SOMM
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COLOUR AND LIGHT |
ネイサン・ウィリアムソン(ピアノ) |
1-12.オルウィン(1905-1985):12の前奏曲集
13-19.ピーター・ディキンソン(1934-):パラフレーズ
II スタジオ世界初録音
20.ディーリアス(1862-1934):夜想曲(R.スレルフォール編)
21-22.ディーリアス:歌劇《赤毛のマルゴー》より前奏曲と二重唱(M.ラヴェル編)
23.エリザベス・ラッチェンス(1906-1983):The
Ring of Bone 骨の環
24.アンソニー・ハーシェル・ヒル(1939-2016):リタニー 世界初録音
25.アンソニー・ハーシェル・ヒル:トッカータ 世界初録音 |
録音 2018年5月30.31日 The Menuhin Hall,
Stoke d'Abernon
「アメリカの偉大なソナタ集」(SOMMCD0163)に続く、イギリスのピアニスト、ウィリアムソンのSOMM
RECORDINGSへの2枚目のアルバムは、20世紀イギリスのピアノ作品集。収録された作品はディーリアスからディキンソンまで極めて多彩な性格を持つもの。冒頭のオルウィンの「12の前奏曲」から、調性のある古典的な作品と、モダンで前衛的な作品が入り混じるユニークな雰囲気を持っています。
ディーリアスの《赤毛のマルゴー》は1902年に書かれたものの、1983年まで演奏されることのなかった1幕の歌劇。ラヴェルのピアノへの編曲は、繊細なハーモニーと色彩感を重視した近代的で美しい仕上がりです。そのほか、珍しい作品が選ばれており、ウィリアムソンの確かな審美眼を感じさせるアルバムです。
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SOMMCD0124
¥2400
〔旧譜〕
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ビリー・ジョセフ・メイヤール(1902-1959):ピアノ作品集
第1集
1.イヌサフラン/2.藤の花/3.月見草/
4-9.組曲「水族館」(ピアノ版)/10-12.組曲「操り人形」/
13.しだれ柳/14.鉄道のリズム/15.シベリアの悲歌/
16-18.3つの対比/19.風のハープ/20.浅瀬の水/21.ロボット
Op.81 |
フィリップ・マーティン(ピアノ) |
録音 2012年1月3-4日 Adrian Boult Hall,
Birmingham Conservatoire, Paradise Place,UK
イギリスの作曲家メイヤール。ヴァイオリニストの父親は、4歳の彼にヴァイオリンを学ばせようとしましたが、彼の興味はピアノに向いており、9歳の時にはグリーグのピアノ協奏曲を演奏するほどに優れた才能を発揮しました。その後、ジャズやアメリカのポピュラー音楽に魅了され、代表作「マリーゴールド」を含む300曲を超える楽しいピアノ曲を発表。
ラグタイムやジャズ風の明るい曲調を持つ魅力的な小品は多くの人を魅了しました。フィリップ・マーティンはメイヤール作品を得意とするピアニスト。日曜のラジオ番組で彼の演奏を聴いたSOMMレーベルのオーナー、シヴァ・オークが瞬時にレコーディングを決めたというほどの腕前です。
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SOMMCD0149
¥2400
〔旧譜〕
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ビリー・ジョセフ・メイヤール(1902-1959):ピアノ作品集
第2集 |
フィリップ・マーティン(ピアノ) |
Insect Oddities 奇妙な昆虫
1.アリの結婚/2.テントウムシの子守歌/3.カマキリ/
4.ビンの中のカブトムシ/5.ホワイト・ヘザー/6.スリをする紳士/
7.モミの木の歌/8.ジャスミン/9-13.組曲「ビッグ・トップ」/
6つのピアノ・レターより
14.第1番:Virginia Creeper/15.第2番:All-Of-A-Twist/16.第3番:The
Jazz Master/
17-19.3枚の日本の絵 Op.25/20-22.3つのシンコペイテッド・ランブルズ |
録音 2014年6月24-25日 Adrian Boult Hall,
Birmingham Conservatoire, Paradise Place,UK
