PASCHEN RECORDS
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PR 170042
(2CD)
¥4800
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シュライエルマッハーによる再創造!
J.S.バッハのマルコ受難曲の新たなる姿!
J.S.バッハ/シュライエルマッハー編:マルコ受難曲による(2015) |
ゲジーネ・アドラー(ソプラノ)、ブリッタ・シュヴァルツ(アルト)、
エリック・ストクロッサ (テノール)、ディルク・シュミット(バス)
ミヒャエル・シェーンハイト(指揮)、
コレギウム・ヴォカーレ・ライプツィヒ&メルゼブルク・ホフムジーク |
現代の作曲家シュテッフェン・シュライエルマッハー(1960-)による、まったく新しい、ユニークなマルコ受難曲!
失われてしまったバッハの《マルコ受難曲》の再創造といった趣で、神学者・詩人クリスチャン・レーネルト(1969-)による新たな台本を使用し、バッハのオリジナル楽曲とシュライエルマッハー自身の作曲を織り交ぜる形で構成されています。
バッハの音楽は、時には完全に聞こえ、時には断片的、ほとんど推測できないという場合も。バッハ様式による復元の試みとはひと味違う、斬新なサウンドがリスナーを待っています。
※録音:2016年9月11日 メルゼブルク大聖堂(ドイツ)
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あなたは何処へ行くのか? |
クリストファー・ユング(バリトン)
ジモン・ライヒェルト(オルガン) |
ブラームス:前奏曲とフーガ ト短調 WoO.10/
レーガー:2つの宗教的歌曲 WoO/
ブラームス:11のコラール前奏曲 Op.122より
第1番、第5番/
レーガー:2つの宗教的歌曲 Op.105/
ブラームス:11のコラール前奏曲 Op.122より
第2番、第6番、第7番/
ティロ・メデク:中声とオルガンのための6つの歌曲/
ブラームス:11のコラール前奏曲 Op.122より
第3番、第4番、第8番、第9番、第10番、第11番/
ヤン・ルロフ・ウォルシュイス:あなたは何処へ行くのか?
(バリトンとオルガンのためのシレジウスによる7つの箴言)/
ブラームス:前奏曲とフーガ イ短調 WoO.9 |
ブラームスのオルガン独奏曲とレーガー、メデク、ウォルシュイスらのオルガン歌曲を交互に並べ、17世紀ドイツの神秘家アンジェラス・シレジウスのテキストをアルバムタイトルに引用したコンセプチュアルなアルバム。
それぞれの作品が、人間の存在の脆弱さや信仰の深さといったテーマについて深い洞察をもたらし、さらに歌付きの作品と器楽のみの作品が相互に補完し合うことで、音響的にも独特の世界が形作られています。
冒頭のブラームスをはじめ、これらの作品にふさわしい深みのある美しい音色を聞かせているのは、ゾーストの聖パウロ教会にある1895年製のヴァルカー・オルガン。同オルガンの録音は本アルバムが初とのことです。
※録音:2016年8月&2017年7月 聖パウロ教会(ドイツ、ゾースト)
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DE:FINE AMOUR 宮廷の愛の物語 |
トロバール・エ・カンタール |
作曲者不詳:Edi beo thu(M.レムケ-ケルン編曲、イギリス、13世紀)/
作曲者不詳:Beata Viscera(イギリス、13世紀)/
作曲者不詳:Quant la doulce jouvencelle(M.レムケ-ケルン編曲、イギリス、15世紀)/
作曲者不詳:Lullay, Lullow(イギリス、1420年頃)/
作曲者不詳:Miri It Is(M.レムケ-ケルン編曲、イギリス、1225年頃)/
作曲者不詳:Trois serors sor rive mer(フランス、13世紀)/
作曲者不詳:Enferme suys-je en la tour(フランス、1470年頃)/
作曲者不詳:Deh, tristo mi topinello(イタリア、1400年頃)/
