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≪第101号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その5 2019/3/19〜





3/22(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


HMF



HMM 902338
¥2700
超辛口、トリオ・ワンダラーのラフマニノフ
 (1)ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第1番ト短調
 (2)同:ピアノ三重奏曲第2番ニ短調Op.9「悲しみの三重奏曲」(1917年版)
 (3)グリーグ:アンダンテ・コン・モト ハ短調
 (4)スーク:悲歌Op.23(ピアノ三重奏版)
トリオ・ワンダラー
 【ジャン=マルク・フィリップ=
   ヴァルジャブディアン(ヴァイオリン)、
  ラファエル・ピドゥー(チェロ)、
  ヴァンサン・コック(ピアノ)】

 録音:2018年1月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)

 1987年結成、円熟著しいトリオ・ワンダラー。2013年リリースのチャイコフスキーは名演の誉れ高いものでしたが、今回ラフマニノフに挑戦。
 チャイコフスキー以来、ロシアの作曲家は特別な人の追悼にピアノ三重奏曲を作ることが慣わしとなりました。1893年10月にチャイコフスキーが急逝すると、ラフマニノフは長大かつ感動的な作品をその霊に捧げました。
 長さ、構造など意図的に真似ていますが、ピアノが主役で非常に技巧的なのがラフマニノフならでは。意味深長な引用や慟哭などチャイコフスキーへの思いにあふれる重い作品となっています。

 ラフマニノフはその前年に習作的な断章を残していますが、規模の点でもナイーヴな感覚からも、近年こちらをとりあげる演奏団体が増えています。ここにももちろん収録。
 フィル・アップとしてグリーグ唯一のピアノ三重奏作品である「アンダンテ・コン・モト」とスークの「悲歌」が選ばれているのも嬉しい限り。

 トリオ・ワンダラーの演奏は辛口で緊張感に富むもので、凄みすら感じさせます。ラフマニノフ作品は名ピアニストで録音することが多いですが、トリオワンダラーのピアノのヴァンサン・コックが、充実の名手ぶりを示しているのも聴きものです。





MIRARE



MIR 420
¥2700
フォルジュルネでおなじみのふたりによるモーツァルト
 モーツァルト:
  (1)ヴァイオリン・ソナタ ト長調K.379
  (2)ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調K.380
  (3)ヴァイオリン・ソナタ ホ短調K.304
  (4)ヴァイオリン・ソナタ ニ長調K.306
梁美沙(ヴァイオリン)
ジョナス・ヴィトー(ピアノ)

 録音:2018年6月27-29日/ラベイ・エコール・ドゥ・ソレーズ

 トリオ・レ・ゼスプリのヴァイオリニストで、フォルジュルネ音楽祭でもお馴染みの梁美沙(ヤン・ミサ)。大阪出身、パリ音楽院でカントロフとシャルリエに師事した若手。
 彼女がフランスの名手でやはりフォルジュルネでおなじみのジョナス・ヴィトーとモーツァルトのソナタに挑みました。これらのソナタはピアノが主とも言えますが、ヴィトーのシックで色彩的な表現力が光ります。また梁美沙の独特な語り口も非常に魅力的です。





AVIE



AV 2394
¥2500
イタリア・バロック・ファン必聴!/チェロ作品
 「アウト・オヴ・イタリー」

 ジョルジョ・アントニオット(?1680/92−?1766/76):チェロ・ソナタ ト長調 Op.1-2
 ジャコッベ・バゼヴィ・チェルヴェット(c.1682−1783):
  2本のチェロのためのディヴェルティメント ト長調 Op.4-1
 フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687−1762):チェロ・ソナタ ヘ長調 Op.5-5
 アントニオ・ヴィヴァルディ(1678−1741):チェロ・ソナタ第6番 変ロ長調 RV.46
 ルイジ・ボッケリーニ(1743−1805):2本のチェロのためのソナタ ハ長調 G.17
 サルヴァトーレ・ランツェッティ(c.1710−c.1780):チェロ・ソナタ イ短調 Op.1-5
 ジョヴァンニ・バッティスタ・チッリ(1724−1808):
  2本のチェロのための二重奏曲 ト長調 Op.8-3
   フィービー・キャライ(チェロ)、ペイリャン・ヂュー(チェロ)、
   チャールズ・ウィーヴァー(リュート)、アヴィ・スタイン(ハープシコード)

 ムジカ・アンティクヮ・ケルンで活動した名チェリスト、フィービー・キャライが弾くイタリアのチェロ作品集!

 ☆ムジカ・アンティクヮ・ケルンで活動したアメリカのバロック・チェリスト、フィービー・キャライ!
 ☆イタリア国外へ飛び出して活躍した作曲家たちのチェロ作品集。

 フィービー・キャライはボストン出身のバロック・チェリスト。ラインハルト・ゲーベルの名アンサンブル、ムジカ・アンティクヮ・ケルンでは10年にわたりチェリストを務め、多くの名盤のレコーディングにも参加。
 オランダのヒルフェルスム音楽院やベルリン芸術大学で教員を務め、現在はアメリカのロンジー音楽院、ジュリアード音楽院でバロック・チェロと古楽を教えながら、ハーヴァード大学のバロック・チェンバー・オーケストラのディレクターを務めています。

 「アウト・オヴ・イタリー」は、それまで「音楽の本場」と見なされてきたイタリアから、フランス、ドイツ、スペイン、オランダ、イギリスなどヨーロッパ中へミュージシャンが移動した18世紀が舞台。
 ヴィヴァルディやボッケリーニから知られざる作曲家まで、国外で活躍したイタリアの作曲家&器楽奏者たちによる、チェロ・ソナタ、2本のチェロのための作品を収録。
 イタリア・バロックの器楽愛好家必聴!

 ※録音:2017年10月26日ー30日、バッテル礼拝堂(アメリカ)






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MYRIOS



MYR-24
\2600→\2390
世紀の怪作
 ゲルシュタイン(ピアノ)
  オラモ(指揮)&ボストン響
   ブゾーニ(1866-1924):ピアノ協奏曲 Op39

 1.I Prologo e Introito: Allegro, dolce e solenne
 2.II Pezzo giocoso. Vivacemente, ma senza fretta
 3.III Pezzo serioso
   Introductio. Andante sostenuto
   Prima pars. Andante, quasi adagio
   Altera pars. Sommessamente
   Ultima pars. a tempo
 4.IV All‘Italiana, Tarantella. Vivace, in un tempo
 5.V Cantico: Largamente
キリル・ゲルシュタイン(ピアノ)
サカリ・オラモ(指揮)
タングルウッド音楽祭男声合唱団…5
ボストン交響楽団
リディヤ・ヤンコフスカヤ(合唱指揮)

 【名手ゲルシュタインがオラモと共に挑む、ピアノ協奏曲史に残る問題作】
 ロシア生まれ、アメリカで活躍するゲルシュタインによる大作ブゾーニのピアノ協奏曲。技術的に困難で、イタリア的な歌謡性、ドイツ的な重厚さを併せ持ち、終楽章には「アラジン」による男声合唱(ドイツ語歌詞)まで登場するという、多種多様な要素が組み込まれた長大かつ掴みづらい作品ですが、ゲルシュタインは持ち前の技術と柔軟さで作品の面白さを表出しています。
 サカリ・オラモの明確な棒さばきに名手揃いのボストン響が俊敏な反応を聴かせ、作品の輪郭をくっきりと浮かび上がることに大きく貢献しています。

  録音:2017年3月10-11日 ボストン・シンフォニーホール(ライヴ)



 ブゾーニのピアノ協奏曲・・・。


 変態的に肥大した誇大妄想狂の作り上げた猟奇的幻想。
 これ以上の怪物的ピアノ協奏曲は存在しない。

 思いっきりロマンティックになったかと思うと、しんねりむっつりの哲学的な暗さが忍び寄り、そうかと思うとまたまた一転、壮大極まりない乱痴気お祭り騒ぎになって、普通の曲なら絶対にこれで終わりだろうというようなすさまじいクライマックスをなんと10回くらい繰り返し、最後にはついに合唱まで入ってきてこの稀代の怪作は終わりを告げる。

 




OEHMS


OC1703
\2300
フローリアン・グレムザー(ピアノ)
ベートーヴェン(1770-1827):エロイカ変奏曲 他

 1-21.プロメテウスの創造物」の主題による15の変奏曲とフーガ
  (エロイカ変奏曲)
 ピアノ・ソナタ 第30番 ホ長調 Op.109
  22.第1楽章:Vivace, ma non troppo- Adagio espressivo
  23.第2楽章:Prestissimo
  24-30.第3楽章:主題と6つの変奏
   Andante molto cantabile ed espressivo
 6つのバガテル Op.126
  31.Andante con moto
  32.Allegro
  33.Andante (cantabile e grazioso)
  34.Presto
  35.Quasi allegretto
  36.Presto - Andante amabile e con moto
フローリアン・グレムザー(ピアノ)

 1990年生まれの若手ピアニスト、フローリアン・グレムザー。父ベルント・グレムザーはラフマニノフを得意とする名手であり、母も優れた音楽教師という音楽家一家に生まれ、3歳の時に母親からピアノの手ほどきを受け、7歳でコンサート・デビューを飾るというサラブレットです。
 2007年からはヴュルツブルクで研鑽を積み、同年、ヴュルツブルク・フィルハーモニー管弦楽団と共演したガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」が絶賛されたことで、ジャズへの興味が芽生えたといい、現在ではソリストとしてだけでなく、室内楽、歌曲の伴奏、ビッグバンドなど多方面で活躍しています。
 2017年のデビュー・アルバムは彼が傾倒しているというシューマンでしたが、今作はベートーヴェンの作品に取り組み、素晴らしい成果を上げています。
 「エロイカ変奏曲」とソナタの終楽章での、たたみかけるような主題の展開、バガテルでの小粋な表現、これらには彼の多彩な表現力が遺憾なく発揮されており、聴き手の耳をひきつける強い魅力を持っています。

  録音 2018年8月13-15日 バイエルンムジークスタジオ、ミュンヘン
 
 

OC1886
\2300
クリストファー・パーク:シューマン(1810-1856)を弾く
シューマン:
 1.アラベスク Op.18
 オーケストラなしの協奏曲(ピアノ・ソナタ 第3番) Op.14 ヘ短調
  2.第1楽章:Allegro brillante
  3.第2楽章:Andantino de Clara Wieck-quasi variazioni
  4.第3楽章:Prestissimo possibile
 5.花の曲 Op.19
 ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26
  6.Allegro
  7.Romanze
  8.Scherzino
  9.Intermezzo
  10.Finale
 11.スケルツォ(オーケストラなしの協奏曲:割愛された楽章)
クリストファー・パーク(ピアノ)

 韓国とドイツの血を引くピアニスト、クリストファー・パーク。バンベルクで生まれ、ザールランド音楽大学に最年少(12歳)で入学、研鑽を積みながら、数多くの音楽祭に出演し国際的な注目を集めます。
 ソロ活動だけでなく、室内楽、歌曲の伴奏にも熱心に取り組み、とりわけスミ・ジョーと共演盤(ドイツ・リート)は、その巧みな伴奏がが絶賛されました。
 このアルバムではシューマンの4つの作品を演奏しており、豊かな音楽性を楽しむことができます。
 「オーケストラなしの協奏曲」は後に「ピアノ・ソナタ第3番」として改訂された作品。当初5楽章で構想されたものの、2曲のスケルツォを割愛して出版されましたが、その後1曲を付け加え、ピアノ・ソナタ第3番となりました。
 このアルバムでは、割愛されたスケルツォ(シューマンの死後出版)も最後に付け加えられています。

  録音 2018年6月28-30日 Festeburgkirche, Frankfurt/Main
  プロモーション動画 https://youtu.be/QarMUldwOkU
 
 


OC977
\2300
めずらしい!
 カールマン(1882-1953):喜歌劇《愉快な騎兵》3幕

 カール・フォン・バコニー:台本(ドイツ語翻訳…ロベルト・ボダンツキ)
  1.序曲
  2.リーザの入場
  3.マロジの行進の歌
  4.レーレンティの歌
  5.ヴァレルシュタインの入場の歌
  6.メロドラムと兵士たちの歌
  7.あなたは輝いていますか?/あなたはどう思いますか?
  8.歌と踊り/クァドリーユ
  9.マロジの入場の歌
  10.Pumper-二重唱
  11.踊りと二重唱 女性の心
  12.セレナード
  13.キスの歌
  14.ヴァレルシュタインのクープレ
  15.ワルツ=アンサンブル
  16.Himmel Herrgott
  17.レーレンティの歌と踊り
  18.愛の魔法
  19.リザとレーレンティの二重唱
  20.三重唱 天国の神
  21.ベンセのための歌と最後の歌
ロイトナント・フォン・ローナイ元帥…ハラルド・プファイファー(語り)
トレスカ:元帥の娘…マリー・ザイドラー(メゾ・ソプラノ)
マルバッハ男爵夫人リーザ…クリスティアーネ・ベージガー(ソプラノ)
レーレンティ中尉…グルガ・ペロシュ(歌)
ヴァレルシュタイン…トミ・ヴェント(バリトン)
マロジ…クレメンス・ケルシュバウマー(テノール)
クルト…ライナー・フシュテット(歌)
ベンセ…ライナー・ドムケ(歌)

ミヒャエル・ホフシュテッター(指揮・音楽監督)
ギーセン州立歌劇場合唱団&エクストラ
 (合唱指揮…ヤン・ホフマン)
ギーセン・フィルハーモニー管弦楽団 

 カールマンの珍しい喜歌劇《愉快な騎兵》。
 マルバッハ男爵夫人リーザの城にもたらされた「帝国の騎兵たちがやってくる」という知らせは周辺の女性たちを湧き立たせます。
 彼女の城で開催された舞踏会では、若い兵士マロジ、年配のヴァレルシュタイン、レーレンティ中尉らが思い思いの時を過ごしますが、レーレンティはリーザへの熱い思いを抑えることができず、人知れず苦しんでいます。
 マロジはローナイ元帥の娘トレスカに憧れていますが、当のトレスカはレーレンティに思いを寄せており…
 「どんな祝祭のときも踊り、大騒ぎする」というハンガリーの国民性が描かれた楽しい作品を、芸達者な歌手たちが演じています。
 
 


OC1706
(2CD)
\4200
カール・レーヴェ(1796-1869):受難オラトリオ「新約のいけにえ」
 【CD1】
  1-12.第1部
  13-27.第2部

 【CD2】
  1-19.第3部
モニカ・マウフ(ソプラノ)
ウルリケ・マロッタ(メゾ・ソプラノ)
ゲオルク・ポプルッツ(テノール)
アンドレアス・ブルクハルト(バリトン)

トーマス・グロッパー(指揮)
アルツィス=ヴォーカリステン・ミュンヘン
バロックオーケストラ・ラルパ・フェスタンテ

 歌曲やバラードの作曲家として知られるレーヴェ。2019年の没後150年を記念し、知られざる作品の演奏、録音がドイツを中心に盛んに行われています。
 このアルバムに収録された受難オラトリオ「新約のいけにえ」もそんな作品の一つ。レーヴェは15作のオラトリオを残しており、いずれも1820年台、彼が最も活躍していたシュテッティーン時代に作曲されたもので、当時復興が進んでいたバッハ作品の影響を強く受けています。
 この演奏でソリストを務める4人の歌手と指揮者グロッパーは、いずれも宗教音楽を得意としており、美しい響きで知られるラルパ・フェスタンテとともに“知られざる作品”の真価を問うべく素晴らしい演奏を披露しています。

  録音 2018年10月22-26日 昇天教会 ミュンヘン、ゼンドリンク



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まるで演歌のように泣き泣きのレーヴェ:ピアノ・トリオ
涙が出るほど美しいシーンが何度か登場する

CHRISTOPHORUS
CHE 0154-2
\2000
レーヴェ:大三重奏曲Op.12
ベリオ:ピアノ三重奏曲第2番Op.58
ゲーベル・トリオ・ベルリン
1999年4月の録音。

 知られざるピアノ・トリオの名品。
 400曲を超えるリートを作曲し"北ドイツ地方のシューベルト"と呼ばれたカール・レーヴェ(1796−1869)。彼が残した唯一のピアノ三重奏曲「大三重奏曲(グランド・トリオ)Op.12」。

 もうひとつはシャルル=オーギュスト・ド・ベリオ(1802−1870)のピアノ・トリオ第2番。ド・ベリオは典雅な奏法で知られる19世紀のフランス・ベルギー楽派の創始者であり、ヴュータンやイザイなどを育てた。歌手のマリア・マリブランとイタリアに駆け落ちしたことでも知られる。


 
 


OC1893
\2100
ベンヤミン・シュミット(ヴァイオリン)
 My Favourite Paganini-私の好きなパガニーニ

 1-6.パガニーニ(1782-1840):魔女たちの踊り(クライスラー編)
 7.ナタン・ミルシテイン(1904-1992):パガニーニ変奏曲
 8.パガニーニ:カンタービレ
 9-14.パガニーニ:ロッシーニの「シンデレラ」の「悲しみよ去りゆけ」による
     序奏と変奏曲 Op.12(クライスラー編)
 15.パガニーニ:ヴァイオリンとギターのためのソナタ 第12番 ホ短調
      Op.3-6(ピアノ伴奏編)
 16.パガニーニ:「鐘」Op.7 Allegretto grazioso(クライスラー編)
 17.パガニーニ:奇想曲 Op.1 第20番(クライスラー編)
 18.パガニーニ:奇想曲 Op.1 第13番(クライスラー編)
 19.ミューレンバッハ(1949-):無伴奏ヴァイオリンのための奇想曲
 20-22.タルティーニ(1692-1770):ソナタ「悪魔のトリル」ト短調
        (クライスラーによるヴァイオリンとピアノ編)
ベンヤミン・シュミット(ヴァイオリン)
リーサ・スミルノヴァ(ピアノ)…1-6.8.15-22
アリアーネ・ヘーリンク(ピアノ)…9-14
 
 1968年ウィーン生まれのベンヤミン・シュミット。バッハからジャズまで幅広いレパートリーを持ち、世界中で音楽性と超絶技巧で聴き手を魅了しているヴァイオリニストです。
 このアルバムは、彼が愛奏するアンコール・ピースの中から“パガニーニにまつわる作品”を中心に集めた1枚。
 パガニーニのオリジナル作品だけではなく、クライスラーがピアノ伴奏用に編曲した無伴奏カプリースから2曲、ミルシテインの「パガニーニ変奏曲」、現代作曲家のミューレンバッハによる奇想曲などバラエティ豊かな選曲が魅力的。うれしいことに、最後はタルティーニの名曲「悪魔のトリル」(こちらもシュミットの得意曲)が置かれています。

 録音:2001年7.8.10月  Fallsbach, Catholic Church…1-8.15-22 2013年1月 Solitar des Mozarteums Salzburg…9-14
  ※OC019 BOXより分売

 
 


OC978
\2800
ビョーク(1965-):「ヴェスパタイン」
 アルバム「ヴェスパタイン」によるオペラ

 1.序章-カオス Introduction [Chaos] *
 2.ヒドゥン・プレイス Hidden Place
 3.コクーン Cocoon
 4.ウラノスの誕生-幕間 The Birth of Uranus [Intermission]*
 5.イッツ・ノット・アップ・トゥー・ユー It’s Not up to You
 6.天空神ウラノスが地球を覆う Uranus Covers the Earth*
 7.アンドゥ Undo
 8.タイタンたち(ウラノスとガイアの間に生まれしものたち) The Titans*
 9.ペイガン・ポエトリー Pagan Poetry
 10.月鎌(クロノスの武器、アダマスのハルパ)-
    幕間 The Sickle [Intermission]*
 11.フロスティ Frosti
 12.オーロラ Aurora
 13.羅切(完全去勢)-
    幕間 The Emasculation [Intermission]*
 14.アン・エコー・ア・ステイン An Echo, a Stain
 15.サン・イン・マイ・マウス Sun in My Mouth
 16.イルミネーテッド・マン-
    幕間 The Illuminated Man [Intermission]*
 17.エアルーム Heirloom
 18.ウラノスの血 The Blood of Uranus*
 19.ハーム・オブ・ウィル Harm of Will
 20.アフロディーテの誕生 The Birth of Aphrodite*
 21.ユニゾン Unison
 22.終章・黄金時代 The Golden Age*

 ビョーク「ヴェスパタイン」(2001)より
  上演用補作曲、編曲、作曲(*)…Himmelfahrt Scores
チ・ユン(ソプラノ)…科学者
橋本明希(ソプラノ)…ドッペルゲンガー
ジモン・エシュ(ボーイ・ソプラノ)…クラウド・ボーイ
レイモンド・エイヤース(バリトン)…イルミネーテッド・マン
マンハイム国立劇場少年合唱団…石
マンハイム国立劇場女声合唱…風景

マシュー・トゥーグッド(指揮)
マンハイム国立劇場管弦楽団

 ビョークの大ヒットアルバムを元にしたオペラ!

