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≪第103号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その3 2019/7/30〜





8/2(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


SILKROAD MUSIC



SRM 048SACD
(SACD HYBRID)
¥2900
「魔弓」
 コーガン、アッカルド、ウーギ、ボベスコ、カルミニョーラ、ポッジャー、フィッシャー、シュタインバッハー
  15 名のヴァイオリニストの名盤からの選りすぐりのヴァイオリン名曲集


 (1)ニン・フェン(寧峰)/
   パガニーニ(クライスラー編):カプリース第24番 Op.1-24(6'31")
 (2)レイチェル・バートン・パイン/
   サラサーテ:ホタ・ナバーラ Op.22-2(4'41")
 (3)ジュリアーノ・カルミニョーラ/
   ヴィヴァルディ:
    ヴァイオリン協奏曲集「四季」第4番 ヘ短調「 冬」Op.8-4 RV.297より
     第1楽章「アレグロ・ノン・モルト」(3'07")
 (4)カテリーナ・マヌーキアン/
    ショパン:夜想曲第2番 変ホ長調 Op.9-2(5'14")
 (5)ウート・ウーギ/
    イザイ・無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番 ホ短調 Op.27より第1楽章「アルマンド」(4'44")
 (6)レイチェル・ポッジャー/
    J.S.バッハ(ポッジャー編):
      無伴奏フルートのためのパルティータ ト短調 BWV1013より
       第3楽章「サラバンド」(原曲はイ短調)(5'25")
 (7)サルヴァトーレ・アッカルド/
    ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」 ヘ長調 Op.24より
     第2楽章「アダージョ・モルト・エスプレッシーヴォ」(6'13")
 (8)エリッサ・リー・コルホネン/
   プッチーニ(コルホネン編):
    「私のお父さん」〜歌劇「ジャンニ・スキッキ」より(2'22")
 (9)ペトリ・イーヴォネン/
    イザイ・無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 Op.27-2より第1楽章「妄執」(2'19")
 (10)ローラ・ボベスコ/
    サラサーテ:サパテアード Op.23-2(3'55")
 (11)アラベラ・美歩・シュタインバッハー/
    ブラームス:F.A.E.ソナタ WoO.2より第3 楽章「スケルツォ」(5'36")
 (12)レオニード・コーガン/
     J.S.バッハ:
       無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005より第3楽章「ラルゴ」(3'51")
 (13)ルー・シンチン(呂思清)/
     マ・スツォン(馬思聡):「内蒙組曲」より「ノスタルジア」(5'41")
 (14)ハイメ・ラレード/
     パラディス(ドゥシュキン編):シチリアーナ(2'55")
 (15)ユリア・フィッシャー/
     チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35より
      第3楽章「アレグロ・ヴィヴァーチェシモ」(10'06")

 コーガン、アッカルド、ウーギ、ボベスコ、カルミニョーラ、ポッジャー、フィッシャー、シュタインバッハーなど15 名のヴァイオリニストの名盤からの選りすぐりのヴァイオリン名曲集!
 SACDハイブリッド盤でリリース。

 DSD、マルチチャンネル

 SACD ハイブリッド盤。
 Channel Classics、PENTATONE、Fonè レーベルなどからのライセンス盤で香港Silkroad Music がリリースしたオムニバス・アルバム「魔弓」は、コーガン、アッカルド、ウーギ、ボベスコ、カルミニョーラ、ポッジャー、フィッシャー、シュタインバッハー他、全15 名のヴァイオリニストの名盤から選りすぐりのヴァイオリン名曲集です。
 オーディオ・ファンにもおすすめのアルバムです。
 




CARL DAVIS COLLECTION


CDC 008
 【旧譜】
¥2200
ギヴ・ミー・ア・スマイル 〜 第二次世界大戦の歌と音楽
 アディンセル:ワルソー・コンチェルト
 アルフォード:ボギー大佐
 ジョン・ウィリアムズ:戦没者への讃歌、他

カール・デイヴィス(指揮)
BBCコンサート・オーケストラ
メルヴィン・タン(ピアノ)


 第二次世界大戦をテーマとした作曲家たちの作品を、カール・デイヴィスが戦争の開戦から終戦へのイメージに当てはめて選曲し、3部からなる構想を練ったアルバム。

 ラフマニノフの作風を思わせる、1941年の映画「危険な月光」のテーマ曲として知られる「ワルソー・コンチェルト」では、シンガポール出身の名ピアニスト、メルヴィン・タンがソリストを務めている。

 ※録音:2010年1月18日-20日、ワトフォード・コロッセウム(イギリス)
 
 

CDC 007
 【旧譜】
¥2200
1927年に発表されたサイレント映画「ナポレオン」
 カール・デイヴィス:映画音楽 《ナポレオン》
カール・デイヴィス(指揮)
ウレン管弦楽団

 1927年に発表されたサイレント映画「ナポレオン」は、フランス・サイレント映画界の巨匠アベル・ガンスの代表作。1981年に復元版が再上映されており、そこでイギリス版に音楽を付けたのがカール・デイヴィス(アメリカ版はカーマイン・コッポラの音楽)。ベートーヴェンの英雄のテーマを中心にハイドンやモーツァルトの音楽が散りばめられている。

 ※録音:1983年、セント・ジョンズ・スミス・スクエア(ロンドン、イギリス)
 
 

CDC 006
 【旧譜】
¥2200
1973年に放送された第二次世界大戦の出来事を記録した、
 「ワールド・アット・ウォー」の音楽

  カール・デイヴィス:ワールド・アット・ウォー
様々なアーティスト

 1973年に放送されたイギリスのテレビ・ドキュメンタリー・シリーズ、第二次世界大戦の出来事を記録した、「ワールド・アット・ウォー」の音楽。

 ※録音:2003年8月、バランドフ・スメッキー・サウンド・ステージ(プラハ、チェコ)
 
 

CDC 004
 【旧譜】
¥2200
エリザベス・ガスケルの小説「グランフォード」原作を
 実写化したヒューマン・ドラマの音楽

  カール・デイヴィス:ドラマ音楽 《クランフォード》
カール・デイヴィス(指揮)
スタジオ・オーケストラ

 19世紀イギリスの作家、エリザベス・ガスケルの小説「グランフォード」を原作にBBCが実写化したヒューマン・ドラマの音楽。

 ※録音:2007年4月-11月
 




CARO MITIS

CM 0042008
(SACD HYBRID)
 【旧譜】
¥2600
シューマン:オーボエとピアノのための小曲集
 幻想小曲集 Op.73
 アダージョとアレグロ変イ長調 Op.70
 3つのロマンス Op.94
 ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調 Op.105
  (アレクセイ・ウトキン編曲、オーボエ版)
アレクセイ・ウトキン(オーボエ)
イーゴリ・チェトゥーエフ(ピアノ)

 2000年にエルミタージュ室内管弦楽団を設立し、2010年からはモスクワ室内管弦楽団の芸術監督兼首席指揮者としても活躍するロシア屈指のオーボイスト、アレクセイ・ウトキン。意外性抜群のレパートリーの発掘やアレンジを積み重ねてきたウトキンのシューマンは、「幻想小曲集」、「アダージョとアレグロ」、「3つのロマンス」という王道中の王道を選択。
 そしてプログラムの掉尾を飾るのは「ヴァイオリン・ソナタ第1番」のオーボエ編曲版。ウトキン自身による2008年のアレンジです。

 ※録音:2008年9月8日-5日、RTRスタジオ5(モスクワ)
 
 
CM 0012007
(SACD HYBRID)
 【旧譜】
¥2600
もしハイドンがオーボエのために書いたならばVol.2
 ハイドン:協奏曲ヘ長調 Hob.XVIII:6
 四重奏曲第48番ヘ長調Op.50-5《夢》
 協奏曲ト長調 Hob.VIIa:4
アレクセイ・ウトキン(オーボエ)
エルミタージュ室内管弦楽団

 古典派の大巨匠ハイドンが他の楽器(弦楽器など)のために書いた作品を、もし「オーボエ」のために書いていたら・・・?という奇才アレクセイ・ウトキンならではの好企画第2弾。
 「協奏曲ヘ長調 Hob.XVIII:6」では、ハープシコードのパートをオーボエに、「協奏曲ト長調 Hob.VIIa:4」ではヴァイオリンのパートをオーボエに置き換えています。

 ※録音:2007年5月12日-16日、RTRスタジオ5(モスクワ)
 
 
CM 0042010
(SACD HYBRID)
 【旧譜】
¥2600
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ集
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.115
 ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調 Op.80
 2本のヴァイオリンのためのソナタ ハ長調 Op.56*
 ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調 Op.94bis
ミハイル・ツィンマン(ヴァイオリン)
ニカ・ルンドストレム(ピアノ)
イーゴリ・ツィンマン(ヴァイオリン)*

 グネーシン音楽学校でオルガ・クリサ、モスクワ音楽院でボリス・ベレンキーに師事した後、ボリショイ劇場管弦楽団のコンサートマスター、モスクワ・ラフマニノフ・トリオのメンバーとして活躍するロシアの名ヴァイオリニスト、ミハイル・ツィンマンによるプロコフィエフのソナタ集という正統派ロシアン・プログラム。
 「ソナタ ハ長調 Op.56」では息子のイーゴリ・ツィンマンとの親子共演が実現しています。

 ※録音:2010年6月4日-7日、2011年3月20日、RTRスタジオ5(モスクワ)
 
 
CM 0022007-2
(2SACD HYBRID
特別価格)
 【旧譜】
¥4200
幼い日の印象
 ドルチェンコ:本の歌/プロコフィエフ:5つのメロディ Op.35bis/
 モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 K.6/
 シューベルト:《しぼめる花》による変奏曲ホ短調 D.802/
 バルトーク:ルーマニア民謡組曲/ブロッホ:ニグン/
 ファリャ:ナナ/
 ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ JW.VII/7/
 エネスク:幼い日の印象 Op.28
ミハイル・ツィンマン(ヴァイオリン)
ニカ・ルンドストレム(ピアノ)

 ロシアの名ヴァイオリニスト、ミハイル・ツィンマンのプログラミングによる、エネスクの「幼い日の印象」をメインとしたコンセプト・アルバム。
 ボリショイ劇場管弦楽団のコントラバス奏者としても活躍したアレクサンドル・ドルチェンコ(1955-2001)やモーツァルト、シューベルトと、民族色豊かなバルトーク、ヤナーチェク、エネスクを組み合わせるなどユニークなプログラムに仕上がっています。

 ※録音:2007年-2008年、RTRスタジオ5(モスクワ)
 



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DANACORD



DACOCD 839
¥2600→\2390
広瀬悦子降臨!
 2018年フーズム城音楽祭 〜 稀少ピアノ作品集
 
・ドビュッシー:バラード
   ファビアン・ミュラー(ピアノ)

 ・ガブリエル・デュポン:ピアノ曲集 《砂丘の家》 より 第1曲 晴れた朝の砂丘で、第10曲 うねり
   セヴェリン・フォン・エッカルトシュタイン(ピアノ)

 ・ルイ・ヴィエルヌ:12の前奏曲 Op.36より 第7曲 苦悩の日の喚起、第12曲 孤独-
   ムーザ・ルバツキーテ(ピアノ)

 ・パンチョ・ヴラディゲロフ:12の印象 Op.9より  第8曲 情熱
 ・シャルル・ヴァランタン・アルカン:コオロギ Op.60bis(夜想曲第4番)
   広瀬悦子(ピアノ)

 ・レイナルド・アーン:思い惑うナイチンゲール より 第31曲 カイークに乗り、第51曲 夕暮れ時のいとまごい
 ・ヴァレーリー・アルズマノフ(b.1944):ピアノのための27の小品 Op.74 より
  より良き未来に寄す、忘れられ打ち捨てられ、マーラーに献呈、試験の前に

 ・レオニード・デシャトニコフ(b.1955):《ブコヴィナの歌》 から
   ルーカス・ゲニューシャス(ピアノ)

 ・ジャン・ルイ・ニコデ:愛の人生Op.22 より  第6曲 悔恨、第8曲 記憶
   サイモン・キャラハン(ピアノ)

 ・ロベルト・フックス:ソナタ第1番 変ト長調 Op.19 より 第4楽章 アレグロ・モルト−クワジ・プレスト
   イングリート・マルソナー(ピアノ)

 ・アントン・アレンスキー:24の性格的小品 Op.36 より  第12曲 間奏曲
   ジーナ・クローケ(ピアノ)

 ・ラフマニノフ/アントニオ・ポンパ=バルディ(b.1974):ヴォカリーズ Op.34 no.14
 ・ロベルト・ピアーナ(b.1971):S・メルカダンテの『バラ』による即興
 ・ガブリエル・グロヴレーズ:7つのピアノ曲 《ファンシー》 より 第1曲 セレナード
 ・ピアソラ/ロベルト・ピアーナ(b.1971)/アントニオ・ポンパ=バルディ:リベルタンゴ
   アントニオ・ポンパ=バルディ(ピアノ)

 かつてのデンマーク領、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン(スレースヴィ=ホルステン)の港町フーズムで1987年に創設され、毎年8月に開催される「フーズム城音楽祭」(稀少ピアノ音楽祭)の第32回フェスティヴァルのライヴ録音。

 2018年のこのフェスティヴァルにもさまざまな国から幅広い年齢のピアニストが参加しました。ドイツのファビアン・ミュラー、セヴェリン・フォン・エッカルトシュタインとジーナ・クローケ、日本の広瀬悦子、リトアニアのムーザ・ルバツキーテとリトアニア−ロシアのルーカス・ゲニューシャス、イギリスのサイモン・キャラハン、オーストリアのイングリート・マルソナー、そして、「ハイライト」のひとり、イタリアのアントニオ・ポンパ=バルディ。
 Centaur レーベルにグリーグのピアノ作品を録音したポンパ=バルディは、ピアニストのロベルト・ピアーナが彼のために書いた作品をはじめ4曲の演奏が収録されてます。

 ※2018年8月、フーズム城(フーズム、ドイツ)
 
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DACOCD 844
(2CD-R/特別価格)
¥2600→\2390
エアリング・ブレンダール・ベンクトソンへの捧げ物 デンマーク放送録音(1966年−2002年)
 
[Disc 1]
  ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番 変ホ長調 Op.107
    エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(チェロ)
    王立デンマーク管弦楽団 、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)
    ※録音:2002年3月8日、チボリ公園(コペンハーゲン)(ライヴ録音)
  リヒャルト・シュトラウス:交響詩 《ドン・キホーテ》 Op.35
    エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(チェロ)、クラウス・ミューロプ(ヴィオラ)
    デンマーク放送交響楽団 ミケール・シュンヴァント(指揮)
    ※録音:1994年4月14日、デンマーク放送第1スタジオ(コペンハーゲン)(ライヴ録音)
 [Disc 2]
  ルチアーノ・ベリオ:スノヴィデニアへの回帰(チェロと30の楽器のための)
    エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(チェロ)、
    デンマーク放送交響楽団、ジャン・レイサム=ケーニック(指揮)
    ※録音:1983年10月10日、デンマーク放送第1スタジオ(コペンハーゲン)(ライヴ録音)
  ジェルジュ・リゲティ:チェロ協奏曲
    エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(チェロ)、オーフス交響楽団、ディエゴ・マソン(指揮)
    ※録音:1988年4月18日、オーフス(デンマーク)(ライヴ録音)
  スヴェン=エーリク・ベック(1919−1994):チェロ協奏曲
    エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(チェロ)
    デンマーク放送交響楽団 ミルティアディス・カリディス(指揮)
    ※録音:1966年9月29日、デンマーク放送第1スタジオ(コペンハーゲン)(ライヴ録音)
  ニルス・ヴィゴ・ベンソン(1919−2000):チェロ協奏曲第3番 Op.444
    エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(チェロ)、南ユラン交響楽団、アレクサンドル・ラザレフ(指揮)
    ※録音:1983年9月20日、スポーツ会館(オーベンロー、デンマーク)(ライヴ録音)

 北欧の名手ベンクトソン!

 デンマークのチェリスト、エアリング・ブレンダール・ベンクトソンの音楽をレコードや放送の録音でたどる「トリビュート」シリーズ。

 デンマーク放送(DR)に保存される「ステレオ」録音が、正式許可を得てリリースされます。
 [Disc 1]には、多くのチェリストがレパートリーとする2曲が収められました。王立デンマーク管弦楽団がスクロヴァチェフスキの指揮で共演したショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番。リヒャルト・シュトラウスの 《ドン・キホーテ》 は、デンマーク放送交響楽団をミケール・シュンヴァントが指揮、「サンチョ・パンサ」のヴィオラを首席奏者のクラウス・ミューロプが弾いています。
 
 [Disc 2]には、比較的珍しい作品が収録されています。
 「意識をなくしたり取り戻したり、昏睡状態にでもあるような」ベリオの 《スノヴィデニアへの回帰》 は、パウル・サッヒャーがロストロポーヴィチのために委嘱した作品。リゲティの協奏曲は、《アトモスフェール》 《アヴァンチュール》 《レクイエム》 後の1966年、ジークフリート・パルムのために作曲されました。
 
 スウェーデンのスヴェン=エーリク・ベック がベンクトソンに献呈したチェロ協奏曲は、「レント・カンタービレ − モルト・リトミコ」「グラーヴェ」「ヴィーヴォ − アダージョ」の3楽章の作品。1966年9月29日の初演の録音です。
 デンマークのニルス・ヴィゴ・ベンソンのチェロ協奏曲第3番もベンクトソンのために作曲されました。多作のベンソンが書いた41曲の協奏的作品を代表する一作。活力と創造性が特徴的な、時として文体的にカール・ニルセンを思わせる3楽章の作品です。

 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。




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GIMELL



PCDGIM 052
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2857+税

ジョスカン・デ・プレ:ミサ曲 《父の母にして娘》/
 ボールドワン:ミサ曲 《主よ、平和を与えたまえ》
  
アントワーヌ・ブリュメル:父の母にして娘
  ジョスカン・デ・プレ:ミサ曲 《父の母にして娘》
  単旋聖歌:主よ、平和を与えたまえ
  ノエル・ボールドワン(fl.1509−1513):
   ミサ曲 《主よ、平和を与えたまえ》

タリス・スコラーズ、
ピーター・フィリップス(指揮)
CDGIM 052
¥2500→\2290

 タリス・スコラーズのジョスカン・デ・プレ!第8巻はミサ曲「父の母にして娘」(マテル・パトリス)

 ☆全世界が注目する、タリス・スコラーズのジョスカン・デ・プレ!
 ☆ミサ曲全曲録音という偉大なプロジェクトもいよいよ大詰め。
 ☆第8巻は「父の母にして娘」と、ジョスカン作と考えられてきたボールドワンの「主よ、平和を与えたまえ」。

 1973年の結成から現在まで、ルネサンス宗教音楽演奏の世界最高峰としての地位を確立し続けてきた"究極のポリフォニー"タリス・スコラーズ。2021年のジョスカン・デ・プレ没後500周年アニヴァーサリー・イヤーに全9巻での完結を目指す、「ジョスカンのミサ曲全曲録音」という偉大なプロジェクト。第8巻では、ブリュメルのモテットに基づくミサ曲「父の母にして娘」(ミサ・マテル・パトリス)、そしてその精緻な書法からジョスカンの作と考えられていたノエル・ボールドワン(バウルデヴェイン)のミサ曲「主よ、平和を与えたまえ」(ミサ・ダ・パーチェム)を収録。
 タリス・スコラーズの並外れたパフォーマンスによって、レコード・アカデミー賞を始め、英グラモフォン賞や仏ディアパゾン・ドールの「年間最優秀賞」を獲得し、世界で絶賛されてきた至高のジョスカン・デ・プレにご期待ください。







VIVAT



VIVAT 118
¥2400
エレジー 〜 パーセル&ブロウ:カウンターテナー・デュエット集
 ヘンリー:パーセル:
  聞け鳥の鳴き声を、艶めかしきフルートは虚しく、おお孤独こそ我の最も好むところ、シャコンヌ
   (「ダイオクリージャン」より)/
 ジョン・ブロウ:ああ, なんと素晴らしい響きよ/
 パーセル:トランペットを吹き鳴らせ、戦争の苦難と危険から、歌え歌えドルイド僧よ/
 ブロウ:我が心は決意した/
 
 メアリー女王の崩御を悼む3つのエレジー
  パーセル:レスビアよ, 無益なことだ(ラテン語)/
  ブロウ:レスビアよ, 無益なことだ(英語)/
  パーセル:おおオラニエ家神聖なる保護者〕/

 ブロウ:ヘンリー・パーセル氏の死を悼む頌歌
イェスティン・デイヴィス(カウンターテナー)、
ジェームズ・ホール(カウンターテナー)、
キングズ・コンソート、
ロバート・キング(指揮)   

 ロバート・キング&キングズ・コンソート新録音!イェスティン・デイヴィスが歌う、パーセル&ブロウ!

 ☆ロバート・キング&キングズ・コンソートのパーセル!
 ☆イギリスが誇る現代最高峰のカウンターテナー、イェスティン・デイヴィスをフィーチャー!
 ☆若きカウンターテナー、ジェームズ・ホールと共に、パーセルとジョン・ブロウによるメアリー女王の哀歌を歌う。

 英国古楽界の巨匠ロバート・キングとキングズ・コンソートが2013年に立ち上げた自主レーベル「Vivat」から、キングズ・コンソートが特に得意とする作曲家の一人、ヘンリー・パーセルの新録音が登場。
 その美しく器用な声と知的なミュージシャンシップによって、世界でもっとも優れた歌手の一人として広く知られるイギリスのカウンターテナー、イェスティン・デイヴィスをフィーチャーし、若き傑出したカウンターテナーのジェームズ・ホールとともに、パーセルとジョン・ブロウが作曲したカウンターテナーのためのソロとデュエットを披露します。

 プログラムの中心となるのは、メアリー女王(メアリー2世)の早すぎる死を悼んで作曲された3つのエレジー(哀歌)。そのうち2つは同じテキストを基に、パーセルがラテン語、ブロウが英語に音楽を付けています。
 そのほか、パーセルの有名な「トランペットを吹き鳴らせ」やあまり知られていない二重唱曲を収録し、最後にジョン・ブロウの傑作「パーセル氏の死を悼む頌歌(オード)」で締めくくります。

 ワールド・クラスの新たな録音会場、アルフトン・ニュー・モルティングス(Alpheton New Maltings)で録音された暖かくも透明感のあるアコースティック・サウンドもポイントです。

 ※録音:2019年1月6日−8日、アルフトン・ニュー・モルティングス(サフォーク、イギリス)






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AVANTI CLASSIC


 Avanti classicは、有望な新人アーティストや既存アーティストによる優れた企画を、独自の高品質レコーディングによってリリースする、生まれて15年ほどの新しいレーベルです。
 マルタ・アルゲリッチ、ポレーナ・レスチェンコ、セルジオ・ティエンポなどのピアニストから、ロビー・ラカトシュまで幅広いリリースを行っています。


AVA10572
(7CD)
\8600→\7990
2018年夏のハンブルクを沸かせた、豪華アーティストの饗宴
Rendez-vous with Martha Argerich 〜
 ランデヴー・ウィズ・マルタ・アルゲリッチ
  アルゲリッチ・ウィズ・フレンズ 2018ハンブルク・ライヴ

 【DISC 1】
 1.ドビュッシー(ラヴェル編曲2台ピアノ版):祭り(『夜想曲』より)
    マルタ・アルゲリッチ(ピアノ1)
    アントン・ゲルツェンベルク(ピアノ2)
 2-4.ドビュッシー:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト短調
    ゲザ・ホッス=レゴツキ(ヴァイオリン)
    エフゲニ・ボジャノフ(ピアノ)
 5.ドビュッシー(作曲者編曲2台ピアノ版):牧神の午後への前奏曲
    スティーヴン・コヴァセヴィチ(ピアノ1)
    マルタ・アルゲリッチ(ピアノ2)
 6-8.ドビュッシー:チェロとピアノのためのソナタ ニ短調
    ミッシャ・マイスキー(チェロ)
    マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
 9.ラヴェル(2台ピアノ版):ラ・ヴァルス
    マルタ・アルゲリッチ(ピアノ1)
    ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ2)
 10-13.ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ
    アレクサンドラ・コヌノヴァ(ヴァイオリン)
    エドガー・モロー(チェロ)

 【DISC 2】
 1-4.プロコフィエフ(寺嶋陸也 編曲2台ピアノ版):交響曲第1番 ニ長調 「古典」 Op.25
    エフゲニ・ボジャノフ(ピアノ1)
    酒井茜(ピアノ2)
 5.プロコフィエフ:ヘブライの主題による序曲 ハ短調 Op.34
     マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
     パブロ・バラガン(クラリネット)
     諏訪内晶子(ヴァイオリン1)
     アレクサンドラ・コヌノヴァ(ヴァイオリン2)
     リダ・チェン(ヴィオラ)
     エドガー・モロー(チェロ)
 プロコフィエフ(プレトニョフ編曲2台ピアノ版):バレエ音楽『シンデレラ』より組曲
  6.I 序章 7.II 喧嘩 8.III 冬 9.IV 春 10.V シンデレラのワルツ
     アレクサンドル・モギレフスキー(ピアノ1)
     酒井茜(ピアノ2)
 11.VI ガヴォット 12.VII ギャロップ 13.VIII ゆるやかなワルツ 14.IX 終章
    エフゲニ・ボジャノフ(ピアノ1)
    カスパラス・ウィンスカス(ピアノ2)
 15-18.プロコフィエフ:2つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調 Op.56
    テディ・パパヴラミ(ヴァイオリン1)
    諏訪内晶子(ヴァイオリン2)

 【DISC 3】
 1-4.ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番 ハ短調 Op.35
    マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
    セルゲイ・ナカリャコフ(トランペット)
    ハンブルク交響楽団
 5-8.ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲 第2番 ホ短調 Op.67
    ガイ・ブラウンシュタイン(ヴァイオリン)
    アリサ・ワイラースタイン(チェロ)
    マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
 9-11.コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 Op.7
    ガイ・ブラウンシュタイン(ヴァイオリン)
    アリサ・ワイラースタイン(チェロ)

 【DISC 4】
 1-4.メンデルスゾーン(フルート、チェロ、ピアノへの編曲版):ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 Op.49
     スザンネ・バーナー(フルート)
     ガブリエレ・ジェミニアーニ(チェロ)
     マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
 5-7.ベートーヴェン:三重協奏曲 ハ長調 Op.56
     テディ・パパヴラミ(ヴァイオリン)
     ミッシャ・マイスキー(チェロ)
     マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
     イオン・マリン(指揮)
     ハンブルク交響楽団

 【DISC 5】
 1-3.シューマン:幻想小曲集 Op.73
     ミッシャ・マイスキー(チェロ)
     マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
 4-23.シューマン:詩人の恋 Op.48 (1840年初稿20曲版)
     トーマス・ハンプソン(バリトン)
     マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)

 【DISC 6】
 1-3.ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 Op.100
     諏訪内晶子(ヴァイオリン)
     ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)
 4-7.ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
     趙 静 チョウ・チン(チェロ)
     リーリャ・ジルベルシュテイン(ピアノ)

 【DISC 7】
 1-30.サン=サーンス:動物の謝肉祭
     アニー・デュトワ(語り)
     趙 静 チョウ・チン(チェロ)
     リーリャ・ジルベルシュテイン(ピアノ1)
     マルタ・アルゲリッチ(ピアノ2)
     イオン・マリン(指揮)
     ハンブルク交響楽団
 31-34.レクオーナ:4つのキューバ舞曲
 35-37.レクオーナ:3つのアフロ=キューバ舞曲
 38.アルベニス(バリーナ編曲):タンゴ
 39.アンヘル・ビジョルド(レア・ペトラ編曲):エル・チョクロ
     マウリシオ・バリーナ(ピアノ)
 40.エドゥアルド・ロビーラ(クロエ・ファイファー編曲):エバリスト・カリエゴに捧ぐ
 41.ピアソラ:勝利
 42.ピアソラ:アディオス・ノニーノ
 43.モーツァルト(クロエ・ファイファー編曲):アイネ・クライネ・ナハトムジーク
     グットマン・タンゴ・カルテット
     マイケル・グットマン(ヴァイオリン)
     リサンドレ・ドノソ(バンドネオン)
     アリエル・エバースタイン(コントラバス)
     クロエ・ファイファー(ピアノ)
     趙 静 チョウ・チン(チェロ)

  【2018年夏のハンブルクを沸かせた、豪華アーティストの饗宴】

 アルゲリッチが2002年から2016年までスイス・ルガーノで行っていた「アルゲリッチ・プロジェクト」は残念ながら終了してしまったが、それを引き継いだ形でハンブルグで開催されることになったのが「マルタ・アルゲリッチ音楽祭」。
 
 これは2018年の夏にドイツのハンブルクで行われた、アルゲリッチと豪華な仲間たちによるライヴを集めた7枚組のアルバム。

 マイスキー、ハンプソン、コヴァセヴィチ、ジルベルシュテイン、パパヴラミといった大御所から、ボジャノフ、ホッス=レゴツキ、コヌノヴァ、ワイラースタインなど世界中が注目する若手まで登場。
 毎回のことながら、アルゲリッチの一声で集まるアーティストの層の厚さ、豪華さには驚かされます。
 日本からは諏訪内晶子と酒井茜が参加。大物たちの競演をじっくりと堪能する6枚と、アルゲリッチの娘アニーの語りで楽しむ「動物の謝肉祭」と情熱的な南米音楽を味わう7枚目という、聴き応えたっぷりのBOXです。

 白黒ながら写真も満載の約100ページに及ぶ欧文ブックレット入り。

  ライヴ録音:ドイツ、ハンブルク
   2018年6月25日-7月1日、ライスハレ
   2018年7月2日、シュミット劇場(DISC 7、Track31-39)
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


DIAPASON


DIAP 117
¥1600
ハイドン:鍵盤楽器のための6つのソナタ集
 
・ピアノ・ソナタ第41番変ロ長調 Hob.XVI-41(第55番)
   マーシャ・ハジマーコス(クラヴィコード) ※録音:1993年
 ・ピアノ・ソナタ第27番ト長調 Hob.XVI-27
   ピエール・ガロン(クラヴサン) ※録音:2017年
 ・ピアノ・ソナタ第48番ハ長調 Hob.XVI-48(第58番)
   キャロル・セラシ(ピアノ) ※録音:2009年
 ・ピアノ・ソナタ第24番ニ長調 Hob.XVI-24(第39番)
   イド・バル=シャイ(ピアノ) ※録音:2006年
 ・ピアノ・ソナタ第50番ハ長調 Hob.XVI-50(第60番)
   レオン・マッコーリー(ピアノ) ※録音:2016年
 ・ピアノ・ソナタ第52番変ホ長調 Hob.XVI-52(第62番)
   スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ) ※録音:1960年

 DIAPASON誌の自主レーベルシリーズVol.117、ハイドンの鍵盤楽器のためのソナタ集!

