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≪第110号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その3 2020/12/29〜





12/29(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ACCENT



ACC 24374
(2CD)
¥3100
レツボール/アルス・アンティクヮ・アウストリア
フックス:オラトリオ『ペトロに否認されしキリスト』(1719)

 [CD1] 第1部
 [CD2] 第2部
ダニエル・ヨハンセン(テノール;ペトロ)、他
グナール・レツボール(ヴァイオリン、指揮)
アルス・アンティクヮ・アウストリア

 対位法の権威フックスの残した劇的オラトリオ、レツボール2020年レゾナンツェン・ライヴ!

 録音:2020年1月24日/ウィーン・コンツェルトハウス、モーツァルトザール(レゾナンツェン音楽祭でのライヴ)/[CD1]46'04''、[CD2]50'10''

 ウィーンの宮廷楽長を務め、また現代対位法の創始者として名著『グラドゥス・アド・パルナッスム』を残しているヨハン・ヨーゼフ・フックス(1660-1741)。
 厳格な書法のみならず豊かな感情表現も得意とし、オペラや宗教的オラトリオではスタイルに縛られない自由な作風を見せます。
 ペテロがイエスを否認する有名で劇的な場面を題材にしたこのオラトリオも、情熱的な人間のドラマと論理的な音の組み合わせが高度に織りなされた深みのある音楽。
 古楽界の大御所レツボールとアルス・アンティクヮ・アウストリアが2020年1月のレゾナンツェン音楽祭で300年ぶりに復活上演した際のライヴ録音がお聴きいただけます。
 




ACCENTUS MUSIC



ACC 30536CD
¥2700
ルツェルン祝祭管のソリストたちによるモーツァルト・ベートーヴェンの七重奏
 モーツァルト:ディヴェルティメント 第11番 ニ長調K.251(ナンネル・セプテット)
 ベートーヴェン:七重奏曲 変ホ長調 Op. 20
  ルツェルン祝祭管のソリストたち
   ルーカス・マシアス=ナバロ(オーボエ/モーツァルト)、
   ヴィセンテ・アルベローラ(クラリネット/ベートーヴェン)、
   マティアス・ラッツ(ファゴット/ベートーヴェン)、シュテファン・ドール(ホルン)、
   ヨナタン・ウェグループ(ホルン/モーツァルト)、グレゴリー・アース(ヴァイオリン/モーツァルト)、
   コルビニアン・アルテンベルガー(ヴァイオリン/モーツァルト)、
   ラファエル・クリスト(ヴァイオリン/ベートーヴェン)、ヴォルフラム・クリスト(ヴィオラ)、
   イェンス=ペーター・マインツ(チェロ/ベートーヴェン)、リック・ストーティン(コントラバス)
KKC 6326
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3000+税

 ルツェルン2020ライヴ。ルツェルン祝祭管のソリストたちによるモーツァルト・ベートーヴェンの七重奏

 録音:2020年8月、KKLルツェルン・コンサート・ホール(ライヴ)

 2020年新型コロナウイルスの感染拡大を受けて通常開催は中止となったスイスのルツェルン音楽祭。
 10日間という短期間で新たに公演が組まれ、メイン会場であるカルチャーコングレスセンターは、感染予防のため1898席のち1000席を稼働して行われました。
 
 このライヴ録音は、そんな中に行われ、名手揃いのルツェルン祝祭管弦楽団のメンバーによるモーツァルトのディヴェルティメント 第11番 とベートーヴェンの七重奏曲 が演奏されました。
 モーツァルトのディヴェルティメント 第11番は、ヴァイオリン2、ヴィオラ、コントラバスの弦4とオーボエ、ホルン2の管3というユニークな楽器編成でオーボエが活躍する華やかな作品です。
 姉ナンネルの誕生日のお祝いに書かれたので、「ナンネル・セプテット」とも呼ばれます。そして作曲当時から人気を博したベートーヴェンの七重奏曲。時の皇妃マリア・テレジアに献呈されています。

 メンバーは世界各国で活躍する一流奏者たち。オーボエ奏者のルーカス・マシアス=ナバロは、アバドからの信頼が厚く、2008年にはルツェルン祝祭管の首席奏者に招かれ、現在は母国スペインのグラナダ市管弦楽団の芸術監督を務める多才な音楽家。
 クラリネットは、マーラー室内管、レ・ディソナンスの首席クラリネット奏者として活躍しているヴィセンテ・アルベローラ。ベルリン生まれのファゴット奏者マティアス・ラッツ。2002年のミュンヘン国際音楽コンクールで第1位なしの第2位を受賞、チューリッヒ・トーンハレ管。およびルツェルン祝祭管の首席ファゴット奏者をつとめています。
 
 そして世界最高峰のホルン奏者でベルリン・フィルの首席を長らく務めるシュテファン・ドール。
 マーラー室内管のホルン奏者ヨナタン・ウェグループ。
 ルツェルン祝祭管のコンサートマスター、カメラータ・ザルツブルクの第一コンサートマスターを務め、室内楽者、ソリストとして、世界各地で活躍を続けているグレゴリー・アース。
 バイエルン放送響コンサートマスターを務めるコルビニアン・アルテンベルガー。
 ベルリン・フィルの首席ヴィオラ奏者を22年にわたって務めたヴォルフラム・クリストとその息子ヴァイオリン奏者のラファエル・クリスト。
 ベルリン・ドイツ交響楽団の第1ソロ・チェロ奏者を9年間務めた後、世界中の大舞台で活躍しているイェンス=ペーター・マインツ。
 スウェーデン放送響とマーラー室内管の首席奏者を担うオランダを代表する名コントラバス奏者リック・ストーティン。
 名手たちの息の合ったアンサンブルを堪能できる1枚です。

 
 




HARMONIAMUNDI



HMM 932603
(3CD+1DVD)
¥4200
〔仕様変更〕
新装丁盤
夜のコンセール・ロワイヤル〜4部または4夜からなる「夜の王のバレ」
 1653年2月23日、王によって踊られた「夜の王のバレ」に基づく

  テキスト:イサック・ド・バンスラード(1613?-1691) 
  音楽:
   ジャン=ド・カンブフォール(c.1605-1661)、
   アントワーヌ・ベッセ(1587-1643)、
   ルイ・コンスタンタン(c.1585-1657)、
   ミシェル・ランベール(1610-1696)、
   フランチェスコ・カヴァッリ(1602-1676)、
   ルイージ・ロッシ(1597-1653)& 作曲者不詳のものも含まれる
ダンサー:シーン・パトリック/
  マリアンナ・ボルディーニ、
  ピエール=ジャン・ブレオ、
  アドリア・コルドンシロ、
  フレデリック・エスクラ他
アンサンブル・コレスポンダンス
 時、シンシア/ヴィオレーヌ・ル・シュナデク(ソプラノ)
 エウリディーチェ/カロリーヌ・ウェイナン(ソプラノ) 他 

 「太陽王」ルイ14世の威光を世界に知らしめた一大スペクタクル、「夜の王のバレ」映像で登場!新装丁盤

 再構築・音楽監督・指揮:セバスティアン・ドセ/演出・振付・衣裳:フランチェスカ・ラットゥアーダ
 録音:2017年11月11,12日、カーン劇場/NTSC、字幕:英独仏、PCM ステレオ 2.0、リージョン:ALL、CD[3h04:23]、DVD[3h16:46]

 ルイ14 世をたたえるための舞台「夜の王のバレ」はHMC 952223/ KKC 5494 で復活蘇演録音が登場、話題となりました(2015年録音)。
 これは大きな話題となり、2017年に復活蘇演されました。その映像の登場です(収録:2017年11月)。上演にともない、さらに欠落していた舞曲を補強しています。

