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≪第106号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その3 2020/3/10~



3/13(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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ACT MUSIC

ACT 9681
¥2500→\2290
※ジャズです。
が面白そうです
ジャズです。
 ・・・でも面白そうです
    シューマンの楽曲とジャズ的な即興音楽の融合
Johanna Summer / Schumann Kaleidoskop
メンバー:Johanna Summer (piano)
 1. Gluck's genug (子供の情景第5曲 十分に幸せ)-
  Erster Verlust (子供のためのアルバム第16曲 最初の喪失) (Robert Schumann) 10:00
 2. Mai, lieber Mai (子供のためのアルバム 第13曲 愛する5月よ)-
  Ritter vom Steckenpferd (子供の情景第9曲 木馬の騎士) (Robert Schumann) 11:58
 3. Knecht Ruprecht (子供のためのアルバム 第12曲 クネヒト・ループレヒト) -
  Traumerei (子供の情景 第7曲 トロイメライ) (Robert Schumann) 12:32
 4. Von fremden Landern und Menschen
  (子供の情景 第1曲 見知らぬ国と人々について) (Robert Schumann) 03:22

 ACT から注目のピアニスト、デビュー!シューマンの楽曲を研究し、オリジナルな世界に昇華した作品『子供の情景』から4曲『子供のためのアルバム』から3曲、クラシック音楽とジャズ/ 即興音楽の創造的な融合があります

 1995年ザクセン州プラウエン生まれ、現在ベルリンで活躍するピアニスト、ヨハンナ・ズマーのデビュー・アルバム。
 クラシック音楽を基礎に、音楽学校に通い、ジャズ・アンサンブルに参加したというズマー。ドレスデンの高等音楽学校に学び、トップレベルの若い演奏家が集うドイツのユース・ジャズ・オーケストラ「BuJazzO」に2年間参加。そして、ドレスデンで、レジェンド・アーティスト、Gunter "Baby" Sommer と出会ったことで、道が開けていきます。最初は、ポップ・ミュージックからクラシック音楽に、どうアプローチしていったらいいか見出すのは非常に難しかったということながら、まず挑戦してみることが大切と気付いたというズマー。数々の楽曲を公でも演奏していきます。

 そして、行きついたのが、シューマンの楽曲と、ジャズ的な即興音楽の融合を試みたこの作品。デビュー作にして、ここには、並々ならぬ取り組みの成果をみせています。

 『子供の情景』から4曲、『子供のためのアルバム』から3曲。これらの楽曲は、シューマンが同じザクセン州のツヴィッカウ出身であったため、幼少のころから馴染みの楽曲で、魅了されてきたとのこと。もちろん、「自分の表現にするのは決してシンプルではなかった」といいます。しかし、作品制作にあたって、楽曲をすべてのキーで演奏し、タイム感を様々に変えるなどして、アイデアを膨らませ、解釈を反映させた小さい演奏パーツも制作。長い時間をかけてアレンジと、表現方法を試みた演奏には、一つのオリジナルな世界がつくられています。

 シューマンがつくったロマンティックなメロディ・ラインにジャズ的なハーモニーをつけながら、色彩感を変化させるオープニングの美しいイントロのセンスとソロの即興演奏。一方、グルーヴ感を強く打ち出した左手のラインが斬新な世界観をつくりだすKnecht Ruprecht( サンタクロース) から、一瞬の間を境にして、静謐にも豊かなハーモニーをもって、描き上げていくTraumerei( トロイメライ) への展開など秀逸です。またラストには、シューマンを敬愛するフレッド・ハーシュの詩的な表現も感じさせられます。

 テクニックが申し分ないのは、流麗なトリルを聴いても納得。作品の奥の世界にふれあい、解釈したからこそ生まれた独創性/ 創造性を感じる作品。今後が楽しみな存在です。
 




ATMA CLASSIQUE



ACD2 2793
¥2200
ジャック・エテュ(1938-2010):協奏曲集
 交響詩《サン=モーリスの川のほとり》Op.78
 ピアノ協奏曲第2番 Op.64
 トロンボーン協奏曲
ジャン=フィリップ・シルヴェストル(ピアノ)
アラン・トゥルーデル(トロンボーン、指揮)
ラヴァル交響楽団

 映画音楽のように美しく豪華なサウンドが魅力

 録音:2019年8月

 カナダの作曲家ジャック・エテュの没後10年記念盤。交響詩と2つの協奏曲を収録しています。
 どれも映画音楽やロマン派音楽を思わせる響きで聴きやすく、打楽器も派手に鳴る豪華サウンド。演奏もカナダの一流奏者たちで固め、聴きごたえのある1枚となっています。



 どんな音楽かというとこんな音楽。
 作曲者自身の指揮によるピアノ協奏曲第1番。
https://youtu.be/RHHuw1BU3S0



 どんな人かというとこんな人。

 
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ACD2 2791
¥2200→\1990
店主ごひいきのソプラノ、カリーナ・ゴーヴァン
 「白夜」~18世紀ロシアの珍しい作品
カリーナ・ゴーヴァン(ソプラノ)
アレクサンダー・ヴァイマン(ピアノ、指揮)
パシフィック・バロックオーケストラ
 ドミトリー・ボルトニャンスキー(1751-1825):『鷹』より アリア「Ne me parlez point」
 ドミニコ・ダッローリオ(v.1700-1764):Sinfonia Cossacaより 第1楽章アレグロ
 グルック(1714-1787):『アルミード』より
  レチタティーヴォとアリア「Enfin, il est en ma puissance」/アリア「Ah ! si la liberte」/
  レチタティーヴォ「Oh ciel, quelle horrible menace」/Gratioso(メヌエット)/
  アリア「Le perfide Renaud me fuit」
 ドミトリー・ボルトニャンスキー:『鷹』より 序曲
 ドミトリー・ボルトニャンスキー:『アルチーデ』より
  アリア「Mi sorprende」/レチタティーヴォ「In qual mar」/アリア「Dei clementi」
 エフスティグネイ・フォミーン(1761-1800):『Les Cochers au relais』より 序曲
 マクシム・ソゾントヴィチ・ベレゾフスキー(1745-1777):『デモフォンテ』より
  アリア「Mentre il cor」/アリア「Misero pargoletto」

 18世紀ロシアへ伝わったバロック・オペラ

 録音:2019年10月

 カナダのソプラノ、カリーナ・ゴーヴァンはATMAレーベルをはじめ多くのアルバムをリリースしている歌手で、バロック音楽を得意としています。
 このアルバムでは、イタリアでオペラを学び祖国ロシアにヨーロッパの音楽書法を持ち帰ったボルトニャンスキーなど、18世紀ロシアの珍しい作品を取り上げているのが特徴です。



 店主ごひいきのカリーナ・ゴーヴァン。
 

 もしよかったらヘンデルのアリアどうぞ。
https://youtu.be/dVvJnJDfDuE
 
 

ACD2 2802
(2CD)
¥3700
グレツキ:弦楽四重奏曲全集
 [CD1]
  第1番『既に陽は落ち』
  第2番『幻想曲風に』
 [CD2]
  第3番『歌はうたわれ』
モリナーリ弦楽四重奏団

 切れのある不協和音が冴えるグレツキのカルテット

 録音:2019年10月

 「悲歌のシンフォニー」で有名なグレツキは弦楽四重奏を3曲残しています。
 ジョン・ゾーン、クルターク、グバイドゥーリナ、シュニトケなど現代音楽のレパートリーを積極的に録音しているモリナーリ弦楽四重奏団が全集をリリースしました。
 ポーランドのルネサンス作曲家のモテットを素材に用いた第1番、ベートーヴェンの『月光』を思わせる表題の第2番、ヴェリミール・フレーブニコフの詩に基づく第3番。「悲歌~」とは違って、どれも鋭い不協和音を用いながら斬り込んでゆくカッコイイ作品です。
 
 

ACD2 2785
¥2200
マラン・マレ:ヴィオール作品集
 第2組曲ニ長調よりNo. 8, 10, 11, 12, 13, 14
 異国趣味の組曲よりNo. 87, 73
 第6組曲ホ短調よりNo. 55a
 ヴィオール曲集第2 巻(1701 年)よりNo. 82
 異国趣味の組曲よりNo. 61, 80
 第1組曲ニ短調
 ヴィオール曲集第2巻(1701 年)よりNo. 63
メリザンド・コリヴォー(バス・ヴィオール)
エリック・ミルンズ(チェンバロ)

 深みのあるバス・ヴィオールの音色がたまらない

 録音:2019年6月

 50を超えるCDをリリースしているメリザンド・コリヴォーはガンバ、チェロ、リコーダーの名手として活躍する女流古楽奏者。
 グラモフォン誌では「当時の慣習や古楽奏法の知識に長け、同時に高い演奏技術を持った新世代の演奏者」と評されています。
 マレの天才的音楽性が色濃く表れたバス・ヴィオール作品を深みのある音色で表現豊かに弾きこなした好演。
 
 

ACD2 2789
¥2200
テレマン:協奏曲集& 管弦楽組曲
 (1)リコーダー、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ハ長調 TWV 51:C1
 (2)リコーダーとファゴットのための協奏曲 ヘ長調 TWV 52:F1
 (3)2つのオーボエ、ファゴット、
  弦楽と通奏低音のための管弦楽組曲 ト長調 TWV55 :G5
ヴァンサン・ロジェ(リコーダー)
マチュー・ルシエ(ファゴット、(1)(2)指揮)
アレクサンダー・ワイマン((3)指揮)
アリオン・バロックオーケストラ

 世界初録音を含むテレマン管弦楽作品の愉悦

 録音:2015、2019年

 ト長調の管弦楽組曲(TWV55 :G5)は世界初録音。フランス風の舞曲が並ぶ構成です。
 一方2つの協奏曲は共に緩-急-緩-急の4楽章からなる教会ソナタ様式。テレマンの書法の多彩さが楽しめます。
 1981年にモントリオールで設立されたアリオン・バロックオーケストラは長きにわたりカナダの古楽オーケストラの第一線として君臨する名団体。前作のヴィヴァルディの協奏曲集(ACD2-2760)ではディアパソン・ドールを獲得しています。
 
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ACD2 2799
¥2200→\1990
こんな素敵な人がいた
 オーギュスト・ドシャリー(1896-1958):室内楽&歌曲集
ピエール・ランクール(バリトン)
トリオ・オシュラガ、他
 弦楽四重奏のための幻想曲/
 マルスリーヌ・デボルド=ヴァルモールによる3つの詩/
 ピアノのためのモレスク/
 ヴァイオリンとピアノのためのエレジー/
 ピアノのためのダンス・カプリース/
 星と太陽/構わないで/悲しみ/
 弦楽四重奏のための子守唄/
 三重奏のための「En roulant ma boule」によるロンド/
 三重奏のための物語「Il y avait une fois」/
 三重奏と声のための「澄んだ泉で」(Julien Bilodeau 編)/
 三重奏のための「Un Canadien errant」による悲歌/
 三重奏のための「Vive la Canadienne」による素描/
 チェロとピアノのための「Mon lac」/
 ピアノのための「想い出」/
 弦楽四重奏と声のための「Je benis le hasard」/
 弦楽四重奏と声のための「En sourdine」/
 ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための四重奏曲(Aleksey Shegolev補完)
 
 知られざるカナダの作曲家の佳品

 録音:2019年9月

 知られざるカナダの作曲家オーギュスト・ドシャリーの作品集。
 彼はピアニスト、オルガニストとしても著名で、作風は古典的な形式とロマンティックな響きを持ち、特に繊細に書かれた和声法が魅力となっています。




 思わぬ名曲・・・こんな素敵な人がいたんですね。

 これはチェロとピアノのための「Mon lac」。
https://youtu.be/q8lFYeh0uNk
 




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AUDITE



AU 97751
¥2700→\2490
美貌と才能
 フランチスカ・ピーチ新作!
  「Fantasque」

 (1)ガブリエル・フォーレ(1845-1924):
  ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 Op.13
 (2)クロード・ドビュッシー(1862-1918):
  ヴァイオリン・ソナタ ト短調 L.140
 (3)モーリス・ラヴェル(1875-1937):
  ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調 M.77
 (4)フランシス・プーランク(1899-1963):
  ヴァイオリン・ソナタ FP.119
フランチスカ・ピーチ
 (ヴァイオリン/
  アントニオ・テストーレ制作
   (1751年製))
ホス・デ・ソラウン
 (ピアノ/
  Kawai SK-EX
   (Shigeru Kawai Concert Grand))
KKC 6179
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3000+税

 なんと艶やかで官能的な演奏!円熟のピーチが奏でるフォーレ、ドビュッシー、ラヴェル、プーランクのヴァイオリン・ソナタ集!!

 セッション録音:2019年10月28-31日/イエス・キリスト教会(ベルリン・ダーレム)/ディジパック仕様、79'55"

 独アウディーテ・レーベルから積極的にリリースを続けている魅惑のヴァイオリニスト、フランチスカ・ピーチ。「Fantasque」と題された当アルバムはフランスの作曲家に焦点を当て、フォーレ、ドビュッシー、ラヴェル、プーランクのヴァイオリン・ソナタを録音しました!
 この録音でも艶やかにして濃厚で官能的な美音滴るピーチの演奏を堪能できます。共演は前作ショスタコーヴィチとR. シュトラウスのヴァイオリン・ソナタでも息の合った演奏を聴かせたホス・デ・ソラウン。卓越した技巧と情感あふれる演奏でピーチとともにこれらの傑作を、心をこめて奏でております。
 演奏の素晴らしさに加えて、アウディーテの社主にしてトーン・マイスターのルトガー・ベッケンホーフ氏による高品位の録音であることも注目。ヴァイオリンとピアノ、ふたつの楽器がもつ音色の美しさを十分にとらえた録音です。







 


 フランチスカ・ピーチ(ヴァイオリン)

  東ドイツ生まれのフランチスカ・ピーチは5 歳から父よりヴァイオリンの手ほどきを受け11歳の時にはベルリン・コーミッシェ・オーパーでデビューした逸材。ハンス・アイスラー音楽大学ベルリンにてヴェルナー・ショルツに、ニューヨークのジュリアード音楽院にてドロシー・ディレイにそれぞれ師事。またヴァイオリニストとしての個性を磨くためルッジェーロ・リッチからも薫陶を受けた。
 ソリストとして、ヨーロッパ各国のオーケストラと、アントニ・ヴィト、モーシェ・アツモン、ジュリア・ジョーンズ、上岡敏之、ジョージ・ハンソンなどの指揮者と共演。1998年から2002年までヴッパータール交響楽団の第1コンサート・マスターをつとめたのち、トリオ・テストーレの創設メンバーとして主要なピアノ・トリオ作品に取り組み、ブラームスのピアノ三重奏曲全集(AU 91668)をリリース。その後、デトレフ・アイシンガーとの共演でグリーグのヴァイオリン・ソナタ全集(AU 97707)、プロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ第1& 2番、5つのメロディ(AU 97722)、フランクのヴァイオリン・ソナタ&シマノフスキの神話(KKC 5924 / AU 97726)をリリース。
 また、2018年にはプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1&2番(AU 97733)、バルトーク、プロコフィエフ、イザイの無伴奏ヴァイオリン作品集(KKC 5988 / AU 97758)を立て続けにリリースし、いずれも好評を博している。



 ヴッパータール交響楽団の第1 コンサート・マスター、ソリスト、そして室内楽団トリオ・テストーレ(ピアノ・トリオ)、トリオ・リリコ(弦楽三重奏団)、さらに音楽祭Mai-Klassik など多彩な活動を繰り広げてきたフランチスカ・ピーチ。これからいろいろなところで名前を聞くことになるでしょう。




AUDITE、フランチスカ・ピーチのソロ・アルバム


AU 97707
¥2700→\2490
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ全集
 (1)ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ長調 Op.8(22’53”)
 (2)ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調 Op.13(25’04”)
 (3)ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調 Op.45(25’50”)
フランチスカ・ピーチ
 (ヴァイオリン;1751年製テストーレ)
デトレフ・アイシンガー
 (ピアノ;シュタイングレーバー)
 実力派ヴァイオリニスト、ピーチがグリーグのソナタ全曲を熱演!

 セッション録音:2014 年12 月4-6 日/ビブリオテークザール(ポリング、バイエルン)/DDD、73’53”

 ドイツの実力派ヴァイオリニスト、フランチスカ・ピーチがグリーグのヴァイオリン・ソナタ全曲録音に挑みました。
 第3 番があまりにも有名なグリーグのソナタですが、近年第1 番、第2 番も再評価され演奏される機会が増えつつあります。第1 番は1865 年デンマークのロンスダーズに住んでいた頃に作曲され初演は同年の11 月にライプツィヒで行われました。一方1867 年に作曲された第2 番は、ノルウェー出身の作曲家のヨハン・スヴェンセンに献呈されました。
 東ドイツ生まれのフランチスカ・ピーチは5 歳から父よりヴァイオリンの手ほどきを受け11 歳の時にはベルリンでデビューした逸材。その後ニューヨークのジュリアード音楽院にてドロシー・ディレイに師事。またヴァイオリニストとしての個性を磨くためルッジェーロ・リッチからも薫陶を受けました。
 ソロ活動の一方、1998 年から2002 年までヴッパータール交響楽団の第1 コンサート・マスターをつとめ多方面で活躍するピーチですが、近年は室内楽に積極的に取り組んでおります。
 トリオ・テストーレの創設メンバーとして主要なピアノ・トリオ作品に取り組み、AUDITE レーベルからリリースされているブラームスのピアノ三重奏曲全集(AU 91668)は高い評価を得ております。
 今回のグリーグでもピーチの艶やかで毅然としたヴァイオリンの音色が魅力と言え、ピアノのアイシンガーとの息もばっちりです。今後このデュオでの録音予定もあるとのことです。


AU 97722
¥2700→\2490
フランチスカ・ピーチ、プロコフィエフに挑む!
 プロコフィエフ:
  (1)ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.80(29’24”)
  (2)ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ長調 Op.94b(25’11”)
  (3)5つのメロディ Op.35b(14’03”)
フランチスカ・ピーチ
 (ヴァイオリン;1751年製テストーレ)
デトレフ・アイシンガー
 (ピアノ;シュタイングレーバー)
 魅惑のヴァイオリニスト、フランチスカ・ピーチ、プロコフィエフに挑む!

 セッション録音:2015 年11 月23-25日/イエス・キリスト教会(ベルリン)/68’38”、ディジパック仕様

 ドイツaudite レーベルより積極的なリリースが続く魅惑のヴァイオリニスト、フランチスカ・ピーチ。前作のグリーグ・アルバム(AU 97707)に続いてのリリースはプロコフィエフに挑みました。4 楽章構成のヴァイオリン・ソナタ2 篇(第2 番は原曲がフルート・ソナタですが、オイストラフからの依頼により改作されました)は、現在ではプロコフィエフを代表する名作として頻繁に演奏されております。
 濃厚なフレージングと情熱的な歌い回しが魅力のピーチの演奏でお楽しみください。
 東ドイツ生まれのフランチスカ・ピーチは5 歳から父よりヴァイオリンの手ほどきを受け11 歳の時にはベルリンでデビューした逸材。その後ニューヨークのジュリアード音楽院にてドロシー・ディレイに師事。
 またヴァイオリニストとしての個性を磨くためルッジェーロ・リッチからも薫陶を受けました。




AU 97726
¥2700→\2490
フランチスカ・ピーチがフランクとシマノフスキを奏でる!
 (1)シマノフスキ:神話-3つの詩 Op.30
  [I.アレトゥーザの泉(5’55”)+II.ナルシス(7’41”)+
   III.ドリアードとパン(8’30”)= 22’06”]
 (2)シマノフスキ:ロマンス Op.23(6’42”)
 (3)フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
  (I.6’02” +II.9’09” +III.7’25” +
   IV.6’49”=29’25”)
フランチスカ・ピーチ
 (ヴァイオリン;1751年製テストーレ)
デトレフ・アイシンガー
 (ピアノ;ベーゼンドルファー)
 繊細で美しい音色に感動。フランチスカ・ピーチがフランクとシマノフスキを奏でる!

 セッション録音:2016年11月22-24日/イエス・キリスト教会(ベルリン)/ディジパック仕様、58’17”

 今やaudite レーベルの看板アーティストの一人、美しきヴァイオリニスト、フランチスカ・ピーチ。プロコフィエフ・アルバム(AU 97722)、グリーグ・アルバム(AU 97707)に続く期待の新録音はフランクとシマノフスキです!
 前作に続き今回もベルリンのイエス・キリスト教会で収録されました。
 ポーランドを代表する作曲家シマノフスキ。ギリシャ神話を題材にとった「神話」はシマノフスキの代表作です。水の精、アレトゥーザの可憐な美しさに恋してしまう川の神、アルペイオスの官能と小川の流れが見事に表現されており、繊細にして狂気を秘めたシマノフスキの感性が表現した独特な世界が広がります!ピーチの魅力である色彩感豊かな音色で奏でます。一方のフランクも絶品です。濃厚なフレージングと情熱的な歌い回しでの表現も得意とするピーチと、端正な演奏が魅力のアイシンガーとの渾身の演奏を聴かせてくれます。
 東ドイツ生まれのフランチスカ・ピーチは5 歳から父よりヴァイオリンの手ほどきを受け11 歳の時にはベルリンでデビューした逸材。その後ニューヨークのジュリアード音楽院にてドロシー・ディレイに師事。またヴァイオリニストとしての個性を磨くためルッジェーロ・リッチからも薫陶を受けました。




AU 97759
¥2700→\2490
実力派ピーチ、R.シュトラウスとショスタコーヴィチのソナタ
 (1)R.シュトラウス(1864-1949):
   ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18(1888)
    (I.12'35"+II.8'58"+III.8'29"= 30'03")
 (2)ショスタコーヴィチ(1906-1975):
   ヴァイオリン・ソナタ Op.134(1968)
    (I.11'51" +II .6'41" +III .15'22"= 33'55")
フランチスカ・ピーチ(ヴァイオリン)
ホス・デ・ソラウン(ピアノ)

 濃厚で情熱的な演奏!実力派ピーチがR.シュトラウスとショスタコーヴィチのソナタを録音!

 ヴァイオリン/アントニオ・テストーレ制作(1751年製)
 ピアノ/ Kawai SK-EX(Shigeru Kawai Concert Grand)
 セッション録音:2018年10月1-3日/イエス・キリスト教会(ベルリン・ダーレム)/ディジパック仕様、64'00"

 audite レーベルの看板アーティストの一人で精力的にリリースを続けているフランチスカ・ピーチがR. シュトラウスとショスタコーヴィチのヴァイオリン・ソナタを録音しました。

 R.シュトラウスのヴァイオリン・ソナタは1887年に作曲をはじめ翌1888年に完成しました。R.シュトラウスの若々しく溌剌とした無比の美しい作品です。
 ヴァイオリン、ピアノともに高度な技術が求められますが、作品の随所で聴くことのできる情熱的な美しい旋律がとても印象的です。スペイン出身のピアニスト、ホス・デ・ソラウン(第13回ジョルジェ・エネスコ国際ピアノ・コンクールで第1位を受賞)のきらめくピアノも冴えわたります。

 ショスタコーヴィチ唯一のヴァイオリン・ソナタは、ダヴィド・オイストラフの60歳の誕生日に捧げられた作品。晩年の作風が簡潔化し、人生の深い悲劇性と思考の哲学性が追及された時期の傑作です。献呈者オイストラフの芸術にみあう大規模かつ精神の深さにおいて充実したこの作品は、テクニックの面においても最高の難曲として知られます。
 ピーチは非常に魂のこもった熱演を聴かせてくれます。現在のピーチの充実ぶりを示した注目の録音です!
 演奏の素晴らしさに加えて、audite の社主にしてトーン・マイスターのルトガー・ベッケンホーフ氏による高品位の録音をお楽しみいただけます。






 



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BIS



BIS SA 2383
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
ダウスゴー&スウェーデン室内管によるブラームス
 ブラームス:
  (1)-(4)交響曲第4番 ホ短調 Op.98
  (5)-(13)ハンガリー舞曲WoO.1より
   第2番 ニ短調、第4番 ヘ短調、第8番 イ短調、
   第9番 ホ短調、第17番 嬰ヘ短調、第18番 ニ長調、
   第19番 ロ短調、第20番 ホ短調、第21番 ホ短調
    【トーマス・ダウスゴー編曲】
  (14)悲劇的序曲 Op.81
トーマス・ダウスゴー(指揮)
スウェーデン室内管弦楽団

 透き通るようなオーケストレーションが魅力。ダウスゴー&スウェーデン室内管によるラームス、遂に完結!

 セッション録音:(1)-(4)(14)2018 年4月、(5)-(13)2018 年9月/エレブルー・コンサートホール(スウェーデン)
 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、72'50"

 SACD ハイブリッド盤。
 透き通るようなオーケストレーションかつ刺激的なダウスゴーとスウェーデン室内管による演奏。ついにブラームスの交響曲全4曲が録音されました。
 当アルバムには交響曲第4番、ハンガリー舞曲第2、4、8、9、17-21番(ダウスゴー編曲による管弦楽版)、そして悲劇的序曲が収録されました。
 当演奏でもダウスゴーらしい単なる見通しや運動性の良さに終わらず、大胆でダイナミックな音楽づくりを展開。音色はすっきりとしたダウスゴーらしい純度の高さが際立ったブラームスを聴くことができます。

 ダウスゴーは1997年にスウェーデン室内管弦楽団の音楽監督し就任して以来BIS やSIMAXレーベルに積極的に録音しています。
 シューマン、ベートーヴェン、シューベルトの交響曲録音における極めて大胆な解釈は絶賛されております。






ダウスゴー&スウェーデン室内管
ブラームス交響曲シリーズ第1~3弾


BIS SA 1756
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
いきなり駆け足で始まる・・・
ダウスゴー指揮&スウェーデン室内管
 ブラームス:
 (1)交響曲第1番ハ短調Op.68

 (2)愛の歌Op52&65より9曲(作曲者編)
 (3)ハンガリー舞曲集~第1、3、10 番
トーマス・ダウスゴー指揮
スウェーデン室内管弦楽団
 
 これが21世紀のブラームスか・・・。

 [ 録音:2011 年3 月/エレブルー・コンサートホール(スウェーデン)]/64’34”

 SACD ハイブリッド盤。出すものすべてが衝撃的なダウスゴーとスウェーデン室内管が、ついにブラームスの交響曲に挑戦しました。
 小編成のオーケストラでブラームスの交響曲を演奏することはさほど珍しくありませんが、さすがダウスゴー、単なる見通しや運動性の良さに終っていません。もちろん音色はすっきりとしてブラームス特有のにごりはありませんが、意外なほど重厚なフィナーレなど音楽作りは大きくて感動的です。
 カップリングは声楽つきピアノ連弾曲として有名な「愛の歌」から9 曲をブラームス自身がオーケストレーション(声楽なし)にしたもの。意外に録音がないので大歓迎と申せましょう。
 さらにオーケストラ曲として人気作である「ハンガリー舞曲」の中から、やはりブラームス自身のオーケストレーションによる3曲が収められているのも注目。王道ながらこだわりに満ちたアルバムです。


BIS SA 2253
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
ダウスゴー&スウェーデン室内管による鮮烈なブラームス第2弾!
 ブラームス:
  (1)交響曲第2番 ニ長調 Op.73(40’10”)
  (2)ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a(17’07”)
  (3)ハンガリー舞曲集より第5-7番
   (編曲:トマス・ダウスゴー)(7’47”)
  (4)大学祝典序曲 Op.80(9’27”)
トマス・ダウスゴー(指揮)
スウェーデン室内管弦楽団
 透き通るようなオーケストレーションが魅力。ダウスゴー&スウェーデン室内管による鮮烈なブラームス第2弾!

 セッション録音:2016年5&6月/エレブルー・コンサートホール(スウェーデン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、75’56”

 SACD ハイブリッド盤。
 透き通るようなオーケストレーションかつ刺激的なダウスゴーとスウェーデン室内管による演奏。注目のブラームス第2 弾には交響曲第2 番、ハイドンの主題による変奏曲、大学祝典序曲、そしてハンガリー舞曲集より第5-7 番が収録されました。当演奏でもダウスゴーらしい単なる見通しや運動性の良さに終わらず、大胆でダイナミックな音楽づくりを展開。音色はすっきりとした“純度の高い” ブラームスを聴くことができます。
 ダウスゴーは1997 年にスウェーデン室内管弦楽団の音楽監督し就任して以来BIS やSIMAXレーベルに積極的に録音しています。
 シューマン、ベートーヴェン、シューベルトの交響曲録音における極めて大胆な解釈は絶賛されております。


BIS SA 2319
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
ダウスゴー&スウェーデン室内管による鮮烈なブラームス第3弾!
 ブラームス(1833-97):
  (1)-(4)交響曲第3番 ヘ長調 Op.90(33'15")
  (5)-(10)6 つの歌
   (I.『御者クローノスに D.369/II.メムノン D.541/
    III.秘めごと D.719/IV. 老年の歌 D.778/
    V.エレンの歌(初稿) D.838/
    VI.タルタロスから来た群れ D.583)
     【シューベルト編曲】(18’01”)
  (11)-(16)ハンガリー舞曲集WoO.1より第11-16番
    【トーマス・ダウスゴー編曲】(13’43”)
  (17)アルト独唱と男声合唱および管弦楽のための
     「アルト・ラプソディ」 Op.53(11’57”)
トーマス・ダウスゴー(指揮)
スウェーデン室内管弦楽団
(6)(7)(9)(17)
 アンナ・ラーション(アルト)
(5)(8)(10)
 ヨハン・ロイター(バリトン)
(17)スウェーデン放送合唱団
 透き通るようなオーケストレーションが魅力。ダウスゴー&スウェーデン室内管による鮮烈なブラームス第3弾!

 セッション録音:(1)-(10)(17)2016 年11 月、(11)-(16)2017 年3 月/エレブルー・コンサートホール(スウェーデン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、78’26”

 SACD ハイブリッド盤。
 透き通るようなオーケストレーションかつ刺激的なダウスゴーとスウェーデン室内管による演奏。注目のブラームス第3 弾には交響曲第3 番、6 つの歌、ハンガリー舞曲第11-16 番、そしてアルト・ラプソディが収録されました。
 当演奏でもダウスゴーらしい単なる見通しや運動性の良さに終わらず、大胆でダイナミックな音楽づくりを展開。音色はすっきりとした" 純度の高い" ブラームスを聴くことができます。
 ダウスゴーは1997 年にスウェーデン室内管弦楽団の音楽監督し就任して以来BIS やSIMAXレーベルに積極的に録音しています。シューマン、ベートーヴェン、シューベルトの交響曲録音における極めて大胆な解釈は絶賛されております。このブラームス・シリーズも好評を博しております。





久しぶりに面白い「悲愴」を聴いた
ダウスゴー&スウェーデン室内管の名盤から
38 名の室内管弦楽団による「悲愴」!



BIS SA 1959
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
チャイコフスキー:
 (1)交響曲第6番ロ短調「悲愴」
 (2)幻想序曲「ロミオとジュリエット」
トーマス・ダウスゴー(指)
スウェーデン室内管
 
[ 録音:2011 年9 月/ウレブルー・コンサートホール(スウェーデン)]/62’21”
 SACD ハイブリッド盤。


 久々に面白い「悲愴」を聴いた。

 指揮はダウスゴー。
 SIMAXのベートーヴェンのように、はまるときははまる。
 生来の変わり者なのか、それとも生真面目で一本気な文学青年なのか・・・、いずれにせよそこから生まれてくる音楽は鮮烈で刺激的。

 さて、この「悲愴」。
 全38 名の室内管弦楽団。
 一聴して耳に入ってくるその軽快さと爽やかさはまるで少年映画か何かのよう。
 
 しかし・・・

 それでは終わらない。
 そのさらさらと軽いノリの底から湧き上がる「悪の通奏低音」のような低減の響き。
 まるで、追いかけてくる地鳴り、あるいは不吉な心臓の鼓動。

 この異様な低音グリグリをどうとらえるかでこの演奏への感じ方がまるっきり変わってくる。
 これだけの高音質でこの低弦をここまで響かせるというのは、この曲を「さらさら」の軽快爽快音楽で終わらせるつもりは「さらさら」ないダウスゴーの暗い読み。
 
 いずれにせよそこから生まれてくる音楽は鮮烈で刺激的。
 ラストのラストは、規模だけでかい大音響オーケストラよりぞっとして血の気が引く。

 これまで聴いてきたことのない「悲愴」である。



 



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LSO LIVE



LSO 0802
(2SACD HYBRID)
¥3000→\2790
おっと、チクルスになるのか!?
 ノセダ&LSO、ショスタコーヴィチ1&5

 ショスタコーヴィチ:
  [CD1]
   交響曲第5番 ニ短調[収録:2016年9月22日]
  [CD2]
   交響曲第1番 ヘ短調[収録:2019年3月27-28日]
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
ロンドン交響楽団

 ノセダ&LSO 大爆発!ショスタコーヴィチ1&5 の登場

 (バービカン・センターにての収録)、5.1 multichannel

 ノセダとLSO によるショスタコーヴィチ・ツィクルス最新盤、第5番と第1番という組み合わせの2枚組で登場!
 これまでに第8番(LSO 0822 /2018年4月録音)、第4番(LSO 0832 / 2018年11月録音)とリリースし、そのブレのない表現とボルテージの高さで世界で高く評価されていいます。
 第1番は最初の交響曲、そして第5番は「ムツェンスク郡のマクベス夫人」の後の最初の交響曲、という点で、第1番と第5番は共通点がある、と語るノセダ。
 ショスタコーヴィチが18歳で書いた第1番、そして30歳前後で書いた第5番、それぞれの作品の真髄をえぐりだすものすごいエネルギーの演奏となっています。客演首席指揮者としてLSO との信頼関係をゆるぎないものにしていることが強く感じられる力演です。


 第1番、3月28日のほうのライヴが全曲聴ける。
 かなり気合入ってます。ラストも壮観。
https://youtu.be/uk73GPElA3s




ノセダ&LSO、ショスタコーヴィチ
第1・2弾



LSO 0822
(SACD HYBRID)
\2500→\2290
ノセダ&LSO/痛烈なショスタコーヴィチ8番!
 ショスタコーヴィチ:交響曲第8番 ハ短調 op.65
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
ロンドン交響楽団
 録音:2018年4月、バービカン・ホール/5.1 multichannel

 ロンドン交響楽団の首席客演指揮者を務めるジャナンドレア・ノセダ& LSO。
 ノセダとLSO は2008 年に初共演、以降ブリテン:戦争レクイエム(LSO 0719/ 2011 年収録)、ヴェルディ:レクイエム(LSO 0800/ 2016 年収録)をリリースしているほか、演奏会ではヴェルディ:リゴレットやベルク、マーラー、そしてショスタコーヴィチなどを取り上げてきており、ますますその信頼関係を強めています。
 このたび登場するショスタコーヴィチの交響曲第8 番は、独ソ戦さなかの1943 年、ソ連軍が攻勢に転じつつある時期に作曲されました。希望の光の見え出した時に作曲されながら、高揚感や喜びの感情は薄く、苦しみの詩のようでもあります。
 勝利ではなく、平和を願うような、ショスタコーヴィチの作品の中でも特に痛切な思いに満ちた要素も含まれているといえるでしょう。
 ノセダが作品への深い共感を示しながら、作品に込められたショスタコーヴィチの複雑な思いと平和への祈りを、ロンドン交響楽団とともにダイナミックに描きます。


LSO 0832
(SACD HYBRID)
\2500→\2290
ノセダ&LSO!ショスタコーヴィチの交響曲第4番!
 ショスタコーヴィチ:交響曲第4番 ハ短調
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
ロンドン交響楽団

 ノセダ&LSO!ショスタコーヴィチの大作、交響曲第4番!