ジャンノ・ド・レスキュレル:Bistris(M.レムケ-ケルン編曲、1300年頃)/
ジャンノ・ド・レスキュレル:Gracieusette(M.レムケ-ケルン編曲、1300年頃)/
ジャンノ・ド・レスキュレル:A vous douce
debonnaire(1300年頃)/
ジャンノ・ド・レスキュレル:Comment que
pour l'eloignance(M.レムケ-ケルン編曲、1300年頃)/
マショー:Biaute qui toute autre pere/
デュファイ:Bon jour, bon mois/
ラス・ウエルガス写本:Veni, redemptor gencium(1300年頃)/
作曲者不詳:La Manfredina(M.レムケ-ケルン編曲、イタリア、1340ー1400年頃)/
ラス・ウエルガス写本:O monialis(1300年頃)/
作曲者不詳:Bele Ysabelot(フランス)/
作曲者不詳:Lamento di Tristano & Rotta(M.レムケ-ケルン編曲、イタリア、1340ー1400年頃)/
マショー:Sanz cuer / Amis, dolens / Dame,
par vous/
ジャンノ・ド・レスキュレル:Amour, voules-vous
acorder(M.レムケ-ケルン編曲、1300年頃)/
フアン・デル・エンシーナ:Fata la parte(M.レムケ-ケルン編曲) |
☆国際クラシック音楽賞(International Classical
Music Awards/ICMA)2019ノミネート
グレゴリオ聖歌やモテット、器楽による舞曲など、幅広いレパートリーを持つ中世音楽アンサンブル、トロバール・エ・カンタールによる、宮廷風恋愛をテーマとした13〜14世紀の作品集。歌と器楽からなる収録曲の多くは作曲者不詳ですが、マショーやデュファイの抒情的な作品やスペインのラス・ウエルガス写本からの歌も含まれています。
美しく印象的な歌声を聞かせるリーダーのM.レムケ-ケルンはパリ中世音楽センターで学んだソプラノ歌手で、収録作品の編曲も担当。教会の空気まで感じられるような優秀録音です。
※録音:2017年5月、イッセルホルスト・プロテスタント教会(ドイツ)
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ソロ・ウン・レフレホ
Ausencia/Nada/Excepciones/Sin Saber/
Si el Pueblo Se Levanta/Tu Pelo/Solo
un Reflejo/
De Tu Historia Sobre el Hombre al Que el
Corazon Se le Vuelve Piedra -
Postales, Ofertas, El Final del Cuento,
Arrullo para un Patriarca,
El Descubrimiento Solar y Otros Textos/
Las-los Suicidados-das/Charla Magistral/
Que Nos Queremos Tanto/Episodios |
ニコラス・ロドリゴ・ミケア
(ヴォーカル、ギター) |
クラシックとポピュラー両方の分野で活躍するチリ出身のシンガーソングライター/クラシック・ギタリスト、ニコラス・ロドリゴ・ミケアによる、歌とギターの情熱的なアルバム。
詩人でもあり、チリの詩集や文学雑誌への掲載も多いという彼ならでは深遠な歌詞と、音楽的な情感、名技性が見事に融合されています。
※録音:2017年8月、10月 ゲルトウ教会(ドイツ)
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演奏は知的ですが
アンサンブル・リフレクター〜”GEWALTAKT(暴力)”
ベートーヴェン:コリオラン序曲ハ短調 Op.62
ラモー:歌劇《レ・ボレアド》第4幕第4場より
ポリヒュムニアのアントレ
トゥール:The Path and the Traces
ベートーヴェン:交響曲第5番《運命》ハ短調
Op.67 |
トーマス・クルーク(指揮)
アンサンブル・リフレクター |
ドイツの若手精鋭集団、アンサンブル・リフレクター、デビュー!
