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≪第110号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その5 2021/1/12〜




1/15(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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BIS



BIS SA 2384
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
ロナルド・ブラウティハム( フォルテピアノ)
『ウェーバー:ピアノと管弦楽のための作品全集』

 (1)ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 WeVN.9(Op.11)(1810)
 (2)ピアノ協奏曲第2変ホ長調 WeVN.15(Op.32)(1811–12)
 (3)コンツェルトシュテュック(ピアノ小協奏曲) へ短調 WeVN.17(Op.79)(1821)
ロナルド・ブラウティハム( フォルテピアノ)
ケルン・アカデミー
マイケル・アレクサンダー・ウィレンス(指揮)

 鬼才フォルテピアノ奏者ブラウティハムがウェーバーのピアノと管弦楽のための作品全集をリリース!

 フォルテピアノ/コンラート・グラーフ(1819年製作)のレプリカ、ポール・マクナルティ(2007年製作)
 セッション録音:2018年11月/ドイツ放送室内楽ホール(ケルン、ドイツ)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、56'18
 制作:インゴー・ペトリ/録音:イェンス・ブラウン

 SACD ハイブリッド盤。
 鬼才フォルテピアノ奏者ブラウティハムがウェーバーのピアノと管弦楽のための作品全集を録音しました!
 ロナルド・ブラウティハムは、2019年、マイケル・アレクサンダー・ウィレンス率いるケルン・アカデミーと共演したベートーヴェンのピアノ協奏曲全集(BIS SA-2274)をリリース。
 ドイツやフランスのメディアから最高の評価を与えられ、イギリスの「Gramophone」誌から「素晴らしい演奏と、それを捉えた BIS のエンジニアたちの洗練された感覚が、新鮮で爽快な気分をもたらした」と評されました。

 モーツァルトの協奏曲をモデルにしたと思われる《ピアノ協奏曲第1番》は、ヴィオラ、チェロ、ホルン、ティンパニという小さな編成のオーケストレーションから繊細さとロマンティックな温もりが生まれる第2 楽章「アダージョ」と、舞曲の性格をもった「プレスト」の終曲にウェーバーの個性が見られると言われます。
 《ピアノ協奏曲第2番》は、ウェーバーが楽譜を入手したベートーヴェンの《皇帝》と同じ変ホ長調で書かれた作品です。
 最初の協奏曲を超えた完成度と輝かしさをもち、とりわけ精細なオーケストレーションで書かれた「アダージョ」の第2楽章は、ウェーバーの作曲したもっとも美しい楽章に数えられ、終曲〈ロンド〉には《魔弾の射手》を予感させるページも見られます。
 3曲のうちもっともよく知られる《コンツェルトシュテュック》(ピアノ小協奏曲)は、《魔弾の射手》が初演される1821年6月18日に完成した作品です。
 約16分の「演奏会の小品」は、大きく4つの部分に分かれ、十字軍で出征した騎士の帰還を待つ貴婦人をイメージして作曲されたと言われます。

 このアルバムでブラウティハムは、明確な音の輪郭と美しく豊かな響きをあわせもった、マクナルティ製作のコンラート・グラーフによるレプリカ楽器を弾いています。
 ピリオド楽器のオーケストラと共演してウェーバーを弾くブラウティハムの微笑む姿を想像できる、チャーミングな演奏。ベートーヴェンの協奏曲全集と同じインゴー・ペトリの制作、ケルンのドイツ放送室内楽ホールでのセッション録音です。

 
 



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MIRARE



MIR 490
¥2900→\2690
ピエルロ&リチェルカール
J.S.バッハ〜ただ神の栄光のために

 カンタータ第21番 「われは 憂いに沈みぬ」BWV 21
 カンタータ 第76番「もろもろの天は神の栄光を語り」 BWV76
 「主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる」BWV639
 「いと高きところには神にのみ栄光あれ」BWV663
 「主なる神よ、いざ天の扉を開きたまえ」BWV617
 「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」 BWV 715
コレギウム・ヴォカーレ・ゲント、
リチェルカール・コンソート、
フィリップ・ピエルロ(指揮)
マリア・コヘイン(ソプラノ)
カルロス・メーナ(アルト)
ユリアン・プレガルディエン(テノール)
マティアス・フィーヴェク(バス)
ベルナール・フォクルール(オルガン)

 一貫したスタイルと音楽性の深さピエルロ&リチェルカールによるバッハ、フォクルールのオルガン演奏も必聴

 83'00

 フィリップ・ピエルロ率いるリチェルカール・コンソートとコレギウム・ヴォカーレ・ゲントによるバッハのカンタータ2篇とリチェルカール・コンソート創設メンバーでもあるベルギーのオルガニスト、ベルナール・フォクルールの演奏によるオルガン作品を収めたアルバム。
 ここに収録されたカンタータはワイマール時代とライプツィヒ時代に書かれ、その10年にわたるバッハの進化を示しています。

 21番は2部構成、全11曲から成る初期の大作。バッハの生涯に何度も演奏された名曲です。
 嘆きを歌う第1 部、救いの喜びを歌う第2部の対照も見事な、きわめつけの美演です。76番は、ライプツィヒのトーマスカントルに着任後の初仕事だったBWV75 「貧しきものは饗せられん」の翌週に初演された作品。
 トランペット による華やかな始まりが印象的です。
 カップリングのオルガン作品では、バッハとブクステフーデ両大家のオルガン曲全曲録音を果たした、豊富な知識と技量を持つ現代最高峰のオルガニスト、ベルナール・フォクルールの見事なテクニックと感性を存分に堪能できます。
 
 


MIR 510
¥2900
ブーレーズの難曲を弾きこなす名手フローラン・ボファール最新盤
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 Op.57「熱情」
 ベルク:ピアノ・ソナタ Op.1 ロ短調
 ブーレーズ:ピアノ・ソナタ 第3番
フローラン・ボファール(ピアノ)

 録音:2020年8月、ベルギー/67'00

 1964年生まれのフローラン・ボファール。1988年から1999年までブーレーズが主宰する現代音楽専門のオーケストラ、アンサンブル・アンテルコンテンポランのピアニストとして活躍。ハルモニア・ムンディ・フランスの若手音楽家を紹介するシリーズで2000年に録音したドビュッシーとバルトーク( 廃盤) を完成度の高い演奏を聴かせてくれました。MIRAREからはシェーンベルクのピアノ作品集(MIR191)をリリースし見事な解釈を聴かせてくれました。
 ここでは、ベートーヴェン、ベルク、ブーレーズという3つの異なる時代のピアノ・ソナタを収録しています。ボファール自身はこの選曲を、「ウィーンからパリへ、2つの文化的観点からみた1世紀にわたる西洋音楽の記録である」と述べています。

 ベートーヴェンが1803年にパリから入手したエラール製のピアノで作曲されたと考えられている「熱情」。
 この楽器の特性を活かした幅広い音域を用いた作曲法で書かれており、それは並行して作曲していた《フィデリオ》の中でもその表現がみられます。
 そしてそのおよそ100年後のウィーンで書かれたベルクのピアノ・ソナタはロ短調を主調とする20世紀作品で、新ウィーン楽派のピアノ曲を代表する作品です。
 そしてブーレーズの第3のソナタ。アンティフォニー、トロープ、コンステラシオン、ストローフ、ゼクエンツの5つのフォルマンからなり、ジョン・ケージの「偶然性の音楽」とマラルメの「書物」の概念に影響された「管理された偶然性」の手法による作品です。これらの難曲をボファールの卓越したテクニックと鋭い洞察力、そして高い知性で見事な演奏聴かせてくれます。
 
 
MIR 554
¥2900
トリオ・カレニーヌによるシェーンベルク「浄夜」のピアノ・トリオ版
 リスト:トリスティア 〜「オーベルマンの谷」より
 シューマン:6つのカノン風小品 Op.56(テオドール·キルヒナー編)
 シェーンベルク:
  浄められた夜 Op.4(エドゥアルト・シュトイアーマンによるピアノ三重奏曲版)
トリオ・カレニーヌ
 パロマ・クイデール(ピアノ)
 ファニー・ロビヤール(ヴァイオリン)
 ルイ・ロッド(チェロ)

 録音:2020年8月18−21日、ベルギー/58'00

 2009年に結成されたピアノ・トリオ、トリオ・カレニーヌによる19世紀後半のロマン派の作品を収録した最新盤。
 対位法を研究していたシューマンが、ペダル・ピアノのために作曲したカノン風の6つの小品を、シューマン夫妻やブラームスと親交があった作曲家、テオドール· キルヒナー(1823-1903)が、ピアノ・トリオに編曲した作品。
 そしてシェーンベルクの薫陶を受けたばかりでなく、ブゾーニの弟子でもあった知る人ぞ知るピアノの名手エドゥアルト・シュトイアーマンがピアノ・トリオに編曲したシェーンベルクの「浄められた夜 」。ピアノのパートに重きをおいた編曲で、それぞれの旋律が立体的に明瞭に聴こえ、弦楽六重奏とは違った響きが楽しめます。またリストの「トリスティア」も豊潤な音楽で魅了されます。
 トリオ・カレニーヌの名はトルストイの小説「アンナ・カレーニナ」に由来します。パリ国立音楽院でイザイ四重奏団に師事し、メナヘム・プレスラー、バイエルレらのマスタークラスを受講。
 第5回ハイドン室内楽コンクールで特別賞/プロ・ムジチス協会賞を受賞。2013年、ミュンヘン国際コンクールで最高位(第2位)に輝いています。
 