 2001年に発表されたビョーク4枚目のオリジナル・アルバム「ヴェスパタイン VESPERTINE」は、映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』への主演、音楽の提供で一躍ブレークした後ということもあり、世界的な大ヒットとなりました。
 このアルバムにギリシャ神話のウラノスの逸話を絡ませ、オペラとして仕上げたものがここに収録の作品で、2018年にマンハイムで上演され大きな話題となっています。
 アルバム「ヴェスパタイン」は元々ストリングスとコーラスの美しさが大きな評判となっており、このオペラ版でもその特性が生かされたうえ、ビョーク作品に特徴的なインダストリアルなビートは省き、アコースティックな楽器での演奏を前提としたオーケストレーションが施されました。ボーナストラックを除くアルバムの曲全てが収録順に使用されており、全編に性的な暗喩がちりばめられた歌詞と、今回追加されたウラノスを取り巻く倒錯した性の世界が重なり、作品の世界観をより大きく広げています。
 主要キャストの科学者を演じるのは韓国のソプラノ、チ・ユン、そしてそのドッペルゲンガーを演じるのはドイツで活躍する日本のソプラノ橋本明希で、全編が主に二人のデュオで進められます。
 ここに絡むのがアメリカのバリトン歌手レイモンド・エイヤース演じる「イルミネーテッド・マン」で、彼は様々な映像が投影されるスクリーンと一体化しているという役どころ。ほかに雲、石、風景といったものが擬人化され、独特の神秘的な舞台が展開されています。
 録音:2018年5-6月 マンハイム国立劇場(ライヴ)

 プロモーション動画: https://youtu.be/H1teoz9KwPc
 




ALPHA



ALPHA461
\2600→\2390
アニマ・エテルナ・ブリュッヘ
 1-6.シューベルト:八重奏曲 ヘ長調 D 803
 7-9.ベルワルド:大七重奏曲 変ロ長調 
  *第3楽章は初期の自筆譜による

アニマ・エテルナ・ブリュッヘ(古楽器使用)
 リザ・シクリャヴェル(クラリネット)
 リザ・ゴールトベルク(バスーン)
 ウルリヒ・ヒュープナー(ホルン)
 ヤーコプ・レーマン(ヴァイオリン1)
 ラースロー・パウリク(ヴァイオリン2)
 ベルナデッテ・フェルハーヘン(ヴィオラ)
 ダヴィト・メルコニアン(チェロ)
 ベルターネ・ルイス・モリナ(コントラバス)
NYCX-10056
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税
 
 1987年の創設以来、古楽鍵盤奏者ジョス・ファン・インマゼールのもと古典派からロマン派へ、さらに20世紀へ…とピリオド奏法でのレパートリーを広げてきたアニマ・エテルナ・ブリュッヘは、近年さらなる新境地へ!
 結成当初の小編成に立ち返るかのように室内楽にも取り組む機会が増えてきました。さきのアルバムでもメンデルスゾーンの八重奏曲が収録されていましたが、今回は更なる試みとして、シューベルトが「大管弦楽による交響曲への第一歩」と自ら位置づけた八重奏曲と、スウェーデンの大家ベルワルドの大七重奏曲を。
 前者の壮大なスケール感と、後者のえもいわれぬ室内楽的機微とのあいだで、19世紀というオーケストラの時代を問い返すにも絶好な内容になっています。
 使用楽器はことごとくオリジナル! ベルワルドの大七重奏曲は競合盤も少なくないところ、古楽器演奏で聴ける機会も貴重。国内仕様の日本語解説では作曲家についての情報など原文解説にはない要素も追補されます。

  録音:アカデミー・ワン・スタジオ、ベルギー、シント=アマンツベルフ

   【国内盤】
    解説日本語訳・補筆:白沢達生
 
 


ALPHA451
(2CD)
\2600
セリーヌ・フリッシュ(チェンバロ)
 J.S.バッハ(1685-1750):平均律クラヴィーア曲集 第2巻

 【DISC 1】
  前奏曲とフーガ BWV870-881
 【DISC 2】
  前奏曲とフーガ BWV882-893
セリーヌ・フリッシュ(チェンバロ)
 使用楽器:
  クリスティアン・ファーター1738年製作モデル
   (ニュルンベルク・ドイツ民族博物館所蔵)
  に基づくミラノのアンドレア・レステッリ
   1998年製作の再現楽器
NYCX-10053
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税
 
 バロックの作曲家たちが生きた時代の楽器と奏法を見つめ直し、21世紀初頭からAlphaレーベルでの鮮烈なバッハ解釈で世界を瞠目させてきたカフェ・ツィマーマン。その共同主宰者セリーヌ・フリッシュは、圧倒的なみずみずしさと丁寧な解釈が注目された『ゴールトベルク変奏曲』の音源(現行盤ALPHA303)以来、稀代のバッハ解釈者として注目を集め続けてきました。
 『平均律クラヴィーア曲集』はそんな彼女が満を持して近年重点的に取り組んできたレパートリー。好評を博した第1巻(ALPHA221/日本語解説付再発売NYCX-20005)に続く第2巻が登場します。
 バッハ自身が生きた時代のモデルによるチェンバロで、構えず自然な佇まいのまま1音1音いつくしむように多声の綾を織り上げてゆく解釈のみごとさは、末永く聴き深めるに足る味わい。Alphaレーベル発足初期から数多くの名録音を生み出してきた敏腕技師アリーヌ・ブロンディオも、その泰然自若の解釈が映える自然な響きを大切にした仕事をしています。生のままのバッハに迫れるAlphaならではの充実の新録音です。

 録音:2018年6月22日〜7月2日、ALYSスタジオ、マンテイエール(南仏プロヴァンス地方レ・オートザルプ県)
 【国内盤】
  解説日本語訳・補筆:白沢達生
 
 


NYCX-20005
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税
セリーヌ・フリッシュ(チェンバロ)
 J.S.バッハ(1685-1750):平均律クラヴィーア曲集 第1巻
セリーヌ・フリッシュ(チェンバロ)
 使用楽器:
  ジルバーマンのモデルに基づく
  アントニー・サイディとフレデリク・バル
  1995年製作の再現楽器

 徹底的に作品に忠実でありながら鮮烈にみずみずしいバッハ解釈で知られた古楽器集団カフェ・ツィマーマンで、バロック・ヴァイオリンのパブロ・バレッティとともに共同主宰者をつとめてきたセリーヌ・フリッシュ。
 ソロ録音で彼女の名を不動のものにした『ゴールトベルク変奏曲』から14年の時をへて、2015年にリリースされた『平均律クラヴィーア曲集 第1巻』は、並居る過去の競合盤の存在にもかかわらず『ディアパゾン』『クラシカ』などフランス批評誌から相次いで最高のレビュー賞を授けられました。

 まさに「満を持して」の登場だったこの名盤も、「第2巻」リリースにあわせてお求めやすい価格で再登場。
 国内仕様では「第2巻」同様、ライプツィヒ・バッハ協会の中心人物で21世紀バッハ研究を牽引する学者のひとりペーター・ヴォルニーによる解説の日本語訳が添付されます。

 録音:2014年10月19〜25日、サン=レミ教会、フラン=ワレ(ベルギー中部ナミュール州)
  ※マーキュリー社取扱い旧国内盤ALPHA221の改訂値下げ再発売。
 



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ARCANA



A461
\2600→\2390
18世紀ロンドンでいかにポルポラがヘンデルと張り合ったか
 決闘!ポルポラ対ヘンデル〜18世紀ロンドン楽壇の寵児たち〜
  ヘンデル(1685〜1759)、ニコラ・ポルポラ(1686〜1768):歌劇からの作品集

  1.ヘンデル:アリア「イルカナの岩屋に」〜歌劇『アルチーナ』(1735)
  2.ポルポラ:アリア「海を統べる神よ」〜歌劇『ナッソ島のアリアンナ』(1733)
  3-4.ポルポラ:
    レチタティーヴォ「甘美といえば、夕暮れに高台で」/
   アリア「かの万能なる腕により」〜オラトリオ『ダヴィデとベルサベア』(1734)
  ポルポラ:『ポリフェーモ』序曲〜歌劇『ポリフェーモ』(1735)
   5.I 〔ラルゴ〕
   6.II アレグロ(快速に)
   7.III 〔速度表記なし〕 
  8.ポルポラ:アリア「この手に受けるのは」〜二重唱カンタータ『カルカンテとアキッレ』
    原曲…歌劇『アウリーデのイフィゲニア』(1735)
  9.ヘンデル:アリア「不実なる戯れで」〜歌劇『アリオダンテ』(1735)
  10.ポルポラ:アリア「喜びを切に待ち望み」〜歌劇『ポリフェーモ』(1735)
  ヘンデル:『アリオダンテ』舞踏組曲〜歌劇『アリオダンテ』(1735)
   11.I 快き夢たちのアントレ
   12.II 粗暴なる夢たちのアントレ
   13.III 快き夢たちの戸惑いのアントレ
   14.IV 快き夢たちと粗暴なる夢たちの戦い
  15.ポルポラ:アリア「玉座から立ち上がれ」〜歌劇『ミトリダーテ』
  16-17.ヘンデル:
       レチタティーヴォ「人でなしの兄弟、暴虐なる母」/
       アリア「苦々しき涙のうちに」〜歌劇『トローメオ』(1728)
  18. ポルポラ(ヘンデル編):アリア「ふいに降り注ぐ雷が」
      〜歌劇『ウッティカのカトーネ』(1732)
        原曲…ポルポラ:歌劇『ポーロ』(1731
ジュゼッピーナ・ブリデッリ(メゾ・ソプラノ)
ル・コンセール・ド・ロステル・デュー(古楽器使用)
フランク=エマニュエル・コント (チェンバロ、総指揮)
NYCX-10055
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税

 ファジョーリやサバドゥスらカウンターテナーの大物が相次いで来日、ますます注目度が高まるバロックオペラ界隈ではもはや「傑作を書いたのはヴィヴァルディやヘンデルだけではない」ことは常識。
 ナポリ楽派でもとくにポルポラ(2019年は生誕333周年)への強い関心の高まりは近年いよいよ明らかなところ、イタリアの名門古楽レーベルArcanaからも鮮烈な新録音が登場!
 フランス屈指の古楽拠点リヨン発、民俗音楽など他分野のミュージシャンとの共演も数多い異能集団ル・コンセール・ド・ロステル・デューによる、商売敵多き18世紀ロンドンでいかにポルポラがヘンデルと張り合ったかを厳選選曲で示す充実アリア集です。
 独唱はバロック・オペラからロッシーニへ、ドヴォルザークへ、ロータへ……と驚くほど広範な対応力で数年のうちに欧州歌劇界の第一線に躍り出てきた才人ブリデッリ!
 「対決」をイメージしたジャケットの美しさとあいまって、古楽器演奏の新境地を印象づけてくれそうな1枚。国内仕様は解説・歌詞訳付です。
  録音:2018年6月27〜30日、ランテルヌ新教教会、リヨン
 



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ヴェルサイユ宮殿自主製作
Chateau de Versailles Spectacles



CVS007
\2600→\2390
テ・デウムの対決!
 〜1745年、ルイ15世の勝利を祝う2つの傑作

  エスプリ=ジョゼフ・アントワーヌ・ブランシャール(1696〜1770)、
  フランソワ・コラン・ド・ブラモン(1690~1760):テ・デウム
   1-12.ブランシャール:テ・デウム(我ら汝神を讃えん)
   13-26.コラン・ド・ブラモン:テ・デウム(我ら汝神を讃えん)
高橋美千子(ドゥシュ〔ソプラノ〕)
セバスティアン・モンティ、ロマン・シャンピオン(オートコントル〔高音部テノール〕)
シリル・コスタンゾ(バス=ターユ〔バリトン〕)

マルグリット・ルイーズ合唱団
ストラディヴァリア(古楽器使用)
 ヴィルジニー・デシャルム(ヴァイオリン/コンサートミストレス)
 クレマン・ジョフロワ(オルガン)
 ジョスリーヌ・キュイエ(クラヴサン)
総指揮:ダニエル・キュイエ
NYCX-10054
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税
 
 壮麗なオーケストラを伴う傑作が多い祝賀の讃歌『テ・デウム』。古くはシャルパンティエやリュリの傑作もあるところ、オーケストラが発達してきた18世紀半ばの作品はさらなる豪奢な響きがたまりません。
 ヴェルサイユ宮殿の催事チームが本格的に携わり制作を進めたこの最新新譜はまさにルイ15世時代の2傑作を収録。
 どちらの仕上がりに軍配をあげるかで王室が割れたほどの、ラモー全盛期のオーケストラ語法を最大限に活かしたいずれ劣らぬ名品です。
 宗教否定のフランス大革命がなければ、19世紀以後も延々演奏されていたに違いないクオリティを見出したのは、フランス中部の古都ナントに本拠を置き、40年以上にわたる活動期間を通じて本家ラ・フォル・ジュルネにも例年出演してきた古楽器集団ストラディヴァリア!
 少数精鋭の合唱とのバランス良い駆け引きが、スリリングに生の18世紀フランスの響きを伝えます。

 録音:2018年6月30日、ヴェルサイユ旧王室礼拝堂
 【国内盤】解説・歌詞日本語訳、補筆:白沢達生
 

 活性化めざましいフランスの古楽シーンと密接な連携を続けてきたヴェルサイユ宮殿が、より広範で自在なコラボレーションへ向けて独自のレーベルを立ち上げ、音盤制作に乗り出しました。

 すでにAlphaをはじめとするフランス最前線のレーベルでもたびたびロゴを見かけてきた組織ですが、ヴェルサイユ宮殿は旧王室礼拝堂や旧王室歌劇場などが近年コンサート活動にも積極的に提供されており、ヴェルサイユ・バロック音楽センターなど専門家たちの協力を得て抜群のクオリティを誇る上演プロジェクトが続々成功をみてきたところ。
 最前線の古楽シーンを賑わせる俊才や大御所たちの「いま」にいち早く、洗練された制作ポリシーの音盤で出会える機会が増えそうです。




  LINN


CKD608
\2700
ウィリアム・バード(1540頃〜1623):『大礼拝音楽』とアンセム〜
 英語による宗教合唱曲集

  大礼拝音楽(グレート・サーヴィス)
   1.来たりて歌え
   2.我ら汝神を讃えん(テ・デウム)
   3.祝福あれ(ベネディクトゥス)
  4.おお神よ、驕れる者たちがわたしに歯向かい
  5.信仰告白
  6.ファンタジアBK 62
  7.喜び歌え(詩篇第81篇)
  8.マリアの讃歌(マニフィカト)
  9.シメオンの讃歌(ヌンク・ディミティス)
  10.高きにあれ、神よ
オディッシアン・アンサンブル(古楽声楽集団)
 アンジェラ・ヒックス、
 エミリア・モートン、
 ゾエ・ブルックショウ、
 エイミー・ウッド(ソプラノ)
 ダニエル・コリンズ、
 デイヴィッド・グールド、
 サイモン・ポンスフォード、
 ケイト・シモンズ=ジョイ(カウンターテナー)
 スティーヴン・ハロルド、
 ヒューゴー・ハイマス(テノール)
 ウィリアム・ゴーント、
 ジェイムズ・ハリデイ(バス)
 クリスティアン・ウィルスン(オルガン)
コーム・カーリー(総指揮)
NYCX-10052
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税

 ネーデルラントの巨匠ラッススと数年違いで生まれ、初期バロックの立役者カッチーニよりも数年後まで生きた英国ルネサンス期最大の巨匠ウィリアム・バード。
 彼が自身カトリック信徒でありながら、ラテン語の教会音楽のみならず英国国教会向けに英語歌詞の礼拝楽曲を多数残したことは見過ごせません。
 タリス・スコラーズやモンテヴェルディ合唱団、ザ・シックスティーンなどで活躍してきた実力派ばかりが居並ぶ少数精鋭集団を、ダブリン生まれの才人コーム・カーリーが率いて織り上げる最新録音は、そんなバードの英語歌詞作品を厳選、その粋を本場・英国の感覚そのままに伝える充実企画!
 音楽学の進展に伴い、清教徒革命以前は低音部を充実させた独特のオルガン伴奏がなされていたことが判明、その説に従いオルガンを的確に盛り込んだ演奏解釈も注目に値します。
  録音:2018年1月6〜8日、ロンドン、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会
  



 

RICERCAR


RIC400
\2600
ヤーコプ・プレトリウス(1586〜1651)、メルヒオール・シルト(1592〜1667):
 オルガン作品集

  ヤーコプ・プレトリウス:
   1-2.「すべての人間に背を向け」
   3-9.「天にまします我らが父よ」
   10.プレアンブルム (ヘ長調)
   11.コラール・ファンタジア「アダムの堕落により人みな罪に染まり」
  メルヒオール・シルト:
   12-16.「救いの主、神の唯一の子」
   17.プレアンブルム (ト長調)
   18-22.第1旋法によるマニフィカト
ベルナール・フォクルール(オルガン)
 使用楽器:
  リューベック聖ヤーコプ教会、
  ヒルデブラント工房により
  フリードリヒ・シュテルヴァーゲン
  1636〜37年改修時の状態に修復(1978)
NYCX-10057
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税

 20世紀末に制作したバッハ・オルガン作品全集が、自然かつ的確な演奏解釈によって日本でも絶大な人気を誇るベルナール・フォクルールは、バッハ以前の巨匠たちにも深い敬愛を注いできた名手。
 トゥンダー、ヴェックマン、シャイデマン、ブクステフーデ……と、彼が単体アルバムで録音してきた作曲家たちこそが真に注目すべき存在であるといってもよいでしょう。
 本盤のヤーコプ・プレトリウスは北方の音楽拠点ハンブルクの大家のひとり(『テルプシコーレ』のミヒャエル・プレトリウスとは全く無縁)、メルヒオール・シルトもその同世代に属する名匠で、どちらも「オルガン奏者一族の家系」に属する重要人物。
 17世紀前半、ブクステフーデ前夜のドイツ北方に花開いたオルガン芸術を、当時のたたずまいを伝えるリューベックの歴史的オルガンでじっくり楽しめます。解説も充実、国内仕様は日本語訳付です。
 





<メジャー・レーベル>
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DG



4818074
(CD)
\2300→\2090
《カティア&マリエル・ラベック〜
 『EL CHAN』/ブライス・デスナー:作品集》

 ブライス・デスナー:
  1) 2台のピアノのための協奏曲、
  2) Haven、
  3) El Chan
     (El Charco del Ingenio/Points of Light/Four Winds/
      Ballade d’Allende/Coyote/Pool of El Chan/Mountain)
カティア&マリエル・ラベック(ピアノ)、
ブライス・デスナー、
ダヴィッド・シャルマン(ギター)(2)、
マティアス・ピンチャー(指揮)
パリ管弦楽団(1)
4818097
(LP)
\3700

 アメリカの作曲家ブライス・デスナーの作品をフランスのピアノ・デュオが演奏
 
 フランスのピアノ・デュオ、ラベック姉妹が、アメリカの作曲家ブライス・デスナーの作品を演奏したアルバムです。
 デスナーはロック・バンド「ザ・ナショナル」の創設者で、ギタリスト。フィリップ・グラス、ジョン・アダムズ、スティーヴ・ライヒといったミニマリスト作曲家にならい、ラベック姉妹に2台のピアノのための協奏曲を作曲しました。
 録音は2018年、フィルハーモニー・ド・パリで、マティアス・ピンチャー指揮によるパリ管弦楽団と行われました。
 2台ピアノのための作品『El Chan』、2つのギターと2台のピアノのための『Haven』も収録されています。
 このアルバムはカヴァー・デザインを手がけた映画監督アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(映画『レヴェナント:蘇えりし者』『バベル』)に捧げられています。

  録音:2018年10月、パリ、フィルハーモニー・ド・パリ(1)、2019年1月、フランス、La Fabrique des Ondes(2)、2018年、ローマ、KMLスタジオ(3)



2台のピアノのための協奏曲の動画、少し見られます。


https://youtu.be/1-HA6R10bxE
 



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SONY



19075841202
\2500→\2290
カティア・ブニアティシヴィリ(ピアノ)
 シューベルト:

  ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
  4つの即興曲 Op.90 D.899
 シューベルト=リスト:セレナード S.560
カティア・ブニアティシヴィリ(ピアノ)
 
