≪第104号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その6 2019/10/29〜
11/1(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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DUX
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ペンデレツキ:協奏曲集
ヴァイオリンとヴィオラのための二重協奏曲
ヴィオラ協奏曲(ピオトル・プシェドボシュ編曲によるギター版)、
5本のクラリネットとオーケストラのための合奏協奏曲 |
バルトロメイ・ニジョウ(ヴァイオリン)、カタルジナ・ブロニク(ヴィオラ)、
ピオトル・プシェドボシュ(ギター)、アルカディウス・アダムスキ(クラリネット)、
バルトロメイ・ドブロヴォルスキ(クラリネット)、アガタ・ピョンテク(クラリネット)、
トマシュ・ジムラ(バス・クラリネット&バセット・ホルン)、
アンジェイ・チェプリンスキ(バセット・ホルン)、
イェジー・セムコフ・ポーランド・シンフォニア・ユヴェントゥス管弦楽団、
クシシュトフ・ペンデレツキ(指揮)、マチェイ・トヴォレク(指揮) |
現代ポーランドの巨匠、ペンデレツキの3つの協奏曲!
現代のポーランドを代表する巨匠、クシシュトフ・ペンデレツキが1983年から2012年にかけて3作曲した3つの協奏曲を収録。
2012年作曲の「二重協奏曲」では、ポーランド期待のヴァイオリニスト、バルトロメイ・ニジョウと、2013年のミュンヘン国際音楽コンクールで第3位に輝いた実績を持つ女流ヴィオリスト、カタルジナ・ブロニクのデュオが実現!
ギター版の「ヴィオラ協奏曲」、5本(!)のクラリネットのための協奏曲など、現代ポーランドを代表する巨匠ならではの独創的な協奏曲が並びます。
指揮はペンデレツキ、そして去る6月の東京都交響楽団の定期演奏会でもタクトを執ったマチェイ・トヴォレクです。
※録音:2018年12月21日-22日&28日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
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ドリーミング 〜 女流作曲家たちの作品集
ファニー・メンデルスゾーン:ピアノのための4つの歌曲
Op.8
クララ・シューマン:音楽の夜会 Op.6
ビーチ:夢 Op.15-3、コロンバインの夢 Op.65 |
パク・ソナ(ピアノ) |
パク・ソナは、母国の韓国とアメリカで研鑽を積み、2016年にイタリアで開催されたアレクサンドル・スクリャービン国際ピアノ・コンクールでは審査員を務めるなど、世界各国で活躍している女流ピアニスト。
歴史上、高名な女流作曲家であるファニー・メンデルスゾーンとクララ・シューマンに、近代イギリスのエイミー・ビーチを加えた美しいプログラムです。
※録音:2017年8月21日-22日、ニューヨーク(アメリカ)
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ズザンナ・ブジンスカ(ヴァイオリン)
ヴァイオリンとピアノのためのポロネーズ集
ヴィエニャフスキ:
演奏会用ポロネーズニ長調 Op.4、
華麗なるポロネーズ イ長調 Op.21
リピンスキ:3つのポロネーズ Op.9
ショパン(リピンスキ編):ポロネーズ嬰ハ短調
Op.26-1
ムイナルスキ:ポロネーズ ニ長調 Op.4-1 |
ズザンナ・ブジンスカ(ヴァイオリン)
シモン・オグリチェク(ピアノ) |
ワルシャワ室内歌劇場シンフォニエッタ、プウォツク交響楽団、ゼノン・ブルゼフスキ・ワルシャワ弦楽オーケストラ、モスクワ室内管弦楽団《ムジカ・ヴィヴァ》などとの共演を重ね、ポーランドなどヨーロッパ各地でのコンクールでの入賞実績を持つ若手女流ヴァイオリニスト、ズザンナ・ブジンスカが奏でるポロネーズの数々。
リピンスキ編曲のショパン、ヴィエニャフスキなどの「ポロネーズ」での解釈、フレージングはやはりポーランドの音楽家ならでは。存分にヴァイオリンでポーランドの舞曲、ポロネーズを楽しめるアルバムです。
※録音:2018年10月20日-21日&25日-26日、オトレンブシ(ポーランド)
H. Wieniawski - Caprice op. 10 No. 4 "Le
staccato",
軽妙に颯爽と弾いてます。
https://youtu.be/mcx-hdFMBao?list=RDmcx-hdFMBao
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オン・ザ・トレイル
スタシェフスキ:
ギターと弦楽オーケストラのためのコンチェルティーノ
ギターのための《ソニトゥス・ノクティス》
ギターと弦楽オーケストラのための協奏曲
ギターのための《アルカサール》
ギターと室内オーケストラのための協奏曲
ギターのための《オン・ザ・トレイル》 |
マチェイ・スタシェフスキ(ギター)
ウッチ音楽アカデミー・プリムス弦楽オーケストラ
ウカシュ・ブラシュチック(指揮) |
ポーランド・ギター界の有望株でコンポーザー=ギタリストとして活躍するマチェイ・スタシェフスキ(1984ᬢ)のポートレート・アルバム(自作自演集)。
故郷であるポーランド中部の都市ウッチのグラジナ&キェイストゥット・バツェヴィチ音楽アカデミーで、若くして器楽学部の副学部長に抜擢されるなど、前途有望な音楽家として高く評価されています。
※録音:2018年12月12日-15日、ウッチ(ポーランド)
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ET’CETERA
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ロイヤル・コンセルトヘボウ管のチェリスト、ジュリア・トム
オリジンズ 〜 過去から描かれた作品集
シューマン:民謡風の5つの小品 Op.102(チェロとピアノのための)
チェン・イー(陳怡/b.1953):メモリー(独奏チェロのための)
ファリャ:
7つのスペイン民謡(チェロとギターのための/編曲:トム,
エリアス)
ファント・デ・カンテル(b.1969):
ゲルブランディの歌(メゾ・ソプラノとチェロのための)
タン・ドゥン(譚盾/b.1957):
ピーパ(琵琶)と弦楽四重奏のための協奏曲
〔グーチェン(古筝)・バージョン〕 |
ジュリア・トム(チェロ)
ミルサ・アダミ(ピアノ)
イザール・エリアス(ギター)
カリン・ストゥロボス(メゾ・ソプラノ)
マレイン・メインデルス(ヴァイオリン)
アンナ・デ・フェイ=メストダフ(ヴァイオリン)
小熊佐絵子(ヴィオラ)
チャンユエン・ジャオ(グーチェン)
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ロイヤル・コンセルトヘボウ管のチェリスト、ジュリア・トム!
☆ロイヤル・コンセルトヘボウ管のチェリスト、ジュリア・トム!
☆民謡をテーマとするチェロ作品集!