イギリスの作曲家メイヤール。300曲を超えるピアノ曲は、一連の"イギリス・ライト・ミュージック"における代表的存在です。第1集(SOMMCD0124)が高い評価を受けたフィリップ・マーティンによる第2集のアルバムでは、ユニークな組曲「Insect
Oddities 奇妙な昆虫」をはじめとした楽しい作品を聴くことができます。軽快なラグタイムで書かれた「アリの結婚」をはじめ、抒情的な「3枚の日本の絵」など、多彩な作風も聴きどころです。
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SOMMCD0147
¥2400
〔旧譜〕
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ロジャー・サチェヴァレル・コーク(1912-1972):
前奏曲&変奏曲集
1-11.前奏曲 Op.33
12-24.前奏曲 Op.34
25-41.変奏曲 Op.37
世界初録音 |
サイモン・キャラハン(ピアノ) |
録音 2014年8月26-27日 Old Granary Studios,Suffolk,
United Kingdom
イギリスの近代作曲家サチェヴァレル・コークのピアノ作品集。ラフマニノフとモイセイヴィチの友人であり、とりわけラフマニノフには、自身の第2交響曲を献呈するなど親しくしていました。作曲家としての才能は広く認められていましたが、作品が演奏されることはほとんどなく、総譜のほとんどはチェスターフィールドの図書館に眠っています。
今回の録音のためにピアニスト、キャラハンはコークの総譜を初めて目にしましたが、その精緻な作風に興味をそそられ、作品の研究を続けることを決意したといいます。それほどまでに魅力的な曲集をぜひお楽しみください。
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SOMMCD0148
¥2400
〔旧譜〕
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アーサー・ブリス(1891-1975):ピアノ作品集
第2集
1-4.マスク
[喜劇的なマスク/ロマンティックなマスク/
不吉なマスク/軍隊のマスク]
5-6.2つの間奏曲
7-9.ピアノのための組曲
10.J.S.バッハ(1685-1750):
古き年は過ぎ去り BWV614(A.ブリスによるピアノ編)
11.THE ROUT TROT
12-14.三部作
15.ブリス・ワン=ステップ |
マーク・ベッビントン(ピアノ) |
録音 2011年6月1月3-4日 Symphony Hall,
Birmingham, England, United Kingdom
王立音楽大学でスタンフォードに師事、第一次世界大戦に従軍し、復員後に作曲活動に入ったアーサー・ブリス。ヴォカリーズのみの歌を楽器として扱う独自の作風が話題となり、知名度を獲得。新古典派の薫陶を受け、やがてジャズにも興味を示し、これらの要素を取り入れたユニークな作品を次々と発表しました。
エルガーからも強い影響を受け、時には牧歌的な作品を書くなど様々な表情を見せる彼の作風は、ピアノ曲でも変わることがありません。1924年頃に作曲された「マスク」はその代表的な作品。4曲それぞれが独立した雰囲気を持ち、各々のタイトルに即した曲が展開されていきます。後期ロマン派の香りが漂う「2つの間奏曲」も聴きものです。
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SOMMCD0145
¥2400
〔旧譜〕
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エルガー/アーノルド/シンプソン:弦楽オーケストラのための編曲集
1-3.エルガー(1857-1934):弦楽四重奏曲 ホ短調
Op.83
(D.マシューズによる弦楽オーケストラ編)
4-7.アーノルド(1921-2006):弦楽のためのソナタ
(弦楽四重奏曲 第2番による)(D.マシューズによる弦楽オーケストラ編)
8.シンプソン(1921-1997):弦楽四重奏曲 第3番-アレグロ・デチーソ
(作曲家自身による弦楽オーケストラ版) |
ベン・パーマー(指揮)
セント・ポール管弦楽団 |
録音 2014年3月24-25日 St. Mary's Church,
Walthamstow, London, England,United Kingdom
イギリスの名門セント・ポール管弦楽団が演奏する弦楽オーケストラ作品集。どれもオリジナルではなく、弦楽四重奏曲からの編曲です。エルガーとアーノルドは現代作曲家デイヴィッド・マシューズの編曲、シンプソンの曲は作曲家自身が編曲を行っています。エルガーの弦楽四重奏曲は1918年の作品。彼の妻アリスがこの曲の第2楽章を気に入っており、彼女の葬儀でも演奏されました。
