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≪第100号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その10 2019/1/29〜





第100号
2/1(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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BIS



KKC 4169
(SACD HHBRID)
¥2700→\2490
2018年第10回浜松国際ピアノコンクール第1位/ジャン・チャクムル
 1.-2.ベートーヴェン(リスト編曲):アデライーデ S.466 R.121
 3.-6.シューベルト:ピアノ・ソナタ第7番 変ホ長調 D.568
 7.-10. ハイドン:アンダンテと変奏曲 ヘ短調 Hob.XVII/6
 11.ファジル・サイ(1970-):ブラック・アース(黒い大地) Op.8
 12.-16.バルトーク:戸外にて Sz.81
 17. 佐々木冬彦(1965-):SACRIFICE(2017)
ジャン・チャクムル(ピアノ)

 緊急リリースの大注目盤!!第10回浜松国際ピアノコンクールの覇者、ジャン・チャクムルのデビュー盤がBISレーベルより発売!

 ピアノ/Kawai SKEX(Shigeru Kawai Concert Grand
 セッション録音:2019 年1 月/アクトシティ浜松コンサートホール
 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、84'56"、[BIS ecopak]、輸入盤・日本語帯・解説付

 SACDハイブリッド盤。2018年第1 回浜松国際ピアノコンクール第1位のほか、同コンクールの室内楽賞、札幌市長賞など数々の賞に輝いたジャン・チャクムルのデビュー盤がBISレーベルより緊急リリース!2019年1月、コンクールの会場となったアクトシティ浜松におけるセッション録音です。

 収録作品は予選でも絶賛されたハイドンのアンダンテと変奏曲、バルトークの戸外にて、当コンクールの委嘱作品である佐々木冬彦作曲のSACRIFICE、さらにはベートーヴェン(リスト編曲)のアデライーデ、シューベルトのピアノ・ソナタ第7番、そしてチャクムルの母国であるトルコ出身のピアニスト、ファジル・サイ作曲のブラック・アースです。繊細で透き通るように美しいチャクムルの演奏を堪能することができます。

 1997年トルコのアンカラ生まれのジャン・チャクムルはレイラ・ベケンシル及びアイシェ・カプタンのもとで音楽を学び始め、6年間師事した菅野潤やエムレ・シェンに多大な影響を受けました。2012年にアンカラの高校を卒業後、パリのスコラ・カントルムにてマルセラ・クルデリに師事し2014年に首席で卒業。現在、ワイマールにてグリゴリー・グルツマンに師事し研鑽を積んでおります。

 2017年にはスコットランド国際ピアノコンクールで第1位、翌2018年には第10回浜松国際ピアノコンクールで第1位を受賞するなど、現在その活躍が最も期待される若手ピアニストのひとりです。なお、チャクムルは同コンクールの優勝者ツアーとして2019年4月より全国20公演をこえる演奏会が予定されております。日本語解説付ブックレット。
 ※国内品番のみのご案内となります。


 BIS ecopak パッケージについて
 BIS レーベルの社主、ロベルト・フォン・バール氏が環境に配慮した『BIS ecopak パッケージ』を採用。こちらのパッケージは、森林認証制度のFSC 及びPEFC を取得している素材、また環境に配慮された接着剤や大豆油インク、水性ニスを使用しリサイクル性に優れており、プラスチックは使用されておりません。今後、当レーベルではこちらのパッケージでのリリースが増えていく予定です。




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CHALLENGE CLASSICS



CC 72806
(2SACD HYBRID)
【再発売】
特別価格¥2500→\2290
各パート1人による名演が廉価で復活!
 クイケンのクリスマス・オラトリオ再発売

  J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV248
   シギスヴァルト・クイケン(指揮、ヴァイオリン機法▲ぅ燹Ε好鵐悄淵愁廛薀痢法
   ペトラ・ノスカイオヴァ(メゾ・ソプラノ)、ステファン・シェルペ(テノール)、
   ヤン・ファン・デア・クラッベン(バリトン)、
  【ラ・プティット・バンド】
   イン・キム(ヴァイオリン機法▲汽蕁Εイケン(ヴァイオリン供▲┘魁次並4部第4曲)、
   バーバラ・コンラート(ヴァイオリン供法▲泪襯譟璽鵝Ε謄アース(ヴィオラ)、
   ロナン・ケルノア(バス・ド・ヴィオロン)、赤津真言(ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)、
   アンネ・プストラウク(トラヴェルソ機法▲掘璽鵝Ε劵絅ぅ屮譽劵帖淵肇薀凜Д襯臭供法
   ヴィンチアーネ・ボードゥイン(オーボエ、オーボエ・ダモーレ、オーボエ・ダ・カッチャ/ 1,2,3,5,6 部)、
   オフェール・フレンケル(オーボエ、オーボエ・ダモーレ、オーボエ・ダ・カッチャ/ 2,5 部)、
   カタルチナ・ソコロフスカ(オーボエ、オーボエ・ダモーレ/ 2,3,4,6 部)、
   マシュー・ルー(オーボエ、オーボエ・ダモーレ/ 1,2,4 部)、
   ライナー・ヨハンセン(ファゴット)、ジャン=フランソワ・マドゥフ(ホルン機▲肇薀鵐撻奪鉢機法
   ピエール=イヴ・マドゥフ(ホルン供▲肇薀鵐撻奪鉢供法▲哀薀魯燹Ε縫灰襯愁鵝淵肇薀鵐撻奪鉢掘法
   コーエン・プレティンク(ティンパニ)、ベンヤミン・アラール(オルガン)

 各パート1人による名演が廉価で復活!クイケンのクリスマス・オラトリオ再発売

 録音:2013年12月11, 13-17日/プレディクヘーレン教会ルーヴェン(ベルギー)
 72'32''、66'50''、DSD、Multi-ch / Stereo

 しばらく廃盤となっていたクイケンのクリスマス・オラトリオ(CC-72394)が廉価になってお求めやすく再発売!
 クイケンの名盤を再び流通出来ることとなりました。もちろんSACD ハイブリッドの音質もそのままです。

 声、楽器とも、各パート一人の演奏です。クイケンは、バッハによる明確な「チェロ」という指定がない限り(そしてその指定が明確なことは稀)、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラを用いますが、このクリスマス・オラトリオの録音でも、スパッラを採用。
 また、通奏低音群であるバス・ド・ヴィオロンも、ほとんどチェロのような楽器ですが、実際にはチェロより少し大きめのサイズのもので、響きも実際違います。こうしたこだわりも、各パート一人だと、各声部がよりくっきりと響くことにより、それぞれの音色を感じ取ることができます。
 声楽パートも各声部一人で演奏することにより、テキストがより明確に、ダイレクトに響いてくるよう。規模の大きな管弦楽で聴く、祝祭感の強い演奏もよいものですが、ここで聴くような、各パート一人による演奏を聴くと、各パートの音色やテキストはもちろんのこと、クリスマスの神聖さ、クリスマスの喜ばしさ、といったひとつひとつの要素すべてが、より濃さを増して伝わってきます。チャレンジ・クラシックスならではの優秀録音も魅力。




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PROFIL



PH 16075
(2CD)
¥4800→\4390
ティーレマン、
 シュターツカペレ・ドレスデン・ライヴ2014年

  ヴェルディ:レクイエム
クラッシミラ・ストヤノヴァ(ソプラノ)
マリーナ・プルデンスカヤ(メゾソプラノ)
チャールズ・カストロノーヴォ(テノール)
ゲオルク・ツェッペンフェルト(バス)
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン
ドレスデン・シュターツオーパー合唱団

 ティーレマンとシュターツカペレ・ドレスデン、「ドレスデン爆撃」から69年目感動の追悼コンサート!

 録音:2014年2月13日/ドレスデン・ゼンパーオーパー(ライヴ)/43' 43"、37' 37"

 Profilレーベル「エディション・シュターツカペレ・ドレスデン」シリーズ46 作は、2014年2月13日のライヴ。69年前の1945年の同日、連合軍による「ドレスデン爆撃」があり、25,000人とも言われる死者のうえ、街の85% が破壊されゼンパーオーパーも全壊しました。69年を経て、犠牲者と街へヴェルディのレクイエムが捧げられたコンサート。

 シュターツカペレ・ドレスデンは1951年2月13日、まだ瓦礫の山のなか、当時の音楽監督ルドルフ・ケンペの指揮でヴェルディのレクイエムを演奏したとされます。その後東西ドイツも統一され、平和となった時代に再度戦争の悲劇を認識するコンサートがティーレマンの指揮で実現。独唱もブルガリア、ロシア、アメリカ、ドイツとかつての恩讐を超え、平和への祈りが感動的に歌われます。ティーレマンの充実ぶりも驚異的ですが、コンサートの趣旨から、拍手は行なわれず、数分にわたる沈黙で哀悼の意を表しています。






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GLOSSA



GCD 923107
¥2500→\2290
ヒロ・クロサキ参加!
アレッサンドロ・スカルラッティ:リコーダーとヴァイオリンのカンタータ集

 アルト、2本のリコーダー、2本のヴァイオリンと通奏低音のための室内カンタータ 《E perche non seguite, o pastorelle》
 ソプラノ、ピッコロ、2本のヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音のためのアリア 《Sconsolato rusignolo》
 アルと、リコーダー、2本のヴァイオリンと通奏低音のための室内カンタータ 《フィレーノ、いとしき我が恋人》
 ソプラノ、リコーダー、ヴァイオリン、チェロと通奏低音のための室内カンタータ 《かの心地よき平安は》
 アルト、リコーダー、2本のヴァイオリンと通奏低音のための室内カンタータ集 《君はあの名前の人》
   ホセチュ・オブレゴン(チェロ&ディレクター)
   ラ・リティラータ〔アリシア・アモ(ソプラノ)、ジュゼッピーナ・ブリデッリ(メゾ・ソプラノ)、
   フィリッポ・ミネッチャ(カウンターテナー)、タマル・ラロ(リコーダー)、
   ミヒャエル・フォルム(リコーダー)、ヒロ・クロサキ(ヴァイオリン)、パブロ・プリエト(ヴァイオリン)、
   ダニエル・ロレンソ(ヴィオラ)、フアン・カルロス・デ・ムルダー(アーチリュート)、
   ダニエル・オヤルサバル(チェンバロ、ポジティヴ・オルガン)〕

 ヒロ・クロサキ参加! リティラータ第7弾!A・スカルラッティの室内カンタータ集!

 ☆スペイン古楽新時代のチェリスト、ホセチュ・オブレゴンが率いる古楽アンサンブル "ラ・リティラータ"。
 ☆日本が誇るバロック・ヴァイオリニスト、ヒロ・クロサキ(黒崎広嗣)も参加!
 ☆ナポリ楽派の開祖、アレッサンドロ・スカルラッティの室内カンタータ集!

 古楽大国「Glossa」が誇るスペイン古楽新時代の象徴、チェリストのホセチュ・オブレゴンと、オブレゴン率いるピリオド・アンサンブル、ラ・リティラータ。素晴らしきスペイン・バロック、イタリア・バロックのレコーディングを世に送り出してきたラ・リティラータのGlossa第7弾は、18世紀ナポリ楽派の開祖アレッサンドロ・スカルラッティ!

 800以上の世俗的カンタータを作曲したとされるアレッサンドロ・スカルラッティの作品から、リコーダーとヴァイオリンを主体とする4つの室内カンタータをプログラム。リコーダーのタマル・ラロ、ヴァイオリンのヒロ・クロサキといったお馴染みの名手たちが彩る厳格なシンフォニア、フィリッポ・ミネッチャらが歌う表情豊かなアリアでA・スカルラッティの優れた創造性を描きます。

 ※録音:2018年9月&10月、トレロドネス(ブレバール劇場、スペイン)



 


GCD 924103
¥2500
ルーベン・ヤイス&ラバロッカ、
 ゼレンカのミサ曲!

 ゼレンカ:諸聖人のミサ(ドレスデン、1741)
ルーベン・ヤイス(指揮)
ラバロッカ
カルロッタ・コロンボ(ソプラノ)
フィリッポ・ミネッチャ(カウンターテナー)
シリル・オヴィティ(テノール)
ルカーシュ・ゼマン(バス)

 ☆ルーベン・ヤイス&ラバロッカのGlossa第3弾!
 ☆広大でダイナミックなゼレンカのミサ曲!

 1998年から2007年にかけてミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響合唱団の指揮者を務めたルーベン・ヤイスが率いる、ミラノを拠点とする器楽と声楽のバロック・アンサンブル "ラバロッカ(laBarocca)"。グルックのオペラ・アリア集(GCD 924101)、J.S.バッハのカンタータ集(GCD 924102)に続くGlossa第3弾は、ゼレンカのミサ曲!

 1679年ボヘミア生まれ、ザクセン選帝侯に仕え、ドレスデン宮廷で30年以上にわたり作曲家&コントラバス奏者として活動したヤン・ディスマス・ゼレンカ。晩年のゼレンカが自身の創作活動の集大成として作曲した連作ミサのうちの1つ、1741年にドレスデンで出版された、ソリスト、合唱と管弦楽のための「諸聖人のミサ(ミサ・オムニウム、サンクトルム)」。
 フィリッポ・ミネッチャ、シリル・オヴィティといったGlossaが誇る優れたソリスト、そしてラバロッカのハイクオリティな合唱と器楽が重要な貢献を果たす、ゼレンカの広大でダイナミック(特にグローリア)なミサ曲です。

 ※録音:2018年9月、オーディトリウム・ディ・ミラノ(イタリア)



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何度でも紹介します。
すごいです、ゼレンカ

独HM
88697 52684- 2
\2500
ゼレンカ:ミゼレーレ ハ短調
J・S・バッハ:カンタータ第12番「泣き、嘆き、憂い、怯え」BWV.12
アントニオ・ロッティ:3部合唱のためのミサ曲
トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)
バルタザール=ノイマン合唱団と管弦楽団

 プラハ城のほとりにロレッタ教会という聖母マリアにちなんだ教会がある。かつてモーツァルトもそこを訪れ、オルガンを弾いたという。
 そのロレッタ教会から歩いてすぐのところに、客が3,4人も入ればいっぱいになりそうな小さなクラシックCD専門ショップがある。
 そこで珍しいCDがないかいろいろ物色していた。

 そのとき、今回のチェコ旅行最大の衝撃が店主を襲った。
 いや、店主の長いような短いような35年のクラシック視聴人生の中でも10本の指に入る恐るべき体験。

 突然、これまでまったく聴いたことのない宗教曲が始まったのである。
 それがすごい曲だった。
 魂の底を干渉するかのような地獄的な通奏低音に、漏れそうな吐息をそのまま肺に戻させるような迫力の合唱。しかもその展開は背筋が戦慄するほどに刺激的で天才的。

 誰だ?こんな曲を作ったのは!?
 この劇的なまでの痛切さ!これに匹敵できるのは、ただモーツァルトのK.626のレクイエムだけか・・・?
 とにかく常人ではない。
 見たいような見たくないような、おそるおそる、試奏中のアルバムに手をやる。
 ・・・誰だ?

 ・・・ジャン・ディスマス・ゼレンカ。

 ゼレンカ?
 あのゼレンカ?
 初心者の頃バロック音楽の代表的な作曲家の勉強をしていると、イタリア人でもドイツ人でもフランス人でもイギリス人でもなく、突然「ボヘミア人」という肩書きでポツンと、完全に浮いた形で登場する後期バロックの作曲家がいた。それがゼレンカ。・・・当時、どう分類していいのかわからず、理解の妨げになるので、いなかったものとしてノートから消したりした。その後ARCHIVなどから出た代表的作品のアルバムを聴いてみたが、かつて「いないものとして」存在をムリヤリ封じ込めたその作曲家の作品は、どう聴いても魅力的に思えなかった。
 最近になっても、ときおりバロック宗教作品アルバムの中に1曲が入っていたりすることはあったが、とくに店主の印象を変えてくれるようなことはなかった。
 そんな、店主にとってはどうでもいい、いるのかいないのかどっちでもいいような、あのゼレンカ・・・?
 まさか。
 しかし何回CDのジャケットを見ても、それはまちがいなくゼレンカの作品だった。まさに今自分が足を踏み入れているここボヘミア出身の。
 このプラハまで来たのなら、これまでの非礼を許して、この地方出身の作曲家の最高の音楽を堪能させて上げよう。・・・まるで神様がそう言っているかのようにその音楽は店主の耳に鳴り響いた。

 怒涛の合唱が終わり、ようやく曲名をみた。
 ミゼレーレ。
 ゼレンカのミゼレーレ。・・・あったか?全然知らない。
 曲はわずか15分ほど。あっという間に終わる。前半の激しいMISERERE部分と中間の穏やかなGLORIA PATRI、そしてラストにもう一度MISEREREが戻ってくる。
 曲としては中間部がやや天才的な魅力に欠けるきらいもある。とはいえ両端部のMISEREREの突出した異様なまでの存在感を浮き立たせるにはかえって好都合。ラストにMISEREREがもう一度始まったときは全身に鳥肌が立った。
 そして曲が終わった。
 心が落ち着くまでには少し時間が必要だった。胸の高鳴りを押さえ、店頭に飾ってある1枚を買って帰った。

 しかし旅先で恋に落ちることがよくあるように、これもちょっとした気の迷いかもしれない。帰国してから数日して、ようやく再びそのアルバムをかけた。
 気の迷い?とんでもない!
 スピーカーから響いてきたその曲は、あのプラハで聴いたときよりなお一層の迫力と衝撃で眼前に鳴り響いた。信じられない。
 先ほども言ったが、これほどの音楽はモーツァルトのK.626だけじゃないのか・・・。

 そう思った瞬間・・・ふと考えた。
 モーツァルトはこの曲を聴かなかったか?
 ボヘミア生まれのゼレンカ。ひょっとして晩年何度もプラハを訪れたモーツァルトが、彼の地でこの曲を聴いた可能性はないのか?いや、待て。ゼレンカなら活躍したのはドレスデンか。ドレスデン・・・モーツァルトは・・・行ってる。そう、最晩年のベルリン旅行のときドレスデンに寄った。1789年の4月中旬。ドレスデンの滞在は確か1週間ほど。始めの2,3日こそ忙しくしていたようだが、後半の2,3日は何もすることがなくブラブラしていた。しかもドレスデンでミゼレーレが演奏されるのは復活祭の前の四旬節とされる。この年の復活祭がいつだったかはわからないが、4月の中旬が多いことを考えれば、モーツァルトが滞在した4月中旬のドレスデンでゼレンカのミゼレーレが演奏されていた可能性はあるのではないか?そしてブラブラしていたモーツァルトがたまたまその場に居合わせることは??
 もちろん死後50年近くたっているゼレンカの作品が当時演奏されるものなのか、わからない。すべてが店主の想像である。・・・しかしあのK.626に強い影響を与えたんじゃないかと思いたくなるほど・・・この曲のインパクトは大きい。
 こんな曲があるのだ。
 数多くの名盤を抜き去り、今年最高のアルバムはプラハで出会った。

 蛇足ながら、数少ない同曲の別演奏も聴いてみた。全然違う。ものすごく生ぬるい演奏もあった。
 それを思うとこの録音は、ドイツの俊英ヘンゲルブロックが再発見し、作品を洗いなおし、改めて世に問うた、きわめて貴重なものだったのかもしれない。


 


GCD 920943
(3CD/特別価格)
【新装再発売】
¥5000
ラ・ヴェネクシアーナ
 モンテヴェルディ:倫理的、宗教的な森

 聖ガブリエーレ・アルカンジェロの祈り
 聖ジュゼッペの祈り
 ミサ・ソレムニス
クラウディオ・カヴィーナ(指揮)
ラ・ヴェネクシアーナ
ロッサーナ・ベルティーニ(ソプラノ)
アレーナ・ダンチェヴァ(ソプラノ)
ナディア・ラーニ(ソプラノ)
クラウディオ・カヴィーナ(カウンターテナー)
ジュゼッペ・マレット(テノール)
サンドロ・ナリア(テノール)
マッテオ・ベッレット(バス)
ダニエーレ・カルノヴィチ(バス)

 ラ・ヴェネクシアーナのモンテヴェルディ!名盤「倫理的、宗教的な森」が新装再発売!

 ☆ラ・ヴェネクシアーナのモンテヴェルディ!
 ☆モンテヴェルディ晩年の大作"倫理的、宗教的な森"が新装再発売!

 鬼才クラウディオ・カヴィーナ率いる、ラテン系ヴォーカル・アンサンブルの最高峰ラ・ヴェネクシアーナ。特にモンテヴェルディのスペシャリストとして多くの名盤をGlossaに録音したラ・ヴェネクシアーナの伝説的名録音の1つ、スペインのクエンカで行われている音楽祭「宗教音楽週間」でライヴ録音された「倫理的、宗教的な森」が新装再発売!

 「倫理的、宗教的な森」は、当時モンテヴェルディが楽長の任にあったヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂の礼拝のために作曲した全40曲のモテットとミサを収めた壮大な規模の宗教曲集であり、1610年にヴェネツィアで出版された「聖母マリアの夕べの祈り」と並ぶモンテヴェルディの宗教作品の代表作です。

 ※録音(ライヴ):2005年3月、クエンカ・サン・ミゲル大聖堂(スペイン)







CARL DAVIS COLLECTION

CDC 020
【旧譜】
¥2200
カール・コンダクツ・クラシカル・フェスティヴァル・
 フェイヴァリッツ

  コープランド:市民のためのファンファーレ
  シュトラウスII世:美しく青きドナウ
  シベリウス:フィンランディア*
  スーザ(カール・デイヴィス編):星条旗よ永遠なれ
  ヴェルディ(ソレーラ編):ヘブライの捕虜たちの合唱*
  シュトラウスII世:ポルカ《雷鳴と稲妻》
  チャイコフスキー:序曲《1812年》*/+
  ヘンデル:オラトリオ《メサイア》より ハレルヤ*
  エルガー(カール・デイヴィス編):威風堂々第1番
  パリ—:エルサレム*
カール・デイヴィス(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ブライトン祝祭合唱団*
王立砲兵隊バンド+

 カール・デイヴィスが振るクラシック名曲集!

 ポール・マッカートニーとの共作による「リヴァプール・オラトリオ」や数々の映画音楽の作曲家としても有名なアメリカの指揮者カール・デイヴィスが贈るクラシックの名曲集。

 スーザの「星条旗よ永遠なれ」はカール・デイヴィスの編曲、デイヴィッド・カランのオーケストレーションによるスペシャル・ヴァージョンを取り上げ、エルガーの「威風堂々第1番」には「希望と栄光の国」の歌詞を追加。さらにはシベリウスの「フィンランディア」やチャイコフスキーの「1812年」の合唱パートにアレンジを加えるなど、随所に仕掛けが満載です!

 ※録音:1992年2月19日ᬢ20日、アビー・ロード・スタジオ1(ロンドン)
 
 

CDC 013
【旧譜】
¥2200
アップ・イン・ライツ 〜
 ブロードウェイ、ハリウッド&ウエスト・エンド
カール・デイヴィス(指揮)
BBCコンサート・オーケストラ
  カンダー:ニューヨーク・ニューヨーク/ロジャース:カルーセル・ワルツ/
  ロイド・ウェッバー:キャッツ組曲/デイヴィス:ハリウッド・テーマ、キーストン・コップス/
  ガーシュウィン:ポーギーとベス 〜 ヴァイオリンとオーケストラのためのセレクション/
  バーンスタイン:ウェスト・サイド・ストーリーより 序曲/レーヴェ:マイ・フェア・レディ/
  ボック:屋根の上のバイオリン弾き/バカラック:雨にぬれても/
  マクダーモット:ヘアー 〜 オーケストラのためのセレクション/ハムリッシュ:コーラス・ライン

 「ハリウッド」、「ブロードウェイ」と「ウェスト・エンド」をテーマとした、カール・デイヴィスが振る映画とミュージカルの名作集。

 カール・デイヴィスとBBCコンサート・オーケストラのコンビはもちろんのこと、アンドリュー・ロイド・ウェッバーのプリンシパル・オーケストレイター、デイヴィッド・カランの編曲よる組曲版「キャッツ」など、各作品のアレンジも注目ポイントです。

 ※録音:2010年6月&12月、アビー・ロード・スタジオ1(ロンドン)
 
 

CDC 015
【旧譜】
¥2200

チャップリンの音楽付きサイレント映画
 「街の灯」の1931年のオリジナル・スコア

  チャップリン:街の灯(1931年のオリジナル・スコア版)

カール・デイヴィス(指揮)
シティ・ライツ・オーケストラ


 チャーリー・チャップリンの音楽付きサイレント映画、「街の灯」の1931年のオリジナル・スコアをカール・デイヴィスが1989年に復元。映画の公開当時の技術では伝えきれなかった音楽の魅力を、復元した当時のスコアに沿って、カール・デイヴィス、映画のタイトルを冠したスペシャル・オーケストラが伝えてくれています。

 ※録音:CTSスタジオ(録音年月日不詳)
 

 

CDC 014
【旧譜】
¥2200
カール・デイヴィス、1925年の映画「ベン・ハー」の音楽
 デイヴィス:ベン・ハー
カール・デイヴィス(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・
 フィルハーモニー管弦楽団

 1925年の映画「ベン・ハー」の音楽も、過去のサイレント映画に新たなオリジナル・スコアを作曲したカール・デイヴィスの大仕事の1つ。このカール・デイヴィスとRLPOの演奏で用いられているスコアのオーケストレーションは、コリン・マシューズとデイヴィッド・マシューズが担当しています。

 ※録音:1989年3月5日ᬢ6日、フィルハーモニック・ホール(リヴァプール)
 




EM RECORDS



EMRCD 043
¥2500
小町碧とソフィー・ローザ
 縦糸と横糸 〜 イギリスの2台ヴァイオリンのための作品集

 レベッカ・クラーク:2台のヴァイオリンとピアノための組曲
 ポール・パターソン:
  2台のヴァイオリンとピアノためのアリュージョンズ・トリオ
   (世界初録音)
 ゴードン・ジェイコブ:
  2台のヴァイオリンのための4つのバガテル(世界初録音)
 アーネスト・ジョン・モーラン:2台のヴァイオリンのためのソナタ
 アラン・ロースソーン:2台のヴァイオリンのための主題と変奏
小町 碧(ヴァイオリン)
ソフィー・ローザ(ヴァイオリン)
サイモン・キャラハン(ピアノ)

 小町碧とソフィー・ローザ!2台ヴァイオリンのための英国音楽!

 ☆イギリス音楽のスペシャリスト、小町碧!
 ☆2台のヴァイオリンのための知られざるイギリス音楽集!

 イギリスの見過ごされてきた作品を発掘するイングリッシュ・ミュージック・フェスティヴァル(English Music Festival)の自主レーベル「EM Records」から、ロンドン在住、イギリス音楽のスペシャリストとして活躍するヴァイオリニスト、小町碧のレコーディングが登場!

 2011年のマンチェスター国際ヴァイオリン・コンクールで第2位&聴衆賞を受賞しChamps Hill Recordsからフランク&ラヴェルのヴァイオリン・ソナタ集(CHRCD 123)でデビューしたソフィー・ローザ、小町碧とコンサートやレコーディングで度々共演し、知られざるイギリス音楽の伝道者として活動するサイモン・キャラハンとの共演。
 20世紀と21世紀のイギリスで作曲された2台のヴァイオリンのための魅力的な作品を収録。まるで織物の縦糸と横糸(Warp and Weft)のように織り合うヴァイオリンの旋律。技巧的でありながら、イギリス民謡の要素や「歌」を最大限に表現したアルバムです。

 ※録音:2016年12月12日−13日、福音史家聖ヨハネ教会(イフリー・ロード、オックスフォード)

 

EMRCD 045-46
(2CD)
¥5000
リチャード三世
 ポール・カー:ソナティナ(世界初録音)
 リチャード・パンチェフ:
  無伴奏ヴァイオリンのための組曲
   《キング・リチャード三世》(世界初録音)*
 フランシス・ポット:
  無伴奏ヴァイオリンのためのテネブレ(世界初録音)
 ポール・ルイス:
  ヴァイオリンのためのスレナディ(哀歌)
   《The Most Famous Prince of Blessed Memory》(世界初録音)
 ライオネル・セインズベリー:独白
ルパート・マーシャル=ラック(ヴァイオリン)
エム・マーシャル=ラック(朗読)*

 シェイクスピアの劇などでも知られ、イギリスの歴史でもっとも物議を醸している君主、イングランド王「リチャード三世」からインスピレーションを得た、無伴奏ヴァイオリンのための4つの作品。
 4作品とも、イングリッシュ・ミュージック・フェスティヴァル(EMF)の委嘱により作曲され、2015年のEMFで初演されたものです。

 ※録音:2016年9月20日−21日、セント・メアリー&セント・アルケルダ教会(ヨークシャー、イギリス)

 

EMRCD 044
¥2500
英国合唱作品のガーランド ニコライ室内合唱団
クリスチャン・ユンググレーン(指揮)
 ヘンリー・バルフォア・ガーディナー:夕べの讃歌/ハウエルズ:レクイエム/
 ヴォーン・ウィリアムズ:来たれ死よ/
 モーラン:「春の歌」より 2つの歌/
 ジョーゼフ・ホロヴィッツ:It was a lover and his lass/
 トマス・モーリー:It was a lover and his lass/
 ウィリアム・ロイド・ウェバー:Margery(世界初録音)、月(世界初録音)/
 ロバート・ルーカス・ピアサル:レイ・ア・ガーランド/
 スタンフォード:シャル・ウィー・ゴー・ダンス? Op.67-3/
 ウォーロック:春のすべての花/
 ホルスト:イヴニング・ウォッチ Op.43-1/
 パーシー・フレッチャー:「キリストの受難」より オー・マン・リメンバー/
 ジョン・ヘンリー・モーンダー:「Olivet to Calvary」より 2つの合唱

 EM Recordsによる初の海外アーティストとのコラボレーションとなったアルバム。スウェーデン、ストックホルムのニコライ室内合唱団が歌うイギリスの合唱作品集。ハウエルズのレクイエムから、スタンフォード、ホルスト、ヴォーン・ウィリアムズなど英国を代表する作曲家、そしてあまり馴染みのない作曲家まで、イギリス合唱の魅力を幅広く伝えてくれます。

 ※録音:1979年、1987年、1983年、1993年、2009年、1979年、2016年

 

EMRCD 040-41
(2CD)
¥5000
アンドルー・ダウンズ:ピアノ作品集
 ピアノ・ソナタ第1番
 ピアノ・ソナタ第2番(世界初録音)
 2台ピアノのためのソナタ*
 ソナティナ(世界初録音)
 7つの前奏曲(世界初録音)
 ハーバート・ハウエルズの思い出に(世界初録音)
 7つの後奏曲(世界初録音)
ダンカン・ハニーボーン(ピアノ)
キャサリン・ラム(ピアノ)*

 20世紀イギリス&アイルランドのピアノ音楽のスペシャリスト、ダンカン・ハニーボーンが演奏するアンドルー・ダウンズのピアノ作品集。アンドルー・ダウンズ(b.1950)は、バーミンガム音楽院作曲科のヘッドを務めた作曲家。王立音楽カレッジではハウエルズに学んでおり、「ハウエルズの思い出に」はハウエルズの没後25周年に作曲されたもの。

 ※録音:2016年11月7日−8日、ワイアストン・コンサート・ホール




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METRONOME



METCD 1100
(10CD/特別価格)
¥14900→¥9990
生誕350周年記念BOX
 クープラン:チェンバロ作品全集
キャロル・セラシ(チェンバロ)
ジェームズ・ジョンストン(チェンバロ/2ndパート)
市瀬礼子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 ●CD1 − クラヴサン奏法(1716)/【クラヴサン曲集第1巻】(1713)クラヴサン第1組曲ト短調/ト長調
 ●CD2 − クラヴサン第2組曲ニ短調/ニ長調/クラヴサン第4組曲ヘ長調/ヘ短調
 ●CD3 − クラヴサン第3組曲ハ短調/ハ長調/クラヴサン第5組曲イ長調/イ短調【クラヴサン曲集第2巻】(1717)
 ●CD4 − クラヴサン第6組曲変ロ長調/クラヴサン第7組曲ト長調/ト短調/クラヴサン第8組曲ロ短調
 ●CD5 − クラヴサン第9組曲イ長調/イ短調/クラヴサン第10組曲ニ長調/二反長/クラヴサン第11組曲ハ長調/ハ短調
 ●CD6 − クラヴサン第12組曲ホ長調/ホ短調/【クラヴサン曲集第3巻】(1722)
  クラヴサン第13組曲ロ短調/クラヴサン第14組曲ニ長調/ニ短調
 ●CD7 − クラヴサン第15組曲イ短調/イ長調/クラヴサン第16組曲ト長調/ト短調/クラヴサン第17組曲ホ短調/ホ長調
 ●CD8 − クラヴサン第18組曲ヘ短調/ヘ長調/クラヴサン第19組曲ニ短調/ニ長調
  【クラヴサン曲集第4巻】(1730)
  クラヴサン第20組曲ト長調/ト短調
 ●CD9 − クラヴサン第21組曲ホ短調/ホ長調/クラヴサン第22組曲ニ長調/ニ短調/
   クラヴサン第23組曲ヘ長調/クラヴサン第24組曲イ短調/イ長調
 ●CD10 − クラヴサン第25組曲変ホ長調/ハ長調/ハ短調/クラヴサン第26組曲嬰ヘ短調/クラヴサン第27組曲ロ短調

 生誕350周年記念BOX!キャロル・セラシのクープラン全集!

 英グラモフォン賞の受賞歴を誇り、ロンドンのギルドホール音楽演劇学校ではジャン・ロンドーを指導するなど名教師としてもその名を知られる女流鍵盤奏者キャロル・セラシ。
 これまでに1999年のグラモフォン受賞盤であるジャケ・ド・ゲールを筆頭に、J.S.バッハやC.P.E.バッハ、ハイドンなど、数多くの名演奏を世に送り出してきたキャロル・セラシがフランス・バロックに回帰。遂にフランソワ・クープランのチェンバロ作品、しかも全曲を録音しました!