 ルイ14世といえば5歳にして国王即位、72年にもわたる在位期間に王朝の最盛期を築き、「大世紀」(グラン・シエクル)と称されます。ヴェルサイユ宮殿を建設した王でもあります。
 そんなルイ14世は、バレエを奨励し、自らもバレエの名人であったと言います。1651年(13歳)に初舞台を踏み、1653年(15歳)、初主役を演じました。
 その初主役を演じたのがこの「夜の王のバレ」(ここでの再構築版は「夜のコンセール・ロワイヤル」と題されています)でした。
 これは、1653年2月23日、プチ・ブルボン宮のホールで上演されました。 1653年といえば、17世紀フランスで起こった貴族の最後の反乱、フロンドの反乱(1648-1653)が終息した年。戦火を避けていたルイ14世は52年の秋にはパリに戻り、宰相マザランも53年にはパリに戻りました。
 絶対王政を浸透させ、国王の権力を、パリ市民、そして諸外国の代表に知らしめるためにマザランが企画したのが「王の夜のバレ」でした。
 音楽、台本(詩はイサック・ド・バンスラードによるもので、君主とその従臣の間のことを様々に描きつつも、王が至上の存在として輝くように書かれている)、すべてがルイ14世=「太陽王」の登場を讃えるために作られました。
 2000年の映画「王は踊る」でもこのバレエのもようは描かれていますがもちろんそれはごく一部。ここでは、当時の人々に強烈なインパクトを与えた作品をモダンな演出で再現。
 400年以上前の遠いフランスで、一人の王を印象づけるために企画されたこの一大スペクタクルの驚異的なパワーに、フランス文化の底力を見せつけられるようです。

 HMM.902603 は仕様変更のため廃盤となります。今後は本盤で流通いたします。
 




 PAN CLASSICS



PC 10423
¥2600
オペラこそわが人生 〜ステッファーニ:オペラ・アリア集 シルヴィア・フリガート(ソプラノ)
アンサンブル・カストール
 〈ミュンヘン1666-1688〉
  アゴスティーノ・ステッファーニ(1654-1728):
   Guardati, o core/Dal mio petto/Ogni core puo sper
  ジュゼッペ・アントニオ・ブレシャネッロ(1690頃-1758):トリオ・ソナタ第6番 ロ短調

 〈ハノーファー1688-1703〉
  アゴスティーノ・ステッファーニ:La cerasta piu terribile/II pelago ondoso/Onde chiare/Spiriti del Tartaro

 〈デュッセルドルフ1703-1709〉
  ヨハネス・シェンク(1660-1717頃):幻想曲 イ短調 Op.7-1
  アゴスティーノ・ステッファーニ:Padre, s'e colpa in lui/Piu non v'ascondo

 魅力的なオペラを多く残したステッファーニ、歌にあふれた人生を辿る1枚

 録音:2020年8月22-25日/リンツ、ブルックナーハウス、中ホール/60'33''

 作曲家にして外交官、聖職者と多彩な活躍を見せたステッファーニ。幼くしてミュンヘンに渡り音楽を本格的に勉強、1688年にハノーファー宮廷楽長に就任、その後デュッセルドルフで仕官、各所の劇場のためにオペラを作曲しています。
 このCD はステッファーニのオペラ・アリアの抜粋と、同地に縁のある作曲家の器楽作品を組み合わせた構成がとられ、常にオペラと共にあったステッファーニの音楽人生を順に辿ることのできるアルバムになっています。
 




AEOLUS



AE10184
(SACD HYBRID)
¥2900
ボブ・ファン・アスペレン
ルイ・クープラン・エディション Vol.4 〜 クープラン氏のパヴァーヌ

 ルイ・クープラン(c.1626−1661):
  組曲ト短調/組曲ニ短調/組曲ハ長調/組曲ホ短調/
  組曲ロ短調/組曲ニ長調/パヴァーヌ 嬰ヘ短調/
  ファンタジー ホ短調(フリギア旋法)
ボブ・ファン・アスペレン(チェンバロ)

 ☆オランダ古楽界の権威的チェンバリスト、ボブ・ファン・アスペレン。
 ☆大クープランの伯父、ルイ・クープランの作品集第4巻にして「チェンバロ作品全集」完結編!
 ☆ヨハネス・ルッカース1640年製のオリジナル・チェンバロを使用!

 レオンハルトの高弟であり、現在のオランダを代表する世界的チェンバリスト、ボブ・ファン・アスペレン。「J.S.バッハの鍵盤作品集」、「フローベルガー・エディション」と並行して進められてきたアスペレンの重要録音プロジェクト、「ルイ・クープラン・エディション」の最新巻となる第4巻が、約7年ぶりにリリース!

 フランス音楽界に栄えたクープラン一族の中で「大クープラン」ことフランソワ・クープランに次ぐ重要人物であり、フランソワの伯父にあたる、ルイ・クープラン(c.1626−1661)のチェンバロ作品集。
 ヨハン・ヤーコプ・フローベルガーと親交を結び、大きな影響を受けたルイ・クープランの作品は、フローベルガーのスペシャリストでもあるアスペレンならではの解釈が光る。今作では、ドイツ、ヴェストファーレンのヴァレン城ゆかりのオリジナル・チェンバロ、ヨハネス・ルッカース1640年製の楽器を使用し、比類なき技術でルイ・クープランの音楽を解明していきます。
 また、ルイ・クープランのチェンバロ作品全集はこれで完結となりますが、「ルイ・クープラン・エディション」の第5巻としてオルガン作品集も予定しているとのことで、アスペレンのこれからの活動にもますます期待がかかります。

  ※使用楽器:ヨハネス・ルッカース1640年製のオリジナル・チェンバロ

 
 



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GLOSSA



RGCD924205
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
特別価格
¥2857+税

ライラ・シャイエーク
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(全曲)

 CD1 〜
  ソナタ第1番ト短調 BWV.1001
  パルティータ第1番ロ短調 BWV.1002
  ソナタ第2番イ短調 BWV.1003
 CD2 〜
  パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004
  ソナタ第3番ハ長調 BWV.1005
  パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006

ライラ・シャイエーク(バロック・ヴァイオリン)
GCD924205
(2CD)
特別価格
¥2700→\2490

 古楽新世代の名手 ライラ・シャイエーク!バッハの無伴奏ソナタ&パルティータ全曲!

 ☆キアラ・バンキーニの後継者となる古楽新世代の女流ヴァイオリニスト、ライラ・シャイエーク。
 ☆イェルク・ハルベックと共演したバッハのヴァイオリン・ソナタ集から約5年。ついに聖典「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」全曲を録音!

 スイスの古楽総本山「バーゼル・スコラ・カントルム(SCB)」でキアラ・バンキーニに学び、2010年からは自身もSCBでバロック・ヴァイオリンの教授を務めながら、キアラ・バンキーニのアンサンブル415やラ・リゾナンサ、コンチェルト・ケルンなどのメンバーとして様々なコンサートやレコーディングで存在感を示してきた古楽新世代のヴァイオリニスト、ライラ・シャイエーク。
 これまで、ルクレールやブラームス、ヴィヴァルディなどの才気煥発なアルバムを送り出してきたシャイエークのGlossa録音第8弾。
 プロフェッショナルからアマチュアまで、あらゆるヴァイオリニストにとっての永遠の課題であり聖典となる記念碑的な作品、バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(BWV.1001-1006)をついに録音。

 2015年にはイェルク・ハルベックとの共演で"伴奏付き"のバッハのヴァイオリン・ソナタ集(BWV.1014-1019)を録音し、英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」、仏ディアパソン誌の「ディアパソン・ドール年間最優秀賞(古楽部門)」に選ばれるなど、既にバッハ演奏の誉れ高き実績を誇ります。
 スペインの古楽専門レーベルGLOSSA(グロッサ)としても(意外にも?)初となる、バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータの録音。満を持してリリースされるライラ・シェイエークの雄姿にご期待ください!