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PREISER RECORDS



PRCD 90841
¥2500→\2290

聖アウグスティーナ教会
伝統の響きに満ちたウィーン流モーツァルト宗教音楽集

 モーツァルト:
  (1)戴冠式ミサ ハ長調 K317
  (2)教会ソナタ 第15番 ハ長調 K.328
  (3)荘厳ミサ ハ長調 K337
  (4)教会ソナタ 第17番 ハ長調 K336
  (5)証聖者の荘厳晩課 K339より ラウダーテ・ドミヌム
  (6)アヴェ・ヴェルム・コルプス K618

コルネリア・ホラク((1)(3)ソプラノ)
ガブリエレ・シマ((1)アルト)
ゲルノット・ハインリヒ((1)(3)テノール)
アルフレート・シュラメク((1)バス)
マルティナ・シュテッフル((3)アルト)
平野 和((3)バス)
ブリジット・ポシュナー((5)ソプラノ)
マクシミリアン・シャムシュラ((2)〜(6)オルガン)
アンドレアス・ピクスナー((1)〜(4)指揮)
フリードリヒ・ヴォルフ((5)(6)指揮)
聖アウグスティーナ教会合唱団&管弦楽団

 録音:(1)2011年10月、(2)(4)2019年5月24日、(3)2019年5月19日、(5)(6)1980年10月/63'54''

 ウィーンの伝統を今に受け継ぐ由緒正しき聖アウグスティーナ教会。そこで奏でられ歌われる音楽は美しい残響もあいまって格別の感動を与えます。
 このアルバムはモーツァルトのふたつの名作ミサを軸に、教会にぴったりな作品を収録。合唱もソリストも高水準で、豊かな音楽の喜びに満たされます。
 あまり取り上げられない「教会ソナタ」はもともとミサと一緒に演奏されるためのもので、オルガンを伴う軽やかな器楽作品。年代を隔てた録音ですが全体がバランスよく構成されています。



 




DUX

DUX1636
¥2500
パデレフスキの交響曲「ポーランド」の完全版!
 パデレフスキ:交響曲ロ短調 Op.24《ポーランド》
ボフダン・ボグシェフスキ(指揮)
リヴィウ・ナショナル・フィルハーモニー交響楽団

 ☆ 3本のコントラバス・サリュッソフォーンとトルトニオン(サンダーマシン)を使用!

 舞台は歴史に翻弄され続けたウクライナの都市リヴィウ。巨匠パデレフスキの交響曲「ポーランド」の完全版!

 ポーランドの国境からわずか70kmという場所に位置し、過去にはポーランドやオーストリア=ハンガリー帝国に支配され、ドイツ軍による占領、旧ソ連への併合など、歴史に翻弄され続けてきたウクライナ西部の都市リヴィウ。
 世界遺産にも登録されているリヴィウ歴史地区群があり、様々な国々の文化併せ持つこの都市を本拠地とするオーケストラ、リヴィウ・ナショナル・フィルハーモニー交響楽団がポーランドの巨匠パデレフスキの「交響曲 Op.24」を録音するという歴史的にも非常に興味深いプロジェクトが実現しました!

 ピアノの詩人、ショパン以降のポーランドにおける最も優れたコンポーザー=ピアニストであり、同国の首相や外務大臣を務めるなど政治家としても活躍した偉人であるパデレフスキ。
 政治家としての活動を本格化する前、作曲家としてのパデレフスキの最後期の作品の1つである「交響曲 Op.24」は、演奏時間60分を超える20世紀初期のポーランドを代表するシンフォニーとして知られています。
 
 ポーランドのマエストロ、ボフダン・ボグシェフスキは、パデレフスキの構想を忠実に再現するために3本のコントラバス・サリュッソフォーンとトルトニオン(パデレフスキ独自のサンダーマシン)の使用を決断。
 さらに第2楽章の「カンティレーナ」では、コンサートマスターのみではなく、第1ヴァイオリンのセクション全体の演奏に変更するなど、まさに完全版と呼ぶべき演奏に仕上がっています。
 交易拠点として発展したが故に支配権の争奪戦に巻き込まれ続けてきたリヴィウのオーケストラと、ポーランドの指揮者のコンビが壮大なスケールで奏でるパデレフスキの「ポーランド」。要注目の新録音です!

 ※録音:2019年8月、リヴィウ・ナショナル・フィルハーモニック・コンサート・ホール(リヴィウ、ウクライナ)
 ※DUXはポーランド国内での販売、演奏家へのCD供給を優先するため、ポーランド国外での発売が延期、または輸出が中止となる場合がございます。予めご了承下さい。(代理店)
 
 


DUX1704
¥2500
ミハウ・ベルクソンのピアノ協奏曲「交響的協奏曲」!
 ミハウ・ベルクソン:
  ピアノとオーケストラのための《交響的協奏曲》Op.62/
  マズルカ Op.1-1/マズルカ Op.4-1/英雄的な大ポロネーズ/
  ピアノのためのマズルカ《ポーランド!》/
  歌劇《モンフォートのルイーザ》Op.82への序奏/
  クラリネットとオーケストラのための情景とアリア
   (歌劇《モンフォートのルイーザ》Op.82より)/
  ソプラノとオーケストラのための《帰還》

ジョナサン・プロウライト(ピアノ)
ヤクブ・ドルィガス(クラリネット)
アレクサンドラ・クバス=クルク(ソプラノ)
ウカシュ・ボロヴィチ(指揮)
ポズナン・フィルハーモニー管弦楽団


 19世紀ポーランドの知られざるロマンティシズム。ミハウ・ベルクソンのピアノ協奏曲「交響的協奏曲」!

 ポスト=ショパン世代のポーランドを代表するコンポーザー=ピアニストの1人であり、そのショパンのプロモーターとしても活躍したミハウ・ベルクソン(1820−1898)。
 フランスの高名な哲学者アンリ・ベルクソン(1859−1941)の父親として歴史にその名を残しているものの、現在ではその作品や経歴はほとんど忘れ去られてしまっているベルクソンのピアノ協奏曲「交響的協奏曲」などを収録したポーランド音楽ファン要注目の作品集!

 ドイツのフリードリヒ・シュナイダー、カール・フリードリヒ・ルンゲンハーゲンやヴィルヘルム・タウベルトに音楽を学び、主にイタリアやスイスで活躍。
 ジュネーヴ音楽院の教授を務め、後に院長まで上り詰めるなど教育者としても確かな足跡を残したベルクソンはその後、妻の母国であるイングランド、そしてフランスを渡り歩き、1898年にロンドンでその生涯を閉じています。

 ポーランド・ロマンティシズムの知られざる秀作と評するべき「交響的協奏曲」でソリストを務めるのは、ポーランドのピアノ作品の演奏と解釈において当代屈指との評価を受けているジョナサン・プロウライト。
 Hyperionでの録音に代表されるように、プロウライトが奏でるポーランド・ロマン派のピアノ協奏曲の演奏は超一級品として大絶賛されています。
 ポーランドのオーケストラ・シーンを牽引する鬼才にして次代の巨匠候補、ウカシュ・ボロヴィチのタクトも冴え渡っています。

 ※全曲世界初録音
 ※録音:2020年8月10日−12日&9月8日、ポズナン・フィルハーモニック・コンサート・ホール(ポーランド)
 ※DUXはポーランド国内での販売、演奏家へのCD供給を優先するため、ポーランド国外での発売が延期、または輸出が中止となる場合がございます。予めご了承下さい。(代理店)

 
 
 

DUX16941695
(2CD)
特別価格 ¥3600
ボロヴィチの新たな快挙!
 ケルビーニの「ファニスカ」!

  ケルビーニ:歌劇《ファニスカ》(イタリア語版)
ナタリア・ルビス(ソプラノ)
クリスティアン・アダム(テノール)
カタルジナ・ベルキウス(ソプラノ)
ロベルト・ギエルナッハ(バス・バリトン)
トマシュ・ラク(バリトン)
ユスティーナ・オジョウ(メゾ・ソプラノ)
ピオトル・カリーナ(テノール)
ポズナン・フィルハーモニー管弦楽団
ポズナン室内合唱団、
ウカシュ・ボロヴィチ(指揮)

 ポーランドの鬼才ボロヴィチの新たな快挙!コロナ禍の中で大成功を収めたケルビーニの「ファニスカ」!

 フランス、パリで活躍したイタリア人作曲家ルイジ・ケルビーニ(1760−1842)がウィーンで作曲した3幕のオペラ・コミック、歌劇「ファニスカ」のイタリア語版!
 1791年に初演された「ロドイスカ」の成功によりウィーンに招聘され新たなオペラの作曲依頼を受けたケルビーニは、フランスの劇作家ルネ・シャルル・ギルベール・ド・ピクセクールが1803年に書いたメロドラマ「ポーランドの鉱山」を題材としたヨーゼフ・ゾンライトナーのドイツ語の台本を得て「ファニスカ」を完成。
 その成功によりハイドンからは「交響曲第103番」の筆写譜が贈られ、ベートーヴェンからも熱烈な支持を受けたと伝えられています。
 ルイージ・プリヴィダーリによるイタリア語版の「ファニスカ」は2020年10月10日から22日かけてワルシャワで行われた第24回ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン・イースター・フェスティヴァルで上演され、この公演がポーランド初演となりました。

 新型コロナ禍の中、ソーシャルディスタンスを保つためにオーケストラの規模を可能な限りコンパクトなサイズとするなど、数々の制約や困難を乗り越えて演奏を成功へと導いたのはポーランド楽壇の鬼才ウカシュ・ボロヴィチ。
 ポズナン・フィル、ポズナン室内合唱団、そしてポーランドの実力派歌手陣を見事にまとめ上げた手腕はお見事。イタリア語版「ファニスカ」のポーランド初演の成功は、世界の音楽シーンから注目を集めるボロヴィチの快挙と言っても過言ではないでしょう!

