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≪第104号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その5 2019/10/22〜

10/25(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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 ベルリン・フィル・自主制作盤
BERLINER PHILHARMONIKER RECORDINGS



KKC 9507/19
(9CD+4Blu-ray)
¥18000+税

ベルリン・フィル、攻めてます
 8人の指揮者との
  アントン・ブルックナー(1824-1896):交響曲全集


 第1番:小澤征爾
 第2番:パーヴォ・ヤルヴィ
 第3番:ヘルベルト・ブロムシュテット
 第4番:ベルナルド・ハイティンク
 第5番:ベルナルド・ハイティンク
 第6番:マリス・ヤンソンス
 第7番:クリスティアーン・ティーレマン
 第8番:ズービン・メータ
 第9番:サー・サイモン・ラトル

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 CD1/BD1 交響曲第1番ハ短調(1865/66リンツ版) 49'18
  小澤征爾(指揮)/録音:2009年1月29-31日
  
 ●ベルリン・フィルは、この小澤征爾との演奏に至るまで、四半世紀この作品を演奏していませんでした。
   ブルックナーはこの交響曲を「小生意気な娘」と呼んでいたとも言われています。
   彼は当時40代前半で交響曲の作曲に着手し始めたときでしたが、すでにその響きは
   ブルックナー独自の語法が見え隠れし、後年の大成を予見させる作品と言えるでしょう。

 CD2/BD1 交響曲第2番ハ短調(第2稿1877 年版) 56'38
  パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)/録音:2019年5月23-25日
  
 ●第2交響曲にも初期作品ながら、すでにブルックナーの個性は横溢しています。
   パーヴォ・ヤルヴィの指揮によって表現されたドラマティックな緊張感と抒情的な美しさは聴きものです。

 CD3/BD1 交響曲第3番ニ短調(1873年版初稿) 63'25
  ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)/録音:2017年12月8-10日
 
 ● 1873年に初稿が完成した第3交響曲。ワーグナーに献呈されたことから「ワーグナー交響曲」の愛称をもちます。
   しかし1874年にウィーン・フィルから初演を拒否されたことから最初の校訂作業が行われ第3稿まで存在します。
   ブロムシュテットは、20世紀中頃から見直されるようになった1873年初稿版を取り上げています。

 CD4/BD2 交響曲第4番変ホ長調《ロマンティック》(1878/80年) 68'30
  ベルナルド・ハイティンク(指揮)/録音:2014年3月13-15日
 
 ●ブルックナーの交響曲の中でもっとも演奏される第4番。冒頭のホルンをはじめ、美しい旋律に溢れています。
   ハイティンクは、何十年にもわたりベルリン・フィルとブルックナーを指揮してきました。
   この録音は、1996年以来18年ぶりのベルリン・フィルとこの昨品を演奏となりました。

 CD5/BD2 交響曲第5番変ロ長調 74'42
  ベルナルド・ハイティンク(指揮)/録音:2011年3月10-12日
 
 ●第5交響曲は、ブルックナーの生涯の中で、作曲家としても、私生活の面でも、困難な時期を象徴する楽曲です。
  作品は作曲家としての実力を示す精緻な対位法とブルックナー自身の深い信仰心をあらわす
  神聖なコラールという構成。
  ハイティンクは、厳格な書法と壮大なスケールをもつこの作品を、忠実に演奏しています。

 CD6/BD2 交響曲第6番イ長調 54'18
  マリス・ヤンソンス(指揮)/録音:2018 年1月25-27日

  ●第6交響曲は、第2,3楽章のみが先に公開演奏されました。しかし部分初演の成功があったのにもかかわらず、
   全曲初演されたのはブルックナーの死後でした。
   ベルリン・フィルと幾多の共演経験のあるマリス・ヤンソンスですが、意外にもこの公演が
   ベルリン・フィルとともにブルックナーを演奏した初の公演でした。
   オケとの呼吸もぴったりで、円熟味たっぷりの深い表現の演奏に魅了されます。

 CD7/BD3 交響曲第7 番ホ長調(1885 年版) 70'32
  クリスティアン・ティーレマン(指揮)/録音:2016年12月15-17日

  ●1884年12月にライプツィヒで初演されたこの第7番。初演は大成功をおさめ、
   この成功がブルックナーにさらなる作曲家として名声をもたらすこととなります。
   美しい旋律と色彩豊かなオーケストレーションにより、現代でも演奏機会の多い作品です。
   ティーレマンはこれまでに第4番、第8番とベルリン・フィルと演奏してきましたが、
   この第7番は高い集中力と圧倒的な完成度でベルリンの聴衆を沸かせました。

 CD8/BD3 交響曲第8番ハ短調(1890年版) 81'14
  ズービン・メータ(指揮)/録音:2012年3月15-17日

  ●来日公演でも披露される予定のメータ指揮による第8交響曲。
   1892年12月にハンス・リヒター指揮ウィーン・フィルによって初演され大成功を収めました。
   ブルックナーが完成させた最後の交響曲であり、最高傑作と評価の高い交響曲。
   曲の長さ、多彩な展開、圧倒的なクライマックスとあらゆる意味でこれまでの作品を上回っています。
   ブルックナーの強烈な個性が作品に溢れんばかりのエネルギーを与えています。
   メータもこの大作でも円熟の名演奏を聴かせてくれます。

 CD9/BD3 交響曲第9番ニ短調
  (サマーレ、フィリップス、コールス、マッズーカによる4楽章完成版/
   1985-2008年・2010年改訂) 77'09
  サー・サイモン・ラトル(指揮)/録音:2018 年5月26日
 
 ●未完の大作、第9交響曲。終楽章が未完のまま1896年に作曲者は亡くなっています。
   第3楽章までの演奏も多くありますが、ラトルはここで、1983年から2010年にかけて完成した
   補筆版を使用した4楽章版を演奏しています。
   サマーレ、フィリップス、コールス、マッズーカという4人の作曲家と音楽学者による
   非常に複雑な工程を経て完成した当版に、ラトルも大いに満足し、2011年、2012年にベルリン・フィルと
   取り上げ大きな話題となりました。そしてラトル最後のシーズンで再演を希望し、ここに録音されました。

 来日記念盤。ベルリン・フィルの演奏史に燦然と輝く作曲家ブルックナー、現代の8人のブルックナー指揮者たちによる交響曲全集

 録音:2009 〜 2019年、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
 CD1 〜 9:交響曲第1 〜 9番
 Blu-ray Disc Audio1: 交響曲第1 〜 9番(2.0PCM Stereo,24bit/48kHz // 5.1DTS-HD MA,24bit/48kHz)
 Blu-ray Disc Video1 〜 3: 交響曲第1 〜 9番(画面:Full HD 1080/60i,16:9 // 音声:2.0 PCM Stereo,5.1 DTS-HD MA // リージョン:All // 総収録時間:639分)
 インタビュー: 各指揮者が語るブルックナー交響曲について(37分)
 【デジタルバウチャー】
  ・ハイレゾ・ダウンロード・コード[24bit/48kHz]
  ・デジタル・コンサートホール7 日間無料視聴

 ベルリン・フィル・レコーディングスより2019年秋の来日公演にあわせて大注目盤がリリースされます。
 2009年から2019年にかけて、ベルリン・フィルで演奏されたブルックナーの交響曲9曲を、8人の巨匠指揮者によって演奏された全集が発売されます。
 ベルリン・フィルの演奏史に燦然と輝く作曲家ブルックナー。これまで数々の名録音が世に出ていますが、現代の8人のブルックナー指揮者たちがそれぞれの解釈を聴かせます。
 豪華なのは指揮者だけではなく、CD9枚、そして全9曲のライヴ映像を収めたブルーレイディスク3 枚、さらにハイレゾの音声を収録したブルーレイディスク1枚とハイレゾ音源をダウンロードできるコードと、デジタル・コンサート・ホールの7日間無料視聴チケットが含まれています。
 そして日本限定初回特典として、8人の指揮者それぞれのポートレート写真を掲載したフォトブックが封入されています。







CALLIOPE



CAL 1857
¥2600
ブラームス&リゲティ:ホルン・トリオ集
 ブラームス:ホルン三重奏曲変ホ長調 Op.40
 リゲティ:ホルン三重奏曲
アンドレ・カザレ(ホルン)
ギュイ・コマンターレ(ヴァイオリン)
シリル・ユヴェ(ピアノ)

 パリ管の首席ホルニスト、カザレの名演が復活!

 1980年から名門パリ管弦楽団の首席ホルン奏者を務めているアンドレ・カザレを中心としたこのブラームス&リゲティのホルン三重奏曲集は、フランスのディスク大賞(Le Grand prix du Disque)に輝いた名盤中の名盤。
 1986年からフランス放送フィルのコンサートマスターを務める名手ギュイ・コマンターレや、クラウディオ・アラウの高弟で、同氏の系譜を継ぐ最有力者とも称されているピアノのシリル・ユヴェなど、カザレの共演者たちもフランスを代表する名手揃い!
 リゲティからも「解釈のレベルが本当に非常に高い」と絶賛されたカザレの名盤で、ブラームスとリゲティのコントラストを存分にお楽しみください!

 ※録音:1989年9月1日-3日、フランス放送スタジオ103(パリ、フランス)
 
 

CAL 1851
¥2600
モーツァルト:ピアノ作品集
 ピアノ・ソナタ ヘ長調 K.533/494/ロンド イ短調 K.511/
 グルックの《メッカの巡礼》の「愚かな民が思うには」による
  10の変奏曲ト長調 K.455/
 ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 K.282/
 アダージョ ロ短調 K.540/ジーグ ト長調 K.574
クリスティアン・シャモレル(ピアノ)

 クリスティアン・シャモレルは、ヴィオッティ国際音楽コンクール(ヴェルチェリ、イタリア)、ベートーヴェン国際ピアノ・コンクール(ウィーン、オーストリア)などでの入賞歴を持ち、同郷の女流ヴァイオリニスト、レイチェル・コリー・ダルバの室内楽における重要なパートナーとしても活躍するスイス、ローザンヌ出身の実力派ピアニスト。

 スイスのオーケストラとの共演、歌曲と室内楽のための「モン・ミュージカル」音楽祭の主宰などその活動は幅広く、アンデサンス(Indesens)とカリオペ(Calliope)からリリースされた2枚のアルバムが、ICMA賞(国際クラシック音楽賞)の年間最優秀録音賞にノミネートされるなど、特にフランス語圏では絶大な評価を得ている期待のピアニストです。
 丁寧なタッチから生まれるクリアな音色、巧みなダイナミクスのコントロールが光るモーツァルトは、数々の名演を生み出しているスイスのラ・ショー・ド・フォン音楽ホールでの録音です。

 ※録音:2017年10月、ラ・ショー・ド・フォン音楽ホール(スイス)
 
 


CAL 1853
(2CD/特別価格)
¥3600
シルヴィ・ニースフォール、
 ドビュッシーの傑作「24の前奏曲」

  ドビュッシー:24の前奏曲
シルヴィ・ニースフォール(ピアノ)

 シルヴィ・ニースフォールは、パリ国立高等音楽院(CNSMP)ではオーケストレーションなどのクラスで一等賞を獲得し、パリ=ソルボンヌ大学では音楽学の博士号を取得するなど、現在はピアニスト、音楽学者として活躍する才女。
 フランスを中心にドイツやイタリア、ハンガリー、フィンランド、ギリシャなどヨーロッパ各国にソリストとして招かれるなど、その実力は高い評価を受けています。
 このドビュッシーの傑作「24の前奏曲」では、残響の少な目の録音、演奏と作品の特徴とが上手く組み合わさっています。

 ※録音:2016年-2017年、コララッチ・ホール(ベオグラード、セルビア)
 
 


CAL 1965
¥2600
永遠のノートルダム大聖堂
 リスト:
  王の御旗 S.185、十字架への道 S.53(ピアノ伴奏版)、
  アヴェ・ヴェルム・コルプス S.44
 グレゴリオ聖歌:王の御旗
ノートルダム大聖堂聖歌隊
ダヴィド・セリグ(ピアノ)
ニコル・コルティ(指揮)

 永遠のノートルダム大聖堂。リストの"十字架への道"。

 ノートルダム大聖堂聖歌隊の2000年台初頭の名唱の1つ、リストの「十字架への道」は、大規模火災に見舞われたフランス、パリのシンボルであるローマ・カトリック教会の大聖堂、ノートルダム大聖堂の復興を祈念して復刻されました。
 グレゴリオ聖歌の「王の御旗」で幕を明け、この聖歌を題材としたリストの同名の作品、そして混声合唱、独唱とオルガン(またはピアノ)のための「十字架への道」へと続き、1871年に作曲された「アヴェ・ヴェルム・コルプス」で厳かに、そして感動的に幕を閉じるプログラム構成も秀逸です。
 再建への道のりは遠くとも、ノートルダム大聖堂に寄せられる祈り、願いや想いは不変であることを改めて知らせてくれる録音です。

 ※録音:2000年11月
 
 

CAL 1747
¥2600
シマノフスキ&ラヴェル:弦楽四重奏曲集
 シマノフスキ:弦楽四重奏曲第1番 Op.37
 ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調
 シマノフスキ:弦楽四重奏曲第2番 Op.56
ヨアヒム弦楽四重奏団
 〔ズビグニェフ・コルノヴィチ(ヴァイオリン)、
  ヨアンナ・レツレル(ヴァイオリン)、
  マリー=クレール・メロー(ヴィオラ)、
  ローラン・ランヌー(チェロ)〕

 ポーランドとフランスの弦楽器奏者たち(それぞれ2名ずつ)で構成されているアンサンブル、ヨアヒム弦楽四重奏団。既にダンディやフランクの優れた録音を残しており、近代フランス音楽のスペシャリストとしての地位を確立している、ヨーゼフ・ヨアヒムの名を冠するアンサンブルです。
 今回のレパートリーは、アンサンブルの構成と同じく、"ポーランド"のシマノフスキと、"フランス"のラヴェルをカップリング。両作曲家、両国のコントラスト、また共通項の表現にトライした好企画です。

 ※録音:2015年12月、シャトー・エーセルオー(フランス)

 

CAL 1749
¥2600
寄港地
 ラフマニノフ:
  ピアノ三重奏曲第1番ト短調《悲しみの三重奏曲》、
  ヴォカリーズ(コーヌス編)
 ゲンリク・ワーグナー:ベラルーシの踊り
 ゴレロヴァ:ホロヴォディ
 マルタン:アイルランド民謡による三重奏曲
 デルクロー:セヴェンヌ地方の寄港地
 セファルディの伝承曲集(トリオ・アーク編)
トリオ・アーク
 〔アントニーナ・ザラヴァ(チェロ)、
  レナート・カムヒ(ヴァイオリン)、
  トマ・デルクロー(ピアノ)〕

 トリオ・アークは、2011年にパリ、ブリュッセル、リヨンで学んだ3人の若手音楽家たちによって結成された室内楽団。拠点であるフランスのみならず、ベラルーシ、ボスニア・ヘルツェゴビナなど東欧にも活躍の場を求めるなど、活発な活動を展開しています。
 この「寄港地」はメンバーそれぞれの故郷や縁の地であるベラルーシ、スイス、フランス、バルカン半島、そしてセファルディの音楽を巡るプログラム。ラフマニノフの名作で幕を明け、欧州各地の民族的要素が次々と現れる興味深い内容となっています。

 ※録音:2017年7月10日-12日、ピュトー音楽院(フランス)
 




HYPERION



CDA 68280
¥2500→\2290
マーティン・ブラビンズ(指揮)&BBC交響楽団
 ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第3番&第4番

  交響曲第3番(田園交響曲)*
  交響曲第4番ヘ短調
  サラバンド 《ヘレン》*
マーティン・ブラビンズ(指揮)
BBC交響楽団
エリザベス・ワッツ(ソプラノ)*
デイヴィッド・バット・フィリップ(テノール) 
BBC交響合唱団�

 マーティン・ブラビンズのRVW!交響曲サイクル第3弾は第3番&第4番!

 2003年から2016年まで名古屋フィルの常任指揮者を務め、2017年にも5月と9月に二度来日、2016年からはイングリッシュ・ナショナル・オペラの音楽監督という大役を任されているイギリスの名指揮者マーティン・ブラビンズ。

 1920年版の「ロンドン交響曲(CDA 68190)」で話題を呼んだブラビンズのヴォーン・ウィリアムズ・サイクル第3弾は、交響曲第3番(田園交響曲)と第4番の組み合わせ。
 第1巻、第2巻ともヴォーン・ウィリアムズの知られざる管弦楽作品を併録しており、今回は1913年〜14年頃に作曲されながらも未完成で未出版となっていたテノール、合唱と管弦楽のためのカンタータ、サラバンド「ヘレン」を収録。クリストファー・マーロウの戯曲「フォースタス博士の悲劇」のテキストが歌詞に使われています。

 第1巻はレコード芸術誌「海外盤REVIEW」で大絶賛され、第1巻&第2巻とも英グラモフォン誌では「エディターズ・チョイス」に選ばれた大注目のRVWサイクルです。ブラビンズ・ファン、英国音楽ファン要チェック!

 ※録音:2018年11月26日27日&12月2日Aワトフォード・コロッセウム(イギリス)



 


CDA 68290
¥2500
バルトーク&コルンゴルト:ピアノ五重奏曲集
 バルトーク:ピアノ五重奏曲ハ長調 Sz.23
 コルンゴルト:ピアノ五重奏曲ホ長調 Op.15
ピアーズ・レーン(ピアノ)
ゴールドナー弦楽四重奏団
 〔ディーン・オールディング(ヴァイオリン)、
  ディミティ・ホール(ヴァイオリン)、
  イリーナ・モロゾヴァ(ヴィオラ)、
  ジュリアン・スマイルズ(チェロ)〕

 ピアーズ・レーンとゴールドナーSQ、20世紀オーストリア=ハンガリーのピアノ五重奏曲

 イギリスで活躍するオーストラリアの知性派ピニアスト、ピアーズ・レーンと、ムジカ・ヴィヴァ・オーストラリアの創設者リチャード・ゴールドナーの名を冠して結成されたゴールドナー弦楽四重奏団。
 エルガーやブリッジなどの英国作品から、タネーエフ&アレンスキー、ピエルネ、ドヴォルザーク、ブルッフ、ブロッホなど様々なピアノ五重奏曲を録音してきたオーストラリアの名コンビによる新録音は、バルトークとコルンゴルト。
 どちらも20代前半に書かれた作品で、コルンゴルトのロマンティックなピアノ五重奏曲と、前近代的なバルトークのピアノ五重奏曲を魅力的に比較する、20世紀初頭のオーストリア=ハンガリーにおける個性的な2つの室内楽のスナップショットです。

 ※録音:2018年12月8日10日、ポットン・ホール(サフォーク)



 

CDA 68304
¥2500
へリンク:ミサ曲 《良き牧者が蘇りたまいぬ》&ルピ:テ・デウム
 ルプス・ヘリンク(1493/4-1541):
  ミサ曲 《良き牧者が蘇りたまいぬ》
 ヨハネス・ルピ(c.1506-1539):
  ようこそ, 最も名高き乙女、あなたはなんと美しく、
  ほめたたえよ, イスラエルの神である主を、テ・デウム
ブラバント・アンサンブル
スティーヴン・ライス(指揮)

 ブラバント・アンサンブルによる新たなフランドル探訪

 ネーデルラント、フランドル楽派の未知なる音楽、ポリフォニーの発掘、研究に情熱を注ぎ続けるブラバント・アンサンブルとスティーヴン・ライス。
 これまでグラモフォン賞に3度ノミネートしてきたブラバント・アンサンブルが歩む次なるフランドルの旅はルプス・ヘリンク(1493/4ᬢ1541)のミサ曲と、ヨハネス・ルピ(c.1506ᬢ1539)のテ・デウム&モテット集。
  どちらも16世紀前半のフランドルの作曲家&聖職者で、ルプス・ヘリンクはブルージュのノートル・ダム教会や聖ドナース教会で楽長を務め、ヨハネス・ルピはカンブレ大聖堂で少年聖歌隊長や司祭を務めています。

 ミサ曲の分野において大きな貢献を果たしたヘリンクの現存する13曲のミサ曲の中から「良き牧者が蘇りたまいぬ(ミサ・スレクシト・パストル・ボヌス)」を、33年の短い生涯で2つのミサ曲、30以上のモテット、約25のフランス語のシャンソンを残しているルピの作品からは、3曲のモテットとテ・デウム(われら神であるあなたを讃えん)を収録し、16世紀フランドルの知られざる宝物を発掘してゆきます。

 ※録音:2019年1月24日26日、洗礼者聖ヨハネ教区教会(ラフトン、エセックス)







SIGNUM



SIGCD 576
¥2500
イン・ノミネ II フレットワーク
 ニコ・ミューリー(b.1981):スロウ(5声のイン・ノミネ)
 ロバート・パーソンズ(1535ᬢ1572):7声のイン・ノミネ V、7声のイン・ノミネ IV
 ジョン・ブル(c.1562ᬢ1628):11/4のイン・ノミネ
 ジョン・ボールドウィン(1560ᬢ1615):
  プロポーションズ・トゥ・ザ・ミニム、アポン・イン・ノミネ 1592、イン・ノミネ 1606
 アルフォンソ・フェッラボスコ II世(1575ᬢ1628):
  6声のイン・ノミネ第1番、6声のイン・ノミネ第2番、イン・ノミネ〜全声部を通して
 ギャヴィン・ブライアーズ(b.1943):イン・ノミネ
 ジョン・ウォード(c.1589ᬢ1638):5声のイン・ノミネ
 クリストファー・タイ(1505ᬢc.1573):レポルテ、ハウルド・ファスト、レ・ラ・レ
 ヘンリー・パーセル(1659ᬢ1695):7声のイン・ノミネ Z.747

 フレットワーク最新録音!30年ぶりに実現した「イン・ノミネ」集第2巻!

