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≪第103号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その2 2019/7/23〜




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7/26(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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SKARBO



DSK 4198/9
(2CD)
特別価格
¥2800→\2590
マクサンス・ラリューと2人の弟子
 「モーツァルト〜2本のフルートのためのオペラ・メロディーズ」
 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
  CD 1
   1.-17.『魔笛』による二重奏曲(1792年出版)〜
    2本のフルートのための
   18.-29.『フィガロの結婚』による二重奏曲(1799年出版)〜
    2本のフルートのための
  CD 2
   1.-11.『ドン・ジョヴァンニ』による二重奏曲(1809年出版)〜
    2本のフルートのための
   12.-20.『後宮からの誘拐』による二重奏曲(1799年出版)〜
    2本のフルートのための
マクサンス・ラリュー(1st フルート)
【CD 1】
 東條茂子(2nd フルート)
【CD 2】
 清水和高(2nd フルート)

 なんと華やかで色彩豊かな演奏!フルート・ファン、オペラ・ファン狂喜!!巨匠マクサンス・ラリューと東條茂子、清水和高の師弟共演によるモーツァルトの4大オペラのフルート二重奏曲集!

 セッション録音:2018年5月17-18日/五反田文化センター/1h51'05"
 レコーディング:小島幸雄(コジマ録音)

 フルート・ファン、オペラ・ファン狂喜!!モーツァルトのオペラ4 大傑作『魔笛』、『フィガロの結婚』、『ドン・ジョヴァンニ』、『後宮からの誘拐』を2本のフルートのために編曲された二重奏曲集の登場。演奏はフランス・フルート界の至宝マクサンス・ラリューと日本を代表するフルート奏者東條茂子、清水和高による演奏です!

 モーツァルトのオペラのアリアなんといっても美しい旋律が魅力で、オペラ・アリアは単曲で歌われるだけでなく、多くの作曲家が変奏曲、幻想曲のテーマとして種々の楽器のために作曲してきました。
 フルートではヨアヒム・アンデルセン(1847-1909)が『フィガロの結婚』や『魔笛』をフルートとピアノのために仕上げたほか、ロバート・フォッブス(1939-)が『魔笛』による幻想曲を作曲するなど、多くの作品があります。

 ここに収録された4つの作品はいずれもモーツァルト(1756-1791)死後、1792年から1809年にかけた出版された楽譜で編曲者は不明とされていますが、そのうちの一部はモーツァルト自身による編曲と考える音楽学者もいるほどフルートの特性を生かした緻密なアレンジが最大の魅力といえます。

 マクサンス・ラリューは1934年マルセイユ生まれ。かの有名なジャン= ピエール・ランパルの父ジョセフ・ランパルに師事し、その後、フランスのフルート界を代表するフルート奏者で現在も活躍しております。
 今回の録音ではともにスイス・ジュネーヴ音楽院にてラリューに師事した東條茂子と清水和高が第2フルートを担当。師弟共演で聴くモーツァルトのオペラの傑作を十分に堪能することができる大注目盤です!




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NAXOS



8.559860
\1200
ロックレア(1949-):交響曲 第2番「アメリカ」他
 交響曲 第2番「アメリカ」(2016)
  1.第1楽章:Independence Day 独立記念日
  2.第2楽章:Memorial Day 戦没将兵追悼記念日
  3.第3楽章:Thanksgiving Day 感謝祭

 4.Hail the Coming Day-オーケストラのための祝祭小品(2013)

 オルガンとオーケストラのための協奏曲(2010)
  5.第1楽章:Entrata
  6.第2楽章:Canto (to God and dog)
  7.第3楽章:Toccata

 8.フェニックス-オーケストラのための(2007)

世界初録音
ピーター・ミクラ(オルガン)…5-7

カーク・トレヴァー(指揮)…1-3.8
ミヒャエル・ロハーチ(指揮)…4-7

スロヴァキア・ナショナル交響楽団

 アメリカの現代作曲家ロックレア。このアルバムでは、精力的に新作を発表する彼の最近の作品を4作紹介しています。
 全ての作品は、彼と関わりの深いノースカロライナ州で世界初演がなされています。三組のウィンド交響楽団のために書かれた「アメリカ」は3楽章それぞれが、アメリカの祝日をテーマとし、各々に関係あるメロディが高らかに、かつ誇らしげに奏されます。
 1860年代にウィンストン・セーラムの市長を務めたロバート・グレイの演説から採られた「Hail the Coming Day 来たる日を讃えて」、神(GOD)と犬(DOG)の単語から生まれた「協奏曲」、3分ほどのファンファーレを拡大した「フェニックス」。どれも親しみやすく、モダンな作風による音楽です。
 録音 2018年5月27-31日、Concert Hall of the Slovak Radio, Bratislava, Slovakia 
 
 


8.573979
\1200
メシアン(1908-1992):聖なる三位一体の神秘への瞑想(1969)
 1.Le Pere inengendre 「星たちの父」
 2.La Saintete de Jesus-Christ 「神は聖なり」
 3.La Relation reelle en Dieu est reellement identique a l'Essence
  「神に実在する関係は本質と実在上同一なり」
 4.Je suis, je suis!  「神あり」
 5.Dieu est immense, eternel, immuable - Le souffle de l'Esprit - Dieu est Amour
  「神は無限なり、永遠なり、不変なり…」
 6.Le Fils, Verbe et Lumiere 「言葉に命あり、そして命は光なり」
 7.Le Pere et le Fils aiment, par le Saint-Esprit, eux-memes et nous
  「父と子は聖霊によって自らを、そして私たちを愛する」
 8.Dieu est simple 「神は単一なり、三は一なり」
 9.Je suis Celui qui suis「私はあるという者なり」 
トム・ウィンペニー(オルガン)

 22歳の若さで、パリのサントトリニテ(聖三位一体の意味)教会オルガニストに就任、83歳で亡くなる直前までこの職に就いていたメシアン。
 1869年、カヴァイエ=コルが制作したオルガンを用いて彼が行う即興演奏は、常に話題となり多くの聴衆たちを楽しませていました。
 「聖なる三位一体の神秘への瞑想」は、1967年にこのオルガンが再建された際に行われた記念の即興演奏が基になって生まれた作品。
 アルファベットの各文字に固有の音価が割り当てられ、それを紐解くことでテキストが音楽に変換されるというユニークな語法を持ち、更にメシアンが愛した鳥たちの声もあしらわれています。
 万華鏡のような多彩なオルガンの響きを存分に味わえるメシアン円熟期の大作です。
  録音 2018年5月17-18日、ハットルグリムス教会、レイキャヴィク,アイスランド
  
 

8.574111
\1200
期待の新進演奏家シリーズ/アリ・アランゴ(ギター)
ギター・リサイタル

 1.タレガ(1852-1909):グラン・ホタ

 バリオス(1885-1944):大聖堂(1921/1938)
  2.第1曲:プレルディオ(サウダーデ)
  3.第2曲:アンダンテ・レリジオーソ 
  4.第3曲:アレグロ・ソレムヌ

 5.パガニーニ(1782-1840):24のカプリース Op.1-
   第5番 イ短調(A.アランゴによるギター編)

 レオ・ブローウェル(1939-):ソナタ 第2番(1990)
 6.第1楽章:ファンダンゴとボレロ
 7.第2楽章:スクリャービン風のサラバンド
 8.第3楽章:パスクィーニ風のトッカータ

 9.ブローウェル:
   悲しげなキューバの風景(1996)
 10.ブローウェル:舞踏礼賛(1964) 

 アリ・アランゴ(1982-):
  ギターのための三部作(2004)
 11.第1曲:De la contradiccio
            矛盾について
 12.第2曲:De la dud 疑いについて
 13.第3曲:De la decisio 決定について

 14.ホアキン・クレルチ(1965-):
   音階の練習(2008)
 15.タレガ:マリア(ガボッタ)(1907)
アリ・アランゴ(ギター)
 
 1982年、キューバで生まれたギタリスト、アリ・アランゴ。2014年に開催された「アルハンブラ国際ギター・コンクール」で優勝を飾り、NAXOSから既にリサイタル・アルバム(8.573506)がリリースされていますが、2018年に開催された「タレガ国際ギター・コンクール」でも優勝を飾り、更にパワーアップした演奏を披露しています。
 タレガ作品はもちろん、バリオスの「大聖堂」や、彼が得意とするクレルチの演奏曲をはじめ、自作も取り混ぜた多彩なプログラムをお楽しみください。
  録音 2018年12月3-5日、Rockaway Studios, Castellon de la Plana, Spain
 
 


8.579035
\1200
アルバニア出身トーマス・シマク(1958-):
 ヴァイオリンとピアノのための独奏曲/二重奏曲

 1.Signals(2015)-独奏ピアノのための
 2.カプリチョーソ(2014)-独奏ヴァイオリンのための
 3.アルバニア民謡「わが美しきモレア」(2015)-ヴァイオリンとピアノのための
 4.Soliloquy V-Flauto Acerbo(2008)-アルト&テナー・リコーダーのための
 5.ENgREnage(2014-2015)-ヴァイオリンとピアノのための

 2つのエスキース(2013)-独奏ピアノのための
 6.第1番:Liberamente, con grazia, delicatezza, impetuoso,
       poco espressivo,flessibile, ma sempre spaziale
 7.第2番:Ritmico, preciso

 8.サウンド・ツリー-リチャード・ロビンの思い出に(2013)-ヴァイオリンとピアノのための
 9.The Flight of the Eagle ワシの飛行(2000)-独奏ピアノのための

世界初録音
ピーター・シェパード・スケアヴェズ(ヴァイオリン)…2.3.5.8
クリス・オートン(リコーダー)…4
ジョセフ・ヒューストン(ピアノ)…1.6-7.9
ロデリック・チャドウィック(ピアノ)…3.5.8

 アルバニア出身の作曲家トーマス・シマク。音楽大学で作曲を学び、その後、アルバニア近郊の音楽を研究しながら作曲活動を行っています。
 「土地の民謡と古謡に触れることは、その後の創作活動に多大な影響を与える」と語る彼ですが、自身の作品に民謡を直接的に取り入れることはあまりせず、そのエッセンスのみを取り込み、ユニークな作品を作ることで知られています。
 このアルバムにはそれぞれに趣向を凝らした室内楽作品を収録、彼の作品としては珍しくアルバニア民謡を正攻法で取り入れた「わが美しきモレア」でも、短いメロディラインが拡張され、豊かな質感を纏いながら展開されていくという個性的な味わいを持っています。
 録音 2016年3月20-21日、Jack Lyons Concert Hall, York University, York, England
  
 

8.579047
\1200
ゲオルゲ・コントジョルゴス(1945-):ダンシング・ウィズ・ケンタウロス
 ダンシング・ウィズ・ケンタウロス(2014)-サクソフォンのための物語
  1.Introduction 序奏
  2.Idyllic 牧歌
  3.Dancing with Centaurs ケンタウロスとのダンス
  4.Meditation 瞑想
  5.Love Song 愛の歌
  6.Infidelity 背信
  7.Before the Battle 戦いの前
  8.Vertigo めまい
  9.Battle of the Centaurs ケンタウロスの戦い
  10.Farewell 告別

 11.コンチェルティーノ「Testosterone テストステロン」
   -アルト・サクソフォンとピアノ、弦楽合奏のための
 12.Ringtone リングトーン-アルト・サクソフォンとピアノのための
 13.Night Walk 夜の歩行-独奏アルト・サクソフォンのための

世界初録音
スタシス・マヴロンマティス
 (ソプラノ・サクソフォン…1-10)(アルト・サクソフォン…11-13)
クリスティーナ・パンテリ(ピアノ)…1-12

ミルトス・ロギアディス(指揮)…11
オーケストラ・オブ・カラーズ(弦楽セクションのみ)…11

 ギリシャの現代作曲家コントジョルゴスのサクソフォン作品集。
 このアルバムでは想像上の生き物である「ケンタウロス」にインスパイアされ、古代ギリシャの音楽の断片からアジアの伝統的な旋律をコラージュして書き上げた作品「ダンシング・ウィズ・ケンタウロス」と、男性ホルモン「テストステロン」をモデルにしたというエネルギッシュな「コンチェルティーノ」、有名な携帯電話の着信音を用いた「リングトーン」、思索とリセットを促す「夜の歩行」の4曲を収録。
 時にはミニマリズムを取り入れたユニークな作風による、独創的な曲の数々をお聴きいただけます。
  録音 ギリシャ、2015年2月15日 Philippos Nakas’ Odeon…1-10 2017年4月2日 Philippos Nakas’ Odeon…11 2017年3月19日 Philippos Nakas’ Odeon…12 2017年12月18日 Tesserakto Studio…13
  
 


8.660454
(2CD)
\2400
ヴェルディ《オテッロ》初演指揮者
 フランコ・ファッチョ(1840-1891):歌劇《アムレット(ハムレット)》4幕(1865)
  オケはウィーン響

 アッリゴ・ボイト(1842-1918):台本
 ウィリアム・シェークスピア:原作
【CD1】
 1-8.第1幕
 9-14.第2幕
【CD2】
 1-4.第3幕
 5-7.第4幕
アムレット…パーヴェル・チェルノフ(テノール)
クラウディオ…クラウディオ・スグラ(バリトン)
ポローニオ…エドゥアルド・ツァンガ(バス)
オラツィオ…セバスチャン・スーレ(バス)
マルチェロ…バルトス・ウルバノヴィツ(バリトン)
ラエルテ…パウル・シュヴァイネスター(テノール)
オフェーリア…ユリア・マリア・ダン(ソプラノ)
ゲルトルーデ…シャミリア・カイザー(メゾ・ソプラノ)
亡霊/牧師…ジャンルカ・ブラット(バス)
エラルド/ゴンザガ王…ジョナサン・ウィネル(テノール)
ジョバンナ女王…ザビーネ・ヴィンター(ソプラノ)
ルチアーノ…平野 和(バス)
パオロ・カリニャーニ(指揮)
ウィーン交響楽団
プラハ・フィルハーモニー合唱団
 
 1881年、ミラノ・スカラ座でボーイトの台本を用いたヴェルディのオペラ《オテッロ》が初演された際、指揮を執ったのはボーイトの親友であるフランコ・ファッチョでした。
 彼は当時様々な理由で停滞していたヴェルディの創作意欲に火を付け、ボーイトとヴェルディの間を取り持つことで《オテッロ》の完成における立役者となったことでも知られています。
 ファッチョ自身も優れた作曲家であり、この《アムレット》も同じくボーイトの台本に拠って書かれた歌劇。どちらもシェークスピアの戯曲を原作としているあたりに、ボーイトの挑戦的な試み…“新しいドラマ性の追求”が感じられます。
 この歌劇、1865年の初演時は成功を収めましたが、1871年の再演時、主役を歌ったテノールが病気のために思うように声を出せず上演は失敗。その後は歌劇自体が忘れられてしまいましたが、最近になって再評価され、上演も増えつつあります。
 2016年ブレゲンツ音楽祭でのライヴ収録。
 録音  ライヴ、2016年6月18.20.25.28日、ブレゲンツ音楽祭、オーストリア
 
 プロモーション動画:https://youtu.be/uhn3eKC738g
 
 

8.669042
(2CD)
\2400
ルイス・カーチン(1951-):歌劇《ジェーン・エア》3幕(2010-2014)
ダイアナ・オーセン:台本
シャーロット・ブロンテの同名小説:原作
【CD1】
第1幕
 1.第1場:エドワード・ロチェスターの寝室、ソーンフィールド
 2.第2場:ソーンフィールドの応接間
 3.第3場:エドワード・ロチェスターの授業、ソーンフィールド
第2幕
 4.第1場:ソーンフィールドの応接間
【CD2】
第2幕(続き)
 1.第2場:果樹園の外、ソーンフィールド
 2.第3場:ソーンフィールドの教会
第3幕 
 3.第1場:田舎の情景の中、学校の一部屋
 4.第2場:リヴァース家、ムーア・ハウスの居間
 5.第3場:ファンデーンの客間、エドワード・ロチェスターの狩猟小屋
ジェーン・エア…ジェニファー・ゼトラン(ソプラノ)
エドワード・ロチェスター…ライアン・マクファーソン(テノール)
ロードリック・イングラム/ジョン・リヴァース牧師
 …トーマス・メリオランツァ(バリトン)
イングラム夫人/ダイアナ・リヴァース
 …ジェシカ・トンプソン(ソプラノ)
ブランシェ・イングラム…カトリーナ・トゥルマン(ソプラノ)
フェアファクス夫人…キンベリー・ジョルダーノ(ソプラノ)
リチャード・メイソン/ブリッジ氏…アダム・ケネディ(バリトン)
メリー・リヴァース/ベッシー…ジェシカ・ベスト(メゾ・ソプラノ)
ウッド氏…デヴィッド・サスルベリー・フライ(バス)

ルイス・カーチン(指揮)
オーケストラ・オブ・ザ・リーグ・オブ・コンポーザーズ

 1951年フィラデルフィア生まれのアメリカの作曲家、ルイス・カーチン。レオン・キルヒナー、サミュエル・アドラーらに師事し、数多くの声楽作品で知られています。
 彼の作品の多くは合唱曲ですが、2010年から2014年にかけて作曲された歌劇《ジェーン・エア》は、彼の作曲活動の中でも最大のプロジェクトであり、渾身の作品の一つになっています。
 カーチンはシャーロット・ブロンテが書いた原作の持ち味を崩すことなく、ジェーンの意志の強さを鮮やかに描き出し、彼女に表情豊かなアリアを与え、物語を大胆に進めていきます。
 オーセンによる台本は、彼女を取り巻く登場人物たちも細部にわたって性格付けがなされており、各々の歌手たちによる歌は感動的な結末へと聴き手を誘います。
  録音 2017年9月8-10日、Theatre C at the State University of New York at Purchase
  




GENUIN

GEN 19646
¥2300
「1730年頃のバロック・リコーダー作品集」
 バッハ:パルティータ ハ短調(原曲:リュート組曲ハ短調 BWV997)
 シェドヴィル:ソナタ ト短調 「忠実な羊飼い」(伝ヴィヴァルディ)
 テレマン:フルート独奏のための幻想曲 TWV 40: 10
 ヘンデル:リコーダー・ソナタ 変ロ長調 HWV 377
 バッハ(疑作):フルート・ソナタ イ短調 BWV 1020
 テレマン:フルート独奏のための幻想曲 TWV 40: 3
 ヘンデル:リコーダー・ソナタ ヘ長調 HWV 369
 テレマン:トリオ・ソナタ 変ロ長調 TWV 42: B4
 テレマン:フルート独奏のための幻想曲 TWV 40: 11
 バッハ:フルートとチェンバロのためのソナタ イ長調 BWV1032
イェレミアス・シュヴァルツァー(リコーダー)
ラルフ・ヴァルトナー(チェンバロ)

 シェドヴィル:忠実な羊飼い(旧ヴィヴァルディ作品)をはじめとする1730年頃のリコーダー作品集!