 キャロル・セラシは4巻のクラヴサン曲集に収められた膨大な数の作品を、6台のチェンバロを弾き分けて演奏。
 スウェーデンでセファルディムの家系に生まれ、フランス語を母語とするなど様々な文化をルーツとするキャロル・セラシだからこそ奏でることのできる色彩感豊かな演奏は古楽ファン要注目です。
 2018年11月10日に迎えた大クープラン生誕350周年のアニヴァーサリーを盛大に祝う、素晴らしいクォリティの全集が誕生しました。

 ※録音:2016年10月−2017年10月、イギリス
 ※使用楽器〜クラヴサン奏法:William F. Morton, 1991 (after Iohannes Ruckers, Antwerp 1624)/第1巻:Andreas Ruckers, Antwerp 1636, revalement Henri Hemsch, Paris 1763/第2巻:Philippe Humeau, 1989 (after Antoine Vater, Paris 1738)、2nd:William F. Morton, 1991/第3巻:Keith Hill, 2010 (after Pascal Taskin, Paris 1769)、2nd:Andrew Garlick, 1986 (after Jean-Claude Goujon, Paris 1749)/第4巻:Antoine Vater, Paris 1738

 
METCD 1094
(2CD/特別価格)
¥4200
ヒストリカル・オルガンによるJ.S.バッハのオルガン作品集Vol.1 〜
 クラヴィーア練習曲集第3巻

  J.S.バッハ:
   前奏曲 BWV.552-1
   クラヴィーア練習曲集第3巻 BWV.669-689
   4つのデュエット BWV.802-804
   フーガ BWV.552-2

ジェームズ・ジョンストン(オルガン)


 オルガン/ヨハン・ヨアヒム・ワーグナー1739−41年製作

 長年、ポール・マクリーシュ率いるガブリエリ・コンソート&プレーヤーズのメンバーとして活躍し、アシュリー・ソロモンのフロリレジウムでも鍵盤楽器を担当したイギリスの名手、ジェームズ・ジョンストンが、16〜18世紀のヒストリカル・オルガンによるJ.S.バッハのオルガン作品のレコーディング・プロジェクトをスタート!

 第1巻の「クラヴィーア曲集第3巻」は、バッハ存命中の1739年から42年にかけて当時のドイツの名工、ヨハン・ヨアヒム・ワーグナーによって製作されたオルガンによる演奏。当時のヨーロッパにおける重要な巡礼地の1つだったノルウェー中部、トロンハイムのニーダロス大聖堂に大バッハのオルガン作品が響き渡ります。

 ※録音:2012年1月11日−15日、ニーダロス大聖堂(トロンハイム、ノルウェー)

 
METCD 1095
¥2600
ヒストリカル・オルガンによるJ.S.バッハのオルガン作品集Vol.2 〜
 幻想曲、前奏曲とフーガ

  前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.545
  幻想曲とフーガ ハ短調 BWV.537
  幻想曲ト長調 BWV.572
  前奏曲とフーガ ロ短調 BWV.544
  フーガ ト短調《小フーガ》BWV.578
  前奏曲とフーガ ト短調 BWV.535
  トッカータとフーガ ニ短調 BWV.538
ジェームズ・ジョンストン(オルガン)

 オルガン/ヘルマン・ラファエリス1554−55年製作

 古楽シーンでの目覚ましい活躍に加え、ベルナルト・ハイティンクの招きによりボストン響やシカゴ響、バイエルン放送響などの世界トップクラスのオーケストラのコンサート、レコーディングにも参加しているジェームズ・ジョンストン。

 「幻想曲、前奏曲とフーガ」をテーマとしたシリーズ第2弾の演奏は、デンマークのシェラン島のロスキレ大聖堂に設置されている16世紀中期のオルガンによるもの。オランダのオルガン・ビルダー、ヘルマン・ラファエリスによる建築後、17世紀に修復が施されたオルガンが、北ドイツ・オルガン楽派とバッハを繋ぎます。

 ※録音:2015年11月21日−23日、ロスキレ大聖堂(シェラン、デンマーク)





MYRIOS



MYR023
\2600
「1966年のチェロ協奏曲」
 ツィンツァーゼ:チェロ協奏曲 第2番 5つのエピソードによる
  1.Episode I: Andante sostenut o
  2.Episode II: Andante molto
  3.Episode III (Cadenza)
  4.Episode IV (Finale): Presto
  5.Episode V (Coda): Andante molto
 ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲 第2番 Op.126
  6.I. Largo
  7.II. Allegretto
  8.III. Allegretto
マキシミリアム・ホルヌング (チェロ)
アンドリス・ポーガ (指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団

 ドイツで最も期待されている若手チェリスト、ホルヌングによるショスタコーヴィチとツィンツァーゼの協奏曲。いずれも1966年に書かれた作品で、作曲者の心身の病みが影を落としていることで共通しています。
 ショスタコーヴィチ2番目のチェロ協奏曲は、喘息に悩まされながら作曲に入り、その途中でさらに心臓発作で倒れるといった状況が影響し暗いトーンに支配された作品。ロストロポーヴィチをソリストに迎え、モスクワでその初演が成功を持って迎えられたまさにその頃、南東遥か、当時同じソヴィエト連邦に属していたグルジア(現ジョージア)では、国民的作曲家ツィンツァーゼが5つのエピソードからなるチェロ協奏曲を完成させようとしていました。
 師の一人でジョージア出身のエルダー・イサカーゼに、ツィンツァーゼの素晴らしさを教えてもらったというホルヌングは、特徴的な各エピソードを持ち前のテクニックと表現力で個性的に歌い上げ、元々チェロ奏者であった作曲者の要求に十二分に応える快演を聴かせます。
 ショスタコーヴィチでも続く暗い曲想のなか、独特の不安感と浮遊感に諧謔性も絡んで生まれる不可思議な曲調を、見事に描き出しました。これらの力演をもらさず捉えるMYRIOSならではの優秀録音も聴きどころです。
  録音:2017年9月、イエス・キリスト教会、ベルリン
 プロモーション動画
 https://www.youtube.com/watch?v=5-rF8Bmpf2A
 https://www.youtube.com/watch?v=jmdtnDHyL-s&t=7s
 https://www.youtube.com/watch?v=SUUw7wm1aKo
 



 

ORLAND RECORDS


OR-40
\2700
「お気に召すまま」
 ヤン・ベラン(1959-):光の中で息づく
   
ピアノとオーケストラのための (2016)
   1.第1楽章
   2.第2楽章
 3.ベラン:
童謡のようにおだやかに
       
ピアノ独奏のために (2017)
 4.ベラン:ノスタルジックなワルツ
   ファニー&フェリックス・メンデルスゾーンを讃えて (2017)
 5.ファニー・メンデルスゾーン(1829-1847):4つの歌 Op.6 より
   第4番 嬰へ長調 (1846)
 6.マリア・シマノフスカ(1789?1831):ささやき
 7.シマノフスカ:ワルツ 変ホ長調
 8.ショパン(1810?1849):マズルカ 第16番 変イ長調 Op.24-3 (1833)
 9.ショパン:ワルツ 第15番 ホ長調 Opなし (1829)
 10.カルル・フィルチ(1830-1845):マズルカ 変ホ短調 Op.3-3
 11.モーツァルト(1756-1791):グラスハーモニカのためのアダージョ K356 (1791)
 12.ロッシーニ(1792-1868):
リュトリの丘で
 13.シャミナード(1857-1944):ロマン的小品Op.9-1(1879)
 14.タイユフェール(1892-1983):ひとりで森に (1952)
 15.ルート・デュレンマット(1951-):感傷的なワルツ (2018)
 16.イュルク・リエタ(1952-):バガテル「やさしさ」 (2016
パトリツィオ・マゾーラ(ピアノ)
ケヴィン・グリフィス(指揮)
南西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団 …1、2

 ドイツ系イタリア人ピアニスト、パトリツィオ・マゾーラによる、凝った選曲でヨーロッパ各地を巡る音楽の旅。
 チェコスロバキアに生まれスイスで活躍するヤン・ベランの手になるピアノ協奏曲「光の中で息づく」は、ドイツ・ロマン派の詩人ルートヴィヒ・ウーラントの作品からタイトルをとったもの。
 電子音楽にも傾倒する彼がこの作品で用いた手法は、2つの楽章を28のモジュールに分けてから任意に組み替えなおすというもので、10の27乗を超える数の組み合わせが可能。それらの中からどのヴァージョンがよいか、聴衆がデジタル機器で選択するという、双方向の実験プロジェクトとなっています。
 今回収録された演奏ではそのブロックを7つまで減らしたヴァージョンを用いており、組み合わせは326通りとのこと。その後はピアノ・ソロのための小品が並びますが、比較的有名な作品に交じり、ファニー・メンデルスゾーンやマリア・シマノフスカといった女性作曲家や、ショパンが最も期待を込めた弟子ながらわずか15歳で夭逝したカルル・フィルチの作品などが含まれる、たいへん興味深い選曲となっています。
 ラストにはデュレンマットとリエタという、2人のスイスの作曲家へ回帰してプログラムを結びます。
 録音:2016年6月21日(1,2) 2018年3月29日  南西ドイツ放送フィルハーモニー・スタジオ
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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BR KLASSIK



900704
\1800
〔再プレス〕
キリル・コンドラシン
 1.リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
  ロシアの復活祭序曲/
 2-4.フランク(1822-1890):交響曲ニ短調
キリル・コンドラシン指揮
バイエルン放送交響楽団

 LP時代から名演とされており、バイエルン放送交響楽団60周年記念BOXでCD復活、その後単品発売され多くの音楽ファンを狂喜させたコンドラシンのフランク。
 近年は廃盤となっており幻の名盤とされてきましたが、この度めでたく再プレスされ、価格も若干お求め安くなって再復活となりました。
 コンドラシンだからこその、深い作品理解と緊迫感が味わえる稀代の名演です。
  録音: 1980 年2 月7-8 日ミュンヘンヘラクレスザール ライヴ録音
 



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PROFIL



PH 18062
(4CD)
¥4800→\4390

ロストロポーヴィチ モスクワ録音集
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
 Disc 1 49' 39"
  (1)プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調Op.119
  (2)チャイコフスキー:ロココ主題による変奏曲Op.33
  (3)ショパン:序奏と華麗なポロネーズOp.3
    スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)(1)、
    ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)ソヴィエト国立交響楽団(2)、
    アレクサンドル・デデューヒン(ピアノ)(3)
    1950年3月1日/モスクワ音楽院小ホールにおける世界初演時のライヴ(1)、
    1960年11月30日/モスクワ音楽院大ホール(2)、1954年/モスクワ音楽院小ホール(3)
 Disc 2 52' 20"
  (1)ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調Op.40
  (2)カバレフスキー:チェロ・ソナタ 変ロ長調Op.71
    ドミートリー・ショスタコーヴィチ(ピアノ)(1)、ドミートリー・カバレフスキー(ピアノ)(2)
    1960年頃(モスクワ・スタジオ)(1)、
    1962年11月6日/モスクワ音楽院小ホールにおける世界初演時のライヴ(2)
 Disc 3 49' 01"
  (1)シューマン:チェロ協奏曲イ短調Op.129
  (2)ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1 番変ホ長調Op.107
    ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)ソヴィエト国立交響楽団(1)、モスクワ・フィル(2)
    1960年11月30日(1)、1961年2月10日(2)/モスクワ音楽院大ホール
 Disc 4 49' 43"
  (1)サン=サーンス:チェロ協奏曲第1 番イ短調Op.33
  (2)ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第1番〜前奏曲
  (3)ミヨー(ロストロポーヴィチ編):ブラジルの郷愁〜ティジュカ
  (4)ファリャ(ピアティゴルスキー編):恋は魔術師〜火祭りの踊り
  (5)グラナドス(ロストロポーヴィチ編):ゴエスカス〜間奏曲
  (6)ストラヴィンスキー(ロストロポーヴィチ編):妖精の口づけ〜パ・ド・ドゥ
  (7)ラフマニノフ:ヴォカリーズOp.34の14
    グリゴーリー・ストリャロフ(指揮)モスクワ放送交響楽団(1)、
    アレクサンドル・デデューヒン(ピアノ)(2)‐(7)
    1953年(1)、1962年11月6日モスクワ音楽院小ホール(2)、
    1960年12月11日(3)-(6)、1956年(7)/モスクワ音楽院大ホール

 MONO

 ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(1927-2007) は指揮をはじめ多方面で才能を発揮しましたが、何といってもやはりチェロが一番で、真に偉大な奏者でした。
 ここでは彼のソ連時代、20代から30代半ばまでの若々しく切れ味の良い妙技を集めています。

 当時彗星のように現れたロストロポーヴィチは超絶的な技巧に加え、深い大きな音楽性で大スターとなりました。同時代の作曲家たちとも親密にかかわり、彼に弾いてもらうために世界中で数多くの作品が生まれました。当Boxに収められた作品のなかでも、プロコフィエフとカバレフスキーのチェロ・ソナタ、ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲は彼のために書かれたもの。
 前者の2篇は世界初演時の貴重な記録で、プロコフィエフ作品はリヒテルが、カバレフスキー作品は作曲者自身がピアノを受け持っているのも豪華です。ショスタコーヴィチのチェロ・ソナタはロストロポーヴィチのために書かれたものではありませんが、ここではショスタコーヴィチ自身が素晴らしい伴奏を聴かせてくれます。

 協奏作品は3篇をロジェストヴェンスキー、サン=サーンスのみストリャロフ指揮で披露。旧ソ連の音楽家の驚異的な演奏技術を堪能できます。




<国内盤> 


若林工房



WAKA 4213-14
(2CD)
¥3700(税込)
「メジューエワ・プレイズ・エラール
 〜びわ湖ホール・リサイタル2018」

 ドビュッシー:
  ベルガマスク組曲/マスク(仮面)/
  映像 第1集/子供の領分/
  前奏曲集より(5曲)
   (1)亜麻色の髪の乙女(第1巻 第8曲)
   (2)とだえたセレナード(第1巻 第9曲)
   (3)沈める寺(第1巻 第10曲)
   (4)妖精たちは妙なる踊り子(第2巻 第4曲)
   (5)ヒースの荒地(第2巻 第5曲)
  喜びの島/アラベスク 第1番/
  そして月は廃寺に沈む(映像 第2集 第2曲)
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)

 ラテン的な明晰さとアルカイックなまなざしに彩られた美しい響き メジューエワ・プレイズ・エラールC〜びわ湖ホール・リサイタル2018

 ピアノ‛&エラール model 260 フルコンサートグランド、1927年製
 録音:2018年10月20日、びわ湖ホール 小ホールにおけるコンサート・ライヴ/STEREO / 96kHz+24-Bit録音、発売元:若林工房

 2018年10月20日にびわ湖ホール・小ホールで行われたメジューエワによるドビュッシー没後100年記念リサイタルのライヴ録音。「月の光」や「沈める寺」、「亜麻色の髪の乙女」といった人気作品のほか、「映像 第1集」や「喜びの島」などの傑作も並べたプログラムは聴き応え十分です。
 使用楽器は森田ピアノ工房所有の1927年製の名器エラールmodel260 。ベル・エポックのフランス文化の薫りを彷彿とさせる典雅なサウンドをお楽しみください。





ALM/コジマ録音



ALCD-7226
¥2800+税
青柳いづみこ
ドビュッシーとパリの詩人たち

 ドビュッシー (1862-1918):
  [1] 牧神の午後への前奏曲(高橋悠治によるピアノ連弾版) ★
  ステファヌ・マラルメの3つの詩 (詩:ステファヌ・マラルメ)  ●
   [2] I. ためいき Soupir
   [3] II. あだな願い Placet futile
   [4] III. もう一面の扇 Eventail
  [5] あらわれ (詩:ステファヌ・マラルメ) ●
  小組曲 Petite Suite ★
   [6] I. 小舟にて En Bateau
   [7] II. 行列 Cortege
   [8] III. メヌエット Menuet
   [9] IV. バレエ Ballet
 [10] 亜麻色の髪の乙女 (詩:ルコント・ド・リール)  ●
 ビリティスの3つの歌  ●
  [11] I. パンの笛 La flute de Pan
  [12] II. 髪 La Chevelure
  [13] III. ナイアードの墓 Le Tombeau des Naiades
 6つの古代碑銘  Six Epigraphes antiques ★
  [14] I. パンの笛 Pour invoquer Pan, dieu du vent d’ete
  [15] II. 名のない墓 Pour un tombeau sans nom
  [16] III. 幸いなる夜のために Pour que la nuit soit propice
  [17] IV. クロタルを持つ踊り子 Pour la danseuse aux crotales
  [18] V. エジプトの娼婦たち Pour l’Egyptienne
  [19] VI. 朝の雨 Pour remercier la pluie au matin
[15] [17] [18] [19] 朗読:青柳いづみこ
『ビリティスの歌』(詩:ピエール・ルイス/訳:高橋悠治)より

★ ピアノ連弾
 青柳いづみこ(プリモ)
 高橋悠治(セコンド)

● 盛田麻央(ソプラノ)
 青柳いづみこ(ピアノ)

 〈録音〉
  横浜市港南区民文化センター ひまわりの郷 2018年8月7-9日

 ピアニストで文筆家の青柳いづみこが、クロード・ドビュッシーの歌曲とピアノ連弾曲を録音。
 通常「印象派」の作曲家だと評されるドビュッシーは、実際には最先端の詩人たちと親交を結び、多くの同時代の詩に音楽をつけている。
 このCDでは、ドビュッシーのそうした側面にフォーカスし、ステファヌ・マラルメ、ピエール・ルイス、ルコント・ド・リールなどの詩による作品が選ばれている。また、作曲者自身によるピアノ連弾編曲も存在している「牧神の午後への前奏曲」を、高橋悠治が編曲した版で演奏していることにも注目したい。


 青柳いづみこ ピアニスト・文筆家  
  安川加壽子、ピエール・バルビゼの各氏に師事。フランス国立マルセイユ音楽院首席卒業。東京藝術大学大学院博士課程修了、学術博士。矢代秋雄・八村義夫・武満徹作品によるリサイタル「残酷なやさしさ」により、平成元年度文化庁芸術祭賞。演奏と文筆を両立させる稀有な存在として注目を集め、これまでリリースした13枚のCDが『レコード芸術』で特選盤となるほか、安川加壽子の評伝『翼のはえた指』で吉田秀和賞、『青柳瑞穂の生涯』で日本エッセイストクラブ賞、『六本指のゴルトベルク』で講談社エッセイ賞、CD「ロマンティック・ドビュッシー」でミュージックペンクラブ音楽賞を受賞。2018年は単行本『高橋悠治という怪物』(河出書房新社)、『ドビュッシー 最後の一年』(中央公論新社)、CDブック『ドビュッシーのおもちゃ箱』(学研プラス)、DVDブック『ドビュッシー ピアノ曲の秘密』(音楽之友社)を刊行。CDに「ドビュッシーの墓」(アール・レゾナンス)、「ドビュッシーの夢」(ALM Records)。日本ショパン協会、日本演奏連盟理事。大阪音楽大学教授、神戸女学院大学講師。
 オフィシャルHP http://ondine-i.net


 高橋悠治 作曲家・ピアニスト  
  柴田南雄、小倉朗、ヤニス・クセナキスに学ぶ。1960年代はクセナキス、ケージなどの現代音楽のピアニストとして活躍。1970年代は日本の前衛音楽誌『トランソニック』の編集。1978-85年、アジアの抵抗歌を独自のアレンジで演奏する「水牛集団」に参加。1976年から現在まで、画家・富山妙子とスライドと音楽のための物語作品の製作。1990-2007年、高田和子のために伝統楽器と声のための作品を作る。現在は、ピアノとクラシックでフリー・ミュージックを演奏し、作曲し、執筆している。
著書に「高橋悠治・コレクション 1970年代」「音の静寂 静寂の音」(平凡社)、「きっかけの音楽」(みすず書房)などがある。
 オフィシャルHP http://www.suigyu.com/yuji/

 盛田麻央 ソプラノ  
  国立音楽大学声楽科卒業、同大学院修了。二期会オペラ研修所第52期マスタークラス修了。修了時に優秀賞及び奨励賞受賞。パリ・エコール・ノルマル音楽院、パリ国立高等音楽院修士課程を満場一致の最優秀の成績で卒業。第17回日仏声楽コンクール第1位及び竹村賞、第13回東京音楽コンクール第2位、第8回エレーナ・オブラスツォヴァ国際ヤングオペラコンクール第3位など数々のコンクールで入賞。二期会「ドン・ジョヴァンニ」ツェルリーナ、二期会「フィガロの結婚」バルバリーナ役で出演し好評を博した。オペラでは他にも「魔笛」パミーナ、「椿姫」タイトルロール、「トゥーランドット」リュウ役等に出演。コンサートでは、ベートーヴェン「第九」、モーツァルト「ハ短調ミサ」「レクイエム」、ヘンデル「メサイア」等のソプラノソロとしても実績を積み、幅広く活動している。二期会会員。

 




マイスター・ミュージック



MM-4051
\3000+税
ポーランドの歌 〜ショパン・チェロ作品集
 ショパン:
  ポーランドの歌 作品74より(桑田 歩 編曲)
  チェロ・ソナタ ト短調作品65
  マイヤベーアの歌劇「悪魔のロベール」の主題による協奏的大二重奏曲
  序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調作品3
桑田 歩 チェロ
尾崎 未空 ピアノ

 チェロが奏でる、甘美なショパンの歌
 ピアノの詩人が自らの内面を託す対象として選んだ、もう1つの楽器がチェロだった。ショパンが残した4つの室内楽作品のうち、3曲までもがチェロとピアノのためのデュオとして書かれている。それを共感も深く、瑞々しい歌声の連鎖として弾き紡ぐ演奏からは、1人のチェリストが歩む充実の時がまざまざと伝わってこよう。(木幡一誠ライナーノーツより)
 
  

MM-4052
\3000+税
テネブルの歌
昭和サクソフォーン・オーケストラ

 J. シュトラウスII:喜歌劇「こうもり」序曲
  arr. Yuichi ENDA
 C. ドビュッシー:子供の領分
  arr. Yudai ADACHI
 T. エスケシュ:テネブルの歌
  独奏 : 神保 佳祐
 スメタナ:モルダウ 連作交響詩「わが祖国」より
 ホルスト:組曲「惑星」作品32
  arr. Yoshie OSUGA & Hiromitsu KANAI
  第1曲 火星
  第2曲 金星
  第4曲 木星
昭和音楽大学 昭和サクソフォーン・オーケストラ
指揮:
 大森 義基
 有村 純親
 榮村 正吾
 福本 信太郎-
 
 多彩な響、興味深いプログラム
 総勢およそ80名!同族楽器で構成されるアンサンブルとしては最大級の規模を誇る。管弦楽や吹奏楽には無い、独自の柔らかな倍音を含む多彩な響きは、作品の新たな側面を呈示する。
 近年注目を集める作曲家エスケシュの「テネブルの歌」では、独奏に神保佳祐を迎えての快演。我が国を代表するサクソフォーン奏者が名を連らねる指揮者陣にも注目。
 * 一部ライヴ音源を使用
 

<映像>


EURO ARTS(映像)



20 58817
(6DVD)
¥6400→\5990

クラウス・グート演出/ザルツブルク音楽祭
 ダ・ポンテ・オペラ三部作2006-2009年
   アーノンクール、ド・ビリー、アダム・フィッシャー、
   アンナ・ネトレプコ、イルデブラント・ダルカンジェロ、パトリシア・プティボン
 DVD1&2
  モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』全曲
    イルデブランド・ダルカンジェロ(Br:フィガロ)、アンナ・ネトレプコ(S:スザンナ)、
    ドロテア・レーシュマン(S:伯爵夫人)、ボー・スコウフス(Br:アルマヴィーヴァ伯爵)、
    クリスティーネ・シェーファー(S:ケルビーノ)、マリー・マクローリン(Ms:マルチェリーナ)、
    フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ(Bs:バルトロ)、パトリック・ヘンケンス(T:ドン・バジリオ)、
    オリヴァー・リンケルハーン(T:ドン・クルツィオ)、フローリアン・ベッシュ(Br:アントニオ)、
    エヴァ・リーバウ(S:バルバリーナ)、
    ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
    ニコラウス・アーノンクール(指揮)
    演出:クラウス・グート/装置・衣装:クリスティアン・シュミット/
    映像監督:ブライアン・ラージ
    収録:2006年7月、8月、ザルツブルク音楽祭(ライヴ)

 DVD3&4
  モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』全曲(ウィーン版)
    クリストファー・マルトマン(Br ドン・ジョヴァンニ)、
    アーウィン・シュロット(Bs レポレッロ)、アンネッテ・ダッシュ(S ドンナ・アンナ)、
    マシュー・ポレンザーニ(T ドン・オッターヴィオ)、
    ドロテア・レッシュマン(S ドンナ・エルヴィーラ)、エカテリーナ・シューリナ(S ゼルリーナ)、
    アレックス・エスポジト(Br マゼット)、アナトーリ・コチェルガ(Bs 騎士長)、
    ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
    ベルトラン・ド・ビリー(指揮)
    演出:クラウス・グート/装置、衣装:クリスティアン・シュミット
    収録:2008年7月、8月ザルツブルク音楽祭(ライヴ)

 DVD5&6
  モーツァルト:歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』全曲
    ミア・パーション(S フィオルディリージ)、イザベル・レナード(Ms ドラベッラ)、
    トピ・レーティプー(T フェランド)、フローリアン・ベッシュ(Br グリエルモ)、
    ボー・スコウフス(Br ドン・アルフォンソ)、パトリシア・プティボン(S デスピーナ)、
    ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
    アダム・フィッシャー(指揮)
    演出:クラウス・グート/装置:クリスティアン・シュミット
    衣装:アンナ・ゾフィー・トゥマ
    収録:2009年7月、8月ザルツブルク音楽祭(ライヴ)

 ザルツブルク音楽祭2006-2009、クラウス・グート演出で話題となったダ・ポンテ・オペラ3 部作BOXが再登場!

 NTSC、画面:カラー、16:9、音声:PCM Stereo, DTS5.1(DVD1&2)、PCM Stereo, DD5.0,DTS5.0(DVD3-6)、字幕: 伊英独仏西中(『フィガロの結婚』),伊英独仏西日(『ドン・ジョヴァンニ』、『コジ・ファン・トゥッテ』)、
 収録時間:DVD1&2=202分+ドキュメンタリー26分、DVD3&4 =177 分、DVD5&6 =191分、リージョン: All

 クラウス・グートの演出で話題騒然となった、ザルツブルク音楽祭2006 / 2009で上演されたモーツァルトのダ・ポンテ・オペラ3部作がボックス・セットで再発売されます。
 指揮者にはアーノンクール、ド・ビリー、アダム・フィッシャー、そしてアンナ・ネトレプコ、イルデブラント・ダルカンジェロ、パトリシア・プティボンなどの豪華歌手陣を揃え、音楽面でも非常に完成度の高い上演です。
 巨匠アーノンクールの説得力ある音楽を聴かせる『フィガロの結婚』、グートの冴えわたる演出で上演された『ドン・ジョヴァンニ』ウィーン版、森の中の別荘で描かれる若者たちの変化を描いた『コジ・ファン・トゥッテ』など、どれも大きな評判となった上演のライヴ映像です。

 DVD1&2
 クラウス・グートによるザルツブルク音楽祭でのダ・ポンテ三部作の第1弾『フィガロの結婚』。原作にないキューピッドの登場や、込み入った登場人物の心理描写を緻密におこなうグートの演出は、アーノンクールの情報量膨大な演奏スタイルと共に強い主張を感じさせるユニークなもの。じっくりしたテンポで『フィガロ』の深部をえぐり出そうとするアーノンクールのここでの手法は実に面白く、軽やかなドタバタ劇が、階級問題や革命思想といった社会派的要素も反映させた奥の深い人間ドラマとして扱われ、独特の説得力を持つに至っています。
 そうした枠組みの中でダルカンジェロ、ネトレプコといった現代のスター歌手たちがそれぞれの役柄を個性豊かに演じるこの上演は、モーツァルト生誕250年という特別な年に聖地ザルツブルクでおこなわれた音楽祭を代表するものとなりました。

 DVD3&4
 クラウス・グートによるザルツブルク音楽祭でのダ・ポンテ三部作の第2弾となった『ドン・ジョヴァンニ』。舞台は鬱蒼とした暗い森の中。通常かっこいい誘惑者に描かれるドン・ジョヴァンニは、冒頭の騎士長との戦いで銃弾を受けて大怪我をし、終始苦しんでいます。
 一方、ドンナ・アンナはドン・ジョヴァンニと密通しているものの、それをドン・オッターヴィオに嘘までついて隠そうとする人物。ゼルリーナは小悪魔を通り越して魔性の女で、ウィーン版特有のレポレッロを縛り上げる二重唱ではいたぶって楽しんでいる様子も。グートは森という野生の中で、登場人物の理性の内側にある本性を開けようとしているようです。なお地獄落ちで幕切れです。
 ドン・ジョヴァンニは、英国のバリトン、マルトマン。常に痛みに苦しんでいるという個性的なタイトルロールを印象的に演じています。レポレッロはウルグアイ出身のイケ面バス、シュロット。チンピラ風のレポレッロがピッタリ。
 さらにドイツの人気ソプラノ、ダッシュのドンナ・アンナ、メトでも活躍する米国のテノール、ポレンザーニのドン・オッターヴィオ、モーツァルト・ソプラノとして大人気のレッシュマンのドンナ・エルヴィーラ、ロシア出身でロンドンでの『リゴレット』のジルダが大成功を収めたシューリナのゼルリーナ、グート演出の『フィガロの結婚』来日公演でフィガロを歌ったエスポジトのマゼット、そしてバスの重鎮、コチェルガの騎士長と現代の最高水準の面々。
 ド・ビリーがウィーン・フィルを生き生きと鳴らし、音楽面でも極めて充実した上演です。

 DVD5&6
 クラウス・グートによるザルツブルク音楽祭でのダ・ポンテ三部作、完結編は『コジ・ファン・トゥッテ』。舞台は森の中の高級別荘にやってきたセレブな若者たちと初老のドン・アルフォンソ。『ドン・ジョヴァンニ』では森が人間の本性を象徴していましたが、この『コジ・ファン・トゥッテ』でも別荘の中にだんだん木が増えていくことで、若者たちの変化が示されています。
 歌手は、グラインドボーン音楽祭での上演でも好評だったパーションとレーティプー、人気急上昇中の米国のメッゾ、レナード、リート歌手としても人気の高いオーストリアのバリトン、ベッシュといった若手に加え、ベテランのスコウフスのドン・アルフォンソ、芸達者なプティボンのデスピーナと、適材適所。アダム・フィッシャーの手堅い音楽もあって、大きな評判となった上演のライヴ映像です。





OPUS ARTE(映像)

OA1221D
(DVD)
\3900
ジョージ・ベンジャミン:歌劇「愛と暴力の教え」
 脚本:マーティン・クリンプ
 【特典映像】
  クレメンシー・バートン=ヒルによるジョージ・ベンジャミン、
  マーティン・クリンプ、ケイティー・ミッチェルへのインタビュー、
  キャスト・ギャラリー
王:ステファン・ドゥグー (バリトン)
イザベル:バーバラ・ハンニガン (ソプラノ)
ガヴェストン/異世界の男:ギュラ・オレント (バリトン)
モーティマー:ピーター・ホーレ (テノール)
息子、若き王:サミュエル・ボーデン (テノール)
証人1、歌手1、女1:ジェニファー・フランス (ソプラノ)
証人2、歌手2、女2:クリスティナ・サボー (メゾ・ソプラノ)
証人3、狂人:アンドリ・ビョルン・ロベルトション (バス・バリトン)
ジョージ・ベンジャミン (指揮)
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団

OABD7199D
(Blu-ray)
\4700
 
 ※日本語字幕あり

 ジョージ・ベンジャミンとマーティン・クリンプのコンビによる、フル・サイズの歌劇としては2作目(30分程度の小ぶりな歌劇「小さな丘へ」を入れると3作目)として2018年に発表された作品です。
 1300年前後に在位したイングランド王エドワード2世と、彼が寵愛したピアース・ガヴェストン(ギャヴェストン)、王妃と通じてクーデターを企てたモーティマーらの逸話を元にした物語。側近との同性愛、政治腐敗、不貞、裏切り、処刑といった大人たちの凄惨な世界を間近で見せつけられてきた、まだ幼い兄と終始一言も発しない妹。彼らが物語の結末で見せる決意とは…。
 ハードな筋書きを、終始張り詰めた音楽で描いています。今や近現代声楽作品の女王の風格を備えたバーバラ・ハンニガンを始め歌手陣の巧さと鬼気迫る演技が素晴らしく、最後まで息もつかせぬ緊張感で90分を一気に見せてくれます。

 2018年5月 コヴェントガーデン王立歌劇場 収録

 収録時間:約93分 (本編約88分、特典映像5分)
 映像:16/9 NTSC
 音声:LPCM 2.0, DTS 5.1 Digital Surround (DVD)     LPCM 2.0, DTS-HD 5.1 Master Audio (Blu-ray)
 字幕:英・仏・独・日・韓
 
 

OA1280BD
(3DVD)
\5100
フレデリック・アシュトン・コレクションVol.1
 英国ロイヤル・バレエ (コヴェントガーデン王立歌劇場)


【DISC 1】
 「ラプソディ」
  ナタリア・オシポワ、スティーヴン・マックレイ
  音楽:ラフマニノフ
 「2羽の鳩」
  娘…ローレン・カスバートソン
  若者…ワディム・ムンタギロフ
  ジプシーの娘…ラウラ・モレーラ
  その恋人…平野亮一
  音楽:アンドレ・メサジェ(ランチベリー編曲)
【DISC 2】
 「真夏の夜の夢」
  ティターニア…高田茜
  オベロン…スティーヴン・マクレイ
  音楽:メンデルスゾーン
 「シンフォニック・ヴァリエーションズ」
  マリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフ
  音楽:フランク
 「マルグリットとアルマン(2017)」
  マルグリット…ゼナイダ・ヤノウスキー
  アルマン…ロベルト・ボッレ
  音楽:リスト(シンプソン管弦楽編曲)
【DISC 3】
 「ラ・ヴァルス」
  小林ひかる、平野亮一、サマンサ・レイン、ベネット・ガートサイド、
  ヘレン・クロフォード、ブライアン・マロニー
  音楽:ラヴェル
 「タイスの瞑想曲」
  リャーン・ベンジャミン、ワレリー・ヒリストフ
  音楽:マスネ
 「春の声」
  崔由姫、アレクサンダー・キャンベル
  音楽:ヨハン・シュトラウス2世
 「モノトーン I & II」
  エマ・マグワイア、高田茜、ダヴィド・チェンシーメフ、ネマイア・キッシュ、
  エドワード・ワトソン、マリアネラ・ヌニェス
  音楽:サティ
 「マルグリットとアルマン(2013)」
  タマラ・ロホ、セルゲイ・ポルーニン
  音楽:リスト

 【特典映像】
  フレデリック・アシュトンについて/作品について/
  出演者インタビュー など
ヴァスコ・ヴァシレフ(ソロ・ヴァイオリン)…「タイスの瞑想曲」
ロバート・クラーク(ソロ・ピアノ)…「ラプソディ」、「マルグリットとアルマン」(両公演)
ポール・ストバート(ソロ・ピアノ)…「シンフォニック・ヴァリエーションズ」

バリー・ワーズワース(指揮)…DISC 1
エマニュエル・プラッソン(指揮)…DISC2、3
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団
OABD7209BD
(3Blu-ray)
\5800

 ※字幕なし
 英国ロイヤル・バレエ草創期の振付家フレデリック・アシュトンの秀作を集めたお買い得BOX。それぞれ2013年(DISC3)、2016年(DISC1)、2017年(DISC2)と発売され、大ヒットしたものです。

 ラフマニノフ作曲の『ラプソディ(パガニーニの主題による)』は、バリシニコフの主演で1980年8月エリザベス皇太后の80歳の誕生日を祝うコンサートで初演されたプロットのない超絶技巧の名作。オシポワとマックレイの人気コンビが、見事な踊りを披露します。一方のアンドレ・メサジェ作曲『二羽の鳩』は19世紀後半にパリ・オペラ座で初演、人気を博した作品にアシュトンが1961年に新たな振付を施して以来、ロイヤル・バレエの定番人気作となりました。名手カスバートソン、ムンタギロフ、モレーラに加えこの年(2016年)同バレエ団のプリンシパルに昇格した平野亮一も登場、軽快なタッチのラブ・ロマンスを演じます。

 「真夏の夜の夢」は、シェイクスピアの戯曲にメンデルスゾーンが作曲した劇音楽に、アシュトンが新たに振付けた魅力溢れる魔法の世界。2008年、ローザンヌ国際バレエ・コンクール入賞により、英国ロイヤル・バレエに研修生として入団、2016年にプリンシパルに昇格した高田茜がティターニアを演じた話題の上演。「シンフォニック・ヴァリエーションズ」はアシュトン初期の抽象的で純粋な美に満ちた振付が印象的な佳作。ヌニェス、ムンタギロフの名コンビが織りなす幻想的な舞いをご堪能ください。「マルグリットとアルマン」は、アシュトンにより、ヌレエフとフォンテーンのために振付された作品。本映像は元ロイヤル・バレエのプリンシパル・ダンサー、ゼナイダ・ヤノウスキーの引退公演の模様。ゲストのロベルト・ボッレとの親密なパ・ド・ドゥは美しさの極みです。

 抽象から悲恋ものまで5作品が次々と登場するDISC3は、アシュトンの没後25年を記念して制作されたもの。中でもロホの引退公演であった「マルグリットとアルマン」は必見です。

 収録時間、収録年:
  DISC1…118分(本編104分、特典映像14分)、2016年
  DISC2…138分(本編121分、特典映像17分)、2017年
  DISC3…99分(本編84分、特典映像15分)、2013年
  映像:16:9 二層
  音声:LPCM 2.0, DTS Digital Surround (DVD)  LPCM 2.0, DTS-HD 5.1 Master Audio (Blu-ray)
 













1/31(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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CHANDOS



PCHAN 20132
(国内仕様盤)
¥2857+税
ネーメ・ヤルヴィ新録音!
バレエのためのフランス音楽集

 アンリ・ソーゲ:バレエ音楽《旅芸人たち》(全曲)
 ジュール・マスネ:バレエ組曲《エロディアード》
 ジャック・イベール:バレエ音楽《ジュピターの恋》(全曲)
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
エストニア国立交響楽団
CHAN 20132
¥2400→¥2190

 ネーメ・ヤルヴィ新録音!フランスのバレエ音楽集!