アメリカの女流チェリスト、ジュリア・トムはジュリアード音楽院でチェロを学び、ハーバード大学では英文学の学士号を取得。ブレーメン・フィルの首席チェリストを務め、2010年からは世界最高峰のオーケストラの1つ、オランダのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(RCO)のメンバーに加わり、2016年にはRCOの「Prix
de Salon」を受賞しています。
ソリストや室内楽奏者(アムステルダム・アンサンブル等)としても活動するジュリア・トムのコンセプト・アルバム「Origins」は、様々な民謡、民俗音楽をテーマとして、シューマン、ファリャ、そして中国のチェン・イー(陳怡)、タン・ドゥン(譚盾)、オランダのファント・デ・カンテルといった現代の作曲家の作品を組み合わせています。
ファリャの「7つのスペイン民謡」は、チェロとギターのためのアレンジ版。また、タン・ドゥンの琵琶協奏曲は、リュート型の民族楽器「ピーパ(琵琶/Pipa)」ではなく、ツィター型の楽器「グーチェン(Guzheng/古筝)」を使用したバージョン。日本人ヴィオリストの小熊佐絵子を始めとする、共演する弦楽四重奏のメンバーもすべてRCOの仲間たちです。
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マイティ・メタモルフォージス 〜
21世紀のピッコロとフルートのレパートリー
ゲイリー・ショッカー(b.1959):
ショート・アテンション・スパンズ
(ピッコロ、フルートとピアノのための)(2017)
マット・スミス(b.1984):ピッコロ・ソナタ第4番(2014)
コープランド:二重奏曲(フルートとピアノのための)(1967-1971)
ショッカー:ピッコロ・ソナタ第3番(2017)
シア・マスグレイヴ(b.1928):ピッコロ・プレイ(1989) |
ペーター・フェルホーエン(ピッコロ)
アルド・バールテン(フルート)
ステファン・デ・シェパー(ピアノ) |
アントワープ交響楽団(元ロイヤル・フランダース管弦楽団)の主席ピッコロ奏者を務めるベルギーの名手、ペーター・フェルホーエン。フルート奏者としても高名なアメリカの作曲家ゲイリー・ショッカーや、同じくフルート奏者として活躍するイギリスの若き作曲家マット・スミスらの新作を録音した、21世紀のピッコロとフルートのためのレパートリーを開拓するプログラム。
20世紀の作品としてはコープランドの二重奏曲とコープランドに学んだスコットランドの女流作曲家シア・マスグレイヴの作品を収録。
※録音:2019年3月15日&6月21日、ベルギー
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カティア・フェークマンス=チェシュコフスキ(P)
ア・タッチ・オヴ・ベートーヴェン
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 Op.53《ヴァルトシュタイン》
ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op.101
ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 Op.57《熱情》 |
カティア・フェークマンス=チェシュコフスキ(P) |
ブリュッセル、パリ、ハーグで研鑽を積んだあと、ラザール・ベルマンの元でも5年間専門的に研究を重ねながら数々の国際コンクールで多くの一等賞を受賞してきたベルギーの名ピアニスト、カティア・フェークマンス(=チェシュコフスキ)が弾くベートーヴェンのピアノ・ソナタ集。
現在はコンサート・ピアニストとしてヨーロッパ全土の有名なコンサート・ホールで演奏する傍ら、ブリュッセル王立音楽院、マーストリヒト音楽院の教授としても長いキャリアを積み、ヨーロッパ中でのマスタークラス、国際コンクールの審査員などを務めてきたフェークマンスによる充実の「熱情」と「ヴァルトシュタイン」です。
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エッセンス・バイ・クゴーニ・トリオ
ピート・ジョゼフ・スウェルツ(b.1960):レトゥロ(2019)
ヴィム・ヘンドリクス(b.1962):聖なる場Ⅱ〜神の谷(2019)
イェルン・ドゥー(b.1968):プレアー(2019)
ピーテル・シュールマンス(b.1970):エスケイプ・ヴェロシティ(2018)
マティアス・コッペンス(b.1988):三重奏曲
Op.20(2018) |
クゴーニ・トリオ |
2010年にベルギーで結成された、ピアノ、ヴァイオリン、サックスというユニークな編成による三重奏団、クゴーニ・トリオのセカンド・アルバム。
現代のベルギーを代表する5人の作曲家がこの珍しい編成のために書き、クゴーニ・トリオへと捧げられた作品集。
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KTC 1511
(7CD/特別価格)
¥7200 →¥6590
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フォルテピアノで弾く
シューベルトの権威、フェルミューレンの4手連弾全集BOX!
シューベルト:4手連弾のための作品全集 |
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ)
ヴェールレ・ペーテルス(フォルテピアノ) |
CD1 〜
デュオ イ短調 D.947 《人生の嵐》/ハンガリー風ディヴェルティスマン
ト短調 D.818/
3つの軍隊行進曲 D.733/ドイツ舞曲と2つのレントラー
D.618
CD2 〜
フランスのモティーフによるディヴェルティメント
ホ短調 D.823/ロンド イ長調 D.951/
序奏、創作主題と変奏 変ロ長調 D.603(968A)/幻想曲ヘ短調
D.940
CD3 〜
ソナタ ハ長調 《グランド・デュオ》 D.812/6つのポロネーズ
D.824
CD4 〜
8つの変奏曲変イ長調 D.813/2つの性格的な行進曲
D.886/
4つのポロネーズ D.599/3つの英雄的行進曲
D.602
CD5 〜
6つの大行進曲とトリオ D.819/ロンド ニ長調
D.608
CD6 〜
エロルドの歌劇「マリー」の主題による変奏曲ハ長調
D.908/大ソナタ変ロ長調 D.617/
英雄的大行進曲 D.885/フーガ ホ短調 D.952/
大葬送行進曲ハ短調 D.859/アレグロ・モデラートとアンダンテ
D.968
CD7 〜
序曲ヘ長調 D.675/フランスの歌による8つの変奏曲ホ短調
D.624/4つのレントラー D.814/
行進曲ト長調「子供の行進曲」 D.928/幻想曲ト長調
D.1/
幻想曲ハ短調 D.9/幻想曲ハ短調 D.48/序曲ト短調
D.668 |
☆フォルテピアノで弾くシューベルトの権威的奏者、ヤン・フェルミューレン!
☆"4手"のシューベルト・シリーズ、全7巻に及ぶ全集BOX登場!
ヴィーラント・クイケンやパウル・ドンブレヒトなど世界的古楽奏者らと共演してきたベルギーの古楽系鍵盤奏者ヤン・フェルミューレン。ナネッテ・シュトライヒャー製のフォルテピアノを使用し、2010年に全6巻CD12枚組で完成させたシューベルトのピアノ独奏作品集(KTC
1336/BOXのリリースは2014年)は、英インターナショナル・レコード・レヴュー、英アーリー・ミュージック・レヴュー、ベルギーのクレッシェンド誌などの各メディアで絶賛され、2010年のフランドル地域での「ミュージシャン・オヴ・ザ・イヤー」にも選ばれるなど、シューベルト演奏の権威として高い名声を得てきました。
そんなフェルミューレンが、「独奏」の次にスタートした「4手連弾」によるシューベルト・プロジェクトも全7巻が揃い、7枚組の豪華全集BOXとして登場。
1825年〜1830年頃にJ.N.トレンドリンによって制作されたフォルテピアノを使用し、弟子でもあるピアニスト、ヴェールレ・ペーテルスと共にタッチ、タイミング、感情、解釈が理想的に統一された最高峰の連弾を披露。
シューベルトの独奏ピアノ作品集BOX(KTC
1336)に並び立つ、「フォルテピアノによるシューベルト演奏」の代表的録音となる「4手連弾作品集」がここに完成します。
※使用楽器:J.N.Trondlin (ライプツィヒ1825−1830)/
※録音:2014年〜2019年
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BMOP
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BMOP 1066
(SACD HYBRID)
¥2600
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キーリル・メイカン(b.1972)作品集
(1)「ドリーム・ライトリー」(2008)
(2)「もし我々が空を知っていたなら」(2014)
(3)「優しい幻想」(2010)
(4)「スティル」(2010) |
ギル・ローズ(指揮)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト
(1)セス・ジョセル(エレキG)
(4)チャールズ・ディミック(Vn)
(4)ペーター・スルスキ(Va) |
新しい抒情派作曲家キーリル・メイカン作品集!
録音:2012-2018年[58:24]
キーリル・メイカン(Keeril Makan)はマサチューセッツを拠点に活動する作曲家で南アフリカとロシア系ユダヤ人を両親に持ち、そうした出自が自分の音楽にも影響を与えていると主張する。
「ドリーム・ライトリー」はエレクトリック・ギターの澄んだ音色にオーケストラが水彩画のような色を重ねてゆく美しい作品でミニマルともアンビエントとも聴ける佳作。「もし我々が空を知っていたなら」も調性的な響きが終始続く静謐な作品。ポスト・ミニマル、新調性、新ロマン派とも異なる新しい抒情派作曲家の登場である。
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ENSEMBLE MODERN
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EMCD-043/44
(2CD)
¥4600 →\4190
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当時一世を風靡した1995年BMG録音の久々の再リリース
作曲者指揮、ブロホヴィッツ(テノール)
斬新なハンス・ツェンダー版シューベルト:《冬の旅》
フランツ・シューベルト(1797-1828)/ハンス・ツェンダー(b.1936)編:
「冬の旅」〜創造的編曲の試み(1993) |
ハンス・ペーター・ブロホヴィッツ(テノール)
ハンス・ツェンダー(指揮)
アンサンブル・モデルン |
斬新なハンス・ツェンダー版シューベルト:《冬の旅》!1995年BMG録音の久々の再リリース!!
