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≪第105号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その8 2020/1/28〜




第105号
1/31(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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LPO



LPO 0114
¥2200→\1990

ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)
LPOの首席奏者たちによる、モーツァルト協奏曲集!

 モーツァルト:
  ・フルート協奏曲第2番 ニ長調 K314
   (録音:2017年12月2日)
  ・オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットと
   管弦楽のための協奏交響曲 変ホ長調 K.297b
    (録音:2017年11月30日)
  ・ファゴット協奏曲 変ロ長調 K.191
   (録音:2017年12月1日)

ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 [コンサートマスター:ケヴィン・リン]
ジュリエット・バウザー(フルート)
ジョナサン・デイヴィス(ファゴット)
イアン・ハードウィック(オーボエ)
ジョン・ライアン(ホルン)
トーマス・ワトムフ(クラリネット)


 収録場所:ヘンリー・ウッド・ホール/67:50

 ユロフスキ率いるLPO の最新盤は、ソリスト陣もLPO メンバー、首席奏者を中心とした陣営による協奏曲集。フルート協奏曲はオペラ的な要素も強い作品ですが、華やかなフルート・ソロ、そしてオペラでの経験も豊富なユロフスキというコンビが理想的な演奏を展開しています。協奏交響曲でも、お互いを知り尽くしたメンバーたちによるアンサンブルとあって、安定感抜群、最上のブレンド具合です。ファゴットのジョナサン・デイヴィスはイギリスが誇るファゴット奏者の一人ですが、見事なソロを披露しています。



 ジュリエット・バウザー(フルート)

 2016年7月よりLPOに首席奏者として迎えられる。LSO など世界的なオーケストラと協奏曲を演奏しているほか、2014年にはECHOライジング・スターの一人に選出された・

 ジョナサン・デイヴィス(ファゴット)

 2016年にLPO にて首席奏者に就任。それまでは22歳よりロイヤル・フィルで同じく首席奏者を務めていた。アンサンブルへの客演多数。13歳でバービカン・センターにデビュー。現代作品の初演も手がけている。

 イアン・ハードウィック(オーボエ)

 イングリッシュ・ナショナル・オーケストラで首席奏者を務めたのち1991年よりLPO メンバー。王立音楽院で後進の指導にあたるほか、2011年にはミュンヘン国際音楽コンクールの審査員も務めた。

 ジョン・ライアン(ホルン)

 2001年ギルドホール音楽院卒業、LSO を経て、2009年よりLPO 首席ホルン奏者に就任。R.シュトラウスやモーツァルトのホルン協奏曲でソリストを務めたほか、室内楽なども積極的に演奏している。現代作品の初演も手がけている。

 トーマス・ワトムフ(クラリネット)
 ロイヤル・フィルのメンバーを経て、2014年9月よりLPO メンバーとなる。
 
 

LPO 0115
(2CD)
¥2600
ラヴィ・シャンカル(1920-2012):
 オペラ「スカニヤ姫」

  [CD1] 第1部
  [CD2] 第2部
スザンナ・ハレル(スカニヤ姫)
アロク・クマル(シャヴァナ)ほか
パリマル・サダファル(シタール)
ライクマル・ミスラ(タブラー)ほか
デイヴィッド・マーフィー(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 [ヴェッセリン・ゲレフ(コンサートマスター)]
BBCシンガーズ

 ラヴィ・シャンカルの唯一のオペラ、世界初録音!

 録音:2017年5月19日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ)/88'34

 これは興味深い音源の登場です。インド音楽・シタールの神様ラヴィ・シャンカル(1920-2012)が書いた唯一のオペラ、マハーバーラタの物語に基づいた「Sukanya(スカニヒャ姫)」です。西洋音楽とインドの音楽の伝統を融合しながら、年老いた賢人シャヴァナと、彼の若き妻スカニヤ姫の、時空を超えた愛の物語を描きます。LPO と、インドの古典楽器の達人達による演奏です。
 




NOMAD MUSIC



NMM 063
¥2800
レ・シエクルの首席奏者による
 金管界で知らぬものなき名作、エヴァルト「金管五重奏曲第1番」

 (1)デュカス(バリントン編):「ラ・ペリ」のファンファーレ
 (2)エヴァルト:金管五重奏曲第1番Op.5
 (3)アントワーヌ・シモン:アンサンブル小品集Op.26(全9 曲)
 (4)G:セレナード
 (5)ドビュッシー(サブーリン編):亜麻色の髪の乙女

レ・シエクル金管五重奏団
 【ファビアン・ノルベール(C管トランペット)、
  エマニュエル・アルマニー(C管トランペット)、
  マチュー・シーグリスト(ヴァルヴ・ホルン)、
  ダミアン・プラド(トロンボーン)、
  シルヴァン・ミノー(チューバ)】


 レ・シエクルの首席奏者による金管五重奏。エヴァルトの金管五重奏曲がついにピリオド楽器演奏で登場!

 C管トランペット、セルマー・グランプリ1930&コルネット、ベッソン1885
 C管トランペット、セルマー・グランプリ1927&コルネット、ベッソン1885
 ヴァルヴ・ホルン、ラウー=ミルロー1900
 チューバ、クエノン1910、オフィクレイド、ローク1837、変ホ管アルト・サクソホルン、A.ザックス
 トロンボーン、クルトワ1872
 録音:2016年12月/アミアン文化センター/41' 20"

 金管界では知らぬものなき名作エヴァルトの「金管五重奏曲第1 番」。効果的な楽器法とロシアならではの叙情的な旋律美で、弾いても聴いても魅力的な作品。ついにピリオド楽器による録音が登場しました!
 それもレ・シエクルの金管セクション・トップ奏者たちによるアンサンブルという気絶しそうになるほどの組み合わせです。

 レ・シエクルは2003年創立、フランス近代作品を初演された当時の響きと奏法で再現する、というポリシーで世界中の注目を浴び、音楽監督のフランソワ・グザヴィエ・ロトとともに日本でも今日もっとも注目されるオーケストラのひとつとなりました。
 彼らの響きの特徴を左右しているのが管楽器。ことに金管は今日とは明らかに異なる独特な色彩感に満ちています。

 エヴァルトはアレンスキーやグラズノフと同世代で、「金管五重奏曲第1番」は1912年の作。当アルバムの使用楽器は同時代のもので、初演当時の響きが彷彿されます。
 またフランス人ながらロシアで活躍したアントワーヌ・シモンは、ロシアで金管の室内楽やソロ曲を創始した草分け的存在。「アンサンブル小品集Op.26」はバレエ音楽のような楽しい組曲。「G」というイニシャルのみの作曲家はおそらくフランスの作曲家ルイ・ジラールと思われ、19世紀後半の酒場やダンスホールの雰囲気を醸すのもシエクルのメンバーは心憎いほどの巧さです。

 かつて聴いたことのない音色、超絶的な名人芸いずれも満点。金管関係者には超ド級、音楽ファン誰もが注目のアルバムです。
 




キング・インターナショナル



KKC 062
¥3000
"Illusions"「イリュージョンズ」 阪田知樹(ピアノ/スタインウェイ)
 (1)ミリー・バラキレフ(1837-1910):東洋風幻想曲《イスラメイ》
 (2)フレデリク・ショパン(1810-1849)(バラキレフ編曲):
    ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11より第2楽章「ロマンス」
 (3)フランツ・リスト(1811-1886):リゴレット・パラフレーズ S.434/R.267
 (4)ピョートル・チャイコフスキー(1840-1893)(サムイル・フェインベルク(1890-1962)編曲):
   交響曲第5番 ホ短調 作品64より第3楽章「ワルツ」 世界初録音
 (5)チャイコフスキー(フェインベルク編曲):
   交響曲第6番 ロ短調 作品74『悲愴』より第3楽章「スケルツォ」
 (6)セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)(阪田知樹編曲):
   私は彼女のもとにいた 作品14-4 世界初録音
 (7)ラフマニノフ(阪田知樹編曲):ヴォカリーズ 作品34-14 世界初録音
 (8)リスト:ハンガリー狂詩曲第2番 嬰ハ短調 S.244/R.106(カデンツァ:阪田知樹)

 『「10本の指×ピアノ1台」で交響曲、協奏曲、歌曲、オペラなど様々な編成の《幻影(Illusion)》を聴き手に投影する。』
 圧倒的なスケールと歌心に溢れた音色!真のヴィルトゥオーゾ阪田知樹が自ら選曲した珠玉の8 曲。フェインベルク編曲のチャイコフスキー第5番「ワルツ」は世界初録音!ピアノ演奏の新たな可能性を探る大注目新譜登場!

 セッション録音:(3)(6)(8)2019年9月4日、(1)(2)(7)2019年12月25日、(4)(5)2020年1月7日/キング関口台スタジオ(第1スタジオ)
 DSD 11.2 MHz 録音、日本語帯・解説書付【解説:寺西基之】

 真のヴィルトゥオーゾ阪田知樹がセルフプロデュースといえる注目の録音をリリースします!

 2016年フランツ・リスト国際ピアノコンクール優勝後、世界から注目されている俊英ピアニスト阪田知樹は圧倒的なテクニックと豊かな表現力で聴衆を虜にしています。
 その阪田が選りすぐり録音したこのアルバムのコンセプトは『「10本の指×ピアノ1台」で交響曲、協奏曲、歌曲、オペラなど様々な編成の《幻影(Illusion)》を聴き手に投影する』です。

 今回収録したどの作品も超絶技巧をともなう難曲揃い。冒頭、バラキレフの《イスラメイ》から驚かされます。コーカサスの民族舞曲をもとにしたエキゾティシズムを華やかな技巧で表現した超難曲を阪田は実に雄弁な語り口と完全無欠な演奏を披露しております。
 そのバラキレフがピアノ独奏に編曲したショパンのピアノ協奏曲第1番第2楽章「ロマンス」。高度なテクニックが求められる当作品ですが阪田はうっとりするほど美しく奏でます。

 ピアノ作品はもちろんのこと、オーケストラ作品、歌曲、オペラにも強い興味をもつ阪田。自身の強い希望で録音が実現したフェインベルク編曲のチャイコフスキーの交響曲第5 番第3 楽章「ワルツ」(世界初録音!)と第6番『悲愴』第3 楽章「スケルツォ」は机上の空論ともいえる超難曲。
 コンセプトである「10本の指×ピアノ1台」をまさに体現したこの演奏を聴けば、阪田のテクニックはもちろんのこと豊かな音楽性に魅了されます。
 また2020年に生誕180年を迎えたチャイコフスキー、そして生誕130 年を迎えたフェインベルクの記念イヤーにふさわしい録音です!

 コンポーザー・ピアニストとしても知られる阪田は10代半ばで編曲を手がけはじめ、これまでにフォーレ、ラフマニノフなどの歌曲を中心にピアノ独奏用にアレンジしておりリサイタルでも好評を博してきました。
 阪田が編曲したラフマニノフの歌曲「私は彼女のもとにいた」と「ヴォカリーズ」では歌心に満ちた演奏が印象的。もちろん世界初録音となります。

 そして阪田の代名詞であるリスト。今回リゴレット・パラフレーズとハンガリー狂詩曲第2番を収録しました。自在に歌いながらも知性的に構築された演奏は圧巻です。
 阪田知樹が自ら選曲した珠玉の8曲を聴けば現在の阪田知樹の充実ぶりを体感できます。録音は最高位のDSD 11.2MHz で行われており、臨場感あふれる録音です。ピアノ演奏の新たな可能性を探る大注目のアルバムです!

 「現代のヴィルトゥオーゾとして注目を浴びている阪田知樹。研ぎ澄まされた技巧から個性的な音楽を繰り出す彼のピアニズムは、たしかにヴィルトゥオーゾというに相応しい。ロマン派時代のヴィルトゥオーゾ作品を集めた本盤はそうした彼の資質と美質が十二分に現れ出た聴き応えある一枚だ。」(寺西基之〜ライナーノーツより)

 
 




CAVI MUSIC



8553350
(2CD/特別価格)
【新装再発売】
¥3600
ディーナ・ウゴルスカヤ追悼盤、平均律クラヴィーア曲集
 J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻
ディーナ・ウゴルスカヤ(ピアノ)

 ディーナ・ウゴルスカヤ追悼盤、平均律クラヴィーア曲集新装再発売。

 ※録音:2015年4月&6月、バイエルン放送スタジオ2(ミュンヘン)
  
 


8553353
(3CD/特別価格)
【新装再発売】
¥4800
ウゴルスカヤの追悼盤「バッハの平均律クラヴィーア曲集」
 J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻
ディーナ・ウゴルスカヤ(ピアノ)

 ※録音:2015年10月&11月、バイエルン放送スタジオ2(ミュンヘン)

 ☆アナトール・ウゴルスキの娘、ディーナ・ウゴルスカヤ。
 ☆2019年に癌により永眠したウゴルスカヤの追悼盤として、代表作「バッハの平均律クラヴィーア曲集」が分売新装再発売。

 ロシアの名ピアニスト、アナトール・ウゴルスキの娘であり、自身も国際的なコンサート・ピアニストとして活動したディーナ・ウゴルスカヤ。
 2016年からはウィーン国立音楽演劇大学のピアノ科教授を務めながらも、癌との闘病の末、2019年9月に46歳の若さでこの世を去りました。
 
 ウゴルスカヤの追悼盤として、10年間に渡る充実のコラボレーションを築いてきたドイツのC'Avi-musicの録音の中から、ウゴルスカヤの代表的名盤となっていたJ.S.バッハの「平均律クラヴィーア曲集」が新装再発売。
 元々リリースされていた5枚組の全曲盤(8553503)は廃盤となり、第1巻(2枚組)、第2巻(3枚組)の分売となります。
 その深い感受性と冷静なパフォーマンスから、「ピアノの哲学者(philosopher at the piano)」として称賛されたウゴルスカヤの大いなる遺産。スタインウェイでたっぷりと歌うバッハの「聖典」にご注目ください。
 




CHRISTOPHORUS


CHR 77441
¥2700
ヘンデル:宗教的アリア集 フランツ・ヴィッツム(カウンターテナー)
オルフェオ・バロック管弦楽団
 神々しい光の永遠の源よ(アン女王の誕生日のための頌歌 HWV.74 より)
 英雄たちは栄光に燃え(オラトリオ 《ヨシュア》 HWV.64 より)
 オラトリオ 《アレグザンダー・バルス》HWV.65 からの序曲
 Mighty love now calls to arm(オラトリオ 《アレグザンダー・バルス》HWV.65 より)
 おお主よ、あなたの慈しみは限りなく(オラトリオ 《サウル》 HWV. 53 より)
 On the rapid whirlwind´s wing(オラトリオ 《スザンナ》 HWV.66 より)
 合奏協奏曲ハ長調 《アレグザンダーの饗宴》HWV.318
 朝が薔薇色の足取りで(オラトリオ 《テオドーラ》HWV.68 より)
 合奏協奏曲 Op.3-4 HWV.315
 歓喜した魂は(オラトリオ 《テオドーラ》HWV.68 より)
 Bless´d be the Lord & What though I trace(オラトリオ 《ソロモン》HWV.67 より)
 オラトリオ 《スザンナ》HWV.66 からの序曲
 When first I saw my lovely maid(オラトリオ 《スザンナ》HWV.66 より)

 ドイツの有力カウンターテナー、フランツ・ヴィッツムが歌うヘンデル!

 ☆ドイツのカウンターテナー、フランツ・ヴィッツム!
 ☆ヘンデルのオラトリオからのアリア集!

 男声ヴォーカル・アンサンブル、シュティムヴェルク(Stimmwerck)の創設メンバーであり、ドイツ古楽界が期待を寄せるカウンターテナー、フランツ・ヴィッツム。フィリップ・ヘレヴェッヘ、ニコラス・マギーガン、ヘルマン・マックスら古楽界の名匠と共演し、レコーディングでは、ミリアム・フォイエルジンガー(ソプラノ)、カプリコルヌス・コンソート・バーゼル(ピリオド・アンサンブル)、ジュリアン・ベール(リュート)などとコラボレーションしてきました。

 新たなソロ・アルバムは、ヘンデルのオペラではなく「神聖なドラマ」とも呼ばれた"オラトリオ"からのアリアを集め、オルフェオ・バロック管弦楽団をバックにその端正で気高い歌声を聴かせます。

 ユリアン・クリストフ・トーレ(ディレクター)
 ※録音:2019年7月14日−15日、ドイツ
 




DELPHIAN



PDCD 34230
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2857+税
マリアン・コンソート
秘密の礼拝 〜
 ウィリアム・バードの「隠れカトリック」の音楽

  バード:ミゼレーレ・メイ/
  すべての者よ、主にあって喜べ/
  キリエ、グロリア(4声のミサ曲より)/
  主の聖なる人々よ/クレド(4声のミサ曲より)/
  アヴェ・マリア/天よ、喜び歌え/
  サンクトゥス&ベネディクトゥス(4声のミサ曲より)/
  神に従う人の魂は/アニュス・デイ(4声のミサ曲より)/
  神のおかげで/心の清い人々は、幸いである/
  不幸なる我が身
マリアン・コンソート
 〔シャーロット・アシュリー(ソプラノ)、
  ルシンダ・コックス(ソプラノ)、
  ヘレン・チャールストン(アルト)、
  ハンナ・クック(アルト)、
  ローリー・マクリーリー
   (カウンターテナー&ディレクター)、
  エドワード・ロス(テノール)、
  アシュリー・ターネル(テノール)、
  マイケル・クラドック(バス)、
  エドムンド・サディントン(バス)〕
DCD 34230
¥2500

 マリアン・コンソートの最新作は"バード"!カトリックの"秘密の礼拝"のために書かれた傑作集!

 タリス・スコラーズやザ・シックスティーン、テネブレ、カージナルズ・ミュージックを筆頭とする世界有数の合唱団を輩出してきたイギリスにおいて、次代を担うア・カペラ・グループのニュースターとしての地位を確立し、圧倒的な存在感を発揮している合唱王国の新時代の象徴、マリアン・コンソート。
 アレグリのミゼレーレなどを収録した「悲しみの足跡の中に」(PDCD 34215)、ルネサンス時代のポルトガルの哀歌を集めた「父よ、われは天に対し」(PDCD 34205)に続くマリアン・コンソートの最新録音は、カトリック教徒としてのウィリアム・バード(1539/40-1623)がその信仰への情熱から生み出した「4声のミサ曲」」に代表される傑作の数々!

 英国国教会がカトリックを排斥し、国教会とカトリックが混在していた当時のイングランドにおいて、秘密裏にカトリックを信仰し続けながら国教会のための音楽の作曲を行うものの、1585年には国教会忌避者リストにその名前が掲載されてしまうなど、時代に翻弄されながらもカトリック信仰を貫き激動の時代を生き抜いたバード。
 カトリック信者である貴族の私邸で行われる「秘密の礼拝」のために、ラテン語のミサ曲やモテットを書き続けたことは非常に有名であり、カトリックのために作曲された作品群こそが、バードの最高傑作として評価され続けています。

 エジンバラのセント・メアリー大聖堂の聖歌隊員からオックスフォード大学というエリートコースを歩んだカウンターテナーのローリー・マクリーリーが率いるマリアン・コンソートは、結成当初からイギリス・ルネサンス時代の音楽、特にバードの音楽を最重要レパートリーの1つとして取り上げ続けてきており、今回の「秘密の礼拝」は、まさに満を持して実現した自信作。
 合唱王国イギリスが世界に誇るニュースターたちが歌うバードの「秘密の礼拝」のための音楽。どうぞご期待下さい!

 ※録音:2019年8月5日-7日、クライトン・カレッジ教会(ミッドロージアン、イギリス)



 〜 マリアン・コンソート2020年来日情報 〜
 マリアン・コンソート、2020年5月に遂に初来日!
  5月14日(木)東京 東京文化会館小ホール
  5月16日(土)愛知 宗次ホール 
  5月17日(日)兵庫 兵庫県立芸術文化センター神戸女学院小ホール

 
 




DREYER GAIDO


CD 21120
(2CD/特別価格)
¥3600
メモリーズ・フロム・ホーム
 スクリャービン:5つの前奏曲 Op.16
 プロコフィエフ:束の間の幻影 Op.22(抜粋)
 ヴァインベルク:2つのフーガ
 グリゴリ・フリド:ハンガリー・アルバム
 カンチェリ:ピアノのための小品集(抜粋)
エリザヴェータ・ブルーミナ(ピアノ)

 ブラームス国際ピアノ・コンクール優勝などの実績を誇り、2012年からハンブルク国際室内楽祭の芸術監督を務め、2014年にはピアノ三重奏団「アンサンブル・ブルーミナ」としてエコー賞を受賞しているロシア系ドイツのピアニスト、エリザヴェータ・ブルーミナが、祖国への想いを寄せるロシアの性格的小品集。

 ※録音:2018年10月15日−17日、ベルリン・イエス・キリスト教会
 




FRA BERNARDO


FB 1907498
¥2600
ミケランジェロ・ロッシ:トッカータ&コレンタ集 ロレンツォ・フェデル(ハープシコード)
 トッカータ第6番/コレンタ第6番/トッカータ第2番/コレンタ第2番/トッカータ第1番/
 コレンタ第1番/トッカータ第3番/コレンタ第3番/トッカータ第5番/コレンタ第5番/
 トッカータ第4番/コレンタ第4番/チャッコーナ第1番/チャッコーナ第2番/トッカータ第7番/
 コレンタ第7番/トッカータ第10番/コレンタ第10番/トッカータ第9番/
 コレンタ第9番/トッカータ第8番/コレンタ第8番/《ラ・ロマネスカ》によるパルティータ

 ロレンツォ・フェデルは、1980年イタリア生まれ、ヴィンチェンツァ音楽院でパトリツィア・マリサルディに、ハーグ王立音楽院でトン・コープマンに学んだチェンバリスト。バルトロメオ・ステファニーニ1694年製モデルのハープシコード(ヴィレム・クルスベルヘン1979)を弾いたミケランジェロ・ロッシのトッカータとコレンタ(クーラント)集。

 ※録音:2017年11月7日−9日、オーストリア
 



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HALLE

CDHLL 7553
(CD-R)
¥2200→\1990
マーク・エルダー&ハレ管!
 シベリウスの交響曲全集最終巻
シベリウス:交響曲第4番&第6番

 交響曲第4番イ短調 Op.63
 交響曲第6番ニ短調 Op.104
マーク・エルダー(指揮)
ハレ管弦楽団

 マーク・エルダー&ハレ管!シベリウスの交響曲全集最終巻!

 ☆マーク・エルダー&ハレ管のシベリウス・サイクル!
 ☆第4巻、交響曲第4番と第6番で完結!

 長き歴史を誇るイギリス、マンチェスターの名門オーケストラ、ハレ管弦楽団の自主レーベル "Halle"が贈る、シベリウスの交響曲サイクル。交響曲第2番が収録された第2巻(CDHLL7516)は特に絶賛され、BBCミュージック・マガジンの「オーケストラル・チョイス」、サンデー・タイムズとクラシックFMの「アルバム・オヴ・ザ・ウィーク」に選ばれています。

 シベリウスのもっとも個人的で特徴的な2作品、交響曲第4番と第6番を収録した第4巻で、このシベリウス・サイクルを締めくくり、1960年〜70年代に行われたバルビローリ時代の録音以来となるハレ管のシベリウス交響曲全集が完成します。

 ※録音:2018年8月2日−3日(第4番)&2019年1月9日−10日、ブリッジウォーター・ホール(マンチェスター、イギリス)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 




INDESENS!



INDE 098
¥2600
リリカル・ジャーニー 〜
 シュトラウス&ルクー:ヴァイオリン・ソナタ集

  リヒャルト・シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ Op.18
  ルクー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調、歌曲《墓の前で》
   (コリー・ダルバ&シャモレル編)
  リヒャルト・シュトラウス:歌曲《木蔦》
   (コリー・ダルバ&シャモレル編)
レイチェル・コリー・ダルバ(ヴァイオリン)
クリスティアン・シャモレル(ピアノ)

 スイスの逸材レイチェル・コリー・ダルバ!シュトラウス&ルクーのヴァイオリン・ソナタ集!

 2012年にNHK交響楽団との共演、武蔵野市民文化会館でのイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタを中心としたプログラムで鮮烈な日本デビューを果たしたフランス語圏スイスの逸材レイチェル・コリー・ダルバ。
 着実にキャリアを積み重ねてきたコリー・ダルバが、フランスのアンデサンス(Indesens)に録音するにあたり、そのプログラムに選んだのは、ドイツのリヒャルト・シュトラウスとベルギーのギョーム・ルクー。
 病によって24歳の若さで他界した夭折の天才ルクーの代表作であり、多くの世界的ヴァイオリニストたちが取り上げ続けている「ヴァイオリン・ソナタ」、そしてドイツ後期ロマン派の名作であるシュトラウスの「ヴァイオリン・ソナタ」の組み合わせは、カップリングの2つの歌曲と共に、アルバム・タイトルである「リリカル・ジャーニー」に相応しい、抒情的かつ濃密なプログラムを形成しています。
 1732年製作の銘器ストラディヴァリスを手にコリー・ダルバが、同郷のピアニスト、クリスティアン・シャモレルとのデュオで、ロマン派のヴァイオリン・ソナタの抒情的な旅路を案内してくれます。

 ※録音:2015年7月27日-30日、ベルリン・イエス・キリスト教会(ドイツ)

 
 
 

INDE 096
¥2600
サクソフォンでブラームスを
 ブラームス:
  クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1(サクソフォン版)
  チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38(サクソフォン版)
  クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120-2(サクソフォン版)
ニコラ・アルセニジェヴィチ(サクソフォン)
フランソワーズ・ビュッフェ(ピアノ)

 ブラームスのソナタをサクソフォンで。ドゥラングル門下の俊英登場!

 ブラームスの傑作ソナタ3作品を、オリジナルのクラリネット、チェロではなく「サクソフォン」で奏でたフランスの実力派、ニコラ・アルセニジェヴィチの自信作。
 ブラームスのソナタ各作品が持つ原曲の魅力をリスペクトしつつ、サクソフォンならではの機能性と艶やかかつ煌びやかな音色を活かした演奏に仕上がっています。
 ニコラ・アルセニジェヴィチは、パリ国立高等音楽院でフランス・サクソフォン界の巨匠クロード・ドゥラングルに師事。2014年のアドルフ・サックス国際コンクールをはじめとする数々の国際コンクールでの入賞歴を持ち、セルマー・アーティストとして活躍中の俊英です。

 ※録音:2016年10月30日-31日&11月1日-2日、パリ国立高等音楽院(フランス)

 
 
 
INDE 085
¥2600
パーカッションの芸術
 ラヴェル:組曲《マ・メール・ロワ》/
 ドビュッシー:アラベスク第1番、アラベスク第2番/
 サミュ:アキレスの腕/
 マシャド:ピシュタコのスパイス/
 サラサーテ:サパテアド/
 トルティエ:7月22日の16時/
 マティアス・シュミット:ガーナイア/
 ガーシュウィン:愛するポーギー/
 ピアソラ:忘却
ジャン=フランソワ・デュレ(打楽器)
マリー=ピエール・ドゥシェ(ピアノ)、他

 ギャルド・レピュブリケーヌ管弦楽団とはジャズを、コンセール・ラムルー管弦楽団とはポップスで共演するなど、クラシック、ジャズ、ポップス、そしてインプロなど、幅広いジャンルで活躍するフランスのクロスオーヴァー・パーカッショニスト、ジャン=フランソワ・デュレ。
 ラヴェルやドビュッシーのパーカッション・アレンジ、ジャズ・ピアニスト、ジャン=マリー・マシャドの作品、さらにはガーシュウィンやピアソラなど、デュレのクロスオーヴァ—・スタイルが前面に打ち出されたプログラムで、その妙技を披露してくれています。

 ※録音:2015年10月、パリ国立高等音楽院(フランス)
 
 
INDE 084
¥2600
弦楽オーケストラのための作品集
 ルーセル:シンフォニエッタ
 ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
 エルガー:弦楽のための序奏とアレグロ
 バーバー:弦楽のためのアダージョ
 ブリテン:シンプル・シンフォニー
パリ・ギャルド・レピュブリケーヌ弦楽合奏団
セバスティアン・ビヤール(指揮)

 一般的にフランスの「パリ・ギャルド」と言えば「吹奏楽編成」が有名だが、ここに演奏を収録しているのは「パリ・ギャルド」の「弦楽オーケストラ」。
 自身もアマチュアのヴァイオリニストだった時のフランス大統領、ジュール=ヴァンサン・オリオールのリクエストにより1947年6月23日に創設された、フランス国内外の式典や祭典での演奏で活躍しています。

 ※録音:2015年1月12日-13日&10月22日-23日
 




LYRITA



SRCD.385
(CD-R)
¥2600
ニコラス・モー:
 春の音楽/記憶の声/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ

  管弦楽のための「春の音楽」
  管弦楽のための変奏曲「記憶の声」
  無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ
ウィリアム・ボートン(指揮)
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
ハリエット・マッケンジー(ヴァイオリン)

 ラトルやマリナー、ノリントンらが作品を取り上げ、その名が世界へと広まっていったイギリスの作曲家ニコラス・モー(1935−2009)の作品集。
 ウィリアム・ボートンが振る、オーケストラのための「春の音楽(Spring Music)」と「記憶の声(Voices of Memory)」、そしてデイヴィッド・マシューズやジョン・マッケイブなど様々な現代作品の録音実績があるハリエット・マッケンジーの超絶技巧と特殊奏法が発揮される無伴奏ヴァイオリン・ソナタ、3曲とも世界初録音となります。

 ※録音:2019年1月7日−8日、ホディノット・ホール(オーケストラ)/2019年6月18日−19日、ワイアストン・レイズ(無伴奏ヴァイオリン)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 




NIMBUS

NI 5974
(CD-R)
¥2500

ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)
 ブラームス:チェロ・ソナタ集
 クラリネット・ソナタ(ヴィオラ・ソナタ)
  第2番変ホ長調Op.120-2
 ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78(ニ長調へ移調版)
 クラリネット・ソナタ(ヴィオラ・ソナタ)
  第1番ヘ短調Op.120-1(全曲チェロのための編曲版)

ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)
ジョン・ヨーク(ピアノ


 ニンバス(Nimbus)が誇るいぶし銀の名コンビ、ラファエル・ウォルフィッシュとジョン・ヨークのブラームス・プロジェクト第2弾は、クラリネット・ソナタ(ヴィオラ・ソナタ)とヴァイオリン・ソナタのチェロ編曲版をカップリング。
 前作に続き、絶妙のコンビネーションと安定感を感じさせる演奏は、長年にわたってコンビを組んできた名手たちの熟練のなせる業です。

 ※録音:2017年11月7日ー9日、2018年4月4日-6日、ワイアストン・レイズ(モンマス、イギリス)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 


NIBUS ALLIANCE



NI 6394
(CD-R)
¥2500
イェール大学音楽部長、ロバート・ブロッカー
モーツァルト:ピアノ協奏曲集

 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲ヘ長調 K.413
   (作曲者自身による弦楽四重奏とピアノのための編曲版)
  ピアノ協奏曲イ長調 K.488
  2台のピアノのための協奏曲変ホ長調 K.365*

ロバート・ブロッカー(ピアノ)
ペーター・フランクル(ピアノ)*
イェール・フィルハーモニア
ウィリアム・ボートン(指揮)
スタテラ・クァルテット


 イェール大学の音楽部長を務め、国際的にも高く評価されている名ピアニスト、ロバート・ブロッカー。
 イギリス交響楽団の創設者&音楽監督としてNimbusに膨大な録音を行い、現在はイェール交響楽団の音楽監督も務めるイギリスの名指揮者ウィリアム・ボートンの指揮で贈る、熟練されたモーツァルト。

 ※録音:2018年3月4日-7日、2019年3月8日、イェール大学音楽院(ニューヘイヴン、アメリカ)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 
 

NI 6398
(CD-R)
¥2500
アントールド
 チャプター1
 チャプター2
 エピローグ

シダーハウス・リベリオン
 〔アダム・サマーヘイズ(ヴァイオリン)、
  マレイ・グレインジャー
   (アコーディオン、アコーディナ)〕


 300年前に絶滅したモーリシャス島の鳥ドードーの名を冠したエキサイティングなクインテット、「ドードー・ストリート」のメンバー、マレイ・グレインジャーと「悪魔のヴァイオリニスト、パガニーニの直系の子孫のようだ」とその超絶技巧を称えられたヴァイオリン&フィドル奏者アダム・サマーヘイズによるデュオ・アルバム。
 ルールに囚われない自由な演奏から生まれる、1つの物語、壮大な映画のサウンドトラックを思い起こさせます。

 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 




RUBICON



PRCD 1060
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2857+税
セレン
 エセンヴァルズ:オンリー・イン・スリープ
 ウェールズ民謡:スオ・ガン
 ヴォーン・ウィリアムズ:サイレント・ヌーン
 ヘンデル:オンブラ・マイ・フ
 クロード=ミシェル・シェーンベルク:彼を帰して
 モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス*
 モーツァルト:主を褒め称えよ
 ヘンデル:私を泣かせてください
 フォーレ:慈愛深いイエスよ(レクイエムより)
 ジョン・ブランニング:主は私の羊飼い
 スタンフォード:青い鳥
 ウェールズ民謡:とねりこの木立
 ヤイロ:ザ・グラウンド
カイ・トーマス(ボーイ・ソプラノ)
ロバート・ルイス(ディレクター)
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ
ペガサス室内合唱団
ボーン聖トーマス教会聖歌隊
ボーン・アンサンブル
アクセル・リクヴィン(バリトン)*
RCD 1060
¥2600

 ウェールズの新星ボーイ・ソプラノ、カイ・トーマスのデビュー・アルバム!

 ☆ウェールズの新星ボーイ・ソプラノ、カイ・トーマスのデビュー・アルバム!
 ☆Apple Musicクラシック・チャートで第2位となった「スオ・ガン」を含む、魅惑のソング・コレクション!

 現在12歳となるウェールズ出身のトレブル(ボーイ・ソプラノ)の新星、カイ・トーマスのデビュー・アルバムが、イギリスのRubicon Classicsから登場!
 カイ・トーマスは現在はイギリスのファーナム在住、ファーナムのボーン聖トーマス教会で7歳から歌い始め、その純粋で透き通るような歌声が認められ、12歳でデビュー・シングルの「スオ・ガン(Suo-Gân)」(ウェールズの有名な子守歌)をリリース。その「スオ・ガン」はApple Musicのクラシック・チャートで第2位になるなど反響を呼び、英クラシックFMやBBCラジオでも話題を呼びました。BBCラジオ2の「Young Chorister of the Year 2019」ではファイナリストとなっています。

 そして、クラウドファンディングなどによって支援が集まり、デビュー・アルバム「SEREN」の製作が実現しました。
 「Seren」はウェールズの言葉で星を意味し、2020年のスター歌手となることが期待されています。プログラムは、フォーレやヘンデル、モーツァルトの名曲、エセンヴァルズやオーラ・ヤイロなど現代の人気作曲家の作品、「レ・ミゼラブル」からのミュージカル・ナンバー、そして「スオ・ガン」を含む2つのウェールズ民謡など、バラエティに富んだお気に入り楽曲をセレクション。オーケストラや合唱団、アンサンブル、元ボーイ・ソプラノ歌手アクセル・リクヴィンとの共演など、編成やアレンジにもこだわり、様々な角度からカイ・トーマスのピュアな歌声と豊かな才能を魅せてくれます。

 ※録音:2019年7月1日、10月3日−4日、ボーン聖トーマス教会(ファーナム、イギリス)/2019年9月23日、セント・ジョン・ザ・エヴァンゲリスト教会(アッパー・ノーウッド、ロンドン)/2019年11月28日、ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)

 
 
 

RCD 1042
¥2600
ショパン:練習曲全集
 12の練習曲 Op.10
 12の練習曲 Op.25
 3つの新しい練習曲 Op.posth
ソニア・バッハ(ピアノ)

 ソニア・バッハのセカンド・アルバム!ショパンの練習曲全集!

 ☆オイゲン・ダルベール国際音楽コンクールでの第1位!
 ☆ソニア・バッハのセカンド・アルバム!
 ☆すべての「エチュード」の頂点に君臨するショパンの練習曲集を録音!

