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≪第107号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その8 2020/6/23〜




6/26(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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AVIE



AV 2423
¥2600→\2390
1801年の10月にウィーンのアルンシュタイン宮殿で行われた音楽制作を再創造
 ザロモン編曲フルートと弦楽版「驚愕」など
ウィーンのサロンのための音楽 〜
 ハイドン、クラウス、ディッタースドルフ

  ヨーゼフ・マルティン・クラウス:
   フルートと弦楽のための五重奏曲ニ長調 VB 188
  カール・ディッタース・フォン・ディッタースドルフ:
   ヴィオラとヴィオローネのための二重奏曲変ホ長調 Kr.219
  ヨーゼフ・ハイドン:
   交響曲第94番ト長調 Hob.I:94《驚愕》
    (ザロモン編曲/フルートと弦楽版)
ナイト・ミュージック
 〔スティーヴン・ゾーン(フルート)、
  レベッカ・ハリス(ヴァイオリン)、
  マリカ・ホルムクヴィスト(ヴァイオリン)、
  ダニエル・エルヤー(ヴィオラ)、
  レベッカ・ハンフリー・ディーデリヒ(チェロ)、
  ヘザー・ミラー・ラーディン(ヴィオローネ)〕

 米古楽器アンサンブル 「ナイト・ミュージック」!19世紀ウィーンの華やかなサロンを再現!

 ☆フィラデルフィアのピリオド楽器アンサンブル、「ナイト・ミュージック」!
 ☆19世紀初頭のウィーンのサロンを再現!

 アメリカ、フィラデルフィアを拠点とする「ナイト・ミュージック」は、1760年〜1825年頃の産業革命期の音楽を当時の楽器で演奏するために結成されたピリオド楽器アンサンブル。
 フィラデルフィア・バッハ・コレギウムやNYSバロックの首席フルート奏者スティーヴン・ゾーンと、テンペスタ・ディ・マーレやフィラデルフィア・バッハ・コレギウム、ブランディワイン・バロックなどで演奏してきたコントラバス&ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者、ヘザー・ミラー・ラーディンが共同ディレクターを務め、レベッカ・ハリス、ダニエル・エルヤーなどアメリカの優れた古楽器奏者たちが参加しています。

 デビュー・アルバムの「Music for a Viennese Salon」は、1801年の10月にウィーンのアルンシュタイン宮殿で行われた音楽制作を再創造。クラウスの華やかなフルート五重奏曲、ヴィオラとヴィオローネという珍しい組み合わせによるディッタースドルフの二重奏曲、そしてヨハン・ペーター・ザロモン(「驚愕」を含む、ハイドンのロンドン交響曲集〔ザロモン・セット〕の作曲を依頼した興行主&ヴァイオリニスト)がクラウスの五重奏曲と同じ編成にアレンジしたハイドンのもっとも有名な交響曲の1つ「驚愕」で、煌びやかなウィーンのサロンを現代に再現しています。

 ※録音:2018年8月27日−29日、アメリカ

 



 「驚愕」をあのザロモンがフルートと弦楽版に編曲したものだそうです。ちょっと興味あります。

 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の映像がありました。
https://youtu.be/961uW7AcfoA
 





COLLEGIUM



CSCD 524
(2CD)
【新装再発売】
特別価格 ¥2200
スタンフォード&ハウエルズ・リメンバード
 CD 1 〜
  スタンフォード:
   イヴニング・カンティクルズ ト長調(マニフィカトとヌンク・ディミッティス)/
   マリアが庭を通ったとき/天からの声を聞いた/ラテン・マニフィカト Op.164/
   イヴニング・カンティクルズ 変ロ長調(マニフィカトとヌンク・ディミッティス)/
   神の近くを歩くために/テ・デウム ハ長調/
 CD 2 〜
  ハウエルズ:
   レクイエム/グロスター・サーヴィス(マニフィカトとヌンク・ディミッティス)/
   主を恐れることは/鹿が谷川を慕いあえぐように/ロング・ロング・アゴー/すべての私の望みは
 ジョン・ラッター(指揮)、ケンブリッジ・シンガーズ、
 ウェイン・マーシャル(オルガン)

 ラッターの「スタンフォード&ハウエルズ」、未収録音源を追加して!

 ☆ジョン・ラッター&ケンブリッジ・シンガーズのスタンフォードとハウエルズ!
 ☆未収録音源も追加した完全盤で新装再発売!

 日本でも絶大な人気を誇る、イギリスを代表する合唱界の巨匠ジョン・ラッター(1945−)。ラッターの自主レーベル「Collegium(コレギウム)」の名盤から、ハウエルズの「レクイエム」などを収録した、スタンフォード&ハウエルズの宗教合唱作品集が新装リリース!
 スタンフォードのヌンク・ディミッティス(ト長調)、ラテン・マニフィカト、ハウエルズのヌンク・ディミッティスの3曲は、オリジナル盤(COLCD 118)リリースの際にはCD1枚に収めるために未収録となっていましたが、今回の復刻盤では、CD2枚組にすることによってその3曲も収録した完全盤として復刻しています。
 英国教会音楽レパートリーに多大な貢献を果たしたスタンフォードとハウエルズの聖なる響きを、ケンブリッジ・シンガーズの明瞭な歌声でお楽しみください。

 ※録音:1992年2月、イーリー大聖堂/リマスター:2020年5月

 
 




DELPHIAN



DCD 34243
¥2500
オーアヴルム
 ベルターリ、メールラ、モンテヴェルディ:チャコンナ/
 ヘンデル:私を泣かせてください(歌劇《リナルド》 HWV.7bより)/
 カストルッチ:ソナタ ニ短調 Op.1-10/
 A.マルチェッロ:協奏曲ニ短調より アダージョ(装飾はJ.S.バッハのBWV.974より)/
 マレ:スペインのフォリアからのセレクション/
 作者不詳:あなたの目は愛の瞳(ロバート・ダウラウンド編纂「音楽の饗宴」より)/
 フレイヤ・ウェーリー=コーエン(b.1989):カフェイン/
 アントニオ・ソレール:ファンダンゴ ニ短調 R.146/
 コレッリ:コレッリの第5ソロによるフェイヴァリット・ジグ(ヴァレンティーニによるディヴィジョンを伴う)/
 ファルコニエーリ:甘美な旋律とそのコレンテ/
 作者不詳(16世紀):ラ・モニカ(若い娘)/
 ピエール=フランシスク・カルーベル:スパニョレッタ/
 作者不詳:ダフネが飛び立ったとき(ヤコブ・ファン・エイクによるディミニューション)/
 パーセル:美しい島(歌劇《アーサー王》Z.628と《英国のオルフェウス》より)/
 ジョン・ダウランド:エセックス伯のガリアード/
 ヘンデル:ジグ(歌劇《ペルシャ王シロエ》 HWV.24より)/
 ギャレス・ムーアクラフト(b.1990):ダイアリーズ・オヴ・ジ・アーリー・ワーム/
 作者不詳(14世紀):トリスターノの嘆き − ラ・ロッタ
タベア・デブス(リコーダー)、
ジョナサン・リース(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
アレックス・マッカートニー(テオルボ&ギター)  

 若き才能を発掘するYCATシリーズ第1弾!ドイツのリコーダー奏者、タベア・デブス!

 ☆若き才能を発掘するYCATシリーズ第1弾!
 ☆ドイツのカリスマ・リコーダー・ヴィルトゥオーゾ、タベア・デブス登場!

 2020年で創設20周年を迎える、エジンバラを本拠とする初の本格的クラシック・レーベル、Delphian(デルフィアン)が、若き才能を支えるイギリスのアーティスト・マネジメント「YCAT(Young Classical Artists Trust)」と提携!
 YCATはこれまでもショーン・シベ、ピーター・ムーア、ドーリック弦楽四重奏団、ティモシー・リダウトなどの素晴らしき才能を発掘してきました。
 今後3年間で9人のアルバムを予定しているDelphianとYCATとのコラボレーション・シリーズ。第1弾は、2019年にリコーダー奏者協会/MOECKコンクールで第1位受賞、メクレンブルク=フォアポンメルン音楽祭でソロイスト賞受賞などを果たし、2020年にはラ・セレニッシマやイングリッシュ・コンサートと共演するドイツのリコーダー奏者、タベア・デブス。古楽から現代音楽まで、常にリコーダー音楽の新たな地平を見渡し、タイムズ紙からは「カリスマ的ヴィルトゥオーゾ」と称されたタベア・デブスが、ルネサンスとバロックの名品、そしてフレイヤ・ウェーリー=コーエンとギャレス・ムーアクラフトがタベア・デブスのために書いた現代の作品で、エレガントな技巧を披露します。

 ※録音:2020年2月12日−13日、セント・メアリー教区教会(エジンバラ)

 
 



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TACTUS



PTC 871804
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2857+税

レスピーギ編曲 "4手ピアノ版"!ローマの松&噴水

レスピーギ:4手ピアノのための作品集

 交響詩 《ローマの松》*
 リュートのための古風な舞曲とアリア 第1組曲*
 4手ピアノのための6つの小品
 リュートのための古風な舞曲とアリア 第2組曲*
 交響詩 《ローマの噴水》*
 (*=作曲者自身の編曲による4手ピアノ版)

ガブリエーレ・バルドッチ(ピアノ)
フランチェスコ・カラミエッロ(ピアノ)
TC 871804
¥2600→\2390

 レスピーギ編曲 "4手ピアノ版"!ローマの松&噴水、古風な舞曲とアリア!

 ☆レスピーギ自身がトランスクリプションを施した、"4手ピアノ版" 「ローマの松」、「ローマの噴水」、「古風な舞曲とアリア」!

 多様なイタリア音楽を世界に発信してきたイタリア、ボローニャの老舗レーベル「Tactus」から、オットリーノ・レスピーギの「4手ピアノ」のための作品集が登場!
 "オーケストラの魔術師"レスピーギを代表する作品、「ローマ三部作」からの2曲と、「リュートのための古風な舞曲とアリア」の第1〜第2組曲を、自作のピアノ協奏的作品でもソリストを務めるなど優れたピアニストでもあったレスピーギ自身が編曲した4手ピアノ・ヴァージョン。
 当時ピアノ独奏版やピアノ4手版が出版されることは慣習的に行われていましたが、通常出版社から依頼されるのとは逆に、レスピーギは自ら4手版を書き出版社へ提案していました。
 素晴らしいオーケストレーションの作品として知られたこれらの曲を、レスピーギは注意深く編曲し優れたセンスを発揮。単なる「簡略化」ではなく、和音やメロディーの構成、複雑なパッセージや作曲上のアイデアの中核を明確に浮かび上がらせる見事なアレンジ版を実現しています。

 レスピーギの明媚なオーケストラを繊細なピアノ連弾で披露するのは、ロンドンのトリニティ音楽カレッジ教授やルガーノ音楽祭のアンバサダーを務め、マルタ・アルゲリッチともしばしばデュオで共演しているガブリエーレ・バルドッチと、ズガンバーティ(全7巻のピアノ作品全集とピアノ協奏曲)やマルトゥッチ(2巻のピアノ作品集と2巻のピアノ協奏曲集)などのアルバムを録音し、イタリア音楽の発掘で知られるフランチェスコ・カラミエッロの二人の名手です。

 ※録音:2016年9月、ヴィラ・カラミエッロ(エルコラーノ、ナポリ)
 



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CPO



555087
¥2800
生涯に13曲の交響曲を書いた
 エクルンド(1927-1999):交響曲集

  1.交響曲第3番「シンフォニア・ルスティカ」(1967-68)
  2.交響曲第5番「クアドリ」(1978)
  3.交響曲第11番「シンフォニア・ピッコラ」(1995)
ヘルマン・ボイマー(指揮)
ノールショピング交響楽団

 スウェーデン出身の作曲家ハンス・エクルンド(1927-1999)の交響曲集。
 1947年から1952年まで、王立音楽院でラーシュ=エリク・ラーションに指導を受け、ベルリンとローマに留学し作曲家として活動を始めたエクルンド。ダルムシュタット夏季現代音楽講習会で、スウェーデン人として初めて作品が演奏され注目を集めましたが、最後まで無調を採用することはありませんでした。
 彼は生涯に13曲の交響曲を書き、第4番を除く全ての作品にイタリア語のタイトルを付しています。
 このアルバムには、バルト海周辺の風光明媚な「ゴットランド島」の風景と民謡に触発された豊かな響きをもつ第3番、破壊的な戦争を主題とし、全体的に暗い雰囲気が支配する、鋭いリズムが特徴的な第5番、「シンフォニア・ピッコラ(小さい交響曲)」と題されているものの、実質上、彼の最長の作品の一つであり、恩師ラーシュ=エリク・ラーションへの追悼の意も込められている第11番、この3つの交響曲が収録されています。
 
 


777708
(2CD)
¥4500
レハール(1870-1948): 喜歌劇《クロクロ》
 3幕ベラ・イェンバッハ:台本/ジェニー W.グレゴールによる改訂版
  口ひげのクロクロ:踊り子‛&ジークリンデ・フェルトホーファー(ソプラノ)、
  セヴェラン・コルニション:市長‛&ゲルト・フォーゲル(バス)、メルジーネ:市長の妻‛&スザンナ・ヒルシュラー(ソプラノ)、
  マキシム・デ・ラ・ヴァレ:クロクロの恋人‛&ダニエル・イェンツ(テノール)、
  シャブリ:ピアノ教師・・・リカルド・フレンツェル・バウディシュ(歌)、ペティポフ:警官‛&マティアス・シュテルマー(歌) 他
  マリウス・ブルケルト(指揮)、バート・イシュル・レハール音楽祭合唱団、フランツ・レハール管弦楽団

 録音 2019年8月9-11日 ライヴ バート・イシュル・レハール音楽祭

 物語は1920年代、若い女性たちが独立した存在を主張し、短い丈のドレスを着て闊歩するというヴィクトール・マルグリットの小説をモデルにした、レハールの喜歌劇《クロクロ》。
 パリの踊り子クロクロと、彼女のパトロンである市長とその妻メルジーネ、クロクロの恋人マキシムが洒落た物語を紡ぎ出し、レハールが抒情的で美しい音楽を付けています。
 現在ほとんど演奏されることはありませんが、1924年の初演時には、曲中のフォックストロット「Ich habe La Garçonne gelesen」が大ヒットしました。
 今回の"レハール音楽祭"の蘇演では、クロクロを歌うフェルトホーファーを始め、芸達者な歌手たちが素晴らしい歌と演技を次々と披露。また指揮のブルケルトはレハールの音楽を見事にまとめており、オーケストラも歌手も全てが楽しみながら演奏している様子が伝わります。
 レハールの甘い旋律がたっぷり散りばめられた美しい作品をお楽しみください。
 
 


555113
¥2800
神聖ローマ皇帝レオポルド1世(1640-1705):宗教曲集
 1.オラトリオ「Il Sagrifizio d'Abramo アブラハムの犠牲」
 2.Miserere per la settimana santa 聖週間のミゼレーレ
  (4声、オルガンを伴わない)
マンフレ−ト・コルデス(指揮)
ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス

 録音 2016年4月22-24日 Kirche Sankt Damian und Cosman

 神聖ローマ皇帝、レオポルド1世(1640-1705)。三十年戦争で衰退した領土を受け継ぐも、持ち前の政治力で領土を拡大、ハプスブルク家の大国復興の足掛かりを築いた指導者です。
 もともとは聖職者になるはずだったため高度な教育を受けており、作曲家としても優れた才能を開花させた皇帝は、生涯に150曲を超えるイタリア語のアリアを始め、80曲の教会音楽、17曲のバレエ音楽など、多数の作品を残しました。
 このアルバムに収録されている「アブラハムの犠牲」では、愛する息子イサクを神に捧げることになったアブラハムの苦悩が劇的に描かれています。
 またイサクがキリストの先駆的存在として扱われているため、同時代にウィーンで書かれた受難曲の中でも特別な存在として讃えられています。この作品が書かれた時、レオポルド1世はわずか20歳でしたが、彼の熟達した作曲技法が見て取れます。
 この時期としては珍しくオルガン(通奏低音)を用いず、弦楽器と声楽のみによる「ミゼレーレ」も魅力的です。




 優れた作曲家でもあり、バロック大帝とも呼ばれたレオポルト1世。彼は教会音楽にとどまらずバレエ音楽にまで作品を残している。
 アントニオ・ベルターリ、ジョヴァンニ・バッティスタ・ボノンチーニ、ヨハン・カスパール・ケルル、ヨハン・ヨーゼフ・フックス、ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァーのパトロンとしても活動、ウィーンは音楽の都として発展していった。
 1666年に最初の妻マルガレーテとの結婚式では壮大なパレード、花火大会を敢行、オペラ上演や豪華な展示物も催され、翌1667年に開かれたオペラでマルガレーテも共に主演を飾った。この一大イベントはバロック文化の粋を飾った行事として語り草になった。


 
 


555266
(2CD)
¥4500
カール・ハインリヒ・グラウン(1704-1759):
 歌劇《ポリュドールス》(1726)

  5幕 J.S.ミュラー:台本
ハンナ・ツムザンデ(ソプラノ)
サンタ・カルニーテ(ソプラノ)
アロン・ハラリ(アルト)
ミルコ・ルートヴィヒ(テノール)
ファビアン・クーネン(バス)
ラルフ・グローベ(バス)
アンドレアス・ハイネマイヤー(バス)
イラ・ホックマン(指揮)
バロックヴェルク・ハンブルク

 録音 2018年9月1-3日 Kirche St. Martin, Raven

 ドイツ古典派時代に活躍した作曲家、カール・ハインリヒ・グラウン。1歳年上の兄、ヨハン・ゴットリープ・グラウンと共にドレスデンの十字架教会合唱団で歌い音楽の才能を開花させました。その後兄はヴァイオリニスト、弟は歌手として名を成し、それぞれドイツ音楽界に大きな足跡を残しています。
 カールはブラウンシュヴァイク=ヴォルフェンビュッテル公の宮廷音楽家に就任、歌い手としてだけではなく作曲も任され、歌劇の他数多くのオラトリオを書き上げて高い評価を得ます。そして1735年にはプロイセン王太子フリードリヒの宮廷に歌手として就任。その後は宮廷楽長の地位を得るとともに、歌劇作曲家として不動の地位を築きました。
 この歌劇《ポリュドールス》はブラウンシュヴァイク=ヴォルフェンビュッテル公に仕えていた1726年から1728年頃に書かれた作品で、貪欲な王、血に飢えた復讐に燃える女王、そして先祖を軽蔑する王子たちがリアルに描かれた台本に、グラウンは力強く劇的な音楽を付けています。
 1735年のハンブルクでの上演以降は全く演奏された記録がなく、今回の蘇演は作品の真価を問う貴重な機会となります。
 
 


555156
¥2800
ラモー(168-1764):歌劇からの組曲とアリア
 歌劇《ピグマリオン》(1748)より
  1. 序曲/2. エア「Fatal Amour」(Pigmalion)/
  3. エア
   Tres lent – Gavotte gracieuse –Menuet – Gavotte gai – Chaconne vive –Loure –
   Passepied vif – Rigaudon vif –Sarabande pour la Statue – Tambourin/4. Air gai/
  5. パントマイム niaise/6. 第2パントマイム tres vive/7. アリエット 「Regne Amour」(Pigmalion)/
  8. Air pour les Graces, Jeux et Ris/9. ロンド・コントルダンス
 歌劇《ダルダニュス》(1739/1744/1760改訂)より
  10. 序曲/11. 第1場へのプロローグ: Air pour les [Jeux etles] Plaisirs [et la Jalousie et sa Suite]/
  12. Air pour les [Jeux et les] Plaisirs/
  13. 第2場へのプロローグ: Air gracieux [pour lesPeuples de differentes nations]/14. リゴードン/
  15. 第1幕 第3場: Air vif/16. リゴードン 1と2/17. 第2幕 第1場: Ritournelle vive/
  18. 第4幕 第1場 [1744]:エア Lieuxfunestes' (Dardanus)/19. 第3幕 第3場: Loure/
  20. Air gai en rondeau/21. メヌエット1と2とロンド/22. タンブーラン 1と2/
  23. 第4幕 第2場: Sommeil. RondeautendreAir tres vifCalme des sens. Air tendreGavotte vive/
  24. 第4幕 第3場: アリエット「Hatons-nous, courons a la gloire 」(Dardanus)/25. 第5幕 第3場: シャコンヌ
 アンドレス J.ダーリン(オート=コントル)‛&2,7,18,24、ミヒ・ガイック(指揮)、オルフェオ・バロック管弦楽団

 録音 2017年4月28-30日 Landesmusikschule Ried(Innkreis)

 40代になって作曲家としての地位を獲得したラモーは、フランス音楽界の指導的立場となり、歌劇の作曲に没頭し始めます。彼が書いたフランス語の歌劇はイタリア歌劇愛好家たちから反感を買い、とりわけ思想家ジャン=ジャック・ルソーによる攻撃は激しく、「ブフォン論争」と呼ばれる諍いが起こりました。
 しかし、しっかりとした音楽理論に裏打ちされたラモーの作品は、騒動によって評価を落とすことなく、現代でも最高の名声を享受し続けています。
 このアルバムにはラモーの2つの代表作から組曲とアリアを収録。闊達で楽しい舞曲とともに、アリアで美しい声を披露するのは、スウェーデン出身のオートコントル(裏声を使わずに高音を出すことができるテノール)アンドレス J.ダーリン。フランス・バロック歌劇には欠かせない特別な声を存分に楽しむことができます。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2222
¥2600
シュトゥットガルトでのブルックナー:「ロマンティック」
 ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」(改訂版)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 フルトヴェングラー& VPO、シュトゥットガルトでのブルックナー:「ロマンティック」、2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻

 録音:1951年10月22日/シュトゥットガルト、ヴァルトハイム・デガーロッホ/モノラル、日本語帯・解説付
 使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)/録音方式:モノラル(放送用ライヴ録音)

 ■制作者より
 フルトヴェングラーとウィーン・フィルによるブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」はシュトゥットガルト(1951年10月22日)とミュンヘン(同年10月29日)でのそれぞれ2種のライヴが知られています。
 先に世に公開されたのは29日の公演ですが、のちに発売された22日のそれは音質がいっそう明瞭であり、どちらかを選択するならば22日公演と言われています。
 今回、2トラック、38センチ、オープンリール・テープより復刻、望みうる最上の鮮度で蘇りました。それにしても、これだけ変化に富み、ダイナミックにしてロマンティックな演奏は、まさにフルトヴェングラーならではです。(平林直哉)
 


<メジャー・レーベル>

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DG



4840868
(8CD)
\5800→\5390

《シュザンヌ・ダンコ〜デッカ・リサイタル》


《CD 1》[オペラ・アリア&歌曲集]
 1) モーツァルト:歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』より「岩のように動かず」、
  2) モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』より「恋とはどんなものかしら」、
 3) シャルパンティエ:歌劇『ルイーズ』より「その日から」、
 4) ヴェルディ:歌劇『椿姫』より「ああ、そはかの人か?花から花へ」、
 5) マスネ:歌劇『マノン』より「さようなら、私たちの小さなテーブルよ」、
 6) ビゼー:歌劇『カルメン』より「何を恐れることがありましょう」[ミカエラのアリア]、
 7) グルック:歌劇『アルセスト』より「あの世の神々よ」、8) パーセル:歌劇『ディドとエネアス』より「ベリンダ、あなたの手を〜私が土の中に横たわるとき」、
 9-11) ラヴェル:歌曲集『シェエラザード』、12) ボノンチーニ:姿を隠さないでほしい*、
 13) カッチーニ:麗しのアマリッリ*、
 14) シューベルト:歌曲集『美しき水車小屋の娘』より第2曲:どこへ?(Take 1)*、
 15) シューベルト:歌曲集『美しき水車小屋の娘』より第2曲:どこへ?(Take 2)*、
 16) シューベルト:ますD550*
  【演奏】イオネル・ペルネア(指揮)ミラノ・スカラ座管弦楽団(1, 2)、アルベルト・エレーデ(指揮)スイス・ロマンド管弦楽団(3-8)、
  エルネスト・アンセルメ(指揮)パリ音楽院管弦楽団(9-11)、フィリス・スパー(ピアノ)(12, 13)、グイド・アゴスティ(ピアノ)(14-16)
  【録音】1947年7月、ミラノ(1, 2)、1950年4月、ジュネーヴ(3-8)、1948年5月、パリ(9-11)、1947年10月(12, 13)、1949年4月(14-16)、ロンドン/