 『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン 〜 ディアパゾンが選んだ決定盤』シリーズは、往年の名演奏家、またフランスを中心とする現役の演奏家たちの数ある名演の中から、フランスのクラシック音楽専門誌「ディアパゾン(Diapason)」が推薦する必聴録音を集めたシリーズです。
 フランスのマスタリング・スタジオ「Circe」のリマスタリングによって音質が向上した名演の数々をお楽しみ下さい。

 シリーズの第117集は、ディアパゾン誌が選んだハイドンの「鍵盤楽器のためのソナタ集」。
 古くは1960年のリヒテルから、最近では2016年のマッコーリーの録音までを集めており、楽器もピアノ、クラヴサン(チェンバロ)のみで統一せず、マーシャ・ハジマーコスのクラヴィコードの演奏を加えるなど、今回もプログラムは多彩。
 ディアパゾン誌ならではのハイドン・アルバムです。

 ※リマスタリング:Circa(フランス)
 



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SPECTRUM SOUND



CDSMLE SIK014
¥2100→\1990
ヘルシャーのドヴォコンとタウアーのレーガー&フランセ
 (1)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
 (2)レーガー:無伴奏チェロ組曲第3番
 (3)フランセ:チェロとピアノのための幻想曲
(1)ルートヴィヒ・ヘルシャー(チェロ)
 ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)
 ハンブルク国立管弦楽団
(2)(3)アニア・タウアー(チェロ)
 ジャン・フランセ(ピアノ)

 これぞチェロの深い音色。ヘルシャーのドヴォコンとタウアーのレーガー&フランセがスペクトラム・サウンドの丁寧な復刻により蘇る!

 (1)録音:1958 年10月23-25日 テレフンケン・スタジオ(ハンブルク)(ステレオ)/使用音源:U.K Telefunken (U.K Decca Pressing) SMA 9 STEREO ED 1 LP Remastering
 (2)(3)録音:1964 年7月11日(ステレオ)/使用音源:German DGG SLPM 138990 Alle Hersteller stereo ED 1 LP Remastering
 ADD、DSD&24bit/192kHz Digital Remastering

 スペクトラム・サウンドの人気ライン「アナログ・コレクター」シリーズ。
 当ディスクは20 世紀のドイツを代表する二人のチェロ奏者ルートヴィヒ・ヘルシャー(1907-1996)によるドヴォルザークのチェロ協奏曲とアニア・タウアー(1945-1973)によるレーガーの無伴奏チェロ組曲第3 番そしてフランセの幻想曲が収録されております。
 ふくよかで優美な音色が魅力のヘルシャーと内なる情熱を燃やし奏でるタウアーの美音を十分に堪能することができます。チェロの復刻に定評のあるスペクトラム・サウンドらしい丁寧なリマスタリングで蘇りました。

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CDSMLE SIK019
¥2100→\1990
ベッキのチェロ小品集と
 ナヴァラが1958年パリで収録した小品集

 (1)J.S.バッハ:アンダンテ〜無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 BWV1003より/
 (2)ヘンデル:ラルゲット〜歌劇『ベレニーチェ』より/
 (3)ベラ:ソナタ/
 (4)タルティーニ:アダージョ・カンタービレ/
 (5)グルック:レント〜歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』/
 (6)ポルポラ:アリア/
 (7)モーツァルト:アダージョ/
 (8)グラツィオーリ:ソナタ/
 (9)ブルックナー:「祈り」〜『テ・デウム』より/
 (10)ラインベルガー:「夕べの歌」/
 (11)ゴルターマン:カンティレーナ/
 (12)レーガー:ロマンス/
 (13)マルティヌー:アラベスク/
  ※以上チェロとオルガン版

 (14)フォーレ:エレジー/
 (15)フォーレ:夢のあとに/
 (16)フォーレ:蝶々/
 (17)フォーレ:セレナード/
 (18)ドヴォルザーク:ロンド ト短調/
 (19)サン=サーンス:白鳥
(1)-(13)ユリウス・ベッキ(チェロ)
 ハンス・フォーレンヴァイダー(オルガン)
(14)-(19)アンドレ・ナヴァラ(チェロ)
 ジャクリーヌ・デュッソル(ピアノ)

 実に温かい音色!ユリウス・ベッキがオルガン伴奏で収録したチェロ小品集とナヴァラが1958年パリで収録した小品集がスペクトラム・サウンドの丁寧な復刻により蘇る!

 (1)-(13)録音:1964年4月 グロスミュンスター教会、チューリヒ(スイス)(ステレオ)/使用音源:Switzerland COLUMBIA Turicaphon STEREO pressing ZPX 10006 ED 1 LP
 (14)-(19)録音:1958年 パリ(モノラル)/使用音源:U.S.A Capitol P-18023 Green label ED 1 LP
 ADD、DSD&24bit/192kHz Digital Remastering

 スペクトラム・サウンド・レーベルが保有する非常に貴重なレコード・コレクションから見事なリマスタリングを続けている「アナログ・コレクター」シリーズ。当ディスクはユリウス・ベッキがオルガン伴奏で録音した小品集とアンドレ・ナヴァラが1958 年にパリで録音した小品集が収録されております。

 濃厚な音色が魅力のベッキですが、録音の少なさゆえ大変貴重なレア盤として中古市場で取引されています。
 教会に響き渡るチェロとオルガンの音色をとらえた録音で重厚感に満ちております。一方、ナヴァラは自由に歌い上げたフォーレ、ドヴォルザーク、サン=サーンスを収録。
 米キャピトル録音の名盤から珠玉の作品が復刻されました。

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CDSMBA 031
¥2700→\2490
グリュミオーのパリにおける最後の公演
 (1)ルクー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
 (2)モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第34番 変ロ長調 K.378(317b)
 (3)フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 Op.13
アルテュール・グリュミオー(ヴァイオリン)
ディノラ・ヴァルシ(ピアノ)

 フランス国立視聴覚研究所音源提供。正規初出音源。
 グリュミオーのパリにおける最後の公演が日の目を見る!ビロードのように美しい音色官能的な響きで聴衆を魅了した貴重な記録。

 ライヴ録音:1984年11月12日/メゾン・ド・ラジオ・フランス104スタジオ、グランド・オーディトリアム(パリ)
 ステレオ、24bit/192kHz Digital remastering、24bit/192kHz Digital remastering、輸入盤・日本語帯・解説付

 驚きのリリースを続けている、スペクトラム・サウンド・レーベルの好企画、フランス国立視聴覚研究所提供による音源を使用したコンサート・ライヴ・シリーズ"ベルアーム"。
 当ディスクにはアルテュール・グリュミオーの1984年11月、パリにおける最後の公演を収録しております。

 グリュミオーが得意としたルクー、モーツァルト、フォーレで構成された当ライヴでもビロードのように美しい音色、官能的な響き、そして自然なフレージングと、晩年も色褪せることのなかったグリュミオーの至芸を堪能することができます。
 グリュミオーが亡くなる2年前の貴重なライヴ音源を復刻技術に定評のあるスペクトラム・サウンドらしい丁寧なリマスタリングで聴くことができます。
 平林直哉氏による日本語解説付き。

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CDSMBA 030
(2CD)
¥2700→\2490
ショルティ&フランス国立管「英雄」「運命」、
 クライバーンを迎えてのチャイコフスキー!

  CD 1
   (1)ウェーバー:「オベロン」序曲
   (2)ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調「英雄」 Op.55
  CD 2
   (3)ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調「運命」 Op.67
   (4)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23*
CD 1:ゲオルク・ショルティ(指揮)
 フランス国立管弦楽団
CD 2:ゲオルク・ショルティ(指揮)
 ヴァン・クライバーン(ピアノ)*
 フランス国立管弦楽団

 フランス国立視聴覚研究所音源提供。正規初出音源。
 手に汗握る大熱演!ショルティ&フランス国立管との「英雄」「運命」、そしてクライバーンを迎えてのチャイコフスキー!

 CD 1:ライヴ録音:1959年6月2日/シャンゼリゼ劇場(ステレオ)
 CD 2:ライヴ録音:1962年5月4日/シャンゼリゼ劇場(ステレオ)
 ステレオ、24bit/192kHz Digital remastering、from the original master tapes、輸入盤・日本語帯・解説付

 驚きのリリースを続けている、スペクトラム・サウンド・レーベルの好企画、フランス国立視聴覚研究所提供による音源を使用したコンサート・ライヴ・シリーズ"ベルアーム"。
 当ディスクはゲオルク・ショルティがフランス国立管弦楽団を振ったシャンゼリゼ劇場における演奏会からウェーバーの「オベロン」序曲、ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」(以上、1959年6月2日)、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」とヴァン・クライバーンを迎えてのチャイコスフキーのピアノ協奏曲第1番(以上、1962年5月4日)を収録しております。
 "熱演" という言葉にふさわしい手に汗握るこのライヴはまさに歴史的な記録といえます。
 復刻技術に定評のあるスペクトラム・サウンドらしい丁寧なリマスタリングで聴くことができます。平林直哉氏による日本語解説付き。



<メジャー・レーベル>
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DG



4837071
(5CD+1BDA)
\9000→\8490
ベートーヴェン生誕250年記念
 《ネルソンス&ウィーン・フィル〜
   いきなりのベートーヴェン:交響曲全集》

ベートーヴェン:
CD-1
 交響曲 第1番 ハ長調 作品21
 交響曲 第3番 変ホ長調 作品55 《英雄》
CD-2
 交響曲 第2番 ニ長調 作品36
 交響曲 第4番 変ロ長調 作品60
CD-3
 交響曲 第5番 ハ短調 作品67 《運命》
 交響曲 第6番 ヘ長調 作品68 《田園》
CD-4
 交響曲 第7番 イ長調 作品92
 交響曲 第8番 ヘ長調 作品93
CD-5
 交響曲 第9番 ニ短調 作品125 《合唱》

BDA:全曲収録(24bit/96kHz)
カミラ・ナイルンド(ソプラノ)
ガーヒルド・ロンバーガー(アルト)
クラウス・フロリアン・フォークト(テノール)
ゲオルク・ツェッペンフェルト(バス)
ウィーン楽友協会合唱団
合唱指揮:ヨハネス・プリンツ
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:アンドリス・ネルソンス

 ベートーヴェン生誕250年記念。ブルーレイ・オーディオ付き!
 2020年のベートーヴェン生誕250年に向けたアニバーサリー企画。
 ベートーヴェン演奏の歴史と伝統が脈々と受け継がれている世界トップのオーケストラ、ウィーン・フィルによる交響曲全曲録音。ベートーヴェン演奏の最高峰を最高の音質で楽しめるBlu-ray Audio付き。
 ウィーン・フィルを振ったベートーヴェンの交響曲全集は、ドイツ・グラモフォンにはベーム、バーンスタイン、アバドといった巨匠が振った全集がありましたが、記念すべきベートーヴェン生誕250年を記念する今回の指揮者として白羽の矢がたったのは、現在、ボストン交響楽団音楽監督とライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のカペルマイスターを兼任するラトヴィア出身の40歳、アンドリス・ネルソンス。
 ドイツ・グラモフォンにはボストン交響楽団とのショスタコーヴィチ交響曲全曲録音と、ゲヴァントハウス管弦楽団とのブルックナー交響曲全曲録音が進行中で、現在最も勢いに乗っているトップ指揮者です。
 伝統の響きの中に若々しくスマートな風を吹き入れた21世紀のベートーヴェン像を打ち立てています。

   【録音】2017年3月(第6番)、10月(第7番、第8番)、2018年3月(第9番)、2019年3月(第4番、第5番)、4月(第1番-第3番) ウィーン、ムジークフェライン 〈ライヴ・レコーディング〉




2016年のユニバーサルの記事から

ドイツ・グラモフォンとウィーン・フィルハーモニー管弦楽団は、アンドリス・ネルソンス指揮による重要な録音計画を通じて、これまで長く称賛を浴びてきた協力関係をいっそう深めることになった。

アンドリス・ネルソンスとウィーン・フィルハーモニーは、今後4年間のあいだに、ベートーヴェンの交響曲9曲の全曲録音をおこなう予定である。この録音は、名声の高いラトヴィアの指揮者とドイツ・グラモフォンとの専属契約の一環としておこなわれる。この企画ではハイライトとして、作曲家の生誕250周年にあたる2020年に、ウィーンにおける全曲演奏も予定されている。

ウィーン・フィルハーモニーの楽団長であるアンドレアス・グロスバウアーも、この新たなベートーヴェンの企画を歓迎している。「私たちは、録音に関して深い経験と高い技術力をそなえたドイツ・グラモフォンとのパートナーシップを、大いに歓迎しています。そしてベートーヴェンの交響曲全曲をアンドリス・ネルソンスと録音できるという新たな企画を、心から楽しみにしています」と、彼は語っている。「これは数年にまたがる計画であり、ベートーヴェンの生誕250周年にあたる2020年までに終了の予定です。というわけでその内容は、私たちとマエストロ・ネルソンスとの芸術的な結びつきの深まりが反映されたものになるでしょう」

「グラモフォン・レーベルとウィーン・フィルとの、ダイナミックで深い協力関係は、すでに半世紀近く続いています」と、ドイツ・グラモフォンのクレメンス・トラウトマン社長は語っている。「なんと1924年に、早くも数種類の録音がなされたのです。このたぐいまれな協力関係の歴史が、今回のベートーヴェンの新企画でさらに強固なものになろうとしています。この企画には今後数か月、あるいは数年のあいだに、べつの重要な録音も加わることになるでしょう。アンドリス・ネルソンスは現代における最も輝かしい音楽家の一人であり、その高い知性とすぐれた直感力は、世界中のファンを魅了しています。ウィーン・フィルハーモニーとともにベートーヴェンの交響曲全集を完成させるという彼の旅に寄り添えることは、グラモフォン・レーベルにとって、測り知れない名誉です」

ネルソンスは2010年10月にウィーン・フィルにデビューして以来、このオーケストラにとってはおなじみの客演指揮者であり、ともにヨーロッパ、日本、アメリカへツアーをおこなってきた。今年の1月には、待望久しいベートーヴェンのライブ録音も開始され、その筆頭がウィーン楽友協会ホールで演奏された《英雄》交響曲だった。ネルソンスは2017年3月に《田園》交響曲でウィーン・フィルを指揮するほか、2019年までは毎年ウィーンにもどって残りの交響曲を演奏し、録音する予定である。

ネルソンスについて、ロンドンの「フィナンシャル・タイムズ」紙は最近、つぎのような賛辞を載せた。「彼は楽譜のあらゆる音符に生命と推進力をみなぎらせることができる、希有な才能の持主である」そして彼はまた、いかなる演奏でも細部にいたるまで綿密な準備を欠かさない。明確な構想力、燃えるような激しさ、ドラマチックな緩急のうねりも、彼の指揮の魅力である。「ドイツ・グラモフォンとベートーヴェンの交響曲の全曲録音を、170年前の設立以来この交響曲群と密接に関わってきたオーケストラと組んで実現できるのは、私にとって最高の名誉です」と、アンドリス・ネルソンスは語っている。「ウィーン・フィルハーモニーの奏者たちにとって、ベートーヴェンはすでに血となり肉となっているため、彼らは伝統の神髄をすぐれた芸術的解放感や冒険心に結びつけることができます。そしてベートーヴェンの交響曲を新鮮に、生き生きと演奏し、どの作品にも生まれたてのような命をあたえることができるのです」


  
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4836617
\2600→\2390
〔デジパック仕様〕
《ダニール・トリフォノフ〜ネゼ=セガン&フィラデルフィア管
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番・第3番》

 ラフマニノフ:
  ①銀の鐘(合唱交響曲《鐘》作品35
    第1楽章(ダニール・トリフォノフによるピアノへの編曲)
  ②ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調作品1
  ③ヴォカリーズ 作品34の14
   (ダニール・トリフォノフによるピアノへの編曲)
  ④ピアノ協奏曲第3番ニ短調作品30
ダニール・トリフォノフ(ピアノ)
フィラデルフィア管弦楽団(②④)
指揮:ヤニック・ネゼ=セガン(②④)
4836618
(2LP)
\5200

 現代のラフマニノフ、ピアノ芸術の極限を究める真のヴィルトゥオーソ!
 リスト作品集ではグラミー賞を受賞し、若手ナンバー・ワンのヴィルトゥオーソ・ピアニストとして大活躍のトリフォノフ。
 録音ではピアニスト=コンポーザーの系譜をショパン、リストと辿ってきましたが、ラフマニノフのピアノ協奏曲全曲録音シリーズの第2弾完結編が登場。
 映画『シャイン』で有名な人気曲ピアノ協奏曲第3番は、技術的にも音楽的にも非常に高度な要求を奏者に求める難曲中の難曲。
 あまり演奏・録音の機会に恵まれない協奏曲第1番は、モスクワ音楽院時代に書かれ、記念すべき作品1として出版されたが、後に大きく改訂された作品。
 今回は合唱交響曲《鐘》の第1楽章と、有名なヴォカリーズを自身のピアノ編曲で収録しています。

   【録音】
   2016年11月(②)、2018年4月(④〈ライヴ〉) フィラデルフィア、2019年1月(③)プリンストン、
   2019年2月(①) ベルリン、フィルハーモニー〈ライヴ〉

 CDはデジパック仕様
 


第1弾 第2&4番


4835335
\2300→\2090
《ダニール・トリフォノフ〜ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2&4番
  〜終着点-出発点》

 ラフマニノフ:
  ①ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18
  ②無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調BWV1006
   (バッハ作曲/ラフマニノフ編曲)
    1.プレリュード、3.ガヴォット、6.ジグ
  ③ピアノ協奏曲第4番ト短調作品40
ダニール・トリフォノフ(ピアノ)
フィラデルフィア管弦楽団(①③)
指揮:ヤニック・ネゼ=セガン(①③)
4835362
(2LP)
\5200
 若手ナンバー・ワンのヴィルトゥオーソ、トリフォノフの新作はラフマニノフ:ピアノ協奏曲2曲!
 ■リスト作品集ではグラミー賞を受賞し、若手ナンバー・ワンのヴィルトゥオーソ・ピアニストとして大活躍のトリフォノフ。
 ■録音ではピアニスト=コンポーザーの系譜をショパン、リストと辿ってきましたが、ラフマニノフのピアノ協奏曲全曲録音シリーズの第1弾が登場。
 ■今回は古今のピアノ協奏曲の中でも抜群の人気を誇る第2番と、ラフマニノフ自身のピアノでストコフスキー指揮フィラデルフィア管弦楽団によって初演された第4番の協奏曲に加えて、ラフマニノフがピアノ独奏用に編曲したバッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータからの3曲を収録。

 録音:2015年10月(③〈ライヴ〉)、2018年4月(①②) フィラデルフィア

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ARCHIV



4837269
(15CD)
\7500→\6990

20世紀後半を代表する衝撃的交響曲全集を含む
 《サー・ジョン・エリオット・ガーディナー〜ベートーヴェン録音全集[アルヒーフ]》


ベートーヴェン:
《CD 1》
 交響曲1) 第1番ハ長調Op.21、2) 第2番ニ長調Op.36
   【録音】1993年3月、スネイプ(1)、1991年11月、ロンドン(2)/
《CD 2》
 交響曲1) 第3番変ホ長調Op.55『英雄』、2) 第4番変ロ長調Op.60
   【録音】1993年3月、スネイプ(1)、ロンドン(2)/
《CD 3》
 交響曲1) 第5番ハ短調Op.67『運命』、2) 第6番ヘ長調Op.68『田園』
   【録音】1994年3月、バルセロナ(ライヴ)(1)、1992年10月、ロンドン(2)/
《CD 4》
 交響曲1) 第7番イ長調Op.92、2) 第8番ヘ長調Op.93
   【録音】1992年12月、ロンドン/
《CD 5》
 交響曲第9番ニ短調Op.125『合唱』
   【演奏】リューバ・オルゴナソヴァ(ソプラノ)、
  アンネ・ソフィー・フォン・オッター(メッゾ・ソプラノ)、
  アンソニー・ロルフ=ジョンソン(テノール)、
  ジル・カシュマイユ(バリトン)、
  モンテヴェルディ合唱団
    【録音】1992年12月、ロンドン/
《CD 6》
 1) ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19、
 2) ピアノと管弦楽のためのロンド 変ロ長調WoO6、
 3) ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
   【演奏】ロバート・レヴィン(ピアノ)
   【録音】1995年9月、ロンドン(1, 3)、1996年9月、ワトフォード(2)/
《CD 7》
 ピアノ協奏曲1) 第3番ハ短調Op.37、2) 第4番ト長調Op.58
   【演奏】ロバート・レヴィン(ピアノ) 【録音】1997年11月、ワトフォード/
《CD 8》
 1) ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73『皇帝』、2) 合唱幻想曲Op.80
   【演奏】アンゲラ・カジミエルツシュク、コンスタンツェ・バッケス(ソプラノ)、
  スザンナ・スパイサー(アルト)、ロバート・ジョンソン、
  ジュリアン・ポッジャー(テノール)、ジュリアン・クラークソン(バリトン)、
  モンテヴェルディ合唱団(2)、ロバート・レヴィン(フォルテピアノ)
    【録音】1995年1月、ロンドン/
《CD 9》
 1) ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58(ピアノと弦楽五重奏のための)、
 2) 交響曲第2番ニ長調Op.36(ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための)
   【演奏】ロバート・レヴィン(フォルテピアノ)、ピーター・ハンソン、
  ルーシー・ハワード(1)(ヴァイオリン)、アラン・ジョージ(1)、
  アネッテ・イッサーリス(1)(ヴィオラ)、デイヴィッド・ワトキン(チェロ)
    【録音】1997年12月、ロンドン/
《CD 10》
 ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
   【演奏】ヴィクトリア・ムローヴァ(ヴァイオリン)
   【録音】2002年1月、ワトフォード/
《CD 11》
 ミサ・ソレムニス ニ長調Op.123
   【演奏】
   シャルロッテ・マルジョーノ(ソプラノ)、
   キャサリン・ロビン(メッゾ・ソプラノ)、
   ウィリアム・ケンドール(テノール)、
   アラステア・マイルズ(バス)、モンテヴェルディ合唱団
     【録音】1989年11月、ロンドン/
《CD 12》
 1) ああ、不実なる人よOp.65、2) 静かな海と楽しい航海Op.112、
 3) ミサ曲ハ長調Op.86
   【演奏】
   シャルロッテ・マルジョーノ(ソプラノ)(1, 3)、
   モンテヴェルディ合唱団(2, 3)、キャサリン・ロビン(メッゾ・ソプラノ)、
   ウィリアム・ケンドール(テノール)、アラステア・マイルズ(バス)(3)
     【録音】1991年11月(1)、1989年11月(2, 3)、ロンドン/
《CD 13-14》
 歌劇『レオノーレ』Op.72
   【演奏】ヒレヴィ・マルティンペルト、クリスティアーネ・エルツェ(ソプラノ)、
  ミヒャエル・シャーデ、キム・ペグリー、ロバート・バート(テノール)、
  フランツ・ハヴラタ、コリン・キャンベル(バリトン)、
  マシュー・ベスト、アラステア・マイルズ(バス)、
  クリストフ・バンツァー(ナレーター)、モンテヴェルディ合唱団
   【録音】1996年9月、ワトフォード/
[ボーナスCD]
《CD 15》
 サー・ジョン・エリオット・ガーディナー、交響曲について語る
  (英語、ドイツ語、フランス語)
     【録音】1994年
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティク
 (CD 9を除く)

 ベートーヴェン生誕250年記念
 ドイツ・グラモフォンより「ベートーヴェン2020」のキャンペーンの一環として、サー・ジョン・エリオット・ガーディナーがオルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティク、モンテヴェルディ合唱団とともにアルヒーフに行ったベートーヴェン録音がCD15枚組で発売されます。
 ロバート・レヴィンとのピアノ協奏曲、ヴィクトリア・ムローヴァとのヴァイオリン協奏曲も収録しています。
 ガーディナーが交響曲について語るインタビューを収録した未発売のボーナスCD付きです。
 



<映像>


BELAIR CLASSIQUES(映像)


BAC621
(4DVD)
¥4500
アレーナ・ディ・ヴェローナBOX Vol.1
 プッチーニ(1858-1924):トゥーランドット、
 グノー(1818-1893):ロメオとジュリエット、
 ヴェルディ(1813-1901):アイーダ


 【DISC 1】 (日本語字幕付)
 プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」
    トゥーランドット-マリア・グレギーナ(ソプラノ)、カラフ-サルヴァトーレ・リチートラ(テノール)、
   リュー-タマール・イヴェーリ(ソプラノ)、ティムール-ルイス=オクタヴィオ・ファリア(バス)、
   皇帝アルトゥム-カルロ・ボージ(テノール) ほか
   ジュリアーノ・カレッラ(指揮)、アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団&合唱団、バレエ団
   演出-フランコ・ゼッフィレッリ
    収録:2010年 /
    収録時間:128分 片面二層ディスク/
    画像:16:9 NTSC(DVD)/16:9 Full HD(Blu-ray)/
    音声:2.0 PCM, 5.1 DOLBY DIGITAL(DVD)、2.0 PCM, .1 DTS HD Master Audio(Blu-ray)/
    字幕:日、伊、英、独、仏、西  
  【DISC2&3(DVD)/DISC 2(Blu-ray)】 
  グノー:歌劇「ロメオとジュリエット」
   ジュリエット-ニーノ・マチャイゼ、ロメオ-ステーファノ・セッコ(テノール)、
   ステファノ-ケテヴァン・ケモクリゼ(メゾ・ソプラノ)、
   ジェルトルード-クリスティーナ・メリス(メゾ・ソプラノ)、
   ティバルト-ジャン=フランソワ・ボラス(テノール)、
   ベンヴォリオ-パオロ・アントニェッティ(テノール) ほか
   ファビオ・マストランジェロ(指揮)、
   アレーナ・ディ・ヴェローナ財団管弦楽団&合唱団、バレエ団
   演出:フランチェスコ・ミケーリ
    収録時期:2011年8月/
    収録時間:177分 片面二層ディスク/
    画像:16:9 NTSC(DVD)、16:9 Full HD(Blu-ray)/
    音声:2.0 PCM, 5.1 DOLBY DIGITAL(DVD)、2.0 PCM, DTS HD Master Audio 5.1(Blu-ray)/
    字幕:仏、伊、英、独、西

  【DISC 4(DVD)/DISC 3(Blu-ray)】
  ヴェルディ:歌劇「アイーダ」
   アイーダ-ヘー・ホイ(ソプラノ)、ラダメス-ファビオ・サルトーリ(テノール)、
   アムネリス-ジョヴァンナ・カゾッラ(メゾ・ソプラノ)、アモナズロ-アンブロージョ・マエストリ(バリトン)、
   ランフィス-アドリアン・サンペトレアン(バス)、国王-ロベルト・タリアヴィーニ(バス)、
   オメール・マイア・ウェルバー(指揮)、
   アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団&合唱団、バレエ団
   演出:ラ・フラ・デルス・バウス(芸術監督:アレクス・オリェ)
    収録時期:2013年6月/
    収録時間:139分画像:16:9 NTSC(DVD)、16:9 Full HD(Blu-ray)
    音声:2.0 PCM, 5.1 DOLBY DIGITAL(DVD)、2.0 PCM, DTS HD Master Audio 5.1
    字幕:伊、英、独、仏、西


BAC622
(3Blu-ray)
¥5300

  【アレーナ・ディ・ヴェローナでのライヴ3タイトルをまとめた、お買い得BOX登場!】
 人気の頂点で不慮の事故で亡くなる1年前のリチートラの名唱を堪能出来る「トゥーランドット」は、今年(2019年)亡くなった巨匠ゼッフィレッリによる2010年の演出。作品そのものがヴェローナを舞台としている「ロメオとジュリエット」は、美貌のソプラノ マチャイゼが熱演するジュリエットを楽しむことが出来ます。
 さかのぼること100年前、ヴェルディ生誕100年を記念して上演された「アイーダ」がアレーナ・ディ・ヴェローナ音楽祭の始まり。
 ヴェルディ生誕200年を記念して上演されたこの「アイーダ」は、ラ・フラ・デルス・バウスによるSFのような演出がほどこされ、広く開放的な劇場もあいまって、時間と空間を超越する不思議な感覚が楽しめます。
 




NAXOS(映像)



2.110631
(DVD)
¥3800
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)&トリノ王立歌劇場
 アルフレード・カゼッラ(1883-1947):
  歌劇《ラ・ドンナ・セルペンテ》(1932) プロローグと3幕、7場

   カルロ・ゴッツィ(1720-1806):原作/
   チェーザレ・ヴィコ・ラドヴィチ(1885-1968):台本/
アルティドール-ピエロ・プラッティ(テノール)
ミランダ-カルメラ・レミージョ(ソプラノ)
アルミッラ-エリカ・グリマルディ(ソプラノ)
ファルツァーナ/コリフェア-
 フランチェスカ・サッス(ソプラノ)
カンツァーデ-アンナ・マリア・キウリ(メゾ・ソプラノ)
アルディトルフ-フランチェスコ・マルシリア(テノール)
デモゴルゴン-セバスティアン・カターナ(バリトン) 他
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
トリノ王立歌劇場管弦楽団/合唱団
 (合唱指揮-クラウディオ・フェノーリオ)
ファットリア・ヴィッタディーニ(バレエ団)
リッカルド・オリヴィエール(振付)
 アルトゥーロ・チリッロ(演出)/
ダリオ・ジェサッティ(装置)/
ジァンルカ・ファラスキ(衣装)/
ジァンマリア・スポージト(衣装デザイン・アシスタント)
ジュゼッペ・カラブロ(照明)/
アリエッラ・ベッディーニ(映像ディレクター)
NYDX-50023
(DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4000+税
NBD0096V
(Blu-ray)
¥3800
NYDX-50024
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4000+税