 ☆リチャード・ブースビー、森川麻子、市瀬礼子ら参加! 世界最高峰のヴィオール・コンソート「フレットワーク」!
 ☆30数年ぶりに続編が実現した「イン・ノミネ」集!

 森川麻子やリチャード・ブースビーらの名ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者達によって1986年に創設された世界最高峰のヴィオール・コンソート「フレットワーク」。
 1987年、フレットワークの記念すべき最初にリリースされたアルバムとなった「イン・ノミネ」(Amon Ra / CDSAR 29)から30年以上を経てついに実現した「イン・ノミネ」集の第2巻が登場。

 第1巻ではトマス・タリスのコンソート・ミュージック全集に加え、タイ、コーニッシュ、ボールドウィン、ブル、バード、タヴァナーら16世紀イギリスでウィオール・コンソートのために書かれた「イン・ノミネ」を収集。今作では、前作を補完する形で、パーソンズ、ブル、ボールドウィン、タイ、ウォードら16世紀の作曲家を中心に、17世紀のパーセルを1曲、現代の作曲家からイギリスのギャヴィン・ブライアーズとアメリカのニコ・ミューリーを加えて、時代を超えた「イン・ノミネ」の魅力とその発展を描いています。

 ※録音:2017年5月15日16日、2018年6月15日16日、聖マグダラのマリア教会(シェボーン、グロスタシャー)






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NAXOS



8.573842
\1200
ラフ(1822-1882):ヴァイオリン・ソナタ全集 第2集
 ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ長調 Op.128(1865)
  1.第1楽章:Allegro
  2.第2楽章:Allegro assai
  3.第3楽章:Andante quasi larghetto
  4.第4楽章:Allegro vivace
 5.ヴァイオリン・ソナタ 第4番 ト短調「1楽章の半音階的ソナタ」Op.129(1866)
 ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ハ短調 Op.145(1868)
  6.第1楽章:Allegro patetico
  7.第2楽章:Andante
  8.第3楽章:Presto
  9.第4楽章:Allegro agitato
ロロンス・カヤレイ(ヴァイオリン)
ジャン=ファビアン・シュナイダー(ピアノ)
 
 スイスで活躍した作曲家ヨアヒム・ラフ。若い頃、フランツ・リストの助手としてオーケストレーションの腕を磨いたのち独立、交響曲作曲家として名声を確立しました。
 現在ではピアノ曲の作曲家として知られますが、若い頃に技術を習得したヴァイオリンのためにも重要な作品を残しています。
 この第2集には1865年から1868年に書かれた3曲のソナタを収録。冒頭の第3番は、当時名を馳せていたヴァイオリニスト、フェルディナンド・ダヴィッドに捧げられ、1866年の初演時に高く評価されました。全編、明るく軽快な楽想に彩られています。
 次の第4番は単一楽章で書かれたコンパクトな曲。ラフにしては珍しいタイトルを持つ作品で、極めてシンフォニックなスタイルで構成され、目まぐるしい展開を見せます。
 最後の第5番は再び4楽章で構成されており、全編抒情たっぷりの旋律で満たされたラフらしい作品となっています。今作でもスイス出身のヴァイオリニスト、カヤレイが共感溢れる演奏を聴かせます。
  録音 2018年6月27-29日、Pollack Hall, McGill University, Montreal, Canada
  第1集…8.573841
  
 


8.574071
\1200
ベートーヴェン(1770-1827):歌曲集 第1集
 1.嘆き WoO 113(第2稿)(1790)
 2.新しき愛、新しき命 WoO 127 Hess 136(1798)
 3.魔王 WoO 131 Hess 148(R.ベッカーによる完成版)
 4.アリエッタ「この暗き墓場に」 WoO 133(第二稿)(1807)
 5.あこがれ WoO 134(第1稿)(1808)
 6.あこがれ WoO 134(第2稿)(1808)
 7.あこがれ WoO 134(第3稿)(1808)
 8.遠い国からの歌 WoO 137(1809)
 9.恋人に寄す WoO 140(第1稿)(独唱とピアノ)(1811)
 10.恋人に寄す WoO 140(第2稿)(1811)
 11.恋人に寄す WoO 140(第3稿)(1814)
 12.劇付随音楽「エグモント」Op,84 クレールヒェンの歌「喜びに満ち、悲しみに満ち」
  (前奏付きの声とピアノ、詳細版)(1809/1810)
 13.劇付随音楽「エグモント」Op,84 クレールヒェンの歌「喜びに満ち、悲しみに満ち」
  (声とピアノ版 Hess 94)(1809/1810)
 14.劇付随音楽「エグモント」Op,84 クレールヒェンの歌「喜びに満ち、悲しみに満ち」
  (前奏なしの声とピアノ、詳細版 Hess 93) (1809/1810)
 15.29のさまざまな国の歌 WoO 158-第28番:かわいい子猫 Hess 133
  (オーストリア)(1820)
 16.29のさまざまな国の歌 WoO 158-第29番:山の上の少年 Hess 134
  (オーストリア)(1820)
 17.我が腕の中で揺れよ Hess 137(1796-1797頃)
  (A,W,ホルスベルゲンによる再構築版)…世界初録音
 18.愛しているものを教えて Hess 140(Op,82-1 初期版)(1809頃)
 19.愛しているものを教えて Hess 140(Op,82-1 パリ手稿版)(1811) 

 20.6つの歌 Op,48-6 懺悔の歌
  (第102-113小節の移行版 Hess 141)(1801/1802)
 21.寂しさの喜び Hess 142(Op,83-1 第1稿(1810)
 22.炎の色 Hess 144(Op,52-2 第1稿)(1792)
 23.奉献歌 Hess 145(WoO 126 第1稿スケッチ、
  声とピアノ版)(1796)
 24.親愛なるヘンリエッテ Hess 151(1790?1792頃/1949)
 25.6つの歌 Op.75-第4番 グレーテルの慰め(第1稿)
  (1795年推測)
 26.愛する人よ、私はあなたによって悩み、死ぬ Hess229
  (声とピアノ)(1803)
エリザベート・ブロイアー(ソプラノ)…5-7,12-17,25,26
ライナー・トロスト(テノール)…1,2,8,18,19,21,24
パウル・アルミン・エーデルマン(バリトン)…3,9-11,20,22,23
リカルド・ボヨルケス(バス)…4
ベルナルデッテ・バルトス(ピアノ)

 ドイツ・リートの発展に多大なる貢献をしているはずのベートーヴェンの90曲ほどの歌曲ですが、現代ではあまり演奏されることなく、管弦楽曲や器楽曲の影に隠れてしまっています。
 この第1集では、数種の異稿版を含むベートーヴェンの様々な歌曲を収録。シューベルトの名作を彷彿させるドラマティックな「魔王」や、喜び溢れる軽快な「新しき愛、新しき命」などの興味深い作品はもちろんのこと、異稿版が存在する作品では、推敲の苦心を聴き取ることで、ベートーヴェンの知られざる顔を見ることができます。
 劇付随音楽「エグモント」のクレールヒェンの歌の3ヴァージョンの違いを聞き取るのも面白いことでしょう。「我が腕の中で揺れよ」は世界初録音です。
  録音 4tune Audio Productions, Vienna, Austria 2018年6月25日…9-11,20,23 2018年6月26日…3,4,22 2018年9月27日…5-7,13,15,16,25,26 2018年9月28日…12,14,17 2018年12月6日…1,2,8,18,19,21,24
  
 


8.574091
\1200
パウル・ユオン(1872-1940):ヴァイオリン・ソナタ 第1番-第3番
 ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ヘ長調 Op.69(1920年出版)
  1.第1楽章:Allegro non troppo
  2.第2楽章:Largo - Allegretto
  3.第3楽章:Risoluto

 4.ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ロ短調 Op.86(1930年出版)

 ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ長調 Op.7(1898年出版)
  5.第1楽章:Andante quasi moderato ? Allegro ma non troppo
  6.第2楽章:Thema mit Variationen
  7.第3楽章:Vivace
チャールズ・ウェザービー(ヴァイオリン)
デイヴィッド・コレヴァー(ピアノ)

 スイス系ロシア人作曲家、パウル・ユオン。モスクワ音楽院で作曲と音楽理論をアレンスキーとタネーエフに学んだ後、ベルリン高等音楽院に留学、クララ・シューマンの異父弟ヴォルデマール・バルギールのもとで研鑽を積み、ドイツ・ロマン派の様式を身につけました。
 彼の作品からは、最初のロシアの師たちの影響も感じられますが、全体を覆うのはドイツ的な雰囲気であるとともに、彼が研究したシベリウスの影響も少しだけ見られます。
 このアルバムに収録された3つのソナタは、初期から円熟期に渡って作曲されたもので、通して聴くことでユオンの作風の変遷が良くわかります。
 決してわかりやすいとは言えない音楽ですが、聴くほどに味わいが深くなっていくのがユオン作品の特徴です。
  録音 Grusin Music Hall, University of Colorado Boulder, Colorado, USA 2015年8月11日…1-3 2016年9月29日…4 2014年12月20日…5-7
  
 

8.579025
\1200
メンドンサ(1977-):Step Right Up さあ集まって!
 Step Right Up さあ集まって!(2018)
  1.Joyful, Celebratory 喜び、お祝い
  2.Nostalgic, Somewhat Desperate ノスタルジー、少しだけ絶望的
  3.Triumphant 勝利

 Group Together, Avoid Speech グループ化,発言の回避(2012)
  4.Solemn, Assertive 厳粛、断定的
  5.Nocturnal 夜行
  6.Agitated 興奮した

 Unanswerable Light こたえられない光(2016)
  7.Distant はるか遠くへ
  8.Grave, Restrained 墓、拘束

世界初録音
ロジェ・ムラロ(ピアノ)…1-3

ベンジャミン・シュウォーツ(指揮)
グルベンキアン管弦楽団

 1977年ポルトガル生まれの作曲家ヴァスコ・メンドンサの作品集。彼は作曲家としてスタートした時から「ドラマ、儀式、メカニズム」という3つの強迫観念に取りつかれており、これらは全て連動して自身の作品に影響を及ぼしていると語ります。
 このアルバムの作品は、全て自分自身への手紙のようなものであり、抽象的な概念と、実際の世界とのギャップを埋めるべく作曲したのだそうです。
 冒頭のピアノ協奏曲は、圧迫感を与えるピアノを単なる「音の出る機械」として捉えることで威圧感を克服しようとします。3つの部分で構成された「Group Together, Avoid Speech」はグルペンキアン管弦楽団の創立50周年記念の作品。9人の首席奏者たちのために書かれています。
 「Unanswerable Light」は瞑想的な作品。作曲家の亡くなった友人のための記念碑です。ピアノ協奏曲でソロを務めるのは名手ムラロ。普段は抒情的な演奏をするピアニストですが、ここでは一途にメカニカルな表現を追求しています。
  録音 2018年6月17-22日、Grande Auditorio, Calouste Gulbenkian Foundation, Lisbon, Portugal
  
 


8.573929
\1200
レオポルド・コジェルフ(1747-1818):カンタータ「ヨーゼフ、人類に祝福を」
 1-9.ヨーゼフ、人類に祝福を P.XIX:3(1783頃)
 10.アリア 変ホ長調
  「Umbra noctis orbem tangit 夜のとばりが世界を覆い」(1783年以降)
 11.アリア 変ホ長調
  「Quaeso ad me veni, sponse divine 神よ、私のもとに来てください」(1782頃)
 12-18.ミサ曲 ハ長調(作曲年不明)
 19-21. Klage auf den Todt Marien Theresie マリア・テレジアの死を嘆いて

世界初録音
ジモーナ・アイシンガー(ソプラノ)…1-11.19-21
ジークフリート・ゴーリッツ(朗読)…1-9
フィリップ・ドヴォルザーク(チェンバロ)…1-21

チェコ少年合唱団「ボニ・プエリ」…1-9.11-18
(合唱指揮…パヴェル・ホラーク)

マレク・シュティレツ(指揮)…1-18
チェコ室内管弦楽団パルドビツェ…1-18

 18世紀ウィーンで活躍した音楽家たちの中には、かなりの数のプラハ出身の人々が含まれていました。
 このレオポルト・アントニーン・コジェルフもその一人。プラハで学び、バレエ音楽で作曲家デビューを果たしたのち、31歳の時にウィーンにやってきて、ピアニストとして名声を確立、その後は出版業でも成功、オーストリア帝室宮廷楽長と宮廷作曲家を兼務するなど、当時の音楽界の頂点にのぼりつめた人です。
 熱心なフリーメイソン会員でもあり、このカンタータ「ヨーゼフ、人類に祝福を」はフリーメイソンの活動を庇護していたヨーゼフ2世のために作曲されたもので、演奏も会員向けだけになされたため、一般に普及することはありませんでした。
 朗読によるメロドラマを2曲含むドラマティックな作品です。
 ミサ曲やアリアも絢爛豪華な響きを駆使して書かれていますが、最後の「マリア・テレジアの死を嘆いて」はシンプルなチェンバロの独奏にのってソプラノが切々とした歌を歌っていく追悼の曲。コジェルフの幅広い作風の一端を知ることができます。
 録音 2018年5月10-18日,8月29日、The House of Music, Pardubice, Czech Republic
  
 


8.579065
\1200
シルヴィア・マクネアー
キャロルの祭典

 1.メイソン(1792-1872):Joy to the World! ジョイ・トゥ・ザ・ワールド
 2.作者不詳:Sir Christemas クリスマスさん
 3.フォスター(1949-)/トンプソン・ジェンナー(1950-):
  Grown-Up Christmas List 大人になった私のクリスマス・リスト
 4.スウェンソン(1983-):Christmas Hosanna クリスマスのホザンナ
 5.メンデルスゾーン(1809-1847):Hark! the Herald Angels Sing
  天には栄え
 6.伝承聖歌:This Little Light of Mine 私の小さな光
 7.ラッター(1945-):マニフィカート
 8.伝承曲:Kling, Glockchen, Kling 鈴を鳴らそう
 9.J.S.バッハ(1685-1750):
  クリスマス・オラトリオ BWV248-第10曲:シンフォニア
 10.バディ・グリーン(1953-):Mary, Did You Know? メアリー、あなたはご存知?
 11.ラッター:All Bells in Paradise 楽園の全ての鐘
 12.ピアポント(1822-1893):ジングル・ベル
 13.伝承曲:Go Tell It on the Mountain 山の上で世界に告げよ
 14.ゴルトシュタイン(1942-):Twas the Night Before Christmas 
  明日は楽しいクリスマス
 15.伝承曲:Bring a Torch, Jeanette, Isabella たいまつ手に手に
 16.アダム(1803-1856):オー・ホーリー・ナイト
 17.ルドルフ(1951-):イザヤの見た夢
シルヴィア・マクネアー(ソプラノ)…3,6,10,13,16

エリック・スターク(指揮)
インディアナポリス交響合唱団
インディアナポリス室内管弦楽団

 2015年と2016年に開催されたインディアナポリス交響楽団「キャロル・コンサート」のライヴ録音。伝統的なキャロルから、最も新しいクリスマス・ソングまでを合唱とオーケストラ、オルガンが華やかに歌い上げます。
 オルガンの荘厳な響きと大合唱を駆使した冒頭の「ジョイ・トゥ・ザ・ワールド」で、クリスマスを祝う喜びが溢れだすかと思えば、グラミー賞受賞経験のあるソプラノ歌手シルヴィア・マクネアーをソリストに迎えた「大人になった私のクリスマス・リスト」などの静かな曲でのしっとりとした美しさも格別です。
 その他、誰もが知る「ジングル・ベル」や「オー・ホーリー・ナイト」のユニークなアレンジも聴きもの。世界中の全ての人が楽しめるクリスマス・アルバムです。
  録音 ライヴ収録、2016年12月16-17日…1,3,4,7-11,13,15-17 2015年12月18-19日…2,5,6,12,14
  
 

8.579057
\1200
ロベール・グロロー(1951-):ピアノ、チェロ、ハープのための協奏曲
 1.ピアノ協奏曲(2010)
 2.チェロ協奏曲(2011)…世界初録音
 3.ハープ協奏曲(2011)
…世界初録音
ヤン・ミヒールス(ピアノ)…1
イリア・ユーリヴィチ・ラポレフ(チェロ)…2
エリン・グロロー(ハープ)…3
ロベール・グロロー(指揮)
ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団

 ベルギー出身の作曲家ロベール・グロローによる3曲の協奏曲。作曲技法はほとんど独学で習得したというグロローですが、1978年の「エリザベート王妃国際音楽コンクール」のピアノ部門で入賞するなど、もともと優れたピアニストであり、指揮者としても活躍した人で、その経験を生かした数多くの作品は、柔軟な表現力と洗練されたフォルムを持っています。
 グロローは詩や絵画からインスピレーションを得るといい、この3つの作品からも想像力に富んだ多彩なストーリーが感じとれます。技巧的な「ピアノ協奏曲」、豊かな楽想に彩られた「チェロ協奏曲」、繊細な楽器の音色を極限までいかした「ハープ協奏曲」と、どれもがオーケストラと独奏楽器の対話を重視した、見事なアンサンブルを堪能できます。各々の曲のソリストも、素晴らしいテクニックを披露しています。
 録音  STUDIO 4 Flagey, Brussels, Belgium 2017年9月1-2日…1 2018年12月6-7日…2 2018年9月1-2日…3
  




OTAKEN RECORDS



TKC-106
¥2800
辻井淳(ヴァイオリン)
「賛仰」〜ヴァイオリン小品集

 1. ボロウスキ:賛仰/
 2. グラズノフ:マズルカ・オブレック/
 3. ドビュッシー:月の光/
 4. ラモー:タンブラン/
 5. ビーチ:祈り/
 6. バーレイ:クリスマスの季節/
 7. シューマン:予言の鳥/
 8. ガルデル:タンゴ/
 9. コールリッジ=テイラー:時には母のない子のように/
 10-13. スコット:タラハシー組曲Op.73/
  10. 過ぎ去った思い出/
  11. 日没の後に/
  12. 黒人の歌と踊り/
  13. シモネッティ:マドリガル/
 14-17. コルンゴルト:組曲「空騒ぎ」Op.11/
  14. 花嫁の部屋の乙女/
  15. ドグベリーとヴァージェス/
  16. 間奏曲/
  17. 仮面舞踏会/
 18. コットン:瞑想歌
辻井淳(ヴァイオリン)
藤井由美(ピアノ)

 辻井淳のライフワーク、ヴァイオリン小品集最新刊!
 辻井淳は京都市響のコンサートマスターを退任した後、ソリスト、室内楽奏者(マイハート四重奏団)、宮川彬良率いるアサンブル・ベガのヴァイオリニストとして活躍中。(「辻」の字は正確には点が1つのしんにょう)

 録音:2018年8月、滋賀県高島市ガリバーホール、64'59
 プロデューサー:太田憲志

 元京都市交響楽団コンサートマスター、神戸女学院大学准教授の辻井淳のライフワーク「次世代に残すべき小品300曲」は1997年より録音がスタートし、絶版楽譜とともにデータベース化を予定しています。
 300曲の基準はヴァイオリン本来の「美しさと響き」を持つ音楽です。これを踏まえて名曲を探していきます。今回の1枚の発売で第1段階の収録目標の300曲まで、あと9曲になりました。
 ブックレットの辻井氏ご本人による「アイデンティティとオリジナリティ」に関する考察も楽器演奏に携わる方には必読。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