 録音:2018年11月、バービカン・ホール、ロンドン/Multi-channel、64'38

 ノセダ&LSO。ショスタコーヴィチはこの交響曲第4番を自身の傑作としていました。奇抜でありながら挑発的で、大規模なパーカッション・セクションとブラス・セクションを要する100人以上の奏者によって演奏される超大作です。
 1936年の革命記念日を目標に初演のための総練習に入ったものの、政治的理由で中止。その後封印されていたものの、1961年についに日の目をみました。
 その時、これは作曲家のまぎれもない傑作の一つである、と大絶賛され、ショスタコーヴィチの交響曲作曲家としてのおそるべき底力をあらためて世に見せつけた作品です。
 この演奏でもロンドン交響楽団の誇る打楽器セクションとブラス・セクションの活躍が著しいことは言うまでもなく、オペラ指揮者としても活躍するノセダの本領発揮ともいえる知と情熱の稀有なバランスが光る統率ぶりは圧巻。
 この大規模な作品がものすごい迫力で響きわたっています。



 





MDG


MDG 94621616
(SACD HYBRID)
¥2500
ベルリン!
 (1)メンデルスゾーン:3つの前奏曲とフーガOp.37
 (2)オットー・ディーネル:草木も人もOp.52の25
 (3)フランツ・ワーグナー:幻想的小品「人生の勝利」Op.76
 (4)アウグスト・ハウプト:コンサート・フーガ ハ長調
 (5)オットー・ディーネル:アレグロ・スケルツァンドOp.37
 (6)フィリップ・リュファー:オルガン・ソナタ ト短調Op.16
 (7)ベルリンの風(ボーナス・トラック)
アンドレアス・ジーリング(オルガン)
【ベルリン大聖堂ザウアー・オルガン】

 ベルリン大聖堂のザウアー・オルガンの壮麗な響きをMDGの222 録音で再現

 STEREO /5.1 / 2+2+2 / 72' 59"

 アンドレアス・ジーリングは1964年生まれのドイツのオルガニスト。これまでペンタトーン・レーベルからガブリエリの作品集などをリリースしていますが、今回も彼が奏者を務めるベルリン大聖堂のザウアー・オルガンによる新録音。「ベルリン!」というアルバム・タイトルが示す通り、同地と縁のある作曲家たちのオルガン曲を集めています。
 メンデルスゾーン以外は聞きなれない作曲家が並びますが、いずれも生前はオルガニストとして名声を博した大物ばかり。

 113のストップと4段の鍵盤を持つザウアー・オルガンの壮麗な響きは、MDGならではの2+2+2録音をSACDで臨場感たっぷりに再現。ボーナス・トラックにベルリン市民の心の歌となっている「ベルリンの風」をオルガンで即興。ジーリングの熱い地元愛があふれています。
 
 

MDG 90321606
(SACD HYBRID)
¥2500
無伴奏ヴィオラ
 (1)レーガー:無伴奏ヴィオラ組曲ト短調Op.131 の1
 (2)ヒンデミット:無伴奏ヴィオラ・ソナタ (1937)
 (3)レーガー:無伴奏ヴィオラ組曲ニ長調Op.131 の2
 (4)ポション:パッサカリア
 (5)レーガー:無伴奏ヴィオラ組曲ホ短調Op.131 の3
 (6)ストラヴィンスキー:エレジー
クリスティアン・オイラー(ヴィオラ)

 ドイツのベテラン・ヴィオラ奏者オイラー、いぶし銀の至芸

 STEREO /5.1 / 2+2+2 / 58' 57"

 ヴィオラならではの太く深い音色はドイツ音楽と相性の良さを感じさせます。
 クリスティアン・オイラーは30年にわたりグラーツ国立音楽大学のヴィオラ科で名教授として知られるかたわら、ソリストとしても活躍。ベテランならではのいぶし銀の芸風を聴かせてくれます。
 ドイツのヴィオラ奏者だけにレーガーやヒンデミットは絶品ですが、アルフレッド・ポション(1878-1959)の「パッサカリア」が注目。コンクール用に作曲され、バッハの「シャコンヌ」をモデルとしていますが、内容、ヴィオラの機能と効果の発揮いずれも瞠目すべき作品です。
 
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MDG 60313432
¥2500→\2290
ブラームス・ファンならたまらない
 ブラームス唯一の公式弟子イェナーの孤高な世界

 グスタフ・イェナー:
  (1)クラリネット、ホルン、ピアノのための三重奏曲変ホ長調
  (2)クラリネット・ソナタ ト長調Op.5
マルティン・リツュギ(クラリネット)
ナージャ・ヘルブレ(ホルン)
イリーナ・クラスノフスカ(ピアノ)

 49' 31"

 2005年発売のリイシュー。
 グスタフ・イェナー(1865-1920)はドイツの作曲家。北海に浮かぶジルト島の出身で、開業医だった父は患者に対する「姦」の字の入る罪の容疑で自殺したため苦労を強いられました。
 その後ハンブルクでブラームスの知己を得て師事しますが、唯一の公式弟子とされています。作風はブラームスの強い影響どころか、ブラームスそのものの語り口といった感化を受けています。
 師の音楽を研究しつくし、ここに収められたクラリネットを主役とした2篇も、ブラームスの新発見作品で通用すると思われるほどです。
 ブラームス・ファンならたまらない世界と申せましょう。





ひっそりDIVOXから発売されているイェナーのヴァイオリン・ソナタ
渋くて深くて・・・でもやはりロマンティック
Jenner: The Violin Sonatas
DIVOX
CDX29806
\2600
イェナー(Gustav Uwe Jenner 1865-1920):
 ヴァイオリン・ソナタ
  第1番イ短調/第2番変ロ長調/第3番変ホ長調
ライナー・シュミット(Vn)
佐々木彩子(P)

 
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MDG 33721702
(7CD)
¥5200→\4790
ベートーヴェン生誕250周年、
 ステファン・ブルニエの全集録音がセットに

オケは生誕地が本拠地のボン・ベートーヴェン管弦楽団

ベートーヴェン:交響曲全集、序曲集、エグモント
ボン・ベートーヴェン管弦楽団
CD1-6:ステファン・ブルニエ(指揮)/
CD7:ディルク・カフタン(指揮)
 CD1(57'26)
  交響曲第1番Op.21 ハ長調 26'27/交響曲第5番Op.67 ハ短調「運命」(30'47)
 CD2(66'29)
  交響曲第2番Op36 ニ長調(33'21)/序曲「アテネの廃墟」Op.113(4'34)/
  序曲「命名祝日」Op.115(6'29)/序曲「プロメテウスの創造物」Op.43(5'10)/
  序曲「コリオラン」Op.62(8'35)/序曲「エグモント」Op.84(8'17)
 CD3(67'33)
  交響曲第3番Op.55 変ホ長調「英雄」(50'22)/
  序曲「献堂式」Op.124(10'3)3/序曲「シュテファン王」Op.117(6'36)
 CD4(73'35)
  交響曲第4番Op.60 変ロ長調(33'00)/交響曲第7番Op.92 イ長調(40'31)
 CD5(69'13)
  交響曲第6番Op.68 ヘ長調「田園」(42'34)/交響曲第8番Op.93 ヘ長調(26'39)
 CD6(67'44)
  交響曲第9番Op.125「合唱付き」
   エルザ・ファン・デン・ヘーヴァー(ソプラノ)、ジャニーナ・ベヒレ(アルト)、
   ロバート・ディーン・スミス(テノール)、ゲオルク・ツェッペンフェルト( バス)、
   ブルノ・チェコ・フィルハーモニー合唱団(合唱指揮:ペーター・フィララ)
 CD7(45'57)
  劇音楽「エグモント」Op.84
   マティアス・ブラント(語り)、オルガ・ベスメルトナ(ソプラノ)

 ベートーヴェン生誕250周年、生誕地ボンを本拠地とするボン・ベートーヴェン管弦楽団、交響曲全集、序曲集、エグモントを収録した7枚組ボックス

 7h27'57

 ベートーヴェン生誕250周年。数多くの企画アルバムがリリースされる中、ベートーヴェンの生誕地ボンを本拠地として活動するオーケストラ、ボン・ベートーヴェン管弦楽団による交響曲全曲、序曲集、エグモントが収録された7枚組ボックスがリリースされます。
 ボン・ベートーヴェン管弦楽団は、1907年にボン市により結成。二つの大戦を乗り越え、1959年ボンにあるベートーヴェン・ザールの再建を経て現在に至ります。
 これまでヘルマン・アーベントロート、グスタフ・クラッセンスら錚々たる指揮者たちが指揮台に上り、歴史を作り上げてきました。
 今回の指揮は、交響曲全曲と序曲集はドイツの主要歌劇場で指揮、ボン歌劇場の首席指揮者も務めたステファン・ブルニエ。
 1964年スイスのベルンに生まれ、エッセン、フォルクヴァング音楽大学でピアノ、ホルン、作曲、指揮法を学びました。
 数多くのコンクールで賞を獲得した後、ドイツ各地の歌劇場で研鑽を積み、世界中の劇場で活躍。その後はダルムシュタット州立歌劇場の音楽監督、首席指揮者を2008年まで務めています。
 「エグモント」は、2017年から同団の首席指揮者に就任したディルク・カフタンが務めています。
 
 


MDG 30721422
¥2500
ライプツィヒ弦楽四重奏団
 ハイドン:弦楽四重奏曲集Vol.12

 1-4. 弦楽四重奏曲Op.17-2(Hob.III:26) ヘ長調  19'47
 5-8. 弦楽四重奏曲Op.17-4(Hob.III:28) ハ短調 25'21
 9-12.弦楽四重奏曲Op.17-6(Hob.III:30) ニ長調 18'16
ライプツィヒ弦楽四重奏団
 シュテファン・アルツベルガー(第1ヴァイオリン)
 ティルマン・ビューニング(第2ヴァイオリン)
 イーヴォ・バウアー(ヴィオラ)
 マティアス・モースドルフ(チェロ)

 名門ライプツィヒ弦楽四重奏団によるハイドン弦楽四重奏曲集第12弾

 63'46

 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の首席奏者らにより、1988年に結成されたライプツィヒ弦楽四重奏団。
 以後、彼らは弦楽四重奏団としての活動に専念し、精緻なアンサンブルと正統的で明晰な解釈により、世界40ヶ国以上で賞賛を獲得しています。
 55人の作曲家の約200作品という膨大なレパートリーを持つ彼らは、モーツァルト、ベートーヴェンから現代、編曲作品に至るまで幅広い作品を精力的に演奏しておりCDもすでに多数制作しています。
 現在進行中なのがハイドンの弦楽四重奏曲全集。今回リリースされるのは、前作第11集に引き続き、エステルハージ家の楽長時代(1771年)に作曲された6曲で構成される作品集である作品17から3曲。
 ライプツィヒ弦楽四重奏団はハイドン時代の弓コピー弓を使用し、ハイドンらしい明るい輝きに満ち溢れた演奏を聴かせています。
 



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NOMADMUSIC



NMM 064
¥2800→\2590
修道院ユース・オーケストラ!?
ハイドン:チェロ協奏曲集

 ・第1番 ハ長調 Hob.VIIb.1
 ・第2番 ニ長調 Hob.VIIb.2
ラファエル・ピドゥ(チェロ)
修道院ユース・オーケストラ
 (Jeune Orchestre de l'Abbaye aux Dames de Saintes)

 ラファエル・ピドゥがピリオド・オーケストラを弾き振りしてのハイドン協奏曲集!

 録音:2018年9月/47:07

 トリオ・ヴァンダラーのチェロ奏者としてもおなじみの名手ラファエル・ピドゥが弾き振りをしてのハイドンのチェロ協奏曲集の登場。




修道院ユース・オーケストラ (Jeune Orchestre de l'Abbaye aux Dames de Saintes)とは!?

 また聞いたことのない団体が。
 修道院ユース・オーケストラ(Jeune Orchestre de l'Abbaye aux Dames de Saintes)。
 オーケストラは、卒業間近や卒業したての若者で構成されており、古典からロマン派の作品をピリオド楽器で演奏する団体です。ガット弦にクラシックの弓を用いての演奏。
 これまでにヘレヴェッヘやエルヴェ・ニケ、エキルベイ、ミンコフスキらの指揮の下でも演奏をしており、世界で高く評価されているらしい。

 今回のラファエル・ピドゥとの共演が素晴らしかったので録音するはこびになったといいます。
 指揮者なしということ、そしてこうした楽器の選択により、とても親密な空気が醸し出されております。


 かっこいいプロモーション・ビデオ見つけました。
https://youtu.be/MY9EHSNHV70


 




PARATY



PARATY 239171
(2CD)
¥2900
メイタヌ・セバスティアン(チェロ)
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)

 [CD1]
  第1番 ト長調 BWV 1007、第2番 ニ短調 BWV 1008、
  第3番 ハ長調 BWV 1009
 [CD2]
  第4番 変ホ長調 BWV 1010、第5番 ハ短調 BWV 1011、
  第6番 ニ長調 BWV 1012
メイタヌ・セバスティアン(チェロ)

 フランスで活躍する奏者メイタヌ・セバスティアンによるバッハ無伴奏全曲

 メイタヌ・セバスティアンはフランス出身、パリのチェロ・アンサンブル「Nomos(ノモス)」でも演奏してきたチェロ奏者。ゲイリー・ホフマンらに師事し、またマウリシオ・カーゲルら作曲家にも影響を受けています。
 現在はソリスト、室内楽奏者としてイギリス、オランダ、イタリア、スイスなどで活躍しています。
 これまでにもバッハや現代音楽のリリースを重ねておりますが、このたび満を持してバッハの無伴奏チェロ組曲のリリースとなります。
 ガルネリを複製した楽器を使用しており、深みのある音色が魅力です。
 




WAON RECORDS



WAONCD 370
(HQCD)
¥2700
本村睦幸
ナポリのリコーダーコンチェルト

 1. アレッサンドロ・スカルラッティ (1660–1725):ソナタ第7番 ニ長調 7'29"
  Allegro / Adagio / Fuga / Largo / Allegro
 2. ロバート・ヴァレンタイン (1674–1747):ソナタ第2番 変ロ長調 14'39"
  Adagio / Allegro / Adagio / Allegro
 3. ドメニコ・ナターレ・サッロ (1679–1744):コンチェルト ニ短調 8'05"
  Amoroso / Adagio / Allegro
 4. ジョヴァンニ・バッティスタ・メーレ (1704 –after 1752):ソナタ第15番 へ長調 11'18"
  Andante / Allegro / Adagio / Allegro
 5. ニコラ・フィオレンツァ (?–1764):コンチェルト イ短調 8'43"
  Grave / Allegro / Grave / Allegro
 6. フランチェスコ・バルベッラ (1692–1732):ソナタ第3番 ハ長調 10'07"
  Amoroso / Allegro / Adagio / Allegro
 7. フランチェスコ・マンチーニ (1672–1737):ソナタ第19番 ホ短調 9'20"
  Allegrissimo / Larghetto / Fuga / Moderato / Allegro
 本村睦幸(リコーダー)
 ジュゴンボーイズと仲間たち(古楽アンサンブル)
  〔中丸まどか、天野寿彦(ヴァイオリン)/佐藤亜紀子(バロックギター/
   テオルボ)/山本 徹(チェロ)/根本卓也(チェンバロ)〕

 日本が世界に誇る名リコーダー奏者、本村睦幸によるナポリのリコーダーコンチェルト集!

 録音:2019年5月13日~15日 品川区立五反田文化センター 音楽ホール
 使用マイク(ステレオペア):DCアンプマイク(改良型金田式) Schoeps MK2H 無指向性カプセル装着
 設計・製作:毛利忠晴(ピュアートレコーズ), 2013年作, 2018年改造型
 セッティング:Pair microphones A-B stereo
 プリアンプ:PT-MPP02 DCアンプマイク専用 非平衡ᬢ平衡変換アンプ及び高品位電源
 設計・製作:毛利忠晴(ピュアートレコーズ), 2017年
 レコーダー:TASCAM DA-3000/マスタークロック:Grimm Audio CC2/DSD to PCM converter:Weiss Saracon-DSD

 リコーダーの名手、本村睦幸が、オリジナル通りの指孔、運指、ピッチ(a'=405)で再現された斉藤文誉作の2本のリコーダーを用いて、近年、古楽の最もホットな領域、ナポリの18世紀音楽にその息吹を吹き込むアルバムです。
 7人の作曲家による7人7色の名曲を〈ジュゴンボーイズと仲間たち〉との共演による華やかで趣深い音楽をお楽しみください。ワオンレコード初となる室内楽アンサンブル規模のアルバム、カスタムメイドDCアンプマイクと5.6MHZ DSDによる高音質録音です。

 ナポリは、16世紀からいち早く音楽教育に特化した大規模な学校が存在したという点で稀有の都市。ここでは「ナポリ楽派」の祖ともいえるアレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725、実際にはシチリア島出身)、そしてナポリ出身のマンチーニ(1672-1737、A.スカルラッティ不在期間、宮廷楽長の座を担ったこともある人物)、サッロ(1679-1744、6歳の頃よりナポリの音楽院で学んだ)、メーレ(1704-1752以降没)、ナポリの音楽院で学んだ)、そしてフィオレンツァ(?-1764)、バルベッラ(1692-1732、マンチーニが院長を務めていた時期にナポリの音楽院で学んだ)、そしてヴァレンタイン(1674-1747、イギリス出身、その後ローマで活躍、ナポリでヘンデルのオラトリオの演奏に参加)という7人の作曲家による、生き生きとしたリズム、鮮やかな和声も美しい魅力的な作品が収められています。





 [演奏者プロフィール]
 1980年代のアムステルダムに学んだ日本の名手、本村睦幸は、アルバム〈無伴奏リコーダー600年の旅〉(WAONCD-140)で聴かれるように、中世から現代音楽までの幅広いレパートリーを持ち、その広い視野から「東京リコーダー音楽祭」をディレクターとして伝説的成功に導いたことでも注目を集める。
 近年は特に、盟友のリコーダー製作家、斉藤文誉が18世紀リコーダーの最新の調査に基きオリジナル通りのピッチや運指で作る楽器の数々を愛用し、それにふさわしいレパートリーを探求している。
 ワオンレコードからの5番目リリースとなる本アルバムもその成果が反映されたものである。 共演のジュゴンボーイズと仲間たちは、チェロの山本徹とチェンバロの根本卓也のユニット、ジュゴンボーイズを中心に、気心の知れたメンバーを集めて結成されたアンサンブルである。
 山本 徹は、バッハ国際コンクール他で入賞し、現在はバッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカ、オルケストル・アヴァン=ギャルド等でも活躍中のチェリストである。
 根本卓也は、東京藝大で指揮を、リヨンで通奏低音を学び、現在はオペラ指揮者、作曲家、チェンバロ奏者という多くの顔を持つ。バロックから現代に至るまで、特にオペラや劇場音楽に造詣が深い。
 中丸まどかは、東京藝大とブリュッセルで学び、現在はヒルデブラント・コンソートを始めベルギーの様々なオーケストラにコンサートミストレスとして参加するほか、ソリストとしても活躍している。天野寿彦も東京藝大で学び、日本の様々な古楽オーケストラに参加するほか、リラ・ダ・ブラッチョやヴィオロンチェロ・ダ・スパッラも手がけるなど多彩に活動している。
 佐藤亜紀子は、東京藝大のほか、ケルン、バーゼル、バルセロナで学び、通奏低音奏者として日本の様々な古楽アンサンブルと共演、またリュート独奏曲の演奏にも力をいれている奏者である。

 
 




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AVIE



AV 2412
¥2600→\2390
またすごい人が現れた・・・
 ジュリアード音楽院歴史的演奏協奏曲コンクール最優秀賞
  アラナ・ユセフィアンのデビュー・アルバム。
 ギユマン:ソナタ&サンフォニー集 ~
  ルイ15世の宮廷のヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリン

  ルイ=ガブリエル・ギユマン(1705-1770):
   ヴァイオリン・ソナタ ロ短調 Op.1-3
   サンフォニー ト長調 Op.14-6
   ヴァイオリン・ソナタ ハ短調 Op.1-8
   サンフォニー ト長調 Op.6-1
   ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.1-6
   サンフォニー 変ホ長調 Op.14-2
アラナ・ユセフィアン(バロック・ヴァイオリン)
ル・ビアン・エメ

 NYCの若きバロック・ヴァイオリニスト!ルイ15世の宮廷楽師、ギユマンの知られざる音楽。

 ☆ニューヨークの若きバロック・ヴァイオリニスト、アラナ・ユセフィアンのデビュー・アルバム!
 ☆ルイ15世の宮廷で活躍したヴィルトゥオーゾ、ギユマンの知られざる音楽。

 ジュリアード音楽院の歴史的演奏協奏曲コンクールで最優秀賞を受賞し、ニューヨークを拠点に活動するアメリカの若きバロック・ヴァイオリニスト、アラナ・ユセフィアンのデビュー・アルバム。

 ディジョンの王立アカデミーでコンサートマスターを務め、ヴェルサイユではルイ15世の宮廷の常任楽師として最高級の知名度と俸給額を誇ったという18世紀フランスのヴィルトゥオーゾ、ルイ=ガブリエル・ギユマン(1705-1770)のヴァイオリン・ソナタとトリオによるイタリア風サンフォニー。
 並外れた技術と豊かな才能を持ちながら、浪費や過度の飲酒により悲劇的な最期を遂げたギユマンの、華麗でありながら滅多に聞かれることのない作品にデビュー・アルバムで取り組むという極めて意欲的な録音です。
 ルイ15世の異名「最愛王」を意味する言葉「ル・ビアン・エメ(Le Bien-Aimé)」は、ヴァイオリン、チェロ、ハープシコードからなるピリオド・アンサンブル。

 ※録音:2019年2月25日-27日、セント・ローズ・オヴ・リマ教会(ハードン・ハイツ、アメリカ)

今は髪を短く切っちゃってます。 


 あ、動画見つけました
 「ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 「聖アントニウス」 RV 212 」
https://youtu.be/_V6HpGCmId0


 あのー・・・めちゃめちゃうまいんですけど。

 うまいというかすでに完成してるんですけど。

 コンクール最優秀とかそういうこと言ってるレベルじゃない。
 あまりのうまさにまわりの団員がニヤニヤしながら聴いてる。終わったあと手放しの賞賛の拍手。

 


 アラナ・ユセフィアン、覚えておきましょう。



 嬉しいのでもうひとつ貼り付けちゃいます。
 アントニオ・ベルターリの「チャコーナ」
https://youtu.be/yIQ6V38MkEw
  





C’AVI-MUSIC

ディーナ・ウゴルスカヤ追悼盤 ベートーヴェン他の名盤をオビ付き仕様で発売

 ロシアの名ピアニスト、アナトール・ウゴルスキの娘であり、自身も国際的なコンサート・ピアニストとして活動したディーナ・ウゴルスカヤ。
 2019年に46歳の若さで惜しくもこの世を去ったウゴルスカヤの偉大な芸術を称え、彼女が遺したベートーヴェン、シューマン、ヘンデルの各名盤を新規日本語オビ付き仕様にてご案内いたします。


8553299
¥2600
ベートーヴェン:後期ピアノ・ソナタ集 Vol.2
 ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90
 ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op.101
 ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
 ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
ディーナ・ウゴルスカヤ(ピアノ)

 ディーナ・ウゴルスカヤが弾いたベートーヴェンの後期のピアノ・ソナタ集。第2巻では、第27番、第28番、第30番、第31番を収録し、ベートーヴェンが19世紀・20世紀の作曲家にまで重要な革新をもたらした晩年のピアノ・ソナタ6曲を完成。楽聖に対する大いなる敬意と深い情熱が込められた、雄大なベートーヴェンを聴かせてくれます。

 ※録音:2013年4月&5月、バイエルン放送スタジオ2(ミュンヘン)
 
 


8553256
¥2600

ベートーヴェン:後期ピアノ・ソナタ集 Vol.1
 ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 Op.106《ハンマークラヴィーア》
 ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111

ディーナ・ウゴルスカヤ(ピアノ)

 ディーナ・ウゴルスカヤが弾いたベートーヴェンの後期のピアノ・ソナタ集。
 第1巻は、4楽章の大作「ハンマークラヴィーア」と、最後のピアノ・ソナタとなった「第32番」で、知的でインスピレーションに満ちたベートーヴェンを披露しています。

 ※録音:2011年11月、バイエルン放送スタジオ2(ミュンヘン)
 
 


8553217
¥2600
シューマン:ピアノ作品集
 暁の歌 Op.133
 フゲッタ形式の7つのピアノ小品 Op.126
 クライスレリアーナ Op.16
 主題と変奏 変ホ長調《亡霊変奏曲》WoO.24
ディーナ・ウゴルスカヤ(ピアノ)

 ディーナ・ウゴルスカヤのシューマン・アルバムは、シューマンが幻覚や幻聴に悩まされていた最晩年に書いた「亡霊変奏曲」(「天使の主題による変奏曲」や「幽霊変奏曲」、「幻覚の変奏曲」など様々な邦題あり)を含む3つの後期の作品と、初期の傑作「クライスレリアーナ」をカップリング。確かな技術と豊かな表現でシューマンの旋律美と内面を見事に反映しています。

 ※録音:2010年9月、バイエルン放送スタジオ2(ミュンヘン)

 


8553184
¥2600
ヘンデル:ピアノのための組曲集
 組曲第2番ヘ長調 HWV.427
 組曲第6番嬰ヘ短調 HWV.431
 組曲第3番ニ短調 HWV.428
 組曲第4番ホ短調 HWV.429
 組曲第5番ホ長調 HWV.430
ディーナ・ウゴルスカヤ(ピアノ)

 C'Avi-musicとバイエルン放送の共同制作によるディーナ・ウゴルスカヤのソロ録音第1作目となったヘンデル。クラヴィーア(鍵盤楽器)のための組曲第1巻より組曲第2番~第6番を収録し、有名な「愉快な鍛冶屋(第5番の終曲)」を含む、軽やかで魅力的なヘンデルの鍵盤作品を届けます。

 ※録音:2009年7月、バイエルン放送スタジオ2(ミュンヘン)
 




PASCHEN RECORDS

PR 190056
¥2600
セイチェント ~ ガブリエリ、モンテヴェルディ&Co.-17世紀イタリアの室内楽作品集
 G.ガブリエリ:
  サクラ・シンフォニア集より 主よ, 我が祈りを聞きたまえ、
  カンツォンとソナタ集より ソナタ第21番 3つのヴァイオリンのための/
 モンテヴェルディ:1声のモテット集第1巻より わが肉を食し/ガブリエル・スポンガ:カンツォン第3番/
 モンテヴェルディ: 倫理的・宗教的な森より サルヴェ・レジナ第3番/
 ジョヴァンニ・マルティーノ・チェザーレ:音楽の旋律より ラ・バヴァラ/
 フランチェスコ・ウスペル:悟りたる者は幸いなり/アダム・ヤジェンプスキ:ケーニヒスベルガ/
 ヨハン・ヘンツシェル:8つのヴィオラ・ダ・ガンバまたはトロンボーンのためのカンツォン/
 マッシミリアーノ・ネリ:ソナタ集Op.2より ソナタ第8番/
 アンドレア・ファルコニエーリ:カンツォン集第1巻より 3声のパッサカリア/
 ティブルティオ・マッサイーノ:カンツォン・ペル・ソナーレ集より
  8つのトロンボーンのためのカンツォン第33番/
 マウリツィオ・カッツァーティ:7つの音にもとづく3声のカプリッチョ
  シュトゥットガルト・ポザウネン・コンソート、
  ヘニング・ヴィークラーベ(トロンボーン&音楽監督)、
  ジモン・ライヒェルト(オルガン)

 ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団の首席トロンボーン奏者やシュトゥットガルトの音楽アカデミー講師などを務めたドイツの名トロンボーン奏者、ヘニング・ヴィークラーベによって2006年に創設された、シュトゥットガルト・ポザウネン・コンソート。
 メンバーの多くは、ドイツ国内および国際コンクールの受賞者やファイナリストから構成されており、ベルリン古楽アカデミー、シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊、バルタザール=ノイマン=アンサンブルなどとも共演している。

 ルネサンスの最も偉大な芸術的発見のひとつであるオペラが誕生した17世紀イタリアの華麗なる音楽を、トロンボーン(サックバット)・アンサンブルとオルガンの黄金の響きで奏でます。古楽ファン、管楽器ファン必聴!

 ※録音:2018年3月、ノイシュタット・アン・デア・ヴァインシュトラーセ教会(ドイツ)

 ☆トロンボーン(サックバット)とオルガンが織り成す黄金の響き!
 




RUBICON



RCD 1049
¥2600
リディ・ブレイドープ(チェロ)
ラヴェル&コダーイ

 ラヴェル(リディ・ブレイドープ編曲):ピアノとチェロのための組曲
  〔1.夜明け(バレエ 《ダフニスとクロエ》より)、
   2.マラゲーニャ(スペイン狂詩曲より 第2曲)、
   3.ハバネラ(スペイン狂詩曲より 第3曲)〕/
 ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ/
 コダーイ:無伴奏チェロのためのソナタ ロ短調 Op.8
リディ・ブレイドープ(チェロ)
ロザンネ・フィリッペンス(ヴァイオリン)
ジュリアン・ブロカル(ピアノ)

 オランダの若き情熱に溢れるチェリスト、リディ・ブレイドープ!

 ☆オランダの若き情熱に溢れるチェリスト、リディ・ブレイドープがデビュー!
 ☆自身で編曲したラヴェルのチェロ作品!
 ☆共演は、ロザンネ・フィリッペンスとジュリアン・ブロカル!

 パリ音楽院を首席で卒業し、オランダを中心に、ベルギー、フランス、日本でリサイタルを行ってきたオランダの若き情熱に溢れるチェリスト、リディ・ブレイドープのデビュー・アルバム。
 ブレイドープはラヴェルの音楽、魔法の音の世界をこよなく愛するも、ラヴェルのチェロのための作品は少ないため、自身で「ダフニスとクロエ」と「スペイン狂詩曲」からの音楽をアレンジしチェロ組曲へと組み立て、このアルバムに収録しています。
 数少ないラヴェルのチェロ作品の1つ、「ヴァイオリンとチェロのためのソナタ」では、2020年9月に初来日が決まり話題を呼んでいるオランダの才女ロザンネ・フィリッペンス(ロザンヌ・フィリッペンス)と共演。
 ピアノ伴奏は「モンポウ&ラヴェル」のアルバム(RCD 1008)でグラモフォン誌のエディターズ・チョスを獲得したフランスの逸材、ジュリアン・ブロカルが参加するなど、若き才能溢れる豪華共演にも注目です。

 ※録音:2019年10月14日-17日、ジャルダン・ミュジカル・アット・サント=カトリーヌ(ブリュッセル)
 



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SIGNUM



SIGCD 620
¥2500→\2290
エリーザベト・ソンバール(ピアノ)
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集 Vol.2

 ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
 ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
エリーザベト・ソンバール(ピアノ)
ピエール・ヴァレー(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

 【RPOベートーヴェン生誕250周年記念シリーズ!】エリーザベト・ソンバールが弾くピアノ協奏曲!

 ☆ロイヤル・フィルのベートーヴェン生誕250周年記念シリーズ第2弾!
 ☆フランスの名女流ピアニスト、エリーザベト・ソンバールが弾くピアノ協奏曲集!

 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団が盛大に祝うベートーヴェンの生誕250周年記念シリーズ。フランス、ストラスブール出身の名女流ピアニスト、エリーザベト・ソンバール(エリザベス・ソンバート)と、小澤征爾との長期的なパートナーシップでも知られるフランスの指揮者ピエール・ヴァレーによるベートーヴェンのピアノ協奏曲集第2弾。
 エリーザベト・ソンバールは、1988年にクラシック音楽を多様な聴衆と共有するため「レゾナンス財団」を立ち上げ、現在は世界7カ国の病院、孤児院、刑務所など様々な場所で年間500を超えるコンサートを行っており、それらの功績が認められ2006年にはフランスの国家功労勲章を、2008年には芸術文化勲章を受賞しています。ロイヤル・フィルとも強固な関係を築いており、これまでショパンのピアノ協奏曲や、名ピアノ協奏曲の「アダージョ」楽章だけを集めたというユニークなアルバムを録音してきたソンバールが、優美で洗練されたベートーヴェンを聴かせてくれることでしょう。
 第3弾では「第5番《皇帝》」と「三重協奏曲」を予定しているというこのベートーヴェン・プロジェクトにご注目ください。

 ※録音:2019年7月17日-18日(第3番)&24日-25日(第4番)、カドガン・ホール(ロンドン)

 



エリーザベト・ソンバール(ピアノ)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集 Vol.1


SIGCD 614
\2500→\2290
エリーザベト・ソンバール(ピアノ)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集 Vol.1

 ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15
 ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.19
エリーザベト・ソンバール(ピアノ)
ピエール・ヴァレー(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

 【RPOベートーヴェン生誕250周年記念シリーズ!】エリーザベト・ソンバールが弾くピアノ協奏曲!

 ☆ロイヤル・フィルのベートーヴェン生誕250周年記念シリーズ!
 ☆エリーザベト・ソンバールが弾くピアノ協奏曲集がスタート!

 フランス、ストラスブール出身の名女流ピアニスト、エリーザベト・ソンバール(エリザベス・ソンバート)がSignum Classicsに登場。ベートーヴェンの生誕250周年を記念して、ピエール・ヴァレー&ロイヤル・フィルとのピアノ協奏曲シリーズがスタート。
 エリーザベト・ソンバールは、1988年にクラシック音楽を多様な聴衆と共有するため「レゾナンス財団」を立ち上げ、現在は世界7カ国の病院、孤児院、刑務所など様々な場所で年間500を超えるコンサートを行っており、それらの功績が認められ2006年にはフランスの国家功労勲章を、2008年には芸術文化勲章を受賞しています。
 ソンバールはロイヤル・フィルとも強固な関係を築いており、これまでショパンのピアノ協奏曲や、名ピアノ協奏曲の「アダージョ」楽章だけを集めたというユニークなアルバムも録音してきました。
 今後数ヵ月にわたってこのベートーヴェンのピアノ協奏曲サイクルを続けていくとのことです。

 ※録音:2019年7月14日-15日(第1番)&16日-17日(第2番)、カドガン・ホール(ロンドン)


LYDIA MUSIC
ソンバール、ロイヤル・フィルとのショパン


LYD001
\2400
THE ART OF CHOPIN
 ショパン(1810-1849):ピアノ協奏曲集
  ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11
  ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 Op.22
エリザベス・ゾンバルト(ピアノ・・・Fazioli 278)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ピエール・ヴァレー(指揮)

 ショパンの青春時代を彩る2つのピアノ協奏曲は、管弦楽法の弱さなどを指摘されはするも、多くのピアニストの憧れの作品として、現代でも強い存在感を放っています。
 今回、この曲に挑んだのはストラスブール生まれのベテラン女性ピアニスト、エリザベス・ゾンバルト(ソンバール)。7歳でピアノを始め、ストラスブール高等音楽院に入学、11歳のときに初の公式コンサートに出演し注目を浴びました。以降、16歳で室内楽とピアノで一等賞を受賞、他、数多くの賞を受賞、一時期はブエノスアイレスでブルーノ・ゲルバーに師事、マインツではセルジュ・チェリビダッケの元で、10年間にわたって音楽現象について学んだという経歴も持っています。
 現在は教師として活躍する傍ら、可能な限り、多くの人々にクラシック音楽を聴いてもらいたいという思いから1998年に「レゾナンス財団」を設立、7カ国でアウトリーチ・プログラムとピアノ・スクールを開催しています。
 この演奏で彼女は、曲が書かれた時代の背景やポーランドの伝統舞曲を研究し、夢のような優しい旋律に隠されたショパンの悲惨な感情までも掘り起こしています。
 指揮者のピエール・ヴァレーは小澤征爾とも親しく、サイトウキネンで何度も合唱指揮を務め、また、小澤征爾音楽塾で若手音楽家の育成に携わるなど、日本でも良く知られた存在です。

 録音 2014年5月、アビー・ロード・スタジオ

 



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SWR CLASSIC



SWR19091CD
¥2600→\2390
名花バンゼが歌うコール・ポーター
 コール・ポーター(1891-1964) セレブレーション
  ~ミュージカルと映画から、その名旋律を集めて
ユリアーネ・バンゼ(ソプラノ)2-4、6-8、10-14
ドリアン・ウィルソン(指揮)
ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
  1.「エニシング・ゴーズ」(ミュージカル『エニシング・ゴーズ』によるコンサート序曲)
  2.「イッツ・デ・ラヴリー」(ミュージカル『レッド・ホット・アンド・ブルー』より)
  3.「あなたはしっかり私のもの」(ダンス・ミュージカル『踊るアメリカ艦隊』より)
  4.「ミス・オーティス・リグレッツ」(レヴュー『Hi Diddle Diddle』より)
  5.「キス・ミー・ケイト」(ミュージカル『キス・ミー・ケイト』によるコンサート序曲)
  6.「君にこそ心ときめく(I get a kick out of you)」(ミュージカル『エニシング・ゴーズ』より)
  7.「アイ・ラヴ・パリ」(ミュージカル『カン・カン』より)
  8.「ユーアー・ザ・トップ」(ミュージカル『エニシング・ゴーズ』より)
  9.「上流社会」(映画『上流社会』によるコンサート序曲)
  10.「ソー・イン・ラヴ」(ミュージカル『キス・ミー・ケイト』より)
  11.「セ・マニフィーク」(ミュージカル『カン・カン』より)
  12.「レッツ・ドゥ・イット(Let's do it, let's fall in love)」(ミュージカル『パリ』より)
  13.「いつもさよならを(Ev'ry time we say goodbye)」(ミュージカル『Seven Lively Arts』より)
  14.「Always true to you in my fashion」(ミュージカル『キス・ミー・ケイト』より)

 作曲: コール・ポーター/編曲: ラース・J.ランゲ
 録音: 2018年11月13、14、17日 エメリヒ・スモーラ・コンツェルトザール(SWRスタジオ) カイザースラウテルン、ドイツ

 【名花バンゼが歌うコール・ポーター!】
 名作『キス・ミー・ケイト』などで知られるアメリカのミュージカル作家コール・ポーター、その名旋律の数々を収録したアルバム。アメリカが本場のミュージカルやジャズですがドイツでの人気も非常に高く、ここでも溌溂としながら重心低めというドイツらしい演奏スタイルで、楽しくも美しいメロディを楽しませてくれます。そしてヴォーカルにはドイツの名ソプラノ、バンゼが登場。持ち前の少し太めの声で、自由で強い女性を魅力的に表現しています。
 




ARCODIVA

長らく紹介していなかったチェコARCODIVA、代理店が変わって久々の新譜紹介。
評判のいい旧譜もいくつか掲載してみます!
UP0210
¥2100
チェコ、モラヴィア、スロバキアの二重奏曲
 1-14.ドヴォルザーク(1841-1904): モラヴィア二重唱曲 Op.32
 12-23.カレル・ベンドル(1838-1897): 12の二重唱曲「自然の中で」
 21-32.シルヴィー・ボドロヴァー(1954-): スロヴァキアの二重唱曲(2018)
ハナ・ドベショヴァー(メゾ・ソプラノ)
ミハエラ・ローザ・ルージチコヴァ(ソプラノ)
ラディスラヴァ・ヴォンドラーチコヴァー
 (ピアノ)

 19世紀から20世紀にかけてのチェコを代表する3人の作曲家の「民謡を元にした」作品集。
 最初に置かれたドヴォルザークの「モラヴィア二重唱曲」は、彼が若い頃ピアノの個人教授を行っていた家の主人である豪商ヤン・ネフの依頼で書かれたもの。ネフ家の人々の楽しみのためにドヴォルザークは次々に民謡を編曲、次第に彼自身も民謡のすばらしさに目覚め、独自の作風を作り上げていくきっかけとなったとされています。
 これに触発されたのがドヴォルザークの友人、ベンドルでした。彼もまた抒情的なテキスト「自然の中で」を用い「12の二重唱曲」を書き上げています。
 そして、もう一人の作曲家は20世紀チェコの女性ボドロヴァー。こちらはチェコ由来の旋律だけではなく、東ヨーロッパやバルカン半島の旋律まで範囲を広げ、現代的なアプローチによる二重唱曲です。
 
 

UP0218
¥2100
MEETING OF PIANO VIRTUOSOS ピアノの超絶技巧が出会う時
 1.J.S.バッハ(1685-1750)=ブゾーニ: シャコンヌ ニ短調 BWV1004
 2-4.モーツァルト(1759-1791): ピアノ・ソナタ 第18番 ニ長調 K576
 5.ショパン(1810-1849): バラード 第3番 変イ長調 Op.47
 6.リスト(1811-1886): ハンガリー狂詩曲 第12番
 7.スメタナ(1824-1884): チェコ民謡による幻想曲
ラディスラヴァ・ヴォンドラーチコヴァー(ピアノ)

 録音 2019年6月 Martinu Hall, Academy of Performing Arts, Prague

 ブゾーニが編曲したバッハの「シャコンヌ」からスメタナの幻想曲まで、技巧的なピアノ曲を集めた1枚。
 演奏しているヴォンドラスコヴァーはプラハ音楽院でヴァレンティーナ・カメニコヴァに学び、数多くの賞を獲得、1997年にはプラハ芸術アカデミーを卒業し、現在はここで教鞭を執っています。
 室内楽、伴奏も得意とし、ソプラノ歌手アンダ=ルイズ・ボグザが歌うベッリーニ、ヴェルディ、プッチーニの歌曲集(UP0172)では伴奏を務め、表情豊かなピアノを聴かせています。
 
 


UP0108
【旧譜】
¥2100
リヒャルト・シュトラウス/コルンゴルト/マーラー: 作品集
 1.リヒャルト・シュトラウス(1864-1949): 交響詩「ドン・ファン」Op.20
 2-4.コルンゴルト(1897-1957): ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
 マーラー(1860-1911): リュッケルト歌曲集より
  5.第3番: 私の歌を覗き見しないで
  6.第7番: 美しさゆえに愛するなら
  7.第4番: 私は仄かな香りを吸い込んだ
  8.第6番: 真夜中に
  9.第5番: 私はこの世に捨てられて
フランティシェク・ノヴォトニー(ヴァイオリン)‛&2-4
カルラ・ビトナロヴァー(メゾ・ソプラノ)‛&5-9
マルティン・トゥルノフスキー(指揮)
ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団

 録音 2007年9月14日 ライヴ イフラヴァ

 2007年、チェコのイフラヴァで開催された「マーラー祝祭音楽祭」におけるライヴ録音。
 ここでタクト振るのはプラハ音楽院でアンチェルに指揮を学んだマルティン・トゥルノフスキー。規模の大きな作品をじっくり聴かせることに定評があり、このアルバムでも後期ロマン派を代表する3人の作曲家、リヒャルト・シュトラウス、コルンゴルト、マーラーの作品をとり上げています。
 シュトラウスはオーケストラ曲、コルンゴルトは協奏曲、マーラーは声楽曲とそれぞれ方向性が違いますが、トゥルノフスキーはソリストたちと息をぴったり合わせ、見事な演奏を披露しています。
 
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UP0112
【旧譜】
¥2100→\1990
ARCODIVAの隠れ名盤
 スターレクが指揮した第7番の交響曲

  マーラー(1860-1911): 交響曲 第7番 ホ短調
イジー・スターレク(指揮)
チェコ放送交響楽団

 録音 2008年9月19日 ライヴ イフラヴァ

 マーラー生誕の地であるカリシュト村近郊の古い歴史を持つ街、イフラヴァ。ここでは毎年(最近は一年おき)、マーラーの誕生日である7月7日もしくは命日である5月18日を中心に「マーラー祝祭音楽祭」が開催されています。
 メインのコンサートのいくつかはCD化されており、中でもこのスターレクが指揮した第7番の交響曲は、知る人ぞ知る名演。
 冒頭から異様な緊張感に包まれており、そのテンションは曲が終わるまで持続します。
  
 


UP0031
【旧譜】
¥2100
レオシュ・スワロフスキー
ドヴォルザーク&チャイコフスキー: 弦楽セレナード

 1-5.ドヴォルザーク(1841-1940): 弦楽セレナード ホ長調 Op.22
 6-9.チャイコフスキー(1840-1893): 弦楽セレナード ハ長調 Op.48
レオシュ・スワロフスキー(指揮)
チェコ室内管弦楽団バルドビツェ

 録音日 2000年8月29-30日,9月2日 Prdubice University Hall

 ヴァーツラフ・ノイマンの最後の弟子として、プラハ音楽アカデミーでフルートと指揮を学んだレオシュ・スワロフスキー(ハンス・スワロフスキーじゃないです)。
 プラハ国立歌劇場でズデニェク・コシュラーのアシスタントとしてキャリアをスタート、その後はチェコを中心に活躍。1997~2009年にはプラハ国立歌劇場で活躍するかたわら、NAXOSレーベルでもおなじみチェコ室内管弦楽団パルドビツェの首席指揮者に就任し、東欧の作品を中心とした数多くの録音を発表しています。
 日本にもたびたび演奏に訪れ、現在はセントラル愛知交響楽団の名誉音楽監督としても活躍しています。
 この2000年の録音は、彼が得意とするドヴォルザークとチャイコフスキーの弦楽セレナードの演奏。少人数のメンバーが紡ぎ出す艶やかな弦の響きが心地よい極上の1枚です。
 
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UP0030
【旧譜】
¥2100→\1990
Allegro Barbaro マルティン・カシーク: リサイタル
 1.バルトーク(1881-1945): アレグロ・バルバロ BB63
 2-5.ヤナーチェク(1854-1928): 霧の中で JW VIII/22
 6-7.ヤナーチェク: ピアノ・ソナタ「1905年10月1日、街頭にて」 JW VIII/19
 8-10.クレメント・スラヴィツキー(1910-1999): 3つのピアノ小品
 11-13.スラヴィツキー: 人生の熟考
 14.ルボシュ・フィシェル(1935-1999): ピアノ・ソナタ 第8番
マルティン・カシーク(ピアノ)

 録音 2000年6月13-20日 Domovina Stidio Prague

 1976年生まれのピアニスト、マルティン・カシークが演奏する東欧の作品集。
 良く知られるバルトークの「アレグロ・バルバロ」やヤナーチェクの「ピアノ・ソナタ」を中心に、チェコの2人の現代作曲家スラヴィツキーとフィシェルの作品を演奏。活発なバルトーク、深い思考に裏打ちされたヤナーチェクを聴かせるとともに、ほとんど知られていないスラヴィツキーのソナタ「人生の熟考」と、短いながらも充実したフィセルの「ソナタ第8番」を紹介し、20世紀チェコにおける音楽の伝統を音によって見事に提示します。




 実は今から7年前、このカシークのコンサートを春日井で開いたことがある。
 春日井にきてもらうのは申し訳ないような超本格派ヴィルトゥオーゾ。そして熱血漢。

 1976年生まれのカシークは1990年代、大西洋両岸各国のコンクールで次々と優勝を重ねた俊英ピアニスト。
 祖国チェコとフランスで師事してきたのは、クランスキー、ベルマン、ツァハリアス、インジッチ、エルフェといったおそるべき異才の名教師たち。そのせいか現代モノを弾かせると強烈な説得力と求心力で聴き手を引っぱるが、いっぽうでドヴォルザークやショパンでは繊細で硬質な独特のロマンを感じさせてくれる。
 これまでベルリンのフィルハーモニー、ライプツィヒのゲヴァントハウス、アムステルダムのコンセルトヘボウ、ニューヨークのカーネギー・ホールという世界の名だたる桧舞台を制覇してきた、まさに現代チェコ・ピアノ界の風雲児といっていい。

 
 


UP0048
【旧譜】
¥2100→\1990
カシーク、ショパンもあるんです!
 ショパン(1810-1849): ピアノ作品集

 1.アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22
 2.バラード 第1番 ト短調 Op.23
 3.夜想曲 第8番 変ニ長調 Op.27-2
 4.スケルツォ 第2番 変ロ短調 Op.31
 5.マズルカ 第14番 ト短調 Op.24-1
 6.マズルカ 第15番 ハ長調 Op.24-2
 7.マズルカ 第16番 変イ長調 Op.24-3
 8.マズルカ 第17番 変ロ短調 Op.24-4
 9-12.ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 Op.58
マルティン・カシーク(ピアノ)

 録音 2001年12月17.21日 Lichtenstein Palace Prague

 1976年生まれのカシークによるショパンの作品集。
 1998年、チェコのマリアーンスケー・ラーズニェで開催されたショパン・フェスティバル・コンクールで優勝するほど、ショパン演奏について高く評価されており、このアルバムでも表情豊かな演奏を聴かせます。
 とりわけピアノ・ソナタ第3番での雄大な表現は聴き手の耳を魅了します。




 同じスラヴ系でありながら、背景が違えばセンスも変わってくる――音楽大国チェコの「いま」を代表するピアニストが、その感性をフルに発揮した貴重なソロ・アルバム!
 じっくりショパンを聴き込んできた今なら、この名手の感性のみずみずしさも一層格別に。

 イヴァン・モラヴェッツ、ルドルフ・フィルクシュニー、あるいはイヴァン・クラーンスキーやヤロスラフ・クヴァピル…中欧随一の芸術大国チェコは「弦の国」として知られながらも、実は昔から、独特のセンスを宿したピアニストを折々に輩出している国でもあります(少し遡って19世紀まで見てみれば、それこそモーシェレスにドライシェックにトマーシェクに…と超凄腕ピアニスト=作曲家が続々と世に出ていたわけですし)。
 他者との協調をとても大切にするお国柄ゆえか、むしろ室内楽に活躍の場を見出している実力派も多いのですが、それは何より、彼らが確たる自分自身の音楽性を持っていればこそ。他の音楽家の感性と向き合ったときでさえ、自分を見失わずにおれるからこそ、チェコのピアニストは素晴しい室内楽奏者たりえるのではないでしょうか?

