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≪第102号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その5 2019/5/28〜







5/31(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

2L



2L 154SABD
(Blu-ray Disc Audio
+ SACD Hybrid
[5.1 surround/stereo])
¥4300
『気管(Trachea)』
 ビョルン・コーレ・オッデ(1990-):スニッラ・パテア(Snilla Patea)(2016)
  (ヴァイオリンと合唱のための)
 マッティン・オーデゴール(1985-): 気管(Trachea)(2018)
  (4つのホルン、二重合唱と独唱のための)
 ストーレ・クライベルグ(1958-):宇宙のものすべて(Alt i universet)(1988)
  (合唱のための)
 ビョルン・モッテン・クリストフェシェン(1976-):カシワの木とかげろう(Oak and Mayfly)(2014)
  (合唱のための)
 カーリン・レーンクヴィスト(1958-):
  目を閉じれば平和の夢が見える(When i Close My Eyes, I Dream of Peace)(2016)
 フロイ・オーグレ(1977-):グローリア(Gloria)(2014)
   (サクソフォーンと合唱のための)
   スコラ・カントールム、トーネ・ビアンカ・スパッレ・ダール(指揮)
   ビョルン・コーレ・オッデ(ヴァイオリン)
   マリー・ソールム・グラン(ホルン)
   ニクラス・セバスチャン・グレンヴィーク(ホルン)
   ダニエル・ヴァイセト・シェレスヴィーク(ホルン)
   ユリウス・プラネヴィチュス(ホルン)
   フロイ・オーグレ(サクソフォーン)

 声のもつ可能性に挑む!室内合唱団「スコラ・カントールム」が独自の音楽風景を歌う2Lの真骨頂イマーシブサウンドも必聴!

 録音:2016年12月(オッデ)、2018年11月(オーデゴール、クライベルグ)、2015年12月(クリストフェシェン、レーンクヴィスト)、2014年8月(オーグレ) ウラニエンボルグ教会(オスロ)
 制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ/録音エンジニアリング:ビアトリス・ヨハンネセン
 [DXD(24bit/352.8kHz)録音]
 [Blu-ray: 5.0 DTS-HD MA(24bit/192kHz), 7.0.4. Dolby Atmos(48kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz),7.0.4. Auro-3D(96kHz), mShuttle: MQA + MP3 Region ABC]
 [SACD hybrid(5.0 surround DSD/2.0 stereo DSD)/CD 2.0 stereo(16bit/44.1kHz)/MQA-CD]

 『聖母讃歌』(2L095SABD)『拝謁』(2L61SACD)をリリースしたオスロの室内合唱団「スコラ・カントールム」とトーネ・ビアンカ・スパッレ・ダールの新作。「気管。ここで人の息は精製され、こよなく美しい、力強く、優しい芸術へと変貌する。声という原始の楽器による歌により、われわれの感情にどれほどの深みがあるかを測ることができる」。

 このアルバムでは、フォークとジャズからインスピレーションを得た作品から現代的な作品まで、独自の音楽風景をもつ「今」の合唱作品が6曲歌われます。
 
 ハリングフェレとフィドルのプレーヤー、フォーク・ミュージシャンのビョルン・コーレ・オッデの《スニッラ・パテア》は、踊るためではなく聴くための「フォーク」として、民俗音楽の要素と技法を取り入れて書かれた「ヴァイオリンと合唱」の作品。
 
 マッティン・オーデゴールの《気管》では、合唱と4つのホルンが聴き手を囲むよう配置され、歌詞をもたない「歌」と楽器の音が「空間」を行き交う作品に作られています。
 ストーレ・クライベルグの《宇宙のものすべて》は、マスタイン・メーレン(1935-2017)の詩集『Corona(コロナ)』の2つの詩をテクストにした2楽章の作品。スコラ・カントールムのテノール、ビョルン・モッテン・クリストフェシェンは、作曲家としても活動。『拝謁』の《この家の主は》やオスロ・フィルハーモニック・ブラスの『金管の織物』(2L143SABD)に示される明快で多彩な表現力が高く評価さレテいます。
 
 《カシワの木とかげろう》は、H・C・アンデルセンの『年とったカシワの木の最後の夢』に基づき、スコラ・カントールムの50周年記念の委嘱策として作られました。
 スウェーデンのカーリン・レーンクヴィストの曲は、バルカン戦争に巻きこまれたクロアチアの11歳の少年が口にしたという言葉「目を閉じれば平和の夢が見える」を歌詞とした、彼女が「平和のプロジェクト」と呼ぶ作品です。「英語だけで(Just in English)」と「12の言語で(In twelvetongues)」の2部に分かれ、前半はスウェーデンの民俗音楽、後半はそれぞれの国の音楽を反映させた音楽で書かれています。
 
 フロイ・オーグレは、リーダーアルバム『Cycle of Silence』(ACT9491)など、ジャズのプレーヤーとして知られます。《グローリア》は、「天のいと高きところには神に栄光あれ」と歌う合唱を彼女のサクソフォーンが美しく紡いでゆくスタイルの作品です。

 [Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。
 Pure Audio Blu-ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD ハイブリッドディスクはSACD ブレーヤーとCD プレーヤーで再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクはCD やDVD のプレーヤーでは再生できないので、Blu-ray プレーヤーもしくは Blu-ray 対応のPC をお使いください。
 SACD ディスクの CD 層は MQA-CD 仕様になっており、MQA デコーダーを搭載した機器を使用すればハイレゾ・スペックの音を聴くことができます。]

 

 


2L 153SABD
(Blu-ray Disc Audio
+ SACD Hybrid
[5.1 surround/stereo])
¥4300
『ヴェネリティ(Veneliti)』 オスロ室内合唱団
ホーコン・ダニエル・ニューステット(指揮)
 1. 前奏曲(Forspill)
   オルヤン・マトレ(1979-)(編曲)オルヤン・マトレ(1979-)
 2. ヴェネリティ(Veneliti)
   ベーリト・オプハイム(1967-)
   (アグネス・ビューエン・ガルノース(1946-)が、
    テレマルク県ヴィニェのブリタ・ブラトラン(1910-1975)から伝えられた曲による)
 3. 美しく長い休息を知っている(Jeg vet en hvile)
   ヘルガ・グンネス
   (スルダールのオースヒル・ヴェトルフースが、スキョル、ヴェストレの
    エーノク・オールセン・ヴェストレの形式で作った曲による)
 4. ルステマンのスロット(Rustemannlåtten)(スプリンガル)
   ベーリト・オプハイム(1967-)(ハリングダール県ヘムセダールのアルネ・アンデルダールによる)
 5. 私を元に戻してください、神よ(Und mig, gud)
   ユンニ・ローヴリ(ソグンのヴィーグダール、ラグナル・ヴィーグダール(1913-1991)による)
 6. 間奏曲(Mellomspill)
   オルヤン・マトレ(1979-)
 7. 主の友ら(Herrens venner)
   ベーリト・オプハイム(1967-)(ヴォッセストランのアンデシュ・A・ヨルダーレンによる)/
    オルヤン・マトレ(1979-)
 8. ストーレ・ストルリ(Stale Storli)
   アスラク・ブレッケ(テレマルク県ヴィニェ)/ヴィーダル・スクレーデ(ワルツ作曲)
 9. 最高の土地(Bestelanden)
   ヒシュテン・ブローテン・ベルグ(クヌート・ヨンソン・ヘッディ(1857-1938)による)
 10. おお、わが愛しのシーグリ(A, kjæra mi Sigrid)
   ヘルガ・グンネス
    (スルダールのオースヒル・ヴェトルフースが、スルダールのニルス・モーの形式で作った曲による)
 11. 後奏曲(Etterspill)
   オルヤン・マトレ(1979-)
 12. 今、日の光が(Nu dagens lys)
   ユンニ・ローヴリ(ラグナル・ヴィーグダールによる)

 今のノルウェー音楽シーンを牽引する作曲家オルヤン・マトレとオスロ室内合唱団によるコラボレーション・アルバム

 録音:2017年6月、10月、11月 リス教会(オスロ)
 制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ
 録音エンジニアリング:ビアトリス・ヨハンネセン、イェルムン・スコーグ
 [DXD(24bit/352.8kHz)録音]
 [Blu-ray: 5.0 DTS-HD MA(24bit/192kHz), 5.0.4 Dolby Atmos(48kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz),5.0.4. Auro-3D(96kHz), mShuttle: MQA + FLAC + MP3 Region ABC]
 [SACD hybrid(5.0 surround DSD/2.0 stereo DSD)/CD 2.0 stereo(16bit/44.1kHz)/MQA-CD]

 オルヤン・マトレは、ノルウェー国立音楽大学で学び、「独自の声」の際立った作曲家としてノルウェーの音楽シーンで活動をつづけています。彼が10年以上にわたり共同作業を行なってきたオスロ室内合唱団とのコラボレーションによる『ヴェネリティ』。
 このアルバムのため彼は、合唱団が伝統のレパートリーとするノルウェー民謡に新たに編曲。憧れの心を歌う賛美歌、神秘的な民話、ほろ苦い恋の歌を、本質の部分を変えることなく、彼自身の解釈で新しい命を吹きこみました。
 山の王に誘われて山の洞窟に入り、魔法の飲み物を飲まされる娘を歌う中世のバラード《ヴェネリティ》。死者を送る集まりで歌われてきた《美しく長い休息を知っている》。ハリングダールの「スプリンガル」《ルステマンのスロット》。死の床にある若者が歌詞を書いたといわれ、オスロ室内合唱団のメンバーがフォーク歌手のユンニ・ローヴリから直接教わった《私を元に戻してください、神よ》。天国で愛する人たちと再会する願いを歌う《主の友ら》。アスラク・ブレッケの古い録音に基づく《ストーレ・ストルリ》。フィドルと口琴で演奏されるメロディにポール=ヘルゲ・ハウゲン(1945-)が歌詞をつけた《最高の土地》。テレマルクから山を越えスルダールへと歌われていった恋の歌《おお、わが愛しのシーグリ》。夕べの歌《今、日の光が》。

 オスロ室内合唱団は、1984年、グレーテ・ペーデシェンにより創設、ソンドレ・ブラトラン、ヒシュテン・ブローテン・ベルグ、ユンニ・ローヴリといったノルウェーを代表するフォーク・ミュージシャンたちと共演してきました。2005年からホーコン・ダニエル・ニューステットが指揮者と音楽監督を務めています。
 指揮者のニューステットは、ノルウェー国立音楽大学と王立デンマーク音楽アカデミーで学び、スカンディナヴィアのオーケストラを指揮、《フィガロの結婚》や《子供と呪文》などのオペラも手がけています。
 『ヴェネリティ』は、「イマーシブオーディオ」のパイオニアのひとり、モッテン・リンドベルグが制作。オスロのリス教会で録音セッションが行われました。

 [Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。
 Pure Audio Blu-ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。
 SACD ハイブリッドディスクはSACD ブレーヤーとCD プレーヤーで再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクはCD やDVD のプレーヤーでは再生できないので、Blu-ray プレーヤーもしくは Blu-ray 対応のPC をお使いください。
 SACD ディスクの CD 層は MQA-CD 仕様になっており、MQA デコーダーを搭載した機器を使用すればハイレゾ・スペックの音を聴くことができます。]







ALBA


ABCD 441
¥2300
『タンゴ・ラデアード』
 アルベニス/レオポルト・ゴドフスキ編:
  タンゴ Op.165 no.2(《スペイン》 Op.165)から)
 ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ ト短調《ブルレスカ》
 テリー・ライリー(1935-):タンゴ・ラデアード
 ルー・ハリソン(1917-2003):タンディのタンゴ
 エドゥアルド・ペレイラ(1900-1973):エル・アフリカーノ
 サティ: 永遠のタンゴ
 ジョン・ケージ: 永遠のタンゴ(バージョン A)
 ルイス・デ・パブロ(1930-):
  タンゴ(《肖像画とトランスクリプション》(1984)から)
 ジョン・ケージ: 永遠のタンゴ(バージョン B)
 マルチヌー:タンゴ(《ミニチュアのフィルム》 H.148 から)
 ストラヴィンスキー:タンゴ(1940)
 マルチヌー:タンゴ(《調理場のレヴュー》 H.161 から)
 ピアソラ(1921-1992):ル・グラン・タンゴ
ヤンネ・ラッテュア(アコーディオン)
パトリック・デメンガ(チェロ)

 ヤンネ・ラッテュアに誘われる「タンゴ」の旅

 41'29

 クラシカル・アコーディオンの第一人者のひとり、ヤンネ・ラッテュアに誘われる「タンゴ」の旅。アルベニスのピアノ曲をゴドフスキが編曲した〈タンゴ〉とスカルラッティのバロック・スタイルのソナタに始まり、テリー・ライリー、ルー・ハリソン、ペレイラ、サティ、ジョン・ケージ、ルイス・デ・パブロ、マルチヌー、ストラヴィンスキーと、目まぐるしく世界を巡り、ピアソラのチェロとピアノのための《ル・グラン・タンゴ》に終わる。
 ライリーの《砂漠の歌(Cantos Desiertos)》の第5曲〈タンゴ・ラデアード(Tango Ladeado)〉(傾いたタンゴ、偏ったタンゴ)がアルバム・タイトルにとられています。

 ラッテュアは、ヘルシンキのシベリウス・アカデミーと、ドイツ、エッセンのフォルクヴァング芸術大学で学びました。
 2003年からグラーツ国立音楽大学の教授を務め、ソリスト、室内楽奏者として活動。バッハの《ゴルトベルク変奏曲》やスカルラッティのソナタの編曲などのアルバムを録音しています。
 ラッテュアの「旅の仲間」は、パトリック・デメンガ。ベルン音楽院で学び、ケルンのボリス・ペルガメンシコフとニューヨークのハーヴィ・シャピロに師事したドイツのチェリストです。

 


ABCD 443
¥2300
『ボストン・ソナタ』
 パーヴォ・ヘイニネン(1938-):
  ボストン・ソナタOp.134(2016)
   (ヴァイオリンとピアノのための)
  ソナタ第1番《ボストン・ソナタ》
  ソナタ第2番《ボストン変奏曲》
  ソナタ第3番《ボストン・バラード》
カイヤ・サーリケットゥ(ヴァイオリン)
ユハニ・ラーゲルシュペツ(ピアノ)

 フィンランド・モダニズムの「大長老」パーヴォ・ヘイニネン

 フィンランド・モダニズムの「大長老」パーヴォ・ヘイニネン(1938-)のフルート協奏曲《昔(Autrefois)》(ABCD350)に次ぐ新しいアルバム。ヴァイオリニストのカイヤ・サーリケットゥとピアニストのユハニ・ラーゲルシュペツが共演、2016年の《ボストン・ソナタ》を演奏しています。この作品は、ヘイニネンの代表作のひとつ、サーリケットゥが録音した《ヴァイオリンソナタ》 Op.25(1970)を聴いたマサチューセッツ州ボストンのジャネット・パッカーの委嘱で作られました。

 「絶対音楽の提唱者としての私の立場は今も変わらないが、われわれが目にするものや経験することは必ず、思考の過程を色づけし、より高いエネルギーレベルに引き上げる」(ヘイニネン)。ヘイニネンは作曲に先立ってボストンを訪れ、古都の佇まいと現代の姿の共存する、魅力と刺激にみちた街の空気からインスピレーションを得て最初の《ボストン・ソナタ》を作曲。
 
 余った素材を使って第2番《ボストン変奏曲》と第3番《ボストン・バラード》を作りました。《ボストン変奏曲》は〈Capriccio notturno〉〈Elegiaco〉〈Symmel〉〈Scherzo〉〈Agitato e pesante〉、《ボストン・バラード》は〈Guirlande〉〈Duetto〉〈"Pizzica, fuzzica "〉〈Capriccio et Pentanomos〉〈Pezzo tematico〉〈Aubade〉〈Finale APPENDIX: Transform... Culmen 〉。楽想の関連する3作は《ボストン・ソナタ》(Op.134)としてまとめられ、2018 年5月、ヘイニネンの80歳の誕生日を祝うヘルシンキのコンサートでサーリケットゥとラーゲルシュペツの演奏で初演されました。

 [プロフィール]
  カイヤ・サーリケットゥ(1957-)。
   フィンランドのタンミサーリ生まれ。1977年、シベリウス・アカデミーを卒業。1985年からシベリウス・アカデミーで教え、途中、スウェーデンのエツベリ室内楽学校と王立ストックホルム音楽大学の教授を務める。主に室内楽奏者として演奏活動を行い、ヘイニネンとエングルンドをはじめとする現代フィンランドの作品、シベリウス作品のアルバムなどを録音した。

 ユハニ・ラーゲルシュペツ(1959-)。
  トゥルク生まれ。トゥルク音楽院、シベリウス・アカデミー、レニングラード(現、サンクトペテルブルク)音楽院で学ぶ。室内楽の奏者、ソリストとして活動。ミッコ・ヘイニオの《ヘルメス》(ピアノ協奏曲第6番)、トルルス・モルクと共演したブラームスのチェロソナタ(SimaxPSC1029)が代表的録音。





ARCANTUS



ARC 15001
¥2500
『起源』
 (1)ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
   ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 K.452
 (2)テオドール・ヴェルヘイ(1848-1929):
   ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 Op.20【世界初録音】
 (3)ワルター・ギーゼキング(1895-1956):
   ピアノと管楽のための五重奏曲 ロ長調(1919)
アンサンブル 4. 1
 【トーマス・ホッペ(ピアノ)、
  イェルク・シュナイダー(オーボエ)、
  アレクサンダー・グリュークスマン
   (クラリネット)、
  フリッツ・パルマン(ホルン)、
  クリストフ・ニット(ファゴット)】

 あのギーゼキングの作品も収録!
 名手が揃ったアンサンブル 4.1がモーツァルト、ヴェルヘイ、ギーゼキングのピアノと管楽のための五重奏曲を録音!

 セッション録音:2014年10月5-8日/ゼンデザール(ブレーメン)/76'16"

 ピアノのトーマス・ホッペと4人の管楽器奏者によって構成されるアンサンブル 4.1。当アルバムではモーツァルト、ヴェルヘイ、ギーゼキングのピアノと管楽のための五重奏曲を収録しております。
 19世紀のオランダで活躍した作曲家テオドール・ヴェルヘイはハーグ音楽院にて作曲を学び、20代でピアノ曲、室内楽を発表。その後交響曲、協奏曲、宗教曲などを作曲しました。ここに収録された五重奏曲はこの度世界初録音となります。

 ヴィルヘルム・ケンプと同年、1895年生まれの名ピアニスト、ワルター・ギーゼキングは作曲家としての顔ももち、ピアノ曲、室内楽曲、歌曲を残しました。1919年に作曲された五重奏曲は色彩感に溢れた美しい旋律が印象的です。

 2013年に設立のアンサンブル4.1 は19世紀から20世紀に作曲されつつもめったに演奏されることのない作品を積極的に演奏。また現代音楽にも取り組み、イェルク・ヴィトマンの作品を演奏するなどヨーロッパを中心に評価を上げているアンサンブルです。



  
ARC 17008
¥2500
「Joy of Bach」
 J.S.バッハ(1685-1750):
  1.「来たれ聖霊、主なる神」によるファンタジア BWV651
  2.-3.トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
  4. 小フーガ ト短調 BWV578
  5.-6. 前奏曲とフーガ ト長調 BWV550
  7.「目覚めよ、と呼ぶ声あり」 BWV645
  8.トリオ ト長調 BWV1027a
  9.-13. 協奏曲 ニ短調 BWV596(原曲:A.ヴィヴァルディ RV565)
  14.-15.前奏曲とフーガ ニ長調 BWV532
  16.「おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け」 BWV622
中田恵子
 (オルガン/マルク・ガルニエ1984年製作)
KKC 6035
(国内仕様盤・日本語解説付)
【日本語解説:中田恵子】
¥2700+税

 『オルガニスト中田恵子、何と溌剌とした息吹であろうか!バッハの躍動、ガルニエ・オルガンの輝かしさ、そして彼女の弾けるような、ひたむきな演奏が、この比類ないCD を作り上げている。』(鈴木雅明)

 アンドレ・マルシャル国際オルガンコンクールの覇者、中田恵子のデビュー盤はオール・バッハ・プログラム!録音はBISの録音でもおなじみのハンス・キプファーが担当。

 セッション録音:2016年9月/サン・ジャン教会、ベルフォール(フランス)
録音:ハンス・キプファー(Take5 Music Production)
 ディジパック仕様、24 bit / 96 kHz、63'56"

 2013年のアンドレ・マルシャル国際オルガンコンクールの覇者、中田恵子がオール・バッハ・プログラムのデビュー盤「Joy of Bach」をリリースします。
 東京藝術大学大学院音楽研究科の修士論文では、J.S. バッハのトッカータ ハ長調 BWV564をめぐる演奏解釈を論じるなど、演奏だけでなくバッハ作品の造形も深い中田。バッハへの敬愛を感じる充実の演奏を聴かせ、一音一音丁寧に紡ぎだされる音色で聴き手を魅了します。
 収録作品はトッカータとフーガ ニ短調 BWV565、小フーガ ト短調 BWV578、「目覚めよ、と呼ぶ声あり」 BWV645 など誰もが耳にしたことのある名曲から前奏曲とフーガ ニ長調BWV532、同ト長調 BWV550 など、技巧的にして華やかな作品も収録しております。
 オルガンはフランス、ベルフォールにあるサン・ジャン教会に据え付けられたマルク・ガルニエ1984年製作を使用。澄みきった音色が教会に響き渡ります。また、当録音ではBIS レーベルの数多くの名録音でも知られるハンス・キプファーが担当していることも注目です。中田恵子の師、鈴木雅明氏も推薦する注目の録音が登場です!

 中田恵子書き下ろしの日本語解説付の国内仕様盤(品番:KKC 6035)には当録音への思い、使用オルガンの写真、そして曲目解説付きです。

 『"Joy of Bach" その想いは私がオルガンを始めた原点である。そしてバッハの音楽が今なお、私の魂を慰め喜びを与えてくれることに変わりはない。このCD を通して、皆様にバッハを純粋に楽しんでいただけたら嬉しい。楽器はフランス、ベルフォールのサン・ジャン教会にあるガルニエ・オルガンを選んだ。留学中に立ち寄り、その美しく、バッハの音楽に合う色彩豊かな響きに心を奪われた。』(中田恵子〜ライナーノートより)

 中田恵子(オルガン)
  東京女子大学文理学部社会学科卒業後、東京藝術大学音楽学部器楽科オルガン専攻卒業。同大学院音楽研究科修士課程を卒業時、修士論文ではJ.S.バッハ《トッカータ ハ長調》(BWV564)をめぐる演奏解釈を論じ、日本オルガニスト協会年報誌JAPAN ORGANIST 第38巻に掲載される。その後渡仏。パリ地方音楽院で研鑽をつみ、審査員満場一致の最優秀の成績で演奏家課程を修了。これまでにオルガンを湊恵子、三浦はつみ、廣野嗣雄、廣江理枝、クリストフ・マントゥの各氏に師事。チェンバロを大塚直哉、鈴木雅明、ノエル・スピートの各氏に師事。
 フランスのビアリッツにて行なわれた第11回アンドレ・マルシャル国際オルガンコンクールにて優勝。併せて優れた現代曲解釈としてGiuseppeEnglert 賞を受賞する。帰国後はヨーロッパ、ロシアでの演奏ツアーなど、国内外で幅広い演奏活動を行う。2016年〜2017年、水戸芸術館「幼児のためのパイプオルガン見学会」のオルガニスト、2016年〜2019年、東京芸術大学教育研究助手を務める。国際キリスト教団代々木教会パイプオルガンクラス講師。日本基督教団鎌倉雪ノ下教会オルガニスト、玉川聖学院オルガニスト。日本オルガニスト協会、日本オルガン研究会会員。







BIS



BIS SA 2363
(SACD HYBRID)
¥2700→\2490
名手アリアドネ・ダスカラキスのシューベルト
 フランツ・シューベルト(1797-1828):ヴァイオリンのための作品集 Vol.1

   (1)ロンド イ長調 D.438〜ヴァイオリンと弦楽のための
   (2)協奏曲 ニ長調 D.345〜ヴァイオリンとオーケストラのための
   (3)ポロネーズ 変ロ長調 D.580〜ヴァイオリンとオーケストラのための
   (4)ソナタ ト短調 D.408〜ヴァイオリンとピアノのための
   (5)幻想曲 ハ長調 D.934〜ヴァイオリンとピアノのための
アリアドネ・ダスカラキス(ヴァイオリン)
(1)-(3)ケルン・アカデミー
 マイケル・アレクサンダー・ウィレンズ(指揮)
(4)(5)パオロ・ジャコメッティ(フォルテピアノ)

 ピリオド楽器による演奏!名手アリアドネ・ダスカラキスがシューベルトのヴァイオリンのための作品を録音開始!

 ヴァイオリン;グァダニーニ1754年製作
 セッション録音:(1)(2)2017年12月/ドイッチュラントフンク・カンマームジークザール(ケルン)、(3)-(5)2018年2月/ライデン音楽堂(ライデン)
 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、78'40"

 SACDハイブリッド盤。
 ビーバーの『ロザリオのソナタ』全曲録音(BIS SA 2096)でも名高いピリオド・ヴァイオリン奏者のアリアドネ・ダスカラキスがシューベルトのヴァイオリンのための作品集の録音を開始。もちろん、ピリオド楽器による演奏です。

 共演メンバーも注目です。ヴァイオリンとピアノのための作品ではパオロ・ジャコメッティがフォルテピアノを、またヴァイオリンとオーケストラのための作品ではマイケル・アレクサンダー・ウィレンズ率いるケルン・アカデミーが演奏いう最良のメンバーで挑みます!

 シモン・ゴールドベルクやトーマス・ブランディスらに師事したダスカラキス。ソリストとして活躍する傍ら、2002年よりケルンの音楽大学でも後進の育成にも力を入れております。また、2009年に自身が結成したアンサンブル・ヴィンテージ・ケルンとともにさまざまなレパートリーに取り組んでおります。名手ダスカラキスが銘器グァダニーニを用いてシューベルトの作品を美しく奏でます。




アリアドネ・ダスカラキス
旧譜2タイトル BIS & NAXOS


BIS SA 2096
(2SACD HYBRID)
\5400→\4990
アリアドネ・ダスカラキス
ビーバー:16のソナタ(ロザリオ・ソナタ集)

 (ソナタ第1番「お告げ」/ソナタ第2番「訪問」/
  ソナタ第3番「降誕」/ソナタ第4番「キリストの神殿への拝謁」/
  ソナタ第5番「神殿における12 歳のイエス」/
  ソナタ第6番「オリーヴ山での苦しみ」/
  ソナタ第7番「むち打ち」/ソナタ第8番「いばらの冠」/
  ソナタ第9 番「十字架を背負うイエス」/
  ソナタ第10番「イエスのはりつけと死」/ソナタ第11番「復活」/
  ソナタ第12番「昇天」/ソナタ第13番「聖霊降臨」/
  ソナタ第14番「聖母マリアの被昇天」/
  ソナタ第15番「聖母マリアの戴冠」/パッサカリア ト短調)
 ムファット:ソナタ ニ長調
アリアドネ・ダスカラキス(ヴァイオリン)
ジェラルド・ハンビッツァー
 (チェンバロ、オルガン)
ライナー・ツィパーリンク
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
シモン・マーティン=エリス(テオルボ)
アンサンブル・ヴィンテージ・ケルン
 名手、ダスカラキスが独奏!アンサンブル・ヴィンテージ・ケルンによるロザリオ・ソナタ集!