DIAPASON



DIAPCF 017
(12CD/特別価格)
¥6000→¥4990
シューマン:ピアノ作品集 〜
 仏ディアパゾン誌のジャーナリストと世界的ピアニストたちの選曲による名録音集
  【CD1】
   ・アベッグ変奏曲 Op.1
     クララ・ハスキル(ピアノ)/録音:1954年/選定:ジェローム・バスティアネッリ
   ・蝶々 Op.2
     アルフレッド・コルトー(ピアノ)/録音:1935年/選定:ダナ・チョカルリエ
   ・蝶々 Op.2
    ギオマール・ノヴァエス(ピアノ)/録音:1953年頃/選定:ネルソン・フレイレ
   ・パガニーニの奇想曲による6つの練習曲第1集 Op.3
     ニキタ・マガロフ(ピアノ)/録音:1960年/選定:ガエタン・ノーロー
   ・6つの間奏曲 Op.4
     エドゥアルト・エルトマン(ピアノ)/録音:1951年/選定:ジャン=シャルル・オフレ
   ・クララ・ヴィークの主題による即興曲 Op.5
     イェルク・デームス(ピアノ)/録音:1973年/選定:ガエタン・ノーロー
  【CD2】
   ・ダヴィット同盟舞曲集 Op.6
     ディノラ・ヴァルシ(ピアノ)/録音:1982年/選定:ポール・ド・ルイ
   ・ダヴィット同盟舞曲集 Op.6
     アルフレッド・コルトー(ピアノ)/録音:1937年/選定:ジョナサン・ビス
   ・トッカータ ハ長調 Op.7
     ヨゼフ・レヴィーン(ピアノ)/録音:1935年/選定:スティーヴン・ハフ
   ・トッカータ ハ長調 Op.7
     マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)/録音:1960年/選定:表記無し
   ・アレグロ ロ短調 Op.8
     サムイル・フェインベルク(ピアノ)/録音:1950年/選定:ジェド・ディストラー
  【CD3】
   ・謝肉祭 Op.9
     アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)/録音:1953年/選定:エティエンヌ・モロー
   ・謝肉祭 Op.9
     マイラ・ヘス(ピアノ)/録音:1938年/選定:エリック・ル・サージュ
   ・パガニーニの奇想曲による6つの練習曲第2集 Op.10
     イェルク・デームス(ピアノ)/録音:1973年/選定:ガエタン・ノーロー
  【CD4】
   ・ピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ短調 Op.11
     ヴラディーミル・ソフロニツキー(ピアノ)/録音:1960年/選定:アダム・ラルーム
   ・幻想小曲集 Op.12
     マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)/録音:1976年/選定:ロラン・ミュラロ
   ・幻想小曲集 Op.12より 飛翔 Op.12-2
     ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)/録音:1935年/選定:表記無し
   ・幻想小曲集 Op.12より 夢のもつれ Op.12-7
     ウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ)/録音:1932年/選定:表記無し
   ・交響的練習曲 Op.13
     ゲザ・アンダ(ピアノ)/録音:1953年/選定:表記無し
  【CD5】
   ・交響的練習曲 Op.13
     アルフレッド・コルトー(ピアノ)/録音:1929年/選定:ネルソン・ゲルナー
   ・交響的練習曲 Op.13より 第1変奏〜第5変奏
     スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)/録音:1971年/選定:ベルトラン・ボワサール
   ・ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調 Op.14
     ホルヘ・ボレット(ピアノ)/録音:1964年/選定:ガエタン・ノーロー
   ・ベートーヴェンの主題による自由な変奏形式の練習曲 Anh.F25
     ニコライ・ペトロフ(ピアノ)/録音:1988年/選定:表記無し
  【CD6】
   ・子供の情景 Op.15
     ウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ)/録音:1950年/選定:ジェローム・バスティアネッリ
   ・クライスレリアーナ Op.16
     アニー・フィッシャー(ピアノ)/録音:1962年/選定:ロラン・ミュラロ
   ・幻想曲ハ長調 Op.17
     アニー・フィッシャー(ピアノ)/録音:1960年/
     選定:ブリジット・フランソワ=サペー&アンドレ・テュブッフ
  【CD7】
   ・子供の情景 Op.15
     アルトゥール・シュナーベル(ピアノ)/録音:1947年/選定:アルフレート・ブレンデル
   ・クライスレリアーナ Op.16
     アルフレッド・コルトー(ピアノ)/録音:1935年/選定:ベンジャミン・グローヴナー
   ・幻想曲ハ長調 Op.17
     ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)/録音:1956年/
     選定:ブリジット・フランソワ=サペー&エティエンヌ・モロー
  【CD8】
   ・アラベスク ハ長調 Op.18
     アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)/録音:1961年/選定:ジェド・ディストラー
   ・花の曲変ニ長調 Op.19
     ウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ)/録音:1966年/選定:ガエタン・ノーロー
   ・フモレスケ変ロ長調 Op.20
     サムイル・フェインベルク(ピアノ)/録音:1953年/
     選定:ベルトラン・ボワサール&アダム・ラルーム
   ・8つのノヴェレッテ Op.21/・ノヴェレッテ第1番ヘ長調 Op.21-1
     スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)/録音:1967年
   ・ノヴェレッテ第2番ニ長調 Op.21-2
     スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)/録音:1967年
   ・ノヴェレッテ第3番ニ長調 Op.21-3
     イヴ・ナット(ピアノ)/録音:1950年
   ・ノヴェレッテ第4番ニ長調 Op.21-4
     ジャクリーヌ・ブランカール(ピアノ)/録音:1955年
   ・ノヴェレッテ第5番ニ長調 Op.21-5
     アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)/録音:1963年
   ・ノヴェレッテ第6番イ長調 Op.21-6
     イェルク・デームス(ピアノ)/録音:1973年
   ・ノヴェレッテ第7番ホ長調 Op.21-7
     イェルク・デームス(ピアノ)/録音:1973年
   ・ノヴェレッテ第8番嬰ヘ短調 Op.21-8
     スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)/録音:1960年/選定:ガエタン・ノーロー(Op.21全て)
  【CD9】
   ・ピアノ・ソナタ第2番ト短調 Op.22
     ジャクリーヌ・ブランカール(ピアノ)/録音:1950年/選定:表記無し
   ・ピアノ・ソナタ第2番ト短調 Op.22より プレスト・パッショナート(原典版のフィナーレ)
     ウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ)/録音:1932年/選定:表記無し
   ・夜想曲集 Op.23
     エミール・ギレリス(ピアノ)/録音:1966年/選定:表記無し
   ・ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26
     アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
     録音:1957年/選定:ディディエ・ファン・モエレ
   ・ロマンス第1番変ロ短調 Op.28-1、ロマンス第2番嬰ヘ長調 Op.28-2
     ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)/録音:1951年/選定:表記無し
   ・ロマンス第2番嬰ヘ長調 Op.28-2、ロマンス第3番ロ長調 Op.28-3
     イヴ・ナット(ピアノ)/録音:1952年/選定:表記無し
  【CD10】
   ・4つのピアノ曲 Op.32
     イェルク・デームス(ピアノ)/録音:1973年/選定:表記無し
   ・カノン形式による6つの練習曲 Op.56
     イェルク・デームス(ピアノ)/録音:1973年/選定:表記無し
   ・ペダル・ピアノのためのスケッチ Op.58
     イェルク・デームス(ピアノ)/録音:1973年/選定:表記無し
   ・子供のためのアルバム Op.68より 第13番〜第18番、第26番〜第42番
     パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ)/録音:1977年/選定:表記無し
  【CD11】
   ・4つのフーガ Op.72
     スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)/録音:1956年/選定:表記無し
   ・行進曲第2番ト短調 Op.76-2
     スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)/録音:1956年/選定:表記無し
   ・森の情景 Op.82
     クララ・ハスキル(ピアノ)/録音:1954年/選定:ミシェル・ダルベルト
   ・色とりどりの小品 Op.99より 3つの小品
     クララ・ハスキル(ピアノ)/録音:1954年/選定:ミシェル・ダルベルト
   ・色とりどりの小品 Op.99より ノヴェレッテ、前奏曲、行進曲、夕べの音楽、スケルツォ、速い行進曲
     スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)/録音:1971年/選定:ベルトラン・ボワサール
   ・幻想小曲集 Op.111
     マリア・グリンベルク/録音:1970年/選定:ガエタン・ノーロー
  【CD12】
   ・森の情景 Op.82
     サムイル・フェインベルク(ピアノ)/録音:1953年/選定:ダヴィッド・カドゥシュ
   ・子供のためのソナタ ト長調 Op.118-1
     イェルク・デームス(ピアノ)/録音:1973年/選定:表記無し
   ・フゲッタ形式の7つのピアノ曲 Op.126
     イェルク・デームス(ピアノ)/録音:1973年/選定:表記無し
   ・アルバムの綴り Op.124より 第11番〜第20番
     ニキタ・マガロフ(ピアノ)/録音:1960年/選定:表記無し
   ・暁の歌 Op.133
     ニキタ・マガロフ(ピアノ)/録音:1960年/選定:表記無し
   ・主題と変奏変ホ長調 Anh.F39《最後の楽想による宗教的変奏曲》
     タチアナ・二コラーエワ(ピアノ)/録音:1983年/選定:表記無し

 ディアパゾン誌自主レーベルBOX第17弾!同誌が総力を結集したシューマンのピアノ作品集BOX!

 フランスが世界に誇るクラシック音楽専門誌「ディアパゾン(Diapason)」の自主レーベルのボックス・セット・シリーズ第17弾は、ドイツ・ロマン派、ロベルト・シューマンのピアノ作品集!
 今回は、同誌のディスクレビューの責任者を務めるガエタン・ノーローや、同誌のジャーナリストであるベルトラン・ボワサール、ロラン・ミュラロ、ジェローム・バスティアネッリなどに加え、現在活躍中の世界的ピアニストたち、ダナ・チョカルリエ、ジョナサン・ビス、スティーヴン・ハフ、アダム・ラルーム、アルフレート・ブレンデル、ネルソン・ゲルナー、ベンジャミン・グローヴナー、ミシェル・ダルベルトなどが選定者に名を連ねており、世界的なジャーナリストたちとピアニストたちによって選りすぐられたシューマンの名録音の数々が凝縮された豪華かる充実のボックス・セットに仕上がっています。

 往年の名録音の数々はもちろんのこと、ディアパゾン・レーベルのマスタリングの全てを担当しているフランスのマスタリング・スタジオ、Les Studio de Circe社のイザベル・デイヴィのリマスタリングによって向上した音質面も見逃せません。
 ディアパゾン誌が総力を結集して送り出す充実のシューマン・ボックスの登場です!
 



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エレクトレコード・東武ランドシステム共同制作



ERT1041/43
(3CD、2枚価格)
¥4300→\3990
シルヴィア・マルコヴィチ、幻のベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集
 世界初CD化!
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集

 (1)ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調Op.12-1
 (2)ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.12-2
 (3)ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調Op.23
 (4)ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24「春」
 (5)ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調Op.30-2
 (6)ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調Op.30-3
 (7)ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調Op.47「クロイツェル」
 (8)ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調Op.96
シルヴィア・マルコヴィチ(ヴァイオリン)
ヴァレンティン・ゲオルギュ(ピアノ)

 美し過ぎるヴァイオリニスト、シルヴィア・マルコヴィチ、幻のベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集世界初CD化!

 (1)(7)1975年4月、(2)(5)1979年12月、(3)(4)1974年7月、(6)(8)1977年1月/自由新聞社大理石ホール、ステレオ

 ルーマニアの美人ヴァイオリニスト、マルコヴィチ幻の録音。ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集が初のCD化!
 16歳からレッスンを始めたというベートーヴェンのソナタ。伴奏は90歳を超える今も現役の名手ヴァレンティン・ゲオルギュが務めます。マルコヴィチにとってはヴァイオリンの師匠の弟という御縁からのコンビネーションとなりました。マルコヴィチの音色には野性味があり、お行儀の良いだけの演奏とは正反対。自然賛歌的なベートーヴェンと申せましょう。

 圧巻は「クロイツェル・ソナタ」でこの長大で深刻な傑作の魅力をあますことなく聞き手に伝えます。かえすがえす残念なのは全集の完成に至らなかったことで、これは彼女が国外に移住したことに由来します。
 マルコヴィチの最新インタビューを交えたライナーノートも必読です。
 録音会場は、ブカレスト中心部に今も存在する自由新聞社の大理石ホールです。内装の美しさは神秘的で現実のものとは思えない程。丁度、オーストリア聖フロリアンの大理石の間を想像していただければ結構です。
 



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TOMOKO MUKAIYAMA FOUNDATION



 アムステルダムを拠点に活動、現代音楽を得意とする名ピアニストであり建築や美術などあらゆる芸術を総合した独自の世界を作り上げるアーティスト・向井山朋子。彼女が2007年に設立したオランダのレーベル「TOMOKO MUKAIYAMA FOUNDATION」のCD の 取り扱いを開始いたします。流通の滞っていたアルバムもございますのでぜひご発注ください。


 アムステルダム在住、異色の日本人ピアニストとして知られる向井山朋子。

 多くのピアノ・ファンは彼女の名を、例のBVHAASTの衝撃的なアルバムで記憶していると思う。
 クラシックとは思えぬショッキングなジャケット、それに負けない強烈な個性をもつ音楽。

 またコンサート活動も熱心で、建築家、映像作家、舞踏家などと組んだ不思議な演奏会はクラシック界以外のアーティストからも強い関心を集めている。
それに加え個人のお宅で行なう出張コンサート(先日100万円で1回のコンサートを入札したという記事が新聞に載ってた)、カフェでいっしょにご飯を食べたりおしゃべりしたりしながらのコンサート、さらには観客一人のための15分だけの本格的コンサート、などなどその発想の斬新さはまったく類をみない。
 12,000着の絹のドレスと経血とピアノ作品が織りなす壮大なプロジェクト‘wasted’ には世界から1000人の女性たちが参加し、その過程はドキュメンタリー映画「白い迷路」として記録された。

 そんな彼女のアルバム。
 覚悟してどうぞ。


 今回、向井山が怪人音楽学者大里俊晴の影響を受けていることを初めて知った。
 分かる。




 これらのアルバムはもともとアムステルダムの超マイナー・レーベルBVHAASTからリリースされていた。
 向井山はときおり他のレーベルに顔を出すことはあるが、基本的にこのレーベルが彼女の舞台だった。
 いずれもが衝撃的な装丁と内容を持ち、ここまで個性的な女性ピアニストは世界広しといえども彼女しかいない。
 万人に理解されうるアーティストではないとはいえ、今の世にあって非常に貴重な存在ということだけは言える。

 ずっと入手困難だったがこのたびようやく入手できることに。


TOMOKO 0001
¥1900
※再案内
Women Composers
 アドリアーナ・ヘルツキー(1953-):
  フランツ・リストのための「ヘルフェンスター」
 ヴァネッサ・ラン(1968-):インナー・ピース
 ガリーナ・イワーノヴナ・ウストヴォリスカヤ(1919-2006):
  ピアノ・ソナタ第6番
 ソフィア・グバイドゥーリナ(1931-):ピアノ・ソナタ
 メレディス・モンク(1942-):ダブル・フィエスタ
向井山朋子(ピアノ)
KKC 6111
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2000+税
※再案内


 録音:1994年8月15・16・17日/NCRV Studio Hilversum/55'59''

 1994年録音のこのアルバムは向井山朋子のデビューアルバムであり、内容の素晴らしさやジャケットのインパクトから大変な話題となりました。
 女性作曲家の作品を集めて収録しており、技巧と音楽性が高い次元で組み合わさった知る人ぞ知る名盤。特にウストヴォリスカヤの『ピアノ・ソナタ第6番』は名演です。
 また自らのヴォーカルを伴う作品や、向井山のために書かれた作品もあります。
 90年にアムステルダムに移り住んだ向井山のこのアルバムは当時のオランダの雰囲気、芸術の在り方を強烈に伝えてくれます。
 
 


TOMOKO 0004
¥1900
※再案内
ミニマル音楽の金字塔的傑作を鮮烈に奏でた名盤
 『カント・オスティナート』

シメオン・テン・ホルト(1923-2012):カント・オスティナート
向井山朋子
ゲラルド・バウハウス(ピアノ)
KKC 6112
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2000+税
※再案内

 「人生を変えてしまうメロディー」、ミニマル音楽の金字塔的傑作を鮮烈に奏でた名盤

 録音:2014年12月1・2日/グランドシアター、グローニンゲン、オランダ/78'34''

 2015年に発表されたアルバム。
 ミニマル音楽の金字塔として知られる傑作『カント・オスティナート』を現代音楽に造詣の深い向井山朋子とゲラルド・バウハウスが2台ピアノで演奏。美しく繰り返されるメロディーが次第に変化し、大きな波となって展開していきます。いちど聴いたら忘れられない、鮮烈な体験を約束する名盤。
 80分近い大曲で一続きの楽曲のため聴き進めていくとどんどん深い階層へ降りていくような不思議な感覚にとらわれることでしょう。
 
 
TOMOKO 0002
¥1900
※再案内
Amsterdam × Tokyo
 田中カレン(1961-):Techno Etudes
 ミシェル・ファン・デル・アー(1970-):Just Before
 テーク・ニューマン(1971-):Fluweel
 野村誠(1968-):Away from Home With Eggs Merzbow
 権代敦彦(1965-):Black Mass
向井山朋子(ピアノ)

 アムステルダムと東京、現代的感覚にあふれた音楽

 録音:2000年8月22・23日/Studio Graslands in Haarlem/62'12''

 アムステルダムと東京に縁のある作曲家の作品を集めたアルバムです。
 同内容のコンサートも2000年にオランダと東京で開催されました。
 建築家とコラボした独特な空間で行われたコンサートはひとつのジャンルにとらわれない向井山の芸術観を反映したもので、CD からもその雰囲気が伝わってきます。
 
 


TOMOKO 0003
¥1900
※再案内
Hello Pop Tart
 ヘンリー・カウエル(1897-1965):Aeolian Harp(1923)
 チャールズ・アイヴズ(1897-1954):Celestial Railroad(1925)
 ウィリアム・ボルコム(1938-):Graceful Ghost Rag(1986)
 ジョン・ゾーン(1953-):XIV(1982)
 ウィリアム・ボルコム(1938-):Hymne a L'amour(1986)
 フランク・ザッパ(1940-1993):The Little House I Used To Live In(1969?)
 フレデリック・ジェフスキ(1938-):Winnsboro Cotton Mill Blues(1979)
 デイヴィッド・ドラム(1961-):Hello Pop Tart(1997)
向井山朋子(ピアノ、ヴォーカル、シンセサイザー)
アン・ダ・ベルジェ(フルート)
カール.G.ボイクマン(ダブルベース)
コール・フーラー(電子オルガン)
ヴォルター・ヴィーボス(トロンボーン)
ハンス・ファン・デア・メール(パーカッション)
デイヴィッド・ドラム(ヴォーカル)

 ジャンルレスの魅力、アメリカ音楽の真骨頂

 録音:1997年/Muziekcentrum Vredenburg, Utrecht/41'58''

 20世紀アメリカの作曲家の作品を集めたアルバム。現代音楽、ジャズ、ロック、あらゆるジャンルが一緒くたになった向井山ならではの内容で、強烈な表現力に圧倒されます。同時にとてもポップで、共演者を含め生き生きとした演奏が鮮烈です。

 


<国内盤>


299MUSIC



NIKU-9023
¥2800+税
メシアン ピアノ作品全集3
 〜8つの前奏曲、ニワムシクイ、シャロットの貴婦人
宮崎明香(ピアノ)
  オリヴィエ・メシアン(1908-1992):
   (1)-(8)8つの前奏曲(1928/29) [37'24"]
    I. 鳩 [1'52"]/II. 悲しみの風景のなかの恍惚の歌 [7'12"]/
    III. 軽快な数 [1'58"]/IV. 過ぎ去った時 [3'49"]/
    V. 夢のなかのかすかな音 [4'21"]/VI. 苦悩の鐘と告別の涙 [9'31"]/
    VII. 静かな嘆き [3'09"]/VIII. 風に映る影 [5'30"]
   (9)ニワムシクイ(1970) [32'52"]
   (10)シャロットの貴婦人(1917)《初稿版(未補筆版)》[3'45'']※世界初録音

 パリに学び、メシアンの音楽に心を奪われた実力派ピアニスト、メシアン ピアノ・ソロ作品全曲録音プロジェクト第3弾

 録音:2019年6月25-27日三重県総合文化センター 大ホール、74'19" DXD Recoriding

 深い愛着、いつくしみを感じると自身が語るメシアン初の出版作品《8つの前奏曲》、「鳥のカタログ」に匹敵する大作《ニワムシクイ》。前後期作品を通して一貫した独自の書法が生み出す響きは、荘厳な音楽空間を創り出し音の迷宮へと誘う。メシアンが8歳で作曲した未出版作《シャロットの貴婦人》の初稿版は世界初録音。
 パリに学び、メシアンの音楽に心を奪われた実力派ピアニスト 宮崎明香の新たな魅力が香り立つ。
 ※第1集「鳥のカタログ第1, 2, 3, 5巻」(NIKU-9003)はレコード芸術準特選。第2集「鳥のカタログ第4, 6, 7巻」はレコード芸術特選!