《CD 2》
 シューマン:
  1-16) 歌曲集『詩人の恋』Op.48*、17-28) 歌曲集『リーダークライス』Op.39*、
 シューベルト:29) 岩の上の羊飼いD965、30) ますD550、31) 糸をつむぐグレートヒェンD118、32) あなたは安らぎD776、33) ミューズの子D764
  【演奏】ジェルヴァース・ドゥ・ペイエ(クラリネット)(29)、グイド・アゴスティ(ピアノ)
  【録音】1949年4月(1-16)、1956年1月(29-33)、ロンドン、1952年4月、ジュネーヴ(17-28)/

《CD 3》
 ブラームス:
  1) 五月の夜Op.43 No.2*、2) 子守歌Op.49 No.4*、3) セレナードOp.106 No.1*、
  4) われらはさまよい歩いたOp.96 No.2*、5) わたしの恋は緑にもえOp.63 No.5*、
 ヴォルフ:6) 隠棲*、7) 花のあいさつ*、8) 似た者どうし*、9) 四季すべて春*、10) アナクレオンの墓*、11) 妖精の歌**、
 モーツァルト:12) すみれK.476*、13) 夕べの想いK.523*、14) 寂しい森の中でK.308*、15) クローエに寄すK.524*、
 R.シュトラウス:16) 明日!Op.27 No.4、17) セレナードOp.17 No.2、18) たそがれの夢Op.29 No.1、19) 献呈Op.10 No.1、20) したわしき幻Op.48 No.1、
 21) グルック:歌劇『パリーデとエレーナ』より「ああ、私のやさしい熱情が」*、
 22) スカルラッティ:歌劇『女も誠実』より「もしフロリンデが誠実なら」*、
 23) カルダーラ:陽の光が*、
 24) ドゥランテ:踊れ、優しい娘よ*、
 25) カッチーニ:麗しのアマリッリ*【演奏】グイド・アゴスティ(ピアノ)
  【録音】1950年12月、ロンドン(1-11)、1952年10月、ジュネーヴ(12-20)、1952年7月、ローマ(21-25)/

《CD 4》
 ドビュッシー:1-3) ビリティスの3つの歌*、4-6) 2人の恋人たちの散歩道*、7-12) 忘れられたアリエッタ、
 13-21) フォーレ:歌曲集『優しい歌』Op.61*、
 ドビュッシー:22-24)『艶やかな宴』第1集*、25-27) フランソワ・ヴィヨンの3つのバラード*
  【演奏】グイド・アゴスティ(ピアノ)
  【録音】1950年12月、ロンドン(1-12)、1952年4月(13-21)、1954年5月(22-27)、ジュネーヴ/

《CD 5》
 ラヴェル:1-3) 歌曲集『シェエラザード』、4-5) 2つのヘブライの歌、6-8) マラルメの3つの詩、
 ベッリーニ:9) 激しい希求*、10) 私のフィッリデの悲しげな姿*、11) お行き、幸せなバラよ*、12) 優雅な月よ*、
 グノー:13)『6つのメロディ』より「ヴェニス」*、14) ナイチンゲールに*、15) おいで、芝生は緑*、
 16) グノー/J.S.バッハ:アヴェ・マリア*、17) メンデルスゾーン:歌の翼にOp.34 No.2*、
 18) ブラームス:子守歌Op.49 No.4*、
 19) グノー:セレナード*、
 20) フォーレ:夢のあとに*、
 21) シューベルト:アヴェ・マリア*
  【演奏】グイド・アゴスティ(ピアノ)
  【録音】1954年10月&11月(1-8)、5月(9-15)、ジュネーヴ、1955年8月、フィレンツェ(16-21)/

《CD 6》[G.ロッシーニよりルイーズ・キャルリエに捧げられた歌のアルバム]
 1) ロッシーニ:何も言わずに、
 2) ベッリーニ:私のフィッリデの悲しげな姿、
 3) パエール:優しい声の天使、4) ブリュギエール:春の訪れ、
 5) パンセロン:彼が町から帰ってくる前に、
 6) タドリーニ:心になんと甘いことか、
 7) コスタ:私の美しいクローリよ、誰か一人の男でも見つけなさい、
 8) マルリアーニ:ゴンドラでの散策、
 9) メルカダンテ:親しき風よ、どうか吹かないで、
 10) モルラッキ:情熱の薔薇、
 11) マイアベーア:一瞬のうちに甘く、
 12) ベルトン:3つの音の歌、
 13) ベルタン:愛しい子よ、安らかに眠れ、
 14) ケルビーニ:哀れな嘘、
 15) スポンティーニ:別れ、
 16) オンスロウ:楽園のダンテ、
 17) ゴルディジャーニ:皆が彼の水車小屋に水を引く、18) バッツィーニ:誰が好き?、19-24) 歌曲集『夏の夜』Op.7
  【演奏】Ester Orel(メッゾ・ソプラノ)(4)、フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ(ピアノ)(1-18)、ソーア・ジョンソン(指揮)シンシナティ交響楽団(19-24)
  【録音】1956年10月、フィレンツェ(1-18)、1951年4月、シンシナティ(19-24)/

《CD 7》
 J.S.バッハ:1-5) カンタータ『全地よ、神に向かいて歓呼せよ』BWV51、6-14) カンタータ『しりぞけ、もの悲しき影』BWV202、
 15) シュッツ:Eile mich, Gott, zu erretten, SWV282*、
 J.S.バッハ:16) 御身が共にいるならばBWV508*、17) 何ゆえ悲しむやBWV516*、18) 来たれ、甘き死よBWV478*
  【演奏】カール・ミュンヒンガー(指揮)シュトゥットガルト室内管弦楽団(1-14)、ジャンヌ・ドゥメッシュー(オルガン)(15-18)
  【録音】1953年9月(1-14)、1952年10月(15-18)、ジュネーヴ/

《CD 8》[アリア集]
 モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』K.492より1)「自分で自分がわからない」、2)「恋とはどんなものかしら」、
 グルック:歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』(フランス語版)より
  3)「Viens, viens, Eurydice, suis-moi」、4)「Viens, suis un epoux qui t’adore」、
  5)「Mais d’ou vient qu’il persiste a garder le silence!」、6)「Fortune ennemie」、
 モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』K.527より
  7)「何と痛ましいことでしょう」、8)「ドン・オッターヴィオ…私、死んでしまう—今こそお分かりでしょう」、9)「おっしゃらないで、私の敬愛する人よ」、
 ドビュッシー:歌劇『ペレアスとメリザンド』より
  10)「Vous ne savez pas...C’est au bord d’une fortune」、11)「Mes longs cheveux descendent」、12)「Je les tiens dans les mains」、
 ラヴェル:
  13) 歌劇『子供と魔法』より「ああ、あの娘だ!あの娘だ!—薔薇の芯よ」、
  14) 歌劇『スペインの時』より「情けない運命」、
 15) オネゲル:交響的詩篇『ダヴィデ王』より「ああ、私に鳩のつばさがあれば」、
 16) ドビュッシー:神秘劇『聖セバスティアンの殉教』第2幕:魔法の部屋より「Je fauchais l’epi de froment, oublieuse de l’asphodele」、
 17) フォーレ:レクイエムOp.48より第4曲:ピエ・イエス
  エーリヒ・クライバー(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1, 2)、レオポルト・シモノー(テノール)(3, 4, 6)、
  ハンス・ロスバウト(指揮)コンセール・ラムルー管弦楽団(3-6)、
  アントン・デルモータ(テノール)(7, 8)、
  ヨーゼフ・クリップス(指揮) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(7-9)、
  ピエール・モレ(バリトン)(10-12)、フローレ・ウェンド(メッゾ・ソプラノ)(13)、
  エルネスト・アンセルメ(指揮)スイス・ロマンド管弦楽団(10-17)
【演奏】シュザンヌ・ダンコ(ソプラノ)

 没後20周年記念、20世紀の名ソプラノ歌手の偉業を集大成、CD8枚組BOX限定盤
 ベルギー生まれのスイスのソプラノ歌手シュザンヌ・ダンコ(1911-2000)が今年8月10日に没後20周年を迎えます。それを記念して、オペラと歌曲のデッカ・リサイタルすべてと、オペラ録音からの抜粋を収めたCD8枚組BOXが発売されます。
 20世紀における最高のモーツァルト・ソプラノ歌手と称えられたシュザンヌ・ダンコは、1941年イタリア、ジェノバで行われたモーツァルトの『コジ・ファン・トゥッテ』の公演でフィオルディリージ役でオペラ・デビュー、そして1947年7月ミラノでモーツァルトのアリア集をデッカに初めて録音しました。最初のオペラ録音は1952年4月、エルネスト・アンセルメとスイス・ロマンド管弦楽団とのドビュッシーの『ペレアスとメリザンド』でした。アンセルメはダンコを理想のメリザンドとし、彼女の才能を見出したエーリヒ・クライバーと同じく、ダンコの芸術性を高く評価していました。

 ダンコの録音はそれほど多くはありませんが、モーツァルト作品とフランス歌曲に特にその才能を現しています。フランス歌曲の歌唱においては彼女の右に出るものはいないと言っても過言ではありません。とりわけ、ドビュッシーの『艶やかな宴』、フォーレの『優しい歌』、ラヴェルの『シェエラザード』では心に残る正確な解釈を伝えています。
 長年のリサイタルのパートナー、グイド・アゴスティと録音したデッカ・アルバムのシリーズの中でもドビュッシーとフォーレは特に注目に値するものです。
 多数のCD化となる曲、さらにテープの中から発見され初めて収録されたフーゴ・ヴォルフの『妖精の歌』が含まれています。
 新規リマスタリング。オリジナル・ジャケット仕様。限定盤。

 【録音】1955年6月(1, 2, 7-9)、ウィーン、1956年4月、パリ(3-6)、1952年4月(10-12)、1954年10月&11月(13)、1953年5月&6月(14)、1956年10月(15)、1954年5月(16)、1955年10月(17)、ジュネーヴ

 *DECCA初CD化
 **初発売

 
 
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4841256
(19CD)
\13000→\11990

《アンドール・フォルデシュ〜ドイツ・グラモフォン録音全集》

《CD 1》
 プロコフィエフ:1-3) ピアノ協奏曲第1番変ニ長調Op.10、4-7) 年老いた祖母の物語Op.31、8-11) 4つの小品Op.32、
 バルトーク:12-14) ピアノ・ソナタSz.80、15-17) ピアノ協奏曲第2番Sz.95
  【演奏】ジャン・マルティノン(1-3)、ウジェーヌ・ビゴー(12-17)(指揮)ラムルー管弦楽団
  【録音】1950年10月(1-11)、1949年6月(12-17)、パリ/

《CD 2》
 シューマン:1-11) クララ・シューマンの主題による10の即興曲Op.5、12-17) アベッグ変奏曲Op.1、18-30) 蝶々Op.2、31) トッカータ ハ長調Op.7、
  32-47) グリーグ:ノルウェーの農民舞曲(スレッター)Op.72
  【録音】1953年?(1-11)、1950年&1951年(12-48)/

《CD 3》
 バルトーク:
  1-17)『子どものために』Sz.42第1&2巻(抜粋)、18-20) ソナチネSz.55、21-26)『ミクロコスモス』Sz.107第4巻(抜粋)、27-33)『ミクロコスモス』Sz.107第5巻(抜粋)、
  34-44)『ミクロコスモス』Sz.107第6巻(抜粋)、45-50)『子どものために』Sz.42第3巻(抜粋)、
  51-54)『子どものために』第4巻(抜粋)、55-56) 2つのエレジーSz.41
  【録音】1955年5月(1-54)、1月(55-56)、ハノーファー/

《CD 4》
 バルトーク:
  1-6) ルーマニア民俗舞曲Sz.56、7) 幻想曲第2番(『4つのピアノ小品』Sz.22より第3曲)、8-14) スケッチ集Sz.44、15) ハンガリー農民の歌による即興曲Sz.74、
  16) 15のハンガリー農民歌Sz.71、17-19) ピアノ・ソナタSz.80、20-22) ハンガリー民謡の旋律による3つのロンドSz.84、23-24) ルーマニアのクリスマスの歌Sz.57
   【録音】1955年5月(1-6, 8-14,)、1月(15-19, 23-24)、1954年4月&5月(7, 20-22)、ハノーファー/

《CD 5》
 バルトーク:
  1-4) ピアノのための組曲Sz.62、5-9) 戸外にてSz.81、10-15) 9つのピアノ小品Sz.82、
  16-26) 10の易しい小品Sz.39、27-29) 3つのブルレスクSz.47、30) アレグロ・バルバロSz.49
   【録音】1954年4月&5月(1-4)、1955年6月(5-30)、ハノーファー/

《CD 6》
 コダーイ:1-3) 組曲『ハーリ・ヤノシュ』(抜粋)(フォルデシュ編)、4) 子供の踊り、5) マロシュセーク舞曲、6-10) 7つのピアノ小品Op.11(抜粋)
  【録音】1957年1月、ニューヨーク/

《CD 7》
 1-4) バーバー:遠足Op.20、
 5-7) コープランド:ピアノ・ソナタ、
 ストラヴィンスキー:8-10) ピアノ・ソナタ(1924)、11) サーカス・ポルカ、
 12) トムソン:ラグタイム・バス 嬰ハ長調、13) アルベニス:タンゴOp.165 No.2
  【録音】1955年7月(1-10)、1951年9月(11-13)、ハノーファー/

《CD 8》
 モーツァルト:
  1-3) 2台のピアノのための協奏曲第10番変ホ長調K.365、
  4-6) ピアノ協奏曲第15番変ロ長調K.450、7-9) ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467、
   【演奏】カール・ゼーマン(ピアノ)(1-3)、フリッツ・レーマン(1-3)、レオポルト・ルートヴィヒ(4?6)、パウル・シュミッツ(7-9)(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   【録音】1955年4月(1-3)、1963年2月(4-6)、1957年10月(7-9)、ベルリン/

《CD 9》
 モーツァルト:1-3) ピアノ協奏曲第17番ト長調K.453、4-6) ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503、
 7) ベートーヴェン:合唱幻想曲ハ短調Op.80
  【演奏】ベルリンRIAS室内合唱団(7)、ベルリン・モテット合唱団(7)、フリッツ・レーマン(1-3, 7)、
  レオポルト・ルートヴィヒ(4-6)(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   【録音】1954年2月(1-3)、1963年2月(4-6)、1955年4月(7)、ベルリン/

《CD 10》
 ベートーヴェン:1-3) ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15、4-6) ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73『皇帝』
  【演奏】フェルディナント・ライトナー(指揮)バンベルク交響楽団(1-3)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(4-6)
  【録音】1960年4月、バンベルク(1-3)、1958年11月、ベルリン(4-6)/

《CD 11》
ベートーヴェン:
 1-3) ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13『悲愴』、4-7) ピアノ・ソナタ第15番ニ長調Op.28『田園』、
 8-10) ピアノ・ソナタ第17番ニ短調Op.31 No.2『テンペスト』、11-13) ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53『ワルトシュタイン』
  【録音】1961年11月(1-7)、1960年8月(8-10)、1958年7月(11-13)、ハノーファー/

《CD 12》
 ベートーヴェン:
 1-3) ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57『熱情』、4-6) ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調Op.81a『告別』、
 7-10) ピアノ・ソナタ第28番イ長調Op.101、11-13) ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109
  【録音】1958年12月(1-3)、1961年11月(4-6)、ハノーファー、1960年5月(7-10)、2月(11-13)、ベルリン/

《CD 13》
 ベートーヴェン:
  1-4) ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調Op.7、5-7) ピアノ・ソナタ第9番ホ長調Op.14 No.1、
  8-9) ピアノ・ソナタ第19番ト短調Op.49 No.1、10-12) ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
   【録音】1960年8月(1-7)、ハノーファー、1960年2月、ベルリン(8-9)、1960年4月、バンベルク(10-12)/

《CD 14》
 ベートーヴェン:
  1-2) ピアノ・ソナタ第24番嬰へ長調Op.78『テレーゼ』、
  3-5) ピアノ・ソナタ第25番ト長調Op.79、6) バガテル イ短調WoO59『エリーゼのために』、
  7-12) 6つのバガテルOp.126、13) エコセーズ 変ホ長調WoO86、
  14) アンダンテ・ファヴォリ へ長調WoO57、15) 創作主題による32の変奏曲WoO80、16-17) 2つのロンドOp.51
   【録音】1960年2月、ベルリン(1-2)、1958年12月(3-5)、1957年6月&7月(15)、1959年1月(16-17)、ハノーファー、1957年5月、ハンブルク(6-14)/

《CD 15》
 ブラームス:
  1-12) 創作主題による変奏曲ニ長調Op.21 No.1、
  13-29) シューマンの主題による変奏曲嬰ヘ短調Op.9、
  33-44) パガニーニの主題による変奏曲Op.35第1巻、45-59) パガニーニの主題による変奏曲Op.35第2巻
   【録音】1952年5月(1-29)、1951年9月(33-59)、ハノーファー/

《CD 16》
 シューマン:1-21) 謝肉祭Op.9、22-24) 幻想曲ハ長調Op.17
  【録音】1954年4月(1-21)、1953年1月(22-24)、ハノーファー/

《CD 17》
 リスト:
  1-3) ピアノ・ソナタ ロ短調S.178、4) 巡礼の年第2年「イタリア」S.161より第6曲:ペトラルカのソネット第123番、
  5) 巡礼の年第1年「スイス」S.160より第2曲:ヴァレンシュタットの湖で、ウィーンの夜会S.427より6) 第4番、7) 第7番、8) 忘れられたワルツ第1番S.215 No.1
   【録音】1951年9月(1-3)、1953年1月(4-8)、ハノーファー/

《CD 18》
 リスト:1-3) ピアノ協奏曲第1番変ホ長調S.124、4-9) ピアノ協奏曲第2番イ長調S.125、
 10-12) ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18
  【演奏】レオポルト・ルートヴィヒ(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1953年2月(1-9)、1954年4月(10-12)、ベルリン/

《CD 19》[ピアノの夕べ]
 1-2) J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV903、
 3-5) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調Op.10 No.2、
 ブラームス:『16のワルツ』Op.39より6) 第1番ロ長調、7) 第2番ホ長調、8) 第3番嬰ト短調、9) 第15番変イ長調、
 10) ファリャ:火祭りの踊り(バレエ『恋は魔術師』より/ファリャ編)、
 11) プーランク:夜想曲第4番ハ短調、
 12) ドビュッシー:前奏曲第1巻より第8曲:亜麻色の髪の乙女、
 ショパン:13) マズルカ ホ短調Op.41 No.1、14) 夜想曲ハ短調Op.48 No.1、
 15) リスト:メフィスト・ワルツ第1番S.514
  【録音】1957年11月(1-9, 11, 13)、1958年3月(10, 14, 15)、ハノーファー

初CD化(CD 1, CD 2, CD 15, CD 16, CD 17)
アンドール・フォルデシュ(ピアノ)

 ハンガリーのピアニスト、初の録音全集、CD19枚組BOX限定盤
 磨き上げられた控えめなスタイルで知られるハンガリーのピアニスト、アンドール・フォルデシュ(1913-1992)の、かつてないほど広範囲にわたり集められた録音の全集がドイツ・グラモフォンよりCD19枚組BOXで発売されます。
 初CD化の録音も多数含まれています。
 リスト、シューマン、ブラームスのLPもすべて初めてCD化されました。

 1949年パリでフランス・ポリドールに行われたバルトークとプロコフィエフの録音から始まります。ドイツ・グラモフォンとの録音が始まる前にマーキュリー・クラシックに行われたグリーグとシューマンの録音は注目を集め、その後のドイツ・グラモフォンの1950年代のモノラル・サウンドはフォルデシュの音にぴったり合っていました。
 また帰化したアメリカでは現代音楽のスペシャリストとして評価されるようになり、戦後のアメリカで華々しく活躍していた世代の作曲家たちのピアノ音楽を録音し、ドイツ・グラモフォンのカタログに趣を添えました。
 モーツァルトとベートーヴェンの見識ある誠実な協奏曲集はモノラルからステレオの移行期に録音され、その後1960年代にベートーヴェン・ソナタの名演集が生まれました。
 けれどもフォルデシュは小品のアルバムにも熱心で、バッハからプーランクの小品が収録された「ピアノの夕べ」(CD 19)では彼がレパートリーのスコアすべてに驚くほどの純粋な表現と愛情を注ぎ続けたことがわかります。

 ブックレットにはドイツ・グラモフォン資料からの貴重な写真が多数掲載されています。
 新規リマスタリング。オリジナル・ジャケット仕様。限定盤。
 
  



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DECCA



4850968
\2300→\2090
バレンボイム〜エルガー:海の絵、ファルスタッフ》
 エルガー:
  1) 海の絵Op.37、2) 交響的習作《ファルスタッフ》Op.68
エリーナ・ガランチャ(メッゾ・ソプラノ)(1)
ダニエル・バレンボイム(指揮)
シュターツカペレ・ベルリン

 バレンボイムがDeccaと進めるエルガー・チクルス第4弾!
 現代を代表するメッゾ・ソプラノ、エリーナ・ガランチャを迎え、バレンボイムにとっては40年ぶりの再録音となる《海の絵》に交響的習作《ファルスタッフ》をカップリング。
 《海の絵》はメッゾ・ソプラノ(あるいはアルト)と管弦楽のための連作歌曲集で第1曲 海の眠りの歌/第2曲 港にて(カプリ)/ 第3曲 海上での安息日の朝/ 第4曲 珊瑚礁のあるところ/第5曲 泳ぐ人の5曲で構成されています。1899年の6月《エニグマ変奏曲》の初演で大成功を収めたエルガーが、その年の夏《海の絵》を描き上げました。

 ●今年5月、ガランチャの待望の初来日公演が行われる予定でしたが、コロナ・ウィルス感染拡大により公演は来年5月に延期となりました。
  
  録音:2019年12月14日−16日、ベルリン国立歌劇場(1)、2019年10月15日-17日 ベルリン、フィルハーモニー(2) 
 
















6/25(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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BIS



BIS SA 2288
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
大指揮者競演!オラモ、ボレイコ、ブラビンズ
 『アンジェラス(Angelus)』
     ボリソワ=オッラス 管弦楽作品集

 ヴィクトリア・ボリソワ=オッラス(1969-):
  (1)アンジェラス(Angelus)(2008)
  (2)沈黙の王国(The Kingdom of Silence)(2003)
  (3)山々が生まれる前から(Before the Mountains Were Born)(2005)
  (4)賛歌の創造(Creation of the Hymn)(2013)
    (弦楽オーケストラのための)
  (5)開いた地面(Open Ground)(2006)
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団
(1)(4)アンドレイ・ボレイコ(指揮)
(2)(3)マーティン・ブラビンズ(指揮)
(5)サカリ・オラモ(指揮)
(3)アンドレーアス・アリーン(フルート)
(3)ペール・アンデション(オーボエ)
(3)ユーハン・フランセーン(クラリネット)
(3)イェンス=クリストフ・レムケ(ファゴット)
(4)ヨアキム・スヴェンヘーデン(ヴァイオリン)
(4)ヨハンネス・ロスタモ(チェロ)

 オラモ、ボレイコ、ブラビンズが指揮!透明感のある美しい響き。スウェーデンの作曲家ボリソワ=オッラスの管弦楽曲集!