 ※録音:2019年9月9日−11日、2020年1月21日−23日、TPR音楽ルーム(ラ・ショー=ド=フォン、スイス)
 ※使用楽器:アンドレア・グァルネリ1675年製

  



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 もう、次から次へと才能あふれる実力派が登場するわけである。
 今回紹介するのはライラ・シャイエーク。GLOSSAやPAN CLASSICSなどで繊細且つ毅然としたバッハを聴かせてくれていた逸材。

 聡明で美しく、的確な「選曲眼」と確固たる技巧を兼ね備える。

 このプロモーション・ビデオを見れば、このアルバムの水準の高さを納得していただけるはず。

https://youtu.be/Ehwms7rQGFQ



 「キアラ・バンキーニのアンサンブル415メンバー」という位置から脱し、これからは古楽界全体を担う存在になっていくのだろう。



ライラ・シャイエーク、お奨めのアルバム


PAN CLASSICS
PC10368
\2700→\2490
ライラ・シャイエーク
 カルロ・ファリーナ−ー17世紀初頭のヴァイオリン芸術

 ファリーナ:
  ①「ファリーナ」と呼ばれたるソナタ
  ②「海辺の女」と呼ばれたるソナタ
  ③「絶望した女」と呼ばれたるソナタ
  ④「ボローニャの女」と呼ばれたるソナタ
  ⑤「炎」と呼ばれたるソナタ ⑥「フランスの女」と呼ばれたるソナタ
 ナウ:⑦シュテーファン・ナウのファンタジア
 M.ロッシ:⑧第7トッカータ(鍵盤のための) ⑨第4トッカータ(鍵盤のための)
 メッリ:⑩半音階的カプリッチョ「チャルリーノ(愛すべきカルロ)」(リュートのための)
 フランツ:⑪フランツのファンタジア
 作曲者不詳:⑫大いなる悲しみが、わが心に(ヴィオラ・ダ・ガンバのための)
   ※曲順は⑦①⑧②⑫③⑨④⑩⑤⑪⑥
ライラ・シャイエーク(バロックvn)
イェルク・ハルーベク(cmb・org)
ダニエレ・カミニーティ(アーチリュート)
ヨナタン・ペシェク(vc・vg)

 17世紀初頭の多芸な異才の世界は、古楽ファン必聴!

 古い音楽は音の構造からして、現代のヴァイオリンでクライスラーなどを弾くときのやり方では美しく響かせられない、当時の楽器と奏法によってこそ真価が立ち現れてくるもの。
 そうした歴史的楽器と奏法を20世紀に甦らせてきたシュレーダーやクイケン兄弟らのあとを受け、古楽教育のメッカたるバーゼル・スコラ・カントルムで多くの門弟を育ててきた伝説的名手キアラ・アバンキーニが2010年に引退したあと、この教育機関のバロック・ヴァイオリン科を受け継いだのが、近年の来日公演でも人気のアマンディーヌ・ベイエールと、本盤の主人公ライラ・シャイエーク!バロック奏法を学ぶ人が必ず通る17世紀イタリアの音楽世界を、ここでは縦横無尽の名演でじっくり味わえます。

 作曲家ファリーナは、フォンターナやカステッロ、ウッチェリーニなどと並んで17世紀初頭を代表する、つまりバロック・ヴァイオリン独奏芸術の最初期を飾る大家のひとり!
 イタリアからドイツ語圏にまで活躍地を広げながら展開された独特のエキサイティングな音世界を、シャイエークの確かな楽器選択と奏法でしみじみ味わえる喜び!

 ジャケット写真からして「初期バロック楽器と奏法の鑑」なポートレートで期待感を誘う逸品、もちろん解説も日本語訳付。


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 GLOSSA
GCD 923507
(2CD/特別価格)
\4000→\3690
この才能あふれるバッハ!
ライラ・シャイエーク
 J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集

  ソナタ第1番ロ短調 BWV.1014
  ソナタ第2番イ長調 BWV.1015
  ソナタ第3番ホ長調 BWV.1016
  ソナタ第4番ハ短調 BWV.1017
  ソナタ第5番ヘ短調 BWV.1018
  ソナタ第6番ト長調 BWV.1019
  ソナタ ト長調 BWV.1019a
ライラ・シャイエーク(ヴァイオリン)
イェルク・ハルベック(チェンバロ)
 ライラ・シャイエーク&イェルク・ハルベック!Glossaが遂にバッハのヴァイオリン・ソナタ集を録音!

 スペインの名門古楽レーベル、グロッサ(Glossa)が満を持してリリースするJ.S.バッハの「ヴァイオリン・ソナタ集」では、古楽界の次代を担う若き巨匠たちが共演!

 大バッハの6つのソナタを奏でるのは、現代の古楽シーンのライジング・スターたち、バロック・ヴァイオリンのライラ・シャイエークと、チェンバロのイェルク・ハルベック!
 キアラ・バンキーニのアンサンブル415のメンバーとして活躍し、ボニッツォーニのラ・リゾナンサでは第1ヴァイオリンを務めるライラ・シャイエーク。
 2010年からは、師であるバンキーニの後任として、母校であるスイスの古楽総本山バーゼル・スコラ・カントルムで後進の育成にあたるバロック・ヴァイオリン界の才女である。
 イェルク・ハルベックは、シュトゥットガルトのバロック・オーケストラ、イル・ジュスト・バロッコの指揮者として目覚ましい活躍を展開中のドイツ古楽界の若きスター。
 フライブルクとバーゼルで古楽奏法を学び、リンツ・アントン・ブルックナー音楽大学、シュトゥットガルト音楽大学で教授を務める実力者である。

 ※録音:2015年6月、ファウテンバッハ旧教会(アーハーン、ドイツ)


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PAN CLASSICS
PC10305
\2700
こちらはカール・フィリップ!知的で刺激的で切なく物憂げ
ライラ・シャイエーク
 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):

  1. ヴァイオリンと鍵盤のためのソナタロ短調 Wq.76/H512
  2. チェンバロとヴァイオリンのためのアリオーソ イ長調 Wq.79/H.535
  3. 幻想曲 嬰へ短調〜ヴァイオリン助奏付きの鍵盤のための Wq.80/H.536
  4. ヴァイオリンとオブリガート・チェンバロのためのソナタ ニ長調 Wq.71/H.502
  5. ヴァイオリンと鍵盤のためのソナタハ短調 Wq.78/H.514
ライラ・シャイエーク(バロック・ヴァイオリン)
イェルク・ハルーベク(タンジェント・ピアノ、チェンバロ)
 
 古楽の牙城バーゼル・スコラ・カントルムで腕をみがき、かつてはエンリーコ・ガッティやエミリオ・モレーノといった世界的異才を続々輩出してきた名手集団アンサンブル415で長くソリストのひとりとしてやってきたライラ・シャイエークが、確かな室内楽パートナーのイェルク・ハルーベクとともに世に問うのはカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ。

 ソナタばかり、というわけではなく、ソナタ3曲と“大がかりな小品”を2曲、長調短調とりまぜ、中期から後期にかけての名品を幅広く…という曲目構成。
 つねに新鮮な意識で古楽器演奏を考え続けてきたアンサンブル415 の出身者らしく、運弓や演奏編成、アゴーギグなどにも隅々までこだわりの感じられる演奏解釈は、ただ耳に心地よく心になじむ、というのでは終らない、音楽内容のいろいろなところに意識をむけさせてくれる充実した内容を誇るものとなっている。
 あたかもアルノンクールやブリュッヘンが、モーツァルトの交響曲を録音しはじめた頃に受けた衝撃と、どこか似たようなカリスマ的魅力が感じられる。

 この「衝撃」のありかたこそ、人の心の機微や移り変わりを音楽を通じて表現しようとしてきたC.P.E.バッハの「多感様式」の真髄なのでは。

 共演の鍵盤奏者ハルーベクも、レーゲンスブルク型タンジェント・ピアノ(先週ご案内したA.リュビモフも弾いていた、ウィーンのヴァルター型よりも前からある初期ピアノのひとつのスタンダード)とチェンバロをうまく使い分け、エマヌエル・バッハの機微を良く伝えるアンサンブルの呼吸をつくっているのが小気味よくてたまりません。



GLOSSA
GCD 924203
\2500→\2290

これで一気にブレイクするでしょう、ライラ・シャイエーク
ヴィヴァルディ:四季

 ソナタ ニ短調 Op.1-12 RV.63 《ラ・フォリア》
 ヴァイオリン協奏曲集 《四季》 Op.8, nos.1-4
  〔協奏曲第1番ホ長調 《春》 RV.269、
   協奏曲第2番ト短調 《夏》 RV.315、
   協奏曲第3番ヘ長調 《秋》 RV.293、
   協奏曲第4番ヘ短調 《冬》 RV.297〕
 チャッコーナ(ヴァイオリン協奏曲ニ長調 RV.222より)

ライラ・シャイエーク(ヴァイオリン)
ダニエラ・ドルチ(ハープシコード、指揮)
ムジカ・フィオリータ

 古楽新世代の名手 ライラ・シャイエーク!新録音は、ヴィヴァルディの「四季」!