マシューズはまず第2楽章をアレンジ、その後、全曲の編曲を完成させています。アーノルドの四重奏曲は1975年の作。刻々と変化するテクスチャーが特徴的な曲で、アイルランド民謡を思わせる第2楽章が印象的です。単一楽章のシンプソンの四重奏曲は、弦楽オーケストラに拡大されたことで一層力強さが加わりました。
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SOMMCD0143
¥2400
〔旧譜〕
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ラフマニノフ(1873-1943):前奏曲全集
1.幻想的小品集 Op.3-2 前奏曲 嬰ハ短調「鐘」
2-11.10の前奏曲 Op.23
12-24.13の前奏曲 Op.32 |
レオン・マッコウリー(ピアノ) |
録音 2014年5月7-8日 チャンプスヒル、パルバラ、西サセックス
UK
腕に覚えのあるピアニストの多くが手掛けるラフマニノフの24の前奏曲。ラフマニノフが長い間に渡って書き綴った名作であり、最高傑作のひとつです。なかでもOp.3-2は1920年代のニューヨークで、高名なジャズ・バンド「ポール・ホワイト・バンド」がジャズ版を演奏し、ラフマニノフ自身が喜んだという記録も残るほどで、その人気の高さは現在でも変わることがありません。「10の前奏曲」「13の前奏曲」はそれぞれの曲が巧妙に配置されており、ピアニストは各々の作品の特徴を引き出すことが求められます。マッコウリーの演奏は詩的な面を際立たせた見事なもの。流れるようなパッセージが耳に残ります。
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SOMMCD0146
(2CD)
¥3800 →\3490
〔旧譜〕
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ジョン・マッケイブ(ピアノ)
カール・ニールセン(1865-1931):ピアノ作品集 |
ジョン・マッケイブ(ピアノ) |
【CD1】
1.祝祭前奏曲「世紀の変わり目にて」FS24
2.子供と大人のためのピアノ音楽第1集 Op.53 FS148
第1番-第6番
3.子供と大人のためのピアノ音楽第1集 Op.53 FS148
第7番-第12番
4-7.交響的組曲 Op.8
8-12.5つの小品 Op.3 FS10
13-15.3つの小品 Op.59 FS131
16.子供と大人のためのピアノ音楽第2集
Op.53 FS148 第13番-第18番
17.子供と大人のためのピアノ音楽第2集
Op.53 FS148 第19番-第24番
【CD2】
1.6つのユモレスク・バガテル Op.11 FS22
2-7.組曲「明けの明星」Op.45
8.シャコンヌ Op.32 FS79
9.劇付随音楽「ハウバートとシーネ」FS57-第5曲
乙女たちの踊り(ピアノ版)
10.主題と変奏 Op.40 FS81 |
録音 1973年1月4日 St.George the Martyr,
Holborn,London, England, United Kingdom
2015年にこの世を去ったピアニスト、作曲家ジョン・マッケイブの偉業を讃え、1973年に彼が録音したニールセンのピアノ作品集を再発売したもの。ピアニストとしては「ハイドン:ピアノ・ソナタ全集」で知られるマッケイブ、ここでも華麗なテクニックを駆使し、ニールセンの多彩な作品を演奏しています。
代表作「子供と大人のためのピアノ音楽集」では、シンプルな旋律を表情豊かに表現。交響的組曲や祝祭前奏曲ではオーケストラを思わせる重厚なハーモニーを力強く奏でています。
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SOMMCD0138
¥2400
〔旧譜〕
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クラウン・インペリアル
20世紀英国戴冠式のための行進曲集 |
トム・ヒギンズ(指揮)
ロンドン・シンフォニック・コンサート・バンド |
1.スーザ(1854-1932):エドワード王行進曲
2.サン=サーンス(1835-1921):戴冠式行進曲
Op.117(M.レットフォードによる吹奏楽編)
3.マッケンジー(1847-1935):戴冠式行進曲
Op.63(J.マッケンジー=ローガンによる吹奏楽編)
4.ゴッドフリー(1859-):戴冠式行進曲(C.