 録音:(5)2016年8月、(1)(4)2017年11月 、(2)(3)2019年8月/ストックホルム・コンサートホール(スウェーデン)((1)=ライヴ、(2)-(5)セッション)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、82'08
 制作:(1)(4)(5)インゴ・ペトリ 、(2)(3)トーレ・ブリンクマン
 録音:(5)マリオン・シュヴェーベル、(1)(4)トーレ・ブリンクマン、(2)(3)マッティアス・スピッツバルト

 SACD ハイブリッド盤。

 「鳥が歌わず、鐘が鳴らない都市は、死んでしまっている。毎日、どんな強さで鐘が鳴っているかを基準にすれば、ミュンヘンこそ間違いなく現代ヨーロッパでもっとも躍動する都会だろう」(ボリソワ=オッラス)。ミュンヘン市の850周年に際しミュンヘン・フィルハーモニーとミュンヘン市議会から委嘱を受けた管弦楽作品に始まる『アンジェラス』は、スウェーデンの作曲家ボリソワ=オッラスの管弦楽曲による「ポートレート」として制作されたアルバムです。

 ヴィクトリア・ボリソワ=オッラス Victoria Borisova-Ollas は、1969年、モスクワ生まれ。モスクワ中央音楽学校とチャイコフスキー音楽院を卒業後、スウェーデンのマルメ音楽大学とロンドンの王立音楽大学で学びました。1993年からスウェーデンに住み、作曲活動を行っています。
 彼女の作品は、ロンドン交響楽団をはじめとする各国のオーケストラで演奏され、王立スウェーデン歌劇場で初演された2017年の歌劇『ドラキュラ(Dracula)』は、2シーズンのチケットが完売し、話題になりました。スウェーデン作曲家協会のメンバー。王立スウェーデン音楽アカデミーの会員に選ばれています。

 カトリック教会の「お告げの祈り」の始まりを知らせる「鐘」を曲名にとった《アンジェラス》は、「古い時代からのごく漠然とした挨拶」として、ケルト聖歌を思わせるメロディに始まる約22分の作品です。
 ボリソワ=オッラスは、「『われわれの主への信仰がどれほど多くの機会に失われようと、われわれへの信念を決してなくさない』ひとりの孤独な修道士が、将来ミュンヘン市となる町の中心で初めて鳴らした鐘」に思いを馳せて作曲。ペータース教会の早朝の鐘やマリエン広場のラートハウス・グロッケンシュピールを模した旋律を織りこみながら、さまざまな歴史をもつ都会の姿を描いて行きます。2008年6月8日、シルヴァン・カンブルランがミュンヘン・フィルハーモニーを指揮して初演しました。

 ボリソワ=オッラスは、イギリスの「マスタープライズ国際作曲コンペティション」(1998年)の2位に選ばれ、彼女が最初に国際的に知られるきっかけとなった『詩編104番』に基づく交響詩《風の翼(Wings of the Wind)》(1997)をはじめ、『旧約聖書』の『詩編』に関連する作品をいくつか書いています。
 「一生を終えた後、私たちが行く神秘の国」を示す《沈黙の王国》は、自由な翻訳によるロシア語版『聖書」の『詩編94番』から曲名のアイデアを得たという作品です。
 グロッケンシュピールとチェレスタによる「子守歌」に始まり、「夢」の中に入って行く。ロシアの作曲家ニコライ・コルンドルフ(1947–2001)を追悼して作曲され、作品を委嘱したヨーテボリ・アート・サウンド(GAS)のフェスティヴァルで初演されました。

 《山々が生まれる前から》は、『詩編90番「主よ、あなたは代々にわたしたちの宿るところ。山々が生まれる前から 大地が、人の世が、生み出される前から」』(新共同訳による)をインスピレーションに作曲されました。シュトゥットガルト放送交響楽団の委嘱で作られ、作品の後半に木管楽器の首席奏者4人による「カデンツァ」が配されています。アンドレイ・ボレイコ Andrey Boreyko 指揮のシュトゥットガルト放送交響楽団が初演。作品は彼に献呈されました。

 《賛歌の創造》は、カナダ放送協会の室内楽フェスティヴァルのための「ヴィルトゥオーゾ」弦楽四重奏曲として作られていた作品です。2013年1月、ストックホルム・コンサートホールの「作曲者の週末」のために弦楽オーケストラの版に改作。ミケール・バットシュ指揮ムシカ・ヴィテにより初演されました。「調性と無調をめぐるゲーム‛&‛&現代音楽で何が『現代的』で何が『伝統的』かというテーマ‛&??どちらが『美女』でどちらが『野獣』か??まったくの混沌から何か美しい物を創り出すことは簡単にできるだろうか??」といったことに思いをめぐらしたという作品です。

 《開いた地面》は、サルマン・ラシュディの小説『The Ground Beneath Her Feet(彼女の足下の地面)』をインスピレーションに作曲されました。「私たちが存在するこの瞬間、足下にある地面は、安定したものだろうか‛&‛&地面が突然動きだしたら、どんな感じがするか、想像しようとする者はいるだろうか」。スウェーデン放送交響楽団の委嘱作。マンフレート・ホーネックの指揮で初演されました。

 このアルバムの演奏は、ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団をアンドレイ・ボレイコ、マーティン・ブラビンズ Martin Brabbins、首席指揮者サカリ・オラモ Sakari Oramo が指揮してストックホルム・コンサートホールで作曲者が立ち会って収録されました。
 《アンジェラス》のみ、コンサートのライヴ録音です。
 ロバート・サフ Robert Suff がエグゼクティヴ・プロデューサーを担当、ミュンヘンの「Der Friedensengel(自由の天使)」像の写真がアルバム・アートワークに使われています。

 
 
 


BIS SA 2336
(SACD HYBRID)
¥2800
カレヴィ・アホの協奏曲《シエイディ》と交響曲第5番
 カレヴィ・アホ(1949-):
  (1)独奏打楽器と管弦楽のための協奏曲《シエイディ(Sieidi)》(2010)
  (2)交響曲第5番(1975-76)
ラハティ交響楽団
ディーマ・スロボデニューク(指揮)
(1)コリン・カリー(打楽器)
(2)ヤーン・オツ(第2指揮)

 天才パーカッション奏者コリン・カリーの委嘱作品も収録!カレヴィ・アホの協奏曲《シエイディ》と交響曲第5番

 セッション録音:(1)2020年1月、(2)2017年1月/シベリウスホール(ラハティ、フィンランド)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、61'08
 制作:(1)マリオン・シュヴェーベル、(2)マルティン・ナゴルニ/録音:(1)クリスティアン・シュタルケ、(2)マリオン・シュヴェーベル

 SACD ハイブリッド盤。
 多作で知られるフィンランドの作曲家カレヴィ・アホの作品をリリースするシリーズ。
 《前奏曲、トッカータと後奏曲》や《ピアノソナタ第2番》を収めた室内楽作品集(BIS SA2186)につづき、管弦楽作品のアルバムが制作されました。
 珍しい形をした岩など、古代の祭儀の場所を意味するサーミの言葉を曲名とする《シエイディ》は、イギリスの「ヴィルトゥオーゾ」打楽器奏者コリン・カリーから委嘱を受け、「独奏打楽器と管弦楽のための協奏曲」として作曲されました。
 この作品は、一般の打楽器協奏曲と異なり、打楽器奏者がオーケストラの前面で演奏するスタイルで作られています。アフリカのジャンベ、アラビアのダラブッカ(コブレット・ドラム)、トムトム5個、スネアドラム、5オクターブ・マリンバ、ウッドブロック、テンプル・ブロック、ヴィブラフォーン、タムタムと、9つの打楽器が右から左に並べられ、順番に「ソロ楽器」として演奏されます。
 この曲は、ティンパニ奏者をはじめとする3人の打楽器奏者を擁するオーケストラにも重要な役割を担わせ、「管弦楽のための協奏曲」と言えるほど存在を主張させています。一楽章の構成。速いテンポ、遅いテンポ、荒々しいリズム、抒情、静謐と、音楽が、さまざまに表情を変えて行きます。2012年4月14日、オスモ・ヴァンスカ指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団との共演でロンドンにて初演を行いました。その後作品は人気を集め、2020年3月の時点までで80回近い演奏を重ね、今後も5大陸の打楽器奏者たちによる演奏が予定されています。

 交響曲第5番は、フィンランド放送の委嘱により、1975年から1976年にかけて作曲されました。「この世界や私たちの生活には、完全だとか明確だとか言い切れるものは一切ない。喜びには悲しみがまぎれこみ、悲痛は滑稽と愛は怒りと入り交じっている。人々の互いの興味はぶつかり合い、コミュニケーション問題と理解不足が発生する。国と国の関係は矛盾にあふれ、異なる社会的イデオロギーや宗教が張り合い、たびたび戦争という結果をもたらす」(カレヴィ・アホ)。
 作品は一楽章で書かれ、作曲者の語る「ビジョン」を反映する「混沌」と「矛盾」が全曲を支配していきます。途中、何度かオーケストラが2 つの部分に分かれるため、演奏にはメインの指揮者とは別にもうひとりの指揮者が必要とされます。1977年4月19日、オッコ・カム指揮のフィンランド放送交響楽団によりヘルシンキで初演。作品を完成させたことにより「作曲家」カレヴィ・アホが大きな躍進を遂げることができた、記念碑的な作品です。

 
 




HARMONIAMUNDI


HMM 902669/70
(1CD+
ボーナス1DVD[NTSC])
¥2800
われ汝のほかに望みなし スージー・ディグビー(指揮)
ORAシンガーズ
 (1)トーマス・タリス:われ汝のほかに望みなし(40声のモテット)/
 (2)デリック・ジェラルド:おお主よ、羊飼いにして/
 (3)フェッラボスコ1世:オリーヴ山で/
 (4)ウィリアム・バード:主よ、われらを救いたまえ/
 (5)作者不詳:救いの果実/
 (6)デリック・ジェラルド:汝は力なり/
 (7)フィリップ・ファン・ヴィルダー:われらの父よ/
 (8)トーマス・タリス:断食し、泣きつつ/
 (9)フェッラボスコ1世:イスラエルの民は歌いぬ/
 (10)作者不詳:あなたの祭壇から/
 (11)フェッラボスコ1世:主よ、われを裁きたまえ/
 (12)ウィリアム・バード:あなたのしもべに/
 (13)トーマス・タリス:世の救い主よ/
 (14)フィリップ・ファン・ヴィルダー:町を見たり/
 (15)ジェイムズ・マクミラン:流れ出る水を見た
 
 + DVD「われ汝のほかに望みなし:450周年」(日本語字幕なし)
   (1)当CD 録音風景/(2)トーマス・タリス:「われ汝のほかに望みなし」録音/
   (3)ジェイムズ・マクミラン:「流れ出る水を見た」録音/
   (4)スージー・ディグビーとジェイムズ・マクミランの対談

 祝 450周年。澄みきった声、心洗われるひととき

 録音:2019年7、12月/オールハローズ教会(ゴスペルオーク。ロンドン)/70'24"(CD)、35' (DVD)

 16世紀イギリスの作曲家トーマス・タリスの名を不朽のものにした40声のモテット「われ汝のほかに望みなし」が作られて450年を記念して作られたアルバム。それに呼応する形で、現代イギリスの作曲家ジェイムズ・マクミランの委嘱作「流れ出る水を見た」を最後に置く充実した内容も魅力。

 16世紀イギリスは合唱文化が栄え、聖俗さまざまな作品が産み出されました。当アルバムは聖歌を集めていますが、いずれも清澄で透明、心洗われるような世界を繰り広げています。

 演奏はスージー・ディグビー率いるORAシンガーズ。2014年創立でルネサンスと現代の合唱作品を専門とする団体。実演よりもレコーディングに力を入れるのも異色と申せましょう。彼らの凄さは、どれほど複雑で大規模な作品でも常に明快で、他の団体では見落としがちなことを再発見させてくれます。

 CDに加え約35分のDVD付き。アルバム・タイトルにもなっているタリスの「われ汝のほかに望みなし」などの録音風景が興味津々。またスージ・ディグビーとジェイムズ・マクミランの対談も貴重。
 
 日本語字幕はありません。
 



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MDG



MDG 90118856
(2SACD HYBRID)
¥4600→\4290
イタリアの名古楽団体アルモニオーサ
ヴィヴァルディ:
 ヴァイオリン協奏曲集『ラ・ストラヴァガンツァ』Op.4

  CD1
   第1番 変ロ長調 RV383a/第2番 ホ短調 RV279/
   第3番 ト長調 RV301/第4番 イ短調 RV357/
   第5番 イ長調 RV347/第6番 ト短調 RV316a
  CD2
   第7番 ハ長調 RV185/第8番 ニ短調 RV249/
   第9番 ヘ長調 RV284/第10番 ハ短調 RV196/
   第11番 ニ長調 RV204/第12番 ト長調 RV298
フランチェスコ・チェッラート(ヴァイオリン独奏、指揮)
ミケーレ・バルキ(チェンバロ)
アルモニオーサ
KKC 6255/6
(2SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4727+税

 知らぬは惜しすぎるイタリアの名古楽団体アルモニオーサによる演奏・録音ともに文句なしの貴重な『ラ・ストラヴァガンツァ』全曲盤!

 録音:2014年11月11-14日/マリーエンミュンスター/2.0,5,1,2+2+2、[CD1]54'42''、[CD2]47'17''

 「アルモニオーサ」はフランチェスコとステファノのチェッラート兄弟らが中心となって2012年に結成されたイタリアの古楽器グループ。名盤イル・ジャルディーノ・アルモニコの『ブランデンブルク協奏曲』の録音にも参加している卓越したチェンバロ奏者、ミケーレ・バルキが在籍しているのも見逃せないポイントです。
 この『ラ・ストラヴァガンツァ』はアルモニオーサによるMDGレーベル1枚目のアルバムで、競合盤の少ない当曲集にあってハイレベルな演奏と高音質録音の双方からヴィヴァルディの協奏曲の神髄が味わえる貴重なもの。
 鋭い迫力がありながらも必要以上に過激な表情付けをせず、曲本来の持ち味を活かして勝負した演奏解釈に好感が持て、それゆえに『ラ・ストラヴァガンツァ』が完成度の高い非凡な曲集であることにも気付かせてくれます。チェンバロのリアリゼーションまでくっきり捉えた高品質録音も素晴らしく、ヴィヴァルディを聴く醍醐味が詰まった秀逸なアルバムと言えるでしょう。

 『調和の霊感』Op.3で合奏協奏曲と独奏協奏曲を織り交ぜながらリトルネッロ形式による新しい構造原理を開拓したヴィヴァルディは、『ラ・ストラヴァガンツァ』Op.4で独奏協奏曲のさらなる純化と、作風の先鋭化を同時に図りました。
 紋切り型の形式を効果的に用いつつ、不釣り合いな小節数を持ち出したり、ヴァイオリン独奏に大胆な技巧やあっと驚く節回しを与え、「風変り」「狂態」「奇抜」といった意味を持つ「ストラヴァガンツァ」を音楽で巧みに表現しています。
 華やかな重音が楽しい第5番、ゆがみ捻じ曲げられた歌が疾走する第8番、輝かしい演奏効果を持つ第11番など、1曲1曲が聴き込むほどに個性的。また後年の『四季』を含むOp.8などと比べると、合奏部分の書法も非常に充実しているのがこの曲集の特徴。トゥッティでの対位法的な掛け合い、内声やバスの気の利いた動きを交えたダイナミックな音響は、ソロのパッセージと見事な対比をなして音楽に劇的な推進力を生んでいます。
 





≪結局主役をもぎ取ったバルキの強烈演奏≫

GLOSSA
GCD 921204
\2700
J・S・バッハ:
 フルート協奏曲ロ短調(世界初録音)/
 三重協奏曲ニ長調BWV.1050a/
 管弦楽組曲第2番ロ短調BWV.1067
マルチェロ・ガッティ(トラヴェルソ)、
エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン&ディレクター)、
アンサンブル・アウローラ
〔ロゼッラ・クローチェ(ヴァイオリン)、
ジョアンナ・フシチャ(ヴィオラ)、
ジュディス=マリア・オロフソン(チェロ)、
リッカルド・コエラティ(ヴィオローネ)、
ミケーレ・バルキ(チェンバロ)〕
2007年11月、サン・ミケーレ教会(イタリア/モデナ)での録音。

(10年前のコメントから)


 店主がエンリコ・ガッティのファンであることは今まで何度も書いてきた。

 ただ、最近のガッティのGLOSSA録音は良くも悪くも「大家」然としてきて、かつてのSYMPHONIA録音のような、聴いているだけで脳みその端っこが切り刻まれるような快感を味わうことはできなくなってきた。
 まあGLOSSA録音もそれはそれで完成度の高いアルバムばかりなのでとくに不満ということはなかったが、今回のバッハも、そんな脳天直撃の異能演奏を聞かせてくれるということはないだろうと思っていた。

 それがびっくり。別のところからすごいやつが現れた。

 今回の主役はエンリコ・ガッティの弟であるトラヴェルソ奏者マルチェロ・ガッティ。そして世界初録音となるフルート協奏曲ロ短調という作品。
 そして影の主役はもちろんエンリコ・ガッティ。
 復元されたフルート協奏曲ロ短調も素敵な作品だし、マルチェロのフルートも、そしてもちろんエンリコ・ガッティの相変わらず多彩なヴァイオリンも魅力的ではある。



 ・・・しかしそれら主役たちを一気にかすませてしまう千両役者が現れたのである。

 チェンバロ。

 主役曲のフルート協奏曲ロ短調でこそそれほど存在感は示さなかったが、ブランデンブルグ第5番の初稿版で突如その姿を現す。なんだかおそろしくうまい。嵐のような怒涛の超絶技巧。圧倒的である。縁の下の力持ちのはずがあまりの存在感の強さにそっちばかり聴いてしまって、マルチェロをかすませてしまう。
 アンサンブル・アウロラのチェンバリストはこんな芸達者で個性の強い奴だったか?
 確かグイド・モリーニというきわめて穏健な奏者がこれまで務めていたはず。ひょっとして何か爆発的な進化があったか。
 と思ってブックレットをみたら、グイド・モリーニの名前がない。誰だ・・・チェンバロ・・・。

 ぐえ・・・ミケーレ・バルキ。

 何があったか知らないが、バルキを連れて来た、ガッティ。
 ミケーレ・バルキ。ほとんど正体不明である。
 WARNERでイル・ジャルディーノ・アルモニコとブランデンブルグか何かで共演し、その後WARNERの金字塔「バッハ大全集」でチェンバロ・ソロ録音を担当していたイタリアの新進気鋭のチェンバロ奏者。今調べたらアバドとルツェルンでやはりブランデンブルグをやってる。
 ただその後ほとんどその名を聞くことはなかった(MV CREMONAで1枚自主グループのCDが出てた)。

 そのバルキをガッティがアンサンブル・アウロラに引き込んでの今回の新録音となったのである。今回のアルバムは間違いなくガッティのGLOSSA盤としては最高だと思うが、同時にこれからのアンサンブル・アウロラの刺激的な未来を約束してくれる1枚にもなりそう。・・・でもバルキ、個性が強そうだから喧嘩しなければいいけど。(店主試聴記)



 J・S・バッハの"フルート協奏曲ロ短調"。
 "協奏曲BWV.1056a"や"協奏曲BWV.1059a"とは違うこの知られざる"フルート協奏曲ロ短調"の復元演奏に挑むのは、ストラデッラのオラトリオや若きヴィヴァルディのソナタを発表してきたバロック・ヴァイオリンの神様エンリコ・ガッティと、トラヴェルソの名匠にしてエンリコの実弟マルチェロ・ガッティ、そしてガッティ兄弟の盟友たちが集うアンサンブル・アウローラ!
 イタリアの音楽学者フランチェスコ・ジメイが、長年の研究成果に基づいて復元を施した失われし"フルート協奏曲ロ短調"・・・。
 ジメイは復元を行うにあたって、カンタータ第207番からのアリア「お前たちの足どりを鈍らせてはならない」BWV.207/3、カンタータ第209番「悲しみのいかなるかを知らず」BWV.209、カンタータ「レオポルト殿下)」BWV.173aの3つの声楽作品がこの"フルート協奏曲"のソースであることを確認。作品の基盤となるこれらの作品に様々な研究結果を組み合わせ「Allegro - Andante - Allegro」の3楽章形式を構築することによって、大バッハの知られざる"フルート協奏曲"を復元させることに成功した。
 またこのフルート(トラヴェルソ)が重要な役割を担うバッハ・アルバムには、ブランデンブルク協奏曲第5番の初稿版である"三重協奏曲ニ長調BWV.1050a"、フルート協奏曲の形式を持つライプツィヒ時代の名作"管弦楽組曲第2番”を収録。「ギャラント様式」で結びつく3つの作品の関連性を探るのもこのアルバムが持つ魅力の1つ。
 驚喜、感動、歴史的発見、学究的関心など、数多くの魅力を兼ね備えたガッティ兄弟のバッハ・アルバム。演奏、作品とも話題必至の大注目盤。


そして昨年突如現れたのがこのアルバム


REDDRESS
34011906
(2CD)
\3500→\3190
ヴィヴァルディ(1678-1741):調和の霊感 12の協奏曲集 Op.3 (全曲)
 ミケレ・バルキによる、ヴァイオリン、5弦チェロ・ピッコロ、チェロ、
  オルガン、チェンバロによるアンサンブルのための編曲版

   【DISC 1】
    1-3.協奏曲 ニ長調 Op.3-1 RV549/
    4-7.協奏曲 ト短調 Op.3-2 RV578/
    8-10.協奏曲 ト長調 Op.3-3 RV310/
    11-14.協奏曲 ホ短調 Op.3-4 RV550/
    15-17.協奏曲 イ長調 Op.3-5 RV519/
    18-20.協奏曲 イ短調 Op.3-6 RV356
   【DISC 2】
    1-5.協奏曲 ヘ長調 Op.3-7 RV567/
    6-8.協奏曲 イ短調 Op.3-8 RV522/
    9-11.協奏曲 ニ長調 Op.3-9 RV230/
    12-14.協奏曲 ロ短調 Op.3-10 RV580/
    15-18.協奏曲 ニ短調 Op.3-11 RV565/
    19-21協奏曲 ホ長調 Op.-12 RV265
  アルモニオーザ(古楽器使用) 、ミケーレ・バルキ(チェンバロ)、
  ダニエレ・フェレッティ(ポジティフ・オルガン)、フランチェスコ・チェラート(ヴァイオリン)、
  ステファノ・チェラート(5弦チェロ・ピッコロ)、マルコ・デマリア(チェロ)

 レッドドレスは、イタリアのアスティに本拠を置く新規レーベル。新世代のアーティストの挑戦を支援する目的で設立されました。
 優秀な録音で彼らの音楽を世界に広げ、ビジネス面でも支えてゆく体制を整えています。

 ピッチ:a=415Hz 不等分律録音:2018年5月 ゴヴォーネ城、イタリア 24bit-96kHz

 【変則古楽器アンサンブルによるヴィヴァルディ!】
  フランチェスコとステファノのチェラート兄弟を中心に2012年に結成された、ヴァイオリン、5弦チェロ・ピッコロ、チェロ、オルガン、チェンバロという編成の「アルモニオーザ」。
  これまで、コレッリの協奏曲集、プラッティのトリオ・ソナタ、グラツィアーニのチェロ・ソナタの3枚をリリースしてきた彼らが、新レーベルREDDRESSの第一弾として世に放つのは「調和の霊感」全曲という意欲作です。
  チェンバロ担当のバルキが、バッハなどヴィヴァルディと同時代の巨匠たちが鍵盤楽器のために行った編曲を元に、この編成のために特別に編曲しています。
  小編成ならではの生き生きとした音楽と、中低音の厚みが生み出す編成以上の広がりある響きがたいへん魅力的な快演に仕上がっています。
  録音と編集にはアドヴァンスド・マルチトラック・プロセス(AMP)を採用。クリアでリアルな音を追求し、音楽の奥行きを自然な形で再現できるよう、各プロセスを見直しています。
 



  プロモーション動画。
  バルキ、メチャメチャかっこいいです。
 https://youtu.be/lKgJ_Iy50ck
 
 結局チェラート兄弟から主役の座を奪っちゃいそうです。

   



 


MDG 90319786
(SACD HYBRID)
¥2500
アルモニオーサ
 プラッティ(1697-1763):6つのトリオ・ソナタ

  ソナタ ト短調 WD691
  ソナタ 変ロ長調 WD689
  ソナタ ホ短調 WD678
  ソナタ ニ長調 WD680
  ソナタ ハ短調 WD694
  ソナタ イ長調 WD683
アルモニオーサ
 [フランチェスコ・チェッラート(ヴァイオリン)、
  ステファノ・チェッラート(チェロ)、
  マルコ・ダメリア(通奏低音チェロ)、
  ミケーレ・バルキ(チェンバロ)、
  ダニエレ・フェレッティ(オルガン)]

 チェロの旨味が生かされた珍しい編成のトリオ・ソナタ集

 録音:2016年/2.0,5,1,2+2+2、64'40''

 2つのヴァイオリンと通奏低音が基本編成のトリオ・ソナタですが、プラッティのトリオ・ソナタはヴァイオリンとチェロ、そして通奏低音という面白い編成を取っています。
 通奏低音もチェロ+チェンバロ、オルガンで演奏されているため「チェロ寄り」なサウンドになっていて、旋律も伴奏も幅広くこなすチェロ特有の魅力が大いに生かされている作品と言えます。
 イタリア気鋭の古楽団体アルモニオーサによる演奏でお楽しみください。





プラッティ、結構印象的なアルバムがあるんです。

OEHMS
OC-794
\2600
ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ:通奏低音とチェロのための6 つのソナタ
 1-4.第1 ソナタ/5-8.第2 ソナタ/9-12.第3 ソナタ/
 13-16.第4 ソナタ/17-20.第5 ソナタ/21-24.第6 ソナタ
セバスチャン・ヘス(バロック・チェロ)/
アクセル・ヴォルフ(リュート&テオルボ)

 1697 年生まれの作曲家、プラッティ(1697-1763)はイタリアで歌とオーボエ、ヴァイオリンを学びました。
 当時発明されたばかりのフォルテピアノも習得し、この楽器のためにソナタを作曲しています。その後、25 歳の時にビュルツブルクの大司教ヨハン・フィリップ・シェーンボルンに招かれ、バンベルクとビュルツブルクを治めていたビショップ王子の宮廷楽師となります。ここで、8 人の子どもを持つソプラノ歌手、テレジア・ラングプリュックナーと結婚し、生涯をヴュルツブルクで過ごしました。このソナタ集は1725 年に作曲されたと見られ、シェーンボルンが編纂した60 作にものぼるリストの巻頭に置かれた「12のソナタ」の中の6 つの作品です。シンプルなスコアから導き出された見事な通奏低音と、美しいチェロの絡みが絶妙です。希少作品の発見に力を注ぐヘスとヴォルフによる演奏で。

 録音 2010 年9 月14-16 日ニュルンベルク、マイスタージンガーホール(小ホール)Recording Producer: Thilo Grahmann, Balance Engineer: Carsten Vollmer, Technical Engineer: Markus Spatz, Editing: Thomas Gotz

 このアルバム、とてもゆったりした音楽でいっぺんで好きになってしまいました。

 プラッティは1697年にヴェネツィアで生まれたイタリアの作曲家。その後いろいろあってヴュルツブルグで生涯を過ごしたらしいのですが、ヴュルツブルグは今のドイツのバイエルンなので、プラッティはイタリアからドイツに行ったんですね。

 事典には「初期古典派に影響を与えた」と書いてありますし、ある人は「プラッティこそが新時代のソナタ形式の先駆者」とも語ってます。何らかの形でドイツ・オーストリアの古典派に影響を与えたということなのでしょう。

 さて、このアルバム、曲はチェロ・ソナタです。
 でも「チェロとピアノ」じゃなくて、チェロと、「リュート&テオルボ」。
 だからこんなゆったりした音楽ができたんじゃないかと思います。ピアノだともっとチャッチャカチャッチャカしますよね。全体的にのんびりしてるんです。ヴュルツブルクという街がそういう土地柄だったんでしょうか。

 ちょっと興味があったのでそのヴュルツブルクという街についても調べたのですが・・・、びっくりしました。

 ヴュルツブルク・・・1630年代にはヴュルツブルクは魔女狩りの中心地の一つとなった。1626年から1630年までがその最盛期で、この間に司教区全体で900人以上、ヴュルツブルク市だけでも200人の「魔女」や「魔法使い」が火刑にされた。

 だそうです・・・。
 その100年後にこんなのんびりした音楽が生まれたということなのですか?なんか急に怖くなってきました。
 でもひょっとするとみんな昔のことを忘れようとしていたのかもしれません。だからこんなのんびりした音楽が宮廷では受け入れられたのかも・・・

 と思いたかったのですが、この曲が作られた当時はまだ魔女狩り行われていたみたいです。
 市井で火あぶりが行われていたとき、宮殿ではこんな音楽を聴いていたということですか?

