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≪第106号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その7 2020/4/7〜


4/10(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


COVIELLO CLASSICS


COV 92008
¥2700
カレイドスコープ〜ウィリー・メルツ:チューバ作品集
 ディヴェルティメント(チューバ、ハープと管弦楽のための)
 カプリッチョ・エネルジコ(チューバとピアノのための)
 朝の歌(チューバとピアノのための)
 ババロア組曲(チューバとハープのための)
 ダンス・アジーレ(チューバとピアノのための)
 Siebz'ger Boarisch(チューバとハープのための)
 イオネル・ドゥミトゥル/ウィリー・メルツ編:
  ルーマニア舞曲(チューバとオーケストラのための)
ジークフリート・ユング(チューバ)
ヤスコ・カーゲン(ピアノ)
ヨハンナ・ユング(ハープ)
ワルター・ヒルガース(指揮)
マンハイム国立歌劇場管弦楽団

 チューバの魅力を引き出す作品集

 録音:2019年/53'07''

 作曲家であり編曲家でもあるウィリー・メルツはチューバの特徴を熟知しており、効果的な演奏法を知っています。
 ハープとオーケストラを相手にしたディヴェルティメントでは、軽快に旋律を吹きながらも時に論理的な表現を繰り出し、チューバ演奏の柔軟性を見せつけてくれます。
 チューバとハープの掛け合いも醍醐味で、一見不釣り合いに見えるデュオがお互いを完璧に補い合って音楽を作り上げていくのは聴いていて新鮮な驚き。
 
 

COV 91918
¥2700
アメリカの若手打楽器アンサンブルによる1枚
 アンディ・アキホ:俳句II
 デイヴィッド・クローウェル:打楽器四重奏のための音楽
 エイミー・ベス・カーステン:彼女は神話
 トーマス・コッチェフ:それのみならずあれも
サンドボックス・パーカッション
デイヴィッド・クローウェル(ギター)
エイミー・ベス・カーステン(歌)

 録音:2019年/53'17''

 アメリカの若手音楽家4人が集まり2011年に結成された打楽器アンサンブル「サンドボックス・パーカッション」による、COVIELLOレーベルへのデビュー・アルバムです。
 彼らの信条は作品を委嘱した作曲家との長期的かつ密接なコラボレーション。
 作曲家がアンサンブルに参加する曲もあり、9年間の濃密な活動が実を結び出来上がった充実のアルバムです。
 



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AVIE



PAV 2416
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2857+税

クリストフ・エッシェンバッハ80歳記念盤
 
シューベルト:ピアノ五重奏曲 《ます》
 ピアノ五重奏曲イ長調 D.667 《ます》*
 弦楽四重奏のためのワルツ集 
  〔第17番、第15番、第11番:トリオ、第12番、
   第6番:トリオ、第8番:トリオ、
   第11番:トリオ(変奏)、第18番、第15番〕
    (最後のワルツ集 D.146より/編曲:オリヴィエ・ドジュール)
 レントラー集‡
  (17のレントラー D.366&12のドイツ舞曲 D.790より)

クリストフ・エッシェンバッハ(ピアノ)*
ティモス弦楽四重奏団
 〔ガブリエル・リシャール(第1ヴァイオリン)*₁A
  アンヌ=ソフィー・ル・ロル(第2ヴァイオリン)₁A
  ニコラ・キャーレス(ヴィオラ)*₁A
  デルフィーヌ・ビロン(チェロ)*₁l
ヤン・デュボスト(コントラバス)*
ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ(ピアノ)‡

AV 2416
¥2600→\2390

 エッシェンバッハ80歳記念盤!シューベルトの「ます」!

 ☆エッシェンバッハの80歳記念盤!
 ☆2011年の名盤「ドヴォルザーク」に続くティモス弦楽四重奏団との共演で、シューベルトの「ます」が登場!

 巨匠クリストフ・エッシェンバッハの生誕80周年を祝うアルバムがイギリスのAvieから登場!
 2011年にリリースされ、英グラモフォン誌で「エディターズ・チョイス」に選ばれるなど国際的なメディアで絶賛された「ドヴォルザークのピアノ五重奏曲」(AV 2234)に引き続き、パリ管弦楽団のメンバーらによって構成されるティモス弦楽四重奏団との共演で、シューベルトの名曲「ます」をレコーディング。
 シューベルトの美しい旋律、小川のせせらぎと活き活きとした魚の跳躍を、"ピアニスト"としてのエッシェンバッハの名技でお贈りします。また、ピアノのためのワルツ集からのユニークな弦楽四重奏アレンジなど、秀逸なカップリングもポイントです。

 ※録音:2016年5月8日−9日*&2019年9月27日−29日“ↁAフィラルモニー・ド・パリ(フランス)

 
 



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ARS PRODUKTION

ARS 38259S
(SACD HYBRID)
¥2700→\2490
秘蔵音源!
 アダム・フィッシャー1989年、
  ドイツ・カッセル国立劇場音楽総監督時代のマーラー交響曲第1番
マーラ—・フェスト・カッセル1989

 マーラ—:交響曲第1番ニ長調《巨人》
アダム・フィッシャー(指揮)
グスタフ・マーラー・フェスト・カッセル祝祭管

 マーラ—・フェスト・カッセル1989の秘蔵音源!アダム・フィッシャーの指揮する"巨人"が登場!

 近年はデュッセルドルフ・フィルとのマーラー・チクルスが世界的に高く評価されているハンガリー出身の巨匠アダム・フィッシャーが、ドイツのカッセル国立劇場の音楽総監督在任時代(1987−1992)に同地で創設した音楽祭「グスタフ・マーラー・フェスト・カッセル」で演奏したマーラーの交響曲第1番の貴重な音源がマスタリングを施されARS Produktionから登場!!

 カッセル宮廷歌劇場の第2指揮者を務めるなどマーラーとも縁の深い都市であるカッセルでアダム・フィッシャーが立ち上げたマーラー・フェスト・カッセル。
 第1回目(1989年)の音楽祭でのフェスティヴァル・オーケストラの結成に賛同する形で、ドイツやオーストリアなどのオーケストラから名手たちが続々と参加。
 オーボエとクラリネットはウィーン・フィルとウィーン交響楽団から、弦楽器セクションはシュターツカペレ・ドレスデンやチェコ・フィル、ハンガリー国立歌劇場管など、そして金管セクションは様々なドイツのオーケストラ、さらにはコンセルトヘボウ管のメンバーたちが参加するなど豪華な陣容が実現!
 カッセルの国立劇場で大活躍中だったアダム・フィッシャーのタクトに応え、ヨーロッパの名門オーケストラから集まった名手たちが白熱のマーラーを繰り広げてくれています!マーレリアン要注目!!

 ※録音(ライヴ録音):1989年7月8日、シュタットハレ・カッセル(ドイツ)
 ※マスタリング:マンフレッド・シューマッハー(ARS Produktion)

 
 
 
ARS 38568
¥2600
アルパ・ドッピアのための17世紀イタリアの音楽
 ランバルド:トッカータ/
 マリーニ:4声のソナタ Op.8/
 デ・マック:ストラヴァガンツァ第2番/
 マリーニ:愛への誘い/
 フレスコバルディ:2声のカンツォン第4番/
 マヨーネ:リチェルカーレ/
 フレスコバルディ:2声のカンツォン第1番/
 タルタリーノ:スザンナのカンツォン/
 ディンディア:聖母の涙/
 マヨーネ:トッカータ第4番/
 マッツォッキ:この苦い涙は/
 ヴァレンティーニ:ソナタ・エンハルモニカ/
 ストロッツィ:トッカータ第1番/
 ディンディア:ルッジェーロのアリアによる2声のための音楽
ダス・クライネ・コレクティフ
 〔ヴェラ・シュナイダー(ハープ)、
  リナ・ロペス(ソプラノ)、
  エヴァ・サラディン(ヴィオローネ)、
  フレッド・ウーリグ(ヴィオローネ)、
  ヨハネス・ケラー(チェンバロ)〕

 1600年代、17世紀のイタリアで発展し、2列に並ぶ弦を特徴とする二重ハープである「アルパ・ドッピア(ルネサンス・ハープ、ダブル・ハープとも)」をテーマとした美しきプログラム。
 イタリアで生まれ、イタリアで愛された「アルパ・ドッピア」はすぐに貴族などの上流階級に愛用されるようになり、当時の音楽を演奏するうえで重要な役割を占めるようになるなど、音楽のスタイルの発展にも寄与した楽器として知られています。
 ダス・クライネ・コレクティフは、ルツェルンとデトモルト、そして欧州の古楽総本山バーゼル・スコラ・カントルムで、中世からロマン派にかけてのハープを学んだヴェラ・シュナイダーを中心とする古楽アンサンブル。
 コロンビア出身のソプラノ、リナ・ロペスが参加するなど国際色豊かなアンサンブルは実力も抜群です。

 ※録音:2018年、トーンスタジオ・ヴァルデンブルク(ドイツ)
 



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CALLIOPE



CAL 2066
(5CD)
特別価格
¥7200→\5990
限定生産らしい・・・!
 14歳までピアノが弾けず、
  15歳でいきなりベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲を暗譜で演奏
   イタリアの鬼才ジョヴァンニ・ベルッチ
    ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集一挙発売!

 ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15
  (カデンツァ:ベートーヴェン、ライネッケ&グールド)
 ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.19
  (カデンツァ:ベートーヴェン、シュターフェンハーゲン&ベルッチ)
 ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
  (カデンツァ:ベートーヴェン、リスト、ブラームス&フォーレ)
 ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
  (カデンツァ:ベートーヴェン、ブラームス&ブゾーニ)
 ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73《皇帝》
ジョヴァンニ・ベルッチ(ピアノ)
カスパル・ツェーンダー(指揮)
ビール・ゾロトゥルン交響楽団

 伊の超絶ヴィルトゥオーゾ、ベルッチ見参!一味違う!ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集!

 伝統あるフランスの老舗レーベル「カリオペ(Calliope)」のベートーヴェン生誕250周年記念リリースは、イタリアが生んだ現代の鬼才ピアニスト、ジョヴァンニ・ベルッチがソリストを務めるベートーヴェンのピアノ協奏曲全集!
 1965年、イタリアのローマで生まれたジョヴァンニ・ベルッチは、14歳までピアノが弾けなかったものの、突如としてその神懸った才能に目覚め、15歳でベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲を暗譜で演奏できるようになったという凄まじいエピソードの持ち主。
 さらには16歳でリストの「死の舞踏」を弾いてデビューを果たし、ロシアの大巨匠ラザール・ベルマンに認められ弟子入りしたというのだから、その経歴にはただただ驚かされます。

 師であるベルマンから受け継いだ解釈によりリスト弾きとして名を馳せているベルッチは、前述のエピソードが物語る通り、ベートーヴェン弾きとしてピアノ・ファンの中で知られている存在なだけに、今回のピアノ協奏曲全集の登場は大反響を巻き起こすこと必至です!
 ベルッチは5曲の協奏曲全てを録音するにあたり、カデンツァに着目。ベートーヴェン自作はもちろんのこと、ブラームス、リスト、ブゾーニ、フォーレ、ライネッケ、シュターフェンハーゲン、グレン・グールド、そしてベルッチ自身など様々なカデンツァを採用するなど、このピアノ協奏曲全集に懸ける意欲と情熱、こだわりは圧巻です。
 イタリアの鬼才ベルッチが5年の歳月をかけて完成させ、満を持して送り出すベートーヴェン。その独特のピアニズムはもちろんのこと、バラエティに富んだカデンツァにも要注目です。

 ※録音:2015年10月〜2019年5月、パレ・デ・コングレ(ビール/ビエンヌ、スイス)
 ※当タイトルは限定生産品となります。

 




まだ入るのか、続編は出るのか・・・
BRILLIANT CLASSICSから出ていたソナタ集第1巻
さすが、変わった演奏でした

BRILLIANT
BRL 95103
(3CD)
\2500
ベートーヴェン:ピアノソナタ集第1巻
 ピアノソナタ第1番〜第10番、第19番、第20番
ジョヴァンニ・ベルッチ(pf)

 



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CAVI−MUSIC

PCAVI 8553478
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2857+税
アダム・フィッシャー!マーラーの交響曲第9番!
 マーラー:交響曲第9番ニ短調
アダム・フィッシャー(指揮)
デュッセルドルフ交響楽団


8553478
¥2600→\2390

 ☆ハンガリーの名指揮者アダム・フィッシャーとデュッセルドルフ交響楽団!
 ☆「第1番」ではBBCミュージック・マガジン賞2019を受賞した注目のマーラー・チクルス第8弾!

 ハンガリーが誇る敏腕指揮者ファミリー、フィッシャー兄弟の兄アダム・フィッシャーと、彼が2015/2016シーズンから首席指揮者を務めるデュッセルドルフ交響楽団。
 これまで英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」に度々選ばれ、「交響曲第1番」では2019年の英BBCミュージック・マガジン賞で見事「オーケストラ賞」を受賞するなど、着実に評価を積み上げてきたマーラー交響曲チクルス。

 いよいよ大詰めを迎えるシリーズ第8巻は、マーラーの最後の交響曲となった第9番のライヴ・レコーディング。アダム・フィッシャー自身によるエッセイには、いわゆる「第九のジンクス」によりマーラーが死を恐れていたことや、作品と「死ぬこと」の関係、ウィーン古典主義、特にシューベルトとの関係や影響など興味深い解釈が掲載されており、また、コンサートホールごとにどのような音響でこの「第9番」が響くのかこだわったという録音面にも期待がかかります。

 ※録音(ライヴ):2019年1月11日−13日&24日、デュッセルドルフ・トーンハレ(ドイツ)

 
 
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8553110
¥2600→\2390
レーガーのピアノ作品全曲録音のマルクス・ベッカー
 ベートーヴェン 〜 ピアノ&ウィンズ


 ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲変ホ長調 WoO.4*
   (復元:ハワード・シェリー/
    ピアノと木管五重奏のための編曲:ウルフ=グイド・シェーファー)
  笛時計のための4つの小品
   (木管五重奏のための編曲:ウルフ=グイド・シェーファー)
  ピアノ、オーボエ、クラリネット、ホルンと
   ファゴットのための五重奏曲変ホ長調 Op.16*
マルクス・ベッカー(ピアノ)*
マーロット木管五重奏団

 マルクス・ベッカーのベートーヴェン記念盤!「ピアノ協奏曲"第0番"」の木管五重奏版!

 ☆ドイツの鬼才マルクス・ベッカーのベートーヴェン・アニヴァーサリー・アルバム!
 ☆若書きの「ピアノ協奏曲"第0番"」の木管アンサンブル・アレンジ!

 マックス・レーガーのピアノ作品全曲録音という偉業を成し遂げたことでその名を轟かせたドイツの鬼神マルクス・ベッカーと、1986年に結成され、これまで4つの室内楽コンクールで1等賞に輝いてきたアンサンブル、マーロット木管五重奏団が贈るベートーヴェンの生誕250周年記念アルバム。

 ベートーヴェンが「ピアノと木管楽器」という、当時では珍しい(現在でも弦楽アンサンブルに比べると作品に恵まれていない)編成のために書いたオリジナル作品、「五重奏曲変ホ長調 Op.16」を中心にしたプログラム。
 注目は、13歳の若きベートーヴェンが書いた「第0番」とも呼ばれるピアノ協奏曲。このアルバムでは、ピアニストのハワード・シェリーによるオーケストラ・パートの復元版から、マーロット木管五重奏団のクラリネット奏者でもあり、様々な木管アンサンブルへのアレンジ作品でも知られるウルフ=グイド・シェーファーが木管五重奏の伴奏による室内協奏曲へと華麗なアレンジを行ったバージョンを収録。
 一流オーケストラのソロ奏者や著名な音楽院で教授を務める名手たちの演奏で、管楽器の分野でも革新的な作品を生み出してきた楽聖ベートーヴェンの偉才を改めて感じさせてくれることでしょう。

 ※録音:2019年6月、ドイツ放送室内楽ホール(ケルン)
 
 


8553108
¥2600
ベートーヴェン:ピアノ三重奏のための作品集Vol.1
 ピアノ三重奏曲第5番ニ長調 Op70-1《幽霊》
 ピアノ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための協奏曲ハ長調 Op.56
  (フリードリヒ・エドゥアルト・ヴィルジング編曲/
   ピアノ三重奏版)

ベートーヴェン・トリオ・ボン
 〔ジンサン・リー(ピアノ)、
  ミハイル・オヴルツキ(ヴァイオリン)、
  グレゴリー・アルミャン(チェロ)〕


 ベートーヴェン・トリオ・ボン!「三重協奏曲」と「交響曲第2番」の室内楽版!

 ※録音:2018年11月、ドイツ放送室内楽ホール(ケルン)
 
 


8553111
¥2600
ベートーヴェン:ピアノ三重奏のための作品集Vol.2
 ピアノ三重奏曲第6番変ホ長調 Op70-2
 交響曲第2番ニ長調 Op.36
  (ベートーヴェン編曲/ピアノ三重奏版)

ベートーヴェン・トリオ・ボン
 〔ジンサン・リー(ピアノ)、
  ミハイル・オヴルツキ(ヴァイオリン)、
  グレゴリー・アルミャン(チェロ)〕


 ※録音:2019年2月、ドイツ放送室内楽ホール(ケルン)

 ☆ドイツの気鋭トリオ、"ベートーヴェン・トリオ・ボン"(BTB)のベートーヴェン録音!
 ☆ピアノ三重奏曲とアレンジ作品を1つずつ組み合わせるという、BTBならではのベートーヴェン・アニヴァーサリー・アルバム!

 ゲオルギー・スヴィリードフやアレクサンドル・アリャビエフを含むロシアのレア・レパートリーとオーケストラ作品からの「ピアノ三重奏アレンジ」の録音・演奏でその実力を知らしめて来たドイツ気鋭のピアノ三重奏団、ベートーヴェン・トリオ・ボン(BTB)。

 BTBが名前に掲げるベートーヴェンのアニヴァーサリー・アルバムは、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲と管弦楽作品からのピアノ三重奏アレンジを1曲ずつ組み合わせて対比させるという、こだわりのプログラムで贈る全3巻のシリーズ。

 第1巻は「幽霊三重奏曲」と「三重協奏曲」からのアレンジ(19世紀ドイツの作曲家、フリードリヒ・エドゥアルト・ヴィルジング〔1809−1893〕による編曲)。
 第2巻は隠れた名作「ピアノ三重奏曲第6番」とベートーヴェン自身の編曲による「交響曲第2番」の組み合わせ。三重奏になっても原曲のエネルギーを失わずに、爽やかにドライヴする見事なアレンジとBTBの明瞭な演奏は聴き物です。
 ちなみに第3巻では、「街の歌」と「田園」のカップリングを予定。
 




CHANNEL CLASSIS



CCS 42320
¥2600
シルエッツ
 レベッカ・クラーク:ヴィオラ・ソナタ
 ドビュッシー:レントより遅く
 アルネ・ヴェークマン:ヴィオラとピアノのための組曲
 ドビュッシー:月の光
 ミヨー:ヴィオラ・ソナタ第1番 Op.240
 エネスク:ヴィオラとピアノのための演奏会用小品
 ドビュッシー:美しき夕暮れ
ダナ・ゼムツォフ(ヴィオラ)
アンナ・フェドロヴァ(ピアノ)

 フェドロヴァとゼムツォフの豪華共演!フランスにまつわるヴィオラ作品集!

 ☆現在のChannel Classicsをリードする名手、アンナ・フェドロヴァとダナ・ゼムツォフの豪華共演!
 ☆フランスにまつわる作品を集めた、様々なヴィオラのレパートリーをめぐる素敵な旅。

 ヤープ・ファン・ズヴェーデンやマルタ・アルゲリッチが絶賛するウクライナ出身のピアニスト、アンナ・フェドロヴァと、ヴィオラのエリート家系に生まれたヴィオラ界の麗しきサラブレッド、ダナ・ゼムツォフ。
 2020年に創立30周年を迎えたオランダの高音質レーベル、Channel Classicsの現在をリードする二人の有力アーティストが豪華共演。ドビュッシー、ミヨー、クラーク、ヴェークマン、エネスなど、フランスの作曲家による作品と、フランスの詩や自然、舞曲に触発された「à la Française(フランス風)」の作品を見事に組み合わせた香り豊かなプログラムで、ヴィオラのためのレパートリーをめぐる素敵な小旅行にお連れします。

 





アンナ・フェドロヴァのラフマニノフ

PIANO CLASSICS
PCL0081
\1600
ラフマニノフ:
 ピアノ協奏曲第2番
 チェロ・ソナタ 
アンナ・フェドロヴァ(pf)
ベネディクト・クレックナー(Vc)
ラエルシオ・ディニス指揮、
北西ドイツ・フィルハーモニー管
ちょっと不思議な演奏になってます。指揮者のせいなのか、フェドロヴァのせいなのか。


 




INDESENS!


INDE 130
¥2600
トーフー・ボーフー
 カロル・ベッファ:ブロウ・イン*
 ドビュッシー(ジャン=ピーエル・バロン編曲):ラプソディ§ 
 オリヴィエ・カスパー:カリプソ‡
 ミヨー(ジャン=ピーエル・バロン編曲):スカラムーシュ§ 
 ティエリー・エスケシュ:マジック・サーカス$
サクソ・ヴォーチェ(サクソフォン・アンサンブル)
ジャン=イヴ・フルモー(ソリスト)§
カロル・ベッファ(ピアノ)*
ジョアン・ファルジョ(指揮) 
オリヴィエ・カスパー(指揮)‡

 サクソ・ヴォーチェのニュー・アルバム!サクソフォン・アンサンブル版「スカラムーシュ」!

 ☆ティボー・カナヴァルが主宰するサクソフォン・アンサンブル、「サクソ・ヴォーチェ」!
 ☆ドビュッシーとミヨーの華麗なアレンジを含む注目のサクソフォン・レパートリー!

 ジェローム・ララン、原博巳、大石将紀と組んだサクソフォン四重奏団でも活躍したフランスのサクソフォン奏者、ティボー・カナヴァルが2012年に結成したサクソフォン・アンサンブル、サクソ・ヴォーチェ(SAXO VOCE)の新録音が、管楽器界のスタープレイヤーたちが名を連ねるフランスのハイクオリティ・レーベル「アンデサンス(Indesens)」から登場。

 ドビュッシーとミヨーの名曲からの華麗なアレンジ作品と現代の作曲家たちの鮮烈な作品で、映画、神話、演劇、サーカスのコントラスト豊かな音楽体験を提供。映画&TV音楽でも知られるカロル・ベッファの「Blow in」はベッファ自身のピアノとサクソフォン五重奏の編成。
 残りの4曲はサクソフォン九重奏(SSAAATTBB)をベースに、ドビュッシーの「ラプソディ」とミヨーの「スカラムーシュ」ではフランスの名手ジャン=イヴ・フルモーがソリストとして参加しています。

 ※録音:2019年4月27日−29日、フランス
 



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ACTE PREALABLE

AP 0443
¥2500
オットン・ミェチスワフ・ジュコフスキ : 世俗的作品全集 Vol.3
 オットン・ミェチスワフ・ジュコフスキ (1867-1942) :
  ハレル行進曲 (テノールとピアノのための) (T/*)/わが祖国 (混声合唱のための) (+)/
  ポーランド艦隊 (混声合唱のための) (+)/白鷲の歌 (バリトンとピアノのための) (B/*)/
  乾杯 I (混声合唱のための) (+)/ポーランド国歌 Op.40 (混声合唱とピアノのための) (+/**)/
  乾杯 II (混声合唱のための) (+)/ポーランド義勇兵の歌 (テノールとピアノのための) (T/*)/
  われらの大地 (ポロネーズ) Op.32 (混声合唱とピアノのための) (+/**)/
  響き渡る歌 (バリトンとピアノのための) (B/*)/小屋へ (男声合唱のための) (#)
 アレクサンデル・ジュコフスキ (1879-1911) :カラベレスのポロネーズ (ピアノのための) Op.20 (*)
 オットン・ミェチスワフ・ジュコフスキ :
  窓辺で (男声合唱のための) (#)/森の中で (男声合唱のための) (#)/
  ぼくらは庭で隔てられている (テノールとピアノのための) (T/*)/
  雪の上で (男声合唱のための) (#)/放浪 (男声合唱のための) (#)
 アレクサンデル・ジュコフスキ :憂鬱なメロディー (ピアノのための) (*)
 オットン・ミェチスワフ・ジュコフスキ :
  夜が来る (男声合唱のための) (#)/墓の上に (男声合唱のための) (#)/
  ポーランドのはやぶさ、ブコヴィナへ (行進曲) (バリトンとピアノのための) (B/*)
   ピョトル・グリニェヴィツキ (テノール(T))、ロベルト・カチョロフスキ (バリトン(B))、
   エヴァ・リテル (ピアノ(*))、タデウシュ・フプカ (ピアノ(**))、
   ジェシュフ大学アカデミー合唱団(+)、カタジナ・ソバス (指揮(+))、
   ポトカルパチェ男声合唱団(#)、グジェゴシュ・オリヴァ (指揮(#))


 録音 : 2018年4月9-12日、ヴェイヘロヴォ国立初等音楽学校コンサートホール、ヴェイヘロヴォ、ポーランド/2019年11月27-28日、ジェシュフ大学音楽研究所コンサートホール、ジェシュフ、ポーランド
 

 
AP 0448
¥2500
ヨーゼフ・ハイドン (1732-1809) :
 オルガン協奏曲 ハ長調 Hob.XVIII:1
ミヒャエル・ハイドン (1737-1806) :
 オルガン、ヴィオラと弦楽のための二重協奏曲 ハ長調 (*)
カロル・ゴウェンビョフスキ (オルガン)
マルチン・ムラフスキ (ヴィオラ(*))
アカデミア・アンサンブル
ボフダン・ボグシェフスキ (指揮)

 録音 : 2018年10月29-31日、マルコヴィツェ聖堂、マルコヴィツェ、ポーランド
 
 
AP 0449
¥2500
聖ニクラウスを称えて
 グレゴリオ聖歌 : マニフィカト 第8旋法 (*/+)
 スタニスワフ・ディヴィシェク (1985-) :
  聖ニクラウス (ミコワイ) に捧げる歌 DOO 107 (*/+)
  聖ニクラウスを称えるミサ DOO 106 (#/*/+)
 グレゴリオ聖歌 : テ・デウム (*)
 J・S・バッハ (1685-1750) :
  オルガンのための幻想曲 ト長調 BWV 572 (**)
タティアナ・シュチェパンキェヴィチ=
 マリシェフスカ (ソプラノ(#)
ロベルト・カチョロフスキ (バリトン(*)
オルガン(**))
スタニスワフ・ディヴィシェク (オルガン(+))

 録音 : 2018年7月9日、主の復活教会、グダンスク、ポーランド(**以外)、2018年9月11日、聖ミコワイ教会、シェムト、ポーランド(**)
 
 
AP 0450
¥2500
タンスマン、マイェルスキ、J・フィテルベルク、ラトハウスオルガン作品集
 アレクサンデル・タンスマン (1897-1986) :
  オルガンのためのパッサカリアとフーガ
  オルガン (またはピアノ) のためのヘブライ風の2つの小品
   インヴェンション/ユダヤの子守歌
  オルガンのためのフーガ
 タデウシュ・マイェルスキ (1888-1963) : 4つのオルガン曲
 イェジ・フィテルベルク (1903-1955) : オルガンのための組曲
  前奏曲/変奏曲/フィナーレ
 カロル・ラトハウス (1895-1954) : オルガンのための前奏曲とトッカータ
スタニスワフ・ディヴィシェク (オルガン)

 録音 : 2018年12月10-11日、ナザレの聖家族教会、ルブリン、ポーランド
 使用楽器 : 1956/1957年、Carl Schuster & Sohne 製
 イェジ・フィテルベルクはグジェゴシュ・フィテルベルク (1879-1953) の息子
 