 イギリス室内管弦楽団との共演、弾き振りでのバッハ協奏曲集(RCD 1006)でデビューしたソニア・バッハは、イタリアでラザール・ベルマン、スペインでアリシア・デ・ラローチャにピアノを学び、現在はスタインウェイ・アーティストとして活躍中の女流ピアニスト。
 オイゲン・ダルベール国際音楽コンクールでの第1位&大賞受賞や、第12回ヴィオッティ=ヴァルセージア国際音楽コンクールでの特別賞受賞など順調にキャリアを重ねてきました。

 話題を呼んだバッハに続くセカンド・アルバムでは、ショパンの練習曲全集という偉大な作品を録音。クラーマー、フンメル、カルクブレンナー、モシュレスなどの有名なエチュードを脇に置いて頂点に君臨するショパンの練習曲全集で、ソニア・バッハの更なる飛躍を呼び起こします。

 ※録音:2018年10月27日−28日、ワイアストン・コンサート・ホール(モンマス、イギリス)
 
 

RCD 1046
¥2600
ラモー&シューマン
 ラモー:新クラヴサン曲集より 組曲イ短調 RCT 5
 シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集 Op.6
マルチン・フレシャール(ピアノ)

 ポーランドの新鋭 マルチン・フレシャール、ラモーとシューマンでデビュー!

 ☆1985年ポーランド生まれのピアニスト、マルチン・フレシャール!
 ☆ラモーの「クラヴサン組曲」とシューマンの「ダヴィッド同盟舞曲集」を組み合わせた独自のプログラムでレコーディング・デビュー!

 マルチン・フレシャールは1985年ポーランドに生まれ、ベルギーのエリザベート女王音楽チャペルでマリア・ジョアン・ピリスに学び、現在もピリスの下でエリザベート女王音楽チャペルのアーティスト・イン・レジデンスとして活動。2015年の国際ジャン・フランセ音楽コンクール(パリ)第1位を始め、様々なコンクールで入賞し、スイスのメニューイン音楽祭、ワルシャワのラ・フォル・ジュルネ、その他ポーランドの多くの音楽祭で活躍してきました。
 デビュー・レコーディングでは、ラモーの「クラヴサン組曲」とシューマンの「ダヴィッド同盟舞曲集」という時代を超えた名曲を独自に組み合わせ、才気あふれるピアノを披露します。

 ※録音:2018年2月16日&19日、サレ・コロンヌ(パリ)
 




STERLING


CDA 1840-2
(CD-R)
¥2700
聖シーグフリッドの聖務日課
 聖シーグフリッドの聖務日課:
  Instrumental/交唱第1晩課/第2朝課交唱/第3朝課交唱/
  Instrumental/第4朝課交唱/第5朝課交唱/Instrumental/
  第7朝課交唱/第8朝課交唱/第2賛歌交唱/第3賛歌交唱/
  第5賛歌交唱/第5朝課応唱/Instrumental/第6朝課応唱/
  第7朝課応唱/第8朝課応唱/Instrumental/
  ベネディクトゥス交唱/賛歌聖歌
アンサンブル・イェマ
 〔クリスティン・ユーンソン、
  ドロテーア・クヌースト、
  エメリ・ルース、
  カーリン・ストリンホルム・ラーゲルグレーン
   (芸術監督)、
  ユハンネス・ゲヴォルキアン・ヘルマン
   (ハーディガーディ)〕

 スカンディナヴィアに関わる中世の教会音楽を演奏するため2006年に創設、ビルギッタ修道会の聖歌400年のアルバム『マリア!マリア!』をリリースした「アンサンブル・イェマ」の新作。南スウェーデン、ヴェクショー教区の聖人シーグフリッドの祝日、2月11日の聖務日課のため13世紀の変わり目あたりに書かれた聖歌を歌ったアルバムです。
 芸術監督カーリン・ストリンホルム・ラーゲルグレーン(b.1971)を中心とする4人の歌に、王立ストックホルム音楽大学とヘルシンキ芸術大学シベリウス・アカデミーで学んだミュージシャン、ハーディガーディを得意とするユハンネス・ゲヴォルキアン・ヘルマン(b.1990)の演奏をはさんで進められます。前のアルバムと同じヴェクショーの教会で録音セッションが行われました。

 ※録音:2019年10月6日8日、ヘムショー新教会(ヴェクショー、スウェーデン)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 




<メジャー・レーベル>
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DG



4837707
(2CD)
\3400→\3090
ブッフビンダー、ドイツ・グラモフォン移籍第1弾
 《ルドルフ・ブッフビンダー〜ディアベッリ・プロジェクト》


《CD 1》
 ベートーヴェン: ディアベッリの主題による33の変奏曲 ハ長調 作品120

《CD 2》
 1. ディアベッリ:ワルツ ハ長調

 ディアベッリの主題による新変奏曲 (2020)
  2. Lera Auerbach (*1973): Diabellical Waltz
  3. Brett Dean (*1961): Variation for Rudi (on a well-known waltz by Anton Diabelli)
  4. Toshio Hosokawa (*1955): Verlust
  5. Christian Jost (*1963): Rock it Rudi
  6. Brad Lubman (*1962): Variation for R.B.
  7. Philippe Manoury (*1952): Zwei Jahrhunderte sp?ter
  8. Krzysztof Penderecki (*1933): tba
  9. Max Richter (*1966): Diabelli
  10. Rodion Shchedrin (*1932): Variation on a theme by Anton Diabelli
  11. Johannes Maria Staud (*1974): A propos de…Diabelli
  12. Tan Dun (*1957): Blue Orchid
  13. J?rg Widmann (*1973): Diabelli-Variation

 ディアベッリの主題による変奏曲  (1824)
 14. Johann Nepomuk Hummel (フンメル)
 15. Fr?d?ric Kalkbrenner (カルクブレナー)
 16. Conradin Kreutzer (コンラディン・クロイツァー)
 17. Franz Liszt (リスト)
 18. Ignaz Moscheles (モシュレス)
 19. Franz Xaver Wolfgang Mozart (フランツ・クサーヴァー・モーツァルト)
 20. Franz Schubert (シューベルト)
 21. Coda: Carl Czerny (ツェルニー)


《LP収録曲》
 1.ベートーヴェン:ディアベッリの主題による新変奏曲-主題
 ディアベッリの主題による新変奏曲
  2.Lera Auerbach: Diabellical Waltz
  3.Brett Dean: Variation for Rudi
  4.Toshio Hosokawa: Verlust
  5.Christian Jost: Rock it Rudi
  6.Brad Lubman: Variation for R.B.
  7.Philippe Manoury: Zwei Jahrhunderte sp?ter
  8.Max Richter: Diabelli
  9.Rodion Shchedrin: Variation on a theme by Anton Diabelli
  10.Johannes Maria Staud : A propos de…Diabelli
  11.Tan Dun: Blue Orchid
  12.J?rg Widmann: Diabelli-Variation
ルドルフ・ブッフビンダー(ピアノ)
4838479
(LP)
\3400

 ブッフビンダー、ドイツ・グラモフォン移籍第1弾は3種のディアベッリ!

 ベートーヴェン弾きとして名高いブッフビンダー、ドイツ・グラモフォン移籍第1弾はべートーヴェン・イヤーに相応しい「ディアベッリ」に新しい光を当てたアルバム。
 彼はそのキャリアの初期にベートーヴェンのディアベッリ変奏曲を録音していましたが、今回は12人の現代作曲家を招き、ディアベッリの主題に新たな変奏曲の作曲を委嘱しました。
 ペンデレツキ、シチェドリン、ブレット・ディーン、マックス・リヒター、イェルク・ヴィトマン、細川俊夫、レーラ・アウエルバッハ、ブラッド・ラブマン、クリスティアン・ヨスト、フィリップ・マヌリ、ヨハネス・マリア・シュタウト、そしてタン・ドゥンという12人の錚々たる作曲家たちに。
  
 ブッフビンダーの新たな委嘱はディアベッリ自身のオリジナル作品に込められたストーリを反映したもので、ここにディアベッリ自身が試みた1824年出版の作品、べートーヴェンが手掛けた高名な「ディアベッリ変奏曲」そして、新たに生まれた変奏曲という3種類の変奏曲を堪能できるアルバムが誕生しました。
 この録音と共にブッフビンダーは各地の公演でも新作の「ディアベッリの主題による変奏曲」を披露する予定です。

 1819年、作曲家であり音楽出版業も営んでいたアントン・ディアベッリは、ワルツの先駆けである32小節の「ドイツ舞曲」を書き、50人の作曲家に1曲ずつ変奏曲の作曲を依頼します。
 依頼が送られた作曲家の中には、当時わずか8歳だったツェルニー、11歳だったリストなども含まれ、シューベルト、モーツァルトの息子フランツ・クサーヴァー、フンメル等からディアベッリは作品を受け取りました。
 ベートーヴェンにもその依頼は届きましたが、彼はその主題の陳腐さの為か作曲を拒否します。しかし、その4年後、彼はディアベッリの主題を元に自ら33もの変奏から成る大作を書き上げたのです。
 後に指揮者のハンス・フォン・ビュローによって「ベートーヴェンの天才の縮図」と称賛されたこの作品は、作曲家が最後に完成させた大規模なピアノ作品であり、現代においても遍くピアニストたちによって至高の作品として大切に演奏されています。

 【録音】2019年8月19-20日 ベルリン イエス・キリスト教会(CD1、CD2:14-21) 2020年1月7-8日 ブレーメン Sendesaal(CD2: 1-13)
  
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4838351
\2300→\2090
《マティアス・ゲルネ〜ベートーヴェン: 歌曲集》
 ベートーヴェン:
  1-6 ゲレルトの詩による6つの歌 作品48
     第1曲:願い 
     第2曲:隣人の愛
     第3曲:死について
     第4曲:自然における神の栄光
     第5曲:神の力と摂理
     第6曲:懺悔の歌
  7 あきらめ WoO.149
  8 希望に寄せて 作品32
  9 遠い国からの歌 WoO.137
  10 五月の歌 作品52の4
  11 愛する男 WoO.139
  12 嘆き WoO.113
  13 希望に寄せて 作品94
  14 アデライーデ 作品46
  15 悲しみの喜び 作品83の1
  16 休息の歌 作品52の3
  17 愛人に寄す WoO.140

  18-23 連作歌曲《遥かなる恋人に》 作品98
    第1曲:丘の上に腰をおろし
    第2曲:灰色の霧の中から
    第3曲:天空を行く軽い帆船よ
    第4曲:天空を行くあの雲も
    第5曲:五月はもどり
    第6曲:愛する人よ、あなたのために
マティアス・ゲルネ(バリトン)、
ヤン・リシエツキ(ピアノ)

 現代最高のバリトン、ゲルネが歌い上げるベートーヴェン!
 現代最高のバリトン歌手の一人で、シュヴァルツコップとフィッシャー=ディースカウというドイツ・リートの双璧の遺伝子を継ぐドイツ・リートの第一人者といえるマティアス・ゲルネ。円熟を迎えた彼が、キャリアの総決算としてドイツ・グラモフォンでの録音を開始しました。
 ドイツ・グラモフォンの才能あふれる若きピアニストとのコラボレーションで今後もドイツ・リートのリリースが予定されていますが、第1弾のパートナーは、DGにおけるベートーヴェン生誕250周年のピアノ協奏曲全曲録音の大役を務めた若き天才、ヤン・リシエツキ。
  録音:2019年7月 ベルリン
 
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4838242
\2300→\2090
※Blu-ray同時発売
ムター、ヨーヨー・マ、バレンボイム〜
 ベートーヴェン:三重協奏曲
  そして交響曲第7番

  ベートーヴェン:
   ①ピアノ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための協奏曲 ハ長調 作品56
   ②交響曲 第7番 イ長調 作品92
アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
ヨーヨー・マ(チェロ)
ダニエル・バレンボイム(ピアノ、指揮)
ウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団
4838246
(2LP)
\4800
※Blu-ray同時発売

 ベートーヴェン生誕250年を祝う、現代最高の3人によるトリプル・コンチェルト!
 
 ムター&マ、1979年のカラヤンとの旧録音から40年振りとなる三重協奏曲。ピアノと指揮には現代最高の巨匠、バレンボイム。円熟のソリストの脇を固めるのは、バレンボイムが対立するイスラエルとアラブ諸国の若手音楽家で組織したウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団。

 「全ての人々よ抱き合え」という永遠のメッセージをベートーヴェンは打ち立てました。この信念により人は兄弟姉妹として生きることができ、全ての人々は兄弟として生きるべきなのだという考えが、彼の音楽の本質です。彼はより良き未来を希求する過去からの伝道者なのです。
                                                             ・・・・・・・アンネ・ゾフィームター

 録音:2019年10月 ベルリン、フィルハーモニー〈ライヴ〉(①) 2010年7月 ブエノスアイレス〈ライヴ〉(②)
 
 


4838503
(5CD+BDA)
\6300→\5990
《ネルソンス&ウィーン・フィル〜ベートーヴェン:交響曲全集》 キャップ・ボックス仕様
ベートーヴェン:
CD-1
 交響曲 第1番 ハ長調 作品21
 交響曲 第3番 変ホ長調 作品55 《英雄》
CD-2
 交響曲 第2番 ニ長調 作品36
 交響曲 第4番 変ロ長調 作品60
CD-3
 交響曲 第5番 ハ短調 作品67 《運命》
 交響曲 第6番 ヘ長調 作品68 《田園》
CD-4
 交響曲 第7番 イ長調 作品92
 交響曲 第8番 ヘ長調 作品93
CD-5
 交響曲 第9番 ニ短調 作品125 《合唱》

BDA:全曲収録(24bit/96kHz)
カミラ・ナイルンド(ソプラノ)、
ガーヒルド・ロンバーガー(アルト)、
クラウス・フロリアン・フォークト(テノール)、
ゲオルク・ツェッペンフェルト(バス)
ウィーン楽友協会合唱団
合唱指揮:ヨハネス・プリンツ
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:アンドリス・ネルソンス

 ベートーヴェン生誕250年記念。ブルーレイ・オーディオ付き
 2019年度 第57回レコード・アカデミー賞「大賞銅賞 交響曲部門」受賞した全集の通常版仕様BOX
 2020年のベートーヴェン生誕250年に向けたアニバーサリー企画。
 ベートーヴェン演奏の歴史と伝統が脈々と受け継がれている世界トップのオーケストラ、ウィーン・フィルによる交響曲全曲録音。ベートーヴェン演奏の最高峰を最高の音質で楽しめるBlu-ray Audio付き。
昨年10月に発売されたハード・ブック型初回限定盤は早くもご好評いただき完売しましたので、プライスダウンした通常盤をリリースします。
 ウィーン・フィルを振ったベートーヴェンの交響曲全集は、ドイツ・グラモフォンにはベーム、バーンスタイン、アバドといった巨匠が振った全集がありましたが、記念すべきベートーヴェン生誕250年を記念する今回の指揮者として白羽の矢がたったのは、現在、ボストン交響楽団音楽監督とライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のカペルマイスターを兼任するラトヴィア出身の40歳、アンドリス・ネルソンス。
 ドイツ・グラモフォンにはボストン交響楽団とのショスタコーヴィチ交響曲全曲録音と、ゲヴァントハウス管弦楽団とのブルックナー交響曲全曲録音が進行中で、現在最も勢いに乗っているトップ指揮者です。伝統の響きの中に若々しくスマートな風を吹き入れた21世紀のベートーヴェン像を打ち立ています。

 【録音】
  2017年3月(第6番)、10月(第7番、第8番)、2018年3月(第9番)、2019年3月(第4番、第5番)、4月(第1番-第3番) 
  ウィーン、ムジークフェライン 〈ライヴ・レコーディング〉
  



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DECCA


4834952
(38CD)
\16000→\14990
再提示
 ヴィルヘルム・バックハウス〜デッカ録音全集


ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ[モノラル録音]
《CD 1》
 1) 第1番ヘ短調Op.2 No.1、2) 第2番イ長調Op.2 No.2、
 3) 第3番ハ長調Op.2 No.3、4) 第4番ホ長調Op.7
  【録音】1953年(1, 2, 4)、1952年(3)、ジュネーヴ/
《CD 2》
 1) 第5番ハ短調Op.10 No.1、2) 第6番ヘ長調Op.10 No.2、3) 第7番ニ長調Op.10 No.3、
 4) 第8番ハ短調Op.13『悲愴』、5) 第9番ホ長調Op.14 No.1
  【録音】1951年(1, 2)、1953年(3-5)、ジュネーヴ/
《CD 3》
 1) 第10番ト長調Op.14 No.2、2) 第11番変ロ長調Op.22、
 3) 第12番変イ長調Op.26、4) 第13番変ホ長調Op.27 No.1
  【録音】1952年(1, 4)、1953年(2)、1950年(3)、ジュネーヴ/
《CD 4》
 1) 第14番嬰ハ短調Op.27 No.2『月光』、2) 第15番ニ長調Op.28『田園』、
 3) 第16番ト長調Op.31 No.1、4) 第17番ニ短調Op.31 No.2『テンペスト』
  【録音】1952年(1, 4)、1953年(2, 3)、ジュネーヴ/
《CD 5》
 1) 第18番変ホ長調Op.31 No.3『狩』、2) 第19番ト短調Op.49 No.1、3) 第20番ト長調Op.49 No.2、
 4) 第21番ハ長調Op.53『ワルトシュタイン』、5) 第22番ヘ長調Op.54
  【録音】1953年(1)、1952年(2, 3, 5)、1950年(4)、ジュネーヴ/
《CD 6》
 1) 第23番ヘ短調Op.57『熱情』、2) 第24番嬰へ長調Op.78『テレーゼ』、
 3) 第25番ト長調Op.79、4) 第26番変ホ長調Op.81a『告別』
  【録音】1952年(1, 2)、1951年(3)、1953年(4)、ジュネーヴ/
《CD 7》
 1) 第27番ホ短調Op.90、2) 第28番イ長調Op.101、3) 第29番変ロ長調Op.106『ハンマークラヴィーア』
  【録音】1953年(1)、1952年(2, 3)、ジュネーヴ/
《CD 8》
 1) 第30番ホ長調Op.109、2) 第31番変イ長調Op.110、3) 第32番ハ短調Op.111
  【録音】1950年(1)、1953年(2, 3)、ジュネーヴ/
《CD 9》
 1) ディアベッリ変奏曲ハ長調Op.120
  【録音】1954年、ジュネーヴ/ピアノ協奏曲

ピアノ協奏曲[モノラル録音]
《CD 10》
 1) 第2番変ロ長調Op.19、2) 第3番ハ短調Op.37
  【演奏】クレメンス・クラウス(1)、カール・ベーム(2)(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1952年(1)、1950年(2)、ウィーン/
《CD 11》
 1) 第4番ト長調Op.58、2) 第5番変ホ長調Op.73『皇帝』
  【演奏】クレメンス・クラウス(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1951年(1)、1953年(2)、ウィーン/
ブラームス:《CD 12》
 ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
  【演奏】カール・ベーム(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1953年、ウィーン/
《CD 13》
 ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
  【演奏】カール・シューリヒト(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1952年、ウィーン/
《CD 14》
 チェロ・ソナタ1)第1番ホ短調Op.38、2) 第2番ヘ長調Op.99
  【演奏】ピエール・フルニエ(チェロ)【録音】1955年、ジュネーヴ/
《CD 15》
 ショパン:
  1) バラード第1番ト短調Op.23、2) マズルカ第17番変ロ短調Op.24 No.4、
  3) マズルカ第20番変ニ長調Op.30 No.3、4) マズルカ第24番ハ長調Op.33 No.3、
  5) ワルツ第2番変イ長調Op.34 No.1『華麗なる円舞曲』、
  6) ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35『葬送』、
  練習曲集Op.10より
   7) 第3番ホ長調『別れの曲』、8) 第10番変イ長調、
  練習曲集Op.25より
   9) 第7番嬰ハ短調『恋の二重唱』、10) 第6番嬰ト短調、11) 第8番変ニ長調、
   12) 第9番変ト長調『蝶々』、13) 練習曲集Op.10より第5番変ト長調『黒鍵』、
  練習曲集Op.25より
   14) 第1番変イ長調『エオリアン・ハープ』、15) 第2番ヘ短調、16) 第3番ヘ長調、
  練習曲集Op.10より
   17) 第8番ヘ長調、18) 第2番イ短調『半音階』、19) 練習曲集Op.25より第11番イ短調『木枯らし』
    【録音】1950年(1-7)、1952年(8-19)、ジュネーヴ/
《CD 16》
 1) シューベルト:楽興の時Op.94 D780、
 シューマン:2) 森の情景Op.82、3) 幻想小曲集Op.12より第3曲:なぜに
  【録音】1955年(1, 2)、1951年(3)、ジュネーヴ/
《CD 17》
 モーツァルト:
  1) 幻想曲ハ短調K.475、ピアノ・ソナタ2) 第10番ハ長調K.330、
  3) 第11番イ長調K.331『トルコ行進曲付』、4) 第14番ハ短調K.457、5) ロンド イ短調K.511
   【録音】1955年、ジュネーヴ(1, 2, 4, 5)、ウィーン(3)/
《CD 18》
 J.S.バッハ:
  1) イギリス組曲第6番ニ短調BWV811、
  2) フランス組曲第5番ト長調BWV816、前奏曲とフーガ ト長調3) BWV860、4) BWV884
  【録音】1955年、ジュネーヴ/

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ[ステレオ録音]
《CD 19》
 1) 第1番ヘ短調Op.2 No.1、2) 第2番イ長調Op.2 No.2、
 3) 第3番ハ長調Op.2 No.3、4) 第4番変ホ長調Op.7
  【録音】1963年(1)、1968年(2)、1969年(3)、1966年(4)、ジュネーヴ/
《CD 20》
 1) 第5番ハ短調Op.10 No.1、2) 第6番ヘ長調Op.10 No.2、3) 第7番ニ長調Op.10 No.3、
 4) 第8番ハ短調Op.13『悲愴』、5)第9番ホ長調Op.14 No.1、6) 第10番ト長調Op.14 No.2
  【録音】1963年(1- 3)、1968年(5&6)、ジュネーヴ、1958年(4)、ウィーン/
《CD 21》
 1) 第11番変ロ長調Op.22、2) 第12番変イ長調Op.26、
 3)第13番変ホ長調Op.27 No.1、4) 第14番嬰ハ短調Op.27 No.2『月光』
  【録音】1968年(1)、1963年(2)、1969年(3)、ジュネーヴ、1958年(4)、ウィーン、/
《CD 22》
 1) 第15番ニ長調Op.28『田園』、2) 第16番ト長調Op.31 No.1、
 3)第17番ニ短調Op.31 No.2『テンペスト』、4) 第18番変ホ長調Op.31 No.3『狩』
  【録音】1961年(1)、1969年(2)、1963年(3, 4)、ジュネーヴ/
《CD 23》
 1)第19番ト短調Op.49 No.1、2) 第20番ト長調Op.49 No.2、
 3) 第21番ハ長調Op.53『ワルトシュタイン』、4)第22番ヘ長調Op.54、
 5) 第23番ヘ短調Op.57『熱情』、6) 第24番嬰ヘ長調Op.78『テレーゼ』
  【録音】1968年(1, 2)、1958年(3、5)、1969年(4, 6)、ジュネーヴ/
《CD 24》
 1)第25番ト長調Op.79、2) 第26番変ホ長調Op.81a『告別』、
 3) 第27番ホ短調Op.90、4) 第28番イ長調Op.101
 【録音】1964年(1)、1961年(2)、1969年(3)、1963年(4)、ジュネーヴ/
《CD 25》
 1)第30番ホ長調Op.109、2) 第31番変イ長調Op.110、3) 第32番ハ短調Op.111
  【録音】1961年(1, 3)、1964年(2)、ジュネーヴ/

ピアノ協奏曲[ステレオ録音]
《CD 26》
 1) 第1番ハ長調Op.15、2) 第2番変ロ長調Op.19
  【演奏】ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1958年(1)、1959年(2)、ウィーン/
《CD 27》
 1) 第3番ハ短調Op.37、2) 第4番ト長調Op.58
  【演奏】ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1958年、ウィーン/
《CD 28》
 第5番変ホ長調Op.73『皇帝』
  【演奏】ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1959年、ウィーン/
《CD 29》
 ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
  【演奏】カール・ベーム(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1967年、ウィーン
《CD 30》
 ブラームス:
  1) 6つの小品Op.118、2) 8つの小品Op.76より第2曲:奇想曲、
  3) 3つの間奏曲Op.117より第1曲変ホ長調、4) 狂詩曲ロ短調Op.79 No.1、
  5) 幻想曲集Op.116より第6曲:間奏曲、
  4つの小品Op.119より
   6) 第2曲:間奏曲、7) 第3曲:間奏曲、
 メンデルスゾーン:
  1) ロンド・カプリチオーソOp.14、
  無言歌集Op.62より
   2) 第6曲:春の歌、3) 第1曲:5月のそよ風、
  4) 無言歌集Op.67より第4曲:蜜蜂の結婚
  【録音】1956年、ジュネーヴ/
《CD 31》
 ハイドン:ピアノ・ソナタ
  1) 第52番変ホ長調Hob.XVI:52、2) 第48番ハ長調Hob.XVI:48、3) 幻想曲ハ長調Hob.XVII:4、
  4) アンダンテと変奏曲ヘ短調Hob.XVII:6、
  5) ピアノ・ソナタホ第34番ホ短調Hob.XVII:34
   【録音】1958年、ジュネーヴ/
《CD 32》
 モーツァルト:
  1) ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595、
  ピアノ・ソナタ2) 第11番イ長調K.331『トルコ行進曲付』
   【演奏】カール・ベーム(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1)
   【録音】1955年(1)、1960年(2)、ウィーン
《CD 32》
 ピアノ・ソナタ
  1) 第12番ヘ長調K.332、2) 第10番ハ長調K.330、3) 第4番変ホ長調K.282、
  4) 第5番ト長調K.283、5) ロンド イ短調K.511
   【録音】1961年(1,2)、1966年(3-5)、ジュネーヴ/
《CD 34》
 1)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54、
 シューベルト:
  2) 即興曲集Op.142 D935より第3曲変ロ長調、3) 高雅なワルツ集D969
   【演奏】ギュンター・ヴァント(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1)
   【録音】1956年(2,3)、(1)、1960年(1)、ジュネーヴ/

[カーネギー・ホール・リサイタル1954]
《CD 35》
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ
  1) 第8番ハ短調Op.13『田園』、2) 第17番ニ短調Op.31 No.2『テンペスト』、
  3) 第26番変ホ長調Op.81a『告別』、4) 第32番ハ短調Op.111、5) 第25番ト長調Op.79
  【録音】1954年、ニューヨーク(ライヴ)/
《CD 36》
 1) シューベルト:幻想曲集Op.142 D935より第2曲変イ長調、
 2)シューマン:幻想小曲集Op.12より第3曲:なぜに、
 3) リスト:ウィーンの夜会S.427より第6番、
 4) ブラームス:4つの小品Op.119より第3曲:間奏曲、
 5) シューベルト:幻想曲集Op.142 D935より第3曲変ロ長調、
 6)ショパン:練習曲集Op.25より第2番ヘ短調、
 7) シューマン:森の情景Op.82より第7曲:予言の鳥、
 8) モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番K.331より第3楽章:トルコ行進曲
  【録音】1954年、ニューヨーク(ライヴ)/

[ラスト・リサイタル]
《CD 37》
 1) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53『ワルトシュタイン』、
 2) シューベルト:楽興の時Op.94 D780
  【録音】1969年、オーストリア、オッシアッハ/
《CD 38》
 1) モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331『トルコ行進曲付』、
 2) シューベルト:即興曲集Op.142 D935より第2曲変イ長調、
 3) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調Op.31 No.3『狩』、
 シューマン:幻想小曲集Op.12より
  4) 第1曲:夕べに、5) 第3曲:なぜに、
 6) シューベルト:即興曲集Op.142 D935より第2曲変イ長調
  【録音】1969年、オーストリア、オッシアッハ
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)

 バックハウス没後50周年記念BOX

 半年前に告知したものですが、発売日がかなり延期になり、内容も少し変更になったので再度ご紹介します。


 
 ヴィルヘルム・バックハウスが1969年7月5日に世を去ってから、今年で50年になります。この偉大なピアニストがデッカに残したすべての録音が今回初めて集大成されました。
 新規リマスタリングされたこれらの録音にはバックハウスのピアニズムの驚くべき完成度が示されています。

 ベートーヴェンの歴史的録音2つのソナタ・ツィクルス(モノラル録音と、バックハウスの死去により録音されなかった第29番『ハンマークラヴィーア』のみを除くステレオ録音)、ピアノ協奏曲、チェロ・ソナタ(チェロ:ピエール・フルニエ)、そしてバックハウスの有名な1954年の「カーネギー・ホール・リサイタル」—の他、クレメンス・クラウス、カール・ベーム、カール・シューリヒト、ハンス・シュミット=イッセルシュテット、ギュンター・ヴァントといった指揮者たちとウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との共演も全て収録されています。

 亡くなる2週間前のバックハウスの「ラスト・リサイタル」と、モノラル録音のベートーヴェンのピアノ・ソナタのツィクルスはインターナショナル発売としては初出です。

 オリジナル・ジャケット仕様。

 
 




WARNER CLASSICS



9029531746
(9CD)
\3000→\2790
ヨッフムの人生の集大成とも言える
 シュターツカペレ・ドレスデンとのブルックナー交響曲全集

ブルックナー:交響曲全集(第1番〜第9番)

CD1
  交響曲第1番ヘ短調 WAB.101(リンツ稿/ノヴァーク版)
  録音時期:1978年12月11-15日
CD2
  交響曲第2番ハ短調 WAB.102(1877年版)
  録音時期:1980年3月4-7日
CD3
  交響曲第3番ニ短調 WAB.103(1888-89年版)
  録音時期:1977年1月22-27日
CD4
  交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」 WAB.104(ノヴァーク版)
  録音時期:1975年12月1-7日
CD5
  交響曲第5番変ロ長調 WAB.105(1878年版)
  録音時期:1980年2月25日〜3月3日
CD6
  交響曲第6番イ長調 WAB.106(原典版)
  録音時期:1978年6月6-13日
CD7
  交響曲第7番ホ長調 WAB.107(ノヴァーク版)
  録音時期:1976年12月11-14日
CD8
  交響曲第8番ハ短調 WAB.108(ノヴァーク版)
  録音時期:1976年11月3-7日
CD9
 交響曲第9番ニ短調 WAB.109(ノヴァーク版)
  録音時期:1978年1月13-16日
シュターツカペレ・ドレスデン
オイゲン・ヨッフム(指揮)
 録音:ドレスデン、ルカ教会、ステレオ(セッション)

 ヨッフムは若い頃からブルックナー作品に熱心に取り組み、やがてブルックナー協会総裁も務めるなど権威としてその名を知られるようになります。
 交響曲全集も2回録音しているほか、個別の録音も数多く存在しますが、晩年に東ドイツまで出向き、シュターツカペレ・ドレスデンを指揮して聖ルカ教会でのこのセッション録音全集は、数々の経験を膨大に蓄積したヨッフム晩年の方法論が反映された演奏として注目される内容を持っています。
 その演奏は重厚で堂々たるスケールを持っていますが、決してスタティック一辺倒なものでは無く、十分に動的な要素にも配慮された起伏の大きな仕上がりによる、素晴らしい名演奏です。
  


9029530484
(16CD)
\5000→\4590

 透明感のある音色とクリアなタッチによる、
  考え抜かれたブッフビンダーのベートーヴェン

ベートーヴェン:ピアノ独奏作品全集

CD1
  ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 Op.2-3
  ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 Op.7
  ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調 Op.10-2
  ピアノ・ソナタ第9番ホ長調 Op.14-1

CD2
  ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.2-1
  ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 Op.13「悲愴」
  ピアノ・ソナタ第10番ト長調 Op.14-2
  ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調 Op.22

CD3
  ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10-3
  ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 Op.27-1
  ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2「月光」
  ピアノ・ソナタ第16番ト長調 Op.31-1

CD4
  ピアノ・ソナタ第2番イ長調 Op.2-2
  ピアノ・ソナタ第12番変イ長調 Op.26「葬送」
  ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調 Op.31-3
  ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90

CD5
  ピアノ・ソナタ第15番ニ長調 Op.28「田園」
  ピアノ・ソナタ第19番ト短調 Op.49-1
  ピアノ・ソナタ第20番ト長調 Op.49-2
  ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 Op.53「ワルトシュタイン」
  ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調 Op.54

CD6
  ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.31-2「テンペスト」
  ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 Op.57「熱情」
  ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調 Op.78「テレーゼ」
  ピアノ・ソナタ第25番ト長調 Op.79
  ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 Op.81a「告別」

CD7
  ピアノ・ソナタ第5番ハ短調 Op.10-1
  ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op.101
  ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
  ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110

CD8
  ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 Op.106「ハンマークラヴィーア」
  ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111

CD9
  7つのバガテル Op.33
  11の新バガテル Op.119
  アレグレット(バガテル)ハ長調 WoO.56
  バガテル ハ短調 WoO.52
  6つのバガテル Op.126

CD10
  ドレスラーの行進曲による9つの変奏曲ハ短調 WoO.63
  スイスの歌による6つの易しい変奏曲ヘ長調 WoO.64
  リギーニのアリエッタ「恋人よ来たれ」による24の変奏曲ニ長調 WoO.65
  ディッタースドルフの歌劇「赤ずきん」の主題による13の変奏曲イ長調 WoO.66
  ハイベルのバレエ「妨げられた結婚」の
  「ヴィガーノ風のメヌエット」による12の変奏曲ハ長調 WoO.68

CD11
  パイジェッロの「水車屋の娘」の
   「田舎の恋は」の主題による9つの変奏曲イ長調 WoO.69
  パイジェッロの喜歌劇「粉屋の娘」の
   二重唱「ネル・コル・ピウ」による6つの変奏曲ト長調 WoO.70
  ヴラニツキーのバレエ「森の娘」の
   ロシア舞踏による12の変奏曲イ長調 WoO.71
  グレトリーの歌劇「獅子王リシャール」の
   ロマンス「燃える情熱」による8つの変奏曲ハ長調 WoO.72
  サリエリの「ファルスタッフ」の
  「まさにその通り」の主題による10の変奏曲 WoO.73
  ヴィンターの歌劇「中止された犠牲祭」の
   「子供よ、静かにお休み」による7つの変奏曲ヘ長調 WoO.75
  ジュスマイアーの歌劇「ゾリマン2世」の
   「ふざけて、からかって」による8つの変奏曲ヘ長調 WoO.76
  創作主題による6つの易しい変奏曲ト長調 WoO.77

CD12
  イギリス国歌による7つの変奏曲ハ長調 WoO.78
  「ルール・ブリタニア」による5つの変奏曲ニ長調 WoO.79
  創作主題による32の変奏曲ハ短調 WoO.80
  創作主題による6つの変奏曲ヘ長調 Op.34
  「エロイカ」の主題による15の変奏曲とフーガ変ホ長調 Op.35
  「トルコ行進曲」の主題による6つの変奏曲ニ長調 Op.76

CD13
  ディアベッリの主題による33の変奏曲ハ長調 Op.120
  「私はちょうど小さい小屋だ」による8つの変奏曲WoO Anh.10

CD14
  3つのピアノ・ソナタ(「選帝侯ソナタ」)WoO.47
  2つのロンド Op.51
  ソナティネの2つの楽章 ヘ長調 WoO.50
  3つのアレグレット
  バガテル「楽しい - 悲しい」WoO.54
  バガテル「エリーゼのために」 WoO.59
  ピアノ小品 変ロ長調 WoO.60
  前奏曲 ヘ短調 WoO 55
  2つのワルツ
  アンダンテ ハ長調 WoO.211
  8つのメヌエット
  6つのレントラー

CD15
  2つの前奏曲
  3つのロンド
  幻想曲 ロ長調 Op.77
  ポロネーズ ト長調 Op.89
  7つのレントラー
  12のドイツ舞曲WoO.13
  アルマンド
  7つのエコセーズ
  9つのコントルダンス

CD16
  2つのソナチネ Anh.5
  ピアノ・ソナタ ハ長調(2つの小品) WoO.51
  ロンド Anh.6
  メヌエット 変イ長調 WoO.209
  3つの行進曲
  12のメヌエット WoO.7
  12のドイツ舞曲 WoO.8
ルドルフ・ブッフビンダー(ピアノ)
 録音:1976〜1982年、ベルリン、ステレオ(セッション)


 ブッフビンダーのベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集というと、2010〜11年に行われたライヴ録音盤が名高いですが、このテルデックのセッション録音全集もかねてから話題を集めていました。

 ブッフビンダーは早熟の天才といわれ、ウィーン音楽院で5歳の時から学び、10歳でベートーヴェンのピアノ協奏曲を演奏してコンサート・デビュー、翌年にはウィーン・トリオを結成して室内楽にも進出、15歳の年にはミュンヘン国際音楽コンクールで優勝しています。
 さらに20歳の時にはヴァン・クライバーン・コンクールで特別賞を受賞、21歳ではベートーヴェン・コンクールで優勝するなど輝かしいキャリアの持ち主でもあります。

 30代のときに録音したこの全集はセッションということもあって、細部の仕上げの精度が驚異的なレベルに達しており、当時のブッフビンダーにしかできなかった完璧な演奏が世界的にも高い評価を獲得。しかもソナタ全集だけでなく、変奏曲やバガテルでの作品の姿を正確に示したそのクオリティの高さには以前から定評がありました。

 アナログ後期からデジタル初期にかけてのステレオ録音で音質も高水準。
 ベートーヴェン・イヤーに大特価で再発売となりました。




<映像>

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DG(映像)



※CDのジャケットです
735763
(Blu-ray)
\3400→\3090
※CD、LP同時発売
《ムター、ヨーヨー・マ、バレンボイム〜
 ベートーヴェン:三重協奏曲、交響曲第7番》

  ベートーヴェン:
   ①ピアノ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための協奏曲 ハ長調 作品56
   ②交響曲 第7番 イ長調 作品92
アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
ヨーヨー・マ(チェロ)
ダニエル・バレンボイム(ピアノ、指揮)
ウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団

 ベートーヴェン生誕250年を祝う、現代最高の3人によるトリプル・コンチェルト!
 