クラシックに馴染みの薄い現代の聴衆を魅了することを目的に、2015年に若手音楽家たちによって設立された「アンサンブル・リフレクター」のデビュー・アルバム。
ベートーヴェンの《コリオラン序曲》と《交響曲第5番》という2つのハ短調作品に、ラモーとトゥールの作品を組み合わせ、現代にふさわしいスタイリッシュな演奏で、各時代の作曲家の葛藤を今に伝えます。
アルバム全体にはGEWALTAKT(暴力)という刺激的なタイトルがつけられていますが、彼らは暴力の直接的な描写に焦点を当てるのではなく、暴力性と絡み合った感情的な世界を音響的に具体化することを目指しています。
※録音:2017年11月、イエス・キリスト教会
(ドイツ、ダーレム)
すさまじい暴力的演奏カと思ったら、そこは意外に知的で繊細でスタイリッシュ。
会場録音っぽい「エロイカ」の第3楽章。
https://youtu.be/66eh2pxbAkY
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トーマス・ヴィピオールのシューマン作品集
シューマン:
クライスレリアーナ Op.16
森の情景 Op.82
主題と変奏 変ホ長調 WoO.24(天使の主題による変奏曲) |
トーマス・ヴィピオール(ピアノ) |
1985年生まれ、デトモルト音楽大学でピアノを学び、ミニマルテクノなどクラシック以外の分野でも活躍を見せる若きピアニスト、トーマス・ヴィピオールのシューマン作品集。
《クライスレリアーナ》《森の情景》という2つの名作に、シューマンの書いた最後の作品《主題と変奏》を組み合わせ、その幅広い音楽性を充分に披露しています。
ピアノはベーゼンドルファー・インペリアルを使用。
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ストリングス & ウェブス
ヒンデミット:ハープ・ソナタ
シュポア:幻想曲 ハ短調 Op.35
C.P.E.バッハ:ハープ・ソナタ ト長調 Wq.139
サン=サーンス:幻想曲 イ短調 Op.95
P.パターソン(1947-):蜘蛛の巣 Op.113b(世界初録音) |
レベッカ・フレムリンク(ハープ)
ミヒャエル・ツェーエ(ナレーター)
ヴィガート四重奏団 |
C.P.E.バッハからシュポア、サン=サーンス、ヒンデミットと、18世紀〜20世紀にかけての多彩なハープ音楽に"蜘蛛の巣"のようなネットワークを張り巡らせ、世界初録音となるイギリスの現代作曲家パターソンの《蜘蛛の糸》とともにまとめあげた1枚です。演奏はメクレンブルク=フォアポンメルンのオーケストラのハープ奏者、レベッカ・フレムリンク。「ハープの弦を見るといつも蜘蛛の巣が思い起こされる」と語るパターソンは、《蜘蛛の糸》で4種類の蜘蛛の様子を時に神秘的に、時に荒々しく描いています。現代的ながらロマンティックな響きを持つヒンデミットのハープ・ソナタはアメリカ亡命の前年に書かれた作品。このアルバムでは第3楽章冒頭に掲げられたドイツの詩人L.C.H.ヘルティ(1748-1776)の詩をナレーターが朗読しています。
※録音:2016年10月&2017年3月、グリューンベルク教会
(ドイツ)
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ベルンハルト・エドスケス製作の新しいオルガンを使用した
ルネサンス&バロック時代のオルガン作品集
ルネサンスとバロックのオルガン作品集 |
ジモン・ライヒェルト(オルガン) |
ドイツのノイシュタット・アン・デア・ヴァインシュトラーセの教会にある、ベルンハルト・エドスケス製作の新しいオルガンを使用したルネサンス&バロック時代のオルガン作品集。
アルバムは「スウェーリンクと彼の弟子たち」「アルノルト・シュリックと彼の時代」「南ドイツとイタリアの影響」という3つのパートに分かれ、スウェーリンク、シャイト、グディメル、イザーク、ホフハイマー、シュリック、フローベルガー、ケルル、シャイデマン、ヴェックマン、ブクステフーデ、ベーム、J.S.バッハといった作曲家が取り上げられています。
演奏者のジモン・ライヒェルトは、デトモルト音楽大学とバーゼル・スコラ・カントルムで教会音楽とオルガンの歴史的奏法を学んだ1980年生まれのオルガニスト。
2014年フライベルクでの「グランプリエコー」を含むさまざまなコンテストでの受賞歴があり、ヨーロッパ諸国の有名な歴史的オルガンを数多く演奏しています。