 録音:2018年9月18-20日 エルランゲン,ドイツ、79'26

 バロック時代のリコーダー作品を集めている。ニコラ・シェドヴィル(1705-1782)は18世紀フランスのオーボエ奏者。6曲からなるヴィヴァルディの「忠実な羊飼い」は、実はシェドヴィルがヴィヴァルディの名を騙って出版したもので、つまりこのト短調のソナタは長らくヴィヴァルディの作品として親しまれてきたもの。
 イェレミアス・シュヴァルツァーは、バロック音楽から現代音楽まで幅広く活躍するリコーダー奏者。2008年にシャリーノの4つのアダージョの世界初演でリコーダーを吹き(ダニエル・ハーディング指揮スカラ座管弦楽団)、注目を浴びた。  

 
GEN 19657
¥2300
マイセン作品が現代のオーケストラ伴奏でよみがえる!
 ハインリヒ・フォン・マイセン(1250頃-1318):
  十字架の詩(全22曲)(グンダーマン編)
オクタヴィアンス(男声アンサンブル) 
ゼバスティアン・クラーネルト(指揮)
アカデミッシェ・オルヒェスターフェライニグング・イェーナ
アンドレアス・クーフ(オルガン)

 中世の作曲家マイセン作品が現代のオーケストラ伴奏でよみがえる!

 録音:2018年10月7-9日 ワイマール、78'46

 ハインリヒ・フォン・マイセン(1250頃-1318)は中世のドイツの高名なミンネゼンガー。フラウエンロープ(女性讃美)の呼び名でも知られる。マイセンの曲を22曲選び、作曲家カーステン・グンダーマンが、独唱者たち、室内合唱団、管弦楽団のために編曲したのがこの「十字架の詩(うた)」。
 編曲といっても中世の味わいは色濃く残した上で、伴奏を色彩豊かにしたもの。あまり中世音楽に馴染みのない人がその美しさに触れるには打ってつけの作品だろう。
 オクタヴィアンスはドイツの声楽アンサンブル。カウンターテノールを含む男声アンサンブルで、CDにはメンバー表がないが、ホームページには8人の写真が掲載されている。

 
GEN 19660
¥2300
「望郷と革命の間」
 シューマン:幻想小曲集 Op.73
 ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調 Op. 40
 シューマン:アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70
 マルティヌー:スロヴァキアの主題による変奏曲 H.378
 シューマン:5つの民謡風の小品 Op.102
ベネディクト・クレックナー(チェロ)
ダナエ・デルケン(ピアノ)

 シューマン作品の間にショスタコーヴィチとマルティヌーを挟んだチェロ作品集

 録音:2018年10月31日-11月2日 カイザースラウテルン、75'03

 「望郷と革命の間」と題されたチェロとピアノのCD。シューマンの3曲の間にショスタコーヴィチとマルティヌーの作品を挟んでいる。
 ベネディクト・クレックナーは1989年生まれのドイツのチェロ奏者。比較的若いチェロ奏者にしては渋みのある落ち着いた音色に長けており、しみじみした味わいがある。
 ダナエ・デルケンはまだ20代半ばだが、既に単独のCDを数枚出しているほどの実力派ピアニスト。

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GEN 19655
¥2300
アンネッテ・ウンガー(ヴァイオリン)
「モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタと変奏曲集」

 ヴァイオリン・ソナタ第26番 変ホ長調 K.302
 「ああ、私は私の恋人を失った」による6つの変奏曲 ト短調 .360
 ヴァイオリン・ソナタ第35番 ト長調 K.379
 フランスの歌「羊飼いの娘セリメーヌ」による12の変奏曲 ト長調 K.359
 ヴァイオリン・ソナタ第41番 変ホ長調 K.481
アンネッテ・ウンガー(ヴァイオリン)
ロベルト・ウマンスキー(ピアノ)

 アンネッテ・ウンガーの23年ぶりのモーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集!

 録音:2018年9月10−12日 ドレスデン、78'19

 モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集(第9、27、37、42番、1995年録音,GEN 87524)から久々のアンネッテ・ウンガーによるモーツァルトのヴァイオリン・ソナタと変奏曲集。
 アンネッテ・ウンガーは1992年からドレスデンのカール・マリア・フォン・ウェーバー音楽大学の教授を務めており、また独奏者としての活動も盛んである。良い意味で聴衆受けを狙わない自然な演奏で、モーツァルトの音楽を損ねることがない。ロベルト・ウマンスキーは1985年、ウクライナのハルキウ(ハリコフ)の生まれ。彼も2017年からウェーバー音楽大学に勤めている、ウンガーの同僚である。
 名録音会場として知られるドレスデンのルカ教会での録音。

 
GEN 19555
¥2300
「火 Fire」
 ◎ショパン:
  夜想曲 変ロ短調 Op.9-1、夜想曲 ハ短調 Op.48-1
  スケルツォ 変ロ短調 Op.31
 ◎リスト:
  パガニーニによる大練習曲第3番 嬰ト短調 「ラ・カンパネッラ」
  メフィスト・ワルツ第1番 .514
  巡礼の年第2年「イタリア」—ダンテを読んで
シェン・シュジュ(ピアノ)

 録音:2018年11月18日 ハノーファー、56'37

 中国のピアニスト、 シェン・シュジュのデビューCD。シェン・シュジュは1994年、中国、湖南省湘潭市の生まれ。6歳からピアノを始め、奨学金を得て英国に留学、さらにハノーファーで研鑽を積んだ。
 「火 Fire」と題されたこのCDには、ショパンとリストの名曲ばかりが収録されており、題名の通り熱気を孕んだ演奏が素晴らしい。20代半ばのピアニストのデビューCDとしてはとても成功しているだろう。


 


ショパン、弾いてます。ちょっと音が悪いですが。
https://youtu.be/C09qfg_D5NA

 
GEN 19647
¥2300
アレクサンダー・ヴォルフ(b.1969):
 ヴォルフ・ヴィーヒェルトの詩による歌曲集

  星の時(全6曲)
  愛(全6曲)
  花々(全6曲)
  瞬間(全6曲)
マリア・ベルニウス(ソプラノ)
レナーテ・カシュミーダー(メッゾソプラノ,アルト)
マキシミリアン・アルグマン(テノール)
マティス・コッホ(バスバリトン)
セルゲイ・コロレフ(ピアノ)

 録音:2018年9月2-4日ライプツィヒ、60'13

 ドイツの作曲家、アレクサンダー・ヴォルフが、東プロイセン(第二次世界大戦後はソ連もしくはポーランド領に)出身のヴォルフ・ヴィーヒェルトの詩に作曲した歌曲集。
 いずれも2011年以降の新作だが、ドイツ・リートの伝統を受け継いだ重厚な作風で手応えがある。演奏者はいずれも若い人たちだが、いずれも立派に演奏している。

 
GEN 19659
¥2300
「ラフマニノフ+テオドラキス、ピアソラ:2台ピアノ作品集」
 ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲Op.43
 テオドラキス:パサカーユ
 ラフマニノフ:交響的舞曲 Op.45
 ピアソラ:リベルタンゴ
タチアーナ・ツェンツィパー(ピアノ)
アルカディ・ツェンツィパー(ピアノ)

 録音:2017年9月28-30日 ザルツヴェーデル、78'46

 タチアーナとアルカディのツェンツィパー夫妻による2台ピアノ演奏。
 アルカディ・ツェンツィパーは1958年、レニングラードの生まれ。冷戦終結後ドイツを中心に活動するようになる。ピアノ教師としても高名で、ドレスデンのカール・マリア・フォン・ウェーバー音楽大学の教授を務めている。
 タチアーナ・ツェンツィパーも同郷で、1990年にドイツに移り、1991年にミュンヘンのARD音楽コンクールで受賞をしている。

 
GEN 19667
¥2300
「弦楽のための作品集」
 スーク:弦楽のためのセレナーデ 変ホ長調Op.6
 マーラー:交響曲第5番〜アダージェット
 バツェヴィチ:弦楽オーケストラのための協奏曲
 シャーラン・イーノン:生き生きと
 エルガー:エニグマ変奏曲 Op.36〜ニムロッド
ヴォルフガング・ヘントリヒ(指揮)
ドイツ弦楽フィルハーモニー

 録音:2018年1月7-8日,2019年1月20-22日 ベルリン、62'33

 ドイツ弦楽フィルハーモニーの新録音。今回も首席指揮者ヴォルフガング・ヘントリヒの指揮。細やかに神経の通った音楽が素晴らしい。
 マーラーのアダージェットやエルガーのニムロッドといった弦楽オーケストラの定番曲に加え、ポーランドの作曲家、グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969)や、クラシックからロック、メタルまで演奏する多ジャンルのヴァイオリニスト、シャーラン・イーノン (Shir-Ran Yinon)の作品も採用するという、興味深い内容である。

 
GEN 19670
¥2300
「新世界」〜声楽アンサンブル作品集
 霊歌:深い河
 パディーリャ:星は笑う
 エスコバル:私のギターの心よ
 ピアソラ:リベルタンゴ,失われた鳥たち
 パディーリャ:聖木曜日への嘆き
 グスタヴィーノ:ハトが誤解していた
 ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 Op.95 「新世界より」〜第2楽章ラルゴ
 ドーシー:私たちがかつて主を必要としたのなら
 霊歌:静かに揺れろ、心地よい馬車よ
 霊歌:ヨシュアはジェリコの戦いに取り組んだ
 カーマイケル:静かな場所
 コンパイ・セグンド:チャン・チャン
 アーレン:虹の彼方に
 シュルツ:月
アンサンブル・アンコール:
 【ヨハンナ・ポムランツ(ソプラノ)
  ユーリア・シュヴァルツ(ソプラノ)
  フィリップ・メレス=ブッシュ(アルト)
  ヨ・ホルツヴァルト(テノール)
  ヨハネス・フリッチェ(バリトン)
  ユルゲン・パリソン(バス)】

 録音:2018年11月10-11日 カールスルーエ,2019年1月4-5日 シュトゥットガルト、62'20

 シュトゥットガルトの若い声楽アンサンブル、アンサンブル・アンコールのデビューCD。アンサンブル・アンコールは2015年にシュトゥットガルト音楽演劇大学で出会った6人によって結成、幅広いレパートリーを高水準に歌って高い評価を得ている。写真を見ても若い6人だが、非常に瑞々しい声で、しかもアンサンブルは緻密。素晴らしい1枚に仕上がっている。




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ALTUS


 ≪ ALTUS の「TAHRA 復活シリーズ」について≫
  「TAHRA(ターラ)」はルネ・トレミヌ氏と、その夫人ミリアム・シェルヘン女史が立ち上げたフランスのレーベルです。
  ミリアム夫人は指揮者ヘルマン・シェルヘンの娘であり、大指揮者たちとの家族ぐるみのつながりも強い人物。1992年に初のCD をリリース、その後も精力的に活動を続けますが、2014年に主宰者トレミヌ氏が惜しくも急逝。レーベルは活動縮小を余儀なくされ、現在多くのタイトルが入手困難の状態にあります。歴史的音源を正規かつオリジナルの形で音盤化することを特徴とし、ヒストリカル・ファンに大いに愛されたレーベルでした。
 そんなTAHRA の残した遺産の素晴らしさを世に問うべく、国内レーベル「ALTUS(アルトゥス)」はミリアム夫人の承認のもと正式に音源のライセンスを受けた上で、新たなリマスタリングを施し発売するターラ復活シリーズを進めています。
 ここに聴ける音は貴重なTAHRA オリジナルに基づくもので、他レーベルの同演奏とは一味もふた味も違う、なまなましい音像がお聴き頂けることと思います。
 


TALT 065
¥2800→\2590
トスカニーニの芸術 第1集
 ベートーヴェン:交響曲第8番 ヘ長調 作品93
 ワーグナー:『タンホイザー』序曲とバッカナール
 ヴェルディ:『運命の力』序曲
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)
NBC交響楽団

 一気呵成に建造されていく崇高なる精神。強靭な解釈が燃え盛るベートーヴェン!

 録音:1952年11月8日/国内プレス、モノラル、日本語帯・解説付

 TAHRA では珍しいトスカニーニの音源をALTUS がリマスターして復刻。1 日の演奏会をそのまま収めた貴重音源が音質も新たに復活します。
 鍛え上げられた強靭な響きで聴く者を圧倒する、劇的壮絶な超名演をご堪能あれ。

 52年11月8日のライヴを収録。ベートーヴェンの8 番はRCA 録音の2日前にあたり、とてつもない熱気でありながら縦の揃い具合が凄まじく、トスカニーニの統率力に驚愕。一気呵成に組み上げられていく崇高な精神の建造物といった趣で、8番がまるで『英雄』や『運命』のような存在感で強烈に鳴り響きます。
 ライヴゆえの瑕もありますが、それが逆にトスカニーニに火をつけたのか、どんどん緊張感を増していきます。フィナーレでは特定のフレーズをオクターヴ上げるトスカニーニ節も登場して、唯一無二の激演を聴かせます。
 トスカニーニが交響曲と共に得意としたオペラからの音楽もこれまた見事な立派さ。ワーグナー、ヴェルディともに引き締まっていながら轟きわたる、エネルギーに満ち満ちた充実の演奏です。

 
TALT 066
¥2800→\2590
トスカニーニの芸術 第2集
 シューマン:『マンフレッド』序曲
 ロッシーニ:『ウィリアム・テル』より バレエ音楽「6人の踊り」
 ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調『 新世界より』 作品95
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)
NBC交響楽団

 もはや荘厳なまでに凄絶。一歩も動けぬ緊張感に満ちた異様な「新世界」!

 録音:1953年1月31日/国内プレス、モノラル、日本語帯・解説付

 TAHRA では珍しいトスカニーニの音源をALTUS がリマスターして復刻。1日の演奏会をそのまま収めた貴重音源が音質も新たに復活します!
 鍛え上げられた強靭な響きで聴く者を圧倒する、劇的壮絶な超名演をご堪能あれ。

 53年1月31日のライヴを収録。『新世界』はRCA 録音の2日前の演奏です。統率力抜群、鍛え抜かれたリズムが強烈に躍動。壮絶な音響でありながら明快なアタックで曖昧なところが全くありません。2楽章のメロディも甘くならず崇高。取り憑かれたように弾きまくるフィナーレの燃焼度は空前のもので、気の休まることのない緊張の極致。もはや荘厳とすら言える名演です。

 カップリングではシューマンも素晴らしいですが、ぜひお聴き頂きたいのがロッシーニのバレエ音楽。シンプルなメロディが気の利いた対旋律やシンコペーションのリズムを伴い展開していく魅力的な音楽ですが、トスカニーニ手加減なしの超強烈な音造りで聴くと滅法面白い名曲に。コーダの壮大さが気持ち良い!







PROFIL



PH 19018
(10CD)
¥5700

ジョージ・セル 協奏曲&交響曲集
ジョージ・セル(指揮)
 Disc 1 74' 28"
  (1)メンデルスゾーン:真夏の夜の夢〜序曲/スケルツォ/夜想曲/結婚行進曲
  (2)シューベルト:ロザムンデ〜序曲/バレエ音楽第2番/間奏曲第3番/間奏曲第1番
  (3)ウェーバー:小協奏曲ヘ短調Op.79
    アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(1)(2)、
    クリーヴランド管弦楽団、ロベール・カサドシュ(ピアノ)(3)
    1957年11月(1)(2)、1952年(モノラル)(3)
 Disc 2 68' 54"
  ハイドン:
   (1)交響曲第88番ト長調Hob.Ⅰ :88/
   (2)交響曲第97番ハ長調Hob.Ⅰ :97/
   (3)交響曲第104番ニ長調「ロンドン」Hob. Ⅰ :104
     クリーヴランド管弦楽団/1954年(1)(3)、1957年(2)
 Disc 3 52' 23"
  モーツァルト:
   (1)ディヴェルティメント第2番ニ長調K.131/
   (2)ピアノ協奏曲第26番ニ長調K.537「戴冠式」
     クリーヴランド管弦楽団(1)、
     ロベール・カサドシュ(ピアノ)、コロムビア交響楽団(クリーヴランド管弦楽団)(2)
    1963年(1)、1954 年(2)
 Disc 4 66' 04"
  (1)モーツァルト:交響曲第33番変ホ長調K.319
  (2)モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503
  (3)チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲Op.33
    レオン・フライシャー(ピアノ)(1)、クリーヴランド管弦楽団(1)(2)、
    レナード・ローズ(チェロ)、ニューヨーク・フィル(3)
    1962年(1)、1959年(2)、1955年(3)
 Disc 5 69' 25"
  モーツァルト:
   (1)ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調K.207/
   (2)ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調K.211/(3)ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
     アイザック・スターン(ヴァイオリン)、クリーヴランド管弦楽団(1)(2)
     【商品にはこう記されていますが、第2番の伴奏はセルとクリーヴランド管弦楽団ではなく、
      アレクサンダー・シュナイダー指揮イギリス室内管弦楽団だと思われます】、

     ロベール・カサドシュ(ピアノ)、コロムビア交響楽団(クリーヴランド管弦楽団)(3)
     1961年(1)(2)、1954年(3)
 Disc 6 68' 31"
  ベートーヴェン:
   (1)ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58/(2)ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
     レオン・フライシャー(ピアノ)、クリーヴランド管弦楽団(1)、
     クリフォード・カーゾン(ピアノ)、ロンドン・フィル(2)
     1959年(1)、1949年(モノラル)(2)
 Disc 7 78' 54"
  ブラームス:
   (1)交響曲第3番ヘ長調Op.90/(2)ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
     アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(1)、
     レオン・フライシャー(ピアノ)、クリーヴランド管弦楽団(2)
    1951年(モノラル)(1)、1958年(2)
 Disc 8 66' 19"
  シューマン:
   (1)交響曲第1番変ロ長調Op.38「春」/(2)交響曲第2番ハ長調Op.61
     クリーヴランド管弦楽団/1958 年(1)、1957年(2)
 Disc 9 71' 28"
  (1)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54/
  (2)同:マンフレッド序曲Op.115/
  (3)グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16
    レオン・フライシャー(ピアノ)(1)(3)、クリーヴランド管弦楽団
    1960年(1)(3)、1958年(2)
 Disc 10 75' 05"
  ドヴォルザーク:
   (1)交響曲第8番ト長調Op.88/(2)交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」
     アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(1)、クリーヴランド管弦楽団(2)
    1951年(モノラル)(1)、1959 年(2)

 セルの名演がお得なBox で登場!