 ムター&マ、1979年のカラヤンとの旧録音から40年振りとなる三重協奏曲。ピアノと指揮には現代最高の巨匠、バレンボイム。円熟のソリストの脇を固めるのは、バレンボイムが対立するイスラエルとアラブ諸国の若手音楽家で組織したウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団。

 「全ての人々よ抱き合え」という永遠のメッセージをベートーヴェンは打ち立てました。この信念により人は兄弟姉妹として生きることができ、全ての人々は兄弟として生きるべきなのだという考えが、彼の音楽の本質です。彼はより良き未来を希求する過去からの伝道者なのです。
                                                             ・・・・・・・アンネ・ゾフィームター

 録音:2019年10月 ベルリン、フィルハーモニー〈ライヴ〉(①) 2010年7月 ブエノスアイレス〈ライヴ〉(②)
  

<EP>


DG(EP盤)

4837526
(EP)
\3000
《ジョン・ウィリアムズ&アンネ・ゾフィームター〜アクロス・ザ・スターズ》
 1)会長さんのワルツ (映画『SAYURI』より)
 2)平和への祈り(映画『ミュンヘン』)
アンネ=ゾフィー・ムター

 女王ムターが情熱的に奏でる永遠のヒット・メロディ!
 ジョン・ウィリアムズ、ウィーン・フィル・デビュー記念特別盤!

 映画音楽界のレジェンド、ジョン・ウィリアムズと、クラシック・ヴァイオリンの女王、アンネ=ゾフィー・ムター、二人の伝説的アーティストによる魅惑のコラボレーション!
 ジョン・ウィリアムズ自身の指揮による珠玉の映画音楽が新録音で登場。名手ムターの鮮やかなテクニックと深い音楽性、世界中で愛される楽曲の魅力が最大限に伝わる新アレンジが名曲に新たな息吹を吹き込んでいます。新たなヴァイオリン・レパートリーのマスター・ピースが誕生しました。

 ジョン・ウィリアムズが1月18日&19日に初めてウィーン・フィルの指揮台に立つことを記念して、昨年リリースされた「アクロス・ザ・スターズ」から2曲を収録した特別盤EPがリリースに。
 公演にはアンネ=ゾフィー・ムターが共演して華やかな演奏を聴かせました。

 ◆特別盤7インチ45回転アナログ盤
 ◆ピクチャー・レーベル
  
 















第105号
1/30(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



NOMADMUSIC



NMM 067
¥2800
ロッテルダム・フィルの首席奏者
 ジュリアン・エルヴェによるクラリネット協奏曲、
 指揮はヒメノ!豪華メンバーによる五重奏曲も収録

  モーツァルト:
   ・クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
   ・五重奏断章 変ロ長調 KV Anh,91(フランツ・バイヤー補完)
   ・クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581
ジュリアン・エルヴェ(クラリネット)
グスターヴォ・ヒメノ(指揮)
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団
ゴルダン・ニコリッチ、
 ゴラン・グリバイツェヴィチ(ヴァイオリン)
ロマン・スピツェル(ヴィオラ)
セリーヌ・フラメン(チェロ)

 ロッテルダム・フィルの首席奏者ジュリアン・エルヴェによるクラリネット協奏曲、指揮はヒメノ!豪華メンバーによる五重奏曲も収録

 録音:2017年3月、2018年9月

 フランス出身のクラリネット奏者ジュリアン・エルヴェによるモーツァルトの登場。彼が首席奏者を務めるオーケストラ、ロッテルダム・フィルが管弦楽を担当しているとあって、そのあたたかなアンサンブルは格別なものがあります。
 カップリングには元LSO のコンサートマスターであるニコリッチら豪華メンバーを迎えての五重奏曲も収録しています。
 ジュリアン・エルヴェはフランス出身。パスカル・モラゲスのクラスに学び、2008年からロッテルダム・フィルの首席クラリネット奏者を務めるほか、ソリスト、室内楽でも活躍しています。楽器はビュッフェ・クランポンを愛奏しています。
 ヒメノはコンセルトヘボウ管弦楽団で打楽器奏者を務めていましたが2012年よりヤンソンスのアシスタントとして指揮者としてのキャリアをスタートさせました。その後ハイティンクやアバドのアシスタントも務め、その才能は世界が広く認めるところです。来日もしており、2020/21のシーズンからはトロント交響楽団の第11代音楽監督としてますます活躍が期待されております。
 
 

NMM 069
¥2800
わが心のリズム〜マリンバのための音楽集
 ・ヴァルバノフ:
  Introduction/ Son nom est Land/
  Tout est bruit, tout est battement, toutest rhtyme‛&/
  Homme bleu/ Cajon de Peru/ Tombak/
  Venez danser/ Tel est mon voyage
 ・村松崇継:Land for Marimba Solo
 ・マティアス・シュミット:Ghanaia for Marimba Solo and Percussion
 ・伝承曲(ブルガリアの舞曲)(ヴァルバノフ編曲)
  Kopanitza/ Gornodikansko horo
 ・デイヴ・サミュエルズ:Footpath for Solo Marimba
 ・J.S.バッハ:
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV 1001より
   (ヴァルバノフ編)
 ・ジョン・サタス:One Study One Sammary
ジェルジ・ヴァルバノフ(マリンバ)
ソニア・メラー(語り)

 イル・ド・フランス国立管弦楽団の第1 ソロ打楽器奏者、ヴァルバノフがつむぐマリンバ作品集

 録音:2018年、2019年

 ヴァルバノフは、幼いころから音楽に親しみ、演奏会でパーカッションと出会い、7歳でブルガリアで最も重要なコンクールで優勝。2005年、ルクセンブルクでの国際打楽器コンクールで優勝、アンドレ・ジョリヴェ賞も受賞。2009年よりイル・ド・フランス国立管弦楽団の第1ソロ打楽器奏者を務める奏者です。
 自身の作品のほか、ドラマや映画音楽などでも活躍する村松崇継の作品、さらにはナレーションも入った注目のプログラムかつこだわりの作りとなっております。
 
 

NMM 066
¥2800
フランスの気鋭の奏者たちによるダダモとシューベルト
 ダニエル・ダダモ(b.1966):Sur Vestiges(弦楽五重奏のための)
 シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956
ノエミ・ブタン(チェロ)
ベラ四重奏団

 録音:2019年3月

 フランスの気鋭の奏者たちが集った1枚。
 ノエミ・ブタンは14歳でパリ音楽院に入学、気鋭の演奏家としてサーカスの演者と舞台を共にしたり、ジャズミュージシャンと共演したりもしています。日本でもパフォーマンスを披露しているチェロ奏者です。
 ベラ四重奏団はフランスで「おそるべき子供たち」と称された結成13年を超えるグループ。ベラ・バルトークのベラから名前をとっていることもあって、バルトーク作品はもちろんのこと、中欧の作品にも積極的に取り組んでいます。
 ダニエル・ダダモの作品は、彼らの委嘱によるもので、シューベルトの弦楽五重奏と一緒に演奏することを念頭に置いた作品となっています。
 ノエミは客席に向かって座り、弦楽四重奏が彼女の後ろに座るという配置で演奏されます。
 
 

NMM 068
¥2800
「1893」
 ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」op.96
 プッチーニ:菊
 ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 op.10
ヴァレーズ四重奏団

 ヴァレーズ四重奏団による、19世紀末の3作品

 録音:2018年10月

 フランスの弦楽四重奏団、ヴァレーズ四重奏団による、「1893年」と題した1枚。
 文字通り、1893年前後に書かれた作品がプログラムされています。
 ヴァレーズ四重奏団はリヨン国立高等音楽院の学生らによって2006年に結成されました。
 
 

NMMFF 001
¥2800
芭蕉の俳句に基づくエルサンのピアノ作品集
 フィリップ・エルサン:
  ・Ephemeres(かげろう)〜
    ピアノ独奏のための24の細密画〜芭蕉の俳句に基づく
  ・Steps 〜ピアノ独奏のための三部作
ヴァレンティン・ブタール(ピアノ)

 芭蕉の俳句に基づくエルサンのピアノ作品集、クリスタルのような美しい響き

 録音:2015年6月

 デュティユーにその才能を認められたピアニスト、ヴァレンティン・ブタールによるエルサン作品集。
 エルサンは以前に、蕪村の俳句に基づいてピアノ作品を書くよう委嘱され(ティエリー・ラヴァッサール)、俳句に興味を持つようになり、芭蕉の俳句に基づいた24の作品を書き上げました。
 これらの作品はアリス・アデールに捧げられています。クリスタルのような硬質な響きの作品群で、耳を澄ませて聞き入りたい1枚です。
 
 
NMMFF 002
¥2800
音の洪水に身を任せる快感、
 ラフマニノフ「音の絵」、チェロ・ソナタ

  ラフマニノフ:
   ・練習曲集「音の絵」op.39
   ・チェロ・ソナタ ト短調 op.19
ユゲ・シャベール(ピアノ)
エリサ・ユトー(チェロ)

 録音:2015年5月

 1988年生まれのチェロ奏者エリサ・ユトーと、パリ国立高等音楽院でカバッソらに師事したピアニスト、ユゲ・シャベールによるラフマニノフ作品集。
 




PASSACAILLE RECORDS



PAS 1068
¥2600
クリストフ・コワン(チェロ)
 未知のロマン派作曲家
オーギュスト・トルベックへのオマージュ

 オーギュスト・トルベック(1830-1919):
  舟歌 Op.6-1、コサックの踊り Op.21、夢 Op.16、
  牧歌的ミュゼット Op.6-2、舞曲 Op.4、
  コンツェルトシュテュック Op.19、波 Op.22-1、
  祈り Op.9、「ワルツの後に」序曲 Op.20、
  セレナーデとサルタレッロ Op.7、エレジー Op.8、
  ロマンスとポロネーゼ Op.5、三銃士の行進 Op.22-2、
  華麗なる幻想曲 Op.13、アンダンテとロンド Op.10
クリストフ・コワン(チェロ)
ジャン=リュック・エロール(ピアノ)
ヤン・ウィレム・ヤンセン(オルガン)

 サン=サーンスのチェロ協奏曲の初演者、オーギュスト・トルベックによるめずらしい作品集

 録音:2019年7〜8月/77'10

 サン=サーンスのチェロ協奏曲第1番の初演に独奏者として参加したチェリスト、オーギュスト・トルベック。彼はパリ音楽院でチェロ教授を務める教育者であり、指揮者であり、歴史的な楽器を収集して優れたコピー楽器を作るチェロ製作者であり、そして作曲家でもありました。
 殆どの楽譜が整備されていないため、作曲家としての側面はあまり知られていません。
 トルベック没後100年のタイミングで録音されたこのアルバムは、そんな未知のロマン派作曲家が残した名品の数々を美しい演奏で楽しむことが出来る貴重なもの。
 チェロの名手として多くの過去の音楽を鮮やかに蘇らせてきたクリストフ・コワンによる、あたたかな音色と歌い回しに聴きほれます。
 




PENTATONE



PTC 5186837
¥2500
J.S.バッハ(1685-1750):チェンバロ協奏曲集
 (1)チェンバロ協奏曲第1番 ニ短調 BWV1052
 (2)チェンバロ協奏曲第2番 ホ長調 BWV1053
 (3)チェンバロ協奏曲第4番 イ長調 BWV1055
 (4)チェンバロ協奏曲第7番 ト短調 BWV1058
フランチェスコ・コルティ(チェンバロ)
イル・ポモ・ドーロ

 ミンコフスキにも認められた俊英鍵盤奏者コルティ。イル・ポモ・ドーロと満を持してバッハのチェンバロ協奏曲を録音!

 セッション録音:2019年3月1-5日/グスタフ・マーラー・ホール(ドッビアーコ)/ディジパック仕様、輸入盤・日本語帯付、64'08"

 1984年イタリア生まれの鍵盤奏者フランチェスコ・コルティが2018 年よりゲスト・コンダクターをつとめるピリオド楽器オーケストラ『イル・ポモ・ドーロ』との共演で、J.S. バッハのチェンバロ協奏曲集を録音しました!

 コルティは2006年ライプツィヒにて第15 回国際ヨハン・セバスチャン・バッハ・コンクールのチェンバロ部門で第1位を受賞。翌2007年にはマルク・ミンコフスキからのアプローチでルーヴル宮音楽隊のメンバーとなり、以後チェンバロ、フォルテピアノ、オルガン奏者として活躍しております。ソリストとしては世界各国で活躍し、2017年6月に調布国際音楽祭に出演し注目を集めました。

 満を持してのバッハのチェンバロ協奏曲集は、コルティの魅力である雄弁な語り口で演奏。イル・ポモ・ドーロとともに息の合ったアンサンブルを聴かせてくれます。今後のより一層の活躍が期待される注目の録音です。

 
 



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CHANDOS

RCHSA 5245
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3238+税
エドワード・ガードナー(指揮)
 シューベルト:交響曲集 Vol.2

 交響曲第2番変ロ長調 D.125
 交響曲第6番ハ長調 D.589 《小ハ長調》
 イタリア風序曲 ニ長調 D.590
 イタリア風序曲 ハ長調 Op.170, D.591
エドワード・ガードナー(指揮)
バーミンガム市交響楽団
CHSA 5245
(SACD HYBRID)
¥2900→\2690

 エドワード・ガードナー新録音!バーミンガム市響とのシューベルト第2弾!

 2015年からノルウェーの名門ベルゲン・フィルの首席指揮者を務め、2021年からはユロフスキの後任としてロンドン・フィルの首席指揮者を担うことが発表され話題を呼んでいるイギリスの次代を担うマエストロ、エドワード・ガードナー。
 Chandosでは「メンデルスゾーン・イン・バーミンガム」(CHSA 5132、CHSA 5139、CHSA 5151、CHSA 5161)と題されたユニークな録音プロジェクトで成功を収めたガードナーとバーミンガム市交響楽団(CBSO)による新シリーズ、シューベルトの交響曲全集。

 第2巻では交響曲第2番と「小ハ長調」の愛称を持つ交響曲第6番、「小ハ長調」と同時期に作曲された2つの「イタリア風序曲」を収録。
 ガードナーの洗練された指揮で、バーミンガム市響の艶やかな響きをスタイリッシュに紡ぎあげています。ChandosのSACDハイブリッド・サラウンドによる優秀録音もポイント!

 ※録音:2019年7月9日ー10日、タウン・ホール、バーミンガム(イギリス)

 
 
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CHAN 20137
(2CD)
¥4500→\4190
ジャン=エフラム・バヴゼ
 モーツァルト:ピアノ協奏曲集 Vol.5

 ピアノ協奏曲第5番ニ長調 K.175*
 歌劇 《偽の女庭師》 K.196 への序曲
 歌劇 《シピオーネの夢》 K.126(141a) への序曲
 ピアノ協奏曲第6番変ロ長調 K.238*
 歌劇 《ルーチョ・シッラ》 K.135 への序曲
 歌劇 《羊飼いの王様》 K.208 への序曲
 ピアノ協奏曲第8番ハ長調 K.246 《リュッツォウ》*
 歌劇 《ツァイーデ》 K.344 への序曲(交響曲第32番ト長調 K.318)
 ピアノ協奏曲第9番変ホ長調 K.281 《ジュノーム》*
ジャン=エフラム・バヴゼ
 (ピアノ/Yamaha CFX)*
ガボル・タカーチ=ナジ(指揮)
マンチェスター・カメラータ

 バヴゼの麗しきモーツァルト第5弾、初期のピアノ協奏曲4作品+序曲集!

 ☆世界屈指のフレンチ・ピアニズムの体現者、ジャン=エフラム・バヴゼ!
 ☆バヴゼがヤマハCFXピアノを使って弾くモーツァルト第5弾!
 ☆初期のピアノ協奏曲4曲と5つの序曲を収録した2枚組!

 フレンチ・ピアニズムの巨星ジャン=エフラム・バヴゼ。ハイドンの協奏曲集(CHAN 10808)に続く古典派協奏曲としてスタートし、レコード芸術の「特選盤」(第1巻)、英BBCミュージック・マガジンの「コンチェルト・チョイス」(第3巻&第4巻)、英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」(第4巻)に選ばれるなど堅実な高評価を獲得してきたモーツァルトのピアノ協奏曲集。

 第5巻は、モーツァルトのオリジナルによる最初のピアノ協奏曲となった第5番(第1番〜第4番は編曲作品のため)から第6番、第8番、第9番の初期の4作品を収録。
 そしてタカーチ弦楽四重奏団の創設者でもあり、近年は指揮者として活躍を広げているハンガリーの巨匠、ガボル・タカーチ=ナジとイギリス有数の室内管弦楽団"マンチェスター・カメラータ"による鮮烈な演奏で、オペラのための序曲5作品もセットにした充実の2枚組です。

 いずれもモーツァルトが10代〜20代前半の頃に書かれた作品でありながら、十分に成熟した天才モーツァルトの特別な才能が鮮明に浮かび上がってきます。
 これまでのハイドンやモーツァルトのレコーディング同様、今作でもYAMAHAピアノを使用しています。

 ※使用ピアノ:Yamaha Model CFX
 ※録音:2019年5月4日−5日、ストーラー・ホール(ハンツ・バンク、マンチェスター)



 

CHAN 20134
¥2500
D.スカルラッティ:ソナタ集 Vol.2 フェデリコ・コッリ(ピアノ)
 ソナタ ト長調 K.144/ソナタ ト長調 K.427/ソナタ 嬰ヘ短調 K.25/
 ソナタ 嬰ヘ長調 K.318/ソナタ ト長調 K.431/ソナタ ハ短調 K.40/
 ソナタ ト短調 K.30 《猫のフーガ》/ソナタ ト短調 K.35/ソナタ ヘ短調 K.466/
 ソナタ ホ長調 K.531/ソナタ ト長調 K.63/ソナタ ニ短調 K.64/ソナタ イ長調 K.279/
 ソナタ ニ長調 K.118/ソナタ ロ短調 K.87/ソナタ ハ長調 K.95

 リーズ国際ピアノ・コンクール優勝者!フェデリコ・コッリのスカルラッティ第2巻!

 ☆イタリア生まれのピアノの貴公子、フェデリコ・コッリのChandos第3弾!
 ☆スタインウェイの高貴なサウンドが映える、スカルラッティのソナタ集第2巻!

 フェデリコ・コッリは2011年ザルツブルクのモーツァルト国際コンクールで第1位に輝き、2012年のリーズ国際ピアノ・コンクールではゴールド・メダルを獲得したイタリア出身の有望ピアニスト。
 世界の名だたるホールでコンサートを行い、2018/19シーズンでは、ニューヨーク・リンカーン・センター、ベルリン・コンツェルトハウス、アムステルダム・コンセルトヘボウでリサイタル・デビュー、ウィグモア・ホール、ルツェルン音楽祭へ初登場を果たすなど、ますます活躍を拡げてきました。

 Chandosの専属アーティストとして最初に録音したドメニコ・スカルラッティのソナタ集(CHAN 10988)では、そのきらびやかで情熱的な演奏に英インターナショナル・ピアノ誌や英ザ・タイムズ紙から五つ星の好レビューが付けられ、イギリスの有力オンライン・サイト「Presto Classical」では、「Presto Recordings of the Year 2018」(年間トップ10のうちの1つ)に選ばれています。

 第1巻では、500曲を超えるスカルラッティのソナタの中から、チャプター1からチャプター4まで独自の視点でグループにまとめてプログラムを組み立てていました。
 第2巻では、K.63とK.64のような対照的な2つのソナタのセットを独自に2曲ずつまとめた8セット計16曲を収録。前作に引き続き、モダン・スタインウェイの高貴な音色を活かし、気品と潤いのあるスカルラッティを聴かせてくれます。

 ※録音:2018年5月17日ー19日、ポットン・ホール(サフォーク、イギリス)

 
 
 


CHSA 5268
(2SACD HYBRID)
¥5700
パリー:オラトリオ 《ユディト》(世界初録音)
 ソプラノ、アルト、テノール&バス独唱、合唱と管弦楽のための序奏と間奏曲を伴う
  2幕のオラトリオ 《ユディト》(または《マナセの改悛》)(1888)
   ウィリアム・ヴァン(指揮)、ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ、
   クラウチ・エンド祝祭合唱団、サラ・フォックス(ソプラノ/ユディト)、
   キャスリン・ラッジ(メゾ・ソプラノ/マナセの妻メシュレメト)、
   トビー・スペンス(テノール/イスラエルの王マナセ)、
   ヘンリー・ウォディントン(バス・バリトン/モロクの高僧、ホロヘルネスの使者)、
   児童合唱団(マナセの子ども達)

 パリーの知られざるオラトリオ「ユディト」世界初録音!

 ☆130年ぶりに蘇ったパリーの知られざるオラトリオ「ユディト」!
 ☆世界初となる全曲録音を、SACDハイブリッド盤のサラウンド・サウンドで!

 チャールズ・ヒューバート・パリーのオラトリオ「ユディト」(英語読みではジュディス)は、バーミンガム音楽祭の委嘱により制作、1888年にバーミンガムで行われた初演は大成功を収め、大規模なオーケストラと合唱のための作曲家としてパリーの確固たる地位を固めましたが、パリーの死後は忘れ去られたままとなっていた作品です。
 聖書のマナセやユディトの物語を元にパリー自身がリブレットを書いた2幕のオラトリオで、当初イスラエル王マナセを中心にした物語として「マナセの改悛(The Regeneration of Manasseh)」をタイトルとしていましが、後にユディトの活躍が中心になり、正題を「ユディト」とし、副題として「マナセの改悛」も残されました。

 2015年にスティーヴン・マーティン指揮、パックス・クリスティ管弦楽団&合唱団によって北米初演が行われてからこの作品への関心が高まり、ロンドン・イングリッシュ・ソング・フェスティバルの創設者ウィリアム・ヴァンが2019年4月に130年ぶりとなるロンドン公演を実現させました(左に掲載の写真はロイヤル・フェスティヴァル・ホールで行われたライヴの様子)。
 その数週間後にセント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会で改めてレコーディング・セッションが組まれ、オーケストラや合唱の優れた録音で定評のあるChandosのSACDサラウンド・サウンドによる世界初録音が完成しました。

 ※録音:2019年4月25日−27日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン)

 
 




BRIDGE


BCD 9531
¥2400
【ポール・ルーザース・エディション 第15集】
 ポール・ルーザース:
  (1)ピアノ協奏曲第3番「パガニーニ変奏曲」
  (2)サンバル・ダムール第2巻(全8曲)
  (3)カフカプリッチョ(全5楽章)
(1)アン=マリー・マクダーモット(Pf)
 ベンジャミン・シュワルツ(指揮)
 オーデンセ交響楽団
(2)クアトロ・マーニ:
 【スティーヴン・バック(Cemb)
  スーザン・グレイス(Pf)】
(3)アンドレアス・デルフス(指揮)
 オーデンセ交響楽団

 ルーザースのパガニーニ変奏曲にカフカカプリッチョ!

 録音:(1)2016年9月、(2)2016年10月 コロラド州ウォレン、(3)2018年6月 デンマーク、オーデンセ DDD、61'42

 BRIDGEレーベルによるデンマークの作曲家、ポール・ルーザース(デンマーク語読みではパウル・ルーザスが近い)のエディションの第15集。
 ピアノ協奏曲第3番 「パガニーニ変奏曲」は2014年の作。題名通り、リストやラフマニノフも用いたことで有名なパガニーニの24のカプリッチョ第24番の主題を基にしている。
 ピアノ独奏はなんとアン=マリー・マクダーモット。サンバル・ダムール第2巻は1986年の作。チェンバロとピアノを共演させた面白い曲。カフカプリッチョは、カフカとカプリッチョを繋げたもの。彼のオペラ「カフカの審判」に基づいている。
 
 

BCD 9529
¥2400
アレック・カリスのドビュッシー:練習曲&子供の領分
 ドビュッシー:
  12の練習曲
  子供の領分(全6曲)
アレック・カリス(ピアノ)

 録音:2019年3月23—26日 ニューヨーク DDD、69'45

 アレック・カリスの弾くドビュッシーのピアノ作品集。
 アレック・カリスは米国の中堅ピアニスト。BRIDGEレーベルの記念すべき最初のアルバムがカリスによるショパン&シューマン&カーターでした(BCD9001)。
 レパートリーは広いが、特に近現代の音楽で高く評価されている。
 ここでのドビュッシーも明快な切り口で、雰囲気に流されることなくドビュッシーの近代性をキッチリ音にしている。
 




STRADIVARIUS



STR 37147
¥2400
「無伴奏ヴァイオリンのためのオーストリアのバロック音楽」
 フィルスマイア(1663-1722):
  (1)-(10)パルティータ第1番 イ長調
  (11)-(18)パルティータ第5番 ト短調
  (19)-(29)パルティータ第6番 イ長調
 ビーバー(1644-1704):
  (30)前奏曲 ニ長調
  (31)パッサカリア ト短調 「守護天使」
リリアーナ・ベルナルディ(ヴァイオリン)

 ビーバーとフィルスマイア師弟の無伴奏ヴァイオリン作品集!

 録音:2019年16-18日 イタリア,ヴィテルボ、55'32

 ザルツブルクにおける師弟、ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー(1644-1704)とヨハン・ヨーゼフ・フィルスマイア(1663-1722)の無伴奏ヴァイオリン曲集。
 フィルスマイアは残された作品が極めて少ないが、6つのパルティータは大変優れた作品で近年注目を浴びている。一つのパルティータには1分少々の楽章が多く連なり、変化に富んでいる。第5番ではスコルダトゥーラ(変則調弦)を採用。ここに収録された第1番、第5番、第6番、いずれもなかなかに聞き応えがある。
 リリアーナ・ベルナルディはイタリアのヴァイオリニスト。ローマ国立音楽院で学んだ後、ドイツのヴュルツブルク音楽大学やザルツブルクのモーツァルテウムなどで学んだ。
 
 

STR 37134
¥2400
「ヴィットリオ・モンタルティ(b.1984)作品集」
 (1)「地下」(2018)〜アンサンブルのための
 (2)「パリの屋根」(2011)〜6人の奏者のための
 (3)「動物寓意譚リミックス」(2014)〜独唱のための
 (4)「階段を降りていない」(2008)〜アンサンブルのための
 (5)「枯渇の試み」(2013)
  〜アンサンブルとエレクトロニクスのための
サンドロ・ゴルリ(指揮)
ディヴェルティメント・アンサンブル
(3)リューバ・ベルガメッリ(ソプラノ)

 ただものではない!いたずら好きの作曲家が大暴れ!?

 録音:2018年12月 50:39

 ヴィットリオ・モンタルティはイタリアのいくつかの音楽院で学んだ後、フランスのIRCAMで電子音楽について研究し、その後作品はヨーロッパの多くの賞を受賞した。
 彼の音楽にはジャズ、ロックの影響が色濃く、その要素がノイズ、エレクトロニクスと組み合わされ、路上のストリート・グラフィティのような混とんとした音響を作り出す。ピコピコという昔懐かしい(?)電子音とゴシゴシ、キューキューという弦楽のノイズ、トイ・ピアノの可愛い音などが混じり飽きさせない。
 「動物寓意譚リミックス」の独唱曲は聴きもの。ノイズ系ロック、フリー・ジャズの好きな人にもお薦め。
 
 

STR 37135
¥2400
「ファウスト・セバスティアーニ(b.1962)作品集」
 (1)「無傷の男の国」(2017)〜
  声、ナレーション、ソプラノ、サックス四重奏、打楽器のための
 (2)「ソロ」(1989,rev2017)〜ソプラノ・サックスのための
 (3)「黄金のカブトムシ」(2018)〜打楽器のための
 (4)「ナウ・ザ・サックス」(2017)〜サックス五重奏のための
(1)サンドロ・カッペッレット(語り)
 マルタ・ヴルピ(ソプラノ)
 フランチェスコ・ベッリ(指揮)
 アペイロン・サックス四重奏団
 アウラ・アンサンブル
(2)(4)クロード・ドゥラングル(Sax)
(3)ティエリー・ミログリオ(Perc)
(4)アリヤ・サックス四重奏団

 録音:2017年7月、62:57

 ファウスト・セバスティアーニはサルヴァトーレ・シャリーノ、エリオット・カーター、クセナキス、ブライアン・ファーニホウら、それぞれ全く異なる強烈な個性の作曲家に師事し、その後パリのIRCAMで電子音響について学んだ。
 そんな彼の音楽は先述の師匠たちの作風とは似ても似つかぬ個性的な作風となっている。
 「無傷の男の国」はナレーションとともに田舎の楽師が奏するようなのどかな音楽が続く。「ソロ」は電子音楽のような特殊奏法によるサックスの音色で構成され、「ナウ・ザ・サックス」ではミニマルとポップスが融合したような音楽が展開。個性的な作曲家の登場である。
 
 

STR 37136
¥2400
「木製の歌」 シモーネ・ベネヴェンティ(Perc)
 デイヴィッド・ラング(b.1957):「スクラッピング・ソング」(1997/2001)〜木製打楽器によるヴァージョン
 シルヴィア・ボルゼッリ(b.1978):「木製」(2015)〜マリンバとウッド・ブロック、ロングドラムのための
 ヨハン・スヴェンソン(b.1983):
  「ワンマン・バンド」〜木製打楽器、バイブレーターとエア・インストゥルメントのための(2016)
 リッカルド・ノヴァ(b.1960):「a」(妄想の文法) (2017)〜木製打楽器と電子音のための

 録音:2019年8月、55'09

 マリンバを始めウッド・ブロックや様々な木製打楽器による作品集。
 無国籍風の民族音楽のような曲が揃って不思議な世界が拡がる。スヴェンソンの「ワンマン・バンド」は文字通り一人でバンドをやる、というコンセプトの曲でブーンという音や空気を使って音を出す楽器が使われて何とも不思議な作品。
 ノヴァの「妄想の文法」では電子音も加わりクセナキスとアフリカの民族音楽が合体する。
 

 

STR 33829
【再プレス】
¥2400
「森の神々」〜レスピーギ(1879-1936):室内歌曲集
 森の神々(5曲;1917)/ストルネッロを歌う女(1906)/
 トスカーナの4つのリスペット(1915)/きわめて美しい女(1897)/
 ロザベッラ万歳(ガルッピ作品のリアライゼーション;1912)/
 古い愛の歌(4曲;1912)/最後の陶酔(1896)/
 5つの古風な歌(1906)/スケルツォ(1906)
ジェンマ・ベルタニョッリ(S)
アルド・オルヴィエート(Pf)

 杉山洋一のブソッティ東京ライヴやベルタニョッリのレスピーギ歌曲集など問い合わせの多かったアルバムが久々に再プレス!

 録音: 2008年8月サラ・ピッコロ劇場、サンジョルジョ島、ヴェネチア
 
 
STR 33884
【再プレス】
¥2400
「自動トーノ」〜シルヴァーノ・ブソッティ(1931-)
 (1)焼き炭売り
 (2)「7つの二枚折絵」から「クプレ」「合唱」「三人で」
 (3)涙
 (4)バレエ「ファイドラ/ヘリオガバルス」〜「醜い裸」「横たわった裸体」
 (5)「5つのイタリアの断章」〜
  「丘たちは耳を澄ましている」「愛の曲がり角」「ラーラ再び」
 (6)チェロとピアノのための大二重奏曲(ベートーヴェンによる)
 (7)自動トーノ
 (8)[ボーナス・トラック]そして小鳥は(歌とピアノのための)
杉山洋一(指揮)
mdiアンサンブル、他

 録音:2008年1月10日、明治学院大学、ライヴ 80'15
 
 

STR 33950
【再プレス】
¥2400
「マルコ・モーミ(1978-):オールモスト・ピュア」
 (1)言葉(ソプラノ、Fl、Cl、Trp、Perc、Pfと弦楽三重奏;2005)
 (2)ほとんど消滅した、E.P.のための(フルートのための;2011)
 (3)ほとんど純粋な、E.P.のための(弦楽四重奏のための;2011)
 (4)5つの裸体画(テナーSaxとストンプボックスのための;2012)
 (5)イコニカ(Fl、Cl、Pfと弦楽三重奏のための;2007)
 (6)イコニカ III(6つの声のための;2009)
(1)ヴァレンティーナ・ヴァレンテ(S)
(1)(3)(5)マリーノ・フォルメンティ(指揮)
 Mdiアンサンブル
(2)マッテオ・チェーザリ(Fl)
(4)ダヴイド・ブルッティ(Sax)
(6)ラシド・サフィル(指揮)
 ソリステ XXI(六重唱)

 録音:2010年2月-2013年1月
 
 

STR 37064
【再プレス】
¥2400
「デュアル」
 〜カスティリョーニ(1932-96)&
  デリラー・グートマン(b.1978)作品集

   グートマン:'N アレフ・タンゴ
   カスティリョーニ:未発表作品
   グートマン:水の歌—
    スミレの鼓動,月のマントラ,太陽の鼓動,
    線,月の鼓動,愛のマントラ,青の鼓動
   カスティリョーニ:バルダッサーレはこう語った
   グートマン:鏡の中の歌—
    歌の愛徳,私の神殿で,帰還,
    砂丘の粗塗りの上に,33の3倍,鏡に
   カスティリョーニ:美しいヴェレナのための11の舞曲
ラウラ・カトラーニ(ソプラノ)
レファエル・ネグリ(ヴァイオリン,ヴィオラ)
デリラー・グートマン(ピアノ)


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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DORON



DRC 4029
¥2500→\2290
〜Legendary Artistsシリーズ〜
 メナヘム・プレスラー(Pf)

 ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15
  ピアノと管弦楽のためのロンド変ロ長調 WoO6
メナヘム・プレスラー(Pf)
モーシェ・アツモン(指揮)
ウィーン歌劇場管弦楽団

 メナヘム・プレスラーのベートーヴェン:ピアノ協奏曲が復活!