 ※録音:2020年8月24日−27日&10月12日−16日、ポズナン・フィルハーモニック・コンサート・ホール(ポーランド)







EUDORA


 Eudora Records(ユードラ・レコーズ)は、スペインのレコーディング・エンジニア、ゴンサロ・ノケ(Gonzalo Noque)が主宰するスペイン、マドリッドの新興レーベル。
 DSD256(11.289MHz)での収録、パッケージ版はSACD Hybrid Multichannelフォーマットでのリリースをポリシーとしており、新たな世界有数の高音質レーベルの誕生は世界各地のオーディオファンやクラシックファンから注目を集めています。
 
EUDSACD2003
(1SACD HYBRID)
¥2700
TUHU(トゥフ) ガエル・ソラル(ギター)
 ローラン・ディアンス:ヴィラ=ロボス賛歌より第4曲 《トゥフ》/
 ピシンギーニャ:カリニョーゾ/
 エイトール・ヴィラ=ロボス:ショーロ第1番/
 ギンガ(マルクス・タルデーリ編曲):コンスタンス/
 ヴィラ=ロボス:ブラジル民謡組曲より第1番 《マズルカ=ショーロ》/
 ヴィラ=ロボス(マルセーロ・ゴンサルヴェス/ガエル・ソラル編曲):トリストローザ/
 ディアンス:3つのサウダージより第3番/
 ヴィラ=ロボス:前奏曲第2番/
 エルネスト・ナザレー(ガエル・ソラル編曲):ブレジェイロ/
 ヴィラ=ロボス(イサイアス・サヴィオ編曲):モジーニャ/
 アントニオ・カルロス・ジョビン:ショーラ・コラソン/
 ヴィラ=ロボス:ブラジル民謡組曲より第2番 《スコットランド風ショーロ》/
 エグベルト・ジスモンチ(ガエル・ソラル編曲):水とワイン/
 ヴィラ=ロボス:前奏曲第3番/
 アニバル・アウグスト・サルディーニャ&ガロト(ガエル・ソラル編曲):ラメントス・ド・モーホ

 ガエル・ソラルが弾くヴィラ=ロボス!Eudora初のSACD/MQA-CDハイブリッド盤!

 世界でも有数のクラシック・ギター・コンクールであるシティ・オブ・アレッサンドリア・コンクールで、フランス人女性音楽家として初めて優勝したギターの名手ガエル・ソラルが、ヴィラ=ロボスをベースに創り上げた珠玉のギター・アルバム。
 2009年、ヴィラ=ロボス没後50年を記念して開催されたラジオ・フランスのフェスティバルにおける、素晴らしいブラジル人ミュージシャンとの出会いをきっかけに、ソラルはブラジルへ旅し、リオデジャネイロで人生を変えるような音楽体験をしました。
 リオからは楽譜や録音物、インスピレーションの詰まった荷物を持ち帰り、最終的に完成したのが、ヴィラ=ロボスの少年時代の愛称をタイトルとした本アルバム『トゥフ Tuhu』でした。
 ここには彼女が数年をかけて研究を重ね、自身で編曲したギター曲が収録されており、ブラジルの偉大な作曲家の作品と、ピシンギーニャ、ナザレー、ジョビン、ディアンスらの繊細で陽気な作品が交互に演奏され、ブラジルの民族音楽とクラシック音楽の融合を楽しむことができます。

 フォーマットはSACD Stereo/MultichannelとMQA-CDのハイブリッドを採用しており、CD層はMQA対応機器を使用することにより、ハイレゾ音源として再生することができます。

 ※録音:2019年9月10日ー12日、オーディトリオ・サンフランシスコ(スペイン、アビラ)

 ☆MQA公式ウェブサイトにて、当アルバムも紹介されております!
   https://mqa.jp/article/eudora-records-mqa-cd-tuhu/

 ☆YouTubeにてご試聴いただけます!
   https://youtu.be/fmEAS7XCFL0

 
 

 

EUDSACD2002
(1SACD HYBRID)
¥2700

ショパン&リスト:ロ短調ソナタ集
 ショパン:
  ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58、
  夜想曲第17番 Op.62-1、夜想曲第18番 Op.62-2
 リスト:凶星! S.208、ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178

ジュゼップ・コロン(ピアノ)


 スペイン・ピアノ界の知る人ぞ知る巨匠ジュゼップ・コロン、ユードラ・レコーズ4枚目のアルバムはショパンとリストのロ短調ソナタ!
 ピアノ・レパートリーのピークとも言える2つの名作にショパンの夜想曲とリスト晩年の《凶星! Unstern!》を加え、円熟の演奏で濃密な時間を作り出しています。
 ユードラ・レコーズの鮮やかな録音も相俟って、コロンの明瞭な音楽表現が際立つ名盤に仕上がりました。

 ※録音:2018年3月27日ー30日、オーディトリオ・デ・サラゴサ モーツァルト・ホール(スペイン、サラゴサ)

 
 



 

DYNAMIC



CDS-7866
(2CD)
¥3500
※Blu-ray、DVD同時発売
《トゥーランドット》の補筆完成版の作者
フランコ・アルファーノ(1875-1954)作曲:歌劇《復活》 全4幕

  台本: セザーレ・アナウ/原作: レフ・トルストイの小説 『復活』
 カテリーナ・ミハイロヴナ(カチューシャ)...アン・ソフィー・デュプレル(ソプラノ)、
 ドミートリイ・イヴァノヴィチ・ネフリュードフ公爵...マシュー・ヴィッカーズ(テノール)、
 シモンソン:政治犯...レオン・キム(バリトン)、
 ソフィア・イヴァノヴナ:ドミートリーの伯母...フランチェスカ・ディ・サウロ(メゾ・ソプラノ)、
 マトリョーナ・パヴロヴナ...ロミーナ・トマゾーニ(メゾ・ソプラノ)、
 年老いた下女頭...ナディア・ピラッツィーニ(メゾ・ソプラノ)、
 ヴェラ/コラブリョーヴァ...アナ・ヴィクトリア・ピッツ(メゾ・ソプラノ)、
 フェニーチカ...バルバラ・マルカッチ(ソプラノ) 他
 フィレンツェ5月音楽祭管弦楽団&合唱団、
 指揮: フランチェスコ・ランジロッタ、
 合唱指揮: ロレンツォ・フラティーニ

 収録 2020年1月17、21日 フィレンツェ5月音楽祭劇場、フィレンツェ、イタリア

 プッチーニの未完の遺作《トゥーランドット》の補筆完成版の作者として知られる、作曲家フランコ・アルファーノの歌劇《復活》。
 世界中で数多く舞台・映画化されることになるロシアの文豪トルストイの代表作の一つ『復活』(1899)に感銘を受け作曲を構想。1904年のトリノ初演で大成功を収め、彼の出世作となりました。
 この原作の小説は、日本でも舞台化され、松井須磨子が劇中で歌った『カチューシャの唄』が1914年に大ヒットしたことでも知られています。

 主役カップル、カチューシャとドミートリイに世界中のヴェリズモ・オペラの』舞台で引く手あまたの2人、アン・ソフィー・デュプレルとマシュー・ヴィッカーズを起用。
 フランチェスコ・ランジロッタが導くフィレンツェ5月祭管弦楽団&合唱団とともに、随所にロシア正教の復活の祈りの調べを配し、時にプッチーニやリヒャルト・シュトラウスの音楽をも想起させる劇的で華麗な響きに満ちたこの名作を鮮やかに蘇らせています。
 
 

CDS-7851
¥2100
ドヴォルザーク(1841-1904): ピアノ三重奏曲第3番&第4番
 1-4. ピアノ三重奏曲第3番 ヘ短調 Op.65
 5-10. ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調「ドゥムキー」 Op.90
トリオ・デ・アルプ
【メンバー】
 ハナ・コトコヴァー(ヴァイオリン)
 クラウデ・アウリ(チェロ)
 コッラド・グレコ(ピアノ)

 録音 2018年10月6-8日 RSI-Auditorium Stelio Molo, Lugano, Italy

 ドヴォルザークの2曲のピアノ三重奏曲を収録した1枚。1883年に作曲された第3番は敬愛するブラームスの影響も感じられる古典的な4楽章形式で書かれた曲。第3楽章の美しいチェロの旋律が心に残ります。
 第4番は「ドゥムキー」(ウクライナ起源の叙事的なバラッド、ドゥムカの複数形)と題された6楽章からなる曲。チェコをはじめ、スラヴのさまざまな民族音楽の要素を備えた作品です。
 演奏するトリオ・デ・アルプスは前作「20世紀の女性作曲家たち」(CDS-7717)で高く評価されたアンサンブル。
 
