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≪第107号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その7 2020/6/16〜





6/19(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


BIS



BIS SA 2380
(SACD HYBRID)
¥2800
アレクサンドル・カントロフの期待の新録音!
 ブラームス、バルトーク、リストのピアノ作品集

  (1)ブラームス:ラプソディ第1番 ロ短調 Op.79-1
  (2)ブラームス:ピアノ・ソナタ第2番 嬰ヘ短調 Op.2
  (3)バルトーク:ラプソディ Op.1
  (4)リスト:ハンガリー狂詩曲第11番
アレクサンドル・カントロフ
 (ピアノ/Steinway D)

 チャイコフスキー国際コンクールの覇者、アレクサンドル・カントロフの期待の新録音!ブラームス、バルトーク、リストのピアノ作品集

 SACD ハイブリッド盤。
 2019年に開催された16回チャイコフスキー国際コンクールで優勝を果たしたアレクサンドル・カントロフ。本選ではチャイコフスキーのピアノ協奏曲第2番を演奏し、有名な第1番を上回る高度なテクニックを要する難曲をコンクールの場で見事に披露したことでも話題となりました。

 そんなアレクサンドル・カントロフの才能に惚れ込んだBIS レーベルの社長バール氏は、カントロフが10代より録音を行っており、既に4枚のディスクをリリースしております。
 期待の新録音はコンクールを挟んだ2019年9月(フランス)と2020 年1月(フィンランド)にそれぞれセッションにて収録しました。

 当アルバムではブラームスのラプソディ第1番、ピアノ・ソナタ第2番、バルトークのラプソディ、そしてリストのハンガリー狂詩曲第11番を録音しました。
 彼が最も得意とするブラームス、リストでは20代にしてこの深みはやはり大物であることを証明しているかのような出来。また、バルトークも感性豊かに演奏しております。「若きスター」カントロフの今を知れる充実のアルバムが完成しました!

 ジャン・ジャック・カントロフの子息で1997年生まれのアレクサンドルは父親譲りの才能の持ち主。16歳のときにはナントおよびワルシャワでのラ・フォルジュルネでシンフォニア・ヴァルソヴィアと共演し、ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲を披露。抜群のテクニックと情感豊かな演奏で聴衆を熱狂させました。

 BIS レーベルからこれまでにリストのピアノ協奏曲(BIS SA2100)、ロシアの作曲家に焦点を当てた(KKC 5775 / BIS SA 2150)、サン=サーンスのピアノ協奏曲第3-5番(BIS SA 2300)、ホセ・セレブリエールの作品集(BIS SA 2423)を発売しております。

 セッション録音:(3)(4)2019年9月/ルイヴィトン美術館(フォンダシオン ルイ・ヴィトン)、(1)(2) 2020年1月/タピオラ・コンサート・ホール/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、66'28、BIS ecopak
 プロデューサー&サウンド・エンジニア:イェンス・ブラウン(Take5 Music Production)

 来日情報(予定)
  アレクサンドル・カントロフ ピアノ・リサイタル
   2020年11月16日(月) 19:00 開演 東京オペラシティ コンサートホール
   2020年11月17日(火) 19:00 開演 ザ・シンフォニーホール

 
 




MYRIOS



MYR 025
¥2800
ドイツの名優ブルーノ・ガンツ渾身の朗読
イノック・アーデン

 リヒャルト・シュトラウス:イノック・アーデンOp.38
ブルーノ・ガンツ(朗読)
キリル・ゲルシュタイン(ピアノ)

 ドイツの名優ブルーノ・ガンツ渾身の朗読が感動的な「イノック・アーデン」

 録音:2016年8月31日‐9月2日/トラウムトン・スタジオ(ベルリン)/192kHz / 24bit、56'26"

 リヒャルト・シュトラウスの朗読付ピアノ曲「イノック・アーデン」を話題の奇才ゲルシュタインが挑戦。朗読をスイス出身のドイツの名優ブルーノ・ガンツ(1941-2019) が務めているのも注目です。

 テクストはイギリスの詩人テニスンの「イノック・アーデン」ドイツ語版。妻子のために一攫千金を夢見て海外へ赴くものの暴風雨で難破し、無人島で10年暮らした末帰郷すると、子は亡くなり妻は恋仇と幸せに暮らしていることを知り絶望する男を物語ります。

 ブルーノ・ガンツはヴィム・ベンダース監督の「ベルリン・天使の詩」をはじめ渋い演技で知られ、「ヒトラー〜最期の12日間」ではアドルフ・ヒトラー役も演じた演技派。ここでも苦悩し絶望する男の悲しみを絶妙に表現。たとえドイツ語がわからなくてもその世界に引き込まれてしまいます。

 ロシア出身のゲルシュタインは1台のピアノから海、暴風などリヒャルト・シュトラウスのオーケストラ的描写力を存分に再現していて聴きものです。

 
 




SUPRAPHON

SU 6590
¥2700
「PIPERS」
 (1)What a love/(2)Dudal/
 (3)Nez zavolas/(4)Autumn/
 (5)Naftalíh/(6)Pipers/
 (7)A la Orilla/(8)Mayday/
 (9)Orlík 2020/(10)Kapej sul
クラリネット・ファクトリー
 【ルジェク・ボウラ、
  ヴォイチェフ・ニードル、
  インジヒ・パヴリシュ、
  ペトル・ヴァラーシェク】
  (クラリネット、電子楽器、ルーパー)
ミラン・チムフェ(ドラム、電子楽器、打楽器)

 魅力的な音楽のオデッセイ!クラリネットの可能性を広げた4人組!クラリネット・ファクトリー待望の新譜「PIPERS」

 録音:2020年2月&3月/SONOスタジオ(ノウゾフ)/DDD、45'02

 結成から四半世紀を超えた今も精力的に活躍する4人組のクラリネット・アンサンブル、「クラリネット・ファクトリー」。彼らはクラシックにとどまらずジャズ、ワールド、ロックとジャンルを超えたレパートリーでクラリネットの可能性を追求してきました。

 期待の新譜「PIPERS」ではボビー・マクフェリン、アラン・ヴィトウシュ、レンカ・ドゥシロヴァ、イヴァ・ビットーヴァーとの共同プロジェクトで実現。
 大胆なイマジネーションと類まれな才能をもった4人のクラリネット奏者が描く唯一無二の世界が広がります!

 
 



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CHANDOS



RCHSA 5261
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3238+税
ジョン・ウィルソン(指揮)&シンフォニア・オヴ・ロンドン
レスピーギ:ローマ三部作

 交響詩《ローマの祭り》 P157
 交響詩《ローマの噴水》 P106
 交響詩《ローマの松》 P141
ジョン・ウィルソン(指揮)
シンフォニア・オヴ・ロンドン
CHSA 5261
¥2900→¥2690

 ジョン・ウィルソン&SoL!レスピーギのローマ三部作を録音!

 ☆「コルンゴルト」でBBCミュージック・マガジン賞を受賞し絶好調のジョン・ウィルソン!
 ☆手兵 "シンフォニア・オヴ・ロンドン"を率いて「ローマ三部作」を録音!
 ☆SACDハイブリッド盤!

 指揮者、編曲家、そしてライト・ミュージックやアメリカ音楽のスペシャリストとして活躍し、Chandosではリチャード・ロドニー・ベネット、コープランド、コルンゴルトなどのアルバムを精力的に録音し、世界で圧倒的な評価を築いてきたジョン・ウィルソン。
 "シンフォニア・オヴ・ロンドン"は、映画音楽やレコーディング・セッションのための専門的なオーケストラとして1955年に設立され、これまで300以上の映画や多数のレコーディングにその名がクレジットされてきました。
 休眠状態にあったこのオーケストラを2018年にジョン・ウィルソンが再結成し、再始動第1弾となったコルンゴルト「交響曲嬰ヘ調 Op.40」(CHSA 5220)のレコーディングでは見事「BBCミュージック・マガジン賞2020」の管弦楽部門に輝いています。
 ジョン・ウィルソン&シンフォニア・オヴ・ロンドンの録音第3弾は、なんとレスピーギの「ローマ三部作」が登場!
 美しく多様な情景描写や輝かしいオーケストラで世界中から愛されるこの偉大な交響詩を、ジョン・ウィルソンの手腕、そしてChandosが誇る緻密で立体的な高音質録音でお贈りします。

 ※録音:2019年9月2日−7日、セント・オーガスティン教会(キルバ—ン、ロンドン)

 
 
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CHAN 20156
¥2500→¥2290
ジェニファー・パイク(ヴァイオリン)
エルガー&ヴォーン・ウィリアムズ:ヴァイオリン・ソナタ集

 エルガー:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.82
 ヴォーン・ウィリアムズ:
  ヴァイオリン・ソナタ イ短調、
  ヴァイオリンとピアノのためのロマンス《揚げひばり》
   (オリジナル・ヴァージョン)
ジェニファー・パイク(ヴァイオリン)
マーティン・ロスコー(ピアノ)

 ジェニファー・パイクが弾くエルガー&RVW!「揚げひばり」はオリジナル・ヴァージョン!

 ☆イギリス・ヴァイオリン界の麗しきミューズ、ジェニファー・パイク。
 ☆久しぶりのソロ・アルバムは、イギリスのヴァイオリン・ソナタ!
 ☆「揚げひばり」はヴァイオリンとピアノのためのオリジナル・ヴァージョン!

 2002年のBBCヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤーに史上最年少の12歳で輝き、Chandosから世界の舞台へと颯爽と羽ばたいたイギリス・ヴァイオリン界の麗しきミューズ、ジェニファー・パイク。「フランス」、「チェコ」、「ポーランド」など各国のヴァイオリン作品をレコーディングしてきたジェニファー・パイク、待望のソロ新録音は「イギリス」がテーマ。

 パイクの音楽人生の重要な部分を築いてきた英国音楽。エルガーとヴォーン・ウィリアムズのヴァイオリン・ソナタ、そして通常は「ヴァイオリンと管弦楽」のために演奏される「揚げひばり」は、1914年に「ヴァイオリンとピアノ」のために書かれた珍しいオリジナル・ヴァージョンを収録!
 すでに、室内オーケストラ伴奏版や室内合唱伴奏版の録音も残しているジェニファー・パイクによる新たな「揚げひばり」にもご注目ください。

 ※録音:2019年10月27日−29日、ポットン・ホール(サフォーク、イギリス)

 
 
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CHSA 5279
(1SACD HYBRID)
¥2900→¥2690
女性作曲家の偉大な先駆者
エセル・スマイス:交響曲 《ザ・プリズン》

 ソプラノ、バス・バリトン、
  合唱と管弦楽のための交響曲《ザ・プリズン》
ジェイムズ・ブラッチリー(指揮)
イクスピアリメンシャル管弦楽団&合唱団
ダション・バートン(バス・バリトン)
サラ・ブレイリー(ソプラノ)

 世界初録音! SACD盤!エセル・スマイスの交響曲「ザ・プリズン」!

 ☆米女性参政権100周年記念!
 ☆サフラジェットでもあった女流作曲家のパイオニア、デイム・エセル・スマイスの「ザ・プリズン」世界初録音!
 ☆SACDハイブリッド盤!

 19世紀後半における女性作曲家の偉大な先駆者であり、デイムの称号を叙された最初の女性作曲家、エセル・メアリー・スマイス(1858−1944)。
 Chandosでは、サカリ・オラモが降った「ミサ曲 ニ調」(CHSA 5240)の録音でも話題を呼びました。

 2020年8月18日は、アメリカで女性参政権が認められた合衆国憲法修正第19条批准から100周年となります。
 これを記念して、偉大なフェミニスト&サフラジェット(女性参政権運動家)としても知られるエセル・スマイスの晩年の傑作、世界初録音となる交響曲「ザ・プリズン」がリリース!
 1930年に作曲、1931年に自身の指揮でエジンバラのアッシャー・ホールにて初演された「ザ・プリズン(刑務所)」は、二人の独唱と合唱団&フル・オーケストラのための書かれた、「Close on Freedom」と「The Deliverance」の2部からなる交響曲。
 テキストは、ヘンリー・ベネット・ブルースターの哲学的な作品から取られており、題名の通り刑務所をテーマとしたもの。エセル・スマイス自身も女性参政権運動によって投獄された経験を持っています。

 ※録音:2019年2月14日ー15日、コンサート・ホール(サニー・パーチェイス、ニューヨーク)

 
 



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HALLE

CDHLL 7554
(CD-R)
¥2200→¥1990
マーク・エルダー(指揮)&ハレ管
ドビュッシー:管弦楽のための映像

 管弦楽のための《映像》
 荒れた寺にかかる月
  (コリン・マシューズ編曲管弦楽版/世界初録音)
 レントより遅く
 牧神の午後への前奏曲*
マーク・エルダー(指揮)
ハレ管弦楽団
キャサリン・ベイカー(フルート)*

 ハレ管のドビュッシー!「映像」と世界初録音となる編曲作品!

 ☆エルダー&ハレ管のドビュッシー新録音!
 ☆ドビュッシーの「映像」!
 ☆ピアノのための「映像」より「荒れた寺にかかる月」はマシューズ編曲オーケストラ版世界初録音!

 長き歴史を誇るイギリス、マンチェスターの雄、ハレ管弦楽団と音楽監督マーク・エルダー。
 「前奏曲集(CDHLD 7527)」、「管弦楽のための3つの夜想曲(CDHLL 7552)」に続く新たなドビュッシーの管弦楽作品集は、「管弦楽のための映像」をメインに、「ピアノのための映像」から、今回もコリン・マシューズの編曲による管弦楽版世界初録音となる「荒れた寺にかかる月」をカップリング。
 さらに、ドビュッシー自身が編曲した「レントより遅く」と、ドビュッシーの名声を高めた名管弦楽作品「牧神の午後への前奏曲」を加えたプログラムで、ドビュッシーの優れた作曲技術を巧みに表現していきます。
 牧神の午後への前奏曲で独奏フルートを担当するキャサリン・ベイカーは、BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団でキャリアを積み、2004年からハレ管弦楽団の首席フルート奏者を、現在はロイヤル・オペラ・ハウスの首席フルート奏者を務める名手。

 ※録音:2019年5月10日−11日、BBCスタジオHQ9(サルフォード)/2018年8月1日、ブリッジウォーター・ホール(マンチェスター)*
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 




ALBANY


TROY1808
¥2400
サミュエル・ザイマン(b.1956):
 フルートのための室内楽作品集

  (1)フルート・ソナタ第1番(1994)
  (2)「ラ・マンチャ組曲」(2016)
  (3)「ファンタジア・メキシカーナ」(2004)
  (4)フルート・ソナタ第2番(2016)
ジョナサン・ボルハ(Fl)
リンゼイ・ギャリトソン(Pf)
(3)アシュリー・ギャリトソン(Vc)

 録音:2019年[65:49]

 サミュエル・ザイマンはニューヨークを拠点に活動する作曲家。メキシコ系アメリカ人であることからメキシコの民族音楽やジャズの要素を加えたモダンな作風が特徴。基本は調性やモードに基づくロマンティックで親しみ易い音楽である。
 2つのフルート・ソナタは民族的なフルートのメロディにピアノの都会的で洒落たハーモニーがつく秀作。
 「ラ・マンチャ組曲」はおなじみドン・キホーテに基づく楽しい組曲。
 
 

TROY1809
¥2400
「すべての小さなこと」〜アメリカの新しい歌曲
 P.ドイル:私の心を燃やせ/
 D.ショア:カウボーイの生活/
 K.ファーン:秋/
 B.ヤムリンスキ:スノウ・マン/
 B.ハーバック:パイオニア・ウーマン/
 E.G.ヴォス:夜と朝が会ったので/
 D.L.ソンタグ:歌の木/
 D.ヴォルフソン:すべての小さなこと/他全18曲
ミシェル・マレイ・フィアテク(S)
マイケル・コーマン(Pf)

 [61:40]

 アメリカの世代も様々な作曲家による歌曲を収録。現代音楽ではなく、時にポップス、ミュージカル・ナンバーを思わせる親しみ易い作品ばかり。
 ソプラノのミシェル・マレイ・フィアテクは若手歌手で、その伸びやかな歌声は将来が大いに期待される。
 
 

TROY1812
¥2400
「夢ではなかった」〜カート・ロード:作品集
 (1)「夢ではなかった」(2018)〜
  ダイアン・シュースの詩によるソプラノ、テノール、4手連弾のための
 (2)「回復されていない過去の論文」(2013/rev.2017)〜
  弦楽四重奏のための
(1)シャルロッテ・ムンディ(S)
アンドルー・フックス(T)
ミオリ・スギヤマ&
 マイケル・ブロフマン(4手ピアノ)
(2)リディアン四重奏団

 録音:2015年 [73:02]

 カート・ロード(Kurt Rohde)はサンフランシスコを拠点に活動する作曲家。生年は公表されていないがブックレットの写真から中堅世代と思われる。
 「それは夢ではなかった」はソプラノとテノールとピアノ連弾によるショート・オペラといった作品でミュージカルのように軽快で楽しい作品。
 弦楽四重奏のための「回復されていない過去の論文」はクロノス・カルテットが好んで演奏しそうなクロスオーバー風のポップな秀作。
 
 

TROY1813
¥2400
「星の夜」〜
 シャルル=マリー・ヴィドール(1844-1937)の忘れられた歌曲

  ヴィドール:
   星の夜、アヴェ・マリア、イル・テンポ・パッサート、
   理由を教えて、四月、私が愛した時、陽気な心、
   幸せを信じなかった、他全16曲
レベッカ・ワスコー・ヘイズ(S)
ニコール・ループ・ヘイニグ(S)
アレン・ソーンダース(Br)
スーザン・マクダニエル(Pf)

 [43:17]

 オルガンのための交響曲で有名な作曲家ヴィドールの珍しい歌曲集を収録。
 ヴィドールはフランクの跡を継いでパリ音楽院のオルガン科教授を勤め、10曲のオルガン交響曲を始め、管弦楽のための交響曲、ピアノ協奏曲、オラトリオ、室内楽など多作な作曲家であった。
 しかし歌曲だけを取り上げたディスクはおそらくこれが初めて。資料的にも極めて貴重だが、いかにも19世紀末のパリ文化を思わせる華麗で抒情的な歌曲の数々は一聴の価値あり。
 
 

TROY1815
¥2400
「インターセクションズ(交差点)」〜リン・クロック/サックス・リサイタル
 (1)クリフトン・J・ノーブルJr:アルト・サックスとホルンとピアノのための三重奏曲
 (2)エマヌエル・ルービン:アルト・サックスのための前奏曲
 (3)ポール・キンスマン:「アマースト」〜アルト・サックスとピアノのための
 (4)サルヴァトーレ・マッキア:「リチュアルIII」〜
    アルト・サックス、ホルン、ヴィブラフォン及びクロタルとヴァイオリン、コントラバスのための
 (5)キャスリーン・マクマイケル:「雪降る夕暮れに」〜ホルン、ソプラノ・サックスとピアノのための
 (6)サルヴァトーレ・マッキア:「ソナタ・レミニシェンツァ」〜アルト・サックスとピアノのための
  リン・クロック(Sax)、(1)(4)(5)ローラ・クロック(Hr)、(1)クリフトン・J・ノーブルJr.(Pf)、
  (3)ポール・キンスマン(Pf)、(4)エリザベス・チャン(Vn)、(4)サルヴァトーレ・マッキア(CB)、
  (4)マイケル・コンピテロ(ヴィブラフォン、クロタル)、(5)キャスリーン・マクマイケル(Pf)、(6)スコット・ベイリー(Pf)

 [68:34]

 サックスとそれを中心とした現代アメリカの室内楽を収録。作風は新ロマン主義的なものから無調、ジャズの影響が感じられるものまで様々。
 サックスのリン・クロックはアメリカ、ヨーロッパ、アジアで活動するソリストで自らも作編曲を手掛ける俊英。
 サックス・ファン、サックスの新しいレパートリーを探している音楽関係者は必聴のディスク。
 
 

TROY1817
¥2400
「ダブル・イメージズ」〜ケッティ・ネズ作品集
 (1)「ダブル・イメージズ」
 (2)「シー・チェンジズ」
 (3)「ムーン・リターンズ」
 (4)「イン・トランジット」
 (5)「ジャフェルベッグの年老いた母」
 (6)「5つのモーメント」
ケッティ・ネズ(Pf)
(1)ケイティ・ウルフ(Vn)
(2)ダニエル・ドーニャ(Vn)
(3)ゲルゲリー・イツェス(Fl)
(4)(5)イヴァナ・ヤショヴァ(Vn)
(6)ローレンス・ストムバーグ(Vc)

 録音:2015-2019年[69:19]

 ケッティ・ネズ(Ketty Nez)の生年は公表されていないが、中堅からベテラン世代と思われる。ボストン大学で学んだ後、アイオワ大学で教鞭を執る傍ら、オペラや舞台作品など多くの作品を発表。また来日して一年間、間宮芳生に師事している。
 民族音楽に由来すると思われる旋律の歌いまわしと先鋭的なハーモニーの組み合わせが特徴でそういった所に日本の師匠間宮芳生の影響を感じ取ることが出来る。
 
 

TROY1818
¥2400
「降下/回帰」〜ハービソンとプリモシュの歌曲とピアノ曲
 (1)ジョン・ハービソン:「シンプル・デイライト」(全6曲)
 (2)ジェームズ・プリモシュ:「純粋な濃度、絶対的な贈り物」(全5曲)
 (3)ジェームズ・プリモシュ:「降下/回帰」
 (4)ジョン・ハービソン:ピアノ・ソナタ第2番
 (5)ジェームズ・プリモシュ:年老いた天文学者
 (6)ジェームズ・プリモシュ:投手
 (7)ジェームズ・プリモシュ:「それが私だと誰が言った?」
ライアン・マクイーヴォイ・マッカラー(Pf)
(1)(3)(5)(6)(7)
 ルーシー・フィッツ・ギボン(Sop)

 録音:2018年[71:16]

 ジョン・ハービソン(b.1938)はオペラ「華麗なるギャッツビー」を始めとする多数のオペラ、合唱曲を発表している。
 ジェームズ・プリモシュ(b.1956)はジョージ・クラムらに師事、アメリカ・ローマ大賞ほか数々の賞を受賞している作曲家。それぞれ二人の歌曲とピアノ独奏曲を収録。いずれも自由な無調様式で書かれた緊密な音楽。
 
 

TROY1820/21
(2CD)
¥4300
バーナード・ホッファー(b.1939):室内楽作品集
 CD1)
  セレブレーション/室内協奏曲第5番/
  D室内協奏曲第4番/「荒野を歩く」
 CD2)
  ムジカ・サクラ/ムジカ・プロファーナ/
  「パウル・リヴェレの乗り物」
リチャード・ピットマン(指揮)
ボストン・ムジカ・ヴィヴァ

 録音:2018年[66:49/69:39]

 バーナード・ホッファーはスイス、チューリヒ出身。1941年にアメリカに移住し、ボストンを中心に活動を行っている。
 彼の作風は無調様式や調性を折衷した、ある種の新古典主義的なもの。このディスクには彼の主要作品がほぼ収められ、彼の音楽の変遷を辿ることができる。
 




MSR


MS1680
¥2400
「ヴェールに包まれた光のこだま」
 〜ザック・スタントン(b.1983)作品集

  (1)ホルン、ヴィオラ、ハープのための三重奏曲(2016)
  (2)「ストンピン・グラウンズ」(2013)
    〜クラリネットとコントラバスのための
  (3)「ヴェールに包まれた光のこだま」(2009)
    〜打楽器三重奏のための
  (4)「想像された会話」(2017)
    〜トランペットとピアノのための
(1)アン=マリーチェリー(Hrn)
 アレクサンダー・ヘッティガ(Vn)
 コリーン・ポッター・ソーバーン(Hrp)
(2)サルナス・ヤンカウスカス(Cl)
 マーク・フォーリー(CB)
(3)マシュー・テオドリ(Perc)、
 アダム・ベデル(Perc)、
 カレン・フォールク(Perc)
(4)ジェセ・クック(Trp)
 エドワード・ニーマン(Pf)

 録音:2001/2016/2017年[57:52]

 ザック・スタントンはアメリカ国内で既に多くの賞を受賞している若手作曲家。ホルン、ヴィオラ・ハープのための三重奏曲は編成も面白いが、様々なアイデアと仕掛けが施された秀作で高い評価を得ている。
 クラリネットとコントラバスという編成もユニークな「ストンピン・グラウンズ」はややJazzyな面白い作品。
 打楽器三重奏による「ヴェールに包まれた光のこだま」はその名の通り、神秘的で抒情的な作品。将来有望な若手作曲家の登場である。
 
 

MS1728
¥2400
「アロング・ザ・コンティヌーム(連続体に沿って)」
 〜トランペット、トロンボーンとピアノのための作品集

  ジェフリー・ホルムス(b.1955):コンティヌム
  エリック・イウェイゼン(b.1954):二重協奏曲
  アンソニー・プロッグ(b.1947):コンチェルティーノ
  ジョセフ・タリン(b.1947):ファンダンゴ
  ジャック・カステレード(b.1926-2014):コンチェルティーノ
  ハーバート・L・クラーク(1867-1945):「いとこ」
エリック・バーリン(Trp)
グレッグ・スピリドプーロス(Trb)
リュドミラ・クラシン(Pf)

 録音:2017年[67:19]

 アメリカの作曲家によるトランペット、トロンボーンのための作品を収録。
 トランペットのエリック・バーリンはアルバニー交響楽団の首席奏者でボストン響にも客演したことがある俊英。トロンボーンのグレッグ・スピリドポウリスもアルバニー響で首席を勤める一方、ソリスト、アンサンブルなど多方面で活躍している。
 収録の作品はトランペットとトロンボーンの特性を生かした親しみやすい作品ばかりで金管楽器ファンには大いに楽しめる内容。
 
 

MS1733
¥2400
「フォルテピアノによるベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集」
 ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
  ピアノ・ソナタ第14番「月光」嬰ハ短調Op.27-2
  ピアノ・ソナタ第8番「悲壮」ハ短調Op.13
  ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調Op.27-1
レスリー・トゥン(フォルテピアノ)

 録音:2019年5月西ミシガン大学[52:03]

 レスリー・タンはセントルイス出身。イーストマン音楽院でバリー・スナイダーに学んだ後、フォルテピアノ奏者として活動、多くの音楽祭、コンサートに出演している。
 このアルバムではベートーヴェンの中期のソナタをフォルテピアノで弾いている。フォルテピアノのモダン・ピアノとの最も大きな違いはペダルがないことでタンは巧みなフィンガーリングで音を持続させ、また絶妙なディナーミク、フレージングでモダン・ピアノに負けない波打つドラマを作り出している。
 
 

MS1741
¥2400
ルイス・パイン(b.1957)作品集
 (1)「タイム・オブ・デイ」〜木管五重奏のための
 (2)「夜明け」〜フルート、ピッコロとチェロのための
 (3)「夕べ」〜フルート、ピッコロとチェロのための
 (4)「ソーラー・ミッドナイト」〜クラリネットとピアノのための
(1)ドリアン木管五重奏団
(2)(3)ケレン・シュヴェイツァー(Fl, ピッコロ)
(2)(3)ジェイソン・リップマン(Vc)
(4)ジョナサン・スジン(Cl)
(4)ジャフリー・ラダゥーア(Pf)

 録音:2018、2019年[56:16]

 ルイス・パイン(Luis Pine)はポルトガル出身。24歳の時、渡米しジャズ、ポップス音楽に携わると同時にクラシックの作曲、即興演奏の活動にも力を入れるようになる。
 木管五重奏曲「タイム・オブ・デイ」は新古典主義風の楽しいディヴェルティメント。「ソーラー・ミッドナイト」はクラリネットの抒情的なメロディとつま弾くようなピアノの情感が美しい佳品。ポップスに長らく関わった作曲家らしく、いずれもロマンティックで親しみやすい作品。
 




NEOS

NEOS 11823
¥2500
「ニコラウス・A・フーバー(b.1939):打楽器のための作品集」
 (1)《バロン・デ・メデュス》〜3人の打楽器奏者のための
 (2)《指の気まぐれ》〜2人の打楽器奏者のための
 (3)《ポトス(欲望)》〜打楽器ソロのための
 (4)《ヒメロス》〜
  ハープ、打楽器、ラウドスピーカーとCDプレイバックのための
 (5)《エロスの断片》〜1人の打楽器奏者のための
ヨハネス・フィッシャー(Perc)
(1)(2)ドメニコ・メルキオーレ(Perc)
(1)ディルク・ロートブルスト(Perc)
(4)アンドレアス・ミルトナー(Hrp)
(2)イヤードラム・パーカッション・デュオ:
 【ヨハネス・フィッシャー、
  ドメニコ・メルキオーレ】

 現代ドイツを代表する作曲家ニコラウス・フーバーの打楽器作品集

 録音:2018年[73:51]

 現代ドイツを代表する作曲家ニコラウス・A・フーバーの打楽器を中心とした作品集。
 フーバーはシュトックハウゼン、ルイジ・ノーノに学び、以後ダルムシュタットで教鞭を執るなど、ヨーロッパ現代音楽界で指導的立場にある。
 この作品集では打楽器の多彩な音色や安易な大音響などに一切頼ることのなく、切り詰められた素材による静寂の音楽を聴くことができる。
 沈黙と音との独特の間の感覚はけっして偶然性やアドリブによるものではなく、全て厳格に記譜された極めて緻密で複雑な構造で書かれていることに驚かされる。
 媚薬を意味する「ヒメロス」はハープ、打楽器とラウドスピーカー、CDの音響による幻想的な音楽。最新作「エロスの断片」では金属系の打楽器の長い余韻が瞑想的な時空間を作り出す。
 













6/18(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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ARS PRODUKTION



ARS 38298S
(SACD Hybrid)
¥2700→\2490
キヴェリ・デルケン&テツラフ兄妹
スーク 〜 ピアノと室内楽

 ヨゼフ・スーク(1874−1935):
  ピアノ五重奏曲 ト短調 Op.8
  ピアノ曲集《人生と夢》 Op.30
キヴェリ・デルケン(ピアノ)
クリスティアン・テツラフ(第1ヴァイオリン)
フロリアン・ドンダラー(第2ヴァイオリン)
ティモシー・リダウト(ヴィオラ)
ターニャ・テツラフ(チェロ)

 ドイツの才女、キヴェリ・デルケンが弾くスーク、テツラフ兄妹との「ピアノ五重奏曲」!

