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≪第108号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その11 2020/9/29〜




10/2(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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APARTE



KKC 4239
¥2700→\2490
フランス・ピアニズムの正統的継承者
 ダルベルト、ラヴェルを録音!
  ラヴェル:作品集/ダルベルト

 ・高雅で感傷的なワルツ
 ・ソナチネ
 ・夜のガスパール
 ・鏡(第2曲 悲しい鳥たち、第4曲 道化師の朝の歌、第5 曲 鐘の谷)
ミシェル・ダルベルト(ピアノ)

 
 録音:2019年4月、パリ、ルイ・ヴィトン財団オーディトリウム/輸入盤・日本語帯・解説付

 フランス・ピアニズムの正統的継承者、ミシェル・ダルベルトがラヴェルを録音しました。
 日本でのファンも多く、来日のたびに、風格と知性、そして確固たる技術でもって圧巻の演奏を披露しており、まさに巨匠の域に達しているといえるでしょう。
 ダルベルトは、アルフレッド・コルトーの愛弟子でもあったペルルミュテールに師事しておりますが、ペルルミュテールはラヴェルからも認められたラヴェル演奏家でした。
 ダルベルトは彼からまず「ソナチネ」のレッスンを受け、「鏡」「クープランの墓」「夜のガスパール」なども音楽院時代に指導を受けたといいます。ついに、脈々と受け継がれてきた貴重なフランスの音楽的遺産がヴェールを脱ぎます。
 国内仕様盤のみのご案内となります。
 



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ABC CLASSICS

ABC4814532
(2CD)
【旧譜】
特別価格 ¥3700→\3390
ラトルが豪のスペシャル・オケを振ったブルックナー
サイモン・ラトル&AWO!ブルックナーのシドニー・ライヴ2015!

 ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(1890年ハース版)
サイモン・ラトル(指揮)
オーストラリア・ワールド・オーケストラ

 ABCのアルバムは突然入らなくなることがあるのでお早めに。

 ☆サイモン・ラトルがオーストラリアのスペシャル・オーケストラを振ったブルックナーのライヴ!

 オーストラリア放送協会の自主レーベル「ABC Classics」よりリリースされた、サイモン・ラトルがオーストラリアの特別オーケストラを振ったブルックナー第8番の2015年ライヴ録音。
 「オーストラリア・ワールド・オーケストラ(AWO)」は、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、シカゴ響、ロンドン響、ロサンゼルス・フィル、香港フィルなど、世界の主要なオーケストラで活躍するオーストラリアのミュージシャンたちとオーストラリアを拠点として活動するトップ・ミュージシャンたちが一堂に会して活動するスペシャル・オーケストラ。

 サイモン・ラトルによって「世界の偉大なオーケストラの1つ(one of the great orchestras of the world)」とも称されるAWO。その広大で緻密なアンサンブルを発揮したブルックナー交響曲第8番のシドニー・オペラ・ハウス・ライヴは、2016年のヘルプマン賞( Helpmann Awards)で「年間最優秀オーケストラ・コンサート賞」を受賞した熱演です。

 ※録音:2015年7月31日、シドニー・オペラ・ハウス・コンサート・ホール(ライヴ)
 
 

ABC4817680
【旧譜】
¥2600
ノー・ウィンド・アット・ザ・ウィンドウ 〜
 ケルトとゲールの神聖なメロディー
キャサリン・ストラット(ピアノ)
クリス・ダンカン(スコティッシュ・フィドル)*
  ウェールズ民謡:夜もすがら/
  イングランド/アイルランド民謡:疲れたる者よ/
  ニール・ドゥーガル:How Are Thy Servants Blest, O Lord/
  アイルランド民謡:ノー・ウィンド・アット・ザ・ウィンドウ/
  ゲールの讃歌:There Is Sweet Rejoicing on the Hill of Paradise*/
  スコットランドの讃歌:Oh, This Is the Story That Will Gladden My Heart/
  ロビン・マン:主よ、わたしの祈りを聞いてください/
  ウィリアム・ガーネット・ジェイムズ:カントリー・キャロル/
  シリル・ヴィンセント・テイラー:神は愛なり/
  ゲール民謡:モーニング・ハズ・ブロークン(雨にぬれた朝)/
  ロバート・ウィリアムズ:たたえよこの日*/
  ウェールズ民謡:おお十字架にかけられた救い主/
  スコットランド民謡:Christ Be My Leader by Night as by Day/
  ウィリアム・ヘンリー・モンク:日暮れて四方は暗く/
  イングランド民謡:サセックス・キャロル*/
  ウィリアム・ペンフロ・ロウランズ:あめなるよろこび/
  ゲールの讃歌:プレシャス・イズ・ユア・グレイス・トゥ・アス*/
  スコットランド民謡:エレミヤの神/
  アメリカ民謡:アメイジング・グレイス/
 スコットランド民謡:み神とともなる

 スコットランドの伝統的なダンス音楽シーンで最高の奏者の一人と見なされているピアニスト、キャサリン・ストラットがピアノ・アレンジを施したケルトとゲールの讃歌集。
 「アメイジング・グレイス」、「日暮れて四方は暗く」、「雨にぬれた朝」などの有名な旋律や日本でも親しまれている讃美歌から、キャサリンに贈られたゲールの讃美歌集などパーソナルな作品まで、魅惑のメロディーを柔らかいピアノの音色で包みます。
 人々の琴線に触れ、郷愁を誘う美メロが満載! ピアノ・ファン、ケルティック・ファンなど要注目のピアノ・アルバムです。

 ※録音:2017年&2018年、シドニー
 




KAIROS



0015043KAI
¥2600
アンサンブル・リンクスによるライヒ!
 スティーヴ・ライヒ:18人の音楽家のための音楽
アンサンブル・リンクス
レミ・デュルプト(指揮、ヴィブラフォン、ピアノ)

 独創的で革新的な作品を生み出すことを目的として2007年に結成されたフランスのピアノ・パーカッション・デュオ「リンクス(LINKS)」とそのアンサンブルが、ミニマル・ミュージックの古典をお届けします。
 シュトックハウゼンの《Kontakte》にインスパイアされた彼らは、レパートリーをできるだけ広く共有し、新しい作品の創造を促したいと考え、20世紀を代表する音楽作品と、現代音楽の双方に積極的に取り組んでいます。
 本アルバムではライヒの名作《18人の音楽家のための音楽》を取り上げ、リズムの正確さ、幅広いダイナミクス、そして作品と演奏の両方が生みだす独特の色彩感によって、聴き手に忘れられないリスニング体験をもたらします。
 ブックレット(英語、フランス語、ドイツ語)にはライヒ自身の作品解説が掲載されています。

 ※録音:2020年3月
 
 

0015080KAI
¥2600
ジャイメ・レイス(1983-)のポートレート・アルバム
 ジャイメ・レイス:フルクサス
クララ・サレイロ(フルート)
デュオ・コントラチェロ、
ピナ・ディンサー(ヴィオラ)
アレフ・ギター・カルテット

 注目すべきポルトガルの作曲家、ジャイメ・レイス(1983-)のポートレート・アルバム。
 彼の音楽は、自然科学分野における最先端の研究に対する強い関心と、アジアの音楽、スピリチュアルな伝統への飽くなき関心の両方に基づいています。
 今回のレコーディングに対して作曲者は「このアルバムのすべての作品は、私のフルクサス・サイクルの一部であり、流体力学に関連した物理現象に触発されています。
 空間は単なる概念ではありません。フレーム、フォース、フラックスが創造的なダイナミックさの中で相互に作用する、経験された現実であり、私はそれを自分の音楽で伝えようと努力しています」と語っています。

 ※録音:2017年11月、2018年10月、2019年7月&10月
 




ORLANDO RECORDS

OR0028
¥2500
サウンドスペーシズ
 ステイングリムル・ローロフ:Druck(2010)
 パウル・フリック:Schwelle1(2017)
 オルム・フィンネンダール:Horen und Sehen(2010)
 パウル・フリック:Schwelle2
 アルフレート・ツィンマーリン:Scenes(2010)
 パウル・フリック:Schwelle3
 サッシャ・ドラギツェヴィッチ:Symbiosen(2011)
 パウル・フリック:Schwelle4
サウンドスペーシズ

 2008年にファゴット奏者のヨハネス・シュヴァルツとサックス奏者のサッシャ・アルムブルスターによって結成されたデュオ「サウンドスペーシズ」。
 彼らの音楽には楽器の音とは別に、エレクトロニクスが欠かせない要素であり、2人の楽器奏者は演奏技術を極限まで拡張し、自然音と合成音の相互作用の中で、それぞれの作品において新たな「音」を展開しています。
 本アルバムに収録されている作品は、その内容、文脈、意味が抽象化されたままであってもそれぞれの物語を感じることができる、魅力的なものばかりです。

 ※録音:2016年&2017年
 




QUARTZ


QTZ2137
¥2600
ビヨンド・ワーズ ヴィタリ・ヴァトゥーリャ(サクソフォン)
 ヤコブ・テル・フェルトハウス:ガーデン・オヴ・ラヴ
  (ソプラノ・サクソフォンとサウンドトラックのための)
 スティーヴ・ライヒ:ヴァーモント・カウンターポイント
  (サクソフォンとテープのための/J.ハイスラー編曲)
 田中カレン:ナイト・バード
  (アルト・サクソフォンとエレクトロニクスのための)
 ウィル・グレゴリー:インターフィアランス
  (CD伴奏を伴う独奏サクソフォンのための)
 スティーヴ・ライヒ:ニューヨーク・カウンターポイント
  (独奏ソプラノ・サクソフォンとテープのための/S.ファンチャー編曲)
 ヤコブ・テル・フェルトハウス:グラブ・イット!
  (テナー・サクソフォンとサウンドトラックのための)

 ☆サクソフォン版ライヒのカウンターポイント!
 ☆超絶テクニックと無限の音色で贈るサクソフォン・ワールド!

 ヴィタリ・ヴァトゥーリャは、ロシアでもっとも権威のあるコンクールの1つである「Delphic Games」の他、イタリアの国際サクソフォン・コンクール「Marco Fiorindo」やスロヴェニアのノヴァ・ゴリツァ国際サクソフォン・コンクールなどで入賞し、ロシアの主要なオーケストラと共演してきたサクソフォン奏者。
 イギリスのQuartzからリリースされる「ビヨンド・ワーズ(Beyond Words)」は、「クラシック」と「非クラシック」の分類の狭間にあるような現代の作品を集めており、サクソフォン版に編曲されたライヒの「ヴァーモント・カウンターポイント」と「ニューヨーク・カウンターポイント」を軸に、ヤコブTVの名でも知られるアヴァン・ポップの異才ヤコブ・テル・フェルトハウスの2曲、トリスタン・ミュライユに師事した田中カレンのアンビエントな作品、イギリスの作曲家兼プロデューサー、オーボエ奏者、サックス奏者であるウィル・グレゴリーのエレクトロニック・サウンドスケープを収録。
 電子機器と組み合わせることによって無限の音色のパレットを得たサクソフォンを駆使し、驚異的なテクニック、透き通るような音色で夢幻のサクソフォン・ワールドを創造しています。

 ※録音:2018年10月−2019年8月、ステッペンヴォルフ・スタジオ(オランダ)
 
 


QTZ2135
¥2600
ムソルグスキー:展覧会の絵
 はげ山の一夜(コンスタンティン・チェルノフ編曲ピアノ版)
 子供の頃の思い出から
  〔第1曲「乳母と私」、
   第2曲「最初のお仕置き(乳母は私を暗い部屋に閉じこめた)」、
   子供の戯れ、気まぐれな女、
   瞑想曲(アルバムの綴り)《Razdumye》、涙、紡ぎ女、村にて〕
 展覧会の絵
エフゲニー・サモイロフ(ピアノ)

 リーズ、ヴィアンナ・ダ・モッタ、プラハの春など多くの権威ある国際コンクールで優勝してきたロシアのピアニスト、エフゲニー・サモイロフが弾くムソルグスキー。
 雄大な「展覧会の絵」の堂々とした演奏はもちろん、自身で補完した「子供の頃の思い出から」にも注目。
 このピアノ曲集は第1曲と第2曲だけが書かれた未完の作品で、サモイロフはここに子供時代の思い出を呼び起こすようなムソルグスキーの6つのピアノ曲を加えて、8曲の曲集として提示しています。

 ※録音:2016年11月2日−3日、2017年12月22日、モスクワ
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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APR



APR5637
¥2300→\2090
ヴィルヘルム・バックハウス
 〜 1940年代スタジオ録音全集
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)
 ●エレクトローラ録音(ベルリン)
  ・モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番ニ長調 K.537《戴冠式》
    フリッツ・ザウン(指揮)、ベルリン国立歌劇場管弦楽団/録音:1941年11月頃
 ●HMV録音(ヴォルフバッハ・スタジオ、チューリッヒ)
  ・J.S.バッハ:イタリア協奏曲ヘ長調 BWV.971
    録音:1948年3月17日
  ・J.S.バッハ:前奏曲とフーガ第21番変ロ長調 BWV890(平均律クラヴィーア曲集第2巻より)
    録音:1948年3月17日
  ・モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調 K.331《トルコ行進曲付き》
    録音:1948年3月16日
  ・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調 Op.31-3
    録音:1948年3月15日−16日
  ・シューベルト:即興曲変ホ長調 D.899-2,Op.90-2
    録音:1948年3月16日

 バックハウスのAPR復刻第3弾!1940年代のスタジオ録音全集!

 良質な復刻に定評のあるイギリス「APR」レーベルの好評を博しているヴィルヘルム・バックハウスの復刻シリーズに、第3弾として「1940年代のスタジオ録音全集」が加わります。
 1908年に初の録音を行い、その後、60年間に渡って数々の名演を世に送り出したバックハウス。今回「APR」が復刻を行ったのは、戦後、バックハウスがスイスに帰化しデッカと契約を結び、1950年から録音を始める直前となる1940年代にベルリンで行われたエレクトローラ録音のモーツァルトと、チューリッヒで行われた彼の最後のHMVでのセッション録音!

 モーツァルトの没後150周年を記念して録音された活気に満ち溢れる「戴冠式」では、自作のカデンツァを披露するだけでなく独自の装飾を多用するなど、当時のモーツァルト演奏としては非常に珍しい解釈を繰り広げています。
 1948年の3月にチューリッヒのヴォルフバッハ・スタジオで収録された一連の録音は、デッカ移籍前のHMVでの最後の録音。バックハウスのキャリアの大きな転換期の直前に録音されていた貴重で珍しい演奏の数々が、「APR」のリマスタリングによって理想的な姿となって蘇ります。

 ※トランスファー・エンジニア:アンドルー・ハリファックス(ベートーヴェン&シューベルト)、ブライアン・クランプ(J.S.バッハ&モーツァルトのソナタ)、ウォード・マーストン(モーツァルトの戴冠式)
 



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キング・インターナショナル



KKC 4236/8
(3CD)
¥3800→\3490
優良音質CDでフルトヴェングラーの名演よみがえる!
 もっとも歌手が揃って、音質も最高の54年盤の「ドン・ジョヴァンニ」

 モーツァルト:歌劇《ドン・ジョヴァンニ》(全曲) K.527(全2幕)
チェーザレ・シエピ(バス:ドン・ジョヴァンニ)、
エリーザベト・グリュンマー(ソプラノ:ドンナ・アンナ)、
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ:ドンナ・エルヴィーラ)、
アントン・デルモータ(テノール:ドン・オッターヴィオ)、
オットー・エーデルマン(バス:レポレッロ)、
エルナ・ベルガー(ソプラノ:ツェルリーナ)、
ワルター・ベリー(バス:マゼット)、
デジュー・エルンスター(バス:騎士長)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
ウィーン国立歌劇場合唱団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)  

 巨匠、本領発揮!まさにデモーニッシュな「地獄落ち」シーン!かつてない優良音質CDでフルトヴェングラーの名演よみがえる!

 録音: 1954年8月3日、フェルゼンライトシューレ、ザルツブルク(ライヴ)/MONO、CD1: 66' 54、CD2: 65' 32、CD3: 53' 13、日本語帯・解説付
 注:終幕フィナーレの六重唱(と最後の拍手まで計6分間)は原盤損傷のため、前年の録音(1953年7月27日ザルツブルク)で補完。
 音源提供:DISCOS, Milano/旧国内発売LP:セブンシーズGT-7089/92(1980.2.21)(オリジナルLPはチェトラLO-7)

 巨匠がザルツブルク音楽祭で遺したモーツァルト3大オペラ。このなかでもっとも評価が高いのが《ドン・ジョヴァンニ》。50年盤(ゴッビ、シュヴァルツコップの共演)、53年盤(騎士長以外は54年盤と同じ)、本54年盤、54年映画(シュヴァルツコップがデラ・カーザに交代)と4種のこされた音源のうち、もっとも歌手が揃っていて、音質も最高の54年盤の登場!
 巨匠は冒頭の序曲から、ゆったりとしたテンポで、低弦を深く響かせ、ただならぬ雰囲気を漂わせています。最高の当たり役シエピのドン・ジョヴァンニ、棄てられた女のデリケートな心理を表現したシュヴァルツコップのエルヴィーラ、ふたりの丁々発止の共演は今なお最高の聴きもの。「カタログの歌」、「シャンパンの歌」、「セレナード(窓辺に来ておくれ)」、「薬屋の歌」など名アリアの名唱、舞踏会での饗宴の音楽が続いたあと、一転してクライマックスは地獄落ちのシーン!あまりにも有名、まさに圧巻、デモーニッシュな迫力で圧倒してやみません。

 「ブリジット・プロフィが指摘したとおり、ダンスのいくつか、とくに有名なメヌエットには、説明しがたい、確かに不気味な一面がある。このオペラのあとの部分は、予想されるとおり、一本の巨大なアーチとなって、饗宴の音楽と最終場面の石像の入りに通じている。ここでフルトヴェングラーの考え方はシンフォニックとなる。彼は石像の入りのトロンボーンの恐ろしい音楽を、つづくドン・ジョヴァンニとの二重唱から切り離さない。統合は完全で、最後のヴォードヴィルによってようやく破れるが、それだけにこれは際立った対照を作り上げる結果を生んでいる。」「レコードのフルトヴェングラー」ピーター・ピリー著、横山一雄訳、音楽之友社刊、1983年)(本書では巻末のディスコグラフィーに、下記のキング盤GT-7089/92を紹介しています)

 端緒となったLPは米モルガンレコード、米ワルター協会についで発売された伊チェトラ盤 (LO-7)。ミラノ、ディスコス制作のこの音源をキングレコード(セブンシーズ・レーベル)は1980年に国内発売しました(GT-7089/92)。
 4年後(84年)チェトラは「フルトヴェングラー・エディション」シリーズを立ち上げ再発売(FE-23)、キングではK19C-9393/6 で再発売しております。
 しかし、CD 化は他社に先を越され、マスターテープはキングレコードの倉庫に眠ってまま。今回、このアナログテープ(2トラック、38cm/秒)から、キング関口台スタジオで40年ぶりにデジタル・マスタリング&初CD化!

 音質は先に発売した《魔笛》(KKC4230/2)、《フィガロの結婚》(KKC4233/5)と比べてもさらに鮮明かつ明瞭!デジタル臭(金属的な響き)のしない自然な質感!かつてない優良音質CDといっても過言ではありません。
 ただひとつ残念なことに、終幕フィナーレの六重唱(と最後の拍手まで計6分)は原盤損傷のため、前年の録音(1953年7月27日ザルツブルク)で補完されていますが、指揮者も歌手もオーケストラも会場も共通しており、違和感はありません。

 ブックレットは日本語解説(浅里公三氏のライナーノーツ)付。台詞の場面も含めて歌詞・対訳は弊社HP(WEBサイト)に掲載します。プリントアウトも可能です!(ブックレットに記載してあるパスワードを入力してください)
 


<メジャー・レーベル>
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DHM



19439784912
(2CD)
\3200→\2990
作曲から232年を経て実現
 ゲーテ台本
フィリップ・クリストフ・カイザー:
 ジングシュピール「戯れと悪口と復讐」全曲
アンニカ・ボーズ(ソプラノ)
コーネル・フレイ(テノール)
フローリアン・ゲッツ(バリトン)
ラルテ・デル・モンド(ピリオド楽器オーケストラ)
ヴェルナー・エールハルト(指揮)

 録音:2019年11月25-29日、ドイツ、レバークーゼン、Bayer Erholungshaus 

 有名な文豪ゲーテが台本を書き、ゲーテの幼なじみで作曲家のフィリップ・クリストフ・カイザーが作曲したジングシュピール『戯れと悪口と復讐』の世界初録音が、作曲から232年を経て実現しました。
 この作品の初版は比較的大きな規模なオーケストラのために書かれており、世界初録音となります。

 『戯れと悪口と復讐』の構想は1784年にさかのぼります。
 18世紀、オペラ・ブッファ(ジングシュピール)は非常に人気があったので、ゲーテと彼の友人のカイザーは、イタリアのオペラ・ブッファ・スタイルで独自のドイツのジングシュピールの製作に着手。このオペラは、ドイツでも才能ある作曲家と天才詩人が組めば、新奇で野心的な作品を書けることを証明しました。
 カイザーはゲーテのテキストを素晴らしいメロディーとボーカルの妙技と幅広いオリジナルの器楽による色彩で音楽にのせることに成功しています。

 今回、当時の歌唱法をマスターした新鋭歌手たちが起用され、西ドイツ放送局との共同制作で、約200年間忘れられていたオペラの復活録音が実現。
 ダイナミックな感情がたっぷり吹き込まれることによって、この知られざる傑作の全曲版世界初録音にふさわしい、充実度の高い演奏が誕生しました。

 曲目解説、台本が掲載された65ページのブックレット(ドイツ語、英語のみ)が付属しています。



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ミュンヘン・フィル自主制作盤(WARNER CLASSICS)



4693576010
(9CD)
\9600→\8990
ゲルギエフ(指揮)&ミュンヘン・フィル
 ブルックナー:交響曲全集

 第1番ハ短調 WAB101(録音:2017年9月25日)
 第2番ハ短調 WAB102(録音:2018年9月24,25日
 第3番ニ短調 WAB103「ワーグナー」(録音: 2017年9月25日)
 第4番変ホ長調 WAB104「ロマンティック」(録音:2017年9月26日)
 第5番変ロ長調 WAB105(録音:2019年9月23,24日)
 第6番イ長調 WAB106(録音:2019年9月24,25日)
 第7番ホ長調 WAB107(録音:2019年9月25,26日)
 第8番ハ短調 WAB108(録音:2018年9月26日)
 第9番ニ短調 WAB109(録音:2018年9月26日)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
 ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
 録音:リンツ、聖フローリアン修道院でのライヴ


 ミュンヘン・フィル自主制作録音盤。

 2015年9月より首席指揮者に就任したワレリー・ゲルギエフとミュンヘン・フィル。
 重厚なパワーときらめくような優雅さ。練達のゲルギエフの熱血指揮に応えるべく、弦も管も打楽器ももてる最高のものを出し尽くし、深く熱く濃密となったこの新コンビの音楽は非常に高い評価を得ています。
 「伝統的なブルックナー特有の神秘性や宗教性を抜けだし、素朴な美しさと推進力が融合された画期的な解釈」、「教会の残響と各楽器が絶妙なバランスで、まったく混濁することのない録音」と演奏・録音の面でも高い評価を得ています。

 この録音では、「CPO」や「BIS」などのレーベルで高い評価を受けるエンジニアStephan Reh氏が担当。
 マスタリングは、「ECM」の監修の下で新マスタリングを担当し、キース・ジャレットの諸作にかかわってきたエンジニア、クリストフ・スティッケル氏が担当しています。



