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≪第100号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その4 2018/12/18〜





12/21(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ACCENTUS MUSIC



ACC 30471CD
¥2500
第17代トーマスカントル、ゴットホルト・シュヴァルツ
 J.S.バッハ:カンタータ集

 カンタータ第33番
  「ただ御身へと、主イエス・キリスト」BWV33
 カンタータ第17番
  「感謝の供えものを献ぐる者は、われを讃う」BWV17
 カンタータ第99番
  「神のみわざはすべてなされ」BWV99
ライプツィヒ聖トーマス教会少年合唱団
ゴットホルト・シュヴァルツ(指揮)
ザクセン・バロックオーケストラ
ジュリア・ソフィー・ワーグナー(ソプラノ)
シュテファン・カーレ(アルト)
ヴォルフラム・ラトケ(テノール)
トビアス・ベルント(バス)

 第17代トーマスカントル、ゴットホルト・シュヴァルツによるライプツィヒ聖トーマス教会少年合唱団のバッハのカンタータ録音スタート

 55'02

 世界で最も歴史ある少年合唱団である聖トーマス教会合唱団が2016年よりトーマスカントルに就任したゴットホルト・シュヴァルツとバッハのカンタータ集の録音に取り組みます。
 12世紀の聖トーマス教会完成とともに創設された、聖トーマス教会少年合唱団。バッハはこの教会の音楽監督を務め、少年たちに指導をしながら作曲活動を行いました。バッハは毎週教会のために新しいカンタータを作曲するという精力的な活動を行ったことで知られています。
 長きに渡って伝統は引き継がれ、第17代トーマスカントル、ゴットホルト・シュヴァルツはこの録音に際してこのように述べています「バッハのカンタータを録音することは仕事として、また人生において素晴らしい挑戦です。何十年もの間、この作品と対峙してきましたが、毎回新しい発見をします。それがこの録音にも反映されていることでしょう」。

 第33番は1724年の三位一体節後第13日曜日用に書かれ、同年9月3日に初演されました。
 第17番は1726年の三位一体節後第14日曜日用のカンタータで、同年9月22日に初演されたと考えられています。
 第99番は1724年9月17日、三位一体後第15日曜日に初演されました。

 ソリストには、ドイツのソプラノ歌手ジュリア・ソフィー・ワーグナー、アルトとテノールには同合唱団に在籍していたシュテファン・カーレとヴォルフラム・ラトケ、そしてフィッシャー=ディースカウにも師事したバリトンのトビアス・ベルントらが登場します。






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AVIE



AV 2399
¥2500→\2290
フィリップ・グラファン(ヴァイオリン)
 フィドラーズ・ブルース 〜
  イザイ、ラヴェル、ドビュッシー、エネスク
フィリップ・グラファン(ヴァイオリン)
クレール・デゼール(ピアノ)
  イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ遺作 Op.27bis(終楽章補完:フィリップ・グラファン/世界初録音)
  ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調
  ドビュッシー:月の光
   (デイヴィッド・マシューズ&フィリップ・グラファン編曲ヴァイオリン独奏版/
    ウジェーヌ・イザイへ献呈/世界初録音)
  イザイ:ロマンティックな小幻想曲(世界初録音)
  エネスク:ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調 Op.25
  ラヴェル:フォーレの名による子守歌
  エネスク:ホラ・ウニリイ

 フィリップ・グラファン新録音!新発見のイザイ無伴奏ソナタ!!

 ☆数々のレア・レパートリーを録音してきたフランスの天才フィリップ・グラファン新録音!
 ☆イザイ音楽祭ジャパン2018で日本初演されたイザイの新発見の無伴奏ソナタ世界初録音!

 1964年フランス生まれのフィリップ・グラファンは、ウジェーヌ・イザイの弟子であるヨーゼフ・ギンゴルドに師事し、フランス系レパートリーにおいて特に高い評価を確立しているヴァイオリニスト。現在はパリ国立高等音楽院とブリュッセル王立音楽院の教授を務め、2017年には、イザイが過ごしたベルギーの避暑地クノッケにて「Ysaye's Knokke」国際音楽祭を創立、芸術監督に就任しています。

 今井信子と共演した「モーツァルト:協奏交響曲」(AV 2127)以来となる、イギリスのAvieレーベルからのリリースは、イザイ、ラヴェル、ドビュッシー、エネスクの作品集。注目は、フィリップ・グラファンが発見・復元し、世界初録音となるイザイのもう1つの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ。
 この遺作ソナタは、ブリュッセル王立音楽院の図書館でほとんど完成した手稿譜が発見され、終楽章はイザイの他の無伴奏ソナタの構造を分析・研究したグラファンが補筆完成しました。日本では、2018年10月に行われたイザイ音楽祭ジャパン2018にて初演されています。また、イザイの「ロマンティックな小幻想曲(Petite Fantaisie romantique)」と、ドビュッシーの「月の光」をグラファンとデイヴィッド・マシューズが編曲した独奏版も世界初録音です。

 これまでも、多くの知られざる作品や珍しい版、初稿版、編曲版などのレア・レパートリーを開拓・録音してきたフィリップ・グラファン。そして、イザイの孫弟子であり、6つの無伴奏ソナタ(CDH 55226)はもちろん、レア・トランスクリプション集(CDH 55353)やイザイ版カデンツァの「チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲」(COBRA 0040)など、優れたイザイ関連録音で国際的な評価を得てきたグラファンによる世界初録音のイザイ無伴奏ソナタにご注目ください!

 ※録音:2018年9月14日、23日ー24日、クラウス・フォン・ビスマルク・ホール(WDR、ケルン)








店主が本当にうまいと思う数少ないヴァイオリニストの一人
フィリップ・グラファン
この男を知るために聴いておきたい8枚のアルバム


何はともあれフィリップ・グラファンといえばこれ
ONYX「ハンガリアン・ダンス」

 気に入ったアルバムが何枚かあって、気づいたらそれらが同じ演奏家によるものだったというときのショックはでかい。もちろんいい意味で。
 フィリップ・グラファン。

 16歳という若さでパリ音楽院を首席で卒業してしまったという底知れぬ才能の持ち主。

 昔HYPERIONからワルターのヴァイオリン・ソナタが出ていてわりと気に入っていたが、同じHYPERIONから出てる結構お気に入りの超レア・マイナー・ヴァイオリン曲アルバムもグラファンだと知って、こういうマイナー作品が好きな奇才なんだなあ、と思った覚えがある。

 その後AVIEから出て印象的だったエルガーの初稿版によるヴァイオリン協奏曲の世界初録音もグラファンだった。
 で、きわめつけはAVIEのモーツァルトのコンチェルト集。今井信子目当てで買ったはずなのに、この素敵なアルバムのヴァイオリンが・・・またグラファンだった。

 そんなグラファンの中でも一番のお気に入りがこれ。

 タイトルは「ハンガリアン・ダンス」。
 ポピュラーなようでレアなようで・・・。いかにもグラファンらしいエキセントリックな選曲。
 
 天才奇才グラファンを味わうには最適の一枚。


ONYX 4039
¥2700
ハンガリアン・ダンス ——
 ドホナーニ:
  アンダンテ・ルバート・アッラ・ツィンガレスカ/
 ブラームス(ヨアヒム編):ハンガリー舞曲第2番ニ短調/
 フバイ:おいでよカティOp.32-4/
 リスト:
  忘れられたロマンスS.132、
  メフィスト・ワルツ第1番S.514(ミルシテイン編)/
 ヴェチェイ:悲しいワルツ/
 ブラームス:ハンガリー舞曲第6番変ロ長調(ヨアヒム編)/
 バルトーク:ルーマニア民族組曲Sz.56(セーケイ編)/
 スカルラテスク:バガテル/
 ブラームス:ハンガリー舞曲第7番イ長調(ヨアヒム編)/
 モンティ:チャルダッシュ/
 ブラームス:偉大なるヨアヒムを称える賛歌*/
 バルトーク:44の二重奏曲Sz.98より+
  第26番、第28番、第32番、第35番、第42番、第43番/
 ブラームス:ハンガリー舞曲第9番ホ短調(ヨアヒム編)/
 クライスラー:ウィーン小行進曲/
 ドビュッシー:レントよりおそく(ロック編)/
 アルトマン:火花のワルツ
フィリップ・グラファン(ヴァイオリン)、
クレール・デゼール(ピアノ&ピアノ・リュテアル)、
ヘベ・メンシンガ(ヴァイオリン)*、
シモン・マルシニャク(コントラバス)*、
トム・アイスナー(ヴァイオリン)+

 天才グラファンの火を噴くような熱きヴァイオリンが奏でるハンガリアン・ダンス!
 フランスの天才ヴァイオリン奏者フィリップ・グラファンがオニックスに初見参。アルバム・タイトルだけで思わず踊りたくなってしまう「ハンガリアン・ダンス」!バルトークやモンティ、ブラームスの王道作品、ドホナーニ、フバイ、ヴェチェイ、スカルラテスクなどのレア・レパートリーを弾くグラファンの火を噴くような熱きヴァイオリンが聴き手を熱狂の渦に巻き込んでくれる!




こんなヴァイオリニストがいるんだと世に知らしめた
まさかのブルーノ・ワルター:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ


HYPERION
CDA 67220
\2600
ブルーノ・ワルター:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
カール・ゴルトマルク:ヴァイオリンとピアノのための組曲ニ長調 op.11
フィリップ・グラファン(Vn)
パスカル・デヴォヨン(P)

 ブルーノ・ワルターの作曲はそう多くないので、これは注目に値する。
 また、グラファンのヴァイオリンはかつて日本でブームになったローラ・ボベスコと同様、典型的なフランコ=ベルギー楽派の奏法で、世界の主流(ガラミアン門下あたり)とは音色も節回しも違う。




天才奇才グラファン
その変わり者具合を愉しめる2枚のアルバム
レア編曲/作品集



HELIOS
CDH 55353
\2200
ヴァイオリンとピアノのためのレア・トランスクリプションズ
 サン=サーンス:華麗なるカプリース/
 ショパン(サン=サーンス編):夜想曲第18番ホ長調Op.62-2/
 サン=サーンス:ワルツ形式の練習曲によるカプリース/
 ショパン(サン=サーンス編):夜想曲第16番変ホ長調Op.55-2/
 ショパン(イザイ編):ワルツ ホ短調Op.posth、バラード第1番ト短調Op.23/
 サン=サーンス:
  ウェーバーの《オベロン》によるヴァイオリンとピアノのための幻想曲、
  振り子時計のアリア、ヴァイオリンとハープのための幻想曲Op.124
フィリップ・グラファン(ヴァイオリン)
パスカル・ドヴァイヨン(ピアノ)
キャサリン・バイノン(ハープ)
※1999年1月18日&2001年3月6日−8日の録音。

 グラファンがHYPERION時代に録音したヴィルトゥオーゾ・アルバムがHELIOSから復活。
 ワシントンD.C.のアメリカ議会図書館やプライヴェート・コレクションとして散逸されていたスコアを、グラファンが集めて実現させたフランスのトランスクリプション集。
 サン=サーンスやイザイのアレンジで"ヴァイオリンとピアノ"のための作品として生まれ変わったショパンのピアノ作品など、レアでユニークな小品が満載!


HYPERION
CDA 67294
\2600
ヴァイオリンと管弦楽のためのフランスの珍しい作品集
 フォーレ:ヴァイオリン協奏曲op.14
 サン=サーンス:演奏会用小品ト短調 op.62
 ラロ:ノルウェー幻想曲
 エルンスト・ギロー:カプリース
 ラロ:ギター op.28
 カントルーブ:詩曲
フィリップ・グラファン(Vn)
ティエリー・フィッシャー指揮
アルスター管弦楽団

 グラファンの意欲的なディスク。
 フォーレのヴァイオリン協奏曲は1878年からその翌年にかけて作曲されたものだが、結局未完に終わってしまった。全体で3楽章の協奏曲として構想されていたが、第1楽章と推測されるこのアレグロしか現存していない。
 サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲は第3番まではよく知られている。ここで演奏されている演奏会用小品ト短調は未完に終わったヴァイオリン協奏曲第4番の第1楽章だ。
 ラロのノルウェー幻想曲は後に管弦楽のみの「ノルウェー狂詩曲」に改作されたもの。今日ヴァイオリン独奏ヴァージョンが演奏されることはほぼないと言っていいだろう。
 そしてドビュッシーの師であり、ビゼーのカルメンをグランド・オペラに改訂したことで名高いギローの作品、「オーヴェルニュの歌」で知られるカントルーブの珍しいヴァイオリン作品がおさめられているのも興味深い。






今井信子目当てで買ったはずなのに。

この素敵なアルバムのヴァイオリンが・・・グラファンだった。


AV 2127
(2CD/特別価格)
¥4000
フィリップ・グラファンと今井信子のモーツァルト
モーツァルト:
 ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216/
 ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ ホ長調K.261/
 ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド ハ長調K.373/
 ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調K.364/
 ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第1番ト長調K.423/
 同第2番変ロ長調K.424
フィリップ・グラファン(Vn&指揮)、
今井信子(Va)、
ブラバント管

 類稀な実力を誇り日本のみならず世界を代表するヴィオラ奏者として活躍を続ける今井信子。楽器の可能性を深く追求した演奏活動や教育活動は、ヴィオラの第1人者の称号に相応しいスケールで展開されている。そしてその音楽活動全体が2003年の紫綬褒章授章に代表されるように、音楽賞のみならず数々の栄誉を授与されるなど全世界から称賛を浴びている。

 ヴァイオリンのグラファンは、圧倒的なヴィルトゥオージティで聴衆に感動と驚嘆を与え続けるフランスのヴァイオリニスト。
 ちなみにヴァイオリン協奏曲とアダージョ、ロンドではグラファンの自作による独創性に富んだカデンツァを用いている。
 共演に起用されたオランダのアイントホーフェンを本拠地とするオーケストラ、ブラバント管弦楽団の味わい深い演奏が今井信子とグラファンの音楽をさらなる高みへと昇華させている。今井信子にとって再録音となる協奏交響曲を含む今回のモーツァルト・アルバムは、日本とフランスが誇る世界的奏者が満を持して送り出す至高の芸術品なのである!




いろいろな聴き方ができる
いろんな魅力が詰まった
さすがグラファン・・・的アルバム


AVIE
AV 0044
¥2500
フィリップ・グラファン/2つのコンチェルト
 サミュエル・コールリッジ=テイラー(1875−1912):
  ヴァイオリン協奏曲ト短調Op.80(世界初録音)
 ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.53
フィリップ・グラファン(Vn)
ミヒャエル・ハンキンソン指揮
ヨハネスブルク・フィル

 世界初録音となるサミュエル・コールリッジ=テイラーは、イングランドの作曲家だが1900年にアメリカを初訪問、アフロ=アメリカンやアメリカ=インディアンの音楽に触発されて書いた作品が多くあるという。つまりドヴォルザークとのカップリングはアメリカ繋がりという深いわけがあるのだ。

 で、グラファンの縦横無尽電光石火のヴァイオリンもほんとにすごいのだが、店主はヨハネスブルク・フィルという南アフリカのオケにどうしても耳が行ってしまった。
 そんなにうまいわけではないのだが、何か普通じゃない演奏が面白い。ヘタウマといってもいいかもしれないのだが、こういう味がいい。どうしてこのオケが突然出てきたのだろう・・・というのは、コールリッジ=テイラーが混血のイギリス人で、「黒いマーラー」と呼ばれた・・・というようなところに訳があるのだろう。

 ちなみに指揮者のミヒャエル・ハンキンソンもまったく聞いたことがない。
 コールリッジ=テイラーの出生とドヴォルザークのアメリカ生活に思いを寄せながら、オケの伴奏をちょっとハラハラしながら聴きつつ、グラファンの「トンでも演奏」に感激する・・・ある意味ぜいたくなアルバム。




チャイコフスキーとメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲
もちろんただの演奏で終わるわけがない


COBRA 0040
\2800
コンチェルト・パルランド
 ドヴァリョーナス:悲歌的小品 《湖畔にて》
 シチェドリン:
  ヴァイオリン、トランペットと弦楽のための 《コンチェルト・パルランド》*
 プロコフィエフ:5つのメロディー Op.35bis(管弦楽伴奏版)
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 Op.35(カデンツァ:イザイ)
フィリップ・グラファン(ヴァイオリン)
マーティン・ハレル(トランペット)*
ミハイル・アグレスト(指揮)*
BBC交響楽団*
ロベルタス・シャーヴェニカス(指揮)
リトアニア国立フィルハーモニー管弦楽団
 フィリップ・グラファンのチャイコフスキー!"イザイによるカデンツァ"世界初録音!

 16歳でパリ音楽院を卒業したフランスの天才ヴァイオリニスト、フィリップ・グラファン! これまでも、Hyperion、Avie、Onyxなどで様々なレア・レパートリーを開拓・披露してきたグラファンがCobra Recordsで魅せてくれるのは、ロディオン・シチェドリンによるグラファン委嘱作「コンチェルト・パルランド」のイギリス初演ライヴ(世界初録音)。
 プロコフィエフの5つのメロディーはピアノ伴奏ではなく、管弦楽伴奏による世界初録音(オーケストレーションはプロコフィエフとシチェドリン)。そして注目は、名曲「チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲」のイザイによるカデンツァ世界初録音!
 ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストでもあったウジェーヌ・イザイのカデンツァは、元々が超絶技巧のオンパレードであるチャイコフスキーのカデンツァを更なる超絶カデンツァへと姿を変えている。
 Hyperionのロマンティック・ヴァイオリン・コンチェルト・シリーズのスタートを飾った「サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲全集」や、Avieに録音し大きな話題となった「エルガー:ヴァイオリン協奏曲(初稿版)」など、グラファンの誇る偉大なコンチェルト・レパートリーに新たに加わるチャイコフスキーとシチェドリン。グラファンのレア・レパートリー探求に注ぐ止めどない情熱と、それを実現する驚異的なテクニックを体感する。

 ※録音:2008年2月22日、BBCメイダ・ヴェール・スタジオ1*、2012年4月2日、リトアニア国立フィルハーモニー・ホール


COBRA 0043
\2800
天才フィリップ・グラファン、
 自作のカデンツァによるメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲!

 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
 シューマン:
  ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲ハ長調 Op.131、
  ヴァイオリン協奏曲イ短調
フィリップ・グラファン(ヴァイオリン)
トゥオマス・ロウシ(指揮)
パドヴァ・ヴェネト管弦楽団
 ☆フランスの天才ヴァイオリニスト、フィリップ・グラファン。
 ☆オリジナル・カデンツァによるメンコン!

 16歳でパリ音楽院を卒業したフランスの天才ヴァイオリニスト、フィリップ・グラファン!
 これまでも、Hyperion、Avie、Onyxなどで様々なレア・レパートリーを開拓・披露してきたグラファン。Cobra Recordsでは、シチェドリンの「コンチェルト・パルランド」や、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲(イザイ版カデンツァ)を収録した前作(COBRA 0040)でも注目を浴びたが、今回はなんと自作のカデンツァを伴ったメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調を収録!

 録音:2013年12月2日−4日、パドヴァ









CHRISTOPHORUS


CHR 77431
¥2600
ホップシュトク(ウィルコックス):ギター作品集
 ティルマン・ホップシュトック(アラン・ウィルコックス):
  ギターのための12の印象的なスケッチ
  ギターのための12の小さな前奏曲
  ドビュッシーの主題による変奏曲
  ギターのための12の練習曲
  ギター四重奏のためのトランセンデント組曲
ティルマン・ホップシュトック(ギター)
ロサンゼルス・ギター四重奏団

 ティルマン・ホップシュトック、自作のギター作品集!

 ギターとチェロをダルムシュタットとケルンで学び、現在ではドイツを代表するギタリストとして、世界中で活躍するティルマン・ホップシュトック。
 ホップシュトックが、アラン・ウィルコックス(1869-1959)という架空の人物の名前で作曲してきたギター作品集。これは、「印象派の時代のギター音楽が欠けている」との理由から人物像が作られており、ドビュッシーやラヴェルのような音楽言語、そしてイギリスのシリス・スコットやジョン・アイアランドのような色彩を連想させるギター作品です。

 ※録音:2010年、2012年、2016年、2017年、2018年

 

CHR 77430
¥2600
インヴィジブル 〜 シトー会の修道女の歌 ザビーネ・ルッツェンベルガー
 (メゾ・ソプラノ&指揮)
アンサンブル・ペル=ソナット

 中世からルネサンスの音楽を専門とする歌手、ザビーネ・ルッツェンベルガーと、彼女が芸術監督を務める古楽アンサンブル "ペル=ソナット(PER-SONAT)"。
 11世紀の終わりに生まれたカトリック教会に属する修道会の1つ、シトー会(シトー修道会、またはベルナルド会)の修道女たちの音楽。シトー会は聖ベネディクトの戒律を厳格に守り、華美な彫刻や装飾を排する姿勢でヨーロッパ中に広がり、偉大な建築と典礼音楽を残しています。

 録音:2018年4月13日-15日、ドイツ




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SIGNUM CLASSICS



SIGCD 566
¥2400→\2190
ドノホーの「展覧会」!
 メシアン、ムソルグスキー、ラヴェル

  ムソルグスキー:展覧会の絵
  ラヴェル:鏡
  メシアン:カンテヨジャヤー
ピーター・ドノホー(ピアノ)

 ピーター・ドノホーのSignum第3弾「展覧会の絵」とラヴェル&メシアン!

 ☆ サイモン・ラトルからの信頼も厚い英国の名手、ピーター・ドノホー!
 ☆ ショスタコーヴィチに続くSignum第3弾は、ムソルグスキー!
 ☆ カップリングのラヴェル、メシアンにも注目!

 サイモン・ラトルがベルリン・フィルの音楽監督就任記念コンサートにソリストとして招聘し、バーミンガム市響時代にも数多くの共演を重ねるなど、ラトルから厚い信頼を寄せられているイギリスの名ピアニスト、ピーター・ドノホー。

 若かりし頃はパーカッショニストとして活躍した異色の経歴の持ち主であるドノホーは、パリでイヴォンヌ・ロリオとオリヴィエ・メシアンにピアノを師事し、1981年のリーズ国際コンクール入賞、1982年のチャイコフスキー国際コンクールで最高位を獲得しています。

 「24の前奏曲とフーガ Op.87」(SIGCD 396)、「ピアノ協奏曲第1番&第2番とピアノ・ソナタ第1番&第2番」(SIGCD 493)のショスタコーヴィチ2アルバムで世界トップ・ピアニストとしての実力を見せつけたドノホーのSignum Classics第3弾。
 19世紀ピアニズムの頂点の1つであるムソルグスキーの傑作「展覧会の絵」で、ラヴェルとメシアンの作品を結びるけるという好プログラムです。

 ※録音:2018年4月13日−16日、セダーズ・ホール、ウェルズ・カテドラル・スクール(サマセット)






 すでに「完全復活」などという時期は過ぎたと思うが、こうしたホンモノが大作を続けてリリースしてくれるのはほんとにうれしい。



 ということでドノホー、聞きましょう。





 ピーター・ドノホーは1953年生まれのイギリスのピアニスト。

 マンチェスターに生まれ、王立ノーザン音楽大学にてデレク・ワインダムに師事した後、パリでイヴォンヌ・ロリオに師事。
 一時期バーミンガム市交響楽団に打楽器奏者として在籍するも、1982年チャイコフスキー国際コンクールに1位なしの2位をウラディーミル・オフチニコフと分け合ったことによって、俄然ピアニストとして注目を集めた。
 1992年にシンシナティのホテルの窓で左手の指を傷めるが、手術を受けて間もなく演奏可能にまで快復することができた。
 バーミンガム市交響楽団との縁から、サイモン・ラトルのお気に入りのピアニストの一人として数々の演奏会や録音で共演を重ね、2002年にラトルがベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者に就任してから最初の演奏会でも共演を果たした。
 驚異的なレパートリーの広さを誇っており、協奏曲だけでも160曲を数えるという。


ドノホーの豪腕ぶりを存分に楽しめるチャイコフスキー
バルシャイの指揮も圧巻!共演陣も豪華!

EMI warner
585540
(2CD)\2400
チャイコフスキー:
 協奏的幻想曲Op.56(1989年7月17日、8月1日)
 ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23(1988年7月18、20日)
 ピアノ協奏曲第2番ト長調Op.44(1986年8月3-4日)
 ピアノ協奏曲第3番変ホ長調Op.75(1987年7月27日、8月24日)
ピーター・ドノホー(ピアノ)
 ナイジェル・ケネディ(ヴァイオリン)第2番
 スティーヴン・イッサーリス(チェロ)第2番
 ボーンマス交響楽団
 ルドルフ・バルシャイ指揮

 EMI 2CDシリーズで大ヒットとなったドノホーのチャイコフスキー:ピアノ協奏曲全集。
 3曲の全集が、ドノホー&バルシャイの演奏で手に入るということもあって、ロング・ベストセラーとなった。
 当然のことながら第1番のラスト1分は壮絶。




その1枚のために4枚組を買うなんて・・・と。
でも今はこのボックスにしか入ってないんです。
そしてその価値あります。

ドノホーの「完全」代表作、バルトークのピアノ協奏曲全集。

アンダ、コチシュなどの名盤を抜き去り、この全集の最高演奏と謳われた超名盤。
スリル満点。迫力満点。超高性能の豪快な(爽快ではない)アトラクションを堪能することのできる70分。

この演奏を聞けばあなたもバルトークが、そしてドノホーが好きになるはず。

EMI WARNER
150372
(4CD)
\3600
CD1
 バレエ「中国の不思議な役人」Op.19(Sz73) 1993年録音
 管弦楽のための協奏曲Sz116 1992年録音
バーミンガム市交響楽団
サイモン・ラトル指揮
CD2
 ピアノ協奏曲第1番Sz.83
 ピアノ協奏曲第2番Sz.95*
 ピアノ協奏曲第3番Sz.119
  ピーター・ドノホー(ピアノ)
  1992年録音 *1990年録音
CD3
 ヴァイオリン協奏曲第2番Sz.112
 *ラプソディ第1番(ヴァイオリンと管弦楽のための)Sz.87
 *ラプソディ第2番(ヴァイオリンと管弦楽のための)Sz.89
  キョンファ・チョン(ヴァイオリン)
  1990年録音 *1992年録音
CD4
 2台のピアノ、打楽器と管弦楽のための協奏曲Sz.115
 2台のピアノ、打楽器のためのソナタSz.110
  カティア&マリエル・ラベック(ピアノ)、グアルド&ドルー(打楽器)
  1985年録音

 涙の湖〜「青ひげ公の城」
  フォン・オッター(メゾ・ソプラノ)、ホワイト(バリトン)
 弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽-第2楽章冒頭
  1995年録音
ラトルのリズム感覚が十全に発揮された会心のバルトーク。
クラッシュメル・ボックス、各CD紙ケース入り、24Pブックレット








IBS CLASSICAL



IBS132017
\2600
ユースオケによる熱い演奏!
 ショスタコーヴィチ(1906-1975):交響曲第7番「レニングラード」
ジョージ・ペーリヴァニアン(指揮)
スペイン国立ユース管弦楽団
 
 ショスタコーヴィチの15曲ある交響曲の中でも、第5番と並ぶ人気を誇る第7番「レニングラード」。第二次世界大戦のさなか、ナチス・ドイツ軍に包囲された緊迫のレニングラードで作曲されたこの作品は、劇的であるとともに、当時のソ連の人々に感動を与え、抗戦意欲を高めたことでも知られています。
 演奏しているスペイン国立ユース管弦楽団(JONDE)はスペイン国立音楽芸術研究所(INAEM)に所属する若者たちのオーケストラ。1983年に創設され、室内楽と管弦楽曲を年に6回演奏することにより、高度な技術を磨いています。
 年に2回のオーディションを経て選ばれた団員は23歳になるまでオーケストラで腕を磨き、その後、素晴らしいプレイヤーとして世界中で活躍することとなります。このショスタコーヴィチでも情熱溢れる熱い演奏を繰り広げています。

 録音 2016年1月14-15日  Auditorio de Zaragoza, Sala Mozart, Zaragoza, Spain
 
 

IBS102018
\2600
HIRVIENDO EL MAR
スペインのバロック声楽作品集

 [Libro de Tonos Humanos人間の声:
  スペイン国立図書館所蔵, 1656写本]
 1.作者不詳:En una concha de Venus
 2.作者不詳:Heridas en un rendido
 3.コレア(不明-1653):Venid a ver una boda
 4.コレア:Huyendo baja un arroyo
 5.作者不詳:Que festivo el arroyuelo
 6.No quiero mas burlas, Juana
 7.作者不詳:Florecitas que al alba salis
 8.作者不詳:Los ojos negros de Juana
 9.作者不詳:Hirviendo el mar de enemigos
 10.デ・ラ・クルス:No canteis, dulce ruisenor
 11.マチャード(1590-1646):Salio a la fuente Jacinta
バンダリア
アルス・アトランティカ
 
 ほとんど知らていない17世紀スペインの世俗声楽曲。19世紀末にフランシスコ・アセンホ・バルビエリとフェリペ・ペドレルがこの分野の研究を始めましたが、なかなか一般的になることはありませんでした。
 20世紀の終りになってジョルディ・サヴァールなどの優れた音楽家たちが研究を重ね、少しずつ解明されているものの、やはり17世紀頃の作品に関しては、まだまだ未知の領域と言えるでしょう。
 17世紀前半に書かれた曲のほとんどは、複雑なポリフォニーを駆使して書かれており、当時の最高の技術が惜しげもなく投入されています。このアルバムに収録されているのは、スペインの国立図書館に所蔵されている「Libro de Tonos humanoS人間の声」と名付けられた写本の全222曲から選曲されており、どれもがハープの伴奏と4声のために編曲されています。
 軽快な舞曲や穏やかな曲を取り混ぜた未知の曲をお楽しみください。

 録音 2017年1月25-27日 Sputnik Studio, Spain
 
 

IBS92018
\2600
モンポウ(1893-1987):ひそやかな音楽 第1巻-第4巻
 1-9.ひそやかな音楽 第1巻
 10-16.ひそやかな音楽 第2巻
 17-21.ひそやかな音楽 第3巻
 22-28.ひそやかな音楽 第4巻
ルイス・アラカマ(ピアノ)

 モンポウの代表作「ひそやかな音楽」の全曲集。ひたすら瞑想的であり、作風は簡素でありながら、無調の部分もあるなど時に前衛的な音も用いられています。
 タイトルはスペインの思想家「十字架の聖ヨハネ」の詩から採られており、セント・ジョージ王立音楽芸術アカデミーでモンポウ自身がこの作品について語った言葉「聴き手は大きく冷たいドームの中で、自らの感情を奥に秘め、音を聴き、時の流れに耳を委ねることとなります。」そのままに、モンポウ自身の価値観と演奏家、聴き手の感情が交錯し、神秘的な世界が生まれます。
演奏しているのはスペインのピアニスト、アラカマ。スペインの都市ポンフェラーダで現代音楽のフェスティヴァルを創設し芸術監督を務め、多くの現代曲の初演を行う多才な音楽家として知られています。
 録音 2017年9月5-9日 Palacio de Festivales de Cantabria, Santander, Spain
 
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IBS122017
\2600→\2390
ペルゴレージのチェンバロ協奏曲!!
 イベリアのチェンバロ協奏曲集

  1-3.パロミーノ(1755-1810):五重奏の協奏曲
  4-6.ナーロ(1729-1776):コンシェルト・デ・クラーベ
  7-9.ペルゴレージ(1710-1736):
   2台のチェンバロと管弦楽のための協奏曲
シルビア・マルケス・チュリリャ(チェンバロ)
アルフォンソ・セバスティアン(チェンバロ)…7-9
ラ・テンペスタ(古楽器アンサンブル)
 
 2015年2月、マドリードの「Universo Barroco」において、スペインの古楽アンサンブル「ラ・テンペスタ」により、長い間忘れられていたナーロとペルゴレージの2曲の協奏曲の復活蘇演が行われました。
 これらは音楽学者オルテガ・ロドリゲスが監修を行ったもので、当時のスペインにおけるイタリアの影響が強く感じられる色彩豊かな音楽です。
 このアルバムが世界初録音となるペルゴレージの協奏曲も、技巧的で華やかな音で彩られています。
 チェンバロを演奏するマルケス・チュリリャは、スペインを代表する鍵盤奏者の一人。ビオンディやカルミニョーラらと共演を重ね、ソロと室内楽の両面で活躍する奏者です。

 録音 2016年7月5-7日 Auditorio Eduardo del Pueyo, CSMA (Zaragoza), Spain


 ベートーヴェンのウィーン初期時代を髣髴とさせる陽気で明朗なパロミーノ。
 ボッケリーニ並みに人懐っこくポップなナーロ。

 そして最後に登場するのが・・・ペルゴレージのチェンバロ協奏曲!!
 あの幻のヴァイオリン協奏曲が登場しただけで気絶しそうになったのに、ペルゴレージのチェンバロ協奏曲・・・その世界初録音!
 とてつもない歴史的名曲とかいうのではなく、清楚で素朴で凛とした佳品。
 でもその第2楽章のアダージョの天国的にはかないこと。2分半、確かにペルゴレージはあなたを天上の世界に連れていってくれる。



実はこのGLOSSAの新アルバムにもひっそりと入っている
ペルゴレージのチェンバロ協奏曲
このアルバムがまた捨てがたい

こちらも聴いちゃいましょうか・・・


GLOSSA
GCD 923106
\2500
ヒロ・クロサキも参加! リティラータ第6弾
 様々な楽器のためのナポリの協奏曲集

 ポルポラ:
  チェロ、ヴァイオリンと通奏低音のためのシンフォニア ハ長調
   (ソロ・チェロ:ホセチュ・オブレゴン)
 マニチーニ:
  リコーダー、2本のヴァイオリン、チェロと通奏低音のための協奏曲 ト短調
   (ソロ・リコーダー:タマル・ラロ)
 ペルゴレージ:2台のチェンバロと弦楽のための協奏曲
  (ソロ・チェンバロ:イグナシオ・プレーゴ、ダニエル・オヤルサバル)
 フィオレンツァ:チェロ、2本のヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲 ニ長調
  (ソロ・チェロ:ホセチュ・オブレゴン)
 A・スカルラッティ:
  リコーダー、2本のヴァイオリン、チェロと通奏低音のための協奏曲 ハ長調
   (ソロ・リコーダー:タマル・ラロ)
 フィオレンツァ:ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲 ニ長調
  (ソロ・ヴァイオリン:ヒロ・クロサキ)
ホセチュ・オブレゴン(チェロ&ディレクター)、
ラ・リティラータ
 〔タマル・ラロ(リコーダー)、
  ヒロ・クロサキ(ヴァイオリン)、
  パブロ・プリエト(ヴァイオリン)、
  ダニエル・ピンテーニョ(ヴァイオリン)、
  ダニエル・ロレンソ(ヴィオラ)、
  ホセチュ・オブレゴン(チェロ)、
  パス・アロンソ(チェロ)、
  イスマエル・カンパネロ(ヴィオローネ)、
  ダニエル・オヤルサバル(チェンバロ)、
  イグナシオ・プレーゴ(チェンバロ)、
  ダニエル・サピコ(テオルボ)〕   
 ヒロ・クロサキも参加! リティラータ第6弾、ナポリ楽派の様々な楽器のための協奏曲集!

 ☆スペイン古楽新時代のチェリスト、ホセチュ・オブレゴンが率いるピリオド・アンサンブル "ラ・リティラータ"。
 ☆日本が誇るバロック・ヴァイオリニスト、ヒロ・クロサキ(黒崎広嗣)も参加!