 ☆キアラ・バンキーニの後継者となる古楽新世代の女流ヴァイオリニスト、ライラ・シャイエーク。
 ☆アンドレア・グァルネリ1675で弾く才気煥発な「四季」!

 スイスの古楽総本山「バーゼル・スコラ・カントルム(SCB)」でキアラ・バンキーニに学び、2010年からは自身もSCBでバロック・ヴァイオリンの教授を務める古楽新世代のヴァイオリニスト、ライラ・シャイエーク。キアラ・バンキーニのアンサンブル415やラ・リゾナンサ、コンチェルト・ケルンなどのメンバーを務めてきたライラ・シャイエークのGlossa録音第6弾では、ヴィヴァルディのもっとも人気で有名な傑作「四季」をレコーディング!

 才気煥発な音楽的洞察力、輝かしい技巧、歴史的解釈を結合し、新たなレパートリーの探求を続けるシャイエークが、アンドレア・グァルネリ1675年製のバロック・ヴァイオリンでしなやかに彩る魅惑の「四季」。
 ウィンド・マシーンやバード・ホイッスルなども使用し、前後にヴィヴァルディの「ラ・フォリア」と「チャッコーナ」を配置した、劇的で愉快な「四季」を創造しています。

 共演は、Glossa初登場となるスイスの古楽器アンサンプル、ムジカ・フィオリータ。バーゼル・スコラ・カントルムで歴史的鍵盤楽器と古楽を学び、アムステルダムでグスタフ・レオンハルトに師事したダニエラ・ドルチがリーダーを務め、初期ルネサンスとバロック時代の歴史的なパフォーマンスを実践しています。

 ※録音:2018年8月、聖十字架教会(ビンニゲン、スイス)

 ※アーティスト名表記について
  これまで、Leila Schayeghの日本語表記を「レイラ・シャイエ」としておりましたが、今後は原音表記に近い「ライラ・シャイエーク」に変更させていただきます。よろしくお願いいたします。

 
 
 

GCD924010
(3CD)
特別価格
¥4800
ジュルジ・ヴァシェジ、ラモーの抒情悲劇「ダルダニュス」!
 ラモー:抒情悲劇 《ダルダニュス》 (パリ、1744)
オルフェオ管弦楽団、
パーセル合唱団
ジュルジ・ヴァシェジ(指揮)
ユディト・ファン・ヴァンロイ(イフィス、ラムール)
シャンタル・サントン=ジェフリー(ヴェニュス、フリジアの女)
シリル・デュボワ(ダルダニュス)
トマ・ドリエ(テウケル、イスメノール)
タシス・クリストヤンニス(アンテノール)
クレマン・ドビューヴル(アルカス)

 ハンガリー古楽界の奇才ジュルジ・ヴァシェジ、ラモーの抒情悲劇「ダルダニュス」!

 ☆ハンガリー古楽界の奇才ジュルジ・ヴァシェジが再興するフランス・バロック!
 ☆ヴァシェジ&オルフェオ管弦楽団によるラモー第4弾、「ダルダニュス」!

 エルヴェ・ニケに代わりGlossaのフランス・バロック・レコーディングを充実させてきたハンガリー古楽界の奇才ジュルジ・ヴァシェジとオルフェオ管弦楽団&パーセル合唱団。
 Glossa移籍後も驚異的なペースで録音活動を続けてきたヴァシェジのフランス・バロック・プロジェクト最新作は、ジャン=フィリップ・ラモーの抒情悲劇(トラジェディ・リリック)「ダルダニュス」。
 シャルル=アントワーヌ・ルクレール・ド・ラ・ブリュエールによるフランス語の台本にラモーが音楽を付けたプロローグと5幕の大作で、1739年にパリ・オペラ座で初演されましたがドラマの弱さのため大成功とはいかず、ラモーとラ・ブリュエールは後半3幕を全面的に改定。悲劇的なドラマを強化した1944年版として復活させ、1760年の再演時にはラモーのもっとも偉大な作品の1つとして賞賛を浴びました。

 ジュルジ・ヴァシェジの録音シリーズではお馴染みとなっているフランスの名ソプラノ、シャンタル・サントン=ジェフリーを始めとするまばゆいばかりのソリスト達、古楽界の名手サイモン・スタンデイジがコンサート・マスターを務めるオルフェオ管弦楽団の華やかなオーケストラ演奏(有名な「シャコンヌ」を含む)をご堪能あれ。

 ※録音:2020年3月7日−9日、ベーラ・バルトーク国立コンサート・ホール(ブダペスト芸術宮殿、ハンガリー)

 
 




RUBICON


RCD1040
¥2600

ロベルト・カーン:ピアノ五重奏曲、ロマンス、歌曲集
 ロマンス Op.25-1/とても静かな聖なる日/
 11月のお祝い/牧歌/愛の戴冠/
 ターゲブーフ・イン・テーネン
  (リーヴズ・フロム・ザ・ツリー・オヴ・ライフ − セレクション)/
 恋文/ヒキガエル/火葬/祈り/ピアノ五重奏曲 Op.54

アンサンブル・エミグレ
 〔ダニー・ドライヴァー(ピアノ)、
  クリストファー・グールド(ピアノ)、
  エミリー・サン(ヴァイオリン)、
  イングリッド・ピアソン(クラリネット)、
  フローラ・ベイン(ホルン)、
  ジェマ・ローズフィールド(チェロ)、
  ノルベルト・マイン(テノール、ディレクター)〕

 ロベルト・カーンの室内楽、ピアノ、歌曲集!

 ☆ナチスの迫害を受けた19世紀〜20世紀ドイツの作曲家、ロベルト・カーンの室内楽、歌曲、ピアノ作品集。

 1865年マンハイム生まれ、19世紀後半から20世紀にかけて活躍したドイツの作曲家、ピアニスト&音楽教師、ロベルト・カーン(1865−1951)の室内楽、歌曲、ピアノ作品集。
 ヨーゼフ・ヨアヒム、ハンス・フォン・ビューロー、アドルフ・ブッシュ、リヒャルト・ミュールフェルトらと友好を深め、メンデルスゾーンやシューマン、ブラームスの作風に沿った作曲スタイルで多くの作品を残しながらも、晩年はナチスによって「退廃音楽」のレッテルを貼られてしまったロベルト・カーンの音楽を、声楽・器楽・室内楽の革新的なプログラムを探求するアンサンブル・エミグレが取り上げます。
 1935年から1949年にかけて書かれた「ターゲブーフ・イン・テーネン(Tagebuch in Tönen/音色の日記)」は、実に1100曲以上に及ぶピアノ小品集で、このアルバムではその中から10曲のセレクションを収録しています。

 
 




VIVAT



PVIVAT121
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2857+税

ロバート・キング&キングズ・コンソート
パーセル:ロイヤル・オード集

 ジェイムズⅡ世歓迎のためのオード
  「なぜ、なにゆえミューズたちは黙しているのか?」 Z.343(1685)
 メアリー女王の誕生日のためのオード
  「今や輝かしき日は来たりぬ」 Z.332(1689)
 メアリー女王の誕生日のためのオード
  「ようこそ、栄光の朝」 Z.338(1691)

キングズ・コンソート、
ロバート・キング(指揮)

キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
エミリー・オーウェン(ソプラノ)
イェスティン・デイヴィス(カウンターテナー)
ヒュー・カッティング(カウンターテナー)
チャールズ・ダニエルズ(テノール)
デイヴィッド・デ・ウィンター(テノール)
マシュー・ブルック(バス)
エドワード・グリント(バス)
VIVAT121
¥2500

 ロバート・キング&キングズ・コンソート!新たなパーセル録音! ロイヤル・オード集!