 宮崎明香(みやざきはるか ピアノ)
  桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学を卒業後渡仏し、パリ国立地方音楽院に入学。在学中よりピティナピアノコンペティション特級全国大会入選、メドック・アキテーヌ国際コンクール第2位、フェルディ・リリ国際コンクール現代曲特別賞、現代音楽演奏コンクール「競楽Ⅸ」入選など、国内外のコンクールに多数入賞。同音楽院を1等賞で卒業する。審査員満場一致の特別賞を得て、同音楽院研究科を首席で卒業後、さらにジュネーヴ音楽院をコンサートディプロマを得て卒業。パリ日仏文化センターにおける定期的なリサイタルなど、フランスを中心にスイス、スペイン等欧州各国で演奏活動を展開。
  NHK教育テレビ「スーパーピアノレッスン・フランス音楽の光彩 講師ミシェル・ベロフ」や湘南ケーブルテレビ等に出演。パリ国立地方音楽院オーケストラ、東京ユニバーサル・フィルハーモニー管弦楽団などのオーケストラと共演。
  ピアノを山田朋子、竹内啓子、ジャン=マリー・コテ、パスカル・ドゥヴァイヨンの各氏に師事。ジャック・ルヴィエ、ジャン=マルク・ルイサダ両氏にも定期的に指導を受け研鑽を積む。
  2011年、10年間に渡るパリでの生活から東京へ拠点を移し、王子ホール、浜離宮朝日ホールにてリサイタルを開催、各誌で好評を博す。
  ソロはもとより室内楽、新しいスタイルのピアニスト集団「パリ5人組」での活動、現代アンサンブルとしてAsean-Chinaフェスティバルに招かれるなど国内外で精力的に活動しながら、コンクール審査や、マスタークラス講師、東京成徳短期大学、桐朋学園大学付属子供のための音楽教室講師として後進の指導にも力を注いでいる。






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FOVE RECORDS


 現代日本を代表する1991年生まれの気鋭の作曲家 坂東祐大が主宰する新設レーベル「FOVE Records」(フォーヴ・レコーズ)は、Ensemble FOVE がクラシック音楽の新しい形態を提案する新プロジェクト。
 日本音楽コンクールやマンチェスター国際ヴァイオリンコンクールで第1位を獲得した尾池亜美、クラシック・サックスの新地平を開拓する上野耕平、国際オーボエ・コンクール日本人初の優勝者・荒木奏美、エストニア祝祭管弦楽団在籍のヴィオラ奏者・安達真理など、Ensemble FOVE の核を成す気鋭のメンバーが全面的に録音に参加。絶妙なアンサンブルが織りなすアトラクティヴな音楽体験をご堪能ください。
 


FORE001
\3000+税
ZINGARO!!!尾池 亜美、Ensemble FOVE
 1. Lo Zingaro / ロ・ツィンガロ - Ensemble FOVE
 2. Zigeunerweisen / ツィゴイネルワイゼン - P. d. Sarasate
 3. Les yeux noirs / 黒い瞳 - Traditional
 4. Tzigane part 1 / ツィガーヌ part 1 - M. Ravel
 5. Tzigane part 2 (Ensemble FOVE Edition) / ツィガーヌ part 2 - M. Ravel
 6. Csardas (Reiwa Era Radio Mix) / チャールダーシュ - V. Monti
 7. La plus que lente / レントより遅く - C. Debussy
 8. Walachian Dance (No. 40 from “44 duos for 2 violins”) / ワラキアの踊り(44のデュオより第40番) - B. Bartok
 9. Hungarian Dance / ハンガリー舞曲 - J. Brahms
 10. In One Spot (from “Romanian Folk Dances”) / 足踏み踊り(ルーマニア民俗舞曲より)- B. Bartok
 11. Hora M.r.i.orului / Little March Hora / ホラ・マルツィショルルイ - G. Dinicu
 12. Songs My Mother Taught Me (Gypsy Song) / 母が教え給いし歌 - A. Dvorak
 13. Bird watching at the studio - Ensemble FOVE
 14. Lark / Ciocarlia / ひばり - G. Dinicu
 15. Csardas (Alternate Version) / チャールダーシュ - CD bonus track - V. Monti
 16. Vole traineau / ハタネズミ - CD bonus track - Traditional
尾池 亜美 (ソロ・ヴァイオリン)
【Ensemble FOVE】
 多久 潤一朗 (フルート)、
 荒木 奏美 (オーボエ)
 東 紗衣* (クラリネット)、
 中川 ヒデ鷹 (バスーン)
 上野 耕平 (サクソフォン)、
 田村 優弥 (チューバ)
 大家 一将 (パーカッション)、
 景山 梨乃* (ハープ)
 戸原 直、町田 匡、須山 暢大*、對馬 佳祐*、
 武田 桃子*、倉冨 亮太* (ヴァイオリン)
 安達 真理 (ヴィオラ)
 小畠 幸法、山澤 慧* (チェロ)
 篠崎 和紀 、地代所 悠 (コントラバス)
 坂東 祐大 (指揮・編曲ほか)
Sugar me* / Shoma* (Voice) *=Guest

 【尾池亜美ニューアルバムはツィンガロ(ロマ、ジプシー)の音楽。上野耕平、荒木奏美、安達真理などが参加!】

 こんなの、反則だ!!
 マンチェスター国際コンクール、日本音楽コンクールの覇者・尾池亜美と超人集団Ensemble FOVE がツィンガロ・ミュージックで大暴れ!
 米津玄師”海の幽霊”, “ユーリ!!! on ICE” 共演の新世代気鋭クラシック集団 Ensemble FOVE、新レーベルFOVE RECORDS 設立 & 第1弾CD アルバム・リリース決定!!!.
 
 新進気鋭のクラシック演奏家によって結成された次世代型アンサンブル Ensemble FOVE(アンサンブル・フォーヴ) は、このたび自主レーベル「FOVE RECORDS」(フォーヴ・レコーズ)を立ち上げ、その記念すべき第1弾作品として、ヴァイオリン・尾池亜美(おいけ・あみ)が全編にわたってソリストを務めるアルバム「ZINGARO!!!」(ツィンガロ)をリリースする。

 尾池亜美は、2009年に国内最大のコンクールである「日本音楽コンクール」にてソリストとして1位を獲得して以来、国内の主要オーケストラとの数々の共演や、室内楽の分野でも精力的に活躍するヴァイオリニスト。
 レーベル第1弾である本作は、Ensemble FOVE コアメンバーでもある彼女にスポットを当てたアルバムであり、「Zingaro(イタリア語)=ロマ民族、ジプシー」の音楽をテーマとした清新なラインナップが収録されている。
 尾池とEnsemble FOVE は、ロマ音楽やそれにインスパイアされ作曲された”チャールダーシュ” ”ツィゴイネルワイゼン”をはじめとするクラシック音楽から選曲を行い、21世紀の現代に通用するフレッシュで大胆なアップデートを施した。
 大きなストーリーのようなアルバム構想と、演奏家と制作チームとの濃密なコミュニケーションを通して、1 枚のアルバムに圧倒的な世界観が表現されている。
 
 Ensamble FOVE Web site https://www.fove.tokyo/
 
 プロモーション動画 https://youtu.be/UDAEeJflZgE
 




PALADINO



PPMR 0091
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2857+税
モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
 オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンと
  ピアノのための五重奏曲 変ホ長調 K.452

ディミトリ・アシュケナージ(クラリネット)
ウラディーミル・アシュケナージ(ピアノ&指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
フランツィスカ・ファン・オーイェン(オーボエ)
オーティス・クレーバー(ファゴット)
マルティン・ルース(ホルン)

PMR 0091
¥2500→\2290

 アシュケナージ父子によるモーツァルト!クラリネット協奏曲&ピアノと管楽のための五重奏曲!

 Paladino創立10周年記念!国内仕様盤リリース第2弾!

 オーストリアを代表するレーベル、パラディーノ(Paladino)の創立10周年記念国内仕様盤第2弾。
 巨匠ウラディーミル・アシュケナージと、息子ディミトリ・アシュケナージの豪華共演によるモーツァルト。
 クラリネットのための代表作である「クラリネット協奏曲 K.622」に、クラリネットのための名曲アルバムとして通常カップリングされる「クラリネット五重奏曲 K.581」ではなく、父との共演のために「ピアノと管楽のための五重奏曲 K.452」を組み合わせたアルバムです。
 指揮&ピアノで巨匠たる堂々とした演奏を魅せてくれるウラディーミル・アシュケナージと、世界的クラリネット奏者として活躍するディミトリ・アシュケナージの親密で充実した音楽が紡がれています。

 ※録音:2002年3月3日、ドヴォルザーク・ホール(プラハ、チェコ/協奏曲)&2008年9月29日-30日、スイス(五重奏曲)
 


<LP>


ALTUS(TOMOKO MUKAIYAMA FOUNDATION)(LP)


TOMOKOLP 0001
(LP)
¥8000+税
Women Composers
 [A 面]
  アドリアーナ・ヘルツキー(1953-):
   フランツ・リストのための「ヘルフェンスター」
  ヴァネッサ・ラン(1968-):インナー・ピース
  ガリーナ・イワーノヴナ・ウストヴォリスカヤ(1919-2006):
   ピアノ・ソナタ第6番
 [B 面]
  ソフィア・グバイドゥーリナ(1931-):ピアノ・ソナタ
  メレディス・モンク(1942-):ダブル・フィエスタ
向井山朋子(ピアノ)

 向井山朋子ファースト・アルバム、初のアナログ・ディスク化!大変な話題となったあの音がより生々しく蘇る!

 録音:1994年8月15・16・17日/NCRV Studio Hilversum/国内プレス、完全限定生産盤、初LP化、ステレオ、日本語帯・解説付

 「Tomoko Mukaiyama Foundation」レーベルより発表されたCDアルバムをALTUS がライセンスして初LP 化。1994年録音のこのアルバムは向井山朋子のデビューアルバムであり、内容の素晴らしさやジャケットのインパクトから大変な話題となりました。女性作曲家の作品を集めて収録しており、技巧と音楽性が高い次元で組み合わさった知る人ぞ知る名盤。
 特にウストヴォリスカヤの『ピアノ・ソナタ第6番』は名演です。また自らのヴォーカルを伴う作品や、向井山のために書かれた作品もあります。90年にアムステルダムに移り住んだ向井山のこのアルバムは当時のオランダの雰囲気、芸術の在り方を強烈に伝えてくれます。空前の名盤がLP 化によって更なる生々しさを獲得。注目の逸品です。

 

TOMOKOLP 0002/3
(2LP)
¥12000+税
シメオン・テン・ホルト(1923-2012):
 カント・オスティナート

  [LP1-A] 19:37
  [LP1-B] 14:06
  [LP2-A] 22:44
  [LP2-B] 22:03
向井山朋子
ゲラルド・バウハウス(ピアノ)

 「人生を変えてしまうメロディー」、ミニマル音楽の金字塔的傑作を鮮烈に奏でた名盤、初のアナログ・ディスク化!

 録音:2014年12月1・2日/グランドシアター、グローニンゲン、オランダ/国内プレス、完全限定生産盤、初LP化、ステレオ、日本語帯・解説付

 2015年に「Tomoko Mukaiyama Foundation」レーベルより発表されたCDアルバムをALTUS がライセンスして初LP化。
 ミニマル音楽の金字塔として知られる傑作『カント・オスティナート』を現代音楽に造詣の深い向井山朋子とゲラルド・バウハウスが2台ピアノで演奏。美しく繰り返されるメロディーが次第に変化し、大きな波となって展開していきます。
 いちど聴いたら忘れられない、鮮烈な体験を約束する名盤。LP2枚分の大曲で一続きの楽曲のため、盤面の切替部分ではフェードイン・フェードアウトを用いています。
 面を変え聴き進めるごとにより深い階層へ降りていくような感覚にとらわれることでしょう。CDとはまた違った魅力を放つアルバムです。
 










10/24(木)紹介新譜

マイナー・レーベル新譜

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KAIROS
創立20周年記念、日本独自企画特別シリーズ


 オーストリアのみならず世界有数の現代音楽レーベルとして確固たる地位を築いている「KAIROS」の創立20周年を記念した、日本独自企画の特別シリーズをリリースいたします。
 ウィーン・フィルやアンサンブル・アンテルコンタンポラン、ピエール・ブーレーズ、シルヴァン・カンブルラン、インゴ・メッツマッハーなど、世界的アーティストたちが名を連ねる「KAIROS」が築き上げてきた20年の歴史を凝縮したスペシャル・セレクション。
 「KAIROS」レーベルがそのカタログの中から自信をもって選りすぐった「ベスト10タイトル」にご注目下さい!
  


KAISP 2001
(2CD/特別価格)
¥3800→¥2990
シューベルト「冬の旅」をコンテンポラリー・テイストへとアレンジ!
 シューベルト(ハンス・ツェンダー編):
 テノールと小編成オーケストラのための《冬の旅》
クリストフ・プレガルディエン(テノール)
シルヴァン・カンブルラン(指揮)
クラングフォルム・ウィーン

 
 シューベルト、そしてドイツ・リートを代表する名作中の名作「冬の旅」を、現代ドイツのコンポーザー=コンダクター、ハンス・ツェンダーが、コンテンポラリー・テイストへとアレンジ!

 当代有数のリート歌手であるクリストフ・プレガルディエンが歌い、シルヴァン・カンブルランが振るというコンビも非常に豪華です。

 ※録音:1999年2月20日-22日、モーツァルトザール、ウィーン・コンツェルトハウス(ウィーン、オーストリア)+

 


KAISP 2002
¥2500→¥1990
ゲオルグ・フリードリヒ・ハース(1953-)の「無駄に(In Vain)」
 ハース:24の楽器のための 《無駄に(In Vain)》
シルヴァン・カンブルラン(指揮)
クラングフォルム・ウィーン

 日本限定特価! 20周年記念厳選10タイトル!

 ミクロポリフォニーやミクロインターバルを用いるなど、リゲティの作風との共通点を持つとされるオーストリア、グラーツ出身のスペクトル楽派の現代作曲家、ゲオルグ・フリードリヒ・ハース(1953-)。「無駄に(In Vain)」は、24の弦楽器、管楽器、打楽器のために2000年に作曲された演奏時間60分超の大作(しかもこのCDでは1トラックのみ!)。WDRからの委嘱によって書かれハースの作品のテクスチュアを、カンブルランのタクトが見事に解析しています。

 ※録音:2002年2月2日-4日、オーストリア放送(ORF)文化会館(オーストリア)

 


KAISP 2003
(2CD/特別価格)
¥3800→¥2990
グリゼー:《音響の空間》
 ヴィオラ独奏のための《プロローグ》
 7人の奏者のための《ペリオド》
 18人の奏者のための《パルシエル》
 33人の奏者のための《モデュラシオン》
 大編成オーケストラのための《トランジトワール》
 4本のホルンと大編成オーケストラのための《エピローグ》
ガース・ノックス(ヴィオラ)
アスコ・アンサンブル
ステファン・アスバリー(指揮)
ケルンWDR交響楽団

 トリスタン・ミュライユと共に「スペクトル楽派」の始祖となったフランスの現代作曲家ジェラール・グリゼー(1946-1998)。
 パリ音楽院ではメシアンに、パリ・エコール・ノルマルではデュティユーに師事し、その次の世代を担う才能の1人として期待を受けながらも、惜しくも1998年に52歳という若さで他界したことが惜しまれる。
 この「音響空間」は、音響のスペクトルの推移を表現したグリゼーの前期の代表作。ヴィオラは、アルディッティ弦楽四重奏団のメンバーとしても活躍したスペシャリスト、ガース・ノックスです。
 
  ※録音:2001年9月27日-28日、10月5日-6日&2002年2月14日-15日
 
 


KAISP 2004
(2SACD HYBRID
/特別価格)
¥3800→¥2990
オルガ・ノイヴィルト、映画「ロスト・ハイウェイ」を不条理音楽劇としてオペラ化
 ノイヴィルト:ムジーク・テアター 《ロスト・ハイウェイ》
   ヨハネス・カリツケ(指揮)、クラングフォルム・ウィーン、
   IEM(ライヴ・エレクトロニクス、サウンド・プロジェクション)、
   コンスタンス・ハウマン(レネ/アリス)、ゲオルグ・ニグル(ピート)、
   ヴィンセント・クロウリー(フレッド/整備士)、
   デイヴィッド・モス(エディ氏)、アンドルー・ワッツ(謎の人)、他

 オルガ・ノイヴィルト(1968-)は、フランスのIRCAMでトリスタン・ミュライユに師事し、ルイジ・ノーノからも大きな影響を受けたオーストリアの作曲家。

 ノイヴィルトは、デイヴィッド・リンチの映画「ロスト・ハイウェイ」を不条理音楽劇としてオペラ化。
 ノイヴィルトの鮮烈や音楽、エルフリート・イェリネクの台本のコラボレーションが、デイヴィッド・リンチの映画の世界の「オペラ化」に見事に成功しています。

 ※録音:2003年、バーセル劇場(グラーツ、オーストリア)
 
 


KAISP 2005
¥2500→¥1990
オリヴィエ・メシアン(1908-1992)、代表作の1つ「彼方の閃光」
  メシアン:彼方の閃光
インゴ・メッツマッハー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 20世紀フランスの巨匠オリヴィエ・メシアン(1908-1992)が、その生涯で最後に完成させた大規模な管弦楽作品であり、代表作の1つ「彼方の閃光」。
 ニューヨーク・フィルの創立150周年記念として委嘱されながらも、メシアンはその初演に立ち会えずに他界してしまっています。
 当盤の最大の驚きは、やはり何といってもオーケストラがウィーン・フィルであること!メッツマッハーの指揮とウィーン・フィルの組み合わせが、メシアンの神秘性を巧みに表現した名演です。

 ※録音(ライヴ):2008年1月20日、ウィーン楽友協会大ホール(オーストリア)
 
 


KAISP 2006
¥2500→¥1990
チン・ウンスク:作品集
 ファンタジー・メカニーク*/Xi+/アクロスティコン=ボースピール**/二重協奏曲++
   パトリック・ダヴァン(指揮)*、デイヴィッド・ロバートソン(指揮)+、大野和士(指揮)**、
   ステファン・アスバリー(指揮)++、アンサンブル・アンテルコンタンポラン、ピーア・コムシ(ソプラノ)**、
   サミュエル・ファヴレ(打楽器)++、ディミトリー・ヴァシラキス(ピアノ)++

 現在の韓国、そして世界の女流作曲家を代表する1人としてその名声を確立した陳銀淑(チン・ウンスク)の管弦楽作品集。
 ハンブルクでリゲティに師事し、自らの作風を確立した後、その作品はベルリン・フィルをはじめとする世界有数のオーケストラや指揮者、ソリストに取り上げられています。
 師である姜碩煕(カン・ソッキ)が尹伊桑(ユン・イサン)の弟子であることから、その系譜に連なる文字通り現代の韓国楽壇を代表する存在です。

 ※録音:2004年1月*、1999年2月+、2004年2月**、2003年2月++
 
 


KAISP 2007
¥2500→¥1990
シャリーノ:弦楽四重奏曲集
 弦楽四重奏曲第7番
 弦楽四重奏曲第8番
 6つの短い四重奏曲
プロメテオ弦楽四重奏団
 〔ジュリオ・ロヴィギ(ヴァイオリン)、
  アルド・カンパナーリ(ヴァイオリン)、
  カルメロ・ジャロムバルド(ヴィオラ)、
  フランチェスコ・ディロン(チェロ)〕

 ほぼ独学で作曲を学び、その独特の音響、音色を確立したイタリア、パレルモ出身の鬼才サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-)の弦楽四重奏曲集。
 フルートなどの楽器の新たな特殊奏法を続々と生み出し、世界を驚かせてきたシャリーノ。収録されている2曲の弦楽四重奏曲も優れた音響の構成手腕が発揮された秀作であり、「6つの短い四重奏曲」は若き日の60年台から90年台までの30年間をかけて書き続けられた作品です。

 ※録音:2010年2月11日-13日、ザールラント放送音楽スタジオ(ドイツ)
 
 


KAISP 2008
¥2500→¥1990
ピンチャー:作品集
 トランペット独奏、ホルン独奏とアンサンブルのための 《ソニック・エクリプス》*
 E.E.カミングスの詩によるソプラノと7つの楽器のための《トワイライト・ソング》+
 無伴奏混声合唱(32声)のための《私は如何に恋煩っているか》〜 ソロモンの雅歌に基づく#
   ギャレス・フラワーズ(トランペット)*、デイヴィッド・バード=マロウ(ホルン)*、
   マリソル・モンタルヴォ(ソプラノ)+、マティアス・ピンチャー(指揮)*/+、
   インターナショナル・コンテンポラリー・アンサンブル*/+、
   マーカス・クリード(指揮)#、SWRヴォーカル・アンサンブル・シュトゥットガルト#

 70年台のドイツ出身の作曲家における最重要人物の1人として、現代音楽界の中で抜群の存在感を発揮し続けているマティアス・ピンチャー(1971-)の管弦楽曲、声楽曲、合唱曲を収録したポートレート・アルバム。

 ヘンツェとの出会いが転機となり、ラッヘンマンやファーニホウからの影響も要所に感じさせるピンツァーの作品は、厳格ともいえる響きや表現が特徴の1つ。
 また、32声を要する混声合唱作品では、大胆かつ劇的な表現だけでなく、時折現れる荘厳かつ抒情的な響きが、他の作品とは異なるピンチャーの側面を教えてくれます。

 ※録音:2010年10月21日-22日*、2010年11月9日+、2009年11月21日#
 
 


KAISP 2009
¥2500→¥1990
ice 〜 藤倉大:作品集
 ギター独奏のための《スパークス》/アンサンブルのための《アイス》/
 アンサンブルとライヴ・エレクトロニクスのための《ファントム・スプリンター》/
 エレクトリック・ギター独奏とアンサンブルのための《廃棄された時間》/
 予め録音されたエレクトロニクスのための《私は歌う花々の夢を見た》/
 エレクトリック・ギター独奏とライヴ・エレクトロニクスのための《スパーキング・オービット》
   ダニエル・リッペル(ギター)、ジェイス・オグレン(指揮)、
   マシュー・ウォード(指揮)、インターナショナル・コンテンポラリー・アンサンブル

 ロンドンを活躍の場の拠点とし、着実に現在の日本を代表する作曲家の1人としての足場を固めた藤倉大(1977-)のカイロス(KAIROS)第1弾となった作品集。

 優れた作曲技法に基づく緻密な作品はもちろんのこと、ユーモアやセンスにあふれる作品名、スタイルで話題を呼び続けている藤倉大の独奏曲から、ライヴ・エレクトロニクスとアコースティックのコラボまでを収録。
 日本の作曲界の新時代を担うその才能に接することのできる作品集です。インターナショナル・コンテンポラリー・アンサンブルの演奏もハイレベルです。

 ※録音:2007年-2013年
 
 


KAISP 2010
¥2500→¥1990
フリードリヒ・チェルハ(1926-)、
 大迫力の協奏曲&管弦楽作品

  チェルハ:打楽器協奏曲/インパルス*
マルティン・グルービンガー(打楽器)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ペーター・エトヴェシュ(指揮)
ピエール・ブーレーズ(指揮)*

 未完成に終わったアルバン・ベルクの「ルル」の補筆完成者としてもその名を知られるオーストリアの作曲家、フリードリヒ・チェルハ(1926-)の大迫力の協奏曲&管弦楽作品は、なんと2曲ともウィーン・フィルの演奏!