 ・・・このギャップはやっぱり怖いです。(店主短文より)

 
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MDG 91721746
(SACD HYBRID)
¥2500→\2290
ブルックナー:初期管弦楽作品集(オルガン編曲版)
 ・序曲(WAB98) ト短調
 ・行進曲(WAB96)ニ短調
 ・管弦楽のための3つの小品(WAB 97)
 ・交響曲(WAB 99) ヘ短調
ルドルフ・インニヒ(オルガン)
 マルクト教会、Goll Organ

 スペシャリスト、ルドルフ・インニヒによるブルックナー初期オーケストラ作品オルガン編曲盤

 2.0,5,1,2+2+2、70'24、輸入盤・日本語帯付

 ブルックナーのオルガニストとして名声は、当時ヨーロッパ中に知れ渡っており、交響曲作曲家として成功を手にした後でも、生涯オルガニストとして活動しました。
 本作は、ブルックナーの初期のオーケストラ作品をオルガンによる編曲で録音したもの。ブルックナーの交響曲がオルガン的発想に基づいているということを再認識させられるディスクです。
 演奏は、MDGレーベルで数多くのオルガン・レパートリーを録音してきたドイツのオルガニストで、ロマン派時代のオルガン音楽のスペシャリストでもあるルドルフ・インニヒ。
 
 


MDG 90421806
(SACD HYBRID)
¥2500
2017年ミュンヘン国際ピアノ・コンクール「年間最優秀技巧賞」
 ユリア・ヘルマンスキー(ピアノ)
リスト:ピアノ作品集

 ・ワーグナー(リスト編):
   歌劇「タンホイザー」序曲による演奏会用パラフレーズ
 ・ワーグナー(リスト編):歌劇「タンホイザー」から
   レチタティーヴォとロマンス「優しい夕星よ」
 ・6つのコンソレーション
 ・バラード第2番ロ短調
 ・シューベルト(リスト編):セレナード「白鳥の歌」
ユリア・ヘルマンスキー(ピアノ)

 台湾出身ドイツ育ちのピアニスト、ユリア・ヘルマンスキーのデビュー盤!

 2.0,5,1,2+2+2、65'16、輸入盤・日本語帯付

 台湾出身ドイツ育ちのピアニスト、ユリア・ヘルマンスキーのデビュー盤。彼女は、2017年ミュンヘン国際ピアノ・コンクールで「年間最優秀技巧賞」を獲得、その後もローマ、ウィーン、ストックホルムの国際コンクールで優勝するなどの実績をもちます。
 デビュー盤となる本作は、19世紀の音楽界でとりわけ異彩を放つ存在、フランツ・リストのピアノ作品集。リストは1848年から1885年にかけて、15のワーグナー作品のピアノ編曲を行いました。今回は歌劇「タンホイザー」からの編曲2作品を収録。
 10本の指では演奏不可能と思えるほどの超絶技巧を用いており、高いテクニックを誇る彼女らしい選曲です。
 また、1901年製のスタインウェイ「Manfred Burki」を用いた美しい音色で奏でられる「6つのコンソレーション」も、彼女の豊かな音楽表現の幅を聴かせる演奏です。
 
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MDG 30121792
(4CD)
¥6900→\6490
アントン・ライヒャ(1770-1836):五重奏、弦楽四重奏、管弦楽作品集
 CD1(62'33)
  ・フルート五重奏曲 イ長調Op.105/・オーボエ五重奏曲 ヘ長調Op.107
 CD2(64'29)
  ・クラリネット五重奏曲 変ロ長調/・ファゴット五重奏曲 変ロ長調
 CD3(65'02)
  ・ホルン五重奏曲 ホ長調/・グランド四重協奏曲 変ホ長調Op104
 CD4(63'21)
  ・シンフォニア・コンチェルタンテ/
  ・序曲 ニ長調/・交響曲 変ホ長調Op.41
コンソルティウム・クラシクム
ヴッパータール交響楽団
ペーター・ギュルケ(指揮)

 「木管五重奏の父」生誕250周年アントン・ライヒャ

 輸入盤・日本語帯付

 アントン・ライヒャは、ベートーヴェンと同年生まれですので、今年生誕250年を迎えます。
 ライヒャ(レイハ)は、プラハで生まれ、ボン、ハンブルグ、ウイーン、パリなどで活動し最後はフランスに帰化しています。
 15歳の頃ボンでベートーヴェンと出会い、その後も親交があったといいます。また、パリ音楽院の作曲法教授として、リスト、ベルリオーズ、グノー、フランクなどを教え、論家、教育者としての大きな功績を残しています。
 そして作曲の中心は、木管五重奏曲などの室内楽作品で、自身もフルートを演奏することから、「木管五重奏の父」とも言われるほど、多くの木管楽器をいかした曲を残し、木管アンサンブルというジャンルを確立しています。
 本作は、ライヒャを再発見できる4枚組のアルバムです。
 



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MIRARE



MIR 336
¥2800→\2590
リチェルカール・コンソート最新盤
 ムッシュ・ド・サント=コロンブと息子たち


 ニ調作品
  (1)サント=コロンブ:コンセール第41番「再会」
  (2)同:コンセール第25番「カリジエ」
  (3)ルイ・クープラン:3本のヴィオールのための組曲
  (4)サント=コロンブ:コンセール第27番「気まぐれ」
 ト調作品
  (5)サント=コロンブ:コンセール第48番「親愛」
  (6)シャンボニエール:パヴァーヌ「神々の話」
  (7)サント=コロンブ:コンセール第44番「悲しみのトンボー」
  (8)シャンボニエール:サラバンド「若きゼフィールたち」
 ハ調作品
  (9)サント=コロンブ:コンセール第66番「不貞」
  (10)ロベール・ド・ヴィゼ:ヴィゼ嬢たちのトンボー
  (11)サント=コロンブ:コンセール第54番「デュボワ」
リチェルカール・コンソート
 【フィリップ・ピエルロ(トレブル&バス・ヴィオール)、
  リュシル・ブーランジェ、
   ミリアム・リニョル(バス・ヴィオール)、
  ロルフ・リスレヴァン(テオルボ)】

 ヴィオラ・ダ・ガンバの滋味あふれる響きを満喫できるリチェルカール・コンソート最新盤

 録音:2016年12月7-10日/無原罪御宿り礼拝堂(ナント)/75'

 日本でもおなじみのリチェルカール・コンソートの最新盤。リーダーのフィリップ・ピエルロ以外は曲に応じてメンバーと編成を変えますが、一貫したスタイルと音楽性の深さでリリースするディスクすべてが高い評価を受けています。

 今回はサント=コロンブとその後継者たちのヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)合奏曲を集めたアルバム。ジャン・ド・サント=コロンブは17世紀フランス・バロックのヴィオール奏者で作曲家。マラン・マレの恩師ということのほか、生涯は今日謎とされています。

 彼は2本のヴィオールのためのコンセールを67曲残しているとされ、ここでは7篇をフィリップ・ピエルロとリュシル・ブーランジェが絶妙に奏しています。

 彼には「サント=コロンブの息子」と称される作曲家の息子がいましたが、このアルバムには彼ではなく、同時代のルイ・クープランやシャンボニエールらのヴィオール合奏曲が収められているのも魅力。名手ロルフ・リスレヴァンのテオルボの響きも加わり、古雅な美しさを存分に味わせてくれます。
 



 

DANACORD



DACOCD 874
¥2700
全曲世界初録音!
J.P.E.ハートマン:ピアノ作品集 第1集
トマス・トロンイェム(ピアノ)
 H.C.アンデルセンの詩をもつ6つの小品のノヴェレッテ(1852)
  〔「Det er en Hojtidsfest(祝いの時だ)」へ長調、「Se, nu er alt istand(ごらん、準備がすべて整い)」ニ長調、
   「Den Sang jo klinger, som en Menuet!(メヌエットのような歌が響いている)」イ短調、
   「Ja bamle Minder!(そうだ、古い記憶だ!)」ト長調、「"Idag er Friday!"(「今日は休日だ!」)イ長調、
   「De storme bort!(ひどい嵐だ!)」ホ短調〕/
 幻想的小品 ト長調(1871)/幻想的小品 ハ長調(1875)/
 アルバムのページ へ長調(1871)/アルバムのページ 嬰ハ短調(1854)/
 H.C.アンデルセンとカール・アンデルセンの詩をもつ4つのピアノの小品(1864)
  〔「Gudfa'er fortæller(おじいさんの話)」ト長調、「Vikingefruens Drom(ヴァイキング女の夢)」ホ短調、
   「TYS!」へ長調、「Juletrost(クリスマスの慰め)」ホ長調〕/
 シェランのリールダンス ニ長調(1860)/ハンブルクのショッティーシュ へ長調(1841)/
 9つの習作とノヴェレッテ Op.65/夕べの気分 ハ長調(1869)/無言歌「郷愁」 嬰へ短調(1847)/
 カンツォネッタ ホ長調(1840)/2つのピアノの小品(1866)/冬 ホ短調(1847)/春に イ長調(1847)

 ☆全曲世界初録音!
 ☆シューマンやグリーグのスタイルで書かれた、デンマークのロマンティックなピアノ小品集!

 フィニ・ヘンリケスのピアノ音楽(DACOCD840)を録音したデンマークのピアニスト、トマス・トロンイェム(1954−)の新しいアルバム。デンマーク文化の黄金時代を代表する作曲家のひとり、J.P.E.ハートマンが、シューマンやグリーグのスタイルで書いた小品と小品集。第1集の32曲はすべて世界初録音です。

 ※録音:2019年8月−9月、ホルステブロー音楽学校・音楽大学コンサートホール(ホルステブロー、デンマーク)
 



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HYPERION



PCDA 68320
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2857+税
アムランの超絶技巧アルバム!
 リストとタールベルクのライバル対決!
リスト&タールベルク:オペラ・トランスクリプションズ

 リスト:ヘクサメロン S.392
  (演奏会用小品「ベッリーニの《清教徒》の行進曲による華麗な大変奏曲」
   〔序奏、主題、変奏Ⅰ(タールベルク作)、変奏Ⅱ、
    変奏Ⅲ(ピクシス作)−リトルネッロ(リスト作)、変奏Ⅳ(エルツ作)、
    変奏Ⅴ(チェルニー作−リスト作)、
    変奏Ⅵ(ショパン作−リスト作)、フィナーレ〕
 タールベルク:ドニゼッティの《ドン・パスクヮーレ》より
  ドン・パスクヮーレのモティーフによる大幻想曲 Op.67
 リスト:ヴェルディの《エルナーニ》より 演奏会用パラフレーズ「エルナーニ」 S.432
 タールベルク:
  ロッシーニの《エジプトのモーゼ》より モーゼの主題による幻想曲 Op.33
 リスト:ベルリーニの《ノルマ》より 大幻想曲「ノルマの回想」 S.394
マルク=アンドレ・アムラン
 (ピアノ)
CDA 68320
¥2500→\2290

 
 ☆超人アムランの超絶技巧新録音!
 ☆19世紀のヴィルトゥオーゾ、リストとタールベルクのライバル対決をアルバムで表現!

 現代最高のスーパー・ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、マルク=アンドレ・アムラン。ファン垂涎、待望の超絶技巧アルバムが登場!
 初期ロマン派を代表し、ライバル同士でもあった二人のコンポーザー=ピアニスト、フランツ・リスト(1811−1886)とジギスモント・タールベルク(1812−1871)による、華麗なるオペラ・トランスクリプション&ファンタジー集。
 二人の「ピアノ対決」の逸話でも知られる「ヘクサメロン」は、ベッリーニの主題を元に、タールベルク、ショパン、エルツ、チェルニー、ピクシスら当時の錚々たるヴィルトゥオーゾたちの作品も含めてリストがまとめた変奏曲集。そして、リストとタールベルクそれぞれのトランスクリプション作品を交互に配置し、当時のライバル対決の様子を現代のヴィルトゥオーゾ、マルク=アンドレ・アムランが表現します。

 ※録音:2019年5月15日−17日、テルデックス・スタジオ(ベルリン)

 
 
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PCDA 68340
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2857+税
アルバン・ゲルハルト(チェロ)
 サラステ(指揮)&ケルンWDR交響楽団
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲集

 チェロ協奏曲第1番変ホ長調 Op.107
 チェロ協奏曲第2番ト長調 Op.126
アルバン・ゲルハルト(チェロ)
ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮)
ケルンWDR交響楽団
CDA 68340
¥2500→\2290

 アルバン・ゲルハルト&ユッカ=ペッカ・サラステ!ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲集!

 ☆ドイツ・チェロ界の新皇帝アルバン・ゲルハルト!
 ☆Hyperion初登場となるユッカ=ペッカ・サラステとのショスタコーヴィチ!

 アリーナ・イブラギモヴァの「ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲集」(PCDA68313)がさっそく話題を呼んでいるイギリスのハイペリオン(Hyperion)より、今度はショスタコーヴィチの2つのチェロ協奏曲録音も登場!
 ロストロポーヴィチに捧げられた20世紀に屹立する偉大なチェロ協奏曲を弾くのは、ドイツ・チェロ界の新皇帝、アルバン・ゲルハルト。1969年にベルリンの音楽一家に生まれたアルバン・ゲルハルトは、8歳でピアノとチェロを始め、20歳の時からチェロ奏者としてのキャリアを歩み、1991年にベルリン・フィル&セミヨン・ビシュコフと共演して以来、国際的なキャリアを築き、コンサート・ホールでの公演に加え、学校、病院、公共スペースなどでの演奏にも情熱を注いでいます。

 共演は、ケルンWDR交響楽団とともにHyperion初登場となるユッカ=ペッカ・サラステ。スコットランド室内管、フィンランド放送響、トロント響、BBC響、オスロ・フィル、ラハティ響など、フィンランドと世界の一流オーケストラで主要ポストを務め、2010年から2019年までドイツの名門WDR交響楽団で首席指揮者を担ったフィンランドの名匠です。

 ※録音:2018年11月6日−9日、フィルハーモニー・ケルン(ドイツ)

 
 
 

CDA 68306
¥2500
ドゥアルテ・ロボ:ミサ曲集
 我は天の声を聞き/ミサ・サンクタ・マリア/
 4声のクリスマス・レスポンソリウム集
  〔今日われらのために天の王が生まれた、
   今日われらのために天より真の平和が降り来た、
   何を見たのか羊飼いたちよ、おお大いなる神秘、
   祝福された神の御母、神聖にしてけがれなき処女、
   マリアの胎に祝福あれ、言葉は肉を受け〕
 ミサ・エリザベト・ザカリア/救い主のうるわしき母
クペルチノス
ルイス・トスカノ(指揮)

 クペルチノス第2弾!ドゥアルテ・ロボの2つのミサ曲 世界初録音!

 ☆ブラバント・アンサンブルの若きテノール、ルイス・トスカノ率いるポルトガルのヴォーカル・アンサンブル「クペルチノス」!
 ☆ファースト・アルバムの「カルドーゾ」で堂々の「グラモフォン賞」を受賞したクペルチノスのセカンド・アルバムは、ドゥアルテ・ロボのミサ曲とレスポンソリウム&モテット集!

 ルイス・トスカノは、ブラバント・アンサンブル、アルス・ノヴァ・コペンハーゲン、ムジカ・フィクタなどのアンサンブルに参加するポルトガルのテノール。
 2009年にクペルチノ・デ・ミランダ財団によって設立されたクペルチノス(元:Cappella Musical Cupertino de Miranda)は、コインブラ大学とのパートナーシップ、ディレクターのルイス・トスカノ、音楽学者のホセ・アブレウらの研究によって、広大なポルトガルのポリフォニー音楽を専門的に取り上げています。

 Hyperionからリリースされたファースト・アルバム「カルドーゾのレクイエム」(CDA 68252)が、いきなりグラモフォン賞を受賞してしまうという快挙を達成したクペルチノス。
 期待の高まるセカンド・アルバムは、ポルトガル黄金時代の巨匠のひとり、ドゥアルテ・ロボ(c.1565−1646)の世界初録音となる2つのミサ曲と8つのクリスマス・レスポンソリウム集を録音。
 ルイス・トスカノとクペルチノスがもっとも得意とするポルトガル・ルネサンスの深淵で、更なるポテンシャルを発揮します。

 ※録音:2019年7月24日−26日、ボム・ジェズ教会(ブラガ、ポルトガル)

 
 
 


CDA 68296
¥2500
ピアーズ・レーン(ピアノ)
 デランジェ&ダンヒル:ピアノ五重奏曲集

  フレデリック・デランジェ(1868−1943):ピアノ五重奏曲
  トマス・ダンヒル(1877−1946):ピアノ五重奏曲ハ短調 Op.20
ピアーズ・レーン(ピアノ)
ゴールドナー弦楽四重奏団
 〔ディーン・オールディング(ヴァイオリン)、
  ディミティ・ホール(ヴァイオリン)、
  イリーナ・モロゾヴァ(ヴィオラ)、
  ジュリアン・スマイルズ(チェロ)〕

 ピアーズ・レーンとゴールドナーSQ、イギリスの知られざるピアノ五重奏曲!

 ☆オーストラリアの名コンビ、レーン&ゴールドナー弦楽四重奏団!
 ☆20世紀初頭における知られざる英国室内楽の調べ。

 イギリスで活躍するオーストラリアの知性派ピニアスト、ピアーズ・レーンと、ムジカ・ヴィヴァ・オーストラリアの創設者リチャード・ゴールドナーの名を冠して結成されたゴールドナー弦楽四重奏団。
 エルガーやブリッジから、タネーエフ&アレンスキー、ピエルネ、ドヴォルザーク、ブルッフ、ブロッホ、ボロディンまで、多様なピアノ五重奏曲を録音してきたオーストラリアの名コンビです。

 レーン&ゴールドナーSQの新たな歩みは、20世紀初頭のイギリスの知られざる室内楽の調べに到達。パリで生まれイギリスに帰化した作曲家、そして銀行員や芸術家のパトロンとしても活動したフレデリック・デランジェ(1868−1943)と、イギリスの高級ブランド「ダンヒル」の創業者の弟でもある作曲家トマス・ダンヒル(1877−1946)のピアノ五重奏曲。
 どちらもほとんど知られていない作曲家ですが、20世紀の夜明けを彩った爽やかで親しみやすい英国室内楽の楽しさを伝えてくれる佳品です。

 ※録音:2019年2月7日−9日、ポットン・ホール(サフォーク)

 
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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DANACORD

DACOCD 881
(2CD-R)
特別価格 ¥2700→\2490
引退するまでに289回の公開コンサートと
 5528回の放送スタジオ演奏を行ったという伝説の指揮者
  ラウニ・グランデールの遺産 第1集

 [Disc 1]
  ・ニルセン:交響曲第2番 ロ短調 FS29(Op.16)《四つの気質》
    [録音:1956年6月7日、デンマーク放送第1スタジオ(コペンハーゲン)(ライヴ録音)]
  ・ニルセン:交響曲第4番 FS76(Op.29)《消しがたきもの(不滅)》
    [録音:1951年8月17日−19日、デンマーク放送第1スタジオ(コペンハーゲン)][HMV DB 20156−60]
 [Disc 2]
  ・ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調 Op.60
  ・ハイドン:協奏交響曲 変ロ長調 Hob.I/105(Op.84)*
    [録音:1956年6月7日、デンマーク放送第1スタジオ(コペンハーゲン)(ライヴ録音)]
  ・ニルセン:若き芸術家の棺のかたわらで FS58
    [録音:1947年9月28日、デンマーク放送第1スタジオ(コペンハーゲン)][HMV Z 294]
  ・ニルセン:歌劇《仮面舞踏会》 FS39より − 若い雄鶏たちの踊り
    [録音:1951年8月19日、デンマーク放送第1スタジオ(コペンハーゲン)][HMV DB 20156]
  ・ニルセン:交響曲第3番 FS60(Op.27)《シンフォニア・エスパンシーヴァ》(抜粋)**
    〔第1楽章「アレグロ・エスパンシーヴォ」(第385小節−第661小節)、第
     2楽章「アンダンテ・パストラーレ」(第101小節−第126小節)、
     第4楽章「終曲.アレグロ」(第151小節−第301小節)〕
    [録音:1931年10月19日、ステアカセン(コペンハーゲン)(「カール・ニルセン追悼コンサート」ライヴ録音)]
 ラウニ・グランデール(指揮)、
 デンマーク放送交響楽団、レーオ・ハンセン(ヴァイオリン)*、
 アルベルト・メディチ(チェロ)*、ヴァルデマ・ヴォルシング(オーボエ)*、カール・ブロク(ファゴット)*、
 ヨハネ・カーステンス(ソプラノ)**、ホルガー・ブルースゴー(バリトン)**

  デンマークの巨匠、ラウニ・グランデールの遺産!

 ☆デンマークの巨匠、ラウニ・グランデールの遺産を残す新シリーズ!
 ☆第1巻は、ニルセンを中心とした貴重な録音。ベートーヴェンとハイドンは初CD化!