 ☆ドイツの才女、キヴェリ・デルケンが弾くヨゼフ・スークのピアノ作品!
 ☆ピアノ五重奏曲では、テツラフ兄妹やティモシー・リダウトら豪華ミュージシャンたちと共演!
 ☆日本語解説付き!

 5歳でピアノを始め、5歳のうちにハンブルクの国際スタインウェイ・コンクールで最年少の参加者として受賞、8歳でオーケストラ・デビュー、国際グロトリアン=シュタインヴェーク・コンクールでは6年連続で1等賞を受賞するなど、神童として注目を浴びてきたドイツのピアニスト、キヴェリ・デルケン。
 姉のピアニスト、ダナエ・デルケンとデュオを始め、特に室内楽の分野で熱心に活動し、2015年からギリシャのレスボス島で行われているモリヴォス国際音楽祭の創設者兼芸術監督を姉妹で務めています。

 ドヴォルザーク、ヤナーチェクらに続く近代チェコ音楽の重要な作曲家の一人、ヨゼフ・スーク(1874−1935)。後期ロマン派の魅力がたっぷりと詰まったキヴェリ・デルケンのスーク・アルバムは、1909年に出版された10曲のピアノ独奏曲集「人生と夢(命と夢)」と、1893年に18歳の若きスークが書いた(出版は1915年)ピアノ五重奏曲をカップリング。
 ピアノ五重奏曲にはクリスティアン&ターニャのテツラフ兄妹や、ティモシー・リダウト、フロリアン・ドンダラーらの名手たちが参加し、白熱のアンサンブルを聴かせてくれます。

 ※録音:2019年10月14日−17日、センデザール・ブレーメン(ドイツ)
 



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ONYX



PONYX 4220
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2857+税
ヴィクトリア・ムローヴァ新録音!
 アバドとの愛息ミーシャとの親子デュオ
ミュージック・ウィー・ラヴ

 ミーシャ・ムロフ=アバド(b.1991):ブルー・ディアー/
 ラエルシオ・ヂ・フレイタス(b.1941)/
  パウロ・ベリナッチ&ハーヴェイ・ワイナペル編曲:オー・カボ・ピタンガ/
 ロベルト・シューマン(1810−1856):トロイメライ(子供の情景 Op.15より)/
 ミーシャ・ムロフ=アバド:ブラジル/
 シャローム・ハノフ(b.1946):シール・レロ・シェム/
 ジョン・マクラフリン(b.1942)/ゲイリー・ハズバンド編曲:天界と下界を行き交う男/
 レニーニ(b.1959)&ドゥドゥ・ファルカォン(b.1961):
  星々の沈黙(オ・シレンシオ・ダス・エストレーラス)/
 ミーシャ・ムロフ=アバド:リトル・アストロノート/
 アントニオ・カルロス・ジョビン(1927−1994):サビア/
 ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685−1750):
  ヴァイオリン・ソナタ ロ短調 BWV.1014より 第1楽章 アダージョ、第2楽章 アレグロ/
 ブラジルの伝承曲:カイコ/レポ・スメラ(1950−2000):映画 《春のハエ》 のテーマ
ヴィクトリア・ムローヴァ(ヴァイオリン)、
ミーシャ・ムロフ=アバド(ダブルベース)
ONYX 4220
¥2600→\2390

 ヴィクトリア・ムローヴァ新録音!息子ミーシャとの親子デュオ!

 ☆ 女王ムローヴァの新録音は、ベーシストである息子ミーシャとの共演!
 ☆ブラジル民謡からシューマン、ジョビンを経由してバッハまで。親子が愛する様々なジャンルの素敵な音楽コレクション!

 現代のもっとも偉大なヴァイオリンの巨匠の一人、ヴァイオリンの女王ヴィクトリア・ムローヴァの約2年ぶり新録音!
 これまでも、「ペザント・ガール」(ONYX 4070)、「ストラディヴァリウス・イン・リオ」(ONYX 4130)などのクロスオーヴァー・アルバムで絶賛を博してきたムローヴァの新境地は、ジャズ・ベーシスト&作編曲家として活動する息子、ミーシャ・ムロフ=アバド(ミーシャ・ムローヴァ=アバド)とのコラボレーション。
 J.S.バッハからシューマン、ブラジル民謡、カルロス・ジョビン、ミーシャ自身の作品にイギリス、イスラエル、エストニアの作曲家の作品まで、様々な国のクラシック、コンテンポラリー・ジャズ、ブラジリアン・ジャズ、フォーク・ソングなどをボーダーレスに収録した、ヴァイオリンとダブルベースの親子デュオ。ヴィクトリア・ムローヴァとクラウディオ・アバドの間に生まれ、音楽に囲まれて育ったミーシャが愛する音楽を思いのままに詰め込んだ、素敵なコレクション・アルバムです。

 ※録音:2020年1月9日−10日、サリー大学(イギリス)

 
 



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PENTATONE



PTC 5186776
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
ベルリン古楽アカデミー
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):6つの合奏協奏曲 Op.3
 (1)合奏協奏曲第1番 変ロ長調 Op.3-1 HWV 312
 (2)合奏協奏曲第2番 変ロ長調 Op.3-2 HWV 313
 (3)合奏協奏曲第3番 ト長調 Op.3-3 HWV 314
 (4)合奏協奏曲第4番 ヘ長調 Op.3-4 HWV 315
 (5)合奏協奏曲第5番 ニ短調 Op.3-5 HWV 316
 (6)合奏協奏曲第6番 ニ長調 Op.3-6 HWV 317
ベルリン古楽アカデミー
ゲオルク・カルヴァイト
 (ヴァイオリン/コンサートマスター)

 名人集団ベルリン古楽アカデミーがヘンデルの6つの合奏協奏曲 作品3を輝かしく華やかに演奏!!

 SACD ハイブリッド盤。
 ヘンデルの12の合奏協奏曲 Op.6の録音でも注目を集める名人集団ベルリン古楽アカデミー(Akamus)。今度は6つの合奏協奏曲 Op.3を録音しました。

 合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)とはバロック時代特有の協奏曲で、複数の独奏者によって編成される独奏楽器群と、オーケストラ全員による大合奏群との間の音量的、技巧的対比を楽しむ音楽。
 6つの合奏協奏曲 Op.3は、小規模ながら管楽器を効果的に取り入れた編成をとりヘンデルらしい豊かな旋律に加えて合奏協奏曲ならではの華やかな響きが魅力といえます。

 数々の名録音でも知られるベルリン古楽アカデミーが聴き手の感性に直接訴えかけてくるような刺激的な音楽を聴かせます。
 当団演奏によるヘンデルの12の合奏協奏曲 Op.6【第1番〜第6(KKC 6052 / PTC 5186737)、第7番〜第12番(PTC 5186738)】も好評発売中です!

 セッション録音:2019年5月/ニコデマス教会(ベルリン)/DSD、マルチチャンネル、54'11、輸入盤・日本語帯付、ディジパック仕様
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ルノー・ロランジェ(ペンタトーン)
 レコーディング・プロデューサー&編集:カレル・ブリュッゲマン(ポリヒムニア・インターナショナル)
 バランス&レコーディング・エンジニア:ジャン=マリー・ヘイセン(ポリヒムニア・インターナショナル)

 
 



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NAXOS


8.579053
¥1200
カン・ユンホン(ギター)〜ギター協奏曲集
ロドリーゴ: アランフエス協奏曲/ポンセ: 南の協奏曲 他

 ロドリーゴ(1901-1999): アランフエス協奏曲(1939)
  1. I. Allegro con spirito/2. II. Adagio/3. III. Allegro gentile
 ポンセ(1882-1948): 南の協奏曲(1941)
  4. I. Allegro moderato/5. II. Andante 6:33/
  6. III. Allegro moderato e festivo
 ジェラルド・ガルシア(1949-):
  チャイナ・シングス(ギターと管弦楽版)..世界初録音
   7. I. Dark Sky, Silver Clouds 天烏烏: Tranquillo
   8. II. Silver Clouds across the Moon 彩雲追月: Allegro non troppo
カン・ユンホン(ギター)
ダレル・アン(指揮)
チェコ室内管弦楽団パルドビツェ

 録音 2019年8月26-29日 Dukla House of Culture, Pardubice,Czech Republic

 2011年の「タイ国際ギター・コンクール」において僅か11歳で優勝、現在は巨匠マヌエル・バルエコに師事し研鑽を重ねる中国出身のカン・ユンホンをソリストに迎えたギター協奏曲集。
 誰もが知っているロドリーゴの「アランフエス協奏曲」、メキシコ生まれの国際的作曲家ポンセの「南の協奏曲」に加え、ユンホンに捧げられたジェラルド・ガルシアの「チャイナ・シングス」の3曲を収録しています。
 「チャイナ・シングス」は、中国で人気の2つの曲を元にした抒情的な雰囲気を持つ作品で、トレモロを多用した中国琵琶風の美しい音色をお楽しみいただけます。
 バックを務めるのは、第50回ブザンソン国際指揮者コンクールの優勝者、ダレル・アン。チェコのオーケストラからそれぞれの曲に相応しい色彩的なサウンドを引き出す手腕が光ります。
 
 

8.559852
¥1200
クリストファー・ラウズ(1949-2019):交響曲第5番 他
 1. 交響曲第5番(2015)
 2. サプリカ(2013)
 3. 管弦楽のための協奏曲(2008)
ジャンカルロ・ゲレーロ(指揮)
ナッシュヴィル交響楽団

 録音 Laura Turner Concert Hall, Schermerhorn Symphony Center, Nashville, TN, USA/2017年10月5-8日..1、2019年4月11-13日..2,3

 ピューリッツァー賞とグラミー賞を受賞したアメリカの作曲家、クリストファー・ラウズ(1949-2019)。1949年ボルティモアに生まれ、様々なジャンルの音楽を身につけたラウズについて、ニューヨーク・タイムズ紙は「周囲の記憶に最も残る音楽を書く人」と紹介しました。
 その作品はウィット、ジョーク、神聖なもの、ロックなど、たくさんの要素で構成されています。このアルバムには2015年に書かれた「交響曲第5番」を含む3作品を収録。
 「交響曲第5番」は彼が幼いころに聴いて衝撃を受けたベートーヴェンの第5交響曲にインスパイアされた作品です。ブルックナーやマーラーの緩徐楽章を思わせるゆったりとした「サプリカ」、オーケストラの奏者たちそれぞれに見せ場を持たせた「管弦楽のための協奏曲」など、どれもがラウズの個性が生かされた聴きごたえのある作品です。
 
 


8.574176
¥1200
ベートーヴェン(1770-1827):カノンと音楽の冗談
 1. シュパンツィクはならず者だ WoO 100 Hess 278/2. 親愛なる伯爵 WoO 101 Hess 279/
 3. 恋人の腕に安らかに憩う WoO 159/4. 永遠にあなたのもの WoO 161/
 5. 友情は幸福の泉 WoO 164/6. 新年おめでとう WoO 165/7. 苦しみは短く、喜びは永い WoO 163/
 8. ブラウフレ、リン WoO 167 Hess 249/9. 沈黙を学べ WoO 168 No.1/10. 語れ、語れ WoO 168 No.2/
 11. 私はあなたにキスする WoO 169 Hess 250/12. 芸術は永く、人生は短い WoO 170 Hess 251/
 13. ミヒャエル・ハイドン:幸せはともかく健康は欠くべからず(伝 ベートーヴェン WoO 171 Hess 252)/
 14. お願いです、変ホ長調の音階を書いてください WoO 172/
 15. それはまっぴら、御免こうむる WoO 173 Hess 253/
 16. 信じて望め WoO 174/
 17. 聖ペテロは岩なり?ベルナルトゥスは聖者なり?-聖ペテロは岩なり? WoO 175 Hess 255/
 18. 聖ペテロは岩なり?ベルナルトゥスは聖者なり?-ベルナルトゥスは聖者なり? WoO 175 Hess 255/
 19. 親愛なる市参事会殿、お寒うござる WoO 177 Hess 257/
 20. おめでとう、新年おめでとう WoO 176/
 21. 修道院長様、私は病気です WoO 178 (T ホルメスによる合唱とピアノ版)..世界初録音/
 22. 皇帝陛下、お健やかに、お幸せに WoO 179/23. ホフマンよ、決してホーフマンになるなかれ WoO 180/
 24. 今日バーデンを思い出せ! WoO 181 No.1/25. ごきげんよう WoO 181 No.2 Hess 258/
 26. 美徳とは空虚な名目ではない WoO 181 No.3 Hess 259/
 27. おおトビーアス、ハスリンガーの支配者 WoO 182/
 28. 親愛なる伯爵殿、あなたはお人よしだ WoO 183 Hess 261/
 29. フォルスタッフ役、出番だ WoO 184 Hess 262/
 30. 人は高貴で、慈悲深く、善良であれ WoO 185/31. あなただけを崇める WoO 186/
 32. ふざけずに向きを変えろ WoO 187/33. 神は堅き砦 WoO 188 Hess 265/
 34. 医者よ、死への門を閉ざせ WoO 189 Hess 266/35. お訪ねしました、お医者さん WoO 190 Hess 267/
 36. 涼しく、暑すぎず WoO 191/37. 芸術は永く、人生は短い WoO 192 Hess 268/
 38. 芸術は永く、人生は短い WoO 193 Hess 269/39. 門が通れなければ壁を通って WoO 194/
 40. 人生を楽しめ WoO 195/41. そうあらねばならぬ WoO 196 Hess 270/
 42. これがその作品だ WoO 197 Hess 271/
 43. 我々はみな迷う、ただし迷い方は異なる WoO 198 Hess 280/
 44. 私は「へ」の殿、君は「の」の殿」WoO 199 Hess 281/
 45. 承知しました WoO 201 Hess 282/46. 美しいものを善き人へ WoO 202 Hess 283/
 47. 善に加えて美も WoO 203 Hess 272/
 48. カール・ホルツ (799 1858): ホルツよホルツ、四重奏をそのように弾け(伝 ベートーヴェン WoO204 Hess 284)/
 49. 愛する人よ、私はあなたによって悩み、死ぬ Hess 229/
 50. あなただけを崇める Hess 263(WoO 186 スケッチ)/
 51. あなただけを崇める Hess 264(WoO 186 スケッチ)/
 52. 伯爵様、質問に参上しました WoO 221 Hess 276(T ホルメスによる合唱とピアノ版 )..世界初録音/
 53. 間抜けの中の間抜け WoO 227 Hess 277/54. 苦しみは短く、喜びは永い WoO 166/
 55. カノン ト長調 WoO 160 No.1 Hess 247 'O care selve'/56. カノン ハ長調 WoO 160 No.2 Hess 248
  クラウディア・シュレンマー(ソプラノ)..49、シュテファン・タウバー(テノール)..1,1,49、
  マルティン・ヴァイザー(バス)..1、フランツ・シュネッケンライトナー(バス)..11、
  カントゥス・ノヴス・ウィーン..1,2,4-12,14,15,17-27,29-33,35-48,50-54、
  トーマス・ホルメス(音楽監督..1-48,50-54),(ピアノ..21,52)
  アンサンブル・タマニアル
   【メンバー】タベア・ゲルストグラッサー(ソプラノ)..13,16,28,34、マリアンネ・プレンナー(アルト)..3,13,16,28,34、
    ニコラス・フレミー(テノール)..3,13,16,28,34、アレックス・ガズダ(バス)..3,13,16,28,34 、
    ルカ・クストリッヒ(第1ヴァイオリン)..55,56、ベンヤミン・リヒテネッガー(第2ヴァイオリン)..55,56、
    ララ・クストリッヒ(第3ヴァイオリン)..55,56、ドミニク・ヘルスベルク(第4ヴァイオリン)..56、
    ヴォルフガング・ドイブル(チェロ)..19
 
 ベートーヴェンの数多い作品の中で「最も知られていない」分野と言えるのが、このアルバムに収録された一連のカノンや機知に富んだ声楽アンサンブルでしょう。
 50曲以上もあるこれらの短い曲の中には、1816年、フンメルのために書いた2部構成のカノンや、居酒屋で作曲されたリヒノフスキー伯爵のための4声のカノン「親愛なる伯爵殿、あなたはお人よしだ」、1825年にクーラウと出会った時に書いた「Ku¨hl, nicht lau 涼しく、暑すぎず(クーラウの名前が織り込まれている)」など、様々な機会に書かれたものが含まれています。
 これらの曲は一般的には厳めしいと思われがちなベートーヴェンのイメージとは異なり、どれもが微笑ましく、親密な雰囲気を感じさせます。
 対位法を学んでいた初期の頃から晩年まで、ベートーヴェンの知られざる一面を聴くことができるアルバムです。

  録音 4tune audio productions, Vienna, Austria 2018年10月22日..3,28、2018年10月24日..13,16、2018年10月25日..34、2019年1月19日..23,25,26、2019年1月20日..5,15、2019年1月27日..7,8,20,27,41、2019年2月26日..10,49、2019年3月8-9日..9,12,14,17,18,21,24,29,30,32,33,35,37-39,42-44,46,47,50,51、
2019年3月10日..1,2,4,6,11,19,22,31,36,40,45,48,52,53、2019年3月19日..55,56、2019年3月20日..54
 
 


8.574125
¥1200
ヴェイネル(1885-1960):管弦楽作品全集 第3集
 1. ロマンス Op.29(1949)

 ディヴェルティメント第2番「ハンガリー民謡の旋律」Op.24(1938)
  2. I.Lakodalmas ハンガリーの婚礼ダンス/3. II.Trefalkozas からかい/
  4. III.Panaszos enek 嘆きの歌/5. IV.Kanasz-nota 豚飼いの歌

  6-8. パストラーレ、幻想曲とフーガ Op.23(1934)
 
 ハンガリーの童謡と民謡集(1955)..世界初録音
  9. No.1.Szomoru fozfanak harmincharom aga しだれ柳の33本の枝/
  10. No.2.Szolohegyen keresztul ぶどう畑を通って/
  11. No.3.Tavaszi szel 春のそよ風/
  12. No.4.Lanyom, lanyom, gyongyviragom 私の娘、私の甘い百合/
  13. No.5.Gyergyoi verbunk ジョルジョからのダンスの申し込み/
  14. No.6.Mert kuldott a kisasszony 少女から送られたものは/
  15. No.7.Mely a Tiszanak a szele ティサ川の岸は深い/
  16. No.8.All elottem egy viragszal 私の前に立つ花/17. No.9.Eger fele エゲルへの道
 
 ディヴェルティメント第1番 Op.20「古いハンガリー舞曲から」(1934)
  18. I.Jo alapos csardas チャールダッシュ/19. II.Rókatánc フォックス・ダンス/
  20. III.Marosszeki keringos マロセックのロンド/21. IV.Verbunkos ヴェルブンコシュ/
  22. V.Csurdongolo トランシルヴァニア地方のバーン・ダンス
 ディッタ・ローマン(チェロ)..1、メリンダ・フェレタール(ハープ)..1
 ヴァレリア・チャーニ(指揮)、MAVブダペスト交響楽団..9-17、
 MAVブダペスト交響楽団の弦楽セクション..1-8,18-22

 バルトークやコダーイと同時期に活躍したハンガリーの作曲家、教師レオー・ヴェイネル(1885-1960)の管弦楽作品全集の第3集。
 完璧主義者であった彼は、生涯で30曲ほどの作品を発表したのみで、そのほとんどは忘れられていましたが、最近になってドイツ・ロマン派とハンガリーの民族要素を融合したユニークな作風が広く認識されるようになりました。
 この第3集にはヴェイネル円熟期に書かれた5作品が収録されています。活動の初期には、自作にハンガリーの民俗音楽を積極的に採り入れることはせず、ロマンティックな作風を模索していたヴェイネルですが、1930年に彼の友人ラースロー・ライタからハンガリーの民族音楽を紹介されてからは路線を変更、当時多数採集されたハンガリー民謡を自作に反映させ、次々とユニークな作品を書き上げました。
 なかでも舞曲のリズムが際立つ「2つのディヴェルティメント」はヴェイネルの代表的な作品として知られています。

 録音 Studio 22, Hungarian Radio, Budapest, Hungary 2018年10月16日..2-5、2018年10月17日..18-22 Hungaroton Rottenbiller Street Studio, Budapest, Hungary 2018年12月11日..9-17、2018年12月20日..1、2019年3月11-14日..6-8
 
 
8.573986
¥1200
トーニ(1922-1993):ピアノ作品全集 第5集
 1. ピアノのための小品 Op.4(1937)/
 2-3. フガートとアレグロ Op.7(1938)/
 4. 幻想曲 Op.8 4声とペダルのための(1938)/
 5. 即興曲(1935)/6. ピアノのための前奏曲(1936)/
 7. 練習曲 変ニ長調(1935)/8. バラータ ヘ短調(1936)/
 9. モーツァルト: ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491 -
  第1楽章 アレグロの「カデンツァ」(1990)/
 10. モーツァルト: ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 K.503 -
  第1楽章 アレグロ・マエストーソの「カデンツァ」(1949)
 
 世界初録音・・10を除く
アルド・オルヴィエート(ピアノ)

 録音 2019年1月29-31日 Sala delle Capriate, Fondazione Giorgio Cini, Venice, Italy

 生涯に渡ってピアノを愛したイタリアの作曲家、カミッロ・トーニ(1922-1993)のピアノ曲全集第5集。シリーズの完結となる今回は、カセッラに作曲を学び、実験的な音楽を創り上げた彼の初期作品を中心に収録しています。
 13歳の時に書かれた「即興曲」「練習曲 変ニ長調」はショパンやリストを彷彿させますが、その2年後に作曲された「ピアノのための小品」では、すでに調性から脱した、トーニらしいユニークな作風が見られます。最後に置かれたモーツァルトのピアノ協奏曲のための2つのカデンツァは、彼の師であるベネデッティ・ミケランジェリへの賞賛が込められたもの。ここではトーニの作風の変遷を感じ取ることができます。
 1949年の「第25番のためのカデンツァ」は、モーツァルトの旋律が自由に展開していくのに比べ、1990年の「第24番のためのカデンツァ」ではモーツァルトらしさはほとんど感じられず、自由な旋律のみが溢れています。
 シリーズを通じてアルド・オルヴィエートが全作品を演奏しています。
 
 

8.573992
¥1200
レバイ(1880-1953):
 ヴァイオリンとギターのためのソナタ集/
  ヴィオラとギターのためのソナタ集
ロロンス・カヤレイ
 (ヴァイオリン..1-4,9-12)(ヴィオラ..5-8)
マイケル・コーク(ギター)
 ヴァイオリンとギターのためのソナタ ホ短調(1942)
   1. I. Allegro ma non troppo/2. II. Variationen uBer ein Karntner Volkslied/
   3. III. Menuetto: Moderato – Trio: Etwas bewegteres ZeitmaB/
   4. Rondo (Finale): Allegro,energisch rhythmisiert
   
 ヴィオラとギターのためのソナタ ニ短調(作曲年不明)
   5. I. Sehr maBig bewe/6. II. Sehr ruhig und zart – Etwas bewegteres ZeitmaB/
   7. III. Scherzo: Lebhaft bewegt- Trio: Mäßiges Walzer ZeitmaB (sehr gesanglich vorzutragen)/
   8. IV. Rondo: Sehr launig vorzutragen
 
 ヴァイオリンとギターのためのソナタ ハ短調(1942)
   9. I. MaBiges Marschtempo/10. II. Variationen uber Und der Hans schleicht umher/
   11. III. Scherzo: Presto (ma non troppo)-
    Trio: Etwas weniger schnell als der Hauptteil des Scherzos, aber immer gut bewegt/
   12. IV. Ein frohliches perpetuum mobile in Webers Manier: Allegro giocoso

 録音 2019年6月12-13日 ポラック・コンサート・ホール,マギル大学、モントリオール、ケベック、カナダ

 フェルディナンド・レバイ(1880-1953)はウィーン生まれの作曲家。10歳の時にハイリゲン・クロイツ修道院に入り、5年間に渡り歌手になるための音楽教育を受けました。
 その後はヨーゼフ・ホフマンのピアノ教室に参加、ウィーン音楽院でローベルト・フックスに作曲を学び「ブラームス賞」など多くの賞を受賞しています。
 音楽院を卒業してからは作曲家として活躍を始め、オペラ、交響曲、協奏曲、歌曲など、600曲に渡る作品を書き上げました。
 レバイはことのほかギターの音色に愛着を持っていたようで、歌曲の伴奏にも、ピアノだけではなくギターを用いることが多かったようです。
 このアルバムにはギターを伴奏に用いたレバイのヴァイオリンとヴィオラのためのソナタを全て収録。民謡を効果的に用いた旋律を、カヤレイとコークが情感豊かに演奏しています。
 
 

8.559877
¥1200
クルーズ(1956-):夜想曲集/祈り
 夜想曲集 Op.60(2010)
  1. I.Twilight トワイライト
  2. II.Love Song ラブ・ソング
  3. III.The Night 夜
  4. IV.Hymn 讃歌
 祈り Op.54(2006)
  5. I.Weary with Toilくたびれ果てて
  6. II.Cuantas veces, amor 何度も愛する
  7. III.Mata Aru Yoru Ni またある夜に
  8. IV.Cho-hon 招魂
 
 ※世界初録音
ジェシカ・リヴェラ(ソプラノ)..5-8
ウラディーミル・チェルノフ(バリトン)..1-4
モブセス・ポゴシアン(ヴァイオリン)..1-4
ギヨーム・シュートル(ヴァイオリン)..1-4
リチャード・オニール(ヴィオラ)..1-4
アントニオ・リシー(チェロ)..1-4
クリストファー・ハヌリク(コントラバス)..1-4
マリアンネ・キム(ピアノ)..5-8

 録音 Schoenberg Hall, The UCLA Herb Alpert Schoolof Music,University of California, Los Angeles, USA 2012年5月22-23日..1-4、2007年2月14-15日..5-8

 Gramophone誌で「現代作曲家の中で最もコニュニケーション能力があり、また興味がそそられる一人」と評されたイアン・クルーズ(1956-)の作品集。
 アルバムに収録され「夜想曲集」は、2010年に彼が日本に滞在した際に書かれたもの。弦楽五重奏とバリトンのためのこの歌曲集には、20世紀初頭に活躍したアルメニアの詩人による4つの詩が用いられており、ベートーヴェンの「月光ソナタ」やシューベルトの「影法師」から引用された旋律を効果的に配することで、一人の男と"光"の関わりを丹念に描いています。
 「祈り」は英語、スペイン語、日本語、中国語の4言語をテキストに用いた歌曲集。"無形の愛"を探求するという願望から生まれたこの曲集は、ほとんどが無調で書かれており、捉えどころのない旋律から幻想性が香り立ちます。
 
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8.501505
(15CD)
¥6000→\5490

NAXOS
モンテヴェルディ(1567-1643):マドリガーレ全集


 世界初録音曲を含むマドリガーレ全集
 最新のエディションを用いて、全てカットなしで演奏
デリティエ・ムジケ(アンサンブル)
マルコ・ロンギーニ(指揮)

 【DISC1】 8.555307 マドリガーレ第1巻(1587)
  1. 私が私の生命を愛しても/2. あなたの事を切実に思うと/3. 何ゆえのこの苦しみぞ /
  4. あの勝ち気な彼女の所へお行き/5. 優しく愛しい口付けよ/
  6. あなたが同意してくれないなら/7. 愛しいフィッリ /8. 私の苦しみを吸い上げて/
  9. 羊飼いの娘フーミア - 第 1 部 羊飼い娘のフーミア/
  10. 羊飼いの娘フーミア - 第 2 部 気高く神々しい太陽よ/
  11. 羊飼いの娘フーミア - 第 3 部 その時テヴェレのすべての羊飼いと/12. もしあなたと別れることで/
  13. 無数の炎と鎖の中で/14. さあニンフよ、外へ行こう/15. この美しい手が罠を編んだ/
  16. 美しい羊飼いの娘が/17. いとしい女よ、あなたの刃は/18. 美しい人よ、あなたを見る時/
  19. 私はこんなに燃えているがあなたを愛さない/20. 燃えたり、凍ったりなさるがいいわ - 応答 /
  21. 燃えるのも凍ったのも、ぼくの勝手 - 反対/22. 世俗声楽曲集(手稿全作品) - 死んでしまいたい/
  23. 世俗声楽曲集(手稿全作品) - 心よ、逃げよ...世界初録音/
  24. 世俗声楽曲集(手稿全作品) - ああ、わが太陽が去っていく/
  25. 世俗声楽曲集(手稿全作品) - 天使の愛らしい顔が...世界初録音/
  26. 世俗声楽曲集(手稿全作品) - オリンピアの嘆き
    録音 2001年6月6-10日 Chiesa di Novaglie, Verona, Italy

 【DISC2】 8.555308 マドリガーレ第2巻(1590)
  1. 夜明けはまだ訪れず - 第 1 部 夜明けはまだ訪れず/
  2. 夜明けはまだ訪れず - 第 2 部 一方の魂がため息をつきながら切なげに言った/
  3. わがフィッリデは飲んでいた/4. 最も甘い絆よ/
  5. ヒヤシンスと水仙に寄せて/6. 紅く美しい唇の周りで/
  7. この岸辺には愛する女性の唇ほど紅い花はない/8. この黒い顔に映える美しい口に/
  9. 愛する人よ、今あなたのもとに帰りますが/10. 影になりたい/11. もし愛の神が狩りに行ったら/
  12. 愛する人の燃えるような美しい目をじっと見つめていると/13. 見よ、波はささやき/
  14. 私のクローリは優しくまどろんでいた/15. 酷い人よ、僕を捨てたら君も損なのだよ/
  16. 最も辛い言葉を発する唇が/17. むごいことだ、なぜ私から逃げる/18. 私はあなたにこの鏡を贈り/
  19. 愛する人よ、死ぬのは大したことではない/
  20. 愛の神よ、愛する女性が/21. かつて私は甘美な歌を歌ったが
    録音 2001年7月27-31日 Chiesa di San Briccio, Verona, Italy
 