 STEREO、MONO

 大指揮者ジョージ・セルがSony やDecca 等に残した音源のうち、現在入手難のものを中心に選んだBox がお買い得価格で登場します。

 いずれも名演の誉れ高いものばかり。カサドシュ、カーゾン、フライシャーらを独奏に据えたピアノ協奏曲はどれも絶品。いくつかは「コロムビア交響楽団」と表記されていますが、これはクリーヴランド管弦楽団が契約の関係で変名を用いたもの。

 Disc5 に、アイザック・スターンとのモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第2番が収録されていますが、彼はセルとクリーヴランド管弦楽団と同曲を録音しておらす、これまで知られているアレクサンダー・シュナイダー指揮イギリス室内管弦楽団だと思われます。予めご了承ください。


<LP>


ALTUS(LP)

ALTLP 149/50
(2LP)
¥14000+税
良き時代のドイツの名録音、シューベルト、ブラームス
 [LP1]
  シューベルト:交響曲第3番 ニ長調 D.200
   (A面:第1・2楽章、B面:第3・4楽章)
 [LP2]
  ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 作品68
   (A面:第1・2 楽章、B面:第3・4楽章)
    録音:[LP1]2008年3月7・8日、[LP2]2010年2月25-27日/
    ベルリン、コンツェルトハウス/
    国内プレス、完全限定生産盤、ステレオ、日本語帯・解説付
ローター・ツァグロゼク(指揮)
ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団
ALTLP 151/52
(2LP)
¥14000+税
良き時代のドイツの名録音、ブルックナー、ハイドン
 (1)ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調
  ([LP1]A面:第1楽章、B面:第2楽章、[LP2]A 面:第3楽章)
 (2)ハイドン:交響曲第88番 ト長調『V 字』 Hob.I:88
  ([LP2]B面:全4楽章)
    録音:(1)2009年9月4・5日、(2)2007年5月5・6日/
    ベルリン、コンツェルトハウス/
    国内プレス、完全限定生産盤、ステレオ、日本語帯・解説付
ローター・ツァグロゼク(指揮)
ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団

 率直さの中に深い地味を湛えた、良き時代のドイツの名録音。いぶし銀の味。

 先にCDでリリースされたツァグロゼク指揮のライヴ録音を初LP化。LP用にリマスターを施し、アナログのマスターテープを作った上で LP化しております。
 もともととても良い音質の録音でしたが、アナログになるとまた一味もふた味も違う趣になっていて興味深い仕上がりです。
 いわゆる「実力派」というのか、ローター・ツァグロゼク(1942年生)という人は、その活躍と実績にもかかわらず、何となく「渋い」イメージから抜け切れないようだが、ベルリン・コンツェルトハウス管の首席指揮者時代に演奏したこの曲を聴いてみれば、上滑りな華麗さもない、持って回った劇的な誇張もない、気取らぬ率直さの中に深い滋味を堪えたその芸風の良さが、はっきりと感じ取れるのではなかろうか。
 旧東独のベルリン響の流れを引くこの楽団は、いかにも良き時代のドイツのオーケストラといったカラーをその音色ににじませるものだが、この録音は見事にそれを伝えている。(音楽評論家・東条碩夫)
 
 

PHLP 035/6
(2LP)
¥14000+税
ギュンター・ヴァント 協奏曲集 第3集
 カサドシュ、ギレリス編
  [LP1]
   ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 作品58
    (A面:第1楽章、B面:第2・3楽章)
  [LP2]
   ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調『皇帝』 作品73
    (A面:第1楽章、B面:第2・3楽章)
[LP1]ロベール・カサドシュ(ピアノ)
[LP2]エミール・ギレリス(ピアノ)
ギュンター・ヴァント(指揮)
ケルン放送交響楽団

 LP用のアナログマスターテープから制作、ヴァントと名手たちの饗宴シリーズ第3集。PROFILの貴重な協奏曲音源が初LP化!

 録音:[LP1]1970年3月6日、[LP2]1974年12月13日/国内プレス、完全限定生産盤、ステレオ、日本語帯・解説付

 PROFIL レーベルからリリースされていたヴァント指揮の貴重な協奏曲音源を初LP 化。LP 用にリマスターを施し、アナログのマスターテープを作った上で LP 化しております。ヴァントが残した忘れ難い名演の数々を極上の音質でお楽しみください。

 <新古典主義の知性 ロベール・カサドシュ>
  死の2年前にあたる最晩年71歳の演奏だが、かつての正規録音の演奏と比べてもその洗練された技巧は健在で、より落ち着いたテンポによる風格と安定感は抜群である。
  ベートーヴェンをあたかもモーツァルトのピアノ協奏曲のように演奏する古典的な演奏スタイルは、新たな美しさと知性のきらめきを感じさせ、魅力に溢れている。カサドシュの演奏スタイルとベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番とは独自のカデンツァを含め特に相性が良く、神々しいギリシャ芸術を思わせる造形美を描き出している。

 <東側と西側、二つの演奏スタイル エミール・ギレリス>
  ここでのギレリスは西側で抒情的表現をより深めていた時期で、全般的にリリックな表現に対してより集中力を高めている。第1楽章を例に挙げると展開部頂点での和音の力強い連打、再現部冒頭でより技巧的に再現される序奏のスケールを聴いただけでも、ギレリスの強靭な打鍵が生み出す生理的快感を十分に味わうことができる。
 この録音はギレリス屈指のライブ演奏の名録音にとどまらず、豪快な表現と抒情面のバランスの良さに堂々たる威厳を兼ね備えたこの曲のもっともすぐれた演奏の一つとして記憶されるだろう。(ピアノ音楽研究家・吉澤ヴィルヘルム)












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7/25(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


EVIDENCE



EVCD 063
¥2600
マトリョーシカ〜ロシアのハープ音楽
 (1)エルデリ:前奏曲
 (2)バラキレフ(ルイチャヌ編):ひばり
 (3)ワルター=キューネ:
  チャイコフスキーの「エフゲニー・オネーギン」による幻想曲
 (4)グリンカ(ルイチャヌ編):ノクターン「別れ」
 (5)プロコフィエフ:前奏曲Op.12の7
 (6)リスト(ルニエ編):ナイチンゲール
 (7)ムソルグスキー(ルイチャヌ編):涙
 (8)ラフマニノフ(ルイチャヌ編):エレジーOp.3 の1
 (9)イッポリトフ=イワノフ:ノクターン
 (10)ツァーベル:糸を紡ぐマルグリートOp.26の2
 (11)同:グノーの「ファウスト」による幻想曲Op.12
アレクサンドラ・ルイチャヌ(ハープ)

 ロシア音楽を熱愛するフランスの若手ハープ奏者のエレガントな世界

 録音:2018年9月/リトル・トリベカ(フランス)/59' 07"

 ロシアのハープ曲を集めた好企画。「コーカサスの風景」で知られるイッポリトフ=イワノフのロマンティックなオリジナル曲や、プロコフィエフのメルヘンチックな小品はもとより、ハープ奏者だったクセニヤ・エルデリとワルター=キューネの華麗な世界も聴きもの。エルデリのロシア的情感、ワルター=キューネがチャイコフスキーのオペラ「エフゲニー・オネーギン」の華やかなワルツをはじめ名旋律をポプリにしたものどちらも魅力的。

 アルベルト・ツァーベル(1834-1910)はドイツ人ながら、マリインスキー劇場のハープ奏者として活躍しました。チャイコフスキーは彼が弾くことを想定して「眠りの森の美女」や「くるみ割り人形」のハープ・パートを作ったとされます。

 このほかバラキレフ(グリンカの歌曲の編曲)、ムソルグスキー、グリンカ、ラフマニノフのたっぷり歌い込む叙情的作品を演奏者アレクサンドラ・ルイチャヌ自身がハープ用に編曲しているのも聴きもの。

 アレクサンドラ・ルイチャヌはノールマン門下のフランスの若手ハープ奏者。コントラバス奏者とデュオを組むほか、師と3 台のハープ合奏などさまざまな試みに意欲的。ロシア音楽に特別な愛を示し、美しさの極み、歌ごころ豊かで極上のエレガントな世界に聴き手を酔わせてくれます。

 

EVCD 055
¥2600
アンサンブル・エデス、ブレル& バルバラを歌う マチュー・ロマーノ(指揮)
アンサンブル・エデス
 (1)バルバラ(アーレリアン・デュモン編):ゴーギャン/
 (2)ブレル(マヌエル・ペスキン編):葬送のタンゴ/
 (3)ブレル(ヴァンサン・マナシュ編):窓/
 (4)バルバラ(ペスキン編):死/
 (5)ブレル(ジュリアン・ジュベール編):華麗なる千拍子/
 (6)バルバラ(ペスキン編):いつ帰ってくるの/
 (7)ブレル(フィリップ・ローソン編):泣く泣く友人を見る/
 (8)ブレル(ヴィクトル・ジャコブ編):愚鈍なアリア/
 (9)ブレル(ファビアン・トゥシャール編):愛の死/
 (10)バルバラ(ジャコブ編):歓びが戻ってくるのを待って/
 (11)バルバラ(ジュベール編):オップラ/
 (12)ブレル(クリストフ・ローテン編):行かないで/
 (13)ブレル(ペスキン編):ガス/
 (14)ブレル(フランソワ・サン・イヴ編):おばあさん/
 (15)バルバラ(ローソン編):黒いワシ/
 (16)バルバラ(マナシュ編):美しい九月/
 (17)ブレル(トゥシャール編):見果てぬ夢

 まるでクレマン・ジャヌカンの世界。シャンソンの名曲が古楽になった!

 録音:2016年7月29-31日/サル・コロンヌ(パリ)/73' 31"

 ロトとレ・シエクルの合唱団としても知られるアンサンブル・エデス。古楽をレパートリーの中心とする彼らは、ノンヴィブラートの清冽な響きと無垢な歌唱が魅力ですが、フランスの団体ならではのオシャレな感覚も兼ね備えています。彼らの最新録音はなんと20世紀後半フランス・シャンソン界を代表する大物歌手バルバラとジャック・ブレルの名歌を17曲も集めています。
 すべて現在活躍中の作曲家によるアカペラ合唱用編曲ですが、グレゴリオ聖歌を思わす静謐なものから声によるリズム表現を含んだものまで工夫に富んでいます。
 とはいっても現代的なところはなく、まるでクレマン・ジャヌカンの作品を聴いているような気分にさせられます。心洗われる透明な美しさが超オススメです。




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PARATY



PARATY 819169
¥2600
バッハがスーフィーに出会った時
 (1)グッデール:バルカン・バッハ
 (2)同:「ヤヴァラン・マセム」による
 (3)J.S.バッハ:幻想曲とフーガ ハ短調BWV906(未完)
 (4)J.S.バッハ(ブゾーニ編):主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶBWV639
 (5)グッデール:スーフィー・シャコンヌ
 (6)マルチェッロ(バッハ編):アダージョBWV974
 (7)J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ニ短調BWV851
 (8)グッデール:「ビスミラハ」による
 (9)J.S.バッハ(ジロティ編):前奏曲ロ短調BWV855a
 (10)J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ホ短調BWV855
 (11)エレン(グッデール編):それは薔薇
 (12)J.S.バッハ(ケンプ編):シチリアーノBWV1031
 (13)ナゼリ(グッデール編):何をするか知る
ジョアンナ・グッデール(ピアノ)

 これは興味深い、バッハとイスラム音楽の出会い

 録音:2018年10月/アンセルメ・スタジオ(ジュネーヴ)/60' 08"

 イギリスとトルコの血をひくフランス/スイスのピアニスト、ジョアンナ・グッデールが、トルコでイスラム神秘主義スーフィーの音楽を聴いた際、バッハの音楽を聴いた時と類似した感情を得たことで研究を始め、作品化しました。
 トルコの民俗音楽やスーフィーのボルテージ之高いリズムに乗り、バッハの有名作品の引用が明滅するのが興味津々。まさにバッハが中近東音楽を聴いていたら書いたかもしれない世界を作りあげています。

 一方「幻想曲とフーガ」や平均律クラヴィア曲集からの2篇、タルコフスキーが「惑星ソラリス」に用いたコラール前奏曲「主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ」では押えた感情による真摯な表現を繰り広げています。超個性派ピアニストの登場と申せましょう。

 


PARATY 619250
¥2600
朝、夕、晩になぞらえたピアノ三重奏曲集
 (1)フンメル:ピアノ三重奏曲第2番ヘ長調Op.22
 (2)ブラームス:ピアノ三重奏曲第2番ハ長調Op.87
 (3)シェーンベルク(ストイアーマン編):浄夜Op.4
ハルデイ・トリオ
 【バルバラ・バルトゥッセン(ピアノ)、
  ペーター・ヤンセン(ヴァイオリン)、
  フランシス・ムレイ(チェロ)】

 録音:2018年8月15-18日/フラゲイ・スタジオ(ブリュッセル)/71' 16"

 2011年デビューのハルデイ・トリオ。ベルギーの若手3人によるフレッシュな団体。スターリンお気に入りのソ連時代の写真家エフゲニー・ハルデイの名を冠し、旧ソ連作品を得意とする彼らがウィーンで生まれた作品に挑戦。それも世紀と一日にかけたものとなっています。
 1799年作曲されたフンメル、1882年作曲のブラームス、1902年作曲のシェーンベルクに加え、爽やかなフンメルが朝、落ち着いたブラームスが午後から夕方、爛熟したシェーンベルクは夜のイメージとのこと。このうちシェーンベルクの「浄夜」はもともと弦楽六重奏ですが、ここでは彼の弟子エドゥアルト・ストイアーマンがピアノ三重奏用に編曲した版で演奏しています。





CORO



COR 16173
¥2500
パーセル:チャールズⅡ世のための歓迎歌集(ウェルカム・ソング集) Vol.2
 アンセム 《主よ、願わくばわが祈りを聞きたまえ》 Z.15
 おお、孤独よ Z.406
 アンセム 《主よ、おんみはいつまで怒りたもうや》 Z.25
 4声のパヴァン ト短調 Z.752
 絶望の淵に投げ込まれ Z.142
 歓迎歌 《来たれ、歓喜よ》 Z.339
 歓迎歌 《厳しき国と戦乱を逃れて》 Z.325
ザ・シックスティーン
ハリー・クリストファーズ(指揮)

 ザ・シックスティーンの新シリーズ「パーセル」!チャールズⅡ世のための歓迎歌集、第2巻!

 ☆ザ・シックスティーンのパーセルの新シリーズ第3弾。
 ☆共和制の終焉と王政復古を呼んだ国王チャールズII世のための「歓迎歌」第2巻!

 2019年に結成40周年を迎えた、合唱王国イギリスが世界に誇る至上のハーモニー、ザ・シックスティーン。2017年にスタートした新シリーズ、夭折の巨匠ヘンリー・パーセルの「王室行事のための作品集」の第3弾!

 王室の弦楽合唱団の常任作曲家兼指揮者、王室付きの楽器管理者、宮廷礼拝堂のオルガニストなどの要職を歴任し、国王が首都に帰還した際の王室行事や儀式で演奏するための「歓迎歌(ウェルカム・ソング)」や「頌歌(オード)」によってその地位と名声を高めたパーセル。
 1660年にイングランド議会を解散した後、翌1661年にイングランド王に即位し、共和制の終焉と王政復古期の始まりを呼んだチャールズⅡ世のために作曲された歓迎歌集第2巻は、「来たれ、歓喜よ Z.339」と「厳しき国と戦乱を逃れて Z.325」の歓迎歌を中心にアンセム等をカップリング。
 「パレストリーナ」や「ビクトリア」、「ヘンデル」と並ぶザ・シックスティーンの重要プロジェクトとしてスタートした「パーセル」の歓迎歌集。現在のイギリスを代表する世界最高峰の合唱団によるパーセルの名唱にご期待下さい。

 ※録音:2017年6月、聖オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン、イギリス)






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GLOSSA



GCD 924203
¥2500→\2290

これで一気にブレイクするでしょう、ライラ・シャイエーク
ヴィヴァルディ:四季

 ソナタ ニ短調 Op.1-12 RV.63 《ラ・フォリア》
 ヴァイオリン協奏曲集 《四季》 Op.8, nos.1-4
  〔協奏曲第1番ホ長調 《春》 RV.269、
   協奏曲第2番ト短調 《夏》 RV.315、
   協奏曲第3番ヘ長調 《秋》 RV.293、
   協奏曲第4番ヘ短調 《冬》 RV.297〕
 チャッコーナ(ヴァイオリン協奏曲ニ長調 RV.222より)

ライラ・シャイエーク(ヴァイオリン)
ダニエラ・ドルチ(ハープシコード、指揮)
ムジカ・フィオリータ
PGCD 924203
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2857+税

 古楽新世代の名手 ライラ・シャイエーク!新録音は、ヴィヴァルディの「四季」!

 ☆キアラ・バンキーニの後継者となる古楽新世代の女流ヴァイオリニスト、ライラ・シャイエーク。
 ☆アンドレア・グァルネリ1675で弾く才気煥発な「四季」!

 スイスの古楽総本山「バーゼル・スコラ・カントルム(SCB)」でキアラ・バンキーニに学び、2010年からは自身もSCBでバロック・ヴァイオリンの教授を務める古楽新世代のヴァイオリニスト、ライラ・シャイエーク。キアラ・バンキーニのアンサンブル415やラ・リゾナンサ、コンチェルト・ケルンなどのメンバーを務めてきたライラ・シャイエークのGlossa録音第6弾では、ヴィヴァルディのもっとも人気で有名な傑作「四季」をレコーディング!

 才気煥発な音楽的洞察力、輝かしい技巧、歴史的解釈を結合し、新たなレパートリーの探求を続けるシャイエークが、アンドレア・グァルネリ1675年製のバロック・ヴァイオリンでしなやかに彩る魅惑の「四季」。
 ウィンド・マシーンやバード・ホイッスルなども使用し、前後にヴィヴァルディの「ラ・フォリア」と「チャッコーナ」を配置した、劇的で愉快な「四季」を創造しています。

 共演は、Glossa初登場となるスイスの古楽器アンサンプル、ムジカ・フィオリータ。バーゼル・スコラ・カントルムで歴史的鍵盤楽器と古楽を学び、アムステルダムでグスタフ・レオンハルトに師事したダニエラ・ドルチがリーダーを務め、初期ルネサンスとバロック時代の歴史的なパフォーマンスを実践しています。

 ※録音:2018年8月、聖十字架教会(ビンニゲン、スイス)

 ※アーティスト名表記について
  これまで、Leila Schayeghの日本語表記を「レイラ・シャイエ」としておりましたが、今後は原音表記に近い「ライラ・シャイエーク」に変更させていただきます。よろしくお願いいたします。








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 もう、次から次へと才能あふれる実力派が登場するわけである。
 今回紹介するのはライラ・シャイエーク。GLOSSAなどで繊細且つ毅然としたバッハを聴かせてくれていた逸材。

 聡明で美しく、的確な「選曲眼」と確固たる技巧を兼ね備える。

 このプロモーション・ビデオを見れば、このアルバムの水準の高さはまず間違いない。

https://youtu.be/Ehwms7rQGFQ



 「キアラ・バンキーニのアンサンブル415メンバー」という位置から脱し、これからは古楽界全体を担う存在になっていくのだろう。


ライラ・シャイエーク、3枚のお奨め盤


PC10368
\2700
ライラ・シャイエーク
 カルロ・ファリーナ−ー17世紀初頭のヴァイオリン芸術

 ファリーナ:
  ①「ファリーナ」と呼ばれたるソナタ
  ②「海辺の女」と呼ばれたるソナタ
  ③「絶望した女」と呼ばれたるソナタ
  ④「ボローニャの女」と呼ばれたるソナタ
  ⑤「炎」と呼ばれたるソナタ ⑥「フランスの女」と呼ばれたるソナタ
 ナウ:⑦シュテーファン・ナウのファンタジア
 M.ロッシ:⑧第7トッカータ(鍵盤のための) ⑨第4トッカータ(鍵盤のための)
 メッリ:⑩半音階的カプリッチョ「チャルリーノ(愛すべきカルロ)」(リュートのための)
 フランツ:⑪フランツのファンタジア
 作曲者不詳:⑫大いなる悲しみが、わが心に(ヴィオラ・ダ・ガンバのための)
   ※曲順は⑦①⑧②⑫③⑨④⑩⑤⑪⑥
ライラ・シャイエーク(バロックvn)
イェルク・ハルーベク(cmb・org)
ダニエレ・カミニーティ(アーチリュート)
ヨナタン・ペシェク(vc・vg)

 17世紀初頭の多芸な異才の世界は、古楽ファン必聴!