 
CDS-7879
¥2100
フランソワ・クープラン(1668-1733):
 Les Regrets ou L'art de la Melancolie 嘆きまたはメランコリーの芸術
ステファノ・ロレンツェッティ(チェンバロ)
  1. クラヴサン奏法 第1前奏曲/2. 嘆き - クラヴサン曲集 第1巻 第3組曲/
  3. お気に入り(2拍子のシャコンヌ)- クラヴサン曲集 第1巻 第3組曲/
  4. クラヴサン奏法 第2前奏曲/5. 幸福な思い - クラヴサン曲集 第1巻 第2組曲/
  6. 熱心な女 - クラヴサン曲集 第1巻 第2組曲/7. クラヴサン奏法 第3前奏曲/
  8. 魅力的な女(ロンドー) - クラヴサン曲集 第1巻 第1組曲/
  9. 花傘、またはやさしいナネット - クラヴサン曲集 第1巻 第1組曲/
  10. クラヴサン奏法 第4前奏曲/11. 目覚まし時計 - クラヴサン曲集 第1巻 第4組曲/
  12. クラヴサン奏法 第5前奏曲/13. ロジヴィエール(アルマンド) - クラヴサン曲集 第1巻 第5組曲/
  14. クラヴサン奏法 第6前奏曲/15. 女流詩人(アルマンド) - クラヴサン曲集 第2巻 第8組曲/
  16. クラント 第2 - クラヴサン曲集 第2巻 第8組曲/
  17. 風変り(サラバンド) - クラヴサン曲集 第2巻 第8組曲/18. クラヴサン奏法 第7前奏曲/
  19. 牧歌 - クラヴサン曲集 第2巻 第6組曲/20. クラヴサン奏法 第8前奏曲/
  21. 双生児 - クラヴサン曲集 第2巻 第12組曲/22. アタラント - クラヴサン曲集 第2巻 第12組曲

 録音 2018年12月 RSI-Auditorium Stelio Molo, Lugano, Italy

 フランスのバロック期を代表する作曲家の一人、フランソワ・クープラン。室内楽曲や声楽曲など数多くの作品を作曲しましたが、その中で主要な位置を占めるのが27の組曲(オルドル)で構成された4巻からなるクラヴサン(チェンバロ)曲です。220曲ほどの小品がひしめくこの曲集ですが、ほとんどの曲には優雅なタイトルが付されていることでも知られています。
 このアルバムは、イタリアを拠点に活躍するチェンバロ奏者ロレンツェッティが、第1巻と第2巻から特徴的な14曲を選び出し、ここに1716年に出版された『クラヴサン奏法』に付された8曲の前奏曲を組み込むことで、彼独自のユニークな「組曲」を創り上げたものです。
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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FONE



RSACD2045
(SACD HYBRID)
【限定盤】
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3238+税

サルヴァトーレ・アッカルド
ストラディヴァリ 《イル・クレモネーゼ》 〜
 フリッツ・クライスラーへのオマージュ

  クライスラー:中国の太鼓、カヴァティーナ、美しきロスマリン
  ドヴォルザーク:我が母の教えたまいし歌 Op.55-4(ジプシーの歌より)
  ブラームス(クライスラー編):ハンガリー舞曲
  リムスキー=コルサコフ:太陽への讃歌(歌劇 《金鶏》より)
  アルベニス(クライスラー編):マラゲーニャ Op.165-3
  クライスラー:愛の悲しみ
  アルベニス(クライスラー編):タンゴ Op.165-2
  シャミナード(クライスラー編):スペインのセレナード
  チャイコフスキー(クライスラー編):アンダンテ・カンタービレ Op.11
  クライスラー:ウィーン奇想曲 Op.2
  ドヴォルザーク(クライスラー編):インディアンの嘆歌 ト短調
  ポルディーニ(クライスラー編):踊る人形
  メンデルスゾーン(クライスラー編):
   5月のそよ風 Op.62-1(無言歌第5巻より)
  アイルランド民謡(クライスラー編):ロンドンデリーの歌

サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
ラウラ・マンツィーニ(ピアノ)

SACD2045
(SACD HYBRID)
【限定盤】【旧譜】
¥2700→\2490

 イタリアの巨匠サルヴァトーレ・アッカルドの名盤!ストラディヴァリウス1715 "イル・クレモネーゼ"!

 ☆アッカルドがストラディヴァリウス1715 "イル・クレモネーゼ"を弾いたクライスラー・トリビュート・アルバムが再生産!
 ☆国内仕様盤は新規リリース! 完全限定再生産です!

 イタリア・ヴァイオリン界の巨匠、サルヴァトーレ・アッカルドがストラディヴァリ1715年製の銘器 "イル・クレモネーゼ"を使い、クライスラーの華麗なレパートリーを演奏したアルバム。
 しばらく廃盤・入手困難となっていた名盤が再生産され、日本語解説付きの国内仕様盤は新規リリースとなります!
 
 このアルバムでフィーチャーされているストラディヴァリウスは、アントニオ・ストラディヴァリの黄金期に作られた中でももっとも有名なものの1つ。ヨーゼフ・ヨアヒムのコレクションにあった数本のストラディヴァリウスの中の1本で、以前には「ヨーゼフ・ヨアヒム」などの名前が付けられていましたが(他にも「ヨアヒム」と呼ばれるストラディヴァリウスは数本あり)、その後甥のハロルド、ロベルト・ブラント、ヒル・コレクションなどに譲渡・売買された後、1961年にクレモナ観光局が購入。
 約250年後に生まれ故郷のクレモナに戻り、「Il Cremonese」と名付けられ、クレモナの町のシンボルの1つとなっている銘器です。

 ※録音:1993年11月6日−8日、カヴァルカボ宮殿(クレモナ、イタリア)
 
 
 




GRAND SLAM



GS 2229
¥2700
シューベルト:「未完成」(1948)、ベートーヴェン:「英雄」(1952)
 (1)シューベルト:交響曲第8番 ロ短調 D.759「未完成」
 (2)ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 フルトヴェングラー&BPOの灼熱のライヴ、シューベルト:「未完成」(1948)、ベートーヴェン:「英雄」(1952)、望みうる最上の音質で復刻!
 2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ

 録音:(1)1948年10月24日、(2)1952年12月8日/ティタニア・パラスト(ベルリン)/日本語帯・解説付
 使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)/録音方式:モノラル(ラジオ放送用録音)

 ■制作者より
 「未完成」はヴォックス、ターナバウト、アウディーテなど、一方「英雄」はチェトラ、ターラ、アウディーテなどと同一の演奏です。
 内容については、もはや説明不要かと思われますが、とにかく「過去最高の音質」を達成出来たと自負しています。
 特に「英雄」は情報量が多く、フルトヴェングラーとベルリン・フィルのライヴの凄さが、脳天までビリビリと伝わってきます。(平林直哉)
 



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MEMBRAN



MEMBRAN 600581
(10CD)
¥2500→\2290

マリア・カラス(Sop)/ミラノ・スカラ座
 ヴェルディ・オペラ名唱集  
  歌劇「リゴレット」セラフィン指揮、1955年録音
  歌劇「トロヴァトーレ」 カラヤン指揮、1956年録音
  歌劇「仮面舞踏会」 ヴォットー指揮、1956年録音
  歌劇「運命の力」セラフィン指揮、1954年録音
  歌劇「アイーダ」(抜粋版)セラフィン指揮、1955年録音
 Disc. 1、Disc. 2
  ヴェルディ:歌劇「リゴレット」
    マリア・カラス(Sop)ティート・ゴッビ(Br)ジュゼッペ・ディ・ステファノ(Ten)
    ニコラ・ザッカーリア(Bs)アドアナーナ・ラッツァリーニ(MSop)ジューゼ・ジェルビーノ(MSop)
    プリニオ・クラバッシ(Bs)ウィリアム・ディッキー(Br)レナート・エルコラーニ(Ten)
    カルロ・フォルティ(Bs)エルヴィラ・ガラッシ(MSop)ルイザ・マンデッリ(MSop)ヴィットリオ・タトッツィ(Bs)、他
トゥリオ・セラフィン指揮、ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団 1955年録音

 Disc. 3、Disc. 4
  ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」
    マリア・カラス(Sop)ローランド・パネライ(Br)フェドーラ・バルビエーリ(MSop)
    ジュゼッペ・ディ・ステファノ(Ten)ニコラ・ザッカーリア(Bs)ルイザ・ヴィッラ(MSop)
    レナート・エルコラーニ(Ten)ジュリオ・マウリ(Bs)、他
    ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団 1956年録音

 Disc. 5、Disc. 6
  ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」
    マリア・カラス(Sop)ジュゼッペ・ディ・ステファノ(Ten)ティート・ゴッビ(Br)
    フェドーラ・バルビエーリ(MSop)ユージェニア・ラティ(Sop)エンツォ・ジョルダーノ(Br)
    シルヴィオ・マイオニカ(Bs)ニコラ・ザッカーリア(Bs)レナート・エルコラーニ(Ten)、他
    アントニーノ・ヴォットー指揮、ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団 1956年録音

 Disc. 7〜Disc. 9
  ヴェルディ:歌劇「運命の力」
    マリア・カラス(Sop)リチャード・タッカー(Ten)カルロ・タリアブーエ (Br)
    ニコラ・ロッシ=レメーニ(Bs)エレーナ・ニコライ(MSop)レナート・カペッキ(Br)
    プリニオ・クラバッシ(Bs)リーナ・カヴァッラーリ(MSop)ジーノ・デル・シニョーレ(Ten)
    ダリオ・カゼッリ(Bs)ジュリオ・スカリンチ(Ten)オットリーノ・バガッリ(Ten)、他
    トゥリオ・セラフィン指揮、ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団 1954年録音

 Disc. 10
  ヴェルディ:歌劇「アイーダ」(抜粋版)
    マリア・カラス(Sop)リチャード・タッカー(Ten)フェドーラ・バルビエーリ(MSop)
    ティート・ゴッビ(Br)ジュゼッペ・モデスティ(Bs)ニコラ・ザッカーリア(Bs)
    エルヴィラ・ガラッシ(Sop)フランコ・リッチャルディ(Ten)、他
    トゥリオ・セラフィン指揮、ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団 1955年録音



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SCRIBENDUM



SC 825
(14CD)
¥5700→\5290

SCRIBENDUM (14CD)
 マイケル・レビンの芸術

 Disc 1
  ・パガニーニ:24のカプリース, Op.1
    録音: 1958年9月5&8日 Studio A, Capitol 46th Street Studios, New York City