  冒頭から名手グルービンガーの圧倒的な打楽器と、金管楽器セクションが圧巻の音圧を放つ「打楽器協奏曲」はペーター・エトヴェシュ、新ウィーン楽派の響き、影響を感じさせる「インパルス」は親交が深いピエール・ブーレーズの指揮によるもの。
 ウィーン・フィルの巧さも相まって素晴らしい完成度に仕上がっているカイロス(KAIROS)の代表盤の1つです。

 ※録音:2011年11月25日、ウィーン・コンツェルト・ハウス(ライヴ)&1996年8月15日、ザルツブルク祝祭大劇場音楽祭(ライヴ)
 




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PALADINO MUSIC
創立10周年記念、日本独自企画特別シリーズ


 プリース門下のチェリスト、マルティン・ルンメルによって2009年にウィーンで設立されたオーストリアを代表するレーベル「Paladino」の創立10周年を記念した、日本独自企画の特別シリーズをリリースいたします。
 巨匠アシュケナージを筆頭に、豪華アーティストたちが華々しく彩る「Paladino」レーベルの充実したスペシャル・セレクション。「Paladino」レーベルがそのカタログの中から自信をもって選りすぐった「ベスト10タイトル」にご注目下さい!
 


PMRA 1001
¥2400→¥1790
アシュケナージのドビュッシー:前奏曲集
 ドビュッシー:前奏曲集第1巻&第2巻
ウラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)

 ドビュッシーのアニヴァーサリー・イヤーのために新たに録音された2017年の「前奏曲集第1巻」、そして未発表のままとなっていた秘蔵音源である1971年のライヴ録音「前奏曲第2巻」。

 ピアニストとしてのアシュケナージといえばショパンやラフマニノフ、シューベルト、シューマンなどのイメージが強く、ドビュッシーは意外なプログラムというイメージがありますが、流石はアシュケナージ。46年という長い歳月を経て遂に完成した「前奏曲」の全集は、アシュケナージのピアニストとしての懐の深さを証明する重要なプログラムと言えるでしょう。

 ※録音:2017年10月29日、トーンザウバー・スタジオ(ウィーン、オーストリア)(第1巻)、1971年11月20日、ニューヨーク市立大学ハンター校(ニューヨーク、アメリカ)(第2巻)

 


PMRA 1002
¥2400→¥1790
ブラームス、シューマン、メンデルスゾーン&ゲルンスハイム:
 ヴァイオリンとピアノのための作品集

  アルノルト・メンデルスゾーン:
   ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 Op.71
  シューマン:3つのロマンス Op.94
  ゲルンスハイム:序奏とアレグロ・アパッショナート Op.38
  ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
フリーデマン・アイヒホルン(ヴァイオリン)
ホセ・ガリャルド(ピアノ)

 日本限定特価! 10周年記念厳選10タイトル!

 ドイツ、ミュンスター出身のヴァイオリニスト、フリーデマン・アイヒホルンは、ピエール・ローデの13曲のヴァイオリン協奏曲の世界初演を手掛けるなど、知られざる作品の発掘にも積極的に取り組み続けている実力派。

 この2008年に収録されたドイツ・ロマン派のヴァイオリン作品集にも、メンデルスゾーンはメンデルスゾーンでも「フェリックス」ではなく「アルノルト」(フェリックス・メンデルスゾーンの従兄弟の息子)のソナタを収録するなど、その秘曲に対する探求心の高さが見て取れます。

 ※録音:2008年10月6日-10日、SWRスタジオ(マインツ、ドイツ)

 


PMRA 1003
(2CD/特別価格)
¥3800→¥2790
カール・フレッシュ、ヴァーシャ・プシホダ、ジノ・フランチェスカッティの弟子
 デーネシュ・ジグモンディ(ヴァイオリン)
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲

 ソナタ第3番ハ長調 BWV.1005
 ソナタ第1番ト短調 BWV.1001
 パルティータ第1番 ロ短調BWV.1002
 パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006
 ソナタ第2番イ短調 BWV.1003
 パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004
デーネシュ・ジグモンディ(ヴァイオリン)

 2014年にこの世を去ったハンガリーの知る人ぞ知る名ヴァイオリニスト、デーネシュ・ジグモンディ(1922-2014)が、1995年、73歳の時に収録したヴァイオリンの聖典、バッハの無伴奏ソナタ&パルティータ全曲録音。

 録音の前年の1994年に50年以上に渡るデュオ・パートナーでもあった妻、アンネリーゼ・ニッセンを失ったジグモンディが、長年連れ添った妻への追悼としてレコーディングを行った慟哭、入魂の演奏であり、ジグモンディ自身の95歳を記念したパラディーノ(Paladino)レーベルから発売されました。

 ※録音:1995年5月、聖ヨハネ・バプティスト教会(ドイツ)






 

 

 この個性がたまらない人はいると思う。

 この人の弟子にイザベル・ファウストがいるというのはわかるような気がする。
 無個性ヴァイオリニストを量産体制するタイプの人ではないのだ。
 
 フャリャ/「スペイン舞曲」。
 これを聴いて気に入られた方はぜひ。
https://youtu.be/KeFKrcS1VCI


 昔出ていたベートーヴェンもフランクもブラームスもいまは手に入らない。
 かろうじて手に入りそうなのはこのモーツァルトのみ。
 しかしこれもすでに廃盤なので、在庫は限られている。


 今回PALADINOがこの人のバッハの無伴奏をリリースしてくれたことを心から感謝、祝福したい。
 多くの人がこのヴァイオリニストの名を覚えてくれますよう。



MUSICAPHON
51750
(6CD)\9600

デネス・ジグモンディ (ヴァイオリン)
 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集


 ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 K. 296
 ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 K. 304
 ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 K. 481
 ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 K. 378
 ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 K. 404
 ヴァイオリン・ソナタ イ長調 K. 526
 ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K. 379
 ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K. 301
 ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 K. 377
 ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 K. 454
 ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 K. 302
 ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 K. 376
 ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 K. 380
 ヴァイオリン・ソナタ イ長調 K. 305
 ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 K. 303
 ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 K. 306
 ヴァイオリン・ソナタ イ長調 K. 402
 ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 K. 547
 ピアノ・ソナタ第17番 変ロ長調 K. 570 (ヴァイオリンとピアノ編)
 「泉のほとりで」の主題による6つの変奏曲 ト短調 K. 360

デネス・ジグモンディ (ヴァイオリン)
ジュジャ・ベレニ (ピアノ)

 1922年ブダペスト生まれ、伝説の名ヴァイオリニスト、デネス・ジグモンディ。
 カール・フレッシュ、ヴァーシャ・プシホダ、ジノ・フランチェスカッティの弟子。


 


PMRA 1004
¥2400→¥1790
束の間の命 〜 ヘスケス:管弦楽作品集
 ノッテッド・タンズ
 時と幻滅
 3つの瞑想曲《束の間の命》

クリストフ=マティアス・ミュラー(指揮)
BBCウェールズ・ナショナル・オーケストラ


 「マスク」など吹奏楽のための秀作を作曲するなど、様々な楽器、編成のための作品を生み出しているイギリスのコンポーザー、ケネス・ヘスケスの管弦楽作品集。

 2007年から2009年にかけてはロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団のコンポーザー・イン・ハウスとして活躍するなど、現在のイギリスを代表する作曲家の1人として高い評価を受けています。

 ここに収録された3作品は、絵画や彫刻からインスピレーションを受けて作曲されたました。BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団の好演も光ります。

 ※録音:2017年9月19-20日、BBCホディノット・ホール(カーディフ、ウェールズ)

 


PMRA 1005
¥2400→¥1790
ブラームス:ホルン三重奏曲&ヴァイオリン・ソナタ
 ピアノ、ヴァイオリンとホルンのための
  三重奏曲変ホ長調 Op.40
 ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78
 ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
ヴォルフガング・ヴラダー(ホルン)
ボジダラ・クスマノヴァ=ヴラダー(ヴァイオリン)
マグダ・アマラ(ピアノ)

 ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団を経て、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団およびウィーン国立歌劇場管弦楽団ので活躍中のホルニスト、ヴォルフガング・ヴラダーがウィンナ・ホルンで奏でるブラームスの「ホルン三重奏曲」がメイン・プログラム。

 ヴォルフガング・ヴラダーは、オーケストラ・プレーヤーとしてはもちろんのこと、ウィーン・ヴィルトゥオージ、アイヒェンドルフ・クィンテット・ウィーンで活躍するなど、室内楽奏者としても超一流です。名手によるウィンナ・ホルンの響きを存分にお楽しみ下さい。

 ※録音:2016年3月、コンツェルトハウス・ウィーン(オーストリア)

 


PMRA 1006
¥2400→¥1790
ソレール:鍵盤のためのソナタ集
 ソナタ ホ短調 R.106/ソナタ変ニ長調 R.23/
 ソナタ ニ短調 M.29/ソナタ ハ長調 R.108《雄鶏》/
 ソナタ ヘ短調 R.72/ソナタ ハ短調 R.36/
 ソナタ ト短調 M.38/ソナタ変ニ長調 R.110/
 ソナタ ト長調 R.31/ソナタ ニ短調 R.25/
 ソナタ ホ短調 R.113/ソナタ ホ長調 R.34/
 ソナタ ニ短調 R.104/ソナタ ハ長調 R.9/
 ソナタ ニ短調 R.117《エン・モード・ドリコ》/
 ソナタ第27番ホ短調
クリストファー・ヒンターフーバー(ピアノ)

 カタルーニャ出身でモンセラート修道院の聖歌隊員としても活躍したとされる18世紀スペインの聖職者であり音楽家、アントニオ・ソレール(1729-1783)が遺した500曲以上の作品の中から選ばれた16曲の鍵盤ソナタを収録。

 ルドルフ・ケーラーやラザール・ベルマンなどにピアノを師事したクリストファー・ヒンターフーバーは、カーネギー・ホールやヨーロッパの主要ホールでのインターナショナル・シリーズでコパチンスカヤとデュオを組み絶賛を博すなど、室内楽奏者としても優れた手腕を発揮しているピアニストであり、名門ウィーン国立音楽大学の教授およびピアノ学部の学部長を務める大物でもあります。

 ※録音:2013年12月21-22日、コンツェルトハウス・ウィーン(オーストリア)

 


PMRA 1007
¥2400→¥1790
フレデリック・ジェフスキーの代表作
 「《不屈の民》による36の変奏曲」

  ジェフスキー:《不屈の民》による36の変奏曲
  J.S.バッハ:イタリア風アリアと変奏イ短調 BWV.989
クリストファー・ヒンターフーバー(ピアノ)

 アメリカ楽壇の巨星フレデリック・ジェフスキー(1938-)の代表作である「《不屈の民》による36の変奏曲」に、オーストリアの名手ヒンターフーバーが対峙!

 約60分という「不屈の民」の長大な演奏の後、プログラムを掉尾を飾るのは大バッハの「イタリア風アリアと変奏」。現在アメリカの巨人と、音楽史上にその名を刻む大作曲家の芸術が数世紀の時を超えてリンクします。

 ※録音:2011年12月11-13日、フランツ・リスト・ゼントラム(ライディング、オーストリア)

 


PMRA 1008
¥2400→¥1790
ウラディーミル&ディミトリ・アシュケナージ 〜 父と息子
 ゲーゼ:幻想小曲集 Op.43
 エシュマン:幻想小曲集 Op.9
 ライネッケ:幻想小曲集 Op.22
 ニールセン:幻想的小品ト短調
 シューマン:幻想小曲集 Op.73

ディミトリ・アシュケナージ(クラリネット)
ウラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)


 世界的名匠ウラディーミル・アシュケナージと、息子で世界的クラリネット奏者であるディミトリ・アシュケナージの親子にとって意外にも初となるデュオ・アルバムのテーマは「ファンタジー(幻想曲)」。シューマンの傑作「幻想小曲集」からゲーゼ、エシュマンまでを、アシュケナージ父子の程よい緊張感の中での音楽による対話が美しく、丁寧に紡いでいきます。

 ※録音:2012年9月1-2日&2013年9月5日、フランツ・リスト・ゼントラム(ライディング、オーストリア)

 


PMRA 1009
(2CD/特別価格)
¥3800→¥2790
マルティン・ルンメル
ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品全集
マルティ・ルンメル(チェロ)
ゲルダ・グッテンベルク(ピアノ)
 チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-2/
 ヘンデルのオラトリオ《ユダス・マカベウス》の「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲ト長調 WoO.45/
 チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2/モーツァルト歌劇《魔笛》の「娘か女か」の主題による12の変奏曲 Op.66/
 チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69/
 モーツァルト歌劇《魔笛》の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲変ホ長調 WoO.46/
 チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1/チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2

 20世紀イギリスの大チェリスト、ウィリアム・プリースの高弟であり、パラディーノ・レーベル(Paladino)のオーナーとしても大活躍しているオーストリアのチェリスト、マルティン・ルンメルによるベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集。チェロ・ソナタだけでなく変奏曲までを網羅しているルンメルのベートーヴェンは、雄弁で堂々、そして奥深さを感じさせてくれる秀演です。

 ※録音:2004年10月27日-28日&2006年3月4日-5日、ブルックナーハウス(リンツ、オーストリア)

 
PMRA 1010
¥2400→¥1790
スカルラッティ:「ギター版」鍵盤楽器のためのソナタ集
 (ギター編曲:ヴォルフガンク・レンドレ&アルベルト・メシルカ)

  ソナタ ニ短調 K.1/ソナタ ニ短調 K.34/
  ソナタ イ長調 K.74/ソナタニ短調 K.77/
  ソナタ ロ短調 K.87/ソナタ ト長調 K.14/
  ソナタ イ短調 K.109/ソナタ ト長調 K.146/
  ソナタ イ長調 K.208/ソナタ ヘ短調 K.239/
  ソナタ イ長調 K.322/ソナタ ロ短調 K.376/
  ソナタ ロ短調 K.377/ソナタ ホ長調 K.380/
  ソナタ ヘ短調 K.466/ソナタ ニ長調 K.491
アルベルト・メシルカ(ギター)

 1984年、イタリア出身のアルベルト・メシルカは、ヴェネトのカステルフランコ音楽院、カッセル音楽院などで研鑽を積み、デンマークのオールボーやオランダのエンスヘーデ、ハンガリーのエンチュでの音楽祭でヤング・アーティスト・オヴ・ザ・イヤーに選ばれるなど、将来を嘱望されているギタリスト。メシルカが奏でるスカルラッティの鍵盤ソナタのギター編曲版は、1台のギターが醸し出す陰陽のコントラストが美しく、どことなく地中海の風景を連想させてくれる魅力的なアルバムです。

 ※録音:2007年4月、ミラノ
 




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NAXOS



8.574018
\1200
プロジェクト「ブラジル・イン・コンセルト(ブラジルの音楽シリーズ)」
 ヴィラ=ロボス(1887-1959):協奏曲と室内楽曲集

 1-3.ギターと小オーケストラのための協奏曲(1951)
 4.Sexteto Mistico 神秘的六重奏曲(1917)
 5-7.ハーモニカ協奏曲(1955)
 8-10.Quinteto Instrumental 五重奏曲(1957)
ジァンカルロ・ゲレーロ(指揮)…1-3,5-7
サンパウロ交響楽団…1-3,5-7
マヌエル・バルエコ(ギター)…1-3
ホセ・スタネック(ハーモニカ)…5-7
クラウディア・ナシメント(フルート)…4,8-10
ライラ・ケーラー(オーボエ)…4
ダグラス・ブラガ(アルト・サクソフォン)…4
ファビオ・ツァノン(ギター)…4/ロジェリオ・ザーギ(チェレスタ)…4
スエレム・サンパイオ(ハープ)…4,8-10
アドリアン・ペトルティウ(ヴァイオリン)…8-10
エデルソン・フェルナンデス(ヴィオラ)…8-10
アドリアーナ・ホルツ(チェロ)…8-10

 18世紀以降のブラジル作曲家の作品を世界に広めるため、ブラジル外務省が立ち上げたプロジェクト「ブラジル・イン・コンセルト(ブラジルの音楽シリーズ)」。

 今作ではブラジルを代表する作曲家、ヴィラ=ロボスのさまざまな協奏曲と室内楽曲をご紹介いたします。
 「ギターと小オーケストラのための協奏曲」は彼の最後のギター作品で、名手セゴビアのために作曲されました。1920年代にも「12の練習曲」をセゴビアに献呈したヴィラ=ロボス、この作品にも名手の希望が反映されており、抒情的な雰囲気の中に巧みな技術が凝らされた精妙な作品に仕上がっています。
 このアルバムでは巨匠、マヌエル・バルエコがソロを担当しています。ハーモニカ協奏曲は1940年代から活躍した名ハーモニカ奏者ジョン・セバスチャンの委嘱作。倍音、オクターヴ、二重音など様々な技巧が余すことなく用いられており、複雑なリズムに乗ってハーモニカの美しい旋律が歌われていきます。
 六重奏曲、五重奏曲は、当時フランスで流行していた弦、木管楽器のアンサンブルから影響を受けたと思われる牧歌的で美しい作品。
 六重奏曲にはチェレスタが用いられており、タイトル通りの神秘的な雰囲気をかもし出しています。
  
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8.559874
\1200
ネルソンス(指揮)&ボストン響
 Boston Symphony Commissions ボストン交響楽団の委嘱作品集

 1.エリック・ネイサン(1983-):the space of a door(2016)
 2-5.ジョージ・ソンタキス(1951-):ソネット(2016)
 6.ティモ・アンドレス(1985-):Everything Happens So Much
   あらゆることが起こる(2016)
 7-10.ショーン・シェバード(1979-):Express Abstractionism(2017)
ロバート・シーナ(イングリッシュ・ホルン)…2-5

アンドリス・ネルソンス(指揮)
ボストン交響楽団

2011年、名指揮者ジェームズ・レヴァインの代役としてボストン交響楽団を指揮、その後客演を重ねて2014年に楽団の音楽監督に就任したアンドリス・ネルソンス。
このアルバムには、彼が就任してから1年以内に様々な作曲家に委嘱したという4つの作品が収録されています。ソンタキスを除く3人の作曲家はボストン交響楽団が主宰する「Tanglewood Music Center(TMC)」の出身者であり、楽団との所縁も深い人たちです。バルトークの《青ひげ公の城》とブラームスの交響曲からインスパイアされたネイサンの作品、ギリシャ出身のソンタキスによるドラマティックな「ソネット」、過去作品との対話から生まれたというアンドレスの「Everything Happens So Much」、カンディンスキーやモンドリアンなど5人の芸術家の作品からインスピレーションを受けたというシェパードの「Express Abstractionism」は様々な楽器の組み合わせから生まれる音のブロックを並べて作り上げたもの。どの曲も個性的で、未来へ連なる先進性を持っています。

 録音 シンフォニー・ホール、ボストン、2016年2月11-13日…2-5 2016年2月8,10-12日…1 2016年2月15,17-19日…6 2016年11月8-10日,2018年2月8-10日…7-10
 
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8.574033
\1200
準・メルクル&マルメ響
 サン=サーンス(1835-1921):バレエ音楽集

 歌劇《アスカニオ》-第3幕のバレエ音楽(1887-1888)
  1.Entree du Maitre des Jeux 遊びの達人の入場(序曲)
  2.Venus, Junon et Pallas ヴェヌス、ジュノンとパラス(古風なダンス)
  3.Diane, Dryades et Naiades ディアーヌ、ドリュアデスとナイアード(ガヴォット)
  4.Bacchus et les Bacchantes バッカスとバッカンテス(バッカナール)
  5.Apparition de PhSbus, d’Apollon et des neuf Muses
   フェーブスのアパラシオン、アポロと9人の女神たち
  6.PhSbus prenant sa lyre, evoque l’Amour
   フェーブスは琴を手に、愛を呼び起こす
  7.L'Amour fait apparaitre Psyche アモールはプシュケを登場させる
  8.Ensemble de PhSbus, Diane, Erigone, NicSa
    et Bacchus avec les Muses, les Nymphes et les Bacchantes
   フェーブス、ディアーヌ、エリゴーネ、ニケ、バッカスと
    ミューズ、ニンフ、バッカンテスのアンサンブル
  9.Variation de l’Amour アムールのヴァリアシオン
  10.Le Dragon des Hesperides apporte la pomme dor
   ヘスペリデスの竜は黄金のリンゴをもたらす
  11.Finale ? Les Deesses, Bacchantes, Naiades et Dryades
    フィナーレ、女神、バッカンテス、ナイアデス、ドリュアデス
  12.Les Barbare 歌劇《蛮族たち》-プロローグ(1901)
  13.La Jota aragonese ホタ・アラゴネーゼ-序曲(1880)
  14.Andromaque 歌劇《アンドロマケー》-第4幕の前奏曲(1902)
  15.Andromaque 歌劇《アンドロマケー》-序曲(1902)
  16.La Princesse jaun 歌劇《黄色の女王》-序曲
   (1871-1872)
  17.Ouverture d’un opera-comique inacheve
    未完成のオペラコミック序曲(1854)
  18.歌劇《アスカニオ》より
   「アモールはプシュケを登場させる」(異稿版)
  19.歌劇《アスカニオ》より
   「アムールのヴァリアシオン」(異稿版)
準・メルクル(指揮)
マルメ交響楽団

 独立して演奏される「サムソンとデリラ」のバッカナールのように、サン=サーンスの歌劇作品には、数多くの魅力的なバレエ音楽が含まれています。
 1890年に作曲された《アスカニオ》もそんな作品。もともとラモー作品を意識して書かれた歌劇であり、全体がバロック調に統一されており、今では全編が演奏されることはほとんどありませんが、このアルバムに収録されている魅力的なバレエ音楽(古代の神と女神を主人公にした序曲と12のダンス)は、いくつかの曲が単独で演奏されたり、フルート版が作られたりと、しばしば聴き手の耳を楽しませています。
 他には野外劇場での上演が目論まれた《蛮族たち》のプロローグや日本を舞台にした《黄色の女王》の序曲など、普段はあまり聴く機会のないサン=サーンスの管弦楽作品を準・メルクルが指揮しています。
  録音 2018年8月20-24日、Malmo Live Concert Hall, Malmo, Sweden
  