 ☆ロバート・キング&キングズ・コンソートによる新たなパーセル録音!
 ☆サンプソン、デイヴィス、ダニエルズ、ブルックら古楽系ヴォーカルの超一流ソリストが集結!

 英国古楽界の巨匠ロバート・キングとキングズ・コンソートが2013年に立ち上げた自主レーベル「Vivat」(ヴィヴァット)から、ヘンリー・パーセルの新しいレコーディングが登場!
 キングズ・コンソートのパーセルと言えば、1988年録音のオード(頌歌)集第1巻から始まり、当時はあまり知られていなかったパーセルのオード全曲を第8巻にわたり録音(CDS44031/8)。
 その後、パーセルの宗教音楽全集(CDS44141/51)、世俗的独唱歌曲全集(CDS44161/3)などの一連の録音で古楽界を席捲し、パーセルのスペシャリストとしてのキングズ・コンソートの名を広めました。

 それから32年後、2020年秋のパンデミック・ロックダウン中にレコーディング・セッションが組まれ、キングズ・コンソートによる新しいパーセル録音が実現。
 ジェイムズ2世とメアリー女王のための3つの傑出したオード(頌歌)を、キャロリン・サンプソン、イェスティン・デイヴィス、チャールズ・ダニエルズ、マシュー・ブルックら、キングズ・コンソートとともに20年間パーセルを録音・演奏してきた超一流古楽系歌手達(ダニエルズはオード集第1巻の録音にも参加!)と、カティ・デブレツェニがリードする精鋭揃いのアンサンブルでお贈りします。
 "VIVAT"の創設以来、最大級の重要リリースと自信を持って送り出される、素晴らしきパーセルにご期待ください。

 ※録音:2020年9月30日&10月1日−2日、フェアフィールド・ホール(クロイドン、イギリス)

 
 



 

ECM


351 9395
\2600
《フェレンツ・シュネートベルガー/ケラー四重奏団〜Hallgato》
 フェレンツ・シュネートベルガー:
  ギターとオーケストラのための協奏曲『In Memory of My People』1)
 ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8番ハ短調Op.110
 ダウランド:
  9) 愛しい人が泣くのを(ギター&弦楽四重奏編)、
  10) 流れよ、わが涙(チェロ&ギター編)、
 11) バーバー:弦楽のためのアダージョOp.11、
 フェレンツ・シュネートベルガー:
  12) Your Smile、
  13) ギターとオーケストラのための狂詩曲第1番
   (ギターと弦楽五重奏編)
フェレンツ・シュネートベルガー(ギター)(1-3, 9, 10, 12, 13)、
ケラー四重奏団
(Zs?fia K?rnyei[ヴァイオリン]、
 G?bor Homoki[ヴィオラ]、
 L?szl? Feny?[チェロ])(1-9, 11, 13)、
 Gyula L?z?r(コントラバス)(1-3, 13))、
L?szl? Feny?(チェロ)(10)

 ハンガリーの注目のギタリストと四重奏団が織りなす感動のアルバム

 『Hallgato』はどちらもハンガリーの、傑出したアコースティック・ギタリスト、フェレンツ・シュネートベルガーと一流の弦楽四重奏団であるケラー四重奏団によりブダペストのリスト音楽院大ホールでライヴ録音されたアルバムです。
 シュネートベルガー、ショスタコーヴィチ、ジョン・ダウランド、そしてサミュエル・バーバーによる曲の共演、あるいは別々の演奏で感動的、組織的に展開してゆくプログラムになっています。
 シュネートベルガーが自身のシンティ・ロマ人の先祖に捧げた協奏曲『In Memory of My People』は力強く生き生きとした作品で哀悼と祝賀の双方の思いを表現しています。
 ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第8番も戦争の犠牲者に捧げられ、ケラー四重奏団員たちにより、深い感性と感覚によって演奏されています。
 シュネートベルガーとケラー四重奏団の「愛しい人が泣くのを」、ケラー四重奏団のチェリスト、L?szl? Feny?とのデュオ「流れよ、わが涙」では巧みな編曲が見られます。
 ケラー四重奏団がバーバーの『弦楽のためのアダージョ』Op.11の本質に迫り、シュネートベルガーが繊細なソロ・ギター曲「Your Smile」でかすかな望みを表現します。
 シュネートベルガーとケラー四重奏団による最終曲の狂詩曲第1番はロマの映画のためにフェレンツが書き下ろした主題の新たな編曲です。
 全体として非常に含みのある興味深いアルバムに仕上がっています。2018年12月にマンフレート・アイヒャーのプロデュースにより録音されました。
  【録音】2018年12月3日、ブダペスト、リスト音楽院大ホール(ライヴ)
  




CAPRICCIO



C5428
¥2600
アイスラー(1898-1962):ドイツ交響曲 Op.50
 1. I. Praeludium プレリュード/
 2. II. Passacaglia, "An die Kampfer in den Konzentrationslagern"
    パッサカリア「強制収容所で戦う人々へ」/
 3. III. Etude No. 1 オーケストラのためのエチュード 第1番/
 4. IV. Potsdam ポツダム/
 5. V. In Sonnenburg ゾンネンブルク/
 6. VI. Etude No. 2 オーケストラのためのエチュード 第2番/
 7. VII. Begrabnis des Hetzers im Zinksarg 亜鉛の棺に入った扇動者の埋葬/
 8-11. VIII. Bauernkantate 農民のカンタータ/
 12. IX. Arbeiterkantate, "Das Lied vom Klassenfeind"
      労働者のカンタータ「階級の敵の歌」/
 13. X. Allegro オーケストラのためのアレグロ/
 14. XI. Epilog エピローグ
ウルズラ・タルクラー(ソプラノ)、
ハンナ・ファールブッシュ=ヴァルト(メゾ・ソプラノ)、
ミヒャエル・エベッケ(バリトン)、
ヤロスラフ・シュタインツ(バス)、
ゴットフリート・ノイナー(朗読)、
クリスティアン・シュラム(朗読)、
ギュンター・トイリング(指揮)、
ウィーン・ジュネス合唱団
ウィーン放送交響楽団  

 録音 1989年3月6日 ウィーン、コンツェルトハウス(ライヴ)

 ライプツィヒ生まれのユダヤ人作曲家ハンス・アイスラー。労働運動、共産主義運動に強い関心を持ち、劇作家ベルトルト・ブレヒトと共作で演劇や映画音楽を数多く残しました。
 この「ドイツ交響曲」は1935年から1937年にかけて作曲された、4人の独唱者、2人の朗読者を必要とする全11楽章の大作。
 内容はファシズムへの批判であり、ナチへの怒りや、抑圧された者たちの悲しみが生々しく歌い上げられています。
 この演奏は、ウィーン・ジュネス合唱団の指揮者として、バーンスタインの「カディッシュ」やインバルのショスタコーヴィチ録音に参加してきたギュンター・トイリングが、1989年にウィーン交響楽団を指揮した演奏です。
 
 
C5389
¥2600
グリゴリー・フリード(1915-2012):室内楽作品集
 1-4. フェードラ Op.78 No.1(1985)
   -ヴィオラ、2つのヴァイオリン、チェロ、ピアノのために
 5-7. ピアノ五重奏曲 Op.72(1981)
 
世界初録音
エリザヴェータ・ブルーミナ(ピアノ)
フォーグラー四重奏団
【メンバー】
 ティム・フォーグラー(第1ヴァイオリン)
 フランク・ライネッケ(第2ヴァイオリン)
 シュテファン・フェーラント(ヴィオラ)
 シュテファン・フォルク(チェロ)