 Disc 2
  ・ドヴォルザーク:スラブ舞曲 ホ短調, Op.72 No.2 (編曲:クライスラー)
  ・カール・エンゲル (1883-1944):貝がら (編曲:ジンバリスト)
  ・ウィリアム・クロール (1901-1980):バンジョーとフィドル
    録音: 1952年3月5日
  ・ヴィエニャフスキ:エチュード=カプリース イ短調, Op.18 No.4 (編曲:クライスラー)
  ・ビゼー (サラサーテ):カルメン幻想曲, Op.25 〜終曲
  ・クライスラー:狩り
    録音: 1952年3月18日 Columbia 30th Street Studio, New York City
    アルトゥール・バルサム(ピアノ)
  ・ドビュッシー :レントよりも遅く(編曲 :ロケ)
    録音: 1959年4月30日 Studio A, Capitol 46th Street Studios, New York City
  ・ラヴェル :ハバネラ形式の小品 /・サラサーテ:サパテアード イ長調, Op.23 No.2 /
  ・サラサーテ:ハバネラ ニ短調, Op.21 No.2 /・ショパン:夜想曲第8番 変ニ長調, Op.27 No.2 (編曲 :ヴィルヘルミ) /
  ・モンポウ :庭の乙女たち(編曲 :シゲティ) /・プロコフィエフ:「3つのオレンジへの恋」〜行進曲 (編曲:ハイフェッツ) /
  ・スーク:ブルレスカ, Op.17-4 /・スクリャービン: エチュード 変ニ長調, Op.8 No.10 (編曲:シゲティ) /
  ・エルガー:気まぐれ女, Op.17 /・カール・エンゲル (1883-1944):貝がら (編曲:ジンバリスト) /
  ・ヴィエニャフスキ:エチュード=カプリース イ短調, Op.18 No.4 (編曲:クライスラー)
    録音: 1959年3月23&25日 (stereo) Studio A, Capitol 46th Street Studios, New York City
    レオン・ポマース(ピアノ)
  ・オトカル・ノヴァーチェク(1866-1900):常動曲 /・パガニーニ:常動曲, Op.11 (編曲:クライスラー) /
  ・サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン, Op.20 No.1
    録音:1953年1月29日 Columbia 30th Street Studio, New York City
    ドナルド・ヴァヒーズ(指揮)、コロムビア交響楽団

 Disc 3
  ・ウィリアム・クロール (1901-1980):バンジョーとフィドル
  ・ヴィエニャフスキ:エチュード=カプリース イ短調, Op.18 No.4 (編曲:クライスラー)
  チャイコフスキー:
   ・なつかしい土地の思い出, Op.42 No.1 /・瞑想曲「アンダンテ・カンタービレ」
  サラサーテ:
   ・カルメン幻想曲〜終曲, Op.25 /・マラゲーニャ ニ長調, Op.21 No.1 /
   ・ハバネラ, Op.21 No.2 /・スペイン舞曲集 Op.23〜第2番「サパテアード』
     録音:1969年6月12日 (Stereo)  RIAS Radio, Studio Lankwitz, Berlin
     ローター・ブロダック(ピアノ)
  ・クライスラー:ウィーン奇想曲, Op.2/・ディニク:ホラ・スタッカート, (編曲:ハイフェッツ) /
  ・マスネ:「タイス」より瞑想曲 /・サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン, Op.20 No.1 /
  ・パガニーニ:常動曲, Op.11 (編曲:クライスラー) /
  ・ヨハン・ブランドル (1835-1913):オールド・リフレイン (編曲:クライスラー)
  ・リムスキー・コルサコフ:熊ん蜂の飛行/・サン・サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ, Op.28
    録音: 1959年9月10-11日 Capitol Studios, Hollywood
    フェリックス・スラトキン(指揮)、ハリウッド・ボウル交響楽団

 Disc 4
  ・J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番 ハ長調, BWV 1005
 イザイ:
  ・無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調, Op.27 No.3
  ・無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番 ホ短調, Op.27 No.4
    録音:1955年9月30日 Studio A, Capitol 46th Street Studios, New York City
  ・フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ長調, Op.13
    録音:1961年10月17日放送 - RIAS Radio, Berlin
  ・サン・サーンス:ハバネラ, Op.83
    録音:1962年10月30日 (mono) RIAS Radio, Studio Lankwitz, Berlin
    ローター・ブロダック(ピアノ)

 Disc 5
  ・パガニーニ:カプリース第 1, 5, 9, 11, 13, 16 & 18番
    録音:1950年5月19日 Columbia 30th Street Studio, New York City
   ・サン・サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ, Op.28 /・サン・サーンス:ハバネラ, Op.83
    録音: 1956年6月12-13日 United Kingdom
  ・チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調, Op.35
    録音: 1956年6月11-12日 United Kingdom
    アルチェオ・ガリエラ(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団

 Disc 6
  パガニーニ:
   ・カプリース第 14, 17, 21 & 24番
     録音:1950年5月25日 Columbia 30th Street Studio, New York City
   ・ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調, Op.6
     録音:1955年1月1日 United Kingdom
  ・グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調, Op.82
    録音:1954年12月17日 United Kingdom
    ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団

 Disc 7
  ・メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調, Op.64
    録音:1957年1月2&4日 United Kingdom
  ・ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番 嬰へ短調, Op.14
    録音:1957年1月3&4日 United States
  ・ブルッフ:スコットランド幻想曲, Op.46
    録音:1957年1月4日  United Kingdom
    エードリアン・ボールト(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団

 Disc 8
  ・ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第8番 ト長調, Op.30
    録音: 1962年10月30日放送 RIAS Radio, Berlin
    ローター・ブロダック(ピアノ)
  ・ラヴェル:ツィガーヌ
    録音:1957年1月1日 United Kingdom
    エードリアン・ボールト(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
  ・パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調,Op.6
    録音:1960年5月14日
  ・ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ短調, Op.22
    録音:1960年5月13日 No.1 Studio, Abbey Road, London
    ユージン・グーセンス(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団

 Disc 9
  ・ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ ニ長調, Op.4
  ・サン・サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ, Op.28
    録音:1952年7月2日
  ・パガニーニ :カプリースNos. 21, 11 & 16 /
  ・スクリャービン:エチュード 変ニ長調, Op.8 No.10 (編曲 :シゲティ) /
  ・レオポルド・ゴドフスキー(1870-1938):懐かしきウィーン(編曲 :ハイフェッツ) /
  ・クライスラー:中国の太鼓, Op.3 /・ラヴェル :ツィガーヌ /・チャイコフスキー :秋の歌, Op.37b No.10
    録音:1952年7月8日 Australian Tour, Sydney Town Hall
    レイモンド・ランバート(ピアノ)
  ・ミヨー:ブラジルの郷愁より第8番ティジューカ /・シマノフスキ :神話Op.30よりアレトゥーサの泉
    録音:1962年10月30日 (ライヴ放送) Berlin
    ローター・ブロダック(ピアノ)
  ・アルバート・スポルディング:無伴奏ヴァイオリンのためのトンボー
    録音: 1962年10月30日 (ライヴ放送) Berlin
  ・イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調, Op.27 No.3
  ・パガニーニ:カプリース第 5, 9, 13, 14, 17 & 24番
    録音:1961年10月17日 (ライヴ放送) Berlin

 Disc 10
  ・パガニーニ:カプリース No.17
    録音:1950年8月7日 (ライヴ), NBC Radio  The Bell Telephone Hour - Introduction
  ・ブラームス :瞑想(編曲 :ハイフェッツ) /・クライスラー :ウィーン奇想曲, Op.2 /
  ・サン・サーンス :序奏とロンド・カプリチオーソ, Op.28
    録音:1951年12月17日 (ライヴ)
  ・J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043より第1楽章
    録音:1952年4月28日 (ライヴ)
    ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)
    ドナルド・ヴァヒーズ(指揮)、ベル・テレフォン・アワー管弦楽団
  ・メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調, Op.64よる第3楽章 /・マスネ:エレジー
    録音:1955年5月16日 (ライヴ)
    ドナルド・ヴァヒーズ(指揮)、ベル・テレフォン・アワー管弦楽団
  ・カール・エンゲル(1883-1944):貝がら (編曲:ジンバリスト)
  ・メンデルスゾーン:無言歌, Op.19/1 (甘い思い出, 編曲:ハイフェッツ)
  ・プロコフィエフ:「3つのオレンジへの恋」〜行進曲 (編曲:ハイフェッツ)
  ・サン・サーンス :ワルツ形式の練習曲による奇想曲, Op.52 No.6
    録音: 1956年6月18日
    ドナルド・ヴァヒーズ(指揮)、ベル・テレフォン管弦楽団,
  ・ポール・クレストン(1906-1985):ヴァイオリン協奏曲第2番, Op.78
    録音: 1962年3月19日 (ライヴ) Town Hall, New York
    トマス・シャーマン(指揮)、リトル・オーケストラ・ソサエティ

 Disc 11
  ・チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調, Op.35
    録音: 1964年10月29日
    エイヴィン・フィエルスタート(指)オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
  ・グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調, Op.82
    録音:1968年3月3日
    エーリヒ・シュミット(指揮)、チューリヒ・ベロミュンスター放送管弦楽団
  ・ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調, Op. 26
    録音:1969年6月15&17日 (ライヴ) mono, Berlin
    トーマス・シッパース(指揮)、ベルリン放送交響楽団