 奔放な解釈と繊細な表現で知られるカティア・ブニアティシヴィリ。
 今回は彼女が得意としながらも、これまで録音のなかったシューベルト作品集。

 選ばれた曲は、最後のソナタ第21番と即興曲Op.90、そしてリストが編曲した「セレナード」という「歌心」にあふれたもの。
 ブニアティシヴィリらしい表現が楽しめる格好の1枚。

 シューベルトの「ソナタ第21番」は彼が亡くなる2か月前に作曲された長大な作品で、美しいメロディに彩られながらも、全体に漂う絶望感が彼の不安な気持ちを反映しているとされています。
 ブニアティシヴィリは一小節ごとに移り変わる気分の変化を丁寧に描き出し、シューベルト作品の深遠さを知らしめています。
 4つの即興曲でも1曲ごとに違う世界を見せてくれており、最後の「セレナード」ではリストがアレンジした“技巧的な”シューベルトを味わうことができます。

 毎年シューベルティアーデ音楽祭が開催されている、オーストリアのホーエネムスでの録音。

  2018年12月19-23日オーストリア、ホーエネムス、マルクス・シティクス・ザール


 ミレーの「オフィーリア」を模したジャケも秀逸。


 ミレーの「オフィーリア」




カティア・ブニアティシヴィリSONY第1弾
ジャケも彼女の魅力

8869776604-2
\2500→\2290
リスト:
 1.愛の夢第3番変イ長調S.541-3
 2.ピアノ・ソナタロ短調S.178
 3.メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊りJS.514
 4.悲しみのゴンドラ第2稿S.200/2
 5.前奏曲とフーガイ短調BWV.543(J.S.バッハ曲/リスト纏曲S.462/1)
カティア・ブニアティシヴィリ(ピアノ)
 ジャケットの右下でうずくまっているのは白鳥なのである。しかもそれでも何の違和感もない。
 華麗なる姫君。おそるべき美貌と才能を持ち合わせたピアニスト、ブニアティシヴィリ。


 



<国内盤> 


ALM/コジマ録音



ALCD-1181
¥2800+税
エルデーディ弦楽四重奏団
ベートーヴェン:後期弦楽四重奏曲集II

 ベートーヴェン:
  弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調 作品131
  弦楽四重奏曲第16番 へ長調 作品135
エルデーディ弦楽四重奏団
 蒲生克郷(第1ヴァイオリン)
 花崎淳生(第2ヴァイオリン)
 桐山建志(ヴィオラ)
 花崎 薫(チェロ)

 ベートーヴェン最晩年、弦楽四重奏曲のみに託されたメッセージ〜
   エルデーディ弦楽四重奏団による後期弦楽四重奏曲シリーズCD第2弾。
 
 今回取り上げるのは、ベートーヴェンが最後に作曲した2つの作品。
 重厚な中に音楽の神秘が滲む第14番、そして死の5ヶ月前に完成された、人生の終着点ともいえる第16番。精鋭4名による円熟のアンサンブルがひもとく、巨匠最晩年の深遠なる境地。
  〈録音〉 五反田文化センター 2018年7月31-8月1日 富士見市民文化会館 キラリ☆ふじみ 2018年2月20-21日
 
  

ALCD-1183
¥2800+税
MONUMENTUM モヌメントゥム
 記念碑的オルガンによる バロック・オルガン名曲集

 [1] D.ブクステフーデ:前奏曲 嬰へ短調 BuxWV 146
 [2] H.シャイデマン:「憐れみたまえ、おお主なる神よ」
 [3] J.P.スウェーリンク:「緑の菩提樹の下で」
 [4] D.ブクステフーデ:「アダムの堕落により すべて朽ち果てぬ」 BuxWV 183
 J.S.バッハ Johann Sebastian Bach (1685-1750)
  [5] オルガン作品(ピエス・ドルグ)ト長調 BWV 572
  [6] 「おお、神の仔羊、罪もなしに」  BWV 656
  [7] フーガ ニ短調 BWV 539/2
  [8] 「バビロンの流れのほとりにて」 BWV 653
  [9]-[10] 前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV 552
廣野嗣雄(オルガン)

 北ドイツのオルガン様式を忠実に取り入れ、パイプ作りから整音まで自ら製作を手がけた辻宏。1976年に東京・祐天寺の聖パウロ教会に建造されたオルガンを、廣野嗣雄が壮麗に奏で上げる。
 足鍵盤と複数の手鍵盤が大活躍するオルガン技法の源泉を築いた北ドイツ・オルガン楽派の名曲から、バッハの偉大な傑作まで、燦然と輝くバロックの名品の響きに、オルガン芸術の真髄を聴く。
 
〈録音〉日本聖公会 聖パウロ教会 2018年5月10-11日
 オルガン:辻宏 1976年


 廣野嗣雄
  東京藝術大学オルガン科卒業。1966-69年ドイツのヴェストファーレン教会音楽大学でオルガン、即興演奏、合唱指揮法を学び、教会音楽家(カントール)の資格を得る。国内のソロ活動のほか、NHK等の放送に幅広く出演。国内主要オーケストラとも共演、またバロック音楽の通奏低音奏者としても活躍する。
  海外ではドイツ、フランス、イタリア、フィンランド、スウェーデン、デンマーク、韓国等で演奏し好評を博す。武蔵野市、トゥールーズ(フランス)、ダラス(アメリカ)で国際オルガンコンクールの審査委員をつとめた。オルガンを秋元道雄、島田麗子、和声学・対位法を池内友次郎、ドイツではオルガンをA.シェーンシュテット、即興演奏をP.イーゼンブルガー、合唱指揮をW.エーマンに師事。H.フォーゲルにドイツ・バロック音楽、M.シャピュイにフランス音楽の様式と奏法について多くの示唆を与えられた。
 池辺晋一郎作曲「ダイモルフィズム(同質二像)〜オルガンとオーケストラのために」初演で1975年芸術祭優秀賞を受賞。上野学園大学、相愛大学(旧相愛女子大学)、大阪音楽大学、東京藝術大学で後進の指導にあたった。東京藝術大学名誉教授。キリスト教音楽院院長。
 
 


ALCD-7223
¥2800+税
東大卒業後、ケルン音楽大学首席卒業の俊英
 谷辺昌央!
  ロッシニアーナ ─ギターで聴くオペラの世界─

 [1] マウロ・ジュリアーニ:ロッシニアーナ 第1番 Op.119
 フェルナンド・ソル:モーツァルトの《魔笛》より 6つのアリア Op.19
  [2] Ⅰ. 神官たちの行進 No.1 Marsch der Priester
  [3] Ⅱ. 女の悪だくみから身を守れ No.2 Bewahret euch vor Welbertucken
  [4] Ⅲ. またお目にかかりましたね No.3 Seid uns zum zweiten Mal wilkommen
  [5] Ⅳ. なんと素敵な鈴の音だ No.4 Das klingt so herrlich
  [6] Ⅴ. 立派な人が No.5 Konnte jeder brave Mann
  [7] Ⅵ. おお、イジスの神、オジリスの神よ No.6 O Isis und Osiris
 [8] ヨハン・カスパル・メルツ:エレジー
 [9] フェルナンド・ソル:モーツァルトの《魔笛》の主題による変奏曲 Op.9
 [10] マウロ・ジュリアーニ:ロッシニアーナ 第5番 Op.123
谷辺昌央(ギター) Masao Tanibe, guitar

 ロッシーニのオペラからギター1本のために名旋律を編み上げた創造的編曲、当時も大人気を博したモーツァルト「魔笛」の美しいアリアの数々??ギターによる、珠玉のオペラ劇場。

 〈録音〉秩父ミューズパーク 2018年8月20-23日

 谷辺昌央 ギター
  1974年名古屋市生まれ。4歳より早期音楽教育を受け、7歳から父のもとでギターを始める。その後、酒井康雄、鎌田慶昭に師事。
 東京大学文学部卒業後渡独、1999年よりケルン音楽大学にてR.アウセルに師事し、首席卒業。古楽をK.ユングヘーネルに、現代音楽をP.アルヴァレスに、音楽現象学をH.リウの下で学ぶ。カールスルーエ音楽大学にてA.フォン・ヴァンゲンハイムに師事し国家演奏家資格を取得。
 1986年学生ギターコンクール第1位、GLC最優秀賞、1988年クラシカルギターコンクール第1位、1995年東京国際ギターコンクール最高位、2004年ゲーベルスベルク国際ギターコンクール 第1位、 2005年ホセ・トーマス国際ギターコンクール首席入賞、2006年ノルバ・カエサリーナ国際ギターコンクール第1位、ジョアン・ファレッタ国際ギターコンチェルトコンクール第2位、聴衆特別賞など、多数のコンクールで入賞。
 2005年ケネディーセンター主催のリサイタルに続いて、2006年ニューヨークにおけるバッファロー・フィルハーモニーとの共演(全米およびEU全域にラジオ中継)を皮切りにドイツ、アメリカ、スペイン、モンテネグロ、ブラジル他のオーケストラと共演。アルゼンチンの“世界のギター音楽祭”他、ヨーロッパ各地、アジアのフェスティヴァルに招かれリサイタルを行う。西ドイツ放送、アルゼンチン国営放送、西ニューヨーク放送等へ出演。
 ドイツ、エルツゲビルゲ・フィルハーモニーとの共演で、武満徹、林光、ロドリーゴの3協奏曲を一晩で演奏する。
 2008年南米ツアーにおいては、ブラジルで日系移民100周年記念事業の一環として、林光のギター協奏曲「北の帆船」を南米初演。東京と名古屋で毎年リサイタルを開催するなど活発に演奏活動を行っている。NHK・名曲リサイタル出演。2013年国際交流基金派遣のヨーロッパ・ツアー(ローマ、アテネ、パリ、ケルン、ルツェルン)を行う。2016年武満徹音楽祭in福岡では武満徹没後20周年記念リサイタル開催。
 CDでは、コジマ録音ALM RECORDSより2010年「アセントゥアード」、2013年「すべての人のための祈り?ラテン・フォルクローレの煌めき?」をリリース。いずれもレコード芸術特選盤、読売新聞サウンズボックス特選盤など各方面より高い評価を得る。
 2015年ドイツMDGレーベルより「日本人作曲家によるギター協奏曲/武満徹、細川俊夫、林光」を世界同時リリース。2013年名古屋音楽ペンクラブ賞、2015年第31回名古屋市文化振興事業団芸術創造賞受賞。

  
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ALCD-7230/7231
(2CD)
\3400+税
完結!
 ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ全集vol. 3
  ジャン=ジャック・カントロフ[ヴァイオリン]上田晴子[ピアノ]

ベートーヴェン(1770-1827) Ludwig van Beethoven
DISC1
 ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 Op. 12-1
 ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op. 12-2
 ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調 Op. 96
DISC2
 ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 Op. 47《クロイツェル》
 Bonus Tracks
  J.N.フンメル (1778-1837):ソナタ イ長調 Op. 64 より
 E.ラロ Edouard Lalo (1823-1892)
  ギター Op. 28 Guitare Op.28
ジャン=ジャック・カントロフ[ヴァイオリン]
上田晴子[ピアノ]

 フランスのヴァイオリン界の巨匠、ジャン=ジャック・カントロフと、長年の共演を重ね自在な呼吸で音楽に呼応する上田晴子。
 2008年より始動したヴァイオリン・ソナタ全曲録音プロジェクトが、遂に完成する。雄大で高尚な世界が目の前に立ち現れるかのような、風格に満ちた、まさに至高のアンサンブル。必聴の全集がここに誕生。
 
 〈録音〉富士見市民文化会館 キラリ☆ふじみ 2010年3月17日 彩の国さいたま芸術劇場 2010年10月21-22日





旧譜/第1巻・第2巻
ALCD-7143
\2940
ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol. 1
 [1]-[3]ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 Op. 12-3
 [4]-[6] ヴァイオリン・ソナタ第4番 イ短調 Op. 23
 [7]-[10] ヴァイオリン・ソナタ第5番 へ長調 Op. 24《春》
ジャン=ジャック・カントロフ(ヴァイオリン)
上田晴子(ピアノ)

 至高のデュオが贈る気韻生動たる円熟のベートーヴェン。世界的ヴァイオリニスト カントロフと、パリを拠点として活躍するピアニスト上田晴子によるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集シリーズがスタート。カントロフ最新の録音には豊かな気品と風格が満ち、聴く者をとらえて離さない音楽の躍動がある。長年デュオを組む上田晴子のピアノも圧巻のアンサンブルを繰り広げる。

録音:2008年11月20-21日 彩の国さいたま芸術劇場

ALCD-7155
\2940
ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ全集 vol. 2
 ヴァイオリン・ソナタ第6番 イ長調 Op. 30-1
 ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op. 30-2
 ヴァイオリン・ソナタ第8番 ト長調 Op. 30-3
ジャン=ジャック・カントロフ(ヴァイオリン)
上田晴子(ピアノ)
録音:2010年3月15-16日 キラリふじみ

 このたび指揮活動への専念を発表した世界的名手、ジャン=ジャック・カントロフがヴァイオリニスト人生の集大成として挑むベートーヴェンのソナタ全曲録音プロジェクト第2弾。
 パリ国立高等音楽院在任当時の同僚で、デュオとして数々の名演を残してきた上田晴子とのアンサンブルは才気にあふれ、圧倒的な緊張感としなやかな時の流れが自在に交錯する

 















3/21(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



LA DOLCE VOLTA

LDV 61
¥2600
ブラームスへの愛に満ちた1枚
 ブラームス:
  ・ピアノ五重奏曲 ヘ短調 作品34
    〔録音:2018年2月26-28日〕
  ・8つのピアノ小品 op.86
    〔録音:2015年7月〕
ジョフロワ・クトー(ピアノ)
エルメス弦楽四重奏団

 輸入盤・日本語帯・解説付

 2016年、ブラームスのピアノ独奏曲全集(6CD/ LDV 170)をリリースしたフランスのジョフロワ・クトー。ブラームスへの愛を胸に、次なる冒険へと繰り出しました。ブラームスのピアノを伴う室内楽全作品録音プロジェクトです。
 この旅路をクトーと共にするのは、エルメス弦楽四重奏団、そしてクラリネットのニコラ・バルデイルー、ホルンのウラディミール・デュボワ。
 2018年からプロジェクトはスタートしており、2020年9月にかけて、8回のセッション録音で全曲を録音していきます。

 今回リリースされるのはピアノ五重奏曲、そして全集にも収録されていましたが8つのピアノ小品というカップリング。
 ピアノ五重奏曲についてクトーは「この音楽は協奏的というよりも"交響的" といえるでしょう。幾つもの極小の動機やリズム型が、弦楽パートにもピアノ・パートにも共通して頻出します。さらにそれらが"登場人物" として、楽曲全体を統一する指導的な構想に統合されている状態が、絶えず強調されます。」と述べています。
 緊密に関連しているピアノ・パートと弦楽パートの火花の散るようなアンサンブルに注目の1 枚です。

 

LDV 302
¥2600
イゾワールのオルガンと声が織りなす美しいコラールの世界
 J.S.バッハ:
  主なる神よ、汝をわれらは頌めまつらん(テ・デウム) BWV 725
  いと尊きイエスよ、われらはここに集いて BWV 731
  キリストは死の縄目につながれたり BWV 695
  尊き御神の統べしらすままにまつろい BWV 690
  いまぞ喜べ、汝らキリストの徒よ BWV 734
  天にましますわれらの父よ BWV 737
  われ汝に別れを告げん BWV 736
  アダムの堕落によりてことごとく腐れたり BWV 705
  イエスよ、わが喜び BWV 713
  われら皆一なる神を信ず BWV 765
  主イエス・キリスト、神のひとり子 BWV Anh 55
  深き淵より、われ汝に呼ばわる BWV 686
アンドレ・イゾワール
 (オルガン/聖トーマス・ダカン教会)
アンサンブル・ヴォーカル・メタモルフォーゼ
アンサンブル・ヴォーカル・チェリ&テッラ

 録音:2000年

 イゾワールのオルガンと声が織りなす美しいコラールの世界を堪能できます。1 曲目のBWV725 はドイツ語「テ・デウム」。

 

LDV 60
¥2600
カウエルとプロコフィエフ作品でつむぐシンデレラの物語 ウィレム・ラチュウミア(ピアノ)
 セルゲイ・プロコフィエフ:
  -《シンデレラ》からの3つの小品 Op.95/
  -《シンデレラ》からの10の小品 Op.97
  -《シンデレラ》からの6つの小品 Op.10
   第1景
    1. ガヴォット Op.95/2. 争い Op.102/3. ヘンリー・カウエル - エオリアン・ハープ/
    4. 春の精 Op.97/5. 夏の精 Op.97/6. キリギリスとトンボ Op.97/
    7. 秋の精 Op.97/8. 冬の精 Op.97/9. 舞踏会へ行くシンデレラ Op.102
   第2景
    10. ヘンリー・カウエル - マノノーンの潮流/11. パスピエ Op.97/12. ブーレ Op.97/
    13. シンデレラと王子のワルツ Op.102/14. パ・デュ・シャール(ショールの踊り)Op.102/
    15. シンデレラと王子のアダージョ Op.97/16. シンデレラのヴァリアシオン Op.102/
    17. ヘンリー・カウエル - バンシー
   第3景
    18. 間奏曲 Op.95/19. 東洋 Op.97/20. 奇想曲 Op.97/21. ゆるやかなワルツ Op.95/
    22. 愛をこめて(アモローソ)Op.102/23. ヘンリー・カウエル - 妖精の鐘

 輸入盤・日本語帯・解説付

 ヘンリー・カウエルのピアノ作品と、プロコフィエフの「シンデレラ」の組み合わせという興味深いプログラムのディスクの登場。
 カウエル(1897-1965、アメリカ)の音楽は、トーン・クラスターや複雑なリズムなどで知られていますが、ここでは「シンデレラ」の物語の一場面に寄り添うように配置されています。
 たとえばトラック3の「エオリアン・ハープ」は"仙女のお婆さん(=物乞い)" の登場、トラック17の「バンシー」真夜中の12時を告げる鐘の音、そして終曲として収録されている「妖精の鐘」はシンデレラの物語のエピローグ・・・。ラチュウミアの独創的なアイデアによるこの1枚は、シンデレラの物語をより豊かに浮かび上がらせるとともに、カウエルの音世界へも私達の耳を開いてくれるものとなっています。

 =ラチュウミアの言葉=
  カウエルのピアノ音楽とプロコフィエフの《シンデレラ》の相性が抜群であること が分かりました。言うなれば、互いが互いの鏡像であるような関係を築くのです。
  いずれの作品も、シンプルなテーマ、そして私がこよなく愛するテーマの一つ、つまり"おとぎ話" に関係しています。そしてその音世界は、子供の想像世界と大人の想像世界のはざまで奏でられ演じられるのです。それが、私がカウエルとプロコフィエフの作品を組み合わせた理由です。二人の作品は呼応するだけでなく、互いの魅力を際立たせもします。もっとも、今回のプログラムは吟味に吟味を重ねた結果です。

 =ラチュミア(プロフィール)=
  1974年、フランスのリヨン生まれ。フランス国立リヨン高等音楽院のエリック・ハイドシェックおよびジェリー・ムティエのクラスで学び、同院にて審査員満場一致・賞賛付の1 等賞を獲得。同院の修士課程に進み、ムティエのもとで更なる研鑽を積んだ。クロード・エルフェにも師事したほか、メシアン夫人イヴォンヌ・ロリオ、ピエール=ロラン・エマールのマスタークラスを受講。音楽学の学士号も取得している。2004年、ヒューレット・パッカード財団「明日の音楽家」賞を受賞。第12回モンサルバーチェ国際現代音楽コンクール(スペイン・ジローナ)に入賞。2006年、オルレアン国際20世紀ピアノ音楽コンクールで第1位「ブランシュ・セルヴァ特別賞」に輝き、同時に5 つの賞も授与された。これまでにLA DOLCE VOLTA レーベルよりEXTASEMAXIMA(極限の恍惚)(LDV 16)、ファリャ:三角帽子ほか(LDV 27)をリリース。




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PAN CLASSICS



PC 10400
¥2500→\2290
レツボールがモーツァルトの深淵に迫る
 「マンハイム1778」

 モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集
  ト長調 K.301
  変ホ長調 K.302
  ハ長調 K.303
  イ長調 K.305
  ハ長調 K.296
グナール・レツボール(ヴァイオリン)
エーリヒ・トラクスラー(チェンバロ)

 1778年はヴァイオリン・ソナタの転換期、モーツァルトが一段高い次元に踏み込んだ作品集

 録音:2018年1月26-28日/オーストリア、聖フローリアン修道院/61'07''