 古楽大国「Glossa」が誇るスペイン古楽新時代の象徴、チェリストのホセチュ・オブレゴンと、オブレゴン率いるピリオド・アンサンブル、ラ・リティラータ。素晴らしきスペイン・バロックを世界に拡めてきたラ・リティラータのGlossa第6弾は、18世紀ナポリ楽派の作曲家達による協奏曲集。
 今回は、ホセチュ・オブレゴンによるチェロだけでなく、リコーダーのタマル・ラロ、ヴァイオリンのヒロ・クロサキ、チェンバロのイグナシオ・プレーゴらもソリストとして活躍。スタイリッシュで技巧的なナポリのコンチェルトを、スペインの名手たちの手でお贈りします。

 ※録音:2017年9月、サン・セバスティアン教会(セルセディーリャ、スペイン)




ではこちらも・・・

天国のはしっこに腰掛けさせてもらってるような曲
ペルゴレージ:ヴァイオリン協奏曲
アバド&カルミニョーラ




 ・・・ペルゴレージのヴァイオリン協奏曲・・・。

 ペルゴレージ。
 その名を聞くだけで慄然とする。

 イタリア・バロックの後期に突如現れ、軽妙洒脱なオペラ「奥様女中」によりオペラ・ブッファを芸術の境地に高め、そしてあの天国のような「スターバト・マーテル」を残し、古典派への階段だけ架けてわずか26歳で天に召された男。
 モーツァルトに並ぶ天才といわれるが、そのモーツァルトよりも10歳も早くこの世を去らねばならなかった男。
 この男がもしあと30年生きていれば、音楽史の中心はイタリアのままだったかもしれない。

 そんなペルゴレージのヴァイオリン協奏曲。
 時間にしてわずか15分足らず。
 イタリア序曲風の、さらりとした愛らしい作品。
 しかし古典派とバロックの奇跡的な中間に位置する、この純朴で清楚な音楽。

 たとえば中間楽章も決して悲哀に魂を削られるという類いの音楽ではない。
 が、そのわずか5分の音楽の、天国のはしっこに腰掛けさせてもらってるような、ちょっと危なっかしげで、ちょっと申し訳なくて、ちょっと切ない感じ・・・。 

 その危うい美しさに惹かれて、きっと何度も何度も聴いてしまうことだろう。
 偽作の疑いもあるのだが、聴き始めるとどうでもよくなる。


 ただ、その素敵なペルゴレージのヴァイオリン協奏曲、なぜかCDは少ない。

 そんな状況の中で、アバドとカルミニョーラによる録音が出ているというのはなんという奇跡。
 メインはアバドの「スターバト・マーテル」なのだろうが、ひょっとしたらこっちのほうがメインかと思いたくなるようなほんとに嬉しいアルバム。

 これでようやくこの曲を多くの人が楽しめるようになる。



DG 477 8077
\2300
ペルゴレージ:
 1)スターバト・マーテル
 2)サルヴェ・レジーナ
 3)ヴァイオリン協奏曲
ラヘル・ハルニッシュ(ソプラノ)、
サラ・ミンガルド(メッゾ・ソプラノ) 
ユリア・クライター(ソプラノ)、
ジュリアーノ・カルミニョーラ(ヴァイオリン)
モーツァルト管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド

 2010年のペルゴレージ・イヤー(生誕300年)記念アルバム。
 来年生誕300年を迎えるイタリアの作曲家、ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ (Giovanni Battista Pergolesi, 1710年1月4日 - 1736年3月17日)。後世のモーツァルトと並ぶほどの才能を持ちながら26歳という若さで夭折したペルゴレージの最後の作品であり代表作でもある《スターバト・マーテル》と、《サルヴェ・レジーナ》に、名手カルミニョーラの独奏でヴァイオリン協奏曲をカップリングした豪華な1枚。
 アバドによるスターバト・マーテルは1983年のLSOとの録音以来、四半世紀ぶりの再録音。


 

 

IBS72018
\2600
WOMEN-女性作曲家の作品集
 1-3.グバイドゥーリナ(1931-):ソナタ
 4-8.チットチアン(1929-):アルメニアン・バス=リリーフス
 9.サーリアホ(1952-):ピアノのための前奏曲
 10-13.キアロ(1972-):クラスター組曲
ソフィア・メリキャン(ピアノ)

 アルメニア、エレバン出身の女性ピアニスト、ソフィア・メリキャンのリサイタル・アルバム。
 このアルバムに登場する女性作曲家たちはそれぞれ、激動の時代を生きてているという共通項を持っています。
 1917年に祖国フィンランドが独立したサーリアホ、同じく改革著しいロシアを生きるグバイドゥーリナ、メリキャンと同じくアルメニア生まれのチットチアン、サーリアホの有能な生徒であるラケル・キアロ。
 彼女たちの作品はどれも力強く、様々な偏見や圧力をはねのけるパワーに溢れたものです。
 メリキャンの力強いタッチから生まれるピアノの音色は、たとえクラスター(音の塊)であっても、一つ一つの音が圧倒的な存在感を得て耳に残ります。
 録音 2017年7月16-17日 Auditorio Maneul de Falla, Granada, Spain
 
 

IBS82018
\2600
ブラームス(1833-1897):クラリネット・ソナタ全集と三重奏曲
 1-4.クラリネット・ソナタ 第1番 ヘ短調 Op.120-1
 5-7.クラリネット・ソナタ 第2番 変ホ長調 Op.120-2
 8-11.クラリネット三重奏曲 イ短調 Op.114
パブロ・バラガン(クラリネット)…1-11
ファン・ペレス・フロリスタン(ピアノ)…1-11
アンドレイ・イオニータ(チェロ)…8-11

 4歳でピアノを始め、ソプラノ・サクソフォンに親しんだ後、クラリネットの音色に魅了されたというバラガン。若いころからオーケストラと室内楽アンサンブルに親しみ、数多くのコンクールで入賞、現在はソリストとして活躍し、オーケストラの共演や室内楽の演奏を重ねています。
 このアルバムでは以前から共演を重ねているピアニスト、ファン・ペレス・フロリスタンとともにブラームスが晩年に作曲した2曲のクラリネット・ソナタを演奏。極めて親密、かつバランスの良い知的な音楽を奏でています。
 三重奏曲には1994年生まれの若きチェリスト、イオニタ・アンドレイが参加。伸びやかなチェロの音色と悠々泰然としたクラリネットの対話、これを彩るピアノ。三者三様の思いがぶつかる情熱的なブラームスが生まれました。
  録音:2017年7月18-20日…1-7 2017年9月24-26日…8-11 Auditorio Manuel de Falla, Granda, Spain
  
 

IBS52018
\2600
CHACONNERIE
 1.ストラーチェ(1637頃-1727頃):
   チェンバロとオルガンのための様々な曲の森-チャッコーナ
 2.ロッシ(1601-1656):「ロマネスカ」によるパルティータ
 3.カベソン(1510-1566):音楽全集 - 「牛を見張れ」によるディフェレンシア
 4.リゲティ(1923-2006):ハンガリーのロック(シャコンヌ)
 5.ルイ・クープラン(不明-1661):
   組曲 ニ短調-第7曲 シャコンヌ「La complaignante」
 6.ヘンデル(1685-1759):シャコンヌ ト短調 HWV 486
 7.スカルラッティ(1660-1725):
   トッカータ集 第1巻-トッカータ第7番 ニ短調 「ラ・フォリア」
 8.J.S.バッハ(1685-1750):
   無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004
  (L.U.モーテンセンによるチェンバロ編)
 9.C.P.E.バッハ(1714-1788):スペインのフォリアによる12の変奏曲 Wq. 118/9, H. 263
 10.シエッラ(1953-):モントゥノス-第3番:コモ・コンガス
シルビア・マルケス・チュリリャ(チェンバロ)

 スペイン、アラゴン州サラゴサで生まれ、ハープシコードとオルガンを学んだマルケス・チュリリャ。
 イベリアのチェンバロ協奏曲集(IBS122017)でソリストを務めた彼女のソロ・アルバムとなるこの「CHACONNERIE」はシャコンヌ形式(定型の繰り返される低声部の上で、同じモティーフが次々を変奏されていくもの)で書かれた作品が集められた1枚です。
 スペインでは1600年頃からシャコンヌの存在が確認されたとされ、またイタリアでも幅広く流行していたとされており、このアルバムでもストラーチェやカベソンから、新しいところではリゲティやシエッラまで多種多彩なシャコンヌを聴くことができます。チュリリャの目の覚めるような鮮やかな技巧でお楽しみください。
 録音 2017年7月30-31日、10月13-14日 Auditorio Manuel de Falla, Granada, Spain
 
 

IBS62018
\2600
20世紀のクラリネット・ソナタ集
 1-3.グァスタビーノ(1912-2000):クラリネット・ソナタ
 4-6.ヨーゼフ・ホロヴィッツ(1926-):クラリネット・ソナチネ
 7-9.ニーノ・ロータ(1911-1979):クラリネット・ソナタ ニ長調
 10-11.デニソフ(1929-1996):無伴奏クラリネット・ソナタ
 12-14.プーランク(1899-1963):クラリネット・ソナタ FP184
アントニオ・サルゲーロ(クラリネット)
ペドロ・ガビラン(ピアノ)…1-9.12-14

 5人の近現代作曲家によるクラリネット・ソナタ集。
 アルゼンチンのグァスタビーノの自由な形式で書かれたソナタ、オーストリア出身、英国に移住したチェコ系ユダヤ人ホロヴィッツの新古典派の様式で書かれたソナタ、明るい地中海の風景を思い起こさせる抒情的なロータ(ブラームス風でもある)、無機質なデニソフの無伴奏ソナタ、最後は良く知られたプーランクの洒脱なソナタ。書かれた年代はさほど違わないのに、曲が見せる表情は千差万別。
 ソリスト、サルゲーロはファリャが創設した「アンダルシア室内管弦楽団」の首席クラリネット奏者を務めるかたわら、世界中で活躍する名手です。
  録音 2017年3月6-8日、Auditorio Manuel de Falla,Granada, Spain
 
 

IBS42018
\2600
DEEP LIGHT
クラリネットとピアノのための作品集

 1-3.ウェーバー(1786-1826):大協奏的二重奏曲 変ホ長調 Op.48, J.204
 4-8.フィンジ(1901-1956):5つのバガテル Op.23
 9-14.ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
   イギリス民謡による6つの練習曲(クラリネットとピアノ版)
 15-17.シューマン(1810-1856):幻想小曲集 Op.73(クラリネットとピアノ版)
 18.フランセ(1912-1997):主題と8つの変奏
クリスト・バリオス(クラリネット)
アンドリュー・ウェスト(ピアノ)

 古典派、ロマン派から現代まで幅広いレパートリーを持つクラリネット奏者バリオスと、長く共演を務めるピアニスト、ウェストによる想像力に富んだクラリネット作品集。
 極めて技巧的、かつ多彩なメロディで知られるウェーバーの二重奏曲、ドイツ・ロマン派を代表する抒情性豊かなシューマンの幻想小曲集を始め、イギリスの2人の作曲家、ヴォーン・ウィリアムズとフィンジの郷愁に満ちた作品、野心的なフランセの変奏曲。
 これらは即興的なフレーズと色彩豊かな和声を持ち、何より溢れるほどの感性を備えています。曲ごとに変化する風景を楽しめる1枚です。
  録音 2011年3月10-12日、Auditorio Antonio Lecuona, Conservatorio Superior de Musica de Canarias and Conservatorio Profesional de Musicade Tenerife, Spain
  




ORFEO



C956181
\2500
エリーザベト・クールマン:歌曲の夕べ
 シューマン、シューベルト、ライターを歌う

 シューマン(1810-1856):
  1.「子供の情景」Op.15-第1曲:見知らぬ国と人々について
  2.7つの歌 Op.104-第1曲:月よ、私の魂のなぐさめ
  3.「女の愛と生涯」Op.42-第1曲:あの人に会ってから
  4.7つの歌 Op.104-第3曲:あなたは私を哀れな乙女という
  5.「女の愛と生涯」Op.42-第3曲:私にはわからない、信じられない
  6.「子供の情景」Op.15-第5曲:十分に幸せ
  7.「女の愛と生涯」Op.42-第6曲:やさしい友よ、君のまなざしは
  8.「女の愛と生涯」Op.42-第7曲:私の心に、私の胸に
  9.7つの歌 Op.104-第4曲:ひわ
  10.子供のための歌のアルバム Op.79-第22番:子供のおもり
  11.幻想小曲集 Op.12-第3番:なぜ?
  12.7つの歌 Op.104-第6曲:最後の花もしおれて
  13.「女の愛と生涯」Op.42-第8曲:いまあなたは最初の悲しみを私に与えた
  14.7つの歌 Op.104-第5曲:お手を私に
  15.リートと歌 第4集 Op.96-第1番:夜の歌
  16.リーダークライス Op.39-第5番:月の夜
 シューベルト(1797-1828):
  17.酒神讃歌(1) D801
  18.星 D684
  19.ロザムンデのロマンス D797/3b
 20.ヘルヴィヒ・ライター(1941-):事実のロマンス
 21.シューベルト:悲しみ D772
 22.ライター:墓場の老婆
 23.シューベルト:万霊節のための連? D343
 24.シューベルト:酒神讃歌(2) D801
 25.ライター:Misstrauensvotum 不信任決議
 26.シューベルト:嘆き D415
 27.シューベルト:スイスの歌 D559
 28.ライター:猫のために
 29.シューベルト:酒神讃歌(3) D801

 アンコール
  30.ライター:歌のためのアナウンス 第8番
  31.シューマン:「詩人の恋」Op48-第1曲:美しき五月に
エリーザベト・クールマン(メゾ・ソプラノ)
エドゥアルド・クトロヴァッツ(ピアノ)

 2019年「東京・春・音楽祭」出演予定!

 メゾ・ソプラノ歌手エリーザベト・クールマン。彼女はピアニスト、エドゥアルド・クトロヴァッツとともに長年に渡り、ユニークな「ドイツ・リート」のプログラムを組み、一連の作品にストーリー性を持たせて演奏し好評を博しています。
 このアルバムは、2017年「東京の春」音楽祭でもほぼ同じ曲を歌い満場を沸かせたプログラムをほとんどそのまま収録したもので、前半にはシューマンのピアノ独奏曲を交えた一連の曲を置き、後半にはシューベルトの歌、現代作曲家のライターの作品を織り交ぜた作品が並んでいます。
 シューマンのロマンティックな作品、シューベルトの素朴で豊かな旋律を持つ歌、ライターのユーモラスでアイロニカルな歌。これらの曲の精神を、2人は歌詞、音楽全てを含め丁寧に描き出しています。

  録音 2017年8月26日 ライヴ アンゲリカ・カウフマン・ザール
 



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Wiener Symphoniker



WS015
\2600→\2390
フィリップ・ジョルダン(指揮)&ウィーン交響楽団
 
ベートーヴェン(1770-1827):
  交響曲 第2番 ニ長調 Op.36
  交響曲 第7番 イ長調 Op.92
フィリップ・ジョルダン(指揮)
ウィーン交響楽団

 1900年に「ウィーン演奏協会管弦楽団」として設立され、100年以上の長い歴史を誇るウィーン交響楽団。
 楽団にとって初となるベートーヴェンの交響曲全集の録音に取り組んだのは2014年に首席指揮者に就任したフィリップ・ジョルダンでした。
 2017年の春から夏にかけて全曲録音が行われ、これらは半年ごとに1枚ずつリリース。ベートーヴェンのアニヴァーサリー・イヤー(生誕250年)となる2020年(この年よりウィーン国立歌劇場音楽監督に就任)に全集が完成する予定です。
 
 ツィクルス第1集、第2集と同じく、今回のアルバムにもヴァルター・ヴァイトリンガーによる読み応えのある解説「極限の祝祭」が付属しています。ヴァイトリンガーは作品の詳細な解説を行うと同時に、ジョルダンの作品に対する捉え方、取り組み方を聴き手に紹介しています。

 解説の中で、フィリップ・ジョルダンは、交響曲第2番について、「ベートーヴェンの最も明朗で、生の喜びに満ちた才気あふれる交響曲。」と語ります。中でも第二楽章ラルゲットは、「ベートーヴェンの緩徐楽章中もっとも美しいものの一つで、ここでは全てが歌っている!」と。
 一方、交響曲第7番は「メロディックなものが優先された2番に比べ、7番ではリズミックなものが優先されている。」としています。有名な第二楽章については、「葬列のような性格、長調のエピソード、フガートを持つなど、『英雄』のアダージョ楽章に近いがそれほどの重さはなく、これはシューベルトを思い起こさせる。」と言い、葬送における軽やかさ、喜びの中のちょっとした荘厳さといったものに、ハ長調交響曲『グレート』に近いところがあると感じているようです。
 
 豊かな音響を誇るムジーク・フェライン大ホールで収録されたこれらの演奏は、ウィーン交響楽団の伝統的な響きを活かしつつも、強弱やフレージング、アクセントなど、細かなところまでジョルダンの新機軸が投入された意欲あふれるもの。
 彼の演奏には、常に新たな視点でのアプローチがあり、発見があります。各作品に対するジョルダン独自の考察、動機やメロディの捉え方、演奏上の反復など、確固たる信念に基づいて繰り広げられる解釈については、添付の詳細な解説を読むことでより一層理解が深まります。 
 録音:2017年4月21.23日 ライヴ録音 ウィーン ムジークフェライン 大ホール 

 フィリップ・ジョルダン:ベートーヴェン・ツィクルス
 既発リリース
  WS013…第1番&第3番(日本語解説付き)
  WS019…第1番&第3番/第4番&第5番(日本ツアー特別盤、ブックレットなし)
  WS014…第4番&第5番(日本語解説付き)

 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ORFEO


名演を集めた廉価シリーズ
Orfeo MPシリーズ

 
 1979年にミュンヘンで設立されたOrfeoレーベル。スタジオでの自主録音(紺色ジャケット)と放送局などの歴史的ライヴレコーディング(赤色ジャケット)の2種類からなる数多くのアルバムはLP時代から親しまれてきました。
 21世紀を迎えOrfeoレーベルが提案するのは、これらの幅広いレパートリーの中から一つのテーマを選び、様々な時代の演奏を取り混ぜながら作品に親しむというシリーズ。
 2枚組の美しいジャケットと手頃な価格も含め、今後のラインナップが楽しみなシリーズです。
 


MP1801
(2CD)
\2000

J.S.バッハ(1685-1750):独奏ピアノのための音楽集

【CD1】
 1-3.イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
  エレーナ・クシュネローヴァ(ピアノ)
   録音 2000年3月22日 Kurhaus, Baden-Baden, Germany
 インヴェンションとシンフォニアよりシンフォニア集 BWV787-801
  4.第1番 ハ長調 BWV787/5.第2番 ハ短調 BWV788
  6.第3番 ニ長調 BWV789/7.第4番 ニ短調 BWV790
  8.第5番 変ホ長調 BWV791/9.第6番 ホ長調 BWV792
  10.第7番 ホ短調 BWV793/11.第8番 ヘ長調 BWV794
  12.第9番 ヘ短調 BWV795/13.第10番 ト長調 BWV796
  14.第11番 ト短調 BWV797/15.第12番 イ長調 BWV798
  16.第13番 イ短調 BWV799/17.第14番 変ロ長調 BWV800
  18.第15番 変ロ短調 BWV801
    ヴァルダン・マミコニアン(ピアノ)
     録音 1999年2月6-8日 Tonstudio Ulrich Kraus, Worthsee, Germany
 19-24.パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV825
  プレリュード/アルマンド/クーラント/サラバンド/メヌエットI.II/ジーグ
   カール・ゼーマン(ピアノ)
    録音 1965年 ブレーメン放送
 25-26.前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV552
  コンスタンティン・リフシッツ(ピアノ)
   録音 2005年11月30日-12月3日 バイエルン放送 スタジオ
【CD2】
 1.トッカータ ホ短調 BWV914
  エレーナ・クシュネローヴァ(ピアノ)
   録音 2000年3月22日 Kurhaus, Baden-Baden, Germany
 2-7.フランス組曲 第2番 ハ短調 BWV813
  アルマンド/クーラント/サラバンド/エア/メヌエット/ジーグ
   エレーナ・クシュネローヴァ(ピアノ)
    録音 2000年3月22日 Kurhaus, Baden-Baden, Germany
 8-14.パルティータ 第4番 ニ長調 BWV828
  序曲/アルマンド/クーラント/アリア/サラバンド/メヌエット/ジーグ
   カール・ゼーマン(ピアノ)
    録音 1965年 ブレーメン放送
 15.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番
   -シャコンヌ(F.ブゾーニ編)
    ヴァルダン・マミコニアン(ピアノ)
     録音 1999年2月6-8日
      Tonstudio Ulrich Kraus, Worthsee, Germany
 
 「音楽の父」J.S.バッハ。このアルバムでは4人のピアニストが演奏するバッハのピアノ曲を収録。
 バッハの時代にはチェンバロで演奏されたこれらの作品ですが、現代のピアノで演奏してもまた違った味わいが生まれます。
 演奏様式も時代につれて変化し、1910年生まれのゼーマンのスタイルと1976年生まれのリフシッツのスタイルの違いもはっきりと示されています。
 バッハ名曲集としても価値ある2枚組です。
 
 


MP1802
(2CD)
\2000

ボヘミアの音楽集
【CD1】
 ヴァンハル(1739-1813):交響曲 ト短調 Bryan g1
  1.第1楽章:Allegro moderato/2.第2楽章:Andante cantabile
  3.第3楽章:Menuetto-Trio/4.第4楽章:Finale. Allegro
   ミヒャエル・ヘルムラート(指揮)/ミュンヘン・フィルハーモニック室内管弦楽団
    録音 1993年3月22-25日 Herkulessaal der Munchner Residenz, Germany
 フランツ・ベンダ(1709-1786):フルート協奏曲 イ短調
  5.第1楽章:Allegretto ma non troppo
  6.第2楽章:Affetuoso, ma non spirito/7.第3楽章:Vivace. Scherzando
   アンドラーシュ・アドリヤン(フルート)
   ミラン・ムンツリンゲル(指揮)/プラハ・アルス・レディヴィヴァ・アンサンブル
    録音 1984年11月22-25日 Rudolfinum Prague, Czech Republic
 コジェルフ(1747-1818):管楽のための交響曲 ニ長調
  8.第1楽章:Largo-Allegro/9.第2楽章:Romance
  10.第3楽章:Menuetto/11.第4楽章:Rondeu. Allegro
   コンソルティウム・クラシクム
    録音 1996年11月4-8日  SWF Studio 9, Germany
 12.ヨハン・セベック(1831-1914):クラリネット協奏曲 変ロ長調
  原曲…ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 WoO5(未完)より
   ディーター・クレッカー (クラリネット)
   ミラン・ラジック(指揮)/プラハ室内管弦楽団
    録音 2000年3月22-25日 Studio Domovina Prag 
【CD2】
 1.フィビヒ(1850-1900):シャールカ Op.51-序曲
  シルヴァン・カンブルラン(指揮)/ウィーン放送交響楽団
    録音 1998年5月8日 Wiener Konzerthaus
 ヨゼフ・ボフスラフ・フェルステル(1859-1951):
  ヴァイオリン協奏曲 第1番 ハ短調 Op.88
   2.第1楽章:Allegro moderato
   3.第2楽章:Andante sostenuto-attacca
   4.第3楽章:Allegro grazioso
    アンドレア・ドゥカ・レーヴェンシュタイン(ヴァイオリン)
    ゲルト・アルブレヒト(指揮)/ウィーン放送交響楽団
   録音 1996年12月3-4日
     Sendesaal des ORF-Funkhauses, Vienna, Austria
 フィビヒ:交響曲 第3番 ホ短調 Op.53
  5.第1楽章:Allegro inquieto
  6.第2楽章:Allegro con fuoco-Adagio
  7.第3楽章:Vivo e grazioso
  8.第4楽章:Allegro maestoso-Allegro vivace
   ゲルト・アルブレヒト(指揮)/チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

    録音 1993年6月2日 DvoYak-Saal des Rudolfinum, Prague, Czech Republic

 16世紀からハプスブルク君主国の支配を受けていたボヘミア地方には様々な文化が流入するとともに、この地の作曲家たちは積極的に他国に行き、その地の文化を吸収しながら独自のスタイルを創り上げました。
 古典派の時代、プラハはヨーロッパ音楽文化の中で重要な立ち位置にあり、モーツァルトが訪れて作品を演奏するなど華やかな文化を誇っていました。
 この2枚組には、ボヘミア周辺で活躍した作曲家たちの作品を収録。古典派の作曲家ヴァンハルから、近代のフェルステルまで独自の音楽を楽しむことができます。
 
 


MP1803
(2CD)
\2000

バルトーク(1881-1945):作品集

【CD1】
 ピアノ協奏曲 第2番 Sz95
  1.第1楽章:Allegro
  2.第2楽章:Adagio-Presto-Adagio
  3.第3楽章:Allegro molto-Presto
   ジェルジ・シャーンドル(ピアノ)
   フェレンツ・フリッチャイ(指揮)/ウィーン交響楽団
    録音 1955年5月6日
     Grosser Saal des Wiener Musikvereins, Vienna, Austria
 ピアノ協奏曲 第3番 Sz119
  4.第1楽章:Allegretto
  5.第2楽章:Adagio religioso
  6.第3楽章:Allegro vivace
   アニー・フィッシャー(ピアノ)
   フェレンツ・フリッチャイ(指揮)/バイエルン放送交響楽団
    録音 1968年11月24日 Munich, Herkulessaal
 弦楽四重奏曲 第3番 Sz85
  7.第1楽章:Moderato
  8.第2楽章:Allegro
  9.第3楽章:Moderato-Allegro molto
   ヴェーグ弦楽四重奏団
    【メンバー】
     シャーンドル・ヴェーグ(ヴァイオリン)
     シャーンドル・ゾルディ(ヴァイオリン)
     ジェルジ・ヤンツェル(ヴィオラ)
     パウル・サボ(チェロ)
      1968年10月8日 バイエルン放送スタジオ
【CD2】
 弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽 Sz106
  1.第1楽章:Andante tranquillo
  2.第2楽章:Allegro
  3.第3楽章:Adagio
  4.第4楽章:Allegro molto
   シャーンドル・ヴェーグ(指揮)/ザルツブルク・カメラータ・アカデミカ
    録音 1995年5月31日 ウィーン(ライヴ)
 管弦楽のための協奏曲 Sz116
  5.第1楽章:Introduzione: Andante non troppo-Allegro vivace
  6.第2楽章:Giuoco delle coppie: Allegretto scherzando
  7.第3楽章:Elegia: Andante non troppo
  8.第4楽章:Intermezzo interrotto: Allegretto
  9.第5楽章:Finale: Pesante-Presto
   ラファエル・クーベリック(指揮)/バイエルン放送交響楽団
    録音 1978年5月8日 Munich, Herkulessaal

 バルトークの良く知られた作品を集めた2枚組。名演として名高いクーベリックの「管弦楽のための協奏曲」やハンガリーを代表するアンサンブル、ヴェーグ弦楽四重奏団による「弦楽四重奏曲 第3番」、フリッチャイが指揮する2曲のピアノ協奏曲は、アニー・フィッシャーとジェルジ・シャーンドルの演奏が収録されています。
 バルトーク入門としても最適なアルバムです。
 


<国内盤> 


オクタヴィア・レコード



OVCL-00699
\3000+税
久石譲×NCO ベートーヴェン・ツィクルス 第4弾
ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 作品125 「合唱」
久石譲(指揮)
ナガノ・チェンバー・オーケストラ
安井陽子(ソプラノ)
山下牧子(メゾ・ソプラノ)
福井敬(テノール)
山下浩司(バリトン)
栗友会合唱団
信州大学混声合唱団
市民合唱団

 <久石譲×NCO ベートーヴェン・ツィクルス 第4弾>
 久石譲の呼びかけのもと、トッププレーヤーたちが集結したスーパーオーケストラ!
 渾身のベートーヴェン・ツィクルス 第4弾!
 ベートーヴェンは、ロックだ!

 音楽監督久石譲の呼び掛けのもと、長野市芸術館を本拠地として結成したオーケストラ「ナガノ・チェンバー・オーケストラ」は、日本の若手トッププレーヤーが結集し、ダイナミックで溌剌としたサウンドが魅力です。作曲家ならではの視点で分析した、“例えればロックのように”という、かつてない現代的なアプローチが話題となったベートーヴェン・ツィクルスの最後を飾った「第九」。
 さまざまな異なる個性が融合し、推進力と活力に溢れたベートーヴェンをどうぞお楽しみください。

 2018年7月16日 長野市芸術館 メインホール にてライヴ収録
  
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OVCT-00159
\3000+税
森本麻衣(ピアノ)
 音楽の花束 —Bouquet de musique—

 ショパン:
  幻想即興曲
  夜想曲 「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」
  バラード 第1番
  ポロネーズ 第6番 「英雄」
 ドビュッシー:2つのアラベスク
 メンデルスゾーン:
  無言歌集より
   「甘い思い出」、「春の歌」
  ロンド・カプリチオーソ
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第14番 「月光」
森本麻衣(ピアノ)

 森本麻衣は東京藝大、同大学院を卒業後、ドイツ国立ミュンヘン音楽大学大学院に留学し、ゲルハルト・オピッツに学んだピアニストです。
 帰国後は、全国でコンサート展開するほか、後進の指導にも力を注いています。当盤は、彼女の記念すべきデビューアルバムとなります。
 森本の熱い想いがつまったプログラムで、お客様への感謝の気持ちを花束にして届けます。自身が一生かけて演奏し続けたいと語る、ショパンの幻想即興曲をはじめ、ファンタジックな世界が広がる楽曲たちが並びます。
 音楽が魔法のように広がり、美しい音色が聴く者を包み込むことでしょう。クラシックがお好きな方はもちろん、あまり馴染みのない方にも、心地よくお聴きいただけるアルバムとなりました。



 森本 麻衣 — Mai Morimoto


  愛媛県出身。東京藝術大学音楽学部ピアノ科、同大学大学院修士課程器楽科修了。ドイツ国立ミュンヘン音楽大学大学院(マイスタークラッセ)に留学し、世界的ピアニスト、ゲルハルト・オピッツ氏の最後の門下生として研鑽を積む。
 在学中、成績優秀者として学内奨学生となり、さらにホーヘンローエ候に認められミュンヘン楽友協会の奨学生に2年連続で選出されドイツで数多くの演奏会に出演する。
 イタリアで行われた第3回ロケッタ市国際ピアノコンクールと第1回マデージモ国際ピアノコンクールで第1位受賞。
 帰国後、ソリストとして全国でリサイタルを展開し、国内コンクールの審査員を務める他、地元愛媛県ではみんなのクラシック主催公演の音楽監修も勤める等、クラシック音楽普及と活性化のために積極的に活動。
 伝統あるフコク生命パートナーアーティストに任命され日本全国でチャリティーコンサートを、またTV番組やラジオ番組への依頼も多く、その活躍は多岐にわたる。2017年には東京芸術劇場にて東京ニューシティ管弦楽団とベートーヴェンのピアノ協奏曲を共演し大成功を収め、テレビ朝日放送3時間特番《関ジャニ∞のTheモーツァルト音楽王No.1決定戦》では強豪ピアニストを勝ち抜き見事優勝、第3回「ピアノ王」となる。
 これまでにピアノを高野耀子、御木本澄子、播本枝未子、岡田敦子、ゲルハルト・オピッツ、角野裕などの各氏に師事。(順不同)
 東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校非常勤講師。

 公式HP http://maimorimoto.net/
 公式ブログhttp://ameblo.jp/mein-klavier/
  

 HPより

 高校の後輩らしい。応援します。

 


OVCT-00161
\3000+税
酒井 有彩 (ピアノ)
 ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調 *
 ショパン:3つの華麗なる大円舞曲 作品34
 ラヴェル:水の戯れ、ソナチネ
 クライスラー/ラフマニノフ:愛の悲しみ、愛の喜び
 サン=サーンス/ゴドフスキー:白鳥(「動物の謝肉祭より)
酒井 有彩 (ピアノ)
飯森 範親 (指揮)*
日本センチュリー交響楽団 *

 数々の国際コンクールでの入賞歴を持ち、現在注目を一身にあつめるピアニスト酒井有彩のファースト・アルバムです。
 ラヴェルのピアノ協奏曲を中心とした、パリにゆかりのある楽曲が収められ、酒井の想いがつまったプログラムとなりました。協奏曲では、表情豊かな音色で、ラヴェルの魅力を陰影深く描き出しています。
 飯森と日本センチュリー響のしなやかなサポートを得て、彼女の豊かな感性が花開き、輝かしい音色で伸びやかに歌い上げる好演です。
 また、ソロでは高い技術と表現力が求められる難曲を美しく奏で、恩師ジャック・ルヴィエに学んだピアニズムが光る演奏。華やかさと抒情を湛えた神秘的な響きを、どうぞお楽しみください。

  2018年6月15日大阪、センチュリー・オーケストラハウス、10月11-12日埼玉、富士見市民文化会館(キラリふじみ) にて収録



 酒井 有彩 -Arisa Sakai


  四天王寺高等学校を卒業後、文化庁新進芸術家在外研修員、明治安田クオリティオブライフ文化財団奨学生として、ベルリン芸術大学を最優秀で卒業。ヤマハ音楽振興会留学奨学生として、同大学国家演奏家コースを卒業、ドイツ国家演奏家資格を取得。幼少よりコンクール多数入賞。ピティナ主催福田靖子賞選考会にて優秀賞、ジャック・ルヴィエ特別賞受賞。第8回浜松国際ピアノアカデミーコンクールにてプロミシング・アーティスト賞受賞。最年少参加にて、第6回堺国際コンクール一般部門第1位受賞。第57回ブゾーニ国際コンクール(イタリア)ファイナルスカラシップ。第65回ジュネーブ国際コンクール(スイス)セミファイナリスト、第84回レオポルド・ベラン国際コンクール(フランス)第1位。これまでに辰巳千里、武田真理、クラウディオ・ソアレス、ジャック・ルヴィエ、ディーナ・ヨッフェの各氏に師事。 ショパン音楽祭、マコン音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭、NHK FM「リサイタル・ノヴァ」等に出演。ポーランド国立放送交響楽団、大阪交響楽団、日本センチュリー交響楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団、などと共演。
 シャネル・ピグマリオン・デイズ アーティスト。大山平一郎氏が芸術監督を務めるMusic Dialogue アーティストとして室内楽にも積極的に取り組んでいる。平成30,31年度(財)地域創造公共ホール音楽活性化事業登録アーティスト。

オフィシャルサイト www.arisasakai.com
  



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アールアンフィニ



MECO-1052
\3000+税
横山幸雄/ドビュッシー:前奏曲集(全曲)
ドビュッシー
 前奏曲集 第1集
  1.第1 曲 デルフィの舞姫たち
  2.第2 曲 帆
  3.第3 曲 野を渡る風
  4.第4 曲 音と香りは夕暮れの大気に漂う
  5.第5 曲 アナカプリの丘
  6.第6 曲 雪の上の足跡
  7.第7 曲 西風の見たもの
  8.第8 曲 亜麻色の髪の乙女
  9.第9 曲 さえぎられたセレナード
  10.第10 曲 沈める寺
  11.第11 曲 パックの踊り
  12.第12 曲 ミンストレル
 前奏曲集 第2集
  13.第1 曲 霧
  14.第2 曲 枯葉 
  15.第3 曲 ヴィーノの門
  16.第4 曲 妖精は良い踊り子
  17.第5 曲 ヒースの茂る荒れ地
  18.第6 曲 風変わりなラヴィーヌ将軍
  19.第7 曲 月の光がふりそそぐテラス
  20.第8 曲 オンディーヌ
  21.第9 曲 ピックウィック卿を讃えて
  22.第10 曲 カノープ
  23.第11 曲 交代する3度
  24.第12 曲 花火
横山幸雄(ピアノ)
 
 パリ国立音楽院直系の系譜を引き、今や巨匠の域に到達しつつある横山幸雄のドビュッシー前奏曲集第1集、第2集全24曲です。一切の虚飾を排した透徹した美学の結晶である本ディスクは、まさにドビュッシー没後100 年の最後を飾るに
ふさわしい名盤となりました。
 DSD11.2MHz(DSD256)フォーマットの超ハイレゾ・レコーディングにより、横山幸雄の美音を余すところなく捉えたそのハイ・フィデリティは、まさに聴くものを圧倒します。
 数あるドビュッシーのディスク・ストーリーにおいて、今ここに新たな歴史が誕生しました。

録音:2018 年5 月23 & 24 日 五反田文化センター DSD Recording 11.2MHz (DSD 256)
 




コウベレックス



KRS 5247
¥3000+税
馬渕清香ソロ・リサイタル
 (SAYAKA MABUCHI SOLO RECITAL)
馬渕清香(ヴァイオリン)
  C.P.テレマン:無伴奏ヴァイオリンのための12の幻想曲〜第4番 ニ長調TWV40-17
  J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調 BWV1006
  E.A.イザイ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番イ短調作品27
  M.レーガー:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番二短調作品42
  J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第3番ハ長調BWV1005
 
 馬渕清香 実力派ヴァイオリニストの意欲作 無伴奏作品集!