 この歴史ある音楽大国の「いま」を支える実力派たちをマネージメントしている音楽事務所が主宰するArco Diva レーベルで、無数の録音に参加しながらその多くが室内楽アルバムゆえ、独自のピアニズムが(少なくとも日本の音盤シーンでは)あまり表に出てこなかったマルティン・カシークも、まさにそうした「確たる自己のある室内楽ピアニスト」にほかなりません。

 1976年生まれのカシークは、修業時代には知る人ぞ知るチェコの名匠イヴァン・クラーンスキーに学んだほか、ドイツのツァハリアス、オーストリアのバドゥラ=スコダ、フランスのクロード・エルフェ(!)、ロシアのラザーリ・ベルマン(!!)といった諸外国のさまざまな異才・名匠たちに師事してきた俊英。そんな彼のピアニズムが本来どういったものだったかを端的なレパートリーで強く印象づけてくれる、決定的なソロ・アルバムが本盤!

 ごらんのとおり、「アンダンテ・スピアナートと~」で始まり第3ソナタに終わる大曲2作の「枠」のあいだ、大小さまざまな名曲をバランスよく集めたプログラムで、ショパンの「静」と「動」とを美しく浮き彫りにしてゆく1枚です。聴いていて、しみじみ「ピアノっていいなあ、ショパン作品はなんて美しいのだろう…!」とあらためて思わずにはおれない、そんな本盤の充実度はおそらく、筋違いな自己主張とはまったく対極にある、しかし徹頭徹尾インスピレーションあふれる解釈姿勢からくるのでしょう。
 余計な作為なしに、曲そのものを、おのずと歌わしめる――これがショパン作品のようなピアノ曲で大いに困難なことは、いうまでもないでしょう。それをごく自然に体現してみせるカシークのみずみずしく透明なテンポルバート、そしてまるで空気のように、どこから響いてくるのかこの美音?というタッチの妙...作品を知り尽くしていればこその、多くの人を魅了せずにおかないショパン像。

 他者(作曲家)を重んじることのできるチェコ人なればこその「プラハのショパン」、どうぞご注目を!

 
 

UP0032
【旧譜】
¥2100
チェコの現代音楽作品集
 1-6.ヤロスラフ・クルチェク(1939-): トリオのための音楽
 7-11.イルジー・ゲムロト(1957-): モーメンツ
 12-15.クルチェク: ルネッサンス・トリオ
 16-18.イリヤ・フルニーク(1922-):
  オーボエ、クラリネットとファゴットのための三重奏曲
 19.トーマス・スヴォボダ(1939-): トッカータ-プレスティッシモ・ポシビーレ
 20-22.クルチェク: Hail, Thou Graceful Music
ノヴァーク・トリオ

 録音 2011年12月 Studio Domovina, Na Maninach 32, Prague 7, CzechRepublic

 オーボエ、ファゴット、クラリネットによる三重奏曲を6曲集めたアルバム。このうちの3曲は、指揮者、録音プロデューサーとしても活躍する作曲家ヤロスラフ・クルチェクの作品です。
 南ボヘミア近郊で生まれ、プラハ音楽院で作曲を学び、電子音楽とチェコ民謡を研究したというクルチェクは、20年以上に渡りアンサンブル「ムジカ・ボヘミア」を率い、民族音楽を基にした作品や現代作品を演奏、聴衆を魅了しており、 どの曲もボヘミア民謡が効果的に使われたとても聴きやすい作風です。
 ゲムロトはほとんど知られていませんが、この「モーメンツ」は流麗な旋律を持つ楽しい曲。フルニクはノヴァークに師事した作曲家で、台本作家、短編小説作家などさまざまな才能を使い分ける才人。この三重奏曲は、すべての楽器の特性を生かした技巧的な作品です。アメリカで活躍するスヴォボダの「トッカータ」はとにかく気持ちのよい旋律に彩られた短い曲。鮮烈な印象を残します。
 
 


UP0036
【旧譜】
¥2100
ヤナーチェク(1854-1928): 弦楽四重奏曲集
 1-4.弦楽四重奏曲 第1番「クロイツェル・ソナタ」JW VII/8
 5-8.弦楽四重奏曲 第2番「ないしょの手紙」JW VII/13
マルティヌー四重奏団

 録音 2000年2月29日,3月1日 Hluboká nad Vltavou.

 チェコの偉大な作曲家マルティヌーをアンサンブル名に据えた「マルティヌー四重奏団」。1976年にプラハ音楽院の学生によって結成され、1985年にマルティヌー財団の許可を得て現在の名前に改名。マルティヌー作品はもちろんのこと、ドヴォルザークやエベンなどチェコの作曲家の作品を演奏し、作品を広めることに尽力しています。
 このアルバムには主人公の内面を描いたとされる狂おしい音が連続する「クロイツェル・ソナタ」と晩年のヤナーチェクの心境が反映された「ないしょの手紙」、この2つの弦楽四重奏曲を収録。美しい弦の音色が特徴です。
 
 
UP0052
【旧譜】
¥2100
ボドロヴァー&スティーヴンソン: 弦楽四重奏曲集
 1-3.シルヴィー・ボドロヴァー(1954-): テレジン・ゲットーのレクイエム
 4-6.ボドロヴァー: 夏の協奏曲
 7-10.ロナルド・スティーヴンソン(1928-): Voces vagabundae
ナイジェル・クリフ(バリトン)‛&1-3
マリア・イザベル・シーワース(ギター)‛&4-6
マルティヌー四重奏団

 録音 2002年4.6月、2003年1月 Domovina studio in Prague

 チェコの女性作曲家、シルヴィー・ボドロヴァー。1980年代から作曲活動を行っていた彼女の名前を一躍高めたのが、1997年に作曲された「テレジン・ゲットーのレクイエム」でした。
 ホロコーストの犠牲者に捧げられたこの曲は、ヨーロッパとアメリカで何度も演奏されただけではなく、2003年には"イギリスのシンドラー"と呼ばれるニコラス・ウィントン(チェコのユダヤ人の子供たちを救出し、イギリスに避難させた業績を持つ)のドキュメンタリー映画のサントラにも使われ、多くの人々の心を動かしたことでも知られています。
 かたや「夏の協奏曲」はギターと弦楽四重奏のための作品。こちらは情熱的な旋律に彩られています。
 最後に置かれたスティーヴンソンの「Voces vagabundae」は民謡風の旋律をもつ美しい作品です。
 
 


UP0057
【旧譜】
¥2100
1-3.ラフマニノフ(1873-1943): ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 Op.30
4-6.J.S.バッハ(1685-1750): チェンバロ協奏曲 ニ短調 BWV1052(F.ブゾーニ編)

J.S.バッハ:
 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV 1006より(S.ラフマニノフ編)
 7.第1番: 前奏曲/8.第2番: ガヴォット/9.第3番: ジーグ
アダム・スコーマル(ピアノ)
レオシュ・スワロフスキー(指揮)‛&1-6
プラハ室内管弦楽団‛&1-6
プラハ交響楽団‛&1-6

 録音 2002年6月13.14日 Smetana Hall,Prague‛&1-3  2002年11月3.6日 Lichtenshtein Palace‛&4-9

 チェコ出身のピアニスト、作曲家アダム・スコーマル。数多くのオーケストラと共演し、夏の音楽祭にも出演するなど活躍、2012年からはプラハ音楽院でピアノと室内楽を教えています。
 彼はプラハ音楽院で学び、1998年に「プラハの春・国際コンクール」で2位を受賞。アメリカへ留学、それ以降は、イタリアやアメリカでコンクールに入賞し、2001年にはカールスバッドで演奏したラフマニノフのピアノ協奏曲第3番が高く評価されたことで、このアルバムの録音が実現しました。
 当時の彼が最も得意としていたラフマニノフと、ブゾーニ編のバッハ「チェンバロ協奏曲」、ラフマニノフが編曲したバッハの無伴奏ヴァイオリンのパルティータを併せ、自らの卓越したピアニズムを存分に披露しています。
 
 

UP0065
【旧譜】
¥2100
シルヴィー・ボドロヴァー(1954): オラトリオ「マカベウスのユダ」
 1-17.ボドロヴァー(1954-): オラトリオ「マカベウスのユダ」
ガブリエラ・ベニャチコヴァー(ソプラノ)
アレシュ・ブリスツェイン(テノール)
イヴァン・クスニエル(バリトン)
エヴァ・サルツマノーヴァ(語り)
オタカール・ブロウセク(語り) 他
ウラディミール・ヴァーレク(指揮)
プラハ・フィルハーモニー合唱団
プラハ・フィルハーモニー児童合唱団
プラハ放送交響楽団

 録音 2002年5月25日 プラハの春音楽祭 Cathedral of St Vitus

 チェコの女性作曲家、ボドロヴァー。ブルノのヤナーチェク音楽芸術大学で作曲を学び、1987年からはアムステルダムのトン・デ・レーウの下で研鑽を積みました。
 いくつかの作曲コンクールに入賞し、着々と才能を発揮、現在では世界中で作品が演奏される人気作曲家となっています。
 このオラトリオ「マカベウスのユダ」は2002年の"プラハの春音楽祭"の委嘱作。映画音楽を思わせる壮大な序曲にはじまり、エキゾチックなオーケストラの旋律となドラマティックな合唱が溶け合う印象的な作品です。
 
 
UP0077
【旧譜】
¥2100
シュニトケ/スティーヴンソン/マルティヌー:
 ヴァイオリンとピアノのための作品集

  1-5.シュニトケ(1934-1998): 古い様式による組曲6-
  8.スティーヴンソン(1928-): パーセルの3つのグラウンド
  9.スティーヴンソン: ヴァイオリンとピアノのためのレチタティーヴォとアリア
  10-13.マルティヌー(1890-1959): ヴァイオリン・ソナタ 第3番 H.303
イヴァナ・トマシュコヴァ(ヴァイオリン)
レナータ・アルダチェヴォヴァー(ピアノ)

 録音1998年‛&1-92004年‛&10-13

 近現代に作曲された4つのヴァイオリンとピアノのための作品集。
 1972年のシュニトケの「古い様式による組曲」は、まるで古典派作品のような雰囲気を備えていますが、実はこれらはシュニトケが映画のために書いた音楽から転用したもの。美しい旋律の中に、時折、不協和音が混じるところがシュニトケらしさと言えるでしょう。
 スティーヴンソンはイギリスの現代作曲家で、難解なピアノ曲が多く知られていますが、1958年にかかれたこの無伴奏作品はパーセルの曲を下敷きにしており、美しい瞬間に満ちています。「レチタティーヴォとアリア」も瞑想的な美しさを湛えています。
 マルティヌーのヴァイオリン・ソナタ第3番は1944年の作品。交響曲第3番、第4番と同時期に書かれており、快活さと悲痛さが入り混じったユニークな表情を持っています。チェコを代表する2人の名手の息のあった演奏で。
 
 
UP0043
【旧譜】
¥2100
Rhapsody ヴィオラのための作品集
 1-3.クレメント・スラヴィツキー(1910-1999): ラプソディ
 4-6.マルティヌー(1890-1959): 二重奏曲 第1番「3つのマドリガーレ」 H.313
 7-10.ズデニェク・ルカーシュ(1928-2007): 無伴奏ヴィオラのためのソナタ
 11.ブリテン(1913-1976): ラクリメ - ダウランド歌曲の投影 Op.48a
 12-14.シルヴィー・ボドロヴァー(1954-): ヒラ・ローメ
 15.モンティ(1868-1922): チャールダーシュ
イトカ・ホスプロヴァー(ヴィオラ)
ヴェロニカ・ヤルスコヴァ(ヴァイオリン)‛&4-6
カテジーナ・エングリホヴァー(ハープ)‛&11.15

 録音 2001年11月8-11日 Domovina Studio Prague

 スロヴァキア出身のヴィオラ奏者、イトカ・ホスプロヴァー。このアルバムには彼女のお気に入りのレパートリーが収録されており、その卓越した技術と、知られざる東欧作品を楽しむことができます。
 スラヴィツキーはスロヴァキア以外ではほとんど知られていない作曲家。しかし一度でも耳にすれば、その独特な作風に魅了されることでしょう。
 ポドロヴァーとルカーシュはARCODIVAレーベルが力を入れている作曲家たち。民謡風の旋律が印象的です。他にはマルティヌー、ブリテンの作品を選曲、最後にはおなじみ、モンティのチャールダーシュが情熱的に演奏されています。
 
 
UP0141
(2CD)
【旧譜】
¥3200

グルック(1714-1787): 歌劇《エツィーオ》
 【CD1】1-24.1幕
 【CD2】1-15.第2幕/16-27.第3幕

ヤナ・レヴィツォヴァー(メゾ・ソプラノ)
エヴァ・ミュレロヴァー(ソプラノ)
シュレイモバー金城由起子(ソプラノ)
ミハエラ・シュルーモヴァー(ソプラノ)
マルティン・シュレイマ(テノール)
オンドジェイ・ソハ(テノール)
イジー・ペトルドリーク(指揮)
スタジオ・コーラスプラハ交響楽団

 録音 2010年4月27日 ライヴSt.simon and juda Church Prague

 1750年に初演され、1763年に改訂されたグルックのオペラ《エツィーオ》。フン族を破ったばかりのローマの将軍エツィオと皇帝ヴァレンティニアーノを主人公とした波乱万丈の物語であり、台本は当時大人気のメタスタージオの手によるもの。
 グルックの他に、ポルポーラ、アウレッタ、ハッセ、ラティッラ、そしてハイドンなど数多くの作曲家がこの台本に曲を付けています。
 この録音は1750年に初演されたプラハ版による演奏で、ほとんどはチェコの歌手たちによって歌われていますが、オノリア役は2012年よりプラハ国民劇場の専属歌手となったシュレイモバー金城由起子が担当。強い存在感を放っています。
 
 

UP0148
¥2100
ベートーヴェン: カンタータ集
 1.ハイドン(1732-1809): マリア・テレジアのためのテ・デウム Hob.XXIIIc: 2
 2-8.ベートーヴェン(1770-1827): 皇帝ヨーゼフ2世葬送カンタータ WoO 87
 9-14.ベートーヴェン: 皇帝レオポルト2世戴冠式カンタータ WoO 88
エヴァ・ミュレロヴァー(ソプラノ)
エディタ・アドレロヴァ(メゾ・ソプラノ)
アレシュ・ヴォラーチェク(テノール)
マテイ・チャディマ(バス)
イジー・ペトルドリーク(指揮)
プラハ混声合唱団
南ボヘミア室内フィルハーモニー管弦楽団

 録音 2012年6月13.14日 Otakar Jeremias Concert Hall ?eské Bud?jovice

 1790年、ボンの宮廷音楽家として活躍していたベートーヴェンは、この年崩御したヨーゼフ2世のための追悼カンタータを作曲、そしてすぐ次に即位したレオポルド2世の戴冠式を祝す音楽も書きました。しかし、これらは実際に演奏されることはなく、そのまま忘れられてしまったのです。ただ、ハイドンは葬送カンタータの総譜を目にしてベートーヴェンの才能を感じ取り、弟子入りを許可したとも言われており、またベートーヴェン自身もいくつかの旋律を自作の《フィデリオ》に転用するなど、作品に自信を持っていたようで、とても20歳の若者が書き上げたとは思えない充実の仕上がりを見せています。
 このアルバムには、2曲のカンタータにハイドンの小さな「テ・デウム」を添え、18世紀から19世紀への転換期の音楽をじっくりと聴かせます。合唱団の素朴な歌声も魅力的です。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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SWR CLASSIC



SWR19525CD
(5CD)
¥3200→\2990
ノリントンの爽快ベートーヴェンがお値打ちBOXで登場
ベートーヴェン: 交響曲全集

 【DISC 1】
  第1番 ハ長調 Op.21/第2番 ニ長調 Op.36
 【DISC 2】
  第3番 変ホ長調 Op.55 「英雄」/第4番 変ロ長調 Op.60
 【DISC 3】
  第5番 ハ短調 Op.67/第6番 ヘ長調 Op.68 「田園」
 【DISC 4】
  第7番 イ長調 Op.92/第8番 ヘ長調 Op.93
 【DISC 5】
  第9番 ニ短調 Op.125
ロジャー・ノリントン (指揮)
シュトゥットガルト放送交響楽団
カミラ・ニールンド (ソプラノ)
イリス・ヴェルミリオン (アルト)
ヨナス・カウフマン (テノール)
フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ (バス)
シュトゥットガルト・ゲッヒンゲン聖歌隊
 ‛&以上 DISC 5
 
 ライヴ録音: 2002年8-9月 リーダーハレ ベートーヴェンザール シュトゥットガルト、ドイツ

 【ノリントンの爽快ベートーヴェンがお値打ちBOXで登場!】
 2002年にシュトゥットガルトで行われた、ノリントンとシュトゥットガルト放送響によるベートーヴェン・チクルスを収めた一連のアルバムが、たいへんお求めやすいBOXで登場します。
 かなり速いテンポを基本とするアプローチですが、細部までおろそかにしない、とにかく丁寧な表現で、デュナーミクや歌いまわしにも独特のアイデアが満載。その美しさと爽快感は世界中の音楽ファンを魅了しました。
 第九のテノールにカウフマンが参加、マーチではその若々しい歌声を楽しむことが出来ます。
 


<メジャー・レーベル>
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DECCA



4840219
(14CD)
\10000→\8990
シャルル・ミュンシュ~シャルル・ミュンシュの遺産
  30年間の圧巻の回顧録。CD14枚組BOXセット》

《CD 1》
 1) ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲*、
 2) ヴィドール:ピアノと管弦楽のための幻想曲*、
 3) ハイドン:協奏交響曲変ロ長調Hob.I:105*、
 4) モーツァルト:アダージョとフーガ ハ短調K.546*
  【演奏】
   ジャクリーヌ・ブランカール(1)、Marcelle Herrenschmidt(2)(ピアノ)、
   ローラン・シャルミー(ヴァイオリン)(3)、アンドレ・ナヴァラ(チェロ)(3)、
   フェルナン・ウーブラドゥ(ファゴット)(3)、Myrtil Morel(オーボエ)(3)、
   パリ・フィルハーモニー管弦楽団(1, 2)、パリ音楽院管弦楽団(3)、Grand Symphony Orchestra(4)
    【録音】1938年(1-3)、1939年(4)、パリ/
《CD 2》
 1) ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調Op.93*、
 2) メンデルスゾーン:交響曲第5番ニ短調Op.107『宗教改革』*
  【演奏】パリ音楽院管弦楽団
  【録音】1947年、ロンドン/
《CD 3》
 ベルリオーズ:
  1) 歌劇『ベンヴェヌート・チェッリーニ』より序曲、
  2) 劇的交響曲『ロメオとジュリエット』Op.17より
   「ロメオただ一人―キャプレット家の饗宴」/「愛の場面」/「スケルツォ:女王マブ」、
  3) 歌劇『トロイアの人々』より「王の狩りと嵐」、4) 序曲『海賊』Op.21
   【演奏】パリ音楽院管弦楽団
  【録音】1946年、ロンドン(1)、1949年(2, 3)、1948年(4)、パリ/
《CD 4》
 1) シューマン:交響曲第4番ニ短調Op.120*、
 2) ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77*
  【演奏】
   オシー・レナルディ(ヴァイオリン)(2)、
   ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2)
  【録音】1947年、ロンドン(1)、1948年、アムステルダム(2)/
《CD 5》
 フランク:1) 交響的変奏曲、2) 交響曲ニ短調、
 サン=サーンス:3) 交響詩『オンファールの糸車』Op.31*、4) 交響詩『死の舞踏』Op.40*
  【演奏】アイリーン・ジョイス(ピアノ)(1)、パリ音楽院管弦楽団(1-3)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(4)
  【録音】1946年、ロンドン(1-3)、1948年、アムステルダム(4)/
《CD 6》
 ビゼー:1) 交響曲ハ長調*、2) 歌劇『美しきパースの娘』より「ジプシーの踊り」*、
 フォーレ:
  3) 組曲『ペレアスとメリザンド』Op.80*、4) パヴァーヌOp.50*、
 5) ダンディ:歌劇『フェルヴァール』Op.40より第1幕前奏曲*
  【演奏】ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1-3)、パリ音楽院管弦楽団(4, 5)
  【録音】1947年(1-3, 5)、1946年(4)、ロンドン/
《CD 7》
 1) プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調Op.25『古典』*、
 2) チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74『悲愴』*
  【演奏】パリ音楽院管弦楽団【録音】1947年、ロンドン(1)、1948年、パリ(2)/
《CD 8》
 ドビュッシー:1) イベリア(『管弦楽のための映像』第2曲)*、2) 英雄の子守歌*、
 ルーセル:3) 小組曲Op.39*、4) 『蜘蛛の饗宴』Op.17より「交響的断章」*、5) 組曲ヘ長調Op.33*
  【演奏】パリ音楽院管弦楽団(1-3)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(4, 5)
  【録音】1947年(1, 2, 4, 5)、1946年(3)、ロンドン/
《CD 9》
 ラヴェル:
  1) ピアノ協奏曲ト長調**、2) 『ダフニスとクロエ』第1組曲*、
  3) 『ダフニスとクロエ』第2組曲*、4) ボレロ*
   【演奏】
    ニコール・アンリオ=シュヴァイツァー(ピアノ)(1)、
    パリ音楽院管弦楽団【録音】1949年、パリ(1)、1946年、ロンドン(2-4)/
《CD 10》
 1) オッフェンバック/ロザンタール編:バレエ『パリの喜び』、
 2) ビゼー:『カルメン』組曲
  【演奏】ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
  【録音】1965年(1)、1967年(2)、ロンドン/
《CD 11》
 レスピーギ:
  1) ローマの松、2) ローマの噴水、3) ビゼー:『アルルの女』組曲
  【演奏】ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
  【録音】1967年、ロンドン/
《CD 12》
 1) バロー:交響曲第3番**、
 2) ルーセル:バレエ『バッカスとアリアーヌ』組曲第2番**
  【演奏】フランス国立放送管弦楽団【録音】1961年、パリ/
《CD 13-14》
 ベルリオーズ:1) 幻想交響曲Op.14、2) レクイエムOp.5(死者のための大ミサ曲)
  【演奏】
   ペーター・シュライヤー(テノール)(2)、
   バイエルン放送合唱団(2)、ハンガリー放送管弦楽団(1)、バイエルン放送交響楽団(2)
  【録音】
   1966年、ブダペスト(1)、1967年、ミュンヘン(2)(ペーター・シュライヤーのソロ/1968年、ウィーン)


 *DECCA初CD化
 **DECCA世界初CD化
 
シャルル・ミュンシュ(指揮)

 フランスの巨匠による30年間の圧巻の回顧録。CD14枚組BOXセット

 フランスの巨匠シャルル・ミュンシュによる名録音をCD14枚にまとめたBOXセットが発売されます。
 デッカの全録音に加えて、それ以前の非常に珍しいポリドール(ヴィドール、ラヴェル)、オワゾリール(ハイドン、モーツァルト)、そしてその後のフィリップス、ドイツ・グラモフォン、Vegaからの録音も収録され、30年にわたるミュンシュの見事な音楽作りを幅広く網羅した、他に類を見ない圧巻の回顧録ともいえる録音集です。
 中には長い間入手不能となっていたもの、さらに初CD化、世界初CD化となるものも含まれます。
 新規リマスタリング。オリジナル・ジャケット付き。


 プロモーション・ビデオです!!
  https://youtu.be/F4B0ikkbZVk
 
 
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4840600
(15CD)
\11000→\9990

世界初CD化多数!
オイゲン・ヨッフム~フィリップス管弦楽曲録音全集


《CD 1》
ベートーヴェン:1) 交響曲第1番ハ長調Op.21、2) 交響曲第2番ニ長調Op.36
 【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
 【録音】1967年(1)、1969年(2)、アムステルダム/
《CD 2》
 ベートーヴェン:
  1) 交響曲第3番変ホ長調Op.55『英雄』、2) 交響国第8番ヘ長調Op.93
   【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
   【録音】1969年、アムステルダム/
《CD 3》
 ベートーヴェン:1) 交響曲第4番変ロ長調Op.60、2) 交響曲第7番イ長調Op.92
  【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
  【録音】1968年(1)、1967年(2)、アムステルダム/
《CD 4》
 ベートーヴェン:1) 交響曲第5番ハ短調Op.67『運命』、2) 交響曲第6番ヘ長調Op.68『田園』
  【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
  【録音】1968年、アムステルダム/
《CD 5》
 ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125『合唱』
  【演奏】リゼロッテ・レープマン(ソプラノ)、アンナ・レイノルズ(メッゾ・ソプラノ)、
  アントン・デ・リッダー(テノール)、ゲルト・フェルトホフ(バス)、
  オランダ放送合唱団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
   【録音】1969年、アムステルダム/
《CD 6》
 ベートーヴェン:序曲集
  1)『レオノーレ』第1番Op.138、2)『レオノーレ』第2番Op.72a、
  3)『レオノーレ』第3番Op.72b(1960年録音)、4)『献堂式』Op.124**、
  5)『エグモント』Op.84**、6)『命名祝日』Op.115**、7)『コリオラン』Op.62**
   【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
   【録音】1969年(1, 2)、1960年(3-7)、アムステルダム/
《CD 7》
 ベートーヴェン:
  1) 序曲『レオノーレ』第3番Op.72b(1969年録音)、
  2) 序曲『フィデリオ』Op.72c、3) ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15**、
 4) モーツァルト:ピアノ協奏曲第14番変ホ長調K.449**
  【演奏】
   ヴェロニカ・ヨッフム・フォン・モルトケ(ピアノ)(3, 4)
   ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1, 2)、バンベルク交響楽団(3, 4)
  【録音】1968年、アムステルダム(1, 2)、1969年、バンベルク(3, 4)/
《CD 8》
 モーツァルト:
  1) 交響曲第36番ハ長調K.425『リンツ』、2) 交響曲第38番ニ長調K.504『プラハ』
   【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団【録音】1961年、アムステルダム/
《CD 9》
 モーツァルト:
  1) 交響曲第35番ニ長調K.385『ハフナー』、2) 交響曲第41番ハ長調K.551『ジュピター』
   【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
   【録音】1960年、アムステルダム/
《CD 10》
 1) シューベルト:交響曲第4番ハ短調Op.417『悲劇的』**、
 2) シューマン:交響曲第4番ニ短調Op.120**
  【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
  【録音】1960年、アムステルダム/
《CD 11》
 1) シューベルト:交響曲第8番ロ短調D759『未完成』**、
 2) ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67**
  【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(2)
  【録音】1952年、アムステルダム(1)、1951年、ベルリン(2)/
《CD 12》
 R.シュトラウス:
  1) 交響詩『ドン・ファン』Op.20(1952年録音)、
  2) 交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』Op.28(1952年録音)、
  3) 楽劇『ばらの騎士』Op.59よりワルツ・シークエンス第1番・第2番、
  4) 交響詩『ドン・ファン』Op.20(1960年録音)、
  5) 交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』Op.28(1960年録音)
   【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
   【録音】1952年(1, 2)、1960年(3-5)、アムステルダム/
《CD 13》
 ワーグナー:
  1) 歌劇『さまよえるオランダ人』より序曲**、
  2) 楽劇『トリスタンとイゾルデ』より「前奏曲と愛の死」**、
  3) 楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より第1幕&第3幕への前奏曲**、
  4) 歌劇『タンホイザー』より序曲**
   【演奏】バイエルン放送交響楽団【録音】1957年、ミュンヘン/
《CD 14》
 ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調
  【演奏】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
  【録音】1964年、ドイツ、バイエルン州、オットーボイレン(ライヴ)/
《CD 15》[オットーボイレン、ベネディクト修道院にあるバジリカ聖堂におけるオルガン音楽の録音]
 1) ニコラウス・ブルーンス:前奏曲第3番ホ短調*、
 2) ルイ=クロード・ダカン:ノエル第10番ト長調『グラン・ジュとデュオ』*、
 3) J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ト長調BWV541*、
 4) ルドルフ・メンゲルベルク:マニフィカト**
  【演奏】
  アーダルベルト・マイアー(オットーボイレン、ベネディクト修道院のオルガン)(1-3)、
   Annie Woud(アルト)(4)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(4)
   【録音】1964年、ドイツ、バイエルン州、オットーボイレン(1-3)(ライヴ)、1952年、アムステルダム(4)

 *DECCA初CD化
 **DECCA世界初CD化
 
オイゲン・ヨッフム(指揮)

 誠実な音楽作りに定評のあるドイツの名指揮者によるCD15枚組BOX
 オイゲン・ヨッフムは1902年ドイツ生まれ、バイエルン放送交響楽団の音楽監督、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の指揮者、バンベルク交響楽団の芸術顧問・首席指揮者を歴任し、数々の名録音を残しました(1987年没)。その音楽作りにはいつも変わらぬ誠実さがありました。

 ベートーヴェン生誕250周年にあたる今年、このBOXにはオイゲン・ヨッフム2回目のベートーヴェンの交響曲全曲録音が、序曲集(その多くが世界初CD化)、ピアノ協奏曲第1番(ソリストは娘のヴェロニカ)とともに収録されています。
 ヨッフムがフィリップスに行ったこの管弦楽曲録音全曲には多くの珍しい曲目、世界初CD化(シューベルトの交響曲第4番と第8番、シューマンの交響曲第4番、ワーグナーの序曲と前奏曲、R.シュトラウスの交響詩のモノラル録音とステレオ録音)も含まれます。
 LP2枚組からのブルックナーの交響曲第5番(アーダルベルト・マイアーのオットーボイレン修道院からのオルガン・リサイタル)のライヴ録音、ルドルフ・メンゲルベルクの珍しい『マニフィカト』も収録。
 新規リマスタリング、豪華な解説書とオリジナル・ジャケット付き。CD15枚組BOX。


 こちらもプロモーション・ビデオ!
 https://youtu.be/quGCxK6EbWg
 
 






<国内盤>


ONDINE(国内仕様盤)


NYCX-10148
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2500+税
※輸入盤掲載済
ベートーヴェン(1770-1827):弦楽四重奏曲 第15番&第13番
 【CD1】 弦楽四重奏曲 第15番 イ短調 Op.132
  1.第1楽章:Assai sostenuto – Allegro
  2.第2楽章:Allegro ma non troppo
  3.第3楽章:Heiliger Dankgesang eines Genesenden
    an die Gottheit, in der lydischen Tonart: Molto adagio
  4.第4楽章:Alla marcia, assai vivace5.第
  5楽章:Allegro appassionato
 【CD2】 弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調 Op.130
  1.第1楽章:Adagio ma non troppo
  2.第2楽章:Presto
  3.第3楽章:Andante con moto ma non troppo
  4.第4楽章:Alla danza tedesca. Allegro assai
  5.第5楽章:Cavatina. Adagio molto espressivo
  6.大フーガ Op.133(Op.130のオリジナル・フィナーレ)
テツラフ・カルテット
【メンバー】
 クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)
 エリーザベト・クッフェラート(ヴァイオリン)
 ハンナ・ヴァインマイスター(ヴィオラ)
 ターニャ・テツラフ(チェロ)

 録音 2019年9月30日-10月4日 ゼンデザール、ブレーメン輸入盤 ODE-1347(4月10日発売)

 世界中で絶賛される弦楽四重奏団、テツラフ・カルテット。ヴァイオリニストのクリスティアン・テツラフとその妹ターニャを中心に1994年に結成、元バンベルク交響楽団のコンサート・ミストレス、エリーザベト・クッフェラートとチューリッヒ歌劇場管弦楽団の首席、ハンナ・ヴァインマイスターをメンバーとする彼らはヨーロッパの音楽祭の常連であり、その演奏は「ドラマティックでエネルギッシュ」と評され、2014年には来日公演も行い、日本でも着実に人気を獲得しています。
 ONDINEレーベルから2作目の発売となるこのアルバムで彼らが取り上げたのは、2020年に生誕250年を迎えるベートーヴェンの2曲の弦楽四重奏曲。どちらもベートーヴェンの晩年を代表する高い人気を誇る作品です。

 1825年に完成された第13番は作曲順では第15番の次に書かれたもので、初演時には、終楽章に「大フーガ」が置かれていました。
 しかし出版社の助言に従い、ベートーヴェンはこれを別の楽章に差し変えたことで、現在では「大フーガ」には別の作品番号が付されています。
 今回のアルバムで、テツラフ・カルテットは初演時の形を再現。終楽章には堂々たる大フーガが置かれています。第15番はもともと4楽章形式で構想されましたが、病から回復したベートーヴェンは「リディア旋法による、病より癒えたる者の神への聖なる感謝の歌」と題された美しい第3楽章を挿入。結果的に長大な作品として仕上がることとなりました。
 テツラフ・カルテットは晩年のベートーヴェンの崇高な意思を反映させ、凝縮した表現による熱い演奏を聴かせます。
 

 














3/12(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ACCENT



ACC 24369
¥2700
マリア・テレジア時代のハープ音楽
 ヴァーゲンザイル:協奏曲第2番 ト長調(ハープ、2つのヴァイオリン、チェロ)
 クルムフォルツ:ハープ・ソナタ 変ロ長調
 グルック:『オルフェオとエウリディーチェ』より 聖霊の踊り(ハープ、2つのヴァイオリン、チェロ、通奏低音)
 グルック/ロベール・ニコラ=シャルル・ボクサ:『オルフェオとエウリディーチェ』より「 エウリディーチェを失って」(ハープ独奏)
 ハイドン:三重奏曲 第3番 Op.53 ニ長調 Hob.XVI: 42(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
 伝ハイドン(orヨーゼフ・アロイス・シュミットバウアー):四重奏曲第6番 ヘ長調 Hob.XIV: F1(フルート、ヴィオラ、チェロ、ハープ)
 ヴァーゲンザイル:ソナタ第1番(ふたつのヴァイオリン、チェロ、通奏低音)
  マルグレート・ケール(シングルアクション・ハープ)
  マルチェッロ・ガッティ(フラウト・トラヴェルソ)
  イル・フリボンド

 シングルアクション・ハープの色彩的な響き

 録音:2019年9月3-5、15-16日/イタリア、ノマーリオ、聖バルトロメオ教会/67'48''

 18世紀初頭に広まったシングルアクション・ハープに焦点をあてたアルバムです。
 ペダルを踏むことでピッチを半音変化させることが出来るようになり旋律や和声の表現の幅がぐっと広がったこの楽器はウィーンで大いに流行し、1728年には神聖ローマ皇帝カール6世とその娘マリア・テレジアにハープが贈られています。
 古楽ハープ界における重要な演奏家の一人、マルグレート・ケールが編曲も含めて、当時の人々が耳にしたであろうハープ音楽の数々を聴かせてくれます。
 
 
ACC 24368
(2CD)
¥3700
17世紀に芽生えた宗教曲「オラトリオ」、初期の重要作
 ボナヴェントゥーラ・アリオッティ(1640-1690):
  オラトリオ『死の勝利』
エティエンヌ・メイヤー(指揮)
レ・トラヴェルセ・バロック

 録音:2019年11月10-13日、12月9日/フランス/50'13''、44'39''

 ボナヴェントゥーラ・アリオッティはイタリアの作曲家で、オルガニストとしても活躍。11のオラトリオを作曲したとされていますが、現存するのは4つだけ。1677年に書かれた『死の勝利』は初期のオラトリオとして重要な作品です。
 




HAENSSLER


HC 20027
(3CD)
¥3700
ベートーヴェンのミサ・ソレムニス、
 ミサ曲 ハ長調、オリーヴ山上のキリスト
ヘルムート・リリング(指揮)
シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
  CD 1
   ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調 Op.123
     パメラ・コバーン(ソプラノ)、フロランス・クィヴァール(アルト)、
     アルド・ボールディン(テノール)、アンドレアス・シュミット(バス)
     録音:1997年/シュトゥットガルト・リーダーハレ、ヘーゲルザール
  CD 2
   ベートーヴェン:ミサ曲 ハ長調 Op.86
     キャサリン・ヴァン・カンペン(ソプラノ)、インゲボルク・ダンツ(アルト)、
     キース・ルイス(テノール)、ミシェル・ブロダール(バス)
     録音:1993年2月/シュトゥットガルト・リーダーハレ、ヘーゲルザール
  CD 3
   ベートーヴェン:オラトリオ「オリーヴ山上のキリスト」Op.85
     マリア・ヴェヌーティ(ソプラノ)、キース・ルイス(テノール)、ミシェル・ブロダール(バス)
     録音:1994年2月/シュトゥットガルト・リーダーハレ、ヘーゲルザール

 リリング率いるシュトゥットガルト・バッハ・コレギウムが録音したベートーヴェンのミサ・ソレムニス、ミサ曲 ハ長調、オリーヴ山上のキリストがセットになって登場!