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8.574039
\1200
ベートーヴェン(1770-1827):グランド・シンフォニー集 第1集
 フンメルによるフルート、ヴァイオリン、チェロとピアノ編
  交響曲 第3番 変ホ長調 Op.55(1803-1804)
   1.第1楽章:Allegro con brio
   2.第2楽章:Marcia funebre: Adagio assai
   3.第3楽章:Scherzo: Allegro vivace
   4.第4楽章:Finale: Allegro molto
  交響曲 第1番 ハ長調 Op.21(1799-1800)
   1.第1楽章:Adagio molto - Allegro con brio
   2.第2楽章:Andante cantabile con moto
   3.第3楽章:Menuetto: Allegro molto e vivace
   4.第4楽章:Finale: Adagio - Allegro molto e vivace
ウーヴェ・グロット(フルート)
グールド・ピアノ・トリオ
【メンバー】
 ルーシー・グールド(ヴァイオリン)
 アリス・ニアリー(チェロ)
 ベンジャミン・フリス(ピアノ)

 ベートーヴェンより8歳年下の作曲家フンメル。26歳の時にハイドンの推薦でエステルハージ家のコンサートマスターに就任、ハイドンの引退後は宮廷楽長となり1811年まで大活躍したのち、辞職後はウィーンでピアニストとして名を上げ、ベートーヴェンと並び称される巨匠の一人として音楽界に君臨しました。
 ベートーヴェンとは最初ライヴァルとして敵対していましたが、最終的に和解してからは真の友情を結んでいます。
 そして、フンメルはベートーヴェンの交響曲第1番から第7番までを室内楽ヴァージョンに編曲、オーケストラを直接楽しむことが困難であった時代に、これらの作品を一般に普及させるために尽力しました。
 アレンジは素晴らしく、原曲の雰囲気を損なうことなく、新たな魅力を開花させています。NAXOSでおなじみのフルート奏者ウーヴェ・グロットとピアニスト、ベンジャミン・フリスがメンバーの一人であるグールド・ピアノ・トリオが鮮やかに2曲を奏でています。
 録音 2018年6月25-26日、Champs Hill, Pulborough, West Sussex, UK
 
 


8.574157
\1200
チャイコフスキー(1840-1893):くるみ割り人形(1892)
マシュー・ナイト&サイモン・コックスによる
 管楽七重奏とパーカッション編(2017/2019)…ナレーション入り

  1.小さな序曲
  2-31.第1幕
  32-47.第2幕
デレク・ジャコビ(ナレーター)

セプトゥーラ
【メンバー】
ヒュー・モーガン(トランペット E♭)
アラン・トーマス(トランペット B♭)
サイモン・コックス(トランペット B♭)
マシュー・ギー(トロンボーン)
マシュー・ナイト(トロンボーン)
ダニエル・ウェスト(バス・トロンボーン)
ピーター・スミス(テューバ)

スコット・ラムスダイン(パーカッション)

 チャイコフスキーの三大バレエの一つ「くるみ割り人形」は、物語の舞台がクリスマスに設定されていることもあり、現代でもクリスマスに上演されることの多い人気演目です。
 このアルバムでは、2019年に初来日を果たしたロンドンのトップ奏者たちによる金管七重奏「セプトゥーラ」の演奏を収録。マシュー・ナイトとサイモン・コックス、このメンバー2人の絶妙な編曲で、新たな響きを獲得した素晴らしい「くるみ割り人形」を楽しめます。
 ナレーターを務めるのはイギリスの名優デレク・ジャコビ。舞台や映画で培った表現力をフルに生かし、物語に彩りを添えており、全曲を効果的に盛り上げています。
  録音 2019年5月31日,6月2日、St Jude’s Church, Hampstead Garden Suburb, London, UK
  
 


8.574100
\1200
ショスタコーヴィチ(1906-1975):劇音楽『南京虫』/映画音楽『愛と憎しみ』
 南京虫 Op.19(1929)
  ウラディーミル・マヤコフスキの「南京虫」のための劇音楽
  1-9.第1部-1929年
  10-15.第2部-50年後:1979年

 16-38.愛と憎しみ Op.38(1935)
  1935年、アルベルト・ゲンデルシュテイン(1906-1981)の
  映画「愛と憎しみ」のための音楽

マーク・フィッツ=ジェラルドによる再構築版

世界初録音
マンハイム歌劇場合唱団…6,9,11,13,19,21,23,38
(合唱指揮…ダニ・ユリス)

マーク・フィッツ=ジェラルド(指揮)
ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団
 
 若きショスタコーヴィチは、数多くの映画音楽に手を染めました。
 この「南京虫」は1929年に劇作家メイエルホリドの依頼を受け作曲にとりかかった曲。氷漬けとなった主人公プリスイプキンが50年後に蘇生されるものの、誰からも相手にされず、衿についていた南京虫と心を通わせるという、少々SF風でもあるマヤコフスキーの原作は、プチブルジョワ階級と官僚主義への痛烈な批判に溢れており、ショスタコーヴィチ自身はこの作品をあまり好まなかったとされます。
 しかし偉大な劇作家であるメイエルホリドの説得でこの仕事を引き受け、結局は1か月ほどで全曲を仕上げています。
 比較的知られる「間奏曲」で聴ける脱力系の響きが独創的。もう1作の「愛と憎しみ」は社会的リアリズムの台頭によって排斥された映画作品。1937年にフランスで上映されたものの、さほど話題にならずそのまま忘れられてしまいました。
 今回、どちらの作品もマーク・フィッツ=ジェラルドの補筆、復元により素晴らしいスコアとして蘇りました。
  録音 2019年2月18-21日 、Philharmonie, Ludwigshafen, Germany
  
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8.573882
\1200
セーゲルスタム(指揮)&トゥルク・フィル
 ベートーヴェン(1770-1827)第3弾 管弦楽伴奏付声楽作品集

 1.シェーナとアリア「初恋」WoO 92(1792)
 2.シェーナとアリア「いいえ、心配しないで」 WoO92a(1802)
 3.シェーナとアリア「ああ、不実な者よ」Op.65(1796)
 4.イグナーツ・ウムラウフのジンクシュピール「美しい靴屋の娘」のための2つのアリア 
   WoO91(1795)-第2番 靴がきついのがお嫌なら
 5.アリア「キスの試み」賢い母が話すこと WoO 89(1792)
 6.アリア「娘たちと仲良くして」WoO90(1792)
 7.イグナーツ・ウムラウフのジンクシュピール「美しい靴屋の娘」のための2つのアリア
     WoO91(1795)-第1番 おお、何たる人生
 8.二重唱「お前の幸福な日々に」WoO 93 Hess 120 (1802?03頃)
 9.三重唱曲「不信心な者よ、おののけ」Op.116(1802-1803)
レーッタ・ハーヴィスト(ソプラノ)…1-4,8-9
ダン・カールストレム(テノール)…7-9
ケヴィン・グリーンロウ(バリトン)…5-6,9

レイフ・セーゲルスタム(指揮)
トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団

 16歳の時に初めて憧れのウィーンを訪れたベートーヴェン、その時は長逗留ができなかったものの、22歳の時に再度ウィーンを訪れハイドンの弟子となり、そのまま亡くなるまでの35年間をウィーンで過ごし生活を存分に謳歌しました。
 当時のウィーンではイタリアの文化が流行しており、サリエリからイタリア語のレッスンを受けたベートーヴェンも、いくつかの「イタリア語のアリア」を作曲します。
 これらはサリエリが出した課題による習作とも考えられていますが、どれもが当時の名歌手や貴族の子女たちに捧げられており、若いベートーヴェンの交友関係を伺い知る貴重な作品でもあります。
 二重唱曲や三重奏曲は、独立した作品でありながら、まるでイタリア・オペラの一部のような風情を持つ劇的で聴きごたえのある曲です。
 ベートーヴェンの声楽作品を精力的に録音しているセーゲルスタムがここでも見事なサポートを聴かせます。

  録音 2017年9月11-13日、Turku Concert Hall, Turku, Finland
  



 セーゲルスタム&トゥルク・フィル新録音はベートーヴェンだった!
 しかも交響曲じゃないところがセーゲルスタムらしい・・・。
ベートーヴェンのちょっと異端のレパートリー、第1弾&第2弾


8.573852
\1200
セーゲルスタム&トゥルク・フィル
 ベートーヴェン(1770-1827):
  オラトリオ「オリーヴ山上のキリスト」Op.85(1802-1803)

  1-3.第1曲 序奏-レチタティーヴォ-アリア
  4-6.第2曲 レチタティーヴォ-アリア-天使の合唱
  7-8.第3曲 レチタティーヴォ-二重唱
  9-10.第4曲 レチタティーヴォ-兵士の合唱
  11-12.第5曲 レチタティーヴォ-兵士と使徒の合唱
  13-17.第6曲 レチタティーヴォ-三重唱-天使の合唱

 18.悲歌 Op.118(1814頃)
天使セラフ…ハンナ=リーナ・ハーパマキ(ソプラノ)…4-8.14
イエス…ユッシ・ミュリュス(テノール)…2.3.7-9.11.13-16
ペトロ…ミクラス・シュパンベルク(バス)…13.14

レイフ・セーゲルスタム(指揮)
アボエンシス大聖堂聖歌隊
トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団

 ベートーヴェンが1803年に作曲したオラトリオ「オリーヴ山上のキリスト」は、ゲッセマネの園でのキリストの祈りと苦悩を描いた作品。成立の過程はわかっていませんが、かなりの短期間で仕上げられたとされています。
 初演時は大きな成功を収めましたが、一部の批評家たちは「長すぎるうえに、歌唱パートの表現力に欠ける」と否定的な意見を上げ、ベートーヴェン自身も作品の出来に不満を感じ、出版される前に改訂を施しています。
 とはいえ、ベートーヴェンの劇的な筆致によるキリスト像は、歌劇《フィデリオ》のフロレスタンを思わせる人間的な表情を持ち、与えられた旋律も魅力的です。
 ほとんど演奏されることのない「悲歌」はベートーヴェンのパトロンの一人、パスクァラティ男爵に捧げられた曲。男爵の妻の早すぎた死を悼んで作曲された慎ましくも美しい作品です。
  録音 2017年5月15-17日 トゥルク・コンサート・ホール、フィンランド
 



8.573853
\1200
セーゲルスタム(指揮)&トゥルク・フィル新録音!
 ベートーヴェン第2弾
  ベートーヴェン(1770-1827):劇音楽「プロメテウスの創造物」Op.43(1801)

 1.序曲
 2.イントロダクション「テンペスタ」
 3-5.第1幕
 6-18.第2幕
レイフ・セーゲルスタム(指揮)
トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団

 18世紀から19世紀にかけて、舞台で活躍したイタリアのバレエ・ダンサー・振付師サルヴァトーレ・ヴィガーノの依頼で書かれた「プロメテウスの創造物」。
 ギリシャ神話のプロメテウスのエピソードを基に、彼が作った粘土の像に理性と感情が吹き込まれるまでと、その後の神々とのやりとりが描かれています。
 詳細な台本は残っていませんが、依頼者ヴィガーノのためのソロも用意されており(トラック17)、見せ場の多い作品であったことがわかります。
 セーゲルスタムは各々の曲をメリハリのある表現で演奏。序曲のみが知られるこの秘曲に新たな命を吹き込んでいます。
 終曲の「エロイカ」の主題がどのように「交響曲第3番」の終楽章に変化したかもよくわかります。
 また、ピアノ版(8.573974)との聴き比べも面白いことでしょう。

  録音 2017年5月22-24日、Turku Concert Hall, Turku, Finland




<LP>


FONE(LP)


foneは新譜でも入らないことがあります。どうかご了承ください。

FONE-125LP
(LP)
\5700
《サルヴァトーレ・アッカルド〜OMAGGIO A HEIFETZ(ハイフェッツへのオマージュ)》
 ガーシュウィン:
  1) 「サマータイム」&「女は気まぐれ」、2) 「必ずしもそうでない」、
  3) 「ブルースのテンポで」、4) 「ベス、お前は俺のもの」、
  5) 「うちの人は逝ってしまった」、6) 3つの前奏曲、
 ラッセル・ベネット:7) ヘクサポーダ、8) Slow and Lonely、
 9) ロッシーニ/カステルヌオーヴォ=テデスコ:フィガロ、
 10) グラズノフ:瞑想曲Op.32、
 11) プロコフィエフ:マーチ


サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)、
ラウラ・マンツィーニ(ピアノ)

 ハイフェッツへの敬意を込めたアッカルドのニュー・アルバム
 サルヴァトーレ・アッカルドのfon?からの新録音が高音質LPでもリリースされました。
 サルヴァトーレ・アッカルドとプロデューサーのジュリオ・チェーザレ・リッチとの仕事の協力と友情は現在まで26年続いています。その間多くのアルバムが作られていますが、このプロジェクトは偉大なヴァイオリニストのハイフェッツに捧げられています。曲はすべてヴァイオリンとピアノ(ラウラ・マンツィーニ)で演奏されています。
 ハイフェッツは偉大なヴァイオリニストで、また作曲家としてヴァイオリンとピアノのための作品も残しています。
 数量限定 33回転180g 高音質LP
 
  

FONE-137LP
(LP)
\5700
《アンドレア・カステルフラナート〜ANXANUM》
 アンドレア・カステルフラナート:
  1) Louisiana Blues、2) Kiitos、3) I remember you、
 4) ジョン・レノン/ポール・マッカートニー:ゲット・バック、
 アンドレア・カステルフラナート:5) Isole、6) Sweet little town、7) Memories、
 8) スティング:フィールズ・オブ・ゴールド、
 9) アル・ディ・メオラ:地中海の舞踏、
 10) フレッド・ブスカリオーネ:月光のノクターン、
 11) ピノ・ダニエレ:Quando、
 12) アブルッツォ民謡:Vola vola、
 13) ファウスト・メゾレッラ:Aria di te
アンドレア・カステルフラナート
 (アコースティック・ギター[1-7]、ナイロン弦ギター[8-13])

 イタリア出身のフィンガー・スタイル・ギタリストがオリジナル曲とカバー曲を熱演
 このアルバムはアンドレア・カステルフラナートの作曲によるオルジナル・ソングと、スティング、ピノ・ダニエレ、ジョン・レノンとポール・マッカートニーなどの有名曲から発想を得た曲が収録されています。
 カステルフラナートはフィンガー・スタイルのギタリストで、ここではアコースティック・ギターとナイロンギターを弾き分けています。
 アル・ディ・メオラによる非常に有名な『地中海の舞踏』が聴きものです。
 編集されていないので、この録音のすべてのトラックは演奏されたままに聞こえます。
  数量限定 33回転180g 高音質LP
 
 

FONE-130LP
(LP)
\5700
《マリエッラ・デヴィーア〜ペルゴレージ:スターバト・マーテル》
 ペルゴレージ:スターバト・マーテル
マリエッラ・デヴィーア(ソプラノ)、
フランチェスカ・プロヴィッショナート(メッゾ・ソプラノ)、
ダニエーレ・カッレガーリ(指揮)
オルケストラ・フィラルモニカ・マルキジャーナ

 音楽史における最高に美しい宗教作品
 この録音では二人の歌手が主役です。ソプラノのマリエッラ・デヴィーアとメッゾ・ソプラノのフランチェスカ・プロヴィッショナートの歌唱をダニエーレ・カッレガーリの見事な指揮で聴くことができます。
 プロデューサーのジュリオ・チェーザレ・リッチはこの録音のために教会ではなく、イタリア、マチェラータのラウロ・ロッシ劇場を選びました。
 編集されていないので、この録音のすべてのトラックは演奏されたままに聞こえます。
  数量限定 33回転180g 高音質LP
 
 

FONE-135LP
(LP)
\5700
《サルヴァトーレ・アッカルド〜ベスト・オブ・ヴァイオリン》

1) ピアソラ:ミロンガ ニ長調
2) パガニーニ:ラ・カンパネッラ
3) パガニーニ:24の奇想曲Op.1より第13・17番
4)J.S.バッハ:シャコンヌ
5) パガニーニ:24の奇想曲Op.1より第18・24番
サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)、
オルケストラ・ダ・カメラ・イタリアーナ(1,2)

 アッカルドのヴァイオリン演奏の集大成
 このアルバムには、ヴァイオリニストのサルヴァトーレ・アッカルドの最高ともいうべき演奏が含まれています。
  数量限定 33回転180g 高音質LP
 











10/23(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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RCO LIVE



RCO 18008
(SACD HYBRID)
¥2700→\2490
音楽自体に罪はない
 ガッティ&コンセルトヘボウのブルックナー「第9番」発売!

  ワーグナー:舞台神聖祭典劇≪パルジファル≫〜第3幕への前奏曲/第3幕 聖金曜日の音楽
  ブルックナー:交響曲第9番ニ短調
   (I.26'51 II.11'29 III.23'49)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ダニエレ・ガッティ(指揮)
KKC 6125
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3000+税

 コンセルトヘボウ管に脈々と受け継がれてきたブルックナー演奏の伝統、未完の大作第9交響曲をガッティが指揮。
 ガッティの「いろいろ」でお蔵入りになるかと思われたが登場。


 録音:2018年1月5,7日、アムステルダム、コンセルトヘボウ(ライヴ)
 (SACD Hybrid)5.0+2.0、80'34、ハードカバー解説書版(限定盤)

 2018年1月録音のダニエレ・ガッティ指揮コンセルトヘボウ管によるブルックナーの交響曲第9番。この第9交響曲は、終楽章が未完のままで1896年にブルックナーは亡くなっています。第4楽章を補筆完成した録音もありますが、今回ガッティが演奏したのは第3楽章まで。
 コンセルトヘボウ管によるブルックナー演奏といえば、第3代首席指揮者のベイヌム以来、ヨッフム、ハイティンクと、脈々と受け継がれてきた伝統はよく知られるところでもあり、2014年3月にライヴ収録されたヤンソンスとの録音は(RCO.16001/KKC.5678)、名門に培われたゆたかな流れを汲みつつ、ヤンソンスが取り組んできたコンセルトヘボウ管とのたしかな成果をあらためて感じさせるものでした。

 ガッティは、「愛する神に」捧げられたこの未完の大作を、遅めのテンポ設定による正統派的解釈、弦や金管の重厚な響きを生かした奥行きのある録音とあいまって、感動的なものに仕上げています。
 またカップリングには、同じくワーグナー最後の作品≪パルジファル≫より前奏曲と聖金曜日の音楽を収録。バイロイト音楽祭でも度々指揮をしてきたガッティだけに、期待通りの素晴らしい演奏を聴かせてくれます。

 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 2019年11月来日ツアー
 パーヴォ・ヤルヴィ指揮
  11月18日(月) 19:00 東京/サントリーホール
  11月19日(火) 19:00 東京/サントリーホール
  11月20日(水) 18:45 名古屋/愛知県芸術劇場 コンサートホール
  11月22日(金) 19:00 川崎/ミューザ川崎シンフォニーホール
  11月23日(土) 17:00 大阪/フェニーチェ堺(堺市民芸術文化ホール)
 




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ARS PRODUKTION



ARS 38133S
(SACD HYBRID)
¥2700→\2490
名教師ザハール・ブロンとその弟子たち
 服部百音&弓新のソロも
ザハール・ブロン・チェンバー 〜 インプレッションズ
弓新(ヴァイオリン)、
服部百音(ヴァイオリン)、
ザハール・ブロン(ヴァイオリン&指揮)、
ザハール・ブロン・チェンバー
  シベリウス:弦楽のための即興曲第5番 Op.5-5/
  サン=サーンス(A・ラカル編):ロンド・カプリチオーソ Op.28【ソリスト:弓新】/
  シベリウス:ロマンス ハ長調/
  ワックスマン:カルメン幻想曲 Op.25【ソリスト:服部百音】/
  ヴィエニャフスキ:マズルカ第2番イ短調《クヤヴィアク》
    【ソリスト:ザハール・ブロン】/
  クライスラー:
   シンコペーション(マルコ・クリスポ編)、
   ラ・ギターナ(マルコ・クリスポ編)、
   スペイン風セレナーデ(マルコ・クリスポ編)
    【ソリスト:ザハール・ブロン】/
  バーバー:弦楽のためのアダージョ Op.11/
  パニセロ:弦楽四重奏曲より「歌」(第3楽章より)/
  パガニーニ:無窮動 Op.11

 名教師ザハール・ブロンとその弟子たち。服部百音&弓新のソロにも要注目!

 ☆ ソリストは、ザハール・ブロン、服部百音、そして弓新!

 ヴァディム・レーピン、マキシム・ヴェンゲーロフや、樫本大進をはじめとする数多くの日本人ヴァイオリニストを世界的名手へと育て上げたウクライナ出身の伝説的名教師ザハール・ブロン。
 名教師ザハール・ブロンがその弟子たちと共に創設し、2008年のサン・モリッツ音楽祭でデビューを果たしたチェンバー・オーケストラ、ザハール・ブロン・チェンバーによる、弦楽オーケストラのための選りすぐられた珠玉の小品集!

 ザハール・ブロン自らがソロを披露しているヴィエニャフスキやクライスラーはもちろんのこと、服部百音が弾くワックスマンのカルメン幻想曲、弓新が弾くサン=サーンスのロンド・カプリチオーソも大注目の快演!!
 ヴァイオリン界のレジェンド、ザハール・ブロンが愛弟子たちと共に創り上げた素晴らしいアルバムのです。

 ※録音:2012年6月、チューリッヒ放送スタジオ(スイス)







HYPERION



PCDA 68116
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2857+税
スティーヴン・ハフ(ピアノ)
ブラームス:最後のピアノ小品集

 7つの幻想曲集 Op.116
 3つの間奏曲 Op.117
 6つの小品 Op.118
 4つの小品 Op.119
スティーヴン・ハフ(ピアノ)
CDA 68116
¥2500→\2290

 スティーヴン・ハフ新録音!ブラームス最晩年のピアノ作品集!