本アルバムではエドスケス製のオルガンを見事に操り、各作品の楽器と奏者の両方に対する高い要求に応えています。
※録音:2017年7月、ノイシュタット・アン・デア・ヴァインシュトラーセ
シュティフト教会 (ドイツ)
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リントホルストが奏でるレーガーの魅力。
レーガー:
クラリネット・ソナタ 変イ長調 Op.49-1
クラリネット・ソナタ 嬰ヘ短調 Op.49-2
クラリネット・ソナタ 変ロ長調 Op.107 |
トーマス・リントホルスト(クラリネット)
有元裕子(ピアノ) |
ドイツの名門デトモルト音楽大学の教授、リントホルストが奏でるレーガーの魅力。
2016年のレーガー没後100年を記念し捧げられたレーガーのクラリネット・ソナタ全集です。Op.49の2つのクラリネット・ソナタはブラームスのクラリネット・ソナタを聴いたことがきっかけとなり、ブラームスをモデルとして作曲されました。
雰囲気はドイツ・ロマン派風で、楽章構成は古典的な4楽章制、旋律には民謡調のものも含まれるなど親しみやすさを感じさせる一方、どこへ向かうのかわからない和声進行や複雑なフレージングは、これらの作品が20世紀に書かれたものであることを示しています。
Op.107のソナタはOp.49の約8年後に書かれたもので、レーガー自身が「非常に軽くて親しみやすい」と述べているとおり、より古典的なシンプルさ、明快さへ回帰し、ユーモアまで感じられる作品になっています。
デトモルト音楽大学で教授を務めるクラリネット奏者リントホルストと、同大学で講師を務める鹿児島出身のピアニスト有元裕子による奇を衒うことのない演奏が、レーガーの作風の変遷を丁寧に描き出しています。
※録音:2016年4月、デトモルト音楽大学(ドイツ)
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フレンチ・ルーツ |
デニー・Ph・ヴィルケ(オルガン) |
リスト:詩的で宗教的な調べ S.173 より第7曲
葬送
(ジャンヌ・ドゥメッシュー(1921-1968)によるオルガン編)
バッハのカンタータ「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」と
ロ短調ミサ曲の「十字架につけられ」の通奏低音による変奏曲
S.180
(マルセル・ デュプレによるオルガン編)(世界初録音)
リスト:
マイアベーアの歌劇『預言者』の
コラール「アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム」による幻想曲とフーガ
S.624 |
世界初録音となるマルセル・デュプレによるオルガン編《バッハのカンタータ「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」とロ短調ミサ曲の「十字架につけられ」の通奏低音による変奏曲》(1948年編曲)を中心に、リストの宗教的な作品を集めた1枚。
《「アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム(私たちへ、救いを願う人々へ)」による幻想曲とフーガ》はリストが初めて作曲したオルガン曲で、マイアベーア作のコラールを自在に展開した大作です。アルバムタイトルの「フレンチ・ルーツ」は各作品の編曲者、あるいは主題が持つフランスとの結び付きを意味しています。
本アルバムの録音に使用されたのは、20世紀初頭のドイツとフランス両国のオルガン建造の伝統を汲む、ドイツ・ケヴェラーにある聖マリア大聖堂のザイフェルト・オルガン。
多数のストップを持つロマンティック・オルガンで、これらのレパートリーにふさわしい壮大な響きを聞かせています。(オルガンの仕様はブックレットに記載されています。)
※録音:2016年11月&2017年1月、聖マリア大聖堂(ドイツ、ケヴェラー)
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バッハのトリオ・ソナタ全曲を演奏した意欲的な1枚
J.S.バッハ:6つのトリオ・ソナタ BWV 525-530 |
ジモン・ライヒェルト(オルガン) |
バッハが高く評価していたというオルガン製作者、トビアス・ハインリヒ・ゴットフリート・トロスト(c.1681-1759)の建造したオルガンを用いて、バッハのトリオ・ソナタ全曲を演奏した意欲的な1枚です。