 Disc 12
  ・ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番 嬰へ短調, Op.14
    録音:1950年4月7日 (ライヴ) Carnegie Hall, New York
    チャールズ・ブラックマン(指揮)、ニューヨーク・ナショナル・オーケストラ・アソシエーション
  ・リヒャルト・モーハウプト (1904-1957):ヴァイオリン協奏曲
    録音:1954年4月29日 (ライヴ) Carnegie Hall, New York
    ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)、ニューヨーク・フィルハーモニック
  ・ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番 嬰へ短調, Op.14〜第1楽章
    録音: 1953年 (ライヴ) (「スタンダード・アワー」放送録音)
    アルフレッド・ウォーレンスタイン(指揮)、ロサンジェルス・フィルハーモニック

 Disc 13
  ・モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調, K.218
    録音:1960年2月9日 (ライヴ)
    ソール・カースタン(指揮)、デンヴァー交響楽団
  ・ポール・クレストン (1906-1985):ヴァイオリン協奏曲第2番, Op.78
    録音:1960年11月17日 (World Premiere)
    サー・ゲオルグ・ショルティ(指揮)、ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団
  ・パガニーニ:カプリース No.9
    録音: 1970年1月20日 WQXR Radio, The Listening Room, New York

 Disc 14
  ・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調, Op.77
    録音:1967年8月3日 (ライヴ) Ravinia Festival, United States
    ラファエル・クーベリック(指揮)、シカゴ交響楽団
  ・プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調, Op.63
    録音:1968年7月 (ライヴ) Ravinia Festival, United States
    アンドレ・ヴァンデルノート(指揮)、シカゴ交響楽団
 *クラムシェル・ボックス仕様。

 名教師ガラミアンは、「これまでの弟子の中で最高の天才は誰か」と問われ、迷うことなくレビンの名を上げた。

 デビュー当時、ミトロプロスにセルに絶賛され、エルマンすらその才能を認めたという稀有の才能を持ったヴァイオリニスト。
 しかしその後麻薬中毒でボロボロになり、諸説はあるものの自宅の家具の角に頭をぶつけ、あっけなくこの世を去った。一人の人間が背負うに、その才能はあまりに重すぎたのか。

 そんなまさに伝説的ヴァイオリニスト、レビンの秘蔵音源ボックスが登場。
 


<メジャー・レーベル>
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DHM



19439818482
\2700
ヤン・ニッゲス初ソロ・アルバム
 フラウトとヴォーチェ

 1. テレマン:序曲
  (リコーダー、弦楽と通奏低音のための組曲)イ短調 TWV.55:a2
 2. テレマン:
  カンタータ「神の愛の現われしとき」 TWV.1:165〜
   「Daran ist erschienen die Liebe Gottes」
 3. ファッシュ:リコーダー協奏曲ヘ長調
 4. ヘンデル:歌劇「セルセ」〜アリア「喜び満ちて小川は」
 5. テレマン:歌劇「寛容なソクラテス」 TWV.21:9〜
  アリア「私は希望を慰めています」
 6. ヨハン・クリストフ・ペツ:コンチェルト・パストラーレ ヘ長調
シビラ・エルシング(ソプラノ)
バロック・アヴェニュー(ピリオド楽器アンサンブル)
ヤン・ニッゲス(リコーダー&指揮)
 録音:2020年、バーデン=バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ

 リコーダーのヤン・ニッゲスは15歳で名手ミヒャエル・シュナイダーに師事。2013年に、当時まだ20歳の若き4人の奏者による「フォー・タイムズ・バロック」を結成し、2018年に「Opus Klassik」賞ニューカマー・オブ・ザ・イヤーを受賞してピリオド楽器界にセンセーションを巻き起こしています。さらに若いピリオド楽器奏者たちを集め「ヴォックス・オーケストラ」をロレンツォ・ギルランドと共同で創設。リコーダーの他に、幼い頃からバロック・オーボエや横笛などの他の木管楽器への愛情を持ち、これらの楽器を研究するようになりました。彼はソリストとして、アンサンブルとともにヨーロッパ中のコンサートや音楽祭に出演しています。

 このアルバムは、ニッゲス名義としては初のソロ・アルバムとなるもので、仲間の器楽奏者やソプラノのシビラ・エルシングとともに結成した新しい小アンサンブル「バロック・アヴェニュー」と共演しています。テレマンやファッシュなどドイツ・バロック音楽を代表する作曲家によるリコーダーのための協奏曲をメインに、テレマンとヘンデルによるソプラノのアリア(ここでもリコーダーが活躍)を組み合わせたもの。高い技術を誇る表現力豊かなリコーダーで奏でられるバロック音楽は、繊細ながら大胆に他の楽器に絡み合い、魅惑的な世界が展開されています。

 ソプラノとして参加しているシビラ・エルシングは、ヴァイオリンを学び、ウェルズ大聖堂学校で学んでいたときにその歌声が見いだされ、ロマーナ・ノアックに師事。2018年以来、キューピッド(地獄のオルフェ)、パパゲーナと夜の女王(魔笛)、ツェルリーナ(ドン・ジョヴァンニ)などの役でオペラに出演し、高い評価を得ています。
 


19439819362
\2700
イタリア・バロック・マンドリン・ソナタ集
 1. カポーニ:12の室内ソナタ第12番ト長調
 2. スジアー:マンドーラのためのソナタ
 3. ロマルディ:マンドーラのためのソナタ
 4. カポーニ:12の室内ソナタ第8番ホ短調
 5. セスト・ダ・トレント:マンドリーノのためのソナタ
 6. ピッコーネ:マンドーラのためのシンフォニア ニ短調

 ※世界初録音(1-5)
フアン・カルロス・ムニョス(バロック・マンドリン)
マリ・フェ・パボン(バロック・マンドリン)
アルテマンドリン(ピリオド楽器アンサンブル)
 録音:2019年8月17-20日、フランス、モンサンマルタン、ローマ教会

 ルクセンブルクを拠点に活躍を続けるマンドリン・アンサンブル「アルテマンドリン」のドイツ・ハルモニア・ムンディへの4枚目のアルバム。バロックから古典派時代のマンドリンの楽器の変遷や演奏様式を研究し、マンドリンの「栄光の時代」を現代によみがえらせることで知られ、多くの受賞歴をもつこのバロック・アンサンブルの最新録音は、イタリアの真のバロック音楽の姿の発見ともいうべきもの。

 収録曲は、アバーテ・ラニエリ・カポーニ[1680-1744]、ニコロ・スジアー[1679-1766]、ニコラ・ロマルディ[1680-1740]ら18世紀のフィレンツェとローマで活躍した作曲家によるマンドリンと通奏低音のための知られざる傑作で、5曲が世界初録音。ミラノ、アメリカのワシントン、あるいはドイツの古文書図書館で発見された作品で、深みのある表現と魅力的なメロディを備え、力強く、美しく、妙技に満ちた音楽です。マンドリンを含む小さな編成にもかかわらず、まるで室内オーケストラを思わせるような多彩な響きを味わうことができ、その独創的なスタイルは当時熱狂的に受け入れられ、貴族から一般市民まで演奏されていたと考えられています。



<映像>


DYNAMIC(映像)



DYNDVD37866
(DVD)
¥3900→\3590
※CD同時発売
フランコ・アルファーノ(1875-1954)作曲:歌劇《復活》全4幕 世界初映像収録
  台本: セザーレ・アナウ/原作: レフ・トルストイの小説 『復活』


 カテリーナ・ミハイロヴナ(カチューシャ)...アン・ソフィー・デュプレル(ソプラノ)、
 ドミートリイ・イヴァノヴィチ・ネフリュードフ公爵...マシュー・ヴィッカーズ(テノール)、
 シモンソン:政治犯...レオン・キム(バリトン)、
 ソフィア・イヴァノヴナ:ドミートリーの伯母...フランチェスカ・ディ・サウロ(メゾ・ソプラノ)、
 マトリョーナ・パヴロヴナ...ロミーナ・トマゾーニ(メゾ・ソプラノ)、
 年老いた下女頭...ナディア・ピラッツィーニ(メゾ・ソプラノ)、
 ヴェラ/コラブリョーヴァ...アナ・ヴィクトリア・ピッツ(メゾ・ソプラノ)、
 フェニーチカ...バルバラ・マルカッチ(ソプラノ) 他
 フィレンツェ5月音楽祭管弦楽団&合唱団、
 指揮:フランチェスコ・ランジロッタ、
 合唱指揮:ロレンツォ・フラティーニ


DYNBRD57866
(Blu-ray)
¥3900→\3590
※CD同時発売

 演出: ロゼッタ・クッキ/装置: ティツィアーノ・サンティ/衣装: クラウディア・ペルニゴッティ/
 照明: ジネヴラ・ロンバルド(オリジナル・デザイン...D.M.ウッド)/映像製作: ダヴィデ・マンチーニ
 オリジナル舞台制作:ウェクスフォード・オペラ・フェスティヴァル(2017)
 収録 2020年1月17、21日 フィレンツェ5月音楽祭劇場、フィレンツェ、イタリア/収録時間: 120分
 音声: イタリア語歌唱 PCMステレオ2.0/Dolby digital 5.1(DVD) PCMステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1(Blu-ray)
 字幕:日本語・イタリア語・英語・フランス語・ドイツ語・韓国語
 画角:16:9 REGION AllDVD...DVD 片面二層Blu-ray・・・BD 片面二層 1080i High Definition

 ある年の復活祭の日、若い貴族の将校ドミートリイは、おじ夫婦の別荘を訪れ幼馴染みの身寄りのない同家の下女カチューシャと再会、一時の激情に駆られ純心なカチューシャと肉体関係を結びます。ドミートリイの出征後、子を宿したことが発覚したカチューシャは、同家から追放され、その子も失うという不幸に見舞われ、絶望の果てに娼婦に身を落とします。さらには殺人の嫌疑で収監されるという転落の人生を歩んで行きますが・・・