 CD 1 78'58"、CD 2 43'17"、CD 3 53'52"

 2020年のベートーヴェン・イヤーにあわせて嬉しいリイシューの登場。巨匠ヘルムート・リリング率いるシュトゥットガルト・バッハ・コレギウム、シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライが1990年代に録音したミサ・ソレムニス、ミサ曲 ハ長調、オラトリオ「オリーヴ山上のキリスト」がセットになって再発売します。
 宗教曲の合唱指揮者としても名高いリリングならではの各声部まできめ細かな解釈が今もなお高い評価を集めております。

 オラトリオ「オリーヴ山上のキリスト」は3つの独唱、合唱、およびオーケストラのための作品で、オリーヴ山上でのキリストの祈りと彼が兵士たちによって捕縛される場面を描いた内容です。
 なお、この詩をベートーヴェンは聖書からとらずに、フーバーという当時オペラなどの台本作者として知られていた詩人と共同作成したと言われております。
 
 

HC 18100
(4CD)
¥4200
ベルニウスが手兵シュトゥットガルト室内合唱団と録音、
 シューベルト、ブラームス、ハイドン
シュトゥットガルト室内合唱団
フリーダー・ベルニウス(指揮)
  CD 1
   シューベルト:
    「ミリアムの勝利の歌」 Op.136 D.942/「嵐の中の神」 Op.112-1 D.985/
    「詩篇23番」 Op.132 D.706/「太陽に寄す D.439/
    「コロナッハ」 Op.52-4 D.836/「無限なるものに寄せる讃歌」 Op.112-3 D.232/
    「世界の創造者たる神」 Op.112-2 D. 986
      クリスティナ・ラキ(ソプラノ)、アンドレアス・ロートコプフ(ピアノ)
      録音:1987年
  CD 2
   ブラームス:
    3つの四重唱曲Op.31/3つの四重唱曲Op.64/4つの四重唱曲Op.92/
    6つの四重唱曲Op.112より「憧れ」 、「 夜に」
     アンドレアス・ロートコプフ(ピアノ)/録音:1983年
  CD 3
   ハイドン:「十字架上のキリストの七つの最後の言葉」Hob.XX(合唱版)
    インガ・ニルセン(ソプラノ)、ガブリエレ・シュレッケンバッハ(アルト)、
    マルティン・ヒル(テノール)、マティアス・ヘレ(バス)、
    ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団
     録音:1981年、1982年
  CD 4
   ハイドン:
    「ネルソン・ミサ」 ニ短調 Hob.XXII-11/
    「4つの秘跡のレスポンソリウム(ラウダ・シオン)」Hob.XXII Ic-4/
    「めでたし、天の元后」 イ長調 Hob.XXII Ib-3*
     インガ・ニルセン(ソプラノ)*
     クリスティナ・ラキ(ソプラノ)、リア・ボレン(アルト)、ハイナー・ホプフナー(テノール)、
     ギュンター・ライヒ(バス)、ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団
     録音:1982年、1987年

 ドイツ合唱音楽界の巨匠ベルニウスが手兵シュトゥットガルト室内合唱団と録音したシューベルト、ブラームス、ハイドンがセットになって復活!

 CD 1 48'27"、CD 2 41'41"、CD 3 59'49"、CD 4 58'23"

 ドイツ合唱音楽界の巨匠フリーダー・ベルニウスが手兵シュトゥットガルト室内合唱団とともに1980年代に録音したシューベルト、ブラームス、ハイドンの作品集がセットになって登場します。現在入手困難な音源(インターコード原盤)なだけに歓迎すべき再発売といえましょう。

 ベルニウスは1968年にシュトゥットガルト室内合唱団を設立しその後多くの合唱曲を演奏。またシュトゥットガルト放送交響楽団、北ドイツ放送交響楽団などを指導し、ドイツの重鎮として確固たる地位を得ております。
 



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HARMONIAMUNDI



HMM 902406
(3CD)
¥4200→\3790
カザルス弦楽四重奏団によるベートーヴェン全集、完結
ベートーヴェン:
 弦楽四重奏曲全集 vol.3 ≪APOTHEOSIS(崇拝)≫

  [CD1]
   ・弦楽四重奏曲第5番 イ長調 op.18-5
   ・弦楽四重奏曲第6番 変ロ長調 op.18-6
  [CD2]
   ・弦楽四重奏曲第11番 ヘ短調 op.95「セリオーソ」
   ・弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調 op.131
  [CD3]
   ・弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 op.130/第1- 第5楽章
   ・大フーガ 変ロ長調 op.133
   ・弦楽四重奏曲第13番 編ロ長調 op.130/フィナーレ
カザルス弦楽四重奏団
 〔ヴェラ・マルティネス・メーナー
  (Vn/第1ヴァイオリン
   (op.18のみ第2ヴァイオリン))、
  アベル・トマス・レアルプ
   (Vn/第2ヴァイオリン
    (op.18のみ第1ヴァイオリン))、
  ジョナサン・ブラウン(Vla)、
  アルノー・トマス・レアルプ(Vc)〕

 
 録音:2019年1,3&11月、テルデックス・スタジオ(ベルリン)

 スペインが誇る弦楽四重奏団、カザルス弦楽四重奏団によるベートーヴェン弦楽四重奏曲全集、第3集、完結編「APOTHEOSIS(崇拝)」の登場です!
 これまでに第1 集「Invention(発明)」(HMM 902400)、第2集「Revelations(啓示)」(HMM 902403)とリリースを重ねて、それぞれ世界で高く評価されております。第1集ではベートーヴェンが切り開いた革新的な作品、第2集では前・中・後期の中核をなす作品を集めて収録。そしてこの第3集では、それぞれの時代を締めくくる作品が並びます。タイトルの「崇拝(讃)」が示すとおり、まさにベートーヴェンの神がかった才に驚かされる創意に満ちた楽曲が、まるですべてがその場で生まれているかのような新鮮さで演奏されています。

 カザルス弦楽四重奏団は、1997年に結成、2000年ロンドン国司あ弦楽四重奏コンクール優勝、2002 年ハンブルク・ブラームス国際弦楽四重奏コンクールで優勝し、またたく間にその実力を世界が認めることとなったカルテット。
 2007年に初来日、以降2009、2011、2014年に来日、2018年6月にはサントリーホール・チェンバーミュージック・ガーデン2018でベートーヴェン・チクルス(全曲演奏/全6回)に登場し、圧巻の演奏を披露しました。
 




PAN CLASSICS

PC 10414
¥2600
ヴィヴァルディ:
 モテット集&スターバト・マーテル~ジェルトルーダのために

  モテット『煌めけ、明るい星々よ』 RV625
  4声のソナタ『聖墓にて』 RV130
  ミゼレーレへの導入歌『悲しきイスラエルの娘たち』 RV638
  シンフォニア『聖墓にて』 RV169
  ミゼレーレへの導入歌『Non in pratis aut in hortis』 RV641
  スターバト・マーテル RV621
アレッサンドラ・ヴィセンティン(アルト)
ルカ・オベルティ(指揮)
アンサンブル・ピエトロ・アントニオ・ロカテッリ

 表情豊かなアルト歌手のための作品集

 録音:2019年6月11-14日/イタリア、ボルゴ・ディ・テルツォ/63'09''

 ヴィヴァルディのモテット『煌めけ、明るい星々よ』RV625の手稿譜には「ジェルトゥルーダのために」という一言が書き添えられています。
 ヴィヴァルディ研究家のマイケル・タルボットによれば、ジェルトゥルーダは非常に美しい声を持った有名な歌手で、このモテットは彼女のパトロンであったベンティボーリョ候から依頼されたもの。繊細な表現力を駆使した書法となっており、彼女の音楽性を物語っています。
 他の作品で似た書法を取っているものも、彼女のために書かれたのではないかと想像することができます。
 ヴェネツィア育ちでバロック音楽、特にヴィヴァルディを得意とするアルト歌手、アレッサンドラ・ヴィセンティンが当時の名歌手に挑戦するかのごとく、力強く凛とした歌唱を聴かせます。
 




PASSACAILLE RECORDS



PAS 1052
¥2600
宗教曲を創作の中心に据えたハンブルク時代の作品『ルカ受難曲』
 ホミリウス/C.P.E.バッハ:ルカ受難曲
パウル・ドンブレヒト(指揮)
イル・フォンダメント

 録音:2013年7月8-11日/ベルギー/76'05''

 C.P.E.バッハは1768年に、長く仕えたフリードリヒ大王のもとを離れてハンブルクに移ります。そこでは亡くなったテレマンの後任としてヨハネウム学院のカントルとなり、また5つの主要な教会で音楽監督を務めるなどして、創作も宗教作品がメインとなっていきます。
 受難曲のシーズンとなると立場上いくつもの受難曲を準備し演奏しなければならず、完全な新作を書く時間もないため自身の過去の作品や他の作曲家の作品を流用し、適宜組み合わせることで間に合わせていました。
 1775年の『ルカ受難曲』はそうした経緯で作られた作品で、大部分がゴットフリート・アウグスト・ホミリウス(1714-1785)の音楽によっています。他にも父親のJ.S.バッハやテレマン、グラウンなどの作品から再構成した受難曲があり、全部で21曲あります。
 当時ならではの音楽の在り方が生んだ珍しい作品群と言えるでしょう。高名なオーボエ奏者にして指揮者としてもレベルの高い演奏を聴かせる古楽のスペシャリスト、ドンブレヒトによる見事な演奏です。
 
 

PAS 1063
¥2600
偉大なる弓~タルティーニ&ナルディーニ:作品集
 タルティーニ:
  ソナタ第2番『Sonate Autgrafe』B. d1
  ヴァイオリン・ソナタ Op.2-2 B. A5(ト長調で演奏)
  ソナタ B. F5より アダージョ ヘ長調
 ナルディーニ:
  ヴァイオリン・ソナタ MR. lb, sol2
  カンタービレ ト長調 MR. lb, Sol10
 タルティーニ:
  5声の協奏曲 D. 86
マリー・ルキエ(ヴァイオリン)
ジョゼフ・コッテ(ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ、
  ヴァイオリン)
ヨアン・ムーラン(チェンバロ)
 他

 ヴィルトゥオーゾ御用達の鮮烈な音楽

 録音:2019年1月/フランス/68'52''

 卓越したヴァイオリンの名手、また優れた教師としても名をはせた作曲家タルティーニ。彼の残した楽譜や教本、そして周囲の人々による記録を通して、彼の演奏がどういうものであったかはかなり正確にイメージすることが出来ると言います。
 このアルバムでは創作時期を隔てた4曲と、タルティーニがお気に入りの弟子としたナルディーニの作品を収録。パガニーニの先祖的芸術が散りばめられた音楽を、古楽器ヴァイオリニストのマリー・ルキエがとびきりの技巧で奏でます。
 
 

PAS 1065
¥2600
ギエルミが貴重なオルガンで奏でる中世末期の香り
 リューズム・オルガンによる中世末期のミサ
ロレンツォ・ギエルミ(オルガン)
アンサンブル・ビスカントーレス

 録音:2019年5月9-10日/ライサム福音改革派教会/60'11''

 オルガンの名手ロレンツォ・ギエルミの音楽性が冴える、東フリジアのリューズムにあるオルガンを使用したアルバムです。これは15~16世紀に造られた楽器ですが、まだほとんどのパイプがオリジナルのまま残っているという貴重なもの。
 中世末期からルネサンスにかけて慣習的に行われていたオルガン演奏と聖歌を交互に配する「オルガン・ミサ」を再現しており、独特な雰囲気を味わうことが出来ます。
 




THE CHOIR OF KING’S COLLEGE



KGS 0037
(3SACD HYBRID)
¥3000
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
 キングズ・カレッジ・チャペルの極上の響きをリアルに感じるマタイ受難曲

 J.S.バッハ:マタイ受難曲
  ジェイムス・ギルクリスト(テノール/福音史家)、マシュー・ローズ(バス/イエス)、
  ゾフィー・ビーヴァン(ソプラノ)、デイヴィッド・オルソップ(カウンターテナー)、
  マルク・ル・ブロック(テノール)、ウィリアム・ガウント(バス)、
  ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、ケンブリッジ・キングズ・カレッジ・スクール合奏団、
  アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック、
  サー・スティーヴン・クレオベリー(指揮)

 キングズ・カレッジ・チャペルの極上の響きをリアルに感じる超絶録音のマタイ受難曲

 録音:2019年4月14-16日、キングズ・カレッジ・チャペル/5.1 multichannel

 イギリスが世界に誇るケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団によるマタイ受難曲の登場。指揮のスティーヴン・クレオベリーは収録から半年あまり後の2019年11月に亡くなり、追悼盤ともいえる演奏です。
 少年合唱もキングズ・カレッジで統一。管弦楽はこれまたイギリス屈指の名門アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック、さらにソリスト陣もガーディナーによる受難曲等でもおなじみの世界的テノール、ギルクリストをはじめとするなんともぜいたくな陣営によるレコーディングとなっております。
 まず驚かされるのがその録音のクリアかつ豊かな響き。アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックによるマタイ受難曲としては第2弾(第1弾はエガーの指揮)の録音となります。チャペルの極限に豊かな音響により、「十字架につけよ」など厳しい内容の場面やその後に続くコラール、また折々にはさまれる独唱者のアリア、最終曲のコラールなど、えもいわれぬ美しさと表情を湛えています。極上録音と豪華メンバーによる注目の「マタイ受難曲」の登場です。
 
 

KGS 0036
(SACD HYBRID)
¥2200
9つの聖務日課の祈りとキャロル~
 100周年記念礼拝
サー・スティーヴン・クレオバリー(指揮)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
ヘンリー・ウェブスデール&ドナル・マッカン(オルガン)
ガイ・ジョンストン(チェロ)
  1. H. J. Gauntlett and A. H. Mann, desc. S. Cleobury: Once in royal David's City/
  2. H. J. Gauntlett and A. H. Mann, desc. S. Cleobury: The Bidding Prayer, Lord's Prayer and Benediction/
  3. Piae Cantiones, harm. G. R. Woodward: Up! good Christen folk/4. First Lesson/
  5. Boris Ord: Adam lay ybounden/6. Elizabeth Poston: Jesus Christ the apple tree/7. Second Lesson/
  8. German traditional, arr. Robert Lucas de Pearsall: In dulci jubilo/
  9*. English traditional, arr. Simon Preston: I saw three ships/10. Third Lesson/
  11. Mediaeval, ed. Stephen Cleobury: Nowell sing we/
  12. Piæ Cantiones, arr. David Willcocks: Unto us is born a Son/13. Fourth Lesson/
  14. Herbert Howells: A Spotless Rose/15. John Tavener: The Lamb/16. Fifth Lesson/
  17. Traditional, arr. Stephen Cleobury: Joys Seven/18. Arvo Part: Bogoroditse Dyevo/19. Sixth Lesson/
  20. John Rutter: What sweeter music/21. Franz Gruber, arr. Philip Ledger: Stille Nacht/
  22. Seventh Lesson/23. Harold Darke In the bleak mid-winter/
  24*. After C. Tye, desc. Stephen Cleobury: While shepherds watched their flocks by night/
  25. Eighth Lesson/26. Judith Weir: O mercy divine/
  27. William Mathias: Sir Christemas/28. Ninth Lesson/
  29. Adeste fideles, desc. David Willcocks: O come, all ye faithful/30. Collect and Blessing/
  31. Felix Mendelssohn Bartholdy, desc. Stephen Cleobury: Hark! the herald angels sing/
  32. Johann Sebastian Bach: In dulci jubilo, BWV 729

 チャペルの荘厳な空気をもらさずとらえた極上録音で聴くミサ

 5.1 multichannel

 2019年のクリスマス時期に行われた、100周年を記念する9つの聖務日課の祈りとキャロルの礼拝のライヴ。読み上げられる聖句も含めて収録されており、極上の音響とあいまってミサに列席しているような気分になる1枚です。

 * がついた2トラックは、テクニカルの問題でSACD 層にのみ収録されています。この2トラックに関しまして、KING'S COLLEGE のホームページから、ブックレットに記載されているクーポンコードを用いて無料でダウンロードしていただけます。
 
 

KGS 0038
¥2100
EVENSONG 夕べの祈りの音楽(2019年ライヴ) ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
サー・スティーヴン・クレオベリー(指揮)
 1. I was glad (C. Hubert H. Parry)/2. A Prayer of King Henry VI (Henry Ley)/
 3. My beloved spake (Patrick Hadley)/4. Magnificat (The Short/Seventh Service) (Thomas Weelkes)/
 5. Nunc Dimittis (Mag & Nunc in E-Flat No. 2)(Charles Wood)/
 6. Ascending into Heaven (Judith Weir)/7. Magnificat (Jesus College Service) (Williams Matthias)/
 8. Nunc Dimittis (The Great Service) (William Byrd)/9. A Litany (William Walton)/
 10. Magnificat (Mag and Nunc in A-Flat)(Edmund Rubbra)/
 11. Nunc Dimittis (Evening Service in G)(Charles V. Stanford)/12. Oculi omnium (Charles Wood)/
 13. Magnificat (Evening Service No. 2 in D, "The Great") (C. Hubert H. Parry)/
 14. Nunc Dimittis (Evening Service in B-Flat) (Charles V. Stanford)/
 15. One foot in Eden still, I stand (Nicholas Maw)/16. Lo, the full, final sacrifice (Gerald Finzi)

 荘厳きわまりないオルガンの響き天上から圧倒的な力を持って降り注ぐ美しい歌声

 録音:2018年5月、2019年5月

 荘厳きわまりないオルガンの響き、そして天上から圧倒的な力を持って降り注ぐ美しい合唱の歌声・・・極上の祈りの時間を追体験できる1枚です。
 



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HYPERION



PCDA 68313
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2857+税
イブラギモヴァ&ユロフスキ
 ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲集

  ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 Op.77
  ヴァイオリン協奏曲第2番嬰ハ短調 Op.129
アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン)
ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)
スヴェトラーノフ記念ロシア国立交響楽団
CDA 68313
¥2500→\2290

 ☆アリーナ・イブラギモヴァの新録音は、なんとショスタコーヴィチ!
 ☆ユロフスキ&ロシア国立響とのヴァイオリン協奏曲集!
 ☆2020年9月来日公演予定曲目!

 音楽の神ミューズに愛されたヴァイオリニスト、アリーナ・イブラギモヴァ。2018年度のレコード・アカデミー賞受賞後、「フランク&ヴィエルヌ」(CDA 68204)、「ブラームス」(CDA 68200)」と大ヒットを飛ばしてきたイブラギモヴァの新録音は、なんとショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲!
 注目の共演は、ウラディーミル・ユロフスキと彼が音楽監督を務めるロシア国立交響楽団(スヴェトラーノフ記念)という理想的な布陣。ピリオド楽器とモダン楽器の双方を自然に使いこなし、バロックから近現代までを深い感性で仕上げ、新時代を象徴するヴァイオリニストとしての道を華麗に歩むイブラギモヴァが、ダヴィッド・オイストラフに献呈されたロシアの偉大な協奏曲を圧倒的なパフォーマンスで贈ります。
 また「ヴァイオリン協奏曲第1番」は、2020年9月の来日公演で演奏予定(ブランギエ指揮、東京交響楽団)のため、尚更注目を浴びることは間違いありません!

 ※録音:2019年2月7日-8日、チャイコフスキー・コンサート・ホール(モスクワ)(第2番)、7月3日-4日&7日、ニューエルサレム博物館(モスクワ)(第1番)

 ☆アリーナ・イブラギモヴァ 来日公演予定!
 ・2020年9月26日(土) サントリーホール
  ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番(ブランギエ指揮、東京交響楽団)
 ・2021年3月24日(水)&3月25日(木) 王子ホール
  J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全曲演奏会

 【2020年9月来日公演曲目】
  アリーナ・イブラギモヴァ新録音!ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲集!

 
 
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PCDA 68295
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2857+税
タカーチ弦楽四重奏団&オールソン
 エルガー&ビーチ:ピアノ五重奏曲集

  エイミー・ビーチ:ピアノ五重奏曲嬰ヘ短調 Op.67
  エルガー:ピアノ五重奏曲イ短調 Op.84
ギャリック・オールソン(ピアノ)、
タカーチ弦楽四重奏団
 〔エドワード・ドゥシンベア(第1ヴァイオリン)、
  ハルミ・ローデス(第2ヴァイオリン)、
  ジェラルディン・ウォルサー(ヴィオラ)、
  アンドラーシュ・フェイェール(チェロ)〕
CDA 68295
¥2500→\2290

 タカーチ弦楽四重奏団がオールソンと共演!エルガーとビーチのピアノ五重奏!

 ☆タカーチ弦楽四重奏団がギャリック・オールソンと共演!
 ☆エルガーとエイミー・ビーチのピアノ五重奏!

 これまで、マルク=アンドレ・アムラン、スティーヴン・ハフ、ローレンス・パワーらの強力ハイペリオン・アーティストたちと共演し素晴らしいアルバムを送り出してきた世界最高峰の弦楽四重奏団のひとつ、タカーチ弦楽四重奏団。
 最新作では、1970年の第8回ショパン国際ピアノ・コンクールで第1位に輝いたアメリカの名ピアニスト、ギャリック・オールソンと共演!
 最初期のアメリカの女流作曲家であり、卓越したピアニストでもあったというエイミー・ビーチ(1867-1944)のピアノ五重奏曲と、エルガーのピアノ五重奏曲というインスピレーションと驚きに満ちたカップリング。
 20世紀初頭の2つの傑作で、オールソンの華麗なピアノとタカーチQの充実のアンサンブルを魅せてくれます。

 ※録音:2019年5月19日-22日、コンサート・ホール(ワイアストン・エステイト)

 
 
 


CDA 68317
¥2500
ジェイムズ・マクミランの管弦楽作品!ヴィオラ協奏曲!
 マクミラン:交響曲第4番&ヴィオラ協奏曲
ローレンス・パワー(ヴィオラ)
マーティン・ブラビンズ(指揮)
BBCフィルハーモニック

 ジェイムズ・マクミランの管弦楽作品!ローレンス・パワーが弾くヴィオラ協奏曲!

 ☆スコットランドのリーディング・コンポーザー、ジェイムズ・マクミランの管弦楽作品集!
 ☆名手ローレンス・パワーのために書かれたヴィオラ協奏曲!

 合唱からオーケストラ作品まで様々なシーンで活躍を続けている現代スコットランドのリーディング・コンポーザー、ジェイムズ・マクミラン(b.1959)の管弦楽作品を、マーティン・ブラビンズが振るという意欲盤。
 注目は、ナッシュ・アンサンブルやレオポルド弦楽三重奏団のメンバーとして活躍し、ソリストとしても30を超えるアルバムを送り出している現代最高峰のヴィオリスト、ローレンス・パワーのために書かれたヴィオラ協奏曲(2013)。意外にも(?)ハイペリオン(Hyperion)では初登場となるBBCフィルハーモニックを見事にコントロールする名匠マーティン・ブラビンズの手腕、マクミランのスリリングで雄大な書法も見どころです。

 ※録音:2019年5月23日-24日、BBCスタジオ、メディア・シティUK(サルフォード、イギリス)



 

CDA 68301
¥2500
パリー:告別の歌
 スタンフォード:3つのモテット Op.38
 アラン・グレイ(1855-1935):マニフィカトとヌンク・ディミッティス ヘ短調
 スタンフォード:8声の合唱のためのマニフィカト 変ロ長調 Op.164
 チャールズ・ウッド(1866-1926):ヌンク・ディミッティス 変ロ長調
 パリー:告別の歌
ジェームズ・オドンネル(指揮、オルガン)
ウェストミンスター寺院聖歌隊

 名門ウェストミンスター寺院の聖歌隊!

 ☆名合唱指揮者、ジェームズ・オドンネルとウェストミンスター寺院の聖歌隊。
 ☆パリーの「告別の歌」を歌う!
 世界遺産にも指定されている英国国教会の教会、ウェストミンスター寺院の聖歌隊は、30名の少年合唱と12名のプロの成人歌手からなる合唱団で、教会聖歌隊の最高峰として知られています。プロの歌手によるLay Vicarsには、ロビン・ブライズ、マーク・ドーベル、ロバート・マクドナルドなど世界的名歌手も名を連ねています。

 かつてウェストミンスター大聖堂聖歌隊の音楽監督としても活躍した名合唱指揮者、ジェームズ・オドンネルとウェストミンスター寺院聖歌隊によるニュー・アルバム。パリーの「告別の歌」(Songs of farewell)を中心に、パリーに捧げられたスタンフォードの「8声のマニフィカト」、そしてアラン・グレイやチャールズ・ウッドの作品を含む、第一次世界大戦期の感動的で表現豊かな音楽を歌います。

 ※録音:2019年6月12日-13日、オール・ハロウズ教会(ゴスペル・オーク、ロンドン)
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


DIAPASON



DIAPCF 018
(11CD/特別価格)
¥6000→¥4990
ブラームス:ピアノ作品&ピアノ協奏曲集
 ~ 仏ディアパゾン誌のジャーナリストの選曲による名録音集
 【CD1】
  ・ピアノ・ソナタ第1番ハ長調 Op.1【ジェルジ・シェベック(ピアノ)、録音:1959年】
  ・ピアノ・ソナタ第2番嬰ヘ短調 Op.2【スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)、録音:1959年】
  ・ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調 Op.5【エドウィン・フィッシャー(ピアノ)、録音:1947年】
 【CD2】
  ・スケルツォ変ホ短調 Op.4【ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)、録音:1936年】
  ・ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調 Op.5【ゲザ・アンダ(ピアノ)、録音:1957年】
  ・シューマンの主題による16の変奏曲嬰ヘ短調 Op.9【リリー・クラウス(ピアノ)、録音:1957年】
  ・4つのバラード Op.10【エミール・ギレリス(ピアノ)、録音:1978年】
 【CD3】
  ・ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15
   【クラウディオ・アラウ(ピアノ)、バイエルン放送交響楽団、ラファエル・クーベリック(指揮)、録音:1964年】
  ・シューマンの主題による変奏曲変ホ長調 Op.23【デュオ・エグリ&ペルティス、録音:2002年】
  ・創作主題による変奏曲ニ長調 Op.21-1【エドウィン・フィッシャー(ピアノ)、録音:1949年】
 【CD4】
  ・ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15
   【ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)、クリーヴランド管弦楽団、ジョージ・セル(指揮)、録音:1952年】
  ・ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ変ロ長調 Op.24【ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)、録音:1957年】
  ・ハンガリー歌曲による変奏曲ニ長調 Op.21-2【ジュリアス・カッチェン(ピアノ)、録音:1962年】
  ・グルックのガヴォット イ長調【ミッシャ・レヴィツキ(ピアノ)、録音:1927年】
 【CD5】
  ・ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ変ロ長調 Op.24【ソロモン(ピアノ)、録音:1952年】
  ・2台のピアノのためのソナタ ヘ短調 Op.34b【デュオ・ダコール、録音:2015年】
  ・サラバンド イ短調 WoO.5-1/・ジーグ第1番イ短調 WoO.4-1/
  ・サラバンド ロ短調 WoO.5-2/・ジーグ第2番ト短調 WoO.4-2/・カノン ヘ短調 Anh.III
   【バリー・ダグラス(ピアノ)、録音:2014年】
  ・2つのガヴォット WoO.3【マーティン・ジョーンズ(ピアノ)、録音:1995年】
 【CD6】
  ・パガニーニの主題による変奏曲 Op.35【ゲザ・アンダ(ピアノ)、録音:1953年】
  ・パガニーニの主題による変奏曲 Op.35【エゴン・ペトリ(ピアノ)、録音:1953年】
  ・ワルツ集 Op.39【ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)、録音:1936年】
  ・ワルツ集 Op.39より 第6番、第15番、第2番、第1番、第14番、第10番、第5番、第6番
   【ディヌ・リパッティ(ピアノ)、ナディア・ブーランジェ(ピアノ)/録音:1937年】
  ・ハイドンの主題による変奏曲 Op.56b【エミール・ギレリス&ヤコフ・ザーク(ピアノ)、録音:1946年】
 【CD7】
  ・ピアノ小品集 Op.76【ジュリアス・カッチェン(ピアノ)、録音:1962年】
  ・ピアノ小品集 Op.76より 第1番~第3番【ルドルフ・フィルクスニー(ピアノ)、録音:1959年】
  ・ピアノ小品集 Op.76より 第4番~第5番【クララ・ハスキル(ピアノ)、録音:1958年】
  ・ピアノ小品集 Op.76より 第7番~第8番【ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)、録音:1932年】
  ・ピアノ小品集 Op.76より 第2番【アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)、録音:1929年】
  ・ラプソディ第1番ロ短調 Op.79-1【アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)、録音:1941年】
  ・ラプソディ第2番ト短調 Op.79-2【アルトゥル・シュナーベル(ピアノ)、録音:1947年】
  ・ハンガリー舞曲集第1番~第10番【アルフレード・ブレンデル&ヴァルター・クリーン(ピアノ)、録音:1961年】
 【CD8】
  ・ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83
   【クラウディオ・アラウ(ピアノ)、ハンブルク北ドイツ放送交響楽団、ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)
   録音:1963年】
  ・ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83より Andante
   【アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)、ロンドン交響楽団、アルバート・コーツ(指揮)、録音:1929年】
  ・ハンガリー舞曲集第11番~第21番
   【アルフレード・ブレンデル&ヴァルター・クリーン(ピアノ)、録音:1961年】
 【CD9】
  ・ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83
   【ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)、シュターツカペレ・ドレスデン、カール・ベーム(指揮)、録音:1939年】
  ・ショパンによる練習曲/・ウェーバーによるロンド/・バッハによるプレスト
   【バリー・ダグラス(ピアノ)、録音:2014年】
  ・シューベルトの即興曲による左手のための練習曲【 マーティン・ジョーンズ(ピアノ)、録音:1995年】
  ・バッハによるシャコンヌ【エドナ・スターン(ピアノ)、録音:2005年】
 【CD10】
  ・幻想曲集 Op.116【エミール・ギレリス(ピアノ)、録音:1973年】
  ・幻想曲集 Op.116より 第1番【ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)、録音:1936年】
  ・幻想曲集 Op.116より 第2番【ミェチスワフ・ホルショフスキ(ピアノ)、録音:1958年】
  ・幻想曲集 Op.116より 第3番~第5番【ウィルヘルム・ケンプ(ピアノ)、録音:1953年】
  ・幻想曲集 Op.116より 第6番【ウィリアム・カペル(ピアノ)、録音:1945年】
  ・幻想曲集 Op.116より 第7番【アイリーン・ジョイス(ピアノ)、録音:1934年】
  ・3つの間奏曲 Op.117【ジュリアス・カッチェン(ピアノ)、録音:1962年】
  ・3つの間奏曲 Op.117より 第1番【カール・フリードベルク(ピアノ)、録音:1953年】
  ・3つの間奏曲 Op.117より 第2番【ウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ)、録音:1951年】
  ・3つの間奏曲 Op.117より 第3番【ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)、録音:1950年】
  ・ハンガリー舞曲集より 第4番ヘ短調【アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)、録音:1947年】
 ・ハンガリー舞曲集より 第6番変ニ長調、第7番ヘ長調【ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)、録音:1933年】
 【CD11】
  ・6つの小品 Op.118【ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)、録音:1950年】
  ・6つの小品 Op.118より 第2番【ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)、録音:1951年】
  ・6つの小品 Op.118より 第1番、第3番、第6番【スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)、録音:1971年】
  ・6つの小品 Op.118より 第6番【グレン・グールド(ピアノ)、録音:1961年】
  ・4つの小品 Op.119【ルドルフ・フィルクスニー(ピアノ)、録音:1959年】
  ・4つの小品 Op.119より 第1番【ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)、録音:1936年】
  ・4つの小品 Op.119より 第2番【アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)、録音:1953年】
  ・4つの小品 Op.119より 第3番【ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)、録音:1956年】
  ・4つの小品 Op.119より 第4番【アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)、録音:1953年】

 仏ディアパゾン誌の自主レーベルBOX第18弾!ブラームスのピアノ作品集&ピアノ協奏曲集BOX!

 フランスが誇る世界有数のクラシック音楽専門誌「ディアパゾン(Diapason)」の自主レーベルから登場する看板シリーズ、同誌のジャーナリストが選曲、選定を行うボックス・セット・シリーズの第18弾は、ドイツ・ロマン派、ヨハネス・ブラームスの「ピアノ作品」と「ピアノ協奏曲」の演奏を集めた11枚組!
 今回のシリーズ第18弾「ブラームス」に収録する演奏の選曲を担当したのは、ディアパゾン誌でディスク・レビューの責任者を務めているガエタン・ノーロー。

 「CD1」の3つのピアノ・ソナタでは、シェベック、リヒテル、エドウィン・フィッシャーの演奏を選び、「CD2」にはアンダの第3番を加えるなど、こだわりの選定は今回も健在。
 「ピアノ協奏曲第1番」はアラウの1964年録音とルドルフ・ゼルキンの1952年の2種類を、また「ピアノ協奏曲第2番」は、アラウの1963年録音とバックハウスの1939年録音の2種類ずつを収録しており、往年の名演奏の聴き比べを楽しめるのもこの充実のブラームス・ボックスのポイントです。
  リマスタリングは、ディアパゾン・レーベルでお馴染みのフランスのマスタリング・スタジオ、Les Studio de Circe社のイザベル・デイヴィが引き続き担当しており、音質面の向上にも要注目です!
 
 


DIAP 123
¥1700
シューマン:交響曲集
 ・交響曲第1番変ロ長調 Op.38《春》
   ボストン交響楽団、シャルル・ミュンシュ(指揮)
   録音:1959年
 ・交響曲第4番ニ短調 Op.120(1851年版)
   ニューヨーク・フィルハーモニック、レナード・バーンスタイン(指揮)
   録音:1960年

 ディアパゾンが選んだ決定盤シリーズ。第123集シューマン&第124集ベルクが登場!

 フランスのクラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン ~ ディアパゾンが選んだ決定盤』。
 同シリーズの第123集は、ロベルト・シューマンの交響曲第1番「春」と交響曲第4番の2曲をカップリング。ミュンシュ&BSOの全盛期にして黄金時代を代表する名演の1つである「春」、バーンスタイン&NYPによる同曲屈指の名演と名高い「第4番」という、アメリカの2つの名門オーケストラによるシューマンを組み合わせた充実のプログラムです。

 ※リマスタリング:Circa(フランス)
 
 


DIAP 124
¥1700
ベルク:ヴァイオリン協奏曲&管弦楽作品集
 
・ヴァイオリン協奏曲《ある天使の思い出に》
   クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)、パリ音楽院管弦楽団、ジョルジュ・プレートル(指揮)
   録音:1963年
 ・3つの管弦楽曲 Op.6
 ・《ヴォツェック》からの3つの断章
   ヘルガ・ピラルツィク(マリー/ソプラノ)、ロンドン交響楽団、アンタル・ドラティ(指揮)
   録音:1961年-1962年

 「ディアパゾンが選んだ決定盤」シリーズの第124集として、ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に」をメインとしたアルバン・ベルクの作品集が登場します!
 ディアパゾン誌が選んだ「ある天使の思い出に」は、クリスチャン・フェラスがソリストを務めたプレートル&パリ音楽院管の1963年の演奏。ご当地であるフランス勢の演奏を選んできたところからも、今回の選定に対する絶対の自信がうかがえます。

 ※リマスタリング:Circa(フランス)
 


<国内盤>

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ベルリン・フィル・自主制作盤
BERLINER PHILHARMONIKER RECORDINGS



BPHR 200341
(8SACD HYBRID)
¥9091+税
ベルリン・フィル自主製作盤
ベートーヴェン:交響曲全集+ピアノ協奏曲全集
 内田光子(ピアノ)/
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲(全曲)
   ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、サー・サイモン・ラトル(指揮)、内田光子(ピアノ)
  DISC1
   ・ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15 [37' 51] 録音:2010年2月4日
   ・ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19 [30' 24] 録音:2010年2月10日
  DISC2
   ・ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37 [37' 41] 録音:2010年2月10日
   ・ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58 [35' 46] 録音:2010年2月20日
  DISC3
   ・ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73 [39' 41] 録音:2010年2月14日
   録音場所:ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

 ベートーヴェン:交響曲(全曲)
   ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、サー・サイモン・ラトル(指揮)
  DISC1
   ・交響曲第1番ハ長調 Op.21 [24' 42]/・交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』 [49' 09]
     録音:2015年10月6&12日
  DISC2
   ・交響曲第2番ニ長調 Op.36 [30' 51]/・交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』 [30' 32]
     録音:2015年10月7&13日
  DISC3
   ・交響曲第4番変ロ長調 Op.60 [33' 29]/・交響曲第7番イ長調 Op.92 [39' 12]
     録音:2015年10月3、9&15日
  DISC4
   ・交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』[42' 36]/・交響曲第8番ヘ長調 Op.93 [25' 08]
     録音:2015年10月8&14日
  DISC5
   ・交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』 [67' 47]
     アンネッテ・ダッシュ(ソプラノ)、エーファ・フォーゲル(アルト)、
     クリスティアン・エルスナー(テノール)、ディミトリー・イヴァシュシェンコ(バス)、
     ベルリン放送合唱団、サイモン・ハルジー(合唱指揮)
     録音:2015年10月10&16 日
   録音場所:ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

 ベートーヴェン生誕250周年企画、ラトルの交響曲全集と内田光子の協奏曲全集のセット販売!限定1000セットの特別価格

 2020年ベートーヴェン生誕250周年を記念して、ベルリン・フィル・レコーディングスよりスペシャルなセットが登場します。
 2015年10月に本拠地ベルリンのフィルハーモニーで行われたラトル指揮による交響曲全曲録音と、内田光子をソリストに迎え2010年2月に行われたベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲録音のSACD Hybrid を限定1000セット特別価格にて販売いたします。

 嬉しいことに内田光子の協奏曲全集のSACD Hybrid 盤は今回が初登場です。
 内田は、ラトル時代に彼と最も多く共演したピアニスト、器楽奏者であり(約30公演)、その成果は、モーツァルト、ラヴェル、メシアン、シューマン、そしてこのベートーヴェンに結実しています。このベートーヴェンは、内田がベルリン・フィルにとって、最も重要なソリストであることの証左であり、彼女へのオマージュとなっています。そして、交響曲全集は、ラトルの鋭く攻め入るスタイルそして一音一音を大切にする緻密な指揮ぶり、それにベルリン・フィルの重量級の表現が反映され、ベルリン・フィルの持つ音楽的パワーを実感する推進力に満ちた演奏を繰り広げています。
 (なお、当盤には日本語帯解説は付属いたしません。また内田光子のSACD Hybrid 盤の単売は、2020年秋頃を予定しております。)

 



今回のセットは、以下のアイテムの映像を除いた内容を
SACDで抱き合わせ販売したものということになる

KKC 9372/6
(3CD+2Blu-ray)
\10000+税
ラトル&内田光子
 ベートーヴェン、ピアノ協奏曲全曲ツィクルス
内田光子(ピアノ)
ベルリン・フィル
サー・サイモン・ラトル指揮
 CD1-3
  ベートーヴェン、ピアノ協奏曲(第1~5番)

 BD1
  [音声]
   ベートーヴェン、ピアノ協奏曲(第1~5番)
    2.0PCMステレオ(48kHz/24bit)、5.0DTS-HD MA(48kHz/24bit)、収録時間:182分
 BD2
  [映像]
   ベートーヴェン、ピアノ協奏曲(第1~5番)
    画面:Full HD 1080/60i,16:9/
    音声:PCMステレオ,5.0DTS-HD MA、リージョン:All、収録時間:203分
    収録:2010年2月 ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
  [ボーナス映像](字幕:日本語)
   内田光子、ベートーヴェンのピアノ協奏曲について語る(12分)
   ハイレゾ・ダウンロード・コード(48kHz/24bit)
   デジタル・コンサート・ホール7日間無料視聴

KKC 5925/9
(5SACD HYBRID)
\7000+税
ラトル&ベルリン・フィル
 ベートーヴェン:交響曲全集
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)

 




OTTAVA RECORDS



OTTAVA 10003
(UHQCD)
¥3000+税
Je ne t'aime pas
あなたなんか愛していない
福田美樹子(ソプラノ)
本田聖嗣(ピアノ)
 ●クルト・ワイル:あなたなんか愛していない、セーヌの哀歌、ユーカリ
 ●エリック・サティ:ジュ・トゥ・ヴ、アンピール劇場の歌姫、《別の3つのメロディ》から第1曲「シャンソン」
 ●モーリス・ラヴェル:
  《3つの歌》から第2曲「天国の美しい三羽の鳥」、《5 つのギリシャ神話》から第4曲「乳香を摘むおんな達の歌」
 ●ルイ・ベイツ:ミラボー橋
 ●レイナルド・アーン:リラのうぐいす
 ●エルネスト・ショーソン:《7 つの歌》から「ハチスズメ」
 ●フランシス・プーランク:
  愛の小径、《平凡な話》から第2曲「ホテル」、第4曲「パリへの旅」、
  《偽りの婚約》第1曲「アンドレの奥方」、第2曲「 草の中で」、第3曲「飛んでいる」、
  第4曲「私の屍は手袋のように柔らかい」、第5曲「ヴィオロン」、第6曲「花」

 プーランク、サティ、ラヴェル、そしてワイル‛&‛&、限りなく美しく、少しだけ哀しい愛の詩をコロラトゥーラ・ソプラノの福田美樹子が、艶やかな声と抜群の表現力で歌い上げます。
 ピアノの本田聖嗣も楽曲への深い理解と確かなテクニックによる見事な演奏を聴かせてくれます。

 セッション録音:2019年10月29日、30日、31日/稲城市立iプラザ/日本語帯・解説・歌詞対訳付、【日本語解説:福田美樹子、麻倉怜士】
 プロデューサー:白柳龍一、ディレクター:国崎裕、バランス・エンジニア:深田晃

 輝く高音と色彩感あふれる声質で聴衆を魅了してきたコロラテゥーラ・ソプラノの福田美樹子が、プーランク、サティ、ワイルといった魅力的な歌の数々を取り上げ、新たな境地を拓きます。

 詩への深い共感が導く豊かな情感の表出は、海外で鍛え上げた歌唱力の確かさと相まって、私たちの心に深く迫ってきます。

 パリ国立高等音楽院で研鑽を積んだピアニストの本田聖嗣は、フランス音楽の特質をよく理解し、福田美樹子の歌を柔軟にサポートしています。

 【麻倉怜士・ライナーノートより抜粋】
 福田美樹子のコロラトゥーラによるフランス( 語) 歌曲を聴いて、その伸びやかで、グロッシーな歌声の美しさ、豊潤さ、楽曲解釈の深さ、表現の多彩さに感動しない人はいないであろう。愛の信条、官能と清廉、諦観と生気、夢と憧憬、快楽と落胆‛&‛&というフランス歌曲の世界を旅する福田は、楽曲の本質とエモーションを正確に把握し、エネルギーとパッションに彩られた端麗な歌声で、恋と愛の物語を華麗に演ずる。(中略)音の名匠、深田晃による録音も本アルバムの白眉だ。ヴォーカル音像の肉付が豊潤で、立体的なイメージングはまるで歌手が、眼前で歌っているような錯覚も。深田録音の美点は響きと明瞭度のバランス。響きに溺れず、でもドライではなく、音像の美質を最大限に引き出す術は、他の追随を許さない。
(中略)音質の優秀さも相まって、フランス歌曲の奥深い魅力の虜になるアルバムだ。




 【演奏家プロフィール】
 福田美樹子(ソプラノ)
 国立音楽大学卒業。バルセロナ・リセウ高等音楽院を最優秀の成績にてディプロマを取得。カルメン・ブスタマンテに師事し、スペイン歌曲、イタリア・オペラを学ぶ。ボルドー地方音楽院、パリ市立音楽院などでマディ・メスプレ氏に4 年間師事し、コロラトゥーラのメソッド、フランス歌曲、オペレッタなどを学ぶ。ブランクフォールの教会にてオペラ「フオンテーメプロのデイアンヌ」のナンフ役、ボルドーのフェミナ劇場にて「ボルドーの仲間たち」、アンドレ・マルロー劇場にて「カルミナ・ブラーナ」のソプラノ・ソリストなどに出演したほか、国内でも数多くの演奏会やリサイタルに出演している。2016年、オクタヴィア・レコードから「歌う思い出」をリリース、2018 年、R-Resonance からリリースされた「クロード・ドビュッシーの墓」の録音に参加している。二期会、東京室内歌劇場、日本フォーレ協会各会員。

 本田聖嗣(ピアノ)
 東京藝術大学器楽科ピアノ専攻卒業。パリ国立高等音楽院ピアノ科及び室内楽科を共にプルミエ・プリ(一等賞)で卒業、同時に高等演奏家資格(DFC)を最優秀の成績で獲得。フランス、イタリアのコンクールで最高位入賞、日本とフランスで演奏活動を開始。メディアの出演は、ラジオでは「OTTAVA」開局以来のプレゼンター、「リサイタル・ノヴァ」(NHK―FM)では司会を6年務め、「ベスト・オブ・クラシック」などに出演、テレビではTVK「佐藤しのぶ 出逢いのハーモニーII」でMC を務めたほか、「ら、ららクラシック」など多くの番組に出演するなど、多方面で活躍している。執筆活動は、日経新聞日曜版「The Style」、「日常は音楽と共に」(J-Cast) などに連載。アルバムは、「馥郁たるパリの香り」I & II(オクタヴィア・レコード)「ファイナルファンタジー・ピアノコレクションズⅦ」(SQEX)など。日本演奏連盟会員。ヤマハ・マスタークラス、日本大学芸術学部講師。

















3/11(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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AD VITAM



AV 190715
¥2700→\2490
すぐに完売する
大人気シリーズ!でもどんどん廃盤になっていってる
 ゼッキーニ/左手のための作品集第8集

 (1)ヤナーチェク:カプリッチョ
 (2)コルンゴルト:
  2つのヴァイオリン、チェロ、左手ピアノのための組曲Op.23
マキシム・ゼッキーニ(ピアノ)
リュシー・アンベール (フルート)
ヨアン・シュタイユ、
 ダニエル・イグナシオ・ディエス・ルイス
  (トランペット)
ニコラス・バスケス、ポール・マンフラン
 ( トロンボーン)
シルヴァン・デルヴォー( バス・トロンボーン)
コランタン・モルヴァン( チューバ)(1)
ク・ヤンウン(ヴァイオリン)、
 リョドウ・カネコ(ヴァイオリン)、
 マルレーヌ・リヴィエール(チェロ)(2)

 こんなに面白い室内楽があったとは!

 録音:2019年1、5月/イル・ド・フランス国立管弦楽団(アルフォールヴィユ)/61' 17"

 左手だけのために書かれたピアノ曲を地道に探求し、網羅的録音を続けているマキシム・ゼッキーニ。
 第8弾はヤナーチェクとコルンゴルトの協奏曲スケールの室内楽2篇に挑戦。どちらも左手のみで弾いているとは信じ難いトリッキーな作。
 金管五重奏にフルートの入ったヤナーチェクと、弦楽四重奏からヴィオラを欠いたコルンゴルトともに変則的な編成の生み出す不思議なサウンドがめくるめく世界を作りあげます。




 大ヒットシリーズ・・・なのはいいが、大ヒットして旧譜がどんどん完売していく。しかもAD VITAM、再プレスする気ゼロ。
 なので今回の第8集もできるだけお早めに。




かろうじてまだ入りそうな第4巻~第7巻
でもいつなくなるか分かりません(2020/3/10)


AV 140315
\2700→\2490
すぐに完売する
 マクシム・ゼッキーニ(ピアノ)

左手のための作品集 VOL.4

 ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調
 プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第4番 変ロ長調 op.53
 ブリテン:ディヴァーションズ(左手のピアノと管弦楽のための協奏曲)
マキシム・ゼッキーニ(ピアノ)
ヤン・モリッツ・オンケン(指揮)
ケープ・フィルハーモニー管弦楽団
 ゼッキーニによる注目の左手シリーズ第4 弾遂に協奏曲の登場!

 録音:2013 年10 月

 マキシム・ゼッキーニによる注目の左手シリーズ第4 弾、ついに協奏曲の登場です。
 これらはすべて、第一次世界大戦で負傷し右腕を失ったピアニスト、パウル・ヴィトゲンシュタインのために書かれたもの。ヴィトゲンシュタインが作品を理解不能とし、演奏することはありませんでしたが、これはあまりに高度な技術を要するため、彼が演奏できなかったのでは、とする説もあります。
 この作品はプロコフィエフの死後、やはり戦争で右手を失ったジークフリート・ラップによって初演されました。トッカータ風の第1 楽章などプロコフィエフらしさが随所にみられる作品です。ブリテン作品は、ラヴェルやプロコフィエフの超絶技巧作品に比べると平易な書法ですが、旋律が様々に美しく転換(divertson)されていく作品です。



AV 150215
\2700→\2490
すぐに完売する
 マクシム・ゼッキーニ(ピアノ)

左手のためのピアノ曲集第5集~
 パウル・ヴィトゲンシュタイン未出版編曲

  (1)J.S. バッハ/グノー:アヴェ・マリア
  (2)リスト:愛の夢第3番
  (3)メンデルスゾーン:浮雲/春の歌/夢/悲歌
  (4)シューマン:トロイメライ
  (5)グリーグ:悲歌Op.47 の7 /メランコリーOp.47 の5
  (6)ショパン:ワルツ嬰ハ短調Op.64 の2
  (7)シューベルト:君はわが憩い
  (8)J.S.バッハ:シチリアーナ
マクシム・ゼッキーニ(Pf)
 誰もが知る名作を左手だけで魔術のように再現。

 録音:2014年/DDD、53’ 41”

 イタリアの若手マクシム・ゼッキーニが、左手のピアノ曲のレパートリーを追求するシリーズの第5 弾はパウル・ヴィトゲンシュタイン編曲集。ヴィトゲンシュタインは第1 次世界大戦で右手を失い、裕福な家柄を武器にラヴェル、プロコフィエフ、R. シュトラウスらに左手のための協奏曲を委嘱したことで知られています。
 自身も名曲の左手用編曲を数多く行っていますが、ここに集められた曲はポピュラー・ピアノ曲集になりうる魅力的なセレクションながら、いずれも未出版で世界初録音。基本的に原曲通りで、トリッキーな効果が興味津々。よく知っている曲なのに新鮮なピアノ音楽史の宝石発掘と申せましょう。

 マクシム・ゼッキーニは1979 年生まれ。リヨンとパリの音楽院でエッセールほかに学んだ俊英。



 1979 年パリ生まれのマキシム・ゼッキーニはフランスが注目する若手ピアニスト。2000 年アルカション国際コンクールの優勝を皮切りに数々の国際コンクールで受賞歴を重ね、現在世界を舞台に活躍の幅を広げている新進気鋭の実力派です。AD VITAM レーベルでの1st アルバムとなる今回は、左手のための作品を集めたプログラム。
 何よりも注目されるのは、ゼッキーニ自身が編曲を行ったピアノ独奏版「ラヴェルの左手のためのピアノ協奏曲」でしょう!左手のための作品を集めたプログラムを見事にピアノで表現していきます。サウンドの広がりが小さめになってしまうことは否めませんが、その分ひとつひとつのアンサンブルがクリアに聴こえてくることも確か。ゼッキーニの溌剌とした弾きぶりも相まって、全体的にすっきりとした音の響きが印象的です。
 収録にはドイツが誇るシュタイングレーバー&ゼーネを使用。低音域の厚い響きが特徴の名器と共に、力強い演奏で魅せてくれます。他にも左手のための編曲作品としては代表的なゴドフスキ編曲のショパンの練習曲や、ブラームス編曲のバッハのシャコンヌなども収録し、「左手のために」という作品の魅力をたっぷりと堪能できるアルバムに仕上がっています。とはいえ、本アルバムのブックレットにて「アルバム1 枚だけではこの芸術の大きさをまとめられない!」とさらなる意欲を見せたゼッキーニ。第2 集ではリストやフォーレ、ワーグナーの作品を収録するとのことで、そちらのリリースにも期待が高まります!



AV 161115
\2700→\2490
すぐに完売する
 マクシム・ゼッキーニ(ピアノ)
  左手のためのピアノ曲集第6集

 (1)ベートーヴェン(チミッロ編):
  交響曲第7番~第2楽章アレグレット
 (2)ジチー:アデルのワルツ/ウィーンの道化
 (3)グリーグ(田中博幸編):アリエッタOp.12の1
 (4)モシュコフスキ:左手のための練習曲Op.92 の4
 (5)ヴェルディ(ファイファー編):
  イル・トロヴァトーレ~ミゼレーレ
 (6)マスネ(田中博幸&智内威雄編):タイスの瞑想曲
 (7)サン=サーンス(チミッロ編):死の舞踏Op.40
 (8)ラヴェル(田中博幸編):前奏曲
 (9)リスト:ハンガリーの神
 (10)ポンセ:マルグレ・トゥー
マクシム・ゼッキーニ(ピアノ)
 ベト7が、トロヴァトーレが左手のみで再現!

 録音:2016年2月/イル・ド・フランス国立管弦楽団会館/DDD、57’ 14”

 イタリアの若手マクシム・ゼッキーニが、左手のピアノ曲のレパートリーを追求するシリーズの第6 弾は、有名作品の編曲を中心としています。
 ベートーヴェンの交響曲第7 番のアレグレットやサン=サーンスの「死の舞踏」のようなオーケストラ曲が秘技を駆使されて音の渦と化します。日本で左手作品普及に務める田中博幸、智内威雄両氏の編曲も貴重。
 またモシュコフスキとポンセのオリジナル曲は、制約された世界に両作曲家の華麗なピアニズムが見事に生かされていて聴きものです。
 マクシム・ゼッキーニは1979 年生まれ。リヨンとパリの音楽院でエッセールほかに学んだ俊英。左手のために書かれた作品普及に力を尽くしています。
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AV 180115
\2700→\2490
すぐに完売する
 マクシム・ゼッキーニ(ピアノ)
  左手のためのピアノ曲集第7集

 ・モーリス・オアナ(1913-1992):
  練習曲第4番~左手のための(モーリス・ラヴェルの思い出に)
 ・リシャール・ドゥヴニョン(b.1968):
  左手のためのフーガ op.46(2008)世界初録音
 ・ブルーノ・マントヴァーニ(b.1974):
  左手のためのエチュード(2002)
 ・ニコラ・バクリ(b.1961):左手のためのノクチュルヌop.104 (2007)
 ・ブノワ・ムニュ(b.1977):戦いの戦士(2017)
 ・アラン・ルヴィエ(b.1945):
  8つのアタックのためのエチュード37 (1972)
 ・近藤浩平(b.1965):
  海辺の雪~震災と津波の犠牲者への追悼~op.122 (2011)
 ・ジャン・ドゥベ(b.1981):ア・スマイル・ライク・ア・サンシャイン
マキシム・ゼッキーニ(ピアノ)
 現代の作曲家たちによる左手のための作品集

 録音:2017 年

 ゼッキーニによる左手シリーズ第7 弾。これまでのシリーズでは名曲の編曲ものやオリジナル作品などで毎度ファンをうならせてきましたが、ついに現代作品での登場。
 近藤浩平の「海辺の雪」は、智内威雄氏によって初演された後、舘野泉もしばしば演奏している作品です。



第1巻~第3巻は廃盤の模様
ただ海外の在庫が少しだけあるらしい


AV 120915
\3800
マキシム・ゼッキーニ(Pf)
 左手のための作品集vol.1

  (1)ラヴェル(ゼッキーニ編):
   左手のためのピアノ協奏曲(左手のみのピアノ独奏版)
  (2)スクリャービン:2つの左手のための小品op.9
  ショパン(ゴドフスキ編):
   (3)練習曲第22番(原曲:「革命」op.10-12)
   (4)練習曲第5番(原曲:「別れの曲」op.10-3)
  サン=サーンス:左手のための6つの練習曲op.135より
   (5)フーガのように (6)ブーレ (7)ジグ
  (8)J.S.バッハ(ブラームス編):シャコンヌ(左手のための)
マキシム・ゼッキーニ(Pf)
 これはびっくり! ラヴェルの「左手のためのピアノ協奏曲」オーケストラ・パートとピアノ・パートを左手ピアノ独奏のために編曲!フランスの若手ゼッキーニが魅せる、左手の妙。

 【使用楽器:シュタイングレーバー&ゼーネ】



AV 130415
\3800
左手のための作品集 vol.2
 フェリックス・ブルーメンフェルト:練習曲op.36
 バルトーク:左手のための練習曲
 ピエール・サンカン:カプリース・ロマンティック
 アルカン:ファンタジー 変ロ長調 op.76
 シュールホフ:左手のための組曲第3番
 レーガー:プレリュードとフーガ 変ホ短調
 サン=サーンス:ピアノ協奏曲第4番 op.44より第1楽章
 ゼッキーニ:Naouli
マキシム・ゼッキーニ(ピアノ)
 フランスのピアニストが大戦への追悼の思いを込めて果敢に挑み続ける左手のための作品集シリーズ第2 弾!サン=サーンスのピアノ協奏曲第4 番も左手だけで!

 フランス生まれ、ピアニストであり作曲家でもあるマキシム・ゼッキーニによる左手シリーズ第2 弾。
 ロシアの作曲家でピアニストのブルーメンフェルトの数多いピアノ曲の中でも特に有名な練習曲op.36 は、ショパンを思わせる抒情性が美しい作品。ピエール・サンカンは、ピアニストとして有名で、ジャン=フィリップ・コラールやベロフ、ルヴィエなど錚々たる面々を育てた教師でもあった人物ですが、作曲家としてもローマ賞を受賞するなど優れた成績を残しています。
 他にも、絵画的な雰囲気のシュールホフの左手のための組曲第3 番など、魅力的な作品が並びます。サン=サーンスのピアノ協奏曲の中でも名曲の誉れ高い第4 番を、左手だけでオケ・パートからピアノ・パートまで盛り込んだ編曲というのも注目です!

 シュルホフが聴けます。
  http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=xzq0DCloNiY
 


AV 131015
\3800
左手のための作品集 vol.3
 (1)マイヤーベーア/リスト編(アドルフォ・フマガッリによる左手のための編曲版):
  『悪魔のロベール』に基づくファンタジー
 (2)サン=サーンス:
  6つの練習曲集op.135より「プレリュード」、「無窮動」、「エレジー」
 (3)リパッティ:左手のためのソナチネ
 (4)ワーグナー/リスト編(ポール・ヴィトゲンシュタインによる左手のための編曲版):
  イゾルデの死
 (5)フォーレ(ジェラール・オーフレイ編):「夢のあとに」、「月の光」
 (6)サマズイユ:左手のソロのためのセレナーデ
 (7)ベッリーニ(アドルフォ・フマガッリ編曲):「清らかな女神よ(Casta Diva)」
マキシム・ゼッキーニ(ピアノ)
 ゼッキーニによる左手のための作品集第3 弾!

 録音:2013 年5 月2,3 日

 マキシム・ゼッキーニによる左手シリーズ第3 弾。ワーグナーからフォーレまでの名曲にも注目が集まりますが、リパッティのソナチネでみせる豊かな表情も見事です。「夢のあとに」の世界をどう表現するかにも興味津々です。ゼッキーニの左手作品に寄せる思いに満ちた一枚となっています。


 



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APARTE



AP 207
¥2700→\2490
スペイン人ながらセーゲルスタムの弟子
 新世代指揮者ロベルト・フォレス・ベセス
  &オーヴェルニュ室内管
   今度は新ウィーン楽派の美しき作品に挑戦

 (1)ベルク(テオ・ファーベイ編):叙情組曲
 (2)ウェーベルン:緩徐楽章M78 (1905)
 (3)シュレーカー:間奏曲とスケルツォOp.8
ロベルト・フォレス・ベセス(指揮)
オーヴェルニュ室内管弦楽団

 録音:2017年11月9- 11日(1)、2018年3月28-31日(2)(3)/コルドリエ礼拝堂(クレルモン=フェラン)/53' 14"

 スペイン生まれ、フィンランドで修業した指揮者ロベルト・フォレス・ベセスとオーヴェルニュ室内管弦楽団待望の新譜登場です。

 今回は新ウィーン楽派の3篇。ベルクの「叙情組曲」は、同じベルクのピアノ・ソナタのオーケストラ編曲で知られるテオ・ファーベイによるもので、濃厚きわまりない音世界が広がります。
 またシュレーカーの出世作となった2篇のうち間奏曲は驚くべき美しさを示す秘曲。映画やドラマで使われれば人気がでること間違いなしの隠れた名作です。



そう、ロベルト・フォレス・ベセスというひとは、どうやらどこまでもどこまでも美しく濃厚なロマンを追い求める人なのかもしれない。
そういう人もいていいと思う。


AP 195
¥2700→\2490
ベセスとオーヴェルニュ管による熱量高きドヴォルザーク
 ドヴォルザーク:弦楽セレナード ホ長調 op.22
 ヤナーチェク(1854-1928):弦楽オーケストラのための組曲 (1877)
 マルティヌー:弦楽六重奏曲(1932年/1951年弦楽オーケストラ編曲版)
ロベルト・フォレス・ベセス(指揮)
オーヴェルニュ室内管弦楽団

 録音:2018 年2 月22-24 日、3 月28 日、クレルモン=フェラン、シャペル・デ・コルデリエ

 バレンシア生まれ、セーゲルスタムに師事した指揮者、ベセス率いるフランスのオーヴェルニュ管による、ボヘミア色豊かな1枚。



AP 139
¥2700→\2490
セーゲルスタムの弟子!新星ロベルト・フォレス・ベセス
 つややかで透明な弦楽オーケストラで魅力倍増のシベリウス

 (1)チャイコフスキー:弦楽セレナードOp.48
 (2)シベリウス:弦楽四重奏曲ニ短調「親愛なる声」Op.56
  (弦楽オーケストラ版)
ロベルト・フォレス・ベセス(指揮)
オーヴェルニュ管弦楽団
 録音:2016年5月3-6日/オーヴェルニュ管弦楽団施設(クレルモン=フェラン)/60’ 00”

 
 チャイコフスキーの弦楽セレナードは2015年12 月の来日公演でも披露され、その華やかな演奏が評判となりました。
 スペイン人ながらヘルシンキのシベリウス・アカデミーでセーゲルスタムに指揮を学んだベセスにとり、シベリウスの弦楽四重奏曲は十八番の作品。弦楽オーケストラでの演奏により、つややかで深い響きがまさに北欧調。聴き惚れさせられます。




 今までいやというほど聞いてきたチャイコフスキーの「弦セレ」がまるで生まれ変わったように、清らかに爽やかに蘇る。
 なんという美しさ!なんというみずみずしさ!
 生き生きとつややかに、今生れ落ちたような音楽。
 そして後半は天才ペッカ・クーシスト編曲によるシベリウス「親愛なる声」。
 抑えても抑えてもこぼれてくるその哀しみ、その情愛。

 新星ロベルト・フォレス・ベセスの才能とオーヴェルニュ管の上品なうまさに惹かれる極上の1枚。
 
 

 ロベルト・フォレス・ベセスの「英雄」がちょっと聴けます!
https://youtu.be/7XzzqnIavaA


その表情の豊かさは師匠譲りか!?

 




COVIELLO CLASSCIS



COV 92007
(2CD)
¥3200
大きな改訂を施した1725年稿、ヨハネ受難曲
 J.S.バッハ:ヨハネ受難曲 BWV245(1725年稿)
ベネディクト・クリスティアンソン(エヴァンゲリスト)
フェリックス・シュヴァントケ(イエス)
イザベル・シッケタンツ(ソプラノ)
ステファン・クナス(アルト)
フロリアン・シーヴェルズ(テノール)
マルティン・シッケタンツ(バス)
ヴンダーカンマー

 大きな改訂を施した1725年稿を使用

 36'01''、70'50''

 マタイ受難曲と違って、ヨハネ受難曲はたびたび改訂されました。ここで演奏されている1725年稿は大きく手の入れられた改訂稿で、あまり取り上げられませんが手の込んだ筆致が魅力でもあります。
 ヴンダーカンマーは指揮者を置かず演奏するグループで、この1725年版が自分たちにとっては理想的である、と言っています。
 
 


COV 92006
¥2700
カフェ・ベートーヴェン
 ベートーヴェン:バガテル Op.119より a l'Allemande  Kuss die Hand die Damen
 ベートーヴェン:人は高貴で、慈悲深く、善良であれ WoO.185
 Beethoven und Goethe
 ベートーヴェン:メートリンク舞曲 WoO.17
 Und wenn dann alle satt waren...
 ベートーヴェン:盟友の歌 Op.122
 In allen guten Stunden...
 ベートーヴェン:遥かなる恋人に寄す Op.98より 第1曲
 Ubrigens neulich...
 ベートーヴェン:悲歌- 生けるごとく安らかに Op.118
 Ist das schon?
 ベートーヴェン:ロプコヴィッツ・カンタータ WoO.106
 Apropos Gelegenheitswerke
 ベートーヴェン:メルツェル氏のためのカノン「タタタ」WoO.162
 Entschuldigens, aber ‛&
 ベートーヴェン:「フィデリオ」より 囚人の合唱
 Die Hoffnung flustert sanft mir zu ..
 シューベルト:冬の旅 D911(C.ゴットワルト編)
 Ach ja, der Schubert...
 ベートーヴェン:静かな海と楽しい航海 Op.112
 Haben Sie gewusst...
 J.S.バッハ:恐れることなかれ、われ汝とともにあり BWV228
 Furchte dich nicht, du bist mein
 ベートーヴェン:遥かなる恋人に寄す Op.98より 第2~4曲
 Den Liederkreis hat der Beethoven...
 ベートーヴェン:遥かなる恋人に寄す Op.98より第5、6曲
エルヴィラ・ビル(メゾソプラノ)
トマス・ヴァイセングルバー(語り)
クリストファー・ブルックマン(ピアノ)
フローリアン・ヘルガート(指揮)
コールヴェルク・ルール(合唱)

 親しみやすい雰囲気でベートーヴェンを祝うアルバム

 録音:2019年10月17-19日/テューリンゲン、ランデスムジークアカデミー/73'32''

 ベートーヴェンをテーマに、親しみやすいピアノ小品や声楽曲を集めたアルバム。1曲おきに俳優の語りが入ります。
 合唱団のコールヴェルク・ルールによるベートーヴェン生誕250年記念企画。
 




EVIDENCE


EVCD 066
¥2700
ロビヤールとクイデル、今度はクララ・シューマンの秘密の人生を想像
 (1)ローベルト・シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調Op.105
 (2)クララ・シューマン:3つのロマンスOp.22
 (3)ディートリヒ:F.A.E.のソナタ~アレグロ
 (4)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100
ファニー・ロビヤール(ヴァイオリン)
パロマ・クイデル(ピアノ)

 録音:2019年3月14-18日/エリック&シルヴィ・ボワソナ講堂(アラシュ=ラ=フラス)/58' 21"

 トリオ・カレーニヌのメンバーとして「フォルジュルネ音楽祭」で来日もしたファニー・ロビヤールとパロマ・クイデルが、クララ・シューマンの人生を軸にドイツのヴァイオリン曲を披露。
 夫ローベルト、ディートリヒ、ブラームスという三人の男性の間にクララの作品を挟むという意味深なプログラミングも注目です。
 




HAENSSLER



HC 19077
¥2700
ドロテア・ゼール(フルート)
 魅惑のオペラ
ドロテア・ゼール(フルート)、
クリストフ・ハンマー(フォルテピアノ)
 (1)ラファエッロ・ガッリ(1824-1889):ロッシーニの歌劇『セビリアの理髪師』による変奏曲 Op.83
 (2)ジュール・ヘルマン(1830-1911):モーツァルトの歌劇『ドン・ジョヴァンニ』による作品Op.24
 (3)ジュリオ・ブリッチャルディ(1818-1881):ヴェルディの歌劇『ラ・トラヴィアータ』によるファンタジー Op.76
 (4)モリッツ・フュルステナウ(1824-1889):ワーグナーの楽劇『タンホイザー』から「夕星の歌」
 (5)フリードリヒ・クーラウ(1786-1832):ウェーバーの歌劇『オイランテ』による序奏と変奏曲 Op.63
 (6)ヨアキム・アンデルセン(1847-1909):ベッリーニの歌劇『ノルマ』による幻想曲
 (7)テオバルト・ベーム(1794-1881):カラファの歌劇『ルチニャーノのアデル』によるポロネーズ Op.8(a)
 (8)ヴィルヘルム・ポップ(1828-1903):ヘンデルの歌劇『リナルド』の主題によるファンタジー・カプリース Op.203

 フルート・ファン必聴!名手ドロテア・ゼールが色彩豊か奏でる魅惑のオペラ!当時の楽器を用いての注目の録音。

 録音:2019年/ドイツ/73'36"

 名手ドロテア・ゼールが19世紀に作曲されたフルートとピアノために作曲・編曲されたオペラ作品を当時の楽器を用いて録音しました。

 同時代、この形態での編曲作品は人気を呼びましたが、その後の音楽史においてこれらの作品は注目されませんでした。しかし当時を振り返ると多くの作曲家・演奏家がオペラの美しい旋律を用いて作品を残しております。
 ゼールは当録音で3つの異なる楽器を用い、フルートによる魅惑のオペラ作品を演奏しております。また共演のクリストフ・ハンマーは19世紀に製作されたフォルテピアノを演奏。当時繁栄したフルートとピアノによる華やかな世界がここに蘇りました。

 ドロテア・ゼールはミュンヘン・バロックゾリステンのリーダーをつとめる実力派。これまでにヴィヴァルティの協奏曲集(98 034)、バッハの協奏曲集(HC16006)、ヘンデルのフルート・ソナタ集(HC 16005)、そしてハンマーとの共演ではロマン派のフルート名曲集(HC 16087)をリリースしております。
 
 


HC 19041
¥2700
ミヒャエル・リシェ(ピアノ&指揮)
 C.P.E.バッハ:鍵盤協奏曲集 Vol.6

 (1)協奏曲 ニ長調 Wq.11(第1&2楽章のカデンツァ;C.P.E.バッハ)
 (2)協奏曲 ハ短調 Wq.43-4
 (3)協奏曲 ホ短調 Wq.24(第2楽章のカデンツァ;C.P.E.バッハ)
  ミヒャエル・リシェ(ピアノ&指揮)
  ベルリン・バロック・ゾリステン
   【ゾルタン・アルマージ(ヴァイオリン/コンサートマスター)、
    アレクサ・ファーレ・ブラントカンプ、町田琴和、ヨハンナ・シュライバー(第1ヴァイオリン)、
    ライマー・オルロフスキー、マリー・ラーダウアー=プランク、
     ヘレナ・マドカ=ベルク、アレクサンダー・キッシュ(第2ヴァイオリン)、
    ユリア・ガルテマン、マシュー・ハンター(ヴィオラ)、
    ダヴィッド・アドリアン、レア・ラヘル・バデール(チェロ)、
    マルティン・ハインツ(ヴィオローネ)、
    (2)ミヒャエル・ハーゼル、(2)エレン・デ二ズカン(フルート)、
    (2)シュテファン・ドゥ・ルヴァル・イェジエルスキ、アンドレイ・ジュスト(ホルン)】

 ベルリン・バロック・ゾリステンと共演!知性派ピアニスト、リシェによるC.P.E.バッハの鍵盤協奏曲集第6弾!

 セッション録音:2019年10月1-5日/イエス・キリスト教会(ベルリン)/57'07"

 好評を博しているドイツ知性派ピアニスト、ミヒャエル・リシェによるC.P.E.バッハの鍵盤協奏曲シリーズの第6集が登場します。
 C.P.E.バッハはフリードリヒ大王の宮廷で活躍し"ベルリンの大バッハ"として当時絶大な人気を誇ったことでその名が知られました。当ディスクには協奏曲 ニ長調 Wq.11、ハ短調Wq.43-4、そしてホ短調 Wq.24が収録されました。
 共演は前作に続きベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者たちを中心にして1995年に結成されたベルリン・バロック・ゾリステンです。世界最高峰の名手たちが奏でる極上のC.P.E.バッハをお楽しみください。

 毅然としたリシェの演奏は圧巻でC.P.E.バッハの鮮烈な世界をセンセーショナルに表現しており、明晰で理知的なリシェの演奏はオーケストラと絶妙なアンサンブルを作り上げております。

 リシェによるC.P.E.バッハのピアノ協奏曲集はこれまでに第1集【Wq.22、Wq.43-5、Wq.46】(98 027)、第2集【Wq.17、Wq.43-4、Wq.14】(98653)、第3集【Wq.23、Wq.31、Wq.112-1】(98 639)、第4集【Wq.26、Wq.44、Wq.20】(HC 15046)、第5集【Wq.1、Wq.15、Wq.45】(HC 17034)がリリースされております。
 



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LE PALAIS DEGUSTATEURS



PDD 018
(2CD)
¥3000→\2790
これぞ最良のロシア・ピアニズム、ボリス・ベルマンの至芸
 ブラームス:
  Disc 1
   (1)8つの小品Op.76
   (2)2つの狂詩曲Op.79
   (3)幻想曲集Op.166
  Disc 2
   (4)3つの間奏曲Op.117
   (5)6つの小品Op.118
   (6)4つの小品Op.119
ボリス・ベルマン(ピアノ)

 これぞ最良のロシア・ピアニズム。名教師として有名なボリス・ベルマンの至芸

 録音:2018年1月12-15日/ゴワイヨット(ヴォーヌ=ロマネ)/64' 06"、56' 43"

 ボリス・ベルマンは1948年生まれ。モスクワ音楽院でオボーリンに師事し、73年にイスラエルへ移住、79年からはアメリカに居を構えて演奏活動を行なうかたわらインディアナ大学やイェール大学でピアノを教え、名教師として世界的な評価を受けています。
 プロコフィエフのスペシャリストをして知られる技巧派ですが、何とブラームス後期の小品に円熟の至芸を見せています。まさに正統派。深みある音色、たっぷりとした歌ごころと厳しい感情でブラームス晩年の世界を描いています。
 




MIRARE

MIR 498
¥2800
ラファエル・セヴェール(クラリネット)
ツアー中

 (1)ルトスワフスキ:舞踏前奏曲
 (2)プーランク:クラリネット・ソナタ
 (3)ヴェイネル:ペレグの踊り
 (4)同:2つの楽章
 (5)バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
 (6)バーンスタイン:クラリネット・ソナタ
 (7)ラファエル・セヴェール:絆の始まり
ラファエル・セヴェール(クラリネット)
ポール・モンタグ(ピアノ)
 
 20-21世紀のクラリネットのさまざまな様相を見せてくれるセヴェール最新盤。

 録音:2019年10月1-4日/ボン・セクール教会(パリ)/64' 00"

 1994年生まれ、2014年に「フォルジュルネ音楽祭」で来日して注目されたフランスのクラリネット奏者ラファエル・セヴェール。彼が相方のピアニスト、ポール・モンタグと十八番作品を集めたアルバムをリリース。
 頻繁に演目に載せるため、アルバム・タイトルは「ツアー中」。ルトスワフスキ、ヴェイネル、バルトークら民俗音楽由来の素材を新しい感覚で処理したものと、都会的なプーランクとバーンスタインで対照させています。
 プーランクのソナタは最晩年の作で、ベニー・グッドマンとバーンスタインが初演しています。一方バーンスタインのソナタは1942年作で、彼の初めて出版された作。
 そして最後にセヴェールの自作でしめています。21世紀クラリネット界でもっとも期待されるセヴェールの妙技をご堪能ください。
 



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PENTATONE



PTC 5186824
(2CD)
¥2800→\2590
イノン・バルナタン(ピアノ)
 アラン・ギルバート(指揮)&アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第2集

 CD 1(75'12")
  (1)ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.19(1795)
  (2)ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
   (作曲家によるピアノ協奏曲版)(1807)
 CD 2(59'15")
  (3)ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73『皇帝』(1811)
  (3)ピアノ、合唱、管弦楽のための幻想曲 ハ短調 Op.80『合唱幻想曲』(1808)
イノン・バルナタン(ピアノ)
アラン・ギルバート(指揮)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・
 イン・ザ・フィールズ
(4)リディア・トイシャー(ソプラノⅠ)、
 エイミー・リドン(ソプラノⅡ)、
 ロジー・オールドリッジ(メゾ・ソプラノ)、
 トビー・スペンス(テノールⅠ)、
 ベンジャミン・ベヴァン(テノールⅡ)、
 ニール・デイヴィス(バリトン)、
 ロンドン・ヴォイセズ
KKC 6177/8
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3000+税
 
 バルナタンによるベートーヴェン第2弾は『皇帝』も収録!リディア・トイシャー、ニール・デイヴィスなど豪華ソリスト陣を迎えた『合唱幻想曲』も注目!

 セッション録音:(1)2015年12月、(2)(3)2017年9月/エア・スタジオ内リンドハースト・ホール(ロンドン)
  (4)2020年1月/セント・ジュード教会、ハムステッド・ガーデン・スバーブ
 ディジパック仕様、CD 1 75'12''、CD 2 59'15''

 欧米での評価を上げるイスラエル出身のピアニスト、イノン・バルナタン。2020年のベートーヴェン・イヤーに合わせてピアノ協奏曲集をリリースしております。
 第1集(ピアノ協奏曲第1番、第3番、第4番と三重協奏曲(KKC 6102 / PTC 5186817))はレコード芸術特選盤のほか、各誌で絶賛されました。期待の第2集はピアノ協奏曲第2番、第5番『皇帝』、ヴァイオリン協奏曲(ベートーヴェンによるピアノ協奏曲版)、そして『合唱幻想曲』を収録しております。

 1979年テルアビブに生まれたバルナタンは、3歳でピアノを始め、11歳でオーケストラ・デビューを果たした逸材。これまでにヴィクトル・デレヴィアンコ、マリア・クルチョ、クリストファー・エルトン、レオン・フライシャーに師事し研鑽を積みました。その後の活躍は目覚ましくニューヨーク・フィルハーモニックの初代アーティスト・イン・アソシエーションに任命されたバルナタンは、3シーズンに渡るその任期の間に、同オーケストラと協奏曲や室内楽を演奏するなどアメリカを中心に活動の場を広げていきました。

 バルナタンの魅力はなんといっても色彩感豊かなピアノの音色。ロンドンのイブニング・スタンダード紙では「洗練された、緻密で、確かな伝達力を持つ、鍵盤楽器の真の詩人」と、BBCミュージック誌では「素晴らしい演奏。鋭い楽才、解釈における圧倒的な洞察力、優雅なピアニズム、それらすべてがほぼ完璧な均衡を成している」など激賞されており、確かなテクニックに裏付けされた唯一無二の演奏で聴衆を虜にしています。

 共演はニューヨーク・フィルハーモニックの定期公演デビュー時より厚い信頼を寄せるアラン・ギルバートの指揮、オーケストラはイギリスの名門アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズです。ソリストに寄り添い、個性を発揮させながらギルバートの巧みな指揮が冴えわたります。
 また、『合唱幻想曲』ではバッハ・コレギウム・ジャパンとの共演でも知られるソプラノのリディア・トイシャー、バリトンのニール・デイヴィスなど豪華ソリスト陣にも注目です。





イノン・バルナタン(ピアノ)
  アラン・ギルバート(指揮)&アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第1集


PTC 5186817
(2CD)
\2800→\2590
PENTATONEから
 イノン・バルナタン(ピアノ)
  アラン・ギルバート(指揮)&アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第1集

 CD 1(74'56")
  (1)ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15(1795/1801)
  (2)ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37(1800/1804)
 CD 2(70'40")
  (3)ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58(1805/1808)
  (4)ピアノ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための
   協奏曲 ハ長調 Op.56(1803/1804)

 ※全てのカデンツァ:ベートーヴェン
イノン・バルナタン(ピアノ)
アラン・ギルバート(指揮)
アカデミー・オブ・セント・
 マーティン・イン・ザ・フィールズ
(4)ステファン・ジャッキーヴ(ヴァイオリン)
(4)アリサ・ワイラースタイン(チェロ)
KKC 6102/3
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3000+税

 ワイラースタインからの信頼も厚いバルナタンが満を持してベートーヴェンの協奏曲を録音。ギルバート指揮アカデミー室内管の好演も光る!!