 録音:1967年頃、ADD、49'22

 ボザール・トリオのピアニストとして高名なメナヘム・プレスラー、最近はソリストとしても評判が高くDGなどからソロ・アルバムが発売になっております。そんなプレスラーの往年のピアノ協奏曲録音を復活させたDORONのCD、これが4枚目。オリジナルはConcert Hallレーベルの録音と思われる。プレスラーの柔らかく温かいピアノはベートーヴェンの若き日の名作に打ってつけで、2曲とも大変にいい味わいに仕上がっている。日本とも縁の深いモーシェ・アツモンの指揮も見事。

 ※半世紀以上前のステレオ録音でテープ劣化がいくらかあることをご了承ください。





RELIEF



CR 2005
(2CD)
¥3000
オッフェンバック最後の喜歌劇の歴史的録音
 オッフェンバック:喜歌劇『美しきリュレット』
  (ドイツ語版)
フランク・フォルカー、ルッツ・ヤホダ、
ヨラ・ジーグル、ヘラ・ヤンセン
ヴィルヘルム・クレム
ヘルムート・シュトルツ
ヘルムート・カファーン
ゴットフリート・カソヴィッツ(指揮)
ライプツィヒ放送交響楽団
ライプツィヒ放送合唱団

 録音:1958年12月1日/DDR/76'23、57'15

 『美しきリュレット』はオッフェンバック最後のオペレッタで、作曲家の死の年である1880年に完成しました。
 このアルバムに収録されているのは1958年のライプツィヒ放送録音、ドイツ語歌唱によるもの。2019年の夏に放送局のアーカイブから発見された音源で、このたび初CD 化となります。
 ボーナストラックで1965年録音のフランス語版が数曲入っています。
 



<メジャー・レーベル>


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オーストラリアELOQUENCE


4840237
(10CD)
\6400→\5990

《パウル・ファン・ケンペン〜フィリップス録音全集》


《CD 1》*
 1) ウェーバー:歌劇『オベロン』序曲、
 2) ヴェルディ:歌劇『運命の力』序曲、
 3) マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』間奏曲、
 ワーグナー:歌劇『ローエングリン』より
  4) 第1幕への前奏曲、5) 第3幕への前奏曲、
  6) 婚礼の合唱、
 7) タンスマン:オラトリオ『預言者イザヤ』
  【演奏】
   コルネリス・カルクマン(テノール)(7)、オランダ・オペラ合唱団(6)、
   オランダ放送フィルハーモニー合唱団(7)、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
    【録音】1951年、アムステルダム(1-6)、1955年、ヒルフェルスム(7)/
《CD 2》*
 オッフェンバック:歌劇『ホフマン物語』より
  1)「美しい夜、おお、恋の夜よ」、2)「生垣には、小鳥たち」、
  3)「きらめけ、ダイヤモンドよ」、
 4) グノー:歌劇『ファウスト』より「この土地を去る前に」、
 5) マイアベーア:歌劇『ディノラー』より「影の歌」、
 6) ウェーバー:歌劇『オベロン』より「海よ、巨大な怪物よ」、
 7) スッペ:歌劇『美しきガラテア』より「Ja, Wenn die Musik nicht w?r!」、
 8) J.シュトラウス2世:喜歌劇『こうもり』より「私の公爵様」、
 ヴェルディ:
  9) 歌劇『アイーダ』より「エジプトに栄光あれ」(凱旋の合唱)、
  歌劇『ナブッコ』より
   10)「祭りの晴れ着がもみくちゃ」、11)「行け、わが思いよ、金色の翼に乗って」、
  歌劇『リゴレット』より
   12)「Ah! Solo per me l’infamia...Piangi fanciulla」
   13)「女心の歌」、
 14) 歌劇『イル・トロヴァトーレ』より
   ミゼレーレ「主よ、憐れみたまえ—すでに死は近づき」、
 15) マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』より
  「ママも知るとおり」、
 16) レオンカヴァッロ:歌劇『道化師』より「衣装をつけろ」、
 プッチーニ:歌劇『トスカ』より
  17)「妙なる調和」、18)「歌に生き、恋に生き」
  【演奏】
   グレ・ブロウウェンスティン(1, 6, 14, 15, 18)、
   エルナ・スポーレンベルク(2, 5, 7, 8, 12)(ソプラノ)、
   Lidy van der Veen(メッゾ・ソプラノ)(1)、
   フランス・フローンス(テノール)(13, 14, 16, 17)、
   テオ・バイル(バリトン)(3, 4, 12)、
   オランダ・オペラ合唱団(1, 7-11)、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
    【録音】1951年、アムステルダム/
《CD 3》
 1) レオンカヴァッロ:歌劇『道化師』間奏曲*、
 チャイコフスキー:
  2) 交響曲第6番ロ短調Op.74『悲愴』、
  3) 幻想序曲『ロメオとジュリエット』、4) スラヴ行進曲Op.31
  【演奏】オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団(1)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2-4)
  【録音】1951年、アムステルダム/
《CD 4》
 チャイコフスキー:
  1) 交響曲第5番ホ短調Op.64、2) イタリア奇想曲Op.45、
  3) 大序曲『1812年』Op.49、
 4) シューベルト:軍隊行進曲第1番ニ長調D733(E.ギローによる管弦楽編)、
 5) J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲Op.228
  【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
  【録音】1951年、アムステルダム/
《CD 5》
 1) ベートーヴェン:『献堂式』序曲Op.124、
 2) メンデルスゾーン:『フィンガルの洞窟』序曲、
 3) ロッシーニ:『ウィリアム・テル』序曲、
 ブラームス:
  4) 大学祝典序曲Op.80、5) ハンガリー舞曲集WoO1より第1・3・5・6・17-21番、
 6) ベルリオーズ:『ベンヴェヌート・チェッリーニ』序曲Op.23
  【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1952年(1, 4, 5)、1951年(2, 3, 6)、ベルリン/
《CD 6》
 ベートーヴェン:交響曲1) 第3番変ホ長調Op.55『英雄』、2) 第8番ヘ長調Op.93
  【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団【録音】1951年(1)、1953年(2)、ベルリン/
《CD 7》
 1) ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92、
 2) レーガー:ヒラーの主題による変奏曲とフーガOp.100
  【演奏】ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1953年(1)、1951年(2)、ベルリン/
《CD 8》
 1) メンデルスゾーン:『夏の夜の夢』序曲Op.21*、
 2) ロッシーニ:歌劇『ウィリアム・テル』序曲*、
 3) ドニゼッティ:『連帯の娘』序曲*、
 4) ロッシーニ:歌劇『セビリャの理髪師』序曲*、
 5) チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調Op.48
  【演奏】コンセール・ラムルー管弦楽団
  【録音】1953年(1)、1955年(2-5)、パリ/
《CD 9-10》
 1) チャイコフスキー:組曲第4番Op.61『モーツァルティアーナ』、
 2) ヴェルディ:レクイエム、
 ワーグナー:
  3) 歌劇『タンホイザー』序曲*、4) 歌劇『さまよえるオランダ人』序曲*
  【演奏】
   グレ・ブロウウェンスティン(ソプラノ)(2)、マリア・フォン・イロスヴァイ(コントラルト)(2)、
   ペトル・ムンテアヌー(テノール)(2)、オスカー・チェルヴェンカ(バス)(2)、
   サンタ・チェチーリア国立アカデミー合唱団(2)、
   コンセール・ラムルー管弦楽団(1)、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団(2)、
   ミラノ・スカラ座管弦楽団(3, 4)
    【録音】1955年、パリ(1)、1955年、ローマ(2)、1947年、ミラノ(3, 4)

*DECCA初CD化
パウル・ファン・ケンペン(指揮)

 個性溢れるオランダの指揮者ケンペン初のフィリップス全録音のBOXセット

 オランダのパウル・ファン・ケンペンは非常に個性的な指揮者として知られています。ウィレム・メンゲルベルク、ベルナルト・ハイティンクと並び、演奏会及び録音においてコンセルトヘボウ管弦楽団とベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の両楽団をたびたび指揮して称賛されていました。
 今回初めて発売されるフィリップス録音の全集、CD10枚組ではケンペンの新たな一面を発見できます。
 クラシックのレパートリーの他、珍しい音楽も加わり、初めてCDとなる録音も含まれています。比較的短いキャリアであるにも関わらず、レパートリーは驚くほど広範囲にわたっています。

 ケンペンは1893年に生まれ、ヴァイオリニストとして研鑽を積み、17歳でメンゲルベルク率いるロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の団員となりました。
 1930年代オランダ、ドイツのオーケストラを指揮し、1942年ヘルベルト・フォン・カラヤンの後任として、アーヘン市立歌劇場の音楽監督に就任しました。
 
 このBOXでの最も初期の録音は1947年7月に行われたミラノ・スカラ座管弦楽団とのワグナーの序曲2曲です。ケンペンは1955年に62歳で亡くなっているので、他の曲はすべて1950年代前半ということになります。
 オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団との実り多い関係から生まれた演奏の数々の他、パリのコンセール・ラムルー管弦楽団との序曲、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団とのヴェルディの『レクイエム』、オランダのソプラノ歌手グレ・ブロウウェンスティンなど国際的なソリストとの共演も収録されています。
 
 オリジナル・ジャケット仕様。新規リマスタリング。
 限定盤。
 
  
 
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4828800
(4CD)
\3400→\3190
デッカ録音新規リマスタリング、初めてまとめてリリース
 《ハンス・クナッパーツブッシュ〜ブルックナー:交響曲第3−5番、8番》

 ブルックナー:交響曲
 《CD 1》
  第3番ニ短調/
 《CD 2》
  第4番変ホ長調『ロマンティック』*/
 《CD 3》
  第5番変ロ長調/
 《CD 4》
  第8番ハ短調(シャルク改訂版)

*DECCA世界初CD化
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1-3)、
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(4)

 作曲者と指揮者の強い結びつきから生まれる壮大な交響曲集
 ハンス・クナッパーツブッシュがブルックナーを指揮したデッカ録音を新規リマスタリングし、初めてまとめてリリースします。
 1950年代と60年代のレコード収集家にとって、ブルックナーとクナッパーツブッシュの名前は同義語であるかのような強い結びつきがありました。威厳があって壮大なブルックナーの交響曲はいつもゴシック大聖堂にたとえられていました。
 クナッパーツブッシュは1954年に第3番でデッカにブルックナーの録音を始め、すぐに第4番、第5番も同じくウィーンで続けて録音されました。
 ウエストミンスターに録音された第8番(1963年)も含む4枚組です。
  【録音】1954年4月(第3番)、1955年3月(第4番)、1956年6月(第5番)、ウィーン、1963年1月(第8番)ミュンヘン
 
 


4829380
\1500
《サー・コリン・デイヴィス〜ドヴォルザーク:交響的変奏曲/弦楽セレナード》
 ドヴォルザーク:
  1) 交響的変奏曲Op.78、
  2) 弦楽セレナード ホ長調Op.22*

*DECCA初CD化
サー・コリン・デイヴィス(指揮)
ロンドン交響楽団

 愛情込めて表現される喜び溢れるドヴォルザーク

 フィリップスのアルバムからの、ドヴォルザークの傑作の中でも比較的軽めのオーケストラ作品2作。弦楽セレナードは世界初CD化。
 サー・コリン・デイヴィスは常にドヴォルザークの音楽に特別の愛情を示していました。彼はトラブルが続いた1960年代初期の苦しい時期の後に、長い間実り多き関係を築いてきたロンドン交響楽団を指揮して、このアルバムを1968年3月に作りました。
 『交響的変奏曲』作曲の1年前、1876年にドヴォルザークが作曲した『弦楽セレナード』は、すべての小節から愛情があふれています。この年はしばしば不幸や個人的事件に襲われていた作曲者にとって幸福な時でした。
 第5交響曲や弦楽五重奏曲第2番に共通する喜びが感じらます。チェコとウィーンの踊りのリズムに溢れ、それらはロンドン交響楽団の弦楽部により柔らかな響きで表現されています。
  【録音】1968年2月−3月、ロンドン
  
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4829374
(2CD)
\1800
《フーベルト・バルワーザー/サー・コリン・デイヴィス〜
 モーツァルト:フルート協奏曲&交響曲集》

 モーツァルト:
《CD 1》
 1) フルート協奏曲第1番ト長調K.313*、
 2) フルート協奏曲第2番ニ長調K.314*、
 3) フルートと管弦楽のためのアンダンテ ハ長調K.315*、
 4) 交響曲第39番変ホ長調K.543*/
《CD 2》
 交響曲
  1) 第25番ト短調K.183、2) 第29番イ長調K.201*、
  3) 第32番ト長調K.318(序曲)、4) 第40番ト短調K.550

*DECCA初CD化
フーベルト・バルワーザー(フルート)(CD 1: 1-3)、
サー・コリン・デイヴィス(指揮)
ロンドン交響楽団

 伝統を重んじつつ、それにとらわれないデイヴィスのモーツァルト
 サー・コリン・デイヴィスと半世紀にわたり連携していたロンドン交響楽団との、初期の頃にフィリップスに録音された3つのモーツァルト・アルバムから。初CD化を含みます。
 デイヴィスはベルリオーズ、シベリウス、ティペットで有名ですが、モーツァルトの音楽を特に好んでいました。
 モーツァルトの交響曲、協奏曲、セレナードはデイヴィスの初期の録音のかなりの部分を占めていました。1960年代初期よりロンドン交響楽団と定期的に演奏するようになり、まもなく交響曲第39番と第40番をスタジオ録音しました。
 それから40年、デイヴィスとオランダのフィリップス・レーベルとの関係が続きました。
 交響曲第25番、第29番、第32番の録音が1963年に行われ、これらの録音は“若者”のモーツァルトとして歓迎されました。伝統を重んじながら、それにとらわれない演奏です。
 フルート奏者はオランダ生まれのドイツのフーベルト・バルワーザー。フィリップスには、ソリストとして、またロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席奏者として、レーベルの初期のころから録音を行っていました。
  【録音】1961年11月(CD 1: 4, CD 2: 4)、1963年11月(CD 2: 1-3)、1964年1月(CD 1: 1-3)、ロンドン
 
 


4840250
(2CD)
\1800
《グレイストン・バージェス〜イートン・クワイアブック》
《CD 1》
 1) リチャード・デイヴィ:マタイによる主の受難(枝の主日)、
ジョスカン・デ・プレ:
 2) Petite Camusette、3) C?urs Desolez、
 4) La D?ploration sur la Mort de Johan Okeghem、
 5) Vive le Roy、6) El Grillo、7) La Bernadina、
 8) Basies Moy、9) Fortuna Desperata、10) Ave Maria/
《CD 2》
 1) ワルター・ランビ:処女なる御母は男を知らず、
 2) ジョン・ブラウン:スターバト・マーテル、
 3) ジョン・ネスベット:マニフィカト、
 4) ロバート・ウィルキンソン:サルヴェ・レジーナ、
 5) ウィリアム・コーニッシュ:聖母マリア、
 6) ジョン・フォーギナー:喜べ、とげのないバラ、
 ジョン・ダンスタブル:
  7) おお、美しきバラよ、8) めでたし、海の星、
  9) 救い主のうるわしき母、
  10) 聖なるマリア、不幸な者を助け、
  11) 来たりたまえ、聖霊よ—来たりたまえ、創造主なる精霊よ

DECCA初CD化
イアン・パートリッジ(テノール)(CD 1: 1)、
クリストファー・ケイト(バス)(CD 1: 1)、
オール・セインツ・マーガレット・ストリート少年聖歌隊(CD 1: 1, CD 2: 1-6)、
グレイストン・バージェス(指揮)
パーセル・コンソート・オブ・ヴォイシズ、
エリザベス朝コンソート・オブ・ヴァイオルズ(CD1: 2-10, CD 2: 7-11)

 15世紀末の貴重な原典による美しい合唱曲集
 もうすぐ復活祭ですが、1年を通して聴いていただける『イートン・クワイアブック』の2枚組のアルバムです。
 これは1960年代にアーゴ・レーベルからリリースされたものに、パーセル・コンソート・オブ・ヴォイセズが15世紀のレパートリーを採り上げた3枚目のアルバムからジョスカン・デ・プレとジョン・ダンスタブルの作品がカップリングされています。
 歴史的に貴重な『イートン・クワイアブック』の録音として初めてとなる重要なアルバムが新規リマスタリング、初めてCDとしてリリースされます。
 『イートン・クワイアブック』は1490年と1502年の間に編纂された、15世紀末と16世紀初期のイギリスの典礼のポリフォニーに関して現存する最も重要な原典です。
 演奏は、ロンドンにあるマーガレット・ストリートのオール・セインツ教会からの少年聖歌隊と、2019年に亡くなった創立者グレイストン・バージェスが指揮するパーセル・コンソート・オブ・ヴォイシズです。
 気品あふれるダンスタブルの「おお、美しきバラよ」、恩師への心を打つ感謝を捧げたジョスカン・デ・プレの「D?ploration sur la Mort Desperata」が聴きものです。
  【録音】1967年7月(CD 1: 1, CD 2, 1-6)、1970年10月(CD 1: 2-10, CD 2: 7-11)、ロンドン
   


<LP>


ALTUS(LP)


MELOLP 015/6
(2LP)
¥14000+税
ヨハンナ・マルツィ・スイス放送録音集
 [LP1-A]
  バルトーク:ルーマニア民俗舞曲集 BB 68(セーケイ編曲)
  ラヴェル:ハバネラ形式の小品(カトリーヌ編曲)
  ガールドニ:ロンド・カプリチオーソ
  ディニーク:ホラ・スタッカート( ハイフェッツ編曲)
 [LP1-B]
  スーク:4つの小品 Op. 17
 [LP2-A]
  ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 Op. 26
 [LP2-B]
  モーツァルト:
   ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K.218〜第3楽章(ピアノ伴奏)
ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)
[LP1]ドリス・ロシオー(ピアノ)
[LP2-A] ルドヴィート・ライテル(指揮)
 ベロミュンスター放送管弦楽団
[LP2-B] ピアノ奏者不詳

 少女時代からの得意曲ブルッフは彼女の総決算たる超名演奏、初レパートリーとなる録音も含む名手マルツィの貴重な記録

 録音:[LP1]1947年3月17日/ジュネーヴ放送 スタジオ2(セッション) [LP2-A]1969年10月19日/チューリヒ放送スタジオSRF(セッション) [LP2-B]1947年10月1日/ジュネーヴ国際音楽コンクール(ライヴ)
 国内プレス、完全限定生産盤、モノラル、日本語帯・解説付

 Meloclassic レーベルからリリースされた貴重音源を初 LP 化。LP 用にリマスターを施し、アナログのマスターテープを作った上で LP 化しております。

 1947年の録音は、彼女のディスコグラフィの空白期間を埋める貴重なもので、とくにガールドニの「ロンド・カプリチオーソ」とディニークの「ホラ・スタッカート」はいままで彼女の録音が聴けなかった曲目である。民族色豊かな作品ばかりが選ばれた3月録音の小品集は、彼女が楽器を変える前の演奏ぶりを初めて伝えるものだが、何れも楽器の鳴りっぷりがよく、彼女のテクニックも冴え渡っており、音楽が多彩な表情を浮かべながら勢いよく前進するのが素晴らしい。
 1969年録音のブルッフは表現のゆとりといい、音色やヴィブラートの巧みな使い分けといい、豊かな呼吸感といい、完成された超一流ヴァイオリニストの演奏である。録音が良いこともあるが、ヴァイオリンが真の名器の艶やかな音を発していることも特筆される。ブルッフは前記したように彼女が少女時代から得意としてきた楽曲だけに、まさにここには総決算としての演奏が示されているのである。(音楽評論家 板倉重雄)

 ※ Meloclassic のCD は東武ランドシステム株式会社様がお取扱いをしています。LP タイトルのみ、トーメイ電子株式会社(ALTUS)が製作・発売元となり、キングインターナショナルが販売いたします。
 















1/29(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ALBA


ABCD 449
¥2400
『アンデルス・シュデニウス・コレクション』
 ガエターノ・プニャーニ(1731-1798): 四重奏曲第2番 変ホ長調
 クリスティアン・エルンスト・グラーフ(1723-1804):
  四重奏曲 ト長調 Op.17 no.3
 ジュゼッペ・マリア・ジョアッキーノ・カンビーニ(1746-1825):
  四重奏曲 ニ長調 Op.1 no.5
 アントニオ・サッキーニ(1730-1786): 四重奏曲 ハ長調 Op.2 no.3
 レブレヒト・ユリウス・シュルツ(1732-1804): 四重奏曲第5番 ホ短調
 ガエターノ・プニャーニ(1731-1798): 四重奏曲第3番 イ長調
オストロボスニア室内管弦楽団
コッコラ四重奏団
エリナ・ムストネン(チェンバロ)
ニーヴ・マッケナ(フルート)

 『アンデルス・シュデニウス・コレクション』から選曲した珠玉の作品集

 古典的リベラリズムの提唱者、フィンランドの司祭でスウェーデンの立法府リクスダーゲン議員のアンデルス・シュデニウス(1729-1803)は、音楽愛好家としても知られます。
 彼は、コッコラのキルコンマキ(教会の丘)の牧師館に小規模なオーケストラをもち、楽譜の収集にも努めました。ヨーロッパ大陸の作曲家たちの膨大な数の作品を収め、シュデニウスの署名の入った11巻の楽譜集は、『アンデルス・シュデニウス・コレクション』と呼ばれ、現在、トゥルクのシベリウスス博物館が所蔵しています。

 コッコラに本拠を置くオストロボスニア室内管弦楽団とメンバーが結成したコッコラ四重奏団がふたりのソリストと演奏するこのコレクションから選んだ「宝石のような作品」。イタリアのプニャーニ(1731-1798)、カンビーニ(1746-1825)、サッキーニ(1730-1786)、オランダのグラーフ(1723-1804)。音楽史から忘れられてしまったようなレブレヒト・ユリウス・シュルツ1732-1804)の名も見られます。

 チェンバロのエリナ・ムストネン(1961-)は、シベリウス・アカデミーを卒業後、アムステルダムのスヴェーリンク音楽院でトン・コープマンに師事しました。
 バッハの《フランス組曲》(ABCD136:1-2)『ドメニコ・スカルラッティの15のソナタ』(ABCD216)などのアルバムを Alba レーベルに録音しています。ドイツ系アイルランドのフルーティスト、ニーヴ・マッケナは、トゥルク・フィルハーモニックの首席奏者を経て、2019年秋からソロ・フルート奏者としてヘルシンキ・フィルハーモニックで演奏しています。
 
 

ABCD 442
¥2400
『ミサ・ポピュラリス』
 ティモ・ルオッティネン(1947-):
  ミサ・ポピュラリス
ルアムジャイ合唱団
キルシ・カウニスマキ=スホネン(合唱指揮)
ニュー・セグメント・オーケストラ
セッポ・"カラ"・アラヨキ(ギター)
マサ・オルパナ(サクフォソーン、フルート)
アルト・ピースパネン(キーボード)
ユーソ・ノルドルンド(ベース)
ユッポ・パーヴォラ(ドラム)

 Alba Records創業者のティモ・ルオッティネンによるミサ曲

 Alba Records の前のオーナー、創業者のティモ・ルオッティネン(1947-)は、1960年代の後半、財政運営の学生だった20代に《ミサ・ポピュラリス》と名付けたミサ曲を作曲しました。
 当時、世界は、ベトナム戦争、ナイジェリア内戦、プラハの春といった戦争や政情不安の真っただ中にあり、そうした激動する世界を根本から変えたいという願いが、音楽を含むあらゆる文化表現に浸透した時代でもありました。
 ルオッティネンのミサ曲も、その時代を背景に作られた作品です。1960年代のポップミュージックとプログレッシヴ・ロックを組み合わせた、当時としては急進的なスタイルで書かれたミサ曲は、1969年4月5日のトゥルク・コンサートホールでの初演は、賛否の議論を巻き起こしたと言われます。
 作品は、全曲を統一する主題をもつ「序曲」に始まり、ラテン語のミサ通常文を歌う〈キリエ〉〈グローリア〉〈クレド〉〈サンクトゥス〉〈アニュス・デイ〉とつづきます。バロックからブルースまで、多種多様なメロディとリズムが音楽を彩っています。

 初演から50年の録音。オリジナルの版を使った演奏です。ルアムジャイ合唱団は、若い団員40 人の混声合唱団。タイ語の「心を共有する」をグループ名にしています。
 「ニュー・セグメント・オーケストラ」と名付けたアンサンブルは、電気増幅したギターとベース、ドラム、ハモンドオルガン、ミニモーグ・シンセサイザー、シタールという、当時の音楽を尊重した編成をとり、『Honk』(ABCD433)などのアルバムを録音したマサ・オルパナ(1973-)、『ピューニキンリンナ・ライヴ』(ABCD428)で彼と共演したアルト・ピースパネン(1958-)たちが参加しています。
 



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HMF



HMM 902425
¥2800→\2590
おっとこの問題作をいっしょに録音してきた
 クネヒトvsベートーヴェン
   ベルリン古楽アカデミー/「田園」(指揮者なし)


 ユスティン・ハインリヒ・クネヒト(1752-1817):
  自然の音楽による描写、あるいは大交響曲

  第1楽章:
   美しい風景。太陽が輝き、風が穏やかにそよぎ、谷を小川のせせらぎが流れ、鳥がさえずり、
   山からも美しい清水がそそぎ、羊飼いがパイプを奏で、羊たちが戯れ羊飼いの娘たちが甘い声で歌う。
  第2楽章:
   突然空が曇り、あらゆる土地が苦しみおびえ、黒い雲が湧きおこり、風がうなり、
   雷がゴロゴロ鳴り、嵐が少しずつ近づいてくる
  第3楽章:
   激しい風と打ち付けるような雨の嵐がものすごい勢力となる。
   こずえがざわめき、ド土砂降りの雨がものすごい音で打ちつける。
  第4楽章:
   嵐が少しずつおさまり、雲が切れ、空が明るくなってくる
  第5楽章:
   自然は喜び、天に向かって、創造主である神への大いなる感謝を表し、甘やかな喜びの歌を歌う。

 ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 op.68「田園」
  第1楽章:アンダンテ・マ・ノン・トロッポ
   田舎に到着すると呼び起こされる、楽しく大らかな気持ち
  第2楽章:アンダンテ・モルト・モッソ
    小川の畔の情景
  第3楽章:アレグロ
   農民たちの愉しき集い
  第4楽章:アレグロ
   雷雨、嵐
  第5楽章:アレグレット
   牧人の歌。嵐の後の嬉しく、感謝に満ちた気持ち
ベルリン古楽アカデミー
ベルンハルト・フォルク(コンサートマスター)

 2020年ベートーヴェン・イヤー、ベルリン古楽アカデミーが田園を録音!指揮者なし、少数メンバーでの録音!!

 録音:2019年6月、テルデックス・スタジオ・ベルリン

 ベートーヴェン・イヤーにあわせ、ハルモニアムンディから、ベルリン古楽アカデミーによる交響曲録音の登場!今回は第6番「田園」。ほかに1,2,4,8番も同団による録音で登場予定です。
 「田園」のカップリングは、その30年ほど前に書かれたクネヒトの大交響曲。こちらも同じく自然を描写した音楽で、各楽章のタイトルも類似しており、興味津々です。

 この録音に際し、ベルリン古楽アカデミーの面々は、ウィーンでベートーヴェンが演奏したことのある場所(いわゆるホール)すべてを訪ね、その音響を研究。最終的に、小さなホールの響きを理想とし、そのために弦楽器のメンバーも人数を少なくしての編成での録音の運びとなりました。
 ベートーヴェン自身が指揮をした演奏会の詳細な記録や絵画は残っていませんが、当時の劇場年鑑に残されているオーケストラのメンバーの人数の記録などから当時のオーケストラの陣容を推察。レイアウトについても、弦楽器は観客から見て左側、管楽器は右側になるようにし、コントラバスはトロンボーン、トランペットやティンパニの少し後ろに配置しました。これにより、メンバー間でのコンタクトもとりやすくなり、指揮者無しでもまるで室内楽を演奏しているように各セクションの次の一手を酌むことができたといいます。

 クネヒトの作品は1780年の作(ト長調)。冒頭から田園的な世界が美しい世界です。第2楽章で次第に嵐が近付いてくる様子は不安気に繰り返される転調で表されております。第3楽章の嵐の描写は、何かオペラの序曲を思わせるような華やかなニ長調で展開されており、ベートーヴェンのとはまた違って興味津々です。終楽章は変奏曲の形式をとりながら、コラールのようなすがすがしい楽曲となっています。
 ベートーヴェンの交響曲第6 番の各楽章のタイトルとクネヒトのは類似しています。
 実際、確実な資料は残されていませんが、ベートーヴェンの初期の作品はクネヒトのと同じ出版社から出版されていたことなどから、ベートーヴェンはクネヒトの作品を知っていたと考えられます。
 当時から自然を音楽で模倣する試みは行われており、1780年当時クネヒトの作品も革新的であったかもしれません。
 しかしこうして比較して聞いてみると、1808年12月の「田園」初演との間には30年弱の差があるとはいえ、あらためて楽聖ベートーヴェンの革新性と偉大さを痛感してしまうのも事実です。
 ベートーヴェンの終楽章では、ベルリン古楽の面々が採用したバランスのおかげで管楽器が際だって聴こえ、今までの「田園」像が覆されるかのような感覚をおぼえます。
 
 

HMM 902660
¥2800
シューベルト:ピアノ・ソナタ集
 ・ソナタ ト長調 D.894
 ・ソナタ ハ短調 D.958
アダム・ラルーム(ピアノ)

 フランスの俊英アダム・ラルーム、シューベルトの世界を見事に体現!

 録音:2019年10月14-17日、パリ

 フランスの俊英ラルームのソロディスクがハルモニアムンディから登場!
 シューベルトのト長調のソナタ(1816年10月)と、死の数週間前に書かれた3つのソナタのうちの第1曲、ハ短調のソナタ(1828年9月)という珍しい組み合わせです。

 ト長調のソナタはシューマンが「最も完全な作品」と賞賛した作品。第1楽章のMolto moderato e cantabile の冒頭から、画家が繊細な筆遣いで次々と色を重ねながら静かに絵を完成させていくような、そして少しずつ霧が晴れていくような、繊細にして希望を感じる演奏。終楽章の、ともするとめまぐるしいだけになってしまう転調や回想も全てが必然であると感じる説得力抜群の演奏です。
 ハ短調のソナタはベートーヴェンを強く意識して書かれたものですが、テクニックと感情の両面に完璧なコントロールが効いた演奏です。

 ラルームは10歳でピアノを始め、トゥールーズ音楽院を経て、パリ国立高等音楽院でミシェル・ベロフのもとで研鑽を積みました。
 ハンブルクに移り、コロリオフの薫陶も受けており、清潔感のあるタッチと静謐な音楽、完璧なコントロールが持ち味です。
 
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HMM 902642
¥2800→\2590
理知と深みを具えた、ルガンスキー絶品のフランク
  フランク:
  (1)前奏曲、コラールとフーガ
  (2)前奏曲、アリアと終曲
  (3)前奏曲、フーガと変奏曲(ハロルド・バウアー編)
  (4)コラール第2番ロ短調(ニコライ・ルガンスキー編)
ニコライ・ルガンスキー(ピアノ)

 録音:2019年7月/サル・ド・シャントネイル(スイス)

 ルガンスキー最新盤は何とフランク作品集。意外な感があるかもしれませんが、彼はこれまでもレーピンやクニャーゼフ(チェロ版)とヴァイオリン・ソナタを録音・演奏し、その素晴しさが高く評価されてきました。
 また2015年の来日公演で披露した「前奏曲、フーガと変奏曲」の感動的な演奏が語り草となっています。長年フランク作品集の録音を夢見ていたそうですが、今回ついに実現。

 ルガンスキーといえば、正確無比な技巧と緻密に計算された設計で説得力満点の演奏を繰り広げてきました。その点でフランクはルガンスキーにうってつけ。全く外面的でないのに恐ろしく技術的に難しく、また一音たりとも忽せにできぬ理詰めな構成を、まるで科学を解きほぐすように再現しています。

 嬉しいのが感動的なオルガン曲2篇のピアノ編曲が収められていること。「前奏曲、フーガと変奏曲」の静かに切々と紡ぐ哀切感、ルガンスキー自身の編曲による「コラール第2番」の俊厳さは絶品。いつもの轟き渡るルガンスキーの輝かしいピアノの音色を抑え、オルガンのような音を出してはいるのが注目です。この曲はフランク最後の作品で、それを最後に置いている点にもルガンスキーの深い理解とこだわりを感じます。
 




SIMAX



PSC 1375
¥2700
『シェティル・ヴォスレフ:ピアノ協奏曲』
 シェティル・ヴォスレフ(1939-):
  (1)ピアノ協奏曲(1992)*  
  (2)夢の劇(Ein Traumspiel)(2009)(管弦楽のための)
  (3)バラバ(Barabbas)(2004)(管弦楽のための)
ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団
(1)ライフ・オーヴェ・アンスネス(ピアノ)
 エドワード・ガードナー(指揮)
(2)アイヴィン・グッルベリ・イェンセン(指揮)
(3)フアンホ・メナ(指揮)

 ノルウェー現代音楽を代表する作曲家、ヴォスレフ80歳記念アルバム、新録音のピアノ協奏曲は、アンスネスがソロを担当!