 
AP 0451
¥2500
ジョアキン・アントニオ・バホゾ・ネット (1881-1941) : ピアノ作品集 Vol.1 アルトゥール・シミホ (ピアノ)
  ピアノのための2つの演奏会用練習曲
  ピアノのための7つの性格的小品
   蝶々の舞 [Baiado das Borboletas]/地の精たちの踊り [Dança dos Gnomos]
   つぼみの花 [Flor em Botão]/暗闇の調和 [Harmonia das Sombras]
   ピツィカート/象たちの行進 [Marcha dos Elefantes]/ポンテイオ [Ponteio]
  鬼火 [Feux Follets] (ピアノのための)
  ピアノのための練習曲 ニ短調
  おどけた男 [Galhofeiro] (ピアノのための練習曲)
  ピアノのためのメロディー
  おどけた女 [Galhofeira] (ピアノのための)
  下書き集 [Esbocetos] (ピアノのための)
   思い出 [Recodracao]/悲しい! [Triste!]/メヌエットのテンポで/前奏曲
   子守歌/変奏のための主題/変奏のための主題/上機嫌 [Bom humor]
   円舞が通る・・・ [Ronda que passa...]/ワルツ
  遮られた遊び [Brincadeira Interrompida] (ピアノのための)
  言葉のないロマンス [Romance sem palavras] (ピアノのための)
  稲光 [Coriscos] (ピアノのための)
  子供のアルバム [Albuminfantil] (ピアノのための)
  鍛冶屋で [No Ferreiro] (ピアノのための)
  村の鐘 [Sinos da Aldea] (ピアノのための)
  私の故郷 [Minha Terra] (ピアノのための)
  思案 [Cachimbando] (ピアノのための)
  私の小さな家 [A Minha Casinha] (ピアノのための)
  生きる喜び [Alegria de viver] (ピアノのための)

 録音 : 2017年11月4、20日、オプス・ディソヌス・スタジオ、ブラジル

 当レーベルからハンガリーのゲーザ・ジチ (1849-1924) とティバダル (テオドール) ・サーントー (1877-1934)、フランスのテオドール・デュボワ (1837-1924) 等マイナー作曲家のピアノ作品のCDを立て続けにリリース、いずれも話題を呼んだアルトゥール・シミホが自国ブラジルの作曲家・ピアニスト、ジョアキン・アントニオ・バホゾ・ネットを取り上げた注目盤2点が登場。
 バホゾ・ネットはリオデジャネイロに生まれ、11歳で最初の作品を出版。特に数多くのピアノ独奏曲で知られています。
 
 
AP 0452
¥2500
ジョアキン・アントニオ・バホゾ・ネット (1881-1941) : ピアノ作品集 Vol.2
 悪魔のセレナード [Serenata Diabolica] (ピアノのための)/むかしむかし [Era uma vez] (ピアノのための)/
 またむかしむかし [Era outra vez] (ピアノのための)/途中で [Em Caminho] (ピアノのための)/
 アントニエータ [Antonieta] (ピアノのための)/カンティレーナ [Cantilena] (ピアノのための)/
 船乗りの歌 [Canto do Marujo] (ピアノのための)/棒馬 [Cavalinho de Pau] (ピアノのための)/
 アラビアの歌 [Cancao Arabe] (ピアノのための)/操り人形の踊り [Danse des Fantoches] (ピアノのための)/
 子供の曲集 [Serie infantil] (ピアノのための)
  危険な冒険 [Perigosa aventura]、初めての悲しみ [Primeira magoa]、兵隊さん、進め! [Soldadinho... marche!]
 打ち明け話 [Confidencias] (ピアノのための)/ユモレスク [Humoresca] (ピアノのための)/
 悲しい微笑み [Sorriso Triste] (ピアノのための)/クリスマス [Natal] (ピアノのための)/
 小さな道化師 [Polichinelozinho] (ピアノのための)/ハンモックの上で [Na Rede] (ピアノのための)/
 無窮動 [Movimento Perpetuo] (ピアノのための)/花の嘆き [La Plainte d'une Fleur] (ピアノのための)/
 イテ・ミサ・エスト [Ite Missa Est] (ピアノのための)/メヌエット [Minueto] (ピアノのための)/
 何でもない [Quasi Nada] (ピアノのための)/対話 [Dialogo] (ピアノのための)/ショーロ [Choro] (ピアノのための)/
 スケルツェット [Scherzetto] (ピアノのための)/ワルツ=スケルツォ [Valse-Scherzo] (ピアノのための)/
 旋風 [Redemoinho] (ピアノのための)/かわいいワルツ [Valse Mignone] (ピアノのための)/
 心の奥の1ページ [Pagina Intima] (ピアノのための)/
 ワルツ=カプリス 第1番 [Valsa Capricho no.1] (ピアノのための)/
 ワルツ=カプリス 第2番 [Valsa Capricho no.2] (ピアノのための)/
 2つの未完成スケッチ [Dois Esbocos incompletos] (ピアノのための)/
 過ぎ去りし時−ロマンティック・ワルツ [Tempos Idos - Valsa Romantica]

 録音 : 2017年11月4、20日、オプス・ディソヌス・スタジオ、ブラジル
 
 
AP 0454
¥2500
イェジ・ガブレンツ (1888-1937) : 歌曲集 Vol.3
 ヴォイトゥシの部屋で Op.16 (*)
  かわいそうな雄鶏のこと/雨粒/木靴の具合はどうだったか
  大人の君にはわからない/縫いぐるみの人形/
  心温まる一角とベンチ/桶板のサンダル/猫が糸を紡ぐ/
  バイ=バイ=バユ (子守歌)/私のヤン!
 抒情詩より II/私は地上で悲しむ/少女/ハニャより IX
 歌曲集 Op.11 から (*)
  ウクライナの娘 (No.1)/日本の歌より (No.6)
 歌曲集 Op.13 から
  美しく輝く (No.1)/これらの純白で清らかな百合について (No.2)
  眠れ安らかに (No.3) (+)/どこか遠い所で (No.4) (+)/
  花の種が蒔かれる (No.5) (*)/聖ヤン (ヨハネ) の夜に (No.6) (*)/
  ばら (No.7) (*)/ジャズミン IV (No.8) (*)
 水辺で/孤独な菩提樹/回り道/かつて彼らは戦った
カタジナ・シグワ (ソプラノ(*))
ピョトル・グリニェヴィツキ (テノール(+))
ロベルト・カチョロフスキ (バリトン(無印))
アンナ・ミコロン (ピアノ)

 録音 : 2018年11月10-12日、2019年3月8日、ラジオ・グダンスク・スタジオ、グダンスク、ポーランド
 
 
AP 0455
¥2500
シューマン (1810-1856) : 連作歌曲「ミルテの花」Op.25 シルヴィア・ブルニツカ=カリスヘフスカ (ソプラノ)
ミハウ・ランドフスキ (ピアノ)

 録音 : 2019年5月、シュトゥキ・アカデミー、シュチェチン、ポーランド
 
 
AP 0456
¥2500
アルトゥル・チェシラク (1968-) : 作品選集
 ピアノのためのコラール前奏曲 (1999) (**)
 チェロのためのカデンツァ (2004) (*)
 控えめな言葉 [Understatement] (チェロとピアノのための)
  (2006、改訂 2007) (*/+)
 グロテスク [Grotesque] (左手で弾くピアノのための)
  (2008-2009、改訂 2015/2017、第4版) (+)
 警句 [Epigram] (左手で弾くピアノのための) (2009) (+)
 クラリネットのためのモノローグ [Monologue] (2008/2012) (#)
 ピアノ・ソナタ 第1番「ポスト・ネオ」 [Post-Neo]
  (左手で弾くピアノのための)(2013、改訂 2014) (+)
 チェロフォニー [Cellophony] (チェロのための) (2014、改訂 2017) (*)
 クラリネット、チェロとピアノのための三重奏曲
  (2018、改訂 2019、第1版) (#/**)
アンナ・レヴィツカ=ツァピガ (ピアノ(**))
ナタリャ・ヴェソウォフスカ (チェロ(*))
ミレナ・パルカイ (ピアノ(+))
ボグスワフ・ヤクボフスキ (クラリネット(#))
クララ・シフィドルフ (チェロ(++))
ドロタ・マチャシュチク (ピアノ(++))

 録音 : 2019年4月、ポーランド・ラジオ・スタジオ S2、ワルシャワ、ポーランド
 
 
AP 0457
¥2500
主の降誕に
 スタニョントキ歌集所収のクリスマスの歌とクラクフのリュート・タブラチュア所収のルネサンス舞曲

  不詳 (16-17世紀) : Promit vox angelica / O sine labe intensa
  不詳 (15-17世紀) : Ave magne Rex coelorum - Zdrow badz
  不詳 (16世紀) : Nigdym temu wierzyc nie chcial (*)
  バルトゥオミェイ・ペンキェル (?-1670) : Magnum nomen Domini
  不詳 (16世紀) : Christus, qui genitus Mariae
  不詳 (17世紀) : Tempus monet, ut cithara sonum det
  不詳 (16世紀) : Pavan, Galarda (*)
  不詳 (17世紀) :Vidua et prophetissa / Quem pastores laudavere / In natali Domini - Z Bozego Narodzenia
  不詳 (16世紀) : Tantum ergo sacramentum (*)
  不詳 (16-17世紀) : Narrant vaticina / Iam cantemus hodie
  不詳 (16世紀) : Ecce reges terrae congregate sunt
  ヴァレンティン・バクファルク (1526/1530-1576) : Non ditto (*)
  不詳 (18世紀) : Gratanter iubilemus
  不詳 (16-18世紀) : Pastores, relinquite vestores greges
  不詳 (16-17世紀) : Congaudete laete, laete
  不詳 (16世紀) : Smutne serce zaloscia (*)
  不詳 : Nigdy bych ja wierzyc nie chcial - Pasamezzo, Saltarello (出典記載なし)
  ティルマン・スザート (1500頃-1562頃) : Angelus Domini ad pastores
  不詳 (16-17世紀) : Dominus natus est / Emanuel de virgine natus est hodie
  不詳 (16世紀) : Ferdinanth (*)
  グジェゴシュ・ゲルヴァジ・ゴルチツキ (1665頃-1734) : Jesu redemptor omnium
   原典 : スタニョントキ歌集(*以外)/クラクフのリュート・タブラチュア(*)
 アンサンブル・クアットロヴォーチェ
  マルタ・ヴルブレフスカ (ソプラノ)、アレクサンドラ・パヴルチュク (メゾソプラノ)、
  パヴェウ・ペツショク (テノール)、オウシェミスワフ・クンメル (バスバリトン)
 ピリオド楽器コンソート
  アデラ・チャプレフスカ (ヴィオラ・ダ・ガンバ、リコーダー)
  フィリプ・ジェリンスキ (リュート、ルネサンス・ギター)
 クシシュトフ・オフチニク
   (ハーディ=ガーディ、リコーダー、バグパイプ、クルムホルン、ドラム、ベル)
 ヤツェク・ウルバニャク
   (ボンバルド、リコーダー、バグパイプ、ベル、編曲&アーティスティック・リーダー)

 録音 : 2019年7月3-5日、イグナツィ・パデレフスキ音楽学校コンサートホール、ビャウィストク、ポーランド

 ポーランド語の楽曲タイトルの特殊文字表記を省いております。(代理店)
 
 
AP 0458
¥2500
アドルフ・ブラン (1828-1885) : ヴィオラとピアノのための作品集 Vol.1
 アドルフ・ブラン: ヴィオラとピアノのためのロマンス Op.10
 アドルフ・ブラン/マルチン・ムラフスキ (1974-) 編曲 :
  チェロとピアノのための舟歌 Op.11 (ヴィオラとピアノのための版)
  ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第1番 Op.12
   (ヴィオラとピアノのための版)
  ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第2番 Op.13
   (ヴィオラとピアノのための版)
マルチン・ムラフスキ (ヴィオラ)
ニーノ・イヴァニア (ピアノ)

 録音 : 2019年7月8-9日、I・J・パデレフスキ音楽アカデミー、ポズナン、ポーランド

 アドルフ・ブランはグランド・オペラ全盛期のフランスにおいて室内楽の分野で注目された数少ない作曲家の一人。
 
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AP 0459
¥2500
ワーグナーの弦楽四重奏曲!?
 ワーグナー (1813-1883) /ジェラルド・エイブラハム (1904-1988) 復元 : 弦楽四重奏楽章 (+)
 ヴワディスワフ・タルノフスキ (1836-1878) : 弦楽四重奏曲 二長調 (#)
 ジグムント・ストヨフスキ (1870-1946) : 弦楽四重奏のための変奏曲とフーガ Op.6 (+)
 エウゲニュシュ・モラフスキ (1876-1948) : 弦楽四重奏曲 (*)
トノ・カルテット(*以外)
 ニコラ・フランキェヴィチ (第1ヴァイオリン)
 グジェゴシュ・ヴィテク (第2ヴァイオリン)
 ベアタ・ラシェフスカ (ヴィオラ)
 ウーカシュ・トゥジェシュ (チェロ)
フォー・ストリングス・カルテット(*)
 ルティナ・フェドゥキェヴィチ (第1ヴァイオリン)
 グジェゴシュ・ヴィテク (第2ヴァイオリン)
 ベアタ・ラシェフスカ (ヴィオラ)
 ウーカシュ・トゥジェシュ (チェロ)

 録音 : 2014年11月24日(*)、2019年2月18日(#)、6月24日(+)、ポーランド国立放送交響楽団室内楽ホール、カトヴィツェ、ポーランド
 
 
AP 0460
¥2500
ギヤ・カンチェリ (1935-2019):
 ヴィオラとピアノのための18の小品
マルチン・ムラフスキ (ヴィオラ)
ニーノ・イヴァニア (ピアノ)
  Theme from The Eccentrics (1973)
  Theme from The Crucible (1965)
  Theme from As You Like It (1978)
  Themes from Mother Courage (1988) and Her Children and from Don't Grieve (1969)
  Theme from Some Interviews on Personal Matters (1977)
  Themes from Khanuma (1968), Sior Todero (2002) and The Blue Mountains (1984)
  Themes from Cinema (1977) and The Role For A Beginner (1980)
  Themes from Bear's Kiss (2002) and Richard III (1979)
  Theme from When Almonds Blossomed (1972)
  Themes from Mimino (1977) and The Role For A Beginner (1980)
  Themes from The Caucasian Chalk Circle (1975), Tears Where Falling (1982) and Extraordinary Exhibition (1969)
  Themes from Hamlet (1988) and Don Quixote (1988)
  Theme from The Caucasian Chalk Circle (1975)
  Theme from Khanuma (1968)
  Themes from Don Quixote (1988), The Caucasian Chalk Circle (1975) and Kin-dza-dza (1986)
  Theme from King Lear (1987)
  Theme from Hamlet (1992)
  Theme from Waiting for Godot (2002)

 録音 : 2019年7月10-11日、I・J・パデレフスキ音楽アカデミー、ポズナン、ポーランド

 ジョージア (グルジア) の作曲家カンチェリが、長年に渡って作曲してきた舞台音楽や映画音楽のテーマを基に書き上げた小品集。
 
 
AP 0464
¥2500
ルネ・ド・ボワデッフルクラリネットまたはチェロとピアノのための作品集
 ルネ・ド・ボワデッフル (1838-1906) /
  ロムアルト・トファルドフスキ (1930-) 編曲 :
   クラリネットとピアノのためのソナタ Op.12 (*)
 ルネ・ド・ボワデッフル :
  祈り (チェロとピアノのための) Op.26 No.2 (+)
  クラリネットとピアノのための3つの小品 Op.20 (*)
   メロディー/古い様式の小品/舟歌
  チェロとピアノのための子守歌 Op.34 (+)
  クラリネットとピアノのための3つの小品 Op.40 (*)
   ナポリの歌/カンタービレ/セレナード
  チェロとピアノのための東洋風組曲 Op.42 (+)
   椰子の木の下で、夢想/アラビアの歌/東洋風舞曲
アンジェイ・ヴォイチェホフスキ
 (クラリネット(*))
アンナ・サヴィツカ (チェロ(+))
アンナ・ミコロン (ピアノ)

 録音 : 2018年11月10日(*)、2019年8月10-11日(+)、ラジオ・グダンスク、グダンスク、ポーランド
 
 
AP 0465
¥2500
アレクサンドラ・ガルバル (1970-) : ピアノ作品集 Vol.1
 ドワーフたちの旅 (ピアノのための) (1980-2005)
 動物園訪問の20の絵画 (ピアノのための) (1980-2005)
 ピアノのための6つの夜想曲 Op.7 (2014)
 エピローグ (ピアノのための) (2009)
 自由と独立のための戦いで没した人々の記念に
  (オペラ「ポローニア・ルスティカ」より) (ピアノのための)
 大きな心配 (ピアノのための) (2013)
 ポーランドの子守歌 (ピアノのための)
  (オペラ「ポローニア・ルスティカ」より) (ピアノのための)
 一瞬のワルツ (ピアノのための) (2013)
 海の色彩 (ピアノのための) (2012)
 ピアノのための演奏会用練習曲 (2018)
 遠くの子守歌 (ピアノのための) (2019)
 ピアノのための演奏会用ポロネーズ (2019)
アルトゥール・シミホ (ピアノ)

 録音 : 2019年3月28日、5月20日、9月7-8日、オプス・ディソヌス・スタジオ、ブラジル
 
 
AP 0466
¥2500
アド・フォンテス (泉へ)
 グレゴリオ聖歌 : 歓喜せよ [Exsultet] (#)
 ドヴォルジャーク (1841-1904) :
  めでたしマリア [Ave Maria] Op.19b (独唱とオルガンのための) (+)
  聖三位一体の祝日のための賛歌 [Hymnus ad laudes in festo SS. Trinitatis]
   (独唱とオルガンのための) (*)
  めでたし海の星 [Ave maris stella] Op.19b (独唱とオルガンのための) (+)
 グレゴリオ聖歌 : 天の王国の御使い [Caelestis aulae Nuntius] (**)
 スタニスワフ・モニュシュコ (1819-1872) :
  神の子羊 [Agnus Dei] (独唱とピアノのための) (*)
  御身へ、神よ [Ad te, Domine] (独唱とピアノのための) (*)
  御身の庇護のもとに [Sub tuum praesidium] (独唱とピアノのための) (*)
 グレゴリオ聖歌 : 悲しみの聖母はたちぬ [Stabat Mater dolorosa] (**)
 ベルナデッタ・マトゥシュチャク (1937-) :
  独唱とオルガンのための賛美歌 [Paslmodium] (+)
   深き淵より [De profundis]/めでたし海の星 [Ave maris stella]
   彼は復活せり [Resurrexit]
ロベルト・カチョロフスキ (バリトン)
アンナ・ミコロン (ピアノ(*))
アンジェイ・シャデイコ (オルガン(+))

 録音 : 2009年6月23-24日、主の復活教会、グダンスク=ヴジェシュチ、ポーランド(+/#)/2019年3月8日、ラジオ・グダンスク・スタジオ、グダンスク、ポーランド(*)/2019年9月21日、スタジオ MTS マリュシュ・ザチコフスキ、グダンスク、ポーランド(**)
 
 
AP 0467
¥2500
ヨアンナ・ブルズドヴィチ (1943-) /
 ジャン・ソレ(1933-2019) 作詩 :

  夕暮れ時 [A la tombee du jour]
   (朗読、低声とピアノのための) (フランス語版) (*)
  夕暮れ時 (朗読、低声とピアノのための)
   (ポーランド語版) (+)
イヴ=ダウダル=ソレ (朗読(*))
デュオ・カンティセル(*)
 カトリーヌ・ダゴワ (アルト)
 エドガール・トゥフェル (ピアノ)
イェジ・ラジヴィウォヴィチ (朗読(+))
ヤロスワフ・ブレンク (バスバリトン(+))
トマシュ・ヨチ (ピアノ(+))

 録音 : 2019年10月9日、スタジオ IDEM、ル・ソレ、フランス(*)/2019年9月23日、ポーランド・ラジオ・スタジオ S1、ワルシャワ、ポーランド(+)
 
 
AP 0468
¥2500
ユゼフ・ヴィエニャフスキ (1837-1912) : 室内楽作品全集 Vol.1
 弦楽四重奏曲 イ短調 Op.32 (*)
 ヴァイオリンとピアノのためのポーランド大二重奏曲 ホ短調 Op.5 (+)
 チェロとピアノのためのソナタ ホ長調 Op.26 (#)
 束の間の思い [Pensee fugitive] (チェロとピアノのための) Op.8 (#)
トノ・カルテット(*)
 ニコラ・フランキェヴィチ (第1ヴァイオリン)
 グジェゴシュ・ヴィテク (第2ヴァイオリン)
 ベアタ・ラシェフスカ (ヴィオラ)
 ウーカシュ・トゥジェシュ (チェロ)
イレナ・カリノフスカ=グロフス (ヴァイオリン(+))
バルバラ・パクラ (ピアノ(+))
ウーカシュ・トゥジェシュ (チェロ(#))
シュチェパン・コンチャル (ピアノ(#))

 録音 : 2018年2月2日、ポーランド国立放送交響楽団室内楽ホール、カトヴィツェ、ポーランド(*)/2016年8月29日(+)、2019年9月21日(#)、カロル・シマノフスキ国立中等音楽学校、カトヴィツェ、ポーランド(+/#)
 
 
AP 0469
¥2500
ユゼフ・ヴィエニャフスキ (1837-1912) : 室内楽作品全集 Vol.2
 ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重奏曲 ト長調 Op.40 (*)
 ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ニ長調 Op.24 (+)
 ヴァイオリンとピアノのためのアレグロ・デ・ソナーテ ト短調 Op.2 (#)
ニコラ・フランキェヴィチ (ヴァイオリン(*))
ウーカシュ・トゥジェシュ (チェロ(*))
シュチェパン・コンチャル (ピアノ(*))
イレナ・カリノフスカ=グロフス (ヴァイオリン(+/#))
バルバラ・パクラ (ピアノ(+/#))

 録音 :2018年7月25日、カトヴィツェ音楽アカデミー・シャベルスキ・ホール、カトヴィツェ、ポーランド(*)/2015年7月19-20日(+)、2016年8月29日(#)、カロル・シマノフスキ国立中等音楽学校、カトヴィツェ、ポーランド(+/#)
 
 
AP 0470
¥2500
ヨアヒム・カチコフスキ (1789-1829) :
 ヴァイオリンと管弦楽のための作品集

  ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 Op.8
  ヴァイオリン協奏曲 第2番 ロ短調 Op.17
アグニェシュカ・マルハ (ヴァイオリン)
ヘンリク・ヴィエニャフスキ・ルブリン・
 フィルハーモニー管弦楽団
ヴォイチェフ・ロデク (指揮)

 録音 : 2019年9月16-17日、ヘンリク・ヴィエニャフスキ・ルブリン・フィルハーモニー、ルブリン、ポーランド

 ヨアヒム・カチコフスキはチェコのターボルに生まれたポーランドの作曲家・ヴァイオリン奏者。1810年から1825年までワルシャワ、その後ドイツで活躍。2つのヴァイオリンン協奏曲他、ヴァイオリンを含む室内楽作品等を作曲しました。
 
 
AP 0471
¥2500
スティーヴン・ミード (ユーフォニアム) 登場!
 発端 サン=サーンス、モス、マクシミュク、ヴェソウォフスキ : 室内管弦楽作品集

  サン=サーンス (1835-1921) : 動物の謝肉祭 (*)
  ピョトル・モス (1949-) : 動物園 [Zoo] (組曲)
  イェジ・マクシミュク (1936-) : 詩句 [Vers] (弦楽のための)
  アダム・ヴェソウォフスキ (1980-) :
   シルバー・コンチェルト [Silver Concerto]
    (チェンバロ、弦楽合奏と歴史的銀鉱の音響のための) (+)
   ユーフォニー・コンチェルト [Euphony Concerto]
    (ユーフォニアムと弦楽のための) (#)
アグニェシュカ・コピンスカ、
 ピョトル・コピンスキ (ピアノ(*))
アレクサンドラ・ガイェツカ=
 アントシェヴィチ (チェンバロ(+))
スティーヴン・ミード (ユーフォニアム(#))
シロンスク室内管弦楽団
マチェイ・トマシェヴィチ (指揮(*/無印))
ロベルト・カバラ (指揮(+/#))

 録音 : 2019年10月29-30日(*/無印)、11月15-17日(+/#)、シロンスク、ポーランド
 
 
AP 0472
¥2500
17世紀と21世紀のチェンバロの色彩
 ザムエル・シャイト (1587-1654) : ベルギーの歌と変奏曲
 ヨハン・ヤーコプ・フローベルガー (1616-1667) : トッカータ 第3番
 アントワーヌ・フォルクレ (1672-1745) :
  ラ・ベルモント [La Bellmont]/ラ・ポルテュゲーズ [La Portugaise]
 ジャン・フィリップ・ラモー (1683-1764) : 新クラヴサン曲集
 アレクサンドラ・ヨハンナ・ガルバル (1970-) :
  チェンバロのためのほぼ組曲 [Quasi Suite per Cembalo]、13のダンスの絵画 (*)
アレクサンドラ・ヨハンナ・ガルバル
 (チェンバロ)

 録音 : 1998年、ライヴ、ポーランド・ラジオ、カトヴィツェ、ポーランド(*以外)/2019年、キング・サイズ・スタジオ(*)
 
 
AP 0473
¥2500
ヴィクトル・ワブンスキ : ピアノ作品全集 スワヴォミル・ドブジャンスキ (ピアノ)
マグダレナ・プレイスナル (ピアノ(*))
 ヴィクトル・ワブンスキ (1895-1974) :
  心の主 (ピアノのための)/ピアノのためのマズルカ/ピアノのための即興曲 第2番/
  ピアノのためのトッカータ/ピアノのためのリゴードン/
  ピアノのためのメヌエット/回想 [Reminiscence] (ピアノのための)/
  パターンズ [Patterns] (ピアノのための)
   繊細で無垢な [Delicate and innocent]/活発で鋭い [Brisk and sharp]
   夢のような [Dreamy]/嘲るように [Mockingly]/速く元気な [Fast and spirited]
  6つのピアノ小品
   クロマティコン [Chromaticon]/露わな五度 [Exposed Fifths]/
   ヨハン・バプティスト・クラーマーへのオマージュ [Hommage a Jean Baptiste Cramer]/
   間奏曲、露わな四度 [Intermezzo. Exposed Fourths]/田舎の踊り [Rustic Dance]/
   浅薄なパッサカリア [Frivolous Passacaglia]
  ピアノのための4つの平易な小品
   鉛の兵隊の行進/人形のワルツ/カウボーイの踊り/トッカティーナ [Toccatina]
  遊ぶ子供 [Children at Play] (ピアノのための)
  ピアノのためのユモレスク
  ピアノのための練習曲 イ短調
  パガニーニの主題によるピアノのための4つの変奏曲
  田舎の踊り (ピアノのための、改訂版)
  2台のピアノのための詩曲 (*)
  2台のピアノのための夜想曲 (*)
 ヴィクトル・ワブンスキ/ヴワディスワフ・ジェレンスキ (1837-1921) 編曲 :
  クラコヴャク (管弦楽組曲 Op.47 より、2台のピアノのための版) (*)

 録音 : 2019年10月1-3日、クシシュトフ・コメダ国立初等音楽学校、ルバチュフ、ポーランド

 ヴィクトル・ワブンスキはサンクトペテルブルクに生まれたポーランドの作曲家・ピアニスト・指揮者。1928年にアメリカ合衆国に渡り、演奏家、教育者として活躍しました。
 
 
AP 0601
¥2500
ラウル・コチャルスキ (1885-1948) : 歌曲全集 Vol.1
 シチリアーナ [Siziliane] Op.107
 私はあなたを愛しているのか? [Ob ich dich liebe?] Op.60
 私の王だった [So war's mein Konig] WoO
 詩篇 121 Op.120 (1936)
 ゲーテの「西東詩集」より−
  ソプラノとバリトンの独唱と二重唱のための21の詩 Op.121
   Elemente / Ja, die Augen warens / Selige Sehnsucht / Komm, Lieblich, komm!
   Ach, um deine feuchten Schwingen / Erschaffen und Beleben
   Wie mit innigstem Behagen / Las deinen süsen Rubinenmund
   Hatt ich: irgend wohl Bedenken / Hochbegluckt in deiner Liebe
   Nicht Gelegenheit macht Diebe / Was bedeutet die Bewegung? / Bedenklich
   Woher ich kam? / Lesebuch / O das der Sinnen doch so viele sind
   Deinem Blick mich gefangen / Locken, haltet mich gefangen
   Nimmer will ich dich verlieren / Gute Nacht / Talismane
 4つのロマティックな歌 Op.63 (1911)
  Mein Haar ist dunkel / Ave Maria / Das war ich / Im Schlaf, mir zu Haupten
 4つのハーフィズの歌 Op.104 (1925)
  Sieh an des Himmels blauen, erhabnen Brief... / Spiele mir, o Spielmann...
  Sollte mich plotzlichem Ruin... / Nicht mit trister Miene...
カタジナ・ドンダルスカ (ソプラノ)
ミハウ・ヤニツキ (バリトン)
ミハウ・ランドフスキ (ピアノ)