 セッション録音:(1)-(3)2015年12月、(4)2017年9月/エア・スタジオ内リンドハースト・ホール(ロンドン)/ディジパック仕様、CD 1 74'56"、CD 2 70'40"

 欧米での評価を上げるイスラエル出身のピアニスト、イノン・バルナタンが2020年のベートーヴェン・イヤーに合わせ満を持してピアノ協奏曲をリリースします。当アルバムはその第1弾でピアノ協奏曲第1、3、4番と三重協奏曲を収録しております。

 1979年テルアビブに生まれたバルナタンは、3歳でピアノを始め、11歳でオーケストラ・デビューを果たした逸材。これまでにヴィクトル・デレヴィアンコ、マリア・クルチョ、クリストファー・エルトン、レオン・フライシャーに師事し研鑽を積みました。
 その後の活躍は目覚ましくニューヨーク・フィルハーモニックの初代アーティスト・イン・アソシエーションに任命されたバルナタンは、3シーズンに渡るその任期の間に、同オーケストラと協奏曲や室内楽を演奏するなどアメリカを中心に活動の場を広げていきました。

 バルナタンの魅力はなんといっても色彩感豊かなピアノの音色。ロンドンのイブニング・スタンダード紙では「洗練された、緻密で、確かな伝達力を持つ、鍵盤楽器の真の詩人」と、BBCミュージック誌では「素晴らしい演奏。鋭い楽才、解釈における圧倒的な洞察力、優雅なピアニズム、それらすべてがほぼ完璧な均衡を成している」など激賞されており、確かなテクニックに裏付けされた唯一無二の演奏で聴衆を虜にしています。

 共演はニューヨーク・フィルハーモニックの定期公演デビュー時より厚い信頼を寄せるアラン・ギルバートの指揮、オーケストラはイギリスの名門アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズです。ソリストに寄り添い、個性を発揮させながらギルバートの巧みな指揮が冴えわたります。
 当録音のピアノ協奏曲3篇は2015年12月ですがバルナタンはその翌月2016年1月に来日を果たしギルバート指揮、東京都交響楽団との共演でベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番を披露し絶賛を博しました。その後バルナタンは2017年4月、2018年6月と来日しており日本の聴衆にその名が知られるようになりました。

 三重協奏曲では注目の若手ヴァイオリニスト、ステファン・ジャッキーヴ、そして室内楽で長きに渡り共演を果たしているチェロのアリサ・ワイラースタインという豪華メンバーで実現しました。
 まさに阿吽の呼吸から生まれる伸びやかな表現力で聴かせます。


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いまから20年も前の4番のコンチェルトの動画を見つけました。
なかなかどうして堂々たる演奏じゃないですか。

https://youtu.be/KTtI14WtlZM







イノン・バルナタン(ピアノ)
AVIEの2枚のアルバム

『鍵盤の本物の詩人』(英イヴニング・スタンダード誌)
『類稀な感受性を持ったプレーヤーだ』(米ザ・ニューヨーカー誌)

AV 2256
\2400→\2190
イスラエルの俊英ピアニスト、イノン・バルナタンAVIE初登場!
ダークネス・ヴィシブル
 ラヴェル:夜のガスパール/アデス:ダークネス・ヴィシブル/
 ドビュッシー:ベルガマスク組曲/
 スティーヴンソン:ブリテンの《ピーター・グライムズ》による幻想曲/
 ラヴェル:ラ・ヴァルス
イノン・バルナタン(ピアノ)
『鍵盤の本物の詩人』(英イヴニング・スタンダード誌)
『類稀な感受性を持ったプレーヤーだ』(米ザ・ニューヨーカー誌)

 ロンドンの王立音楽アカデミーで学び、現在はアメリカ、ニューヨークを拠点として輝かしい活躍を展開しているイスラエルのピアニスト、イノン・バルナタンがアヴィー・デビュー!
 2009年には、その年の最も優れた器楽奏者に贈られるアメリカの権威ある音楽賞、「エイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラント」を受賞するなど、その存在感と世界的評価は急上昇中。
 アデス、ドビュッシー、ラヴェル、スティーヴンソン(ブリテン)の作品が持つ異なる陰影を追い求めたプログラムは、バルナタンのピアニズムを知る絶好の機会となる。

※録音:2010年2月8日-10日、パフォーミング・アーツ・センター(ニューヨーク)

AV 2283
\2400→\2190
イノン・バルナタン(ピアノ)

シューベルト:
 ピアノ・ソナタ第19番ハ短調 D.958
 ピアノ・ソナタ第20番イ長調D.959
 即興曲変ト長調 D.899-3,Op.90-3
イノン・バルナタン(ピアノ)
 

 ロンドンの王立音楽アカデミーで学び、現在はアメリカ、ニューヨークを拠点として輝かしい活躍を展開しているイスラエルのピアニスト、イノン・バルナタン。
 2009年には、その年の最も優れた器楽奏者に贈られるアメリカの権威ある音楽賞、「エイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラント」を受賞するなど、その存在感と世界的評価は急上昇中。
 アヴィー・デビュー・アルバムとなったアデス&ラヴェルでは、独自のプログラミングとピアニズムを披露し、ニューヨークタイムズやBBCミュージック・マガジンで称賛を浴びた。
 "感受性"と"平静"の均衡のとれた優美なピアニズムで、シューベルトの後期ピアノ・ソナタを奏でる。



 
 


PTC 5186842
(2CD)
¥2800
ベルリン古楽アカデミーによるテレマンの「ミリヴァイス」
 ゲオルグ・フィリップ・テレマン(1681-1767):歌劇「ミリヴァイス」(演奏会形式)
  アンドレ・モルシュ(Miriways/バリトン)、ロビン・ヨハンセン(Sophi/ソプラノ)、
  ソフィー・カルトハウザー(Bemira/ソプラノ)、リディア・トイシャー(Nisibis/ソプラノ)、
  ミヒャエル・ナジ(Murzah/バリトン)、マリー=クロード・シャピュイ(Samischa/メゾ・ソプラノ)、
  アネット・フリッチュ(Zemir/ソプラノ)、ドミニク・ケーニンガー(Geist/Scandor/バリトン)、
  ポール・マックナマラ(Gesandter/テノール)
  ベルリン古楽アカデミー、ベルナール・ラバディ(指揮)

 テレマン没後250年を記念したテレマン音楽祭におけるライヴ収録!ベルリン古楽アカデミーによるテレマンの「ミリヴァイス」

 ライヴ録音:2017年9月24日/ライスハレ、ハンブルク/ディジパック仕様、79'30"、輸入盤・日本語帯付

 精力的なコンサート・録音活動を行っている名団体ベルリン古楽アカデミー。当アルバムはゲオルグ・フィリップ・テレマンの没後250年を記念してハンブルクで行われたテレマン音楽祭のライヴ収録でテレマンの歌劇「ミリヴァイス」を録音しました。

 1728年にハンブルクのゲンゼマルクト歌劇場で初演され大成功をおさめたとされる歌劇「ミリヴァイス」。
 その内容は当時ハンブルクの新聞でも話題となっていた政治関連の実話に基づいており、テレマンはアフガンの部族長「ミリヴァイス」の活躍を3部形式の歌劇に書き上げました。
 作風は当時流行りはじめていた東洋風の素材を用い、色彩的かつ劇的に仕上げておりテレマンの熱意を感じさせます。テレマン死後、作品は忘れられスコアも紛失しておりましたが2012年に公文書館にずっと眠っていた楽譜をラインハルト・ゲーベルがテレマン音楽祭で復活蘇演し話題となりました。

 当録音ではベルリン古楽アカデミーの卓越した演奏はもちろんのこと、アンドレ・モルシュ、ロビン・ヨハンセン、ソフィー・カルトハウザー、リディア・トイシャー、アネット・フリッチュなど豪華ソリスト陣にも注目です。
 



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PRINTEMPS DES ARTS DE MONACO

PRI 034
(3CD)
¥3800→\3490
フランソワ=フレデリック・ギィ
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集

 [CD 1]
  (1)ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15
  (2)ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.19
 [CD 2]
  (3)ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37
  (4)ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58
 [CD 3]
  (5)ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73『皇帝』
  
  カデンツァ:
   (1)(2)(3)(5)ベートーヴェン、(4)ブラームス
フランソワ=フレデリック・ギィ(ピアノ&指揮)
シンフォニア・ヴァルソヴィア

 待望の再録音!!名手ギィがシンフォニア・ヴァルソヴィアを弾き振りでベートーヴェンのピアノ協奏曲を録音!!

 録音:2019年3月14-17日/ヤコフ・クライツベルク・ホール(モナコ)/CD1 62'15''、CD2 68'36''、CD3 37'58''

 名手フランソワ=フレデリック・ギィが2020年のベートーヴェン生誕250周年を記念してベートーヴェンのピアノ協奏曲を再録音しました!

 ギィといえば生粋のベートーヴェン弾きと知られ、2019年11月、12月に武蔵野市民文化会館にて行われたピアノ・ソナタ全曲演奏会も大成功をおさめ話題となりました。
 コンサート活動と共に録音も積極的で、ベートーヴェンの作品ではピアノ・ソナタ全集はもちろんのこと、テディ・パパヴラミとのヴァイオリン・ソナタ全集(EVCD 037)、グザヴィエ・フィリップスとのチェロ・ソナタ全集(EVCD 015)など数多くの録音で高い評価を得ております。
 ピアノ協奏曲はフィリップ・ジョルダン指揮、ラジオ・フランス管弦楽団で全5曲を録音(naive / 現在廃盤)しておりますが、待望の再録音ではシンフォニア・ヴァルソヴィアとの共演でなんと指揮振りでの演奏です!
 ベートーヴェンに真摯に向き合うギィが奏でる演奏は音楽に寄り添った精妙な語り口が実に聴きもの。オーケストラと対話するかのように一音一音大切にした極上の演奏を聴くことができます。ベートーヴェンの記念イヤーにふさわしい話題盤の登場です。

 ギィとシンフォニア・ヴァルソヴィアはラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2020 にてベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番を演奏予定です!





 どうしてこのひとはこういうマイナーなところからCDを出すんでしょうね。
 ひやひやします。


EVIDENCEから出ていた2つのベートーヴェン・「ソナタ」全集


EVIDENCE
EVCD 037
(3CD)
\5100→\4590

ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集にまたひとつ伝説が誕生!
 フレデリック・ギィ&パパヴラミ
  ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集

 [CD1]
  第1番ニ長調 Op.12-1、第2番イ長調 Op.12-2、
  第3番変ホ長調 Op.12-3、第4番イ短調 Op.23
 [CD2]
  第5番ヘ長調『春』 Op.24、第6番イ長調 Op.30-1、
  第7番ハ短調 Op.30-2
 [CD3]
  第8番ト長調 Op.30-3、
  第9番イ長調『クロイツェル』Op.47、第10番ト長調 Op.96
テディ・パパヴラミ(ヴァイオリン)
フランソワ=フレデリック・ギィ(ピアノ)
 ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集にまたひとつ伝説誕生!

 ヴァイオリン/ストラディヴァリウス「La Reynier」1727 年 LVMHファンデーションより貸与
 ピアノ/スタインウェイ D-274 no.584407
 録音:2016年11月22-26日、2017年3月1-5日/73’22’’、69’06’’、78’23’’

 生粋のベートーヴェン弾き、フランソワ=フレデリック・ギィが鬼才ヴァイオリニスト、パパヴラミとヴァイオリン・ソナタ全曲を録音!ベートーヴェンのスペシャリストとして名を馳せるギィの、音楽に寄り添った精妙な語り口が実に聴きものです。


EVIDENCE
EVCD 015
(2CD)
\4000→\3690

グザヴィエ・フィリップス&フランソワ・フレデリック・ギィ
 ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品全集

 CD1 (73’38)
  ヘンデル『ユダ・マカベア』~
   「見よ勇者は帰る」の主題による12 の変奏曲ト長調 WoO.45
  モーツァルト『魔笛』~
   「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲変ホ長調 WoO.46
  モーツァルト『魔笛』~
   「娘か女か」の主題による12 の変奏曲ヘ長調 Op.66
  チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1
  チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2
 CD2 (55’18)
  チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69
  チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1
  チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2
グザヴィエ・フィリップス(チェロ)
フランソワ・フレデリック・ギィ(ピアノ)
 音楽性、技巧面ともに充実したギィ&フィリップスによるベートーヴェン:チェロとピアノのための作品全集

 チェロ:1710年製マッテオ・ゴフリラー
 録音:2015 年1 月、アルセナル、メス/128’05

 1971 年パリ出身のチェロ奏者グザヴィエ・フィリップスと卓越した技巧と力強いタッチをもつピアニスト、フランソワ・フレデリック・ギィによるベートーヴェンのチェロとピアノのための作品全集。
 ギィはnaive レーベルで、アンヌ・ガスティネルとチェロ・ソナタを録音。さらにピアノ・ソナタ、ピアノ協奏曲とこれまで積極的にベートーヴェンの作品の録音に取り組んでおり、年月を経るたび深まっていく音楽性、表現力、そして圧倒的な集中力をみせています。
 グザヴィエ・フィリップスは、中堅実力派チェロ奏者としてフランスを中心に活躍し、往年の名手のような端正で艶やかな美音が魅力です。
 CD 1 には作品5 の2 つのソナタと《魔笛》の主題による変奏曲を収録しています。この2 つのソナタは、当時ベルリンに滞在していたベートーヴェンが、チェロ奏者ジャン・ルイ デュポールとの演奏のために作曲したもの。チェロとピアノが対等に扱われているという点で重要な作品として位置づけられています。
 3 つの変奏曲は、《魔笛》のよく知られた主題をもとに、ベートーヴェンの即興性を駆使した曲。フィリップスの変化に富んだ音色が作品の魅力をさらに引き出しています。
 CD 2 に収録されているベートーヴェンの黄金期「傑作の森」時代に書かれた作品69 のソナタは、バッハの無伴奏組曲と並んで、チェロ奏者の「バイブル」ともいわれ、技巧、音楽性ともに最高峰の演奏が求められる傑作。フィリップスが使用する銘器1710 年製のマッテオ・ゴフリラーの美しい響きと豊かなニュアンスが、一段上の音楽を表現する一助となっています。
 作品102 の2 つのソナタは、内省的な深みのある表現が必要とされる作品。ギィの情感豊かな演奏と見事な構築力、フィリップスの瞑想的なチェロがベートーヴェンの孤高音楽を一層充実させています。






伝説のピアノ・ソナタ全集ボックスは廃盤のまま。


風前の灯のNAIVEから出ていた1回目のピアノ協奏曲全集はもちろん入手不能。

 




SANCHO PANZA RECORDS



SPAN 002
¥2700
超オシャレで辛口な「12アンサンブル」
 (1)タヴナー:神の子羊
 (2)シューベルト(12アンサンブル編):弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」
 (3)オリヴァー・リース:ハニー・サイレーン
 (4)シガー・ロス(バットン編):フリータヴィク
12アンサンブル

 間違いなく人気が出そう!超オシャレで辛口な「12 アンサンブル」

 12アンサンブルは2012年創立の弦楽オーケストラ。「12」はメンバー数ではなく2012年誕生を意味し、指揮者なしでクラシックから現代音楽、ロックまでをレパートリーにしているユニークなイギリスの団体。メンバーはいずれも若く、ギターのミロシュとも共演するなど今後目を離せません。
 デビュー・アルバムはシューベルトの「死と乙女」とタヴナーの心に沁み入る「神の子羊」を自分たちの編曲で披露。
 さらにはロンドンをベースに活躍する若手作曲家オリヴァー・リースが2019年に彼らのために書いた新作からアイスランドのポストロック・バンド、シガー・ロスの「フリータヴィク」まで手掛けています。
 



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SIGNUM CLASSICS



SIGCD 619
¥2500→\2290
いいじゃないか!イアン・ペイジとモーツァルティスツ
 疾風怒濤 Vol.1

 グルック:《ドン・ファン》より 最後のシーン
 ヨンメッリ:《フェトンテ》より Ombre che tacite qui sede
 ハイドン:《歌姫》より Non v'e chi mi aiuta
 フランツ・イグナーツ・ベック:交響曲ト短調 Op.3-3
 トラエッタ:《ソフォニスバ》より
  Crudeli, ahime, che fate、Sofonisba, che aspetti?
 ハイドン:交響曲第49番ヘ短調 《受難》
モーツァルティスツ
イアン・ペイジ(指揮)
キアラ・スケラート(ソプラノ)

 イアン・ペイジ&モーツァルティスツ。新大型プロジェクト、「疾風怒濤」始動!
 
 ☆モーツァルトのスペシャリスト、イアン・ペイジとモーツァルティスツ。
 ☆新たな大型プロジェクト、「疾風怒濤」がスタート!

 クラシカル・オペラを指揮したモーツァルトの初期作品録音で名を馳せたモーツァルトのスペシャリスト、イアン・ペイジ。イアン・ペイジが2017年に結成した新しいアンサンブル、「モーツァルティスツ」による新たな大型プロジェクト、「疾風怒濤(シュトゥルム・ウント・ドラング)」がスタート!
 1760年代から1780年代に芸術界を席巻した疾風怒濤運動を探求する全7巻に及ぶシリーズで、ハイドン、モーツァルト、グルックらの傑作から、知られざる作品、軽視されていた佳作などを組み込んでいく意欲的なプロジェクト。
 イアン・ペイジ率いる古楽器の名手たちの演奏で、直感的でダイナミックな「疾風怒濤」のエネルギーをお届けします。

 ※録音:2019年1月4日-6日、セント・ジョンズ・スミス・スクエア(ロンドン)

 


 なぜこういうシリーズが出ないのかと前から思っていた。
 今のわれわれが聴いても血湧き肉踊る1700年代中盤のあの熱い音楽群。
 有名無名問わず「かっこいい」「ぶっとんだ」「ドキドキワクワク」の作品を届けてくれる(はず)。
 あの時代のあの作品群があったからその後にベートーヴェンが生まれ、ロマン派が生まれた。

  
 


SIGCD 612
(2CD/特別価格)
¥3600

グスタボ・ディアス=ヘレス:
 Maghek ~ カナリア諸島の7つの交響詩

  管弦楽のための《Ymarxa (Tenerife)》
  クラリネットと管弦楽のための交響詩《Ayssuragan (La Palma)》
  ピアノと管弦楽のための交響詩《Guanapay (Lanzarote)》
  管弦楽のための《Chigaday (La Gomera)》
  管弦楽のための《Azaenegue (Gran Canaria)》
  管弦楽のための《Erbane (Fuerteventura)》
  管弦楽のための《Aranfaybo (El Hierro)》
エドゥアルド・ポータル(指揮)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
クリスト・バリオス(クラリネット)
リッカルド デスカルツォ(ピアノ)

 現代のスペインを代表する作曲家&ピアニスト、グスタボ・ディアス=ヘレス(b.1970)の約10年間にわたる作曲活動の集大成となる管弦楽作品集。

 ※録音:2019年9月17日-20日、グラスゴー・ロイヤル・コンサート・ホール(イギリス)



 「いいかも!カナリア諸島クラシック!」と思ったけど、情熱的なロマンティック音楽ではありません。なかなかシビア。
 
 

SIGCD 604
¥2500
カントス・サグラドス
 マクミラン:カントス・サグラドス(神聖なる聖歌)
 ウィテカー:レオナルドは空飛ぶマシーンを夢見る
 マスグレイヴ:
  オン・ジ・アンダーグラウンド セット2 ~ ステージとエキゾチック
 エセンヴァルズ:アメイジング・グレイス
 ウィテカー:When David Heard
 ティペット:5つのスピリチュアル
 フランツ・ビーブル:アヴェ・マリア
クリストファー・ベル(指揮)
ナショナル・ユース・クワイア・
 オヴ・スコットランド
ロイヤル・スコティッシュ・
 ナショナル管弦楽団

 北アイルランドの指揮者クリストファー・ベルが1996年から音楽監督を務めるナショナル・ユース・クワイア・オヴ・スコットランド(NYCoS)。16歳から25歳までの有望な若者たちが歌う、新しい合唱レパートリー。

 ※録音:2019年1月5日、グラスゴー・ロイヤル・コンサート・ホール(イギリス)
 
 

SIGCD 608
¥2500
サルヴェ・サルヴェ・サルヴェ ~ ジョスカンが影響を与えたスペインの遺産
  モラレス:ユビラーテ・デオ/
  聖歌:すべての者よ、主に向かいて喜ばん(ガウデアムス・オムネス・イン・ドミノ)/
  ビクトリア:ミサ・ガウデアムス/ビクトリア:サルヴェ・レジナ/
  ゲレーロ:めでたし、いとも聖なる乙女(アヴェ・ヴィルゴ・サンクティッシマ)/
  聖歌:サルヴェ・レジナ/ジョスカン・デ・プレ/
  ゲレーロ:わが愛する者よ、立ちて急げ

コントラプンクトゥス
オーウェン・リース(指揮)


 ジョスカンが影響を与えたスペイン黄金期の大いなる遺産!

 ☆エスター・ブラジル、ローリー・マクリーリー、エイミー・ハワース、ガイ・カッティングらが参加!
 ☆ジョスカンが影響を与えたスペインの大いなる遺産!

 「コントラプンクトゥス」は、オックスフォード・クイーンズ・カレッジ合唱団の音楽監督であり、イギリス、スペイン、ポルトガルのルネサンス音楽のスペシャリストでもある音楽学者オーウェン・リースが2010年に設立したイギリスの古楽コンソート。
 ガーディナーからの信頼も厚いエスター・ブラジル、マリアン・コンソートのリーダー、ローリー・マクリーリー、タリス・スコラーズやカージナルズ・ミュージック、ポリフォニーなどで活躍する名ソプラノ、エイミー・ハワースなどの名歌手たちが参加し、2014年、2015年には英グラモフォン賞古楽部門賞にノミネートされるなど、合唱大国イギリスにおいて急速に評価を高めてきた注目のヴォーカル・アンサンブルです。

 Signum Classicsからリリースされる新たなレコーディングは、ルネサンス最大の作曲家、ジョスカン・デ・プレの音楽が流行し、その影響で生まれたスペイン黄金時代の巨匠ビクトリア、ゲレーロ、モラレスらの傑作を集めた秀逸なプログラムです。

 ※録音:2019年3月13日-15日、セント・マイケル&オール・エンジェルズ教会(オックスフォード、イギリス)

 
 
 

SIGCD 617
¥2500
イアン・ヴェナブルズ:歌曲集
 ソプラノとピアノのための6つの歌
  〔Op.33-1、Op. 37-3、Op.41-6、Op.37-1、Op.33-2、Op.45-1〕
 ソプラノ、テノール、弦楽四重奏とピアノのためのカンタータ
  《リメンバー・ディス》 Op.40
 テノール、ヴィオラとピアノのための歌曲集
  《Through These Pale Cold Days》 Op.46
メアリー・ベヴァン(ソプラノ)
アラン・クレイトン(テノール)
カルドゥッチ弦楽四重奏団
グレアム・J・ロイド(ピアノ)

 「現代イギリスのもっとも偉大なアート・ソングの作曲家」とも称される、アート・ソング&室内楽に秀でた作曲家、イアン・ヴェナブルズ(b.1955)の歌曲集。
 メアリー・ベヴァン、アラン・クレイトンの名歌手が愛をテーマにしたテキストをムーディーに歌います。

 ※録音:2019年1月17日-18日、オール・セインツ教会(ロンドン)
 
 

SIGCD 613
¥2500
ブレッシング ~ ポール・ミーラーの音楽
 ミーラー:
  全世界を隅々まで歌で満たせ/至福の教え/
  To Seek Where Shadows Are/
  見よ、か弱きみどりごを/汚れなきバラ/
  セルウィン・サーヴィス/Beneath Thy Compassion/
  アヴェ・マリス・ステラ/ユビラーテ・デオ/
  アヴェ・ヴェルム・コルプス/
  Let Fall the Windows of Mine Eyes/私を愛するならば/
  All wisdom cometh from the Lord/ブレッシング
マーク・シングルトン(指揮)
ヴォーチェ

 ヴォーチェ(VOCE)は、マーク・シングルトンらが創設したアメリカ、ニュー・イングランドの室内合唱団。
 マーク・シングルトンとはスコットランドのアバディーン大学で共に働いていた交流などもあるウェールズの合唱作曲家ポール・ミーラーの愛と平和に満ちた合唱作品集。

 ※録音:2018年5月、アメリカ
 





<メジャー・レーベル>
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DG



4838436
(2CD)
\3400→\3090

いまトレヴァー・ピノックがドイツ・グラモフォンに!
 ~J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻

J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻
《CD 1》
 1) 第1番ハ長調BWV846、2) 第2番ハ短調BWV847、
 3) 第3番嬰ハ長調BWV848、4) 第4番嬰ハ短調BWV849、
 5) 第5番ニ長調BWV850、6) 第6番ニ短調BWV851、
 7) 第7番変ホ長調BWV852、8) 第8番変ホ短調BWV853、
 9) 第9番ホ長調BWV854、10) 第10番ホ短調BWV855、
 11) 第11番ヘ長調BWV856、12) 第12番ヘ短調BWV857/
《CD 2》
 1) 第13番嬰ヘ長調BWV858、2) 第14番嬰ヘ短調BWV859、
 3) 第15番ト長調BWV860、4) 第16番ト短調BWV861、
 5) 第17番変イ長調BWV862、6) 第18番嬰ト短調BWV863、
 7) 第19番イ長調BWV864、8) 第20番イ短調BWV865、
 9) 第21番変ロ長調BWV866、10) 第22番変ロ短調BWV867、
 11) 第23番ロ長調BWV868、12) 第24番ロ短調BWV869
トレヴァー・ピノック(チェンバロ)
 
 古楽演奏のパイオニアとして知られるピノックがバッハの金字塔を新録音!

 トレヴァー・ピノックは古楽演奏のパイオニア、イングリッシュ・コンサートの設立者であり、その初代音楽監督としてドイツ・グラモフォンのアルヒーフと長い間専属契約を結び、多くの録音を発売しました。
 有名な録音には、バッハの『ブランデンブルク協奏曲』、ヘンデルの『メサイア』『合奏協奏曲集』、ヴィヴァルディの『四季』、バッハの『ゴルトベルク変奏曲』『パルティータ集』などがあります。
 ピノックは音楽の正統性よりも音楽性とインスピレーションを好むという自身の信念を演奏を通して確かに伝えています。
 指揮者として、室内演奏家として、チェンバロ奏者として特別な名声を得て、ピノックは批評家たちから熱狂的に称賛されました。
 この『平均律クラヴィーア曲集第1巻』の録音では、バッハの理論的、対位法的知識の頂点を探究しています。

 【録音】2018年8月28日-2019年1月4日、イギリス、カンタベリー、ケント大学、Colyer-Fergusson Hall

  

***********

 なにがあったんだ、ピノックに、そしてドイツ・グラモフォンに。

 2月には紀尾井ホールに来るなど公演活動は盛んなようだが、CD録音からはほぼリタイア。ときおりマイナー・レーベルに録音したりすることでファンを喜ばせていたピノック。もちろんユニバーサルとの関係など完全に切れたと思っていた。

 そのピノックの平均律の新録音がドイツ・グラモフォンから登場した!

 これは・・・ちょっとただごとではない。
 なにがあったんだ、ピノックに、そしてドイツ・グラモフォンに。


なんかおしゃれになってますピノック。


 さらにはビデオ・ブログまで。まだまだ元気そう。
https://youtu.be/bOnSv0lTbFc

 




<国内盤>


ACOUSTIC REVIVE

AR 1005
(UHQCD)
¥2727+税
2004年ブルージュ国際古楽コンクール・フォルテピアノ部門最高位
 七條恵子
エリック・サティ:ピアノ作品集~1871年製エラールで聴く~

 ワルツ=バレエ/グノシエンヌ第1~3番/
 金の粉/薔薇十字団の最初の思想/
 薔薇十字団のファンファーレ/3つのジムノペディ/
 ジュ・トゥ・ヴ(あなたが欲しい)/
 グノシエンヌ第4~6番/3つの夜想曲 
七條恵子
 (1871年製エラール・ピアノ)
  (a'=435Hz)

 静寂と官能、フォルテピアノの名手・七條恵子が1871年製エラールで奏でるエリック・サティの世界

 録音:2019年6月3・4日/オランダ、ドープスヘジンデ教会/64'27''、日本語帯・解説付

 2004年にブルージュ国際古楽コンクールのフォルテピアノ部門で最高位を獲得、フォルテピアノのスペシャリストとして他にも多くの受賞歴を持つアムステルダム在住のピアニスト七條恵子によるサティ・アルバムです。サティ時代のエラール・ピアノを用いた録音で、美しい響きが空間を満たす珠玉の一枚となっています。

 本人の解説によると、平均律ではなく「プリンス」というピタゴリア音律とミーントーンがブレンドされた調律法をとったということ。微妙なピッチの綾が、ドビュッシーをして「今世紀に迷い込んだ中世の優しい音楽家」と言わしめたサティの音楽が持つ特別な雰囲気を自然に引き出すことに成功しています。

 高音質で定評のあるACOUSTIC REVIVEレーベルからの発売。同レーベルから発売され2019年度のレコード・アカデミー賞に輝いた佐藤俊介氏のバッハ(KKC-6062)と同様、オランダの教会でトーンマイスターの濱瀬祥氏によって録音されました。
 録音にはACOUSTIC REVIVE 製の電源ケーブルや電源BOX、ラインケーブル、マイクケーブルなどがフルに使用され、これまでにない超高音質を実現。ディスクはUHQCD仕様となっています。
 
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AR 1006
(CD)
¥2727+税
すごい人気なんです
 第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール第2位の川口成彦
  ショパン:夜想曲& 小品集~1842年製プレイエルで聴く~

 つの新しい練習曲「モシュレスのメトードのための」
 夜想曲 第10番 変イ長調 Op.32-2
 夜想曲 第15番 へ短調 Op.55-1
 カンタービレ 変ロ長調 遺作
 夜想曲 第1番 変ロ短調 Op.9-1
 夜想曲 第2番 変ホ長調 Op.9-2(後年に補筆されたヴァリアントと共に)
 夜想曲 第3番 ロ長調 Op.9-3
 夜想曲 第9番 ロ長調 Op.32-1
 夜想曲 第19番 ホ短調 Op.72-1(遺作)
 前奏曲 嬰ハ短調 Op.45
 レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ 嬰ハ短調 遺作
 夜想曲 第16番 変ホ長調 Op.55-2
 聖歌「神よ、ポーランドをお守りください」 変ホ長調
  (ショパンによるハーモニゼーション)
 ラルゴ 変ロ短調(チェロ・ソナタ ト短調 Op.63 第3楽章、コルトー編曲)
 春 ト短調 Op.74-2(リスト編曲)
川口成彦
 (1842年製プレイエル・ピアノ)

UHQCDからCDにと変更になりました。2022/9/26


 ショパン国際ピリオド楽器コンクール第2位、気鋭の古楽器奏者・川口成彦が1842年製プレイエルで奏でるショパン

 録音:2019年6月5-7日/オランダ、ドープスヘジンデ教会/65'22''、日本語帯・解説付

 川口成彦は1989年生まれ。東京藝大大学院およびアムステルダム音楽院古楽科修士課程を首席で修了、第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール第2位をはじめ輝かしい経歴と受賞歴をもつピアニストです。

 ショパン時代のプレイエルを用いて録音。この楽器は前述のコンクールでも使用されたもので演奏者本人も愛着のある楽器です。ショパンは「気分の優れないときはエラールを弾く。すぐに完成された音が出るから。一方気分が良い日はプレイエルを弾く」という言葉を残しており、扱いに技術はいるものの可能性を大きく持つプレイエルの特徴がよく表れています。

 夜想曲を中心に、作曲家自身とリスト編曲によるそれぞれの『春』など編曲ものも採り入れたこだわりのプログラム。CD1枚から物語のような世界が紡がれます。





 東海地区で行われた二つのイベントが両方ほぼ満員だったらしい・・・第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール第2位の川口成彦。





BRILLIANTからドゥシークのこのアルバムを出してました

BRL95246
\1200
ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク:
 ソナタOp.35
 12の段階的なレッスンOp.16より、第3曲、第5曲、第11曲、第12曲
川口 成彦(fp)
 

 ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク(1760年 - 1812年)は、イギリス・ピアノ楽派の基礎を築いたボヘミア人作曲家・ピアニスト。(モーツァルトと懇意だったフランツ・クサヴァー・ドゥーシェクとは別人。)
 ボヘミアからドイツへ、さらにサンクトペテルブルクに行き、その地でエカチェリーナ2世の家臣となった。女帝エカチェリーナは美青年を深く愛する人だったので、美男子だったドゥシークがそこでどういう寵愛を受けたかはご想像にお任せする。
 ただ彼はあまりに美男子だったために、「淑女たちが彼の美しい横顔を愛でることができるように(シュポア)」、舞台上にピアノを横向きに置いた最初のピアニストだったという。
 ペテルブルクを去ると今度はフランスに行ってマリー・アントワネットの寵臣となるが、フランス革命が勃発すると、ロンドンに向かう。
 そこでハープ奏者で作曲家のジャン=バティスト・クルムフォルツの妻と駆け落ち。このためハープの大家は自らセーヌ川に身を投げた。
 ロンドンでは演奏家として大成功、ハイドンからも大絶賛。楽譜出版社コッリに協力して会社を興す。そこではあっさりクルムフォルツ夫人を捨てて、コッリの娘と結婚。しかしその会社が破産すると、ドゥシークは家族を捨ててイングランドからドイツに逃れた(残されたコッリは牢屋に入れられた)。
 その後パリに戻るとフランスの外務大臣タレーランに召し抱えられた。かつてはマリー・アントワネットに仕えていたドゥシークだが、そこで書いた「ピアノ・ソナタ〈パリへの帰還〉」は、最終楽章でギロチンが彼女の首を落とし、さらにその後彼女の亡霊が戻ってくるというホラー・ソナタ(軽やかな、なんてことのない曲ですが)。
 余生をフランスとプロイセンで過ごし、演奏・教育・作曲活動に費やしたドゥシークだが、晩年は容姿が崩れて醜く太り、酒びたりの日々を重ねるようになった。

 まあ、音楽史上最低最悪の男の一人。
 

 

















3/10(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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BIS



BIS SA 2348
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
キアロスクーロ四重奏団によるハイドン第3弾は
 "エルデーディ四重奏曲"より第75番、第76番「5度」、第77番「皇帝」!

  ハイドン:
   (1)弦楽四重奏曲第75番 ト長調 Op.76-1 Hob.Ⅲ -75
   (2)弦楽四重奏曲第76番 ニ長調「5度」 Op.76-2 Hob.Ⅲ -76
   (3)弦楽四重奏曲第77番 ハ長調「皇帝」 Op.76-3 Hob.Ⅲ -77

キアロスクーロ四重奏団
アリーナ・イブラギモヴァ
 (ヴァイオリン/Anselmo Bellosio c.1780)
パブロ・エルナン=ベネディ
 (ヴァイオリン/Andrea Amati 1570)
エミリー・ホーンルンド
 (ヴィオラ/Willems,c.1700)
クレール・チリヨン
 (チェロ/Carlo Tononi 1720)

KKC 6173
(SACD Hybrid)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3000+税

 キアロスクーロ四重奏団によるハイドン第3弾は"エルデーディ四重奏曲"より第75番、第76番「5度」、第77番「皇帝」!

 セッション録音:2017年12月/ゼンデザール(ブレーメン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、70'54"

 SACD ハイブリッド盤。
 今をときめくヴァイオリニスト、アリーナ・イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団(団名の"Chiaroscuro(キアロスクーロ)" はコントラストを印象づける明暗法そして陰影法を意味します)。
 BIS レーベルで録音を続けているハイドンのシリーズ第3 弾はエルデーディ四重奏曲より第75番、第76番「5度」、第77番「皇帝」を収録しました。

 エルデーディ伯爵に捧げられたことによりその名がついたハイドンの6つの弦楽四重奏曲(第75番~第80番)。全6曲中、もっともくだけた雰囲気を持ち溌剌とした旋律が印象的な第75番、第1楽章第1主題が下行5度音程を特色とする第76番「5度」、そして第2楽章が自作の「皇帝賛歌」の主題による変奏曲であるためにその名がついた第77番「皇帝」をキアロスクーロ四重奏団のキリっとしまった演奏で聴くことができます。

 当団は2016年4月、カルテットとして初来日を果たし大成功をおさめました。古典派と初期ロマン派のレパートリーを演奏する当団はこれまでにハイドン、ベートーヴェン、モーツァルト、シューベルト、メンデルスゾーンのディスクをリリースし、いずれも好評をしております。
 


キアロスクーロ四重奏団、BISのハイドン2タイトル
もちろん大ベストセラー


BIS SA 2158
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
イブラギモヴァ率いる
 キアロスクーロ四重奏団がハイドンに挑む!

  ハイドン(1732-1809):
   (1)弦楽四重奏曲第31番 変ホ長調 Op.20-1
   (2)弦楽四重奏曲第32番 ハ長調 Op.20-2
   (3)弦楽四重奏曲第33番 ト短調 Op.20-3
キアロスクーロ四重奏団
 【アリーナ・イブラギモヴァ
   (1stヴァイオリン)、
  パブロ・エルナン・ベネディ
   (2nd ヴァイオリン)、
  エミリー・ヘルンルンド
   (ヴィオラ)、
  クレア・ティリオン(チェロ)】
 
 今回収録されたのは6 つの弦楽四重奏曲 Op.20 より第1 ~ 3 曲(弦楽四重奏曲第31 ~ 33 番)です。

 全体を通し活気を保つ第31 番変ホ長調。第1 楽章のソナタ形式は均衡を保ち楽想の配分も巧みです。フィナーレはソナタ形式によっており、ほとんど一貫して強奏されております。
 第32 番ハ長調。
 第1 楽章はモデラートのテンポによるソナタ形式で、第1 主題の構造は堅固で構築的です。第2 楽章はカプリッチョと注記されて、二部分から構造上の自由さがあります。第4 楽章は、「四主題フーガ」でコーダに入るまでは一貫してソット・ヴォーチェで演奏されています。
 第33 番ト短調。
 第1 楽章のソナタ形式は堅固に構築され、第1 主題が支配的です。展開部でも各フレーズが第1 主題によって開始されます。ハイドンの旋律的パラフレーズがあらわれる作品です。

 キアロスクーロ四重奏団のキリっとしまった演奏はハイドン向き。
 美術用語で、コントラストを印象づける明暗法そして陰影法を意味する“Chiaroscuro(キアロスクーロ)” らしい陰影に富んだ演奏と言えましょう。

 セッション録音:2014年2月/センデザール(ブレーメン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、74’34”

 SACD ハイブリッド盤。



BIS SA 2168
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団による
 ハイドンの6つの弦楽四重奏曲 Op.20の第2弾!