 ☆イギリス・ピアノ界の名匠スティーヴン・ハフ!
 ☆ブラームス最晩年の4つの曲集を、ハフの深淵なるピアノで ——。

 イギリス・ピアノ界の名匠スティーヴン・ハフは、4つのグラミー賞ノミネート、2つの"Record of the Year"を含む8つのグラモフォン賞受賞を誇る、ピアノ王国ハイぺリオンを代表するピアニスト。

 近年では作編曲の才能でも広く注目を浴び、多くの作品が出版・録音されているスティーヴン・ハフの新録音は、ヨハネス・ブラームスが最晩年に作曲し、生前最後に出版された4つの独奏ピアノのための作品集。
 いずれも2分〜5分程度の小品ばかりで、詩的で郷愁的な曲を中心にブラームスの成熟した音楽が凝縮されています。
 これまでブラームスのアルバムでは、ピアノ・ソナタ(CDA 67237)からチェロ・ソナタ(CDA 67529)、ピアノ五重奏曲(CDA 67551)、ピアノ協奏曲(CDA 67961)など様々なジャンルで充実した演奏を聴かせてくれたハフが、その深淵なピアニズムでブラームスの哀愁に迫ります。

 ※録音:2014年5月14日、セント・ジョージ教会(ブランドン・ヒル、ブリストル/Op.116)&2018年12月10日ᬢ14、殉教者聖サイラス教会(ケンティッシュ・タウン、ロンドン/Op.117-119)





<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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CHANDOS



CHAN 8727S
¥2500→¥2290
スクロヴァチェフスキの伝説的名演!LSOとの幻想
 ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)
ロンドン交響楽団

 スクロヴァチェフスキの伝説的名演!LSOとの幻想が日本限定企画で30年ぶりに復活!

 惜しまれつつも2017年2月21日にこの世を去った20世紀〜21世紀初頭を代表するポーランド出身の巨匠、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(1923ᬢ2017)。
 30年前の1989年に録音が行われリリースされたものの、瞬く間に廃盤となり入手不可となっていた「ミスターS」の伝説的名演、ロンドン交響楽団との「幻想交響曲」が、ベルイオーズ・イヤーの掉尾を飾るため「日本限定企画」として遂に復活!

 解説の鈴木淳史氏が「この演奏でもっとも際立っているのは、その静謐さだ。」と評しているように、ドラマチックな演奏や、華やかな演奏の「幻想交響曲」とは完全に一線を画す圧倒的な『静けさ』を感じさせるミスターSの幻想交響曲。
 数ある「幻想交響曲」の名演奏の中でも特異的なアプローチによって生まれたドライでクールな「幻想交響曲」の細部を、80年台〜90年台のシャンドス・レコーディングがさらに際立たせているところも大きなポイントと言えるでしょう。
 ミスターS、スクロヴァチェフスキだからこそ描くことの出来た唯一無二の幻想交響曲。30年の時を経て、ここに堂々の復活です!!

 ※収録時間(TT 60:26):第1楽章 16:46/第2楽章 6:36/第3楽章 18:27/第4楽章 7:23/第5楽章 11:04
 ※録音:1989年1月30日&31日、オール・セインツ教会(ロンドン、イギリス)






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キング・インターナショナル

ニッポン放送開局65周年記念、復刻!
歴史的名盤、ベルリン・ドイツ・オペラ 日生劇場1963


 大好評の1963年ベルリン・ドイツ・オペラ日生劇場こけら落し公演のライヴ。「フィガロの結婚」」「フィデリオ」に続き、「ヴォツェック」とベートーヴェンの第9、今回初出の「トリスタンとイゾルデ」、最新リマスタリングを施し発売いたします。伝説のエンジニア半田健一氏の名録音が半世紀を経て新たに蘇ります。

 *古い音源を使用しているため、テープ劣化によるお聴き苦しい点もございます。予めご了承下さい。
 *このシリーズには歌詞対訳が付いておりません。ブックレット中のパスワードでキング・インターナショナルのホームページにてPDF をダウンロードできます。
 


KKC 2508/10
(3CD)
¥5200→\4790
マゼールとベルリン・ドイツ・オペラ1963年の「トリスタン」
 ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」(全曲)
   トリスタン:ハンス・バイラー(テノール)、イゾルデ:グラディス・クフタ(メゾソプラノ)、
   マルケ:ヨーゼフ・グラインドル(バス)、クルヴェナル:グスタフ・ナイトリンガー(バスバリトン)、
   ブランゲーネ:カスチン・マイヤー(ソプラノ)、メロート:バリ・マックダニエル(バリトン)、
   若い船乗り:ドナルド・グロープ(テノール)、牧童:マーチン・ヴァンチン(テノール)、
   舵手:ワルター・ディックス(バス)
   ロリン・マゼール(指揮)ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団・合唱団

 奇跡!マゼールとベルリン・ドイツ・オペラ1963年の「トリスタン」が残っていた!

 録音:1963年11月1日/日生劇場(ライヴ)/STEREO

 初出音源。
 ヴィーラント・ワーグナー演出。ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」第2日ですが、この5日前10月27日の公演が本邦初演でした。
 巨大な舞台で知られるこの作品を日生劇場に収めることは至難の業でしたが、見事に克服し日本でバイロイトを再現しました。
 当時33歳のマゼールももちろん初来日。マゼールの若々しい推進力あふれる演奏が新鮮。グラインドルのマルケ、ナイトリンガーのクルヴェナルもワグネリアン狂喜の配役で、聴衆の集中度も高く、本場の空気感も最高です。
 
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KKC 2513/4
(2CD)
¥3400→\3090
本邦初演だったサスペンスドラマのような「ヴォツェック」
 ベルク:歌劇「ヴォツェック」(全曲)
   ヴォツェック:ワルター・ベリー(バリトン)、鼓手長:ハンス・バイラー(テノール)、
   アンドレス:ローレン・ドリスコル(テノール)、大尉:ヘルムート・メルヒャルト(テノール)、
   医師:ワルター・ディックス(バス)、第1の徒弟職人:マンフレット・ノエル(バス)、
   第2の徒弟職人:ペッカ・ザロマ(バリトン)、白痴:マーチン・ヴァンチン(テノール)、
   マリー:カスチン・マイヤー(メゾソプラノ)、マルグレート:アリス・エーリケ(アルト)
   ハインリッヒ・ホルライザー(指揮)ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団・合唱団

 録音:1963年11月6日/日生劇場(ライヴ)/STEREO

 ヴォルフ・フェルカー演出。日生劇場の記念すべきこけら落し公演ベルリン・ドイツ・オペラによるベルクの「ヴォツェック」は、10月25日公演が同曲の本邦初演でもありました。
 無調的な手法によりながらも、心理的なサスペンス性は今日のテレビドラマや映画を先取りしたような劇的効果に満ちていて刺激的。
 演奏も至難ながら、歌手たちが驚くほどの演技力を見せています。またホルライザーは全曲を暗譜で指揮し、関係者たちを驚かせたといわれています。
 
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KKC 2515
¥2500→¥2290
凄すぎる独唱陣、1963年日生劇場
 ベーム伝説の「第9」がいま蘇る!

  ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱」
エリザベート・グリュンマー(ソプラノ)
クリスタ・ルートヴィヒ(アルト)
ジェームス・キング(テノール)
ワルター・ベリー(バリトン)
カール・ベーム(指揮)
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団・合唱団

 凄すぎる独唱陣、1963年の日本人が衝撃を受けたベームの「第9」がいま蘇る!

 録音:1963年11月7日/日生劇場(ライヴ)/STEREO

 ベルリン・ドイツ・オペラ1963年日生劇場こけら落し公演の中、11月7日にベームの指揮でベートーヴェンの「第9」が一度だけ特別演奏されました。その貴重な記録。
 ベームとベルリン・ドイツ・オペラ管の「第9」というのも魅力ですが、オペラ出演のために来日していた超大物のグリュンマー、ルートヴィヒ、キング、ワルター・ベリーが独唱を務めているのも豪華の極み。
 またベルリン・ドイツ・オペラの合唱の素晴しさが当時の日本の聴衆を魅了しきりました。すべて外国人演奏家による「第9」演奏は日本初であったとされます。
 日本人を熱狂させたベームの「第9」、56年を経た今日でも衝撃度は全く色褪せていません。
  





MAGGIO LIVE



MAGGIO 027
(2CD)
¥3600
名テノール、アルフレード・クラウスの名唱集!
歌の芸術 〜アリアとデュエット集

 [CD1]
  (1)ドニゼッティ:『ラ・ファボリータ』より
   Una vergin, un angel di Dio / Favorita del re?‛&. Spirto gentil / Fuggiam da queste soglie
  (2)ヴェルディ:『椿姫』より
   Un di, felice, eterea / Lunge da lei per me non v'ha diletto!‛&. De' miei bollenti spiriti‛&.O mio rimorso! O infamia!... /
   Invitato a qui seguirmi‛&. / Parigi, o cara noi lasceremo
  (3)ドニゼッティ:『ルクレツィア・ボルジア』より
   Ciel! Che vegg'io? / Partir degg'io‛&. T'amo qual s'ama un angelo / Minacciata e la mia
 [CD2]
  (4)ドニゼッティ:『ランメルモールのルチア』より
   Egli s'avanza.‛& Lucia, perdona.‛& Sulla tomba che rinserra.‛& / Verranno a te sull'aure / Chi mi frena in tal momento?/
   Orrida e questa notte.‛& / Tombe degli avi miei‛&. Fra poco a me ricovero.‛& / Tu che a Dio spiegasti l'ali
  (5)ドニゼッティ:『愛の妙薬』より Una parola, o Adina / Una furtiva lagr
  (6)ドニゼッティ:『連隊の娘』より
   Quoi! vous m'aimez? / Ah! mes amis, quel jour de fete! / Ecoutez-moi, de grace!‛&. Pour me rapprocher de Marie
 アルフレード・クラウス(テノール)
 (1)ブルーノ・バルトレッティ(指揮)、(2)トーマス・シッパーズ(指揮)、(3)ガブリエレ・フェッロ(指揮)、
 (4)ジャンルイジ・ジェルメッティ(指揮)、(5)ジャンルイジ・ジェルメッティ(指揮)、
 (6)ジャンアンドレア・ガヴァッツェーニ(指揮)
 フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&同合唱団

 名テノール、アルフレード・クラウスの名唱集!

 録音:(1)1965年12月19日、(2)1976年1月10日、(3)1979年2月13日、(4)1983年2月9日、(5)1984年10月4日、(6)1985年11月17日/フィレンツェ、テアトロ・コムナーレ((1)-(3)モノラル、(4)-(6)ステレオ)
 74'43''、78'01''、MONO、STEREO

 フィレンツェ五月音楽祭レーベルよりスペインの名テノール、アルフレード・クラウスの名唱を集めた2枚組アルバムが登場。
 アリアのほかコッソット、リッチャレッリ、グルベローヴァといった有名歌手とのデュエットも収録しています。2枚目に入っている80年代の録音はステレオ。往年の名演をお楽しみください。














10/22(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


キング・インターナショナル


 今年1月に再発売したアリスタ・トリオのモーツァルト:ピアノ三重奏曲(旧番号KKC-050)と、モーツァルト小品集(旧番号KKC-051)のジャケットを2006-7年初発売時のものに戻し、再再発売致します。
 ウィーンの香りと活気に満ちた鳥羽泰子の演奏は、故・宇野功芳氏絶賛の逸品です。
 
KKC 059
【再再発】
¥2500
8歳の神童モーツァルトによるピアノ三重奏曲
 モーツァルト:
  (1)ピアノ三重奏曲第7番ト長調K.564
  (2)ピアノ三重奏曲第5番ホ長調K.542
  (3)ヴァイオリン、チェロとピアノのためのソナタ変ロ長調K.10
  (4)ヴァイオリン、チェロとピアノのためのソナタト長調K.11
  (5)ヴァイオリン、チェロとピアノのためのソナタイ長調K.12
  (6)ヴァイオリン、チェロとピアノのためのソナタヘ長調K.13
  (7)ヴァイオリン、チェロとピアノのためのソナタハ長調K.14
  (8)ヴァイオリン、チェロとピアノのためのソナタ変ロ長調K.15
アリスタ・トリオ
 【ダニエル・フロシャウアー
   (ヴァイオリン)、
  ラファエル・フリーダー(チェロ)、
  鳥羽泰子(ピアノ)】

 

 8歳の神童モーツァルトによるピアノ三重奏曲を本場ウィーンの演奏で

 録音:2006年4月19日 TONAL Studios(ウィーン)/DDD、ステレオ

 2006年9月にKICC-3006 で発売。8歳のモーツァルトが作曲したK.10から15には二つの版が存在しますが、新全集ではピアノ三重奏のジャンルに編入されました。
 しかし三重奏による録音はほとんどなく貴重。それをモーツァルト・ピアノソナタ全集シリーズで評価の高い鳥羽泰子、フロシャウアーとフリーダーが演奏した豪華録音。名作の誉れ高いピアノ三重奏曲第5番が入っているのも嬉しい。ウィーンの香りを満喫できます。
 
 


KKC 060
【再再発】
¥2500
誰にも真似のできない薫り高きモーツァルト 鳥羽泰子(ピアノ)
ダニエル・フロシャウアー(ヴァイオリン)(14)-(17)
 モーツァルト:
  (1)「ああ、お母さん聞いて(きらきら星)」による12の変奏曲 K.265/(2)ロンド イ短調 K.511/
  (3)ロンド ニ長調 K.485/(4)アンダンテ ハ長調K.1a/(5)アレグロ ハ長調K.1b/(6)アレグロ ヘ長調K.1c/
  (7)メヌエット ヘ長調K.1d/(8)メヌエットとトリオ K.1e/f/(9)メヌエット ヘ長調K.2/
  (10)アレグロ 変ロ長調K.3/(11)メヌエット ヘ長調K.4/(12)メヌエット ヘ長調K.5/(13)ピアノ小品 ハ長調K.9a/
  (14)ヴァイオリン伴奏のピアノソナタ ハ長調K.6/(15)ヴァイオリン伴奏のピアノソナタ ニ長調K.7/
  (16)ヴァイオリン伴奏のピアノソナタ 変ロ長調K.8/(17)ヴァイオリン伴奏のピアノソナタ ト長調K.9

 誰にも真似のできない薫り高きモーツァルト

 録音:2006年10月13日(ソロ)、14日(ソナタ)/TONAL studios(ウィーン)/DDD、ステレオ

 2007年3月にKICC-3007 で発売され、レコード芸術誌特選となった名盤。故 宇野功芳氏が「鳥羽泰子の代表盤」と太鼓判を押したことで話題となりました。
 名作「きらきら星変奏曲」をはじめ2篇のロンドなど人気作のほか、モーツァルトが8歳頃に作曲した最初期作品が入っているのも注目。
 さらに、とりあげられることの少ないヴァイオリン伴奏付のピアノソナタが超貴重。鳥羽の生き生きとして個性的な解釈、シリーズ最高の出来となっています。
 





PURE AUDIO RECORDS(Blu ray Disc Audio)


MESH 026B
(Blu ray Disc Audio)
¥5200
Emergence (Dolby Atmos Edition) マックス・クーパー
 1. The Primes/2. Symmetry/3. Waves/4. Gravity/5. Inside the Black Hole/
 6. Tectonics/7. Protolife/8. Biochemistry/9. Cellular Forms/10. Microbiology/
 11. Waterforms/12. Complex Morphologies/13. The Human Machine/14. Civilisation/
 15. The Capitalist Machine/16. Altruism/17. Future Entities/18. Unbounded

 音楽と映像へたちまち没入していく体験‛&、この『Emergence』は一大叙事詩だ!

 音声:2.0LPCM 24Bit /48kHz、Dolby Atmos、画面:Full HD、リージョン:All

 物語は宇宙の発展と、時には予期できない美の創造を探求していく。
 この現実世界の基礎である法規則、シンプルな自然のシステムを前にしてしまえば、人間の複雑さは全く以って重要ではないのだ。

 このプロジェクトは、当初Max のビジュアルアート作品のサウンドトラックとして2016年にリリースされた『Emergence』のコンセプトがさらに発展したものです。
 長い年月の間、オンライン上で共有されてきた物語の各章の映像は、Max のライブでも取り上げられ重要な役割を果たしてきました。
 そして今、Max 自身と最新の音響技術=Dolby Atmos のエンジニアの手によってリマスターされたサラウンド音響と共に、このプロジェクトは記念すべき90分間のアニメーション映像として最終局面を迎えることができました。

 Cooper 自身のレーベル=MESH からリリースされる本作、2016年版オリジナル作品に7曲が追加収録、各曲にフルHD によるアニメーション映像が加えられ、さらには楽曲・映像への説明と情報がふんだんに盛り込まれた20ページにも渡るブックレットも付属する豪華版Blu-ray としてのリリースです!
 





GRAND PIANO


GP817
\2400
フィリップ・グラス(1937-):グラスワールド 第6集
アメリカ
 1-3.ピアノ協奏曲 第2番(AFTER LEWIS AND CLARK)…ポール・バーンズによるピアノ独奏編(2004)
  1.第1楽章:The Vision
  2.第2楽章:Sacagawea
  3.第3楽章:The Land
 《アポマトックス》より3つの小品(2007)…世界初録音
  4.シーン 4
  5.間奏曲 1
  6.エピローグ
 7.WICHITA VORTEX SUTRA(1988)
 8.MUSIC IN CONTRARY MOTION(1969)
 9.A SECRET SOLO 2(1978)
…世界初録音
 10.WICHITA VORTEX SUTRA(ナレーション付きヴァージョン)(1988)
テキスト:アレン・ギンズバーグ(1926-1997)
ニコラス・ホルヴァート(ピアノ)
フロリエント・アズレイ(ナレーター)…10

 アメリカ固有の文化と歴史を織り交ぜながら、独自の音楽様式を創り上げたフィリップ・グラス。
 このアルバムは彼の作品の中でも最も抒情的で瞑想的な「ピアノ協奏曲第2番」のピアノ独奏版と、これまで録音されることのなかった神秘的な作品「A Secret Solo 2」を中心に収録。
 シリーズを通じてグラス作品の世界を表現する名手ニコラス・ホルバートは、今作でも冴えた解釈で作品の本質を探求していきます。
 「WICHITA VORTEX SUTRA」では原曲とともに、グラスと親交が深く、たびたびコラボレーションを重ねていた詩人アレン・ギンズバーグのテキストの朗読を添えたヴァージョンも含めるなど、プログラムも考え抜かれたものとなっています。
  録音 2019年3月8-10日、La Fabrique des Reves Recording Studio, Misy-sur-Yonne, France
  
 


GP766
\2400
アレクセイ・スタンチンスキー(1888-1914):ピアノ作品全集 第1集
 1.ピアノ・ソナタ 変ホ短調(1906)
 2-4.無言歌(1904)
 5.マズルカ 変ニ長調(Allegro)(1905)…世界初録音
 6.ユモレスク(1906)
…世界初録音
 7.涙(1906)
…世界初録音
 8.前奏曲 嬰ハ短調(Lento)(1907)
 9.前奏曲 ハ短調(Andante)(1907)
 10.夜想曲 嬰ハ短調(1907)
 11.前奏曲 変イ長調/ヘ短調(Lento Espressivo)(1907)
 12.練習曲 ヘ短調/変イ長調(Animato Assai)(1907)
…世界初録音
 13.前奏曲 ニ長調(Con Moto)(1907)
 14.前奏曲 変ホ短調(Adagio)(1907)
 15.練習曲 ト短調(Allegro Patetico)(1907)
 16.リディア旋法の前奏曲(Andante)(1907)
 17.マズルカ 嬰ト短調(Allegretto)(1907)
…世界初録音
 18.カノン ロ短調(1908)
 19.前奏曲 ホ長調「ミクソリディア旋法」(Non Troppo Vivo)(1908)
 20.練習曲 ロ長調(Lento Ma Non Troppo)(1909)
…世界初録音
 21.前奏曲 変ロ短調(Presto)(1909)
 22.前奏曲 ロ短調(Animato)(1909)

 前奏曲とフーガ(ト短調)(1909)
  23.前奏曲/24.フーガ(2声)
オルガ・ソロヴィエヴァ(ピアノ…スタインウェイ)

 アレクセイ・スタンチンスキーはロシアの作曲家。モスクワ音楽院でタネーエフとジリャーエフに師事、傑出した才能が高く評価されましたが、父親の死を境に体調を崩してしまい、作曲への意欲が衰えた結果、26歳の若さでこの世を去った時には限られた少数のピアノ曲が遺されたのみでした。
 これらの作品は出版されることもなく作曲家の死後は忘れ去られていましたが、彼の早すぎる死を惜しんだ級友たちの手により、1940年代から少しずつ出版され、ようやく周知されるようになったのです。
 ユニークな旋法を用いた旋律や、精緻な対位法、半音階的手法が用いられた素晴らしい作品ばかりであり、時にはプロコフィエフを思わせる風刺的な表現も感じられるなど聴きごたえのあるものとなっています。
 このアルバムにはモスクワ生まれのピアニスト、ソロヴィエヴァの演奏で、スタンチンスキーが1910年までに作曲した全作品を収録。世界初録音を含む貴重な1枚です。
  録音  Studio 1, Russian State TV & Radio Company KULTURA, Moscow, Russia
   2018年4月16日…5,7,8,11-14,17-19,21-22)
   2017年7月17日…2-4,6,15,23-24
   2018年7月18日…1,9,10,16,20
  