 セッション録音:2013年9月/ヘッセン放送ゼンテザール(フランクフルト)/5.0 Surround sound、2h 12’30”

 SACD ハイブリッド盤。
 アンサンブル・ヴィンテージ・ケルンによる最新盤はロザリオ・ソナタ集です!
 名手アリアドネ・ダスカラキスのヴァイオリン独奏は煌めくような美音を聴かせてくれます。ビーバーの代表作、ロザリオ・ソナタ集は作曲者自身の献辞のなかで、「マリアとキリストの生涯から15 のミステリウムを讃えるために」と記しているようにイエス・キリストと聖母マリアの喜び、苦しみ、栄に関わる各5 つ、計15 のミステリウムへの「ロザリオの祈り」が込められています。




ダスカラキス、「ロザリオ」のライヴ映像。
https://youtu.be/9bcI9ORYUwI




アリアドネ・ダスカラキス/アンサンブル・ヴィンテージ・ケルンによるヘンデル

ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ集(ダスカラキス/ツィパーリンク/ハンビッツァー)
naxos
8.572245
\1600
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ全集
 1-4.ヴァイオリン・ソナタニ長調 Op.1-13 HWV371/
 5-8.ヴァイオリン・ソナタイ長調 Op.1-3 HWV361/
 9-12.ヴァイオリン・ソナタニ短調 Op.1-1 HWV359a/
 13-16.ヴァイオリン・ソナタト短調 Op.1-6 HWV364a/
 17-19.ヴァイオリン・ソナタト長調 Op.1-13 HWV358/
 20.アンダンテイ短調 HWV412/
 21.アレグロハ短調 HWV408/
 22-25.ヴァイオリン・ソナタヘ長調Op.1-12 HWV370/
 26-29.ヴァイオリン・ソナタト短調 Op.1-10 HWV368/
 30-33.ヴァイオリン・ソナタイ長調 Op.1-14 HWV372/
 34-37.ヴァイオリン・ソナタホ長調 Op.1-15 HWV373
アンサンブル・ヴィンテージ・ケルン
<メンバー:
アリアドネ・ダスカラキス(ヴァイオリン)/
ライナー・ジッパーリング(ヴィオラ・ダ・ガンバ)/
ジェラルド・ハンビッツァー(ハープシコード)
 ヘンデル(1685-1759)のヴァイオリン・ソナタとひとくくりに言っても、その数え方に異論があり、なかなか全貌が見えてこないのが実情です。本来はOp.1として出版された15の独奏ソナタのうち、ヴァイオリンと通奏低音のために書かれた曲を指しますが、出版当時から偽作と思われるものが含まれていたり、後に自筆稿と思われる曲が発見されたりと、どんなに研究を重ねてもわからないことが多いものです。ここに収録された9曲と小品2つは最新の研究結果に基づく「全集」であり、例えばHWV408のアレグロなどは、HWV362のリコーダー・ソナタと同じ素材が使われていたりもします。どちらにしても、研究結果は横に置いておいて、この麗々しい作品集を楽しもうではありませんか。オリジナル・ピッチの落ち着いた響きは、モダン楽器と一味違う独特な空気感を持ち、儚げな音の漣は300年ほど前の優雅な宮廷へと聴き手を連れていってくれるでしょう。


 


BIS SA 2417
(SACD HYBRID)
¥2700
ユーナス・ヌードベリ/カプスペルガー
 キタローネのためのタブラチュア曲集
ユーナス・ヌードベリ(テオルボ)
  ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスペルガー(1580-1651):
   (1)キタローネのためのタブラチュア曲集第4巻よりトッカータ1ma、パッサカリア1ma、ガリアルダ1ma、カンツォーネ1ma
   (2)キタローネのためのタブラチュア曲集第4巻よりトッカータ2da、パッサカリア[2da]、ガリアルダ8va、カナリオ
   (3)キタローネのためのタブラチュア曲集第1巻より「フィレンツェのアリア」
   (4)キタローネのためのタブラチュア曲集第4巻よりトッカータ9na、パッサカリア[4ta]、ガリアルダ[7ma]
   (5)キタローネのためのタブラチュア曲集第1 巻よりトッカータ5ta、ガリアルダ11a、ガリアルダ12a
   (6)キタローネのためのタブラチュア曲集第4巻より「バーロ第1番」
   (7)キタローネのためのタブラチュア曲集第1巻よりトッカータ・アルペジアータ
   (8)キタローネのためのタブラチュア曲集第4巻よりバッタリア
   (9)キタローネのためのタブラチュア曲集第4巻よりカプスペルガー

 なんと温かみのある音色!バロックギターの名手ユーナス・ヌードベリがカプスペルガーのキタローネのためのタブラチュア曲集をリリース

 セッション録音:2018年9月/レンナ教会(スウェーデン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、69'45"

 SACDハイブリッド盤。
 バロックギターの名手ユーナス・ヌードベリがカプスペルガーのキタローネのためのタブラチュア曲集をテオルボで録音しました。テオルボは16 世紀にあらわれその後、バロック末期まで多く使用されたリュート族の14弦の撥弦楽器(14コース・テオルボ)。イタリア初期バロック音楽の代表的な作曲家カプスペルガー(1580-1651)はテオルボの名手としても活躍し、数多くの作品を残しました。哀愁におびた温かみのあるテオルボの音色が実に心地よく奏でられます。

 現在ヨーロッパを中心に活躍するユーナス・ヌードベリはザルツブルク・モーツァルテウム、ストックホルム音楽大学にて研鑽を積み、16世紀初頭から18世紀中ごろまでのテオルボ、リュート作品を中心に膨大なレパートリーを誇るバロックギターの名手。当演奏では当時の響きを携えた心温まる演奏を披露しております。

 BIS ecopak パッケージについて
 BIS レーベルの社主、ロベルト・フォン・バール氏が環境に配慮した『BIS ecopak パッケージ』を採用。こちらのパッケージは、森林認証制度のFSC 及びPEFC を取得している素材、また環境に配慮された接着剤や大豆油インク、水性ニスを使用しリサイクル性に優れており、プラスチックは使用されておりません。

  


BIS SA 2309
(SACD HYBRID)
¥2700→\2490
マーガレット・ベイチャー、
 ストラディヴァリウス/Milstein ex Goldmanを弾く!
『ジャルバート|バッハ|ペルト|ヴァスクス』

 (1)ピエア・ジャルバート(1967-):ヴァイオリン協奏曲(2017)
 (2)ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
  ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 BWV1041
 (3)アルヴォ・ペルト(1935-):フラトレス(1977/92)
  【ヴァイオリン、弦楽オーケストラと打楽器のための版】
 (4)ペーテリス・ヴァスクス(1946-):孤独な天使(1999/2006)
マーガレット・ベイチャー(ヴァイオリン)
ロサンゼルス室内管弦楽団
ジェフリー・カヘイン(指揮)

 ミルシティンが所有していた愛器、ストラディヴァリウスを使用!マーガレット・ベイチャーがロサンゼルス室内管とジャルバート、バッハ、ペルト、ヴァスクスを録音

 ヴァイオリン;ストラディヴァリウス1716年製作Milstein ex Goldman
 
 録音:(1)2018年3月17日/アレックス・シアター(グレンデール、カリフォルニア)&3月18日/UCLA、ロイスホール(ロサンゼルス、カリフォルニア)(ライヴ録音)
  (2)-(4)2018年9月15日/コルバーン音楽学校、ジッパーホール(ロサンゼルス、カリフォルニア)(セッション録音)
 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、63'41"
 制作:ジュディス・シャーマン/録音:エドワード・アンコーナ

 SACDハイブリッド盤。
 ロサンゼルス室内管弦楽団(LACO)は、1968年の創設。サー・ネヴィル・マリナー、ジェラード・シュワルツ、アイオナ・ブラウン、クリストフ・ペリック、ジェフリー・カヘインが音楽監督を歴任、アメリカ屈指の室内管弦楽団のひとつと呼ばれるようになりました。
 2019年/2020年のシーズンからハイメ・マルティンが音楽監督を務めています。ロサンゼルス室内管弦楽団の初めてのBIS レーベルへの録音は、コンサートマスターのマーガレット・ベイチャーのソロで、J.S.バッハのイ短調の協奏曲など「ヴァイオリンとオーケストラ」の作品4篇を収録。当録音ではあのナタン・ミルシティンの愛器、1716年製作のストラディヴァリウス Milstein ex Goldmanで演奏しております。エレガントで艶やかな音色が魅力です。

 ピエア・ジャルバート(1967-)は、ニューハンプシャー州マンチェスターのフランス系カナダの家系生まれ。オハイオ州のオーバリン音楽院でピアノと作曲を学び、ペンシルべニア大学の主任教授ジョージ・クラムの下で作曲の博士号を取得しました。アーロン・コープランドを「ヒーロー」と呼び、ジャルバート自身、色彩感のある、すばらしく巧みに作られた、人好きのする音楽を発表しています。
 
 初録音の《ヴァイオリン協奏曲》は、〈Soulful,mysterious - Scherzando(感情のこもった、神秘的な − スケルツァンド)〉と〈With great energy(大きなエネルギーとともに)〉の2楽章の作品です。
 2002年から2005年までコンポーザー・イン・レジデンスを務めたロサンゼルス室内管弦楽団と、セントポール室内管弦楽団、ミルウォーキー交響楽団の共同委嘱で作曲。2017年6月にミネソタ州セントポール、2018年2月にウィスコンシン州ミルウォーキーで演奏され、3月、ロサンゼルス室内管弦楽団により西海岸初演されました。

 アルヴォ・ペルトの《フラトレス(兄弟たち)》は、1977年、室内アンサンブルのために作曲され、ギドン・クレーメルが「ヴァイオリンとピアノ」の版を演奏して以来、ペルト自身が編曲した版のほか、アーティストたちが自分たちの楽器のために作った版もあり、ペルトのもっとも演奏されることの多い「クラシック」になったと言われます。
 このアルバムでは、作曲者自身が1992年に作った「ヴァイオリン、弦楽オーケストラと打楽器」の版が演奏されます。
 ラトビアの作曲家ペーテリス・ヴァスクスの《孤独な天使》は、1999年に作曲した弦楽四重奏曲第4番の終楽章を「悲しい目で見つめながら世界の空を飛ぶ天使」をイメージして改作、ギドン・クレーメルにより初演された作品です。

 マーガレット・ベイチャーは、1998年からロサンゼルス室内管弦楽団のコンサートマスターを務め、ソリスト、室内楽奏者として活動、南カリフォルニア大学ソーントン音楽学校とコルバーン音楽アカデミーで教えています。
 ジェフリー・カヘイン(1956-)とロサンゼルス室内管弦楽団が共演したヒラリー・ハーンのバッハの協奏曲集(DG)で《2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043》の第2ヴァイオリンを担当しました。
 私生活では、数多くの映画とテレビの音楽を書いている作曲家ジョエル・マクニーリーの夫人です。







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TRITO



KKC 4180
(2CD)
¥4800→\4390
大野和士が音楽監督を務めるバルセロナ交響楽団を指揮、
 スペインの熱い血が感じられる演奏

  Disc 1
   (1)ファリャ:「三角帽子」組曲(全8曲)
   (2)ストラヴィンスキー:「プルチネルラ」組曲(全8曲)
  Disc 2
   (3)サティ:「パラード」組曲(全6曲)
   (4)同:メルキュール(13曲)
   (5)ミヨー:青列車(8曲)
大野和士(指揮)
バルセロナ交響楽団

 スペイン、カタルーニャのレーベル。大野和士が音楽監督を務めるバルセロナ交響楽団を指揮したシリーズが注目です。

 スペインの熱い血が感じられる演奏が魅力。

 録音:2016年7月4-6日/ラウディトリ・デ・バルセロナ/日本語帯・解説付 ※国内仕様盤のみのご案内となります

 ディアギレフとバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)の演目を、大野和士とカタルーニャのオーケストラが手掛けているのが意外に思われるかもしれませんが、ミヨーの「青列車」以外ピカソが舞台美術と衣装、緞帳まで手がけた作品のため、自分たちのものとしての意識が強いのも当然と申せましょう。ストラヴィンスキーのみロシア人ですが、「プルチネルラ」はイタリアの図書館にあった古い作曲家(かつてはペルゴレージとされていました)に基づくため、バレエ・リュスながらラテン的な色彩で、バルセロナ交響楽団にぴったり。

 ディアギレフとピカソの両天才は、1917年にサティの「パラード」で共同作業して以来、ファリャの「三角帽子」、ストラヴィンスキーの「プルチネルラ」、サティの「メルキュール」を世に出しました。ファリャの「三角帽子」で、ピカソはスペインの要素を注入することで視覚的効果をあげましたが、ストラヴィンスキーの「プルチネルラ」でディアギレフは不満を表し、ヒステリーを起こしたとされます。
 
 オリジナル・ブックレットにはピカソのデザインがカラーで掲載され、貴重な資料となっているのも地元ならでは。


 ミヨーの「青列車」のみココ・シャネルの美術。タイトルに反して鉄道を模したものではなく、この列車でコートダジュールを訪れる若者たちがスポーツと恋愛を繰り広げます。音楽もミヨーならではのオシャレなもので、南仏の明るい風景が広がります。

 大野和士の指揮ぶりも統率力満点で、オーケストラからカラフルな音を引き出しています。今夏の来日公演も乞うご期待!



 大野和士&バルセロナ交響楽団 2019年来日公演予定
 ●7/12(金)、7/13(土)、7/14(日)/東京文化会館 プッチーニ 歌劇「トゥーランドット」
 ● 7/17( 水)/愛知県芸術劇場コンサートホール ワーグナー: 歌劇「ローエングリン」第1 幕への前奏曲/サントコフスキー:2 つの三味線のための協奏曲〔三味線:吉田兄弟〕/ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」
 ●7/18(木)、7/20(土)、7/21(日)、7/22(月)/新国立劇場 プッチーニ 歌劇「トゥーランドット」
 ●7/24(水)/オーチャードホール(Bunkamura) サントコフスキー:2つの三味線のための協奏曲/ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付」
 ●7/27(土)、7/28(日)/びわ湖ホール プッチーニ 歌劇「トゥーランドット」
 ●7/29(月)サントリーホール 10代のためのプレミアム・コンサート ビゼー:歌劇「カルメン」前奏曲/ラヴェル:組曲「マ・メール・ロワ」/ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」第2 組曲(バレエ/東京シティ・バレエ団)
 ● 7/31( 水) 東京文化会館 ワーグナー: 歌劇「ローエングリン」第1 幕への前奏曲/サントコフスキー:2 つの三味線のための協奏曲〔三味線:吉田兄弟〕/ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」
 ●8/3(土)、8/4(日)/札幌文化芸術劇場hitaru プッチーニ 歌劇「トゥーランドット」





AVIE


AV 2407
¥2500
ミルテとバラ 〜 クララ&ロベルト・シューマン:歌曲集
 ロベルト・シューマン:リーダー・クライス Op.39
 クララ・シューマン:
  暗い夢の中にいた Op.13-1、ローレライ、 私の星、
  美しさゆえに愛するのなら、喜びよ, おお喜びよ Op.23-6
 ロベルト・シューマン:リーダー・クライス Op.24
カイル・ステガル(テノール)
エリック・ジヴィアン(ピアノ)

 クララ・シューマン生誕200周年記念!アメリカ期待のテノールが歌うシューマン夫妻の歌曲集

 ☆クララ・シューマン生誕200周年記念!
 ☆アメリカの若きテノール、カイル・ステガルが歌うロベルト&クララの歌曲集。
 ☆1841年フランツ・ラウシュ製作のオリジナル・フォルテピアノを使用!

 カイル・ステガルは、鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパンのバッハ公演でリンカーン・センター・デビューを果たし、ウィリアム・クリスティ、ジョゼフ・フランマーフェルト、スティーヴン・スタッブスらの名指揮者と共演してきたアメリカのテノール。
 モニカ・ハジェットが牽引する「ベンヴェニュー・フォルテピアノ・トリオ」のメンバーを務めるエリック・ジヴィアンとともに、クララ・シューマンの生誕200周年記念アルバムとして、ロベルト・シューマンのもっとも愛される2つの歌曲集とクララ・シューマンの稀少な歌曲を録音。

 フォルテピアノは、1841年フランツ・ラウシュ製作(ウィーン)の貴重なオリジナル楽器を使用して、作曲当時の響きを再現。
 ブックレットには、元の語順の維持と詩的な表現の最適なバランスを追求してカイル・ステガル自身が新たに翻訳した英語歌詞が掲載されています。

 ※録音:2018年5月22日−24日、トリアノン劇場(サンノゼ、カリフォルニア)





CENTAUR


CRC 3639
¥2400
ラグタイム・イン・ワシントン マイケル・アドコック(ピアノ)
 ジョプリン:ベシーナ/
 ロッジ:レッド・ペッパー・ラグ/
 ジョプリン:イージー・ウィナーズ/
 ガーシュウィン&ドナルドソン:リアルト・リップルズ/
 ジョプリン:パーム・リーフ・ラグ/
 トーマス・ベンジャミン:古い新ウィーン楽派のラグ/
 オルブライト:スリープウォーカーズ・シャッフル、スコット・ジョプリンの勝利/
 ウィリアム・ボルコム:インシネレイター・ラグ、ブルックリン・ドッジ、ラスト・ラグ、フィールズ・オブ・フラワーズ/
 ジョン・ムスト:リコレクションズ、イン・ストライド/
 モートン:グランパズ・スペルズ/
 ズーク:オールド・トム・キャット・オン・ザ・キーズ/
 ジョプリン:ソラース

 マイケル・アドコックは、1998年のリリ・ブーランジェ・メモリアル・アウォード受賞、ワシントン国際コンクール、ショパン・コンクール・イン・シカゴ&ニューヨークなどでの入賞歴を持つレオン・フライシャー門下のピアニスト。「ラグタイム王」で有名なスコット・ジョプリンの往年のラグから近代作品まで多数収録。

 録音:2017年5月28日、カルバリー統一メソジスト教会(メリーランド、アメリカ)

 

CRC 3631
¥2400
ナスティー・ウーマン ジョアンナ・ゴールドスタイン(ピアノ)
 フローレンス・プライス:ファンタジー・ネグレ/
 クララ・ゴットシャルク=ピーターソン:スタッカート・ポルカ/
 メアリー・ハウ:子守歌/
 ハリエット・ウェア:ホワイト・モス/
 ヴァージニア・ローパー:イン・ヴェネツィア/
 ジュリア・ニーバーゴール:フージャー・ラグ/
 メイ・アウフデルハイド:ダスティー, ア・ラグ/
 ジーナ・ブランスコンブ:リスのパーティー/
 フランシス・マリオン・ラルストン:3つの小さなワルツ/
 エセル・ハイアー:パヴィリオン・ノクターン、ドラゴン・フライズ Op.10/
 エイミー・ビーチ:夕べのツグミ Op.92, No.1、夜明けのツグミ Op.92, No.2/
 ダナ・スウィース:アフタヌーン・オブ・ア・ブラック・ファウン/
 ウルリク・コール:パープル・シャドウズ、 アバヴ・ザ・クラウズ、メトロポリタンズ/
 マナ=ズッカ:プレリュード、エチュード・オマージュ

 ジョアナンナ・ゴールドスタインは、インディアナ大学サウスイースト校の音楽教授。20世紀初頭から1940年代初頭にかけて作曲された女性作曲家たちの重要作品集。

 録音:2017年6月19日ᬢ26日、ステム・コンサート・ホール(インディアナ、アメリカ)

 

CRC 3590
¥2400
ディアナ・ヤヴォルスカが弾く、シューマン、ベートーヴェン、リスト
 シューマン:謝肉祭 Op.9
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番へ短調「熱情」 Op.57
 リスト:ハンガリー狂詩曲第12番嬰ハ短調S.244
ディアナ・ヤヴォルスカ(ピアノ)

 1968年生まれのポーランド出身の女流ピアニスト、ディアナ・ヤヴォルスカが弾く、シューマン、ベートーヴェン、リストの名曲集。

 録音:1997年、スタジオ・レコーディング(クラクフ、ポーランド)

 

CRC 3571
¥2400
モーツァルト&ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
 モーツァルト:
  ピアノ・ソナタ第8番イ短調 .310、ピアノ・
  ソナタ第13番変ロ長調 K.333
 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第5番ハ短調 Op.10-1、
  ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.2-1
デイヴィッド・ヒュンス・キム
 (フォルテピアノ)

 古楽器奏者、研究者で知られるマルコム・ビルソンから「この国のミュージカルライフに重要な貢献をすることは間違いない。」と称賛された、ピアニスト&フォルテピアニスト、デイヴィッド・ヒュンス・キムのデビュー盤。

 録音:2014年11月15日ー16日、チズム・ホール(ワシントン、アメリカ)

 

CRC 3630
¥2400
ソウル・サーチ
 エリック・サラザー:
  ロータス・フィスト、ア・ネセサリー・ポーズ、
  ソウル・サーチ、サイレン、タイムシフト、
  フロム・ザ・ステップス、ブラガ・ダム、
  スカイ・ソウ・ブルー
エリック・サラザー
 (クラリネット、
  エレクトロニクス)

 クラリネットとエレクトロニクス。古典的音楽と現代音楽の融合による新たな可能性を導き出したエリック・サラザーの自作自演集。

 録音:2016年、C.L.E.A.Rラボ、インディアナ大学 - パデュー大学音楽テクノロジー科(インディアナ、アメリカ)




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ET’CETERA



KTC 1663
(4CD/特別価格)
¥5100→\4490
レンブラント没後350周年記念BOX!
 レンブラントの時代の音楽


 CD1「ライデン、アムステルダム」〜
  コルネリス・スハイト(1557−1616)、アントニ・ファン・ノールト(1619−1675)、
  ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562−1621)、ダヴィッド・ペーターセン(1651−1737)、
  ヤーコプ・カッツ(1577−1660)、 クロード・グディメル(1500/14−1572)、ニコラ・ヴァレ(1583−1642)&作者不詳/

 CD2「アムステルダム、ロッテルダム、ハーグ、ユトレヒト」〜
  ヤコブ・ファン・エイク(c.1590−1657)、 ヤン・バプティスト・フェルレイト(1600−1650)、
  コンスタンティン・ホイヘンス(1596−1687)、ディルク・カンプハイゼン(1586−1627)、
  ヘンデリック・スペウ(1575−1625)、ヒスベルト・ファン・ステーンウィック(1605−1679)、
  ダヴィッド・ペーターセン(1651−1737)&作者不詳/

 CD3「フランドル、イタリア」〜
  ヤコブス・クレメンス・ノン・パパ(c.1510−c.1556)、オルランドゥス・ラッスス(1532−1594)、
  カルロ・ファリーナ(c.1600−1639)、タルクィニオ・メールラ(1594−1665)、
  マウリツィオ・カッツアーティ(1616−1678)、ニコラウス・ア・ケンピス(c.1600−1676)、
  ガスパーロ・カサーティ(c.1610−1641)、ダリオ・カステッロ(1602−1631)/

 CD4「アクロス・ザ・チャンネル、ドイツ」〜
  クリストファー・シンプソン(1602−1669)、フランチェスコ・コルベッタ(1615−1681)、
  ヘンリー・パーセル(1659−1695)、ジョン・ジェンキンス(1592−1678)、ウィリアム・ローズ(1602−1645)、
  ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562−1621)、ハインリヒ・シャイデマン(c.1595−1665)、
  ヨハン・ヤーコプ・ヴァルター(c.1650−1717)、ヨハネス・シェンク(1660−c.1720)
   オランダ室内合唱団、パウル・ファン・ネーヴェル、レオ・ファン・ドゥセラール、B'ROCK XS、
   カメラータ・トラジェクティナ、コンサート・オヴ・ムジケ、アントニー・ルーリー、アンネ・フリム、ペーター・コーイ、
   モレ・マイオルム、ペータ・ファン・ハイヘン、イル・コンチェルト・デッレ・ヴィオーレ、コンスタンツェ・バッケス、
   ラール・デュ・ボワ、ヴィーラント・クイケン、ロベルト・ジーニ、マリオ・マルティノーリ、テオレマ、
   ピーター・ダークセン、パヴロ・ベズノシウク、イル・ジャルディーノ・アルモニコ

 

 ☆オランダの老舗レーベル「Et'cetera」が祝う、レンブラント没後350周年記念!
 ☆当時のオランダだけでなく、イタリア、イギリス、ドイツなどの音楽も収録した4枚組。
 ☆ファン・ネーヴェル、ルーリー、クイケン、ジーニ、ダークセン、ベズノシウク等豪華アーティストの録音。

 オランダの老舗レーベル「Et'cetera(エトセトラ)」から、2019年に没後350周年を迎えるオランダ・バロック期を代表する偉大な画家、レンブラント・ファン・レインのアニヴァーサリーBOXセットがリリース。Et'ceteraを中心に、Globe、NM Classics、Oliveを含むの膨大な音源から、レンブラントの生きた時代、17世紀のオランダ黄金時代の音楽を集成。
 大まかな地域ごとに区切られて収録されていますが、特徴的なのは、オランダの作曲家でけでなく、フランドル、イタリア、イギリス、ドイツなどの音楽も収録し、当時のオランダでコーヒー、紅茶、タバコ、香辛料とともにヨーロッパの最新の音楽や芸術、ファッションが輸入され、影響を受けていった様子が浮かび上がります。

 パウル・ファン・ネーヴェル、アントニー・ルーリー、ヴィーラント・クイケン、ロベルト・ジーニ、ピーター・ダークセン、パヴロ・ベズノシウク等、古楽系の豪華アーティストたちの演奏もポイントです。



 

KTC 1638
¥2500
リュク・ポネ〜トンヘレン大聖堂のオルガンを弾く
 ランベール・ショーモン:
  第6旋法による組曲
   (+アンリ・デュ・モンの「第6旋法によるミサ曲」)
 ラッスス:マニフィカト(+作曲者不詳の前奏曲)
 ユベール・ルノット:4つの小品
 トマ・バブー:かくも偉大な秘蹟を
 ハインリヒ・シャイデマン:第7旋法によるマニフィカト
リュク・ポネ(オルガン)
スコラ・グレゴリアーナ・フェミネア
ヤン・ペーテルス(指揮)

 ベルギーのレメンス研究所(現:ルーヴェン大学芸術カレッジ)でオルガン教授を務めたリュク・ポネ。近年再発見された知られざる作品を紹介する三部作の第3巻。
 このプロジェクトは、トンヘレン・オルガン・マニュスクリプト(ベルクス手稿譜)の発見によって開始され、博士研究プログラムの一部として録音されています。

 


KTC 1657
¥2500
ルイ・アンドリーセン:室内楽作品集
 エレジー(チェロ、ピアノ)
 ラン・アンド・ジャンプ(フルート、オーボエ、クラリネット)
 ダブル(クラリネット、ピアノ)
 ディスコ(ヴァイオリン、ピアノ)
 シルヴァー
  (フルート、ヴァイオリン、チェロ、
   ヴィブラフォン&グロッケン、マリンバ、ピアノ、指揮)
 トゥ・ポリーン・オー(オーボエ)、
 ガーデン・オヴ・エロス(ヴァイオリン、ピアノ)
 ハーグ・ハッキング・スクラップ(ピアノ・デュオ)
 神よ、慈しみをもって(オルガン)
ミハイル・ネムツォフ(チェロ)
エレーナ・ネムツォヴァ(ピアノ)
イングリット・ヘーリングス(フルート)
ジェームズ・オースティン・スミス(オーボエ)
アラン・R.ケイ(クラリネット)
クリスティーナ・アヴァネシアン(ヴァイオリン)
ディアナ・アヴァネシアン(ピアノ)
ヘンク・グイタルト(指揮)
アンドレイ・ロシク(ヴァイオリン)
ソフィア・レイチェンコ(ピアノ)
キャサリン・ダウリング(ピアノ)
クラーク・ショイフェレ(ピアノ)、他

 1982年に設立されたオランダでもっとも歴史のある室内楽音楽祭、「オーランド音楽祭」の2018年メイン・コンポーザーとして特集されたオランダの作曲家、ルイ・アンドリーセン(b.1939)の室内楽作品集。
 シェーンベルクの「私的演奏協会」を再現した「私的演奏協会の音楽」シリーズでも話題の音楽家、ヘンク・グイタルトがオーランド音楽祭の芸術監督を務めており、オーランド音楽祭に参加した様々なアーティストたちによる演奏を収録。





RAUMKLANG



RK 3901
¥2600
新たな装いによる中世の歌と聖歌
 ハインリヒ・フォン・フェルデケ(12世紀):Manigem herzen tet der kalte winter leide/
 エンゲルベルク写本(14世紀):囚われた一角獣/
 ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179):O choruscans lux/
 ギオ・ド・ディジョン(13世紀):. De moi dolereus/
 ラス・ウエルガス写本(13世紀): Quis dabit, Klagelied/
 聖歌(7世紀頃):Conditor alme siderum/
 ラウル・デ・フェリエレス(13世紀):Quant je voi/
 エンゲルベルク写本:Benedicamus Domino/
 リガウト・デ・ベルベジル(12世紀):Atressi com lo leoc/
 エアフルト写本(1394): Sys willekomen
   アンサンブル・ヌーン
    〔コラ・シュマイザー(ヴォイス)、ゲルト・アンクラム(ソプラノ&バリトン・サクソフォン)、
     ファルク・ツェンカー(アコースティック&エレクトリック・ギター、ライヴ・ルーピング、
     ハーモニック・チューブ、スプリング・ドラム、ノイズ・インストゥルメンツ)〕

 ヴォイス、サックス、ギターで中世の音楽と現代を繋ぐ

 ☆現代のスタイルで中世の音楽を表現!