 録音:2018年9月26日寝屋川市立地域交流センター アルカスホール(セッション)
 製作:花音楽企画/販売元:コウベレックス/74分57秒

 今日も忙しい一日が終わった。夜の帳(とばり)が降り、ホッとして窓の外を眺めると、夜空にたくさんの星が瞬いている。ワインセラーからお気に入りのワインを取り出しグラスに注ぐ。手の中のグラスを揺らしながらソファにゆったり腰をかけ再び窓の外を眺める。しばらく静かに自分と対話した後、バッハを聴きたくなる。
 往年の名ヴァイオリニストのメニューインはその著書の中で「ヴァイオリニストは、人間を蒸留して希少な力を抽出したまことに珍しい存在だ———その半分は虎で、半分は詩人なのである。」と言った。このたびリリースされた馬渕清香の「SOLO RECITAL」は、このメニューインの言葉を彷彿とさせる、彼女にとって初のソロ・アルバムである。
 この演奏を聴いていると、古今東西の名演がある中で、敢えて今リリースを決意したことに強く共感するものがある。演奏にはいろいろな演奏家の「良さ」あるいは「個性」が共存しているであろうが、この演奏は、酒造りの杜氏が「水を磨く」ように、テレマンの、バッハの、イザイの、レーガーの、それぞれの曲が求めている音色や解釈、グルーブをシンプルな形に磨きあげ、聴く者に彼女独特の「天から降りてくるもの」を感じさせるまでに昇華されている点が魅力的である。
 更に、音楽専用ホールの豊かな音響、経験豊富なレコーディング・エンジニアの全面協力を得て入念に製作された点においても完成度が高く、一聴に値する一枚である。(崎本哲生)


 <馬渕清香について>
 1990年全日本学生音楽コンクール優勝、桐朋学園大学在学中、国内外の音楽祭に参加。
 イタリア・シエナのキジアーナ音楽祭にてファイナルコンサート出演キジアーナ・ディプロマ賞受賞。
 現在、関西のみならず東京においても「クラシック音楽の良さを広く知らしめる伝道師のひとり」として精力的にコンサート活動に取り組んでいる期待の中堅である。




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クレアシオン



CRT-2201/5(5CD)
\9000+税

今、日本でもっとも活躍するクヮルテットの古典四重奏団

 ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集(全15曲)
  詳細解説付き 52Pブックレット


 Disc.1 第1番−第3番
 Disc.2 第4番−第6番
 Disc.3 第7番−第9番
 Disc.4 第10番−第12番
 Disc.5 第13番−第15番
古典四重奏団
 (川原千真・花崎淳生・三輪真樹・田崎瑞博)

 今、日本でもっとも活躍するクヮルテットの古典四重奏団が、5年の歳月を経て日本人初のショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全曲録音を完結!

 録音:2014年7月2-4日(Disc.1) 2015年6月30日-7月3日(Disc.2) 2016年7月5-7日(Disc.3) 2017年6月27日-30日(Disc.4) 2018年7月3-6日(Disc.5) 笠懸野ホールPAL                

 ●田崎瑞博が創設したクレアシオン・レーベルよりバルトークに続く全集録音。
 ●テキストを使わなかった代わりに、彼は漆黒の世界の中に不思議な秩序を打ち立てた。私たちは多くの時間を費やしたのちに、やがてその凛然とした輝きに気づかされることとなる。その秩序への彼の思いは、遺された次の言葉に集約されている。
 『必要なのは勇敢な音楽である。勇敢な音楽というのは、音調のかわりに図式かなにかで示されることではなく、それが真実の音楽だという意味である。』(田崎瑞博/古典四重奏団から見たショスタコーヴィチより)
 ●中村孝義(音楽学・大阪音楽大学名誉教授)による詳細な解説付き52Pブックレット。
 ●ボックス仕様、5種の紙ジャケット入り
 


<映像>

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EURO ARTS(映像)




20 87968
(13DVD)
¥14000→\12990

セルジウ・チェリビダッケDVDボックス
  全204頁によるハードカバーのブックレット付属(日本語訳付き)
 DVD1(82mm)
  ドキュメンタリー『チェリビダッケ〜火付け役と賢者』
     監督:ノルベルト・ブゼ
     出演者:セルジウ・チェリビダッケ、ダニエル・バレンポイム、イリーナ=パラ
      スキバ・チェリビダッケ、他
  特典映像:
   ・ベートーヴェン:「エグモント」序曲(チェリビダッケ指揮ベルリン・フィル、収録1950年)
   ・インタビュー:ダニエル・バレンボイム、ミヒャエル・バルハウス、イリーナ=パラスキバ・チェリビダッケ
     制作:2011年
 
 ★チェリビダッケ謎に包まれた複雑な人間性、音楽性に焦点をあてたドキュメンタリー映像。
   家族、共演回数の多いバレンボイムら彼をよく知る周囲の人たちへの取材を丁寧にまとめ、チェリビダッケの姿を多角的に描いています。

 DVD2(100mm)
  ドキュメンタリー『ただ音楽に身を委ねて』
     監督:ヤン・シュミット=ガレ
     出演:セルジウ・チェリビダッケ、ミュンヘン・フィル、ベルリン・フィル、
      シンフォニエッタ・ヴェネタ、フェニックス四重奏団、
      コレギウム・ムジクム・マインツ、他
   曲目:ブルックナー:ミサ曲第3番へ短調/交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』、
    ロカテッリ: 合奏協奏曲ヘ短調Op.1-8『クリスマス』、
    J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオBWV248、バルトーク:弦楽のためのディヴェルティメント、
    ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調『合唱』より第2楽章『/ エグモント』序曲、
    ブラームス:弦楽四重奏曲第2番イ短調、ヴェルディ:歌劇『運命の力』より序曲、モー
    ツァルト:ディヴェルティメント第15番変ロ長調、他
     制作:1992年
 
 ★映像監督ヤン・シュミット=ガレが3 年に渡ってチェリビダッケに密着して制作されたドキュメンタリー。
  厳しいリハーサル、レコード録音に対する拒否、チェリビダッケの哲学がぎっしりと詰まった内容。
  演奏風景もふんだんに収録され見ごたえのある映像に仕上がっています。


 DVD3 (62分)
  ブルックナー:交響曲第9番ニ短調
     セルジウ・チェリビダッケ(指揮)、トリノRAI 放送交響楽団
     収録:1969 年、トリノ(ライヴ)、モノクロ
 
 ★チェリビダッケ56歳のころの映像。
  ベルリン・フィルを追われ、後にシュトゥットガルト放響へ行く前のイタリアでの活動期の貴重な映像です。
  壮年期ならではの活気に満ちた音楽と晩年を思わせる透徹した音楽が同居する演奏。


 DVD4 (104分)
  リムスキー=コルサコフ:交響組曲『シェエラザード』*
  リヒャルト・シュトラウス:交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』
     シュトゥットガルト放送交響楽団、セルジウ・チェリビダッケ(指揮)
     ハンス・カラフース(ヴァイオリン)*
     収録:1982年(R=コルサコフ)、1965年(シュトラウス)
 
 ★1982年11月に収録された『シェエラザード』の本番演奏(カラー)と、
  1965年1月に収録された『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』のリハーサル(モノクロ) の組み合わせというたいへん興味深い映像作品。
  『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』は、モノクロ映像ながらチェリビダッケがまだ体を激しく動かしていた頃のリハーサルで、活気のある姿が映し出されています。


 DVD5 (112分)
  ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
     ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、セルジウ・チェリビダッケ(指揮)
     収録時期:1983 年ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)
  ・ボーナス:ブルックナーの交響曲第4 番についてのチェリビダッケへのインタビュー
 
 ★チェリビダッケの得意レパートリーでもあるブルックナーの交響曲第4番『ロマンティック』。
  この映像は、1983年にミュンヘンのヘルクレスザールでライヴ収録されたもので、
  まだまだ元気だったチェリビダッケは顔も引き締まり、指揮姿もエネルギッシュで、最晩年とは大きく雰囲気が異なります。
  しかし当時のチェビダッケリの音楽づくりは、すでに巨大なスケールを感じさせるスタイルが確立されたものとなっており、ここでもじっくり時間をかけて仕上げる独特の様式による演奏を、テンションの高い演奏によって味わうことができます。


 DVD6 (90分)
  ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調 WAB105
     ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、セルジュ・チェリビダッケ(指揮)
     収録:1985 年11月10日ミュンヘン、ガスタイク・フィルハーモニー
 
 ★チェリビダッケの得意レパートリーのひとつでもあるブルックナーの交響曲第5番。
  1985年、本拠地ガスタイクのオープニングを飾る特別なコンサートとしてテレビ中継されたときの映像。


 DVD7 (114分)
  ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95『新世界より』
  プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調Op.25『古典』(リハーサル&ゲネプロ)
     ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、セルジウ・チェリビダッケ(指揮)
     収録:1991年(ドヴォルザーク)、1988年(プロコフィエフ)
 
 ★チェリビダッケによるドヴォルザークの交響曲第9番『新世界より』、1991年のミュンヘン・フィルとのコンサート映像。
   ドヴォルザークの第9番『新世界より』は、チェリビダッケの中核的なレパートリーの1つ。
   晩年のチェリビダッケの特徴として設定テンポが遅く、この『新世界より』も50分を超える演奏。
   チェリビダッケによって磨き上げられた精緻な響きと重厚なアプローチによる名演を聴かせてくれます。
   またカップリングには1988年収録の同じくミュンヘン・フィルとのプロコフィエフ『古典的交響曲』。
   厳しいリハーサルで知られているチェリビダッケ節が炸裂した同曲のリハーサル映像も収録されています。


 DVD8 (58分)
  リハーサル風景:ブルックナー:交響曲第9番ニ短調
     ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、セルジュ・チェリビダッケ(指揮)
     監督:ヤン・シュミット=ガレ
     制作:1991年


 DVD9 (81分)
  シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
     収録:1991 年7月エアランゲン・シュタットハレ(ライヴ)
  チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1 番変ロ短調Op.23
     収録:1991 年10月ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
     ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
     ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

  ★極度に遅いテンポで独自の美学を貫いた晩年のチェリビダッケ。
  もともと雄弁家で若い頃には舌禍にも見舞われたチェリビダッケですが、晩年は無用な肩の力が抜けて言葉の重みが増し、よくリハーサルを一般公開して数多くの聴衆に深い感銘を与えていたといいます。
  この映像には、そんなチェリビダッケが晩年にミュンヘン・フィルとおこなったリハーサルの模様がブルックナーの交響曲第9番という作品で収められています。


 DVD10 (111分)
  ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15
     収録:1991年エアランゲン・シュタットハレ(ライヴ)
  ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83
     収録:1991年ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
     ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
     ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、セルジウ・チェリビダッケ(指揮)
 
 ★孤高の巨匠にひたむきに寄り添うピアノ。 チェリビダッケ&ミュンヘン・フィル、 バレンボイム独奏によるブラームスのピアノ協奏曲集。
  かねがねバレンボイムは、チェリビダッケについて「わたしがこれまでに巡り合ったもっとも偉大なる音楽家のひとり」と公言してきましたが、ここでのバレンボイムのひたむきな表情からは、それが単なる言葉だけではないことがはっきりと見て取れます。


 DVD11 (144分)
  ブルックナー:交響曲第7 番ホ長調
     ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、セルジウ・チェリビダッケ(指揮)
     収録:1992 年3月31日&4月1日ベルリン、シャウシュピールハウス
     監督:ロドニー・グリーンベルク/制作:メトロポリタン・ミュニック
     ドキュメンタリー「凱旋 (Triumphant Return)」/ 監督:ヴォルフガング・ベッカー
 
 ★巨匠チェリビダッケがベルリン・フィルを指揮した唯一の映像として知られるブルックナーの交響曲第7番。
   1992年3月31日と4月1日の2日間、ベルリンのシャウシュピールハウスでおこなわれたコンサートは、当時のヴァイツゼッカー大統領直々のはからいで実現したもので、1954年以来38年ぶりにチェリビダッケが、この間関係が決裂していたベルリン・フィルの指揮台に復帰するという意味で特別な出来事でした。
  同録のドキュメンタリーでは、リハーサルの模様とかつての楽団員へのインタビューが収録されています。


 DVD12 (65分)
  聖フローリアン教会のチェリビダッケ
   ブルックナー:ミサ曲第3番〜リハーサルとコンサートより
    ・序奏(リハーサル風景)/・キリエ(リハーサル風景)/
    ・グローリア(リハーサル風景)/・クレド(コンサートより)/
    ・ベネディクトゥス(リハーサル風景&コンサートより)/・アニュス・デイ(コンサートより)
     マーガレット・プライス(ソプラノ)、ドリス・ゾッフェル(アルト)、
     ペーター・ストラーカ(テノール)、マティアス・ヘーレ(バス)、ハンス・ゾーティン(バス)、
     ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団、セルジュ・チェリビダッケ(指揮)
     監督:ジャン・シュミット=ガレ
     収録:1993年ミュンヘン、ガスタイク(リハーサル) リンツ、聖フローリアン教会(コンサート)
   特典映像:1989年、チェリビダッケとミュンヘン・フィルのモスクワ客演時の映像
 
 ★ブルックナーの聖地、聖フローリアン教会で行われたブルックナー:ミサ曲第3番のリハーサルとコンサート映像。
   チェリビダッケの丁寧なリハーサルを行い、完璧な演奏を実現するまでの過程が克明に描かえています。
   監督はチェリビダッケの信頼も厚いジャン・シュミット=ガレ。


 DVD13 (101分)
  ラヴェル:道化師の朝の歌/ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲/
  ラヴェル:スペイン狂詩曲/ドビュッシー:イベリア/ラヴェル:ボレロ
     ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、セルジウ・チェリビダッケ(指揮)
     収録:1994 年5月13-14日、ケルン、フィルハーモニー(ライヴ)
 
 ★晩年のチェリビダッケが手兵ミュンヘン・フィルを率いてケルンで行った演奏会のライヴ映像。
   ブルックナー演奏と並んでフランス音楽の大家として名を馳せた巨匠最円熟期のユニークな唯美的音響世界を存分に楽しませてくれます。
   雄弁きわまりない音楽には、まさにチェリ流フランス音楽の真骨頂を聴く思いがします。
   また過酷ともいえる指揮者の要求に十全に応えながら、豊富なニュアンスを常に失わないミュンヘン・フィルにも脱帽です。


 チェリビダッケDVDコレクション。
 20時間以上の映像を集成したDVDボックス、ヤン・シュミット=ガレによる未公開のチェリビダッケのインタビューを解説書に掲載(日本語訳付)!

 画面:NTSC、16:9/DVD1,8,11(コンサート)、4:3/DVD2-7,9,10,11(ドキュメンタリー),12,13
 音声:PCM ステレオ/DVD1,2,4,5-12、モノラル/DVD3、DD5.1/DVD5,6、DD2.0/DVD13
 字幕:DVD1,2,11/ 英独仏日、DVD2/ 西伊、ハードカバーブック:英独日、リージョン:All

 今なおカリスマ的人気を誇る指揮者セルジウ・チェリビダッケ(1912-1996)。ミュンヘン・フィルを中心に、ベルリン、シュトゥットガルト、トリノでのコンサート映像、そしてドキュメンタリー映像やリハーサル映像を集めたDVD ボックスが発売されます。

 さらに全204頁によるハードカバーのブックレットが付属しています。ここには、映画監督のヤン・シュミット=ガレによるチェリビダッケへの未出版の貴重な3つのインタビュー、さらに1985年6月21日ミュンヘン大学で行ったチェリビダッケの有名な講義「音楽の現象学」、そしてヤン・シュミット=ガレがチェリビダッケの死に際して記した追悼文も掲載されています。

 未出版のインタビューは、1988年8月、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭の開催中に行われたものと、翌8月の休暇中に行われたものを掲載しています。映像でもチェリビダッケの様々な表情を捉えているヤン・シュミット=ガレだけあって、読み応えのあるインタビューとなっています(日本語訳入り)。


















12/20(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ATMA CLASSIQUE


ACD2 2787
¥2100
カヴァティーネ
 プーランク:チェロ・ソナタ FP 143
 ドビュッシー:チェロ・ソナタ CD 144
 ケクラン:ブルターニュの歌 Op.115より
  第1集1・2・3・5番、第2集4・5番
 フランセ:チェロとピアノのための演奏会用変奏曲
 メシアン:
  世の終わりのための四重奏曲より イエスの永遠性への賛歌
キャメロン・クロズマン(チェロ)
フィリップ・チウ(ピアノ)

 名作ソナタ2篇を中心に味わう近現代フランス音楽の粋

 録音:2017年10月25-27日/カナダ/64'44''

 「トロント・コンサート・レビュー」にて「偉大な音楽的想像力を持つ成熟したアーティスト」と評されたカナダの若きチェリスト、キャメロン・クロズマンのデビュー盤。20世紀前半の洗練されたフランス音楽を堪能できるアルバムです。
 プーランクとドビュッシーの名作ソナタにケクラン、フランセ、メシアンを組み合わせ、印象派からシュルレアリスムまで様々なスタイルを思わせる絵画的世界を描きます。
 美しいメロディあり、洒脱な感性あり、新しい表現あり、得も言われぬ味わいです。

 

ACD2 2780
¥2100
インスピレーションズ
 ダングルベール:組曲 ハ長調
 アントワーヌ・フォルクレ:J.B.A.フォルクレからの編曲による組曲
 ラモー:
  『優雅なインドの国々』よりTendre amour、
  『プラテー』よりAir de la Folie、
  新クラヴサン組曲よりサラバンド イ長調
 ダングルベール:
  前奏曲 ニ短調、シャンボニエール氏のトンボー、
  リュリ『アルミード』のパッサカリア
メリザンド・マクナブネイ(チェンバロ)

 憂いに満ちた調べ。いにしえのフランス王朝の音楽

 録音:2018年6月/カナダ/66'52''

 アムステルダム音楽院でアスペレンやエガーに学んだ逸材、メリザンド・マクナブネイが描くルイ14世と15世の時代の音楽。
 彼女は現代ピアノも弾きこなしあらゆる時代の鍵盤音楽をレパートリーにしているそうですが、本流は古楽。自然な呼吸と共にしなやかにうねる音楽の綾がたいへん美しいです。憂いを帯びた装飾音も格別。
 また短調の作品では、微妙な色調をにじませる調律によって、気だるい重さをまとった危うい響きを引き出しています。ラモーのオペラ・アリアからの編曲もあり、チェンバロの表現力の多彩さに驚かされる1枚。





COVIELLO CLASSICS


COV 91810
¥2600
ベートーヴェン:チェロとピアノのための初期作品集
 チェロ・ソナタ第2番 ト短調 Op.5-2
 『魔笛』の「恋を知る男たちは」による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO46
 チェロ・ソナタ第1番 ヘ長調 Op.5-1
 『魔笛』の「恋人か女房か」による12の変奏曲 ヘ長調 Op.66
デュオ・アレクサンダー
 [アレクサンダー・シェーフ(チェロ)、
  アレクサンダー・プリャエフ
   (フォルテピアノ)]

 力強く燃えるベートーヴェン!若き作曲家の野心がいっぱいのチェロ作品

 録音:2017年8月28-31日/68'45''

 チェロとピアノのために書かれた、ベートーヴェン20代の頃の初期作品集。ソナタの第1番と第2番はともに序奏とアレグロで始まり、さらにアレグロのロンドが続く「緩-急-急」という力強い構成。白熱した曲想が魅力です。
 ピアノ・パートはベートーヴェン自身が受け持ったとされ、初期ピアノ・ソナタを思わせる野心的な書法が見られ、フォルテピアノの演奏で聴くとその型にはまらない力強さがより感じられます。
 『魔笛』による変奏曲2題はベートーヴェンが若いころから変奏曲の名人であったことをうかがい知れる作品。チェロの歌わせ方も変化に富んでいます。ふたりのアレクサンダーによるこのCDの演奏は心を掻き立てるような表現にあふれ、燃えるベートーヴェン像を呈示しています。

 

COV 91814
¥2600
バッハ・ファミリーの珍しいカンタータも収録
 カステッロ:現代様式によるソナタ・コンチェルタンテ 第16番
 シュッツ:シンフォニア・サクラ 第1集より "fili Mi Absalom" Swv269
 カステッロ:現代様式によるソナタ・コンチェルタンテ 第10番
 ヨハン・クリストフ・バッハ:
  Wie bist du denn, o Gott, in Zorn auf mich entbrannt
 カステッロ:現代様式によるソナタ・コンチェルタンテ 第14番
 クリスティアン・ガイスト:
  Es war aber an der Statte, da er gekreuziget ward
 カステッロ:現代様式によるソナタ・コンチェルタンテ 第13番
ハンス・ウィヤール(バス)
ヴンダーカンマー

 録音:2017年10月15-17日/60'44''

 17世紀ドイツの声楽曲をカステッロの合奏曲で挟んで構成したアルバム。バスが歌う厳粛でしめやかな声楽曲と、対位法的に火花を散らす器楽曲が好対照を成します。
ヨハン・クリストフ・バッハはJ.S.バッハの祖父クリストフの弟ハインリヒの息子で、マリア・バルバラの祖父でもある人物。ここに収録された楽曲はシンフォニアと4つの歌からなるカンタータでなかなかの佳品。ご一聴あれ。

 

COV 91818
¥2600
20〜21世紀のアメリカを俯瞰するアルバム
 ガーシュイン:ピアノのための前奏曲
 ジェフスキ:4つのアメリカ北部のバラード
 エイミー・ベス・カーステン:(speak to me)
 ケヴィン・マローン:The People Protesting Drum Out Bigly Covfefe
 モートン・グールド:ブギウギ・エチュード
アダム・スウェイン(ピアノ)

 63'25''

 イギリスのピアニスト、アダム・スウェインによるアメリカ作品集。ケヴィン・マローンの作品は2017年、エイミー・ベス・カーステンの作品は2010年に書かれた作品です。アメリカ特有のポップ・カルチャーや政治的な表現も含まれた、一筋縄ではいかない内容となっています。




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CSO RESOUND



CSOR 9011801
¥2700→\2490
ムーティ・コンダクツ・イタリアン・マスターワークス
 1. ヴェルディ:序曲 〜歌劇「ナブッコ」より
 2. ヴェルディ:祭の飾りが〜歌劇「ナブッコ」より
 3. ヴェルディ:抑圧された祖国〜歌劇「マクベス」より
 4. ヴェルディ:序曲〜歌劇「シチリアの晩鐘」より
 5. プッチーニ:間奏曲〜歌劇「マノン・レスコー」より
 6. マスカーニ:間奏曲〜歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より
 7-10. ボーイト:プロローグ〜歌劇「メフィストーフェレ」
  〔 やよ、幸いあれ天主さま--- さても天主さま ---
   私は辺獄から舞い飛んで --- 栄えあれ、聖母さま!〕
リッカルド・ムーティ(指揮)
シカゴ交響楽団
リッカルド・ザネッラート(バス/7-10)
シカゴ交響楽団合唱団(2,3&7-10)

 来日間近!ムーティ&シカゴ響最新盤はCイタリア・オペラ名曲集!!

 録音:2017年6月

 帝王ムーティとシカゴ交響楽団による最新盤は、イタリア・オペラの名曲集。
 ムーティとシカゴ交響楽団は2019年1月末から2月初旬にかけて来日、交響曲の演奏会のほか、オペラ・フェスティバル特別プロとしてヴェルディのレクイエムも予定されています。
 ムーティはシカゴ響と、スカラ座でも幾度も取り上げた珠玉の作品を、2016/17のシーズンにあらためて演奏しました。イタリア音楽の情熱、喜びと絶望すべてが炸裂したこれらの作品を、ムーティの最新の演奏でお届けします。

 そもそもオペラの序曲とは、オペラの世界を凝縮し聴き手を引き込ませるためにも作曲家が腕によりをかけて作るものといえるでしょう。ナブッコ序曲でも冒頭の管楽器からシカゴ響の巧さが炸裂、そして序曲にちりばめられた各旋律のエッセンスひとつひとつからオペラのシーンが眼の前に浮かぶような充実した演奏となっています。

 ボーイトでは今ヴェルディなどのイタリアもので世界で引っ張りだこのバス、ザネッラートを起用し、充実の演奏が展開されています。
 なお、当盤のプロデューサーはデイヴィッド・フロスト、これまでに16回グラミー賞を受賞、最新の受賞は2018年1月のクラシック・プロデューサー・オブ・ザ・イヤーでした。ムーティとシカゴ響の素晴らしい関係性が打ち出された内容です。


 ムーティ&シカゴ交響楽団 2019年来日公演情報
  1月30日(水)東京文化会館 ブラームス:交響曲第1番&第2番
  1月31日(木)東京文化会館 ヴェルディ:レクイエム(オペラ・フェスティバル特別プロ)
  2月2日(土)東京文化会館 ヴェルディ:レクイエム(オペラ・フェスティバル特別プロ)
  2月3日(日)東京文化会館 チャイコフスキー:交響曲第5番/R=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」





FARAO CLASSICS



B 108104
¥2500
世界初録音多数収録
 『ドップラーの発見』

 (1)フランツ・ドップラー(1821-1883):2つのフルートとピアノのためのソナタ Op.25 世界初録音
 (2)フランツ・ドップラー:"ハンガリー田園幻想曲"〜フルートとピアノための Op.26
 (3)カール・ドップラー(1825-1900):"ハンガリー幻想曲"〜フルートとピアノための  世界初録音
 (4)フランツ&カール・ドップラー共作:"ハンガリー田園歌"〜2つのフルートとピアノための幻想曲  世界初録音
 (5)フランツ・ドップラー:森の小鳥〜フルートとホルンのための Op.21
 (6)フランツ・ドップラー:大幻想曲〜フルートとピアノための
 (7)フランツ・ドップラー:"祖国より"〜2つのフルートとピアノのための祝祭曲 Op.39a 世界初録音
   (1)(2)(4)(5)(7)エマニュエル・パユ(フルート)、(1)(3)(4)(6)(7)アンドラーシュ・アドリアン(フルート)、
   (1)-(4)(6)(7)ジャン・フィリップ・シュルツェ(ピアノ)、(5)アルシス・ホルン四重奏団

 フルート・ファン狂喜!!世界初録音多数収録
 エマニュエル・パユとアンドラーシュ・アドリアン、夢の共演!!!フランツ&カール・ドップラー兄弟のフルート作品集

 セッション録音:2018年5月/ポリング図書館内ホール/79'20"

 独ファラオ・クラシックス・レーベルより驚きのリリースです。フルートのエマニュエル・パユとアンドラーシュ・アドリアン、夢の共演が実現しました!収録作品は世界初録音多数のフランツ&カール・ドップラー兄弟のフルート作品集。フルート・ファン狂喜の内容です!

 レンベルク(現ルヴフ)に生まれたフランツ・ドップラー(1821-1883)はフルート奏者、作曲家、指揮者です。作曲家でオーボエ奏者だった父ヨーゼフから音楽の手ほどきを受け、13歳のときにウィーン・デビューした逸材。1838年にドイツ劇場で、1841 年からはハンガリー国立劇場で首席フルート奏者をつとめました。作曲家としては6つの歌劇、15 のバレエ音楽を残しましたが、現在では"ハンガリー田園幻想曲" を代表とするフルート作品が愛好されています。

 4歳年下の弟カール・ドップラー(1825-1900)も同地レンベルクに生まれたフルート奏者、作曲家、指揮者。兄とのデュオはステージ上の演出も加わり、絶大な人気を博しました。兄と同様にペストのドイツ劇場で、後に国立劇場でフルート奏者として活躍しました。

 ドップラー作品の研究者としても名高いフルート界の重鎮アンドラーシュ・アドリアン。1970年代初頭には未出版であった2つのフルートのための協奏曲の楽譜を発見したアドリアンは、1976年にジャン=ピエール・ランパルと同作品を録音。現在ではフルート奏者の重要レパートリーとなりました。
 その後、ドップラーの未発表作品はすべて失われたと思われていましたが、この度ついに発見され録音する運びとなりました。今回発見された作品はどれもドップラーらしく旋律の美しさが魅力的な作品です。
 名手パユとアドリアンによるこの上なく素晴らしい演奏で聴くことができるのは最大の喜びと申せましょう。ブックレットにはドップラー兄弟の写真に加え、カール・ドップラーが使用していた楽器など資料も充実しております。






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MAGGIO LIVE



MAGGIO 024
¥2300→\2090
躍動するブルックナー・リズム!
 メータの『ロマンティック』2017年ライヴ!

  ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調『ロマンティック』
   (1944年ハース版)
ズービン・メータ(指揮)
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団

 躍動するブルックナー・リズム!光り輝く祝福のサウンド!メータの『ロマンティック』2017年ライヴ!

 録音:2017年5月13日/フィレンツェ、テアトロ・デル・マッジョ(ライヴ)/65'04''

 フィレンツェ五月音楽祭の自主レーベル「MAGGIO LIVE」から大注目のリリース!
 巨匠メータがフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団と『ロマンティック』を演奏した2017年のライヴを収録。第1楽章第1主題のブルックナー・リズムから喜びにあふれ、躍動的で晴れやかな世界が広がります。
 精妙なダイナミクスの変化、リズムの厳格なコントロールに舌を巻きつつも、輝かしく明るい響きに魅せられる幸福感たっぷりの演奏。絢爛たる音の伽藍に祝福されてください。
 首席ホルン奏者、ルカ・ベヌッチのソロもすばらしく聴きものです。







GLOSSA



GCD 924202
¥2500
ルクレール:ヴァイオリン協奏曲集 Vol.1
 ヴァイオリン協奏曲イ長調 Op.7-6
 ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.7-2
 ヴァイオリン協奏曲イ長調 Op.10-2
 ヴァイオリン協奏曲ト短調 Op.10-6
レイラ・シャイエ(ヴァイオリン、指揮)
ラ・チェトラ・バロックオーケストラ・バーゼル

 古楽新世代の女流 レイラ・シャイエ!ルクレールのヴァイオリン協奏曲集がスタート!

 ☆キアラ・バンキーニの後継者となる古楽新世代の女流ヴァイオリニスト、レイラ・シャイエ。
 ☆フランスのヴァイオリン音楽の巨匠、ルクレールのヴァイオリン協奏曲集がスタート!

 スイスの古楽総本山「バーゼル・スコラ・カントルム(SCB)」でキアラ・バンキーニに学び、2010年からは自身もSCBでバロック・ヴァイオリンの教授を務める古楽新世代のヴァイオリニスト、レイラ・シャイエ。
 キアラ・バンキーニのアンサンブル415やラ・リゾナンサ、コンチェルト・ケルンなどのメンバーを務めてきたレイラ・シャイエのGlossa録音第5弾は、「フランスのコレッリ」と呼ばれた18世紀フランスのヴァイオリン音楽の巨匠、ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764)のヴァイオリン協奏曲集が始動。
 第1弾は、ルクレールが書いた2つのヴァイオリン協奏曲集作品7と作品10から、それぞれ「第2番」と「第6番」を収録。特に、作品10-6ト短調の協奏曲は、ルクレールの作品の中でも最高峰とされる傑作です。

 バロックにとどまらず、古典派、ロマン派のピリオド演奏へとレパートリーを拡げているレイラ・シャイエ。前作ではロマンティック・ヴァイオリンを使用した「ブラームスのソナタ集(GCD 924201)」を録音して話題を呼びましたが、今作ではバロック音楽に帰還。
 アンドレア・グァルネリ1675年製のバロック・ヴァイオリンを操り、ラ・チェトラ・バーゼルを率いて、ルクレールの華麗で鮮烈なヴァイオリン協奏曲を奏でます。

 ※録音:2018年3月19日−21日、マルティン教会(バーゼル、スイス)



 


GCD 924005
¥3800
ラモー:歌劇 《優雅なインドの国々》
 (パリ, 1735/1761年版)

  プロローグ
  第1アントレ 「ペルーのインカ人」
  第2アントレ 「寛大なトルコ人」
  第3アントレ 「未開人たち」
オルフェオ管弦楽団、パーセル合唱団
ジュルジ・ヴァシェジ(指揮)
シャンタル・サントン=ジェフリー(エベ、ジマ)
キャサリン・ワトソン(エミリー)
ヴェロニク・ジャンス(ファニ)
レイナウト・ファン・メヘレン
 (カルロス、ヴァレール、ダモン)
ジャン=セバスティアン・ブー(オスマン、アダリオ)
トマ・ドリエ(ベローヌ、ユアスカール、アルヴァール)

 ハンガリーの奇才ジュルジ・ヴァシェジ、ラモーの「優雅なインドの国々」全曲!

 ☆ハンガリー古楽界の奇才ジュルジ・ヴァシェジ!
 ☆ラモー第3弾、「優雅なインドの国々」全曲録音登場!
 ☆コンサートマスターはサイモン・スタンデイジ!