 プッチーニの未完の遺作《トゥーランドット》の補筆完成版の作者として知られる、作曲家フランコ・アルファーノの歌劇《復活》。
 世界中で数多く舞台・映画化されることになるロシアの文豪トルストイの代表作の一つ『復活』(1899)に感銘を受け作曲を構想。1904年のトリノ初演で大成功を収め、彼の出世作となりました。この原作の小説は、日本でも舞台化され、松井須磨子が劇中で歌った『カチューシャの唄』が1914年に大ヒットしたことでも知られています。
 主役カップル、カチューシャとドミートリイに世界中のヴェリズモ・オペラの舞台で引く手あまたの2人、アン・ソフィー・デュプレルとマシュー・ヴィッカーズを起用。フランチェスコ・ランジロッタが導くフィレンツェ5月祭管弦楽団&合唱団とともに、随所にロシア正教の復活の祈りの調べを配し、時にプッチーニやリヒャルト・シュトラウスの音楽をも想起させる劇的で華麗な響きに満ちたこの名作を鮮やかに蘇らせています。

 
 

<LP>


AVIE(LP)


AV2434LP
(2LP)
(180g 特別価格)
¥6700
※CD発売済

アンナ・クライン:神話集
 仮面舞踏会(世界初録音)*
 真夜中の時間 
 女仕立屋‡
 ナイト・フェリー§
 <<巻き戻し<< **

ジェニファー・コー(ソロ・ヴァイオリン)‡
アイリーン・バックリー(ヴォイス)‡
マリン・オールソップ(指揮)*
サカリ・オラモ(指揮)“℀
アンドルー・リットン(指揮)§
アンドレ・デ・リッダー(指揮)**


 オールソップ、オラモ、リットンら豪華指揮者陣!アンナ・クラインの管弦楽作品集 LP盤リリース!

 ☆イギリスの若きグラミー賞ノミネート作曲家、アンナ・クライン!
 ☆オールソップ、オラモ、リットンら豪華指揮者が振った「神話集」ライヴのアナログ盤登場!

 1980年ロンドン生まれのアンナ・クラインは、2015年にグラミー賞の現代クラシック作曲家賞にノミネートしたアコースティックおよびエレクトロ・アコースティック音楽の作曲家。
 世界中の最先端の振付家、ビジュアル・アーティスト、映画製作者、ミュージシャンとのコラボレーションを行い、2010年〜2015年まではリッカルド・ムーティの下でシカゴ交響楽団のコンポーザー・イン・レジデンスを務め、その後も、ボルティモア交響楽団、イル・ド・フランス国立管弦楽団、バークリー交響楽団の作曲家を歴任。2020年からはスコットランド室内管弦楽団のアソシエイト・コンポーザーに就任しています。

 アンナ・クラインの「神話集(Mythologies)」は、2005年〜2015年にわたって書かれ、BBCラジオ3で放送されてきたバービカン・ホールとロイヤル・アルバート・ホールでのライヴ録音。
 マリン・オールソップ、サカリ・オラモ、アンドルー・リットン、アンドレ・デ・リッダーといった4人の名指揮者がそれぞれBBC交響楽団を振っており、歴史的なスタイルから新しい音楽への変容、エレクトロ・アコースティック音楽のバックグラウンドと詩、ビジュアルアート、ビデオグラフィーなど様々なマルチメディアとのコラボレーションで培ってきたアンナ・クラインの豊かな魅力が凝縮された作品です。

 CD盤(AV2434)は2020年10月にワールド・リリースされ、グラモフォン「エディターズ・チョイス」、プレスト・クラシカル「エディターズ・チョイス」などに選定。
 ニューヨーク・ミュージック・デイリーでは「2020年の6つのベスト・クラシカル・アルバムの1つ」に選ばれるなど大成功を収め、豪華2枚組LPセットの発売が実現しました。
 180g重量盤アナログ・レコードによる高品質サウンドで、アンナ・クラインのカラフルな音のパレットと特殊効果を再現します。

 ※録音:2012年、2013年、2016年、2018年

 
 













1/14(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ALIA VOX



AVSA 9941
¥3000
アリアンナ・サヴァール
 アリアドネの迷宮   
アリアンナ・サヴァール(アンティークハープ、歌)
 (1)ゴーティエ・ド・コワンシー(1177-1236):Efforcier m'estuet ma voiz*
 (2)作者不詳(即興):Rotundellus I*(器楽独奏)
 (3)作者不詳(Cc.de Sant Joan de les Abadesses 13世紀):Amors merce non sia*
 (4)作者不詳(即興):Rotundellus II*(器楽独奏)
 (5)アルフォンソ10世賢王(1221-1284):Strela do dia, d'apres CSM 100/166(器楽独奏)
 (6)『モンセラートの朱い本』よりFantaisie sur Stella splendens*(器楽独奏)
 (7)作者不詳:Lamento di Tristano / La Rotta*(器楽独奏)
 (8)作者不詳(15世紀フランス):Une jeune fillette*
 (9)アロンソ・ムダーラ(1510-1580):Fantasia que contrahaze la harpa en la manera de Ludovico(器楽独奏)
 (10)ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスペルガー(1580-1651):Toccata II Arpeggiata*(器楽独奏)
 (11)ジョヴァンニ・マリア・トラバーチ(1575-1647):Toccata Seconda & Ligature per l'arpa(器楽独奏)
 (12)タールキニオ・メールラ(1594-1665):Folle e ben che si crede, 1638
 (13)ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスペルガー:Toccata V(I 器楽独奏)
 (14)クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):『オルフェオ』よりRitornello per l'arpa(器楽独奏)
 (15)ルーカス・ルイス・デ・リバヤス(1626-1677):Espanoleta(器楽独奏)
 (16)ガスパール・サンス(1640-1710):Folies d'Espagne*(器楽独奏)
 * 編曲:アリアンナ・サヴァール

当初SACDと告知されていたがその後CDに変更(2021/1/29)

 失われた楽園を思わせる、いにしえのハープ弾き語り希望と喜びに満ちた音楽の旅

 録音:2018年5月23・24日、10月2・3日/ベルギー、シャトー・ド・フラウィンヌ/63'00''
 使用楽器:(2)(3)(4)ロマネスクハープ(Harpe romane modele Troubadour de Franz Reschenhofer)
  (1)(7)ゴシックハープ(Harpe gothique de Franz Reschenhofer)
  (6)ダブルハープ(Harpe double medievale d'Aragon de Franz Reschenhofer)
  (5)ロタ(Rota de Carlos Paniagua)
  (8)アルパ・ドッピア(Arpa doppia modele Viaggio de Rainer Thurau)
  (9)(15)(16)クロスハープ(Arpa cruzada modele Ivan de la Torre de Rainer Thurau)
  (10)〜(14)トリプルバロックハープ(Harpe baroque triple modèle Cellini de Rainer Thurau)

 歌手でありハープ奏者でもあるアリアンナ・サヴァール、全編1人で演奏したソロ・アルバムは今作が初。
 中世からバロック時代のレパートリーを7 種類の歴史的ハープを用いて演奏。順に年代を追って、器楽独奏と弾き語りで構成されています。
 ハープが文化生活の中で重要な位置を占めていたイタリア、フランス、スペインの3カ国の音楽は、ハープ独自の多様性と美しさを開花させたもの。
 アリアンナ・サヴァールの澄んだ声で聴く甘美な歌は、まるで失われた楽園を思わせる美しさ。遠く離れたいにしえの幻想が時代を超越し現代の心に希望と共に寄り添ってくる、奥深い味わいの音楽です。

 「私たちはミノタウロスのいない喜ばしい迷宮に彼女と一緒に入っていき、その中で音楽的にも神話的にも美しい体験をし、豊かな充実を手に入れます。もう一人のアリアドネが奏でる音楽の糸のおかげで、ハープと歌に満たされた、新鮮で刺激的かつインスピレーションあふれる旅に出逢えるのです」..ジョルディ・サヴァール

 アリアンナ・サヴァールは1972年スイス・バーゼル生まれ。高名なヴィオール奏者・指揮者のジョルディ・サヴァールを父に、歌手の故モンセラート・フィゲーラスを母に持ち、兄のフェラン・サヴァールも歌手。マリア=ドローレス・アルデアに声楽を、ロルフ・リズレヴァンに撥弦楽器を師事。カタルーニャ語、フランス語、英語、スペイン語、ポルトガル語など世界各国の言語を駆使して歌を歌っています。

 
 