 

GP829
(2CD)
\3000
ヴァシリー・モクラーニャッツ(1923-1984):ピアノ作品全集
【CD1】
 1.メヌエット(1944)
 2.主題と8つの変奏曲(1947)
 3-6.ロマンティックなソナタ(1947)
 7.前奏曲、舞曲と行進曲(1950)
 8-14.7つの練習曲(1951-1952)
【CD2】
 1-6.6つの舞曲(1950-1957)
 7-8.ソナチネ 第1番 イ短調(1953)
 9-12.ソナチネ 第2番 ハ短調(1954)
 13-18.組曲「断章集」(1955-1956)
 19.組曲「INTIMATE VOICES 声のように」
 20.組曲「こだま」(1973)
 21.5つの前奏曲(1975)
 22.前奏曲(1984)

全て世界初録音
ラティミール・マルティノヴィツ(ピアノ…Steinway D)

 セルビアの作曲家ヴァシリー・モクラーニャッツ。父ジョーヴァンは、セルビア近代音楽の発展に寄与したことで知られるシュテファン・モクラーニャッツの甥であり、母エレナも優れたチェリストという音楽一家の生まれであるヴァシリーは、幼い頃から音楽への興味を示し、まずベオグラード音楽アカデミーでピアノを学びます。
 しかし作曲に興味が移り、ピアノは断念。作曲家、教育者としての道を進むことを決意します。その後は1948年から1956年まではセルビア音楽学校(大叔父の名シュテファンが記されている)で教え、その後はセルビア作曲家協会の会長を務めるなど、生涯セルビアの音楽教育に多大な貢献を果たしています。しかし、60歳の時に突然自ら命を絶ち、未完成の作品も多く残されたため、彼の作品に関しての研究はあまり進んでいません。
 ともあれ、この2枚組のアルバムでは、ピアノ作品の全てが収録されています。初期の作品はかなり技巧的ですが、晩年に近づくに従い、抒情的な旋律を用いた洗練さが際立つ音楽へと変化、その作風の違いも存分に味わうことができます。
 ピアニスト、マルティノヴィツはモクリャーニャッツの良き理解者であり、現在はヴァシリー・モクラーニャッツ財団を創設し、作品の普及に努めています。
  録音 2018年4月2日,7月2日,2019年2月11日、Kolarac Hall, Belgrade, Serbia
  
 

GP804
\2400
シャーンドル・バラッシャ(1935-):ピアノ作品全集 第2集
MpVESZ UTCA 11/A TETELEK CSEMBALORA
11/A アーティスト・レーン-チェンバロのための楽章 Op.101(ピアノ版)(2007)
 1.第1番:Bekopogo ドアを叩く
 2.第2番:KettQs tortenet 2つの物語
 3.第3番:Kozjatek 間奏曲
 4.第4番:Toccata トッカータ
 5.第5番:Bucsuzo 告別

ALBUMLAPOK SAYAKANAK ZONGORARA
ピアノ組曲-サヤカに贈るアルバムのページ Op.140(2013)
 6.第1番:A‘h’tortenete “B”の物語
 7.第2番:Az utanzo 真似
 8.第3番:Itt allt a haz ここに家が建っていた
 9.第4番:Pasztorok 羊飼い
 10.第5番:Mi tortent? 何が起きた?
 11.第6番:Ringato ゆったりゆれて
 12.第7番:Jobarat ほんとの友達
 13.第8番:Szeszelyes きまぐれ

 14-19.BAGATELLEK ES SZEKVENCIAK バガテルとセクエンツ

HAROM SZONATINA ZONGORARA A.B.C ピアノのための3つのソナチネ A.B.C. Op.131(2009)
 20-22.ソナチネ A
 23-24.ソナチネ B
 25-27.ソナチネ C

 28-30.SZONATINA ZONGORARA ピアノのためのソナチネ Op.136(2014)
 31-33.HARFASZONATINA ハープのためのソナチネ Op.47(ピアノ版)(1993)

NEGY ELPADASI DARAB CIMBALOMRA
ツィムバロムのための4つの演奏会用小品 Op.98(ピアノ版)(2006)
 34.第1番:Ketszolamu gyakorlat 2声のスタディ
 35.第2番:Szeszelyes jatek きまぐれゲーム
 36.第3番:Rubato es Giusto ルバートとジュスト
 37.第4番:Kis rondo 小さなロンド

 38-41.SZONATINA NO. 2 ソナチネ 第2番 Op.83(2006)

全て世界初録音
イシュトヴァーン・カッシャイ(ピアノ…Steinway D)

 シャーンドル・バラッシャは、ハンガリーで高い人気を誇る作曲家。「音楽とは、美しく、面白く、魅力的であって、時の始まりからあたかもそこにあったかのような自然さで、誰もがそれを楽しく聴くことが出来る」という独自の理念に支えられた個性的な作品は、聴き手の耳に強い印象を残します。
 第1集(GP803)に続くこのアルバムにもユニークな作品が目白押しで、中でもピアノ組曲「サヤカに贈るアルバムのページ」は日本のコンサート・ピアニスト窪田さやかのために書かれたもの。ハンガリーと日本の架け橋として活躍する彼女のために、バラッシャは独特の音階とハーモニーを持つ曲を創り上げ、各曲に日本語のタイトルを付けています。
 演奏は第1集と同じく、ハンガリーの名手イシュトヴァーン・カッシャイが担当。確かな技巧に支えられた見事な演奏を披露しています。

  録音 Hungaroton Rottenbiller Street Studio, Budapest, Hungary
   2017年1月16日…20-30
   2017年4月1日…14-17
   2017年4月2日…18,19,31-35
   2017年4月5日…1-5
   2017年5月17日…6-13
   2017年5月18日…38-41
   2018年5月30日…31-37
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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OLYMPIA

製作年は不明だが久々のOlympiaからのインフォメーション


MKM 275
\2300→\2090
ニコライ・ペトロフ・プレイズ・バッハ&カバレフスキー
 J・S・バッハ (1685-1750) : フランス風序曲 (パルティータ) ロ短調 BWV 831 (*)
 カバレフスキー (1904-1987) : ピアノ協奏曲 第2番 (+)
ニコライ・ペトロフ (ピアノ)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(+)
トミトリー・キタエンコ (指揮) (+)
録音 : 1967年(*)/1984年(+) AAD
 


MKM 276
\2300→\2090
ニコライ・ペトロフ・プレイズ・バッハ
 J・S・バッハ (1685-1750) :
  イギリス組曲 第6番 ニ短調 BWV 811 (*)
  前奏曲とフーガ ホ長調 BWV 552 (+)
  カンタータ 第147番「心と口と行いと生活で」 BWV 147 より
   主よ、人の望みの喜びよ (コラール) (+)
ニコライ・ペトロフ (ピアノ)
録音 : 1989年(*)/1985年(+) ADD
 


MKM 277
\2300→\2090
ニコライ・ペトロフ・プレイズ・シューベルト
 シューベルト (1797-1828) :
  ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D 960
  ピアノのための幻想曲 ハ長調 「さすらい人」 D 760
ニコライ・ペトロフ (ピアノ)
録音 : 1971年9月19-20日、ビクター・スタジオ、東京、日本 AAD
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MKM 312
\2300→\2090
スヴャトスラフ・リヒテル (ピアノ)
ブラームス (1833-1897) : ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 Op.83 (*)
プロコフィエフ (1891-1953) : ピアノ協奏曲 第5番 ト長調 Op.55 (+)
スヴャトスラフ・リヒテル (ピアノ)
パリ管弦楽団(*)
ロンドン交響楽団(+)
ロリン・マゼール (指揮)
録音 : 1969年10月24-28日、サル・ワグラム、パリ、フランス ADD(*)
    1970年6月、キングズウェイ・ホール、ロンドン、イギリス ADD(+)
同音源:EMI
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MKM 313
\2300→\2090
ダニール・シャフラン (チェロ)
J・S・バッハ : チェロとチェンバロのための3つのソナタ

 J・S・バッハ (1685-1750) :
  チェロとチェンバロのためのソナタ 第1番 ト長調 BWV 1027 (*)
  チェロとチェンバロのためのソナタ 第2番 ニ長調 BWV 1028 (*)
  チェロとチェンバロのためのソナタ 第3番 ト短調 BWV 1029 (*)
 ヨハン・クリスティアン・バッハ (1735-1782) : チェロ協奏曲 ハ短調 W.C 77 (+)
 ジャン=バティスト・ブレヴァル (1753-1823) :
  チェロと通奏低音のためのソナタ ト長調 Op.12 No.5 (#)
ダニール・シャフラン (チェロ)
アンドレイ・ヴォルコンスキー (チェンバロ(*))
ソヴィエト国立交響楽団(+)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー (指揮(*))
ニーナ・ムシニャン (ピアノ(#))
録音 : 1966年、ステレオ(*)/1961年(+)、1948年(#)、モノラル(+/#)




<国内盤> 


HMF(キング・インターナショナル)



HMSA 0037
(2SACDシングルレイヤー)
¥5000+税
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲、シンフォニア、序曲とソナタ集
 [CD1]
  ・ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 BWV 1052R 
  ・カンタータ第174番「われいと高き者を心を尽して愛しまつる」 BWV 174よりシンフォニア
   (hrn2, ob2, オーボエ・ダ・カッチャ, vn3, vla3, vc3, 通奏低音) 
  ・ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 BWV 1042 
  ・カンタータ第21番「わがうちに憂いは満ちぬ」BWV 21よりシンフォニア(ob, 弦, 通奏低音) 
  ・トリオ・ソナタ ハ長調 BWV 529(vn2と通奏低音) 
  ・オーボエ、ヴァイオリン、弦と通奏低音のための協奏曲 ハ短調 BWV 1060R 
 [CD2]
  ・管弦楽組曲第2番 BWV 1067〜ヴァイオリンと弦楽合奏、通奏低音の編成による(イ短調で演奏) 
  ・トリオ・ソナタ ニ短調 BWV 527(ob, vn, 通奏低音) 
  ・ヴァイオリン協奏曲 ト短調 BWV 1056R 
  ・カンタータ第182番「天の王よ、汝を迎えまつらん」BWV 182より 第1曲 ソナタ(rec, vn, 弦と通奏低音) 
  ・ヴァイオリン協奏曲 イ短調 BWV 1041 ・シンフォニア BWV 1045(vn;trp3, tim, ob2, 弦、通低) 
  ・2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV 1043
 イザベル・ファウスト(ヴァイオリン/ヤコブ・シュタイナー)
 ベルンハルト・フォルク(ヴァイオリン/制作者不明(1725年)) クセニア・レフラー(オーボエ、リコーダー)
 ヤン・フライハイト(チェロ) ラファエル・アルパーマン(チェンバロ)
 ベルリン古楽アカデミー(コンサートマスター:ベルンハルト・フォルク)

 イザベル・ファウストのバッハ協奏曲、SACDシングルレイヤー化!
 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。

 録音:2017年12月、2018年9月/テルデックス・スタジオ・ベルリン/STEREO、日本語帯・解説付、日本限定発売、限定生産

 イザベル・ファウストとベルリン古楽アカデミーによるバッハの協奏曲集(HMM 902335/ KKC 6015)のSACDシングルレイヤー盤。技術監修はオーディオ評論家の角田郁雄氏。日本限定発売、限定生産です。

 ヴァイオリン協奏曲のほか、オルガンのトリオ・ソナタをヴァイオリンと通奏低音で演奏、さらに管弦楽組曲第2番のフルート・ソロ部分をヴァイオリンで演奏するなど、興味津津のプログラム。
 ファウストのソロは彼女の魅力そのものの音色、しなやか、そして完璧な技巧。ファウストのバッハ、というだけでもうれしいのに、ベルリン古楽アカデミーとの共演というのもまた注目。
 現在コンサートマスターを務めるベルンハルト・フォルクや、アクサンからも多数名盤をリリースしているオーボエのクセニア・レフラーなど、共演するソリスト(ベルリン古楽アカデミーのメンバーでもある)たちとの豪華共演も聴きものです。SACD化により、各楽器の音色の手触りまで生生しく感じられるようです。


 【ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 BWV 1052R】
  現在チェンバロ協奏曲(BWV 1052) として伝わっているものは、消失したヴァイオリン協奏曲のチェンバロ版編曲。ここではヴァイオリン独奏版で演奏しています。 

 【カンタータ第174番「われいと高き者を心を尽して愛しまつる」 BWV 174よりシンフォニア】
  もともとはブランデンブルク協奏曲第3番(1721年完成)の第1楽章で、ホルン2本とオーボエ3本を加えたより大きな編成をとっています。 

 【ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 BWV 1042】
  バッハがケーテンの宮廷楽長を務めていた時期(1718-23)に書かれたとされるもので、晴れやかで力強い上昇音型で、独奏ヴァイオリンの活躍も印象的な人気作品です。 

 【カンタータ第21番「わがうちに憂いは満ちぬ」BWV 21よりシンフォニア】
  カンタータ第21番は嘆きを歌う第1部と救いの喜びを歌う第2部から成る大作。第1部冒頭のシンフォニアは、ヴァイオリンが描く「憂い」の表情に打たれる名曲です。 

 【トリオ・ソナタ ハ長調 BWV 529】
  オルガン作品として現在伝わっていますが、もとは室内楽トリオだと考えられるもの。ここでは2つのヴァイオリンと通奏低音という編成で演奏しています。ヴァイオリン2本が奏でるヴィルトゥオーゾ的な音型が、広い音域のハーモニーの上で奏でられます。 

 【オーボエ、ヴァイオリン、弦と通奏低音のための協奏曲 ハ短調 BWV 1060R】
  現在「2台のチェンバロのための協奏曲 BWV 1060」として伝わるものは、消失した協奏曲の編曲で、原曲はここでも演奏されているオーボエとヴァイオリンが独奏を務める協奏曲とみなされています。 

 【管弦楽組曲第2番 BWV 1067】
  フルート、弦楽合奏、通奏低音という編成で現在伝わっていますが、もともとは独奏ヴァイオリンのための協奏曲で、調性も全音低いイ短調で構想されていたと考えられ、ここではそのヴァージョンで演奏しています。 

 【トリオ・ソナタ BWV 527】
  オルガン作品として現在伝わっていますが、もともとは室内楽トリオのための作品だったと考えられています。ここではオーボエ、ヴァイオリンと通奏低音で演奏。第2楽章の美しさにはノックアウトです。 

 【ヴァイオリン協奏曲 ト短調 BWV 1056R】
  チェンバロ協奏曲ヘ短調 BWV 1056の初期稿にあたるもの。 

 【カンタータ第182番「天の王よ、汝を迎えまつらん」BWV 182より 第1曲 ソナタ】
  独奏ヴァイオリンとリコーダーの奏する付点リズムが、ロバに乗って入場する「天の王」の歩みを描く。 

 【ヴァイオリン協奏曲 イ短調 BWV 1041】
  その大半をバッハが作成したパート譜で伝えられている作品。冒頭の2音モティーフも印象的な名曲です。 

 【シンフォニア BWV 1045】
  失われた教会カンタータの導入楽章として伝えられる作品で、独奏ヴァイオリンと弦楽合奏、通奏低音のための協奏曲が原曲だったと思われます。149小節までしか残されていませんが、短いカデンツァを挿入し冒頭のリトルネッロの主題を演奏して締めくくられます。 

 【2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV 1043】
  言わずと知れた2つのヴァイオリンのための協奏曲。2つのヴァイオリンがたがいに拮抗する立場で作品が進みますが、ファウストとベルンハルト・フォルクの丁々発止のやりとりも聴きものです。
 


<LP>


HMF(キング・インターナショナル)(LP)


KKC 1143
(2LP)
¥14000+税
ファウスト&メルニコフによるフランク、LP で登場
 [LP 1]
  セザール・フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタ イ長調
   Side A
    第1楽章:アレグロ・ベン・モデラート/第2楽章:アレグロ
   Side B
    第3楽章:レチタティーヴォ・ファンタジア、ベン・モデラート
    第4楽章:アレグロ・ポコ・モッソ
 [LP 2]
  エルネスト・ショーソン(1855-1899):コンセール〜
   ピアノ、ヴァイオリンと弦楽四重奏のための協奏曲 ニ長調 Op.21

    Side A
     第1楽章:決然と/第2楽章:シシリエンヌ
    Side B
     第3楽章:荘重に/第4楽章:非常に活発に
 イザベル・ファウスト(ヴァイオリン/1710年製ストラディヴァリウス「ヴュータン」)
 アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ/エラール、1885年頃製)
 サラゴン・カルテット〔クリスティーヌ・ブッシュ(Vn)、リサ・インマー(Vn)、
 セバスティアン・ヴォルフファース(Vla)、ジェシーヌ・ケラス(Vc)〕

 2017年度第55回「レコード・アカデミー賞」室内楽曲部門受賞の名盤、ファウスト&メルニコフによるフランク、LP で登場

 録音:2016年6月、9月/テルデックス・スタジオ・ベルリン/日本語帯・解説付、日本限定発売、限定生産

 2017年度第55回「レコード・アカデミー賞」室内楽曲部門受賞の名盤(KKC 5787/ HMM 902254)、LP化。
 ハルモニア・ムンディ・フランス提供のオリジナル・マスターを使用し、アナログマスターテープを作成した上でカッティングを行っております。LP 化に際しての技術監修は、オーディオ評論家の角田郁雄氏が行っています。
 イザベル・ファウストによる名曲フランクのソナタと、ショーソンのコンセール。フランク、そして彼に師事したショーソンというフランスの大作曲家によるものであり、さらに、両作とも当時の大ヴァイリニスト、ウジェーヌ・イザイ(1858-1931)に捧げられている、という点でも共通項のある選曲です。 

 今回は楽器を「ヴュータン」と愛称のついたストラディヴァリに持ち替えての演奏となります。
 ファウストの摩擦音が皆無のあの運弓が繰り出す音色は、繊細にして幻想的。フランクのソナタでは、メルニコフが紡ぎ出す前奏から、えもいわれぬ幻想的な雰囲気に思わず引き込まれます。終楽章も颯爽としたフレーズ運びで、コーダの華やかな終始も晴れやかに終わります。
 ショーソンは25歳のときに音楽の道を志し、パリ音楽院に入学、マスネのクラスに入りましたが、オルガン科の教授であったフランクに作曲を師事するようになります。
 この「コンセール」(1889〜91年)は、名旋律の玉手箱のような傑作。全体を通して、ファウストの繊細極まりない表情は絶美。2004年結成、18世紀のレパートリーを中心に活動を展開する中堅のアンサンブル、サラゴン・カルテットとのアンサンブルも完璧です。そしてメルニコフが陰になり日向になり、音楽を引き締めています。
 
 
KKC 1139
(4LP)
¥24000+税
ブラームス:室内楽作品集
 [LP 1]
  Side A
   ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 op.78「 雨の歌」
    1. 第1楽章 ヴィヴァーチェ・マ・ノン・トロッポ/2. 第2楽章 アダージョ
  Side B
    1. 第3楽章 アレグロ・モルト・モデラート
   シューマン:3 つのロマンス op.94
    2. 速くならないで/3. 単純に、やさしく/4. 速くならないで
 [LP 2]
  Side A
   ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 op.100
  Side B
   ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 op.108
 [LP 3]
  ディートリヒ/ シューマン/ ブラームス
  F.A.E.ソナタ(自由だが孤独に)ヨーゼフ・ヨアヒムに献呈)

   Side A
    第1楽章 アレグロ[ディートリヒ]
    第2楽章 間奏曲( 動きをもって、しかし速すぎずに)[シューマン]
   Side B
    第3楽章 スケルツォ(アレグロ)[ブラームス]
    第4楽章 フィナーレ(はっきりと、かなり生き生きとしたテンポで)[シューマン]
 [LP 4]
  ブラームス:ホルン三重奏曲 変ホ長調 op.40
   Side A
    第1楽章 アンダンテ - ポコ・ピウ・アニマート
    第2楽章 スケルツォ.アレグロ - モルト・メノ・アレグロ
   Side B
    第3楽章 アダージョ・メスト/第4楽章 フィナーレ.アレグロ・コン・ブリオ
 イザベル・ファウスト(ヴァイオリン/1704年製ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティ」)
 アレクサンドル・メルニコフ(ベーゼンドルファー・ピアノ(1875年製)
 アレクサンドル・メルニコフ所有コレクション)
 トゥーニス・ファン・デア・ズヴァールト(ナチュラル・ホルン、ローレンツ、1845年製)

 ブラームスの室内楽作品集、絶品の「雨の歌」

 録音:ソナタ第1番 op.78、ホルン三重奏曲 op.40/2007年6月、テルデックス・スタジオ・ベルリン
  ソナタ第2番 op.100、第3番 op.108、3つのロマンス(シューマン)、F.A.E.ソナタ/2014年11月、テルデックス・スタジオ・ベルリン
 日本語帯・解説付、日本限定発売、限定生産

 ファウストのブラームス作品を収録した2枚(HMA 1951981およびKKC 5604(HMC 902219))から、室内楽作品をまとめてLP化。
 ハルモニア・ムンディ・フランス提供のオリジナル・マスターを使用し、アナログマスターテープを作成した上でカッティングを行っております。アナログ化によりファウストのヴァイオリンの倍音が際だって美しく響くほか、メルニコフが奏でるベーゼンドルファー・ピアノの音色の質感、そしてホルンのまろみのある音色と、様々な感触の音色が楽しめるセットとなっております。
 ホルン三重奏で参加のズヴァールトは、フライブルク・バロック・オーケストラの首席奏者でもある名手です。
 
















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