 【DISC3】 8.555309 マドリガーレ第3巻(1592)
  1. 若い草木は/2. ああ、苦痛は何と大きいことか/
  3. 柔らかい草と白い花の上で/4. ああわたしの愛しい魂の人よ/
  5. 私の心を引き裂いて下さい/6. うぐいすよ、おまえはいつもこの緑の枝で/
  7. 激しい情熱が心を死に追いやるならば/
  8. 残酷な人よ、私と別れられる安堵とともに去っていって
   - 第 1 部 残酷な人よ、私と別れられる安堵とともに去っていって/
  9. 残酷な人よ、私と別れられる安堵とともに去っていって- 第 2 部 ああ残忍な戦士よ、あなたはそこで負傷して /
  10. 残酷な人よ、私と別れられる安堵とともに去っていって
   - 第 3 部 彼女が意識を取り戻すと、辺り一面は見渡すかぎり /
  11. おお春よ、一年のうちの青春期よ/12. 何と不実な顔よ/13. もし私か愛さなくなったら/
  14. かつては私の命であった瞳よ/15. 苦悩の日々を生きよう - 第 1 部 苦悩の日々を生きよう/
  16. 苦悩の日々を生きよう - 第 2 部 だがどこに,おお哀れな私よ,どこに/
  17. 苦悩の日々を生きよう - 第 3 部 それでも,あなたのいるそこへ行こう/18. 美しき瞳よ/
  19. 「安らかに」とティルシはため息をつきながら - 第 1 部 「安らかに」とティルシはため息をつきながら/
  20. 「安らかに」とティルシはため息をつきながら - 第 2 部 ティルシの顔には彼女の死が刻印され、こう言った
   録音 2002年5月26-31日 Chiesa di San Pietro, Vincoli, Azzago, Verona, Italy

 【DISC4】 8.555310 マドリガーレ第4巻(1603)
  1. ああ、つらい別れ/2. 愛しい人よ、あなたを見つめていると/3. わが心よ、お前は死なないのか /
  4. 星に対して彼は打ち明けた/5. わたしの愛する人は、優しく/6. 愛する人よ、許してください/
  7. もしあなたが私の心であれば/8. 清らかな澄んだ光よ /9. この胸の痛手/
  10. お前もまた私から去っていくのか - お前もまた私から去っていくのか/
  11. この輝く目の一瞥で - この輝く目の一瞥で/12. ああ、もしきみの気にいるなら/13. わたしは若い娘/
  14. とても甘美に歌うあの小鳥は/15. お願いだ、もう戦争はやめてくれ/16. そうなのだ、死にたいのだ/
  17. 痛ましき魂よ、お前は生きながら/18. わたしの心を司る魂の人よ/19. 愛する人よ、君と別れてから/
  20. 彼女が涙を流し溜息をついていると
    録音 2002年7月28日-8月2日 Chiesa di San Pietro, Vincoli, Azzago, Verona, Italy

 【DISC5】 8.555311 マドリガーレ第 5 巻(1605)
  1. つれないアマリッリ/2. おお、わが心のミルティッロ/
  3. 私の魂はすでに最後の時に近づいていた/
  4. ほらシルヴィオ、あなたが忌み嫌っている女はここよ
   - 第 1 部 ほらシルヴィオ、あなたが忌み嫌っている女はここよ/
  5. ほらシルヴィオ、あなたが忌み嫌っている女はここよ
   - 第 2 部 だけど、生まれ持っての優しさと徳と思いやりが/
  6. ほらシルヴィオ、あなたが忌み嫌っている女はここよ
   - 第 3 部 ああドリンダ、「僕のドリンダ」と言ってもいいだろうか?/
  7. ほらシルヴィオ、あなたが忌み嫌っている女はここよ- 第 4 部 さあこうして大地に跪き/
  8. ほらシルヴィオ、あなたが忌み嫌っている女はここよ- 第 5 部 シルヴィオ、その胸を射るですって?/
  9. 私があなたを愛しているのを - 第 1 部 私があなたを愛しているのを/
  10. 私があなたを愛しているのを - 第 2 部 ああ、かつて神の思し召しがある頃は/
  11. 私があなたを愛しているのを - 第 3 部 君はかつてないほど頑なになり/
  12. 私があなたに与えられるものを/13. アマリッリのために苦しむのは/
  14. ああ、優しく美しい太陽に向かうように/15. この暴虐な愛の神は/
  16. 愛の神よ、もしお前が公正なら/17. あなたを愛する、わが命である女よ/
  18. このように少しずつ/19. このすばらしい合奏
    録音 2003年4月5-10日 Chiesa di San Pietro, Vincoli, Azzago, Verona, Italy

 【DISC6-7】 8.555312-13 マドリガーレ第6巻&さまざまなマドリガーレ集
  DISC6
   1. アリアンナの嘆き(5 声) - 第 1 部 私を死なせて/
   2. アリアンナの嘆き(5 声) - 第 2 部 ああテゼオ、私のテゼオ /
   3. アリアンナの嘆き(5 声) - 第 3 部 あれほど私に誓った真心は /
   4. アリアンナの嘆き(5 声) - 第 4 部 ああ、それでも答えないのね/5. 西風が戻り、晴天がやってくる/
   6. 着飾った美女の一団のなかに/7. さようなら美しいフロリダ /
   8. 愛する女の墓に流す恋人の涙 - 第 1 部 灰と化した亡骸よ、僕の美しい太陽を飲み込み/
   9. 愛する女の墓に流す恋人の涙 - 第 2 部 ああ川々よ、お前たちはグラウコが墓石の上で叫びながら/
   10. 愛する女の墓に流す恋人の涙 - 第 3 部 もしグラウコが、かつては愛の巣であり/
   11. 愛する女の墓に流す恋人の涙 - 第 4 部 愛するニンフよ、天の膝に抱かれているのだね/
   12. 愛する女の墓に流す恋人の涙 - 第 5 部 ああ黄金の髪よ、雪のように柔らかな胸よ/
   13. 愛する女の墓に流す恋人の涙 - 第 6 部 愛する亡骸よ、僕の瞳は墓石の高貴な胸の上を/
   14. おおその美しい顔よ、おおそのやさしい眼差しよ/15. ティルシよ、美しいクローリが
 DISC7
  1. 哀れなアルチェオよ、この愛しい土地から去るのだ」/2. エルガストが泣いていたのは/
  3. 穏やかな川のほとりで(7 声)/4. さまざまなマドリガーレ集(1593) - 私は燃える...世界初録音/
  5. さまざまなマドリガーレ集(1593) - 私の瞳...世界初録音/
  6. さまざまなマドリガーレ集(1593) - 星が空にあるように...世界初録音/
  7. さまざまなマドリガーレ集(1593) - もしあなたが私を救わなければ...世界初録音/
  8. さまざまなマドリガーレ集(1593) - わたしはこれらの牧草地で群れを見る...世界初録音/
  9. さまざまなマドリガーレ集(1624) - おお何とすばらしく、何とかわいい/
  10. さまざまなマドリガーレ集(1624) - 静かに、アルメリン/
  11. さまざまなマドリガーレ集(1624) - いとしい私のトルコ女/
  12. さまざまなマドリガーレ集(1624) - おお私は傷つき、倒れる/
  13. さまざまなマドリガーレ集(1624) - 苦しみが甘美なものなら/
  14. さまざまなマドリガーレ集(1634) - 私を憎むならなぜ/
  15. さまざまなマドリガーレ集(1634) - あなたはもう私に微笑もうとはしない/
  16. かぐわしき唇よ、なんという甘美さで - 第 1 部 私を死なせて(1623)/
  17. かぐわしき唇よ、なんという甘美さで - 第 2 部 ああテゼオ、私のテゼオ(1623)/
  18. かぐわしき唇よ、なんという甘美さで - 第 3 部 あれほど私に誓った真心は(1623)/
  19. かぐわしき唇よ、なんという甘美さで - 第 4 部 ああ、それでも答えないのね(1623)/
  20. かぐわしき唇よ、なんという甘美さで - 第 5 部 ああ、もう一度場所を与えようというのか(1623) /

 【DISC8-10】8.555314-16 マドリガーレ第 7 巻「コンチェルト」(1619)
 DISC8
  1. シンフォニア 「チェトラの調べに合わせて」/2. この楡の木陰で/3. やさしい心と恋の炎/
  4. ああ、お前は何と愛らしいのか /5. 私はとても愛らしい羊飼いの少女/
  6. おお、燃えさかる炎、おお、燃えるような私のため息/7. ああフィリ、お前に口づけしたいけど/
  8. 私の美しいリコリは言う/9. ああ、もし誓いを破るのに同意しなければ/
  10. 星を見ることはないだろう/11. おお、美しい牝虎よ
 DISC9
  1. 柳の間へどうして逃げるの/2. 戻ってきておくれ、おお、甘い口づけよ/3. うるわしき自由よ/
  4. 愛しい人よ、あなたの心は/5. 断ち切られた希望、永遠の信頼/6. 歌いさえずる小鳥よ/
  7. 隠されたとげを持つ美しさ/8. 私は口づけを待つばかり/9. 告げるべきか,黙っているべきか/
  10. 眠っているの、ああむごき心/11. 星の光に照らされて/12. 唇よ、何とかぐわしく匂うことか/
  13. ああ、恋人はどこに - 第 1 部 ああ、恋人はどこに/
  14. ああ、恋人はどこに - 第 2 部 誠実な願いだけが/
  15. ああ、恋人はどこに - 第 3 部 それでは私の涙ではなく/
  16. ああ、恋人はどこに - 第 4 部 ああ味気なく、闇の世界
 DISC10
  1. 恋文 「もしも私の憂い瞳が」 - もしも私の物憂い瞳が/
  2. 恋文 「もしも私の憂い瞳が」 - 私はあなたとあなたの髪に目を向ける/
  3. 恋文 「もしも私の憂い瞳が」 - 愛しい金色の森よ/4. 恋文 「もしも私の憂い瞳が」 - 最も甘い絆よ/
  5. 恋文 「もしも私の憂い瞳が」 - しかし、その時間はすでに私を読んでいる /
  6. 愛の別れ 「もし天の定めと望みであるならば」 - もし天の定めと望みであるならば/
  7. 愛の別れ 「もし天の定めと望みであるならば」 - Deh con piu lenta mano/
  8. 愛の別れ 「もし天の定めと望みであるならば」 - Lumi, voi che vedeste/
  9. 愛の別れ 「もし天の定めと望みであるならば」 - Ma deh, luci serene /
  10. 愛の別れ 「もし天の定めと望みであるならば」 - Ma qual timor mi punge? /11. 金色の髪よ/
  12. 愛の神よ、私のなすべきことは/13. ティルシとクローリ - Per monti e per valli /
  14. ティルシとクローリ - Balliamo, che il gregge/15. ティルシとクローリ - Balliam, che nel Cielo/
  16. ティルシとクローリ - Balliam, che d'intorno/17. ティルシとクローリ - Balliamo che l'onde/
  18. ティルシとクローリ - Balliam, che i vezzosi/19. ティルシとクローリ - Balliamo e giriamo
    録音 2004年4月29日-5月5日 Chiesa di San Briccio, Verona, Italy

 【DISC11-14】 8.573755-58 マドリガーレ第 8 巻「戦士と愛のマドリガーレ集」
 DISC11
  1. 他の者は愛の神について歌えばよい - シンフォニア/2. 他の者は愛の神について歌えばよい/
  3. 他の者は愛の神について歌えばよい - マルテを私は歌おう 猛り立ち誇り高い/
  4. 他の者は愛の神について歌えばよい - 御身 カエサルの月桂樹で編まれた/
  5. 他の者は愛の神について歌えばよい - 戦いの歌と戦いの響きの合間に /6. いまや天も地も風も黙し /
  7. いまや天も地も風も黙し - こうして一つの澄んだ生気の泉より/
  8. 愛の神、この油断ならない敵は/
  9. 愛の神、この油断ならない敵は - 奴を近づけるな/10. 愛の神、この油断ならない敵は - 偽の武器ではない /
  11. 愛の神、この油断ならない敵は - この両目を狙って/12. 愛の神、この油断ならない敵は - もはや時間はない/
  13. 愛の神、この油断ならない敵は - わが心よ、逃げても無駄だ/14. こんなに素晴らしい勝利を/
  15. ダイヤモンドのように硬い心よ武装しろ/16. 恋する者はすべて戦士だ /
  17. 恋する者はすべて戦士だ - Io che nell'ozio nacqui/18. 恋する者はすべて戦士だ - Ma per qual ampio Egeo /
  19. 恋する者はすべて戦士だ - Riedi ch'al nostro ardir /20. 私は恋に燃えているが
 DISC12
  1. ビアジオ・マリーニ(1594-1663): さまざまな楽器のための多様なソナタ集 Op. 22- 第 1 旋法によるシンフォニア/
  2. タンクレディとクロリンダの戦い - タンクレディはクロリンダを男と思い/
  3. タンクレディとクロリンダの戦い - O tu, che porte, correndo si/
  4. タンクレディとクロリンダの戦い - シンフォニア/
  5. タンクレディとクロリンダの戦い - 夜よ、深く暗い胸のうちに(M. ロンギーニによる復元版)/
  6. タンクレディとクロリンダの戦い - Piacciati ch'indi il tragga (M. ロンギーニによる復元版)/
  7. タンクレディとクロリンダの戦い - 逃げることも、身をかわすことも/
  8. タンクレディとクロリンダの戦い - 騎士の 3 度目/
  9. タンクレディとクロリンダの戦い - 疲れはて、息をあえがせて/
  10. タンクレディとクロリンダの戦い - 私達の不幸/
  11. タンクレディとクロリンダの戦い - 彼は激しく答えた/
  12. タンクレディとクロリンダの戦い - 二人の心に怒りがよみがえり/
  13. タンクレディとクロリンダの戦い - だが、ついに運命のときは来た/
  14. タンクレディとクロリンダの戦い - 友よ、勝者はあなただ/
  15. タンクレディとクロリンダの戦い - 絶え入らんばかりのその声には/
  16. タンクレディとクロリンダの戦い - Mentr'egli il suon de' sacri detti/
  17. 皇帝フェルディナント 3 世のためのバッロ - Entrata innanzi al ballo/
  18. 皇帝フェルディナント 3 世のためのバッロ - Volgendo in ciel/
  19. 皇帝フェルディナント 3 世のためのバッロ - Su, mi si rechi omai/
  20. 皇帝フェルディナント 3 世のためのバッロ - Venga la nobil cetra/
  21. 皇帝フェルディナント 3 世のためのバッロ - Entrata e passeggio/
  22. 皇帝フェルディナント 3 世のためのバッロ - Movete al mio bel suon/
  23. B.マリーニ: ソナタ、シンフォニアとリトルネッロ集 Op.8 - バレット第 5番/
  24. 皇帝フェルディナント 3 世のためのバッロ - Ei l'armi cinse/
  25. 他の人々は軍人マルスについて歌えばよい/
  26. 他の人々は軍人マルスについて歌えばよい - Duo belli occhi fur l'armi/
  27. 他の人々は軍人マルスについて歌えばよい - Tu per lo cui valor (Bass)/
  28. 他の人々は軍人マルスについて歌えばよい - Tu per lo cui valor (Chorus)/
  29. 歌い続ける愛らしい小鳥
 DISC13
  1. やさしい天使がみんなの心にあれば/2. やさしい天使がみんなの心にあれば - E talor mormorando/
  3. やさしい天使がみんなの心にあれば - Cosi cantando/4. 私は燃えているが、あえてしようとはしない/
  5. 海が静かであろうとも/6. はだしのニンフ/7. はだしのニンフ - どうか私と一緒に休んで/
  8. はだしのニンフ - 使い慣れた私の弦で/9. はだしのニンフ - たとえミラルミがなくとも/
  10. いともやさしい夜うぐいすよ/11. 幸せで楽しい心を持ちたい者は/
  12. ニンファの嘆き - 太陽神がまだ世界に昼を/13. ニンファの嘆き - 愛の神よ、と空を見つめて語りかけた/
  14. ニンファの嘆き - 怒りの涙とともに/15. どうして逃げるのか、おお、フィッリデよ/
  16. 別れないでおくれ、反抗的な女よ/17. さあ、かわいい羊飼いの娘たちよ
 DISC14
  1. —Strepito spaventoso sotto il palco di tamburi discordati  ステージ下での打楽器の恐ろしい金切り声/
  2. B.マリーニ: さまざまな楽器のための多様なソナタ集 Op.22 - 第3旋法によるシンフォニア/
  3. 情け知らずの女たちのバッロ - De l'implacabil dio (Amore, Venere)/
  4. 情け知らずの女たちのバッロ - シンフォニア/
  5. 情け知らずの女たちのバッロ - お聞きなさい、ご婦人がたよ/
  6. 情け知らずの女たちのバッロ - 愛の神の美しい母君よ/
  7. 情け知らずの女たちのバッロ - 執拗な神の/
  8. 情け知らずの女たちのバッロ - フオールデラトラ洞窟/
  9. 情け知らずの女たちのバッロ - 覚えていない/
  10. 情け知らずの女たちのバッロ - 地獄の法廷を聞く、聞く、または/
  11. 情け知らずの女たちのバッロ – ここで謝罪しよう/
  12. 情け知らずの女たちのバッロ - エントラータ/13. 情け知らずの女たちのバッロ - バッロ/
  14. 情け知らずの女たちのバッロ - わが広大なる王国の、暗黒の恐怖から/
  15. 情け知らずの女たちのバッロ - アントロはそこに /
  16. 情け知らずの女たちのバッロ – もうここは/
  17. 情け知らずの女たちのバッロ - 暗い回廊へと戻るがいい/
  18. 情け知らずの女たちのバッロ - 痛すぎる、痛すぎる/
  19. 情け知らずの女たちのバッロ - 煙、叫び、植物
    録音 2005年6月3-10日、7月11-20日 Chiesa di San Briccio, Verona, Italy

 【DISC15】 8.555318 マドリガーレ第9巻&「音楽の戯れ」(1632)
  1. B.マリーニ: ソナタ、シンフォニー...リトルネッロ集 Op.8 - 3声のシンフォニア第1番
   マドリガーレとカンツォネッタ集 第9巻 -/
  2. すてきな羊飼いさん/3. 西の風がもどり好天をもたらす/4. 誰の意見も聞くまい/5. 常に変わらぬ喜び/
  6. お前の胸の中に/7. もう恋はしない/8. 今日のそよ風は何とやさしく/9. 踊りに、喜びに、楽しみに/
  10. 私を憎んでいたのなら/11. ええ、あなたを愛する/12. さあ素敵な羊飼いたちよ/
  13. おお恋人よ、おお私の命よ 音楽の戯れ(1632)/14. 面影よ、のろわれよ/15. あの高慢なまなざし/
  16. かつてあなたは私のすべてだった/17. 甘美な光に、あなたは全て私のものだった/
  18. 甘美な光に、あなたは全て私のものだった/19. それは本当なのだ
    録音 2006年5月14-18日 Chiesa di San Pietro, Vincoli, Azzago, Verona, Italy


 1567年、北イタリアのクレモナに生まれたクラウディオ・モンテヴェルディ。
 10代半ばにして、モテットと宗教マドリガーレを出版し、20歳の時には世俗マドリガーレの最初の曲集を出版。その後、マントヴァのヴィンチェンツォ1世・ゴンザーガの宮廷にて歌手およびヴィオラ・ダ・ガンバ奏者として仕え、1602年には宮廷楽長になるとともに、宮廷やパトロンのためにマドリガーレの作曲を続けました。

 マドリガーレとは、ルネサンス期の代表的な音楽様式の一つ。形式や規則を重視する古典的な詩の代わりに、より自由な形式と情感豊かな内容を持つ詩を歌詞に用い、テキストの抑揚に合わせて旋律が歌われるもの。16世紀前半に流行していた"フロットーラ(世俗歌曲)"が発展した形式で、豊かな感情を表現するために、複雑なポリフォニーや半音階、二重合唱などのあらゆる形式が用いられ、多くの作曲家がさまざまな作品を創り上げました。
 なかでもモンテヴェルディは"マドリガーレ"の形式に大きな可能性を見出し、16世紀以前の厳格な対位法を用いたものを「第一作法」、自由な対位法を用いたものを「第二作法」と呼び、第5巻では通奏低音を導入するなど、画期的な試みも行っています。曲集全巻を通じ、愛や恋の喜び、愛する人を失う悲しみ、戦い、芸術などが色彩豊かに描かれています。

 このデリティエ・ムジケとマルコ・ロンギーニによる世界初録音曲を含むマドリガーレ全集は、最新のエディションを用いて、全てカットなしで演奏。当時の演奏様式の研究に基づいて男声のみで歌われています。

 【デリティエ・ムジケ】
  1992年に創設。イタリア、ヴェローナに拠点を置く、マルコ・ロンギーニを音楽監督としてルネサンス期とバロック期の声楽音楽を専門に演奏する声楽アンサンブルです。
  NAXOSにはジェズアルドとモンテヴェルディのマドリガーレ集を録音。情熱的な解釈が高く評価される。

 【マルコ・ロンギーニ】
  ポッリーニ・ディ・パドヴァ音楽院で作曲、合唱音楽及び声楽を学んだ後、ヴェネツィアの歴史的建築様式を研究。更にミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で指揮を学ぶ。
  16世紀と17世紀のイタリア音楽を深く研究し、未出版のままになっている重要な作品を蘇演するためにディティエ・ムジケを創設。
  モンテヴェルディの舞台作品を始め、数多くの作品を上演するだけではなく、教師としても実績を残している。

 録音 2001-2006年

 
 





<歴史的録音>
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MEMBRAN



MEMBRAN 600569
(10CD)
\2800→\2490
MEMBRANから復活!
 史上最高の呼び声も高い Milestones of Legends
  ゲヴァントハウス弦楽四重奏団
    ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集
Disc. 1 弦楽四重奏曲第1番Op.18-1、第2番Op.18-2 2003年6月、7月録音
Disc. 2 第3番Op.18-3、第4番Op.18-4 2003年4月、5月録音
Disc. 3 第5番Op.18-5、第6番Op.18-6 2003年7月、8月録音
Disc. 4 第7番Op.59-1「ラズモフスキー第1番」 2002年6月録音
Disc. 5 第8番Op.59-2「ラズモフスキー第2番」、第10番Op.74「ハープ」 2002年2月録音
Disc. 6 第9番Op.59-3「ラズモフスキー第3番」、第11番Op.95「セリオーソ」2002年1月、10月録音
Disc. 7 第12番Op.127、第14番Op.131 1996年5月、1997年1月録音
Disc. 8 第13番Op.130、大フーガ変ロ長調Op.133 1997年11月録音
Disc. 9 第15番Op.132、第16番Op.135 1998年2月録音

Disc. 10 
 歴代ゲヴァントハウス四重奏団の演奏(抜粋)とマルティン・ホフマイスターとの対談(ドイツ語による)
  弦楽四重奏曲第14番より抜粋 ゲルハルト・ボッセ − 同曲の1916年録音について語る
  弦楽四重奏曲第10番より抜粋 ゲルハルト・ボッセ − 同曲の1968年録音について語る
  弦楽四重奏曲第10番より抜粋 ディートマル・ハルマン − 同曲の1968年録音について語る
  弦楽四重奏曲第14番より抜粋 カール・ズスケ − 同曲の1985年録音について語る
  弦楽四重奏曲ヘ長調Hess.34
1997年1月録音
ゲヴァントハウス弦楽四重奏団
 フランク・ミヒャエル・エルベン(Vln)
 コンラート・ズスケ(Vln)
 フォルカー・メッツ(Vla)
 ユルンヤーコプ・ティム(Vc)


 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の主力奏者によって、200年近く受け継がれてきた歴史あるゲヴァントハウス弦楽四重奏団。
 ドイツの伝統を純粋に伝える貴重なクァルテットである。

 50年代以降は第1ヴァイオリンにボッセ、続いてカール・ズスケと名手をいただきながら、現在は新たな歴史に入りつつある。
 しかし残念ながらメジャー・レーベルでの録音がなかったことで、名前だけは知られながらその演奏自体はあまり多くの人の耳に届かなかった。
 ただそんな彼らがドイツの小さなレーベルNCAに録音していることはマニアの方はよくご存知だったみたいで、ときおりご注文をお受けしていた。

 そんな彼らのいきなりのベートーヴェンの全集ボックス。
 ボーナスCDまでついている。
 そのCDには1916年のおそるべき録音(けっこうまともな音)、1968年のボッセ時代の録音、1985年のカール・ズスケ時代の録音がハイライト的に収録され、最後に現メンバーによる弦楽四重奏曲ヘ長調(ピアノ・ソナタ第9番の作曲家編曲作品)が収められている。
 さらに曲間にはボッセ、ホールマン、カール・ズスケたちの話が挿入されるというぜいたくな内容。
 このボーナスCDだけでも手に入れたいと思う人は多いはず。ここまで充実した豪華なベートーヴェン弦楽四重奏曲全集セットは見たことがない。


 しかしまだ終わらない。
 というか、はなしはここからである。

 ・・・ゲヴァントハウス弦楽四重奏団の演奏が、実に、実に素晴らしいのである。
 まずその美しいハーモニーに心打たれる。本当に美しいのである。もうそれだけでいい、というくらいに美しい。史上最高に美しいと断言してもいい。
 他にも素晴らしいところを見つければきりがない。本当にきりがない。
 心から酔いしれることのできる演奏。
 ひょっとしたら過去最高のベートーヴェン全集に出会ったかもしれない・・・。
 タカーチやプラジャークといったすばらしいベテラン団体の録音があるけれど、個人的好みからいくと彼らを一気にしのいでしまった。


 そんな彼らの全集ボックス。秘宝と言っていいこの全集ボックス。
 いろいろなところでクチコミで広まってあっというまに完売。その後別装丁で出直すもまたまた完売。ここ数年は高値でしか入らなかった。

 しかし!
 さすがにこのアイテムを眠らせたままにはしておけない・・・ということで今回MEMBRANから復活。

 しかも・・・まさかの・・・・¥2490

 何も言うことはありません。



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SOLSTICE



SOLSTICE
SOCD365/84
(19CDs+1DVD)
\13000→\11990


パリ・ノートルダム大聖堂のオルガニスト、
 ピエール・コシュロー30年の軌跡1954-1984   
  PIERRE COCHEREAU(1924-1984) BOX “Raretes et Inedits”    
       

Disc 1

J.S.バッハ:幻想曲とフーガ ト短調BWV.542/前奏曲とフーガ 変ホ長調BW.V552/パッサカリア ハ短調BWV.582
 (1954.6.11-14 聖ロクス教会、パリ) Disc No.C.M.9.102 
 録音:アンドレ・シャルラン Vendome

G.F.ヘンデル:オルガン協奏曲 変ロ長調op.4-2/
イヴ・ド・ラ・カシニエール(1897-1971):即興的協奏曲 未発売
 パリ室内合奏団 指揮:フェルナン・ウーブラドゥ
 (1955.1.1 サル・ガヴォー) INA 


Disc 2

ニコラ・ルベーグ(1631-1702):ノエル「あの楽しい羊飼いたちはどこへ行くのか」
J.S.バッハ:
 コラール「イエス、わが喜び」BWV.610/コラール「神の子来たれり」BWV.600/コラール「古き年は過ぎ去り」BWV.614/
 コラール「かくも喜びに満てる日」BWV.605/コラール「全能の神をたたえん」BWV.602/
 コラール「今ぞ喜べ、愛するキリスト者の仲間たちよ」BWV.734
  (1959 パリ、ノートルダム)Disc No.MMS-2171 Guilde Internationale du Disque

J.S.バッハ:フーガ ト長調「ジーグ風」BWV.577/コラール「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」BWV.659/コラール「深き苦しみの淵より、われ汝を呼ぶ」BWV.686
 (1959 パリ、ノートルダム)Disc No.MMS-2176 Guilde Internationale du Disque

アントワーヌ・カルヴィエール(1695-1755):たった一つの小品 ニ短調/F.メンデルスゾーン:前奏曲とフーガ ハ短調op.37-1
 (1959 パリ、ノートルダム)Disc No.MMS-2177 Guilde Internationale du Disque

フランツ・リスト(1811-1886):コラール「アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム」による幻想曲とフーガ S.259
 (1955 パリ、ノートルダム)Disc No.OL50126
 録音:アンドレ・シャルラン L’Oiseau-Lyre


Disc 3

ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):オルガン交響曲第2番 ホ短調op.20
 (1955 パリ、ノートルダム)Disc No.OL50103
 録音:アンドレ・シャルラン L’Oiseau-Lyre

マルセル・デュプレ(1886-1971):受難の交響曲 op.23
 (1955 パリ、ノートルダム)Disc No.OL50112
 録音:アンドレ・シャルラン L’Oiseau-Lyre

Disc 4 
未発売音源

J.S.バッハ:パッサカリア ハ短調BWV.582
 (1958.5.17 サンタンドレ首座司教座聖堂、ボルドー) INA

セザール・フランク(1822-1890):3つの小品
 (1958 パリ、ノートルダム)Fonds Carbou

シャルル・トゥルヌミール(1870-1939):カリヨン・パラフレーズ/
ピエール・コシュロー:即興三部作
 (1958.5.17 サンタンドレ首座司教座聖堂、ボルドー) INA



Disc 5 
未発売音源Fonds Carbou

ピエール・コシュロー:4楽章の即興的交響曲
 (1956.6.25 ニューヨーク聖トーマス教会)
ピエール・コシュロー:4楽章の即興的交響曲
 (1959.7.11 シドニー市役所)
ピエール・コシュロー:4楽章の即興的交響曲
 (1960以前 アナーバー、ミシガン州)