 ラウニ・ヴァルデマ・グランデール(グレンダール) Launy Valdemar Grøndahl(1886−1960)は、世紀の変わり目のデンマーク音楽界でヴァイオリニストとしてキャリアをスタート。コペンハーゲン管弦楽協会の奨学金を得てパリ、ローマ、ミラノ、ウィーンで学びました。
 1925年、デンマーク放送局に新たに設立されたオーケストラの指揮者に就任、10月28日に初めてのラジオ放送のために指揮。11人程度から始まったアンサンブルを「交響楽団」の規模に育てあげ、1956年に引退するまでに289回の公開コンサートと5528回の放送のためのスタジオ演奏を行ったと伝えられます。
 彼の「遺産」をドキュメントとして残すシリーズ。第1集に収録されるのは、彼が親しかったカール・ニルセンの交響曲第2番と、HMV がリリースした第4番の「古典的録音」。ニルセンの第2番と同じ日にライヴ録音されたベートーヴェンの交響曲第4番とデンマーク放送交響楽団のメンバーをソリストとするハイドンの協奏交響曲は、初めてのディスク化です。

 ※録音:1931年−1956年
 ※復刻:クラウス・ビューリト
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 


<LP>


ALTUS(LP)


TALTLP 066/7
(2LP)
¥14000+税
ベルリン・フィル伝説のコンサートマスター 第3集
 ゲルハルト・タシュナー ベルリン・フィルとの協奏曲編

  ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
   [LP1-A]第1楽章 [LP1-B]第2・3 楽章
  ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.53
   [LP2-A]第1楽章 [LP2-B]第2・3 楽章
ゲルハルト・タシュナー(ヴァイオリン)
[LP1]ゲオルク・ショルティ(指揮)
[LP2]ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 アーベントロート、フルトヴェングラーに認められた逸材、タシュナーがベルリン・フィルをバックに弾いた協奏曲2題

 録音:[LP1]1952年3月24日/ベルリン、[LP2]1942年11月26日/ベルリン/国内プレス、完全限定生産盤、モノラル、初LP 化、日本語帯・解説付

 MELOLP-017/8、MELOLP-019/20 に続くベルリン・フィルのコンサートマスターに焦点を当てたシリーズ、今回はTAHRA レーベルから、ゲルハルト・タシュナーの音源を初LP 化!
 LP 用にリマスターを施し、アナログのマスターテープを作った上で LP 化しております。
 
 第3集はショルティ指揮のベートーヴェン、マタチッチ指揮のドヴォルザークを収録した協奏曲アルバム。ベルリン・フィルをバックにタシュナーの力強いソロが飛翔します。
 マタチッチとのドヴォルザークは、放送局の資料が混乱し演奏者不明となっていたりフルトヴェングラー指揮となっていたりしていた音源のようで、TAHRA 社主のトレミーヌ氏が演奏会記録と付け合わせタシュナー、マタチッチの演奏と判断し発売したもの。その過程も解説書で日本語訳されていて興味深い内容です。

 ゲルハルト・タシュナーはチェコスロヴァキアとポーランドの国境に位置するイェーゲルンドルフ(現クルノフ)生まれ。母親は卓越したヴァイオリニストでした。1929年プラハで弱冠7 歳にしてデビュー。イェネー・フバイ、ブロニスラフ・フーベルマンらに師事。
 若き才能を見出したアーベントロートに紹介されてフルトヴェングラーと出会い認められ、1941年から1945年までベルリン・フィルのコンサートマスターを務めます。
 1944年にはドイツ軍の護送付きでヘルシンキに渡り、作曲家の御前でシベリウスの協奏曲を演奏。戦後も協奏曲に室内楽にと活躍を続け、ピアニストではファルナディやギーゼキングと共演を多く重ねました。
 
 

TALTLP 068/9
(2LP)
¥14000+税
ベルリン・フィル伝説のコンサートマスター 第4集
 ゲルハルト・タシュナーとギーゼキング、ファルナディの伴奏によるベートーヴェン

  ベートーヴェン:
   (1)ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 Op.47《クロイツェル》
    [LP1-A]第1楽章 [LP1-B]第2・3 楽章
   (2)ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 Op.24《春》
    [LP2-A]全楽章
   (3)ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 Op.12-3
    [LP2-B]全楽章
ゲルハルト・タシュナー(ヴァイオリン)
ワルター・ギーゼキング((1)ピアノ)
エディト・ファルナディ((2)(3)ピアノ)

 ギーゼキングとの『クロイツェル』が圧巻!タシュナーの実力が十二分に発揮されたベートーヴェンのソナタ集

 録音:(1)1951年7月14日/バーデン・バーデン、(2)(3)1955年11月7日/ベルリン・リアス・スタジオ7/国内プレス、完全限定生産盤、モノラル、初LP 化、日本語帯・解説付

 MELOLP-017/8、MELOLP-019/20 に続くベルリン・フィルのコンサートマスターに焦点を当てたシリーズ、今回はTAHRA レーベルから、ゲルハルト・タシュナーの音源を初LP化!
 LP用にリマスターを施し、アナログのマスターテープを作った上で LP 化しております。
 
 第4集はファルナディとギーゼキング伴奏によるベートーヴェンのソナタ集。ギーゼキングとの『クロイツェル』は圧巻の演奏。重厚で熱量たっぷりのピアノと強靭な張りのあるヴァイオリンが火花を散らします。
 ファルナディとの初期ソナタも軽やかな古典的均整と気の利いたアンサンブルが大いに魅力的です。

 ゲルハルト・タシュナーはチェコスロヴァキアとポーランドの国境に位置するイェーゲルンドルフ(現クルノフ)生まれ。母親は卓越したヴァイオリニストでした。1929年プラハで弱冠7歳にしてデビュー。イェネー・フバイ、ブロニスラフ・フーベルマンらに師事。
 若き才能を見出したアーベントロートに紹介されてフルトヴェングラーと出会い認められ、1941年から1945年までベルリン・フィルのコンサートマスターを務めます。
 1944年にはドイツ軍の護送付きでヘルシンキに渡り、作曲家の御前でシベリウスの協奏曲を演奏。戦後も協奏曲に室内楽にと活躍を続け、ピアニストではファルナディやギーゼキングと共演を多く重ねました。
 
















6/24(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

CENTAUR



CRC 3676
¥2500
エリオット・フィスクの奥さん、サイラ・メネセス(ギター)
ヴンダー・バッハ 〜 J.S.バッハ:ギター・トランスクリプション集

 J.S.バッハ:
  前奏曲, フーガとアレグロ 変ホ長調BWV.998(ギター編曲版)
  無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV.1004
   (サイラ・メネセスによるギター編曲版)
サイラ・メネセス(ギター)

 言わずと知れたクラシックギター界の巨匠、エリオット・フィスクの妻が、独特の感性とスタイルで奏でるバッハのギター・トランスクリプション集!

 メキシコ出身のギタリスト、サイラ・メネセスは、17歳の時にメキシコで開催された国際ギター協奏曲コンクールにおいて、当時最年少で1位に輝いた天才。
 彼女の温かみのあるサウンド、テクニック、素晴らしい音楽性は国際的に高い評価を得ており、ボストンのジョーダン・ホール、ニューヨークのアリス・タリー・ホール、カーネギー・ホール、ザルツブルクのウィーン・ホールなど、世界の多くの素晴らしいコンサートホールで演奏している。

 夫であるエリオット・フィスクからも高い評価を得ているこのアルバムは、バッハ・ファン、ギター関係者注目!

 録音:2015年1月&2017年2月、ニューイングランド音楽院ジョーダン・ホール(ボストン、アメリカ)
 
 YouTubeでパルティータ第2番(シャコンヌ)の演奏をご覧いただけます!
  https://www.youtube.com/watch?v=eOMjHmfwF10
 
 

CRC 3684
¥2500
ブラームス:ヴァイオリンとピアノのための3つのソナタ集
 ブラームス:
  ソナタ第1番ト長調 《雨の歌》Op.78
  ソナタ第2番イ長調 Op.100
  ソナタ第3番ニ短調 Op.108
ウェンレイ・グ(ヴァイオリン)
キャサリン・カウツキー(ピアノ)

 ソリスト、リサイタリスト、室内楽の演奏家として活躍し、ユーディ・メニューイン国際コンクール第2位など、国内外のコンクールで多くの賞を受賞しているヴァイオリニスト、ウェンレイ・グが奏でるブラームスのソナタ集。

 録音:2017年6月12日-14日、ローレンス大学、ローレンス・メモリアル・チャペル(アップルトン、アメリカ)
 
 


CRC 3685
¥2500
レオノーラ・ドゥアルテ(1610-1678):作品全集
 アルフォンソ・フェッラボスコII世:アルマン ヘ長調/
 テジュ・コール:Great Contentment: An Evening at Huis De Succa/
 レオノーラ・ドゥアルテ:シンフォニア第4番/
 ジョン・ブル:イン・ノミネ第9番イ短調 MB28、5声のイン・ノミネ/
 ドゥアルテ:シンフォニア第5番、シンフォニア第6番/
 ブル:パヴァン イ短調 MB88a/ドゥアルテ:シンフォニア第3番/
 ジョン・ジェンキンス:パヴァンイ短調 VdGS45/
 ドゥアルテ:シンフォニア第2番、シンフォニア第1番/
 ブル:ガリアード イ短調MB88b/
 ドゥアルテ:シンフォニア第7番/
 ジョン・ブロウ:シャコンヌ ト長調/
 フアン・デル・エンシーナ:決してあなたを忘れることができないから
  ソンナンブラ
   〔ジュード・ジリャク(ヴァイオリン)、トマ・イリーエフ(ヴァイオリン)、
    エリザベス・ウェインフィールド(テノール・ヴィオール、ディレクター)、
    エイミー・ドミンゲス(テノール・ヴィオール)、シャーリー・ハント(バス・ヴィオール)、
    ジェイムズ・ケナーリー(ハープシコード、テノール)〕

 2016年から2017年のシーズンにメトロポリタン美術館のMetLiveArtsシリーズでデビューしたアンサンブル、ソンナンブラ。
 ニューヨーカー誌から「注目に値する」と称賛され、古楽器とヴィオールの豊かなサウンドを中心にしたさまざまな組み合わせで未知の音楽を探求している。
 デビュー盤となる今作では、レオノーラ・ドゥアルテ(1610-1678)の全作品に加え、同時代に活躍した作曲家たちの作品を組み合わせた意欲作。

 録音:2016年12月22日ᬢ23日、ドルー大学(アメリカ)
 
 

CRC 3692
¥2500
ロベルト&クララ・シューマン、エネスク:ヴィオラとピアノのための作品集
 ロベルト・シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調 Op.105
  (E.ゴールドスタイン編曲によるヴィオラ版)
 クララ・シューマン:ヴァイオリンとピアノのための3つのロマンス Op.22
  (E.ゴールドスタイン編曲によるヴィオラ版)
 エネスク:ヴァイオリン・ソナタ第3番 イ短調「ルーマニア民俗風で」Op.25
  (E.ゴールドスタイン編曲によるヴィオラ版)
エリアス・ゴールドスタイン(ヴァイオリン)
アンジェラ・ドラギチェスク(ピアノ)

 エリアス・ゴールドスタインは、プリムローズ、バシュメット、ライオネル・ターティス国際ヴィオラ・コンクールの各コンクールでの上位入賞の経歴を持つヴィオリスト。

 カーネギーホールでパガニーニの「24のカプリース」のヴィオラ・ヴァージョンのリサイタルを開いた初のヴィオラ奏者として注目されるゴールドスタインが今作で取り組んだのは、全曲自身の編曲によるヴィオラ版のシューマン夫婦、エネスクの作品集!

 録音:2018年2月12日-14日、LSUリサイタルホール(ルイジアナ、アメリカ)
 

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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


BIDDULPH RECORDINGS



LAB 1024
¥1900

アーロン・ロザンド・プレイズ・ブルッフ
 マックス・ブルッフ (1838-1920) :
  ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 Op.26 (*)
  ヴァイオリン協奏曲 第2番 ニ短調 Op.44 (+)
  スコットランド幻想曲 (ヴァイオリンと管弦楽のための) Op.46 (*)

アーロン・ロザンド (ヴァイオリン)
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団 (*)
クリストフ・ヴィネケン (指揮 (*))
バイエルン放送交響楽団 (+)
ペーター・リヒター・ランゲニアー (指揮 (+))

 録音 : 1970年 ADD (*) / 2000年 DDD (+)/原盤 : Vox/前出 : LAB 8102, CD 7

 アーロン・ロザンド (1927-2019)。
 
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LAB 1025
¥1900
ブロニスラフ・フーベルマン
 コロンビア & ブランズウィック・マスターズ
ブロニスラフ・フーベルマン (ヴァイオリン)
イグナツィ・フリードマン (ピアノ (*)) 他
  ベートーヴェン (1770-1827) : ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調「クロイツェル」Op.47 (*)
  J・S・バッハ (1685-1750) : いざ来たれ、異教徒の救い主よ / G線上のアリア
  シューベルト (1797-1828) : 楽興の時 第3番 / アヴェ・マリア
  ブラームス (1833-1897) : ハンガリー舞曲 第1番 ト短調
  チャイコフスキー (1840-1893) : メロディ 変ホ長調
  ブルッフ (1838-1920) : コル・ニドライ
  エルガー (1857-1394) : 気まぐれな女
  サラサーテ (1844-1908) : アンダルシアのロマンス
  アレクサンデル・ザジツキ (1834-1895) : マズルカ ト長調
  ビゼー (1838-1875)/サラサーテ : カルメン幻想曲

 録音 : 1923−1946年 AAD/前出 : LAB 8102, CD 4

 ブロニスラフ・フーベルマン (1882-1947)。
 
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LAB 138
【再発売】
¥1900
トーシャ・ザイデルの芸術 RCA ビクター録音集とフランクのソナタ
 モーツァルト (1756-1791)/レオポルト・アウアー (1845-1930) 編曲 :ガヴォット ト長調 (オペラ「イドメネオ」より)
   録音 : 1938年12月11日 原盤 : RCA Victor 4536 (matrix PBS042262)
 モーツァルト/ヴィリー・ブルメスター (1869-1933) 編曲 :
  メヌエット ニ長調 (ディヴェルティメント 第17番 ニ長調 K.334 より)
   録音 : 1938年12月11日 原盤 : RCA Victor 4536 (matrix PBS042261)
 ワーグナー (1813-1883)/アウグスト・ヴィルヘルミ (1845-1908) 編曲 : アルバムの綴り (*)
   録音 : 1938年12月11日 原盤 : RCA Victor 4458 (matrix PCS055460)
 ブラームス (1833-1897)/ヨゼフ・ヨアヒム (1831-1907) 編曲 : ハンガリー舞曲 第1番 ト短調
   録音 : 1941年2月27日 原盤 : RCA Victor 4458 (matrix PCS055460)
 ニコライ・バカレイニコフ (1881-1957) : ブラームシアーナ (*)
   録音 : 1941年2月27日 原盤 : RCA 18014 (matrix PCS055459)
 ハインツ・プロフォスト (1890-1959) : 間奏曲 (映画音楽「幸福への逃走」より)
   録音 : 1938年12月11日 原盤 : RCA Victor 4458 (matrix PBS042259)
 コルンゴルト (1897-1957) : 劇音楽「空騒ぎ」組曲 (ヴァイオリンとピアノのための) (+)
   婚礼の朝 / ドグベリーとヴァージス (番兵の行進) / 間奏曲 (庭の場面)
   仮面舞踏会 (ホーンパイプ)
   録音 : 1941年7月31日 原盤 : 未発売 (Matrices PBS 061507/10)
 ヨハン・シュトラウス II (1825-1899) 原曲/ディミトリー・ティオムキン (1895-1979) :
  映画音楽「グレート・ワルツ」から (#)
   One Day When We Were Young / There'll Come a Time / Voices of Spring [春の声]
    録音 : 1938年12月11日
    原盤 : RCA Victor 4411 (matrix PBS026294 Tr.11 / PBS026293 Tr.12 / PBS026291/2 Tr.13)
 フランク (1822-1890) : ヴァイオリン・ソナタ イ長調 (**)
   録音 : 1950年代前半 原盤 : Impressario Records 101
 トーシャ・ザイデル (ヴァイオリン)、ユージン・クスミャク (ピアノ (無印))、
 マックス・ラビノヴィチ (ピアノ (*))、エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト (ピアノ (+))、
 ミリザ・コルジャス (ソプラノ (#))、MGM スタジオ・オーケストラ (#)、
 ナット・W・フィンストン (指揮 (#))、ハリー・カウフマン (ピアノ (**))

 録音、原盤 : 各曲データ上記 AAD/前出 : LAB 8102, CD 9

 トーシャ・ザイデル (1899-1962)。
 




GRIFFIN


GCCD 4087
【新装再発売】
¥1900
テューダー朝の音楽—ハンプトン・コート宮殿より イ・ファジョリーニ
フォーベリー・コンソート
スティーヴン・プレイヤー (指揮)
 ヘンリー8世 (1491-1547) : Pastyme with good companye/
 不詳 : Madame d'amours/
 ティルマン・スザート (1500頃-1562頃) : Dont vient cela/
 不詳 : And I war a maydyn/
 ウィリアム・コーニッシュ (1465頃-1523) : A robyn, gentyl robyn/
 不詳 : Danse de Cleves/ウィリアム・コーニッシュ : Trolly lolly/
 フィリップ・ファン・ウィルダー (1500頃-1554) : Je fille quant Dieu / Un jeune moyne/
 ヘンリー8世 : Departure is my chief payne / Grene growith the holly/
 アントワーヌ・ブリュメル (1460頃-1512/1513) : Je despite tous/
 フィリップ・ファン・ウィルダー : De vous servir/
 不詳 : Angelus ad Virginem/
 アントワーヌ・ビュノワ (1430頃-1492) : Fortuna desperata/
 不詳 : Padoana / Englond be glad/ヘンリー8世 : En vray amour/
 不詳 : Greensleeves/
 フィリップ・ファン・ウィルダー : Une nonnain refaite/
 不詳 : Hey troly loly lo/
 フランシスコ・デ・ラ・トレ (1460頃-1504以後) : Bassa Danza "Alta"/
 不詳 : Gentil Princep/
 エーヌ・ヴァン・ギゼゲム (1445頃-1472以後) : De tous bien plane/
 ピエール・ファレーズ (1510頃-1575頃) : Galliarde Ferrareze/
 ヘンリー8世 : Helas Madam/
 不詳 : Instrumental consort / Hoyda jolly rutterkin

 録音 : 1992年6月、ハンプトン・コート宮殿、ロンドン、イギリス
 前出 : CRCD 2365
  


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NORTHERN FLOWERS



NF/PMA 99137
¥2200→\1990
レニングラードのバレエ音楽集
 ボリス・アルヒマンドリトフ (1932-2009) :
  舞踏詩「トゥールーズ=ロートレック」(管弦楽のための) (1970) (*)
 セルゲイ・スロニムスキー (1932-2020) :
  バレエ音楽「イカルス」(管弦楽のための) (1971) (#)
   イカルスの夢 / 翼を造る / 孤独 / 飛行
 ゲルマン・オークネフ (1931-1973)/
  ヴラジーミル・サポジュニコフ (1945-) 補筆完成 :
   バレエ音楽「外套」(管弦楽のための) (1973) (*)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 (*)
エドヴァルト・チヴジェリ(指揮 (*))
マリインスキー劇場管弦楽団
 (録音当時 : キーロフ劇場管弦楽団) (+)
ユーリー・ガマレイ(指揮 (+))

 録音 : 1984年、レニングラード・カペラ・ホール、レニングラード、ロシア、ソヴィエト ADD (*)  1976年 (#)、1977年 (+)、ライヴ、レニングラード・フィルハーモニー大ホール、レニングラード、ロシア、ソヴィエト ADD (#/+)

 ボリス・アルヒマンドリトフはレニングラード音楽院でボリス・アラポフ (1905-1992) に師事したソヴィエト・ロシアの作曲家。
 ゲルマン・オークネフはレニングラード音楽院でショスタコーヴィチに師事したソヴィエト・ロシアの作曲家。
 
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NF/PMA 99138
¥2200→\1990
レニングラードの交響曲集 Vol.2
 ヴラジーミル・ツウィトヴィチ (1931-2012) :
  交響曲 第2番 (室内管弦楽のための) (1974) (*)
 セルゲイ・スロニムスキー (1932-2020) :
  交響曲 第8番 (弦楽、トランペットと鐘のための) (1985) (#)
  交響曲 第9番 (管弦楽のための) (1987) (+)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 (*/+)
アルカジー・シテインルフト (指揮 (*))
チムール・ムインバーエフ (指揮 (+))
リトアニア室内管弦楽団 (#)
サウリュス・ソンデツキス (指揮 (#))

 録音 : 1980年 (+)、1986年 (#)、1989年 (+)、レニングラード・フィルハーモニー大ホール、レニングラード、ロシア、ソヴィエト ADD

 ヴラジーミル・ツウィトヴィチはレニングラード音楽院でボリス・アラポフ (1905-1992) に作曲を、イサイ・ブラウド(1896-1970) にピアノを師事したベラルーシ系ロシア・ソヴィエトの作曲家・ピアニスト・音楽学者。
 


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PARNASSUS



PACD 96069
¥1900
マルセル・モイーズ「直伝」
 1953年ライヴ録音 & 78回転盤珍音源集


 1952年 コンサート・ライヴ録音
  J・S・バッハ (1685-1750) :
   フルート、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ト長調 BWV 1038 (+/**)
  ヨハン・クリストフ・シュルツェ (1733-1813) :
   2つのフルートのための二重奏曲 (かつてヘンデル作とされていた楽曲) (*)
  ヨゼフ・ハイドン (1732-1809) :
   2つのフルートとチェロのための三重奏曲 第1番 ハ長調 (2つのフルートとヴィオラで演奏) (*/++)
  ジャック・イベール (1890-1962) :劇付随音楽「色事師」[Le Burlador] 組曲
   (作曲者によるフルート、ヴァイオリンとピアノの三重奏のための編曲版) (1946) (+/**)
  クロード・ドビュッシー (1862-1918) : シリンクス (無伴奏フルートのための)
  マルセル・ジェナーロ : 2つのフルートとヴィオラのための歌 [La Chanson] (*/++)
  ルイ・モイーズ (1912-2007) : 2つのフルートとヴィオラのためのセレナード (*/++)
  アンリ・ラボー (1873-1949) :
   フルート、ヴァイオリンとピアノのためのアンダンテとスケルツォ から スケルツォ (+/**)

 未再発売商業録音 (78回転盤)
  ドメニコ・チマローザ (1749-1801) : 2つのフルートと管弦楽のための協奏曲 (改訂版)
    マルセル・モイーズ、ルイ・モイーズ (フルート)  ラムルー管弦楽団 ウジェーヌ・ビゴ (指揮)
    録音 : 1948年 原盤 : HMV SL-131/2; matrices 2LA 5482-1, 5483-1, 5484-1, 5485-1
  ジャック・イベール : フルート協奏曲 (1913)
    マルセル・モイーズ (フルート)  管弦楽団 ウジェーヌ・ビゴ (指揮)
    録音 : 1935年11月後半 原盤 : HMV DB 5062/3, matrices 2LA 738-1, 739-1, 740-1, 741-3
  ジャック・イベール : 無伴奏フルートのための小品
    マルセル・モイーズ (フルート)
    録音 : 1935年2-3月 原盤 : Columbia 17066-D, matrix CL 5246-1
  ジャック・イベール : フルートとギターのための間奏曲
    マルセル・モイーズ (フルート)  ジャン・ラフォン (ギター)
    録音 : 1938年 原盤 : Chant du Monde 518, matrix 11005-2 HPP
 マルセル・モイーズ (フルート)、ルイ・モイーズ (フルート(*)、ピアノ(**))
 ブランシュ・オネゲル=モイーズ (ヴァイオリン (+)、ヴィオラ (++))

 録音 : 1952年2月22日、ライヴ、ハーヴァード音楽協会ミュージック・ルーム、ボストン、アメリカ合衆国

 20世紀フルート界最大の存在マルセル・モイーズ (1889-1984) のレア音源集。
  ※「1953年」と「1952年」の表記に矛盾があるのでメーカーに問い合わせ、結果をお知らせします。(代理店)
 
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PACD 96070/2
(3CD)
¥3300→\2990
アマール=ヒンデミット・カルテット
 全録音 1925-1928