 ☆グラモフォン賞2018で「生涯功労賞」を受賞した巨匠ネーメ・ヤルヴィ!
 ☆エストニア国立響との新録音は、華麗で劇的なフランスのバレエ音楽集!

 400タイトルを超える膨大な、そして多才な内容のレコーディングという偉大な業績を認められ、2018年の英グラモフォン賞において「生涯功労賞(ライフタイム・アチーヴメント賞)」を受賞したエストニアの巨匠ネーメ・ヤルヴィ。ヤルヴィと長い関係を築き、現在は音楽監督&首席指揮者を務めるエストニア国立交響楽団との新録音がChandosから登場。
 これまでも多くの知られざる作品を録音し世に広めてきたネーメ・ヤルヴィ。今回も、アンリ・ソーゲ(1901−1989)の「旅芸人たち」とイベールの「ジュピターの恋」という、あまり知られていないフランス・オペラの全曲版を収録。そして、マスネの大作「エロディアード」の組曲版を組み合わせた濃密なプログラムです。
 ネーメ・ヤルヴィの魅力が存分に発揮される、華麗で劇的なフランスのバレエ音楽にご期待ください!

 ※録音:2018年5月30日−31日(ジュピターの恋)、5月31日−6月1日(エロディアード)、6月1日&4日ー5日(旅芸人)、エストニア・コンサート・ホール(タリン)



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CHSA 5228
(2SACD HYBRID
特別価格)
¥3000→¥2690
ベルリオーズ没後150周年記念!
アンドルー・デイヴィスが振る「キリストの幼時」!

 ベルリオーズ:オラトリオ 《キリストの幼時》 Op.25
アンドルー・デイヴィス(指揮)、
メルボルン交響楽団&合唱団、
サーシャ・クック(聖マリア/メゾ・ソプラノ)、
ロデリック・ウィリアムズ(聖ヨゼフ/バリトン)、
マシュー・ブルック(ヘロデ王&家父/バス・バリトン)、
シェーン・ローレンチェフ(ポリドールス/バス・バリトン)、
アンドルー・グッドウィン(百人隊長/テノール)、
アンドルー・ステイプルズ(語り手/テノール)   

 ☆Chandosのベルリオーズ没後150周年記念リリース!
 ☆名匠アンドルー・デイヴィス、豪華ソリスト陣による「キリストの幼時」!

 40年以上のキャリアで、BBC交響楽団、グラインドボーン音楽祭、トロント交響楽団の主要ポストを歴任し、現在はメルボルン交響楽団とリリック・オペラ・オヴ・ザ・シカゴの首席指揮者を務めるイギリスの名匠アンドルー・デイヴィス。

 ベルリオーズの「序曲集(CHSA 5118)」、「イタリアのハロルド(CHSA 5155)」、「ロメオとジュリエット(CHSA 5169)」と名盤を送り出してきたアンドルー・デイヴィスによるベルリオーズ没後150周年リリース。
 ヘロデ王の幼児虐殺と聖家族の避難を題材にしたベルリオーズの大作、独唱、合唱と管弦楽のための宗教的三部作「キリストの幼時」が登場。数々のオペラハウスでも実績を残すアンドルー・デイヴィスの手腕、ロデリック・ウィリアムズやアンドルー・ステイプルズ、マシュー・ブルック、サーシャ・クックといった豪華ソリストにも注目です!

 また、アンドルー・デイヴィスは2019年2月にはBBCウェールズ・ナショナル管とも「キリストの幼時」を演奏予定。こちらでも、ウィリアムズ、ステイプルズ、ブルックの3名と共演します。

 ※録音:2018年6月15日−16日&18日、ハマー・ホール(メルボルン芸術センター、オーストラリア)



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CHAN 20032
¥2400→¥2190
ファンホ・メナのスペイン音楽集大成!ファリャの偉大なスペイン・オペラ!
 ファリャ:歌劇 《はかなき人生》(全曲)
ファンホ・メナ(指揮)、
BBCフィルハーモニック、RTVE交響合唱団、
ナンシー・ファビオラ・エレーラ(メゾ・ソプラノ)、
クリスティーナ・ファウス(メゾ・ソプラノ)、
アキレス・マチャド(テノール)、
ホセ・アントニオ・ロペス(バリトン)、
ラケル・ロヘンディオ(ソプラノ)、
ジュゼップ・ミケル・ラモン(バリトン)、
セグンド・ファルコン(フラメンコ)、
グスタボ・ペーニャ(テノール)、
ビセンテ・コベス(ギター)   

 ☆2018シーズンまでBBCフィルのチーフ・コンダクターを務めたスペイン音楽のスペシャリスト!
 ☆首席指揮者としての最後を飾った、ファリャの「はかなき人生」!

 ジャナンドレア・ノセダの後任として2011年〜2018年までBBCフィルハーモニックのチーフ・コンダクター(首席指揮者)を務め、現在はシンシナティ5月音楽祭の首席指揮者、スペイン国立管弦楽団の首席客演指揮者(Director Asociado)を務めるスペインのマエストロ、ファンホ・メナ。スペイン音楽のスペシャリストであるメナが、母国スペインの音楽を世界へ発信する人気シリーズ「ラ・ムジカ・デ・エスパーニャ」の最新作はファリャへ帰還!

 ファリャの最初の偉大な作品であり、メナが「スペイン・オペラの最高峰」と語る歌劇「はかなき人生」。メナは2018年6月9日に、BBCフィルの首席指揮者としての最後のブリッジウォーター・ホール・コンサートをファリャの「はかなき人生」で締めくくっており、その翌10日−11日にスタジオ録音されたのがこのアルバムです。

 ※録音:2018年3月15−16日、メディア・シティUK(サルフォード)


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CHAN 20085
¥2400→¥2190
イモジェン・クーパー(ピアノ)
ベートーヴェン:ディアベッリ変奏曲/エリーゼのために

 11のバガテル Op.119
 ディアベッリのワルツによる33の変奏曲ハ長調 Op.120
 バガテル イ短調 WoO.59 《エリーゼのために》
イモジェン・クーパー(ピアノ)

 イモジェン・クーパーのベートーヴェン!ディアベッリ変奏曲!

 ☆古典派、ロマン派独墺作品のスペシャリスト、イモジェン・クーパー!
 ☆ベートーヴェンの偉大な傑作「ディアベッリ変奏曲」!

 パリでジャック・フェヴリエとイヴォンヌ・ルフェビュール、ウィーンでイェルク・デームスとパウル・バドゥラ=スコダにピアノを学び、アルフレッド・ブレンデルの弟子としても知られるイギリスの才女イモジェン・クーパー。
 シューベルトを中心に、古典派、ロマン派の独墺系レパートリーのスペシャリストとして世界的な名声を得ており、Chandosレーベルからは、リスト、ワーグナー、ブラームス、ショパン、ロベルト&クララ・シューマン等の録音をリリース。

 Chandos第6弾となるベートーヴェン・アルバムは、イモジェン・クーパーが「ベートーヴェンや他の作曲家によってこれまで作曲された独奏ピアノのためのもっとも偉大な作品の1つ」と評する傑作「ディアベッリ変奏曲」をメインに、Op.119のバガテル集、そして言わずと知れた名曲「エリーゼのために」をプログラム。
 アントン・ディアベッリの主題から展開してゆく様々な表情、アイディア、物語を、クーパーの傑出した技巧と叙情性、スタインウェイの高貴な音色でお贈りします。

 ※録音:2018年10月8日−11日、コンサート・ホール(スネイプ・モルティングス、サフォーク)






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CYPRES



CYP1679
\2600→¥2390
パウル・ファン・ネーフェル(指揮)

フランドルの画家テオドール・ファン・ローン(1581/82−1649)の聴いた音
 フランドル初期のカラヴァッジョ信奉者

 1.フランチェスコ・ソリアーノ(1548-1621):アニュス・デイAgnus Dei
  (『声楽によるミサ曲 Missa super voces musicales』より)
 2.パオロ・クヮリアーティ(1553頃-1628):
   カンツォネッタ「美しいまなざしを見て Auqndo miro il bel volto」-
   (『タブラチュア譜によるチェンバロ曲集』より)
 3.フェリーチェ・アネリオ(1560頃-1614):全8声からなる二重合唱のためのモテット
  「汝讃美あれ、汝栄光あれTibi laus, tibi gloria」
 4.ルカ・マレンツィオ(1553頃-1599):
   5声のマドリガーレ「おお、溜息をつく者たちよ O voi che sospirate」
 5.ソリアーノ:8声のモテット「そのときイエスは In ilo tempore」
 6.ドメニコ・マッツォッキ(1592-1665):
   5声のマドリガーレ「ああ、誰がわたしの嘆きを Ah chi m’aita」
 7.ドメニコ・マッツォッキ:Chiudesti i lumi Armida-通奏低音を伴う5声のマドリガル
 8.ジェリ・デ・ヘルセム(1574頃-1630):アニュス・デイAgnus Dei
  (『“めでたし聖なる乙女”のミサ曲Missa Ave Virgo Sanctissima』より)
 9.ペドロ・ルイモンテ(1565-1627): ビリャンシーコ「輝く月よLuna que reluces」
 10.ニコラウス・ア・ケンピス(1600頃-1676):シンフォニア III-4つの楽器で
 11.ア・ケンピス:「あなたに向かって溜息をつきますAd te suspiro」-
    テノール歌手と3つの楽器で
 12.ピーター・フィリップス(1560頃-1628):
   「天の美しき天使がLe bel Ange du Ciel」-クリスマスの子守歌
 13.ジュゼッペ・ザンポーニ(1605-1662):「怒りの日Dies irae」
 14.フィリップス: 「今こそ我ら天よりHodie nobis de caelo」-8声のモテット
パウル・ファン・ネーフェル(指揮)
ウェルガス・アンサンブル

 現在ベルギーの一部であるフランドル地方では、17世紀初頭に最新のイタリアの美術様式を積極的に取り入れた画家たちによって絵画にも革新がもたらされました。
 音楽のみならず美術でもイタリアとフランドルが交錯した当時を想定しながら、ベルギーのCypresレーベルで同国屈指の古楽指揮者パウル・ファン・ネーフェル(ヴァン・ネーヴェル)が新たに制作したアルバムのテーマは、まさにそうしたバロック初期。
 ルーベンスと同じくイタリアに渡り、フランドルの画家として初めてカラヴァッジョの鮮烈な様式を取り入れた一人だったテオドール・ファン・ローン(1581/82−1649)の大回顧展がベルギーで開催されたのにあわせ、スペイン人画家スルバランにちなんだ企画に続いてCypresが制作した絵画と音楽のつながりを探るシリーズ「〜の聴いた音 Oreilles de…」の第2弾です。
 ファン・ローンのイタリア滞在期を検証、スペイン統治時代のフランドルに集った作曲家たちとマドリガーレ全盛期のイタリア人作曲家たちの作品で、名門ウェルガス・アンサンブルの精妙な解釈が光ります。

 録音 2018年5月16.17日 Chapel of Monasterium PoortAckere, Gent (Belgium)

 プロモーション動画 リンク


 
 
 

CYP4652
\2600
ジャン=ポール・デシー(1963-):Requiems 
 アラン・ド・ロサンボ司令官への思い出/フラジェにて (ジル・ルデュル)
  1.Breath becoming Aum
  2.Asato ma sat gamaya
  3.La Ilaha Illa Lhah
  4.Yit'-Gadal
  5.Aun dwashmaya
  6.Ego eimi
  7.Requiem aeternam
  無伴奏チェロのための2つの小品
   8.Semper gaudete
   9.Isaie
ジャン=ポール・デシー(チェロ)

 この「Requiems」はサンスクリット語、アラビア語、ヘブライ語、アラム語、ギリシャ語、ラテン語、この6つの言語による宗教的な言葉を用い、永遠の休息へと誘う葬送の儀式です。
 各々の言葉を生かした音楽は、タリン室内管弦楽団とエストニア・フィルハーモニー合唱団の清澄な響きを纏い、生きていく人々にも癒しをもたらします。作曲家デシー自身が演奏する2つのチェロの小品からも静かな美しさが漂います。
 録音: 2018年1月27日 ライヴ ブリュッセル フラジェ・・・1-7 2018年4月1.2日 モロッコ、アルソニック・・・8.9
  プロモーション動画 https://youtu.be/obCAXDJR3WE
 
 

CYP0611
\2600
ユーグ・マレシャル(1963-):
 l'ame du voyageur 旅人の魂

  映画「ヴァヴラン侯爵-邸宅からジャングルまで」のオリジナル・サウンド・トラック
  グレース・ウィンターとリュック・プランティエの映像
  1.L'aventure 冒険
  2.Erreur de Jeunesse 若き過ち
  3.Exil 放浪
  4.Miroir 鏡
  5.Voyageur 旅行者
  6.Indiennes インド人
  7.Parexis パレクシス
  8.Les oiseaux 鳥たち
  9.Explorateur 探検家
  10.Papillons 蝶
  11.Machu Pichu マチュピチュ
  12.Indios インディオ
  13.Train de montagne 山の鉄道
  14.L'ame du voyageur 旅人の魂
  15.Adieux 別れ
   セバスティアン・ヴァルニエ(チェロ)/
   ロナルド・ヴァン・スペンドンク(クラリネット)
   セルゲイ・ゴルレンコ(コントラバス)/
   フレデリック・ドゥルセル(ヴァイオリン)
   ユーグ・マレシャル(ピアノ、パーカッション、ギター、声)

 16.侯爵の道
  ヴァヴラン侯爵:原作
   ローラン・ボネ(朗読)
   ユーグ・マレシャル(ピアノ)
   セバスティアン・ヴァルニエ(チェロ)

 モーリス・ジョベール(1900-1940):
  「Au pays du scalp 頭皮を剥ぐ世界で」より2つの音楽
   17.Sur le fleuve 川に沿って
   18.Danse totem トーテム・ダンス
     パリ交響楽団

 19.レオン・ジョンゲン:
  「小さなヴェニス、ベネズエラ」より「バッカナール」
   マックス・アレクシス・オーケストラ

 ベルギー出身のヴァヴラン侯爵は1920年から1938年にかけてアマゾンでネイティブ・アメリカンの種族のひとつである「シュア・インディアン」を初めて撮影した探検家として知られています。
 映画音楽の作曲家として知られるユーグ・マレシャルは、グレース・ウィンターとリュック・プランティエが撮影した年代物の映画フィルムを見てヴァヴラン侯爵の奇妙な旅を想像しながら自由な音楽を作曲しました。
 ここにはジャズ風の音楽から民族音楽風の音楽など様々な要素が混在し、聴き手の想像力を刺激します。マレシャル自身もピアノやパーカッションで演奏に参加、自身が描く世界を丁寧に見せています。
 録音:2017年1月1-3日 ワーテルロー、サン・スタジオ 2017年1月6-8日 スハールベーク(ブリュッセル近郊)  ダダ・スタジオ:ミキシング
   



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NAXOS



8.573824
\1200
準・メルクル(指揮)&マルメ歌劇場管
 ロルツィング(1801-1851):序曲集

 1.歌劇《刀鍛冶》序曲(1846)
 2.歌劇《オペラのおけいこ》序曲(1851)
 3.歌劇《ウンディーネ》序曲(1845)
 4.歌劇《密猟者》序曲(1842)
 5.歌劇《ハンス・ザックス》序曲(1840)
 6.歌劇《クリスマス・イヴ》序曲(1832)
 7.歌劇《皇帝と船大工》序曲(1837)
 8.歌劇《アンドレアス・ホーファー》序曲(1832)
 9.歌劇《レジーナ》(1848)
準・メルクル(指揮)
マルメ歌劇場管

 ロルツィングは19世紀ドイツ歌劇場に於いて、モーツァルトとヴェルディに次いで最も人気の高い作曲家でした。
 両親が俳優であった彼は、自ら演者として舞台に立ちテノールやバリトンのパートを歌っていたといい、歌劇を作曲する際にもその経験が大いに役立ったようです。
 代表作《皇帝と船大工》は初演こそ失敗したものの、その後次第に評価が高まり、やがて英語やフランス語、ロシア語など様々な言葉に翻訳され世界中で上演されるほどの人気を誇っています。
 このアルバムでは比較的良く知られる《ウンディーネ》《密猟者》をはじめ、ロルツィングの最後の作品《オペラのおけいこ》まで、ドイツ・コミック・オペラの伝統を継承する序曲を準・メルクルとマルメ響の演奏で味わうことができます。
  録音 2017年6月7-10日、マルメ歌劇場、スウェーデン
 
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8.574013
\1200
ジョアン・ファレッタ(指揮)&バッファロー・フィル
 レスピーギ(1879-1936):ローマ三部作

 ローマの祭り(1928)
  1.チルチェンセス
  2.五十年祭
  3.十月祭
  4.主顕祭
 ローマの噴水(1916)
  5.夜明けのジュリアの谷の噴水
  6.朝のトリトンの噴水
  7.真昼のトレヴィの泉
  8.黄昏のメディチ荘の噴水
 ローマの松(1924)
  9.ボルゲーゼ荘の松
  10.カタコンバ付近の松
  11.ジャニコロの松
  12.アッピア街道の松
ジョアン・ファレッタ(指揮)
バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団

 NAXOSレーベルの「ローマ三部作」と言えば、エンリケ・バティスとロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団との凄まじい演奏がお馴染みですが、その録音は1991年、ほぼ30年前ということもあって「そろそろ新録音が出てほしい」という要望が多くなってきました。
 そこで登場したがこのファレッタとバッファロー・フィルハーモニーの演奏です。レスピーギ作品ではすでに「教会のステンドグラス」(8.557711)で華麗な演奏を披露、高い評価を受けているファレッタですが、この2018年の最新録音では一層華やかな音作りと、多彩な表現を駆使し、申し分ない「21世紀のレスピーギ」を聴かせています。
 録音 2018年5月30日、6月4日 Kleinhans Music Hall, Buffalo, New York, USA




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いま聴いてもすごい
これがNAXOSという会社の方向性さえ変えたバティスの暴君演奏

まだの方はぜひ

#fdeeff
Respighi: Symphonic Poems
NAXOS
8.550539
¥1500
暴君指揮者バティス「ネロの饗宴」
 レスピーギ:ローマ三部作
  交響詩「ローマの祭り」/交響詩「ローマの噴水」/交響詩「ローマの松」
エンリケ・バティス指揮
ロイヤル・フィル

 それまでバティスは地味な中堅指揮者の一人だと思っていた。
 ちょうどこのレスピーギが発売される1年ほど前、ASVからレヴェルタスのすさまじいアルバムが出て脳震盪になったが、それはレヴェルタスがすごいのであって、バティスがすごいのだとは思いもしなかった。
 そこにこのアルバムが登場した。1990年代中盤、バブル末期。
 それまでもバティスはNAXOSから「シェエラザード」やラフマニノフの「死の島」などのアルバムを出していたが、店主は残念ながらそれほど強い印象を持たなかった。EMIのロドリーゴ録音集成も貴重な録音ではあったが演奏自体に思い入れはなかった。ASVの一連の録音にしても「バティス!」という印象は強く持たなかった。・・・だからこの「ローマ三部作」にしても、NAXOSのカタログ埋め合わせの1枚と思っていた。

 ところがこのアルバムをショップの店頭でかけた瞬間、売り場全体がどよめいた。

 「な、なんだ、この演奏は!?誰なんだ、この指揮者は!?」

 それは店主が務めていたショップだけではなかった。全国のクラシック店舗のスタッフが一様にこの「ローマ三部作」に驚嘆し、圧倒された。その噂はあっというまに一般ファンにも伝わり、このアルバムはその年の輸入盤のベストセラーの1枚に駆け上がった。店主が思い出す限り、NAXOSで大ベストセラーになったのはこのアルバムが最初だったと思う。この1枚が、それまでただの安売り廉価盤レーベルだったNAXOSを、ただの安いだけのレーベルじゃない、と音楽ファンに強く印象付けた。
 それくらい衝撃的だった。

 レスピーギの「ローマ三部作」。
 それまでもトスカニーニやムーティ、別の次元でスヴェトラーノフのものなど、すごい演奏はあった。
 しかしこのバティスの演奏の重心の低さ、存在感・個性の強さはそれまでの名録音をも圧倒した。とくに「祭り」の荒々しさ、烈しさにはただただ絶句。まさに暴君ネロの饗宴。ラストなど、オケが崩壊してもそのまま猪突猛進。ついて来れずに爆死した無残なオケ団員の死体を引きずったまま壮絶なラストに突入する。
 ・・・これだけのパワーと押しの強さを持った指揮者が現役で存在するとは!

 いずれにしてもこれがたまたま繰り出された偶然の名演であろうはずがない。
 我々が知らないだけで、この人はとんでもない大巨匠ではないのか?
 しかし、バティス、その後もずっとその真価は知られないまま過ぎ、我々クラシック・ファンが本当に彼のすごさすさまじさをはっきりと確信するには、2002年のメキシコ響自主制作によるベートーヴェンとチャイコフスキーの交響曲全集を待たねばならなかった。そのベートーヴェンとチャイコフスキーはまさにあの伝説的「ローマ三部作」を髣髴とさせる暴君演奏。誰もがその専制君主的演奏にこうべをたれた。その年、一気にバティスはファンの間で神格化され、初めての来日公演では、滅多に見られない熱狂的歓迎を受け、都内ではバティスのCDがすべて売り切れたと言われる。

 今にして思えば、このアルバムは、そんなバティスの真価を世に知らしめた最初の記念碑的アルバムだった。



 
 


8.573275
\1200
ゴットリープ・ムッファト(1690-1770):チェンバロのための組曲集 第2集
 組曲 イ長調 MC B16
  1.Prelude 前奏曲/2.Allemandeアルマンド
  3.Courante クーラント/4.Sarabande サラバンド
  5.Menuet メヌエット/6.Coquette コケット
  7.Gigue ジーグ
 組曲 ニ短調 MC B43
  8.Fantaisie ファンタジー/9.Allemande アルマンド
  10.Hornpipe ホーンパイプ
  11.ガヴォットとロンド  Gavotte en Rondea
  12.Sarabande サラバンド/13.Menuetメヌエット
  14.Air エア/15.Menuet-Trio  メヌエット-トリオ
  16.Gigue ジーグ
 組曲 ヘ長調 MC B9
  17.Prelude 前奏曲/18.Menuet メヌエット
  19.Fantaisie ファンタジー/20.Sarabande サラバンド
  21.Bourree ブーレ/22.Postillon ポスティヨン
  23.Menuet-Trio メヌエット-トリオ/24.Finale 終曲
 組曲 ハ長調 MC B15
  25.Prelude 前奏曲/26.Menuet メヌエット
  27.L'llegress 喜び/28.Contrefaiseur 菓子屋
  29.Rondeau ロンド 
  30.Sarabande サラバンド
  31.Passepieds パスピエ I-II
  32.Gigue ジーグ
  33.Marche 行進曲
  34.Finale 終曲
芥川直子(チェンバロ)

 日本のチェンバロ奏者、芥川直子によるゴットリープ・ムッファト作品集第2集。2012年に録音された第1集(8.572610)と同じ楽器(Henk van Schevikhovenによるリュッカーズの復元)を用いた6年ぶりの続編です。
 作曲者のゴットリープ・ムッファトはザルツブルクとパッサウの宮廷で活躍したゲオルク・ムッファトの末息子で、幼い頃から音楽家としての将来を嘱望されており、本人も期待に違わず、オルガニスト、教師として才能を発揮しました。
 彼の作品は洗練されたスタイルで書かれており、同時期に活躍したヘンデルにも影響を与えたとされています。残念ながら彼の存命中に出版された作品はわずかであり、ベルリンに保存されていた自筆稿は第二次世界大戦で散逸してしまいました。第1集も含め、これらの録音は各地に散らばった譜面を探し求めることで実現したもので、知られざる作曲家の再復興に一役買うアルバムです。
 録音 2018年3月5-8日 Schuttbau, Rugheim (Unterfranken), Germany
 
 

8.573885
\1200
期待の新進演奏家シリーズ/エレーヌ・ブレグ(フルート)
 ジョリヴェ(1905-1974):フルート作品全集 第1集
  1-5.Asceses アセーズ(アルト・フルート版)(1967)
  6.Fantaisie-Caprice ファンタジー・カプリース-フルートとピアノのための(1953)
  7.Cabrioles 跳躍-フルートとピアノのための(1953)
  8. Incantation ‘Pour que l’image devienne symbole
    呪文「イメージが象徴となるために」(アルト・フルート版)(1937)
  9-11. Flute Sonata フルート・ソナタ(1958)
  【5つの呪文】(1936)
   12.A.Pour accueillir les negociateurs - et que l'entreveu soit pacifique
    交渉相手を迎えるために-そして会見が和解に達するように
   13.B.Pour que l'enfant qui va naitre soit un fils
    生まれてくる子が男であるように
   14.C.Pour que la moisson soit riche qui naitra des sillons qur le laboureur trace
    農夫の耕す田畑の収穫が豊かであるように
   15.D.Pour une communion sereine de l'etre avec le monde
    生命と天地の穏やかな合致のために
   16.E.Aux funerailles du chef - pour obtenir la protection de son ame
    首長の死へ− その魂の庇護を得るために
 17.Chant de Linos リノスの歌(フルートとピアノ版)(1944)
エレーヌ・ブレグ
(アルト・フルート)…1-5.8
(フルート)…6-7.9-17
フランソワ・デュモン(ピアノ)
…6-7.9-11.17

 パリ国立高等音楽院在学中にルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団に入団し話題となったエレーヌ・ブレグ。2017年に開催された神戸国際フルート・コンクールで第1位を獲得し、2018年からは南西ドイツ放送交響楽団の首席奏者に就任、更なる活躍が期待されています。
 このアルバムは神戸のコンクール直後に録音されたもので、選ばれたのはジョリヴェの作品集。楽器の特性をとことん活かした彼の20曲ほどのフルート作品は奏者たちにとって特別な作品であり、なかでも「リノスの歌」と「5つの呪文」は高い人気を誇っています。これらの難曲を彼女は堂々と演奏、見事なテクニックと音楽性を披露しています。
 録音 2017年12月27-29日 Grand Auditorium, Conservatory of Music, Luxembourg City, Luxembourg
 
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8.574067
\1200
ブラジル外務省主導!
 約100曲のブラジル作品を順次紹介していくことになるらしい 
  NAXOSの新企画、その第1弾!

アルベルト・ネポムセーノ(1864-1920):

 「 いたずら小僧」前奏曲
 ブラジル組曲
 交響曲 ト短調
ファビオ・メケッティ(指揮)
ミナス・ジェライス・フィルハーモニー管弦楽団

 ブラジル外務省が主導するプロジェクト「Brasil em Concerto」。19世紀から20世紀にかけて作曲された約100曲の作品をブラジルのオーケストラが演奏、録音するという、これまでになかった大がかりな企画です。
 この第1弾に選ばれたのは19世紀後半のブラジル音楽の発展に力を尽くした作曲家アルベルト・ネポムセーノ。1888年、ヨーロッパに留学したネポムセーノは7年間の滞在期間でたくさんの知識を得て、これを国に持ち帰り、自身の作品に反映、結果、彼は自国の民間伝承の要素を作品に採用した最初の作曲家の一人となり、後進のヴィラ=ロボスらにも大きな影響を与えました。
 このアルバムには3曲が収録されており、なかでも前奏曲「いたずら小僧」は聴き手の耳をひきつける魅力を持っており、リヒャルト・シュトラウスも愛したという明るく楽しい曲です。
 壮大な楽想を持つ交響曲ト短調、コントラスト豊かな情景が描かれたブラジル組曲も魅力的です。

  録音 2018年4月9-11日 Sala Minas Gerais,Belo Horizonte,Brazil




 
 
 


8.579017
\1200
ベネット・カサブランカス(1956-):七つの俳句、田園曲 他
 1-7.七つの俳句(2013)
 8-9.クラリネットとピアノのための2つの小品(2000)
 10.チリーダのためのリチェルカーレ(2014)
 11.アリアーガのための小品(2015)
 12-17.セース・ノーテボームの詩による6つの注釈(2010)
 18.ショパンへのページ(2015)
 19-21.セルバンテスの墓碑銘(2016)
 22.フルートとピアノのためのアリア(1977)
 23.アルト・サクソフォンと六重奏のためのコンチェルティーノ「牧歌」(2012)
ティム・リー(ナレーター)…12-17

アンサンブル・ニュー・バビロン
ロレンツォ・フェランディス(指揮)…1-7.12-17.23

 ユニークな作風によるピアノ作品が話題になったスペインの作曲家カサブランカス。日本にも度々来日し、独特な音楽観を語り人気を博しました。
 40年以上に渡り作曲を続けてきた彼の作品は高度に洗練されたハーモニーと、細部まで入り組んだテクスチャで構成されています。
 このアルバムに収録されている9つの作品は「フルートとピアノのためのアリア」を除くと、全て21世紀になってから書かれたもの。
 なかでも面白いのが、コンパクトにまとめられた「七つの俳句」。リアルタイムに彼の作風を示すニュアンス豊かな作品です。音楽は唐突に生まれ、突然断ち切られるか、静かに消えていきます。
 ナレーターを伴う「6つの注釈」、遊び心溢れる即興的な「アリア」など万華鏡を思わせる小品が並びます。のどかな旋律が切れ切れに聞こえてくる「牧歌」も工夫が凝らされた面白い作品です。
  録音 2017年6月27-28日 sendesaal Bremen,Germany
  
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8.573832
\1200
ヨーゼフ・マルクス(1882-1964):管弦楽作品集 第2集
 古いウィーンのセレナード(1941-1942)
 古風な様式による弦楽四重奏のためのパルティータ
   (弦楽オーケストラ版)(1937-1938/1945改訂)
 古典的な様式による弦楽四重奏のためのシンフォニア
   (弦楽オーケストラ版)(1940-1941/1944改訂)
スティーヴン・スローン(指揮)
ボーフム交響楽団
 
 後期ロマン派に属する作曲家ヨーゼフ・マルクス。晩年にはフランス印象主義の影響を取り入れた作品を書きましたが、基本的にはあまり前衛的な作風を採用することはありませんでした。
 このアルバムでは、彼が好んだ「古風な様式」に基づいた3つの作品が収録されています。「古いウィーンのセレナード」はオーストリア音楽の特徴を前面に押し出したのどかな曲であり、もともと弦楽四重奏のために書かれた「パルティータ」はミクソリディア旋法が用いられたエスニックな響きを持つ曲。
 同じく弦楽四重奏のために書かれた「シンフォニア」はハイドンやモーツァルトに敬意を払ったウィーン風の明るい主題を持つ曲。どれもロマンティックな感性と古典的な様式が融合した美しい作品です。
 ※ASV CDDCA1158からの移行盤

 録音 2003年4月24-30日 シュタットハレ ヴッパータール、ドイツ



マルクス:管弦楽作品集 第1集


naxos
8.573831
\1200
マルクス(1882-1964):管弦楽作品集 第1集
 《自然三部作》
  1.交響的夜曲(1922)
  2.牧歌(牧歌的な第4のコンチェルティーノ)(1925)
  3.春の歌(1925)
スティーヴン・スローアン(指揮)
ボーフム交響楽団

 オーストリアで生まれ、若いころから作曲を始めたというヨーゼフ・マルクス。大学で法学を学ぶも、音楽への興味が尽きることなく、平行して作曲を続け、作曲家、音楽評論家として名を上げ、ウィーン大学、ウィーン音楽アカデミーで後進の指導にあたりました。
 一時期はトルコの民族音楽の研究にいそしむなど、生涯に渡ってオーストリアの音楽文化をリードし、70歳の誕生日には後のオーストリア大統領、フランツ・ジョナスから賛辞の手紙を受け取るほどに名声を確立したマルクスですが、残念なことに彼の作品は、死後ほとんど演奏されることはありませんでした。
 確かに彼の作品は、革新的な「新ウィーン楽派」の中では時代遅れだったかもしれません。しかし、この《自然三部作》などの優れたオーケストレーションから生まれる美しい響きは、コルンゴルトやシュレーカーの作品に比べ、まったく遜色のないものと言えるでしょう。
 録音 2002年6月11-15日 ドイツ ハム、マキシミシアンパーク
 ASV CDDCA1137からの移行盤



こちらはCPOのアルバム


555262
\2700→\2490
ヨーゼフ・マルクス(1882-1964):秋の交響曲(1921)
 1.第1楽章:Ein Herbstgesang 秋の歌
 2.第2楽章:Tanz der Mittagsgeister 真昼の精霊の踊り
 3.第3楽章:Herbstgedanken 秋の想い
 4.第4楽章:Ein Herbstpoem 秋の詩
ヨハネス・ヴィルトナー(指揮)
グラーツ・フィルハーモニー管弦楽団

 後期ロマン派の様式による重厚な響きのオーケストラ曲で知られるヨーゼフ・マルクス。十二音や無調の音楽が台頭した20世紀初頭に活躍した作曲家ですが、半音階進行を存分に用いた色彩的な響きを愛したため、少し時代に取り残された感もあり一時期はすっかり忘れられてしまった存在でした。
 しかし、近年盛んになっている“退廃音楽の復興”に伴い、マルクスの作品も演奏機会が増えてきました。
 この「秋の交響曲」は大指揮者クレメンス・クラウスのお気に入りの作品で、1922年9月28日にグラーツで初演し大成功を収めたことに気を良くしたクラウスは、翌年5月、ウィーンでのコンサートでもこの曲を演奏、ここでも大評判となったことで知られています。
 各々の楽章には標題が付けられており、このアルバムではウィンナ・ワルツの名演でおなじみ指揮者ヴィルトナーがタクトを執り、リヒャルト・シュトラウス風の華麗な響きをふんだんに散りばめた美しい音楽が展開されます。
  録音 2018年6月26、28-30日 グラーツ歌劇場、オーストリア

 

  
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8.573654
\1200
モイゼス(1906-1984):交響曲 第9番・第10番
 交響曲 第9番 Op.69
  1.第1楽章:Andante: Un poco tenuto e molto espressivo
  2.第2楽章:Andante con moto
  3.第3楽章:Allegro con brio
 交響曲 第10番 Op.77
  4.第1楽章:Adagio - Allegro - Adagio
  5.第2楽章:Allegro ma non troppo
  6.第3楽章:Larghetto: Molto espressivo
  7.第4楽章:Andante tranquillo: Allegro
スロヴァキア放送交響楽団
ラディスラフ・スロヴァーク(指揮)
 
 ※MARCOPOLO 8.225092からの移行盤
 スロヴァキアの作曲家モイゼスの交響曲第9番と第10番。スロヴァキアの伝統とヨーロッパのトレンドを巧みに融合した彼の作品はどれも耳なじみが良く、また時に斬新な響きにおおわれています。
 1971年に初演された交響曲第9番は暗くて劇的な雰囲気を持ち、これは当時ソビエトが彼の祖国を侵略していたことから、時代に対する絶望が表現された作品と言われています。
 この曲とは対照的に、冒頭こそ激しくとも、全体的に穏やかな作風を持つ第10番は、政治色が一切排除されており、内面の平和と古典的な様式が追求された交響曲です。曲の中心をなすのは第3楽章のラルゲットであり、この牧歌的な響きに彼の心情の全てが集約されているかのようです。
 録音 1995年6月26-30日 スロバーク放送コンサート・ホール、ブラティスラヴァ




残るは11番と12番!
モイゼス交響曲集旧譜!!


