡》だなどと考えがちです。あるいは《情熱的で》《あたたかみがある》などというと、すぐにその演奏は不正確なだらしのないものだと考えがちですが、こういう考えは慎まねばならないと思います。《完璧さ》と《情熱的な力》は結合されねばなりません。(ギュンター・ヴァント)

 

WEITLP 028/9
(2LP)
¥14000+税
ヨハンナ・マルツィ 放送スタジオ録音 第3集 最晩年の至芸編
 [LP1]ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調『雨の歌』 Op.78
  (A面:第1楽章、B面:第2、3楽章)
 [LP2]ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ
  (A面:第1楽章、B面:第2、3楽章)
ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)
イシュトヴァン・ハイデュ(ピアノ)

 マルツィの新譜登場!スイス放送の極上音源で聴く最晩年の至芸。

 録音:1972年11月25日/スイス・チューリヒ放送、スタジオ2/国内プレス、完全限定生産盤、モノラル、日本語帯・解説付

 Weitblick レーベルからCD で発売され話題となったマルツィの至芸がめでたく初LP 化。
 スイス放送からライセンスを受けて、さらにマルツィ女史唯一の権利継承者である令嬢からの許可を得て正規発売に至った貴重な音源です。
 LP 製作にあたっては万全を期し、アナログ・マスター・テープを新たに作成しカッティング。名コンビであるイシュトヴァン・ハイデュとの対話も見事で、ヴァイオリン音楽を愛する人々、室内楽を愛する人々にとって忘れられない宝となるであろう注目のレコードです。

 ※ Weitblick のCD は東武ランドシステム株式会社様がお取扱いをしています。LP タイトルのみ、トーメイ電子株式会社(ALTUS)が製作・発売元となり、キングインターナショナルが販売いたします。














11/29(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



TACTUS



TC 900003
¥2500

20世紀イタリアのハープ音楽
リリアナ・サフィハノヴァ(ハープ)
 ルイジ・マウリツィオ・テデスキ:
  アンジェラス Op.42、アナクレオンティカ Op.44、イディリオ Op.45
 マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ:
  ハープのための狂詩曲 《ダビデのハープ》 Op.209、
  パール・チャートックの名によるハープのためのアラベスク第2番 Op.170-45
   (グリーティング・カード Op.170より)
 ニーノ・ロータ:サラバンドとトッカータ
 アルフレード・カゼッラ:悲しい子守歌
 バルバラ・ジュランナ:ハープのためのソナティナ

 「ハープの音」コンクール2015優勝者!20世紀イタリアの美しきハープ・アンソロジー!

 ☆「ハープの音」コンクール2015優勝者が贈る、20世紀イタリアの美しきハープ・アンソロジー!

 リリアナ・サフィハノヴァは、イタリア・ハープ協会が主催する国際ハープ・コンクール「ハープの音(Suoni d'Arpa)」の第5回大会(2015)で優勝したロシアの若きハーピスト。
 ルイジ・マウリツィオ・テデスキ(1867−1944)からカステルヌオーヴォ=テデスコ、ロータ、カゼッラを経てバルバラ・ジュランナ(1899−1998)に至るまで、20世紀のイタリアを俯瞰する美しきハープ・アンソロジー集。ロータとカゼッラを除く作品は世界初録音。

 若き有望なハープ・タレントの発掘とイタリアのハープ音楽の遺産再発見を目標とし、今後も「ハープの音」コンクール優勝者による録音がリリースされていく予定です。

 ※録音:2017年11月、イタリア

 

TC 800009
¥2500
18世紀&19世紀のサンタ・カーザ楽長たちの宗教音楽
 アンドレア・バジーリ:レジナ・チェリ、おお聖なる饗宴よ
 ニコラ・アントニオ・ジンガレッリ:サルヴェ・レジナ、幸いな人よ
 パオロ・ボンフィーキ:グラティアス・アギムス、クイ・セデス
 フランチェスコ・バジーリ:ラウダムス・テ、レジナ・チェリ
 ルイジ・ヴェッキオッティ:サルヴェ・レジナ
 ピエトロ・アマデイ:サルヴェ・レジナ
ダニエラ・ヌッツォーリ(ヴァイオリン)
ジョヴァンニマリア・ペッルッチ(オルガン)

 イタリア、ロレートの「サンタ・カーザ(聖なる家)」とは、聖母マリアと家族がナザレで暮らしていた家を保存されており、カトリックにおける聖母マリア信仰の重要な巡礼地ともなっている大聖堂(バシリカ)。
 このCDでは、18世紀〜19世紀の間に、サンタ・カーザの礼拝堂で楽長(Chapel Master)を務めた音楽家たちの作品を収録。

 ジンガレッリ以外の作曲家は地元以外では殆ど知られておらず、おそらく殆どが世界初録音。イタリア音楽史の本流からは外れながらも、イタリア宗教音楽の歴史を紐解く上で重要な遺産となるでしょう。
 歌うのは、ヴァイオリニスト&歌手の両面で堅実に実績を積み重ねているイタリアのダニエラ・ヌッツォーリ。

 ※録音:2014年11月、サン・ミケーレ・アルカンジェロ教会(ロサラ、イタリア)/使用オルガン:ニコラ・モレッティーニ1893

 

TC 520003
¥2500
「聖マルティヌスの歴史」をテーマとした、
 初期ルネサンス期の物語と音楽。

  聖マルティヌスの歴史と音楽
カペラ・ムジカーレ・ディ・サン・
 ジャコモ・マッジョーレ・イン・ボローニャ
ロベルト・カッショ(指揮)

 物乞いにマントの半分を与えるエピソード(ジャケット写真の絵画もそれを描写したもの)で知られる聖人、聖マルティヌス(サン・マルティーノ、セント・マーティン)を描いた「聖マルティヌスの歴史(La Historia del Beato San Martino)」(1558)をテーマとした、15世紀末〜16世紀前半、初期ルネサンス期の物語と音楽。

 イタリアの歴史的・音楽的遺産を再発見しているロベルト・カッショが、自身で創設した古楽アンサンブル "カペラ・ムジカーレ・ディ・サン・ジャコモ・マッジョーレ・イン・ボローニャ"を指揮しながら、朗読、歌、サルテリオ、リュートなどもこなしています。

 ※2018年4月、ノチェート(イタリア)





SOMM RECORDINGS


SOMMCD215
\2400
To Music 音楽に
 ドイツ・ロマン派の合唱曲集

 1-6.ヴォルフ(1860-1903):
   6つの宗教的な歌(オリジナル・ヴァージョン)
 7.ヴォルフ:歌劇《マヌエル・ベネガス》-春の合唱
 8-14.ブルッフ(1838-1920):7つの歌 Op.71
 15.ブラームス(1833-1897):2つのモテット Op.74-1
   「何ゆえ悩む者に光を与えたのか」
 16.ブラームス:秋に Op.104-5
 17.シューベルト(1797-1828):踊り D826
 18.シューベルト:人生の喜び(交際上手) D609
 19.シューベルト:天使の合唱 D440
 20.シューマン(1810-1856):流浪の民 Op.29-3
 21.シューマン:ロマンスとバラード 第4集より「夏の歌」OP.146-4
 22.シェーンベルク(1874-1951):おお、かわいい人
ナイジェル・ペリン(指揮)
バース・カメラータ

バーバラ・マレイ(ピアノ)…7.17.18.20

 Gramophone誌で「驚くほど柔軟性のある合唱団」と評されたバース・カメラータはロンドンを中心に活躍。世界中のアーティストと共演し、ウェールズ大聖堂では31年連続で「聖金曜日コンサート」に出演するほど伝統ある合唱団です。
 以前はナイジェル・ペリンが指揮をしていましたが、2015年からはベンジャミン・グッドソンが音楽監督に就任。更なる活動の幅を広げています。
 この「To Music」はGramophone誌のエディターズ・チョイスにも選ばれた名演。ドイツ・ロマン派の一連の作品をバランス良く歌っています。
 録音:1998年11月21-22日 St. George's Brandon Hill, Bristol, England, United Kingdom
 
 

SOMMCD216
\2400
バルトーク(1881-1945):合唱曲集
 1-3.2声または3声の合唱曲集(27のハンガリー民謡)BB111-第1集
 4-7.2声または3声の合唱曲集(27のハンガリー民謡)BB111-第2集
 8-11.2声または3声の合唱曲集(27のハンガリー民謡)BB111-第3集
 12-15.2声または3声の合唱曲集(27のハンガリー民謡)BB111-第4集
 16-18.2声または3声の合唱曲集(27のハンガリー民謡)BB111-第5集
 19-21.2声または3声の合唱曲集(27のハンガリー民謡)BB111-第6集
 22-24.2声または3声の合唱曲集(27のハンガリー民謡)BB111-第7集
 25-27.2声または3声の合唱曲集(27のハンガリー民謡)BB111-第8集
 28.4つのスロヴァキア民謡 BB78
 29-32.ハンガリー民謡集 BB99
アウレル・ティライ(指揮)
ペーチュ大学室内合唱団
ユディト・モルヴァイ(ピアノ)…28

 ハンガリーの有力な合唱団の一つ、ペーチュ大学合唱団が歌う活気あるバルトーク。
 「27のハンガリー民謡」は1937年に初演されて以来、ハンガリーを代表する合唱曲として親しまれており、いくつかの作品は金管アンサブルや吹奏楽曲に編曲され、幅広い人気を獲得した名曲です。
 めまぐるしく変化するリズム、エキゾチックな旋律を彼らは楽し気に歌いあげています。ピアノを伴う「4つのスロヴァキア民謡 BB78」と「ハンガリー民謡集 BB99」も収録。
  録音 1998年11月&1999年1月 Kodary Concert Hall, Pecs, Hungary
 
 

SOMMCD217
\2400
ジェンキンス(1592-1678):コンソート・ミュージック
 1-3.ファンタジア-組曲 ト短調
 4-7.組曲 ニ短調(抜粋)
 アルマンド/クーラント/サラバンド/プリージング・スランバー
 8-9.ファンシーとアリア
 10.ファンタジア ニ短調
 11.アリア イ長調
 12-14.ファンタジア-組曲 第5番 ハ長調
 15.ディヴィジョン ト短調
 16.3声のファンタジア ト短調
 17.3声のファンタジア イ短調
 18.ディヴィジョン イ長調
 19-22.組曲 ニ長調
 23-25.ファンタジア-組曲 第7番 ニ短調
アポロ・コンソート(アンサンブル)
【メンバー】
 ウィリアム・ソープ(ヴァイオリン)
 マーガレット・リチャーズ、イモージェン・セス=スミス(ヴィオール)
 ローレンス・カミングス(オルガン)

 17世紀イングランドで活躍した作曲家、ジョン・ジェンキンスのコンソート・ミュージック集。
 若い頃からリュート奏者、リラ・ヴァイオルの奏者でもあった彼は、長年に渡り数多くの作品を書き、とりわけヴァイオル(ヴィオール)のためのファンタジアの発展に寄与しました。
 この時代のヴァイオル作品と言えば、聖句を定旋律とする《イン・ノミネ》がほとんどでしたが、彼は積極的に新しい形式、「アルマンド」「クーラント」「パヴァーヌ」などを手掛け、古い形式に新風を吹き込んだとされています。
 名鍵盤奏者カミングスを中心とする“アポロ・コンソート”の活気あふれる演奏でお楽しみください。
  録音 1998年10月15-16日 St. Philips Church, London, United Kingdom
  
 

SOMMCD218
\2400
ジェフリーズ(1927-):歌曲集
 1.I will go with my father a-ploughing
 2.Brown is my Love
 3.Sweeney the Mad
 4.I will make you brooches
 5.Six badgers
 6.When I came last to Ludlow
 7.If it chance your eye offend you
 8.Thirteen pence a day
 9.Horror follows Horror
 10.This is the weather the cuckoo likes
 11.In youth is pleasure
 12.Northumberland
 13.O good ale
 14.The salley gardens
 15.Full Fathom Five
 16.Now wolde
 17.Ambulance train
 18.In Marley Wood
 19.The reaper
 20.The farewell
 21.A Lyke-Wake Dirge 
ジョナサン・ヴェイラ(バリトン)
シェリー・カッツ(ピアノ)

 1927年に生まれた作曲家ジョン・ジェフリーズ。しかしその作風は素朴であり、作品はどれも温かい雰囲気と親しみやすい旋律に満ちた耳にやさしい曲調です。
 イギリスで活躍するヴェイラは最近では各地で賛美歌を歌い好評を博している歌手。彼の深い声は聴き手に郷愁をもたらし、美しい英語の歌詞も耳に残ります。
  録音 1998年5月24日,7月18-19日 Studio One, University of Surrey, England, United Kingdom
 
 


SOMMCD219
\2400
ルトスワフスキ・アット・ザ・ギルドホール 第1集
 ルトスワフスキ(1913-1994):
  1.GSMDのための前奏曲
  2.チェロ協奏曲
  3-4.交響曲 第2番
  5-9.ノヴェレッテ
  10.ルイヴィルのためのファンファーレ
ルイーズ・ホプキンズ(チェロ)…2
ヴィトルト・ルトスワフスキ(指揮)…1.2
ヴォイチェフ・ミフニェフスキ(指揮)…3-10
ギルドホール交響楽団
 
 20世紀を代表する作曲家ルトスワフスキが1989年にギルドホールでコンサートを開いた際の録音。
 第1曲目のタイトル「GSMD」とはGuildhall School of Music and Dramaの略で、まさにこのホールのために作曲された作品です。
 トラック3-10は、ホールのために貢献したルトスワフスキを讃えて開催されたコンサート。どちらも迫力ある演奏です。
  録音:1989年5月11日 Barbican Hall, London, United Kingdom…1.2 1997年11月16日 Music Hall, Guildhall School of Music and Drama, London, England, United …3-10
 
 