 録音: (1)2019年8月15日-16日、(2)2011年4月14日-15日(ライヴ)、(3)2013年3月21日-22日(ライヴ) グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)/デジパック、79'02
 制作: (1)ヨルン・ペーデシェン、(2)(3)アーリル・エーリクスタ/録音:グンナル・ヘルライフ・ニルセン

 シェティル・ヴォスレフ は、ベルゲンに生まれ、ベルゲンのグリーグ・アカデミーで長年教えた多作の作曲家です。ヴォスレフの80歳を記念するアルバム。ローガラン県のカルモイで生まれ、グリーグ・アカデミーのイジー・フリンカに学んだピアニスト、ライフ・オーヴェ・アンスネス(1970-)のソロ、ヴォスレフと緊密な関係をつづけるベルゲン・フィルハーモニックの演奏で制作されました。

 アンスネスがソロを弾く《ピアノ協奏曲》は、モーツァルトの《2台のピアノのための協奏曲》を聴いたヴォスレフが、「ならんで演奏する、まったく同じ音の楽器」から「エコー協奏曲」のアイデアを得て作曲に着手したという作品です。
 作曲を委嘱したスタヴァンゲル交響楽団の1993年シーズンの幕開けに、アンスネスのソロ、アレクサンドル・ドミトリーエフの指揮で初演されました。
 アンスネスが、ベルゲン・フィルハーモニックの1995年4月のコンサートで演奏した際にヴォスレフが「マニアックとも言えるほど極度の正確さに依存したこの作品をアンスネスほど上手く演奏できる人を見つけることはできなかっただろう」と語っています。2019年8月、首席指揮者エドワード・ガードナーの指揮で行われたセッションの録音です。

 管弦楽のための《夢の劇》は、北ドイツ放送交響楽団(現 NDR エルプフィルハーモニー管弦楽団)の首席指揮者に就任したアイヴィン・グッルベリ・イェンセンが最初のコンサートで指揮するためにヴォスレフに委嘱して作曲されました。
 ヒンドゥー教のインドラ神の娘が地上に降りてくるエピソードをスウェーデンの劇作家アウグスト・ストリンドベリが劇に作った『夢の劇』に基づき、ストリンドベリの「時間と空間の存在しない、脈絡のない夢の形をまねた」という言葉を念頭に置きながら作曲したという作品です。2011年5月、グッルベリ・イェンセンがベルゲン・フィルハーモニックを指揮したコンサートのライヴ録音で収録されています。

 「歌手のいない歌劇」として作られた管弦楽作品《バラバ》は、ヴォスレフの同名の歌劇に基づく作品です。
 イエス・キリストに代わって釈放された盗賊バラバの物語を第1幕「獄舎」第2幕「ピラトの宮殿の近くで」第3幕「受難の陰で」で構成され、指揮台の上方に設置されたディスプレイに歌劇の台本の抜粋を表示しながら演奏されます。
 2008年から2013年までベルゲン・フィルハーモニックの第1客演指揮者を務めたスペインのフアンホ・メナ(1965-)の指揮。2013年5月、グリーグホールのコンサートのライヴ録音です。

 
 
 


PSC 1344
¥2700
『カール・アーノルト:ピアノ協奏曲・ピアノ六重奏曲』
 カール・アーノルト(1794-1873):
  (1)ピアノ協奏曲 ニ長調 Op.16
  (2)ピアノ六重奏曲(大六重奏曲) Op.23
ルライフ・トルゲシェン(フォルテピアノ)
(1)ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団
 リナルド・アレッサンドリーニ(指揮)
(2)ダーグ・アンデシュ・エーリクセン(ヴァイオリン)
 ユッタ・モルゲンシュテルン(ヴァイオリン)
 ハンス・グンナル・ハーゲン(ヴィオラ)
 ベン・ネーション(チェロ)
 グレグ・コーラー(コントラバス)

 ノルウェーの音楽にベートーヴェンの精神を吹きこんだアーノルト

 [楽器 Fortepiano: Gottlieb Hafner, Vienna ca.1830, restored by Edwin Bunk and Johan Wennink in 1994]
 録音:2018年10月31日-11月1日、2019年5月11日-12日 ベルゲン大学講堂(大ホール)(ベルゲン、ノルウェー)/デジパック、60'20
 制作・録音:フランソワ・エケール

 ドイツの作曲家カール・アーノルト(1794-1873)は、クリスチャニア(現 オスロ)で身を立てた際、ノルウェーの音楽にベートーヴェンの精神を吹きこんだと言われます。
 アーノルトは、ノインキルヒェン生まれ。ヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして名を馳せ、演奏旅行で訪れたクリスチャニアで音楽家たちと聴衆に乞われ、フィルハーモニック協会の指揮を引き受けます。
 トリニティ教会のオルガニストも務め、クリスチャニアで最初のオルガンと作曲の学校を私費で設立。ハルフダン・シェルルフ、オト・ヴィンテル=イェルム、ヨハン・スヴェンセンがこのアカデミーで学んでいます。

 《ピアノ協奏曲》は、1819年8月、ワルシャワで初演、2年後、ベルリンで出版された作品です。「アレグロ・モデラート」「アダージョ・マ・ノン・トロッポ」、ロシア民謡に基づく「ロンド」。古典主義とロマンティシズムの結びついた音楽です。フォルテピアノのために作曲され、ポーランドの将軍ユゼフ・ザジチェクの夫人「アレクサンドラ・ザジチェク妃殿下」に献呈されました。
 《六重奏曲》は、ピアノ、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとコントラバスの編成で演奏される作品です。「アダージョ・ノン・トロッポ − アレグロ・コン・フオコ」「アンダンテ」「アレグロ・コン・スピリト」「アレグロ・アジタート」の4 楽章。ベートーヴェンのスタイルを踏まえて書かれ、ピアノの技巧的で華麗な音楽の際立った「協奏曲」とも呼べる作品に作られています。1825年に出版、プロシャの将軍、カール・フォン・デル・グレーベンに献呈されました。

 ピアニストのトルライフ・トルゲシェン(1967-)は、ベルゲン生まれ。フォルテピアノの演奏をマルコム・ビルソン、バルト・ファン・オールトに学びました。2002年からベルゲンのグリーグ・アカデミーで教授として教えています。
 主要なソロ・ピアノ曲を弾いたアルバム(PSC1305)につづくアーノルトの作品集。初録音の2曲。
 セッションに先立ちアカデミーの学生グループの協力でリハーサルと研究が行われ、《ピアノ六重奏曲》はベルゲン・フィルハーモニックのプレーヤーたちの共演で録音されました。
 




AEOLUS

AE-10174
¥2700
縦型チェンバロ!?
 ニュルンベルク・ゲルマン国立博物館の
  クラヴィツィテリウム
ベルンハルト・クラップロット
 (クラヴィツィテリウム)
  クリスティアン・エアバッハ(after 1568−1635):第6旋法によるカンツォーナ
  作曲者不詳(1595年頃南ドイツ):「Je prends en gres」
  エアバッハ:第4旋法によるカンツォーナ、第9旋法によるリチェルカール
  ヨハン・シュターデン(1581−1634):トッカータ ト短調
  ヤーコプ・ハスラー:(1569−c.1622):カンツォーナ ト短調
  ハインリヒ・プフェントナー(c.1588−1630):カンツォン ト長調
  シュターデン:バレット ニ長調、コレンテ ニ短調
  ヴァレンティン・ドレッツェル(1578−1658):ソナタ イ短調
  カール・ファン・デア・フーヴェン(1580−1661):第4旋法によるリチェルカール/
  ヤーコプ・ペ(1556−after 1623):
   「Ist mir ein fein braun Megdelein」、「Du hast mich woellen nemmen」、
   スキャラズラ・マラズラ、「Aus frischem freyem muth」、ウンガレスカ
  ハンス・レオ・ハスラー(1564−1612):第12旋法によるカンツォン
  シュターデン:アッラマンダ・ヴァリルト
  ハンス・レオ・ハスラー:
   カンツォン ニ短調、「Ach Schatz, ich sing und lache」、「Mit deinen lieblichen Augen」、
   「All Lust und Frewdt」、「Ach weh der schweren Pein」、「Nun last uns fröhlich sein」、
   「Ihr Musici, frisch auff und last doch hören」、カンツォン ヘ長調

 縦型チェンバロ!?ゲルマン国立博物館所蔵「クラヴィツィテリウム」の音色

 ☆ゲルマン国立博物館所蔵のレア楽器!
 ☆1620年頃製の「クラヴィツィテリウム」をクラップロットが弾く!

 「クラヴィツィテリウム」とは、弦と響板が垂直に立てられた縦型(アップライト)のチェンバロの一種。主流の楽器にはならなかったものの、最古の物は15世紀の楽器が現存しており、その後も散発的に製作され続けていました。
 ニュルンベルクのゲルマン国立博物館に所蔵されている貴重なクラヴィツィテリウム(製作者不詳、1620年頃ドイツ)を使用した初のレコーディング。
 演奏は、ボブ・ファン・アスペレンの弟子であり、現在ヴァイマールのフランツ・リスト音楽大学でチェンバロ・古楽系鍵盤楽器と古楽を教えているヒストリカル楽器の専門家、ベルンハルト・クラップロット。
 縦になったことによりジャックが自動で戻らないため、非常に複雑なアクションを持つクラヴィツィテリウムの不思議なユニークな音色を、16世紀〜17世紀の特別なレパートリーでお楽しみください。

 ※録音:2013年9月、ゲルマン国立博物館(ニュルンベルク)

 
 
 
AE-11191
(SACD HYBRID+CD)
¥5100
ヴィエルヌ:オルガン交響曲全集 Vol.3
 オルガン交響曲第5番イ短調 Op.47
 オルガン交響曲第6番ロ短調 Op.59
  〔Disc1(SACD Hybrid)〜SACD層:オルガン交響曲第5番&第6番、
    CD層:オルガン交響曲第5番/
   Disc 2(ノーマルCD)〜オルガン交響曲第6番〕
スティーヴン・タープ(オルガン)

 フランク、ウィドールの下でその才能を開花させ、ノートルダム大聖堂のオルガニストという栄誉ある地位にまで上り詰めたルイ・ヴィエルヌ(1870−1937)の"マルチチャンネル録音"によるオルガン交響曲全集第3巻。
 第3集では、32の国際ツアーと800以上の北米コンサートをこなしてきた、アメリカを代表するコンサート・オルガニスト、スティーヴン・タープが、パリ・サン=シュルピス教会のカヴァイエ=コル・オルガン(1862)を演奏しています。

 ※録音:2010年9月(第5番)、2014年10月(第6番)、サン=シュルピス教会(パリ)
 ※ディスク1(SACDハイブリッド盤)は、SACD層に第5番&第6番の両方を、CD層には第5番のみ収録。ディスク2(ノーマルCD)に第6番を収録。
 
 

AE-11181
(SACD HYBRID)
¥2900
フレデリック・ウィリアム・ホロウェイ:交響的オルガン作品集
 序奏とアレグロ・コンチェルタンテ/カンティレーヌ ホ短調 Op.33/
 アンダンテ・カンタンド ホ短調 Op.40/
 カノン様式によるクーラント イ短調 Op.58/
 演奏会用トッカータ ニ短調 Op.33/二重奏曲 ヘ長調 Op.58/
 アレグレット・レッジェーロ ヘ長調 Op.7/
 アンダンテ・シンフォニコ 変ニ長調 Op.48/
 アレグレット・グラツィオーソ ヘ長調 Op.49/
 アンダンテとフィナーレ・フガート ト長調 Op.17/
 オルガン交響曲ハ短調 Op.47
マルクス・アイヒェンラウプ(オルガン)

 イギリス後期ロマン派の忘れられた作曲家、フレデリック・ウィリアム・ホロウェイ(1873−1954)の世界初録音となるオルガン作品集。
 演奏は、世界遺産にも登録されているドイツのシュパイアー大聖堂で2010年よりオルガニストを務め、Aeolusではロパルツのオルガン作品全集(AE-10391)の録音でも評価を高めたドイツの名手、マルクス・アイヒェンラウプです。

 ※録音:2019年9月16日−18日、聖バルトロメウス大聖堂(ガッケンバッハ、ドイツ)
 




ARS PRODUKTION



ARS 38295
(SACD HYBRID)
¥2700
キム・ソ・ジン、魅力あふれるモーツァルト・アルバム
 モーツァルト:
  ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216
  ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219《トルコ風》
キム・ソ・ジン(ヴァイオリン)
マンハイム・プファルツ選帝候室内管弦楽団

 ドロシー・ディレイの孫弟子キム・ソ・ジン。ジュリアード仕込みの華麗なるモーツァルト!

 24歳でスイスのルツェルン交響楽団のコンサートマスターに就任し、現在はドイツのミュンヘン放送管弦楽団の副コンサートマスターを務め、ハノーファー音楽演劇大学で教鞭も執っている韓国系アメリカ人の女流ヴァイオリニスト、キム・ソ・ジンが奏でる華麗なるモーツァルト。
 2006年にリンカーン・センターのアリス・タリー・ホールにジュリアード・オーケストラとの共演で出演しソロ・デビュー。その後は、ソリストとしてもチェコ放送交響楽団やサンクトペテルブルク交響楽団、イ・ムジチ・ドゥ・モントリオール、ブダペスト交響楽団などと共演を重ねるなど目覚ましい活躍を展開しています。
 ドロシー・ディレイ門下の田中直子、チョーリャン・リンの両氏にジュリアード音楽院で師事したキム・ソ・ジン。ジュリアード仕込みの確かな音楽性とテクニックが活きた魅力あふれるモーツァルト・アルバムです。

 ※録音:2019年5月22日-23日、エピファニアス教会(マンハイム、ドイツ)
 
 

ARS 38279
(SACD HYBRID)
¥2700
カボークロ 〜 リコーダー四重奏によるブラジルの音楽
 ヴィラ=ロボス:
  アリア(ブラジル風バッハ第5番より)、
  ショーロ第4番、カボークロの伝説
 レスカラ:アーサー王のピファロスのバンド
 ジナタリ:
  四重奏曲第3番、カンティレーナ、
  セレスタ第1番《サンバ》、セレスタ第2番、レンダ
 ゲーハ=ペイシェ:ムラーオ
 ヴォルフ:フラウタタ・ドーチェ
クインタエッセンチア・リコーダー四重奏団
 〔グスターヴォ・デ・フランシスコ、
  レナータ・ペレイラ、
  ペドロ・リベイラン、
  フランシエラ・パイシャオ〕

 リコーダー四重奏による近代ブラジル・プログラム!

 2006年にブラジルのサンパウロで結成され、南米各国はもちろんのことヨーロッパを含む世界規模での活躍を展開しているアンサンブル、クインタエッセンチア・リコーダー四重奏団が母国ブラジルの音楽に回帰!
 ブラジルの先住民とヨーロッパ人との混血の呼称である「カボークロ」をテーマとしたブラジリアン・プログラムは、2016年からメンバーたちが構想を練り続けてきた20世紀ブラジルの作品集。
 近代ブラジルの巨匠ヴィラ=ロボス、ハダメス・ジナタリ(1906-1988)やダニエル・ヴォルフ(1967-)などの作品を、ソプラノからF管のコントラバス、C管のグレートバス・リコーダーを駆使し、熱く、民族色と色彩感豊かでリズミカルな演奏を繰り広げてくれています。ブラジル音楽、ラテン音楽ファンにもおススメしたいリコーダー・アルバムです。

 ※録音:2019年4月、インマヌエル文化センター(ドイツ)

 
 




AUSTRIAN GRAMOPHONE



AG 0017
¥2500
ロパルツ、シェック&プーランク:ヴァイオリン・ソナタ集
 ロパルツ:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調
 シェック:ヴァイオリン・ソナタ Op.16
 プーランク:ヴァイオリン・ソナタ
デュオ・アールデコ・ウィーン
 〔セターレ・ナジファール=ナーヴィ
   (ヴァイオリン)、
  テレジア・シューマッヒャー(ピアノ)〕

 20世紀前半に作曲されたベルギー、スイス、フランスの美しき3つのヴァイオリン・ソナタをカップリングした室内楽ファン要チェックの好プログラム。
 デュボワ、マスネ、そしてフランクに師事したロパルツのニ短調のソナタは、ブルターニュ地方の民謡的旋律や瞑想的な一面を併せ持つ佳作。ウジェーヌ・イザイ(と伴奏者のラウール・プーニョ)に献呈され、両者の生涯にわたる友情の証ともなった作品です。
 ヴァイオリンはテヘラン放送交響楽団やテヘラン交響楽団などで活躍した後、ウィーンへと渡り、トーンキュスラー室内管弦楽団や、ウィーン・カンマーオーパーで活躍したイラン出身の女流奏者セターレ・ナジファール=ナーヴィ。2010年からデュオを組むテレジア・シューマッヒャーと質の高いアンサンブルを繰り広げています。

 ※録音:2019年4月2日-4日、トーンスタジオFM(ウィーン、オーストリア)
 




INDESENS!



INDE 086
¥2600
ソヴィエトのトランペット協奏曲集
 ・ネステロフ:トランペット協奏曲ハ短調 Op.42
   ティエリー・ジェルヴェ(トランペット)、バスティアン・スティル(指揮)、モスクワ交響楽団
 ・ヴァシレンコ:協奏的詩曲ハ短調 Op.113
   ティエリー・ジェルヴェ(トランペット)、フランソワ・ブーランジェ(指揮)、
   パリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団
 ・アルチュニアン:トランペット協奏曲変イ長調
   エリック・オービエ(トランペット)、バスティアン・スティル(指揮)、ポーランド放送交響楽団
 ・パフムートヴァ:トランペット協奏曲
   ティエリー・ジェルヴェ(トランペット)、ジャン=フィリップ・ダンブルヴィル(指揮)、
   パフムートヴァ・アンサンブル
 ・ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番 Op.35
   エリック・オービエ(トランペット)、ルステム・サイトクロフ(ピアノ)、
   ニコラ・シャルヴァン(指揮)、サヴォア地方管弦楽団

 オービエとジェルヴェが吹くドクシツェルへのトリビュート!

 モーリス・アンドレの系譜を継ぐ現代のフランスを代表するトランぺッター、エリック・オービエと、パリ警視庁吹奏楽団のトランペット奏者であり、パリ12区音楽院の教授として後進の育成にもあたっている名手ティエリー・ジェルヴェの2人が奏でる、「ソヴィエト」のトランペット協奏曲集5作品を収録!
 オービエは王道中の王道であるアルチュニアンとショスタコーヴィチの2曲、ジェルヴェはネステロフ、ヴァシレンコとパフムートヴァの3曲を演奏。フランスの名手2人による濃厚濃密なソヴィエト・プログラムは、まさに旧ソ連の伝説的なトランペット奏者ティモフェイ・ドクシツェルへのトリビュート・アルバムに仕上がっています。

 ※録音データ表記無し
 
 


INDE 108
¥2600
月の光 〜 ヴァイオリンとピアノのための作品集
 ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調
 フォーレ:
  夢のあとに Op.7、ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調 Op.13
 ドビュッシー:月の光、ヴァイオリン・ソナタ ト短調
 ラヴェル:演奏会用狂詩曲《ツィガーヌ》
 マスネ:タイスの瞑想曲
タチアーナ・サムイル(ヴァイオリン)
デイヴィッド・ライヴリー(ピアノ)

 タチアーナ・サムイルは、モスクワ音楽院、ブリュッセル王立音楽院、マドリード・ソフィア王妃高等音楽院でヴァイオリンを学び、2014年のソチ・オリンピックでは閉会式でソリストの大役を務めあげたロシアのヴァイオリニスト。
 ラヴェル、フォーレ、ドビュッシーのソナタ、そしてマスネの「タイスの瞑想曲」がフィナーレを飾るプログラムは、20世紀前半のフレンチ・ヴァイオリン・スクールの歴史を描きます。

 ※録音:2017年11月27-30日、フラジェ(ブリュッセル、ベルギー)
 
 
INDE 104
¥2600
ピアノ・モダン・リサイタル Vol.2
 ビーチ:前奏曲とフーガ/
 シャーモ:ピアノ・ソナタ第3番/
 シマノフスキ:前奏曲とフーガ/
 シュニトケ:即興曲とフーガ/
 メルレ:パッサカリアとフーガ/
 タネーエフ:前奏曲とフーガ Op.29/
 バス:前奏曲とフーガ/
 ミトロプーロス:パッサカリア、間奏曲とフーガ
オルランド・バス(ピアノ)

 知られざる近現代作品の発掘、紹介に取り組む「ピアノ・モダン・リサイタル」の第2巻は、バッハからショスタコーヴィチを経て現代まで続く「前奏曲とフーガ」のスタイルがテーマ。
 最も注目を集めそうなのは、やはり名指揮者ディミトリ・ミトロプーロス(1896-1960)の「パッサカリア、間奏曲とフーガ」でしょう。1924年に作曲された「パッサカリア、間奏曲とフーガ」は、"作曲家ミトロプーロス"の魅力を伝えてくれる貴重な録音です。

 ※録音:2016年10月3日-4日&2017年1月8日、サン=マルセル寺院(パリ、フランス)
 
 
INDE 099
¥2600
フィリップ・シャモー(1952-)「交響曲第5番」
 シャモー:交響曲第5番《星たちのマニュスクリプト》
アラン・パリス(指揮)
バカウ・ミハイル・ジョラ・
 フィルハーモニー管弦楽団

 パリ出身で現代のフランスを代表する作曲家として活躍するフィリップ・シャモー(1952-)。ヒューマニズムやスピリチュアルティを題材とした作品も多く、この「交響曲第5番」は宇宙の中での人々の思いを音楽で表現した5楽章形式の大作です。

 ※録音:2017年2月16日-18日、バカウ(ルーマニア)
 




PALADINO

PMR 0115
¥2500
ディミトリ・アシュケナージ、
 ブラームスのクラリネット五重奏曲!

  ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調 Op.115
  カウリー:愛の庭
ディミトリ・アシュケナージ(クラリネット)
ロビン・シャープ(第1ヴァイオリン)
メヒティルト・ カルコウ(第2ヴァイオリン)
ジェニファー・アンシェル(ヴィオラ)
グンドゥラ・ライトナー(チェロ)

 ディミトリ・アシュケナージ50歳記念!名曲ブラームスのクラリネット五重奏曲!

 ウラディーミル・アシュケナージの息子で、アシュケナージ兄弟の弟にして世界的クラリネット奏者、ディミトリ・アシュケナージが自身の50歳を記念してブラームスの大作、であり自らのお気に入りの作品の1つである「クラリネット五重奏曲」をレコーディング!
 アシュケナージは愛着のあるブラームスの「クラリネット五重奏曲」に組み合わせたのは、レバノンの作曲家ホウタフ・カウリー(1967-)の五重奏曲「愛の庭」。カタルーニャのクラリネット奏者、ホアン・エンリク・ルナの委嘱によって作曲され、ルナとブロドスキー弦楽四重奏団の共演で2009年4月に初演された作品です。
 2つのお気に入りの「クラリネット五重奏曲」でアシュケナージは、王立モネ劇場やウィーン国立歌劇場などでも活躍したチェリスト、グンドゥラ・ライトナーや、サンフランシスコ室内管弦楽団のコンサートマスター、ロビン・シャープなど、気心知れた名手たちを共演者として招聘。
 アシュケナージ一家の名クラリネッティストが50歳という節目に、味わい深いブラームスを仲間たちと共に披露してくれています。

 ※録音2019年6月13日-15日、テアトル・サン・ボネ(ブールジュ、フランス)

 
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


BONGIOVANNI



GB 1237
¥2600
ジョヴァンニ・マルティネッリ オペラ・アリア集
 『エルナーニ』『カルメン』『マノン・レスコー』
  『トゥーランドット』他のオペラより
   全20トラック収録
ジョヴァンニ・マルティネッリ(テノール)

 イタリアの大テノールの圧倒的歌唱!

 録音:1914-1937年/77'34''

 イタリアの名テノール、ジョヴァンニ・マルティネッリ(1885-1969)の名唱集。
 ソロ・アリアの他、『トゥーランドット』でエヴァ・ターナーと歌い合う場面も収録。
 録音の古さを補ってあまりある、ドラマティックで力みなぎる歌唱が圧倒的です。
 
 
GB 2225
【再発売】
¥2600
シューベルト:歌劇『双子』 ゲオルク・ヘッケル(村長)
ペトラ・ラビツケ(リースヒェン)
フーベルト・シュミート(アントン)
マティアス・シャルテツキー(役人)
ペーター・マーク(指揮)
フィルハーモニア・メディテラニア
 録音:1997年11月15-16日/55'42'' 
 
GB 2229
【再発売】
¥2600
シューベルト:歌劇『四年間の歩哨兵勤務』 モニカ・ゴンザレス(ケートヒェン)
フーベルト・シュミート(デュヴァル)
ゼンケ・モールバッハ(ワルター)
ペーター・マーク(指揮)
フィルハーモニア・メディテラニア
 録音:1997年11月15-16日/39'59'' 
 
GB 2236
【再発売】
¥2600
ロッシーニ:カンタータ
 カンタータ『真実の敬意』
 カンタータ『バイロン卿の死に寄 せるミューズの涙』
タチアナ・コロヴィナ(ソプラノ)
アンゲロ・マンゾッティ(コントラルト)
ウィリアム・マッテウッツィ(テノール)
ヘルナン・イトゥラルデ(バス)
ヘルベルト・ハント(指揮)
イ・ヴィルトゥオージ・ディ・プラハ
チェコ室内合唱団(合唱指揮:パーヴェル・バハ)
 録音:1997年7月22日/63'36'' 
 
GB 2318
【再発売】
¥2600
ガルッピ:歌劇『女が皆恋する男』 パオラ・アントヌッチ(ルチンダ)
ロベルト・トゥーラ(ドン・オラーツィア)
フィリッポ・ピーナ・カスティィオーニ(エウジェーニオ伯爵)
リンダ・カンパネッラ(クラリーチェ)、他
マルコ・フラカッシ(指揮)
オルケストラ・フィラルモニカ・イタリアーナ
 録音:2000年12月9日/77'37'' 



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FIRST HAND RECORDS



FHR 95
¥2200→\1990
貴重な初出音源!
 ニコラーエワ最晩年のライヴ!!
 J.S.バッハ:フーガの技法 BWV1080
タチアナ・ニコラーエワ(ピアノ)
 コントラプンクトゥス1/コントラプンクトゥス2/コントラプンクトゥス3/
 コントラプンクトゥス4/オクターヴのカノン/コントラプンクトゥス5/
 コントラプンクトゥス6(フランス風の様式による)/コントラプンクトゥス7(拡大と縮小を伴う)/
 12度のカノン(5度の転回対位法による)/コントラプンクトゥス8/
 コントラプンクトゥス9(12度の転回対位法による)/コントラプンクトゥス10(10度の転回対位法による)/
 コントラプンクトゥス11/拡大と反行のカノン/10度のカノン(3度の転回対位法による)/
 コントラプンクトゥス13(正像)/コントラプンクトゥス13(鏡像)/コントラプンクトゥス12(正像)/
 コントラプンクトゥス12(鏡像)/コントラプンクトゥス14(未完のフーガ)

 貴重な初出音源!ニコラーエワ最晩年の『フーガの技法』ライヴ!!

 録音:1993年4月26日/ヘルシンキ、シベリウス音楽院/87'58''

 ロシアを代表する偉大なピアニストであるタチアナ・ニコラーエワの最晩年の録音が、マスタリングに定評あるFIRST HAND RECORDS から発売されます。
 1993年11月13日にサンフランシスコでショスタコーヴィチの『前奏曲とフーガ』を演奏中に脳卒中を起こし9日後に亡くなったニコラーエワ。このディスクに収められているのはその半年前、4月26日に行われたヘルシンキでのライヴ録音です。曲目は彼女が得意としたバッハの『フーガの技法』で、これまでリリースされたことのない録音。たいへん貴重な初CD 化です!

 20代でバッハの『平均律』全曲を暗譜、ショスタコーヴィチの創作欲も刺激したニコラーエワ。1990年代に入ってもロンドンでバッハの『平均律』『フーガの技法』、ショスタコーヴィチの『前奏曲とフーガ』を暗譜で完璧に演奏するなど長く活躍を続けていました。
 当盤の演奏では一部に暗譜が飛んでしまった箇所があるものの、フーガを種類別(単純フーガ、反行フーガ、2重・3重フーガ、鏡像フーガ)に分けて構成し、未完フーガの主題提示でオクターヴを重ねるなどの手を加えた、紛れもないニコラーエワ流の『フーガの技法』を聴くことができます。
 途轍もなく大きなスケール、途方もなく深遠な音楽世界に圧倒される至高の名演をぜひお聴きください。

 FIRST HAND RECORDS レーベルからは、ニコラーエワの1989年ギリシャ・ライヴの音源も発売されています(FHR-46)。

 
 




GLOBAL CULTURE AGENCY

 
 うーむ、アリアCDでは特価でこの2点の旧譜在庫を発掘してみなさんに喜んでいただいていたのだが、突然の高音質アルバムの発売・・・


 国内レーベルGlobal Culture Agency による注目企画。
 (アリアCD以外では)入手困難だったペーター・マークの名盤が装いも新たに高品位なセットで復活。ARTS レーベルから取り寄せたオリジナル・マスター音源を丁寧にリマスタリングし、通常CD プレーヤーで再生可能な高音質フォーマットであるXRCD として商品化しました。
 オリジナルのARTS 盤も十分に定評ある音質でしたが、それを凌駕する素晴らしい音質となっているのが一番の注目点です。音作りの方向性としては実際の演奏に本来備わっていたものを丁寧に掬い取るアプローチであり、ペーター・マークの狙った演奏効果、細やかな表情付けのひとつひとつまでが、はっきりと眼前に立ち現れるマスタリングとなっています。
 


GCAC 1031/3
(3XRCD)
¥6400
ペーター・マーク/メンデルスゾーン:交響曲全集
 [Disc1]
  交響曲第1番 ハ短調 作品11
  交響曲第5番 ニ長調 作品107『宗教改革』
 [Disc2]
  交響曲第2番 変ロ長調 作品52『讃歌』
 [Disc3]
  交響曲第3番 イ短調 作品56『スコットランド』
  交響曲第4番 イ長調 作品90『イタリア』
ヴァレンティナ・ヴァレンテ(ソプラノ1)
マリア・ホセ・スアレス(ソプラノ2)
サンチャゴ・カルデロン(テノール)
ホセ・アントニオ・サインズ・アルファロ(合唱指揮)
オルフェオン・ドノスティアッラ(合唱)
ペーター・マーク(指揮)
マドリード交響楽団

 ARTSレーベルの名録音、ペーター・マークのメンデルスゾーンとモーツァルトが復活!
 最新マスタリングとXRCD 化により、菅野沖彦氏が激賞したオリジナル盤をも凌駕する高音質を獲得!
 遂に真価を見せるペーター・マーク無類の芸術をお聴きあれ!

 ペーター・マークが指揮するスペイン国立マドリッド響のメンデルスゾーンの「スコットランド」と「イタリア」の両交響曲は、マークの指揮による演奏も流麗で暖かく、素晴らしいものだが、上質のデジタル録音らしい微粒子感と豊かに広がる透明な空気感が新鮮。
 マイクロフォンの距離は遠いが、オーケストラの各楽器、つまり弦、管、打の音触の個性の違いが鮮やかな録音である。特にオーディオファイル・レコーディングと謳われていて、ショップスMK2S ペア・マイクロフォンによるワンポイント的2チャンネル録音である。
 そのヴァイオリン群の高音の質感の繊細さが、高域調整の際のチェックポイントである。そして弦楽器‛&‛&特にチェロ群の弓の擦過音のリアリティが僕にとっては高域の調整の目安となるCD である。オーケストラの弦楽器群の演奏に伴って聴こえる、あのサワサワ感はオーケストラを聴く愉悦感をかき立ててくれる効果があり、僕にとっては大切なリアリティである。
 オーディオ評論家 菅野沖彦(季刊ステレオサウンド158号「特集 心躍らす音 いま私を夢中にさせる魅惑のコンポーネント&ディスク」より)

 ARTS レーベルの名盤がXRCD で復活!菅野沖彦氏も激賞したメンデルスゾーンの名録音!最新マスタリングの効果も抜群、ペーター・マークの神髄ここにあり!

 録音:[Disc1]2000年6月、[Disc2]1997年2月27日、[Disc3]1997年7月/マドリード国立音楽堂

 ペーター・マークが得意としたメンデルスゾーンの交響曲を全曲網羅したセット。情熱的な盛り上がり、浮き立つリズム、開放感あふれる明るい響き、厳粛な宗教性から壮麗な盛り上がりまで、メンデルスゾーンの音楽が持つ愉悦に思いきり浸れる名演です。
 それは決して度を越すことなく実に真っ直ぐな表現であり、明快な解釈と巧みなバランス・コントロールが生み出す賜物と言えます。加えてこの高音質!オルガンと合唱を伴う『讃歌』の大迫力のクライマックスにおいても響きは混濁することなく、各楽器の肌触りがしっかりと感じられ、ヴィオラの厚みや木管の色彩も鮮明。強奏時のトロンボーンやティンパニの質感もたまらない気持ちよさです。

 『スコットランド』『イタリア』の2曲はオリジナルのARTS 盤がオーディオ評論家・菅野沖彦氏にとってのリファレンス・ディスクになったほどの名録音。今回のXRCD 化でオーケストラの質感はさらに向上し、より微妙な音色の移り変わりを味わえるようになりました。
 『スコットランド』第2楽章での、スピード感を保ったまま滑らかに強弱を変化させ、様々な楽器にメロディを歌わせていく流麗さ。『イタリア』第1 楽章で随所に散りばめられた細やかなアクセントが作り出す、明るく跳ね回る立体的な音響。メンデルスゾーンならではの妙味を鮮やかに描き切ったペーター・マークの凄さの真価を、今までにない精度で聴くことが出来る大注目のXRCD です。
 
 


GCAC 1034/8
(5XRCD)
¥10000
ペーター・マーク/モーツァルト:交響曲集& 大ミサ曲
 [Disc1]
  交響曲第31番 ニ長調 K.297『パリ』
  交響曲第33番 変ロ長調 K.319
  交響曲第34番 ハ長調 K.338
 [Disc2]
  交響曲第32番 ト長調 K.318
  交響曲第35番 ニ長調 K.385『ハフナー』
  交響曲第36番 ハ長調 K.425『リンツ』
 [Disc3]
  交響曲第38番 ニ長調 K.504『プラハ』
  交響曲第39番 変ホ長調 K.543
 [Disc4]
  交響曲第40番 ト短調 K.550
  交響曲第41番 ハ長調 K.551『ジュピター』
 [Disc5]
  大ミサ曲 ハ短調 K.427
リンダ・ラッセル(ソプラノ)
ミラ・ヴィオティエヴィッチ(ソプラノ)
ジェイムズ・マックリーン(テノール)
エルダー・アリエフ(バス)
フィリッポ・マリア・ブレッサン(合唱指揮)
アテスティス合唱団
ペーター・マーク(指揮)
パドヴァ・ヴェネト管弦楽団

 ARTS レーベルの名盤がXRCD で復活!
 大編成でありながら細やかな解釈と華やかな音響が個性的なモーツァルト。最新マスタリングの効果も抜群、ペーター・マークの神髄ここにあり!

 録音:[第31・33・34番]1997年2月/パドヴァ、ポリーニ音楽堂、[第32・35・39・41番]1996年3月/パドヴァ、モディリアーニ音楽堂、[第36・38・40番]1996年2月/パドヴァ、モディリアーニ音楽堂、[ミサ]1997年4月27日/パドヴァ、ポリーニ音楽堂

 ペーター・マークにとって大事な作曲家であるモーツァルト。交響曲10曲に大ミサ曲という聴き応えたっぷりのセットです。
 マークはモーツァルトの後期交響曲に対しては大きめの編成をとっており、弦楽器、特に内声の充実ぶりが目覚ましく、同音の刻みの力強さなどはベートーヴェンのオーケストレーションをも思わせます。それでいて管楽器とのバランスも見事で、トゥッティで音楽を引き締める場面ではホルンをより強調し、木管のソロではかなり豊かな歌い込みをさせるなど、手が込んでいます。
 こけおどしの効果ではなく、モーツァルトに愛情を持って、スコアに書かれた音符からいかに生き生きとした音楽を組み立てるかひたむきに考え抜いた演奏と言えます。

 たとえば『プラハ』、重々しい序奏を終え主部に入り、第1ヴァイオリンがシンコペーションの一定リズムをそっと奏で、内声が揺らぎながら和声を作り、第1ヴァイオリンが動き出す場面!マークはそこにはっきりとアクセントを付け、喜びが跳ねるようなリズム感を瞬時に作り、音楽を走り出させます。新鮮な驚きが立体的にはじける、ちょっとした味付けの妙が実に利いています。
 39番の序奏は堂々たる巨匠的遅さで、巨大な交響曲の幕開けを輝かしく告げます。これに呼応するかのように、フィナーレも一気呵成に陥ることなくフレーズに意味を持たせ、ぐっと深い表現を聴かせてくれます。
 『ジュピター』2楽章の弱音器を付けた弦楽器の繊細な響きにふわりと花を添える木管楽器の絶妙な美しさも忘れ難く、終楽章のフーガではすべての主題を慈しみ噛みしめるような稀代の大演奏が繰り広げられます。これらの演奏がより鮮明に、今までにない精度で音像化された大注目のXRCD です。
 



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PROFIL



PH 19040
(22CD)
¥7500→\6990

7大ロシア・オペラ〜ベオグラード国立歌劇場1955
 Disc 1-3
  グリンカ:イワン・スサーニン
   スサーニン:ミロスラフ・チャンガロヴィチ(バス)、アントニーダ:マリヤ・グラヴァチェヴィチ(ソプラノ)、
   ソビーニン:ドラゴ・スタルツ(テノール)、ヴァーニャ:ミリツァ・ミラディノヴィチ(アルト)
   オスカー・ダノン(指揮)ベオグラード国立歌劇場管弦楽団、ユーゴスラヴィア軍合唱団
   録音:1955年9-10月/ベオグラード文化の家(モノラル)
  +付録:ソビーニンの合唱付きアリア(旧台本)
   ニコライ・ゲッダ(テノール)、イーゴリ・マルケヴィチ(指揮)
   コンセール・ラムルー管弦楽団、ベオグラード歌劇場合唱団
   録音:1957年11、12月/パリ
 Disc 4-6
  ムソルグスキー:ボリス・ゴドゥノフ(リムスキー=コルサコフ版)
   ボリス・ゴドゥノフ:ミロスラフ・チャンガロヴィチ(バス)、フョードル:ソフィヤ・ヤンコヴィチ(メゾソプラノ)、
   クセニヤ:ズラータ・セサルディチ(ソプラノ)、シュイスキー:ステパン・アンドラシェヴィチ(テノール)
   クラシミル・バラノヴィチ(指揮)ベオグラード国立歌劇場管弦楽団、同合唱団
   1955年3-4月/ザグレブ国立劇場(モノラル)
  +付録:聖ワシーリー大聖堂の場(イッポリトフ=イワノフ編)
   ボリス・ゴドゥノフ:マルク・レイゼン(バス)、聖愚者:イワン・コズロフスキー(テノール)
   ワシーリー・ネボルスキー(指揮)ボリショイ劇場管弦楽団、同合唱団
   録音:1955-6年
 Disc 7-9
  ムソルグスキー:ホヴァンシチナ(リムスキー=コルサコフ版)
   ホヴァンスキー公:ジャルコ・ツヴェイチ(バス)、アンドレイ:アレクサンドル・マリンコヴィチ(テノール)、
   クセニヤ:ズラータ・セサルディチ(ソプラノ)、ゴリーツィン公:ドラゴ・スタルツ(テノール)
   クラシミル・バラノヴィチ(指揮)ベオグラード国立歌劇場管弦楽団、同合唱団
   1955年2月/ベオグラード文化の家(モノラル)
 Disc 10-12
  リムスキー=コルサコフ:雪娘
   春の精:ビセルカ・ツヴェイチ(ソプラノ)、氷の精:ミロスラフ・チャンガロヴィチ(バス)、
   雪娘:ソフィヤ・ヤンコヴィチ(メゾソプラノ)、森の精:ドラゴ・ディミトリエヴィチ(テノール)
   クラシミル・バラノヴィチ(指揮)ベオグラード国立歌劇場管弦楽団、同合唱団
   1955年9-10月/ベオグラード文化の家(モノラル)
 Disc 13-15
  ボロディン:イーゴリ公
   イーゴリ公:ドゥシャン・ポポヴィチ(バリトン)、ヤロスラヴナ:ヴァレリヤ・ヘイバル(ソプラノ)、
   ウラジーミル:ノニ・ジュネツ(テノール)、コンチャク汗:ジャルコ・ツヴェイチ(バス)
   オスカー・ダノン(指揮)ベオグラード国立歌劇場管弦楽団、同合唱団
   1955年2月/ベオグラード文化の家(モノラル)
 Disc 16-17
  チャイコフスキー:エフゲニー・オネーギン
   ラーリナ:ミラ・ヴェルチェヴィチ(メゾソプラノ)、タチヤナ:ヴァレリヤ・ヘイバル(ソプラノ)、
   オネーギン:ドゥシャン・ポポヴィチ(バリトン)
   オスカー・ダノン(指揮)ベオグラード国立歌劇場管弦楽団、同合唱団
   1955年9月/ベオグラード文化の家(モノラル)
 Disc 18-20
  チャイコフスキー:スペードの女王
   ゲルマン:アレクサンドル・マリンコヴィチ(テノール)、トムスキー伯爵:ヨヴァン・グリゴリエヴィチ(バリトン)、
   エレツキー:ドゥシャン・ポポヴィチ(バリトン)、伯爵夫人:メラニヤ・ブガリノヴィチ(メゾソプラノ)、
   リーザ:ヴァレリヤ・ヘイバル(ソプラノ)
   クラシミル・バラノヴィチ(指揮)ベオグラード国立歌劇場管弦楽団、
   ユーゴスラヴィア軍合唱団、ベオグラード放送児童合唱団
   1955年/ベオグラード文化の家(モノラル)
 Disc 21-22(ボーナス)
  マスネ:ドン・キショット
   ドゥルシネア:ブレダ・カレフ(メゾソプラノ)、ドン・キショット:ミロスラフ・チャンガロヴィチ(バス)、
   サンチョ・パンサ:レトコ・コロシェツ(バス)、
   オスカー・ダノン(指揮)ベオグラード国立歌劇場管弦楽団、同合唱団
   1965年(ステレオ)

 あの「スラヴ・オペラ」による7 大名作がお買い得Box で登場!