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ERATO


ピエール・バルビゼ/エラート&EMI録音全集


9029518762
(14CD)
\5000→\4590

 ヴァイオリニストのクリスチャン・フェラスのデュオ・パートナーとして最もよく知られているピエール・バルビゼは、すべての演奏に誠実さ、活力、寛大さをもたらしたことで有名でした。

 バルビゼは1922年にチリでフランス人の家族に生まれ、ヴァイオリニストの母親よりピアノと音楽を学びました。
 マルセイユ音楽院で本格的にピアノのトレーニングを始め、さらにパリ音楽院に学び、1944年にピアノ科の首席。また音楽史や室内楽でも首席に輝きました。
 1948年にスヘフェニンヘン国際コンクールのグランプリに輝き、1949年には、ロン=ティボー国際コンクールの5位に入選。そこで天才ヴァイオリニスト、クリスチャン・フェラスと出会い、ここで伝説的なデュオが誕生することになります。
 ベートーヴェン、ドビュッシー、エネスコの主要な作品を演奏、ツアーと録音を行いました。
 またサンソン・フランソワとも親しくなり、彼らはパリで一緒にジャズを演奏し、ショパンとラヴェルの録音も行いました。

 1963年、彼はマルセイユ音楽院の院長兼ピアノ科教授となり、1990年に死去するまでその地位にありました。カリスマ的で一流の教師であり、彼は多くの優秀なピアニストたちを輩出しています。その中のひとりエレーヌ・グリモーは「なんと言ってもすばらしいのはその心の寛さだった・・・惜しみなく与え、イメージで沸きかえるひとつの詩情のなかですべてを与えた。韻律やリズムや色彩を引き合いに出しながら、ひとつの曲の鍵を提供する。物語を語り、笑い話をする。するとすべてが明白になる・・・」と自身の著書『野生のしらべ』で書いています。


 このセットには、バルビゼによる「Telefunken」、「Erato」、旧EMIへの録音がすべて収録されています。

 ベートーヴェンの『熱情』とシューマンのピアノ四重奏団は、2020年オリジナル・マスターテープ最新リマスターによる初CD化となります。

ピエール・バルビゼ/エラート&EMI録音全集

CD1
 1. ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24「春」
 2. ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第3番ニ短調 Op.108
  クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)
  ピエール・バルビゼ(ピアノ)
   録音:1953年5月15日、ハンブルク(モノラル)
   2017年リマスター音源

CD2
 1. フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
 2. フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ 第1番イ長調 Op.13
  クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)
  ピエール・バルビゼ(ピアノ)
   録音:1957年5月13-20日、パリ、サル・ワグラム(モノラル)
   2017年リマスター音源

CD3
 ベートーヴェン:
  1. ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 Op.12-1
  2. ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.12-2 
  3. ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調 Op.12-3
  4. ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調 Op.23
   クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)
   ピエール・バルビゼ(ピアノ)
    録音:1958年11月17-24日、パリ、サル・ワグラム(モノラル)
    2017年リマスター音源

CD4
 ベートーヴェン:
  1. ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24「春」
  2. ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 Op.30-1
  3. ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30-2
   クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)
   ピエール・バルビゼ(ピアノ)
    録音:1958年11月17-24日、パリ、サル・ワグラム(モノラル)
    2017年リマスター音源

CD5
 ベートーヴェン:
  1. ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30-3
  2. ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調 Op.47「クロイツェル」
  3. ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 Op.96
   クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)
   ピエール・バルビゼ(ピアノ)
    録音:1958年11月17-24日、パリ、サル・ワグラム(モノラル)
    2017年リマスター音源

CD6
 1. エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調 Op.25「ルーマニアの民俗風で」
 2. ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
 3. ラヴェル:ツィガーヌ
  クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)
  ピエール・バルビゼ(ピアノ)
   録音:1962年5月30日〜6月7日、パリ、サル・ワグラム(ステレオ)
   2017年リマスター音源

CD7
 フォーレ:
  1. ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調 Op.13
  2. ヴァイオリン・ソナタ第2番ロ短調 Op.108
   クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)
   ピエール・バルビゼ(ピアノ)
    録音:1964年4月21,23-25日、パリ、サル・ワグラム(ステレオ)
    2017年リマスター音源

CD8
 ショーソン:
  1. 終わりなき歌 Op.37
  2. ピアノ、ヴァイオリンと弦楽四重奏のための協奏曲ニ長調 Op.21
   アンドレエ・エスポジト(ソプラノ:1)
   クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン:2) 
   ピエール・バルビゼ(ピアノ)
   パレナン四重奏団
    録音:1968年1月8日、1966年9月17,19日、
      パリ、サル・ワグラム(ステレオ)
     2020年(1)、2017年(2)リマスター音源

CD9
 1. フランク:フルート・ソナタ イ長調
 2. ピエルネ:フルート・ソナタ ニ長調 Op.36
  ジャン=ピエール・ランパル(フルート)
  ピエール・バルビゼ(ピアノ)
   録音:1972年12月21,22日、パリ、ノートルダム・デュ・リバン教会
   2015年リマスター音源

CD10
 ベートーヴェン:
  1. ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 Op.57「熱情」
  2. ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 Op.81a「告別」
  3. ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2「月光」
   ピエール・バルビゼ(ピアノ)
    録音:1979年1月10-12日、パリ大学都市、サロン・オノラ
    2020年(1)、1980年(2-3)リマスター音源

CD11
 シャブリエ:
  1. 絵画風の小曲集(全10曲)
  2. 気まぐれなブーレ
  3. 5曲の遺作(全5曲)
  4. シーポイたちの行進曲
  5. 即興曲
  6. ハバネラ
   ピエール・バルビゼ(ピアノ)
    録音:1982年1月〜2月、パリ、Salle Adyar

CD12
 シャブリエ:
  1. 楽しい行進曲(4手のピアノ)
  2. おどけた行列(4手のピアノ)
  3. ミュンヘンの想い出(4手のピアノ)
  4. 3つのロマンティックなワルツ(2台のピアノ)
  5. バレエの歌
  6. ブリュノーの想い出
  7. 小さなワルツ
  8. ワルツの組曲
  9. 奇想曲(ブーシェ補筆1914年版)
   ピエール・バルビゼ(ピアノ)
   ジャン・ユボー(ピアノ:1-4)
    録音:1982年1月〜2月、パリ、Salle Adyar

CD13
 1. ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第1番ニ長調 Op.12-1
 2. ベルク:室内協奏曲
  クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)
  ピエール・バルビゼ(ピアノ)
  ジョルジュ・プレートル指揮、パリ音楽院管弦楽団(2)
   録音:
    1962年5月29,30日、6月7日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ(1)
    1962年9月17-20日、パリ、サル・ド・ラ・ミュチュアリテ(2)
     2017年リマスター音源

CD14
 1. ショパン:2台のピアノのためのロンド ハ長調 Op.73
 2. ラヴェル:組曲「マ・メール・ロワ」(4手のピアノ版)
 3. シューマン:ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.47
 4. セルジュ・ニグ:ピアノ協奏曲第1番
  ピエール・バルビゼ(ピアノ)
  サンソン・フランソワ(ピアノ:1-2)
  パレナン四重奏団員(3)
  アンドレ・クリュイタンス指揮、フランス国立放送管弦楽団(4)
   録音:
    1966年12月13日、パリ、サル・ワグラム(1)
    1967年6月9日、パリ、サル・ワグラム(2)
    1968年9-10日、パリ、サル・ワグラム(3)
    1955年3月10,11日、パリ、シャンゼリゼ劇場(4)
     2017年(1,2,4)、2020年(3)リマスター音源

 初CD化(CD10-1、CD14-3)

 





<LP>


GLOBAL CULTURE AGENCY(LP)


KKC 1187/9
(3LP)
¥26000+税
J.S.バッハ:
 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV1001-1006

  【LP1】
   A 面:ソナタ第1番 ト短調 BWV1001
   B 面:パルティータ第1番 ロ短調 BWV1002
  【LP2】
   A 面:ソナタ第2番 イ短調 BWV1003
   B 面:パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
  【LP3】
   A 面:ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005
   B 面:パルティータ第3番 ホ短調 BWV1006
ドゥヴィ・エルリー(ヴァイオリン)

 幻の名盤がオリジナルデザインで復刻!フランス・アデ社の名録音エルリーのバッハ無伴奏、こだわりの作り込みがたまらない大注目LP!!

 録音:1969年/完全限定生産、ドイツ・プレス、180g重量盤、2020年最新リマスター、輸入盤・日本語帯・解説付

 ハイ・クオリティな復刻で注目を浴びる韓国SOUND TREE 社によるこだわりのオリジナル・デザイン復刻シリーズ第3弾!幻の名盤、エルリーのバッハ無伴奏全曲。
 オリジナル盤は中古市場において高値のつく超レア盤。そのフランス・アデ社(Disques Adè)のデザインを可能な限り踏襲して復刻したマニア泣かせのLP です。
 音に関してはSOUND TREE 社がライセンス先であるユニバーサル・ミュージックから取り寄せたオリジナルマスターに、独自の丁寧なリマスタリングを施して製品化。プレスはドイツのパラス社で行われています。

 ドゥヴィ・エルリーは1928年パリ生まれ、2012年没。若くして音楽の才能を発揮しパリ音楽院を首席で卒業後、1955年ロン=ティボー国際音楽コンクールで優勝しました。ヨーロッパ、アメリカ、日本と世界各地で演奏し、レパートリーは幅広く、現代作曲家もしばしば彼のために作品を提供しました。
 後進の指導にも力を注ぎ、音楽界でおおいに活躍したフランスの名ヴァイオリニストです。このバッハの無伴奏録音はエネスコとも並び称される名盤。オリジナル盤の入手困難さやエルリー自体の復刻CD の少なさもあって、音楽愛好家に渇望されていたリリースと言えます。オリジナルの代用品としての価値も充分!

 完全限定生産で数に限りのあるLP ですが、国内レーベルGlobal Culture Agency の協力により、日本用にある程度の数を押さえて流通させることが可能となりました。
 国内では輸入盤の上に解説の日本語訳と日本語の帯をつけた状態で、3枚セットとして販売いたします。
 アナログファンならぜひともお持ち頂きたい逸品でございます。
 

















10/1(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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PENTATONE



PTC 5186773
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590

なにがあったのかヤノフスキ、2回続けてのヴェリズモ
 巨匠ヤノフスキ&ドレスデン・フィルがプッチーニの歌劇『外套』

  プッチーニ:歌劇『外套』(全1幕)
  メロディ・ムーア(ソプラノ/ジョルジェッタ)、レスター・リンチ(バリトン/ミケーレ)、
  ブライアン・ジャグデ(テノール/ルイージ)、カニソ・グウェンクサーヌ(テノール/流しの唄うたい)、
  ロクサーナ・コンスタンティネスク(メゾソプラノ/ラ・フルゴラ)、
  シメオン・エスパー(テノール/イル・ティンカ)、
  マルティン=ヤン・ネイホフ(バス/イル・タルパ)、
  ジョアンヌ・マリー・ドメロ(ソプラノ/恋人たち)、キム・ヨングン(テノール/恋人たち)、
  
  ライプツィヒMDR放送合唱団、イェルン・ヒンネルク・アンドレーゼン(合唱指揮)
  ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団、
  ヴォルフガング・ヘントリヒ(コンサートマスター)、
  マレク・ヤノフスキ(指揮)

 巨匠ヤノフスキ&ドレスデン・フィルがプッチーニの歌劇『外套』を録音!

 録音:2019年3月/ドレスデン/ディジパック仕様、DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、49'42、輸入盤・日本語帯付

 SACD ハイブリッド盤。
 精力的に演奏録音活動を行う巨匠マレク・ヤノフスキ。ドレスデン・フィルとの共演盤、マスカーニの『カヴァレリア・ルスティカーナ』(PTC 5186772)に続く第2弾はプッチーニの『外套』です。

 1918年、ニューヨークのメトロポリタン劇場で初演された1幕のオペラ『外套』は、『修道女アンジェリカ』『ジャンニ・スキッキ』を含めた3 部作の第1 作。原作はディディエ・ゴルドの戯曲『外套』で台本はジュゼッペ・アダーミが手掛けました。パリのセーヌ河のほとりを舞台にしたこの作品は、荷物船の老船長ミケーレが、妻ジョルジェッタを巡る争いがもとで部下のルイージを締め殺し、悲劇の中でオペラは終わるというショッキングな内容。この作品にプッチーニは実に劇的なメロディとともにシンフォニックな作品に仕上げました。

 当演奏のソリストはヤノフスキが信頼を寄せる歌手ばかり。ジョルジェッタ役のメロディ・ムーア、ルイージ役のブライアン・ジャグデ、ミケーレ役のレスター・リンチなどの豪華なソリストが参加しております。
 豪華な歌手陣もさることながら、オーケストレーションも絶品でとりわけ弦楽器の雄弁さは圧倒的です。巨匠ヤノフスキが描く充実の演奏です。

 





前作はカヴァレリア



 PTC 5186772
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
巨匠ヤノフスキがまさかのイタリア・オペラ、しかもヴェリズモ!
 マスカーニ(1863-1945):歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」
   メロディ・ムーア(ソプラノ/サントゥッツァ)、ブライアン・ジャッジ(テノール/トゥリッドゥ)、
   エリザベッタ・フィオリッロ(アルト/ルチア)、レスター・リンチ(バリトン/アルフィオ)、
   ロクサーナ・コンスタンティネスク(メゾ・ソプラノ/ローラ)、
   アンナ・ラッド=マルコフスカ(ソプラノ/女Ⅰ)、マーニャ・ラシュカ(アルト/女Ⅱ)
   ライプツィヒMDR放送合唱団、イェルン・ヒンネルク・アンドレーゼン(合唱指揮)
   ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団、ヴォルフガング・ヘントリヒ(コンサートマスター)、
   マレク・ヤノフスキ(指揮)
 録音:2019年3月/ドレスデン/DSD、マルチチャンネル、66'06"、ディジパック仕様、輸入盤・日本語帯付

 SACDハイブリッド盤。
 精力的に演奏録音活動を行う巨匠マレク・ヤノフスキ。注目の新譜はドレスデン・フィルとの共演でマスカーニの歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」を収録しました。

 1888年楽譜出版社ソンゾーミョの懸賞に応募し1 位入賞したのが歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」で、この作品が認められことによりヴェリズモ歌劇への道をひらいた出世作です。
 その内容は軍隊から除隊してきたドゥリッドゥがかつての恋人ローラがアルフィオと結婚しているため、サントゥッツァに代わりの愛を求めるものの、ローラを諦めきれずに密会を繰り返し、そのことが露見し決闘となり殺されてしまうというもので、シチリア島を舞台とした1幕の歌劇として作曲されました。
 間奏曲があまりにも有名ですが、旋律美にあふれた作品として知られます。

 トゥリッドゥ役のブライアン・ジャッジの熱のこもった歌唱が印象的です。また、サントゥッツァ役をつとめたのはヴェルディのオテロ(PTC 5186562)のデスデモーナ役でも圧倒的な存在感をしめした実力派ソプラノ歌手メロディ・ムーア。
 PENTATONE レーベルからリリースされているアメリカの作曲家による歌曲集(PTC 5186770)でも注目を集めております。
 ヤノフスキが絶大な信頼を寄せる豪華な歌手陣もさることながら、オーケストレーションも絶品でとりわけ弦楽器の雄弁さは圧倒的です。


 



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AVIE



PAV2436
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2857+税

素敵じゃないですか!イタリアのポストカード 〜
 大作曲家がイタリアに想いを馳せて書かかれた名曲集
  ヴォルフ、モーツァルト、ボーレンシュタイン、チャイコフスキー

  ヴォルフ:イタリア風セレナーデ
  モーツァルト:弦楽四重奏曲第1番ト長調 K.80 《ローディ》
  ニムロッド・ボーレンシュタイン(b.1969):
   弦楽四重奏のための 《イタリアの空》(世界初録音)
  チャイコフスキー:
   弦楽六重奏曲ニ短調 Op.70《フィレンツェの思い出》*

クレモナ四重奏団
 〔クリスティアーノ・グァルコ(第1ヴァイオリン)、
  パオロ・アンドレオーリ(第2ヴァイオリン)、
  シモーネ・グラマリア(ヴィオラ)、
  ジョヴァンニ・スカリオーネ(チェロ)〕

オリ・カム(ヴィオラ)*
エッカート・ルンゲ(チェロ)*
AV2436
¥2600→\2390

 クレモナ弦楽四重奏団 創立20周年記念!イタリアに想いを馳せて書かかれた名曲集!

 ☆創設20周年を迎えたクレモナ弦楽四重奏団がAvieに初登場!
 ☆モーツァルトやチャイコフスキーらがイタリアに想いを馳せて書いた名曲!

 2000年にクレモナで創設され、イタリアを代表する世界的アンサンブルの一つとして活動するクレモナ弦楽四重奏団。彼らの14枚目となる、そして創設20周年を祝う記念すべき新アルバム「イタリアのポストカード」が、イギリスのAvieから初登場!
 「イタリアのポストカード」は、イタリアの作曲家の作品ではなく、4人の様々な国の作曲家がイタリアに想いを馳せて書いた作品を集めた、センスの良いプログラム。
 若きモーツァルトが最初のイタリア旅行の間にローディ(ロディ)という町で書いた弦楽四重奏曲。
 古代イタリアの詩と旋律からインスピレーションを得ているヴォルフの名曲「イタリア風セレナーデ」。
 チャイコフスキーがフィレンツェで書いた傑作「フィレンツェの思い出」は、エルサレム弦楽四重奏団のオリ・カム、元アルテミス弦楽四重奏団のエッカート・ルンゲという豪華ゲストを迎えて贈ります。
 イスラエル出身の現代作曲家、ニムロッド・ボーレンシュタイン(b.1969)の「イタリアの空(Cieli d'Italia)」は、このアルバムのために特別に委嘱して書かれた作品です。

 ※録音:2019年12月、ポイリーノ(トリノ、イタリア)

 
 
 


AV2425
(5CD)
特別価格 ¥6000
ダニエル=ベン・ピエナール(ピアノ)
シューベルト:12の偉大なピアノ・ソナタ集
ダニエル=ベン・ピエナール(ピアノ)
 CD1〜
  ピアノ・ソナタ第4番イ短調 D.537/
  ピアノ・ソナタ第7番変ホ長調 D.568/ピアノ・ソナタ第9番ロ長調 D.575
 CD2〜
  ピアノ・ソナタ第13番イ長調 D.664/
  ピアノ・ソナタ第14番イ短調 D.784/ピアノ・ソナタ第15番ハ長調 D.840(未完成)
 CD3〜
  ピアノ・ソナタ第16番イ短調 D.845/ピアノ・ソナタ第17番ニ長調 D.850
 CD4〜
  ピアノ・ソナタ第18番ト長調 D.894/ピアノ・ソナタ第19番ハ短調 D.958
 CD5〜
  ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D.959/ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960

 ダニエル=ベン・ピエナール!シューベルトのピアノ・ソナタ集5枚組!

 ☆南アフリカが生んだ逸材ピアニスト、ダニエル=ベン・ピエナール!
 ☆シューベルトの偉大な12のピアノ・ソナタをまとめた5枚組BOX!

 南アフリカ出身、現在はロンドンを拠点にコンサートとレコーディング活動をこなし、英国王立音楽アカデミーでの教師としても活躍を続ける天才ピアニスト、ダニエル=ベン・ピエナール。ヴァイオリニストの川畠成道や、トランペッター&プロデューサーのジョナサン・フリーマン=アットウッドとの共演でも知られるピエナールは、これまでAvieには「モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集(AV 2209)」や「バッハ:平均律クラヴィーア曲集(AV 2299)」、そして「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集(AV2320)」などの大作をレコーディングし各国で高い評価を得てきました。
 また、17世紀前後の様々な小品をチェンバロやオルガンではなくモダン・ピアノで弾いた「長い17世紀(AV2415)」は、その企画力と優れた演奏が評価され、レコード芸術海外盤REVIEW、英グラモフォン誌、英BBCミュージック・マガジンで、それぞれ特選盤の評価を得る大ヒットとなっています。
 そんなピエナールの新たなBOXセット・アルバムは、シューベルトの21のピアノ・ソナタのうち、優れた12曲の偉大な作品(完成された11曲と未完成のD.840)を厳選した5枚組BOXです。特に、ウィーン古典派〜初期ロマン派の音楽に深い興味を持ち、モーツァルトやベートーヴェンの録音で成功を果たしてきたピエナールによるシューベルトBOXにご期待ください!
 名エンジニア、フィリップ・ホッブスによる優秀録音にも注目です。

 ※録音:2015年3月&7月、セント・ジョージズ・ブリストル

 
 



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FONE



R2SACD032
(2SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
特別価格 ¥4857+税
サルヴァトーレ・アッカルド!2002年2月
 パガニーニの"24のカプリース"
(完全全曲版)
サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
2SACD032
(2SACD HYBRID)
【旧譜】
特別価格 ¥3900→\3590

 イタリアの巨匠サルヴァトーレ・アッカルド!パガニーニの"24のカプリース"完全全曲録音!

 現代を代表するパガニーニ演奏の世界的スペシャリストであり、イタリア楽壇の国宝的存在、サルヴァトーレ・アッカルド。
 1度目のRCA盤(1962年)、2度目のDG盤(1977年)に続く、アッカルド3度目となる「パガニーニ:24のカプリース」の録音(2002年)は、世界初となる『完全全曲録音』!

 通常の演奏、録音ではカットされる「リトルネッロ」の存在、価値を見つめ直したアッカルドは、3度目の録音に臨むにあたり、この「リトルネッロ」を加えて演奏することを決断。
 FONE(フォネ)レーベルのレコーディング・テクノロジーとの出会いを経て、世界初となる貴重な「24のカプリース」の『完全全曲録音』が完成しました。
 巨匠アッカルドが繰り広げる「24のカプリース」の真の姿と、その圧倒的な演奏にご期待ください!

 ※録音:2002年2月17−19日、ストラディヴァリ博物館、クレモナ市立美術館(クレモナ、イタリア)
 
 
 




GLOSSA



GCDP31909
¥2600
カンティカ・シンフォニア新録音
 ジョスカン・デ・プレ:スターバト・マーテル

 スターバト・マーテル/サヴォアの羊飼い(器楽)/アヴェ・マリア/ラ・ベルナルディーナ(器楽)/
 見よ、あなたは全く美しい/あらゆるよいものに満ち(器楽)/サルヴェ・レジナ/
 私はもの思いに沈んだ/幸いなるかな天の女王/絶望的な運命の女神(器楽)/
 連作モテット「民のうちの富める者はみな御身は御顔を」/水のニンフ — 我を取り囲む
  ジュゼッペ・マレット(ディレクター、テノール)
  カンティカ・シンフォニア
   〔ラウラ・ファブリス(ソプラノ)、ジューリア・ベアティーニ(ソプラノ)、
    エレナ・カルツァニーガ(アルト)、ジュゼッペ・マレット(テノール)、
    ジャンルカ・フェッラリーニ(テノール)、マッシモ・アルティエーリ(テノール)、
    リヴィオ・カヴァッロ(テノール)、マルコ・スカヴァッツァ(バス)、マッテオ・ベッロット(バス)、
    グイド・マニャーノ(オルガン)、マルタ・グラジオリーノ(ハープ)、エフィクス・プレオ(フィドル)、
    ラウラ・ベルトリーノ(フィドル)、マウロ・モリーニ(スライド・トランペット、サックバット)、
    ダヴィド・ヤクス(サックバット)〕

 カンティカ・シンフォニア録音新!ジョスカン・デ・プレのモテット集!

 ☆ジュゼッペ・マレット率いるカンティカ・シンフォニア!
 ☆久々の新録音は、ジョスカンの聖母マリアを讃えるモテット集!