 ドイツ語で「今(Now)」を表す単語「Nun」から名前を取ったアンサンブル・ヌーン(ensemble nu:n)は、古くはグレゴリオ聖歌からロマネスク、ゴシックのポリフォニーなどを、即興と現代的なサウンドを交えながら繰り広げる新たなスタイルのアンサンブル。
 ヴォイス、サクソフォン、ギター(&パーカッション)というユニークな編成で、現代のジャズに通ずるようなインプロヴィゼーション、民族音楽的な響き、エレクトロニクスなども取り入れながら、中世の音楽と「今」を結びます。

 ※録音:2014年、2016年、2017年







SOMM


SOMMCD0196
¥2400
COLOUR AND LIGHT ネイサン・ウィリアムソン(ピアノ)
 1-12.オルウィン(1905-1985):12の前奏曲集
 13-19.ピーター・ディキンソン(1934-):パラフレーズ II スタジオ世界初録音
 20.ディーリアス(1862-1934):夜想曲(R.スレルフォール編)
 21-22.ディーリアス:歌劇《赤毛のマルゴー》より前奏曲と二重唱(M.ラヴェル編)
 23.エリザベス・ラッチェンス(1906-1983):The Ring of Bone 骨の環
 24.アンソニー・ハーシェル・ヒル(1939-2016):リタニー 世界初録音
 25.アンソニー・ハーシェル・ヒル:トッカータ 世界初録音

 録音 2018年5月30.31日 The Menuhin Hall, Stoke d'Abernon

 「アメリカの偉大なソナタ集」(SOMMCD0163)に続く、イギリスのピアニスト、ウィリアムソンのSOMM RECORDINGSへの2枚目のアルバムは、20世紀イギリスのピアノ作品集。収録された作品はディーリアスからディキンソンまで極めて多彩な性格を持つもの。冒頭のオルウィンの「12の前奏曲」から、調性のある古典的な作品と、モダンで前衛的な作品が入り混じるユニークな雰囲気を持っています。
 ディーリアスの《赤毛のマルゴー》は1902年に書かれたものの、1983年まで演奏されることのなかった1幕の歌劇。ラヴェルのピアノへの編曲は、繊細なハーモニーと色彩感を重視した近代的で美しい仕上がりです。そのほか、珍しい作品が選ばれており、ウィリアムソンの確かな審美眼を感じさせるアルバムです。

 


SOMMCD0124
¥2400
〔旧譜〕
ビリー・ジョセフ・メイヤール(1902-1959):ピアノ作品集 第1集
 1.イヌサフラン/2.藤の花/3.月見草/
 4-9.組曲「水族館」(ピアノ版)/10-12.組曲「操り人形」/
 13.しだれ柳/14.鉄道のリズム/15.シベリアの悲歌/
 16-18.3つの対比/19.風のハープ/20.浅瀬の水/21.ロボット Op.81
フィリップ・マーティン(ピアノ)

 録音 2012年1月3-4日 Adrian Boult Hall, Birmingham Conservatoire, Paradise Place,UK

 イギリスの作曲家メイヤール。ヴァイオリニストの父親は、4歳の彼にヴァイオリンを学ばせようとしましたが、彼の興味はピアノに向いており、9歳の時にはグリーグのピアノ協奏曲を演奏するほどに優れた才能を発揮しました。その後、ジャズやアメリカのポピュラー音楽に魅了され、代表作「マリーゴールド」を含む300曲を超える楽しいピアノ曲を発表。
 ラグタイムやジャズ風の明るい曲調を持つ魅力的な小品は多くの人を魅了しました。フィリップ・マーティンはメイヤール作品を得意とするピアニスト。日曜のラジオ番組で彼の演奏を聴いたSOMMレーベルのオーナー、シヴァ・オークが瞬時にレコーディングを決めたというほどの腕前です。

 


SOMMCD0149
¥2400
〔旧譜〕
ビリー・ジョセフ・メイヤール(1902-1959):ピアノ作品集 第2集 フィリップ・マーティン(ピアノ)
 Insect Oddities 奇妙な昆虫
  1.アリの結婚/2.テントウムシの子守歌/3.カマキリ/
  4.ビンの中のカブトムシ/5.ホワイト・ヘザー/6.スリをする紳士/
  7.モミの木の歌/8.ジャスミン/9-13.組曲「ビッグ・トップ」/
 6つのピアノ・レターより
  14.第1番:Virginia Creeper/15.第2番:All-Of-A-Twist/16.第3番:The Jazz Master/
  17-19.3枚の日本の絵 Op.25/20-22.3つのシンコペイテッド・ランブルズ

 録音 2014年6月24-25日 Adrian Boult Hall, Birmingham Conservatoire, Paradise Place,UK

 イギリスの作曲家メイヤール。300曲を超えるピアノ曲は、一連の"イギリス・ライト・ミュージック"における代表的存在です。第1集(SOMMCD0124)が高い評価を受けたフィリップ・マーティンによる第2集のアルバムでは、ユニークな組曲「Insect Oddities 奇妙な昆虫」をはじめとした楽しい作品を聴くことができます。軽快なラグタイムで書かれた「アリの結婚」をはじめ、抒情的な「3枚の日本の絵」など、多彩な作風も聴きどころです。

 

SOMMCD0147
¥2400
〔旧譜〕
ロジャー・サチェヴァレル・コーク(1912-1972):
 前奏曲&変奏曲集

  1-11.前奏曲 Op.33
  12-24.前奏曲 Op.34
  25-41.変奏曲 Op.37
   世界初録音
サイモン・キャラハン(ピアノ)

 録音 2014年8月26-27日 Old Granary Studios,Suffolk, United Kingdom

 イギリスの近代作曲家サチェヴァレル・コークのピアノ作品集。ラフマニノフとモイセイヴィチの友人であり、とりわけラフマニノフには、自身の第2交響曲を献呈するなど親しくしていました。作曲家としての才能は広く認められていましたが、作品が演奏されることはほとんどなく、総譜のほとんどはチェスターフィールドの図書館に眠っています。
 今回の録音のためにピアニスト、キャラハンはコークの総譜を初めて目にしましたが、その精緻な作風に興味をそそられ、作品の研究を続けることを決意したといいます。それほどまでに魅力的な曲集をぜひお楽しみください。

 

SOMMCD0148
¥2400
〔旧譜〕
アーサー・ブリス(1891-1975):ピアノ作品集 第2集
 1-4.マスク
  [喜劇的なマスク/ロマンティックなマスク/
   不吉なマスク/軍隊のマスク]
 5-6.2つの間奏曲
 7-9.ピアノのための組曲
 10.J.S.バッハ(1685-1750):
  古き年は過ぎ去り BWV614(A.ブリスによるピアノ編)
 11.THE ROUT TROT
 12-14.三部作
 15.ブリス・ワン=ステップ
マーク・ベッビントン(ピアノ)

 録音 2011年6月1月3-4日 Symphony Hall, Birmingham, England, United Kingdom

 王立音楽大学でスタンフォードに師事、第一次世界大戦に従軍し、復員後に作曲活動に入ったアーサー・ブリス。ヴォカリーズのみの歌を楽器として扱う独自の作風が話題となり、知名度を獲得。新古典派の薫陶を受け、やがてジャズにも興味を示し、これらの要素を取り入れたユニークな作品を次々と発表しました。
 エルガーからも強い影響を受け、時には牧歌的な作品を書くなど様々な表情を見せる彼の作風は、ピアノ曲でも変わることがありません。1924年頃に作曲された「マスク」はその代表的な作品。4曲それぞれが独立した雰囲気を持ち、各々のタイトルに即した曲が展開されていきます。後期ロマン派の香りが漂う「2つの間奏曲」も聴きものです。

 

SOMMCD0145
¥2400
〔旧譜〕
エルガー/アーノルド/シンプソン:弦楽オーケストラのための編曲集
 1-3.エルガー(1857-1934):弦楽四重奏曲 ホ短調 Op.83
  (D.マシューズによる弦楽オーケストラ編)
 4-7.アーノルド(1921-2006):弦楽のためのソナタ
  (弦楽四重奏曲 第2番による)(D.マシューズによる弦楽オーケストラ編)
 8.シンプソン(1921-1997):弦楽四重奏曲 第3番-アレグロ・デチーソ
  (作曲家自身による弦楽オーケストラ版)
ベン・パーマー(指揮)
セント・ポール管弦楽団

 録音 2014年3月24-25日 St. Mary's Church, Walthamstow, London, England,United Kingdom

 イギリスの名門セント・ポール管弦楽団が演奏する弦楽オーケストラ作品集。どれもオリジナルではなく、弦楽四重奏曲からの編曲です。エルガーとアーノルドは現代作曲家デイヴィッド・マシューズの編曲、シンプソンの曲は作曲家自身が編曲を行っています。エルガーの弦楽四重奏曲は1918年の作品。彼の妻アリスがこの曲の第2楽章を気に入っており、彼女の葬儀でも演奏されました。
 マシューズはまず第2楽章をアレンジ、その後、全曲の編曲を完成させています。アーノルドの四重奏曲は1975年の作。刻々と変化するテクスチャーが特徴的な曲で、アイルランド民謡を思わせる第2楽章が印象的です。単一楽章のシンプソンの四重奏曲は、弦楽オーケストラに拡大されたことで一層力強さが加わりました。

 

SOMMCD0143
¥2400
〔旧譜〕
ラフマニノフ(1873-1943):前奏曲全集
 1.幻想的小品集 Op.3-2 前奏曲 嬰ハ短調「鐘」
 2-11.10の前奏曲 Op.23
 12-24.13の前奏曲 Op.32
レオン・マッコウリー(ピアノ)

 録音 2014年5月7-8日 チャンプスヒル、パルバラ、西サセックス UK

 腕に覚えのあるピアニストの多くが手掛けるラフマニノフの24の前奏曲。ラフマニノフが長い間に渡って書き綴った名作であり、最高傑作のひとつです。なかでもOp.3-2は1920年代のニューヨークで、高名なジャズ・バンド「ポール・ホワイト・バンド」がジャズ版を演奏し、ラフマニノフ自身が喜んだという記録も残るほどで、その人気の高さは現在でも変わることがありません。「10の前奏曲」「13の前奏曲」はそれぞれの曲が巧妙に配置されており、ピアニストは各々の作品の特徴を引き出すことが求められます。マッコウリーの演奏は詩的な面を際立たせた見事なもの。流れるようなパッセージが耳に残ります。

 


SOMMCD0146
(2CD)
¥3800→\3490
〔旧譜〕
ジョン・マッケイブ(ピアノ)
カール・ニールセン(1865-1931):ピアノ作品集
ジョン・マッケイブ(ピアノ)
 【CD1】
  1.祝祭前奏曲「世紀の変わり目にて」FS24
  2.子供と大人のためのピアノ音楽第1集 Op.53 FS148 第1番-第6番
  3.子供と大人のためのピアノ音楽第1集 Op.53 FS148 第7番-第12番
  4-7.交響的組曲 Op.8
  8-12.5つの小品 Op.3 FS10
  13-15.3つの小品 Op.59 FS131
  16.子供と大人のためのピアノ音楽第2集 Op.53 FS148 第13番-第18番
  17.子供と大人のためのピアノ音楽第2集 Op.53 FS148 第19番-第24番
 【CD2】
  1.6つのユモレスク・バガテル Op.11 FS22
  2-7.組曲「明けの明星」Op.45
  8.シャコンヌ Op.32 FS79
  9.劇付随音楽「ハウバートとシーネ」FS57-第5曲 乙女たちの踊り(ピアノ版)
  10.主題と変奏 Op.40 FS81

 録音 1973年1月4日 St.George the Martyr, Holborn,London, England, United Kingdom

2015年にこの世を去ったピアニスト、作曲家ジョン・マッケイブの偉業を讃え、1973年に彼が録音したニールセンのピアノ作品集を再発売したもの。ピアニストとしては「ハイドン:ピアノ・ソナタ全集」で知られるマッケイブ、ここでも華麗なテクニックを駆使し、ニールセンの多彩な作品を演奏しています。
 代表作「子供と大人のためのピアノ音楽集」では、シンプルな旋律を表情豊かに表現。交響的組曲や祝祭前奏曲ではオーケストラを思わせる重厚なハーモニーを力強く奏でています。

 

SOMMCD0138
¥2400
〔旧譜〕
クラウン・インペリアル
 20世紀英国戴冠式のための行進曲集
トム・ヒギンズ(指揮)
ロンドン・シンフォニック・コンサート・バンド
  1.スーザ(1854-1932):エドワード王行進曲
  2.サン=サーンス(1835-1921):戴冠式行進曲 Op.117(M.レットフォードによる吹奏楽編)
  3.マッケンジー(1847-1935):戴冠式行進曲 Op.63(J.マッケンジー=ローガンによる吹奏楽編)
  4.ゴッドフリー(1859-):戴冠式行進曲(C. ゴッドフリーによる吹奏楽編)
  5.エルガー(1857-1934):戴冠式行進曲 Op.65(T.ヒギンズによる吹奏楽編)
  6.ジャーマン(1862-1936):戴冠式行進曲(C.ゴッドフリーによる吹奏楽編)
  7.エルガー(1857-1934):宮廷仮面劇「インドの王冠」Op.66(編曲:F.ウィンターボトム)
  8.ウォルトン(1902-1983):戴冠式行進曲「王冠」(W.J. デュソイトによる吹奏楽編)
  9.ウォルトン:戴冠式行進曲「宝玉と王の杖」(N.リチャードソンによる吹奏楽編)
  10.バックス(1883-1953):戴冠式行進曲(G. ポーレンによる吹奏楽編)
  11.ブリス(1891-1975):行進曲「ようこそ女王陛下」Op.95(W.デュソイトによる吹奏楽編)

 録音 2013年7月20-21日 St. John the Evangelist,Upper Norwood, United Kingdom

 20世紀のイギリスでは4回の戴冠式が行われました。4人の新しい君主が王座に座り世界中の人々が賛美の声を上げました。このアルバムでは20世紀に作曲された儀式のための音楽の吹奏楽編曲版を収録、この中には作曲直後にコンサート・バンド用に編曲されるも録音されたことのない曲が多く含まれており、まさに「儀式に即した演奏」を楽しむことができます。スーザやエルガーを始め、バックスやブリスなど珍しい作品も収録されています。

 

SOMMCD0142
¥2400
〔旧譜〕
メトネル(1880-1951):ソナタ集
 1.忘れられた調べ 第1集 Op. 38 - 第1曲 回想ソナタ
 2-5.ソナタ・ロマンティカ Op.53-1
 6.嵐のソナタ Op.53-2-第1楽章
  Allegro sostenuto, concentrando
 7.3つのアラベスク Op.7-第1曲 牧歌
アレッサンドロ・タヴェルナ(ピアノ)

 録音 2013年11月9-10日 ターナー・シムズ・コンサート・ホール、サウサンプトン大学、イングランド

 1983年ヴェネツィアに生まれ、2005年リーズ国際ピアノ・コンクールに入賞。「ミケランジェリの後継者」と称され、マゼールも絶賛し一躍注目を集めたイタリアのピアニスト、アレッサンドロ・タヴェルナが演奏するメトネル作品集。
 メトネルはラフマニノフの友人であり、ピアノのための作品を数多く残しました。その作品は技巧的でありながら、ロシア的情緒を色濃く映し出したもので、物語性を持つ独創的な作風に拠っています。タヴェルナは作品の持つロマンティシズムに焦点をあて、表情豊かに演奏しています。

 

SOMMCD0141
¥2400
〔旧譜〕
ヴァッセナール(1692-1766):コンチェルト・アルモニコ第1番 - 第6番
 1-4.コンチェルト・アルモニコ 第1番 ト長調
 5-8.コンチェルト・アルモニコ 第2番 変ロ長調
 9-12.コンチェルト・アルモニコ 第3番 イ長調
 13-16.コンチェルト・アルモニコ 第4番 ト長調
 17-20.コンチェルト・アルモニコ 第5番 ヘ短調
 21-24.コンチェルト・アルモニコ 第6番 変ホ長調
リチャード・ジェンキンソン(指揮)
イノベーション室内アンサンブル

 録音 2012年2月19-20日 CBSO Centre, Birmingham, United Kingdom

 バロック時代、オランダの作曲家ヴァッセナールの代表作「コンチェルト・アルモニコ」。優れた筆致による華麗なイタリア様式の合奏協奏曲ですが、ヴァッセナールは貴族であったため自身の名で作品を出版することをせず、この曲集は長い間ペルゴレージの作品とされていました。
 1979年にヴァッセナール自身が所有していたトヴィッケル城の公文書館から署名入りの譜面が発見され、ようやくヴァッセナールの作品であることが証明されたという経緯があり、アマチュアながら優れた作曲家として歴史に名が残ることとなりました。演奏しているイノベーション室内アンサンブルはバーミンガム市交響楽団のメンバーで構成されています。

 

SOMMCD0136
¥2400
〔旧譜〕
ラフマニノフ(1873-1943):練習曲集「音の絵」 Op.33.39
 1-8.練習曲集「音の絵」Op.33
 9-17.練習曲集「音の絵」Op.39
マーティン・カズン(ピアノ)

 録音 2012年10月28-29日 Old Granary Studios, Suffolk,England, United Kingdom

 2005年「エットーレ・ポゥッツォーリ国際ピアノ・コンクール」で最優秀賞を受賞、マウリツィオ・ポリーニ、ジェフリー・パーソンズ、ジョン・リルを始めとしたピアニストたちに教えを受けたピアニスト、マーティン・カズン。
 このアルバムではラフマニノフの「音の絵」全曲を演奏しています。大胆不敵、かつ巧みなテクニックと情感溢れる歌いまわしが持ち味の彼らしく、1曲1曲を丹念に弾き込むことでラフマニノフが描きたかったであろう"音の世界"を表現しています。

 

SOMMCD0132
¥2400
〔旧譜〕
シューベルト(1797-1828):ピアノ・ソナタ/さすらい人幻想曲
 1-3.ピアノ・ソナタ 第13番 イ長調 Op.120 D664
 4-7.幻想曲 ハ長調「さすらい人」 Op.15 D760
 8-11.ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960
ゲオルゲ=エマヌエル・ラザリディス(ピアノ)

 録音 2011年10月24-25日 St. Mary's Church, Walthamstow,London, England, United Kingdom

 ギリシャ出身のピアニスト、ラザリディスが弾くシューベルト作品集。4歳で作曲を始め、6歳の時にはテレビやラジオに出演、注目を浴びたという神童です。ロンドンの王立音楽院で学び、数々の賞を受賞。世界的な活躍を始めました。
 シューマン、リストなどロマン派作品を得意としており、このシューベルトでも詩的な音楽を聴かせます。繊細な13番のソナタ、雄大な「さすらい人」幻想曲、長大な第21番のソナタと曲ごとに違う味わいを持たせ、シューベルトの多彩な面を強調した演奏です。

 


SOMMCD0131
¥2400
〔旧譜〕
ウィリアム・ヴィンセント・ウォレス(1812-1865):声楽作品集 サリー・シルヴァー(ソプラノ)
リチャード・ボニング(ピアノ)
 1.Why Do I Weep for Thee?/2.The Desert Flower: Through the Pathless Forests Drear/
 3.Bird of the Wild Wing/4.Orange Flowers/5.Softly, ye night winds/
 6.Happy Birdling of the Forest Op.63/7.The Gypsy Maid/8.Alice/
 9.Seabirds Wing their Way/10.Over the Silvery Lake/11.It Is the Happy Summer Time/
 12.Wild Flowers/13.Go! Thou Restless Wind/14.Cradle Song/15.The Star of Love/
 16.The Spring and Summer Both are Past/17.The Winds that Waft My Sighs to Thee/
 18.Good Night, and Pleasant Dreams/19.Old Friends and Other Days/
 20.The Leaves are Turning Red

 録音 2011年3月24-26日 ポットン・ホール、サフォーク、イングランド

 19世紀、植民地時代のアイルランドにおいて、祖国の音楽発展に貢献したウィリアム・ヴィンセント・ウォレス。父親は軍楽隊の曹長であり、父から音楽の手ほどきをうけ8歳で行進曲を作曲したという才能の持ち主。ヴァイオリン演奏にも優れた腕前を示し、ダブリンではパガニーニの演奏を聴いて感銘を受け、ヴィルトゥオーゾへの道を志したとされています。
 1838年にはオーストラリア初の音楽祭を開催、しかし多額の負債を抱え国を脱出したとも言われています。いくつかの歌劇や声楽曲が残されていますが、名指揮者リチャード・ボニングがウォレス作品の復興に尽力し、作品を紹介しています。ここではサリー・シルヴァーが歌う親しみ易い歌曲にボニングが細やかな伴奏を付け、作品を引き立てています。

 

SOMMCD070
¥2400
〔旧譜〕
ベートーヴェン(1770-1827):管楽器のための音楽集 アルビオン・アンサンブル
 1.劇音楽「エグモント」Op.84-序曲(F.シュタルケによるウィンド・アンサンブル編)
 2-5.交響曲 第1番 ハ長調 Op.21(G.シュミットによるウィンド・アンサンブル編)
 6.歌劇《フィデリオ》-序曲(W.セドラークによるウィンド・アンサンブル編)
 7.歌劇《フィデリオ》-第2幕 行進曲(W.セドラークによるウィンド・アンサンブル編)
 8.ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.16-第2楽章 Andante cantabile
 (J.トリーベンゼーによるウィンド・アンサンブル編)
 9-11.ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 「悲愴」 Op.13(作曲家不詳:ウィンド・アンサンブル編)

 録音 2007年5月21.23-25日 St. Michael's Church, Highgate,London, United Kingdom

 様々なベートーヴェン作品をウィンド・アンサンブルに編曲した楽しい1枚。「人気曲を気軽に家庭で楽しむため」に18世紀後半から19世紀にかけて幅広く行われていたこれらの編曲作品は当時絶大なる人気を誇り供給が滞ったため、作曲家自身だけでなく、出版社が他の作曲家たちにも編曲を依頼し量販することで需要を賄っていました。時には原曲を超えるほどの出来ばえの作品もあり、どれも味わい豊かな表情をもっています。BBCラジオの常連出演者で、英国国内で絶大な人気を誇るアルビオン・アンサンブルの演奏です。

 

SOMMCD065
¥2400
〔旧譜〕
コウル四重奏団:モー&ブリテン
 1-5.ニコラス・モー(1935-2009):弦楽四重奏曲 第3番
 6-10.ブリテン(1913-1976):弦楽四重奏曲 第3番 Op.94
 11-13.ブリテン:3つのディヴェルティメント
コウル四重奏団

 録音 2005年11月8-10日 St. Paul's Church, Birmingham,England, United Kingdom

 モーツァルトの弦楽四重奏曲集(SOMMCD040、SOMMCD049)で細やかな表現を聴かせたコウル四重奏団。メンデルスゾーンやシューベルトなどのロマン派作品から20世紀近代作品まで幅広いレパートリーを持ち、これまでに30作を超えるレコーディングを行うなど、40年以上に渡る長いキャリアを誇っています。このアルバムでは彼らの多彩なレパートリーの中から近現代の作品をセレクト。ブリテンとモー、2人の性格の違う作品を鮮やかに弾き分けています。なかでもモーの終楽章の静謐な美しさが聴きどころです。

 
SOMMCD067
¥2400
〔旧譜〕
ショスタコーヴィチ&ブリテン:チェロ・ソナタ集
 1-4.ショスタコーヴィチ(1906-1975):チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40
 5-9.ブリテン(1913-1976):チェロ・ソナタ ハ長調 Op.65
 10-19.ブリテン:無伴奏チェロ組曲 第3番 Op.87
カリーネ・ゲオルギアン(チェロ)
ジェレミー・ヤング(ピアノ) 1-9

 録音 2006年8月28-30日 The Warehouse, London, United Kingdom

 モスクワ生まれの女性チェロ奏者ゲオルギアンは、5歳の時に父親からチェロの手ほどきを受け、モスクワ音楽院に入学。ロストロポーヴィチの元で7年間勉強し、第3回チャイコフスキー国際コンクールで第1位、および金賞を獲得。
 ハチャトゥリアンのコンチェルト・ラプソディーをシカゴ交響楽団と作曲家自身の指揮でアメリカ初演したのを皮切りに、世界中で演奏活動を始め高い評価を受けました。教師としても優れた才能を発揮、数多くの後進を育てました。
 このアルバムでは最も得意とするショスタコーヴィチとブリテンの作品を演奏。若手ピアニスト、ジェレミー・ヤングとともにロストロポーヴィチから受け継いだ精神を堂々たる演奏で伝えています。

 

SOMMCD068
¥2400
〔旧譜〕
ヘンデル(1685-1759):ヴァイオリン作品全集
 1-4.ヴァイオリン・ソナタ 第3番 イ長調 Op.1-3 HWV361
 5-8.ヴァイオリン・ソナタ 第7番 ニ長調 Op.1-13 HWV371
 9.アレグロ ト長調 HWV407
 10-13.ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Op.1-6 HWV364a
 14-20.フルート・ソナタ ロ短調 Op.1-9 HWV367a(ヴァイオリンと通奏低音編)
 21.フルート・ソナタ ロ短調 Op.1-9 HWV367a-第6楽章 Andante(異稿)(ヴァイオリンと通奏低音編)
 22.ファンタジア イ長調 HWV406
 23.オラトリオ「時と真理の勝利」 HWV46b ソナチネ イ長調(ヴァイオリンと通奏低音編)
 24-27.ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.1-1 HWV359a
 28.アンダンテ イ短調 HWV412
 29.アレグロ ハ短調 HWV408
 30-32.ヴァイオリン・ソナタ ト長調 HWV358
   ロンドン・ヘンデル・プレイヤーズ
   【メンバー】
    エイドリアン・バターフィールド(ヴァイオリン)、
    キャサリン・シャーマン(チェロ)、ローレンス・カミングス(チェンバロ)