ゴッドフリーによる吹奏楽編)
5.エルガー(1857-1934):戴冠式行進曲 Op.65(T.ヒギンズによる吹奏楽編)
6.ジャーマン(1862-1936):戴冠式行進曲(C.ゴッドフリーによる吹奏楽編)
7.エルガー(1857-1934):宮廷仮面劇「インドの王冠」Op.66(編曲:F.ウィンターボトム)
8.ウォルトン(1902-1983):戴冠式行進曲「王冠」(W.J.
デュソイトによる吹奏楽編)
9.ウォルトン:戴冠式行進曲「宝玉と王の杖」(N.リチャードソンによる吹奏楽編)
10.バックス(1883-1953):戴冠式行進曲(G.
ポーレンによる吹奏楽編)
11.ブリス(1891-1975):行進曲「ようこそ女王陛下」Op.95(W.デュソイトによる吹奏楽編) |
録音 2013年7月20-21日 St. John the Evangelist,Upper
Norwood, United Kingdom
20世紀のイギリスでは4回の戴冠式が行われました。4人の新しい君主が王座に座り世界中の人々が賛美の声を上げました。このアルバムでは20世紀に作曲された儀式のための音楽の吹奏楽編曲版を収録、この中には作曲直後にコンサート・バンド用に編曲されるも録音されたことのない曲が多く含まれており、まさに「儀式に即した演奏」を楽しむことができます。スーザやエルガーを始め、バックスやブリスなど珍しい作品も収録されています。
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SOMMCD0142
¥2400
〔旧譜〕
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メトネル(1880-1951):ソナタ集
1.忘れられた調べ 第1集 Op. 38 - 第1曲 回想ソナタ
2-5.ソナタ・ロマンティカ Op.53-1
6.嵐のソナタ Op.53-2-第1楽章
Allegro sostenuto, concentrando
7.3つのアラベスク Op.7-第1曲 牧歌 |
アレッサンドロ・タヴェルナ(ピアノ) |
録音 2013年11月9-10日 ターナー・シムズ・コンサート・ホール、サウサンプトン大学、イングランド
1983年ヴェネツィアに生まれ、2005年リーズ国際ピアノ・コンクールに入賞。「ミケランジェリの後継者」と称され、マゼールも絶賛し一躍注目を集めたイタリアのピアニスト、アレッサンドロ・タヴェルナが演奏するメトネル作品集。
メトネルはラフマニノフの友人であり、ピアノのための作品を数多く残しました。その作品は技巧的でありながら、ロシア的情緒を色濃く映し出したもので、物語性を持つ独創的な作風に拠っています。タヴェルナは作品の持つロマンティシズムに焦点をあて、表情豊かに演奏しています。
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SOMMCD0141
¥2400
〔旧譜〕
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ヴァッセナール(1692-1766):コンチェルト・アルモニコ第1番
- 第6番
1-4.コンチェルト・アルモニコ 第1番 ト長調
5-8.コンチェルト・アルモニコ 第2番 変ロ長調
9-12.コンチェルト・アルモニコ 第3番 イ長調
13-16.コンチェルト・アルモニコ 第4番 ト長調
17-20.コンチェルト・アルモニコ 第5番 ヘ短調
21-24.コンチェルト・アルモニコ 第6番 変ホ長調 |
リチャード・ジェンキンソン(指揮)
イノベーション室内アンサンブル |
録音 2012年2月19-20日 CBSO Centre, Birmingham,
United Kingdom
バロック時代、オランダの作曲家ヴァッセナールの代表作「コンチェルト・アルモニコ」。優れた筆致による華麗なイタリア様式の合奏協奏曲ですが、ヴァッセナールは貴族であったため自身の名で作品を出版することをせず、この曲集は長い間ペルゴレージの作品とされていました。
1979年にヴァッセナール自身が所有していたトヴィッケル城の公文書館から署名入りの譜面が発見され、ようやくヴァッセナールの作品であることが証明されたという経緯があり、アマチュアながら優れた作曲家として歴史に名が残ることとなりました。演奏しているイノベーション室内アンサンブルはバーミンガム市交響楽団のメンバーで構成されています。