 [CD 1]
  モーツァルト (1756-1791) : 弦楽四重奏曲 第16番 変ホ長調 K.428
    録音 : 1927年 原盤 : Matrix nos.: 138/43 bi 初出 : Polydor 66568/70
  モーツァルト : 弦楽四重奏曲 第16番 変ホ長調 K.428 から 第4楽章
    録音 : 1926年 原盤 : Matrix no.: 414 bg 初出 : Polydor 66418
  モーツァルト : 弦楽四重奏曲 第23番 ヘ長調 K.590
    録音 : 1926年 原盤 : Matrix nos.: 409/13 bg 初出 : Polydor 66416/8
  ベートーヴェン (1770-1827) :
   ヴィオラとチェロのための二重奏曲 変ホ長調「二つのオブリガート眼鏡付き」WoO 32 (+)
    録音 : 1925年 原盤 : Matrix no.: 1256 av 初出 : Polydor 66193
  ベートーヴェン : 弦楽四重奏曲 第11番 ヘ短調「セリオーソ」Op.95
    録音 : 1927年 原盤 : Matrix nos.: 144/8 bi 初出 : Polydor 66571/3
  ドヴォルジャーク (1841-1904) : 弦楽四重奏曲 第12番 ヘ長調「アメリカ」Op.96 から 第4楽章
    録音 : 1926年 原盤 : Matrix no.: 428 bg 初出 : Polydor 66421
 [CD 2]
  ヴェルディ (1813-1901) : 弦楽四重奏曲 ホ短調
    録音 : 1926年 原盤 : Matrix nos.: 423/7 bg 初出 : Polydor 66419/21
  レーガー (1873-1916) : 弦楽三重奏曲 第1番 イ短調 Op.77b (*)
    録音 : 1927年 原盤 : Matrix nos.: 71/6 bo 初出 : Polydor 66575/7
  ヒンデミット (1895-1963) : 弦楽三重奏曲 第1番 Op.34 (1924) (*)
    録音 : 1927年 原盤 : Matrix nos.: 77/9 bo 初出 : Polydor 66573/4
  ヒンデミット : 弦楽四重奏曲 第4番 Op.22 (1921) (エレクトリック・ヴァージョン)
    録音 : 1926年 原盤 : Matrix nos.: 429/34 bg 初出 : Polydor 66422/4
 [CD 3]
  ヒンデミット : 弦楽四重奏曲 第4番 Op.22 (1921) (アコースティック・ヴァージョン)
    録音 : 1925年 原盤 : Matrix nos.: 905/10 az 初出 : Polydor 66198/200
  ヒンデミット : セレナード Op.35 (1924) から 第5楽章 ヴィオラとチェロのためのデュエット (+)
    録音 : 1925年 原盤 : Matrix no.: 1257 av 初出 : Polydor 66193
  バルトーク (1881-1945) : 弦楽四重奏曲 第2番 Sz.67 (1915-1917)
    録音 : 1926年 原盤 : Matrix nos.: 415/22 bg 初出 : Polydor 66425/8
  クシェネク (1900-1991) : 弦楽四重奏曲 第3番 Op.20 (1923) から 第4楽章 ワルツのテンポで
    録音 : 1925年 原盤 : Matrix nos.: 912 az 初出 : Polydor 66201
  ストラヴィンスキー (1882-1971) : 弦楽四重奏のための協奏曲 (1920)
    録音 : 1925年 原盤 : Matrix no.: 911 az 初出 : Polydor 66201
   アマール=ヒンデミット・カルテット (無印)
    リッコ・アマール (第1ヴァイオリン)、ヴァルター・カスパール (第2ヴァイオリン)、
    パウル・ヒンデミット (1895-1963) (ヴィオラ)、ルドルフ・ヒンデミット (チェロ)、
   アマール・トリオ (*)
    リッコ・アマール (ヴァイオリン)、パウル・ヒンデミット (ヴィオラ)、ルドルフ・ヒンデミット (チェロ)、
    ヒンデミット・デュオ (+)、パウル・ヒンデミット (ヴィオラ)、ルドルフ・ヒンデミット (チェロ)
 [CD 2] (付録)
  モーツァルト (1756-1791) : 弦楽四重奏曲 第15番 ニ短調 K.421 から 第3楽章
    録音 : 1928年10月24日 原盤 : Matrix no.: 2-21021 初出 : Parlophon P-9351
  モーツァルト : 弦楽四重奏曲 第21番 ニ長調 K.575 から 第3楽章
    録音 : 1928年10月24日 原盤 : Matrix no.: 2-21022 初出 : Parlophon P-9351
   アマール=ヒンデミット・カルテット、
    リッコ・アマール (第1ヴァイオリン)、ヴァルター・カスパール (第2ヴァイオリン)、
    パウル・ヒンデミット (ヴィオラ)、マウリッツ・フランク (チェロ)

 アマール・カルテット は1921年ドイツのドナウエッシンゲン音楽祭におけるヒンデミットの弦楽四重奏曲演奏会を機に結成された弦楽四重奏団。
 リーダーはハンガリーのヴァイオリニストでベルリン・フィルのコンサートマスターを務めたリッコ・アマール (1891-1959)。同時代音楽を積極的に演奏するカルテットとして大いに人気を博しました。
 1929年にパウル・ヒンデミットが脱退するまではアマール=ヒンデミット・カルテットとも称され、当アルバムはその時期の全録音にパウル・ヒンデミットを含むデュオやトリオの録音を加えた集成となっています。
 アマール・カルテットは1933年まで活動を続けました。チェロ奏者のルドルフ・ヒンデミット (1900-1974、在籍 : 1921, 1927-1933) はパウルの弟です。
 


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<メジャー・レーベル>

DG



《ザルツブルク音楽祭100周年記念BOX》

4838722
(58CD)
\16500→\14990

《ザルツブルク音楽祭100周年記念BOX》




[オペラ]

《CD 1-3》[1947年]
R.シュトラウス:歌劇『アラベラ』Op.79
 【演奏】リーザ・デラ・カーザ、マリア・ライニング(ソプラノ)、ロゼッテ・アンダイ(メッゾ・ソプラノ)、
 ユリウス・パツァーク(テノール)、ハンス・ホッター(バス・バリトン)、ウィーン国立歌劇場合唱団、
 カール・ベーム(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/

《CD 4-5》[1954年]
R.シュトラウス:歌劇『ナクソス島のアリアドネ』Op.60
 【演奏】リーザ・デラ・カーザ、ヒルデ・ギューデン、イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)、
 ヒルデ・レッセル=マイダン(コントラルト)、ルドルフ・ショック(テノール)、パウル・シェフラー(バス)、
 カール・ベーム(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/

《CD 6-7》[1958年]
ヴェルディ:歌劇『ドン・カルロ』
 【演奏】セーナ・ユリナッチ(ソプラノ)、ジュリエッタ・シミオナート(メッゾ・ソプラノ)、
 エウジェニオ・フェルナンディ(テノール)、エットーレ・バスティアニーニ(バリトン)、チェーザレ・シエピ、
 ニコラ・ザッカーリア、マルコ・ステファノーニ(バス)、ウィーン国立歌劇場合唱団、
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/

《CD 8-9》[1959年]
グルック:歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』
 【演奏】セーナ・ユリナッチ、グラツィエッラ・シュッティ(ソプラノ)、ジュリエッタ・シミオナート(メッゾ・ソプラノ)、
 ウィーン国立歌劇場合唱団、ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/

《CD 10-11》[1959年]
R.シュトラウス:歌劇『無口な女』Op.80
 【演奏】ヒルデ・ギューデン、ゲオルギーネ・フォン・ミリンコヴィチ、ピエレット・アラリー(ソプラノ)、
 ヘティ・プリュマッハー(メッゾ・ソプラノ)、フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)、
 ヘルマン・プライ、ヨゼフ・ナップ、カール・ドンヒ(バリトン)、ハンス・ホッター(バス・バリトン)、
 アロイス・ペルネルシュトルファー(バス)、ウィーン国立歌劇場合唱団、
 カール・ベーム(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/

《CD 12-14》[1960年]
R.シュトラウス:歌劇『ばらの騎士』Op.59
 【演奏】リーザ・デラ・カーザ、セーナ・ユリナッチ、ヒルデ・ギューデン、ジュディス・ヘルヴィヒ(ソプラノ)、
 ヒルデ・レッセル=マイダン(アルト)、ジュゼッペ・ザンピエーリ、レナート・エルコラーニ、エーリヒ・マイクート(テノール)、
 エーリヒ・クンツ、ヨゼフ・ナップ(バリトン)、オットー・エーデルマン、アロイス・ペルネルシュトルファー、
 ジークフリート・ルドルフ・フレーゼ(バス)、ウィーン国立歌劇場合唱団、
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/

《CD 15-16》[1961年]
モーツァルト:歌劇『イドメネオ』K.366
 【演奏】エリーザベト・グリュンマー、ピラール・ローレンガー(ソプラノ)、ヴァルデマール・クメント、
 エルンスト・ヘフリガー、レナート・カペッキ(テノール)、ウィーン国立歌劇場合唱団、
 フェレンツ・フリッチャイ(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/

《CD 17-18》[1962年]ヴェルディ:歌劇『イル・トロヴァトーレ』
 【演奏】レオンタイン・プライス、ローランス・デュトワ(ソプラノ)、ジュゼッペ・シミオナート(メッゾ・ソプラノ)、
 フランコ・コレッリ、クルト・エクヴィルツ(テノール)、エットーレ・バスティアニーニ(バリトン)、
 ニコラ・ザッカーリア(バス)、ウィーン国立歌劇場合唱団、ザルツブルク音楽祭室内合唱団、
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/

《CD 19-21》[1969年]
R.シュトラウス:歌劇『ばらの騎士』Op.59
 【演奏】エディット・マティス(ソプラノ)、クリスタ・ルートヴィヒ、タティアーナ・トロヤノス(メッゾ・ソプラノ)、
 テオ・アダム、オットー・ヴィーナー(バス)、ウィーン国立歌劇場合唱団、
 カール・ベーム(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/

《CD 22-23》[1974年]
モーツァルト:歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』K.588
 【演奏】グンドゥラ・ヤノヴィッツ、レリ・グリスト(ソプラノ)、ブリギッテ・ファスベンダー(メッゾ・ソプラノ)、
 ペーター・シュライアー(テノール)、ヘルマン・プライ、ローランド・パネライ(バリトン)、ウィーン国立歌劇場合唱団、
 カール・ベーム(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/

《CD 24-26》[1977年]
モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』K.527
 【演奏】アンナ・トモワ=シントウ、テレサ・ツィリス=ガラ、エディット・マティス(ソプラノ)、
 ペーター・シュライアー(テノール)、シェリル・ミルンズ、ダール・ドゥージング(バリトン)、
 ヴァルター・ベリー(バス・バリトン)、ジョン・マカーディ(バス)、ウィーン国立歌劇場合唱団、
 カール・ベーム(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/

《CD 27-28》
ヤナーチェク:歌劇『使者の家から』
 【演奏】エルズビエタ・シュミトカ(ソプラノ)、フィリップ・ラングリッジ、ハインツ・ツェドニク、
 ボイダル・ニコロフ、バリー・マッコーリー(テノール)、
 ニコライ・ギャウロフ、モンテ・ペダーソン、リヒャルト・ノヴァク(バリトン)、
 ウィーン国立歌劇場合唱団、クラウディオ・アバド(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/

《CD 29-30》[2005年]
ヴェルディ:歌劇『椿姫』
 【演奏】アンナ・ネトレプコ(ソプラノ)、ローランド・ビリャソン(テノール)、トーマス・ハンプソン(バリトン)、
 ウィーン国立歌劇場合唱団、カルロ・リッツィ(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/

《CD 31-32》[2007年]
チャイコフスキー:歌劇『エフゲニー・オネーギン』Op.24
 【演奏】アンナ・サムイル(ソプラノ)、エカテリーナ・グバノヴァ(アルト)、ジョゼフ・カイザー(テノール)、
 ペーター・マッテイ(バリトン)、フェルッチョ・フルラネット(バス)、ウィーン国立歌劇場合唱団、
 ダニエル・バレンボイム(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/



[コンサート]

《CD 33》[1957年]
モーツァルト:
1) 交響曲第35番ニ長調K.385『ハフナー』、
2) ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467、3) 交響曲第41番ハ長調K.551『ジュピター』
 【演奏】ゲザ・アンダ(ピアノ)(2)、ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団/

《CD 34》[1961年]
モーツァルト:
1) 交響曲第26番変ホ長調K.184、2) アリア「穏やかな空気と晴れた日々」(歌劇『羊飼いの王様』K.208より)、
3) アリア「アルカンドロよ、私は告白する…どこから来たかは知らない」K.294、
4) ディヴェルティメント ニ長調K.136、5) 交響曲第30番ニ長調K.202
 【演奏】リタ・シュトライヒ(ソプラノ)(2, 3)、
 ベルンハルト・パウムガルトナー(指揮)ザルツブルク・モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ/

《CD 35》[1962年]
モーツァルト:
1) アリア「穏やかな空気と晴れた日々」(歌劇『羊飼いの王様』K.208より)、
2) アリア「むごい人よ、ああ私をご覧なのね」(歌劇『羊飼いの王様』K.208より)、
3) アリア「森に、牧場に」(歌劇『羊飼いの王様』K.208より)、
4) アリア「誰が知るでしょう、いとしい人の苦しみを」K.582、
5) アリア「我が感謝を受けたまえ、やさしい保護者よ」K.383、6) アリア「あなたは今は忠実ね」K.217、
7) アリア「あなたに明かしたい、おお神よ」K.418、8) アリア「そよ吹く風よ」(歌劇『イドメネオ』K.366より)、
9) アリア「たとえ父上を失っても」(歌劇『イドメネオ』K.366より)
 【演奏】マリア・シュターダー(ソプラノ)、
ベルンハルト・パウムガルトナー(指揮)ザルツブルク・モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ/

《CD 36》[1966年]モーツァルト:1) 交響曲第40番ト短調K.550、2) 交響曲第41番ハ長調K.551『ジュピター』
 【演奏】カール・ベーム(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/

《CD 37》[1967年]1) シューベルト:交響曲第3番ニ長調D200、2) R.シュトラウス:交響詩『英雄の生涯』Op.40
 【演奏】ズービン・メータ(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/

《CD 38》[1968年]
1) シューベルト:交響曲第8番ロ短調D759『未完成』、
J.シュトラウス2世:2) 喜歌劇『ジプシー男爵』序曲、3) 皇帝円舞曲Op.437、
  4) アンネン・ポルカOp.117、5) 常動曲Op.257、
6) ヨーゼフ・シュトラウス:うわごとOp.212、
7) J.シュトラウス2世:美しく青きドナウOp.314、
8) J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲Op.228
 【演奏】ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/

《CD 39》[1972年]1) バルトーク:ピアノ協奏曲第3番Sz.119、2) シューマン:交響曲第4番ニ短調Op.120
 【演奏】ゲザ・アンダ(ピアノ)(1)、ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)シュターツカペレ・ドレスデン/

《CD 40-41》[1975年]マーラー:交響曲第8番変ホ長調『千人の交響曲』
 【演奏】ルドルフ・ショルツ(オルガン)、マーガレット・プライス、ジュディス・ブレーゲン(ソプラノ)、
 トゥルデリーゼ・シュミット、アグネス・バルツァ(コントラルト)、ケネス・リーゲル(テノール)、ヘルマン・プライ(バリトン)、
 ジョゼ・ヴァン・ダム(バス)、ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン楽友協会合唱団、
 レナード・バーンスタイン(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/

《CD 42》[1987年]
ワーグナー:
1) 歌劇『タンホイザー』序曲、2) ジークフリート牧歌、3) 第1幕への前奏曲(楽劇『トリスタンとイゾルデ』より)、
4) イゾルデの愛の死(楽劇『トリスタンとイゾルデ』より)
 【演奏】ジェシー・ノーマン(ソプラノ)、ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/

《CD 43》[1988年]チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
 【演奏】アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)、
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/

《CD 44-45》[1991年]ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調Op.123
 【演奏】シェリル・ステューダー、ジェシー・ノーマン(ソプラノ)、プラシド・ドミンゴ(テノール)、
 クルト・モル(バス)、ライプツィヒ放送合唱団、
 ジェイムズ・レヴァイン(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/

《CD 46》[1992年]1) ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14、2) リスト:交響詩『前奏曲』S.97
 【演奏】サー・ゲオルグ・ショルティ(指揮)シカゴ交響楽団/

《CD 47》[1994/1993年]チャイコフスキー:1) 幻想序曲『テンペスト』Op.18、2) 交響曲第6番ロ短調Op.74
 【演奏】クラウディオ・アバド(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団【録音】1994年(1)、1993年(2)/

《CD 48》[1997年]
1) バルトーク:4つの管弦楽小品Op.12、
2) ブーレーズ:ノタシオンI-IV、
3) ストラヴィンスキー:バレエ『春の祭典』
 【演奏】ピエール・ブーレーズ(指揮)グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団/

《CD 49》[2011年]
1) マーラー:嘆きの歌、2) ベルク:『ルル』組曲
 【演奏】ドロテア・レシュマン(1)、アンナ・プロハスカ(2)(ソプラノ)、アンナ・ラーション(コントラルト)(1)、
 ヨハン・ボータ(テノール)(1)、ウィーン国立歌劇場合唱団(1)、
 ピエール・ブーレーズ(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/

《CD 50-51》[2016年]
1) ブルックナー:交響曲第2番ハ短調[ノーヴァク版]、
2) R.シュトラウス:組曲『町人貴族』Op.60b-IIIa
 【演奏】ゲルハルト・オピッツ(ピアノ)(2)、リッカルド・ムーティ(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/



[リサイタル]

《CD 52》[1985/1981/1984年]
ハイドン:1) アンダンテと変奏曲ヘ短調Hob.XVII:6、2) ピアノ・ソナタ第50番ハ長調Hob.XVI:50、
シューベルト:3) ピアノ・ソナタ第14番イ短調D784、4) ピアノ・ソナタ第15番ハ長調D840、
5) ワーグナー/リスト編:イゾルデの愛の死S.447(楽劇『トリスタンとイゾルデ』より)
 【演奏】アルフレッド・ブレンデル(ピアノ)【録音】1985年(1)、1981年(2)、1984年(3-5)/

《CD 53》[2007年]
1) ハイドン:ピアノ・ソナタ第20番ハ短調Hob.XVI:20、
2) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110、
3) シューベルト:即興曲第1番ヘ短調Op.142 No.1、
4) モーツァルト:ピアノ・ソナタ第14番ハ短調K.457
 【演奏】アルフレッド・ブレンデル(ピアノ)/

《CD 54-55》[2008年]
モーツァルト:1) ピアノ・ソナタ第2番ヘ長調K.280、2) ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調K.332、
3) ショパン:24の前奏曲Op.28、
4) スクリャービン:詩曲Op.69 No.1、
5) ショパン:マズルカ第47番イ短調Op.68 No.2、
6) スクリャービン:詩曲Op.69 No.2、
7) ショパン:マズルカ第41番嬰ハ短調Op.63 No.3、
8) ラモー:未開人(『新クラヴサン組曲』より)、
9) J.S.バッハ:「主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる」BWV639
 【演奏】グリゴリー・ソコロフ(ピアノ)/

《CD 56》[2009年]
1) ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲Op.56b、
2) ラフマニノフ:交響的舞曲Op.45、
3) シューベルト:ロンド イ長調D951、4) ラヴェル:ラ・ヴァルス
 【演奏】マルタ・アルゲリッチ、ネルソン・フレイレ(ピアノ)/



[ボーナスCD / 演劇(スポークン・ワード)]

《CD 57》[1958年]
 フーゴ・フォン・ホーフマンスタール:戯曲『イェーダーマン』/

《CD 58》[1961年]
 ベルンハルト・パウムガルトナー〜自画像
 
 100周年を迎えたザルツブルク音楽祭。その歴代の華麗な録音を集大成

 今年2020年に100周年を迎えたザルツブルク音楽祭。ドイツ・グラモフォンではこれを記念して、これまでの華やかな歴史を振り返り、広範囲にわたる素晴らしい録音の数々をまとめた記念BOXを発売します。58枚組BOX限定盤。

 「オペラ」「コンサート」「リサイタル」「演劇(スポークン・ワード)」の4つのジャンルに分けた構成で、それぞれ年代順に収録されています。

 新規ライナーノーツ(リチャード・オズボーン、Margarete Lasingerによる)、舞台、コンサートのオリジナル写真が掲載された、164ページのブックレット付き。

 コロナ・ウィルス感染拡大の影響を受け世界中の音楽祭が中止を余儀無くされるなか、今年100周年を迎えるザルツブルク音楽祭は感染対策に万全の対策を施しつつ、当初の予定を改変して8月1日から音楽祭を開催することを発表しました。
 https://www.salzburgerfestspiele.at/en/

 【録音場所】ザルツブルク、祝祭大劇場(CD 1-CD 53, CD 56)、モーツァルトのための劇場(CD 54, CD 55)、クレスハイム宮殿(CD 57, CD 58)
 













6/23(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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BIS



BIS SA 2517
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
ツィンマーマン&ヘルムヒェン!
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集 Vol.1

 (1)ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 Op.12-1(1798)
 (2)ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.12-2(1798)
 (3)ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 Op.12-3(1798)
 (4)ヴァイオリン・ソナタ第4番 イ短調 Op.23(1800)

フランク・ペーター・ツィンマーマン
 (ヴァイオリン/
  Antonio Stradivarius,
   Cremona 1711',Lady Inchiquin')
マルティン・ヘルムヒェン
  (ピアノ/
   Chris Maene Straight Strung
    Concert Grand Piano)

KKC 6254
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3000+税

 ベートーヴェン生誕250周年記念、使用楽器にも注目!F.P. ツィンマーマンがヘルムヒェンとベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲録音を始動!注目の第1弾は第1番から第4番を収録!

 セッション録音:2019年9月/ジーメンス・ヴィラ(ベルリン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、73'12
 プロデューサー&サウンド・エンジニア:ハンス・キプファー(Take5 Music Production)
 エディティング&ミキシング:ハンス・キプファー
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ロバート・サフ

 SACD ハイブリッド盤。
 1965年ドイツ、デュイスブルク生まれの正統派ヴァイオリニスト、フランク・ペーター・ツィンマーマンがマルティン・ヘルムヒェンとともにベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲録音を開始しました!

 ベートーヴェンはこれまでヴァイオリン協奏曲、ロマンス第1番、ロマンス第2番、弦楽三重奏曲第1番、セレナード ニ長調の録音はあるものの、ヴァイオリン・ソナタは当録音が初めてとなります。
 現在50代半ばのツィンマーマンが長いキャリアを経て丁寧に練り上げてきた名作を名手ヘルムヒェンとともに録音しました。

 ツィンマーマンと言えば圧倒的なテクニックと優美で香り高き音色を奏でますが、このベートーヴェンではピアノとの対話を大切にし、随所に聴くことのできる絶妙なバランス感覚と抜群のセンスの良さを携えた演奏を聴くことができます。

 共演のマルティン・ヘルムヒェンは1982年ドイツ、ベルリン生まれ。2001年に開かれたクララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールで優勝し、一躍世界から注目されるピアニストなりました。
 ソロはもちろんのこと、ユリア・フィッシャーなど世界的ヴァイオリニストからも絶大なる信頼を得ており、この度フランク・ペーター・ツィンマーマンとの初共演盤になります。ヘルムヒェンは近年ベートーヴェンの作品を集中的に演奏・録音しており、当盤も注目すべき録音となります。

 演奏はもちろんのこと、楽器にも注目です。ヴァイオリンはツィンマーマンの愛器1711年製のストラディヴァリウス「レディ・インチクイン」。この楽器はかつてクライスラーが所有していた銘器でまるでビロードのような音色です。ツィンマーマンが長年ともにしてきた愛器で奏でるベートーヴェンは格別です。

 一方、ピアノはベルギーのピアノ製作者クリス・マーネの平行弦ピアノを使用。このピアノは2013年ダニエル・バレンボイムの依頼により製作された楽器で、その特徴は一般的なグランドピアノのように弦が交差して張られておらず、チェンバロやフォルテピアノのようにすべての弦が平行に張られています。これにより音量はもちろんのこと、細かなニュアンスの表現、そして弾き心地の良さを兼ね備えております。
 このグランドピアノは2015年にバレンボイムによる演奏でお披露目され、以後ピエール=ローラン・エマールやエマニュエル・アックスなど世界的なピアニストにも認められた楽器として注目されております。
 近年この楽器を愛奏するヘルムヒェンがベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタを挑むに当たり、現在望みうる最も理想的な楽器で録音を実現させました。今後のリリースも期待せずにはいられない全曲録音始動と言えましょう!