Disc 6

シャルル=マリー・ヴィドール(1844-1937):トッカータ(オルガン交響曲第5番第5楽章)
 (1959 パリ、ノートルダム)
 Disc No.MMS-2177 Guilde Internationale du Disque

マルセル・デュプレ:糸をつむぐ人
 (1956 ボストン・シンフォニーホール)Disc No.H80P-44653 Aeolian Skinner

ピエール・コシュロー:ミサの結びの即興演奏
 (1958.12.25 パリ、ノートルダム)Fonds Carbou未発売

オリヴィエ・メシアン(1908-1992):神はわれらのうちに
 (1958.5.17 サンタンドレ大聖堂) INA 未発売

ピエール・コシュロー:ミサの結びの即興演奏
 (1958.12.28 パリ、ノートルダム)Fonds Carbou 未発売

ピエール・コシュロー:即興的交響曲
 (1956 ボストン・シンフォニーホール)Disc No.H80P-44653 Aeolian Skinner


Disc 7 
未発売音源

J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調BWV.565
 (1968.10.13 パリ、ノートルダム)Fonds Carbou

G.F.ヘンデル:合奏協奏曲 ニ長調 op.3-6/協奏曲 第34番ヘ長調
 パリ室内合奏団 指揮:フェルナン・ウーブラドゥ
 (1961.12.3 サル・ガヴォー) INA 

アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):オルガン協奏曲イ短調
 ルーアン室内管弦楽団 指揮:アルベール・ボーカン
 (1967.8.3 サン・ミシェル教会前広場、マントン) INA 

カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):交響曲第3番 ハ短調 op.78
 フランス国立放送管弦楽団 指揮:ポール・パレー
 (1965.6.20 パレ・デ・フェテ、ストラスブール) INA

Disc 8 
未発売音源INA

セザール・フランク:3つの小品、コラール第2番 ロ短調
 (1963.6.1 パリ、ノートルダム)

ルイ・ヴィエルヌ:オルガン交響曲第3番 嬰へ短調op.28、カリヨンop31-21
 (1962.3.21 国立アヴーグル青少年研究所(INJA)

Disc 9
ミシェル・コレット(1707-1795):オルガン協奏曲第3番 ニ長調
ニース・サマー・アカデミー・オーケストラ 指揮:トニー・オーバン (1964.1.1 シミエ修道院、ニース) INA 初出
ピエール・コシュロー:即興演奏(1969.7.24 グリュイッサン)、同(1969.8.9 アルカション)、同(1969.8.29 ジュアン・レ・パン)  
Solstice SOCD200/1より
アレッサンドロ・ストラデッラ(1639-1682):トランペットとオルガンのためのソナタ 
トランペット:ロジェ・デルモット (1969.2.21 パリ市立劇場) Fonds Carbou 未発売
マリオ・ヴィットリア(1911-1986):オルガン、ティンパニ、弦楽オーケストラのための協奏曲
フランス国立放送室内管弦楽団 指揮:アンドレ・ジラール (1969.2.13 パリ放送会館) INA 未発売
ピエール・コシュロー:ミサの結びの即興演奏(1969 パリ、ノートルダム)Fonds Carbou 未発売

Disc 10
Fonds Carbou (*除く) 未発売音源

J.S.バッハ:コラール「深き苦しみの淵より、われ汝を呼ぶ」BWV.686(オルガン用に編曲)
 (1960.5.15 パリ、ノートルダム)

ジョセフ・ドディモン(1751-1803?):奉献散文体賛歌 ノートルダム聖歌隊
 指揮:ジュアン・ルベール (同上)

ジェレミー・クラーク(1674-1707):トランペット・ヴォランタリー
 (1969.2.21 パリ、ノートルダム)

J.S.バッハ:パッサカリア ハ短調BWV.582、トリオ・ソナタ 第2番 ハ短調BWV.526
 (1968.9.29 パリ、ノートルダム)

J.S.バッハ:カンタータ第29番よりシンフォニア
 (1969.12.24 パリ、ノートルダム) 

シャルル=マリー・ヴィドール:オルガン交響曲第9番「ゴシック」〜第1楽章、第2楽章
 (1967.5.18、ノートルダム) INA*

ピエール・コシュロー:ミサの結びの即興演奏
 (1968.12.1 パリ、ノートルダム)

Disc 11
未発売音源

ロジェ・カルメル(1920-1998):オルガン、打楽器と弦楽オーケストラのための協奏曲 INA
 フランス放送ニース・コート・ダジュール室内管弦楽団 指揮:ポル・ミュール
 (1969.7.27 サン・ナゼール大聖堂、ベジエ)

ピエール・コシュロー:即興的交響曲
 (1966.4.19 南メソジスト大学、ダラス) Dr.George C.Baker

オリヴィエ・メシアン(1908-1992):永遠の教会の出現/
ピエール・コシュロー:フランス民謡「三人の王の行進」による即興演奏
 (1969 パリ、ノートルダム)Fonds Carbou

Disc 12

P.コシュロー:讃美歌「O filii et filia」による即興演奏
 (1969.4.6 パリ、ノートルダム)Fonds Carbou 未発売

ルイ・ヴィエルヌ:月の光 op53-11
 (1969.4.6 パリ、ノートルダム)Solstice SOCD 310より

レオン・ド・サン=マルタン(1886-1954):霊的賛歌、追悼
 (1966パリ、ノートルダム) Disques Charlin Disc.No.AMS90

オリヴィエ・メシアン:天上の宴
 (1969.12.24 パリ、ノートルダム)Fonds Carbou 未発売

P.コシュロー:聖歌「あわれみの神」による前奏曲と即興的変奏曲
 (1968.12.24 パリ、ノートルダム) Solstice SOCD152より

P.コシュロー:交響的即興スケルツォ
 (1968.10.13 パリ、ノートルダム) Solstice SOCD95より

ジャン=ジョセフ・ムーレ(1682-1738):王の晩餐のためのファンファーレ ガブリエル・マッソン金管アンサンブル
 (1968.11.11 パリ、ノートルダム) Fonds Carbou 未発売

Disc 13 

ジル・ジュリアン(1650-1703):Suite du 3eme ton(exrains)
 (1971.3.26 パリ、ノートルダム)INA 未発売

フランソワ・クープラン(1668-1733):Tierce en taille
 (1970.7.12 マガディーノ、スイス)Ermitage Disc.No.ERM176-2

フランソワ・クープラン:Offertoire sur les grands jeux
 (1978.12.13 アンヴァリッド、サン・ルイ教会)Fonds Carbou 未発売

J.S.バッハ:前奏曲とフーガ 変ホ長調BW.V552
 (1970.8.19 サン・セヴラン教会、パリ)INA 未発売

トマゾ・アルビノーニ(1671-1751):教会ソナタ ヘ長調
 トゥールーズ・キャピトル管弦楽団 指揮:ジャック・シャルパンティエ
 (1971.6.30 サン・ヴァンサン教会、オード県)Fonds Carbou 未発売

P.コシュロー:M.ランドフスキのテーマによる即興演奏
 (1970.11.15 シャンゼリゼ劇場、パリ) INA 未発売

P.コシュロー:2つのテーマによる即興演奏
 (1970.6.19 サン・テティエンヌ大聖堂、モー) Fonds Carbou 未発売

Disc 14

F.リスト:コラール「アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム」による幻想曲とフーガ
 〈ジャン=マルク・コシュローによるオルガンとオーケストラ用に編曲〉
  トゥールーズ・キャピトル管弦楽団 指揮:ジャック・シャルパンティエ
   (1971.6.30 サン・ヴァンサン教会、オード県)Fonds Carbou 未発売

ピエール・コシュロー:4楽章の即興的交響曲
  (1978.5.17 ディジョンサン・ベニーニュ大聖堂) 未発売

シャルル・ラケットのテーマによるボレロ〈J-M・コシュローによる復元〉
  (1974.5.29 パリ、ノートルダム)Fonds Carbou 未発売

聖歌「あわれみの神」による即興演奏
  (1974.6 パリ、ノートルダム)Solstice SOCD906より


Disc 15
未発売録音

J.S.バッハ:協奏曲 イ短調BWV.593(原曲:ヴィヴァルディop.3-8)
 リリク放送管弦楽団 指揮:マルセル・クーロー
  (1970.12.24 フランス放送会館、パリ) INA

G.P.テレマン(1681-1767):オルガンとトランペットのための協奏曲
 ロジェ・デルモット(Tp)
  (1975.6.7 フランス放送会館、パリ) INA

ジュアン・アラン(1911-1940):連祷
 (1970.3.8 パリ、ノートルダム)Fonds Carbou

ピエール・コシュロー:即興的舞踊組曲
 (1974.5.29 パリ、ノートルダム)Fonds Carbou

ジャン・リヴィエ(1896-1987):トランペットとオルガンのためのアリア
 ロジェ・デルモット(Tp)
 (1975.6.7 フランス放送会館、パリ) INA

ピエール・コシュロー:讃美歌「神の御子は今宵しも」よる即興的変奏付スケルッツォとコラール
 (1970.12.24 フランス放送会館、パリ) INA

Disc 16
未発売録音

フランシス・プーランク(1899-1963):オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲
 コンセール・パドルー 指揮:ジャン=マルク・コシュロー
 (1974.4.3 サンテティエンヌ・デュ・モン教会) Fonds Carbou

ピエール・コシュロー:4楽章の即興的交響曲
 (1970.10.22 サンペテロ・サンパウロ教会、リール) Fonds Carbou

ピエール・コシュロー:即興的前奏曲、フーガと変奏曲 
 (1972.3.17 パリ、ノートルダム)Fonds Carbou

Disc 17

ピエール・コシュロー:オリジナル・テーマによる即興
 (1972.7.2 マガディーノ、スイス) Ermitage Disc.No.ERM 176-2

ピエール・コシュロー:即興的序奏、コラールと変奏曲
 (1972.11.18 フランス放送会館、パリ) INA 未発売

ピエール・コシュロー:”Haec Dies”と”Victimae Paschali”による即興的前奏曲、アダージョと変奏付コラール
 (1976.4.18 パリ、ノートルダム)Fonds Carbou 未発売

Disc 18
Fonds Carbou 未発売

ヘンリー・パーセル(1659-1695):オルガンとトランペットのためのソナタ ニ長調
  ロジェ・デルモット(Tp)
J.S.バッハ:コラール「おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け」BWV.622
ジョルジュ・ドルリュー(1925-1992):オルガンとトランペットのためのレシとコラール
  ロジェ・デルモット(Tp)
(1980.7.11 パリ、ノートルダム)

ピエール・コシュロー:6つの即興的ヴァーセットによる組曲(万聖節の典礼)
(1983.11.1 パリ、ノートルダム)

ピエール・コシュロー:即興的後奏曲
(1982.3.23 パリ、ノートルダム)

Disc 19

ジャック・チャンセル氏(ジャーナリスト)との対談(ラジオ放送)
 (1976.9.16 フランス放送会館、パリ) INA 未発売

J.S.バッハ:マタイ受難曲最後のコラール
 (1984.3.4 パリ、ノートルダム)Solstice SOCD151
亡くなる前日の最後の録音。

Disc20(DVD)
 “The ORGANIST OF NOTRE-DAME”
  SOLSTICE INA SODVD01




 ルフェビュール同様、生前良好な関係を築き、膨大なノートルダム大聖堂のコンサートやミサの録音テープを保有しているSOLSTICEとINA(フランス国立視聴覚研究所)所管の音源等により、全体で未発表音源が74%にも上るP.コシュローのセットが完成しました。
 1954年6月から、亡くなる前日の1984年3月4日のノートルダム大聖堂での絶唱ともいうべきマタイ受難曲最後のコラールまで、大まかではありますが収録年順に配されています。

 1984年3月5日に没してから36年、今も尊敬を集めるピエール・コシュローのCDセットです。



<メジャー・レーベル>
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SONY



19439753982
(2CD)
\2200→\1990
ア・ステイト・オブ・ワンダー〜
 2種のゴルトベルク変奏曲録音/グレン・グールド

CD1
 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988(1955年録音)
  録音:
   1955年6月10,14-16日
    ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ(モノラル)
CD2
 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
  (1981年録音/アナログ・マスターより編集)
   録音:
    1981年4月22-25日、5月15,19,29日
     ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ(ステレオ)
グレン・グールド(ピアノ)

 若きグレン・グールドの名を一躍世界的なものにした1955年録音のデビュー・アルバム『ゴルトベルク変奏曲』。そしてグールドが生涯を閉じる約1か月前、1982年9月に発売され、生前に発売された最後のアルバムとなった『ゴルトベルク変奏曲』。バッハの『ゴルトベルク変奏曲』は、まるで円環を閉じるようにグールドの生涯を縁取り、その独自の音楽を考える上で欠くことのできない作品です。この2つの録音を組み合わせて発売するアイデアは1984年に遡ります。グールド没後2年が経ち、当時のCBSが編んだグールドのバッハ録音のアンソロジーの第1巻がこの2つのゴルトベルクを1つのパッケージに収めた最初でした。

 1955年盤は、20世紀に輝かしい足跡を残した録音アーティストとしての出発点となったグールド最初の『ゴルトベルク変奏曲』。まるで、この作品の30の変奏曲をあらわすかのように、録音セッション中のグールドの写真30葉が使われた有名なジャケットでも知られています(ブックレット内に掲載)。リマスターは元ソニー・クラシカルのエンジニア、アンドレアス・マイヤーがリマスターを手掛けた「グレン・グールド・リマスタード・ボックス〜ザ・コンプリート・ソニークラシカル・アルバム・コレクション」(2015年発売)のDSDリマスター音源が使用されています。

 一方1981年録音は、グールドがその生涯を閉じる約1か月前、1982年9月に発売され、グールドの生前に発売された最後のアルバムとなった2回目の『ゴルトベルク変奏曲』です。この1981年盤は初期のデジタル録音としても有名で、LPだけでなくCDも発売されました。その際LPのカッティングにもCD用のデジタル・マスターが使われましたが、当ディスクには、同時発売されるバッハ・ボックスと同様に、そのデジタル・マスターではなく、デジタル・マスターと並行して収録されていたアナログ・マスター素材からグールドやサミュエル・H・カーターの使った編集用のスコアをもとに編集し2002年にDSD化され、「A State of Wonder」というタイトルで発売された際の音源が使われています。アナログ・レコーディング完成期ならではの、のびやかで安定感のある音楽的なサウンドは、グールドの超絶的に美しいピアノ・サウンドを再現しています。

 パッケージはマルチパック仕様。48ページのオールカラー・ブックレットには詳細な録音データや貴重なセッション写真、初出盤ライナーノーツのほか、生前のグールドにインタビューし、グールドが書いたさまざまな著作を編纂したことでも知られるティム・ペイジの文章(欧文)が掲載されています。


<国内盤>

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マイスター・ミュージック



 MM-4079
(CD)¥3300
巨匠、ヨアヒムが愛奏したストラディヴァリウス〜その至高の響き
 永峰 高志「ロマンス」


1-3 クララ・シューマン:3つのロマンス 作品22
4 J.ヨアヒム:ロマンス変ロ長調「3つの小品」より
5 R.シューマン:ロマンス 第2番 作品94
6-8 J.ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番「雨の歌」
永峰 高志 ヴァイオリン
久元 祐子 ピアノ

使用楽器
 Violin : Antonius Stradivarius "JOACHIM" (1723)
 Violin Bow : Francois Xavier Tourte
 Piano : Bosendorfer 290 Imperial
数量限定盤
MMLP-9001
【LPレコード】
¥7700

 19世紀のヴァイオリンの巨匠J.ヨアヒムは、名器を多数所蔵していたことでも知られます。
 今回、その一つであったストラディヴァリウス「Joachim,1723」を用い、永峰高志(東京藝術大学卒業。N響首席奏者を経て、現在、ソリスト、指揮者として活躍。国立音楽大学教授。)がロマン派作品集をレコーディング。

 プログラムはヨアヒムと親交のあったブラームス、シューマン、クララそしてヨアヒム自身の作品を「ロマンス」を軸に編んだ興味深いもの。
 重厚で歌心溢れるこれらを、当時の残り香を湛えた響きで聴かせる至高の1枚です。

 邦人唯一のベーゼンドルファー・アーテイスト、久元裕子による秀逸なサポートとインペリアルの響きにも注目。














6/17(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


HAENSSLER



HC 20033
¥2700
リュークシュロスのピアノ・ソロ・デビュー盤!
 (1)フランク:前奏曲、コラールとフーガ ロ短調 M.21
 (2)J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ヘ短調 BWV881
 (3)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調「狩」 Op.31-3
 (4)プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2番 ニ短調 Op.14
 (5)アダ・アーリア・リュークシュロス(1994-):ギッター
アダ・アーリア・リュークシュロス
 (ピアノ;Steinway & Sons D- 274)

 自作も披露。ドイツ期待の才女リュークシュロスのピアノ・ソロ・デビュー盤!

 セッション録音:2017年6月26日/シュタットハレ、ゲッピンゲン/DDD、73'40

 1994年生まれのピアニスト、アダ・アーリア・リュークシュロスのソロ・デビュー盤のリリースです。リュークシュロスは3歳よりピアノの手ほどきを受け、カールスルーエ音楽大学で研鑽を積んだ若手音楽家。これまで100以上の国際コンクールでの受賞歴を誇ります。
 ピアノだけでなくヴァイオリンも演奏する才女リュークシュロスはフライブルク・バロック・オーケストラでコンサートマスターを務めるゴットフリート・フォン・デア・ゴルツに師事しております。2011年よりヤング・スタインウェイ・アーティストとして活躍しており、現在欧米を中心に演奏活動を展開しております。

 リュークシュロスは2歳年下の弟エアド・アンネル(チェリスト、ピアニスト)とともに「デュオ・アダ・アーリア・ウント・エアド・アンネル・リュークシュロス」を結成。可変のデュオ・アンサンブルとしても注目されております。

 注目のピアノ・ソロでのデビュー盤はフランク、バッハ、ベートーヴェン、プロコフィエフ、そして自作を交えた5篇。色彩感豊かに織りなすリュークシュロスの妙技を堪能できます。
 
 


HC 20040
¥2700
ツヴィ・アヴニ(1927-):ピアノ協奏曲、ピアノ小品集
 (1)ピアノ協奏曲(2010)
 (2)ソナタ・ブレヴィス「それにも関わらず」(2014)
 (3)「秋の間奏曲」(2006)
 (4)「刻一刻と」(1993)
 (5)前奏曲とパッサカリア〜「それから先」(1998)より
 (6)アンダンテ・メディタティーヴォ(2006)
ハイドルン・ホルトマン(ピアノ)
(1)ジェイミー・フィリップス(指揮)
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・
 ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団

 1927年イスラエル生まれの現役作曲家、ツヴィ・アヴニのピアノ協奏曲&小品集

 セッション録音:(1)2017年10月20日、(2)-(6)2018年1月16-19日/SRスタジオ、ハルベルク、ザールブリュッケン/DDD、73'10

 イスラエル人の両親の元、1927年ザールブリュッケンで生まれた現役作曲家ツヴィ・アヴニのピアノ協奏曲とピアノ小品集。
 アヴニ一家は1935年にナチスの支配下にあったドイツがザールを奪還した4ヶ月後にパレスチナに移住。1948年イスラエルの設立後、テルアビブに移り、ツヴィ・アヴニは同地で作曲の研鑽を積みました。1962年にはタングルウッドにてコープランドに作曲を学びその才能を一層開花させました。1971年からはエルサレム音楽舞踏アカデミーにて音楽理論及び作曲科の教授として後進の育成にも力を注いでおります。

 ピアノと小編成のオーケストラのための協奏曲はハイドルン・ホルトマンの依頼で2009年に着手、翌2010年に完成、そして初演された作品です。
 また1990年代以降に作曲されたピアノ小品集はまるで日記を思わせる副題のついた作品が並びます。アヴニ独自の世界を数多くの初演を行ってきたホルトマンが思いを込めて演奏しております。
 




PREISER RECORDS


PRCD 91471
(2CD)
¥4600
Reflected 反射
 [CD1]
  ウェーバー:クラリネットとピアノのための協奏的大二重奏曲 変ホ長調 Op.48
  ブラームス:クラリネット・ソナタ 第1番 ヘ短調 Op.120-1
  ドビュッシー:クラリネットとピアノのための第1狂詩曲
  ジョーゼフ・ホロヴィッツ:クラリネットとピアノのためのソナティナ
 [CD2]
  C.P.E.バッハ/ヘルムート・ヘドル:Solfeggietto
  ヘルムート・ヘドル:
   Rush Hour / Prelude for JSB / Ana /
   Memories of India / Brahms-reflected /
   Easy-going / Hommage to Aaron
ヘルムート・ヘドル(クラリネット)
ユンシャン・リン(ピアノ)

 ウィーンのクラリネットの名手が軽やかに吹くクラシックと自作が織りなす鮮やかな乱反射

 録音:2019年/[CD1]61'41''、[CD2]52'19''

 ヘルムート・ヘドルは1969年生まれのオーストリアのクラリネット奏者・作曲家。6歳でクラリネットを始め、ウィーンとグラーツの音楽大学で学びました。1993年からウィーン・フォルクスオーパーの首席クラリネット奏者を務め、ウィーン・フィルやベルリン・フィルとも共演している名手です。

 ピアノ伴奏によるこの2枚組アルバムは、クラシカルなクラリネット作品を集めた1枚目とジャジーな響きを持ったポップス風味あふれる自作の2枚目を対比させることによって、互いの面白味を引き出す構成になっています。
 明るく軽快な演奏が心地よく、クラリネットのさわやかな歌が素敵です。
 
 


PRCD 91475
¥2500
ウィーンへのオマージュ
 ヨハン・シュトラウスII:Tritsch-Tratsch-Polka
 シュトルツ:Mein Liebeslied muss ein Walzer sein *
 ヨハン・シュトラウスII:Rosen aus dem Suden
 ヨハン・シュトラウスII:DrauBen in Sivering bluht schon der Flieder *
 ヨハン・シュトラウスI:Chineser-Galopp
 ヨハン・シュトラウスII:Mein Herr Marquis *
 シュランメル:Weaner Gmuath
 レハール:Vilja-Lied *
 ヨーゼフ・シュトラウス:Ohne Sorgen
 ストレッカー:Sag mir doch, dass du mich lieb hast *
 ランナー:Mazurken 1
 ランナー:Mazurken 2
 ヨハン・シュトラウスII:Annen-Polka *
 ヨーゼフ・シュトラウス:Cabriole
 ヨハン・シュトラウスI:Annen-Polka
 シュトルツ:Du sollst der Kaiser meiner Seele sein *
 シューベルト:Grazer Galopp
ダニエラ・ファリー(*ソプラノ)
アンサンブル・ウィーン

 ウィーン音楽の醍醐味が詰まった室内楽アレンジ!

 59'01''

 ウィーンのソプラノ歌手と奏者たちによるウィーン情緒あふれるアルバム。伴奏は10人の室内アンサンブルで、構成はヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、フルート、クラリネットにウィンナホルン3。
 ウィーン流アレンジの妙、といった音響が楽しいアルバムです。
 




BR KLASSIK



900331
¥2600
クリェリッチ:クロアチア・グラゴル・レクイエム/
ゴトヴァツ:Himna Slobodi 自由への讃歌

 イゴール・クリェリッチ(1938-2006): クロアチア・グラゴル・レクイエム
  昇階曲
   1. Pokoj vicni 永遠の休息は彼らに与える/
   2. Tebi podobaje おお主よ、シオンはあなたに/3. Otrisi, Gospodi(トラクト)
  セクエンツァ
   4. Dan gnjiva 怒りと破滅の日/5. Trublja Bozja トランペット/
   6. Bozekripki 恐怖の王陛下、私の祈りを聞いてください/7. Blag Isuse 思い出してください、イエスよ/
   8. Gdi prokleti 呪われた者が交絡するとき/9. Vele plaelea ああ!涙と喪の日
  奉献曲
   10. Gospodi Isuse Kriste おお主よ、イエス・キリスト/
   11. Na znamenonosac sveti Mihovil しかし、聖なる旗手であるミヒャエルは/
   12. uzedrevlje Avraamu あなたがアブラハムに昔の約束をしたもの/
   13. vertve i moljenija tebi おお主よ、いけにえと祈り
  聖なるかな
   14. Svet 聖なるもの/15. Osanna いと高きところにホザンナ
  聖体拝領
   16. AganceBozi 神の子羊/17. Pokojvicni 永遠の休息は彼らに与える
  18. ヤコヴ・ゴトヴァツ(1895-1982): Himna Slobodi 自由への讃歌
 クリステイーナ・コラー(ソプラノ)‛&1-17、アニカ・シュリヒト(メゾ・ソプラノ)‛&1-17、
 エリック・ラポルテ(テノール)‛&1-17、リュボミール・プシュカリッチ(バリトン)‛&1-17、
 イヴァン・レプシッチ(指揮)、
 バイエルン放送合唱団、ミュンヘン放送管弦楽団

 録音 2020年2月12-14日 Munich, Herz-Jesu-Kirche ライヴ収録、2019年1月29日-2月1日 Munich, BR-Studio スタジオ収録

 「クロアチア・グラゴル・レクイエム」は、クロアチアの作曲家・指揮者クリェリッチ自身によって1996年に初演された作品。鐘の音に導かれた荘厳な合唱で始まり、伝統的なレクイエムの祈祷文が色彩豊かに歌われます。
 クロアチアが独立戦争に終止符を打つことに成功した時期に書かれた作品は、作曲家による自国とその文化に対する音楽的告白であり、戦争で命を落とした人々への哀悼の気持ちが込められています。
 同じくクロアチアの国民的作曲家の一人、ゴトヴァツの勇壮な「自由への讃歌」も収録。イヴァン・レプシッチが愛国心に溢れた2曲を心を込めて演奏しています。
 




CEDILLE RECORDS


CDR90000195
¥2500
Singing in the Dead of Night 真夜中にさえずる
 1. デイヴィッド・ラング(1957-):
  these broken wings, part 1 傷ついた翼で パート1
 2. マイケル・ゴードン(1956-):the light of the dark 闇夜に灯る光
 3. ラング:
  these broken wings, part 2 (passacaille) 傷ついた翼で パート2
 4. ジュリア・ウルフ(1958-):
  singing in the dead of night 真夜中にさえずる
 5. ラング :
  these broken wings, part 3 (learn to fly)
   傷ついた翼で パート3(飛ぼうとする)
 
 ※全て世界初録音
エイス・ブラックバード(アンサンブル)

 録音 2019年9月30日-10月3日 in the Reva and David Logan Center for the Arts at the University of Chicago

 CEDILLE RECORDSからこれまで発売されたアルバムで、4度グラミー賞を受賞している六重奏団"エイス・ブラックバード"。雑誌「BRUTUS」2020年6月号にて『インディクラシックの代表選手』として紹介された注目のアンサンブルです。
 このアルバムは彼らのために、アメリカ現代音楽集団"Bang on a Can"の3人の創設者が書き下ろしたプログラムの世界初録音。各曲にビートルズの名曲「ブラックバード」の歌詞に基づいたタイトルがつけられていますが、音楽の世界観は全く別の領域にあるようです。
 ピュリッツァー賞受賞のウルフのトラックは暗く静謐な孤独の中から生まれたような趣きで、ゴードンの音楽はフリー・ジャズの緊張感と揺るぎない近代性が融合したような味わい。ラングの3楽章からなる「傷ついた羽で」は"華やかで美しい組曲"とガーディアン紙で絶賛されました。
 エイス・ブラックバードの超絶技巧が冴えわたります。
 




COL LEGNO


COL20448
¥2800
トーマス・ヴァリー(1981-):Jusqu'a l'aurore 夜明けまで
 1. Caprice (2009)/2. transfiguration I (2008)/
 3. Les iles des nombres III (2×12×12×4) (2019)/
 4. transfiguration II (2008)/
 5. Soliloquy II: You made your excuses and left. (2017)/
 6. transfiguration III (2008)/
 7. ‛& jusqu'a l'aurore 䘠Caprice (IV) bleu (2012)/
 8. transfiguration IV (2008)/
 9. Postscriptum (2×11×12):The Melancholy ofPerfection(ism) (2016)
モンドリアン・アンサンブル
【メンバー】
 イヴァナ・プリスタショヴァー(ヴァイオリン)
 トーマス・ヴァリー(ヴァイオリン)‛&2,4,6,8
 ペトラ・アッカーマン(ヴィオラ)
 カロリーナ・エーマン(チェロ)
 タムリコ・コルジャイア(ピアノ)

 録音 2019年7月5-9日 Radiokulturhaus Wien(SKE Sommerstudios)

 1981年、ウィーン生まれの作曲家トーマス・ヴァリー。彼の初の"ポートレートアルバム"となるこの『Jusqu'a l'aurore 夜明けまで」は、現代音楽の演奏に定評があるモンドリアン・アンサンブルが演奏。
 過去10年間におけるヴァリーの作品が収録されており、その中には2つのピアノ四重奏曲、弦楽三重奏曲、独奏ヴァイオリンのための作品など、多くの作曲言語を持つヴァリーならではのユニークな作品が含まれます。
 
 

COL20252
【旧譜再案内】
¥2200
ラディスラフ・クビーク(1946-):室内楽作品集 第3集
 1. ポートレート(2005)-ピアノとパーカッションのための
 2-7. ジバゴの歌(2002-2005):テノールとピアノのための
 8-10. クラリネット三重奏曲「メタモルフォーセス」(2003)
 11. トロンボーンとピアノのためのソナタ(2004)
アレクサンダー・ヒメネス(パーカッション)‛&1
ジョン・パークス(パーカッション)‛&1
ジェームズ・ナレイ(ピアノ)‛&1
エイドリアン・トンプソン(テノール)‛&2-7
マーク・パックウッド(ピアノ)‛&2-7
トリオ・コン・ブリオ‛&8-10
ジェイ・エヴァンス(トロンボーン)‛&11
ヨアンナ・ソブコフスカ(ピアノ)‛&11