 録音 2007年5月1-3日 St. Mary's Church, Walthamstow, London, England

 英国を代表するバロック・アンサンブルの一つ「ロンドン・ヘンデル・プレイヤーズ」によるSOMMレーベル、3枚目のヘンデル・アルバム。今作ではヘンデルのヴァイオリン作品に焦点を当てています。ヘンデルのヴァイオリン・ソナタは未だ整理がされておらず「作品1」と呼ばれる様々な独奏楽器のソナタの中のヴァイオリン曲を指すのが一般的ですが、他にもいくつかの作品が確認されています。ここではそれらを洗い出し、ひとまとめにすることで「作品全集」としました。

 

SOMMCD0112
¥2400
〔旧譜〕
ディーリアス(1862-1934):
 管弦楽作品の2台ピアノ編曲集 第1集
サイモン・キャラハン(ピアノ)
竹ノ内博明(ピアノ)
  1.ダンス・ラプソディ第1番(P.グレインジャーによる2台ピアノ編)
  2.小管弦楽のための2つの小品-第1曲 春を告げるかっこうを聞いて(R.シュミット=ヴンストルフによる2台ピアノ編)
  3.ブリッグの定期市-イギリス狂詩曲(P.ウォーロックによる2台ピアノ編)
  4.交響詩「人生と愛の詩」(E.フェンビー、H.B.ガーディナーによる2台ピアノ編)
  5.夏の歌(E.フェンビーによる2台ピアノ編)
  6.歌劇「コアンガ」-第2幕 ラ・カリンダ(J.トリンブルによる2台ピアノ編)

 録音 2011年4月21-22日 Adrian Boult Hall, Birmingham Conservatoire

 2012年、ディーリアス生誕150年を記念して製作されたアルバム。ディーリアスの繊細な響きに満たされた管弦楽曲を、ディーリアスの良き理解者であったフェンビーを始めとした他の作曲家たちが2台ピアノ用に編曲した作品が集められています。オーケストラでなくては再現できないような「春を告げるかっこうを聞いて」などが見事にピアノの響きに置き換えられています。
 演奏しているのはサイモン・キャラハンと竹ノ内博明の2人のピアニスト。ぴったりと息のあった隙のない演奏で、ディーリアスの独自の世界を描き出しています。

 

SOMMCD087
¥2400
〔旧譜〕
フランク・ブリッジ(1879-1941):室内楽作品集
 1-3.ピアノ五重奏曲 ニ短調
 4-6.ノヴェレッテ
 7.トリオ、ラプソディ
 8.2台のヴィオラのための2つの小品-第2番 ラメント ハ短調
 9.熟したさくらんぼ
 10.クリスマス舞曲「ロジャー・ド・カヴァリー卿」
ブリッジ弦楽四重奏団

 録音 2008年12月13-15日 St. Philips Church, London, England, United Kingdom

 1904年に作曲されたブリッジのピアノ五重奏曲。重苦しい雰囲気と循環形式が用いられている点で、およそ20年前に書かれたフランクの五重奏を思わせる力作です。同じ年に書かれた「ノヴェレッテ」は3つの部分で構成された性格的な小品集。
 各々の曲の性格は違いますが、ブリッジは共通の主題を導入することで曲の調和を図っています。1928年の「トリオ、ラプソディ」はモダンな作品。ブリテンの師としてのブリッジの先進性が顕れたシュールな曲です。他3曲も含め、作曲家の名を冠した「ブリッジ弦楽四重奏団」による演奏です。

 


SOMMCD0113
¥2400
〔旧譜〕
ジョン・ジュベール(1927-2019):弦楽四重奏曲第1番-第3番
 1-3.弦楽四重奏曲 第1番 変イ長調 Op.1 世界初録音
 4-7.弦楽四重奏曲 第2番 Op.91
 8-10.弦楽四重奏曲 第3番 Op.112 世界初録音
ブロドスキー四重奏団

 録音 2011年6月25-26日 1-3.8-10、2006年2月20日 4-7 The Warehouse, London United Kingdom

 作曲家ジュベールの85歳を記念して2012年にリリースされた弦楽四重奏曲集。このアルバムに含まれている第2番の弦楽四重奏曲は、作曲家の80歳を記念してリリースされた2枚組の作品集(SOMMCD060)からの再編となります。21歳の作品である「第1番」から60歳のときに書かれた「第3番」まで、ほぼ40年の年月の経過があり、その間のイギリス音楽の変遷も含め、ジュベール自身の音楽体験(第1番はウォルトン、もみることができる興味深い曲集です。

 

SOMMCD0116
¥2400
〔旧譜〕
ブラームス(1833-1897):ピアノ作品集
 1-27.ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ Op.24
 28-43.16のワルツ Op.39(ピアノ独奏版)
 44-49.6つのピアノのための小品 OP.118
レオン・マッコウリー(ピアノ)

 録音 2011年1月10-11日 Champs Hill, Pulborough,West Sussex, England UK

 マッコウリーが演奏するブラームス作品集。彼は以前からブラームス作品に関心があり、中でも「ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ」は1993年に開催されたリーズ国際ピアノ・コンクールで演奏して以来、リサイタルでも愛奏している曲の一つと言います。
 この演奏時間が30分近い大規模な作品にカップリングしたのは、愛らしい「ワルツ集」と晩年の名作「6つの小品」。すみずみまで考え抜かれたまとまりの良いアルバムに仕上がっています。





ORFEO



C968191
\2600→\2390
ダニエル・ミュラー=ショット(チェロ)
リヒャルト・シュトラウス(1964-1949):チェロ・ソナタ/ドン・キホーテ

 チェロ・ソナタ ヘ長調 Op.6
  1.第1楽章:Allegro con brio
  2.第2楽章:Andante ma non troppo
  3.第3楽章:Finale: Allegro vivo

 4.Zueignung 献呈 Op.10-1(チェロとピアノ編)
 5.Ich trage meine Minne 愛を抱いて Op.32-1(チェロとピアノ編)

 6-19.交響詩「ドン・キホーテ」Op.35
ダニエル・ミュラー=ショット(チェロ)
ヘルベルト・シュフ(ピアノ)…1-5
クリストファー・ムーア(ヴィオラ)…6-19
アンドリュー・デイヴィス(指揮)…6-19
メルボルン交響楽団…6-19

 ダニエル・ミュラー=ショット、こだわりのリヒャルト・シュトラウス作品集
 2017年、ダニエル・ミュラー=ショットがオーストラリアで演奏した「ドン・キホーテ」。一度は別のアルバムの一部としてリリースされたものの、「リヒャルト・シュトラウスのチェロ作品だけでリリースしたい」という彼自身の希望で、Orfeoレーベルより新たな組み合わせで発売されることとなりました。新カップリングは初期の作品である「チェロ・ソナタ」と、このアルバムのために編曲したという「献呈」と「愛を抱いて」の2曲の歌曲のチェロ版というもの。

 33歳の時に作曲された描写的な「ドン・キホーテ」は、シュトラウスの作曲技法の円熟を示すとともに、彼がどれほどチェロの音色を愛していたかの証明ともいえるユニークな作品で、ミュラー=ショットは色彩豊かな音色を駆使し、シュトラウスの描いた世界を表現しています。
 バックを務めるメルボルン交響楽団はオーストラリアを代表するオーケストラの一つ。音楽監督を務めるアンドリュー・デイヴィスのもと、毎年150回以上のライヴ・コンサートを行いテレビ、ラジオ放送を通じて350万人以上の聴衆に音楽を届けています。サンチョ役を務めるヴィオラのムーアはメルボルン交響楽団の首席奏者です。
 シュトラウスが18歳の時に彼の友人ハンス・ヴィーハンのために作曲した瑞々しい感性溢れる「チェロ・ソナタ」、および歌曲で伴奏を務めるヘルベルト・シュフはドイツの伝統を継承する実力派。ここではミュラー=ショットとともにシュトラウスの華麗な世界を歌い上げます。
 録音:2019年1月17日 ドイツ放送、室内楽ホール…1-5 2017年6月21-26日 メルボルン、ハーマー・ホール・アーツ・センター…6-19
  
 


MP1901
(2CD)
\2000
カール・ライスター、1983年録音
 ルイ・シュポア(1784-1859):クラリネット協奏曲集

【CD1】
 1-3.クラリネット協奏曲 第1番 ハ短調 Op.26
 4-6.クラリネット協奏曲 第4番 ホ短調 WoO20
【CD2】
 1-3.クラリネット協奏曲 第2番 変ホ長調 Op.57
 4-6.クラリネット協奏曲 第3番 ヘ短調 WoO19
カール・ライスター(クラリネット)

ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)
シュトゥットガルト放送交響楽団

 1805年から1812年までゴーダの宮廷楽長を務めた後、1822年からカッセルの宮廷楽長を務めたシュポア。1830年代にはまぎれもなく、その時代における最大の作曲家とみなされていました。
 彼はチューリンゲンの名クラリネット奏者、ヨハン・ジーモン・ヘルムシュテットのために4曲のクラリネット協奏曲を書きましたが、これらは現代でもクラリネット奏者の大切なレパートリーです。
 この録音は22歳でベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者に就任し、長い間メンバーとして活躍したカール・ライスターがソリストを務めた名演。完璧な技巧に裏打ちされた伸びやかで美しい音色が魅力です。
 もともとは1枚ずつの単独販売でしたが、今回4曲をまとめてのリリースとなります。
  録音 1983年6月20-25日、12月17-22日 南ドイツ放送、シュトゥットガルト
 



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WIENER SYMPHONIKER



WS020
(2CD)
\3600→\3290
フィリップ・ジョルダン(指揮)&ウィーン交響楽団
 ベルリオーズ(1803-1869):幻想交響曲/レリオ

【CD1】
 幻想交響曲 Op.14
  1.第1楽章:夢、情熱
  2.第2楽章:舞踏会
  3.第3楽章:野の風景
  4.第4楽章:断頭台への行進
  5.第5楽章:魔女の夜宴の夢
【CD2】
 レリオ、あるいは生への復帰 Op.14bis
  1.神よ!私はまだ生きている
  2.第1曲:漁師-ゲーテのバラード
  3.奇妙にもこの記憶が
  4.第2曲:亡霊の合唱
  5.おお、シェークスピアよ
  6.第3曲:山賊の歌
  7.なんと私の魂は
  8.第4曲:幸福の歌-賛美歌
  9.ああ、私が見つけることができないもの
  10.第5曲:エオリアン・ハープ-思い出
  11.私は危険な幻想に
  12.第6曲:シェイクスピアの「テンペスト」にもとづく幻想曲
  13.今日はこれで結構!
シリル・デュボワ(テノール)…CD2
フローリアン・センペイ(バリトン)…CD2
イングリッド・マルソナー(ピアノ)…CD2
ジャン=フィリップ・ラフォン(ナレーター)…CD2

ウィーン楽友協会合唱団…CD2
(ヨハネス・プリンツ…合唱指揮)

フィリップ・ジョルダン(指揮)
ウィーン交響楽団

 ベルリオーズの「幻想交響曲」とその続編とされる「レリオ」は、どちらも作曲家自身の恋愛体験が元となった破天荒な作品。
 全曲に渡り“イデー・フィクス(固定楽想)”と呼ばれる特定の旋律(彼の恋愛対象となったハリエット・スミスソンを表す)が形を変えて現れる「幻想交響曲」は、曲名の通り、幻想的な作風が愛され演奏機会も多く、ベルリオーズの代表作とされる一方、同じ作品番号が付された「レリオ」はピアニスト、マリー・モークとの破局から生まれた自伝的作品で、大編成のオーケストラと独唱、合唱、ピアノが用いられると共に、語りを務めるナレーターに大きなウェイトがかかるというユニークな曲であり「幻想交響曲」と同じ旋律の“イデー・フィクス”が現れるなど、2つの作品の関連性は強いのですが、めったに演奏されることがありません。
 ここでナレーターを務めるのは、フランスのベテラン、ジャン=フィリップ・ラフォン。バリトン歌手として様々な作品を歌うだけでなく、映画「バベットの晩餐会」や「カルメン」などに俳優として出演、その演技には定評があります。

 ストーリー性のある作品を得意とするジョルダンにとって、この2つの作品はまさに腕の見せ所のオンパレード。「幻想交響曲」での豊麗、かつ猟奇的な表現はもちろんのこと、演劇性の高い「レリオ」では大編成のオーケストラを自在に操り、主人公の空想上の世界を多面的に描きだしています。

 録音 2018年11月10.11日 ウィーン ムジークフェライン 大ホール
  


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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SOMM



ARIADNE5004
¥2400→\2190
バッハを祝して
  キャスリーン・フェリア〜マニフィカト初出音源

 J.S.バッハ(1685-1750):
  1-13.マニフィカト BWV243-2 初出音源
  14-23.カンタータ 第11番「神をそのもろもろの国にて頌めよ」/
  24-30.カンタータ 第67番「留めよ心に 主イエスを」/
  31.カンタータ 第147番より「主よ、人の望みの喜びよ」
 13-31 英語歌唱
   キャスリーン・フェリア(コントラルト)、ウィリアム・ハーバート/フーゴ・マイヤー=ヴェルフィング(テノール)、
   オットー・エーデルマン/ウィリアム・パーソンズ(バス)、ウィーン国立歌劇場合唱団/ザ・カンタータ・シンガーズ、
   フォルクマール・アンドレーエ(指揮)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
   レジナルド・ジャックス(指揮)、ジャックス管弦楽団

 録音1950年6月10日 ムジークフェラインザール ウィーン 1-12、1949年10月6日,11月1日 キングスウェイ・ホール ロンドン 13-23、1949年11月3日 キングスウェイ・ホール ロンドン 24-30、1949年10月8日 キングスウェイ・ホール ロンドン 31

 イギリスが誇る名歌手キャスリーン・フェリアが歌うバッハの名唱集。マニフィカトは初出音源となります。これは1950年、彼女が初めてウィーンを訪れた際に行われた国際バッハ・フェスティヴァルによる「バッハ没後200年」記念公演の録音で、この時にはロ短調ミサ曲と、マタイ受難曲、そしてマニフィカトが演奏されました。
 フェリアにとってバッハは大切なレパートリーでしたが、マニフィカトだけはあまり歌う機会がなく、この公演の前に一回だけ歌った(1949年7月、アムステルダム・コンセルトヘボウにて)記録はあるものの、これ以降は二度と歌わなかったという演目でした。マタイ受難曲とミサ曲は、何度かアルバムとしてリリースされものの、このマニフィカトだけはなぜか忘れられており、演奏から68年後にようやく録音が発見され、今回のリリースとなりました。しみじみとした歌声がきわめて魅力的です。

 
SOMMCD073
¥2400
〔旧譜〕
ジョージ・ウェルドン:エルガーを振る
 エルガー(1857-1934):
  1.序曲「南国にて」Op.50
  2-6.海の絵 Op.37
  7-21.エニグマ変奏曲 Op.36
グラディス・リプリー(コントラルト) 2-6
ジョージ・ウェルドン(指揮)
ロンドン交響楽団1-6
フィルハーモニア管弦楽団7-21

 録音 1954年 アビー・ロード 第1スタジオ ロンドン 1-6、1953年 キングスウェイ・ホール ロンドン 7-21

 ウェスト・サセックス州チチェスターに生まれ、ロンドンの王立音楽院でマルコム・サージェントに指揮法を師事したウェルドン。彼の名前は、現在ほとんど忘れられてしまいましたが、1950年代には情熱溢れた演奏で輝かしい名声を獲得していました。彼は1943年から1951年までバーミンガム市交響楽団の首席指揮者を務めた後、ジョン・バルビローリに請われてハレ管弦楽団の補助指揮者となり、同時にサドラーズ・ウェルズ・オペラの指揮者も務め、イギリス音楽の伝統を伝えました。エルガー作品は特にお気に入りで、大切なレパートリーとして繰り返し演奏、作品の魅力を伝えています。この録音でも、エルガーに対する愛情が伝わってきます。



<メジャー・レーベル>
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DG



4836606
\2300→\2090
《ロン・ユー&上海交響楽団〜マキシム・ヴェンゲーロフ GATEWAYS》
 チェン・チーガン(陳其鋼):
  1) 五行(1. 水、2. 木、3. 火、4. 土、5. 金)、
  2) ヴァイオリン協奏曲『苦悩の中の歓喜』、
 3) クライスラー:中国の太鼓Op.3、
 4) ラフマニノフ:交響的舞曲Op.45
マキシム・ヴェンゲーロフ(ヴァイオリン)(2, 3)、
ロン・ユー(指揮)
上海交響楽団

 中国を代表する指揮者と中国最古の上海交響楽団との最新アルバム

 急成長している中国音楽界をリードする指揮者ロン・ユーと、上海交響楽団によるドイツ・グラモフォン第2弾は中国とロシアの作品集です。
 上海交響楽団は中国最古の楽団で2019年、創立140周年を迎えます。
 チェン・チーガン(陳其鋼)よりヴァイオリン協奏曲を献呈され、初演した人気のソリスト、マキシム・ヴェンゲーロフが演奏しています。

  【録音】2018年9月4−7日、上海、シンフォニー・ホール

 
 


4837393
(5CD+Blu-rayオーディオ)
\5000
《レナード・バーンスタイン〜ベートーヴェン:交響曲全集》リマスターCD+BD-Audio
 ベートーヴェン:交響曲
 《CD 1》
  第1番ハ長調Op.21、第3番変ホ長調『英雄』Op.55 /
 《CD 2》
  第2番ロ長調Op.36、第4番変ロ長調Op.60 /
 《CD 3》
  第5番ハ短調Op.67『運命』、第6番ヘ長調Op.68『田園』/
 《CD 4》
  第7番イ長調Op.92、第8番ヘ長調Op.93 /
 《CD 5》
  第9番ニ短調Op.125『合唱』
 《BD》
  第1番−第9番
レナード・バーンスタイン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 
 バーンスタイン生誕100周年記念にリリースされたCD+BDAセットがコンパクトな仕様で再登場
 指揮者にして作曲家、不世出の音楽家レナード・バーンスタインの生誕100周年記念年にリリースされたウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とのベートーヴェンの交響曲全曲集リマスターCD+BDAセットが形を変えて再登場。
 192kHz/24-bitでリマスターされたCD5枚組のセットに、全曲を1枚に収めたブルーレイ・オーディオ(192kHz/24-bit、5.0サラウンド・サウンド)をセット。
 コレクター・エディションと同様のキャップBOXに入って、お手頃価格に生まれ変わりました。
 解説書にはジェド・ディストラーによるバーンスタインとベートーヴェンについてのエッセー(英語、ドイツ語)付き。
  【録音】1978年11月(第1番、第4番、第6番−第8番)、1978年2月(第3番、第2番)、1977年9月(第5番)、1979年9月(第9番)、ウィーン、ウィーン楽友協会(ライヴ)
   
 


4837394
(3CD+Blu-rayオーディオ)
\5000
《ワーグナー:楽劇『トリスタンとイゾルデ』》
 ワーグナー:楽劇『トリスタンとイゾルデ』(全曲)
ビルギット・ニルソン(イゾルデ),
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(トリスタン),
エーベルハルト・ヴェヒター(クルヴェナール),
クリスタ・ルートヴィヒ(ブランゲーネ),
マルッティ・タルヴェラ(マルケ王),
クロード・ヒーター(メロート),
エルヴィン・ヴォールファールト(牧童),
ゲルト・ニーンシュテット(舵手),
ペーター・シュライヤー(若い水夫),
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団,
カール・ベーム(指揮)

 ベーム&バイロイトの名盤が、24/96リマスターCD&ブルーレイ・オーディオセットがキャップBOX仕様で再登場
 1960年代バイロイト黄金期のピークを記録し、1967年度レコードアカデミー大賞を受賞した名盤「ベームのトリスタン」。
 このオペラの最高峰と言われて高い評価を維持し続けているこの演奏は、この時期まさに絶頂期にあった主役のニルソンとヴィントガッセンを中心に、ヴェヒター、ルートヴィヒ、タルヴェラ、ヴォールファールトと素晴らしいキャストが揃い、新進時代のシュライヤーが若々しい美声の水夫役で花を添えています。
 これら完璧な歌唱と、ベームの指揮によって引き出されたバイロイト祝祭管による強烈で緊張感ある名演。
 24bit/96kHzリマスタリングが施され、さらにそのハイレゾ音源を収録したBlu-ray-Audioディスク(24bit/96kHz)も同梱。
 124ページのブックレットにはオリジナル原語のリブレットに加え、あらすじ、オリジナル・エッセイ入り。
  【録音】1966年7月、バイロイト祝祭劇場
 



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DECCA



4850020
\2300→\2090
《イサタ・カネー=メイソン〜ロマンス/クララ・シューマンのピアノ音楽》
 クララ・シューマン:
  1) ピアノ協奏曲イ短調Op.7、
  2) 3つのロマンスOp.11、3) スケルツォ第2番ハ短調Op.14、
  4) ヴァイオリンとピアノのための3つのロマンスOp.22、
 R.シューマン/C.シューマン編:
  5) 献呈(歌曲集『ミルテの花』Op.25より)、
  6) 月夜(歌曲集『リーダークライス』Op.39より)、
 7) クララ・シューマン:ピアノ・ソナタ ト短調
イサタ・カネー=メイソン(ピアノ)、
エレナ・ウリオステ(ヴァイオリン)(4)、
ホリー・マティエソン(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィル(1)

 憧れの女性作曲家クララ・シューマンを採り上げたイサタのデビュー・アルバム

 今注目のピアニスト、イギリス出身のイサタ・カネー=メイソンは、今年生誕200周年を迎えるクララ・シューマンの世界に光を当てます。
 クララ・シューマンはイサタにとって音楽のヒロインともいうべき存在。13歳で書いたピアノ協奏曲を採り上げ、作曲を通して憧れのクララ・シューマンを生き生きと描くデビュー・アルバムです。

 22歳のイサタは、チェロのスーパースター、シェク・カネー=メイソンの長姉で、王立音楽アカデミーの大学院生です。エルトン・ジョン・スカラシップを得て、2013年にロサンゼルスでエルトン・ジョンと共演、2014年BBCヤング・ミュージシャン・コンクールでピアノ部門のファイナリストとなりました。
 ソロ活動ではイギリス他、世界各国でコンサートを行う他、弟のシェクとブライマー(ヴァイオリン)とともにカネー=メイソン・トリオとしても活動しています。
 
 イサタもクララ・シューマンも、ともにピアノの天才で大家族。イサタは7人兄弟の一番上、クララには8人の子供がいました。

 【録音】2019年4月15日、リヴァプール、The Friary(1)、2019年4月16日(2, 5, 6)、2月18−20日(3, 4, 7)、イギリス、Saffron Hall





プロモーション・ビデオ。なかなか可憐です。DECCAはどうか大事に育ててあげてほしいです。
https://youtu.be/w-ok562-cII
 



<映像>

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DG(映像)



73-5616
(2DVD)
\4200→\3890
バイロイト音楽祭2018新演出映像
 《クリスティアン・ティーレマン〜ワーグナー:歌劇『ローエングリン』》

 ワーグナー:歌劇『ローエングリン』全曲
ドイツ国王ハインリヒ……ゲオルク・ツェッペンフェルト(バス)
ローエングリン……ピョートル・ベチャワ(テノール)
エルザ・フォン・ブラバント………アニヤ・ハルテロス(ソプラノ)
フリードリヒ・フォン・テルラムント伯爵……トマシュ・コニェチュニ(バリトン)
オルトルート………ヴァルトラウト・マイアー(メッゾ・ソプラノ)
ハインリヒ王の伝令………エギルス・シリンス(バリトン)
バイロイト祝祭合唱団
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
バイロイト祝祭管弦楽団
演出:ユーヴァル・シャロン
美術・衣装:ネオ・ラウフ&ローザ・ロイ
73-5621
(Blu-ray)
\3700→\3390

 バイロイト音楽祭の新演出オペラ第4弾
 
 『トリスタンとイゾルデ』(2016年発売)、『パルジファル』(2017年発売)、『ニュルンベルクのマイスタージンガー』(2018年発売)に続く、ドイツ・グラモフォンとバイロイト音楽祭からの新演出映像ソフト化第4弾。
 今回は2018年7月25日に初演された『ローエングリン』のブルーレイとDVD。
 バイロイト・デビューとなるピョートル・ベチャワとアニヤ・ハルテロスも素晴らしい配役でしたが、18年ぶりに戻ってきたヴァルトラウト・マイアーは最も喝采を浴びていました。

  【収録】2018年7月25日−8月10日、バイロイト祝祭劇場(ライヴ)
  



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EURO ARTS(映像)



20 55828
(2DVD)
¥5000→\4690
ドキュメンタリー『ヤニック・ネゼ=セガン』
 コンサート
  ショスタコーヴィチ:交響曲第4番
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団
ヤニック・ネゼ=セガン(指揮)
KKC 9445/6
(2DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥5000+税
 現代屈指の指揮者ヤニック・ネゼ=セガン、ロッテルダム・フィルと築いた蜜月時代。そして故郷モントリオールへの想いなどネゼ=セガンの半生に迫るドキュメンタリー

 監督:クリスティアーン・ファン・スヘルムベーク
 (2DVD)画面:16:9 , NTSC、音声:PCMステレオ、字幕:英独仏韓日、ドキュメンタリー:75分&コンサート64分、リージョン:ALL

 フィラデルフィア管弦楽団(2012年〜)、メトロポリタン歌劇場(2018年〜)と世界屈指のオーケストラ、歌劇場を率いるヤニック・ネゼ=セガン。
 この映像は、世界中の音楽ファンを魅了する彼のエネルギー、繊細さ、そして音楽性に迫るドキュメンタリーです。2008年からゲルギエフの後任としてロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めていましたが、2018年で任期を終え現在は名誉指揮者として良好な関係を続けています。
 本映像では、ロッテルダム・フィルとのブルックナー交響曲第8番のリハーサル、そして団員たちのインタビューを中心に構成されており、彼らとの交流やネゼ=セガンのエネルギッシュかつ細やかなリハーサル風景を見ることができます。また、彼の故郷カナダ・モントリオールに本拠地を置くメトロポリタン管弦楽団との20年に渡る家族的な関係もクローズアップされています。
 そして両親へのインタビューも含まれ、モントリオールは彼の故郷であり彼の音楽的な「本拠地」として常に大切にしていることが窺えます。
 さらにネゼ=セガンは同性愛者であることを公表していますが、パートナーでヴィオラ奏者でもあるピエール・トゥルヴィルも登場し、彼のオープンな人柄をあらわしています。そして彼が敬愛しているカルロ・マリア・ジュリーニについても語っています。
 コンサート映像には、ロッテルダム・フィルとのショスタコーヴィッチの交響曲第4番を収録。この演奏からもわかるように、10年間にわたる蜜月の成果が結実した見事な演奏を聴かせてくれます。
 
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20 67818
(DVD)
¥3400→\3090
2019年2月のライヴ映像
 ドレスデン・フィル&ミヒャエル・ザンデルリンク、
  ショスタコーヴィチ交響曲第15番
イ長調作品141
ミヒャエル・ザンデルリンク(指揮)
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団