 「デュファイ・トリロジー(三部作)」やビュノワ、イザークのミサ曲など、数多くの名唱を生み出してきた、名匠ジュゼッペ・マレットが率いるイタリアのヴォーカルと器楽によるピリオド・アンサンブル、カンティカ・シンフォニア。
 2017年度のレコード・アカデミー賞を受賞したラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレのモンテヴェルディ「聖母マリアの夕べの祈り」(OGCD922807)にも参加していましたが、「カンティカ・シンフォニア」単独でのニュー・アルバムは約5年ぶりとなります。

 待望の新録音では、ルネサンスのフランドル楽派最高峰の巨匠ジョスカン・デ・プレが書いたア・カペラ・ポリフォニー作品と、オルガン、フィドル、ハープ、サックバットなどによる器楽作品を収録。
 スターバト・マーテルやアヴェ・マリア、7つのセクションに分かれた連作モテット「民のうちの富める者はみな御身は御顔を(Vultum tuum deprecabuntur)」など、聖母マリアを讃える美しきモテットを、カンティカ・シンフォニアの純度の高いハーモニーと心安らぐ古楽器演奏でお贈りします。

 ※録音:2018年8月、2020年2月&6月、クミアーナ(イタリア)

 
 




CAPRICCIO



C5413
¥2600
ルドルフ・ワーグナー=レーゲニ(1903-1969): オラトリオ『Genesis 創世記』 他
 オラトリオ『創世記』(1955)
  1. In principio creavit Deus coelum et terram 初めに神は天と地を創造された
  2. Dixit quoque Deus 神は言われた:
   Fiat firmamentum in medio aquarum 水の間に大空があって、水と水とを分けよ
  3. Dixit vero Deus 神は言われた:Congregentur aquae in coelo sunt 天の下の水は一つ所に集まり
  4. Dixit autem Deus 神は言われた:Fiant luminaria in firmamento coel 天の大空にあって地を照らす光となれ
  5. Dixit etiam Deus 神は言われた:Producant aquae reptile animae viventis 水は生き物の群れで満ち
  6. Dixit quoque Deus 神は言われた:
   Producat terra animam viventem in genere suo 地の獣を種類にしたがい
 7-10. ピアノを伴う管弦楽音楽(1935)
 神話の人物(1951)
  11. No. 1. Ceres ケレース: Massig schnell
  12. No. 2. Amphitrite アムピトリーテー: Sehr langsam
  13. No. 3. Diana ディアーナ: Ziemlich geschwind, streng gehalten
 5つのフランス風ピアノ小品(1951)
  14. Parfum 香水 No.1: L'heure bleue ルール・ブルー
  15. Parfum 香水 No.2: Mitsouko ミツコ
  16. Parfum 香水 No.3: Jicky ジッキー
  17. Hommage a la cuisine 料理への思い出 No.1: Le coq au vin ル・コック・オー・ヴァン
  18. Hommage a la cuisine 料理への思い出 No.2: L'etoile verte レトワール・ヴェルト
 ミヒャエラ・ゼーリンガー(アルト)...1-6、シュテフェン・シュライエルマッハー(ピアノ)...7-10,14-18、
 ヨハネス・カリツケ(指揮)...1-13、ベルリン放送合唱団...1-6、ベルリン放送交響楽団...1-13

 録音 2020年1月28-31日 Berlin, Haus des Rundfunks

 旧東ドイツの作曲家ルドルフ・ワーグナー=レーゲニ。現在のルーマニア北部に生まれ、ベルリンでジークフリート・オックスとフランツ・シュレーカーから作曲を学び、1930年代から作曲家として活動を始め、主としてオペラやバレエの分野で知名度を得て「東ドイツで最も著名な芸術家の一人」と見なされました。
 伝統と革新、2つの要素を融合した彼の作風は、決して当時の潮流における最先端ではなかったものの、極めて個性的であり、ベームやカラヤンを始めとした多くの演奏家たちが挙って彼の作品を演奏するなど高い人気を誇っていました。
 このアルバムには4作品を収録。アルバムの中心を成す1955年に作曲されたオラトリオ『創世記』は、ドイツ社会主義統一党の第一書記ヴァルター・ウルブリヒトと、旧東ドイツの教会に対する批判的精神が込められた壮大な作品です。
 「ピアノを伴う管弦楽音楽」は、彼が十二音音楽を採用する以前の調性的な音楽。「神話の人物」と「5つのフランス風ピアノ小品」は音による見事な描写です。

 プロモーション動画: https://youtu.be/MCmbNWu5ack

  
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C8050
(2CD)
¥2600→\2390
パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978):管弦楽作品集 第1集
 【CD1】
  1-4. 交響曲第1番 ニ短調 Op.33(1939)
  5. 演奏会用序曲「大地」Op.27(1933)
 【CD2】
  1.英雄的序曲 Op.45(1949)
  2.「秋の悲歌」- オーケストラのために Op.15(1922/1931改訂)
  3-6. 交響曲第2番 変ロ長調「5月」 Op.44-弦楽オーケストラのために(1949)
アレクサンドル・ヴラディゲロフ(指揮)
ブルガリア国立放送交響楽団

 録音 1970-1975年 バルカントン、ソフィア

 20世紀ブルガリアにおける「最も卓越し、影響力のある作曲家」の一人ヴラディゲロフ。1933年にはブルガリア現代音楽協会(ブルガリア作曲家同盟の前身)にも創立メンバーとして名を連ね、ブルガリアの音楽発展に貢献しただけではなく、教師としても優れた才能を見せ、数多くの後進を育てました。
 作曲家としては幅広いジャンルの作品を書き上げ、ヨーロッパ、ロシア、アメリカなどで演奏され高く評価されています。
 彼の作品については、ブルガリアでは1970年代に一連の録音が製作されており、Capriccioレーベルにはアルバム18枚分にも及ぶ音源が遺されています。
 今回発売となる管弦楽作品集は、いずれも1920年代から40年代までに作曲されたもの。色彩豊かなオーケストレーションと耳なじみの良い旋律が特徴的な5つの作品を、彼の息子アレクサンドル(0933-1993)が指揮。偉大な父の音楽を未来に継承するために、見事な演奏を披露しています。
 (なお、ヴラディゲロフ博物館によると、英雄的序曲の作曲年は1945年、秋の悲歌の改訂年は1937年、交響曲第2番の作曲年は1948年と記載されています。)
 
 


C5421
¥2600
フランツ・ドップラー(1821-1883)&カール・ドップラー(1826-1900):フルート作品全集 第11集(全12巻)
 1.「ハンガリーの羊飼いの歌」による幻想曲-2本のフルートとピアノのために(フランツ&カール)
 2. ペストの思い出-2本のフルート、ヴァイオリンとピアノのために
  (フランツ&カール&カール・フーバー)...世界初録音
 3. フランツ・ドップラーの歌劇《フサールの二人》よりアリア
  -ソプラノ、2本のフルートとピアノのために(フランツ)...世界初録音
 4. チャールダーシュ Op.40-2本のフルートとピアノのために(フランツ)...世界初録音
  ハンガリー民謡集-フルートとピアノのために(抜粋)(カール)...世界初録音
 5-9. 第1巻(抜粋)
 10-18. 第2巻(抜粋)
 19-32. 第巻(抜粋)
 33. 牧歌「森の小鳥」 Op.21-フルートとハルモニウムのために(フランツ)...世界初録音
 34. Sehnsucht なつかしさ Op.96-フルートとピアノのために(フランツ)...世界初録音
 35. イザーク・シュトラウス: ポルカ「黒い森の時計」-フルートとピアノのために(フランツ編)...世界初録音
  クラウディ・アリマニー(フルート)...1-35、ジョルト・バログ(ピアノ)...5-32,34、
  ヤーノシュ・バーリント(フルート)...1,2,4、エーヴァ・マダラース(ピアノ)...1、
  クリスティアン・キヴ(ヴァイオリン)...2、カティア・ミシェル(ピアノ)...2,3,4、
  サラ・ブランチ(ソプラノ)...3、アレクサンドラ・ミレティチ(フルート)...3、
  ビセンス・プルネス(ハルモニウム)...33、アルベルト・モラレダ(ピアノ)...35

 録音 2019,2020年 カタロニア

 スペインのフルート奏者、アリマニーが長年熱心に研究を重ねたドップラー兄弟の音楽を音として残そうと立ち上げたプロジェクト。
 シリーズ開始当初は、全10巻で完結予定とされていた作品全集ですが、シリーズが進むうちに収録曲が増えたため、全12巻に変更されました。
 今回の第11集は"「ハンガリーの羊飼いの歌」による幻想曲"以外、全て世界初録音という貴重なものです。中でも3巻で構成された「ハンガリー民謡集」は、哀愁に満ちた民謡の旋律に技巧的なアレンジを加え、ひたすら伴奏に徹するピアノを従えながらフルートで奏でるというもの。
 耳にする機会の多い旋律も登場し、聴き手の耳をひきつけます。
 



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ONDINE



ODE-1362
¥2500→\2290
敬虔な宗教心が反映された素朴な美しさ
 ブルックナー(1824-1896):ラテン語によるモテット集

 1. Os Justi 正しい者の口は知恵を語り WAB 30/2. Christus factus est キリストは従順であられた WAB 11/
 3. Locus iste この所は神により作られた WAB 23/4. Ave Maria アヴェ・マリア WAB 6/
 5. Libera me リベラ・メ ヘ短調 WAB 21
 
 クローンシュトルフ・ミサ曲(グローリアとクレドのないミサ曲 ニ短調) WAB 146
  6. I. Kyrie キリエ/7. II. Sanctus サンクトゥス/
  8. III. Benedictus ベネディクトゥス/9. IV. Agnus Dei アニュス・デイ
 
 10. Tantum Ergo タントゥム・エルゴ この故に我らは大いなる秘跡を崇む WAB 32/
 11. Tantum Ergo タントゥム・エルゴ WAB 41/12. Tantum Ergo タントゥム・エルゴ WAB 42/
 13. Tantum Ergo タントゥム・エルゴ WAB 43/14. Virga Jesse エサイの枝は芽を出し WAB 52/
 15. Pange lingua et Tantum ergo パンジェ・リングァとタントゥム・エルゴ WAB 33/
 16. Salvum fac populum tuum 救い給え、御身の民を WAB 40/
 17. Tota pulchra es Maria マリアよ、あなたはことごとく美しく WAB 46/
 18. Vexilla Regis 王の御旗は翻る WAB 51
ヤーニス・クルシェヴス(テノール)...17、
クリスティーネ・アダマイテ(オルガン)...5,12,13,17
シグヴァルズ・クラーヴァ(指揮)、
ラトヴィア放送合唱団  

 録音 2020年3月2-5日 リガ大聖堂、ラトヴィア

 現代ヨーロッパに数あるプロフェッショナル室内楽合唱団の中でも、トップクラスの実力を誇るラトヴィア放送合唱団。1992年以降、音楽監督兼首席指揮者であるシグヴァルズ・クラーヴァとカスパルス・プトニンシュの2人のもとで活動、世界中の音楽祭に出演するほか、著名指揮者との共演も数多く、来日経験もある表現力豊かな合唱団です。

 彼らの17枚目のアルバムは、ブルックナーのモテット集。クローンシュトルフ・ミサ曲などこの中の何曲かは、ブルックナーがザンクト・フローリアンやリンツなどで、オルガン奏者、合唱指揮者として活躍していた40歳くらいまでの間に書かれており、これらは作曲家自身が「未熟な作である」と考え、公表を控えていたためあまり演奏されることがありませんでした。
 しかし近年になってこれら初期作品の真価が認められ、数多くの合唱団によって歌われるようになっています。どの曲もブルックナーの敬虔な宗教心が反映された素朴な美しさを有しています。
 ラトヴィア放送合唱団は人間の声のもつ可能性を追求し、美しいハーモニーを創り上げています。
 
 

ODE-1326
¥2500
アンティ・アウヴィネン(1974-):管弦楽作品集
 1. Junker Twist ユンカー・ツイスト(2015)
 2. Himmel Punk ヒンメル・パンク(2016)
 3. Turbo Aria ターボ・アリア(2017/2018)
ハンヌ・リントゥ(指揮)
フィンランド放送交響楽団

 録音 ヘルシンキ・ミュージック・センター、フィンランド 2016年6月...1、2017年8月...2、2018年5月...3

 ハンヌ・リントゥとフィンランド放送交響楽団の新作は、2016年にTeosto賞を受賞したフィンランドの現代作曲家アンティ・アウヴィネン(1974-)の作品集。
 Teosto賞はフィンランドにおいて直近1年で最も創造的な新作を発表した作曲家・作詞家に授与されるもので、北欧諸国で最大の音楽賞の1つです。
 ジャンルの壁はなく、売上や人気ではない作品の創造性だけを基準とする、名誉ある賞です。このアルバムには最近書かれた3作品が収録されており、どれも爆発的なリズムと力強いサウンドを特徴としています。
 ネオナチ思想の高まりを危惧したという「ユンカー・ツイスト」、宗教的差別に反対を唱えた「ヒンメル・パンク」、そして、100年前に録音された「アリア」を元にノイズを加えた「ターボ・アリア」。この曲には難民危機というテーマも隠されています。
 




Piano Classics



PCL 10203
\2100
カルロス・グァスタビーノ(1912-2000):ピアノ曲集
 10のアルゼンチンのカンティレーナ、
 10の民謡集、
 サンペドロの人、
 バイレシート
マルコス・マドリガル(pf)

 カルロス・グアスタビーノは1912年生まれのアルゼンチンの作曲家。

 1947年、1948年、1949年と、才能あるピアニストとしてBBCにロンドンに招かれて自作のピアノ曲を演奏し、ブリティッシュ・ カウンシル(British Council)から奨学金を受けた。この時、BBC交響楽団は『Tres Romances argentinos』のオーケストラ版を初演する。

 20世紀のアルゼンチンの作曲家の中でも、グアスタビーノの作品は200曲を越え、ピアノ独奏曲、合唱曲、校歌、室内楽曲、ギター独奏曲などがあるが、そのほとんどは声楽とピアノのための作品。
 作風は、常に調性でロマンティック。同時代のアルゼンチンの作曲家アルベルト・ヒナステラとは対照的で、アルベルト・ウィリアムスやフリアン・アギーレといった19世紀のアルゼンチン国民楽派作曲家の先駆者たちを受け継いでいる。





<メジャー・レーベル>

DECCA



4851275
\2900
〔ハードブック仕様・限定盤〕
《チェチーリア・バルトリ〜バロックの女王》
 1) ステッファーニ:歌劇『運命の勝利』より「E l’honor stella tiranna」*、
 2) ヴィンチ:歌劇『インドのアレッサンドロ』より「Quanto Invidio ... Chi vive amante」*、
 3) ヘンデル:歌劇『リナルド』より「私を泣かせてください」、
 4) ブロスキ:歌劇『アルタセルセ』より「Son Qual Nave」、
 5) ペルゴレージ:『スターバト・マーテル』より「悲しみの聖母は立ちぬ」、
 6) ヴィヴァルディ:歌劇『グリゼルダ』より「二つの風に乱されて」、
 7) ステッファーニ:歌劇『テーベの王妃ニオーベ』より「Serena, o mio bel sole ... Mia fiamma ...」、
 8) A.スカルラッティ:オラトリオ『エルサレムの王セデーニャ』より「Caldo Sangue」、
 9) ヘンデル:歌劇『セルセ』より「オンブラ・マイ・フ」、
 10) アルビノーニ:セレナータ『オーロラの誕生』より「Aure andate e baciate」、
 11) グラウン:歌劇『シリアのアドリアーノ』より「Deh, tu bel Dio d’amore ... Ov’e il mio bene?」、
 12) ステッファーニ:『スターバト・マーテル』より
    「Eja Mater, fons amoris ... Fac, ut ardeat ... Sancta Mater ... Tui nati, Vulnerati」、
 13) カルダーラ:オラトリオ『純潔の勝利』より「悔いて立ち去りお泣きなさい」、
 14) ヘンデル:オラトリオ『復活』HWV47より「Disserratevi oh porte d’Averno」、
 15) ポルポラ:歌劇『ドイツのジェルマニコ』より「Parto ti lascio, o cara」、
 16) ステッファーニ:歌劇『運命の勝利』より「Combatton quest’alma」、
 17) ヘンデル:歌劇『リナルド』より「Bel piacere」

*世界初録音、初発売
チェチーリア・バルトリ(メッゾ・ソプラノ)、
ディエゴ・ファソリス(指揮)
イ・バロッキスティ(1, 7, 12, 16)、

ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)
イル・ジャルディーノ・アルモニコ(2, 4, 9, 11, 15)、

クリストファー・ホグウッド(指揮)
エンシェント室内管弦楽団(3, 17)、

ジューン・アンダーソン(ソプラノ)(5)、
シャルル・デュトワ(指揮)
モントリオール・シンフォニエッタ(5)、
ソナトーリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ(6)、
フィリップ・ジャルスキー(カウンターテノール)(7)、

マルク・ミンコフスキ(指揮)
レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル(8, 13, 14)、

ソル・ガベッタ(チェロ)(10)、

アンドレス・ガベッタ(ヴァイオリン/指揮)
カペラ・ガベッタ(10)、

フランコ・ファジョーリ(カウンターテノール)(12)、
ダニエル・ベーレ、
ユリアン・プレガルディエン(テノール)(12)、
スイス・イタリア語放送合唱団(12)

 古楽のスペシャリストが現代に蘇らせた珠玉のアリア集

 現代最高のメッゾ・ソプラノ歌手とされるイタリアのチェチーリア・バルトリによる、17、18世紀の珠玉のアリア集です。
 並外れた表現力でバロック音楽を生き生きと現代に蘇らせます。
 レオナルド・ヴィンチとアゴスティーノ・ステッファーニによる忘れられていた美しいアリア2曲が世界初録音、初発売です。
 好奇心旺盛で想像力豊かなこの古楽のスペシャリストは、これからも埋もれている宝物のような曲を見つけて私たちに届けてくれることでしょう。
 カウンターテノールのフィリップ・ジャルスキーとフランコ・ファジョーリ、ソプラノのジューン・アンダーソン、チェロのソル・ガベッタと共演しています。

 ハードブック仕様の豪華限定版
 
 【録音】1999年11月、ロンドン(3, 17)、2009年3月、スペイン(4, 9, 11, 15)、1991年10月、モントリオール(5)、1998年6月、ヴィチェンツァ(6)、2012年3月(7, 16)、2013年6月(12)、ルガノ、2005年2月(8, 13)、2004年8月(14)、パリ、2017年3月、チューリヒ(10)
 




<国内盤>

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FONTEC



FOCD9837
\2800+税
尾高忠明&大阪フィルハーモニー交響楽団
 ブルックナー:交響曲第3番ニ短調 WAB103(第3稿)
大阪フィルハーモニー交響楽団
尾高忠明(指揮)

2020年1月16日&21日
大阪、フェスティバルホール&東京、サントリーホール
ステレオ(デジタル/ライヴ)

 2018年の音楽監督就任以来、数々の名演を世に放つ尾高=大阪フィル。
 披露公演における『ブルックナー:交響曲第8番』、シーズン2年目の開幕を飾った『マーラー:交響曲第9番』のライヴCDは、精緻な表現と豪放な響きを併せ持つ稀代の演奏と高く評価されました。
 若き日よりブルックナーに傾倒してきた尾高ですが、第3番は版の選択を決めかね、演奏する機会に恵まれませんでした。しかし「朝比奈隆先生ゆかりの大阪フィルに来たからには、ここで3番を始めるべき」と2020年1月の3公演に臨むことを決意します。オーケストラにとっても、2002年の朝比奈追悼公演以来となる第3番です。

 思索を深めることとなった前年の病気療養から、未踏の領域へと近づく尾高の指揮。その自然体の導きに、当意即妙な演奏で応える大阪フィルの演奏は、まさに理想的なブルックナー像の出現と申せましょう。

 尾高=大阪フィルの今シーズンは、さらに11月『マーラー:交響曲第5番』、21年2月『ブルックナー:交響曲第9番』という大曲が予定されています。


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コジマ録音



ALCD-1199
(2CD) \3400+税


渡邊順生
 J・S・バッハ: チェンバロ協奏曲全集[Vol.2]

1 4台のチェンバロのための協奏曲 イ短調 BWV1065
2 チェンバロ協奏曲第3番 ニ長調 BWV1054
3 チェンバロ協奏曲第7番 ト短調 BWV1058
4 イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971 [チェンバロ独奏]
5 2台のチェンバロのための協奏曲第3番 ハ短調 BWV1062
6 ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調 BWV1050
7 チェンバロ協奏曲第4番 イ長調 BWV1055
8 チェンバロ協奏曲第8番 ニ短調 BWV1059 (渡邊順生による復元版)
9 2台のチェンバロのための協奏曲第1番 ハ短調 BWV1060
10 ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調 [初期稿] BWV1050a- 第1楽章 Allegro (付録)
渡邊順生, Cembalo concertato(2,3,4,6,7,8,10)/Cembalo I(1,5) /CembaloII(9)
崎川晶子, Cembalo II(1,5)
鴨川華子, Cembalo I(9) /Cembalo IV(1)
渡邊孝, Cembalo III(1)

The Baroque Band (Period Instruments)

使用楽器(チェンバロ) Instruments (Harpsichords):
 ◎Martin Skowroneck, Bremen 1999 [German Style](1,3,4,6,7,8,9,10)
 ◎Martin Skowroneck, Bremen 1990 [French Style](1,2,5)
 ◎Anthony Sidey, Paris 1996 [Franco-Flemish Style](1,5)
 ◎Takayasu Shibata, Niiza 1984 [Flemish Style](1,9)
 ◎Keith Hill, Manchester (Michigan) 2000 [Lautenklavier](2,3,7,8)


録音:
 三鷹市芸術文化センター「風のホール」 2018.5.22-25 / 2019.2.19-21, 26 / 2019.4.23-24 / 2020.1.16
 横浜みなとみらいホール(小ホール)2020.4.2

 チェンバロ、クラヴィコード、フォルテピアノ奏者、指揮者として日本の古楽界の発展に深く寄与してきた渡邊順生が、参集した古楽のキープレイヤーたちと共に満を持して収録したバッハのチェンバロ協奏曲全17曲—《ブランデンブルク協奏曲第5番》《三重協奏曲》《イタリア協奏曲》までを網羅した完全版。
 通奏低音楽器としてラウテンクラヴィーア(リュート・チェンバロ)を用いた初めての録音。




第1巻


ALCD1197
(2CD)\3400+税
渡邊順生/バッハ:チェンバロ協奏曲全集 Vol.1

Disc1
J.S.バッハ:
 1. チェンバロ協奏曲第1番ニ短調 BWV.1052
 2. チェンバロ協奏曲第6番ヘ長調 BWV.1057
 3. 2台のチェンバロのための協奏曲第2番ハ長調 BWV.1061
 4. 3台のチェンバロのための協奏曲第1番ニ短調 BWV.1063

Disc2
 5. チェンバロ協奏曲第2番ホ長調 BWV.1053
 6. フルート、ヴァイオリン、チェンバロのための三重協奏曲イ短調 BWV.1044
 7. チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調 BWV.1056
 8. 3台のチェンバロのための協奏曲第2番ハ長調 BWV.1064
渡邊順生(チェンバロ:1,2,5,6,7 第1チェンバロ:3,4,8)
渡邊 孝(第2チェンバロ:3 第3チェンバロ:8)
崎川晶子(第2チェンバロ:8) 第3チェンバロ:4)
鴨川華子(第2チェンバロ:4)