 録音 : 2019年8月5-7、17-18日、コシャリン・フィルハーモニー、コシャリン、ポーランド
 




PLECTRA MUSIC



PL 21803
¥2500
バルバトル、デュフリ、フィルクレ、ロワイエ : クラヴサン曲集 アダム・パール(チェンバロ)
 クロード・ベニーニュ・バルバトル(1724-1799) : クラヴサン曲集 第1巻(1759) から
  ラ・ド・カーズ [La de Caze]/ラ・デリクール [La d'Hericourt]/ラ・リュジャック [La Lugeac]
 ジャック・デュフリ(1715-1789) : クラヴサン曲集 第3巻(1756) から
  三美神 [La Graces]/メデア [Medee]/ラ・フォルクレ [La Forqueray]/シャコンヌ [Chaconne]
 ジャン=バティスト・フォルクレ(1699-1782) : クラヴサン曲集 第1番(1747) から
  ラ・アングラーヴ [La Angrave]/ラ・デュ・ヴォセル [La du Vaucel]/
  モランジスまたはプリッセ [La Morangis ou la Plissay]
 ジョゼフ=ニコラ=パンクラス・ロワイエ(1705頃-1755) : クラヴサン曲集 第1巻(1746) から
  アルマンド [Allemande]/繊細な女 [La Sensibe]/スキタイ人の行進 [La Marche des Scythes]

 録音 : データ記載なし (P)(C)2018
 使用楽器 : 1768年、パリにて、Joannes Goermans (1703-1777) 製

 フランスのクラヴサン (チェンバロ) 音楽が斜陽に差し掛かった18世紀中盤に出版された楽曲によるプログラム。
 アダム・パールは2020年現在アメリカ合衆国メリーランド州のジョン・ホプキンズ大学ピーボディ音楽院アシスタント・プロフェッサー(チェンバロ、ヒストリカル・パフォーマンス)、2005年以来2020年現在フィラデルフィアのバロック・オーケストラ「テンペスト・ディ・マーレ」の首席チェンバロ奏者。

 
 




RCD

RCD 30308
¥2200
Memento 忘れられた過去の宝
 フランチェスコ・バティオーリ [Francesco Bathioli] (17??-1830) :
  ヒンメル氏の「An Alexis send ich dich」の主題による協奏的大変奏曲
 フランチェスコ・モリーノ [Francesco Molino] (1768-1847) :
  フルートまたはヴァイオリンとギターのための夜想曲 Op.38
 シューベルト (1797-1828) : 鱒 D 550/セレナード D 957
 J・シャグゼル [J.Chaxelle] (?-1782) : 4つのコントルダンス
 アントン・ディアベッリ (1781-1858) :
  ロッシーニのオペラ「ゼルミーラ」のお気に入り主題集 第1巻
 エドメ・コリネ [Edme Colline] (1765-1841) : セレナード 第1番
ザ・ビーダーマイアーズ
 ルーベンス・キュッファー (チャカン(C)
 フレンチ・フラジョレット(F))
 マックス・リッチョ
  (ロマンティック・ギター(R)、
  テルツ・ギター(T))

 録音 : 2017年11月19日、ア・カーザ・スタジオ、リオデジャネイロ、ブラジル

 珍しいリコーダー (チャカン、フレンチ・フラジョレット) とギターのデュオ。
 




VIVALDI COLLECTION



VIVALDI-CD 13
¥2500
ヴィヴァルディ・コレクション CD 13
 ヴィヴァルディ (1678-1741) :
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ハ長調 RV 54 (*)
  フルートと通奏低音のためのソナタ ハ長調 RV 55 (#)
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調 RV 56 (*)
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ イ長調 RV 57 (+)
  フルートと通奏低音のためのソナタ ハ長調 RV 58 (#)
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト短調 RV 59 (+)
バルティック・バロック
 マリーナ・カタルジノヴァ (ヴァイオリン(*))
 マリア・クレスチンスカヤ (ヴァイオリン(+))
 オリガ・イヴシェイコヴァ (フルート(#))
 ソフィア・マルチゾヴァ (チェロ)
 アレクサンドラ・コレーネヴァ (チェンバロ(+/#))
 レイヌート・テップ (チェンバロ(*))
 グリゴリー・マルチゾフ (ディレクター)

 録音 : 2018年、エストニア音楽アカデミー、タリン、エストニア (P)&(C) 2019

 ブックレットは付かない仕様です。
 
 


VIVALDI-CD 15
¥2500
ヴィヴァルディ・コレクション CD 15
 ヴィヴァルディ (1678-1741) :
  2つのヴァイオリンと通奏低音のための室内ソナタ (トリオ・ソナタ) ホ長調 RV 66, Op.1 No.4 (*/#/**)
  2つのヴァイオリンと通奏低音のための室内ソナタ (トリオ・ソナタ) ホ短調 RV 67, Op.1 No,2 (*/#/**)
  2つのヴァイオリンと通奏低音のための室内ソナタ (トリオ・ソナタ) ヘ長調 RV 68 (+/**)
  2つのヴァイオリンと通奏低音のための室内ソナタ (トリオ・ソナタ) ヘ長調 RV 69, Op.1 No.5 (*/#/**)
  2つのヴァイオリンと通奏低音のための室内ソナタ (トリオ・ソナタ) ヘ長調 RV 70 (+/**)
  2つのヴァイオリンと通奏低音のための室内ソナタ (トリオ・ソナタ) ト長調 RV 71 (+)
  2つのヴァイオリンと通奏低音のための室内ソナタ (トリオ・ソナタ) ト短調 RV 72, Op.5 No.6 (+/#/**)
   バルティック・バロック
    エフゲニー・スヴィリドフ (ヴァイオリン)、アンナ・ドミトリエヴァ (ヴァイオリン(*))、
    マリア・クレスチンスカヤ(ヴァイオリン(+/#))、ソフィア・マルチゾヴァ(チェロ(#))、
    インビ・タルム(チェンバロ(**))、
    グリゴリー・マルチゾフ(ディレクター)

 録音 : 時期の記載なし ホプネリ・ハウス(*)、ブラックヘッド・ハウス(+)、タリン、エストニア (P)&(C) 2017

 RV 68, 70 は2つのヴァイオリンとチェンバロ、RV 71 は2つのヴァイオリンのみで演奏されています。
 ブックレットは付かない仕様です。
 当シリーズの既発売商品は Vol.1〜9です。Vol.10, 11, 12, 14は未発売です。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2219
¥2600
デ・ヴィートのベートーヴェン、
 ヴァイオリン・ソナタ第7番&第9番「クロイツェル」

  ベートーヴェン:
   (1)ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.30-2
   (2)ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 Op.47「クロイツェル」
ジョコンダ・デ・ヴィート(ヴァイオリン)
ティート・アプレア(ピアノ)

 デ・ヴィートのベートーヴェン、ヴァイオリン・ソナタ第7番&第9番「クロイツェル」、2 トラック、38 センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ

 セッション録音:(1)1956年3月26、27&30日、(2)1955年7月18-20&22日/アビー・ロード・スタジオ(ロンドン)/モノラル
 使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)

 ■制作者より
 デ・ヴィートの正規録音(HMV / EMI)によるベートーヴェンのソナタは、このディスクに収録された2 曲しかありませんが、その演奏内容は今なお超一級と言えます。
 しかしながら、この解説書に掲載されているLP 発売当時の批評を読むと、その昔、これらの演奏には偏見に満ちた評価がなされていたことに気づかされます。
 今ではこのような見方をされないでしょうが、今回、すっきりと見通しの良い音質で蘇ったのを機会に、改めてこの偉大な演奏の神髄に触れて欲しいと思います。(平林直哉)
 



 

RCD


RCD 16359
¥2200
ダヴィド・オイストラフ & レオニード・コーガン
 ブルッフ (1838-1920) : ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 Op.26 (*)
 パガニーニ (1782-1840) : ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 Op.6 (+)
 ラヴェル (1875-1937) : ツィガーヌ (ヴァイオリンと管弦楽のための) (#)
ダヴィド・オイストラフ (ヴァイオリン(*))
ロンドン交響楽団(*)
ロヴロ・フォン・マタチッチ (指揮(*))
レオニード・コーガン (ヴァイオリン(+/#))
モスクワ放送交響楽団(+)
ヴァシーリー・ネボリシン (指揮(+))
ソヴィエト国立交響楽団(#)
キリル・コンドラシン (指揮(#))

 録音: 1954年(*)/1947年(+)/1956年(#)
 
 

RCD 16360
¥2200
ニコライ・ペトロフ
 ショパン (1810-1849) :
  ピアノのためのスケルツォ 第1番 ロ短調 Op.20
  ピアノのためのスケルツォ 第2番 変ロ短調 Op.31
  ピアノのためのスケルツォ 第3番 嬰ハ短調 Op.39
  ピアノのためのスケルツォ 第4番 ホ長調 Op.54
 メンデルスゾーン (1809-1847) :
  ピアノのための幻想曲 (スコットランド・ソナタ) 嬰ヘ短調 Op.28 (*)
 ブラームス (1833-1897) :
  ヘンデルの主題によるピアノのための変奏曲とフーガ 変ロ長調 Op.24 (+)
ニコライ・ペトロフ (ピアノ)

 録音: 1987年(*)/1988年(+)/1989年(無印)
 
 

RCD 16361
¥2200
ニコライ・ペトロフ
 ショパン (1810-1849):
  ピアノのためのバラード 第1番 ト短調 Op.23
  ピアノのためのバラード 第2番 ヘ長調 Op.38
  ピアノのためのバラード 第3番 変イ長調 Op.47
  ピアノのためのバラード 第4番 ヘ短調 Op.52
 ブラームス (1833-1897) : ピアノのための7つの幻想曲 Op.116 (*)
 リスト (1811-1886) : 「ドン・ジョヴァンニ」の回想 (ピアノのための) (*)
ニコライ・ペトロフ (ピアノ)

 録音: 1987年(*)/1989年(無印)
 


<映像>

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ACCENTUS MUSIC(映像)



ACC 10494BD
(Blu-ray)
¥4700→\4390
ハーデンベルガーとネルソンスのヴァインベルク
 ムソルグスキー(ショスタコーヴィチ編):
  歌劇「ホヴァンシチナ」〜前奏曲「モスクワ川の夜明け」
 ヴァインベルク:トランペット協奏曲変ロ長調Op.94*
 チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調Op.36
ホーカン・ハーデンベルガー(トランペット)*
アンドリス・ネルソンス(指揮)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
KKC 9565
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4762+税
ACC 20494DVD
(DVD)
¥3200→\2990
KKC 9566
(DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3810+税

 これは凄い!ハーデンベルガーとネルソンスのヴァインベルク

 収録:2019年12月/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス(ライヴ)
 (Blu-ray)画面: 16:9 Full HD、音声:DTS HD Master Audio5.1/ PCM STEREO、リージョンAll、86' 51"
 (DVD)画面:NTSC 16:9、音声:DTS 5.1,DD5.1 / PCM STEREO、リージョンAll、86' 51"

 飛ぶ鳥落す勢いのアンドリス・ネルソンスが2017年からカペルマイスターの任にあるライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団と2019年12月に行なったコンサートの映像。
 ちょうどこの月はミェチスワフ・ヴァインベルクの100回目の誕生日にあたり、それをお祝いしてハーデンベルガーがトランペット協奏曲を披露しているのも注目です。
 ネルソンス自身、少年時代からトランペットを学び故郷の歌劇場の奏者も務めたほどなため、いつも以上に熱の入った演奏となっています。

 ヴァインベルクのトランペット協奏曲は1968年に名手ドクシツェルのために書かれ、ヴァインベルクが再評価される前から世界中の名トランペット奏者に愛奏されてきた名作。ヴァインベルクらしいボルテージの高さと、メンデルスゾーンの「結婚行進曲」をはじめとする引用に満ちた謎めいた内容ですが、ハーデンベルガーの巧さが光ります。

 ムソルグスキーの歌劇「ホヴァンシチナ」前奏曲はリムスキー=コルサコフ版ではなくショスタコーヴィチのオーケストレーション版。3作曲家のロシア作品を収めているように見せながら、ショスタコーヴィチまで味わえるのが嬉しい限り。

 メインのチャイコフスキーの交響曲第4番は「悲愴」、第5番と続くネルソンス&ゲヴァントハウス管の三大交響曲シリーズ完結篇。うねりと感情の高ぶりにあふれた力演で、チャイコフスキーの悩み多き内面を見事に描いています。
 オーケストラのサウンドも極上で、高音質録音で生々しく迫ります。

 
 














4/9(木)紹介新譜

<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


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ARS NOVA



ARS NOVA
AN 201
(7CD)\4500→\4190

ジェルメーヌ・ティッサン・ヴァランタンの芸術   

CD 01
フォーレ
夜想曲集
第1番 変ホ短調 Op. 33-1
第2番 変ロ長調 Op. 33-2
第3 番 変イ長調 Op. 33-3
第4 番 変ホ長調 Op. 36
第5 番 変ロ長調 Op. 37
第6 番 変ニ長調Op. 63
第7 番 嬰ハ短調 Op. 74
第8 番 変ニ長調 Op. 84-8
第9 番 ロ短調 Op. 97
第10番 ホ短調 Op. 99
第11番 嬰へ短調 Op. 104-1
第12番 ホ短調 Op. 107
第13番 ロ短調 Op. 119

録音:1956年1月13,18-19日&2月13日


CD 02
フォーレ
バルカローレ集
第1 番 イ短調 Op. 26
第2 番 ト長調 Op. 41
第3 番 変ト長調 Op. 42
第4 番 変イ長調 Op. 44
第5 番 嬰へ短調Op. 66
第6 番 変ホ長調Op. 70
第7番 ニ短調 Op. 90
第8番 変ニ長調 Op. 96
第9番 イ短調 Op. 101
第10番 イ短調 Op. 104-2
第11番 ト短調 Op. 105
第12番 変ホ長調 Op. 106a
第13番 ハ長調Op. 116
録音:1956年5月25&28-29日

組曲「ドリー」Op. 56*
録音:1960年代,ステレオ

アンリエット・ピュイグ=ロジェ*(ピアノ)


CD 03
フランク
前奏曲, コーラルとフーガ M. 21
前奏曲, アリアと終曲 ホ長調

録音:1954年

ドビュッシー
白と黒で L. 134
英雄の子守歌
マズルカ

録音:1956年6月29-30日


CD 04
モーツァルト
ピアノ協奏曲第23番 イ長調 KV 488

録音:1953年
カメラータ・アカデミカ・ザルツブルク
ベルンハルト・パウムガルトナー(指揮)

フォーレ
主題と変奏 嬰ハ短調 Op. 73

録音:1955年4月19日

ピアノ四重奏曲第1番 ハ短調 Op. 15

録音:1960年代,ステレオ
Jジャック・デュモン(ヴァイオリン)
マルク・シャルル(ヴィオラ)
ロベール・ザール(チェロ)



CD 05
フォーレ
3つの無言歌 Op. 17
マズルカ Op. 32

録音:1958年

9つの前奏曲 Op. 103
第1番 変ニ長調
第2番 嬰ハ短調
第3番 ト短調
第4番 ヘ長調
第5番 ニ短調
第6番 変ホ短調
第7番 イ長調
第8番 ハ短調
第9番 ホ短調

録音:1960年代,ステレオ

8 つの小品 Op. 84
第1番 Capriccio
第2番 Fantaisie
第3 番Fugue en la mineur
第4番 Adagietto
第5番 Improvisation
第6番 Fugue en mi mineur
第7番 Allegresse
第8番 Nocturne

録音:1959年7&9月,ステレオ

ピアノとチェロのためのアンダンテ Op.75*
ピアノとチェロのための子守歌 Op.16*

録音:1960年代,ステレオ
ロベール・ザール(チェロ)*



CD 06
フォーレ
ピアノ五重奏曲第1番 ニ短調 Op. 89
ピアノ五重奏曲第2番 ハ短調 Op. 115

録音:1960年代,ステレオ
ORTF四重奏団(フランス国立放送管弦楽団四重奏団)
ジャック・デュモン(第1ヴァイオリン)
ルイ・ペルルミュテール(第2ヴァイオリン)
マルク・シャルル(ヴィオラ)
ロベール・ザール(チェロ)



CD 07
フォーレ
4つのワルツ・カプリス
第1番 嬰ヘ短調, Op. 30
第2番 変ニ長調, Op. 38
第3番 変ト長調, Op. 59
第4番 変イ長調, Op. 62

6つの即興曲
第1番 変ホ長調, Op. 25
第2番 へ短調, Op. 31
第3番 変イ長調, Op. 34
第4番 変ニ長調, Op. 91
第5番 嬰へ短調, Op. 102
第6番 変イ長調
 (コルトーによるハープのための即興曲からの編曲), Op. 86

録音:1959年7&9月,ステレオ

11 ピアノとチェロのためのエレジー Op.24*

録音:1960年代,ステレオ
ロベール・ザール(チェロ)
     
*クラムシェル・ボックス仕様

 伝説の仏シャルラン・レーベルからフォーレをリリースして多くの人の記憶に名を留めているティッサン=ヴァランタン女史。
 実は彼女はフォーレのピアノ作品全集を最初に録音した人でもある。
 名女流ピアニスト、マルグリット・ロンの高弟として知られ、ダルレやデカーヴらを直接指導していたのはヴァランタンだったという。
 戦後ロンの教えを請うつもりで留学した日本人達も、ロンが高齢だったために実際にはヴァランタンから指導を受けたらしい。
 最近人気のフランス女流ピアニストだが、その中でもヴァランタンは一段高いところに位置していたといえる。

 ただ謎の多いピアニストで、その詳しい生涯(生年も不明)ははっきりしていない。
 しかし彼女のフォーレは繊細で淡く優美で、その中古盤はいまや普通の人には手に入らないほどの価格に高騰していて最低でも5万の高値がつくという。・・・というより店頭に出ることはほとんどありえないらしい。
 現段階中古屋市場で最も人気の高い女流ピアニストなのである。

 今回もフォーレ作品を含みつつ、超名演で知られるパウムガルトナーとのモーツァルトやドビュッシー、フランク作品など彼女の魅力が存分に発揮されこれから長く愛されるであろうボックスになりそう。



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ARS NOVA
AN 202
(7CD)\4500→\4190

マルグリット・ロンの芸術


CD 01
フォーレ
ピアノ四重奏曲第1番 ハ短調 Op. 15

録音:1956年2月13日
パスキエ弦楽三重奏団

ピアノ四重奏曲第2番 ト短調, Op.45

録音:1940年5月10日
ジャック・ティボー(ヴァイオリン),
モーリス・ビュー(ヴィオラ),
ピエール・フルニエ(チェロ)


CD 02
モーツァルト
ピアノ協奏曲第23番 イ長調 KV 488

録音:1935年12月13日
管弦楽団
フィリップ・ゴベール(指揮)

ヴァンサン・ダンディ
フランスの山人の歌による交響曲Op. 25

録音:1934年5月
パリ音楽院管弦楽団
ポール・パレー(指揮)

ラヴェル
ピアノ協奏曲 ト長調

録音:1932年4月14日
管弦楽団
ペドロ・デ・フレイタス・ブランコ(指揮)


CD 03
フォーレ
1 バラード 嬰ヘ長調 Op. 19

パリ音楽院管弦楽団
フィリップ・ゴベール(指揮)

2 即興曲第2番 Op. 31
3 即興曲第5番 Op. 102
4 夜想曲第6番変ニ長調, Op.63
5 夜想曲第4番変ホ長調, Op.36
6 舟唄第6番変ホ長調, Op.70
7 舟唄第2番ト長調, Op.41
8 ゆりかご Op.23-1*

録音:1930年4月1日 (1);1933年3月6日 (2);1933年7月13日 (3);
 1936年7月23日 (4); 1937年5月10日 (5-6);
 不明(7);1933年6月12日 (8)

ドビュッシー
9 レントより遅く L. 121
10雨の庭
11 アラベスク第1番
12 アラベスク第2番

録音:1929年11月6日 (9); 1929年11月12日 (10)
 ;1930年7月10日 (11-12)

ニノン・ヴァラン(ソプラノ)*

CD 04
ミヨー
ピアノ協奏曲第1番 Op. 127

録音:1935年4月5日
フランス国立管弦楽団
ダリウス・ミヨー(指揮)r

4 ブラジルの郷愁 Op. 67 - No. 12: パイサンドュ
5 秋Op. 115- No. 2: アルファマ

録音:1935年5月10日

モーツァルト
ヴァイオリン・ソナタ第26番 変ロ長調 KV 378
ヴァイオリン・ソナタ第35番 イ長調 KV 526

録音:1943年7月
ジャック・ティボー(ヴァイオリン)


CD 05
ベートーヴェン
ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 op. 37

録音:1939年6月
パリ音楽院管弦楽団
フェリックス・ヴァインガルトナー(指揮)

ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調op. 73「皇帝」

録音:1944年6月11&18日
パリ音楽院管弦楽団
シャルル・ミュンシュ(指揮)


CD 06
ショパン
ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調Op. 21

録音:1953年1月19-20日

フォーレ
バラード 嬰ヘ長調 Op. 19

録音:1950年10月30日

ラヴェル
ピアノ協奏曲 ト長調*

録音:1952年6月
パリ音楽院管弦楽団
アンドレ・クリュイタンス(指揮)
ジョルジュ・ツィピーヌ(指揮)*


CD 07
ショパン
1 幻想曲 ヘ短調 Op. 49
2 ワルツ第8番, Op.64-3
3 ワルツ第13番, Op.70-3
4 舟唄 嬰ヘ長調 Op. 60
5 スケルツォ 第2番 変ロ短調 Op. 31
6 マズルカ第3番 嬰へ短調
7 即興曲第4番 嬰ハ短調Op. 66「幻想曲即興曲」

録音:1929年5月11日 (1);1929年5月14日&12月12日 (2-3);
 1933 年3月6日(4); 1937 年5月10日(5);
 1929年11月6日 (6);不明(7)

エルネスト・アルフテル(1905-1989)
8ピアノと管弦楽のためのポルトガル狂詩曲

録音:1941年10月27日 & 1942年3月31日
パリ音楽院管弦楽団
シャルル・ミュンシュ(指揮)

マルグリット・ロン(ピアノ)

*クラムシェル・ボックス仕様

 ジャック・ティボーとともに「ロン=ティボー国際コンクール」を設立して今も世界中の音楽ファンにその名を知られるマルグリット・ロン。
 上記ヴァランタンもロンの高弟。ほかにもジャック・フェヴリエ、ジャン・ドワイヤン、ピエール・バルビゼ、サンソン・フランソワ、フィリップ・アントルモン、園田高弘など多くの名手がこの人に師事している。
 まちがいなく20世紀前半のフランスを代表する音楽家の一人である。

 これまでいろいろなところからロンの復刻が為されてきたが、今回のボックスは最大級。
 やはり目を見張るのは共演者の豪華さ。しかしよく考えてみれば共演者が豪華なのではなく、ロンという人がそういう大演奏家と共演して当然の大家だったということである。



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ATS

★セル+クリーヴランド1957ルガノ・ライヴ
★クナ+ミュンヘンフィル 1956アスコーナ・ライヴ
極上音質で復活の超絶ライヴ高音質UHQCDにて登場!デジパック仕様(完全限定盤)


ATS
ATS904-2
\2500→\2290
セル&クリーヴランド管/1957年のヨーロッパ・ツアー
 1957年5月31日ルガノ、テアトロ・クルザール・ライヴ

 シューマン:交響曲第2番、
 ドビュッシー:交響詩「海」、
 ベルリオーズ:「ラコッツィ行進曲」(アンコール)
ジョージ・セル指揮
クリーヴランド管

 セル至高のライヴ録音がUHQCDで甦ります。

 1946年にクリーヴランド管の音楽監督に就任以降厳しいトレーニングで全米1に育てあげた巨匠セル、1957年に手兵を率いて初のヨーロッパツアーを敢行します。
 しかし、地方都市の公演では「有名ソリストとの共演」を条件にされたといいますから、当時のクリーヴランド管の知名度の低さを物語ります。

 なにはともあれ5月7日のベルギー、アントワープでの初日を皮切りに41日間に及ぶ演奏旅行。ここで彼らは「ヨーロッパ音楽の神髄をアメリカのオーケストラによってヨーロッパで轟かせる」という当初の目的を果たし、大成功を収めます。

 ここでお聞きいただくのはツアー後半のスイス、ルガノにおける気合十分のライヴ。
 シューマンの「元気いっぱいながらしみじみして、陰鬱ながら開放的、思索的でありながら明朗」という作品の矛盾、作曲の不合理を全て魅力に変えてしまう棒さばきに脱帽、敬服。
 「海」もエッジを利かせた鋭くも華麗な名演。
 アンコールの「ラコッツィ行進曲」は理性をかなぐり捨てて、感性に酔った熱狂を聴衆ともども楽しんでいる感があります。

 元々非常に良好な音質故に、妙なステレオ感を廃し、テープの傷を可能な限り修正しUHQCD化しました。
 気鋭のジャーナリスト、ネストル・カスティリオーネ氏による書下ろし記事(英文+和訳付)がつきます。

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ATS
ATS905-2
\2500→\2290
クナッパーツブッシュ指揮&ミュンヘンフィル、
 1956年10月18日アスコーナ、音楽大学ホールライヴ


 ベートーヴェン:交響曲第8番、
 ブラームス:交響曲第2番
クナッパーツブッシュ指揮
ミュンヘンフィル

 クナのライヴ録音の中でも最高音質と指を屈されるアスコーナ・ライヴがUHQCDで登場

 コンサートオーケストラでは最も密接だった名門ミュンヘンフィルを率いてのスイス楽旅ライヴ。
 リハーサル嫌いと言われるクナですが、ベートーヴェンの第8における間の取り方やブラ2のフィナーレのアゴーギグはいつでもぴたりと決まっており、意外な几帳面さが偲ばれます。
 パウゼがまるで芝居のツケ打ちのような足音で破られる。大見得のようなドッキリ場面が頻出する誰にも真似できない名人芸。
 異端にして正統。巨怪指揮者の面目躍如たる最高の演奏です。

 気鋭のジャーナリスト、ネストル・カスティリオーネ氏による書下ろし記事(英文+和訳付)がつきます。


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MARSTON



52075-2
(2CD)
¥5000→\4690

「録音されたピアニズムのランドマーク第2集」
 リスト(ローゼンタル編):ハンガリー狂詩曲第2番 嬰ハ短調
   モーリツ・ローゼンタル(ピアノ) 1929年2月11日 ニューヨーク
 リスト(ローゼンタル編):ハンガリー狂詩曲第2番 嬰ハ短調
   モーリツ・ローゼンタル(ピアノ) 1930年4月16日 ベルリン

 バッハ(タウジヒ編):トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
 グレインジャー:スコットランドのストラススペイとリール
 伝承曲(グレインジャー編):デリー州からのアイルランドの調べ
   パーシー・グレインジャー(ピアノ) 1953年7月22日
 モンポウ:歌と踊り 第1番,第2番
   フェデリコ・モンポウ(ピアノ) 1929年12月13日 バルセロナ
 モンポウ:歌と踊り 第3番/ワルツ イ短調 Op.34-3
   フェデリコ・モンポウ(ピアノ) 1929年12月20日 バルセロナ
 モンポウ:歌と踊り 第4番
   フェデリコ・モンポウ(ピアノ) 1930年1月29日 バルセロナ
 モンポウ:歌と踊り 第6番/風景
   フェデリコ・モンポウ(ピアノ) 1944年6月下旬 バルセロナ

 ショパン:ポロネーズ 変イ長調 Op53
   イグナツ・フリードマン(ピアノ) 1933年2月28日 ロンドン
 ショパン:マズルカ 変ロ長調 Op.7-1/ポロネーズ 変ロ長調
 メンデルスゾーン:無言歌 Op.67-4 「春の歌」
 ショパン:前奏曲 変ニ長調 Op.28-15 「雨だれ」
   イグナツ・フリードマン(ピアノ) 1933年10月8日 東京

 ガッチョーク(ゴットシャルク):風刺 Op.59
   フランク・ラ・フォルジュ(ピアノ) 1912年10月1日 ニュージャージー州カムデン
 モンテヴェルディ(アルデリーギ編):マドリガル
   ロジータ・レナルド(ピアノ) 1929年12月17日 ニューヨーク
 ドビュッシー:花火
   ロジータ・レナルド(ピアノ) 1930年2月28日 ニューヨーク

 リャプノフ:超絶技巧練習曲 ロ短調 Op.11-10 「レズギンカ」
   レア・サドフスキ(ピアノ) 1944年9月17日 ニューヨーク

 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23
   マーク・ハンブーグ(ピアノ) マルコム・サージェント(指揮)BBC交響楽団
   1955年2月25日 ロンドン
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2 「月光」第1楽章
   アーノルド・ドルメッチ(ピアノ) 1933年頃

 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 Op.57 「熱情」
   エテルカ・フロイント(ピアノ) 1951年9月29日 ニューヨーク

 カスタニェッタ:4つの音符による即興曲
   グレイス・カスターニャ(ピアノ) 1944年7月20日

 ハンブーグ&サージェントのチャイコフスキー:協奏曲など今回もマニアックな歴史的ピアノ録音集成!