 大躍進のドレスデン・フィル&ミヒャエル・ザンデルリンク、ショスタコーヴィチ交響曲第15番、ドレスデンの新ホールで行われた2019年2月のライヴ映像

 収録:2019年2月13日、ドレスデン文化宮殿、ニュー・コンサートホール
 画面:16:9,NTSC、音声:PCMステレオ、DD5.1、DTS5.1、字幕:独、英(インタビュー)リージョン:All、50分(コンサート)+14分(インタビュー)、
 映像監督:ヤーノシュ・ダルヴァシュ

 第二次世界大戦の終盤に連合軍によって行われた大空襲ドレスデン爆撃(1945年2月13日)からまもなく75年を迎えようとしています。
 この映像は、空爆と同日2019年2月13日にドレスデンで行われた公演の模様が収録されています。
 演奏は、150年の伝統を誇るドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団と首席指揮者ミヒャエル・ザンデルリンクによるもので、ショスタコーヴィチの最後の交響曲第15 番が演奏されました。
 両者の関係はミヒャエルが首席指揮者に就任した2011年以来大躍進しており、マズア、ヤノフスキ、デ・ブルゴスらに続きこの老舗オーケストラはミヒャエルを迎え、いままさに新時代を築いています。
 ベートーヴェンとショスタコーヴィチの録音プロジェクトも高く評価され、特にショスタコーヴィチは、作曲者自身と親交のあった父クルトの存在も大きい。クルト・ザンデルリンクの演奏はムラヴィンスキーと双璧と言われただけに、ミヒャエルがどのように演奏されているのか、大いに期待させます。
 またドレスデン・フィルの本拠地としても知られる文化宮殿(クルトゥーアパラスト)が2017年4月にリニューアルオープンし、当映像でも音響も改善された新たなホールで演奏されています。

 ドレスデン・フィル&ミヒャエル・ザンデルリンク 2019 年来日ツアー
  6月28日(金)新宿文化センター
  6月30日(日)ザ・シンフォニーホール
  7月 1日 (月)アクロス福岡シンフォニーホール(独奏:ユリア・フィッシャー)
  7月 2日 (火)武蔵野市民文化会館
  7月 3日 (水)サントリーホール(独奏:ユリア・フィッシャー)
 

<LP>



DG(LP)

ドイツ・グラモフォン LP銘盤
オリジナル・ソースからリマスターされたオプティマル社製180g重量盤LP 
オリジナル・ジャケット仕様


4837264
(LP)
\3700
《ムター&カラヤン〜ブラームス:ヴァイオリン協奏曲》
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)、
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 カラヤンとムターの演奏で聴く世界最高峰を争うブラームスの傑作協奏曲
 ヘルベルト・フォン・カラヤンがアンネ=ゾフィー・ムターと録音したブラームスのヴァイオリン協奏曲のLPです。
 ムターはカラヤンに才能を見いだされ、「若き日のメニューイン以来の偉大な音楽の神童」と評されました。
 ブラームスのヴァイオリン協奏曲は、世界で最も愛されるヴァイオリン協奏曲のひとつです。
  【録音】1981年9月、ベルリン、フィルハーモニー
 
 

4837265
(LP)
\3700
《ヘルベルト・フォン・カラヤン〜
 グリーグ:『ペール・ギュント』第1・2組曲、十字軍の王シーグル》

  グリーグ:
   1)『ペール・ギュント』第1組曲Op.46、
   2) 『ペール・ギュント』第2組曲Op.55、
   3) 劇音楽『十字軍の王シーグル』Op.22
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 カラヤンによるアナログ期の代表的名盤から
 ヘルベルト・フォン・カラヤンとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団によるグリーグの『ペール・ギュント』組曲のLPです。『十字軍の王シーグル』を併録。
  【録音】1971年9月、ベルリン、イエス・キリスト教会
 
 

4837266
(LP)
\3700
《クラウディオ・アバド〜マーラー:交響曲第1番『巨人』》
 マーラー:交響曲第1番ニ長調『巨人』
クラウディオ・アバド(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 アバド&ベルリン・フィル初録音より30年。初LP化
 1989年クラウディオ・アバドがベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者として最初の録音を行ってから今年で30年になります。この指揮者と楽団によるマーラーの交響曲第1番の録音が初めてLP化されます。
  【録音】1989年12月、ベルリン、フィルハーモニ
  
 

4837267
(LP)
\3700
《ユジャ・ワン〜ラヴェル:ピアノ協奏曲、左手のためのピアノ協奏曲 他》
 ラヴェル:
  1) ピアノ協奏曲ト長調、
  2) 左手のためのピアノ協奏曲ニ長調、
 フォーレ:3) バラード嬰ヘ長調Op.19
ユジャ・ワン(ピアノ)、
リオネル・ブランギエ(指揮)
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団(1, 2)

 ダイナミックで精緻、ユジャの指先が紡ぐ色彩と官能が結晶したラヴェル初LP化
 精確無比なテクニックとしなやかな音楽性、キュートな容姿とアスリートのような演奏の躍動で人気急上昇のユジャ・ワン。
 共演は2012年に26歳の若さでチューリヒ・トーンハレ管の音楽監督兼首席指揮者に指名された注目の天才指揮者ブランギエ。
 新時代の躍動感あふれるフレッシュな名盤がLPでも登場。
  【録音】2015年4月、チューリヒ、トーンハレ(1, 2)、5月、ベルリン、テルデックス・スタジオ(3)
 















5/30(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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CHANDOS



RCHSA 5239
(SACD HYBRID)
【国内仕様盤】
¥3238+税
アンドルー・デイヴィス(指揮)&トロント交響楽団
 ベルリオーズ:幻想交響曲

 シェイクスピアの「テンペスト」に基づく幻想曲*
  (抒情的モノドラマ《レリオ、あるいは生への復帰》
   Op.14bisより 最終楽章)
 幻想交響曲 Op.14
アンドルー・デイヴィス(指揮)
トロント交響楽団
トロント・メンデルスゾーン合唱団*
CHSA 5239
(SACD HYBRID)
【輸入盤】
¥3000→\2690

 ベルリオーズ没後150周年記念!アンドルー・デイヴィスとTSOによる「幻想交響曲」!

 ☆Chandosのベルリオーズ没後150周年記念リリース第2弾!
 ☆名匠アンドルー・デイヴィスとトロント交響楽団による「幻想交響曲」!

 40年以上のキャリアで、BBC交響楽団、グラインドボーン音楽祭、トロント交響楽団の主要ポストを歴任し、現在はメルボルン交響楽団とリリック・オペラ・オヴ・ザ・シカゴの首席指揮者を務めるイギリスの名匠アンドルー・デイヴィス。
 ベルリオーズの「序曲集(CHSA 5118)」、「イタリアのハロルド(CHSA 5155)」、「ロメオとジュリエット(CHSA 5169)」、「キリストの幼時(CHSA 5228)」と優れた名盤を録音してきたアンドルー・デイヴィスによるベルリオーズ没後150周年リリース第2弾。
 これまで、ベルゲン・フィル、メルボルン響、BBC響と様々なオーケストラとベルリオーズを録音してきましたが、今回は現在アンドルー・デイヴィスがピーター・ウンジャンとグスターボ・ヒメノの間を繋ぐ"暫定芸術監督"(Interim Artistic Director)というポストを担っているトロント交響楽団を指揮し、ベルリオーズのもっとも有名で愛されている傑作「幻想交響曲」を録音!

 カップリングには、幻想交響曲の続編的位置づけで作曲されながらも、幻想交響曲と比べて演奏・録音の機会の少ない「レリオ、あるいは生への復帰」からの最終楽章『シェイクスピアの「テンペスト」に基づく幻想曲』を収録しています。

 ※録音:2018年9月20日−22日、ロイ・トムソン・ホール(トロント、カナダ)



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CHAN 10979
¥2400→\2190
根強いファンに師事されている
 ラモン・ガンバによるChandos 映画音楽集
ジェラルド・シャーマン:映画音楽集

 《まぼろし密輸団》 組曲(原題:Dr Syn, alias The Scarecrow)
 《巨大猿怪獣コンガ》 組曲(原題:Konga)
 《クラレッタ・ペタッチの伝説》 組曲(原題:Claretta)
 《脱走計画》 組曲(原題:The Ceremony)
 《ロング・アーム》より 「容疑者の尾行」(原題:The Long Arm)
 《黒死館の恐怖》 組曲(原題:Horrors of the Black Museum)
 《賭博者》 組曲(原題:The Gambler)
 《鉄海岸総攻撃》より 「メイン・タイトル」(原題:Attack on the Iron Coast)
ラモン・ガンバ(指揮)
BBCフィルハーモニック

 シャンドス・ムーヴィーズ最新作!ジェラルド・シャーマンの映画音楽集!

 ☆シャンドスのロング・セラー・シリーズ。ラモン・ガンバによる"Chandos Movies(映画音楽集)"。
 ☆最新作は、《まぼろし密輸団》や《巨大猿怪獣コンガ》の音楽を担当したジェラルド・シャーマンの映画音楽集!

 名指揮者ラモン・ガンバを中心に40を超えるアルバムが録音され、シャンドスの人気シリーズとして長く親しまれてきた"Chandos Movies(映画音楽集)"、最新巻はジェラルド・シャーマンの映画音楽集!
 ジェラルド・シャーマンは、1924年オランダ領東インド(現在のインドネシア)に生まれ、イギリスで育ち、戦間期はイギリス空軍に勤めた後、コンサート・ピアニストとオランダ大使館での文化担当官として活動。
 作曲の師でもあるアラン・ロースソーンの推薦でジャック・ホーキンス主演の警察映画「ロング・アーム(米題:The Third Key)」のスコアを担当し、そのほか多くのコンサート用作品とともに、アメリカやイギリスでのホラー映画、モンスター映画、アクション映画などの音楽を書いています。

 ※録音:2018年6月19日−20日、メディア・シティUK(サルフォード、マンチェスター)

 


CHAN 20087
¥2400
ジャン=エフラム・バヴゼ
ハイドン:ピアノ・ソナタ集Vol.8

 ピアノ・ソナタ第5番ト長調 Hob.XVI-11
 ピアノ・ソナタ第51番変ホ長調 Hob.XVI-38
 アダージョ・マ・ノン・トロッポ ト長調
 ピアノ・ソナタ第6番ハ長調 Hob.XVI-10
 ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Hob.XVII-D1
 「神よ、皇帝フランツを守り給え」による変奏曲 ト長調
 ピアノ・ソナタ第59番変ホ長調 Hob.XVI-49
ジャン=エフラム・バヴゼ
 (ピアノ/YAMAHA CFX)

 フランスの巨星ジャン=エフラム・バヴゼYAMAHAピアノで弾くハイドン第8巻!

 ☆フランスの巨星ジャン=エフラム・バヴゼ!
 ☆YAMAHA CFXピアノの鮮明な音色で贈る、ハイドンのピアノ・ソナタ全曲録音プロジェクト第8弾!

 世界屈指のフレンチ・ピアニズムの体現者として人気を博し、現在ではハイドン、ベートーヴェン、モーツァルトなど古典派作品の演奏&録音でも圧倒的な地位を確立したジャン=エフラム・バヴゼが取り組むハイドンのピアノ・ソナタ全曲録音プロジェクト。ハイドンの多種多様なスタイルや表現を探求し、YAMAHA CFXピアノのクリアーで鮮やかな音色、ポットン・ホールの暖かくアコースティックな響きで好評を得たこの録音プロジェクトは、これまで英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」や英BBCミュージック・マガジンの「インストゥルメンタル・チョイス」、英インターナショナル・ピアノ誌の「インターナショナル・ピアノ・チョイス」などに度々選ばれています。

 シリーズ第8弾では、ウィーンの聖シュテファン大聖堂の少年合唱団を離れ、ハープシコード教師としての道を歩み始めた若きハイドンが、彼の生徒のために書いたであろう短く軽易な初期の3つのソナタ(第5番〜第7番)と、それからおよそ20年後に書かれた2つの大きなソナタ(第51番、第59番)を収録。このどちらも変ホ長調で書かれた後期の2作品は、演奏者の高い能力が要求され、ハイドンの優れた技術と創意工夫が発揮された作品です。

 ※録音:2018年12月19日−21日、ポットン・ホール(サフォーク)



 


CHAN 20113
¥2400
ロデリック・ウィリアムズが歌うシューベルト!
 「美しき水車小屋の娘」!

  シューベルト:歌曲集 《美しき水車小屋の娘》 Op.2, D.795
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)
イアン・バーンサイド(ピアノ)

 ロデリック・ウィリアムズが歌うシューベルト!第1弾は「美しき水車小屋の娘」!

 ☆2016年ロイヤル・フィルハーモニック協会賞を受賞した注目のバリトン、ロデリック・ウィリアムズ。
 ☆Chandosでのシューベルト歌曲サイクル第1弾、「美しき水車小屋の娘」!

 2016年ロイヤル・フィルハーモニック協会賞を受賞、リーズ・リーダー音楽祭2016の芸術監督も務め、日本ではバッハ・コレギウム・ジャパンとの定期的な共演でも知られるイギリスの名バリトン、ロデリック・ウィリアムズ。
ロデリック・ウィリアムズと名歌曲伴奏者イアン・バーンサイドによる3つのシューベルト歌曲集録音プロジェクトがChandosからスタート。第1弾は、シューベルト3大歌曲集の一つ、ヴィルヘルム・ミュラーの詩に基づく歌曲集「美しき水車小屋の娘」。

 歌曲、オペラ、宗教曲など数多の公演・録音に参加するロデリック・ウィリアムズですが、シューベルトは特に思い入れが深く、2017/2018シーズンにウィグモア・ホールで行われたシューベルトの3つの歌曲集の公演のために3年間集中的に勉強と演奏を行いました。このシューベルト・サイクル・プロジェクトは世界中での公演だけでなく、公開リハーサル、マスタークラス、ワークショップ、ラジオ放送などを含み、その経験をブログに詳細に綴っています。
 また、ロデリック・ウィリアムズは「ウィグモアでの演奏が究極のゴールではなく、研究や準備そのものが私の焦点」と語っており、この壮大なプロジェクトに加わるこのレコーディングにも大きな期待がかかります。

 ※録音:2018年7月13日−14日、ポットン・ホール(サフォーク)




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GLOSSA



GCD 923520
(2CD/特別価格)
¥2500→\2290
古楽界の名手たちが録音してきた「フォリア」
 様々な作曲家によるフォリア集
様々なアーティスト Folia / V.A.
  CD1 〜
  ジョヴァンニ・パオロ・フォスカリーニ(fl.1629−1647):フォリア
    〔プリヴァーテ・ムジケ、ピエール・ピツル(バロック・ギター)/録音:2006年〕
  マラン・マレ(1656−1728):スペインのフォリア
    〔パオロ・パンドルフォ(ヴィオラ・ダ・ガンバ、グイド・バレストラッチ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
     トーマス・ボイセン(テオルボ)、ドロレス・コストヤス(バロック・ギター)、
     ミッツィ・メイヤーソン(ハープシコード)/録音:2001年〕
  ガスパール・サンス(c.1640−c.1710)&アントニオ・マルティン・イ・コル(c.1660−c.1734):フォリア
    〔ラ・ロマネスカ、ホセ・ミゲル・モレーノ(バロック・ギター)、
     アン・カルロス・デ・ムルダー(テオルボ)/録音:1991年〕
  アルカンジェロ・コレッリ(1653−1713):ソナタ Op.5-12 《フォリア》
    〔ムジカ・アルケミカ、リナ・トゥール・ボネ(ヴァイオリン)/録音:2016年〕
  ディエゴ・オルティス(c.1510−c.1567):フォリアによるレセルカーダ第4番
    〔パオロ・パンドルフォ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、ホセ・ミゲル・モレーノ(ビウエラ)/録音:1995年〕
  パオロ・ベネデット・ベッリンツァーニ(1682−1757):ソナタ第3番 Op.3-12
    〔ミヒャエル・フォルム(リコーダー)、ディルク・ベルナー(ハープシコード)/録音:2018年〕
  アントニオ・ヴィヴァルディ(1678−1741):ソナタ Op.1-12 《フォリア》 RV.63
    〔エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン)、ロゼッラ・クローチェ(ヴァイオリン)、
     ジュディス=マリア・ベッカー(チェロ)、モニカ・プスティルニク(アーチリュート)、
     グイド・モリーニ(ハープシコード))/録音:2006年〕
  フランチェスコ・コルベッタ(c.1615−c.1681):フォリア
    〔プリヴァーテ・ムジケ、ピエール・ピツル(バロック・ギター)/録音:2010年〕
  コレッリ:ソナタ Op.5-12 《フォリア》
    〔グイド・バレストラッチ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、パオロ・パンドルフォ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
     ガエターノ・ナジッロ(チェロ)、ルチアーノ・コンティーニ(アーチリュート)、
     マッシミリアーノ・ラシエッティ(ハープシコード)/録音:2001年〕
  アンドレア・ファルコニエーリ(1585−1656):ドーニャ・タロリーリャ・デ・カラリェーノス夫人のためのフォリア
    〔ラ・リティラータ、ホセチュ・オブレゴン/録音:2012年〕
 CD2 〜
  マレ&コレッリ:フォリア変奏曲
    〔リナ・トゥール・ボネ(ヴァイオリン)、ヤーコプ・ラッティンガー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
     ラルフ・ヴァルトナー(ハープシコード)/録音:2015年〕
  サンス:フォリア
    〔オルフェニカ・リラ、ホセ・ミゲル・モレーノ(バロック・ギター)、
     エジリオ・クインテイロ(トレブル・ギター)、ファン・カルロス・デ・ムルダー(テオルボ&バロック・ギター)、
     ペドロ・エステバン(パーカッション)/録音:2000年〕
  ヴィヴァルディ:ソナタ Op.1-12 《フォリア》 RV.63
    〔ライラ・シャイエーク(ヴァイオリン)、ムジカ・フィオリータ、ダニエラ・ドルチ/録音:2018年〕
  フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687−1762):合奏協奏曲第12番 《フォリア》(コレッリのOp.5より)
    〔アルモニー・ユニヴェルセル、フロリアン・ドイター、モニカ・ワイズマン/録音:2012年〕
  パオロ・パンドルフォ:フォリアンダルス
    〔パオロ・パンドルフォ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、トーマス・ボイセン(テオルボ)、
     アンドレア・デ・カルロ(ヴィオローネ)、アルヴァロ・ガリード(打楽器)、
     マリー・ゲリス(オルガン)/録音:2005年〕
  コレッリ:ソナタ Op.5-12 《フォリア》
    〔シギスヴァルト・クイケン(ヴァイオリン)、ヴィーラント・クイケン(チェロ)、
     ロベルト・コーネン(ハープシコード)/録音:1984年〕
  ファルコニエーリ:ドーニャ・タロリーリャ・デ・カラリェーノス夫人のためのフォリア
    〔アンサンブル・イザベッラ・デステ、アリアーヌ・モレット/録音:1994年〕
  ヴィヴァルディ:ソナタ Op.1-12 《フォリア》 RV.63
    〔ラ・プティット・バンド、シギスヴァルト・クイケン/録音:2006年〕
  様々な作曲家:フォリア
    〔アカデミア・デル・ピアチェーレ、ファミ・アルカイ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)/録音:2012年〕

 パンドルフォ、クイケン、モレーノ、etc...古楽界の名アーティストたちによる「フォリア」集!

 ☆パンドルフォ、クイケン、モレーノ、ガッティ、アルカイ、オブレゴン、ピツル、ボネ、etc...
 ☆古楽界の名手たちが録音してきた様々な「フォリア」を集めた充実の2枚組!

 「フォリア」は15世紀イベリア半島で生まれた舞曲。「狂気」の意味を持ち、初期には速くて恍惚としたダンスでしたが、バロック時代には標準的な和声進行と旋律に形式化されるまで進化し、しばしば変奏曲の形で発展していきました。

 この2枚組CDセットでは、古楽界を代表する名アーティストたちが長年かけて録音してきた「フォリア」の様々なバージョンが集められています。
 「フォリア」の代表的作品であるコレッリのヴァイオリン・ソナタ Op.5-12は、リナ・トゥール・ボネやシギスヴァルト・クイケンによる演奏に、パオロ・パンドルフォらによるガンバ版、ジェミニアーニ編曲の合奏協奏曲版なども収録。
 ヴィヴァルディのヴァイオリン・ソナタ Op.1-12も、シギスヴァルト・クイケン、エンリコ・ガッティ、レイラ・シャイエ(ライラ・シャイエーク)による録音を聴き比べることができます。

 


GCD 921528
(7CD/特別価格)
¥7600→\6990
ヘンデル:イタリアン・カンタータ集(器楽伴奏付きのイタリアン・カンタータ全集)
 パンフィーリ枢機卿のためのカンタータ集 〜
  CD1:
   カンタータ《炎の中で》HWV.170/カンタータ《フィッリの夜の思い》HWV.134/
   カンタータ《あの宿命の日から(愛の妄想)》HWV.99/カンタータ《高貴な望みの子》HWV.113/
 オットボーニ枢機卿のためのカンタータ集 〜
  CD2:
   カンタータ《あなたに再びお会いしようとは、おお神よ》HWV.150/カンタータ《決して心変わりしない》HWV.140/
   カンタータ《私の軽蔑するのは》HWV.165/カンタータ《ああ、つれない人よ》HWV.78/
 ルスポリ侯爵のためのカンタータ集 〜
  CD3:
   カンタータ《アミンタとフィリデ》HWV.83/カンタータ《クローリ、私の美しいクローリ》HWV.92/
  CD4:
   カンタータ《捨てられたアルミーダ》HWV.105/カンタータ《女猟師ディアナ》HWV.79/
   カンタータ《お前は誠実か、お前は貞節か》HWV.171/カンタータ《ひっそりと静かな夜》HWV.142/
   カンタータ《恋する魂は》HWV.173/
  CD5:
   カンタータ《クローリ、ティルシとフィレーノ》HWV.96/
  CD6:
   カンタータ《おお、何と澄んで美しく》HWV.143/カンタータ《うるわしきアマリッリ》HWV.82/
   カンタータ《アルプスの山よ》HWV.81/
 最後のイタリアン・カンタータ集 〜
  CD7:
   カンタータ《アポロとダフネ》HWV.122/カンタータ《死に瀕するアグリッピーナ》HWV.110/
   カンタータ《穹窿のごとく天はおおい》HWV.98
  ファビオ・ボニッツォーニ(ハープシコード&ディレクター)、
  ラ・リゾナンサ
   〔ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ)、エマヌエラ・ガッリ(ソプラノ)、ヌリア・リアル(ソプラノ)、
    ラッファエッラ・ミラネージ(ソプラノ)、マリア・グラツィア・スキアーヴォ(ソプラノ)、
    イェツァベル・アリアス・フェルナンデス(ソプラノ)、ロミーナ・バッソ(アルト)、
    トーマス・E・バウアー(バス)、フリオ・ザナージ(バス)、サルヴォ・ヴィターレ(バス)〕

 ヘンデルの「イタリアン・カンタータ集」全7巻Glossaの人気シリーズが限定BOXセットで登場!

 ☆ファビオ・ボニッツォーニの大ヒット・シリーズ!
 ☆ヘンデルの「イタリアン・カンタータ集」全7巻がセットになった限定BOX登場!

 2006年から2010年にかけてリリースされ大ヒットとなったGlossaを代表する人気シリーズ。
 名手ファビオ・ボニッツォーニとアンサンブル "ラ・リゾナンサ"による、ヘンデルの「イタリアン・カンタータ集」全7巻が、限定BOXセットとなって登場!

 ヘンデルのイタリア滞在時代(1706年〜1710年)に作曲された約100曲のカンタータの中から、"器楽伴奏付き"の室内カンタータ全22曲を、ロベルタ・インヴェルニッツィ、エマヌエラ・ガッリ、ヌリア・リアルを始めとするバロックのスター歌手たちが歌います。

 ※ブックレットには新たに書かれたエッセイ(英語、仏語、独語)と、全曲の歌詞(伊語)を掲載。また、ディスク7にはPDF形式にて、全7巻分のオリジナルのブックレット・データを収録。
 ※録音:2005年10月〜2009年6月






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TACTUS



TC 691280
(3CD/特別価格)
¥5000→\4590
10年間という長い歳月を費や完成
 イタリアの名ヴァイオリニスト、ディエゴ・コンティ
 ロカテッリ:ヴァイオリンの技芸 Op.3

 協奏曲第1番ニ長調/協奏曲第2番ハ短調/
 協奏曲第3番ヘ長調/協奏曲第4番ホ長調/
 協奏曲第5番ハ長調/協奏曲第6番ト短調/
 協奏曲第7番変ロ長調/協奏曲第8番ホ短調/
 協奏曲第9番ト長調/協奏曲第10番ヘ長調/
 協奏曲第11番イ長調/協奏曲第12番ニ長調
グリ・アルキ・フィレンツェ
ディエゴ・コンティ
 (ヴァイオリン&ディレクター)

 シャーンドル・ヴェーグの門弟ディエゴ・コンティ。ロカテッリの「ヴァイオリン技芸」の全曲録音!

 ☆ヴェーグの門下生で、カメラータ・ザルツブルクなどでも活躍したイタリアの名ヴァイオリニストが、ロカテッリの大作を録音!

 イタリア北部のベルガモで生を受け、ローマで学んだ後に活躍の場をアムステルダムへと移したイタリアにおける後期バロック時代のコンポーザー=ヴァイオリニスト、ピエトロ・ロカテッリ(1695-1764)。
 自らも熟達したヴァイオリニストだったロカテッリの「ヴァイオリンの技芸 Op.3」は、24曲のカプリッチョを伴う12曲のヴァイオリン協奏曲から成る壮大な代表作。それぞれのカプリッチョ楽章は難解な作品であると同時に、カデンツァの役割を担ったことも有名です。

 ソリストのディエゴ・コンティは、ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院で巨匠シャーンドル・ヴェーグに師事したイタリアのヴァイオリニスト。カメラータ・ザルツブルクやイ・ソリスティ・ヴェネティ、ヨーロッパ室内管弦楽団などで活躍し、フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団やマッシモ・ベッリーニ劇場管弦楽団のコンサートマスターなどを歴任した名匠です。
 ロカテッリの「ヴァイオリンの技芸」が偉大な作品であるが故、10年間という長い歳月を費やし、着実に全集を完成へと導いたディエゴ・コンティ。イタリアのヴァイオリニストによる注目の全曲録音が登場です!

 ※録音:1988年-1998年(イタリア)



 

TC 862723
¥2500
ボッシ:オルガン作品全集 Vol.14 〜
 様々な作曲家の作品の編曲集
  (オルガン版編曲:マルコ・エンリコ・ボッシ)
   
ガルッピ:アダージョとアレグロ/ハイドン:春の合唱/
   ショパン:葬送行進曲/マルティーニ:シチリアーナ/
   シューベルト:楽興の時第2番、楽興の時第4番/
   作曲者不詳:アリア・ポポラーレ・デル・パーセ・ディ・アス/
   クーナウ:アレグロ・マエストーソ/グルック:メロディ/
   リスト:アヴェ・マリア/デッラ・チャイア:ソナタ第1番

アンドレア・マシナンティ
 (オルガン)


 オルガン独奏版、ショパンの葬送行進曲!