 ラモーの「詩神ポリムニーの祭典」(GCD 923502)でGlossaデビューを果たし、モンドンヴィルの「グラン・モテ集」(GCD 923508)、モンドンヴィルの「イスベ」(GCD 924001)などの知られざるフランス・バロックを優れた演奏で現代に蘇らせてきたハンガリー古楽界の奇才ジュルジ・ヴァシェジとオルフェオ管弦楽団&パーセル合唱団。
 エルヴェ・ニケからジュルジ・ヴァシェジが引き継いできたGlossaのフランス・バロック・レコーディング最新巻。ジュルジ・ヴァシェジのラモー第3弾となる、「優雅なインドの国々」が登場。

 1735年に初演された英雄的バレ「優雅なインドの国々」は、愛をテーマに豊かな感情が歌われ、エキゾチックで優れた管弦楽が奏されるラモーの人気作。頻繁に改訂も行われており、ヴァシェジが選んだ1761年の改訂版は、プロローグと3幕(3つのアントレ)による構成。
 ヴェルサイユ・バロック音楽センター(CMBV)との共同研究により、ラモーが意図したテンポや演奏法の再現を追究しています。

 ※録音:2018年2月25日−27日、ベーラ・バルトーク国立コンサート・ホール(ブダペスト芸術宮殿、ハンガリー)






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ALPHA



ALPHA442
\2600→\2390


エルヴェ・ニケ (指揮)&ル・コンセール・スピリチュエル
 「オペラによるオペラ」 〜姫と王子と魔の女王〜
  17-18世紀フランス・オペラの名曲により再構成された物語


 1.ジャン=ジョゼフ・カサネア・ド・モンドンヴィル (1711-1772):
     英雄牧歌劇「ティトンとオロール」 (1752)より 序曲
 2.トゥーサン・ベルタン・ド・ラ・ドゥエ (1680-1743):
     「パリスの審判」 (1718)より エール 「常に統べたる」 <姫>
 3.ジャン=フィリップ・ラモー (1683-1764):
    オペラ・バレ「エベの祭典」 (1739)より パントマイム
 4.モンドンヴィル:「パルナッススの謝肉祭」 (1749)より 穏やかで優雅なエール
 5.ラモー:叙情悲劇「イポリートとアリシー」 (1733)より
                    エール「たった一つの望み」 <魔女>
 6.アンドレ・カンプラ (1660-1744):
    叙情悲劇「アシルとデダミー」 (1735)より 合唱「太鼓とラッパ」
 7.ラモー:叙情悲劇「ダルダニュス」 (1744)より
   エール「急ごう。栄光へ向かって急ごう」 <王子>
 8.カンプラ:叙情悲劇「アシルとデダミー」より
   デュオ「飛べ若き英雄よ、戦って飛べ」 <姫と魔女>
 9.ラモー:オペラ・バレ「エベの祭典」より マルス神と軍役のエール
 10.アントワーヌ・ドーヴェルニュ (1713-1797):
    「神殿の恋人たち」 (1752)より 前奏曲
 11.ドーヴェルニュ:叙情悲劇「瀕死のヘラクレス」 (1761)より
           エールと合唱「神よ、偉大なる神よ、私をご覧ください」 <魔女>
 12.ドーヴェルニュ:「エネーとラヴィニー」 (1758)より
                           合唱「なんという恐ろしい音が」
 13.ラモー:オペラ・バレ「ポリムニーの祭典」 (1745)より
                      レシ「この男が勝利を高らかに告げる」 <姫>
 14.ラモー:オペラ・バレ「栄光の神殿」 (1746)より
                             合唱「なんと高貴!なんと寛大!」
 15.ラモー:オペラ・バレ「エベの祭典」より
                               エールと合唱「輝かしきラッパよ告げよ」 <魔女>
 16.フランソワ・コラン・ド・ブラモン (1690-1760):
             英雄舞踏劇「ギリシャ人とローマ人の祭典」 (1723)より
                                      二重唱「愛し合いましょう」 <姫と王子>
 17.ラモー:叙情悲劇「イポリートとアリシー」より
                                                レシ「話を聞きましょう」 <魔女>
 18.フランソワ・フランクール (1698-1787)、
   フランソワ・ルベル (1701-1775) 共作:「スカンデルベール」 (1735)より
                                            レシとエール「準備は整った」 <魔女>
 19.ジャン=マリー・ルクレール (1697-1764):
                             叙情悲劇「シラとグロキュス」 (1746)より 前奏曲
 20.マルク=アントワーヌ・シャルパンティエ (1643-1704):
    叙情悲劇「メデ」 (1693)より エール「私の愛のなんという代償」 <魔女>
 21.同 エールと合唱「ステュクス川の不吉な娘たち」 <魔女>
 22.ジャン=バティスト・シュトゥック (1680-1755):
                                              「メレアーグル」 (1709)より 前奏曲
 23.ルクレール:叙情悲劇「シラとグロキュス」より レシと合唱「夜の燭台」 <魔女>
 24.マラン・マレ (1656-1728):「アルシオーヌ」 (1706)より 嵐 <王子>
 25.ラモー:叙情悲劇「ダルダニュス」 (1744)より エール「恐ろしい場所」 <王子>
 26.カンプラ:オペラ・バレ「ミューズたち」 (1703)より レシ「彼はもっと…」 <魔女>
 27.アンドレ・カルディナル・デトゥーシュ (1672-1749)、ドーヴェルニュ 共作:
                                               叙情悲劇「カリロエー」 (1743)より 幕間
 28.ルベル:叙情悲劇「ピラムとティスベ」 (1726)より
                     レシ「私の愛のすべて」 <王女>
 29.カンプラ:オペラ・バレ「ヴェニスの謝肉祭」 (1699)より
                   エール「私の眼よ、閉じよ永遠に」
 30.ミシェル・ピニョレ・ド・モンテクレール (1667-1737):
           叙情悲劇「ジェフテ」 (1732)より レシと合唱「その涙はなぜ」
 31.同 前奏曲
 32.シャルル=ユベール・ジェルヴェ:叙情悲劇「イペルムネストル」 (1716)より
     情景と二重唱「お姫様、あなたに再び」 <王子、姫>
 33.ジャン=バティスト・リュリ (1632-1687):
       叙情悲劇「アルミード」 (1686)より パッサカーユ <王子>
姫…キャサリン・ワトソン (ソプラノ)
魔女…カリーヌ・デエ (メゾ・ソプラノ)
王子…レイナウト・ファン・メヘレン (オートコントル)

エルヴェ・ニケ (指揮)
ル・コンセール・スピリチュエル (古楽器使用)

 2018年に結成30周年を迎えたエルヴェ・ニケ率いる「ル・コンセール・スピリチュエル」と、こちらも30周年の「ヴェルサイユ旧王室歌劇場」によるコラボレーション・アルバム。
 フランス・バロックの知られざる名作からレシ(イタリアでいうレチタティーヴォ)とエール(同じくアリア)を抜き出して再構成し、新たな物語を紡いでいます。
 そのあらすじは以下のようなもの。
  「魔女が姫と同様に王子に恋をして、どっちをとるかと民からも詰め寄られているなか、王子が戦争に出なくてはならなくなります。ハラハラさせる戦争の音楽をへて王子がぶじ勝利して帰還、姫といい関係になって魔女が怒るところまでが第1幕。魔女が鬱々と復讐を誓う第2幕をへて、第3幕では魔女の力で嵐になり王子も他の人と同じく流されてしまいます。それで激しく後悔した魔女は入水して自らの運命を決し、かたや姫は生き延びて王子(生きていた)と再会、めでたしめでたし...。」
 いかにもニケらしい凝った選曲で楽しませてくれる内容ですが、なんとジャケットには往年の名ドラマ「奥さまは魔女」のサマンサとダーリン、そしてママが。このアルバムに登場する3人に引っかけた遊び心溢れる装丁です。
  録音:2017年10月 ヴェルサイユ旧王室歌劇場
 
 


ALPHA431
\2600
ブラームス (1833-1897):美しきマゲローネのロマンス Op.33 (全曲)
詩:ルートヴィヒ・ティーク

 1.後悔した者はいない
 2.確かに、弓も矢もすでに整い
 3.苦しみだろうか、喜びだろうか
 4.愛は遥かな国から来た
 5.あなたは哀れな者を
 6.この喜びをいかに
 7.あなただったら
 8.私たちは別れねばならない
 9.憩え、愛しい恋人
 10.絶望
 11.早くも消え失せて
 12.別れるべきなのか
 13.スリマ (恋人よ、なぜためらうのか)
 14.なんと喜ばしく生き生きと
 15.まことの愛はとこしえに
ジョン・チェスト (バリトン)
マルセロ・アマラウ (ピアノ)

 中世ドイツの騎士物語から題材を取られた、ティークによる小説「美しいマゲローネとプロヴァンス伯爵ペーターとの恋の物語」に収録された詩に、20〜30代のブラームスが曲を付けた連作歌曲集。
 若い瑞々しさにあふれたこの作品を、グラインドボーン音楽祭やプロムスでも評判となったアメリカの若きバリトン、ジョン・チェストの抒情的な美しい歌声で楽しむ一枚です。
 共演は、「最上級の伴奏者」とアメリカで絶賛されたブラジル出身のピアニスト、マルセロ・アマラウ。
 



 

ARCANA



A457
\2600
チャイコフスキー (1840-1893):弦楽セレナード
ドヴォルザ−ク (1841-1904):弦楽セレナード
ルイジ・ピオヴァーノ (指揮)
サンタ・チェチーリア音楽院弦楽合奏団

 サンタ・チェチーリア音楽院管弦楽団の首席ソロ・チェロ奏者でもあるピオヴァーノの指揮による、サンタ・チェチーリア音楽院弦楽合奏団のアルバム。
 モリコーネやロータといった、故国イタリアが誇る映画音楽を中心に収録して大きな成功を納めた前作に続き、ドヴォルザークとチャイコフスキーという、弦楽合奏の王道レパートリーを収録したアルバムです。
 甘美にたっぷりと歌う弦楽器群はここでも健在で、2つの作品の美しさをとことん味わうことのできる一枚です。
 録音:2015年1月 ローマ、オーディトリウム・パルコ・デッラ・ムジカ スタジオ1
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2196
¥2500
2019年第1弾はミュンシュ&パリ管のブラームス第1番!
 ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68
シャルル・ミュンシュ(指揮)
パリ管弦楽団

 2019年第1弾はミュンシュ&パリ管のブラームス第1番!しなやかで力強い音にて蘇る!2 トラック、38 センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ

 セッション録音:1968年1月8、12日/サル・ワグラム(パリ)/ステレオ
 使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)

 ■制作者より
 2019年の第1弾はシャルル・ミュンシュ指揮パリ管弦楽団による、ブラームスの交響曲第1番です。内容については今さら説明の必要のない、突然変異的な名演であり、従来盤以上に力強くしなやか、かつ広がりの豊かな音場で再現されます。復刻に使用したのは2 トラック、38センチのオープンリール・テープです。(平林 直哉)




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キング・インターナショナル


NHKレジェンド・シリーズ 3



KKC 2171
¥2500→\2290
なんとステレオ!35歳のケルテス初来日時の貴重な記録
 (1)ベートーヴェン:「エグモント」序曲Op.84
 (2)エルガー:序奏とアレグロOp.47
 (3)ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調Op.47
 (4)ヨハン・シュトラウス:トリッチ・トラッチ・ポルカ
 (5)スコットランド民謡:蛍の光
イシュトヴァン・ケルテス(指揮)
ロンドン交響楽団

 録音:1964年11月14日/東京文化会館(ライヴ)/STEREO、日本語帯・解説付

 1964年11月にロンドン交響楽団は2度目の来日ツアーを行ないました。その際に指揮者として帯同したのが当時35歳のイシュトヴァン・ケルテス。彼がロンドン交響楽団の首席指揮者に任命される前年で、彼にとっても初来日でした。何と11月14日に東京文化会館で行われた演奏会がNHKによりステレオで録音され、その音源が残っていました。

 演目はいずれも注目ですが、ショスタコーヴィチの交響曲第5番はこれまでスイス・ロマンド管弦楽団との1962年のDecca盤しかなく、ロンドン交響楽団との録音は驚愕。
 さらにエルガーからシュトラウスのポルカ、「蛍の光」まで披露。ケルテスの推進力と生気あふれる解釈を堪能できます。

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KKC 2172
¥2500→\2290
オーマンディ&フィラデルフィア管
 1967年5月4日/大阪フェスティバルホール
極上のオーケストラの響きにひたれるひととき

 (1)ヒンデミット:交響曲「画家マチス」
 (2)バルトーク:管弦楽のための協奏曲
 (3)ベルリオーズ:
   劇的物語「ファウストの劫罰」〜ハンガリー行進曲
ユージン・オーマンディ(指揮)
フィラデルフィア管弦楽団

 録音:1967年5月4日/大阪フェスティバルホール(ライヴ)/STEREO、日本語帯・解説付

 LP時代に、その驚異的な技術とゴージャスなサウンドで一世を風靡したオーマンディとフィラデルフィア管弦楽団。その初来日時の録音が残されていました。オーマンディは数多くの録音が残されていますが、ライヴは珍しく貴重と申せましょう。

 当アルバムは5月4日に大阪フェスティバルホールで行われた公演。
 ヒンデミットの「画家マチス」とバルトークの「管弦楽のための協奏曲」はそれぞれ3種のセッション録音が残されていますが、ライヴではさらに熱気が加わりオーケストラの音の渦に包まれるかのようです。
 貴重なのがベルリオーズの「ハンガリー行進曲」。53年の古い録音しかなく、ファン必聴です。

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KKC 2173
¥2500→\2290
オーマンディ&フィラデルフィア管東京ライヴ
 (1)日本・アメリカ両国国歌
 (2)J.S.バッハ(オーマンディ編):トッカータとフーガ ニ短調BWV565
 (3)シベリウス:交響曲第2番ニ長調Op.43
 (4)バーバー:弦楽のためのアダージョ
ユージン・オーマンディ(指揮)
フィラデルフィア管弦楽団

 豊麗な響きと超絶的名人芸が光るオーマンディ&フィラデルフィア管東京ライヴ

 録音:1967年5月12日/東京文化会館(ライヴ)/STEREO、日本語帯・解説付

 ユージン・オーマンディは1936年から1980年までフィラデルフィア管弦楽団を44年にわたり指揮して、アメリカのオーケストラを代表する名コンビとなりました。彼らが1967年に初来日公演を行った際の貴重なライヴ音源が日の目を見ます。

 オーマンディ自身がオーケストレーションしたバッハの「トッカータとフーガ」は、近代オーケストラの機能を駆使したものですが、ライヴでもオーケストラ全体がひとつの楽器のように響くのに驚かされます。
 また作曲者も絶賛したという得意のシベリウスの豊かな響きも素晴らしい限り。「フィラデルフィアの弦」と讃えられる魅力もバーバーのアダージョで存分に味わうことができます。



<メジャー・レーベル>
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DG


4836728
(2CD)
\3600→\3290
《アンドリス・ネルソンス〜
 ショスタコーヴィチ:交響曲第6番・第7番、他》

 ドミトリ・ショスタコーヴィチ:
  CD1
   交響曲 第6番 ロ短調 作品54
   劇付随音楽《リア王》組曲
   祝典序曲 イ長調 作品96
  CD2
   交響曲 第7番 ハ長調 作品60 《レニングラード》
ボストン交響楽団
指揮:アンドリス・ネルソンス
 
 グラミー賞連覇!名門ボストン響の新時代到来!
 
 ラトヴィア出身の俊英指揮者、ネルソンスと彼が音楽監督を務めるボストン交響楽団のショスタコーヴィチ交響曲全曲録音シリーズ第4弾!

 シリーズ第1弾の「ショスタコーヴィチ:交響曲第10番、他」(UCCG-1709)は、第58回グラミー賞クラシック部門「ベスト・オーケストラル・パフォーマンス部門」を、第2弾「交響曲5番、第8番、第9番、他」(UCCG-1741/2)もまた第59回グラミー賞の同部門を受賞しました。
 
 1978年に、当時まだソ連領だったラトヴィアのリガに生まれたアンドリス・ネルソンスは、ショスタコーヴィチの音楽の演奏に対して独自の視点をもっています。彼はソビエトの音楽的伝統のもとで教育された、最後の指揮者の一人です。
 そしてサンクトペテルブルクで長く学んだネルソンスは、ロシアの偉大な巨匠たちの伝統を受け継ぐと同時に、レパートリーの中核をなすドイツ作品では西欧の巨匠たちの伝統も受け継いでいるという、現在ではたぐいまれな指揮者の一人でもあります。
 ドイツの名門、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の第21代カペルマイスター(首席指揮者)にも就任し、ゲヴァントハウス管とはブルックナーの交響曲全曲録音シリーズが、2020年のベートーヴェンのアニヴァーサリー・イヤーに向けてはウィーン・フィルとベートーヴェン交響曲全曲録音が進行しているという最も期待を集めている実力派です。
 録音:2018年8月-9月 ロンドン、ハムステッド
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4836100
(32CD+3DVD)
\17000→\15990

《ロサンゼルス・フィルハーモニック100周年》


《CD 1》
 1) ベルリオーズ:ファウストの劫罰(抜粋)、
 シャブリエ:
  2) スペイン、3) ハバネラ、4) 楽しい行進曲(フランス行進曲)、
 5) エネスク:ルーマニア狂詩曲第1番、
 スメタナ:6) モルダウ(『わが祖国』より)、7) 売られた花嫁(抜粋)[初CD化]
  【演奏】アルフレッド・ウォーレンスタイン(指揮)【録音】1952年(5-7)、1953年(1-4)/
《CD 2》
 1) R.シュトラウス:ツァラトゥストラはかく語りき、
 2) ジョン・ウィリアムズ:『スター・ウォーズ』組曲
  【演奏】ズービン・メータ(指揮)【録音】1968年(1)、1977年(2)/
《CD 3》
 1) ホルスト:惑星、
 2) ジョン・ウィリアムズ:『未知との遭遇』組曲
  【演奏】ズービン・メータ(指揮)【録音】1971年(1)、1977年(2)/
《CD 4》
 マーラー:交響曲第5番
  【演奏】ズービン・メータ(指揮)【録音】1976年 /
《CD 5》チャイコフスキー:
 1) 交響曲第4番、2) スラヴ行進曲、3) 大序曲『1812年』
  【演奏】ズービン・メータ(指揮)【録音】1969年(3)、1972年(2)、1976年(1)/
《CD 6》
 チャイコフスキー:1) 交響曲第5番、2) 幻想序曲『ロメオとジュリエット』
 【演奏】 ズービン・メータ(指揮)
  【録音】1969年(2)、1977年(1)/
《CD 7-8》
 ベートーヴェン:交響曲1) 第3番『英雄』、2) 第5番、3) 第6番『田園』
  【演奏】カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
  【録音】1978年(1)、1979年(3)、1981年(2)/
《CD 9》
 1) ドビュッシー:海、
 ラヴェル:2) マ・メール・ロワ、3) スペイン狂詩曲
【演奏】
 カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)【録音】1979年 /
《CD 10-11》
 ショパン:
  ピアノ協奏曲1) 第1番、2) 第2番、3) アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
   【演奏】
    クリスティアン・ツィメルマン(ピアノ)、カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
    【録音】1978年(1)、1979年(2, 3)/
《CD 12》
 ドニゼッティ:
  1) 歌劇『愛の妙薬』より「人知れぬ涙」、
  2) 歌劇『ランメルモールのルチア』より「わが祖先の墓よ…やがてこの世に別れを告げよう」、
 ヴェルディ:
  3) 歌劇『エルナニ』より「ありがとう、愛する友たちよ…萎れた花に降りた露のように」、
  4) 歌劇『イル・トロヴァトーレ』より「ああ、美しい人」、
  5) 歌劇『アイーダ』より「清きアイーダ」、
 6) アレヴィ:歌劇『ユダヤの女』より「ラシェルよ、主の恵みにより」、
 7) マイアべーア:歌劇『アフリカの女』より「素晴らしい国…おおパラダイス」、
 ビゼー:
  8) 歌劇『真珠採り』より「耳に残るは君の歌声」、
  9) 歌劇『カルメン』より「お前が投げたこの花は」、
 10) フロトー:歌劇『マルタ』より「夢のように」(ドイツ語歌唱)
  【演奏】プラシド・ドミンゴ(テノール)、ロジェー・ワーグナー合唱団(3, 4)、カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
  【録音】1980年(1-9)、1981年(10) /
《CD 13》
 シューマン:1) 交響曲第3番『ライン』、2) 『マンフレッド』序曲
 【演奏】カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
  【録音】1980年(1)、1981年(2)/
《CD 14-15》
 ブラームス:交響曲1) 第1番、2) 第2番
  【演奏】カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
  【録音】1980年(2)、1981年(1)/
《CD 16-17》
 ヴェルディ:歌劇『ファルスタッフ』
 【演奏】
  カーティア・リッチャレッリ(ソプラノ)、バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)、
  ルチア・ヴァレンティーニ=テッラーニ(ソプラノ)、
  ダルマシオ・ゴンザレス(テノール)、マイケル・セルズ(テノール)、
  レナート・ブルゾン(バリトン)、レオ・ヌッチ(バリトン)、
  ロサンゼルス・マスター・コラール、
  カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
   【録音】1982年 /
《CD 18》
 プロコフィエフ:交響曲1) 第1番、2) 第5番
  【演奏】アンドレ・プレヴィン(指揮)【録音】1986年 /
《CD 19》
 1) ムソルグスキー:はげ山の一夜、
 2) バルトーク:中国の不思議な役人、
 3) ストラヴィンスキー:春の祭典
  【演奏】エサ=ペッカ・サロネン(指揮)【録音】2006年 /
《CD 20》
 サロネン:1) ヘリックス、2) ピアノ協奏曲、3) ディコトミー
  【演奏】イェフィム・ブロンフマン(ピアノ)(2, 3)、エサ=ペッカ・サロネン(指揮)(1, 2)
  【録音】2004年(3)、2007年(ライヴ)(1)、2008年(2)/
《CD 21》
 ショスタコーヴィチ:歌劇『オランゴ』プロローグ
  【演奏】ロサンゼルス・マスター・コラール、エサ=ペッカ・サロネン(指揮)
  【録音】2011年 /
《CD 22》
 ショスタコーヴィチ:交響曲第4番
  【演奏】エサ=ペッカ・サロネン(指揮)【録音】2011年(ライヴ)/
《CD 23》
 ブラームス:交響曲第4番
  【演奏】グスターボ・ドゥダメル(指揮)【録音】2011年[初CD化]/
《CD 24-25》
 マーラー:交響曲第9番
  【演奏】グスターボ・ドゥダメル(指揮)【録音】2012年 /
《CD 26-27》
 ジョン・アダムズ:ザ・ゴスペル・アコーディング・トゥ・ジ・アザー・マリー
  【演奏】
  ケリー・オコナー(メッゾ・ソプラノ)、タマラ・マンフォード(メッゾ・ソプラノ)、
  ラッセル・トーマス(テノール)、ダニエル・ブーベック(カウンターテノール)、
  ロサンゼルス・マスター・コラール、グスターボ・ドゥダメル(指揮)
【録音】2013年 /
《CD 28》
 1) コープランド:アパラチアの春、
 2) W.H.シューマン:アメリカ祝典序曲、
 3) バーバー:弦楽のためのアダージョ、
 4) バーンスタイン:『キャンディード』序曲
  【演奏】レナード・バーンスタイン(指揮)【録音】1982年(ライヴ) /
《CD 29》
 1) ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー、
 2) バーンスタイン:『ウェスト・サイド・ストーリー』より「シンフォニック・ダンス」
  【演奏】レナード・バーンスタイン(ピアノ&指揮)【録音】1982年(ライヴ)
[DVD]
《DVD 1》
 [ロサンゼルス・フィル音楽監督就任コンサート]
 1) ジョン・アダムズ:シティ・ノワール、
 2) マーラー:交響曲第1番『巨人』、
 3) ドキュメンタリー「ようこそグスターボ」
  【演奏】グスターボ・ドゥダメル(指揮)【収録】2009年(ライヴ) /
《DVD 2》
 1) ロッシーニ:歌劇『泥棒かささぎ』『チェネレントラ』『セミラーミデ』より抜粋、
 2) グランダ:ラ・フロール・デ・ラ・カネーラ(ニッケの花)、
 3) ララ:グラナダ、
 4) モンカーヨ:ウアパンゴ、
 5) グレヴェール:Jrame、
 6) グティエレス:アルマ・ジャネーラ(平原の魂)、
 7) マルケス:ダンソン第2番、
 8) ドニゼッティ:歌劇『連帯の娘』より「ああ!友よ、僕にとっては何という幸運」、
 9) ヴェルディ:歌劇『リゴレット』より「女心の歌」
  【演奏】
   フアン・ディエゴ・フローレス(テノール)、グスターボ・ドゥダメル(指揮)
  【収録】2010年(ライヴ)/
《DVD 3》
 1) マーラー:交響曲第8番『千人の交響曲』、
 2) ドキュメンタリー「『千人の交響曲』レコーディング風景」
  【演奏】グスターボ・ドゥダメル(指揮)ベネズエラ・シモン・ボリバル交響楽団
   【収録】2012年(ライヴ)

[ボーナスCD]
《CD 1》
 1) ドヴォルザーク:序曲『謝肉祭』、
 2) デ・ファリャ:『恋は魔術師』より「火祭りの踊り」、
 3) バラキレフ:東洋風幻想曲『イスラメイ』、
 4) チャイコフスキー:バレエ組曲『眠りの森の美女』[LAフィル初録音]、
 5) ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番(シェーンベルク管弦楽編)
  【演奏】ユージン・グーセンス(指揮)(1-4)、オットー・クレンペラー(指揮)(5)
  【録音】1928年(1-4)、1938年(5)/
《CD 2》
 1) R.シュトラウス:ドン・ファン、
 2) ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番、
 3) アンドリーセン:交響的練習曲、
 4) ラヴェル:ラ・ヴァルス
  【演奏】
   アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)(2)、
   オットー・クレンペラー(指揮)(1)、
   アルフレッド・ウォーレンスタイン(指揮)(2)、エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)(3, 4)
    【録音】1954年(2)、1945年(1)、1956年(3)、1957年(4)[初発売]/
《CD 3》
 1) スタフォード・スミス:星条旗(ストラヴィンスキー管弦楽編)、
 ストラヴィンスキー:
  2)『妖精の口づけ』よりディヴェルティメント、3) 『ペトルーシュカ』より第4場
   【演奏】イーゴリ・ストラヴィンスキー(指揮)【録音】1966年[初発売]
ロサンゼルス・フィルハーモニック
 
 ロサンゼルス・フィルハーモニック創立100周年記念BOX
 
 ロサンゼルス・フィルハーモニック創立100周年を記念して、グスターボ・ドゥダメル監修によるCD32枚(ボーナスCD3枚を含む)+DVD3枚組の限定盤がドイツ・グラモフォンより発売されます。
 演奏はオットー・クレンペラーを始めとする歴代の音楽監督(および客演指揮者のレナード・バーンスタインとストラヴィンスキー)で、ボーナスCDには未発売の歴史的録音、DVDにはライヴ映像が収録されています。
 アルフレッド・ウォーレンスタインの録音は初CD化、グラミー賞を受賞したドゥダメルによるブラームスの交響曲第4番はCD初発売です。
 DVDには2009年に行われたグスターボ・ドゥダメルのロサンゼルス・フィルハーモニック音楽監督就任コンサートと、フアン・ディエゴ・フローレス(2010年)とヴェネズエラ・シモン・ボリバル交響楽団(2012年)とのコンサートがライヴ収録されています。
 
 













12/19(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ALTUS



ALT 396
¥2800
ブラームスへの共感が音として像を結ぶ。
 ブラームス:
  3つの間奏曲 Op.117
  6つのピアノ小品 Op.118
  パガニーニの主題による変奏曲 Op.35
島田彩乃(ピアノ)

 録音:2017年1月11-13日/三重県総合文化センター 大ホール/国内プレス、日本語帯・解説付

 ベーゼンドルファーの深い音が、この演奏に特別の重みと温かさを付加し、彼女の中に眠るブラームスへの共感が音として像を結ぶ。近年のブラームス演奏に失われがちなバスの音を基軸に、和音と和声を、縦と横に構築する姿が新鮮に写る。
 自由な解釈が横行する今日だが、作品と作曲家の想いを踏まえるというのは基本中の基本、とても大切なことだ。そうしたアプローチが、作品に奥行きと立体感をもたらし、晩年のブラームスに聴き手の心もいつしか共鳴する・・・。
 (トッパンホール プログラミング ディレクター 西巻 正史)

 この作曲家に惹かれたきっかけは、パリ留学時に取り組んだチェロ・ソナタ第1番(作品36)。初めて楽譜を見たときには、まずピアノパートの音数の多さに愕然とした。ソロの曲を練習するのと同じくらいの時間をかけて準備し、いよいよチェリストと合わせると・・・2 つの楽器の音色が絶妙に混ざり合う様、旋律が絡み合う感覚、さらに、練習すればするほど、相手のパートを知れば知るほど、作品の魅力が次々と溢れ出てくることにすっかり魅了されてしまった。
 この作曲家についてもっと理解を深めたいという思いが日に日に高まり、ついにはドイツへの移住を決心。ドイツ国内を巡り、自分と同じくらいブラームス(と室内楽)を愛するドイツ人教授を探し当て、ライプツィヒの街へと移り住んだ。同じヨーロッパ、しかもすぐ隣の国であるにも拘わらず、それまでいたフランスとはまったく異なる文化、国民性に触れ、毎日新鮮な気持ちで生活。音楽面においても、別の感覚、思考、奏法等、多くを学んだ。
 今回の録音ではベーゼンドルファー社のピアノを使用。多くの作曲家(ブラームスもその中の一人)から助言を得ながら名器へと成長を遂げたこの楽器にはブラームス自身も厚い信頼をおき、演奏会でもよく使用していたという。ブラームス特有の温かみ、憂い、寂れ、厚み、深みを表現するための大きな助けを得た。
 (島田彩乃ライナーノートより)

 島田彩乃 プロフィール:
  桐朋女子高等学校音楽科を首席で卒業。パリ国立高等音楽院、同研究課程、エコール・ノルマル音楽院修了。その後、文化庁海外留学制度研修員としてライプツィヒ音楽大学にて研鑽を積む。全日本学生音楽コンクール、ジャン・フランセ国際音楽コンクール第1位、トラーニ国際ピアノコンクール第1位、シドニー国際ピアノコンクール第4 位および特別賞をはじめ、国内外数々のコンクールにて優勝、入賞。
 パリ在住時より、フランスおよびヨーロッパ各国、日本、また南アフリカ、チュニジアにおいてもフェスティバルにたびたび招かれ、パリ・サル・コルトー、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、フィレンツェ・ヴェッキオ宮殿等々内外にて演奏活動を行うほか、東京フィルハーモニー交響楽団、九州交響楽団、シドニー 交響楽団、ヨハネスブルグ交響楽団等オーケストラとの共演、TV・ラジオ出演など、多岐に亘った活動を活発に行う。
 これまで、故福岡幸子、須田眞美子、ジャン=フランソワ・エッセール、アキレス・デル=ヴィーニュ、ジャン=クロード・ペヌティエ、ゲラルト・ファウツの各氏に師事。また、作品解釈および演奏表現において西巻正史氏のアドバイスを受ける。
 十余年に及ぶ欧州活動の後、2011年帰国。ソロのみならず室内楽にも精力的に取り組み演奏活動を行い、国内外のアーティス トと共演、厚い信頼を得ている。同時に、上野学園大学講師、コンクール審査など後進の指導にも力を注いでいる。
 現在もたびたび欧州のフェスティバルに招かれ、リサイタル出演、マスタークラス講師等、海外でも継続して活動を展開している。





LAWO CLASSICS



LWC 1158
¥2500→\2290
テレマン・ザ・カメレオン
 
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767)
  1. カリヨンとジグ へ長調(《忠実な音楽の師》 TWV.41 より)
    〔バス・リコーダー、ソプラノ・リコーダー、通奏低音)
  2. 序曲(《忠実な音楽の師》より)&パルティータ第4番 ト短調 TWV.41:g2(《小室内楽曲集より》
    〔リコーダー、通奏低音〕
  3. ファンタジア第7番 変ロ長調より -
   ドルチェ、アレグロ(原曲:無伴奏ヴァイオリン・ファンタジア第7番 変ホ長調 TWV.40:20)
    〔ファゴット独奏〕
  4. ソナタ(カノン) ハ長調 TWV.42:C2(原曲:リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバ、通奏低音)
    〔リコーダー、オブリガート・チェンバロ〕
  5. ソナティネ第5番 イ短調 TWV.41:a4〔リコーダー、ファゴット、通奏低音〕
  6. 3つの小品 変ロ長調
   [ラルゴ(トリオ・ソナタ ト短調 TWV.42:g9 より)、
    郵便馬車 TWV.35:2、5声のアリア(パルティータ第1番 TWV.41:B1 より)]
     〔チェンバロ独奏〕
  テレマン/ジャン・ダニエル・ブラウン(c.1728-1740):
   7. 組曲 ト短調
    [ラルゴ(ファンタジア第8番 ホ短調 TWV.40:9 より)、クラント(ブラウン)、
     ラメンテローレ(ブラウン)、アレグロ(ファンタジア第8番 ホ短調 より)、
     スピリトゥオーソ(ファンタジア第8番 ホ短調 より)]〔リコーダー独奏〕
  ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ(1688-1758):
   8. ソナタ ハ長調 FaWV. N:C1〔ファゴット、通奏低音〕
  テレマン:
   9. フーガ第6番 へ長調 TWV.30:26(《軽いフーガとちょっとした戯れ》より)〔チェンバロ独奏〕
   10. ソナタ(カノン) 変ロ長調(《忠実な音楽の師》より)〔バス・リコーダー、通奏低音〕
    ベルゲン・バロック
     〔フローデ・トーシェン(リコーダー)、アドリアン・ロヴァトカイ(ファゴット)、
      ハンス・クヌート・スヴェーン(チェンバロ)〕

 カメレオンのように鮮やかに変化するテレマンのアレンジ作品集!

 ☆ノルウェーを代表するピリオド・アンサンブル、ベルゲン・バロック!
 ☆カメレオンのように鮮やかに変化するテレマンのアレンジ作品集!

 当時の流行やスタイルを独自の方法で混合して自分の音楽に取り入れ「カメレオンのように色を変えてみせた音楽家」テレマンのリサイタル。
 ベルゲン・バロック創設メンバーのフローデ・トーシェン Frode Thorsen(1958-)とハンス・クヌート・スヴェーン Hans Kunt Sveen(1963-)、彼らの録音に定期的に参加しているバロック・ファゴットの名手、ハノーファー生まれのアドリアン・ロヴァトカイ Adrian Rovatkay(1964-)の3人による録音。
 無伴奏ヴァイオリン・ファンタジア、無伴奏フルート・ファンタジア、トリオ・ソナタなど様々な作品からのアレンジを、リコーダー、ファゴット、チェンバロそれぞれの組み合わせ、あるいは独奏で、鮮烈に描いてゆきます。

 ※録音:2015年11月26日、2016年10月13日-14日、ヴァクスダール教会(ヴァクスダール、ノルウェー)/Recorded in DXD 24bit/352.8kHz



 
LWC 1163
¥2500
われらの愛する行進曲 ノルウェー空軍音楽隊
ライフ・アルネ・ペーデシェン(指揮)
 ヴィクトル・マグヌス・ヴィードクヴィスト(1881-1952):ノルランドの色
 カロル・パーディヴィー(1908-1965):機織り職人の行進曲
 ジョン・フィリップ・スーザ(1854-1932):自由の鐘
 ケネス・J・アルフォード(1881-1945):号砲
 ヴィクトル・マグヌス・ヴィードクヴィスト(1881-1952):はためく旗
 カール・ローレンス・キング(1891-1971):インヴィクトゥス
 ハインリヒ・ヨハン・フリードリヒ・シュタインベック(1884-1967):連隊の挨拶
 ヨハンネス・ハンセン(1874-1967):栄誉行進曲
 ユリウス・エルネスト・ヴィルヘルム・フチーク(1872-1916):皇帝に栄光あれ
 エルリング・モースタ(1913-1966):第3ドラゴン連隊栄誉行進曲
 サム・ヤルマル・リュードベリ(1885-1956):コンサート・マーチ第2番《イタリア》
 ロルフ・ビルゲル・マウリツ・リンスタ(1924-2000):NBL 栄誉行進曲
 ヨーゼフ・ウルリヒ(1911-1976):宇宙飛行士行進曲
 カレル・コムザーク二世(1850-1905):アルブレヒト大公行進曲
 オスカル・ボルグ(1851-1931):国王ホーコン七世栄誉行進曲
 ユリウス・エルネスト・ヴィルヘルム・フチーク(1872-1916):フィレンツェ行進曲

 ノルウェーの名門軍楽隊!北欧とアメリカのフェイヴァリット・マーチ集!

 ☆ノルウェーの名門軍楽隊!
 ☆北欧とアメリカのフェイヴァリット・マーチ集!