 録音:1912〜55年ADD158'52

 marstonの新刊は、ピアノ・マニアをざわつかせた「録音されたピアニズムのランドマーク」の第2集。
 第1集(52073-2)に負けず劣らずこちらもマニアを唸らせる内容。リスト最晩年の弟子モーリツ・ローゼンタル(1862-1946)、作曲家としても知られているパーシー・グレインジャー(1882-1961)やフェデリコ・モンポウ(1893-1987)、20世紀前半の最も偉大なピアニストの一人イグナツ・フリードマン(1882-1948)をはじめ、録音に恵まれなかったピアニストたちの貴重な録音が2CDぎっしり。
 伝説的な古楽復興の祖、アーノルド・ドルメッチ(1858-1940)の弾くベートーヴェンの月光ソナタも貴重(ピアノ演奏)。この中の唯一の協奏曲、自由奔放な演奏で人気を博したマーク・ハンブーグ(1879-1960)の弾くチャイコフスキーは、英国紳士的マルコム・サージェントの指揮とぶつかり合う典型的な競争的演奏。商業録音ではこうした演奏は世に出にくいので、こういうスリリングな演奏が好みの人は逃せない。




これが第1集


52073-2
(2CD)
\5000→\4690

「録音されたピアニズムのランドマーク第1集」

 D.スカルラッティ:
  ソナタ ニ短調 K.9、ソナタ ト長調 K.14、ソナタ K.450 ト短調
 ブラームス:
  間奏曲 ハ長調 Op.119-3/カプリッチョ ニ短調 Op.116-7
    ディヌ・リパッティ(ピアノ)/1945‐1946年 私的録音
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番 ニ長調 Op.10-3〜第2楽章後半
    ヨーゼフ・ラボル(ピアノ)/1921年頃
 ショパン:
  マズルカ 嬰ト短調 Op.33-1/練習曲 嬰ト短調 Op. 25-6
    イソ・エリンソン(ピアノ)/1932年1月8日 独Columbia録音
 ショパン:ワルツ ホ短調
    モーリツ・ローゼンタール(ピアノ)/1939年6月30日 シカゴ RCA録音
 リスト:パガニーニによる大練習曲第3番 嬰ト短調 「ラ・カンパネッラ」
    アイヴァン・デイヴィス(ピアノ)/1960年 テレビ放送 シエナ・ピアノを使用
 グリンカ(バラキレフ編):ひばり
    スタンリー・ハンメル(ピアノ)/1960年頃 ニューヨーク州オールバニ 私的録音
 ラフマニノフ: ピアノ協奏曲第2番 ハ短調
    レフ・プイシュノフ(ピアノ)
    エイドリアン・ボールト(指揮)ロンドン交響楽団
    1946年7月27日 ラジオ放送のアナウンスの導入付き
 ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3楽章—ロシアの踊り
    アルフレッド・コルトー(ピアノ)
    1927年12月6日 Gramophone Company録音
 シェーンベルク:3つのピアノ小品 第2曲 Op.11-2
    アーウィン・ニレジハージ(ピアノ)
    1978年3月20日 サンフランシスコ ステレオ
 メンデルスゾーン:厳格な変奏曲 Op.54
    エイブラム・チェイシンズ(ピアノ)
    1931年11月12日 ロンドン Gramophone Company録音
 チャイコフスキー: ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23 (5箇所の録音で合計約18分)
    ウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ)
    フリッツ・ライナー(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
    1932年2月5-6日 ベル電話研究所による実験ライヴ録音
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番 ニ長調 Op.10-3—第3楽章の一部
    ウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ)
    1959年5月29日 カーネギー・ホール RCA録音
 メンデルスゾーン:スケルツォ・ア・カプリッチョ 嬰ヘ短調
    ウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ)
    1980年5月2日 エイヴリー・フィッシャー・ホール
 RCAのカタログLP「ショーケース・イン・サウンド」のための宣伝文句のパロディ
    ウラディミール・ホロヴィッツ(語り)/1956年頃 ニューヨーク・シティ
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調 K.271 「ジュノーム」
    ギオマール・ノヴァエス(ピアノ)
    トーマス・シャーマン(指揮)リトル・オーケストラ・ソサエティ
    1950年1月9日
 ギオマール・ノヴァエスのVox Records社への最後の録音の風景
    ギオマール・ノヴァエス(ピアノ)/1961‐1962年頃 
 リパッティやホロヴィッツなどのほぼ未発表レア音源集!

 「録音されたピアニズムのランドマーク」と題された歴史的ピアノ録音集。多くが未発表もしくは初めてCDになる(LPにもなっていないものが多い)ものである。
 ウラディミール・ホロヴィッツがフリッツ・ライナーが指揮するフィラデルフィア管弦楽団の伴奏で1932年に弾いたチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番が、半分強とはいえライヴ録音が聞けるのは奇跡に近いだろう。
 また盲目のピアニスト、オルガニストで作曲家、音楽教師としても高名だったヨーゼル・ラボル(1842—1924)の録音が残されていたのも驚きだ。しかもその演奏が実に素晴らしい。
 アイヴァン・デイヴィスの弾くリストのラ・カンパネッラは、豪華な装飾が施されたいわゆるシエナ・ピアノフォルテを使用したことでも貴重。リストは実際にこの楽器でラ・カンパネッラを弾いて賛辞を贈っている。
 その他ディヌ・リパッティのスカルラッティとブラームス、コルトーのストラヴィンスキー、等々、ピアノ・マニアにとってどれもお宝ばかりの2CDである。


 




NAR CLASSICAL



NAR11219
\2500
アレッサンドロ・カルボナーレ/ モーツァルト&ロッシーニ
 モーツァルト:クラリネット協奏曲 K.622
 ロッシーニ:アンダンテ、主題と変奏曲
        クラリネットと小管弦楽のための変奏曲 ハ長調
アレッサンドロ・カルボナーレ(クラリネット )
ヴラディスラフ・チャルネツキ 指揮
プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団
1997年


NAR11019
\2500
セルゲイ・クリロフ、パガニーニを弾く
 パガニーニ:モーゼ幻想曲
 パガニーニ:ラ・カンパネラ
 パガニーニ:パルピティ
 パガニーニ:常動曲
セルゲイ・クリロフ(Vn)
ステファニア・モルモーネ(P)
1998年

 伊AGORA音源を再リリースしているNARの新譜。
 いずれも1990年代末の録音。



<メジャー・レーベル>
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SONY



88985458292
(2CD)
\3200→\2990
〔未案内旧譜〕
ガフィガン&ルツェルン交響楽団
 1. ベートーヴェン:
    歌劇『フィデリオ』Op.72〜囚人の合唱『おお、なんという自由の嬉しさ』
 2. ブラームス:悲歌 Op.82
 3. ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』
ラヘル・ハルニッシュ(ソプラノ)
エカテリーナ・セメンチュク(メゾ・ソプラノ)
マウロ・ペーター(テノール)
ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(バス・バリトン)
チューリッヒ・ジング・アカデミー
ルツェルン交響楽団
ジェイムズ・ガフィガン(指揮)
 録音:2018年6月5-9日、ルツェルン・カルチャー・コングレスセンター(KKL)

 1806年創設のスイス最古のオーケストラ、ルツェルン交響楽団とその首席指揮者として欧州楽界の注目を集める気鋭のジェイムズ・ガフィガンとのベートーヴェン『第九』の登場です。
 2017年のオリヴァー・シュニーダーとのピアノ協奏曲全曲を演奏・録音する「ベートーヴェン・プロジェクト」の成功を受けて今回の録音が実現しました。

 2011年からルツェルン響の首席指揮者を務めるガフィガンは、アスペンでジンマンに学び、クリーヴランドやサンフランシスコでヴェルザー=メストおよびティルソン・トーマスのアシスタントを務めて研鑽を積んだ俊英。ルツェルン響の評価を著しく高め、2022年まで契約を延長したほか、オランダ放送フィル(チャレンジ・クラシックスでプロコフィエフの交響曲全集が進行中)、ケルン・ギュルツェニヒ管の首席客演指揮者の任にもあります。

 このアルバムでは「革命」をコンセプトとしており、第1曲目にルツェルン交響楽団創立と同時期に作曲された『フィデリオ』から『囚人の合唱』。この合唱の歌詞には、『第九』のシラーの詩をほのめかす、というよりほとんど同様な意味の歌詞が挿入されています。
 2曲目はブラームスの『悲歌』。原題は「Nanie」といい、古代ローマで人の死に際して哀悼を表す歌の意。ブラームスの友人であった画家のヘンリエッテ・フォイエルバッハがこの世を去った時、その死を悼んで作曲した作品です。この曲もシラーの詩によった内容の深い慈しみ溢れる作品です。しかし、友人の「死」を悼むだけのものではなく、「力強く乗り越えて生きていく素晴らしさ」を湛え、高らかに謳いあげた作品でもあります。

 そして3曲目は名曲『第九』全曲。
 3度も書き換えて、苦心の末に生まれた『フィデリオ』は、その後の『第九』への芽生えを感じさせる唯一の歌劇であり、『第九』も深い苦悩の末に完成したものです。「真の喜びはまさに苦悩の中から生まれる」というこのプログラムに込められた、大変意味深いアルバムです。

 アントニーニ指揮バーゼル室内管、ミヒャエル・ザンデルリング指揮ドレスデン・フィルと、ピリオド様式を積極的に取り入れた個性的な『第九』をリリースしてきたソニー・クラシカルですが、このガフィガン指揮ルツェルン響の演奏は、21世紀のシンフォニー・オーケストラが取組むべきスタンダードなベートーヴェン解釈の在り様を追求したものといえましょう。


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88875182362
(3CD)
\3300→\2990
〔未案内旧譜〕
オリヴァー・シュニーダー
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集、序曲集

 1.ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
 2.ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19
 3.ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
 4.ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
 5.ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73
 6.コリオラン序曲Op.62
 7.レオノーレ序曲第1番Op.138
 8.フィデリオ序曲Op.72
 9.エグモント序曲Op.72
オリヴァー・シュニーダー(ピアノ:1-5)
ジェイムズ・ガフィガン(指揮)
ルツェルン交響楽団
 録音:2017年6月13日〜20日、ベルリン、テルデックス・スタジオ

 1973年生まれのスイスのピアニスト、オリヴァー・シュニーダー。
 名門RCA Red Sealにハイドン、モーツァルト、メンデルスゾーンの協奏曲、ベートーヴェン、シューベルト、ブラームスのピアノ三重奏曲全曲、シューマンやリストのソロ・アルバム、そしてダニエル・ベーレとの「冬の旅」など、ヨーロッパ・ピアノ音楽の本流レパートリーで立て続けに充実した録音を発表してきた俊才が、ついにベートーヴェンのピアノ協奏曲全集に辿りつきました。




 ベートーヴェンの5曲のピアノ協奏曲は、もともと違ったタイプのフォルテピアノのために書かれています。
 シュニーダーは、様々なフォルテピアノでの演奏法やその機能を研究し、現代のグランドピアノで再現を試みています。特にペダリングについては、それぞれの曲の調性やメロディのフレージングなどを考慮しながら慎重に調整し、それぞれの作品の個性を明確に提示しているのが特徴といえるでしょう。

 当全集は1806年創設のスイス最古のオーケストラ、ルツェルン交響楽団の「ベートーヴェン・プロジェクト」と並行して制作されたもので、5曲のピアノ協奏曲と序曲とを組み合わせた3回の演奏会とリンクしてレコーディングが行なわれました(レコーディングはベルリンのテルデックス・スタジオで連続8日間で一気に仕上げられました)。

 ブラームスの間奏曲作品118-2、どうぞ。
https://youtu.be/WLetVluI6Wk

オリヴァー・シュニーダー



 指揮は2011年から同響の首席指揮者を務めるアメリカの俊英、ジェイムズ・ガフィガン。
 アスペンでジンマンに学び、クリーヴランドやサンフランシスコでウェルザー=メストおよびティルソン・トーマスのアシスタントをつとめて研鑽を積み今欧米で大きな注目を集めるガフィガンは、ルツェルン響首席のほか、オランダ放送フィル(チャレンジ・クラシックスにプロコフィエフの交響曲全集が進行中)、ケルン・ギュルツェニヒ管の首席客演指揮者の任にあります。


ジェイムズ・ガフィガン



ガフィガン、最近のアルバム
あまり大きな声では言えないが、このアルバムのすばらしさは、知っている人は知っている


19075981622
\3300→\2990
この曲はやはりルツェルンのオケで
 ラフマニノフ・イン・ルツェルン

 1. ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
 2. ラフマニノフ:交響曲第3番イ短調 Op.44
 3. チャイコフスキー/ラフマニノフ編:子守歌 Op.16-1

・完全生産限定
・72ページ ハードカバー・ブック仕様のデラックス・エディション
ベフゾド・アブドゥライモフ(ピアノ:1,3)
ルツェルン交響楽団(1,2)
ジェイムズ・ガフィガン(指揮:1,2)
 録音:2019年7月1-3日、ルツェルン・カルチャー・コングレスセンター(KKL)
 72ページ ハードカバー・ブック仕様




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WARNER



9029573272
\2600→\2390
〔未案内旧譜〕
追悼盤になってしまった
  クシシュトフ・ペンデレツキ指揮
 ペンデレツキ:交響曲第2番『クリスマス』
 ドヴォルザーク:交響曲第7番ニ短調 Op.70
シンフォニア・ヴァルソヴィア
クシシュトフ・ペンデレツキ(指揮)
 録音:2017年1月、ポーランド、The Krzysztof Penderecki European Centre for Music


 シンフォニア・ヴァルソヴィアの芸術監督ペンデレツキ指揮による、自作の「交響曲第2番」と、ドヴォルザークの英雄と哀歌の「交響曲第7番」の録音。

 ペンデレツキの「交響曲第2番」は、ズービン・メータが委嘱し1980年5月にニューヨーク・フィルによって初演。翌年1981年の「ワルシャワの秋音楽祭」でのポーランド初演は、聴衆と評論家の間で論戦まで引き起こされた作品です。彼にとっての初期ポーランドと国際的なアヴァンギャルドのアイコン(民主化の抑制なども含む)と見なされ、前衛的な手法は影を潜め、ロマン主義の作風をもった過去を見渡すもので、豊かなネオ・ロマンティックな表現に満ちています。また、「きよしこの夜」等のクリスマス音楽が全曲に渡って反復されながら引用されているのも特徴です。

 ペンデレツキはこの作品にもっともカップリングに合うものを考えた結果、スラヴの世界での音楽の進化の魅力的な記録とすることを思いつきました。
 そこで選ばれたのがドヴォルザーク:交響曲第7番!

 この2つの作品は、意識的に自国の音楽の遺産を引き継ぎながら同時に現代性の成果との創造的な対話に従事しています。
 これらの音楽は卓越した文化構築の質と価値を持ち、聴衆に直接の感情的な影響を与えます。



<国内盤> 

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コジマ録音



ALM Records
ALCD-9204
(2CD) \3400+税
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ
 シューマンとメンデルスゾーンによるピアノ伴奏付

DISC 1
パルティータより〜メンデルスゾーンによるピアノ伴奏付 (1840)
 プレリュード 〈パルティータ第3番 ホ長調 BWV 1006〉より
 シャコンヌ 〈パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004〉より
ソナタ〜シューマンによるピアノ伴奏付 (1853)
 ソナタ第1番 ト短調 BWV 1001
 ソナタ第2番 イ短調 BWV 1003
 ソナタ第3番 ハ長調 BWV 1005
DISC 2
パルティータ〜シューマンによるピアノ伴奏付 (1853)
 パルティータ第1番 ロ短調 BWV 1002
 パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004
 パルティータ第3番 ホ長調 BWV 1006
桐山建志(ヴァイオリン)
小倉貴久子(フォルテピアノ)
〈録音〉コピスみよし 2019年6月4-7日

 1840年、作曲から120年を経たバッハの無伴奏<プレリュード>と<シャコンヌ>が、メンデルスゾーンによる伴奏付きで蘇演された。
 これに感銘を受けたシューマンは全6曲の伴奏付けを1853年に完成。
 「無伴奏」に慣れた耳には新鮮な和声や強弱が書かれた伴奏譜に桐山・小倉デュオは純粋に向き合い、無伴奏で弾く際とは解釈とテンポを変え独自の曲想を作る。
 19世紀のロマンティックなバッハ像は、現代の演奏や聴き方にも新たな視点をもたらすだろう。





molto Fine



MF-23803
\2800+税
《エレジー、白鳥 〜浪漫への誘い》
 シューマン: 幻想小曲集 Op. 73
 トロイメライ〜子供の情景
 フォーレ:夢のあとに、エレジー
 メンデルスゾーン:無言歌
 グラズノフ:吟遊詩人の歌
 バッハ:われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ
 サン=サーンス:白鳥
 ショパン:
  序奏と華麗なるポロネーズ
  チェロ・ソナタ〜第3楽章
松波恵子(チェロ)
川村文雄(ピアノ)

 気負いがなく、音楽そのものに浸る!

 松波恵子のバッハ、無伴奏チェロ組曲全曲に続くCD第2弾は、チェロの名曲「エレジー」「白鳥」などの小品集で、ピアノの逸材、川村文雄とのデュオで、アルバム・タイトルは「ロマン派の誘い」。
 松波恵子は齋藤秀雄門下の逸材。カザルス門下の佐藤良雄から手ほどきを受け、2度にわたるドイツ留学でクレンゲル(ライプチヒ)とフォイアマン(ベルリン)の教えを受けた齋藤秀雄から徹底的に基礎を学んだあとフランスに渡り、フランコ・ベルーギー派の流れを汲む、アンドレ・ナヴァラの元で総仕上げをした。まさにチェロの王道を継承した実力派である。
 齋藤ゆずりの完璧なフィンガリングと、ナヴァラゆずりの柔軟なボウイングから生み出される響きと音楽は、何よりも自然でありほのかな香りに包まれる。
 
 


MF-22317
(2CD)
\3500+税
J.S.バッハ カンタータ傑作集Ⅱ
 使用楽譜:樋口隆一校訂「新バッハ全集」1986

J.S.バッハ
DISC 1
 カンタータ《祝福したまわずば、われ汝を離さず》BWV157
 カンタータ《至高の善に賛美と栄光あれ》BWV117
DISC 2
 カンタータ《いまそ?、もろびと、神に感謝せよ》BWV192
 カンタータ《わがすべての行いで》BWV97
光野孝子
庄司祐美
大島博
土田悠平
明治学院バッハ・アカデミー合唱団・合奏団(古楽器使用)
赤津眞言(コンサートマスター)
廣澤麻美(オルガン)
樋口隆一(指揮)

 カンタータ創作の頂点を目指す作品群 樋口隆一校訂。

  このC Dに収められた4 曲のうち、冒頭のカンタータ第157番《祝福したまわすは、われ汝を離さず》BWV157は1727年の作品た?か?、そのほかの 3曲はそれぞれ1 7 3 0年代の作品であることに大きな意義がある。
 ライプツィヒ時代のバッハのカンタータ創作は、1729年に一段落し、1730年からはごくわずかの作品しか残っていない 。
 しかしそれらは、バッハのカンタータ創作のいわば集大成ともいえる傑作ぞろいだったからである。
 特にカンタータ第97番《わがすべての行いで》BWV97 は自筆総譜に「1 7 3 4年」と作曲年代か書かれており、バッハが作曲した最後の教会カンタータである可能性が大きく、バッハのカンタータ創作を考える上で意味深い作品である。
 最近の研究によると、バッハは1 7 3 0年頃からトマス学校の理事長や校長から激しいパワハラを受け、毎週の礼拝のためにカンタータを作曲する機会を失った。
 だからこれらの作品は、なにか特別な機会のために作曲されたとも考えられる。演奏もとびきりに難しい曲ばかりだが、そこにはカンタータに対するバッハの特別な想いが凝縮しているのである。

 録音:2019年8月31日 紀尾井ホール(ライヴ)
 
















4/8(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ARCANTUS


ARC 19018
¥2600
『ストックホルム@ケルン−
 ファゴットとピアノのための新しい室内楽』
デュオ・グロッセ=ドレクセル
 【ベルトルト・グロッセ(ファゴット)、
  オリヴァー・ドレクセル(ピアノ)】
 (1)オリヴァー・ドレクセル(1973 - ):Epilogues (a) II( 二人でエピローグ)Op.22
 (2)アンドレーアス・ヘルケンラート(1970 - ):Opus 2001 Op.21
 (3)ユーハン・ウッレーン(1972 - ):Strange Lullaby(奇妙な子守歌)(2017)
 (4)オリヴァー・ドレクセル(1973 - )/アンドレーアス・ヘルケンラート(1970 - ):
  Variations on "Happy Birthday"(「ハッピー・バースデー」による変奏曲)
 (5)アンドレーアス・ヘルケンラート(1970 - ):Bassoon meets Jazz(ファゴットがジャズと出会う) Op.19
 (6)オリヴァー・ドレクセル(1973 - ):Paganni-Variations(パガニーニ変奏曲)Op.45
 (7)ユーハン・ウッレーン(1972 - ):Tango doce - Tango furioso e violente(タンゴ12)(2009 rev.2011)

 ストックホルム、ケルンで活躍の作曲家のファゴットとピアノのための新しい室内楽!

 ファゴット:No.8584 Rudolf Walter/ピアノ:Steinway D601925
 セッション録音:2018年4月4-7日/フリーデンスキルヒェ(モンハイム・アム・ライン、ドイツ)/55'11"
 制作:クリストフ・ミュンスタマン、録音:ゲラルト・シュトイラー

 「デュオ・グロッセ=ドレクセル」は、ドイツの音楽家ふたりが結成したアンサンブルです。
 ファゴット奏者のベルトルト・グロッセとピアニストのオリヴァー・ドレクセル(1973-)。ふたりは、ケルンのオーディションで「干し草の中に見つかった2本の針」のような出会いから、ソリストとしての仕事のかたわらアンサンブル活動を開始。グロッセが王立歌劇場の副首席奏者としてストックホルムに渡ってからもスウェーデンとドイツの間を行き来して活動を続け、王立歌劇場のランチタイム・コンサートやケルンのコンサートを通じて聴衆に親しまれています。

 『ストックホルム@ケルン』のタイトルをつけたアルバムでは、ケルンで活動するドレクセルとファゴット奏者でもあるアンドレーアス・ヘルケンラート(1970-)と、ストックホルムのユーハン・ウッレーン(1972-)の作曲した音楽が演奏されます。
  《Epilogues (a) II Op.2》(二人でエピローグ)は、ヘルケンラートとドレクセルがケルンの学生だったころ、ファゴットとピアノのために色々作った作品のひとつです。
 〈Humoresk(ユモレスク)〉〈Energisch(エネルギッシュ)〉〈Rasch(速く)〉〈Keck(生意気)〉〈Elegant(エレガント)〉〈Neckisch(からかうような)〉〈Resolut(毅然とした)〉〈Abstrus(難解)〉〈Tollkuhn(無鉄砲)〉〈Hurtig(迅速)〉のそれぞれ1分半程度の10の小曲がならび、タイトルの頭文字を綴ると「Herkinrath」の名前になる、遊び心のある音楽です。
 ウッレーンの《Strange Lullaby(奇妙な子守歌)》は、デュオ・グロッセ=ドレクセルが結成15周年の委嘱作として作られました。
 「Tango furioso e violente(激しく荒々しいタンゴ)」の副題をもつ《Tango doce(タンゴ12)》は、クラリネットとピアノのために書いたオリジナルをウッレーンがデュオ・グロッセ=ドレクセルのために改作した作品です。「今」という言葉に表現される作品を集めて演奏したアルバム。《Bassoon meets Jazz(ファゴットがジャズと出会う)》をのぞき、世界初録音です。
 




HMF

HMM 902636
¥2800
「フォーレとその詩人たち」 マルク・モイヨン(バリトン)
アンヌ・ル・ボゼ(ピアノ)
 ・ヴィクトル・ユゴー:「蝶と花」op.1-1、「愛の夢」op.5-2
 ・ボードレール:「秋の歌」op.5-1
 ・ゴーティエ:「漁夫の歌」op.4-1、「悲しみ」op.6-2
 ・ポメイ:「オバド」op.6-1
 ・モニエ:「舟歌」op.7-3
 ・プリュドム:「川のほとりで」op.8-1、「ゆりかご」op.23-1
 ・ビュシーヌ:「夢のあとに」op.7-1、「トスカナのセレナード」op.3-2
 ・シュダンス:「シルヴィー」op.6-3
 ・シルヴェストル:「私たちの愛」op.23-2、「秘めごと」op.23-3
 ・ルコント・ド・リール:「イスパハーンのばら」op.39-4、「ばら」op.51-4
 ・リラダン:「夜想曲」op.43-2、「贈物」op.46-1
 ・ヴェルレーヌ:「月の光」op.46-2、「マンドリン」op.58-1、「ひめやかに」op.58-2
 ・リシュパン:「涙」op.51-1、「墓地にて」op.51-2
 ・モリエール:セレナーデ〜「町人貴族」
 ・サマン:「夕べ」op.83-2、「伴奏」op.85-3
 ・マンデス:「水に漂う花」op.85-2、「9月の森の中で」op.85-1
 ・ドミニク:「無言の贈物」op.92
 ・レニエ:「歌」op.94

 至高のフランス歌曲芸術

 録音:2018年12月

 フランス芸術歌曲の頂点のひとつを為すフォーレの歌曲集。フォーレの歌曲の世界を支えた優れた様々な詩人たちによる作品が選ばれています。
 マルク・モイヨンは1980年フランス生まれのバリトン(テノールとして演奏することもあり)で、サヴァール、ドゥルス・メモワールといった指揮者やアンサンブルとも共演を重ねており、古楽界では特にその存在感を発揮しています。
 モイヨンの言葉に関する鋭敏なセンスが遺憾なく発揮されたアルバムです。ピアノのアンヌ・ル・ボゼは歌手との共演も多く、モイヨンが作り上げる世界を、より色彩と情景豊かにふくらませています。
 
 

HMM 902667
¥2800
ブノワ・ムニュ(b.1977):作品集
 「島」〜イロワーズ海からカリブ海への旅
マヤ・ヴィラヌエヴァ(ソプラノ)
エマニュエル・ベルトラン(チェロ)
アンサンブル・シントニア

 ブノワ・ムニュが紡ぐ自然への賛歌

 録音:2019年10月13-15日、フランス

 ブノワ・ムニュのハルモニアムンディでの第1弾となるCD。ムニュは、フランスを中心に活躍する気鋭の作曲家。2016年、SACEMアワード(若手作曲家の交響的音楽部門)を受賞しています。
 ドミニク・ランベールやエメ・セゼールらの詩、そしてニト・ダリエルの彫刻作品に大きくインスピレーションを得て、海、そして自然への賛歌のような作品となっています。
 演奏陣は、女性チェロ奏者のベルトランや、ムニュの名前が世界で認められるきっかけともなったオペラ作品「Fando et Lis」にも出演したソプラノのヴィラヌエヴァといった布陣。
 そしてアンサンブル・シントニアはピアノ五重奏の編成で活動を続けるグループです。
 




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MIRARE



MIR 508
¥2800→\2590
ゲニューシャス、待望のショパン・アルバム登場!
 ショパン:
  (1)マズルカ第3番ホ長調Op.6の3
  (2)マズルカ第7番ヘ短調Op.7の3
  (3)マズルカ第10番変ロ長調Op.17の1
  (4)マズルカ第21番嬰ハ短調Op.30の4
  (5)マズルカ第22番嬰ト短調Op.33の1
  (6)マズルカ第23番ニ長調Op.33の2
  (7)マズルカ第24番ハ長調Op.33の3
  (8)マズルカ第39番ロ長調Op.63の1
  (9)マズルカ第40番ヘ短調Op.63の2
  (10)マズルカ第41番嬰ハ短調Op.63の3
  (11)マズルカ第47番イ短調Op.68の2
  (12)ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
ルーカス・ゲニューシャス(ピアノ)

 2010年ショパン国際コンクール2位のゲニューシャス、待望のショパン・アルバム登場!