8.573650
\1200
モイゼス(1906-1984):交響曲 第1番&第2番
 交響曲 第1番 ニ長調 Op.31(1929/1937)
  1.第1楽章:Allegro moderato
  2.第2楽章:Adagio
  3.第3楽章:Scherzo
  4.第4楽章:Finale: Adagio - Allegro con brio
 交響曲 第2番 イ短調 Op.16(1932/1941)
  5.第1楽章:Allegro impetuoso
  6.第2楽章:Finale, quasi uni fantasia: Allegro marcato
ラディスラフ・スロヴァーク(指揮)
スロヴァキア放送交響楽団
 音楽家の家系に生まれたモイゼス。父ミクラーシュは高名な作曲家、教育者でスロヴァキア音楽界のパイオニア的存在として知られ、幼いモイゼスは最初に父から音楽の手ほどきを受けました。
 プラハ音楽院で学んだ後は、ヴィーチェスラフ・ノヴァークに教えを受け「管弦楽のための序曲 Op.10」を書き上げるとともに「スロヴァキアの音楽を創作の源にするように」と示唆を受けました。
 12曲の交響曲が最も有名ですが、他にも協奏曲や室内楽曲、映画、ラジオ、劇音楽とその作品ジャンルは多岐に渡り、一時期はスロヴァキア国内の国策ラジオ局、スロヴァキア放送企業体有限責任会社の音楽ディレクターも務めたことで知られています。
 1929年に作曲された「交響曲 第1番」は第一次世界大戦後のスロヴァキア音楽における重要な作品で、新しい時代の始まりを象徴しているとされています。民族音楽の要素を取り入れた上で、ブルックナーを思わせる荘重な響きも併せ持っています。  

MARCO POLO 8.225088からの移行盤
 
録音 :1993年9月27-30日…1-4 1994年5月16-20日…16-20


8.573651
\1200
モイゼス(1906-1984):交響曲 第3番&第4番
 交響曲 第3番 変ロ長調「小交響曲」Op.17a(1942)
  1.第1楽章:Introduzione:Grave-Allegro moderato ma molto ritmico
  2.第2楽章:Variazioni:Larghetto
  3.第3楽章:Scherzo:Presto
  4.第4楽章:Intermezzo:Largamente
  5.第5楽章:Finale:Allegro con moto
 交響曲 第4番 変ホ長調 Op.38(1957年改訂版)
  6.第1楽章:Andante con moto, ma non troppo
  7.第2楽章:Adagio-Allegro vivace-Adagio
  8.第3楽章:Allegro moderato
ラディスラフ・スロヴァーク(指揮)
スロヴァキア放送交響楽団
 チェコスロヴァキアで高名な音楽指導者の息子として生まれたモイゼス。出世作となった「交響曲 第1番」をはじめ、12曲ある交響曲の他、協奏曲や室内楽曲、映画、ラジオ、劇音楽と多岐に渡るジャンルの作品を残しました。彼の作品は即興的なインスピレーションに溢れていながらも、根底にはヨーロッパ音楽の伝統と、現代的な傾向が取り入れられていることで知られています。1942年に完成した「交響曲 第3番」は1933年の「クラリネット五重奏曲」を発展させた作品。第1楽章から第2楽章にかけて、冒頭の劇的なモティーフが次々と展開していく様子は、シベリウスの交響曲を思わせる壮大さを持っています。第3楽章は民族的な要素が含まれたスケルツォ、第4楽章を経て、終楽章で全体を回想します。
 1947年に書かれた「交響曲 第4番は」10年後に改訂、こちらは最後を勝利が飾るマーラー風の交響曲です。

 録音 Concert Hall of Slovak Radio, Bratislava, Slovakia 1994年5月4-6日…1-5  1993年10月20-23日…6-8 MARCO POLO 8.225089より移行盤


8.573652
\1200
アレクサンドル・モイゼス(1906-1984):交響曲 第5番&第6番
 交響曲 第5番 ヘ長調 Op.39
  1.第1楽章:Allegro animato
  2.第2楽章:Adagio molto poco tenuto
  3.第3楽章:Allegro ma non troppo, scherzando
  4.第4楽章:Allegro fresco e vivace
 交響曲 第6番 ホ長調 Op.44
  5.第1楽章:Andante tenuto e molto espressivo
  6.第2楽章:Allegro leggiero
  7.第3楽章:Largo. Molto espressivo e rubato
  8.第4楽章:Allegretto grazioso
  9.第5楽章:Allegretto giusto e vigoroso
ラディスラフ・スロヴァーク(指揮)
スロヴァキア放送交響楽団
 スロヴァキア生まれのモイゼス。1929年にブラティスラヴァ音楽アカデミー(スロヴァキア音楽演劇学校)の教授に就任、数多くの後進を育てました。
 また、一時期はスロヴァキア国内の国策ラジオ局、スロヴァキア放送企業体有限責任会社の音楽ディレクターも務め、この国の音楽発展に力を尽くした人です。
 エウゲン・スホニュ、ヤーン・ツィケルとともに20世紀のスロヴァキア音楽の重要な作曲家とみなされており、民族音楽を取り入れた彼の作品は、近年評価が高まっています。
 このアルバムには交響曲第5番と第6番を収録。1947年から48年に書かれた第5番は「親愛なる父親の遺産による」という副題がつけられており、モイゼスに音楽の手ほどきをした父、ミクラーシュへの賛辞が込められています。
 第6番は1951年の作品。「ピアノのためのコンチェルティーノ」として構想されていたいくつかの主題を発展させた明快な交響曲です。

  録音 :1994年11月28日-12月1日…5-9 1995年1月2-5日…1-4 ブラティスラヴァ スロヴァーク放送、コンサート・ホール
  ※MARCO POLO 8.225090からの移行盤


8.573653
\1200
モイゼス(1906-1984):交響曲 第7番&第8番
 交響曲 第7番 Op.50(1954-1955)
  1.第1楽章:Pastorale
  2.第2楽章:Scherzo
  3.第3楽章:Largo
  4.第4楽章:Finale: Allegro tempestoso
 交響曲 第8番「1968年8月21日」Op.64(1968-1969)
  5.第1楽章:Tranquillo
  6.第2楽章:Allegro molto
  7.第3楽章:Lento un poco tenuto - Allegro ma non troppo
ラディスラフ・スロヴァーク(指揮)
スロヴァーク放送交響楽団
 
 チェコスロヴァキアで高名な音楽指導者の息子として生まれたモイゼス。以前MARCO POLOから発売されていた「交響曲全集」の復刻シリーズ、第4弾は中期の傑作、交響曲第7番と第8番の組み合わせです。
 彼の交響曲の中で最も大きな規模を持つ第8番は1955-56年の作品。若くして亡くなったモイゼスの娘マルタの思い出に捧げられています。牧歌的な第1楽章はスロバキア民謡に由来する旋律が印象的。曲の中心となる第3楽章の瞑想的な美しさを経て、終楽章は運命に打ち勝つ強さを描いています。
 その14年後に書かれた第8番はショスタコーヴィチを思わせる重い作品。悲しみと嘆きを乗り越えて、最後は壮大なフィナーレで幕を閉じます。
  録音 ブラティスラヴァ スロヴァーク放送、コンサート・ホール 1990年4月2-8日…1-4 1994年12月2-4日…5-7
  MALCO POLO 8.225091からの移行盤


 
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8.573455
\1200
ニュージーランド弦楽四重奏団
ブラームス(1833-1897):弦楽五重奏曲 第1番&第2番

 弦楽五重奏曲 第2番 ト長調 Op.111(1890)
 弦楽五重奏曲 第1番 ヘ長調 Op.88(1882)
ニュージーランド弦楽四重奏団
【メンバー】
ヘレーネ・ポール(第1ヴァイオリン)/モニク・ラパンズ(第2ヴァイオリン)
ジリアン・アンセル(ヴィオラ)/ロルフ・ジェルステン(チェロ)

マリア・ランブロス(ヴィオラ)

 1882年に作曲された第1番、1890年に作曲された第2番、どちらもブラームスの室内楽作品における傑作であり、とりわけ第1番に関してはブラームス自身が「これまでにこのような美しい曲を私から受け取ったことはないと思います」と出版者ジムロック宛の手紙に記すほどの自信作でした。
 保養地での美しく親密な雰囲気を反映させた第1楽章ののどかで明るい主題、少しだけ憂うつな第2楽章、快活な第3楽章はベートーヴェンの伝統をしっかり受け継ぎながらも、ブラームスらしい重厚なハーモニーを聴かせる名作です。
 第2番も同じくゆったりとした旋律に満たされていますが、終楽章では彼が愛したハンガリーの民族音楽らしいメロディも現れるなど、起伏に富んだ楽想が魅力です。弦楽四重奏曲全曲を録音しているニュージーランド弦楽四重奏団は、五重奏曲でも充実した演奏を聴かせます。
 録音 2016年11月16-19日 at St. Anne’s Anglican Church, Toronto, Ontario, Canada




 ニュージーランド弦楽四重奏団
 なんともそっけない名前だが、これが結成30年を超えるなかなかの実力派なのだ。


所詮NAXOSの廉価盤演奏・・と思いきや予想外の充実演奏にびっくり
ニュージーランド弦楽四重奏団のメンデルスゾーン弦楽四重奏曲第6 番


8.570001
\1800
ニュージーランド弦楽四重奏団
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲集

 1-4.弦楽四重奏曲 第6 番 ヘ短調 Op.80/
 5-8.弦楽四重奏曲 第1 番 変ホ長調 Op.12/
 9-12.弦楽四重奏曲 第4 番 ホ短調Op.44 2
ニュージーランド弦楽四重奏団
<メンバー>
エレーヌ・ポール(第1 ヴァイオリン)/
ダグラス・ベイルマン(第2 ヴァイオリン)/
ジリアン・アンセル(ヴィオラ)/
ロルフ・ジェルステン(チェロ)



ATOLLのベートーヴェンも知られざる名盤
なかなか入りづらいですが海外から入れてみます

Beethoven - String Quartets Nos. 7-8
atoll
ACD 402
\2900
ニュージーランド弦楽四重奏団
 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第8番 「ラズモフスキー第2番」 Op. 59 No. 2
          弦楽四重奏曲第9番 「ラズモフスキー第3番」 Op. 59 No. 3
ニュージーランド弦楽四重奏団

NAXOSのメンデルスゾーン弦楽四重奏曲では意外な個性的演奏を聴かせてくれて注目していたニュージーランド弦楽四重奏団。
地元のレーベルATOLLでも録音を入れていた。
期待のベートーヴェンも、メンデルスゾーン同様、ときおり普通じゃない表現が出てきてはっとさせられる。
感情豊かで才気あふれ、繊細さや知性にも事欠かない。さすが水準高いです。

 
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8.574045
\1200
WILD DANCE 野性的な踊り
 ヴァイオリンとギターのための編曲集

  1-2.ガーシュウィン(1898-1937):ポーギーとベスより(1935)
   It ain't necessarily so なんでもそうとは限らない/Summertime サマータイム
  パウル・コハンスキ(1887-1934)/カロル・シマノフスキ(1882-1937):
   3.Zwit 夜明け(1925)
   4.Dziki taniec 野性的な踊り(1925)
  ロドリーゴ(1901-1999):4つのセファルディの歌(1965)
   5.Respondemos 答え
   6.Una pastora yo ami 私は羊飼いの娘を愛している
   7.Nani, nani: Cancion de cuna 眠れ、眠れ:子守歌
   8.Morena me llaman 黒髪の女は私を呼ぶ
  ラヴェル(1875-1937):2つのヘブライの歌(1914)
   9.第1番:Kaddisch カディッシュ
   10.第2番:L'enigme eternelle 永遠の謎
  コルンゴルト(1897-1957):組曲「から騒ぎ」Op.11より(1919)
   11.Intermezzo: Gartenszene 間奏曲‐庭の情景
   12.Hornpipe ホーンパイプ
  13.ポンセ(1882-1948):エストレリータ(小さな星)
  14.ジョン・ウィリアムズ(1932-):シンドラーのリスト-テーマ
  ルーカス・フォス(1922-2009):3つのアメリカ風小品
   15.第1番:Early Song アーリー・ソング
   16.第2番:Dedication 献呈
   17.第3番:Composer's Holiday 作曲家の休日

※グレッグ・ネスター編曲(トラック3のみアレン・クランツ編曲)
世界初録音
デュオ・ソニドス
【メンバー】
 ウィリアム・クヌート(ヴァイオリン)
 アダム・レヴィン(ギター)

 全3巻が予定されているデュオ・ソニドスによる「ヴァイオリンとギターのための編曲集」の第1集。
 歌曲や管弦楽曲、室内楽など豊富なレパートリーから選ばれた作品が2つの楽器のために編曲され、新たな魅力を放っています。
 ポーギーとベスでは、愛嬌たっぷりの第1曲と、郷愁溢れる第2曲の対比が面白く、アルバムタイトルになっているコハンスキの「野性的な踊り」では民族色豊かな旋律が執拗に繰り返されます。
 寂しげで神秘的なロドリーゴの「4つのセファルディの歌」、エキゾチックな魅力がたっぷりのラヴェル「ヘブライの歌」、哀愁を帯びたギターの響きとヴァイオリンの調べが溶け合うコルンゴルトとポンセ。
 そしてアルバムの終りに置かれたジョン・ウィリアムズの「シンドラーのリスト」とルーカス・フォスの「3つのアメリカ風小品」。聴き手の耳を全く飽きさせることのない楽しいアルバムです。
  録音 2017年6月15-18日 聖ジョン・クリソストム教会 ニューマーケット、カナダ
 
 

8.573456
\1200
エドゥアルド・サインス・デ・ラ・マーサ(1903-1982):ギター音楽集
 1.ハバネラ(1953)
 2.Campanas del alba 夜明けの鐘(1963)
 【プラテーロと私】(1968)
  3.第1番:Platero プラテーロ
  4.第2番:El loco 気のふれた男
  5.第3番:La azotea 窓辺のテラス
  6.第4番:Darbon ダルボン
  7.第5番:Paseo 騎乗
  8.第6番:La tortuga カメ
  9.第7番:La muerte 死
  10.第8番:A Platero, en su tierra プラテーロは彼の世界へ
 11.Homenaje a la guitarra
    ギターへのオマージュ(1961)
 12.Homenaje a Toulouse-Lautrec
    トゥールーズ=ロートレックへのオマージュ(1963)
 13.Confidencia 信頼(1970)
 14.Homenaje a Haydn ハイドンへのオマージュ(1957)
 15.Bolero ボレロ(1936)
 16.Sonando caminos 夢見る小道(1963)
 17.Evocacion criolla クレオールの祈り(1978)
 18.Laberinto 迷宮(1967)
ホセ・アントニオ・エスコバル(ギター)

 エドゥアルド・サインス・デ・ラ・マーサはスペインのブルゴス生まれ。彼の兄レヒーノ(1896-1981)もピアノとギターを学んでおり、エドゥアルドも6歳から音楽を学び始めましたが、家族は貧しく、他の兄弟に音楽を学ばせるだけの余裕はありませんでした。
 レヒーノがギターのレッスンを始め、才能を表したためか、エドゥアルドはギターではなくチェロに転向、そのままチェリストとして活動を始めました。
 平行して作曲を学んだ彼はチェロ曲やギター曲を次々と発表、やがて作曲家としての名声を獲得することとなります。
 このアルバムには彼のギター曲を収録。トレモロ奏法が見事な「夜明けの鐘」や、ファン・ラモス・ヒメネスの同名詩集に基づく「プラテーロと私」(カステルヌオーヴォ=テデスコの作品が有名)など、独特な味わいを持つ作品集です。
  録音 2018年1月22-24日 聖ポール教会 ニューマーケット、オンタリオ、カナダ
 
 


8.573965
\1200
フリードリヒ・ザイツ(1848-1918):ヴァイオリンとピアノのためのコンチェルト集 第2集
 コンチェルト 第6番 ト長調 Op.31(1907)
  1.第1楽章:Allegro moderato
  2.第2楽章:Andante cantabile
  3.第3楽章:Allegro giocoso
 コンチェルト 第7番 ニ短調 Op.32(1907)
  4.第1楽章:Allegro moderato
  5.第2楽章:Andante sostenuto
  6.第3楽章:Finale: Allegro giusto
 コンチェルト 第8番 ト長調 Op.38(1910)
  7.第1楽章:Allegro moderato
  8.第2楽章:Largo
  9.第3楽章:Allegro moderato
 コンチェルト 第9番 ニ長調 Op.50(1916)
  10.第1楽章:Allegro moderato
  11.第2楽章:Adagio molto cantabile
  12.第3楽章:Allegro risoluto
 コンチェルト 第10番 イ長調 Op.51(1922)
  13.第1楽章:Allegro non troppo
  14.第2楽章:Adagio
  15.第3楽章:Lento energico
  16.第4楽章:Allegro
 コンチェルト イ短調 Op.25(1902)
  17.第1楽章:Allegro moderato
  18.第2楽章:Maestoso
チョン・ヘジン(ヴァイオリン)
ウォーレン・リー(ピアノ)

 1848年生まのドイツ・ロマン派時代に活躍したザイツ。11曲の初心者用の「協奏曲」の作曲家として知られていますが、学習者用とは言え、どれも短いカデンツァを備えた聴きどころの多い作品です。
 もちろん曲の至るところにボウイングやスタッカート、ダブル・ストップ奏法、トリルなどが仕込まれており、1曲を仕上げるだけで、ヴァイオリン奏法の技術が身に着く仕様になっています。
 ピアノ・パートにも工夫が凝らされており、ヴァイオリンを引き立てる美しい旋律が与えられています。第1集(8.573801)でも素晴らしい演奏を披露したチョン・ヘジンとウォーレン・リーによる息のあったデュエットです。
  録音 2018年1月26-27日 Hong Kong University of Science and Technology Concert Hall
 
 

8.573906
\1200
期待の新進演奏家シリーズ/ヴォジン・コチチ(ギター)リサイタル
 J.S.バッハ(1685-1750):パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004(V.コチチ編)
  1.第1曲:アルマンド
  2.第2曲:クーラント
  3.第3曲:サラバンド
  4.第4曲:ジーグ
  5.第5曲:シャコンヌ
 6.レゴンディ(1822-1872):序奏とカプリース Op.23(1864)
 7.ポンセ(1882-1948):「スペイン」のラ・フォリアによる主題、変奏とフーガ(1930)
 8.マレク・パシェツニー(1980-):Phosphenes 眼閃(S.L.ヴァイスによる)(2016)
ヴォジン・コチチ(ギター)

 2017年、ドイツで開催された「ハインツベルク国際ギター・コンクール」の優勝者ヴォジン・コチチのリサイタル・アルバム。
 1990年セルビアで生まれ、チューリヒ音楽大学で学士号を取得、現在もチューリヒで研鑽を積んでいます。すでにソリストとしてオーケストラとも数多く共演をこなすなど幅広く活躍していますが、このアルバムではバッハの無伴奏パルティータ第2番全曲(彼自身の編曲による)や、レゴンディ、ポンセ、パシェツニーなどの技術的に困難なレパートリーに挑戦、なかでもポンセの長大なフーガや、パシェツニーの複雑な作品(コンクールでの課題曲)での指裁きに思わず聴き入ってしまうほど、魅力的な演奏を聴かせています。
 録音 2018年4月26-28日 聖ポール教会 ニューマーケット、オンタリオ、カナダ
 
 

8.573944
\1200
シューマン(1810-1856):歌曲集 第8集
 スペインの歌遊び 他
  恋のたわむれ Op.101(1849)より
   1.第5番:春の祭りの美しさ
   2.第7番:千回もの挨拶をあなたに送る
   3.第8番:太陽の輝くように
  スペインの歌遊び(1849) Op.74
   4.第1番:最初の出会い
   5.第2番:間奏曲
   6.第3番:愛の痛み
   7.第4番:夜に
   8.第5番:裏切られた
   9.第6番:憂うつ
   10.第7番:告白
   11.第8番:便り
   12.第9番:私は愛されて
   13.第10番:密輸入者
  スペインの恋の歌(1849) Op.138
   14.第1番:前奏
   15.第2番:私は心の底深く苦しみを抱き
   16.第3番:おお、なんと愛らしいおとめ
   17.第4番:私を花で覆って
   18.第5番:ロマンス「豊かなエプロ川の流れよ」
   19.第6番:間奏曲
   20.第7番:ああ、なんとあの娘が怒るとは
   21.第8番:山は高く
   22.第9番:おとめは青い瞳をしている
   23.第10番:暗い光の輝き
アンナ・パリミナ(ソプラノ)…1-4.6-9.11.12.15.17.23
マリオン・エックシュタイン(コントラルト)…1-3.4.6.8.11.12.17.21.23
ジーモン・ボーデ(テノール)…1-3.5.7.8.10.12.16.20.22.23
マティアス・ホフマン(バス・バリトン)…1.3.5.8.12.13.18.22.23

ウルリッヒ・アイゼンロール(ピアノ)…1-13、(ピアノ・セコンド)…14-23
シュテファン・イルマー(ピアノ・プリモ)…14-23

 1849年、当時のヨーロッパは至るところで政治的混乱が生じており、争いを嫌ったシューマンは住み慣れたドレスデンを離れ、デュッセルドルフへ移ることを決めました。
 この年に作曲された3つの歌曲集にはソロ、デュエット、カルテットを組み合わせた多彩な曲が散りばめられており、そのテーマも様々です。彼のお気に入りの詩人リュッケルトの詩による「恋のたわむれ」、若い頃に熱中するもしばらく遠ざかっていたガイベルの詩を用いた「スペインの歌遊び」と「スペインの恋の歌」、要所要所にスペイン風のリズムが用いられた歌を4人の歌手と2人のピアニストが歌い継いでいきます。耳にする機会はあまり多くありませんが、シューマンの円熟の作曲技法と精緻な筆致が魅力的な曲集です。
 録音 2018年クルトゥア・ツェトルム・インマヌエル ヴッパータール、ドイツ
 
 


8.579049
\1200
J.S.バッハ:マニフィカト/ヘルムシュロット:ルーメン
 J.S.バッハ(1685-1750):マニフィカト ニ長調 BWV243(1733)
  1.Magnificat わたしの魂は主をあがめ
  2.Et exsultavit spiritus meus 私の霊は救い主である
  3.Quia respexit humilitatem 主のはしためにも
  4.Omnes generationes いつの世の人も
  5.Quia fecit mihi magna 力ある方が、わたしに
  6.Et misericordia その憐れみは代々に
  7.Fecit potentiam 主はその腕で力を振るい
  8.Deposuit potentes 権力ある者をその座から
  9.Esurientes implevit bonis 飢えた人を良い物で満たし
  10.Suscepit Israel そのしもべイスラエルを
  11.Sicut locutus est わたしたちの先祖に
  12.Gloria Patri 父と子と聖霊に栄光あれ
 ロベルト M.ヘルムシュロット(1938-):ルーメン(2017)
  独唱、合唱、オーケストラによる異教徒間の対話
   13.第1部:Tempus praeteritum 過去の時
   14.第2部:Tempus praesens 現在の時
   15.第3部:Tempus posterum 未来の時
シリ・ソーンヒル(ソプラノ)
ミラ・グラツィク(ソプラノ)
ゾフィア・ケルバー(ソプラノ)
アンナ・カルマジン(ソプラノ)
テレサ・ホルツハウザー(アルト)
フローレンス・ロソー(アルト)
マルクス・シェーファー(テノール)
ロバート・セリアー(テノール)
アンドレアス・マッタースベルガー(バス)
ニクラス・マルマン(バス)

ジモン・マイール合唱団…13-15
コンチェルト・デ・バッスス
フランツ・ハウク(指揮)

 1723年にライプツィヒのトーマスカントルに就任したバッハは、その年のクリスマス用に「マニフィカト」を作曲しました。この時は変ホ長調が用いられ、曲間に別のテキストを使った4つの曲が挿入されていましたが、その後バッハは挿入曲を除き、調性をニ長調に変更。現在はほとんどこちらの版で演奏が行われます。
 フランツ・ハウクがこの作品に組み合わせたのは、現代の作曲家ヘルムシュロットのオラトリオ「ルーメン」。パーカッションを多用したカラフルな音響と緊迫感溢れる合唱による異教徒間の対話を描いたオラトリオであり、およそ300年の時を隔てた宗教曲を楽しめます。
 録音 he Kongregationssaal, Neuburg an der Donau, Germany 2017年9月19-21日…13-15 2017年9月22-23日…1-12
 
 


8.660399
(2CD)
\2400
マイール(1763-1845):歌劇《ケルスキの人々》2幕(1808)
ガエターノ・ロッシ(1774-1855):台本
【CD1】
 1.シンフォニア
 2-21.第1幕
【CD2】
 1.第1幕(続き)
 2-20.第2幕


世界初録音
トロイタ…マルクス・シェーファー(テノール)
トゥスネルダ…イヴォンヌ・プレンツキ(ソプラノ)
タマーロ…アンドレア・ローレン・ブラウン(ソプラノ)
ツァラスト…アンドレアス・マッタースベルガー(バス)
エルチルダ…カタリーナ・コンラディ(ソプラノ)
カリロ…ウーヴェ・ゴッツヴィンター(テノール)
ドゥンクラーモ…ハラルド・トゥム(テノール)
アラルド…マルクス・ツァイトラー(テノール)

バイエルン国立歌劇場合唱団のメンバー
ジモン・マイール合唱団
コンチェルト・デ・バッスス
フランツ・ハウク(チェンバロ&指揮)

 キリストが誕生した頃の古代ゲルマニア。この地で勢力を誇っていたのがケルスキ人です。族長であるアルミニウスの下、ローマ軍をトイトブルクの森の戦いで撃滅し、ローマのゲルマニア侵攻を挫折させたことは画期的なこととして知られています。
 マイールが彼らを題材に歌劇《ケルスキの人々》を作曲したのは、ナポレオンの軍隊がヨーロッパを駆け巡っていた時のこと。不安な時代だからこそ、台本作家のロッシは勇敢な古代の人々に思いを馳せたのでしょう。家族の絆、ロマンス、嫉妬、愛国心、これらが描かれた勇壮な作品は当時の聴衆の心を奮い立たせました。この録音ではピリオド楽器を用い、1808年初演時の響きが再現されています。
  録音 2016年9月20-28日 he Kongregationssaal, Neuburg an der Donau, Germany
  




DORON


DRC 5051
¥2400
「フランスのヴァイオリン・ソナタ集」
 フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 FWV8
 ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
 フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 Op.13
マリオ・ホッセン(ヴァイオリン)
ミレナ・モロヴァ(ピアノ)

 名手マリオ・ホッセンによるフランスのヴァイオリン・ソナタ集!

 録音:2007年11月10−12日 ウィーン、DDD、66'40

 フランク、ドビュッシー、フォーレのヴァイオリン・ソナタを1枚に収録。
 マリオ・ホセンは8歳でオーケストラと共演したという早熟のヴァイオリニスト。その後ソフィア、ウィーン、パリで学び、ソリストとして欧米で活躍している。1749年、ジョヴァンニ・バッティスタ・グァダニーニ作のヴァイオリンを使用。
 ミレナ・モロヴァは芸暦50年を超えるブルガリアの名ピアニスト。

 このCDには解説冊子が付属していません。

 

DRC 5052
¥2400
「ムソルグスキー:歌曲集」
 「日の光もなく」
  (全6曲:壁に囲まれて,
   群衆の中であなたは私に気付かなかった,
   退屈で騒がしい日も終わり,気だるさ,悲歌,川の上で)
 「子供部屋」
  (全7曲:ばあやと,隅で,カブトムシ,人形と,
   夕べの祈り,木馬に乗って,いたずら猫,お馬に乗って)
 「死の歌と踊り」
  (全4曲:子守歌,セレナード,トレパーク,司令官)
グラツィエラ・ヴァルチェヴァ・フィエロ(MS)
マチエイ・ピクルスキ(Pf)

 メッゾソプラノによって歌われるムソルグスキーの歌曲!