 古い音楽は音の構造からして、現代のヴァイオリンでクライスラーなどを弾くときのやり方では美しく響かせられない、当時の楽器と奏法によってこそ真価が立ち現れてくるもの。
 そうした歴史的楽器と奏法を20世紀に甦らせてきたシュレーダーやクイケン兄弟らのあとを受け、古楽教育のメッカたるバーゼル・スコラ・カントルムで多くの門弟を育ててきた伝説的名手キアラ・アバンキーニが2010年に引退したあと、この教育機関のバロック・ヴァイオリン科を受け継いだのが、近年の来日公演でも人気のアマンディーヌ・ベイエールと、本盤の主人公ライラ・シャイエーク!バロック奏法を学ぶ人が必ず通る17世紀イタリアの音楽世界を、ここでは縦横無尽の名演でじっくり味わえます。

 作曲家ファリーナは、フォンターナやカステッロ、ウッチェリーニなどと並んで17世紀初頭を代表する、つまりバロック・ヴァイオリン独奏芸術の最初期を飾る大家のひとり!
 イタリアからドイツ語圏にまで活躍地を広げながら展開された独特のエキサイティングな音世界を、シャイエークの確かな楽器選択と奏法でしみじみ味わえる喜び!

 ジャケット写真からして「初期バロック楽器と奏法の鑑」なポートレートで期待感を誘う逸品、もちろん解説も日本語訳付。



この才能あふれるバッハ!
GLOSSA
GCD 923507
(2CD/特別価格)
\4000→\3690

ライラ・シャイエーク
 J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集

  ソナタ第1番ロ短調 BWV.1014
  ソナタ第2番イ長調 BWV.1015
  ソナタ第3番ホ長調 BWV.1016
  ソナタ第4番ハ短調 BWV.1017
  ソナタ第5番ヘ短調 BWV.1018
  ソナタ第6番ト長調 BWV.1019
  ソナタ ト長調 BWV.1019a
ライラ・シャイエーク(ヴァイオリン)
イェルク・ハルベック(チェンバロ)
 ライラ・シャイエーク&イェルク・ハルベック!Glossaが遂にバッハのヴァイオリン・ソナタ集を録音!

 スペインの名門古楽レーベル、グロッサ(Glossa)が満を持してリリースするJ.S.バッハの「ヴァイオリン・ソナタ集」では、古楽界の次代を担う若き巨匠たちが共演!

 大バッハの6つのソナタを奏でるのは、現代の古楽シーンのライジング・スターたち、バロック・ヴァイオリンのライラ・シャイエークと、チェンバロのイェルク・ハルベック!
 キアラ・バンキーニのアンサンブル415のメンバーとして活躍し、ボニッツォーニのラ・リゾナンサでは第1ヴァイオリンを務めるライラ・シャイエーク。
 2010年からは、師であるバンキーニの後任として、母校であるスイスの古楽総本山バーゼル・スコラ・カントルムで後進の育成にあたるバロック・ヴァイオリン界の才女である。
 イェルク・ハルベックは、シュトゥットガルトのバロック・オーケストラ、イル・ジュスト・バロッコの指揮者として目覚ましい活躍を展開中のドイツ古楽界の若きスター。
 フライブルクとバーゼルで古楽奏法を学び、リンツ・アントン・ブルックナー音楽大学、シュトゥットガルト音楽大学で教授を務める実力者である。

 ※録音:2015年6月、ファウテンバッハ旧教会(アーハーン、ドイツ)



こちらはカール・フィリップ!
知的で刺激的で切なく物憂げ


PAN CLASSICS
PC10305
\2700
ライラ・シャイエーク
 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):

  1. ヴァイオリンと鍵盤のためのソナタロ短調 Wq.76/H512
  2. チェンバロとヴァイオリンのためのアリオーソ イ長調 Wq.79/H.535
  3. 幻想曲 嬰へ短調〜ヴァイオリン助奏付きの鍵盤のための Wq.80/H.536
  4. ヴァイオリンとオブリガート・チェンバロのためのソナタ ニ長調 Wq.71/H.502
  5. ヴァイオリンと鍵盤のためのソナタハ短調 Wq.78/H.514
ライラ・シャイエーク(バロック・ヴァイオリン)
イェルク・ハルーベク(タンジェント・ピアノ、チェンバロ)
 
 古楽の牙城バーゼル・スコラ・カントルムで腕をみがき、かつてはエンリーコ・ガッティやエミリオ・モレーノといった世界的異才を続々輩出してきた名手集団アンサンブル415で長くソリストのひとりとしてやってきたライラ・シャイエークが、確かな室内楽パートナーのイェルク・ハルーベクとともに世に問うのはカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ。

 ソナタばかり、というわけではなく、ソナタ3曲と“大がかりな小品”を2曲、長調短調とりまぜ、中期から後期にかけての名品を幅広く…という曲目構成。
 つねに新鮮な意識で古楽器演奏を考え続けてきたアンサンブル415 の出身者らしく、運弓や演奏編成、アゴーギグなどにも隅々までこだわりの感じられる演奏解釈は、ただ耳に心地よく心になじむ、というのでは終らない、音楽内容のいろいろなところに意識をむけさせてくれる充実した内容を誇るものとなっている。
 あたかもアルノンクールやブリュッヘンが、モーツァルトの交響曲を録音しはじめた頃に受けた衝撃と、どこか似たようなカリスマ的魅力が感じられる。

 この「衝撃」のありかたこそ、人の心の機微や移り変わりを音楽を通じて表現しようとしてきたC.P.E.バッハの「多感様式」の真髄なのでは。

 共演の鍵盤奏者ハルーベクも、レーゲンスブルク型タンジェント・ピアノ(先週ご案内したA.リュビモフも弾いていた、ウィーンのヴァルター型よりも前からある初期ピアノのひとつのスタンダード)とチェンバロをうまく使い分け、エマヌエル・バッハの機微を良く伝えるアンサンブルの呼吸をつくっているのが小気味よくてたまりません。



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GCD 924007
(2CD/特別価格)
¥3800→\3490
リュリに学びラモーへの道を切り拓いた音楽家
 シャルル=ユベール・ジェルヴェ(1671−1744):音楽悲劇 《イペルムネートル》
 (パリ、1716/1717改訂版)
オルフェオ管弦楽団、
パーセル合唱団、
ジュルジ・ヴァシェジ(指揮)、
キャサリン・ワトソン(イペルムネートル)、
マティアス・ヴィダル(リンセー)、
トマ・ドリエ(ダナオス)、
シャンタル・サントン=ジェフリー
 (エジプト人、ナイアド、アルゴス人、羊飼い、コリフェ)、
マヌエル・ヌニェス=カメリーノ
 (エジプト人、イシスの大司祭、羊飼い、コリフェ)、
ジュリエット・マルス(イシス、水夫)、
フィリップ=ニコラ・マルタン
 (ナイル、アルカス、ゲラーノールの幽霊)   

 ハンガリー古楽界の奇才ジュルジ・ヴァシェジ、ジェルヴェの悲劇「イペルムネートル」全曲!

 ☆今注目のハンガリー古楽界!
 ☆奇才ジュルジ・ヴァシェジが蘇らせる、知られざるフランス・バロック!
 ☆リュリに学びラモーへの道を切り拓いた音楽家、シャルル=ユベール・ジェルヴェの代表作「イペルムネートル」!

 ラモーやモンドンヴィルなど、エルヴェ・ニケに代わりGlossaのフランス・バロック・レコーディングを充実させてきたハンガリー古楽界の奇才ジュルジ・ヴァシェジとオルフェオ管弦楽団&パーセル合唱団。
 今、世界でも注目を浴びるハンガリー古楽界の雄、ジェルジ・ヴァシェジが蘇らせる次なるフランス・バロックは、シャルル=ユベール・ジェルヴェ(1671−1744)の代表的な音楽悲劇「イペルムネートル(ヒュペルムネーストラー)」。
 カンプラやデトゥシュと同世代のジェルヴェは、リュリに学び、ラモーの舞台作品へと続く道を切り拓いてきた作曲家。シャルトル公(後のオルレアン公)フィリップ2世の下で楽長、音楽長官を務め、国王のシャペル付き楽団の副楽長にも任命された有力な音楽家で、同公のために書かれた「イペルムネートル」は、1716年にオペラ座で初演されたあと、17年、28年、46年、65年、66年にも再演されるなど、18世紀前半に高い人気を誇った作品です。

 ※録音:2018年9月17日−20日、ベーラ・バルトーク国立コンサート・ホール(ブダペスト芸術宮殿、ハンガリー)



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GCD 923521
¥2500→\2290
アン・ハレンベリ(メゾ・ソプラノ)
 ファリネッリの写本

 作者不詳[おそらくはジョヴァンニ・アントニオ・ジャイ(1690−1764)の音楽をもとに
  カルロ・ブロスキ(ファリネッリ)(1705−1782)が書いたと考えられる]:
   私は不安を抱く船のようだ(アリア)*/
 ガエターノ・ラティッラ(1711−1788):
  永遠に私を捨てたいと思っているのですか? (アリア)/
 ニッコロ・コンフォルト(1718−1793):
  日に日にあなたは煩わしさを増していきますね?(レチタティーヴォ)、
  むなしい希望を抱いてはいけない(アリア)/
 ジェミニアーノ・ジャコメッリ(1692−1740):ナイチンゲールが恋をすると(アリア)*/
 ジョヴァンニ・バッディスタ・メレ(1693/4−after 1752):
  私は輝く波と晴れ渡った空の間にある港にいたいと思った(アリア)/
 作者不詳[おそらくはジェミニアーノ・ジャコメッリ作と考えられる]:
  私は愛する人をむなしく呼び、むなしく探す(レチタティーヴォ)、私が悲嘆の声を漏らすと(アリア)
  (*ファリネッリのオリジナルのダ・カーポを含む)
アン・ハレンベリ(メゾ・ソプラノ)、
ステーファノ・アレージ(指揮)、
スティーレ・ガランテ    

 もっとも有名なカストラート、ファリネッリの写本から、スペイン王室で歌われた華麗なアリアを再現!

 ☆スウェーデンのメゾ、アン・ハレンベリ第2弾!
 ☆史上もっとも有名なカストラート、ファリネッリの写本から、スペイン王室で歌われたアリアを再現!

 後期バロック音楽の専門家、ステーファノ・アレージをディレクターとして2010年に結成された18世紀のイタリア音楽に特化したアンサンブル「スティーレ・ガランテ(ギャラント様式)」のGlossa第3弾。前作ではナポレオンの時代の偉大なるカストラート、ルイージ・マルケージのアリアを歌ったスウェーデン出身のメゾ・ソプラであり、現代有数のオペラ・セリアのスター、アン・ハレンベリが再び登場。

 今作では、1994年の映画『カストラート』(日本公開は1995年)のモデルともなった、史上もっとも有名なカストラート、カルロ・ブロスキ・ファリネッリのアリアを現代に再現。
 1753年に皇帝マリア・テレジアに献呈された豪奢な写本(マニュスクリプト)(オーストリア国立図書館[Mus. Hs. 19111])を基に、書き込まれた複雑な装飾やファリネッリのオリジナルのダ・カーポまでも忠実に歌い、ステファーノ・アレージは宮廷の書庫に詳述されていた楽器やアンサンブルのレイアウトに従い演奏。1737年から20年以上にわたりスペイン王室とスペインの聴衆に愛された偉大なカストラートの華麗で凛々しい歌声を現代に蘇らせます。

 ※録音:2019年4月9日−12日、Schuilkerk De Hoop(ディーメン、オランダ)






 ファリネッリ(本名:カルロ・ブロスキ, 1705年 - 1782年)は、イタリアのカストラート歌手。
 最も有名なカストラート歌手であり、その音域は3オクターブ半あったといわれている。
 1737年にマドリードに招かれ、フェリペ5世の求めに応じて王室歌手としてそこから20年超にわたり留まる。
 フェリペ5世は彼の好む僅か4曲のみを毎晩ファリネッリに王の寝室で歌わせ、その代償として年額5万フランを与えたという。
 同王の没後、フェルナンド6世の治下では、ファリネッリは台本作家メタスタージオや多くのイタリア人歌手をマドリッドに呼び寄せ、同地でのイタリア・オペラ隆盛のきっかけになった。








ハレンベリとクリストフ・ルセによるこんなアルバムも出ていました。


APARTE
AP 117
\2600→\2390
ファリネッリの超絶歌唱をしのぶ
 〜a portrait/ライヴ・イン・ベルゲン
  アン・ハレンベリ(メゾ・ソプラノ)&クリストフ・ルセ指揮

 ・ブロスキ(1698-1756):
  私は揺れる船のように(歌劇「アルタセルセ」より)
 ・ブロスキ(1698-1756):忠実な影よ、私も(歌劇「イダスペ」より)
 ・ジャコメッリ(ca.1692-1740):
  ‘すでに終わりをむかえようとしている’、
  ‘不安にさまよう旅人は’(歌劇「シリアのアドリアーノ」より)
 ・ポルポラ(1686-1768):
  ‘おまえの唇は雄弁に語り’、‘幾千もの怒りへのえじき’
   (歌劇「認められたセミラーミデ」より)
 ・ポルポラ(1686-1768):高貴なジュピターよ
  (歌劇「ポリフェーモ」より)
 ・ハッセ(1699-1783):歌劇「クレオフィーデ」序曲
 ・レオ(1694-1744):‘なんと非力な’、‘森のいたみ’
  (歌劇「ウティカのカトーネ」より)
 ・ヘンデル(1685-1759):
  ‘イルカニアの洞穴に’(歌劇「アルチーナ」より)、
  ‘私を泣かせてください’(歌劇「リナルド」より)
アン・ハレンベリ(メゾ・ソプラノ)
レ・タラン・リリク
クリストフ・ルセ(指揮)
 ハレンベリとルセが描くファリネッリの超絶歌唱をしのぶ演奏会ライヴ

 収録:2011年5月26日、ベルゲン国際フェスティヴァル(ライヴ)

 歴史上あまりにも有名なカストラート歌手、ファリネッリ(本名:カルロ・ブロスキ)。1994 年にはファリネッリを描いた映画「カストラート」も公開され、大きな話題となったことは、今なお記憶にある方も多いでしょう。あらためて、ファリネッリの超絶歌唱をしのぶべく、ハレンベリがファリネッリのレパートリーを歌ったライヴ録音の登場。
 ハレンベリはスウェーデン出身のメゾ・ソプラノで、膨大なレパートリーを持ちますが、とりわけバロック・オペラでの活躍にはめざましいものがある、実力派です。
 指揮は、映画「カストラート」で音楽を担当したルセという、完璧な布陣。
 なお、ここに収録されているヘンデルのアリア2 曲は、ファリネッリのレパートリーではありませんでしたが、演奏会を盛り上げるために演奏されたということです。


 






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ONYX



ONYX 4212
¥2500→\2290
マンゼ(指揮)&ロイヤル・リヴァプール・フィル
ヴォーン・ウィリアムズ:
 揚げひばり/タリスの主題による幻想曲

  音楽へのセレナード(管弦楽版)/
  「富める人とラザロ」の5つのヴァリアント/
  揚げひばり*/グリーンスリーヴスによる幻想曲/
  イギリス民謡組曲/トマス・タリスの主題による幻想曲
アンドルー・マンゼ(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィル
ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン)*

 大人気アンドルー・マンゼのRVW!交響曲全集に続き、管弦楽作品集も登場!

 ☆世界で絶大な評価を築いてきたアンドルー・マンゼのヴォーン・ウィリアムズ!
 ☆交響曲全集に続いて、魅惑の管弦楽作品集も登場!

 2016年にスタートし、瞬く間に21世紀を代表する新たな交響曲全集としての高い評価を確立した名匠アンドルー・マンゼとイギリスの名門オーケストラ、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団(RLPO)によるヴォーン・ウィリアムズ。
 全5巻で完結した交響曲全集に続いて、管弦楽作品集もリリース。カナダの天才ジェームズ・エーネスが弾く「揚げひばり」から、「タリス幻想曲」、「グリーンスリーヴス幻想曲」、「イギリス民謡組曲」、そして珍しい管弦楽版の「音楽へのセレナード」など、管弦楽のための魅惑の小品が満載。
 その繊細でバランス感覚に優れた好演が、レコード芸術、英グラモフォン誌、英BBCミュージック・マガジン等、世界の主要メディアで絶賛されてきたアンドルー・マンゼのヴォーン・ウィリアムズ・サイクル。
 英国音楽愛好家、ヴォーン・ウィリアムズ・ファン必聴必携のアルバムです!



 


ONYX 4195
¥2500
リスト:ピアノ作品集 〜 天国と地獄の間
 ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
 2つの伝説 S.175
 巡礼の年第2年「イタリア」 S.161より
  ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」
 執拗なチャルダーシュ
ヨーゼフ・モーグ(ピアノ)

 ドイツの若きヴィルトゥオーゾ、ヨーゼフ・モーグのリスト新録音!

 ☆ドイツの若きヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ヨーゼフ・モーグ!
 ☆待望のリスト・アルバム新録音は、ロ短調ソナタ!

 1987年生まれ、2015年に英グラモフォン賞の「ヤング・アーティスト・オヴ・ジ・イヤー」を受賞、2016年に「グリーグ&モシュコフスキ:ピアノ協奏曲集(ONYX 4144)」が第58回グラミー賞にノミネートしたドイツの若きヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ヨーゼフ・モーグ。
 個性的かつ意欲的なレパートリーで根強い人気と評判を積み重ねてきたモーグのONYXリリースもついに第8弾。待望の新たなリスト・アルバムは、「天国から地獄へ」をテーマに、神から天国、天国から悪魔へと幅広い感情を横断するプログラム。

 2007年にClavesレーベルよりリリースされたリストのピアノ協奏曲集では、英グラモフォン誌によりブレンデルやツィマーマンの名録音と比肩する録音として高く評価されるなど、有望なリスト弾きとしても定評のあるヨーゼフ・モーグ。その明晰な音楽性と鋭い技巧で弾く、神々しき「ピアノ・ソナタ ロ短調」にご期待ください!