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SOMMCD0136
¥2400
〔旧譜〕
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ラフマニノフ(1873-1943):練習曲集「音の絵」
Op.33.39
1-8.練習曲集「音の絵」Op.33
9-17.練習曲集「音の絵」Op.39 |
マーティン・カズン(ピアノ) |
録音 2012年10月28-29日 Old Granary Studios,
Suffolk,England, United Kingdom
2005年「エットーレ・ポゥッツォーリ国際ピアノ・コンクール」で最優秀賞を受賞、マウリツィオ・ポリーニ、ジェフリー・パーソンズ、ジョン・リルを始めとしたピアニストたちに教えを受けたピアニスト、マーティン・カズン。
このアルバムではラフマニノフの「音の絵」全曲を演奏しています。大胆不敵、かつ巧みなテクニックと情感溢れる歌いまわしが持ち味の彼らしく、1曲1曲を丹念に弾き込むことでラフマニノフが描きたかったであろう"音の世界"を表現しています。
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SOMMCD0132
¥2400
〔旧譜〕
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シューベルト(1797-1828):ピアノ・ソナタ/さすらい人幻想曲
1-3.ピアノ・ソナタ 第13番 イ長調 Op.120
D664
4-7.幻想曲 ハ長調「さすらい人」 Op.15 D760
8-11.ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960 |
ゲオルゲ=エマヌエル・ラザリディス(ピアノ) |
録音 2011年10月24-25日 St. Mary's Church,
Walthamstow,London, England, United Kingdom
ギリシャ出身のピアニスト、ラザリディスが弾くシューベルト作品集。4歳で作曲を始め、6歳の時にはテレビやラジオに出演、注目を浴びたという神童です。ロンドンの王立音楽院で学び、数々の賞を受賞。世界的な活躍を始めました。
シューマン、リストなどロマン派作品を得意としており、このシューベルトでも詩的な音楽を聴かせます。繊細な13番のソナタ、雄大な「さすらい人」幻想曲、長大な第21番のソナタと曲ごとに違う味わいを持たせ、シューベルトの多彩な面を強調した演奏です。
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SOMMCD0131
¥2400
〔旧譜〕
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ウィリアム・ヴィンセント・ウォレス(1812-1865):声楽作品集 |
サリー・シルヴァー(ソプラノ)
リチャード・ボニング(ピアノ) |
1.Why Do I Weep for Thee?/2.The Desert
Flower: Through the Pathless Forests Drear/
3.Bird of the Wild Wing/4.Orange Flowers/5.Softly,
ye night winds/
6.Happy Birdling of the Forest Op.63/7.The
Gypsy Maid/8.Alice/
9.Seabirds Wing their Way/10.Over the
Silvery Lake/11.It Is the Happy Summer Time/
12.Wild Flowers/13.Go! Thou Restless Wind/14.Cradle
Song/15.The Star of Love/
16.The Spring and Summer Both are Past/17.The
Winds that Waft My Sighs to Thee/
18.Good Night, and Pleasant Dreams/19.Old
Friends and Other Days/
20.The Leaves are Turning Red |
録音 2011年3月24-26日 ポットン・ホール、サフォーク、イングランド