 タクトゥス(Tactus)の現在のライフワークでもあるマルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925)のオルガン作品全曲録音プロジェクトも第14集に到達!今回の第14集には、ボッシの手によるオルガン独奏のための編曲作品を収録。
 中でも、1899年にカルロ・ヴェゲッツィ=ボッシによって製作されたピリオド・オルガンによるショパンの「葬送行進曲」は、一味違った雰囲気を醸し出しており、アレンジ作品ファン要チェックの演奏です。

 ※録音:2017年10月、フォッジャ(イタリア)





DUX


DUX 1370
\2400
ヨーゼフ・レンナー(1868-1934):オルガン曲集
 前奏曲Op.41、
 オルガンソナタ第2番Op.45、オルガン組曲第1番Op.56
トマシュ・ザヤツ(Org)
 

DUX 1519
\2400
On the trail
マチェイ・スタシェフスキ(1984-):ギター協奏曲集

 ギターと弦楽のための小協奏曲、
 ギターと弦楽のための協奏曲、
 ギターと室内管弦楽のための協奏曲
マチェイ・スタシェフスキ(Guitar)
ウカシュ・ブワシュチク指揮、
ポーランド・ウッチ音楽院プリムス弦楽オーケストラ
 


DUX 1523
\2400
スザンナ・バドジンスカ(Vn)
ヴァイオリンとピアノのためのポロネーズ集

 ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ ニ長調Op.4、イ長調Op.21
 カロル・リピンスキ(1790-1861):3つのポロネーズOp.9
 ショパン:ポロネーズ第1番Op.26-1
 エミル・ムウィナルスキ(1870-1935):ポロネーズ ニ長調Op.4
スザンナ・バドジンスカ(Vn)
Szymon OGRYZEK(pf)
 
ムウィナルスキのポロネーズが観られます。ちょっと暗いけど。
https://youtu.be/nao1tr7dCY0


DUX 1537
\2400
ペンデレツキ:協奏曲集第7巻
 ヴァイオリンとヴィオラと管弦楽のための二重協奏曲
 5つのクラリネットと管弦楽のための合奏協奏曲第2番
 
バルトゥオミ・ニジョウ(Vln)
カタジナ・ブドニク=ガウォンスカ(Vla)
ピオトル・プシボラ(Guitar)
アルカディウシュ・アダムスキ、
バルトゥオミー・ドブロヴォルスキ、
アガタ・ピョンテク、
トマシュ・ジムワ、
アンジェイ・チェプリンスキ(Cla)
クシシュトフ・ペンデレツキ、
マチェイ・トヴォレク指揮、
ポーランド・シンフォニア・ユヴェントゥス管弦楽団
 

DUX 1549
\2400
VIVAT THE POLISH COMMONWEALTH!
ルブリン合同450周年記念
 ポーランドとリトアニアの厳粛で神聖な音楽集

 Fanfara instr. - O polskich krolach -
 anonim, tabulatura z klasztoru -w. Ducha
 Epistola de Sigismundus Rex wed-ug De accentum ecclesiasticorum Jerzego Libana
 Introitus Benedicta sit - Miko-aj z Krakowa, tabulatura Jana z Lublina
 Introitus Benedicta sit - Graduale SOP br. Wiktoryna
 Kyrie - Graduale SOP br. Wiktoryna / Missa Te Deum Krzysztof Borek
 Gloria - Graduale SOP br. Wiktoryna / Missa Te Deum Krzysztof Borek
 Lectio Epistole beati Pauli - ton dominika-ski
 Graduale Benedictus es - Graduale SOP br. Wiktoryna
 Praeambulum in a per h - anonim, tabulatura Jana z Lublina
 Alleluia Benedictus es - Graduale SOP br. Wiktoryna
 Evangelium secundum Joannem - ton dominika-ski
 Resolutum per Nicolaum Cracoviensis - tabulatura Jana z Lublina
 Credo - Graduale SOP br. Wiktoryna / Missa Te Deum Krzysztof Borek
 Offertorium Benedictus sit - Graduale SOP br. Wiktoryna
 Sanctus - Missa Te Deum Krzysztof Borek
 Praeambulum super f - anonim, tabulatura Jana z Lublina
 Agnus Dei - Graduale SOP br. Wiktoryna / Missa Te Deum Krzysztof Borek
 Communio Benedicimus Deum - Graduale SOP br. Wiktoryna
 Hymnus Te Deum alternatim - Krzysztof Borek / ton dominika-ski
 Benedicamus Domino - Graduale SOP br. Wiktoryna
 Wesel si- polska Korona - Miko-aj z Krakowa, tabulatura Jana z Lublina
 Je-li greccy Hektorowie, Pie--
 VI Kaliopy s-owie-skiej, Krzysztof Klabon
スコラ・グレゴリアーナ・シレシエンシス、
トロンバスティック・アンサンブル、
ゴルチツキ・サルマティアン合唱団
 

DUX 1564
\2400
カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787):
 ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集

  ト長調A2:72、ニ長調A2:75、ト短調A2:56A、
  ト長調A2:68A、イ短調A2:57A、ニ長調A2:50
クシシュトフ・フィルルス(Viola da gamba)
アンナ・フィルルス(Harpsichord、Fp)
トマシュ・ポクジヴィンスキ(Baroque Cello)
 

DUX 1566
\2400
CRACOW WIND QUINTET and FRIENDS
 ツェムリンスキー:ユモレスク/
 パヴェウ・ウカシェフスキ(1968-):管楽五重奏曲
 アルトゥル・マラフスキ(1904-1957):モルスキェ・オコによる五重奏曲/
 クシェシミル・デプスキ(1953-):カンタービレ/
 ミヨー:スカラムーシュ組曲/
 グレツキ:ブルレスケ
クラクフ管楽五重奏団と仲間たち
ベアタ・ビリンスカ(pf)
パヴェウ・グスナル(Saxophone)



<メジャー・レーベル>

イタリアDECCA



PO 481 8411
(15CD)
\8000
J.S.バッハ:鍵盤楽曲集
Disc. 1 
 ゴールドベルク変奏曲BWV.988
Disc. 2、Disc. 3 
 6つのパルティータBWV.825〜BWV.830、
 フランス風序曲BWV.831
Disc. 4
 フーガの技法BWV.1080
Disc. 5
 イタリア協奏曲BWV.971、組曲ヘ短調BWV.823、
 イタリア風アリアと変奏BWV.989、
 カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに」 BWV.992、
 4つのデュエットBWV.802〜BWV.805
Disc. 6
 ソナタ ト長調BWV.968、ニ長調BWV.963、
 イ短調BWV.967、ハ長調BWV.966、
 イ短調BWV.965、ニ短調BWV.964
Disc. 7
 6つのフランス組曲BWV.812〜BWV.817
Disc. 8、Disc. 9
 6つのイギリス組曲BWV.806〜BWV.811
Disc. 10
 インヴェンションとシンフォニアBWV.772〜BWV.801、
 前奏曲 フーガとアレグロBWV.998、
 組曲ヘ長調BWV.820、イ長調BWV.832、
 リュート組曲BWV.996より「サラバンド」
Disc. 12〜Disc. 14 
 平均律クラヴィーア曲集全曲BWV.846〜BWV.893
Disc. 15
 音楽の捧げものBWV.1079
ラミン・バーラミ(pf)
カルロ・パラッツォーリ(Vln)
アルベルト・ミーナ(Vln)
ガブリエレ・ジェミニアーニ(Vc)
カルロ・オノーリ(Vc)
アンドレア・オリヴァ(Flu)
 


PO 481 8380
(2CD)
\3600
J.S.バッハ:2台、3台、4台のピアノのための協奏曲集
 4台のピアノのための協奏曲BWV.1065
  [パドーヴァ、バリーニ、スコラストラ、マッツォーニ]
 3台のピアノのための協奏曲BWV.1064
  [バリーニ、パドーヴァ、マッツォーニ]
 3台のピアノのための協奏曲BWV.1063
  [マッツォーニ、スコラストラ、バリーニ]
 2台のピアノのための協奏曲BWV.1060
  [バリーニ、ルイージ]
 2台のピアノのための協奏曲BWV.1061
  [パドーヴァ、ルイージ]
 2台のピアノのための協奏曲BWV.1062
  [ルイージ、スコラストラ]
マウリツィオ・バリーニ、
ジャンルカ・ルイージ、
マルチェッロ・マッツォーニ、
アンドレア・パドーヴァ、
マルコ・スコラストラ(pf)
新イタリア合奏団
 アミアータ・ピアノ・フェスティヴァル ライヴ録音(2018年)
  


PO 481 7321
\2800
シューベルト:弦楽五重奏曲D.956
シューマン:ピアノ五重奏曲Op.44
マウリツィオ・バリーニ(pf)
ミラノ・スカラ座四重奏団、
シルヴァ・キエザ(Vc)
 アミアータ・ピアノ・フェスティヴァル ライヴ録音(2015年、2016年)




<映像>

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C MAJOR(映像)


80 0704
(4Blu-ray)
¥8900→\7990

バーンスタイン ヤング・ピープルズ・コンサート vol.3
 Blu ray 1
  パリへの道(1962年1月18日)/ホールの音(1962年11月21日)/
  教師たちへの賛辞(1963年11月29日)/
  パウル・ヒンデミットの天才性(1964年2月23日)/さらば民族主義(1964年11月30日)
 Blu ray 2
  チャールズ・アイヴズ:アメリカの先駆者(1967年2月23日)/
  同窓会(1967年4月19日)/永遠のベートーヴェン(1968年1月28日)/
  幻想的変奏曲(1968年12月25日)/改変されたバッハ(1969年4月27日)
 Blu ray 3
  交響楽団の解剖(1970年5月24日)/コープランドを称えて(1970年12月27日)/
  リヒャルト・シュトラウスはこう語った(1971年11月4日)/
  リストと悪魔(1972年2月13日)/ホルスト:『惑星』(1972年3月26日)
 Blu ray 4
  若手演奏家による3つの演奏
   ジェームズ・デ・プリースト、ジャック・ウトマン、エド・デ・ワールト、ヤンウク・キム、他



   レナード・バーンスタイン(お話・指揮・ピアノ)/ニューヨーク・フィルハーモニック

KKC 9431/4
(4Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥8000+税

80 0608
(7DVD)
¥8900→\7990
KKC 9435/41
(7DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥8000+税

 バーンスタインの偉業のひとつ『ヤング・ピープルズ・コンサート』第3 弾

 (4Blu-ray)画面:1080i,4:3(エピソード1-5,16 のみB&W)、音声:PCM ステレオ、総収録時間:16h30mins、リージョン:All、字幕:英(原語)、独伊韓日
 (DVD)画面:NTSC,4:3(エピソード1-5,16 のみB&W)、音声:PCM ステレオ、総収録時間:16h30mins、リージョン:All、字幕:英(原語)、独伊韓日

 バーンスタインが自身の人生を振り返って、最も誇りに思う「仕事」の一つに挙げている『ヤング・ピープルズ・コンサート』。バーンスタインがニューヨーク・フィルとともに『ヤング・ピープルズ・コンサート』を開始したのが1958年。カーネギーホール、リンカーンセンターで演奏されたコンサートはシリーズ化され米CBS でプライムタイムに全米の子供たちに向けて放映されました。
 同シリーズは企画・指揮・司会をバーンスタインが務め、全53回1972年まで続きました。バーンスタインは子供たちに楽しくわかりやすくクラシック音楽を説明し、自ら演奏をしたりと子供だけでなく、大人にも興味深く解説しています。 今回リリースされる『ヤング・ピープルズ・コンサート』第3弾には18のエピソードが収録されています。

 「ホールの音」と出した回では、フィルハーモニック・ホールの音響についてバーンスタインが論じたり、「教師たちへの賛辞」ではフリッツ・ライナーへ敬意を表しています。また、「同窓会」では、『ヤング・ピープルズ・コンサート』の第10シーズンの最終コンサートを祝し、このシリーズからデビューしたチェリストのスティーヴン・ケイツ、ソプラノのヴェロニカ・タイラー、ピアノのアンドレ・ワッツが再び登場します。さらに「永遠のベートーヴェン」では、オール・ベートーヴェン・プログラムでバーンスタインが作品の真髄に迫ります。
 若手演奏家による演奏会では、ジェームズ・デ・プリースト、エド・デ・ワールトらの貴重な映像が収録されています。



 第1弾、第2弾はこちら!

ヤング・ピープルズ・コンサート Vol.1

ヤング・ピープルズ・コンサート Vol.2

















5/29(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ARTE DELLA’ARCO JAPAN



ADJ 061
¥2700
OLC 第39回定期演奏会
 (1)メユール(1763-1817):歌劇「ストラトニース」序曲
 (2)ベートーヴェン(1770-1827):ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op61
 (3)ハイドン(1732-1809):交響曲第94番 ト長調 Hob.I:94「驚愕」
(2)佐藤俊介(ヴァイオリン)
鈴木秀美(指揮)
オーケストラ・リベラ・クラシカ

 鈴木秀美&OLC がメユール「ストラトニース」序曲とハイドン「驚愕」大熱演!!また、佐藤俊介を迎えたベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲ではカデンツァにも注目!

 ライヴ録音:2017年6月24日/三鷹市芸術文化センター、風のホール/DDD、69'02"、日本語帯・解説付

 オーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)第39回定期演奏会を収めたディスクが遂にリリースされます。収録作品はメユールの歌劇「ストラトニース」序曲、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、そしてハイドンの交響曲第94番「驚愕」です!

 エティエンヌ・ニコラ・メユール(1763-1817)は主に歌劇で活躍したフランスの作曲家。「ストラトニース」はハイドン「驚愕」と同じ1792年の作品です。

 佐藤俊介を迎えてのベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲ではカデンツァにも注目。あのメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲 ホ短調の初演を委ねたことでも知られるヴァイオリニスト、フェルディナンド・ダーヴィッド作のカデンツァに佐藤俊介が少し手を入れたもの演奏。
 佐藤俊介は自由自在なテクニックと実に雄弁な表現力で圧倒的な演奏を披露しており、同作品の新たな魅力に出会える名演です!

 そして、ハイドンの「驚愕」《びっくりシンフォニー》。第2楽章で突然、太鼓を含む全合奏が鳴り響くあまりにも有名なこの作品を鈴木秀美率いるOLC が快演を聴かせてくれます!

 演奏会情報
  オーケストラ・リベラ・クラシカ 第43回定期演奏会
   2019年6月29日(土) 15:00開演 三鷹市芸術文化センター
   モーツァルト:歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」より、ハイドン:交響曲第100番「軍隊」、他
    鈴木秀美(指揮)、オーケストラ・リベラ・クラシカ、中江早希(ソプラノ)







EVIDENCE



EVCD 060
¥2600
「14世紀の宗教声楽作品集」
 ・バルセロナのミサ
 ・アプトのミサ曲
ドミニク・ヴェラール(指揮)
アンサンブル・ジル・バンショワ

 14-15世紀の地中海の宗教音楽

 録音:2018年9月

 結成40年を迎えたアンサンブル・ジル・バンショワによる最新録音は、14-15世紀にかけての地中海沿岸で生まれた宗教音楽。
 ビウエラと中世のマンドリンの音色にも酔いしれる1 枚です。





HAENSSLER



HC 19001
(6CD)
¥5600
サー・ネヴィル・マリナー&アカデミー室内管弦楽団
 ピアノ協奏曲&ヴァイオリン協奏曲集
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)
アカデミー室内管弦楽団
 (アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ)
  [CD1]
   (1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466
   (2)モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
     イヴァン・モラヴェツ(ピアノ)
     セッション録音:1997年4月/ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
  [CD2]
   (3)モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491
   (4)モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 K.503
     イヴァン・モラヴェツ(ピアノ)
     セッション録音:1995年10月/ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
  [CD3]
   (5)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18
   (6)グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16
     ギャリック・オールソン(ピアノ)
     セッション録音:(5)1996年10月/アビー・ロード・スタジオ(ロンドン)、
      (6)1996年12月/ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
  [CD4]
   (7)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23
   (8)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
     (7)ギャリック・オールソン(ピアノ)、(8)ドミトリー・シトコヴェツキー(ヴァイオリン)
     セッション録音:(7)1996年5月/アビー・ロード・スタジオ(ロンドン)、
      (8)1999年12月/ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
  [CD5]
   (9)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
   (10)ブラームス:ヴァイオリン響雄曲 ニ長調 Op.77
     ドミトリー・シトコヴェツキー(ヴァイオリン)
     セッション録音:1995年5月/ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
  [CD6]
   (11)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47
   (12)ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 Op.26
     (11)ドミトリー・シトコヴェツキー(ヴァイオリン)、(12)パメラ・フランク(ヴァイオリン)
     セッション録音:(11)1999年1月、(12)2001年1月/ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)

 アカデミー室内管弦楽団創設60周年記念。モラヴェツ、オールソン、D. シトコヴェツキー、P. フランクが独奏!サー・ネヴィル・マリナーが振った協奏曲録音がセットになって登場!

 CD1 58'14"、CD2 61'54"、CD3 65'41"、CD4 71'44"、CD5 68'53"、CD6 56'44"

 1959年、当時ロンドン交響楽団の第2ヴァイオリン首席奏者と務めていたサー・ネヴィル・マリナー(1924-2016)により創設されたアカデミー室内管弦楽団(アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ)が2019年に創設60周年を迎えました。
 これを記念して、1995年から2001年に録音されヘンスラー・レーベルからリリースされていたピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲の名録音集がセットになって登場します。

 サー・ネヴィル・マリナーの指揮のもと膨大な録音が存在する当団は、J.S.バッハなどのバロック音楽からモーツァルト、ブラームス、チャイコフスキー、ドヴォルザークなど数多くの交響曲を録音してきました。
 その中でも誉れ高き名盤が多く存在するのが協奏曲の録音です。一貫してエレガントな解釈で魅了するマリナーは独奏者からも絶大なる信頼を得ており、独奏者の個性を尊重し寄り添うような演奏で数多くの名演を残してきました。

 ここに収録された作品はどれも超一級の名演。屈指の技巧派として熱狂的なファンのつくイヴァン・モラヴェツが弾いたモーツァルトのピアノ協奏曲集、ギャリック・オールソン全盛期ともいえる90 年代のラフマニノフ、グリーグ、チャイコフスキー、実力派ドミトリー・シトコヴェツキーが弾くチャイコフスキー、ブラームス、メンデルスゾーン、シベリウス、そして、可憐に奏でるパメラ・フランクのブルッフと、そのどれもが高水準の名演です。
 名匠マリナーが申し分のないサポートで独奏者を自由自在に歌わせております。





LA MUSICA

LMU 017
¥2500
「ハンガリー風に」
 (1)ポッパー:小さなロシアの歌による幻想曲 op.48
 コダーイ:(2)アダージョ (3)無伴奏チェロ・ソナタ op.8
 (4)ドホナーニ(1877-1960):
  ハンガリー牧歌 op.32(チェロとピアノ版として世界初録音)
オーレリアン・パスカル(チェロ)
パロマ・クイデール(ピアノ)

 ハリのある高音、深くささるチェロの低音、深くささるチェロの低音、オーレリアン・パスカルによる胸のすくようなコダーイ!

 録音:2018年

 オーレリアン・パスカルは、1994年生まれ、2005年に弱冠11歳でパリ市主催の第1回ロストロポーヴィチ・ジュニア・コンクール入賞し、2014年エマニュエル・フォイアマン・グランプリで第1位となったフランスのチェリスト。
 チェロの重要作品コダーイの無伴奏チェロ・ソナタでのハリのある高音、そして深くささる低音は圧巻。美しい音色で聴かせます。ピアノのパロマ・クイデールはヴィルサラーゼらに師事したフランスのピアニストで、オーレリアン・パスカルのほか、アレクサンドラ・スム(ヴァイオリン)ら、弦楽器奏者たちとの共演も多い実力派ピアニストです。

 
LMU 016
¥2500
ラヴェル:作品集
 ・高雅にして感傷的なワルツ/
   ドニ・パスカル(ピアノ)
 ・ピアノ三重奏曲/
   ドニ・パスカル(ピアノ)、オーレリアン・パスカル(チェロ)、
   スヴェトリン・ルセフ(ヴァイオリン)
 ・クープランの墓/
   デイヴィッド・ライヴリー(ピアノ)
 ・ツィガーヌ/
   デイヴィッド・ライヴリー(ピアノ)、スヴェトリン・ルセフ(ヴァイオリン)

 サル・ガヴォーで初演されたラヴェルの作品集、フランスの名手たちによる注目の1枚!

 録音:2015-2017年

 サル・ガヴォーにて初演されたラヴェル作品を集めた1枚。スヴェトリン・ルセフはプーレやカントロフに師事、2008年からはカントロフの後任としてパリ国立高等音楽院で後進の指導にあたっている名手です。
 ピアノのデイヴィッド・ライヴリーは、APARTE レーベルでもおなじみのアメリカ生まれのフランス人ピアニストで、カーターやコープランドといった20世紀のアメリカ作品のほか、幅広いレパートリーの実力派です。
 1994年生まれの注目のフランスのチェリスト、オーレリアン・パスカルら、豪華演奏者陣による演奏でお楽しみいただけます。





ANALEKTA



AN 29138
¥2500
クレズマー風アンサンブルの伴奏による、シューベルト「冬の旅」!
 シューベルト:歌曲集 《冬の旅》 D.911(アンサンブル伴奏版)
フィリップ・スライ(バス・バリトン、ハーディ・ガーディ)
キメラ・プロジェクト

 ☆カナダ有数のバス・バリトン、フィリップ・スライが歌う「冬の旅」!
 ☆クラリネット、トロンボーン、アコーディオン、ヴァイオリン、ピアノ、ハーディ・ガーディの伴奏によるニュー・バージョン!

 2012年第11回モントリオール国際音楽コンクール第1位、2011年METナショナル・カウンシル・オーディション大賞受賞の実績を誇るカナダのバス・バリトン、フィリップ・スライ。
 ギター伴奏によるシューベルト歌曲集(AN 29999)に続く、フィリップ・スライのシューベルト・アルバムは、シューベルトの究極の傑作「冬の旅」。2017年に結成されたキメラ・プロジェクトは、伝統的なコンサートホールの経験を超越した音楽と演劇的パフォーマンスを創り出しているアンサンブル。
 キメラ・プロジェクトの処女航海となるのが、クラリネット、トロンボーン、アコーディオン、ヴァイオリン、ピアノ、ハーディ・ガーディの伴奏のためにアレンジされたこの「冬の旅」です。クラシックの他、ジャズ、ビッグバンド、フォークミュージック等の音楽家たちと活動してきたキメラ・プロジェクトが、冬の旅のクレズマー/ロマ(ジプシー)的な要素を引き立たせ、新たな一面を魅せてくれます。
 冬の旅の第24曲「辻音楽師(ライアー弾き)」でも登場するハーディ・ガーディは、フィリップ・スライ自身が演奏しています。

 ※録音:2018年11月、サン・ジョゼフ教会(ケベック、カナダ)



 

AN 29522
¥2500
イモータル&ビラヴド 〜 ベートーヴェン&ライト
 ベートーヴェン:遥かなる恋人に Op.98
 ジェームズ・ライト(b.1959):不滅の恋への手紙(2012)
 ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調 Op.97 《大公》
グリフォン・トリオ
デイヴィッド・ジョン・パイク(バリトン)

 75曲を超える委嘱新作の初演を手掛け、「カナダ版グラミー」と呼ばれるジュノー賞(Juno Awards)は、3度の受賞、13度のノミネーションを果たしているカナダの名アンサンブル、グリフォン・トリオ。「大公」の愛称で知られるベートーヴェンのピアノ三重奏曲第7番と、カナダのバリトン歌手デイヴィッド・ジョン・パイクが歌う歌曲集「遥かなる恋人に」を組み合わせ、その間を現代カナダの作曲家ジェームズ・ライトの「不滅の恋への手紙」(ベートーヴェンが1812年の夏に書いた情熱的なラヴレターに触発された作品)が繋ぎます。

 ※録音:2017年6月、2008年12月

 

AN 29162
¥2500
ガイデッド・バイ・ヴォイシズ 〜
 バロック・チェロのための新しい音楽

  エドワード・スコット・ゴーディン(b.1970):
   ガイデッド・バイ・ヴォイシズ〔5弦チェロ〕
  リサ・ストレイク(b.1985):ミネルヴァ〔4弦チェロ〕
  マキシム・マッキンリー(b.1979):
   ピラトの中庭(4弦チェロ&ハープシコード)*
  イザイア・チェッカレッリ(c.1978):
   ウィズ・コンコード・オヴ・スウィート・サウンズ(5弦チェロ)
  リンダ・カトリン・スミス(b.1956)
  ケン・ウエノ(b.1970):キメラ〔5弦チェロ〕
エリナー・フレイ(チェロ)
メリザンド・マクナブネイ(ハープシコード)*

 ロレンツォ・ギエルミと録音した「ベルリン・ソナタ集」がジュノー賞にノミネートしたカナダの有望チェリスト、エリナー・フレイ。
新たなプロジェクトは、現代の若き作曲家たちによって、"バロック・チェロ"のために書かれた6つの委嘱作品。モダン楽器にもピリオド楽器にも精通し、現代音楽とバロック音楽の両面で才能を発揮しているエリナー・フレイならではのプログラムです。

 ※録音:2018年10月、ケベック(カナダ)





DANACORD



DACOCD 840
¥2600
フィニ・ヘンリケス:ピアノの小品 トマス・トロンイェム(ピアノ)
フィニ・ヘンリケス:
 子供の詩 Op.30(1908)
  〔小さな中国娘、子守歌、行進曲「兵隊さんたち」、スキを押しながら、道化、
   ひとりぼっち、輪になって、夕暮れ、上機嫌、悲しみのメヌエット、捕まえられるものなら、
   曲芸師、パントマイム、砂漠をさまよい歩き、夏のゲーム、デンマーク、
   鳴き鳥、野蛮人の踊り、夢でしかなかった、ふたりの老人〕
 メロディ・アルバム Op.50(1919)
  〔歩兵、指ぬきを探せ、悲しくて、猿小屋で、ハートのクイーン、いつも幸せ、
   小さなぼんやり者、黄金の如きまこと、けんかっ早い奴、ロシアの踊り、
   ウィンナ・ワルツ、墓地で、砲兵、いちばん小さいもの、おしゃべりな人、
   絞首台へ、熊の踊り、よそ者、重苦しくて、夕べの歌、夜〕
 小さな水彩画 Op.21(1900)
  〔ぴょんぴょん跳ねる、九九の表、わんぱく小僧、賛歌、子守歌、
   ネズミを追いかける猫、ポチの死、幼稚園で、鬼火、メロディ〕

 デンマークのフィニ・ヘンリケスは、ニルス・W・ゲーゼの勧めもあってベルリンに赴き、ヨーゼフ・ヨアヒムにヴァイオリンを、ヴォルデマール・バルギールに作曲を学びました。
 管弦楽曲、バレエ、室内楽曲などを作曲。世紀の変わり目の時代、チャーミングで人好きのする音楽が人々から歓迎されました。へンリケスは、子供の生活からインスピレーションを得た、シューマンの《子供の情景》に似たピアノの小品も作曲、3巻の曲集として出版しました。
 トマス・トロンイェム(1954-)は、クーラウのピアノ作品集(Rondo)を録音したデンマークのピアニスト。3つの曲集から52曲を選んだ、初録音のコレクションです。

 ※録音:2018年5月、聖マルクス教会(デンマーク)

 