 

SKANI



SKANI 073
(CD+Blu-ray/特別価格)
¥3800
マニフィチェロ 〜 無伴奏チェロ作品集
 コダーイ:無伴奏チェロソナタ Op.8
 ペーテリス・ヴァスクス(b.1946):ソロ・チェロのための『書』
 ガスパール・カサド(1897ᬢ1966):無伴奏チェロ組曲
 カザルス:鳥の歌(Blu-rayのみ収録)
グンタ・アーベレ(チェロ)

 ラトビアのチェリスト、グンタ・アーベレのデビュー・アルバム。

 20世紀初頭、パブロ・カザルスが改めて日の光をあてたJ・S・バッハの 《無伴奏チェロ組曲》 からインスピレーションを受けたとされる3つの作品を演奏しています。
 チェリストのスタンダード・レパートリーとして定着したコダーイの 《ソナタ》 。チェリストでもあったガスパール・カサドの 《組曲》(〈前奏曲 ᬢ 幻想曲〉〈サルダナ〉〈間奏曲と終曲の踊り〉)。ヴァスクスがラトビア国立音楽院で学んでいた時に作曲した 《ソロ・チェロのための『書』》。

 アーベレは、リガの音楽一家に生まれ、バーゼル音楽アカデミーでイヴァン・モニゲッティとソル・ガベッタに学びました。ソリスト、室内楽奏者として活動、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭をはじめとするフェスティヴァルに参加、ギドン・クレーメル、セルジオ・アッツォリーニ、ソフィア・グバイドゥーリナ、ヴァスクスたちと仕事をしてきました。バーゼルの室内管弦楽団「カメラータ・バジレア」を創設、芸術監督を務めています。

 ※Blu-rayにはCDと同内容の演奏動画に加えて、パブロ・カザルスの「鳥の歌」の演奏動画を収録。
 ※使用楽器:Bela Szepessy, London(1885)
 ※録音:2017年10月、リガ改革教会(リガ、ラトビア) 
 
 プロモーション動画:
  https://youtu.be/iVDPdzWpHT8



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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MYTO



3MCD993208
(3CD)
\3200→\2990
カルロス・クライバー(指揮)&ミラノ・スカラ座
 ワーグナー:トリスタンとイゾルデ全曲
カルロス・クライバー(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団
演出:ウォルフガンク・ワーグナー
トリスタン:スパス・ヴェンコフ
イゾルデ:カタリーナ・リゲンツァ
マルケ王:クルト・モル 
クルヴェナール:ジークムント・ニムスゲルン
ブランゲーネ:ルジャ・バルダーニ
メロート:ジャンパオロ・コラッディ
牧童:ピエロ・デ・パルマ  
舵取り:ジョヴァンニ・フォイアーニ
1978.12.4 ミラノ・スカラ座

1999年リリースのMYTO、カルロスの1978/4/12の「トリスタン」が再発売されたらしい。
MYTOの新譜情報も久しぶり。まだ活動していたのか。



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SKANI



SKANI 074
(2CD/特別価格)
¥3800→\3490
ラトビア・フィルとラトヴィア国立響のコンサートマスターを務めた名手
 ヴァルディス・ザリンシュ
シベリウス、バルトーク、ポネ、カルソンス:ヴァイオリン協奏曲集

 [Disc 1]
  シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47
  バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番 Sz.112
 [Disc 2]
  グンダリス・ポネ(1932-1994):ヴァイオリン協奏曲*
  ロムアルズ・カルソンス(b.1936):ヴァイオリン協奏曲
ヴァルディス・ザリンシュ(ヴァイオリン)
ラトビア国立交響楽団
ヴァシーリー・シナイスキー(指揮)
グンダリス・ポネ(指揮)*

 ラトビア・フィルとラトヴィア国立響のコンサートマスターを務めた名手!

 ラトビアのヴァイオリニスト、ヴァルディス・ザリンシュ(1942-2018)がラトビア国立交響楽団と共演した歴史的録音のアルバム。

 シベリウス、バルトークの第2番。ラトビアに生まれ第二次世界大戦中の1944年にアメリカに亡命したグンダリス・ポネ の「ネオロマンティックな表現」の協奏曲。多彩な技法と表現による作品を発表、ラトビアでもっとも重要とされるロムアルズ・カルソンスの「強烈な劇とゲームの気まぐれな興奮、グロテスク、皮肉っぽさ&純粋で澄み切ったすべてのものを象徴する過去の音楽のほのめかし、ふたたびグロテスクで皮肉っぽい音楽から、瞑想の気分」の4楽章の作品。

 ヴァルディス・ザリンシュは、ラトビア音楽院で学び、1969年から1976年までラトビア・フィルハーモニック室内管弦楽団のヴァイオリニストとコンサートマスター、1976年から1999年までラトビア国立交響楽団のコンサートマスターを務めました。
 1976年録音のバルトークは、LP リリースされた音源の正式ライセンスによる制作です。

 ※録音:1976年、メロディヤ・リガ録音スタジオ(バルトーク)、1979年、ラトビア放送スタジオ(カルソンス)、1988年、ラトビア大学大ホール(シベリウス)、1990年、ラトビア大学大ホール(ポネ)




<国内盤> 


SONARE


SONARE 1044
¥2400+税
木村眞一朗 / 青空の向こうに
 バリオス:ワルツ第4番
 マイヤーズ:カヴァティーナ(ディア・ハンターのテーマ)
 タレガ:椿姫の主題による幻想曲
 リョベート・ソレス:カタロニア民謡より
  「盗賊の歌」「聖母の御子」「アメリアの遺言」
 タンスマン:カヴァティーナ組曲
 レノン=マッカートニー(武満徹編曲):イエスタデイ
 佐藤弘和:「静かな子守歌」「エヴァーグリーン」「青空の向こうに」
 ルビーラ:愛のロマンス(禁じられた遊び)
木村眞一朗(ギター)

 豊かな歌ごころを抱いた俊秀ギタリスト木村眞一朗、期待の新録音!

 セッション録音:2019年3月13&14日/五反田文化センター(東京)/54'16"

 『豊かな歌ごころを抱いた、俊秀ギタリストの登場!
 スペイン・ギター音楽コンクールで優勝した時も、GLC 学生ギター・コンクール「大学生の部」で首位を得た時も、私は審査員席から心してその演奏を聴いた。洗練された技術が、楽曲それぞれに対する解釈・表現と、幸せに結びついている—そんな印象であった。』(濱田滋郎 ライナーノーツより)

 木村眞一朗(ギター)
  1994年生まれ。神奈川県出身。洗足学園音楽大学弦楽器コース卒業。同大学院修士課程を首席で修了。在学中、学内の特別選抜演奏者に認定される。これまでにギターを畑上良文、原善伸、鈴木大介、大萩康司の各氏に師事。ソルフェージュを大森義和氏に師事。
  第32回スペイン・ギター音楽コンクール第1位、第39回GLC 学生ギター・コンクール大学生の部第1位、第42回神奈川新人ギタリストオーディション他、クラシカルギターコンクール、名古屋ギター・コンクール等、国内の数々のコンクールで入賞。
  JGAギター音楽祭2015に出演し、ベストパフォーマー賞を受賞。JT アートホール主催の「期待の音大生によるアフタヌーンコンサート」、LFJ エリアコンサートに出演。2016年、原田幸一郎氏の指揮により、A.ピアソラ作曲ギター、バンドネオンと弦楽合奏のための二重協奏曲を演奏(洗足学園前田ホール)。2019年、春陽会主催の第96回春陽展にてギャラリーコンサートを行う(国立新美術館)。現在、ギターソロや、デュオ、他楽器とのアンサンブルで幅広く演奏活動を行う。














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7/24(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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BIS



BIS SA 2403
(6SACD HYBRID)
¥7300\6690
ロナルド・ブラウティハム
 ベートーヴェン:ピアノ独奏曲全集(変奏曲、バガテル、小品全集)
ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ)
 ベートーヴェン:ピアノ独奏曲全集 Vol.10
  (1)7つのバガテル Op.33/(2)11のバガテル Op.119/(3)6つのバガテル Op.126/
  (4)アレグレット ハ短調Hess69/(5)バガテル ハ長調 Hess73/(6)バガテル 変ホ長調 Hess74/
  (7)アレグレット ハ短調WoO.53/(8)バガテル「楽しい—悲しい」WoO.54/
  (9)バガテル ハ長調 WoO.56/(10)バガテル ハ短調 WoO.52/
  (11)エリーゼのために WoO.59/(12)やや生き生きと WoO.60/
  (13)アレグレット ロ短調 WoO.61/(14)ピアノ曲ト短調 WoO.61a/(15)バガテル ハ長調 Hess57
    セッション録音:2010年8月/エステローケル教会(スウェーデン)
    ★あの「エリーゼのために」も収録しているピアノ独奏曲第10集。
     フォルテピアノで奏されると新鮮さもひとしおで、初めて聴くような印象を受けます。
     また、普段聴くことのできない初期作も多数含まれているのも秀逸です。

 ベートーヴェン:ピアノ独奏曲全集 Vol.11
  (1)ヴラニツキーの「森の乙女」のロシア舞曲による12 の変奏曲WoO.71/
  (2)グレトリーの「燃える情熱」による8の変奏曲WoO.72/
  (3)サリエリの「まさにその通り」による10の変奏曲WoO.73/
  (4)ヴィンターの「子よ、おやすみ」による7の変奏曲WoO.75/
  (5)ジュスマイアーの「ふざけと戯れ」による8の変奏曲WoO.76/
  (6)創作主題による6の変奏曲WoO.77/(7)エロイカ変奏曲Op.35
    セッション録音:2010年8月/エステローケル教会(スウェーデン)
    ★ベートーヴェンは当時流行していたオペラの旋律に基づく変奏曲をたくさん残していますが、
     初期作品とはいえベートーヴェンらしさが横溢していて聴き応え満点。
     ブラウティハムの誠実かつエネルギッシュな演奏に魅せられます。

 ベートーヴェン:ピアノ独奏曲全集 Vol.12
  (1)ドレスラーの行進曲による9 の変奏曲 WoO.63/(2)スイスの歌による6 の変奏曲 WoO.64/
  (3)「恋人よ来たれ」による24 の変奏曲 WoO.65/
  (4)デッタースドルフの「赤ずきん」による13の変奏曲 WoO.66/
  (5)ヴァガノのメヌエットによる12の変奏曲 WoO.68/
  (6)パイジェッロの「田舎者の恋は何と美しく」による9の変奏曲 WoO.69/
  (7)パイジェッロの「うつろな心」による6の変奏曲 WoO.70
    セッション録音:2011年8月/エステローケル教会(スウェーデン)
    ★「ドレスラーの行進曲による9つの変奏曲」はベートーヴェン13歳の作で、
     後に「ディアベリ変奏曲」や第9交響曲の第3楽章等で魔術的な域にまで至る
     変奏曲という分野第1号という記念碑的作品です。
     「恋人よ来たれ」による24の変奏曲は演奏時間20分の大規模な作品で、後年の作風の萌芽が見られます。

 ベートーヴェン:ピアノ独奏曲全集 Vol.13
  (1)ロンド ハ長調 WoO.48/(2)ロンド イ長調 WoO.49/
  (3)ロンド 変ロ長調 Kinsky-Halm Anh.6/(4)ロンド ハ長調 Op.51-1/
  (5)ロンド ト長調 Op.51-2/(6)ロンド・ア・カプリッチョ「失くした小銭への怒り」Op.129/
  (7)エコセーズ 変ホ長調 WoO.86/(8)6つのエコセーズ WoO.83/
  (9)アンダンテ「アンダンテ・ファヴォリ」 ヘ長調 WoO.57/(10)幻想曲 Op.77/
  (11)ポロネーズ ハ長調 Op.89/(12)エリーゼのために(1822年版)/
  (13)最後の楽想 ハ長調(アンダンテ・マエストーソ)(1826)
    セッション録音:2013年8月/エステローケル教会(スウェーデン)
    ★ロンド集と「エリーゼのために」(1822年版)、「失くした小銭への怒り」を含む充実の小品集。
     フォルテピアノならではの温かみのある音とブラウティハムの
     研ぎ澄まされたタッチがこの名曲に新たな光を与えます。
     このほか、最後の楽想(原曲は弦楽五重奏のための冒頭のスケッチ)やアンダンテ・ファヴォリなど、
     演奏機会に恵まれない、しかし素晴らしい作品を名手によりその魅力を最大限に引き出してくれます。

 ベートーヴェン:ピアノ独奏曲全集 Vol.14
  (1)創作主題による6つの変奏曲 ヘ長調 Op.34/
  (2)「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」による7つの変奏曲 ハ長調 WoO.78/
  (3)「ルール・ブリタニア」による5 つの変奏曲 ニ長調 WoO.79/
  (4)創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO.80/
  (5)創作主題による6つの変奏曲 ニ長調 Op.76/(6)2つの前奏曲 Op.39/
  (7)フーガ ハ長調 Hess.64/(8)前奏曲 ヘ短調 WoO.55/(9)メヌエット ヘ長調 WoO.217/
  (10)アルマンド イ長調 WoO.81/(11)アングレーズ ニ長調 WoO.212/
  (12)メヌエット 変ホ長調 WoO.82/(13)ワルツ 変ホ長調 WoO.84/(14)ワルツ ニ長調 WoO.85
    セッション録音:2014年8月/エステローケル教会(スウェーデン)
    ★ベートーヴェンはイギリスの歌による変奏曲を2篇作曲し、そのひとつがイギリス国歌が主題の
     「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」による7つの変奏曲、もうひとつはアーンの仮面劇「アルフレッド」の
     主題を用いた「ルール・ブリタニア」による5つの変奏曲です。ベートーヴェンらしい見事な変奏曲です。

 ベートーヴェン:ピアノ独奏曲全集 Vol.15
  (1)ディアベッリのワルツの主題による33の変奏曲(ディアベッリ変奏曲) ハ長調 Op.120/
  (2)6つの国歌による変奏曲 Op.105
    セッション録音:2015年8月/エステローケル教会(スウェーデン)
    ★シリーズ最終巻はディアベッリ変奏曲と6つの国歌による変奏曲です。
     33もの変奏からなる長大な作品であるベートーヴェンの晩年の傑作、ディアベッリ変奏曲ですが
     ブラウティハムのきらめくタッチと情感豊かな演奏で、48分半ほどの演奏はあっという間に感じられます。

 鬼才フォルテピアノ奏者ブラウティハムによるベートーヴェンの変奏曲、バガテル、小品全集が遂にセットになって登場!

 セッション録音:2010年-2015年/エステローケル教会(スウェーデン)/6h49'23"

 SACD ハイブリッド盤。
 鬼才フォルテピアノ奏者、ロナルド・ブラウティハムは2003年から2015年にかけてベートーヴェンのピアノ独奏曲全曲録音を完成させました。
 既にピアノ・ソナタ全32曲(ピアノ独奏曲全集Vol.1 〜 8)及び初期作品集(ピアノ独奏曲全集Vol.9)を収めた9枚組のBOX(BISSA 2000)はリリースされておりますが、ついに変奏曲、バガテル、小品全集(ベートーヴェン:ピアノ独奏曲全集Vol.10 〜 15)を収めた6枚組のBOX がリリースされます!

 第10集から第15集は2010年よりスウェーデンのエステローケル教会にて毎年8月に録音し、2015年に全録音が完成に到りました。快活明瞭なアプローチが魅力のブラウティハムですが、当ベートーヴェンは作品年代に合った解釈で、当時の趣きを表現しております。

 楽器は作曲された時代のレプリカで、ポール・マクナルティ製作によるフォルテピアノを使用しております。マクナルティ製作の楽器を使用して演奏・録音していることについてブラウティハムは「マクナルティは古い楽器を研究して、それを新しく作り出してくれるという点だけでなく、彼の製作したレプリカを演奏していると、演奏解釈の面でも新しいインスピレーションを得ることができる」と語っており、ブラウティハムがイメージする最善の状態の楽器を使用することで、ごく自然な雰囲気を作り出していることがわかります。
 フォルテピアノによるベートーヴェンのピアノ独奏曲全曲決定盤です!






ブラウティハム、フォルテピアノによる
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集
BIS SA 2000
(9SACD HYBRID)
\10800→\9990

ブラウティハム、フォルテピアノによる
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集(全32曲)

ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ)
 Disc-1(81’ 04”)
  ピアノ・ソナタ
   第1番 ヘ短調 Op.2-1、第2番 イ長調 Op.2-2、第3番 ハ長調 Op.2-3
   第19番 ト短調 Op.49-1、第20番 ト長調 Op.49-2
 Disc-2(81’ 35”)
  ピアノ・ソナタ
   第4番 変ホ長調 Op.7、第5番 ハ短調 Op.10-1、
   第6番 ヘ長調 Op.10-2、第7番 ニ長調 Op.10-3
 Disc-3(69’ 52”)
  ピアノ・ソナタ
   第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」、第9番 ホ長調 Op.14-1、
   第10番 ト長調 Op.14-2、第11番 変ロ長調 Op.22
 Disc-4(73’ 38”)
  ピアノ・ソナタ
   第12番 変イ長調 Op.26、第13番 変ホ長調 Op.27-1、
   第14番 嬰ハ短調 Op.27-2「月光」、第15番 ニ長調 Op.28「田園」
 Disc-5(67’ 49”)
  ピアノ・ソナタ
   第16番 ト長調 Op.31-1、第17番 ニ短調 Op.31-2「テンペスト」、
   第18番 変ホ長調 Op.31-3
 Disc-6(73’ 04”)
  ピアノ・ソナタ
   第21番 ハ長調 Op.53「ワルトシュタイン」、第22番 ヘ長調 Op.54、
   第23番 ヘ短調 Op.57「熱情」、第24番 嬰ヘ長調 Op.78、第25番 ト長調 Op.79
 Disc-7(69’ 17”)
  ピアノ・ソナタ
   第26番 変ホ長調 Op.81a「告別」、第27番 ホ短調 Op.90、
   第29番 変ロ長調 Op.106「ハンマークラヴィア」
 Disc-8(77’ 09”)
  ピアノ・ソナタ
   第28番 イ長調 Op.101、第30番 ホ長調 Op.109、
   第31番 変イ長調 Op.110、第32番 ハ短調 Op.111
 Disc-9(60’ 54”)
  3つの選帝候ソナタ WoO.47、ソナチネの2楽章 WoO.50、2つのソナチネ Anh.5、
  2つの作品(オルフィカ)、やさしいソナタ WoO.51

 フォルテピアノ界の巨匠ブラウティハムによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集がBOX で登場!時代楽器のレプリカを使用したこだわりの演奏

 録音:2003 年8 月(Disc3)、2004年8 月(Disc1&2)、2005 年8 月(Disc4&5)、2007 年8 月(Disc6&7)、2008 年8 月(Disc8&9)/エステローケル教会(スウェーデン)

 SACD ハイブリッド盤。フォルテピアノ界の巨匠、ロナルド・ブラウティハムによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集が早くもBOX で登場致します。
 当シリーズは2003 年よりスウェーデンのエステローケル教会にて毎年8 月に録音をしており、ソナタ全32 曲に関しては2008年に全録音が完成に到りました。快活明瞭なアプローチが魅力のブラウティハムですが、当ベートーヴェンは作品年代に合った解釈で、当時の趣きを表現しております。
 楽器は作曲された時代のレプリカで、ポール・マクナルティ製作による3 台のフォルテピアノを使用しております。マクナルティ製作の楽器を使用して演奏・録音していることについてブラウティハムは「マクナルティは古い楽器を研究して、それを新しく作り出してくれるという点だけでなく、彼の製作したレプリカを演奏していると、演奏解釈の面でも新しいインスピレーションを得ることができる」と語っており、ブラウティハムがイメージする最善の状態の楽器を使用することで、ごく自然な雰囲気を作り出していることがわかります。フォルテピアノによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集決定盤登場と言えましょう。
 なお、当BOX にはピアノ・ソナタ全32 曲(ベートーヴェン:ピアノ独奏曲全集Vol.1 〜 8)及び初期作品集(ベートーヴェン:ピアノ独奏曲全集Vol.9)が収められており、その他の様々な作品集(ピアノ独奏曲全集Vol.10 〜 15[ 現時点でVol.13 までリリース])は含まれておりません。






COVIELLO CLASSICS



COV 91913
¥2600
安部公房ファン必聴?の現代音楽
 デイビット・フェルダー(1953-):
  (1)タロット遊び
  (2)ネティボト
  (3)他人の顔
アーヴィン・アルディッティ
 ((1)-(3)ヴァイオリン)
(1)ブラッド・ラブマン(指揮)
アンサンブル・シグナル
(2)アルディッティ四重奏団

 録音:2017年3月29-31日、2018年6月6-9日/ニューヨーク/58'26''

 アルディッティ四重奏団のヴァイオリニストであり、現代音楽界きっての名手として名を轟かせているアーヴィン・アルディッティを迎えた1枚。
 デイビット・フェルダーは1953年生まれでアメリカを代表する作曲家で、90年代にはバッファロー・フィルのコンポーザー・イン・レジデンスを務めていました。