録音:1994年8月1-5日ヘッセン放送、フランクフルト[52:45/37:50]
編曲というにはあまりにも創造的、逸脱的すぎるハンス・ツェンダーによる管弦楽版シューベルトの「冬の旅」。
多数の打楽器、特殊奏法も入るこのバージョンは確かに時に悪乗り、奔放、やりすぎの感もありますが、なるほど、そう来たかと、ポンと膝を打つ瞬間も多々あり、ツェンダーのイマジネーションの拡がりに驚かされます。
このように現代的なオーケストレーションを施されたことにより、シューベルトがいかに後のマーラー、ヴォルフひいては新ウィーン楽派に深い影響を与えたか、彼らにどう繋がっていったのかが改めて耳で実感できます。名歌手ブロホヴィッツの渾身の歌唱ももちろん聴き逃せません。久々のリリース、この機会にお買い逃がしなく。
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「マーク・アンドレ(b.1964):riss」
(1)「riss 1」(2015/17)〜アンサンブルのための
(2)「riss 2」(2014)〜アンサンブルのための
(3)「riss 3」(2014/16)〜アンサンブルのための |
インゴ・メッツマッハー(指揮)
アンサンブル・モデルン |
日本でもお馴染み巨匠メッツマッハーがスペクトル楽派の旗手アンドレを振った一枚
録音:2019年4月30日〜5月1日フランクフルト
[47:71]
マーク・アンドレはパリでジェラール・グリゼイに師事した後、渡独し特殊奏法を駆使した作曲で知られるラッヘンマンに師事してから頭角を表した。
彼の作風はスペクトル楽派に特徴的な音の倍音構成に基づいた音色の変化にラッヘンマン譲りの静寂と沈黙、特殊奏法による微細な音響を融合したもので、霧に包まれた山水画のようなモノトーンの世界が魅力的。
このriss三部作もそうしたアンドレの音楽の延長線上にある。アンサンブル・モデルンの精緻な演奏がアンドレの禅的ともいえる哲学を鮮烈に体現している。
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<国内盤>
10/31(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
APARTE
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Canto da Sereia〜人魚(セイレン)の歌
1. Quem viver, vera/2. Canto da sereia/3.
Samba da Bençao; Samba pra Vinicius/
4. Eu sei que vou tea mar/5. Alvorada/6.
Bachianianinha no.1/
7. Tarde em itapoa/8. Fariseus/9. Acuarela/10.
Carinhoso/11. Escravo da Alegria/
12. Tristeza/13. ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番(チェロとギターのデュオ版)
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Toquinho (vo, g), トキーニョ(声、ギター)
Ophelie Gaillard (cello) / オフェリー・ガイヤール(チェロ、パーカッション(一部))
Gabriel Sivak (p, arr) / ガブリエル・シヴァク(ピアノ、編曲)
Fabien Cyprien (tb, per) / ファビアン・シプリアン(トロンボーン、パーカッション)
Romain Lecuyer (b, g) / ロマン・ルクイエール(コントラバス/ギター(ヴィラ=ロボス))
Florent Jodelet (per) / フロラン・ジョデレ(パーカッション)
Rubens Lopes (ds) / リューベン・ロペス
(ドラム)
[Guest]
Rodrigo Samico (7 strings guitar)/
ロドリーゴ・サミコ(7弦ギター)
Jonathan Edo (per)/ ヨナタン・エド(パーカッション)
Luiz Augusto Cavni (ds)/ ルイス・アウグスト・カヴニ(ドラム) |
オフェリー・ガイヤール最新盤はブラジルの生きる伝説=トッキーニョとの共演ライブ!両者の近年の充実ぶりを象徴する傑作!
42'13
言わずと知れたブラジルの名ギタリスト= トッキーニョ、最新作はクラシックの人気女性チェリスト、ガイヤールを大々的にフィーチャーしたライブ盤!
トッキーニョの巧みなギター捌きと柔らかい歌声、そこに合わせて奏でられるチェロの響きが非常に新鮮です。これほどまでにバランス良く歌と演奏が共存しているライブとは末恐ろしいですが、近年のトッキーニョの余裕ぶりがひしひしと伝わってくるようです。
本作でトッキーニョと共に鮮烈な印象を残すチェリスト、オフェリー・ガイヤールは、親密な音色と感性豊かな音楽性で高い評価のあるフランス人演奏家。ブラジルでのリサイタルのため、とあるホールでリハーサルしていた折、偶然トッキーニョがガイヤールの前に現れたといいます。その印象について「彼の話す声の響きは魅力的な楽器が奏でる音楽のようだった」とコメントしている彼女ですが、この作品の華はその冴えたチェロの響きによるものも大きいでしょう。
盟友ヴィニシウス・ヂ・モライスとの楽曲を大々的に取り上げつつ、ジョビンやバーデン・パウエルとの楽曲も演奏、さらに極め付きはトッキーニョのジェントルな歌声を敢えて封印しギターに徹した演奏である
(13)。
普段はバッハの" 無伴奏チェロ組曲"
をレパートリーとするオフィリー・ガイヤールですが、彼女を引き立てるべくヴィラ・ロボスの"
ブラジル風バッハ第5 番" を選曲するこの辺りに垣間見えるセンスの良さも、本作の余韻をより深くしていくのに一役買っています。
次いで取り上げたいのが、もう一曲のインストである(6)。この作者であるパウリーニョ・ノゲイラはかつてトッキーニョが師事したことでも著名なブラジリアン・ギターの隠れた名手。ギターとチェロのデュオによるこの演奏に漂う深い哀愁には、トッキーニョとオフェリー・ガイヤールの相性の良さが刻まれているだけでなく、ブラジルとバッハを繋ぐささやかな、しかし強固でもある道筋が確かに見えてくるでしょう。
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HMF
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新人演奏家紹介シリーズ ”ハルモニア・ノヴァ”
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ハルモニア・ノヴァ 9〜サンドロ・ネビェリーゼ(ピアノ)
ラフマニノフ:
ピアノ・ソナタ第2 番 op.36
練習曲「音の絵」op.39-2 イ短調&op.39-6
イ短調
ヴォカリーズ
プロコフィエフ:
ロミオとジュリエット op.75より
第2,6,7,10曲、ピアノ・ソナタ第4番「古い手帳から」op.29
練習曲 ホ短調 op.2-2 |
サンドロ・ネビェリーゼ(ピアノ) |
押し寄せるヴィルトゥオジティの快感、ジョージアの若き才能ネビェリーゼ、デビュー!
録音:2018年10月、フランス/72'11
またとてつもない才能の持ち主が現れました。2001年ジョージア生まれのサンドロ・ネビェリーゼです。
5歳でピアノを始め、9歳からはマカ・ヴィルサラーゼのもとで作曲も学んでいます。2016年、マツーエフが主宰するフランド・ピアノ・コンクールでグランプリを受賞しているほか、マリインスキー国際ピアノコンクール入賞など、10代にして世界のピアノコンクールで輝かしい成績を収めています。
作曲でも才能を発揮しており、ピアノソロ作品のほか、弦楽四重奏曲、オーケストラを伴うピアノ協奏曲などもすでに完成させており、2016年にはピアノ協奏曲第1番
ニ短調(セルゲイ・プロコフィエフに捧ぐ)がジョージアのベスト・コンポジション賞を受賞したのを皮切りに、作曲でも毎年様々な賞を受賞しています。さらに文学への造詣も深く、シュールレアリスムの短編小説も自身書いているという驚異的な多才ぶり。
トビリシ国立音楽院付属音楽学校を経て、2018年9月より同音楽大学に進学しています。
マツーエフ主宰の音楽祭で自作を演奏しているほか、音楽祭へも多数参加しています。
ラフマニノフは自身にとってとても近しく、作品への共感も自然にできると語っており、ここでも冒頭のソナタから、ほとばしるような情熱と説得力で一気に聞き手を自分の世界へと引き込みます。
プロコフィエフ作品でも圧巻のセンスを発揮しております。これからますます世界的に知られる存在となるでしょう。
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ハルモニア・ノヴァ 10〜
ヤルダニ・トレス・マイアニ(ヴァイオリン・作曲)
ASTERIA〜星の夜
1. Lamento gitano (farruca)
2. Fandango popular (fandango de Huelva)
3. Yahaïouni (compas moro)
4. De roche et de jade (minera)
5. El afilaor de Torremolinos
6. Le Rhône d'Albaron (cancion
de cuna)
7. Conductus Maris (solea)
8. Abbaye de sel (tientos)
9. Amaro drom (tango flamenco) |
ヤルダニ・トレス・マイアニ(ヴァイオリン・作曲)
アルマンド・ガロウェイ(ヴァイオリン)
ギョーム・ルロワ(ヴィオラ)
ナタリー・フォルトンム(チェロ)
エリザベス・ガイガー(チェンバロ)
ライヨ・ヘルムシュテッター(ギター)
アントン・フロレンツァ・ファブレガ(コントラバス) |
圧倒的なテクニックが可能にする多彩な世界
59'01
ハルモニアムンディの新人演奏家紹介シリーズ第10弾は、ジプシーの音楽世界の空気をたっぷり吸い、クラシックの音楽教育をみっちり受けたヴァイオリニスト・コンポーザー、ヤルダニ・トレス・マイアニが登場。
1曲目はピアソラのような世界観、3曲目のソロの作品ではスーフィーをも彷彿とさせるエキゾチックな世界。ヤルダニの多彩な世界が、そのヴァイオリンの確かすぎるテクニックによって、見事な説得力をもって描かれていきます。
1988年スペイン・アンダルシア生まれ。フランスにおけるジプシー音楽の聖地、サント=マリー=ド・ラ・メールで暮らす。ジャンルを旅するミュージシャンを自称し、様々なジャンルの音楽の演奏に携わる。フランスの若手ヴィルトゥオーゾとして名をとどろかせる一方、バッハ、パガニーニ、エネスコやピアソラらの作品がもつパワーを凌駕するような作品を書いてもいる。フラメンコの要素を取り入れているのも特徴。
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AUDAX RECORDS
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アンクラオ・エン・パリス 〜 タンゴ、ミロンガ、ワルツ集
アンクラオ・エン・パリス/アブエリータ・ドミンガ/
花咲く道/ルビアス・デ・ニュー・ヨーク/
ワルツのモチーフ/トレンサス/マーラ・スエルテ/
バラのタンゴ/ラ・クンパルシータ/プロメーサ/
ポブレ・ガジョ・バタラス/カミニート/タンゴの街/
カンポ・アフエラ/ウン・モメント/スエニョ・ケリード |
ナウエル・ディ・ピエロ(バス)
シロ・ペレス(ギター)
ルディ・フローレス(ギター)
ディエゴ・トロスマン(ギター)
トマス・ボルダレホ(ギター) |
【日本語解説付き】
ナウエル・ディ・ピエロ!アルゼンチンのオペラ歌手が歌うタンゴ集!