SOMMCD2278
(2CD)
\3800
ヘンデル(1685-1759):歌劇《シッラ》HWV10 ジェイムズ・ボウマン(カウンター・テナー)
サイモン・ベイカー(カウンター・テナー)
ジョアン・ラン(ソプラノ)
レイチェル・ニコルズ(ソプラノ)
ナターシャ・マーシュ(ソプラノ)
エリザベス・クラッグ(ソプラノ)
クリス・ディクソン(バス)
デニス・ダーロウ(指揮)
ロンドン・ヘンデル管弦楽団

 ヘンデルが1713年に作曲した「シッラ(あるいはルーチョ・コルネリオ・シッラ)」は、ジャコモ・ロッシの台本による3幕の歌劇。作曲年に初演されたとされていますが、正確な記録が残っておらず(初演の準備がされただけとも)、様々な謎が残された作品として知られています。
 この2枚組はロンドンでの初演のライヴ録音であり、知られざる作品の蘇演ということで、演奏会場も演奏者たちも盛り上がりを見せています。イギリスを代表する古楽歌手たちを揃えた見事な演奏です。
  録音 2000年4月11日 ライヴ Concert Hall of Royal College of Music, London, United Kingdom
 
 


SOMMCD229
\2400
ブリッジ(1879-1941):チェロとピアノのための作品全集
 1.朝の歌(1918)
 2.エレジー(1904)
 3.子守歌(1901)
 4.幻想的スケルツォ(1920)
 5.セレナード イ長調(1903)
 6-7.チェロ・ソナタ(1913-1917)
 8-10.3つの小品(1912)…ピアノ独奏
 11.テンポ・ディ・マズルカ(1903)
 12.瞑想曲(1912)
 13.メロディ(1911)
 14.春の歌(1912)
 15.子守歌(1910)
ペネロープ・リネックス(チェロ)
アレクサンダー・ウェルズ(ピアノ)

 イギリスの作曲家フランク・ブリッジ。彼が活躍した当時のイギリスでは民謡由来の旋律を用いて曲を作ることが流行していたのにもかかわらず、独自の作風を貫いた人でした(その先鋭的な作風は弟子であるブリテンにも受け継がれています)。
 晩年になるに従い十二音を用いた作品が増えてきますが、このアルバムに収録されている曲はどちらかというと初期の作品で、多くはロマン派風の穏やかな曲調を保っています。
 第1曲目の「朝の歌」から気怠い雰囲気が漂う不思議な曲調、重厚なチェロ・ソナタも静かな美しさを湛えています。
  録音 2000年3月20-23日 Potton Hall, Suffolk, United Kingdom
 
 

SOMMCD230
\2400
コダーイ/エルガー:ミュージック・メイカーズ
 1.コダーイの「ミュージック・メイカーズ」について-コダーイ夫人のスピーチ
 2.コダーイ(1882-1967):オード「ミュージック・メイカーズ」
 3.コダーイ:夏の夕べ
 4-10.エルガー(1857-1934):ミュージック・メイカーズ Op.69
サロルタ・コダーイ(ナレーター)…1
クリスティーナ・ウィルソン(メゾ・ソプラノ)…4-10
オックスフォード・ダ・カメラ…2.4-10
オックスフォード・ダ・カメラ管弦楽団…2-10
ハワード・ウィリアムズ(指揮)…2-10

 アーサー・オショーネシーの詩による2作の「音楽の作り手」を収録したアルバム。
 コダーイの作品はこちらが世界初録音であり、演奏に寄せて彼の2番目の妻サルロタが行ったスピーチも収録されるなど、興味深い構成になっています。
 エルガーの「音楽の作り手」は大作でありながらも演奏の機会があまり多くない作品ですが、エニグマ変奏曲と同じ旋律が使われていたりと、エルガーの自伝的作品ととらえる人もいます。
 オックスフォード・カメラータ管弦楽団と合唱団は、この2曲を手中に完璧に収めており、一分の隙もない見事な演奏を聴かせています。
  録音 2001年5月24日 St. John's, Smith Square, London, United Kingdom
 
 

SOMMCD231
\2400
ドヴォルザーク(1841-1904):弦楽四重奏曲第9番, 第14番
 1-4.弦楽四重奏曲 第14番 変イ長調 Op.105
 5-8.弦楽四重奏曲 第9番 ニ短調 Op.34
デルメ弦楽四重奏団

 創立1962年。長年イギリスを拠点に活躍するデルメ四重奏団の活動40周年を記念して製作されたアルバム。
 「何人かのメンバーの交替がありながらも、音楽に対する基本的な姿勢は決して変わらなかった」と語るメンバーたちの言葉通り、確固たる精神に支えられた喜び溢れる音楽を奏する四重奏団です。
  録音 2001年10月1-3日 Prio Corda,Leiston Abbey,Suffolk
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2193/4
(2CD)
¥2500
J.S.バッハ(1685-1750):
 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ
  BWV1001-1006(全6曲)

   CD 1
    (1)ソナタ第1番 ト短調 BWV1001
    (2)パルティータ第2番 ロ短調 BWV1002
    (3)ソナタ第2番 イ短調 BWV1003
   CD 2
    (1)パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
    (2)ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005
    (3)パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006
ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)

 2 枚組1 枚価格!ヨハンナ・マルツィ、バッハの無伴奏ソナタとパルティータ、2 トラック、38センチ、オープンリール・テープより復刻!これぞ決定盤といえる大注目盤!!

 セッション録音:1954年、1955年/アビーロード・スタジオ(ロンドン)/モノラル
 使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)

 ヨハンナ・マルツィによるバッハの無伴奏ソナタとパルティータはこれまで複数の復刻盤が知られています。しかし、そのいずれもが音質的に一長一短ということなので、今回は"決定盤" を作るべく、周到な準備により復刻しました。
 復刻に使用したのは2トラック、38センチのオープンリール・テープで、テープに記録された情報を可能な限り忠実に再現、かつてないほどの生々しい音質で蘇っています。
 また、このバッハは1957年、日本コロムビアより3巻のLP として発売が予告されましたが、2巻のみ発売され、第1巻、第3巻は遂に発売されませんでした。
 解説書にはその"幻の第2 巻" のジャケットほか、貴重な資料も掲載しています。なお、当ディスクは2枚組ですが、1枚分価格となります。(平林直哉)
  


<メジャー・レーベル>
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DECCA



483 4084
(2CD)
\4000→\3690
シャイー、スカラ座デビュー40周年
《シャイー&ミラノ・スカラ座管弦楽団〜ロッシーニのためのミサ曲》

  1868年に世を去った大作曲家ロッシーニのためにイタリア作曲家13人の合作で作曲が進められた作品


 ロッシーニのためのミサ曲
CD1
 1.レクイエム&キリエ(アントニオ・ブゾッラ)
 2.ディエス・イレ[怒りの日](アントニオ・バッジーニ)
 3.トゥーバ・ミルム[くすしきラッパの音](カルロ・ペドロッティ)
 4.クィド・スム・ミゼル[あわれなる我](アントニオ・カニョーニ)
 5.レコルダーレ・イエズス[思いたまえイエスよ](フェデリーコ・リッチ)
 6.インジェミスコ[われ、罪あるものとして嘆き](アレッサンドロ・ニーニ)
 7.コンフターティス[呪われたる者どもを罰し](ライモンド・ブシュロン)
 8.ラクリモーサ[涙の日]&アーメン(カルロ・コッチャ)
CD2
 1.オフェルトリウム[奉献誦](ガエスターノ・ガスパリ)
 2.サンクトゥス[聖なるかな](ピエトロ・プラタニア)
 3.アニュス・デイ[神の子羊](ラウロ・ロッシ)
 4.ルックス・エテルナ[永遠の光を](テオドゥーロ・エテルナ)
 5.リベラ・メ[われを解き放ちたまえ](ジュゼッペ・ヴェルディ)
マリア・ホセ・シーリ(ソプラノ)
ヴェロニカ・シメオーニ(メッゾ・ソプラノ)
ジェルジョ・ベッルージ(テノール)
シモーネ・ピアッツォーラ(バリトン)
リッカルド・ザネッラート(バス)
カルロ・フェリーチェ劇場合唱団
ミラノ・スカラ座管弦楽団
 
 シャイー、スカラ座デビュー40周年&デッカ録音40周年記念!
 没後250年、ロッシーニ捧げるミサ曲 新録音。
 
 1868年に世を去った大作曲家ロッシーニのために、ヴェルディが発起人となりイタリア作曲家13人の合作で作曲が進められ、紆余曲折の後にお蔵入りになったとされる当作品。
 長らくその手稿が見つからず演奏される機会もめったにないこの作品が、ロッシーニの没後250年を記念する2018年、ロッシーニとヴェルディと深いつながりのあるミラノ・スカラ座管弦楽団による新録音で蘇りました。

  2017年11月8日-15日 ミラノ スカラ座
 
 

4834670
\2300
《ヴォーチェス8〜魔法の島》
 1. Soay (Rebecca Dale new arr. from Lost songs of St Kilda)
 2. ハリーズ・ゲームのテーマ
 3. Carrickfergus - ft Sib?al (伝承曲)
 4. May it Be (「ロード・オブ・ザ・リング」byエンヤ)
 5. アニュス・デイ (バーバー)
 6. The Rains of Castamere〜「ゲーム・オブ・スローンズ」
 7. ピラミッド・ソング (レディオ・ヘッド)
 8. O Albion (トーマス・アデス)
 9. アテネの歌 (タヴナー)
 10. 別れのグラス (伝承曲)
 11. 我が恋人は赤き薔薇 (伝承曲 arr. Esenvalds)
 12. Let My Love Be Heard (Jake Runestad)
 13. ダニー・ボーイ (伝承曲)
 14. I Was Born For This (video game song cover)
 15. She Walks in Beauty (new commission)
 16. The Sun Never Says (Dan Forrest)
 17. Caledonia (pop cover arr. Blake from Voces8)
ヴォーチェス8

 「ロード・オブ・リング」や「ゲーム・オブ・スローンズ」の新アレンジも含む美しき新録音!
 英国の名詩のテキストに曲を付けた作品やスコットランドおよびアイルランドのメロディの新アレンジも含んだヴォーチェス8の新作。新進女流作曲家レベッカ・デールが映画やテレビのドラマ・シリーズのためにアレンジした「ロード・オブ・リング」や「ゲーム・オブ・スローンズ」からの曲も水彩画を思わせる美しい光を放射しています。
 丘陵地帯と緑の谷、険しい山地と隠れた村の風景を現代の視点で捉えた透明感溢れるアルバムです。
 12月に来日し、各地で公演が予定されているヴォーチェス8。1月発売の当アルバムですが、来日に合わせて急遽日本のみ先行輸入される予定です。
 





<国内盤> 

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国内ユニバーサル



UCCD1468
\3000+税
小澤征爾&水戸室内管/ベートーヴェン交響曲シリーズ第4弾
 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 [Blu-spec CD2]
三宅理恵(ソプラノ)、
藤村実穂子(メゾ・ソプラノ)、
福井敬(テノール)、
マルクス・アイヒェ(バリトン)、
東京オペラシンガーズ
水戸室内管弦楽団
小澤征爾(指揮)
 
 小澤征爾水戸室内管弦楽団のベートーヴェン交響曲シリーズ第4弾。
 2017年10月13日&15日に行われた水戸室内管弦楽団第100回記念定期演奏会は前半2楽章を別の指揮者、後半2楽章を小澤征爾が指揮しましたが、前半2楽章はコンサートとは別に小澤征爾指揮でセッション録音を行いました。
 小澤征爾にとっては、大ヒットした2002年のサイトウ・キネン・オーケストラとの録音以来、15年ぶりの第9録音。
 世界的名手が揃った少数精鋭の水戸室内管弦楽団の引き締まった演奏と、東京オペラ・シンガーズの圧倒的な合唱、ソリスト達の素晴らしい歌唱が、小澤征爾の指揮によって見事に融合した、感動的な演奏です。
 水戸芸術館 コンサートホールATM 第3&4楽章のみライヴ録音
 




STUDIO M−RECORDS


 STUDIO M-Recordsはフルート、水越典子氏が主宰し彼女の演奏を紹介するために設立されたレーベルです。
 今回久しぶりに新譜が発売になり、旧譜も合わせて取り扱い再開となりました。(代理店)

MOCD 30808
¥2500+税
「フルートのこだま」詩(うた)の旅人vol.2〜無伴奏小品集 水越典子(フルート)
 イタリア
  (1)E.ケーラー:おどけた女 ニ長調(ロマンティック・エチュードOp.66-3)
  (2)(3)L.de.ロレンツォ:「神話の組曲」Op.38より Ⅰ.パン/Ⅱ.マルシュアス
 デンマーク
  (4)C.ニールセン:子供たちが遊んでいる
  (5)J.アンデルセン:アンダンティーノ ロ短調(24のエチュードOp.21-6)
 ドイツ
  (6)S.カルク=エラート:ソナタ・アパッショナータ嬰ハ短調Op.140
 スイス
  (7)A.オネゲル:めやぎの踊り
 フランス
  (8)F.プーランク:廃墟を見守る笛吹きの像
  (9)C.ケクラン:生命の誕生(「ネクテールの歌」より)
  (10)(11)A.ジョリヴェ:「アッセーズ(苦行)」アルト・フルート・ソロのための より
   Ⅰ.秘密でありつづけるよう、何も語るまい、沈黙にいたるまで
   Ⅳ.暗闇に目を閉ざされ眠りし者に道を示すため、神は夢を創りたもうた
 アメリカ
  (12)K.フーヴァー:ココペリ
 アルゼンチン
  (13)A.ピアソラ:タンゴ・エチュード第3番イ短調
 日本
  (14)保科 洋:妖精の夢/
  (15)福島和夫:冥/
  (16)武満 徹:エア
 