 録音 2018年12月11-13日 ベルリン、イエス=キリスト教会、ドイツ

 モノドラマ《アンネ・フランクの日記》で知られるロシアの作曲家グレゴリー・フリード。スターリン政権下、家族を失い国外追放となった彼の作品には常に不安な社会情勢が反映されています。
 彼は3つの交響曲をはじめ、室内楽曲、器楽曲、映画音楽やラジオ番組のための劇音楽など数多くの作品を書きましたが、楽譜が散逸してしまったため、ほとんど知られていません。
 このアルバムでは世界初録音となる2曲の室内楽作品を収録。どちらもショスタコーヴィチの影響が感じられる重苦しい雰囲気の中に、時折親しみやすい旋律が顔を見せるというフリード独自の作風に拠っています。
 近代ロシア作品を得意とするピアニスト、ブルーミナとフォーグラー四重奏団の演奏で。
 
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C8064
(2CD)
¥2600→\2390
パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978):弦楽器のための協奏曲集
 【CD1】
  1-3. ヴァイオリン協奏曲 第1番 ヘ短調 Op.11(1920)
  4-6. ヴァイオリン協奏曲 第2番 ト短調 Op.61(1968)
 【CD2】
  1. ブルレスケ Op.14(1922) - ヴァイオリンとオーケストラのために
  2. ブルガリア・パラフレーズ Op.11-1「ホロ」(1925) - ヴァイオリンとオーケストラのために
  3. ブルガリア狂詩曲 Op.16「ヴァルダール」(1922/1958改訂) - ヴァイオリンとオーケストラのために
  4. ブルガリア組曲 Op.21(1927) - ヴァイオリンとオーケストラのための歌
  5. ブルガリア舞曲(1931) - 2つのヴァイオリンと弦楽オーケストラのために
  6. 悲歌的ロマンス(1917) – チェロとオーケストラのために
  7. 演奏会用幻想曲 Op.35(1941) – チェロとオーケストラのために
ゲオルギー・バデフ(ヴァイオリン)...CD1:1-3/CD2:1-3、
ディナ・シュナイダーマン(ヴァイオリン)...CD1:4-6/CD2:4,5、
エミール・カルミラロフ(ヴァイオリン)...CD2:5、
ヴァレンチェスラフ・ニコロフ(チェロ)...CD2:6-7、
パンチョ・ヴラディゲロフ(指揮)...CD2:5、
ブルガリア室内管弦楽団...CD2:5、
アレクサンドル・ヴラディゲロフ(指揮)...CD1/CD2:1-4,6-7、
ブルガリア国立放送交響楽団...CD1/CD2:1-4,6-7   

 録音 1970-1975年

 20世紀ブルガリアにおける「最も卓越し、影響力のある作曲家」の一人に数えられるヴラディゲロフ。
 1933年にはブルガリア現代音楽協会(ブルガリア作曲家同盟の前身)にも創立メンバーとして名を連ね、ブルガリアの音楽発展に貢献しただけではなく、教師としても優れた才能を見せ、数多くの後進を育てました。
 このCapriccioのシリーズは1970年代に録音されたCD18枚分の音源の復刻で、今作はヴァイオリンとオーケストラのための作品が中心となっています。
 ブルガリアの旋律を用いた一連の曲は、ヴラディゲロフ作品の中でもとりわけ人気が高いジャンルで、なかでも自作自演となる「ブルガリア舞曲」でのおおらかな表現は魅力的です。
 また、自由なヴァイオリンのパッセージと古典的な様式を備えた2曲のヴァイオリン協奏曲も聴き応えのある大作です。
 作品のほとんどは作曲家の息子、アレクサンドルの指揮による演奏です。






 C8060
(3CD)
\3100→\2890
ブルガリアの重鎮作曲家
 パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978):ピアノ協奏曲集
  指揮は作曲家の愛息!
アレクサンドル・ヴラディゲロフ(指揮)
ブルガリア国立放送交響楽団
 【CD1】
  1-3. ピアノとオーケストラのための協奏曲 第1番 イ短調 Op.6(1918)
  4-6. ピアノとオーケストラのための協奏曲 第3番 変ロ短調 Op.31(1937)
    テオドール・モウセフ(ピアノ) 1-3、イヴァン・ドレニコフ(ピアノ) 4-6
 【CD2】
  1-3. ピアノとオーケストラのための協奏曲 第2番 ハ短調 Op.22(1930)
  4-6. ピアノとオーケストラのための協奏曲 第4番 ト長調 Op.48(1953)
    クラシミール・ガテフ(ピアノ) 1-3、イヴァン・ドレニコフ(ピアノ) 4-6
 【CD3】
  1-3. ピアノとオーケストラのための協奏曲 第5番 ニ長調 Op.58(1963)
  4-8. ピアノのための5つのシルエット Op.66(1974)
    パンチョ・ヴラディゲロフ(ピアノ) 1-3ク、ラシミール・ガテフ(ピアノ) 4-8

 録音ピアノ協奏曲 第5番 1964(MONO)、ピアノ協奏曲 第1番-第4番、5つのシルエット 1972-1978 バルカントン、ソフィア(STEREO)
 リマスタリング:マルティン・クレバーン 4tune Studio、ウィーン

 パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978)はブルガリアの近代作曲家。1933年にはブルガリア現代音楽協会の創立メンバーに名を連ねるなど、ブルガリア音楽史に名を遺す重要な人物です。
 少年時代から作曲とピアノを始めたヴラディゲロフは、やがてベルリンへ移住し、ベルリン高等音楽院でパウル・ユオン、プロイセン芸術アカデミーでフリードリヒ・ゲルンスハイムとゲオルク・シューマンに作曲を師事しました。
 1920年代から1935年まで、ベルリン・ドイツ劇場で演出家マックス・ラインハルトの下で作曲家とピアニストを務めた後、ブルガリアに帰国。ブルガリア国立音楽院でピアノを教えるとともに、幅広いジャンルの作品を書き上げヨーロッパ、ロシア、アメリカなどで演奏され高く評価されています。
 没後、彼の作品は忘れられかけてしまいましたが、21世紀になって再度注目を浴びるようになり、いくつかの録音も生まれています。
 そんなヴラディゲロフですが、ブルガリアでは1970年代に一連の録音が製作されており、Capriccioレーベルにはアルバム18枚分にも及ぶ音源が遺されています。
 CD3枚に渡って収録されたピアノ協奏曲は、ラフマニノフやラヴェルを思わせる色彩豊かなオーケストラをバックに、ピアノの技巧的なパッセージが映える聴きごたえのあるものです。
 また第5番はヴラディゲロフ自身が独奏を担当。彼が卓越した技巧を誇るピアニストであったことを証明しています。ここでタクトを振っているのは、彼の息子アレクサンドル(1933-1993)。偉大な父の音楽を未来に継承するために、見事な演奏を披露しています。



 C8050
(2CD)
\2600→\2390
パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978):管弦楽作品集 第1集
 【CD1】
  1-4. 交響曲第1番 ニ短調 Op.33(1939)
  5. 演奏会用序曲「大地」Op.27(1933)
 【CD2】
  1.英雄的序曲 Op.45(1949)
  2.「秋の悲歌」- オーケストラのために Op.15(1922/1931改訂)
  3-6. 交響曲第2番 変ロ長調「5月」 Op.44-弦楽オーケストラのために(1949)
アレクサンドル・ヴラディゲロフ(指揮)
ブルガリア国立放送交響楽団

 録音 1970-1975年 バルカントン、ソフィア

 20世紀ブルガリアにおける「最も卓越し、影響力のある作曲家」の一人ヴラディゲロフ。1933年にはブルガリア現代音楽協会(ブルガリア作曲家同盟の前身)にも創立メンバーとして名を連ね、ブルガリアの音楽発展に貢献しただけではなく、教師としても優れた才能を見せ、数多くの後進を育てました。
 作曲家としては幅広いジャンルの作品を書き上げ、ヨーロッパ、ロシア、アメリカなどで演奏され高く評価されています。
 彼の作品については、ブルガリアでは1970年代に一連の録音が製作されており、Capriccioレーベルにはアルバム18枚分にも及ぶ音源が遺されています。
 今回発売となる管弦楽作品集は、いずれも1920年代から40年代までに作曲されたもの。色彩豊かなオーケストレーションと耳なじみの良い旋律が特徴的な5つの作品を、彼の息子アレクサンドル(0933-1993)が指揮。偉大な父の音楽を未来に継承するために、見事な演奏を披露しています。
 (なお、ヴラディゲロフ博物館によると、英雄的序曲の作曲年は1945年、秋の悲歌の改訂年は1937年、交響曲第2番の作曲年は1948年と記載されています。)
 