● 新世代バロック・ヴァイオリニストの旗手、ヨハネス・プラムゾーラーの自主レーベル
"Audax" 新譜!
● アルゼンチン出身のオペラティック・バス、ナウエル・ディ・ピエロが再び登場!
● パリ・オペラ座やロイヤル・オペラ・ハウスで活躍する名手が、自身のルーツに立ち返って歌うタンゴ、ミロンガ、ワルツ集!
● 日本語解説付き!
レイチェル・ポッジャーに学んだ"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーが主宰し、様々な知られざる作品、意欲的なレパートリーを発掘してきたフランスのレーベル、「オーダックス・レコーズ(Audax
Records)」。
「技巧的なソロ・ヴァイオリンを伴うドイツのカンタータ集(ADX
13715)」でヨハネス・プラムゾーラーと共演したアルゼンチン、ブエノスアイレス出身のオペラティック・バス、ナウエル・ディ・ピエロが再び登場。
パリ・オペラ座や英国ロイヤル・オペラ・ハウスを始めとする世界最高峰のオペラの舞台で歌ってきたナウエル・ディ・ピエロが、自身のルーツであるアルゼンチンに立ち返り、アルゼンチンのタンゴやミロンガ、ワルツを歌うというユニークなプログラム。
伴奏のギターには、シロ・ペレスやディエゴ・トロスマンなどアルゼンチン・ギターの名手たちの名がクレジットされています。
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BIG ROUND RECORDS
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タペレバ
1. アミルトン・ヂ・オランダ(ヴィトール・サントス編曲):タペレバ
2. ビル・ダグラス:リターン・トゥ・バイーア
3. ポール・サイモン(スティーヴ・ガッド編曲):恋人と別れる50の方法
4. モンゴ・サンタマリア(デイヴィッド・マシューズ編曲):
アフロ・ブルー
5. チック・コリア(ティム・ガーランド編曲):スペイン
6. ジュリー・スペンサー(ミカ・ストルツマン編曲):
DJ・ダグ・デモクラシー
7. ジョージ・ガーシュウィン(丸山和範編曲):ラプソディ・イン・ブルー
8. パット・メセニー(ピーター・ジョン・ストルツマン編曲):
レター・フロム・ホーム |
ミカリンバ
ミカ・ストルツマン(マリンバ)
リチャード・ストルツマン
(クラリネット/tr.1, 3-5, 6-8)
スティーヴ・ガッド(ドラム/tr.1-6)
エディ・ゴメス(ベース/tr.1-7)
デューク・ガッド(パーカッション/tr.1-6)
丸山和範(ピアノ/tr.7)
アミルトン・ヂ・オランダ
(10弦ブラジリアン・マンドリン/tr.1,
3)
シバライト・5・ストリング・クァルテット(tr.2,
5) |
リチャード&ミカ・ストルツマン、ジャズ系プログラムのニュー・アルバム!
☆多様な音楽的才能と比類なき技巧で世界を席巻するストルツマン夫妻のジャズ&ワールド・プロジェクト!
☆スティーヴ・ガッド、エディ・ゴメスらジャズ界のビッグ・ミュージシャンと共演!
クラシックとジャズを縦横無尽に操るニュー・ジャンルのマリンバ奏者ミカ・ストルツマンと、2度のグラミー賞受賞歴を誇るクラリネットの伝説的奏者リチャード・ストルツマンによるプロジェクト「ミカリンバ」の新録音が、アメリカのBig
Round Recordsよりリリース。
クラシカル・プログラムを録音した「パリンプセスト(AV
2409)」に続き、今度はジャズ&ワールドミュージック系のプログラムによる「タペレバ」が登場します!
ミカ・ストルツマンらと10年間にわたって共演してきたというジャズ界の巨匠、スティーヴ・ガッドやエディ・ゴメスが強力なリズムセクションを支え、スティーヴの息子デューク・ガッドやブラジルのマンドリン奏者アミルトン・ヂ・オランダなども参加。
連続テレビ小説『ちゅらさん』の音楽などで知られる丸山和範は、自身がアレンジした「ラプソディ・イン・ブルー」でピアノ奏者として共演しています。
他、このプロジェクトのためにスペシャル・アレンジが施された「スペイン」や「恋人と別れる50の方法(50
Ways to Leave Your Lover)」などの名曲にも注目。
ジャンルを超えた、豊かで多彩なスタイルの音楽を追究するストルツマン夫妻の驚異のサウンドにご期待ください!
※録音:2018年7月30日−31日、8月2日、パワー・ステーション・スタジオ(ニューヨーク)
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STEINWAY&SONS
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STNS-30111
\2700 |
Bach 4 Kids 子供のためのバッハ
J.S.バッハ(1685-1750):ピアノ作品集
1.フランス組曲 第6番 ホ長調 BWV817-第5曲
ポロネーズ
2.フランス組曲 第6番 ホ長調 BWV817-第1曲
アルマンド
3.平均律クラヴィーア曲集 第1巻 BWV846-869-前奏曲
第19番 イ長調
4.3声のインヴェンション BWV787-801-シンフォニア
第13番 イ短調
5.パルティータ 第3番 イ短調 BWV827-第6曲
スケルツォ
6.パルティータ 第4番 ニ長調 BWV 828-第4曲
アリア
7.前奏曲 ニ短調 BWV926
8.フランス組曲 第5番 ト長調 BWV916-第2曲
クーラント
9.フランス組曲 第5番 ト長調 BWV916-第5曲
ブーレ
10.平均律クラヴィーア曲集 第1巻 BWV846-869
前奏曲 第1番 ハ長調
11.パルティータ 第2番 ハ短調 BWV926-第5曲
ロンドー
12.2声のインヴェンション BWV772-786-インヴェンション
第8番 ヘ長調
13.イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971-第1楽章
14.パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV825-第5曲
メヌエット I
15.平均律クラヴィーア曲集 第1巻 BWV846-869
前奏曲 第21番 変ロ長調
16.パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV825-第6曲
ジーグ
17.3声のインヴェンション BWV787-801-シンフォニア
第4番 ニ短調
18.フランス組曲 第5番 ト長調 BWV816-第7曲
ジーグ
19.ゴルトベルク変奏曲 BWV988-アリア |
アンドリュー・ランジェル(ピアノ) |
ベートーヴェンやJ.S.バッハの演奏で定評のあるアメリカの名ピアニスト、アンドリュー・ランジェルがバッハの膨大な作品の中から子供たちが興味を持ってくれそうな、かつ“ランジェル自身の中の子供心”(ジャケットの風変りな絵は、ピアノを始める前の9歳のランジェルが描いたもの)を目覚めさせる曲を選んだ1枚。
どれも短めな曲ばかりで、結果的に子供だけでなく、お父様、お母様、学生や教師、そしてもちろん音楽評論家も含めた全ての人に楽しんで頂けるアルバムになりました。
録音 2018年12月20-21日…4,7,12,17,Shalin
Liu Performance Center, Rockport, Massachusetts
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STNS-30125
\2700 |
ショパン(1810-1849):後期作品集
1.スケルツォ 第4番 ホ長調 Op.54
2.マズルカ 第33番 ロ長調 Op.56-1
3.マズルカ 第34番 ハ長調 Op.56-2
4.マズルカ 第35番 ハ短調 Op.56-3
5.ポロネーズ 第7番 変イ長調「幻想」Op.61
6.子守歌 変ニ長調 Op.57
7.舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
8-11.ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 Op.58 |
サンドロ・ルッソ(ピアノ) |
ピアノの詩人、ショパンの後期作品集。
39歳でこの世を去ったショパンにとって、後期といってもまだ30代を指しますが、驚くほどに成熟した数々の作品を遺しています。
画期的で革新的な作風は、後に続く世代のドビュッシー、ラヴェルやスクリャービンたちの指針となったのは間違いありません。
演奏は、イタリアのエレガントなピアニズムで知られるサンドロ・ルッソ。幼い頃からピアノの才能を開花させ、ベッリーニ音楽院と、ロンドンの王立音楽大学で学びました。
2000年にアメリカに渡り、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団協奏曲コンクールで優勝してから、アムステルダム・コンセルトヘボウやコンツェルトハウス・ベルリンなど世界の主要な舞台で演奏、注目を集めています。
録音 2019年2月11日,3月30日、Patrych Sound
Studio, New York
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STNS-30114
\2700 |
プロコフィエフ(1891-1953):ロメオとジュリエット
「ロメオとジュリエット」からの10の小品
Op.75(1957)
1.民衆の踊り
2.情景:街の目覚め
3.メヌエット:客人たちの到着
4.少女ジュリエット
5.仮面
6.モンタギュー家とキャプレット家
7.僧ロレンツォ
8.マーキュシオ
9.百合の花を手にした娘たちの踊り
10.別れの前のロメオとジュリエット
10の小品 Op.12(1906-13)
11.行進曲
12.ガヴォット
13.リゴードン
14.マズルカ
15.カプリース
16.伝説
17.前奏曲 ハ長調
18.アルマンド
19.スケルツォ・ユモレスク
20.スケルツォ |
スタニスラフ・フリステンコ(ピアノ) |
ウクライナのヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、フリテンコによるプロコフィエフの2つのピアノ曲集。
「ロメオとジュリエット」は華麗なオーケストラ作品である原曲をプロコフィエフ自身がピアノ独奏用に編曲したヴァージョンで、バレエの初演1年前の1937年に初演されています。
オーケストラ版の楽しさが余すことなくピアノに移し変えられており、独立したピアノ曲としても親しまれています。
もう1曲の「10の小品」Op.12はペテルブルク音楽院在学中の1906〜1913年に作曲した小品集。1913年にプロコフィエフ自身が編纂したユニークな作品です。
様々な形式の曲が並べられており、実験的な要素も感じられます。冴えわたるフリステンコの超絶技巧が聴きどころです。
録音 2015-2017年、Steinway Hall, New
York City, NY, United States
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STNS-30053
\2700 |
Christmas at Steinway Hall スタインウェイ・ホールのクリスマス
1.レスラー:Baby, It's Cold Outside
2.トーメ:The Christmas Song
3.バーナード:Winter Wonderland
4.アダン:O Holy Night
5.メンデルスゾーン:Hark! The Herald Angels
Sing
6.伝承曲:The First Noel
7.伝承曲:I Saw Three Ships
8.伝承曲:While Shepherds Watched
9.カークパトリック:Away in a Manger
10.ディヴィス:O Little Town of Bethlehem
11.ケント:I'll Be Home for Christmas
12.ヒュー・マーティン:Have Yourself a
Merry Little Christmas
13.グルーバー:Silent Night |
サイモン・ミリガン(ピアノ) |
ニューヨークのスタインウェイ・ホールで録音されたクリスマス・アルバム。
「きよしこの夜」や「ウィンター・ワンダーランド」をはじめとした全ての曲はピアニスト、サイモン・マリガンによるジャズ風のアレンジが施されています。
賑やかな夜ではなく、シックな夜を過ごしたい「大人のための」1枚です。
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<メジャー・レーベル>
<映像>
ARTHAUS MUSIK(映像)
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10 9415DVD
(DVD)
【再発売】
¥2600
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クリスマス・ウィズ・ホセ・カレーラス
・民謡:マリアは茨の森を通って行った
・民謡:神の御子は今宵しも
・民謡:すぐに暗くなるだろう
・民謡:山の上で
・フランク:天使の糧
・ジョルダーニ:カロ・ミオ・ベン(いとしい私の恋人)
・伝ストラデッラ:主よ、憐みたまえ
・パーセル:アンダンティーノ
・ディックス:グリーンスリーヴズ
・トルドラ:サンタ・ルチアのロマンス
・アルバレス:祈り
・シューベルト:千人の天使たちの歌声
・ビゼー:アニュス・デイ
・バーリン:ホワイト・クリスマス
・トスティ:開けておくれ(セレナータ)
・トスティ:最後の歌
・グルーバー作曲&モーア作詞:きよしこの夜 |
ホセ・カレーラス(テノール)
ロレンソ・ババフ(ピアノ)
ヘルマン・バウマン(ホルン&アルペンホルン)
セバスティアン・バウマン(フリューゲルホルン)
ヴォルフガング・クレゼナー(オルガン)
アンドリュー・ハナン(ピアノ)
ウィーン・モーツァルト少年合唱団
エーリヒ・シュヴァルツバウアー(合唱指揮) |
カレーラスの魅力が詰まったクリスマス・コンサート映像が装丁あらたに再発売!
収録:1990年12月16日、スイス、ルツェルン、イエズス会教会(ライヴ)/画面:NTSC/4:3、音声:PCM
ステレオ、66分
カレーラスの魅力が詰まったクリスマス・コンサート映像が装丁あらたに再発売します。「ホワイト・クリスマス」や「きよしこの夜」など、有名な曲を慈しんで歌う様子はファンならずとも釘付けになります。
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<LP>
10/30(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
CHALLENGE CLASSICS
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ニーノ・グヴェタッゼ(ピアノ)
「ヴィジョンズ」
シリル・スコット(1879-1970):
子守唄/ポエム/ロータスランド Op.47-1/
セキレイ Op.71-3/スフィンクス Op.63/
間奏曲 Op.67-3/サマーランド Op.54/
2つのピエロ小品 Op.35/コロンバイン Op.47-2/
3つの小さなワルツ Op.58/
ジャングルの朝の歌/大草原の上 |
ニーノ・グヴェタッゼ(ピアノ) |
知られざる秘曲に出会う喜びにあふれた1枚、「近代英国音楽の父」シリル・スコットの美しいピアノ作品集
録音:2019年4月29・30日、5月1日/63'38''
優しく美しく、瞑想的な雰囲気に満ちたピアノ作品集です。
シリル・スコットは20世紀初頭のイギリスで活躍した作曲家であり、同時代を生きたイギリスの作曲家・指揮者のユージン・グーセンスは彼を「近代英国音楽の父」と評しています。ドビュッシーに近い作風で耳に心地よく、洒落たユーモアと気の利いた書法がスパイスとなった秘曲ぞろい。知られざる名品に出会う喜びにあふれた1枚です。
ニーノ・グヴェタッゼはトビリシ生まれでアムステルダムを拠点に活躍するピアニスト。ショパンのアルバム(CC-72768)を2017年に発表しており、今作がチャレンジ・クラシックス2枚目のアルバムとなります。
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CC 72768
(SACD HYBRID)
\2600 →\2390
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グルジア生まれの美女、ニーノ・グヴェタッゼ(ピアノ)
ショパン〜「ゴースト」
ショパン:
24の前奏曲Op.28(全曲)
練習曲 変ホ短調 Op.10-6
ワルツ第9番 変イ長調 Op.69-1
ワルツ第2番 イ短調 Op.34-2
ワルツ第10番 ロ短調 Op.69-2
スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.31 |
ニーノ・グヴェタッゼ(ピアノ) |
ショパンの恐ろしげな部分をクローズアップしたユニークな1
枚
録音:2017年6月12-14日/オランダ、フリッツ・フィリップス・ムジークヘボウ/DSD、Multi-ch
/ Stereo、66’53’’
トビリシ生まれで現在アムステルダムを拠点に活躍するピアニスト、ニーノ・グヴェタッゼのCHALLENGE
CLASSICSレーベル・デビュー盤。彼女は2010年にボルレッティ・ブイトーニ財団アワードを受賞しています。
アルバムのメインとなるショパンの前奏曲集は、深みのある音とルバートを効かせたピアニズムが印象的。『雨だれ』ではたっぷりとテンポを揺らし、味わいのある「隙間」を作っています。
アルバム後半、カップリングの練習曲やワルツになると一層幻想的で妖しげな世界が広がり、最後のスケルツォ2番では仄暗い暗い
情熱が炸裂。アルバム・タイトルに掲げた「ゴースト」とこの構成、演奏、ジャケット・デザインなどからして、ショパンの霊魂を蘇らせたかのような、何やら恐ろしげな感覚にさせられる1枚です。
ニーノ・グヴェタッゼ、随分大人になりました・・・
旧譜から印象的だったものを。
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得意のシューベルトを軸に展開される深い表現
リスト:巡礼の年 第1年スイスより「泉のほとりで」
シューベルト:即興曲 ハ短調 D.899-1
シューベルト:即興曲 変ト長調 D.899-3
シューベルト:「糸をつむぐグレートヒェン」D.118
リスト:巡礼の年 第1年スイスより「 オーベルマンの谷」
リスト:愛の夢 第3番
リスト:超絶技巧練習曲より「 雪あらし」 |
カミエル・ブームスマ(ピアノ) |
録音:2019年5月1・2日
詩的であり心の奥深くに沈みゆくような表現力の深さが求められるリストとシューベルトの作品に、若きピアニスト、ブームスマが挑みます。
捉えどころのない音楽の本質を目指して果敢にアプローチした好演が聴けます。
彼はショパンとシューベルトを組み合わせたアルバム(CC-72756)も発表しており、シューベルトに強い共感を持っているピアニストと言えます。
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弦楽四重奏伴奏で聴くシャンソン
作曲者不詳:Si tu n'etais pas la
ジャック・ブレル:Il neige sur Liege
マーク・ヘイラル/アンリ・コンテ:Le Noel
de la rue
バルバラ:Gottingen
ジャック・ブレル/ジェラール・ジュアネスト:Ne
me quitte pas
アン・シルヴェストル:Maumariee
シャルル・トレネ/ジョニー・ヘス:Le petit
Noel
マルセル・ムールージ/クリスティアン・ベルガー:Tu
te moques
ジャンゴ・ラインハルト/ジャック・ラルー:Nuages
シャルロット・ハーセン:L'enfant
シャルル・トレネ/レオ・ショーリャック:Que
reste-t-il de nos amours?