 トロンハイム駐在のノルウェー空軍音楽隊 Luftforsvarets musikkorps(The Norwegian Air Force Band)(LFMK)は、凛々しく美しい音楽で知られるノルウェー軍のプロフェッショナル・バンドのひとつ。
 ノルウェーとスウェーデンの作曲家による行進曲、そして、スーザ、アルフォード、フチークなどウィンド・オーケストラのスタンダード曲による華麗なるマーチ・プログラムです。

 ※録音:2017年1月30日-2月2日、ラーデモーエン教会(トロンハイム、ノルウェー)/Recorded in DXD 24bit/352.8kHz



 


LWC 1165
¥2500
ノルウェーのソナタ集
 ヨハン・ヘンリク・フライトホフ(1713-1767):
  トリオ・ソナタ ト長調、ソナタ ト長調
 ゲオルグ・フォン・ベットウシュ(1668-1743):
  トリオ・ソナタ第8番 ト長調、トリオ・ソナタ第14番 ト短調
 ヒンリク・フィリップ・ヨンセン(1717-1779):
  ソナタ 変ホ長調、トリオ・ソナタ ニ長調
 ヨハン・ダニエル・ベッリーン(1714-1787):
  ソナティナ ニ短調
カロリーネ・アイステン・ダール(リコーダー)、
アンサンブル・フライトホフ
 〔カロリーネ・アイステン・ダール
   (リコーダー)、
  クリスチャーネ・アイステン・ダール
   (バロック・ヴァイオリン)、
  ケイト・ハーン(バロック・チェロ)、
  ヴェーガル・ルンド
   (バロック・ギター、テオルボ、
    アーチリュート)〕

 『ブロックバード(Blockbird)』(LWC1069)をリリースしたノルウェーのリコーダー奏者、カロリーネ・アイステン・ダール(1980-)の新作。
 前作では20世紀ノルウェーの作品を、今回のアルバムではバロック期から古典時代のノルウェーの作品を演奏しています。

 作曲、ヴァイオリン、詩作を手がけ、デンマーク宮廷秘書官も務めたヨハン・ヘンリク・フライトホフ。ドイツ生まれ、デンマーク=ノルウェー軍の将校から退役後は作曲に専念したゲオルグ・フォン・ベットウシュ。作曲家、オルガニスト、チェンバロ奏者、指揮者としてスウェーデンで活躍したドイツ生まれのヒンリク・フィリップ・ヨンセン。

 ドイツ生まれのヨハン・ダニエル・ベッリーンは、1700年代中期、子のヨハン・ヘンリクとともに当時の首都トロンハイムの音楽文化に大きく貢献、主にイタリア様式の作品を残しました。

 ※録音:2017年2月15日-17日、ヤール教会(バールム、ノルウェー)/Recorded in DXD 24bit/352.8kHz

 

LWC 1164
¥2500
情熱の描写 〜 ヴァイル、パウス、アイヴズ:作品集
 クルト・ヴァイル:七つの大罪(9景の歌つきバレエ)
 マルクス・パウス:憎しみの歌(声と管弦楽のための)
 チャールズ・アイヴズ(ジョン・アダムズ:オーケストレーション):
  5つの歌〔ソロー、川のほとり、平穏、東へ、子守歌〕、
  答えのない質問
   (トランペット、フルート四重奏と弦楽のための)(改訂版)
トーラ・アウゲスタ(メゾソプラノ)
マグヌス・スターヴェラン(テノール)
トルビョルン・グルブランソイ(テノール)
ハルヴォル・フェステルヴォル・メーリエン(バリトン)
ウッレ・ホルムグレーン(バスバリトン)
オスロ・フィルハーモニック管弦楽団
ジョシュア・ワイラスティーン(指揮)
クリスチャン・エッゲン(指揮)

 トーラ・アウゲスタ(1979-)は、ベルゲン生まれ。オスロとストックホルムでクラシカルとジャズの歌唱を学び、歌手、俳優、指揮者と多才に活動しています。アルバム『情熱の描写』では、「不調和の歴史から卓絶した芸術へ」をテーマに3人の作曲家の作品を歌っています。
 クルト・ヴァイルが劇作家のブレヒトと共作した「9景の歌つきバレエ」《七つの大罪》。チャールズ・アイヴズの歌曲をジョン・アダムズがオーケストラ共演用に編曲した《5つの歌》。

 マルクス・パウス(1979-)は、ノルウェーの作曲家、ノルウェー国立音楽大学とマンハッタン音楽学校で学び、多彩なジャンルに作曲、特に映画のための音楽やオペラで成功を収めています。
 《憎しみの歌》は、社会の問題に目を向けた風刺的な作風のアメリカの詩人、ドロシー・パーカー(1893-1967)の作品をテクストに作曲されました。アウゲスタの委嘱で作曲された「キャバレー・ソング」スタイルの作品です。

 幅広いレパートリーをもったアメリカのジョシュア・ワイラスティーン(ワイラースタイン)と、現代音楽からジャズまで、ノルウェーの音楽シーンを彩るひとり、クリスチャン・エッゲンの指揮とオスロ・フィルハーモニック管弦楽団の共演です。

 ※録音:2017年5月3日-5日、22日−24日、オスロ・コンサートホール(オスロ)/Recorded in DXD 24bit/352.8kHz





ECM



4817741
\2500
《エレニ・カラインドルー〜Tous des oiseaux》
エレニ・カラインドルー:
 『Tous des oiseaux』
  1) The Wind of War、2) The Dark Secret、
  3) Encounter、4) Between Two Worlds、5) David’s Dream、
  6) Towards the Unknown、7) Lament、8) The Confession、
  9) Separation、10) Why?、11) The Impossible Journey、
  12) Je ne me consolerai jamais
 『Bomb, A Love Story』
  13) A New Beginning、14) Love Theme、
  15) The Waltz of Hope、16) Mitra’s Theme ? Walking in Tehran、
  17) Lonely Lives、18) Reconciliation Theme ? var.、
  19) Mitra’s Theme ? var.、20) Captured Heart、
  21) Reconciliation Theme、22) Love’s First Call
エレニ・カラインドルー(ピアノ)、
サヴィナ・ヤナトゥ(ヴォイス)、
Alexandros Botinis(チェロ)、
Stella Gadedi(フルート)、
Vangelis Christopoulos(オーボエ)、
Yannis Evangelatos(ファゴット)、
Dinos Hadjiiordanou(アコーディオン)、
Aris dimitriadis(マンドリン)、
Maria Bildea(ハープ)、
ソクラテス・シノポウロス(Constantinople lyra、リュート)、
Nikos Paraoulakis(ナーイ)、
Stefanos Dorbarakis(Kanonaki)、
Giorgos Kontoyannis(Cretan Lyra、パーカッション)、
Argyro Seira(指揮)
弦楽オーケストラ
 
 ギリシャの作曲家エレニ・カラインドルーのニュー・アルバム
 今回ECMより発売されるギリシャの作曲家エレニ・カラインドルーのアルバムには、レバノン出身のカナダの劇作家ワジディ・ムアワッドによる劇『Tous des oiseaux』とイラン人の俳優・監督ペイマン・モアディによる映画『Bomb, A Love Story』のために作られた作品が収録されています。
 イスラエルとパレスチナの対立を背景に複雑に絡み合う文化的アイデンティティを大胆に掘り下げた『Tous des oiseaux』は2017年11月17日にパリのコリーヌ国立劇場で初演され、大絶賛されました。
 2018年12月5日のパリから再上演も始まっています。カラインドルーはこの劇により新たな境地を開き、意識を高めることができたと語っています。一方、『Bomb, A Love Story』はテオ・アンゲロプロスが亡くなってから、エレニの最初の映画音楽作品となり、この映画は2018年2月3日にテヘランで封切られ、アジア太平洋映画賞の脚本賞にノミネートされています。
 どちらの作品も弦楽オーケストラとカラインドルーの仲間である才能あるソリストたちのために作曲されました。1990年に録音された映画音楽集『Music for Films』より30年にわたり、カラインドルーの輝かしいテーマとアレンジは、プロデューサーのマンフレート・アイヒャーによるミキシングと編集によって新しい形とつながりを得ています。
 録音:2017年10月(1-12)、2018年1月(13-22) アテネ
 



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CPO



555186
(2CD)
\4800
ハンス・ガル(1890-1987):
 歌劇《夜の歌》Op.23…世界初録音

  3幕のドラマティック・バラード
  カール・ミヒャエル・フォン・レヴェツォフ;台本
シチリアの王女リアノーラ…リナ・リュー(ソプラノ)
ヘモーネ…スーザン・ヴェント=ブンダーリヒ(ソプラノ)
アベスの王女…グリット・グナウク(メゾ・ソプラノ)
タンクレッド…ライス・ジェンキンス(バリトン)
首相…オリヴァー・ヴァイディンガー(バス)
名もない歌手…ラルフ・エルテル(テノール)
アンドレアス・ホッツ(指揮)
オスナブリュック歌劇場合唱団、賛助合唱団
オスナブリュック交響楽団

 オーストリアに生まれ、ウィーン大学で音楽学を専攻し、ウィーン音楽アカデミー、ウィーン大学で教師として後進の指導にあたっていたハンス・ガル。
 名声を確立し始めた矢先に、ユダヤ系であったためにウィーンを追われ、イングランドに移住した後は教師、指揮者として活躍し97歳でこの世を去るまで当地で暮らしました。
 作曲家としてのガルは、生涯に渡って敬愛したブラームスに倣い、半音階技法などモダンな形式を用いることのない端正で古典的な作品を書き続けました。ガル自身が「劇的バラード」と題したこの歌劇《夜の歌》は1933年に初演されたものの、以降演奏されることなく忘れられてしまい、今回のオスナブリュック歌劇場の公演は84年ぶりの蘇演となります。
 12世紀のパレルモを舞台に、シチリア王女の揺れ動く感情が描かれたこの作品は、リヒャルト・シュトラウスを思わせるロマンティックで美しい音楽に満ちています。
  録音 2018年3月26-29日 オスナブリュックハレ、オイロバザール
 
 

555073
\2700
フリードリヒ・エルンスト・フェスカ(1789-1826):
 1.詩篇103番 Op.26-独唱、混声合唱とオーケストラのための
 2.詩篇9番 Op.21-独唱、混声合唱とオーケストラのための
フランツ・ダンツィ(1763-1826):
 3.悲劇への序曲「ヴィオラ」-ヨーゼフ・フライヘルン・フォン・アウフェンベルクによる
 4.詩篇128番 Op.65-混声合唱とオーケストラのための
 5.カンタータ「神を讃えよ」-独唱、混声合唱とオーケストラのための
ユリア・ゾフィー・ヴァグナー(ソプラノ)/
アンドレア・チューダク(ソプラノ)
レジーナ・グレーネグレス(アルト)/
ローター・オディニウス(テノール)
マティアス・ホルン(バス)
ベルンハルト・ゲルトナー(指揮)
カールスルーエ・バッハ合唱団
カメラータ2000

 1807年6月8日、ドイツの都市カールスルーエにおいて新しいルター派教会の礎石が置かれ、1816年に教会が完成した暁には盛大な祝賀会が開かれました。そして教会完成から100年を経た2016年、カールスルーエに関わりの深い2人の作曲家、ダンツィとフェスカによる「詩篇」の演奏を行い2つの大切な機会を祝したのです。
 ダンツィは1812年からカールスルーエ宮廷楽団の音楽監督を務めており、その楽団に在籍していたのがフェスカでした。
 ダンツィの作品はモーツァルトを思わせる18世紀の伝統を受け継ぐ端正な風情をもっていますが、フェスカの作品は華麗で息の長い旋律が朗々と歌われるロマン派寄りの作風。
 教会の完成までに要した10年間で、音楽の様式が劇的に変化したことを意識させる興味深い選曲です。設立100周年を迎えるカールスルーエ・バッハ合唱団の輝かしい合唱でお楽しみください。
  録音 2016年5月15日 カールスルーエ、Evangelische Stadtkirche
 
 


555184
(2CD)
\4000
カール・ライネッケ(1824-1910):弦楽四重奏曲集
 【CD1】
  1.弦楽四重奏曲 第2番 ヘ長調 Op.30
  2.弦楽四重奏曲 第4番 ニ長調 Op.211
  3.弦楽四重奏曲 第1番 変ホ長調 Op.16
 【CD2】
  1.弦楽四重奏曲 第5番 ト短調 Op.287
  2.弦楽四重奏曲 第3番 ハ長調 Op.132
ラインホルト四重奏団

 1824年に生まれ、86歳という長寿を得た作曲家ライネッケ。生涯に出版された曲だけでも300を超える多作家であり、作風は基本的にシューマンやブラームス風でありながらも、書かれた時代の様式を忠実に反映しています。
 彼の5曲の弦楽四重奏曲は、活動の初期から晩年までの時代をすべてカバーしており、ライネッケが追求した音楽がコンパクトに凝縮されています。
 ライネッケは音楽学者の父に影響されて、幼い頃からベートーヴェンやモーツァルト作品を研究していたといい、1846年に出版された第1番は古典的な端正さに若々しい情熱が融合された完成度の高いもの。以降、番号を追うに従いスタイルが熟成されていくのが手に取るようにわかることでしょう。古典派からロマン派の作品を得意とするラインホルト四重奏団の演奏です。

 録音 Groser Lindensaal, Markkleeberg 2017年2月13-16日…CD1 2018年11月9-12日…CD2
 
 


777682
\2100
イグナツ・フォン・べ−ケ(1733-1803):ピアノ五重奏曲&弦楽四重奏曲
 1.ピアノ五重奏曲 イ短調(BEEV 96)
 2.弦楽四重奏曲 ト長調(BEEV 127)
 3.弦楽四重奏曲 ハ長調(BEEV 120)
ディオゲネス弦楽四重奏団
【メンバー】
シュテファン・キルパル(第1ヴァイオリン)
グンドラ・キルパル(第2ヴァイオリン)
シュテファニー・クラウス(ヴィオラ)
スティーヴン・リスタウ(チェロ)

アンドレアス・キルパル(ピアノ)…1-3

 ハイドンと同世代に活躍したドイツの作曲家、イグナツ・フォン・べ−ケ。卓越した技巧を持つピアニストであり、若い頃"七年戦争"に従軍し、終戦後の1775年にはミュンヘンで19歳のモーツァルトに出会い、ピアノ演奏の腕を競ったことでも知られています。
 この弦楽四重奏曲集は前作(999509)に続く第2集となるアルバムで、アンサンブルはアリオーソ四重奏団からディオゲネス四重奏団に移り、違った表現を楽しむことができます。ピアノ五重奏曲は、完全にピアノに比重が置かれており、輝かしい音色を生かした調和のとれた作品に仕上がっています。
 録音 2008年5月18-20日 Walldorfschule Grobenzell
 


777956
\2700
アウグスト・エベンハルト・ミュラー(1767-1817):フルート協奏曲集
 1.フルート協奏曲 第1番 ト長調 Op.6
 2.フルート協奏曲 第3番 ニ長調 Op.10
 3.フルート協奏曲 第10番 ト長調 Op.30
タチアナ・ルーラント(フルート)
ティーモ・ハンドシュ(指揮)
プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団

 ドイツ、ノルトハイムでオルガニストの父のもとに生まれたミュラー。8歳でオルガンの公開演奏を行い、多くの同時代の先人たちの薫陶を受けながら、マグデブルク、ライプツィヒ他、各地のオルガニストを務めました。
 演奏者としてはJ.S.バッハ作品を得意としていましたが、作曲家としてはウィーン古典派音楽を擁護し、自身の作品もモーツァルトやベートーヴェンを思わせる流麗で端正な雰囲気を有しています。
 ピアノやフルートのための作品が多く(交響曲は残されていない)、フルート協奏曲は全11曲あり、どれもが可憐な輝きを放っています。
 フルートを演奏しているルーラントは、前作のライネッケ作品(777949)で新設された「Opus Classic2018」賞を獲得した、今、最も注目される奏者の一人です。
  録音 2014年10月16-18日 Ev. Laurentiuskirche  Oberderdingen
 
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555244
\2700→\2490
フランソワ=アドリアン・ボワエルデュー(1775-1834):序曲集とピアノ協奏曲
 1.序曲《バグダッドの太守》
 2.序曲《エマ、または囚人》
 3.序曲《白衣の婦人》
 4.序曲《パリのジャン》
 5.序曲《転落した馬車》
 6.序曲《オーロール伯母さん》
 7.ピアノ協奏曲 ヘ長調
ナターシャ・ヴェリコヴィチ(ピアノ)…7
ハワード・グリフィス(指揮)
スイス・イタリアーナ管弦楽団

 歌劇《白衣の婦人》で知られるフランス歌劇作曲家ボワエルデュー。ベートーヴェンと同世代であり、古典派からロマン派への橋渡しの役割を担った人として知られています。
 器楽作品も書いていますが、やはり彼の本領は歌劇。1793年に最初の歌劇《罪ある娘》の上演が成功したことで、次々と歌劇場から作品の依頼が舞い込み、生涯40作以上の歌劇を発表。その地位を不動のものとしました。
 このアルバムには6曲の歌劇の序曲と、珍しいピアノ協奏曲を収録。親しみ易い旋律が存分に盛り込まれた序曲は、思わず全曲を聴いてみたくなるほどの出来ばえ。また1792年に初演された「ピアノ協奏曲」は、その流麗な作風から“フランスのモーツァルト”と称えられたという名作です。
 録音 2015年4月14-17日、Auditorio Stelio Molo RSI, Lugano (CH)
 
 

555265
(4CD)
\5400
現代のルネサンス-ヴェーザー=ルネサンスの宮廷音楽
【CD1】…777662
 1-24.ヨハン・グラッベ(1585-1655):マドリガルと室内楽曲集
  録音 2011年1月14-16日 Schloss Brake, Lemgo, Germany
【CD2】…999953
 1-16.ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):復活祭のミサ曲
  録音 2011年5月8-10日 Stift Steterburg
【CD3】…999952
 1-19.ウィリアム・ブレイド(1560-1630)/
  トーマス・シンプソン(1582-1628):
   室内楽作品集
  録音 2011年3月11-13日 Schlosskapelle im Schloss Brake bei Lemgo, Germany
【CD4】…777661
 1-29.ヘッセン=カッセル方伯(1572-1632):宗教曲&世俗音楽集
  録音 2010年10月30日-11月2日 Stadtkirche Zierenberg, Germany
マンフレッド・コルデス指揮
ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス

 ルネサンス音楽から初期バロック音楽まで、ユニークな演奏を聴かせるブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス。
 指揮者マンフレッド・コルテスによる丁寧な作品研究による熟達した演奏は、15世紀から17世紀の音楽を知る上でも資料的価値としても重要な意味を持っています。
 2018年は彼らが活動を始めて25周年にあたり、これまでリリースした25枚以上のアルバムから、ルネサンス時代に北ヨーロッパで活躍していた作曲家の作品を4枚セレクト。お求めやすい価格のBOXにいたしました。
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


DIAPASON

レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン
〜 ディアパゾンが選んだ決定盤

 
 『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン 〜 ディアパゾンが選んだ決定盤』シリーズは、往年の名演奏家、またフランスを中心とする現役の演奏家たちの数ある名演の中から、フランスのクラシック音楽専門誌「ディアパゾン(Diapason)」が推薦する必聴録音を集めたシリーズです。
 フランスのマスタリング・スタジオ「Circe」のリマスタリングによって音質が向上した名演の数々をお楽しみ下さい。
 
 ※Diapasonレーベルのタイトルは初回限定生産のため、ご注文に対し十分な数量をご用意できない場合がございます。また、ライセンスに起因する突然の廃盤が発生する場合がございます。予めご了承下さい。


DIAP 110
(2CD)
¥1800
シュトラウスの時代のウィーンの舞踏会
 ・ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ《うわごと》Op.212
 ・ヨハン・シュトラウスⅡ世&ヨーゼフ・シュトラウス:ピチカート・ポルカ
 ・ヨハン・シュトラウスⅡ世:ポルカ《浮気心》Op.319
 ・ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ《酒、女、歌》Op.333
 ・ヨハン・シュトラウスⅡ世:無窮動 Op.257
 ・ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ《ウィーンの森の物語》Op.325
 ・ヨーゼフ・シュトラウス:トランスアクツィオン Op.184
   ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
   録音:1946年−1949年
 ・ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ《オーストリアの村つばめ》Op.164
   ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)、ヨーゼフ・クリップス(指揮)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
   録音:1956年
 ・ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ《芸術家の生活》Op.316
 ・ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ《憂いもなく》Op.271
 ・ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ《朝刊》Op.279
 ・ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ《騎手》Op.278
 ・ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ《わが人生は愛と喜び》Op.263
 ・ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ《とんぼ》Op.204
 ・ヨハン・シュトラウスⅠ世:ラデツキー行進曲 Op.228
   クレメンス・クラウス(指揮)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
   録音:1950年−1953年
 ・ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ《千夜一夜物語》Op.346
 ・ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ《ウィーンのボンボン》Op.307
 ・ヨハン・シュトラウスⅠ世:ワルツ《ローレライとラインの調べ》Op.154
 ・ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ《シトロンの花咲くところ》Op.364
   ヴィリー・ボスコフスキー(指揮)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
   録音:1958年−1961年
 ・ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ《春の声》Op.410
   リタ・シュトライヒ(ソプラノ)、クルト・ゲーベル(指揮)、ベルリン放送交響楽団
   録音:1958年
 ・ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ《南国のばら》Op.388
   ヨーゼフ・クリップス(指揮)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
   録音:1957年
 ・ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ《春の声》Op.410
 ・ヨハン・シュトラウスⅡ世:トリッチ・トラッチ・ポルカ Op.214
   ジョージ・セル(指揮)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
   録音:1934年
 ・ヨハン・シュトラウスⅡ世:加速度円舞曲 Op.234
   エーリヒ・クライバー(指揮)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   録音:1932年
 ・ヨハン・シュトラウスⅡ世:皇帝円舞曲 Op.437
   カール・ベーム(指揮)、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団
   録音:1939年
 ・ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ《美しく青きドナウ》Op.314
   ジョージ・セル(指揮)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
   録音:1934年

 フランスのクラシック音楽専門誌「ディアパゾン(Diapason)」が選ぶ、2019年のニューイヤー・プログラムは、もちろんシュトラウス一族のワルツ&ポルカ集!シュトラウス一族が活躍した時代のウィーンにおける豪華絢爛な舞踏会を、往年の名指揮者たちの演奏で再現します。

 
 


DIAP 053
¥1600
モーツァルト:演奏会用アリア集
 ・おお、運命の星よ...岸は近いと信じ K.368
   エリカ・ケート(ソプラノ)、カペラ・アカデミカ、ベルンハルト・パウムガルトナー(指揮)
   録音:1957年
 ・ひどいこと、ここはどこでしょう...今話しているのは私ではない K.369
   エディト・マティス(ソプラノ)、カペラ・アカデミカ、ベルンハルト・パウムガルトナー(指揮)
   録音:1961年
 ・わがいとしの希望よ K.416
   リタ・シュトライヒ(ソプラノ)、バイエルン放送交響楽団、チャールズ・マッケラス(指揮)
   録音:1958年
 ・ああ、もし空に恵み深い星があるなら K.538
   テレサ・シュティッヒ=ランダル(ソプラノ)、パリ音楽院管弦楽団、アンドレ・クリュイタンス(指揮)
   録音:1954年
 ・どうか、詮索しないで下さい K.420
   アントン・デルモタ(テノール)、ベルリン国立歌劇場管弦楽団
   録音:1952年
 ・私は行く、しかしどこへ K.583
   イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)、ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ、ハリー・ブレック(指揮)
   録音:1953年
 ・彼に眼を向けなさい K.584
   ジョージ・ロンドン(バス)、コロンビア交響楽団、ブルーノ・ワルター(指揮)
   録音:1953年
 ・ああ、私の思った通り K.272
   テレサ・シュティッヒ=ランダル(ソプラノ)、
   ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、ベルンハルト・パウムガルトナー(指揮)
   録音:1959年
 ・もうたくさんだ、お前は勝った K.295
   エリーザベト・グリュンマー(ソプラノ)、シュトゥットガルト室内管弦楽団、カール・ミュンヒンガー(指揮)
   録音:1956年
 ・テッサリオの人々よ K.316
   エッダ・モーザー(ソプラノ)、バイエルン国立歌劇場管弦楽団、レオポルト・ハーガー(指揮)
   録音:1972年

 ディアパゾン誌が選んだモーツァルトの「演奏会用アリア」の決定盤!エディト・マティス、エリカ・ケート、リタ・シュトライヒ、テレサ・シュティッヒ=ランダル、エリーザベト・グリュンマーなど、1950年代に収録された数々の名歌唱を中心としたプログラムです。

 
DIAP 045
¥1600
サン=サーンス:組曲《動物の謝肉祭》
 ・組曲《動物の謝肉祭》
   ベラ・シキ(ピアノ)、ゲザ・アンダ(ピアノ)、
   フィルハーモニア管弦楽団、イーゴリ・マルケヴィチ(指揮)
   録音:1954年
 ・ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.22
   ジャンヌ=マリー・ダルレ(ピアノ)、フランス国立放送管弦楽団、ルイ・フレスティエ(指揮)
   録音:1955年
 ・ハバネラ Op.83
   レオニード・コーガン(ヴァイオリン)、ボストン交響楽団、ピエール・モントゥー(指揮)
   録音:1958年
 ・交響詩《オンファールの糸車》Op.31
   ボストン交響楽団、シャルル・ミュンシュ(指揮)
   録音:1957年
 ・序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調 Op.28
   ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)、RCAビクター交響楽団、ウィリアム・スタインバーク(指揮)
   録音:1952年
 ・交響詩《死の舞踏》Op.40
   コンセルトヘボウ管弦楽団、シャルル・ミュンシュ(指揮)
   録音:1948年
 ・幸せははかなきもの
   ニノン・ヴァラン(ソプラノ)、ラウル・バルタレイ(ヴァイオリン)、マドレーヌ・ダルマン(ピアノ)

 ディアパゾンが贈るサン=サーンスの名曲集は、「動物の謝肉祭」と「ピアノ協奏曲第2番」がメイン!「動物の謝肉祭」は、ベラ・シキとゲザ・アンダのピアノ、そして指揮はイーゴリ・マルケヴィチ!
 「ピアノ協奏曲第2番」は、ジャンヌ=マリー・ダルレの名演でその名を知られる20世紀フランスの名女流ピアニスト、ジャンヌ=マリー・ダルレの1955年録音を収録しています。

 


DIAP 044
(2CD)
¥1800
ヴェルディ:歌劇《イル・トロヴァトーレ》
 (1962年7月31日、ザルツブルク音楽祭でのライヴ録音)
  レオンティン・プライス(ソプラノ/レオノーラ)、エットレ・バスティアニーニ(バリトン/ルーナ伯爵)、
  フランコ・コレッリ(テノール/マンリーコ)、ジュゼッペ・シミオナート(メゾソプラノ/アズチェーナ)、
  クルト・エクウィルツ(テノール/使者)、ロランス・デュトワ(ソプラノ/イネス)、
  ニコラ・ザッカリア(バス/フェルランド)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
  ウィーン国立歌劇場管弦楽団、ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 ヴェルディ中期の傑作、「イル・トロヴァトーレ」は、カラヤン&ウィーン・フィルの1962年ザルツブルク音楽祭ライヴ!
 ディアパゾン・レーベルでお馴染みのフランスのマスタリング・スタジオ、「Circe」のリマスタリングにご期待下さい。

 


DIAP 043
¥1600
モーツァルト:ミサ曲ハ短調 K.427(録音:1959年10月)
  マリア・シュターダー(ソプラノ)、ヘルタ・テッパー(アルト)、エルンスト・ヘフリガー(テノール)、
  イヴァン・サルディ(バス)、ベルリン聖ヘトヴィヒ大聖堂聖歌隊、
  ベルリン放送交響楽団、フェレンツ・フリッチャイ(指揮)

 ソプラノのマリア・シュターダー、アルトのヘルタ・テッパー、テノールのエルンスト・ヘフリガー、そしてフェレンツ・フリッチャイ&ベルリン放送交響楽団の1959年録音は、数あるモーツァルトの「ミサ曲ハ短調」の演奏の中でも最上位に位置する名演中の名演。長きに渡って親しまれ続けてきた名演をディアパゾン盤でもお楽しみ下さい。

 


DIAP 042
¥1600
レオン・フライシャー
 ブラームスの「1番」とベートーヴェンの「2番」

  ・ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15
    録音:1958年
  ・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.19
    録音:1961年
レオン・フライシャー(ピアノ)
ジョージ・セル(指揮)
クリーヴランド管弦楽団

 難病を患う前のレオン・フライシャーが、ジョージ・セルとクリーヴランド管弦楽団とのコンビと収録した協奏曲録音の中から、ブラームスの「1番」とベートーヴェンの「2番」をカップリング。
 特にブラームスの「第1番」は、フライシャーとセル&クリーヴランド管弦楽団のコンビを代表する名演として挙げられることの多い演奏です。

 


DIAP 041
(2CD)
¥1800
マスネ:歌劇《ウェルテル》(録音:1931年1月)

  ジョルジュ・ティル(テノール/ウェルテル)、ニノン・ヴァラン(ソプラノ/シャルロット)、
  ジェルメーヌ・フェラルディ(ソプラノ/ソフィー)、マルセル・ロケ(バリトン/アルベール)、
  アルマン・ナルソン(バス/大法官)、ルイ・ゲノ(バス・バリトン/ヨハン)、
  ラ・カントリア、パリ・オペラ・コミック座管弦楽団&合唱団、エリー・コーエン(指揮)


 フランスのコロンビアが、フランスの歌い手たち、パリ・コミック座管弦楽団と合唱団、指揮者のエリー・コーエンを起用した1931年1月に録音したマスネの「ウェルテル」の全曲録音。
 30年代の録音でありながら、現在でも同曲屈指の演奏として高い評価を受け続けている歴史的名演です。



<メジャー・レーベル>
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DG



4836475
\2300→\2090
《マウリツィオ・ポリーニ〜ショパン:ピアノ・ソナタ第3番、他》
ショパン:
 夜想曲 第15番 ヘ短調 作品55の1
 夜想曲 第16番 変ホ長調 作品55の2
 マズルカ 第33番 ロ長調 作品56の1
 マズルカ 第34番 ハ長調 作品56の2
 マズルカ 第35番 ハ短調 作品56の3
 子守歌 変ニ長調 作品57
 ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
 
 巨匠ポリーニ、円熟のショパン!
 2018年10月サントリーホールでの3回のリサイタルを行ったポリーニ。その純度の高く深い音楽、透明な美音は満場の観客を感動と幸福感で包み込み、さらに深化したその演奏で改めてその唯一無二の存在感を示しました。
 その日本公演でも披露したショパンの作品55〜58を収録したアルバムです。
 マズルカ以外は再録音となりますが、繊細な陰翳で心に直接響くような演奏で旧録音とは違った味わい深い演奏を展開しています。

 録音:2018年5月 ミュンヘン
 



.

韓国DG&DECCA

限定盤 
セルジウ・チェリビダッケ〜DG&DECCA レコーディング全集

DG 40192
(33CD)
\21000→\19990
 *CD32とCD33に収録されているモーツァルト:交響曲第25番は同テイクとなります。
 *モーツァルト:交響曲第25番のオリジナル・ジャケットはCD33となります。

CD 01
ブラームス
交響曲第1番 ハ短調, Op. 68

1. Un poco sostenuto - Allegro - Meno allegro [13:17]
2. Andante sostenuto [10:01]
3. Un poco allegretto e grazioso [05:39]
4. Adagio - Piu andante - Allegro non troppo, ma con brio - Piu allegro [18:32]

Total Time [48:29]

シュトゥットガルト放送交響楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

Recorded: 21 October 1976, Mozartsaal, Mannheim, Germany
ADD (P) & c 1999 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin

CD 02
ブラームス
交響曲第2番 ニ長調, Op. 73

1. Allegro non troppo [14:45]
2. Adagio non troppo - L'istesso tempo, ma grazioso [11:15]
3. Allegretto grazioso (Quasi Andantino) - Presto ma non assai - Tempo I [05:19]
4. Allegro con spirito [09:42]

交響曲第3番 ヘ長調, Op. 90

5. Allegro con brio [09:13]
6. Andante [10:14]
7. Poco Allegretto [06:10]
8. Allegro [09:20]

Total Time [76:10]

シュトゥットガルト放送交響楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

Recorded: 11 April 1975, Liederhalle, Stuttgart (track 1-4); 19 November 1976,
Liederhalle, Stuttgart (track 5-8)
ADD (P) & c 1999 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin

CD 03
ブラームス
交響曲第4番 ホ短調, Op. 98

1. Allegro non troppo [12:56]
2. Andante moderato [12:59]
3. Allegro giocoso - Poco meno presto - Tempo I [06:23]
4. Allegro energico e passionato - Piu allegro [10:29]

Total Time [42:47]

シュトゥットガルト放送交響楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

Recorded: 23 March 1974, Kurhaus, Friedrich-von-Thiersch-Saal, Wiesbaden
ADD (P) & c 1999 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin

CD 04
ブラームス
交響曲第4番 ホ短調, Op. 98 (リハーサル)

1. Allegro non troppo [27:44]

Total Time [27:44]

シュトゥットガルト放送交響楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

Recorded: November 1974, Funkstudio, SDR, Stuttgart
ADD (P) & c 1999 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin

CD 05
ブルックナー
交響曲第3番 ニ短調(ノヴァーク版)

1. Merl langsam. Misterioso [23:40]
2. Adagio, bewegt, quasi Andante [17:12]
3. Ziemlich schnell [06:56]
4. Allegro [13:26]

Total Time [61:14]

シュトゥットガルト放送交響楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

Recorded: 24 November 1980, Liederhalle, Stuttgart
ADD (P) 2000 & c 2004 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin

CD 06
ブルックナー
交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」(ノヴァーク版)

1. Bewegt, nicht zu schnell [19:05]
2. Andante quasi Allegretto [16:05]
3. Scherzo. Bewegt - Trio. Nicht zu schnell. Keinesfalls schleppend [09:48]
4. Finale. Bewegt, doch nicht zu schnell [23:43]

Total Time [68:41]

スウェーデン放送交響楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

Recorded: 24 September 1969, Berlin
ADD (P) 2000 & c 2004 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin

CD 07
ブルックナー
交響曲第5番 変ロ長調 (ハース版)

1. Introduction. Adagio - Allegro [21:45]
2. Adagio. Sehr langsam [23:09]
3. Scherzo. Molto vivace (Schnell) - Trio im gleichen Tempo [13:35]

Total Time [59:09]

シュトゥットガルト放送交響楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

Recorded: 25 & 26 November 1981, Liederhalle, Beethovensaal, Stuttgart
DDD (P) 2000 & c 2004 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin

CD 08
ブルックナー
交響曲第5番 変ロ長調 (ハース版)

1. Finale. Adagio - Allegro moderato [24:45]

モーツァルト
交響曲第35番 ニ長調, K. 385「ハフナー」
2. Allegro con spirito [05:12]
3. Andante [04:44]
4. Menuetto - Trio [02:46]
5. Finale. Presto [03:39]

Total Time [41:06]

シュトゥットガルト放送交響楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

Recorded: 25 & 26 November 1981, Liederhalle, Beethovensaal, Stuttgart (track 1); 24 June 1976, Liederhalle, Stuttgart (track 2-5)
DDD/ADD (P) 2000 & c 2004 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin

CD 09
ブルックナー
交響曲第7番 ホ長調 (ハース版)

1. Allegro moderato [21:05]
2. Adagio. Sehr feierlich und sehr langsam [23:48]
3. Scherzo. Sehr schnell - Trio. Etwas langsamer [09:45]
4. Finale. Bewegt, doch nicht schnell [11:34]

Total Time [66:12]

シュトゥットガルト放送交響楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

Recorded: 8 June 1971, Liederhalle, Stuttgart
ADD (P) 2000 & c 2004 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin

CD 10
ブルックナー
交響曲第8番 ハ短調 (ノヴァーク版)

1. Allegro moderato [16:16]
2. Scherzo. Allegro moderato - Trio. Langsam [13:52]
3. Adagio. Feierlich langsam, doch night schleppend [27:08]

Total Time [57:16]

シュトゥットガルト放送交響楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

Recorded: 23 November 1976, Liederhalle, Stuttgart
ADD (P) 2000 & c 2004 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin

CD 11
ブルックナー
交響曲第8番 ハ短調 (ノヴァーク版)

1. Finale. Feierlich, nicht schnell [26:04]

シューベルト
交響曲第5番 変ロ長調, D. 485

2. Allegro [04:46]
3. Andante con moto [12:24]
4. Menuetto. Allegro molto - Trio [05:04]
5. Allegro vivace [05:47]

Total Time [54:06]