 収録 2016年4月12.14日 トリノ王立歌劇場 イタリア
 収録時間:143分、音声:イタリア語歌唱、ステレオ2.0/DTS5.1(DVD)、ステレオ.0/dts-HD マスターオーディオ5.1(Blu-ray)/
 字幕:日本語・イタリア語・英語・ドイツ語・韓国語
 画面:16:9 REGION All(Code:0)-DVD/ 16:9 REGION .B.C-Blu-ray
 DVD・・・片面単層ディスク×1/片面2層ディスク×1/
 Blu-ray・・・2層 50GB 1080i High Definition

 妖精ミランダが、人間の王アルティドールと恋に落ちたという知らせが妖精の国中に知れ渡ります。妖精王デモゴルゴンは結婚を許す条件として、ミランダに「自身の正体を9年と1日の間秘密にしておくこと」と定め、その間にアルティドールの真実の愛を確かめなくてはいけません。もしその条件が達成できたのなら、ミランダは人間になりアルティドールと結婚できますが、もし愛が得られなければ、彼女は「へび」となって200年間地上をはい回らなくてはならないのです。さて、2人の愛の行方は-

 プッチーニの次世代に属する作曲家、アルフレード・カゼッラ。同世代の作曲家マリピエロらとともに20世紀初頭「イタリア新音楽協会」を結成し、当時のイタリアで全盛を誇っていたオペラではなく"純音楽"の普及に務めた人です。
 とは言え、全くオペラや声楽曲を作らなかったわけではなく、生涯で3つの歌劇を残しています。
 中でも、唯一の本格的な歌劇である《ラ・ドンナ・セルペンテ》は18世紀のコンメディア・デラルテの作家カルロ・ゴッツィの寓話劇(ワーグナーが同じ原作で《妖精》を作曲したことでも知られる)を台本に作曲したもので、レスピーギやストラヴィンスキーを思わせる華麗な管弦楽で彩られています。
 主人公ミランダを歌うのは、実力派ソプラノ、カルメラ・レミージョ。たびたびの日本公演でも高い技巧と情感溢れる歌唱で聴き手を魅了、人気を博す彼女が、ここでも体当たりの演技と歌唱を繰り広げます。
 アルティドールを歌うプラッティも輝く美声で難しい役を歌っています。さらに舞台を華やかに彩るダンサーたち、美しい衣装、舞台と相まって2007年からトリノ王立歌劇場でタクトを執ったノセダが見事にこの作品をまとめ上げています。







OPUS ARTE(映像)



OA1167D
(DVD)
¥3900
2018年グラインドボーンを沸かせた蝶々さん
プッチーニ(1858-1924):『蝶々夫人』 3幕のオペラ(1904)

  【特典映像】「蝶々夫人の変容」、キャスト・ギャラリー
蝶々さん-オルガ・ブズィオク(ソプラノ)
ピンカートン-ジョシュア・ゲレーロ(テノール)
シャープレス-マイケル・サミュエル(バリトン)
ゴロー-カルロ・ボージ(テノール)
スズキ-エリザベス・デション(メゾ・ソプラノ)
オメール・マイア・ウェルバー(指揮)
グラインドボーン合唱団
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
OABD7166D
(Blu-ray)
¥4700

 台本-ジュゼッペ・ジャコーザ、ルイージ・イッリカ、原戯曲-デーヴィッド・ベラスコ、原作-ジョン・ルーサー・ロング
 演出-アンニリース・ミスキモン/美術-ニッキー・ショウ

 収録 2018年6月21日 グラインドボーン/収録時間:143分(本編) 8分(特典映像)
 歌唱:イタリア語 LPCM 2.0/DTS Digital Surround 5.1(DVD)/LPCM 2.0/DTS Master Audio 5.1(Blu-ray)
 字幕:日本語・ドイツ語・英語・フランス語・韓国語
 画面:16:9 Region All 片面二層ディスク ANAMORPHIC (DVD)/1080i High Definition (Blu-ray)

  【2018年グラインドボーンを沸かせた蝶々さんが登場】
 モルドバ出身のソプラノ 、ブズィオクが蝶々さんを演じ、純粋で清楚な容姿と演技、確かな技術に支えられながら儚さを湛えた歌唱が作品の世界と絶妙に重なり、伸びやかな美声を聴かせるジョシュア・ゲレーロのピンカートンとあいまって大きな評判となりました。舞台は明治の日本から太平洋戦争後のGHQ統治下に移され、ピンカートンは進駐軍の将校という設定となっています。遠く日露戦争の昔よりも身近になり、また時代的な要素も多分に反映され、物語が今の私たちに生々しく迫る演出です。次世代を担う若手指揮者のホープの一人オメール・マイア・ウェルバーがプッチーニの音楽を瑞々しく情感豊かにまとめ上げています。

 プロモーション動画 https://youtu.be/bn2ebRPwB2o
 
 

OA1279D
(DVD)
¥3100
※演劇です
ウィリアム・シェイクスピア:十二夜
  【特典映像】キャスト・ギャラリー
  劇を彩る音楽の数々は、ソウルやディスコ
サー・アンドルー・エイギュチーク-マーク・アントリン
マリア-カーリー・ボーデン
ファビアン-ナンディ・ベベ
サー・トービー・ベルチ-トニー・ジャヤワーディーナ
オーシーノ公爵-ジョシュア・レイシー
アントニオ-ピーター・ローマン
フェステ-ラ・ガトー・ショコラ
オリヴィア-アネッテ・マクラフリン
マルヴォーリオ-カティー・オーウェン
セバスチャン-ジョン・ヒューモジーナ
ヴァイオラ-アニタ-ジョイ・ウワジェー

 演出 エマ・ライス
 収録:2017年7月31日  シェイクスピア・グローブ座、ロンドン/収録時間:146分
 字幕:英語/映像:16/9 NTSC All Region 片面2層/音声:LPCM 2.0

 シェイクスピア・グローブ座による、喜劇「十二夜」が登場。演出は「真夏の夜の夢」(OA1183D)も話題となったエマ・ライス。
 舞台を現代の港町に移し、劇を彩る音楽の数々は、ソウルやディスコとなっています。
 人種、ジェンダー、そしてLGBTなど現代の世相も反映させた、見ごたえのある内容です。

<LP>


ALPHA(LP)


ALPHA468
(2LP)
¥5300
モーツァルト(1756-1791):レクイエム (ジュスマイアー版/クルレンツィス校訂)
 A:
  1. <イントロイトゥス- 入祭唱> 永遠の安息を/2. <キリエ>/
  <セクエンツィア- 続唱>
   3. 怒りの日/4. 奇しきラッパの響き/5. 恐るべき御稜威の王
 B:
  1. 思い出したまえ/2. 呪われ退けられし者達が/3. 涙の日
 C:
  <オッフェルトリウム- 奉献文>
   1. 主イエス/2. 賛美の生け贄/3. <サンクトゥス- 聖なるかな>
 D:
  1. <ベネディクトゥス-祝福された者>/2. <アニュス・デイ-神の子羊>/
  3. <コムニオ-聖体拝領唱> 永遠の光
ジモーネ・ケルメス(ソプラノ)、
ステファニー・ハウツィール(アルト)、
マルクス・ブルッチャー(テノール)、
アルノー・リシャール(バス)、
テオドール・クルレンツィス(指揮)、 
ニュー・シベリアン・シンガーズムジカエテルナ   

 録音:2010年2月 ノボシビルスク国立オペラ・バレエ劇場 HD 192 KHz/24bit
 アナログ盤仕様:DMMカッティング、45rpm、180g重量盤、2LP、ダブルジャケット

  【クルレンツィスのベスト・セラーが、ハイスペック・アナログで登場!】
 2011年3月の発売以来ロング・セラーを続けており、近年廉価盤化してから驚異的な勢いで売れているクルレンツィスの名盤(ALPHA377)が、アナログ・レコードで登場します。
 音源は192 KHz/24bitのハイレゾリューション。DMM(ダイレクト・メタル・マスタリング)カッティングの採用により、マスター製作までの工程で発生するノイズやゴーストを低減し回転数45rpmで180g重量盤2枚に収録しています。
 演奏者のクレジットと欧文解説はダブルジャケットの内側に表記されており、歌詞カードは付属しておりません。
 限定プレス、シリアルナンバー入り。

 今やメジャーレーベルで飛ぶ鳥を落とす勢いの活躍を見せているクルレンツィス、CDデビューはALPHAレーベルからでした。3枚目のアルバムとなったのがこの「モーツァルト:レクイエム」。
 オーケストラと合唱の一体感、深く生々しい表情はまさにクルレンツィスの独壇場。また、古楽の世界で高く評価されているケルメスの歌い出しの美しさも特筆ものです。
 最も一般的なジュスマイアー版を使用していますが、クルレンツィスの意向でオルガンは省かれています。
 この盤で特徴的なのは、一般にモーツァルトの絶筆と言われる「涙の日(ラクリモサ)」の最後に鈴が鳴り響き、モーツァルト自身がここで計画していた「アーメン・フーガ」が未完の草稿のまま歌われているという点でしょう。
 この名曲の録音史に深い印を刻んだ記念碑的名盤です。

 プロモーション動画
  https://youtu.be/swqpxtRPat0
  https://youtu.be/zNL7TkmNC0I
 
 

ALPHA432
(2LP)
¥5300
※紹介済
ウィーン世紀末、六人の作曲家 〜アルマ・マーラーのまわりで〜 バーバラ・ハンニガン(ソプラノ)
レインベルト・デ・レーウ(ピアノ)
 A:
  シェーンベルク(1874〜1951):四つの歌曲 Op.2(1899)
   1.期待/2.その金色の櫛をくれないか/3.高揚/4.森にさす陽光
  ヴェーベルン(1883〜1945):リヒャルト・デーメルの詩による五つの歌曲(1906-08)
   5.理想の風景/6.岸辺にて
  B:
   (ヴェーベルン続き) 1.天へと向かう/2.夜におびえて/3.あかるい夜
   ベルク(1885〜1935):七つの初期歌曲(1907)
    4.夜/5.葦の歌/6.夜啼鶯/.夢を戴いて/8.部屋にいて/9.愛の讃歌/10.夏の日々
  C:
   ツェムリンスキー(1871〜1942):歌曲集 Op.2(1895〜1896)より
    1.思いつくこと/2.春の日中
   アルマ・マーラー=ヴェルフル(1879〜1964):五つの歌曲(1910)より
    3.静まりかえった都/4.甘やかな夏の夜/5.わたしは花のあいだを歩きまわる
  D:
   アルマ・マーラー=ヴェルフル:四つの歌曲(1915)より
    1.夜のさなかの光ヴォルフ(1860〜1903):ゲーテ歌曲集(1888)より/
    2.ミニョンの歌I/3.ミニョンの歌II/4.ミニョンの歌III/5.君よ知るや、かの国を

 録音:2017年10月 オムループ音楽センター(オランダ) DXD 352.8 KHz/24bit
 アナログ盤仕様:33 1/3 rpm、180g重量盤、2LP、ダブルジャケット、欧文解説書、欧文歌詞カード付

  【ハンニガンとデ・レーウの共演によるベスト・セラーがアナログ盤で登場!】
 2018年9月の発売以来、ベスト・セラーとなっているハンニガンとデ・レーウのウィーン世紀末歌曲集。DXD 352.8 KHz/24bitというハイスペックの録音を生かした、180g重量盤アナログが登場します。
 限定プレス、シリアルナンバー入り。
 20世紀レパートリーの演奏史をあざやかに塗り替え続けてきた異才歌手バーバラ・ハンニガンが、オランダを中心に現代音楽シーンを賑わせてきた指揮者であり「ユニークなサティ弾き」でもあるレインベルト・デ・レーウと「ウィーン世紀末(世紀転換期)」をテーマに、妖艶・蠱惑的にして多彩な歌の数々を音世界に結晶させてみせました。
 音楽家だけでなく建築家や哲学者などさまざまな知の巨人たちとも交流をもち、時代に独特の存在感を残した(グスタフ・マーラー夫人として知られる)アルマ・マーラー=ヴェルフルを軸に、ツェムリンスキーやヴォルフ、新ウィーン楽派の異才たちがどんな空気感のなかに生きていたか、21世紀の気配と100年前とを軽やかに行き来するハンニガンの歌い口が聴覚体験の刷新をもたらします。
 




GRAND SLAM(LP)


GSLP 0001/6
(6LP)
¥25000+税
「J.S.バッハ:
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータBWV 1001-1006(全曲)/
  ヨハンナ・マルツィ」
ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)
 [LP 1]無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1 番 ト短調BWV 1001
   【A 面】Adagio・Fuga. Allegro/ 【B 面】Siciliana・Presto
 [LP 2]無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第1番 ロ短調 BWV 1002
   【A 面】Allemanda・Double・Corrente・Double
   【B 面】Sarabande・Double・Tempo di Borea・Double
 [LP3]無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ短調 BWV 1003
   【A 面】Grave・Fuga/ 【B 面】Andante・Allegro
 [LP4]無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV 1004 ニ短調
   【A 面】Allemanda・Corrente・Sarabanda・Giga/ 【B 面】Ciaccona
 [LP5]無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 BWV 1005 ハ長調
   【A 面】Adagio・Fuga/ 【B 面】Largo・Allegro assai
 [LP6]無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 BWV 1006 ホ長調
   【A 面】Preludio・Loure・Gavotte en Rondeau
   【B 面】Menuet I & II・Bourée・Gigue

 Grand Slamレーベルの初LP!
 ヨハンナ・マルツィ、バッハの無伴奏ソナタとパルティータ、理想的カッティング6枚組で登場!250 セット完全限定発売

 録音:1954-1955 年/アビーロード・スタジオ(ロンドン)/
 国内プレス、完全限定生産、モノラル、日本語帯・解説付/制作:平林 直哉

 ■制作者より
 GRAND SLAM レーベルは2000年にGS-2000番から発売を開始し、今では約200点を超えました。また、2020年はレーベル設立20周年を迎えるため、記念事業の一環として初めてのLP制作を試みました。
 そこで、過去のカタログを見渡し、何が一番ふさわしいのか、LPファンが何を聴きたがっているのかを思案した結果、やはりマルツィのバッハではないかとの結論に達しました。
 CD(GS-2193/94)は2018年12月の発売以来、最も好調に動いているものであり、今回はその時に使用した2トラック、38センチのオープンリール・テープをマスターとしました。
 おそらくは一度しかプレス出来ないものなので、思い切って1曲1枚、合計6枚組という選択をし、マスタリングにも立ち会い、最善を尽くしました。
 オリジナルのLPは3枚にカッティングされているので、そのオリジナルを越えてやる!というつもりで作りました。二度とない機会ですので、気になる方はぜひどうぞ!(平林 直哉)




 

YARLUNG RECORDS(LP)


YR-9270
(LP)
¥5100
「美しさゆえに愛するのなら」 第1集
 ジョン・アダムス(1947-):Am I in your light ?、
 マーラー(1860-1911):リュッケルト歌曲集、
 ヘンデル(1685-1759):オンブラ・マイ・フ
サーシャ・クック(メゾ・ソプラノ)
イェフダ・ギラード(指揮)
コルバーン管弦楽団
   A:
    1.ジョン・アダムス:Am I in your light ? 〜歌劇《ドクター・アトミック》より
    マーラー:リュッケルト歌曲集
     2.私はほのかな香りを吸いこんだ/
     3.美しさゆえに愛するのなら/
     4.私の歌を覗き見ないで
   B:
    1.私はこの世に捨てられて/2.真夜中に/
    3.ヘンデル:私の愛するプラタナス-オンブラ・マイ・フ(懐かしい木陰〜歌劇《セルセ》より

 録音:2012年2月5-7日 ジッパー・ホール、コルバーン音楽院内 アナログ録音
 アナログ盤仕様:45rpm 180g重量盤

  【こだわりのアナログ録音をハイスペック・レコードで】
  2013年に発売されたアルバム「美しさゆえに愛するのなら」(YR-14148)のアナログが登場。
  ノイマンU-47マイク2本をメインとして、AKG C-12マイク2本をアシストとして用い、オリジナルのマイクロフォン・プリアンプからミキサーを通さずにダイレクトにアナログ・テープへと録音するシステムを採用したこだわりの録音を、回転数45rpmの180g重量盤レコードに落とし込みました。
 収録時間が短くなるため、オリジナルのCDに収録されていたショーソン「愛と海の詩」とヘンデル「アリオダンテ」は第2集として発売される予定です。
  歌詞カードは付属しません。
 
 サーシャ・クックは、あのアダムスの問題作「ドクター・アトミック」でオッペンハイマーの妻キティを歌ったことで、強烈な印象を与えました。
 このアルバムにもアリア「Am I in Your Light?」が収録されていますが、緊迫感溢れる全曲中、ふんわりと優しいこのアリアはとりわけ心に残るものであり、このアルバムのプロデューサーも、これを聴いたからこそ彼女のデビュー・アルバムを制作したいと強く願ったのだそうです。
 そんな製作者の強い思いを秘めたこの1枚は、確かに豊かな感情と色彩感に満ちたもので、しっとりとした彼女の歌声と、それを支えるオーケストラの響きは、聴き手に大いなる喜びを与えることでしょう。
 リュッケルト歌曲集の録音は2012年ニューポートで行われた博覧会において、オーディオ賞を獲得しています。
  














8/1(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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ABC CLASSICS



ABC 4818518
(3CD/特別価格)
¥5200→\4790
スチュアート・スケルトン
 アッシャー・フィッシュ(指揮)&西オーストラリア交響楽団

  ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》
スチュアート・スケルトン(トリスタン)、
グン=ブリット・バークミン(イゾルデ)、
エカテリーナ・グバノヴァ(ブランゲーネ)、
ボアズ・ダニエル(クルヴェナール)、
アイン・アンガー(マルケ王)、
アンガス・ウッド(メーロト)、
ポール・オニール(若い水夫/牧人)、
アンドルー・フット(舵手)、
セント・ジョージ・カテドラル・コンソート、
西オーストラリア交響楽団&合唱団、
アッシャー・フィッシュ(指揮)   

 オーストラリアが誇る世界有数のヘルデン・テノール、スチュアート・スケルトンがタイトル・ロールであるトリスタンを演じる、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」のライヴ・レコーディングが登場!
 ニューヨークのメトロポリタン歌劇場やロンドンのイングリッシュ・ナショナル・オペラ、ドイツのバーデン・バーデン音楽祭など世界各地でトリスタンを演じてきたスケルトンにとって、トリスタン役での録音はなんと今回が初!

 イゾルデにはドイツのグン=ブリット、バークミン、ブランゲーネにはエカテリーナ・グバノヴァ、クルヴェナールにはボアズ・ダニエルが起用されるなど、トリスタン役のスケルトンを取り巻くキャストたちも非常に豪華。
 西オーストラリア州の州都パースを本拠地とする、西オーストラリア交響楽団と首席指揮者アッシャー・フィッシュとのコンビの好調ぶりにも要注目です。

 ※録音(ライヴ):2018年8月



 


ABC 4817995
(2CD/特別価格)
¥4000
オーストラリアの女流作曲家たちの一世紀
 
・ハイド:ピアノ協奏曲第1番
   ミリアム・ハイド(ピアノ)、西オーストラリア交響楽団、ジェフリー・サイモン(指揮)
   録音:1975年5月22日
 ・ホーランド:ピアノ三重奏曲
   エッグナー・トリオ/録音:2015年11月14日
 ・グランヴィル=ヒックス:エトルリア協奏曲
   キャロリン・アルモンテ(ピアノ)、タスマニア交響楽団、リチャード・マイルズ(指揮)
   録音:2007年12月6日ᬢ7日
 ・サザーランド:ヴァイオリン協奏曲
   レナード・ドメット(ヴァイオリン)、メルボルン交響楽団、パトリック・トーマス(指揮)
   録音:1973年8月15日
 ・ボイド:夢の浮橋を渡ると
   コンテンポラリー・シンガーズ、アントニー・ウォーカー(指揮)
   録音:1993年6月
 ・カッツ=チェルニン:ロシアン・ラグ
   シドニー・アルファ・アンサンブル、デイヴィッド・スタンホープ(指揮)
   録音:1996年10月
 ・グレンフェル:春の
   クレア・エドワーズ(マリンバ)、カリン・シャウップ(ギター)
   録音:2015年6月22日
 ・ホウィットウェル:ロード・トリップ
   サリー・ウォーカー(フルート)、サリー・ウィットウェル(ピアノ)
   録音:2015年2月19日
 ・ムーア:ファーン
   アンサンブル・オフスプリング/録音:2013年11月18日
 ・マーフィー:スピニング・トップ
   ベノー・トリオ/録音:2016年12月20日
 ・ギフード:足跡
   アンサンブル・オフスプリング/録音:2018年7月
 ・ベッティーナ・デイヴィス:クリスタリーネ
   ACOコレクティヴ/録音:2018年2月27日

 20世紀を生きた、また21世紀の現在を活躍するオーストラリアの女流作曲家たちの作品を集めたプログラム。
 20世紀のオーストラリアにおける旗手的存在だったミリアム・ハイド(1913ᬢ2005)から、現在も活躍中のエレーナ・カッツ=チェルニン(1957ᬢ)、コンポーザー=ピアニストのサリー・ホウィットウィル(1974ᬢ)など、12人の女流作曲家たちの作品を収録したアンソロジーです。

 

ABC 4818197
(2CD/特別価格)
¥4000
ベスト・オヴ・ピーター・スカルソープ
 スカルソープ:
  バリへの音楽/アース・シティ/
  サクソフォン協奏曲《島の歌》/小さな都市/
  太陽の音楽第4番/高い丘で/イルカンダ第4番/
  ニュー・ノーチャ/レフト・バンク・ワルツ/
  ノーランジー/エヴォケイション/
  ウビルーより/弦楽四重奏曲第18番/カカドゥ
タマーラ=アンナ・シスロフスカ(ピアノ)
ウィリアム・バートン(ディジェリドゥ)
カリン・シャウップ(ギター)
リチャード・マイルズ(指揮)
タスマニア交響楽団、他

 20世紀のオーストラリアを代表する作曲家であり、同地の自然と音楽を融合させたスタイルで確固たる地位を築いたピーター・スカルソープ(1929ᬢ2014)の生誕90周年を記念して製作されたベスト盤。
 ユネスコの世界遺産に認定されているカカドゥ国立公園に因んだ作品である「ノーランジー」や「ウビルーより」、オーケストラ作品である「カカドゥ」や「アース・クライ」など、スカルソープの特徴を知るには最適なプログラムに仕上がっています。





CARO MITIS


 2003年に活動を開始したCaro Mitisは、非常に珍しいロシアのSACD Hybrid盤専門レーベルです。
 録音は世界有数のレコーディングチーム、Polyhymnia International B.V.が担当するなど、音質に徹底的にこだわっているところも大きな魅力です。
 

CM 0092007
(SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2600

モーツァルト:オーボエ作品集 Vol.3
 クラリネット協奏曲イ長調 K.622
  (アレクセイ・ウトキン編曲、オーボエ・ダモーレ版)
 2つのヴァイオリンのためのコンチェルトーネ ハ長調 K.190
  (アレクセイ・ウトキン編曲、フルート、オーボエ、
   ヴァイオリン、チェロとオーケストラ版)

アレクセイ・ウトキン
 (オーボエ・ダモーレ、 オーボエ)
マリナ・チェプリナ(フルート)
ピョートル・ニキフォロフ(ヴァイオリン)
ティグラン・ムラディアン(チェロ)
エルミタージュ室内管弦楽団

 

 ロシアのハイエンドレーベル"Caro Mitis"!

 ロシアの奇才にして天才オーボイスト、アレクセイ・ウトキン(1957ᬢ)が、自らの手によるアレンジでモーツァルトの超有名作品、「クラリネット協奏曲」と「コンチェルトーネ」をオーボエ・ダモーレとオーボエで奏でた要注目作!
 特に「クラリネット協奏曲」は、まるでオーボエ・ダモーレのためのオリジナル作品であるかのような完成度です。

 ※録音:2007年10月2日ᬢ4日、RTRスタジオ5(モスクワ)
 
 

CM 0112004
(SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2600
C.P.E.バッハ:オーボエ協奏曲&ソナタ集
 トリオ・ソナタ ニ短調(J.S.バッハのBWV.1036からの編曲)
 協奏曲変ホ長調 Wq.165
 ソナタ ト短調 Wq.135
 協奏曲ハ短調 Wq.22
アレクセイ・ウトキン(オーボエ)
マリナ・チェプリナ(フルート)
エカテリーナ・ドッシナ(チェロ)
アンナ・カルペンコ(チェンバロ)
エルミタージュ室内管弦楽団

 奇才アレクセイ・ウトキンが奏でるバッハは、ヨハン・セバスチャンではなく次男のカール・フィリップ・エマヌエル。
 ギャラント様式や多感様式を追求し独自のスタイルを築いたC.P.E.バッハの音楽を、ロシア屈指のオーボエの音色で。有名な「協奏曲変ホ長調 Wq.165」に加え、大バッハのBWV.1036からの編曲によるトリオ・ソナタ、ニ短調の協奏曲 Wq.22など、プログラミングも魅力的。

 ※録音:2004年8月22日ᬢ24日、モスクワ
 
 

CM 0102004
(SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2600
ブリテン:オーボエのための作品全集
 オヴィディウスによる6つの変容 Op.49
 幻想四重奏曲 Op.2
 2つの昆虫の小品(レオニード・ホフマン編)
 世俗的変奏曲(ヴィクトル・コゾドフ&アレクセイ・ウトキン編)
アレクセイ・ウトキン(オーボエ)
エルミタージュ室内管弦楽団

 古典派から近現代作品、オリジナルからアレンジまで膨大なレパートリーを誇るアレクセイ・ウトキンが、20世紀イギリス、ベンジャミン・ブリテンのオーボエ作品、アレンジ作品を選曲!
 特に無伴奏作品である「オヴィディウスによる6つの変容」では、その音色はもちろんのこと、録音のクォリティも見事。

 ※録音:2004年10月、モスクワ
 
 

CM 0102006
(SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2600
ハープシコードの宝石 Vol.4 〜
 ハープシコードによるショスタコーヴィチ、
  ハチャトゥリアン、シューマン等々

   ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ Op.87より
    イ長調、イ短調、変ロ短調、ニ長調
   ハチャトゥリアン:《子供のアルバム》より 3つの小品
   シューベルト:楽興の時第4番 Op.94-4
   メンデルスゾーン:無言歌 Op.67-4
   クラーマー:4つの小品
   シューマン:《子供のためのアルバム》Op.68より、フーガ ニ短調 Op.126
オルガ・マルティノワ(ハープシコード)

 モスクワ音楽院でピアノとハープシコードの両方を学んだ女流鍵盤奏者、オルガ・マルティノワの「ハープシコードの宝石」シリーズ第4巻は、一見、ハープシコード(チェンバロ)とは縁が無いと思われるショスタコーヴィチやハチャトゥリアンの作品を集めたプログラム。
 ショスタコーヴィチやハチャトゥリアン、シューマン、クラーマーなどのピアノ作品をハープシコードで聴いてみると・・・意外にもその親和性に驚くこと請け合い!
 モダン、ピリオドの双方に精通したマルティノワならではの見事な企画、演奏です。

 ※録音:2006年10月、RTRスタジオ5(モスクワ)
 




CHANDOS



CHSA 5220
(SACD HYBRID)
¥2800
ジョン・ウィルソン新シリーズ!、コルンゴルトの「交響曲嬰へ調」!
  コルンゴルト:交響曲嬰ヘ調 Op.40
  主題と変奏 Op.42(スクール・オーケストラのための)
  シュトラウシアーナ(ヨハン・シュトラウスの音楽による)
ジョン・ウィルソン(指揮)
シンフォニア・オヴ・ロンドン

 ☆アメリカ音楽のスペシャリスト、ジョン・ウィルソン!
 ☆コープランドに続き、コルンゴルトの管弦楽作品集も登場!
 ☆歴史あるレコーディング・オーケストラ、"シンフォニア・オヴ・ロンドン"をジョン・ウィルソンが再結成!

 指揮者、編曲家、そしてライト・ミュージックやアメリカ音楽のスペシャリストとして活躍し、Chandosでは、リチャード・ロドニー・ベネット、そしてアーロン・コープランドの管弦楽作品集で圧倒的な評価を築いてきたジョン・ウィルソンが新たに着手するのは、エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルトの管弦楽作品集!
 オーストリ=ハンガリー帝国のブリュン(現在のチェコ)に生まれ、オーストリアとアメリカで活躍し、映画音楽の作曲家としても知られるコルンゴルト。
 「フランクリン・デラノ・ルーズベルトの追憶に」と書かれた彼の唯一の交響曲である「交響曲嬰へ調」、アメリカ・スクール・オーケストラ協会からの委嘱により作曲した「主題と変奏」と「シュトラウシアーナ」。
 
 "シンフォニア・オヴ・ロンドン"は、映画音楽やレコーディング・セッションのための専門的なオーケストラとして1955年に設立され、これまで300以上の映画や多数のレコーディングにその名がクレジットされています。
 2018年にジョン・ウィルソンがシンフォニア・オヴ・ロンドンを再結成し、このコルンゴルト・アルバムで再始動を果たしました。今後も更なるレコーディングが予定されています。

 ※録音:2019年1月14日−16日、セント・オーガスティン教会(キルバ—ン、ロンドン)



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CHSA 5237
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
ガードナー待望のバルトーク第3弾!、青ひげ公の城!
 バルトーク:歌劇 《青ひげ公の城》 Op.11, BB.62
エドワード・ガードナー(指揮)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団
ジョン・レリエ(バス/青ひげ)
ミシェル・デヤング(メゾ・ソプラノ/ユディット)
パール・マーチャイ(朗読/プロローグ)

 ☆2015年からベルゲン・フィルの首席指揮者を務めるエドワード・ガードナー!
 ☆バルトーク第3弾はバルトーク唯一のオペラ、「青ひげ公の城」!