 Profil レーベルならではの大盤振舞い。ロシア・オペラを代表する7篇を全曲版で驚きの価格にてご提供いたします。

 ロシア・オペラながら演奏はロシア勢ではなく日本にも1965年に来演してクラシック・ファンを狂喜させたベオグラード国立歌劇場(通称スラヴ・オペラ)により、大半がDecca のモノラル・セッション録音。日本でも観客を沸かせたバスのチャンガロヴィチの魅力を存分に味わえます。

 さらに注目なのが3つのボーナス。
 「イワン・スサーニン」はもともと「皇帝に捧げし命」という題でしたが、ソ連時代は不適切とされ内容も改ざんされました。
 もちろんソ連以外は何の問題もなく、ニコライ・ゲッタとイーゴリ・マルケヴィチというロシアの血を引く大物がオリジナル版のソビーニンのアリアを録音。それが収録されています。

 2つ目は「ボリス・ゴドゥノフ」でリムスキー=コルサコフがカットした聖ワシーリー大聖堂の場を、「コーカサスの風景」で知られるイッポリトフ=イワーノフが復元したもの。
 往年の名バス歌手マルク・レイゼンがボリス役、名テノールのコズロフスキーが聖愚者を演じ、ネボルスキーなる指揮者がボリショイ劇場管弦楽団を指揮したテレフンケン音源をCD 化。

 3つ目はベオグラード国立歌劇場によるマスネの「ドン・キショット(ドン・キホーテ)」のEverest 音源。
 マスネはフランスの作曲家ですが、「ドン・キショット」はロシア出身のシャリヤピンのために作曲し、バスが主役の貴重なオペラとなっています。ここではチャンガロヴィチの美声と迫真の演技を堪能できます。

 大半は入手困難なうえ驚きの価格。オペラ・ファン必携のBox です。
 



<映像>


C MAJOR(映像)



75 1704
(Blu-ray)
¥5400
フィリップ・シュテルツル演出による≪リゴレット≫
 ヴェルディ:歌劇≪リゴレット≫
エンリケ・マッツォーラ(指揮)
ウィーン交響楽団
プラハ・フィルハーモニー合唱団
 (合唱指揮:ルカーシュ・ヴァシレク)
レゲンツ音楽祭合唱団(合唱指揮:ベンジャミン・ラック)
フォアアールベルク州立音楽院(ステージ演奏)
ウラディーミル・ストヤノフ(リゴレット/バリトン)
メリッサ・プティ(ジルダ/ソプラノ)
スティーヴン・コステロ(マントヴァ公爵/テノール)
ミクローシュ・セベスティエン(スパラフチーレ/バス)
カトリン・ヴンザム
 (マッダレーナ、ジョヴァンナ/メゾ・ソプラノ)
コスタス・スモリギナス(モンテローネ伯爵/バリトン)
ヴォルフガング・シュテファン・シュヴァイガー
 (マルッロ/バリトン)
パウル・シュヴァイネスター(ボルサ/テノール)
ホルヘ・エレアザール(チェプラーノ伯爵/バス)
レオニー・ルノー(チェプラーノ伯爵夫人/ソプラノ)
キム・ヒュンドゥク( 門番/テノール)
演出:フィリップ・シュテルツル/
装置:フィリップ・シュテルツル、ハイケ・ヴォルマー/
衣装:カーティ・マウラー/
照明:ゲオルグ・ファイト、フィリップ・シュテルツル/
音響デザイン:ゲルノ・ゲーゲレ、アルウィン・ベッシュ/
ドラマトゥルギー:オラフ・A・シュミット/
KKC 9536
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥6018+税
75 1608
(DVD)
¥3800
KKC 9537
(DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4200+税

 超スペクタクル!湖上のオペラ、ブレゲンツ音楽祭、フィリップ・シュテルツル演出による≪リゴレット≫

 湖上のオペラ「ブレゲンツ音楽祭」。オーストリアの西端でドイツとスイスの国境近くに位置するブレゲンツ。裕福な市民の資金が投入され1946年からスタートしたこの音楽祭は、ボーデン湖の上に舞台を設置して、伝統的舞台芸術であるオペラと、最先端の技術を融合したスペクタクルなオペラが4週間にわたって上演されます。
 オーケストラや合唱はステージではなく、隣接するホールで演奏し、最新の音響技術で舞台上のソリストとミックスされ、客席に設置されたスピーカーから聴衆に届けられます。

 本映像は、意外にも音楽祭初の演目ヴェルディの≪リゴレット≫。
 演出は、近年オペラ演出家としても注目が高まっているフィリップ・シュテルツル。ティーレマン指揮による2015年ザルツブルク復活祭音楽祭での≪カヴァレリア・ルスティカーナ≫の斬新な演出、映画監督としては『アイガー北壁』や『ゲーテの恋〜君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」〜』が日本でも公開され、ドイツのロックバンド「ラムシュタイン」のミュージックビデオを手掛けるなど幅広い分野で活躍しています。ドイツ「ハンデルスブラット」紙で、「このリゴレットは、湖上でハリウッドのようなスペクタクルとなった」と評され、息をのむようなシュテルツルの圧巻の舞台は必見です。

 ≪リゴレット≫は、ヴェルディ中期の傑作、1851年ヴェネツィアのフェニーチェ劇場での初演は大成功をおさめ、以後世界各地で上演されているオペラです。
 16世紀イタリア、マントヴァを舞台に人間の苦悩と父性愛を描いた悲劇ですが、美しく輝かしい音楽に溢れています。特に第3幕でマントヴァ公爵が歌う「女心の歌」は有名なアリア。
 今回マントヴァ公爵を演じるのはアメリカ人テノール、スティーヴン・コステロ。2007年、26歳でメトロポリタン歌劇場にデビューして以来、世界から注目を集めています。
 そして、リゴレットには演技派として風格のある歌声を聴かせるブルガリア人バリトン、ウラディーミル・ストヤノフ。
 ジルダは1990年フランス生まれの新進ソプラノ、メリッサ・プティ。チューリッヒ歌劇場で上演された≪ウェルテル≫でソフィー役に抜擢され注目を浴びました。


 収録:2019年7月17,18日、ボーデン湖上舞台、ブレゲンツ音楽祭(ライヴ)/映像監督:フェリックス・ブライザッハ
 (Blu-ray)画面:16:9,Full HD,1080i、音声:PCM ステレオ、DTS-HD MA5.1、原語:イタリア語、字幕:独英仏西韓日(ボーナス:独英)、リージョン:All、154分(本編:125分/ ボーナス29分)
 (DVD)画面:16:9,NTSC、音声:PCM ステレオ、DTS5.1、原語:イタリア語、字幕:独英仏西韓日(ボーナス:独英)、リージョン:All、154分(本編:125分/ ボーナス29分)

 
 














第105号
1/28(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

AEVEA


AE 18080
¥2800
デュモンの歌に満ちたムソルグスキー
 ムソルグスキー:
  (1)展覧会の絵 (1874)
  (2)クリミア南岸にて(全2曲)(1879)
  (3)涙 (1880)
  (4)子供の頃の思い出 (1857)
  (5)乳母と私 (1865)
  (6)村にて (1880頃)
  (7)歌劇「ソロツィンスクの定期市」〜市場の場
  (8)瞑想曲 (1880)
  (9)歌劇「ソロツィンスクの定期市」〜ゴパーク
  (10)旗手のポルカ (1852)
  (11)夢想 (1865)
フランソワ・デュモン(ピアノ)

 期待の若手デュモンの歌に満ちたムソルグスキー

 67' 02"、88.2kHz / 24bit

 フランソワ・デュモンは1985年生まれのフランスの若手。ペライア、プレスラー、シュタイアーらに師事。
 2013年にオール・ショパン・プログラムで来日公演を行い、その色彩的な音色と歌うような演奏が絶賛され、今年2020年3月の再来日も期待されています。

 デュモンの最新盤はムソルグスキー作品集。「展覧会の絵」をメインに、彼の小品を集めていますが、ムソルグスキー13歳の処女作「旗手のポルカ」が入っていて貴重。後の作品からは想像できないような華麗な作品です。
 また、未完の歌劇「ソロツィンスクの定期市」からの2つの小品も興味津々。「ゴパーク」は有名なラフマニノフの編曲ではなく、ムソルグスキーのオリジナルで武骨さが魅力です。
 
 


AE 18060
(2CD)
¥4000
フィリップ・グラスの21世紀的エチュード
 フィリップ・グラス:
  Disc 1 エチュード集第1巻
  Disc 2 エチュード集第2巻
ヤコポ・サルヴァトーリ(ピアノ)

 68' 10"、70' 56"

 ミニマル・ミュージックの大御所フィリップ・グラスのエチュード集は、1990年代から2012年に書かれた、まさに私たちと同時代のピアノ音楽。エチュードという曲種らしく第2巻は指のテクニック向上に主眼が置かれ、第2巻はリズムと和声の練習となっていますが、グラスらしいポップでオシャレな感覚にあふれた小品集に仕上がっています。グラス自身鍾愛の作で、来日時にも抜粋を自演しました。

 ヤコポ・サルヴァトーリはベルリンを本拠に活動するピアニスト・コンポザー。作曲家らしい斬新な解釈でグラスの魅力を展開させています。
 



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ALPHA



ALPHA449
¥2700→\2490

サンドリーヌ・ピオーも
クリストフ・ルセ指揮、 レ・タラン・リリーク
 ペルゴレージ(1710〜1736):スターバト・マーテル、
 ポルポラ(1686〜1768):サルヴェ・レジーナ、
 レーオ(1694〜1744):ベアトゥス・ヴィル

  1-12) ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ:
   スターバト・マーテル(立ち尽くす聖母)〜ソプラノ、アルト、弦楽と通奏低音のための
  13-18) ニコラ・ポルポラ:サルヴェ・レジーナ(ごきげんよう、皇后様)〜ソプラノ独唱、弦楽と通奏低音のための
  19-25) レオナルド・レーオ:ベアトゥス・ヴィル(主を畏れる者は幸いなり)〜アルト独唱、弦楽と通奏低音のための

 サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)、クリストファー・ロウリー(コントラルト=カウンターテナー)、
 クリストフ・ルセ指揮、 レ・タラン・リリーク(古楽器使用)
 ヴァイオリン1:ジローヌ・ゴベール、ヨセフ・ジャーク、ジョゼファ・ジェガール、
  カリーヌ・クロクノワ、クリストフ・ロベール
 ヴァイオリン2:シャルロット・グラッタール、小池ユキ、ジャン=マルク・アダド、
  ベランジェール・マイヤール、ロルダン・ベルナベ=カリオン
 ヴィオラ:ステーファノ・マルコッキ、デルフィーヌ・グランベール
 チェロ:エマニュエル・ジャック*、ジェローム・ユイユ、マルジョレーヌ・カンボン
 コントラバス:ゴーティエ・ブロンデル チェンバロ&オルガン:ステファーヌ・フュジェ*
  * は通奏低音奏者
NYCX-10129
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2700+税

 録音:2018年7月 オヴェール=シュル=ウワーズ聖母被昇天教会 (フランス北部イル=ド=フランス地方) 【国内盤】日本語解説・歌詞訳付

 【ルセ待望の新録音がAlphaから!ピオーを迎え、ナポリ楽派の傑作としてのペルゴレージ】
 2019年秋の来日も全国で大好評だったクリストフ・ルセが、思いがけない新録音をAlphaからリリースします。
 1995年、DECCA/OISEAU-LYREで録音してから四半世紀ぶりの時を経て、新たに録音されたペルゴレージ畢生の大作『スターバト・マーテル』を、同じナポリ楽派に連なる押しも押されもせぬ2人の巨匠作曲家たちの厳選名品と並べたプログラム。
 前回の録音はペルゴレージ尽くしでしたが、これで名盤あまたの傑作にさらなる新たな光が当たりそうです。
 ペルゴレージの『スターバト・マーテル』は、ナポリ楽派の大家アレッサンドロ・スカルラッティの作例を手本に、それを上書するかたちで早世直前のペルゴレージが仕上げた作品。2人の独唱者と簡素な弦編成による抑制された美しさは、またたくまにナポリ外の各地でも高い評価にむすびつきました。
 ルセが今回独唱に迎えたうちの一人はサンドリーヌ・ピオー! カップリングにはナポリ最大の人気作曲家ポルポラがオペラでの経験値を教会音楽に反映させた独唱モテットと、宗教曲は珍しいレーオの同種作。「ナポリのペルゴレージ」の素顔に迫る企画、ナポリ楽派研究の先端をゆくディンコ・ファブリスが解説文を書いているのも見逃せません。
 
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ALPHA596
¥2700→\2490
シュシャーヌ・シラノシアン&アンドレーア・マルコン
 ジュゼッペ・タルティーニ(1692〜1770):ヴァイオリン協奏曲集

 1-3) ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 D56/
 4-6) ヴァイオリン協奏曲 イ長調 D96/
 7-9) ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 D45/
 10-12) 4声の協奏曲(ヴァイオリン協奏曲)ト長調 D deest(世界初録音)/
 13-15) 4声の協奏曲(ヴァイオリン協奏曲)ニ短調 D44

  シュシャーヌ・シラノシアン(ヴァイオリン独奏)
  ヴェニス・バロック・オーケストラ(古楽器使用)
   ヴァイオリン1:
    ジャンピエーロ・ツァノッコ、ジャコモ・カターナ、マウロ・スピナッツェ、マッテオ・マルツァーロ
   ヴァイオリン2:
    ジョルジオ・バルダン、フランチェスカ・ボーノモ、ダーヴィト・マッツァカン、ジュゼッペ・カブリオ
   ヴィオラ:アレッサンドラ・ディ・ヴィンチェンツォ、マリアルイーザ・バルボン
   チェロ:マッシモ・ラッカネッリ、フェデリーコ・トッファーノ
   コントラバス:アレッサンドロ・ピヴェッリ
   オルガン:ジューリオ・デ・ナルド
   チェンバロ・総指揮:アンドレーア・マルコン
NYCX-10130
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税

 録音:2019年9月、エデン劇場、トレヴィゾ(イタリア北部) 【国内盤】日本語解説付

 【ヴェネツィアの世界的古楽器集団による記念年のタルティーニ!独仏をまたにかけた名手を迎えて】
 来日講演でも話題を呼び、G.カルミニョーラやA.ベイエなどバロック・ヴァイオリン界のスタープレイヤーと続々実績をあげてきたイタリア随一の古楽器集団ヴェニス・バロック・オーケストラ。
 フランスのカリスマ的レーベルAlphaから最新盤が登場するのも驚きですが、選ばれた作曲家はタルティーニ——「悪魔のトリル」だけが突出して有名ながら21世紀にもなお正当に評価されているとはいいがたい巨匠。2020年に歿後250周年を迎えるこの知られざる大作曲家の素顔に、新発見作品も交えて迫ります。
 
 タルティーニが生まれた現スロヴェニア領ピランは、のちに彼が晩年まで長く活躍することになる北イタリアの古都パドヴァと同様、当時はヴェネツィア共和国の一部でした。
 ヴェニス・バロック・オーケストラがこの作曲家を意識するのはいわば必然。主宰マルコン曰く、3年がかりでこのプロジェクトを進めてきたとのこと。
 独奏者シラノシアンはムジカ・アンティクヮ・ケルンの主宰者ラインハルト・ゲーベルやジョス・ファン・インマゼールなどの大御所たちが大いに推すアルメニア系フランス人古楽器奏者で、Alphaではインマゼールとのデュオでタルティーニやルクレールのソナタも録音しています(Alpha255)。
 数あるヴァイオリン協奏曲から初期〜晩期まで長調・短調バランスよく選曲、新発見作品は記念年だからこそ話題にしたい後期作品。
 タルティーニ後年のユニークな和声理論がどう作品に生かされているか、磨き抜かれた古楽器演奏でじっくり味わい尽くしたいものです。

 





シラノシアン!!
「悪魔のトリル」はこちらに!


Alpha255
¥2700→\2490
インマゼール&シラノシアン
 悪魔か、天使か
  〜18世紀、フランスとイタリアの凄腕弦楽器奏者たち〜

 ①ロカテッリ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ短調 Op.6-12
 ②ルクレール:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ハ短調 Op.9-8
 ③A.フォルクレ(J-B.フォルクレ編/鍵盤独奏版):
    第5組曲より〔ラモー/ギニョン/レオン/ボワソン〕
 ④タルティーニ:
   ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト短調 「悪魔のトリル」
ヨス・ファン・インマゼール
  (cmb/ベルリンのミートケ1714年モデル)
シュシャーヌ・シラノシアン
  (vn/ナポリのジュゼッペ&
  アントニオ・ガリアーノ1795年製作オリジナル)
 さすがインマゼール、チェンバロも人選も絶妙で興奮!

 インマゼール、意外な変化球!ピリオド系楽団アニマ・エテルナ・ブリュッヘとともに、また折々リリースする室内楽盤でも、ラヴェル、オルフ、ヤナーチェク…と20世紀に踏み込んだところで「当時の楽器と奏法」に立ち返り、突き抜けた音楽性によって独特の説得力あふれる演奏解釈をくりひろげてきた彼ですが、そうした時代考証型の演奏に説得力と深い魅力が出てくるのはやはり、彼がもともと若い頃バロック畑出身だったからこそ!

 数年前のプーランク盤以来(!)久々にチェンバロに向かい、それこそバロック作品の録音は20年ぶりほどではないでしょうか?しかしステージでの折々の演奏が示してきたように、チェンバロ奏者インマゼールの惚れ惚れするような音楽性は健在どころか、たったひとりで通奏低音をこなして十全すぎる味わいを演出…やはり規格外の音楽家だったのです!

 しかも共演者が全然負けてない!
 ムジカ・アンティクヮ・ケルンのゲーベル門下から世界に羽ばたく異能のガット弦奏者シラノシアン女史、悪魔と呼ばれたバロック弦芸術家たちのセンス抜群な世界を、何とスリル満点な即興性をもって描き上げてゆくことか!
 バロックがいかに悪魔的世界か、ひりひり痛感する録音!


ALPHA410
¥2700→\2490
シュシャヌ・シラノシアン
 メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲&八重奏曲
  (オリジナル・ヴァージョン
 
IN TIME

 メンデルスゾーン(1809-1847):
  ヴァイオリン協奏曲&八重奏曲(オリジナル・ヴァージョン)
   ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64(1844 オリジナル・ヴァージョン)
   弦楽八重奏曲 変ホ長調 Op.20(1825 オリジナル・ヴァージョン)
シュシャヌ・シラノシアン(ヴァイオリン)

ヤーコプ・レーマン(指揮)
アニマ・エテルナ・ブリュッヘ

ヤーコプ・レーマン(第1ヴァイオリン)
バラーシュ・ボザイ(第2ヴァイオリン)
ニコラ・マッツォレーニ(第2ヴァイオリン)
ベルナデッテ・フェルハーヘン(ヴィオラ)
カーチャ・ポーリン(ヴィオラ)
ダヴィット・メルコニアン(チェロ)
アストリッグ・シラノシアン(チェロ)

 現在、古楽界で注目を浴びているヴァイオリニスト、シュシャヌ・シラノシアン。インマゼールが「アニマ・エテルナにおける次世代のスター」と称賛する彼女のアルバムは、メンデルスゾーンの協奏曲と八重奏曲の組み合わせ。
 自らの作品を何度も改訂することで知られるメンデルスゾーンですが、有名な“ヴァイオリン協奏曲 ホ短調”もその例に漏れず、もともとピアノ協奏曲として構想されたとも言い、ヴァイオリニストの知人の助言を得ながら、結局は完成までに6年を必要とした作品です。
 ヤーコプ・レーマン率いるアニマ・エテルナとシラノシアンは、この曲のオリジナル・ヴァージョンを演奏し、作品の真の姿を洗い出すことに成功しています。
 同時収録の「八重奏曲」も珍しいオリジナル・ヴァージョンが選択されており、こちらも通常聴きなれた版とは多くの違いが見られる貴重な演奏です。

  録音:2016年11月24日ブリュッヘ・コンセルトヘボウ…1-3 2016年11月25日 オペラ・デ・ディジョン…1-3 2017年11月27-28日 ブリュッヘ・コンセルトヘボウ…4-7





 
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ALPHA479
¥2700→\2490

ハーゼルベック指揮&ウィーン・アカデミー管
『リサウンド・ベートーヴェン 第8集』
 ベートーヴェン(1770~1827):交響曲 第5番、第6番 『田園』

  1-4) 交響曲 第5番 ハ短調 作品67
  5-8) 交響曲 第6番 ヘ長調 作品68 『田園』

 マルティン・ハーゼルベック指揮
 ウィーン・アカデミー管弦楽団(古楽器使用)
  【弦編成】
   第5番:7/7/5/4/3 第6番:8/7/5/5/4
NYCX-10131
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税

 録音:2018年11月、2019年7月 ウィーン、ニーダーエスターライヒ宮殿 ニーダーエスターライヒ州議事堂 【国内盤】日本語解説付

 【ウィーンの歴史的会場で聴く「初演時の響き」、ついにこの2大傑作へ!】
 楽聖ベートーヴェンの活躍地ウィーンを拠点に、作曲家生前の楽器と奏法を徹底して採用するのみならず、初演時ないしその同時代の音響環境を今に残している会場で演奏することによって、作曲者の同時代人たちを驚かせたオリジナルの響きに立ち返る——マルティン・ハーゼルベック率いるウィーン・アカデミー管弦楽団によるAlphaレーベルでのReSound Beethovenシリーズも、ついに佳境へ。
 作曲家生誕250周年を記念するがごとく、1808年の伝説的演奏会でともに初演された第5・6交響曲の真相に迫ります。

 「傑作の森」と呼ばれるほど名曲が多いベートーヴェン中期の作品のなかでも、とりわけ注目すべきは1808年の冬、アン・デア・ウィーン劇場で同夜に相次いで初演された二つの交響曲でしょう。
 当の歴史的演奏会は練習時間の不足もあって大失敗だったそうですが、作品の魅力に人々が気づくのにはその後そう時間はかかりませんでした。
 ハーゼルベックは200年の歴史で改装も相次ぎ当時とは姿を変えてしまった"因縁の会場"アン・デア・ウィーン劇場を避け、当時から現存するニーダーエスターライヒ宮殿で少数精鋭の演奏編成を率い、作曲家の雪辱を果たさんと本盤の収録に臨みました。作曲家・指揮者・演奏陣とともに2大傑作の誕生を追体験するスリリングな古楽器演奏、記念年ならではのリリースから目が離せません!



 ※ハーゼルベックとウィーン・アカデミー管弦楽団2017年来日公演に於ける、今アルバム収録曲のテレビ再放送の予定がございます。
   2020年2月21日 午前5時〜5時55分 NHK BSプレミアム 「クラシック倶楽部」 交響曲第6番第1楽章、交響曲第5番(全曲)

 
 
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ALPHA584
(10CD)
¥6700→\6190
コンスタンチン・リフシッツ
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770~1827):ピアノ・ソナタ 全32曲

 【DISC 1】
   第1番、第2番、第3番
 【DISC 2】
   第5番、アレグレットWoO 53、第6番、第7番、
 【DISC 3】
   第4番、第8番『悲愴』、第9番、第10番
 【DISC 4】
   第11番、第12番、第15番
 【DISC 5】
   第16番、第17番『テンペスト』、第18番
 【DISC 6】
   第13番、第14番『月光』、第19番、第20番
 【DISC 7】
   第21番『ワルトシュタイン』、第22番、第23番『熱情』
 【DISC 8】
   第24番『テレーゼ』、第25番、第26番『告別』、第27番、第28番
 【DISC 9】
   第29番『ハンマークラヴィーア』
 【DISC10】
  第30番、第31番、第32番
  コンスタンチン・リフシッツ(ピアノ/スタインウェイ)
NYCX-10117
(10CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\6364+税

 録音:2017年11月、2019年4月、7月 香港大学MUSE大ホール(ライヴ、拍手入り)
 【国内盤】日本語解説付

 【ベートーヴェン・イヤー新録音の大注目盤、リフシッツ会心のソナタ全集が登場!】
 2020年のベートーヴェン・イヤーを記念し、リフシッツによるソナタが全て新録音での全集で登場します。
 リフシッツのベートーヴェンは近年の日本ライヴも数枚リリースされ高い評価を得ていますが、その力強さとテクニックに裏打ちされた、考え抜かれた解釈はここでも健在。
 CD全10枚に収められた、たいへん濃厚な12時間をじっくりとお楽しみいただけます。なお第5番のインテルメッツォとして作曲されたと考えられている「アレグレット WoO 53」は、その第2楽章と第3楽章の間に配置されています。録音された香港大学MUSE大ホールは定員900人規模の木の美しいホールで、世界的に評判となっているその響きを聴くことが出来るのも大きなポイントです。



 コンスタンチン・リフシッツ来日情報
 『ベートーヴェンへの旅』  ピアノ・ソナタ全32曲演奏会
  ・2020年4月25日(土) 15:00開演 よこすか芸術劇場 ピアノ・ソナタ 第3番、第15番『田園』/ 第5番、第21番『ワルトシュタイン』
  ・2020年4月26日(日) 15:00開演 神奈川県立音楽堂 ピアノ・ソナタ 第2番、第7番 / 第12番『葬送』、第8番『悲愴』
  ・2020年4月29日(水・祝) 14:00開演 フィリアホール ピアノ・ソナタ 第1番、第13番 / 第25番、第23番『熱情』
  ・2020年5月2日(土) 15:00開演 狛江エコルマホール ピアノ・ソナタ 第16番、第17番『テンペスト』/ 第18番、第30番
  ・2020年5月3日(日・祝) 18:30開演 武蔵野市民文化会館 小ホール 第19番、第10番、第24番 / 第9番、第14番『月光』
  ・2020年5月4日(月・祝) 14:00開演 東京文化会館小ホール ピアノ・ソナタ 第26番『告別』、第22番 / 第6番、第27番、第31番
  ・2020年5月6日(水・休) 15:00開演 所沢ミューズ アークホール ピアノ・ソナタ 第4番、第11番 / 第29番『ハンマークラヴィーア』
  ・2020年5月8日(金) 19:00開演 ウェスタ川越 大ホール ピアノ・ソナタ 第20番、第28番 / 第32番

 
 




CEDILLE RECORDS

CDR90000193
¥2500
Jin Yin ジン・イン 黄金の音色
 1-5.ジョウ・ロン(1953-):Five Elements ファイブ・エレメンツ(五大元素)
  [金属/木/水/火/大地]
 6.チェン・イ(1953-):Night Thoughts 夜の想い(2004/2019改訂)
 7.ル・ペイ:Scenes Through Window 窓越しの景色
 8.ヴィヴィアン・ファン(1975-):Bird Song 鳥の歌
 ヤオ・チェン:Emanations of Tara  エマネーションズ・オブ・タラ(タラの発散・放射)
  9.Intro: gloomy, brooding イントロ:陰鬱な、不気味な
  10.Green Tara: expansive, saturated 緑のタラ:膨張性の、飽和した
  11.Golden Tara: glimmering 黄金のタラ:かすかな光
  12.Blue Tara: mysterious, deepened emotion 
 青いタラ:ミステリアスな、深まった感情
  13.Red Tara: extremely undertoned but with burning sensation inside
  赤いタラ:きわめて抑制された、しかし内側では燃えるような感覚
  14.White Tara: timelessly, transparently 白いタラ:永遠の、透明な
  15.Ending: extremely quiet  エンディング:非常に静かな
 世界初録音:7,8,9-15
 シヴィタス・アンサンブル編曲による世界初録音:1-5,6
  シヴィタス・アンサンブル、イーハン・チェン(琵琶)1-5,9-15、
  エマ・ガーステイン(フルート):1-5,7、シンシア・イェー(パーカッション):1-5

 録音 2018年2月27日,3月1-2日
 Anne and Howard Gottlieb Hall at the Merit School of Music, Chicago, IL:1-5,9-15
 2019年8月29-30日Reva and David Logan Center for the Arts at the University of Chicago:6-8

 2011年、シカゴ交響楽団で活躍するメンバーを中心に結成された「シヴィタス・アンサンブル」による現代の中国系の作曲家の作品を集めた1枚。
 どの作品も、ユニークな視点で西洋と極東の音楽の繊細な感性を表現しており、現代中国音楽の動向を探る興味深いアルバムに仕上がっています。冒頭の《ファイブ・エレメンツ》は、ピューリッツァー賞を受賞したジョウ・ロンの作品。
 チェン・イ《Night Thoughts》は、唐代の詩にインスパイアされて作曲したもので、いずれも作曲家自身がシヴィタス・アンサンブルのために特別に編曲しています。
 ヤオ・チェンの神秘的な《エマネーションズ・オブ・タラ》は、チベット仏教で尊敬される人物の名前に由来し、やはりアンサンブルのために作曲されました。ファンの《鳥の歌》では、冒頭と終結部に鳥の呼び声が聞こえてきます。
 ル・ペイ《窓越しの景色》は、快活かつ叙情的な作品で、アメリカのミニマリズムと中国南部の伝統的な民謡が反映されており、これら3曲はいずれも世界初録音となっています。
  




CPO



555272
¥2200
カバレフスキー(1904-1987):前奏曲全集
 1.24の前奏曲 Op.38
 2.6つの前奏曲とフーガ Op.61
 3.3つの前奏曲 Op.1
 4.4つの前奏曲 Op.5
ミヒャエル・コルスティック(ピアノ)

 録音2017年2月17-19日:1,2,42018年2月15日:3

 ソビエト連邦時代(1922-1991)の音楽界を支えた作曲家たちの中でもとりわけ高い貢献をしたとされるのがドミトリ・カバレフスキーです。
 現在では「道化師のギャロップ」の作者として知られていますが、当時は"ソビエト連邦作曲家同盟"をモスクワに創設するのに尽力するなど、悪名高き"ジダーノフ批判"も受けることなく、政府公認の芸術家として、作曲界で権勢をほしいままにしていました。
 彼は多くの教育的作品を残しており、この「24の前奏曲」も、ショパンとスクリャービンの流れを汲みつつ、全体にロシア民謡のエッセンスを加えた親しみやすい曲調で、ピアノ奏法を極めるための試みが随所に施された教育的にも有益な作品として知られています。
 前奏曲とフーガはJ.S.バッハの伝統を守りつつ、各々の曲に表題が付けられた独自性のある作品。ミヒャエル・コルスティックの演奏で。 
 
 

555057
¥2800
アニア・ヴェグリー(ソプラノ)
フローリアン・レオポルト・ガスマン(1729-1774):
 アリア集
アニア・ヴェグリー(ソプラノ)
デヴィッド・スターン(指揮)
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
  1.歌劇《スキロのアキッレ》-「Involarmi 盗むために」
  2.歌劇《ウティカのカトーネ》-「Se in campo armato 武装隊にいる場合」
  3.歌劇《ウティカのカトーネ》-「Dovea svenarti allora その時には気を配り」
  4.歌劇《ウティカのカトーネ》-「Per darvi alcun pegno 誓約しないために」
  5.歌劇《スキロのアキッレ》-「Ah, ingrato, amor ああ、ありがたき愛」
  6.歌劇《ラ・ジンガーラ-放浪者たち》-「Nessuno consola un povero core 貧弱な心を誰も慰めない」
  7.歌劇《職人の愛》-「Ah, che son fuor di me ああ、私の外にいる人」
  8.歌劇《職人の愛》-「Che vuoi dir con questi palpiti この胸の高鳴りは」
  9.アリア「Come mi sprezza ancora どうやって私を軽蔑するのか」
  10.歌劇《ライヴァルの女中たち》-「Cogli amanti 恋人を手に入れる」
  11.オペラ・セリアより「Barbara e non rammenti バルバラは覚えていない」
  12.オペラ・セリアより「Delfin che al laccio infido デルフィン、陰険な罠」
  13.オペラ・セリアより「Dove son 私はどこ」
  14.オペラ・セリアより「Pallid’ombra 青白い影」
  15.オペラ・セリアより「Saprei costante e ardita 絶え間なく大胆に」

 アントニオ・サリエリの師として知られる作曲家!ガスマンのアリア集

 録音 Kleiner Sendesaal imLandesfunkhaus Hannover2016年2月2-5日:5-7,9-142017年11月13-15日:1-4,8,15