 『他人の顔』は安部公房のあの小説を基にした無伴奏ヴァイオリン作品。現代人のアイデンティティの危うさが浮き彫りにされ、即物的な恐怖に支配される世界のなか、僅かな抒情を残して消えていく何とも言えない後味の音楽です。

 ストラヴィンスキーの『カルタ遊び』を連想させるタイトルの『タロット遊び』はタロットカードの大アルカナに基づく「魔術師」「愚者」「女司祭」「隠者」「女帝」「司祭」「月光」の全7 楽章からなる作品。ヴァイオリンと、多彩な楽器による室内アンサンブルのために書かれています。

 ヘブライ語の「道」をタイトルとした『ネティボト』は、「献身」「隠遁」「雲の柱と火の柱」の3 楽章からなる弦楽四重奏曲。微分音を用いた難曲を完璧に演奏する四重奏団に注目です。

 

COV 91911
¥2600
ゲッティンゲンゆかりの作曲家たちの名品集
 W.F.バッハ(1710-1784):
  "Ach, daB du den Himmel zerrissest" BR‐WFB F3; FK93
 カール・フリードリヒ・ルドルフ(1749-1796):
  "Lobet ihr Himmel den Herrn" CFR-WV6 *
 ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ(1697-1773):
  フルート協奏曲 ト長調 QV5:174
 カール・フリードリヒ・ルドルフ:
  "Herr! Thue meine Lippen auf" CFR-WV13 *
 C.P.E.バッハ(1714-1788):交響曲ハ長調 WQ.174
  (フルート2、ホルン2、弦楽と通奏低音)
 カール・フリードリヒ・ルドルフ:
  "Lobet den Herrn, lobet ihr Knechte des Herrn"
   CFR-WV14 *
 * 世界初録音
ハンナ・ツムザンデ(ソプラノ)
ニコル・ピーパー(アルト)
ヤコブ・ローレンス(テノール)
ヘンリク・ベーム(バス)
ドロテー・クンスト(トラヴェルソ)
アントニウス・アダムスク(指揮) 
ゲッティンゲン・バロック管弦楽団

 録音:2018年10月6日/ゲッティンゲン/79'29''

 カール・フリードリヒ・ルドルフ(1749-1796)の作品と、彼が活躍した地・ゲッティンゲンにゆかりのある作曲家の作品を集めて構成したアルバムです。
 ルドルフはいくつかのカンタータが残っているくらいの知られざる作曲家で、ここに収録されている作品も世界初録音。バロックから古典派への過渡期に書かれた興味深い音楽がお聴き頂けます。

 

COV 91917
(2CD)
¥2800
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲全集
 [CD1]
  弦楽三重奏曲第1番 ト長調 Op.9-1
  弦楽三重奏曲第2番 ニ長調 Op.9-2
  弦楽三重奏曲第3番 ハ短調 Op.9-3
 [CD2]
  弦楽三重奏曲 変ホ長調 Op.3
  セレナーデ ニ長調 Op.8
トリオ・オステルターク

 ベートーヴェンのトリオを知るために格好の一枚

 76'38''、67'18''

 ベートーヴェンのトリオを生きたレパートリーとして広く定着させたい、という思いで創設されたトリオ・オステルターク。
 弦楽四重奏に比べて聴く機会の少ない作品ですが、曲の持つ面白さに気付かされる好演と言えます。

 

COV 91914
(2CD)
¥3600
野生の歌 マルクス・ミュージック
 [CD1]
  Frederic Pattar:Deflation - Eine kleine Marxmusik
  Sergej Newski:Letter to H. Marx
  Cecilia Arditto:The dearest dream
  Alistair Zaldua:manifesto
  Mert Morali:Die Produktion des Bewusstseins
  Andrea Portera:Wild Rituals
 [CD2]
  Celeste Oram:Pierrot Laborieux I & II. The Work
  Celeste Oram:Pierrot Laborieux III. The Work
  Kaspar Querfurth:bloBes Zubehor der Maschine
  Geoffrey Gordon:Harmonie - An Jenny
  Ruiqi Wang:Wenn's tief in mir ertont
  Robert Reid Allan:Terry Helenson's Revolutionary Dreams
バーミンガム現代音楽グループ

 マルクス主義が現代に及ぼしたもの

 録音:2018年9月1-2日/68'16'' 、60'18''

 『資本論』や「マルクス主義」で知られるカール・マルクスをテーマとした現代作品集です。
 『Letter to H.Marx』はマルクスが1837年11月10日に書いた父への手紙の断片を、『manifesto』は「共産党宣言」の断片をテキストに用いた作品。




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PHILHARMONIA.REC



PHR 0110
¥2400→\2190
ファビオ・ルイージ&フィルハーモニア・チューリッヒ
ブルックナー:交響曲第4番『ロマンティック』
 (1880年稿、1878/80年稿ノヴァーク版)

  第1楽章:快活に、速すぎぬように(23'02)
  第2楽章:アンダンテ・クワジ・アレグレット(17'04)
  第3楽章:スケルツォ、快活に 〜トリオ(11'34)
  第4楽章:フィナーレ、快活に、しかし速すぎぬように(26'02)
フィルハーモニア・チューリッヒ
ファビオ・ルイージ(指揮)
KKC 6066
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3000+税

 ルイージ率いるフィルハーモニア・チューリッヒによるブルックナー『ロマンティック』

 録音:2018年6月、アルトシュテッテン、チューリッヒ/77'44

 ファビオ・ルイージ率いるフィルハーモニア・チューリッヒによるブルックナー交響曲第4番。「ロマンティック」という副題や、長大すぎない演奏時間であることから、ブルックナーの9曲の交響曲の中で最も人気の高い作品です。
 第1稿が完成したのは1874年ですが、それから改訂が何度も行われ、1881年ハンス・リヒター指揮のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によって初演され成功を収めました。
 その後もさらに改訂作業は行われたため、多くの版が存在しています。
 ルイージ&フィルハーモニア・チューリッヒは、現在もっともよく演奏されている、第2稿、1878/80年稿ノヴァーク版を使用しています。前述の第1稿を1878年に改訂(第2稿)したあと、1880年に終楽章のみ改訂(第3稿)されたものとなります。
 ルイージの演奏は、見通しの良いクリアな響き、各パートの細かなコントロール、特に終楽章は整然と音楽が積み上げられ、緊密な構成力と畳み掛けるような迫力で聴き手を飽きさせない演奏です。







ALBION RECORDS



ALBCD 018
【旧譜】
¥2500
夜の星
 ヴォーン・ウィリアムズ:声楽とヴァイオリン作品集

  ヴォーン・ウィリアムズ:
   バリトンとピアノのための《旅の歌》
   イギリス民謡による6つの練習曲
    (ヴォーン・ウィリアムズ編/ヴァイオリン&ピアノ版)
   《天路歴程》より 3つの歌
    (ヴォーン・ウィリアムズ編/ヴァイオリン&ピアノ版)
   ヴァイオリン協奏曲
    (ランバート編/ヴァイオリン&ピアノ版)
   揚げひばり
    (ヴォーン・ウィリアムズ編/ヴァイオリン&ピアノ版)
マシュー・トラスラー(ヴァイオリン)
ローランド・ウッド(バリトン)
イアン・バーンサイド(ピアノ)

 RVW協会の自主レーベル'Albion Records'!

 世界初録音となるコンスタント・ランバートのアレンジによる「ヴァイオリン協奏曲」のヴァイオリン&ピアノ・ヴァージョンが、このヴァイオリン、声楽作品集「夜の星」の最大のハイライト。
 作曲者自身の編曲によるヴァイオリン&ピアノによる「揚げひばり」はもちろんのこと、英語の詩や散文を用いることに長けていたヴォーン・ウィリアムズの作曲技法の妙を感じさせてくれるプログラムです。

 ※録音:2013年(イギリス)
 
 

ALBCD 016
【旧譜】
¥2500
ソレント 〜 ヴォーン・ウィリアムズの50年間の音楽
 ヴォーン・ウィリアムズ:管弦楽のための《3つの印象》
  (世界初録音)
 旅の歌第1巻
  (ヴォーン・ウィリアムズ編/バリトン&オーケストラ版)
 テノール、ヴィオラと弦楽のための《4つの参加》
 《カスターブリッジの市長》への付随音楽(世界初録音)
 古いキャロルの旋律による前奏曲
ローランド・ウッド(バリトン)
アンドルー・ケネディ(テノール)
ニコラス・ボーティマン(ヴィオラ)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
ポール・ダニエル(指揮)

 世界初録音の「3つの印象」に含まれている「ソレント」をヴォーン・ウィリアムズが作曲したのが1902年、そして古いキャロルの旋律による前奏曲は1952年、80歳の時の作品!
 2度の世界大戦、そして社会的、政治的、経済的変化を遂げた50年間の中でも、一貫して自らの音楽のスタイルの歴史を貫いたRVWの作曲家人生のハイライト的プログラムです。

 ※録音:2013年4月2日-3日、リヴァプール(イギリス)
 
 

ALBCD 015
【旧譜】
¥2500
朝の息子たち 〜
 ヴォーン・ウィリアムズ&ガーニー:ピアノ作品集

  ガーニー:
   ピアノのための5つの前奏曲、
   《ロッキンガム》によるコラール前奏曲
  ヴォーン・ウィリアムズ:
   山の中の湖、
   オーランド・ギボンズの歌曲第13番による賛歌的前奏曲、
   舞踏のためのマスク《ヨブ》
    (ヴァレイ・ラスカー編/ピアノ版)
イアン・バーンサイド(ピアノ)

 1919年に王立音楽大学でヴォーン・ウィリアムズに師事したアイヴァー・ガーニー(1890ᬢ1937)のピアノ作品とのカップリングによる師弟コンビ・プログラム。
 ガーニーは1919年から22年にかけて40曲を超える声楽曲を書いており、「5つの前奏曲」もこの充実期に作曲された作品です。
 歌曲伴奏のスペシャリストとして名高いイアン・バーンサイドがソリストとして奏でる近代イギリスのピアノ作品は、その演奏にも要注目です。

 ※録音:2012年1月、ポットン・ホール(サフォーク、イギリス)
 



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HARMONIC RECORDS



H/CD 8718-36
(6CD-R)
\13000→\11990

ジャン=シャルル・アブリゼルのブクステフーデがセット化!
限定299個・通し番号付き!

ディートリヒ・ブクステフーデ(1637頃-1707):オルガン作品全集


Vol.1 [H/CD 8718]
  前奏曲ト短調 BuxWV148
  コラール「父なる神よ、われらのもとに住みたまえ」BuxWV190
  前奏曲ハ長調 BuxWV137/コラール「来たれ、聖霊、主なる神」BuxWV199
  前奏曲ニ短調 BuxWV140/マニフィカト第1旋法 BuxWV203
  コラール「天にましますわれらの父よ」BuxWV219
  「御身に栄光あれ、イエス・キリストよ」による幻想曲 BuxWV188
  前奏曲イ短調 BuxWV153/シャコンヌ ホ短調 BuxWV160

録音:1987年9月21−22日、聖ヤコビ教会、リューディングヴォルト、クックスハーフェン、
      ニーダーザクセン州、(旧西)ドイツ
使用楽器:1597-1598年、アントニウス・ヴィルデ製;1682-1683年、アルプ・シュニットガー改造・拡張
        (1980-1982年、ユルゲン・アーレント修復)


Vol.2 [H/CD 8826]
  トッカータ ヘ長調 BuxWV156
  コラール「御身は称えられよ、イエス・キリストよ」BuxWV189
  前奏曲ト短調 BuxWV150/コラール「かくも喜びに満てる日」BuxWV182
  トッカータ ニ短調 BuxWV155/テ・デウム・ラウダームス BuxWV218
  コラール「われらの神は堅き砦なり」BuxWV184/トッカータ ヘ長調 BuxWV157
  コラール幻想曲「われは御身に感謝す、愛する主よ」BuxWV194
  コラール「アダムの罪によりすべては失われぬ」BuxWV183
  前奏曲ト短調 BuxWV149

録音:1988年5月24-26日、聖コスメ&ダミアーニ教会、シュターデ、ニーダーザクセン州、(旧西)ドイツ
使用楽器:1668-1675/1688年、ベレント・フス&アルプ・シュニットガー製
        (1972-1975年、ユルゲン・アーレント修復)


Vol.3 [H/CD 8830]
  前奏曲ニ長調 BuxWV139/マニフィカト第1旋法 BuxWV204
  前奏曲イ短調 BuxWV158/コラール「ああ、神にして主よ」BuxWV177
  パッサカリア ニ短調 BuxWV161/コラール「主キリスト、神の独り子」BuxWV192
  前奏曲ハ長調 BuxWV136/コラール「われらに救いの来たれるは」BuxWV186
  前奏曲ハ長調 BuxWV138/コラール「われは神より去らじ」BuxWV221
  コラール「いざ来たれ、異邦人の救い主よ」BuxWV211
  コラール「神を称えよ、キリストのともがらよ、こぞりて」BuxWV202
  コラール「いざ称えよ、わが魂よ、主を」BuxWV214
  コラール「来たれ、聖霊、主なる神よ」BuxWV200
  コラール「ああ、神よ、哀れな罪人なるわれを」BuxWV178
  コラール「われ御身に感謝す、御身の御子によりて」BuxWV195
  前奏曲ヘ長調 BuxWV144

録音:1988年5月29-31日、聖マルティーニ&ニコライ教会、シュタインキルヒェン(アルテス・ラント)、
      ニーダーザクセン州、(旧西)ドイツ
使用楽器:1685-1687年、アルプ・シュニットガー製(1987年、ルドルフ・フォン・ベッケラート修復)


Vol.4 [H/CD 8932]
  前奏曲ヘ長調 BuxWV145/コラール幻想曲「暁の星の何と美しきかな」BuxWV223
  カンツォネッタ ト長調 BuxWV172/コラール「甘き喜びのうちに」BuxWV197
  前奏曲イ短調 BuxWV152/コラール「ベツレヘムに生まれたもう」BuxWV217
  コラール幻想曲「われは御身に呼びかける、主イエス・キリストよ」BuxWV196
  カンツォーナ ニ短調 BuxWV168
  コラール「キリスト、われらの主、ヨルダン川に来たれり」BuxWV180
  フーガ ト長調 BuxWV175/コラール「いざ称えよ、わが魂よ、主を」BuxWV215
  カンツォネッタ ハ長調 BuxWV167/コラール「いざ称えよ、わが魂よ、主を」BuxWV212
  フーガ ハ長調 BuxWV174/トッカータ ト長調(手鍵盤)BuxWV164
  コラール「今ぞわれらは聖霊に願う」BuxWV209
  コラール「イエス・キリスト、われらの救い主、死を打ち負かせり」BuxWV198
  コラール「主キリスト、神の独り子」BuxWV191/シャコンヌ ハ短調BuxWV159

録音:1989年8月28-30日、聖ルートゲリ教会、聖ルートゲリ教会、ノルデン、オストフリースラント、
     ニーダーザクセン州、(旧西)ドイツ
使用楽器:1686-1692年、アルプ・シュニットガー製(1981-1985年、ユルゲン・アーレント修復)


Vol.5 [H/CD 8934]
  前奏曲ト短調(手鍵盤)BuxWV163
  コラール「愚かなる者の口は滑らかに語る」BuxWV187
  カンツォーナ ト長調 BuxWV170/前奏曲ト長調 BuxWV147
  コラール「いざ称えよ、わが魂よ、主を」BuxWV213
  前奏曲ト長調(手鍵盤)BuxWV162/コラール「主に感謝せよ」BuxWV181
  コラール「われらを護りたまえ、主よ、御言葉もて」BuxWV185
  コラール「わがもとへ来たれ、と神の御子は語りたもう」BuxWV201
  カンツォーナ ト短調 BuxWV173/マニフィカト第9旋法 BuxWV205
  コラール「われらより取り去りたまえ、主よ、まとこの神よ」BuxWV207
  コラール「主なるイエス・キリストよ、われはことごとく知れり」BuxWV193
  カンツォネッタ ホ短調 BuxWV169/前奏曲ホ短調 BuxWV142
Vol.6 [H/CD 9036]
  前奏曲イ長調 BuxWV151/コラール「神もしわれらと共になかりせば」BuxWV222
  前奏曲ホ長調 BuxWV141/コラール「われは神より去らじ」BuxWV220
  カンツォーナ ハ長調 BuxWV166/フーガ変ロ長調 BuxWV176
  コラール「今ぞわれらは聖霊に願う」BuxWV208
  コラール「人よ、汝幸いに生きんとせば」BuxWV206
  前奏曲ホ短調 BuxWV143/カンツォネッタ ト長調 BuxWV171
  コラール「われらは御身に感謝す、主イエス・キリストよ」BuxWV224
  前奏曲嬰ヘ短調 BuxWV146
  コラール「いざ喜べ、愛するキリストのともがらよ」BuxWV210

録音:1989年9月1-2日、福音改革派教会(聖ゲオルク教会)、ヴェーナー、ニーダーザクセン州、(旧西)ドイツ
使用楽器:1709-1710年、アルプ・シュニットガー製(1978-1983年、ユルゲン・アーレント修復)
 

ジャン=シャルル・アブリゼル(オルガン)




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

 

ALBION RECORDS



ALBCD 014
(2CD/特別価格)
【旧譜】
¥3800
ヴォーン・ウィリアムズのアーカイヴ・レコーディング
 
・ウェンロック・エッジで
   アレグザンダー・ヤング(テノール)、ゴードン・ワトソン(ピアノ)、セバスティアン弦楽四重奏団
   ※録音年月日不詳
 ・残酷な美
   アレグザンダー・ヤング(テノール)、ストリング・トリオ
   ※録音:1960年5月28日
 ・3つのウェールズ賛歌の旋律による前奏曲
   救世軍スタッフ・バンド
   ※録音:1955年3月12日
 ・5つのチューダー朝のポートレート
   ニール・ランキン(メゾ・ソプラノ)、ロバート・B・アンダーソン(バス・バリトン)、
   ピッツバーク・メンデルスゾーン合唱団、ピッツバーク交響楽団、ウィリアム・スタインバーグ(指揮)
   ※録音:1952年
 ・ヴォーン・ウィリアムズ、バッハについて語る
   ※録音:1950年7月28日

 ギルド・ヒストリカル(Guild Historical)レーベルでお馴染みのピーター・レイノルズ・マスタリングのリマスタリングによる、ヴォーン・ウィリアムズの貴重録音集。
 板起こしや放送音源からの復刻などソースは様々ですが、RVWの芸術の一部を現代に蘇らせる重要なディスクです。
 CD2に収録されている「ヴォーン・ウィリアムズ、バッハについて語る」は、マニア必聴です。
 




GRAND SLAM

GS 2203
¥2500
デュ・プレのエルガー&ディーリアスのチェロ協奏曲
 (1)エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 Op.85
 (2)ディーリアス:チェロ協奏曲

ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)
(1I)ジョン・バルビローリ(指揮)
 ロンドン交響楽団
(2)マルコム・サージェント(指揮)
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団


 デュ・プレのエルガー&ディーリアスのチェロ協奏曲、音も解説も史上最強で登場!2トラック、38 センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ!!