 2015年からノルウェーの名門ベルゲン・フィルの首席指揮者を務め、2021年からはユロフスキの後任としてロンドン・フィルの首席指揮者を担うことが発表され話題を呼んでいるイギリスの次代を担うマエストロ、エドワード・ガードナー。

 メルボルン響との「中国の不思議な役人」(CHSA5130)、ベルゲン・フィルとの「オケコン」(CHSA5189)に続くバルトーク・レコーディングは、バルトークの唯一のオペラ作品、「青ひげ公の城」が登場!
 イングリッシュ・ナショナル・オペラの音楽監督を15年にわたって務めあげ、メトロポリタン歌劇場、ロイヤル・オペラ・ハウス、パリ国立オペラ、シカコ・リリック・オペラ、グラインドボーン音楽祭など、世界のオペラ・シーンで華々しく活動してきたエドワード・ガードナーの手腕、そしてMETで活躍してきたジョン・レリエ、ミシェル・デヤングらの歌声にも注目です!

 ※録音:2018年11月16日−17日&19日、グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)



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CHAN 10981
¥2400→\2190
ラモン・ガンバ(指揮)&BBCウェールズ・ナショナル管
 イギリスの音詩集 Vol.2
ラモン・ガンバ(指揮)、
BBCフィルハーモニック
 ジョン・ハーバート・フォウルズ(1880−1939):エイプリル=イングランド Op.48-1
 エリック・フォッグ(1903−1939):メロク
 ユージン・グーセンス(1893−1962):バイ・ザ・ターン Op.15-1
 ヴォーン・ウィリアムズ:ハーナム・ダウン
 ドロシー・ハウエル(1898−1982):ラミア
 フレデリック・ハイメン・コーウェン(1852−1935):夢(世界初録音)
 パトリック・ハドリー(1899−1973):キンダー・スカウト(世界初録音)
 アーサー・ブリス(1891−1975):メレ幻想曲

 ラモン・ガンバ・プレゼンツ!イギリスのトーン・ポエム集第2巻!

 ☆ラモン・ガンバによる知られざる英国音楽の宝石集。
 ☆イギリスの音詩(トーン・ポエム)集、待望の第2巻!

 代名詞となっている「シャンドス映画音楽集(Chandos Moveis)」のほか、ルース・ギップスやヴァンサン・ダンディ、ミクロス・ローザなど知られざる管弦楽作品の録音で名を馳せたシャンドスの中核指揮者の一人、ラモン・ガンバ。
 イギリスとアイルランドの知られざる管弦楽作品を紹介し話題を呼んだ「ブリテン諸島の序曲集(Vol.1 CHAN 10797/Vol.2 CHAN 10898)」に続いてリリースされた「イギリスの音詩(トーン・ポエム)集」、待望の第2巻が登場。

 イギリスの風景を描写した作品から、バレエ音楽的、民族的、神話的作品など、1903年から1932年までの20世紀初頭のイギリスで作曲された多様なスタイルの管弦楽小品集。2曲の世界初録音を含む、これまであまり知られていなかった英国音楽のきらめく宝石を、ラモン・ガンバの柔軟で多彩な指揮が描きます。英国音楽愛好家要注目!

 ※録音:2019年1月31日−2月1日、メディア・シティ(サルフォード、マンチェスター)




ラモン・ガンバ(指揮)&BBCウェールズ・ナショナル管
 イギリスの音詩集 Vol.1


CHAN 10939
¥2400→\2190
ラモン・ガンバ(指揮)&BBCウェールズ・ナショナル管
 イギリスの音詩集 Vol.1

 フレデリック・オースティン:交響的狂詩曲《春》
 ウィリアム・オルウィン:
  サリー・ヒルズからの音詩《ブラックダウン》
 グランヴィル・バントック:
  管弦楽のための音詩第5番《アトラスの魔女》
 アイヴァー・ガーニー:
  管弦楽のための《グロスターシャー狂詩曲》
 ヘンリー・バルフォア・ガーディナー:
  小管弦楽のための《バークシャー田園詩曲》(世界初録音)
 レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ:
  管弦楽のための印象《ソレント》
ラモン・ガンバ(指揮)
BBCウェールズ・ナショナル管
 
 代名詞となっている「シャンドス映画音楽集(Chandos Moveis)」のほか、ヴァンサン・ダンディやミクロス・ローザ、マルコム・ウィリアムソンなど知られざる管弦楽作品の録音で名を馳せたシャンドスの中核指揮者の一人、ラモン・ガンバ。
 イギリスとアイルランドの知られざる管弦楽作品を紹介し話題を呼んだ「ブリテン諸島の序曲集(Vol.1 CHAN 10797/Vol.2 CHAN 10898)」に続く新シリーズ、「イギリスの音詩(トーン・ポエム)集」がスタート!
 第1弾では、ヴォーン・ウィリアムズやオルウィンから、バントック、ガーニー、ガーディナーまで、20世紀初頭の個性的で知られざる管弦楽作品を収録。アイヴァー・ガーニーの神秘的な「グロスターシャー狂詩曲(グロスターシャー・ラプソディ)」は、1919年から1921年頃に作曲されているが、2010年にようやく初演された作品。また、ジョン・エリオット・ガーディナーの大叔父にあたるヘンリー・バルフォア・ガーディナーの「バークシャー田園詩曲(バークシャー・イディル)」は、このアルバムが世界初録音。

 録音:2016年9月14日−16日、BBCホディノット・ホール(ウェールズ)




 

CHAN 20037
¥2400
旅 〜 フルートとギターのための作品集 リサ・フレンド(フルート)、
クレイグ・オグデン(ギター)†、
アクアレル・ギター四重奏団*
 パウロ・ベリナッチ(b.1950):ビー玉遊びのバイヨン*/
 ラヴェル: ハバネラ形式の小品†/
 ブラームス:ハンガリー舞曲第5番*/
 ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番より アリア†/
 パガニーニ:カンタービレ Op.17†/
 プーランク:3つの無窮動†/
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34-14*/
 イベール:間奏曲†/
 ドニゼッティ:人知れぬ涙(歌劇 《愛の妙薬》より)*/
 ショスタコーヴィチ:映画音楽 《第一梯団》より ワルツ*/
 フォーレ:パヴァーヌ: Op.50†/
 ピアソラ:タンゴの歴史†

 リサ・フレンド第3弾! 名曲のアレンジも満載!フルートとギターのための作品集!

 ☆ロドニー・フレンドの愛娘でもあるイギリスの麗しきフルーティスト、リサ・フレンドChandos第3弾。
 ☆「ヴォカリーズ」、「ブラジル風バッハ第5番」、「ハンガリー舞曲」、「フォーレのパヴァーヌ」他、名曲満載!
 ☆フルートとギター、そしてフルートとギター四重奏のための作品集!

 英国の大ヴァイオリニスト、ロドニー・フレンドの愛娘リサ・フレンドは、16歳からニューヨーク・フィルのフルート奏者ルネ・シーバートに師事し、英国王立音楽大学ではスーザン・ミランの下で学び、現在はソリストとして活躍中。
 イギリスのSignum ClassicsやChamps Hill Recordsなどからソロ録音を発売し人気を集めてきたリサ・フレンドのChandosレコーディング第3弾は、ブラームスからブラジルのベリナッチまで、フルートとギターのための幅広いレパートリーを旅する魅惑のプログラム。
 イベールとピアソラのオリジナル作品の他は、「フルートとギター」、あるいは「フルートとギター四重奏」の編成のためにアレンジ&トランスクリプションされたもので、ブラームス、ラフマニノフ、フォーレ、パガニーニ、ヴィラ=ロボスらの名曲が快活で新鮮なサウンドで蘇ります。

 このプログラムで、単なる伴奏者ではなく重要な役割を果たすのは、90年代のChandosを中心に多くの名録音を残してきたイギリスの名ギタリスト、クレイグ・オグデンと、オグデンやゴードン・クロスキーの指導の下に王立ノーザン音楽大学で結成され、世界でも有数のギター四重奏団として活躍するアクアレル・ギター四重奏団です。

 ※録音:2018年10月26日−28日、80ヘルツ・スタジオ(マンチェスター)

 


CHAN 20119
¥2400
イモジェン・クーパー(ピアノ)
 イベリアとフランシア
イモジェン・クーパー(ピアノ)
 ラヴェル:逝ける王女のためのパヴァーヌ、道化師の朝の歌(《鏡》より)/
 ファリャ:ドビュッシーの墓のための讃歌/
 ドビュッシー:
  グラナダの夕べ(《版画》より)、
  ヴィーノの門(前奏曲集第2巻より)、
  とだえたセレナード(前奏曲集第1巻より)/
 アルベニス:
  エル・アルバイシン(《イベリア》第3巻より)、
  エボカシオン、港、セビーリャの聖体祭(《イベリア》第1巻より)/
 モンポウ:歌と踊り 第1番/
 ドビュッシー:喜びの島/
 アルベニス:入江のざわめき(《旅の思い出》より)/
 モンポウ:歌と踊り 第6番

 イモジェン・クーパーの新境地!近代スペインとフランスを結ぶピアノ作品集!

 ☆古典派、ロマン派独墺作品のスペシャリスト、イモジェン・クーパー!
 ☆イモジェン・クーパーの新境地、近代スペインとフランス、カタルーニャとバスクを結ぶ華麗なプログラム!

 パリでジャック・フェヴリエとイヴォンヌ・ルフェビュール、ウィーンでイェルク・デームスとパウル・バドゥラ=スコダにピアノを学び、アルフレッド・ブレンデルの弟子としても知られるイギリスの才女イモジェン・クーパー。
 シューベルトを中心に、古典派&ロマン派の独墺系レパートリーのスペシャリストとして世界的な名声を獲得して来たイモジェン・クーパーの新たな境地は、「イベリアとフランシア」と題する、近代スペインとフランスのピアノ作品集!

 アルベニスからドビュッシー、ラヴェル、そしてファリャを経てモンポウへと至る極彩色のプログラム。歴史的、言語的、文化的にも深い繋がりを持つカタルーニャ(アルベニスとモンポウの故郷)とフランス南部のバスク地方(ラヴェルの生地)、そしてドビュッシーを敬愛したファリャの音楽、ドビュッシーによるスペイン的な作品を結ぶという、イモジェン・クーパーならではの緻密で濃密なリサイタルです。

 ※録音:2019年3月25日−28日、コンサート・ホール(スネイプ・モルティングス、サフォーク)
 




CHRISTOPHORUS


CHR 77440
¥2600
ヨハン・ザムエル・ヴェルター:コラール・カンタータ集 エッコ・ラ・ムジカ
 パウル・ハインライン(1626−1686):5声のソナタ 《Battallia ex C》/
 ヨハン・ザムエル・ヴェルター(1650−1720):主イエス・キリスト, 汝こよなき宝*/
 ヨハン・ミヒャエル・ニコライ(1629−1685)2声のソナタ第14番*/
 ヴェルター:神がわれらを憐れみ*/
 ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(1623−1665):3声のソナタ/
 ヴェルター:Auff, auff ihr Gottes HauBgenossen*/
 作者不詳(17世紀):2声のヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ*/
 ヴェルター:わが愛する神に*/
 アントニオ・ベルターリ(1605−1669):6声のソナタ第101番/
 ヴェルター:Wenn wir in höchsten Nothen seyn*
  (*=世界初録音)

 17世紀前半ドイツの知られざるカンタータ、ヨハン・ザムエル・ヴェルター世界初録音

 エエコ・ラ・ムジカは、ヴィオール奏者のハイケ・ヒュンマーとサックバット奏者のマティアス・シュプリンツが主宰し、1987年の設立以来17世紀前半の豊かな音楽遺産を発表し続けてきた声楽と器楽による古楽案サンプル。
 ヨハン・ザムエル・ヴェルターはシュヴェービッシュ・ハルの聖ミヒャエル教会で45年にわたってオルガニストを務めた音楽家。ベルリン、フランクフルト、アウクスブルクでも役職を与えられ、生涯で400以上の作品を書いたと言われていますが、現存するのはわずか10数曲のカンタータのみです。ここでは、コラール・カンタータの歴史において、プレトリウスとJ.S.バッハの間のもっとも重要な音楽家ともいわれるヴェルターの5つのカンタータ(いずれも世界初録音)と、同時代の様々な器楽曲を収録しています。

 ※録音:2018年11月5日−7日、SWR放送スタジオ(シュトゥットガルト)

 


CHR 77438
¥2600
皇帝マクシミリアン1世の時代の歌曲、シャンソン、舞曲集
 イザーク、オケゲム、ゼンフル、ジョスカン・デ・プレ、
 ホーフハイマー、他、作曲者不詳の作品
ザビーネ・ルッツェンベルガー
 (メゾ・ソプラノ&指揮)
アンサンブル・ペル=ソナット

 Christophorusが贈る、神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世(1459−1519))の没後500周年記念リリース。アンサンブル・ホフカペレによるモテット&ミサ曲集(CHR 77439)に続く第2弾は、中世からルネサンスの音楽を専門とする歌手、ザビーネ・ルッツェンベルガーと、彼女が芸術監督を務める古楽アンサンブル "ペル=ソナット(PER-SONAT)"によるマクシミリアン1世の時代の音楽。
 イザーク、オケゲム、ジョスカン・デ・プレなど、マクシミリアン1世の宮廷へ招かれて活動した当時の重要な作曲家たちによる歌曲、シャンソン、舞曲集です。

 ※録音:2019年1月11日−13日、ドイツ

 

CHE 0214-2
¥1600
フルートとハープのための多感様式の音楽
 アーベル:フルート・ソナタ ヘ長調/
 クヴァンツ:アダージョ ハ長調/
 C.P.E.バッハ:愛は私の歌/
 ベンダ:フルート・ソナタ ホ短調/
 テレマン:ファンタジア ニ短調/
 ベンダ:フルート・ソナタ ト長調/
 キルンベルガー:来たれ、創り主にして聖霊なる神よ/
 ミューテル:フルート・ソナタ ニ長調/
 J.S.バッハ:シチリアーノ(フルート・ソナタ変ホ長調より)
ローレンス・ディーン(フルート)
アンドルー・ローレンス=キング
 (ハープ、ハープシコード、オルガン)

 ハノーファー・ホフカペレ、フィオーリ・ムジカーリ、ラ・ストラヴァガンツァ・ケルンなどの古楽アンサンブルで演奏してきたドイツのバロック・フルート奏者ローレンス・ディーンと、ヒストリカル・ハープの世界的名手アンドルー・ローレンス=キング。C.P.E.バッハを代表とする「多感様式」のフルート作品を収録した1995年録音が復刻リリース。

 ※録音:1995年10月23日−25日、オランダ





COBRA RECORDS


COBRA 0071
¥2600
トレーシズ 〜 バッハ、ショスタコーヴィチ、グラズノフ、リゲティ アルデムス・サクソフォン四重奏団
 リゲティ:木管五重奏のための6つのバガテル(arr. Fabio Oehrli)/
 J.S.バッハ:コラール「いと高きにある神の栄光」 BWV.260/
 ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏のための2つの小品(arr. Lisa Wyss)/
 J.S.バッハ:コラール「ああ神よわが嘆息を聞きたまえ」 BWV.254/
 グラズノフ:サクソフォン四重奏曲変ロ長調 Op.109/
 J.S.バッハ:コラール「ああ罪人なるわれ何をなすべきや」 BWV.259/
 ドビュッシー:ピアノのための「夢想」(arr. Vincent David)/
 J.S.バッハ:コラール「復活ののち四十日にて」/
 デヴィッド・ビーデンベンダー(b.1984):
  サクソフォン四重奏のための「ユーヴ・ビーン・トーキング・イン・ユア・スリープ」(2010)/
 J.S.バッハ:コラール「ああ愛するキリスト者よ、心安んぜよ」 BWV.256/
 ピアソラ:忘却(オブリビオン)(arr. Yo-yo Su)
 
 オランダの情熱的なサクソフォン・クァルテット!バッハ、ドビュッシー、ピアソラのアレンジ!

 ☆オランダの情熱的なサクソフォン・クァルテットのデビュー・アルバム!
 ☆バッハ、ショスタコーヴィチ、ドビュッシー、ピアソラのアレンジ作品とグラズノフのサクソフォン四重奏曲!

 アルデムス・サクソフォン四重奏団(Ardemus Quartet)は、2014年にアムステルダムで結成され、ザグレブ、アムステルダム、大阪等のコンクールで成功を収め、オランダ・クラシカル・タレント・アウォード2017/2018のファイナリストに選出、オランダとヨーロッパの様々な音楽祭、リサイタルで演奏しています。
 ファースト・アルバムとなる「Traces」は、彼らがここ数年で追究してきた音楽を辿るプログラム。バッハのコラールから、リゲティ、ショスタコーヴィチ、ドビュッシー、ピアソラの名曲のサクソフォン四重奏アレンジと、グラズノフのサクソフォン四重奏曲、吹奏楽や管楽器アンサンブルの作品で知られるアメリカの若き作曲家デヴィッド・ビーデンベンダーのオリジナル作品を収録。

 ※録音:2018年11月29日−12月2日、オランダ

 

COBRA 0067
¥2600
遺産 〜 ゴヤの時代のマドリードの音楽
 ボッケリーニ:
  弦楽四重奏曲変ホ長調 Op.24-3, G.191(世界初録音)
 ブルネッティ:弦楽四重奏曲変ロ長調 L.185(世界初録音)
 マヌエル・カナレス:弦楽四重奏曲ト長調 Op.3-5
 ジョアン・ペドロ・デ・アルメイダ・モタ:
  弦楽四重奏曲ニ短調 Op.6-2
 ボーナス・トラック 〜
  モラレス:
   キリエ(死者のためのミサ曲より)
キロガ弦楽四重奏団

 ガリシア地方の大ヴァイオリニスト、マヌエル・キロガ(1892−1961)の名を冠するスペインのクヮルテット、キロガ弦楽四重奏団(Cuarteto Quiroga)。
 すべてガット弦を用いたピリオド楽器を使用しており、2007年にスペイン国営放送の文化賞を授与された新世代アンサンブルのCobra Records第5弾。
 フランシスコ・デ・ゴヤが宮廷画家として活躍した時代(18世紀後半)のマドリードは絵画以外の芸術も盛んに行われており、ヨーロッパの弦楽四重奏シーンのもっとも活発な都市の1つでもあったことを証明しようとするプログラム。

 ※録音:2018年12月17日−19日、ベルギー 
 
 プロモーション動画: https://www.youtube.com/watch?v=gUiYFaaoFks
 
 
COBRA 0070
¥2600
チェコのピアノ作品集
 ヨゼフ・スーク(1874−1935):愛の歌 Op.7-1
 ヤロスラフ・クヴァピル(1892−1958):
  スルー・ザ・ヴァリー・オヴ・グリーフ・アンド・ソロー
   (世界初録音)
 マルティヌー:庭への窓
 ミロスラフ・カベラーチ(1908−1979):
  短いピアノ小品集(世界初録音)
 ヤナーチェク:霧の中で
クセニア・クズメンコ(ピアノ)

 クセニア・クズメンコはベラルーシの首都ミンスク出身、ベラルーシの国立音楽アカデミーとハーグ王立音楽院で研鑽を積み、1999年からは自身もハーグ王立音楽院で教えています。
 ヴァイオリンのリサ・ヤコブス、チェロのルツィエ・シュチェパーノヴァーらと共演したアルバムで一定の評価を得てきたクセニア・クズメンコのソロ・アルバム。スーク、マルティヌー、ヤナーチェクらチェコを代表する作曲家のピアノ作品と、クヴァピル、カベラーチらの知られざる作品を組み合わせたチェコ・プログラム。
 チェコ、東欧音楽の愛好家は要チェックです。

 ※録音:2018年7月16日−19日、オランダ





ENCELADE


ECL 1703
¥2500
モッテッティと技巧的なカンツォーニ ラ・ギルド・デ・メルスネール
アドリアン・マビール(コルネット、フルート、指揮)
 イッポリート・ターターリーノ(c.1559−1582):スザンナによるカンツォン/
 ラッスス:シュザンヌはある日/
 ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンタナ(c.1570−1649):ソナタ第13番/
 ジョヴァンニ・ヴァレンティーニ(c.1582−1649):6声のカンツォン/
 ジョヴァンニ・パオロ・チーマ(c.1570−1622):ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ/
 パレストリーナ:野も丘も(バッサーノのディミニューション付き)/
 ダリオ・カステッロ(c.1590−c.1630):ソナタ第2番/
 パレストリーナ:わが愛する者よ, 汝すべてに美し(ロニョーニのディミニューション付き)/
 フォンタナ:3声のソナタ第16番/
 デ・ローレ:別れの時は(ロニョーニのディミニューション付き)/
 チーマ:2つのソプラノ声部と通奏低音のためのソナタ/
 ビアージョ・マリーニ(1595−1663):コルネットとオルガンのためのソナタ/
 ジョヴァンニ・アントニオ・ベルトーリ(1605−1669):ソナタ第1番/
 ジョヴァンニ・アントニオ・リッチオ(c.1600−after 1621): Jubilent Omnes

 ラ・ギルド・デ・メルスネールは、フランスの若きコルネット(ツィンク)奏者、アドリアン・マビールが創設した、16世紀〜17世紀の音楽を専門とするピリオド楽器アンサンブル。ジョヴァンニ・バッサーノの作品集(ECL 1501)以来となるセカンド・アルバム。
 技巧的な管楽器と声楽による17世紀イタリアのほとんど演奏も録音もされていない音楽を集成。歌、コルネット(&リコーダー)、リコーダー(&Bombardino)、ファゴット(&リコーダー)、ヴァイオリン、オルガンの6名が様々な編成で参加。サンタマン=ド=ボワ寺院のルネサンス・オルガンを使用。

 ※録音:2017年7月31日−8月4日、サンタマン=ド=ボワ寺院(シャラント、フランス)





ET’CETERA


KTC 1507
¥2500
シューベルト:4手連弾のための作品集 Vol.7
 序曲ヘ長調 D.675/
 フランスの歌による8つの変奏曲ホ短調 D.624/
 4つのレントラー D.814/
 行進曲ト長調「子供の行進曲」 D.928/
 幻想曲ト長調 D.1/幻想曲ハ短調 D.9/
 幻想曲ハ短調 D.48/j曲ト短調 D.668
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ)
ヴェールレ・ペーテルス(フォルテピアノ)

 フォルテピアノで弾くシューベルトの権威フェルミューレンのシューベルト連弾最終巻!

 ☆フォルテピアノで弾くシューベルトの権威的奏者、ヤン・フェルミューレン!
 ☆"4手"のシューベルト、最終巻となる第7巻!

 ヴィーラント・クイケンやパウル・ドンブレヒトなど世界的古楽奏者らと共演してきたベルギーの古楽系鍵盤奏者ヤン・フェルミューレン。
 ナネッテ・シュトライヒャー製のフォルテピアノを使用し、全6巻CD12枚組で完成させたシューベルトのピアノ独奏作品集(KTC 1336)は、当時いくつかの国際的な音楽誌でシューベルトの理想的な解釈と紹介され、同年のフランドル地域での「ミュージシャン・オヴ・ザ・イヤー」にも選ばれるなど、シューベルト演奏の権威として高い名声を得ています。
 そんなフェルミューレンが、「独奏」の次にスタートした「4手連弾」によるシューベルト・プロジェクト、ついに最終巻となる第7巻が登場。
 1825年〜1830年頃にトレンドリンによって制作されたフォルテピアノを使用し、弟子でもあるヴェールレ・ペーテルスと共にタッチ、タイミング、感情、解釈が理想的に統一された最高峰の連弾を締めくくります。

 ※使用楽器:Tröndlin (ライプツィヒ1825−1830)

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KTC 1640
¥2500→\2290
エコーズ 〜
 ドビュッシー、ラヴェル、サン=サーンス:室内楽編曲作品集

  ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(ティム・ミューレマン編曲)
          ヒースの荒野(前奏曲集より/フレデリク・ネイリンク編曲)
  フレデリク・ネイリンク(b.1985):ドビュッシー・エコー
  シェーンベルク:室内交響曲第1番 Op.9(ウェーベルン編曲)
  ラヴェル:道化師の朝の歌(「鏡」より/ミューレマン編曲)
  サン=サーンス:死の舞踏 Op.40(ミューレマン編曲)
トゥミーシス・アンサンブル

 2016年にブリュッセル王立音楽院のメンバーによって設立され、ベルギーの若手アーティストに贈られる「スーパーノヴァ賞2016」(Supernova Competition 2016)を受賞したアンサンブル、トゥミーシス・アンサンブルがEt'ceteraよりCDデビュー!
 ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、クラリネット、フルートの五重奏で、若き情熱と探求心溢れる才気煥発な活動を繰り広げています。

 デビュー・アルバムは、ドビュッシー、ラヴェル、サン=サーンス、シェーンベルクらパリとウィーンの作曲家による名曲をこのアンサンブルの編成へと編曲した意欲的なプログラム。
 ドビュッシー、ラヴェル、サン=サーンスの3曲をアレンジしているティム・ミューレマンは、彼らの友人でもあるというベルギーの若きコンポーザー&アレンジャー、ティム・ミューレマンです。

 ※録音:ベルギー





PRIMA FACIE


PFCD 106
¥2500
ストリップ・ジャック・ネイキッド 〜 マクネフ:室内楽作品集
 大編成アンサンブルのための《カウンティング》
 アンサンブルのための《4つのゴッホのチョーク》
 メゾ・ソプラノとアンサンブルのための《歌の組曲》
 八重奏のための《ルクス》
ココロ
マーク・フォークゲン(指揮)
ロアー・リクセンベルク(メゾ・ソプラノ)

 2005年にはボーンマス交響楽団の初となる「コンポーザー・イン・ザ・ハウス」、その2年後には「コンポーザー・イン・レジデンス」に任命され、現在は歌劇などの舞台作品、吹奏楽作品の作曲家としても高い評価を受けているスティーヴン・マクネフ(1951ᬢ)は北アイルランドの首府ベルファスト出身。
 このマクネフの室内楽作品を演奏するアンサンブル、ココロ(日本語の「心」をアンサンブル名としたそうです)は、ボーンマス交響楽団のメンバーによって構成される20〜21世紀作品のスペシャリスト集団。近年のカラビッツとボーンマス響の好調を支える演奏家たちがハイレベルの演奏をココロが繰り広げています。

 ※録音:2016年10月29日ᬢ30日、トンブリッジ

 

PFCD 103
¥2500
ノース・イースト・ハウンティングス 〜
 グレアム:ピアノ作品集

  ソナタ/ペルセポネー/イリス/ヘカテー/
  ジェームズへの80のノート/ピアノのための小品/
  ノース・イースト・ハウンティングス/ソナチナ
アレクサンドル・シラム(ピアノ)

 イギリスのダラム出身のジャネット・グレアム(1948ᬢ)は、1978年にBBCヤング・コンポーザーズ・フォーラムの一員に選ばれた後、ミュージック・セラピーのセラピストに転身。2013年6月に作曲家として本格的にカムバックしたという経歴の持ち主。
 神話の女神を題材とした80年台の作品、2017年に完成したピアノ・ソナタなど、そのキャリアのハイライトとなる作品集です。
 ピアニストは、ポーランド人の両親のものイギリスで生まれた現代音楽のスペシャリスト、アレクサンドル・シラム。数々の新作初演を手掛けてきたイギリスの実力派です。

 ※録音:2018年8月13日、サウサンプトン(イギリス)





CARPE DIEM


CD-16307
【旧譜】
¥2700
Il viaggio d'Amore 愛の旅さまざまな国の愛の歌
 スペイン
  1.16世紀頃:咲きたてのばら/
  2.不詳:カナリオ/
  3.パタチオ(14世紀頃):私は小麦色の娘/
  4.伝承/ガルシア・ロルカ(1898-1936)編:ラ・タララ/
  5.ムルシア(1673-1739):ホタ

 カタロニア/
  6.カタロニア民謡:アラゴンの婦人

 ガリシア/
  7.ピントス:カンクロ・クル

 イタリア/
  8.モンテヴェルディ(1567-1643):苦しみが甘美であるならば

 スイス/
  9.伝承:ジロメッタ

 フランス/
  10.16世紀頃:私の愛/
  11.サンドラン(1490-1561):甘き思い出/
  12.サバール:別れ
 
ドイツとオーストリア
  13.シューベルト(1797-1828):野ばら

イギリス/14.伝承:愛する人にりんごをあげよう

ノルウェー/
  15.伝承:私のアストリ/セクストゥーレン

チリ/
 16.パラ(1917-1967):人生よ、ありがとう
   ヒルンド・マリス(アンサンブル)
   【メンバー】
    アリアンナ・サバール(ソプラノ、バロック・トリプル・ハープ)、
    ペトル・ウドランド・ヨハンセン(テノール、ハーディングフェーレ、シターン)、
    マイケル・ナジ(ギター、ヴォーカル)、スヴェヌング・リレハイアー(ギター、ドブロ、ヴォーカル)、
    ミケル・アンヘル・コルデロ(コラシオーネ、コントラバス、ヴォーカル)、
    デヴィッド・マヨラル(パーカッション、ヴォーカル)

 録音 2015年3月18-22日 Heilig-Kreuz-Kirche Basel-Binningen (Switzerland)

 ジョルディ・サバールとモンセラート・フィゲ-ラスの娘であるアリアンナ・サバール(サヴァール)。
 このアルバムはアリアンナと、彼女が率いるアンサンブル「ヒルンド・マリス」が奏でる、様々な時代と地域の「愛の歌」を集めた1枚です。
 伝統的な曲からルネッサンス期の曲、時には古典派の曲をはじめ、アリアンナ自身の新作を収め、最後にチリの国民的歌手パッラの「人生よ、ありがとう」を置くという凝った選曲が目を引きます。
 「ヒルンド・マリス」の6人の音楽家たちは、多彩な楽器を駆使し、これらの曲をボーダーレスに演奏、普遍的な愛の力を示しています。