 モーツァルトは幼少の頃から晩年にいたるまで継続してヴァイオリン・ソナタを書き続けました。といっても初期の作品は「ヴァイオリン・オブリガート付きピアノ・ソナタ」で、あくまでもピアノが主体となっていました。
 転機となるのは1778 年、マンハイムで書かれたソナタたち。ここでモーツァルトはヴァイオリンに独立した美しい旋律を与え、ピアノと同等に対話をさせ、成熟した音楽を紡ぎ出す手法を取るようになります。
 これはマンハイム楽派のトレンドであった「疾風怒濤」の影響から、より自由で劇的な表現を求めたとも考えられますが、これを機にモーツァルトのソナタは更なる深まりを見せます。

 古楽界の名ヴァイオリニスト、レツボールによる美しい語り口の演奏です。手兵のアルス・アンティクァ・オーストリアで共演している気心の知れたチェンバロ奏者、トラクスラーとの息もピッタリ。モーツァルトの真髄をじっくりと聴かせてくれるアルバムです。

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PC 10402
¥2500→\2290
ドレスデン大聖堂のための宗教音楽集
 ゼレンカ:
  ミゼレーレ ハ短調 ZWV57(1738)
  コンフィテボール・ティビ ハ短調 ZWV71(1729)
 ハッセ:
  ミゼレーレ ハ短調( ドレスデン版)
  コンフィテボール・ティビ へ長調(1737-56?)
ハビエル・ウリセス・イリャン(指揮)
アカデミア・バロッカ・ルツェルネンシス

 古風なゼレンカと、時流に乗ったハッセ、同じ題材によるふたりの宗教曲を聴き比べ

 録音:2018 年11 月16・19・20 日/スイス/51'57''

 18世紀中頃に芸術、特に音楽の分野で黄金時代を迎えたドレスデン。そこには当時随一の実力を誇るオーケストラがあり、様々な作曲家が曲を提供しました。
 このアルバムでは宗教音楽に的を絞り、2 人の作曲家による同じ題材の作品がお聴き頂けます。フランス風の書法が流行する時代のなか独自の書法で幾分古風な音楽を作ったゼレンカと、その後のイタリア音楽の流行に乗ってオペラの世界で大いに活躍したハッセ。時代が求めた音楽を書きドレスデン宮廷楽長の地位を取ったのはハッセでしたが、いま改めてふたりの作品を聴き比べると、どのような印象を持つでしょうか。

 アカデミア・バロッカ・ルツェルネンシスはスイスの指揮者ハビエル・ウリセス・イリャンによって2014 年に設立された新しいグループ。もともと声楽を含む編成で、古楽器を用い当時のピッチで演奏するアンサンブルです。





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久しぶりのこの曲の新録音が出ました。ゼレンカ:ミゼレーレ

何度でも紹介します。すごいです、ゼレンカ

独HM
52684
\2500
ゼレンカ:ミゼレーレ ハ短調
J・S・バッハ:カンタータ第12番「泣き、嘆き、憂い、怯え」BWV.12
アントニオ・ロッティ:3部合唱のためのミサ曲
トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)
バルタザール=ノイマン合唱団と管弦楽団

 プラハ城のほとりにロレッタ教会という聖母マリアにちなんだ教会がある。かつてモーツァルトもそこを訪れ、オルガンを弾いたという。
 そのロレッタ教会から歩いてすぐのところに、客が3,4人も入ればいっぱいになりそうな小さなクラシックCD専門ショップがある。
 そこで珍しいCDがないかいろいろ物色していた。

 そのとき、今回のチェコ旅行最大の衝撃が店主を襲った。
 いや、店主の長いような短いような35年のクラシック視聴人生の中でも10本の指に入る恐るべき体験。

 突然、これまでまったく聴いたことのない宗教曲が始まったのである。
 それがすごい曲だった。
 魂の底を干渉するかのような地獄的な通奏低音に、漏れそうな吐息をそのまま肺に戻させるような迫力の合唱。しかもその展開は背筋が戦慄するほどに刺激的で天才的。

 誰だ?こんな曲を作ったのは!?
 この劇的なまでの痛切さ!これに匹敵できるのは、ただモーツァルトのK.626のレクイエムだけか・・・?
 とにかく常人ではない。
 見たいような見たくないような、おそるおそる、試奏中のアルバムに手をやる。
 ・・・誰だ?

 ・・・ジャン・ディスマス・ゼレンカ。

 ゼレンカ?
 あのゼレンカ?
 初心者の頃バロック音楽の代表的な作曲家の勉強をしていると、イタリア人でもドイツ人でもフランス人でもイギリス人でもなく、突然「ボヘミア人」という肩書きでポツンと、完全に浮いた形で登場する後期バロックの作曲家がいた。それがゼレンカ。・・・当時、どう分類していいのかわからず、理解の妨げになるので、いなかったものとしてノートから消したりした。その後ARCHIVなどから出た代表的作品のアルバムを聴いてみたが、かつて「いないものとして」存在をムリヤリ封じ込めたその作曲家の作品は、どう聴いても魅力的に思えなかった。
 最近になっても、ときおりバロック宗教作品アルバムの中に1曲が入っていたりすることはあったが、とくに店主の印象を変えてくれるようなことはなかった。
 そんな、店主にとってはどうでもいい、いるのかいないのかどっちでもいいような、あのゼレンカ・・・?
 まさか。
 しかし何回CDのジャケットを見ても、それはまちがいなくゼレンカの作品だった。まさに今自分が足を踏み入れているここボヘミア出身の。
 このプラハまで来たのなら、これまでの非礼を許して、この地方出身の作曲家の最高の音楽を堪能させて上げよう。・・・まるで神様がそう言っているかのようにその音楽は店主の耳に鳴り響いた。

 怒涛の合唱が終わり、ようやく曲名をみた。
 ミゼレーレ。
 ゼレンカのミゼレーレ。・・・あったか?全然知らない。
 曲はわずか15分ほど。あっという間に終わる。前半の激しいMISERERE部分と中間の穏やかなGLORIA PATRI、そしてラストにもう一度MISEREREが戻ってくる。
 曲としては中間部がやや天才的な魅力に欠けるきらいもある。とはいえ両端部のMISEREREの突出した異様なまでの存在感を浮き立たせるにはかえって好都合。ラストにMISEREREがもう一度始まったときは全身に鳥肌が立った。
 そして曲が終わった。
 心が落ち着くまでには少し時間が必要だった。胸の高鳴りを押さえ、店頭に飾ってある1枚を買って帰った。

 しかし旅先で恋に落ちることがよくあるように、これもちょっとした気の迷いかもしれない。帰国してから数日して、ようやく再びそのアルバムをかけた。
 気の迷い?とんでもない!
 スピーカーから響いてきたその曲は、あのプラハで聴いたときよりなお一層の迫力と衝撃で眼前に鳴り響いた。信じられない。
 先ほども言ったが、これほどの音楽はモーツァルトのK.626だけじゃないのか・・・。

 そう思った瞬間・・・ふと考えた。
 モーツァルトはこの曲を聴かなかったか?
 ボヘミア生まれのゼレンカ。ひょっとして晩年何度もプラハを訪れたモーツァルトが、彼の地でこの曲を聴いた可能性はないのか?いや、待て。ゼレンカなら活躍したのはドレスデンか。ドレスデン・・・モーツァルトは・・・行ってる。そう、最晩年のベルリン旅行のときドレスデンに寄った。1789年の4月中旬。ドレスデンの滞在は確か1週間ほど。始めの2,3日こそ忙しくしていたようだが、後半の2,3日は何もすることがなくブラブラしていた。しかもドレスデンでミゼレーレが演奏されるのは復活祭の前の四旬節とされる。この年の復活祭がいつだったかはわからないが、4月の中旬が多いことを考えれば、モーツァルトが滞在した4月中旬のドレスデンでゼレンカのミゼレーレが演奏されていた可能性はあるのではないか?そしてブラブラしていたモーツァルトがたまたまその場に居合わせることは??
 もちろん死後50年近くたっているゼレンカの作品が当時演奏されるものなのか、わからない。すべてが店主の想像である。・・・しかしあのK.626に強い影響を与えたんじゃないかと思いたくなるほど・・・この曲のインパクトは大きい。
 こんな曲があるのだ。
 数多くの名盤を抜き去り、今年最高のアルバムはプラハで出会った。

 蛇足ながら、数少ない同曲の別演奏も聴いてみた。全然違う。ものすごく生ぬるい演奏もあった。
 それを思うとこの録音は、ドイツの俊英ヘンゲルブロックが再発見し、作品を洗いなおし、改めて世に問うた、きわめて貴重なものだったのかもしれない。







PERFECT NOISE

PN 1801
¥2700
ナポリのギャラント
 ペルゴレージ:Dove sei
 ハッセ:Morte col fiero aspetto
 サッロ:Tu mi fuggi
 サッロ:
  フルート、2つのヴァイオリン、
   ヴィオレッタと通奏低音のための協奏曲
 セッリート:In te spero
 ヴィンチ:Come, o Dio
 A.スカルラッティ:Le procelle
 ランツェッティ:協奏曲ニ短調
 ラティッラ:Sol che apresso al genitore
 カレサーナ:Per formare
 A.スカルラッティ:協奏曲第3番ヘ長調より第3楽章ラルゴ
ロビン・ヨハンセン(ソプラノ)
アンドレアス・クッパース(指揮者)
テアトロ・デル・モンド

 18世紀初めのナポリの音楽。ギャラント・スタイルによるすっきりとした歌の美しさ。





PREISER RECORDS


PRCD 91429
¥2400
1978年チロル生まれの歌手による『冬の旅』
 シューベルト:冬の旅 Op.89 D911
マルティン・アッハライナー(バリトン)
トマゾ・レポーレ(ピアノ)

 録音:2018 年10 月23-25 日/64'57''

 1978年チロル生まれの歌手による『冬の旅』。

 


PRCD 91390
¥2400
ウィーンの香り漂うホルン・アルバム
 カール・ピルス:3つの小品
 Anton Gmashl:ホルンとピアノのための音楽
 クルト・シュヴェルトシク:ソナチネ Op.1
 マルティン・ライナー:ホルンとピアノのための二重奏曲
 シューベルト:流れの上で D.943
 ヨハン・シュトラウス2世:DrauBen in Sievering
ペーター・ドルフマイヤー(ウィンナ・ホルン)
ヨハネス・ヴォルヘルム(ピアノ)
クリスティーナ・ガンシュ(ソプラノ)

 69'21''

 ウィーンの香り漂うホルン・アルバム。シューベルト、シュトラウスでは歌が加わります。

 

PRCD 91404
¥2400
グントルフ・パルテン(1927-):歌曲集
 Phyllis / Liebe und Gegenliebe / Das schalfende Madchen /
 Der blode Liebhaber/ Die Klugheit / Die Vorsicht /
 Thyrsis und Chloe / Der Schmetterling /
 Doris und Damon / Die Schwatzhaftigkeit /
 Das Singen / Die Flucht / Iris / An den Schalf /
 Chassant dans nos forets / Gardez-vous, bergerette /
 Non, je ne crois pas / Ce queje desire /
 L'air sage / Ah, mon berger / Celui qio / Estelle /
 Que fais-tu, bergere / Phyllis avare
シモーナ・エイシンガー(ソプラノ)
マンフレッド・シーベル(ピアノ)

 55'59''

 オーストリアの作曲家による歌曲集。ロマン派リートのような素朴な美しさです。





NIFC



NIFCCD 634
¥2500
トマシュ・リッテル 〜
 第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール・ライヴ
トマシュ・リッテル(ピアノ)
  1.クルピンスキ:ポロネーズ ニ短調/
  ショパン:
   2.ポロネーズ第14番嬰ト短調 Op.posth/
   3.練習曲第17番ホ短調 Op.25-5/
   4.バラード第4番ヘ短調 Op.52/
   5.ポロネーズ第1番嬰ハ短調 Op.26-1/
   6.ポロネーズ第2番変ホ短調 Op.26-2/
   7-10.4つのマズルカ Op.33/
   11-14.ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58

 ショパン国際ピリオド楽器コンクール・ライヴ!第1位! トマシュ・リッテル!

 ☆記念すべき"第1回"のショパン国際ピリオド楽器コンクールのライヴ録音が登場!
 ☆見事優勝を勝ち取ったポーランドの新星、トマシュ・リッテル!
 ☆2019年6月来日公演予定!

 ・2019年6月9日(日) サントリーホール

 2018年9月に記念すべき第1回が開催されピアノ・ファン、古楽ファンなどの間で話題となったショパン国際ピリオド楽器コンクール。
 同コンクールを運営するポーランド国立ショパン研究所(NIFC)から、待望のライヴ・レコーディング・シリーズが登場。

 第1弾は、見事優勝を飾ったポーランドの新星トマシュ・リッテル!
 トマシュ・リッテルは1995年ポーランドのルブリン生まれ。チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院では、ピアノをミハイル・ヴォスクレセンスキーに、チェンバロをマリア・ウスペンスカヤに、そしてピリオド・ピアノをアレクセイ・リュビモフに学び、アルトゥール・ルービンシュタイン国際ヤング・ピアニスト・コンクール(ポーランド)をはじめ、サン・セバスチャン(スペイン)、エンスヘーデ(オランダ)、プラハ音楽院(チェコ)など多くの国際コンクールで第1位を受賞しています。

 リッテルは今回のコンクールで3種のピリオド・ピアノを演奏。最初の2曲で弾いている「フレデリク・ブッフホルツ」は、ワルシャワ時代のショパンが愛用したと言われているポーランドのメーカーで、数々の歴史的ピアノの複製で知られる現代の名工ポール・マクナルティの手によって復元されたレプリカです。

 ※使用楽器:フレデリク・ブッフホルツc.1825-26(2017)(1-2)/プレイエル1842(3-6)/エラール1837(7-14)
 ※録音:2018年9月9日&10日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)



 


NIFCCD 067
¥2500→\2290
アリョーナ・バーエワ(ヴァイオリン)
 カルウォヴィチ:ヴァイオリン協奏曲&交響曲《復活》

 ヴァイオリン協奏曲イ長調Op.8
 交響曲ホ短調 《復活》 Op.7
アリョーナ・バーエワ(ヴァイオリン)
グジェゴシュ・ノヴァク(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

 「ショパンと彼のヨーロッパ」音楽祭2018ライヴ!アリョーナ・バーエワが弾くカルウォヴィチ!

 ☆「ショパンと彼のヨーロッパ」音楽祭2018ライヴ!
 ☆2月にN響と初共演した注目ヴァイオリニスト、アリョーナ・バーエワが弾くカルウォヴィチのヴァイオリン協奏曲!

 ポーランド国立ショパン研究所(NIFC)が主催する「ショパンと彼のヨーロッパ」音楽祭。2018年のライヴ録音は、「若きポーランド」の一員として将来を嘱望されながらも32歳で早逝した天才作曲家、ミェチスワフ・カルウォヴィチ(1876ー1909)。ポーランドの偉大なヴァイオリニスト、スタニスワフ・バルツェヴィチのために書かれた「ヴァイオリン協奏曲」と、ベルリンでの学びの集大成として書かれた「交響曲 《復活》」。

 ソリストのアリョーナ・バーエワは、1985年キルギスタン(当時ソ連)生まれ、ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール(2001)、パガニーニ・モスクワ国際コンクール(2014)、仙台国際音楽コンクール(2017)で優勝。ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2018にも出演し、2019年2月にはパーヴォ・ヤルヴィ指揮の下、NHK交響楽団と初共演も果たし、世界で注目を浴びている次世代のヴァイオリニストの一人です。

 ※録音:2018年8月29日−30日、モニューシュコ・オーディトリウム(ポーランド国立歌劇場)







SIGNUM CLASSICS



SIGCD 585
¥2400→\2190
マシュー・バーリー新録音!
 タヴナー:奇蹟のヴェール


 W.B.イェイツ:天上のクロース
 ジョン・タヴナー:奇跡のヴェール
 W.B.イェイツ:ザ・マザー・オヴ・ゴッド
 タヴナー(バーリー編曲):母と子
 フリッチョフ・シュオン:
  World Wheel XXVII: 'I heard the gypsy's violin play'
 パンディト・スルターン・カーン:
  The Song of Separation and Waiting
マシュー・バーリー(チェロ、指揮)
シンフォニエッタ・リガ
オルウェン・フエレ(朗読)
ジュリー・クリスティ(朗読)
スクヴィンダー・ピンキー・シン(タブラ)

 マシュー・バーリー新録音!ジョン・タヴナーの「奇蹟のヴェール」!

 ☆様々なクロルオーヴァー・プロジェクトを成功させてきた稀代の芸術家、マシュー・バーリー!
 ☆ジョン・タヴナーが作曲したチェロと弦楽のための「奇蹟のヴェール」を弾き振り!

 「ペザント・ガール」、「鏡の国のアリス」などムローヴァのクロスオーヴァー・プロジェクトを支るなど、チェリスト、即興演奏家、編曲家、プロデューサーとして多彩な手腕を発揮してきたマシュー・バーリー。
 「アラウンド・ブリテン(SIGCD 318)」以来となるマシュー・バーリーのアルバムは、ジョン・タヴナーがスティーヴン・イッサーリスのために作曲したチェロと弦楽オーケストラのための宗教的作品「奇蹟のヴェール(The Protecting Veil)」。
 前後には、アイルランドの詩人ウィリアム・バトラー・イェイツや、スイスの宗教家&哲学者フリッチョフ・シュオンの作品(それぞれ、オルウェン・フエレ、ジュリー・クリステといった名優が朗読)、バーリーが編曲したタヴナーの作品、タブラを伴うインド音楽などを組み合わせた、マシュー・バーリーならではのスペシャル・プログラムです。

 ※録音:2017年、2018年




あまり音は良くないのですが、バーレイの「鳥の歌」
https://youtu.be/TZ3oJJbSe2Y






マシュー・バーリー、QUARTZの名盤
Reminding
Quartz
QTZ 2032
(CD-R)
\2700
マシュー・バーリー〜リマインディング
 ショスタコーヴィチ(バーリー編):
  組曲《モスクワのチェリョムーシキ》/
 A・シュニトケ:チェロ・ソナタ第1番、ムジカ・ノスタルジカ/
 ギヤ・カンチェリ(1935−):With a Smile for Slava/
 フランギス・アリ=ザデ(1946−):Habil Sajahy/
 アルヴォ・ペルト(1935−):フラトレス/
 マティ・クールベルク(1947−):ミーヌトゥス
マシュー・バーリー(Vc)、
スティーブン・ド・プレッジ(P)

 ブラック・ボックス(Black Box)よりリリースされている「銀色の白鳥」(BBM 1068/廃盤)で聴衆の度肝を抜く様々な技巧を聴かせてくれたマシュー・バーリー。
 クオーツ(Quartz)からのリリースとなる今回は、「旧ソ連」の作曲家たちの作品を集めたアルバム。
 1980年代に2年間モスクワ音楽院で学んだ経験を持つバーリーは、その2年間で様々な面において大きな衝撃と影響を受けたという。収録作品を眺めると、ショスタコーヴィチ、シュニトケ、カンチェリ、アリ=ザデ、ペルト、クールベルクなど旧ソ連の音楽ファンにとっては嬉しい名前がズラリと並んでいる。
 バーリーは今回の「リマインディング」でも「銀色の白鳥」で披露した技巧に負けず劣らず、鬼気迫る凄まじい演奏を展開。実はバーリー、あのムローヴァの夫君でもある。


 

SIGCD 572
¥2400
賛美歌集 Vol.2 ハダースフィールド合唱協会
グレゴリー・バッツリアー(指揮)
 Thy Hand, O God, has Guided/素晴らしきものすべてを/われらを導く/
 How Firm a Foundation, O Ye Saints of the Lord/ たたえよ、王なるわれらの神を/
 アメイジング・グレイス/主の臨在の中で/Father We Love You/あなたの平和の/
 血しおしたたる/見上げよ 主の十字架/主イエス・キリスト(生ける王)/わが主よいまここにて/
 アブラハムを召された神/主よ、汝の授けたもうた日は終わり/日暮れて四方は暗く/全き愛/
 神はわが牧人/さかえの主イエスの/アレルヤ、イエスのために歌え/来たれ感謝に満ちた人々よ/
 私は命のパン/おお汝ら主を讃美せよ/ものみなこぞりて

 1836年に創設された歴史あるイギリスの合唱団、ハダースフィールド・コーラル・ソサエティ。2006年にリリースされた「讃美歌集(SIGCD 079)」の続編となるアルバム。
 英国、そして世界で親しまれている讃美歌の数々を、「ハダースフィールド・サウンド」として有名なハイクオリティなパフォーマンスで贈ります。