DACOCD 841
¥2600
北欧の歌曲 ウッラ・リクランデル(メゾソプラノ)
カトリーネ・ペネロプ(ピアノ)
 ヨースタ・ニューストレム:歌曲集 《海辺の歌》
  〔岩礁で、夜想曲、海の歌、わたしは海辺に家を、月の出を待ち〕
 ベナ・モー:
  歌曲 Op.30
   〔小川、あなたとともに居させてください〕、
  歌曲 Op.31
   〔ベツレヘムに御子が生まれた、生きること、世界を見回さないで、ゴルゴタ〕
 グリーグ:H・C・アンデルセンの詩による『心の歌』 Op.5
  〔茶色のふたつの瞳、海の永遠の動きをあなたは知らない、
   君を愛す、私の思いは高い峰のように〕
 シベリウス:
  黒いばら Op.36 no.1、葦よそよげ Op.36 no.4、初めてのくちづけ Op.37 no.1、
  逢い引きから帰ってきた娘 Op.37 no.5

 スウェーデンのメゾソプラノ歌手、ウッラ・リクランデルは、 ヴィースバーデンでヒルデグント・ローマン=ベッカー、コペンハーゲンでボーディル・ギュモースとクヌーズ・エリマーに学び、ストックホルムでリー・ストラスバーグの演技メソッドも研究しました。現在、デンマークを本拠にオペラ歌手、ミュージカルと子供劇場の女優として活動しています。デンマークのピアニスト、カトリーネ・ペネロプの共演で歌う北欧の歌曲。数多い作品の中からリクランデルが自分の「心」にもっとも近いと感じている19曲を歌っています。

 スウェーデンのニューストレムが、エッバ・リンドクヴィスト、エーディト・ソーデルグラン、ヤルマル・グッルベリ、ラグナル・イェンデルの詩に作曲した《海辺の歌》、グリーグの《H・C・アンデルセンの詩による『心の歌』》、エルンスト・ユーセフソン、グスタフ・フローディング、ユーハン・L・ルーネベリの詩をテクストにしたシベリウスの4つの歌曲。
 ベナ・モーは、デンマークとスウェーデンでオルガニスト、ピアニスト、歌手として活躍。カトリーネ・ペネロプが録音した『デンマーク女性作曲家のロマンティック・ピアノ作品集』(DACOCD680)で《教則の習作》(Op.6, Op.9)の数曲が紹介されていました。リクランデルが選んだ6曲は、イーヴァン・ブラットの詩による作品です。

 ※録音:2018年11月、聖ルカ教会(フレゼリクスベア、デンマーク)



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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DANACORD



DACOCD 832-833
(2CD-R)
\5400→\4780

デンマークの偉大なピアニスト、ヴィクト・シューラー 第3集
ヴィクト・シューラー(ピアノ)
 [Disc 1]
  W・A・モーツァルト:幻想曲ハ短調K.396/385f
    [録音:1955年 HMV KBLP 13, mtx 138-2N]
  ベートーヴェン:
   ピアノ・ソナタ第23番 へ短調 Op.57 《熱情》
    [録音:1958年HMV KBH 1011, mtx 2XCS 182-2-C]、
   ピアノソナタ第30番ホ長調 Op.109
    [録音:1952年HMV KALP 2, mtx 2XCS 21-4N]、
   ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111 
    [録音:1952年 HMV KALP 2, mtx 2XCS 22-6N]
  ショスタコーヴィチ:ポルカ(バレエ 《黄金時代》 から)
    [録音:1953年HMV 7RK2, mtx 7XCS10-2N]
 [Disc 2]
  ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番ハ短調 Op.13 《悲愴》
    [録音:1958年HMV KBH 1011, mtx 2XCS 181-A-2]
  ショパン:
   ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58
    [録音:1953年HMV KALP 5, mtx 2XCS 48-1N]、
   ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35
    [録音:1953年HMV KALP 5, mtx 2XCS 42-2N]、
   バラード第3番 変イ長調 Op.47
    [録音:1953年HMV 7EBK 1002, mtx 7TCS 134-2N]、
   幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66
    [録音:1954年TONO EP 43025, mtx 4025-1]


 20世紀中期を代表するデンマークのピアニストのひとり、ヴィクト・シューラー(1899-1967)の録音を復刻するシリーズ。
 リスト、サン=サーンス、グリーグの協奏曲を中心にした第1集(DACOCD491-492)、チャイコフスキーの協奏曲、シューマンの《謝肉祭》、ブラームスの《3つの間奏曲》、ベートーヴェンの《クロイツェル・ソナタ》、シューベルトの三重奏曲などの第2集(DACDCD781-782)に続く第3集。
  彼の名声を海外にも広げた HMV(Denmark)録音のベートーヴェンのソナタや TONO レーベルのショパンなどが、初めてCD化されます。

 ※録音:1953年-1958年/MONO ADD
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。



ヴィクト・シューラー 第1&2集

Victor Schioler: The Great Danish Pianist
DACOCD 491-2
(2CD)
\5400→\4780
フランツ・リスト:
 ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 S124/R455
  デンマーク国立放送室内管弦楽団、イサイ・ドブローウェン (指揮)
   録音: 1951


カミーユ・サン=サーンス:
 ピアノ協奏曲第2番 ト短調 Op. 22
  デンマーク国立放送室内管弦楽団、ニコライ・マルコ (指揮)
   録音: 1953


エドヴァルド・グリーグ
 ピアノ協奏曲 イ短調 Op. 16
  デンマーク国立放送室内管弦楽団、エリック・トゥクセン (指揮)
   録音: 1948
 抒情小品集 第3集 Op. 43 - 第6曲 春に寄す
   録音: 1948

ベートーヴェン:
 ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 「月光」 Op. 27, No. 2
  録音: 1929, England


ドメニコ・スカルラッティ:
 パストラーレ ホ短調 K.9/L.413/P.65 (編曲:C. タウジヒ)
  録音: 1929, England
 カプリッチョ ホ長調 K.20/L.375/P.76 (編曲:C. タウジヒ)
  録音: 1929, England

フレデリック・ショパン:
 エチュード集 Op. 25 - 第9番 変ト長調 「蝶々」
  録音: 1929, England

レオポルド・ゴドフスキー:ショパンのエチュードによる53の練習曲 - 第39番 変ト長調Op. 25, No. 9
 録音: 1929, England

フレデリック・ショパン:
 マズルカ第22番 嬰ト短調 Op. 33, No. 1
  録音: 1943
 マズルカ第47番 イ短調 Op. 68 No. 2
  録音: 1943
 ワルツ第7番 嬰ハ短調 Op. 64, No. 2
  録音: 1924
 子守歌 変ニ長調 Op. 57
  録音: 1924

ヨハネス・ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ Op. 24
 録音: 1951

シベリウス:10の小品 Op. 24 - 第9曲 ロマンス
 録音: 1951, England

スクリャービン :
 左手のための2つの小品 Op. 9 - 第2曲 夜想曲 変ニ長調
  録音: 1947

ラフマニノフ:
 10の前奏曲 Op. 23 - 第5番 ト短調(アラ・マルチア)
  録音: 1929, England
 10の前奏曲 Op. 23 - 第5番 ト短調(アラ・マルチア)
  録音: 1951, England

イグナーツ・フリードマン:
 ウィーン舞曲第2番
  録音: 1929, England
ヴィクト・シューラー(ピアノ)


DACOCD 781-782
(2CD-R)
\5400→\4780
デンマークの偉大なピアニスト、ヴィクト・シューラー Vol.2
 チャイコフスキー:
  ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23*(録音:1950年)
 シューマン:謝肉祭 Op.9(録音:1956年)
 ブラームス:3つの間奏曲 Op.117(録音:1956年)
 モーツァルト:幻想曲ハ短調 K.396(録音:1955年)
 ベートーヴェン:
  ヴァイオリンソナタ第9番イ長調 Op.47《クロイツェル》
   (録音:1942年)**
 シューベルト:
  ピアノ三重奏曲変ロ長調 Op.99(録音:1955年)***、
  即興曲ト長調 Op.90-3(録音:1957年)
ヴィクト・シューラー(ピアノ)
エーリク・トゥクセン(指揮)*
デンマーク国立放送交響楽団*
エミール・テルマーニ(ヴァイオリン)**
ヘンリー・ホルスト(ヴァイオリン)***
エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(チェロ)***
 デンマークの偉大なピアニスト、ヴィクト・シューラーの貴重な録音を現代に復刻するシリーズ第2弾(第1弾はDACOCD 491-492)。
 ヴィクト・シューラー(1899−1967)は、コペンハーゲン生まれのピアニスト。父は作曲家のヴィクト・ベンディクス。母アウゴスタ・シューラーからピアノの手ほどきを受け、イグナーツ・フリードマン、アルトゥール・シュナーベルに師事しました。
 1914年にピアニストとしてデビュー。1919年からヨーロッパの演奏旅行。第2次世界大戦後の1948年−1949年にかけて初めてのアメリカ演奏旅行を行いました。
 新しい音楽のスペシャリストとしても知られ、ランゴーやニルス・ヴィゴ・ベンソンのピアノ作品を初演。指揮者としても活動しました。

 録音:1942年〜1957年/MONO ADD
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。


 クロイツェルでのテルマニ、シューベルトでのホルストのヴァイオリンも聴きもの。いい味出してます!







<国内盤>

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オクタヴィア・レコード



OVCL-00696
(SACD Hybrid)
\3200+税
上岡敏之&新日本フィル
 ブルックナー:交響曲 第6番 イ長調 WAB106
  (ヨーゼフ・ヴェナンティウス・ヴェス編纂による1927年版)
上岡敏之(指揮)
新日本フィルハーモニー交響楽団

 確かな評価を得る上岡敏之によるブルックナー演奏。本盤は2018年4月のライヴ・レコーディングを収録した交響曲第6番です。弦楽器の美しく壮麗な響きと、管楽器の優美なソロは、このタッグがさらなる高みへ上っていることを示しています。会場を温かく包み込む豊かなサウンドを、高音質ハイブリッド盤が再現。
 また、今回のコンサートは演奏されることの珍しいヨーゼフ・ヴェナンティウス・ヴェス編纂版の楽譜を使用したことでも大きな話題となりました。貴重なブルックナー演奏を、ぜひお楽しみください。
  2018年4月19日 東京・サントリーホール、22日 横浜みなとみらいホールにてライヴ収録
 
  


OVCL-00697
(SACD Hybrid)
\3200+税
<ハイドン交響曲集Vol.8>
 ハイドン:
  交響曲 第60番 ハ長調 Hob.l:60「うっかり者」
  交響曲 第54番 ト長調 Hob.l:54
飯森範親(指揮)
日本センチュリー交響楽団

 日本センチュリー交響楽団が首席指揮者の飯森範親と共に始めた「ハイドンマラソン」は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンのすべての交響曲を演奏しようという一大プロジェクト。
 当盤は第10回コンサートのライヴ収録です。
 幾度の公演を重ね、信頼関係を築いてきた飯森と日本センチュリー響は、精緻な構築と、細部までこだわりぬいた感性で、気品あふれるハイドンを奏でています。柔和で晴々とした優美な演奏は、まさに彼らの真骨頂といえるでしょう。
 2017年8月11日 大阪、いずみホールにてライヴ収録
  
 

OVCT-00166
\3000+税
ショパン:
 ロンド ハ短調 作品1
 アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
                    変ホ長調 作品22
 夜想曲第20番 嬰ハ短調 (遺作)
      「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」
 ピアノ協奏曲第2番 へ短調 第2楽章より ラルゲット
 バラード第3番 変イ長調 作品47
 スケルツォ 第2番 変ロ長調 作品31
 ワルツ第6番 変ニ長調 作品64-1 「子犬のワルツ」
 ワルツ第7番 嬰ハ短調 作品64-2
 ワルツ第8番 変イ長調 作品64-3
 舟歌 嬰ヘ長調 作品60
中桐 望 (ピアノ)

 中桐望は東京藝大を首席で卒業、日本音楽コンクールで第2位、マリア・カナルス国際音楽コンクール(バルセロナ)や浜松国際ピアノコンクールでも第2位(歴代日本人最高位)を受賞するなど、内外のコンクールで活躍。ポーランドに留学し、名ピアニストのエヴァ・ポブウォツカに師事し研鑽を積んでいます。
 ショパンの初期から後期までの幅広いプログラムを、歌うようにピアノを弾くことで作品の特質を、みずみずしくすくい上げています。
 デビュー・アルバム「ショパン&ラフマニノフ」で称賛を集めた中桐望の、輝かしき第2作です。
  2019年2月5日-7日 神奈川県立相模湖交流センターにて収録
 




Molt fine



MF-22316
\2800+税
《樋口?一指揮 明治学院バッハ・アカデミー〜
 J.S.バッハ カンタータ傑作集》 樋口隆一校訂

 J.S.バッハ
  カンタータ〈神の時は最善の時なり〉BWV106
  カンタータ〈主よ、深き淵よりわれ汝を呼ぶ〉BWV131
  カンタータ〈神の御業はすべて善し〉BWV100
光野孝子(ソプラノ)
庄司祐美(メゾ・ソプラノ)
大島博(テノール)
土田悠平(バリトン)
樋口隆一指揮
明治学院バッハ・アカデミー


 さらなる深みへ
 明治学院バッハ・アカデミーは、研究と実践(演奏)をモットーに掲げ、バッハ没後250年にあたる2000年に芸術監督樋口?一を中心に創設されました。
 前作のベートーヴェン<ミサ・ソレムニス>に続く樋口?一指揮明治学院バッハ・アカデミーによる新録音は、「J.S.バッハ カンタータ傑作集」です。
 バッハのカンタータは、『バッハ・カンタータ研究』(音楽之友社)、『バッハの風景』(小学館)、『バッハの人生とカンタータ』(春秋社)の著作があることでもわかるように樋口のバッハ研究領域の中核をなしていて、新バッハ全集の校訂をドイツ人以外で唯一任され、協会カンタータ最終巻の第34巻を担当しています。
 このCDには樋口が校訂した7曲中、有名な〈神の時は最善の時なり〉を含め、とりわけ思いのこもる3曲を収録しています。
 オーケストラは今回も古楽器を使用していて、チェンバロとオルガンには渡邉順生が参加しています。
 録音:2018年6月2日 紀尾井ホール(ライヴ)
  
 

MF-25903
\2800+税
《須田祥子 ビオラは歌う3》  魔王/ロメオとジュリエット
サードアルバム ビオラは歌う3

 ① シューベルト:魔王
 ② シューベルト:君こそは憩い
 ③ プロコフィエフ:バレエ組曲「ロメオとジュリエット」抜粋
 ④ 小林秀雄:落葉松
 ⑤ クラーク:ヴィオラ・ソナタ
 ⑥ 山田耕筰:赤とんぼ
須田祥子 (ヴィオラ)
松本 望 (ピアノ)

 音色のドラマ!

 最も声に近いと言われるヴィオラの “歌う”楽器としての特色を生かした須田祥子の
 「ビオラは歌う」シリーズの3作目です。
  1作目ではプッチーニとブラームス、2作目ではプッチーニに加えシューマンそして3作目では、いよいよ歌曲王シューベルトの登場。しかも世界的にも珍しいヴィオラ版「魔王」を収録しており、「魔王」に登場する4つのキャクターとドラマを、美しく多彩な音色と表現力を持つヴィオリスト須田祥子が見事に弾きわけています。今までエルンストなどヴァイオリン編曲版はありましたが、須田の演奏で聴くと、ドラマを表現する上でヴィオラがよりふさわしいと感じさせます。
 バレエの大定番プロコフィエフの「ロメオとジュリエト」は以前からコンサートでとりあげ、満を持してレコーディングに取り組んだだけあって、この作品でもまるでストーリーが見えてくるかのようなアプローチとこだわりが強く感じられます。
 英国の女流作曲家クラークのヴィオラ・ソナタは、作曲コンクールでブロッホとヒンデミットの作品より優れていたにもかかわらず、女性であったために優勝を取り下げられたという曰く付きの作品ですが、今やビオラの代表的な傑作として認知されるようになりました。同じ女流ヴィオリストでもあったクラークに共感した須田の深い思いがこの演奏から熱く伝わり、決定版ともいえる名演になっています。

 日本の作品が2曲収録されています。「落葉松」は合唱の名曲であり「赤とんぼ」は童謡ですが、いずれも日本の情景と日本の心を表しており、後者はこのCDのために松本望が編曲しています。
 小品が含まれると「聴きやすい小品集」と軽く受けとられがちですが、このアルバムでは曲の大小を問わずこの楽器が持つ“音の本質”と“可能性”を模索し、小品の枠を超えたヴィオラの曲として真正面から向き合う骨太な演奏になっています。
 3度のレコーディングを経てさらに深く熟成した、須田祥子の今をお聴きください。
 
 ヒンデミットが実際に使っていたヴィオラと弓を使用しています。
 
 録音: 2018年3月20-23日 神奈川県立相模湖交流センター
 















5/28(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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CLAVES



50 1916
(2CD)
¥4600→\4190
鬼才ツェートマイアー(指揮)
 &ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム
ヨハネス・ブラームス(1833-1897):交響曲全集

 CD1
  (1)交響曲第1番 ハ短調 Op.68
   (I.15'15"+II.8'03"+III.4'18"+IV.15'41"=43'17")
  (2)交響曲第3番 ヘ長調 Op.90
   (I.12'09"+II.8'08"+III.5'37"+IV.7'40"=33'34")
 CD2
  (3)交響曲第2番 ニ長調 Op.73
   (I.19'10"+II.8'48"+III.5'12"+IV.9'16"=42'26")
  (4)交響曲第4番 ホ短調 Op.98
   (I.11'47"+II.9'42"+III.5'50"+IV.8'56"=36'15")
トーマス・ツェートマイアー(指揮)
ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム

 鬼才ツェートマイアーが手兵ヴィンタートゥール・ムジークコレギウムとブラームスの交響曲全曲を録音!

 録音:2018年8月、9月、11月、12月/ヴィンタートゥール(スイス)/CD 1 77'11"、CD 2 78'58"/ディジパック仕様

 鬼才ヴァイオリニストとして知られるトーマス・ツェートマイアー。2000年代より指揮活動も積極的に行い、2002 年から2014年までノーザン・シンフォニアの音楽監督を務めるなど指揮者としても確固たる地位を得ております。
 録音ではヴィンタートゥール・ムジークコレギウムとのメンデルスゾーンやブルックナー、ノーザン・シンフォニアとのシューマン、シューベルトなどがあり高く評価されております。

 2016/17シーズンより首席指揮者を務めるヴィンタートゥール・ムジークコレギウムとの期待の新録音はブラームスの交響曲全集です。ツェートマイアーは2015年にスタヴァンゲル交響楽団とブラームスの交響曲第2番を録音しておりますが、今回全曲録音ということでさらなる期待が高まります。

 ヴァイオリニストとして多才な演奏スタイルで魅了してきたツェートマイアー。指揮者としてもその高い音楽性を示した巧みなタクトが冴えわたります。細かなニュアンスでの自在なテンポ変化も見事に表現。手兵からも絶大なる信頼を得ていることを証明するブラームスを聴かせてくれます。
 各楽器の特性と音色を理解し、まるで大編成の室内楽曲のように仕立てあげます。ことに弦楽パートの美しさは傑出しており、やはりヴァイオリニストであるツェートマイアーの色が現れた演奏といえるでしょう。

 ヴィンタートゥール・ムジークコレギウムは1629年に設立された伝統あるアンサンブル。総勢約50名で結成されています。
 近年の首席指揮者には、フランツ・ウェルザー=メスト(1987-1990)、フュルスト・ヤーノシュ(1990-1994)、ハインリヒ・シフ(1995-2001)、ジャック・ファン・ステーン(2002-2008)らが首席指揮者を務めている格式あるアンサンブルです。







すごいんです
ツェートマイアー&ノーザン・シンフォニア

 



 鬼才で知られるヴァイオリニスト、ツェートマイアー。
 しかし今回紹介するノーザン・シンフォニアとの指揮がなかなかすごい。


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 トマス・ツェートマイアー(1961年11月23日 ザルツブルク - )はオーストリアのヴァイオリニスト・指揮者。

 地元モーツァルテウム音楽大学に学び、マックス・ロスタルやナタン・ミルシテインらのマスタークラスを履修した。
 1977年にザルツブルク音楽祭でデビューを果たし、1978年にモーツァルト国際コンクールにて優勝。翌年にはウィーン楽友協会音楽ホールにデビューした。
 その後は国際的な主要なオーケストラや指揮者と共演を重ねている。

 その後はソリストとしての活動のほかに、室内楽奏者や指揮者としての活動にも携わるようになった。
 たとえばアルフレッド・ブレンデルやハインリヒ・シフ、タベア・ツィマーマンのパートナーを務めるほか、1994年にはツェートマイアー四重奏団を結成している。
 指揮者としては、カメラータ・アカデミカ・ザルツブルクやバルセロナ交響楽団、トロント交響楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団に客演している。

 2005年に、演奏家や指揮者としての活動に対して、「ドイツ・レコード批評家賞」から表彰された。

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Brahms: Violin Concerto
AVIE
AV 2125
¥2900
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77/
シューマン:交響曲第4番ニ短調Op.120(1841年初版)
トーマス・ツェートマイアー(Vn&指揮)、
ノーザン・シンフォニア
2006年12月9日−11日の録音。

 ツェートマイヤーって指揮もするんだ。
 ・・・と思ったけどすでにノーザン・シンフォニアの音楽監督として実績もあり、アンサンブル金沢を指揮したりもしてるらしい。へー、おみそれしました。

 で、ここではブラームスのコンチェルトの「弾き振り」という難事業に挑んでる。そんなことできんの?・・・と思うけど実際やってる。きっと入念な打ち合わせ・練習をして、実際の演奏のときにはリアルタイムであっちゃこっちゃ指示しなくてもいいようにしてるんだろう。ご苦労さん。ただ演奏のほうは、その奇抜な取り組みがとんでもない変態異常な結果として現れる・・・というところまではいってないかも。自作のカデンツァを披露してくれるけれど、それも仰天びっくりということはない(ただカデンツァのあとちょっと興奮気味になってるところなんて、まじめな性格を物語っててほほえましい)。どうせ弾き振りするんなら自作のカデンツァのときに宙返りするとか、弾きながらパンツ一丁になる、とかいうものすごい曲芸を見せてくれても良かったかもしれない(どっちもCDでは見えんけど)。人によっては「弾き振りでいっぱいいっぱい」とか言うかもなあ。終楽章なんてかなりがんばってるけどね。

 そんで、もう1曲がおまけの交響曲の4番。

 と思ったら大間違い。

 というか、おそらくこっちがやりたかったみたい。
 指揮者ツェートマイヤー本格デビュー。10年前にアーノンクールの録音を聴いてぶっ飛んだ人も多いと思うけど、ここでツェートマイヤーが取り上げたのが交響曲第4番の1841年初稿版。作曲家の死後35年に出版された異端の版。近藤健児さんの本によるとブラームスは評価していたがクララは認めなかったらしい。そりゃクララが認めないのもわかる。オケ全体に厚みがないし、この曲のツボといっていい第1楽章の男気あふれるカッコよさや、気合一発のタメみたいなのがまだ練れてない。店主など最初初稿版だということを忘れてて、シューマンの無名の序曲が始まったのかと思った。でも、その駄作っぽい序曲がだんだん名作交響曲に変容していく様はなかなか面白い。「あ、そっか、初稿版だった」と気づいた後も、かなり、というかそうとう改訂版と違うので、それなりにずっと楽しめる。初恋の人に良く似た女性に出会って、「でも初恋の人のほうがすばらしかったなあ」、と言いながら目の前の女性の短所や欠点をあら捜ししているうちに、いつの間にかそこがいとおしくなってしまうような感じ。
 ツェートマイヤーの指揮がアーノンクールほどスマートでなく、陳腐な作品を陳腐なまま表現してくれているのが嬉しかったりする。
 とにかくはつらつとして生きがいい。ラストの追い込みなんてかなり泣かせる。変だけど。

 なんだかほめてんだかけなしてんだかわかんなくなってきたけど、面白かった。

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Sibelius - Symphonies Nos. 3 & 6
AVIE
AV 2150
¥2900
ツェートマイヤー&ノーザン・シンフォニア/シベリウス
 シベリウス:交響曲第3番ハ長調Op.52/
 ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調/
 シベリウス:交響曲第6番ニ短調Op.104
トーマス・ツェートマイヤー(ヴァイオリン&指揮)、
ノーザン・シンフォニア

 鬼才ツェートマイヤー、今はそのとんがり具合をノーザン・シンフォニアに向けて発信中。
 二足のわらじかと思いきや、これがなかなか堂に入ったもの。

 ブラームスの弾きふりのときはそのこと自体に驚いて、シューマンはへんてこりんな曲に驚いて終わってしまったが、シベリウスは真っ向勝負。
 まさかツェートマイヤーのシベリウスが聴ける時代が来るとは夢にも思わなかったが、これがどうして壮絶なる名演。そこまでダイナミック・レンジを広げる必要があるのか、とか、そこまで太鼓ドンドンする必要があるのか、とか、そこまで生き生きハッチャケで行く必要があるのか、などなど、いろいろ突っ込みたいところはあるでしょうけど、全然OK。こんな緊張感あふれる、人の心を煽り倒すような第3番、聴いたことない。とにかくツェートマイヤー、このちょっと妙な交響曲を、今まで一度もほかの人の演奏で聴いたことがないというような鮮烈な解釈で聴かせてくれます。シベリウス・ファンなら「こんなの嫌い」か「そうそう、これこれ!」というかどっちか真っ二つ。店主は喜んで受け容れます。

 ちなみにストラヴィンスキーも冒頭からいきなり過激です。早く6番が聴きたいと思っていたのに、すっかり聞き惚れてしまいました。

 そして圧巻のシベリウス第6番・・・。

 ちょっと・・・・これは・・・すごい。
 怪物。この男。普通じゃない。


 どうしてこのアルバムの噂を聞かないのだ?
 なんにしてもツェートマイヤー、普通の人間じゃない。ここ最近で聴いた中で最も衝撃的だった。

 2007年&2008年、セージ・ゲイツヘッド・ホールでのライヴ録音。








PENTATONE



PTC 5186737
(SACD HYBRID)
¥2700
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
 合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)Op.6より第1番〜第6番

  (1)合奏協奏曲第1番 ト長調 Op.6-1 HWV 319
  (2)合奏協奏曲第2番 ヘ長調 Op.6-2 HWV 320
  (3)合奏協奏曲第3番 ホ短調 Op.6-3 HWV 321
  (4)合奏協奏曲第4番 イ短調 Op.6-4 HWV 322
  (5)合奏協奏曲第5番 ニ長調 Op.6-5 HWV 323
  (6)合奏協奏曲第6番 ト短調 Op.6-6 HWV 324
ベルリン古楽アカデミー
ベルンハルト・フォルク
 (ヴァイオリン/
  コンサートマスター)

 名人集団ベルリン古楽アカデミーがヘンデルのコンチェルト・グロッソを録音!

 セッション録音:2018年9月、2019年2月/ニコデマス教会(ベルリン)
 DSD、マルチチャンネル、72'55"、ディジパック仕様、輸入盤・日本語帯付

 SACDハイブリッド盤。ハルモニアムンディより数多くの名録音をリリースしている名人集団ベルリン古楽アカデミー。当アルバムはPENTATONE レーベルからリリースで、ヘンデルの合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)Op.6より第1番から第6番を録音しました。

 コンチェルト・グロッソとはバロック時代特有の協奏曲で、複数の独奏者によって編成される独奏楽器群と、オーケストラ全員による大合奏群との間の音量的、技巧的対比を楽しむ音楽で、ヘンデルが1739年に作曲したコンチェルト・グロッソ Op.6 は12曲からなります。
 当録音は第1番から第6番をおさめており、今後第7番から第12番もリリースされるとのこと。ベルリン古楽アカデミーによる愉悦の極みのヘンデルをお楽しみいただけます!