 セッション録音:(1)1965年8月19日/キングズウェイ・ホール(ロンドン) (2)1965年1月12、14日/アビーロード第1 スタジオ(ロンドン)
 使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)/ステレオ、54'44"

 ■制作者より
 不世出の天才チェリスト、ジャクリーヌ・デュ・プレ。彼女が弾いたエルガーのチェロ協奏曲は、今もなお記念碑的名演とされ、一方のディーリアスのチェロ協奏曲は、この曲の初録音でもありました。そこで今回も2トラック、38センチのテープから、これら2曲をかつてないほど瑞々しく情報量豊かな音質で蘇らせました。
 さらに凄いのは沼辺信一氏(編集者/ 20世紀芸術史)の詳細を究めた解説です。この2曲の録音について、ここまで踏み込んだ内容は過去にないと思われます。
 また、デュ・プレは1973年春に来日しながらも、病気のためすべての公演が中止になったのは、あまり知られていません。解説書には沼辺氏が収集した"幻の日本公演" の資料(チラシ、プログラム、曲目変更の通知等)を多数掲載、まさに聴きごたえ、読みごたえ、見ごたえの三拍子揃ったディスクです!(平林 直哉)




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PARNASSUS



PACD 96064
\2100→\1990
レア録音満載!
 リヒテル・ディスカヴァリーズ! Vol.2

  ドビュッシー(1862-1918):ピアノと管弦楽のための幻想曲(*)
  ストラヴィンスキー(1882-1971):
   ピアノと管弦楽のためのムーヴメンツ(+)
   ピアノと管弦楽のためのカプチッチョ(#)
  ラフマニノフ(1873-1943):
   ピアノのためのサロン小品集 Op.10 から 舟歌 ト短調(No.3)(**)
  スクリャービン(1872-1915):
   ピアノのための4つの小品 Op.56 から 皮肉(++)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
パリ管弦楽団(*)
ダニエル・バレンボイム(指揮(*))
アンサンブル・アンテルコンタンポラン(+/#)
ピエール・ブーレーズ(指揮(+/#))


 録音:1983年6月18日(**)、同25日(*)、1985年6月29日(+/#)、トゥール(Tours)、フランス(*/+/#/**)   1993年6月8日、ローマ、イタリア(++)
 Parnassus レーベルによれば、(*)(#)はリヒテルが一度しか演奏したことのない作品で初出録音、(**)(++)はリヒテルの演奏として初出の録音、(+)はリヒテルの演奏として発売される2つめの録音とのことです。
 

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PACD 96065/6
(2CD)
\2800→\2590

ジョゼフ・ギンゴールドの芸術

 [CD 1]
 ベートーヴェン(1770-1827):ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
  オハイオ州立大学管弦楽団
  ジョーデ・ハーデスティ(指揮)
  録音:1963年2月17日、ライヴ
 ブロッホ(1880-1959):ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番(1920)
  ベリル・ルビンスタイン(ピアノ)
  録音:1938年 原盤:RCA Victor, DM 498(78回転盤)
 フランセ(1912-1997):ヴァイオリンとピアノのためのソナティネ(1934)
  リザ・エルマン(ピアノ)
  録音:データ不明(1939年?) 原盤:Friends of Recorded Music, 25(78回転盤)
 [CD 2]
 シューベルト(1797-1828):
  ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調「大二重奏曲」D.574
  ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 D.934
  ウォルター・ロバート(ピアノ)
  録音:1968年3月3日、ライヴ
 シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(ソナティネ)イ短調 D.385
  ジョルジ・シェベック[シェベーク・ジェルジ](ピアノ)
  録音:データ不明(78回転盤)
ジョゼフ・ギンゴールド(ヴァイオリン)

 20世紀のアメリカ合衆国を代表するヴァイオリニストの一人にして名教師ジョゼフ・ギンゴールド(1909-1995)のライヴ録音と78回転盤からの復刻音源集。
 ジョゼフ・ギンゴールドは帝政ロシアに生まれ、1920年一家で合衆国に移民、1927年渡欧しイザイに師事。合衆国に戻り、NBC交響楽団員、デトロイト交響楽団およびクリーヴランド管弦楽団コンサートマスターを歴任。
 1960年から亡くなるまでインディアナ大学ブルーミントン校で教職を務め、ハイメ・ラレード、ジョゼフ・シルヴァースタイン、ジョシュア・ベル、マーティン・ビーバー他を輩出しました。
 



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キング・インターナショナル(TAHRA)



KKC 4189/94
(6CD)
¥7200→\6590

フルトヴェングラー/伝説のコンサート(1947 −53)(ターラ編)【6CD】
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
 【CD 1】
  1.ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲 第3番
  2.ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 作品68
  3. ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲 第3番
    ルツェルン祝祭管弦楽団 (1,2)、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 (3)
    録音:1947 年8月27日 クンストハウス、ルツェルン (1,2)、
     1950年7月13日、コンセルトヘボウ、アムステルダム (3)( ライヴ)
    原盤:Tahra( from FURT1028/9,1013) (p)1998,1995
    ★ブラームスの1番は巨匠最後の10年間だけで9種の(全曲)音源が遺されているほどの
     得意曲・愛好曲だが、このルツェルン盤が最も古い。
     同年11月にはVPOとEMI に録音しているが、激しい情熱や迫りくる緊迫感はこちらである。
 【CD 2】
  1.ベートーヴェン:交響曲 第1番 ハ長調 作品21
  2.ブラームス: 交響曲 第1番 ハ短調 作品68
    アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
    録音:1950年7月13日、コンセルトヘボウ、アムステルダム(ライヴ)
    原盤:Tahra( FURT1012) (p)1995
    ★フルトヴェングラーが戦後唯一、コンセルトヘボウを振った貴重な記録。
     【CD1】に収録されている「レオノーレ」序曲3番とあわせ、当日の全曲を収録したターラ盤の価値は高い。
     ベートーヴェンはVPOとのEMI録音直後のライヴで、音楽の美しい流れはこちらのほうが上。
     ブラームスでは、若々しい情熱に溢れている。
 【CD 3】
  ブラームス:
   1. ハイドンの主題による変奏曲 作品56a/2. 交響曲第1番 ハ短調 作品68
     北ドイツ放送交響楽団
     録音:1951年10月27日 ムジークハレ、ハンブルク(ライヴ)
     原盤:Tahra(FURT1001) (p)1993
     ★フルトヴェングラーが北ドイツ放送(当時は北西ドイツ放送)交響楽団に客演し遺された唯一の録音だが、
      巨匠の「ブラ1」といえば、まず1,2を争うベストCD。冒頭からひたすら堅固にして劇的な展開で、 圧倒される。
     ターラが1994年に正規発売して、フランス"世紀のディアパソン・ドール" を受賞した名盤。
     今回リマスタリングで一層の音質改善を図っている。
 【CD 4】
  1.メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64 
  2.シューベルト:交響曲 第8番 ロ短調 D.759「 未完成」
    トリノ・イタリア放送交響楽団、ジョコンダ・デ・ヴィート(ヴァイオリン)
    録音:1952年3月11日トリノ音楽院ホール(ライヴ)
    原盤:Tahra (from FURT1080/1) (P)2003
    ★イタリアの名女流、ジョコンダ・デ・ヴィート。44歳の時に22歳年上の大指揮者と共演が実現。
     デ・ヴィートの音楽性として"暖かさ"" 情熱"" ロマン"が言われるが、それはフルトヴェングラーにも共通するところ。
     巨匠の掘りの深い、抉るような指揮に、デ・ヴィートは激しい集中力から密度の高い感動の名演を展開している。
     「未完成」は同じ日のメイン・プログラム。2曲とも音質良好で、1枚のCDに収録されたこのディスクは貴重。
 【CD 5】
  1.ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
  2.シューマン:交響曲 第4番 ニ短調 作品120
    トリノ・イタリア放送交響楽団 (1)、ルツェルン祝祭管弦楽団 (2)、
    ジョコンダ・デ・ヴィート(ヴァイオリン)(1)
    録音:1952年3月7日トリノ音楽院ホール (1)、1953年8月26日クンストハウス、ルツェルン(2)(ライヴ)
    原盤:Tahra (from FURT1081,1088) (P)2003,2004
    ★シューマンの「4番」は有名なDGG 録音の3ヶ月後、ルツェルン音楽祭で指揮したライヴ。
     ライヴにこそ本領を発揮すると言われたフルトヴェングラーの特質が如実に捉えられるもので、
     ほの暗いロマンに彩られた、生命力みなぎる名演。同じ日後半のプログラム「英雄」は【CD6】に収録。
 【CD 6】  
  ベートーヴェン:
   1. 交響曲 第3番 変ホ長調 作品55「英雄」
  <ボーナス・トラック>
   2.「レオノーレ」序曲 第2番
     ルツェルン祝祭管弦楽団 (1)、ハンブルク国立フィルハーモニー管弦楽団(2)
     録音:1953年8月26日クンストハウス、ルツェルン(1)、1947年6月9日 ムジークハレ、ハンブルク (2)( ライヴ)
     原盤:Tahra (from FURT1089,1091) (P)2004
     ★「英雄」はそれまで全く存在が知られていなかったが、1996年に仏フルトヴェングラー協会が公式にCD化し、
      世界中のフルトヴェングラー・ファンを驚かせたものである。
      最晩年とは思えないほどエネルギッシュで、実に堂々とした解釈が素晴らしい。
     (このもとの音源は協会員によるエアチェック録音。
      第4楽章の一部に20秒間ラジオ音が混入しています。ご了承ください。)

 フルトヴェングラーと欧州名門オケ、戦後の伝説ライヴをターラ原盤から集成!

 フルトヴェングラーが、1947−53年、ルツェルン祝祭、コンセルトヘボウ、北ドイツ放送響など、ヨーロッパの名門オーケストラに客演指揮した伝説ライヴをターラ原盤よりCD6枚に集成。ファンなら必聴・必携!
 キング関口台スタジオでの最新リマスタリングで蘇る、貴重な名演の数々。
 ターラならではの鮮明な音質にさらに磨きをかけた今回の6CD、永久保存盤としての価値あるCDと申せましょう。

 ・1947年8月27日ルツェルン(「レオノーレ」第3番、ブラームス「1番」)
 ・1950年7月13日アムステルダム(「レオノーレ」第3番、ベートーヴェン「1番」、ブラームス「1番」)
 ・1951年10月27日ハンブルク(ブラームス「1番」、「ハイドン変奏曲」)
 ・1952年3月11日トリノ(メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」、「未完成」)
 ・1952年3月7日トリノ(ブラームス「ヴァイオリン協奏曲」)
 ・1953年8月26日ルツェルン(シューマン「4番」、「英雄」)

 完結! ターラ原盤によるフルトヴェングラー名演集—6CD&4CD企画
 ・戦時のフルトヴェングラー〜ターラ編〜 KKC-4125/30
 ・フルトヴェングラー/定期演奏会のベートーヴェン KKC-4150/5
 ・フルトヴェングラー、4種の「第九」(ターラ編) KKC-4156/9
 ・フルトヴェングラー&ウィーン・フィル/伝説のコンサート(1950-53) KKC-4173/8
 ・フルトヴェングラー&ベルリン・フィル/伝説のコンサート(1949-54) KKC-4182/7
 ・フルトヴェングラー/伝説のコンサート(1947-53) KKC-4189/94
 音源はダブっておりません。ターラ原盤によるフルトヴェングラー名演遺産集(全34枚)、完成・完結になります。



<映像>

 

PARNASSUS(映像)



PDVD 1208
(1DVD)
\2600
イネーサ・シンケヴィチ・イン・ハバナ
 ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ イ短調 K.54/ソナタ イ長調 K.533
 ブラームス(1833-1897):ピアノ・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.5
 ドビュッシー(1862-1918):
  ピアノのための前奏曲集第2巻 から オンディーヌ
  ピアノのための前奏曲集第1巻 から 西風の見たもの
 プロコフィエフ(1891-1953):ピアノ・ソナタ第6番 Op.82
 ショパン(1810-1849):ピアノのためのマズルカ 変イ長調 Op.50 No.2
 スクリャービン(1872-1915):ピアノのための8つの練習曲 Op.42 から 嬰ハ短調(No.5)
イネーサ・シンケヴィチ(ピアノ)


 収録:2014年6月13日、イグナシオ・セルバンテス・ホール、ハバナ、キューバ
 仕様:NTSC Region: 0
 イネーサ・シンケヴィチはウクライナ出身のピアニスト。2008年、第12回アルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクール第6位。2019年現在アメリカ合衆国ニューヨーク在住。
 














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7/23(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

CARL DAVIS COLLECTION


CDC 001
¥2200
【旧譜】
カール・デイヴィス編曲、
 「不思議の国のアリス」を題材とするバレエ音楽

  チャイコフスキー(カール・デイヴィス編曲):
   バレエ音楽 《不思議の国のアリス》
カール・デイヴィス(指揮)
プラハ市フィルハーモニー管弦楽団

 ポール・マッカートニーとの共作による「リヴァプール・オラトリオ」や数々の映画音楽、バレエ音楽の作曲家としても人気を誇るアメリカのコンポーザー=コンダクター、カール・デイヴィス。カール・デイヴィスの自主レーベルCarl Davis Collectionの記念すべき第1弾は、ルイス・キャロルの不朽の名作「不思議の国のアリス」を題材とするバレエ音楽。

 カール・デイヴィスの「不思議の国のアリス」は、イングリッシュ・ナショナル・バレエの芸術監督デレク・ディーンの依頼により作られた作品で、チャイコフスキーの「眠れる森の美女」や「テンペスト」、「子供のためのアルバム」、「四季」、そして「交響曲第5番」など様々な音楽をアレンジして組み立てられています。

 ※録音:2007年11月26日ᬢ28日、バランドフ・スメッキー・サウンド・ステージ(プラハ、チェコ)
 
 

CDC 002
¥2200
【旧譜】
デイヴィッド・コノリーとハンナ・デイヴィス、
 アメリカ映画「アンダースタディ」

  カール・デイヴィス:映画音楽 《アンダースタディ》
カール・デイヴィス(指揮)
ロンドン・スタジオ・バンド

 デイヴィッド・コノリーとハンナ・デイヴィス製作、監督、脚本による2008年のアメリカ映画「アンダースタディ」。1960年代風のジャズや、ストリングスを中心としたサスペンス音楽を取り入れたサウンドトラック集。
 
 

CDC 003
(2CD/特別価格)
¥3300
【旧譜】
カール・デイヴィス作曲、デヴィッド・ビントレー振り付け
 バレエ《シラノ》

  カール・デイヴィス:バレエ音楽 《シラノ》
ポール・マーフィー(指揮)
ロイヤル・バレエ・シンフォニア

 2010年より新国立劇場の舞踏監督を務める、デヴィッド・ビントレーの振り付けによるバレエ 《シラノ》 。カール・デイヴィスが作曲を手掛け、バーミンガム・ロイヤル・バレエによって初演されたセカンド・ヴァージョン。

 ※録音:2009年2月7日ᬢ10日、ワトフォード・タウン・ホール(イギリス)
 



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MUSICA FICTA



MF 8030
¥2600
ジョン・ジェンキンズ Vol.3 〜 5声のヴィオールのためのコンソート・ミュージック集
 ジェンキンズ:
  ファンタジア第3番ト短調/ファンタジア第13番ニ短調/ファンタジア第15番ニ長調/
  ファンタジア第6番ト短調/ファンタジア第8番ハ短調/ファンタジア第9番ハ短調/
  ファンタジア第7番ハ短調/ファンタジア第12番ニ短調/ファンタジア第1番ハ短調/
  ファンタジア第16番ニ長調/ファンタジア第4番ニ短調/ファンタジア第14番ニ短調/
  ファンタジア第5番ト短調/ファンタジア第10番ニ短調/ファンタジア第2番ト短調/
  ファンタジア第11番ニ長調/ファンタジア第17番ハ長調
   スピリット・オヴ・ガンボ
    〔フレーク・ボルストラップ(トレブル・ヴィオール)、リアム・フェンネリー(トレブル・ヴィオール)、
     ジェジナ・リードマイアー(テナー・ヴィオール)、イヴァンカ・ネーレマン(テナー・ヴィオール)、
     トーマス・バエテ(バス・ヴィオール)〕

 オランダの実力派ヴィオール・コンソート。スピリット・オヴ・ガンボのジェンキンズ第3弾!

 17世紀のイギリスにおいてバードとパーセルの時代を跨いで活躍した作曲家ジョン・ジェンキンズ(1592ᬢ1978)。リラ・ヴァイオルのヴィルトゥオーゾとしても高名だったジェンキンズの芸術を紐解くシリーズの第3巻は、「G(ト調)」、「D(ニ調)」、「C(ハ調)」を主音とする17曲のファンタジー集。ジェンキンズのヴィオール音楽の変遷と発展をたどることの出来るプログラムに仕上がっています。

 スピリット・オヴ・ガンボは、フレーク・ボルストラップとジェジナ・リードマイアーによって結成されたオランダのヴィオール・コンソート。
 アンサンブルの使用する楽器は全てメンバーであるジェジナ・リードマイアーが製作しており、その演奏はフランスのディアパゾン賞など多くの音楽賞を受賞するなど、ヨーロッパの古楽界において高い評価を受けています。

 ※録音:2018年5月&9月、バプテスト教会(ハールレム、オランダ)



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MF 8031
¥2600
モンテヴェルディ:女声2声のためのマドリガーレとモテット集
 モンテヴェルディ:西風が帰り、来たれ汝ら渇ける者よ、燃えさかる炎
 カプスベルガー:カポーナとカナリオ
 モンテヴェルディ:
  主をたたえよ、ああ恋人はどこに、めでたし女王、私は美しい羊飼いの娘、
  われは野原の花、やさしい心と恋の炎、汝は美し、ああお前は何と愛らしいのか、
  おお善きイエスよ、聖母マリアよ、めでたし元后
    イル・フェスティーノ
     〔バルバラ・クーサ(ソプラノ)、ダグマール・サスコヴァ(メゾ・ソプラノ)、
      アンドレアス・リノス(バス・ヴィオール)、ロナルド・マルティン・アロンソ(リローネ)、
      マリア・クリスティーナ・クレアリー(ダブル・ハープ)、パオロ・ザンズ(クラヴサン)、
      マヌエル・デ・グランジュ(テオルボ)〕

 マヌエル・モヒノがプロデュース!女声によるモンテヴェルディの声楽作品集。

 これまでミシェル・ランベールやセバスチャン・ル・カミュ、ステファノ・ランディなど、17世紀のフランスやイタリアにおける知られざる声楽曲の発掘、蘇演を手掛けてきたフランスの声楽&器楽のピリオド・アンサンブル、イル・フェスティーノが、いよいよモンテヴェルディのマドリガーレに到達。

 今回のイル・フェスティーノのモンテヴェルディのテーマは「女声」。リューティストでリーダーのマヌエル・デ・グランジュを中心とするアンサンブルの調べに乗り、2人のソプラノ、メゾ・ソプラノの歌声が美しく、また儚く響きます。
  レコーディング・プロデューサーは、数々の古楽系レーベルで素晴らしい作品を生み出してきたマヌエル・モヒノ。古楽界の名プロデューサーがリードしたこのモンテヴェルディの仕上がり具合にも期待が高まります。

 ※録音:2018年9月16日-19日、サン=マルタン・アミリー教会(フランス)







PAVANE


ADW 7589
¥2600
ロシアン・シーズンズ
 ルビンシテイン:
  ロマンス Op.44-1、祈り Op.44-3、
  メロディ Op.3-1、舟歌 Op.93-5
 グリンカ:
  ノクターン ヘ短調《別れ》、ひばり(バラキレフ編)
 チャイコフスキー:四季 Op.37a
ロベルテ・マムー(ピアノ)

 フランスの「音の詩人」、ロベルテ・マムーのロシアン・プログラム!