 フルート一本たずさえ世界を巡るひとり旅。「フルートのこだま」うた詩の旅人vol.2〜無伴奏小品集 水越典子

 録音:2018年8月8-10日ムラマツ・リサイタル・ホール新大阪

 「フルートのこだま 詩の旅人」を出して12年、シリーズコンサート「フルートのたのしみ」「フルートのこかげ」で、毎回取り上げてきた無伴奏曲の中から、好評を得たものをまとめてみました。
 フルート1本を携え、世界をめぐる一人旅。イタリアからアルゼンチンを経て日本に帰る長い旅になりました。笛は素朴な楽器だけに各地に根付き、ギリシャ神話では牧神パンが、ネイティブアメリカンでは精霊ココペリが吹く、歴史もある楽器。フルート一本に託された世界は、本当にさまざまでした。
 私の心の中に響きあったものが、こだまとして音になり、『それらの音は、それを聴くひとりひとりの心のなかで共鳴し、こだまし合うのだ。フルートの音が、人と人を、人と自然を、年令をこえ、性別をこえ、国をこえて結び合わせてくれる』(故河合隼雄先生に、前回お寄せいただいたお言葉)ことを、願っております。(水越典子)

 水越典子(フルート)
 京都市立芸術大学音楽学部卒業。川口 勝治郎、白石孝子、伊藤公一、植村泰一の各氏に師事する。A.ニコレ、P.マイゼン、H.P.シュミッツ、京都フランス・アカデミー等の講習会を受講し、研鑽を積む。
 1988年〜2016年、室内楽シリーズ「フルートのたのしみ」を主催し、35回を数えた。テレマン室内楽管弦楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団と共演。
 1997年より、小品シリーズ「フルートのこかげ」も催し、フルート音楽の魅力を探り続けている。
 2001年、大阪文化祭奨励賞を受賞。2006年、CD「フルートのこだま 詩の旅人」をリリース。
 フルートアンサンブル リップルM 主宰。現在、滋賀県立石山高等学校音楽科非常勤講師。(社) 日本フルート協会理事。





<映像>

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DECCA(映像)


74 3982
(2DVD)
\4000→\3690
日伊国交150周年を記念してスカラ座で再上演された初演版
《リッカルド・シャイー&ミラノ・スカラ座〜歌劇『蝶々夫人』オリジナル版》

 プッチーニ:歌劇『蝶々夫人』(初演版)
蝶々夫人:マリア・ホセ・シーリ
スズキ:アンナリーザ・ストロッパ
ケイト・ピンカートン:ニコレ・ブランドリーノ
ピンカートン:ブライアン・イーメル
シャープレス:カルロス・アルバレス
ゴロー:カルロ・ボージ
ヤマドリ:コスタンティーノ・フィヌッチ
僧侶:アブラモ・ロザレン
神官:ガブリエーレ・サゴーナ

合唱:ミラノ・スカラ座合唱団
管弦楽:…ミラノ・スカラ座管弦楽団
指揮:リッカルド・シャイー

演出:アルヴィス・ヘルマニス
74 3985
(Blu-ray)
\3700→\3390
 
 日伊国交150周年を記念してスカラ座で再上演された初演版!
 ミラノ・スカラ座で2016/2017のシーズン・オープニングを飾ったプッチーニの歌劇『蝶々夫人』初演版。
 初演当事、客席がブーイングの嵐となり、この版での上演は1回で打ち切られました。その後プッチーニは2幕から3幕構成へと書き直しを行い、改訂版が今日知られる名作『蝶々夫人』となりました。
 初演版がスカラ座で上演されたのは、初演以来112年ぶりだったとのこと。「オリジナル版の2幕構成でピンカートンが後悔の念を歌うアリアが省かれたことで、より残酷なドラマが生まれる」と、シャイーは語っています。
 オリジナル版の《蝶々夫人》映像作品は初発売となります。
  収録:2016年  ミラノ・スカラ座
 

<LP>


DG(LP)


483 5523
(2LP)
\5200
《チョ・ソンジン〜
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番、ピアノ・ソナタ第3番・第12番》

  ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
   ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466(カデンツァ:ベートーヴェン)
   ピアノ・ソナタ 第3番 変ロ長調 K.281
   ピアノ・ソナタ 第12番 ヘ長調 K.332
チョ・ソンジン(ピアノ)
ヨーロッパ室内管弦楽団
指揮:ヤニック・ネゼ=セガン
 
 繊細にして深遠な音楽を奏でるチョ・ソンジンの感性が煌く!
 2015年ショパン国際ピアノ・コンクールの覇者、チョ・ソンジン待望のモーツァルト!
 「私にとって、モーツァルトの音楽は多層的で全てがそこにある」
 協奏曲はモーツァルトの主要オペラ録音を進めているヤニック・ネゼ=セガンと、ヨーロッパ室内管というフレッシュな最高のパートナーとの共演となっています。
  録音:2018年6月 バーデン=バーデン、フェストシュピールハウス(K.466) 2018年7月 ハンブルク=ハールブルク、フリードリヒ=エバート=ハレ
 














11/28(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



BERLIN CLASSICS


BC 0300701
\2300
ドレスデン聖母教会での演奏集
 J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオBWV.248より/
 ゼレンカ:父なる神のミサZWV.19/
 ジョヴァンニ・ガブリエリ:ソナタXX/
 ヴィヴァルディ:マニフィカトRV.611より/
 ミヒャエル・プレトリウス:甘い喜びのうちに/
 ジャン=バティスト・ルイエ:ソナタ/
 ヨハン・トビアス・クレープス:飾りなき心ぞ
ルートヴィヒ・ギュトラー(Trp、指揮)"
ゼンパー・ブラス・ドレスデン、
ザクセン・ヴィルトゥオーゾ、他"
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BC 0300764
\2300→\2090
ダニエル・ホープ(Vn)
BACH & SONS 2(バッハと息子たち2)

 J.S.バッハ:
  ピアノ協奏曲第4番BWV.1055、第5番BWV.1056、
  管楽器のための協奏曲集 BWV.1044/
 J.C.バッハ:協奏曲ヘ短調/
 C.P.E.バッハ:協奏曲ト長調Wq.475
ダニエル・ホープ(Vn)
フィリップ・ユント(Flu)"
セバスティアン・クナウアー(pf)
チューリッヒ室内管弦楽団"
 



6年以上前になるがこれが第1弾
Bach & Sons: Piano Concertos
BC0300270
\2300
ノリントン指揮&チューリッヒ室内管
 セバスティアン・クナウアー
  バッハと息子たち − ピアノによる協奏曲集
 J.S.バッハ:協奏曲BWV.1052、BWV.1053/
 C.P.E.バッハ:協奏曲H.417/
 J.C.バッハ:協奏曲Op.7/5 
ロジャー・ノリントン指揮、
チューリッヒ室内管弦楽団
セバスティアン・クナウアー(pf)
録音:2011年
ノリントンがBERLINから。オケはチューリッヒ室内管。
曲はバッハ一族のピアノ・コンチェルト集。ピリオド風演奏を聴かせるチューリッヒ室内管とクナウアーの現代ピアノとノリントン。


BC 0301065
\2300
Hagios II
ヘルゲ・ブルッグラーベ(1973-):合唱曲集第2集 讃美と瞑想の歌

 Ruach、Hineni、Unruhig ist mein Herz、
 Lass deinen Mund stille sein、Da pacem cordium、
 Hore den Herzschlag、Es ist ein Klang、
 Da pacem domine、Lichtgebet、
 Mache dich auf und werde licht、Magnificat、
 Halleluja、Oh du mein Gott、Hagios、Mayim chayim、
 Dona nobis pacem in anima、Bleibe
ヴォーカル・アンサンブル・エルブカント、他"
 

BC 0300685
(CD)
\2300
The blue hour
 The blue hour、Nel buio、
 Time has changed、Migrants、
 Shadow land part 1、Silent fall、
 Celine、And we follow the night、
 Shadow land part 2、The boat and the cove、
 The blue hour、Interlude、My piano night、Stellify
フェデリコ・アルバネーゼ(pf)
BC 0300706
(LP)
\4600

 ポップバンドで活躍したアルバネーゼのミニマル・ミュージック集。クラシック音楽、ポップ、サイケデリア、聴き応えのある映画音楽の融合した作品。
 
 

BC 0300946
\2300
Beauty In Simplicity
 A new error、Struggle for Pleasure、
 Electric Counterpoint、Music for Airports、
 Gnossienne No. 3、The Hug、Let it Play、The Fool
カイ・シューマッヒャー(pf)
 
 デジタルサウンドではなく、完全なアナログシンセサイザーによる演奏集。ドラムマシンを駆使した響きも評価されている。
 
 

BC 0300947
\2300
トメック・コルチンスキ:コンステレーションズ
 Constellation Vintage Moon、
 Constellation Electric Rain、
 Constellation Hiraeth、
 Constellation 999
バッハスペース
タマル・ハルペリン(pf)
エティエンウ・アブラン(Vln)
トメック・コルチンスキ(電子楽器)

 アンサンブル「バッハスペース」のデビューアルバム。バロック音楽とエレクトロニカの境界を取り除くというもの。巧みで劇的な効果による新しい次元の音楽集。
 
 

BC 0300948
\2300
ヨハネス・モッチマン(1978-):作品集
 Facets of Infinity、Interlude、
 Darkness and Silence
スパーク
セバスティアン・ヴァイグレ指揮、
フランクフルト歌劇場管弦楽団
ヨハネス・モッチマン(電子楽器)

 世界的アーティストまでに成長した「スパーク」による更なる進化的演奏。オーケストラと電子楽器を交えた、今ベルリンで注目されている一枚。
 
 

BC 0301014
\2300
Unfolding Debussy
 アンフォールディング・ドビュッシー

  Prologue: Moonlight、Clair de Lune、Voiles、
  The Girl With The Flaxen Hair、
  Footsteps In The Snow、The Snow Is Dancing、
  Gradus Ad Parnassum、Passepied、
  Beauty、Alternating Thirds
マリーナ・バラノヴァ(pf)
 
 尊敬するドビュッシーのオリジナル作品の豊かさを模倣し、自らの音楽に色彩感を取り込むことを目指した、バラノヴァによるピアノとキーボードの融合による作品集。
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ALTO


ALC 1357
\1200
ダヴィド・オイストラフ ヴァイオリン・アンコール
 ドビュッシー(1862-1918):月の光
 ファリャ(1876-1946)/パウル・コハンスキ(1887-1934)編曲:
  ホタ(7つのスペイン民謡 から、ヴァイオリンとピアノのための版)
 イザイ(1858-1931):恍惚(ヴァイオリンとピアノのための)Op.21
 チャイコフスキー(1840-1893):
  ヴァイオリンとピアノのためのワルツ・スケルツォ ハ長調 Op.34
 スク(1874-1935)/ヤロスラフ・コチアン(1883-1950)編曲:
  愛の歌 Op.7 No.1(ヴァイオリンとピアノのための版)
 コダーイ(1882-1967)/グリゴリー・フェイギン(1937-2018)編曲:
  3つのハンガリー民俗舞曲(ヴァイオリンとピアノのための版)
 ヘンリク・ヘンリク・ヴィエニャフスキ(1835-1880):
  伝説 ト短調(ヴァイオリンとピアノのための)Op.17
 アレクサンデル・ザジツキ(1834-1895):ヴァイオリンとピアノのためのマズルカ ト長調 Op.26
 バルトーク(1881-1945):ルーマニア民俗舞曲(ヴァイオリンとピアノのための)
 シマノフスキ(1882-1937):アレトゥーザの泉(ヴァイオリンとピアノのための)
 パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978):
  ブルガリア組曲(ヴァイオリンとピアノのための)Op.21 から 歌(No.2)
 プロコフィエフ(1891-1953):
  オペラ「三つのオレンジへの恋」から 行進曲(ヴァイオリンとピアノのための版)
 ラフマニノフ(1873-1943):ヴォカリーズ Op.34 No.14(ヴァイオリンとピアノのための版)
 ハチャトゥリアン(1903-1978):ヴァイオリンとピアノのための舞曲 変ロ長調
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
ヴラディーミル・ヤンポリスキー(ピアノ)
 
 原盤:EMI(HMV)/Supraphon/Vanguard
 
 

ALC 1377
\1200
バロック・クリスマス サンクトゥス
 J・S・バッハ(1685-1750):Sanctus
 ブロサール・ド・モンタンシー:Noie, Noie est venue−
  不詳:Nous sommes en voye
 ギヨーム・ブジニャック(1587頃-1643以後):Noe, noe! Pastores, cantate Domino
 クレスト [Crestot]:Tous les bourgeois de Chastre−
  ミシェル・コレット(1707-1795):Tous les bourgeois de Chartres
 マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643-1704):Salve puerule
 不詳:Ecco il Messia
 ジョヴァンニ・ガブリエーリ(1554/1557-1612):Magnificat(14声)
 クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):Christe, redemptor omnium
 アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):合奏協奏曲 Op.6 No.8
 ナポリ伝承曲:Quando nascette Ninno
 ヘンデル(1685-1759):オラトリオ「メサイア」から ピファ(シンフォニア・パストラーレ)
 オーランド・ギボンズ(1583-1625):Thus angels sang
 J・S・バッハ:Wie soll ich dich empfangen?
 ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562-1621):Hodie Christus natus est
 ザムエル・シャイト(1587-1654):In dulci jubilo
 ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):Ehre sei Gott
 ディートリヒ・ブクステフーデ(1637頃-1707):In dulci jubilo
 J・S・バッハ:Ach mein herzliebes Jesulein
エクス・カシドラ
ジェフリー・スキッドモア(指揮)
 
 録音:1996年6月、オスコット・カレッジ礼拝堂、サットン・コールドフィールド、バーミンガム、イギリス
 原盤、初出:ASV, CDGAU 166
 
 