The Baroque Band (Period Instruments):
太田光子(Flauto dolce I:2)
江崎浩司(Flauto dolce II:2)
菅きよみ(Flauto traverso:6)
戸田 薫(Violino concertato:6、Violino I:1,2,3,4,5,7,8)
渡邊慶子(Violino I:6、Violino II:1,2,3,4,5,7,8)
宮崎桃子(Violino II:6)
丸山 韶(Viola:3,4,5,6,7,8)
深沢美奈(Viola:1,2)
懸田貴嗣(Violoncello:3,4,5,6,7,8)
松岡陽平(Violoncello:1,2)
西澤誠治(Contrabbasso)
崎川晶子(Lautenklavier (Lute-Harpsichord):1,5,7)

2018年5月22-25日(3,4,8)、2019年2月19-21,26日(5,6,7)、2019年4月23,24日(1,2)
東京、三鷹市芸術文化センター「風のホール」















 9/30(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ATMA CLASSIQUE



ACD2 2796
¥2300
ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉 Hob XX/1b
 イントラーダ
 ソナタ第1番〜第7番
 地震
デイヴィッド・ジャルベール(ピアノ)

 カナダの名手がハイドンの名作を録音

 録音:2019年9月/ケベック、ラウル・ジョバン・ホール

 ハイドンの名作『十字架上のキリストの最後の7 つの言葉』をカナダの名手デイヴィッド・ジャルベールが録音。「ハイドンはこの作品で自らの作曲スタイルを高みに持っていき、それはモーツァルトや後期ベートーヴェンを想起させ、さらにはシューベルトを先取りすらしている」と語るジャルベールが、その音楽に込められた深みを丁寧に表現しています。

 デイヴィッド・ジャルベールはカナダ屈指の実力派ピアニスト。卓越した演奏技術と多彩な表現力で数々の賞を総なめにし、北米を中心にリサイタルや室内楽演奏会で幅広く活躍、ジュリアード音楽院、グレン・グールド音楽院、ケベック音楽院などで後進の育成にもあたっています。
 
 

ACD2 2801
¥2300
LA BERGERE(羊飼い) マリー・マジストリー(ソプラノ)
シルヴァイン・ベルジェロン(アーチリュート)、他
 ピエール・ゲドロン(1570-1620):Air Aux plaisirs, aux delices, bergeres/Air Un jour l'amoureuse Sylvie
 ガブリエル・バタイユ(1574-1630):Air Ma bergere non legere
 作曲者不詳:シャコンヌ
 ジョゼフ・シャバンソー・ド・ラ・バール(1663-1678):
  Air Forets solitaires et sombres/Air Allez bergers dessus l'herbette/Air Ah, je sens que mon coeur va mourir
 ミシェル・ピニョレ・ド・モンテクレール(1667-1737):Cantate La Bergere, «a voix seule, avec une flute et un violon»
 ミシェル・ランベール(1610-1696):Air Dans nos bois, Tircis apercut/Air Le repos, l'ombre et le silence
 マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643-1704):Air Sans frayeur dans ce bois
 ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687):Recit de la beaute de la comédie-ballet
 ミシェル・ランベール:Air Ma bergere est tendre et fidele/Air Ombre de mon amant
 作曲者不詳:サラバンド
 ミシェル・ランベール:Air Vos mepris chaque jour

 17世紀エール・ド・クールの魅力

 ソプラノ歌手のマリー・マジストリーによるソロ・デビュー録音。17世紀のフランスの「エール・ド・クール」の魅力を味わう世俗歌曲集です。牧歌的な雰囲気と、凛とした歌声。優しくも表情豊かな歌唱が聴きもの。
 伴奏にはアーチリュートの他、バロック・ヴァイオリン、トラヴェルソ、ガンバが加わります。
 



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PAN CLASSICS



PC 10415
¥2600→\2390
弦楽四重奏の進化
 ジョヴァンニ・マリア・ボノンチーニ(1642-1678):
  3声の室内ソナタ ヘ長調(2ヴァイオリン、通奏低音)
  通奏低音なしの4声の室内ソナタ 変ホ長調
 A.スカルラッティ(1660-1725):
  2つのヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音のための4つのソナタ(チェンバロなし)
   第1番 ヘ短調/第2番 ハ短調/第3番 ト短調/第4番 ニ短調
 マッダレーナ・ラウラ・ロンバルディーニ=ジルメン(1745-1818):
  四重奏曲第1番 変ホ長調/四重奏曲第5番 ヘ短調
ダニエラ・ドルチ(チェンバロ)
ムジカ・フィオリタ

 弦楽四重奏の歴史をたどる

 録音:2019年10月21-24日/バーゼル、アドゥラム・カペレ/61'30''

 弦楽四重奏というジャンルはボッケリーニやハイドンによって確立される前から、様々な実験と自由な発展がありました。
 このアルバムは特に器楽作品が盛んだったイタリアにおける、弦楽四重奏が生まれる前の約100年の歴史をたどるプログラムです。
 有名なジョヴァンニ・バティスタの父であるジョヴァンニ・マリア・ボノンチーニの2つの作品から始まり、通奏低音が次第に独立した低音声部に移行していく様が描かれます。
 アレッサンドロ・スカルラッティの作品は晩年の四重奏曲で、声楽作曲家のイメージからは少し離れた、入念な4 声体による筆致が味わえます。
 また最後に置かれたマッダレーナ・ラウラ・ロンバルディーニ=ジルメンの作品は聴き馴染みのないものですが、弦楽四重奏の初期段階を代表するものと言えます。
 
 

PC 10419
(2CD)
¥2700
ブラームス:歌曲&デュエット集
 [CD1]
  帰郷 Op.7-6/愛のまこと Op.3-1(*)
  3つのデュエット Op.20(*、**)
  9つの歌曲 Op.32(***)
  永遠の愛について Op.43-1/5月の歌 Op.43-2/
  子守歌 Op.49-4/森に囲まれた丘から Op.57-1/
  私は夢を見た Op.57-3/風もそよがぬ和やかな空気 Op.57-8/目隠し鬼ごっこ Op.58-1/
  憂い Op.58-5/雨の歌 Op.59-3/余韻 Op.59-4(*)
  アグネス Op.59-5(**)
  まんねんろう Op.61-1/森の歌 Op.61-3/お前のやさしい恋人 Op.61-4(*、**)
 [CD2]
  5つの二重唱曲 Op.66/良い忠告 Op.75-2/ワルプルギスの夜 Op.75-4(*、**)
  テレーゼ Op.86-1/野の寂しさ Op.86-2/夢遊病者 Op.86-3/
   サッフォー頌歌 Op.94-4/家もなく、故郷もなく Op.94-5(**)
  死、それは清々しい夜 Op.96-1/我らはさまよった Op.96-2(*)
  ジプシーの歌 Op.103 第1曲〜第8曲/歌の調べのように私をよぎる Op.105-1/
  私のまどろみはますます浅く Op.105-2/嘆き Op.105-3/教会の墓地にて Op.105-4(**)
  セレナード Op.106-1/菩提樹に霜が降りて Op.106-3/
  サラマンダー Op.107-2/乙女の歌 Op.107-5(*)
 ラヘル・ハルニッシュ(ソプラノ*)、マリーナ・ヴィオッティ(メゾソプラノ**)、
 ヤニック・デブス(バリトン***)、
 ジャン・シュルツ(フォルテピアノ;1871年J.B.シュトライヒャー製、No.7243)

 ブラームスの愛用モデルのピアノ伴奏で聴く歌曲

 録音:2019年12月2-5日/チューリヒ放送スタジオ/[CD1]67'40''、[CD2]58'22''

 300以上のリートを残したブラームスは歌曲作曲家としても大家であり、その作品は声楽科にとって重要なレパートリーとなっています。
 このアルバムはCD2枚分の歌曲を厳選し、年代順に収録。ベートーヴェン、シューベルト、シューマンからの流れを感じながら、ドイツ語歌曲の発展を味わえる内容です。
 伴奏に使われているフォルテピアノは、ブラームスが好んで使っていたピアノと同モデルのオリジナル楽器です。
 



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PENTATONE



PTC 5186756
¥2600→\2390
知る人ぞ知る存在だった
 ネリー・アコピヤン=タマーリナ
 「ウィグモアホールにおけるライヴ2008&2009
   ショパン、ヤナーチェク、メトネル、リャードフ」

  ショパン:
   (1)マズルカ ト短調 Op.67-2/(2)マズルカ 変ロ長調 Op.17-1/
   (3)マズルカ ホ短調 Op.17-2/(4)マズルカ イ短調 Op.17-3/
   (5)マズルカ ホ短調 Op.41-2/(6)マズルカ ロ短調 Op.30-2/
   (7)マズルカ ハ短調 Op.56-3/(8)マズルカ ハ長調 Op.33-3/
   (9)マズルカ 嬰ハ短調 Op.50-3
  (10)ヤナーチェク:「霧の中で」 JW 8:22
  (11)メトネル:4つのおとぎ話 より第3番 ヘ短調Op.26-3
  (12)リャードフ:マズルカ ヘ短調 Op.57-3
ネリー・アコピヤン=タマーリナ(ピアノ)

 知る人ぞ知るロシアのピアニスト、アコピヤン=タマーリナ。PENTATONE レーベル第2弾はウィグモアホールにおけるライヴ2008&2009「ショパン、ヤナーチェク、メトネル、リャードフ」

 ライヴ録音:(11)(12)2008年1月30日、(1)-(10)2009年3月23日/ウィグモアホール(イギリス)/DDD、58'23

 前作、「ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガOp.24&4つのバラードOp.10」のアルバム(PTC 5186677)でその存在が知られることになったピアニスト、ネリー・アコピヤン=タマーリナ。彼女は才能に恵まれながらもソ連時代に不遇だったピアニストで、現在まで知る人ぞ知る存在となっていました。

 アコピヤン=タマーリナは1941年にモスクワで生まれ。モスクワ音楽院で伝説的なピアニスト、アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼルに師事し、1963年にドイツで行われたシューマン国際声楽・ピアノコンクールで優勝しました。
 その後、1974年にはロベルト・シューマン賞を受賞したことで順風満帆なキャリアを始めると思いきや、実姉がイスラエル移住申請をしたため、彼女の亡命も危惧した当局により演奏活動を制限されました。不遇時代に始めた水彩画家としても才能を示し、展覧会も催されたほどです。1983年にロンドンで公演して再発見され、以後イギリスを本拠に教育活動を行いました。

 彼女の師・ゴリデンヴェイゼルは帝政ロシアからソ連時代の大ピアニストで、名教授としてもニコラーエワ、ベルマン、カバレフスキーらを育てました。直接指導を受けた世代がほとんど残っていないなか、アコピヤン=タマーリナは貴重な直弟子で、その燦然たるファルテッシモ、最高のピアニッシモや銀色に光る和音など、伝説のロシア・ピアニズムを現存しています。

 当アルバムは2008年と2009年、ウィグモアホールにおけるライヴ録音からショパン、ヤナーチェク、メトネル、リャードフを収録。哀愁漂う雰囲気をもつこの選曲はスラヴ系の舞曲や自然への憧れも感じさせ、アコピヤン=タマーリナの魅力である温かい音色と独特な魅力にあふれた演奏を聴くことができます。アコピヤン=タマーリナの至芸をお楽しみください。

 ※日本語帯・解説はつきません。



ネリー第1弾
不思議な魔法にかけられたようなひとときを味あわせてくれる


 PTC 5186677
\2600
最高のロシア・ピアニズムを語り継ぐ、
 かくも素晴らしいピアニストがまだ存在した!

  ブラームス:
   (1)ヘンデルの主題による変奏曲とフーガOp.24
   (2)4つのバラードOp.10
ネリー・アコピヤン=タマーリナ(ピアノ)
 録音:1995年11月(1)、1995年10月、1996年1月(2)/スネイプ・メルティング・コンサートホール(サフォーク)/16bit. 44.1kHz、63’ 38”

 才能に恵まれながらソ連時代に不遇だったピアニストは少なからずいますが、ネリー・アコピヤン=タマーリナは現存ながら名声に浴することもなく、知る人ぞ知る存在となっています。
 1941 年にモスクワで生まれ、モスクワ音楽院で伝説的なピアニスト、アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼルに師事。1963 年にドイツで行われたシューマン国際声楽・ピアノコンクールで優勝し、74 年にはロベルト・シューマン賞を受賞したことで順風満帆なキャリアを始めると思いきや、実姉がイスラエル移住申請をしたため、彼女の亡命も危惧した当局により演奏活動を制限されました。不遇時代に始めた水彩画家としても才能を示し、展覧会も催されたほどです。1983 年にロンドンで公演して再発見され、以後イギリスを本拠に教育活動を行いました。
 彼女の師・ゴリデンヴェイゼルは帝政ロシアからソ連時代の大ピアニストで、名教授としてもニコラーエワ、ベルマン、カバレフスキーらを育てました。直接指導を受けた世代がほとんど残っていないなか、アコピヤン=タマーリナは貴重な直弟子で、その燦然たるファルテッシモ、最高のピアニッシモや銀色に光る和音など、伝説のロシア・ピアニズムを現存しています。
 それを後世に伝えるべく、Pentatone レーベルが彼女の遺産をCD 化します。第1 弾は十八番のブラームス。温かな音色、歌うようなラインなど、今日では聴くことのできないピアノ芸術が超貴重なうえ、不思議な魔法にかけられたようなひとときを味あわせてくれます。

 



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ALPHA



ALPHA659
¥2700→\2490
パーヴォ・ヤルヴィ&トーンハレ、
 チャイコフスキー交響曲全集始動

チャイコフスキー: 交響曲第5番

 1-4. 交響曲 第5番 ホ短調 Op.64
 5-8. 幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」Op.32
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
パーヴォ・ヤルヴィ (指揮)
NYCX-10175
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税

 録音: 2019年10月5-8、2020年1月1-4 マーク・ハレ、チューリヒ、スイス 【国内盤】日本語解説付き

 【パーヴォ&トーンハレ、チャイコフスキー交響曲全集始動、第1弾は第5番!】
 2019年にトーンハレ管弦楽団の音楽監督に就任したパーヴォ・ヤルヴィ。彼にとって、またスイスのオーケストラにとっても初めてという、チャイコフスキーの交響曲全集録音が開始されます。
 第1弾として選ばれたのは第5番。華やかな内容といい人気といい、申し分ない選曲と言えますが、実は1895年にチューリヒで初めて演奏されたチャイコフスキーの交響曲でもあり、翌年に「悲愴」が、そして1901年に「フランチェスカ・ダ・リミニ」が演奏されて以来、その管弦楽作品はトーンハレ管弦楽団の重要なレパートリーであったという、歴史的な経緯もあります。
 その第5番では、パーヴォ特有の軽やかさとトーンハレの力強い音の鳴りのブレンドが心地よいメリハリと推進力を生み、細部にまで歌心が感じられながらも、押しの強さだけで聴かせるチャイコフスキーとは一線を画す演奏に仕上がっています。
 フィナーレ冒頭での一つ一つの音を深く歌いながらノーブルさを失わないバランス感覚、テンポが明確にキープされつつも圧倒的な盛り上がりを聴かせる主部も格別。
 カップリングの「フランチェスカ・ダ・リミニ」は、チャイコフスキーの交響曲を除く純管弦楽作品では比較的長く、どちらかというと難解とされるものですが、パーヴォは嵐のような曲想を見通しよく整理しながらも猛然と鳴らし、ロマンあふれる旋律をオーケストラに積極性を持って歌わせ、全体をテンポよく聴かせることで作品の魅力を最大限に引き出しています。
 今後のシリーズも大いに楽しみな、期待を上回る素晴らしいアルバムです。

 
 
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ALPHA635
¥2700→\2490
アストリグ・シラノシアン(チェロ)
 バレンボイムも登場!
『ディア・マドモアゼル』〜ナディア・ブーランジェに捧ぐ
 ピアソラ、ストラヴィンスキーからクインシー・ジョーンズまで

  1. アストル・ピアソラ(1921-1992): ル・グラン・タンゴ
  2-6. イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971)/ピアティゴルスキー編曲: イタリア組曲
   2. I. 序奏/3. II. セレナータ/4. III. アリア/
   5. IV. タランテッラ/6. VI. メヌエットとフィナーレ
  7-9. ナディア・ブーランジェ(1887-1979): チェロとピアノのための3つの小品
   7. No. 1 変ホ短調/8. No. 2 イ短調/9. No. 3 嬰ハ短調
  10-13. エリオット・カーター(1908-2012): チェロとピアノのためのソナタ
   10. I. Moderato/11. II. Vivace, molto leggiero/12. III. Adagio/13. IV. Allegro
  14. フィリップ・グラス(1937-)/シラノシアン&グーアン編曲: Tissue No.7
  15. ミシェル・ルグラン(1932-2019)/シラノシアン&グーアン編曲: メドレー
   「ロバと王女」〜「風のささやき」〜「シェルブールの雨傘」
  16. クインシー・ジョーンズ(1933-)/シラノシアン&グーアン編曲: ソウル・ボサノヴァ
 アストリグ・シラノシアン(チェロ/1676年製フランチェスコ・ルッジェーリ)
 ナタナエル・グーアン(ピアノ/1966年製スタインウェイ)1-6、10-16
 ダニエル・バレンボイム(ピアノ/バレンボイム・マーネ)7-9
NYCX-10176
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税

 録音: 2019年11月 テアトル・ポピュレール・ロマン、サル・ド・ミュジーク "ルール・ブリュ"、ラ・ショー=ド=フォン、スイス 【国内盤】日本語解説付き

 【アストリグ・シラノシアンALPHAに登場、バレンボイムも参加!】
 近代フランスを代表する偉大な音楽教育者の一人、ナディア・ブーランジェ。彼女の教え子や、親交を待ち影響を受け合った音楽家たちは、国籍を超え、敬愛を込めて彼女を「マドモアゼル」と呼びました。
 深い尊敬で結ばれたストラヴィンスキーのほか、教師としては、閉鎖的なタンゴの世界に限界を感じてその門を叩いたピアソラ、後に十二音技法で個性を発揮するカーター、ミニマルを経て抒情的作風を確立するグラス、ジャズや映画音楽で活躍した稀代のメロディ・メーカー、ルグラン、ジャズのみならずポピュラー・ミュージック全体に大きな足跡を残すクインシー・ジョーンズという、多種多様なアーティストたちに音楽の基礎を教え、種を蒔いたことで知られます。
 これらの作品を、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンでも共演しているアストリグ・シラノシアンとナタナエル・グーアンによる、多彩な作品の肝をよく捉えた歌心の溢れる、息の合った演奏でお楽しみいただけます。
 ラストのグラス、ルグラン、ジョーンズという流れは、現代まで続くナディア・ブーランジェの影響をよく伝えており大変興味深いものです。

 ナディア・ブーランジェ自身の「3つの小品」は、作曲家としてその才能を高く評価していた6歳年下の妹リリーが亡くなり、ナディアもまた作曲の筆を折ってしまう3年前に書かれたもの。
 ここでのピアノには、自身ナディア・ブーランジェの教えを受けている巨匠ダニエル・バレンボイムが登場。フォルテピアノのコレクションと修復でも知られるクリス・マーネと共に開発した独自の平行弦ピアノの澄んだ音色と、優しく繊細なタッチでシラノシアンのチェロを支え、恩師の残した美しい作品に花を添えています。
 なお、アストリグ・シラノシアンは姉のシュシャヌ・シラノシアンによるメンデルスゾーン・アルバム(ALPHA410)に参加しているものの、ソロとしてはこちらがALPHAレーベル第1弾。今後さらに数タイトルがリリース予定です。

 プロモーション動画:https://youtu.be/XY_HP2fE4y8

 
 



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ARCANA



A478
¥2700→\2490
マリオ・ブルネロ
『タルティーニとチェロ』 〜チェロ・ピッコロによる協奏曲とソナタ〜

 アントニオ・ヴァンディーニ(1690頃-1778):
  1-3. チェロ協奏曲 ニ長調
 ジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770):
  4-6. ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ト短調
  7-9. ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ 変ロ長調
  10-12. 4声のソナタ ニ長調 GT 5.D01
  13-15. チェロ協奏曲 イ長調 GT 1.A28
  16-19. チェロ協奏曲 ニ長調 GT 1.D34
 ジューリオ・メネギーニ(1741-1824):
  20-22. 合奏協奏曲(コンチェルトーネ) 第3番 ハ長調
   -タルティーニのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ Op.1-3 〔GT 2.C11〕による

 マリオ・ブルネロ(4弦チェロ・ピッコロ)
  ブレーシアのフィリッポ・ファセル2017年製作による再現古楽器
  クレモナのアントニオ&ジローラモ・アマティ1600-1610年製作モデルによる
 
 アカデミア・デッラヌンチアータ(古楽器使用)
 リッカルド・ドーニ(チェンバロ、指揮)
NYCX-10177
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税

 録音: 2019年11月19-23日 サン・ベルナルディーノ教会、アッビアーテグラッソ(ミラノ近郊)、イタリア 【国内盤】日本語解説付き

 【記念年ならではの異色充実盤、「低音のタルティーニ」が登場!】
 現代イタリアを代表するチェロ奏者のひとりマリオ・ブルネロが近年、アマティのモデルにもとづく独特の小型チェロで古楽研究的アプローチもさかんに試みるようになっているのは見逃せません。
 ヴァイオリンと調弦が同じでオクターヴ違いの低音が鳴るこの楽器を用いて、彼がバッハの無伴奏ヴァイオリン曲集を録音し大きな成功を収めたのも記憶に新しいところ(国内仕様NYCX-10100/輸入盤A469)、同じ楽器で今度は故郷イタリアの重要作曲家に向き合ったアルバムをリリース。しかも選曲にこだわりありの注目企画です。

 バッハよりも少し後、1692年生まれのタルティーニは今年(2020年)が歿後250周年。その作品は自らが抜群の演奏能力を誇ったヴァイオリンのためのものがほとんどですが、ごくわずかながら低音弦楽器のために書かれた作品もあり、チェロの巨匠たちから愛されてきました。
 しかし本盤でブルネロは、最新の音楽学知見も参照しながら、ヴァイオリンのための作品も上述した小型4弦チェロで演奏。さらにテレマンの無伴奏ガンバ曲集と同じコレクションに含まれ、近年発見されたというガンバのための作品もとりあげ、門弟による合奏協奏曲編曲なども交えて、興趣のつきない選曲でタルティーニの世界を縦横無尽に駆け巡ります。
 協奏曲での共演は、ブルネロとカルミニョーラによる二重協奏曲アルバム(NYCX-10133/A472)でも名演を聴かせてくれたイタリアのピリオド楽器アンサンブル。充実した解説も添えられており、記念年ならではの意欲的企画で、タルティーニの思わぬ低音世界を発見できる1枚です。

 
 