 
CD-16312
【旧譜】
¥2700
パルテノペのチェンバロ〜ルネサンス・チェンバロの物語
 1.ヴァレンテ(1520-1581):第1旋法によるファンタジア/
 2.カピローラ(1474-1548):ラ・ビリャネッラ/
 3.ヴァレンテ:ナポリのガリアルダ/
 4.カベソン(1510-1566):カントゥス・フィルムスによる作品/
 5.トロンボンチーノ(1470-1535):Amor quando fioriva mia speme/
 6.ラニエリ(16世紀初):Me lassera tu mo/
 7.ダルツァ(1508頃):カラータ・アラ・スパニョーラ/
 8.トロンボンチーノ:Poi che volse la mia stella/
 9.ダルツァ:Pavana alla ferrarase/
 10.フォリアーノ(1468-1548):リチェルカーレ/
 11.カーラ(1465-1525):Cantai mentre nel core/
 12.カーラ:私は痛みで顔をしかめる/
 13.トロンボンチーノ:Stavasi Amor dormendo アモールは寝ていた/
 14.トロンボンチーノ:Che farala che dirala/
 15.カヴァッツォーニ(1490-1560):レチェルカーダ/
 16.カヴァッツォーニ:Plus ne regres これ以上の後悔はない/
 17.ヴェッジョ(1510-1543):ヴィリャーノ/
 18.カヴァッツォーニ:Madame vous aves mon cuor/
 19.ヴェッジョ:レチェルカーダ ロ短調/
 20.セルミジ(1490-1562):花咲く日々に生きる限り/
 21.デンティーチェ(1539-1581):Volta de Spagna/
 22.デ・モンテ(1521-1603):Sortemplus disminuita/
 23.ヴィラールト(1490-1562):Chi la dirra/
 24.ヴァレンテ:第1旋法によるレチェルカータ
  カタリーナ・ビセンス(チェンバロ)
  アントニオ・ヴァランテ Intavolatura de cimbalo(1576)製、キャピローラ・ルーテブック(1517頃)製、
  コインブラ MS242(1570頃)製、アンドレア・アンティコFrottole intabulate da sonare organi(1517)製、
  ホアン・アンブロジオ・ダルツァ Intabulatura de lauto(1508)製、MS カステッリ'アルクァート(16世紀)製、
  マルコ・アントニオ・カヴァッツォーニ Libro primo (1523)製、
  フィリッピ・ハインホーファー・ラウテンビュッヒャー(1603-1604)製

 録音 2015年5月National Music Museum, Vermillion, South Dakota, United States

 ユニークな世界を表現することで知られるチェンバロ奏者、カタリナ・ビセンスのコンセプト・アルバム。
 この「パルテノペのチェンバロ」と題された1枚は、今回演奏に使用された16世紀初頭の楽器に合わせ、この当時のナポリで弾かれていた音楽を集めたもの。
 その上、ビセンスはただ曲を並べるのではなく、詩的なインスピレーションに基づく一つの物語を作り、イメージに合わせて演奏していく形を取っています(彼女がナレーションを務める物語は、アルバムに付属したコードによるダウンロードでのみお楽しみいただけます)。

 

CD-16306
【旧譜】
¥2700
MNEME-地中海の国々の中世音楽と伝承曲 エクス・シレンティオ(アンサンブル)
 1.Da que dues mamo(聖マリアのカンティガ集:第77番)/
 2.Rosa das Rosas(聖マリアのカンティガ集:第10番)/
 3.Saltarello サルタレッロ- Trotto(ロンドン写本、British Library, 追加 29987)/
 4.セファルディ伝承:Puncha puncha/5.アラブ=アンダルシア伝承:Lamma bada yatathana/
 6.伝承:Zonaradikos ゾナラディコス/7.フィレンツェ(14世紀イタリア):De poni amor/
 8.:Ghaetta(ロンドン写本、British Library, 追加 29987)/
 9.バラケス(1180-1207):Aras pot hom/10.ギリシャ伝承:Castle of Astropalia

 録音 2014年1月2-5日 Ursuline Convent in Loutra, Tinos, Greece

 ギリシャのアーリー・ミュージック専門アンサンブル「エクス・シレンティオ」が演奏する中世と初期ルネサンス音楽集。
 ギリシャ神話と地中海周辺の物語から派生した歴史的によく知られた創造性の高いおとぎ話の数々を、伝統的な楽器と奏法によって演奏。
 この時代に君臨していた王や騎士たち、美しい王女の肖像画をシンプルかつユニークな響きで描きだしています。





GRAND PIANO



GP815
¥2300
カール・ツェルニー(1791-1857):
 30の技巧的練習曲(30番練習曲) Op.849 (1858)
ニコラス・ホルヴァート(ピアノ)
 Steinway, Model C, Hamburg, 1925(No. 248200)
  30の技巧的練習曲(30番練習曲) Op.849
   1 No.1 in C major: Allegro/2 No.2 in C major: Molto allegro/3 No.3 in C major: Allegro non troppo/
   4 No.4 in C major: Allegro/5 No.5 in C major: Vivace giocoso/6 No.6 in C major: Allegro leggiero/
   7 No.7 in C major: Vivace/8 No.8 in C major: Vivace/9 No.9 in F major: Allegretto vivace/
   10 No.10 in F major: Allegro moderato/11 No.11 in G major: Molto vivace/
   12 No.12 in G major: Allegretto animato/13 No.13 in B flat major: Molto vivace e leggiero/
   14 No.14 in A major: Molto vivace/15 No 15 in E major: Allegretto vivace/
   16 No.16 in C major: Molto vivace energico/17 No.17 in G major: Vivace giocoso/
   18 No.18 in E flat major: Allegro risoluto/19 No.19 in B flat major: Allegro scherzando/
   20 No.20 in F major: Allegro piacevole/21 No.21 in B flat major: Allegro vivace/
   22 No.22 in E major: Allegro/23 No.23 in A major: Allegro comodo/
   24 No.24 in D major: Allegro moderato/25 No.25 in D major: Allegro en galop/
   26 No.26 in G minor: Allegretto vivace/27 No.27 in A flat major: Allegro comodo/
   28 No.28 in F major: Allegro/29 No.29 in C major: Molto allegro/
   30 No.30 in C major: Molto vivace

 録音:2018年7月28日 Studio La Fabrique des Rêves, Misy, France

 【GRAND PIANOレーベルより、ピアノ学習曲シリーズが登場!】
 ベートーヴェンの弟子にしてリストの師、1000を超える作品を残したといわれるツェルニーは、日本では古くからピアノ練習曲の作曲家として有名ですが、海外では近年その作品の再評価が進んでいます。
 この作品も有名な練習曲集ではありますが、モナコ出身で近現代作品にも造詣の深いホルヴァートが、20世紀前半のハンブルク・スタインウェイを用いて製作したこのアルバムでは、単調な練習曲としてではなく、その音楽的な側面を十二分に感じ取ることが出来ます。

 


GP816
¥2300
フリードリヒ・ブルグミュラー(1806-1874):
 易しく段階的な25の練習曲 Op.100、性格的な18の練習曲 Op.109
カール・ペテルソン(ピアノ)
 Fazioli, F278
  易しく段階的な25の練習曲 Op.100
   1-1.すなおな心/2-2.アラベスク/3-3.牧歌/4-4.小さなつどい/5-5.無邪気/6-6.進歩/
   7-7.清らかな小川/8-8.優しく美しく/9-9.狩/10-10.やさしい花/11-11.せきれい/
   12-12.別れ/13-13.なぐさめ/14-14.シュタイヤー舞曲/15-15.バラード/16-16.ちょっとした悲しみ/
   17-17.おしゃべり/18-18.気がかり/19-19.アヴェ・マリア/20-20.タランテラ/21-21.天使の合唱/
   22-22.舟歌/23-23.再会/24-24.つばめ/25-25.貴婦人の乗馬
 
 性格的な18の練習曲 Op.109
   26-1.ないしょ話/27-2.真珠/28-3.家路につく牧童/29-4ボヘミアン/30-5.泉/
   31-6.陽気な少女/32-7.子守歌/33-8.アジタート/34-9.朝課の鐘/35-10.すばやい動き/
   36-11.セレナード/37-12.森での目覚め/38-13.大雷雨/39-14.ゴンドラ漕ぎの歌/
   40-15.風の精/41-16.別れ/42-17.行進曲/43-18.紡ぎ歌

 録音:2018年10月7日 Piano værkstedet Mattsson & McGehee, Copenhagen, Denmark

 【GRAND PIANOレーベルより、ピアノ学習曲シリーズが登場!】
  日本ではピアノの練習曲で知られるブルグミュラーは、アダンのバレエ『ジゼル』に追加された「村娘のパ・ド・ドゥ」などの作品も残したドイツの作曲家。
  ピアノの学習者に広く親しまれるその練習曲は単に技巧的な練習に留まらず、愛らしい曲調や和声、想像を膨らませるタイトルなどで人気です。
  スウェーデン出身のピアニスト ペテルソンが、モダン・ピアノの最高峰ともいわれるファツィオリを用いたこのアルバムは、模範演奏の枠を超え、作品自体の面白さを豪華な響きで楽しみ、実感することが出来ます。





RESONUS


RES10244
¥2500
LA GRACIEUSE 優美
 マラン・マレ(1656-1728):ヴィオラ・ダ・ガンバのための作品集

  1-6.組曲 イ長調/7-13.組曲 ホ短調/
  14-22.組曲 ト短調/23-29.組曲 嬰ヘ短調
ロバート・スミス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
イスラエル・ゴラーニ(テオルボ&バロック・ギター)
ジョシュア・チーザム(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
オリヴィエ・フォルタン(チェンバロ)
アドリアン・ロドリゲス・ファン・デア・スプール(パーカッション)

 【使用楽器】
  ヴィオラ・ダ・ガンバ‛&コリション・モデル、ピエール・ボーア/バロック・ギター‛&ジョヴァンニ・テスラー製, イーヴォ・マゲリーニ複製/テオルボ‛&17世紀イタリアモデル、クラウス・ヤコブセン複製/ヴィオラ・ダ・ガンバ‛&バラク・ノーマン製、フランソワ・ボダール複製/チェンバロ‛&フレーミッシュ製、トーマス・パワー複製
 
 録音 2019年3月6-8日Lutherse Kerk, Groningen, The Netherlands

 イギリス出身、アムステルダム在住のヴィオラ・ダ・ガンバ奏者ロバート・スミス。アムステルダム音楽院で学び、バロックチェロをヴァルター・ミュラー、ヤープ・テル・リンデン、ヴィオラ・ダ・ホーグに、ヴィオラ・ダ・ガンバをミネケ・ファン・ダー・ヴェルデン、パオロ・パンドルフォの5氏に師事。
 これまでにコープマン率いる"アムステルダム・バロック・オーケストラ"やエキルベイが創設した"インスラ・オーケストラ"など錚々たるアンサンブルに参加、CDリリースも活発に行うなど国際的に活躍しています。
 
 今回のアルバムではフランス・バロック期を代表するマラン・マレの組曲を演奏。自らも優れたガンバ奏者であったマレだけに、この曲集でも多彩な技巧と音色が要求されますが、スミスは見事な演奏でそれに応えました。共演の奏者たちとの親密なアンサンブルにより、17〜18世紀のフランス宮廷世界を描き出しています。

 

RES10106
¥2500
マーク=アンソニー・ターネジ(1960-):室内楽作品集
 1-6.A Constant Obsession(2007) -
  独唱テノールと8人の奏者のための
 7-9.Three for Two (2010)-ピアノ五重奏のための
 10-13.Four Chants (2008) -ヴァイオリンとピアノのための
 14.A Slow Pavane (2004)-ピアノ三重奏のための
 15.Grazioso! (2009)-
  6人の奏者のための作曲者立ち合いのもと、全て世界初録音
ニッキー・スペンス(テノール)
チェンバー・ドメイントーマス・ケンプ
 (指揮‛&1-6.15),(ヴァイオリン‛&7-14)
エイドリアン・ブラッドバリー(チェロ)‛&7-9.14-15
アレックス・ニール(パーカッション)‛&15
アンドリュー・ウェスト(ピアノ)‛&7-15
アンナ・ウォルステンホルム
 (ピッコロ、フルート、アルト・フルート)‛&1-6.15
ディヴィッド・ジュリッツ(ヴァイオリン)‛&1-6
ガブリエラ・ダロリオ(ハープ)‛&1-6
ネイル・アシュワース
 (クラリネット&バス・クラリネット)‛&1-6.15
ニック・バー(ヴィオラ)‛&1-9.14-15
リチャード・ハーウッド(チェロ)‛&1-6
ルース・ボリスター(オーボエ&コーラングレ)‛&1-3
ロジャー・モンゴメリー(ホルン)‛&1-6

 録音2011年6月14-15日 Jacqueline du Pre Music Building,St Hilda's College, Oxford2011年10月20日St Augustine's Church, Kilburn, London

 現代イギリスの作曲家マーク=アンソニー・ターネジ。このアルバムには21世紀に入ってからの彼の室内楽作品を収録。全て世界初録音となります。
 モダン・ジャズへの傾倒で知られるターネジですが、最近は多彩な作風を取り入れており、このアルバムでも静かな曲と力強い曲、振れ幅の大きな作品を楽しめます。
 静謐な曲の筆頭とも言える「ConstantObsession」はテノール独唱を伴う歌曲集。
 「Four Chants」も神秘的な音で構成された美しい作品です。「Threefor Two」はターネジらしい快活な曲ですが、中間部はしっとりとしています。ピアノ三重奏曲「A Slow Pavane」もゆったりとした曲調の魅力的な作品です。

 


RES10243
¥2500
コベットの遺産〜新「コベット賞」受賞の室内楽作品集
 1.ウィリアム・ハールストーン(1876-1906):
  幻想曲-弦楽四重奏のための
 2.バーナビー・マーティン(1991-):ラザルス

 パーセルの花冠
  3.オリヴァー・ナッセン(1952-2018):...upon one note
  4.ジョージ・ベンジャミン(1960-):ファンタジア 第7番
  5.コリン・マシューズ(1946-):ファンタジア 第13番

 6.サミュエル・ウェスリー・ルイス(1991-):
   セクエンツァ-弦楽四重奏のための
 7.ローレンス・オズボーン(1989-):
   Living Floors リヴィング・フロア
    -チェロとコントラバスのための
バークレイ・アンサンブル
【メンバー】
 ソフィー・マザー(ヴァイオリン)‛&1.3-6
 フランチェスカ・バリット(ヴァイオリン)‛&1-2.6
 ダン・シラデイ(ヴィオラ)‛&1-3.6
 ジェンマ・ウェアハム(チェロ)‛&3-7
 ラクラン・ラドフォード(コントラバス)‛&2.6-7
 アンドリュー・ワトソン(ファゴット)‛&2
 ジョン・スラック(クラリネット)‛&2-5
 リビー・バージェス(ピアノ&チェレスタ)‛&2-5

 録音 2015年8月19-21日Wiltshire Music Centre, Bradford-on-Avon

 ウォルター・ウィルソン・コベット(1847-1937)は、20世紀前半のイギリスの室内楽作品発展に大きく寄与した人物です。
 ビジネスの世界で大成功を収めたコベットですが、アマチュアのヴァイオリン奏者でもあり、週末は友人たちと室内楽を演奏したり、アマチュアオーケストラのコンサート・マスターを務めるなど、心は常に音楽とともにありました。
 1905年には遂に初の「室内楽コンクール」を開催し、若い作曲家たちのモチベーションを上げることに成功(第1回のコンクールではフランク・ブリッジが特別賞を受賞)、そしてコンクールに入賞した作曲家には、後日コベットが新作を依頼するなどアフターケアも万全でした。
 今回のアルバムは、その由緒ある「コベット賞」に倣い、現代作品から優れた作品を選出するという試みです。
 作品の中には若いコベットが強く影響を受けたというヘンリー・パーセルの作品を3人の作曲家(ナッセン、ベンジャミン、マシューズ)が現代風にアレンジした「パーセルの花冠」も含まれており、イギリス室内楽の伝統を知るユニークなアルバムに仕上がっています。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ABC CLASSICS



ABC 0763048
(CD+DVD/PAL/
特別価格)
¥4000→\3690
マッケラス&シドニー響とビルギット・ニルソン
 シドニー・オペラハウス・オープニング・コンサート1973

 ワーグナー:
  楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》より 第1幕への前奏曲
  歌劇《タンホイザー》より おごそかなこの広間よ
  楽劇《トリスタンとイゾルデ》より 前奏曲と愛の死
  楽劇《神々のたそがれ》より
   ジークフリートのラインへの旅、
   ジークフリートの葬送行進曲、ブリュンヒルデの自己犠牲
ビルギット・ニルソン(ソプラノ)
チャールズ・マッケラス(指揮)
シドニー交響楽団

 シドニー・オペラハウスのオープニング・コンサート!巨匠マッケラス&シドニー響とビルギット・ニルソン!

 オーストラリア屈指の観光スポットであり、世界有数の歌劇場として絶大な知名度を誇るシドニー・オペラハウス。このシドニー・オペラハウスの完成を祝い、1973年9月29日にコンサート・ホールで開催されたオープニング・コンサートのライヴ録音がボーナスDVD付きで登場!
 40代後半の巨匠マッケラスが母国オーストラリアの名門シドニー響を率い、ソリストにはスウェーデンが生んだ20世紀最高峰のワーグナー・ソプラノ、ビルギット・ニルソンを迎えた豪華布陣によるライヴ録音は、シドニー・オペラハウスのこけら落としに相応しい名演です。
 ボーナスDVDに収録されている「神々の黄昏(抜粋、約47分)」の映像も貴重です。

 ※録音(ライヴ):1973年9月29日、シドニー・オペラハウス(オーストラリア)
 
 ※付属のDVDはPAL方式です。PAL方式対応のプレーヤーやパソコン等でのみご鑑賞いただけます。予めご了承下さい。
















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7/31(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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BIS



BIS SA 2372
(SACD HYBRID)
¥2700→\2490
グルズマン、モーザー、スドビン『偉大な芸術家の思い出に』!
 (1)チャイコフスキー:
  ピアノ三重奏曲 イ短調 Op.50『偉大な芸術家の思い出に』(1881-82)
 (2)ババジャニャン:ピアノ三重奏曲(1952)
 (3)シュニトケ(スドビン編):
    タンゴ〜『ある阿呆との生活』(1992)より
ワジム・グルズマン(ヴァイオリン)
ヨハネス・モーザー(チェロ)
エフゲニー・スドビン(ピアノ)

 ヴァイオリン;1690年製ストラディヴァリウス'ex-Leopold Auer'/チェロ;1694年製アンドレア・グァルネリ/ピアノ;スタインウェイD
 セッション録音:2017年12月/ゼンデザール(ブレーメン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、73'21"
 プロデューサー&サウンド・エンジニア:マリオン・シュヴェーベル(Take5 Music Production)

 SACD ハイブリッド盤。

 BIS レーベルの看板アーティスト、ワジム・グルズマンとエフゲニー・スドビン、そして実力派チェロ奏者ヨハネス・モーザーがチャイコフスキーのピアノ三重奏曲『偉大な芸術家の思い出に』、ババジャニャンのピアノ三重奏曲、そしてスドビン編のシュニトケのタンゴを録音しました!

 ピアノ三重奏曲の最高傑作の一つであるチャイコフスキーの『偉大な芸術家の思い出に』は1881 年パリで急死したニコライ・ルビンシテインの追悼のために作曲。ルビンシテインの思い出を綴った長大な12 の変奏曲が実に印象的でことにピアノに高度な技術が要求されます。当録音では流石名手が揃っただけあり音楽に没入できる見事な演奏を聴くことができます。

 アルメニア出身のアルノ・ババジャニャン(1921-1983)はエレヴァン音楽院、モスクワ音楽院で学んだ作曲家、ピアニスト。民俗的語法による作品を残し、このピアノ三重奏曲もそういった民族的な色彩の強い作品です。

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BIS SA 2390
(SACD HYBRID)
¥2700→\2490
お久しぶりですフレディ・ケンプ!
 プロコフィエフ:
  (1)ピアノ・ソナタ第3番 イ短調 Op.28
  (2)ピアノ・ソナタ第8番 変ロ長調 Op.84
  (3)ピアノ・ソナタ第9番 ハ長調 Op.103
フレディ・ケンプ
 (ピアノ;スタインウェイD)

 圧倒的な技術に裏付けされた快演!
 フレディ・ケンプが弾くプロコフィエフのピアノ・ソナタ3、8、9番!

 セッション録音:2018年4月/ゼンデザール(ブレーメン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、56'06"
プロデューサー&サウンド・エンジニア:イェンス・ブラウン(Take5 Music Production)

 SACDハイブリッド盤。
 BIS レーベルの看板アーティスト、フレディ・ケンプがプロコフィエフのピアノ・ソナタ第3番、第8番、第9番を収録しました。
 フレディ・ケンプは1998年にチャイコフスキー国際コンクールピアノ部門第3位受賞後注目され、BIS レーベルの社主ロベルト・フォン・バール氏はその豊かな才能に惚れ込み、シューマン、ベートーヴェン、ショパン、チャイコスフキー、プロコフィエフ、ラフマニノフといった主要レパートリーを収録してきました。
 プロコフィエフのソナタでも圧倒的な技術に裏付けされた快演を聴かせてくれます。






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 フレディ・ケンプが4年ぶりに戻ってきた。
 前作が2年ぶりだったので、本当に寡作のピアニストになってしまった!
 
 ということで過去の名盤をご紹介しておきましょう。



うますぎちゃいけませんか
フレディ・ケンプ3タイトル


 バリバリ無敵の頃のケンプ。いまもすごいですが。


BIS 1120
\2600
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番/同第31番/同第32番
 2000年
フレディ・ケンプ(P)
 

BIS 1260
\2600
プロコフィエフ:
 ピアノソナタ第1番 Op1/
 ピアノソナタ第6番Op82/
 ピアノソナタ第7番Op83/
 トッカータ Op11/
 ピアノのための4つの練習曲 Op. 2 - 第1番 アレグロ
  2003年
フレディ・ケンプ (Pf)
 

BIS 1042
\2600
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調作品36(原典版)
        絵画的練習曲集作品39
クライスラー/ラフマニノフ編:愛の悲しみ
 1999/2000年
フレディ・ケンプ(ピアノ)

 1998年にチャイコフスキー国際コンクールピアノ部門に出場するが、最終選考でデニス・マツーエフに敗れ3位となる。この結果に憤慨した聴衆やロシアのメディアから抗議が殺到し、審査員の偏向ぶりが非難された。
 1999年4月にケンプが一連のテレビ収録のためにモスクワを再訪すると、演奏会の切符は売り切れとなり、ケンプの人気の高さは、ヴァン・クライバーンの再来を思わせた。
 現在も欧米や豪州、極東で演奏活動を続けており、2001年には人気投票でイギリス最優秀新人演奏家に選ばれている。

 ケンプという名前からあの人との血のつながりが噂されるが(遠い親戚らしい)、ここに収められる彼の音楽は超絶技巧を誇るヴィルトゥオーゾそのもの。「うますぎちゃいけませんか?」という声が聞こえる。そのピアニズムは、ある種哲学的な深遠さを排除したスポーツであり、サーカス。痛快で爽快。だがそれでいい。
 こんなうますぎるベートーヴェンの31番があってもいいじゃないか。こんな重戦車のようなプロコフィエフの作品2-1があってもいいじゃないか(こんな衝撃はナディア・ライゼンバーグ以来か)。こんな魔法にかかったような「愛の悲しみ」があってもいいじゃないか。
 現在の彼はさすがにもっと違う音楽性を求め始めているようだが、この若いときの録音はひとつの完成形。だからこそBISレーベルの高音質録音が、ヤマハのピアノが生きてくる。




 フレディ・ケンプ 来日公演情報
  2019年9月19日(木)11:30 開演 フィリアホール
  2019年9月20日(金)19:00 開演 紀尾井ホール
  2019年9月22日(日)14:00 開演 いずみホール
  2019年9月27日(金)18:45 開演 日本特殊陶業市民会館





HAENSSLER



HC 19048
¥2600→\2390
エッティンガー&シュトゥットガルト・フィルの第2弾、
 チャイコフスキーの交響曲第5番とラフマニノフのピアノ協奏曲第1番!

  (1)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番 嬰ヘ短調 Op.1
  (2)チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op.64
(1)ファビオ・マルティーノ(ピアノ)
ダン・エッティンガー(指揮)
シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団

 エッティンガー&シュトゥットガルト・フィルの第2弾はチャイコフスキーの交響曲第5番とラフマニノフのピアノ協奏曲第1番!

 セッション録音:2019 年3 月4-7 日/シュタットハレ(ジンデルフィンゲン)/77'08"

 人気・実力を兼ね備えた指揮者ダン・エッティンガーが2015年より首席指揮者をつとめるシュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団との録音。
 モーツァルトの交響曲第25&第40番(KKC 5975 / HC 18086)に続く期待の第2 弾はエッティンガーが最も得意とするチャイコフスキーの交響曲第5番とファビオ・マルティーノを迎えてのラフマニノフのピアノ協奏曲第1 番です!

 1971年イスラエル生まれのエッティンガーは6歳でピアノを始め、ルービン音楽学校、テルアビブ大学でピアノ、指揮、声楽を専攻し、バリトン歌手として主役及びコーラスなどオペラ関連の役職に当たりました。その後、1999年にはエルサレム室内楽音楽祭で指揮者デビュー。バレンボイムの秘蔵っ子としてベルリン国立歌劇場カペルマイスター兼音楽監督助手を務め、その後はバイエルン国立歌劇場、ウィーン国立歌劇場などの世界の主要な劇場に出演しました。
 2004年に初来日を果たし、2010年4月より東京フィルハーモニー交響楽団常任指揮者となり、2015年4月より同団の桂冠指揮者に就任しています。
 また2018年10月には東京交響楽団の定期演奏会に登場しベルリオーズの幻想交響曲の熱演を聴かせてくれました。

 エッティンガーが最も録音したかった作品と語るのはチャイコフスキーの交響曲で、自身の構想では全集録音も視野に入れているとのこと。オペラとシンフォニーの両輪で活躍するマエストロだからこその解釈で創造性あふれたドラマティックな表現で聴き手を魅了します。
 カップリングはファビオ・マルティーノをソリストに迎えたラフマニノフのピアノ協奏曲第1番です。1988年、サンパウロ生まれのマルティーノは5歳の時に祖母よりピアノの手ほどきを受け、その後、マグダ・タリアフェッロ財団から奨学金を得てアルマンド・ファヴァ・フィホに師事し、2008年にはカールスルーエ・アカデミーに留学しました。これまでにBNDES 国際ピアノコンクール・リオ・デ・ジャネイロをはじめ、20ものコンクールでの受賞歴を誇るブラジル期待の若手です。

 ダン・エッティンガー 来日公演情報
 ■ 2019年8月9日(金)14:00 開演 オーチャードホール(東京フィル 第2回 渋谷の午後のコンサート<歌うヴァイオリン>)
 ■2019年8月11日(日・祝)15:00 開演 ミューザ川崎シンフォニーホール(フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 東京フィル<開館15周年記念>)
 ■2019年9月18日(水)19:00開演 サントリーホール(NTT DATA CONCERT OF CONCERTS Opus24)







CARO MITIS

CM 0072006
(SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2600
シューマン:ピアノ作品集
 花の曲変ニ長調 Op.19
 ピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ短調 Op.11
 クライスレリアーナ Op.16
 アラベスク Op.18
ユーリ・マルティノフ(ピアノ)

 鬼才リュビモフの門下生であり、モダン、ピリオドの両方に精通するロシアの異才ユーリ・マルティノフが、10年以上前にモダン楽器でカロ・ミティス(Caro Mitis)・レーベルに録音を行ったシューマンのピアノ作品集。
 モダン・ピアノで奏でる詩情豊かで鮮やかなシューマンでも、確実に現在のマルティノフに通ずる独自の世界を展開しています。

 ※録音:2006年10月、RTRスタジオ5(モスクワ)
 
 
CM 0082004
(SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2600
ショスタコーヴィチ:前奏曲集&バレエ音楽集
 エレジー嬰へ短調(オーボエ&弦楽器版)
 10の前奏曲 Op.34(オーボエ&弦楽器版)
 前奏曲とフーガ ハ短調 Op.87(オーボエ、チェロとピアノ版)
 前奏曲とフーガ 変ロ長調 Op.87(オーボエ、チェロとピアノ版)
 《明るい小川》、《ボルト》、《黄金時代》からの
  バレエ組曲(オーボエ、弦楽と打楽器のための)
アレクセイ・ウトキン(オーボエ)
ミハイル・ウトキン(チェロ)
エルミタージュ室内管弦楽団

 現代のロシアの管楽器界が世界に誇る奇才、天才オーボイスト、アレクセイ・ウトキンが繰り広げる、なんと"オーボエのための"ショスタコーヴィチ作品集!
 ピアノ作品からのアレンジ、そしてバレエ音楽からの「バレエ組曲」はアレクセイの兄弟でチェリスト、ミハイル・ウトキンの編曲によるもの。ショスタコーヴィチの生誕100周年を祝うために企画された、完全に「規格外」のショスタコーヴィチ作品集です!