 録音:2019年9月20-23日/グスタフ・マーラー・ザール(ドッビャーコ、イタリア)/53'

 2010年第16回ショパン国際コンクール第2位、2015年第15回チャイコフスキー国際コンクール第2位でフォルジュルネ音楽祭でもおなじみ、ルーカス・ゲニューシャス待望のショパン最新録音がMIRARE レーベルから登場となります。

 彼の父はリトアニア人で、リトアニアはポーランドと長く連合国として歴史を共存し、ショパン時代は一緒の国でした。
 加えて母方の祖母で名教師だったヴェラ・ゴルノスタエヴァは、ゲンリヒ・ネイガウス(ポーランド系でシマノフスキの従弟)から伝統的なショパン解釈を伝授されているため、その両方が理想的にミックスされた世界となっています。

 ゲニューシャスが選んだのはショパン作品の中でも一筋縄にはいかないマズルカ11篇と、難物ピアノ・ソナタ第3番。マズルカは独特のリズム感が新鮮ですが、古いポーランドのピアニストほどルバートをかけないところが現代的で自然。
 ピアノ・ソナタは堂々とした構成感が光りますが、いずれもピアノをたっぷり鳴らし切りながらも初々しさを忘れぬ歌い回しが絶美。ひさびさに聴き惚れてしまうショパン演奏の出現と申せましょう。




ゲニューシャス
ポーランドDUXに録音していたショパン


DUX 0833
\2500→\2290
ルーカス・ゲニューシャス(ピアノ)
ショパン:ピアノ協奏曲第1番(弦楽オーケストラ伴奏版)

 ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11
  (ヴォイチェフ・ライスキ編曲/弦楽オーケストラ伴奏版)
 3つのマズルカ Op.59
 ポロネーズ第5番 嬰ヘ短調 Op.44
ルーカス・ゲニューシャス(ピアノ)
ヴォイチェフ・ライスキ(指揮)
ソポト・ポーランド室内フィルハーモニー管

 ルーカス・ゲニューシャスの2つのショパン!

 ※録音:2010年12月、聖モニューシュコ音楽アカデミー(グダニスク、ポーランド)
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DUX 0834
\2500→\2290

ルーカス・ゲニューシャス(ピアノ)
ショパン:練習曲集 Op.10&25

 12の練習曲 Op.10
 12の練習曲 Op.25

ルーカス・ゲニューシャス(ピアノ)

 ※録音:2011年8月6日−8日、カロル・シマノフスキ音楽アカデミー(カトヴィツェ、ポーランド)

 ☆ショパン・コンクール、チャイコフスキー・コンクールで第2位を受賞したルーカス・ゲニューシャス!

 アヴデーエワ、ヴンダー、トリフォノフ、ボジャノフ、ホジャイノフなど多くのスターを生み出した第16回ショパン国際ピアノ・コンクール(2010年)において、インゴルフ・ヴンダーと第2位を分け合いポロネーズ賞を受賞、5年後のチャイコフスキー国際コンクールでも第2位という好成績を収めたルーカス・ゲニューシャスがポーランドのDUXに録音していた2つのショパン。
 「ピアノ協奏曲第1番」は、ダニール・トリフォノフ盤(DUX 0832)と同じく、ライスキ編曲の弦楽オーケストラ伴奏版。もう1つは、2011年にシマノフスキ音楽アカデミーで録音され、英MusicWeb Internationalで「This Chopin playing is top of the league」と絶賛された、Op.10とOp.25の練習曲集です。

 



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PASSACAILLE RECORDS



PAS 1077
¥2600→\2390
平崎真弓とロレンツォ・ギエルミ!
 バッハの広大な宇宙を編曲を交えて味わう名プログラム

  J.S.バッハ:
   ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調 BWV1021
   ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV1023
   チェンバロ・ソナタ ニ短調 BWV964
   ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ハ短調 BWV1024
   ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ ヘ長調 BWV1022
   チェンバロのためのアダージョ ト長調 BWV968
ラ・ディヴィーナ・アルモニア
 [平崎真弓(ヴァイオリン)、
  アンナ・カンポリーニ(チェロ)、
  ロレンツォ・ギエルミ(チェンバロ)

 名手共演!平崎真弓とロレンツォ・ギエルミ!バッハの広大な宇宙を編曲を交えて味わう名プログラム

 録音:2019年10月9-11日/イタリア、ブレンタ/68'55''

 現存するバッハの通奏低音付きヴァイオリン・ソナタは3曲(BWV1021、1023、1024)のみですが、実際はもっと多くの作品が書かれたと考えられています。
 編曲物を交えて構成することで、今では知りえないその全貌、バッハの創作における自由で広大な可能性をどことなく感じることができるのがこのアルバム。
 オブリガート・チェンバロを伴うヘ長調ソナタ(BWV1022)はフルート、ヴァイオリンと通奏低音のためのト長調ソナタ(BWV1038)を編曲したもので、フルートの声部がチェンバロの右手に委ねられています。
 また無伴奏ヴァイオリン・ソナタからのチェンバロ独奏用編曲も収録しており、チェンバロ・ソナタ(BWV964)は第2番イ短調(BWV1003)から、アダージョ(BWV968)は第3番ハ長調(BWV1005)からそれぞれ編曲されたもの。各々に魅力があり、原曲とも聴き比べたくなります。

 ヴァイオリンの平崎真弓はケルン在住の名手で、ロレンツォ・ギエルミとたびたび共演しています。コンチェルト・ケルンにも在籍しており、カルミニョーラとの共演盤でも知られています。
 イタリア古楽界の大巨匠ギエルミの雄弁なチェンバロも聴きもので、アンサンブルはもちろん、独奏曲が収録されているのも大きな喜びです。
 
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PAS 1076
¥2600→\2390
当時の人々を魅了した絶品レクイエム
 ニコロ・ヨンメッリ(1714-1774):
  死者のためのミサ曲(レクイエム) 変ホ長調 HocJ A1.3
  リベラ・メ ハ短調 HocJ E.2
  ミゼレーレ ト短調 HocJ C1.23
ピーター・ファン・ヘイゲン(指揮)
イル・ガルデリーノ

 名古楽団体イル・ガルデリーノが光を当てる!当時の人々を魅了した絶品レクイエム

 録音:2019年10月8-10日/アントワープ、AMUZ/64'05''

 ニコロ・ヨンメッリは当時最も人気のあったオペラ作曲家の一人で、1753年にはシュトゥットガルトの宮廷楽長に任命されました。その3年後、パトロンであったヴュルテンベルク公カール・オイゲン公の母を偲ぶレクイエムを作曲します。
 このレクイエムは作曲家の死後とても有名になり、アメリカを含むヨーロッパ中の約70の図書館に手稿譜や印刷譜のコピーが保管されているほど。
 ピーター・ファン・ヘイゲンとイル・ガルデリーノは初演時に最も近いであろう版を選んで演奏しており、今はちょっぴりマイナーなこの名作に感動的な光を当てています。





ヨンメッリの時代が来るのか!?

ニコロ・ヨンメッリ(1714年 - 1774年)


 ヨンメッリ、なんとなくバロック全盛期の頃の作曲家と思っていたが、その活躍期はグルックやモーツァルトとも重なることから、初期古典派と考えたほうがいいらしい。

 ヨンメッリは1714年、ナポリ近郊のアヴェルサに生まれた。
 そしてナポリで、フランチェスコ・フェーオ、フランチェスコ・マンチーニ、レオナルド・レーオらに音楽教育を受ける。
 彼の最初のオペラ、『あやまちの愛 L'errore amoroso』は1737年にナポリで偽名を用いて発表され、大成功を収めたという。

 ヴェネツィアで活動した後にローマに移り、そこでモーツァルトの重要な師となるジョヴァンニ・マルティーニと出会っている。
 その後、1753年にシュトゥットガルトでヴュルテンブルク伯カール=ユーゲン付きの宮廷楽長となった。
 この期間に彼の最大の成功と、彼の最高傑作と見なされる作品の作曲が見られる。
 またモーツァルトと父レオポルドが1763年にルートヴィヒスブルクを通りがかり、この作曲家に出会っている(モーツァルト7歳)。

 ヨンメッリは1768年にナポリに戻ったが、1771年に脳梗塞を発症して体の一部が麻痺。その後も作曲活動を続け、3年後にナポリで没した。

 まだまだこの作曲家が復権を果たしているとはいいがたい状況だが、その豊かで感動的な作品が多くの人に聴かれることを切に願う。

 今回登場するレクイエム も清らかさと親しみやすさをあわせもった知られざる傑作。





 




PRINTEMPS DES ARTS DE MONACO

PRI 018
¥2500
ドビュッシー:ピアノ作品集
 (1)ピアノのために
 (2)版画
 (3)12の練習曲
マリー・ヴェルムラン(ピアノ)

 ラーザリ・ベルマンとロジェ・ムラロに師事したヴェルムランが奏でる美しきドビュッシーのピアノ作品集

 録音:2015年5月12-14日/ヤコフ・クライツベルク・ルーム(モナコ)/77'10"

 ラーザリ・ベルマンやロジェ・ムラロに学び、2004年のローマ国際ピアノコンクールにて優勝を果たしたマリー・ヴェルムラン。PARATYレーベルからリリースしているクララ&ローベルト・シューマン作品集(PARATY 219218)の録音でも知られます。

 当アルバムではドビュッシーの「ピアノのために」「版画」「12の練習曲」を演奏。何色もの色合いを自由自在に描き出しドビュッシーを奏でております。

 
PRI 017
¥2500
ストラヴィンスキー:
 ヴァイオリンとピアノのための作品集

  (1)イタリア組曲
  (2)協奏的二重奏曲
  (3)ディヴェルティメント
ヴェラ・ノヴァコヴァ(ヴァイオリン)
マキ・ベルキン(ピアノ)

 細部にまで輝きをもって演奏!ストラヴィンスキーのヴァイオリンとピアノのための作品集

 録音:2014年3月5&6日/ヤコフ・クライツベルク・ルーム(モナコ)/56'25"

 チェコ出身のヴァイオリニスト、ヴェラ・ノヴァコヴァがマキ・ベルキンとストラヴィンスキーのヴァイオリンとピアノのための作品集を録音しました。
 ノヴァコヴァはニース・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターとして活躍し、現在はソリストとしてヨーロッパの音楽祭に出演するなど、活躍の場を広げております。

 共演のピアニスト、マキ・ベルキンは桐朋学園大学卒業後、モスクワに渡りミハイル・ヴォスクレセンスキーに師事。モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団のピアニストとして活躍したのちソリスト、室内楽奏者として日本をはじめヨーロッパ各国の音楽祭に出演しています。

 名手二人が遊び心に満ちたストラヴィンスキーのカラフルな音楽を細部にまで輝きをもって奏でます。
 




AEOLUS



AE-10306
(1SACD HYBRID)
¥2900
サンマルティーニ:リコーダー・ソナタ集 Vol.1
 リコーダーと通奏低音のための協奏曲 ヘ長調(パルマ第9番)
 リコーダーと通奏低音のためのソナタ ト短調(パルマ第10番)
 リコーダーと通奏低音のためのシンフォニア ヘ長調(パルマ第6番)
 リコーダーと通奏低音のためのソナタ 変ロ長調(パルマ第13番)
 リコーダーと通奏低音のためのソナタ ヘ長調(パルマ第8番)
 リコーダーと通奏低音のためのシンフォニア ハ短調(パルマ第14番)
 リコーダーと通奏低音のためのシンフォニア ヘ長調(パルマ第12番)
アンドレアス・ベーレン(リコーダー)
ミヒャエル・ヘル(ハープシコード)
ダニエル・ロジン(バロック・チェロ)
ピエトロ・プロッセル(リュート)

 リコーダー&ジャズ・サクソフォン奏者!アンドレアス・ベーレンが吹くサンマルティーニ!

 ☆リコーダー&ジャズ・サクソフォン奏者、アンドレアス・ベーレンが吹くサンマルティーニのソナタ集!

 17世紀のロンドンにおける「イタリア音楽」の発展に寄与したニコラ・マッテイスの音楽(AE-10226)で高い評価を得たリコーダー奏者、そしてジャズ・サクソフォン奏者でもあるというアンドレアス・ベーレン。

 フランスの音楽家の息子として生まれ、イタリアで育ちながらキャリアを形成し、後年にはロンドンで多くのイタリアのバロック音楽家たちを指導したジュゼッペ・サンマルティーニ(1695−1750)の、リコーダーと通奏低音のためのソナタ集。
 ここに収録されたのは、イタリア、パルマのパラティナ図書館にあるマニュスクリプトからの作品で、このうち何曲かは恐らく世界初録音。未だに全貌は解明されておらず、深い感情や不思議なサウンドも孕む色彩豊かな音楽を、古楽の即興とジャズ・サクソフォンの両方で修士号(Masters degree)を得たアンドレアス・ベーレンがさすがの技術と表現力で演奏しています。

 ※録音:2018年9月&10月、スイス
 
 


AE-10113
¥2700
フランス・バロックの帝王リュリの義父でもあった
 ミシェル・ランベールの「ルソン・ド・テネブル」


 ミシェル・ランベール(1610−1696):聖水曜日のための第1ルソン
 エティエンヌ・リシャール(1621−1669):アルマンド ト短調
 ランベール:聖水曜日のための第2ルソン
 ルイ・クープラン(c.1626−1661):
  詩篇 ヘ長調 VM 7.675、詩篇 ヘ長調 VM 675
 ランベール:聖水曜日のための第3ルソン
 ルイ・クープラン:サンフォニー ト短調
モニク・ザネッティ(ソプラノ)
レ・タン・プレザン

 フィリップ・ヘレヴェッヘのシャペル・ロワイヤルとウィリアム・クリスティのレザール・フロリサンで華麗なキャリアをスタートさせたフランスの名ソプラノ、モニク・ザネッティが歌う、聖週間のための音楽。
 ミシェル・ランベールはルイ13世の宮廷で高い人気を誇った歌手、テオルボ奏者、作曲家。当時、豊かな装飾と洗練されたスタイルで世俗的な音楽シーンを支配した「美しい歌唱芸術(art de bien chanter)」は、宗教的な声楽曲にも取り入れられ、この技法の名手でもあったランベールが"暗い典礼"であった聖週間のための音楽をより魅力的にするためにエレミヤの哀歌に音楽を付けたのが、この美しいソプラノの独唱と華麗な装飾で歌われるルソン・ド・テネブルです。

 ※録音:2018年4月、フランス
 

 ランベールは1641年に歌手のガブリエル・デュピュイと結婚、後にその娘はジャン=バティスト・リュリの妻となった。
 つまりランベールはリュリの義父というわけである。
 1661年に婿リュリが音楽監督を務める王の宮廷音楽隊の音楽長となり、死ぬまでこの職を務めた。




COBRA RECORDS


COBRA 0075
¥2700
テレマン:無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバのためのファンタジア TWV.40:26-37
 (ホドリゲス編曲/ギター版)
サンドロ・ホドリゲス(ギター)
  ファンタジア第1番 TWV.40:26/ファンタジア第2番 TWV.40:27/ファンタジア第3番 TWV.40:28/
  ファンタジア第4番 TWV.40:29/ファンタジア第5番 TWV.40:30/ファンタジア第6番 TWV.40:31/
  ファンタジア第7番 TWV.40:32/ファンタジア第8番 TWV.40:33/ファンタジア第9番 TWV.40:34/
  ファンタジア第10番 TWV.40:35/ファンタジア第11番 TWV.40:36/ファンタジア第12番 TWV.40:37

 テレマンの「ヴィオラ・ダ・ガンバのためのファンタジア」、情熱のギター・トランスクリプション!

 ☆1996年ポルトガル出身の若きギタリスト、サンドロ・ホドリゲス!
 ☆2015年に発見され話題を呼んだテレマンの「ヴィオラ・ダ・ガンバのためのファンタジア」をギター版へトランスクリプション!

 サンドロ・ホドリゲスは、1996年ポルトガル生まれ、ポルトガル、スペイン、オランダでギターを学び、Nuno Peixoto、Bernardo Pérez、Alberto Caraccioloらの作品を初演してきた若き注目ギタリスト。
 ギターだけでなく古楽系の撥弦楽器も学んだホドリゲスが目を付けたのは、テレマンのヴィオラ・ダ・ガンバのための12のファンタジア。1735年頃に作曲され、楽譜が出版されていたことは知られていたものの楽譜が消失しており、2015年に約280年という歳月を経て発見されて話題を呼んだテレマンの大いなる遺産の1つで、再発見後にはパオロ・パンドルフォ、リチャード・ブースビーなどの名ガンビスト達が録音しています。
 ホドリゲスはこの「ヴィオラ・ダ・ガンバのためのファンタジア」のいくつかをギターで試してみたところ、ヴィオラ・ダ・ガンバとギターの類似点からギターにも非常に適していることがわかり、全曲のギター・トランスクリプションを実現させました。

 ※録音:2019年8月&12月、オランダ



 

COBRA 0073
¥2700
デュポール兄弟のパリ・ソナタ集
 ジャン=ピエール・デュポール(1741−1818):
  ソナタ Op.1-1、ソナタ Op.2-4、ソナタ Op.2-5
 ジャン=ルイ・デュポール(1749−1819):
  ソナタ Op.2-1、ソナタ Op.2-2、ソナタ Op.2-3
   (全曲世界初録音)
ギジェルモ・トゥリーナ(チェロ)
マヌエル・ミンギリョン(アーチリュート、ギター)

 フランチェスコ・スプリアーニ(COBRA 0053)や、ジャコモ・ファッコ(COBRA 0063)などの知られざるバロック・チェロの画期的な録音で注目を浴びてきたスペインのバロック・チェリスト、ギジェルモ・トゥリーナ。
 ともに卓越したチェリストであり、チェロの演奏技術に革命をもたらした18世紀フランスの音楽家、ジャン=ピエールとジャン=ルイのデュポール兄弟。
 パリのコンセール・スピリチュエルでデビュー直後に成功し、それぞれ別々にイギリスとドイツで大きな成功を収めたあと、ドイツのプロイセン宮廷の音楽監督とチェロ奏者としてその名を歴史に刻みました。
 ベートーヴェンのチェロ・ソナタ第1番&第2番やハイドンとモーツァルトのプロシア(プロシャ王)四重奏曲集なども彼ら兄弟のために作曲されたと言われています。

 デュポール兄弟のチェロ・ソナタ集は彼らの青年期にパリで出版されたもので、実際にコンセール・スピリチュエルで演奏されていたであろう作品です。
 音楽史上「チェロとピアノ」という編成のために書かれた作品は前出のベートーヴェンのチェロ・ソナタが最初であり、デュポール兄弟のソナタは当時のサウンドとスタイルを再現すべく、撥弦楽器(アーチリュートとギター)で伴奏されています。

 ※録音:2019年10月24日−26日、オランダ
 




BR KLASSIK



900330
(2CD)
¥3800
ヴェルディ(1813-1901): 歌劇《アッティラ》3幕
 【CD1】
  1. 序曲2-13. プロローグ14-22. 第1幕
 【CD2】
  1-9. 第2幕10-13. 第3幕
アッティラ - イルデブランド・ダルカンジェロ(バス)
エツィオ - ジョルジュ・ペテアン(バリトン)
オダベッラ - リュドミラ・モナスティルスカ(ソプラノ)
フォレスト - ステファノ・ラ・コッラ(テノール)
ウルディーノ - シュテファン・スボンニク(テノール)
レオーネ - ガブリエル・ローリンソン(バス)
イヴァン・レプシッチ(指揮)
ミュンヘン放送管弦楽団、バイエルン放送合唱団
 (合唱指揮 - ステラリオ・ファゴーネ)

 テミストクレ・ソレーラ&フランチェスコ・マリア・ピアーヴェ: 台本
 録音 2019年10月13日 ライヴ収録 プリンツレーゲンテン劇場、ミュンヘン

 2017年9月よりミュンヘン放送管弦楽団の首席指揮者を務めるイヴァン・レプシッチ。
 この《アッティラ》は、2017年9月の《ルイザ・ミラー》(900323)、2018年11月の《2人のフォスカリ》(900328)に続くヴェルディ歌劇の3作目の録音です。
 《アッティラ》は、中世初頭に実在したフン族の王を主人公にするも、ヴェルディのイタリアへの愛国心が端的に示されており、中でもプロローグでエツィオが歌う"Avrai tu l'universo、resti l'Italia a me 貴殿は全世界を得るであろう、だがイタリアは私に任せてはくれぬか"のアリアは初演時から熱狂的な支持を得たことで知られています。
 タイトルロールのアッティラを世界の第一線で活躍するダルカンジェロ、亡き父の復讐に燃えるオダベッラを2015年のロイヤル・オペラ来日公演で話題を呼んだモナスティルスカが演じる他、エツィオ役にはヴェルディ歌手としておなじみのペテアンを配するなど万全の配役。
 重要な役割を果たす合唱もバイエルン放送合唱団が最高の歌唱を聴かせます。
 



 

DYNAMIC



CDS-7865
(2CD)
¥3500
※DVD、Blu-ray同時発売
ヴェルディ:歌劇《2人のフォスカリ》
 フランチェスコ・フォスカリ/ヴェネツィア共和国総督 - ウラディーミル・ストヤノフ(バリトン)、
 ヤコポ・フォスカリ/その息子 - ステファン・ポップ (テノール)、
 ルクレツィア・コンタリー二/ヤコポ・フォスカリの妻 - マリア・カツァラヴァ(ソプラノ)、
 ヤコポ・ロレダーノ/フォスカリ父子の政敵 - ジャコモ・プレスティア(バス)、
 バルバリーゴ - フランチェスコ・マルシリア(テノール)、ピザーナ - エリカ・ウェンメン・グ(メゾ・ソプラノ) 他
 パオロ・アリヴァベーニ(指揮)、
 アルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団、
 パルマ王立歌劇場合唱団 (合唱指揮 - マルティーノ・ファジャーニ)

 2019年10月11日 ヴェルディ音楽祭2019 パルマ歌劇場 収録

 15世紀初頭に実在したヴェネツィア総督フランチェスコ・フォスカリとその息子を主人公としたバイロンの戯曲を元にピアーヴェが台本を書きヴェルディが作曲した歌劇《2人のフォスカリ》は、主要な役に高い表現力と歌唱技術を求める名作です。
 名手ウラディーミル・ストヤノフ(父フォスカリ)、世界のオペラシーンで注目を集める新星テノール、ステファン・ポップ(息子フォスカリ)を中心に、ジャコモ・プレスティア(政敵ロレダーノ)、マリア・カツァラヴァ(ルクレツィア)が迫真の歌唱を繰り広げ、イタリア・オペラの名匠パオロ・アリヴァベーニが若きヴェルディの熱い音楽を見事に紡ぎあげます。

 
 
 
CDS-7862
¥2100
CHANT DANS LA NUIT
 夜の歌ベル・エポックのフルート音楽
フィリッポ・マッツォーリ(フルート)
ナタリー・ダン(ピアノ)
  1.アルベルト・ザイツ(1872 - 1937): Chant dans la nuit 夜の歌 Op.14
  2.リリー・ブーランジェ (1893 - 1918): Nocturne ノクトゥルヌ
  3.レオン・フォンボンヌ(1858-1940): Chasse aux Papillons 蝶の狩りOp.39 - 世界初録音
  フィリップ・ゴーベール(1879 - 1941): 2つのエスキース
   4.Soir sur la plaine 平原の夜/5.Orientale オリエンタル
  6.エドヴィージュ・クレティアン(1859 - 1944) Vision ! 幻影
  ルイ・マソン(1878 - 1957): 3つの小品 - 世界初録音
  7.Allegro vivace/8.Andante/9.Valse lente
  10.エドゥアール・ラロ(1823 - 1892): Introduction et Allegretto fromthe ballet «Namouna»
   バレエ『ナムーナ』より序奏とアレグレット
  11.グザヴィエ・ルルー(1863 - 1919): Le Nil ナイル川 - 世界初録音
  12.エルネスト・モレ(1871 - 1949): Nuit de langueur, Nuit de mensonge 怠惰な夜、嘘の夜 - 世界初録音
  アンドレ・セデス=モンジャン(1871-1954): 組曲 Op.5 - 世界初録音
   13.Conte gris 灰色の物語/14.Tarentelle タランテラ/
   15.オーギュスタン・ルフォール(1852 - 1933):Sur l'eau (barcarolle) 水の上(舟歌) - 世界初録音/
   16.アレクサンドル・ギルマン(1837 - 1911):Romance sans paroles 無言歌 Op.85 - 世界初録音/
  17.ポール・タファネル(1844-1908):トマの歌劇《フランチェスカ・ダ・リミニ》による幻想曲

 録音 2019年9月16-18日 Auditorium'Emidio Neroni', Ascoli Piceno, Italy

 19世紀末から20世紀初頭のパリを表現した「ベル・エポック=良き時代」。その名の通り、当時のパリは栄華を極め、さまざまな文化が生まれました。
 このアルバムでは、そんな「ベル・エポック」時代に生まれたフルート作品を収録。演奏しているマッツォーリとダンはこのアルバムのために10年に渡る調査を重ね、数多くの世界初録音を含む多彩な作品を選び出しました。
 これらはどれも当時、活躍していたフルート奏者に捧げられており、良く知られたラロやブーランジェなどの作品から、ほとんど耳にしたことのないような作曲家の作品までが並べられた大変興味深い1枚となっています。
 



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OEHMS



OC1895
¥2400→\2190
ナタリー・クライン(チェロ)
ハイドン(1732-1809): チェロ協奏曲集

 チェロ協奏曲第2番 ニ長調 Hob.VIIb:2
  1. I. Allegro moderato/2. II. Adagio/3. III. Rondo: Allegro
 チェロ協奏曲第1番 ハ長調 Hob.VIIb:1
  4. I. Moderato/5. II. Adagio/6. III. Finale: Allegro molto
 7. 交響曲第13番 ニ長調 Hob.I:1
  3-第2楽章 Adagio cantabile
ナタリー・クライン(チェロ)
ミヒャエル・ホフシュテッター(指揮)
グラーツ大管弦楽団「レクリエーション」

 録音 2017年11月13-14日 ライヴ シュテファニーザール、グラーツ、オーストリア

 ハイドンの名作、2曲のチェロ協奏曲のライヴ録音。
 このアルバムでソロを務めるイギリス出身のチェリスト、ナタリー・クラインは、16歳の時「BBCヤング・ミュージシャン・コンクール」とワルシャワで開催された「若い人のためのユーロヴィジョン・コンクール」で優勝、一躍注目を集めました。
 以降、充実したキャリアを築き、エルガーやブラームス作品の録音では高い評価を受けています。
 この録音で彼女はガット弦を張った1777年製のグァダニーニを使用するとともに、普段よりも軽い弓を使用。カデンツァは即興演奏を行うことで、ハイドン時代の響きと精神を再現しようと試みています。
 バックを務めるのは、バロック期から古典派作品を得意とするホフシュテッターが指揮するグラーツ大管弦楽団「レクリエーション」。ヨーロッパ諸国の優れた演奏家が国境を越えて集結するオーケストラです。







ナタリー・クライン、EMIから発売されていたアルバム
 HYPERIONに移ってからは本格派として売り出しているのでヴィジュアル系要素は消えてしまったが、EMIの頃はバリバリのルックス重視で、これはこれでイカしてた。
 輸入盤は廃盤。国内盤があと少し残っているらしいがおそらくすぐになくなるだろう。


EMI→WARNER
国内盤
WPCS 51079
\1466
ナタリー・クライン/ロマンティック・チェロ
 ラフマニノフ:
  ソナタ(チェロとピアノのための) ト短調 Op.19
  ヴォカリーズ Op.34No.14
 ショパン:
  ソナタ(チェロとピアノのための) ト短調 Op.65
  序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調 Op.3
ナタリー・クライン(Vc)
チャールズ・オウエン(P)

 クラインのチェロの音は、美しいというよりは強いという方がふさわしい。
 たとえピアニッシモであろうと音の芯がしっかりしているし、柔らかい音も弱々しくはなく、鳴りの良い低音は引き締まっている。私が聴いているオーディオ・セットの音は柔らかな傾向が強めなので、中庸もしくはハード傾向の装置では一段と直裁な印象になるかもしれない。音に現れる強さは、表現に対するクラインの意志の強さそのものを感じさせる。フレージングにしてもアーティキュレーションにしても、入念な思考を経たうえで、これが今の自分の音楽—という主張に唆昧さがなく、しかも音楽は若々しく情熱的。ラフマニノフで第1、第4楽章の主題の扱いなど、そこまで突き詰めなくてもと感じさせないでもないが、4楽章通して鬱蒼たるロマンティシズムを歌い込む濃密な表現には強い吸引力があった。ショパンのソナタでも作品の情念が切実に伝わってくる。≪ポロネーズ≫も作品を見直したくなるような名演だ。(藤野竣介氏「レコード芸術」2006年12月号より)



HYPERIONでは第3弾のサン=サーンスがもっとも売れた


HYPERION
CDA 68002
\2600
ナタリー・クライン!
 ロマンティック・チェロ・コンチェルト・シリーズVol.5 〜
  サン=サーンス:チェロ協奏曲集

   チェロ協奏曲第1番イ短調 Op.33
   チェロ協奏曲第2番ニ短調 Op.119
   ミューズと詩人たち Op.132*
   アレグロ・アパッショナート ロ短調 Op.43
   白鳥†
ナタリー・クライン(チェロ)
アンドルー・マンゼ(指揮)
BBCスコティッシュ交響楽団
アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)*
ジュリア・リンチ(ピアノ)†
ジュディス・キーニー(ピアノ)†
 ナタリー・クライン第3弾!サン=サーンスのチェロ協奏曲集!
 