 コーラス・ディレクター&コンダクターを務めるグレゴリー・バッツリアーは、これまでハレ・ユース合唱団やマンチェスター大学の合唱指揮者を務め、現在はロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリー(国立肖像画美術館)ポートレート合唱団の首席指揮者、そしてロイヤル・スコティッシュ・ナショナル・オーケストラとスコットランド室内管弦楽団というスコットランドの2つの名門オケの合唱指揮も務めている敏腕合唱指揮者です。

 ※録音:2018年7月&10月、ハダースフィールド・タウン・ホール(イギリス)






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HERITAGE



HTGCD184
\1800
マイケル・ロールの知られざる録音が登場!!!!
 ベートーヴェン:ピアノソナタ第23番「熱情」
 リスト:ピアノソナタ ロ短調
マイケル・ロール(pf)
 
 10年前の拙著「それでもクラシックは死なない!」でご紹介し大評判となり、並み居る名盤を抜き去って当時のベートーヴェン/ピアノ協奏曲全集セットのなかでダントツのベストセラーを記録した幻の名盤。
 残念ながら現在は入手困難になってしまったが(アリアCDで売れすぎてしまったといわれている)、そのピアニストがマイケル・ロール。

 しかしこの人、とんでもないベートーヴェン/ピアノ協奏曲全集を残しながら、他の録音はほぼ皆無。

 そのマイケル・ロールの知られざる録音が登場。

 リストが1978年、熱情が2008年らしい。リストはスタジオ録音でお蔵入りになったもので、「熱情」はライヴ。
 店主同様このひとの演奏を愛する人がいてくれたことが嬉しい。続編も考えてくれているとのこと。

 ただHERITAGEはあっさり完売/廃盤にするので要注意。






 うまい。抜群にうまい。
 ・・・そして、すごい。

 マイケル・ロール。

 全然知らなかったが、なんだか異常にうまい。
 急いで調べてみたが、経歴はほとんどどこにも出ておらず、CDもこれまでまともに紹介されていなかったと思う。ロイヤル・フィルやBBCなどの廉価盤シリーズでときおりこっそり顔を出していたくらいではないか。とりあえず最低限の経歴としては、1963年の第1回リーズ・コンクールであのクライネフを抑えて優勝している。だからもう若手ではないし、中堅も過ぎようという世代。しかもあのクライネフを抑えて優勝ということはとんでもない技量の持ち主のはず・・・。

 それにしてもこのきらめくような打鍵、そして同世代のポンティを超えんばかりのテクニック。
 うますぎるという人もいるかもしれない。
 確かにまるで精巧な機械仕掛け。
 しかし機械仕掛けにしては任侠さながらのはったりも抜群。ただのテクニシャンで留まることは絶対にない。なによりこの圧倒的で強烈なスピード感。「皇帝」の第1楽章を、技巧的な心配をまったく感じさせないでここまで痛快に爽快に飛ばしてくれたピアニストがどれくらいいたか。ハワード・シェリーも穏健な音楽性をせいいっぱい背伸びさせてロールについていってていい感じ(逆に緩徐楽章はシェリーがとてもいい味出してる)。

 ずばり、掘り出し物。絶対お薦め。

                  2006年「それでもクラシックは死なない!」より




HTGCD186
\1800
イギリスのセレナーデ集2
 フィリップ・スプラトレー(1942-):別れの組曲Op.8
 ブライアン・ジョージ・ケリー(1934-):室内協奏曲、山羊座
 ポール・ルイス(1943-):パヴァーヌ、Ecclesbourne Glen
 チャールズ・パターソン:小協奏曲
 クリストファー・ライト(1954-):Solus
 ピーター・ホープ(1930-):アベルダビの鐘
 トーマス・ヒューイット・ジョーンズ(1984-):モウメンタム
フィリップ・スプラトレー指揮、
マンチェスター・シンフォニア
 


HTGCD187
\1800
レスリー・ハワード(Pf)
 ベートーヴェン:
  ピアノ独奏による「プロメテウスの創造物」Op.43
  エロイカ変奏曲Op.35(ピアノ独奏版)
レスリー・ハワード(Pf)
 


HTGCD188
\1800
アフリカのクラシックピアノ集
 アヨ・バンコル(1935-1976):
  リトル・アヨのための変奏曲、
  ピアノソナタ第2番「受難」、Ya Orule、
  ナイジェリア組曲、アフリカ組曲
 フレッド・オノブロスオーク(1960-):
  アフリカのリズムによる24の練習曲
 Christian Onyeji:
  Ekele、Echoes of Traditional Life、Chineke Diri Ekele
レベッカ・オモーディア(pf)
 

HTGCD189
\1800
ヴィクトル・ウルマン(1898-1944):
  ピアノソナタ第1番〜第3番収録曲
 シェーンベルクの主題による変奏曲と二重フーガOp.3a
マリア・ガルソン(pf)
 


HTGCD190
\1800
植田リサ(Vln)/ヴァイオリン・ソナタ集
 ヤナーチェク:ヴァイオリンソナタ
 ドビュッシー:ヴァイオリンソナタ ト短調
 レスピーギ:ヴァイオリンソナタ ロ短調
 ラヴェル:ハバネラ形式の小品
植田リサ(Vln)
ダニエレ・リナルド(pf)
 


HTGCD191
\1800
イギリスの作曲家による作品集
 アンジェラ・モーリー(1924-2009):
  The Liaison、夢想、テンダー・ムード、道化師
 ブライアン・ジョージ・ケリー(1934-):
  2つのトランペットのための協奏曲、グローブ座組曲
 フランシス・シャグラン(1905-1972):サラバンド
 フィリップ・スプラトレー(1942-):ベルボア組曲
 デイヴィッド・ライオン(1938-):ピアノ協奏曲
 ラヴェル(ジョン・フォックス編):亡き王女のためのパヴァーヌ
マイケル・アレン、ティム・ホウズ(Trp)
アリスデア・ホガース(pf)
ララ・ジェームス(Sax)
バリー・ワーズワース、
ギャヴィン・サザーランド、
ニコラス・コック指揮、
ロイヤル・バレエ交響楽団、
RTEコンサート・オーケストラ、
シンフォニア・ヴィヴァ
 


HTGCD192
\1800
イギリスの作曲家による作品集第2集
 ポール・ルイス(1943-):「リチャードⅢ世」のためのファンファーレ
 トーマス・ヒューイット・ジョーンズ(1984-):
  ファンファーレ、The Monday Morning March
 ロイ・ムーア:Thinking About Things
 アンソニー・ヘッジス(1931-):ラムーの主題による変奏曲Op.34
 フィリップ・ゴッドフリー(1941-):3つの組曲
 ティモシー・ロバーツ:弦楽のための牧歌
 フィリップ・スプラトレー(1942-):Waltz Fantasy「If Ever」
 ニコラス・バーンダル・スミス:Changchun Impressions
 トーマス・ヒューイット・ジョーンズ:
  バレエ序曲「Refresh, Reset」、That's It! I'm Off to Cuba......
 ギャビン・ゴードン:バレエ組曲「Les Noces Imaginaires」
ギャヴィン・サザーランド、
バリー・ワーズワース指揮、
ロイヤル・バレエ交響楽団、
BBCコンサート・オーケストラ
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HTGCD209
\1800
ハリー・ブレック指揮、ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ
 ピアノはマイケル・ロール!
モーツァルト:

 交響曲第35番「ハフナー」、第41番「ジュピター」
 ピアノ協奏曲第23番K.488 
ハリー・ブレック指揮、
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ
マイケル・ロール(pf)

 ハリー・ブレック(Harry Blech, 1910年3月2日 - 1999年5月9日)は、ロンドン生まれのヴァイオリン奏者、指揮者。
 ブレック四重奏団を結成、1950年まで演奏を続けた。
 一方で戦時中の1942年からロンドン・ウィンド・アンサンブルを設立して指揮活動を始めるようになり、1949年にロンドン・モーツァルト・プレイヤーズを設立して、1984年まで首席指揮者を務めた。
 1962年にはOBEを受勲し、1984年に音楽活動から引退した時にCBEを受勲している。
 1999年にロンドンで死去。

 そして・・・ピアノ協奏曲第23番でピアノを弾いているのが・・・マイケル・ロール!





OMM



OMM0137
\2300
フィリップ・グラス PHILIP GLASS/
 THE NOT DOINGS OF AN INSOMNIAC
  ソロ・ダブルベースの為のパルティータ

Not Doings of an Insomniac
 1. Movement I
 2. Small Town
 3. Movement II
 4. Telephone Song
 5. Movement III
 6. Shine, Shine
 7. Movement IV
 8. Neighborhood
 9. Mobement V
 10. I Wonder How Many People in This City
 11. Movement VI
 12. Babel
 13.Movement VII
 14. Nobody Wants a Lonely Heart
 15. Prelude to Endgame for Double Bass & Timpagni
(double bass)
ロバート・ブラック
 


OMM0132
(2CD)
\2600
フィリップ・グラス PHILIP GLASS/
 PERPETULUM

DISC.1
 Aliens with Extraordinary Abilities(David Skidmore)
  1. Torched and Wrecker(4:31)
  2. Agreed(4:27)
  3. Take Anything You Want(4:40)
  4. Donner(4:25)
  5. Don't Eat Your Young(4:55)
  6. Things May Be Changing(3:33)
  7. Triptan(6:15)
DISC.2
 1. BEND(Peter Martin)
 Perpetulum(Pxhilip Glass)
  2. Part 1(6:52)
  3. Part 2(6:22)
  4. Vcadenza(2:44)
  5. Part3(5:25)
  6. Ordering Instincts(Robert Dillon)(7:48)
  7. The Other Side of the River(Gavin Bryars(21:44)
Third Coast Percussion
 世界初録音含む
 


OMM7017
(2CD+DVD(NTSC)
\2600
VIREO/THE SPIRITUA;
BIOGRAPHY OF A WITCH'S ACCUSER

 Lisa Bielawa歌劇「VIREO」
Kronos Quartet,
San Francisco Girls Chorus
Deborah Voigt(vn)
Jennifer Koh(vc)
Vijay Gupta(vc)
Joshua Roman(m soprano)
Laurie Rubin(bar)
Kirsten Sollek(bar)




<国内盤> 

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オクタヴィア・レコード



OVCL-00691
(SACD Hybrid)
\3200+税
ノット&東響
 ラフマニノフ:交響曲 第2番 ホ短調 作品27
ジョナサン・ノット(指揮)
東京交響楽団
 ロマンティシズム溢れるラフマニノフの大作。
 ノット&東響が描き出す名演がここに!
 
 まだ記憶に新しい2018年11月、快進撃を続けるジョナサン・ノットと東京交響楽団の名コンビにより披露されたラフマニノフの交響曲第2番。公演後各方面から大喝采を浴び、鮮烈な印象を与えたコンサートのライヴ・レコーディングの登場です。
 ラフマニノフのロマンティシズム溢れたこの大作をノットは巧みな技で、旋律美はもちろんのこと、音色も含め細部までこだわり抜き、緻密なバランスにまとめあげた、まさに圧巻の出来。
 ジョナサン・ノットと東京交響楽団がくり広げる名演を、どうぞお楽しみください。
 
 2018年11月3日 東京・サントリーホール にてライヴ収録
 
 


OVCC-00148
\3000+税
ブラス・ジャーニー
 J.S.バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971より 第3楽章 プレスト
 ヘンデル:サラバンド (ハープシコード組曲 第2巻 第4番 HWV437:第3曲)
 ヘンデル:私を泣かせてください (歌劇「リナルド」HWV7aより)
 マルコム・ベネット:5つの町
 ロンドンデリーの歌
 ルイス・ミラー:金管五重奏曲
 アメイジング・グレイス
 ジャスト・ア・クローサー・ウォーク・ウィズ・ジー
 チャップリン:スマイル
 クルー/ゴーディオ:君の瞳に恋してる
東京メトロポリタン・ブラス・クインテット
 高橋 敦 (トランペット)
 中山 隆崇 (トランペット)
 西條 貴人 (ホルン)
 小田桐 寛之 (トロンボーン)
 佐藤 潔 (テューバ)

 東京都交響楽団のトップ・プレイヤーがここに集結!
 
 東京都交響楽団のトップ・プレイヤー5人で結成された「東京メトロポリタン・ブラス・クインテット」がクリストン・レーベルより初登場です。
 個々に驚異のテクニックと豊かな音色を兼ね備えたトップ・プレイヤーたちならではの金管五重奏で奏でられるそのハーモニーと、ジャンルにとらわれないレパートリーは、クラシックファンのみならず様々な方面から絶賛されています。バロック音楽から民謡、ポップス、ブルースまで、金管アンサンブルの魅力溢れるサウンドとともにジャンルを越えた名曲の旅を「ブラス・ジャーニー」と題した当アルバムで、心ゆくまでお楽しみください。
 2018年11月15、16日 神奈川県立相模湖交流センター にて収録
 



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POMATO PRO



POMA 1001
\2000+税
浮ヶ谷 孝夫(指揮)&ブランデンブルグ国立管弦楽団フランクフルト
 ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 op.55 「英雄」
浮ヶ谷 孝夫(指揮)
ブランデンブルグ国立管弦楽団フランクフルト

 ブランデンブルグ国立管弦楽団フランクフルト2019来日記念盤!!
 欧州を中心に活躍している浮ヶ谷 孝夫(指揮)とブランデンブルグ国立管弦楽団フランクフルトがタッグを組んでの待望のリリース!

 ドイツ、ブランデンブルグ州オーデル湖畔にある「ブランデンブルグ国立管弦楽団フランクフルト」は、1971年にクライスト歌劇場管弦楽団とフランクフルト管弦楽団が合併して成立。
 1990年、ニコス・アティネオスが首席指揮者として就任後、同指揮者のもとで目を見張るような芸術的飛躍を遂げ、1995年に「フランクフルト国立管弦楽団FrankfurterStaatsorchester」として国立管弦楽団の地位を獲得しました。
 ベルリンのベルリン・フィルハーモニーやコンツェルトハウスを始め、ドイツ国内の各都市やヨーロッパ各国での演奏旅行を成功させており、ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)、アナトール・ウゴルスキ(ピアノ)などの一流アーティストとも共演しています。
 また、19〜20世紀にかけて活躍した作曲家の作品を積極的にCD化しており、ボリス・ブラッハーの作品を収めたCDがフランスのレコード賞「ゴールドディアパソン賞」(Diapason D'OR)を受賞し、話題を呼びました。
 2001年、2005年に続いて今回は3度目の日本公演となります。次世代を担うオーケストラとして世界的に注目を浴びています。


 浮ヶ谷 孝夫はなにげにTHOROFONなどのドイツ・レーベルでガンガン録音を出していた、日本よりも海外で高い評価を得ている指揮者。
 今回このような形で国内盤が出てくれたことはまことに嬉しい。


 浮ヶ谷 孝夫 (指揮)
  1953年埼玉県川口市生まれ。世界の最前線でタクトを振る、日本を代表する指揮者の一人。1978年に渡独してベルリン芸術大学指揮科のヘルベルト・アーレンドルフ教授に師事。カラヤン、ブダペスト、両国際指揮者コンクールで受賞。1986年にはポメラニアン・フィルハーモニー管弦楽団(ポーランド)のドイツ演奏旅行の指揮者に抜擢され、欧州でデビューを果たす。1987年より、同楽団の専属指揮者に就任。多数のドイツ演奏旅行やCD録音で高い評価を得る。1989年よりハノーファー北ドイツ放送、フィルハーモニー管弦楽団と多数のCD録音。ポーランド国立放送交響楽団の専属客演指揮者。
 1996年にドイツ・フィルハーモニア・フンガリカの専属客演指揮者、また1999年には北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者として日本公演で指揮し、好評を博した。2003年には「ブランデンブルグ国立管弦楽団フランクフルト」の首席客演指揮者に就任。2010年より愛知県豊橋市の「豊橋青少年オーケストラキャンプ」を立ち上げ、毎年多くの演奏家の育成に尽力。2013年より東京都主催「歴史的建造物保全プロジェクト・マエストロ浮ヶ谷プロデュースコンサート」を担当。現在は日本のオーケストラにも招聘され、多くのファンを持つ指揮者。ドイツ在住。夫人はフルート奏者の浮ヶ谷順子。


 収録情報/ベルンハルト・ハンケ(トーン・マイスター)
 マイク:MKH8040 / MKH40 / MKH50 (Sennheiser) / MK4 (Schoeps) / KM184
 U87 (Neumann) / ECM-100N / ECM-100U (Sony)
 マイクプリアンプ:Micstasy (RME)
 デジタル制御マイクプリアンプ&マルチ・フォーマットI/O:OctaMic XTC (RME)
 オーディオ・インターフェイス:MADIface XT (RME)
 レコーディングシステム:SEQUOIA
 レコーディングフォーマット:96KHz/24Bit
 レコーディングモニタースピーカー:Mod TB2-SA (PMC)
 マスタリングモニタースピーカー:801 Matrix (B&W)
 ヘッドフォン:Jecklin / Sennheiser (HD650) Sony (MDR-900ST)
 エグゼクティヴプロデューサー:Takanao Iijima (Pomato Pro Co., Ltd.)
 トーンマイスター:Bernhard Hanke
 サブトーンマイスター:Tetsuro Kanai (NOMOS Inc.)
 レコーディングアシスタント:Yuko Shibuya (NOMOS Inc.)
 
 録音:2018年2月27〜28日 (Feb.27-28.2018)
 会場:カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ・ホール (Konzerthalle Carl Philipp Emanuel Bach)

 心が洗われる「英雄」
  本当に久しぶりである。これほど指揮者の人格が素直に、純粋に表れた演奏を聴くことが出来たのは。
  外国語を、その土地に住む人と同程度に、自然に無理なく話せるように、曲にふさわしい響きが自然と指揮棒から流れ出ているのである。 〜平林直哉氏 解説文より抜粋〜

 
 













3/20(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ACCENTUS MUSIC



ACC 30466CD
¥2500
J.S.バッハ:カンタータ集〜とどまれ かたえに天使よ わが かたえに
 カンタータ第19番「かくて戦おこれり」BWV19
 カンタータ第169番「神ひとり、わが心を知りたまわん」BWV169
 カンタータ第158番「平和汝とともにあれ」BWV158
 カンタータ第149番「人は喜びもて勝利の歌をうたう」BWV149
シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊
ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)
レンネケ・ライテン(ソプラノ)
アンケ・フォンドゥング(アルト)
ベネディクト・クリスティアンソン(テノール)
ピーター・ハーヴェイ (バス)
デヴィッド・フランケ(オルガン)

 ラーデマンとゲヒンゲン聖歌隊による「大天使ミカエルの祝日」用カンタータ2篇、バッハゆかりのナウムブルクのオルガンの響きも堪能!