 ※録音:2004年&2005年、モスクワ
 
 

CM 0012011
(SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2600
プロコフィエフ&ヒンデミット:バレエ音楽集
 プロコフィエフ:《ロメオとジュリエット》Op.75より 10の小品
 ヒンデミット:主題と変奏曲《4つの気質》
セルゲイ・クドリャコフ(ピアノ)
ミハイル・ツィンマン(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団のソリストたち

 ロシアの名教師ミハイル・ヴォスクレセンスキーの薫陶を受け、スイスの2つのコンクール、2002年ジュネーヴ国際音楽コンクール、2006年ゲザ・アンダ国際ピアノコンクールを見事制覇したピアニスト、セルゲイ・クドリャコフ。プロコフィエフの「ロメオとジュリエット」では、オーケストレーションが目に浮かぶかのような才気あふれる演奏を披露。
 古代ギリシャのヒポクラテスが提唱した四体液説を起源するヒンデミットの「4つの気質」では、ボリショイ劇場の弦楽セクションと共に表現豊か、かつ緊迫感に満ちた演奏に圧倒されます。

 ※録音:2011年3月12日-15日、RTRスタジオ5(モスクワ)
 
 
CM 0032007-2
(SACD HYBRID
特別価格)
【旧譜】
¥4200
ハープシコードの宝石 Vol.5 〜
 J.S.バッハ:イギリス組曲
 ハスパール・ル・ルー:ジーグ イ長調
オルガ・マルティノワ(ハープシコード)

 モスクワ音楽院でピアノとハープシコードの両方を学んだ女流鍵盤奏者、オルガ・マルティノワの「ハープシコードの宝石」シリーズ第5巻。
 現在となっては全く不思議ではないものの、ロシアの古楽界の鍵盤楽器奏者が奏でるバッハ、しかも「イギリス組曲」の全曲というプログラミングに興味津々。
 使用楽器は、パリのフォン・ナーゲル・ワークショップが2005年に製作した、N.&F.ブランシェ1730年製のレプリカモデル。

 ※録音:2007年-2008年、RTRスタジオ5(モスクワ)
 



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ALPHA



ALPHA458
¥2600→\2390
アルファ・レーベルとロッケンハウス室内楽フェスティヴァルとの共同制作
 バルトーク&ヴェレシュ:室内楽作品集

  シャンドール・ヴェレシュ(1907-1992):弦楽三重奏曲 (1954) 
  ベラ・バルトーク(1881-1945):ピアノ五重奏曲 SZ.23 (1904) 
ヴィルデ・フラング (ヴァイオリン)、
ローレンス・パワー (ヴィオラ)、
ニコラ・アルトシュテット (チェロ)
     録音:2017年7月 ロッケンハウス教区教会、オーストリア

バルナバーシュ・ケレメン (ヴァイオリンI)、
ヴィルデ・フラング (ヴァイオリンII)、
カタリン・コカシュ (ヴィオラ)、
ニコラ・アルトシュテット (チェロ)、
アレクサンダー・ロンクィヒ (ピアノ)
     録音:2018年8月 ヤール教会、バールム、ノルウェー

NYCX-10082
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2700+税


 【国内盤】日本語解説:鈴木淳史

 【若手の名手たちによる、ハンガリーの室内楽作品】
  アルファ・レーベルとロッケンハウス室内楽フェスティヴァルとの共同制作アルバム。
  2012年よりクレーメルからロッケンハウスの芸術監督を引き継いだドイツ・フランス系チェリスト ニコラ・アルトシュテットを中心に、躍進著しいノルウェーのヴァイオリニスト ヴィルデ・フラング、英国のヴィオラ奏者ローレンス・パワー、そしてハンガリーからヴァイオリンのバルナバーシュ・ケレメンとヴィオラの(ヴァイオリン奏者でもある)カタリン・コカシュというメンバーが、近代ハンガリー音楽史にとって重要な2人、バルトークとヴェレシュの作品を収録しています。

 1907年に当時ハンガリー王国領であったコロジュヴァール(現ルーマニア、クルジュ=ナポカ)に生まれ、バルトークやコダーイに学んだヴェレシュ。戦後、当時の前衛に傾倒したため政府の弾圧を受けスイスに亡命し、当地で長く活動を続けました。その後しばらくは知られざる作曲家でしたが、近年はその教え子であったリゲティ、クルターク、ホリガーらとバルトークの世代を繋ぐ重要な役回りとして注目されています。
 ここに収められた弦楽三重奏曲は、十二音階に複雑なリズム、自由な楽想といった前衛要素を多分に含みながらも、ハンガリーの田園風景を思わせるフォーク・ミュージックがその下地となっていることも十分感じさせる興味深いものです。
 23歳のバルトークが作曲、自らピアノを務めて初演を行ったピアノ五重奏曲は、若々しい野心が迸る聴き応えのある作品。第4楽章ではハンガリー舞曲風の楽想まで飛び出します。
 いずれも芸術監督アルトシュテットが長年録音を目論んでいた作品で、若手を中心としたメンバーが瑞々しく躍動的な快演を聴かせます。

 


ALPHA444
¥2600→\2390
17世紀フランス最大の作曲家リュリの豪奢な教会音楽3大作
ジャン・バティスト・リュリ(1632〜1687):
 怒りの日、深き淵より、テ・デウム

  1-13) 怒りの日 LWV 64-1
  14-16) 深き淵より LWV 62
  17-26) テ・デウム
   (神であるあなたを讃えます)LWV 55
ソフィー・ジュンケル、ユディト・ファン・ヴァンロイ(ドゥシュ〔高音〕)
マティアス・ヴィダル、シリル・オヴィティ
 (オートコントル〔中高音〕)
ティボー・レナールツ(ターユ〔中音〕)
アラン・ビュエ(バス=ターユ〔中低音〕)14-16)
フィリップ・ファヴェット(バス〔低音〕)

ナミュール室内合唱団
ミレニアム・オーケストラ(古楽器使用)
コンサートマスター:パトリック・コーエン=アケニヌ
カペラ・メディテラネア(通奏低音/古楽器使用)
レオナルド・ガルシア・アラルコン(総指揮)
NYCX-10079
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2700+税

 録音:2018年2月 ヴェルサイユ宮殿内旧王室礼拝堂、ヴェルサイユ
  【国内盤】歌詞、解説日本語訳:白沢達生

 【アルゼンチンの異才がヴェルサイユで披露する、リュリの三大教会音楽】
  フランス語圏を中心に今や欧州古楽界で絶大な存在感を放つアルゼンチンの異才アラルコン。
  最新録音は17世紀フランス最大の作曲家リュリの豪奢な教会音楽3大作。折々の俊才が集いつづけるベルギーの精鋭集団ナミュール室内合唱団と、アラルコンが結成した実力派揃いの器楽集団との共演に期待感が高まります。
 ルイ14世の治世下、教会でも起伏に富んだ精彩あざやかな音楽語法を操り独自の音世界を紡いだリュリの作風の機微を、コントラバスではなく、バス・ド・ヴィオロンを使用した弦楽五部編成を中心に金管・打楽器まで揃う17世紀当時の楽隊編成、適切な規模感の合唱でじっくり解き明かします。

 カペラ・メディテラネアとはラテン系の古楽プレイヤーたちとともに地中海古楽の躍動感あふれる演奏を聴かせる一方、ミレニアム・オーケストラでは古典派作品のエキサイティングなピリオド演奏を聴かせてきたアラルコン。実はイタリア出身だったリュリの「前史」ともいうべき17世紀イタリア古楽に通暁した彼だけに、傑作「テ・デウム」をはじめとするカトリック教会音楽へのアプローチは間違いなく注目に値するところ。緩急のダイナミズムと細部への徹底した解釈(今回はフランス宮廷型弦楽研究の第一人者でもあるパトリック・コーエン=アケニヌが首席に招かれている点にも注目)、見逃しがたい新たなリュリ録音の登場です!

 

 



ALPHA542
¥2600→\2390

 

そもそもダンドリューのソナタ集は、録音が必要なほど興味深いものなのでしょうか?
 OPUS 1 〜フランス宮廷のイタリア式ソナタの世界


  ジャン=フランソワ・ダンドリュー(1682〜1738)、アルカンジェロ・コレッリ(1653〜1713):ソナタ集

   ジャン=フランソワ・ダンドリュー:
    1-4) ソナタ ト短調 作品1-3
    5-9) ソナタ イ長調 作品1-4
    10) ラ・コレッリ(ジュスタン・テイラーによるトリオ編成版)

   アルカンジェロ・コレッリ:
    11-14) ソナタ ハ短調 作品4-1

   ジャン=フランソワ・ダンドリュー:
    15-18) ソナタ ヘ長調 作品1-5
    19-22) ソナタ ニ短調 作品1-1
    23-27) ソナタ ニ長調 作品1-2

   アルカンジェロ・コレッリ:
    28-31) ソナタ ロ短調 作品2-8

   ジャン=フランソワ・ダンドリュー:
    32-36) ソナタ ホ短調 作品1-6

   アルカンジェロ・コレッリ:
    37) チャコーナ(ソナタ)ト長調 作品2-12
ル・コンソート(古楽器使用)
テオティム・ラングロワ・ド・スヴァルト
 (ヴァイオリン 1)
ソフィー・ド・バルドネーシュ (ヴァイオリン 2)
ルイーズ・ピエラール (バス・ド・ヴィオル)
ハンナ・ザルツェンシュタイン(チェロ)
ジュスタン・テイラー(クラヴサン、総指揮)
NYCX-10080
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2700+税

 録音:2018年10月 サン=ラザール教会、ボーヴェ(フランス中北部ウワーズ県)【国内盤】解説日本語訳:白沢達生

 【俊才ジュスタン・テイラー率いる若きアンサンブルによる、ダンドリューとコレッリ】
  「そもそもダンドリューのソナタ集は、録音が必要なほど興味深いものなのでしょうか?」彼らがライナーノートの冒頭にわざわざこの質問を掲げた企図は、実際に本盤を聴けば確実に伝わってくるのではないでしょうか?
  飛ぶ鳥を落とす勢いで世界の注目を集めつつある俊才古楽鍵盤奏者ジュスタン・テイラーの最新録音はル・コンソートとの共演盤で、フランスにおけるコレッリ人気から生まれたバロック後期の傑作曲集。
  彼らがアンサンブルを創設した直接のきっかけになったほど魅力的な作品の数々を、その霊感源でもあるコレッリの名品と併録しています。

 ダンドリューは1720年代、ルイ15世の治世下で王室オルガン奏者となって以降に発表したクラヴサン(チェンバロ)曲集で知られてきた作曲家ですが、この曲集はそのずっと前、ルイ14世時代のもの。
 ラモーとほぼ同い年ながら全く別の感性をもって諸様式融合期のパリを生きた才人の音使いが、フランス最前線のバロック奏者たちの演奏であざやかに甦ります。Alphaならではの好企画、期待値充分のアルバムです。





RAMEE

RAM1809
¥2600→\2390
ラモー vs ベンダ〜ピグマリオン
 ジャン=フィリップ・ラモー:舞踏劇『ピグマリオン』(1748)
 ゲオルク・アントン・ベンダ:メロドラマ『ピグマリオン』(1779)
 

ラモー
  フィリップ・ガニェ(オートコントル/ピグマリオン)
  モルガーヌ・ハイゼ(ソプラノ/ガラテー)
  リセロット・デ・ヴィルデ(ソプラノ/セフィーズ)
  カロリーヌ・ヴェイナンツ(ソプラノ/愛神アモール)

ベンダ
  ノルマン・D.パツケ(朗読/彫刻家ピグマリオン)
  モルガーヌ・ハイゼ(朗読/彫像)

合唱:カロリーヌ・ヴェイナンツ、 モルガーヌ・ハイゼ、 ミーケ・ドント(ソプラノ)
ケルレイネ・ファン・ネーフェル、 バルト・ユフェイン (アルト)
ホファールト・ハシェ、 ジーン・クレイトン (テノール)
ヴァウテル・ファンデ・ヒンステ、 ヨリス・ストローバンツ (バス)

アポテオーシス・オーケストラ(古楽器使用)
フィリップ・リガ、コルネール・ベルノレット、カタリーナ・ビセンス(チェンバロ)
総指揮:コルネール・ベルノレット
NYCX-10081
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2700+税

 録音:2018年11月 ダダ・スタジオ、ブリュッセル【国内盤】 歌詞・テキスト・解説日本語訳:白沢達生

 【バロックと古典派の「ピグマリオン」を対比!メロドラマと舞踏歌劇、ピリオド管弦楽の底力】
  スリリングな発見が続く古楽大国ベルギーから、バロックと古典派にまたがる18世紀音楽の真髄に迫る充実録音が登場します!
  自ら手がけた女性像のあまりの美しさに恋してしまった彫刻家ピグマリオンが、ひたむきな愛で語りかけていたら像が本物の女性になった‛&‛&という古代神話を音楽化した2作。
  フランス音楽史上の巨星ラモーの舞踏劇に、古典派期のドイツの名匠G.A.ベンダのメロドラマをカップリングするセンスはさすがRAMEEレーベル。互いに大きく異なるオーケストラの存在感が光る傑作をセンス抜群の古楽器演奏で対比させてゆきます。

  ラモーの作品は1748年パリ初演時から大きな人気を博したもので、舞踏を支え独唱に沿う独特のオーケストレーションが魅力。
  一方メロドラマは朗読をオーケストラが延々と支える独特な管弦楽ジャンルですが、ベンダの作風は疾風怒濤期から古典派へと向かう時期の起伏ゆたかな音使いが素晴しく(モーツァルトもベンダのメロドラマには強く刺激を受けていたことが知られています)、その作風を活かした古楽器演奏で聴けるのは贅沢というほかありません。
  S.クイケンやC.ルセら古楽最前線の名匠たちのアシスタントとして頭角をあらわし、昨今はインマゼールのアニマ・エテルナ・ブリュッヘとともにベートーヴェンの第9交響曲でも成功をみせた俊才ベルノレットの指揮が頼もしい1枚です。




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REDDRESS



34011906
(2CD)
¥3500→\3190
ヴィヴァルディ(1678-1741):調和の霊感 12の協奏曲集 Op.3 (全曲)
 ミケレ・バルキによる、ヴァイオリン、5弦チェロ・ピッコロ、チェロ、
  オルガン、チェンバロによるアンサンブルのための編曲版

   【DISC 1】
    1-3.協奏曲 ニ長調 Op.3-1 RV549/
    4-7.協奏曲 ト短調 Op.3-2 RV578/
    8-10.協奏曲 ト長調 Op.3-3 RV310/
    11-14.協奏曲 ホ短調 Op.3-4 RV550/
    15-17.協奏曲 イ長調 Op.3-5 RV519/
    18-20.協奏曲 イ短調 Op.3-6 RV356
   【DISC 2】
    1-5.協奏曲 ヘ長調 Op.3-7 RV567/
    6-8.協奏曲 イ短調 Op.3-8 RV522/
    9-11.協奏曲 ニ長調 Op.3-9 RV230/
    12-14.協奏曲 ロ短調 Op.3-10 RV580/
    15-18.協奏曲 ニ短調 Op.3-11 RV565/
    19-21協奏曲 ホ長調 Op.-12 RV265
  アルモニオーザ(古楽器使用) 、ミケーレ・バルキ(チェンバロ)、
  ダニエレ・フェレッティ(ポジティフ・オルガン)、フランチェスコ・チェラート(ヴァイオリン)、
  ステファノ・チェラート(5弦チェロ・ピッコロ)、マルコ・デマリア(チェロ)

 レッドドレスは、イタリアのアスティに本拠を置く新規レーベル。新世代のアーティストの挑戦を支援する目的で設立されました。
 優秀な録音で彼らの音楽を世界に広げ、ビジネス面でも支えてゆく体制を整えています。

 ピッチ:a=415Hz 不等分律録音:2018年5月 ゴヴォーネ城、イタリア 24bit-96kHz

 【変則古楽器アンサンブルによるヴィヴァルディ!】
  フランチェスコとステファノのチェラート兄弟を中心に2012年に結成された、ヴァイオリン、5弦チェロ・ピッコロ、チェロ、オルガン、チェンバロという編成の「アルモニオーザ」。
  これまで、コレッリの協奏曲集、プラッティのトリオ・ソナタ、グラツィアーニのチェロ・ソナタの3枚をリリースしてきた彼らが、新レーベルREDDRESSの第一弾として世に放つのは「調和の霊感」全曲という意欲作です。
  チェンバロ担当のバルキが、バッハなどヴィヴァルディと同時代の巨匠たちが鍵盤楽器のために行った編曲を元に、この編成のために特別に編曲しています。
  小編成ならではの生き生きとした音楽と、中低音の厚みが生み出す編成以上の広がりある響きがたいへん魅力的な快演に仕上がっています。
  録音と編集にはアドヴァンスド・マルチトラック・プロセス(AMP)を採用。クリアでリアルな音を追求し、音楽の奥行きを自然な形で再現できるよう、各プロセスを見直しています。
 



  プロモーション動画。
  バルキ、メチャメチャかっこいいです。
 https://youtu.be/lKgJ_Iy50ck
 
 結局チェラート兄弟から主役の座を奪っちゃいそうです。

   


≪結局主役をもぎ取ったバルキの強烈演奏≫

GLOSSA
GCD 921204
\2700
J・S・バッハ:
 フルート協奏曲ロ短調(世界初録音)/
 三重協奏曲ニ長調BWV.1050a/
 管弦楽組曲第2番ロ短調BWV.1067
マルチェロ・ガッティ(トラヴェルソ)、
エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン&ディレクター)、
アンサンブル・アウローラ
〔ロゼッラ・クローチェ(ヴァイオリン)、
ジョアンナ・フシチャ(ヴィオラ)、
ジュディス=マリア・オロフソン(チェロ)、
リッカルド・コエラティ(ヴィオローネ)、
ミケーレ・バルキ(チェンバロ)〕
2007年11月、サン・ミケーレ教会(イタリア/モデナ)での録音。

(10年前のコメントから)


 店主がエンリコ・ガッティのファンであることは今まで何度も書いてきた。

 ただ、最近のガッティのGLOSSA録音は良くも悪くも「大家」然としてきて、かつてのSYMPHONIA録音のような、聴いているだけで脳みその端っこが切り刻まれるような快感を味わうことはできなくなってきた。
 まあGLOSSA録音もそれはそれで完成度の高いアルバムばかりなのでとくに不満ということはなかったが、今回のバッハも、そんな脳天直撃の異能演奏を聞かせてくれるということはないだろうと思っていた。

 それがびっくり。すごいやつが現れた。

 今回の主役はエンリコ・ガッティの弟であるトラヴェルソ奏者マルチェロ・ガッティ。そして世界初録音となるフルート協奏曲ロ短調という作品。
 そして影の主役はもちろんエンリコ・ガッティ。
 復元されたフルート協奏曲ロ短調も素敵な作品だし、マルチェロのフルートも、そしてもちろんエンリコ・ガッティの相変わらず多彩なヴァイオリンも魅力的ではある。



 ・・・しかしそれら主役たちを一気にかすませてしまう千両役者が現れたのである。

 チェンバロ。

 主役曲のフルート協奏曲ロ短調でこそそれほど存在感は示さなかったが、ブランデンブルグ第5番の初稿版で突如その姿を現す。なんだかおそろしくうまい。嵐のような怒涛の超絶技巧。圧倒的である。縁の下の力持ちのはずがあまりの存在感の強さにそっちばかり聴いてしまって、マルチェロをかすませてしまう。
 アンサンブル・アウロラのチェンバリストはこんな芸達者で個性の強い奴だったか?
 確かグイド・モリーニというきわめて穏健な奏者がこれまで務めていたはず。ひょっとして何か爆発的な進化があったか。
 と思ってブックレットをみたら、グイド・モリーニの名前がない。誰だ・・・チェンバロ・・・。

 ぐえ・・・ミケーレ・バルキ。

 何があったか知らないが、バルキを連れて来た、ガッティ。
 ミケーレ・バルキ。ほとんど正体不明である。
 WARNERでイル・ジャルディーノ・アルモニコとブランデンブルグか何かで共演し、その後WARNERの金字塔「バッハ大全集」でチェンバロ・ソロ録音を担当していたイタリアの新進気鋭のチェンバロ奏者。今調べたらアバドとルツェルンでやはりブランデンブルグをやってる。
 ただその後ほとんどその名を聞くことはなかった(MV CREMONAで1枚自主グループのCDが出てた)。

 そのバルキをガッティがアンサンブル・アウロラに引き込んでの今回の新録音となったのである。今回のアルバムは間違いなくガッティのGLOSSA盤としては最高だと思うが、同時にこれからのアンサンブル・アウロラの刺激的な未来を約束してくれる1枚にもなりそう。・・・でもバルキ、個性が強そうだから喧嘩しなければいいけど。(店主試聴記)



 J・S・バッハの"フルート協奏曲ロ短調"。
 "協奏曲BWV.1056a"や"協奏曲BWV.1059a"とは違うこの知られざる"フルート協奏曲ロ短調"の復元演奏に挑むのは、ストラデッラのオラトリオや若きヴィヴァルディのソナタを発表してきたバロック・ヴァイオリンの神様エンリコ・ガッティと、トラヴェルソの名匠にしてエンリコの実弟マルチェロ・ガッティ、そしてガッティ兄弟の盟友たちが集うアンサンブル・アウローラ!
 イタリアの音楽学者フランチェスコ・ジメイが、長年の研究成果に基づいて復元を施した失われし"フルート協奏曲ロ短調"・・・。
 ジメイは復元を行うにあたって、カンタータ第207番からのアリア「お前たちの足どりを鈍らせてはならない」BWV.207/3、カンタータ第209番「悲しみのいかなるかを知らず」BWV.209、カンタータ「レオポルト殿下)」BWV.173aの3つの声楽作品がこの"フルート協奏曲"のソースであることを確認。作品の基盤となるこれらの作品に様々な研究結果を組み合わせ「Allegro - Andante - Allegro」の3楽章形式を構築することによって、大バッハの知られざる"フルート協奏曲"を復元させることに成功した。
 またこのフルート(トラヴェルソ)が重要な役割を担うバッハ・アルバムには、ブランデンブルク協奏曲第5番の初稿版である"三重協奏曲ニ長調BWV.1050a"、フルート協奏曲の形式を持つライプツィヒ時代の名作"管弦楽組曲第2番”を収録。「ギャラント様式」で結びつく3つの作品の関連性を探るのもこのアルバムが持つ魅力の1つ。
 驚喜、感動、歴史的発見、学究的関心など、数多くの魅力を兼ね備えたガッティ兄弟のバッハ・アルバム。演奏、作品とも話題必至の大注目盤。





<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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AUDITE



AU 95647
¥2400→\2190
ルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ第14弾
 エディト・マティス70年代絶頂期のライヴ
エディト・マティス(ソプラノ)
カール・エンゲル(ピアノ)
  ・モーツァルト:
   「すみれ」K.476、「ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いた時」K.520、
   「寂しい森の中で」K.308(295b)、「魔法使い」K.472
  ・バルトーク:『村の情景』Sz.78【「草刈りのとき」「花嫁の家で」「婚礼の歌」「子守歌」「若者の踊り」】
  ・ブラームス:49 のドイツ民謡集 WoO 33より
   「美しいおとめと、私を許して」「静かな夜に」「どうやって門から入ろうか」
   「下の谷底では」「かわいい恋人よ、素足で来ないで」
  ・シューマン:『ミルテの花』 Op.25より
   「献呈」「くるみの木」「だれかが」「母よ、母よ」「私を彼の胸によりかからせて」
   「ズライカの歌」「西方にて」「孤独な涙よなぜ」「大尉の妻」
  ・R.シュトラウス:
   「悪天候」Op.69-5、「夜」Op.10-3、「ああ恋人よ、私は別れねばならない」Op.21-3、
   「わが子に」Op.37-3、「私の父は言いました」Op.36-3
  ・ヴォルフ:「小さくてもうっとりとさせられるものはある」

 初出音源。ルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ第14弾、エディト・マティス70年代絶頂期のライヴ

 ライヴ録音:1975 年9 月3 日/クンストハウス(ルツェルン)/ディジパック仕様、78'31"

 定評あるAudite レーベルの1st マスター・リリースのルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ。
 第14 弾はスイスが生んだソプラノ歌手エディト・マティスが登場した1975 年9 月3 日のライヴ、初出音源です。

 同地ルツェルンで生まれたマティスはルツェルンとチューリヒの音楽院で学び、在学中の1956 年ルツェルンで第2 の童子(魔笛)を歌ってデビュー。その後ケルン市立劇場(1959 年-1963 年)に所属する傍ら、ハンブルク国立オペラ(1960 年-1972 年)と客演契約を結び、ヨーロッパを中心に活躍。この間、ザルツブルク音楽祭、グラインドボーン音楽祭などに出演し、一躍人気を高めました。
 リリック・ソプラノとしてモーツァルトの諸役を中心に幅広く活動する一方で、コンサート歌手、リート歌手としても活躍しております。
 ここに収録されたモーツァルト、ブラームス、シューマン、R. シュトラウス、バルトークはマティスが得意とする作品で、艶やかな歌声を堪能することができます。演奏の素晴らしさに加えてAudite レーベルの見事な復刻にも注目です。





MELODIYA



MEL1002553
¥2300
ブラームス(1833-1897):ヴィオラ・ソナタ第1番、第2番、2つの歌
 ピョートル・コンドラシン
  (サウンド・エンジニア/1945-2010) メモリアル

   1-4.ヴィオラ・ソナタ 第1番 ヘ短調 Op.120-1
   5-7.ヴィオラ・ソナタ 第2番 変ホ長調 Op120-2
   2つの歌 Op.91 声楽、ヴィオラとピアノのための
    8.鎮められたあこがれ(詩:フリードリヒ・リュッケルト) 
    9.聖なる子守歌
     (詩:ロペ・デ・ベガ/ドイツ語訳:エマヌエル・ガイベル)
スヴャトスラフ・ベロノゴフ(ヴィオラ)
ゲオルギ・マジョルスキ(ピアノ)
ナタリア・ザゴリンスカヤ(ソプラノ)8、9

 録音:1993年

 【ロシアの名手によるブラームスのヴィオラ・ソナタ、名指揮者コンドラシンの長男による知られざる録音が登場】
  カンチェリのヴィオラ協奏曲「風は泣いている」の名演で知られる、1965年ロシア生まれのヴィオラ奏者ベロノゴフ。1988年のロシア国際ヴィオラ・コンクールを制した後、しばらくロシア国内での活躍を続けていましたが、現在はスペイン領カナリア諸島テネリフェ島に住み、ヴィオラ・ダ・ガンバを含む音楽活動を続けています。
  ここでは歌心溢れる表現でブラームス晩年の傑作をたっぷりと聴かせており、ヴィオラの持つ奥深い表現と艶やかな一面を堪能させてくれます。
  モスクワ ヘリコン・オペラのソリスト ザゴリンスカヤは、現在もロシア内外で活躍している名花。またピアニストのマジョルスキは、現在ヨーロッパで演奏活動と後進の指導にあたっています。

 名指揮者キリル・コンドラシンの長男ピョートル・コンドラシンは、メロディアのサウンド・エンジニアとして25年ほど活躍し、有名演奏家の録音を数多く残しました。1990年代に入ると自ら会社を立ち上げて録音を行いますが、その多くは経済的な理由から日の目を見ることなく埋もれてしまったということです。
 メロディアはそれらの録音から今回のアルバムのほか、選りすぐりをリリースする予定です。














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7/30(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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ALTUS



ALT 409
¥2800→\2590
新時代の名演たる大野×バルセロナ響のマーラー!
 マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
大野和士(指揮)
バルセロナ交響楽団

 深い呼吸で大きなフレーズを歌いながらも細やかで明晰、新時代の名演たる大野×バルセロナ響のマーラー!

 録音:2018年9月28-30日/バルセロナ、ラウディトリ(ライヴ)/国内プレス、日本語帯・解説付

 大野和士が2015年から音楽監督を務めているバルセロナ響とのライヴです。音質も素晴らしく、このコンビの相性の良さ、ポテンシャルの高さを十二分に伝える内容となっています。
 オーケストラの技術もたいへん高いのですが、技巧を見せる演奏とは一線を画した、柔らかな音色と深い呼吸を駆使した印象的な演奏。冒頭のトランペットからして美しい歌になっているのに驚かされ、緩やかに大きな弧を描くアーチ状のフレーズ感に魅せられます。とはいえ濃厚な歌い込みではなくしっかりとコントロールされており、透明で明晰。楽章ごとのバランスも素晴らしくアダージェットは格別の美しさ。鮮明に描かれたフィナーレの狂騒も心地よく、見事な完成度です。

 大野の演奏では、荒れ狂う第2楽章で、思いのほか抒情性ややさしさが感じ取れる。意外な驚きがある。荒々しく演奏するようにとわざわざ指示された音楽の中に、大野はその反対の要素、たとえば歌謡性を見つけ出す。いや、ここだけではない。第1楽章にもたおやかな表情が見て取れる。ゆっくりした音楽は、楽章として区切られているのではなく、途中に挟み込まれていて、心理的なフラッシュバックのように回帰する。意識や感覚や歴史の多層性が示されているかのようだ。(許光俊氏による解説より)

 


ALT 410
¥2800→\2590
新時代の名演たる大野×バルセロナ響のショスタコ!
 ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ホ短調 Op.93
大野和士(指揮)
バルセロナ交響楽団

 冴えに冴えた演出、目の醒めるようなにぎにぎしさ、新時代の名演たる大野×バルセロナ響のショスタコ!