 録音:2016年12月2日 ローザンヌ,51'26

 ムソルグスキーの歌曲というと男声低音で歌われるイメージが強いが、有名な蚤の歌も本来はメッゾソプラノのための歌曲、女声には女声の良さがある。
 このCDではムソルグスキーの代表的歌曲集3作、「日の光もなく」、「子供部屋」、「死の歌と踊り」を、ブルガリアのメッゾソプラノ、グラツィエラ・ヴァルチェヴァ・フィエロが歌っている。彼女はソフィアで学び歌手活動を始め、その後スイスのローザンヌを拠点に活動している。ブルガリアの歌手は伝統的にロシアものに強く、彼女もその伝統を担っている。





ORF

CD 3216
(2CD)
¥4800
「新しい地平」
 CD1)
  (1)ドヴォルザーク:
   弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」(弦楽合奏版)
  (2)バーバー:弦楽のためのアダージョ
  (3)ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番
  (4)アルハンドロ・デル・ヴァレ=ラタンツィオ(b.1986):
   「ジェイチー」
 CD2)
  (5)プレイエル(1757-1831):交響曲ハ長調Op.66
  (6)ルーセル(1869-1937):シンフォニエッタ
  (7)ストラヴィンスキー(1882-1971):協奏曲ニ調
  (8)ニーノ・ロータ(1911-1979):弦楽のための協奏曲
ビジャン・カーデム=ミサーク(指揮)
アカデミア・アレグロ・ヴィーヴォ
(3)カロリン・イェステット(Sop)
(4)ミヒャエラ・ライングルーバー(Sax)
(5)ヨアヒム・ムルニヒ(Perc)

 カデム=ミサーク&アカデミア・アレグロ・ヴィーヴォのユニークなアルバム2タイトル!
 (1)合奏版ドヴォルザークのアメリカ+ルーセル、ストラヴィンスキーなど、(2)室内合奏版マーラー4番やキラールなど

 録音:(1)-(4)(7)2016年8月6、7日、(5)(6)2015年8月8、9日、(8)2012年8月11、12日/[65:08] [60:31]

 アカデミア・アレグロ・ヴィーヴォは1977年に指揮者ビジャン・カーデム=ミサーク(ハデム=ミサーグ)によって結成された弦楽アンサンブルでバロックから現代まで幅広いレパートリーを持っている。
 このディスクはドヴォルザークの弦楽四重奏曲「アメリカ」の弦楽合奏版、現代の若手作曲家ラタンツィオのサックスと打楽器を含む新ロマン主義風の佳曲、さらにはルーセル、ストラヴィンスキーの新古典主義期の交響曲、20世紀最大のメロディ・メーカー、映画音楽の巨匠ニーノ・ロータの弦楽のための協奏曲と聴きどころ満載の一枚。

 

CD 3223
(2CD)
¥4800
「アカデミア・アレグロ・ヴィーヴォ」
 CD1)
  (1)メンデルスゾーン:
   ヴァイオリンとピアノのための協奏曲ニ短調
  (2)ドヴォルザーク:弦楽のためのセレナーデ
 CD2)
  (3)ヴォイチェフ・キラール(1932-2013):
   「オラヴァ」〜弦楽合奏のための
  (4)マーラー:交響曲第4番ト長調
   (エルヴィン・シュタインによる室内アンサンブルによる版)
ビジャン・カーデム=ミサーク(指揮、(1)Vn)
アカデミア・アレグロ・ヴィーヴォ
(1)アンティ・シイラーラ(Pf)
(2)マリン・ハルテリウス(Sop)

 録音:CD1)2017年8月5、6日、CD2)2017年9月17日/[61:50] [63:26]

 前述のアカデミア・アレグロ・ヴィーヴォの2枚目のアルバム。管楽セクションを加えて、メンデルスゾーンの協奏曲、マーラーの交響曲第4番の室内アンサンブル版にも挑戦。
 注目はポーランド出身の現代作曲家キラールの弦楽のための「オラヴァ」。
 因みにキラールはペンデレツキ、グレツキらとポーランド前衛音楽の旗手でありながら映画音楽も多数手がけ、盟友ロマン・ポランスキー監督の映画に多くのスコアを提供している。ここに収められた1988年作の「オラヴァ」は民族ミニマリズムともいうべき内容でヤナーチェク風の民族舞曲のリズムがジョン・アダムスを思わせるミニマリスティックな展開で聴かせる。

 

CD 3217
¥2400
「ルーカス・ハーゼルベック作品集」
 (1)「消えてからII」(2012/13)〜Sop, Fl, Cl, Vn, Vc
 (2)「気にしない」(2012)〜M.Sop, Org
 (3)「あの光」(2005/06)〜
  シュプレッヒシュティンメ, Fl, イングリッシュhr, Pf
 (4)「プロトコルの夢」(2013)〜Ten, Trb, Vn, Pf
 (5)「do reit me a koischwoazza kefa」(2010/11)〜
   低声, バスCl, バリトンsax, コントラ・フォルテ, 再生装置
ウルズラ・ラングマイア(Sop)
エレーナ・ガブリエリ(Fl)
岩瀬 龍太(Cl、バスCl)
ステファニー・プレン(Vc)
アグネス・パルミサーノ(M.Sop)
ゴットリープ・ヴァリッシュ(Pf)
ルーカス・ハーゼルベック(バス)
ほか多数

 録音:2013/2015/2016年

 ルーカス・ハーゼルベックはウィーン出身の中堅作曲家(生年は非公表)。バリトン歌手でもあるハーゼルベックは多くの声楽を含む室内楽、オペラを作曲している。このディスクには現代ドイツの詩人アンドレアス・ハウザー、H.C.アルトマン、20世紀シュールレアリスムの詩人P.ツェラン、作家テオドール・アドルノの詩に曲をつけた室内楽モノオペラともいうべき作品が収められている。表現主義の唱法であるシュプレッヒシュティンメ(語り歌い)を多用した前衛的、実験主義的様式が顕著の音楽。

 

CD 3218
¥2400
「クリストフ・レンハルト作品集」
 (1)「死んだ島」〜管弦楽のための
 (2)「ナイアドを乾かす」〜ヴァイオリンとピアノのための
 (3)「夜の鏡」〜クラング・フォルム・ウィーンとピパ
 (4)「芥子の色」〜メゾ・ソプラノとピアノのための
 (5)「オビッド・ナソのための墓碑銘」〜弦楽四重奏のための
 (6)「水没した土地」〜アンサンブルのための
(1)クリストフ・レンハルト(指揮)
 ニーダー・エステルライヒ・トーン・キュンストラー管
(2)カリン・アダム(Vn)
 ドリス・アダム(Pf)
(3)クレメント・パワー(指揮)
 クラング・フォルム・ウィーン
 ペイ・ジュ・ツァイ(ピパ)
(4)クラウディア・タンドル(MS)
 クリストフ・レンハルト(Pf)
(5)フーゴー・ヴォルフ四重奏団
(6)ペーター・コイシュニヒ(指揮)
 アンサンブル・コントラプンクテ

 録音:2014/2015/2016/2017年

 クリストフ・レンハルトはオーストリアの若手〜中堅世代の作曲家、ピアニスト。ベルク、フリードリヒ・チェルハの影響著しい管弦楽曲「死んだ島」は彼の代表作。
 中国琵琶の一種ピパとアンサンブルのための「夜の鏡」、アンサンブルのための「水没した土地」の表現主義と実験主義が合わさった、いずれも濃密な書法がこの作曲家の特色。

 
CD 3221
¥2400
「現代オーストリアの合唱音楽」
 アントン・ハイラー(b.1923):
  揚げ足取り、思い出、オーストリアの城、
  ハイディ・パイディ、私の友はあなたを呼ぶ
 ヴォルフガング・ザウゼング(b.1956):
  インドの祈り、詩篇131、バビロン川で、
  魂はどこに?、月明かりに、回顧、12番目の幻視
 フローリアン・マイエリ:
  キリエ、クレド、サンクトゥス、アニュス・デイ、夜の歌
フローリアン・マイエリ(指揮)
コロ・シアモ(合唱団)
コーラス・ヴィエネシス(合唱団)
コーネリアス・オボーニャ(Vo)

 録音:2017年

 20〜21世紀オーストリアの混声のための合唱曲を集めた一枚。いずれもいわゆる現代音楽色は薄く、近現代的なハーモニーを使いながらも抒情性のある内容に仕上げられている。
 アントン・ハイラーはフランク・マルタンとヒンデミット、フランツ・シュミットに師事し師匠たちゆずりの後期ロマン派、新古典主義を折衷した美しい音楽。
 ヴォルフガング・ザウザングはそのハイラーの弟子で師匠の路線を継承しつつ、それに現代的要素を加えた作風。合唱ファンにお薦めの内容。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


NAXOS



8.111409
\1200
クライスラー 録音全集 第8集
 ビクター・トーキング・マシーン・カンパニー
 (カムデン、ニュージャージー、1926年4月7-9日)
  1.レメア:アンダンティーノ(月の光とばら) Op.83-2(シーンガー編)
  2.キャドマン:明け方に Op.29-1(リスランド編)
  3.レハール:「クライスラー」セレナード
  4.オーウェン:祈り(クライスラー編)
  5.リムスキー=コルサコフ:東洋風ロマンス(ナイチンゲールとばら Op.2-2)(ゴルドン編)
  6.チャイコフスキー:ユモレスク Op.10-2(クライスラー編)
  7.ラフマニノフ:アルバムの小品 Op.38-3 ひなぎく(クライスラー編)
  8.レハール:歌劇《フラスキータ》よりセレナード(クライスラー編)
フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)
カール・ラムソン(ピアノ)
 ビクター・トーキング・マシーン・カンパニー
 (ニューヨーク、1926年4月14日)
  9.クライスラー:ウィーン奇想曲 Op.2
  10.クライスラー:愛の喜び
  11.クライスラー:愛の悲しみ
  12.クライスラー:愛の悲しみ
フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)
カール・ラムソン(ピアノ)
 Electrola-Gesellschaft m.b.H エレクトローラ
  (ベルリン 1926年12月8日.14-15日、スタジオ&ジングアカデミー1926年12月26日…20)
   13.ファリャ:スペイン舞曲 第1番(はかなき人生より)(クライスラー編)
   14.ブラームス:ハンガリー舞曲 第17番(クライスラー編)
   15.ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女(A.ハルトマン編)
フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)
ミヒャエル・ラウハイゼン(ピアノ)
  16.スコット:蓮の国 Op.47-1(クライスラー編)
  17.メンデルスゾーン:五月のそよかぜ Op.62-1(クライスラー編)
  18.ドビュッシー:小組曲より「小舟にて」(チョイスネル編)
  19.ファリャ:スペイン舞曲 第1番(はかなき人生より)(クライスラー編)
フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)
アルパド・シャーンドル(ピアノ)
  20.バッハ:ソナタ ト短調 BWV1001よりアダージョ フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)
 ビクター・トーキング・マシーン・カンパニー
  (第3スタジオ&トリニティ教会…トラック22.24、カムデン、ニュージャージー、1927年3月17日)
 21.バーリン:《ベスティ》より青い空(クライスラー編)
 22.フリムル:娘たちの踊り Op.48(クライスラー編)
 23.クライスラー:古いドイツの羊飼いのマドリガル
 24.クライスラー:古いドイツの羊飼いのマドリガル
フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)
カール・ラムソン(ピアノ)

 1925年、電気式録音によるSPレコードが発売されたとき、クライスラーはまだ活動の絶頂期にありました。
 当時ベルリンに拠点を置いていた彼は、1926年の北米ツアーのためにパリからニューヨークを経て、トロントまで出掛けていましたが、彼の愛器の一つ「ストラディヴァリ」は環境の変化に耐えられないだろうという判断のもと、別の愛器「グァルネリ・デル・ジェス」を携行し、この楽器でコンサートを行い聴衆を魅了しました。
 このアルバムに収録された一連の録音は1925年から1927年に渡ってアメリカとベルリンで収録されたもので、クライスラーは同じ曲について何度も撮り直しをしていたため、曲によってはいくつかの別テイクが存在しており聴き比べを楽しむことが可能です。またバッハのアダージョなど珍しい録音も含まれています。
 














1/30(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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ALBA



ABCD436
¥2300→\2090
シベリウスの後継者になるべきがそうならなかった逸材
 ヘイノ・カスキ:ピアノ作品集〜『夜の海辺にて』

 ヘイノ・カスキ(1885-1957):ソロ・ピアノのための作品集
ヤンネ・メルタネン(ピアノ)
  夜の海辺にてOp.34 no.1/ばら園の乙女Op.24 no.1/前奏曲 変ト長調 Op.7 no.1/
  山のトロルのセレナードOp.15 no.1/森の静けさOp.25 no.2/流行り歌Op.27 no.3/
  夏の夜Op.38 no.1/牧歌Op.10 no.4/前奏曲 ハ長調Op.46 no.1/詩Op.46 no.2/
  夢の姿Op.27 no.1/ブルレスケ Op.32 no.3/ヴェネツィアの夕べOp.15 no.2/
  前奏曲 ロ短調《パンカコスキ急流(激流)》 Op.48 no.1/子守歌Op.17 no.3/
  泉のほとりのニンフたちOp.19 no.2/秋の朝Op.21 no.2/
  無言歌Op.24 no.2/夕べの気分Op.14 no.3/悲しい歌Op.32 no.4

 フィンランドの名手メルタネンがカスキを弾く

 [Piano: Steinway & Sons D371281]
 録音:2018年11月2 日–3日 ヘルシンキ/49'57
 制作・録音:ヘイッキ・サヴォライネン

 オスカル・メリカントと同じようにピアノの小品で人気を集めた作曲家として名を残す、フィンランドのカスキのソロ・ピアノのための作品。
 ヘイノ・カスキは、1885年、ピエリスヤルヴィ(リエクサ)の教会音楽家の子に生まれました。ヘルシンキでイルマリ・クローンに音楽理論、エルッキ・メラルティンに作曲を学び、ベルリンのパウル・ユオンの下で4年間、作曲の勉強を続けました。
 ピアノの小品の他に、ヴァイオリン、チェロ、フルートのためのソナタなどの室内楽や歌曲を作曲しています。「印象主義風のデリカシーを感じさせる和声がごく稀にみられるものの、基本のスタイルはナショナル・ロマンティシズム」(キンモ・コルホネン)。

 カスキは、100曲近いピアノの小品を書き、《ばら園の乙女》《夢の姿》《夕べの気分》《森の静けさ》など、その多くに音楽の内容を示唆する曲名がつけられています。フィンランドのピアニスト、ヤンネ・メルタネン(1967-)のアルバムには、彼が以前に録音したことのある《夜の海辺にて》のほか、カスキのピアノ音楽を代表する作品が全部で20 曲収められています。ロマンティックな《前奏曲 変ト長調》、グリーグを思わせるともいわれる爽やかさのある《山のトロルのセレナード》。
 前奏曲《パンカコスキ急流(激流)》は、フィンランドでもっとも壮大な急流のひとつ「パンカコスキ急流」を「トレモロ、アルペッジョ、分散和音、パッセージワークにより、典型的にロマンティックな情景に描いた」作品です。ショパンの《夜想曲》(ABCD160, ABCD190)と2つのピアノ協奏曲(ABCD247)、コッコネン(ABCD127)やサティの作品(ABCD115)などのアルバムを録音したメルタネンが、抑えがたい気持ちをピアノに託したカスキの世界に聴き手を誘います。




 ヘイノ・カスキ(1885年6月21日 - 1957年9月20日)はフィンランドの作曲家。

 ヘルシンキに出てエルッキ・メラルティン、ジャン・シベリウス、セリム・パルムグレンに師事。
 シベリウスの推薦でベルリン留学を果たすも、第一次世界大戦により帰国を余儀なくされた。
 その後はヘルシンキ音楽院のピアノ教師などを務め、1950年にプロ・フィンランディア・メダルを受賞。
 順調に行けばシベリウスの後継者になるべき逸材だった・・・が、残念ながらそうはならなかった。

 なぜなら・・・1957年9月20日、91歳のシベリウスが死去した同じ日に、カスキも亡くなったから。


 彼は自身の代表作を1919年に作曲した交響曲ロ短調であると考えていた。
 その交響曲、店主が知る限りCDは出ていない。・・・がyoutubeで聴ける。

https://youtu.be/s7oAh8X06lg




 さて、カスキが出てきたら、この二人も一緒にご紹介しておきましょう。
 かなりの北欧通でも混乱してしまうちょっとよく似た名前の3人。
 ヘイノ・カスキ(1885-1957)とウーノ・クラミ(1900-1961)とトイヴォ・クーラ(1883-1918)。


ウーノ・クラミ(1900-1961):ピアノとヴァイオリンのための作品集

alba
ABCD 352
\2300
ウーノ・クラミ(1900-1961):
 ピアノ、ピアノとヴァイオリンのための作品集〜風景

  ロンド ヘ短調 作品1(1917)(ピアノのための)
  メロディ イ長調 作品3-1(1916)(ピアノのための)
  葬送行進曲 ハ短調 作品8(1916)(ピアノのための)
  バラード「森の精」ニ短調 作品10-4 (1916)(ピアノのための)
  田園詩 変イ長調(1919)(ピアノのための)
  ヴァイオリン・ソナタ ハ短調(1920)
  前奏曲第3 番「カプリース風ワルツ」(1921)(ピアノのための)
  舟歌 作品5(1924)(ピアノのための)
  格言(1926) (ピアノのための)
  ヘルシンキ行進曲(1934) (ピアノのための)
  ユモレスク 作品36-1 (1945-46)(ヴァイオリンとピアノのための)
  悲しい歌 作品36-2 (1945-46)(ヴァイオリンとピアノのための)
  歌(1952) (ヴァイオリンとピアノのための)
  小組曲(1957) (ピアノのための)
エサ・ユロネン(P)
シルック・マンテレ(Vn)

 軒先からふっと聞こえた風鈴のような1枚。

 ウーノ・クラミ。1900年、フィンランド生まれの作曲家。
 ポスト・シベリウスと言われることもあったが、現在に至るまでそれほど高い名声を博したことはない。
 これはそのフィンランドの知られざる作曲家クラミの、ピアノとヴァイオリン作品だけを集めた珍しいアルバム。

 これが秀逸な1枚だった。

 まず冒頭のピアノ曲「ロンド」作品1 がきわめて印象的。
 初めてこのアルバムを聴いた日は、仕事の関係上、フルトヴェングラーやらクナッパーツブッシュやらフリッツ・ブッシュやらの濃い音楽ばかりをかけていたと思うのだが、翌朝起きたときにふと口ずさんだのはこの曲だった。
 この曲の旋律が頭から離れないのだ。はかなげで、いたいけで、でもとってもカッコいい。
 今回のアルバムはクラミの人生に沿って作品が並べられているのだけど、一番最初にこれを聴かされたらちょっとたまらない。

 クラミはフランス近代の作曲家から強い影響を受けたといわれる。ただ、このアルバムを聴いて思った。・・・彼がどんなにフランスから影響を受けたといっても、結局その本質的なものは生涯変わらなかった、と。
 後半生のヴァイオリン曲を聴いてみてほしい。ロマンティスト クラミを満喫させてくれる作品が次々と登場してきて、胸が締め付けられる。
 とくに「悲しい歌」 作品36-2 の切なさ。

 ぜひ聴いておいてほしいアルバムである。





トイヴォ・クーラ(1883-1918):ピアノ作品全集


GRANDPIANO
GP780
\2300
トイヴォ・クーラ(1883-1918):ピアノ作品全集
 おとぎ話の絵 SATUKUVIA Op.19 (1912)
  1.No.1 Andante semplice
  2.No.2 Presto
  3.No.3 Tranquillamento
 3つの小品 Op.3b
  4.No.1 悲歌 Elegia (1908)
  5.No.2 結婚行進曲 Haamarssi (1908)
  6.No.3 小さなガヴォット Pikku gavotti (1906)
 7.祝典行進曲 JUHLAMARSSI Op.13b (1910)
 8.羊の踊り LAMPAAN POLSKA (1915)
 9.フィンランドの歌による変奏曲 AIR VARIE IN E MINOR (c.1900)
 10.スコットランド舞曲 SCHOTTIS (c.1904)
 6つの小品 OP.26 (1913?16)
  11.No.1 輪舞 Piirileikki
  12.No.2 牧歌的 Paimentunnelma
  13.No.3 即興的な踊り Tanssi-improvisaatio
  14.No.4 夜想曲 Nocturne (聖夜 Jouluyo)
  15.No.5 平和 Rauha (アダージョ Adagio)
  16.No.6 葬送行進曲 Surumarssi
 歌曲からの2つの編曲 Op.37 (1917)
  17.No.1 流れが舟を運ぶ Virta venhetta vie Op.4, No.5b (1907)
  18.No.2 舟歌 Venelaulu Op.21, No.2b (1912)
 19.古い秋の歌 VANHA SYYSLAULU Op.24, No.3b
 20.インヴェンション INVENTION (c.1905)
アダム・ジョンソン(ピアノ/Fazioli, model F278)

 シベリウスに学んだフィンランドの作曲家、クーラのピアノ作品全集。貧しい家庭に生まれ、苦学ののちパリへの留学を経て身を立てたクーラは、フィンランドの伝統音楽や風土を取りこみ、その国民性といえる内なる情熱をも感じさせる作風で、シベリウスに続く世代の作曲家として広く人気を集めましたが、わずか35歳にして宴の席で酔った兵士と口論になり撃ち殺されるという、悲劇的な死を遂げました。
 神秘的なおとぎ話の世界、幸福を心の中でかみしめるような「結婚行進曲」、高揚感をゆっくり大きく高めていく「祝典行進曲」、フォリアに似ていながら不安定な和声進行が妖しい魅力を放つ「羊の踊り」。どれもが個性的で愛らしく、多くの人に受け入れられる作品です。
 イギリス出身のアダム・ジョンソンは、ピアニストとして活躍する傍ら、指揮者としてロンドンのノーザン・ライツ交響楽団の音楽監督を務め、作曲家としても多くの作品を発表する才人。クーラの作品に寄り添った、美しい演奏を聴かせてくれます。

 プロモーション動画 https://www.youtube.com/embed/heb4DvHKi7c



おお、久しぶりにこの名曲の録音が。

クーラの代表作でありながらCDがほとんどない「結婚行進曲」。
こんな曲。
https://youtu.be/71vFdVM9Mbw

この、頭の横5センチをかすめるような抒情。まさにシベリウスの後継者にふさわしい。




トイヴォ・クーラ

 
ABCD 426
¥2300
『アースリー・エンジェル − 17世紀尼僧院の音楽』
 マリア・クサヴェリア・ペルコーナ(c.1652–c.1709):
  Ad gaudia, ad iubila(喜べ騒げ、羊飼いたちよ)
 イザベラ・レオナルダ(1620–1704):
  Volo Jesum(憧れるは最愛のイエス)
 クラウディア・ルスカ(1593–1676):
  第2のカンツォン(Canzon seconda)
 ローザ・ジャチンタ・バダラ(c.1660–c.1710):
  Non plangete(泣かないで)
 イザベラ・レオナルダ(1620–1704):
  ヴァイオリン・ソナタ第12番(Violin sonata no.XII)*
 ローザ・ジャチンタ・バダラ( c.1660–c.1710):
  Pane angelico(天使の糧)
 ベルナデット・レ(fl.1606–1626):4声のカンツォーナ(Canzona a 4)
 キアラ・マルガリータ・コッツォラーニ( 1602–c.1677):
  O quam bonus es(おお、わがイエス、なんと良き)**
アースリー・エンジェル
アンナ・ヴィルベリ(ソプラノ・ソロ)**
ペーター・スピスキ(ヴァイオリン)
アイラ・マリア・レヘティプー
 (ヴァイオリン・ソロ) *
アンドルー・ローレンス=キング
 (バロック・ハープ)
エーロ・パルヴィアイネン(リュート)
マリアンナ・ヘンリクソン(オルガン)
カイサ・ダールベク(ソプラノ、指揮)

 地上の天使が奏でる、神に仕える日常生活を送る「女」たちの音楽

 録音:2017年7月1日–3日 シポー教会(シポー、フィンランド)/56'49
 制作: ユッシ・レヘティプー
 録音: ミッコ・ムルトニエミ

 アーリー・ミュージックのアンサンブル「アースリー・エンジェル(Earthly Angels)」(地上の天使)は、2016年、ヘルシンキ芸術大学シベリウス・アカデミーに学ぶソプラノ歌手、カイサ・ダールベクの第2回博士課程コンサートのために結成されました。その後、ヨーロッパとフィンランドのプレーヤーが集まり、17世紀と18世紀の音楽を「今日」の聴衆に伝えるプロフェッショナルの声楽器楽アンサンブルとして活動を続けています。

 アルバム第1作では、17世紀イタリアのミラノ、ヴェネツィア、ボローニャの写本に収められた、尼僧たちの作ったモテット、賛美歌、カンツォーネが特集されました。さまざまな思いをかかえ、神に仕える日常生活を送る「女」たちの音楽。

 リーダーのダールベクは、アーリー、クラシカル、コンテンポラリーと、幅広い時代の音楽をレパートリーにフィンランドとヨーロッパで活動。2013年、ヴァーサのアーリー・ミュージック・フェスティヴァルを創設、芸術監督を務めています。
 ヴァイオリンのペーター・スピスキ(1966–)は、スロヴァキア出身、コンチェルト・コペンハーゲンのコンサートマスターとカメラータ・オーレスンの音楽監督。
 フィンランド・バロック管弦楽団のリーダー、アイラ・マリア・レヘティプー。
 エーロ・パルヴィアイネンは、「ラルペッジャータ」「アルテ・デイ・スオナトーリ」、ヘルシンキ・バロック管弦楽団のリュート奏者。
 ガーンジー生まれ、バロック・オペラとオーケストラの指揮者、ハープ奏者のアンドルー・ローレンス=キング(1959–)は、フィンランドを訪れ、オストロボスニア室内管弦楽団などのアンサンブルを指揮しています。
 チェンバロとオルガン奏者のマリアンナ・ヘンリクソンは、フランスの「レ・アンバサドゥール」、ヨーロッパ連合バロック管弦楽団、ヘルシンキ・バロック管弦楽団の演奏に参加してきました。
 シベリウス・アカデミーの出身のソプラノ、アンナ・ヴィルベリは、室内合唱団「ルーメン・ヴァロ」のメンバーです。

 

ABCD 435
(SACD HYBRID)
¥2300
『夢を見ているように』
 ペール・ヘンリク・ノルドグレン(1944-2008):
  (1)チェロと弦楽オーケストラのための協奏曲第3番 Op.82(1992)
  (2)夢を見ているようにOp.21(1974 arr.2017)
   (ユハ・カンガス(1945–)編曲)(チェロと19の弦楽器のための)*
  (3)ヴィオラ、コントラバスと室内オーケストラのための協奏曲 Op.87(1993)
マルコ・ユロネン(チェロ)
リッリ・マイヤラ(ヴィオラ) 
リヴァー・ティエリ(コントラバス)
オストロボスニア室内管弦楽団
ユハ・カンガス(指揮)
[* 世界初録音]

 録音: (1)2018年5月22日、(2)5月23日、(3)11月8日–9日 スネルマン・ホール(コッコラ、フィンランド)/5.1 Multichannel/stereo、71'31
 制作・録音: サイモン・フォックス=ガール

 「信じられないほどの勢いと創造性のある世代に潜在する力がまだ充分に探求されておらず、その作品がそれぞれの国以外ではコンサートに欠かせない演目にはなっていない世代」の作曲家のひとり、フィンランドのノルドグレン(1944-2008)の『フィンランド悲歌』(ABCD425)につづく作品集。

 《チェロと弦楽オーケストラのための協奏曲第3番》は、ショスタコーヴィチの交響曲第12番《1917年》の短い引用のある、対照的な4つの楽章の作品です。オストロボスニア室内管弦楽団の委嘱で作曲、1992年9月12日、スティーヴン・イッサーリスとユハ・カンガスの指揮で初演されました。マルコ・ユロネン(1966–)とオストロボスニア室内管弦楽団にとっては2 度目の録音です。

 《夢を見ているように》は、「リゲティに近いクラスター風スタイルの和声と表現的なメロディによる『メロディック=ポリフォニック・クラスター』」の音楽として、1974年、チェロとピアノのために作曲されました。この作品をユハ・カンガスが「チェロと19の弦楽器」のために編曲、「ノルドグレンの音楽」の音世界をできる限り忠実にたどりながら、独奏チェロとオストロボスニアのプレーヤーが対話する抒情のパッセージをもつ作品に作り上げました。

 《ヴィオラ、コントラバスと室内オーケストラのための協奏曲》は、カウスティネン室内楽週間の委嘱作。ヴィオラとコントラバスのソロと、ピアノ、打楽器、幅広い色彩の弦楽によるアンサンブルが「小説のチャプター」のように音楽を展開させてゆく単一楽章で書かれ、終幕、「わたしたちを彼岸に導こうとする」かのようにハイドンのピアノ曲《アンダンテ ト短調》が「これ以上ないスローモーション」で引用されます。

 [注 《夢を見ているように》のブックレット裏とインレー・カードに記載された「Op.20」は、謝りです。ブックレットのノーツにある「Op.21」が正しい作品番号です。]

 

ABCD 434
(SACD HYBRID)
¥2300
『メンデルスゾーン ピアノとチェロのための作品』
 フェリクス・メンデルスゾーン(1809–1847):
  チェロソナタ第2番 ニ長調 Op.58 no.2 MWV Q32(1843)
  協奏的変奏曲 Op.17 MWV Q19(1829)
  アルバムのページ ロ短調 MWV Q25(1835)
  チェロソナタ第1番 変ロ長調 Op.58 no.1 MWV Q27(1838)
  無言歌ニ長調 Op.109 MWV Q34(1845)
グアダルーペ・ロペス=イニゲス(チェロ)
オルガ・アンドリュシュチェンコ(ピアノ)

 [楽器 Cello: Claude Pieray(Paris 1725)、Piano: Erard(Paris 1862)]
 録音:2018年8月16日–17日、9月1日–2日 ニュー・パヴィリオン(カウニアイネン、フィンランド)/5.0 Multichannel/stereo、62'16
 制作・録音:ミッコ・ムルトニエミ

 ヘルシンキ芸術大学シベリウス・アカデミーを拠点に活動するスペインのチェリスト、グアダルーペ・ロペス=イニゲス(1983–)は、バロック・チェロによる『ガブリエッリ、スカルラッティ チェロのための作品全集』(ABCD412)でアルバム・デビュー。作品の要素を深く掘り下げた演奏が高く評価されました。
 好評を受けて制作された第2作アルバムでは、前作と同じクロード・ピエレーが1725年に製作したチェロでロマンティックな音楽、メンデルスゾーンの作品を演奏しています。

 共演者のオルガ・アンドリュシュチェンコ(1978–)は、モスクワ生まれ。モスクワ音楽院を卒業後、ケルンの音楽大学でアルボ・ヴァルドマ、ハノーファー音楽大学でヴラディーミル・クライネフに学び、ドイツを本拠に活動しています。豊かで温かい雰囲気を求め、バロック・チェロと調和する響きの1862年製作のエラール・ピアノが録音に使われました。カウニアイネン市のホール「ニュー・パヴィリオン」での録音。

 

NCD 56
¥2300
『この待降節の月』 アウディーテ室内合唱団
ヤニ・シヴェーン(指揮)
 マシュー・ホイットール(1975–):クリスマスには闇がある
  【この待降節の月/大地は老いてゆく/木枯らしの風、ほえたけり/クリスマスに愛が降りてきた】
 ジャン・ド・ブレブフ(1593–1649)(マシュー・ホイットール(1975–)編曲):ヒューロンのキャロル
 セリム・パルムグレン(1878–1951)(アンナ・フースコネン(1983–)編曲):聖母マリアは幼子をあやし
 ジャン・シベリウス(1865–1957)(アンナ・フースコネン(1983–)編曲):5つのクリスマスの歌Op.1
  【クリスマスはもうそこに/クリスマスがやってくる/夜のとばりがおりて/私には富も名声もいらない/雪は高く積もり】
 クロード・ドビュッシー(1862–1918)(アンナ・フースコネン(1983–)編曲):家のない子のクリスマス
 アレックス・フリーマン(1972–):クリスマスのキャロル
  【おんどり/四千の願い/コヴェントリー・キャロル/我らワッセルしつつ来たれり/ おお、大いなる神秘】

 録音:2017年1月21日–22日、3月25日–26日、5月6日 ロイフヴオリ教会(ヘルシンキ)/53'16
 制作:トゥーリ・リンデベリ
 録音:マルック・ヴェイヨンスオ

 アウディーテ室内合唱団は、ヘルシンキ音楽院の公式アンサンブルとして1991年に創設されました。創設者ヤニ・シヴェーンは、シベリウス・アカデミーの学部と修士課程で学び、合唱指揮者、作曲家、音楽教師として活動、アウディーテ室内合唱団とタンペレ・フィルハーモニック合唱団の芸術監督、ヘルシンキ・ミュージック・センター合唱団の指揮者を務めています。

 『この待降節の月』と題したアルバムでは、このアンサンブルで歌っている作曲家たちの作品と彼らの編曲による伝統的な待降節の作品が歌われます。
 バスを担当するカナダ出身のマシュー・ホイットール Matther Whittall(1975–)が、イギリスの詩人クリスティーナ・ロセッティ(1830–1894)の詩をテクストに採った《クリスマスには闇がある》と、フランスからカナダに渡ったイエズス会宣教師、ジャン・ド・ブレブフ(1593–1649)の《ヒューロンのキャロル》。
 アルトを歌うアンナ・フースコネン(1983–)が、新しい感覚の和声に編曲したパルムグレンの《聖母マリアは幼子をあやし》、シベリウスの《5つのクリスマスの歌》、ドビュッシーの《家のない子のクリスマス》。アウディーテのテノール、アメリカのノースカロライナで育ったアレックス・フリーマン(1972–)が、イギリスの伝統のキャロルを素材、あるいはテクストに使って作曲した《クリスマスのキャロル》と、クリストバル・デ・モラーレスが歌詞の一節を追加したテクストに作曲した《おお、大いなる神秘》。





CHALLENGE CLASSICS



CC 72754
(SACD HYBRID)
¥2600
リサ・ラーション(ソプラノ)
美しき北欧弦楽サウンドとソプラノの共演

 ロルフ・マルティンソン(1956-):
  Garden of Devotion Op. 97(ソプラノと弦楽オーケストラ)
  A.S. in Memoriam Op. 50a(弦楽オーケストラ)
  To the Shadow of Reality Op. 96(ソプラノと弦楽四重奏)
  Landscape Op. 84(ヴァイオリン独奏)
  Kalliope Op. 66(弦楽オーケストラ)
リサ・ラーション(ソプラノ)
ゴルダン・ニコリッチ(指揮)
オランダ室内管弦楽団

 録音:2018年6月20-23日/78'06''、DSD、Multi-ch / Stereo

 スウェーデンを代表する作曲家のひとりであるマルティンソンによる作品集です。作曲家からの信頼が厚いソプラノ、リサ・ラーションが歌う2 作を中心に、声と弦楽器の作品で構成。ロマンティックな調性感と細かく織り込んだ弦楽の響きが織りなすサウンドが美しいです。
 「A.S. in Memoriam」はアルノルト・シェーンベルクへのオマージュ。また「Landscape」はムンクの絵画『Strand(1904)』にインスピレーションを受けた作品です。

 

CC 72795
¥2500
グルートゥーズ写本(1400年頃)からの声楽・器楽曲集 アヴァンチュール
 Wach auff mein hort der lewcht dort her / Min hertz in hohen frouden /
 Dijn troost allein / Mocht ich dein wegeren/ Dijn troost allein /
 Ich bin pey ir sy wais nit darumb / So wie bi lieve in rusten leit / Des klaffers neyden /
 So wie bilieve in rusten leit / Allmachtig got herr Jhesu Christ /
 Der winter will hin weichen / Scinc her den wijn / Scinc herden wijn /
 Ein vrouleen edel von nature / Binnen in mir hertzen cas / Frow myn willen nym vergut /
 Egidius waer bestu bleven / Was ich begynne / O, cranc onseker broosch engine /
 Wiplich figur/ Bekenne myn klag / Wel up elcsin die vruecht begaert

 リコーダーと歌を同列に紡ぐアンサンブル

 録音:2018年6月30日〜7月2日/66'34''

 リコーダー3人と男声歌手1人からなるアンサンブル「アヴァンチュール」は中世音楽を専門としています。
 このディスクでは15 世紀にベルギーのルイ・ド・グルートゥーズが所有していた写本をもとに、アレンジも施しながら演奏したディスク。
 ポリフォニックな重唱曲をリコーダーと声に振り分け演奏しています。声楽作品を楽器で演奏することは当時もあったと考えられ、自然かつ飽きの来ない生き生きとしたアンサンブルが聴けます。

 