 録音:2018年9月、聖ヴェンツェル教会、ナウムブルク/73'49

 合唱指揮者として確固たる地位を築いているハンス=クリストフ・ラーデマンとシュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊によるバッハのカンタータ集。「大天使ミカエルの祝日」用に書かれたカンタータを中心にしたアルバムです。
 サタンとの戦いに勝利した大天使ミカエルを讃える、固定祝日(9月29日)の「大天使ミカエルの祝日」。カンタータは第19,50,130,149番と4曲書かれています。カンタータ第19番「かくて戦おこれり」は、1726年の「大天使ミカエルの祝日」用に書かれたもの。第5曲目「とどまり給え、天使たち」は、非常に美しいテノールのアリアです。そして1728/29年の「大天使ミカエルの祝日」に初演されたカンタータ第149 番「人は喜びもて勝利の歌をうたう」。祝日を祝うにふさわしく、冒頭トランペットのフンファーレに続き、勝利の喜びを歌う力強い合唱が歌われます。
 カンタータ第169番「神ひとり、わが心を知りたまわん」は、三位一体主日後第18主日、1726年10月20日に初演されたアルト独唱のカンタータ。オルガンがソロ楽器のように扱われ、バッハが鑑定に訪れたオルガン、ヴェンツェル教会のヒルデブラント・オルガンの響きを存分に味わうことができます。そして復活節火曜日( 第3祝日) 用に書かれたバス独唱のカンタータ第158番「平和汝とともにあれ」。雄弁なレチタティーヴォと音楽的なアリアが美しい短いカンタータです。






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BUZZ

ZZ 76130
¥2400→\2190
絶対おしゃれ
 バッハの平均律をミニマル・ミュージック化!
  2台ピアノの気持ち良いサウンドがやみつきに。

   ミニマルBACH
デュオ・インパルス
 [バーバラ&セバスティアン・バルトマン]

 ピアノ好き必聴、大注目アルバム!!抜群のセンスとイマジネーションでバッハの平均律をミニマル・ミュージック化!2台ピアノの気持ち良いサウンドがやみつきに。

 録音:2018年8月12-15日/62'00''

 チャレンジ・クラシックス系のレーベル「BUZZ」より、クラシック・ファン注目のアルバムが登場。
 バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻のプレリュード全曲を、イマジネーション豊かにリコンポーズし2台ピアノで奏でています。
 曲はセバスティアン・バルトマンが作ったもので、とにかく秀逸。それぞれ各プレリュードの印象的な音型を切り取って繰り返し、ミニマル・ミュージック化しているのですが、リズム、コード、強弱なども変化に富み聴き手を飽きさせません。
 あのメロディをこうしたか、このメロディでこう来るか、と原曲を知っているとさらに面白さ倍増。2台ピアノならではの自由自在さも大きな武器で、ループするメロディが美しいせせらぎのように掛け合いながら奏でられるサウンドがとても気持ち良いです。
 1曲ごとにしっかりとした性格付けがなされ、バッハの原曲が持つ豊かな曲想、24の色彩が見事に活かされているのも特徴です。曲順はハ短調に始まり、原曲通り長調・短調と交互に進んで半音ずつ上がっていき、最後にハ長調が現れます。衝撃的な16分音符に戦慄するハ短調で始まり、すべてが浄化され穏やかに協和音が広がっていくハ長調で終わることによって、全体が一つの物語のように構成されます。

 デュオ・インパルスはクラシック界で活躍するキャリアの長いピアノ・デュオ。ヨーロッパ各地の音楽祭に参加し、国際的なコンクールの受賞歴もある腕利きの2人組です。4手ピアノのスペシャリストによる目の醒めるような演奏をご堪能ください。






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HMF



HMM 931771
¥2000
クラシックCD関係者にはつとに有名なジャケット
 ヘレヴェッヘ、幻の名盤
  フォーレ:レクイエム
   (フル・オーケストラ版:1998年出版新校訂譜使用)

  フランク:交響曲 ニ短調
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)
ヨハネッテ・ゾマー(ソプラノ)
シュテファン・ゲンツ(バリトン)
シャペル・ロワイヤル
コレギウム・ヴォカーレ
シャンゼリゼ管弦楽団
 録音:2001年11月23-24日
 LP 盤プレス:オプティマル社(ドイツ)
フォーレ:レクイエム
 (フル・オーケストラ版:1998年出版新校訂譜使用)
 [A 面]
   イントロイトゥスとキリエ
   オッフェルトリウム
   サンクトゥス
  [B 面]
   ピエ・イェズ
   アニュス・デイ
   リベラ・メ
   イン・パラディスム
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)
ヨハネッテ・ゾマー(ソプラノ)
シュテファン・ゲンツ(バリトン)
シャペル・ロワイヤル
コレギウム・ヴォカーレ
シャンゼリゼ管弦楽団
 録音:2001年11月23-24日

HMM 331771
(LP)
¥3800

 フル・オーケストラ版によるフォーレのレクイエム、ヘレヴェッヘの名盤LPで初登場!CDも復活!

 ヘレヴェッヘのフォーレのレクイエム(フル・オーケストラ版)が、初LP化!さらに、デジパックでお求めやすい価格で再発売されます
 (LPにはフランクの交響曲は収録されません)。

 フォーレのレクイエムは、1892年当初、教会で室内楽編成で演奏されました。フォーレは後に出版社からコンサートホールで演奏するためにオーケストラ編成にしてほしいと依頼を受け、1901年にオーケストラ版を完成させました。
 ヘレヴェッヘはフォーレのレクイエムを室内楽稿とフル・オーケストラ版の両方を録音、世界をその美しさで圧倒しました。
 このフル・オーケストラ版での演奏にあたり、ヘレヴェッヘは1998年に出版された校訂譜を使用して演奏しています。
 ピリオド楽器のオーケストラによるフォーレのレクイエム、超絶の美しい世界をお楽しみいただけます。





BMOP SOUND



BMOP 1060
(SACD HYBRID)
¥2500
レオン・キルヒナー(カーシュナー)(1909-2009):
 管弦楽作品集

  (1)2部からなるシンフォニア(1951)
  (2)トッカータ(1955)〜弦楽、管楽独奏と打楽器のための
  (3)管弦楽のための音楽(1969)
  (4)管弦楽の小品(管弦楽のための音楽第2番) (1990)
  (5)禁忌(2008)
ギル・ローズ(指揮)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト

 アメリカ随一の厳格な現代音楽作曲家、レオン・キルヒナー作品集!

 録音:2008〜2017年[62:39]

 レオン・キルヒナーはUCLAでシェーンベルクに師事、その後ニューヨークでロジャー・セッションズ、エルネスト・ブロッホに学び、アメリカにおける12音技法の指導的な作曲家と位置付けられている。「中国のニクソン」で知られるジョン・アダムズもかつて彼に師事していた。
 キルヒナーの作風はいずれも12音技法を基本とした厳格なものでシェーンベルク、ベルクの影響が色濃い。
 晩年まで創作の手を緩めず死の前年に書かれた「禁忌」には厳しい表現主義様式の中にも抒情性が感じられ、そういったロマン的な情感をそれまで「禁忌」として自ら封じ込めてきた作曲家の偽らざる生の声が聴きとれる。

 


BMOP 1062
(SACD HYBRID)
¥2500
ウィリアム・シューマンの
 マーサ・グラハムとのコラボから生まれた作品集

  ウィリアム・シューマン(1910-1992):
   (1)「ユディト」〜コレオオグラフィックな詩(バレエ音楽)(1949)
   (2)夜の旅(1947)
   (3)エンドールの魔女(1965)
ギル・ローズ(指揮)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト

 アメリカのアカデミー系を代表する作曲家ウィリアム・シューマンのマーサ・グラハムとのコラボから生まれた作品集

 録音:(1)2017年10月29日ジョーダン・ホール,ボストン
  (2)2015年7月16日WBGHスタジオ・フレーザー・ホール,ボストン
  (3)2016年7月14日タフツ大学ディストラー・ホール,サマーヴィル/81:41

 アメリカ東海岸楽派の代表的な作曲家シューマンの珍しいマーサ・グラハムとのコラボで生まれた作品3曲収録。
 ウィリアム・シューマンは無調と調性を程よくミックスした手堅い作風で後のアメリカの作曲家、映画音楽に大きな影響を与えた。このアルバムにはシューマン30代〜50代の最も脂の乗り切った頃の作品が収録。

 
BMOP 1057
¥2300
「シャンティ」〜ピーター・チャイルド(b.1953)管弦楽作品集
 (1)ジュバル(2001)
 (2)アディロンダックの声(2006)
 (3)シャンティ(平和)(2011)
ギル・ローズ(指揮)
ボストン・モダン・オーケストラ・
 プロジェクト

 録音:(1)2014年9月、(2)2010年6月、(3)2011年5月、65:04

 ピーター・チャイルドはアメリカ東部を拠点に活動する作曲家。ジェイコブ・ドラッグマンらに師事し現代音楽の他、ブリテン、アイヴズ、マーラーら様々な作曲家から影響を受けてダイナミックな管弦楽曲を多数発表している。
 ここに収められた作品はいずれもオーケストラの機能が最大限に生かされた極めて「鳴り」のよい作品で聴きごたえ充分。ヒンディ語で平和を意味する「シャンティ」は無調と調性の間を行き来する、ロマンティックでミステリアスな佳品。

 


BMOP 1058
(SACD HYBRID)
¥2500
陳怡(チェン・イ):弦楽器のための協奏曲集
 チェン・イ(b.1953):
  (1)「ドレスデンの春」(2005)
   〜ヴァイオリンと管弦楽のための
  (2)チェロと室内管楽アンサンブルのための組曲(1998/2004)
  (3)胡琴組曲(1997)〜胡琴と弦楽のための
  (4)強?(1983)〜ヴァイオリンと管弦楽のための
ギル・ローズ(指揮)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト
(1)ミラ・ワン(Vn)
(2)デイヴィッド・ラッセル(Vc)
(3)ワン・グオウェイ(胡琴)
(4)リジョ・リュー(Va)

 録音:(1)2014年9月、(2)2010年12月、(3)2012年5月、(4)2013年2月,69:09

 陳怡は中国広州市出身の作曲家、ヴァイオリニスト。医師の両親のもと教養ある家庭に生まれ育ったが文化大革命で迫害、辛酸をなめたが、渡米しコロンビア大学で周文中ほかに作曲を師事し多数の管弦楽曲、室内楽、中国の伝統楽器のための作品を発表している。ヴァイオリニストでもある彼女には弦楽器のための優れた協奏曲が多く、このアルバムはその集大成。
 胡琴は中国のよく知られた伝統的弦楽器で胡弓に似た音色を持つ。陳怡も同じ中国の後輩であるタン・ドゥンと同じく中国の伝統音楽と西洋クラシック、現代音楽との融合に関心があり、共通点が多数ある。
 タン・ドゥンの音楽が好きな人にはおすすめ。

 


BMOP 1059
¥2300
チャールズ・フッセル(b.1938):「シンベリン」(1984/1996)
 〜シェークスピアの戯曲に基づく
ギル・ローズ(指揮)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト
アリアナ・デ・ラ・グァルディア(Sop)
マシュー・ディバッティスタ(Ten)
デイヴィッド・ソールズベリー・フライ(朗読)

 録音:2016年7月,55:02

 「シンベリン」は古代ケルト人の王を主人公としたシェークスピアの戯曲に基づく音楽劇。室内オーケストラと朗読、声楽のために書かれており、後期ロマン派から近代の語法で作曲されている。
 バグ・パイプや打楽器が効果的に扱われ、中世イギリスの雰囲気がよく伝わってくる。作曲者のフッセルはヴァージル・トムソンに学び、1991年ピューリッツァー賞候補に選ばれた。

 



BMOP 1061
(SACD HYBRID)
¥2500
「千の山々、百万の流れ」〜レイ・リァン作品集
 レイ・リァン(b.1972):
  (1)暁翔(シャオシャン)(2009/2014)
   〜アルト・サックスと管弦楽のための
  (2)5つの季節(2010/2014)
  (3)千の山々、百万の流れ(2017)
ギル・ローズ(指揮)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト
(1)チェン=クァン・リン(A.Sax)
(2)ガオ・ホン(ピパ/中国琵琶)

 録音:(1)2014年4月(2)2015年6月(3)2018年4月,57:06

 レイ・リァンは中国生まれでアメリカに移住した作曲家。アメリカ・ローマ大賞、アーロン・コープランド賞ほか多数の賞歴がある。
 作品はベルリン・フィル、アルディッティ四重奏団など著名団体で盛んに演奏されているとのこと。彼も前述のチェン・イやタン・ドゥンらと同じく中国の伝統音楽の要素をクラシック、現代音楽と融合しようというスタンスを取り、これはこれでひとつの流派、様式として確立していると言ってよい。
 「暁翔」のアルト・サックスの京劇を思わせる甲高い音のグリサンド、「5つの季節」での中国琵琶の執拗なトレモロと管弦楽の掛け合い、「千の山、百万の流れ」における山水画を思わせる音による風景描写がユニークで大いに楽しめる。





HCR


HCR 20
¥2300
「話しなさい、黙りなさい」〜女性作曲家作品集
 (1)ハヤ・チェルノヴィン(b.1957):
  「Ayre:プルーム、茂み、アスファルト、
   おが屑そして危険な空気を駆け抜けて、私はその音を忘れない」(2015)
 (2)アンナ・トルヴァルドスドッティル(b.1977):「Ro」(2013)
 (3)ミレラ・イヴィチェヴィチ(b.1980):「赤ん坊拡大/リリスの新しい玩具」(2017)
 (4)リーザ・リム「話しなさい、黙りなさい」(2015)
 (5)レベッカ・ソーンダーズ(b.1967):「まだ攪拌2」(2008)
アーロン・ホロウェイ(指揮)
ライオット・アンサンブル(暴動アンサンブル)
(4)サラ・サヴィエ(Vn)
 
 出身も世代も異なる現代女性作曲家の室内管弦楽作品集

 録音:2018年9月ロンドン

 出身も世代も異なる女性作曲家の室内オーケストラのための作品を集めた一枚。
 チェルノヴィンはイスラレル出身で現在はハーバード大で教鞭を執る。ファーニホウらの新しい複雑性の影響を受けつつ自らの出自(ユダヤ人)をテーマとした作品が多い。トルヴァルドスドッティルはアイスランド、イヴィチェヴィクはクロアチアの若手、リムはオーストラリア、ゾンダースはイギリスのそれぞれ中堅作曲家。新しい複雑系からノイズ系、錯乱系まで様々な作品が並び、演奏団体の名前同様、まさにライオット(暴動、騒乱)状態。





NMC


NMC D253
¥2300
シズム溢れる作曲家ランズの近作集
 バーナード・ランズ(b.1934):
  (1)「ダンツァ・ペトリフィカーダ(石化したダンス)」(2010)
  (2)チェロ協奏曲(1996)
  (3)海のような鎖(2008)
クラーク・ランデル(指揮)
BBCフィルハーモニック
(2)ヨハネス・モーザー(Vc)

 かつて武満が絶賛したリリシズム溢れる作曲家ランズの近作集。ムーティに初演された作品「ダンツァ・ペトリフィカーダ」にロストロポーヴィチに捧げられた「チェロ協奏曲」収録!

 録音:2014年、61'16

 かつてサントリー・ホール国際作曲委嘱シリーズで新作を発表した際、影響を受けた作品としてドビュッシーの「海」を挙げたことからもわかるようにランズの音楽には鮮やかな色彩感覚と調性感があり、それが骨太な構成とあいまって現代のロマンティシズムを体現する作曲家としてその地位を確固としたものにしている。
 ムーティ指揮シカゴ響によって初演された「ダンツァ・ペトリフィカーダ」はメキシコ革命へのトリビュートとして作曲された情熱的なダンス。チェロ協奏曲はロストロポーヴィチ70歳記念のために作曲された力作、そしてディラン・トーマスの詩に霊感を受けた「海のような鎖」の巧みで鮮やかな管弦楽法で聴かせる。

 

NMC D244
¥2300
デイヴィッド・フェネシー(b.1976):作品集
 (1)「パノプティコン(全展望型監視システム)」
   〜Cimbalom,2Vn,2Va,2Vc
 (2)ピアノ三重奏曲
  「ジョン・ケージとモートン・フェルドマンの
    会話の間に訪れた沈黙のための音楽」
 (3)「13のファクトリー」
 (4)「ヒルタ・ラウンズ」
(1)(2)プサッファ(Ens)
(1)ヘブリデス・アンサンブル
(3)ヨハネス・カリツケ(指揮)
 アンサンブル・モデルン
(4)ミュンヘン室内管弦楽団

 ロックをルーツにもつユニークな作曲家、デイヴィッド・フェネシー作品集!

 録音:2009/2017/2018年,68:52

 デイヴィッド・フェネシー(David Fennessy)は十代の頃ロック・バンドをやっていて正式に音楽を学び始めたのは15歳。アイルランドのダブリン大学で学んだ後、スコットランド王立音楽院でジェームズ・マクミランに作曲を師事した。ロックをやっていた経歴から伝統的なクラシックの様式に囚われない自由で実験的な傾向を持つ。

 「パノプティコン」は終始ツィンバロンの叩き出すパルスに他の楽器が絡む一種のパンクともミニマル・ミュージックとも取れるアナーキーな作品。ケージとフェルドマンの語録から再構成した作曲家二人の会話(演奏者が語る)の間にフェルドマン風の静かで長い音が棚引く「ピアノ三重奏曲」、スコットランド地方の群島ヒルタの風景に霊感を受けて作曲された美しい作品「ヒルタ・ラウンズ」など聴きどころ満載。ややギャヴィン・ブライヤーズ初期の実験的な作品を思わせる。イギリス実験主義音楽が好きな人にお薦め。

 

NMC D249
¥2300
エドムンド・フィニス作品集
 (1)《空気、回転》〜オーケストラのための
 (2)《ほかの場所で》〜ヴァイオリン独奏のための
 (3)《パラレル・カラー》〜室内アンサンブルのための
 (4)《雨の合間に》〜室内オーケストラのための
 (5)4つの二重奏曲〜クラリネットとピアノのための
 (6)《シェイド・レントン》
  〜ヴァイオリンとオーケストラのための
(1)イラン・ヴォルコフ(指揮)
 BBCスコティッシュ交響楽団
(2)エロイサ=フルール・トム(Vn)
(3)リチャード・ベーカー(指揮)
 バーミンガム現代音楽グループ
(4)ロバート・エイムズ(指揮)
 ロンドン・コンテンポラリー管弦楽団
(5)マーク・シンプソン(Cl)
 ヴィキングール・オラフソン(Pf)
(6)ベンジャミン・ベイルマン(Vn)
 アンドルー・グーレイ(指揮)
 ブリテン・シンフォニア

 ルネサンスから現代まであらゆる手法を取り込んだ新進作曲家エドムンド・フィニス作品集!

 録音:2018年8月,70:39

 エドムンド・フィニス(Edmund Finnis)の生年は公表されていないが、若手から中堅世代の作曲家と思われる。彼はギルド・ホール・スクールでジュリアン・アンダーソンに師事、イギリス国内の複数の作曲賞を受賞後、2015年より王立音楽院の作曲科教授を勤めている。
 作風は後期ロマン派からフランス印象派、現代の語法を折衷して新世紀のロマンティシズムを目指そうとしているように思われる。調性、モードを憶することなく使い、美しいリリシズムを持った作品である。
 オーケストラのための「空気、回転」は20世紀初頭のイギリスの作曲家の作品を彷彿とさせ、「雨の合間に」ではノン・ヴィブラートとハーモニクスを多用した弦楽の静謐で清らかな響きがペルトや武満を思わせる。彼の出世作となったヴァイオリン協奏曲「シェイド・レントン」(色合いが引き伸ばされる)はイギリス中世ルネサンス期の音楽を思わせる瞑想的な音楽。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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DOREMI

DHR 8074
(3CD)
¥7100→\6590
ジュリアン・オレフスキー 第6集
 ヘンデル:15のヴァイオリン・ソナタ集 Op.1
  ソナタ イ長調 Op.1-3 HWV361/ソナタ ホ短調 Op.1-1 HWV379/
  ソナタ ト長調 Op.1-5 HWV363/ソナタ ト短調 Op.1-2 HWV360/
  ソナタ イ短調 Op.1-4 HWV362/ソナタ ト短調 Op.1-6 HWV364/
  ソナタ ト短調 Op.1-10 HWV368/ソナタ ロ短調 Op.1-9 HWV367/
  ソナタ ハ長調 Op.1-7 HWV365/ソナタ ハ短調 Op.1-8 HWV366/
  ソナタ ヘ長調 Op.1-11 HWV369/ソナタ ヘ長調 Op.1-12 HWV370/
  ソナタ ホ長調 Op.1-15 HWV373/ソナタ ニ長調 Op.1-13 HWV371/
  ソナタ イ長調 Op.1-14 HWV372
 D.スカルラッティ:8つのヴァイオリン・ソナタ集
  ソナタ ハ短調 K.73, L.217/ソナタ ニ短調 K.77, L.168/
  ソナタ ト長調 K.91, L.176/ソナタ ホ短調 K.81, L.271/
  ソナタ ニ短調 K.90, L.106/ソナタ へ長調 K.78, L.75/
  ソナタ ト短調 K.88, L.36/ソナタ ニ短調 K.89, L.211
ジュリアン・オレフスキー(ヴァイオリン)
フェルディナンド・ヴァレンティ(チェンバロ)
マーティン・オーマンディ(チェロ)

 大演奏家オレフスキーの奏でるバロック作品

 録音:1955年頃

 DOREMI の「レジェンダリー・トレジャーズ」シリーズから、ヴァイオリニスト、ジュリアン・オレフスキーの録音集第6集が登場。
 ドイツに生まれ、アメリカで活躍した名手が奏でる古楽演奏。ヘンデルとスカルラッティが残した生き生きとした旋律美をお楽しみください。
 ヘンデルのソナタでチェロを弾いているマーティン・オーマンディはニューヨーク・フィルの奏者で、指揮者ユージン・オーマンディの弟。




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エレクトレコード・東武ランドシステム共同制作



ERT 1039
¥2300→\2090
シルヴィア・マルコヴィチ
 母国でのスタジオ録音 初CD化
 グラズノフ&ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲!

  グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲
  ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
シルヴィア・マルコヴィチ(ヴァイオリン)
ミルツェア・クリテスク(指揮)
ジョルジュ・エネスコ・フィル

 美し過ぎるヴァイオリニスト、シルヴィア・マルコヴィチ。母国でのスタジオ録音 初CD化!グラズノフ&ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲!