 録音:2018年12月14-16日/バルセロナ、ラウディトリ(ライヴ)/国内プレス、日本語帯・解説付

 大野和士が2015年から音楽監督を務めているバルセロナ響とのライヴです。音質も素晴らしく、このコンビの相性の良さ、ポテンシャルの高さを十二分に伝える内容となっています。
 このショスタコーヴィチは深刻ではなく明るく透明な音色を持っていますが、生き生きとした皮肉、健康的でありながら常に裏の裏を読んでいく手際の良さがあります。許光俊氏の解説にあるようにオペラの世界を思わせる、演出を作り込んだ舞台作品のような演奏。他から浮いてしまいがちな第2 楽章も全体のバランスを考えて奏でられており、構築感が素晴らしいです。オーケストラの技量の高さにも感服、フィナーレのにぎにぎしさは眩しいほどに鮮烈です。

 フィナーレでは、木管が交互にソロを受け持つ冴え冴えとしたアンダンテの序奏のあとで、急速なアレグロ部分が続く。大野は、ショスタコーヴィチのオペラにも通じているがゆえに、この交響曲を演奏してもオペラさながらに生き生きした表情を得る。ことに最後の行進曲調の部分は、ヒンデミットにも通じる可笑しさがある。この楽章におけるあえて軽薄にふるまうコミカルな感じ、皮肉、グロテスク、そういったものは、ショスタコーヴィチが「ムツェンスクのマクベス夫人」や「鼻」といったオペラですでに十分にはっきりと示したことでもある。(許光俊氏による解説より)

 大野和士
 東京生まれ。東京藝術大学卒。ピアノ、作曲を安藤久義氏、指揮を遠藤雅古氏に師事。バイエルン州立歌劇場にてサヴァリッシュ、パタネー両氏に師事。
 1987年イタリアの「トスカニーニ国際指揮者コンクール」優勝。以後、世界各地でオペラ公演ならびにシンフォニーコンサートの客演で聴衆を魅了し続けている。 1990-96年クロアチア、ザグレブ・フィル音楽監督。1996-2002年ドイツ、バーデン州立歌劇場音楽総監督。1992-99年、東京フィル常任指揮者を経て、現在同楽団桂冠指揮者。2002-08 年ベルギー王立歌劇場(モネ劇場)音楽監督。2012-15年イタリアのアルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者を歴任。2008-17年フランス国立リヨン歌劇場首席指揮者。2015年から東京都交響楽団ならびにバルセロナ交響楽団音楽監督。また、2018年9月より新国立劇場オペラ芸術監督に就任予定。
 オペラでは、2007年6月にミラノ・スカラ座デビュー。その後、メトロポリタン歌劇場、パリ・オペラ座、バイエルン州立歌劇場、グラインドボーン音楽祭、エクサンプロヴァンス音楽祭への出演などが相次いでいる。
 渡邉暁雄音楽基金音楽賞、芸術選奨文部大臣新人賞、出光音楽賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞、エクソンモービル音楽賞、サントリー音楽賞、日本芸術院賞ならびに恩賜賞、朝日賞など受賞多数。紫綬褒章受章。文化功労者。
 2017年5月、大野和士が9年間率いたリヨン歌劇場は、インターナショナル・オペラ・アワードで「最優秀オペラハウス2017」を獲得。6月にはフランス政府より芸術文化勲章「オフィシエ」を受勲。同時にリヨン市からもリヨン市特別メダルが授与された。





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HMF



HMM 902635
¥2700→\2490
ハーディングによるドイツ・レクイエム、
 独唱はカルク、ゲルネが参加!

  ブラームス:ドイツ・レクイエム op.45
クリスティアーネ・カルク(ソプラノ)
マティアス・ゲルネ(バリトン)
スウェーデン放送交響楽団
スウェーデン放送合唱団
 (合唱指揮:マルク・コロヴィッチ)
ダニエル・ハーディング(指揮)
KKC 6067
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3000+税

 ハーディングによるドイツ・レクイエム、やわらかにして厳か、そして高潔、独唱はカルク、ゲルネが参加!

 録音:2018年10月、ベルワルトホール(ストックホルム、スウェーデン)

 マーラー・ツィクルス(第9番(KKC 5883/ HMM 902258)、第5番(KKC 5986/ HMM 902366)でも快進撃の続くハーディングとスウェーデン放送響が、ドイツ・レクイエムを録音しました。独唱者は、ザルツブルク音楽祭の常連であり、アーノンクール、ティーレマン、ヤンソンス、ハーディングらと数々の重要なコンサートで共演しているクリスティアーネ・カルク。そしてバリトンは、リートにオペラにそのやわらかくも深い歌声で世界を魅了し続けているマティアス・ゲルネという最高の布陣です。

 やわらかにして厳か、そして高潔、非常に抑制の効いた演奏。ゲルネのやわらかく深い歌声、カルクのまるで天から降り注ぐような歌声には思わず涙が出そうな感動をおぼえます。





REFERENCE RECORDINGS


RR 144
(CD/HDCD)
¥2200
ジョン・マッキー作品集、≪アスファルト・カクテル≫も収録!
 ジョン・マッキー(1973-)
  1.アスファルト・カクテル(Asphalt Cocktail)
  2.ディス・クルーエル・ムーン(This Cruel Moon)
  3.ファンファーレ・フォー・フル・ファゾム・ファイヴ
   (Fanfare for Full Fathom Five)
  4. シェルタリング・スカイ ( Sheltering Sky )
  5. ハイ・ワイヤー(High Wire)
  6.ヒム・トゥー・ア・ブルー・アワー(Hymn to a Blue Hour)
  7-10.トランペット協奏曲「アンティーク・ヴァイオレンス」
   (Antique Violences : Concerto for Trumpet)
  11.フローズン・カテドラル (The Frozen Cathedral)
  12.リングマスターズ・マーチ(The Ringmaster's March)
ダラス・ウィンド・シンフォニー
ジェリー・ジャンキン(指揮)
クリストファー・マーティン(トランペット)

 世界の吹奏楽ファンから熱い視線を送られる作曲家ジョン・マッキーの作品集。話題の≪アスファルト・カクテル≫も収録!

 録音:2017年8月11-13日ダラス、マイヤーソン・シンフォニー・センター/75'02
 レコーディング・エンジニア:キース・O・ジョンソン

 世界の吹奏楽ファンから熱い視線を送られる作曲家ジョン・マッキーの作品を集めたアルバムがリリースされます。日本との縁も深く、日本で初演が行われた《翡翠》や、ここ数年全国の吹奏楽部で人気の高まっている楽曲≪ワイン・ダーク・シー≫などの代表作があります。ジョン・マッキーの作品は、重厚なものから、ポップなものまで幅広く、引き裂かれるような音がしたかと思うと、すぐ後に得も言われぬ美しいメロディーが鳴り響く、その音楽には人間の持つ様々な感情が組み込まれています。そしてマンハッタンを走るタクシーの驚異的なドライブ、日没前の穏かな一瞬など、日常の些細な出来事を反映させています。

 このアルバムのメインの楽曲≪アスファルト・カクテル≫について次のように解説しています。「この曲は、 "私たちはここにいる" と叫ぶような冒頭で始まります。噛みつくトロンボーン、けたたましく鳴るトランペット、そしてクロスリズムとバックビートで追い立てるパーカッション、それは私がニューヨークに住んでいた時の記憶と結びついています。想像してみてください、トラックとトラックの間をすり抜けてびゅんびゅん走るタクシーを。」疾走感と緊張感あふれるスリリングな楽曲は、吹奏楽ファンならずとも興味をそそります。

 そして、彼の記念碑的作品≪ワイン・ダーク・シー≫から生まれた作品≪ディス・クルーエル・ムーン≫、ニューヨーク・フィルの首席トランペット奏者クリストファー・マーティンをソリストに迎えて録音されたトランペット協奏曲「アンティーク・ヴァイオレンス」。などジョン・マッキーの作品の魅力が詰まっています。また演奏はアメリカ最初のウィンド・オーケストラであり、世界最高峰のダラス・ウィンド・シンフォニーが担当。これ以上ないくらい完璧な演奏で、吹奏楽ファン必聴の1枚となっています。





SIMAX


PSC 1369
¥2600
『ある考え(An Idea)』
 セルゲイ・ルドネフ(1955-): 古いライムの木
 マルカム・アーノルド(1921-2006):ギターのための幻想曲Op.107
 アグスティン・バリオス・マンゴレ(1885-1944):大聖堂
 アントニオ・ホセ(1902-1936):ギターのためのソナタ
 レオ・ブローウェル(1939-):ある考え - イーライのためのパッサカリア)
クリスティーナ・ヴォールリ(ギター)

 ノルウェーのギタリスト、クリスティーナ・ヴォールリによる過去100年のギター音楽から選んだ5つの作品を収録

 録音:2018年10月8日-11日 ウートスタイン修道院(レンネソイ、ノルウェー)/50'50
 制作・録音:ヨルン・ペーデシェン

 ノルウェーのギタリスト、クリスティーナ・ヴォールリ(1994-)がデビューアルバムをリリースします。『ある考え』。プログラムの最初が、ロシアのセルゲイ・ルドネフ(1955-)が、ノスタルジックなメロディを「変奏曲」のスタイルによるラプソディックな流れに作った《古いライムの木》。マルカム・アーノルド(1921-2006)の《ギターのための幻想曲》は、ジュリアン・ブリームのために作曲された作品です。〈前奏曲〉〈スケルツォ〉〈アリエッタ〉〈フゲッタ〉〈アリエッタ〉〈マーチ〉〈後奏曲〉。アーノルドとブリームがともに敬愛したジャンゴ・ラインハルトを思い、ジャズ風の効果も取り入れられています。
 パラグアイのアグスティン・バリオス・マンゴレ(1885-1944)は「旅するギタリスト」と呼ばれていました。〈憧憬の前奏曲〉〈敬虔なアンダンテ〉〈荘重なアレグロ〉の3曲から構成される《大聖堂》は、モンテビデオのサン・ホセ大聖堂を訪れた後に書かれた作品です。アントニオ・ホセ・マルティネス・パラシオス(1902-1936)は、スペインのブルゴス生まれ。初期の作品がラヴェルから賞賛されたといい、音楽教師、指揮者として活動するものの、親交のあった同世代の詩人ガルシア・ロルカと同じく、スペイン市民戦争の起きた1936年に処刑されました。
 「アントニオ・ホセ」の名で発表した、わずかの合唱曲と管弦楽曲が残され、〈アレグロ・モデラート〉〈メヌエット〉〈悲しみのパヴァーヌ〉〈終曲〉の4楽章の《ギターのためのソナタ》は、「ネオバロック」と「セザール・フランク風」の要素をもち、彼の代表作に挙げられています。ヴォールリがアルバムのタイトルに採った《ある考え》は、キューバのレオ・ブローウェル(1939-)が書いた「不思議な魅力のある、気取らない小品」のひとつ。カナダのクラシカルギターの第一人者、イーライ・カスナーへの「友情のしるし」として作られました。過去100年のギター音楽から選んだ5つの作品。「音楽にはあらゆる可能性が秘められている。レパートリーにしている作品も創意をもって取り組むと新たな考えが見つかる。それをまた自分のものにする」。「音楽」を伝えるプロダクションとエンジニアリングをヨルン・ペーデシェンが担当。スタヴァンゲルに近いクロステロイ島にある、中世の僧院、ウートスタイン修道院で録音セッションが行われました。

 [プロフィール]
 クリスティーナ・ヴォールリ(1994-)。ノルウェーのスタヴァンゲル生まれ。2017年アントワープ国際ギター・コンペティションの第1 位を獲得したプレーヤー。2013年からスコットランド王立音楽院でアラン・ニーヴに、2014年からオランダ、フローニンゲンのプリンス・クラウス音楽院でサブリナ・ヴラスカリッチに学び、2017年にバチェラーの学位を取得。2017年秋から、ノルウェー国立音楽大学でエーリク・ステンスタヴォルとオット・トロネンの「アーティスト・ディプロマ」クラスに在学中。





B RECORDS


LBM020
\2700
ブラームス(1833-1897):室内楽作品全集 第4集
 ヴァイオリン・ソナタ集
  ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調「雨の歌」Op.78
  ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 Op.100
  ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 Op.108
  ヴァイオリン・ソナタ イ短調「F.A.E.ソナタ」-
    第3楽章 スケルツォ ハ短調 WoO2
ピエール・フシュヌレ(ヴァイオリン)/
エリック・ル・サージュ(ピアノ)

 エリック・ル・サージュの呼びかけで、フランスの若手奏者が集結し、ブラームスの全室内楽作品を演奏するというプロジェクトの第4集。
 これまでは三重奏曲や四重奏曲など、比較的編成の大きな作品でしたが、今作は3曲のヴァイオリン・ソナタ集と、ブラームスの友人たちとの合作「F.A.E.ソナタ」のスケルツォを収録。
 ヴァイオリンを演奏するのはフランスで絶大な人気を誇る若手奏者、ピエール・フシュヌレ。ル・サージュがピアノ伴奏を受け持つという注目の組み合わせからは、緊張感溢れる密度の濃いアンサンブルが生まれます。
 しっとりとした第1番、牧歌的な第2番での表現力の豊かさはもちろん、第3番の激しい表現が印象的です。
 
 

LBM019
\2700
シューベルト=エリントン
ノワールラック修道院のライヴ・コンサート

 1.シューベルト&D.エリントン、J.ティゾール:ます-
   キャラバン(G.デ・シャッシー編)
 2.回想 第1番-インプロヴィゼーション
 3.シューベルト:4つの即興曲 Op.90 D899-
  第2番:変ホ長調によるG.デ・シャッシーのインプロヴィゼーション
 4.糸をつむぐグレートヒェン Op.2 D118
 5.ショスタコーヴィチ:ブロークの詩による7つの歌 Op. 127 -
   第3曲 私たちは一緒だった
 6.デューク・エリントン/ビリー・ストレイホーン:A列車で行こう
 7.パスカル・デュサパン(1955-):カント
 8.回想 第2番-インプロヴィゼーション
 9.ティオムキン(1894-1979):Wild Is the Wind
 10.シューベルト:水の上で歌う Op.72 D774
 11.エリントン:スウィングしなけりゃ意味がない
 12.エリントン:ソリチュード
カレン・ヴルチ(ソプラノ)
トーマス・サヴィ(クラリネット)
ルイ・ロッド(チェロ)
ギヨーム・デ・シャッシー(ピアノ)

 フランス北部、ブリュイエールにあるノワールラック修道院で行われたギヨーム・デ・シャッシーのライヴを収録した注目アルバム。
 フランスの名ジャズ・ピアニスト、ギヨーム・デ・シャッシーと彼を取り巻くアーティストたちの演奏は、冒頭の「ます」と「キャラバン」の融合から何とも独創的。カレン・ヴルチの清楚な歌声が2つの曲を自在に繋ぎ合わせ、チェロ、クラリネット、ピアノがここに絡むというユニークなアレンジです。
 他の曲もシューベルトとデューク・エリントン作品を中核にしながら、ジャズや現代音楽、インプロヴィゼーションを織り交ぜ、魅力的な世界を見せてくれます。石造りの修道院の豊かな残響も聴きどころです。
  録音 2018年11月30日 ライヴ収録、ノワールラック修道院、フランス
  



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GRAMOLA



GRAM99169
\2500→\2290
オルガン版ブルックナー
ブルックナー(1824-1896):交響曲 第5番 変ロ長調 WAB105
 (マティアス・ギーゼンによるオルガン版)
マティアス・ギーゼン(オルガン)

 ザンクト・フローリアン修道院のオルガンは1770年から1774年にスロヴェニア出身のフランツ・クサーヴァー・クリスマン(Franz Xaver Krismann)によって作られました。
 当初は74の音栓(ストップ)と5230のパイプを持っていましたが、幾度かの拡張により103の音栓と7386のパイプを追加。現在オーストリア最大級のオルガンのひとつとなっています。
 1873年にはブルックナーの提案で楽器の再建が行われ、その際には足鍵盤をブルックナーの足に合わせて作ったとも言われています。
 1931/32年のシーズンにも改造が行われ、その時から「ブルックナー・オルガン」と呼ばれるようになりました。1996年、ブルックナーの没後100周年にも再調整が行われ、日々、美しい音色を奏でています。
 このアルバムには、1999年から2003年までザンクト・フローリアンのオルガニストを務めたマティアス・ギーゼン自身が編曲したブルックナーの交響曲第5番(オルガン版)を収録。オーケストラの響きがオルガンへと、余すことなく移し替えられた見事な演奏による楽器の響きをご堪能ください。
 録音 2018年10月14-17日、ザンクト・フローリアン修道院「ブルックナー・オルガン」
  
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GRAM99176
\2500→\2290
シュナイダーハン、ペルガメンシコフ、バドゥラ=スコダ
 1980年代の貴重な音源
シューベルト(1797-1828):ピアノ三重奏曲 第1番&第2番
パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ)
ヴォルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン)
ボリス・ペルガメンシコフ(チェロ)
 
 20世紀後半を代表する二人の奏者、ヴォルフガング・シュナイダーハン(1915-2002)、ボリス・ペルガメンシコフ(1948-2004)とバドゥラ=スコダによる、1980年代の貴重な音源のリリース。
 第1番は1984年のスタジオ録音、第2番はザルツブルク音楽祭での「シューベルト:ピアノ三重奏曲」のコンサート・ライヴです。情感豊かな音色で知られるロシアの名チェロ奏者ペルガメンシコフ、ウィーンの伝統を受け継ぐシュナイダーハン、グルダ、デムスとともに“ウィーン三羽烏”の一人と称されるバドゥラ=スコダ、この3人が織りなす見事なハーモニーをお楽しみください。
 録音 :1984年12月9-12日 ORF放送 ゼンデザール…1-4 1981年8月5日 モーツァルテウム、ウィーンホール、ザルツブルク祝祭音楽祭 ライヴ…5-8
  
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GRAM99194
\2500→\2290
19世紀ウィーン発、世界で愛された極上室内楽
 ヨーゼフ・マイセダー(1789-1863):作品集 第5集
  技巧的な小品集

 1.大演奏会用小品 第1番 イ長調 Op.47
 2.ポロネーズ 第3番 ホ長調 Op.12
 3.ポプリ=変奏曲 ト長調/変ロ長調 Op.27

 二重奏曲 ハ短調 Op.31
  4.第1楽章:Adagio. Allegro assai
  5.第2楽章:Andante
  6.第3楽章:Rondo. Allegro vivace

 7.変奏曲 ヘ長調 Op.25
 8.変奏曲 ホ長調 Op.40

世界初録音
トーマス・クリスティアン(首席ヴァイオリン)

アンサンブル・ヴィオリッシモ
【メンバー】
ライムント・リシー(ヴァイオリン)
ララ・クストリッヒ(ヴァイオリン)
ルカ・クストリッヒ(ヴァイオリン)
ロベルト・バウエルシュタッター(ヴィオラ)
スザンネ・レーナー(チェロ)

 19世紀半ばのウィーンは“ビーダーマイアー=小市民文化”の中心地であり、数多くの音楽文化が花開いた地でもありました。
 ヴァイオリニスト兼作曲家ヨーゼフ・マイセダーもその立役者の一人であり、1835年にウィーン帝国の室内楽ヴィルトゥオーゾに任命され、1836年にはホーフブルク宮殿のヴァイオリニストに就任、以降、数多くの名誉ある賞を獲得し、1862年にはフランツ・ヨーゼフ1世から「騎士の十字架賞」を授けられるほど高く評価されました。しかし、これほどの業績と人気を誇ったにもかかわらず、現在では彼の作品を耳にすることはほとんどありません。
 このシリーズでは、知られざるマイセダーの作品を復刻、これまでに弦楽四重奏曲やヴァイオリン協奏曲など、さまざまな作品がリリースされていますが、今回は彼が優れたヴァイオリニストであった証ともいえる「技巧的な作品」を楽しめます。
 どれも華やかな技巧がふんだんに用いられており、当時流行していた旋律も存分に盛り込まれた聴きごたえのある曲(全て世界初録音)ばかり。
 ウィーン・フィルのメンバーで、マイセダー作品の復刻に力を注ぐライムント・リシーをはじめとしたヴィルトゥオーゾたちが素晴らしいアンサンブルを聞かせます。

  録音 :2018年6月27日 Studio Wavegarden,Mitterretzbach…1.7.8 2018年6月29日 Studio Wavegarden,Mitterretzbach…2.3 2017年11月5日 Casino Baum


ヨーセフ・マイセーダー:作品集
 〜19世紀ウィーン発、世界で愛された極上室内楽〜

第1集〜第4集


GRML99103
\2500→\2290
ヨーセフ・マイセーダー:作品集1
 〜19世紀ウィーン発、世界で愛された極上室内楽〜

 ①バーデンの追憶 〜演奏会用変奏曲 op.63
 ②ピアノ四重奏のための演奏会用変奏曲 op.57
 ③ヴァイオリンとピアノのためのディヴェルティメント ニ長調 op.35
 ④ピアノ四重奏のための演奏会用変奏曲 op.24
リッシ—四重奏団
 ライムント・リッシー(vn)
 ロベルト・バウアーシュタッター(va)
 マリア・グリュン(vc)
 スレプラ・ゲレヴァ(p)

 しなやかな音作りで、ワルツだけではない19世紀のウィーン情緒を.
 本場発、見過しがたい新企画!

 オーストリアが世界に冠たる音楽大国なのは今に始まったことではありませんが、とくにその存在感が高まったのはやはり、シュトラウス父子やベートーヴェン、ブラームスらが活躍した19世紀——「会議は踊る、されど進まず」と言われた首脳会議・ウィーン会議の時代から19世紀中盤にかけて、そこはビーダーマイアー小市民文化の中心地でもあり、同時にオットー・ニコライがウィーン・フィルを創設した、世界に冠たる音楽先進地でもありました。

 そこでワルツ王シュトラウス同様ヴァイオリン奏者として活躍しながら、ヴュータン、オーレ・ブル、シヴォリ、ヘルメスベルガー...ら歴史に名だたる世界的ヴァイオリン奏者たちも弾いた絶品変奏曲の作曲家でもあったのが、本盤の主人公マイセーダー!

 艶やかなロマン漂う音運びに、ピアノ四重奏という堅固な演奏編成の魅力が最大限に生きる構築感確かな音作りで、古典派の充実を受けての、19世紀ロマン派好みの典雅にしてコントラスト豊かな作風を示すその音楽世界を、ウィーンで生まれ育った俊才リッシーら、同市随一の名手4人があざやかに演奏再現。

 Vol.1と題され、シリーズ化前提なのが窺えますが、確かに1枚目から「これは体系的に知らなくては!」と思わされる、19世紀室内楽の味わい全開のアルバムです!




GRML99148
\2500→\2290
マイゼーダー:作品集2
 ヨーゼフ・マイゼーダー(1789-1863)
  1-3. 弦楽四重奏曲 第6番 ト長調 op.23(1818)
  4-7. 弦楽四重奏曲 第5番 ニ長調 op.9(1811)
マイゼーダー四重奏団
 ライムント・リッシー(vn1)
 アデラ・フラジネアヌ(vn2)
 ロベルト・バウアーシュタッター(va)
 オトマール・ミュラー(vc)

 マイゼーダーはヴァイオリンの名手で、ソリストとしても確かな腕前を持ちながらオーケストラや室内楽で存在感を発揮した才人ながら、時間の経過とともに人々の記憶から薄れていった「名匠」。
 その偉業を掘り起こす体系的録音シリーズ第2弾は、ベートーヴェンやシューベルトを横目に書かれたソナタ系の逸品2作。


GRAM99181
\2500→\2290
ベートーヴェンやシューベルトを横目に
 企画&ヴァイオリンはウィーン・フィルのライムント・リシー
  ヨーゼフ・マイセダー(1789-1863):作品集 第3集

   ヴァイオリン協奏曲集
 ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 Op.22(1813)
 ヴァイオリン協奏曲 第3番 ニ長調 OP.28(1811)
 7.ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 Op.53(1835)
ライムント・リシー(ヴァイオリン)

ヘルムート・ツェートナー(指揮)
ヨーゼフ・マイセダー管弦楽団

 ウィーン・フィルのメンバーであるライムント・リシーは、オーストリアの知られざる作曲家ヨーゼフ・マイセダーの作品の復刻に尽力しています。

 11歳で公開コンサートを開くほどに若い頃から才能を認められていたマイセダーは1836年にホーフブルク宮殿のヴァイオリニストとして活躍しました。
 教師としても有能で、ハインリヒ・ヴィルヘルム・エルンストを始めとする名手たちを育てています。数多くのヴァイオリン作品を残しましたが、残念なことに現代ではほとんど演奏される機会がなく、リシーの手によって作品が蘇演されることで、現代の聴き手も彼の名に目を留める機会が増えてきました。

 これまでに弦楽四重奏曲(GRAM99148)、ヴァイオリン小品集(GRAM99103)がリリースされましたが、ついに華麗なヴァイオリン協奏曲集の登場です。
 これまでは「室内楽曲集」ということだったのですが、まさかヴァイオリン協奏曲にまで及ぶとは。

 この録音のために結成された「ヨーゼフ・マイセダー管弦楽団」をバックにリシーが納得の演奏を聴かせています。

  録音 2017年11月2-5日 Casino Baumgarten、Vienna



GRAM99184
\2500→\2290
ウィーンの伝統を受け継ぐ作曲家
ヨーゼフ・マイセダー(1789-1863):作品集 第4集
 室内楽作品集

  弦楽四重奏曲 第2番 ト短調 Op.6(1811)
   1.第1楽章:Allegro
   2.第2楽章:Andante
   3.第3楽章:Menuetto:Allegretto
   4.第4楽章:Allegro molto
ウィーン・マイセダー・アンサンブル
【メンバー】
 ライムンド・リシー(第1ヴァイオリン)
 ハラルド・クルムペック(第2ヴァイオリン)
 トビアス・リー(ヴィオラ)
 ペーター・ソモダリ(チェロ)
 弦楽五重奏曲 第2番 イ短調 Op.51(1830)
  5.第1楽章:Allegro agitato
  6.第2楽章:Adagio
  7.第3楽章:Scherzo:Allegro
  8.第4楽章:Finale:Allegro vivace
ウィーン・マイセダー・アンサンブル
【メンバー】
 ハラルド・クルムペック(第1ヴァイオリン)
 ライムンド・リシー(第2ヴァイオリン)
 トビアス・リー(第1ヴィオラ)
 ロベルト・バウエルシュタッター(第2ヴィオラ)
 ペーター・ソモダリ(チェロ)

 ウィーン・フィルのメンバーであるライムント・リシーによるヨーゼフ・マイセダーの4枚目の作品集。
 今作ではマイセダーの弦楽四重奏曲と弦楽五重奏曲の2曲を聴くことができます。イグナツ・シュパンツィヒに師事したマイセダーは、ウィーンの伝統を受け継ぐ作曲家、教師であり、ハインリヒ・ヴィルヘルム・エルンストを始めとする数多くの弟子を育てながら、自身も優れたヴァイオリニストとして活躍しました。
 残念ながら、彼の存命中に愛された作品の多くは忘れられてしまいましたが、幸いなことにリシーの手によって発掘され、現在少しずつ演奏会のプログラムに載せられるようになってきました。
 弦楽四重奏曲と五重奏曲は、マイセダーのヴァイオリニストとしての力量が存分に発揮された作品であり、リシーは第1ヴァイオリン奏者としてアンサンブルを完全に掌握、納得の演奏を披露するとともに、マイセダーの魅力を力強く語っています。

 録音:2016年1月4-5日…1-8 2018年3月20日…1-4 Studio Wavegarden、Mitterretzbach、Lower Austria



ライムント・リシー


ウィーン出身。ウィーン国立音楽大学で、トマス・カクーシュカおよび、アルフレッド・シュタールに師事した。
1988年にウィーン国立歌劇場管弦楽団に入団。
1991年、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーとなり、1993年から第2ヴァイオリンの首席奏者を務める。



  
 


GRAM99196
\2500
Farbenspiel-色彩のたわむれ
フルート、ヴィオラとハープのための作品集

 ドビュッシー(1862-1918):フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ(1915)
  1.第1楽章:Pastorale. Lento, dolce rubato
  2.第2楽章:Interlude. Tempo di minuetto
  3.第3楽章:Final. Allegro moderato ma risoluto
 4.ヨハネス・マリア・シュタウト(1974-):シデナム・ミュージック(2011)
 5.バックス(1883-1953):悲劇的三重奏曲(1916)

 ハラルド・ゲンツマー(1909-2007):三重奏曲(1947)
  6.第1楽章:Fantasia. Andante
  7.第2楽章:Scherzo. Allegro vivace
  8.第3楽章:Notturno. Ruhig fl iesend
  9.第4楽章:Thema mit Variationen uber ein altes Volkslied
トリオ・パルトゥ
【メンバー】
ビルギット・ラムスル=ガール(フルート)
ヨハネス・フリーダー(ヴィオラ)
ガブリエラ・モシルシュ(ハープ)
 
 フルート、ヴィオラ、ハープが奏でるアンサンブルは、たいへん珍しく、また楽しい室内楽作品と言えるでしょう。
 この組み合わせによる初めての作品は、おそらく1915年に作曲されたドビュッシー晩年のソナタであり、透明感溢れるハープとフルートの響きをヴィオラが支える美しい曲調です。
 この3つの楽器が生み出す独特の音色に魅せられたのか、1916年にはバックスが同じ楽器の組み合わせによる「悲劇的三重奏曲」を発表しました。また、1947年に書かれたゲンツマーの三重奏曲はドビュッシーを思わせる印象的な曲であり、現代的なテクニックを盛り込んだオーストリアの現代作曲家シュタウドの「シデナム・ミュージック」など、時代を追うごとに興味深い作品が生まれています。
 フォルクスオーパーやウィーン交響楽団で活躍する演奏家によるアンサンブル「トリオ・パルトゥ」は、これらのユニークな作品の普及に努めています。
  録音 2009年4月23-26日、Barocksaal,Stift Vorau,Styria,Austria
  

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旧譜
GRAMOLA パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ)



GRAM99031
\2500→\2290
〔旧譜〕
シューベルト(1797-1828):さすらい人幻想曲/ピアノ・ソナタ第15番「レリーク」
 1-4.幻想曲 ハ長調「さすらい人」Op.15 D760
   …スタインウェイ
 5-8.ピアノ・ソナタ 第15番 ハ長調「レリーク」 D840
  …ベーゼンドルファー・インペリアル
   〜バドゥラ=スコダ校訂による全4楽章版〜
パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ)

 2009年に録音された「さすらい人」と1968年に録音された「ピアノ・ソナタ第15番」の組み合わせ。豪放な技巧が炸裂する「さすらい人」でのたたみかけるような迫力は、80歳という年齢を全く感じさせることがありません。
 未完に終わった「ソナタ第15番」は、バドゥラ=スコダ自身が補筆した第3楽章と第4楽章を演奏。シューベルトの様式を丹念に研究した上での「完成版」が聴きどころです。
  録音:2009年6月9-11日 Studio Paul Badura-Skoda, Vienna, Austria…1-4 1968年6月15-17日 Mozartsaal, Vienna Konzerthauss, Austria…5-8
  
 