 最近、にわかに脚光を浴びている作曲家の一人、フローリアン・レオポルト・ガスマンのアリア集。
 ボヘミアのブリュックスで生まれ、地元の合唱団で音楽教育を受け、20代の終わりにはすでに歌劇を作曲、これをヴェネツィアの謝肉祭シーズンで上演していたという記録が残っています。
 歌劇の台本の多くは当時の名作家ゴルドーニによるもので、彼の歌劇はグルックを凌駕するほどの人気を獲得、1763年にはヨーゼフ2世が彼をウィーンに招き、1772年には宮廷指揮者に任命されるなど皇帝から多大なる信頼を寄せられました。 しかし、活動の絶頂期であった1774年、馬車から落下するという不慮の事故に見舞われ、そのまま45歳の生涯を閉じてしまいます。
 現在、彼の名が注目されている一番の理由は、あのサリエリの師匠であったことでしょう。サリエリ人気の高揚に伴い、ガスマンの作品も聴かれるようになりつつあります。
 このアリア集は、あまり録音の多くないガスマン作品を知るためにふさわしい1枚。新進気鋭のソプラノ歌手アニタ・ヴェグリーの輝かしい声でお楽しみください。
 
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555213
¥2200→\1990
インゴルフ・トゥルバン(ヴァイオリン)
 ブゾーニ(1866-1924):ヴァイオリンとピアノのためのソナタ集

  1.ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.29
  2.ヴァイオリン・ソナタ Op.36a
インゴルフ・トゥルバン(ヴァイオリン)
イリヤ・シェップス(ピアノ)

 録音 2016年11月3-5日 Hans Rosbaud-Studio Baden-Baden (SWR)

 幼い頃から神童の名を欲しいままにし、名ピアニストとして活躍したブゾーニ。作曲家としては200作ほどの作品を残していますが、彼の室内楽作品はどれも、創作活動の初期の時代に書かれています。
 このヴァイオリン・ソナタは、第1番が1889年に着想され、第2番はそのほぼ10年後の1898年から書き始められています。第1番はブラームスら先人の影響が感じられる習作的なソナタですが、第2番ではほぼ独自の作風が確立されており、技巧的なヴァイオリン・パートだけではなく、充実したピアノ・パートが印象的なブゾーニ自身にとっても「自信作」と呼べる1曲であったようです。
 このソナタ、全体は3部に分かれており、ゆったりとした第1部、活動的な第2部を経て、第3部はバッハのコラール「わが幸いはいかに、おお魂の友よ」を主題とした鮮やかな変奏が展開されていきます。
 かつて、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の第一コンサートマスターとしてチェリビダッケから信頼を寄せられたインゴルフ・トゥルバンが曲全体を見据えた見事な演奏を聴かせます。



 トゥルバンはチェリビダッケのもとでミュンヘン・フィルのコンマスを務めた若手の美少年ヴァイオリニスト。
 チェリビダッケにかわいがられて88年までコンマスの地位にいた。

 店主が最初にびっくりおったまげたのはチェリとのシベリウスのライヴ。
 両者のシベリウスはいろいろなところで絶賛されていたらしく、まさに世評を裏付ける衝撃的な演奏だった。

 そのトゥルバン、90年代に入ってからはTELOSレーベルからパガニーニなどを出して話題を呼んだが、ルックスは以下のとおり美少年からイカした紳士に見事成長を遂げて演奏家としても進化し続けている。



 

PROFILから復活した
トゥルバンの代表作パガニーニのヴァイオリン協奏曲全集


PH 14010
(4CD)
\7200→\5990
「パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲全集(6曲)/
 トゥルバン(ヴァイオリン)、シャンバダル(指揮)ケルンWDR放送管」

 [CD 1]
  ・ヴァイオリン協奏曲第1番変ホ長調op.6(原典版)
  ・ヴァイオリン協奏曲第3番ホ長調
 [CD 2]
  ・ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調op.7
  ・ヴァイオリン協奏曲第4番ニ短調MS 60
 [CD 3]
  ・ヴァイオリン協奏曲第5番イ短調MS 78
 [CD 4]
  ・ヴァイオリン協奏曲第6番ホ短調MS 75
インゴルフ・トゥルバン(ヴァイオリン)
リオル・シャンバダル(指揮)
WDR ケルン放送管弦楽団
 チェリビダッケ時代のミュンヘン・フィルでコンマスを務めたトゥルバンの代表作パガニーニのヴァイオリン協奏曲全集Profil よりカタログ復活

 収録:2000、2005 年/原盤:TELOS/ステレオ

 1964 年ミュンヘンに生まれたドイツの名手インゴルフ・トゥルバン独奏によるパガニーニのヴァイオリン協奏曲全集がProfil より再発されます。
地元で12 歳のときに、ゲアハルト・ヘッツェルの目に留まり、ヴァイオリンのクラスへの編入を許され、21 歳のときに、セルジウ・チェリビダッケのもと、ミュンヘン・フィルの第1 コンサートマスターに就任したトゥルバンは、チェリビダッケの大のお気に入りとしても知られていました。
 1988 年のミュンヘン・フィル退団後はソリストとしての活動に専念しており、2006 年からは国立ミュンヘン音楽・演劇大学の教授を務めています。
 トゥルバンの代表作であるパガニーニのヴァイオリン協奏曲全集は、以前はTELOS レーベルよりリリースされていたものですが、廃盤で入手の難しい状態が続いていたため、このたびのカタログ復活は広く歓迎されるところです。

 


555060
¥2800
ラインハルト・カイザー(1674-1739):
 劇音楽とカンタータ、アリア集

  1.コンチェルト(劇音楽)
  2.カンタータ「Die bis in den Tod geliebte Iris」(1968)
  3.アリア・アンダンテ(劇音楽)
  4.カンタータ「L'Occaso di Titone all'Aurora oriente」(1713)
  5.Grave - Presto - Entree(劇音楽)
  6.カンタータ「Mi lasci dunque」(1714)
  8-10.歌劇《カロルス》V1712-3つのアリア
  11.ロンド(劇音楽)
  12.アリア「Luci non vi turbate」
  13.メヌエット(異稿)(劇音楽)
  14.カンタータ「Benche sempre crudel」
オリヴィア・フェルミューレン(メゾ・ソプラノ)
トーマス・イーレンフェルト(指揮)
カペラ・オルランディ・ブレーメン

 録音 2016年1月5-9日,7月3-4日 Andreaskirche Berlin-Wannsee

 ドイツ・バロック期に活躍、100曲ほどの歌劇を残したことで知られるラインハルト・カイザー。ヘンデルやテレマンに並ぶ巨匠と絶賛されたものの、死後はほとんど顧みられることなく、21世紀になってようやくその作品が見直され始めた人です。
 彼はハンブルクを拠点に活動し、歌劇だけではなく「劇音楽=歌を伴わない器楽曲」を作曲しており、このアルバムではこれらの器楽のみの曲と、ソロ・カンタータ、アリアを要所に配し、カイザーの音楽を探っていきます。
 ほとんどの作品はベルリン州立図書館に所蔵されている未出版の楽譜を用いて演奏されており、研究者にとっても貴重な1枚となることでしょう。
 
 

555227
¥2800
ヨハン・エヴァンゲリスト・ブランドル(1760-1837):作品集 デヴィッド・カストゥーロ=バルビ(ヴァイオリン):1
アレクサンドル・カストゥーロ=バルビ(チェロ):1
ケヴィン・グリフィス(指揮)
ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団

 録音 2018年4月19-23日 Beat Fehlmann, Deutsche Staatsphilharmonie Rheinland-Pfalz

 レーゲンスブルクで生まれ、6歳から音楽教育を受けたブランドル。ヴァイオリニストとして才能を開花させ、20歳になる前にドイツ国内でコンサート・ツアーを開催し成功を収めました。
 その後はカールスルーエの宮廷楽団に入団し、最終的にはカペルマイスターの地位を得て、亡くなるまでその職に就いていたとされています。
 作曲家としても高く評価され、当時はベートーヴェンを上回る人気を獲得し「この時代で最も重要な作曲家の一人」と高く評価されたほどでした。
 このアルバムに収録された「協奏交響曲」はツアーに合わせて作曲されたようで、彼自身の技巧を誇示する「名刺代わり」の作品と考えられています。
 また「交響曲ニ長調」はベートーヴェンの「交響曲第4番」を先取りするかのような見事な筆致で書かれています。
  
 

555285
¥2800
ヴォルフェンビュッテル城の音楽集 第4集
 ヨハン・タイレ(1646-1724):キリストの受難-マタイ受難曲
マンフレート・コルデス指揮
ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス

 録音 2019年1月28-30日 Kulturstadt Wolfenbuttel e.V.Stiftskirche Bassum

 「ヴォルフェンビュッテル城」はニーダーザクセン州にあった神聖ローマ帝国の領邦国家で、1514年から1568年にこの国を統治したハインリヒ2世は宗教改革にそのまま身を投じた人物として知られています。
 ヨハン・タイレは若い頃から、いくつもの任地に赴きながら、音楽教師、歌劇作曲家として活躍してきた作曲家。ヴォルフェンビュッテルの宮廷には1685年から務め、教会音楽をはじめ様々な作品を発表しました。
 この「マタイ受難曲」は1673年の作品で、ブクステフーデが大絶賛したといい、17世紀ドイツで発展したオラトリオ様式による受難曲の注目すべき事例とも言われています。
 




DACAPO


8.226133
¥2600
Andalag
 スンライフ・ラスムセン(1961-):
  アンダラグ〜ソロとサンサンブルのための作品集
アルデュバラン(アンサンブル)
ヤクプ・リュッツェン(ヴィオラ)
   1.ファンファーレ・ロンターネ〜管楽八重奏のための(2009)
   2.アンダラグ#5〜アルト・フルート、A管クラリネット、ホルンとファゴットのための(2012)
   3.アンダラグ#7〜ピッコロ、E♭管クラリネット、ホルンとファゴットのための(2013)
   4-6.ヴィオラ・ソナタ第1番(2016)
    第1楽章:アンダンテ・カンタービレ/第2楽章:アレグロ・コン・ブリオ/
    第3楽章:アンダンテ・エ・ドルチェ/第4楽章:コン・ブリオ/第5楽章:エスプレッシーヴォ
  世界初録音

 録音 2018年10月9-13日 Hoyvikar Church, Torshavn

 スコットランド北の沖合にある18の島からなるフェロー諸島を拠点とするラスムセン。彼は記譜法を祖母と地元の教師から習い、フェロー民謡と聖歌の伝統を吸収した後、ノルウェーやデンマークに渡り、最終的にはコペンハーゲンのデンマーク王立音楽アカデミーで学びました。2002年、フェロー出身者で初となる交響曲第1番を作曲し、北欧評議会音楽賞を受賞しています。
 全曲世界初録音となった本作では、故郷の美しい自然を反映しつつ、ラスムセンらしい勢いとエネルギーに満ちた4つの作品を聴くことができます。
 演奏は、フェロー出身の才能あふれるアンサンブル「Aldubáran=アルデュバラン」と、ヴィオラ奏者のヤクプ・リュッツェンが担当。
 録音はフェローの首都で北欧神話の"雷鳴と稲妻の神"という意味をもつ名のトースハウンで行われました。
  
 

8.226137
¥2600
ヤーコプ・ダヴィドセン:
 ザ・ワールド・イズ・バベル・アンド・アイヴォリー
  世界はバベルと象牙
シーネ・アスムセン(メゾ・ソプラノ)
フィグーラ・アンサンブル
ヤーコプ・ダヴィドセン室内管弦楽団
   1.Cruel to be Kind 残酷な親切
   The World is Babel and Ivory 世界はバベルと象牙
    2.I:I Can Imagine You 私にはあなたのことが想像できる/
    3.II:Worlds of Glass ガラスの世界/4.III:The Way 道/
    5.IV:The World is Babel and Ivory 世界はバベルと象牙/
    6.V:You Are My あなたは私の/7.VI:All Rise 皆立ち上がれ/
   8.Naermere もっと近くに
  世界初録音

 録音 2018年8月25-26日 The Village Recording Studio

 このアルバムは、1990年代よりデンマークや北欧のジャズ界やワールドミュージック・シーンで活躍しているコンポーザー・ピアニストのダヴィドセンが案内役となり、聴き手を「伝統的な世界」から、ジャンルを越えた「冒険の旅」へと誘う1枚です。
 ダヴィドセンは、ペア・ノアゴーやメシアンに薫陶を受け、作曲やオーケストレーションを学ぶため、ボー・ホルテンやニールス・マルティッセンに師事した作曲家。
 ここでは、シェイクスピアやデンマークの詩人、オーレ・サーヴィ(1921?81)やウルスラ・アンキャー・オルセン(1970−)のテクストを使用した作品を、ダヴィドセン室内管弦楽団とフィグーラ・アンサンブルがユニークな解釈で演奏しています。
 フィグーラ・アンサンブルは、メゾ・ソプラノ、クラリネット、コントラバス、パーカッションの他、建築家兼セット・デザイナーをはじめ、今回、詩も提供している詩人のU.オルセンも参加するアート集団。
 ダヴィドセンの繊細なバランスの上に成り立つメロディックでユーモアのある音楽性を再現しています。
 




IBS CLASSICAL


IBS192019
¥2700
LA SEDUZIONE ヴェルディ(1813-1901):歌曲集
 1.悲しみの聖母よ、私にあわれみを/2.誘惑/
 3.ストルネッロ/4.沈黙の墓は暗く/5.人生は苦悩の海/
 6.ひとつの星に/7.寂しい部屋で/8.亡命者/
 9.墓に近づかないでおくれ/10.煙突掃除夫/11.日没/
 12.哀れな男/13.暗い夜の恐怖の中で/14.神秘/15.乾杯
カルメン・ソリス(ソプラノ)
ルベン・フェルナンデス・アギーレ(ピアノ)

 録音 2019年2月24-26日 Auditorio Manuel de falla(Granada)

 優れた歌劇作曲家として知られるヴェルディですが、彼は生涯の折々にピアノ伴奏で歌われる歌曲もいくつか残しています。
 これらには神話上のエピソードやカリスマ性溢れるヒロインが登場することはありませんが、どれも、ヴェルディらしい劇的な起伏に富んだ美しいメロディが魅力的な「小さなオペラ」と呼ぶにふさわしい作品です。
 ドラマティックな歌唱を披露するカルメン・ソリスはスペイン出身のソプラノ歌手。テレサ・ベルガンサを始めとする名手に教えを受け、数多くのコンクールに入賞。これまでに《トゥーランドット》のリューや《道化師》のネッダ役で好評を博したほか、サルスエラの舞台でも活躍する若手の逸材です。
 
 

IBS142019
(2CD)
¥2900
レオ・ブローウェル(1939-):ギター・ソナタ全集
 【CD1】
  1-3.ソナタ 第1番
  4-7.ソナタ 第2番「旅人のソナタ」
  8-11.ソナタ 第3番「黒いデカメロン」
 【CD2】
  1-4.ソナタ 第4番「思想家のソナタ」
  5-7.ソナタ 第5番「アルス・コンビナトリア」
  8-10.ソナタ 第6番「謎」(リカルド・ガレン編)
リカルド・ガレン(ギター)

 録音:2018年5月10-11日 Agustinos Church, Monachil スペイン

 キューバ出身のブローウェルは、現代ギター界で最も重要な作曲家の一人。伝統様式と最新トレンドを融合させるばかりでなく、民族的文化や政治情勢、社会現象、宗教、芸術とあらゆることを作品に盛り込んだ彼の作品はギタリストにとって大切なレパートリーになっています。
 彼のソナタは、スペイン・ルネサンス期の弦楽器ビウエラや、17世紀フランスののクラヴサン流儀、ベートーヴェン、ショスタコーヴィチ、スクリャービン、ドビュッシー、アルベニスの響きや、ストラヴィンスキーやバルトーク、ミニマリズムからジャズの 要素までが含まれており、ブローウェル独自のフィボナッチ数列やフラクタルを駆使した独特の作風で構築されていますが、残念なことに録音はあまり多くありません。
 今回この作品に挑戦するのはスペインのギタリスト、リカルド・ガレン。「テクニックだけではなく、作曲家のエートス(精神、主張)を表現するのに苦労した」と語る彼の熱演をお楽しみください。
 
 

IBS122019
¥2700
エルバニア〜20世紀スペインのチェンバロのための音楽 シルビア・マルケス・チュリリャ(チェンバロ)
 1.トマス・マルコ:エルバニア(1977)
 2-3.ホアキン・ロドリーゴ:リトルネッロ風前奏曲(1979)
 4.ホアキン・オムス:前奏曲(1976):世界初録音
 ホセ・ルイス・トゥリーナ:2つの練習曲(1989)
  5.第1番 プレルーディウム/6.第2番 ソナタ
 ファン・マリア・トマス・サバテル:クラヴサンの旅人(1952)
  7.I.ロンドンからニューヨークへ/8.II. アイゼナハ/
  9.III.ヴェルサイユの小さなパヴァーヌ/
  10.IV.トレドの古い典礼/11.V.カスティーリャの朝の踊り
 12.アンヘル・オリヴィエ・ピナ:マヌエル・デ・ファリャの捧げもの(1995):世界初録音
 13?19.ホセ・M・サンチェス=ベルドゥ:パランプセストII I 〜 VII(1996):世界初録音

 2017年7月30-31日、10月13-14日 Auditorio Manuel de Falla, Granada スペイン

 一度は廃れたと思われたチェンバロですが、20世紀になって次々と新しい作品が書かれています。
 カリスマ的な演奏家、ワンダ・ランドフスカに触発されたファリャがチェンバロに目を向け、それに続くかのようにアントワネット・フィッシャーやエリーザベト・ホイナツカのために曲を書く作曲家たちが登場しました。
 スペインでは、1960年代に初のチェンバロの教授となったヘノべーバ・ガルベスがその道を切り開き。この国の作曲家たちも、楽器が奏でる音色がもたらす古き良き時代への想いに魅了され、楽器の限界にとらわれることなく自由な作品を発表しています。
 このアルバムには、1952年から96年の間に作曲された2曲の世界初録音を含むスペインの作品が収録されており、どれも、スペインの歴史的な鍵盤楽器のスペシャリスト、シルビア・マルケス・チュリリャがプレイエル社のチェンバロなどを使って演奏した味わい深い音色を楽しめます。
 現代スペインの鋭敏な感性あふれる、チェンバロの新たな魅力が感じられる1枚です。
 
 
IBS132019
¥2700
セバスティアン・ドゥロン(1660-1716):歌劇《巨人の戦争》
 セバスティアン・ドゥロン:歌劇《巨人の戦争》全曲
  1-5.導入部/6-7.第1場/8-13.第2場/14-17.第3場/
  18-22.第4場/23-24.第5場/25-28.第6場
 キャスト:
  マルタ・インファンテ (Palante) /エバ・フアレス(Jupiter)/アウローラ・ペーニャ(Minerva)/
  ソロミア・アントニャク(Hercules)/ピラル・アルバ(La Fama)/ソレダ・カルドーソ(El Tempio)/
  ラウラ・サバテル(La Inmortalidad)/オラリャ・アレマン(El Silencio)/ルイス・ダビド・バリオス(Tenor)
  イリベル・アンサンブル/グラナダ・バロック管弦楽団
  ダリオ・タマーヨ(芸術監督/ダリオ・モレーノ(チェンバロ&指揮)

 2018年7月30-31日、8月1日 Auditorio Manuel de Falla, Granada スペイン

 ドゥロンはスペイン・バロック時代の劇音楽の作曲家。実際に作品が上演されることはあまりありませんが、10作の楽譜が保存されており、少なくともその中の4作は完全な形で録音されるなど、同時代の作曲家に比べて知名度が低いわけではありません。
 彼の作品は、17〜18世紀のスペインの宮廷音楽以外のドラマ・ペル・ムジカ(音楽によるドラマ)の要素等を多用したため、同時代のファン・イダルゴや、宮廷作曲家のアントニオ・レテレスなどの宮廷音楽をしっかり踏まえたドラマトゥルギーに比べると若干難解ですが、親しみやすい旋律と明快な作風はスペインを中心に広く愛されています。
 ピリオド楽器を使用してヨーロッパ、特にアンダルシアのバロック時代の作品を多く上演しているグラナダ・バロック管弦楽団とイリベル・アンサンブルに、スペインで活躍する歌手たちによる演奏です。
 


IBS32019
【旧譜】
¥2700
ドヴォルザーク(1841-1904):チェロ作品集
 1-3.チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104, B.191
 4.ボヘミアの森より Op.68, B.133-第5番「森の静けさ」
 5.ロンド ト短調 Op.94, B.181
 6.4つの歌 Op.82, B.157-第1曲 私にかまわないで(チェロとピアノ編)
アドルフォ・グティエレス・アレナス(チェロ)
キンボー・イシイ(指揮)/
マグデブルク・フィルハーモニー管:1-5
フアン・カルロス・ガルバヨ(ピアノ):6

 録音 2018年9月25-29日 Schinkelsaal des Gesellschaftshaus Magdeburg, Germany

 名作「チェロ協奏曲」を中心にドヴォルザークのチェロ曲を収録した1枚。
 彼独自の旋律美が如何なく発揮された抒情的な「森の静けさ」は、もともと4手ピアノのための曲ですが、作曲家自身がチェロとオーケストラ用に編曲した版が演奏されています。歌曲を思わせる魅力的な旋律が展開されていきます。最後に置かれているのは歌曲「私にかまわないで」をチェロで歌い上げたもの。落ち着いた音色で深い情感を表現しています。
 スペインのチェリスト、アドルフォ・グティエレス・アレナスは最初ピアノを学び、14歳の時にチェロに転向。ソフィア王妃音楽院を卒業後はシュタルケルのマスタークラスを受けるなど研鑽を積み、2002年から国際的に活躍を始め、数多くの指揮者、オーケストラと共演する実力派。
 オーケストラを指揮するキンボー・イシイは幼少期を日本で過ごし、2009年から2013年には大阪交響楽団首席客演指揮者を務めるなど日本でも活躍、現在はマグデブルク劇場音楽総監督を務めています。
 
 
IBS102015
(3CD)
【旧譜】
¥3000
ショスタコーヴィチ(1906-1975):24の前奏曲とフーガ
 【CD1】
  1-16.前奏曲とフーガ Op.87 第1番-第8番
 【CD2】
  1-16.前奏曲とフーガ Op.87 第9番-第16番
 【CD3】
  1-16.前奏曲とフーガ Op.87 第17番-第24番
マリサ・ブラネス(ピアノ)

 録音 2014年7月15-26日,2015年1月7-8日 Sala manuel de falla

 1950年、J.S.バッハの没後200年にライプツィヒで開催された「第1回国際バッハ・コンクール」に審査員として招かれたショスタコーヴィチ。
 この時に優勝したタチアナ・ニコラーエワの演奏に感銘を受けるとともに、自身のピアノ演奏の技術向上を目的として書き上げたのがこの「24の前奏曲とフーガ」です。
 全曲を演奏するためにはほぼ3時間を要する大作であり、12音全ての調性が網羅されたバッハへのオマージュとも言える作品です。
 演奏しているのはスペインの実力派ピアニスト、マリサ・ブラネス。一つ一つの音を丁寧に積み上げ、素晴らしい建造物を創り上げています。
 
 
IBS22016
【旧譜】
¥2700
ロベルト・シエッラ(1953-):ボレロとモントゥノス
 1-8.ボレロ(第1巻 2010-2014):世界初録音
 9.序奏、歌とデスカルガ(2003):世界初録音
 10-13.モントゥノス(2015):世界初録音
フアン・カルロス・ガルバヨ(ピアノ)

 録音 2015年9月4-7日 Auditorio Manuel de Falla, Granada, Spain

 IBSレーベルの看板ピアニスト、フアン・カルロス・ガルバヨは、このアルバムの作曲家ロベルト・シエッラと長きに渡って信頼関係を築いています。
 ガルバヨはシエッラのピアノ作品を「夢のような響きを持ち、現実と空想が魅惑的に融合している」と語るほど、彼の音楽に心酔しており、このアルバムでもその特徴を生かした神秘的な音を丁寧に奏でています。
 メランコリーと題された「ボレロ」の第1曲で奏される美しい響きは、聴き手を夢幻的な世界へと誘い、親密な夢を見せるかのようです。
 トッカータのような華やかなタッチの中から仄かな旋律が立ち上る「序奏、歌とデスカルガ」、戯れにピアノの鍵盤の上で指を躍らせているかのように即興的な「モントゥノス」と個性的な作品が収録されたアルバムです。
 
 

IBS22019
【旧譜】
¥2700
Jazz Impact バーンスタインへのオマージュ
 1.バーンスタイン(1918-1990):前奏曲、フーガとリフ-リフ
  (S.アイリーによる室内アンサンブル編)
 2-3.バーンスタイン:クラリネット・ソナタ
 4.バーンスタイン:オクタトニック・スケールによる変奏曲
 5.オスカル・ナバロ:幻想曲「レニー」
  (J.G. グラネーロによるクラリネットとピアノ編)
 6-8.カプースチン(1937-):
  フルート、チェロとピアノのための三重奏曲 Op.86
   (クラリネット、チェロとピアノ編)
 9-16.モートン・グールド(1913-1996):
  ベニーズ・ギグ-クラリネットとコントラバスのための
ジョアン・エンリク・リュナ(クラリネット)
サルバドール・ボロン(チェロ):1,4,6-8
トニ・ガルシア(コントラバス):1
フアン・カルロス・ガルバヨ(ピアノ):
 1,2,3,5,6-8
イグナシ・ドメネヒ(パーカッション):1
トニ・ガルシア(コントラバス):1,9-16

 録音 2018年10月18-21日 Getafe Conservatory, Auditorium, Getafe, Spain

 指揮者、作曲家、教育者として偉大な功績を残したレナード・バーンスタイン。
 このアルバムは彼の生誕100年を記念し、2018年に制作された1枚。バーンスタインに強く魅了されているというクラリネット奏者リュナが選んだ作品は、同時にベニー・グッドマンへのオマージュでもあり、アルバム全体に漂うジャズの影響も強く描きだしています。
 フアン・カルロス・ガルバヨをはじめとした名手たちの妙技が聴きどころ。
  
 
IBS72015
【旧譜】
¥2700
Impulse
 ピアノ・デュオのための作品集
ビクトル・デル・バレ(ピアノ)
ルイス・デル・バレ(ピアノ)
  1.ルトスワフスキ(1913-1994):パガニーニの主題による変奏曲
  2-4.モーツァルト(1756-1791):4手のためのピアノ・ソナタ ハ長調 K521
  5.リゲティ(1923-2006):2台ピアノのためのインドゥーロ(行進曲)
  6.リゲティ:2台ピアノのための「ポリフォニック・エチュード」
  7.リゲティ:2台ピアノのための3つの婚礼舞曲
  8.リゲティ:ソナチネ
  9.リゲティ:アレグロ
  10.ラヴェル(1875-1937):ラ・ヴァルス(2台ピアノ版)
  11.ガーシュウィン(1898-1937):歌劇「ポーギーとベス」の主題による幻想曲
   (P.グレインジャーによる2台ピアノ編)

 録音 2015年6月15-16日,9月19-20日 Auditorio Manuel De falla, Granada, Spain

 「Inpulse=衝撃、衝動」と題されたスペインのデル・バレ兄弟によるピアノ・デュオ・アルバム。
 「収録した作品にはすべて作曲家独自の主張がある」と語る彼らは、2台、または4手による完璧なアンサンブルでその意図を表現することに尽力、ルトスワフスキの「パガニーニ変奏曲」をはじめ、モーツァルトやリゲティ、ラヴェル、ガーシュウィンなど多彩なレパートリーに取り組み、自発性、新鮮さ、対話、親密さを大切にしながら、ピアノからオーケストラを思わせる壮大な響きを紡ぎだしています。
 
 

IBS12016
(2CD)
【旧譜】
¥2900
El Piano Olvidado 忘れられたピアノ曲
 【CD1】
  1-6.フリアン・バウティスタ(1901-1961):Colores 色彩
  7-12.グスターボ・ピッタルーガ(1906-1975):
   6つのスペイン舞曲による組曲
  13-15.ホアン・ホセ・マンテコン(1895-1964):Circo サーカス
 【CD2】
  サルバドル・バカリッセ(1898-1963):24の前奏曲 Op.34
ホルヘ・ロバイナ(ピアノ)

 録音 2015年8月10-12日 Auditorio Manuel de Falla, Granada, Spain

 このアルバムに収録された作品は、現在ではほとんど演奏されることのないピアノ曲。しかしどの曲も作曲家の信念と作曲技巧が存分に発揮された聴きどころの多いものばかりです。
 スペイン伝統の舞曲のリズムを効果的に取り入れたピッタルーガの「組曲」。ショパンの様式を受け継ぐバカリッセの「24の前奏曲」、メシアンの多彩な響きに通じる大胆な筆致が魅力的なバウティスタの「色彩」をモティーフにした曲集、楽しいマンテコンの「サーカス」、どれもが興味深く、宝石のような美しさを有しています。
 カナリア諸島出身のホルヘ・ロバイナはウィーンで学んだピアニスト。これらの曲を申し分ないテクニックで演奏しています。
 
 

IBS82015
【旧譜】
¥2700
コントラバス・リサイタル
 1.ボッテジーニ(1821-1889):
  ベッリーニの歌劇「夢遊病の娘」による幻想曲
 2-5.アドルフ・ミシェク(1875-1954):
  コントラバス・ソナタ 第2番 ホ短調 Op.6
 6.フォーレ(1845-1924):夢のあとに Op.7-1(コントラバスとピアノ編)
 7.カサド(1897-1966):愛の言葉(コントラバスとピアノ編)
 8-14.ファリャ(1876-1946):7つのスペイン民謡(コントラバスとピアノ編)
 15.ピアソラ(1921-1992):キーチョ(コントラバスとピアノ編)
アントニオ・トーレス・オルモ(コントラバス)
ルイザ・ハマディ(ピアノ)

 録音 2015年8月5-6日 Auditorio Manuel de Falla, Granada, Spain

 スペインの地方都市アルバセテ出身のコントラバス奏者アントニオ・トーレス・オルモのリサイタル・アルバム。
 地元の音楽院で学び、数々の賞を受賞した後、パリのエコール・ノルマル音楽院に留学、更なる研鑽を積みました。
 数多くの指揮者と共演するだけでなく、これまでに何枚かのアルバムの録音にかかわってきたオルモですが、このアルバムでは「自分が演奏したい」と強く願っていた作品を選択、思うままに見事な演奏を繰り広げています。
 ボッテジーニやフォーレでは、控えめな響きを駆使して曲の美しさを描き出していますが、ファリャやピアソラでは激しい感情表現を交えており、共演のハマディと激しい攻防を繰り広げるなど、聴きどころの多い1枚です。
 
 
IBS12019
【旧譜】
¥2700
ルイス・デ・パブロ(1930-):アナトミアス
 1.室内協奏曲(1979)
 2.エロス(1933):世界初録音
 3-5.アナトミアス(2005-2007):世界初録音
フリオ・モゲル(ピアノ):1,2
ディーター・ネル(チェロ):2
マリー・テレサ・プフィス(ヴィオラ):3-5
フアン・ガルシア・ロドリゲス(指揮)
ザーイル・アンサンブル

 録音 2012年6月4日 Sala Joaquin Turina, Sevilla, Spain:1/2010年2月12日 Sala Joaquin Turina, Sevilla, Spain:2/2011年11月10日 Teatro Cerezo, Carmona, Sevilla, Spain:3-5

 IBS CLASSICALレーベルが取り組む「スペインの知られざる作曲家」の作品録音シリーズ。
 このアルバムで取り上げられたビルバオ生まれのルイス・デ・パブロも、ほとんど知られていませんが、現代スペイン音楽を理解するためには必要不可欠な作品を書いている作曲家の一人です。
 ピアノとオーケストラ、パーカッションの音がぶつかり合い見事な世界を作り上げる「室内協奏曲」、ピアノとチェロが激しいやりとりを交わし、オーケストラがユニークな音で盛り上げる「エロス」、ヴィオラの独奏を伴う2005年から2007年に書かれた「アナトミアス」。どれもユニークなスタイルを持っています。
 
 
IBS12014
【旧譜】
¥2700
Impresiones intimas 親密な印象
 1-2.J.S.バッハ(1685-1750)=リスト:前奏曲とフーガ イ短調 BWV 543
 3.モーツァルト(1756-1791):ロンド イ短調 K511
 4-6.シューベルト(1797-1828):ピアノ・ソナタ第4番 イ短調 Op.164, D 537
 モンポウ(1893-1987):内なる印象
  7.第2番:悲しい鳥/8.第3番:小舟/
  9.第4番:子守歌/10.第5番:秘めごと
 11.グラナドス(1867-1916):ゴイェスカス 第1部
アンブロジオ・バレーロ(ピアノ)

 録音 2013年10月7-9日 Auditorio Manuel de Falla, Granada, Spain

 グラナダ生まれのピアニスト、アンブロジオ・バレーロが弾く様々な作品集。
 作品の内面に宿る光と色彩を探求するというバレーロ、このアルバムではシューベルトのソナタ第4番を中心に据え、得意とするモンポウやモーツァルト、リストが編曲したバッハの「前奏曲とフーガ」、グラナドスの「ゴイェスカス」までをじっくり聴かせます。
 なかでも、シューベルト自身が気に入っていたというソナタの中間楽章の主題の歌わせ方は絶品!
 朴訥とした旋律に秘められたシューベルトの思いが克明に描かれています。
  
 

IBS162018
【旧譜】
¥2700
Rondena del siglo XIX 19世紀のロンデーニャ
 1.ムルチアーノ/グリンカ(1804-1857):ギターのためのロンデーニャと変奏曲
 2.ムルチアーノ/インセンガ:ロンデーニャ
 3.ムルチアーノ/インファンタ・イサベル:グラナダのロンデーニャ
 4.ユリアン・アルカス(1832-1882):ロンド
 5.トマス・ダマス:ラ・マカレーナ
 6.アンヘル・バリオス(1882-1964):花言葉
 7.ファリャ(1876-1946):ドビュッシー墓碑銘のための賛歌(ギター版)
 8.モントーヤ(1880-1949):ロンデーニャ
 9.ムルチアーノ/イサベル:グラナダのロンデーニャ
 10.ムルチアーノ/インセンガ:ロンデーニャ
 11.モチュエロ:エル・トロンソ・シエンテ・ドロール
 12.ニーニョ・デ・アルマデン:ナベハンド・メ・ペルディ
 13.ラファエル・ロメロ(1910-1991):Yo vi un bicho correr
エステル・クリソル(ヴォーカル)
フアン・フランシスコ・パディージャ
 (ギター) 

 録音 2017年12月3-5日 Auditorio Manuel de Falla, Granada, Spain

 音楽学者マリア・ルイサ・マルティネスとピーター・マヌエルによって2015年に発見された一連の作品。
 これはグラナダ生まれのギター奏者・作曲家ムルチアーノ(1795-1848)が既存の作品に自由なアレンジを加え、グラナダの伝承音楽であるロンデーニャ(ファンダンゴの一つの形で、フラメンコの原型)に仕上げた曲集でした。
 彼は自分のために制作された7弦ギターを自在に操り、独学でありながら、さまざまな曲を弾きこなしていたとされています。
 アルバムの冒頭に置かれた曲は、実際にムルチアーノに会い感銘を受けたグリンカが、彼の演奏する曲をノートに書き留めたというもの。他にもロンデーニャに触発されて書かれた様々な作品が楽しめます。
 アルバムの後半には歌を伴う曲を収録。19世紀のグラナダの風景を想起させるユニークな1枚です。
 
 
IBS82014
【旧譜】
¥2700
Aranjuez
 ロドリーゴとアリアーガ:作品集

  1-3.ロドリーゴ(1901-1999):アランフェス協奏曲
  4-7.アリアーガ(1806-1826):交響曲 ニ長調
  8.アリアーガ:序曲「幸福な奴隷たち」
ホアキン・クレルチ(ギター):1-3
エンリケ・ガルシア・アセンシオ(指揮)
ヒスパニア交響楽団