シャルロット・ハーセン:Une melodie
ハロルド・アーレン/シャルロット・ハーセン:Dans
un reve
ロベール・デスノス/Jジョゼフ・コズマ:La
fourmi |
カフェ・ド・シャンソン
feat.シャルロット・ハーセン |
録音:2019年5月3-5日/44'08''
カフェ・ド・シャンソンによるCHALLENGE CLASSICS
レーベル2枚目のアルバムです。
シャルロット・ハーセンは1987年アムステルダム生まれ、ベルギーのフランス語圏で育ち、アムステルダム芸術大学でジャズを学んだ歌手です。
弦楽四重奏を伴奏に歌われるシャンソンの数々がお楽しみいただけます。
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INDESENS!
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OINDE 127
(2CD/特別価格)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4000+税
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ソレンヌ・パイダシ(ヴァイオリン)
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全6曲)
ソナタ第1番ト短調 BWV.1001
パルティータ第1番ロ短調 BWV.1002
ソナタ第2番イ短調 BWV.1003
パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004
ソナタ第3番ハ長調 BWV.1005
パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006
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ソレンヌ・パイダシ(ヴァイオリン) |
INDE 127
(2CD/特別価格)
¥3600→¥3290
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ロン・ティボーの覇者ソレンヌ・パイダシ。バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータを録音!
2010年のロン=ティボー国際ヴァイオリン・コンクールで見事に優勝を果たし(同時に聴衆賞などの副賞を受賞。第2位は成田達輝)、一躍その名を世界へと響かせることとなったフランスの女流ヴァイオリニスト、ソレンヌ・パイダシ。
2018年9月からは、ベネルクスの名門オーケストラの1つ、ベルギー国立管弦楽団のコンサートマスターに就任し、「オーケストラ・プレーヤー」としてのキャリアを着実に積み重ねているパイダシが、「ソリスト」としての金字塔を打ち立てるべく、ヴァイオリン奏者のためのバイブル、バッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」の全曲をレコーディング!
和声と対位法はもちろんのこと、不協和音、半音階進行、リズムのバランスの重要性の深い理解度も、バッハの無伴奏ソナタ&パルティータの演奏には非常に重要になると語るパイダシ。
宮廷や農民のためのさまざまな舞曲の集合体、そしてフーガによる素晴らしきアーキテクチュア。祈りや瞑想を表した楽章、激情的なまでの生きる喜びを表現した楽章など、不完全でありながらも、誠実で正直な人間の感情をパイダシのヴァイオリンがバッハの音楽を通じて表情豊かに奏でます。
※録音:2018年8月11日-15日、ラ・マラドルリ・ドゥ・ボーヴェ(フランス)
ヴァイオリン/ジョヴァンニ・バッティスタ・グァダニーニ1784年製
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ACTE PREALABLE
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ポーランドの「忘れられた作曲家」
イェジ・ガブレンツ (1888-1937) : ピアノ&室内楽作品集
チェロとピアノのためのソナタ ニ長調 Op.15
(*)
ピアノのためのマズルカ風間奏曲 イ短調
Op.2
フルートとピアノのためのカンツォーナ
ト短調 Op.1 No.2 (+)
ピアノのための4つの即興曲 [Improvisations]
Op.1 No.3
オーボエとピアノのためのアラベスク Op.28
No.6 (#)
ピアノ四手連弾のための5つのワルツ Op.28
(Nos.1-5) (**) |
ブワジェイ・ゴリンスキ (チェロ(*))
カタジナ・チェルヴィンスカ=ゴシュ (フルート(+))
マルタ・ルジャンスカ (オーボエ(#))
アンナ・リシェフスカ (ピアノ(**以外))
アンナ・ミコロン (ピアノ(**)) |
録音 : 2017年6月29日(**)、9月20-21日(**以外)、グダンスク放送スタジオ、グダンスク、ポーランド
ポーランドの「忘れられた作曲家」イェジ・ガブレンツの作品を発掘するシリーズ第1弾。
ガブレンツはクラクフに生まれたヴワディスワフ・ジェレンスキ
(1837-1921)、フェリクス・ノヴォヴィエスキ
(1877-1946) に師事。指揮者としても活躍しましたが、航空機事故に遭い49歳で亡くなりました。
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ルネ・ド・ボワデッフル (1838-1906) : 合唱作品集
森で [Dans la Foret] (独唱、合唱とピアノのためのシンフォニー)
Op.41 (*)
夏 [L'Ete] (女声二重唱とピアノのための)
Op.58 (+)
頌歌 [Cantique] (独唱を伴う同声2部とピアノのための)
Op.50 (#)
ベツレヘムの天使たち [Les anges de Bethleem]
(独唱、女声合唱とピアノのための) (**)
シオンの聖母のミサ [Messe de Notre Dame
de Sion] (独唱、合唱とオルガンのための) Op.47
(++)
おお、救いのいけにえよ [O Salutaris]
(2声のための) Op.4 (バリトンとオルガンによる演奏)
(##)
アヴェ・マリア [Ave Maria] (2声とオルガンのための)
Op.35 (***) |
バルバラ・レヴィツカ (ソプラノ(+/#/++/***))
ドナタ・ズリアニ (メゾソプラノ(+/**/++))
マチェイ・ガラス (テノール(*/++))
ロベルト・カチョロフスキ (バリトン(++/##/***))
ダリウシュ・ミツォレク (ピアノ(*))
エヴァ・リテル (ピアノ(+/#/**)、オルガン(++/##/***))
インシエメ合唱団(*/+/#/**)
モニカ・バホフスカ (指揮(*/+/#/**)) |
録音 : 2017年9月28日-10月1日、聖ヴィンツェンティ教会、
ドヴォレツ・ビャウォプロンドニツキ文化センター、クラクフ、ポーランド |
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ジグムント・ノヴォヴィエイスキ (1846-1909)
: ピアノ作品集 Vol.4
コラコヴィエンヌ [Cracoviennes] (ピアノ四手連弾のための6つのクラコヴィアク)
Op.7 (1879)
マズリ [Mazury] (ピアノ四手連弾のための6つのマズリ舞曲
(マズルカ)) Op.38 (1890)
ピアノ四手連弾のための6つのポロネーズ
Op.42 (1891) |
アンナ・ミコロン、アンナ・リシェフスカ (ピアノ) |
録音 : 2017年7、12月、グダンスク放送ヤヌシュ・ハイドゥン・コンサート・スタジオ、グダンスク、ポーランド |
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マレク・ヤシンスキ、ヤロミル・ガイェフスキ