奏者のジモン・ライヒェルトによれば、ドイツのヴァルタースハウゼン市教会にあるこの有名なオルガンは、バッハの音楽の解釈に間違いなく役立つ楽器である一方で、足鍵盤の音域が広くトリオ・ソナタの演奏には向いていないとのこと。
それでも彼はこの楽器を選んで演奏上の困難を見事にクリアし、バッハの意図した音に可能な限り近づくことに成功しました。目の前で演奏が繰り広げられているかのような素晴らしい録音です。(オルガンの仕様、各曲のレジストレーションについてはブックレットに記載されています。)
※録音:2015年8月、ヴァルタースハウゼン市教会(ドイツ)
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RETROSPECTION - 16世紀&17世紀のオルガン作品集
クラクフ・タブラチュア(1548年頃)より、
ウォヴィチ・タブラチュア(1580年頃)より、
ジョン・ブル、ハンス・レオ・ハスラー、
フランシスコ・コレア・デ・アラウホ、ヨハネス・フィッシャー、
マティアス・ヴェックマン、ヨハン・ヤーコプ・フローベルガーの作品 |
クシシュトフ・ウルバニアク(オルガン) |
珍しい16世紀ポーランドのタブラチュアから、フローベルガー、ヴェックマンといった17世紀に活躍した作曲家の作品まで、さまざまなオルガン曲を多彩な音色で聞かせる1枚。
Paschen Recordsの他のオルガンアルバムと同様、使用楽器にはこだわりがあり、1570年頃にデンマークのスナボー城で建造されたヘルマン・ラファエリス製のオルガンが用いられています。
この楽器は現在ヨーロッパにある、演奏可能なオルガンの中では最も古いものの1つで、現代の楽器とは異なる魅力的な音色を奏でることができます。
ここではポーランド文化・国家遺産省のオルガン専門家でもあるクシシュトフ・ウルバニアクが、その特質を遺憾なく発揮させています。(オルガンの仕様、各曲のレジストレーションについてはブックレットに記載されています。)
※録音:2014年11月、スナボー城(デンマーク)
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ボンジュール!〜 フランスの木管アンサンブル集
プーランク:六重奏曲
タファネル:五重奏曲
サン=サーンス:デンマークとロシアの歌による奇想曲
イベール:3つの小品
フランセ:恋人たちの時間(たそがれ時) |
アンタレス五重奏団
大場温子(ピアノ)
キリル・ヤシン(ピアノ)
コンスタンティン・ゲルシュタイン (ファゴット) |
聞き手を花の都パリへと誘う、19世紀の終わりから20世紀の初めにかけてのフランスの木管アンサンブル作品集。
サン=サーンスの華麗な旋律美から、タファネルのヴィルトゥオーゾ的アプローチ、プーランクのポスト印象派的な音画、フランセの音楽的な機知に至るまで、この時代のフランス音楽に顕著な軽やかさ、快活さ、情緒深さ、哀愁といった要素がすべてこの1枚に凝縮されています。
さらにアンタレス五重奏団の若々しい気質と奥深い音楽表現が、変化に富んだ刺激的なアルバムを作り上げました。ブックレットにはドイツ語、英語に加え日本語の解説が掲載されています。
※このアルバムは2012年に若くして亡くなったピアニスト、キリル・ヤシン(本アルバムではフランセの演奏に参加)へ捧げられています。
※録音:2012年6月、2013年12月、コンツェルトハウス(ドイツ、デトモルト)
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Zeitgeschichten(現代の物語)
ストラヴィンスキー:組曲「兵士の物語」
ヒンデミット:クラリネット・ソナタ
R.シュトラウス:二重小協奏曲
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カロリン・レナー(クラリネット)
オルガ・シュクリグノヴァ(ピアノ)
マリア・デル・マル・ヴァルガス(ヴァイオリン)
ウラディーミル・セドラク(ファゴット)
ヘイザム・アッバース(ナレーター)
ロストック音楽・演劇大学管弦楽団
カール=ハインツ・ツェットル (指揮)
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若きクラリネット奏者カロリン・レナーがPASCHENrecordsのデビュー作に選んだのは、ストラヴィンスキー、ヒンデミット、リヒャルト・シュトラウスらによって20世紀の前半に書かれた作品です。