 録音:1973年9月自由新聞社大理石ホール

 WEITBLICKから、スヴェトラーノフと共演したブルッフ、ブラームスがヒットとなっている、美しきマルコヴィチのスタジオ録音が初CD化。まるでアイドルのように可愛らしいジャケット写真も特筆ものです。
 演奏内容は、シリアスなフォルムでかつ濃厚な表情で迫る名演。特にグラズノフは彼女にとって名刺代わりとも言える得意曲です。1971年のロンドン・デビューもこの曲。さらにマルコヴィチを高く評価したストコフスキーが自らの最後のコンサート(ロンドン交響楽団、1972年6月15日)でもソリストとして招かれて演奏したのもこの曲です。
 心に染み入る名曲で聴けば聴くほど、グラズノフの確かな筆致とメロディの素晴らしさに打たれることでしょう。ブルッフもピチピチとした躍動感に満ち、構えの大きい立派な演奏。この曲も熱いドイツ・ロマンの曲なのです。

 録音会場は、ブカレスト中心部に今も存在する自由新聞社の大理石ホールで、クリュイタンスのフランクの演奏会もここで行われました。内装の美しさは神秘的で現実のものとは思えない程。丁度、オーストリア聖フロリアンの大理石の間を想像していただければ結構です。

 オンマイク気味の明瞭な音質ですが、一部マスターに起因する微かなノイズが御座いますことをご了承ください。



WEITBLICK
スヴェトラーノフと共演したブルッフ、ブラームス


これがヒットしたから東武は今回の新譜を出したのだろう


WEITBLICK
SSS 0218
\2300→\2090
スヴェトラーノフ(指揮)&スウェーデン放送響
正に美女と野獣の組合せ!マルコヴィッチとの協奏曲ライヴ

 (1)ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26
 (2)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
シルビア・マルコヴィッチ(ヴァイオリン)
エフゲニ・スヴェトラーノフ(指揮)
スウェーデン放送交響楽団

 録音:(1)1981年9月17日、ヴェステラス、コンサートホール、ライヴ、(2)1981年9月18日ストックホルム・ベルワルドホール、ライヴ
 すべてライヴ・ステレオ録音/(1)[8:40][8:20][7:32]、(2)[24:08][9:04][8:30]

 ルーマニア出身の美しすぎるヴァイオリニスト、シルヴィア・マルコヴィッチが巨匠スヴェトラーノフと共演した協奏曲ライヴ。
 マルコヴィッチのCDは極めて少ないために、ヴァイオリン愛好家には垂涎の商品となりましょう。スヴェトラーノフはマルコヴィッチの才能を認め、度々共演しました。

 マルコヴィッチのヴァイオリンは、まるで人の泣き声のような、感情的な発露を隠そうともしないものです。そのうえ、時として奔放で野放図なまでの奔放さを見せることもあり、正に気まぐれな美少女といった趣があります。
 スヴェトラーノフの伴奏は威風堂々、一点一画を疎かに竹刀堂々たる横綱相撲。この大きな構えの中で、マルコヴィッチのヴァイオリンは歌い、踊ります。まるで峩々と聳え立つアルプス山脈に咲く清楚なエーデルワイスを想わせる名演。

 ※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付



DOREMIのこのアルバムも貴重。
映像つき

DHR 7942/44
(2CD+DVD)
\7200
「シルヴィア・マルコヴィチVol.1 / ヴァイオリン協奏曲集」
[CD 1]
 (1)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
 (2)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
  録音:(1)1996年5月(ライヴ)(2)1988年2月12日(ライヴ)
(1)クリスティアン・マンデール(指)
SWR南西ドイツ放送交響楽団
(2)ガルシア・ナヴァロ(指)
SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
[CD 2]
 (1)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
 (2)サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調Op.61
  録音:(1)1979年10月(ライヴ)(2)1993年6月27日(ライヴ)
(1)エリアフ・インバル(指)
フランクフルト放送交響楽団
(2)マルチェロ・ヴィオッティ(指)
ザールブリュッケン放送交響楽団
【DVD】(NTSC / Region All)
 (1)ラロ:スペイン交響曲Op.21
 (2)ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26
 (3)バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番Sz.112
  収録:(1)1994年(ライヴ)(2)1990年(ライヴ)(3)1991年(ライヴ)
シルヴィア・マルコヴィチ(Vn)
(1)クリスティアン・マンデール(指)
(2)指揮者不詳(指)
(1)(2)ブカレスト・ジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団
(3)エーリヒ・ベルゲル(指)
ハンガリー放送交響楽団

 1952年ルーマニアのバカウに生まれたシルヴィア・マルコヴィチは、テクニックはもとより容姿端麗なことでもたいへんな人気を博すヴァイオリニスト。
 ネーメ・ヤルヴィとのシベリウスのコンチェルト(BIS)でも名高い彼女の近況を窺い知るのにうってつけのセットがDOREMIよりリリースとなる。

 彼女は、ブカレスト音楽院でダヴィド・オイストラフの弟子、ステフェン・ゲオルギューに師事。
 13歳でキャリアをスタートさせ、16歳のときブルーノ・マデルナ&ハーグ・フィルとの共演で国際的なデビューを果たしている。さらに1969年にはロン=ティボー国際コンクールで第1位に輝き、翌1970年にはジョルジェ・エネスク国際コンクールでも第1位を獲得。ストコフスキーの大のお気に入りであった彼女ですが、なかでも1972年6月15日にロイヤル・アルバート・ホテルで行われた、ストコフスキー&ロンドン響のさよならコンサートで弾いたグラズノフは有名で、以降最重要レパートリーに挙げられています。

 ベートーヴェン、ブラームス、チャイコフスキー、ラロといったヴァイオリン協奏曲の傑作ばかりをまとめた上に、映像まで収めたこのたびのセット。そのグラズノフと並んで、1971年にアバド指揮のロンドン響、さらにミラノ・スカラ座管との共演以来、同じく重要なレパートリーとされるバルトークの第2番が収められているのも注目。祖国エネスク(エネスコ)以来の伝統を今に受け継ぐマルコヴィチのあざやかな演奏をたっぷりと楽しむことが出来る。




知っている人は知っている
マルコヴィチ、BISの名盤

濃厚熟成、びっくりすると思う

BIS 372
\2600
シベリウス:
 ・ヴァイオリン協奏曲ニ短調 op.47
 ・序曲イ短調
 ・メヌエット
 ・追憶のために(葬送行進曲) op.59
シルヴィア・マルコヴィチ(ヴァイオリン)
エーテボリ交響楽団
ネーメ・ヤルヴ(指揮
録音:1987年(デジタル)

1988年リリース、BISのごく初期盤。






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MAGGIO LIVE



MAGGIO 025
(2CD)
¥3800→\3490
ヴェルディへの熱い思い、フィレンツェ五月音楽祭管
 ムーティが若き日に残した『アッティラ』!

  ヴェルディ:歌劇『アッティラ』
アッティラ:ニコライ・ギャウロフ
エツィオ:ノーマン・ミッテルマン
オダベッラ:レイラ・ジェンチェル
フォレスト:ヴァリアーノ・ルケッティ
ウルディーノ:オッターヴィオ・タッデイ
レオーネ:マリオ・リナウド
リッカルド・ムーティ(指揮)
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団
アドルフォ・ファンファーニ(合唱指揮)
フィレンツェ五月音楽祭合唱団
エルメンス・ベヴィラクア(合唱指揮)
グイド・モナコ・ディ・プラート児童合唱団

 ヴェルディへの熱い思いが結実した素晴らしい演奏。イタリアの巨匠ムーティが若き日に残した『アッティラ』!

 録音:1972年12月19日/フィレンツェ、コムナーレ劇場/65'16''、38'29''

 イタリア・オペラの伝道師ムーティによる『アッティラ』!1969 年に音楽監督に就任したフィレンツェ五月音楽祭歌劇場での1972 年録音です。音楽祭の公式レーベルより初登場となる注目音源。若きムーティの熱い指揮ぶりが素晴らしく、すでにヴェルディの音楽を自家薬篭中のものとし深い理解と共に奏でているのが良く分かります。ギャウロフら往年の名歌手たちの迫力に満ちた歌唱も実に聴きものです。

 『アッティラ』の舞台は紀元前5 世紀。フン族の王アッティラを主人公とする物語。タイトルロールはバス歌手が担い、力強い歌唱が魅力となっています。ヴェルディの初期オペラ中でハイライトのひとつと言える作品です。


<LP>


ANALOGPHONIC

LP 43129
(LP)
¥5600
エリカ・モリーニ・プレイズ vol.1
 [A 面]
  シューベルト(ウィルヘルミ編):アヴェ・マリア
  クライスラー:ウィーン奇想曲
  クライスラー:美しきロスマリン
  ホイベルガー(クライスラー編):真夜中の鐘
  チャイコフスキー(ブルマイスター編):ナポリ人の歌 op.39-18
  グルック(クライスラー編):メロディ(精霊の踊り)(「オルフェウス」より)
 [B 面]
  グノー(サラサーテ編):ワルツ〜歌劇「ファウスト」より
  パラディース(ドゥシュキン編):シチリアーナ
  チャイコフスキー(スウェット編):
   無言歌(ハープサルの思い出op.2より第3番)
  ゴダール:カンツォネッタ(「ロマンティック協奏曲」より)
  クライスラー:愛の悲しみ
  シャミナード(クライスラー編):スペインのセレナード [1:55]
  モーツァルト(ブルマイスター編):メヌエット第1 番 ニ長調
エリカ・モリーニ(ヴァイオリン)
レオン・ポマーズ(ピアノ)

 アナログ4大ヴァイオリニストのオリジナル盤の代用品を越えた音質!現代の再生環境ではオリジナルより当盤の方が再生しやすい高音質盤です。

 「ボーイングのプリンセス」エリカ・モリーニが奏でる珠玉の名曲集

 録音:1955年7月、ウェストミンスター・ニューヨーク・スタジオ/モノラル、限定生産
 マスタリング:ライナー・マイヤール(エミール・ベルリナー・スタジオ)
 180gLP 盤プレス:パラス(ドイツ)

 幼い時に神童としてもてはやらされた人が順調に天才の大人になることは容易ではありませんが、エリカ・モリーニ(1904-1995)はまさに神童が、エレガンスをまとって大人になった人物であったといえるでしょう。「ボーイングのプリンセス」とも称されるモリーニの魅惑的な人柄がにじみでた演奏を堪能できます。

 

LP 43128
(LP)
¥5600
アンコール集 vol.1&vol.2
 [A 面]
  フィビヒ:詩曲/ポンセ:小さな星/ドルドラ:思い出/
  フィオッコ:アレグロ/シューベルト:蜜蜂/
  アルベニス:タンゴ/ホイベルガー:真夜中の鐘
 [B 面]
  メンデルスゾーン:歌の翼に/ドリゴ:火花のワルツ/
  エルガー:気まぐれな女/ガードナー:ケインブレイクから/
  黒人霊歌「深い河」/ドビュッシー:ミンストレル
アルフレード・カンポーリ(ヴァイオリン)
エリック・グリットン(ピアノ)

 オリジナルは幻の10インチ2枚、それを安定感のある30センチ盤に計算された白痴美!ベルカントの名手カンポーリ、一度聴いたらとりこになる音色のアコール集

 録音:1951年8月/ウェスト・ハンプステッド・スタジオ/モノラル、限定生産
 マスタリング:ライナー・マイヤール(エミール・ベルリナー・スタジオ)
 180gLP 盤プレス:パラス(ドイツ)

 アルフレード・カンポーリ(1906-1991)。長いこと軽音楽に傾倒したのちクラシックに転身して成功をおさめました。
 魅力たっぷりでユーモアのセンス抜群だったカンポーリの真骨頂が発揮されたアンコール集。空気のように軽やかなボウイングが生み出すえもいわれぬ美音を堪能できます。

 

LP 43135
(LP)
¥5600
天才エルマンの密度の濃いサウンド
 [A 面]
  ・サンマルティーニ(ナチェス編):パッサカリア
  ・ヴィターリ(L.シャルリエ編):シャコンヌ
 [B 面]
  ・ヘンデル:ソナタ第4番 ニ長調 op.1-13
  ・J.S.バッハ:G線上のアリア(管弦楽組曲第3 番より)
ミッシャ・エルマン(ヴァイオリン)
ジョーゼフ・ザイゲル(ピアノ)

 これが本当の「エルマン・トーン」!天才エルマンの密度の濃いサウンド

 録音:1956年10月15-18日&22-23 日/ウェスト・ハンプステッド・スタジオ/モノラル、限定生産
マスタリング:ライナー・マイヤール(エミール・ベルリナー・スタジオ)
 180gLP 盤プレス:パラス(ドイツ)

 密度が濃く、粘っこく重厚なサウンド。魅惑の「エルマン・トーン」を満喫。イザイ以来の天才ヴィルトゥオーゾと激賞されたミッシャ・エルマン(1891-1967)。
 録音の際にはマイクのすぐ前で演奏したといわれており、ここでもその肉厚な音色が強烈にとらえられています。

 

LP 43137
(LP)
¥5600
テレマン:無伴奏ヴァイオリンのための12のファンタジー
 [A 面]
  第4番 ニ長調/第1番 変ロ長調/第2番 ト長調/
  第3番 ヘ短調/第11番 ヘ長調/第5番 イ長調
 [B 面]
  第12番 イ短調/第6番 ホ短調/第8番 ホ長調/
  第9番 ロ短調/第10番 ニ長調/第7番 変ホ長調
アルトゥール・グリュミオー(ヴァイオリン)

 グリュミオーの緻密な芸術を堪能、テレマンの無伴奏ヴァイオインのためのファンタジー

 録音:1970年2月、スイス/ステレオ、限定生産
 マスタリング:ライナー・マイヤール(エミール・ベルリナー・スタジオ)
 180gLP 盤プレス:パラス(ドイツ)

 ヴュータンとイザイの後継者といわれるグリュミオー(1921-1986)。モーツァルトにとりわけ定評がありますが、もちろんどの作品にも徹底的に真摯な姿勢で演奏に臨んでおり、圧倒的な完成度の演奏をのこしています。このテレマンでは、官能的な響き、細部へのこだわり、自然なフレージングで、洗練とは何かを教えてくれます。















3/19(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ALIA VOX



AVSA 9931
(2SACD HYBRID)
¥3200→\2990
サヴァールによる「マルコ受難曲」が登場!
 J.S.バッハ:マルコ受難曲 BWV 247 (1744)
ジョルディ・サヴァール(指揮)
ダーヴィド・シゲトヴァーリ(テノール/福音史家)
マルタ・マテュウ(ソプラノ)
ラファエル・ペ(カウンターテナー)
レイナウト・ファン・メヘレン(テノール)
コンスタンティン・ヴォルフ(バス)
コンセール・デ・ナシオン
ラ・カペラ・レイアル・ディ・カタルーニャ

 サヴァールによる「マルコ受難曲」が登場!妖しいまでの美しさとやさしさにふちどられたアンサンブル

 録音:2018年3月26日、ヴェルサイユ宮殿王立礼拝堂(ライヴ)/[57'21+53'11]

 バッハは全部で5曲の受難曲を作曲したと言われています。が、確実にバッハの作といえるのは、「マタイ」と「ヨハネ」、そしてこのマルコ受難曲の3作です。
 マルコ受難曲は1731年3月にライプツィヒに初演され、1744年の聖週間に再演された受難曲ですが、現在では歌詞しか残されていません。
 その歌詞の構造の研究により、BWV 198から5曲(第1,3,5,8,10曲)、BWV54 より1曲(冒頭のアリア)がそれぞれ転用されたとされ、さらに他の楽曲もほぼすべて他の(バッハの)楽曲からの転用だったと考えられています。
 現在このマルコ受難曲を演奏する際には、それぞれの演奏者の考えや作品に関するヴィジョンが反映されます。
 これまでにもコープマンをはじめとする演奏者たちが録音に挑戦してきていますが、ここにサヴァールの演奏も加わることになりました。

 サヴァールはマタイ受難曲やヨハネ受難曲、さらにコラールなどから楽曲を集めて演奏しております。冒頭の楽曲から、やわらかな音色によるアンサンブルの妖しいまでの美しさに驚かされます。
 福音史家を務めるのはハンガリーのテノール、ダーヴィト・シゲトヴァーリ。2012年第18回バッハ国際コンクール(ライプツィヒ)で優勝している注目株です。
 ソプラノはスペイン出身のマルタ、アルト(カウンターテナー)はイタリア出身のラファエル・ペ、テノールはクリスティ主宰「声の庭」アカデミー出身のベルギーのレイナウト・ファン・メヘレン。
 バスはドイツ出身のコンスタンティン・ヴォルフと、活躍著しい比較的若い歌唱陣にも注目です。全篇を通じて穏やかさとしずかな瞑想に満ちた、繊細な光と影に彩られた美しい演奏です。
 




APARTE



AP 202
¥2600
フレスコバルディ(1583-1643):
 トッカータとパルティータ集 第1巻

  ・トッカータ第1番
  ・パッサカリアによる100のパルティータ
  ・トッカータ第9番
  ・ロマネスクのアリアによる14のパルティータ
  ・トッカータ第8番
  ・モニカのアリアによる11のパルティータ
  ・トッカータ第10番
  ・第3のバレエ、クーラントとパッサカリア
  ・トッカータ第3番
  ・フォリアのアリアによるパルティータ
  ・トッカータ第6番
  ・4つのクーラント
  ・トッカータ第7 番
  ・バレエとシャコンヌ
クリストフ・ルセ(チェンバロ)

 巨匠ルセ、フレスコバルディを弾く

 チェンバロ/16世紀製、制作者不明(1736年リナルド・デ・ベルトニスにより一部改造)
 録音:2018年1月10日

 フレスコバルディは即興性と建築性を天才的に組み合わせた作曲家といえるでしょう。
 フレスコバルディはイタリアのマドリガーレに根差した豊かな歌と、豊かな創意、そしてヴィルトゥオーゾ性に満ちた作品を残しています。
 ルセは16世紀後半に作られたチェンバロで演奏しており、フレスコバルディの斬新な響きを見事に蘇らせています。旋法的なハーモニーはどこか古風に感じられるかもしれませんが、即興性を感じさせる自由なリズムは今なお聞き手を魅了します。
 カラヴァッジョの絵画のような繊細な光と影にも通じるような表情が見事に再現された1枚です。

 


AP 204
¥2600→\2490
ショパン:ピアノ協奏曲集(弦楽五重奏伴奏版)
 ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 op.21
 ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op.11
デイヴィッド・ライヴリー(ピアノ/1836年製エラール)
カンビーニ=パリ弦楽四重奏団
 〔ジュリアン・ショヴァン(ヴァイオリン)、
  カリーヌ・クロケノワ(ヴァイオリン)、
  ピエール=エリック・ニミロヴィチ(ヴィオラ)、
  酒井淳(チェロ)〕
トマ・ド・ピエルフ(コントラバス)

 ショパンのピアノ協奏曲、19世紀の楽器による室内楽伴奏版

 録音:2016年10月25-28日

 ショパンのピアノ協奏曲の室内楽(弦楽五重奏)伴奏版。
 19世紀は大衆文化が開花した時代で、音楽もしかり、家庭やサロンで演奏できるような連弾や室内楽がさかんに生み出されました。
 規模の大きな協奏曲も、管弦楽伴奏を室内楽が代わりに受け持って自宅やサロンで演奏、ということもよく行われていました。
 ショパンの協奏曲についても、ショパン自身が自宅等で室内楽版で演奏したという記録が残されていますが、ショパン自身の手になる編曲版の楽譜は残されていません(ショパンが実際に室内楽版の楽譜を作成したかどうかも不明)。

 この録音では、オーケストラの弦楽パートを基本的にほぼそのままアンサンブルが担当して、弦楽器以外で演奏される重要な部分は基本的にピアノが演奏するというかたちをとっています。
 特にトゥッティの部分ではピアノと弦楽五重奏が極めて密度の濃いアンサンブルを展開するかたちとなり、前奏から繰り広げられる世界に一気に引き込まれます。
 ピアノは1836年製のエラール、そして弦楽アンサンブルもすべて19世紀の楽器を用いており、まさにショパンのサロンでもこのような音色が響いていたのだろうかと想像しながら聴くと、喜びもひとしおの1枚です。





AUDITE



AU 23442
(2CD)
¥4200
「ロシアン・レジェンズ」
 CD 1
  (1)プロコフィエフ(ロストロポーヴィチ編曲):
    アダージョ〜バレエ「シンデレラ」からの10の小品 Op.97bisより
  (2)プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調 Op.119
  (3)グラズノフ:吟遊詩人の歌 Op.71
  (4)ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40
 CD 2
  (5)チャイコフスキー:カプリッチョ風小品 ロ短調 Op.62
  (6)アレンスキー:2 つの小品〜チェロとピアノのための Op.12
  (7)スクリャービン:ロマンス〜チェロとピアノのための
  (8)ラフマニノフ:リート ヘ短調〜チェロとピアノための
  (9)ラフマニノフ:
    チェロ・ソナタ ト短調 Op.19〜チェロとピアノのための
  (10)ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34-14
チェン²・デュオ
 【ブライアン・チェン(チェロ)、
  シルビー・チェン(ピアノ)】

 卓越した技巧で情熱的に演奏!兄妹デュオ、チェン²・デュオ第3弾はロシアン・レジャンズ!!