: ピアノとサクソフォンのための作品集
マレク・ヤシンスキ (1949-2010) :
瞑想「ハドソン川での不眠症」 (サクソフォンとピアノのための;2009)
(*)
印象 (ピアノのための;2008)
瞑想 (ピアノのための;2010)
ピアノのためのクヤヴィアク
ピアノのためのソナティナ
ピアノのためのユダヤ舞曲 (+)
ピアノのためのハンガリー舞曲 (+)
ヤロミル・ガイェフスキ (1961-) :
ピアノのためのミニアチュール 第1番 (1994)
ピアノのためのミニアチュール 第2番 (2001)
ピアノのためのミニアチュール 第3番 (2010)
ピアノのためのミニアチュール 第4番 (2012)
ピアノのためのミニアチュール 第5番 (2014)
ピアノのためのミニアチュール 第6番 (2016)
神秘の山 (ピアノのための)
サクソフォンとピアノのための二重奏曲
(*) |
ウルシュラ・シリンスカ (ピアノ)
ユリタ・プシビルスカ (サクソフォン(*))
グジェゴシュ・ステツ (バス・パート(+)) |
録音 : 2017年11月24-25日、シュチェチン芸術アカデミー、シュチェチン、ポーランド |
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ルネ・ド・ボワデッフル (1838-1906) : チェロとピアノのための作品集
チェロとピアノのための3つの絵画的小品
Op.93
風景/海岸で (バラード)/湖岸で (舟歌)
チェロとピアノのための6つの小品 Op.15
Nos.1-4 (No.5,6 は現存せず)
カノン形式の前奏曲/悲歌/セレナード/アダージェット
ピアノとチェロのためのソナタ Op.63
聖体奉挙 [Elevation] (チェロとピアノまたはオルガンのための)
Op.48
チェロとピアノのための2つの小品 Op.51
哀歌/秋の歌
チェロとピアノのための組曲 Op.56
リート/子守歌/スケルツォ |
ルーカ・フィオレンティーニ (チェロ)
ヤクプ・トホジェフスキ (ピアノ) |
録音 : 2018年3月19-20日、ブローアウトスタジオ
[BlowOutStudio]、トレヴィーゾ、イタリア |
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ヴォイチェフ・ガヴロンスキ (1868-1910) :
ヴィオラとピアノのための作品集
子守歌 (ヴィオラとピアノのための) Op.2
No.3 (*)
ピアノのための4つの前奏曲 Op.14
子守歌 (ヴィオラとピアノのための) Op.11
No.5 (*)
ピアノのためのメヌエット Op.18 No.2
セレナード「性格的小品」 (ピアノのための)
Op.18 No.3
ヴィオラとピアノのためのソナタ Op.22
(*)
ピアノのための古風なセレナード Op.24
No.2
愛の歌 (ヴィオラとピアノのための) Op.24
No.3 (*)
夕べの歌 (ヴィオラとピアノのための) Op.25
No.1 (*)
月夜の夜想曲 (ヴィオラとピアノのための)
Op.26 No.2 (*) |
マルチン・ムラフスキ (ヴィオラ(*))
アンナ・スタジェツ=マカンダシス (ピアノ)
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録音 : 2018年3月25-26日、ヴァツワフ・ズ・シャモトゥー音楽学校、シャモトゥイ、ポーランド
ヴォイチェフ・ガヴロンスキはヴィリニュス近郊
(現リトアニア) に生まれた作曲家。ジグムント・ノスコフスキ
(1846-1909) 他に師事。主にピアニストとして活躍し作曲家としては寡作
(作品番号は29まで) で、生前は歌曲、ピアノ曲、弦楽四重奏曲等が人気を得たものの、没後は忘れ去られてしまいました。
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テオドール・デュボワ(1837-1924) : ピアノ作品集
Vol.1
ピアノのための12の演奏会用練習曲
ピアノのためのスケルツォとコラール Op.18
夢の前奏曲 [Reverie-prelude] (ピアノのための)
Op.12
ピアノのためのスケルツォ Op.10 |
アルトゥール・シミホ (ピアノ) |
録音:2017年11月4、20日、オプス・ディソヌス・スタジオ、ブラジル
パリ音楽院長を務めたフランスの作曲家・オルガン奏者・音楽教育者・音楽理論家テオドール・デュボワの、演奏される機会がほとんどないピアノ曲を録音するシリーズ第1弾。
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テオドール・デュボワ(1837-1924) : ピアノ作品集
Vol.2
シルヴェストルの詩集 (ピアノのための)
寂しい路地/ブルーベリー/木こり/フォームのベンチ/魅せられた泉/素朴な踊り
ピアノのための2つの小品
メヌエット/アレグロ
時間 (ピアノのための)
正午/悲しい時間/英雄的な時間/楽しい時間/夢の時間/真夜中
ピアノのための主題と変奏曲 |
アルトゥール・シミホ (ピアノ) |
録音:2018年2月13-14日、3月16日、オプス・ディソヌス・スタジオ、ブラジル |
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テオドール・デュボワ(1837-1924) : ピアノ作品集
Vol.3
ピアノ・ソナタ イ短調
ウェルギリウスの詩集 (ピアノのための)
ティテュルス イ短調/ガラテア ヘ長調/ダフニス
ト短調
蜜蜂 変ホ長調/レテ ニ長調/ディアナ
ト長調 |
アルトゥール・シミホ (ピアノ) |
録音:2018年2月14日、5月17日、7月4日、オプス・ディソヌス・スタジオ、ブラジル
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<国内盤>
10/29(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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LAWO CLASSICS
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シセル・ヴァルスタ(ハープ)
ヒナステラ:ハープ協奏曲
ハープ協奏曲 Op.25
協奏的変奏曲 Op.23 |
シセル・ヴァルスタ(ハープ)
ミゲル・ハース=ベドーヤ(指揮)
ノルウェー放送管弦楽団 |
ノルウェー放送管のソロ・ハーピスト!ヒナステラの「ハープ協奏曲」新録音!
☆ヒナステラの代表作であり、クラシカル・ハープのスタンダード曲。ヒナステラの「ハープ協奏曲」新盤登場!
☆ノルウェーのハーピスト&ノルウェーのオケによるヒナステラ!
☆指揮はミゲル・ハース=ベドーヤ!
「彼の音楽が聞こえると、コンサートホールがスウィングし、自然に足が踊りのステップを踏み始める」。ヒナステラの音楽についてそんなことが語られ、そうした面白さを引き出すには確かな技術とリズムのセンスが求められるといわれます。
ノルウェーの音楽家による初めての《ハープ協奏曲》と《協奏的変奏曲》の録音。
ノルウェー、アメリカ、デンマークで学んだシセル・ヴァルスタ(ヴァルスタード)
Sidsel Walstad は、ノルウェー国立オペラ&バレエ管弦楽団の首席ハーピストを務め、その後ノルウェー放送管弦楽団のソロ・ハーピストとして活動。クラシックはもちろん、エレクトリック・ハープを駆使してポップやジャズ、フォーク・ミュージックなど多彩なステージで活躍するハープ奏者です。
指揮は、ペルー出身、アメリカで華々しい活躍を魅せ、2013年からはノルウェー放送管弦楽団の首席指揮者を務めているミゲル・ハース=ベドーヤ。
アルゼンチンの巨匠、アルベルト・ヒナステラの代表作にして、ハープ協奏曲のスタンダード曲としても親しまれている《ハープ協奏曲》の新たな録音は、ハープ関係者、ヒナステラ・ファン必聴!