シュトゥットガルト放送交響楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

Recorded: 23 November 1976, Liederhalle, Stuttgart (track 1); 31 October 1979, Liederhalle, Stuttgart (track 2-5)
ADD (P) 2000 & c 2004 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin

CD 12
ブルックナー
交響曲第9番 ニ短調 (ノヴァーク版)

1. Feierlich. Misterioso [24:24]
2. Scherzo. Bewegt, lebhaft - Trio. Schnell [11:11]
3. Adagio. Langsam, feierlich [23:43]

Total Time [59:18]

シュトゥットガルト放送交響楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

Recorded: 5 April 1974, Liederhalle, Stuttgart
ADD (P) 2000 & c 2004 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin

CD 13
ブルックナー
交響曲第5番 変ロ長調 (リハーサル)

1. 4. Finale: b. 29 - b. 66 (Fugato) - Rehearsal [22:05]
2. 4. Finale: b. 67 - b. 109 (2nd Subject) - Rehearsal [17:15]

Total Time [39:20]

シュトゥットガルト放送交響楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

Recording: Nov. 1981, Liederhalle, Beethovensaal, Stuttgart
DDD (P) & c 2000 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin

CD 14
ブルックナー
交響曲第7番 ホ長調 (リハーサル)
交響曲第8番 ハ短調 (リハーサル)

1. Symphony No. 7 in E major - 1. Allegro moderato [05'40]
2. Symphony No. 7 in E major - 1. Allegro moderato [21'44]
3. Symphony No. 8 in C minor - 3. Adagio [13:24]
(Feierlich langsam, doch nicht schleppend)

Total Time [40:48]

シュトゥットガルト放送交響楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

Recording: Recording: Nov. 1981, Liederhalle, Beethovensaal, Stuttgart (track 1-2); Nov. 1976, Liederhalle, Beethovensaal, Stuttgart (track 3)
AAA (P) 2000 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin

CD 15
ドビュッシー
夜想曲

1. Nuages, Modere [11:01]
2. Fetes. Anime et tres rythme [07:20]
3. Sirenes. Moderement anime [13:55]
(with women’s chorus)



4. De l’aube a midi sur la mer. Tres lent [11:13]
5. Jeux de vagues. Allegro (dans un rythme tres souple) [07:30]
6. Dialogue du vent et de la mer. Anime et tumultueux [09:20]

Total Time [60:18]

南ドイツ放送合唱団 (track 3)
シュトゥットガルト放送交響楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

Recorded: 15 November 1980, Funkstudio, Stuttgart (track 1-3); 11 February 1977, Liederhalle, Stuttgart (track 4-6)
ADD (P) & c 1999 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin

CD 16
ドビュッシー
イベリア(管弦楽のための映像 No. 2)

1. Par les rues et par les chemins. Assez anime [08:28]
2. Les parfums de la nuit. Lent et reveur [12:53]
3. Le matin d'un jour de fete. Dans un rythme de Marche [05:05]
lointaine, alerte et joyeuse

ラヴェル
道化師の朝の歌

4. Assez vif [08:21]

スペイン狂詩曲

5. Prelude a la nuit. Tres modere [05:37]
6. Malaguena. Assez vif [02:12]
7. Habanera. Assez lent et d’un rythme las [02:54]
8. Feria. Assez anime [06:38]

Total Time [52:09]

シュトゥットガルト放送交響楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

Recorded: 29 February 1980, Liederhalle, Stuttgart (track 1-3); December 1973, BR-Studio, Nurnberg (track 4); 22 June 1976, Liederhalle, Stuttgart (track 5-8)
ADD (P) & c 1999 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin

CD 17
ラヴェル
「ダフニスとクロエ」第2組曲

1. Lever du jour [06:22]
2. Pantomime [06:16]
3. Danse generale [04:36]

管弦楽組曲「クープランの墓」

4. Prelude. Vif [04:08]
5. Forlane. Allegretto [07:08]
6. Menuet. Allegro moderato [04:29]
7. Rigaudon. Assez vif [03:39]

8. ラ・ヴァルス [13:00]
Poeme choregraphique pour orchestre
Mouvement de valse viennoise

Total Time [49:38]

オーボエ: ラヨシュ・レンチェシュ (track 4-7)
シュトゥットガルト放送交響楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

Recorded: 8 March 1974, Liederhalle, Stuttgart (track 1-3); 26 October 1978, Tubingen (track 4-7); November 1976, Liederhalle, Stuttgart (track 8)
ADD (P) 1999 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin

CD 18
ドビュッシー
海 (リハーサル)
I. De l’aube a midi sur la mer

1. “Die schwerste Partitur, die er geschrieben hat” [22:32]
2. “Bitte? Alle: Bas, Klarinette, Fagott und die Harfen” [25:27]

Total Time [47:59]

シュトゥットガルト放送交響楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

Recorded: January 1977, Funkstudio, SDR, Stuttgart
ADD (P) 1999 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin

CD 19
ドヴォルザーク
チェロ協奏曲 ロ短調, Op. 104

1. Allegro [16:41]
2. Adagio, ma non troppo [14:19]
3. Finale. Allegro moderato [14:20]

Total Time [45:20]

チェロ:ジャクリーヌ・デュ・プレ
スウェーデン放送交響楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

Recorded: 26 November 1967, Concert Hall, Stockholm
ADD (P) & c 2000 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin

CD 20
フランク
交響曲 ニ短調

1. Lento ? Allegro non troppo [19:23]
2. Allegretto [11:28]
3. Allegro non troppo [11:29]

ヒンデミット
交響曲「画家マティス」

4. Engelkonzert [08:29]
(Angel Concert ・ Concert d’anges)
Ruhig bewegt
5. Grablegung [05:15]
(Entombment ・ La Mise au tombeau)
Sehr langsam
6. Versuchung des heiligen Antonius [13:40]
(The Temptation of St. Anthony ・ La Tentation de St Antoine)
Sehr langsam, frei im Zeitmas ? Sehr lebhaft

Total Time [69:44]

スウェーデン放送交響楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

Recorded: December 1967, Eskilstuna, Concert Hall (track 1-3); November 1970, Musikhalle, Hamburg (track 4-6)
ADD (P) & c 2000 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin

CD 21
シベリウス
交響曲第2番 ニ長調, Op. 43
1. Allegretto [10:16]
2. Tempo Andante, ma rubato [16:03]
3. Vivacissimo - Lento e suave - Largamente [05:49]
4. Finale. Allegro moderato [14:21]

交響曲第5番 変ホ長調, Op. 82
5. Tempo molto moderato ? Largamente ? Allegro moderato ? Presto [15:27]
6. F Andante mosso, quasi allegretto [09:21]
7. Allegro molto ? Misterioso ? Un pochettino largamente ? Largamente assai [09:53]

Total Time [81:10]

スウェーデン放送交響楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)


Recorded: November 1965, Concert Hall, Stockholm (track 1-4); March 1971, Concert Hall, Stockholm (track 5-7)
ADD (P) & c 2000 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin

CD 22
リヒャルト・シュトラウス

1. 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」, Op. 28 [16:42]
nach alter Schelmenweise ? in Rondeauform

2.交響詩「ドン・ファン」, Op. 20 [18:53]
Tone-poem after / Tondichtung nach / Poeme symphonique
d’apres Nikolaus Lenau
Arve Tellefsen, solo violin

ショスタコーヴィチ
交響曲第9番 変ホ長調, Op. 70
3. Allegro [04:16]
4. Moderato [06:57]
5. Presto [03:05]
6. Largo [03:31]
7. Allegretto [06:55]

Total Time [60:19]

スウェーデン放送交響楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

Recorded: March 1971, Concert Hall, Stockholm (track 1); November 1970, Meistersingerhalle,
Nuremberg (track 2); March 1971, Hjalmar Bergman Theatre, Orebro (track 3-7)
ADD (P) & c 2000 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin

CD 23
ムソルグスキー
組曲「展覧会の絵」(管弦楽版編曲:ラヴェル)

1. Promenade [02:10]
2. I. Gnomus [03:06]
3. Promenade [01:13]
4. II. The Old Castle [04:19]
5. Promenade [00:40]
6. III. The Tuileries Gardens [01:09]
7. IV. Bydlo [02:39]
8. Promenade [01:00]
9. I V. Ballet of the Chickens in Their Shells [01:12]
10. VI. Samuel Godenberg et Schmuyle [02:42]
11. VII. The Market-place at Limoges [01:22]
12. VIII. The Catacombs (Sepulchrum romanum) [02:14]
13. Cum mortuis in lingua mortua [02:22]
14. IX. The Hut on Fowl's Legs (Baba-Yaga) [03:42]
15. X. The Great Gate of Kiev [06:06]

ストラヴィンスキー
妖精の口づけ

16. Sinfonia [06:18]
17. Scene 2 - A Village Fete [04:04]
18. Valse [03:06]
19. Scene 3 - At the Mill [04:01]
20. Pas de deux [04:11]
21. Variation [01:22]
22. Coda [02:18]

Total Time [61:26]

シュトゥットガルト放送交響楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

Recorded: 21-22 June 1976, Liederhalle, Stuttgart (track 1-15); 12 March 1976, Liederhalle, Stuttgart (track 16-22)
ADD (P) & c 1999 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin

CD 24
リムスキー・コルサコフ
交響組曲「シェヘラザード」 Op. 35

1. The Sea and Sinbad's Ship [10:53]
2. The Story of the Kalendar Prince [14:31]
3. The Young Prince and the Young Princess [11:18]
4. The Festival at Bagdad - The Sea - Shipwreck [13:17]

ストラヴィンスキー
組曲「火の鳥」(1923年版)

5. Introduction [04:16]
6. L'oiseau de feu et sa danse [00:16]
7. Variation de l'oiseau de feu [01:27]
8. Rondes des pincesses (Khorovode) [05:36]
9. Danse infernale du roi Kachtchei [04:35]
10. Berceuse [03:44]
11. Finale [03:39]

Total Time [73:32]

ヴァイオリン:ハンス・カラフース (track 1-4)
シュトゥットガルト放送交響楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

Recorded: 18 February 1982, Funkstudio, Sdr, Stuttgart (track 1-4); 26 October 1978, Universitat Tubingen (track 5-11)
ADD (P) & c 1999 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin

CD 25
プロコフィエフ
スキタイ組曲, Op. 20

1. The Adoration of Veless and Ala [06:29]
2. The Enemy God and the Dance of the Spirits of Darkness [03:21]
3. Night ・ Nacht ・ La nuit [06:54]
4. The Glorious Departure of Lolly and the Sun’s Procession [06:17]

交響曲第5番 変ロ長調, Op.100

5. Andante [12:50]
6. Allegro marcato [09:02]
7. Adagio [13:52]
8. Allegro giocoso [09:31]

Total Time [68:16]

シュトゥットガルト放送交響楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

Recorded: 27-28 November 1975, Liederhalle, Stuttgart (track 1-4); 30 October 1979, Liederhalle, Stuttgart (track 5-8)
ADD (P) & c 1999 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin

CD 26
プロコフィエフ
ロメオとジュリエット(抜粋)

1. "Tybalt’s death" from Suite No. 1 Op. 64a [05:26]
2. "Juliet the young girl" from Suite No. 2 Op. 64b [05:23]
3. "Romeo at Juliet’s tomb" from Suite No. 2 Op. 64b [09:17]

Total Time [20:06]

シュトゥットガルト放送交響楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

Recorded: February 1981, Liederhalle, Stuttgart
ADD (P) & c 1999 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin

CD 27
リヒャルト・シュトラウス
1. 交響詩「ドン・ファン」, Op. 20 [18:21]
2. 交響詩「死と変容」, Op. 24 [27:30]

レスピーギ
交響詩「ローマの松」

3. The Pines of the Villa Borghese [02:44]
4. The Pines near a Catacomb [06:52]
5. The Pines of the Janiculum [08:01]
6. The Pines of the Appian Way [05:54]

Total Time [69:22]

ヴァイオリン:ハンス・カラフース(track 1)
シュトゥットガルト放送交響楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

Recorded: 22 June 1976, Liederhalle, Stuttgart (track 1); 11 November 1982, Liederhalle, Stuttgart (track 2); 20 June 1976, Liederhalle, Stuttgart (track 3-6)
DDD (P) & c 1999 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin

CD 28
リヒャルト・シュトラウス
交響詩「英雄の生涯」, Op. 40

1. Der Held [04:18]
2. Des Helden Widersacher [03:37]
3. Des Helden Gefahrtin [15:02]
4. Des Helden Walstatt [08:33]
5. Des Helden Friedenswerke [12:00]
6. Des Helden Weltflucht und Vollendung [08:37]

Total Time [52:08]

ヴァイオリン:アンドレアス・レーン
シュトゥットガルト放送交響楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

Recorded: 8 November 1979, Liederhalle, Stuttgart
DDD (P) 1999 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin

CD 29
リヒャルト・シュトラウス
交響詩「死と変容」, Op.24
1. リハーサル [26:26]

レスピーギ
交響詩「ローマの松」
2. リハーサル [11:26]

Total Time [37:52]

シュトゥットガルト放送交響楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

Recorded: November 1972, Funkstudio, Stuttgart
ADD (P) 1999 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin

CD 30
チェリビダッケ
秘密の小箱

I.子供たち、抽出しに入っておいで!
II.風さんがチューリップを歌わせている
III.アヒルのお説教
IV.謎かけ
V.年老いたモミの木さん、お空は遠すぎるね
VI.カブトムシのダンス
VII.魚は夜歌う
VIII.箒馬で疾走
IX.ぼくのハリネズミ君、どこにいるの?
X.子供のお祈り
XI.ワーオ!ハリネズミ君が二匹になって帰ってきたよ
XII.じょうろの中に雨が降る
XIII.これでおしまい

Total Time [44:52]

シュトゥットガルト放送交響楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

Recorded: 1979, SDR, Studio, Stuttgart
DDD (P) & c 2002 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin

CD 31
チャイコフスキー
交響曲第5番 ホ短調, Op. 64

1. Andante - Allegro Con anima [16:15]
2. Andante Cantabile, con alcuna licenza [15:00]
3. Valse. Allegro Moderato [06:22]
4. Finale. Andante Maestoso - Allegro Vivace [12:43]

Total Time [50:20]

ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

Recorded: 5-6 & 9 July 1948, Kingsway Hall, London
ADD (P) & c 1951 Decca Music Group Limited

CD 32
チャイコフスキー
組曲「クルミ割り人形」, Op. 71a

1. Miniature Overture [02:56]
2. March [02:26]
3. Dance of The Sugar - Plum Fairy [01:51]
4. Trepak [01:01]
5. Arabian Dance (coffee) [03:53]
6. Chinese Dance (Tea) [01:08]
7. Dance of The Reed - Pipes [02:37]
8. Waltz of The Flowers [06:30]

モーツァルト
交響曲第25番 ト短調, K. 183

9. Allegro Con Brio [06:02]
10. Adante [07:30]
11. Menuetto e Trio [03:56]
12. Allegro [04:15]

Total Time [44:59]

ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

Recorded: 28-29 December 1948, Kingsway Hall, London (track 1-8); Apr. 1948, Kingsway Hall, London (track 9-12)
ADD (P) & c 1979 Decca Music Group Limited

CD 33
モーツァルト
交響曲第25番 ト短調, K. 183

1. Allegro Con Brio [06:02]
2. Adante [07:30]
3. Menuetto e Trio [03:56]
4. Allegro [04:15]

ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

交響曲第36番 ト長調, K. 425「リンツ」

5. Adagio - Allegro Spiritoso [07:25]
6. Andante [08:27]
7. Menuetto and Trio [03:40]
8. Finale: Presto [05:53]

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
カール・ベーム(指揮)

Total Time [47:14]

Recorded: Apr. 1948, Kingsway Hall, London (track 1-4); Sept., 1950, Grosser Saal, Musikverein, Wien (track 5-6)
AAD (P) & c 1951 Decca Music Group Limited




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WARNER

限定盤 
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、ワーナー録音全集

9029589230
(40CD+3DVD)
\20000→\18990
〔初紹介旧譜/限定盤〕

ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、ワーナー録音全集


CD1
  サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調 Op.33
  ミャスコフスキー:チェロ協奏曲ハ短調 Op.66

フィルハーモニア管弦楽団
マルコム・サージェント(指揮)
録音:1956年(モノラル)

CD2
  ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調 Op.104

ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
エードリアン・ボールト(指揮)
録音:1957年(モノラル)

CD3
  プロコフィエフ:交響的協奏曲ホ短調 Op.125

ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
マルコム・サージェント(指揮)
録音:1957年(ステレオ)

  ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34-1

アレクサンダー・デデューヒン(ピアノ)
録音:1957年(モノラル)

CD4
  ブラームス:チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99
  ポッパー:妖精の踊り Op.39
  ドビュッシー:ミンストレル
  ドビュッシー:月の光
  スクリャービン/ピアティゴルスキー編:練習曲 Op.6-11

アレクサンダー・デデューヒン(ピアノ)
録音:1957年(モノラル)

CD5
  ベートーヴェン:三重協奏曲ハ長調 Op.56

ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
録音:1969年(ステレオ)

CD6
  ブラームス:二重協奏曲イ短調 Op.102

ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
クリーヴランド管弦楽団
ジョージ・セル(指揮)

録音:1969年(ステレオ)

CD7
1. デュティユー:チェロ協奏曲『遥かなる遠い国へ』
2. ルトスワフスキ:チェロ協奏曲

パリ管弦楽団
セルジュ・ボド(指揮:1)
ヴィトルド・ルトスワフスキ(指揮:2)
録音:1974年(ステレオ)

  ジョリヴェ:チェロ協奏曲第2番

フランス国立放送管弦楽団
アンドレ・ジョリヴェ(指揮)
録音:1969年(ステレオ)

CD8
  ベートーヴェン:モーツァルト『魔笛』の主題による12の変奏曲 Op.66
  ベートーヴェン:ヘンデル『ユダ・マカベウス』の主題による12の変奏曲ト長調 WoO45
  R.シュトラウス:チェロ・ソナタ ヘ長調

ヴァッソ・デヴェツィ(ピアノ)
録音:1974年(ステレオ)

CD9
  R.シュトラウス:交響詩『ドン・キホーテ』 Op.35

ウルリヒ・コッホ(ヴィオラ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
録音:1975年(ステレオ)

CD10
ハイドン:
  チェロ協奏曲第1番ハ長調 Hob.VIIb/1
  チェロ協奏曲第2番ニ長調 Hob.VIIb/2

アカデミー室内管弦楽団
録音:1975年(ステレオ)

CD11
  シューマン:チェロ協奏曲イ短調 Op.129
  ブロッホ:シェロモ

フランス国立管弦楽団
レナード・バーンスタイン(指揮)
録音:1976年(ステレオ)

CD12
  ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調 Op.104
  サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調 Op.33

ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
録音:1977年(ステレオ)

CD13
  ブラームス:二重協奏曲イ短調 Op.102

イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ベルナルド・ハイティンク(指揮)
録音:1979年(ステレオ)

CD14
ランドスキ:
1. 『子供は呼ぶ』
2. 『刑務所』

ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ソプラノ)
フランス国立管弦楽団(1)
リール国立管弦楽団(2)
マルセル・ランドフスキ(指揮)
録音:1982年(1)、1983年(2)(デジタル)

CD15
  ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調 Op.104
  チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲 Op.33

ボストン交響楽団
小澤征爾(指揮)
録音:1985年(デジタル)

CD16
  ペンデレツキ:チェロ協奏曲第2番

フィルハーモニア管弦楽団
クシシュトフ・ペンデレツキ(指揮)
録音:1986年(デジタル)

  アルフテル:チェロ協奏曲第2番『残るものはただ沈黙ばかりなり』

フランス国立管弦楽団
クリストバル・アルフテル(指揮)
録音:1985年(デジタル)

CD17
  プロコフィエフ:交響的協奏曲ホ短調 Op.125
  ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番変ホ長調 Op.107

ロンドン交響楽団
小澤征爾(指揮)
録音:1987年(デジタル)

CD18
  ミヨー:チェロ協奏曲第1番
  オネゲル:チェロ協奏曲
  ホディノット:ノクティス・エキ(チェロとオーケストラのためのシエーナ)

ロンドン交響楽団
ケント・ナガノ(指揮)
録音:1989年(デジタル)

  ノルベール・モレ:チェロ協奏曲

チューリッヒ・コレギウム・ムジクム
パウル・ザッハー(指揮)
録音:1989年(デジタル)

CD19-20
  J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲 BWV.1007-1012

録音:1991年(デジタル)

CD21
  ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲ニ短調 RV.406(マリピエロ編)
  タルティーニ:チェロ協奏曲ニ長調(ヒンデミット、ヒュー・ウルフ編)
  C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲変ロ長調 Wq.171, H.436(ヒュー・ウルフ編)

セントポール室内管弦楽団
ヒュー・ウルフ(指揮)
録音:1992年(ステレオ)

CD22
  フレスコバルディ/カサド編:トッカータ
  マルチェッロ:オーボエ協奏曲よりアダージョ
  J.S.バッハ/コダーイ編:3つのコラール前奏曲
  ヘンデル/ペッケル編:ヘンデルの主題によるアリア
  J.S.バッハ/シロティ編:トッカータ ハ長調 BWV.564
  デルヴロア/レンギン編:7人の古代フランスの女性のポートレート
  ラインベルガー:作品150からの3つの小品
  サン=サーンス:祈り Op.158

ヘルベルト・タヘツィ(オルガン)
録音:1993年(デジタル)

CD23
  ガニュー:チェロと管弦楽のためのトリプティック
  シチェドリン:チェロと管弦楽のためのソット・ヴォーチェ協奏曲

ロンドン交響楽団
小澤征爾(指揮)
録音:1994年(デジタル)

CD24
シュニトケ:
  3人のための協奏曲
  弦楽三重奏曲
  ミヌエット

ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
ユーリ・バシュメット(ヴィオラ)
モスクワ・ソロイスツ
録音:1995年(ステレオ)

CD25
  クナイフェル:ソング・オブ・ソングス第8章(教会と合唱群とチェロのための32節の構成による)

ワシントン・ナショナル・カテドラル聖歌隊
ナショナル・カテドラル・スクール少年合唱団
ワシントン・コーラル・アーツ・ソサエティ
ノーマン・スクリブナー(指揮)
録音:1995年(デジタル)

  デイヴィッド・マシューズ:ロマンツァ

イギリス室内管弦楽団
レイモンド・レッパード(指揮)
録音:1990年(デジタル)

CD26
  グバイドゥーリナ:太陽の頌歌

サイモン・キャリントン、ニール・パーシー(パーカッション)
ジョン・アリー(チェレスタ)
ロンドン・ヴォイセズ
沼尻竜典(指揮)
録音:1999年(デジタル)

  ショスタコーヴィチ:7つのロマンス(アレクサンダー・ブロックの詩による) Op.127

ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ソプラノ)
ウルフ・ヘルシャー(ヴァイオリン)
ヴァッソ・デヴェッツィ(ピアノ)
録音:1974年(ステレオ)

CD27
  シューマン:チェロ協奏曲イ短調 Op.129
  チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲 Op.33

ソ連国立交響楽団
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
録音:1960年

  ベートーヴェン:三重協奏曲ハ長調 Op.56

ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
キリル・コンドラシン(指揮)
録音:1970年

CD28
  ヴィラ=ロボス:ブラジル風のバッハ第1番より前奏曲

チェロ・アンサンブル
録音:1962年

  オネゲル:チェロ協奏曲
  レスピーギ:アダージョと変奏

モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
キリル・コンドラシン(指揮)
録音:1964年

  R.シュトラウス:交響詩『ドン・キホーテ』 Op.35

ソ連国立交響楽団
ヴィクトール・ドゥブロフスキー(指揮)
録音:1964年

CD29
  ミャスコフスキー:チェロ協奏曲ハ短調 Op.66
  グラズノフ:コンチェルト・バラータ ハ長調 Op.108

ソ連国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1964年

  タネーエフ:カンツォーナ

アレクサンダー・デデューヒン(ピアノ)
録音:1964年

CD30
  プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調 Op.119

スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1950年

  プロコフィエフ:交響的協奏曲ホ短調 Op.125

ソ連国立交響楽団
イスラエル・グスマン(指揮)
録音:1964年

  プロコフィエフ:チェロ・コンチェルティーノ Op.132

モスクワ放送交響楽団
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
録音:1964年

CD31
  ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番変ホ長調 Op.107

モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
録音:1961年

  ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第2番ト長調 Op.126

ソ連国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1966年

CD32
  ブリテン:無伴奏チェロ組曲第1番 Op.72
  ブリテン:無伴奏チェロ組曲第2番 Op.80

録音:1966年(第1番)、1964年(第2番)

  ブリテン:チェロ交響曲 Op.68

モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
ベンジャミン・ブリテン(指揮)
録音:1964年

CD33
  ボリス・チャイコフスキー:無伴奏チェロ組曲ニ短調

録音:1961年

  ボリス・チャイコフスキー:パルティータ(チェロ、ピアノ、チェンバロ、エレキ・ギターとパーカッションのための)

アレクサンダー・デデューヒン(ピアノ)
ボリス・チャイコフスキー(チェンバロ)、他
録音;1967年

  ボリス・チャイコフスキー:チェロ協奏曲

モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
キリル・コンドラシン(指揮)
録音:1966年

CD34
  ハチャトゥリアン:協奏的狂詩曲

アザ・アミンタイェヴァ(ピアノ)
録音:1964年

  ティシチェンコ:協奏曲(チェロ、17の木管楽器、パーカッション、オルガンのための) Op.23

レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
イゴール・ブラジュコフ(指揮)
録音:1966年

  外山雄三:チェロ協奏曲

モスクワ放送交響楽団
外山雄三(指揮)
録音:1967年

CD35
  クニッペル:コンチェルト・モノローグ(チェロ、7つの金管楽器、2つのケトルドラムのための)
  ヴァインベルグ:チェロ協奏曲 Op.43

ソ連国立交響楽団
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
録音:1964年

  ロペス=グラーサ:室内協奏曲

モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
キリル・コンドラシン(指揮)
録音:1967年

CD36
  カバレフスキー:チェロ・ソナタ 変ロ長調 Op.71

ドミトリー・カバレフスキー(ピアノ)
録音:1962年

  カレン・ハチャトゥリアン:チェロ・ソナタ

カレン・ハチャトゥリアン(ピアノ)
録音:1967年

  ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40

ドミトリー・ショスタコーヴィチ(ピアノ)
録音:1962年

CD37
  ストラヴィンスキー:歌劇『マヴラ』より「ロシアの歌」(ストラヴィンスキー編)
  ストラヴィンスキー:バレエ『妖精の口づけ』より「パ・ドゥ・ドゥ」によるヴァリエーションとコーダ(ロストロポーヴィチ編)

アレクサンダー・デデューヒン(ピアノ)
録音:1960年

  スクリャービン:練習曲 変ロ長調 Op.8-11(ピアティゴルスキー編)

ウラディーミル・ヤンポルスキー(ピアノ)
録音:不詳

  ミヨー:ブラジルの郷愁 Op.67より『ティジュカ』(ロストロポーヴィチ編)
  ファリャ:火祭りの踊り(ピアティゴルスキー編)

アレクサンダー・デデューヒン(ピアノ)
録音:1960年

  ドヴォルザーク:静かな森 B.173
  R.シュトラウス:4つの情緒のある風景 Op.9より『さびしい泉のほとり』

ウラディーミル・ヤンポルスキー(ピアノ)
録音:不詳

  シンディング:古い様式の組曲イ短調 Op.10よりプレスト
  フォーレ:夢のあとで Op.7-1(カザルス編)
  ドビュッシー:月の光(ローレンス編)
  ドビュッシー:夜想曲とスケルツォ

アレクサンダー・デデューヒン(ピアノ)
録音:1968年

  シャポーリン:ロマンス:私はあなたを見る(クバツキー編)

ウラディーミル・ヤンポルスキー(ピアノ)
録音:不詳

  ポッパー:妖精の踊り Op.39
  シューベルト:即興曲 第3番変ト長調 D.899-3(ハイフェッツ、ロストロポーヴィチ編)
  プロコフィエフ:バレエ音楽『シンデレラ』よりアダージョ(プロコフィエフ編)

アレクサンダー・デデューヒン(ピアノ)
録音:不詳

  プロコフィエフ:バレエ音楽『シンデレラ』よりワルツ - コーダ(ロストロポーヴィチ編)
  プロコフィエフ:『3つのオレンジの恋』より行進曲(ロストロポーヴィチ編)

アレクセイ・ジブツェフ(ピアノ)
録音:不詳

  ヘンデル:ソナタ ニ長調 HWV.371よりラルゲット

アレクサンダー・デデューキン(ピアノ)
録音:不詳

  シャポーリン:エレジー

ウラディーミル・ヤンポルスキー(ピアノ)
録音:不詳

  シャポーリン:スケルツォ Op.25-5

アザ・アミンタイェヴァ(ピアノ)
録音:不詳

CD38
  ミャスコフスキー:チェロ・ソナタ第2番イ短調 Op.81
  ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
  ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ Op.3

アレクサンダー・デデューヒン(ピアノ)
録音:1967年

  シャポーリン:5つの小品 Op.25より4曲

アレクサンダー・デデューヒン(ピアノ)
録音:不明

CD39
  ピアソラ:ル・グラン・タンゴ

イゴール・ウリアシュ(ピアノ)
録音:1996年

  ウストヴォルスカヤ:グランド・デュオ

アレクセイ・リュビーモフ(ピアノ)
録音:1996年

  シュニトケ:チェロ・ソナタ第2番

イゴール・ウリアシュ(ピアノ)
録音:1996年

  シュニトケ:バレエ『ペール・ギュント』からのエピローグ(チェロ、ピアノとテープのための)

イゴール・ウリアシュ(ピアノ)
録音:1996年

CD40
  ロストロポーヴィチ、ショスタコーヴィチを語る(最後のインタビュー) 2006年収録

DVD1
  ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調 Op.104
  サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調 Op.33
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
収録:1977年

DVD2-3
  J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲 BWV.1007-1012
収録:1991年




<国内盤> 


ALM/コジマ録音



ALCD-1180
¥2800+税
バッハの錬金術 Vol. 2 #3/4
■適正律クラヴィーア曲集
 第1集・第2集  第13番-第18番

J. S. バッハ:
 適正律クラヴィーア曲集 第1集より(チェンバロによる)
  第13番 嬰ヘ長調 Nr.13 Fis-Dur BWV858
   [1] 前奏曲 Praeludium [2] フーガ Fuga
  第14番 嬰へ短調 Nr.14 fis-Moll BWV859
   [5] 前奏曲 Praeludium [6] フーガ Fuga
  第15番 ト長調 Nr.15 G-Dur BWV860
   [9] 前奏曲 Praeludium [10] フーガ Fuga
  第16番 ト短調 Nr.16 g-Moll BWV861
   [13] 前奏曲 Praeludium [14] フーガ Fuga
  第17番 変イ長調  Nr.17 As-Dur BWV862
   [17] 前奏曲 Praeludium [18] フーガ Fuga
  第18番 嬰ト短調  Nr.18 gis-Moll BWV863
   [21] 前奏曲 Praeludium [22] フーガ Fuga
 適正律クラヴィーア曲集 第2集より(フォルテピアノによる)
  第13番 嬰ヘ長調  Nr.13 Fis-Dur BWV882
   [3] 前奏曲 Praeludium [4] フーガ Fuga
  第14番 嬰へ短調  Nr.14 fis-Moll BWV883
   [7] 前奏曲 Praeludium [8] フーガ Fuga
  第15番 ト長調 Nr.15 G-Dur BWV884
   [11] 前奏曲 Praeludium [12] フーガ Fuga
  第16番 ト短調 Nr.16 g-Moll BWV885
   [15] 前奏曲 Praeludium [16] フーガ Fuga
  第17番 変イ長調  Nr.17 As-Dur BWV886
   [19] 前奏曲 Praeludium [20] フーガ Fuga
  第18番 嬰ト短調  Nr.18 gis-Moll BWV887
   [23] 前奏曲 Praeludium [24] フーガ Fuga
武久源造(チェンバロ&フォルテピアノ)

 武久源造(チェンバロ [第1集], &フォルテピアノ [第2集])

 ●チェンバロ:フィリップ・タイアー製作 1993年 アメリカ・フロリダ州
  (モデル:クリスティアン・ツェル 1728年 ハンブルク在)

 ●フォルテピアノ:深町研太製作 2007年 日本・埼玉県
  (モデル:ゴットフリート・ジルバーマン 1747年 ポツダム在)

  〈録音〉神奈川県立相模湖交流センター 2018年1月4-6日

 「平均律」の名で呼ばれるこの作品を「適正律」と訳し、武久が満を持して臨む全曲録音、待望の第3弾。ペダル付チェンバロとジルバーマン・ピアノを自在に奏し、バッハの真意に迫る。一人の音楽家が歩み続ける《適正律》の宇宙の旅。変化しゆく人間の有様が映された鮮烈なの記録。

 武久源造(チェンバロ&フォルテピアノ)
  1957年生まれ。1984年東京藝術大学大学院音楽研究科修了。チェンバロ、ピアノ、オルガンを中心に各種鍵盤楽器を駆使して中世から現代まで幅広いジャンルにわたり、様々なレパートリーを持つ。特にブクステフーデ、バッハなどのドイツ鍵盤作品では、その独特で的確な解釈に内外から支持が寄せられている。
 また、作曲、編曲作品を発表し好評を得ている。音楽的解釈とともに、楽器製作の過程についても造詣が深く、楽器の構造的特色を最大限に引き出す演奏が、楽器製作家たちからも高く評価されている。
 1991年「国際チェンバロ製作家コンテスト」(アメリカ・アトランタ)、また1997年(第7回)および2001年(第11回)「国際古楽コンクール〈山梨〉」、ほか多数のコンクールに審査員として招かれる。ソロでの活動とともに、2000年に器楽・声楽アンサンブル「コンヴェルスム・ムジクム」を結成し、指揮・編曲活動にも力を注ぎ、常に新しく、また充実した音楽を追求し続けている。
 2002年から毎年、韓国からの招請による「コンヴェルスム・ムジクム韓国公演」を行い、両国の音楽文化の交流に大きな役割を果たした。1991年よりプロデュースも含め40作品近くのCDを主にALM RECORDSよりリリース。中でも「鍵盤音楽の領域」(Vol.1〜9)、チェンバロによる「ゴールトベルク変奏曲」、「J.S.バッハ オルガン作品集 Vol.1」、オルガン作品集「最愛のイエスよ」、ジルバーマン・ピアノによる「J.S.バッハ パルティータ[全曲]」、16フィート弦付チェンバロによる「ゴルトベルク変奏曲」、「バッハの錬金術 Vol.1 ヴィオラ・ダ・ガンバと鍵盤楽器のためのソナタ全曲/二つのトッカータ」、「バッハの錬金術Vol.2 適正律クラヴィーア曲集」シリーズほか多数の作品が、「レコード芸術」誌の特選盤となる快挙を成し遂げている。
 2002年、著書『新しい人は新しい音楽をする』(アルク出版企画)を出版。2005年より鍵盤楽器の新領域とも言えるシンフォニーのピアノ連弾版に取り組み多方面から注目を集めている。
 2006年、NHKラジオ第1「ときめきカルチャー」コーナーに年間を通して出演。1998〜2010年3月フェリス女学院大学音楽学部及び同大学院講師。
 2012年、2013年、東京で上演されたラモーのオペラ『プラテ』、『レ・パラダン』にて音楽監督を務めた。また、ここ数年、ドイツ、リトアニア、アイスランド等の各国で、オルガン、チェンバロなどを駆使して、即興演奏を含む多彩なレパートリーによってコンサートを行い、注目を集めている。
 




EDITION HST


HST-091
¥2000+税
F.L.ガスマン(1729–1774):フルート三重奏&弦楽四重奏曲集
 (1)フルート三重奏曲イ長調Hill 385 (ca.1770)
 (2)フルート三重奏曲変ロ長調Hill 383 (ca.1770)
 (3)弦楽四重奏曲ハ長調Hill452 (1774)
 (4)弦楽四重奏曲ニ短調 (1774)
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
リーダー:松井 利世子(ヴァイオリン)
フルート:芳賀 文恵、他

 ガスマン:フルート三重奏&弦楽四重奏曲集。死の床でのハ長調四重奏など全曲、世界初録音!