 録音 2004年11月 プラハ‛&8-11、2006年4月 フロリダ‛&1、2006年5月 プラハ‛&2-7

 プラハ生まれのチェコの作曲家ラディスラフ・クビーク。1993年プラハ国際フランツ・カフカ作曲コンクールに入賞し世界的に認められました。彼の作品には古典的な作風を用いた曲が多いことで知られています。
 このアルバムに収録された4曲は、どれも親しみやすい旋律を持ち、とりわけイギリスのテノール、トンプソンが歌う「ジバゴの歌」はシューマンからブリテンに至る歌曲の伝統を継承した古典的な歌曲集に仕上がっています。
 他には架空の人物を主人公にした「ポートレート」、「トロンボーン・ソナタ」、躍動的なクラリネット三重奏曲「メタモルフォーセス」を収録。現代音楽に馴染みのない人にも受け入れられそうな作品です。
 
 

COL20271
【旧譜再案内】
¥2200
クラウス・ラング(1971-):
 missa beati pauperes spiritu 幸いなる心の貧しき者へのミサ

  1. introitus/2. kyrie/3. gloria/
  4. credo/5. sanctus/
  6. toccata per l'elevatione/
  7. agnus dei/8. exitus
ゲルヴィヒ・ロミラー神父(リードヴォーカル)
トリオRGB(アンサンブル)

 録音 2005年10月8-9日 Mausoleum Graz, Austria

 オーストリアの作曲家クラウス・ラングのミサ曲。「ほとんど何も聞こえない空間=音量を極端に絞った」作品を書くことで知られていますが、2003年に発表されたこの作品は、巨大な大聖堂の中の静謐を感じさ
せる奥行きのある響きが特徴的。小編成のアンサンブルが奏でる静かな響きを縫って、神父が歌うプレー
ン・チャントが印象的なアクセントをもたらします。「ミサは聖書の研究ではなく、心を空にすること」と語るラングの思いが追求された作品です。
 
 

COL20272
【旧譜再案内】
¥2200
ダニエル・シュナイダー(1961-):
 Worlds Beyond Faust ファウストを超えた世界

  1. Worlds Beyond
  2. Blues for Schubert
  3. Chase
  4. Afterthought
  5. We Should Know Better
  6-26. ムルナウの無声映画「ファウスト」への音楽
ダニエル・シュナイダー(サクソフォン&フルート)
デヴィッド・テイラー(バス・トロンボーン)
ケニー・ドリュー. Jr(ピアノ)

 録音 2003年5月15日 Location ClassicSound studios, New York

 "Worlds Beyond 〜を超えた世界"は、スイスの作曲家でジャズ奏者、ダニエル・シュナイダーが一貫して追い求めるテーマ。
 このアルバムは、ドイツの伝説的人物「ファウスト」が題材です。プログラムの中心を占めるのは、1926年に製作されたムルナウの無声映画「ファウスト」への音楽。シュナイダー自身のテンプレートを用い、彼とトロンボーンのテイラー、ピアノのドリュー.Jrが自由な即興を繰り広げています。
 全てが、シューベルトやワーグナーなどファウストに触発された様々な過去作品へのオマージュであり、古典とジャズの融合が楽しめます。
 
 

COL20273
【旧譜再案内】
¥2200
ハイドンの交響曲第27番にインスパイアされたという、
 コーグルマンの「夜の散歩」

  1-3. ハイドン(1732-1809):交響曲 第27番 HoB.I:27
  4-11. フランツ・コーグルマン(1947-):夜の散歩
グスタフ・クーン(指揮)‛&1-3
ボルツァーノ=トレント・ハイドン管弦楽団‛&1-3
ペーター・ブルヴィーク(指揮)‛&4-11
20世紀アンサンブル‛&4-11

 録音 不明

 ハイドンの交響曲第27番にインスパイアされたという、コーグルマンの「夜の散歩」。2007年に書かれたこの曲は交響曲と所縁の深いルーマニアのシビウ市(ドイツ名ヘルマンシュタット)から委嘱されたもので、コーグルマンはハイドンを素材として用いながら、同地出身の哲学者エミール・シオランの肉声を織り込むことで作品を作り上げました。
 アルバムには、グスタフ・クーンとボルツァーノ=トレント・ハイドン管弦楽団が演奏した原曲を収録。
 
 


COL20276
【旧譜再案内】
¥2600
シェーンベルク(1874-1951):月に憑かれたピエロ 他
 1. シェーンベルク:セレナード Op.24-第1楽章 行進曲
 2. ライヒト:私と月
 3-4. シェーンベルク:月に憑かれたピエロ Op.21-第1部 第1番:月に酔い/第2番:コロンビーヌ
 5. シュランメル(1850-1951):つばめの挨拶 Op.105
 6. シェーンベルク:セレナード Op.24-第4楽章:ダンス・ステップ
 7. シュトローマイアー(1822-1890):舞曲 ロ短調
 8-9. シェーンベルク:月に憑かれたピエロ Op.21-第1部 第4番:蒼ざめた洗濯女/第5番:ショパンのワルツ
 10. シュランメル:ワルツ「朝の挨拶」
 11. シェーンベルク:月に憑かれたピエロ Op.21-第3部 第17番:パロディ
 12. チェルハ(1926-):古い歌-シュルツ夫人の脈が
 13. シュランメル:つばめの挨拶 Op.105
 14. シェーンベルク:セレナード OP.24-第6楽章 無言歌
 15. シュテルツミュラー:シュテルツミュラーの踊り
 16. チェルハ:古い歌-ウィーン
 17-19. シェーンベルク:月に憑かれたピエロ Op.21-第2部 第10番:盗み/第11番:赤いミサ/第12番:絞首台の歌
 20. リーダー:私がいつか死ぬ時
 21. シェーンベルク:セレナード Op.24-第7楽章 フィナーレ
 22. チェルハ:古い歌-俳句
 23. シェーンベルク:月に憑かれたピエロ Op.21-第3部 第21番:おお、なつかしい香りよ
 24. シュランメル:最後の鈴の音
  クラングフォルム・ウィーン(アンサンブル)、
  レナーテ・ヴィッケ(メゾ・ソプラノ)、ヴァルター・ラファイナー(バリトン)

 録音日不明

 20世紀音楽の優れた解釈で知られるアンサンブル、クラングフォルム・ウィーンが演奏するシェーンベルクとシュランメル(酒場で演奏される民族音楽)の世界。
 シェーンベルクのグロテスクかつ幻想的な『月に憑かれたピエロ』は断片的に演奏され、その間を気楽なシュランメルが繋いでいきます。
 これらは雰囲気が全く違いますが、どちらも同時期のウィーンの音楽です。2人の歌手、ヴィッケとラファイナーの甘い声が退廃的なムードを盛り上げます。
 
 

COL20270
【旧譜再案内】
¥2200
アペルギス:14のレシタシオン
 1-14. アペルギス(1945-):14のレシタシオン Op.46
ドナティエンヌ・ミシェル=ダンサク(ヴォーカル)

 録音 2001年11月16日 Wiener Konzerthaus, Neuer Saal

 ギリシャの作曲家ジョルジュ・アペルギス。クセナキスに師事し、音楽と演劇の集団であるATEM(AtelierTheatre et Musique)を設立。現在はフランスを拠点に実験的な音楽演劇の分野で活動しています。
 この作品は、2001年に開催されたウィーン・モダン・フェスティヴァルのコンサートで演奏された「14のレシタシオン」を収録。1977年から1978年に書かれたソプラノ独唱のための作品は、現代における最も優れた声楽曲の一つで、このコンサートが全曲初演となりました。
 ドナティエンヌ・ミシェル=ダンサクはバロック期から現代まで幅広いレパートリーを持つ歌手。ここでの彼女は、まるで語るように多彩な風景を歌い上げます。
 




OEHMS

OC470
¥2400
キタエンコ&ケルン・ギュルツェニヒ管
 ラフマニノフ: 合唱交響曲『鐘』/タネーエフ: 聖イオアン・ダマスキン

  ラフマニノフ(1873-1943):合唱交響曲『鐘』Op.35
   1. Allegro ma non tanto/2. Lento/
   3. Presto/4. Lento lugubre
  タネーエフ(1856-1915):聖イオアン・ダマスキン Op.1
   5. Adagio ma non troppo/
   6. Andante sostenuto/7. Allegro
アンナ・サムイル(ソプラノ)
ドミトロ・ポポフ(テノール)
ヴラジスラフ・スリムスキー(バリトン)
チェコ・フィルハーモニー合唱団ブルノ
 (ペトル・フィアラ‛&合唱指揮)
ドミートリー・キタエンコ(指揮)
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団

 録音 2019年6月14-19日 コンサート・ホール、ケルン・フィルハーモニー

 ラフマニノフの合唱交響曲『鐘』は、1913年に作曲された合唱作品。アメリカの詩人エドガー・アラン・ポー(1809-1849)の詩をロシアの詩人、コンスタンチン・バリモントがロシア語に訳したものを自由に用いながら、4つの場面「そりのベル=若さ」「結婚」「激動の幕開け」「弔い」を象徴する鐘の音を通して人生の機微を描いています。
 ラフマニノフが好んだ「怒りの日=ディエス・イレ」の旋律も効果的に使われた中期の傑作の一つです。かたやタネーエフの「聖イオアン・ダマスキン」は宗教的なカンタータ。7〜8世紀に実在した聖人(ダマスコのヨハネ)の祈祷文をトルストイが翻案したテキストの中から、タネーエフは16行を選択、感動的な作品に仕上げました。
 タネーエフ初の成功作品としても知られ、いかにもロシアの合唱曲らしい荘厳な雰囲気を持っています。

 キタエンコは、その特徴とも言える重低音を強調した響きを、30年以上に渡り彼と演奏を続けているケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団から引き出し、メリハリのある音楽を作っていきます。また、チェコで作曲家としても活躍するペトル・フィアラが指導するチェコ・フィルハーモニー合唱団ブルノの力強く、清冽なハーモニーも聴きどころです。

 
 




ORCHID CLASSICS

ORC100135
¥2400
Love & Death
 愛と死〜
  トゥリーナ、クルターグ、プッチーニ、ヤナーチェク、シューベルト弦楽四重奏集

   1. トゥリーナ(1882-1949):「闘牛士の祈り」Op.34
   2. クルターグ(1926-):リガトゥーラ 三重奏のためのサイン、ゲーム、メッセージより
   3. プッチーニ(1858-1924):菊
   4-7. ヤナーチェク(1854-1928):弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」
   8. クルターグ: オフィチウム・ブレーヴェ〜アリオーソ
   9-12. シューベルト(1797-1828):弦楽四重奏曲 ニ短調「死と乙女」 D810
 ナバラ弦楽四重奏団
  【メンバー】
   マグヌス・ジョンストン(ヴァイオリン)、マリエ・ジョンストン(ヴァイオリン)、
   サッシャ・ボータ(ヴィオラ)、ブライアン・オカネ(チェロ)

 録音 2019年11月29日-12月1日 ワイアストン・コンサート・ホール

 人間の永遠のテーマである「愛と死」についてのアルバムです。
 嫉妬のために妻を殺した男の告白が描かれたトルストイの小説「クロイツェル・ソナタ」とベートーヴェンの同名作品に影響されて生まれた、ヤナーチェクの情熱的でドラマティックな弦楽四重奏曲第1番。
 シューベルトが病に侵され、死を意識して書いた「死と乙女」、プッチーニの哀愁漂う、珍しい室内楽作品「菊」(イタリアで象徴的な葬儀の花)、トゥリーナの「闘牛士の祈り」などの間に、クルターグの友人への想いを表現した珠玉の小品が散りばめられています。
 イギリスを拠点に活躍する室内アンサンブルで、ワインの産地であるスペインのナバラからその名をとったナバラ弦楽四重奏団による演奏です。
 
 

ORC100139
¥2400
『亜麻と炎』〜献身の愛の歌
 ブリテン、ヴォルフ、リスト、シューマン、ブラウン
スチュアート・ジャクソン(テノール)
ジョスリン・フリーマン(ピアノ)
  ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):
   1. 「男は女のためにある」-ヘンリー・パーセル『英国のオルフェウス』より/
   2. カンティクル I 「愛する人は私のもの」 Op.40/3.「真夜中に」
  フーゴー・ヴォルフ(1860-1903):
   4.「ペレグリーナ I 」-『メーリケ歌曲集』 No.33/5.「恋人に」-『メーリケ歌曲集』 No. 32/
   6.「秘めたる愛」-『アイヒェンドルフ歌曲集』 No.3/7.「飽くこと知らぬ愛」-『メーリケ歌曲集』 No.9
  フランツ・リスト(1811-1886):『ペトラルカの3つのソネット』 S270a
   8. I.「安らぎが見つからず」 (ソネット第104番)/9. II.「祝福あれ,あの日、あの月」 (ソネット第47番)/
   10. III.「この地上で天使の姿を」 (ソネット第123番)
  ロベルト・シューマン(1810-1856):
   11.「私の美しい星」 - 『恋のたわむれ』 Op.101-4/12.「献呈」 - 『ミルテの花』 Op. 25-1/
   13.「愛と喜びよ、消え去れ」-『ケルナーの詩による12の歌曲』 Op.35-2/
   14.「心の通いあい」-『リートと歌 第3集』 Op.77-3
  ウィリアム・デニス・ブラウン(1888-1915):
   15.「グラティアナの踊りと歌に」

 録音: 2018年4月19、20日 スネイプ・モルティングス・コンサート・ホール

 ウィグモアホール国際歌曲コンクールや、フーゴー・ヴォルフ・コンクールで入賞を果たしたテノール、スチュアート・ジャクソン。アムステルダム・コンセルトヘボウでマーラーの「大地の歌」、ロンドンでティペットの「我らの時代の子」、シュトゥットガルトで「ドン・ジョヴァンニ」のドン・オッターヴィオなどを歌い、幅広く高い評価を得ています。
 このデビュー・アルバムでは「献身の愛」をキーワードに、ヨーロッパの珠玉の歌曲を厳選して収録しました。ピアニストのジョスリン・フリーマンは、これまでも「情熱」や「あこがれ」などをテーマに系統だった選曲のリサイタルを共に開催して来た、信頼できるパートナー。ブリテンの機知と浮遊感、ヴォルフの優しさと官能、リストの情熱、そしてシューマンの献身を鮮やかに伝えています。ラストには、夭逝した英国の作曲家ブラウンの美しい小品も。
 



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SOLO MUSICA



SM338
(2CD)
¥3200→\2990
名手ユリウス・ベルガー(チェロ)
 ベートーヴェン(1770-1827):チェロとピアノのための作品全集

 【CD1】
  1-3. チェロ・ソナタ第1番 ヘ長調 Op.5 No.1
  4-6. チェロ・ソナタ第2番 ト短調 Op.5 No.2
  7-10. チェロ・ソナタ第3番 イ長調 Op.69
 【CD2】
  1-4. チェロ・ソナタ第4番 ハ長調 Op.102 No.1
  5-7. チェロ・ソナタ第5番 ニ長調 Op.102 No.2
  8.ヘンデル「ユダ・マカベウス」の「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲 ト長調 WoO 45
  9.モーツァルト《魔笛》の「恋人か女房か」の主題による12の変奏曲 Op.66
  10.モーツァルトの《魔笛》の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO 46
ユリウス・ベルガー(チェロ)
マルガリータ・ヘーエンリーダー(ピアノ)

 録音 2018/2019年 Bietigheim-Bissingen Kronenzentrum

 ベートーヴェンのチェロのための全ての作品を、ユリウス・ベルガーとマルガリータ・ヘーエンリーダーとが演奏したアルバム。
 2人は最新の原典版スコアを用いて作品を徹底的に研究。ベートーヴェンについてのカール・チェルニーやヴァイオリニストであり音楽学者でもあったルドルフ・コーリッシュ、作家ロマン・ロランや音楽評論家エレオノーレ・ビューニングなどの文献を読み議論を重ね、作品の本質を模索しました。頂点は見えてもそこに到達することができない芸術の道を二人は人生に例え、ベートーヴェン作品を研究・演奏を重ねることで共に成長することができると語っています。

 
 




SOMM RECORDINGS


SOMMCD0618
¥2500
ヴェナブルス:レクイエム 他
 イアン・ヴェナブルス(1955-):レクイエム Op.48
  1. Introit/2. Kyrie/3. Offertorium/4. Pie Jes/
  5. Sanctus/6. Agnus Dei/7. Libera me/8. Lux aeterna/
 9. ジョン・サンダーズ(1933-2003):Dedication 献呈/
 10. ジョン・ジュベール(1927-2019):O eternal God 永遠の神よ
 11. アイヴァー・ガーニー(1890-1937):God mastering me
  神は私を教え導く(I.ヴェナブルス編)
 12. ヴェナブルス:O Sing Aloud to God 高らかに神に歌う
 
 ※9以外は世界初録音
キャスリーン・パーフェクト(アルト)‛&2
アーサー・ジョンソン(ボーイソプラノ)‛&4
チャールズ・ルカス(ボーイソプラノ)‛&10
アレックス・テイラー(ボーイソプラノ)‛&2
マシュー・クラーク(バリトン)‛&7
エイドリアン・パーティントン(指揮)
ジョナサン・ホープ(オルガン)
グロスター大聖堂聖歌隊

 録音 2019年11月12,13日 グロスター大聖堂

 イギリスの合唱作曲家イアン・ヴェナブルス(1955-)のレクイエム。
 彼は「これまでにも数多くのレクイエムが作曲されており、新たなレクイエムを創造することは気が重い挑戦でした。しかし合唱音楽の作曲家として言葉は私にとって常に重要なものであり、このテキストを音楽に乗せることに圧倒的な願望も感じました。」と語り、その言葉通りの美しく感動的な作品を書き上げました。
 2018年の初演時に、エイドリアン・パーティントンとオルガンのジョナサン・ホープ、ソリストたちと合唱団はこの作品を感動的に演奏、大好評を得て、翌年2019年にこの録音が行われました。
 アルバムにはレクイエムの他、ヴェナブルス自身が編曲したガーニーの作品を含む4曲が収録されています。
 
 


SOMMCD0619
¥2500
ライプツィヒ・サークル 第2集
 メンデルスゾーン、クララ&ロベルト・シューマンの室内楽作品集

  メンデルスゾーン (1809-1847):ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調Op.49
   1. I Molto allegro ed agitato 9:45/2. II Andante con moto tranquillo 6:33/
   3. III Scherzo. Leggiero e vivace 3:45/4. IV Finale: Allegro assai appassionato 8:31
  クララ・シューマン(1819-1896):ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.17
   5. I Allegro moderato 10:39/6. II Scherzo and Trio 4:50/
   7. III Andante 4:43/8. IV Allegretto 7:26
  ロベルト・シューマン(1810-1856):ピアノ三重奏曲 第2番 ヘ長調 Op.80
   9. I Sehr lebhaft 7:59/10. II Mit innigen Ausdruck – Lebhaft 8:00/
   11. III In massiger Bewengung 5:19/12. IV Nicht zu rasch 6:03
 ロンドン・ブリッジ三重奏団
  【メンバー】
   デヴィッド・アダムズ(ヴァイオリン)、ダニエル・トン(ピアノ)、ケイト・グールド(チェロ)

 録音 2018年9月25日 ライヴ Royal Birmingham Conservatoire

 「ライプツィヒ・サークル」シリーズ第2作。19世紀半ばのライプツィヒ音楽界に強い影響を及ぼしたシューマン夫妻を取り巻く作曲家たちの作品を集めたこのシリーズ、今作では夫妻の作品と、メンデルスゾーンの作品を聴くことができます。
 1839年に作曲されたメンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第1番は、これを聴いたシューマンが「ベートーヴェン以来、最も偉大なピアノ三重奏曲だ」と讃えた作品。その8年後に作曲されたシューマンの第2番は、晩年に向かう彼の精神の不安定さが全く感じられない明るく活発な曲です。
 第2楽章での3つの楽器の親密な対話は、シューマンらしい深い愛情と優しさに満ちています。クララ・シューマンのピアノ三重奏曲は、優れたピアニストであったクララらしい、ピアノ・パートが充実した作品。独創的な旋律に彼女の才能が感じられます。
 第1集と同じく、ロンドン・ブリッジ三重奏団による演奏です。 
 

第1弾


SOMMCD0199
\2500
ザ・ライプツィヒ・サークルVol.1
 ファニー、クララ、ロベルトとフェリックスによる室内楽

  1-4.ファニー・メンデルスゾーン(1805-1847):
   ピアノ三重奏曲 ニ短調 Op.11
  5.フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):無言歌 Op.109
  6-9.ロベルト・シューマン(1810-1856):
   ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 Op.63
  10-12.クララ・シューマン(1819-1896):
   3つのロマンス Op.22

ロンドン・ブリッジ三重奏団
【メンバー】
 デヴィッド・アダム(ヴァイオリン)
 ダニエル・トング(ピアノ)
 ケイト・グールド(チェロ)


 録音 Royal Birmingham Conservatoire/2018年4月17日1-4.6-9/2018年12月18日5.10-12

 メンデルスゾーン、シューマン。2人の傑出したロマン派の巨匠と、それぞれの姉、妻の作品を併せたユニークな1枚。
 19世紀半ばのヨーロッパでは、女性作曲家の地位は確立されておらず、彼女たちの弟や夫と同等にみられることは全く考えられませんでした。
 しかしクララは演奏家として夫ロベルトを助けながら、いくつかの作品を発表、またファニーも結婚後に作曲を続け、作品を弟フェリックスの名前で出版するなど、音楽家としての活動を続けていたことが知られており、このアルバムに収録された様々な作品を聴けば、彼女たちがいかに優れた才能を持っていたかを改めて気づかせてくれることでしょう。

 




CORNETTO


COR 10044
¥2500
ドナウ・バロック III 勝利の教会—
 復活祭、聖霊降臨日、聖体祭の音楽
コンソルティウム・ムジクム・パッサウ
マルクス・エバーハルト (指揮)
  パヴェル・ヨセフ・ヴェイヴァノフスキー (1640-1693) : 救世主のミサ [Missa Salvatoris] から キリエ
  ルーペルト・イグナツ・マイヤー (1616-1712) :
   悲嘆の葬送詩 [Wehmuthiges Trauer-Gedicht] (アイヒシュタット司教マルクヴァルト2世の死に寄せて)
  パウル1世・エステルハージ (1635-1713) : キリストは今日復活せり [Surrexit Christus hodie]
  ヨハン・バプティスト・パイヤー (1678頃-1733) : アレルヤによるフーガ
  ウルバン・ロート (1580頃-1636) : 聖霊の恩寵 [Spiritus Sancti gratia]
  ミヒャエル・トンゾル (1540頃-1607) : 来たれ、創造主なる聖霊よ [Veni creator spiritus]
  フェルディナント・トビアス・リヒター (1651-1711) : Altera Bethlehem
  ペーター・アントン・エステンドルファー (1670-1711) : シャコンヌ 第5旋法
  パヴェル・ヨセフ・ヴェイヴァノフスキー : 救世主のミサ [Missa Salvatoris] から アニュス・デイ

 録音 : 2015年
 
 

COR 10045
¥2500
カウンターパート 2つのリュートによる17世紀の音楽 ジャン=マリー・ポワリエ、
ティエリ・ムニエ (リュート)
 ジローラモ・カプスベルガー (1580-1651)、フランチェスコ・コルベッタ (1615-1681) :2つのリュートのための作品
 ドニ・ゴーティエ (1597-1672)、アンリ・フランソワ・ド・ガロ (?-1684以後)、
 ニコラ・ドロジエ (1645頃-1702以後)、ピエール・デュビュ (子) (1642以後-1700頃)、
 ヨハン・グンプレヒト (1661-1697)、エヌモン・ゴーティエ (1575-1651)、
 フランソワ・デュフォ (1629-1670)、ジャン・メルキュール (1600 - 1661)、
 ピエール・デュビュ (父) (1610頃-1681)、ロベール・ド・ヴィゼ (1650-1725)、
 ヴァランタン・ストロベル (1611-1669)、不詳作者/
  ジャン=マリー・ポワリエ、ティエリ・ムニエ編曲 : 2つのリュートのための4つの組曲
 アンヘル・ビジョルド (1861-1919) : エル・チョクロ (タンゴ)

 録音 : 2015年
 
 


COR 10047
¥2500
ヴィオラ!—ダモーレ、ダ・ブラッチョ、ダ・スパッラ
 不詳 (18世紀初頭) : ヴィオラ・ダモーレと通奏低音のための組曲 ハ調
  アントレ / アルマンド / メヌエット / アダージョ / アリア / イングランド風アリア / シャコンヌ / 無題 / 無題
 不詳 : ヴィオラ・ダモーレと通奏低音のための組曲 ヘ調
  アントレ / エア / ガヴォット / メヌエット、アレグロ / ガヴォット、ヴィヴァーチェ /
  アリア、アダージョ / メヌエット / ジーグ
 ヨハン・シュミット (1734-1791) : ヴィオラ・ダモーレと通奏低音のためのソナタ イ長調
  無題 / アンダンテ・エ・センプレ・ポ / メヌエット
 ヨハン・ダニエル・グリム (1719-1760) :ヴィオラ・ダ・ブラッチョ、チェロと通奏低音のためのトリオ・ソナタ
 フェリペ・デ・ロス・リオス (1745頃-1801) :ヴィオラ・ダ・ブラッチョと通奏低音のためのソナタ ハ長調
  アン・シューマン (ヴィオラ・ダ・モーレ、ヴィオラ・ダ・ブラッチョ)、
  クラウス・フォイクト (ヴィオラ・ダ・スパラ)、セバスティアン・クネーベル (チェンバロ)

 録音 : 2016年
 使用楽器 : ドレスデン工芸美術館所蔵 (オリジナル・ピリオド楽器)

 「ヴィオラ・ダ・ブラッチョ」(viola da braccio ; 腕のヴィオラ) とはもともと「腕と肩で支える擦弦楽器」の総称で、それに対して「脚で支える擦弦楽器」の総称が「ヴィオラ・ダ・ガンバ」(viola da gamba ; 脚のヴィオラ) でした。チェロ (violoncello) は脚で支えるにもかかわらずヴィオラ・ダ・ブラッチョ族の楽器とされていましたが、この矛盾を解決する説として、18世紀中頃まで「violoncello」は肩から紐で吊る「ヴィオラ・ダ・スパラ」(viola da spalla ; 肩のヴィオラ)、別名「ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ」(violoncello da spalla) を意味していたという見解があります。
 やがてヴィオラ・ダ・ブラッチ族の中音楽器が単にヴィオラ (viola) と呼ばれるようになり、ドイツでは「braccio」と同義の「Bratsche」も現在のヴィオラを指す言葉となりました。当録音におけるヴィオラ・ダ・ブラッチョは「ヴィオラの古楽器」と考えてよいでしょう。
 「ヴィオラ・ダ・モーレ」(viola d'amore ; 愛のヴィオラ) は現在のヴィオラとほぼ同じ大きさの、しかしヴィオラ・ダ・ブラッチョ族ではなく、6弦または7弦と同数の共鳴弦を持つ擦弦楽器。甘美な音色にその名称の由来があります。
 
 

COR 10048
¥2500
リコーダーのためのフランスの室内楽
 ミシェル・ブラヴェ (1700-1786) :
  「2つのフラウト・トラヴェルソ、複数のヴァイオリン、パルドゥシュ・ド・ヴィオールと
   通奏低音のためのドゥーブルと変奏を伴う小品集」(1650頃) から
    前奏曲 / 優しいナイチンゲールは何故 / コレッリのガヴォット /「ザイド」より ロンド / 「ザイド」より 狩
 ジャック=マルタン・オットテール (1674-1763) :2つの高声楽器と通奏低音のための小品集 (1712) から
  荘重に−陽気に / アルマンド / ロンド「雉鳩」 / 陽気なロンド / ジーグ / パッサカリア
 フランソワ・クープラン (1668-1733) :
  クラヴサン曲集 第3巻 第15組曲 (1722) から 居酒屋のミュゼット
  クラヴサン曲集 第2巻 第6組曲 (1716/1717) から 前奏曲 / 羊飼いたち (ロンド)
  クラヴサン曲集 第3巻 第14組曲 から ジュリエ
 クレール=ニコラ・ロジェ (確認できる活躍期 : 1739頃) :
  「2つのフラウト・トラヴェルソまたは他の楽器のための通奏低音を伴わない6つのソナタ」から
   アンダンテ / アレグロ / グラティオーソ / アレグロ
 マラン・マレ (1656-1728) :「フルート、ヴァイオリンとデシュ・ド・ヴィオールのためのトリオ曲集」(1692) から
  前奏曲 / ファンタジア / サラバンド / ガヴォット / プラント / ジーグ
 エーファ・レヘーネ、アストリッド・アンダーソン (リコーダー)、アネ・レヘーネ (ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
 リカルダ・ホールニヒ (テオルボ)、コーリー・ジャマソン (チェンバロ)

 録音 : 2015、2016年
 
 

COR 10050
¥2500
Tablatures Tablaturen
 エヌモン・ゴーティエ、シャルル・レスピーヌ : リュート作品集
ジャン=マリー・ポワリエ (リュート)
  エヌモン・ゴーティエ (1575年頃−1651) :
   リュート組曲 ハ短調
    前奏曲 / アルマンド / クーラント / クーラント / クーラント / クーラント / ガヴォット / 別れ
   リュート組曲 ト短調 前奏曲 / アルマンド / クーラント / クーラント / クーラント
   リュート組曲 ハ長調 アルマンド / クーラント / クーラント / クーラント / カナリエ
   涙 (リューのための曲) 変ホ短調
  シャルル・レスピーヌ (1580-1627) :
   リュート組曲 ハ長調 前奏曲 / バレット / クーラント
   リュートのための前奏曲 イ短調 / リュートのためのヴォルト イ短調
   リュート組曲 ハ短調 前奏曲 / クーラント / バレット / ヴォルト