CC 72805
¥2500
ブラジル・クラシックの雄ニャターリを聴く
 ラダメス・ニャターリ:
  古風な組曲より アリア / Flor da noite / Poema /
  Canhoto* / Negaceando* / ヴァイオリン・ソナタ /
  Violino / Perfumosa* / Uma rosa para o Pixinguinha /
  Maneirando* / Pretenciosa*
 ヴィラ=ロボス:
  Improviso No.7 / O canto do cisne negro
 * ピアノ独奏
ルイス・ハベーロ(ピアノ)
フロール・ブラーム(ヴァイオリン)

 録音:2018年5月22・23日/スキーダム/48'55''

 ラダメス・ニャターリはブラジルの音楽家。リオ・デ・ジャネイロの国立放送管弦楽団の指揮者として、作編曲家としてポピュラーとクラシック双方の分野で活躍しました。
 このアルバムは彼のヴァイオリンとピアノのための作品を網羅した初のディスク。ブラジルのクラシック音楽を得意とする演奏家による秀演です。





POOH′S HOOP



PCD 1810
¥2500
塚谷水無子だからこそ奏でられる
J.S.バッハ(1685-1750):
 オルゲルビュッヒライン BWV599-644
塚谷水無子(パイプオルガン)
  01. いざ来ませ、異邦人の救い主 Nun komm der Heiden Heiland, BWV 599(1:07)
  02. 神よ、汝の慈しみによりて Gott, durch deine Gute / Gottes Sohn ist kommen, BWV 600(1:14)
  03. 主キリスト、神の独り子 Herr Christ, der ein`ge Gottessohn / Herr Gott, nun sei gepreiset, BWV 601(1:34)
  04. 全能の神に讃美あれ Lob sei dem allmachtigen Gott, BWV 602(0:52)
  05. 嬰児(みどりご)ベツレヘムに生まれたまえり Puer natus in Bethlehem, BWV 603(0:59)
  06. イエス・キリストよ、讃美を受けたまえ Gelobet seist du, Jesu Christ, BWV 604(1:08)
  07. かくも喜びに満てるこの日 Der Tag, der ist so freudenreich, BWV 605(1:58)
  08. 高き御空よりわれは来り Vom Himmel hoch, da komm ich her, BWV 606(0:50)
  09. 御空より御使いの軍勢来れり Vom Himmel kam der Engel Schar, BWV 607(1:31)
  10. 甘き喜びのうちに In dulci jubilo, BWV 608(1:31)
  11. イエス・キリストの徒よ、こぞりて神を讃えまつれ Lobt Gott, ihr Christen, allzugleich, BWV 609(0:53)
  12. イエスよ、わが喜び Jesu, meine Freude, BWV 610(1:58)
  13. キリストをわれらさやけく頌め讃うべし Christum wir sollen loben schon, BWV 611(2:02)
  14. われらキリストの徒 Wir Christenleut, BWV 612(1:27)
  15. われとともに神の慈しみを讃えよ Helft mir, Gotts Gute preisen, BWV 613(1:21)
  16. 古き年は過ぎ去りぬ Das alte Jahr vergangen ist, BWV 614(2:11)
  17. 汝にこそ喜びあり In dir ist Freude, BWV 615(3:02)
  18. 平安と喜びもてわれは逝く Mit Fried und Freud ich fahr dahin, BWV 616(1:57)
  19. 主なる神よ、いざ天の扉を開きたまえ Herr Gott, nun schleuB den Himmel auf, BWV 617(2:23)
  20. おお、罪なき神の小羊よ O Lamm Gottes, unschuldig, BWV 618(3:40)
  21. キリストよ、汝神の小羊 Christe, du Lamm Gottes, BWV 619(1:04)
  22. われらに幸いを与えたもうキリストは Christus, der uns selig macht, BWV 620(2:07)
  23. イエス十字架につけられたまいし時 Da Jesus an dem Kreuze stund, BWV 621(1:01)
  24. おお人よ、汝の大いなる罪を悲しめ O Mensch bewein dein Sunde groß, BWV 622(5:38)
  25. 主イエス・キリストよ、われら汝に感謝す Wir danken dir, Herr Jesu Christ, daß du fur uns gestorben bist, BWV 623(1:00)
  26. 神よ、われを助けて遂げさせたまえ Hilf, Gott, daB mir`s gelinge, BWV 624(1:36)
  27. キリストは死の縄目につながれたり Christ lag in Todesbanden, BWV 625(1:17)
  28. われらの救い主なるイエス・キリスト Jesus Christus, unser Heiland, der den Tod uberwand, BWV 626(0:51)
  29. キリストは甦りたまえり Christ ist erstanden, BWV 627(4:56)
  30. 聖なるキリストはよみがえりたまえり Erstanden ist der heilge Christ, BWV 628( 0:56)
  31. 栄光の日はあらわれぬ Erschienen ist der herrliche Tag, BWV 629(1:14)
  32. 今日、神の子は勝利をおさめ Heut triumphieret Gottes Sohn, BWV 630(1:32)
  33. 来ませ、創り主にして聖霊なる神よ Komm, Gott Schopfer, Heiliger Geist, BWV 631(0:50)
  34. 主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ Herr Jesu Christ, dich zu uns wend, BWV 632(1:19)
  35. いと尊きイエスよ、われらはここに集いて Liebster Jesu, wir sind hier, BWV 633(1:21)
  36. いと尊きイエスよ、われらはここに集いて Liebster Jesu, wir sind hier, BWV 634(1:33)
  37. これぞ聖なる十戒 Dies sind die heilgen zehn Gebot, BWV 635(1:27)
  38. 天にましますわれらの父よ Vater unser im Himmelreich, BWV 636(1:14)
  39. アダムの堕落によりすべては朽ちぬ Durch Adams Fall ist ganz verderbt, BWV 637(1:32)
  40. われらに救いの来たれるは Es ist das Heil uns kommen her, BWV 638(1:11)
  41. われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ Ich ruf zu dir, Herr Jesu Christ, BWV 639(2:50)
  42. 主よ、われ汝に望みをいだけり In dich hab ich gehoffet, Herr, BWV 640(1:00)
  43. われら悩みの極みにありて Wenn wir in hochsten Noten sein, BWV 641(1:42)
  44. 尊き御神の統べしらすままにまつろい Wer nur den lieben Gott laBt walten, BWV 642(1:46)
  45. 人はみな死すべきさだめ Alle Menschen mussen sterben, BWV 643(1:27)
  46. ああ、いかにはかなく、いかにむなしき Ach wie nichtig, ach wie fluchtig, BWV 644(1:24)
  47. いざ来ませ、異邦人の救い主 Nun komm der Heiden Heiland, BWV 599(1:05)

 優秀録音。全てのストップを使用した驚きのレジストレーション!
 聖バフォ教会の大オルガンを知り尽くした塚谷水無子だからこそ奏でられる唯一無二のオルゲルビュッヒライン!

 [使用楽器:ミュラー・オルガン、1738年製作]
 セッション録音:2018年10月3-5日/聖バフォ教会、ハーレム、オランダ/78'32"
 レコーディング・エンジニア:ダニエル・ファン・ホルセン

 さまざまなアプローチで聴き手を圧倒する塚谷水無子が、J.S.バッハのオルゲルビュッヒライン(オルガン小曲集)を録音!オランダ、ハーレムの聖バフォ教会に据え付けられた名器ミュラー・オルガン(1738 年制作)を使用しています。

 かつてシュヴァイツァーはこの曲集を「音楽史における最大の出来事のひとつ」と呼ぶなど、高名な音楽家、音楽学者たちが挙って激賞する割に聴き手からはそれに見合う評価を得てきたとは思いにくいオルゲルビュッヒライン。塚谷は当ミュラー・オルガンの全64 のストップを使用した驚きのレジストレーションとテンポで新たな解釈で演奏!名器ミュラー・オルガンを知り尽くした塚谷でしか表現のできない唯一無二の演奏を披露しております。

 塚谷のさまざまなこだわりのもと収録した当曲集。塚谷は全46 曲(「いと尊きイエスよ、われらはここに集いて」BWV633 の異稿BWV634 も収録!)ののち、別テイクの第1 曲「いざ来ませ、異邦人の救い主」BWV599 でこの曲集をとじます。教会暦一年の循環を示すダ・カーポ、そしてゴルトベルクをライフワークとする奏者の成せる解釈と申せましょう。

 演奏はもちろん、録音にもこだわりをもつ塚谷水無子。当録音も塚谷が絶大なる信頼を寄せるダニエル・ファン・ホルセンが担当しております。ホルセンは大学時代にオルガンを専攻していたこともあり、オルガン音楽、教会の響きの録音特性も知り尽くしていることからオルガンの録音には非常に定評があります。当録音でもワンポイント録音を採用し、臨場感に富んだ演奏を楽しむことができます。

 『クリスチャン・ミュラー・オルガンの64のストップを漏らさず使って録音出来たことが何よりの喜びだ。1738年に完成した世界最大の楽器にはバッハの時代にだけ存在した音色が数多く備わる。約6000本のオルガンパイプと巨大なふいごが生み出す音響。バッハが愛した32フィートが作り出す低音のダイナミズム。』(塚谷水無子)

 『「オルゲルビュッヒライン」、この曲集ほど高名な音楽学者たちが挙って激賞する割に、リスナーからはそれに見合う評価を得てきたとは正直思いにくい。そして、塚谷が「オルゲルビュッヒライン」に挑む以上、周到な考証から大胆に帰納される「目から鱗」の解法を期待できないはずがない。その期待は叶った。そして、なぜ今までこの曲集がリスナーに高く評価されてこなかったのか、彼女の演奏を通じてその謎がほぼ解けたのである。今回、塚谷盤の何に驚いたかと言えば、延々と述べてきたこの曲集に対する我が不定愁訴を作り出してきた疑問――特にレジストレーションとテンポ――を、彼女がクリアに解決して見せてくれたことだ。』(佐々木裕二/ライナーノーツより)

 塚谷水無子
  東京藝大楽理科卒業後オランダへ。パイプオルガン・作曲・即興演奏をヨス・ファン・デア・コーイに、ピアノ・室内楽をヴィム・レーシンクに、チェンバロをロベール・コーネンに師事。アムステルダム音楽院、デンハーグ王立音楽院修士課程を首席で卒業。17年にわたりロイヤルコンセルトヘボウ、オランダ国立歌劇場はじめヨーロッパ各地のコンサートに出演、委嘱作品の世界初演も数多く手がける。Music Bird やOttava など番組出演はじめ、国内外の新聞雑誌インタビュー多数。古楽から現代音楽、ジブリまでレパートリーは多岐にわたる。
 J.S.バッハ《ゴルトベルク変奏曲》をライフワークとし、日本人初録音のパイプオルガン(PCD 1204)、演奏至難のポジティフオルガン(PCD 1305)、ブゾーニ編曲版を語り尽くしたピアノ(PCD 1712)のPooh's Hoopレーベルからリリースされてい3つのアルバムは音楽各誌で絶賛。新感覚エッセイ「ゴルトベルク変奏曲を聴こう!」(音楽之友社)を出版。
 CD《涙のバガテル〜シルヴェストロフ・ピアノ作品集》(PCD 1409)、《ぬんこむ〜Nun komm, der Heiden Heiland〜》(PCD 1507)(Pooh's Hoop)、《バッハ・オルガン作品集》《バッハ・オルガン作品集II》《聖なるパイプオルガン》《愛と祈りのパイプオルガン》《癒しのパイプオルガン》(キングレコード)、《 WhisperingWinds第2集&第2 集》(キングインターナショナル)発売中。







MD+G

903-20736
(SACD Hybrid)
\3100
《マリア・ソウルナチェヴァ〜『献呈』/オーボエとピアノのための作品集》
 1) シューマン:アダージョとアレグロOp.70、
 2) クララ・シューマン:ヴァイオリンとピアノのための3つのロマンスOp.22、
 3) シューマン:アラベスクOp.18、
 ブラームス:
  4) セレナードOp.58 No.8、
  5) 雨の歌Op.59 No.3、
 6) シューマン:ひそやかな涙Op.35 No.10、
 7) ブラームス:永遠の愛についてOp.43 No.1、
 8) シューマン:オーボエとピアノのための3つのロマンスOp.94、
 9) ブラームス:失望Op.72 No.4、
 10) シューマン:献呈
マリア・ソウルナチェヴァ(オーボエ)、
Alexandr Shaikin(ピアノ)
 
 シューマン夫妻とブラームスの音楽的結びつきをオーボエを通して探求
 ロベルト&クララ・シューマンとブラームスとの関係性については、多くのことが書き記されていますが、マリア・ソウルナチェヴァはさらに新たな扉を開きます。
 ヴィンタートゥール・ムジークコレギウムの首席オーボエ奏者である彼女はピアニストのAlexandr Shaikinとともに、3人の作曲家の室内音楽、そしていくつかの歌曲においても見られる音楽の結びつきを探求しています。
 人間の声に非常に近いといわれるオーボエでの歌曲の演奏はとても感動的です。ソウルナチェヴァは2017年、ドイツの音楽賞「エコー・クラシック」賞を受賞。
 
 
903-20976
(SACD Hybrid)
\3100
《Laznik & Horvat 〜『伝説』/アルト・サクソフォンとピアノのための作品集 》
 1) ウィナンド・ファン・クラヴェレン:フランシスコ・プーランクを模したソナタ、
 2) ジョルジュ・スポーク:伝説Op.54、
 3) ヒンデミット:アルト・ホルンとピアノのためのソナタ
  (フレンチ・ホルンまたはアルト・サクソフォン)、
 4) Lojze Lebi?:Invocation(a Primoz Ramovs、
 5) フェルナンド・デクリュック:ソナタ嬰ハ調、
 6) Yvan Markovitch:哀訴と踊り
Oscar Laznik(アルト・サクソフォン)、
Tadej Horvat(ピアノ)

 時代を超えた色鮮やかなパノラマが広がる
 印象派から現代まで、Oscar LaznikとTadej Horvatはサクソフォンとピアノのための100年にわたる音楽を演奏しています。
 彼らの仲間であるスロヴェニアの作曲家Lojze Lebi?の作品名「伝説」をアルバム・タイトルに、フォークロアから前衛音楽、印象派からネオ・バロックと、想像を超えるほど色鮮やかなパノラマが広がります。
 サクソフォンの演奏でこれほどバラエティ豊かな音楽を聴ける機会はなかなかないでしょう。
 
 
906-21096
(SACD Hybrid)
\3100
《Hilger Kespohl〜マティアス・ヴェックマン:オルガン作品集》
 マティアス・ヴェックマン:
  1) 来たれ精霊、主なる神、2) トッカータ ニ短調、
  3) ファンタジア ニ短調、4) イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ、
  5) トッカータ ホ短調、6) 我ら貧しき罪人を、
  7) Praeludium a 5 Vocum in G、8) 神よ、ほめ讃えらるべし、
  9) 第1旋法による5声の前奏曲、10) いざ喜べキリストのともがらよ、
  11) 第1旋法によるトッカータと前奏曲、
  12) 第1旋法によるフーガ ニ短調、13) 第2旋法によるマニフィカト
Hilger Kespohl
(ノイエンフェルデ区、
聖パンクラティウス教会の
アルプ・シュニットガー製オルガン)

 荘厳なバロック・オルガンで奏でる
 ドイツのバロック・オルガン製作者として当時最も有名だったアルプ・シュニットガーは、ハンブルクのノイエンフェルデの教会に埋葬されています。そのシュニットガーの荘厳なバロック・オルガンで、Hilger Kespohlがバロック期に活躍したマティアス・ヴェックマンの作品を演奏したアルバムです。
 
 

937-21116
(SACD Hybrid)
\3100
《Matthias Brandt & オルガ・ベツメルトナ〜
 ベートーヴェン:劇音楽『エグモント』》

  ベートーヴェン:劇音楽『エグモント』Op.84
Matthias Brandt(ナレーター)、
オルガ・ベツメルトナ(ソプラノ)、
ダーク・カフタン(指揮)
ボン・ベートーヴェン管弦楽団

 台本と音楽の素晴らしい融合で感動を与える
 ゲーテの劇作品の中でも、『エグモント』は、精神的不安や葛藤を抱えた主人公たちが生き生きと描かれた比類ない作品です。
 新しい首席指揮者ダーク・カフタンとボン・ベートーヴェン管弦楽団による演奏で、Matthias Brandtが劇作家のTilman Bottcherとともにこの劇の新しい台本を手がけ、感動的に役を演じています。
 台本と音楽が劇の中で素晴らしい融合を見せています。
 
 
613-21122
\2400
《シュテッフェン・シュライエルマッハー〜未来派と初期イタリア前衛音楽》
 1) フランチェスコ・バリッラ・プラテッラ:戦い(『戦争』より)(1913)、
 2) ジャン・フランチェスコ・マリピエロ:秋のプレリュード(1914)、
 3) アルベルト・サヴィニオ:半死の歌(1914)、
 4) アルフレード・カゼッラ:La notte alta(1917)、
 シルヴィオ・ミックス:
  5) Stati d’animo(Preludio I & II)(1923)、
  6) Profilo sintetico musicale di F.T.Marinetti(1924)
シュテッフェン・シュライエルマッハー(ピアノ)

 20世紀初めイタリアで起こった前衛芸術運動。その音楽を辿る旅
 未来派の芸術家たちは第一次世界大戦前、イタリアで自らのメッセージを大々的に宣言しました。それは戦争賛美、アナーキズム、女性蔑視、伝統批判など過激な内容の「宣言」でした。
 けれどもシュテッフェン・シュライエルマッハーは、そうした作曲家たちの作品の中にも比類無い作品があることを発見します。このアルバムはフランチェスコ・バリッラ・プラテッラの“戦争”で始まります。
 この曲は未来派に属しますが、次のジャン・フランチェスコ・マリピエロの『秋のプレリュード』では、戦争や破壊というよりもドビュッシーやラヴェルを聴くような秋のメランコリーが感じられます。
 アルベルト・サヴィニオは今日では詩人あるいは画家として有名ですが、『半死の歌』は風刺と娯楽のコラージュ作品となっています。アルフレード・カゼッラの『La note alta』はこのCDで最も大きな作品です。
 そしてシルヴィオ・ミックスの3つの短い曲で、シュテッフェン・シュライエルマッハーのイタリア前衛音楽の旅が終わります。
 



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LYRINX



LYR 280
¥2300→\2090
ムーザ・ルバツキーテ(ピアノ)
 「リスト:シューベルト編曲&シューベルト:ピアノ・ソナタ第14番」
ムーザ・ルバツキーテ(ピアノ)
 リスト:ウィーンの夜会第6番(シューベルトのワルツによる)
 リスト:
  シューベルトの挨拶を送ろう S558-1/シューベルトの焦燥 S563-5/
  シューベルトの水の上で歌う S558-2/
  シューベルトの君は私の憩い S558-3/シューベルトの若い尼僧 S558-6/
  シューベルトのエレンの歌第3番(アヴェ・マリア) S558-12
 シューベルト:ピアノ・ソナタ第14番 イ短調 D.784
 リスト:
  シューベルトの糸を紡ぐグレートヒェン S558-8/
  シューベルトの魔王 S558-4/シューベルトの影法師 S560-12/
  シューベルトの都会 S560-1/シューベルトの辻音楽師 S561-8

 ムーザ・ルバツキーテの弾くリスト:シューベルト歌曲の編曲とシューベルトのピアノ・ソナタ第14番 

 録音:2012年4月23―27日 マルセイユ/70'20、DSD録音

 リトアニアを代表する名ピアニスト、ムーザ・ルバツキーテの弾くリストのシューベルト歌曲の編曲と、シューベルトのピアノ・ソナタ第14番。

 ムーザ・ルバツキーテは1959年、ソ連時代のリトアニアのカウナスの生まれ。音楽一家に生まれ彼女も幼くしてピアノを学び、7歳の時には首都ヴィリニュスでハイドンのピアノ協奏曲を弾く天才少女だった。
 モスクワ音楽院で学んだ後、ソ連の偉大なピアニストとして活躍したが、共産圏外で活動を制限されたため国際的知名度を得たのはリトアニアが独立を回復した1990年以降のこと。卓越したリスト弾きとして知られており、ここでも深みのある演奏が素晴らしい。





 この人はきっとこれからとてもいい年の取り方をしていきそうだな・・・というのが、ムーザ・ルバツキーテ

 昔、ジャケットの表情を見て「こわそうなひとだな」とか「きつそうな人だな」と思ったのを覚えています。

 とくに印象的だったのは、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番の室内楽バージョンのジャケット。
 上海弦楽四重奏団の面々を引き連れ、こちらを挑むような鋭い視線で女王様然と腰掛けているんです。
 これはかなりこわい、というか、「ははー、女王様〜」という感じです。

LONTANO盤のジャケット。DORONから出なおしになったが入手困難。


 ところがこの人の最近の印象が変わったんです。

 美しく慈悲深い貴婦人のようになっていて、まさかこれがあのルバツキーテ・・・!?と。


 こうなってくると最近リリースされたサン=サーンスのピアノ協奏曲集も俄然聴きたくなってきませんか。
 要注意アーティストです。


  


DORON
DRC 3032
\2400
ルバツキーテにフェニェー、マイケル・ルートヴィヒ・・・
 なにげに豪華なソリスト達によるベートーヴェン

 ベートーヴェン:
 (1)ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲 ハ長調 Op.56
 (2)合唱幻想曲 ハ短調 Op.80
ジョアン・ファレッタ(指揮)
リトアニア国立交響楽団
ムーザ・ルバツキーテ(ピアノ)
(1)マイケル・ルートヴィヒ(ヴァイオリン)
(1)ラースロー・フェニェー(チェロ)
(2)カウナス国立合唱団
録音:2009年11月7日、ヴィリニュス(ライヴ),DDD,53'49

 リトアニア勢を中心としたベートーヴェン、しかも「実は名曲」を二作収録。
 ムーザ・ルバツキーテは1959年生まれのピアニスト。パリ在住ながら、リトアニア人ピアニストとしてもっとも活躍している人。マイケル・ルートヴィヒは米国のヴァイオリニストで、現在バッファロー・フィルのコンサートマスター。ちなみに彼の父は、オーマンディ時代のフィラデルフィア管弦楽団で40年近くに渡って長く活躍したアーヴィン・ラドヴィグ。ラースロー・フェニェーは、1975年、ハンガリー生まれのチェリスト。現在hr(フランクフルト放送)響の首席チェリスト。2004年、ドイツのクロンベルクでのパブロ・カザルス国際コンクールに優勝した名手。ジョアン・ファレッタはバッファロー・フィルの音楽監督を務める指揮者。
 中堅どころの実力派が揃ったぜいたくな1枚。
 

DORON
DRC 3065
\2400
ルバツキーテのサン=サーンス!
 サン=サーンス:
  (1)ピアノ協奏曲第2番 ト短調 Op.22
  (2)ピアノ協奏曲第5番 ヘ長調 Op.103「エジプト風」
ムーザ・ルバツキーテ(ピアノ)
(1)ハンス=マルティン・シュナイト(指揮)
(2)アラン・パリ(指揮)
リトアニア国立フィルハーモニー管弦楽団
 録音:(1)2001年12月1日、(2)2013年3月16日、ヴィリニュス、国立フィルハーモニック・ホール、ライヴ、51'15

 リトアニア出身の名ピアニスト、ムーザ・ルバツキーテの演奏するサン=サーンスのピアノ協奏曲2 曲。ルバツキーテはソ連時代に西側に出られなかったために知名度が広がらなかったが、卓越した技術と聴衆を魅了する華を兼ね備えた卓越したピアニストである。ここでのサン=サーンス2 曲はいずれも彼女の本領を発揮したもので、豊かで華やかでありつつ情感もたっぷりで、決して表面的な美麗さに留まることがない。ことに「エジプト風」は、安易なエキゾティズムとは一線を隠した充実の演奏である。

BRILLIANT
BRL 93702
\1800
ムーザ・ルバツキーテ(ピアノ)
 フランク:ピアノ曲集

  前奏曲、フーガと変奏曲
  前奏曲、コラールとフーガ
  前奏曲、アリアと終曲
ムーザ・ルバツキーテ(ピアノ)
ピアノ曲史上最高の名曲をルバツキーテのピアノで聴く・・・


 


LYR 303
¥2300
「ヴィヴァルディ:マンドリン協奏曲のための協奏曲集」
 ヴィヴァルディ:
  マンドリン協奏曲 ニ長調 RV93
  2つのマンドリンのための協奏曲 ト長調 RV532
  マンドリン協奏曲 ハ長調 RV425
  マンドリンとヴァイオリンのための協奏曲 変ロ長調 RV548
  多数の楽器のための協奏曲 ハ長調 RV558
  マンドリンとヴィオラ・ダモーレのための協奏曲 ニ短調 RV540
ヴァンサン・ベーア=ドゥマンデ(マンドリン)
クリスティーヌ・アントワーヌ(ヴァイオリン,指揮)
ル・ジャルダン・ミュジカル
ファビオ・ガルッチ(マンドリン)
ピエール=アンリ・ジュエレブ(ヴィオラ・ダモーレ)

 ヴィヴァルディ:マンドリンのための協奏曲集

 録音:2016年11月7‐10日マルセイユ/44'30、DSD録音

 ヴィヴァルディのマンドリンのための協奏曲を集めたCD。ヴィヴァルディのマンドリン協奏曲というと、映画「クレイマー、クレイマー」で用いられたハ長調 RV425が有名だが、それ以外にも名曲がある。ここではリュートのための作品も含めマンドリンで演奏できる協奏曲を5曲収録している。

 ヴァンサン・ベーア=ドゥマンデは今日のバロック・マンドリンの第一人者で、マルセイユ音楽院やベルギーのリエージュ王立音楽院で教えている。クリスティーヌ・アントワーヌはレ・ミュジシャン・ドゥ・ルーヴルなどでも活躍したバロック・ヴァイオリニスト。2007年にピリオドオーケストラ、ル・ジャルダン・ミュジカルを創設し率いている。





MSR

MS 1637
(2CD)
¥3600
「チェロ協奏曲集」
 (1)エルガー:チェロ協奏曲第1番 ホ短調 Op.85
 (2)R.シュトラウス:ドン・キホーテ Op.35
 (3)シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 Op.129
 (4)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
キム・クック(チェロ)
(1)(3)アルカディ・シュテインルフト(指揮)
(2)(4)ゲラルド・エデルステイン(指揮)
(1)-(3)サンクトペテルブルク国立交響楽団
(4)ボフスラフ・マルティヌー・フィルハーモニー管弦楽団
(2)アンナ・ヴァインシュタイン(ヴィオラ)

 アメリカのチェリスト、キム・クックのチェロ協奏曲集第3集。エルガー、シューマン、ドヴォルザークの名曲収録!

 録音:(1)(3)2016年6月 サンクトペテルブルク、(2)2016年5月 サンクトペテルブルク、(4)2001年2月 チェコ/DDD、140'31

 アメリカのチェリスト、キム・クックのMSRへのチェロ協奏曲集第3集。第1集(MS1289)はショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番,チャイコフスキーのロココの主題による変奏曲。第2集(MS1512)はサン=サーンスの協奏曲第1番,フォーレのエレジー、ラロの協奏曲。

 キム・クックはネブラスカ州出身。イェール大学とイリノイ大学を修了し、ブラジルのサンパウロ交響楽団の首席チェロ奏者を務めていた。近年はソリストとして世界中で活躍。ルイージ・ガリンベルティ(1888-1957)製作のチェロを使用している。

 アルカディ・シュテインルフトはソ連のレニングラード生まれの指揮者。ロシアを中心にとりわけオペラやバレエの指揮者として活躍している。ゲラルド・エデルステインはアルゼンチン出身の指揮者。幅広く活躍しており、現在は米国ペンシルベニア州のウィリアムズポート交響楽団の音楽監督。

 
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MS 1699
(2CD)
¥3600→\3290
「ガブリエル・デュポン:ピアノ作品全集」
 ガブリエル・デュポン(1878-1914):
  憂鬱な時間(全14曲)
  砂丘に囲まれた館(全10曲)
  2つのバレエのエール
  アルバムの数葉(4曲)
ボ・ティース(ピアノ)

 20世紀初頭のフランスの作曲家、ガブリエル・デュポン:ピアノ作品全集

 録音:2017年12月,2018年1月 アイオワシティ/DDD、99'50

 20世紀初頭のフランスの作曲家、ガブリエル・デュポン(1878-1914)のピアノ作品全集。
 優れた作曲家だったにもかかわらず、36歳で病没し、死後なかなか顧みられることのなかったデュポンも、ここ数年でずいぶんCDが増えた。それでもピアノ作品全集はおそらくこれが初めてだろう。デュポンはラヴェルの3歳年下でほぼ同世代だが、作風は対極的で、繊細で内省的で染み入るような美しさに満ちたデュポンの作品には独特の魅力が詰まっている。

 ボ・ティースは米国ミネソタ州出身のピアニスト。ドビュッシーをはじめとする近代フランス音楽を得意としており、ここでもデュポン独特の魅力を見事に引き出している。




 ガブリエル・デュポン。
 今や、およそほとんどのクラシック・ファンには馴染みがない人だが、生前はオペラを書けば必ず当たる、といっても過言ではないほどの超人気作曲家だった。
 生まれたのは1878 年。パリ音楽院での師匠はマスネ、それにオルガンの巨匠ヴィドール。そう、フランクの系譜をひく純粋芸術路線に、美しいものを求めてやまない世紀末の人々を魅了しつくすバランス感覚も身につけた、完璧な芸術家だったのである。
 そして、肺結核を病んで早世たというのも伝説的。プロヴァンスの片田舎で療養しながら、人を避けるようにして、独自の内面世界を見つめ続けたという。

 実際そのピアノ作品を聴いてみれば、これぞ世紀末といった薫り高い耽美的世界。
 「砂丘の家」は、しずかに気持ちを落ち着けてくれる音楽集。同時代のセヴラックあたりも想起させるような、4〜5分の充実した小品が居並ぶ。
 また世紀末情緒という点では、もうひとつの「病める時」のほうがいかにもそれらしい。大小あわせて14 ある小品群は、療養中のデュポンが身近な光景を題材に、やさしさ、恐怖、希望…とさまざまな心象風景を織り交ぜて綴った私小説的な内容だが、「庭に注ぐ陽光」「白夜〜幻覚」「風の歌」「死神がうろついている」といった示唆的なタイトルにもあらわれているとおり、謎めいた雰囲気に満ちた作品。


 

MS 1636
¥2300
韓国のピアニスト、キム・ジュヨンのおそらく初のCD
 ハイドン:ピアノ・ソナタ ハ長調 Hob. XVI:48
 ラフマニノフ:コレッリの主題による変奏曲 Op.42
 リスト:パガニーニによる大練習曲S.141
キム・ジュヨン(ピアノ)

 録音:2017年1月14,15,18日 米国,インディアナ州マンシー/DDD、56'52

 韓国のピアニスト、キム・ジュヨンのおそらく初のCD。
 キム・ジュヨンは12歳で韓国交響楽団と共演したほどの天才少女だった。その後国際的に活躍している。派手に技巧をひけらかすことない誠実で丁寧な演奏が持ち味で、リストのラ・カンパネッラのような曲でもじっくり聞かせてくれる。

 

MS 1646
¥2300
「バーバラ・ハーバック作品集VOL.12」
 〜管弦楽作品集第4集

  ハーバック:
   交響曲第11番 「帰還」
   管弦楽組曲「偽善」 (全13曲)
デイヴィッド・アンガス(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

 録音:2017年8月14−16日 ロンドン/DDD,77'37

 米国、ペンシルベニア州出身の作曲家、鍵盤楽器奏者、バーバラ・ハーバックの新作管弦楽曲2作の録音。ハーバックはチェンバリスト、オルガニストとして活躍する一方、40年以上作曲活動にも取り組んでおり、MSRからは彼女の作品集が継続して発売されている。
 
第12集であるこのCDには、2017年の作品、交響曲第11番 「帰還 Retourner」と管弦楽組曲「偽善」を収録。どちらも世界初録音。「帰還」は、ウィラ・キャザー(1873-1947)の小説「ああ開拓者たちよ!」(1913)に基づいた3楽章の作品。
 「偽善」は、ロイス・ウィーバー(1888-1939)の監督した1915年の同名無声映画のための音楽。作風はどちらもいたって穏やかで適度にロマンティックで、気持ちの良い音楽である。英国の指揮者デイヴィッド・アンガスとロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏もたいへん充実。

 ちなみに鍵盤楽器奏者としてのハーバックもMSRからCDになっており、その中にはソレルのソナタ全集(MS 1300 14CD)という偉業も含まれている。

 

MS 1660
¥2300
「アメリカの反射 20世紀と21世紀の合唱音楽」
 アメリカ民謡(アーブ編):シェナンドー
 アメリカ民謡(コープランド,ファイン編):ずっと昔
 アージェント:ウォールデン池
 ウィティカー:水の夜
 ローリゼン:そう言われているが
 伝承歌(チャップマン編):彼女はツバメのようだ
 ローリー(ホーリー編):美しい川
 伝承歌(ギブズ編):全能の偉大な神
 ランシュタッド:なぜ籠の鳥は歌う
 シェーカー教徒の伝承歌:私は飢え渇き
 オルウッド(カークナー編):雲のない日
 アパラチアの伝承歌(カークナー編):明るい朝の星
ジェフリー・ハント(指揮)
セント・チャールズ・シンガーズ

 録音:2017年6月14−21日 シカゴ/DDD、63'33

 「茂みといばら」 合唱のための民謡集第1巻&第2巻(MS 1606)に続くジェフリー・ハント率いるセント・チャールズ・シンガーズのMRSへの2枚目のCD。今回は伝承歌の編曲を含めた20世紀と21世紀の作品集。

 米国の合唱音楽の重鎮、ドミニク・アージェント(1927―)の「ウォールデン池」は5曲からなる作品で、極めて美しい傑作である。エリック・ウィテカー(1970―)の水の夜、モートン・ローリゼン(1943―)のリルケの詩による「そう言われているが」、など名曲が目白押し。セント・チャールズ・シンガーズの歌は、十分に洗練された合唱だが、いざと言う時にはアメリカの田舎の素朴さも感じさせてくれる。

 

MS 1668
¥2300
「アリッサ・モリス:オーボエのための室内楽作品集」
 子供たちはどこから来たのか?(4曲)(2013)
 海岸の万華鏡(3曲)(2013)
 衝突練習曲集(2017)(全6曲)
 動き(2010)(全4曲)
アリッサ・モリス(オーボエ)
クリスティーナ・ハーン(Pf)
エリザベス・ダーリング(Fl)
アンドレア・ヴォス=ロシュフォール(Cl)
ジェシカ・フィンドリー・ヤング(Fg)