 




COL LEGNO

COL20450
¥2800
Alles wieder gut 全てが良くなる
 フラヌイ/バリトンのための作品集
フローリアン・ベッシュ(バリトン)
フラヌイ(アンサンブル)
  1. シューマン(1810-1856): リーダークライス Op.39 第8曲 異郷にて
  2. シューベルト(1797-1828): 野ばら Op.3 No.3 D.257
  3. シューベルト: 死と乙女 Op.7 No.3 D.531
  4. ブラームス(1833-1897): 荒れ野を越えて Op.86 No.4
  5. マーラー(1860-1911): 歌曲集『さすらう若人の歌』 第4曲 恋人の青い目
  6. シューベルト: 君はわが憩い Op.59 No.3 D.776
  7. シューマン: リーダークライス Op.39 第4曲 静けさ
  8. マーラー: 歌曲集『さすらう若人の歌』 第2曲 朝の野を歩けば
  9. シューマン: リーダークライス Op.39 第9曲 悲哀
  10. シューマン: ロマンスとバラード集 第4集 Op. 64 第3曲 悲劇
  11. マーラー: 歌曲集『さすらう若人の歌』 第1曲 恋人の婚礼の時
  12. シューマン: ロマンスとバラード集 第3集 Op. 53-3 第1曲 ハンスとグレーテ
  13. シューマン: ロマンスとバラード集 第3集 Op. 53-3 第2曲 私の胸に
  14. シューマン: ロマンスとバラード集 第3集 Op. 53-3 第3曲 哀れなペーターはよろよろと
  15. シューマン: リーダークライス Op.39 第10曲 夕暮れ
  16. マーラー: 歌曲集『さすらう若人の歌』 第3曲 僕の胸の中には燃える剣が
  17. ベートーヴェン(1770-1827): あこがれ WoO134
  18. シューベルト: 鳥たち Op.172 No.6 D.691
  19. パーセル(1659-1695): 歌劇《ダイドーとイニーアス》 Z.626より「私が地中に横たえられた時」
 
 全てM. クレーラー、A. シェットによる声と室内アンサンブル編

 録音 2019年10月6-8日 ORF RadioKulturhaus, Studio2, Vienna, Austria

 ドイツ・オーストリアの作曲家の作品と民謡の旋律を融合、木管楽器、金管楽器、弦楽器、ダルシマー、ツィター、フォークハープなどを駆使して楽しいアンサンブルに仕立てる"フラヌイ"の最新録音。
 タイトルの「Alleswieder gut」はマーラーの『さすらう若人の歌』第4曲からの言葉であり「眠って(死んで)しまえば恋も苦しみも現生も夢も、全てが良くなる」という意味で、「ポルカなどの楽しい舞曲と、葬送のための音楽は表裏一体でありどちらも生活に密着している」というポリシーのもとにアレンジされたこれらの曲を、名バリトン、フローリアン・ベッシュが朗々と歌い上げます。
 
 

COL15005
¥2600
VOS Charlatan ボリス・ヴァレンティニチュ
 1. Veldt
 2. Larry Morse
 3. Style and Subject Matter
 4. November
 5. Squirrel
 6. Charlatan
 
 7. マット・ダニエル/アール・ブレント:
  Angel Eyes(B.ヴァレンティニチュ編)
ボリス・ヴァレンティニチュ(ピアノ)
マキシミリアン・エルツ(ベース)
ユディト・シュヴァルツ(ドラムス)

 録音 不明

 "CHARLATAN=いかさま師"という言葉に魅了されたというオーストリアのジャズ・トリオ"VOS"。
 ウィーンでピアニスト&グラフィックデザイナーとして活躍するヴァレンティニチュはこの言葉から豊かなイメージと思考を導き出し、様々な素材を組み合わせながらも、即興的な音楽を創り上げています。
 
 

COL16009
¥2600
IN ルーカス・ラウアーマン:作品集 ルーカス・ラウアーマン(チェロ)
 1. Trusion - Clusion/2. Ception, Clue/3. Finite Distinct/4. Herent - Full/
 5. Lusion - Existence/6. Here/7. Cision/8. Dividuality - To Be/
 9. Fluence - Dependence/10. Formation - Arration/11. Hear /
 12. Dulgence - Eglection/13. Equality Justice/14. Sight/
 15. Otion - Deology/16. Press - Consequence/17. True/18. Decisions/
 19. Variable Permanent/20. D/21. Nocent/22. Ext. One

 録音 Feedback Studio 2,Vienna, Austria

 チェリスト&作曲家として活躍するルーカス・ラウアーマンの2枚目のアルバム。
 第1作「How I RememberNow I Remember How」(COL16003)では現代的なアプローチによるチェロの音のみの作品を披露したラウアーマン、今作では多重録音を駆使し、エレクトリックな処理を施したピアノや音叉などの多彩な音を用いることで幻想的な世界を描き出しています。
 




DACAPO



8.226212
¥2600
ホルンボー(1909-1996):弦楽四重奏曲集第1集
 1-3. 弦楽四重奏曲 第1番 Op.46(1949)
 4-8. 弦楽四重奏曲 第3番 Op.48(1949)
 9-12. 弦楽四重奏曲 第15番 Op.135(1978)
ナイチンゲール四重奏団
【メンバー】
 ゴンヴォ・シーム(ヴァイオリン)
 ヨゼフィーネ・ダルスゴー(ヴァイオリン)
 マリー・ルイーズ・ブロホルト・イェンセン(ヴィオラ)
 ルイザ・シュヴァーブ(チェロ)

 録音 Studiescenen, the Royal Danish Academy of Music,Copenhagen 2017年9月10日、11月5日、12月11日...4-8 2018年2月24-25日、5月13日...1-3 2018年9月22日、11月11日...9-12

 デンマークの近代作曲家ホルンボー。王立デンマーク音楽院で作曲を学び、13曲の交響曲をはじめ、弦楽のための交響曲や室内交響曲を作曲、オペラや合唱曲など200曲に及ぶ作品を遺しました。
 その中でも、20曲の弦楽四重奏曲は重要な位置を占めています。
 彼がこのジャンルの作品を手掛けたのは40代になってからで、第1番には当時、彼が関心を抱いていたバルトークやストラヴィンスキーからの影響が窺えます。
 同年に作曲された緊張感漲る第3番、ほぼ30年後に作曲され、第3楽章に「葬送行進曲」が置かれた第15番、それぞれ特徴的な作風を持つ3作品を、ランゴーの四重奏曲リリースが高く評価されたナイチンゲール四重奏団の演奏でお聴きください。
 



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PHILHAMONIA BAROQUE ORCHESTRA



PBP11
(3CD)
¥3000→\2690
ヘンデル(1685-1759):オラトリオ『ヨセフとその兄弟』 HWV59(1743)
 【CD1】1-24. 第1部
 【CD2】1-26. 第2部
 【CD3】1-24. 第3部
ヨセフ...ダイアナ・ムーア(メゾ・ソプラノ)、
パノア/ポティファル...アビゲイル・リーヴァイス(メゾ・ソプラノ)、
エジプト王パラオ/ルーベン...フィリップ・カットリップ(バリトン)、
アセナト...シェレザード・パンタキ(ソプラノ)、
シメオン...ニコラス・ファン(テノール)、
ベンジャミン...ガブリエル・ヘーグ(ソプラノ)、
ヨセフの兄弟...ジョナサン・スマッカー(テノール)、
ニコラス・マギーガン(指揮&音楽監督)、
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ、
フィルハーモニア・コラール...(ブルース・ラモット:合唱指揮) 