 録音 : 2017年
 
 

COR 10051
¥2500
Trostlicher Lieb stets ich mich ub ルネサンスの歌曲と舞曲
 パウル・ホーフハイマー (1459-1537) : Trostlicher Lieb stets ich mich ub/
 不詳 : Helena Tanz, sehr lieblich/不詳 : Ein schoner Tanz (Ich weyss mir ein schone Mullerin)/
 不詳 : Il forze de Hercole/不詳 : Dismonta del cavallo/不詳 : Fantasia/
 クレマン・ジャヌカン (1480/1485-1558頃) : Il estoit une fillette/
 不詳 : Jupiter/ジョスカン・デプレ (1450頃-1521) : Mille regretz/
 不詳 : Hoftanz, Proportio/パウル・ホーフハイマー : Nach Willen dein/
 不詳 : Der Pissepot (ein welscher Tantz)/
 不詳 : Ein ander springendter Tantz fur sich slebst/不詳 : Ein Ungarischer Tantz/
 ルートヴィヒ・ゼンフル (1486頃-1542) : Patientia muss ich han/
 不詳 : Amica mea/不詳 : Galliarda La Gamba
  ジャン=マリー・ポワリエ、ティエリ・ムニエ (リュート)
  ペーター・タールハイマー、ダニエラ・ホルヴェーク、
   エーファ・プレトリウス、クラウディア・ランゲ (リコーダー)
  ヴィルフガング・シェーファー (チェンバロ、オルガン)

 録音 : 2017年
 
 

COR 10052
¥2500
La Vraye Amour 1550年前後のリュート・デュオ曲集 ジャン=マリー・ポワリエ、
ティエリ・ムニエ (リュート)
 J. Segni da Moderna : Ricercare (1540)/P. P. Borrono : Saltarelo chiamato el Mazolo (1536)/
 J. Matelart / J. Segni / G. M. da Crema : Fantasie 7a (1559)/
 T. Crequillon : Pis ne me peult venir (1543) / P. Phalese : Pis ne me peult venir (1552)/
 F. da Mirano : Fantasia a due liutti (Ns. de Castelfranco Veneto, 1565)/
 N. Gombert : En espoir [d'avoir mieulx] (1533) / P. Phalese : En espoir [d'avoir mieulx] (1552)/
 G. Morlaye : Gaillarde Piemontoise (Uppsala ms.412)/F. da Milano : Fantasia [38] (Intabolatura de Lauto, 1547)/
 A. Mornable : Patrez regretz (1549)/P. P. Borrono : Saltarelo chiamato, Rose Viole (1536)/
 A. Mornable : Sortez mes pleurs (1544)/Adrian le Roy : Allemande le Pied de cheval (1552)/
 A. Mornable : Si je me plains (1547)/P. P. Borrono : Saltarelo chiamato (Burato (1536)/
 Clemens non Papa : Adieu mon esperance (1553) / Adieu mon esperance (1552)/
 F.da Milano : [Ricercar 47] (Siena Lute Bool, v.1560-1570)/A. le Roy : Allemande La mon amy la (1551)/
 C. de Sermisy & P. Attaignant : Une bergerote (1529)/R. Meignet : La vraye amour (1545)/
 H. J. Wecker : Pass' emezo (1552) / Il suo Saltarello (1552)/
 C. de Sermisy : Or combien est (1542) / H. J. Wecker : Or combien est (1552)/
 A. de Rippe : Gaillarde Si je m'en vois (1555)/Roqueray : Grace et vertu (1536) /P. Phalese : Grace et vertu (1552)/
 Anonymus : Spagna primo modo (Siena Lute Book, 1560-1570)/Anonymus : Spagna sencondo modo (Siena Lute Book, 1560-1570)/
 V. Galieli : Contapunto 3 (1584)/Anonymus : Spagna terzo modo (Siena Lute Book, 1560-1570)/
 Anonymus : Spagna quarto modo (Siena Lute Book, 1560-1570)/F. da Milano : Recercata [91] (Ms.429, Paris BN, v.1560)/
 F. da Milano : Recercar [7] (Intabolatura da Leuto, v.1535)/F. da Milano : Recercar [81] (Cavalcanti Lute Book, 1590)/
 P. P. Borrono : Pavana chiamata la Milanesa (1536)/P. P. Borrono : Il suo Saltarelo (1536)

 録音 : 2018年
 



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LIGIA DIGITAL



LIDI 0104244
【旧譜】
¥2500
デオダ・ド・セヴラック (1872-1921) :
 オルガン作品全集 & 合唱とオルガンのためのモテット集
コルマール少年聖歌隊 (合唱 (*))
オリヴィエ・ヴェルネ (オルガン)
  【オルガンのための全作品】(オルガン独奏曲) (+)
   組曲 ホ短調
    前奏曲 / コラール / 牧歌的幻想曲 / フィナーレ
   司教でない証聖者の晩課のための5つのヴァーセット
   四重奏の前奏曲 / 英雄的エレジー
   スコラ的小組曲 前奏曲 / 瞑想曲 / 祈り−コラール /
    メランコリック・カンティレーナ / ファンファーレ・フーガ

  【合唱とオルガンのためのモテット】(*)
   タントゥム・エルゴ
   4つのカンティクム
    悔悟のカンティクム / 崇高なる書物 /
    コムニオのためのカンティクム / 忘るるなかれ
   サルヴェ・レジーナ / アヴェ・ヴェルム (同声2部) / おお、聖なる宴

 録音:2011年4月 / 2012年4月 サン=ローラン教会、ザウスハイム、フランス (*) / モナコ大聖堂、モナコ (+)
 使用楽器:ムーライゼン製 (*) / ドミニク・トマ製 (+)
 
 


LIDI 0201286
【旧譜】
¥2500
チャイコフスキー (1840-1893) :
 ロマンスとセレナード—歌曲集
ジャクリーヌ・ローラン (ソプラノ)
ローラン・マルタン (ピアノ)
  ただ憧れを知る者だけが Op.6 No.6 / 和解 Op.25 No.1 / 灼熱の灰のあるごとく Op.25 No.2 /
  なぜ? Op.6 No.5 / 私は野の草ではなかったのか Op.47 No.7 / 騒がしい舞踏会の中で Op.38 No.3 /
  もしも知っていたら Op.47 No.1 / 昼が満ちても Op.47 No.6 / 子守歌 Op.16 No.1 /
  眠れぬ夜 Op.60 No.6 / 信じるな、わが愛しい人よ Op.6 No.1 / ぼくらは一緒に座っていた Op.73 No.1 /
  陽は沈み Op.73 No.4 / そんなに早く忘れて / ひとことで言えればよいのに / 恐ろしい瞬間 Op.28 No.6 /
  セレナード Op.63 No.6 / セレナード Op.65 No.1 (*) / 失望 Op.65 No.2 (*) / セレナード Op.65 No.3 (*) /
  冬よ、来たれ Op.65 No.4 (*) / 涙 Op.65 No.5 (*) / ロンデル Op.65 No.6 (*) /
   (以上、ソプラノとピアノのための歌曲 ; ロシア語 (* 以外) / フランス語 (*))

 録音:2014年5月30日-6月1日、ミニミ会修道院、ミラボー、フランス

 ブックレットに記載された(*)の作品番号表記が誤っています。ご了承ください。
 
 


LIDI 0302290
【旧譜】
¥2500→\2290
天上の声 フランス第二帝政時代のサロン音楽
 ヴラジーミル・ヴァヴィロフ (1925-1973) : カッチーニのアヴェ・マリア (S1/V/C/P/H)
 グノー(1818-1893):海は真珠を持っている (S2/V/P/H)
 J・S・バッハ (1685-1750) :管弦楽組曲 第3番 BWV 1068 より アリア (V/P/H)
 ショーソン (1855-1899) :聖セシリアの頌歌 (S1/C/H*)
 ベートーヴェン (1770-1827) :ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調「悲愴」Op.13 から アダージョ (V/P/H)
 ビゼー (1838-1875)/エルネスト・ギロー (1837-1892) 編曲:アニュス・デイ (S1/V/P/H)
 マスネ (1842-1912) :アヴェ・マリア (「タイスの瞑想曲」の旋律に歌詞を載せた版) (S2/V/P/H)
 ルイ・ジェイムズ・アルフレッド・ルフェビュール=ヴェリー (1817-1869) :聖処女賛歌 (V/C/H*)
 アレクサンドル・バッタ (1816-1902) :諦め (V/C/P/H)
 シューベルト (1797-1828) :アヴェ・マリア (S1/S2/V/C/P/H)
 ルイ・ジェイムズ・アルフレッド・ルフェビュール=ヴェリー:
  15世紀のトゥーレーヌ (ピアノとハルモニウムのための6つの二重奏曲) (P/H)
   婚約 / 礼拝堂 / 洗礼祝日 / 彼が眠っている! / シノンの森 / 五十代
 フランソワ・デュプ:ハルモニウムの即興演奏 (H)
  マリー・フランソワーズ・モロー (ソプラノ (S1))、マルティヌ・ロティエ (ソプラノ (S2))、
  コリーヌ・マセ (ヴァイオリン (V))、セシル・グリザール (チェロ (C))、
  パスカル・オフレ (ピアノ (P)、ハルモニウム (H*))、フランソワ・デュプ (ハルモニウム (H))

 2013年2月、ドメーヌ・ド・ラ・テュイリエール、オート=ヴィエンヌ、リムーザン、フランス
 使用楽器:1913年、スタインウェイ、モデル 0 (P) 1910年、アール・ミュステル [Art Mustel] 製、他 (H/H*)
 
 

LIDI 0201304
【旧譜】
¥2500
ナイチンゲールとバラ エリーザベト・ヴィダル ソロ & デュエット集
 バンジャマン・ゴダール (1849-1895) : ジョスランの子守歌 (S/V/P)
 ルネ・バトン (1875-1940) : 遺言 (B/P)
 シルヴィオ・ラザーリ (1857-1944) : 秋の歌 (S/B/P)
 マスネ (1842-1912) :川 (S/H)
 ピエルネ (1863-1937) :語り歌 (S/B/F/P)
 コンスタンティン・ブライロイウ (1893-1958) : アラブの3つの詩 (B/V/C/P)
  静かな時 / 鳩たちの眠り / 諦め
 ドリーブ (1836-1891) :ナイチンゲール (S/F/P)
 アンリ・バンベール (1859-1931) : ヒンドゥーの歌 (B/C/P)/ 愛の時 (S/B/P)
 アルフレッド・バシュレ (1864-1944) : 愛しい夜 (S/V/P)
 ジョルジュ・ユー (1858-1948) : 私は夢の中で泣いた (B/P)
 サン=サーンス (1835-1921) :ナイチンゲールとバラ (S/H)
 マスネ:エレジー (B/C/P)
 ルネ・バトン: / ヒンドゥスタン (S/P)
 マスネ:最後の眠り (B/P)
 アンリ・バンベール:アラブの歌 (S/V/P)
 ピエルネ:ラメント (B/C/P)
 サン=サーンス:パストラーレ (S/B/V/P)
 グノー (1818-1893) :ファウストのワルツ (S/P)
  エリーザベト・ヴィダル (ソプラノ (S))、アンドレ・コニェ (バリトン (B))、
  ドニ・クラヴィエ (ヴァイオリン (V))、クレール・ブルトー (チェロ (C))、
  グウェナエル・フェレ (ハープ (H))、フィリップ・ピエルロ (フルート (F))、
  アンジェリーヌ・ロンドピエール (ピアノ (P))

 録音:データ記載無し (2015年以前)
 
 

LIDI 0202150
【旧譜】
¥2500
聖体祭の仮祭壇に シャルパンティエ、グリニー : 聖体祭のための対話曲集
 ニコラ・ド・グリニー (1672-1703) :
  オルガン・ミサ「全能の創造主なる神」(1699) から 対話 (グラン・ジュによる−グローリア)
 マルカントワーヌ・シャルパンティエ (1643-1704) :
  オルガンのための前奏曲 / キリストと罪人たちの対話 (2人のソプラノとバスのための) H.425 (*/+)
  おお、愛よ (エレヴァツィオーネのためのモテット ; ソプラノのための) H.279 (#)
 ルイ・クープラン (1626-1661) : シャコンヌ (第99番) (1658)
 マルカントワーヌ・シャルパンティエ : 皆、来たりて聴け (2人のソプラノとバスのための) H.479 (*/+)
 ニコラ・ド・グリニー :
  オルガン・ミサ「全能の創造主なる神」から レシ・ド・ティエルス・アン・タイユ (グローリア)
 マルカントワーヌ・シャルパンティエ :豪奢なる宴 H.254 (2つの高声のための) (エレヴァツィオーネ) (*)
 ニコラ・ド・グリニー : パンジェ・リングァ (オルガンのための5声のフーガ)
 マルカントワーヌ・シャルパンティエ :
  貫きたまえ、愛するイエスよ (2人のソプラノとバスのための) H.259 (エレヴァツィオーネ) (*/+)
  オルガンのための前奏曲
  おお、愛よ (2人のソプラノとバスのためのエレヴァツィオーネ) H.253 (*/+)
 ルイ・クープラン : クルムホルンによるフーガ (第22番)
 マルカントワーヌ・シャルパンティエ :
  飢えたる者、渇いたる者とキリストの対話 (2人のソプラノとバスのための) H.407 (*/+)
 ニコラ・ド・グリニー :
  オルガン・ミサ「全能の創造主なる神」から エレヴァツィオーネのためのフルートの対話
 マルカントワーヌ・シャルパンティエ :
  優しき羊飼い (飢えたる者と忠実なる者の対話 ; 2人のソプラノとバスのための) H.439 (*/+)
 ・・・イン・オレ・メル‛&
  エドヴィジュ・パラ (ソプラノ (*/#?))、ノエミ・リム (ソプラノ (*/#?))、フランソワ・バゾラ (バス (+))、
  ジャン=ルイ・シャルボニエ (ヴィオラ・ダ・ガンバ (*/#))、オリヴィエ・ヴェルネ (オルガン、指揮)

 録音 : 時期の記載無し (2004年以前)、サンタントワーヌ教会、ラベイ、フランス
 使用楽器 (オルガン) :1630年、サンソン・シェレル製 (1748年改修 / 1992/2002年、ベルナール・オーベルタン修復)
 
 

LIDI 0202156
【旧譜】
¥2500
おお、いと聖なる御母
 ルイ=ニコラ・クレランボー (1676-1749) : 聖母のためのモテットとオルガン曲集

  おお、いと清く、いと聖なる御母 (モテット) C.135 (*)
  オルガン曲集 第1巻 から 組曲 第1旋法 (ニ短調) C.46 (+)
   グラン・プラン・ジュ / フーガ / デュオ / トリオ
   バスとトランペットのデシュ、またはコルネ・セパレ、対話形式
   クロモルヌのレシとコルネ・セパレのレシ、対話形式 / グラン・ジュによる対話
  エサイの根が芽吹いた (モテット) C.124 (*)
  オルガン曲集 第1巻 組曲 第2旋法 (ト短調) C.47 (+)
   プラン・ジュ / デュオ / トリオ / バス・ド・クロモルヌ / フルート / レシ・ド・ナザール
   グラン・ジュによるカプリッチョ
  3人の歌手と通奏低音のためのマニフィカト C.136 (*)
 ・・・イン・オレ・メル‛&
  ヴァンサン・リエヴル=ピカール (オート=コントル)、エルヴェ・ラミー (テノール)、
  フランソワ・バゾラ (バス)、クリスティーヌ・パユー (ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
  オリヴィエ・ヴェルネ (オルガン、指揮)

 録音 : 1999年3月(+)、2005年4月(*)、サン=マルタン教会、スール [Seurre]、フランス
 使用楽器 (オルガン) : 1699年、ジュリアン・トリビュオ製 (1990年、ベルナール・オーベルタン修復)
 
 

LIDI 0202224
【旧譜】
¥2500
三司教の歌
 中世ロレーヌ地方の聖歌集 (メス、トゥール、ヴェルダン)
スコラ・メテンシス
マリー=レーヌ・ドモリエール (指揮)
  Ex more docti mystico / Angelis suis / Videns Dominus / Ante sex dies / Cum audisset /
  Ceperunt omnes turbe / Gloria laus / Martyr Dei / Christiana devotio / Primus imperatorii /
  Occulto tyrocinio / Christe miles Gorgonius / Suspensus athleta Dei / Gloria et honore /
  Gloria in excelsis / Gloriosa sanctissimi / Gregorius ortus Rome / Vineam sui generis /
  Fulgebat in venerando / Videns Rome / Fidelis servus et prudens / Congaudent angelorum /
  Alleluia Qui timent / Beatus vir qui inventus / Collaudabunt multi / Ave mundi spes Maria

 録音 : 2010年8月、サント=ブリジード教会、プラップヴィル、モゼル県、フランス
 
 

LIDI 0202233
【旧譜】
¥2500
幸いなるかな、マリアよ
 マルカントワーヌ・シャルパンティエ (1643-1704) : 3声の教会声楽曲集

  マニフィカト H.73 (*) / 幸いなるかな、マリアよ H.25 (*) / 教会のための序曲 H.524
  来たれ、創造主なる聖霊よ H.54 (*) / 前奏曲 H.23a / サルヴェ・レジーナ H.23 (*)
  今日救いが (聖母マリアのためのカンティクム) H.340 (*) / 前奏曲 H.237a
  おお、善きイエス (平和のためのエレヴァツィーネ) H.237 (*)
  仮祭壇のための序曲 H.523 /主を称えよ H.159 (*) / 聖母マリアのリタニア H.84 (*)
 ヴァンサン・リエヴル=ピカール (オート=コントル (*))、
 セバスティアン・オブレシュト (テノール (*))、ジュアン=マニュエル・カンドゥノ (バス (*))、
 レ・パッション (バロック・オーケストラ)、ジャン=マルク・アンドリュー (指揮)

 録音 : 2011年9月2日-4日、修道院学校、ソレーズ、フランス
 
 
LIDI 0301284
【旧譜】
¥2500
フォリア! ジャン=マルク・アンドリュー (リコーダー、指揮)
レ・パッション (モントバン・バロック・オーケストラ)
 アルカンジェロ・コレッリ (1653-1713)/フランチェスコ・ジェミニアーニ (1687-1762) :
  フォリア (リコーダーと弦楽合奏のための版)
 ゲオルク・フィリップ・テレマン (1681-1767) :
  リコーダー、チェロと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ヘ長調 TWV 42:F3
 ベネデット・マルチェッロ (1686-1739) :
  リコーダーと通奏低音のためのソナタ ヘ長調 Op.2 No.12 から シャコンヌ (リコーダー版)
 アントニオ・ヴィヴァルディ (1678-1741) :
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ短調「ラ・フォリア」RV 63
 ジョヴァンニ・バッティスタ・サンマルティーニ (1700頃-1775) :
  リコーダーと通奏低音のための 変ロ長調 Sibley No.21
 ヘンリー・パーセル (1659-1695) :
  グラウンドによる3声のシャコンヌ (3つのリコーダーと通奏低音のための)
 J・S・バッハ (1685-1750) :農民カンタータ BWV 212 より
   おいらは新しい領主様をいただいた(アリア ; ヴォイスフルートのための編曲版)
 フランソワ・クープラン (1668-1733) :
  クラヴサン曲集 第3巻 第14組曲 より 恋するナイチンゲール (ソプラノリコーダーのための編曲版)
 ティエリー・ユイレ : フォリー! (レ・パッション委嘱作品) (2000)

 録音 : 2014年7月28日-31日、サン・ピエール・デ・シャルトロー教会、トゥールーズ、フランス
  
 

LIDI 0202291
【未案内旧譜】
¥2500
歓喜 声とオルガン—11世紀から21世紀まで
 Letis canamus (ライヒェナウのアンティフォナ集 所収)
 Vox nostra seronet (ジャン・レガル師の2声のコンドゥクトゥス) (カリクスト写本 所収)
 Magnificat 1er ton (聖母マリアのカンティクム)
 Magnificat primi toni (ジローラモ・フレスコバルディ (1583-1643) 作曲) (*)
 O frondense virga (アンティフォナ) (ヒルデガルト・フォン・ビンゲン (1098-1179) 作曲)
 Jubilatio
  ("O frondense virga" のテキストによるポリフォニー) (パトリック・バーガン (1960-) 作曲)
 Que est ista (晩課のレスポンソリウム) (グラデュアル・ド・フォントヴロー 所収)
 Resonant interna Domino (続唱)
 Tiento sobre la letania de la Virgen
  (聖母のためのリタニア、17世紀の様式による) (パブロ・ブルーナ (1611-1679) 作曲) (*)
 Benedictus angelus dixit
  (セクエンツィア、Benedicamus Domino のトロープ) (グラデュアル・ド・フォントヴロー 所収)
 Exultemus et letemur (セクエンツィア) (グラデュアル・ド・フォントヴロー 所収)
 Victime paschali laudes (セクエンツィア、2声のコンドゥクトゥス) (ラス・ウエルガス写本 所収)
 Sequentia in rescurrectione Domini (ハンス・ブーフナー (1483-1538) 作曲) (*)
 Surgens Jesus (レスポンソリウム) (グラデュアル・ド・フォントヴロー 所収)
 Congaudeant catholici
  (パリのアルベール師の3声のコンドゥクトゥス (抜粋)) (カリクスト写本 所収)
 Veni sancte spiritus (セクセンツィア、第1節)
 Veni sancte spiritus (ピーター・フィリップス (1560頃-1628) 作曲) (*)
 Salve dies sanctissima (セクエンツィア) (グラデュアル・ド・フォントヴロー 所収)
 Ad superni regis decus
  (Benedicamus Domino のトロープ、ブールジュ大司教アルベリク師の2声のコンドゥクトゥス)
   (カリクスト写本 所収)
 Verbum partis hodie
  (2声のオルガヌム、Benedicamus Domino のトロープ) (ラス・ウエルガス写本 所収)
 Ave Maris Stella (賛歌)
 Ave Maris Stella (*)
  ((*) オルガン独奏曲)
 クム・ユビロ
  アンジェリク・グルーテル、サラ・リチャーズ (ソプラノ)、
  ロランス・エスキュー (メゾソプラノ)、カトリーヌ・ラヴェンヌ (アルト、指揮)
 ジュディカエル・ジロドー=ビュロー (オルガン)

 録音 : 2014年11月、サン=タマン=ド=ボワックス修道院、サン=タマン=ド=ボワックス、シャラント県、フランス
  
 

LIDI 0202295
【旧譜】
¥2500
ジェズアルド : サクレ・カンツィオネス
 カルロ・ジェズアルド (1560/1566-1613) :サクレ・カンツィオネス 第2巻 から Veni creator spiritus / Da pacem
 カロリーヌ・マルソ (1974-) :「間」(7つのモテット) から Da pacem - Ma
 カルロ・ジェズアルド : サクレ・カンツィオネス 第2巻 から
  Sana me Domine / O sacrum convivium / Adoramus te
 カロリーヌ・マルソ :「間」から O-O! - Ma
 カルロ・ジェズアルド : サクレ・カンツィオネス 第2巻 から O oriens / Veni sponsa Christi / Ad te levavi
 カロリーヌ・マルソ :「間」から Ardens cor - Ma
 カルロ・ジェズアルド : サクレ・カンツィオネス 第2巻 から Ardens est cor meum / O beata mater
 カロリーヌ・マルソ :「間」から Veni - Ma
 カルロ・ジェズアルド : サクレ・カンツィオネス 第2巻 から
  Verba mea / Franciscus humilis et pauper / Ne derelinquas me
 カロリーヌ・マルソ :「間」から Ne - Ma
 カルロ・ジェズアルド : サクレ・カンツィオネス 第2巻 から Ave sanctissima Maria / Virgo benedicta
 カロリーヌ・マルソ :「間」から Gaudeamus - Ma
 カルロ・ジェズアルド : サクレ・カンツィオネス 第2巻 から Discedite a me omnes / Gaudeamus omnes
 カロリーヌ・マルソ :「間」から Lucerna - Ma
 カルロ・ジェズアルド : サクレ・カンツィオネス 第2巻 から O anima sanctissima / Assumpta es / Illumina nos
 ラ・マン・アルモニーク
  ナディア・ラヴォワイエ、ジュディト・ドルイン (ソプラノ)、ヤン・ロラン (カウンターテナー)、
  フレデリック・ベトゥ (カウンターテナー、指揮)、ダヴィ・コルニロ、ダヴィド・ルフォール (テノール)、
  ロマン・ボクレル (バリトン)、マルク・ビュスネル (バス)、ナーニャ・ブレーデイク (トリプルハープ)

 録音 : データ記載無し (2015年以前)
 



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VELUT LUNA



CVLD 322
¥2600→\2390
ロベルト・ロレッジャン&ラルテ・デラルコ
 J・S・バッハ (1685-1750) : 転作に関わるチェンバロ協奏曲集

  チェンバロと弦楽のための協奏曲 ニ短調 BWV 1052a
  チェンバロと弦楽のための協奏曲 ト短調 BWV 1056a
  フルート、ヴァイオリン、チェンバロと
   弦楽のための協奏曲 ニ長調 BWV 1050a (*)
フランチェスコ・パドヴァーニ (フルート (*))
フェデリーコ・グリエルモ (ヴァイオリン (*))
ロベルト・ロレッジャン (チェンバロ)
ラルテ・デラルコ
 フェデリーコ・グリエルモ、
  ジャンピエロ・ザノッコ (ヴァイオリン)
 マリオ・パラディン (ヴィオラ)
 フランチェスコ・ガッリジョーニ (チェロ)
 アレッサンドロ・ピヴェッリ (コントラバス)

 録音:2019年11月11-12日、サンタ・マリア・デラ・カルチェリ修道院、カルチェリ、イタリア

 当時の作曲家には当たり前のこととして、バッハも数多くの転作を行いました。
 BWV 1052a は紛失され現在に伝わっていないヴァイオリン協奏曲が原型とされています。チェンバロ協奏曲としての決定稿「チェンバロ協奏曲 第1番 BWV 1052」(1738) が広く演奏・録音されていますが、BWV 1052a は次男カール・フィリップ・エマヌエル・バッハがその前段階として1734年に書いた弦楽パートの手稿譜に出版社がチェンバロ・パートを書き加えた異稿です。
 BWV 1056a は「チェンバロ協奏曲 第5番 BWV 1056」(1738) を原曲と推定されるヴァイオリン協奏曲の形に復元した版を一般的に指していますが、ここではチェンバロ協奏曲として演奏されています。詳細につきましてはあらためてお知らせする予定です。
 BWV 1050a は「ブランデンブルク協奏曲 第5番 BWV 1050」(1721) の初期稿で、1710年代後半に書かれたと推定されています。
 ロベルト・ロレッジャン (1967年生まれ) はハーグ音楽院 (オランダ) でトン・コープマンに師事したイタリアのチェンバロ・オルガン奏者。当レーベルの他、Tactus、Brilliant Classics 等のレーベルでの録音でもおなじみです。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2215
¥2600
マルツィ渾身のライヴ、メンデルスゾーン&ブラームス
 (1)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
 (2)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)
シュトゥットガルト放送交響楽団
(1)ハンス・ミュラー=クライ(指揮)
(2)ギュンター・ヴァント(指揮)

 マルツィ渾身のライヴ、メンデルスゾーン&ブラームス。2 トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ

 録音:(1)1959年2月5日/シュトゥットガルト、リーダーハレ/(2)1964年2月6日/シュトゥットガルト、リーダーハレ/モノラル
 使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)/録音方式:モノラル(放送用録音)

 ■制作者より
  ヨハンナ・マルツィが弾いたメンデルスゾーンとブラームスのそれぞれ協奏曲にはセッション録音が知られていますが、ライヴのマルツィはさらに魅惑的でスリリングです。
  両曲ともに初出ではありませんが、独奏、オーケストラともども、最も明瞭で情報量の多い音質に仕上がったと自負しています。マルツィのファンはもとより、ヴァイオリン好きにはたまらないと思います。(平林直哉)
 



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PROFIL



PH 19013
(10CD)
¥5400→\4990
フィルクシュニー名演集
 Disc 1
  1. ヤナーチェク:ピアノ・ソナタ変ホ短調「1905年10月1日」/
  2. マルティヌー:ピアノ協奏曲第4番「呪文」/
  3. ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲ト短調Op.33
 Disc 2
  1. ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15/
  2. フランク:ヴァイオリン・ソナタ
 Disc 3
  1. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13「悲愴」/
  2. 同:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27の2「月光」/3. 同:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」
 Disc 4
  1. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」/
  2. ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調Op.120の1/3. 同:ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調Op.120の2
 Disc 5
  1. ブラームス:奇想曲嬰ヘ短調Op.76の1/2. 同:間奏曲変イ長調Op.76の3/
  3. 同:ラプソディ ト短調Op.79 の2/4. 同:奇想曲ニ短調Op.116の1/
  5. 同:間奏曲変ロ短調Op.117の2/6. 同:間奏曲変ホ短調Op.118の6/
  7. 同:間奏曲ロ短調Op.119の1/8. 同:間奏曲ホ短調Op.119の2/
  9. 同:間奏曲ハ長調Op.119の3/10. 同:ラプソディ変ホ長調Op.119の4/
  11. シューマン:トロイメライOp.15の7/
  12. ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調Op.96
 Disc 6
  1. ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調Op.30の2/
  2. モーツァルト:ピアノ・ソナタ第14番ハ短調K.457/3. 同:ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調K.481
 Disc 7
  1. ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24「春」/
  2. シューベルト:4つの即興曲D899/3. 同:4つの即興曲D935
 Disc 8
  1. ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58/
  2. シューマン:幻想曲ハ長調Op.17/
  3. モーツァルト:幻想曲ハ短調K.475/4. 同:幻想曲ハ短調K.396(シュタードラー補筆完成版)
 Disc 9
  1. ドビュッシー:ベルガマスク組曲/2. 同:版画/3. 同:子供の領分(第2曲〜6曲)/
  4. ムソルグスキー:展覧会の絵
 Disc 10
  1. ヤナーチェク:コンチェルティーノ/2. 同:草陰の小径を通って第1巻/
  3. 同:霧の中で/4. 同:ピアノ・ソナタ変ホ短調「1905年10月1日」
 ルドルフ・フィルクシュニー(ピアノ)
 Disc1; ラファエル・クーベリック(指揮)フィルハーモニア管弦楽団(2)、ケルン放送交響楽団(3)
 Disc2: ハンス・ロスバウト(指揮)ニューヨーク・フィル(1)、エリカ・モリーニ(ヴァイオリン)(2)
 Disc4: ウィリアム・スタインバーグ(指揮)ピッツバーグ交響楽団(1)、ウィリアム・プリムローズ(ヴィオラ)(2)(3)
 Disc5: トッシー・スピヴァコフスキー(ヴァイオリン)(12)
 Disc6: エリカ・モリーニ(ヴァイオリン)(1)(3)
 Disc7: ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)(1)
 Disc10: ジェイコブ・クラチマルニック、デイヴィッド・マディソン(ヴァイオリン)、
  サミュエル・リフシー(ヴィオラ)、アンソニー・ジリョッティ(クラリネット)、
   ソル・シェーンバック(ファゴット)メイソン・ジョーンズ(ホルン)(以上(1))