 録音: 2009年 4月東京、三鷹・風のホールにてライヴ収録 ※全曲世界初録音!

 ガスマン、死の床で作曲され、1804年、弟子サリエリによって出版された最後の弦楽四重奏曲集からハ長調を収録。二重フーガが多様されるなど、当時では演奏困難とされたであろう、いわゆる「白鳥の歌」となった。
 楽団結成2周年記念、特別価格限定・第2弾!
















12/18(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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ACCENTUS MUSIC



ACC 30470CD
¥2500→\2290
リープライヒのポーランド音楽第4巻
煌めく極彩色の世界、シマノフスキとツェムリンスキー

 (1)シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番Op.35
 (2)ツェムリンスキー:抒情交響曲Op.18
エリナ・ヴァハラ(ヴァイオリン)(1)
ヨハンナ・ヴィンケル(ソプラノ)、
ミヒャエル・ナジ(バリトン)(2)
アレクサンダー・リープライヒ(指揮)
ポーランド国立放送交響楽団

 録音:2017年ポーランド国立放送コンサート・ホール/66' 45"

 リープライヒとポーランド国立放送響によるシマノフスキ・シリーズ第4弾。これまではシマノフスキとルトスワフスキの組合せでしたが、今回はシマノフスキとツェムリンスキー。
 片やヴァイオリンを独奏とし、もうひとつはソプラノとバリトンの独唱を伴いますが、同時代の作で、耽美的でオーケストラの機能を駆使した極彩色の作風が共通しています。
 ツェムリンスキーの「叙情交響曲」は有名な作品ながら、最近新録音がなかったので大歓迎。

 エリナ・ヴァハラはフィンランド期待の若手女性ヴァイオリニスト。ヨハンナ・ヴィンケルは1981年生まれ、ミヒャエル・ナジは1976年生まれのドイツの若手歌手。宗教音楽からオペラまで評価の高い実力派。いずれも見事なソロを聴かせてくれます。





リープライヒのポーランド音楽第1〜3巻


ACC 30332CD
\2500→\2290
快刀乱麻、リープライヒのポーランド音楽
 (1)ルトスワフスキ:管弦楽のための協奏曲 (1954)
 (2)シマノフスキ(フィテルベルク編):カスプロヴィチの詩による3つの断章OP.5
エヴァ・ポドレシュ(コントラルト)
アレクサンダー・リープライヒ(指揮)
ポーランド国立放送交響楽団
 録音:2014 年6 月25-28 日/カトヴィツェ音楽アカデミー・カロル・シマノフスキ音楽ホール/46’56”

 今もっとも注目される指揮者のひとりアレクサンダー・リープライヒ。1968 年レーゲンスブルク生まれ、アバドとギーレンの薫陶を受け、NHK 交響楽団や紀尾井シンフォニエッタにも客演しています。2012 年からは、外国人としては初めてポーランド国立放送交響楽団の首席指揮者兼音楽監督を務めるなど、動向が気になる存在となっています。
 当アルバムはルトスワフスキとシマノフスキという20 世紀ポーランド音楽史の2 大巨頭の作品を収録。どちらも初期作品ですが、両者の個性は明瞭に現れています。
 ルトスワフスキの「管弦楽のための協奏曲」は3 つの楽章から成り、バルトークの同名作品の影響を感じさせます。ポーランドのオーケストラゆえ、民族色を自然に表出しているのはさすが。リープライヒのスピード感あふれる演奏も快適です。
 シマノフスキ作品は、もともとピアノ伴奏だったものを朋友の指揮者フィテルベルクが極彩色のオーケストレーションを施したもの。宗教的な詩に基づきながらも、シマノフスキ初期のワーグナーやリヒャルト・シュトラウス風退廃の世界にゾクゾクさせられます。ポドレシュはキャスリーン・フェリアを思わすコントラストで妖しさをより深めています


ACC 30349CD
\2500→\2290
注目のリープライヒ指揮&ポーランド国立放送響
 20世紀ポーランド音楽シリーズ第2弾

  (1)シマノフスキ:交響曲第2番変ロ長調Op.19
  (2)ルトスワフスキ:管弦楽のための書 (1968)
  (3)同:葬送音楽 (1958)
アレクサンダー・リープライヒ(指揮)
ポーランド国立放送交響楽団
 録音:2015年6 月30 日、8 月26/27 日/カトヴィツェ音楽アカデミー・カロル・シマノフスキ音楽ホール/64’ 50”

 今もっとも注目される指揮者のひとりアレクサンダー・リープライヒ。1968 年レーゲンスブルク生まれ、アバドとギーレンの薫陶を受け、2015 年12月には大阪フィルにも客演します。
 2012 年から外国人としては初めてポーランド国立放送交響楽団の首席指揮者兼音楽監督を務め、20 世紀ポーランド音楽のシリーズを開始しました。
 このシリーズは、ルトスワフスキの管弦楽曲をメインに、その他20 世紀ポーランド作曲家を組み合わせることとなっていて、タンスマンやヴァインベルクのように国外へ出た人々もとりあげるなど、ポーランド音楽ファン垂涎の企画となっています。
 第2 弾はルトスワフスキとシマノフスキの充実作が収められています。どちらも比較的初期の作品ですが、自己の作風が確立される直前の魅力を味わうことができます。
 シマノフスキの交響曲第2 番は1909 年の作で、ワーグナーとリヒャルト・シュトラウスの影響が濃い複雑な作曲技法によりながらも、シマノフスキならではのナルシズムが横溢する甘美な世界が広がります。リープライヒはリヒャルト・シュトラウス風な退廃美を巧みに表現していて絶品。
 ルトスワフスキの「管弦楽のための書」は1968 年の作で、ドイツのハーゲン市の委嘱で書かれました。弦楽器のグリッサンドによる異様な音響に始まり、最後は崩壊へと向かうメッセージ性が読み取れます。
 1958 年の葬送音楽はバルトークの死を悼んで書かれた弦楽オーケストラの作品。十二音技法により、独特な暗い響きはワイダやカヴァレロヴィチのモノクロ映画を思わせます。
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ACC 30388CD
\2500→\2290
若手実力派の一人リープライヒ
 20世紀ポーランド音楽シリーズ第3弾
  チェロはゴーチエ・カプソン

 (1)シマノフスキ:演奏会用序曲Op.12
 (2)ルトスワフスキ:チェロ協奏曲 (1969/70)
 (3)同:交響曲第4番 (1988/92)
ゴーチエ・カプソン(チェロ)(2)
アレクサンダー・リープライヒ(指揮)
ポーランド国立放送交響楽団
 充実のリープライヒとポーランド国立放送響の20世紀ポーランド音楽シリーズ第3弾

 録音:2016年1月27-29日、6月28-30日/カトヴィツェ音楽アカデミー・カロル・シマノフスキ音楽ホール/59’ 33”

 アレクサンダー・リープライヒの20 世紀ポーランド音楽シリーズ第3 弾はルトスワフスキとシマノフスキ。シマノフスキの演奏会用序曲は1904 年、22 歳の作で初のオーケストラ曲。その後何度も改訂されましたが、リヒャルト・シュトラウスの影響が濃く、シマノフスキ特有のひんやりとした美感には欠けるものの、エネルギッシュで聴き応え満点。
 ルトスワフスキのチェロ協奏曲は1970 年の作で、ロストロポーヴィチの希望で書かれました。現代的な作風ながら、チェロ独奏がオーケストラという権力に立ち向かい、攻撃される様を魔術のように描きます。
 ゴーチエ・カプソンが超絶的テクニックで大太刀まわりを演じます。最晩年の交響曲第4 番は不思議な透明感と枯淡の境地を味わえます。




 [アレクサンダー・リープライヒ]


 1968年レーゲンスブルク生まれ。
 レーゲンスブルク大学でロマンス語と音楽学を学ぶかたわら、17歳で設立したレーゲンスブルク室内合唱団を自ら指揮。その後ミュンヘン音楽大学で指揮法と声楽を学んだ。1996年コンドラシン指揮者コンクール入賞後、オランダ放送フィルでエド・デ・ワールトの助手を務め、アムステルダム・コンセルトヘボウで行われたコンサートで急遽ワールトの代役としてブルックナーの交響曲第5番を指揮、評論家・聴衆の双方から絶賛されました。
 以来、ロイヤル・アムステルダム・コンセルトヘボウ管、ベルギー国立管、BBC響、スコットランド室内管、ドイツ・カンマーフィルなどに客演。2005年7月初めにはミュンヘン・フィルにデビュー、オデオン広場で行われた市の野外コンサート・シリーズを指揮して華々しい喝采を浴びました。続いて2006年7月にはミュンヘン・フィルの定期公演に3回登場しました。

 日本デビューは2006年9月、紀尾井シンフォニエッタ東京の定期演奏会で、モーツァルト、ブラームスを指揮、誠実で繊細な音楽作りは高い評価を得ました。
 2008年7月大阪フィルハーモニー交響楽団定期演奏会にも登場。2007年初めにはザルツブルク・モーツァルテウム管にデビュー、今後ますますの活躍が期待されている指揮者です。


 ロッシーニの練習風景。

https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=zdPN-dPk-Qg

 まじめでハンサムな紳士という感じです。
 覇気ある若々しい演奏がちょっと聴けます。




アレクサンダー・リープライヒ、SONYの旧譜

SONYでは比較的ポピュラーな選曲でファンを喜ばせてくれてます。


8876548231-2
\2600→\2390
リープライヒ指揮、ヌリア・リアル(ソプラノ)
 モーツァルト:
  『レクイエム ニ短調K.626』
  『アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618』
ヌリア・リアル(Sp),
マリー=クロード・シャピュイ(Ms),
クリストフ・プレガルディエン(T),
フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ(Bs),
バイエルン放送合唱団,
ミュンヘン室内管弦楽団,
アレクサンダー・リープライヒ(指揮)

 気鋭のアレクサンダー・リープライヒと彼が首席指揮者をつとめるミュンヘン室内管弦楽団のソニークラシカル第2弾となる、モーツァルト「レクイエム」の注目すべき新録音の登場です。
 2011年の「ロッシーニ:序曲集」に続く、このモーツァルト「レクイエム」の新録音においても、古楽奏法を取り入れながら温かみを感じさせるものに仕上げています。
 特にヌリア・リアルの絶品極まる美しいソプラノの歌唱。ヴェテラン、プレガルディエンの緊張感あふれる歌唱。そしてバイエルン放送合唱団の澄んだコーラスによる魅力など、純粋な器楽と声の融合によって、特別な「祈り」を感じさせてくれる音楽を聴くことができるでしょう。

 【録音】2012年12月20〜22日, ミュンヘン、ヘルクレスザール(デジタル:セッション)


8869777141-2
\2600→\2390
リープライヒ(指揮)&ミュンヘン室内管弦楽団
 ロッシーニ:序曲集

 『歌劇「絹のはしご」序曲』『歌劇「ブルスキーノ氏」序曲』
 『歌劇「幸福な錯覚」序曲』『歌劇「アルジェのイタリア女」序曲』
 『歌劇「イタリアのトルコ人」序曲』『歌劇「マティルダ・シャブラン」序曲』
 『歌劇「セヴィリャの理髪師」序曲』
 『歌劇「ウィリアム・テル(グリエルモ・テル)」序曲』
アレクサンダー・リープライヒ(指揮)
ミュンヘン室内管弦楽団

 ECM,DG,CHANDOSからCDを発売し、モダン楽器ながら古楽奏法を取り入れた演奏で、バロックから現代音楽まで純粋な音色で新鮮な感動を贈り続けているアレクサンダー・リープライヒの最新録音は、あえてロッシーニの演奏となります。
 ロッシーニの序曲集のピリオド楽器での演奏は、ノーリントンとグッドマンの演奏しかなく、古楽奏法を取り入れた演奏はほとんど無いようですので、ロッシーニの楽しみと純粋な音の融合によって、新鮮な音楽を聴くことができるでしょう。

[録音] 2010年6月30日〜7月3日 ミュンヘン・ヘラクレスザール (デジタル:セッション)

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8887505229-2
\2600→\2390
アレクサンダー・リープライヒ/メンデルスゾーン
 メンデルスゾーン:
  ① 付随音楽『夏の夜の夢』Op.61,
  ② 交響曲第4番イ長調Op.90『イタリア』
アレクサンダー・リープライヒ(指揮)
ミュンヘン室内管弦楽団

 2006年にミュンヘン室内管弦楽団の音楽監督および首席指揮者に就任し、ピリオド奏法を積極的に取り入れた演奏で、バロックから現代音楽まで純粋な音色で新鮮な感動を届けてくれている指揮者アレクサンダー・リープライヒ。ミュンヘンでもっともエキサイティングな指揮者の一人であり、次世代を担う旗手として好意的に迎えられています。
 リープライヒの就任以来ミュンヘン室内管は、他の追随を許さない音色と画期的なプログラミングで数々の受賞に輝くと同時に、ミュンヘンのみならず欧米一円に広く認められ、主要な音楽祭やコンサートホールでの演奏を重ねています。
 紀尾井シンフォニエッタをはじめN響や大阪フィルなど日本各地のオーケストラへの客演にも積極的で、日本にもファンが多いリープライヒのソニー・クラシカルからの3枚目となる最新録音は、メンデルスゾーンの有名作品2曲をカップリング。人口に膾炙したこの2曲をどのように料理するか、彼の力量を見ることができるアルバムといえましょう。
 リープライヒならではの完成度が高くエキサイティングな演奏は、メンデルスゾーンの作品の魅力を私たちに明確に伝えてくれるものといえるでしょう。

 【録音】2014年10月, ミュンヘン、昇天教会(デジタル:セッション)




そしてこの意欲的、且つ斬新なハイドンを聴かせてくれていたのもリプライヒだった!
この才能あふれる39番を聴け!


ECM
476 6188
\2500
ハイドン:
 交響曲第39番&45番「告別」
ユン・イサン:
 室内交響曲Ⅰ
ミュンヘン室内管弦楽団 
指揮:アレクサンダー・リープライヒ

1950年に設立され、ほぼ30年間、H・シュタードルマイヤーが率いてきたこの楽団は、常に革新的なプログラミングと斬新なコンサートで聴衆を魅了してきました。1996年に名ヴァイオリニスト、クリストフ・ポッペンが引き継いだが、このリープライヒが2006/07年もシーズンから首席指揮者・芸術監督に就任した。1968年レーゲンスブルクで生まれた彼は、96年からエト・デ・ワールトの助手を務め、その翌年彼の代役としてアムステルダム・コンセルトヘボウを振り大絶賛されました。アバドやギーレンからも芸術的な薫陶を受け、自らも合唱団を設立し指揮をするなど目覚しい活動を行なっている現在最も注目を浴びている若手指揮者の一人。このアルバムはECMレーベルへのミュンヘン室内管弦楽団の8枚目の作品となる。いままでに、ハルトマン、グバイドゥーリナ、バッハ/ウェーベルン(リチェルカーレ)、マンスーリアン、ガイ、シェルシ、シルヴェストロフと録音してきた彼らですが、今回は「さようなら」と題されたハイドンとユン・イサンの交響曲集です。ハイドンの初期の作品の中でもとりわけ魅力的な「告別」と、リープライヒが自ら北朝鮮を訪れた際に作曲家とその家族に会ったという思い入れのあるユン・イサンの交響曲を並べることで、若き指揮者の意欲が見えてはこないでしょうか?

録音:2007年5月 ミュンヘン






PENTATONE


PTC 5186731
(SACD HYBRID)
¥2700
コルネーリア・フンケ【原作】&ルナ・パール・ウールフ【音楽監修】:
 『エンジェル・ハート』(全13章、26トラック)

  (新作及びトラディショナル・ソングの編曲:
   ゴードン・ゲッティ、ジェイク・ヘギー、エンゲルベルト・フンパーディンク、レノン=マッカートニー、
   デイヴィッド・サンフォード、ルイス・スプラットラン、ルナ・パール・ウールフ)
    ジェレミー・アイアンズ(ナレーター)
    マット・ハイモヴィッツ(チェロ)、ウッチェロ(チェロ・サンサンブル)、リサ・デラン(ソプラノ)、
    フレデリカ・フォン・シュターデ(メゾ・ソプラノ)、チェン・カオ(メゾ・ソプラノ)、
    ダニエル・テイラー(カウンターテナー)、サンフォード・シルヴァン(バリトン)、
    聖マルティン・デ・ポレス・スクール児童合唱団、カテリーナ・リヒテンベルク(マンドリン)、
    マイク・マーシャル(マンドリン)、マイケル・モーガン(指揮)

 心温まる物語!大人気児童作家のコルネーリア・フンケ作『エンジェル・ハート』の朗読にルナ・パール・ウールフが曲をつけた注目盤。

 録音:2011年7月27日-8月1日/スカイウォーカー・サウンド(アメリカ)
 PCM HI-RES、クラムシェル・ボックス仕様、67'02"、輸入盤・日本語帯付

 SACDハイブリッド盤。
 鬼才チェロ奏者マット・ハイモヴィッツが立ち上げたOXINGALE レーベルより、ドイツの人気児童作家、ファンタジー小説家にしてイラストレーターのコルネーリア・フンケ原作の『エンジェル・ハート』にルナ・パール・ウールフが曲をつけた注目作。
 演奏はハイモヴィッツ率いるウッチェロに加えてリサ・デラン、ダニエル・テイラーなどの実力派声楽陣と児童合唱団が参加しております。

 2002年に出版した『どろぼうの神様』の英訳がアメリカでベストセラーとなり、その後37か国語に訳され一躍世界的に知られる存在となったフンケ。2005年には「最も影響力のある世界の100人」に選ばれました。
 作曲したルナ・パール・ウールフは『エンジェル・ハート』の場面に合った選曲し、PENTATONE レーベルでおなじみのゴードン・ゲッティ、ジェイク・ヘギーに加えてレノン=マッカートニーの作品も取り入れ、それぞれウールフが編曲しております。イギリスの俳優ジェレミー・アイアンズの渋いナレーションとともに、ウーフルの音楽が華を添えます。児童合唱団の透き通った歌声が物語全体を包み込み心温まります。

 60ページに及ぶブックレットには物語とともにイメージが膨らむイラストを多数掲載。またハート形のシールと塗り絵を楽しむことができるカードも封入されており、プレゼントにも最適です。

 1970年イスラエル生まれのチェリスト、マット・ハイモヴィッツは、1988年にレヴァイン指揮、シカゴ交響楽団をバックにドイツ・グラモフォンに録音し、センセーショナルなレコーディング・デビューを果たしました。
 その後、1999年に自身のレーベルOxingale Recordsよりバロックから現代まで、さらにジャンルの壁を超えジャズ、ロックと実に多彩なプログラムに挑戦してきました。"PENTATONE OXINGALE Series" より積極的なリリースが続く世界的チェリストです。







DANACORD



DACOCD 831
¥2600
タンゴ・ジェラシー、ホラ・スタッカート 〜
 デンマークとルーマニアの小品集
ミハエラ・オプレア(ヴァイオリン)
ヤコブ・アルスゴー・ベーア(ピアノ)
  ニルス・W・ゲーゼ(1817-1890):カプリッチョ/
  ジョルジェ・エネスク(1881−1955):協奏的即興曲/
  カール・ニルセン(1865-1931):ロマンス(幻想的小品 FS8(Op.2)から)/
  コンスタンティン・C・ノッタラ(1890-1951):シチリアーナ(Siciliana) Op.1 no.1/
  カール・ニルセン(1865-1931):花よ、ただ頭(こうべ)をしずめなさい/
  チプリアン・ポルムベスク(1853-1883):バラード/
  コンスタンティン・ディミトレスク(1847-1928):農民の踊り Op.15/
  ミルチャ・キリアク(1919-1994):セレナード/
  エーギル・ハーダー(1917-1997):ロマンス第1番 ニ長調/
  フィニ・ヘンリケス(1867-1940):子守歌/
  ジョルジェ・エネスク(1881−1955):バラード/
  ニルス・W・ゲーゼ(1817-1890):結婚ワルツ(バレエ《民話》から)/
  グリゴラシュ・ディニク(1889-1949):ホラ・スタッカート/
  ヤコブ・ゲーゼ(1879-1963)タンゴ・ジェラシー

 デンマーク、南ユラン響の名手!デンマークとルーマニアのヴィルトゥオーゾ小品集

 ☆ルーマニア出身、デンマークで活躍する女流ヴァイオリニスト!
 ☆ゲーゼやエネスクなど、デンマークと祖国ルーマニアのヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリン小品集!

 コンチネンタル・タンゴの代表的作品のひとつ、ヤコブ・ゲーゼの《ジェラシー》、グリゴラシュ・ディニクの《ホラ・スタッカート》、カール・ニルセンの歌曲《花よ、ただ頭(こうべ) をしずめなさい》の編曲、「望郷のバラード」の邦題でも知られるポルムベスクの《バラード》、ニルス・ゲーゼの《結婚ワルツ》、フィニ・ヘンリケスの《子守歌》‛&‛&。
 デンマークとルーマニアの作曲家やヴァイオリニストが書いた、ヴィルトゥオーゾ的作品も含むヴァイオリンとピアノのための小品集。

 ミハエラ・オプレアは、ルーマニア、ブラソフ生まれのヴァイオリニスト。キュイ音楽学校とブカレスト音楽院で学び、1998年、南ユラン交響楽団(デンマーク・フィルハーモニック管弦楽団)に入団しました。2006年から2009年までオーフス王立音楽アカデミーでキム・シューグレンに学び、ソリストのディプロマを取得。南ユラン交響楽団の第2ヴァイオリン・セクションのリーダーを務めています。

 ピアニストのヤコブ・アルスゴー・ベーア(1984-)は、オーフスのアカデミーでアネ・ウーランに学び、2012年11月、修了のコンサートを行ってソリスト・デビューしました。

 ※録音:2018年7月2日-4日、アルシオン・コンサートホール(スナボー、デンマーク)







PRIMA FACIE


PFCD 061
¥2500
バック・トゥ・バッハ 〜 トリビュートとトランスクリプション
 リスト:バッハの主題による変奏曲
 J.S.バッハ(ラフマニノフ編):
  無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ ホ長調からの組曲
 J.S.バッハ(ブゾーニ編):
  コラール前奏曲《いざ来たれ、異教徒の救い主よ》、
  シャコンヌ、
  コラール前奏曲《われらは汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ》
 リスト:
  バッハのカンタータ《泣き、嘆き、憂い、おののき》の
   コンティヌオによる変奏曲
ケネス・ハミルトン(ピアノ)

 スティーヴンソンのスペシャリスト、ケネス・ハミルトンが弾くバッハ

 プリマ・フェイシー(Prima Facie)の看板アーティストであるケネス・ハミルトンは、ロナルド・スティーヴンソンとローレンス・グローヴァーにピアノを師事し、現在はウェールズのカーディフ音楽大学のピアノ科教授として後進の育成と研究に力を注いでいるスコットランドの実力派ピアニスト。
 師であるスティーヴンソンのピアノ作品のスペシャリストとしても知られており、その演奏と解釈は高い評価を受けています。

 ハミルトンのバッハ・アルバムは、バッハの音楽をテーマとしたリストのトリビュート的作品と、ラフマニノフとブゾーニによるアレンジ作品によるプログラム。スティーヴンソンのスペシャリストのヴィルトゥオージティが発揮された快演です。

 

PFCD 072
¥2500
セイデイー・ハリソン:ピアノ独奏作品集
 ナイチンゲールの帰還*/6つの小品《Par-feshani-ye》+/
 6つの夜想曲《月光》**/
 ウィリアム・ベインズの6つのポートレート《影》**/
 4つのジャズ・ポートレート**/花々の魂/
 ノーザン・ライツ/ルナ 〜 ニコラのための
イアン・ペイス(ピアノ)*
レネ・レズネック(ピアノ)+
ダンカン・ハニーボーン(ピアノ)**
フィリッパ・ハリソン(ピアノ)

 演奏家、作曲家、そして考古学者としても活躍するオーストラリア出身の音楽家、セイディー・ハリソンのピアノ独奏作品集。英国の知られざるピアノ作品のスペシャリスト、ダンカン・ハニーボーンの録音に参加しています。

 ※録音:2017年4月17日−18日、ターナー・シムズ・コンサート・ホール(サウサンプトン、イギリス)

 

PFCD 063
¥2500
流れ星 〜 オーウェン・トーマス:作品集
 ロザースズ
 あの快い夜の中へ大人しく流されてはいけない
 4つの前奏曲
 ヴィオラのためのパルティータ
 カントゥス
 モンスーン・トッカータ
サイモン・パスモアー(オルガン)
ビンガム弦楽四重奏団
ジェーン・フォード(ピアノ)
ケイ・スティーヴン(ヴィオラ)
ゴールドバーグ・アンサンブル
リチャード・ケイシー(ピアノ)

 2002年に41歳という若さでこの世を去ったイギリスの女流作曲家、ジャネット・オーウェン・トーマス(1961-2002)のポートレート・アルバム。
 ジェーン・グローヴァーとロバート・サクストンのもとで研鑽を積んだオーウェン・トーマスの作品は、プロムスをはじめとした様々な場所で取り上げられています。

 

PFCD 059
¥2500
コーフィールド・ゴドフリー:アカルラベース
 ダイロン Op.45
 トールキンの歌 Op.9
 シャドウ・ブライド Op.33
 ミステリーズ・オヴ・タイム Op.44
 アカルラベース Op.42
タラ・マクスイニー(ソプラノ)
アンドルー・ヘンリー(テノール)
アダム・ヨンデリウス(バリトン)
ニコラ・ローテン(フルート)
ニーアム・フェリス(ヴィオラ)
イマヌエル・カール・マリア・フォークト
 (ピアノ)
コナー・フォーゲル(ピアノ)

 ウェールズを活動の拠点とし、J.R.R.トールキンの神話物語を題材とした大作「シルマリルの物語」が代表作として知られるイギリスの作曲家、ポール・コーフィールド・ゴドフリー(1950-)の歌曲集。
 アルバムのタイトルにもなっている「アカルラベース」もJ.R.R.トールキンの物語をベースとした作品です。

 ※録音:2015年11月13日、聖十字架協会(ハーフォード、イギリス)




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ALPHA



ALPHA440
\2600→\2390
さあ、出てきた・・・マティアス・ロウヴァリ !
 ジャン・シベリウス(1865-1957):

  交響曲 第1番 ホ短調 Op.39
  「エン・サガ」(或る英雄叙事詩)Op.9
ウルバン・クレーソン (クラリネット独奏)…5

サントゥ=マティアス・ロウヴァリ (指揮)
イェーテボリ交響楽団
NYCX-10035
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税

 2011年の初来日時から東京交響楽団との共演で大きな話題を呼んだフィンランドの俊英ロウヴァリは、北欧音楽のスペシャリストとして名高いハンヌ・リントゥの後任として20代にしてタンペレ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任。同管を率いての2017年来日でも大いに注目を集める一方、その年の秋からは巨匠ネーメ・ヤルヴィとの長い蜜月で知られたスウェーデンの名門イェーテボリ交響楽団でもドゥダメル(2007-12)以来の首席指揮者をつとめることとなりました。
 ロウヴァリとイェーテボリ交響楽団の記念すべき第一歩を飾るべく堂々Alphaレーベルへの録音デビューとなった本盤の演目は、まさに初来日時の演目として絶賛を集めたシベリウスの交響曲第1番と、同じくシベリウス若き日の傑作「エン・サガ」という絶妙のカップリング。
 ジャケットを見てもお分かりの通りきわめてユニークなアクションでオーケストラの響きを存分に引き出してゆく才覚を、録音にこだわりあるAlphaが十全に伝えてくれることでしょう。

 録音:2018年5月28日-6月1日 イェーテボリ音楽堂
  【国内盤】
   解説日本語訳:白沢達生


 さあ、店主最注目の若手指揮者マティアス・ロウヴァリ 、ようやくのシンフォニー・アルバム。まずは名刺代わりのシベリウス。
 どうなる!?

 



 サントゥ=マティアス・ロウヴァリは 1985年生まれのフィンランドの指揮者。
 シベリウス音楽院で、レイフ・セーゲルスタムに師事し、指揮法を学ぶ。
 2014年現在はタンペレ・フィルハーモニー管弦楽団芸術監督兼首席指揮者、コペンハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、タピオラ・シンフォニエッタ(フィンランド語版)のアソシエーション・アーティストに就任している。

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 さて・・・名うてのコンサート・ゴーアーのスタッフ、ミヒン君から報告あり。

 「この指揮者、セーゲルスタムの教え子らしいです。
 動作が面白い指揮者です。
 プロコフィエフのロメオとジュリエット、最後の音が鳴り終わって、指揮棒はあがったまま、客席は沈黙・・の緊張感の中、指揮棒をぽとりとスコアの上に落として客席からは拍手 でした・・」


 ということでさっそく映像観に行きました。

 まず「フィンランディア」。
 おっと、思わぬ豪快な演奏。さすがセーゲルスタムの弟子。

https://www.youtube.com/watch?v=zk-iC1mtM7g&feature=player_detailpage


 ダンスのような指揮っぷりを見たければこちら。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=zN0C-IyOOcg

 ちゃらいけどすごい。天才の匂いプンプン。
 覚えときましょう。サントゥ=マティアス・ロウヴァリ。

 ちょっと覚えづらいですね。
 でも多分これから出てきそうです。

天才の予感します。



今のところ一番のお奨めはこちら!


ORFEO 896152
(2CD)
\2800→\2590
 CD1
  シベリウス:
   ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47、2つのセレナードOp69
 CD2
  ニールセン:ヴァイオリン協奏曲Op.33
バイバ・スクリデ(ヴァイオリン)
タンペレ・フィルハーモニー管弦楽団
サントゥ=マティアス・ロウヴァリ(指揮)
 バイバ・スクリデによるシベリウス&ニールセン、タンペレ・フィルとロウヴァリの好サポートにより繊細に紡ぎ出される北欧の美

 録音:2015年1月7-9日 タンペレ・ホール、フィンランド/86’36

 


ALPHA439
\2600
「さあ、いとしき亡霊よ」
 フランス18世紀、カンタートからカンタティユへ

ミシェル・ピニョレ・ド・モンテクレール(1667-1737)
ルイ=ニコラ・クレランボー(1676-1749)
フィリップ・クルボワ(1705頃-1730頃に活躍)
ルイ・アントワーヌ・ルフェビュール(1700頃-1763)

 1.ルフェビュール:さあ、いとしき亡霊よ(カンタティユ「思い残し」より)
 2-5.モンテクレール:カンタータ「羊飼いの少女」
 6.モンテクレール:嘆きのやりとり
 7.クルボワ:あなたは目覚めない(カンタータ「アリアーヌ」より)
 8.ルフェビュール:静寂から現れる星(カンタティユ「曙は立ちのぼる」より)
 9-12.ルフェビュール:カンタティユ「アンドロメード」
 13.クレランボー:シンフォニア IVa
 14-21.クレランボー:カンタータ「レアンドルとエロー」
 22.クレランボー:シンフォニア II「幸福」(一部抜粋)
 23-28.モンテクレール:カンタータ「寛大なる苦悩」
エヴァ・ザイシク(メゾソプラノ)
ル・コンソート(古楽器使用)
 テオティム・ラングロワ・ド・スヴァルト、
 ソフィー・ド・バルドネーシュ(ヴァイオリン)
 ルイーズ・ピエラール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 ジュスタン・テイラー(チェンバロ、オルガン)
 アンナ・ベッソン(フラウト・トラヴェルソ)
 リュシル・ブーランジェ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 ティボー・ルーセル(テオルボ)
NYCX-10034
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税

 ブリュッヘ(ブルージュ)の国際古楽コンクールでの入賞を経て、注目すべき録音活動を進めているチェンバロ奏者ジュスタン・テイラーが、頼れる音楽仲間たちと結成した古楽アンサンブル「ル・コンソート」のAlphaデビュー録音。
 フランス18世紀の、意外に録音がされないカンタティユ(小カンタータ)という分野に注目しながら、その前史ともいえる比較的大規模なカンタート(フランス語カンタータ)も多数収録した充実企画です。
 独唱はル・ポエム・アルモニークやクリストフ・ルセのレ・タラン・リリークで実績をあげつつある才人ザイシク……しかし器楽陣にもジャン・ロンドーとの共演が注目されるアンナ・ベッソンやピグマリオンの低音陣を支えるリュシル・ブーランジェなど見逃せない逸材が続々。Alphaの真骨頂、フランス最前線の古楽シーンの活況をじっくり味わいたい1枚です(国内仕様には演奏者による解説の訳と訳詩が付属)。
 録音:2018年6月 サン=ミシェル=アン=ティエラルシュ大修道院(フランス東北部)
  【国内盤】
   解説、歌詩日本語訳:白沢達生
 



 

RAMEE



RAM1808
\2600
「愛の執着」
 イタリアのマドリガーレ、愛と苦悩の250年

 1.アドリアン・ヴィラールト(1490頃-1562):
   見たのだ、天使のような姿で
 2.ヤーコポ・ダ・ボローニャ(1340-1360頃活躍):おお、俗世は何も見えておらぬ
 3.ドナート・ダ・フィレンツェ(1350-1370頃活躍):白い鳥はもう
 4.イーヴォ・バリー(1525-1550頃活躍)/
  バーリント・バクファルク(1526/30-1576):
   わたしはもう安らげない 
 5.ヤーコプ・アルカデルト(1507頃-1568):ああ、あの美しい顔はどこに
 6.グリエルモ・エブレオ・ダ・ペーザロ(1420頃-1484頃):アモローゾ〔愛をこめて〕
 7.アロンソ・ムダーラ(1510頃-1580):おお、嫉妬よ
 8.作曲者不詳:清水の湧く泉のように
 9.ヴィンチェンツォ・ガリレイ(1525/30頃-1591):空想にまかせての二重奏
 10.フィリッポ・デ・モンテ(1521-1603):自らの悲しき音をもって
 11.フランチェスコ・カノーヴァ・ダ・ミラノ(1497-1543):リチェルカーレ
 12.作曲者不詳:バッサ・ダンツァ
 13.ヴィンチェンツォ・ガリレイ:コントラプント
 14.ヒューベルト・ヴァールラント(1517頃-1595):むしろ死んでしまいたい
 15.フリウリ地方(イタリア東北部)の伝承曲:ウイキョウの枝で
 16.ヨアン・アンブロージオ・ダルツァ(1508頃活躍):ピーヴァ
 17.カルロ・ジェズアルド(1566-1613):すっかり悲しみ嘆いたので
 18.バルトローメオ・トロンボンチーノ(1470頃-1534以降):
    わが身を悩ませた炎を思い出さなかったなら  
 19.ミケラニョーロ・ガリレイ(1575-1631):トッカータ
 20.ジャケス・デ・ヴェルト(1535-1596):もはや墓に入り
 21.作曲者不詳:陽光ふりそそぐ岸辺で
 22.オルランド・ディ・ラッソ(1530/32-1594):ただ希望を持って生きよう
ラタス・デル・ビエホ・ムンド(古楽器使用)
 ミヒャエラ・リーナー(ソプラノ)
 スートキン・バプティスト(アルト)
 トゥマス・マシェ(バス)
 インドレ・ユルゲレヴィチウーテ(声、カンテレ)
 エリーザベト・ザイツ(プサルテリウム)
 フローリス・デ・レイケル
  (シターン、中世リュート、ルネサンス・リュート、総指揮)
NYCX-10036
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税

 スイス、オーストリア、カタルーニャ、リトアニア……欧州屈指の古楽拠点ベルギーに集うさまざまな国の俊英たちによって2017年に結成されたばかりのアンサンブル「ラタス・デ・ビエホ・ムンド」は、スペインが世界最強の帝国だった15〜16世紀を主たるフィールドに据え、世俗曲を中心とした企画性の高いプログラムを提案する古楽グループ。
 誰も知らなかったのに極度に魅力的な音楽を掘り起こすことにかけては世界随一のレーベルRAMEEがこのグループに注目したことの意義は、同レーベル初となるこの新譜で明らかになるでしょう。
 テーマはマドリガーレ。16世紀末のイタリアで全盛を迎えるこの曲種のルーツは14世紀まで遡れるところ、その歴史を柔軟な器楽・声楽解釈を通じてあざやかに解き明かす充実演目。全22曲、国内仕様では解説も歌詞も訳付です。
 



 

RICERCAR



RIC393
\2600
フィリップ・エルレバッハ(1657-1714):六つのソナタ
 〜ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のための(1694)

 1-5.第4ソナタ ハ長調
 6-10.第6ソナタ ヘ長調*
 11-15.第5ソナタ 変ロ長調
 16-20.第1ソナタ ニ長調
 21-25.第2ソナタ ホ短調
 26-30.第3ソナタ イ長調**
ラシェロン(古楽器使用)
 マリー・ルキエ
  (ヴァイオリン、ヴィオリーノ・ピッコロ*、変則調弦ヴァイオリン**)
 フランソワ・ジュベール=カイエ (ヴィオラ・ダ・ガンバ、総指揮)
 サラ・ファン・アウデンホーヴェ  (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 ヨアン・ムーラン (チェンバロ、オルガン)
 ミゲル・アンリ (アーチリュート)
NYCX-10033
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税

 Ricercarならではの充実企画の登場です。
 エルレバッハはコレッリ、ムファット、マレ、パーセルなどと同世代で、大バッハの故郷からも遠くないルードルシュタットの宮廷楽長として活躍、数多くの声楽・器楽作品を書きました。
 本人の歿後、主君の居城の火災で自筆譜は全て失われてしまいましたが、愛好家たちが彼の作品を好んで筆写していたおかげで質の高い作品の楽譜がいくつか現存。バロック後期でも群を抜いて感性ゆたかな混合様式の魅力は現代の古楽器奏者たちをも魅了せずにはおきません。
 Ricercarレーベル主宰者の絶大な信頼のもとマラン・マレ全曲録音を進行中のジュベール=カイエは、ガンバとヴァイオリンを双方主役格に扱いながらフランス風の組曲様式でまとめられた『六つのソナタ』を充実メンバーとともに全曲録音。変則調弦やヴィオリーノ・ピッコロも用いながらのコントラスト豊かな演奏内容については解説書(国内仕様は全訳付)にも詳述されています。
 録音:2018年4月 シラン(フランス南部ラングドック地方)、サンテーユ聖母教会
 





にわかに注目され始めているエルレバッハの音楽

FRA BERNARDO
FB 1506262
\2500
新皇帝ヨーゼフ
 エルレバッハ:
  Actus Homagiali
   (行進曲、セレナータ 《新皇帝ヨーゼフ》、協奏曲、行進曲)、
  序曲第6番ト短調
 J.S.バッハ:カンタータ第71番 《神はわが王なり》 BWV.71
アルフレード・ベルナルディーニ(指揮)
コンチェルト・ステラ・マトゥティナ
 神聖ローマ皇帝ヨーゼフ1世の戴冠を祝う、エルレバッハとJ.S.バッハの音楽!

 ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスやイングリッシュ・コンサート、オルフェオ・バロック管弦楽団など、世界有数のバロック・アンサンブルで活躍してきたメンバーたちによって2005年に創設されたオーストリアのピリオド・オーケストラ、コンチェルト・ステラ・マトゥティナ。神聖ローマ皇帝ヨーゼフ1世のための音楽で指揮を執るのは、アンサンブル・ゼフィロの創設者で古楽界有数のバロック・オーボエ奏者、アルフレード・ベルナルディーニ!
 ミュールハウゼンの図書館に保存されていたフィリップ・ハインリヒ・エルレバッハのセレナータ「新皇帝ヨーゼフ(Josephs Neuer Kayser-Thron)」が、300年の時を経て現代に蘇る。

 ※録音:2013年8月28日−29日、ブリクセン

 フィリップ・ハインリヒ・エルレバッハ(1657年 - 1714年)は、ドイツの作曲家。
 東フリースラント地方のエセンス出身。
 父はオストフリースラント伯の宮廷の音楽家で、エルレバッハもオストフリースラント伯領で音楽教育を受けた。
 1678年よりテューリンゲン地方のシュヴァルツブルク=ルードルシュタット侯国の宮廷に派遣され、1681年に宮廷楽長に就任した。
 33年間在職し、ルードルシュタットで死去した。
 作品には管弦楽曲、室内楽曲、オペラ、カンタータ、ミサ曲、オラトリオなどがある。
 多作な作曲家で1000曲以上の作品を残したが、1735年にルードルシュタット城で発生した火災で多くの楽譜が焼失してしまった。





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SOLO MUSICA



SM296
\2300→\2090
エドゥセイ(指揮)&ミュンヘン響/シューベルト・チクルス第2弾
 シューベルト(1797-1828):交響曲 第5番&第6番

 交響曲 第5番 変ロ長調 D485
 交響曲 第6番 ハ長調 D589「小 ハ長調」
ケヴィン・ジョン・エドゥセイ(指揮)
ミュンヘン交響楽団

 シューベルトが活動の中期に作曲した2曲の交響曲。第5番は1816年、第6番は1818年に完成され、どちらもシューベルトの友人でヴァイオリニスト・指揮者のオットー・ハトヴィヒによって指揮、初演されました。
 ティンパニを用いない小規模な編成と、愛らしい曲想を持つ「交響曲第5番」は比較的演奏の機会に恵まれているのに比べ「交響曲第6番」は晩年の名作「グレート」を思わせる充実した構成を持つ作品にもかかわらず、あまり耳にすることがありません。
 このアルバムでは作風の異なる2曲を並べ、シューベルトにおけるベートーヴェンの影響と、彼自身の作風の確立を知る機会を提示しています。
 1976年ドイツ生まれのエドゥセイは2015年からミュンヘン交響楽団の首席指揮者を務めており、楽団の性能を飛躍的に向上させたことで知られる注目の指揮者です。
 
 録音 2018年5月28-31日、バイエルン音楽スタジオ、ドイツ ミュンヘン



エドゥセイ(指揮)&ミュンヘン響/シューベルト・チクルス第1弾


SM273
\2300→\2090
シューベルト:
 交響曲 第4番/
 第8番「未完成」…マリオ・ヴェンツァーゴによる補筆完成版

  交響曲 第4番 ハ短調 D417
   1.第1楽章:Adagio molto - Allegro vivace
   2.第2楽章:Andante
   3.第3楽章:Menuetto:Allegro vivace
   4.第4楽章:Allegro
 交響曲 第8番 ロ短調「未完成」…M.ヴェンツァーゴによる補筆完成版
  5.第1楽章:Allegro moderato
  6.第2楽章:Allegro moderato
  7.第3楽章:Scherzo(M.ヴェンツァーゴによる完成版)
  8.第4楽章:キプロスの女王ロザムンデ D797−間奏曲 第1番
   (M.ヴェンツァーゴによる編曲)
ケヴィン・ジョン・エドゥセイ(指揮)
ミュンヘン交響楽団
 ミュンヘン交響楽団によるシューベルトの2つの交響曲のリリースは、これまでのエドゥセイとオーケストラの過去数年間における共同作業の結果であり、また未来に向けての展望にも位置付けられるものです。
 現在、ミュンヘンには4つのオーケストラがあり、どの楽団も音楽的伝統を守り、「街における響き」を大切にしていますが、1945年に創設されたミュンヘン交響楽団は、毎年100回を超えるコンサートを開催し、常に新しいレパートリーを模索、時には親しみやすい映画音楽なども録音するなど、地域に密着したオーケストラにふさわし活動をしています。
 この録音では「未完成交響曲」を名指揮者ヴェンツァーゴが補筆した「完成版」で演奏。シューベルトの一つの可能性を示す興味深い演奏が行われているとともに、エドゥセイの繊細な表現も楽しめます。

  録音 2017年5月23-27日 Bavaria Studio Munich, Germany

 


SM299
\2300
アンリ・マルトー(1874-1934):作品集 第4集
ヴァイオリン協奏曲/セレナード
 ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 Op.18(R.グリュナイスによる管弦楽編曲版)
  1.第1楽章:Allegro risoluto - Allegro energico, ma non troppo
  2.第2楽章:Adagio
  3.第3楽章:Rondo: Allegro con fuoco, ma non troppo
 セレナード Op.20-管楽のための
  4.第1楽章:Entrata
  5.第2楽章:Adagietto
  6.第3楽章:Scherzino
  7.第4楽章:Tema con variazoni
ニコラス・ケッケルト(ヴァイオリン)…1-3
ラウル・グリュナイス(指揮)
ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団

 solo musicaが力を入れているアンリ・マルトーのシリーズ第4集。
 20世紀初頭における最も重要なヴァイオリン教師、奏者であったマルトーですが、彼の作品はほとんど注目されることがありません。
 しかし、晩年のマルトーが過ごしたドイツ、バイエルン州のリヒテンベルクにある「ハウス・マルトー」は、国際的な音楽教育施設として一年を通じて様々な講習会が開催されるなど、音楽の拠点になっています。
 マルトーの作品の研究も進んでおり、この一部が欠損していたヴァイオリン協奏曲も、指揮者グリュナイスの尽力で見事に再編成されました。アルバムでは同時期に作曲された管楽のためのセレナードも収録。マルトー作品の魅力を余すことなく伝えています。

 録音 Grosen Sendesaal des Saarlandischen Rundfunks 2017年11月27-30日…1-3 2018年1月28-29日…4-7



アンリ・マルトー(1874-1934):作品集 第1〜3集


SM229
\2300
Entdeckung eines Romantikers−ロマン派の発見 第1集
アンリ・マルトー(1874-1934)/マックス・レーガー(1874-1934):作品集

 1.マルトー:子守歌 Op.2-1/
 2.マルトー:アンダンティーノ イ短調 Op.2-3/
 3.マルトー:シャコンヌ Op.8/
 4.レーガー:2つの小品 Op.79e‐1 奇想曲 ロ短調/
 5.レーガー:2つの小品 Op.79e‐2 小さなロマンス ニ長調/
 6.レーガー:組曲 イ短調 Op.103a‐3 アリア/
 7-14.マルトー:8つの歌 Op.10
  〈アグネス/涙のしずく/愛が来た/わが魂の庭/
   愛の歌/太陽の歌/夢/秋〉/
 15-19.マルトー:パルティータ Op.42-1
  〈第1曲:前奏曲とフーガ/第2曲:クーラント/
   第3曲:葬送行進曲/第4曲:メヌエット/第5曲:ジグ〉
ハンス・カラフース(ヴァイオリン)…1.2.7-14./
ギッティ・ピルナー(ピアノ)…1.2.4-6/
ハリオルフ・シュリヒティヒ(ヴィオラ)…3.15-19/
関谷由美(ピアノ)…3/
ライナー・ギンツェル(チェロ)…4-6.7-14/
ジュリー・カウフマン(ソプラノ)…7-14./
イ・リ(ヴァイオリン)…7-14/
ユルゲン・ウェーバー(ヴィオラ)…7-14/
アンドレア・リーバークネヒト(フルート)…15-19
録音 2008年7月27日…1.2.6.7-14, 2007年1月8日…3, 2007年7月14日…4.5, 2007年10月12日…15-19 ドイツ、ミュンヘン

 フランスの、音楽を愛する家庭に生まれたアンリ・マルトー。幼い頃からヴァイオリンを学び、10歳の時にはハンス・リヒターの指揮するウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と共演、公式デビューを果たした神童でした。
 14歳の時には同じくリヒターとの共演でロンドン・デビュー、その4年後にはパリ音楽院のプルミエ・プリを獲得、マスネから大絶賛されて作品も献呈されます。
 多くの作曲家たちと交流を持ち、活発な演奏活動を行いながら、教育にも力を注ぎ、ヨーゼフ・ヨアヒムの後継者として数多くの弟子を育てます。
 しかし第一次世界大戦が勃発、スイスとドイツの関係が悪化し、彼は逮捕、抑留されてしまい、結局は親しくしていた王族がいたスウェーデンに渡り、この地に帰化します。
 このシリーズでは、素晴らしい功績を残したにも拘わらず、録音も作品の演奏もほとんどないというマルトーが少しずつ紹介されます。

 この第1集では彼の歌曲と、ヴァイオリン曲、そしてなぜかレーガー作品が含まれています。これは、前述の通り、多くの作曲家と交流を持っていたマルトーが、当時周囲から煙たがられていたというレーガーとも仲が良く、しばしば彼の作品を演奏、紹介していたというエピソードに基づくものです。
 ブックレットに掲載された、2人が仲良く写っている写真からも彼らのやりとりが聞こえてくるかのようです。興味深いシリーズの始動です。

カサロヴァの久しぶりのアルバム

SOLO MUSICA
SM263
\2300
アンリ・マルトー(1874-1934):作品集 第2集
ヴェッセリーナ・カサロヴァ
 アンリ・マルトー(1874-1934):歌曲集

 8つの歌曲 Op.19c
 8つの歌曲 Op.28
 5つの「葦の歌」Op.31
ヴェッセリーナ・カサロヴァ(メゾ・ソプラノ)
ガリーナ・ヴラチェヴァ(ピアノ)

D.フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
ギュンター・ヴァイセンボルン(ピアノ)
フランツ・シュミットナー(ヴィオラ)

 世界初録音

 フランス出身、スウェーデンに帰化したヴァイオリニスト、アンリ・マルトー。作曲家としても室内楽を中心に印象的な作品をいくつか残しています。作品の中で歌曲は比較的知られており、何人もの歌手たちによって彼の作品は歌い継がれています。
 Op.19の歌曲は彼がドイツから追放され、スウェーデン国王の庇護のもと、スウェーデンで暮らしていた1915年から1917年にかけて作曲された曲集。もともとは弦楽合奏の伴奏でしたが、ブルガリアの作曲家ヴラディグエロフがピアノ版に編曲しています。
 ブルターニュの自然風景、海、そして恋人の姿が描かれた美しい作品です。Op.28はドイツの詩人たちの詩が用いられた、味わい深い風情を持つ歌曲集です。
 これらを歌うのは名歌手ヴェッセリーナ・カサロヴァ。オペラとはまた違う繊細な表情で、これらの歌曲を丁寧に歌いあげます。

 ヴィオラを伴うOp.39「葦の歌」はフィッシャー=ディースカウによる1956年の歴史的歌唱を収録。マルトーの魅力を再認識する1枚です。

 録音:2017年8月8-10日  Radiostudio Zurich…9-16 2017年4月19-21日  Radiostudio Zurich…1-8 1956年10月2日  Norddeutscher Rundfunk, Hamburg…17-21


SM282
\2300
アンリ・マルトー(1874-1934):作品集 第3集
 クラリネット五重奏曲 ハ短調 Op.13
  第1楽章:Andante molto sostenuto
  第2楽章:Scherzo. Allegretto moderato
  第3楽章:Andante sostenuto
  第4楽章:Finale. Andante sostenuto
 弦楽四重奏曲 第2番 ニ長調 Op.9
  第1楽章:Moderato quasi Andante
  第2楽章:Scherzo. Allegro molto e giocoso
  第3楽章:Andante sostenuto
  第4楽章:Finale. Allegro con fuoco
アンドレアス・シャプラス(クラリネット)…1-4
プレトリウス弦楽四重奏団…1-4
マルトー弦楽四重奏団…5-8
 フランス出身、スウェーデンに帰化したヴァイオリニスト、作曲家アンリ・マルトー作品第3集。
 アルバムの中心となるのは1906年に作曲された彼の代表作「クラリネット五重奏曲」。流麗で豊かなメロディを湛えたこの曲は、冒頭のクラリネットの独白が極めて印象的であり、のどかな第3楽章はモーツァルトを思わせます。
 演奏しているプレトリウス弦楽四重奏団はバイエルン州立管弦楽団の奏者たちによるアンサンブル。また、同じ年に書かれた弦楽四重奏曲第2番はハイドンの伝統に則った作品で洒脱さとドイツ的な堅固さを備えています。

  録音:2016年7月15.16日 Haus Meteau lichtenberg 2017年10月17.18日 Bruno-Walter-Saal Bayerische Staatsoper Munich

 
 


SM298
(2CD)
\3600
J.S.バッハ(1685-1750):
 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV1001-1006

【CD1】
 ソナタ 第1番 ト短調 BWV1001
 パルティータ 第1番 ロ短調 BWV1002
 ソナタ 第2番 イ短調 BWV1003
【CD2】
 パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004
 ソナタ 第3番 ハ長調 BWV1005
 パルティータ 第3番 ホ長調 BWV1006
ミハイル・ポチェキン(ヴァイオリン)

 2009年、リトアニア、ヴィリニュスで開催された“ヤッシャ・ハイフェッツ国際ヴァイオリンコンクール”に入賞、一躍注目を浴びたロシアのヴァイオリニスト、ミハイル・ポチェキン。
 世界各国のオーケストラと共演し、名指揮者たちからも熱い信頼を寄せられている注目の奏者です。
 1990年生まれのポチェキンが、30歳になる前の一区切りとして挑戦したバッハの「無伴奏ソナタとパルティータ」には、フレッシュな感性と熱い情熱が満ち溢れています。

 録音 2017年12月21日-2018年1月18日 TV and Radio House of「Culture」第1スタジオ
 
 


SM302
\2300
At the Peak 山頂にて
 1-3.ヨハン・ヴィルヘルム・ヘルテル(1727-1789):
  トランペット協奏曲 第1番 変ホ長調
  第1楽章:Allegro/第2楽章:Larghetto/第3楽章:Vivace
 4-5.ミヒャエル・ハイドン(1737-1806):トランペット協奏曲 第1番 ハ長調
  第1楽章:Adagio/第2楽章:Allegro molto
 6-8.ヘルテル:トランペット協奏曲 第2番 変ホ長調
  第1楽章:Allegro ma moderatamente/第2楽章:Largo/第3楽章:Allegro
 9-10.レオポルト・モーツァルト(1719-1787):トランペット協奏曲 ニ長調
  第1楽章:Adagio/第2楽章:Allegro moderato
 11-13.ヘルテル:トランペット協奏曲 第3番 ニ長調
  第1楽章:Allegro moderato/第2楽章:Largo/第3楽章:Vivace
 14-16.オットー・デル=シン:トランペット協奏曲 変ホ長調
  第1楽章:Allegro moderato/第2楽章:Adagio/第3楽章:Rondo

全てI.リヒターとH.J.ベティッヒによるピッコロ・トランペットとオルガン編
イマヌエル・リヒター(ピッコロトランペット)
ハンス・ユルク・ベティッヒ(オルガン)

 各地の教会では、しばしばトランペットとオルガンの組み合わせで音楽が演奏され、その強靭で荘厳な響きは、堅固な教会の壁が震えるほどのインパクトをもたらします。
 このアルバムでは初期古典派の作曲家たちのトランペット協奏曲をオルガン伴奏で演奏することで、2つの楽器の親和性を示しています。
 イマヌエル・リヒターはバーゼル交響楽団の首席トランペット奏者を務める傍ら、ソリスト、室内楽奏者としても活躍していますが、今回のアルバムではオルガニスト、ベティッヒとともに編曲から携わり、録音以前から頻繁に共演を重ね、作品への一体感を強めたということです。
 録音:2018年2月22-24日、6月23.24日 リヒェンタール教会、スイス
 
 

SM300
\2300
SPECTRUM
ハンブルクにちなんだ歌曲集

 1.デッサウ(1894-1979):Tierverse 動物の詩-第1曲 ワシ
 イルゼ・フロム=ミヒャエルス(1888-1989):4つの小さな不思議な歌 Op.96
  2.第1曲:Maikafer-Lied コガネムシの歌
  3.第2曲:Geh, du schwarze Amsel あなたは黒い鳥
  4.第3曲:Der Sperling スズメ
  5.第4曲:Der Butzemann ゴブリン
 6.メンデルスゾーン(1809-1847):6つの歌曲集 Op.19a-第4曲 Neue Liebe 新しい愛
 7.ルタ・パイデレ(1977-):Auf stillem Meer 穏やかな海に
 8.キルヒナー(1823-1903):10の歌曲 Op.1-第2曲 Fruhlingslied 春の歌
 エルマー・ランプソン(1952-):クリスティアン・モルゲンシュテルンの詩による3つの歌
  9.第1曲:Voglein Schwermut 憂鬱な小鳥
  10.第2曲:So mocht ich sterben …だから私は死にたい
  11.第3曲:Der Vogel 鳥
 12.ファニー・ヘンゼル・メンデルスゾーン(1805-1847):
  6つの歌 Op.1-第3曲 なぜそんなにばらの花はあおざめているの
 ロルフ・リーバーマン(1910-1999):中国の歌集
  13.Mir tat die Helligkeit der Lampe weh ランプの明るさが私を傷つける
  14.Der Strom flos 流れる清流
  15.Wenn ich an deinem Munde hingesunken 私はあなたの口もとに沈む
  16.Die Libelle schwebt zitternd 震えるとんぼ
 17.マーラー(1860-1911):Fruhlingsmorgen 春の朝
 18.ペーター・ルジツカ(1948-):Nach dem Lichtverzicht 光が棄てられた後に
 ゴルトシュミット(1903-1996):3つの歌曲 Op.24
  19.第1曲:Der Perlenzahn 真珠
  20.第2曲:Der romische Brunnen ローマの噴水
  21.第3曲:Der Schmetterling 蝶々
 22.ブラームス(1833-1897):4つの歌 Op.70 第2曲 Lerchengesang ヒバリの歌
 23.ヴェルナー・ハーゲン(1944-):松尾芭蕉の12の俳句より第5番、第6番、第7番
 24.デッサウ:Helle Nacht 明るい夜
 25.リゲティ(1923-2006):Der Sommer 夏
 26.デッサウ:動物の詩-第2曲 かかし
リニ・ゴング(ソプラノ)
マリアーナ・ポポヴァ(ピアノ)
 
 エルベ川の支流にあるハンブルクは、長い間音楽都市としてその名を誇っていました。18世紀にはテレマン、C.P.E.バッハが市の音楽監督を務め、ロマン派時代にはメンデルスゾーンやブラームスがこの地に生まれ、現在はNDRエルプフィルハーモニー管弦楽団が本拠地とするなど、現代でも話題の多い都市です。
 ハンブルクには小さな博物館がいくつもあり、ブラームスやテレマン、メンデルスゾーンなどの資料が展示されています。このアルバムはハンブルクに関連した作曲家の興味深い作品を集めて演奏したもの。
 ハンブルクで生まれた作曲家、ハンブルクで初演された作品などさまざまな曲が選ばれており、演奏する2人もまたハンブルクを拠点に活躍するという、まさに「ハンブルク」尽くしのアルバムとなっています。
 録音 2017年5月25-28日 フリードリヒ=エーベルト=ハレ、ドイツ ハンブルク=ハールブルク
 
 

SM294
\2300
Dimensions - "Anderswelt" (Part II)
マーリス・ピーターゼン:歌曲を歌う

 1.プフィッツナー(1869-1949):誘惑 Op.7-4
 【Nixen und nock 男女の人魚】
  2.ハンス・ゾマー(1837-1922):ローレライ Op.13-1-Lore im Nachen
  3.グリーグ(1843-1907):水連とともに Op.25-4(ドイツ語歌唱)
  4.ヘルマン・ロイター(1900-1985):リカルダ・フーフの詩による9の歌曲-孤独な人魚
  5.レーヴェ(1796−1869):3つのバラード Op.129-第2曲 人魚
  6.シンディング(1856-1941):
    古い方法 Op.1-3 Ich furcht'nit Gespenster 私は亡霊を恐れない
  7.ゲンツマー(1909-2007):歌曲集 GeWV 74-第3曲 Stimmen im Strom 嵐の中の声
 【Elfen I 妖精たち I 】
  8.レーガー(1873-1916):素朴な歌 Op.76-第15曲 月の夜
  9.ブルーノ・ワルター(1876-1962):6つの歌-第6曲 妖精
  10.メトネル(1880-1951):9つのゲーテの詩による歌曲 Op.6-第3曲 妖精の歌
  11.ユリウス・ヴァイスマン(1879-1950):妖精 Op.43-4
  12.ブラームス(1833-1897):6つのリート Op.85-第1曲 夏の夕べ
 【Nordlichter 北極の光】
  13.ニールセン(1865-1931):シェイクスピア記念祝典へのプロローグ FS 80-アリエルの歌
  14.シンディング:5つの狂人の歌 Op.22-第3曲 5月の歌
  15.ステンハンマル(1871-1927):4つのスウェーデンの歌 Op.16-第4番 フリージア
  16.キルピネン(1892-1959):高い山の冬 Op.99-第3曲 山の精神
  17.カルダロウンス(1881-1946):城のような岩山
 【Elfen II 妖精たち II 】
 18.ヴォルフ(1860-1903):メーリケ詩集-第16曲 妖精の歌
 19.フリードリヒ・グルダ(1930-2000):4つのアイヒェンドルフの歌-第2曲 妖精
 20.レーヴェ:6つの歌 Op.9-第2曲 勝利
 21.シュレーカー(1878-1934):8つの歌 Op.7-第4曲 おばけ
 22.ヘルマン・ツンペ(1850-1903):5つの歌-第2曲 魂の歌
 23.ツェムリンスキー(1871-1942):
  塔守の歌とその他の歌 Op.8-第2曲 昼はすべての苦しみを
マルリス・ペーターゼン(ソプラノ)
カミロ・ラディッケ(ピアノ)

 実力派ソプラノ歌手、マルリス・ペーターゼンが取り組むユニークな歌曲の世界。
 「Dimensionen」と題されたシリーズには私たちを取り巻く全ての事項が内包されています。第1作のモティーフは“世界”(SM274)でしたが、第2作の今作では「Anderswelt=異世界」がテーマ。選ばれた曲を見てわかるとおり、この世のものではない不可思議な者たちが主人公です。
 いつの時代にも芸術家たちは、伝説の世界に住む人魚、妖精、目に見えぬ霊魂などを絵や音、詩で捉えようと試みを重ねてきており、ペーターゼンは官能的な歌唱で彼らに命を吹き込んでいます。
 録音 2018年7月2-5日 ブライバハ コンツェルトハウス、ドイツ
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ORFEO



C977195
(5CD)
\5600→\5190
ネーメ・ヤルヴィのグラズノフ交響曲全集が待望のBOX化
 アレクサンドル・グラズノフ (1865-1936):交響曲全集、管弦楽曲集

【DISC 1】
 1-4.交響曲第1番 ホ長調 Op.5 「スラヴ」
 5-8.交響曲第2番 嬰ヘ長調 Op.16
【DISC 2】
 1-4.交響曲第3番 ニ長調 Op.33
 5-7.交響曲第4番 変ホ長調 Op.48
【DISC 3】
 1-4.交響曲第5番 変ロ長調 Op.55
 5-8.交響曲第6番 ハ短調 Op.58
【DISC 4】
 1-4.交響曲第7番 ヘ長調 Op.77 「田園」
 5-8.交響曲第8番 変ホ長調 Op.83
【DISC 5】
 1.祝典序曲 Op.73
 2.抒情的な詩 Op.12
 3.演奏会用ワルツ 第1番 ニ長調 Op.47
 4.演奏会用ワルツ 第2番 ヘ長調 Op.51
 5.結婚行進曲 Op.21
ネーメ・ヤルヴィ (指揮)
バンベルク交響楽団
バイエルン放送交響楽団 (CD1:1-4,CD3:1-4,CD4:5-8,CD5:1,5)
 
 定評あるネーメ・ヤルヴィのグラズノフ交響曲全集が待望のBOX化!
 個別にリリースされていた内容を組み替え、全8曲を作曲順に並べ替えたほか、管弦楽曲を5枚目に集めるという嬉しい曲順となっています。
 進歩的な側面を持ちながら安易なモダニズムに陥ることなく、伝統的な交響曲の形を守ったグラズノフ。ロシアの風土に寄り添いつつ国際性豊かなその作風を体系的に楽しむことが出来るセットです。
 ヤルヴィは、バンベルク交響楽団とバイエルン放送交響楽団という人気と実力を兼ね備えたドイツのオーケストラを振り分け、その作品に深い共感を持って、細部まで綿密に練り上げた聴き応えのある演奏を聴かせています。
 



<映像>

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ACCENTUS MUSIC(映像)

ACC 10440BD
(Blu-ray)
¥5000→\4590
ヴェンゲーロフの熱演のルツェルン音楽祭ライヴ
 ロン・ユー(指揮)&上海交響楽団

 (1)アーロン・アヴシャロモフ:交響詩「北京のフートン」(1931)
 (2)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
 (3)ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調Op.47
マキシム・ヴェンゲーロフ(ヴァイオリン)(2)
ロン・ユー(指揮)
上海交響楽団
ACC 20440DVD
(DVD)
¥3600→\3290

 中国のオーケストラのレベルに驚愕!ヴェンゲーロフの熱演のルツェルン音楽祭ライヴ

 録音:2017年8月/ルツェルン・カルチャー・コングレス・ホール
 (Blu-ray)リージョンオール、画面: Full HD 16:9、音声:DTS HD MA 5.0、PCM STEREO、109' 39"
 (DVD)リージョンオール、画面:16:9、NTSC、音声:DD5.1, DTS5.1、PCM STEREO、109' 39"

 中国のオーケストラがルツェルン音楽祭に初登場しました。1963年生まれの指揮者ロン・ユー(余隆)率いる上海交響楽団で、驚きの実力を披露しています。
 ロシアの作曲家による3篇を演奏していますが、一曲目のアーロン・アヴシャロモフ(1894-1965) は極東ニコラエフスク・ナ・アムーレに生まれ、1918年から1947年まで中国に暮らし、同国のクラシック音楽の発展と教育に多大な貢献をした父的存在。

 アヴシャロモフは1932年に上海へ移り、上海交響楽団を指揮するなど同楽団とも深い関係があるので、ここでとりあげているのも敬意の表れと申せましょう。1931年作の「北京のフートン(胡同)」は北京の裏道の雑踏を描いた色彩的な作品で、中国本土で作られたオーケストラ曲第1号とされます。
 中国最初の民族主義的オーケストラ曲を作ったのがロシア人というのは意外ですが、現在の上海交響楽団の演奏で聴くことができるのは感動的。中華風味満点で、誰もが面白く聴くことのできる奇作です。

 さらなる注目は、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲をヴェンゲーロフが演じていること。ヴェンゲーロフ久々の新録音で、アバドとの共演盤から21年を経た円熟ぶりを味わえます。

 メインはショスタコーヴィチの交響曲第5番。1937年の作ゆえアヴシャロモフの「北京のフートン」とほぼ同時代ながら、緊張感の違いに驚かされます。中国のオーケストラによるショスタコーヴィチが素晴らしいことも嬉しい発見と申せましょう。




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RICCARDO MUTI MUSIC(映像)



RMM 2018DVD
(3DVD)
¥14000→\12990
リッカルド・ムーティ/リハーサル&コンサートDVDボックス
 DVD1(1h36')リハーサル
  ベートーヴェン:交響曲第7番
 DVD2(1h55')リハーサル
  プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」より間奏曲
  マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲
  レオンカヴァッロ:歌劇「道化師」より間奏曲
  カタラーニ:瞑想
  ジョルダーノ:歌劇「フェドーラ」
 DVD3(1h15')コンサート
  ベートーヴェン:交響曲第7番
  プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」より間奏曲
  マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲
  レオンカヴァッロ:歌劇「道化師」より間奏曲
  カタラーニ:瞑想
  ジョルダーノ:歌劇「フェドーラ」
リッカルド・ムーティ(指揮)
ルイージ・ケルビーニ・
 ジョヴァニーレ管弦楽団

 祝!世界文化賞受賞。ムーティが心血を注ぐケルビーニ管とのリハーサル&コンサート映像、日本語字幕付

 収録:2017月7月/NTSC、PCM ステレオ、字幕:伊英独日、総収録時間:4h48

 今年第30回世界文化賞の音楽部門を受賞したリッカルド・ムーティ。現在77歳、2010年からシカゴ交響楽団の音楽監督を務め、現在もなお世界中のオーケストラを指揮するムーティ。その一方で後進の指導にも情熱を注いでいます。本DVDで演奏するケルビーニ管は、2004年にムーティによって設立されたオーケストラで、30歳以下の優秀なイタリアの若手音楽家で構成されています。

 本DVD は、コンサートに向けたリハーサルと本番を収録した映像。イタリアを代表するオペラ作曲家プッチーニ、マスカーニ、レオンカヴァッロ、そしてカタラーニ、ジョルダーノといった作品を、ムーティの熱血かつ、情熱のこもったリハーサルをみられるのは貴重。本番へと仕上げていく過程も興味深く、世界中の若き音楽家たちに大きな刺激となるでしょう。
 そのため本DVDには日本語の字幕もついています。コンサート映像では、溌剌とした若さに満ちたベートーヴェン交響曲第7番。そして歌心満載のイタリア・オペラ音楽を堪能することができます。


<LP>

 

RICCARDO MUTI MUSIC(LP)


RMM 2018LP
(2LP)
¥27200
リヒテルとムーティのフィレンツェ五月音楽祭ライヴがLP化!
 モーツァルト:
  LP1:ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
   SIDE A
    第1楽章:アレグロ  14'56
   SIDE B
    第2楽章:ラルゲット  7'56
    第3楽章:アレグレット  9'16
     録音:1971年11月20日,フィレンツェ・コムナーレ劇
  LP2:ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595
   SIDE A
    第1楽章:アレグロ  13'41
    第2楽章:ラルゲット  8'40
   SIDE B
    第3楽章:アレグロ  10'41
  (アンコール)アレグロ 9'23
    録音:1976年12月4日, フィレンツェ・コムナーレ劇
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
リッカルド・ムーティ(指揮)
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団
フィレンツェ五月音楽祭(ライヴ)

 ADA、180g、74' 33、限定盤

 リヒテルとムーティがフィレンツェ五月音楽祭で共演したモーツァルトのピアノ協奏曲2篇のLPがRICCARDO MUTI MUSIC RECORDINGS よりリリースされます。これはMAGGIO LIVE から発売されたCD のLP化です。

 リヒテルとムーティは、1972年8月にウィーン・フィルとシューマンの協奏曲のライヴ、フィルハーモニア管弦楽団と77年にベートーヴェンの3番、79年にモーツァルトの22番をセッションで録音していて、いずれも名盤の誉れ高いものとなっています。それに勝るとも劣らぬ出来の新たな2篇が加わりました。

 ムーティは26歳だった1967年にリヒテルと初めて会いますが、若いムーティは巨匠リヒテルとの共演に気後れして、「私のような者で良いのでしょうか」とリヒテルに訊いたといわれます。そこでリヒテルはモーツァルトの15番とブリテンのピアノ協奏曲の2台ピアノ版をムーティと弾き、「あなたがピアノを弾いたように指揮するなら素晴らしい音楽家だ。共演しましょう」と言われたとされます。
 翌68年のムーティの結婚式には主賓として出席したといわれます。そうした関係もあり、ムーティの指揮も真剣勝負の凄みにあふれ、24番などオペラのような劇的な音楽作りに引き込まれます。

 録音はモノラルながら明瞭。ピアノ協奏曲第27番は典型的な「ノッている時のリヒテル」で、あくまでも落ち着いたテンポと麗妙なタッチ、歌心などまさに入魂の神業。聴衆の熱狂に応えてアンコールに第3楽章を繰り返すほど。もちろんそれも収録されています。
 1000枚の世界限定プレスです。






















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