 録音:2017年5月8-9,25-26日 シンシナティ/DDD、63'40

 オーボエ奏者アリッサ・モリスの自作自演。アリッサ・モリスは現在、米国,カンザス州トピーカのトピーカ交響楽団の首席オーボエ奏者を務めており、またソリストとして欧米各地で活躍している。
 同時に作曲活動も盛んで、このCDに収録されているのはここ十年ほどの作品ばかり、いずれも世界初録音である。

 

MS 1674
¥2300
デルフィ・トリオ、
 ウィリアム・ボルコムのピアノ三重奏曲は世界初録音

  ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第6番 変ホ長調 Op.70-2
  ウィリアム・ボルコム(1938-):ピアノ三重奏曲
  ブラームス:ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調 Op.101
デルフィ・トリオ:
 【リアナ・ベルベ(Vn)
  ミシェル・クォン(Vc)
  ジェフリー・ラデュー(Pf)】

 録音:2017年12月19-21日 オレゴン州アシュランド、DDD,68'50

 米国のピアノ三重奏団、デルフィ・トリオのおそらく初CD。三人は出身校は別々だが、サンフランシスコ音楽院の室内楽過程で出会いデルフィ・トリオを結成した。いかにも若々しい果敢で清清しい演奏を繰り広げている。
 ウィリアム・ボルコム(1938-)のピアノ三重奏曲は世界初録音。

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MS 1682
【レーベル移行再発売】
¥2300→\2090
名盤復活!
 「ヴァイオリンとハープのための作品集」

 ドニゼッティ:ヴァイオリンとハープのためのソナタ ト長調
 シャポシニコフ :ヴァイオリンとハープのためのソナタ ニ短調
 ホヴァネス:ヴァイオリンとハープのためのソナタ Op.406
 ラサラ:羊飼いコヤの詩
 ボレン:典礼舞踊からの章
 サン=サーンス:ヴァイオリンとハープのための幻想曲 Op.124
オーロラ・デュオ:
 【ドンナ・フェアバンクス(ヴァイオリン)
  リサ・リッティング(ハープ)】

 録音:1996年3月13,25日,6月15日,8月10日,11月26日,1997年1月3日 米国,ユタ州プロボ/DDD、62'32

 ヴァイオリンとハープのデュオ、オーロラ・デュオのMSRへの2枚目のCD。1枚目は近代ものを中心とした「メロディ」(MS 1332)だった。この2枚目のCDは20年以上前、4-TAYというレーベルから発売された彼女たちのデビューCDの再発売。
 たいへん意欲的な選曲で、ホヴァネスとボレンの作品は世界初録音、またシャポシニコフの作品はヴァイオリンとハープによる初録音だった。とにかく美しい音楽ばかりで、気持ちよく1枚聞き通してしまう。



おそらく廃盤と思われる・・・
MS 1332
¥2300
「メロディ」〜ヴァイオリンとハープのための作品集
 アンゲルブレシュト(1880-1965)、A.パドヴァーノ(1915-92)、
 ニールセン、D.スカルラッティ、ヴィラ=ロボス、イベール、
 モーツァルト、グルック、ゲイリン・ハットン(1928-2008)、サニエ、
 ドビュッシー、スヴェインソン(1938-)、サン=サーンス、
 J.ラウバー(1864-1952)、マレイ・ボーレン(1950-)の作品
オーロラ・デュオ:
【ドンナ・フェアバンクス(Vn)、
リサ・リッティング(Hrp)】
オーロラ・デュオはユタ・ヴァレー大学で教鞭をとる二人の女性演奏家。BGMとしても使えそうな耽美的な一枚。録音:2008年5月、6月


 

MS 1694
¥2300
「ドイツ・ロマン派のオルガン曲」
 レーガー:
  オルガンのための12の小品 Op.59〜
   トッカータ ニ短調,フーガ ニ短調
 メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ第6番 ニ短調 Op.65
 ラインベルガー:12の性格的小品集 Op.156
 ブラームス:フーガ 変イ短調 WOO8
 リスト:B-A-C-Hの主題に基づく前奏とフーガ
フェリックス・ヘル(オルガン)

 録音:2018年7月4日 ドイツ,リューデンシャイト/DDD、75'27

 ドイツのオルガニスト、フェリックス・ヘルがドイツ・ロマン派の作曲家のオルガン作品を演奏したCD。ラインベルガーの12の性格的小品集は35分もかかる大作。
  フェリックス・ヘルは1985年、ドイツのフランケンタールの生まれ。一般的なドイツのオルガニストがドイツ近辺に教会の楽長を長年務めることが多いのに対し、ヘルは若い頃に米国に渡りジュリアード音楽院とカーティス音楽院で学んだことから、たいへん国際的に活躍している。
 ドイツ西部、ノルトライン=ヴェストファーレン州のリューデンシャイトにある福音キリスト教会に設置されているE.F.ヴァルッカー製作のオルガン(1902年,1957年と2000年に改修)を使用。ドイツ・ロマン派のオルガンを演奏するには打ってつけの楽器である。

 

MS 1698
¥2300
「パレストリーナ:あなたはペテロである」
 パレストリーナ:
  (1)あなたはペテロである/あなたが地上でつなぐことは
  (2)-(6)ミサ 「あなたはペテロである」
  (7)鹿が小川を求めるように/私の魂は渇望している
  (8)私の肉は本当の食べ物
  (9)あなた方はシオンで喇叭を吹け/天よ、天から水を落とせ
  (10)私の心は叱責と苦悩を期待していた
  (11)善良な羊飼いが蘇った/そして私たちの過越であるキリストは
デイヴィッド・シュラー(指揮)
セント・ルーク・イン・ザ・フィールズ合唱団

 録音:2017年1月29−31日 ニューヨーク/DDD、63'43

 ピエール・ド・マンシクールの作品集(MS 1632)に続くデイヴィッド・シュラー率いるセント・ルーク・イン・ザ・フィールズ合唱団のCDは、パレストリーナの作品集。

 デイヴィッド・シュラーはニューヨークのセント・ルーク・イン・ザ・フィールズ教会の音楽監督を長年務めており、1988年にセント・ルーク・イン・ザ・フィールズ合唱団を創設、シュラーの指導により高い実力を獲得した同合唱団は、教会を飛び出し古楽演奏会でも活躍するほどの人気が合唱団になっている。なお男女混声合唱である。

 

MS 1162
【再プレス】
¥2300
「フェリックス・ヘル、リーガー=クロスのオルガンを弾く」
 ブクステフーデ:フーガとシャコンヌ ハ長調 BuxWV 137
 バッハ:前奏曲とフーガ ト長調 BWV.541
 バッハ:コラール「目覚めろと声が私たちを呼ぶ」 BWV.645
 デュプレ:クリスマスの歌に基づく変奏曲
 ジグー:トッカータ ロ短調
 ボエルマン:ゴシック組曲 Op.25
 ウィドール:サンフォニー第5番
 レーガー:「勝利の冠を戴いた陛下に万歳」に基づく変装とフーガ
 バッハ:G線上のアリア
フェリックス・ヘル(オルガン)

 (P)(C)2005/DDD、79'03

 フェリックス・ヘルの新譜(「ドイツ・ロマン派のオルガン曲」MS1694)の発売にあわせて廃盤だった旧譜も再プレスとなりました。

 ドイツのオルガニスト、フェリックス・ヘルが米国、ジョージア州サバンナの独立長老派教会に設置されているリーガー=クロス・オルガンを演奏したもの。最新かつ大規模なオルガンで、物凄い音がする。
フェリックス・ヘルは1985年、ドイツのフランケンタールの生まれ。ジュリアード音楽院とカーティス音楽院で学び、ドイツ、米国、そしてオーストラリアで活躍している。
 録音年月日が表記されていないが、Pマーク、Cマークとも2005年である。




<映像>


C MAJOR(映像)

 

 

 

 

 

 

 


74 8604
(4Blu-ray)
¥14400

 

 

 

 

 

 

 

ジョン・ノイマイヤー・コレクション
 バレエ『ニジンスキー』全2幕
   振付、照明、舞台美術、衣装:ジョン・ノイマイヤー
   音楽:
    ショパン:前奏曲 第20番ハ短調 Op.28より
    シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化より
    リムスキー=コルサコフ:交響組曲『シェエラザード』より
    ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタ Op.147より
    ショスタコーヴィチ:交響曲第11番ト短調 Op.103より
   出演:
    ヴァーツラフ・ニジンスキー:アレクサンドル・リアブコ
    ロモラ・ニジンスキー(ヴァーツラフの妻):カロリーナ・アグエロ
    ブロニスラヴァ・ニジンスカ(ヴァーツラフの妹):パトリシア・フリッツァ
    スタニスラフ・ニジンスキー(ヴァーツラフの兄):アレイズ・マルティネス
    セルゲイ・ディアギレフ(インプレザリオ&メンター):イヴァン・ウルバン
    エレオノーラ・ベレーダ(ヴァーツラフの母):アンナ・ラウデール
    トーマス・ニジンスキー(ヴァーツラフの父): カーステン・ユング
    タマーラ・カルサヴィナ(バレエ・ダンサー):シルヴィア・アッツォーニ
    「謝肉祭」のアルルカンと「薔薇の精」(ダンサーとしてのニジンスキー):アレク
    サンドル・トルーシュ/クリストファー・エヴァンズ
    「シェエラザード」の黄金の奴隷と「牧神の午後」の牧神(ダンサーとしてのニジンスキー):
     マルク・フベーテ/カーステン・ユング
    ペトルーシュカ(ダンサーとしてのニジンスキー):ロイド・リギンズ
    レオニード・マシーン(若いダンサー):ヤコポ・ベルーシ
    ニジンスキーのリフレクション:アレクサンドル・トルーシュ/アレイズ・マルティネス、他
    収録:2017年5月ハンブルク国立歌劇場(ライヴ)
    映像監督:トーマス・グリム
  特典映像:ジョン・ノイマイヤーのインタビュー(日本語字幕付)
    収録時間:本編135分、特典18分

 バレエ『クリスマス・オラトリオ』
  J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV.248
    振付、衣装、照明:ジョン・ノイマイヤー
    装置:フェルディナンド・ヴェーゲルバウアー
    出演:
     ロイド・リギンズ(男)、アンナ・ラウデーレ(母)、カーステン・ユング(その夫)、
     カレン・アザチャン(羊飼い)、
     シルヴィア・アッツォーニ(天使)、アレクサンドル・トゥルシュ(天使)、
     大石裕香、シルヴァーノ・バローン、レスリー・ヘイルマン、
     クリストファー・エヴァンズ、ウラディミール・コシチュ(スイーパー)、ハンブルク・バレエ
    演奏:
     ジュリアン・プレガルディエン(エヴァンゲリスト)、メリッサ・プティ(ソプラノ)、
     カーチャ・ピーヴェック(アルト)、マニュエル・ギュンター(テノール)、
     ヴィルヘルム・シュヴィングハマー(バス)、
     ハンブルク国立歌劇場合唱団、エーベルハルト・フリードリヒ(合唱指揮)、
     ハンブルク国立フィルハーモニー管弦楽団、アレッサンドロ・デ・マルキ(指揮)
    収録:2014年、ハンブルク国立歌劇場
    映像監督:トーマス・グリム
    プロデューサー:ベルンハルト・フライシャー
  特典映像:ジョン・ノイマイヤーとロイド・リギンズのインタビュー(言語:英、字幕:独)


 バレエ『タチヤナ』
    原作:アレクサンドル・プーシキン
    振付、舞台美術、衣裳、照明:ジョン・ノイマイヤー
    音楽:レーラ・アウエルバッハ
    出演:
     エレーヌ・ブシェ(タチヤナ)、エドヴィン・レヴァゾフ(オネーギン)、
     レスリー・ヘイルマン(オリガ)、アレクサンドル・トゥルシュ(レンスキー)、
     カーステン・ユング(N 公爵)、ハンブルク・バレエ団
     演奏: サイモン・ヒューウェット指揮、ハンブルク国立フィル
     収録:2014年、ハンブルク国立歌劇場(ライヴ)
     収録時間: 本編135分、特典34分


 バレエ『人魚姫』
    振付、舞台美術、衣装デザイン、照明:ジョン・ノイマイヤー
    音楽:レーラ・アウエルバッハ
    原作:ハンス・アンデルセン
    出演:
     ヤンヤン・タン(人魚姫)、ロイド・リギンズ(詩人)、ティート・ヘリメッツ(王子)、
     サラ・ヴァン・パタン(王女)、デイヴィッド・カラペティヤン(海の魔法使い)、
     サンフランシスコ・バレエ団
    演奏:マーティン・ウェスト指揮、サンフランシスコ・バレエ管弦楽団
    収録:2011年4月30日〜5月7日、サンフランシスコ、ウォー・メモリアル・ホール(ライヴ)
    監督:トーマス・グリム
  ボーナス映像:人魚姫メイキング(字幕:ドイツ語、フランス語)
    収録時間:本編119分、ボーナス35分

74 8508
(8DVD)
¥14400

 

 


 現代最高峰の振付家ジョン・ノイマイヤー、80歳記念ボックス限定発売!

 振付:ジョン・ノイマイヤー
 (4Blu-ray)画面:16:9 1080p HD、音声:DTS-HD MA 5.1、PCM STEREO、リージョン:All、限定盤
 (8DVD)画面:16:9 ,NTSC、音声:DTS-HD MA 5.1、PCM STEREO、リージョン:All、限定盤

 現代最高峰の振付家ジョン・ノイマイヤー(1939.2.24 〜)の80歳を記念した限定ボックスセット。ハンブルク・バレエの芸術監督を40年以上続けているジョン・ノイマイヤー。2015年に京都賞の思想・芸術部門を受賞し、80歳を迎えた現在でもバレエの新たな表現方法を模索する現代最高の振付師の一人。ノイマイヤーが描いた『ニジンスキー』『クリスマス・オラトリオ』『タチヤナ』『人魚姫』の4作品をまとめました。

 『ニジンスキー』
 伝説の天才バレエ・ダンサー、ヴァスラフ・ニジンスキーの波乱の生涯を描いた作品。ロシアの芸術プロデューサー、セルゲイ・ディアギレフが立ち上げた『バレエ・リュス』のスターとして、20世紀初頭のヨーロッパを熱狂させたニジンスキー。
 この作品『ニジンスキー』は2幕構成となっていて、第1幕は『バレエ・リュス』のスターとして華々しく活躍した時代を、リムスキー=コルサコフ作曲「シェエラザード」の甘美な音楽とともに描いています。一転、第2幕は第一次世界大戦の恐怖の中で狂気に堕ちていく姿を、ショスタコーヴィチの交響曲第11番をバックに、ノイマイヤー特有の鋭い内面的描写力で視覚化しています。
 ニジンスキーを踊るのは、ハンブルク・バレエ団のプリンシパルでノイマイヤーからの信頼も厚いアレクサンドル・リアブコ。リアブコは、2000 年の初演時からこの『ニジンスキー』のセカンド・キャストとして参加しており、18年間踊り続ける中で、さらなる進化を遂げた『ニジンスキー』を魅せてくれます。
 そしてニジンスキーの妻ロモラをカロリーナ・アグエロ、ディアギレフをイヴァン・ウルバンとハンブルク・バレエ団を代表する面々が揃っています。

 『クリスマス・オラトリオ』
 ノイマイヤーがバッハの『クリスマス・オラトリオ』に振りつけた作品。バッハの『クリスマス・オラトリオ』は、クリスマス関連の礼拝で用いられる6つのカンタータを内容としています。ノイマイヤーは2007年に『クリスマス・オラトリオ』の最初の3つの部分が振り付け、その後残りの3つを仕上げ、2013年に完全版が上演されました。
 『クリスマス・オラトリオ』はイエスの降誕を祝うための音楽で、明るく祝祭的な気分に満ちています。特に第1部の冒頭『歓呼の声を放て、喜び踊れ!』は、トランペット3本とティンパニ、フルートとオーボエ各2本+弦楽合奏という豪華編成で書かれており、勢いのある華やかな気分を盛り上げてくれます。
 振付にあたり、ノイマイヤーは以下のように述べています。「この冒頭の部分から取れるように、我々人類すべてが経験する感情、信頼、希望、進行、疑問、自己犠牲といったものを表しており、私の振付は宗教を表現したものではありません。多くの異なる文化や宗教を統一するちからがバッハの音楽にはあります。振付を通して、人間の価値を新たに見出したつもりです。ですので、このバレエの中では聖母マリアは「母」、ヨセフは「彼女の夫」としています。」 非常にシンプルながら、このクリスマスの奇跡を美しく、そして心に訴えかける演出で表現しています。
 ダンサーには、2015年から同団の副芸術監督に就任したロイド・リギンズ、長身でしなやかな手脚をもつアンナ・ラウデ−レらトップダンサーに加え、2015年に退団し、ノイマイヤーに触発され現在は振付師として独立した日本人、大石裕香も舞台に立っています。エヴァンゲリストには、近年メキメキ実力をつけているジュリアン・プレガルディエン、その他歌手陣もハンブルクを拠点に活動する実力派を揃え、安定した歌唱を聴かせてくれます。

 『タチヤナ』
 ノイマイヤーとアウエルバッハが贈る21世紀版『エフゲニ・オネーギン』。このバレエではオネーギンでなく、ヒロインのタチヤナの視点から描いています。ドストエフスキーなども、この小説の真の主人公はオネーギンではなくタチヤナだと述べていますが、ノイマイヤーとアウエルバッハも同意見でした。
 『エフゲニ・オネーギン』のバレエはノイマイヤーの師ジョン・クランコが1965年に制作したものが知られていますが、その影響を全く受けず、むしろアンドレア・ブレートが演出したチャイコフスキーのオペラでの1980年代風解釈を参考にしたとのこと。タチヤナはロシアの片田舎に住む多感な少女。ノイマイヤーは、この話で起こるすべての出来事が彼女の妄想に端を発するとしています。そのためチャイコフスキーもクランコも扱わなかったタチヤナの夢の場を中心に据え、熊をフロイト心理学の象徴のように登場させ、意外な結末となります。
 音楽の雄弁さも特筆で、原作はロシア人アウエルバッハにとって諳んじているうえ、自身の文才と妄想力で21世紀のプーシキンを再創造しています。 予想外なのがレヴァゾフ演じるオネーギン。ノイマイヤーはロシア・アヴァンギャルドの有名な画家ロトチェンコをモデルにしたとのことで、19世紀ロシアの虚無的な貴族の若者がスキンヘッド、裸にジャケットをはおったパンク風ファッションで登場します。 特典映像は、ノイマイヤー、ブシェ、レヴァゾフが作品観や意図について語る興味深いもの。日本語字幕付き。

 『人魚姫』
 2009年にノイマイヤーとハンブルク・バレエ団により日本公演が行われ、聴衆の感動と紅涙を絞らせたレーラ・アウエルバッハの『人魚姫』。レーラ・アウエルバッハはロシア出身、ニューヨーク在住で作曲家としてはもとより、ピアニスト、ヴァイオリニスト、フルート奏者としても一級の腕を持ち、さらに作家としてノーベル文学賞にノミネートまでされたというマルチタレント中のマルチタレント。モーツァルトばりの天才として話題となっています。
 『人魚姫』は、2005年にアンデルセンの生誕200年を記念してデンマーク政府からの委嘱で作曲。アウエルバッハにとって初のグランド・バレエで、尊敬するノイマイヤーからの指名ということもあり、非常な力作となり、彼女を代表する作品となりました。
 ノイマイヤーは2007年に自身の率いるハンブルク・バレエ団公演のため、音楽ともども大改訂を施し、これが現行版となっています。作曲当時のアウエルバッハは、「トルストイのワルツ」録音や、諏訪内晶子とアンサンブル金沢によるヴァイオリン協奏曲第2番初演などでたびたび日本を訪れ、日本の伝統文化(特に能と京都)から受けた強い印象をもとに、スケッチを書き溜めていました。ことに小雨に煙る秋の龍安寺や雅楽が重要なモチーフとなったと言われ、それら日本的要素は初演以来たびたび指摘されてきました。
 主役の人魚姫はサンフランシスコ・バレエ団のプリンシパルの中国人ダンサー、ヤンヤン・タン。完璧なテクニックとしなやかな美しさはいつもの通りの魅力ですが、それに加え人魚姫の悲しい運命を身体動作だけで見事に表現。アウエルバッハ好みのペシミズムと狂気が観る者の涙を誘います。




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EUROARTS(映像)



20 57488
(DVD)
¥3400→\3090
モーリス・ベジャール〜時を超えて
 『春の祭典』『ボレロ』
モーリス・ベジャール&20世紀バレエ団
 (ベジャール・バレエ・ローザンヌ)
 ストラヴィンスキー:『春の祭典』
  (1)収録:1960年/BW(36分)
   出演:ジェルミナル・カサド、タニア・バリ、フラヴィオ・ベンナーティ、ピエール・ドブリエヴィッチ、
    モーリス・ベジャール、アントニオ・カーノ、マリー=クレール・カリエ、ローラ・プロエンサ、
     ジェニ・ランゲ、ニコレ・フローリス
  (2)収録1971年/カラー(36 分)
   出演:タニア・バリ、ジェルミナル・カサド、パオロ・ボルトルッチ

 ラヴェル:『ボレロ』
  (1)収録1962年/SW(18 分)
   出演:ディスカ・シフォニス
  (2)収録1977年/カラー(20 分)
   出演:マイヤ・プリセツカヤ

 ベジャール不朽の名作『春の祭典』『ボレロ』がデジタル・リストア版で登場!
 マイヤ・プリセツカヤ、ディスカ・シフォニス、モーリス・ベジャール、伝説のダンサーによる映像

 画面:4:3,NTSC、音声:モノラル、リージョン:All、110分

 天才振付師モーリス・ベジャール(1927-2007)。ベジャールの代表作『春の祭典』『ボレロ』がデジタル・リストアされて発売されます。
 ベジャールの『春の祭典』は、1959年にブリュッセルで初演され、革新的な舞台は瞬く間に支持を集め、20世紀バレエ団設立のきっかけともなりました。
 ここに収録されているのは、1960年と1971年の映像。ベジャールとともに初期の20世紀バレエ団を支えた名手ジェルミナル・カサド、タニア・バリやパオロ・ボルトルッチらが出演しています。

 そして『ボレロ』は、円卓の上でソロ・ダンサーが踊り、他のダンサーたちが取り囲んで群舞を踊る作品。ディスカ・シフォニスが海から上がってくる様子に着想を得て創作。その後ジョルジュ・ドンがメロディを踊ったクロード・ルルーシュ監督映画『愛と哀しみのボレロ』で世界的名声を得ました。ここでは、ディスカ・シフォニスによる1962年収録の映像と、現代最高のバレリーナ、マイヤ・プリセツカヤが1977 年に収録した映像2篇がおさめられています。













1/29(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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BIS



BIS SA 2353
(SACD HYBRID)
¥2700→\2490
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
狂気のなかの正気

 (1)ブラームス:
  人々は彼をむき出しの台で運んだ〜「5つのオフェーリアの歌」より
 (2)シューマン:心の痛みOp.107の1
 (3)リヒャルト・シュトラウス:3 つのオフェーリアの歌Op.67
 (4)ケクラン:アスタルテの讃歌
 (5)ドビュッシー:ビリティスの歌
 (6)ケクラン:ビリティスの墓碑銘
 (7)デュパルク:ミニヨンのロマンス
 (8)ヴォルフ:
  ミニヨンの歌(全3曲)/君を知るや南の国〜「ゲーテ歌曲集」より
 (9)シューベルト:糸を紡ぐグレートヒェンD118
 (10)ブラームス:乙女の歌Op.107の5
 (11)シューマン:糸を紡ぐ女Op.107の4
 (12)サン=サーンス:オフェーリアの死
 (13)ショーソン:オフェーリアの歌
 (14)ブラームス:5 つのオフェーリアの歌(全曲)
 (15)デュパルク:戦争の起こった国へ
 (16)プーランク:モンテカルロの女
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
ジョゼフ・ミドルトン(ピアノ)

 キャロリン・サンプソンの「狂乱もの」。女の情念を静かにかつ恐しく再現

 録音:2018年1月/ポットン・ホール(サフォーク)/74' 50"

 オペラでは「狂乱もの」は名作揃いですが、歌曲でも愛に殉じて狂死もしくは自ら命をたつヒロインを題材としたものがあります。それをまとめた好企画。
 これまでバッハの宗教作品などで「品行方正」ぶりを示していたサンプソンが、開き直って女の性(さが)を露骨に表現しているのに驚かされます。

 これを十八番にした文豪がシェイクスピア。ことに「ハムレット」のオフェーリアは父を恋人ハムレットに殺され狂乱するさまが有名で、多くの作曲家がとりあげています。
 ブラームスやリヒャルト・シュトラウスの心理描写も流石ながら、サン=サーンスの落ちつきのない伴奏やショーソンの非現実的な美しさがむしろオフェーリアの乙女心を巧みに表現していると申せましょう。

 もうひとりの文豪ゲーテの「ヴィルヘルム・マイスターの修行時代」のミニヨンも、愛するヴィルヘルムが他の女性とキスしているのを見てショック死してしまいます。また「ファウスト」のグレートヒェンも、愛するファウストに会えないあまりわが子を手にかける狂母。フランスのピエール・ルイスの「ビリティスの歌」は、同性愛まで含め愛の遍歴を繰り返す悲しい女性を主人公にし、ドビュッシーやケクランが名曲に仕立てています。

 圧巻はコクトーの詩によるプーランクの「モンテカルロの女」。自殺する女性がひとりで語り続ける狂気のモノローグ劇ですが、女言葉により興奮していくさまは演劇のようで引き込まれます。サンプソンの女優的資質がいかんなく発揮され、女性の悲しさ、怖さを伝えてくれます。





MIRARE

MIR 432
特別価格¥2400
CARNETS DE VOYAGE(旅へのチケット)〜ボヤージュ 旅から生まれた音楽(ものがたり)
 1.マヌエル・ド・ファリャ(1876-1946):スペイン舞曲第1番(はかなき人生より)
   エマニュエル・ロスフェルダー(ギター)、モディリアーニ弦楽四重奏団
   ギュイ=ルー・ボワノー(カスタネット)
 2.ドリーブ(1836-1891):カディスの娘たち
   エマニュエル・ロスフェルダー(ギター)、ラケル・カマリーナ(ソプラノ)
   ヨアン・エロー(ピアノ)
 3.フリアン・プラサ:ブエノスアイレス〜東京
   エマニュエル・ロスフェルダー(ギター)、ビクトル・ウーゴ・ビジェーナ(バンドネオン)
 4.タレガ:グラン・ホタ・アラゴネーサ
   エマニュエル・ロスフェルダー(ギター)
 5.アラン・ウルマン/アマリア・ロドリゲス:Meu amor (私の愛)
   エマニュエル・ロスフェルダー(ギター)、ラケル・カマリーナ(ソプラノ)
 6.ボッケリーニ:ギター五重奏曲 ニ長調 G.448よりファンダンゴ
   エマニュエル・ロスフェルダー(ギター)、モディリアーニ弦楽四重奏団
   ギュイ=ルー・ボワノー(カスタネット)
 7.ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番よりアリア(カンティレーナ)
   エマニュエル・ロスフェルダー(ギター)、ラケル・カマリーナ(ソプラノ)
 8.ピアソラ(ビジェーナ&ロスフェルダー編):アヴェ・マリア
   エマニュエル・ロスフェルダー(ギター)
   ビクトル・ウーゴ・ビジェーナ(バンドネオン)
 9.ルペルト・チャピ:セベデオの娘たちよりカルセレラス
   エマニュエル・ロスフェルダー(ギター)
   ラケル・カマリーナ(ソプラノ)、ヨアン・エロー(ピアノ)
 10-12.ピアソラ(ビジェーナ& ロスフェルダー編):
  タンゴの歴史〔売春宿1900/カフェ 1930/ナイトクラブ 1960〕
   エマニュエル・ロスフェルダー(ギター)、ビクトル・ウーゴ・ビジェーナ(バンドネオン)
 13.ロドリーゴ:
   ラケル・カマリーナ(ソプラノ)
 14.ファリャ(M.レニュロ編):火祭りの踊り(恋は魔術師より)
   エマニュエル・ロスフェルダー(ギター)、モディリアーニ弦楽四重奏団
 15.ペドロ・ピナル/ペロド・アシス・コインブラ:Se eu adivinhasse que sem ti
   ラケル・カマリーナ(ソプラノ)、ヨアン・エロー(ピアノ)

 2018年のラ・フォル・ジュルネTOKYO でも話題沸騰のギター奏者エマニュエル・ロスフェルダーが誘う音楽の旅!

 録音:2018年9月

 ラ・フォル・ジュルネTOKYO2018にも出演し、聴衆を熱狂の渦に巻き込んだギター奏者、エマニュエル・ロスフェルダーと注目アーティスト達が繰り広げる、熱きアンサンブル。ギターと他の楽器や声との絶妙なアンサンブルが要求される作品をプログラム。
 「CARNETS DE VOYAGE(旅へのチケット)〜ボヤージュ旅から生まれた音楽( ものがたり)」と、音楽祭と同テーマがタイトルになっており、スペインの舞曲から、ブラジル(ヴィラ=ロボス)、ピアソラ(アルゼンチン)、さらには東京までも含まれるなど、様々な雰囲気を楽しめるのはもちろん、ロスフェルダーの技術の高さに圧倒される1 枚となっております。

 
MIR 394
¥2700
ジャン=ルイ・デュポール(1749-1819):チェロ協奏曲集
 ・チェロ協奏曲 第4番 ホ短調
 ・チェロ協奏曲 第1番 イ長調
 ・チェロ協奏曲 第5番 ニ長調
ラファエル・ピドゥ(チェロ)
ストラディヴァリア
ダニエル・キュイエ
 (ヴァイオリンと指揮)

 18世紀を生き抜いたジャン=ルイ・デュポールのチェロ協奏曲集!

 録音:2017年10月

 トリオ・ヴァンダラーでもおなじみのチェロ奏者、ラファエル・ピドゥと、古楽界のサラブレッド、ダニエル・キュイエ率いるストラディヴァリアによる、デュポールのチェロ協奏曲集の登場。

 ジャン=ルイ・デュポールは1749年10月4日、18世紀の真ん中に生まれました。彼の8つ年上の兄ジャン=ピエールは優れたチェロ奏者でしたが、ただちにジャン=ルイの才能に気付き、チェロの指導を開始。ジャン=ルイはフリードリヒ大王の目にとまり、宮廷のオペラなどの奏者としてパリを離れプロイセンに移りました。ジャン=ルイは兄がフランスで務めていたポストを引き継いで奏者として活動を開始、またたく間に名声を博し、兄よりも有名になったともいえます。
 フランス革命が近くなり亡命しようと考え、最終的には兄をたよってプロイセンに移り、そこでもまた兄の宮廷オペラでのポストを引き継ぎながら、パリでは終えられなかった楽器奏法についての論文を完成させたほか、ベートーヴェンをはじめとする作曲家と出会ったりもしました。

 ジャン=ルイ・デュポールのチェロ協奏曲は、パリを発つ前に、コンセール・スピリチュエルなどでも演奏された第1番から第3番、およびプロイセン時代の第4,5番が遺されており、いずれも3楽章構成となっています。急速なスケール、アルペジオの奏法、さらには左手の敏捷な動きと自由な右手が要求される難解なパッセージなど、自身すぐれた奏者であること、そしてロマン派時代の幕開けに生きた作曲家でもあったことを感じさせる充実した作品です。

 
MIR 446
¥2700
Au Long de la Loire〜
 ロワール川に沿って〜流域の音楽的描写
アンサンブル・ジャック・モデルヌ
ジョエル・シュビエット(指揮)
  ・序唱〜"Exultantes in partu virgins 処女の誕生を喜ぶ"より
    (12-16世紀の山間部の手稿譜に基づく)
  ・オケゲム(1420頃-1497):
    キリエ(ミサ« Fors seulement »より)/Intemerata Dei Mater
  ・ジャン・ムトン(1459-1522):
   グローリア(ミサ« Quem dicunt homines » より)/
   Nesciens mater virgo virum/Quis dabitoculis nostris
  ・クレマン・ジャヌカン(1485-1558):
   Quand contremont verras/Herbes et fleurs/Bel aubépin verdissant/Le rossignol/
   Etans assis aux rives aquatiques/サンクトゥス(ミサ« La bataille »より)
  ・ファブリス・カイエタン(1540-1578):La terre va les eaux boivant
  ・ピエール・セルトン(1515-1572):Vignon, vignette
  ・アントワーヌ・ド・フェヴァン(1470-1512):序唱〜ミサ« Pro fidelibus defunctis »より
  ・ギョーム・ファギュ(1442-1475):アニュス・デイ〜ミサ« Je suis en la mer »より
  ・作曲者不詳:Dedans la mer

 ロワール川にまつわるルネッサンス期の作品集

 録音:2018年10月

 ロワール川にまつわるルネッサンス期の作品集。ムトンやクレマン・ジャヌカンら、フランスの巨匠たちによるポリフォニー声楽作品をとおして、アンサンブル・ジャック・モデルヌが古のロワール川流域の世界へと私達を誘ってくれます。
 ロワール川沿いにそびえたつカテドラルや修道院、城などが目に浮かぶような美しい世界が広がります。

 
MIR 458
(2CD)
¥2400
CARNETS DE VOYAGE(旅へのチケット)〜ボヤージュ 旅から生まれた音楽(ものがたり)
 [CD1]
  1.サン=サーンス(1835-1921):
   ピアノ協奏曲第5番 ヘ長調 op.103「エジプト風」〜第1 楽章 アレグロ・アニマート
    ブリジット・エンゲラー( ピアノ) 、アンドレア・クイン(指揮)、パリ室内管弦楽団
  2.ドヴォルザーク(1841-1904):交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」〜第2楽章 ラルゴ
    ユーリ・テミルカーノフ(指揮)、サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー管弦楽団
  3.チャイコフスキー(1840-1893):ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35〜第2楽章 カンツォネッタ
    ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
    ドミートリー・ヤブロンスキー(指揮)、イリヤ・カーラー(ヴァイオリン)
  4.マヌエル・ド・ファリャ(1876-1946):スペイン舞曲第1番(はかなき人生より)
    エマニュエル・ロスフェルダー(ギター)、モディリアーニ弦楽四重奏団
    ギュイ=ルー・ボワノー(カスタネット)
  5.ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999):アランフェス協奏曲〜第2楽章 アダージョ
    ラムルー管弦楽団、フェイサル・カルイ(指揮)、カニサレス(ギター)
  6.テレマン(1681-1767):ソナタ ト短調TWV43:g1〜第2楽章 ラルゴ
    レ・ゾンブル、マルゴー・ブランシャール&シルヴァン・サルトル(指揮)
  7.ジャン=ルイ・デュポール(1749-1819):チェロ協奏曲第1番 イ長調〜ロマンス(アダージョ)
    ストラディヴァリア、ダニエル・キュイエ(ヴァイオリン&指揮)、ラファエル・ピドゥ(チェロ)
  8.ベルリオーズ (1803-1869) :イタリアのハロルド op.16〜第3楽章 アレグロ・アッサイ
    南西ドイツ放送交響楽団(現シュトゥットガルト放送交響楽団)
    シルヴァン・カンブルラン(指揮)、ジャン=エリック・スーシ(ヴィオラ)
  9.ラロ(1823-1892):スペイン交響曲 op.21〜第2楽章 スケルツァンド
    カタルーニャ・エ・バルセロナ交響楽団
    ダレル・アン(指揮)、ティアンワ・ヤン(ヴァイオリン)
  10.ラフマニノフ(1873-1943):パガニーニの主題による狂詩曲 op.43より(抜粋)
    ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)
    ドミトリー・リス(指揮)、ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
 [CD2]
  1.チャイコフスキー(1840-1893):イタリア狂詩曲 イ長調 op.45より(抜粋)
    ウクライナ国立交響楽団、テオドール・クチャル(指揮)
  2.R=コルサコフ(1844-1908):スペイン奇想曲 op.34
    ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、エイドリアン・リーパー(指揮)
  3.グリーグ(1843-1907):ピアノ協奏曲 イ短調 op.16〜第2楽章 アダージョ
    ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団
    エイヴィン・グルベルグ・ イェンセン(指揮)、シャニ・ディリュカ( ピアノ) 
  4.ジャック・イベール(1890-1894):寄港地〜第3曲バレンシア
    コンセール・ラムルー管弦楽団、佐渡裕(指揮)
  5.シャブリエ(1841-1894):狂詩曲「スペイン」
    ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、エイドリアン・リーパー(指揮)
  6.サン=サーンス(1835-1921):アルジェリア組曲 op.60〜第3曲 夕べの幻想
    バスク国立管弦楽団、準・メルクル(指揮)
  7.マヌエル・ド・ファリャ(1876-1946):スペインの庭の夜〜第2曲 はるかな踊り
    バスク国立管弦楽団、カルロ・リッツィ(指揮)、ルイス・フェルナンド・ペレス(ピアノ)
  8.ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番 ヘ長調 op.96「アメリカ」〜第2楽章 レント
    モディリアーニ弦楽四重奏団
  9.ジョヴァンニ・バッティスタ・ドラージ(1640-1708):トリオ・ソナタ ト短調〜アダージョ
    ラ・レヴーズ、フロランス・ボルトン&バンジャマン・ペロー(指揮)
  10.リスト:トリスティア〜「オーベルマンの谷」より
    トリオ・ショーソン
  11.リスト:ワレンシュタットの湖で(巡礼の年 第1年「スイス」より)
    ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)
  12.リシャール・ガリアーノ(b.1950):フランス風小組曲より夜明けの曲(Aubade)
    フェリシアン・ブリュ(アコーディオン)
    エルメス弦楽四重奏団、エドゥアルド・マカレス(コントラバス)

 2019年ラ・フォル・ジュルネ・ド・ナント音楽祭、公式CDラ・フォル・ジュルネTOKYO 2019 と同テーマ!