 世界的チェリストとしての実力と美しき容姿。天からニ物を与えられたイギリスの麗しき女流チェリスト、ナタリー・クライン。ついにロマンティック・コンチェルト・シリーズに初登場。
 ロマン派の素晴らしき協奏曲を発掘、蘇演していくHyperionの大人気シリーズ、「ロマンティック・コンチェルト・シリーズ」。
 指揮者にはアンドルー・マンゼを迎えHyperionが総力を挙げて取り組むこのチェロ協奏曲。
 サン=サーンスのもっとも人気のある作品の1つでもあるチェロ協奏曲第1番。第1番と比べて演奏・録音の機会も少なく、そしてあまりにも難しいチェロ協奏曲第2番。そして「ミューズと詩人たち」、「アレグロ・アパッショナート」、「白鳥」の名曲で彩るサン=サーンスのチェロ作品。Hyperionで新境地を開拓したナタリー・クラインの華麗なる録音は続く。

 ※録音:2013年6月12日−13日、シティ・ホール(グラスゴー、イギリス)


 
 

OC1711
¥2400
FREMDE HEIMAT 見知らぬ故郷
 ラファエル・フィンガーロス(バリトン):リサイタル
ラファエル・フィンガーロス(バリトン)
サーシャ・エル・ムイジ(ピアノ)
  1. ブラームス(1833-1897): 『美しきマゲローネのロマンス』Op.33-1 後悔した者はいない
  2. アルマ・マーラー(1879-1964) : 5つの歌曲-第1曲 静かな都市
  3. ヴォルフ(1860-1903): メーリケ歌曲集-第15曲 旅路
  4. リヒャルト・シュトラウス(1864-1949): 3つの歌曲 Op.29-第3曲 夜の散歩
  5. リヒャルト・シュトラウス: 5つの素朴な歌 Op.21-第3曲 ああ恋人よ、私は別れなくてはならない
  6. フュルステンタール(1920-2016): シュペトレーゼ IV-第5曲 旅の歌
  7. シューベルト(1797-1828): ミューズの息子 Op.92-1 D764
  8. ウォーロック(1894-1930) : ジリアン・オフ・ベリー
  9. シューベルト: さすらい人の夜の歌 II OP.96-3 D768
  10. ウォーロック: 休め優しきニンフよ
  11. アイヴズ(1874-1954): 私の祖国 I
  12. ブラームス: 49のドイツ民謡集 第2巻 WoO-第10曲 沼地を馬で駆け抜けた騎士
  13. メンデルスゾーン(1809-1947): 6つの歌曲 Op.34-第6曲 旅の歌
  14. リヒャルト・シュトラウス: 「最後の花びら」より8つの歌 Op.10-第1曲 献呈
  15. ブラームス: 9つのリートと歌 Op.32-第1曲 私は不意に飛び起きた
  16. シューベルト: 歌曲集『白鳥の歌』D957-第11曲 都市
  17. シューマン(1810-1856): リーダークライス Op.39-第1曲 異郷にて
  18. シューマン: 4つの歌 Op.142-第4曲 私の馬車はゆっくりと
  19. シューベルト: 歓迎と別れ D767
  20. フリース(1955-): 歌曲集 Op.33-第3曲 すべての頂には憩いがある
  21. 伝承曲: Deine Hand mocht i gspiarn
    (ラファエル・フィンガーロス&サーシャ・エル・ムイジによる歌とピアノ編)

 録音 2019年6月11-14日 バイエルン放送 第2スタジオ、ドイツ

 2017年に発売された『Stille und Nacht 静寂と夜』(OC1879)に続く、美声バリトン、フィンガーロスのコンセプト・アルバム。
 今作の『FREMDE HEIMAT見知らぬ故郷』には、19世紀ドイツ・ロマン派を中心に多く取り上げられた"さすらい人"をテーマにした曲が集められており、聴き手は彼の歌を通して、住み慣れた故郷を後にし、苦しくも楽しい旅を重ねるとともに、深い郷愁を感じるさすらい人のさまざまな感情に共感を抱くことでしょう。
 ピアノ伴奏は前作と同じサーシャ・エル・ムイジが担当。最後の曲では2人で編曲を行うなど、フィンガーロスが信頼を寄せるピアニストです。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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DOREMI



DHR 8106
(3CD)
¥6600→\5990
フランス弦楽三重奏団 第2集
 ベートーヴェン:
  弦楽三重奏曲 ト長調 Op.9-1
  弦楽三重奏曲 ニ長調Op.9-2
  弦楽三重奏曲 ハ短調 Op.9-3
  弦楽三重奏曲 変ホ長調 Op.3
  弦楽三重奏のためのセレナード ニ長調 Op.8
  フルート、ヴァイオリンとヴィオラのためのセレナード ニ長調 Op.25 *
  フルート、ヴァイオリンとヴィオラのためのセレナード ニ長調 Op.25 **
フランス弦楽三重奏団
 [ジェラール・ジャリ(ヴァイオリン)、
  セルジュ・コロー(ヴィオラ)、
  ミシェル・トゥルニュ(チェロ)]
  ミシェル・デボスト(* フルート)
ジャン=ピエール・ランパル(**フルート)

 カルテットとは違う魅力!カルテットとは違う魅力!

 録音:1963、1970年

 フランス往年の名トリオ、フランス弦楽三重奏団の録音集、第2集はベートーヴェン。
 第1集(DHR-8091)のモーツァルトと比べると、流麗さの中にもベートーヴェンの挑戦的な力強さがはっきりと表れた演奏になっています。
 生涯をかけて弦楽四重奏の世界を誰よりも深く掘り下げたベートーヴェン、三重奏は若い頃の作品しかないため陰に隠れてしまっているきらいがありますが、これもまた名作であると思わせてくれます。
 フルートの入るセレナードは2 種類収録されていて、デボストとランパル、ふたりの巨匠の妙技を楽しめます。



第1集はモーツァルト
共演者豪華です


DHR 8091
(4CD)
\9400→\8990
フランス弦楽三重奏団 第1集
 モーツァルト:
  ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのためのディヴェルティメント 変ホ長調 K.563
  ヴァイオリンとヴィオラのための2つのデュエット K.423、K.424
  ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのためのアレグロ ト長調 K.562e
  オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370
  ピアノ四重奏曲 ト短調 K.478
  協奏交響曲 変ホ長調 K.364
  フルート四重奏曲 第1〜4番 K.285、K.285a、K.285b、K.298
  2つの幻想曲 ヘ短調 K.594、ヘ短調 K.608
  6つの前奏曲とフーガ K.404a
  2つのヴァイオリンとチェロのためのアダージョとメヌエット K.266
  2つのヴァイオリンと2つのチェロのためのフーガ ト短調 K.401
  ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのためのフーガ ト長調 K.443
  アダージョとフーガ ハ短調 K.546
フランス弦楽三重奏団
 [ジェラール・ジャリ(ヴァイオリン)、
  セルジュ・コロー(ヴィオラ)、
  ミシェル・トゥルニュ(チェロ)]
モーリス・ブルグ(オーボエ)
ジョルジュ・プルーデルマッハー(ピアノ)
ミシェル・デボスト(フルート)
トゥールーズ室内管弦楽団
ルイ・オーリアコンブ(指揮)

 フランス流の音色で聴かせるモーツァルト

 録音:1966-77年頃

 フランス往年の名トリオ、フランス弦楽三重奏団によるモーツァルト録音集。あまり取り上げられないバッハからの編曲によるフーガ集なども入っています。
 CD4枚に渡り様々な作品を取り上げており、共演者も当時のフランス楽壇の魅力を伝えてくれます。


 



<映像>


DYNAMIC(映像)

DYNDVD37865
(DVD)
¥3900
※CD同時発売

ヴェルディ(1813-1901):歌劇《2人のフォスカリ》3幕の悲劇


 フランチェスコ・フォスカリ/ヴェネツィア共和国総督 - ウラディーミル・ストヤノフ(バリトン)、
 ヤコポ・フォスカリ/その息子 - ステファン・ポップ(テノール)、
 ルクレツィア・コンタリー二/ヤコポ・フォスカリの妻 - マリア・カツァラヴァ(ソプラノ)、
 ヤコポ・ロレダーノ/フォスカリ父子の政敵 - ジャコモ・プレスティア(バス)、
 バルバリーゴ - フランチェスコ・マルシリア(テノール)、
 ピザーナ - エリカ・ウェンメン・グ(メゾ・ソプラノ) 他、
 パオロ・アリヴァベーニ(指揮)、
 アルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団、
 パルマ王立歌劇場合唱団(合唱指揮 - マルティーノ・ファジャーニ)



DYNBRD57865
(Blu-ray)
¥3900
※CD同時発売

 フランチェスコ・マリア・ピアーヴェ: 台本/ジョージ・ゴードン・バイロンの戯曲「2人のフォスカリ」: 原作
 レオ・ムスカート(演出)/アンドレア・ベッリ(装置)/シルヴィア・アイモニーノ(衣装)/アレッサンドロ・ヴェラッツィ(照明)/マッテオ・リケッティ(映像ディレクター)
 パルマ王立歌劇場の新プロダクション、ボローニャ市立歌劇場との共同制作
 2019年10月11日 ヴェルディ音楽祭2019パルマ王立歌劇場 収録

 ヴェネツィア総督フランチェスコ・フォスカリは、政敵ロデダーノの策略により無実の罪を着せられた息子ヤコポ・フォスカリを、法に従い裁かねばなりません。ヤコポの妻ルクレツィアは必死に夫の赦免を訴えますが...
 15世紀初頭に実在したヴェネツィア総督フランチェスコ・フォスカリとその息子を主人公としたバイロンの戯曲を元にピアーヴェが台本を書きヴェルディが作曲した歌劇《2人のフォスカリ》は、主要な役に高い表現力と歌唱技術を求める名作です。
 本映像は「ヴェルディ音楽祭2019」パルマ王立歌劇場での収録。名手ウラディーミル・ストヤノフ(父フォスカリ)、世界のオペラシーンで注目を集める新星テノール、ステファン・ポップ(子フォスカリ)を中心に、ジャコモ・プレスティア(政敵ロレダーノ)、マリア・カツァラヴァ(ルクレツィア)が迫真の歌唱を繰り広げます。
 青の照明を基調としたシンプルな舞台に登場人物のオーソドックスな衣装が美しく映え、イタリア・オペラの名匠パオロ・アリヴァベーニが若きヴェルディの熱い音楽を見事に紡ぎあげます。
 















4/7(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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PHILHARMONIA.REC



PHR 0112
¥2500→\2290
リッカルド・ミナージの鮮やかな演奏による『四季』
 ヴィヴァルディ:『四季』
 ヴェルディ:
  歌劇『シチリア島の夕べの祈り』〜バレエ音楽『四季』
リッカルド・ミナージ(ヴァイオリン、指揮)
ラ・シンティッラ管弦楽団
KKC 6185
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3000+税

 リッカルド・ミナージの鮮やかな演奏による『四季』、ラ・シンティッラ管弦楽団の鮮烈かつ迫力の演奏!

 録音:2019年5月、オーバーシュトラス教会、チューリッヒ

 ヴァイオリン奏者であり指揮者としても活躍するリッカルド・ミナージ。近年ヨーロッパでも最もエキサイティングな才能を持つ一人として急速に名声を獲得しています。
 ヴァイオリン奏者としては、サヴァール率いるコンセール・デ・ナシォオンやコンチェルト・イタリアーノ、アッカデミア・ヴィザンティナなど、名だたるピリオド楽器アンサンブルで第1ヴァイオリンを担当。またバルトリの「ノルマ」の録音ではラ・シンティッラ管弦楽団の指揮のアシスタント、第1ヴァイオリンも務めていました。

 本盤は、チューリッヒ歌劇場を拠点とするラ・シンティッラ管弦楽団との録音。両者は、2018/19シーズンにコンサート・シリーズを行っており、幅広い時代の作品を取り上げました。
 ここでは、リッカルド・ミナージがソロ・ヴァイオリンを弾くヴィヴァルディの『四季』、そしてヴェルディの歌劇『シチリア島の夕べの祈り』からバレエ音楽『四季』の二つの「四季」を収録しています。
 ヴィヴァルディは、リッカルド・ミナージのしたたる美音で聴く華やかなソロと、時にアグレッシブ、時にエレガントと変幻自在のアンサンブルで見事な演奏を聴かせてくれます。
 ヴェルディの『四季』は、『シチリア島の夕べの祈り』の第3幕で演奏され、同じく四季にちなんだタイトルがついています。歌劇場での演奏経験豊富なラ・シンティッラ管弦楽団は、情感豊かで躍動感に溢れた音楽作りは聴きどころ満載です。

 


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 リッカルド・ミナージ、ちょっと頭角現し始めました。
 アンサンブル・レゾナンツとのモーツァルト、すごいんです。



 先日メルマガから。

 「まるで初めて聴くような新鮮さで驚きの連続。音楽をイチから洗いなおしたようなそんな演奏になってます。
 ほんとに一筋縄でいかない。聴きなれたこの3曲がこんなになるとは。
 呼吸感が自由自在なんです。

 ソリスト一人なら分かりますが、オケ全体が細かなニュアンスを共有してるんです。
 どうすればそんなことができるんでしょう。。。


 脳神経が刺激されて元気になりました。これは聴いてもいいかも。」



HMM 902629
(2CD)
\3200→\2890
ミナージ&アンサンブル・レゾナンツ
モーツァルト:三大交響曲集

 [CD1]
  ・交響曲第39番 変ホ長調 K.543
  ・交響曲第40番 ト短調 K.550
 [CD2]
  ・交響曲第41番 ハ長調 K.551
アンサンブル・レゾナンツ
リッカルド・ミナージ(指揮)

 ミナージ&アンサンブル・レゾナンツ モーツァルト三大交響曲!鮮やかな対比!はっと驚くテンポ感

 録音:2019年7月、フリードリヒ=エーベルト=ハレ、ハンブルク(ドイツ)

 ミナージ率いるアンサンブル・レゾナンツ、モーツァルトの三大交響曲という注目の新譜の登場です。
 当アンサンブルは、ケラスのソロによる協奏曲も収録したC.P.E.バッハ(HMM 902331 / KKC 5913)、ハイドン:十字架上の最後の7つの言葉(HMM 902633)などでも作品の核心を突いた鋭くも豊かに響きわたる演奏を展開していました。
 ここでも、あくまでもモダン楽器によるアプローチにこだわりつつ、既に膨大な数の録音があり、演奏会でとりあげられる回数も多いこの3 作品を、目からうろこが落ちるような鮮度で演奏しています。

 対比(和音とパッセージ、強弱など)が見事な第39番。「疾走」するあの有名な冒頭、と思うと思わぬところですぐに足踏みしたりと、手に汗にぎるような第40番。そして第41番では胸のすくようなトゥッティ、それぞれの主題の性格の弾きわけの見事さ、弦楽器の走句の奏し方もひとつひとつが効果的で、耳がはなせません。
 モーツァルトが譜面に書いた要素一つ一つが生き生きと鳴り響き、ちょっとしたところでのリタルダンドなど、すみずみまで鮮やか。どこまでも自然。メンバーそれぞれの巧さが際だっています。まったく新しい三大交響曲の登場です!

 ミナージは、アーノンクールがこれらの3作品の関連性と、連続して演奏することの意味を説いたことに言及しつつ、これらの3作品が作曲された同じ年に、モーツァルトがスヴィーテン伯にC.P.E. バッハのオラトリオ"Die Auferstehung und Himmelfahrt Jesu(イエスの復活と昇天)" を再構築し、指揮するよう依頼されていたことに着目。
 ミナージは、この作業がこれら3作品にもたらした影響は大きいと考えられるとしています。フランス風序曲を思わせる第39番の冒頭、様々な要素がキリストの受難にまつわる作品と関連付けられる第40番、そして41番のフィナーレでのグレゴリオ聖歌とのかかわり・・・。オーケストラの各パート間のパッセージの受け渡し、あるいは各部分の移行部にいたるまで理想的な響きを求めて演奏しています。録音が行われたフリードリヒ=エーベルト・ハレは、かのヴァントも録音を行ったことのある由緒あるホール。音響にも注目です。

 ミナージは、1978年生まれ。世界が認める俊英の一人です。
 ヴァイオリン奏者として、サヴァール率いるコンセール・デ・ナシォオンやコンチェルト・イタリアーノ、アッカデミア・ヴィザンティナなど、名だたるピリオド楽器アンサンブルで第1ヴァイオリンを担当していました。
 バルトリの「ノルマ」の録音ではオーケストラ指揮のアシスタント、第1ヴァイオリン、そしてキュレーターも務め、2017年より、アンサンブル・レゾナンツ(ハンブルク)のアーティスト・イン・レジデンツを務めています。



 




PRINTEMPS DES ARTS DE MONACO

PRI 031
¥2500
ベートーヴェン:
 弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 Op.130+「大フーガ」 変ロ長調 Op.133

  (1) I. アダージョ・マ・ノン・トロッポ
  (2) II. プレスト
  (3) III. スケルツォ風に、アンダンテ・コン・モート・マン・ノン・トロッポ
  (4) IV. ドイツ舞曲風に、アレグロ・アッサイ
  (5) V. カヴァティーナ、アダージョ・モルト・エスプレッシーヴォ
  (6) 大フーガ 変ロ長調 Op.133
  (7) VI. フィナーレ、アレグロ
シグヌム四重奏団
 【フローリアン・ドンダラー(第1ヴァイオリン)、
  アンネッテ・ヴァルター(第2ヴァイオリン)、
  サンディ・ファン・デューク(ヴィオラ)、
  トーマス・シュミット(チェロ)】

 ベートーヴェン生誕250 周年記念、シグヌム四重奏団が弦楽四重奏曲第13番+大フーガ、新旧のフィナーレを演奏した注目盤。

 録音:2019年3月31日-4月2日/ヤコフ・クライツベルク・ホール(モナコ)/55'35"

 実力派クァルテット、シグヌム四重奏団が2020年のベートーヴェン生誕250周年を記念して弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 Op.130と「大フーガ」 変ロ長調 Op.133を録音しました!

 大フーガはもともと第13番の終曲として作曲、また初演もされましたが、評価は二分したため現在のフィナーレに書き換えました。
 当演奏では現稿の第13番の第5、6楽の間に大フーガを配置して演奏。シグヌム四重奏団の精緻なアンサンブルから奏でられる極上を堪能することができます。

 当団はアルバン・ベルク四重奏団、アルテミス四重奏団、メロス四重奏団に学び、数々の国際コンクールでの入賞歴を誇る実力派の弦楽四重奏団です。
 録音ではバルトーク、ベルク、シュニトケ、ラヴェル、ドビュッシー、スーク、シューベルト、ドヴォルザークなど幅広いレパートリーで高い評価を得ております。
 
 
PRI 032
(2CD)
¥2900
パーカー四重奏団が「ハープ」「ラズモフスキー第2番」を録音!
 ベートーヴェン:
  (1)弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調 Op.74「ハープ」
  (2)弦楽四重奏曲第6番 変ロ長調 Op.18-6
  (3)弦楽四重奏曲第8番 ホ短調 Op.59-2「ラズモフスキー第2番」
パーカー四重奏団
 【ダニエル・チョン(第1ヴァイオリン)、
  濱尾健(第2ヴァイオリン)、
  ジェシカ・バードナ(ヴィオラ)、
  キム・ケヒョン(チェロ)】

 ベートーヴェン生誕250周年記念、アメリカ実力派、パーカー四重奏団が「ハープ」「ラズモフスキー第2 番」を録音!

 録音:2019年3月18-20日/ヤコフ・クライツベルク・ホール(モナコ)/CD 1 51'15"、CD 2 32'11"

 アメリカの実力派カルテット、パーカー四重奏団がベートーヴェン生誕250周年を記念して弦楽四重奏曲第6番、第8番「ハープ」、第10番「ラズモフスキー第2番」を録音しました!

 同団2005年ボルドー室内楽国際コンクール優勝、2005年コンサート・アーティスト・ギルド・コンペティション1位などの受賞歴をもち、アメリカの新聞各紙に絶賛され注目を集めている実力派。
 現在第2ヴァイオリンに濱尾健を迎えて欧米を中心に演奏活動を展開しております。ついに録音したベートーヴェンでは溌剌さを携えた演奏を披露。
 今後の活躍が一層期待される注目盤の登場です。
 
 
PRI 024
¥2500
アイヴス:ヴァイオリン・ソナタ集
 (1)ヴァイオリン・ソナタ第1番(1903-08)
 (2)ヴァイオリン・ソナタ第2番(1902-10)
 (3)ヴァイオリン・ソナタ第3番(1914)
 (4)ヴァイオリン・ソナタ第4番「キャンプの集いの子供の日」(1915)
リアナ・グルジヤ(ヴァイオリン)
マタン・ポラト(ピアノ)

 美しきグルジヤが俊英ポラトと奏でるアイヴスのヴァイオリン・ソナタ集

 セッション録音:2018年3月31日-4月2日/ヤコフ・クライツベルク・ホール(モナコ)/73'16"

 ロシア生まれのヴァイオリニスト、リアナ・グルジヤがイスラエルの俊英マタン・ポラトとアイヴスのヴァイオリン・ソナタを録音しました。
 グルジヤは6歳のときに神童としてモスクワ・テレビで紹介され話題となり、9歳のときにはオーケストラとの共演で輝かしいデビューを果たしました。
 その後若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクールをはじめとした数々のコンクールに出場し、華々しい成績をおさめております。アウディーテ・レーベルからリリースしているストラヴィンスキーのアルバム(AU 97697)では圧倒的な技術と洗練された演奏で評価されました。

 マタン・ポラトはイスラエルのテルアビブ出身。ピアニスト、作曲家として活躍しています。ジュリアード音楽院修了後、ヴェルビエやザルツブルク、デルフトなど各地の音楽祭に参加。ソリストとしても、シカゴ響やイスラエル・フィル等と共演をかさね、カーネギー・ホール、ウィグモア・ホールなど、世界各地で活躍。ラ・フォル・ジュルネ音楽祭でも来日し、知名度を上げております。

 アメリカのトラディショナル・ソングなどを自作に取り入れたことでも知られるアイヴス。1903年から1915年まで4つのヴァイオリン・ソナタを残しており、アイヴスの個性を発揮しております。グルジヤとポラトが魂を込めて演奏しております。
 
 
PRI 027
¥2500
ロイプケのソナタを俊英ジョスカン・オタルが録音!
 (1)リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
 (2)ロイプケ:ピアノ・ソナタ 変ロ短調
ジョスカン・オタル(ピアノ)

 リストとその弟子ロイプケのソナタを俊英ジョスカン・オタルが録音!

 セッション録音:2018年5月7-9日/ヤコフ・クライツベルク・ホール(モナコ)/59'53"

 1992年生まれの俊英ピアニスト、ジョスカン・オタルがリストとその弟子ロイプケのソナタを録音しました。

 オタルは2010年パリ国立高等音楽院にてアンヌ・クフェレックに師事。その後、リヨン音楽院で研鑽を積みました。現在ソロ活動の傍らフランス国内外の音楽祭で様々なオーケストラと共演しています。

 ドイツのハウスナインドルフ生まれのロイプケは1856年にビューローのすすめでリストに師事するためにワイマールに移ります。その後リストの愛弟子となるも結核のためわずか24歳で死去しました。
 リストのソナタはロイプケの作品の影響を示しており、いかにロイプケが才能に満ちていたかを証明しております。
 
 
PRI 030
¥2500
クロズマンがブリテンの無伴奏組曲に挑戦!
 ブリテン:
  (1)無伴奏チェロ組曲第1番 Op.72
  (2)無伴奏チェロ組曲第2番 Op.80
  (3)無伴奏チェロ組曲第3番 Op.87
キャメロン・クロズマン(チェロ)

 カナダ期待のチェリスト、クロズマンがブリテンの無伴奏組曲に挑戦!

 録音:2019年1月2-4日/フィルハーモニー・ド・パリ、第1リハーサル・ルーム(パリ)/69'51"

 若きチェリスト、キャメロン・クロズマン。「偉大な音楽的想像力を持つ成熟したアーティスト」とトロント・コンサート・レビューにて評された新進気鋭の演奏家で、デビュー盤、プーランク、ドビュッシーのチェロ・ソナタ(ACD2 2787)でも注目されました。
 当アルバムではブリテンの無伴奏チェロ組曲に挑戦しました!名手ロストロポーヴィチのために書かれた3つの組曲は高い技術と音楽性が要求される難曲ですが、クロズマンは集中力が途切れることなくブリテンの宇宙を描きます。
 




ANALEKTA


AN 28797
¥2600
鳥のさえずり リュック・ボーセジュール(チェンバロ)
 ラモー:鳥のさえずり/
 ダジャンクール:コキジバト/
 ダカン:かっこう/
 クープラン:恋の夜鳴きうぐいす、おびえた紅ひわ、嘆きのほおじろ、勝ち誇る夜鳴きうぐいす/
 アントワーヌ・ドルネル:コキジバト/
 ダカン:つばめ/
 ジャック・デュフリ:ハト/
 ダジャンクール:ムシクイ/
 クープラン:気の良いかっこう/
 ドルネル:ひばりの歌、小さなさえずり/
 ダンドリュー:鳥たちのコンサート/
 クープラン:さえずり/
 ピエール・フェヴリエ:優しいコキジバト/
 ラモー:めんどり

 カナダの名チェンバリスト、ボーセジュール!17世紀フランスに響いた鳥たちの音楽会。

 ☆17世紀フランスに響いた鳥たちの音楽会。
 ☆「鳥」をテーマにした、楽しく爽やかなチェンバロ作品集!