《協奏的変奏曲》は、オーケストラの「色彩パレット」を自在に使った音楽です。〈チェロとハープによる主題〉と〈弦楽による間奏曲〉に始まり、フルート、クラリネット、ヴィオラ、オーボエとファゴット、トランペットとトロンボーン、ヴァイオリン、ホルンを「ソロ」楽器とする7つの性格的な〈変奏〉の後、〈木管楽器による間奏曲〉と〈コントラバスによる主題の反復〉を経て、最後は〈管弦楽によるロンド風の変奏フィナーレ〉で締めくくります。
※録音:2017年9月1日、2018年3月1日-2日、4月23日-25日、27日、NRK(ノルウェー放送)ラジオ・コンサートホール(オスロ)
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ノルウェーのハープ音楽 |
スンニヴァ・ロードラン(ハープ) |
ダーヴィド・ブラトリ(1972-):
クレド・リローディング(Credo Reloading)(2007)(ハープのための)
マーク・アダリー(1960-):姿勢(Postures)(2000)(ハープのための)
ヴォルフガング・プラッゲ(1960-):
ノクターン・ソナタ Op.79(1994/95)(ハープのための)
ビョルン・フォンゴー(1919-1980):
ハープとテープのための協奏曲 Op.131 no.28(1976)
(《楽器とテープのための41の協奏曲》
Op.131 から)
ユングヴェ・スレトホルム(1955-):ハープのための10のバガテル(2000) |
瞑想の音楽から強烈な破壊力のある音楽まで、大きく性格の異なる音風景をノルウェーの5人の作曲家が「ハープ」の特性と潜在能力を活かして作曲した作品集。
ノルウェーのハープ奏者、スンニヴァ・ロードラン
Sunniva Rodland(1977ᬢ)は、ノルウェー国立音楽大学で学びました。1990年代からノルウェーのオーケストラでエキストラとして演奏、現代音楽のアンサンブル「アンサンブル・エルンスト」「BIT20」やオスロ・シンフォニエッタの録音に参加してきました。
2015年に博士号を取得。さまざまな作曲家とコラボレーションをつづけ、ソロ・ハープのための新作を16曲、初演しています。
ダーヴィド・ブラトリ David Bratlie の《クレド・リローディング》(信条再読みこみ)とマーク・アダリー
Mark Adderley の《姿勢(Postures)》は、2007年に彼女がオスロの「ウルティマ現代音楽祭」で初演した作品。ヴォルフガング・プラッゲ
Wolfgang Plagge の《ノクターン・ソナタ》、ビョルン・フォンゴー
Bjorn Fongaard の《ハープとテープのための協奏曲》、ユングヴェ・スレトホルム
Yngve Slettholm の《ハープのための10のバガテル(ミニチュア)》が合わせて収録されています。
※録音:2018年1月8日-9日、2月16日、3月9日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)/Recorded
in DXD 24bit/352.8kHz
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<メジャー・レーベル>
<国内盤>
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パウ・レーベル
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KIYO-104/7
(3CD+特典ディスク)
¥4500円+税
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「岡山 潔の軌跡」第2巻
(1)ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第1番ヘ長調Op.18-1
(2)ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調Op.131
(3)シューベルト:弦楽四重奏曲第15番ト長調D887
Op.161
(4)メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第2番イ短調Op.13
(5)モーツァルト:鍵盤楽器とヴァイオリンのためのソナタ第4番ト長調K.9
(6)モーツァルト:鍵盤楽器とヴァイオリンのためのソナタ第14番ニ長調K.29
(7)モーツァルト:鍵盤楽器とヴァイオリンのためのソナタ第15番ヘ長調K.30
(8)モーツァルト:鍵盤楽器とヴァイオリンのためのソナタ第16番変ロ長調K.31
(9)ベートーヴェン:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第10番ト長調Op.96
(10)シューマン:ピアノ三重奏曲第3番ト短調Op.110
(以下 特典ディスク)
(11)シューマン:弦楽四重奏曲第3番イ長調Op.41-3
(12)岡山潔:最終講義(東京藝術大学 退任記念コンサート)
(13)ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68より第2楽章 |
岡山 潔(ヴァイオリン)
(1)-(4)(11)岡山潔弦楽四重奏団:【岡山潔(Vn)、服部芳子(Vn)、佐々木亮(Va)、河野文昭(Vc)】
(5)-(8)小林道夫((5)Cemb、(6)-(8)Pf)、(9)植田克己(Pf)、(10)伊藤恵(Pf)、山崎伸子(Vc)
(13)クルト・ザンデルリンク(指揮)読売日本交響楽団(岡山潔コンサートマスター) |
昨年惜しくも世を去ったヴァイオリニスト岡山潔の軌跡第2巻!深く静謐な心の底に流れる「魂の室内楽」
録音:(1)2009年6月16日 津田ホール、東京(ライヴ)、(2)(12)2010年3月13日
東京藝術大学奏楽堂、東京(ライヴ)
(3)2013年12月3日 兵庫県立藝術文化センター神戸女学院小ホール(ライヴ)、(4)2012年12月13日
神戸市産業振興センター ハーバーホール(ライヴ)、
(5)-(8)1991年8月28-30日 田園ホール・エローラ、埼玉県松伏町、(9)(10)2010年3月13日
東京藝術大学奏楽堂、東京(ライヴ)、
(11)2014年6月19日 兵庫県立藝術文化センター神戸女学院小ホール(ライヴ)、(13)1990年2月7日
サントリーホール、東京(ライヴ)
多くの方々が、心の耳を澄まして聴いていただき、岡山先生の心からのメッセージを通じて、音楽というものの素晴らしさをとことん味わっていただくことを、心から願ってやまない。(中村孝義)
[岡山 潔 略歴]
1942年 東京中野にうまれる。5歳より父、直躬の指導のもとヴァイオリンを始める。
61年 東京藝術大学に入学、兎束龍夫、H.ホルスト、
W.ハンケの各教授に学ぶ。
更に大学院に進み、ここで、J.ヨアヒムからK.
フレッシュ、A.ブッシュにいたるヴァイオリンのドイツ的演奏様式の基礎をたっぷりと習得した。
更にのちに生涯の伴侶となる服部芳子と出会い、共に最優秀を競い合った。
このときハッケン教授のレッスンにドイツの名指揮者ヨゼフ・カイルベルトが訪れ、学生だった岡山の演奏に感激「君は才能がある。ドイツで勉強すれば、必ず活躍できる」と激賞された。
68年 西ドイツ政府給費生として夫婦でハンブルグ国立音楽大学に留学。再びヴァイオリンをハッケン教授に、室内楽をE.ハウプトマン教授に学ぶ。その間彼の演奏するW.サヴァリッシュから「しっかり修行すれば素晴らしコンサートマスターになる」と認められた。
70年 ベルリンでのメンデルスゾーン・コンクール弦楽四重奏部門で第1位となり、同年ブリュッセルで服部芳子とイザイの二つのヴァイオリンのための
ソナタを演奏してイザイ・メダルを授与された。
71年 ソリスト国家資格試験に最高位を得て大学を修了。当時西ドイツの首都であったボンにあるベートーヴェンハレ管弦楽団の第1コンサートマスターに就任。この地位に13年間の長きに渡ってこの勤めを果たした。
その間、急病で倒れたジノ・フランチェスカッティに代わりに当日の急遽代役にたち、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を見事に演奏。この演奏会に列席していた当時のW.シェール西ドイツ大統領が楽屋に駆け付け祝福を贈ったなど数々の逸話残した。またこの間、当時あまり演奏されなかったR.シュトラウ
ス、レスピーギ、ワイル、ブゾーニなどを数多く演奏している。
84年 西ドイツ政府から一等功労十字勲章を授与された。
同年 帰国して、読売日本交響楽団のコンサートマスターに就任。7年間在籍。
90年 東京藝術大学教授に就任。活動の重点がオーケストラから教育と室内楽演奏に移行する。
93年 エレオノーレ弦楽四重奏団を結成、
数回のメンバーチェンを経て
2008年 岡山潔弦楽四重奏団を結成。室内楽演奏に心血を注いだ。
15年 岡山が「私のライフワーク」と言い続けてきたベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲を中心としたヨーロッパ演奏旅行の企画。すべての予定が整えたところで病に倒れ、演奏生命が絶たれた。
1990年代以降の岡山の活動は、弦楽四重奏の演奏と若手音楽家の育成に焦点を合わせ、それが演奏家に次ぐ第二の天職となった。同じ頃から長野県原村で、
音楽学生のための弦楽四重奏のための合宿セミナーを毎年開催。また92年からは小淵沢でのリゾナーレ音楽祭。
2013年からはG.ボッセの後任として神戸
市室内管弦楽団音楽監督に就任、2015年には札幌の室内楽専用ホール「ふきのとうホール」
の音楽監督に就任するなどプロデューサーとしての手腕も発揮した。
その集大成が、2011年に 立ち上げたNPO法人「TAMA音楽フォーラム」
である。自邸内に建てたスタ ジオ・コンチェルティーノでは岡山亡き後も毎月講師を招き、室内楽セミナーを行うとともに、有望な若手演奏家の紹介が続けられている。
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TOMOKO MUKAIYAMA FOUNDATION
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KKC 6113
(CD+BOOK)
¥4800+税
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「白と黒で」
CD 収録曲
"Sonic Tapestry"
part1:10:13/part2:12:57/
part3:09:17/part4:15:48 |
向井山朋子(ピアノ)
フィリップ・メカニカス(写真) |
ピアニストの枠に留まらないアーティスト、向井山朋子による古今の音楽のコラージュ作品を収録したブックCD
48'15''
向井山の夫で2005年に亡くなったフィリップ・メカニカス氏によるモノクロ写真集に「Sonic
Tapestry」と題されたCDを付けた、LPサイズのブックCD。
「Sonic Tapestry」はバッハ、ベートーヴェン、ドビュッシー、モンク、リゲティ、佐藤聡明や自作など、クラシックから現代音楽まで様々なピアノ作品を並べ、エレクトロニクスを用いてコラージュしたもの。
不思議な感覚を呼び覚まします。
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<映像>
<LP>
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