ALC 1378
\1200
シベリウス(1865-1957):ピアノ作品選集
  悲しいワルツ Op.44/カーネーション Op.85 No.2/行進曲 Op.5 No.3
  ロマンス Op.24 No.9/踊り歌 Op.34 No.2/騎士/即興曲 Op.5 No.5
  ワルツ Op.34 No.1/マンドリナート/ガヴォット Op.94 No.6
  ロマンス Op.24 No.2/小ワルツ Op.40 No.1/ユモレスク Op.40 No.3
  子守歌 Op.40 No.5/ポロネーズ Op.40 No.10/鐘(カリヨン)Op.65
  オルゴール Op.76 No.9/小ワルツ Op.97 No.3/ロンドレット Op.40 No.7
  漕ぎ手 Op.103 No.3/小行進曲 Op.99 No.8/抒情的ワルツ Op.96a
  スケッチ Op.76 No.1/舞曲 Op.94 No.1/練習曲 Op.76 No.2
  夜想曲 Op.24 No.8/ロマンス Op.101 No.1/フィンランディア Op.26 No.7

アンネッテ・セルヴァデイ(ピアノ)

 
 録音:1992年、クライスト病院、ホースハム、イギリス
    1993-1994年、セント・ジョージ教会、ブランドン・ヒル、ブリストル、イギリス
 原盤:Continuum, Olympia 前出:ALC 5001

 『シベリウス・ピアノ音楽全集』(ALC 5001;廃盤)からの抜粋。
 

 

ALC 1379
\1200
ロドリーゴ(1901-1999):
  アランフエス協奏曲(ギターと管弦楽のための)(*)
  ある貴紳のための協奏曲(ギターと管弦楽のための)(+)
  セレナード協奏曲(ハープと管弦楽のための)(#)
  遥かなるサラバンド(ギターのための)(**)
ナルシソ・イエペス(ギター(*/+)) スペイン国立管弦楽団(*/+)
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮(*))
ラファエル・フィリューベック・デ・ブルゴス(指揮(+))
ニカノール・サバレタ(ハープ(#))
ベルリン放送交響楽団(#)
エルンスト・メルツェンドルファー(指揮(#))
アンドレス・セゴビア(ギター(**))

 録音:1957年(*)/1962年以前(+)/1959年(#)/1954年(**)
 原盤:Decca, Deutsche Grammophon, Brunswick
 
 

ALC 1385
\1200
エルガー(1857-1394):
  演奏会用序曲「南国にて(アラッショ)」(管弦楽のための)Op.55
  交響曲第1番 変イ長調 Op.55
アカデミー室内管弦楽団
ネヴィル・マリナー(指揮)
 
 録音:1990年11月、ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン、イギリス
 原盤、初出:Collins Classics, 12692/前出:Regis, RRC 1016
 ライセンサー:Phoenix International Ltd
  
 

ALC 1395
\1200
セゴビア ギター・ファンタジア
 ロドリーゴ(1901-1999):ある貴紳のための協奏曲(ギターと管弦楽のための)(*)
 ポンセ(1882-1948):南の協奏曲(ギターと管弦楽のための)(*)
 カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):悪魔的奇想曲(ギターのための)(+)
 ポンセ:ギターのための主題、変奏曲とフィナーレ(+)
 ヴィラ=ロボス(1887-1959):ギターのための前奏曲第1番 ホ短調(#)
 アルベニス(1860-1909):アストゥリアス(伝説)(ギターのための版)(#)
アンドレス・セゴビア(ギター)
シンフォニー・オヴ・ジ・エア(*)
エンリケ・ホルダ(指揮(*))
 
 録音:1958年(*)/1954年(+)/1952年(#) 原盤:Brunswick
  
 

ALC 1604
(2CD)
\2200
マーラー(1860-1911):
  交響曲第9番ニ長調(*)
  交響曲第4番ト長調(+)
ブルーノ・ワルターへのインタビュー「マーラーの交響曲第9番の録音について」(#)
コロンビア交響楽団(*)
ブルーノ・ワルター(指揮(*)、話(#))
リーザ・デラ・カーザ(ソプラノ(#))
シカゴ交響楽団(+)
フリッツ・ライナー(指揮(+))
アーノルド・ミカエリス(インタビュアー(#))

 録音:1961年 原盤:CBS(*)/RCA(+)
 
 

ALN 1969
\1200
ムービー・マジック スペース、アクション、ロマンス映画テーマ20選
 ジョン・ウィリアムズ(1932-):「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」から テーマ
 ロン・グッドウィン(1925-2003):「633爆撃隊」から テーマ
 バリー・グレイ(1908-1984):「サンダーバード」から テーマ
 フレデリック・ロー(1901-1988):「恋の手ほどき」から テーマ&サンク・ヘブン(*)
 ケネス・アルフォード(1881-1945)、マルコム・アーノルド(1921-2006):
  「戦場にかける橋」から クワイ河マーチ(*)
 ヘンリー・マンシーニ(1924-1994):「ティファニーで朝食を」から テーマ&ムーン・リバー(*)
 ジョン・ウィリアムズ:「スーパーマン:から テーマ
 ジェローム・モロス(1913-1983):「大いなる西部」から テーマ
 デイヴィッド・ラクシン(1912-2004):「ローラ殺人事件」から テーマ(*)
 ディミトリー・ティオムキン(1895-1979):「ナバロンの要塞」から テーマ(*)
 ジョン・バリー(1933-2011):「ある日どこかで」から テーマ(*)
 リチャード・ロジャース(1902-1979):「回転木馬」から ワルツ(*)
 エルマー・バーンスタイン(1922-2004):「荒野の七人」から テーマ
 フランシス・レイ(1932-2018):「ビリティス」から テーマ(*)
 ジョン・ウィリアムズ:「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」から テーマ
 スタンリー・マイヤーズ(1930-1993):「ディア・ハンター」から テーマ
 エルマー・バーンスタイン:「大脱走」から テーマ(*)
 エンニオ・モリコーネ(1928-):「Life & Times of David Lloyd George」から Chi Mai(*)
 モンティ・ノーマン(1928-)、ジョン・バリー:ジェームズ・ボンド・メドレー
 ジョン・ウィリアムズ:「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」から テーマ(*)
ロンドン交響楽団(*以外)
スタンリー・ブラック・オーケストラ(*)
スタンリー・ブラック(指揮)
 
 録音:1987年 ライセンサー:LSO Live Ltd from Dinmore Records
  
 


ALC 4005
(4CD)
\3600

ラドスラフ・クヴァピル(ピアノ)
チェコ・ピアノ音楽アンソロジー(ニュー・エディション)

  [CD 1]
 ドヴォルジャーク(1841-1904):
  ピアノのための主題と変奏 Op.36 B.65
  ピアノのための詩的音画 Op.85 B.161
  [CD 2]
 フィビフ(フィビヒ)(1850-1900):
  気分、印象、思い出 第1巻−第4巻(ピアノのための)Op.41, Op.44, Op.47, Op.57 から
   第 358, 20, 24, 35, 67, 127, 139, 183, 21, 25, 19, 103, 81, 87, 94, 281, 282, 355,
     368番
  絵画練習曲(全5曲)
  [CD 3]
 ヤナーチェク(1854-1928):
  草陰の小道を通って 第1巻(ピアノのための)
  草陰の小道を通って 第2巻(ピアノのための)
  ピアノ・ソナタ「1905年10月1日、街頭にて」
  霧の中で(ピアノのための)
  [CD 4]
 スメタナ(1824-1884):
  ピアノのための3つのサロン用ポルカ Op.7(1854)
  ピアノのための3つの詩的ポルカ Op.8(1854)
  夢(ピアノのための;全6曲;1875)
  チェコ舞曲集第2巻((ピアノのための;1879)
ラドスラフ・クヴァピル(ピアノ)

 
 録音:1992-1994年 原盤:Unicorn-Kanchana ライセンサー:AMAT 前出:ALC 601, 6002

 『チェコ・ピアノ音楽アンソロジー Vol.1』『同 Vol.2』(ALC 6001, 6002)から4枚のディスクを選んだ新セット。
  





BERLIN CLASSICS



BC 0300973
(CD)
\2300→\2090
フリードリヒ・グルダ
 ドビュッシー:前奏曲集第1巻、第2巻
フリードリヒ・グルダ(pf)

BC 0301022
(LP)
\7400



..

SCRIBENDUM



SC 818
(33CD)
\12000→\10990

世界初CD化

 1960年代、幻のハイドン交響曲全集録音
エルンスト・メルツェンドルファー&ウィーン室内管


ハイドン:交響曲全集
 (33CD)\12000→\10990

CD1
 交響曲第1番 ニ長調, Hob.I:1
 交響曲第2番 ハ長調, Hob.I:2
 交響曲第3番 ト長調, Hob.I:3
 交響曲第4番 ニ長調, Hob.I:4
 交響曲第5番 イ長調, Hob.I:5
CD2
 交響曲第6番 ニ長調, Hob.I:6「朝」
 交響曲第7番 ハ長調, Hob.I:7「昼」
 交響曲第8番 ト長調, Hob.I:8「夕」
CD3
 交響曲第9番 ハ長調, Hob.I:9
 交響曲第10番 ニ長調, Hob.I:10
 交響曲第11番 変ホ長調, Hob.I:11
 交響曲第12番 ホ長調, Hob.I:12
 交響曲第13番 ニ長調, Hob.I:13
CD4
 交響曲第14番 イ長調, Hob.I:14
 交響曲第15番 ニ長調, Hob.I:15
 交響曲第16番 変ロ長調, Hob.I:16
 交響曲第17番 ヘ長調, Hob.I:17
 交響曲第18番 ト長調, Hob.I:18
CD5
 交響曲第19番 ニ長調, Hob.I:19
 交響曲第20番 ハ長調, Hob.I:20
 交響曲第21番 イ長調, Hob.I:21
 交響曲第22番 変ホ長調, Hob.I:22「哲学者」
CD6
 交響曲第23番 ト長調, Hob.I:23
 交響曲第24番 ニ長調, Hob.I:24
 交響曲第25番 ハ長調, Hob.I:25
 交響曲第26番 二長調, Hob.I:26「ラメンタチオーネ」
CD7
 交響曲第27番 ト長調, Hob.I:27
 交響曲第28番 イ長調, Hob.I:28
 交響曲第29番 ホ長調, Hob.I:29
 交響曲第30番 ハ長調, Hob.I:30「アレルヤ」
CD8
 交響曲第31番 ニ長調, Hob.I:31「ホルン信号」
 交響曲第32番 ハ長調, Hob.I:32
 交響曲第33番 ハ長調, Hob.I:33
CD9
 交響曲第34番 ニ短調, Hob.I:34
 交響曲第35番 変ロ長調, Hob.I:35
 交響曲第36番 変ホ長調, Hob.I:36
 交響曲第37番 ハ長調, Hob.I:37
CD10
 交響曲第38番 ハ長調, Hob.I:38
 交響曲第39番 ト短調, Hob.I:39
 交響曲第40番 ヘ長調, Hob.I:40
 交響曲第41番 ハ長調, Hob.I:41
CD11
 交響曲第42番 ニ長調, Hob.I:42
 交響曲第43番 変ホ長調, Hob.I:43「マーキュリー」
 交響曲第44番 ホ短調, Hob.I:44「悲しみ」
CD12
 交響曲第45番 嬰へ短調, Hob.I:45「告別」
 交響曲第46番 ロ長調, Hob.I:46
 交響曲第47番 ト長調, Hob.I:47「パリンドーム」
CD13
 交響曲第48番 ハ長調, Hob.I:48「マリア・テレジア」
 交響曲第49番 ヘ短調, Hob.I:49「受難」
 交響曲第50番 ハ長調, Hob.I:50
CD14
 交響曲第51番 変ロ長調, Hob.I:51
 交響曲第52番 ハ短調, Hob.I:52
 交響曲第53番 ニ長調, Hob.I:53「帝国」
CD15
 交響曲第54番 ト長調, Hob.I:54
 交響曲第55番 変ホ長調, Hob.I:55「校長先生」
 交響曲第56番 ハ長調, Hob.I:56
CD16
 交響曲第57番 ニ長調, Hob.I:57
 交響曲第58番 ヘ長調, Hob.I:58
 交響曲第59番 イ長調, Hob.I:59「火事」
CD17
 交響曲第60番 ハ長調, Hob.I:60「うかつ者」
 交響曲第61番 ニ長調, Hob.I:61
 交響曲第62番 ニ長調, Hob.I:62
CD18
 交響曲第63番 ハ長調, Hob.I:63「ラ・ロクスラーヌ」
 交響曲第64番 イ長調, Hob.I:64「時の移ろい」
 交響曲第65番 イ長調, Hob.I:65
CD19
 交響曲第66番 変ロ長調, Hob.I:66
 交響曲第67番 ヘ長調, Hob.I:67
 交響曲第68番 変ロ長調, Hob.I:68
CD20
 交響曲第69番 ハ長調, Hob.I:69「ラウドン」
 交響曲第70番 ニ長調, Hob.I:70
 交響曲第71番 変ロ長調, Hob.I:71
CD21
 交響曲第72番 ニ長調, Hob.I:72
 交響曲第73番 ニ長調, Hob.I:73「狩」
 交響曲第74番 変ロ長調, Hob.I:74
CD22
 交響曲第75番 ニ長調, Hob.I:75
 交響曲第76番 変ホ長調, Hob.I:76
 交響曲第77番 変ロ長調, Hob.I:77
CD23
 交響曲第78番 ハ短調, Hob.I:78
 交響曲第79番 ヘ長調, Hob.I:79
 交響曲第80番 ニ短調, Hob.I:80
CD24
 交響曲第81番 ト長調, Hob.I:81
 交響曲第82番 ハ長調, Hob.I:82「熊」
 交響曲第83番 ト短調, Hob.I:83「めんどり」
CD25
 交響曲第84番 変ホ長調, Hob.I:84
 交響曲第85番 変ロ長調, Hob.I:85「王妃」"
 交響曲第86番 ニ長調, Hob.I:86
CD26
 交響曲第87番 イ長調, Hob.I:87
 交響曲第88番 ト長調, Hob. I:88
 交響曲第89番 ヘ長調, Hob.I:89
CD27
 交響曲第90番 ハ長調, Hob.I:90
 交響曲第91番 変ホ長調, Hob.I:91
 交響曲第92番 ト長調, Hob.I:92「オックスフォード」
CD28
 交響曲第93番 ニ長調, Hob.I:93
 交響曲第94番 ト長調, Hob.I:94「驚愕」
 交響曲第95番 ハ短調, Hob.I:95
CD29
 交響曲第96番 ニ長調, Hob.I:96「奇蹟」
 交響曲第97番 ハ長調, Hob.I:97
 交響曲第98番 変ロ長調, Hob.I:98
CD30
 交響曲第99番 変ホ長調, Hob.I:99
 交響曲第100番 ト長調, Hob.I:100「軍隊」
 交響曲第101番 ニ長調, Hob.I:101「時計」
CD31
 交響曲第102番 変ロ長調, Hob.I:102
 交響曲第103番 変ホ長調, Hob.I:103「太鼓連打」
CD32
 交響曲第104番 ニ長調, Hob.I:104「ロンドン」
 交響曲第105番 協奏曲交響曲 変ロ長調 Hob.I:105
CD33
 交響曲第107番 変ロ長調,「交響曲A」
 交響曲第108番 変ロ長調,「交響曲B」
エルンスト・メルツェンドルファー(指揮)
ウィーン室内管弦楽団