RICERCAR



RIC420
¥2700
『ドゥルツィアンとボンバルド』 〜17世紀ドイツのダブルリード合奏さまざま〜
 1. ヨハン・ヘルマン・シャイン(1586-1630): ダヴィデの子にホサナ
 2. フィリップ・フリードリヒ・ベデッカー(1615-1683): 「ラ・モニカ」にもとづくソナタ (ドゥルツィアン独奏による)
 3. 作曲者不詳: 四つのヴィオラと四つのドゥルツィアンによる8声のソナタ
 4. ヨハン・フィーアダンク(1605-1646): カンツォン 第30番
 5. ザムエル・シャイト(1587-1654): 4声の第3パドゥヴァン
 6. ザムエル・シャイト(1587-1654): 4声の第16アルマンド
 7. ハインリヒ・シュッツ(1585-1672): わたしは寝所で夜を通じ SWV 272
 8. ハインリヒ・シュッツ(1585-1672): 都の見張番がわたしを見つけ SWV 273
 9. ヨハン・ローゼンミュラー(1619-1684): 4声の第7ソナタ
 10. ダニエル・シュペーア(1636-1707): 第2ソナタ
 11. ヨハン・タイレ(1646-1724): ドゥルツィアン独奏によるソナタ
 12. 作曲者不詳: 第2ソナタ
 13. フィリップ・フリードリヒ・ブフナー(1614-1669): 第8ソナタ
 14. 作曲者不詳: 第1ソナタ
 15. ヨハン・ルドルフ・アーレ(1625-1673): 恐れることはない
 シンタグマ・アミーチ(古楽器使用)
  エルザ・フランク、フランシス・メルセ、アドリアン・ルボワソン、ステファーヌ・タンビ、
  クシシュトフ・レヴァンドフスキ、ジェレミー・パパセルジオー(各種ドゥルツィアン&ボンバルド)、
  ジョゼフ・コッテ(ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオラ・ダ・スパッラ)、
  ダニカン・パパセルジオー(ヴァイオリン、ヴィオラ)、グザヴィエ・シシェル(ヴィオラ)、
  マリオン・パパセルジオー(バッソ・ダ・ブラッツォ、ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
  ガブリエル・リニョル(テオルボ)、ヨアン・ムーラン(オルガン、チェンバロ)
 
 ジュリー・ロゼ(ソプラノ)、ポラン・ビュンドゲン(カウンターテナー)
 
 ヴォクス・ルミニス(声楽アンサンブル)‛&1、15
  リオネル・ムニエ(バス、音楽監督)、バルト・ヤーコプス(オルガン)
NYCX-10178
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税

 録音:2019年10月&2020年6月 サンテーユ聖母教会(フランス南部ラングドック地方)
  2018年9月、ジェディンヌ聖母教会(ベルギー南部ナミュール地方)‛&1、15 【国内盤】日本語解説付き

 【昔日のダブルリード管楽器世界が色鮮やかに甦る!Ricercarならではの充実企画盤】
 バッハ以前のバロックやルネサンスにも通じた音楽学者ジェローム・ルジュヌが古楽大国ベルギーで主宰する、40年の歴史を誇るRicercar。
 このレーベルは折々、現代人にとって馴染みがうすい珍しい古楽器を重点的に紹介するアルバムをリリースしてきましたが、今回はその最新盤として、ボンバルドとドゥルツィアンという、ルネサンスから初期バロックにかけて用いられていた2種の重要なダブルリード管楽器の魅力を紹介します。
 ボンバルドはショームの一種でオーボエの祖先ともみなしうる楽器ですが、ヴィオラ・ダ・ガンバやリコーダーと同様に大小さまざまなサイズのものがあり合奏も可能。
 またファゴットの前身である低音管楽器ドゥルツィアンにも、同じように高音・中音向けなどの同属楽器がありました。
 この新録音では両楽器をそれぞれ、あるときは同属楽器同士で重ね、またあるときは両者を同一楽曲のなかで対置させながら、その変幻自在の演奏編成がたいへん興味深い響きを作り出し、それがアルバムを通して聴くことの面白さを演出しています。
 またこうしたアルバムの常として、解説テキストの充実も見逃せないところ。マドリガーレやシャンソンといった多声の声楽曲を、楽器だけで演奏できるようにした1600年前後ならではの編曲も多く見られ、2人の俊才古楽歌手が要所で聴かせる独唱との対比も興趣がつきません。
 専門的知見の集成がいざなう思いがけない音響世界。400年前のリアルなサウンドスケープをじっくり読み解けるアルバムです。
 



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POLYMNIE



POL 129148
(2CD)
¥3000→\2790
ありそうで無かったリムスキー=コルサコフ:ピアノ作品全集
 リムスキー=コルサコフ:
  (1)B-A-C-Hの主題に基づく変奏曲 Op.10
  (2)4つの小品 Op.11(即興曲,ノヴェレット,小スケルツォ,練習曲)
  (3)3つの小品 Op.15(ヴァルス,ロマンス,フュグ)
  (4)6つのフュグ Op.17/(5)アレグレット ハ長調/
  (6)2つの小品 Op.38/(7)涙/(8)ピアノ協奏曲 Op.30/
  (9)ミーシャの主題による変奏曲 ハ長調
 (10)リムスキー=コルサコフ,キュイ,リャードフ:
  決められた主題に基づく24の変奏曲
 (11)リスト,ボロディン,リャードフ,リムスキー=コルサコフ,キュイ:
  決められた主題に基づく15の小品
 (12)ボロディン:マズルカ ハ長調
 (13)ムソルグスキー:間奏曲
 (14)リムスキー=コルサコフ:アブラミチェフの主題に基づく変奏曲
 (15)リュール:アブラミチェフの主題に基づく変奏曲
アンゲラン=フリードリヒ・リュール(ピアノ)
(9)(10)(11)エレナ・オシポヴァ(ピアノ)

 ありそうで無かったリムスキー=コルサコフ:ピアノ作品全集!

 録音:2019年7月 フランス,ビュシェール、126'14

 POLYMNIEを代表するピアニスト、アンゲラン=フリードリヒ・リュール(・ドルゴルキー)の新録音は、リムスキー=コルサコフのピアノ作品全集。
 色彩的な管弦楽法を駆使したオーケストラ作品やオペラで絶大な人気を誇るリムスキー=コルサコフだが、ピアノ曲は元々あまり多くない上に大作がほとんどなく、注目されることは少ない。しかし聞いてみればいずれの曲も豊かな和声とロシア的な味わいが結び付いた傑作ばかりなことに気づかされるだろう。
 24の変奏曲と15の小品は、ごく単純な主題を基にリムスキー=コルサコフ、キュイ、リャードフがそれぞれ曲を書いた連弾曲集(リストは15の小品の導入曲のみ)。存在はわりと知られているのだが、お遊びの性格が強いので取り上げられることは少ない。
 ピアノ協奏曲は、明記されていないが、おそらく作曲者自身による2台ピアノ版が用いられている。
 
 

POL 130149
¥2200
アントワーヌ・ルノンによる無伴奏チェロ作品だけの演奏会のライヴ
 イザイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.28
 バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 BWV1007
 ブロッホ:無伴奏チェロ組曲第1番
 バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番 BWV1009
アントワーヌ・ルノン(チェロ)

 アントワーヌ・ルノンのくつろいだ雰囲気の教会での無伴奏チェロ入場料無料ライヴ!

 録音:2019年6月9日 フランス,ロンソル ライヴ録音、64m

 フランスのチェロ奏者、アントワーヌ・ルノン(Antoine Renon)による無伴奏チェロ作品だけの演奏会のライヴ録音。
 フランス北西部、オーブ県の村ロンソルの木造の教会で、2019年6月9日 日曜日の午後4時30分から始まった演奏会は入場無料で、ロンソル村の住民が日曜の午後を楽しんだ。
 このCDにはその雰囲気がそっくり収められている(拍手はバッハのBWV1009の後だけ収録)。時折外から小鳥の声が聞こえてくるのがまたいい。CDを聞くというよりは演奏会に参加するような気持で聞くと楽しいだろう。
 
 

POL 504151
¥2200
「ユスキュダルへ行き」
 プレリュード
 組曲1:最初のフレイレフ
 組曲2:ユスキュダル
レゾレイユ・ダマン:
 【レア・プラティーニ(クラリネット)
  マティルド・デュピュシュ(アコーディオン)
  トマス・ブルジョワ(東洋の打楽器)
  リオネル・ロミウ(ウド,トランペット)
  アルチュール・ロンデュ(コントラバス)
  ジャコット・ルコラン(ヴィオロン)】

 録音:2019年6月 サロン=デ=プロヴァンス、45'55

 民俗音楽の要素を取り入れて、民俗楽器と近現代の楽器を混合した音楽。
 ユスキュダルはトルコのイスタンブルのぽるポラス海峡東側に隣接する歴史ある町。
 




TRITON


TRIHORT 573
¥2200
「白と黒で」
 〜パトリック・ロワズルール(b.1975)作品集

  3部作〜2つのピアノのための
  練習曲〜ピアノのための(3曲)
  至福〜ヴァイオリンとピアノのための(8曲)
フィリップ・アッタト(ピアノ)
オルランド・バス(ピアノ)
ラシェル・コブリャコフ(ヴァイオリン)

 79'35

 「白と黒で」と題された、フランスの作曲家、パトリック・ロワズルールの作品のCD。
 パトリック・ロワズルール(Patrick Loiseleur)は1975年の生まれ。エコール・ノルマルで学んだ。
 フィリップ・アッタトは1993年生まれのフランスのピアニスト。ラシェル・コブリャコフは米国出身で近年はフランスで活動するヴァイオリニスト。
 オルランド・バスは1997年生まれのピアニスト。
 



 

RADIOSERVIS(チェコ放送ラジオサービス)



CR 1023-2
(1CD)
¥2700
オンドジェイ・クカル (1964-) : 自由のための戦い
 三重協奏曲「自由のための戦い」(ヴァイオリン、チェロ、ピアノと管弦楽のための) Op.50 (*)
 詩篇 42 (バリトンと管弦楽のための) Op.22 (+)
 コントラバッシアーノ [Contrabassiano] (コントラバスと弦楽合奏のための) Op.29 (#)
 チェロとピアノのためのソナタ「ロマンティカ」[Sonata Romantica] Op.4 (**)
 ヴィオロンチェッリアーナ [Violoncelliana] (無伴奏チェロのための) Op.32 (++)
  カリオペ・トリオ・プラハ (*)
   マルケータ・ヴォカーチョヴァー (ヴァイオリン)、ヤン・ゼメン (チェロ)、
   ミロスラフ・セケラ (ピアノ)
  AKS管弦楽団 (*)、レオシュ・スヴァーロフスキー (指揮 (*))、
  ロマン・ヤナール (バリトン (+))、プルゼニュ・フィルハモニー管弦楽団 (+)、
  フィリプ・ヴァルトマン (コントラバス (#))、聖ヴァーツラフ・アカデミー (弦楽合奏 (#))、
  オンドジェイ・クカル (指揮 (+/#))、イジー・バールタ (チェロ (**))、
  ヤン・チェフ (ピアノ (**))、イヴァン・ヴォカーチ (ピアノ (++))

 録音 :2017年12月8日、マルチヌー・ホール、プラハ、チェコ (*) 2013年、チェコ放送 (おそらくプルゼニュ支局) (+)
  2015年7月31日、ライヴ、パセカ音楽祭、聖ヴァーツラフ教会、パセカ、チェコ (#) 2005年、チェコ放送 (**)
  2012年5月12日、ライヴ、ヴィノフラディ国民センター、プラハ、チェコ (++)
 オンドジェイ・クカルはチェコのプラハに生まれた作曲家・指揮者・ヴァイオリン奏者。プラハ音楽アカデミーで作曲をインドジフ・フェルト (1925-2007) に、ヴァイオリンをヨセフ・ヴラフ (1923-1988) に師事。新ヴラフ弦楽四重奏員団 (1985-1995)、南ボヘミア室内フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者 (1991-1996)、プラハ室内管弦楽団コンサートマスター (1996-2003)、フラデツ・クラーロヴェー・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者 (2002-) を歴任。
 
 

CR 1032-2
(1CD)
¥2900
デフィレ クラリネット・カルテットのための音楽
 イジー・フラヴァーチ (1948-) : ヨハン・セバスティアン・バッハ (詩) (*)
 J・S・バッハ (1685-1750)/フィリップ・キュペール (1957-) 編曲 : 3つのコラール
  Herr Got, nun schleuss den Himmel auf (BWV 617)
  Ich ruf zu Dir, Herr Jesu Christ (BWV 639)
  Werde Munter, mein Gemüte (BWV 1118)
 イジー・フラヴァーチ : ヨハン・クリストフ・デンナー (詩) (*)
 ヤン・クシュチテル・ヴァニュハル [ヨハン・バプティスト・ヴァンハル] (1739-1813)/
  フィリップ・ベロー (1965-) 編曲 : フーガ 第9番
 イジー・フラヴァーチ : ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (詩) (*)
 モーツァルト (1756-1791)/イジー・フラヴァーチ 編曲 : ディヴェルティメント 変ロ長調
  アレグロ / メヌエット / ラルゲット / メヌエット
 イジー・フラヴァーチ : 尊敬すべきクラリネット (詩) (*)
 ヤン・クチェラ (1977-) : FSCQ のための3つの小エチュード 序奏 / ノクターン / ワルツ
 イジー・フラヴァーチ :エボニー・コンチェルト (詩) (*)/エボニー組曲
   アンダンテ−ミラン・コストフリス / アレグロ−フェルディナント・ハヴリーク
   エール−ヴラディミール・ジーハ /アレグロ−カレル・クラウトガルトナー
  ジャズ・ミュージシャン (詩) (*)
  ホルノムリーンスカー 846
 モーツァルト/イジー・フラヴァーチ 編曲 : ポロネーズ
  ファイヴ・スター・クラリネット・カルテット (*以外)
   イジー・フラヴァーチ、ヴラスチミル・マレシュ、イルヴィン・ヴェニシュ、ヤン・マフ (クラリネット)
  イトカ・モラフツォヴァー (朗読 (*))

 録音 : データ記載無し (2019年以前)

 ファイヴ・スター・クラリネット・カルテットはプラハ音楽アカデミーで教職にあるクラリネット奏者から成るアンサンブル。
 
 


CR 1040-2
(1CD)
¥2700
トマーシュ・マフ & 松本ひろこ
 プレイ・ダリボル・C・ヴァーチカーシュ
トマーシュ・マフ (ヴァイオリン)
松本ひろこ (ピアノ)
  ダリボル・C・ヴァーチカーシュ (1906-1984) :
   極めて甘美なワルツ [Valse dolcissimo] / ファンダンゴ [Fandango]
   晴れた丘の午後 [The Afternoon at Sunny Hill] / 狂信的な演者
   クリスマス画集
    前奏曲 / 楽しい準備 / サンタの橇 (そり) / ほどかれた包み / コラール
    天使と悪魔と一緒のミクラーシュ / 雪深い村の夜 / 元日
  トマーシュ・マフ :
   ダリボル・C・ヴァーチカーシュ作曲、映画「The Proud Princess」の音楽による幻想曲
  ヨセフ・スク (1874-1935) : 愛の歌
    (以上、ヴァイオリンとピアノのための楽曲)

 録音 : 2019年8月、プラハ音楽アカデミー、プラハ、チェコ

 ダリボル・C・ヴァーチカーシュはチェコの作曲家ヴァーツラフ・ヴァーチカーシュ (1881-1954) の息子。クラシカルの他、映画音楽や舞台音楽も数多く手がけました。
 トマーシュ・マフ (マッフ) は1997年にテプリツェ音楽院を卒業したチェコのヴァイオリン奏者。クラシカルのみならずジャズやブルーグラスのミュージシャンとしても活躍しています。
 デュオ・パートナーの松本ひろこと共に2020年9月に来日演奏会の予定がありましたが残念ながら中止になりました。
 




ODRADEK RECORDS



ODRCD 406
¥2500
水谷川優子&黒田亜樹
「ブラック・スワン」
 〜ヴィラ=ロボス(1887-1959):チェロとピアノのための作品集
水谷川優子(チェロ)
黒田亜樹(ピアノ)
  (1)黒鳥の歌W122(1917)
  (2)さすらいW461(1946)
  (3)-(6)チェロ・ソナタ第2番Op.66,W103(1916)
  (7)シクロ・ブラジレイロW374(1936)〜第2楽章「夕べのときめき」
  (8)-(13)小組曲W064(1913)
  (14)(15)ブラジル風バッハ(バシアーナス・ブラジレイラス)第2番(1930)より
   (14)アリア「祖国の歌」W250
   (15)トッカータ「カイピラの小さな汽車」W254

 水谷川優子&黒田亜樹 待望の新録音!「ブラック・スワン」〜ヴィラ=ロボス:チェロとピアノのための作品集!

 録音:2019年9月16-20日オドラデク・スタジオ、ザ・スフェアーズ,イタリア[62:41] ※日本語オビ解説付き

 ヴィラ=ロボスの音楽を聴くと心がざわざわ時にうきうきする。この音は新しいのか懐かしいのか?!音色の不思議さと癖になるリズム。耳慣れたはずのピアノやオーケストラも大胆かつ繊細に料理されて新しい音を紡ぐ。
 それは過去のものに囚われない強烈な「言語」ヴィラ=ロボスはクラシック音楽界でとびきり自由で異彩を放つ存在だ。
 2009年はそんな彼の没後50年だった。世界のあちこちで意味深い記念コンサートが行われたが、残念ながらその波紋は一過性のものだったようだ。時代は彼に追いついていなかった。
 そしてその10年後、長く共にさまざまなコンサートに挑戦してきた盟友、ピアニストの黒田亜樹とイタリアでヴィラ=ロボスの作品を録音する幸運がやってきた。時が満ちた!
 このCDではチェリストでもあった作曲家が楽器に託した世界を余すことなく表現したいと思う。—子どもの心を持った巨人の片鱗がお届けできますように—(水谷川優子)


 水谷川優子(みやがわゆうこ)
 5歳からチェロを始め、桐朋学園女子高等学校音楽科卒業、同大学ディプロマコースを経て、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院首席卒業、同大学院修士修了マギスターの称号を得る。同時期にローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミーのソリストコースにて研鑚を積んだ。最新のソロアルバム「CON ANIMA〜魂をそえて」は『レコード芸術』誌で準特選盤、優秀録音に選出。「勇気づけ、包んでくれるような暖かい音色」(東京新聞) 「心をノックするチェロ」(毎日新聞)と評されている。ソリストとしての他に邦楽などの異分野アーティストとのコラボ(NHK第35回日本賞授賞式で能管の一噌幸弘氏と皇太子御夫妻のご列席のもとで記念演奏)や「Ensemble Φ」「Trio SolLa」などのメンバーとしても活動中。
 現在は日本とドイツに拠点を置いて各国でソリスト、室内楽奏者として活動、近年はエジプトやヨルダン、シンガポールなどでもオーケストラとも共演。コンサート活動の傍らでライフワークとして少年院、ホスピスなどの施設への訪問演奏を続けている。ユニークな活躍ぶりが注目されラジオやテレビにゲスト出演も多く、2018年4月より1年間ラジオ番組MUSIC BIRD「コンサートイマジンPresents 今トキ!クラシック」のパーソナリティの抜擢、また出演したNHK FM「長崎・祈りの音色」が平成30年度文化庁芸術祭 優秀賞受賞、その演奏が高く評価された。

 黒田亜樹(くろだあき)
 東京芸術大学卒業後、イタリア・ペスカーラ音楽院高等課程最高位修了。フランス音楽コンクール優勝。ジローナ20世紀音楽コンクール現代作品特別賞受賞。現代音楽演奏コンクール優勝、朝日現代音楽賞受賞。卓越した技術と鋭い感性は作曲家からの信頼も高く、「ISCM世界音楽の日々」「現代の音楽展」「サントリーサマーフェスティバル」「B→Cバッハからコンテンポラリー」など、主要な現代音楽演奏会にて内外作品の初演を多数手がける。ビクターより「タンゴ・プレリュード」「タンゴ2000」をリリース。タンゴの本質を捉えた表現と大胆なアレンジは各方面で注目された。2013年にはバンドネオン奏者の小松亮太氏とともにピアソラ作曲オペラ『ブエノスアイレスのマリア』をピアソラ元夫人で歌手のアメリータ・バタールを迎え完全上演し話題を呼んだ。
 国外ではサルディーニャのSpazioMusica現代音楽祭でブソッティ作品の初演、パルマのレッジョ劇場でキース・エマーソンの代表作「タルカス」を現代作品として蘇演、シチリアのエトネ音楽祭出演などイタリアを中心に活動。作曲家・植松伸夫と浜渦正志の指名により録音した「Piano Collections & FINAL FANTASY」やイタリアLIMENレーベル「ブルクミュラー練習曲全集」のDVDによっても、世界中のファンに親しまれている。2014年アメリカのオドラデクレーベルより「火の鳥」〜20世紀音楽ピアノのための編曲集リリース。イギリスBBCミュージックマガジン5つ星、レコード芸術誌特選盤。「東京現音計画」メンバーとしてサントリー芸術財団2014年佐治敬三賞受賞。ピアノ演奏法の優れた教師としても知られ、国際コンクールの上位入賞者を多数輩出している。ペスカーラ音楽院教授。



 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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HUNGAROTON



HCD 32845/46
(2CD)
¥4500→\4190
初CD 化!
「アニー・フィッシャー秘蔵録音集」

 CD 1
  (1)シューベルト:ピアノ・ソナタ第16番 イ短調 D.845 Op.42
  (2)シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番 イ長調 D.959
 CD 2
  (3)シューマン:幻想小曲集 Op.12
  (4)シューマン:クライスレリアーナ Op.16
  (5)ショパン:夜想曲第7番 嬰ハ短調 Op.27-1
アニー・フィッシャー(ピアノ)

 秘蔵ライヴ音源から初CD 化!スタジオ録音のレパートリーにはない作品を集めた1970-1980年代のライヴ音源集「シューベルト、シューマン、ショパン」

 ライヴ録音:(1)1978年1月24日、(2)1978年1月17日、(3)1981年3月4日、(4)1978年2月26日、(5)1978年2月17日/ハンガリー/CD1 64'54、CD2 64'07

 ハンガリーが生んだ20世紀を代表するピアニスト、アニー・フィッシャー。一期一会の魂のこもった演奏で魅了したフィッシャーは、録音嫌いでも有名だったため、生涯残した録音は貴重です。

 当秘蔵録音は理学療法士アンナ・デーヴェーニー(1935-2017)が1970年代から録りためてきたライヴ録音からの初出音源集で、スタジオ録音にはないレパートリーが収録されています。
 デーヴェーニーは1950年代からアニー・フィッシャーを追いかけはじめ、以後晩年まで彼女の演奏に魅了され続けました。
 その収録作品はシューベルトのピアノ・ソナタ第16番と第20番、シューマンの幻想小曲集とクライスレリアーナ、そして、ショパンの夜想曲第7番嬰ハ短調 Op.27-1 です!