 カナダのピリオド・アンサンブル、クラヴサン・アン・コンセールの創設者兼音楽監督であり、同国の古楽界を代表するチェンバリスト、オルガニストとして知られるリュック・ボーセジュール。
 「ペダル・チェンバロによるJ.S.バッハ」(AN 29970)など、数々の独創的なアイディアを実現させてきたカナダの名手による新録音は、これでもかとばかりに「鳥」にまつわる作品だけを集めた17世紀頃のフランスのチェンバロ作品集。かっこう、うぐいす、はと、つばめ、ひばりなど様々な鳥たちのさえずりに魅了されてきた音楽家たちが描いた楽しく爽やかな音楽会を、ボーセジュールのきらびやかなチェンバロの音色でどうぞ。

 ※録音:2019年9月9日−10日、ケベック(カナダ)
 
 

AN 29182
¥2600
シューベルト:ピアノ・ソナタ全集&主要ピアノ作品集 Vol.2 〜
 レイト・インスピレイションズ

  ピアノ・ソナタ第3番ホ長調 D.459
  ハンガリー風メロディ D.817
  3つのピアノ小品 D.946
マテュー・ゴーデ(ピアノ)

 2019年の5月に全12回に及ぶシューベルトのピアノ・ソナタ全集という偉大なリサイタルを終えたカナダのピアニスト、マテュー・ゴーデ。
 リサイタルに続いてスタートした、シューベルトの全ピアノ・ソナタと主要作品をレコーディングするという大型プロジェクト。
 第2巻は「レイト・インスピレイションズ」のタイトルで、若きシューベルトが書いた快活なピアノ・ソナタ第3番と、晩年のシューベルトによる即興的な作品を組み合わせ、シューベルトのピアニスティックな遺産の偉大さを描いています。

 ※録音:2019年12月4日−6日、ケベック(カナダ)
 




ARS PRODUKTION



ARS 38280
(SACD HYBRID)
¥2700
ティルセン・ミーツ・ショパン
 映画「アメリ」の音楽家ヤン・ティルセンとショパン
イエヴァ・ドゥダイテ
 (ピアノ/Shigeru Kawai SK-EX)
 ショパン:ワルツ変二長調 Op.64-1/
 ティルセン:いさかい、アメリのワルツ/
 ショパン:夜想曲変ホ長調 Op.9-2/
 ティルセン:ある午後のかぞえ詩、カスケード通り/
 ショパン:夜想曲第20番嬰ハ短調 Op.posth/
 ティルセン:サマー'78/
 ショパン:ワルツ嬰ハ短調 Op.64-2/
 ティルセン:ポルツ・ゴレ、パーン、ユジン、ペン・アル・ラン/
 ショパン:バラード ト短調 Op.23-1

 19世紀と現代の「美メロの宝庫」。ショパンとティルセンを組み合わせた好企画!

 バルト三国最南端の国、リトアニア出身の女流ピアニスト、イエヴァ・ドゥダイテのデビュー・アルバムは、ピアノの詩人ショパンと、日本でもブームとなった映画「アメリ」の音楽を担当したフランスの音楽家ヤン・ティルセン(1970−)の作品を組み合わせたユニークかつ詩情にあふれたプログラム!
 ドゥダイテは2018−2019シーズンに故郷のリトアニアの各地で「アメリとショパン」プログラムを披露し大喝采を浴びており、万全の準備を整えて臨んだこのデビュー盤に対する情熱、本人の期待度はかなりのものがあります。
 19世紀のクラシック界を代表する「美メロの宝庫」であるショパンの音楽、そして現代フランスの「美メロの宝庫」であるティルセンの音楽が、リスナーを美しきピアノの世界へと誘ってくれることでしょう。
 ドゥダイテの使用ピアノは、カワイピアノのフラッグシップに位置付けられているフルコンサートピアノ「Shigeru Kawai SK-EX」。その音色にも要注目です。

 ※録音:2019年1月14日−16日
 
 

ARS 38305
(SACD HYBRID)
¥2700
スラヴの魂
 ショスタコーヴィチ:弦楽八重奏のための2つの小品 Op.11
 ニコライ・アファナシエフ:二重弦楽四重奏曲 ニ長調《新居披露》
 グリエール:弦楽八重奏曲ニ長調 Op.5
オベルトン弦楽八重奏団

 ウィーン・トーンキュスラー管弦楽団のメンバーであるチェリスト、ドロッチャ・スタンディもメンバーに名を連ねるオベルトン弦楽八重奏団は、4本のヴァイオリン、2本のヴィオラ、2本のチェロを基本編成として2015年に結成されたアンサンブル。
 オーストリアのグラーツ・ムジークフェラインでデビューを果たした後、ロシアのエカテリンブルクで開催されたウィーン映画音楽祭、ウィーンのホーフブルク宮殿でのオーストリア共和制樹立100周年記念行事などに招聘されるなど活躍の場を広げています。
 ショスタコーヴィチ、ロシア有数のメロディメーカーのグリエールに、ロシアの知られざる作曲家ニコライ・アファナシエフ(1821−1898)の作品をカップリング。このアファナシエフの作品の発掘に力を注いでいくというオベルトン弦楽八重奏団、楽しみなアンサンブルの登場です。

 ※録音:2019年12月、フローレンティナーザール(グラーツ、オーストリア)
 
 


ARS 38289
(1SACD HYBRID)
¥2700
ベートーヴェンの「悲愴」や「告別」、「変奏曲」に組み合わせたのは、
 カール・トラウゴット・ツォイナーの「幻想曲」

  ベートーヴェン:
   ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 Op.13《悲愴》、
   ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 Op.81a《告別》、
   創作主題による32の変奏曲ハ短調 WoO.82
  ツォイナー:
   ウクライナの旋律に基づくピアノのための幻想曲(世界初録音)
ドロシー・ハデム=ミサク(ピアノ)

 ドロシー・ハデム=ミサクは、2011年にハイドンのピアノ協奏曲ニ長調でウィーン学友協会大ホールへのデビューを果たし、ボン国際ベートーヴェンピアノコンクールではベートーヴェン・ハウス賞、室内楽賞を受賞するなどの実績を持つオーストリアの女流ピアニスト。
 ベートーヴェンの「悲愴」や「告別」、「変奏曲」に組み合わせたのは、19世紀ドイツの知られざる音楽家、カール・トラウゴット・ツォイナー(1775−1841)の世界初録音となる「幻想曲」。
 ドレスデンで生まれたツォイナーは、ダニエル・ゴットリープ・トゥルクに指示した後、ロシアのサンクトペテルブルクへと移住。同地でクレメンティの教えから受け、グリンカとヴェルツォフスキの作曲の師となったことが知られています。

 ※録音:2019年11月、ウィーン・コンツェルトハウス(オーストリア)
 
 

ARS 38565
¥2600
セレナード 〜 シューベルトの男声合唱作品集
 シューベルト:
  セレナード/春の歌/愛の心/ゴンドラの舟人/
  夜の明かり/月明かり/夜鳴きうぐいす/小さな村/
  冬の日/反抗/水上を飛ぶ霊たちの歌 D.705/
  自然に中の神/全能の神/主は私の牧者で
マクシミリアン・シュミット(テノール)
フランツ・ヴィッツム(カウンターテナー)
ゲロルト・フーバー(ピアノ)
レンナー・アンサンブル・レーゲンスブルク
ハンス・プリチェット(指揮)

 レーゲンスブルク大聖堂の作曲家兼オルガニストとして活躍したヨーゼフ・レンナー(1868−1934)の名を冠し、ベルント・エンゲルブレヒトによって1987年に創設された男声合唱団、レンナー・アンサンブル・レーゲンスブルクによるシューベルトの合唱作品集。
 レーゲンスブルクから文化賞、バイエルン放送特別賞など、数々の賞を贈られるなど、その活動とハーモニーはドイツ国内外で非常に高い評価を得ています。ヴォーカルアンサンブル「シュティムヴェルク」の創設者で古楽唱法にも長けているフランツ・ヴィッツムの参加からも期待度が高まります。

 ※録音:2019年3月、バイエルン放送スタジオ1(ドイツ)
 




DB PRODUCTIONS


DBCD196
¥2700
『ナイチンゲール』 〜
 ジェニー・リンド(1820-1887)に捧ぐ
エリン・ロンボ (ソプラノ) ‛&5-15
サイモン・クロフォード=フィリップス (指揮/ピアノ)
ヴァステラス・シンフォニエッタ 1-4、9-16
  1-4. フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847): 交響曲 第4番 イ長調 Op. 90 「イタリア」
  5-7. クララ・シューマン(1819-1896): フリードリヒ・リュッケルトの詩による3つの歌曲
   5. 美しさゆえに愛するのなら Op. 12-4/6. 彼は来た、嵐と雨の中を Op. 12-2/
   7. なぜあなたは、ほかの人にきくのですか Op. 12-11/
  8. クララ・シューマン: ローレライ
 
  9-15. アルバン・ベルク(1885-1935): 初期の7つの詩
    (パウル・レオナルト・シェーファーの編曲による室内管弦楽伴奏版)
   9. 夜/10. 葦の歌/11. ナイチンゲール/12. 至上の夢/13. 部屋の中で/14. 愛を讃えて/15. 夏の日々
 
  16. アンドレア・タッローディ (1981-):ナイチンゲール (作曲者の編曲による室内管弦楽版)

 録音: 不明(2019年?)

 【生誕200年 あの『グレイテスト・ショーマン』にも描かれた、''スウェーデンのナイチンゲール''に捧げるアルバム】
 1820年にストックホルムに生まれ、''スウェーデンのナイチンゲール''としてヨーロッパを席巻したソプラノ歌手、ジェニー・リンドへのトリビュート・アルバム。
 メンデルスゾーンやショパン、シューマンらと親交を結び、20代で大きな名声を手にした彼女は、若くしてオペラ界からの引退を宣言して周りを驚かせました。
 しかしその後、興行師フィニアス・テイラー・バーナムの提案に乗り大規模なアメリカ・ツアーを敢行、大成功を収めたのは映画『グレイテスト・ショーマン』に描かれた通りです。

 このアルバムには、彼女と特に親しかったと伝わるメンデルスゾーンの「イタリア」をはじめ、彼女の友人たちの作品を集めてその生涯と影響に迫ろうというもの。
 ラストには現代スウェーデンの女流作曲家タッローディによる「ナイチンゲール」を収録。この作品はスウェーデンの有名な童話作家アンデルセンによる「ナイチンゲール(夜啼き鶯)」を元にしたものですが、そこに描かれた作り物のナイチンゲールは当時流行していたイタリアのオペラ、そして本物のナイチンゲールはリンドを表していると言われます。
 曲は物語の舞台である古代中国を思わせるエキゾチックで神秘的なもの。繊細ながら軽快さを忘れないクロフォード=フィリップスの指揮、素晴らしい力演を聴かせるロンボのソプラノもあいまって、たいへん聴き応えのあるアルバムです。
 
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DBCD194
¥2700→\2490
名手ベンクト・フォシュベリが贈る
 スウェーデンの魅力的なピアノ小品集
ベンクト・フォシュベリ(ピアノ)
 1-5. ヘニング・マンケル(1868-1930): 5つの小品 Op. 52
  1. No. 1. Preludium/2. No. 2. Aftonrodnad/3. No. 3. I Vildmarken/
  4. No. 4. Skogssjon/5. No. 5. Djupt i skogen
 6. サラ・ヴェンネルベリ=ロイター(1875-1959): アンジェラス
 7. ハラルド・フリュクレフ(1882-1919): 即興曲
 8. アリス・テグネール(1864-1943): ロマンティックな練習曲
 9-11. トゥール・アウリン(1866-1914): 3つのアルバムの綴り Op. 5
  9.No. 1. Lento/10. No. 2. Andantino/11. No. 3. Allegretto malinconico
 12. ヴァルボリ・アウリン(1860-1928): 7つの小品 Op. 8 - 第3曲 エレジー
 13. アルゴート・ハクヴィニウス(1886-1966): 孤独な松の木
 14-20. ドルカス・ノッレ(1911-1985): プロフィール
  14. I. Allegro/15. II. Andante liberamente/16. III. Allegro moderato/
  17. IV. Allegretto/18. V. Allegro/19. VI. Andantino/20. VII. Allegro energico
 21. エーリク・ニルソン(1966-): フラングメンツ
 22. ヴィクトリア・ボリソワ=オラス(1969-): エンジェルフィールド
 23. フレードリク・ハグステット(1975-): 小品第5番
 24. フレードリク・ハグステット: 小品第24番
 25. イルヴァ・フレッド(1990-): Svaga nerver
 26. グンナル・ヤンソン(1944-): Dagsnotering 第2番
 ※ 世界初録音(21を除く)

 録音: 2019年4月

 【スウェーデンの愛らしい小品をまとめて楽しむアルバム!】
 19世紀から現代までに作曲され、その美しさにもかかわらず忘れられてしまった作品を集めたアルバム。
 ほとんどの曲が2,3分と短く、北欧民謡調の親しみやすいものから、不穏な影を纏ったもの、現代的な跳躍を伴うものまで曲想は様々ですが、いずれも愛らしく魅力的な作品であり、聴き進むうちそれらが次々と飛び出してきます。
 演奏はこれまでdB Productionsで数枚のアルバムを成功させている、スウェーデンを代表するピアニストの一人フォシュベリ。作品に深く寄り添い、その魅力を自然に引き出しています。



ベンクト・フォシュベリ、dB Productionsで注目されたアルバム

DBCD170
【旧譜】
\2700
歴史に見落とされたピアノ作品を集めて
 1-4.ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァー(1915-1940):
  4月の前奏曲 Op.13
 5.エイミー・ビーチ (1867-1944):スコットランドの伝説 Op.54, No.1
 6-8.ドレーン・カーウィスン(1922-2003):ソナチネ
 9.ヴァルボリ・アウリン(1860-1928):アルバムの綴り Op.29
 10.ヴァルボリ・アウリン:ワルツ・エレジアーク
 11-14.ルース・ソフィア・アルメーン(1870-1945):
  ピアノ・ソナタ ロ短調 Op.2
 15-17.グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969):ソナチネ第2番
 18-20.ジェルメーヌ・タイユフェール(1892-1983):3つのパストラーレ
 21.ルース・クロフォード=シーガー(1901-1953):
  前奏曲集 - 第6番アンダンテ・ミスティコ
ベンクト・フォシュベリ(ピアノ)

 録音:2015年? 発売:2016年1月11日

 




DIVINE ART



DDA-25198
¥2700
アルチョーモフ(1940-): アルバム XI
 Hymns of Sudden Wafts 突然のうねりの賛歌(1983) 1985年録音
  1.I. Allegro (四分音符=200)/2.II. Lento (八分音符=18)
 3.独奏クラリネットのためのソナタ(1966) 1991年録音
 4.連祷I(1977) サクソフォン・カルテットのための 1977年10月30日 ライヴ
 5.連祷II(1981) フルート・カルテットのための 1982年5月24日 ライヴ
 6-7.日曜日のソナタ(1977) ファゴットとピアノ)のための 1978年11月13日 ライヴ
 8-11.4つの英語による二重唱(1966)  1970年頃 録音
  【I.光っていた星/II.私の頭に触れた靄/III.台所が泣いた/IV.あなたが泳者なら 】
 12.'75年大晦日のカプリッチョ(1975)  1976年1月12日 ライヴ
  イゴール・アブラモフ(ソプラノ&テナー・サックス)/アレクセイ・セミオノフ(チェンバロ)‛&1-2、
  ユーリ・スミルノフ(ピアノ)‛&1-2/オレグ・タンツォフ(クラリネット)‛&3、
  レフ・ミハイロフ(ソプラノ・サックス)/ウラディーミル・イェリオミン(バリトン・サックス)‛&4,12、
  アレクセイ・ナバトフ(テナー・サックス)/アレクサンドル・オセイチュク(アルト・サックス)‛&4、
  ウラディーミル・パクリチェフ、アレクサンドル・チモチン&アルベルト・ゴフマン(フルート)‛&5、
  セルゲイ・コフロフ(アルト・フルート)‛&5、ヴァレリー・ポポフ(ファゴット)/ピョートル・メシャニコフ‛&6-7、
  ルザンナ・リシチアン(ソプラノ)/カリナ・リシチアン(メゾ・ソプラノ)‥8-11、
  ヴャチェスラフ・アルチョーモフ(ピアノ)‛&8-11、イリア・スピヴァク(ヴィブラフォン、ベル)‛&12

 録音: 1970〜1991年 モスクワ

 ロシアの現代作曲家の最高峰と呼び名の高いアルチョーモフのユニークな楽器の組み合わせの室内楽作品集。
 アルチョーモフの音楽は大変深く、極めてスピリチュアルでありながら、精緻に組み立てられた独特の世界観を持つことで知られています。
 Divine Artレーベルのアルチョーモフ・レトロスペクティブ・シリーズは、過去のメロディア時代の録音と新録音を組み合わせたもので、11作目となる本作には1970年から91年にかけてのモスクワでのライブ及びスタジオ録音による室内楽作品を収録。
 「Hymns of Sudden Wafts=突然のうねりの賛歌」と「クラリネット・ソナタ」以外は、初発売作品です。
 演奏にはモスクワのトップのオーケストラや室内楽の音楽家たちが集結。巨大な交響楽作品に比べ、本作では作曲家の比較的ライトな側面を味わうことができます。
 
 

DDA-25204
¥2700
フローベルガー(1616-1667):ファンタジア&カンツォン全集
 6つのファンタジア 第2巻(1649)
  1.ファンタジア第1番 VT-RE-MI-FA-SOL-LAに基づく FbWV2018:08
  2.ファンタジア第2番 FbWV 202
  3.ファンタジア第3番 FbWV 203
  4.ファンタジア第4番 Sollareに基づく FbWV 204
  5.ファンタジア第5番 FbWV 205
  6.ファンタジア第6番 FbWV 206
  7.ファンタジア第7番 FbWV 207
 8.ファンタジー・デュオ FbWV 2086つのカンツォン 第2巻(1649)
 9.カンツォン第1番 FbWV 301
 10.カンツォン第2番 FbWV 302
 11.カンツォン第3番 FbWV 303
 12.カンツォン第4番 FbWV 304
 13.カンツォン第5番 FbWV 305
 14.カンツォン第6番 FbWV 306
テレンス・チャールストン(クラヴィコード)

 録音: 2019年10月 英国王立音楽大学スタジオ クラヴィコードによる世界初録音

 バロック初期の鍵盤音楽の大家、フローベルガーの『ウィーン写本第2巻』(1649年9月19日)より、初のクラヴィコード録音によるファンタジアとカンツォン全集が登場。フローベルガーはドイツで生まれ、ローマでフレスコバルディ門下生として学び、その後も様々な場所を旅したコスモポリタン。バッハやスカルラッティにも多大な影響を与えた作曲家です。
 この録音では、ベルリン楽器博物館が所蔵する南ドイツ製のクラヴィコードをアンドレアス・ヘルメットが2009年に復元した楽器を使用。
 クラヴィコードはサイズと音量が小さいものの、広いダイナミック・レンジを持ち、ヴィヴラート奏法をマスターすれば微妙なニュアンスを表現できる楽器であり、フローベルガーの対位法的な作品演奏には向いていると言えます。
 この楽器を操るのはイギリスのオルガニストであり、ロンドン・バロックのメンバーとして活躍するテレンス・チャールストン。400回以上のコンサートに出演する名手です。
 
 

MSV-28598
¥2700
「Gimme Twelve 」〜トマス・フォルトマン(1951-)の音楽
 1.Grafeneck 1940/2.Burla for Elena and Greta/
 3.The Murder of a Buttercup/4.Intermezzo Estatico
 Concertino Gregoriano コンチェルティーノ・グレゴリアーノ
  5.I. Ciaccona/6.II. グレゴリアーノ/7.III. ジーガ
 8.Gimme Twelve
 9.Postlude
アンサンブル・パウル・クレー‛&4,9
アカデミア・アミアタ‛&1
ガイア・フェスティヴァル・アンサンブル‛&2
インターハーモニー・アルチドッソ‛&5-7
カメラータ・インパルス‛&3
エットーレ・カンデラ(オルガン)‥8

 録音2017年8月 イタリア‛&12018年5月 スイス‛&2/2019年6月‛&3/2018年8月‛&4、9/2015年7月‛&5、6、7/2019年9月‛&8

 スイス出身の作曲家、フォルトマンの作品集。
 1970年代には売れっ子のロック系ソングライターとして活躍すると同時にゴルファーとしても成功を収めていましたが、26歳の時に一念発起し、それまでのキャリアを捨てて音楽院での作曲の勉強に専念。
 以降は、ポストモダニズムとロック、ジャズ、サーカスやキャバレー・スタイルとシリアスな音楽を融合した独特な作風で、カルト的なフォロワーを獲得しました。このアルバムには室内楽作品と1つのオルガン作品が収録されていますが、アルバム・タイトルにもなっている「Gimme Twelve」は、各曲で半音階の12音すべてが使われていることを意味しています(Gimmeはゴルフ用語でもあります)。
 作品は文学や歴史的事件、そして個人的な体験にインスパイアされて作られたもの。ヨーロッパの4つの優れたアンサンブルが録音に参加し、ユニークなフォルトマン・スタイルを再現しています。
 
 

MSV-28605
¥2700
ムーン・マークド〜トランペット曲集
 1.リチャード・クラーク (1964-):‛ᬢ' justice for all?
 2.ランス・ヒューム(1960-):官能的な夏の午後のエレジー
 3.カーソン・クーマン(1982-):ムーン・マークド
 4.イウェイゼン(1954-):ブラームスの主題による変奏とフーガ
 5-7.クラーク:ディヴェルティメント
 8.コールマン(1998-):アクエインテッド・ウィズ・ザ・ナイト
 9.キエルマイヤー(1956-):ピース・オン・アース

クリス・ゲッカー(トランペット)

キャサリン・マードック(ヴィオラ)‛&1,5-7
リタ・スローン(ピアノ)‛&2,4,8
スザンヌ・ゲッカー(クラリネット)‛&3,9
マーク・ヒル(オーボエ)‛&5-7
ジェイソン・ゲッカー(コントラバス)‛&9
リアンナ・ゲッカー(ピアノ)‛&9


 録音 Dekelboum Concert Hall, Clarice Smith Performing Arts Center, University of Maryland 2019年2月4日‛&1,5-7/9月29日‛&2,8,9/2012年11月4日‛&4

 アメリカを代表するトランペットの名手、クリス・ゲッカーによる1954年から1998年の間に生まれた6人の現代作曲家の作品集。
 トランペットと言えば壮麗なファンファーレを思い起こしますが、このアルバムの作品は、どれも芳醇で抒情的な雰囲気を持ち、楽器の違った魅力が引き出されています。
 ゲッカーはワシントンD.C.生まれでメリーランド大学を卒業。アメリカン・ブラス・クインテットのメンバーとして18年間活躍した他、ニューヨーク・フィル、サンフランシスコ響等多数の主要なオーケストラとも共演しています。
 名教師としても活躍しており、ジュリアード音楽院、マンハッタン音楽院、コロンビア大学で教授を歴任するほか、日本でもゲッカーの教則本が発売されています。ゲッカー自身のほかゲッカーの家族を含む優秀な音楽家たちによる演奏です。
 



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NAXOS

8.574122
¥1200
『オペラ・コミック』の序曲集 ミヒャエル・ハラース (指揮)
ウィーン放送交響楽団
 1.グノー(1818-1893): 歌劇《血まみれの修道女》(1854)-序曲(シャルル・デルソー編)
 2.アレヴィ(1799-1862): 歌劇《女王の銃士たち》(1846)-序曲
 3.ドリーブ(1836-1891): 歌劇《王様のお言葉》(1873)-序曲
 4.エロール(1791-1833): 歌劇《ザンパ》(1831)-序曲
 5.メユール(1763-1817): 歌劇《ジョセフ》(1805)-序曲
 6.メユール: 歌劇《エレナ》(1803)-序曲
 7.ルコック(1832-1918): 喜歌劇《小さな花嫁》(1875)-序曲
 8.マイヤール(1817-1871): 歌劇《竜騎兵団または隠者の鐘》(1856)-序曲
 9.ボワエルデュー(1775-1834): 歌劇《バグダッドの太守》(1800)-序曲
 10.オッフェンバック(1819-1880):喜歌劇《ランタン灯りでの結婚式》(1857)-序曲

 録音 2019年1月10,11,30日 Großer Sendesaal, ORF Funkhaus, Vienna, Austria

 『オペラ・コミック』とは、フランスを起源とする喜劇的オペラで、台詞と歌を併用しているのが特徴です。
 18世紀初頭に誕生した「オペラ=コミック座」で上演された歌劇をこう呼び、初期の頃は名前の通り、軽め(喜劇的)の作品が多かったものの、数多くの作曲家が作品を寄せたことにより、内容は多彩となり、後のビゼーによる《カルメン》のような悲劇的な作品も『オペラ・コミック』に含まれるようになっていきます。
 このアルバムには、19世紀から20世紀にかけて作曲された『オペラ・コミック』の序曲を収録。グノーの幻想的な《血まみれの修道女》や、軽妙な旋律で知られるエロールの《ザンパ》、オッフェンバックやルコックの喜歌劇までさまざまな表情を持つウィットに富んだ作品が並んでいます。
 
 
8.559888
¥1200
チョーリャン・リンが依頼、
 ジョン・キムラ・パーカーと初演した
   3つのアメリカのヴァイオリン・ソナタ

 シェーンフィールド(1947-):
  ヴァイオリン・ソナタ(2009)‛&世界初録音
   1. I. Vanishing Point/2.II. Intermezzo/
   3.III. Romanza/4.IV. Freilach
 スタッキー(1949-2016):ヴァイオリン・ソナタ(2013)
  5. I. Calmo/6.II. Interlude/7.III. Scherzo - Finale
 ハービソン(1938-):
  ヴァイオリン・ソナタ 第1番(2011)‛&世界初録音
   8. I. Sinfonia/9. II. Intermezzo/
   10.III. Aria/11.IV. Rondo - V. Poscritto
 12.バーンスタイン(1918-1990):
  アーロンのためのカノン(1970)‛&世界初録音
チョーリャン・リン (ヴァイオリン)
ジョン・キムラ・パーカー (ピアノ)

 録音 2019年5月20-23日 Stude Concert Hall,The Shepherd School of Music, Rice University,Houston,Texas, USA

 このアルバムに収録された3つのヴァイオリン・ソナタは、全てヴァイオリニスト、チョーリャン・リンがそれぞれの作曲家に作曲を依頼し、彼自身と、今回伴奏を務めるジョン・キムラ・パーカーが初演を行いました。
 2008年に書かれたシェーンフィールドのソナタは、特徴的なタイトルを持つ4つの楽章で構成された作品。デヴィッド・マークソンの小説「Vanishing Point=消失点」からインスパイアされたという、どこかで聴いたことがあるような旋律がコラージュされた第1楽章から、ヘブライ語の研究者でもある作曲家の特質が表れた、ユダヤの踊りの音楽「Freilach」と題された終楽章まで変幻自在な曲想に彩られています。
 スタッキーのソナタは、ドビュッシーのソナタから影響を受けたといい、即興的かつ幻想的な雰囲気を湛えた作品。ソナタの形式を気に入っているというハービソンの作品は、各楽章とも明確なタイトルを持つものの、内容は象徴的で、聴き手の想像を刺激します。
 最後に置かれたバーンスタインの「アーロンのためのカノン」はコープランドの70歳の誕生日を祝した作品。"クレージー・モダン・ミュージック=正気ではない現代音楽"とバーンスタインが称したという短い曲です。
 
 