 録音年:1960年代世界初CD化!!
 クラムシェル・ボックス仕様。


 

 エルンスト・メルツェンドルファー(Ernst Marzendorfer, 1921年5月26日 - 2009年9月16日)は、オーストリアの指揮者、作曲家。

 オーベルンドルフ・バイ・ザルツブルクの生まれ。グラーツ音楽院でロベルト・ワーグナーに師事した後、モーツァルテウム音楽院でクレメンス・クラウスの薫陶を受けた。
 1940年からグラーツ歌劇場で指揮活動を始め、フランク・マルタンのオラトリオ《ゴルゴタの丘》の初演などを手掛けた。
 1953年から1958年までモーツァルテウム管弦楽団の常任指揮者を務め、その間の1954年にはザルツブルク音楽祭に出演した。
 1961年からウィーン国立歌劇場、1965年からニューヨーク・シティ・バレエに客演を繰り返し、1969年にはウィーン国立歌劇場の正指揮者に就任した。以後は、ウィーン・フォルクスオーパーにも客演を繰り返し、晩年に至るまでウィーンを中心に演奏活動を展開した。
 1964年には初来日を果たし、読売日本交響楽団を振ってアルバン・ベルクの『ルル組曲』の日本初演を果たしている。
 ウィーンにて死去。
 
 アメリカのMusical Heritage Societyレーベルから1960年代に発売されていた世界初のハイドンの交響曲全集録音。
 存在自体があまり知られていなかったが、もちろん今回が初CD化。



<国内盤> 


オクタヴィア・レコード


OVCL-00688
\3000+税
「行進曲」 —世界に冠たる日本のマーチ
 古関 裕而:オリンピック・マーチ
 團 伊玖磨:祝典行進曲
 古関 裕而:栄冠は君に輝く
 レイモンド 服部:行進曲 「コバルトの空」
 吉本 光蔵:君が代行進曲
 瀬戸口 藤吉:軍艦行進曲
 奥村 一:行進曲「太陽の下に」
 川崎 優:行進曲「希望」
 大沼 哲:立派な青年
 古関 裕而:スポーツショー行進曲
 黛 敏郎:スポーツ行進曲
 高井 達雄:鉄腕アトム
武藤英明(指揮)
ロンドン・フィル
 
 フル・オーケストラが高らかに奏でる日本の行進曲。書き下ろし作品を含む、まさに「日本人作曲家によるマーチ傑作選」!
 世界の名門オーケストラ、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団と武藤英明指揮による日本の代表的な行進曲集です。
 特に注目は、作曲者高井達雄が当アルバムのために書き下ろした「鉄腕アトム」。半世紀を経て、新たな魅力を持って蘇るサウンドをお楽しみください。
 また、20世紀後半日本の作曲家井の中心を担った團伊玖磨(「祝典行進曲」)と黛敏郎(「スポーツ行進曲」)のオリジナル編曲は初のCD化です。
 その他にも「軍艦行進曲」や「オリンピック・マーチ」など、まさに「世界に冠たる日本のマーチ」集が出来上がりました。
 東京オリンピックやスポーツ・シーン、祝典式など、日本の重要な場面を彩ってきた行進曲がオーケストラの輝かしく重厚なサウンドで蘇ります。
 
 


OVCL-00681
(SACD Hybrid)
\3200+税
本名 徹次 (指揮)&ベトナム国立響

チョン・バン:

 交響詩「幸せを私たちに運んでくれた人」
ベトナムバクニン省民謡/チャン・マィン・フン編曲:
 糸紡ぎの歌
ドヴォルザーク:
 交響曲 第9番 作品95 「新世界より」
本名 徹次 (指揮)
ベトナム国立交響楽団
 
 アジアの肥沃な大地が生み出す、穏やかなエネルギー。ベトナム国立響、デビュー!
 本名徹次が、音楽監督に就任して約10年、ベトナム国立交響楽団は飛躍的な向上を遂げています。
 その成果を披露すべく、3度目の来日となった2018年のコンサートをライヴ収録した記録が、本CDです。「新世界より」では、欧米のオーケストラとは異なる、ゆるやかで温和な響きが印象的、またベトナムの2つの作品も、その質朴さがさりげない親近感を生み、耳に心地よい微風のように聴き手に沁みこんできます。アジアからの新しい響きをお聴きください。
 2018年7月18日 大阪・ザ・シンフォニーホール、20日 東京・サントリーホール にて収録
 
 

OVCT-00157
\3000+税
音楽の玉手箱 Vol.3 —アマービレ—
 セヴラック:古いオルゴールが聴こえるとき(「休暇の日々から」第1集)
 グリーグ:アリエッタ(「抒情小曲集」第1集)
 ショパン:夜想曲 第2番 変ホ長調 作品9-2
 プーランク:エディット・ピアフをたたえて(「15の即興曲」)
 グリーグ:夜想曲(「抒情小曲集」第5集)
 ショパン:乙女の願い
 バダジェフスカ:乙女の祈り
 グリーグ:トロルドハウゲンの婚礼の日(「抒情小曲集」第8集)
 メンデルスゾーン:春の歌(「無言歌集」第5巻)
 グリーグ:春に寄す(「抒情小曲集」第3集)
 ショパン:春(「6つのポーランド歌曲集」)
 メトネル:春(「忘れられた調べ」第2集)
 グリーグ:愛の詩(「抒情小曲集」第3集)
 チャイコフスキー:ロマンス ヘ短調 作品5
 シューマン/フランツ・リスト編:献呈 S.566
 ショパン/加藤昌則編:ピアノ協奏曲第2番 第2楽章ラルゲット
宮谷理香(ピアノ)

 華麗なるピアニスト、宮谷理香が贈る色鮮やかなピアノ・ファンタジー!
 近年、益々多岐にわたる活動を展開している注目のピアニスト宮谷理香による人気シリーズ「音楽の玉手箱」待望の第3弾の登場です。
 「アマービレ」と題した珠玉の名曲アルバムには、シューマン=リストの献呈、メンデルスゾーンの春の歌やメトネルの春といった愛の季節である「春」にちなんだ曲を、間にグリーグの叙情小曲集、宮谷のライフワークであるショパンの名曲を織り交ぜ、今日まで愛され息づいている珠玉の作品が聴き手を美しい音楽の世界へと導いていきます。
 アルバムの最後にはショパンのピアノ協奏曲第2番から美しい第2楽章ラルゲット(ピアノ独奏アレンジ)が愛の詩として添えられました。宮谷の情感溢れるピアノの調べを是非お楽しみください。
  2018年10月2-4日五反田文化センターにて収録
 
 

OVCC-00147
\3000+税
Beans佐藤 采香(ユーフォニアム) 清水 初海(ピアノ)
 久保哲朗:Beans真島俊夫:二つの夢 「ユーフォニアム・カプリチオーソ」
 ジュール・セムレ=コルリー:サクソルニア
 ヨーゼフ・ホロヴィッツ:ユーフォニアム協奏曲
 フィリップ・スパーク:パントマイム
 フィリップ・ウィルビー:フライト
 ゴフ・リチャーズ:「ピラトゥス」 山の歌
佐藤 采香(ユーフォニアム)
清水 初海(ピアノ)
 
 圧倒的な技術!人を魅了する柔らかなサウンド! 世界へ羽ばたく若きユーフォニアム奏者、佐藤采香デビュー!!
 2018年に世界最高峰、リエクサ国際コンクールで日本人初の優勝をはじめ、日本管楽器コンクール第1位など国内外のコンクールにて華々しい活躍を見せ、世界より注目を集めるユーフォニアム奏者、佐藤采香の待望のデビュー盤です。
 ユーフォニアムの美しくふくよかなサウンドが彼女の最大の魅力です。深い洞察に基づく音楽的感性と聴衆を包む幸福感溢れる魅惑の音色。縦横無尽に奏でる圧倒的な技術にも注目です。
 当盤には、彼女がコンクールでも演奏し、長年大事にしてきた作品が並びます。ユーフォニアムの魅力と可能性が広がる渾身のプログラムです。また、清水初海のピアノも見事に音楽に彩りを加えていきます。
 ユーフォニアム界に彗星のごとく登場した新星・佐藤采香の才能をぜひお聴き下さい。
  2018年8月28-30日 埼玉・三芳町文化会館(コピスみよし) にて収録
 
 

OVCL-00678
(2CD)
\3500+税
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集
 第1番 ヘ長調 作品5-1 
 第2番 ト短調 作品5-2 
 第3番 イ長調 作品69 
 第4番 ハ長調 作品102-1 
 第5番 ニ長調 作品102-2
ルイス・クラレット(チェロ)
岡田将(ピアノ) 
 
 円熟のチェリスト、ルイス・クラレットが贈るベートーヴェン像
 チェロの名曲「鳥の歌」でも知られるチェリストの巨匠カザルスを名付け親に持ち、バルセロナを拠点に世界的に活躍する名チェリスト、ルイス・クラレットによるベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集がエクストンレーベルからリリース。
 「チェロの新約聖書」とも評されるベートーヴェンが初期、中期、後期に分けて遺した5曲のソナタは各時代を代表する傑作とされています。クラレットの奏でるそっと包み込むような豊かな音色と自然な音楽の流れが相まって一層各作品の魅力を引き出しています。
 ピアニストにはソリストのみならず室内楽にも精力的に力を注ぐ岡田将を迎え、息の合ったアンサンブルを聴かせています。名手クラレットの精魂込め奏でられるベートーヴェン像に大注目です。
  2018年6月14-16日 神奈川・相模湖交流センター にて収録
  
 ルイス・クラレット(Lluis Claret)(チェロ)
  カタロニア出身の両親がフランコ将軍の独裁に反旗を翻し亡命した地、アンドラで1951年に生まれる。両親と親交が深いパブロ・カザルスが名付け親となる。
 そのカザルスの影響でチェロを始め、リセウの音楽院を優等で卒業した後、フランス、イタリア、アメリカで研鑽を積む。
 その間、モーリス・ジャンドロンらから指導を受けるほか、エンリック・カザルス(パブロ・カザルスの弟)から徹底した音楽教育を受ける。また、ジョルジ・セボック、バーナード・グリーンハウスからも多大な影響を受ける。
 ボローニャ国際コンクール(75年)、カザルス国際コンクール(76年)、ロストロポーヴィチ国際コンクール(77年)に優勝し、世界を舞台に活躍を始める。これまで、ブーレーズ、ミュンヒンガー、ノイマン、ロストロポーヴィチら巨匠の指揮で、ワシントン・ナショナル管、モスクワフイル、フランス国立管、イギリス室内管、チェコ・フィルなど世界各地のメジャー・オーケストラと共演する。
 バルセロナ五輪の閉会式では、カタロニアを代表する音楽家として、ソプラノのビクトリア・デ・ロス・アンへレスと共にカタルーニャ民謡「鳥の歌」を演奏する。室内楽にも力を注いでおり、ベルリントリオのメンバーとして活躍するほか、著名演奏家と共演を重ねている。
 レパートリーは幅広く、現代作曲家(デュティユー、ルトスワフスキ、ブーレーズ、クセナキス等)からの献呈された作品の初演も数多い。 ソロ、室内楽、協奏曲のCDが数多くリリースされている。
 演奏活動に加え、国際コンクールの審査員、音楽祭の監督など幅広い活動を展開している。現在、ニューイングランド音楽院教授。
  














11/27(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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APARTE



AP 186
¥2600→\2390
メンバーはほぼ全員フリーメイソン
 ル・コンセール・ド・ラ・ローグ
  ハイドン・プロジェクト第3弾

ジュリアン・ショヴァン指揮の痛快な「熊」!
 ドゥヴィエンヌの協奏交響曲

  ・ハイドン:交響曲第82番「熊」ハ長調 Hob.I:82
  ・ジャン=バティスト・ダヴォー(1742-1822):
    2台の独奏ヴァイオリンのための愛国的アリアを伴う協奏交響曲
  ・フランソワ・ドゥヴィエンヌ(1759-1803):
   協奏交響曲第4番 ヘ長調〜
    フルート、オーボエ、バスーン、ホルンのための
ジュリアン・ショヴァン(指揮)
ル・コンセール・ド・ラ・ローグ
シュシャヌ・シラノシアン(ヴァイオリン)
タミ・クラウス(フルート)
エンマ・ウラック(オーボエ)
ハヴィエ・ザフラ(バソン)
ニコラ・シェドメイユ(ホルン)