  ハイドン(1732-1809):
   ①弦楽四重奏曲第34番 ニ長調 Op.20-4 Hob.Ⅲ34
   ②弦楽四重奏曲第35番 ヘ短調「レチタティーヴォ」 Op.20-5 Hob.Ⅲ35
   ③弦楽四重奏曲第36番 イ長調 Op.20-6 Hob.Ⅲ36
キアロスクーロ四重奏団
 【アリーナ・イブラギモヴァ
   (1stヴァイオリン)、
  パブロ・エルナン・ベネディ
   (2nd ヴァイオリン)、
  エミリー・ヘルンルンド(ヴィオラ)、
  クレア・ティリオン(チェロ)】
 イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団によるハイドンの6つの弦楽四重奏曲 Op.20の第2弾!

 セッション録音:2015年12月/センデザール(ブレーメン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、75’08”

 SACD ハイブリッド盤。
 今をときめくヴァイオリニスト、アリーナ・イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団。2016 年4 月、団としての初来日は大成功をおさめました。
 BIS 初登場となった前作(BIS SA 2158 / KKC 5677)に続くハイドン第2 弾です。古典派と初期ロマン派のレパートリーを演奏する当団は仏ApartE レーベルよりベートーヴェン、モーツァルト、シューベルト、メンデルスゾーンのディスクをリリースし、いずれも好評をしております。
 前作に続くハイドンの6 つの弦楽四重奏曲 Op.20。当ディスクには第4 ~ 6 曲(弦楽四重奏曲第34 ~ 36 番)が収録されました。第34 番の第1楽章は三拍子楽想による入念なソナタ形式、第2 楽章は素朴な変奏曲、第3 楽章はジプシー風のシンコペーションでいろどられたメヌエット、第4 楽章はハンガリー風のリズム的活気に満ちたソナタ形式の作品です。第35 番はロマンティックな情調のために同曲集の中でも最も名高い作品。特に第1 楽章の第1 主題は〈ハイドンのシュトゥルム・ウント・ドランク期〉の代表的な例と言えます。第3 楽章はシチリア舞曲の曲想をもち、第4 楽章はフーガによるフィナーレの第1 曲で、二主題フーガを展開します。最後の第36 番、第2 楽章はニ主題による自由な変奏で、幻想的な性格が強い作品です。
 キアロスクーロ四重奏団のキリっとしまった演奏はハイドン向き。美術用語で、コントラストを印象づける明暗法そして陰影法を意味する"Chiaroscuro(キアロスクーロ)" らしい陰影に富んだ演奏と言えましょう。




これまたベストセラーのシューベルト


BIS SA 2268
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団
 によるシューベルトの『死と乙女』!

  フランツ・シューベルト(1797-1828):
   (1)弦楽四重奏曲第14番 ニ短調 D.810『死と乙女』(40'11")
   (2)弦楽四重奏曲第9番 ト短調 D.173(21'53")
キアロスクーロ四重奏団
 【アリーナ・イブラギモヴァ(第1ヴァイオリン)、
  パブロ・エルナン・ベネディ(第2ヴァイオリン)、
  エミリー・ヘルンルンド(ヴィオラ)、
  クレア・ティリオン(チェロ)】
 セッション録音:2017年3月/ドイッチュラントフンク・カンマームジークザール(ケルン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、62'47"

 SACD ハイブリッド盤。
 今をときめくヴァイオリニスト、アリーナ・イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団。BIS レーベルからリリースしているハイドンの弦楽四重奏曲第31-33 番(BIS SA 2158 / KKC 5677)、第34-36 番(BIS SA 2168 / KKC 5832)が高く評価される中、期待の新譜はシューベルトの弦楽四重奏曲第14 番『死と乙女』と第9 番です。古典派と初期ロマン派のレパートリーに特化して当団の期待の高まる録音です。
 1815 年作曲の第9 番ト短調。同年、歌曲、教会音楽、ピアノ・ソナタなど多数の作品を残した実りの年でした。ハイドン、モーツァルトの影響が見受けられるものの、シューベルトの個性も明確になりつつある作品で、本格的な短調の作品はこれが最初となります。
 そして、シューベルトの傑作の一つである第14 番ニ短調『死と乙女』。第2 楽章に歌曲『死と乙女』Op.7-3 D.531 のピアノ伴奏部を借用したのでこの通称を持ちます。
 全体を通じ、ロマン的な情趣に満ちており、ことに第1 楽章の主題のもつインパクトと悲愁が印象的です。
 2005 年に当時英国王立音楽大学(RCM)で学んでいた友人を中心に結成し、近年アンサンブルが成熟してきたキアロスクーロ四重奏団。
 団体名の"Chiaroscuro(キアロスクーロ)" は美術用語で、コントラストを印象づける明暗法や陰影法を意味しますが、その名の通りシューベルトの溢れる魅力を再発見させてくれているような見事な解釈を披露しております。



イブラギモヴァ、久しぶりにこのアルバムを紹介しておきましょう
メンデルスゾーン、若書きニ短調がすごい!
 ピリオド・アプローチでユロフスキと共演!

Mendelssohn: Violin Concertos
HYPERION
CDA 67795
\2400
イブラギモヴァのメンデルスゾーン!
 ピリオド・アプローチでユロフスキと共演!

 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲集
  ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64
  序曲《フィンガルの洞窟》Op.26
  ヴァイオリン協奏曲ニ短調
アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン)
ウラディミール・ユロフスキ(指揮)
エイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団

 久しぶりに神経ビリビリ来るような演奏に出会った。
 このニ短調はすごい。
 終わった後天才二人が顔を見合わせてニヤリとしてる風が目に浮かぶ。
 やりやがった。


 とんがった二人の異端的天才が、このニ短調で演奏史を変えたかもしれない。なぜ二人が有名なホ短調ではなく、若書きの無名の作品ニ短調をわざわざ後半のメインに据えたのか。
 演奏している途中、この曲が好きで好きでたまらないという感情が、そしてこの曲のすごさ素敵さを世間に知らしめたくてうずうずしている様子が、もう、手に取るようにわかる・・・。
 正直ホ短調を聴いているときはイブラギモヴァのブログを読んでいるような感じで、「これが彼女の最近の気持ちね」という軽い思いしか湧かなかった(それでもすごいですが)。ユロフスキは終始おとなしめだし、その分「フィンガル」で爆発してくれてうれしかったが、まさかそのあとにこんなサプライズが待っているとは。

※録音:2011年9月2日-4日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)







CLAVES

50 3012
(2CD)
¥4200→\3890
リ・アンジェリ・ジュネーヴがついにマタイ受難曲をセッション録音!
 J.S.バッハ(1685-1750):マタイ受難曲 BWV244
  ヴェルナー・ギューラ(エヴァンゲリスト)、ブノワ・アルノー(イエス)
  ドロテー・ミールズ(ソプラノⅠ/女中Ⅰ)、アレクサンドラ・レヴァンドフスカ(ソプラノⅡ/ピラトの妻)、
  サラ・ファン・モル(女中Ⅱ)、アレックス・ポッター(アルトⅠ)、マリーネ・フリブール(アルトⅡ/証人Ⅰ)、
  トーマス・ホッブズ(テノール)、ヴァレリーオ・コンタルド(テノールⅡ/証人Ⅱ)、
  ステファン・マクラウド(バスⅠ/ユダ/祭司長Ⅱ/ピラト)、
  マシュー・ブルック(バスⅡ/ペテロ/祭司長Ⅰ)、他
  リ・アンジェリ・ジュネーヴ(管弦楽・声楽アンサンブル)、ステファン・マクラウド(指揮)

 エヴァンゲリストはヴェルナー・ギューラが担当!ステファン・マクラウド率いる古楽アンサンブル、リ・アンジェリ・ジュネーヴがついにマタイ受難曲をセッション録音!

 セッション録音:2019年4月22-25日/エルネスト・アンセルメ・スタジオ(ジュネーヴ)/CD 1 79'06"、CD 2 80'58"

 バッハ・コレギウム・ジャパンへの客演でも知られる実力派バス歌手ステファン・マクラウドが2005年に結成したリ・アンジェリ・ジュネーヴがマタイ受難曲を録音しました。
 当録音は2019年4月、受難節にあわせた行われた5回のコンサートを行ったのち、4月22日から4日間、ジュネーヴのエルネスト・アンセルメ・スタジオにおけるセッション録音です。
 
 古楽アンサンブルの名団体として知られるリ・アンジェリ・ジュネーヴ。可変アンサンブルでオリジナル楽器を用いて演奏する当団の特徴としてレパートリーに問わず声楽メンバーを舞台上の前列に配置しており、これは声楽がもつ詞のパワーそして豊かなアンサンブルを全面に押し出しております。バッハ作品を中心としたレパートリーを得意とし高い評価を得ております。

 満を持してのマタイ受難曲の録音ではエヴァンゲリストにヴェルナー・ギューラ、イエスにブノワ・アルノーが担当するなど、豪華歌手陣にも注目。マクラウドが練り上げてきた密度の濃いアンサンブルそして豊かな表現でこの大作に挑みます。
 



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RCO LIVE



RCO 19003
¥2300→\2090
※LP同時発売
アブドゥライモフによるラフマニノフのピアノ協奏曲第3番!
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30(1909)
  (チャイコフスキー:6つの小品Op.19より「夜想曲」)
   *アンコール/CDのみ収録
ベフゾド・アブドゥライモフ(ピアノ)
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
KKC 6174
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2727+税
※LP同時発売

 コンセルトヘボウ管&ゲルギエフ、若手注目株のピアニスト、アブドゥライモフによるラフマニノフのピアノ協奏曲第3番!CD &LP 同時リリース!

 録音:2017年10月4,5日、アムステルダム、コンセルトヘボウ(ライヴ)/(CD)45'36、(LP)A面(第1楽章:17'09)、B面(第2楽章:10'55/第3楽章:13'22)、41'31

 ゲルギエフとロイヤル・コンセルトヘボウ夢の共演盤の登場です。
 ゲルギエフといえば1995年から2008年までロッテルダム・フィルの首席指揮者を務め、オランダではおなじみでしたが、現在ロイヤル・コンセルトヘボウの次期音楽監督の有力候補とされています。
 その布石か、2017年ライヴが急遽発売されます。ゲルギエフお気に入りの1990年生まれのウズベキスタンの若手ベフゾド・アブドゥライモフを独奏者にラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を披露。

 この作品は、ピアノ・パート同様にオーケストラも一筋縄にはいかない難物で、名指揮者の登場を要求されることが常となっています。
 その点ゲルギエフとコンセルトヘボウ、全く理想的で何の不安もありません。ことに冒頭の抑えた感情の持続は絶妙。アブドゥライモフの情感豊かなソロを見事に支えます。
 全体に落ち着いたテンポで、緊張感に満ちた42 分間を堪能できます。

 アブドゥライモフはたっぷりとした音、余裕の技巧でこの難曲を制覇。シューラ・チェルカスキーも愛奏したチャイコフスキーの夜想曲で示すみずみずしい感性、思わず引き込まれます。

 



旧譜
発売直後だがすでに入手困難になりつつある


19075981622
\3300→\2990
この曲はやはりルツェルンのオケで
 ラフマニノフ・イン・ルツェルン

 1. ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
 2. ラフマニノフ:交響曲第3番イ短調 Op.44
 3. チャイコフスキー/ラフマニノフ編:子守歌 Op.16-1

・完全生産限定
・72ページ ハードカバー・ブック仕様のデラックス・エディション
ベフゾド・アブドゥライモフ(ピアノ:1,3)
ルツェルン交響楽団(1,2)
ジェイムズ・ガフィガン(指揮:1,2)
 録音:2019年7月1-3日、ルツェルン・カルチャー・コングレスセンター(KKL)
 72ページ ハードカバー・ブック仕様


 



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ALPHA



ALPHA413
¥2700→\2490
クシシュトフ・ウルバンスキ(指揮)
 NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団
  リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):

   1.交響詩 「ドン・ファン」 Op.20
   2.交響詩 「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 Op.28
   3-11.交響詩 「ツァラトゥストラはこう語った」 Op.30
クシシュトフ・ウルバンスキ(指揮)
NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団
NYCX-10144
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2700+税

 録音(ライヴ): 2016年3月17、20日-2 2016年9月22、25日-1、3-11 ライスハレ、ハンブルク/【国内盤】 日本語解説付

 【颯爽!ウルバンスキによる冴え渡ったリヒャルト・シュトラウス!】
 新作をリリースするたびに、よく聴き知った作品の新たな魅力に開眼させてくれるウルバンスキとエルプフィル。
 今回はリヒャルト・シュトラウスの人気作品3曲を収録した贅沢なアルバムとなっています。「ドン・ファン」冒頭から聴かせる素晴らしい躍動感は、まさに彼らの面目躍如。
 明晰なスコア整理が生むクリアな解像度と細部まで行き渡ったコントロールが可能にした、繊細かつダイナミックな表現により、ともすれば冗長になりがちな経過句までが意味を帯び、どの作品も聴く者を引き込んで離しません。
 色彩感豊かな「ティル」、大音響を濁りなく鳴らし切り、あらゆるパートが雄弁に語りかけてくる「ツァラトゥストラ」も聴き応えたっぷり。オーケストラの巧さも特筆すべきものです。

 



ポーランドの新世代指揮者
ウルバンスキ、3大名盤


Alpha269
\2600→\2390
ウルバンスキ指揮&NDRエルプ・フィル
 ドヴォルザーク:
  1. 交響曲第9番ニ短調「新世界より」op.94
  2. 交響詩「ある英雄の歌」op.111
クシシュトフ・ウルバンスキ指揮
NDRエルプフィルハーモニー交響楽団
(ハンブルク放送交響楽団)

 フランスClassica誌が「2016年を代表するショッキングなレーベル」にAlphaを選んだところ、そのショックが世界的に通用するものであることは、日本でも話題騒然、飛ぶ鳥を落とす勢いで注目を集めつつある現代最前線をゆくポーランドの新世代指揮者クシシュトフ・ウルバンスキの、ど真ん中の王道名曲で示されたこの圧巻の1枚からもよくわかることでしょう!

 ポーランド同様、中欧随一の音楽大国であるチェコの音楽史を代表するドヴォルザークの、おそらくもっとも有名な作品のひとつに真正面から取り組み、名門ハンブルク放送響(近年の本拠地ホール新設に伴い改名)の精妙なサウンドスケープのなかで鮮やかな演奏解釈に結び付けてみせた、21世紀の今こそ聴きたい「新世界」。3月にはまさに同じタッグで来日ツアーも予定されており、先駆をなす録音でじっくり期待感を高めたいところ!

 しかも併録曲はドヴォルザークが生涯最後に完成させたオーケストラ作品――R.シュトラウスやマーラーらを横目に見ながらの壮大かつ高貴な交響詩を、磨き抜かれたさりげなく気高いサウンド


ALPHA427
\2600→\2390
クシシュトフ・ウルバンスキ(指揮)&北ドイツ放送エルプ・フィル
 ショスタコーヴィチ(1906-1975):交響曲 第5番 ニ短調 Op.47

 1.第1楽章:Moderato
 2.第2楽章:Allegretto
 3.第3楽章:Largo
 4.第4楽章:Allegro non troppo
クシシュトフ・ウルバンスキ(指揮)
北ドイツ放送エルプフィルハーモニー管弦楽団
 衝撃的かつスマートな解釈で人気を博した「春の祭典」から1年。ウルバンスキとNDRエルプフィルハーモニーの新作の登場です。
 曲は「ショスタコーヴィチ:交響曲第5番」、今や、数多くの指揮者、オーケストラが演奏する名曲をウルバンスキは新しい視点で鮮やかに演奏しています。
 「春の祭典」をヘヴィメタに例えたウルバンスキですが、ショスタコーヴィチの第5番も彼のお気に入りの作品ということで、作品の内面にまで深く踏み込み、曲の持つ表面的な明るさ、勇壮さの中に潜む悲劇的な面をあぶり出しています。

  録音 2017年12月 エルプハーモニー ハンブルク、大ホール

ライヴ映像を収めたBluRay-Discがついてくる!


Alpha292
(Blu-ray+CD)
\2600→\2390
ライヴ映像を収めたBluRay-Discをセット
 ウルバンスキ指揮&NDRエルプ・フィル
  ストラヴィンスキー:
   バレエ音楽『春の祭典』
    ~全2部からなる、異教時代のロシア絵図
クシシュトフ・ウルバンスキ指揮
NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団
 2017年にオープンしたハンブルクの巨大演奏会場エルプフィルハーモニーの名を冠し、老舗の北ドイツ放送交響楽団が心機一転さらなる躍進へと歩み出しました。
 ドヴォルザーク、ラフマニノフ(共演はアンナ・ヴィニツカヤ)と続き、今回、来たるべき季節を見越してのストラヴィンスキー「春の祭典」を放つウルバンスキが、「これは舞踏劇だ、体がおのずと動きます」と語り、スタジオでの周到な録音によるCDに、エルプフィルハーモニーでのライヴ映像を収めたBluRay-Discをセットしてくれました。刺激あふれる演目が目と耳でじっくり味わえます。

 
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ALPHA577
(2CD)
¥4200→\3790
なんかベートーヴェンに似てきた・・・ニコラ・アルトシュテット
 ベートーヴェン(1770~1827):チェロとピアノのための作品全集
  チェロ・ソナタ 第1番-第5番、変奏曲

  【DISC 1】
   1) ヘンデル『マカベウスのユダ』の「見よ、勇者は還る」による12の変奏 ト長調WoO 45
   2-4) チェロとピアノのためのソナタ 第1番 ヘ長調 Op. 5-1
   5-7) チェロとピアノのためのソナタ 第2番 ト短調 Op. 5-2
   8) モーツァルト『魔笛』の「恋人か女房が」による12の変奏 ヘ長調 Op.66
  【DISC 2】
   1-3) チェロとピアノのためのソナタ 第3番 イ長調 Op. 69
   4) モーツァルト『魔笛』の「恋を知る男たちは」による7つの変奏 変ホ長調 WoO 46
   5-8) チェロとピアノのためのソナタ 第4番 ハ長調 Op. 102-1
   9-12) チェロとピアノのためのソナタ 第5番 ニ長調 Op. 102-2
 ニコラ・アルトシュテット (チェロ/ピアチェンツァのジョヴァンニ・バッティスタ・グヮダニーニ1749年製)
 アレクサンダー・ロンクヴィヒ (フォルテピアノ/ウィーンのコンラート・グラーフ1826~27年頃製)
NYCX-10145
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4000+税

 録音: 2019年7月 テルデックス・スタジオ、ベルリン/【国内盤】 日本語解説付

 【ピリオド楽器とウィーン古典派に見識あり。今最も旬な二人によるベートーヴェン!】
 2018年にはアイゼンシュタット・ハイドン・フィル(旧オーストリア=ハンガリー・ハイドン・フィル)とともに来日し、ピリオド奏法への適性をぞんぶんに活かしたハイドン解釈で絶賛を博したアルトシュテット。
 さまざまなレーベルからリリースされてきた多彩なレパートリーでも、若々しい勢いと明敏・明晰な作品理解を示し、1作ごとに瞠目させられる21世紀最前線の俊英チェリストがAlphaから新録音を発表!
 しかも記念年に合わせてベートーヴェンのソナタ全集、そのうえパートナーは百戦錬磨にして近年さらなる新境地を見せつつあるロンクヴィヒというのは、今まさに聴きたいベートーヴェン演奏の極致といってよいでしょう。

 ベートーヴェンは生前さまざまなチェロの名手と接しながら、初期・中期・後期とそれぞれの時代に、自家薬籠中の楽器であるピアノとの二重奏作品を書いています。
 その創意の真相は、作曲家生前のモデルによる楽器を然るべき奏法で鳴らしてこそ初めて浮かび上がるところ。20世紀末以来、現代楽器でもウィーン古典派やシューベルトの解釈で圧倒的な成果をあげ、ピリオド楽器にも抜群の適性をみせるロンクヴィヒはここで、ベートーヴェンが晩年所有していたものと同時期・同製作者のフォルテピアノ(C.グラーフ)を使用。
 グヮダニーニのチェロを縦横無尽、古典期の弓と奏法で奏でるアルトシュテットは15年来の共演仲間で、阿吽の呼吸が映える充実した演奏を存分に味あわせてくれます。Alphaならではの記念年リリースといえます。





自作のカデンツァで世間をあっといわせたハイドン
でも果敢な各終楽章がさらにすごい!


その後わりとおとなしかったんですが、アルトシュテット、ここへきてブレイクしそうです

GENUIN
GEN 89148
\2400
ハイドン:
 チェロ協奏曲第1番
  (カデンツァ:N.アルトシュテット版)
 チェロ協奏曲第2番
  (カデンツァ:N.アルトシュテット&A.ビルスマ版)
ニコラス・アルトシュテット(Vc)
ミハエル・ザンデルリング指揮
ポツダム・カンマーアカデミー

 アルトシュテット。ベルガメンシチコフとゲリンガスに師事した彼はリゲティなど現代音楽にも意欲的に取り組んでいる。
 その彼が自ら作曲したカデンツァを使ってハイドンの二つの協奏曲に挑んだ。
 端正なオーケストラの枠組みに入りきらんばかりのパッション。特にスル・ポンティチェロを多用した第1番第1楽章の燃えるようなカデンツァは聴きもの。

録音:2008年12月14-16日、47‘06






全然関係ないですが、ハイドンのチェロ協奏曲の衝撃的カデンツァといえばコレ・・・

NAXOS
8.550059 ¥1500
衝撃のハイドン!
 ハイドン:チェロ協奏曲第1番、 第2番
 ボッケリーニ:チェロ協奏曲 変ロ長調
ルドヴィート・カンタ(チェロ)
カペラ・イストロポリターナ
ピーター・ブレイナー指揮

 レコ芸でカンタというチェリストがバッハ「無伴奏」で特選を取ったとき、「どっかで聞いた名前だな」と思った。
 オーケストラ・アンサンブル金沢の首席奏者だからかな、とも思ったが、日本の地方オケの首席奏者の名前を覚えるほど記憶力は良くない。
 あるときふと思い出した。大昔、20年近く前、NAXOSの黎明期に古典派のチェロ協奏曲を録音していた人である。
 オーケストラ・アンサンブル金沢の首席奏者になったのが1990年だから、そのあたりの縁もあったのかもしれない。あれからいろいろあったのだろうが、こうして「無伴奏」全曲が高評価を得るようにまでなって、本当に良かった・・・などと思いながら、その20年前の、これまで一度も聴いたことがなかったカンタによるNAXOSの「古典派チェロ協奏曲集」を聴いた。

 そしたら・・・とんでもない演奏だった。

 ハイドンとボッケリーニ。店主はどちらの演奏にも結構うるさい。しかし・・・これはすごい。

 あまりやる気のないオケを切り裂くように噴出するチェロ。そして、歌う歌う歌う。朗々と。しかもチェロの音色が深々とギュイルリーンと心に響く。こいつただもんじゃない。黎明期NAXOSにあって、こんなにも独特の音楽性を開陳した演奏家はいない。こんなすごい演奏家がひっそりと隠れていたのか。

 ・・・ところが、カンタ、それだけじゃなかったのである。


 いや、それだけでも全然すごかったのに、コノ男、まだとんでもない仕掛けを用意していた。

 ハイドンのコンチェルトでカデンツァが始まるや・・・カンタいきなりジャズを奏で始めた。
 ビンボンバン、ドゥルル~。
 そりゃ、誰でもびっくり仰天する。まったく心の準備をしてなかった。しかし現実にカンタ、意気揚々と好き勝手にジャズしまくってるのである。

 しかもくどいようだがNAXOS黎明期。
 黎明期も黎明期。
 番号見てもおわかりのとおり超初期リリース・アルバム。
 NAXOSが安かろうどうでもよかろうの二流演奏家を集め、毒にも薬にもならぬ録音を行っていた頃。できたばかりの日本の代理店アイヴィーの社長と秘書の女の子が冷ややかな目を浴びながら全国のCDショップを行脚していた頃。

 そんな時代にこんなとてつもない演奏が残されていたとは。
 朗々と歌う個性派チェリストが出てきただけでびっくりなのに、まさかの自由奔放のジャズ・カデンツァ。いつか紹介した奇才ジル・アパップも真っ青の奇行。

 クラウス・ハイマン社長、実はよくわかってなかったのではないのか。
 というかカンタ、ひょっとして安いギャラに憤然として「そんなら好き勝手やらせてもらうわ」とか言って、社長に内緒でやってたとか。
 ・・・だとしてもそうでなくても、この男なかなかの快男児ではないか!!ちょっと注目。


 このあいだカンタに初めて会ったのでこの衝撃カデンツァについて尋ねたら「指揮のピーター・ブレイナーがやれってそそのかした」と言ってた。
 でもこの演奏はお気に入りみたいで、自分がこのアルバムの話をしたらたいそう喜んでいた。


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ALPHA589
¥2700→\2490
ヴェロニク・ジャンス (ソプラノ)
 『夜』 ベル・エポック歌曲集

 《夕暮れ/愛の夜》
  1.ギヨーム・ルクー: 『3つの詩曲』より 「夜想曲」/
  2.ガブリエル・フォーレ: 『優しい歌』より 「白い月は 森の中に輝く」*/
  3.エクトル・ベルリオーズ: 『夏の夜』より 「未知の島」*
 《夢/異国の夜》
  4.フェルナン・ド・ラ・トンベル: 「東洋」 (器楽)*/5.ジュール・マスネ: 「スペインの夜」*/
  6.カミーユ・サン=サーンス: 「東洋の夢」*
 《悪い夢/不安な夜》
  7.エルネスト・ショーソン: 「終わりなき歌」/
  8.フランツ・リスト: 「悲しみのゴンドラ」チェロとピアノのための/
  9.ギイ・ロパルツ: 『ハインリヒ・ハイネの抒情的間奏曲からの4つの詩』より「愛の死によって」*/
  10.ガブリエル・フォーレ: 「夢のあとに」*
 《陶酔/祝宴の夜》
  11.シャルル=マリー・ヴィドール: 『ピアノ五重奏曲第1番』Op.7 より第3楽章モルト・ヴィヴァーチェ/
  12.ルイギ(ルイ・グリエルミ): 「薔薇色の人生」*/
  13.アンドレ・メサジェ: 歌劇『仮面の愛』より「恋人がふたり」*/
  14.レイナルド・アーン: オペレッタ『レヴュー』より 「最後のワルツ」*
 *=アレクサンドル・ドラトヴィツキ編曲
  ヴェロニク・ジャンス (ソプラノ)
  イ・ジャルディーニ、岡田修一、パブロ・シャッツマン (ヴァイオリン)、
  レア・エンニーノ (ヴィオラ)、ポーリーヌ・ビュエ (チェロ)、ダヴィド・ヴィオリ(ピアノ)
NYCX-10146
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2700+税

 【ジャンスが歌いあげる4つの「夜」のかたち】
 19世紀末から第一次世界大戦前、一般にベル・エポックと呼ばれる時代を中心としたフランス歌曲を集めた一枚。
 デビュー時から得意としているバロック作品のほか、近年は近代作品でも高く評価されているフランスのソプラノ、ヴェロニク・ジャンスと、ボルドー生まれの気鋭のヴァイオリニスト岡田修一率いるアンサンブル、イ・ジャルディーニによる共演です。
 華やかなベル・エポックの作品から、「夜」が持つ様々な顔と魂の関りをテーマに、4つの側面に分けた興味深い選曲。ジャンスならではの豊かな表情で、それぞれの作品が持つ世界を掘り下げます。
 エディト・ピアフの名曲「薔薇色の人生」が聴けるのも嬉しいところ。室内アンサンブルの編曲は、ロマン派フランス音楽センター(PALAZZETTO BRU ZANE)のデイレクター、ドラトヴィツキによる、深い理解に基づいた作品愛あふれるものです。

 
 



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BR KLASSIK



900177
(4CD)
¥6500→\5990
ラトル(指揮)&バイエルン放送交響
 ワーグナー(1813-1883):楽劇《ニーベルングの指環》 第一夜《ワルキューレ》

 【CD1】 第1幕 1-5.前奏曲と第1場/6-12.第2場/13-20.第3場
 【CD2】 第2幕 1-7.前奏曲と第1場/8-13.第2場/14-15.第3場
 【CD3】 第2幕(続き) 1-7.第4場
 【CD4】 第3幕 1.第1場: ワルキューレの騎行/2-4.第1場/5-7.第2場/8-12.第3場/13-16.ヴォータンの告別
  サイモン・ラトル(指揮)
  バイエルン放送交響楽団
  ジークムント-スチュアート・スケルトン(テノール)、フンディング-エリック・ハーフヴァーソン(バス)、
  ヴォータン-ジェイムズ・ラザフォード(バリトン)、ジークリンデ-エヴァ=マリア・ウェストブルク(ソプラノ)、
  ブリュンヒルデ-イレーネ・テオリン(ソプラノ)、フリッカ-エリーザベト・クールマン(メゾ・ソプラノ)
  他のワルキューレたち
  ゲルヒルデ-オルウィン・メラー(ソプラノ)、オルトリンデ-アンナ・ガブラー(ソプラノ)、
  ヴァルトラウテ-ジェニファー・ジョンストン(メゾソプラノ)、
  シュヴェルトライテ-クラウディア・ヘックレ(アルト)、ヘルムヴィーゲ-キャサリン・ブロデリック (ソプラノ)、
  ジークルーネ-エファ・フォーゲル(メゾソプラノ)、
  グリムゲルデ-アンナ・ラプコフスカヤ(アルト)、
  ロスヴァイセ-ジモーネ・シュレーダー(メゾソプラノ)

 【ラトルとバイエルン放送交響楽団による《ワルキューレ》登場!】
 サイモン・ラトルの指揮によって2019年1月-2月にコンサート形式で上演された《ワルキューレ》。
 ラトルのワーグナー解釈は、前作《ラインの黄金》(900133)から4年を経て更に磨きがかかり、壮大なドラマ全体をきっちり見据えた演奏が繰り広げられています。
 今回の演奏も、前作と同じく歌手陣のすばらしさが特徴。前半のドラマで中核をなすジークムントは、現在「最も輝かしいヘルデン・テノール」として評価されるオーストラリア出身のスチュワート・スケルトンが演じ、ジークリンデ役にはオランダ出身のエヴァ=マリア・ウェストブルクを起用。優れたワーグナー歌手として知られる彼女の持ち味をラトルが丁寧に引き出しています。
 フリッカ役は前作と同じエリーザベト・クールマンが演じていますが、ヴォータン役はミヒャエル・フォッレから英国の俊英ジェイムズ・ラザフォードが引き継ぎ、若々しく伸びやかな声を披露。
 また、ブリュンヒルデ役、イレーネ・テオリンのヴェテランらしい貫禄の歌声は他を圧倒、幕切れの「ヴォータンの告別」での二重唱でも彼女の歌声は抜群の存在感を放ちます。
 また、物語の要となるワルキューレたちにも優れた歌手が配されており、瑞々しく力強い歌声を楽しむことができます。
 全体をまとめるラトルの指揮は、シャープな表現をオーケストラに求めることで、世界最高のアンサンブルであるバイエルン放送交響楽団から、明快、かつ美しい響きを紡ぎ出しています。

  録音 2019年1月29日-2月10日 ライヴ ミュンヘン ヘルクレスザール

 
 
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900187
¥2600→\2390
アリアCDでだけ販売されていたレア自主製作盤が一般発売!
ブルックナー(1824-1896):交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」WAB104

 交響曲 第4番 変ホ長調「ロマンティック」WAB104
  (1878/1880 ノヴァーク版)
マリス・ヤンソンス(指揮)
バイエルン放送交響楽団

 録音 2008年11月26-28日 ライヴ ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク

 【『バイエルン放送交響楽団/ブルックナーBOX』からの分売アルバム。2008年、ヤンソンス指揮によるブルックナー「ロマンティック」】
 BR KLASSIKが創設されて最初に発売されたのが、マリス・ヤンソンスが指揮するブルックナーとマーラーの交響曲第7番。どちらも2007年に録音された演奏で、その高い完成度を持つ録音は、レーベルの知名度を大いに高めることとなりました。
 このブルックナーの第4番は2008年に録音されたものの、一般には流通することのなかった音源。公式CDとしては2019年4月に発売された「ブルックナーBOX」に収録されたのが初のお目見えとなりました。
 ヤンソンスはスコアを入念に読み解き、独自の解釈を加え、彼ならではのブルックナーを披露します。ヤンソンスが演奏に用いたのは1878/1880年のノヴァーク版第2稿(1886年版)。
 第1楽章の夜明けを思わせる冒頭のホルンの響きは、極めてゆったりと伸びやか。曲が進むにつれ、多層的な響きが加わる様は、聴き手の耳を興奮させます。第1楽章と見事な対比を見せる深遠な第2楽章に続き、第3楽章スケルツォはヤンソンスらしいきびきびとした音の動きが楽しめます。
 そして終楽章の最後の部分では、ホルンが高らかに第1楽章を回想、感動的に曲を閉じるまでヤンソンスの演奏には緊張感が途切れることはありません。湧き上がるような拍手も収録されています。




 おそらく日本ではアリアCDでだけ販売されていたバイエルン放送交響楽団自主製作盤のヤンソンス/ブルックナー:交響曲第4番がついに一般発売。
 といっても自主製作盤もかなり前に完売していたが。

 




CHATEAU DE VERSAILLES SPECTACLES



CVS022
¥2700
ジャン=ポール・エジード・マルティーニ(1741~1816):
 ルイ16世に捧ぐレクィエム(1811)

  ジャン=ポール・エジード・マルティーニ:
   ルイ16世に捧ぐレクィエム(1811)
エルヴェ・ニケ指揮ル・コンセール・スピリチュエル
 (合唱&合奏/古楽器使用)
コンサートミストレス:シュシャーヌ・シラノシアン/
 弦楽編成:6/6/5/5/3
アドリアーナ・ゴンザレス(ソプラノ)
ジュリアン・ベール(テノール)
アンドレアス・ヴォルフ(バス)
NYCX-10147
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2700+税

 録音:2019年6月、ヴェルサイユ旧王室礼拝堂(フランス) 【国内盤】 日本語解説・歌詞訳付

 【「愛の喜び」の作者として人気絶頂をきわめた名匠、晩期の充実作!鬼才ニケの圧倒的解釈で】
 ヴェルサイユ宮殿が推進するフランス音楽復興プロジェクトは、現代において滅多に名前が知られていない作曲家の復権にも大きな貢献を果たしつづけています。
 予算をかけて録音に踏み切るということは、知らしめる意義がそこにあると関係者一同が認識してのこと。
 秘曲発掘に実績ありのエルヴェ・ニケが新たに録音した今回のアルバムもまさにそうした実績に連なる1枚と言ってよいでしょう。この指揮者が手がけてきた知名度の低い作曲家たちのアルバムをひとつでもご存知の方なら、その意味は十二分にご理解いただけるに違いありません。

 マルティーニという名の作曲家は18世紀に何人かいますが、ここに登場するのは不滅のヴォーカル・ナンバー「愛の喜びPlaisir d'amour」を書いたことで知られるフランス随一の人気オペラ作曲家。
 マルティーニというのは筆名で本人はバイエルン生まれのドイツ人ですが、1765年にパリに出て以来飛ぶ鳥を落とす勢いで人気を得、王室にも愛されながら革命期にも迫害を避けつつ第一線で活躍、あまりの人気にメユールやカテルら同時代人たちに妬まれ歌劇界を追われたものの、教会音楽で根強い支持を得ました。
 『レクィエム』はナポレオン治世下で書かれながら、王政復古後ルイ16世の遺骸再埋葬時に演奏され注目を集めた傑作。バス独唱の活躍もさることながら、充実した金管の響きなどピリオド楽器でこそ真価のわかる音楽内容には、まさにニケという解釈者が絶好というほかありません。






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GRAMOLA



GRAM99211
(2SACD HYBRID)
¥3900→\3590
レミ・バロー(指揮)
ブルックナー(1824-1896): 交響曲 第2番 ハ短調 WAB102

 (1872年初稿版-2005年ウィリアム・キャラガン校訂)
  【SACD1】
   1.第1楽章: Allegro: Ziemlich schnell
   2.第2楽章: Scherzo: Schnell
  【SACD2】
   1.第3楽章: Andante: Feierlich, etwas bewegt
   2.第4楽章: Finale: Mehr schnell
レミ・バロー(指揮)
ザンクトフローリアン・
 アルトモンテ管弦楽団

 録音 2019年8月23日 ライヴ 聖フローリアン修道院教会、ザンクトフローリアン Upper Austria

 1872年に初稿が完成したブルックナーの「交響曲第2番」は、彼の多くの交響曲と同じく、生涯の間に多数の改訂や修正が施されました。
 完成年の1872年に初演が予定されたものの、オーケストラの一部の団員から「演奏不能」とされてしまい中止。その翌年にブルックナー自身の手により改訂がなされ、初演もブルックナーが行いました。
 1876年の再演の際にも若干の改訂が施されましたが、その翌年には友人ヘルベックの助言により大幅に改訂。出版に際しても細部の改訂がなされた他、ブルックナーの弟子たちの校訂も加わり、一時期は原形を知ることすら難しい状態になっていました。
 しかし、ブルックナーの初稿は聖フローリアン修道院のアーカイヴにあり、これに研究者ウィリアム・キャラガンが校訂を加え、初演稿以降にカットされたパッセージも全て復元。
 またベートーヴェンの第九をモデルにしたとされる初稿通り、第2楽章と第3楽章の順序も入れ替えることで、作品全体をブルックナーの最初の構想に近づけました。
 レミ・バローも最近人気の高いこのキャラガン版を使用し、ブルックナーの初心をじっくりと描き出しています。オーケストラと一体になった見事な演奏を高音質にて存分にお楽しみください。
 
 
GRAM98009
(2CD)
¥3100
J.S.バッハ(1685-1750): フーガの技法(弦楽合奏版)
 コントラプンクトゥス XIVの3ヴァージョンの完成版を含む
クリストフ・シュリューエン(指揮)
ザルツブルク・チェンバー・ソロイスツ
  【CD1】
   1.コントラプンクトゥス I 4声/2.コントラプンクトゥス II 4声/3.コントラプンクトゥス III 4声/
   4.コントラプンクトゥス IV 4声/5.コントラプンクトゥス V 4声/
   6.コントラプンクトゥス VI フランス風のスタイルによる4声/
   7.コントラプンクトゥス VII 拡大と縮小による4声/8.コントラプンクトゥス VIII 3声/
   9.コントラプンクトゥス IX 12度の転回対位法による4声/
   10.コントラプンクトゥス X 10度の二重対位法による4声/11.コントラプンクトゥス XI 4声/
   12.コントラプンクトゥス XIV 3つの主題による4声のフーガ (未完成)/
   13.コラール『われ汝の御座の前に進み出て』
  【CD2】
   1.コントラプンクトゥス XII 鏡像フーガ 正立4声/2.コントラプンクトゥス XII 鏡像フーガ 倒立4声/
   3.コントラプンクトゥス XIV 3つの主題による4声のフーガ (ヘルマン・ピルニーによる1845年完成版/2019年改訂)/
   4.シューマン(1810-1856): バッハの名による6つのフーガ Op.60-3 ト短調(ダン・トゥルカヌによる編曲版)/
   5.コントラプンクトゥス XIV 3つの主題による4声のフーガ (ドナルド・フランシス・トーヴィによる1931年完成版)/
   6.ラインハルト・シュヴァルツ=シーリング(1904-1985): B-A-C-Hによる練習曲 3声(1985)/
   7.コントラプンクトゥス XIV 3つの主題による4声のフーガ (カレヴィ・アホによる2011/2012年完成版)

 録音 2019年10月25日 ライヴ Odeion Waldorf Campus,Zalzburg
 アルバムの別品番 Aldila Records ARCD009