アルバムタイトルにも表れているように、ストラヴィンスキーの《兵士の物語》とR.シュトラウスの《二重小協奏曲》は演劇的な性格の強い作品ですが、彼女は友人の音楽家達とともに、クラリネットのもつさまざまな音色、キャラクターを反映させ上手く表現しています。《兵士の物語》はドイツ語のナレーションを伴うトリオ編成による演奏です。
※録音:2013年1月−3月、ロストック音楽・演劇大学(ドイツ)
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SONORITIES 〜 天上の音風景 |
ヤーナ・テルゲンブッシャー(チェロ)
セバスティアン・フライターク(オルガン) |
ブルッフ:コル・ニドライ(ハインリッヒ・ライマンによるチェロとオルガン編)
マルセル・デュプレ:4つの小品 Op.19 - 第4曲
行列と連祷(作曲家自身によるオルガン編)
テオドール・キルヒナー:チェロとオルガンのための2つの小品
Op.92
ウジェーヌ・ジグー:10の小品より第8曲 スケルツォ
フランク:
大オルガンのための3つの小品より第2曲
カンタービレ ロ長調(エベルハルト・クラウスによるチェロとオルガン編)、
オルガンのための3つのコラールより第3番
イ短調
ヘルマン・シュレーダー(1904-1984):チェロとオルガンのためのサルヴェ・レジーナ
- カンティレーナ・コラリス
カール・ヘラー(1907-1987):チェロとオルガンのための「Schonster
Herr Jesu(イエス 君はいとうるわし)」による即興
Op.55 |
珍しいチェロとオルガンの組み合わせによるロマン派〜近現代の作品集。
チェロの絹のような音と、オルガンの豊かな色彩が見事に調和し、聞き手を天上の世界に誘います。
収録曲はチェロとオルガンのためのオリジナル作品以外にも、ブルッフの《コル・ニドライ》のようにチェロと管弦楽のための作品を編曲したもの、フランクの《カンタービレ》のようにオルガン独奏曲から編曲したものなど、多種多様なラインアップになっています。(チェロとオルガンによる演奏だけでなく、デュプレやジグー、フランクのオルガン独奏曲も収録されています。)
ロマン派ファンにとって、キルヒナーのOp.92は嬉しい発見でしょう。穏やかな曲調、温かみのあるサウンドが絶品です。
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PR 140022
¥2600
〔旧譜〕
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ワーグナーを訪ねたヴェルディ!〜 あるヴァンフリート館の夜会
ヴェルディ:
6つのロマンス(1838)より第6曲&第5曲、言葉のないロマンス、
ワルツ ヘ長調、詩人の祈り、アヴェ・マリア、主よ、
憐れみたまえ、乾杯の歌、6つのロマンス(c.1845)より第2曲
ワーグナー:
樅の木、ゲーテのファウストのための7つの曲より第6曲、
E.B.キーツのためのアルバムの綴り 無言歌
WWV64、
黒鳥館への到着 (アルバムの綴り)WWV95、
女声のための5つの歌(ヴェーゼンドンク歌曲集)WWV91
ヴェルディ:フローリモ |
タチアーナ・コンラート(メゾソプラノ)
アンドレア・マリー・バイオッキ (ピアノ) |
リヒャルト・ワーグナーとジュゼッペ・ヴェルディ、2大巨匠の歌曲とピアノ作品が1枚のCDに!
2010年にバイロイトのヴァーンフリート館で行われたフェスティバルコンサート「VERDI
ZU GAST BEI WAGNER!」と同じテーマで2013年に改めて収録されたアルバムで、両者の作品を並べ、彼らの和解を祝う内容となっています。
メゾソプラノのタチアーナ・コンラートとピアニストのアンドレア・マリー・バイオッキは、2人の比類なき巨匠の音楽的な違いを表現するだけではなく、両者を結びつける試みを行いました。
ボーナストラックとしてアルバムの最後に収録されているヴェルディの《A
florimo》は2010年にアメリカで発見されたばかりの珍しいピアノ曲です。
※録音:2013年7月-8月、コンベンター・アトリウム(ドイツ、レートヴィッシュ)
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