19世紀、植民地時代のアイルランドにおいて、祖国の音楽発展に貢献したウィリアム・ヴィンセント・ウォレス。父親は軍楽隊の曹長であり、父から音楽の手ほどきをうけ8歳で行進曲を作曲したという才能の持ち主。ヴァイオリン演奏にも優れた腕前を示し、ダブリンではパガニーニの演奏を聴いて感銘を受け、ヴィルトゥオーゾへの道を志したとされています。
1838年にはオーストラリア初の音楽祭を開催、しかし多額の負債を抱え国を脱出したとも言われています。いくつかの歌劇や声楽曲が残されていますが、名指揮者リチャード・ボニングがウォレス作品の復興に尽力し、作品を紹介しています。ここではサリー・シルヴァーが歌う親しみ易い歌曲にボニングが細やかな伴奏を付け、作品を引き立てています。
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SOMMCD070
¥2400
〔旧譜〕
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ベートーヴェン(1770-1827):管楽器のための音楽集 |
アルビオン・アンサンブル |
1.劇音楽「エグモント」Op.84-序曲(F.シュタルケによるウィンド・アンサンブル編)
2-5.交響曲 第1番 ハ長調 Op.21(G.シュミットによるウィンド・アンサンブル編)
6.歌劇《フィデリオ》-序曲(W.セドラークによるウィンド・アンサンブル編)
7.歌劇《フィデリオ》-第2幕 行進曲(W.セドラークによるウィンド・アンサンブル編)
8.ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.16-第2楽章
Andante cantabile
(J.トリーベンゼーによるウィンド・アンサンブル編)
9-11.ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 「悲愴」
Op.13(作曲家不詳:ウィンド・アンサンブル編) |
録音 2007年5月21.23-25日 St. Michael's
Church, Highgate,London, United Kingdom
様々なベートーヴェン作品をウィンド・アンサンブルに編曲した楽しい1枚。「人気曲を気軽に家庭で楽しむため」に18世紀後半から19世紀にかけて幅広く行われていたこれらの編曲作品は当時絶大なる人気を誇り供給が滞ったため、作曲家自身だけでなく、出版社が他の作曲家たちにも編曲を依頼し量販することで需要を賄っていました。時には原曲を超えるほどの出来ばえの作品もあり、どれも味わい豊かな表情をもっています。BBCラジオの常連出演者で、英国国内で絶大な人気を誇るアルビオン・アンサンブルの演奏です。
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SOMMCD065
¥2400
〔旧譜〕
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コウル四重奏団:モー&ブリテン
1-5.ニコラス・モー(1935-2009):弦楽四重奏曲
第3番
6-10.ブリテン(1913-1976):弦楽四重奏曲 第3番
Op.94
11-13.ブリテン:3つのディヴェルティメント |
コウル四重奏団 |
録音 2005年11月8-10日 St. Paul's Church,
Birmingham,England, United Kingdom
モーツァルトの弦楽四重奏曲集(SOMMCD040、SOMMCD049)で細やかな表現を聴かせたコウル四重奏団。メンデルスゾーンやシューベルトなどのロマン派作品から20世紀近代作品まで幅広いレパートリーを持ち、これまでに30作を超えるレコーディングを行うなど、40年以上に渡る長いキャリアを誇っています。このアルバムでは彼らの多彩なレパートリーの中から近現代の作品をセレクト。ブリテンとモー、2人の性格の違う作品を鮮やかに弾き分けています。なかでもモーの終楽章の静謐な美しさが聴きどころです。
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ショスタコーヴィチ&ブリテン:チェロ・ソナタ集
1-4.ショスタコーヴィチ(1906-1975):チェロ・ソナタ
ニ短調 Op.40
5-9.ブリテン(1913-1976):チェロ・ソナタ
ハ長調 Op.65
10-19.ブリテン:無伴奏チェロ組曲 第3番 Op.87 |
カリーネ・ゲオルギアン(チェロ)
ジェレミー・ヤング(ピアノ) 1-9 |