 1995年にフランスの港町ナントで生まれたクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」音楽祭。今年のテーマは「Carnets de voyage(旅へのチケット)〜ボヤージュ(旅)から生まれた音楽(ものがたり」。さまざまな時代の作曲家たちが、旅先で得たインスピレーションをもとに書きあげた名作の数々が演奏されます。2019年5月にはラ・フォル・ジュルネ音楽祭が日本でも開催(第15回目)、テーマは今年のナントでの音楽祭と同じもの。一足先に、音楽祭の雰囲気を味わって頂けるセットです。




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PAN CLASSICS



PC 10399
¥2700→\2490
オノフリとボネが共演、刺激たっぷりのバルトーク!
 バルトーク:
  2つのヴァイオリンのための44の二重奏曲 Sz.98 BB104
 ヴィヴァルディ:
  2つのヴァイオリンのためのソナタ ヘ長調 RV70
エンリコ・オノフリ(ヴァイオリン)
リナ・トゥール・ボネ(ヴァイオリン)

 録音:2018年4月/イタリア/61'08''

 大御所オノフリと気鋭ボネ、大人気奏者ふたりのデュオ・アルバムが登場。古楽ヴァイオリン・ファンには狂喜の1枚と言えます。曲がまた一癖あり、なんとバルトークを披露!使用楽器にもこだわり、挑戦的な1 枚が完成しました。ぜひご注目ください。

 1920、30年代はE 線がスチール弦、A線とD線が生ガット弦、G線はガットの巻き弦という組み合わせが一般的でした。
 また、1932年に撮られたハンガリーの弦楽四重奏団の写真では、E線がスチール弦、A線が生ガット弦、D線とG線はガットの巻き弦となっているヴァイオリンも見られます。スチールとガットの組み合わせが生む音質がこの時代の特色。当盤のふたりのヴァイオリンもこの組み合わせによっていて、特にスチール弦のE 線が効果的に響きます。

 ドイツのヴァイオリン奏者、教育者であったエーリヒ・ドフライン氏にピアノ曲集『子供のために』の編曲を依頼されたバルトークは、代わりに新曲を作曲します。そして生まれたのが1931年に書かれた『44の二重奏曲』。東欧の民謡を素材としており、旋法によるシンプルな歌が音楽の核。教育目的ということもあり概ね平易な技巧で書かれていますが、ふたつの旋律が同格に扱われパズルのようにリズムが絡み合い、勘所では打楽器的な効果や重音奏法も見られます。バルトーク版「2声インヴェンション」を思わせる小宇宙、聴き込むほどに創意にあふれた刺激的な音楽です。

 ヴィヴァルディのRV70 はトリオ・ソナタですが、通奏低音を省いて2本のヴァイオリンのみでも演奏可能、という楽曲。急緩急の3楽章構成で、技巧的で華やかな掛け合いが散りばめられた協奏的な作品です。バルトークのデュオと近似性もあり、セットで聴くと新鮮。





 新旧世代の交代といえば、バロック・ヴァイオリンの世界もまさにその渦中。
 とくにバーゼル。
 スコラ・カントルム周辺をはじめ、スイス、ドイツ、フランスなどの古楽系教育機関の主任教諭が変わるなか、若い世代が続々と存在感をあらわしはじめている。

 そんな中、現代楽器で確かな研鑽を積んだのち、ウィーンや故郷で華々しく活躍しているスペイン出身のリナ・トゥール・ボネも要注目のひとり。
 出すCD出すCDすべて快挙と言っていい新星。

 先日の来日公演も、音楽業界のプロフェッショナルを感嘆させる壮絶なものだったらしい。
 メジャーかどうかに関係なく、ものすごい人というのは存在するのである。

 リナ・トゥール・ボネ、覚えておきましょう。


   


リナ・トゥール・ボネ
そのすべてのアルバムが衝撃的


PAN CLASSICS
PC10329
(2CD)
\4400
ロザリオ新録音
 リナ・トゥール・ボネ
  ビーバー:ロザリオのソナタ集(全)

  『ロザリオのソナタ集』変則調弦によるヴァイオリンと
   通奏低音による15のソナタ、および無伴奏パッサカーリャ
リナ・トゥール・ボネ(バロックvn)
Ens.ムジカ・アルケミカ(古楽器使用)
アンネ・マーリエ・ドラゴシッツ(cmb)
パッチ・モンテーロ(vg, cb, リローネ、ヴィオローネ)
ラインヒルト・ヴァルデーク(バロックhrp)
トーマス・ボイゼン(テオルボ)

 『ロザリオのソナタ』新譜に駄盤なし?
 ヴィヴァルディの協奏曲で圧倒的センスをみせた名手、心震える妙技。

 腕に覚えがなくては弾けない17世紀芸術の至宝、バッハ以前最大のヴァイオリン音楽ともいうべき『ロザリオのソナタ集』の全曲録音を世に問うてくれました!

 暗闇に蝋燭の炎だけをともしたトレイラーのイメージをそのまま美麗ジャケットに投影、雰囲気抜群にくりひろげられる縦横無尽の名演はまさに圧巻!
 音楽愛好で知られた17世紀ザルツブルク大司教のため、15通りの異なる調弦で、イエスの生涯にまつわる15の場面を描き出した異色の超絶技巧曲集を、ボネートは実にあざやか、説得力あふれる演奏解釈で「いま」に甦らせてゆきます。
 この曲集をあえて録音しようという名手の常どおり、実にすばらしい成果――通奏低音にもリローネやハープなど多種多様な楽器を導入、作品美を否応なしに盛り上げます。





ここで第10番が聴けます。
うまいのは当たり前として、かなり情熱的・・・これがスペインの「ロザリオ」?
・・・いいじゃないですか。

https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=SPFOi5b2hgE


リナ・トゥール・ボネ
衝撃的ジャケットのヴィヴァルディ


PAN CLASSICS
PC10314
\2700
リナ・トゥール・ボネ
 ヴィヴァルディ 協奏曲、あるいはソナタ
  〜新発見・新校訂作品さまざま〜

 ◆アントニオ・ヴィヴァルディ(1678〜1741):
  .凜.ぅリン協奏曲 ニ長調 RV 218(世界初録音)
  ▲凜.ぅリンと通奏低音のためのソナタ
   (グラーツ・ソナタ第4番)ハ短調 RV7
  ヴァイオリン協奏曲 イ長調 RV346(世界初録音)
  ぅ凜.ぅリン協奏曲 ハ短調 RV771
   (オリヴィエ・フレ補筆完成版)
  ゥ凜.ぅリンと通奏低音のためのソナタ
   (グラーツ・ソナタ第3番)ニ長調 RV11
  Ε薀襯 ヘ短調〜ヴァイオリン協奏曲 ハ短調 RV202 より
   (ゲオルク・ピゼンデルによる装飾音が施された版、
    ドレスデンの手稿譜より)
リナ・トゥール・ボネ(バロック・ヴァイオリン)
Ens.ムジカ・アルケミカ(古楽器使用)

 すでにたいていの曲は録音されていたかと思いきや、ヴィヴァルディの「作品番号なし」のヴァイオリン協奏曲の数々には実のところ、いまだに録音されたことのない異色の名曲が何曲もあり、本盤はそれらも「ワケあり」の事情をうまく読み解き対処したうえで収録した、いわば未知のヴィヴァルディ世界へのイニシエーションとなっているわけです。

 DigiPack による美麗なジャケットについつられて手を伸ばしてみた...といった気軽な気持ちで聴く人にとっても、じゅうぶん以上に満足いただけるであろう、いかにもヴィヴァルディらしい超絶技巧のヴァイオリン・ソロや艶やかな旋律美といった諸要素に事欠かないのはもちろん、本盤では基本的に協奏曲でも1パートひとりずつ、つまり(ヴィヴァルディが教鞭をとっていたヴェネツィアのピエタ養育院のオーケストラとは違う)18 世紀初頭当時のスタンダードな演奏環境にそくした編成で演奏しており、その合間に盛り込まれた通奏低音伴奏の身のソナタ群では逆にところどころ通奏低音楽器を増やして、18 世紀当時いかにソナタ(室内楽)と協奏曲(大合奏でも弾ける音楽)とが境目なく共存していたか、あらためて教えてくれる本格派のアルバム作りがまた頼もしいところ!

 コンチェルト・ケルンやレザール・フロリサンでコンサートマスターもつとめてきたスペインの名手リナ・トゥール・ボネの、しっとり濃密ながら華やぎに事欠かないガット弦さばきが痛快です。



 このジャケットがボネ自身かどうかは不明。でもありうる。

 ここでRV.218が少し聴けます。切ないです。
https://www.youtube.com/watch?v=JXxaChldY8E&feature=player_embedded



そして充実のコレッリ


PAN CLASSICS
PC10375
(2CD)
\4400
コレッリ:
 ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集 作品5(全12曲)
 ヴァイオリン、低音弦楽器と鍵盤のための12のソナタ(1700年ローマにて刊行)
リナ・トゥール・ボネ(バロックvn)
Ens.ムジカ・アルケミカ(古楽器使用)
ダニ・エスパサ(cmb,org)
マルコ・テストーリ(vc)
ジュゼプ・マリア・マルティ
       (テオルボ、バロックギター)
マヌエル・ミンギリョン
        (アーチリュート、テオルボ)
サラ・アゲダ(バロックハープ)
ギリェルモ・トゥリーナ(vc)
アンドルー・アッカーマン(ヴィオローネ)

 なんと豪奢な通奏低音!欧州最前線の俊才ふたたび今度は、意外に出ないコレッリ傑作曲集の全曲録音!

 ヴィヴァルディ以前の、イタリア最大のヴァイオリンの大家コレッリ・・・しかしなぜか、作曲者の歿後数十年たってもなお絶大な人気を誇っていた代表作のひとつ、ヴァイオリン独奏と通奏低音のためのソナタ集「作品5」の全曲録音は、これだけ古楽器奏者が世界各地にいる状況を考えてみると不思議なくらい、新録音が出てこない…

 一昨年前に5セットも6セットも新録音されたビーバー『ロザリオのソナタ集』と対照的な話ですが、このバロック随一の充実曲集を、古楽系録音ですぐれた企画ばかり連発してきたPan Classicsで堂々録音してみせたのは・・・
 まさに一昨年前の『ロザリオ』ブームでも痛快な新譜をリリースしてくれ、その前にはヴィヴァルディの新発見作品を極小編成で世に問いファンを騒然とさせたスペイン出身の異才、リナ・トゥール・ボネ!

 作品のストイックさゆえ通奏低音パートには低弦と鍵盤のみで臨む奏者も多いこの曲集を、彼女は18世紀初頭のイタリアの通例どおり、できるだけ多数の通奏低音奏者たちと演奏してみせています。

 多芸を極めるイタリアのバロック・チェロ奏者テストーリも存在感抜群、他にもリュート、バロックギター、ハープ…と撥弦系も充実!
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PAN CLASSICS
PC10380
\2700

ジャケ・ド・ラ・ゲル:
 ヴァイオリン独奏のためのソナタ集(1707)
  〜フランス・バロック宮廷音楽、18世紀へ

 『ヴァイオリンとクラヴサン(=通奏低音) のためのソナタ集』(1707年刊)
   ‖茖吋愁淵 ニ短調
   第2ソナタ ニ長調
   B茖灰愁淵 ヘ長調
   ぢ茖乾愁淵 ト長調 
   ヂ茖汽愁淵 イ短調
   β茖競愁淵 イ長調
リナ・トゥール・ボネ
      (バロック・ヴァイオリン)
パッツィ・モンテーロ(バス・ガンバ)
ケネス・ワイス(チェンバロ)

 
 フランス音楽の「要」ともいうべき女性作曲家の世界へ!
 古参の名手を横目に、バロック・ヴァイオリンの世界はモダン向きな人からがっつり古楽な面々まで多士済々の21世紀ですが、ビーバーの変則調弦まみれの難曲『ロザリオのソナタ』を演奏したスペイン屈指の俊才リナ・トゥール・ボネこそ、音盤シーンでとくにじっくり追うに値する新世代の名手!

 『ロザリオのソナタ』では自ら写真家として1曲ごとのイメージアートを制作するなど、「音楽と多領域の接点」を意識してやまない彼女の創るアルバムは1作ごとに名盤ばかり、先日リリースされたコレッリ「作品5」では通奏低音を1曲ごと別編成にするという多様さまで含め、ファンを興奮の坩堝に巻き込んでくれました。
 今度はその影響下でフランスにソナタ文化を持ち込んだ象徴的女性作曲家のソナタ集…艶やかな美質をたたえながら変幻自在のユニークな作風を誇るジャケ・ド・ラ・ゲル世界、通奏低音に「もはや大御所」K・ワイスが加わっているあたり、彼女の存在感の大きさは推して知れましょう!





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衝撃という点ではこの人だって負けてない
エンリコ・オノフリ
そのすごさを日本中に知らしめた驚異のアルバム

Anchor Records
UZCL1003
¥2380+税
エンリコ・オノフリ〜バロック・ヴァイオリンの奥義
 J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調
  (ヴァイオリン独奏オノフリ編曲版/世界初録音)
 タルティーニ:ソナタ第10番ト短調『すてられたディドーネ』
 テレマン:幻想曲第1番変ロ短調
 ビーバー:パッサカリア
 テレマン:2つのヴァイオリンのための『ガリヴァー組曲』
  (第2ヴァイオリン:杉田せつ子)
 テレマン:幻想曲第9番ロ短調
 タルティーニ:パストラーレ
 ボーナス・トラック:
  バッサーノ:リチェルカータ
エンリコ・オノフリ(バロック・ヴァイオリン)

「世界最高のバロック・ヴァイオリニスト」と評される、イタリアのバロック・ヴァイオリン奏者、エンリコ・オノフリ(イル・ジャルディーノ・アルモニコ、コンサート・マスター)。

世界初録音のオノフリ編曲版『バッハ:トッカータとフーガ ニ短調(ヴァイオリン独奏版)』を中心に、現代では既に忘れ去られてしまったバロック・ヴァイオリンの『奥義』、『秘技』の数々を縦横無尽に弾きまくる!!

 コアなクラシックファンも驚嘆するであろう必聴盤。

録音2009年6月、イタリア、クレマ




 


PC 10403
【移行再発売】
¥2500→\2290
ニコラス・ルドフォード(1485-1557):
 ミサ・ベネディクタ・エト・ヴェネラビリス
エドワード・ヒギンボトム(指揮、オルガン)
ニューカレッジ・オックスフォード合唱団

 ア・カペラで歌われる美しい宗教曲、レーベル移行再発売

 録音:2007年6月11 〜 14日/フランス/63'13''

 2008年にK617レーベルから発売され、グラモフォン誌やBBCミュージック・マガジンで高評価を得た音源の移行再発売です。
 少年合唱を伴うア・カペラで歌われる美しい宗教曲で、ジョン・タヴァナーを思わせる素晴らしい音楽でありながら不当に日の目を見ることのなかった佳品。心洗われる音楽で、演奏も素晴らしいです。





SUPRAPHON


SU 4258
¥2400
ピアノ三重奏に新生スメタナ・トリオが挑戦!
 (1)ツェムリンスキー:ピアノ三重奏曲ニ短調Op.3
 (2)ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第1番ト短調
 (3)アレンスキー:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.32
スメタナ・トリオ
 【イトカ・チェホヴァー(ピアノ)、
  ラディム・クレスタ(ヴァイオリン)、
  ヤン・パーレニーチェク(チェロ)】

 美しいメロディと退廃感が魅力のピアノ三重奏に新生スメタナ・トリオが挑戦!

 録音:2018年10月23-25日、2018年12月8, 9, 13日/マルティーネク・スタジオ(プラハ)/73' 39"

 ヨゼフ・スーク・ピアノ四重奏団のヴァイオリニスト、ラディム・クレスタを迎えた新生スメタナ・トリオの最新盤。1890年代に作られた3篇のピアノ三重奏曲に挑戦しています。
 ツェムリンスキー25歳の若書き三重奏曲は、もともとクラリネット、チェロ、ピアノのために書かれましたが、需要を鑑みてクラリネット・パートをヴァイオリンでも演奏可としています。ある作曲コンクールで入選し、審査員だったブラームスの推薦で出版されたとされますが、内容的にもブラームスの影響の濃い、美しい作品。
 アレンスキーの名作三重奏曲は悠然としたテンポによる大きな演奏で、たっぷり歌い込んでいるのが非常に魅力的。スメタナのピアノ曲で名手ぶりを発揮したチェホヴァーの切れ味よさも注目。全体に若々しさにあふれるアルバムとなっています。




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CPO



555007
\2700→\2490
トルレイフ・テデーン(チェロ)

ハチャトゥリアン(1903-1978):チェロとオーケストラのための作品集

 1-3.チェロ協奏曲 ホ短調(1946)
 4.チェロとオーケストラのためのコンチェルト・ラプソディー(1962/1963)
トルレイフ・テデーン(チェロ)

ダニエル・ライスキン(指揮)
ライン州立フィルハーモニー管弦楽団

 グルジアで生まれモスクワで音楽を学んだハチャトゥリアン。1948年にショスタコーヴィチら同時代のソ連の作曲家たちと同じく「ジダーノフ批判(当時の前衛音楽を批判)」の対象になったものの、1959年に名誉回復、その後は“名声が確立された音楽家”としてソ連内外で広く活躍しました。
 このアルバムに収録されている2曲のうち、1946年に書かれた「チェロ協奏曲」は第二次世界大戦終戦直後の作品。ハチャトゥリアン自身チェロを学んでいたこともあり、チェロの華やかな見せ場が存分に盛り込まれた重厚な曲調が魅力です。
 17年後に書かれた「チェロと管弦楽のためのコンチェルト・ラプソディー」はロストロポーヴィチに献呈された“名誉回復”後の作品。彼の持ち味であるエスニックな旋律が至るところに用いられており、映画音楽のような壮麗な響きのオーケストラをバックにチェロが朗々と歌うという聴き応えたっぷりの作品です。スウェーデン出身の個性派チェリスト、テデーンのソロでお楽しみください。
 
 


555262
\2700→\2490
ヨーゼフ・マルクス(1882-1964):秋の交響曲(1921)
 1.第1楽章:Ein Herbstgesang 秋の歌
 2.第2楽章:Tanz der Mittagsgeister 真昼の精霊の踊り
 3.第3楽章:Herbstgedanken 秋の想い
 4.第4楽章:Ein Herbstpoem 秋の詩
ヨハネス・ヴィルトナー(指揮)
グラーツ・フィルハーモニー管弦楽団

 後期ロマン派の様式による重厚な響きのオーケストラ曲で知られるヨーゼフ・マルクス。十二音や無調の音楽が台頭した20世紀初頭に活躍した作曲家ですが、半音階進行を存分に用いた色彩的な響きを愛したため、少し時代に取り残された感もあり一時期はすっかり忘れられてしまった存在でした。
 しかし、近年盛んになっている“退廃音楽の復興”に伴い、マルクスの作品も演奏機会が増えてきました。
 この「秋の交響曲」は大指揮者クレメンス・クラウスのお気に入りの作品で、1922年9月28日にグラーツで初演し大成功を収めたことに気を良くしたクラウスは、翌年5月、ウィーンでのコンサートでもこの曲を演奏、ここでも大評判となったことで知られています。
 各々の楽章には標題が付けられており、このアルバムではウィンナ・ワルツの名演でおなじみ指揮者ヴィルトナーがタクトを執り、リヒャルト・シュトラウス風の華麗な響きをふんだんに散りばめた美しい音楽が展開されます。
  録音 2018年6月26、28-30日 グラーツ歌劇場、オーストリア






つい先日ご紹介したこのアルバムもぜひお見逃しなく


naxos
8.573831
\1200
マルクス(1882-1964):管弦楽作品集 第1集
 《自然三部作》
  1.交響的夜曲(1922)
  2.牧歌(牧歌的な第4のコンチェルティーノ)(1925)
  3.春の歌(1925)
スティーヴン・スローアン(指揮)
ボーフム交響楽団

 オーストリアで生まれ、若いころから作曲を始めたというヨーゼフ・マルクス。大学で法学を学ぶも、音楽への興味が尽きることなく、平行して作曲を続け、作曲家、音楽評論家として名を上げ、ウィーン大学、ウィーン音楽アカデミーで後進の指導にあたりました。
 一時期はトルコの民族音楽の研究にいそしむなど、生涯に渡ってオーストリアの音楽文化をリードし、70歳の誕生日には後のオーストリア大統領、フランツ・ジョナスから賛辞の手紙を受け取るほどに名声を確立したマルクスですが、残念なことに彼の作品は、死後ほとんど演奏されることはありませんでした。
 確かに彼の作品は、革新的な「新ウィーン楽派」の中では時代遅れだったかもしれません。しかし、この《自然三部作》などの優れたオーケストレーションから生まれる美しい響きは、コルンゴルトやシュレーカーの作品に比べ、まったく遜色のないものと言えるでしょう。
 録音 2002年6月11-15日 ドイツ ハム、マキシミシアンパーク
 ASV CDDCA1137からの移行盤

 
 


555231
\2100→\1990
フェルディナント・リース(1784-1838):室内楽作品全集
 フルートと弦楽三重奏のための作品 第2集

  1.フルート、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための四重奏曲 ト短調 WoO35-2
  2.ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための三重奏曲 WoO70-2
  3.フルート、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための四重奏曲 ホ短調 Op.145-2
アルディンゲロ・アンサンブル
【メンバー】
カール・カイザー(フルート)
アンネッテ・レーベルガー(ヴァイオリン)
セバスティアン・ヴォールファルト(ヴィオラ)
ウルスラ・カイザー(チェロ)

 近年、演奏機会とアルバム・リリースが増えてきた作曲家フェルディナント・リース。かつては「ベートーヴェンの弟子、伝記作家」の側面ばかりが強調されていましたが、最近では「古典派からロマン派への橋渡しとして数多くのユニークな作品を書いた作曲家」として存在価値を高めています。
 cpoではリースの作品を総括的にリリースするプロジェクトを始めており、このアルバムは室内楽作品全集の中の「フルートを用いた」作品の第2集となります。
 演奏は第1集(555051)と同じくアルディンゲロ・アンサンブルが担当。フルート四重奏曲と弦楽三重奏曲全3曲が収録されています。
 ピアニストとして知られたリースですが、どの曲も弦楽器の扱いが革新的で、とりわけヴァイオリンには技巧的なパッセージが与えられており、これらの楽器の扱いにも堪能であったことがわかります。
  録音 :2017年10月10-11日…1.3 2018年1月28日…2 Kirche St. Barbara, Nordweil

師匠以上に濃い顔です。


第1集も典雅で独創的
この人はもっと聴かれるべきかと


555051
\2100→\1990
リース(1784-1838):フルートと弦楽三重奏のための作品全集 第1集
 1.フルート四重奏曲 ニ短調 WoO 35-1
 2.弦楽三重奏曲 変ホ長調 WoO 70-1
 3.フルート四重奏曲 ハ長調 Op.145-1
アルディンゲロ・アンサンブル


 リースは生涯に渡って室内楽作品を書いていますが、その中でもフルートの扱いは別格で、6つの四重奏曲をはじめ、三重奏曲、ソナタ、ディヴェルティメント、幻想曲と、他の管楽器に比べて数多くの作品が残されています。中でもハ長調のフルート四重奏曲は、ベートーヴェン風のモティーフを用いながらも、既に独自の作風が確立されています。最終楽章のスペイン風の高揚したリズムにもご注目ください。

 
 


555132
\2100
Seelen-Music 魂の音楽
タイレ、ツーバー、フロール:作品集

 ヨハン・タイレ(1646-1724):
  1.5声のソナタ
  2.Die Seele Christi heilige mich キリストの魂は私を神聖にします
  3.4声のソナタ
  4.Jesu mein Herr und Gott 私の主であり神であるイエス
  5.5声のソナタ
  6.Gott hilf mir, denn das Wasser gehet mir an die Seele 
 7.グレゴール・ツーバー(1610頃-1673):ソナタ イ短調
 8.クリスティアン・フロール(1626-1697):Es ist gnug, Herr 主よ、満ち足りた
 9.ツーバー:組曲 ト短調
 10.フロール:Inter brachia Salvatoris mei私の救い主の腕の中で
 11.ツーバー:組曲 ニ短調
 12.タイレ:Ach, das ich horen sollte ああ、私はきくべき
ドロテー・ミールズ(ソプラノ)…2.4.6.8.10.12

ジモーネ・エッケルト(指揮)
ハンブルク・ラーツムジーク

 バロック期、ドイツで活躍したヨハン・タイレ。ブクステフーデの友人であり、音楽理論家としても知られた作曲家です。生前、彼自身が出版した作品目録には23曲のミサ曲、8曲のマニフィカトなど多くの宗教作品の存在が記されていますが、現在ではほとんどの作品が消失してしまったため、今も研究が進んでいます。
 このアルバムでは彼の現存する「ソプラノのためのカンタータ」の全てを収録、瞑想的で美しい作品にドロテー・ミールズのバランスの取れた歌唱が深みを与えています。
 アルバムにはタイレと同時代に活躍した2人の作曲家、ツーバーとフロールの作品を合わせて収録。ツーバーは、タイレがゴットルフの宮廷楽長を務めていた時にヴァイオリンを弾いていた人、フロールは優れたオルガン奏者として知られた人です。
 録音 2017年1月9-12日 Schlosskapelle auf Schloss Gottorf,Schleswig,
 
 

555147
\2700
エメリッヒ・カールマン(1882-1953):喜歌劇《謝肉祭の精》
 3幕
 A.M.ヴィルナー&R.エスターライヒャー:台本
アレクサンドラ・マリア王女…カミーユ・シュノーア(ソプラノ)
ヴィクトル・ロナイ…ダニエル・プロハスカ(テノール)
ロリ・アッシェンブレンナー…ナディーネ・ツァイントル(ソプラノ)
ミュッツェルベルク・フォン・フーベルト男爵…ジモン・シュノール(テノール)
ローター・メデティット伯爵…マクシミリアン・マイヤー(テノール)
オットカール・フォン・グレヴリンゲン公爵…エルヴィン・ヴィンデッガー(バリトン)

ミヒャエル・ブラントシュテッター(指揮)
ゲルトナープラッツ劇場管弦楽団&合唱団

 1915年ブダペストで初演された《Zsuzsi kisasszony=ミス・スージー》はカールマンのハンガリー語による3幕オペレッタ。
 作品は大成功を収め、その翌年にはブロードウェイで《Miss Springtime》として英語版に改訂上演。またもや大成功を収めました。
 これを受けて、もともとの原作である《Zsuzsi kisasszony》にドイツの台本作家ヴィルナーとエスターライヒャーがドイツ語の台本を作成しウィーンとベルリンで上演。1931年にはハンス・シュタインホフの監督で映画も制作されるなど、広く人気を獲得した作品です。
 物語の中心となるのは画家ヴィクトル・ロナイ。謝肉祭の日に彼が開催した祝賀会で出会った美しい女性。ヴィクトルは素性のわからない女性を「謝肉祭の精」と呼び、その姿を絵に描きとめましたが、実は彼女は高貴な身分で、すでに婚約者もいて・・・。よくある話ですが、カールマンは美しくほろ苦い音楽をつけ、物語に花を添えています。注目のテノール、ダニエル・プロハスカの美しい声が聴きどころです。
 
 

555223
\2700
ヴォルフェンビュッテル城のための音楽 第3集
 ダニエル・ゼリヒウス(1581-1626):
  “Opus novum 新しい仕事”ヴォルフェンビュッテル 1623/1624
   宗教的コンチェルト集
マンフレート・コルデス(指揮)
ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス

 ドイツ、初期バロックの作曲家ダニエル・ゼリヒウス。彼は1616年からザクセン地方を治めていたビュナウ公に仕えた後、1621年からミヒャエル・プレトリウスの後任としてヴォルフェンビュッテルの宮廷楽長に任命され、1626年までこの地位にありました。
 このアルバムにはコルデスとブレーメン・ヴェーザー=ルネサンスの演奏による、宮廷の祝賀行事のために書かれた一連の宗教的コンチェルトが収録されています。
  録音 2018年1月29-31日 Stiftskirche Bassum
 
 

999227
\1800
〔旧譜再発売〕
ジョン・ケージ(1912-1992):Thirteen(1992)
 1.Version 1
 2.Version 2
アンサンブル13
マンフレート・ライヒェルト(指揮)

 バーデン=バーデンで現代音楽の演奏を中心に活動する「Ensemble 13」。
 1973年、指揮者のマンフレート・ライヒェルトとバーデン室内管弦楽団のメンバーによって設立されたアンサンブルは、各地の音楽祭などで定期的に新作を演奏し評判となりました。
 このアルバムは、彼らのアンサンブル名の由来でもあるケージ「Thirteen」の2007年の録音です。4名の木管奏者、3名の金管奏者、4名の弦楽器奏者、2名のパーカッションで構成されたアンサンブルで、曲にはスコアが存在せず“偶然性”を追求した音楽であるため、version1とversion2からは全く違う音が聞こえてきます。1990年代のケージの代表作品です。
 今回はお求めやすい価格にての再発売となります。
  録音 1993年2月15日 Sendesaal Radio, Bremen, Germany
 


<映像>


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ACCENTUS MUSIC



ACC 10445BD
(Blu-ray)
¥5000→\4590
ネルソンス&ゲヴァントハウス管による
 モーツァルト&チャイコフスキー

  モーツァルト:交響曲第40番ト短調K550
  チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調「悲愴」
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
アンドリス・ネルソンス(指揮)
ACC 20445DVD
(DVD)
¥3600→\3290

 2018年3月ライヴ映像、ネルソンス&ゲヴァントハウス管によるモーツァルト&チャイコフスキー

 収録:2018 年3月15,16日、ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:16:9,Full HD、音声:DTS HD MA5.1、PCM ステレオ、リージョン:All、90' 18
 (DVD)画面:16:9,NTSC、音声:DTS5.1、DD5.1、PCM ステレオ、リージョン:All、90' 18

 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の第21代カペルマイスターに就任したアンドリス・ネルソンス。本映像は、2018年2月から3月にかけて行われた、ネルソンスの就任記念及び、オーケストラの創立275周年コンサートという一連のお祝いコンサート・シリーズの最終公演です。演目はモーツァルトの交響曲第40番とチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」というメランコリックな憂いと感情が込められた2作品。

 モーツァルトの交響曲第40番は、例外的に短調の交響曲で(あとは第25番)、第1楽章の冒頭の主題が響くと会場の雰囲気が一変します。ネルソンスはゲヴァントハウス管の豊潤で深みのある音質を正攻法で引き出しています。
 そしてモーツァルトの悲哀を受け続くのは、チャイコフスキーの「悲愴」。チャイコフスキーは、「モーツァルティーナ」という作品を書くほどモーツァルトを大変尊敬していたと言われています。交響曲第6番は、チャイコフスキー最晩年の傑作。現にこの初演の9日後に突然の死を迎えることになります。
 ネルソンスは、重厚なテンポをとりクライマックスまで丹念に描き、ゲヴァントハウス管の繊細な音色、ディナーミク、アゴーギクを巧みに扱い絶望的な終楽章への心理を見事に描いています。






















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