 

PTC 5186770
(SACD HYBRID)
¥2700
『アメリカン・ソング・アルバム』
 (1)サミュエル・バーバー(1910-1981):「隠者の歌」Op.29(1953)
 (2)ジェイク・ヘギー(1961-):「見知らぬ人」(2018)
 (3)ヘギー:「ハウ・ウェル・アイ・ニュー・ザ・ライト」(2000)
 (4)カーライル・フロイド(1926-):「ザ・ミステリー:母の5つの歌」(1960)
 (5)アーロン・コープランド(1900-1990):「4つの初期歌曲集」(遺作 /1998出版)
 (6)ゴードン・ゲッティ(1933-):「グッバイ、Mr.チップス」(2018)
 (7)ゲッティ:「3つのウェールズの歌」(2002)
 (8)ゲッティ:「ディープ・リバー」(2018)
 (9)ゲッティ:「ダニー・ボーイ」(2018)
メロディ・ムーア(ソプラノ)
ブラッドリー・ムーア(ピアノ)

 実力派ソプラノ歌手メロディ・ムーアの初のソロ・ディスクはアメリカン・ソング・アルバム!

 セッション録音:2018年9月/メカニックス・ホール(ウースター)
 DSD、マルチチャンネル、82'38"、ディジパック仕様、輸入盤・日本語帯付

 SACD ハイブリッド盤。
 PENTATONE レーベルからリリースされているヴェルディのオテロ(PTC 5186562)のデスデモーナ役でも圧倒的な存在感をしめした実力派ソプラノ歌手メロディ・ムーアのソロ・アルバムが遂に登場!
 アメリカの作曲家による歌曲集で、バーバーの「隠者の歌」、コープランドの「4つの初期歌曲集」、フロイドの「母の5つの歌」に加えて、ジェイク・ヘギー(1961-)、ゴードン・ゲッティ(1933-)といったPENTATONE レーベルでもおなじみの作曲家がメロディ・ムーアのために書き上げた作品も収録した内容です。温かみのある叙情的な歌声と申し分のない歌唱力でこれらの作品を歌い上げます!





LAWO



LWC 1088
【再発売】
¥2500
ペトレンコ&オスロ・フィル、
 スクリャービン第1弾 ノーマルCDで再発売

  スクリャービン:
   交響曲第3番ハ長調 Op.43《神聖な詩》
   交響曲第4番 Op.54《法悦の詩》
ワシリー・ペトレンコ(指揮)
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団

 ペトレンコ&オスロ・フィルの名盤、スクリャービン第1弾 ノーマルCDでの再発売

 ノルウェーの名門オーケストラ、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団と、ノルウェーの高音質レーベル「ラウォ(LAWO)」とのコレボレーション第1弾となった、ワシリー・ペトレンコが振るスクリャービンの交響曲第3番&第4番を、ノーマルCDへの仕様変更にて再発売いたします。

 このアルバムの成功をきっかけに、その後もスクリャービン(LWC 1139、LWC 1160)、プロコフィエフ(LWC 1105)、R・シュトラウス(LWC 1166)とリリースが続き、Lawoの人気シリーズとなったペトレンコ&オスロ・フィル録音プロジェクトの記念すべき録音に再びご注目ください。

 ※録音:2015年2月、オスロ

 ※SACDバージョンは廃盤となります。



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BRU ZANE



BZ1036
(CD+BOOK)
\5300→\4890
CD+BOOK
 ミンコフスキ(指揮)&ボルドー国立歌劇場
 オッフェンバック(1819-1880):《ラ・ペリコール》3幕のオペラ・ブッフ

  原作:プロスペル・メリメ「サン・サクルマンの四輪馬車」
  台本:ルドヴィク・アレヴィ、アンリ・メイヤック
ラ・ペリコール…オード・エクストレーモ(メゾ・ソプラノ)
ピキーヨ…スタニスラス・ド・バルベイラク(テノール)
ドン・アンドレアス…アレクサンドル・デュアメル(バリトン)
パナテラス…エリック・ウシェ(テノール)
ドン・ペドロ…マルク・モイヨン(バリトン)
ほか

マルク・ミンコフスキ(指揮)
ボルドー国立歌劇場合唱団
レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル
NYCX-10070
(CD+BOOK)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\5500+税

 【オッフェンバック生誕200年、隠れた傑作にミンコフスキによる決定盤登場!】

 ペリコールとピキーヨは歌手で恋人同士。ところがお祭りの日も稼ぎが無く、空腹のためまいっています。そこへ現れた医者(実は変装した総督)がペリコールに一目惚れ。腹いっぱい食べさせてあげるからと連れて行ってしまいます。しかし総督は、愛人を宮廷に引き入れるためには形式的な結婚をしていなければならないと伝えられ…
 
 オペレッタの巨匠オッフェンバックが1868年に完成させた《ラ・ペリコール》は、上演機会のそれほど多い作品ではありませんが、第1幕でペリコールが歌う「いとしい人よ(手紙の歌)」や「ほろ酔いの歌」などが有名なオペラ・ブッフ(風刺やパロディが効いた喜劇)。
 ミンコフスキが手兵レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴルを従え、今が旬のフランスのキャストを揃えたボルドー国立歌劇場での公演が登場しました。
 オペレッタらしい高速の掛け合いも楽しい、この上なく華やかなアルバムに仕上がっています。美麗168ページ、オールカラーブックレット付属。
  録音:2018年10月13日 ボルドー国立歌劇場
  【国内盤】
   日本語解説:山崎浩太郎
   歌詞日本語訳付
 




BMOP SOUND



BMOP 1063
(SACD HYBRID)
¥2500
デイヴィッド・サンフォード(b.1963):管弦楽作品集
 (1)「ブラック・ノイズ」(2017)
 (2)「祈る人:マーティ・ルーサー・キングJrの追憶に」(1992)
 (3)「スケルツォ・グロッソ」(2006)
ギル・ローズ(指揮)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト
(2)サラ・ブレディ(Fl)
(2)エリック・バーリン(Trp)
(3)マット・ハイモヴィッツ(Vc)

 チェロのハイモヴィッツも参加!サンフォード作品集!

 録音:2011/2017年[47:44]

 サンフォードはニューイングランド音楽院とプリンストン大学でクラシックとジャズを学んだ後、アメリカ・ローマ大賞、グッゲンハイム奨学金などを得て多くの作品を発表している。
 ジャズの経験はあからさまな形で作品に反映してはいず、むしろヨーロッパの前衛派を思わせる部分が散見される。マーティ・ルーサー・キング牧師に捧げられた「祈る人」はアフリカ系アメリカ人作曲家の矜持を感じさせる力作。またチェロの巨匠ハイモヴィッツの熱演が光る事実上のチェロ協奏曲、「スケルツォ・グロッソ」も聴きもの。





CEMBAL D’AMOUR



CEMBCD 191
(2CD、1.5枚価格)
¥3200
「モルデカイ・シェホリ、リストを弾く 第3集」 モルデカイ・シェホリ(Pf)
 リスト:超絶技巧練習曲集(初稿11曲+華麗な即興曲,決定稿全12曲)
  練習曲第1番 ハ長調 Op.1-1/超絶技巧練習曲第1番 ハ長調 「前奏曲」/
  練習曲第2番 イ短調 Op.1-2/超絶技巧練習曲第2番 イ短調/
  練習曲第3番 ヘ長調 Op.1-3/超絶技巧練習曲第3番 ヘ長調 「風景」/
  練習曲第4番 ニ短調 Op.1-4/超絶技巧練習曲第4番 ニ短調 「マゼッパ」/
  練習曲第5番 変ロ長調 Op.1-5/超絶技巧練習曲第5番 変ロ長調 「鬼火」/
  練習曲第6番 ト短調 Op.1-6/超絶技巧練習曲第6番 ト短調 「幻影」/
  ロッシーニとスポンティーニの主題による華麗な即興曲 ホ長調 Op.3/
  超絶技巧練習曲第7番 変ホ長調 「エロイカ」/
  練習曲第8番 ハ短調 Op.1-8/超絶技巧練習曲第8番 ハ短調 「荒々しい狩り」/
  練習曲第9番 変イ長調 Op.1-9/超絶技巧練習曲第9番 変イ長調 「回想」/
  練習曲第10番 ヘ短調 Op.1-10/超絶技巧練習曲第10番 ヘ短調/
  練習曲第7番 変ホ長調 Op.1-7/超絶技巧練習曲第11番 変ニ長調 「夕べの調べ」
  練習曲第12番 変ロ短調 Op.1-12/超絶技巧練習曲第12番 変ロ短調 「雪かき」

 モルデカイ・シェホリのリスト第3集、第4集!マニアック!超絶技巧練習曲集の初稿と決定稿を並べて演奏!

 録音:2018年夏 ネヴァダ州ラスベガス、DDD、122'15

 第1集(CEMBCD 116)、第2集(CEMBCD 162)に続くモルデカイ・シェホリの久々のリスト集。リストの代表作、超絶技巧練習曲集を収録しているのだが、なぜか2CD。
 この練習曲集をリストは2度改訂し、つまり3つの稿が存在する。シェホリは初稿と第3稿である決定稿の二つを取り上げ、さらに各曲を対応するよう続けて演奏している。こうすることで初稿から決定稿へと26年の間にどのような変貌を遂げたのか一目瞭然になっている。
 なお初稿の第11番はリストが改訂の際に外しており、初稿の第7番を手直しして決定稿の第11番に回している。
 決定稿の第7番「エロイカ」は序奏部分だけロッシーニとスポンティーニの主題による華麗な即興曲に基づいており、ここでもそれを収録。したがって初稿の収録は第11番を欠いた11曲である。
 企画も面白いが、もちろんシェホリの演奏もしっかりしたもの、派手に弾き鳴らすタイプではなく、じっくりと曲の味を引き出しているのが素晴らしい。

 


CEMBCD 192
¥2300
「モルデカイ・シェホリ、リストを弾く 第4集」 モルデカイ・シェホリ(Pf)
 リスト:
  (1)-(6)パガニーニによる大練習曲(全6曲)
   【第1番 ト短調/第2番 変ホ長調/第3番 嬰ト短調 「ラ・カンパネッラ」/
    第4番 ホ長調/第5番 ホ長調 「狩り」/第6番 イ短調】
  (7)-(9)3つの演奏会用練習曲
   【第1番 変イ長調 「悲しみ」/第2番 ヘ短調 「軽さ」/第3番 変ニ長調 「溜め息」
    (リナ・シュマルハウゼンのために書いたカデンツァ 1885年 付き)】
  (10)-(11)2つの演奏会用練習曲
   【第1番 変ニ長調 「森のささやき」/第2番 嬰ヘ短調 「小人の踊り」】
  (12)怒りをこめて

 第3集(CEMBCD 191)と平行して録音されたリストの第4集は練習曲集。
 パガニーニによる大練習曲、3つの演奏会用練習曲、2つの演奏会用練習曲、そして「怒りをこめて」と、リストらしい難曲が並んでいる。ここでもシェホリはじっくりと曲に取り組んで味わい深い演奏を繰り広げている。
 有名なラ・カンパネッラにしてもこれ見よがしなところは皆無で、哀愁すら漂うしみじみした音楽に仕立てている。リスト弾きとしてのシェホリの見識が伺える1枚だ。





DORON



DRC 5054
¥2400
「フォルテピアノによるモーツァルト」
 モーツァルト:
  ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調 K.457
  幻想曲 ハ短調 K.475
  グルックの「私たち愚かな民が思うには」による
   10の変奏曲 ト長調 K.455
  アダージョ ロ短調 K.540
  メヌエット ニ長調 K.355
  幻想曲の断章 ハ短調 K.Anh.32
  アンダンテ ヘ長調 K.616
ベルンハルト・ビレター
 (フォルテピアノ)

 フォルテピアノによるモーツァルト!

 録音:2017年6月11,12日 チューリヒ、DDD、70'37

 モーツァルトのピアノ名曲をフォルテピアノで弾いている。ベルンハルト・ビレターは長年チューリヒ音楽院でオルガン、フォルテピアノ、クラヴィコード、演奏慣習を教えて来た人物。
 楽器は、アントン・ワルターが1785年頃に製作したウィーン式フォルテピアノのコピー(カール=ハインツ・フグ製作)を使用。





EDITION RZ

RZ 10024
¥2500

トゥルグート・エルチェティン(b.1983)作品集
 (1)弦楽四重奏曲第2番(2014)
 (2)「地下室で」(2016)
   〜2つの形態の似た声楽アンサンブルと
    ライヴ・エレクトロニクスのための
 (3)「パノプティコン・スペキュラリティーズ」(2017)
   〜4つの形態の似た室内アンサンブルのための

(1)アルディッティ四重奏団
(2)ノイエ・ヴォーカル・
 ゾリステン・シュトゥットガルト
(3)アンサンブル・モザイク
アンサンブル・アパラト
アンサンブル・アダプター
ソナー四重奏団

 アルディッティQも参加!トルコ出身エルチェティン初の作品集

 録音:(1)(2)2016年(3)2017年50:35

 トゥルグート・エルチェティン(Turgut Erçetin) はイスタンブール出身。アメリカ・スタンフォード大学で学んだ後、ベルリンに留学、以後ドイツで活動している。
 ラッヘンマンの静寂とファーニホウの複雑性など西ヨーロッパ前衛音楽の影響を一身に受けた繊細で錯綜した作風が特徴。
 2群の声楽アンサンブルのための「地下室で」と4群のアンサンブルのための「パノプティコン・スペキュラリティーズ」はともに中央を挟んで両側に位置するグループが干渉しあい呼応するというシュトックハウゼンの「グルッペン」に似た発想で書かれている秀作。

 
RZ 1030
¥2500
ヤーコプ・ウルマンの「ソロⅤ」
 ヤーコプ・ウルマン(b.1958):
  「ソロV」(2013/2014)〜ピアノのための
ルーカス・リックリ(Pf)
 (推敲:ルーカス・リックリ&
  ゾラ・マルティ 2016/18)

 メディテーション・ミュージック?ヤーコプ・ウルマンの「ソロⅤ」

 録音:2018年5月18日カルトホイザー教会,バーゼル、60:10

 Edition RZより定期的に作品集をリリースしているヤーコプ・ウルマンの最新アルバム。彼はケージ、ノーノから強い影響を受け、作品は徹頭徹尾、ピアニッシモを貫く特異な作風を持つ作曲家として知られる。
 この作品はピアノのための、と注釈があるものの音響上かなりのエフェクトがかけられており純粋な演奏会用のピアノ曲ではない。
 薄い墨が和紙に染みわたってゆくようなリヴァーブ、意味深な効果音など、一種のアンビエント、メディテーション・ミュージックとして楽しめる。ブライアン・イーノ、ハロルド・バッド、モートン・フェルドマンが好きな人にお薦め。





ORNAMENT RECORDS


 ※ドイツのレーベル「ORNAMENT RECORDS」を取り扱うことになりました。
 ※このレーベルはオルガニストのエルンスト=エーリヒ・シュテンダー(b.1944)のレーベルで全タイトルがシュテンダーの演奏です。
 シュテンダーは1973年から2009年までリューベックの聖マリア教会のオルガニストを務めました。聖マリア教会のオルガンはブクステフーデの演奏を聴くためにバッハが訪れたこともあるという由緒正しいオルガンです。この教会には大オルガンと小オルガン(死の舞踏オルガン)があり、録音でも作品によって使い分けられています。
 そんな経緯もあり、このレーベルには聖マリア教会のオルガニストだったブクステフーデやトゥンダーのオルガン作品全集やバッハの作品集が録音されています。
 またもう1つの柱としてシュテンダーの編曲による有名オーケストラ作品のオルガン編曲版があります。ベートーヴェン、シューベルト、ブルックナー、チャイコフスキー、ドヴォルザークの作品が演奏されており、オルガン・ファン、編曲物の愛好家には強く訴えるラインナップです。(代理店)
 


ORN 11476
(2CD 特別価格)
¥2400
「フランツ・トゥンダー(1614-1667):オルガン作品全集」
 前奏曲ト短調/キリストは死の縄目につながれたり/
 カンツォーナ ト長調/主なる神よ、我ら汝をほめまつらん/
 来たれ聖霊、わが主/前奏曲ト短調(断片)/
 如何なる辛苦が我らを襲えども(ハ長調)/
 前奏曲 ト短調/前奏曲ヘ長調/
 如何なる辛苦が我らを襲えども(ヘ長調)/イエス・キリスト、神の御子/
 われ汝に依り頼む、主よ/第1節/第2節/第3節/
 わが愛する神に/前奏曲ト短調
エルンスト=エーリヒ・シュテンダー
 (オルガン)

 聖マリア教会のブクステフーデの前任オルガン奏者、フランツ・トゥンダーのオルガン作品全集!

 録音:2018年5月マリエンスティフト教会のメッツラー・オルガン,トリアー=プファルツェル

 フランツ・トゥンダー(1614-1667)はバロック期の作曲家でリューベックの聖マリア教会のオルガニストを1641年から生涯にわたって務めた(その後を継いだのがブクステフーデ)。
 そのトゥンダーの作品を最近まで聖マリア教会のオルガニストを務めたシュテンダーが共感豊かに演奏している。



<映像>

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Chateau de Versailles Spectacles(映像)



CVS011
(DVD+Blu-ray)
\4700→\4290
ガーディナー&オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク
 2018年「幻想交響曲」映像

ベルリオーズ:

 1.序曲「海賊」(1854)
 2.カンタータ「クレオパトラの死」(1829)
 3.歌劇《トロイヤの人々》(1863)より、「王の狩りと嵐」
 4.歌劇《トロイアの人々》より、ディドのモノローグとエール
  「ああ、私は死んでしまうでしょう…さようなら、誇り高き国」

 5.幻想交響曲
ルシール・リシャルド(メゾ・ソプラノ)
エリオット・ガーディナー(指揮)
オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク
NYDX-50016
(DVD+Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\5000+税

 【ベルリオーズ没後150年、ガーディナーとORRの「幻想」ふたたび!】
 
 ガーディナーがオルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティークとの「幻想交響曲」映像を再収録。前作は1991年に、初演場所であるパリ旧音楽院にて収録されたものでしたが、今回は1848年10月29日にベルリオーズが指揮を行ったという、ヴェルサイユ宮殿王室歌劇場にて収録されています。
 メインの「幻想交響曲」の前には序曲「海賊」のほか、フランスのメゾ、ルシール・リシャルドを迎えた「クレオパトラの死」と《トロイアの人々》から2曲を収録するという盛沢山の内容。
 「幻想」での第2楽章のハープとコルネット、そして低音金管楽器の扱いなどは基本的に前作の路線を踏襲していますが、前プロを含めて2か所ほどで驚きの演出も… 
 前掛かりの演奏そのものも素晴らしいですが、楽器の視覚的な面白さ、収録場所と映像の美しさも特筆もので、映像作品としてたいへんクオリティの高い出来栄えとなっています。
 
 同内容のDVDとBlu-rayがセットの販売。
 
 収録:2018年10月21日 ヴェルサイユ宮殿王室歌劇場
 収録時間:1時間47分
 片面二層ディスク
 映像:NTSC、All regions、16/9
 音声:Stereo、Dolby Digital 5.1
 (DVD、BD共に)

 プロモーション動画 https://youtu.be/iULVrd3M5V0
  




EURO ARTS(映像)



20 38008
(11DVD)
¥12000
グラインドボーン音楽祭DVD-BOX 1972-80 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
グラインドボーン音楽祭合唱団
 ヴェルディ:歌劇≪マクベス≫(146分)
   演出:ミヒャエル・ハジミシェフ/指揮:ジョン・プリッチャード/
   ジョゼフィン・バーストウ(ソプラノ/ マクベス夫人)/コスタス・パスカリス(バリトン/ マクベス)/
   ジェームス・モリス(バス/ バンクォー)/キース・アーウェン(テノール/ マクダフ)/
   グラインドボーン音楽祭バレエ団/収録:1972年(ライヴ)
 モーツァルト:歌劇≪フィガロの結婚≫(168分)
   演出:ピーター・ホール/指揮:ジョン・プリッチャード/
   キリ・テ・カナワ(ソプラノ/ 伯爵夫人)/
   フレデリカ・フォン・シュターデ(メゾ・ソプラノ/ケルビーノ)/
   イレアナ・コトルバシュ(ソプラノ/スザンナ)/クヌート・スクラム(バリトン/フィガロ)/
   ベンジャミン・ラクソン(バリトン/アルマビーヴァ伯爵)/収録:1973年(ライヴ)
 モンテヴェルディ:歌劇≪ウリッセの帰還≫(150分)
   演出:ピーター・ホール/指揮:レイモンド・レッパード/
   ベンジャミン・ラクソン(バリトン/ウリッセ)/ジャネット・ベイカー(ソプラノ/ ペネロペ)/
   ロベルト・ロイド(バス/ネットゥーノ)/アン・ハウエルズ(ソプラノ/ミネルヴァ)/
   ブライアン・バロウズ(テノール/ジオーヴェ)/イアン・キャレイ(テノール/テレーマコ)/
   ヴァージニア・ポポーヴァ(メゾ・ソプラノ/ エリクレア)/収録:1973年(ライヴ)
 モーツァルト:歌劇≪イドメネオ≫(125 分)
   演出:ジョン・コックス/指揮:ジョン・プリッチャード/
   リチャード・ルイス(テノール/イドメネオ)/レオ・ゴーク(テノール/イダマンテ)/
   ボゼナ・ベトレイ(ソプラノ/イリア)/ジョゼフィン・バーストウ(ソプラノ/ エレットラ)/
   アレクサンダー・オリヴァー(テノール/アルバーチェ)/ジョン・フライアット(テノール/ 大司祭)/
   デニス・ウィックス(バス/ 神託の声)/収録:1974年(ライヴ)
 モーツァルト:歌劇≪コジ・ファン・トゥッテ≫(149分)
   演出:エイドリアン・スラック/指揮:ジョン・プリッチャード/
   ヘレナ・デーゼ(ソプラノ)/シルヴィア・リンデンストランド(メゾ・ソプラノ)/
   アンソン・オースティン(テノール)/トーマス・アレン(バリオン)/
   収録:1975年(ライヴ)
 ストラヴィンスキー:歌劇≪放蕩児の遍歴≫(140分)
   演出:ディヴィッド・ホックニー/指揮:ベルナルト・ハイティンク/
   レオ・ゲーク(テノール/トム・レイクウェル)/フェリシティ・ロット(ソプラノ/アン)/
   サミュエル・レイミー(バス/ ニック・シャドウ)/ロザリンド・イライアス(アルト/ ババ)/
   リチャード・ヴァン・アラン(バス/トゥルーラヴ)/ヌアラ・ウィリス(メゾ・ソプラノ/ マザー・グース)/
   ジョン・フライアット(テノール:ゼレム)/トマス・ロウラー(バス:管理人)/
   収録:1975年(ライヴ)
 ヴェルディ:歌劇≪ファルスタッフ≫(120分)
   演出:ジャン=ピエール・ポネル/指揮:ジョン・プリッチャード/
   ドナルド・グラム(バリトン/ファルスタッフ)/ヌッチ・コンドー(アルト/クイックリー)/
   エリザベス・ゲイル(ソプラノ/ナネッタ)/ベンジャミン・ラクソン(バリトン/フォード)/
   収録:1976年(ライヴ)
 モーツァルト:歌劇≪ドン・ジョヴァンニ≫(172分)
   演出:ピーター・ホール/指揮:ベルナルト・ハイティンク/
   ベンジャミン・ラクソン(バリトン/ドン・ジョヴァンニ)/スタフォード・ディーン(バス/レポレロ)/
   ラシェル・ヤカール(ソプラノ/ドンナ・エルヴィーラ)/
   レオ・ゲーク(テノール/ドン・オッターヴィオ)/エリザベス・ゲイル(ソプラノ/ツェルリーナ)/
   収録:1977年(ライヴ)
 モーツァルト:歌劇≪魔笛≫(168分)
   演出:ジョン・コックス/指揮:ベルナルト・ハイティンク/
   フェリシティ・ロット(ソプラノ/ パミーナ)/レオ・ゲーク(テノール/タミーノ)/
   ベンジャミン・ラクソン(バリトン/ パパゲーノ)/トーマス・トマシェク(バス/ ザラストロ)/
   メイ・サントス(ソプラノ/ 夜の女王)/収録:1978年(ライヴ)
 ベートーヴェン:歌劇≪フィデリオ≫(120分)
   演出:ピーター・ホール/指揮:ベルナルト・ハイティンク/
   エリザベート・ゼーダーシュトレーム(ソプラノ/レオノーレ)/
   アントン・デ・リッダー(テノール/フロレスタン)/クルト・アッペルグレン(バス/ロッコ)/
   ロバート・オールマン(バリトン)/カート・アペルグレン(バス)/
   収録:1979 年(ライヴ)
 モーツァルト:歌劇≪後宮からの誘拐≫(136分)
   演出:ピーター・ウッド/指揮:グスタフ・クーン/
   ライランド・デイヴィス(テノール/ベルモンテ)/ヴァレリー・マスターソン(ソプラノ/コンスタンツェ)/
   ウィラード・ホワイト(バス/オスミン)/リリアン・ワトソン(ソプラノ/ブロンデ)/
   収録:1980年(ライヴ)

 グラインドボーン音楽祭の歴史と伝統を感じるDVD-BOX

 画面:16:9 NTSC、音声:PCMステレオ、字幕:英独仏西、リージョン:0、総収録時間:26時間

 毎年5〜8月にかけて行われるイギリス、イースト・エセックス州のグラインドボーンで開催されるグラインドボーン音楽祭。1934年に貴族で資産家だったジョン・クリスティによって創設。歌手であったクリスティの妻のためにオペラハウス(=グラインドボーン・ハウス)を建設したのが始まりです。イギリスの美しい庭園で開かれる優雅な音楽祭は世界中のオペラ・ファンの憧れ。また新人歌手の登竜門とも言われる権威ある音楽祭です。

 このDVD-BOXは、1972年から80年にかけてグラインドボーン音楽祭で上演された11演目計26時間の映像を収録。
 当時首席指揮者を務めていたジョン・プリッチャード時代から音楽祭の顔として出演しているロンドン・フィルハーモニー管弦楽団。そのジョン・プリッチャードは1964〜77年まで音楽祭の音楽監督を務め、ここにも≪マクベス≫、≪フィガロの結婚≫、≪イドメネオ≫、《コジ・ファン・トゥッテ》といった音楽祭としても重要なレパートリーを残しています。
 また演出にはロイヤル・シャークスピア・カンパニーを創設した名演出家ピーター・ホール、歌手陣にはキリ・テ・カナワ、ジャネット・ベイカー、イレアナ・コトルバシュといった錚々たる顔ぶれで、伝統を感じる正統的な演出に、時代を彩った名歌手たちの歌唱に感動します。
 特に1973年の、≪フィガロの結婚≫は歴史に残る名演で、スザンナ役のイレアナ・コトルバス、ロジーナ役のキリ・テ・カナワ、そしてケルビーノ役のフレデリカ・フォン・シュターデと3人の女性陣の演技力と歌唱力には圧倒されます。
 そして同じく音楽監督であったベルナルト・ハイティンク(1978〜 88年)による≪放蕩児の遍歴≫、≪ドン・ジョヴァンニ≫、≪魔笛≫、≪フィデリオ≫。といった数多くの名演が収められています。
 ≪魔笛≫では、モーツァルトの意図を丁寧に描いたジョン・コックスの演出、そして≪放蕩児の遍歴≫ともに出演しているまだ音楽祭参加間もないフェリシティ・ロットの若き日の歌唱にも注目です。










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