 録音 2014年7月24-27日 Quinta Alegre Palace,Granada, Spain

 ロドリーゴの名作「アランフェス協奏曲」と夭折の作曲家アリアーガの交響曲を組み合わせた異色のアルバム。
 第2楽章の郷愁溢れる美しさで知られる「アランフェス」は名手ホアキン・クレルチがソロを務めています。「スペインのモーツァルト」と異名をとるアリアーガは、将来を嘱望されていたにもかかわらず、病のため20歳直前にこの世を去った天才。
 このアルバムに収録された2曲は、どちらも幸福感溢れるさわやかな雰囲気を持った佳作で、とりわけ交響曲は短調と長調が交錯する見事な筆致で描かれています。
 アセンシオが指揮するヒスパニア交響楽団の流麗な演奏が心地良い1枚。
 
 

IBS52013
【旧譜】
¥2700
フアン=アルフォンソ・ガルシア (1935-) :合唱作品集
 1.アルト・ドゥエロの歌
 2-8.7 Proverbios 7つのことわざ
 9.Parabola 放物線
 10.Senor, me cansa la vida ご主人、私は疲れた
 11.Lo que Vos querais, Senor あなたが欲しいもの
 12-14.3 Poemas liricos 3つの抒情詩
 15-17.Amarillos 黄色
 18-23.6つのカプリチョス
 24.Cien jinetes enlutados 100人の騎手の嘆き
 25.Cada vez que una mano se me ofrece 手を差し伸べられるたびに
 26.Oda a la musica 音楽への賛美
エクトル・E・マルケス(指揮)
ヌメン・アンサンブル

 録音 2012年7月20-22日 Iglesia de San Jose, Albaycin, Granada, Spain

 20世紀スペインにおける重要な合唱作品の作曲家、フアン=アルフォンソ・ガルシアの作品集。
 アンダルシアの作家の詩を用いた曲は、どれも明快な旋律を持ち、調性を逸脱することがなく、美しいハーモニーを持っており、スペインを中心に人気を博しています。
 スペイン国内で活動する合唱団の精鋭を集め、2011年に結成された室内合唱団「ヌメン・アンサンブル」。創設者であり指揮者を務めるエクトル・エリエル・マルケスはスイスのバーゼル・スコラ・カントルムで学び、現在グラナダ大聖堂のカントルを兼任するほか、グラナダ音楽院で教鞭を執っています。
 
 

IBS52012
【旧譜】
¥2700
Audi, Audi 聞いて、聞いて
 1.ティブルツィオ・マッサイノ(1550-1608):聴け、甘美なるわが恋人よ
 2.パレストリーナ(1525-1594):いばらの中のゆとりのごとし
 3.ゼンフル(1486-1543):愛する者よ、あなたはすべてに美しい
 4.トムキンズ(1572-1656):私の愛する声
 5.メルヒオール・フランク(1579-1639):あなたはすべてのもの、わが友よ
 6.ジャン・レリティエ(1480-1551):肌は黒くとも美しい娘 5声
 7.ロドリーゴ・セバーリョス(1530-1581):閉ざされた園
 8-9.ヤコプ・プレトリウス(1586-1651):わが愛する者よ、立ちて急げ 5声
 10.オルランド・ディ・ラッソ(1532-1594):
  かの人の口で私に口づけせしめよ
 11.ジョヴァンニ・ガブリエリ(1554-1612):
  愛する者よ、あなたはすべてに美しい 8声
エクトル・E・マルケス(指揮)
ヌメン・アンサンブル

 録音 2012年7月20-22日 Iglesia de San Jose, Albaycin, Granada, Spain

 スペイン国内で活動する合唱団の精鋭を集め、2011年に結成された室内合唱団「ヌメン・アンサンブル」。
 基本的にルネサンス期のレパートリーに取り組んでいますが、時には現代スペインの作曲家の作品も手掛けるなど幅広い活躍をしています。
 このアルバムは、彼らが得意とするルネサンスのポリフォニー音楽を集めた1枚。「Audi,Audi 聞いて、聞いて」のタイトル通り恋人や神へ語り掛ける親密で魅力的な作品が並んでいます。
 力強さと清冽さを併せ持つ美しい合唱をお楽しみください。
 
 

IBS42012
【旧譜】
¥2700
Danseuse dans Grenade グラナダの舞曲
 ルイス・デ・ナルバエス(1500頃-1555頃):デルフィンの6部の譜本より
  1.第2巻-ファンタジア IV
  2.第1巻-ファンタジア VIII
  3.第6巻 - 低音上の対位法
 4-25.ポンセ(1882-1948):フォリアの主題による変奏曲とフーガ
 26.デ・ラ・マーサ(1896-1981):サバテアード
 27.デ・ラ・マーサ:ペテネーラ
 28-30.アンジェロ・ジラルディーノ(1941-):グァダルキビルのソナタ
サーニャ・プロール(ギター)

 録音 2012年7月10-12日 Auditorio Manuel de Falla, Granda, Spain

 このアルバムは16世紀に活躍したナルバエスから、19世紀から20世紀の作曲家、ポンセ、デ・ラ・マーサやジラルディーノまでの400年以上に渡る「グラナダの舞曲」を集めた1枚。
 ギターに似た楽器「ビウエラ」の名手として知られるナルバエスの技巧的な作品をはじめ、ポンセの大作「変奏曲とフーガ」、デ・ラ・マーサの活力溢れる2作品、哀愁たっぷりのジラルディーノの「ソナタ」とどの曲も異国情緒に満ちた美しい作品です。
 「優れたテクニック、気質、洗練、そして卓越した音楽性の持ち主」と評されるスロベニア出身の女性ギタリスト、サーニャ・プロールの演奏で。
 
 

IBS32014
【旧譜】
¥2700
Sculptures サクソフォン編曲集
 1.ジャン・フランセ(1912-1997):主題と変奏(1974)
 2-4.シューマン(1810-1856):幻想小曲集 Op.73
 5-8.J.S.バッハ(1685-1750):
  ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ 第3番 ホ長調 BWV1016
 9-11.ヒンデミット(1895-1963):ヴィオラ・ソナタ Op.11-4(1919)
 12.ドビュッシー(1862-1918):2つのアラベスク 第1番 ホ長調
 13-19.ファリャ(1876-1946):7つのスペイン民謡(1914)
全てM.ガルシア、A.ヤイメ・ラトレによるサクソフォンとピアノ編
アニマ・デュオ

 録音 2014年3月10-12日 Auditorio Manuel de Falla, Granada, Andalusia, Spain

 2010年にサクソフォン奏者マリアーノ・ガルシアとピアニスト、アニアナ・ヤイメ・ラトレによって結成された"アニマ・デュオ"。
 2人はアラゴン高等音楽院の教授を務める傍ら、世界中の音楽家と共演を重ね、高く評価されています。
 このアルバムでは、彼ら自身によるヴァイオリンやヴィオラ、クラリネット、歌のための曲をサクソフォンとピアノのための編曲作品をお楽しみいただけます。サクソフォンの音色を存分に駆使したアレンジは、もともと素晴らしい作品に新たな魅力を付け加えています。
 



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RAMEE



RAM1903
¥2700→\2490
『よく冷えて、生暖かくなく 』
 19世紀初頭のフルート音楽と、当時の楽器〜ベートーヴェンとクーラウの場合〜

 ベートーヴェン(1770〜1827)/フランツ・クサーヴァー・クラインハインツ(1765〜1832)編:
  1-6) ピアノとフルートのためのセレナード ニ長調 作品41
 フリードリヒ・クーラウ(1786〜1832):
  7) 無伴奏フルートのための奇想曲 ニ短調 作品10b-9/
  8-11) ピアノとフルートのための協奏的大ソナタ イ短調 作品85
 ベートーヴェン:12) カノン「よく冷えて、生暖かくなく」   
タミ・クラウス(19世紀フルート)
 ドレスデンのハインリヒ・グレンザー1810年頃製作モデルによる再現楽器
  (製作:インスブルックのルドルフ・トゥッツ、2000年)
シュアン・チャイ(フォルテピアノ)
 ブルノ(チェコ東部)のヨハン・ツァーラー1805年頃製作によるオリジナル楽器
   (修復:ヘイス・ヴィルデロム/提供:ヴィルデロム・コレクション):1-6、12
 ウィーンのミヒャエル・ローゼンベルガー1820年頃製作によるオリジナル楽器
   (修復:エートヴィン・ビュンク/提供:オランダ国立楽器財団):8-11
ジョアン・モレイラ(テノール)、
マティス・ファン・デ・ヴルト(バリトン)、
マルク・パンテュス(バス=バリトン):12
NYCX-10132
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税

 録音:2019年2月11〜14日ヴェストフェスト90(スヒーダム、オランダ) 【国内盤】日本語解説付

 【ベートーヴェン記念年に聴く、当時のフルートに託された音楽とは:古楽器で知る秘められた世界】
 古楽をめぐるさまざまな珍しい聴覚体験と私たちを引きあわせてくれるRAMEEレーベルがここで提案する世界は、19世紀初頭のフルートを巡る室内楽。
 キィの数はまだ18世紀のフラウト・トラヴェルソ同様ほとんど増えていない頃の、ドレスデンのグレンザーによるモデルの楽器とフォルテピアノで奏でられるのは、ドイツに生まれデンマークで活躍した名匠クーラウの音楽。「フルート界のベートーヴェン」とも言われ、作品数も多いこの作曲家の緻密な音世界は奏者たちもよく知るところですが、当時の楽器に立ち返ることでさらにその充実度に気づけるというものでしょう。
 またその作品と並べてみることで、ベートーヴェンの初期作(三重奏セレナードOp.25)を原曲とする作曲家監修の編曲版セレナードOp.41も俄然魅力的に響きます。2020年ベートーヴェン生誕250周年の大掛かりなプロジェクトの数々を横目に、これまであまり広くアピールがなされてこなかったこのような秘曲群にも光が当たりはじめています。しかも今では古楽器を用いてそうしたアプローチを試みる奏者も多くなっているところ、これまでにも増して楽聖ベートーヴェンの素顔に近づける時代になりつつあると言えるでしょう。
 ジュリアン・ショーヴァンを中心とした美しい映像作品『パリの黄金の間』 (BAC171/BAC571/NYDX-50054)での活躍も記憶に新しい、イスラエル出身の古楽系フルート奏者タミ・クラウスと、彼女と長年デュオを組む歴史的ピアノ奏者シュアン・チャイ。古楽先進国オランダで活躍する俊才二人の解釈でどうぞ。

 




 そうそう、こういうアルバムが出てくるのを待っていた。

 ドイツで生まれ、コペンハーゲンに移住し活躍したことで、デンマークで大切にされている作曲家フリードリヒ・クーラウ。幼い頃の事故で片目の視力を失うも音楽家として大成。




 フリードリヒ・クーラウ。
 この人、ベートーヴェンのことをすっごく尊敬していて大好きだったんです。

 それでクーラウは、勇気を振り絞ってベートーヴェンに会いに行ったんです。
 そうしたらベートーヴェンもクーラウのことをとても気に入って、二人とも大のお酒好きだったので二人は朝まで記憶が無くなる程飲んだそうで、クーラウも翌朝どうやってホテルに帰ったのか覚えてなかったそうです。
 で、ベートーヴェンはよほどクーラウのことが気に入ったみたいでその場で1曲プレゼントしています。「よく冷えて、生暖かくなく」 WoO.191という他愛ないカノンがその曲です。
 この曲の原題は「Kuhl,nicht lau」。
 「Kuhlau」の名前を散りばめながら「このワインは良く冷えている」と歌う歌。
 ほんとに他愛ない1分ほどの曲ですが、ベートーヴェンのユーモアを感じさせてくれます。
 なかなか聴く機会のない曲ですので、このアルバムでどうぞ。
 ほんとに他愛のない曲ですが。^^

 




SONO LUMINUS


DSL-92239
¥2600
J.S.バッハ(1685-1750):チェンバロ作品集
 1-3.イタリア協奏曲 BWV971
 4-11.フランス風序曲 BWV 831
  [序曲/クーラント/ガヴォット/パスピエ/
   サラバンド/ブーレ/ジーグ/エコー]
 12-13.半音階的幻想曲とフーガ BWV 903
 前奏曲、アンダンテとフーガ BWV 894 & 1003
  14.前奏曲 BWV 894
  15.アンダンテ BWV 1003
  16.フーガ BWV 894
ジョリー・ヴィニクール(チェンバロ)

 1738年 クリスティアン・ファーター製 トーマス&バーバラ・ヴォルフ 1995年復元モデル
 録音 不明

 シカゴで生まれ、パリで学び、1993年にワルシャワの国際チェンバロ・コンクールで1位を獲得、94年にプラハの春音楽祭でデビューしたジョリー・ヴィニクールは、Sono Luminusより発売したラモー・チェンバロ作品全集などで過去2回、グラミー賞にノミネートされた名奏者です。
 2019年には北米で最古の野外音楽祭であるラヴィニア音楽祭に初出演し、バッハの「ゴルトベルク変奏曲」の演奏を披露しました。このアルバムでは、ドイツのジルバーマン・モデルをトム&バーバラ・ヴォルフ夫妻が復元した楽器を用い、バッハの4つの名作を演奏しています。
 最近では指揮者としての活動も増えているヴィニクール、ベルゲン・フィルや香港フィル、ロサンゼルス室内管などでの弾き振りのほか、パーセルやモンテヴェルディのオペラなどを指揮しており、さらなる活躍が期待されています。
 
 

DSL-92235
¥2600
Heroine ヒロイン
 ポーリーヌ・キム・ハリス/スペンサー・トペル:
  1-4.アンビエント・シャコンヌ
   (J.S.バッハのパルティータ ニ短調 BWV1004
    「シャコンヌ」による)
  5-7.デーオ(J.オケゲムの「神に感謝せん」による)
ポーリーヌ・キム・ハリス(ヴァイオリン)
スペンサー・トペル(電子楽器)

 録音 2018年9月 Sono Luminus スタジオ、ボイス、ヴァージニア、アメリカ

 グラミー賞ノミネート経験のあるヴァイオリニスト、ポーリーヌ・キム・ハリスは、クラシックだけではなく、アヴァン・パンク・ヴァイオリン・デュオ「String Noise」として活動するほか、ヴィジュアル・アートとメディア、映像とダンスに音楽を融合させる試みが高く評価されています。
 また、ジョン・ゾーンやフィリップ・グラス、S.ライヒ作品の初演を行い、ジェフ・ベックやレニー・クラヴィッツなどポップ・ロックの大物たちとも多数のコラボを展開、ジャンルを超えた世界を構築しています。

 ジュリアード音楽院出身のスペンサー・トペルは、「インスタレーション=作家の意向に沿って空間を構成し変化・異化させ、場所や空間全体を作品として体験させる芸術」に音を融合させるアーティスト。
 このアルバムでは、バッハのシャコンヌとオケゲムの「神に感謝せん」を新たな視点で再構築しており、「アンビエント・シャコンヌ」はライブ音源と録音がブレンドされた42分に及ぶ作品、「デーオ」は、オケゲムの「神に感謝せん」のアコースティック・エレクトロニック・バージョンとなっています。
 オケゲムの36のパートからなるカノンが天使の歌声を再現する部分では、それをさらに拡張させ、最終的にはメロディが響きと溶け合い、壮大なサウンドが生まれました。
 
 

DSL-92236
¥2600
The Etudes Project エチュード・プロジェクト
 Vol.1 アイスバーグ
ジェニー・リン(ピアノ)
  1.マックス・グレイフ(1988-):アクリーション(2018)
  2.メシアン(1908-1992):4つのリズムのエチュード第1番 火の島I (1949)
  3.ヴィクター・バエズ(1985-):エチュード第1番「コロナ」(2018)
  4.チン・ウンスク(1961-):エチュード第6番「種子」 (2000)
  5.ユー・チュン・チェン(1987-):トゥ・ザ・コンヴァージョンズ (2018)
  6.細川俊夫(1955-):練習曲第1番「2つの線」 (2011)
  7.ウィル・ヒーリー(1990-):メランコリー・ロボットのための練習曲 第3番 トレイン (2018)
  8.リゲティ(1923-2006):練習曲第1巻 第1番 デゾルドル (1985)
  9.デレク・クーパー(1987-):練習曲第1番「アンリーシュド」 (2018)
  10.ルース・クロフォード=シーガー(1901-1953):入り混じったアクセントによる練習曲 (1930)
  11.ステファニー・アン・ボイド(1990-):ライラック (2018)
  12.クロード・ドビュッシー(1862-1918):12の練習曲 第11番 組み合わされたアルペッジョのための
  13.ドレイク・アンダーセン(1987-):ウォーク(2018)
  14.スクリャービン(1872-1915):12の練習曲 Op.8 第2番 嬰ヘ短調
  15.ハリー・スタフィラキス(1982-):練習曲 第1巻 オブスティナータ1「有刺鉄線」 (2018)
  16.ラフマニノフ(1873-1943):練習曲集「音の絵」Op.33 第4番 ニ短調(モデラート)
  17.ジョナサン・ルス(1985-):ナックルズ (2018)
  18.フィリップ・グラス(1937-):練習曲第1集 練習曲第13番 (1994)
  19.アレックス・ブルツォス(1985-):シュド・ザ・ワイド・ワールド・ロール・アウェイ (2018)
  20.ショパン(1810-1849):12のエチュード Op.10 第4番 嬰ハ短調

 録音 2019年4月15-17日

 18世紀に生み出され、19世紀前半に一般的になった「エチュード(練習曲)」。
 ニューヨーク・タイムズ紙などで絶賛されたピアニスト、ジェニー・リンが練習曲に焦点をあてた「ジ・エチュード・プロジェクト」を立ち上げ、さまざまな作品を紹介しています。
 第1弾となる本作は、ショパンやドビュッシー、ラフマニノフ、スクリャービン、メシアン、リゲティ、フィリップ・グラスに細川俊夫などの良く知られた作曲家たちの「エチュード」に、現在ニューヨークで活躍する作曲家集団"アイスバーグ"のメンバー10名による作品を組み合わせた興味深い1枚。
 リンの持つ世界観が、繊細で緻密な演奏によってあますところなく表現されています。
 
 

DSL-92237
¥2600
Concurrence 一致
 ソルヴァルドスドッティル/トウマソン/シグフスドッティル/パールソン:
  管弦楽作品集

   1.アンナ・ソルヴァルドスドッティル(1977-):メタコスモス
   2.ヘイクル・トウマソン(1960-):ピアノ協奏曲第2番
   3.マリア・フルド・マルカン・シグフスドッティル(1980-):オーシャンズ
   4.パール・ラグナル・パールソン(1977-):クエイク
ダニエル・ビャルナソン(指揮)
アイスランド交響楽団

 録音:2019年2月19−23日、3月4−12日

 2019年にアイスランド交響楽団の首席客演指揮者に就任したビャルナソン。作曲家としても活躍する彼が同楽団と取り組んだアルバム第2弾は、前作(DSL-92213)でも取り上げられたソルヴァルドスドッティルとシグフスドッティルを含む、現代アイスランドを代表する作曲家の作品集。
 どれもアイスランドの広大な自然とそこに住む人間の特質などを思い起こさせるとともに、トウマソンとパールソンの楽曲では、人間の存在、関係性、コミュニティなどに光が当てられています。
 例えば、トウマソンのピアノ協奏曲では、ソリストとオーケストラがほどよい距離感で平等な関係性を保ち、お互いを牽制することなく、孤立もさせない絶妙なバランスで成り立っています。
 派手さはなくとも、住民同士の深い絆や大地、空、そして気候との特別な関係性によって保たれているアイスランド音楽の基本のようなものが盛り込まれているアルバムです。
 


BERLIN CLASSICS


BC 1257
\2900
ロカテッリ:合奏協奏曲集Op.7 トルステン・ローゼンブッシュ(Vln)
ハルトムート・ヘンヒェン指揮、
C.P.E. バッハ室内管弦楽団


BC0300710
(2CD)
\5200→\4790
シャロン・カム(クラリネット)
1. ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調 op.115
2. レーガー:クラリネット五重奏曲イ長調 op.146
3. モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調 K.581

2014年(1,2)、2010年(3)

4. シャロン・カムとMichael Kube博士による収録作品についての対談(ドイツ語)
シャロン・カム(クラリネット)
イザベル・ファン・クーレン(ヴァイオリン)
ウルリケ=アニマ・マテ(ヴァイオリン)
フォルケル・ヤコブセン(ヴィオラ)
グスタフ・リヴィニウス(チェロ)
既発売の品番:0300643の内容に内容が追加された限定盤仕様


BC0301291
\2400→\2190
ペーター・シュライアー(Ten)
 ドイツ民謡を歌う

 Kein Feuer, Keine Kohle、Wenn Alle Brunnlein Fliesen、
 Ein Jager Aus Kurpfalz、An Der Saale Hellem Strande、
 Bald Gras' Ich Am Neckar、Ach, Wie Ist's Moglich Dann、
 Mit Dem Pfeil, Dem Bogen、Am Brunnen Vor Dem Tore、
 Mein Madel Hat Einen Rosenmund、Im Krug Zum Grunen Kranze、
 Im Schonsten Wiesengrunde、In Einem Kuhlen Grunde、
 Annchen Von Tharau、Kein Schoner Land、Sah Ein Knab' Ein Roslein Stehn、
 Der Mond Ist Aufgegangen、Weist Du, Wieviel Sternlein Stehen、
 Guten Abend, Gut' Nacht
ペーター・シュライアー(Ten)
ライプツィヒ放送合唱団、ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団
ホルスト・ノイマン指揮、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団


ベルリン・クラシックス70周年記念
豪華140頁フルカラー商品カタログ付き特別仕様品

(商品にビニル巻きされています)
数量限定盤


BC0300958CD
+Catalogue
\2400
BACH & SONS
バッハ一族のピアノ協奏曲集

 J.S.バッハ:ピアノ協奏曲BWV.1052、BWV.1053
 C.P.E.バッハ:ピアノ協奏曲Wq.14/J.C.バッハ:ピアノ協奏曲Op.75
セバスティアン・クナウアー(pf)
ロジャー・ノリントン指揮、
チューリッヒ室内管弦楽団
既発売の品番:0300270と同内容+ベルリンクラシックス70周年カタログ付


BC0300959CD
+Catalogue
\2400
チャールズ・エイヴィソン(1709〜1770):
 D.スカルラッティのソナタに基づく12の合奏協奏曲より
  協奏曲第3番〜第6番、第9番、第11番
コンチェルト・ケルン
既発売の品番:0300702と同内容+ベルリンクラシックス70周年カタログ付


BC0300960CD
+Catalogue
\2400
ワーグナー名曲集
 「タンホイザー」よりヴァルトブルク城への客人の入場
 「タンホイザー」より巡礼の合唱、「ワルキューレ」よりワルキューレの騎行
 「マイスタージンガー」より太陽のように明るく、「さまよえるオランダ人」より紡ぎ歌
 「パルジファル」より場面転換の音楽
 「ローエングリン」より第3幕前奏曲、エルザの大聖堂への行進、騎士行進曲
 女声のための5つの詩「ヴェーゼンドンク歌曲集」Op.91より温室にて
 4手のためのポロネーズOp.2
ジャーマン・ブラス
既発売の品番:0300533と同内容+ベルリンクラシックス70周年カタログ付


BC0300961CD
+Catalogue
\2400
モーツァルト:クラリネット協奏曲K.622
       :クラリネット五重奏曲K.581
シャロン・カム(Cla)
ハイドン・フィルハルモニア管弦楽団
イザベル・ファン・クーレン(Vln)
ウルリケ=アニマ・マテ(Vln)
フォルケル・ヤコブセン(Vla)
グスタフ・リヴィニウス(Vc)
既発売の品番:1667と同内容+ベルリンクラシックス70周年カタログ付


BC0300962CD
+Catalogue
\2400
SCENE!歌曲集
 ベートーヴェン:ああ不実なる人よOp.65/
 モーツァルト:レチタティーヴォとアリア 「どうしてあなたを忘れられよう…心配しないで、愛する人よ」K.505/
 ハイドン:アリア 「惨めなわれら…惨めな祖国」Hob.XXIVa:7、
 ベレニーチェ 何しているのHob.XXIVa:10/
 モーツァルト:レチタティーヴォとアリア 「憐れな私よ、ここはどこなの?…ああ、語っているのは私ではないの」 K.369/
 メンデルスゾーン:不幸な女よOp.94 

クリスティアーネ・カルク(Sop)
ジョナサン・コーエン指揮、
アルカンジェロ
既発売の品番:0300646と同内容+ベルリンクラシックス70周年カタログ付


BC0300963CD
+Catalogue
\2400
LIEBE IN VARIATIONEN
愛の変奏曲

 クララ・シューマン:ロマンス変奏曲Op.3、ロベルト・シューマンの主題による変奏曲Op.20/
 ロベルト・シューマン:クララ・ヴィークの主題による10の即興曲Op.5/
 ブラームス:ロベルト・シューマンの主題による変奏曲Op.9
ラグナ・シルマー(pf)
既発売の品番:0300683と同内容+ベルリンクラシックス70周年カタログ付


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


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MEMBRAN



MEMBRAN 600561
(10CD)\2500→\2290

ポール・パレー指揮、デトロイト交響楽団 名演集

Disc1   ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14
  フランク:交響曲ニ短調
    1959年録音
Disc2 ドビュッシー:
  交響詩『海』
  牧神の午後への前奏曲
  管弦楽のための『映像』よりイベリア/夜想曲
    1959年、1961年録音
Disc3 ラヴェル:
  ボレロ
  高雅にして感傷的なワルツ
  バレエ音楽『ダフニスとクロエ』第2組曲
  ラ・ヴァルス
  道化師の朝の歌
  スペイン狂詩曲
    1958年〜1962年録音
Disc4   ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
  ラヴェル:組曲『マ・メール・ロワ』
  ラヴェル:組曲『クープランの墓』
  ドビュッシー:小組曲
  マスネ:序曲『フェードル』
  アダン:歌劇『我もし王なりせば』より序曲
  エロール:歌劇『ザンパ』より序曲
  マイアベーア:歌劇『預言者』より戴冠式行進曲
    1959年〜1962年録音
Disc5   サン=サーンス:交響曲第3番『オルガン付き』
    マルセル・デュプレ(オルガン)
    1957年録音
  サン=サーンス:歌劇『サムソンとデリラ』よりバッカナール
  サン=サーンス:死の舞踏 Op.40
  サン=サーンス:英雄的行進曲 Op.34
  サン=サーンス:フランス軍隊行進曲
  オーベール:歌劇『王冠のダイヤモンド』より序曲
  オッフェンバック:喜歌劇『美しきエレーヌ』より序曲
  オッフェンバック:喜歌劇『天国と地獄』よりカンカン
    1959年〜1961年録音
Disc6   ビゼー:序曲『祖国』
  ビゼー:『カルメン』第1組曲
  ビゼー:『カルメン』組曲よりジプシーの踊り
  ビゼー:『アルルの女』第1組曲/第2組曲
  グノー:歌劇『ファウスト』よりバレエ音楽
    1956年、1958年、1962年録音
Disc7   シャブリエ:狂詩曲『スペイン』
  シャブリエ:気まぐれなブーレ
  シャブリエ:楽しい行進曲
  シャブリエ:喜歌劇『いやいやながらの王様』よりポーランドの祭り/スラヴ舞曲
  シャブリエ:歌劇『グヴァンドリーヌ』より序曲
  シャブリエ:田園組曲
  ボワエルデュー:歌劇『白衣の婦人』より序曲
  トマ:歌劇『レーモン』より序曲
  トマ:歌劇『ミニヨン』より序曲/ガヴォット
    1957年、1959年、1960年、1962年録音
Disc8 ※詳細不明につき確認中(確定次第ご案内いたします 輸入元)
Disc9   シューマン:交響曲第1番『春』、第2番
    1953年、1955年録音
Disc10   シューマン:交響曲第3番『ライン』、第4番、序曲『マンフレッド』 Op.115
    1956年、1958年録音

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MEMBRAN 600562
(10CD)\2500→\2290

フリッツ・ライナー指揮、シカゴ交響楽団 名演集


Disc1 R.シュトラウス:
  交響詩『英雄の生涯』 Op.40
  交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』 Op.30
    1954年録音
Disc2   ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 Op.77
    ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
    1955年録音
  R.シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』 Op.20
    1954年録音
Disc3   チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
    エミール・ギレリス(ピアノ)
    1955年録音
  バルトーク:管弦楽のための協奏曲
    1955年録音
Disc4   ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』
    1955年録音(1954?)
Disc5   ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲『展覧会の絵』
    1957年録音
  チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 Op.35
    ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
    1957年録音
Disc6   チャイコフスキー:祝典序曲『1812年』
  メンデルゾーン:序曲『フィンガルの洞窟』
  リスト:メフィスト・ワルツ第1番
  ブラームス:悲劇的序曲
    1956年録音
  ストラヴィンスキー:交響詩『うぐいすの歌』
    1956年録音
Disc7   マーラー:交響曲第4番
    リーザ・デラ・カーザ(ソプラノ)
    1958年録音
Disc8   リムスキー=コルサコフ:交響組曲『シェエラザード』 Op.35
    1960年録音
  プロコフィエフ:組曲『キージェ中尉』
    1957年録音
Disc9   ロッシーニ:序曲集
  歌劇『ウィリアム・テル』
  歌劇『絹のはしご』
  歌劇『ブルスキーノ氏』
  歌劇『セビリャの理髪師』
  歌劇『泥棒かささぎ』
  歌劇『シンデレラ』
    1958年録音
  モーツァルト:交響曲第36番『リンツ』 K.425
    1954年録音
Disc10   ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『ウィーン気質』 Op.354
  ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『芸術家の生活』 Op.316
  ヨゼフ・シュトラウス:ワルツ『わが人生は愛と喜び』 Op.263
  ヨハン・シュトラウス2世::ワルツ『南国のばら』 Op.388
  ヨハン・シュトラウス2世:宝のワルツ Op.418
  ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ『雷鳴と電光』 Op.324
    1960年録音
  ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番
    バイロン・ジャニス(ピアノ)
    1957年録音




<国内盤> 

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フォンテック



FONTEC
FOCD9831
(2CD)\3850
福岡の方から絶賛の声をいただいていた名演、ついにCD化!
 小泉和裕&九州交響楽団
  マーラー:交響曲第3番
清水華澄(アルト)
九響合唱団、 RKB女声合唱団、
多目的混声合唱団『Chor Solfa!』、他
活水高等学校コーラス部「Twinkle Stars」、
久留米児童合唱団
横田 諭(合唱指揮)
九州交響楽団
小泉和裕(指揮)

 福岡の方から絶賛の声をいただいていた名演、ついにCD化!


2019年7月27日
福岡県、アクロス福岡シンフォニーホール・ライヴ

 九州交響楽団創立65周年を記念し演奏されたマーラー:交響曲第8番。モニュメンタルな作品の記念碑的演奏はCD化され、「小泉和裕に導かれたオーケストラ、大合唱団、8人の独唱者の演奏は壮大なうねりを起こし、心が震える終結部の高揚感は比類がない」と激賞されました。
 その『千人』に続く待望のマーラー第ニ弾、交響曲第3番の登場です。
 作曲者が「無機物から植物、動物、人間、天使、そして神の愛に到達する悠久の過程」と称したこの作品。小泉&九響は全精力を傾注し、世界の生成へと誘います。




前作第8番
奇跡の演奏と言われた


FOCD9805
¥2400+税
小泉和裕 指揮 九州交響楽団 創立65周年記念演奏会
 マーラー:交響曲 第8番 変ホ長調「千人の交響曲」
小泉和裕 指揮
九州交響楽団
並河寿美 ソプラノ I(罪深き女)
大隅智佳子 ソプラノ II(悔悟する女)
吉原圭子 ソプラノ III(栄光の聖母)
加納悦子 アルトI(サマリアの女)
池田香織 アルトII(エジプトのマリア)
望月哲也 テノール(マリアを崇める博士)
小森輝彦 バリトン(恍惚の神父)
久保和範 バス(深淵の神父)

九響合唱団、RKB女声合唱団、
多目的混声合唱団“Chor Solfa!”、
九州大学男声合唱団コールアカデミー、
福岡工業高等学校グリークラブ、
久留米大学附設高等学校合唱部、
久留米児童合唱団、NHK福岡児童合唱団MIRAI,
筑紫女学園中学校音楽部 ほか
横田 諭 合唱指揮

 1953年に活動を開始し、九州一円の常設オーケストラとして、アジアの交流拠点都市"福岡"に本拠地を置く九州交響楽団。
 2018年9月22日、本拠地アクロス福岡で行なわれた、創立65周年記念の第370回定期公演で選ばれた曲は、九州では今まで演奏される機会のなかった、マーラー 交響曲 第8番「千人の交響曲」。
 2016年より音楽監督を務める小泉和裕の指揮、九響合唱団を中心とする選りすぐりの大合唱団、そして日本を代表するソリスト8人により、九州の地に「千人」の響きが鳴り渡ったのです。
 モニュメンタルな作品の、日本のオーケストラ演奏史に燦然と輝く、まさに記念碑的演奏です。

  2018年9月22日 アクロス福岡シンフォニーホール ライヴ録音
 




<映像>


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CHATEAU DE VERSAILLES SPECTACLES(映像)



CVS020
(DVD)
¥4400→\3990
ガーディナー&オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティーク
 ベルリオーズ(1803〜1869):
  歌劇『ベンヴェヌート・チェッリーニ』(全曲)〜
   2019年ヴェルサイユ宮殿における演奏会形式ライヴ


  マイケル・スパイアーズ(T):ベンヴェヌート・チェッリーニ、ソフィア・ブルゴス(S):テレザ、
  マウリツィオ・ムラーロ(Br):ジャコモ・バルドゥッチリ、オネル・ロット(Br):フィエラモーザ、
  テレク・ナズミ(Bs):教皇クレメンス7世、アデル・シャルヴェ(Ms):アスカニオ、
  ヴァンサン・デルーム(T):フランチェスコ、アシュリー・リッチェス(Bs):ベルナルディーノ、
  ダンカン・ミードウズ:ペルセウス像
  モンテヴェルディ合唱団、オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティーク(古楽器使用)、
  ジョン・エリオット・ガーディナー(音楽総指揮)
NYDX-50075
(DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\5000+税

 収録:2019年9月8日、ヴェルサイユ旧王室歌劇場/字幕:日本語、仏語(歌唱言語)、英語、独語
 収録時間:2時間53分、片面二層ディスク、NTSC、All Regions、画像:16:9、音声:ステレオ

 ★2 時間 42 分 44 秒の音声チャンネルに若干のノイズ混入がございますが、鑑賞に支障がないとレーベルが判断してのリリースになります。

 【作曲家ゆかりのヴェルサイユ宮殿でガーディナーが手がける宿命の傑作、古楽器蘇演!】
 ベルリオーズ復権に長く精力を傾けてきたピリオド系指揮者ガーディナー。歳を重ねてなお深みと輝きを増す音楽性そのまま、ロンドン交響楽団との共演でも実績をあげている彼がヴェルサイユ宮殿に再び登場、19世紀作品のピリオド解釈に圧倒的アドバンテージを持つ自らの古楽器集団オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティークとともに、作曲家が思い描いた「当時の響き」で宿命のオペラのライヴ収録に臨みました。
 現代楽器でもなかなか全曲録音が出ない作品だけに、作曲者生前のモデルをふまえた古楽器での充実した演奏で映像化されるのはきわめて貴重です。
 
 『幻想交響曲』の成功から数年後、自らを音楽に駆り立てた世界でもあるオペラの作曲に取り組んだベルリオーズが1838年に発表した『ベンヴェヌート・チェッリーニ』は、イタリアの伝説的彫刻家に光をあてた意欲作。
 しかし難局が多く初演は惨憺たるありさまで、その後リストによるヴァイマール上演やロンドンでの上演などもありましたが、作曲家の生前には成功に至りませんでした。
 失敗の理由が演奏上の留意点の多さにあったとすれば、ガーディナーをはじめ才人たちの意欲的な取り組みが実を結んだこの収録は、復権に大きく寄与しうる充溢度。
 あえて演奏会形式で演出上の困難を回避しながら、ステージ上にピリオド楽器の楽団がそのまま配され、ベルリオーズが招かれ演奏した当時の内装を復元した旧王室歌劇場のステージで演奏を繰り広げるという演出も見事です。
 歌手勢の迫真の歌にも息をのむ、映像作品であればこその好企画です。























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