 ジュリアン・ショヴァンの注目シリーズ第3弾、痛快な「熊」!ドゥヴィエンヌのヴィルトゥオジックな協奏交響曲。

 録音:2017 年10 月、ルーヴル・オーディトリウム

 フランスの気鋭ヴァイオリン奏者、ジュリアン・ショヴァンの指揮による、ハイドンのパリ交響曲(第82-87番)を録音するプロジェクトの第3弾(第1弾 AP 131 /第2弾 AP 157)。当時の演奏会習慣に則り、交響曲をメインに据え、様々な編成の楽曲でプログラムが構成されています。
 冒頭から実に痛快な「熊」でたちまち演奏に引き込まれます。その後も心地よいテンポ感で滑舌のよい音楽発語が見事。18世紀フランスの、ウィットに富み、ヴィルトゥオーゾ要素満載の音楽を心ゆくまで堪能できる1枚です。

 ダヴォーは当時のフランスで聴衆から最も人気のあった作曲家の一人で、ゴセックと同じくらいに有名でした。この協奏交響曲に含まれるアリアは、ダヴォー自身のオペラ「テオドーラ」からとられています。
 パリでは管楽器は特別な人気がありました。ドゥヴィエンヌのこの作品は、変奏曲の形式をとりながら、テーマを奏でる各楽器奏者に高い難度の技巧を要求しつつも、当時の記述に「花畑の中で幸せに語り合う恋人たち」と称されたような幸福に満ちた作品となっています。

 ル・コンセール・ド・ラ・ローグは2015 年、ヴァイオリン奏者のジュリアン・ショヴァンによって設立されました。この名称は、1783 年に設立された当時最高のオーケストラ、コンセール・ド・ラ・ローグ・オランピックから名前をとっています。
 ハイドンの「パリ交響曲」もこの団体のために書かれ、マリー=アントワネット下のチュイルリー宮でレジデント・オーケストラを務めていました。メンバーはほぼ全員フリーメイソンによって構成され、名称のLoge もフリーメイソンのLodges に因んでいます。
 ショヴァンはOlympic という文言を団体名に使うことをオリンピック委員会から禁止されたため、2016 年から名称をル・コンセール・ド・ラ・ローグとして活動を続けています。



ジュリアン・ショヴァン(指揮)
ル・コンセール・ド・ラ・ローグ
ハイドン・プロジェクト第1&2弾
AP 131
\2600→\2390
ピオーも参加の注目アルバム
 ル・コンセール・ド・ラ・ローグ
 
 ハイドンのパリ交響曲チクルス

 ・アンリ=ジョゼフ・リジェル(1741-1799):
  交響曲第4番 ハ短調 op.12
 ・ジュゼッペ・サルティ(1729-1802):
  lo d’amore, oh Dio! Mi moro〜
   「見捨てられたディドーネ」よりセレーナのアリア*
 ・J.C.バッハ(1735-1782):
  Semplicetto, ancor non sai〜
   「エンディミオーネ」よりディアーナのアリア
 ・J.ハイドン(1732-1809):
  交響曲第85番「王妃」変ロ長調 Hob I:85
ジュリアン・ショヴァン(指揮)
ル・コンセール・ド・ラ・ローグ
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
 録音:2016年3月 * 世界初録音

 ハイドンのパリ交響曲(第82-87 番)を録音するプロジェクトの第1 弾。当時の演奏会習慣に則り、交響曲をメインに据え、様々な編成の楽曲でプログラムが構成されています。
 1 曲目のリジェルの交響曲は管楽器の活躍も印象的な、ドラマティックな作品。2 曲収録のソプラノ・アリアでは、サンドリーヌ・ピオーが客演しています。ハイドンの「王妃」では快活なテンポで、きざむ弦のリズムが小気味よい演奏です。
AP 157
\2600→\2390
ショヴァン率いるル・コンセール・ド・ラ・ローグ
 ハイドン・プロジェクト第2弾
  
  モーツァルトのピアノ協奏曲第17番が秀逸!快演!

 ・ハイドン(1732-1809):
   交響曲第83番 ト短調 Hob.I:83
 ・モーツァルト(1756-1791):
   ピアノ協奏曲第17番 ト長調 K453
 ・マリー=アレクサンドル・ゲナン(1744-1835):
   交響曲ニ短調 op.4-3
ジュリアン・ショヴァン(指揮)
ル・コンセール・ド・ラ・ローグ
ジャスティン・テイラー(フォルテピアノ)
 ショヴァン率いるル・コンセール・ド・ラ・ローグ、ハイドン・プロジェクト第2弾。フォルテピアノの若手逸材、ジャスティン・テイラーも参加!

 録音:2016年10月、ルーヴル・オーディトリウム(ハイドン)/2017年2月、ジャン=バティスト・リュリ音楽院(プトー)(ゲナン、モーツァルト)

 フランスの気鋭ヴァイオリン奏者、ジュリアン・ショヴァンの指揮による、ハイドンのパリ交響曲(第82-87 番)を録音するプロジェクトの第2 弾。当時の演奏会習慣に則り、交響曲をメインに据え、様々な編成の楽曲でプログラムが構成されています。
 ハイドンの交響曲第83番 の品の良さは格別。モーツァルトでも、ひとつひとつのパッセージがきわめて細やかで活き活きと響いています。
 ソリストを務めるジャスティン・テイラーは、23 歳の若さでブルージュ古楽国際コンクール(2015 年) で優勝した逸材。オリヴィエ・ボーモンやブランディーヌ・ランヌに学び、さらにピアノをロジェ・ムラロにも学んだといいますから、古楽演奏も、モダンピアノのテクニックも併せ持った注目の存在です。ここでも前奏から素晴らしい演奏で参加しております。
 マリー=アレクサンドル・ゲナンは、古典派からロマン派へと移行する時期のパリを代表する存在でした。1783 年に設立された、コンセール・ド・ラ・ローグ・オランピック(ハイドンの「パリ交響曲」もこの団体のために書かれた)でも、第二ヴァイオリン奏者をつとめていました。
 1778 年、モーツァルトのバレエが王立音楽アカデミーで、モーツァルトの名を伏せて上演された頃、ハイドンの交響曲の演奏機会が増えていましたが、ゲナンは名声をほしいままにしていましたし、他にカンビーニ、ゴセックといったフランスの作曲家たちの交響曲も頻繁に演奏されていました。
 オーストリア=ドイツ圏の交響曲と同じくらいに、フランスの交響曲も熱狂的に受け入れられており、とりわけゲナンはそのフランス陣の中でもトップクラスの作曲家だったといえるでしょう。
 



その名で呼ばないで・・・
ハイドン:パリ交響曲集第83番ト短調Hob.Ⅰ‐83


(2011年「まだまだクラシックは死なない!」から)


 ハイドン「パリ交響曲集」・・・。

 そのなかにむっちゃかっこいい曲があるのだ。

 第1楽章の冒頭のかっこよさはハイドン疾風怒濤の中期シンフォニーにも勝り、マルティン・クラウスにも肉薄し、モーツァルトの25番をも脅かす。そのドラマティックな展開と、胸を切り裂くような切ないメロディー。とにかくむちゃくちゃかっこいいのである。
 こんなかっこいいシンフォニー、どうして今まで隠してたんだ!・・・って、まあ誰も隠していないんだろうけど、ああ!ハイドンの80番台にこんな素敵な曲があったとは。

 で、何番かというと・・・第83番。
 お持ちの全集があったらさっそく聴いてみて。

 しかしこんな名曲、どうして今まで気づかなかったんだろう。
 大体ニックネームはついてないのか?これだけの名曲に。
 いや、えっと・・・なんかついてるな・・・「THE HEN」。「ヘン」?「ヘン」ってなんだ。
 で、作品事典でみてみたら。

 「めんどり」

 おい。
 「めんどり」ってなんだ。
 おんどりめんどりのめんどりか?コッコッコのめんどりか?
 それはないだろ。
 何でこんなかっこいい素敵な曲に「めんどり」なんだ。
 カルロス・クライバーがもしもし取り上げていたとして、大ベストセラーになったとして、曲は!!「めんどり」。
 ユロフスキが颯爽と今晩のコンサートのメインにもってきたとして、曲は!!「めんどり」。

 それはいかんぞ。

 誰がつけたんだ、このタイトル。
 もちろんハイドン自身ではない。第1楽章の第2主題がめんどりの鳴き声に似ているってつけたらしいけど・・・一体どんな耳をしてるんだ(いや、確かにそういわれてみればそう聴こえなくもないが・・・いや、いかんいかん!)!?

 ひどい。ひどすぎる。

 そしてそれを後生大事に守り続けてきた後世の音楽ファンもあんまりだ。こんなムチャな名づけを許してたらなんでもありじゃないか。この曲で重要なのはその第2主題じゃなくて、やはり核である第1主題だろう!?

 第一このタイトルでは誰も取り上げない!誰も聴こうとしない!

 「今度何の曲にしようか。」「めんどり。」「いや、それはやめとこう。」
 「今日のコンサート曲はなに?」「めんどり。」「じゃあ、やめて焼き鳥で一杯行くか。」

 とんでもない被害だ。
 ハイドンはその名づけ人を呼び出して文句を言うべきだ。

 この曲を作ったのは、あの有名なモーツァルトの「ハイドン四重奏曲」のコンサートがウィーンであった年。つまりモーツァルトとレオポルドとハイドンがウィーンに会した記念すべき年。だったら、どうせ「めんどり」とかいうとんでもない名前にするくらいなら、その劇的な年にちなんで何かかっこいい曲名をつけられなかったもんだろうか。「邂逅」とか?いまいち?

 じゃあ、この頃ハイドンはモーツァルトに勧誘されてフリーメイソンに入っているからいっそのこと「フリーメイソン」とか。
 ・・・・・。

 まあ、どうやら名前つけの才能は店主にはないようなので、お願いだから誰かこの曲にふさわしいタイトルをもう一度つけてあげて。

 で、店主は二度とこの第83番を「めんどり」というニックネームでは呼びません。書きません。
 一生涯。





 

AP 199
¥2600
モーツァルト:ソナタ集
 ・ソナタ イ短調 K310
 ・ソナタ 変ホ長調 K282
 ・ソナタ ヘ長調 K332
 ・ロンド イ短調 K511
ファブリツィオ・キオヴェッタ(ピアノ)

 モーツァルトのもつ様々な顔

 録音:2017 年12 月19-21 日、マーラー・ホール(イタリア、ドッビアーコ)

 モーツァルトの比較的若い頃の作品から、イ短調のロンドのような悲劇さと高度なテクニックが求められる難曲まで、モーツァルトの多面性をあらためて実感するプログラム。バドゥラ=スコダも「繊細にして熱い感情が伝わる演奏」と激賞するキオヴェッタによる、モーツァルトの核心に迫る名演奏です。

 ファブリツィオ・キオヴェッタはスイスのピアニストで、パウル・バドゥラ=スコダ、ジョン・ペリー、ドミニク・ヴェーバーなど、世界の名だたる名教師・ピアニストに師事し、ソロはもちろんのこと室内楽、声楽の伴奏、そして即興演奏など様々な演奏形態の作品を積極的に学んできました。師のバドゥラ=スコダは「繊細にして熱い感情が伝わる演奏」と激賞しています。





AUDITE



AU 20037
¥2600
シューベルト:即興曲集
 4つの即興曲 D.935 Op.142
  【第1番 ヘ短調/第2番 変イ長調/
   第3番 変ロ長調/第4番 ヘ短調】
 4つの即興曲 D.899 Op.90
  【第1番 ハ短調/第2番 変ホ長調/
   第3番 変ト長調/第4番 変イ長調】
ケマル・チェム・イルマズ(ピアノ)

 ドイツで研鑽を積んだトルコ人ピアニスト、イルマズによるシューベルトの即興曲集!!

 セッション録音:2017年1月30日-2月1日/イエス・キリスト教会(ベルリン・ダーレム)/70'35"

 トルコ生まれドイツ育ちのケマル・チェム・イルマズ。J.S. バッハのゴルトベルク変奏曲 BWV988(AU 20035)でもその卓越した技術と感性豊かな演奏で魅了しました。期待の新録音はシューベルトの即興曲集です。

 トルコ人の両親に生まれたイルマズはドイツ、ランゲンハーゲンにて8 歳よりピアノを始め、その後ハノーファー、デトモルトなどで研鑽を積みました。2002 年にはエスキシェヒルで開かれたトルコ・ピアノ・コンクールで優勝。現在はソロ活動を中心にトルコ、ドイツを拠点に活躍しております。ドイツで学びつつも自身のルーツを感じる独自のピアニズムが特徴です。
 なお、ハノーファーにて12 年もの間、イルマズはタクシー運転手もしていたとのこと!異色の経歴をもつイルマズですが、さまざまな経験からえた味わい深い演奏を聴かせてくれます。

 シューベルトの代表作である4つの即興曲集。抒情的な美しさに満ち、個性あふれます。
 とりわけ有名なD.935 の第3番 変ロ長調は、シューベルトの劇音楽『キプロスの女王ロザムンデ』の有名な旋律を主題とした5つのヴァリエーションからなる美しい作品です。
 イルマズは自身の感性と対話しながらシューベルトの世界を表現しております。







MIRARE

MIR 392
(2CD)
¥2700
ドビュッシー(1862-1918):若き日の作品集
 [CD1]
  ・ベルガマスク組曲
  ・マズルカ
  ・忘れられた映像
  ・アラベスク第2番
  ・ピアノとオーケストラのための幻想曲
 [CD2]
  ・小組曲(1台4手のための)
  ・忘れられたアリエッタ(テノール)
  ・ビリティスの3つの歌(メゾ・ソプラノ)
  ・牧神の午後への前奏曲(ヴィトーによるピアノ独奏編曲版)
ジョナス・ヴィトー(ピアノ)
ルステム・サイトクロフ(ピアノ/小組曲)
カリーヌ・デエ(メゾ・ソプラノ)
セバスティアン・ドロワ(テノール)
セセッション・オーケストラ
クレマン・マオ=タカク(指揮、音楽監督)

 ヴィトーの研ぎ澄まされた音色で聴くドビュッシー

 録音:2017 年9 月(幻想曲のみ2017 年12 月)

 研ぎ澄まされた音色と迷いのない音楽、そして歌心にあふれたフランスのピアニスト、ヴィトーによるドビュッシー。ソロ曲から連弾、さらには歌曲、そしてオーケストラを伴う作品まで、ドビュッシーの若き日の作品を集めました。ドビュッシー没後100 年にまたひとつ貴重なタイトルが加わります。

 ジョナス・ヴィトーは1980 年生まれ。6歳でピアノを、11歳でオルガンを始める。パリ国立高等音楽院で、エンゲラーやイヴァルディに師事、ピアノ、室内楽、伴奏、和声の4 つのプルミエ・プリを得て卒業。ソロ、室内楽、オーケストラとの共演およびデュティユー、クルターク、エスケシュ、エルサンらの現代の作品にも積極的に取り組んでいます。

 セセッション・オーケストラは、2011 年にクレマン・マオ=タカクによって結成されたオーケストラ。19 世紀末のウィーン分離派からその名前をとっています。室内楽から大規模なオーケストラ作品まで、その作品によって編成を自在に変えて、20-21 世紀の作品を中心に幅広いレパートリーに取り組んでいます。

 
MIR 388
¥2700
アキロン・クァルテットによる色彩と抒情豊かな演奏
 ハイドン:弦楽四重奏曲 ハ長調 op.20-2 Hob.III:32
 モーツァルト:弦楽四重奏曲第14番 ト短調 KV 387
 シューベルト:弦楽四重奏曲 第12番「四重奏断章」ハ短調 D703
アキロン・クァルテット
エムリン・コンセ(ヴァイオリン)
エリーズ・ドゥ= ベンドゥラック(ヴァイオリン)
ルイーズ・デジャルダン(ヴィオラ)
ルーシー・メァカット(チェロ)

 アキロン・クァルテットによる色彩と抒情豊かな演奏に魅了される!