 ヨハン・セバスチャン・バッハの未完の大作「フーガの技法」。
 3つの主題による4声のフーガである"第14コントラプンクトゥス"は、239小節で突然中断することで知られ、一時期は「バッハの健康状態の悪化により書き進めることができなかった」と言われていましたが、最近の研究ではその論説には疑問が投げかけられています。
 この未完成のフーガを完成させる試みは以前から行われており、このシュリューエン率いるザルツブルク・チェンバー・ソロイスツは、本来の形である未完成のフーガの他に、3人の作曲家ヘルマン・ピルニー、フランシス・トーヴィ、カレヴィ・アホによる完成版を演奏するという面白い試みを行い、バロック期から現代までつながるポリフォニーの歴史を紐解いています。
 弦楽合奏で奏でられる様々なフーガはまるで厳かな宗教曲のような味わいを有しています。
 曲間には、シューマンとシーリングによる「BACHの名によるフーガ」が挿入されており、こちらは良い間奏曲としての役割を担います。
 
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GRAM99206
(3SACD HYBRID)
¥3900→\3590
名手勢ぞろい!
 イルンベルガー、カシュパル、ゲリンガス
ドヴォルザーク/スメタナ/スーク: ピアノ三重奏曲集
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(ヴァイオリン)
ダヴィッド・ゲリンガス(チェロ)
パヴェル・カシュパル(ピアノ)
 【SACD1】
  ドヴォルザーク(1841-1904): ピアノ三重奏曲 ホ短調「ドゥムキー」Op.90 B.166
  スメタナ(1824-1884): ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.15
     録音 2017年4月20-22日 Mozart-Saal,Salzburg
 【SACD2】
  ドヴォルザーク: ピアノ三重奏曲 第1番 変ロ長調 Op.21
  ドヴォルザーク: ピアノ三重奏曲 第2番 ト短調 Op.26 B.56
     録音 2017年12月15-19日 Mozart-Saal,Salzburg
 【SACD3】
  ドヴォルザーク: ピアノ三重奏曲 第3番 へ短調 Op.65 B.130
  5.ヨーゼフ・スーク(1874-1935): エレジー 変ニ長調 Op.23
   (Under the Influence of Zeyer's Vysehrad)-Adagio (ピアノ三重奏版)
  スーク: ピアノ三重奏曲 ハ短調 Op.2
     録音 2019年5月30日-6月1日 Mozart-Saal,Salzburg

 19世紀から20世紀にかけて、「文化芸術の水準は中央ヨーロッパと西ヨーロッパが最高である」と考えていた周辺国の人々の意識に改革と変化が生じ、自国の民謡や民族音楽の音楽語法を用いた作品が次々と生まれました。
 ロシアではグリンカに端を発する「ロシア五人組」、北欧のグリーグやニールセン、スペインのグラナドスやアルベニス、そしてチェコではスメタナとドヴォルザークが自国の歴史や音楽の特徴を生かした作品を数多く書き上げています。
 この3枚組では、ドヴォルザークを中心に、スメタナと、ドヴォルザークの娘婿スークのピアノ三重奏曲を収録。
 哀愁を帯びた旋律や胸躍る民謡のリズムなどが巧みに織り込まれた作品の数々を聴くことができます。Gramolaレーベルを代表するヴァイオリニスト、イルンベルガーと、チェコのカシュパル、名チェリスト、ゲリンガスによる個性豊かなアンサンブルをお楽しみください。
 


イルンベルガーとカシュパルのドヴォルザークといえばこんな素敵なアルバムも出てました。
メインはコンチェルトですが後半の2人の小品がまた聴かせるんです・・・


GRAM99022
\2600
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(vn)
 ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲

  ①ヴァイオリン協奏曲 イ短調 op.53
  ②ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンツェ op.11
  ③ヴァイオリンと管弦楽のためのマズルカ op.49
  ④ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ ト長調 op.100
  ⑤スラヴ舞曲 第2番 op.46-2(クライスラー編)
  ⑥ユーモレスク op.101-7(クライスラー編)
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(vn)
①②③ペトル・アルトリフテル指揮
プラハ・フィルハーモニア
④⑤⑥パヴェル・カシュパル(p)

 ウィーン新世代きっての俊才奏者、さらに続く快進撃隣国チェコの名匠は、ウィーンで技量を花開かせた頃。巨匠ブラームスを熱狂させ、その紹介でウィーン楽壇にじわじわと名を知らしめ、やがて全世界的に大作曲家として認知されるようになっていったドヴォルザーク。1870年代の名声の拡大は、彼の祖国チェコを投じ支配していたオーストリア帝国の首都の活況なくしては、語ることができません。その意味で、ウィーン楽壇の「いま」を切り開きつづけている若き多芸な名手イルンベルガーが、躍進期のドヴォルザーク屈指の名作であるヴァイオリン協奏曲に注目したというのは、象徴的にも思えます(ちょうど現在、ドヴォルザークがこれらの作品を書こうとしていた年頃に、イルンベルガー自身が近づきつつあることも大きいのかもしれません)。
 プラハのカレル橋に弾き手がたたずむジャケット写真も雰囲気満点...そしてチェコ現代を代表する匠のなかの匠のひとり、ペトル・アルトリフテルの趣きゆたかな音作りがまた絶妙!
 イルンベルガーの妙技についてはもう言うまでもありません。小品の演奏にもすぐれた彼らしく、併録のソナチネも味わいにあふれつつ瑞々しく、さらにクライスラーの編曲を2作盛り込んでみせるあたりも彼らしい周到さ。
 DSD録音の魅力もありつつ、じっくり聴き深めていきたい1枚の登場です。



 

GRAM99215
¥2600
moving Telemann テレマン(1681-1767): カンタータとソナタ集
 1-3.Vor des Lichten Tages Schein 日の明るい光の前に TWV 1: 1483
 4-7.Was ist mir doch das Ruhmen nutze?  私は何を褒め讃えようか? TWV 1: 425
 8-11.トラヴェルソフルート、ヴィオラと通奏低音のためのソナタ ト短調 TWV 42: g7
 12-14.Zischet nur, stechet, ihr feurigen Zungen TWV 1: 1732
 15-18.オーボエ、ヴィオラと通奏低音のためのソナタ ハ短調 TWV 42: c5
 19-21.ErgeuB dich zur Salbung der schmachtenden Seele TWV 1:448
 22-25.Begluckte Zeit, die uns des Wortes Licht TWV 1: 118
  ニコラス・シュパノス(カウンターテナー)パンドルフィス・コンソート(古楽器使用)
 【メンバー】
  エルズビエータ・サイカ=バヒラー(ヴィオレッタ)-4-7,22-25/(ヴィオラ)-8-11,15-18
  イングリッド・ロールモーザー(ヴァイオリン)-19-21、フエマー博子(トラヴェルソフルート)-1-3,7,8-11、
  ヴォルフガンク・クーベ(バロック・オーボエ)-12-14,15-18 、
  イーヴォ・イェディネッキ(アコーディオン)-1-3,8-18、ギュンター・シャーゲル(チェロ)、
  ヤン・チジュマージュ(アーキリュート)-1-3,8-18、
  テオドロス・キトソス(テオルボ)-4-7,22-25、ヤクブ・ミトリーク(テオルボ)-19-21

 録音 2018年5月28-31日 Kaerause Mauerbach,Lower Austria

 4歳の時に父親を失ったテレマンは、牧師の家系に連なる母に育てられました。彼女はテレマンを音楽家にすることについてはあまり熱心ではなく、幼い頃の彼はほとんど音楽教育を受けることはありませんでした。
 テレマンが独学で楽譜の書き方を習得、12歳でオペラを作曲したほどの才能を見せても、まだ母親はテレマンが音楽の道に進むことに反対し、ついに彼は「音楽から離れること」を目的にドイツの地方都市ツェラーフェルトに追いやられてしまいます。
 しかし、ここでも音楽をやめることはなく、その後、母の意向に沿い大学の法学部に行ってからも、より一層音楽の道に邁進、ついにはポーランドのプロムニッツ伯爵の宮廷学長になるなど、音楽家としての道を歩み始めました。
 そしてポーランドからアイゼナハへ、そしてフランクフルトへ移るとともに、彼の地位も向上。最終的にはハンブルク市の音楽監督という栄誉を獲得。その後もパリやバイロイト、ロシアからも赴任の要請を受けるなどあらゆる地域から招聘を受け、生涯に3000作以上もの作品を書きあげるなど、偉大な音楽家へと成長しました。
 このアルバムでは生涯さまざまな都市を巡ったテレマンの生き方と、人の心を動かす音楽、この2つの意味をタイトル=「Moving」に据え、彼の声楽曲と多彩な器楽曲を聴いていきます。
 
 

GRAM99207
¥2600
EL SILENCIO IMPOSIBLE ありえない沈黙
 1.拍手/2.ダウランド(1563-1626): 静かな夜から(歌曲集第4巻「巡礼の慰め」より)/間奏曲-パラフレーズ/
 3.ダウランド: もう一度帰っておいで、やさしい恋人よ/変奏曲(歌の本より)/
 4.ラファエル・カタラ(1960-): El silencio imposible ありえない沈黙/
 5.ヘンデル(1685-1759): 9つのドイツ・アリア集より「来るべき日々の思いわずらい」HWV202/
 6.イントロ-パラフレーズ/9つのドイツ・アリア集より「快い静けさ、安らぎの泉」HWV205
 セファルディの歌曲集
  7.Yo m'enamori d'un aire/8.Irme quiero la mi madre/9.La rosa enfl orece/
  10.Ven Querida, ven amada/11.Adio Querida/12.Paxaro d'hermozura
 エラトス・トリオ
 【メンバー】
   ニコラス・シュパノス(カウンターテナー)、
   フローリアン・エッグナー(チェロ)、ラファエル・カタラ(ギター,編曲)

 編曲,追加作曲: ラファエル・カタラ-2,3,6編曲: ラファエル・カタラ-5,7-12
 録音 2018年3月11日 ライヴ Furstenzimmer,Schloss Seggau,Styria

 ギリシャ、テッサロニキ出身のカウンターテナー歌手、ニコラス・シュパノス、オーストリアのチェリスト、フローリアン・エッグナー、バレンシア出身、ギターのラファエル・カタラ。この3人をメンバーとする"エラトス・トリオ"のライヴ・アルバム。ルネッサンス期からバロックの作品や民謡に現代的なアレンジを施し、自在な演奏を聴かせるアンサンブルです。
 このコンサートで演奏されているのは、ダウランドの「おいで、もう一度。今、甘美な愛が」やヘンデルの作品、アルバム・タイトルにもなったカタラの「El silencio imposible ありえない沈黙」、そして彼らが大切にしているセファルディ(15世紀頃に故郷を離れスペイン、ポルトガルに定住したユダヤ民族)の古い歌の数々。
 絶妙なアレンジが施されたこれらの曲を、ギターの静かな響きとチェロの深い音色、シュパノスの鮮烈な歌声が彩ることで、美しい音楽が生まれています。
 
 


GRAM99213
(2CD)
¥2700
ペーテル・ヨージャ: ポートレート ペーテル・ヨージャ(ピアノ)
 【CD1】
  1-3.ハイドン(1732-1809): ピアノ・ソナタ 変イ長調 Hob.XVI: 46
  4-6.ハイドン: ピアノ・ソナタ ロ短調 Hob.XVI: 32
  7-9.シューベルト(1797-1828): ピアノ・ソナタ イ短調 D537
  ブラームス(1833-1897): 7つの幻想曲 Op.116
   10.第1曲: カプリッチョ Presto energico/11.第2曲: インテルメッツォ Presto energico/
   12.第3曲: カプリッチョ Allegro passionato/13.第4曲: インテルメッツォ Adagio/
   14.第5曲: Andante con grazia ed intimissimo sentimento/
   15.第6曲: インテルメッツォ Andantino teneramente/16.第7曲: カプリッチョ Allegro agitato
    録音
     2019年6月2,9日(使用楽器・・・ベーゼンドルファー 280 VC)
      Kammermusiksaal, Kunstuniversitat Graz –Institut Oberschutzen, Burgenland-1-3
     2002年3月16日(使用楽器・・・スタインウェイB)
      Kleiner Saal, Franz-Liszt-Musikakademie Budapest,Hungary-4-6
     2019年1月15日 ライヴ(使用楽器・・・ベーゼンドルファー 280 VC)
      Kammermusiksaal, Kunstuniversität Graz –Institut Oberschu¨tzen, Burgenland-7-16
 【CD2】
  1.ショパン(1810-1849): 即興曲 第2番 嬰ヘ長調 Op.36/2.ショパン: 幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.posth.66/
  3.ショパン: 幻想曲 ヘ短調 Op.49/4.ショパン: 幻想ポロネーズ 変イ長調 Op.61/
  5.リスト(1811-1886): 詩的で宗教的な調べ S173より 第7曲「葬送」/
  6.リスト: アヴェ・マリア ホ長調(ローマの鐘 1862年)S 182/
  7.リスト: 巡礼の年 第3年より「エステ荘の噴水」S163 No.4/
  8.リスト: 暗い雲(1881) S1999.リスト: 瞑想(1884) S204
   録音
    2019年1月15日 ライヴ(ベーゼンドルファー 280 VC)
     Kammermusiksaal, Kunstuniversitat Graz – Institut Oberschutzen, Burgenland-1,2,4
    2017年3月17日 ライヴ(C ベヒシュタイン・コンサート) C. Bechstein Centrum, Dusseldorf, Germany-3
    2004年8月12日 ライヴ(スタインウェイB) Klavierfestival Ruhr, Schloss Hohenlimburg, Hagen, Germany-5-7
    2019年5月4日(ベーゼンドルファー 280 VC)
     Kammermusiksaal, Kunstuniversitat Graz –Institut Oberschutzen, Burgenland-8,9

 ハンガリーを拠点に活動する1975年生まれのピアニスト、ペーテル・ヨージャ。16歳からヨーロッパ各地でコンサートを行い高く評価されており、2013年にはグラーツ芸術大学の教授に就任し後進の指導にあたる実力派です。
 この「ポートレート」と題された2枚組のアルバムは、これまでの活動の中で、彼が強い影響を受けたという作品を選んだもの。
 ハイドンやシューベルトといったウィーンの伝統を汲むソナタや、ブラームスの晩年の曲集。そして、ショパン作品のなかでもとりわけ幻想的な曲と、晩年のリストが書いた宗教的な雰囲気をまとった作品まで、どれもピアニスティックな技巧を要求しながらも、内省的で抒情的な曲が集められており、ヨージャの方向性が見て取れるユニークなアルバムに仕上がっています。
 




NAXOS



8.574084
¥1200
マニャール(1865-1914): 管弦楽作品集
 1. 序曲 Op. 10(1895)
 2. 葬送の歌 Op. 9(1895)
 3. 正義への賛歌 Op. 14(1902)
 4. ヴィーナスへの賛歌 Op. 17(1904)
 古風な様式による管弦楽組曲 Op. 2(1888)
  (P.マルケによる編集版 1892)
   5. 第1曲 フランセーズ (Allegro giocoso)
   6. 第2曲 サラバンド(Mesto)
   7. 第3曲 ガヴォット(Allegro)
   8. 第4曲 メヌエット(Tranquillo)
   9. 第5曲 ジーグ(Energico)
ファブリース・ボロン (指揮)
フライブルク・フィルハーモニー管弦楽団
NYCX-10143
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥1800+税

 録音 Rolf Bohme Saal Konzerthaus,Freiburg,Germany 2018年6月18日-1/2018年6月18-19日-2/2018年7月7日-32017年10月2-3日-4/SWR studio,Baden-Baden,Germany 2019年3月8日-5-9
 【国内盤】日本語解説付き

 ベストセラー作家の父のもと、比較的裕福な家庭に育ったマニャール。20歳の時にワーグナーの《トリスタンとイゾルデ》に魅了された彼は、実家の経済的な援助を受けることなく、自らの力で音楽の道に進むことを決意します。
 パリ音楽院に入学しマスネに師事したものの、個人的に師事したダンディから受けた影響の方が大きく、マニャールは「交響曲作家」としての栄誉を求め、少なくとも9曲の交響曲を完成させることを目標に作曲家としての活動を始めました。
 しかし、その望みは、第一次世界大戦時のドイツ兵との壮絶な戦いによる彼の死によって打ち切られてしまい、4曲の交響曲を含む20曲ほどの作品だけが残されています。
 このアルバムには、マニャールが初めてオーケストレーションに挑んだ「古風な様式による管弦楽組曲」から、1904年の「ヴィーナスへの賛歌」まで5作品が収録されています。
 どれも、マニャールの心情が反映された美しく力強い作品です。

 
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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LPO



LPO 0117
(2CD)
¥2600→\2390
巨匠メータ、30年前のLPOの「シェエラザード」!
  [CD1]
  R.シュトラウス:家庭交響曲 op.53 (44:19)
 [CD2]
  R=コルサコフ:シェエラザード(45:23)
ズービン・メータ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
デイヴィッド・ノラン
 (コンサートマスター/CD1)
ヘンリク・ホッホシルト
 (客演コンサートマスター/CD2)

 CD1: ADD、収録:1988年1月26日、ロイヤル・フェスティヴァル/
 CD2: DDD、収録:1992年4月9日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール/STEREO

 メータとLPO の30年ほど前のライヴ音源の登場。
 メータは「家庭交響曲」をロス・フィル(1970 年代)、ベルリン・フィル(1980年代)、ウィーン・フィル(1972年)と録音しておりますが、1988 年のロンドン・フィルとの録音となります。
 「家庭交響曲」はメータにとって定評ある演目のひとつですが、ここでもメータはひとつひとつの要素をきらびやかに響かせています。
 一方の「シェエラザード」もロス・フィル(1970 年代)、イスラエル・フィル(1980年代)と録音しております。「シェエラザード」では、当時ゲヴァントハウス管弦楽団のコンサートマスターを務めていたホッホシルトをゲストコンサート・マスターに迎え、メータが雄大なスケールで紡ぐ「シェエラザード」が、迫力ある響きで展開されています。

 






もう入らないと思っていた!
メータ復活を象徴した
バイエルン国立管弦楽団とのマーラー:交響曲第3番



 今から10年前、CD業界的にはほとんど葬り去られていたメータが突如FARAOレーベルから登場し、マーラーの交響曲第3番では、彼を軽視する音楽ファンの度肝を抜いた。
 メータ、完全復活。

 ただその後そのアルバムは入手困難に陥り、非常に残念な状況に。
 

 先日、そのアルバムが手に入るか?というお問い合わせが久しぶりに来た。
 「それがもう入らないんですよ」と言おうと思ったが念のため海外の在庫を照会したところ・・・わずかだがまだ在庫を持っているところがあった。しかも価格もそんなに高騰していない。

 ということで数年ぶりのご紹介。
 ・・・とはいえ、在庫僅少。完売の際はご容赦を・・・。


.
(当時のコメントより)

 いつからメータの名を聞かなくなったのだろう。

 野心家で自信家の彼が、意気揚揚と世界の中心ニューヨークで雄叫びを上げたのが1978年。しかし彼が得たのは不評ばかりで、結局1991年には退陣を余儀なくされ、その後も彼の名声は時を経るにしたがって落ちていった。

 その後協奏曲の伴奏でときおり名前が出ていたりしたが、彼の名前が大きめに扱われたのは数年前の「トスカ」全曲(でも主役はボッチェリ)、さらにひょっとするとあのDECCAの3大テノールまでさかのぼるかもしれない。

 ロマン重視、壮大なスケールで濃密に音楽を描く彼の手法は日本でも受けないわけではないが、90年代の録音は粘液質的な表現が中途半端に終わった録音が多く、結局どっちつかずの評判で終始した。そのうちいつのまにか主役級の録音はあてがわれなくなり、日本の市場での商品価値は著しく下がった。2001年にはバイエルン国立歌劇場と来日し、「トリスタン」、「第9」を公演したが、ウルマーナ、マイヤー、ターフェルなど人気歌手の前に、あまり話題になることはなかった。

 そんなほとんど忘れられた存在だった彼の名前が最近再びCD業界を騒がすようになった。
 彼の録音がドイツのFARAOというレーベルから登場したのである。

 彼がバイエルンの歌劇場で活動しているのは聞いていたが、成果はどうなんだろうと、と少し懐疑的だった。
 しかしあにはからんや、それが堂々とした立派な演奏だったのである。
 しかも音楽の機微というか、粋を心得た、通好みともいえるような音楽だった。
 もうすぐ70、という齢を迎えるに当たって、肩の力が抜けて、やりたいことがまっすぐできるようになった・・・そんな気がした。

 そして次がマーラーときた。
 しかも第3番。

 さっそくサンプルを送ってもらった。
 メータの第3番はSONYのイスラエル・フィルとの傷心の(ニューヨーク・フィル辞任後すぐだった)演奏が美しく印象的だったが、今回の演奏は格段にすごい。
 遅い。
 重い。
 しかしその推進力はとどまるところを知らない。
 迫力が、威力がすごいのだ。
 細部にこだわる機能性重視の演奏ではないが、かたまりで音楽を表現していて、それを抱えられる音楽的許容量の大きさを感じられる。
 嵐のような、怒涛のような個所が何度も何度も登場するが、それがなんとも落ち着いている。

 そう、メータ、本当に堂々としているのである。

 彼の内在する潜在能力が、伝統的オーケストラによってようやく花開いたか。



*****

 なんか、このコメント久しぶりに読んだけど、このあいだのベルリン・フィルとの来日公演で感じたことととても似てる・・・

.



FARAO
8046
(2CD)
\3000
マーラー:交響曲第3番ニ短調 ズービン・メータ指揮
バイエルン国立管弦楽団
マリアーナ・リポフシェク(A)
マルクス・ヴォルフ(Vnソロ)
クリスチャン・ベルト(ポストホルン)
ウィーン楽友協会女声合唱
ウィーン少年合唱団
FARAO
8047
(2SACD Hybrid)
\3600

 優秀録音。
 録音:2004年9月16日ウィーン、ムジークフェライン大ホールにおけるライヴ








<国内盤> 


アンシェル



ENCL 0003
¥3000+税
「20世紀 無伴奏チェロ曲集」
 コダーイ(1882-1967):無伴奏チェロ・ソナタOp.8(1915)
 レーガー(1873-1916):無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調Op.131c-1(1915)
 ヴァインベルク(1919-1996):無伴奏チェロ・ソナタ 第1番Op.72(1960)
ドミトリー・フェイギン(チェロ)

 ドミトリー・フェイギンのアンシェル・レーベル第2弾!コダーイ、レーガー、ヴァインベルク~20世紀 無伴奏チェロ曲集 ドミトリー・フェイギン

 録音:2019年9月18日、19日、20日 きらりふじみホール

 ドミトリー・フェイギン (チェロ)
 ロシア人チェリスト、ドミトリー・フェイギンは、有名なチェリストであった父、ヴァレンティン・フェイギンと、有名なチェロ教師であった母、ガリーナ・ズーヴァレヴァのもとに、モスクワに生まれる。その後、モスクワ音楽院中央付属音楽学校にて英才教育を受け、後にモスクワ音楽院へ入学、同大学院を卒業。その間、父にチェロを、室内楽をショスタコーヴィチ室内楽団のチェロ奏者アレクサンドル・カルチャーギンなどに師事する。
 モスクワ音楽院在学中、1991年にモスクワ音楽院大ホールにて指揮者アレクサンドル・ヴェデルニコフ指揮により、チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲でデビューする。今までにショスタコーヴィチ室内楽コンクール、日本チェロ・コンクールなど数々の賞を受賞。ショスタコーヴィチ室内楽コンクールではショスタコーヴィチ夫人から特別にソナタ賞を授与される。1986年からロシア国内外で演奏活動をはじめ、モスクワ11月芸術祭をはじめとする各地の音楽祭に出演する。1995年からはモスクワ・コンサート・フィルハーモニー協会のソリスト を務め、モスクワ音楽院付属音楽学校で教える。1999年にはロシア人指揮者、イリヤ・ムーシンなどと共演する。2006年からはモスクワ・フィルハーモニー協会主催による定期演奏会デュオ室内楽のシリーズに新見・フェイギン・浩子(ピアノ)と毎年連続出演している。
 最近では、小林研一郎、広上淳一など世界的な指揮者とともに日本のオーケストラと共演する。さらに韓国やベトナムなどの有名なオーケストラとも共演する。現在、日本を始めロシア、韓国のコンクールの審査員や、さらに中国やアジアを中心に公開レッスンなども行う。ロシア、日本やアジアを中心にソロや室内楽で活躍している。2016年にシューベルト:アルペシオーネ・ソナタ他 CD(ヴァリテ・レーベル、品番:VA-09002)をリリース。2018年には、バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲CD(品番:ENCL001/2)をリリース。
 現在東京音楽大学教授。





SONARE



SONARE 1047
¥2400+税
磯崎陽一 ロマンス
 ・クライスラー:美しきロスマリン
 ・クライスラー:愛の喜び
 ・クライスラー:愛の悲しみ
 ・ラフマニノフ:ヴォカリーズ
 ・アルベニス(クライスラー編):タンゴ
 ・フォスター(ハイフェッツ編):金髪のジェニー
 ・ベートーヴェン:ロマンス第2番 ヘ長調 作品50
 ・マスネ:タイスの瞑想曲
 ・ドヴォルザーク:ユモレスク
 ・シューベルト:アヴェ・マリア
 ・ラフ:カヴァティーナ
 ・モンティ:チャルダーシュ
 ・アイルランド民謡(クライスラー編):ロンドンデリ・エア  
磯崎陽一(ヴァイオリン)
ヤン・ホラーク(ピアノ)

 新日本フィルのコンサートマスターを長年つとめた磯崎陽一が、名手ヤン・ホラークと共演した1988年録音がついに日の目をみる!歌心あふれる珠玉のヴァイオリン小品集

 録音:1988年4月9日、10日/神奈川県綾瀬市文化会館/DDD、54'16"

 1979年より新日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターを長年つとめ、退任後はソリストとして活躍する磯崎陽一。その磯崎が1988年に名手ヤン・ホラークとヴァイオリン小品を録音していました。
 当音源は私家盤として存在しましたがこの度32年を経て初めて世に問います。

 収録作品は磯崎が最も得意とするクライスラーの美しきロスマリン、愛の喜び、愛の悲しみをはじめ、マスネのタイスの瞑想曲、ドヴォルザークのユモレスク、モンティのチャルダーシュなど珠玉のヴァイオリン小品が並びます。磯崎の歌心にあふれた美音とホラークが丁寧に紡ぎだしたピアノ音色を堪能することができます。
 




NAXOS(国内仕様盤)

NYCX-10139
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥1800+税
リスト(1811-1886):パガニーニによる大練習曲
 パガニーニによる超絶技巧練習曲集
ゴラン・フィリペツ(ピアノ)
  パガニーニによる大練習曲 S141/R3b(1851)
   1.第1番:ト短調/2.第2番:変ホ長調/3.第3番:嬰ト短調「ラ・カンパネラ」/
   4.第4番:ホ長調/5.第5番:ホ長調「狩り」/6.第6番:イ短調「主題と変奏」
  
 パガニーニによる超絶技巧練習曲集 S140/R3a(1840)
   7.第1番:ト短調/8.第1番:ト短調 (シューマンのパガニーニ練習曲 Op.10-2を基にした異稿版)/
   9.第2番:変ホ長調/10.第3番:変イ短調「ラ・カンパネラ」/11.第4番:ホ長調(第1稿)/
   12.第4番:ホ長調(第2稿)/13.第5番:ホ長調「狩り」/14.第5番:ホ長調「狩り」(異稿版)/
   15.第6番:イ短調「主題と変奏」
 
  16.ヴェニスの謝肉祭 S700a/R655(1843)

 録音 2015年5月14日,6月19日 イタリア サシェ、ファツィオーリ・コンサート・ホール

 輸入盤(8.573458)で発売されて以来、ベストセラーを誇るゴラン・フィリペツによるリストの「パガニーニ練習曲集」。
 練習曲とはいえ、"ラ・カンパネラ"を含むリストの超絶技巧が遺憾なく発揮された華麗な曲集です。
 実は、通常耳にするこの曲集は「パガニーニによる大練習曲」と呼ばれる1851年の改訂版であり、原形となった1840年作曲の「パガニーニによる超絶技巧練習曲」は、若きリストがパガニーニの作品を下敷きにピアノの可能性を押し広げたもので、シューマンが「とんでもない難しさ」と述べるほどの難曲。現代においても、1840年版を全曲録音しているピアニストは10人にも及びません。
 この曲集を易々と演奏したクロアチア出身のゴラン・フィリペツはリストの研究者でもあり、この作品を心から愛するピアニストです。
 付属する日本語解説では、フィリペツ自身が、2つの練習曲の違いを譜例を挙げながら解明しています。
 アルバムの最後に置かれた「ヴェニスの謝肉祭」はパガニーニが愛した旋律を使った変奏曲形式の小品。リストらしい変奏が繰り広げられます。

 
 

<映像>

 .

GRAMOLA(映像)



GRAM20004
(DVD)
¥2700→\2490
エルプフィルハーモニー・ライヴ
 佐渡裕(指揮) トーンキュンストラー管弦楽団 ライヴ映像
   チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番&マーラー:交響曲第5番


  1.オープニング/

  2-4.チャイコフスキー(1840-1893):ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23/
  5.拍手/
 
  6.ショパン(1810-189):
   練習曲 Op.25-12「大洋」(アンコール)/
  7.拍手/

  8.オープニング/

  9-13.マーラー(1860-1911): 交響曲第5番 嬰ハ短調/
  14.拍手/15.クレジット
ソー・リャン(ピアノ)-
 チャイコフスキー,ショパン
佐渡 裕(指揮)
トーンキュンストラー管弦楽団

 収録 2019年3月16日 ライヴ エルプフィルハーモニー、ハンブルク、ドイツ

 佐渡裕が率いるトーンキュンストラー管弦楽団が2019年3月に行ったヨーロッパ・ツアーでのライヴ収録。
 ハンブルクのエルプフィルハーモニーの素晴らしい音響を極限まで活かした演奏をお楽しみいただけます。
 マーラーの交響曲のみは、すでにBlu-ray映像とCDアルバムで発売されており、その熱い演奏が話題となっていますが、このDVDは前半に演奏されたチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番も含まれた完全版の映像です。
 ここで巧みなピアノを披露するのは、韓国出身のピアニスト、ソー・リャン。ハンブルクで開催された「国際ブラームス・コンクール」で特別賞を獲得した後、ウィーン国立音楽大学で研鑽を積んだ俊英です。佐渡の指揮に導かれ、情熱的なチャイコフスキーを奏でる彼女の姿をとくとご覧ください。
 




NAXOS(映像)



2.110658
(DVD)
¥3500
ヘンリー・パーセル(1659-1695):《アーサー王、またはイギリスの偉人》
 ルネ・ヤーコプスによるパフォーミング・エディション


  フィリデル/女羊飼い/キューピッド/サイレン/ニンフ/ヴィーナス-アネット・フリッチュ(ソプラノ)、
  女司祭/女羊飼い/彼女/サイレン/ニンフ-ロビン・ヨハンセン(ソプラノ)、
  司祭/彼/シルヴァン-ベンノ・シャハトナー(カウンターテナー)、
  司祭/ヘロルド/シルヴァン/コーモス-マーク・ミルホーファー(テノール)、
  司祭/羊飼い/シルヴァン/コーモス-シュテファン・リューガマー(テノール)、
  司祭/漁師/コーモス-アルットゥ・カタヤ(バリトン)、
  司祭/グリムバルド/凍れる守護神/シルヴァン/エオロス/農夫/コーモス-ヨハネス・ヴァイサー(バリトン)
 【演者】
  アーサー王-ミヒャエル・ロートショップフ、オズワルド-マックス・ウアラハー、
  コウリン-アクセル・ウァントケ、マーリン-ハンス=ミヒャエル・レーベルク、
  オズモンド-オリヴァー・ストコフスキー、グリムバルド-トム・ラディッシュ、
  アウレリウス-シュテフェン・ショルティー・ショイマン、エメリーン-マイケ・ドロステ、
  マティルダ-ジークリート・マリア・シュニュッケル
  ルネ・ヤーコプス(指揮)、
  ベルリン古楽アカデミーベルリン国立歌劇場(ウンター・デン・リンデン)、
  合唱団(合唱指揮-マーティン・ライト)、
  ダンサーズ・オブ・ザ・スキルズ・アンサンブル
NBD0109V
(Blu-ray)
¥3500
NYDX-50082
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4000+税

DVDは2.110659から品番変更。2020/5/25

 【ヤーコプス渾身のプロジェクト!パーセルの《アーサー王》映像、決定盤登場】
 1691年に初演されたパーセルの《アーサー王》は「演劇オペラ」ないし「セミ・オペラ」と呼ばれるジャンルの代表的な作品で、詩人ジョン・ドライデンとパーセルの共同作業による秀作です。
 ドライデンによるアーサー王の英雄譚を物語る愛国的な詩に、パーセルは物語部分を演劇、音楽部分は独立した管弦楽曲、独唱、合唱、舞踏で交互に綴っていくという構成をとりました。
 さらに本作はヤーコプスによるパフォーマンス・エディションとして、第一次大戦の戦役で父を失った8歳のアーサー王の誕生日に、祖父が読み聞かせる昔のイングランドとサクソンの戦いの物語をオーバー・ラップさせるという大胆なメタドラマの手法で、ユニークなアプローチを展開しています。
 本映像では歌唱部分はオリジナルの英語で歌われ、対話部分は役者によってドイツ語で演じられます。
 歌手たちはそれぞれ複数の役を与えられ、中でも力強い歌声を聴かせ、時には空中遊泳までをも披露するソプラノのアネット・フリッチュは6役、表情豊かなバリトンのヨハネス・ヴァイサーは7役もの役柄を歌い分けるという至難の業をこなしています。
 深い森を思わせる繊細な照明、、空中を舞う歌手、大きな被り物をつけた役者、色彩豊かな舞台装置を駆使した名匠ベヒトルフによる演出は、様々な趣向が凝らされ飽くことを知りません。作品全体を手中に収めたヤーコプスの指揮によるベルリン古楽アカデミーの輪郭の際だった演奏と優れた歌唱陣によりパーセルの演劇オペラが新たな光のもとに蘇ります。

 台本:ジョン・ドライデン(1631-1700)/ 英語歌唱 (対話部分-ドイツ語) / ドイツ語テキスト:W.ヴィーンズ&H.ドゥンカー
 スヴェン=エリック・ベヒトルフ&ジュリアン・クラウチ(演出)、ジュリアン・クラウチ(装置)、ゲイル・スクレラ(振付)、ケヴィン・ポラード(衣装)、オラフ・フレーゼ(照明)、ジョシュア・ヒガソン(ビデオ)、アンディ・ゾンマー(ビデオ・ディレクター)

 収録:2017年1月19,21日  ベルリン国立歌劇場(シラー劇場) ベルリン/字幕:日本語・英語・ドイツ語・フランス語・韓国語、収録時間:170分
 映像:16/9 NTSC All Region 片面2層(DVD、Blu-ray)、1080i High Definition(Blu-ray)
 音声:Dolby Digital 2.0 & DTS Digital Surround 5.1(DVD)、LPCM 2.0 & DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)

 
 



<LP>


GLOBAL CULTURE AGENCY(LP)


KKC 1159/61
(3LP)
¥18000+税
J.S.バッハ:
 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ
  BWV1001~1006(全曲)

   [LP1]
    A 面:ソナタ第1番ト短調 BWV1001
    B 面:パルティータ第1番ロ短調 BWV1002
   [LP2]
    A 面:ソナタ第2番イ短調 BWV1003
    B 面:パルティータ第2番ニ短調 BWV1004
   [LP3]
    A 面:ソナタ第3番ハ長調 BWV1005
    B 面:パルティータ第3番ホ長調 BWV1006
ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)

 録音史上に燦然と輝く超名盤「シゲティのバッハ無伴奏」がVanguardオリジナルデザインのLPとして復刻!全世界500セット完全限定生産、国内流通は日本語解説付き!

 録音:1955年10月17-18日(ソナタ)、1955年7月(パルティータ第1番)、1955年10月18・20日(パルティータ第2番)、1956年3月2日(パルティータ第3番)/ニューヨーク30番街、CBSレコーディングスタジオ/モノラル、輸入盤・日本語帯・解説付

 全世界500セット限定生産。
 Vanguard のオリジナルLP デザインを可能な限り再現して復刻した見事な仕上がりの逸品です。オリジナルLP は今や高額でやり取りされるプレミア商品となっていますので、丁寧な復刻は大歓迎。音質も良好と言えます。

 シゲティのバッハ無伴奏と言えば泣く子も黙る超名盤。強烈なまでに愚直な歌いっぷり、芯のある骨太の音色、決して緩むことのない緊張度、妥協なき世界。その演奏はまさに至高、バッハ演奏の神髄。愛蔵版としてぜひ手元に置いておきたい演奏です。

 国内レーベルGlobal Culture Agency の協力により韓国のSound Tree 社が制作した輸入盤です。オリジナルLP の発売元であるVanguard の提供音源から作られた2017年発売のXRCD 盤(GCAC-1002/3)のマスターをもとに、Sound Tree 社がLP 用のマスタリングを施し、韓国のMachang Music & Pictures 社がプレスし製品化しました。
 日本国内では輸入盤の上から日本語解説と帯を付けた国内盤仕様として、キングインターナショナルが独占流通をいたします。
 日本語解説にはオリジナルLP の解説書からの日本語訳と、新規書き下ろし解説の両方が掲載されおり、シゲティの芸術についてより理解が深まること請け合いです。

 幼少時に大ヴァイオリニストのヨアヒムや大ピアニスト・作曲家のブゾーニと出会い、その音楽的才能を大きく開花させたヨゼフ・シゲティ(1892-1973)。
 バッハの無伴奏と言えば『シャコンヌ』等ほんの一部が技巧的ショウピースとして取り上げられるのみだった時代において、他ならぬ彼こそが全曲を演奏し聴かせる先駆者だったことも忘れてはなりません。それでいて現在なお至上の名演として君臨する彼のバッハ録音は、カザルスの『無伴奏チェロ組曲』録音と双璧を成す、世にまたと無い「偉業」と言えるでしょう。

 Sound Tree 社は今後もマニアックな商品のLP およびCD の復刻を企画しています。ぜひご注目ください。

 【輸入盤情報】レーベル:Sound Tree / Machang Music & Pictures/商品番号:MCCL-1009/プレス:Machang Music & Pictures(韓国)
 【オリジナルLP】レーベル:Vanguard/商品番号:BG-627/9

 
 




RCO LIVE(LP)


KKC 1162
(LP)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3455+税
※CD同時発売
アブドゥライモフによるラフマニノフのピアノ協奏曲第3番!
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30(1909)
  (チャイコフスキー:6つの小品Op.19より「夜想曲」)
   *アンコール/CDのみ収録
ベフゾド・アブドゥライモフ(ピアノ)
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

 コンセルトヘボウ管&ゲルギエフ、若手注目株のピアニスト、アブドゥライモフによるラフマニノフのピアノ協奏曲第3番!CD &LP 同時リリース!

 録音:2017年10月4,5日、アムステルダム、コンセルトヘボウ(ライヴ)/(CD)45'36、(LP)A面(第1楽章:17'09)、B面(第2楽章:10'55/第3楽章:13'22)、41'31

 ゲルギエフとロイヤル・コンセルトヘボウ夢の共演盤の登場です。
 ゲルギエフといえば1995年から2008年までロッテルダム・フィルの首席指揮者を務め、オランダではおなじみでしたが、現在ロイヤル・コンセルトヘボウの次期音楽監督の有力候補とされています。
 その布石か、2017年ライヴが急遽発売されます。ゲルギエフお気に入りの1990年生まれのウズベキスタンの若手ベフゾド・アブドゥライモフを独奏者にラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を披露。

 この作品は、ピアノ・パート同様にオーケストラも一筋縄にはいかない難物で、名指揮者の登場を要求されることが常となっています。
 その点ゲルギエフとコンセルトヘボウ、全く理想的で何の不安もありません。ことに冒頭の抑えた感情の持続は絶妙。アブドゥライモフの情感豊かなソロを見事に支えます。
 全体に落ち着いたテンポで、緊張感に満ちた42 分間を堪能できます。

 アブドゥライモフはたっぷりとした音、余裕の技巧でこの難曲を制覇。シューラ・チェルカスキーも愛奏したチャイコフスキーの夜想曲で示すみずみずしい感性、思わず引き込まれます。

 
 

















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