 録音:2017年12月18-20日 Scoring Stage, Skywalker Sound,Nicasio, California,USA

 【オペラからオラトリオ、ヘンデルの転換期に書かれた知られざる大作をマギーガンが振る!】
 1981年にサンフランシスコで設立され、1985年からニコラス・マギーガンが音楽監督を務めるフィルハーモニア・バロック・オーケストラ。今作ではヘンデル作品の中でも評価が分かれる『ヨセフとその兄弟』を演奏。
 この作品は1996年にイギリスの指揮者ロバート・キングが全曲録音をしている他にはほとんど録音のない、知られざる傑作です。
 今作では、ヘンデルのオーソリティとして知られるマギーガンが旧約聖書「創世記」から採られたテキストを丹念に読み込み、ここに描かれた100年間に及ぶ壮大な物語を、ダイアナ・ムーア、アビゲイル・リイーヴァイスらソリスト、オーケストラと共に活気ある音にしていきます。
 美しい音楽と迫真の物語をじっくりとお楽しみください。
 




TOCCATA CLASSICS



TOCC-517
¥2400
リスト(1811-1886):交響詩全集 第4集 リスト=マッティ・マリン(ピアノ)
 アウグスト・ストラーダル(1860-1930)による独奏ピアノ編曲版
  1-10. 交響詩第1番「人、山の上で聞きしこと」 s95 - アウグスト・ストラーダル編(1904)
 アウグスト・ストラーダルによる6つの歌曲編曲
  11. Es muss ein Wunderbares sein それはきっと素晴らしいこと s314(1920頃)
  12. 第34番 Ich mochte hingehn 私は去りゆきたい s296(1903)
  13. 第37番 Wieder mocht' ich dir begegnen もう一度きみに会いたい s322(1903)
  14. 第13番 Du bist wie eine Blume きみは花のように s287(1903)
  15. Am Rhein, im schonen Strome ラインの美しき流れに s272(1925)
  16. 第18番 Oh! Quand je dors おお、私が眠りにつくとき s282(1903)
 17-19. 交響詩第13番「ゆりかごから墓場まで」 s107 - リスト=マッティ・マリン編(2020)
 
 世界初録音

 録音 2020年6月15,16日 Kangasala Hall, Kangasala,Finland

 チェコ出身のピアニスト、アウグスト・ストラーダル。彼は24歳の時にフランツ・リストの弟子となり、演奏旅行に同行するなど、リストが亡くなるまでの2年間、助手を務めたことで知られます。
 バッハ作品からレーガー、マーラーなど多岐にわたる数多くの管弦楽曲をピアノ独奏用に編曲しましたが、これらはどれも超絶技巧を駆使して原曲の構造を最大限に再現したもので、演奏はとても至難です。
 彼は師であるリストの「交響詩」もピアノ独奏用に編曲。全曲の編曲を目指していましたが、13曲目の「ゆりかごから墓場まで」に取り組む前にこの世を去ってしまいました。
 このアルバムでは、演奏者リスト=マッティ・マリンが自ら作品を編曲。ストラーダルに勝るとも劣らない編曲の手腕を披露しています。
 またストラーダルが編曲した6つの歌曲も収録し、シリーズを締めくくります。
 
 


TOCC-587
¥2400
アレクサンドル・チャイコフスキー(1946-):管弦楽作品集 第1集
 1-2. 交響曲第7番「Quarantine Symphony 隔離交響曲」 Op.139
   - 弦楽、パーカッションとピアノのために(2020)
 3-5. 交響曲第3番 Op.75(1995-2002)
 
 世界初録音
アンドレイ・ロパティン(ヴァイオリン)...4
ドミートリー・ヴァシリエフ(指揮)
シベリア交響楽団

 録音 Philharmonic Hall, Omsk, Siberia Russia 2019年5月19日...3-5、2020年9月20日...1-2(全てライヴ)

 20世紀ロシアの作曲家ボリス・チャイコフスキーの甥にあたるアレクサンドル・チャイコフスキー。現代ロシアで最も尊敬される作曲家の一人であり、故マリス・ヤンソンスも彼の作品を愛し、演奏会のレパートリーとして取り上げていたことで知られています。
 普段は巨大なオーケストラのための作品を書く人ですが、2020年の最新作「交響曲第7番」は、"隔離交響曲"のタイトル通り、コロナ・ウィルス(Covid-19)の大流行下「各々の楽員たちがソーシャルディスタンスを保てるように」及び「社会的に隔離されてしまったオーケストラ」の2つの意味が持たされた小編成の作品です。
 ドミートリー・ヴァシリエフは、1972年生まれ。2005年からシベリア交響楽団の首席指揮者を務めています。
 
 


TOCC-594
¥2400
フリードリヒ・ゲルンスハイム(1839-1916):ピアノ作品集 第2集
 1-3. ピアノ・ソナタ第1番 ニ短調(1853)
 4. ロマンス 嬰ヘ長調 Op.15(1869年出版)
 5. カプリッチョ ホ短調(1883年出版)
 4つのピアノ小品 Op.61(1895)
  6. 第1番 牧歌/7. 第2番 カプリッチョ/
  8. 第3番 伝説/9. 第4番 即興曲
 10. 幻想曲 ト短調 Op.27(1872年出版)
 11. Geschwind-Marsch 素早い行進曲 ハ長調(1845もしくは1846)
 
 世界初録音
イェンス・バルニーク(ピアノ)

 録音 2020年7月20,21日,8月28日 Sendesaal,SWR, Kaiserslautern, Germany

 ユダヤ人医師を父としてヘッセンに生まれたゲルンスハイム。1848年、革命を避けて一家が移住したライプツィヒでモシェレスにピアノを学び、やがてパリに留学。ロッシーニ、ラロ、サン=サーンスらと親交を結び、作曲家、ピアニストとして活躍を始めました。
 生前は高く評価されていましたが、その作品は没後しばらく忘れられてしまい、21世紀になってようやく復興の兆しが見えています。
 このピアノ作品集第2集は、第1集(TOCC-206)と同じくゲルンスハイム作品の研究者であるイェンス・バルニークの演奏によるもの。
 10代の作品である「ピアノ・ソナタ第1番」はモーツァルトとベートーヴェンの伝統を感じさせる端正な仕上がり。
 そしてロマンス、幻想曲と年を重ね成熟したスタイルを獲得し、1895年に書かれた「4つのピアノ小品」ではシューマンやブラームスの影響を感じさせながらも、独自の作風による詩的な音楽を書いています。
 才能の発露である6〜7歳の作品「素早い行進曲」にも注目。
 
 

TOCC-573
¥2400
サイモン・ベインブリッジ(1952-):室内楽作品集
 1. 弦楽四重奏曲第1番(1972)
 2. クラリネット五重奏曲(1993)
 3. チェルトナム断片集(2004)
 4. 弦楽四重奏曲第2番(2014-2016)

  世界初録音
リンダ・メリック(クラリネット)...2
クロイツァー四重奏団
【メンバー】
 ピーター・シェパード・スケアヴェズ(ヴァイオリン)
 ミハイロ・トランダフィロヴスキ(ヴァイオリン)
 クリフトン・ハリソン(ヴィオラ)
 ネイル・ヘイド(チェロ)

 録音 2019年7月5日、10月30日、2020年3月3日 St Michael's, Highgate, London UK

 1952年、ロンドンで生まれたサイモン・ベインブリッジ。王立音楽院で学んだ後、タングルウッドに留学、この時に触れたアメリカの文化は彼に強い影響を与えました。
 その後はイギリスに戻り、王立音楽院の作曲科やロンドン大学で教えるなど後進の指導にも力を入れています。
 このアルバムには彼の様々な時代に書かれた4つの室内楽曲を収録。20歳の時に書かれた「弦楽四重奏曲第1番」は様々な素材を散りばめた抽象的な作品ですが、2016年に完成された第2番の弦楽四重奏のように、時代を追うに従いその作風は更に色彩的になっていきます。
 近現代作品を得意とするクロイツァー四重奏団の演奏で。
 
















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