 豪華共演陣も魅力。フィルクシュニーの滋味あふれる至芸

 録音:Disc1; 1957年/ザルツブルク(ライヴ)(1)、エジンバラ(ライヴ)(2)、ケルン(ライヴ)(3)/Disc2: 1960年/ニューヨーク(ライヴ)(1)、1961年(2)/
  Disc3: 1962年(1)(2)、1960年(3)/Disc4: 1958年/Disc5: 1959年(1)-(10)、1949年(11)-(12)/Disc6: 1961年(1)(3)、1950年(2)/Disc7: 1958年(1)、1951年(2)、1952年(3)/
  Disc8: 1957年/ザルツブルク(ライヴ)(1)、1949年(2)、1950年(3)(4)/Disc9: 1956年(1)(2)、1957年/ザルツブルク(ライヴ)(2)Disc10: 1954年(1)、1953年(2)(4)、1952年(3)/
 1; 63'36、2; 73'36、3; 57'09、4; 76'39、5; 62'51、6; 65'44、7; 77'30、8; 72'57、9; 72'21、10; 65'32

 ルドルフ・フィルクシュニー(1912-1994)は四半世紀前に亡くなったチェコ出身の名手。5歳で作曲家ヤナーチェクに才能を認められ、彼からピアノを学び息子のように可愛がられたといわれます。その後ピアニストとしてデビューしますが、1938年に故国を離れ、最終的にアメリカへ落ち着きます。その後は独奏、室内楽と世界的に活躍し、数多くの録音も残しました。

 端正で滋味あふれる芸風なため、独墺系レパートリーでいぶし銀の風格を示していますが、故国チェコの音楽とりわけ恩師ヤナーチェク作品で他の追随を許さぬ絶妙な演奏を繰り広げます。
 ここでは4作品、ピアノ・ソナタは2種の録音を収めているのも嬉しい限り。またフィルクシュニーの委嘱で生まれたマルティヌーのピアノ協奏曲第4番「呪文」を、クーベリックのバックで聴くことができるのも貴重。

 独奏はもとより、室内楽、協奏曲の共演者の豪華さにも注目。ブラームスの協奏曲はロスバウト指揮のニューヨーク・フィル、フランクとモーツァルト、ベートーヴェンはエリカ・モリーニ、ベートーヴェンの「春」はミルシテイン、ブラームスのヴィオラ・ソナタはプリムローズとの夢の共演で、決して伴奏に終わっていないのがフィルクシュニーの凄さ。
 今日入手難な音源も数多く含まれており、まさにお買い得なアルバムです。
 


<LP>


ORCHID CLASSICS(LP) 


ORC100137
(LP)
¥3100
Russian Colours ロシアン・カラーズ ロシアの室内オーケストラ作品集
 <SIDE A>
  グラズノフ(1865-1936): アルト・サクソフォン協奏曲 変ホ長調 Op. 109
   ユーリ・ジスリンによるヴィオラと弦楽オーケストラ編
    1. Allegro moderato/2. Andante/3. Moderato - Cadenza/4. Allegro
  ラフマニノフ(1873-1943):ユーリ・ジスリンによる弦楽オーケストラ編
   5. ヴォカリーズ Op. 34-14
 <SIDE B>
  アレンスキー(1861-1906): 弦楽四重奏曲第2番 イ短調 Op. 35a より
   作曲者による第2楽章の弦楽オーケストラ編
    1. チャイコフスキーの主題による変奏曲
  チャイコフスキー(1840-1893): 弦楽四重奏曲第1番 Op. 11 より
   ユーリ・ジスリンによる弦楽オーケストラ編
    2. アンダンテ・カンタービレ
カメラータ・チャイコフスキー(室内オーケストラ)
ユーリ・ジスリン(ヴァイオリン、ヴィオラ&指揮)

 録音 2019年10月28,29日  セント・マークス教会、セント・ジョンズ・ウッド、ロンドン <ORC100136のアナログ盤>

 ロシア出身のユーリ・ジスリンがロンドンで結成した室内オーケストラ、カメラータ・チャイコフスキーによる、19世紀から20世紀にかけてロシアで花開いたロマン派作品集。
 ジスリンは演奏だけでなく、アレンスキーを除く全ての作品に編曲を施し、独自の響きを創り上げています。
 ヴィオラと弦楽オーケストラのために編曲されたグラズノフの「アルト・サクソフォン協奏曲」をメインとし、チャイコフスキーへのトリビュートともいえるアレンスキー、そしてチャイコフスキーとラフマニノフによるお馴染みの美しいメロディを楽しめる一枚。
 ORCHID CLASSICS初のアナログ盤リリース。
 













6/16(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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BONGIOVANNI



GB 2575
(2CD)
¥4800
モーツァルトがフルート四重奏曲第4番で旋律を拝借した
 パイジェッロの知られざるオペラの貴重なライヴ録音

  パイジェッロ:歌劇『勇敢な競演』
ゲリンダ:マリアーナ・マッパ(ソプラノ)
バルティアーノ:ブルーノ・タッディア(バス)
ドン・ベルリッコ:マヌエル・アマーティ(テノール) 他
ジョヴァンニ・ディ・ステファノ(指揮)
ジョヴァンニ・パイジェッロ祝祭管弦楽団

 あのモーツァルトも拝借した当時の流行音楽、パイジェッロの知られざるオペラの貴重なライヴ録音

 録音:2018年9月14・15日/[CD1]67'47''、[CD2]62'42''

 2018年のパイジェッロ・フェスティバルでの上演のライヴ録音です。『勇敢な競演』はほとんど知られていないオペラですが、モーツァルトがフルート四重奏曲第4番K298の第3楽章で旋律を拝借したのがこのオペラの中のアリア「Chi mi mostra, chi m'addita」。
 当時は名の通った存在であったパイジェッロの知られざるオペラの貴重な録音です。
 
 

GB 2577
¥2600
協奏的な書法が映える18世紀イタリアのカンタータ
 ジローラモ・ロッシ:
  2つの声とヴァイオリンのためのカンタータ
   『聖パドヴァのアントニオ』(1738)
  コントラルト独唱とサルテリオまたは
   チェンバロのためのレクティオ・クアルタ(1760)
ルチア・カーザグランデ・ラッフィ(ソプラノ)
エリザベッタ・パッルッキ(コントラルト)
ローマバロッカ・アンサンブル

 録音:2019年/76'56''

 18世紀半ばに書かれた作品です。カンタータは明るい曲想で協奏的な器楽の動きも面白く、世俗的趣味が溢れています。
 
 


GB 2578
¥2600
ペルゴレージではなく、パイジェッロの『奥様女中』
 パイジェッロ:歌劇『奥様女中』
ウベルト:ジュゼッペ・ナヴィーリョ(バス)
セルピナ:ヴァレリア・ラ・グロッタ(ソプラノ)
ヴェスポーネ:ガブリエーレ・サロンネ(パントマイム)
サビーノ・マンツォ(指揮、チェンバロ)
サンタ・テレサ・デイ・マスキ・バロックオーケストラ

 録音:2018年4月19日

 『奥様女中』と言えばペルゴレージのものが有名ですが、パイジェッロも同じ台本に曲を付けて発表しています。
 軽快な音楽が可愛らしく聴いていて楽しい作品。
 
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GB 5208
¥2600
ヴィオラとギターのためのイタリア音楽集
 フランコ・マルゴーラ(1908-1992):幻想曲 dC758 / スケルツォ dC274
 フェルナンド・カルッリ(1770-1841)二重奏曲 ハ長調 Op.137-1
 ブルーノ・バッティスティ・ダマーリオ(1937-):ラ・フォンテ
 ニコロ・パガニーニ(1782-1840):大型ヴィオラのためのソナタ
 ラッファエレ・ジェルヴァジオ(1910-1994):Violakit
デュオ・メビウス
 [ファビオ・カターニア(ヴィオラ)、
  ジョルジョ・ナポリターニ(ギター)]

 中低音の渋みが沁みるデュオ

 録音:2018年7月14-15日

 ヴィオラとギターのデュオを集めたアルバム。どちらも輝かしい高音より渋みのある中低音が得意な楽器だけに特有の魅力があります。細かなパッセージの応酬も聴きものです。
 
 


GB 5211
¥2600
物悲しい音調で書かれた史上初のオラトリオ
 カリッシミ:Indicium Extremum
 ウッチェリーニ:Aria sopra la bergamasca
 カリッシミ:オラトリオ『イェフタ』
フェデリコ・バルダッツィ(指揮)
アンサンブル・サン・フェリーチェ

 録音:2017年4月

 史上初のオラトリオとして知られるカリッシミの『イェフタ』を収録。勇壮な戦いの場面から一転、一人娘を生贄として神にささげるイェフタの悲しい物語が見事に描かれた印象的な音楽です。
 




HAENSSLER



HC 19071
¥2700
「SCHUBERT THE STRING QUARTETS PROJECT 1」
 (1)フランツ・シューベルト(1797-1828):
   弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調 Op.125-1 D.87
 (2)トーマス・コッチェフ(1988-):
   「未開始」〜シューベルトへのオマージュ
 (3)シューベルト:
   弦楽四重奏曲第12番 ハ短調「四重奏断章」 D.703
 (4)シューベルト:弦楽四重奏曲第1番 変ロ長調 D.18
アリンデ弦楽四重奏団
 【エウジェーニア・オッタヴィアーノ(第1ヴァイオリン)、
  グッリエルモ・ダンドーロ・マルケージ(第2ヴァイオリン)、
  エリン・カービー(ヴィオラ)、
  モーリツ・ベンヤミン・コルブ(チェロ)】

 2028年のシューベルト歿後200周年を目指した一大企画始動。新進気鋭のアリンデ弦楽四重奏団によるシューベルトの弦楽四重奏曲集第1弾!

 セッション録音:2019年11月13-15日/インマヌエル教会(ヴッパータール)/DDD、62'13

 シューベルトの歌曲からその名が付けられた2018年結成のクヮルテット、アリンデ弦楽四重奏団が2028年のシューベルト歿後200周年を目指して録音を開始した一大企画が始動。
 その記念すべき第1弾にはシューベルトが13歳の時に作曲した弦楽四重曲第1番 D.18、その2年後の作品である第10番 D.87、そして未完の第12番「四重奏断章」 D.703 を収録しております。国際的な室内楽コンクールにて受賞歴を誇る新進気鋭のクヮルテットがシューベルトへの思いを込めて演奏した注目のシリーズ始動です!

 当シリーズではシューベルトの作品に挟み委嘱作も録音していきます。当アルバムには1988年アメリカ生まれの期待の作曲家トーマス・コッチェフの「未開始」〜シューベルトへのオマージュを収録しました。
 この作品はシューベルトの歌曲「アリンデ」の冒頭6小節に基づき、和声感もシューベルトのハーモニーを感じさせる弦楽四重曲です。まさに当団に捧げたシューベルトのプロジェクト始動にふさわしい作品が誕生しました。

 当プロジェクト「SCHUBERT 2020-2028 THE STRING QUARTETS PROJECT」は当アルバム第1弾(2020年)をリリースののち、第2弾(2021年)、第3弾(2022年)、第4弾(2024年)、第5弾(2026年)、第6弾(2028)の計画でリリースされる予定です。

 
 
 


HC 17036
(4CD)
¥4200
アイオナ・ブラウン歿後1 年記念
 ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):6つの合奏協奏曲 Op.3&12の合奏協奏曲Op.6

 CD 1 6つの合奏協奏曲 Op.3
  (1)合奏協奏曲第1番 変ロ長調 Op.3-1 HWV 312(2)合奏協奏曲第2番 変ロ長調 Op.3-2 HWV 313/
  (3)合奏協奏曲第3番 ト長調 Op.3-3 HWV 314/(4)合奏協奏曲第4番 ヘ長調 Op.3-4 HWV 315/
  (5)合奏協奏曲第5番 ニ短調 Op.3-5 HWV 316/(6)合奏協奏曲第6番 ニ長調 Op.3-6 HWV 317
 CD 2 12の合奏協奏曲 Op.6より
  (1)合奏協奏曲第1番 ト長調 Op.6-1 HWV 319/(2)合奏協奏曲第2番 ヘ長調 Op.6-2 HWV 320/
  (3)合奏協奏曲第3番 ホ短調 Op.6-3 HWV 321/(4)合奏協奏曲第4番 イ短調 Op.6-4 HWV 322
 CD 3 12の合奏協奏曲 Op.6より
  (1)合奏協奏曲第5番 ニ長調 Op.6-5 HWV 323/(2)合奏協奏曲第6番 ト短調 Op.6-6 HWV 324/
  (3)合奏協奏曲第7番 変ロ長調 Op.6-7 HWV 325/(4)合奏協奏曲第8番 ハ短調 Op.6-8 HWV 326
 CD 4 12の合奏協奏曲 Op.6より
  (1)合奏協奏曲第9番 ト長調 Op.6-9 HWV 327/(2)合奏協奏曲第10番 ニ短調 Op.6-10 HWV 328/
  (3)合奏協奏曲第11番 イ長調 Op.6-11 HWV 329/(4)合奏協奏曲第12番 ロ短調 Op.6-12 HWV 330
   (1)パメラ・ソービー(フルート)、(1)レベッカ・オースティン=ブラウン(フルート)
   (2)(3)(7)アイオナ・ブラウン(ヴァイオリン)、(2)ジョナサン・リース(ヴァイオリン)
   (3)(7)フィリッパ・デイヴィス(フルート)、(6)イアン・ワトソン(オルガン)
   アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ、アイオナ・ブラウン(指揮)

 アイオナ・ブラウン歿後1 年記念。アカデミー室内管の名盤、ヘンデルの合奏協奏曲作品3&作品6がセットになって再発売。

 セッション録音:(1)-(6)1995年9月14-17日、(7)-(18)1994年8月23-30日/ヘンリー・ウッド・ホール/CD 1 53'50、CD 2 44'02、CD 3 57'04、CD 4 52'49、
 リマスタリング:ヴォルカー・リティングハウス(2020年)

 ヘンリク・シェリングに師事し、1974年からアカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズの芸術監督をつとめたアイオナ・ブラウンが指揮をつとめた名録音、ヘンデルの6つの合奏協奏曲 Op.3と12の合奏協奏曲 Op.6。2004年に惜しくも他界したブラウンの没後15年を記念して再発売となります。

 合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)とはバロック時代特有の協奏曲で、複数の独奏者によって編成される独奏楽器群と、オーケストラ全員による大合奏群との間の音量的、技巧的対比を楽しむ音楽。
 6つの合奏協奏曲 Op.3は、小規模ながら管楽器を効果的に取り入れた編成をとりヘンデルらしい豊かな旋律に加えて合奏協奏曲ならではの華やかな響きが魅力です。
 一方、1739年に作曲された12の合奏協奏曲 Op.6は、コレッリの協奏曲の形式に基づいており、最も密度の高いヘンデルの傑作の一つです。2020年最新リマスタリング。

 
 



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LSO LIVE



LSO 5092
¥2600→\2390
ロト& LSO 最新盤
 パヌフニクの遺産III

 1. アヤンナ・ウィッター=ジョンソン:Fairtrade?
 2. エヴァン・キャンベル:Frail Skies
 3. セヴァンヌ・ホロックス=ホパイヤン:A Dancing Place (Scherzo)
 4. ドンフン・シン:In This Valley of Dying Stars
 5. アレックス・ロト:Bone Palace Ballet
 6. マシュー・サージェント:but today we collect ads
 7. パトリック・ジゲール:Revealing
 8. サーシャ・シーン:Ojos Del Cielo
 9. ベタン・モルガン=ウィリアムズ:Scoot
 10. マイケル・タプリン:Ebbing Tides
 11. ベンジャミン・アシュビー:Desires
 12. ジョアンナ・リー:Brixton Briefcase
フランソワ・グザヴィエ=ロト(指揮)
ロンドン交響楽団

 ロト& LSO 最新盤、パヌフニクの遺産シリーズ第3弾!

 録音:2019年4月26,27日、ジャーウッド・ホール、セント・ルークス/67'54

 2017年3月以来ロンドン交響楽団の首席客演指揮者の任にあるロト。これまで「パヌフニク・レガシー・シリーズ」(I: LSO 5061、II: LSO 5070)や、「若きドビュッシーへのオマージュ」(KKC 9417/ LSO 3073)がありますが、パヌフニクの第3 弾の登場です!

 ポーランド出身のアンジェイ・パヌフニクは、半世紀にわたる後半生をイギリスで送りました。ロンドン響とも縁の深い作曲家であっただけでなく、現在もカミラ未亡人の協力のもと「LSO パヌフニク・スキーム」を通じ毎年有望な若手作曲家を選出して作品発表の機会を設け、彼の偉大さを特別に讃えていることで知られます。
 今回も、ホルストの「惑星」に「冥王星」を付け足したことで知られる作曲家コリン・マシューズのもと、クラシックだけでなくR&B も手掛ける異色作曲家アヤンナ・ウィッター=ジョンソン、図形楽譜を用いて作品を書くエヴァン・キャンベル、ジャズの分野でも作曲賞を受賞したセヴァンヌ・ホロックス=ホパイヤン、韓国出身でロンドンに拠点を置き、オーケストラからの委嘱多数のドンフン・シン、作曲家・即興家・ギタリストなど多彩な面をもつアレックス・ロト、7 つのエピソードから成る作品を書いたマシュー・サージェント、北米・ヨーロッパで人気のパトリック・ジゲール、ケンブリッジとハーヴァード大学で音楽と詩を学んだサーシャ・シーン、ウェールズ出身のベタン・モルガン=ウィリアムズ、大規模な管弦楽作品を得意とするマイケル・タプリン、受賞多数のベンジャミン・アシュビー、子供向けのオペラなども手掛けるジョアンナ・リーらによる世界発録音の作品を収録。

 指揮を務めるのは、この趣旨に賛同して第1弾から引き受けるフランソワ=グザヴィエ・ロト。今回は多彩な作曲家による多彩な作品がそろいましたが、ロトならではの抜群のセンスと推進力、色彩感覚とバランス感覚で、非常に楽しめる1枚となっております。

 
 



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PASSACAILLE RECORDS



PAS 1070
¥2600→\2390
エンリコ・オノフリ2019年新録音
 17世紀イタリアの技巧的ヴァイオリン作品集
エンリコ・オノフリ(ヴァイオリン)
イマジナリウム・アンサンブル
 ジローラモ・カプスベルガー:Sinfonia Decimaterza a un canto(ローマ、1615)
 ビアジョ・マリーニ:Sonata terza per il violino solo Variata(ヴェニス、1629)
 アウレリオ・ヴィリアーノ:Ricercata per flauto et ogni altro istromento(ボローニャ、1600?)
 マルトロメオ・デ・セルマ・エ・サラヴェルデ:Canzon Terza Soprano, solo(ヴェニス、1638)
 ビアジョ・マリーニ:Sonata Quarta per il Violino Per sonar con due corde(ヴェニス、1629)
 ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンタナ:Sonata 6. a Violino Solo(ヴェニス、1468)
 マルコ・ウッチェリーニ:Sonata Quarta a violino solo detta la Hortensia virtuosa(ヴェニス、1645)
 フランチェスコ・レニョーニ・タエージョ:Io son ferito hai [sic] las[s]o del [P]alest[r]ina(ミラノ、1620)
 ジョヴァンニ・アントニオ・パンドルフィ・メアッリ:Sonata Prima La Bernabea(インスブルック、1660)
 マルトロメオ・モンタルバーノ:Sinfonia Quarta Geloso a Violino solo(パレルモ、1629)
 マルコ・ウッチェリーニ:Sonata Terza a violino solo(ヴェニス、1660)
 アレッサンドロ・ウッチェリーニ:Sonata a violino solo, violone e basso(ローマ?、ca.1670?)

 17世紀イタリア、ヴァイオリンに託された魔術的エネルギー

 録音:2019年6月21-24日/74'73''

 古楽ヴァイオリン界の巨匠オノフリによる2019年新録音。
 17世紀、ヴァイオリン発祥の地であるイタリアではこの小さな楽器のために技巧と情熱を注ぎこんだ魔術的な作品が次々と生まれました。そんなヴィルトゥオジティあふれる作品を集めたのがこのアルバムです。
 当時の音楽家が憑依したかのようなオノフリの強烈な演奏が、聴く者を初期バロック時代のヴェネツィアやシチリアへといざないます。
 
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PAS 1074
¥2600→\2390
ありそうでなかなかない
 4兄弟そろい踏み
  バッハの息子たちの音楽

 ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782):
  シンフォニア ト短調 Op.6-6(オーボエ2、ホルン2、弦楽、通奏低音)
 ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ(1732-1795):
  シンフォニア ニ短調 WFV I:3(弦楽、通奏低音)
 ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1784):
  シンフォニア ニ長調 Fk64(オーボエ2、ホルン2、ファゴット、弦楽、通奏低音)
 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):
  シンフォニア ホ短調 Wq177(弦楽、通奏低音)
  シンフォニア へ長調 Wq181(オーボエ2、ホルン2、弦楽、通奏低音)
コントロコレンテ・オーケストラ

 バッハの息子たちが残した交響曲の源流

 録音:2019年7月9-12日

 J.S.バッハの息子たちによるシンフォニア集です。
 18世紀中頃に書かれたこれらの作品は古典派交響曲が産声を上げる前の、さまざまな様式傾向を持つ音楽で、4人それぞれの作風にも明らかな違いがあります。
 イタリアの若いアンサンブル、コントロコレンテ・オーケストラによる可能性を感じさせるデビュー・アルバム。「controcorrente」は「上流」といった意味があり、歴史の源流に遡って新しい発見をしようという意気込みが表れているかのようです。






 バッハの息子は4人が音楽家になった。

 カール・フィリップ・エマヌエル、ヨハン・クリスティアン、そしてヴィルヘルム・フリーデマン・・・

 ん・・・

 もうひとりいるはず。
 だれだ?

 最後の一人・・・

 ヨハン・クリストフ・フリードリッヒ・バッハ

 1732年生まれだからハイドンと同い年。

 フリーデマンは、「ヨハン・クリストフ・フリードリッヒは兄弟のうちでもっともクラヴィーア演奏に優れ、父のクラヴィーア曲を達者に演奏した」と言っている。

 彼はビュッケブルクというところの宮廷でチェンバロ奏者として雇われ、のちにコンサートマスターにまでなっているから、まあまあがんばってはいたと言っていい。

ヨハン・クリストフ・フリードリッヒ・バッハ

 しかし、評論家には、「大バッハには息子が3人いる。ヨハン・クリスティアン、カール・フィリップ・エマヌエル、そしてヴィルヘルム・フリーデマンだ。ビュッケブルクに4人目がいるらしいが私は大バッハの息子の中に数えたくない。」とか、「ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハの作品は、必ずしも他の兄弟と同じような歴史的意義が認められるわけではない。」とか言われてきた。散々である。

 確かに息子たちの中ではもっとも平凡な人生で、音楽の新しい流れに乗り切れず、やや寂しい晩年であったといわれている。

 でもそんなヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハの作品、あまりCDになってないだけで実際に聴いてみると、なかなかよかったりする。

 今回は4兄弟そろい踏み

 ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1784)
 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788)
 ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ(1732-1795)
 ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782)

 大体誰か抜けたり、別の誰かが入っているのでこういうアルバムは珍しい。



 ちなみに先日紹介のLIGIA DIGITALのオルガン曲集は親父さんも入っている。


LIGIA DIGITAL
LIDI 0104333
\2500
BACH(s) オルガン4手連弾によるバッハ・ファミリーの音楽 オリヴィエ・ヴェルネ、
 セドリック・メクレル (オルガン)
 ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ (1732-1795) : ソナタ ハ長調 (4手のための) HW.XIII/2
 ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ (1710-1784) : 音楽時計のための曲集 F.207
 ヨハン・クリスティアン・バッハ (1735-1782) : クラヴィーア二重奏曲 Op.18 No.6, W.A 20
 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ (1714-1788) :
  音楽時計および手回しオルガンのための曲集 Wq.193, H.635
 ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ : 4手のためのディヴェルティメント (未出版)
 J・S・バッハ (1685-1750)/エルンスト・ナウマン (1832-1910) 編曲 :
  ブランデンブルク協奏曲 第3番 ト長調 BWV 1048

 録音 : 時期未詳、、サン=ヴァースト [Saint-Vaast] 教会、ベテューヌ、フランス
 使用楽器 : 2001年、フライターク=トリコトー [Freytag-Tricoteaux] 製
 

 




TYXART



TXA 18104
¥2700
名作ブリッジのピアノ三重奏曲第2番を聴く
 ブリッジ:ピアノ三重奏曲第2番 H.178
 ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番 ロ長調 Op.8
ネミロフスキー・ラーク・パエ三重奏団
 [ミーシャ・ネミロフスキー (ピアノ)、
  テッサ・ラーク(ヴァイオリン)、
  デボラ・パエ(チェロ)

 録音:2019年/68'14''

 あまりないカップリングのピアノ三重奏曲集と言えますが、演奏者たちはブリッジの2番をこのジャンルでの傑作ととらえ、人々に浸透させるのが目的であるようです。
 そのため有名な作品の中からブリッジとは別の語法を持ったブラームスをカップリングすることで、それぞれの音楽的特徴を聴かせることに成功Cしています。
 ネミロフスキー・ラーク・パエ三重奏団は2012年結成のトリオで、ひとりひとりが国際的に評価を得ている名手です。
 
 

TXA 19142
¥2700
メロディズ
 グリエール:夜想曲 Op.35-10/
 グラズノフ:夢 Op.24/
 サン=サーンス:ロマンス ヘ長調 Op.36/
 R.シュトラウス:アンダンテ(遺作) (1888)/
 ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ/
 グリエール:ロマンス Op.35-6/
 ケルビーニ:ソナタ第1 番 (1804)/
 アンリ・ビュッセル:カンテコール Op.77/
 バーンスタイン: ミッピーのためのエレジー 第1番/
 フランツ・ヨーゼフ・シュトラウス:夜想曲 Op.7/
 レオーネ・シニガーリャ:リートとユモレスク Op.28より リート/
 ニコラウス・フライヘル・フォン・クラフト:ソナタ ホ長調より アンダンテ/
 シャブリエ:ラルゲット (1875)/
 スクリャービン:ロマンス/
 ジャン=ミシェル・ダマーズ:
  バレエ『ダイヤモンドを噛む女 (1950)』より アダージョ/
 ダンディ:アンダンテ・カンタービレ/
 Laurent Couson:映画『The Rest is Silence』メインテーマ
エルヴェ・ジュラン(ホルン)
アリアーヌ・ジャコブ(ピアノ)

 録音:2019年/60'52''

 ホルンとピアノによるアルバム。選ばれた曲は編曲物ではなく、ホルンのために書かれた作品です。のびやかなホルンの歌をお楽しみください。
 
 


TXA 20145
¥2700

バッハ、バード、ギボンズ+コンテンポラリー アレクサンドラ・ソストマン(ピアノ)
 J.S.バッハ:音楽の捧げもの BWV1079より 3声のリチェルカーレ/
 オリヴァー・ナッセン:Prayer bell sketch/
 ジョン・タヴナー:The Lord's Prayer/
 バード:パヴァーヌ MB 52 / FVB 254/255/
 バード:ガイヤルド MB 52 / FVB 254/255/
 マルクス・ホーン:Piece after Byrd (2019)/
 ジョン・タヴナー:In memory of my two cats/
 ジョン・アダムズ:China Gates/
 ギボンズ:ソールズベリー卿のパヴァーヌ / MB 18/19/
 ギボンズ:ソールズベリー卿のガイヤルド / MB 18/19/
 ジョン・タヴナー:Zodiacs/
 チェン・シャオユン:Diary VI/
 J.S.バッハ:音楽の捧げもの BWV1079より 6声のリチェルカーレ

 異なる時代、異なる構造のポリフォニー

 録音:2019年

 バッハ、バード、ギボンズ。グールドも愛した3人の古楽作曲家の作品と現代音楽を絡めたアルバムです。
 バードの作品とこのCDのために書かれたチェン・シャオユンの作品の間には429年の歳月が流れています。
 バッハのリチェルカーレに挟まれて、異なる時代のポリフォニーが展開されます。
 




CENTAUR


CRC 3736/39
(4CD)
特別価格 ¥5200
ジェイムズ・ヒューイット(1770-1827):ピアノ作品全集 カーステン・ジョンソン(ピアノ)
 ソナタ Op.5-1/ソナタ Op.5-3/3つの行進曲/アポロの贈り物/ドイツ・ワルツ&ダンス Op.9/
 4つの速歩行進曲/ソナチネ第1番ハ長調/ソナチネ第2番ト長調/ソナチネ第3番二長調/ソナチネ第4番へ長調/
 ソナチネ第5番ト長調/ソナチネ第6番二長調/大行進曲&タマニー・クイック・ステップ/主題と30の変奏/
 前奏曲ハ長調/前奏曲イ短調/前奏曲ニ短調/カプリッチョ変ロ長調/前奏曲ヘ長調/カプリッチョ ト短調/
 ニュー・メドレー序曲/マーチ・イン・ピサロ/オジャ・ポドリーダ第1番/ルイス知事の行進曲/
 マーク・マイ・アルフォード/オジャ・ポドリーダ第3番/スコット将軍の大行進曲/
 スコット将軍のクイック・ステップ/グランド・ミリタリー・ソナタ「7月4日」/ソナタ
 