 コンサートにおけるフィッシャーの集中力とエネルギーはアニー・フィッシャーの最大の魅力。ここに聴く音源ではそのみなぎるエネルギーを音楽にのせた入魂の演奏を聴くことができます。
 音質の面ではカセットテープからのマスタリングのためばらつきはありますが、その貴重な音源ということでの価値は計り知れません。
 




RADIOSERVIS(チェコ放送ラジオサービス)


CR 1016-2
(2CD)
¥3200
喜劇の定番登場人物たちが繰り広げるコミック・オペラ・バレエ。
 マルチヌー (1890-1959) : オペラ・バレエ「門外劇場」H 251 (1936)
  ツェツィリエ・ストラーダロヴァー (ソプラノ : コロンビーナ [コロンビーヌ])
  ボリス・チェホフスキー (テノール : ハルレキーン [アルルカン])
  リブシャ・レスマノヴァー (メゾソプラノ : カトゥシュカ)
  エドゥアルト・フルベシュ (バリトン : ピエロト [ピエロ]) 他
  モラヴィア・アカデミー声楽協会 (合唱)、ヴァフ・モラヴィア教員合唱団、
  イジー・クビツァ (合唱指揮)、ブルノ国立劇場管弦楽団、フランチシェク・イーレク (指揮)

 録音 : 1956年 モノラル ADD
 
 


CR 1076-2
(2CD)
¥3200
モーツァルト :
 オペラ「皇帝ティートの慈悲」/
 レクイエム ニ短調


 
モーツァルト (1756-1791) : オペラ「皇帝ティートの慈悲」K.621
   ベノ・ブラフト (テノール : ティトー)、ルージェナ・イェリンコヴァー (ソプラノ : ヴィッテリア)、
   マルタ・クラーソヴァー (メゾソプラノ : セスト)、スタニスラヴァ・ソウチコヴァー (ソプラノ : セルヴィリア)、
   ソニャ・チェルヴェナー (メゾソプラノ : アンニオ)、ヤン・ソウマル (バス : プブリウス)、
   プラハ放送合唱団、ヨセフ・ブラツキー (合唱指揮)、
   プラハ放送交響楽団、ヴァーツラフ・イラーチェク (指揮)
    録音 : 1956年1月23日、ライヴ放送、ルドルフィヌム、プラハ、チェコ
 モーツァルト : レクイエム ニ短調 K.626
   リブシェ・ドマニンスカー (ソプラノ)、ニナ・ハズホヴァー (アルト)、
   ベノ・ブラフト (テノール)、エドゥアルト・ハケン (バス)、
   チェコ合唱団、ヤン・キューン (合唱指揮)、プラハ交響楽団、ハインツ・フィンガー (指揮)
    録音 : 1956年、プラハ・ラジオ、プラハ、チェコ



<国内盤> 

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東武レコーディングズ



TBRCD 0096/100
(5CD)
特別定価 ¥4500+税

「ピアノ4手によるチャイコフスキー:交響曲全集」


 チャイコフスキー:交響曲第1番ト短調 Op.13『冬の日の幻想』
  (エドゥアルド・ランゲル編曲) [12:17][9:02][6:19][12:32]
 チャイコフスキー:交響曲第2番ハ短調 Op.17『ウクライナ』
  (作曲者自身による編曲) [11:14][6:43][5:02][10:06]
 チャイコフスキー:交響曲第3番ニ長調 Op.29『ポーランド』
  (エドゥアルド・ランゲル編曲) [13:23][6:30][8:36][6:28][10:21]
 チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調 Op.36
  (セルゲイ・タネーエフ編曲) [18:17][8:40][5:30][8:44]
 チャイコフスキー:マンフレッド交響曲 Op.58
  (作曲者とアレクサンドラ・フーバート(1850-1937)よる編曲)
   [15:20][11:40][12:41][18:16]
 チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 Op.64
  (セルゲイ・タネイエフ編曲) [14:56][12:26][6:10][13:10]
 チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 Op.74『悲愴』
  (作曲者自身による編曲) [17:22][7:19][10:34][8:57]
 ピアノデュオ・アナスタシア&リウボフ(4手ピアノ)
  【アナスタシア・グロモグラソヴァ、リウボフ・グロモグラソヴァ】

 またもや眼からウロコ!世界初!最新録音!美貌の名手ピアノデュオ・アナスタシア&リウボフによるチャイコフスキー:4手ピアノ連弾による交響曲全集!(含むマンフレッド交響曲)

 2020年8月イタリア、マルティナ・フランカに於けるデジタル・スタジオ録音

 ラトビア出身でモスクワに拠点を移し、さらにイタリアにおいての活動も盛んなアナスタシア・グロモグラソヴァ(妹)、リウボフ・グロモグラソヴァ(姉)による"ピアノデュオ・アナスタシア&リウボフ"。それぞれがソリストとして活動しながらデュオ活動も大切に行っております。
 このコロナ禍の中、何とか面白い企画、新録音が出来ないものかと思案の結果が「4手ピアノによるチャイコフスキー:交響曲全集」です。「マンフレッド」も含まれる画期的な世界初録音です。
 
 5月から交渉開始。当初はヨーロッパでは移動制限がまだまだ厳しい時期でしたが、解禁を見計らって、アナスタシアがロシアからイタリアに移動。南イタリア・マルティナ・フランカ(プーリア州)で一挙にスタジオ録音が完成しました。録音は名手コジモ・ガロッパが担当。ピアノはスタインウェイ。
 編曲者も豪華そのもの。チャイコフスキー自身が手掛けたものは勿論のこと。ドイツ出身ながらモスクワ音楽院の教授としてタネイエフを育てたエドゥアルド・ランゲル(1835-1905)。
 さらにタネイエフの編曲(如何にもタネイエフ調の音楽になっているところが最高!)も含まれるファン垂涎のものです。
 美貌だけでない実力を誇るデュオだけに内容は万全。時として豪快に盛上げる箇所などはやはりロシア魂を感じます。ピアノ曲として聞き流すのも最適なチャーミングな名演集です。
 面白いのはオーケストラ版に比しても演奏時間があまり変わらないことです。身がギッチリ詰まったカニを食べるかのような充実感。
 ロシアの音楽学者エレーナ・ソロキナによる詳細なアナライゼーション付き(日本語、英語、ロシア語)

 
 




<映像>

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EUROARTS(映像)



20 57544
(20Blu-ray)
¥21000→\19990

ベルリン・フィル/カラヤンからペトレンコまで
 ジルヴェスター・コンサートBOX(20Blu-ray)
 BD1 ジルヴェスター・コンサート1977
  ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団  ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
    アンナ・トモワ=シントウ(ソプラノ) アグネス・バルツァ(アルト)
    ルネ・コロ(テノール) ジョゼ・ヴァン・ダム(バス)
    ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団(合唱指揮:ヴァルター・ハーゲン=グロール)
    収録:1977年12月31日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
 BD2 ジルヴェスター・コンサート1996
  ブラームス:ハンガリー舞曲第1番、第10番/
  ブラームス:ジプシーの歌 Op.103より
   第1曲『さあ、ジプシーよ』、 第2曲『高く波立つリマの流れよ』、
   第3曲『知っているかい』、 第4曲『神様、お分かりですね』、第9曲『どこへ行っても』/
  ラヴェル:演奏会用狂詩曲『ツィガーヌ』/
  ブラームス:ハンガリー舞曲第7番、第17番、第21番/
  ブラームス:ハープが豊かに鳴り響く/
  ブラームス:『愛の歌』より/ラヴェル:管弦楽のための舞踏詩『ラ・ヴァルス』/
  ブラームス:ハンガリー舞曲第5番/
  ベルリオーズ:『ファウストの劫罰』より『ラコッツィ行進曲』
    マキシム・ヴェンゲーロフ(ヴァイオリン) スウェーデン放送合唱団 トヌ・カリユステ(合唱指揮)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 クラウディオ・アバド(指揮)
    収録:1996年12月31日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
 BD3 ジルヴェスター・コンサート1997
  ビゼー:歌劇『カルメン』〜前奏曲/ ハバネラ/ 闘牛士の歌/ にぎやかな楽の調べ/花の歌/ 合唱と場面/
  ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲/
  サラサーテ:カルメン幻想曲/ラヴェル:スペイン狂詩曲/
  ファリャ:『恋は魔術師』より『火祭りの踊り』/
  ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
    アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(メゾ・ソプラノ)、 ロベルト・アラーニャ(テノール)、
    ブリン・ターフェル(バリトン) 、ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)、ステラ・ドゥフェクシス(メゾ・ソプラノ)、
    ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)、ギル・シャハム(ヴァイオリン)、
    オルフェオン・ドノスティアラ(合唱団) 、
    ホセ・アントニオ・サインス・アルファロ(合唱指揮) 南チロル児童合唱団 
    グレーテル・ブルッガー(児童合唱指揮)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 クラウディオ・アバド(指揮)
    収録:1997 年12月31日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
 BD4 ジルヴェスター・コンサート1998
  モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』より序曲 アリア『とうとう嬉しい時が来た〜恋人よここに』
  モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』よりセレナード『窓辺においで』
  モーツァルト:歌劇『魔笛』より二重唱『愛を感じる男の人たちには』
  モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』〜シャンペンの歌/二重唱『お手をどうぞ』
  ビゼー:『アルルの女』組曲より(カリヨン/ファランドール)
  ロッシーニ:歌劇『泥棒かささぎ』序曲
  ヴェルディ:歌劇『リゴレット』より二重唱『それは心の太陽〜さようなら』/アリア『慕わしい名』/女心の歌
  ヴェルディ:歌劇『仮面舞踏会』〜アリア『お前こそ心を汚す者』
  ベルリオーズ:序曲『ローマの謝肉祭』
  チャイコフスキー:歌劇『エフゲニ・オネーギン』〜ポロネーズ/手紙の場『たとえ死ぬことになっても』
  ヴェルディ:歌劇『椿姫』より乾杯の歌
    ミレッラ・フレーニ(ソプラノ) クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)
    サイモン・キーンリーサイド(バリトン) マルセロ・アルバレス(テノール)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 クラウディオ・アバド(指揮)
    収録:1998年12月31日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
 BD5 ジルヴェスター・コンサート1999
  ベートーヴェン:交響曲第7番より第4楽章/
  ドヴォルザーク:交響曲第8番より第4楽章/
  マーラー:交響曲第5番より第5楽章/
  ストラヴィンスキー:『火の鳥』より(カスチェイ王の魔の踊り/子守歌/終曲)/
  ラヴェル:『ダフニスとクロエ』より「全員の踊り」/
  プロコフィエフ:『アレクサンドル・ネフスキー』より「アレクサンドルのプスコフへの入場」
  シェーンベルク:『グレの歌』より「見よ、太陽」/
  リンケ:『グリグリ』序曲/
  リンケ:『フォリー・ベルジェール』より「行進曲」/リンケ:『督促』より「ギャロップ」/
  リンケ:ベルリンの風/トランスラトイル:スポーツ宮殿ワルツ/
  フィッシャー:スパークリング・シャンペン/
  ニコライ:『ウィンザーの陽気な女房たち』序曲/
  コロ:菩提樹の木陰にいる限り
    クラウス・マリア・ブランダウアー(語り:グレの歌)
    ベルリン放送合唱団  RIAS 室内合唱団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団  クラウディオ・アバド(指揮)
    収録:1999年12月31日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
 BD6 ジルヴェスター・コンサート2000
  ヴェルディ:《仮面舞踏会》より
   〈彼女は天を見つめる〉・〈諸君 ウルリカの家で〉・〈見よ この夜に〉・オスカルのカンツォーネ/
  ヴェルディ:《ドン・カルロ》より〈王妃の舞踏会〉/
  ヴェルディ:《リゴレット》より〈あれかこれか〉・女心の歌/
  ヴェルディ:《椿姫》より乾杯の歌・〈花から花へ〉/
  ヴェルディ:《ファルスタッフ》より第1幕第2場/
  ヴェルディ:《ファルスタッフ》より第2幕第2場/
  ヴェルディ:《ファルスタッフ》より第3幕フィナーレ/
  ヨハン・シュトラウス:《仮面舞踏会》によるカドリーユ
    アンドレア・ロスト(ソプラノ)、アラン・ティトゥス(バリトン)、ラモン・ヴァルガス(テノール)
    プラハ放送合唱団、スタニスラフ・ボグニア(合唱指揮) 
    ラリッサ・ディアドコーヴァ(メゾ・ソプラノ)、ステラ・ドゥフェクシス(メゾ・ソプラノ)、
    エンリーコ・ファチーニ(テノール)、エリザベス・フュートラル(ソプラノ)、ルーチョ・ガッロ(バリトン)、
    マッシモ・ジョルダーノ(テノール)、アナトリ・コチェルガ(バス)、アンソニー・ミー(テノール)、
    カルメラ・レミージョ(ソプラノ)、
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、クラウディオ・アバド(指揮)
    収録:2000年12月31日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
 BD7 ジルヴェスター・コンサート2001
  J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番BWV.1068よりガヴォットⅠ&Ⅱ/
  モーツァルト:ディヴェルティメントK.334よりメヌエット/
  モーツァルト:ピアノと管弦楽のためのロンドK.382/
  ヴェルディ:「アイーダ」第2幕第1場より若いムーアの奴隷たちの踊り/
  ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第8番ト短調Op.46-8/
  チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」Op.71より花のワルツ/
  シベリウス:悲しいワルツOp.44/J.シュトラウス2世:皇帝円舞曲Op.437/
  コダーイ:ガランタ舞曲/オラシオ・サルガン/ ホセ・カルリ編:ア・フエゴ・レント/
  ゼキーニャ・ジ・アブレウ/アロイジオ・オリヴェイラ編:ティコ・ティコ/
  J.シュトラウス2世:ポルカ「雷鳴と電光」Op.324/
  ホセ・カルリ:タンゴ「エル・フィルレテ」/ブラームス:ハンガリー舞曲第1番ト短調
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ダニエル・バレンボイム(指揮、ピアノ)
    収録:2001年12月31日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
 BD8 ジルヴェスター・コンサート2002
  バーンスタイン:ミュージカル『ワンダフル・タウン』より
   序曲/クリストファー・ストリート/ オハイオ/コンカリング・ニューヨーク/100通りの抜け道/
   何と言う無駄/ちょっと恋して/ パス・ザ・フットボール/もの静かな娘/コンガ!/
   マイ・ダーリン・アイリーン/スウィング!/イッツ・ラヴ/バレエ・アット・ヴィレッジ・ヴォルテックス/
   音の狂ったラグタイム/リプライズ:イッツ・ラヴ/コンガ!(アンコール)
    キム・クリズウェル(ルース)、オードラ・マクドナルド(アイリーン)、
    トーマス・ハンプソン(ベイカー)、ブレント・バレット(レック)、他
    ヨーロピアン・ヴォイセズ、ウェイン・マーシャル(ピアノ)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 、サー・サイモン・ラトル(指揮)
    収録:2002年12月、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
 BD9 ジルヴェスター・コンサート2004
  ベートーヴェン:レオノーレ序曲第3番ハ長調/カール・オルフ:カルミナ・ブラーナ/
  ヘンデル:《メサイア》より〈ハレルヤ〉
    サリー・マシューズ(ソプラノ)、ローレンス・ブラウンリー(テノール)、
    クリスティアン・ゲルハーヘル(バス)、
    ベルリン放送合唱団, ベルリン国立大聖堂児童合唱団
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団  サー・サイモン・ラトル(指揮)
    収録:2004年12月31日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
 BD10 ジルヴェスター・コンサート2007
  ボロディン:歌劇『イーゴリ公』より『だったん人の踊り』/
  ボロディン:交響曲第2番ロ短調/
  ムソルグスキー:歌劇『ホヴァンシチナ』より前奏曲『モスクワ河の夜明け』/
  ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲『展覧会の絵』/
  ショスタコーヴィチ:バレエ音楽『黄金時代』より舞曲(アンコール)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団  サー・サイモン・ラトル(指揮)
    収録:2007年12月31日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
 BD11 ジルヴェスター・コンサート2008
  ガーシュウィン: キューバ序曲/バーバー:弦楽のためのアダージョ/
  コープランド: アメリカの古い歌( 船頭の踊り/ちらし/ 遠い昔/ ささやかな贈り物/私は猫を買ってきた)/
  ジョン・アダムズ: 高速機械で早乗り/
  ガーシュウィン『: ポーギーとベス』より「サマータイム」「ベス、お前は俺のもの」/
  ガーシュウィン: パリのアメリカ人/
  ジェローム・カーン『: ショウ・ボート』より「オールマン・リバー」/スーザ:自由の鐘
    トーマス・クヴァストホフ(バス・バリトン) ポリーヌ・マレファンヌ(ソプラノ)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団  サー・サイモン・ラトル( 指揮)
    収録:2008年12月31日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
 BD12 ジルヴェスター・コンサート2009
  ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番/ショパン:練習曲Op25-1(牧童) (アンコール)/
  チャイコフスキー:バレエ『くるみ割り人形』〜第2幕/
  チャイコフスキー:バレエ『くるみ割り人形』〜第1幕より「雪のワルツ」(アンコール)
    ラン・ラン(ピアノ)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団  サー・サイモン・ラトル( 指揮)
    収録:2009年12月31日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
 BD13 ジルヴェスター・コンサート2010
  ビゼー:『カルメン』からのアリア/
  ベルリオーズ:『ファウストの劫罰』からのアリア/
  ベルリオーズ:『ローマの謝肉祭』序曲/
  ファリャ:『三角帽子』
    エリーナ・ガランチャ(メゾ・ソプラノ)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団  グスターボ・ドゥダメル(指揮)
    収録:2010年12月31日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
 BD14 ジルヴェスター・コンサート2011
  ドヴォルザーク:スラヴ舞曲ハ長調 Op.46-1/
  グリーグ:交響的舞曲 Op.64-2/
  グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 Op.16/
  ラヴェル:道化師の朝の歌/R.シュトラウス:『サロメ』より7つのヴェールの踊り/
  ストラヴィンスキー:バレエ音楽『火の鳥』よりカスチェイ一味の凶悪な踊り、子守歌、フィナーレ/
  ブラームス:ハンガリー舞曲第1番ト短調/
  ドヴォルザーク:スラヴ舞曲ハ長調 Op.72-7(アンコール)
    エフゲニー・キーシン(ピアノ)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 サー・サイモン・ラトル(指揮)
    収録:2011 年12月31日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
 BD15 ジルヴェスター・コンサート2014
  ラモー:『優雅なインドの国々』組曲
   (アフリカの奴隷たちのための歌/田園舞曲/太陽礼賛のための歌/未開人のための歌/シャコンヌ)
  モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
  ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第2番/第7番
  コダーイ:『ハーリ・ヤーノシュ』組曲(前奏曲「おとぎ話は始まる」/
  ウィーンの音楽時計/歌/間奏曲/皇帝と廷臣たちの入場)
  ブラームス:ハンガリー舞曲第1番ト短調
  ハチャトゥリアン:『ガイーヌ』〜第8番『レズギンカ』
    メナヘム・プレスラー(ピアノ:モーツァルト)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 サー・サイモン・ラトル(指揮)
    収録:2014年12月31日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
  ●特典映像:ドキュメンタリー「メナヘム・プレスラー/私が愛する人生」
    監督:グレーテ・リッファース 字幕:英独仏
 BD16 ジルヴェスター・コンサート2015
  シャブリエ:『エトワール』序曲/
  サン=サーンス:ヴァイオリンと管弦楽のための序奏と/
  ロンド・カプリチオーソ イ短調 Op.28/マスネ:オペラ『ル・シッド』より管弦楽小品/
  ラヴェル:ヴァイオリンと管弦楽のための狂詩曲『ツィガーヌ』/
  プーランク:バレエ組曲『牝鹿』/
  ラヴェル:管弦楽のための舞踏詩『ラ・ヴァルス』/ブラームス:ハンガリー舞曲第1番(アンコール)
    アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団  サー・サイモン・ラトル(指揮)
    収録:2015 年12月31日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
 BD17 ジルヴェスター・コンサート2016
  カバレフスキー:《コラ・ブルニョン》序曲/
  ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調/
  ウィリアム・ウォルトン:《ファサード》より管弦楽作品(サー・サイモン・ラトルの編曲による組曲形式)/
  ドヴォルザーク:スラブ舞曲 op. 72より抜粋/
  カバレフスキー:組曲《道化師》より〈道化師のギャロップ〉/
  ブラームス:ハンガリー舞曲第1番ト短調
    ダニール・トリフォノフ(ピアノ)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団  サー・サイモン・ラトル(指揮)
    収録:2016 年12月31日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
 BD18 ジルヴェスター・コンサート2017
  ドヴォルザーク:序曲『謝肉祭』
  ストラヴィンスキー:『ミューズをつかさどるアポロ』より「パ・ド・ドゥ」
  R.シュトラウス:管弦楽伴奏歌曲集
   (東方から訪れた三博士 Op.56-6、献身 Op.10-1、明日の朝 Op.27-4、子守歌 Op.41-1、母の自慢 Op.43-2)
  バーンスタイン:『オン・ザ・タウン』より3 つのダンス・エピソード
  バーンスタイン:『ホワイトハウス・カンタータ』より「テイク・ケア・オブ・ディス・ハウス」
  ショスタコーヴィチ:『黄金時代』組曲
    ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 サー・サイモン・ラトル(指揮)
    収録:2017年12月31日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
 BD19 ジルヴェスター・コンサート2018
  モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番ニ長調 K.537『戴冠式』/
  ラヴェル:スペイン狂詩曲/
  ラヴェル:道化師の朝の歌/ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ/
  ラヴェル:ボレロ/ビゼー:『カルメン』組曲第1番(抜粋)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団  ダニエル・バレンボイム(指揮、ピアノ)
    収録:2018年12月31日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
 BD20 ジルヴェスター・コンサート2019
  ガーシュウィン:『ガール・クレイジー』序曲/
  ロジャーズ:『回転木馬』より『もしもあなたを愛したら』/
  バーンスタイン:『ウエスト・サイド・ストーリー』より『何てきれいなの』/
  バーンスタイン:『ウエスト・サイド・ストーリー』からのシンフォニック・ダンス/
  ヴァイル:『ヴィーナスの接吻』より『愚かな心』/
  ヴァイル:『闇の女』より交響的夜想曲(ロバート・ラッセル・ベネット編曲による組曲)/
  ソンドハイム:『リトル・ナイト・ミュージック』より『ピエロを招き入れて』/
  アーレン:『オズの魔法使い』より『虹の彼方に』/
  ガーシュウィン:パリのアメリカ人/
  ロウ:『マイ・フェア・レディ』より『踊りあかそう』/
  ワックスマン:『隊長ブーリバ』より『ライド・オブ・コサック』
    ディアナ・ダムラウ(ソプラノ)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団  キリル・ペトレンコ(指揮)
    収録:2019年12月31日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)


 ベルリン・フィル恒例、大晦日のジルヴェスター・コンサートがブルーレイ・ボックスで登場!ラン・ラン(2009年)、トリフォノフ(2016年)の未発売映像も収録!!日本先行発売!!