 
 




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HARMONIAMUNDI



HMM 902416
¥2800→\2590
ポール・ルイス(ピアノ)
 ベートーヴェン:エリーゼのために〜バガテル集

  ・7 つのバガテル op.33(1802)
  ・11 のバガテル op.119(1820-22)
  ・6 つのバガテル op.126(1823-24)
  ・エリーゼのために WoO 59(1810)
  ・ピアノのための小品 変ロ長調 WoO 60(1818)
  ・ピアノのための小品 ロ短調 WoO 61(1821)
  ・ピアノのための小品 ト短調 WoO 61a(1825)
  ・幻想曲 op.77(1809)
ポール・ルイス(ピアノ)
KKC 6260
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3000+税

 ポール・ルイスが細密画のタッチで描くベートーヴェン

 録音:2018年1月、2019年1月、テルデックス・スタジオ・ベルリン

 ハルモニアムンディのベートーヴェン・イヤー・シリーズ。ピアニストのポール・ルイスによる、バガテル集の登場です。
 ベートーヴェンのピアノ作品といえば、なんといっても32 のソナタが巨大な存在感を放っていますが、ベートーヴェンは生涯にわたってバガテルを書き続けていました。
 「バガテル」とは本来" 小さなつまらないもの" という意味ですが、楽曲の名称としては「平易な小品」といったところで、曲によっては1 分に満たないものもありますが、そのどれもが、ベートーヴェンのソナタ、あるいは交響曲にすら匹敵するといっても過言ではない宇宙を持っている作品ばかり。

 ポール・ルイスはこれまでにソナタ全曲、協奏曲全曲、ディアベッリ変奏曲といったベートーヴェンの金字塔的作品を、世界中の聴き手に演奏会と録音の両方で披露し、世界をうならせ続けているだけに、期待が高まります。
 これみよがしなところは一切なく、音楽作品の本質を常にキャッチし、テクニック云々という次元を軽々と超越した境地に到達した者にしか為し得ない、作曲家との対話のような音楽を響かせているポール・ルイス。
 このバガテル集でも、そんなポール・ルイスの美質がこれ以上ない形で展開されております。そして、そうした表情をもれなく収めた素晴らしい録音にもまた注目です。
 





MDG



MDG 90321496
(SACD HYBRID)
¥2500
ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムス(1772-1847):
 フルートとピアノのためのソナタOp.15 Vol.1

  ・ソナタ第1 番イ長調
  ・ソナタ第2番ヘ長調
  ・ソナタ第3番ハ長調
  (世界初録音)
ヘレン・ダブリングハウス(フルート)
セバスティアン・ベラクダル(ピアノ)

 世界初録音、ベートーヴェンと同時代作曲家、オランダ国歌も作ったヴィルムスのフルート・ソナタ

 2.0,5,1,2+2+2、60'19、輸入盤・日本語帯付

 ベートーヴェンと同時代を生きた作曲家ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムスによるフルートとピアノのためのソナタ集(世界初録音)。
 ヴィルムスは、ライン川中流部右岸のベルギッシェスラント地方の小さな村にに生まれ、父や兄からピアノと作曲の手ほどきを受け、フルートを独学で学びます。
 1791年19歳のときにアムステルダムに渡り、そこでフルート奏者、ピアニスト、オルガニスト、そして興行師としても活躍。その後、アムステルダムの裕福な美術収集家の娘と結婚し、彼も大きな恩恵を受けます。そして暇を見つけては、作曲をするという生活をしていましたが、それでも彼の作曲家としての評判は高く、ライプツィヒのゲヴァントハウスでも演奏され、その演奏にはE.T.A.ホフマンも肯定的な批評を書いたとされています。

 ヴィルムスは、1815年オランダ王国が成立をきっかけに行われた、新たな国歌のコンテストを受け、見事に採用されます(1932年まで)。
 「外国人」であった彼の音楽が採用されたというのは、彼の才能がオランダで広く認められていたということでしょう。
 交響曲、協奏曲、ピアノ曲、室内楽作品を残し、彼の作風は、「非常にのどかで心地よい」と評されるように、優しく優雅な音楽。このフルートとピアノのためのソナタも、モーツァルトとメンデルスゾーンの間の歴史を埋める、ピースとなるような、重要な作品です。
 





意外にCD出ているヴィルムス。交響曲は興味深い。
ここで第6番ニ短調がまるまる聴ける。
才気煥発、悪くない!

https://youtu.be/E0yBXUQNIT4

CHALLENGE CLASSICS
CC 72147
(2CD)
\3800
ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムス(1772-1847):
 交響曲ハ短調 Op.23(*)/
 交響曲変ホ長調 Op.14(#)
 「ウィルヘルムス・ファン・ナッサウヴェ」による変奏曲(*)
 交響曲第5番ニ長調 Op.52(#)/
 交響曲第6番ニ短調 Op.58(+)
アントニー・ハルステッド指揮
オランダ放送フィルハーモニー管
ヴィルムスはドイツのゾーリンゲンに生まれた作曲家。
1791年、アムステルダムに移り、作曲・演奏のほか教育や音楽振興における役職に就き、オランダの音楽家として尽力した。

録音:2000年6月、ヒルフェルスム、MCO、スタジオ1(NCRV ラジオ)(*) 2001年6月、ヒルフェルスム、MCO、スタジオ5(NCRV ラジオ)(+) 2002年6月、ヒルフェルスム、メディアパーク、スタジオ3(NPS ラジオ)(#)

ARS PRODUKTION
ARS 38024
[SACD Hybrid]
\3000
ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムス(1772-1847):
  交響曲&協奏曲集
   ピアノ協奏曲ハ長調 Op.12(*)
   交響曲変ホ長調 Op.14
   フルート協奏曲ニ長調 Op.24(+)
パオロ・ジャコメッティ(Fp(*))
マルティン・ザントホフ(フルート(+))
マイケル・アレグザンダー・ウィレンズ(指揮)
ケルン・アカデミー
録音:2006年2月23-25日、ドイツ、ヴッペルタール、インマヌエル教会 使用楽器:1815年頃、サルヴァトーレ・ラグラッサ(ウィーン派)製(*) 2001年、インスブルック、ルドルフ・トゥッツ製(+) (モデル:ドレスデン、ヴィルヘルム・リーベル製) 

ドイツに生まれオランダに移住して活躍した作曲家ヴィルムスの作品集。チャンネル・クラシックス・レーベルへの録音で知られるジャコメッティとコンチェルト・ケルンの創設メンバーであるザントホフをソリストに迎えた豪華盤。

ARS PRODUKTION
ARS 38060
(SACD Hybrid)
\3000
ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムス(1772-1847):
  ヴァイオリン・ソナタ ホ長調 Op.11
  ヴァイオリン・ソナタ変ロ長調 Op.29
  ピアノ三重奏曲ハ長調(*)
ヴェルナー・フォン・シュニツラー(ヴァイオリン)
ヤクプ・ティルマン(チェロ(*))
コスミン・ボエル(ピアノ)
録音:2009年9月、ヴッパータール(ドイツ)、インマヌエル教会 

ドイツに生まれオランダに移住して活躍した作曲家ヴィルムスの作品集。モダーン楽器使用。

 

MDG 90621576
(SACD HYBRID)
¥2500
グダニスクのオルガンの風景 Vol.1 アンドレイ・ニコライ・シャデイコ(オルガン)
 グダニスク、フランシスカン・ホーリー・トリニティ教会
 ・グダンスクのタブラチュア(1591):ファンタジー第1旋法
 ・ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562-1621):ポーランドの踊りによる変奏曲
 ・ジローラモ・フレスコバルディ(1586-1643):第5声部を伴うリチェルカーレ
 ・ヨハン・フローベルガー(1616-1667):トッカータ ト長調、カプリッチョ ト長調
 ・ヨハン・カスパール・ケルル(1627-1693):トッカータ第5番「 Tutta de Salti」
 ・ゲオルク・ムッファト(1635-1704):トッカータ第5番
 ・ゲオルク・ベーム(1661-1733):パルティータ「ああ、如何にはかなき、如何にむなしき」
 ・J.S.バッハ(1685-1750):幻想曲とフーガ イ短調BWV561
 ・ブクステフーデ(1637-1707):
   アダムの堕落によりてすべては朽ちぬ BuxWV 183、 第1旋法によるマニフィカト BuxWV 203
 ・アンドレアス・ニコラウス・シャーデー(1674-17??):パッサカリア ニ短調

 高品位の録音で聴くポーランド、グダニスクの再建された歴史的オルガン

 2.0,5,1,2+2+2、68'07、輸入盤・日本語帯付

 オルガン奏者でもあり指揮者でもあるアンドレイ・ニコライ・シャデイコ。2018年に再建されたグダニスのクフランシスカン・ホーリー・トリニティ教会のオルガンを用いて、17世紀初頭から18世紀半ばまでのバルト海沿岸諸国のオルガン建築の壮麗な響きを再現した「バルト海沿岸諸国の音楽シリーズ」で高い評価を得ています。
 このオルガンは、1616年頃に創られ、1943年には第二次世界大戦により解体、2008年から歴史的オルガンの再建プロジェクトが立ち上がり10年かけて再びその響きを取り戻しました。以後、このオルガンを中心に展開する音楽祭をアンドレイ・ニコライ・シャデイコが主催しています。
 今回は、15世紀、16世紀の作曲家たちによる作品を収録しています。スウェーリンク、フローベルガー、ブクステフーデ、ベームからバッハへと続く、北ドイツ・オルガン音楽の黄金時代の作品を収録しています。
 
 


MDG 90421776
(SACD HYBRID)
¥2500
バーバー:ピアノ作品集
 ・遠足Op.20
 ・ピアノ・ソナタOp.26
 ・バラードOp.46
 ・思い出(4手)Op.28*
 ・ノクターンOp.33
イェスル・ムーン(ピアノ)
ハーディ・リットナー(ピアノ)*

 韓国の若手ピアニストのデビュー盤バーバーのピアノ作品集

 2.0,5,1,2+2+2、66'42、輸入盤・日本語帯付

 韓国出身の若手ピアニスト、イェスル・ムーンによる「バーバーのピアノ作品集」。
 バーバーはカーティス音楽院で作曲を学び、最優秀で卒業。その後、ローマに留学、この時期に彼の代表作『弦楽のためのアダージョ』が書かれています。トスカニーニによって初演され、広く知られるようになります。
 バーバーの作品は、当時主流のモダニズムではなく、クラシックの伝統的な和声や様式に従って作曲されており、「最後のロマンティスト」と言われる所以です。
 「ピアノ・ソナタ」は、巨匠ホロヴィッツによって初演され、大成功をおさめた作品。そして4曲からなる「遠足」は、明るく開放的、旋律的な小品で、アメリカのフォークソングのような雰囲気をもっています。
 連弾曲として人気のある「思い出」。自身の編曲によるピアノ・ソロ版、管弦楽版もあり、バーバーが幼少期に旅したニューヨークの思い出をもとに書かれ、1920年代のアメリカを思わせるスタイル。
 ジョン・フィールドを讃えてという副題がつく「ノクターン」。ミステリアスな雰囲気をもつ「バラード」とバーバーらしい知的で洗練された曲集です。
 
 

MDG 61321782
¥2500
アイヴズ:歌曲と室内楽曲集
 1.ストックブリッジのフーサトニック河/2.ラルゴ/
 3. 檻の中/4. サイドショー/5. 古き家庭の日/
 6. 記憶/7. 今生の別れ/8-10.3つの即興/11.霧/
 12.自然のやり方/13.春の歌/14.我が母の教え給いし歌/
 15-16. 思い出/17.裏通りで/18.日の出/19. 無言歌/
 20. サーカス・バンド/21.記憶(V, Pno)/
 22.病んだ鷲のように/23.鷲はどこに/24.ラルゴ/
 25.野辺の寂しさ/26.イルメナウ/27.記憶
ユリア・ゾフィー・ワグナー(ソプラノ)
シュテッフェン・シュライエルマッヒャー(ピアノ)
アンサンブル・アヴァンギャルド
 【アンドレアス・ザイデル(ヴァイオリン/2,6,24,27)、
  マティアス・クレール(クラリネット/2)、
  ラルフ・ミールケ(フルート/5,6)、
  ヨッヘン・プレス(ホルン/6)】

 多彩なアイヴズの作品録で重要な位置をしめる歌曲をユリア・ゾフィー・ワグナーが歌う

 71'17、輸入盤・日本語帯付

 アメリカ現代音楽の父といわれるチャールズ・アイヴズ。生命保険会社の仕事で成功し、膨大な量の作曲をこなした、不可解で謎の多い作曲家です。
 夥しい数の作品を生み出し、その作風も多岐に渡ります。彼の幅広いレパートリーにおいて、歌曲は生涯にわたって書き続けられていました。
 アイヴズの交響曲や管弦楽曲に登場する旋律は、歌曲をもとにしたものも多いのもそのせいでしょう。
 ソプラノのユリア・ゾフィー・ワグナーと室内アンサンブル、アンサンブル・アヴァンギャルドは、多様なアイヴズの魅力に迫っています。
 




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ARS PRODUKTION



ARS 38238
(SACD HYBRID)
¥2700→\2490
J.S.バッハ:無伴奏ソナタ&パルティータ(マンドリン版)Vol.1
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV.1001
 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番ロ短調 BWV.1002
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 BWV.1003
フロリアン・クラウス・ルンプ(マンドリン)

 マンドリン版無伴奏バッハ!

 マンドリン版! バッハの無伴奏ソナタ&パルティータ!

 7歳からマンドリンを始め、ケルンの音楽舞踊アカデミーで学んだドイツのマンドリン奏者、フロリアン・クラウス・ルンプ。モダン・マンドリンからヒストリカル楽器(バロック・マンドリン、マンドラ、リュート・カンタービレ等)まで操るクラウス・ルンプによる興味深い新シリーズ。
 様々な楽器の編曲版でも演奏されているバッハの聖典「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」ですが、マンドリンでの演奏は意外と少なく、ギター版ともまた違うマンドリンの素朴な趣に癒されます。

 ※録音:2017年7月24日−28日、Ergin Music(ハンブルク)
 
 


ARS 38264
(SACD HYBRID)
¥2700
コルンゴルト&ツェムリンスキー:ピアノ三重奏曲集
 コルンゴルト:ピアノ三重奏曲ニ長調 Op.1
 ツェムリンスキー:ピアノ三重奏曲ニ短調 Op.3
シュテファン・ツヴァイク・トリオ
 〔シビラ・コンスタンティノワ(ピアノ)、
  白井 圭(ヴァイオリン)、
  トリスタン・コルヌ(チェロ)〕

 日本音楽コンクールで第2位及び増沢賞を受賞し、神戸市室内合奏団(旧称)のコンサートマスターを務めた白井圭が参加するピアノ三重奏団"シュテファン・ツヴァイク・トリオ"。
 オーストリアの作家シュテファン・ツヴァイクの名を冠し、ARDミュンヘン国際コンクールで第2位、ハイドン国際室内楽コンクールで第1位及び聴衆賞を獲得してきたトリオが弾く、オーストリアの作曲家による2つのピアノ三重奏曲。

 ※録音:2018年5月
 
 


ARS 38753
(SACD HYBRID)
¥2700

ピリス絶賛!
 ザラ・クラヴォス 〜 デビュー

 ブラームス:4つのバラード Op.10
 リスト:バラード第2番ロ短調 S.171
 ショパン:4つの即興曲
  〔第1番変イ長調 Op.29、第2番嬰ヘ長調 Op.36、
  第3番変ト長調 Op.51、幻想即興曲嬰ハ短調 Op.66〕
 アルベナ・ペトロヴィチ=ヴラチャンスカ:クリスタル・ドリーム

ザラ・クラヴォス(ピアノ)

 ピリスが「One of the best talents I have ever seen.」と称賛の声を寄せる新世代ピアニスト、ザラ・クラヴォスが14歳でレコーディングしたデビュー・アルバム。
 2002年にスロヴェニアで生まれ、ルクセンブルクで育ち、ルクセンブルク市音楽院ではマリア・ジョアン・ピリスとルイ・ロルティに学び、このアルバムのレコーディングの後にはロンドンの王立音楽カレッジでも研鑽を積んでいます。
 フランス語、英語、スロヴェニア語、中国語を話し、ドイツ語、イタリア語、スペイン語も勉強中という才女が、ブラームス、リスト、ショパンのお気に入りのレパートリーに、ルクセンブルクの作曲家アルベナ・ペトロヴィチ=ヴラチャンスカ(b.1965)が11歳のザラ・クラヴォスのために書いた作品をカップリング。

 ※録音:2017年6月、ドイツ
 ※使用楽器:Steinway D 274
 
 


ARS 38754
(1SACD HYBRID)
¥2700
美しい夢 〜 オペラ・アリア集 カロリーナ・ロペス・モレーノ(ソプラノ)
ドリアナ・チャカロヴァ(ピアノ)
 G.シャルパンティエ:「ルイーズ」より Depuis le jour/
 プッチーニ:「トゥーランドット」より Signore, ascolta!/
 ヴェルディ:「椿姫」より E tardi... Addio, del passato bei sogni ridenti/
 グノー:「ロメオとジュリエット」より Dieu! Quel frisson... Amour, ranime mon courage/
 プッチーニ:「つばめ」より Chi il bel sogno di Doretta/
 モーツァルト:「イドメーネオ」より Se il padre perdei/
 ブリテン:「ピーター・グライムズ」より Embroidery in childhood was a luxury of idleness/
 プレヴィン:「欲望という名の電車」より I can smell the sea air/
 レハール:「メリー・ウィドウ」より Es lebt eine Vilja/
 ロベルト・シュトルツ:「お気に入りの家来」より Du sollst der Kaiser meiner Seele sein

 ボリビアとアルバニアの両親の下ドイツで育ち、バイエルン・シアター・アカデミーでミュージカルを、シュトゥットガルト音楽芸術大学でクラシックの声楽を学び、2018年にはSWR放送のテレビ番組「ヤング・オペラ・スターズ2018(Junge Opernstars 2018)」に出演したソプラノ歌手カロリーナ・ロペス・モレーノが歌うオペラ・アリア集。モーツァルトからアンドレ・プレヴィンまでの選曲も見事。

 ※録音:2017年11月、ドイツ
 





DANACORD



DACOCD 875
¥2700
デンマークの気鋭チェリスト、カール=オスカ・ウスタリン!
 ブラームス:チェロ・ソナタ集

 チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38
 チェロ・ソナタ第2番 へ長調 Op.99
 チェロ・ソナタ 変ホ長調 Op.120-2
  (カール=オスカ・ウスタリン(1984−)による
   クラリネット・ソナタ第2番からの編曲)
カール=オスカ・ウスタリン(チェロ)
エミール・グリューステン(ピアノ)


 ☆デンマークの気鋭チェリスト、カール=オスカ・ウスタリン!
 ☆自身の編曲版を含む、ブラームスのチェロ・ソナタ集!

 スカンディナヴィアの彼の世代を代表する音楽家のひとり、チェロのカール=オスカ・ウスタリン Carl-Oscar Osterlind(1984−)のソリストとしての初めてのアルバム。
 ブラームスの作品が3曲。
 J.S.バッハからメロディのインスピレーションを得て作曲、《フーガの技法》の第4と第13の〈コントラプンクトゥス〉を主題に使った「J.S.バッハへのオマージュ」の《チェロ・ソナタ第1番 ホ短調》。
 約20年後に書かれ、第1番の人気を高めることに貢献したとされるロベルト・ハウスマンに献呈された《チェロ・ソナタ第2番 へ長調》。
 ウスタリンがチェロとピアノのために編曲、ピアノを担当するグリューステンが「チェロにより素晴らしい温もりがもたらされた」と語る、まろやかで親密な気分の漂う《クラリネット・ソナタ第2番》。

 ウスタリンは、王立ストックホルム音楽大学エツベリ・キャンパスのトゥールレイフ・テデーン、王立デンマーク音楽アカデミーのモーテン・ソイテン、南カリフォルニア大学のラルフ・カーシュボームに学び、ピテオーのフランス・ヘルメションとシカゴのハンス=ヤーアン・イェンセンにも師事しました。デンマーク・アーツカウンシルの「ヤング・エリート」奨学金を獲得。
 デンマーク、スウェーデン、アメリカをはじめとする各国のコンペティションやフェスティヴァルに参加、高い評価を得てきました。
 コペンハーゲンのメシアン四重奏団のチェリスト。デンマーク・チェンバー・プレーヤーズ、アンサンブル・ミトヴェスト、エスビェア・アンサンブルのソロ奏者、コペンハーゲン・フィルハーモニック、ヘルシングボリ交響楽団、アイスランド交響楽団の首席客演チェロ奏者を務めています。
 現在の楽器は、アウグスティヌス・ファウンデーションから貸与された1703年製の「ジョヴァンニ・グランチノ」です。

 シューベルトの《ピアノソナタ ハ短調》と《楽興の時》(DACOCD769)とリストの《ピアノソナタ ロ短調》や〈オーベルマンの谷〉(DACOCD772)を録音したデンマークのエミール・グリューステン Emil Gryesten(1985−)の共演。
 デンマーク、ユラン半島にあるキアステン・ケーア美術館 Kirsten Kjær Museet のコンサートホールでセッション録音されました。

 ※録音:2018年12月1日–2日、28日–29日、2019年2月9日–10日、キアステン・ケーア美術館ジョンズ・ホール(フレストロプ、ヴィボー、デンマーク)
 



TACET



TACET
S236
SACD Hybrid \2700
オランダ室内管弦楽団/
 モーツァルト:交響曲第40番、協奏交響曲

モーツァルト:
 1. ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調 K.364
 2. 交響曲第40番ト短調 K.550
  
ゴルダン・ニコリッチ(ヴァイオリン、コンサートマスター)
リチャード・ウルフ(ヴィオラ)
オランダ室内管弦楽団

2017年2月1-4日アムステルダム、ヤクルト・ホール
SACD 5.1 SURROUND

指揮者を置かず、中心のマイクを丸く囲み高い集中力から生み出された壮麗な音楽と優秀な録音で好評を得ている、ニコリッチ&オランダ室内管弦楽団によるモーツァルト作品集。
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TACET
S257
\2700→\2490

コロリオフ(ピアノ)
 「フィーユ・ノクターン」 ショパン:名曲集

1. 夜想曲第1番 変ロ短調 op.9-1
2. 夜想曲第6番 ト短調 op.15-3
3. ワルツ第12番 ヘ短調 op.70-2
4. ワルツ第8番 変イ長調 op.64-3
5. ワルツ第7番 嬰ハ短調 op.64-2
6. 夜想曲第11番 ト短調 op.37-1
7. 夜想曲第15番 ヘ短調 op.55-1
8. 12の練習曲 作品10 第6番 変ホ短調 op.10-6
9. 12の練習曲 作品25 第1番 変イ長調「牧童」 op.25-1
10. 12の練習曲 作品25 第2番 ヘ短調 op.25-2
11. 3つの新練習曲より第1番 ヘ短調
12. 夜想曲第17番 ロ長調 op.62-1
13. 夜想曲第19番 ホ短調 op.72-1
14. マズルカ第25番 ロ短調 op.33-4
15. マズルカ第36番 イ短調 op.59-1
16. マズルカ 「ノートル・タン No.2」 イ短調
17. 夜想曲第20番 嬰ハ短調(遺作)「Lento con gran espressione」
エフゲニー・コロリオフ(ピアノ)

 2019年2月 ベルリン、ダーレムのイエス・キリスト教会での録音
 静寂に満ちた夜に、佇む葉(feuilles nocturnes:Nightly leaves)をタイトルに持つアルバムに集められた17曲は、いずれもコロリオフが若いころから慣れ親しみ思い出深い作品の数々です。
 センシティブなタッチから生み出された美しく抑制的な一音、一音で純粋で誇張の無い詩的で深い音楽を紡ぎ出しています。コロリオフが愛する自身の兄弟に捧げたアルバム。


 コロリオフの評価が最近非常に高い。
 もともと実力派として知られていて、これまで多くの名盤をリリースしてきたのだが、まったく無名だったコロリオフのバッハを聴いた作曲家のリゲティは、彼のバッハの録音について、「無人島に持っていく1枚」に選び、さらに「死の苦しみを忘れさせてくれるだろう」と絶賛した。そうしてようやくその真価が日本のファンにも認められ始めた。・・・というよりも、一度耳にしさえすれば、それがいかに深く真摯な音楽がすぐにわかるはず。





<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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DANACORD



DACOCD 872-873
(2CD-R)
¥5100→\4790
デンマークの偉大なピアニスト、ヴィクト・シューラー 第5集
 [Disc 1]〜
  チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23*[録音:1961年9月23日、ライヴ]/
  グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 Op.16 録音:1962年、ライヴ]/
  ショパン:
   夜想曲第2番変ホ長調 Op.9-2、
   練習曲 ハ短調 Op.10-12 《革命》、練習曲 ハ長調 Op.10-7[録音:1925年]/
  エドゥアルド・ゲルトナー/イグナツ・フリードマン:ウィーン舞曲第1番[録音:1925年]/
  グリーグ:ハリング Op.71-5[録音:1953年]/
  シンディング:春のささやき Op.32-3[録音:1953年]/
 [Disc 2]〜
  ハイドン:ピアノ三重奏曲第39番ト長調 Hob.XV:25§[録音年不詳]/
  モーツァルト:ピアノ三重奏曲第4番ホ長調 K.542§[録音:1952年]/
  ショパン:
   夜想曲第5番嬰ヘ短調 Op.15-2、夜想曲第19番ホ短調 Op.72[録音:1952年]/
   即興曲第1番変異町長 Op.29/
   子守歌変ニ長調 Op.57、練習曲ホ長調 Op.10-3 《別れの曲》、練習曲嬰ハ短調 Op.10-4、
   練習曲変ト長調 Op.10-5 《黒鍵》[録音:1954年]、
   バラード第1番ト短調 Op.23[録音:1942年]/
  メンデルスゾーン:ロンド・カプリチオーソ ホ長調 Op.14[録音:1947年]/
  ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調 Op.3-2[録音:1947年]
 ヴィクト・シューラー(ピアノ)、カール・フォン・ガラグリ(指揮)*、トマス・イェンセン(指揮)₁A
 デンマーク放送交響楽団、チャーレス・センデローヴィツ(ヴァイオリン)§、
 エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(チェロ)§

 20世紀中期を代表するデンマークのピアニストのひとり、ヴィクト・シューラー(1899−1967)の録音を復刻するシリーズ。
 第5集では、チャイコフスキーとグリーグの名コンチェルト、ショパンを中心としたヴィルトゥオーゾ・ピアノ・ピース、そしてセンデローヴィツ、ベンクトソンと共演したモーツァルトとハイドンのピアノ三重奏曲を収録。HMVとTONOレーベルからLPリリースされていた音源(ショパンの一部は1925年録音というレア音源)からのCD化と、2つのライヴ音源です。

 ベストセラーとなった第2弾のトゥクセン指揮のチャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番。10年後の演奏が今回のアルバムに入ってます。指揮はカール・フォン・ガラグリ!