 チェロ:1696年製ストラディヴァリウス/ピアノ:ベーゼンドルファー280VC
 セッション録音:2018年10月30日-11月3日/イエス・キリスト教会(ベルリン)
 CD 1 60'53"/CD 2 62'24"

 中国系カナダ人の兄妹デュオ、チェン²・デュオ。チェンの2乗= Cheng² で表記する通り、デュオが2倍ではなく2乗で相乗的な効果で演奏するという二人の思いが込められております。
 「ドビュッシー、フォーレ、フランク、サン=サーンス」をおさめたフランス作品集(AU 97698)、「グラナドス、ファリャ、アルベニス、トゥリーナ、カサド、サラサーテ」をおさめたスペイン作品集(AU 97736)につぐ第3弾はロシア作品集で「プロコフィエフ、グラズノフ、ショスタコーヴィチ、チャイコフスキー、アレンスキー、スクリャービン、ラフマニノフ」の作品を収録しました。

 デュオとして既に15年以上のキャリアをもつチェン兄妹は、2011年に急遽代役として出演したカーネギーでのリサイタルで大成功をおさめ、ニューヨークで話題となりました。
 その後2015年には母国カナダのCBC が発表した「30歳以下のカナダ出身のクラシックの注目アーティスト」に選出されております。

 それぞれがソリストとして活躍している実力派の二人の演奏は、阿吽の呼吸から生み出される一糸乱れぬ演奏が最大の魅力で、卓越した技術で聴き手を虜にします。
 作品のキャラクターを理解し情熱的に奏でる兄妹デュオは驚くほどの集中力と表現力で奏でます。




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AUSTRIAN GRAMOPHONE
墺グラモフォン



AG0007
\2300→\2090
ブルックナーハウス・ライヴ「新世界から」 
 シンフォニック・アンサンブル・アクトゥエル

 1.ガーシュウィン(1898-1937):
  キューバ序曲
  2.ラプソディ・イン・ブルー
 ドヴォルザーク(1841-1904):交響曲 第9番 ホ短調 Op.95「新世界から」
  3.第1楽章:Adagio - Allegro molto
  4.第2楽章:Largo
  5.第3楽章:Molto vivace
  6.第4楽章:Allegro con fuoco

 7.拍手
フローリアン・ファイルマイア(ピアノ)…2

トビアス・ヴェーゲラー(指揮)
シンフォニック・アンサンブル・アクトゥエル

 2013年、指揮者トビアス・ヴェーゲラーによって設立された「シンフォニック・アンサンブル・アクトゥエル」は、オーディションで選ばれた精鋭たちにより組織されたオーケストラ。
 この2017年の録音はリンツのブルックナーハウスで開催されたコンサートをライヴ収録したもので、「とても鋭敏で精力的なオーケストラであり、リハーサルを繰り返す毎に、オーケストラのサウンドが短期間のうちに向上していくのを聴くのは大変喜ばしい」と語るヴェーゲラーの言葉通り、熱気あふれる演奏が全編に渡って展開されています。メインの「新世界から」での起伏に富んだ素晴らしい演奏が耳に残ります。
 ラプソディ・イン・ブルーでピアノを担当するファイルマイアは1989年生まれ。数々のコンクールの受賞歴の他、彼の弟でクラリネット奏者のベンヤミンとの親密なアンサンブルでも知られる注目のピアニストです。
  録音 2017年5月1日 ライヴ Brucknerhaus Linz, Austria
 
 


AG0010
\2300
ロレンツォ・マテラッツォ:スカルラッティとバッハを弾く
 ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):鍵盤のためのソナタ集

  1.ソナタ ニ短調 K.1
  2.ソナタ ロ短調 K.27
  3.ソナタ イ短調 K.54
  4.ソナタ ロ短調 K.87
  5.ソナタ ト長調 K.105
  6.ソナタ イ長調 K.208
  7.ソナタ ホ長調 K.380
 J.S.バッハ(1685-1750):フランス組曲 第5番 ト長調 BWV816
  8.アルマンド
  9.クーラント
  10.サラバンド
  11.ガヴォット
  12.ブーレ
  13.ルール
  14.ジーグ
ロレンツォ・マテラッツォ
 (ピアノ…YAMAHA S400)

 イタリアのピアニスト、音楽学者ロレンツォ・マテラッツォはシエナのキジアーナ音楽院でマウリツィオ・ポリーニに教えを受け、ロンドンの王立音楽院でギャリック・オールソンのマスター・クラスを受けるなど錚々たるピアニストの薫陶を受けた名手です。
 作曲家としても活躍しており、映画のための音楽を作曲、ジャズとクラシックの要素を融合した作風は多くの聴き手の賞賛を得ています。また数多くのワークショップを開催し、後進の指導にもあたっています。
このアルバムは、彼が尊敬するスカルラッティとバッハの作品をモダン・ピアノ(YAMAHA)で演奏、新鮮な響きをもたらすとともに、作品の持つ可能性を追求することに成功しました。
 録音日 不明 Studio Pianistico Materazzo,via Stazio 39, 64100 Teramo, Italy
 
 


AG0012
\2300
Bach&Bach-アルト・フルートのための作品集
 全てレザ・ナジファールによるアルト・フルート編

 J.S.バッハ(1685-1750):
  1.無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調 BWV1008-第1曲 前奏曲
  無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV1013
   2.第1曲:アルマンド
   3.第2曲:クーラント
   4.第3曲:サラバンド
   5.第4曲:ブレー・アングレーズ
 6.無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第2番 イ短調 BWV1003-第4曲 アレグロ
 7.無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第1番 ト短調 BWV1001-第6曲 プレスト
 C.P.E.バッハ(1714-1788):無伴奏フルートのためのソナタ イ短調 Wq.132
  8.第1楽章:Poco adagio
  9.第2楽章:Allegro
 10.第3楽章:Allegro
レザ・ナジファール(アルト・フルート)

 テヘランにルーツに持つフルート奏者、作曲家レザ・ナジファール。母国でフルートと作曲を学び、その後、オランダとウィーンに留学、研鑽を積みました。
 若いころからオーレル・ニコレやジェームズ・ゴールウェイらの薫陶を受け、ウィーン劇場オーケストラで3年間活躍するなど、幅広い活動を行った彼はバロックから現代まで幅広いレパートリーを持っています。
 作曲家としては、独奏作品だけでなく、室内楽作品や管弦楽作品までと幅広いジャンルの作品を書くだけでなく、このアルバムに収録された編曲もののような、様々な曲をふさわしい形にアレンジする才能も高く評価されています。
 幾度となく耳にしているはずのバッハの名作も、楽器が変わることで新鮮な響きが生まれます。
  録音 2018年4月 Tonstudio FM, Vienna
 




B RECORDS


LBM017
\2700
Poeme d'un jour ある一日の詩
ステファヌ・ドゥグー:リサイタル

 フォーレ(1845-1924):
  1.夜明け Op.39-1

 ある一日の詩 Op.21
  2.出会い
  3.永久に
  4.別れ

 5.秋 Op.18-3

 ブラームス(1833-1897):
  6.おお、涼しき森よ OP.72-3
  7.五月の夜 Op.43-2
  8.墓地にて Op.105-4
  9.野の寂しさ Op.86-2
  10.昔の恋 Op.72-1
  11.もうおまえのところには行かない Op.32-2
  12.僕に出て行ってほしいのかい? Op.71-4

 シューマン(1810-1856):12の詩 Op.35
  13.嵐の夜の楽しみ
  14.愛と喜びよ、消え去れ
  15.旅の歌
  16.新緑
  17.森へのあこがれ
  18.亡き友の杯に
  19.さすらい
  20.ひそやかな愛
  21.問い
  22.ひそやかな涙
  23.だれがお前をそんなに悩ますのだ
  24.古いリュート

 25.ブラームス:ひばりの歌 OP.70-2
ステファヌ・ドゥグー(バリトン)
サイモン・レッパー(ピアノ)

 リヨン国立音楽院を卒業し、リヨン国立歌劇場のメンバーとして活躍するベテラン歌手ステファヌ・ドゥグーのリサイタル・アルバム。
 ロマン派を代表する3人の作曲家、フォーレ、ブラームス、シューマンの歌曲を並べ、人生の機微を彩り豊かに聴かせます。
 タイトルの「Poeme d'un jour」はフォーレの3曲からなる歌曲集で、束の間の出会いと愛、別れの瞬間を切り取った印象的な曲。中期の作品でありながら、晩年のフォーレに通じる和声感を持つことで知られています。
 どちらかというと厭世的な作品が選ばれたブラームス、素朴な味わいを持つケルナーの詩を生かしたシューマンと、どの曲からも深い陰影を引き出した美しい歌唱が聴きものです。
  録音 2017年12月18日 アテネ劇場 ライヴ
 
 


LBM018
\2700
メンバーは全て兄弟姉妹〜ジラール弦楽四重奏団
サン=サーンス(1835-1921):室内楽作品集

 弦楽四重奏曲 第1番 ホ短調 Op.112
 ピアノ五重奏曲 イ短調 Op.14
ジラール弦楽四重奏団
【メンバー】
 ユーグ・ジラール(ヴァイオリン)/
 アガーテ・ジラール(ヴァイオリン)
 オドン・ジラール(ヴィオラ)/
  ルーシェ・ジラール(チェロ)

ギョーム・ベロン(ピアノ)…5-8

 サン=サーンスの長い作曲活動の中で、最初期の「ピアノ五重奏曲」と中期の「弦楽四重奏曲第1番」を組み合わせた1枚。
 どちらもブラームスを思わせる堅固な構成の中に、ふと見せる柔和な表情が魅力的な作品ですが、ピアノ五重奏曲のほとばしるような感情表現の発露に比べ、弦楽四重奏曲では控え目な旋律の選び方が特徴です。
 演奏しているジラール弦楽四重奏団はパリの高等音楽院でイザイ四重奏団に教えを受け、2011年のジュネーブ国際音楽コンクールで入賞するなど、数多くのコンクールで入賞、現在注目を浴びているアンサンブル。
 メンバーは、全て兄弟姉妹によって構成されており、幼い頃から育んできた家族の絆を意識させる親密なアンサンブルが聴きものです。
  録音 2018年3月22日 Fondation Singer-Polignac ライヴ
 




SOLO MUSICA


SM295
\2300
ブラームス(1833-1897):ヴァイオリン・ソナタ全集
 ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 Op.78
 ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 Op.100
 ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 Op.108
 スケルツォ ハ短調 WoO2(F.A.E.ソナタより)
エルミラ・ダルヴァロヴァ(ヴァイオリン)
ツェン・チェン(ピアノ)

 ブラームスの3曲のヴァイオリン・ソナタは多くのヴァイオリン奏者たちが一度は演奏したいと願う記念碑的な存在です。
 このアルバムでヴァイオリンを演奏しているのはエルミラ・ダルヴァロヴァ。4歳からヴァイオリンを始め、ジョーゼフ・ギンゴールド、ヘンリク・シェリングに教えを受け、メトロポリタン歌劇場管弦楽団のコンサート・ミストレスに就任。
 カルロス・クライバーを始めとした大指揮者たちと共演を重ねた彼女は、グラミー賞にもノミネート経験があり、2011年に設立された国際コンクール「グローバル・ミュージック・アワード」で2017年、2018年で金賞を獲得した名手です。
 これまでにゲーリー・カーとのボッテジーニや、フランコ・アルファーノの室内楽作品集、新しいところではブルネッティ:タンゴのアルバムなどで高い評価を受けており、現代音楽にも積極的に取り組んでいますが、今回はヴァイオリニストの原点に立ち返り、ブラームスのソナタを真摯に演奏。豊かな経験と音楽性が反映された素晴らしい演奏を聴かせています。
 録音 2016年12月 Oktaven Audio,New York
 
 

SM305
\2300
THE VOYAGER 航海者
アルベナ・ペトロヴィチ=ヴラチャンスカ(1965-):歌とピアノのための歌曲集

 1.Le piano ピアノ Op.152
 2.Illusions 幻  Op.185
 歌曲集「The Dark 暗闇」Op.138より
  3.The Voyager 航海者
  4.Lumen 昼の光
  5.Pour un regard 見て
 歌曲集「Love Songs 愛の歌」OP.149
  6.第1番:His Eyes 彼の瞳
  7.第2番:Until Down 夜明けまで
  8.第3番:Come with Me 私のところにおいで
  9.第4番:Light of Reason 理性の光
  10.第5番:But What Should I Do 私は何をすべきか
  11.第6番:I Am 私は
 12.C'est un chant et une priere 歌と祈り Op.167
 13.Silence 沈黙 Op.169
ヴェロニク・ノスバウム(ソプラノ)
ロマン・ノスバウム(ピアノ)

 現在ルクセンブルクを拠点に活躍するブルガリア出身の女性作曲家アルベナ・ペトロヴィチ=ヴラチャンスカ。数多くの文化勲章を受章し、作品はヨーロッパを中心に演奏され高い評価を受けています。
 このアルバムにはヴェルレーヌや自作の詩を用いた色とりどりの歌曲を収録。独特の下降音形と神秘的な雰囲気が特徴的なユニークな作風をお楽しみください。
 難しい旋律を歌いこなすヴェロニク・ノスバウムはルクセンブルクのソプラノ歌手。幅広いレパートリーを持ち、とりわけ現代作品を得意としています。
 ピアノを担当するロマン・ノスバウムはペトロヴィチ=ヴラチャンスカの良き理解者であり、これまでにもピアノ作品集を録音するなど、作品の普及に努めています。
 録音 2018年10月 Centre Cultuer Altrimenti
  
 


SM307
\2300
エステレ・レバス〜FUGATO フガート
チェロ・ソナタ集

 ベートーヴェン(1770-1827):チェロ・ソナタ 第5番 ニ長調 Op.102-2
 ブラームス(1833-1897):チェロ・ソナタ 第1番 ホ短調 Op.38
 リヒャルト・シュトラウス(186-1949):チェロ・ソナタ ヘ長調 Op.6 
エステレ・レバス(チェロ)
フランソワ・キリアン(ピアノ)

 ベートーヴェンの5曲のチェロ・ソナタは楽器の発展にも重要な役割を果たしました。なかでも1815年に作曲された第5番のソナタは、ドイツ・ロマン派の系譜に連なる作曲家たちに強い影響を与えることになりました。このアルバムは、ベートーヴェンと、ブラームス、リヒャルト・シュトラウスの3人の作品を作曲年代を追いながら(FUGATO)味わうという1枚です。
 ブラームスの第1番は1865年、シュトラウスの作品は1883年に作曲されていますが、この3曲のおよそ70年を隔てる作曲年代の中、ドイツ音楽にはどのような変化がもたらされたのかに改めて気が付くことでしょう。
 現在、最も室内楽に情熱を注いでいると語るレバスの雄弁な演奏でお楽しみください。
  録音 2018年11月27-29日 Ferme de Villefavard ? France
 




NEW WORLD RECORDS



80810
2CD\4200
JAMES TENNEY/ CHANGES: 64STUDIES FOR 6 HARPS
 64 Studies for 6 Harps: Study #1-64
Alison Bjorkedal(harp)
Ellie Choate(harp)
Elizabeth Huston(harp)
Catherine Litaker(harp)
Amy Shulamn(hartp)
Ruruko Terada(harp)
Nicholas Doyoe(con)

 Changes: 64 Studies for 6 Harps(1985)is a large-scale work that combines and connects many of James Tenney's (1934 - 2006)
 



<国内盤> 


ナクソス・ジャパン



NYCC-27308
\2500+税
France Romance
 1.ドビュッシー:夢
 2.ドビュッシー:レントより遅く
 3-4.フォーレ:8つの小品 Op.84より
    第5番 即興曲/第8番 ノクターン
 5-7.フォーレ:3つの無言歌 Op.17
   第1番 変イ長調/第2番 イ短調/第3番 変イ長調
 8.ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
 9.ラヴェル:ラ・ヴァルス(福間洸太朗編)
 10.サティ:ジムノペディ 第1番
 11.サティ:ジュ・トゥ・ヴ(福間洸太朗編)
 12.プーランク:即興曲 第15番『エディット・ピアフを讃えて』
 13-15.プーランク:3つのノヴェレッテ
 16-21.ワイセンベルク:シャルル・トレネによる6つの歌の編曲
   街角/あなたは馬を忘れた/パリの四月/ブン!/
   去り行く君/メニルモンタン
 22.ルノワール:聞かせてよ、愛の言葉を(福間洸太朗編)
福間 洸太朗(ピアノ)
 使用ピアノ・・・ベヒシュタイン
  (C・Bechstein D-280)

 印象派からシャンソンまで フランスリリシズムの奥義

 このアルバムは、単に自分の好きなフランス音楽の小品を集めたわけではありません。私のピアノ人生にとって欠かせない出来事とリンクした作品がちりばめられており、そのすべてをここで語ることができないのが惜しまれるほどです。-ブックレット序文より

 入念に考えられたアルバム・コンセプトに沿って選ばれた一連の曲は、心地よい流れに乗り聴き手の心を満たします。
 文字通り夢心地の雰囲気溢れる「夢」、ためらいがちに始まりながら少しずつ親しさを増していく「レントより遅く」、そして柔和で流麗なフォーレを経て、ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」で一息ついたあと、最初のクライマックスともいえる「ラ・ヴァルス」の音の奔流!小粋なサティ、プーランクからアルバムの白眉ともいえるワイセンベルクの「シャルル・トレネによる6つの歌の編曲」、最後は名曲「聞かせてよ、愛の言葉を」で余韻を残してそっと消えていく・・・。音楽性、技術の粋が結実した珠玉の演奏をじっくりとお聞きください。
 各曲を彩るベヒシュタインの深みのある音色も聴きどころ。録音の素晴らしさも相俟って、聴き手を“福間洸太朗の内なる世界”へといざなってくれます

 ※
ブックレットには福間洸太朗自身による楽曲解説を収録
 




<映像>

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ACCENTUS MUSIC(映像)



ACC 10451BD
(Blu-ray)
¥5000→\4690
2018年ルツェルン音楽祭ライヴ
シャイーによるオール・ラヴェル・プログラム!

 ラヴェル:
  優雅で感傷的なワルツ
  ラ・ヴァルス
  「ダフニスとクロエ」組曲 第1番
  「ダフニスとクロエ」組曲 第2番
  ボレロ
リッカルド・シャイー(指揮)
ルツェルン祝祭管弦楽団
ACC 20451DVD
(DVD)
¥3600→\3290

 2018年ルツェルン音楽祭ライヴ!シャイーによるオール・ラヴェル・プログラム!

 収録:2018年8月、ルツェルン文化会議センター・コンサートホール、ライヴ
 (Blu-ray)画面:16:9,Full HD、音声:DTS HD MA5.1,PCM ステレオ、リージョン:All、87分
 (DVD)画面:16:9,NTSC、音声:DTS HD MA5.1,PCM ステレオ、リージョン:All、87分

 ルツェルン祝祭管は1938年に大指揮者トスカニーニのもとへ、名だたる演奏家たちが集まり結成されました。そして2003年からは故クラウディオ・アバドが指揮をとり、現代最高の名手たちが現在のオーケストラを作り上げました。そして2014年のアバド逝去後は、アンドリス・ネルソンスやベルナルト・ハイティンクが登場していましたが、2016年からシャイーが正式にルツェルン祝祭管の音楽監督に就任。2017年10月には、ルツェルン祝祭管として11年ぶり、シャイー就任後初の来日公演を行い、大成功をおさめました。本映像は、2018年8月に行われたオール・ラヴェル・プログラムの映像です。

 シューベルトのワルツ集に着想を得た「優雅で感傷的なワルツ」。音の魔術師ラヴェル一流の色彩豊かで繊細なオーケストレーションで書かれた「ラ・ヴァルス」。バレエ・リュスを率いるセルゲイ・ディアギレフの依頼を受けて作曲したバレエ音楽≪ダフニスとクロエ≫。そして言わずと知れた名曲「ボレロ」という魅力的なプログラム。上品かつ洗練された木管楽器群と、艶やかで格調高い弦楽器群が、スーパーソリスト・オケの上手さを際立たせています。






















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