 画面:1080i Full HD - 16:9 (Disc 1 in 4:3)/音声: PCM Stereo 、 DD 5.1, DTS 5.1

 ベルリン・フィル恒例の大晦日のジルヴェスター・コンサート。1977年から2019年の間に行われた中から20のコンサート映像をまとめたブルーレイ・ボックスが発売されます。
 以前DVD ボックスとして発売されていましたが、今回は内容を一部変更し、さらにディスク未発売の2 つのコンサートが追加されています。
 ひとつは、スター・ピアニスト、ラン・ランをソリストに迎えた2009年。曲目は、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、チャイコフスキーの『くるみ割り人形』第2幕と、ロシアものをあまり指揮しないラトルとしては、珍しいプログラムでした。
 ラン・ランは翌2010年シーズンの「ピアニスト・イン・レジデンス」にも招かれており、まさに上昇気流乗っている只中。そのラン・ランが登場したラフマニノフのピアノ協奏曲第2 番では、ラン・ランの輝かしい音色と正確なテクニック、派手なパーフォーマンスで大喝采を浴び、後半は、ベルリン・フィルの華麗な演奏技巧とラトルの洗練された音楽作りに魅了された『くるみ割り人形』。コンサートマスターは、当時入団したばかりの樫本大進が務めています。

 もう一つは、2011年のチャイコフスキー国際コンクール優勝以来、若い世代の最も有望なピアニストのひとりとして、聴衆と批評家の熱い支持を集めているダニール・トリフォノフ。2016年のジルヴェスターコンサートが彼にとってのベルリン・フィル・デビューとなりました。
 今回は、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3 番という、「技術的に最も難しいピアノ・コンチェルト」が取り上げられました。トリフォノフの超絶技巧と優れた音楽性が存分に発揮されています。
 曲目は、カバレフスキーの《コラ・ブルニョン》序曲、ウォルトンの《ファサード》というサー・サイモン・ラトルならではのひとひねりした選曲が目を引きます。
 他にも、歴代の首席指揮者が登場。カラヤン全盛の1977年の「第9」、2000年12月に新世紀の幕開けを祝って行われたアバド指揮の「グラインド・フィナーレ」と題されたコンサート、ラトルは多彩なプログラミングで聴衆を楽しませ、そして最新2019年新首席指揮者キリル・ペトレンコのコンサートまで、忘れられない貴重な20のコンサートが収録されています。

 
 

















9/29(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


COVIELLO CLASSICS



COV 92013
¥2700
17世紀ヴェネツィアの音楽 アンサンブル・コロリート
 ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626-1690): ラ・ベナーリャ
 アレッサンドロ・ストラデッラ(1639-1682):シンフォニア第22番
 ジョヴァンニ・バッティスタ・ブオナメンテ(16世紀後半-1642):3つのヴァイオリンのためのソナタ第2番
 マルコ・ウッチェリーニ(ca.1610-1680):アリア『ベルガマスカ』
 ダリオ・カステッロ(ca.1590-ca.1650):ソナタ第4番
 ミケランジェロ・ロッシ(ca.1601/02-1656):トッカータ第9番
 ダリオ・カステッロ:ソナタ第10番
 ヴィヴァルディ(1678-1741):チェロ協奏曲 ハ短調 RV401
 フランチェスコ・トゥリーニ(1589-1956):第2旋法による3 声のソナタ
 ベッレロフォンテ・カスタルディ(1580-1649):我流のアルペッジャータ
 ビアジョ・マリーニ(1594-1663):3声のソナタ『ラ・フォスカリーナ』
 ビアジョ・マリーニ:ソナタ『ラ・モニカ』

 ヴェネツィアで隆盛を極めた器楽音楽

 録音:2019年/69'23''

 科学が飛躍的に発展した17世紀は、音楽もまた革新がありました。1600年以降バロック・オペラが登場し豊かな感情表現がみられるようになり、それは器楽作品の在り方にも波及していきます。
 ヴェネツィアで花開いた器楽音楽の隆盛は「言葉の無いオペラ」に例えられるほどの表現力を持ちました。
 「いきいきと、色彩豊かな」という意味を持つ「Ensemble Colorito」が、その名の通りの華やかな演奏を聴かせます。
 




HARMONIAMUNDI



HMM 905329
¥2800
キャロルの祭典
 (1)ブリテン:主に向かい喜びを歌おう(1961)/(2)同:テ・デウム ハ長調(1934)/
 (3)同:神を讃えよ(1961)/(4)同:主よ、我を早く救いたまえ(1944-5)/
 (5)同:聖母賛歌(1934)/(6)同:聖コルンバヌス賛歌(1962)/(7)同:聖ペテロ賛歌(1955)
 (8)アイアランド:聖なる少年(無伴奏混声合唱版)(1941)
 (9)フランク・ブリッジ:音楽はやさしい声が死んでも(1904)
 (10)ホルスト:これが私の真の愛に対してしたこと(1916)
 (11)ブリテン:いちじくの木(1930/1967改訂)
 (12)作者不詳(ブリテン編):柊と蔦(1957)
 (13)ブリテン:乙女の歌った歌はやさしかった(1931)
 (14)同:キャロルの祭典Op.28(全11曲)
 (15)同:新年のキャロルOp.7の5(1933-5)
グラハム・ロス(指揮)
ケンブリッジ・クレア・カレッジ合唱団
ターニャ・ホートン(ハープ)
エレノア・カーター、
 アシュレイ・チョウ(オルガン)

 ロスと合唱団のブリテン愛に満ちたイギリス風クリスマス・キャロル

 録音:2019年6月/オールハローズ教会(ゴスペル・オーク)、セントマイケルズ教会(ハイゲート)ロンドン

 1985年生まれの指揮者グラハム・ロス率いるケンブリッジ・クレア・カレッジ合唱団。優れた合唱団が目白押しのイギリスでも屈指の実力派団体。メンバーの大半はクレア・カレッジの学生で、若々しくフレッシュな歌声を聴かせてくれます。
 2010年からグラハム・ロスが指導するようになり、ハルモニア・ムンディからすでに12種のCDをリリースして世界的な評価を受けています。

 今回は母国の偉大な作曲家ベンジャミン・ブリテンの「キャロルの祭典」をメインに、彼の30年にわたる宗教的合唱曲と、その師筋にあたる3人の先達の美しい作品を集めています。「キャロルの祭典」を除くとあまり聴く機会は多くありませんが、いずれも魅力的でクリスマスらしい敬虔な気持ちにさせてくれます。

 「キャロルの祭典」は少年合唱とハープのための作品ですが、ここではジュリアス・ハリソン(1885-1963) による混声合唱用編曲を使用。ターニャ・ホートンのハープが陶酔的な美しさで彩ります。

 アルバム最初の3篇は混声合唱とオルガンのためのオリジナル作品ですが、ブリテンがオルガンの効果を駆使しているのに注目。またいずれもブリテン好みのハ長調で書かれ、明るく輝かしい響きを満喫できます。
 また1955年の「聖ペテロ賛歌」は彼の生涯のパートナー、ピアーズの名と同じため、熱い思いがこもっているとされます。また18歳の時の作「乙女の歌った歌はやさしかった」は低音域のないアカペラ合唱が不思議な無重力感を味わせてくれます。

 アイアランドの「聖少年」はピアノや弦楽器にも編曲され親しまれている名旋律ですが、ここではアカペラ混声合唱版で非常に感動的な世界を創り上げています。
 今年のクリスマスはこのアルバムが超オススメです!
 




NAIVE



V 7084
¥2700
デイヴィッド・グレイルザンマー
 ラビリンス
デイヴィッド・グレイルザンマー(ピアノ)
 1. ヤナーチェク:ふくろうは飛びさらなかった(草かげの小径にて第1集より)/
 2. リュリ:パッサカーユ(ダングルベール編)/
 3. ヤナーチェク:言葉もなく(草かげの小径にて第1集より)/
 4. ベートーヴェン:バガテル op.126-4/
 5. ジョージ・クラム:無限からなる魔法の円環(無窮動)「獅子座」/
 6. ベートーヴェン:バガテル op.126-5/
 7. リゲティ:ファンファーレ(練習曲第1巻より)/
 8. J.S.バッハ:コントラプンクトゥス1(フーガの技法より)/
 9. リゲティ:不安定なままに(練習曲第2巻より)/
 10. グラナドス:愛と死(ゴイェスカスより)/
 11. エリック・サティ:冷たい小品(ゆがんだ踊り第2番)/
 12. C.P.E.バッハ:ファンタジア ニ短調 Wq 117/4/
 13. エリック・サティ:冷たい小品(ゆがんだ踊り第3番)/
 14. オファー・ペルス:repetition blindness, chapter I/
 15. マラン・マレ:シャコンヌ(ラビリンス)(グレイルザンマー編)/
 16. スクリャービン:ニュアンス(4つの小品 op.56より)/
 17. ルベル:カオス(四大元素)/
 18. スクリャービン:炎にむかって op.72

 グレイルザンマーが誘う、音楽の迷宮への旅

 録音:2020年1月4-6日、ブレーメン

 グレイルザンマーの新譜「ラビリンス」の登場。2017年から展開してきたコンサート・プロジェクトのレコーディングです。
 グレイルザンマーは2005年に「Fantasie_Fantasme」を発表し、その後もスカルラッティとケージの作品を絡めるなど、凝ったプログラムの作品を発表してきました。
 今回は長年彼が夢見ていたところの、音楽の迷宮を抜けていく、という内容です。
 グラナドスの「愛と死」を中心に、クラムからリュリ、リゲティ、C.P.E.バッハまで、時空を超えた作品によるプログラムが見もの。
 グレイルザンマーは、"人が知らないこと、考えもしないことは、心の迷宮の中を夜に彷徨う" というゲーテの言葉を引用しながら、聴き手を、音楽という迷宮の中にいざない、これまでにない聴体験を提供してくれます。

 デイヴィッド・グレイルザンマー
  多彩で魅力的なプログラムで知られる指揮者でありピアニストのデイヴィッド・グレイルザンマーは、今日のクラシック界で最も大胆で冒険的なアーティストの一人として知られている。
  モーツァルトの演奏でも高く評価されており、パリではモーツァルトのピアノ・ソナタ全曲を1 日限りの「マラソン」で演奏し、最近ではモーツァルトの27のピアノ協奏曲を1 シーズンで全曲演奏・指揮した。
  2013年からは、国際的に最も大胆かつ大胆で革新的なオーケストラの一つであるジュネーブ・カメラータの音楽監督兼芸術監督を務めている。

 
 




TYXART



TXA 19136
(CD)
¥2700
※LP同時発売
J.S.バッハ:音楽の捧げもの BWV1079
 3声のリチェルカーレ(チェンバロ)/無窮カノン(フルート、ヴァイオリン、チェロ)/
 2声の蟹のカノン(ヴァイオリン2)/2声の同度のカノン(ヴァイオリン2、チェロ)/
 2声の反行カノン(フルート、チェンバロ)/2声の拡大と反行のカノン(ヴァイオリン2、ヴィオラ・ダ・ガンバ)/
 2声の螺旋カノン(ヴァイオリン、チェンバロ)/カノン風フーガ(フルート、ヴァイオリン、チェロ)/
 2声のカノン(チェロ・ピッコロ、チェロ)/4声のカノン(ヴァイオリン2、チェロ2)/
 トリオ・ソナタ(フルート、ヴァイオリン、チェロ)/無窮カノン(フルート、ヴァイオリン、チェロ)/
 6声のリチェルカーレ(チェンバロ)
  アンサンブル・バロッキン
   [佐藤こずえ(フラウト・トラヴェルソ)、ドミトリー・レペホフ(バロック・ヴァイオリン)、
    レナ・カイダノフスカ(バロック・ヴァイオリン)、
    パヴェル・セルヴィン(ヴィオラ・ダ・ガンバ、バロック・チェロ)、
    フェリックス・ストロス(バロック・チェロ、チェロ・ピッコロ)、フランシス・ジャコブ(チェンバロ)]
  録音:2019年/45'12''

 バッハの対位法芸術を鮮やかに紐解くCDとLP で同時発売

 ロシア、フランス、ドイツ、日本の音楽家で構成される古楽器アンサンブル「アンサンブル・バロッキン」は、ドイツのインゴルシュタットで活動しているフルーティスト・佐藤こずえが2011年に結成したグループです。
 今作はCD・LP同時発売で、バッハの対位法的名作『音楽の捧げもの』を収録。
 大王のテーマをもとに作曲技法の限りを尽くして書かれた曲集から、雄弁で美しい演奏を引き出しています。
 



 

SIGNUM


SIGCD661
¥2500
アドヴェント・ライヴ Vol.2 ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団
アンドルー・ネスシンガ(指揮)
 ジョナサン・ダヴ:アイ・アム・ザ・デイ/
 ペルト:Bogoroditsye Dyevo/
 ハウエルズ:汚れなきバラ/
 セシリア・マクダウォール:セント・ジョン・ザ・バプティストへの祈り/
 ガブリエル・ジャクソン:鮮やかなる声が響き渡る/
 ジョン・マッケイブ:ザ・ラスト・アンド・グレイテスト・ヘラルド/
 伝承曲:アンティフォン 〜 オー・ウィズダム, オー・アドナイ/
 オットー・ゴルトシュミット:若葉/
 フーゴー・ディストラー:エサイの根より/
 アンソニー・ミルナー:アウト・オヴ・ユア・スリープ/
 ジュディス・ビンガム:「もろびとこぞりて」へのイントロダクション/
 ブリストルのチューン:賛歌「もろびとこぞりて」/
 エリザベス・マコンキー:かくも徳高きバラはない/
 伝承曲:アンティフォン 〜 エッサイの根, ダビデの鍵/
 テレマン:Ach so laß von mir dich finden/
 ポール・マンズ:主イエスよ, きたりませ/
 伝承曲(レジナルド・ジャックス編):リンデンの木のキャロル/
 ブリテン(ジュリアス・ハリソン編):デオ・グラシアス/
 ヴォルフ:調和/ヘルムズリーのチューン:賛歌「見よ, 主は輝く雲にうち乗り」/
 J.S.バッハ:コラール前奏曲「いざ来ませ, 異邦人の救い主よ」

 1670年代から礼拝での役目を担うなど歴史と伝統を誇り、現在では世界屈指のカレッジ聖歌隊として知られるケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団(聖歌隊)と、2007年の音楽監督就任後、数多くの名演を共に創り上げてきたアンドルー・ネスシンガ。
 前作「アドヴェント・ライヴ(SIGCD535)」に続く、ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団のクリスマス・ライヴ・アルバム第2弾。
 「アドヴェント」とは、クリスマス(イエス・キリストの降誕)を待ち望む期間のことで、ほぼ毎年BBCラジオ3で放送されている彼らのアドヴェント・サーヴィスの中から、2008年と2018年〜2019年に行われたのライヴを収録。
 伝統的なキャロルや賛歌、J.S.バッハやテレマンからハウエルズやブリテンのお気に入りのキャロル、そして現代のリーディング・コンポーザーたちの作品(そのうちマクダウォール、ジャクソン、マッケイブ、ビンガムの4曲は、このカレッジ・クワイアのために書かれた作品)まで、セント・ジョンズ・カレッジならではの充実のプログラムです。

 ※録音:2008年、2018年、2019年、セント・ジョンズ・カレッジ礼拝堂(ケンブリッジ、イギリス)
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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BRANA RECORDS



BR0037
(3CD)
【旧譜】特別価格
¥4200→\3890
ブラーナ・レコーズ・コレクションVol.4 〜
 フェリシア・ブルメンタール
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集

  ベートーヴェン:
   ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15
   ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.19
   ピアノ協奏曲第3番ハ長調 Op.37
   ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
   ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73《皇帝》
   ピアノ協奏曲変ホ長調(1784)
フェリシア・ブルメンタール(ピアノ)
ロベルト・ワーグナー(指揮)
ウィーン交響楽団

 フェリシア・ブルメンタールのベートーヴェン・ピアノ協奏曲全集!

 ☆20世紀の幻の女流ピアニスト。
 ☆フェリシア・ブルメンタールのベートーヴェンBOX!

 生まれ故郷のポーランド、ワルシャワからブラジルへと渡り、欧州各国のバロック音楽から、ブラジルの近現代作品、知られざる協奏曲作品など膨大なレパートリーを誇った知る人ぞ知る幻の女流ピアニスト、フェリシア・ブルメンタール(1908−1991)。
 ブルメンタールの遺産を復刻し続けているブラーナ・レコーズのコレクションBOX第4弾として、BR0034、BR0035、BR0036の3枚をセット化した、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集。
 ベートーヴェンへの深い愛情や尊敬を感じさせる、じっくりと丁寧なベートーヴェンで、幻の女流ピアニストの芸術を後世に伝えます。

 ※録音年月日不詳/ADD/
 
 


BR0036
【旧譜】
¥2300
フェリシア・ブルメンタール
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集 Vol.3

 ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73《皇帝》
 ピアノ協奏曲変ホ長調(1784)
フェリシア・ブルメンタール(ピアノ)
ロベルト・ワーグナー(指揮)
ウィーン交響楽団

 幻の女流ピアニスト、フェリシア・ブルメンタールの知られざる芸術を伝えるブラーナ・レコーズ・コレクションVol.4(ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集/BR0037)の分売の1つ。
 最高傑作「皇帝」に、通称「ピアノ協奏曲第0番」とも呼ばれる、若きベートーヴェンが書いた「ピアノ協奏曲変ホ長調」も収録。

 ※録音年月日不詳/ADD/
 
 


BR0035
【旧譜】
¥2300
フェリシア・ブルメンタール
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集 Vol.2

 ピアノ協奏曲第3番ハ長調 Op.37
 ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
フェリシア・ブルメンタール(ピアノ)
ロベルト・ワーグナー(指揮)
ウィーン交響楽

 幻の女流ピアニスト、フェリシア・ブルメンタールの知られざる芸術を伝えるブラーナ・レコーズ・コレクションVol.4(ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集/BR0037)の分売の1つ。第3番と第4番のピアノ協奏曲を真摯に紡ぎます。

 ※録音年月日不詳/ADD/



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CALA SIGNUM



SIGCD2071
¥2500→\2290
再発売
Calaの名盤復刻!ストコフスキが振ったシベリウス!
シベリウス:交響曲第1番&第2番

 シベリウス:
  交響曲第1番ホ短調 Op.39*
  交響曲第2番ニ長調 Op.43**
レオポルド・ストコフスキ(指揮)
レオポルド・ストコフスキ交響楽団*
NBC交響楽団**

 ☆Cala初期の名盤が復刻!
 ☆ストコフスキが降ったシベリウスの交響曲第1番&第2番!

 オーストラリアの指揮者ジェフリー・サイモンが設立し、その独創性溢れるプログラムとハイ・クオリティなサウンドで根強い人気を博してきたCala Recordsの名盤などをSignum Classicsとの共同製作で送る新レーベル「Cala Signum」。
 英国レオポルド・ストコフスキ協会との協力によって発売されてきたストコフスキ・シリーズから、シベリウスの交響曲第1番&第2番がCala Signumから復刻。
 当時のヨーロッパや北欧の現代音楽をアメリカに紹介し、特にシベリウスは交響曲第5番〜第7番のアメリカ初演も担うなどスペシャリストであったストコフスキの名演の1つです。ブックレットにはシベリウスからストコフスキへ送られたお礼の手紙の画像も掲載。

 ※録音:1950年7月11日、13日、ニューヨーク(第1番)&1954年9月15日−16日、23日、ニューヨーク(第2番)(米RCA Recordsがストコフスキ協会へと提供したコピー・マスター・テープからの録音)/
 旧品番:CACD0541
 
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SIGCD2164
¥2500→\2290
再発売
Calaの名盤復刻!
パーシー・グレインジャーの珍しい管弦楽作品
グレインジャー:戦士たち

 戦士たち/ロンドンデリーの歌/デンマーク民謡組曲/
 ヒル・ソング第1番*/美しく新鮮な花(スカルソープ編)*/
 コリーン・ダス*/ヒル・ソング第2番*
 (*=世界初録音)
ジェフリー・サイモン(指揮)
メルボルン交響楽団

 イギリスで活躍し、様々な編曲作品・レア作品を録音してきたジェフリー・サイモンが、1989年に母国オーストラリアのメルボルン交響楽団を振り、オーストラリアの作曲家パーシー・グレインジャーの珍しい管弦楽作品を録音した1枚。
 バレエ音楽として構想された「戦士たち」を中心に、グレインジャーの特徴の1つである民謡をテーマにした作品などを収録。後半4曲は当時世界初録音となった作品。

 ※録音:1989年2月22日−28日、サウス・メルボルン・タウン・ホール/
 旧品番:CACDS4033
 



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SPECTRUM SOUND



CDSMBA 056
¥2600→\2390
フランスの名ヴァイオリニスト、ドゥヴィ・エルリーがお好きですか?
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
   ドゥヴィ・エルリー(ヴァイオリン)、アンドレ・ジラール(指揮)、フランス国立管弦楽団
    録音:1966年11月11日/メゾン・ド・ラジオ・フランス、スタジオ104(ステレオ/ライヴ)
 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47
   ドゥヴィ・エルリー(ヴァイオリン)、
   ピエール=ミシェル・ル・コント(指揮)、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
    録音:1957年10月19日/シャンゼリゼ劇場、パリ(モノラル/ライヴ)
  
 以上音源:INA archives

 フランス国立視聴覚研究所音源提供、フランスの名ヴァイオリニスト、ドゥヴィ・エルリー、初CD 化のブラームス&シベリウスのヴァイオリン協奏曲集!

 丁寧な復刻で評価を高めているスペクトラム・サウンド。当アルバムの収録曲はドゥヴィ・エルリーのブラームスとシベリウスのヴァイオリン協奏曲。いずれも初CD化となります。

 フランスの名ヴァイオリニスト、ドゥヴィ・エルリー。1955年にロン=ティボー・コンクールで優勝し、同年初来日を果たしその後1980年代以降に来日したことでも知られます。
 優雅な音色で奏でるブラームスとシベリウスの演奏は輝きに満ちた名演。歌心にあふれるエルリーならではの演奏です。
 日本語帯・解説はつきません。
 



店主絶賛の
ドゥヴィ・エルリ/チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

ARDMORE
ASS-102
1CD-R\1700

ドゥヴィ・エルリ
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲二長調Op.35

  12inch Ducrete Thomson SCC 508 -
  1962年1月21日、パリでの録音 STEREO
ドゥヴィ・エルリ(ヴァイオリン)
ピエール・デルヴォー指揮
コンセール・コロンヌ管弦楽団


 どうしてこの人のヴァイオリンからはこんなに深みとコクのある音色が出てくるのか。
 悪魔の祭典で行われているかのような、まるで秘儀。タルティーニやパガニーニと同じような伝説がこの人にもあるのではないか。

 ここまで重量級・・・いや、違う・・・ここまでズシリと魂に響くチャイコフスキーというのは印象がない。
 まるで違う素材の・・・いや、違う・・・別の楽器で演奏されたかのようなチャイコフスキー。

 これを聴くとあの20世紀最大のヴァイオリニストの演奏が可愛いネコに思える。

 バックのデルヴォーとコンセール・コロンヌがまたいい。
 ・・・と思ったら、これは元々は「デルヴォー・シリーズ」の一環で録音されたものらしい。
 でも、やっぱり間違いなく主役はエルリ。
 しかもどうやら「半分」ライヴのような収録で一発撮りだったらしい。だからミスもあるが、切れそうな緊張感を味わえる。

 間違いなくこの曲の代表的名演の一つ。今までCD化されなかったのがまったく不思議。

 ちなみにこの原盤、ARDMOREはかなり高額で手に入れたらしい。なかなか見つからない貴重盤。
 ARDMORE、またものすごいものを見つけてきた。


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CDSMBA 057
(2CD)
¥3700→\3390
5人の大ヴァイオリニスト!
 オイストラフ、シェリング、アンドラード、ボベスコ、ソリアーノ

 CD 1
  チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
    ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)、ピエール・デルヴォー(指揮)、フランス国立管弦楽団
    録音:1960年3月7日/シャンゼリゼ劇場、パリ(モノラル/ライヴ)
  シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47
    ジャニーヌ・アンドラード(ヴァイオリン)、アンドレ・ジラール(指揮)、フランス国立管弦楽団
    録音:1962年2月24日/フランス放送協会内スタジオ(モノラル/放送用セッション)
 CD 2
  メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64 初CD 化
    ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)、ウジェーヌ・ビゴー(指揮)、フランス国立管弦楽団
    録音:1953年9月2日/パリ(モノラル/ライヴ)
  ブラームス:F.A.E.ソナタより第3 楽章「スケルツォ」 WoO.2 ハ短調
    ローラ・ボベスコ(ヴァイオリン)、ジャック・ジャンティ(ピアノ)
    録音:1958年5月23日/フランス放送協会内スタジオ(モノラル/放送用セッション)
  J.S. バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第4 番 ハ短調 BWV1017
    ドゥニーズ・ソリアーノ(ヴァイオリン)、オデット・ピゴール(ピアノ)
    録音:1966年3月19日/フランス放送協会内スタジオ(モノラル/放送用セッション)
  
 以上音源:INA archives

 フランス国立視聴覚研究所音源提供、シェリングのメンコンは初CD 化!オイストラフ、シェリング、アンドラード、ボベスコ、ソリアーノの名演が蘇る!