 ※録音:1925年−1962年/MONO ADD
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。



ヴィクト・シューラーのシリーズならやはりこの第2弾!
なんと豪華な!


DACOCD 781-782
(2CD-R)
¥5100→\4790
デンマークの偉大なピアニスト、ヴィクト・シューラー Vol.2
 チャイコフスキー:
  ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23*(録音:1950年)
 シューマン:謝肉祭 Op.9(録音:1956年)
 ブラームス:3つの間奏曲 Op.117(録音:1956年)
 モーツァルト:幻想曲ハ短調 K.396(録音:1955年)
 ベートーヴェン:
  ヴァイオリンソナタ第9番イ長調 Op.47《クロイツェル》
   (録音:1942年)**
 シューベルト:
  ピアノ三重奏曲変ロ長調 Op.99(録音:1955年)***、
  即興曲ト長調 Op.90-3(録音:1957年)
ヴィクト・シューラー(ピアノ)
エーリク・トゥクセン(指揮)*
デンマーク国立放送交響楽団*
エミール・テルマーニ(ヴァイオリン)**
ヘンリー・ホルスト(ヴァイオリン)***
エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(チェロ)***
 デンマークの偉大なピアニスト、ヴィクト・シューラーの貴重な録音を現代に復刻するシリーズ第2弾(第1弾はDACOCD 491-492)。
 ヴィクト・シューラー(1899−1967)は、コペンハーゲン生まれのピアニスト。父は作曲家のヴィクト・ベンディクス。母アウゴスタ・シューラーからピアノの手ほどきを受け、イグナーツ・フリードマン、アルトゥール・シュナーベルに師事しました。
 1914年にピアニストとしてデビュー。1919年からヨーロッパの演奏旅行。第2次世界大戦後の1948年−1949年にかけて初めてのアメリカ演奏旅行を行いました。
 新しい音楽のスペシャリストとしても知られ、ランゴーやニルス・ヴィゴ・ベンソンのピアノ作品を初演。指揮者としても活動しました。

 録音:1942年〜1957年/MONO ADD
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。


 クロイツェルでのテルマニ、シューベルトでのホルストのヴァイオリンも聴きもの。いい味出してます!

 
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DACOCD 871
(2CD-R)
特別価格
¥2700→\2490
エアリング・ブレンダール・ベンクトソンへの捧げ物 〜
 ヨーロッパ放送局録音(1978年−1986年)
エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(チェロ)、他
  [Disc 1]
   エルンスト・トッホ(1887−1964):即興曲 Op.90c(チェロ独奏のための)
    [エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(チェロ)/録音:1978年10月9日、WDR Saal 2]/
   モーツァルト:ディヴェルティメント変ホ長調 K.563(弦楽三重奏のための)
    [イゴール・オジム(ヴァイオリン)、ライナー・モーク(ヴィオラ)、
     エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(チェロ)/録音:1980年1月14日、WDR Saal 2]/
   オッフェンバック:2つのチェロのための二重奏の演奏法 Op.51(第2巻 ト短調)
    [エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(チェロ)、ボリス・ペルガメンシコフ(チェロ)]/
   ゲオルク・クリストフ・ヴァーゲンザイル(1715−1777):ソナタ第3番 ハ長調 WWW.445《小品の組曲》
    [エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(チェロ)、ボリス・ペルガメンシコフ(チェロ)、
     ゲオルク・ファウスト(チェロ)、ヴァルター・モイター(コントラバス)/
      録音:1979年11月26日、WDR Saal 2]/
  [Disc 2]
   メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ第1番 変ロ長調 Op.45
    [エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(チェロ)、マリア・ベルクマン(ピアノ)/
     録音:1982年12月25日、SWR]/
   アラン・ロースソーン(1905−1971):チェロ・ソナタ ハ長調
    [エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(チェロ)、マリア・ベルクマン(ピアノ)/
     録音:1982年11月15日、SWR]/
   ウォルトン:パッサカリア(チェロ独奏のための)[エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(チェロ)]/
   ヘアマン・D・コペル(1908−1998):チェロ・ソナタ Op.62
    [エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(チェロ)、ポール・ハンバーガー(ピアノ)/
     録音:1985年1月6日、BBC Radio 3]

 デンマークのチェリスト、エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(1932−2013)の「トリビュート」シリーズの第12作。
 WDR(西部ドイツ放送)、SWR(南西ドイツ放送)、イギリスの BBC Radio のアーカイヴ録音が、2枚のディスクでリリースされます。

 [Disc 1]は、ケルンの WDR Saal 2 での録音が4曲。ベンクトソンがカーティス音楽院で学んだピアティゴルスキーのために作曲されたトッホの《即興曲》。
 スロヴェニア出身のヴァイオリニスト、イゴール・オジム Igor Ozim(1931−)とケルン出身のヴァイオラ奏者、ライナー・モーク Rainer Moog(1941−)と共演した、モーツァルトの傑作のひとつ、弦楽三重奏のための《ディヴェルティメント変ホ長調》。
 オッフェンバックの《2つのチェロのための二重奏の演奏法(Cours methodique de duos pour deux violoncelles)》は、自身チェロのヴィルトゥオーゾだったオッフェンバックが1847年にパリで出版した「革新的」といわれる二重曲集です。
 この曲集のト短調の作品と、オーストリアの宮廷作曲家ヴァーゲンザイルの《ソナタ第3番》は、レニングラード生まれのチェリスト、ボリス・ペルガメンシコフ Boris Pergamenschikov(1948−2004)とのデュオによる演奏です。

 [Disc 2]のメンデルスゾーンの古典的スタイルによる《チェロ・ソナタ 変ロ長調》と、ロースソーンの独自の思考に基づく個人的な音世界をもった《チェロ・ソナタ ハ長調》は、SWR が創設された1946年、最初の放送ピアニストに採用されたドイツのマリア・ベルクマン Maria Bermann(1918−2002)が共演した演奏です。
 BBC Radio 3 の録音も2曲。
 ウォルトンの憂いをおびた主題と10の変奏の《パッサカリア》。
 コペルの《チェロ・ソナタ》は、ハイセ、ロウシング・オールセン、ルイ・グラスたちのソナタとも比べられる、デンマークのこのジャンルを代表するとされています。
 ベンクトソンが同行したコペルの1956年のソ連ツアーの直前にコペンハーゲンで初演、ツアー中に再演されました。
 ウィーンで生まれ、1941年にイギリスに移住したポール・ハンバーガー Paul Hamburger(1920−2004)の共演。
 ベンクトソンとコペルの共演した1959年の演奏もリリースされています(DACOCD565−566)。

 このアルバムの8曲はすべて、初めてディスクとしてリリースされる、それぞれの放送局の正規ライセンスによる「ステレオ」録音です。

 ※録音:1978年−1986年/STEREO ADD
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。




 コペンハーゲン生まれのチェリスト、エールリング・ブレンダール・ベンクトソンは1932年生まれ。2013年の6月6日に亡くなった。

 わずか4歳で最初の公演を行い、7才にしてオーケストラと初共演するなどその非凡さを発揮。16才でアメリカに渡り、翌年カーティス音楽院であのピアティゴルスキーのアシスタントを務め、さらに翌年にはピアティゴルスキーの後任に指名された。
 5年後にデンマークに渡り、コペンハーゲンのデンマーク王立音楽アカデミーの教授を務めていたが、1990年にアメリカに戻り、ミシガン大学で教職に就いていた。

 そんなわけで演奏家としてよりも教育者として知名度が高かったベンクトソンだが、祖国DANACORDはこの偉人を讃えるアルバムをシリーズでリリースしてきた。

 


 ベングトソンの演奏は甘くなりすぎず、しかし渋くなりすぎず、さりげなくさらりと流しながらそこに確実な余韻を残す。


 シベリウスの「悲しいワルツ」

https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=HlEeHLLUy_c

 を聴いてもらえれば分かると思う。


 間違いなくロマンティストのはずなのに、それをあえて押し隠して抑えた演奏を聴かせるのである。
 それが通にはたまらない。


 しかしCDを熱心にリリースしてきたのが北欧マイナー・レーベルDANACORDだけに、残念ながらそのCDは簡単に手に入るというわけにはいかない。

 気づいたら20年前にリリースされて当時の東京のショップでベストセラーとなったシューマンとドヴォルザークのチェロ協奏曲集も、猛女カフタラージェとの傑作ショパンとグリーグのチェロ・ソナタ集も、ベンクトソンの最高傑作ベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集も、入手しづらくなっていた。


 ということで今回はその北欧の偉人、ベングトソンの代表的アルバムをご紹介してみましょう。



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 これは1950年から1961年にHMVに録音したチェロとピアノ、チェロと室内管弦楽のための作品集。

 ニルス・ヴィゴ・ベンソンの作品を初演したことでも知られるピアニスト、ヴィクト・シューラなど、デンマークを代表するアーティストが終結。
 往年のデンマーク音楽界のすばらしさを堪能できる2枚組。

 大作が並んで威容を見せ付ける1枚目、一転してはかなく抒情的な2枚目・・・
 店主には2枚目のけれんみのない美しさがとくに印象的だった。

 この人、くどいようだが絶対に生来のロマンティストで、そして同時にすごくシャイだったはず。

DACOCD 738
(2CD-R/特別価格)
\3000
レコード音源による
 エールリング・ブレンダール・ベンクトソンへのトリビュート・アルバム


  ベートーヴェン:
   チェロソナタ第3番 イ長調 Op.69、
   モーツァルトの《魔笛》からの「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲 WoO.46/
  ブラームス:
   チェロソナタ第2番 ヘ長調 Op.99、
   チェロソナタ第1番 ホ短調 Op.38/

  ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲 ホ短調 RV.409/
  ボッケリーニ:チェロソナタ イ長調 G.13、ロンド/
  ポッパー(カサド編):妖精の踊り Op.39/
  ストラヴィンスキー(ピアティゴルスキー編):イタリア組曲/
  グリーグ(ベンクトソン/コペル 編):春に寄す/
  シベリウス(ベンクトソン 編):悲しいワルツ Op.44-1/
  ルビンシテイン:ロマンス/サン=サーンス:白鳥/
  ミヨー:エレジー/コペル:テルニオ Op.53B

エールリング・ブロンダール・ベングトソン(チェロ)
ヴィクト・シューラー(ピアノ)
ゲーオウ・ヴァーシャーヘリ(ピアノ)
ヘアマン・D・コペル(ピアノ)
ヘンリク・サクセンスキョル(指揮)
コペンハーゲン・プロムシカ室内管弦楽団

 ※当タイトルは、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。



 そして20年前にリリースされて巨匠的アプローチにチェロ・ファンが騒然となった協奏曲集。
 世界にはこんな魅力的な人がまだいるのだと多くの人をうならせた。
 残念ながらこのアルバムもきわめて入手困難。海外在庫のみ。

DACOCD413
\3200
在庫ごくごく僅少
シューマンチェロ:協奏曲 イ短調 Op. 129
ドヴォルザーク :チェロ協奏曲 ロ短調 Op. 104
エールリング・ブロンダール・ベングトソン (チェロ)
アルトゥール・ルービンシュタイン・フィルハーモニー管弦楽団
イリヤ・ストゥーペル指揮



 さらにDANACORDを代表するピアニスト、猛女ニナ・カフタラージェとの熱いソナタ集。
 聴きごたえあります。
Chopin and Grieg: Cello Sonatas
DACOCD 644
\3200
在庫僅少
ショパン:チェロ・ソナタ ト短調Op.65
グリーグ:チェロ・ソナタ イ短調Op.36
エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(Vc)
ニナ・カフタラージェ(P)

 デンマークを代表するチェリストのひとり、エアリング・ブレンダール・ベンクトソンと、モスクワで音楽教育を受けたニナ・カフタラージェによるデュオ・アルバム。
 ベンクトソンのチェロによる広く深みのある響きでチェロ・ソナタの名曲2作品を愉しませてくれる。

ニナ・カフタラージェ


 ベングトソン の代表作であり金字塔でもあるベートーヴェン「チェロとピアノのための作品全集」。
 抑えたロマンと深い味わいが全編を覆う。
 これはまだ若干在庫があると思われるが、早めの確保をお奨めします。
Beethoven: Works for Cello and Piano
DACOCD 333-34
(2CD)
¥5100
お早めに
ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品全集 エールリング・ブロンダール・ベングトソン (チェロ)
アンケル・ブリーメ (ピアノ)




 そしてもうひとつの金字塔といえばやはりこれになる。
 リラックスした優しく穏やかな雰囲気がベングトソンらしい。
 学究的だったり、哲学的だったり、緊張感に満ちた厳しい演奏ではないところがこの人の持ち味なのだろう。


DACOCD 331-32
(2CD)
¥5100
お早めに
J.S. バッハ:無伴奏チェロ組曲 BWV 1007-1012 エールリング・ブロンダール・ベングトソン (チェロ)



 



...

ATS



ATS ATS913-2
(UHQCD) \2500
爆演の金字塔、ブラ1演奏史に輝く凄演。
 アーベントロート+バイエル国立管アカデミーコンサート1956
  ブラームス:交響曲第1番


[13:00][9:02][4:21][15:03]
アーベントロート指揮
バイエルン国立管

 DISQUES REFRAIN盤のマスターを使用。極上音質で復活の超絶ライヴ高音質UHQCDにて登場!デジパック仕様(完全限定盤)

 1956年1月16日、バイエル国立管弦楽団アカデミーコンサート、ミュンヘン・ドイツ博物館ライヴ

 これが没年の演奏と言うことが信じられないアーベントロート会心の名演。爆演中の爆演であるブラ1がUHQCD化。
 すっかり東ドイツの人になっていたアーベントロートが珍しくバイエルン国立歌劇場管弦楽団(バイエルン国立管)の定期演奏会である「アカデミーコンサート」に登場。冒頭からして力こぶが盛り上がる様な雄々しく逞しいサウンドに圧倒されます。剛直でセンチメンタリズムに堕さない第2楽章。疾走する第3楽章。そして白眉は勿論のことフィナーレで、物をぶっ壊すかのようなティンパニの強打、旋律美が壊れるのを無視してまでブロック的に楽想を分断し、思う存分の変化をつけまくる超個性的解釈!アーベントロート屈指の名演として名高いものです。この前日には同会場でクナッパーツブッシュがミュンヘンフィルと演奏会を開いていたと言う正に神々の時代の記録。
 至高音質として知られたDISQUES REFRAIN盤のマスターを使用。テープの傷は可能な限り修正しUHQCD化しました。
 英日のライナーノート付です。


UHQCDとは
 新開発の製法により、従来の高音質ディスクよりさらに原盤に忠実な音を再現。
 CD規格に準拠。全てのCDプレーヤーでお楽しみいただけます。
 最高性能のクリスタルディスクに迫る高音質を手軽にお楽しみいただけます。



先日RICHTHOFENから発売になったばかり。
そのまま載せておきましょう
2020/3/13新譜
RICHT 55024
1CD-R\2200
ブラームス:交響曲第1番ハ短調op. 68 ヘルマン・アーベントロート指揮 
バイエルン国立管弦楽団
(1956年1月16日モノラル録音)プライヴェートテープ

 世紀の名盤、迷盤。
 阿鼻叫喚の卒倒アルバム、RICHTHOFENから登場。ブラームスの交響曲第1番の演奏について話題になったとき、名盤についてひととおり話が終わったあと必ず誰かが「で、アーベントロートのは聴いた?」とと言い出すことになる、あの演奏である。
 トラウマになるのでそうおいそれと近づいてはいけないが、どうせいつか死ぬのなら聴いておいた方がいい、あの演奏である。



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 いまから30年ほど前、ディスク・ルフラン(廃盤)から発売されたとき、あまりの過激演奏のため店頭での演奏を控えるほどだった。
 傍若無人、厚顔無恥、支離滅裂。
 ここまでこの作品を徹底してデフォルメしてしまった人は、日本人指揮者の宇宿以外、アーベントロートしかいない。
 それにしてもこの演奏の圧倒的なすごさ!気をてらった一発狙いのピエロではない。真剣勝負、真正面からの超変態発狂演奏。

 しかし・・・、山賊に連れ去られたお姫様がその山賊を愛してしまうがごとく、聴いている者は次第に「もうどうにでもして」と身を投げ出したくなってしまう。

 「クラシック輸入盤パーフェクト・ブック」の「買ってはいけない」のコーナーで、鈴木淳史氏が「常軌を逸したげてもの」、「あまりのやりたい放題に聴くものを爆笑の渦に巻き込むまったく不謹慎極まりない演奏」、「何人も感動することを許さない激しさ」と絶賛(?)していた。




<メジャー・レーベル>


伊UNIVERSAL



伊UNIVERSAL
481 9757
(2CD)\3200
LIVE AT AMIATA PIANO FESTIVAL
ハイドン:
 二重協奏曲ヘ長調Hob.XVIII:6
 ヴァイオリン協奏曲ハ長調Hob.VIIa:1、
 チェロ協奏曲第2番ニ長調Hob.VIIb:2
 ピアノ協奏曲ト長調Hob.XVIII:4、
 交響曲第45番「告別」Hob.I:45、
 序曲ニ長調Hob.Ia:7bis
マウリツィオ・バリーニ(pf)
シルヴァ・キエザ(Vc)
グイド・リモンダ(Vn)
カメラータ・デュカーレ管弦楽団



韓国DG



韓国DG
DG40245
\2800
ホワン・スミ(ソプラノ)
Songs〜R.シュトラウス:4つの最後の歌


 R.シュトラウス:ひとつのもの Op.69-3
 R.シュトラウス:夜 Op.10-3
 R.シュトラウス:悪天候 Op.69-5
 R.シュトラウス:明日 Op.27-4
 リスト:ペトラルカの3つのソネット
 ブリテン:この島国で Op.11
 R.シュトラウス:4つの最後の歌 
ホワン・スミ(ソプラノ)
ヘルムート・ドイチュ(ピアノ)


韓国DG
DG40250
\2800
レティシア・モレーノ(ヴァイオリン
ピアソラ:ブエノスアイレスの四季

ピアソラ:
 1. ブエノスアイレスの四季(デシャトニコフ編)
 2. 忘却
 3. 五重奏のためのコンチェルト
 4. アディオス・ノニーノ
 5. ル・グラン・タンゴ
 6. 天使の死
 7. 天使のミロンガ
レティシア・モレーノ(ヴァイオリン)
レミー・ファン・ケステレン(ハープ:2-7)
パブロ・マイネッティ(バンドネオン:2-7)
ホセ・ガヤルド(ピアノ:2-7)
ヤンネ・サクサラ(コントラバス:2-7)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1)
アンドレス・オロスコ=エストラーダ(指揮:1)



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韓国Warner



Warner Music Korea
PWCD0089
\2800→\2590
クン=ウー・パイク/初期録音集

 リスト:巡礼の年 第3年より『エステ荘の噴水』
 リスト:バッハの名による幻想曲とフーガ
 リスト:ハンガリー狂詩曲第12番
 ドビュッシー:月の光
 ドビュッシー:ピアノのために
 サティ:ジムノペディ第1番
 サティ:ひからびた胎児より『無柄眼類の胎児』
 サティ:グノシエンヌ第5番
 サティ:オジーヴ第1番
 プーランク:夜想曲 第1番
 プーランク:即興曲 第12番『シューベルトを讃えて』
 プーランク:即興曲 第15番『エディット・ピアフを讃えて』
クン=ウー・パイク(ピアノ)



Warner Music Korea
DU42209
\2800

Simply Sarah〜ヴァイオリン小品集


バッツィーニ:妖精の踊り Op.25
パガニーニ/リッチ編:カンタービレ ニ長調 Op.17
サラサーテ/フランチェスカッティ編:序奏とタランテラ Op.43
チャイコフスキー/ギンゴールド編:ワルツ・スケルツォ Op.34
フォーレ:子守歌 Op.16
ディニーク/ハイフェッツ編:ホラ・スタッカート
プロコフィエフ/ハイフェッツ編:『ロメオとジュリエット』 Op.64より『仮面』
パガニーニ/アラール編:ヴァイオリンとギターのためのソナタ Op.3-6
メンデルスゾーン:歌の翼に
ブラームス:『F.A.E.ソナタ』より第3楽章
グルック/クライスラー編:精霊の踊り
クロール:バンジョーとフィドル
シベリウス:組曲『ベルシャザール王の饗宴』 Op.51より第3曲『夜想曲』
サラサーテ:スペイン舞曲集 Op.23より第2番『サパテアード』

 
サラ・チャン(ヴァイオリン)
チャールズ・アブラモヴィッツ(ピアノ)

1996年6月

25年前に発売されて一世を風靡したサラ・チャンの小品集。韓国から再発売。


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韓国SONY



韓国SONY
S80485C
\2800→\2590
パク・ヨンミン指揮、プチョン・フィル
 マーラー:交響曲第9番
パク・ヨンミン指揮、
プチョン・フィルハーモニック管弦楽団

 1番、6番で高い評価を受けたパク・ヨンミンのマーラー第9番。

 

 指揮者パク・ヨンミンは 国立ソウル大学・大学院を卒業後、オーストリアの モーツァルト国立音大で学び、 国際モーツァルト財団でパウムガルトナー 賞 (Paumgartner Medal)を受賞した。

 2015年より プチョン・フィルの音楽監督・指揮者を務めている。

 プチョン・フィルは富川(プチョン)市の全幅的な支援によって創設されたオケ。
 先日ご紹介して日本の音楽ファンを震撼させたブルックナー交響曲全集で一躍名を成したイム・ホンジョンを常任指揮者に迎え入れ、韓国最高のオーケストラに成長したらしい。
 そのイム・ホンジョンが行った プチョン・フィルのマーラー交響曲全曲シリーズは、韓国に‘マーラー・シンドローム’を引き起したという。
 今回のパク・ヨンミンによるマーラー録音も、その勢いその流れで為されたものだろう。


















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