 アメリカ生まれでイギリスで活躍する女流奏者、カーステン・ジョンソン。
 ニンバス(Nimbus)からリリースしたカバレフスキーのピアノ作品集が高く評価されている彼女が、新たに取り組んだのは、ヴァイオリニスト、指揮者、教師、オルガニスト、音楽出版者、作曲家と多岐にわたり活躍したイギリスの作曲家、ジェイムズ・ヒューイットのピアノ作品全集。
 
 

CRC 3703
¥2500
マラン・マレ:ヴィオール曲集第2巻
 マラン・マレ:
  組曲第4番ト長調(抜粋)/ 組曲第1番ニ短調(抜粋)/
 ジャン=アンリ・ダングルベール:
  組曲第4番ニ長調より シャンボニエール氏のトンボー/
 マラン・マレ:
  組曲第6番ホ短調(抜粋)/サント=コロンブ氏を悼むトンボー/
  組曲第8番イ長調(抜粋)/リュリ氏を悼むトンボー/
  組曲第6番ホ長調(抜粋)
ジョン・ドーネンバーグ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
マルコム・プラウド(ハープシコード)

 ヴィーラント・クイケン、ニコラウス・アーノンクールの下で研鑽を積んだアメリカのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者、ジョン・ドーネンバーグ。これまでにヴィオラ・ダ・ガンバのための作品を30枚以上も録音してきた名手が、卓越したテクニックで奏でるマラン・マレ。

 録音:2018年3月7日ᬢ10日、ぺブル・ビーチ(カリフォルニア)
 
 

CRC 3698
¥2500
プロコフィエフ&ラフマニノフ:ピアノ作品集
 プロコフィエフ:
  「ロメオとジュリエット」からの10の小品 Op.75
 ラフマニノフ:絵画的練習曲「音の絵」 Op.33
ズミトリー・ウラシウク(ピアノ)

 ベラルーシ出身の若手注目ピアニスト、ズミトリー・ウラシウクは、2007年スヴェティスラフ・スタンチッチ国際ピアノ・コンクール第1位受賞など、多くの国際コンクールで大賞に輝く逸材。
 Centaurからの1stアルバムでは、得意のプロコフィエフ&ラフマニノフを洗練された解釈と演奏で贈ります。

 録音:2017年7月19日ᬢ22日、聖ピウス10世カトリック教会(テキサス)
 
 

CRC 3694
¥2500
コリアン・ウィメンズ・ヴォイシズ
 サンギン・リー:ワン・モーメント, ア・サウザンド・イヤーズ/
 ヘソン・リー:シックベッド・ダイアリー/
 ヨンジャ・リー:ハーバー/
 ヨンナン・パク:トランペット・クリーパー/
 ミラン・キム:Neu-Sil Taryung/
 ウンヘ・キム:Jeongseon Arari/
 ボクナム・リー:オータム・イズ・リーヴィング/
 ミラン・キム:ホエン・フォール・アライヴス/
 ウンヘ・キム:ニュー・ボート・ソング/
 ジョンヒ・イム:スターゲイザー/
 ナムリム・リー:マザーズ・シルエット/
 キョンシン・イム:ファザーズ・エイジ
キョン・チョ(ソプラノ)
ウォン・チョ(バス)
セリョン・ウー(ピアノ)

 サウス・フロリダ大学声楽科准教授を務める韓国のリリック・ソプラノ、キョン・チョが歌う、母国韓国の歌曲集。

 録音:2017年、ドリーム・シェア・レコーディング・スタジオ(ソウル、韓国)
 
 

CRC 3693
¥2500
They Persisted 〜 ビーチ、コール、スマイス:室内楽作品集
 エイミー・ビーチ:三重奏曲イ短調Op.150
 ウルリック・コール:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
 エセル・スマイス:
  ヴァイオリン、ホルンとピアノのための三重奏曲
ジョアンナ・ゴールドスタイン(ピアノ)
スティーヴン・メッケル(ヴァイオリン)
ニコラス・フィンチ(チェロ)
ブルース・ハイム(ホルン)

 インディアナ大学サウスイースト校の音楽教授を務める、ジョアンナ・ゴールドスタインを中心に各楽器の名手たちが華麗に描く、20世紀初頭に作曲された女性作曲家たちの室内楽作品集。

 録音:2018年3月26日ᬢ29日、アメリカ
 
 

CRC 3645
¥2500
無言歌集
 マックス・スターン:都に上る歌(チェロとファゴット版)/
 ブロッホ:ユダヤ人の生活より(チェロとピアノ版)/
 日本の伝承曲:
  五木の子守唄(チェロとファゴット版)、大分地方の子守歌(チェロ版とファゴット版)/
 マックス・スターン:ラウデーション(チェロとファゴットとピアノ版)/
 フォーレ:夢のあとに(チェロとピアノ版)/
 アレンスキー:チェロとピアノのための4つの小品(Op.12-1、Op.56-2、Op.56-3、Op.56-1)/
 日本の伝承曲:出船(チェロとファゴットとピアノ版)/
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34-14(チェロとピアノ版)/
 メンデルスゾーン:チェロとピアノのための無言歌Op.109
レベッカ・ラスト(チェロ)、
フリードリッヒ・エーデルマン(ファゴット)、
ニコライ・ガンヌス(ピアノ)  

 ラスト&エーデルマン夫妻が阿吽の呼吸で奏でる無言歌集!チェロとファゴットとピアノが美しく響き合うアンサンブル!

 元イスラエル・フィルのチェロ奏者、レベッカ・ラストと元ミュンヘン・フィル首席ファゴット奏者、フリードリッヒ・エーデルマン夫妻による無言歌集。
 歌詞のない歌曲風の旋律を持つ作品集をチェロとファゴット、チェロとピアノ、チェロとファゴットとピアノの編成で演奏したアルバムで、日本の伝承曲である、五木の子守唄や大分地方の子守歌も収録されています。
 阿吽の呼吸で奏でるフリードリッヒ・エーデルマン夫妻の、美しく響き合うアンサンブルに注目です。

 ※録音:2017年1月27日−30日(ドイツ)
 
 

CRC 3664
¥2500
ノーツ・フロム・ホーム〜ブリテン諸島の音楽 ジョナサン・ホールデン(クラリネット)
パク・ウンヒ(ピアノ)
 ウィリアム・ハールストン:4つの性格的小品/
 エドウィン・ロクスバラ:無伴奏クラリネットのためのワーズワース小品集/
 チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード:クラリネット・ソナタ第2盤Op.129/
 ジェラルド・フィンジ:5つのバガテルOp.23/
 リチャード・ロドニー・ベネット:無伴奏クラリネットのためのソナチネ/
 アーサー・ブリス:パストラール/
 ジョン・アイアランド:幻想的ソナタ

 ジョナサン・ホールデンは、西ミシガン交響楽団の主席クラリネット奏者であり、フロリダ州立大学のクラリネットの助教授も務めています。
 パク・ウンヒは、「流暢で揺るぎない演奏技術を持っている」とニューヨークのコンサートレビューで称賛され、韓国やイタリア、ブラジル、コスタリカ共和国、日本で数々のコンサートを行ってきました。
 クラリネットとピアノの絶巧に合う音色が滑らかで美しい20世紀のイギリスを代表する作曲家たちの名曲アルバムです。

 ※録音:2014年7月14日−16日(フロリダ)
 
 

CRC 3669
¥2500
ソロ!〜エイモス・ギレスピーの室内楽
 エイモス・ギレスピー:
  プロヴィデンス・オヴ・ゾーン、レイスワーク、
  ジャスパー・ジョンズ、シカゴ=ルツェルン、
  ソロ!、スパニッシュ・スピーカーズ
バルカーダ・サクソフォン・クァルテット
ギレスピー・チェンバー・クァルテット
カイア・ストリング・クァルテット
 様々なアーティスト

 エイモス・ギレスピーはサクソフォン奏者&作曲家で、室内楽やオーケストラ、ジャズ、映画、演劇、ダンスなど幅広い分野の音楽を手掛けており、国際現代音楽協会(ISCM)やASCAP作曲コンクールでなどで特別賞やファイナリスト賞を受賞しました。
 クラシック音楽にモダン・ジャズの要素も取り入れた、エイモス・ギレスピーの自由で想像力豊かな創作的アルバムです。

 ※録音:2014年−2017年(シカゴ)
 
 

CRC 3641
¥2500
ファン・ゴッホの花〜マーク・サターホワイトの作品集
 マーク・サターホワイト:
  ファイブ・リバーズ・オブ・ハデス(2007)
  ファン・ゴッホの花(2008)
リード・ゲインスフォード(ピアノ)
ダニエル・ウィークス(テノール)
ブルース・ハイム(ホルン)
ナオミ・オリファント(ピアノ)

 米国の名門ミシガン州立大学とインディアナ大学でコントラバスと作曲を学んだテキサスの作曲家マーク・サターホワイト。このアルバムは、芸術作品にインスパイアされ作曲した作品です。
 独自性のあるゴッホの芸術作品を感じられる、インパクトのあるブルース・ハイムのホルンの音やダニエル・ウィークの繊細な歌声に注目です。

 ※録音:2011年2月9日、2014年9月22日(アメリカ)
 




LIGIA DIGITAL


LIDI 0104211
(2CD)
【旧譜】
¥2700
モナコの教会音楽

 [CD 1]
  エミール・ブルドン (1884-1974) :
   タントゥム・エルゴ (合唱、ホルンとオルガンのための) (*/Hr)
   アンダンテ・レリジオーソ (チェロとオルガンのための) (C)
  フェルナン・ベルトラン (1915-) :
   聖処女に (ソプラノとオルガンのための) (S)/アヴェ・ヴェルム (ソプラノとオルガンのための) (S)
  ラザール・ペリュショ (1852-1930):深き淵より (合唱とオルガンのための) (*)
  オクターヴ・ブオ (1862-1895):おお、救いのいけにえ (バリトンとオルガンのための) (B)
  ラザール・ペリュショ:目を上げよ (合唱とオルガンのための) (*)
  アンリ・カロル (1910-1984) :
   スターバト・マーテル (合唱とオルガンのための) (*)
   ヴレ地方のノエル (クリスマス・キャロル) による変奏曲 第1−8番 (オルガンのための)
   慈悲の聖母への祈り (オルガンのための)
  オクターヴ・ブオ:ノエルによる小オフェルトリルム (オルガンのための)
  ラザール・ペリュショ:アヴェ・マリア (メゾソプラノとオルガンのための) (M)
  オクターヴ・ブオ:コムニオ (オルガンのための)
  ガストン・ヴュイデ (1853-1891):ピエ・イエズ (メゾソプラノとオルガンのための) (M)

 [CD 2]
  ラザール・ペリュショ:
  アンティフォナ「来たれ、キリストの花婿」によるヴァーセット (オルガンのための)
  ベネディクトゥス (メゾソプラノとオルガンのための) (M)
 アメデ・ファラ・ド・バイリャック (1880-1969):オフェルトリウム (オルガンのための)
 ラザール・ペリュショ:聖母のためのアンティフォン (グレゴリオ聖歌) とアヴェ・マリア
  (ソプラノ、メゾソプラノとオルガンのための) (S/M)
 シャルル・ヴェルヴォワット (1819-1884):アヴェ・マリア (メゾソプラノ、ハープとオルガンのための) (M/Hp)
 オクターヴ・ブオ:宗教的瞑想曲 (オルガンのための)
 ガストン・ヴュイデ:おお、救いのいけにえ Op.40 (ソプラノとオルガンのための) (S)
 フランソワ・ベリーニ (1842-1910):アダージョ (オルガン、フルートとヴァイオリンのための) (F/V)
 ラザール・ペリュショ:聖ラザロの祝日のためのオフェルトリウム (ソプラノとオルガンのための) (S)
 アンリ・カロル:荘厳行進曲 (オルガンのための) (1960)
 ガブリエル・ガルベ (1841-1905):牧歌的前奏曲 (オルガンのための)
 ラザール・ペリュショ:ヴァーセット (オルガンのための)
 シャルル・M・ポレ (1876-1915):幻想曲 [Fantasie in G gr.t.] (オルガンのための)
 ナディア・ブーランジェ (1893-1918):フランドル民謡による小品 (オルガンのための)
 エミール・ブルドン:荘厳行進曲 (オルガンのための) Op.19
  オード・サルディエ (ソプラノ (S))、イザベル・ヴェルネ (メゾソプラノ (M))、
  ベルナール・インベール (バリトン (B))、ラファエル・トリュショ (フルート (F))、
  ニコラス・ドザ (ホルン (Hr))、ルイ=ドニ・オット (ヴァイオリン (V))、
  フレデリック・オディベル (チェロ (C))、ノエル・ヴェラ (ハープ (Hp))、
  モナコ公レニエ3世音楽財団アカデミー・ヴォーカル・アンサンブル (合唱 (*))、
  ブリュノ・アベール (指揮 (*))、オリヴィエ・ヴェルネ (オルガン)

 録音:2009年、モナコ大聖堂、他、モナコ
 
 

LIDI 0202264
(2CD)
【旧譜】
¥2700
ヘンリー・パーセル (1659-1695) : オペラ「アーサー王」Z.628 ウェンディ・ローボル、
マイケ・セクハイス、
クラーチェ・ファン・フェルトホーフェン (ソプラノ)
デレク・リー・レイギン、
グンター・ファンデーフェン、
レスター・ラーデノイ (カウンターテナー)
マテイス・ホーヘンデイク、
ヨースト・ファン・フェルゼン (テノール)
ピーター・ヘンドリクス、
ラハナー・ファン・リンデン・ファン・ヘイフェル、
バス・クェイレンブルフ、
ウィーベ・ピアー・クノッセン (バス)、
バロックオパー・アムステルダム、
フレデリク・ショーヴェ (指揮)  

 録音:2012年
 
 

LIDI 0104180
(3CD)
【旧譜】
¥4000
メンデルスゾーン (1809-1847):オルガン作品集 オリヴィエ・ヴェルネ (オルガン)
セドリック・メクレル (オルガン (+))
 [CD 1]
  前奏曲 ニ短調 (1820) / 幻想曲 ト短調 (1823)
  コラール変奏曲「全能の神の御業は?いなるかな」(1823) / オスティナート ハ短調 (1823)
  アンダンテ ニ長調 (1823) / 後奏曲 ニ長調 (1831)
  オルガン4手連弾のためのフーガ ニ長調 (1835) (+)
  前奏曲とフーガ ハ短調 Op.37 No.1 (1834/1837) / 前奏曲とフーガ ト長調 Op.37 No.2 (1834/1837)
  前奏曲とフーガ ニ短調 Op.37 No.3 (1834/1837) / フーガ ホ短調 (1839) / フーガ ヘ短調 (1839)
  コラール変奏曲「われ心より焦がれ望む」(1840)
 [CD 2]
  前奏曲 ハ短調 (1841) / アレグロ ニ短調 (1844) / コラール 変イ長調 (1844)
  コラール ニ長調 / トリオ へ長調 (1844) / 主題と変奏曲 ニ長調 (1844)
  アレグロ 変ロ長調 (1844) / 行進曲風アンダンテ 変ロ長調 (1845) / フーガ 変ロ長調 (1845)
  アレグロ・モデラート・マエストーソ ハ長調 (1845) / ソナタ 第1番 ヘ短調 Op.65 No.1 (1844) (*)
  ソナタ 第2番 ハ短調 Op.65 No.2 (1844) (*) / ソナタ第3番イ長調 Op.65 No.3 (1844) (*)
 [CD 3]
  ソナタ 第4番 変ロ長調 Op.65 No.4 (1845) (*) / ソナタ 第5番 ニ長調 Op.65 No.5 (1844) (*)
  ソナタ 第6番 ニ短調・ニ長調 Op.65 No.6 (1845) (*)
 〔ボーナス・トラック〕
  「真夏の夜の夢」 (作曲者によるオルガン4手連弾用編曲版) から (+)
   序曲 Op.21 / スケルツォ Op.61 No.1 / 妖精の行進 Op.61 No.2 / ノクターン Op.61 No.7
   結婚行進曲 Op.61 No.8
  (以上、特記以外オルガン独奏曲)

 録音:2007年7月、サン=ルイザン=リール教会、パリ、フランス (* 以外)
 1992年7月、サン=マルタン教会、マゼヴォー、フランス (*)
 使用楽器:2004年、ベルナール・オベルタン製 (* 以外) / 1975年、アルフレッド・ケルン製 (*)
 
 

LIDI 0104300
(10CD)
【旧譜】
¥6000
フランスのオルガン音楽 1650-1800 オリヴィエ・ヴェルネ (オルガン)
 
LIDI 0104136
【旧譜】
¥2500
ヨハン・ルートヴィヒ・クレープス (1713-1780):クラヴィーア練習曲集
 前奏曲 ハ長調
 クラヴィーア練習曲集 第1巻 (1752)
 いと高き所では神のみに栄光あれ [Allein Gott in der Hoh sei Ehr]
  コラール四重唱 (*) / コラール前奏曲 / コラール / コラール・アリオ・モード
 ただ愛する神の摂理に任す者 [Wer nur den lieben Gott lasst walten]
  コラール四重唱 (*) / コラール前奏曲 / コラール / コラール・アリオ・モード
 イエス、わが喜び [Jesu, Meine Freude]
  コラール四重唱 (*) / コラール前奏曲 / コラール / コラール・アリオ・モード
 キリストは死の絆につかれたもう [Christ lag in Todesbanden]
  コラール四重唱 (*) / コラール前奏曲 / コラール / コラール・アリオ・モード
 ああ、キリストよ、天よりご覧あれ [Ach Gott, vom Himmel sieh darein]
  コラール四重唱 (*) / コラール前奏曲 / コラール / コラール・アリオ・モード
 わが愛しき神に [Auf meinen lieben Gott]
  コラール四重唱 (*) / コラール前奏曲 / コラール / コラール・アリオ・モード
 天にましますわれらの父よ [Vater unser im Himmelreich]
  コラール四重唱 (*) / コラール前奏曲 / コラール / コラール・アリオ・モード
 前奏曲 ヘ長調
 クラヴィーア練習曲集 第2巻 (1753)
 至高の善に賛美と栄光あれ [Sei Lob und Ehr dem hochsten Gut]
  コラール四重唱 (*) / コラール前奏曲 / コラール / コラール・アリオ・モード
 神の御業は善きかな [Was Gott tut, sas ist wohlgetan]
  コラール四重唱 (*) / コラール前奏曲 / コラール / コラール・アリオ・モード
 われを憐れみたまえ、おお、主なる神よ [Erbarm dich mein, o Herre Gott]
  コラール四重唱 (*) / コラール前奏曲 / コラール / コラール・アリオ・モード
 われは神より離れじ [Von Gott will ich nicht lassen]
  コラール四重唱 (*) / コラール前奏曲 / コラール / コラール・アリオ・モード
 なぜに悲しむや、わが心 [Was betrubst du dich, mein Herz]
 イエス、わが信頼 [Jesus meine Zuversicht]
  コラール四重唱 (*) / コラール前奏曲 / コラール / コラール・アリオ・モード
 ((*) 以外オルガン独奏曲)
   アンサンブル‛&イン・オレ・メル・・・ (四重唱 (*))
    ノエミ・リム (ソプラノ)、イザベル・ヴェルネ (メゾソプラノ)、
    エルヴェ・ラミー (テノール)、フランソワ・バゾラ (バス)

 録音:2003年11月、コトルリー小修道院、バズジェル、フランス
 使用楽器:2002年、トマ [Thomas] 製

 13のクラヴィーア練習曲集は、(1) J・S・バッハ編曲のコラール四重唱 (*) / (2) コラール前奏曲 / (3) コラール / (4) コラール・アリオ・モード (別の方法で演奏されるコラール) の順で構成されています。
 
 


LIDI 0104192
【旧譜】
¥2500
ハイドン (1732-1809):コンチェルティーノと音楽時計のための作品集
 クラヴィーア、2つのヴァイオリンと低音楽器のためのコンチェルティーノ ハ長調 Hob.XIV:12 (+)
 音楽時計のためのアレグレット Hob.XIX:27 / 音楽時計のための (アレグレット) Hob.XIX:31
 音楽時計のためのプレスト Hob,XIX:30 (*)
 クラヴィーア、2つのヴァイオリンと低音楽器のためのコンチェルティーノ ト長調 Hob.XIV:13 (+)
 音楽時計のためのアレグロ Hob.XIX:28 / 音楽時計のための (メヌエット) Hob.XIX:29
 音楽時計のためのアレグロ Hob.XIX:32 (*)
 クラヴィーア、2つのヴァイオリンと低音楽器のためのコンチェルティーノ ハ長調 Hob.XIV:11 (+)
 クラヴィーア4手連弾のためのパルティータ Hob.XVIIa:2 (*)
 クラヴィーア、2つのヴァイオリンと低音楽器のためのコンチェルティーノ ヘ長調 Hob.XVIII:F2 (+)
  アンサンブル イン・オレ・メル・・・ (+)、
  ステファニー=マリー・ドガン、ピエール・フランク (ヴァイオリン)、ラファエル・クレティアン (チェロ)、
  セドリック・メクレル (オルガン (*))、オリヴィエ・ヴェルネ (オルガン)

 録音:2008年2月1-3月、サン=ジャック=ル=マジュール [聖大ヤコブ] 教会、ムージャン、フランス
 使用楽器:1995年、カブルダン製
 (*)はオルガン4手連弾での演奏。無印はオルガン独奏。
 
 

LIDI 0109250
【旧譜】
¥2500
オルガン幻想曲 エヴルー大聖堂オルガン・コンサート
 マルセル・デュプレ (1886-1971):前奏曲とフーガ ロ長調 Op.7 (1912)
 ルイ・ヴィエルヌ (1870-1937):24の幻想曲 (1927) から
  夕べの星 Op.54 No.3 / 即興曲 Op.54 No.2 / 月の光 Op.53 No.5
 ジュアン・アラン (1911-1940):
  幻想曲 第1番 JA 72 (1933) /
  幻想曲 第2番 JA 117 (1936) / リタニア JA 119 (1937)
 モーリス・デリュフレ (1902-1986):
  前奏曲 (1942) / A.L.A.I.N. の名によるフーガ Op.7 (1942)
 オリヴィエ・メシアン (1908-1992):キリストの昇天 (1933)
 (以上、オルガン独奏曲)
ジャン=ピエール・ルコーデ (オルガン)

 録音:2012年10月28日、ノートル=ダム大聖堂、エヴルー、フランス
 使用楽器:2006年、パスカル・コワラン製
 
 
LIDI 0101269
【旧譜】
¥2500
二人で弾くために
 チェンバロ、オルガン、クラヴィコード4手連弾のための音楽
マリー=アンヌ・ダシー、
ジュリー・ウォルフス
 (チェンバロ (*)、オルガン (+)、
  クラヴィコード (#))
  ヨハン・クリスティアン・バッハ (1735-1782):ソナタ 第6番 (*)
  ルイ=エマニュアル・ジャダン (1768-1853):アンダンテ・グラツィオーソ (*)
  モーツァルト (1756-1791):ソナタ ハ長調 K.19d (*)
  トマス・トムキンズ (1572-1656):ファンシー (+)
  ニコラス・カールストン (18世紀):ヴァース (+)
  ダニエル・ゴットロープ・テュルク (1750-1813):ソナタ ハ長調 (#) / ソナタ 変ホ長調 (#)
  ハイドン (1732-1809):ディヴェルティメント「先生と生徒」ヘ長調 Hob.XVIIa:1 (#)
  モーツァルト:アンダンテと5つの変奏曲 K,501 (#)
  (以上、鍵盤楽器4手連弾曲)

 録音:2013年8月12-13月
 
 
LIDI 0104272
【旧譜】
¥2500
サルヴェ・レジーナ モナコ大聖堂のオルガン オリヴィエ・ヴェルネ (オルガン)
 フロール・ペータース (1903-1986):アヴェ・マリス・ステラによるトッカータ、フーガと賛歌
 エミール・ブルドン (1884-1974):
  被昇天の祝?のためのオフェルトリウム/アヴェ・マリス・ステラ (賛歌) によるコラール変奏曲
 マルセル・デュプレ (1886-1971) : レジーナ・チェリ Op.64
 ジャン・ラングレ (1907-1991):
  「モザイク」から サルヴェ・レジーナ
  3つのグレゴリオ聖歌のパラフレーズ から アヴェ・マリア / アヴェ・マリス・ステラ
 アンリ・カロル (1910-1984):慈悲の聖?への祈り
 ロランド・ファルシネリ (1920-2006):サルヴェ・レジーナ Op.43
 ナジ・ハキム (1955-):グレゴリオ聖歌のスケッチ集 から アヴェ・マリス・ステラ/サルヴェ・レジーナ
 シャルル・トゥルヌミール (1870-1939):被昇天の祝日の聖務 から オフェルトリウム / パラフレーズ・カリヨン
 (以上、オルガン独奏曲)

 録音:2014年1月、モナコ大聖堂、モナコ
 使用楽器:ドミニク・トマ製
 
 
LIDI 0104283
【旧譜】
¥2500
アレクサンドル・ギルマン (1837-1911):
 オルガン・ソナタ

   第1番 Op.42/第5番 Op.80
オリヴィエ・ヴェルネ (オルガン)

 録音:2013年1月27-28日、モナコ大聖堂、モナコ
 使用楽器:ドミニク・トマ製
 前出:LIDI 0104254
 




<国内盤> 


299MUSIC



NIKU-9028
¥2800+税
「モノローグ 無伴奏ヴィオラ作品集」〜小峰航一(ヴィオラ) 小峰航一(ヴィオラ)
 M.レーガー(1873-1916):
  無伴奏ヴィオラ組曲 第1番 ト短調op.131d-1 (1915)
 A.ブッシュ(1891-1952):
  無伴奏ヴィオラ組曲 イ短調op.16a (1917-18)
 M.レーガー:
  無伴奏ヴィオラ組曲 第2番 ニ長調 op.131d-2 (1915)
 E.ブロッホ(1880-1959):
  無伴奏ヴィオラ組曲B.101 (1959)
 M.レーガー:
  無伴奏ヴィオラ組曲 第3番 ホ短調op.131d-3 (1915)
 I. ストラヴィンスキー(1882-1971):
  エレジー(1944)〜無伴奏ヴィオラのための〜Elegy for solo viola [06'43"]

 ヴィオラの深淵、研ぎ澄まされた叙述、モノローグ 無伴奏ヴィオラ作品集、小峰航一(ヴィオラ)
 京都市交響楽団首席ヴィオラ奏者を務める傍ら、ソリストや室内楽奏者としても幅広く活動を展開する小峰航一のソロ・デビュー盤。
 自身が心から愛してやまないレーガーと、その同時代に生きた作曲家が無伴奏ヴィオラ作品に込めた思いを、真摯かつ情熱あふれる演奏で独白する。

 小峰航一(ヴィオラ) Koichi Komine, viola
  6歳よりヴァイオリンを宮澤健一氏に師事。11歳でヴィオラに転向し東京藝術大学附属高校、同大を経てパリ国立高等音楽院を最高位の成績で卒業。ヴィオラを菅沼準二、B. パスキエ、C. ルローン、F. ニェリの各氏に師事。
  2007年、東京文化会館にてデビュー・リサイタル(日本演奏連盟主催)を行い、「音楽現代」など各誌で好評を得る。また、同じ年にモーリス・ラヴェル国際音楽アカデミーよりボナ美術館賞を贈られるとともに「レシタル・ドゥ・プランタン」に招かれ、ラヴェルの生地でリサイタルを開催する。2014年、ソリストとして京都市交響楽団「ニューイヤーコンサート」(広上淳一 指揮)に出演。2015年には別府アルゲリッチ音楽祭にてM. アルゲリッチ氏とシューマン《ピアノ五重奏》で共演。2019年、酒井健治作曲《ヴィオラ協奏曲「ヒストリア」》を京都市交響楽団(広上淳一 指揮)と初演。このほか、ヴィオラスペース、サイトウ・キネン・フェスティバル松本(現セイジ・オザワ 松本フェスティバル)、リサイタル・ノヴァ(NHK-FM)など、多数の音楽祭とラジオへの出演やJ. プーレ、O. シャルリエ、ヤン・ソンウォン、E. シュトロッセ、G. ホフマンの各氏やウィハン弦楽四重奏団との共演、フルート奏者 瀬尾和紀氏とベートーヴェン《セレナーデ》の録音など、その活動は多岐にわたる。
  2012年に結成した関西弦楽四重奏団では、ベートーヴェンを中心に様々な弦楽四重奏曲の演奏を展開。定期的な活動に加えて、クラシック倶楽部(NHK-BSP)、ベストオブクラシック(NHK-FM)への出演、豊嶋泰嗣氏やチェコの名門プラジャーク・クヮルテットと共演するなど幅広く活動している。2014年度大阪文化祭賞奨励賞、2015年度咲くやこの花賞受賞。CD「グラズノフ&ボロディン」をリリース。
  オリジナル楽器の演奏では、バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカ、鈴木秀美のガット・サロンなどに参加し、鈴木秀美、若松夏美、佐藤俊介の各氏と共演。
 パリ管弦楽団アカデミー生、札幌交響楽団首席奏者を経て現在京都市交響楽団首席奏者。紀尾井ホール室内管弦楽団、関西弦楽四重奏団、京都ラビッシュアンサンブル各メンバー。京都市立芸術大学、相愛大学非常勤講師。

 
 


















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