 丁寧な復刻で評価を高めているスペクトラム・サウンド。
 フランス国立視聴覚研究所音源提供の音源から当アルバムにはオイストラフのチャイコン(1960年)、初CD 化のシェリングのメンコン(1953年)、アンドラードのシベリウス(1962年)、ボベスコのF.A.E. ソナタより「スケルツォ」(1958年)、そしてソリアーノのバッハのソナタ第4番(1966年)が収録されております。
 大ヴァイオリニストの名演を存分にお楽しみいただける充実の内容です。
 日本語帯・解説はつきません。
 



<メジャー・レーベル>

DECCA



4851156
(CD)
\2300
《The Kanneh-Masons〜Carnival》
 1)『動物の謝肉祭』(マイケル・モーパーゴ作)のナレーション&サン=サーンス:組曲『動物の謝肉祭』
  (序奏と獅子王の行進曲/雌鶏と雄鶏/騾馬/亀/象/カンガルー/水族館/
   耳の長い登場人物/森の奥のカッコウ/大きな鳥籠/ピアニスト/化石/白鳥/終曲)

 『Grandpa Christmas』(マイケル・モーパーゴ作)のナレーション&演奏
  2) チャイコフスキー:組曲『くるみ割り人形』Op.71aより「こんぺい糖の精の踊り」、
 バルトーク:44のヴァイオリン二重奏曲Sz.98より3)「五月柱の踊り」、4)「蚊の踊り」、
 5) グリーグ:抒情小品集Op.43より第4曲:小鳥、
 6) リムスキー=コルサコフ(ラフマニノフ編):熊蜂の飛行、
 7) カステルヌオーヴォ=テデスコ(ハイフェッツ編):海のつぶやき、
 8) バルトーク:44のヴァイオリン二重奏曲Sz.98より「五月柱の踊り」(Reprise)、
 9) ウィテカー:アシカの子守歌

 10) ボブ・マーリー(カネー=メイソン編):リデンプション・ソング
The Kanneh-Masons
 (シェク[1, 3, 4, 8-10]、
  Mariatu[3, 8-10][チェロ]、
  Konya[1, 2, 5, 9, 10]、
  Isata[1, 2, 6, 9, 10]、
  Jeneba[1, 2, 7, 9, 10][ピアノ]、
  ブライマー[1, 7, 9, 10]、
  Aminata[4, 9, 10][ヴァイオリン])、
  マイケル・モーパーゴ、オリヴィア・コールマン(1)、
  Mariatu Kanneh-Mason(2)(ナレーション)、
  Ayla Sahin(ヴァイオリン)(1)、
  ティモシー・リダウト(ヴィオラ)(1)、
  Toby Hughes(コントラバス)(1)、
  アダム・ウォーカー(フルート)(1)、
  マーク・シンプソン(クラリネット)(1)、
  アラスデア・マロイ(グラス・ハーモニカ)(1)、
  エイドリアン・スピレット(シロフォン)(1)
4851157
(2LP)
\4800

 人気児童作家の作品をナレーションと音楽で楽しむ心温まるクリスマス・アルバム
 イギリス出身のチェリスト、シェク・カネー=メイソン率いる世界的な音楽一家The Kanneh-Masonsが、作家のマイケル・モーパーゴとイギリスの女優オリヴィア・コールマンとともにクリスマス・アルバムを作りました。シェクが才能あふれる兄弟たちと一緒にアルバム作りをしたのは初めてです。
 児童小説『戦火の馬』の著者であるマイケル・モーパーゴは子供たちに大人気で、今回サン=サーンスの『動物の謝肉祭』のために新しい台本を書きました。
 そのナレーションを映画『女王陛下のお気に入り』でアカデミー賞を受賞したオリヴィア・コールマンがモーパーゴ本人とともに担当しています。
 

 ●孫娘がよりよい世界に生きるために地球の環境が守られることを望むおじいちゃんの心温まるお話の、モーパーゴの作品『Grandpa Christmas(邦題:おじいちゃんがのこしたものは…)』のナレーション入りも収録しています。おじいちゃん役はモーパーゴ、孫娘役はカネー=メイソン家で一番若い11歳のMariatuです。
 ●チャイコフスキーの『くるみ割り人形』の「こんぺい糖の精の踊り」、リムスキー=コルサコフの『熊蜂の飛行』、エリック・ウィテカーの『アシカの子守歌』などの人気曲も収録。
 ●最初のリリースから40年経ったボブ・マーリーの『リデンプション・ソング』をカネー=メイソン家の7人が自分たちの編曲で演奏しています。

【録音】2020年8月1−4日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ

 プロモーション動画: https://www.youtube.com/watch?v=KOx7zmO5ppw
 
 

4855107
\2300
《リシャール・ガリアーノ〜ワルツ》
 1) わが麗しき恋物語(バルバラ)、
 2) 旅芸人(H.ソーゲ)、
 3) Souvenir d’accordeon(A.アスティエール)、
 4) Il Piccolo Circo(R.ガリアーノ)、
 5) ジャズ組曲第2番よりワルツ第2番(ショスタコーヴィチ/R.ガリアーノによるアコーディオン編)、
 6) ワルツ第10番Op.posth.69 No.2(ショパン/R.ガリアーノによるアコーディオン編)、
 7) Marion(L.ガリアーノ)、
 8) ジムノペディ第1番(サティ)、
 9) ワルツ『愛と青春』(ワルトトイフェル)、
 10) A Mario(R.ガリアーノ)、
 11) ラ・ラブイーヌ(L.フェラーリ)、
 12) オ・ケ・セラ(C.ブアルキ)、
 13) Lili(R.ガリアーノ)、
 14) Les Vagues de l’Ame(R.ガリアーノ)、
 15) ワルツ第9番『告別』Op.69 No.1(ショパン/R.ガリアーノによるアコーディオン編)
リシャール・ガリアーノ(アコーディオン)

 懐かしいメロディ満載、フランスの世界的アコーディオン奏者のニュー・アルバム

 フランス・カンヌ出身の世界的アコーディオン奏者リシャール・ガリアーノのニュー・アルバムは、彼が子供のころに聞いた懐かしいメロディを集めた『Valse(s)』。
 ショパンからショスタコーヴィチ、フランスの作曲家アンリ・ソーゲ、そして父親のリュシアン・ガリアーノらの曲が、一つ一つのメロディの真髄を明らかにしてゆくリシャールによって洗練され、懐かしさがさらに増したアルバムになっています。
 



<映像>

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ACCENTUS MUSIC(映像)



ACC 60508BD
(3Blu-ray)
¥7500→\6990
2018-2019 ネルソンス&ゲヴァントハウス管
 チャイコフスキー:後期三大交響曲集

 Disc1:
  チャイコフスキー:交響曲第4 番ヘ短調Op.36
  ムソルグスキー(ショスタコーヴィチ編):
   歌劇「ホヴァンシチナ」〜前奏曲「モスクワ川の夜明け」
  ヴァインベルク:トランペット協奏曲変ロ長調Op.94*
   ホーカン・ハーデンベルガー(トランペット)*
    収録:2019年12月/ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
 Disc2:
  チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
  ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調Op.77*
   バイバ・スクリデ(ヴァイオリン)*
    収録:2019年5月、ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
 Disc3:
  チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調《悲愴》作品74
  モーツァルト:交響曲第40番ト短調K.550
   収録:2018年3月15,16日、ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
アンドリス・ネルソンス(指揮)
ACC 70508DVD
(3DVD)
¥6000→\5590

 ネルソンス&ゲヴァントハウス管によるチャイコフスキーの後期三大交響曲!

 (3Blu-ray)画面: 16:9 Full HD、音声:DTS HD Master Audio5.1/ PCM ステレオ、リージョンAll、280'58
 (3DVD)画面:16:9,NTSC、音声:DTS5.1、DD5.1、PCM ステレオ、リージョン:All、280'58

 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の第21 代カペルマイスターに就任したアンドリス・ネルソンス。
 ネルソンスは1978年ラトヴィアの首都リガ生まれ。ラトヴィア国立歌劇場管弦楽団のトランペット奏者を経て、指揮者に転身。同劇場音楽監督(2003〜07年)、北西ドイツ・フィルハーモニー首席指揮者(2006〜09年)。そして2008年にバーミンガム市交響楽団音楽監督に就任した頃から評価はうなぎ上り。欧米の主要舞台にたびたび客演し、2014年からはボストン交響楽団音楽監督も務めている。2010年代に、最も脚光を浴び、一気にトップへ駆け上った指揮者の一人です。
 この映像は、2018年の新カペルマイスターの就任記念演奏会を含めた3つのコンサート映像をまとめたもの。
 チャイコフスキーの後期三大交響曲がシリーズとして演奏されました。どれも、うねりと感情の高ぶりにあふれた力演で、チャイコフスキーの悩み多き内面を見事に描いています。
 オーケストラのサウンドも極上で、高音質録音で生々しく迫ります。

 
 
 


ACC 70503DVD
(7DVD)
¥12700

20世紀の作曲家たち
 〜サティ、アイヴス、ケージ、ユン・イサン、ペンデレツキ、ペルト
 DVD1
  ドキュメンタリー『サティスフィクション〜エリック・サティとともに歩む』
    監督:アンネ=カトリン・パイツ&ユーリアン・タバコフ
    出演者:レオポルド・シュルヴァージュ、ローベル・キャビー、ジョルジュ・オーリック、
    ジャン・コクトー、ロバート・オーリッジ、マン・レイ、アンリ・ソーゲ、ピエール・ベルタン、
    ヴァージル・トムソン、ジャン・ピエール・アルマンゴー、パトリック・ル・モフ
  [ボーナス]
   1. 風変わりな美女/グラウシューマッハー・ピアノ・デュオ
   2. アーモンド入りのチョコレートのワルツ〜
    チューリップの小さな王女様が何ておっしゃったか知っている/マリア・エイドマン(ピアノ)
   3. ノクチュルヌ第4番/シュテッフェン・シュライエルマッハー(ピアノ)
   4. サティ風ストック・マーケット・レポート
 DVD2
  チャールズ・アイヴズ(1874-1954):『Universe, Incomplete』
    演出:クリストフ・マルターラー/衣装:アンナ・フィーブロック
    ティトゥス・エンゲル(指揮)
    収録:2018年8月、ドイツ、ヤーフンデトハレ・ボーフム、ルール・トリエンナーレでの世界初演
    映像監督:ミヒャエル・ベイヤー
 DVD3
  ドキュメンタリー『答えのないアイヴズ』〜アメリカ音楽の先駆者 (53'18)
    監督:アンネ=カトリン・パイツ
 DVD4
  『ユン・イサン〜南北朝鮮のはざまで』
    監督:マリア・シュトットマイヤー
 DVD5
  ドキュメンタリー『ジョン・ケージ 音の旅』
    監督:アラン・ミラー、ポール・スマチュニュイ
  [ボーナス]
   ・『4分33秒』(演奏:デイヴィッド・チューダー/インタビュー含む)
   ・セカンド・コンストラクション(ケルン打楽器四重奏団)
   ・ソナタとインタリュードよりソナタ第1番(シュテッフェン・シュライヤーマッハー)
   ・ウォーター・ミュージック(シュテッフェン・シュライヤーマッハー)
   ・インタビュー映像:ジョン・ケージ、マース・カニンガム、ロバート・ラウシェンバーグ
 DVD6
  ペンデレツキ生誕80 年コンサート
   ・広島の犠牲者に捧げる哀歌【クシシュトフ・ウルバンスキ(指揮)】
   ・ヴァイオリンとコントラバスのためのデュオ・コンチェルタンテ
    【アンネ・ゾフィー・ムター(Vn)、ロマン・パトコロー(Cb)、クシシュトフ・ウルバンスキ(指揮)】
   ・3つのチェロとオーケストラのためのコンチェルト・グロッソ」
    【ダニエル・ミュラー・ショット、アルト・ノラス、イヴァン・モニゲッティ(Vc)、シャルル・デュトワ(指揮)】
   ・クレド
    【イヴォナ・ホッサ、エヴァ・ヴェシン(Sop)、アグニェシカ・レフリス(Ms)、
     ラファウ・バルトミンスキー(Ten)、ニコライ・ディデンコ(Bs)、
     ポーランド国立歌劇場合唱団、ワルシャワ・フィルハーモニー合唱団、
     ワルシャワ少年合唱団、ワレリー・ゲルギエフ(指揮)】
    シンフォニア・ヴァルソヴィア、ポーランド国立歌劇場合唱団、ワルシャワ少年合唱団
    収録:2013年11月23日/ポーランド国立歌劇場(ワルシャワ)
  [ボーナス] ペンデレツキ、コンサートについて語る(日本語字幕付)
    監督:ミヒャエル・バイヤー
 DVD7
  『失楽園』〜アルヴォ・ペルト、ロバート・ウィルソン
    監督:ギュンター・アッテルン

 20世紀を代表する作曲家たちのドキュメンタリー映像を集めた7 枚組D VD ボックス

 画面:16:9/NTSC、音声:DTS 5.1、DD5.1、PCM ステレオ、字幕:独英仏韓日、言語:英独、リージョン:All、601'57

 鋭い視点で描くドキュメンタリー映像に定評のあるACCENTUS MUSIC からリリースされている、20 世紀を代表する作曲家たちのドキュメンタリー映像を集めた7枚組DVDボックスが発売されます。

 19世紀末から20世紀初頭のフランスで活躍したエリック・サティ(1866-1925)を描いた『サティスフィクション〜エリック・サティとともに歩む』。

 アイヴズ未完の交響曲「ユニヴァース交響曲」の2018 年ルール・トリエンナーレでの世界初演映像とアメリカ現代音楽の先駆者であったアイヴズの音楽に迫るドキュメンタリー映像『答えのないアイヴズ』。

 日本統治下の朝鮮半島で生まれた作曲家ユン・イサン(尹伊桑)[1917-1995]。彼がドイツを終の棲家としながらも、北朝鮮とのかかわりや、韓国の故郷への望郷の念が描かれた『ユン・イサン〜南北朝鮮のはざまで』。

 音の革命家なのか、それとも偶然性のエキスパートなのか? 作家なのか、それともアナーキーなのか? キノコの専門家なのか、それともパフォーマンス・アーティストだったのか? 禅を極めた人だったのか、それとも料理人だったのか?様々な角度からジョン・ケージという人物像を築き上げた『ジョン・ケージ 音の旅』。

 2020年3月この世を去った、ポーランド、そして戦後の前衛音楽界を代表する作曲家ペンデレツキの故郷での80歳を記念したコンサート映像。

 ペルトとロバート・ウィルソンが共同で「アダムの受難」を制作する過程をドイツの映像作家ギュンター・アッテルンが収録した『失楽園』。
 




ANAKLASIS(映像)


ANA001AV
(1Blu-ray)
¥3700
現代ポーランド・オペラの映像作品!
 アレクサンデル・ノヴァク(1979-):
  歌劇《AHAT-ILI — 神々の姉妹》
  (※約30分のドキュメンタリー映像付き)
マレク・モシュ(指揮)、
ティヒ市室内オーケストラ《AUKSO》、
ポーランド放送合唱団、ウルシュラ・クリゲル、
ヨアンナ・フレシェル、エヴァ・ビエガス、
ヤン・ヤクブ・モノヴルド、ウカシュ・コニェチュニ、
バルトウォミェイ・ミシウダ、セバスティアン・シュムスキ

 「ポーランド音楽出版社」の自主レーベル、現代ポーランド・オペラの映像作品!

 ☆ポーランド最大級の音楽出版社「ポーランド音楽出版社」の自主レーベル、Anaklasis(アナクラシス)
 ☆現代ポーランド・オペラの映像作品!

 1979年ポーランドのグリヴィツェ生まれの作曲家、アレクサンデル・ノヴァク(アレクサンダー・ノヴァーク)(1979-)による全3幕のオペラ作品。
 台本は現代ポーランドを代表するノーベル文学賞受賞作家、オルガ・トカルチュク(1962-)によるもので、彼女の小説『Anna In in the Tombs of the World』(2006)に基づいています。
 ノヴァクとトカルチュクは、古代シュメールの女神イナンナの神話と、現代の現実における人間の役割というテーマに関連した現代的なジレンマを組み合わせ、この難しいテーマに果敢に取り組みました。
 音楽の面では、神々や悪魔が使用した言語的な旋律から生まれた呪文的なフレーズ(アステカ語、アッカド語、古代ギリシャ語、ラテン語、古代スラヴ語)に始まる、作曲家の非常に印象的で豊かな音楽的アイデアを楽しむことができます。
 




EURO ARTS(映像)



20 13048
(7DVD)
¥12000→\10990

ベルナルド・ハイティンク
 〜レトロスペクティブ
 DVD1(49分)
  ドキュメンタリー【わが音楽人生〜ある指揮者の肖像】
    監督:ヨースト・ホンセラール、ハンス・ハフマンス/
    制作:2019年/言語:オランダ語/英語/字幕:英、独、韓、日本語
 DVD2
  マーラー:交響曲第1番「巨人」(64分)
    ベルナルド・ハイティンク(指揮)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    収録:1992年、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
  マーラー:交響曲第2番「復活」(89 分)
    ベルナルド・ハイティンク(指揮)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
    シルヴィア・マクネアー(ソプラノ)、ヤート・ファン・ネス(アルト)、エルンスト・ゼンフ合唱団
    収録:1992年、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
 DVD3(63分)
  マーラー:交響曲第4番
    ベルナルド・ハイティンク(指揮)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
    シルヴィア・マクネアー(ソプラノ)
    収録:1991年、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
 DVD4
  マーラー:交響曲第3番(107分)
    ベルナルド・ハイティンク(指揮)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
    フローレンス・クイヴァー(アルト)、エルンスト・ゼンフ合唱団、テルツ少年合唱団
    収録:1990年、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
  マーラー:交響曲第7番(83分)
    ベルナルド・ハイティンク(指揮)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    収録:1992年、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
 DVD5(90分)
  ヨーロッパ・コンサート1993イン・ロンドン
   チャイコフスキー: 幻想序曲《ロメオとジュリエット》/
   モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調*/
   ストラヴィンスキー:《春の祭典》/
   チャイコフスキー:《くるみ割り人形》より〈花のワルツ〉
    ベルナルド・ハイティンク(指揮)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
    フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン)*
     収録:1993年ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール(ライヴ)
 DVD6(95分)
  ヨーロッパ・コンサート1999イン・クラクフ
   モーツァルト:《踊れ、喜べ、幸いなる魂よ》/
   モーツァルト:ミサ曲ハ短調より〈聖霊によりて〉/
   ショパン:ピアノ協奏曲第2番へ短調/
   シューマン:交響曲第1番変ロ長調
     クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)、エマニュエル・アックス(ピアノ)、
     ベルナルド・ハイティンク(指揮)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
     フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン)*
      収録:1999年クラクフ(ライヴ)
 DVD7(90分)
  2015年バーデン= バーデン・イースター音楽祭
   ベートーヴェン:
    ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61/交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』
     イザベル・ファウスト(ヴァイオリン/1704年製ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティ」)
     ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルナルド・ハイティンク(指揮)
      収録:2015年,バーデン=バーデン、フェストシュピールハウス(ライヴ)

 EURO ARTSの新シリーズ「コンダクターズ」第2弾はベルナルド・ハイティンク

 NTSC、リージョン:All、667分

 EURO ARTS の新シリーズ「コンダクターズ」。時代を代表する指揮者たちの映像をBOX 化したものです。
 第2弾は、2019年指揮活動から引退をしたベルナルド・ハイティンク。2019年5月に行われたベルナルド・ハイティンク指揮ベルリン・フィルの演奏会は、両者による最後の共演の機会となりました。ハイティンクは、9月にその偉大な音楽キャリアに終止符を打ちました。
 ハイティンクはベルリン・フィルと50年以上にわたる共演歴をもち、ハイティンクの真摯な音楽性とベルリン・フィルの高度な合奏力が融合した素晴らしい演奏を残しています。本作は、両者のながらく映像ソフトで観ることができなかたコンサート映像やハイティンクの貴重なドキュメンタリー映像など充実の内容です。

 DVD1 には、ドキュメンタリー「わが音楽人生〜ある指揮者の肖像」を収録。1960年代以降、2019年に現役引退を発表するまで、ベルナルド・ハイティンクはクラシック音楽界でもっとも成功を収め、高い人気を誇る音楽家であり続けました。このドキュメンタリーでは、コンサートやリハーサルの録音風景、そして個人的な会話を通して、ハイティンクの思考世界の洞察へと誘われます。

 ハイティンクは、1990年代にベルリン・フィルとマーラーの交響曲を連続的に演奏しました。その多くは、フィリップス(現デッカ)でリリースされましたが、コンサート映像も複数残されています。
 このセットには、そうした一連の映像も含まれています。1994年に収録されたベルリン・フィルとのマーラー:交響曲第1 番「巨人」。みずみずしい歌とスケール豊かな構想を併せ持つ、若きマーラーの意欲作をハイティンクの真摯な音楽性とベルリン・フィルの高度な合奏力が融合した演奏で楽しめます。
 そして、1993年のマーラー交響曲第2番「復活」。ハイティンク63歳の円熟期の演奏で、シルヴィア・マクネアー、ヤルド・ファン・ネスという当時のスター歌手がソリストに迎えられています。
 1991年にベルリン・コンツェルトハウスで収録された交響曲第4番。天国的なまでに美しいフィナーレで可憐なソロを歌うのは、アメリカ人ソプラノのシルヴィア・マクネアーです。
 そして、独唱にアメリカのアルト、フローレンス・クイヴァーを迎えた1990年12月収録のマーラー交響曲第3番。さらに2009年のマーラーの交響曲第7番。おぼろげな夜の情景から攻撃的な歓喜のフィナーレまで、この作品ほど、この作曲家の表現の多様性が際立った曲もないでしょう。ハイティンクはここでも熟練の指揮ぶりを聴くことができます。

 また、記念碑的コンサートへの出演も多く、ヨーロッパ・コンサートには1993年ロンドンのロイヤル・アルバート・ホール、1999年はポーランド第2の都市クラクフと2回登場しています。
 2015年バーデン= バーデン・イースター音楽祭では、当代随一のヴァイオリニスト、イザベル・ファウストの共演でオール・ベートーヴェン・プログラムを披露しました。
 


<LP>


TYXART


TXA 19137
(LP)
¥2900
※CD同時発売
J.S.バッハ:音楽の捧げもの BWV1079
 [A 面]
  3声のリチェルカーレ(チェンバロ)/無窮カノン(フルート、ヴァイオリン、チェロ)/
  2声の蟹のカノン(ヴァイオリン2)/2声の同度のカノン(ヴァイオリン2、チェロ)/
  2声の反行カノン(フルート、チェンバロ)/2声の拡大と反行のカノン(ヴァイオリン2、ヴィオラ・ダ・ガンバ)/
  2声の螺旋カノン(ヴァイオリン、チェンバロ)/カノン風フーガ(フルート、ヴァイオリン、チェロ)/
  6声のリチェルカーレ(チェンバロ)
 [B 面]
  トリオ・ソナタ(フルート、ヴァイオリン、チェロ)/2声のカノン(チェロ・ピッコロ、チェロ)/
  4声のカノン(ヴァイオリン2、チェロ2)/無窮カノン(フルート、ヴァイオリン、チェロ)
 アンサンブル・バロッキン
  [佐藤こずえ(フラウト・トラヴェルソ)、ドミトリー・レペホフ(バロック・ヴァイオリン)、
   レナ・カイダノフスカ(バロック・ヴァイオリン)、
   パヴェル・セルヴィン(ヴィオラ・ダ・ガンバ、バロック・チェロ)、
   フェリックス・ストロス(バロック・チェロ、チェロ・ピッコロ)、フランシス・ジャコブ(チェンバロ)]
  録音:2019年/44'48''

 バッハの対位法芸術を鮮やかに紐解くCDとLP で同時発売

 ロシア、フランス、ドイツ、日本の音楽家で構成される古楽器アンサンブル「アンサンブル・バロッキン」は、ドイツのインゴルシュタットで活動しているフルーティスト・佐藤こずえが2011年に結成したグループです。
 今作はCD・LP同時発売で、バッハの対位法的名作『音楽の捧げもの』を収録。
 大王のテーマをもとに作曲技法の限りを尽くして書かれた曲集から、雄弁で美しい演奏を引き出しています。
 

















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