録音 2006年8月28-30日 The Warehouse, London,
United Kingdom
モスクワ生まれの女性チェロ奏者ゲオルギアンは、5歳の時に父親からチェロの手ほどきを受け、モスクワ音楽院に入学。ロストロポーヴィチの元で7年間勉強し、第3回チャイコフスキー国際コンクールで第1位、および金賞を獲得。
ハチャトゥリアンのコンチェルト・ラプソディーをシカゴ交響楽団と作曲家自身の指揮でアメリカ初演したのを皮切りに、世界中で演奏活動を始め高い評価を受けました。教師としても優れた才能を発揮、数多くの後進を育てました。
このアルバムでは最も得意とするショスタコーヴィチとブリテンの作品を演奏。若手ピアニスト、ジェレミー・ヤングとともにロストロポーヴィチから受け継いだ精神を堂々たる演奏で伝えています。
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SOMMCD068
¥2400
〔旧譜〕
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ヘンデル(1685-1759):ヴァイオリン作品全集
1-4.ヴァイオリン・ソナタ 第3番 イ長調 Op.1-3
HWV361
5-8.ヴァイオリン・ソナタ 第7番 ニ長調 Op.1-13
HWV371
9.アレグロ ト長調 HWV407
10-13.ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Op.1-6
HWV364a
14-20.フルート・ソナタ ロ短調 Op.1-9 HWV367a(ヴァイオリンと通奏低音編)
21.フルート・ソナタ ロ短調 Op.1-9 HWV367a-第6楽章
Andante(異稿)(ヴァイオリンと通奏低音編)
22.ファンタジア イ長調 HWV406
23.オラトリオ「時と真理の勝利」 HWV46b
ソナチネ イ長調(ヴァイオリンと通奏低音編)
24-27.ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.1-1
HWV359a
28.アンダンテ イ短調 HWV412
29.アレグロ ハ短調 HWV408
30-32.ヴァイオリン・ソナタ ト長調 HWV358 |
ロンドン・ヘンデル・プレイヤーズ
【メンバー】
エイドリアン・バターフィールド(ヴァイオリン)、
キャサリン・シャーマン(チェロ)、ローレンス・カミングス(チェンバロ) |
録音 2007年5月1-3日 St. Mary's Church,
Walthamstow, London, England
英国を代表するバロック・アンサンブルの一つ「ロンドン・ヘンデル・プレイヤーズ」によるSOMMレーベル、3枚目のヘンデル・アルバム。今作ではヘンデルのヴァイオリン作品に焦点を当てています。ヘンデルのヴァイオリン・ソナタは未だ整理がされておらず「作品1」と呼ばれる様々な独奏楽器のソナタの中のヴァイオリン曲を指すのが一般的ですが、他にもいくつかの作品が確認されています。ここではそれらを洗い出し、ひとまとめにすることで「作品全集」としました。
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SOMMCD0112
¥2400
〔旧譜〕
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ディーリアス(1862-1934):
管弦楽作品の2台ピアノ編曲集 第1集 |
サイモン・キャラハン(ピアノ)
竹ノ内博明(ピアノ) |
1.ダンス・ラプソディ第1番(P.グレインジャーによる2台ピアノ編)
2.小管弦楽のための2つの小品-第1曲 春を告げるかっこうを聞いて(R.シュミット=ヴンストルフによる2台ピアノ編)
3.ブリッグの定期市-イギリス狂詩曲(P.ウォーロックによる2台ピアノ編)
4.交響詩「人生と愛の詩」(E.フェンビー、H.B.ガーディナーによる2台ピアノ編)
5.夏の歌(E.フェンビーによる2台ピアノ編)
6.歌劇「コアンガ」-第2幕 ラ・カリンダ(J.トリンブルによる2台ピアノ編) |
録音 2011年4月21-22日 Adrian Boult Hall,
Birmingham Conservatoire
2012年、ディーリアス生誕150年を記念して製作されたアルバム。ディーリアスの繊細な響きに満たされた管弦楽曲を、ディーリアスの良き理解者であったフェンビーを始めとした他の作曲家たちが2台ピアノ用に編曲した作品が集められています。オーケストラでなくては再現できないような「春を告げるかっこうを聞いて」などが見事にピアノの響きに置き換えられています。