 録音:2017 年10 月30 日-11 月3 日、パリ音楽院

 2011 年にパリで結成、第8 回ボルドー国際弦楽四重奏コンクール優勝のアキロン・クァルテットによる、ハイドン、モーツァルト、シューベルトという、弦楽四重奏の最重要レパートリーを生み出した巨匠たちの作品集。
 アキロンとは、天と地を結ぶ「凧」を意味するイタリア語から名付けられたということです。




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MPR



MPR102
(2CD)
\3600→\3290
初めての全曲録音
 サー・チャールズ・ヒューバート・ヘイスティングス・パリー(1848-1918):
  弦楽四重奏のための作品全集

【DISC 1】
 1-3.弦楽四重奏曲 第1番 ト短調 世界初録音
 4-7.弦楽四重奏曲 第2番 ハ長調
  (ジェレミー・ディブルによる監修版)
世界初録音
【DISC 2】
 1-4.弦楽四重奏曲 第3番 ト長調
 5.スケルツォ ハ長調
  (ジャレミー・ディブルによる補筆完成版)
世界初録音
アルカエウス四重奏団
 
 19世紀後半から20世紀前半に活躍した英国の作曲家・教育者パリーの、知られざる弦楽四重奏作品を集めたアルバム。初めての全曲録音となります。
 いずれの作品も、例え短調を用いても動きのあるフレーズで深刻さに陥らず、彼の代表作であり英国の国民的合唱曲でもある「イェルサレム」を思わせる美しい緩徐楽章を挟み、包容力と高揚感を持った長調の曲想で解決する構成が基本。
 ブラームスを思わせる分かりやすい和声と旋律という、彼の特性が生きたたいへん美しい作品です。
 未完となってしまった「スケルツォ」は、英国音楽の研究家ダラム大学ジャレミー・ディブル教授による補筆完成版。第1番と第2番は長年出版も演奏もされなかったものです。
 1990年に結成されたアルカエウス四重奏団は、伝統的な弦楽四重奏曲はもちろんですが、20世紀の知られざる作品の発掘と演奏に定評のあるグループ。英国音楽ファン必携のアルバムです。

  録音:2017年11月14-16日 セールハースト聖母マリア教会、イースト・サセックス、UK
 
 


MPR104
\2500
レナード・サルゼード (1921-2000):弦楽四重奏曲第1、5、10
 1.弦楽四重奏曲第1番 (単一楽章による) Op.1 (1942)
 2-3.弦楽四重奏曲第5番 Op.32-1 (1950-52/1995)
 4.弦楽四重奏曲第10番 Op.140 (1997)

世界初録音
アルカエウス四重奏団

 ロンドンに生まれて王立音楽大学で学び、生涯サウス・イースト・イングランドに暮らしたサルゼード。
 ヴァイオリニストとしてロンドン・フィルハーモニー管弦楽団とロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団で活躍後に指揮に転向、さらに多作な作曲家としてソロ作品から交響曲、映画音楽やバレエ音楽などを残しました。
 10曲を数える弦楽四重奏曲はどれもたいへん魅力的で聴きやすく、常にどこか影を引きずるようなメランコリックな作風には、ユダヤ系である彼の音楽的ルーツが色濃く反映されているほか、シベリウスの大きな影響を受けています。
 1990年に結成されたアルカエウス四重奏団は、伝統的な弦楽四重奏曲はもちろんですが、20世紀の知られざる作品の発掘と演奏に定評のあるグループ。サルゼードの個性的な作品の魅力を十二分に表現しています。
 

   録音:2017年8月8-10日 ベネンデン聖ジョージ教会、ケント、UK
 
 


MPR101
\2500
「牧歌」〜20世紀英国の知られざるフルート作品
 1.リチャード・ヘンリー・ウォルシュー (1872-1951):牧歌 (1907)
 シリル・ブラドリー・ルーサム (1875-1938):3楽章の組曲 Op.64 (1921)
  2.i パッサカリア
  3.ii サラバンド
  4.iv ジグ
 5.サー・ジョージ・ヘンシェル (1850-1934):主題と変奏 Op.73 (1921)
 ロビン・ミルフォード (1903-1959):ソナタ ハ長調 Op.69 (1944)
  6.i アレグロ
  7.ii ポーコ・レント
  8.iii アレグロ・レッジェーロ
 セシル・アームストロング・ギブス (1889-1960):組曲 イ長調 Op.144 (1956)
  9.i 前奏曲
  10.ii メヌエット
  11.iii サラバンド
  12.iv ガヴォット
  13.v クイック・ダンス
 ノーマン・デマス (1898-1968):ロンサールによる3つの牧歌 フルート独奏のための (1953)
  14.i トランクイロ
  15.ii レッジェーロ
  16.iii メスト
 スタンリー・ベイト (1911-1959):ソナタ Op.11 (1937)
  17.i アレグロ
  18.ii アンダンテ
  19.iii プレスト
 20.レナード・サルゼード (1921-2000):カンティガ・モリスカ フルート独奏のための (1981)
 21.ジョン・ホワイト (1936-):小二重奏曲 (1960)

※世界初録音 (商業用録音として)
ジェイムズ・ダットン (フルート)
オリヴァー・デイヴィス (ピアノ) 1-13,17-19, 21
 
 1900年代英国のフルート作品を集めたアルバム。
 収録曲の多くは王立音楽大学で学んだ、あるいは教鞭をとった作曲家によるもので、全て世界発録音(プライベートの録音を除く)となっています。
 いずれも英国らしく聴きやすい作品を、メニューイン・ホールの伸びやかな響きを拾った美しい録音で楽しむことが出来ます。フルート奏者のダットンは王立音楽大学で学び、1997年からはロンドンのスコッツ・ガーズ(英国近衛歩兵スコッツ連隊軍楽隊)の首席フルート奏者。
 ピアニストのデイヴィスは音楽史について深い知識を持ち、歴史的なテーマに沿った演奏会のシリーズで高い評価を受けています。
 英国音楽ファンにとってはもちろん、フルートのレパートリーとしてもたいへん貴重かつ意義深いアルバムです。
 




SOMM RECORDINGS



SOMMCD0185
\2400
スタンフォード:弦楽四重奏曲第3番, 第4番, 第7番
 1-4.弦楽四重奏曲 第3番 ニ短調 Op.64
 5-8.弦楽四重奏曲 第4番 ト短調 Op.99
 9-12.弦楽四重奏曲 第7番 ハ短調 Op.166
ダンテ四重奏団
【メンバー】
 クリシア・オソストヴィッチ(ヴァイオリン)
 オスカー・パークス(ヴァイオリン)
 井上祐子(ヴィオラ)
 リチャード・ジェンキンソン(チェロ)
 
 アイルランド生まれの作曲家スタンフォード。英国の合唱作品の発展に大きく寄与しただけでなく、7曲の交響曲や「アイルランド狂詩曲」など、自国の民謡を取り入れた美しい作品を数多く残しています。
 しかし8曲の弦楽四重奏曲はあまり演奏される機会がなく、そのほとんどはこれまでに録音されたこともありません。
 イギリスを中心に活躍する実力派アンサンブル"ダンテ四重奏団"はスタンフォードの全弦楽四重奏曲の録音に着手、第1集(SOMMCD0160)でも見事な演奏を披露しています。
 この第2集では第3番、第4番、第7番を演奏。古典的なイディオムの中に、ロマンティックな風情と郷愁が溢れる魅力的な作品が並びます。
 
 

SOMMCD0188
\2400
シューベルト(1797-1828):ピアノ作品集
 3つのピアノのための小品 D946
  1.第1番:変ホ短調
  2.第2番:変ホ長調
  3.第3番:ハ長調
 5つの歌曲(F.リスト編)
  4.僕の挨拶を S558/1
  5.若い尼 S558/6
  6.君はわが憩い S558/3
  7.水の上で歌う S558/2
  8.さすらい人 S558/11

 9-12.さすらい人幻想曲 ハ長調 D760
レオン・マッコウリー(ピアノ)

 イギリスの中堅ピアニスト、レオン・マッコウリー。1993年にベートーヴェン国際ピアノ・コンクールで第1位を獲得、同年、リーズ国際ピアノ・コンクールでも第2位を獲得し世界的な活躍をしています。
 シューマンをはじめとしたロマン派作品を中心に、バーバーのピアノ曲集など幅広いレパートリーを有していますが、このアルバムで彼が取り組んだのはシューベルトの作品集。
 「さすらい人幻想曲」と晩年のシューベルト作品の持つ仄暗い美しさを持つ「3つの小品」を中心に、リストがピアノ独奏用に編曲した5曲の歌曲を添えたプログラムです。高い集中力でぐいぐい進める「さすらい人」での熱い表現が魅力的です。
  録音 2017年11月17.18日 Turner Sims, University of Southampton
 
 

SOMMCD046
\2400
リヒャルト・シュトラウス/ラフマニノフ:ソナタ集
 1-3.リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):ヴァイイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18
 4-7.ラフマニノフ(1873-1943):チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
     (V.ボリソフスキーによるヴィオラとピアノ編)
 8.ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34-14
   (V.ボリソフスキーによるヴィオラとピアノ編)
ユーリ・ジスリン(ヴァイオリン…1-3)(ヴィオラ…4-8)
ゲオルゲ=エマヌエル・ラザリディス(ピアノ)

 1974年モスクワ生まれのヴァイオリニスト、ユーリ・ジスリン。1993年「BBC Radio 2」のヤング・アーティストに選ばれ、ロンドンを拠点に活動しています。
 このアルバムではリヒャルト・シュトラウスのソナタをヴァイオリンで演奏するだけでなく、ラフマニノフのチェロ・ソナタをボリソフスキーがヴィオラ用に編曲した版を演奏。ヴァイオリン、ヴィオラ、どちらの楽器も自在に操り、深い音楽を奏でています。
  録音 2005年1月28-29日  St. Mary's Church, Walthamstow, London, United Kingdom
 
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SOMMCD090
(3CD)
\5500→\4990
再案内
 カリーネ・ゲオルギアン(チェロ)
  J.S.バッハ(1685-1750):チェロ作品集

【CD1】
 1-6.無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007
 7-12.無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調 BWV1008
 13-18.無伴奏チェロ組曲 第6番 ニ長調 BWV1012
【CD2】
 1-6.無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009
 7-12.無伴奏チェロ組曲 第4番 変ホ長調 BWV1010
 13-18.無伴奏チェロ組曲 第5番 ハ短調 BWV1011
【CD3】
 1-4.ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ト長調 BWV1027
   (チェロとチェンバロ編)
 5-8.ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ニ長調 BWV1029
   (チェロとチェンバロ編)
 9-11.ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ト短調 BWV1029
   (チェロとチェンバロ編)
カリーネ・ゲオルギアン(チェロ)
ゲイリー・クーパー(チェンバロ)…CD3

 ロシアのヴェテラン女性チェリスト、カリーネ・ゲオルギアンが弾くJ.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲」全曲。
 モスクワの音楽一家に生まれた彼女は、モスクワ音楽院でロストロポーヴィチに学び、1966年、第3回チャイコフスキー国際コンクールで第1位を獲得、世界的なキャリアを開始しました。
 バッハの無伴奏は、コンサートで長年にわたり演奏を重ねている得意なレパートリーですが、「演奏する毎にその崇高な美しさに驚いている」と語るほど彼女自身にとって大切な作品であり、このアルバムでもひたむきな演奏を聴かせます。
 DISC3にはヴィオラ・ダ・ガンバのソナタ(チェロ編)を収録。無伴奏とは違う親密な世界が広がります。

  録音 St. Martin's Church, East Woodhay, Berskhire, Hampshire, England, United Kingdom 2007年5月…CD1.2 2008年1月…CD3




知る人ぞ知る名女流チェリスト
カリーナ・ゲオルギアン


 カリーナ・ゲオルギアン(1944年1月5日 - )はモスクワに生まれたアルメニア系ロシアのチェロ奏者。現在はほとんど知られていないが、知る人ぞ知る名匠。

 モスクワでアルメニア系ロシア人音楽家一家に生まれ、父の手ほどきで5歳よりチェロを始める。
 モスクワ音楽院でムスティスラフ・ロストロポーヴィチに師事。
 第3回チャイコフスキー国際コンクール第1位及び金賞受賞。アラム・ハチャトゥリアンのコンチェルト・ラプソディーをシカゴ交響楽団と作曲家自身の指揮でアメリカ初演したのを皮切りに旧ソヴィエト連邦各国、東西ヨーロッパ、アメリカ、アジア等世界各国での演奏活動を開始した。