8.559889
¥1200
ドアティ(1954-):
 ディス・ランド・シングズ この地は歌っている(2016)
  ウディ・ガスリーの人生と時代によるインスピレーション
アニカ・ソコロフスキー (ソプラノ)
ジョン・ドアティ (バリトン)
ドッグス・オブ・デザイア(アンサンブル)
デイヴィッド・アラン・ミラー (指揮)
  1.No.1: Overture 序曲/2.No.2: The Ghost and Will of Joe Hill ジョー・ヒルの幽霊と遺言/
  3.No.3: Perpetual Motion Man 絶え間なく動く男/4.No.4: Marfa Lights 砂漠の地マーファの灯/
  5.No.5: Hear the Dust Blow 風塵が聞こえる/6.No.6: Graceland グレイスランド/
  7.No.7: Forbidden Fruit 禁断の果実/8.No.8: Hot Air 熱風/9.No.9: Bread and Roses パンと薔薇/
  10.No.10: This Land Sings この地は歌っている/11.No.11: Silver Bullet シルバーブレット/
  12.No.12: This Trombone Kills Fascists このトロンボーンはファシストを殺す/
  13.No.13: Don't Sing Me a Love Song ラブソングは歌わないで/
  14.No.14: My Heart is Burning 僕の胸は激しく燃えている/
  15.No.15: I'm Gonna Walk That Lonesome Valley 寂しい谷を歩くのだ/
  16.No.16: Mermaid Avenue マーメイド・アヴェニュー/
  17.No.17: Wayfaring Stranger / 900 Miles ウェイファーリング・ストレンジャー/900マイル/
 世界初録音

 録音 2017年6月3日 the Experimental Media and Performing Arts Center,Troy, New York, USA

 ボブ・ディランに大きな影響を与えた"ウディ・ガスリー"。ギターとハーモニカを携え、大恐慌時代のアメリカを放浪し、この経験を元に「This land is your land=我が祖国」などの、貧困にあえぐ労働者たちの感情を歌にすることで多くの人々の共感を得たアメリカのフォーク歌手です。
 グラミー賞受賞作曲家、マイケル・ドアティは、かつてガスリーが放浪したというオクラホマ州とテキサス州の埃っぽい道を、彼のほぼ全ての歌を聴きながらドライブし、独自のトリビュート作品「This LandSings この地は歌っている」を創り上げました。
 17曲からなるこの作品は、2人の歌手、アンサンブルとアナウンサーの朗読で構成されており、ガスリーが活躍した時代のラジオ番組を模して書かれています(このアルバムでは朗読部分は省略)。
 ドアティは、ガスリーの生きた時代の政治的、社会的環境などをテーマに取り上げ、オリジナル・ソングと幕間には器楽を用いた曲を書きました。それらは皮肉っぽく、同時にウィットに富んでいます。
 
 


8.574225
¥1200
アルメイダ・プラド(1943-2010):ピアノと管弦楽のための作品集
 ピアノ協奏曲 第1番(1982-83)
  1.Apelo I -/2.I. Heroico, epico (variacoes) -/
  3.Monologo (cadencia) -/4.Interludio -/
  5.II. Transparente floral/6.III. Granitico, intenso (tocata)/
  7.Interludio: Onirico, entre a realidade e a fantasia -/
  8.Memorial/9.Apelo II
 10.オーロラ(1975)
 Concerto Fribourgeois フリブール協奏曲(1985)
  11.Introduzioni -/12.Recitativo I/13.Passacaglia -/
  14.Recitativo II -/15.Toccata furiosa/
  16.Recitativo III/17.Arioso/18.Moto perpetuo
 世界初録音
ソニア・ルビンスキー (ピアノ)
ファビオ・メケッティ (指揮)
ミナス・ジェライス・フィルハーモニー管弦楽団

 録音 2019年5月18-22日 Sala Minas Gerais, Belo Horizonte,Brazil

 ブラジルの作曲家、アルメイダ・プラド。14歳の時に女性作曲家ディノーラ・デ・カルバーリョの弟子になり、カマルゴ・グァルニエリと共に音楽を学んだプラドは、やがてシュトックハウゼンやブーレーズ、リゲティの作品に興味を持ち、奨学金を得てパリに留学。ナディア・ブーランジェに教えを請うとともに、メシアンの神秘主義からも影響を受け、自国のブラジル音楽にこれらのエッセンスを融合させ、ピアノ曲集『カルタス・セレステス=天体の図表』などに見られる独自の作風を確立しました。

 このアルバムには、アルメイダ・プラドと親交があり、作曲家が深い信頼を寄せていたピアニスト、ルビンスキーと、メケッティが指揮するブラジルを代表するオーケストラ「ミナス・ジェライス・フィルハーモニー管弦楽団」によるピアノと管弦楽のための3つの作品をが収録されており、光り輝くような彼の音楽を堪能できます。
 2曲の協奏曲は前衛的な音が用いられているものの、どちらも古典的な様式を踏襲しており、第1番はベートーヴェン、「フリブール協奏曲」はバッハのオマージュとして書かれた作品。
 また1975年に作曲された「オーロラ」はまさにメシアンを思わせる色彩感に満ちた音で構成されたプラドらしい曲です。
 
 
8.574081
¥1200
ケマル・ベレヴィ(1954-):ギター・デュオ作品集
 1.キプロス狂詩曲 第1番(2011)(2017年 2台ギター版)
 キプロス組曲(2001)(2017年 2台ギター版)‛&世界初録音
  2.I.Lapta ラプタ/3.II.Elegie エレジー/4.III.ciftetelli チフテテリ
 5.ワルツ 第1番(1999)(2017年 2台ギター版)‛&世界初録音
 6.キプロス狂詩曲 第2番(2006)(2017年 2台ギター版)
 7.ワルツ 第2番(1985)(2017年 2台ギター版)
 トルコ組曲(1999)‛&世界初録音
  8.I.Danza ダンス/9.II.Song 歌/10.III.Hicaz ヒカス
 11.ロマンス(1997)(2018年 2台ギター版)‛&世界初録音
 12.キプロス風狂詩曲 第3番(2012)(2018年 2台ギター版)‛&世界初録音
 3つの断章(1997)
  13.Fragment No. 1/14.Fragment No. 2/15.Fragment No. 3
 16.キプロス風ラプソディ 第4番(2006)(2018年 2台ギター版)‛&世界初録音
デュオ・タンデム(ギター・デュオ)
ネカティ・エミルツァーデ
マーク・アンダーソン

 録音 2019年3月13-16日 Holy Trinity Church,Kensington, London, UK

 キプロス、ニコシアに生まれロンドンで学び、現在キプロスを拠点に活躍するギタリスト=作曲家ケマル・ベレヴィ。11歳からギターを始め、最初は兄とともにバンドを組み、ポップスやロックを演奏していましたが、ロンドンに移ってからはクラシックギターに転向。演奏家としてだけではなく、作曲家としても高く評価されています。
 ギリシャやトルコ、中東など多くの国の伝統が感じられる彼の音楽は、どれもユニークで美しいものばかり。このアルバムに収録されている作品の多くは世界初録音ですが、みな親しみやすく聴き応えがあります。とりわけ、タイトルに「キプロス」と記された曲はベレヴィの本領発揮とも言える作品群であり、胸躍るようなリズムとエキゾチックな旋律に魅了されます。
 
 


8.574183
¥1200
レオーネ・シニガーリャ(1868-1944):弦楽四重奏曲全集 第1集
 1.演奏会用練習曲 ニ長調 Op.5(弦楽四重奏版)(1901頃 出版)
 2つの性格的小品(弦楽四重奏版)(1910出版)
  2.第1番: 雨の歌/3.第2番: エチュード・カプリース
 4-20.ブラームスの主題による変奏曲 Op.22(1901)
 21.スケルツォ Op.8(弦楽四重奏版)(1892)
 22.ホラ・ミスティカ(1890)
 弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.27(1902)
  23.I. Allegro comodo/24.II. Scherzo: Allegro vivo/
  25.III. Adagio non troppo/26. IV. Allegro con spirito
 世界初録音
アルコス四重奏団
【メンバー】
 フィリップ・イェスカ(第1ヴァイオリン)
 ミコワイ・ポコラ(第2ヴァイオリン)
 ラデンコ・コスタディノフ(ヴィオラ)
 フランチェスカ・フィオーレ(チェロ)

 録音 2019年2月11-15日 Institute of Acoustics Recording Studio of the Adam Mickiewicz University,Poznan, Poland

 イタリア、トリノ出身のシニガーリャ。作曲家、登山家としても知られるユニークな人物です。青年時代、休日になるとピエモンテの丘陵地帯で時を過ごし創造的なインスピレーションを得ただけではなく、イタリア北東部の山地「ドロミーティ・アルプス」の登山道の一覧表を作成するほど登山にのめり込んでいたというシニガーリャ。
 作曲家としての彼はコンセルヴァトワール時代からいくつかの作品を発表していましたが、1900年にプラハでドヴォルザークに会ったことで、その翌年には民謡の編曲を始めています。
 しかし、これにはそれほど力を注いだわけではなく、どちらかといえば室内楽作品に興味を示し、1900年代には若い頃から傾倒していたブラームスの主題を用いた「変奏曲」や、やはりブラームスを思わせる流麗な旋律を持つ2曲の弦楽四重奏を相次いで書き上げました。
 ユダヤ系であったため、ナチス・ドイツに弾圧され悲劇的な死を迎えたシニガーリャですが、その作品は彼が愛した山々のような清々しい美しさを誇っています。
 
 
8.574030
¥1200
プロコフィエフ(1891-1953): 歌曲とロマンス集
 1.みにくいあひるの子 Op.18(1914)
 5つの詩 Op.23より(1915)
  2.第2番: 灰色の服/3.第3番: 私を信じて/4.第5番: 魔法使い
 アフマートヴァの5つの詩 Op.27(1916)
  5.太陽は部屋にいっぱい/6.まことの優しさ/
  7.太陽の思い出/8.こんにちは/9.灰色の眼の王様
 10.私を覚えていて Op.36 No.4(1921)
 11.ロマンス「灰色の鳩は嘆いている」Op.60Bis No.1(1934)
 12.アニュートカ Op.66a No.2(歌とピアノ版)(1935)
 13.おしゃべり Op.68 No.1(1936)
 14.死の原野-
  『アレクサンドル・ネフスキーからの3つの歌」Op.78Bis No.2(1939)
 15.虹の朝焼けに Op.73 No.2(1936)
 16.カテリーナ Op.104 No.6(1944)
マルガリータ・グリツコヴァ (メゾ・ソプラノ)
マリア・プリンツ (ピアノ)

 録音 2019年4月23-26日 バイエルン放送 第2スタジオ、ミュンヘン、ドイツ

 20世紀を代表する作曲家プロコフィエフ。交響曲からピアノ曲、映画音楽まであらゆるジャンルの作品を残しましたが、70曲ほどの歌曲はあまり演奏されることがありません。
 しかし、これらの歌曲はプロコフィエフが自身の作品について''4つの基本ライン''と呼んた「古典的」「近代的」「動的」「抒情的」この全ての要素がバランスよく融合されており、プロコフィエフの原点が端的に示された聴きどころの多い作品群なのです。
 このアルバムでは『ピーターとおおかみ』の先駆的作品とも言える「みにくいあひるの子」から、組曲『キージェ中尉』のロマンス「灰色の鳩は嘆いている」まで、「古典的」「抒情的」な歌曲を16曲セレクト。表現力豊かな歌を聴かせるグリツコヴァは2019年にリリースされた「ロシアの歌曲集」(8.573908)で、その美しい声が「壮大な楽器を思わせる」と絶賛されたメゾ・ソプラノです。



グリツコヴァ、こんなアルバムも出してました


8.573908
\1200
マルガリータ・グリツコヴァ(メゾ・ソプラノ)
ロシアの歌曲集

 チャイコフスキー(1840-1893):
  1.ただ一言でよかったのに(1875)
  2.それは早春のことだった Op.38-2
  3.私は野辺の草ではなかったのか Op.47-7
  4.子守歌 Op.16-1
  5.騒がしい舞踏会の中で Op.38-3
  6.もし私が知っていたら Op.47-1
  7.ただ憧れをしるものだけが Op.6-6
  8.待て Op.6-2
  9.私の天才、私の天使、私の友達(1857/1858)
 リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
  10.春に Op.43-第2番 高嶺に吹く風もなく
  11.たなびく雲は薄くなり Op.42-3
  12.西空はしだいに青ざめて Op.39-2
  13.ばらのとりこになったナイチンゲール Op.2-2
  14.グルジアの丘の上で Op3-4
 ラフマニノフ(1873-1943):
  15.私はあなたを待っている Op.14-1
  16.私は悲しい恋をした Op.8-4
  17.美しい人よ、私のために歌わないで Op.4-4
  18.ここはすばらしい場所 Op.21-7
  19.ヴォカリーズ Op.34-14
  20.春の洪水 Op.14-11
マルガリータ・グリツコヴァ(メゾ・ソプラノ)
マリア・プリンツ(ピアノ)

 1987年ロシア出身のメゾ・ソプラノ、マルガリータ・グリツコヴァが歌う3人のロシア作曲家による歌曲集。サンクトペテルブルク州立音楽院で学び、いくつかの国際コンクールに入賞した彼女を最初に見出したのは、大指揮者マリス・ヤンソンスでした。
 2008年に彼の指揮の下、サンクトペテルブルク音楽院のオペラ劇場でビゼーの《カルメン》で主役を演じ一躍脚光を浴び、その後世界中の歌劇場でその美しい声を響かせています。
 2015年にはザルツブルク音楽祭でモーツァルトの《フィガロの結婚》のケルビーノを歌った他、ペーザロのロッシーニ音楽祭にも出演。更に活動の幅を広げています。
 このアルバムではチャイコフスキー、リムスキー=コルサコフ、ラフマニノフの歌曲を熱唱、各々の作曲家の特色を生かし、歌詞に生命を吹き込んでいます。

  録音 2018年2月12-15日 バイエルン放送 第2スタジオ
 

 
 

8.660422
(2CD)
¥2400
マイール(1763-1845):
 歌劇《2人の公爵夫人、またはオオカミの狩猟》(1814)

  フェリーチェ・ロマーニ:台本
  【CD1】
   1.シンフォニア
   2-16.第1幕
  【CD2】
   1.第1幕(続き)
   2-17.第2幕
  
 世界初録音
エドガール‛&アン・ヨンジュン(テノール)
ロレダーノ‛&ジョ・ジェギョン(バス)
マルヴィーナ‛&チェ・ウンヘ(ソプラノ)
エンリーコ‛&マルクス・シェーファー(テノール)
アルトゥール‥イェルン・リンデマン(テノール)
ルジェロ‛&ハラルド・トゥム(テノール)
ラウラ‛&ティナ・マリー・ハーバート(ソプラノ)
ベルト‛&ザムエル・ハッセルホルン(バリトン)
ベッツィ‛&アンナ・ファイト(ソプラノ) 他
ジモン・マイール合唱団
バイエルン国立歌劇場合唱団メンバー
フランツ・ハウク(指揮)
コンチェルト・デ・バッスス(アンサンブル)

 録音 2017年9月18-27日 Kongregationssaal, Neuburg an der Donau, Bavaria, Germany

 すでにNAXOSではおなじみの作曲家ヨハン・ジモン・マイール。フランツ・ハウクが指揮するオペラや宗教曲などの一連の作品は、どれも高い人気を博しています。
 今回の新譜は、中世イギリスの騎士道をテーマにした歌劇《2人の公爵夫人》。物語の舞台はエドガー王が統治する10世紀のイングランド。中世イングランドに魅了されていたマイールは、この作品の他にも''薔薇戦争''や''アルフレッド大王''をテーマにしたオペラを書いていますが、この《2人の公爵夫人》は、波乱に満ちた物語の台本とイタリア風の様式がうまく溶け合った野心的、かつ素晴らしい出来栄えを誇っています。
 この世界初録音となる演奏では韓国の歌手たちが多数起用されており、若々しくかつ柔軟な演奏が楽しめます。
 



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ORFEO



C998201
¥2700→\2490
『美しき瞳よ』 〜 ヘンデルとグルックを歌う
 男声ソプラノ、サミュエル・マリーニョ、デビュー!

 ヘンデル(1685–1759):
  1. 歌劇《エジプト王妃ベレニーチェ》 HWV 38 - アレッサンドロのアリア 「Che sara quando amante accarezza」
  2. 歌劇《アタランタ》 HMV 35 - メレアグロのアリア 「Care selve やさしき森よ」
  3. 同 「Non sara poco 少なくはないだろう」
  4. 同 「M'allontano sdegnose pupille 遠くへ去ろう、高慢な瞳よ」
  5. 歌劇《アルミニオ》 HMV 36 - シギスモンドのアリア 「Quella fiamma あの炎」
 グルック(1714–1787):
  6. 歌劇《アンティゴノ》 WV 1.20 -
   ベレニーチェの情景と
    アリア「Berenice, che fai... Perche, se tanti siete ベレニーチェ、何しているの?‛&なぜ、これほどに数多いのに」
  7-9. 同 - シンフォニア
  10. 同 - デメトリオのアリア 「Gia che morir deggio」 *
  11. 歌劇《ラ・ソフォニスバ》 WV 1.5 - マシニッサのアリア 「Tornate sereni 落ち着いて」 *
  12. 歌劇《冠》 WV 1.36 - アタランタのアリア 「Quel chiaro rio あの澄んだ流れ」
  13. 歌劇《イル・ティグラーネ》 WV 1.4 - オランテのアリア「Care pupille 美しき瞳よ」 *

 *=世界初録音
   サミュエル・マリーニョ (男声ソプラノ)、
   ミヒャエル・ホフシュテッター (指揮)、
   ハレ・ヘンデル祝祭管弦楽団 (古楽器使用)

 録音: 2019年10月28-30日 フォルクスパルク ハレ

 カウンターテナー、あるいはもっと上の音域までカバーする男声ソプラノとして、既にヨーロッパの劇場で活躍するサミュエル・マリーニョ。
 1993年ヴェネズエラ生まれの彼は、シモン・ボリバル国立音楽院でピアノを先行しながらバレエなども学び、さらに数々の合唱団で経験を積むうちに、オペラ、特にバロック・オペラの魅力に目覚め、カラカスのカメラータ・バロッカで初めて男声ソプラノとして歌いました。カラカスの国立芸術大学で学んだ後、パリのコンセルヴァトワールでさらなる研鑽を積み2017年に卒業、2018年にはハレのヘンデル音楽祭で《エジプト王妃ベレニーチェ》のアレッサンドロを歌ってオペラ・デビュー、大成功を収めています。
 このデビュー・アルバムには、ヘンデルとグルックの歌劇からのアリアを収めており、特にグルック作品では今回が世界初録音となる3曲が収められていることにも注目です。
 高音までむらなく美しく響く美声と幅広い表現力、そして抜群の安定感が大きな魅力。女声のソプラノとは全く違う、独特の世界を作り上げる歌声を体験してください。


このふてぶてしさがいいです。
 




PARACLETE



PARCD65
(SACD HYBRID)
¥2900
アルヴォ・ペルト(1935-): スターバト・マーテル
 宗教合唱作品集

  1. エルサレムに平和あれ
  2. アガトン師
  3. サルヴェ・レジーナ
  4. マニフィカト
  5. 今こそ主よ、我を去らせたまわん
  6. スターバト・マーテル
リチャード・K.パグスレー (指揮)
グローリエ・デイ・カントレス
ジェームス・E.ジョーダン (オルガン)
ほか

 録音: 2018年5月、2019年9月 主の変容教会 オーリアンズ、マサチューセッツ州

 【ペルトの美しい宗教作品を集めた一枚】
 マサチューセッツ州の合唱団グローリエ・デイ・カントレスによるペルトの作品集。既に教会音楽の新たなスタンダードとして受け入れられているペルトの音楽、その美しさを存分に楽しむことの出来る一枚です。
 「マニフィカト」など5、6分の商品から、30分近い「スターバト・マーテル」までを収録。
 




RESONUS


RES10262
¥2600
ハイドン(1732-1809): 弦楽四重奏曲 第2集 Op.20 -1,4,6
 弦楽四重奏曲 第31番 変ホ長調 Op.20-1 HobIII:31
 弦楽四重奏曲 第34番 ニ長調 Op.20-4 HobIII:34/
 弦楽四重奏曲 第36番 イ長調 Op.20-6HobIII:36
   アムステルダム・デュドック四重奏団
   【メンバー】
    ユディト・ヴァン・ドリエル(第1ヴァイオリン)、マルレーン・ヴェスター(第2ヴァイオリン)、
    マリー=ルイーズ・デ・ヨング(ヴィオラ)、ダヴィッド・フェイバー(チェロ)

 録音 2019年8月26-28日 Studio 1, Muziekcentrum van de Omroep, Hilversum, The Netherlands

 「交響曲の父」と同時に「弦楽四重奏の父」ともいわれるハイドンの全6曲からなるOp.20の3曲を、前作の第1集(RES10248)に続き若手の実力派、アムステルダム・デュドック四重奏団による演奏で。
 Op.20はアムステルダムで最初に出版された楽譜の表紙に太陽の絵が描かれていた事から、「太陽四重奏曲」の愛称でも知られています。
 アムステルダム・デュドック四重奏団は、ケルンでアルバン・ベルク四重奏団に師事し、オランダの弦楽四重奏アカデミーでも学んだアンサンブル。
 ボルドーの弦楽四重奏コンクールやワイマールの室内楽コンクールで受賞した後、2014年のケルシェス賞を受賞し、確かな実力が認められました。
 最近アメリカ・デビューを果たし、2018年にはフィリップ・ジャルスキー主演のサーリアホ作曲のオペラ「Only The Sound Remains」の他、オランダ国立歌劇場やウィーンのコンツェルトハウスにアンサンブルとして出演し、活躍の場を広げています。
 
 

RES10263
¥2600
They that in Ships unto the Sea down go 「舟で海にくだるものは」〜メイフラワー号の音楽
 1.作者不詳: 詩篇137/
 2.リチャード・アリソン(1565頃-1606頃): The Lord's Prayer 主の祈り/
 3.作者不詳: ロンドンのロタリー/
 4.作者不詳: 我々三人のかわいそうな水夫/水夫よ、しっかり漕げ/
 5.アリソン: 嘆き/
 6.作者不詳: 最も残酷なエドワード5世の殺害/7.作者不詳: ロジェロ/
 8.作者不詳: ギルドフォード・ダドリー卿の死によせる嘆きの小唄/
 9.アリソン: 詩篇122/
 10.ダウランド(1563-1626): 羊飼いの笛/
 11.作者不詳: 羊飼いの喜び/
 12.作者不詳: 移り気な世の中/
 13.アリソン:詩篇147/
 14.作者不詳: 風が西から吹き出す/
 15.トビアス・ヒューム(1579頃-1645):タバコは愛のごとき/
 16.ウィールクス(1576-1623): 来い、シラー・ジャック・ホー/
 17.作者不詳: 鳥のダンス/
 18.作者不詳: 「花のマスク」からの歌/
 19.作者不詳: 詩篇100/
 20.作者不詳: 詩篇107/
 21.ダウランド: 陽気な水夫たち/
 22.トーマス・フォード(1580頃-1648): 愛の移り気/クロイドンの誓い/
 23.カンピオン(1567–1620): 風雨に帆が晒されなければ進んでいけるのに
  パッサメッツォ(古楽器アンサンブル)
  【メンバー】
   エレノア・クレーマー(ソプラノ&バス・ヴァイオル)、リチャード・ド・ウィンター(テノール&演者)、
   ロビン・ジェフリー(リュート&シターン)、アリソン・キンダー(ヴァイオル&リコーダー)、
   タムシン・ルイス(ヴァイオリン、ヴァイオル&ヴィオラ)、
   リンダ・セイス(リュート&リコーダー)、ピーター・ウィルコック(バス)

 録音 2019年10月21-23日 St John's Wood Church, London

 古楽アンサンブル''パッサメッツォ''によるメイフラワー号就航400年を記念したアルバム。
 1620年にイギリス南部のプリマスより新天地アメリカに向かって清教徒たちを乗せて航海に出発したメイフラワー号。清教徒たちが携えたヘンリー・エインズリーの詩篇集などの書物からの詞や、アリソンやダウランド、そしてカンピオンなどの水夫の歌など、長く辛い船旅を癒すために、船上で歌われたであろう歌が収録されています。
 ''パッサメッツォ''はイギリスのエリザベス朝やジャコビアン時代を専門とする古楽アンサンブル。メンバーには、ソプラノやバリトン歌手、ルネッサンス・ヴァイオリンにヴィオール奏者、リコーダー奏者、そして振付師などがおり、衣装も当時のものを丁寧に再現し演劇的な要素の強い舞台を繰り広げます。
 BBCのテレビやラジオ放送にも取り上げられる豊かな専門知識をもったアンサンブルのデビュー盤です。
  




SONO LUMINUS


DSL-92240
¥2600
BOUNDLESS バウンドレス(無限の)
 シューベルト(1797-1828): ヴァイオリン・ソナチネ集 Op.137
ザカリー・カレッティン(ヴァイオリン)
ミナ・ガイック(ピアノ)
  第1番 ニ長調 Op.137-1 D384
   1.第1楽章 アレグロ・モルト/2.第2楽章 アンダンテ/3.第3楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ
  第2番 イ短調 Op.137-2 D385
   4.第1楽章 アレグロ・モデラート/5.第2楽章 アンダンテ/
   6.第3楽章 メヌエット: アレグロ/7.第4楽章 アレグロ
  第3番 ト短調 Op.137-3 D408
   8.第1楽章 アレグロ・ジュスト/9.第2楽章 アンダンテ/
   10.第3楽章 メヌエット/11.第4楽章 アレグロ・モデラート

 録音 2019年7月29-31日 Recital Hall at a Private Wildlife Sanctuary in Boulder, Colorado

 シューベルトの死後に出版された若き日の作品、ソナチネOp.137は、アルバム・タイトルになっている''バウンドレス''の言葉通り、シューベルトらしい美しい旋律とリリシズムにあふれており、シンプルな構成による、親密な雰囲気が感じられる初期ロマン派らしい室内楽です。
 ベートーヴェンの初期作品を思わせる落ち着いた雰囲気と喜びあふれる第1番、ドラマティックな厳格さをもつ第2番に、ハイドン風の劇的な表現がみられる第3番を、アメリカのヴァイオリニスト、カレッティンが演奏。彼は第2次世界大戦後に作られたフランツ・キンベルク製の楽器にガット弦を張り、1800年頃にロンドンのジョン・ドッドが作成した弓で奏でています。
 ピアノは、エラールの1835年製の平行弦の貴重なコンサート・グランドを、歴史的楽器にこだわるガイックが演奏。透明感溢れる音質で当時の音楽を再現しています。
 
 

DSL-92241
(CD+Blu-ray Audio)
¥2800
Atonement 贖い
 パール・ラグナル・パールソンの音楽
カプト・アンサンブル&
 トゥイ・ヒルヴ
  1.Atonement 贖い(2014)-ソプラノ、フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための
  2.Lucidity 透明さ(2017)
   -フルート、クラリネット、ピアノ、パーカッション、ヴァイオリン、チェロのための
  3.Stalker's Monologue ストーカーのモノローグ(2013)
   -ソプラノ、フルート、 クラリネット、ハープ、ピアノ、パーカッション、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための
  4.Midsummer's Night 夏至の夜(2018)-フルート、クラリネット、ハープ、パーカッション、朗読のための
  5.Wheel Crosses under Moss コケの下で交差する車輪(2011) 
   -ソプラノ、フルート、クラリネット、ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための

 録音 2019年3月4-13日 Harpa Concert Hall, Reykjavik Kaldalon Auditorium

 アイスランド出身の作曲家、パールソンの作品集。
 彼の芸術に影響を与えたのは、故郷アイスランドの冷たい潮風とエストニアのタリンの古い教会などで聴いたアカデミックなコンサートの数々。
 自由が謳歌できる安全な環境で、彼は自身の無限の可能性を信じ、常に瞑想的な作品を作り出しています。彼の妻トゥイも同様の考えを抱いており、出会ってすぐに意気投合。
 本作は2人がアイスランドに戻り、新しい視線で生活を続けていくスタンスで制作されたものです。「ストーカーのモノローグ」はエストニアの困難な歴史が反映されたタルコフスキーの映画『ストーカー』の脚本から。
 「Atonement」の歌詞はアイスランドの詩人グナルスドッティルによる、自分自身の内面を見つめて平穏を求める繊細な詩で、作曲家自身の音楽と人生への取り組みが表れています。
 演奏のカプト・アンサンブルの代表、フランズソンは、映画『ジョーカー』の音楽で話題のグロナドッティルの実の父親です。
 















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