演奏しているのはサイモン・キャラハンと竹ノ内博明の2人のピアニスト。ぴったりと息のあった隙のない演奏で、ディーリアスの独自の世界を描き出しています。
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SOMMCD087
¥2400
〔旧譜〕
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フランク・ブリッジ(1879-1941):室内楽作品集
1-3.ピアノ五重奏曲 ニ短調
4-6.ノヴェレッテ
7.トリオ、ラプソディ
8.2台のヴィオラのための2つの小品-第2番
ラメント ハ短調
9.熟したさくらんぼ
10.クリスマス舞曲「ロジャー・ド・カヴァリー卿」 |
ブリッジ弦楽四重奏団 |
録音 2008年12月13-15日 St. Philips Church,
London, England, United Kingdom
1904年に作曲されたブリッジのピアノ五重奏曲。重苦しい雰囲気と循環形式が用いられている点で、およそ20年前に書かれたフランクの五重奏を思わせる力作です。同じ年に書かれた「ノヴェレッテ」は3つの部分で構成された性格的な小品集。
各々の曲の性格は違いますが、ブリッジは共通の主題を導入することで曲の調和を図っています。1928年の「トリオ、ラプソディ」はモダンな作品。ブリテンの師としてのブリッジの先進性が顕れたシュールな曲です。他3曲も含め、作曲家の名を冠した「ブリッジ弦楽四重奏団」による演奏です。
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SOMMCD0113
¥2400
〔旧譜〕
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ジョン・ジュベール(1927-2019):弦楽四重奏曲第1番-第3番
1-3.弦楽四重奏曲 第1番 変イ長調 Op.1 世界初録音
4-7.弦楽四重奏曲 第2番 Op.91
8-10.弦楽四重奏曲 第3番 Op.112 世界初録音 |
ブロドスキー四重奏団 |
録音 2011年6月25-26日 1-3.8-10、2006年2月20日 4-7 The
Warehouse, London United Kingdom
作曲家ジュベールの85歳を記念して2012年にリリースされた弦楽四重奏曲集。このアルバムに含まれている第2番の弦楽四重奏曲は、作曲家の80歳を記念してリリースされた2枚組の作品集(SOMMCD060)からの再編となります。21歳の作品である「第1番」から60歳のときに書かれた「第3番」まで、ほぼ40年の年月の経過があり、その間のイギリス音楽の変遷も含め、ジュベール自身の音楽体験(第1番はウォルトン、もみることができる興味深い曲集です。
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SOMMCD0116
¥2400
〔旧譜〕
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ブラームス(1833-1897):ピアノ作品集
1-27.ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ
Op.24
28-43.16のワルツ Op.39(ピアノ独奏版)
44-49.6つのピアノのための小品 OP.118 |
レオン・マッコウリー(ピアノ) |
録音 2011年1月10-11日 Champs Hill, Pulborough,West
Sussex, England UK
マッコウリーが演奏するブラームス作品集。彼は以前からブラームス作品に関心があり、中でも「ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ」は1993年に開催されたリーズ国際ピアノ・コンクールで演奏して以来、リサイタルでも愛奏している曲の一つと言います。
この演奏時間が30分近い大規模な作品にカップリングしたのは、愛らしい「ワルツ集」と晩年の名作「6つの小品」。すみずみまで考え抜かれたまとまりの良いアルバムに仕上がっています。
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