 アルフレート・シュニトケ、エディソン・デニソフ、ティグラン・マンシュリアン、クシシュトフ・ペンデレツキ、アレクサンダー・ゴアー、ドミトリ・スミルノフ、ホワード・スケンプトン、エレーナ・フィルソヴァ等現在を代表する作曲家の多くと芸術的交際があり、献呈された数々の作品の初演も行っている。
 中でも特筆すべきは、1989年カーネギー・ホールでのシュニトケのチェロ協奏曲第1番のアメリカ初演、1994年初めて訪れたオーストラリアで行われたベンジャミン・ブリテン作曲チェロ交響曲の現地初演。
 最近ではユーリ・シモノフ指揮モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団との共演による英国内ツアー、八月祭を祝うガラ・コンサートが北京の宮殿内で中継放送された事が話題となった。

 1980年、ロンドンに居を移したカリーナ・ゲオルギアンは、2年後アンドレ・ナヴァラの後継者としてドイツ・デトモルト高等音楽学校の教授となった。
 以来高い教授要請の声に応え、イングランド、イタリア、ドイツ、オーストリア、日本を含む各国のマスタークラスで、また近年はマンチェスターの英国王立ノーザン音楽大学教授として教鞭を執っている。





Biddulph の名盤が復活

alto
ALC 1352
\1600
カリーネ・ゲオルギアン(チェロ)

ブラームス(1833-1897):

  チェロとピアノのためのソナタ第1番ホ短調 Op.38
  チェロとピアノのためのソナタ第2番ヘ長調 Op.99
  [ボーナス・トラック]
   ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 【ト長調】 Op.78
    (パウル・クレンゲル(1854-1935)編曲、チェロとピアノのための版、
     【ニ長調へ移調】)から
      第2楽章/第3楽章
カリーネ・ゲオルギアン(チェロ)
パーヴェル・ギリロフ(ピアノ)

録音:1989、1990年 原盤、初出:Biddulph, LAW 014

 長らく入手不能だった Biddulph のゲオルギアンの名演が Alto で復活。





 
 


SOMMCD212
\2400
ブリテン(1913-1976):ノアの洪水/キャロルの祭典
 1.ノアの洪水 Op.59(1958)
 2.キャロルの祭典 Op.28(1942)
ベンジャミン・ラクソン(バリトン)…1
デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(バリトン)…1
キャサリン・ウィン=ロジャース(ソプラノ)…1
ジェフリー・ダイボール(ハープ)…2
BBCコンサート管弦楽団の首席奏者たち…1
フィンチリー児童合唱団…2
ニコラス・ウィルクス(指揮)…2録音

 1957年に作曲されたブリテンの「ノアの洪水」は、旧約聖書の「ノアの箱舟」を基にした教会用の作品です。
 歌劇場ではなく、教会で一般の人々が演奏できるように、平易な技法が用いられているにもかかわらず、内容は深く、とりわけ純粋な子供の声が物語を崇高なものにしています。
 このアルバムは作品の初演40年を記念した演奏会の模様が収録されています。

  1997年10月18-19日 Haberdasher’s Aske’s Boy’s School, Elstree…1 1997年7月13日 Church of All Saints, London…2
 

SOMMCD0140
\2400
ハウエルズ(1892-1983):合唱作品集
 1.雪の上を歩く
 2.久しき昔
 3.婚礼のための朝の歌
 4.若きは喜び
 5.わが前に
 6.おお、救いのいけにえよ
 7-14.ミサ・シネ・ノミネ「ドリア調のミサ曲」
 15.祝福された聖母マリアへの4つのアンセム Op.9 めでたし女王
 16.わが両目は美しい人に思い焦がれる
 17.When first thine eies unveil 最初にあなたがしなかったとき
 18.死者へ
 19.この日こそ
 20.祝福された聖母マリアへの4つのアンセム Op.9 天の女王
 21.今こそ主よ、僕を去らせたまわん(ヌンク・ディミティス)
 22.アンティフォナ
ポール・スパイサー(指揮)
バーミンガム音楽院室内合唱団
 
 イギリスのオルガニスト、作曲家ハウエルズの知られざる合唱作品集。若い頃はオルガンや管弦楽作品を書いていたハウエルズが、宗教音楽の分野に足を踏み入れたのは、1935年の息子の死がきっかけとされています。
 このアルバムに収録されている一連の合唱曲は、ハウエルズが過去の作曲家、タリスやバードから強い影響を受けたことも示す、興味深い作品群です。
 演奏しているのはオーディションを経て選考された24人の学生たちによるアンサンブル。近現代のイギリス合唱作品を得意としています。

 録音 2013年6月24-26日 St. Alban the Martyr, Highgate, Birmingham, England
 
 


SOMMCD213
\2400
イギリス歌曲の一世紀  第1集
 1-3.ウォルトン(1902-1983):ファサードの3つの歌
 4.ブリテン(1913-1976):鳥たち
 5.ブリテン:波立たない湖の魚
 6-10.ブリテン:この島国で Op.11
 11-15.ティペット(1905-1998):連作歌曲集「心の平和」
 16-20.レノックス・バークリー(1903-1989):W.H.オーデンによる5つの詩 Op.53
 21-25.ベネット(1936-2012):マジョリー・フレミングの花輪
サラ・レナード(ソプラノ)
マルコム・マルティノー(ピアノ)

 20世紀の始めから連綿と書き連ねられてきた英国歌曲の数々。このシリーズではブリテンやウォルトンなど良く知られた作曲家から、ほとんど無名の作曲家まで、多数の曲を採り上げ演奏しています。
 第1集ではブリテンを中心にウォルトンやティペットなど、主として20世紀前半の歌曲が選ばれており、その多くは民謡風の旋律を持つ素朴なものです。名伴奏者マルコム・マルティノーのピアノも聴きどころです。

  録音 1994年12月21-23日 St. George's Brandon Hill, Bristol, United Kingdom
 
 


SOMMCD214
\2400
イギリス歌曲の一世紀  第2集
 パリー(1848-1918):
  1.イギリスの抒情詩集 第10集-第1曲 私の心は囀る小鳥のように
  2.イギリスの抒情詩集 第10集-第5曲 都市の窓から
  3.イギリスの抒情詩集 第9集-第6曲 少女
  4.イギリスの抒情詩集 第9集-第5曲 アルミダの庭
  5.イギリスの抒情詩集 第1集-第1曲 わが恋人に、わが心が
  6.イギリスの抒情詩集 第1集-第2曲 おやすみなさい
  7.イギリスの抒情詩集 第5集 第3曲 気難しい年寄りと若者
 サマヴェル(1863-1937):
  8-17.歌曲集「シュロップシャーの若者」
  18.若い恋人は横になって眠っている
  19.羊飼いの子守歌
  20.夢の中で私のところに来て
 スタンフォード(1852-1924):
  21.定期市
  22.魂へ
  23.キャリコのドレス
  24-29.アイルランドの牧歌 Op.77
サラ・レナード(ソプラノ)…1-7..18-20.23-29
ポール・レナード(バリトン)…8-17.21-22
マルコム・マルティノー(ピアノ)

 SOMM RECORDINGSによる「イギリス歌曲」のアンソロジー第2集。このアルバムの中心をなすのはサマヴェルの歌曲集「シュロップシャーの若者」で、このA.E.ハウスマン(1859-1936)による詩には他にもバターワースが曲を付けていることで知られています。
 若者の苦悩や不安、愛がモティーフとなった抒情的な詩に寄り添う柔らかい旋律は、聴き手に感傷的な気分と秘められた情熱をあますことなく伝えます。
 パリーの抒情詩集でのサラ・レナードの澄み切った声も、英国の田園風景を想起させる美しさを備えています。

  録音 1998年4月21-22日 St. Paul's Church, New Southgate, London, United Kingdom
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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SOMM RECORDINGS



ARIADNE5000
(2CD)
\3800→\3490
エネスコの本領が発揮された名演
 フェリアーの絶唱も聴きどころ
J.S.バッハ(1865-1750):ミサ曲 ロ短調 BWV232

【CD1】
 1-10.第1部
【CD2】
 1-12.第2部

 13.マタイ受難曲 BWV244-憐れみ給え、わが神よ
 14.昇天祭オラトリオ BWV11-ああ、留まりたまえ、わが最愛の命よ
シュザンヌ・ダンコ(ソプラノ)
キャスリーン・フェリアー(コントラルト)
ピーター・ピアーズ(テノール)
ブルース・ボイス(バリトン)
ノーマン・ウォーカー(バス)
ダグラス・ムーア(ホルン)
チャールズ・スピンクス(オルガン)
ジョージ・マルコム(チェンバロ)
BBC合唱団
ボイド・ニール管弦楽団
ジョルジェ・エネスコ(指揮)
キャスリーン・フェリアー(コントラルト)…CD2:13.14
マルコム・サージェント(指揮)…CD2:13
ニュー・シンフォニー・オーケストラ…CD2:13
レジナルド・ジェイクス(指揮)&管弦楽団…CD2:14

 BBCのオリジナル・アーカイブから復元された1951年7月17日のバッハ《ミサ曲 ロ短調》全曲。指揮者としてのエネスコの本領が発揮された名演として知られています。
 現代のピリオド奏法とは全く違うロマンティックな表現からは時代の変遷も感じさせてくれるでしょう。ダンコ、フェリアー、ビアーズと言った独唱者たちの顔ぶれにも注目。「憐み給え、わが神よ」でのフェリアーの絶唱も聴きどころです。

  録音:1951年7月17日  Concert Hall, Broadcasting House, London, England, United Kingdom…ミサ曲 1946年6月2日 Kingsway Hall, London, England, United Kingdom…CD2:13 1949年1月11日 Kingsway Hall, London, England, United Kingdom…CD2:14
 
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SOMMCD093
\2400→\2190
エイドリアン・ボールト:シベリウスを振る
 シベリウス(1865-1957):
  1.交響詩「フィンランディア」Op.26
  2.交響詩「タピオラ」Op.112
  3.交響詩「大洋の女神(波の乙女)」Op.73
  4.交響詩「夜の騎行と日の出」Op.55
  5.交響詩「ポヒョラの娘」Op.49
  6.テンペスト 組曲 第1番 Op.109-2 前奏曲
エイドリアン・ボールト(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

 20世紀における偉大な指揮者の一人、エイドリアン・ボールト。1924年にバーミンガム市響の指揮者となり、引き続きBBC交響楽団の初代首席指揮者に就任、1951年から1957年まではロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務め、第二次世界大戦後に混乱をきたしていたオーケストラを見事に立て直した功績で知られています。
 このアルバムは1956年、ボールトがオーケストラと最後に録音したもの。シベリウスの名交響詩を壮大に演奏しています。LP盤からの復刻。音質も良好です。

  録音 1956年6月 Walthamstow Town Hall, London, England, United Kingdom
 



<映像>

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C MAJOR



74 7304
(Blu-ray)
¥5800→\5390
ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団〜再建50周年記念コンサート・ライヴ
 1. ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇『くるまば草』序曲
 2. ヨハン・シュトラウス2世:フランス風ポルカ『新しい人生』op.278
 3. ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・シュネル『インドの舞姫』op.351
 4. ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『オーストリアの村つばめ』op.164
 5. ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ『踊るミューズ』op.266
 6. ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル『自転車』op.259
 7. ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『トランスアクツィオン』op.184
 8. ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇『ローマの謝肉祭』序曲
 9. ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『ウィーンの森の物語』op.325
 10. ヨハン・シュトラウス2世:常動曲 op.257
 11. ヨハン・シュトラウス2世:マルタ・カドリール op.46
 12. ヨハン・シュトラウス2世:クリップ・クラップ・ギャロップ op.466
 13. ヨハン・シュトラウス2世:皇帝円舞曲op.437
 14. ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ『ハンガリー万歳!』op.332
 15. ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 op.228
 


  ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団
  アルフレート・エシュヴェ(指揮)
KKC 9391
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥5000+税
74 7208
(DVD)
¥4000→\3690
KKC 9392
(DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3704+税

 ヨハン・シュトラウス2世が創設した由緒正しきウィーン音楽の継承者、ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団〜再建50周年記念コンサート・ライヴ

 収録:2016年10月26日、ウィーン楽友協会、黄金のホール(ライヴ)
 映像監督:カリーナ・フィビフ
 (Blu-ray)画面:16:9,1080i,HD、音声:PCM ステレオ、DTS-HD MA5.1、91分
 (DVD)画面:16:9,NTSC、音声:PCM ステレオ、DTS5.1、91分

 ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団は、1844 年にヨハン・シュトラウス2 世によって結成された由緒正しきウィーン音楽の継承者です。楽団は、ヨハン2 世から弟エドゥアルト1 世に引き継がれ、1901 年に2 度目のアメリカ公演を終えた後に解散します。
 そして2 度の大戦を経て1966 年にエドゥアルト1 世の孫エドゥアルト2 世によって再建を果たします。その後は、ウィーン・フィルのコンサートマスターを務めたヴィリー・ボスコフスキーが指揮者として迎えられると、楽団は瞬く間に世界的名声を獲得し、伝統的なウィンナ・ワルツを受け継ぎ、世界中の聴衆を魅了し続けています。

 この映像は、再建から50 周年を迎えた2016 年に、ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートでもお馴染みの、ウィーン楽友協会の「黄金のホール」で行われた記念コンサートのライヴ映像です。指揮は、1983 年から楽団を指揮している生粋のウィーン人アルフレート・エシュヴェ。
 ヨハン・シュトラウスを思わせるその風貌も相まって、優雅で魅力的な本場のウィンナ・ワルツの世界を存分に堪能することができます。






















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