GRAM99104
\2500→\2290
〔旧譜〕
ウィーンの舞曲
シューベルト/ヨハン・シュトラウス2世:作品集

 1.パウル・バドゥラ=スコダ(1927-):ワルツのひとつづき(F.シューベルトによる)
 シューベルト(1797-1828):
  2.38のワルツ、レントラーとエコセーズ Op.18, D145-ワルツ第6番
  3.ドイツ舞曲とエコセーズ 嬰ハ短調 D643
  4.36のオリジナル舞曲(最初のワルツ)Op.9, D365-
  ワルツ第32番-第36番-ドイツ舞曲 変ト長調 D722
  5.36のオリジナル舞曲(最初のワルツ)Op.9, D365-ワルツ第29番-第31番
  6.12の高雅なワルツ Op.77, D969
  7.12のグラーツのワルツ Op.91, D924-ワルツ第1番 ホ長調

 8-10.ヨハン・シュトラウス2世(1825-1899):ワルツ集(シュールホフ編)
  こうもりポルカ/ピチカート・ポルカ/音楽時計のポルカ
 11.シューベルト:38のワルツ、レントラーとエコセーズ Op.18, D145-
   ワルツ第7番-ワルツ第8番
パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ…ベーゼンドルファー・インペリアル

 シューベルトのワルツ、レントラーを中心に、ヨハン・シュトラウス作品を近代作曲家シュールホフがピアノ用に編曲した楽しいポルカを交え、次々と聴かせるバドゥラ=スコダ。
 どの曲も親密な雰囲気の中で演奏されており、バドゥラ=スコダの楽しそうな様子が伝わります。ブックレットの解説もバドゥラ=スコダ自身が執筆(ドイツ語、英語、フランス語のみ)、作品への愛着が伝わる1枚です。
  録音 2015年4月、ベーゼンドルファー、ヴィーナー・ノイシュタット
  
 


GRAM99130
\2500→\2290
〔旧譜〕
Der anderen Badura
チャイコフスキー/リムスキー=コルサコフ/リスト:ピアノ協奏曲集

 1-3.チャイコフスキー(1840-1893):ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23
  エイドリアン・ボールト(指揮)/ロンドン・プロムナード・オーケストラ
   録音 1956年 ロンドン
 4-7.リムスキー=コルサコフ(1844-1908):ピアノ協奏曲 嬰ハ短調 Op.30
  アルトゥール・ロジンスキ(指揮)/ロンドン・プロムナード・オーケストラ
   録音 1955年 ロンドン
 8-11.リスト(1811-1886):ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調 S124/R455
  ハンス・スワロフスキー(指揮)/スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
   録音 1959年 グラスゴー
パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ)
 スタインウェイ…1-7
 ベーゼンドルファー・インペリアル…8-11

 ウィーン音楽院に学び、1947年「オーストリア音楽コンクール」に優勝。以降著名な指揮者と共演し、
 日本にも度々来日し人気を博すバドゥラ=スコダ。このアルバムはどれも1950年代の録音で、若きバドゥラ=スコダはどの曲も伸び伸びと演奏。溢れ出る才能を見せつけています。
 ウィーンゆかりの作品を得意とするバドゥラ=スコダですが、チャイコフスキーやあまり演奏されることのないリムスキー=コルサコフなどのロシア作品でも、素晴らしい解釈を見せています。
  MONO
  
 


GRAM98904
\2500→\2290
〔旧譜〕
モーツァルト(1756-1791):ヴァイオリン・ソナタ集 第24番/第32番/第28番
 1-3.ヴァイオリン・ソナタ 第24番 ヘ長調 K376
 4-6.ヴァイオリン・ソナタ 第32番 変ロ長調 K454
 7-9.ヴァイオリン・ソナタ 第28番 変ホ長調 K380
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー
 (ヴァイオリン…1656年製ヤーコプ・シュタイナー)
パウル・バドゥラ=スコダ
 (ハンマーフリューゲル…1785年製アントン・ヴァルター)

 1927年生まれのバドゥラ=スコダと1985年生まれのイルンベルガー。ほぼ60年の年齢差を感じさせない素晴らしいアンサンブルによるモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集。
 1781年から1784年頃に作曲されたヴァイオリン・ソナタは、それまでのようにヴァイオリンが単なるオブリガード楽器として使われるのではなく、対等の役割を持たされ始めており、各々の楽器に見せ場があるため、奏者たちの腕の見せ所もたっぷりです。
 このアルバムはSACDで制作されており、ピリオド楽器の美しく流麗な響きも存分に捉えられています。
  録音 不明
 
 


GRAM98852
\2500→\2290
〔旧譜〕
モーツァルト(1756-1791):ヴァイオリン・ソナタ集 第35番/第27番/第25番
 1-3.ヴァイオリン・ソナタ 第35番 イ長調 K526
 4-6.ヴァイオリン・ソナタ 第27番 ト長調 K379
 7-9.ヴァイオリン・ソナタ 第25番 ヘ長調 K377
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー
 (ヴァイオリン…1656年製ヤーコプ・シュタイナー)
パウル・バドゥラ=スコダ
 (ハンマーフリューゲル…1785年製アントン・ヴァルター)

 2004年に、その才能を高く評価されGramolaレーベルと契約したばかりのイルンベルガーは、バドゥラ=スコダだけでなく、同じく“ウィーンの三羽烏”イェルク・デームスともモーツァルトのヴァイオリン・ソナタを録音するなど、大先輩からウィーンの伝統をじっくり受け継いでいます。
 このアルバムでは3曲のソナタを演奏。1787年に作曲された大作「第35番」の古典的な書法の中にひそむ憂愁や、アダージョ楽章で始まる第27番、嵐のように激しい第1楽章を持つ第25番と、円熟期のモーツァルトの音楽が当時の楽器によって鮮やかによみがえります。
 録音 2007年7月8.9日、スタジオ・バドゥラ・スコダ、ウィーン
  
 


GRAM98900
\2500→\2290
〔旧譜〕
モーツァルト(1756-1791):ピアノ作品集
 1-3.2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K448
 4.4手のためのアンダンテと5つの変奏 ト長調 K501
 5.幻想曲 ハ短調 K396
 6.幻想曲 ニ短調 K397
 7.2台のピアノのためのラルゲットとアレグロ 変ホ長調 K.deest
  (バドゥラ=スコダによる補筆完成版)
 8.幻想曲 ハ短調 K475
パウル・バドゥラ=スコダ(フォルテピアノ)…1-4.7.8
イェルク・デムス(フォルテピアノ)…1-7

 バドゥラ=スコダとイェルク・デムスの共演によるモーツァルトの「2台ピアノのための作品集」。
 2007年に録音したシューベルト(GRAM99175)でも素晴らしいデュオを披露していますが、こちらのモーツァルトでもアントン・ヴァルター製の歴史的楽器を2台揃えての見事な演奏を聴かせます。
 速めのテンポによるK448のソナタでは、時に気持ちが先走るのか、アンサンブルが先へ先へと行ってしまうのも微笑ましさ満点です。
  歴史的楽器(アントン・ヴァルター製)使用
  録音 2010年1月24-26日 イルンベルガー財団、ザルツブルク
 
 


GRAM98990
\2500→\2290
〔旧譜〕
モーツァルト(1756-1791):ピアノ・ソナタと作品集
 1.幻想曲 ハ短調 K475
 2-4.ピアノ・ソナタ 第14番 ハ短調 K457
 5.幻想曲 ニ短調 K397
 6.アダージョ ロ短調 K540
 7-9.ピアノ・ソナタ 第18番 ニ長調 K576
パウル・バドゥラ=スコダ(フォルテピアノ)
(アントン・ヴァルター 1790年頃製)

 モーツァルト中期の名作で極めて劇的な曲想で知られる「ピアノ・ソナタハ短調」と組み合わせて演奏されることの多い「幻想曲ハ短調」をメインに、こちらも充実した作風による「ピアノ・ソナタ ニ長調」を併せた聴きごたえのある1枚。
 緊張感漲る作品を繋ぐのも「幻想曲 ニ短調」と「アダージョ ロ短調」という重めのプログラム。モーツァルト作品の中でも珍しいロ短調という調性によるアダージョは、作曲された意図はわからないものの晩年のモーツァルトの不安な心情が反映されているといわれています。
 録音:2010年1月26日 ザルツブルク…1 2013年2月7.9.13日 モーツァルトハウス、ウィーン…2-9
  
 


GRAM98991
\2500→\2290
〔旧譜〕
モーツァルト(1756-1791):ピアノ・ソナタと作品集
 1.フランスの歌「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲(きらきら星変奏曲) K265
 2.ロンド ニ長調 K485
 3-5.ピアノ・ソナタ 第15番 ヘ長調 K533+K494
 6.ロンド イ短調 K511
 7.ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調 K331-第3楽章「トルコ行進曲」

 使用楽器
  アントン・ヴァルター 1790年頃製 …1-6
  ゲオルク・ハスカ 1815年頃製 …7
パウル・バドゥラ=スコダ(フォルテピアノ)

 モーツァルトの変奏曲とソナタ、ロンドを収録した1枚。
 通称「きらきら星」変奏曲、「ロンド ニ長調」での軽やかな響き、円熟期のソナタヘ長調の次から次へと現れる美しい旋律、父の死を予感させる悲痛な「ロンド イ短調」と、様々なモーツァルトの表情を楽しむことができます。
 トラック7の「トルコ行進曲」は1976年収録。一音一音を鮮明に響かせる独特な演奏が興味深いところです。このピアノには仕掛けがあり、中間部では打楽器の音も聞こえてきます。
  録音:2013年2月8.10.12日 モーツァルトハウス、ウィーン…1-6 1976年 カジノ、バウムガルテン、ウィーン…7
  
 


GRAM98989
\2500→\2290
〔旧譜〕
モーツァルト(1756-1791):ピアノ・ソナタ 第16番/第10番/第11番 他
 1-3.ピアノ・ソナタ 第16番 ハ長調 K545
 4-6.ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調 K330
 7-9.ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調「トルコ行進曲付き」K331
 10.バター付きパン ハ長調 K Anh.C.27.09(A.284n)

使用楽器: アントン・ヴァルター 1790年頃製
パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ)

 2013年録音、モーツァルト時代のピアノを用いた味わい深い響きが楽しめる1枚。
 とりわけ、イ長調ソナタ K331「トルコ行進曲付き」での、変奏曲形式をとる第1楽章の変幻自在な演奏が見事です。豊かな低音部、煌めく高音部の音色の違いも聴きどころ。
 録音 2013年2月7.9.13日 モーツァルトハウス、ウィーン
 
 


GRAM99067
\2500→\2290
〔旧譜〕
モーツァルト(1756-1791):Mozart on the Beach
 ピアノ協奏曲 第21番/第9番
  1-3.ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K467
  4-6.ピアノ協奏曲 第9番「ジュノーム」K271
  7.アダージョ ハ長調 K356
パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ・・・スタインウェイ)
ヴォルフガンク・デルナー(指揮)/
カンヌ交響楽団…1-6

 2015年、カンヌで収録されたモーツァルトの2曲の協奏曲。どちらもバドゥラ=スコダが得意とするレパートリーであり、熟達の演奏を披露しています。
 とりわけ第21番の第2楽章の美しさは特筆すべきもの。オーケストラの力強い響きが、流麗なバドゥラ=スコダの演奏を存分に引き立てています。
 アルバムの最後には彼自身の編曲による「グラスハーモニカのためのアダージョ K356」が添えられており、こちらも注目の演奏を楽しめます。
  録音 2015年2月24-25日、Auditorim de Thales Alenia Space, Cannes, French Riviera, France
  
 


GRAM99147
\2500→\2290
〔旧譜〕
リスト(1811-1886):ピアノ・ソナタ…1965年と1971年の演奏
 1-7.ソナタ ロ短調 S178
 8-14.ソナタ ロ短調 S178
  
使用楽器:
 スタインウェイDモデル…1-7
 ベーゼンドルファー275…8-14
パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ)

 楽器にこだわるバドゥラ=スコダの面目躍如と言った1枚。
 超絶技巧を駆使することで知られるリストのソナタを、楽器を替えて演奏することでどのような表現が可能になるかを示す「聴き比べ」ができます。
 もちろん研究熱心なバドゥラ=スコダならではの、6年間における解釈の違いも聴きどころ。
  録音:1965年3月29日 カーネギーホール ライヴ …1-7 1971年10月 モーツァルト=ザール、コンツェルトハウス、ウィーン…8-14
  
 


GRAM98743
(10CD)
\7000→\6590
〔旧譜〕
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ全集
【CD1】
 1-4.ピアノ・ソナタ 第1番 ヘ短調 Op.2-1
 5-8.ピアノ・ソナタ 第2番 イ長調 Op.2-2
 9-12.ピアノ・ソナタ 第3番 ハ長調 Op.2-3
  録音 1969年8月
【CD2】
 1-3.ピアノ・ソナタ 第5番 ハ短調 Op.10-1
 4-6.ピアノ・ソナタ 第6番 ヘ長調 Op.10-2
 7-10.ピアノ・ソナタ 第7番 ニ長調 Op.10-3
  録音 1969年11月…1-6/1970年4月…7-10
【CD3】
 1-4.ピアノ・ソナタ 第4番 変ホ長調 Op.7
 5-7.ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調「悲愴」Op.13
 8-10.ピアノ・ソナタ 第9番 ホ長調 Op.14-1
 11-13.ピアノ・ソナタ 第10番 ト長調 Op.14-2
  録音 1969年9月…1-7/1969年8.11月…8-13
【CD4】
 1-4.ピアノ・ソナタ 第11番 変ロ長調 Op.22
 5-8.ピアノ・ソナタ 第12番 変イ長調 Op.26
 9-12.ピアノ・ソナタ 第13番 変ホ長調 Op.27-1
  13-15.ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調「月光」Op.27-2
  録音 1969年9月…1-4/1969年10月…5-15
【CD5】
 1-3.ピアノ・ソナタ 第16番 ト長調 Op.31-1
 4-6.ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調 「テンペスト」Op.31-2
 7-10.ピアノ・ソナタ 第18番 変ホ長調 Op.31-3
  録音 1969年7月
【CD6】
 1-4.ピアノ・ソナタ 第15番 ニ長調「田園」Op.28
 5-6.ピアノ・ソナタ 第19番 ト短調 Op.49-1
 7-8.ピアノ・ソナタ 第20番 ト長調 Op.49-2
 9-11.ピアノ・ソナタ 第21番 ハ長調「ワルトシュタイン」Op.53
 12-13.ピアノ・ソナタ 第22番 ヘ長調 Op.54
  録音 1969年11月…1-8.12-13/1970年2月…9-11
【CD7】
 1-3.ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調「熱情」Op.57
 4-5.ピアノ・ソナタ 第24番 嬰ヘ長調「テレーゼ」Op.78
 6-8.ピアノ・ソナタ 第25番 ト長調 Op.79
 9-11.ピアノ・ソナタ 第26番 変ホ長調「告別」Op.81a
  録音 1970年2月…1-3/1969年9月…4-5/1970年4月…6-11
【CD8】
 1-2.ピアノ・ソナタ 第27番 ホ短調 Op.90
 3-6.ピアノ・ソナタ 第28番 イ長調 Op.101
 7-10.ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調「ハンマークラヴィーア」Op.106
  録音 1970年2月…1-2/1969年4月…3-6/1970年1月…7-10
【CD9】
 1-3.ピアノ・ソナタ 第30番 ホ長調
 4-7.ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 Op.110
 8-9.ピアノ・ソナタ 第32番 ハ短調 Op.111
  録音 1970年3月
【CD10】…ボーナス・ディスク
 1-4.ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調「ハンマークラヴィーア」Op.106
 5-8.ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調「ハンマークラヴィーア」Op.106
パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ)

 ベートーヴェンを得意とするバドゥラ=スコダは、何度もソナタ全集を録音していますが、こちらは1969年から1970年にかけてベーゼンドルファー・インペリアルで録音した壮年期を代表する全集。
 研究者、校訂者でもあるバドゥラ=スコダは、よく知られた作品でも、独特の解釈を披露。多くの示唆に富んだ演奏を聴かせます。
 CD1-9までのエグゼクティヴ・プロデューサーを務めたのは、バドゥラ=スコダと並ぶ「ウィーン三羽烏」フリードリヒ・グルダの息子でピアニストのリコ・グルダであることにも注目。
 ボーナス・トラックとして添えられているのは、「ハンマークラヴィーア」ソナタの聴き比べ。ベーゼンドルファーとコンラート・グラーフ(ピリオド楽器)の音色の違いに耳を傾けてください。
  録音 :1976年6月26日 Filharmonia Narodowa,Warsowライヴ…1-4(ベーゼンドルファー使用) 1980年7月 スタジオ・バウムガルテン、ウィーン…5-8(1824年コンラート・グラーフ製)
  



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NAXOS



8.573859
\1200
カバレフスキー(1904-1987):交響曲 第1番&第2番 他
 1.歌劇《コラ・ブルニョン》Op.24-序曲(1938)

 交響曲 第1番 嬰ハ短調 Op.18(1932)
  2.第1楽章:Andante molto sostenuto
  3.第2楽章:Allegro molto agitato

 交響曲 第2番 ハ短調 Op.19(1934)
  4.第1楽章:Allegro quasi presto
  5.第2楽章:Andante non troppo
  6.第3楽章:Prestissimo scherzando

 7.《悲愴》序曲 Op.64(1960)
ダレル・アン(指揮)
マルメ交響楽団
NYCX-10083
(国内仕様盤・日本語解説付)
\1800+税

 サンクトペテルブルクに生まれ、数学者の父親の教えに背き、音楽家を志したカバレフスキー。1925年にモスクワ音楽院に進み、ミャスコフスキーに師事、作曲家として活躍を始めました。
 創作の初期から成熟した作風を見せ、1928年に発表した「ピアノ協奏曲第1番」は国際的な成功を収めるなど順風満帆のスタートを切り、その後も明快な作風による作品を書き続けたことで、ジダーノフ批判の対象になることもなく、亡くなるまで“ソ連を代表する作曲家”として賞賛されました。
 このアルバムには2曲の交響曲をメインに収録。交響曲第1番は「ロシア革命」15周年の記念作品。2年後の交響曲第2番も高い評価を受け、1942年にはトスカニーニの指揮でアメリカ初演も行われるなど広く人気を博しました。
 また、ロマン・ロランの戯曲を原作とする歌劇《コラ・ブルニョン》序曲と、1960年に書かれた《悲愴》序曲2曲の管弦楽作品も収録されており、カバレフスキーの様々な年代の音楽が楽しめます。

 このアルバムの指揮者ダレル・アンは、2007年に開催された「第50回ブザンソン国際指揮者コンクール」で優勝、併せて聴衆賞とオーケストラ賞を受賞したシンガポール出身の逸材。
 サンクトペテルブルク音楽院の指揮科を首席で卒業した経験もあり、このカバレフスキーでも彼ならではの共感に満ちた、堂々たる演奏を披露しています。


 国内仕様:日本語解説付き(山野 雄大)
 
 録音 2017年8月21-24日 ライヴ収録、マルメ,スウェーデン
  




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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SILKROAD



SRM 045SACD
(2SACD HYBRID)
¥5000→\4590
ホーレンシュタイン&LSOの名盤マーラー第3交響曲
 マーラー:交響曲第3番 ニ短調
ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指揮)
ロンドン交響楽団
ノルマ・プロクター(コントラルト)
アンブロジアン・シンガーズ
ジョン・マッカーシー(合唱指揮)
ワンズワース・スクール少年合唱団
ラッセル・バージェズ(合唱指揮)
ウィリアム・ラング(フリューゲルホルン)
デニス・ウィック(トロンボーン)

 SACDハイブリッド盤で登場!!!ホーレンシュタイン&LSOの名盤マーラー第3交響曲。

 録音:1970年7月27-29日/クロイドン(ロンドン)/Disc 1 42'51"、Disc 2 54'50"

 当ディスクはUNICORN レーベルの誉れ高き名盤ホーレンシュタイン指揮、ロンドン交響楽団のマーラーの交響曲第3番のライセンス盤で、香港のSILKROAD MUSIC レーベルから発売したSACD Hybrid 盤です。
 マーラーのスペシャリストとして知られるホーレンシュタインならではの温かみのある演奏を聴くことができます。




<国内盤> 


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オクタヴィア・レコード



OVCL-00693
\3000+税
尾高忠明&大阪フィル/エクストン初録音
 エルガー:交響曲第1番 変イ長調 作品55
尾高忠明(指揮)
大阪フィル

 エルガーを愛するすべてのファンへの、最美の贈り物。

 尾高忠明と大阪フィルのコンビによるエクストン初録音。
 ロンドンのプロムスで幾度となく振り、録音も今回で4度目となるこのエルガーは、尾高にとって最愛のレパートリーであり、しかも愛着の深い交響曲。ここには、大阪フィルの骨格豊かな響きを礎に、威風と風格に満ちたドラマティックで熱気あふれるエルガーを聴くことができます。
 大阪フィルにはエルガーが良く似合う、と尾高が公言したとおり、この作曲家を愛するすべてのファンにお聴きいただきたいアルバムです。
  2019年1月17-18日、大阪・フェスティバルホール、22日東京・サントリーホール にてライヴ収録
 
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OVCL-00701
\3000+税
角田鋼亮/セントラル愛知響・常任指揮者就任記念ライヴ
 ラフマニノフ:交響曲 第2番 ホ短調 作品27
 モシュコフスキ:組曲「諸国から」 作品23
角田 鋼亮(指揮)
セントラル愛知交響楽団

 渾身のサウンドが響く、新時代の幕開け。
 
 新進気鋭の指揮者・角田鋼亮とセントラル愛知交響楽団は、2005年の初共演から幾度も共演を重ね、関係性を深めてきました。
 当盤は、常任指揮者就任記念という、ひとつの節目を飾るコンサートの録音。
 プログラムは、「様々な時代、国々やスタイル」の作品を紹介したいという想いからモシュコフスキの組曲、そしてセントラル愛知響の美点が発揮されるロシア音楽が選ばれました。
 ロマンティシズム溢れる歌心と駆け抜けるようなエンディングの迫力は、今後の彼らの活躍を予感させる響きといえるでしょう。
 新たなタッグがスタートを切った記念すべきライヴを、ぜひお聴きください。
  2019年4月22日 愛知県芸術劇場コンサートホールにてライヴ収録

 角田鋼亮 (指揮) Kosuke TSUNODA
  東京芸術大学大学院指揮科修士課程並びにベルリン音楽大学国家演奏家資格課程修了。
  第3回ドイツ全音楽大学・指揮コンクールで最高位を獲得。
  カラヤン生誕100周年記念の第4回ドイツ全音楽大学指揮コンクール第2位入賞。
  ドラマ『新春スペシャル・のだめカンタービレ』においては千秋真一役の指揮指導を務めた。
  現在、セントラル愛知交響楽団常任指揮者、大阪フィルハーモニー交響楽団および仙台フィルハーモニー管弦楽団においても指揮者のポジションを務めている。
  いま日本で最も期待される若手指揮者の一人として活躍の場を拡げている。
   http://kosuketsunoda.com 
  
  

OVCT-00169
\3000+税
シューマン Vol.2
 シューマン:
  子供の情景 作品15
  アラベスクハ長調 作品18
  花の曲 作品19
  フモレスケ変ロ長調 作品20
 リスト:
  春の夜S.568 R256
梅村知世(ピアノ)

 シューマンに深くこころを寄せるピアニストの待望の第2作
 
 東京藝大を首席で卒業、同大学院を修了。ベルリン音楽大学にて研鑽を積む。2016年のシューマン国際ピアノ・コンクールで最高位(第2位)を射止めた梅村知世の、2枚目のシューマン作品集。この作曲家の多感な時代のレパートリーを、梅村は細やかな感情の襞(ひだ)に豊かな音彩を乗せ、ふくよかで陰影にみちたシューマネスクな世界をつくり上げています。
 知的にして個性美も光るというバランス感覚も魅力で、聴きなれた曲が新しい表情で浮かび上がってきます。現在、べルリン在住。
  2019年3月11-13日 埼玉・富士見市民文化会館(キラリふじみ)にて収録
 
  

OVCT-00167
\3000+税
ピアノは歌う 〜もしも詩(うた)がなかったら〜
 シューマン:
   クルミの木 (「ミルテの花」より第3曲) [編曲:クララ・シューマン]
   君は花のよう (「ミルテの花」より第24曲) [編曲:ゴドフスキー]
   献呈 (「ミルテの花」より第1曲) [編曲:リスト]
   春の夜 (「リーダークライス」第2集より) [編曲:リスト]
 ブラームス:
   野の静寂 [編曲:レーガー]
   「甲斐なきセレナーデ」によるパラフレーズ [編曲:シュット]
   子守歌 [編曲:コルトー]
 シューベルト:
   野に咲くバラ [編曲:コルトー]
   どこへ? (「美しき水車屋の娘」より) [編曲:ラフマニノフ]
   君は憩い [編曲:リスト]
 メンデルスゾーン: 歌の翼に [編曲:リスト]
 リスト: 愛せよ 愛するかぎり (愛の夢第3番) [編曲:リスト]
 グリーグ: 君を愛す [編曲:グリーグ]
 R.シュトラウス:
   セレナーデ [編曲:ギーゼキング]
   冬の捧げもの [編曲:ギーゼキング]
   あした [編曲:レーガー]
 ヴォルフ: 「アナクレオンの墓」による牧歌 [編曲:ラインホルト]
 山田 耕筰: ピアノのための「からたちの花」
 加藤昌則: もしも歌がなかったら [編曲:加藤昌則]
?田恵子(ピアノ)

 ?田恵子は桐朋学園大学音楽学部演奏学科を経て、同大の研究科を修了。2009年第14回日本モーツァルト音楽コンクールで奨励賞、2010年にはチェコ音楽コンクールで第2位を受賞しています。
 また現在は、二期会オペラ研修所や日本声楽家協会でピアニストとして活躍中。
 このデビューアルバムでは、歌曲のピアノ版を、ひとつひとつ愛でるように奏でています。
 これまでの声楽家たちとの経験が豊かな稔りとなり、芳醇なピアノとなって結実しているのです。イメージの広がりを持っていただけるよう、日本語詞を付けました。バリトン歌手、宮本益光氏による新訳です。
  2019年4月15日-17日 浦安音楽ホールにて収録
  




<映像>

 

ALPHA(映像)


ALPHA717
(DVD)
\3000
ヴォルフガンク・リーム(1952-):歌劇《ヤーコプ・レンツ》
 ミヒャエル・フレーリンク:台本
 ゲオルク・ビューヒナー「レンツ」原作
レンツ…ゲオルク・ニグル(バリトン)
オーベルリーン:レンツの友人…ヘンリー・ウォディントン(バス・バリトン)
カウフマン:友人…ジョン・グラハム=ホール(テノール)

【コーラス】
イルマ・ミヘリック/オルガ・ヘイッキラ/
マリア・フィーセリエール/
スタイン・マリー=フィッシャー/
ドミニク・グローセ/エリック・アンダー

マルティン・ブコウセク:ヤーコプ・レンツのスタントマン 他

フランク・オルー(指揮)
モネ交響楽団

アンドレア・ブレス(演出)
マルティン・ツェートグルーバー(装置)
エヴァ・デセッカー(衣装)
アレクサンダー・コッペルマン(照明)
セルジオ・モラビト(ドラマトゥルギー)

ミリアム・ホイアー(映像監督)
 
 《ヤーコプ・レンツ》の原作となったのは、シュトゥルム・ウント・ドランク期に実在した劇作家ヤーコプ・ミヒャエル・ラインホルト・レンツをモデルにしたゲオルク・ビューヒナーの小説。レンツが山を越えて牧師オーベルリーンの元を訪れ、彼の家に長期滞在するうちに次第に狂気に陥っていく様子が描かれています。
 この小説を元にしたリームの《ヤーコプ・レンツ》は、無調ながらも耳に残る音楽や、時にはコロラトゥーラの技術を用いるなど様々な技法を駆使した精巧な筆致で書かれており、20世紀ドイツにおいて“最も上演回数の多い現代オペラ”として知られています。
 初収録となる映像は、少しずつ狂気に陥る一人の人間を赤裸々に描くとともに、彼が体現した逃れようのない現実と妄想、彼を目の当たりにしてなすすべのない友人たちを対比することで、説得力ある世界が表現されています。
 主役のレンツを歌うニグルはオーストリア出身のバリトン歌手。バッハと現代作品を得意とする中堅歌手です。
  映像:世界初収録
、モネ劇場
  収録時間:73'28”
  歌唱:ドイツ語
  LPCM 2.0/DTS Digital Surround 5.1(DVD)
  字幕:フランス語・ドイツ語・英語
  画面:16:9
  NTSC Region All 片面二層ディスク 
 
   プロモーション動画:https://youtu.be/35wWNM6yhhw
 

<LP>


2L(LP)


2L 038LP
(LP)
¥3200
音楽の歴史上もっとも優雅なヴァイオリン協奏曲
 モーツァルト:
  ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K218
  ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K216
マリアンネ・トゥーシェン(ヴァイオリン)
トロンハイム・ソロイスツ

 2Lの名盤がLPで発売!究極のオーディオファイルの登場

 オイヴィン・ギムセ(音楽監督)
 録音時期:2006年5月,ノルウェー、トロンハイム、セルブ教会
 録音方式:DXD (352.8kHz/24bit)
 制作:モッテン・リンドベルグ
 録音:ハンス・ペーテル・ロランジュ、モッテン・リンドベルグ/DXD 352.8kHz/24bit DMM、180g、33 1/3 rpm

 2Lの名盤がLPとなって登場!音楽の歴史上もっとも優雅なヴァイオリン協奏曲をソロイストのマリアンネ・トゥーシェン(1972-)、トロンハイム・ソロイスツのミュージシャンたち、音楽監督のオイヴィン・ギムセ(1968-)、制作チームのモッテン・リンドベルグ、ハンス・ペーテル・ロランジュが録音したもの。
 モーツァルトの音楽への彼らの愛情から生まれた演奏です。時代の様式を尊重しながら、われわれの時代に根ざした、新しく、ダイナミックな音楽となっています。カデンツァは、サム・フランコ作を演奏しています。
 ソロと管弦楽が対話する雰囲気を伝えるため、録音セッションではトロンハイムのプレーヤーたちがソロイストを取り囲む配置がとられています。
 録音フォーマットは、DSD録音の4倍のデータ量をもつ DXD (Digital eXtreme Definition) を採用。





















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