 フィールドの夜想曲全集、モーツァルトのピアノ・ソナタ全集、チマローザのピアノ・ソナタ集など、多くの優れた録音を世に送り出し、ディアパゾン誌では「音の詩人」と称された知る人ぞ知る名女流、ロベルテ・マムー。
 幼少期をアフリカのチュニジアで過ごし、その後、ベルギーへと活躍の場を移したフランスの名ピアニストが選んだ次なるステージは、スラヴの魂が息づく「ロシア」のピアノ作品の数々。
 ルビンシテイン、グリンカの小品を経て、チャイコフスキーの「四季」でロシアの季節が奏でられてゆきます。

 

ADW 7590
¥2600
ヴァインベルク1945
 ヴァインベルク:ピアノ三重奏曲 Op.24
 チェロとピアノのためのソナタ第1番 Op.21
 ヴァイオリンとピアノのための2つ無言歌
 ヴァイオリンとピアノのための
  《モルドバの主題による狂詩曲》Op.47-3
トリオ・クノップフ
 〔サディー・フィールズ(ヴァイオリン)、
  ステファニー・サルミン(ピアノ)、
  ロメイン・ダイノー(チェロ)〕

 トリオ・クノップフは、ベルギー象徴派を代表する画家であるフェルナン・クノップフの名前を冠する2014年に結成された新進気鋭のアンサンブル。モスクワ移住直後の「1945年」をテーマとするヴァインベルクの作品集は、なんと彼らにとってのデビュー・アルバム!
 未出版で今回が世界初録音となる「2つ無言歌」の発掘、僅か20分の演奏時間の中でバロックからジャズへと至る音楽史を感じさせる「チェロ・ソナタ第1番」の選曲など、ヴァインベルクの音楽に対する熱意、こだわりが迸るプログラムです。

 ※録音:2018年12月&2019年1月、スタジオ4(ブリュツセル、ベルギー)

 


ADW 7587
¥2600
パトリシア・モンテーロが奏でるシューベルト、
 ベテランならではの深みを感じさせる好演奏

  シューベルト:
   ピアノ・ソナタの第1楽章嬰ヘ短調 D.571
   3つの小品 D.946
   6つの楽興の時 D.780,Op.94
パトリシア・モンテーロ(ピアノ)

 故郷であるメキシコのUNAMの音楽学部で学んだ後、フランス、ベルギーへと渡り、名匠エドゥアルド・デル・プエヨの下でピアノを学んだベテラン女流ピアニスト、パトリシア・モンテーロ。
 ベルギー、モンス音楽院のピアノ科の責任者、ブリュッセル王立音楽院の教授を歴任するなど、ベルギーの名教師としてキャリアを積んできた名女流が奏でるシューベルトは、詩情豊か、そしてベテランならではの深みを感じさせる好演奏です。

 ※録音:2016年、ブリュッセル






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NAXOS



8.573974
\1200
ベートーヴェン(1770-1827):
 バレエ音楽「プロメテウスの創造物」

  (1801年ピアノ版)Op.43 Hess90
 1.序曲
 2-5.第1幕
 6-18.第2幕
ウォーレン・リー(ピアノ)

 18世紀から19世紀初頭にかけて、イタリアで活躍したバレエダンサー、振付師サルヴァトーレ・ヴィガーノ。父オノラートは振付師、母マリア(作曲家ボッケリーニの姉)も優れたバレエ・ダンサーという舞踊一家に生まれ、才能を存分に受け継いだ彼は、1791年頃からバレエの振付をはじめ、1801年には当時ウィーンで名声の高かったベートーヴェンに「プロメテウスの創造物」の作曲を依頼、振付を行うとともに自らダンサーとして舞台に立ちました。
 残念ながら台本は残っていませんが、ギリシャ神話に登場するプロメテウスが生き生きと描かれた「総合芸術作品」として好評を博したといわれています。
 フィナーレの旋律は後に「英雄交響曲」の終楽章に転用されるなど、「プロメテウスの創造物」はベートーヴェン初期から中期における力の入ったとなりました。
 このアルバムにはベートーヴェン自身によるピアノ版を収録。オーケストラ版とは違う趣きが楽しめます。
  録音 2018年11月18日、ワイアストン・コンサートホール,モンマス,UK
 
 

8.573773
\1200
リスト(1811-1886):ピアノ作品全集 第53集
詩的で宗教的な調べ S172a/R[14](1847年版)
 1.祈り
 2.夜の賛歌
 3.朝の賛歌
 4.マリアへの連祷
 5.パレストリーナによるミゼレーレ
 6.われらの父よ,教会の詩篇歌による
 7.眠りから覚めた子供への賛歌
 8.死者の追憶(深き淵より)
 9.神へ自らの魂を捧げる寺院の子羊
 10.無題…ピアノ小品 変ホ長調
 11.無題…ピアノ小品 変ホ長調(孤独の中の神の祝福)
 12.マリアへの連祷(第1稿)
ヴォイチェフ・ヴァレチェク(ピアノ)

 若い頃は超絶技巧を売り物にしていたフランツ・リストも、年齢を重ね様々な苦難を経たことで少しずつ作風は内省的になり、彼自身が憧れた「宗教的な世界」へと近づいていきました。
 フランスの詩人ラマルティーヌの詩に感銘を受けて構想された「詩的で宗教的な調べ」は1834年にまず1曲(第4曲の原型)が作曲されましたが、1847年、1853年と改訂が繰り返され、彼の作風の転換にあわせながら、現在耳にする静謐な形へと落ち着いた曲集です。このアルバムには1847年の第2稿が収録されており、「夜の賛歌」や「朝の賛歌」など、第3稿には含まれなかった曲や、「死者の追憶」「眠りから覚めた子供への賛歌」などの第3稿の前段階の曲、第3稿では15分を超える大作となる「孤独の中の神の祝福」の原型など、華麗な技巧を駆使した曲と、音の少ないシンプルな曲が混在、リストの作風と思想の変遷を知ることができる興味深い曲集となっています。
 録音 2018年9月24-26日、カロル・シマノフスキ音楽大学、コンサートホール、カトヴィツェ、ポーランド
 
 


8.579052
\1200
ロシアのヴァイオリンとオーケストラのための協奏的作品集
 タネーエフ(1856-1915):協奏的組曲 Op.28(1909)
  1.前奏曲
  2.ガヴォット
  3.おとぎ話
  4.主題と変奏
  5.タランテッラ
 6.リムスキー=コルサコフ(1844-1908):2つのロシアの主題による幻想曲
アンネレ K.グレゴリー(ヴァイオリン)
ドミトリー・ヤブロンスキー(指揮)
キエフ・ヴィルトゥオージ交響楽団

 チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は19世紀ロシアを代表する“ヴァイオリンとオーケストラのための作品”ですが、他のロシアの作曲家たちも、優れた協奏的作品を数多く作曲しています。
 このアルバムにはチャイコフスキーの弟子、セルゲイ・タネーエフと『ロシア五人組』の一人、リムスキー=コルサコフの作品をヤブロンスキーとキエフ・ヴィルトゥオージ交響楽団の演奏で収録。
 タネーエフの「協奏的組曲」は彼の友人であるヴァイオリニスト、シボールの依頼で書かれた作品で、バロック期の組曲の体裁を取りながら、各々の曲は大胆な筆致で書かれています。
 愛らしい「ガヴォット」が魅力的。リムスキー=コルサコフの「2つのロシアの主題による幻想曲」は、クライスラーのピアノ伴奏版も知られますが、迫力あるオーケストラ版は聴きもの。
 ヴァイオリンが歌う哀愁漂うロシアの旋律が、色彩豊かな響きを駆使したオーケストラ・パートと溶け合い、壮大なクライマックスを築きあげます。
  録音 2018年4月13-14日、NRCU Recording House,Kiev,Ukraine
  
 


8.573851
\1200
フェルデイナント・リース(1784-1838):チェロのための作品全集 第2集
 1.序奏とロシア舞曲 Op.113-1(1823)

 チェロ・ソナタ ハ短調 WoO2(1799)
  2.第1楽章:Grave - Allegro
  3.第2楽章:Adagio
  4.第3楽章:Finale: Prestissimo

 フルート、チェロとピアノのための三重奏曲 変ホ長調 Op.63(1815)
  5.第1楽章:Allegro
  6.第2楽章:Andantino -
  7.第3楽章:Rondo: Allegro

 チェロ・ソナタ ヘ長調 Op.34(1823)
  8.第1楽章:Larghetto - Allegro molto
  9.第2楽章:Andante -
 10.第3楽章:Rondo: Allegro

 11.3つのロシアの旋律と変奏曲 Op.72(チェロとピアノ版)(1812)
マルティン・ルンメル(チェロ)
エリック・ラム(フルート)…5-7
ステファン・ストロイッシング(ピアノ)

 祖父の時代からケルン選帝侯に仕える宮廷音楽家の一族の一人として生まれたフェルディナント・リース。彼の父は人格者として知られ、一時期ベートーヴェンにヴァイオリンを教えたこともあるほどの人物でした。
 その父から音楽教育を受けたリースはすくすくと才能を伸ばしましたが、1794年のフランス革命軍によるボン占拠のため、父は職を失い、彼自身の将来も絶たれてしまいました。
 そのため、彼の父はかつての教え子であるベートーヴェンに息子フェルディナントを託したことで、2人の師弟関係が始まることとなります。
 このアルバムに収録されたチェロ・ソナタはリースが15歳の時の作品であり、意欲的な作風は彼の豊かな才能をはっきりと示しています。
 他の曲もそれぞれ、巧みな作曲技法が用いられており、ベートーヴェンからメンデルスゾーンへと繋がるロマン派のチェロ作品として、強い存在感を発揮しています。
  録音 2018年7月8-9日、Schloss Weinberg,Kefermarkt,Austria
  
 


8.573967
\1200
ホフマン(1738-1793):フルート協奏曲集 第3集
 フルート協奏曲 ニ長調 Badley D5
  1.第1楽章:Allegro
  2.第2楽章:Andante ma non molto
  3.第3楽章:Allegro spiritoso

 フルート協奏曲 ト長調 Badley G1
  4.第1楽章:Tempo giusto
  5.第2楽章:Adagio un poco andante
  6.第3楽章:Vivace

 フルート協奏曲 イ長調 Badley A1
  7.第1楽章:Allegro moderato
  8.第2楽章:Andante ma non molto
  9.第3楽章:Allegro

 フルート協奏曲 ト長調 Badley G4
  10.第1楽章:Tempo giusto
  11.第2楽章:Adagio un poco andante
  12.第3楽章:Allegro molto

世界初録音
ウーヴェ・グロット(フルート)
ミヒャエル・ハラース(指揮)
チェコ室内管弦楽団パルドビツェ

 18世紀後半のウィーンで最も知名度を誇っていた音楽家の一人、レオポルト・ホフマン。彼は1772年からシュテファン大聖堂の楽長を務め、モーツァルトがこの聖堂の副楽長に任命されたのも、ホフマンからの要請があったためでした。
 しかし、没後は急速に忘れられてしまい、交響曲や協奏曲などの膨大な作品はほとんど演奏されることがありません。
 NAXOSでシリーズ化されている13曲残されたフルート協奏曲は、楽器の持ち味を生かした優雅な旋律に彩られており、時にはハイドンの作品と誤って伝えられるほどの高い完成度を持っています。
 第1集(8.554747)と第2集(8.554748)では日本のフルート奏者、瀬尾和紀がソロを務めましたが、この第3集ではドイツ出身のウーヴェ・グロットがソロを担当しています。
  録音 2018年2月26-28日、The House of Music,Pardubice,Chech Republic
 
 

8.559871
\1200
デレク・バーメル(1967-):Migrations
 Migration ミグレーション・シリーズ-
  ジャズ・アンサンブルとオーケストラのための(2006)
  1.第1曲:Landscape -間奏曲 I
  2.第2曲:After a Lynching
  3.間奏曲 II-第3曲:A Rumor
  4.第4曲:Riots and Moon Shines
  5.間奏曲 III-第5曲:Still Arriving

 歌曲集「Mar de Setembro 9月の海」(2011)-
  テキスト:エウジェニオ・デ・アンドラーデ
  6.プロローグ:Que voz lunar 月の声
  7.第1曲:Mar de Setembro 9月の海
  8.第2曲:Cancao 歌
  9.第3曲:Ocultas Aguas 隠れた水
  10.第5曲:Frutos 果物

 A Shout, A Whisper, and A Trace 叫び、ささやき、痕跡
  11.第1曲:amerikanizalodik
  12.第2曲:az ejszaka zeneje
  13.第3曲: 'veg'
ルシアナ・ソウサ(ヴォーカル)…6-10
テッド・ナッシュ(ソプラノ/アルト・サクソフォン)…1-5
デレク・バーメル(クラリネット)…1-5
ジュリアード・ジャズ・オーケストラ…1-5

デヴィッド・アラン・ミラー(指揮)
オールバニ交響楽団

 エール大学でボルコムとオルブライトに音楽を師事したのち、デュティユーやアンドリーセンの音楽から刺激を受け、北米やガーナ、トラキアの民族音楽を研究するなど、幅広いジャンルから影響を受けたというバーメル。折衷的なスタイルによる多彩な作品を生み出しています。
 彼が取り組む「ミグレーション」はウィントン・マルサリスの委託によるシリーズで、アメリカの現代画家ジェイコブ・ローレンスの絵画からインスパイアされたもの。
 ジャズをベースに、バーメルの音楽的思考がモザイクのように組み合わされた楽しい作品です。自身が優れたクラリネット奏者であるバーメルは見事なパフォーマンスも聴かせます。
 他にはボサノヴァ風の「9月の海」、バーメルが尊敬するバルトークの影響を受けたリズミカルな「叫び、ささやき、痕跡」の2作品が収録されています。
  録音 :Experimental Media and Performing Arts Center (EMPAC), Troy, NY, USA 2015年5月17日…1-5 2016年4月18日…6-10 Troy Savings Bank Music Hall, Troy, NY, USA 2016年11月21日…11-13
  
 


8.503297
(30CD)
\7600
THE 30 COLLECTION: EARLY MUSIC
中世、ルネサンスからバロックの時代の音楽 30枚組BOX

【CD1】ミサ固有文によるグレゴリオ聖歌集
【CD2】ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179):天の啓示
【CD3】トゥルバドゥールの音楽
【CD4】ナイトハルト・フォン・ロイエンタール(1190-1236):「涙のヴェール」からの物語
【CD5】カルミナ・ブラーナ-中世の詩と歌
【CD6】ギヨーム・ド・マショー(1300-1377):ノートルダム・ミサ曲/田園詩「真実の物語」からの歌曲
【CD7】銀と金- 初期ハプスブルク・ルネッサンスの音楽集
【CD8】デュファイ(1397-1474):シャンソン集
【CD9】オケヘム(1410-1497):レクイエム/ミサ・プロラツィオーヌム 他
【CD10】イートン・クワイア・ブックからの音楽
【CD11】ミサ・コンチェプティオ・トゥーア- 待降節のための中世とルネッサンスの音楽
【CD12】ア-ラ-ミ-レの写本-フランドル和声の財産
【CD13】ファン・デ・アンチエタ(1462-1523):ミサ・シネ・ノミネ
【CD14】フロットーレ-イタリア・ルネッサンスの世俗歌曲集
【CD15】ジョスカン・デ・プレ(1455-1521):ミサ曲「武装した人」他
【CD16】ミラン/ナルバエス:ビウエラのための作品集
【CD17】トマス・タリス(1505-1585):汝のほかにわれ望みなし/めでたし清らかなおとめ 他
【CD18】パレストリーナ(1525-1594):教皇マルチェルスのミサ/ミサ曲「永遠のキリストの恵み」
【CD19】オルランド・ディ・ラッソ(1532-1594):宗教的マドリガーレ集「聖ペテロの涙」
【CD20】ウィリアム・バード(1540-1623):チェンバロのためのファンタジー全集
【CD21】ジョヴァンニ・ガブリエリ(1554-1612):管楽のための作品集 第2集
【CD22】エリザベス朝の歌とコンソート
【CD23】スヴェーリンク(1562-1621):オルガン作品集
【CD24】ダウランド(1563-1626):リュート作品集 第3集
【CD25】ジェズアルド:マドリガーレ集 第1巻
【CD26】トマス・キャンピオン(1567-1620):リュート歌曲集
【CD27】モンテヴェルディ(1567-1643):マドリガーレ集 第5巻
【CD28】トムキンズ(1572-1656):ヴィオールと声楽のためのコンソート音楽
【CD29】グエッラの写本 第1集
【CD30】ウィリアム・ロウズ(1602-1645):ヴィオール、リュート、テオルボのためのコンソート音楽

 ほぼ9世紀から10世紀にかけて成立したとされる「グレゴリオ聖歌」から17世紀末、バッハやヘンデルが登場する直前までの「西洋音楽の歴史」を辿る魅力的な30枚組BOXの登場。

 NAXOS初期の時代から録音されていた各々のアルバムは、全て定評ある奏者たちによる優れた演奏によっており、とりわけ、1990年代にはまだ珍しかった「ルネッサンス期の音楽」リリースは、一般リスナーだけでなく、研究者たちにとっても貴重な資料になりました。
 演奏については、当時使われていた楽器そのままを用いるか、もしくは複製楽器を使用。入念な時代考証が行われています。
 リュートやビウエラ、ヴィオールなど、現代ではあまり耳にすることのない楽器の音色にもご注目ください。
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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WEITBLICK



SSS0232
¥2300→\2090
「フィルクシュニー ベルン・リサイタル1976年3月16日」
 モーツァルト:デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲K.573
 ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調Op.58
 ヤナーチェク:「草陰の小道にて」第2集
 ドヴォルザーク:主題と変奏Op.36
 スメタナ:チェコ舞曲より「熊」
ルドルフ・フィルクシュニー(ピアノ)

 高水準の技術を誇るスイス放送提供!ステレオ高音質!まるで真珠を転がすかのような美音!フィルクシュニー ベルン・リサイタル1976年3月16日

 録音:1976年3月16日ベルン、放送スタジオ、ライヴ

 音色が格別キレイなピアニスト、フィルクシュニー。まるで粒のそろった真珠玉が転がるような玲瓏にして高貴なピアノ。香しい花のような音楽づくり、それがフィルクシュニーです。
 活動期間も長く、どの時代にも魅力がありますが、1976年というまだまだ壮年の輝きを持つ時期のライヴ。いいお客さんに恵まれて尻上がりに調子が出ていきます。
 モーツァルトのデュポール変奏曲は初出レパートリー。モーツァルトの最も上品な表現者と言えましょう。ショパンはフィルクシュニー得意のレパートリーですが、当盤の演奏が最もよく、音質も最高です。この曲で巨匠はドラマをかなり叩き込んでおります。

 あの吉田秀和先生もショパンよりずっと好き!と公言するほどのヤナーチェクのピアノ音楽。これぞフィルクシュニーの独壇場です。楽想の豊かさには心底感動です。
 そしてドヴォルザークの『主題と変奏』は、米CANDIDEレーベルにスタジオ録音がありましたが激レアで入手困難。シンフォニーとは一味違う世界が展開する名曲。やはり練達の大作曲家です。
 アンコールとして弾かれた、スメタナの『熊』は副題通りのユーモアを伴った快演。さすがはフィルクシュニー、お客さんと遊ぶ余裕に満ちた演奏です。

 ※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付





















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