BIS



BIS SA 2533
(SACD HYBRID)
¥2800
ヒヨリ・トガワ
 『孤独の歌(Songs of Solitude)− ヴィオラ・ソロの音楽』
ヒヨリ・トガワ(戸川ひより)(ヴィオラ)
 (1)細川俊夫(1955–)【横浜】:Sakura/Solitude(さくら/ 孤独)(2020)
 (2)ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750):サラバンド(《無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 BWV1010》より)
 (3)ヨハンナ・ドーデラー(1969–)【シュミダタル、オーストリア】:Shadows(影)(2020)
 (4)ホセ・セレブリエール(1938–)【ニューヨーク】:Nostalgia(郷愁)(2020)
 (5)J.S.バッハ:サラバンド(《無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV1007》より)
 (6)ティグラン・マンスリアン(1939–)【イェレヴァン(エレバン)、アルメニア】:
  Ode an die Stille(沈黙に寄せる頌歌)(2020)
 (7)大島ミチル(1961–)【ニューヨーク】:Silence(沈黙)(2020)
 (8)J.S.バッハ:サラバンド(《無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV1009》より)
 (9)カレヴィ・アホ(1949–)【ヘルシンキ】:Am Horizont (地平線にて)(2020)
 (10)ジョン・パウエル(1963–)【ロサンジェルス】:Perfect Time for a Spring Cleaning(噴水清掃にうってつけの時)(2020)
 (11)J.S.バッハ:サラバンド(《無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV1011》より) 
 (12)クリスティーナ・スピネイ(1984–)【ナッシュヴィル、テネシー州】:Keep Moving(動きつづけろ)(2020)
 (13)リーアン・サミュエル(1944-)【プルヘリ、ウェールズ】:Salve Nos(われらを救いたまえ)(2020)
 (14)J.S.バッハ:サラバンド(《無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 BWV1008》より) 
 (15)ゲイブリエル(ガブリエル)・プロコフィエフ(1975–)【ロンドン】:
  Five Impressions of Self-Isolation(自己隔離で思う5つのこと)(2020)
    Calling Out..(掛け声をかける)/Wine for One(ひとりで開けるワイン)/
    Only Birds in the Sky(空の鳥だけが)/How Many Weeks..? (いったい何週間..?)/
    Back to the English Garden(イギリス式庭園にもどる)
 (16)J.S.バッハ:サラバンド(《無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV1012》より)
 (17)フェデリコ・ガルデッラ(1979–)【ミラノ】:Consolation(慰め)(2020)

 細川俊夫、大島ミチル、アホ、マンスリアン、セレブリエールなどが作曲した2020年最新作を収録。コロナ禍で生まれたヒヨリ・トガワ(戸川ひより)の渾身作!ヨハネス・ブラームス国際コンクール第2位受賞の実力派が奏でるヴィオラ・ソロの音楽、抜群のセンスから生み出された『孤独の歌』!

 ヴィオラ/アントニオ・カッシーニ1690年頃製作
 セッション録音:2020年6月、9月、10月/アンドレーアス教会(ベルリン=ヴァンゼー、ドイツ)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、78'54
 制作・録音・編集・ミクシング:マルティン・ナゴルニ

 SACD ハイブリッド盤。
 『孤独の歌(Songs of Solitude)』のプロジェクトは、ひとつのウィルスのせいで世界中の人々が隔離状態に追いこまれた時、ヴィオラ奏者ヒヨリ・トガワ(戸川ひより)の思いつきから生まれました。
 細川俊夫、ヨハンナ・ドーデラー、ホセ・セレブリエール、ティグラン・マンスリアン、大島ミチル、カレヴィ・アホ、ジョン・パウエル、クリスティーナ・スピネイ、リーアン・サミュエル、ゲイブリエル・プロコフィエフ、フェデリコ・ガルデッラという世界各コクで活躍する作曲家たちが、彼女のたっての願いを受け、さまざまな場所で「孤独の時」を過ごしながら作曲したヴィオラ・ソロの曲が、曲間にはさまれるバッハの《無伴奏チェロ組曲》の「ヴィオラ」による6つの〈サラバンド〉と一緒に演奏されます。

 ヴィオラ奏者のヒヨリ・トガワ(Hiyoli Togawa)は、日本とオーストラリアをルーツにもち、ドイツのラインラントで育ちました。
 ヴァイオリンを習っていた幼少のころ、父親が大切にしていた古いヴィオラをこっそり弾いたことが、人生を捧げるに値する「声」をもつ楽器との出会いだったと言います。
 ライナー・モーク、アントワン・タメスティ、ハリオルフ・シュリヒティヒに学び、アルテミス四重奏団からは室内楽を学びました。シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭をはじめとするフェスティヴァルに定期的に出演、ハンブルク・カメラータ、ノルディック室内管弦楽団などのアンサンブルと共演しています。
 2014年に開かれたヨハネス・ブラームス国際コンクール第2位を受賞し注目を集めました。
 2017年8月、フィンランドのカレヴィ・アホが彼女の演奏からインスピレーションを得て作曲した《Solo XII - In memoriam EJR》を初演、翌年2月にハンブルク・カメラータのコンサート・シリーズ「Krypta」で再演しました。オンスロウ、メンデルスゾーン、カリヴォダの曲を弾いた『ヴィオラのためのロマンティック・ソナタ』がデビュー・アルバムです。

 ヒヨリ・トガワは、モデナのアントニオ・カッシーニが1690年ごろに製作したとされるヴィオラを弾いています。「孤独の歌」に似合った深い響きを生む楽器です。
 このアルバムにつけられた44ページのブックレットには、彼女がプロジェクトについて綴った「プロローグ」と「エピローグ」、それぞれの作曲家についての覚書(英語、ドイツ語、フランス語)が、写真や絵(トガワが描いています)と一緒に掲載されています。2020年の6月から10月にかけてベルリン=ヴァンゼーのアンドレーアス教会で行われたセッションの録音です。

 「2020年の春、わたしはまだ、空っぽのベルリンのスタジオで座っていました。そして、晩夏が訪れるころ、わたしの机には新しい楽譜がいっぱい置かれ、壁には私が新しく描いた絵が掛かっていました。
 音と色彩に囲まれていることで、孤立しているという感覚はまったくありません。むしろ、支えられ、守られていると感じました。コンサートの聴衆がいないと音楽家としては孤独だと感じることが多かったと思います。でも、この古い音楽と新しい音楽のおかげで、これっぽっちも孤独感はありません。このことも私は『孤独の歌』で表現しました」(ヒヨリ・トガワ「エピローグ」より)

 
 




BONGIOVANNI

GB 2109
(2CD)
【再発売】
¥2600
ドニゼッティの珍しいオペラ作品集
 ドニゼッティ:
  歌劇『リタ』
    スザンナ・リガッチ(ソプラノ)
    ウーゴ・ベネッリ(テノール)
    ロマーノ・フランチェスケット(バリトン)
    ジュゼッペ・マニーニ(朗唱)
  歌劇『ピグマリオン』
    パオロ・ペッレグリーニ(テノール)
    スザンナ・リガッチ(ソプラノ)
  歌劇『オリンピアーデ』
    スザンナ・リガッチ(ソプラノ)
    ダニエラ・ブロガネッリ(コントラルト)
  歌劇『美しい囚人』
    パオロ・ペッレグリーニ(テノール)
    スザンナ・リガッチ(ソプラノ)
    ロマーノ・フランチェスケット(バリトン)
ファビオ・マエストリ(指揮)
イン・カント室内管弦楽団

 ドニゼッティの珍しいオペラ作品集、2枚組1枚価格で再発売

 62'12''、66'18''
  
 
GB 2200
【再発売】
¥2600
新世界を描いたカンタータ
 ドニゼッティ:情景カンタータ『コロンブス、或いはアメリカの発見』
   ステファノ・アントヌッチ(バリトン)、
   マッシモ・デ・ベルナルト(指揮)、
   サヴォーナ青年管弦楽団
    録音:1992年10月30日
 ドニゼッティ:
  フルート・ソナタ ハ長調/
  チェロとピアノのためのモデラート ト長調/
  クラリネットのための練習曲 変ロ長調/
  フルート、ファゴットとピアノのための三重奏曲 ヘ長調
 G.ブリッチャルディ:『ルクレツィア・ボルジア』によるフルートとピアノのための幻想曲
   フランチェスコ・キリヴィ(フルート)、
   ロベルト・ペトルッチ(クラリネット)、
   パトリック・デ・リティス(ファゴット)、
   マウリツィオ・ガンビーニ(チェロ)、
   ガブリエレ・カタルッチ(ピアノ)
    録音:1994年11月1-3日

 56'51''

 コロンブスを描いたカンタータに室内楽作品をカップリングしたアルバムです。
 
 

GB 5209
¥2600
イタリアの現代オルガン作品集
 カルロ・ベナッティ(1963-):Victimae Paschali Laudes
 マリオ・ペットレッリ(1889-1954):
  Kincumber/
  Offertorium In Festo Pentecostes Supra "Veni Sancte Spiritus"
 ヴィッリョ・ピウベーニ(1912-1999):
  Ave Maria/Variazioni Sul Tema Gregoriano Della "Salve Regina"
 エットーレ・カンポガッリアーニ(1903-1992):
  Preghiera a vespro/4声のフーガ 嬰ヘ短調/
  4声のフーガ ト長調/3声のフーガ イ短調
カルロ・ベナッティ(オルガン)

 63'21''

 1963 年マンチュア生まれでオルガニスト、ピアニスト、作曲家、合唱団の指揮者として活動するカルロ・ベナッティによるオルガン・アルバム。
 北イタリアの4つのオルガンを使って録音されています。
 
 

GB 5212
¥2600
フランソワ・ドヴィエンヌ:6つのファゴット・ソナタ Op.24
 第1番 ハ長調/第2番 ト長調/第3番 ヘ長調/
 第4番 変ロ長調/第2番 ト短調/第6番 ハ長調
マウロ・モングッツィ(ファゴット)
ジョヴァンニ・ブロッロ(ピアノ)

 いきいきと歌うファゴット

 録音:2019年7月15-16日

 フランソワ・ドヴィエンヌ(1759-1803)が残した革新的なファゴット・ソナタ集。
 ミラノRAI 交響楽団、フェニーチェ歌劇場管弦楽団などのファゴット奏者を務めるマウロ・モングッツィによる演奏です。
 



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HARMONIAMUNDI



HMM 902419
¥2800→\2590
現代最高峰のメンバーによるベートーヴェンのトリプル・コンチェルト
 ファウスト、ケラス、メルニコフ、
  そしてエラス=カサド&フライブルク・バロック・オーケストラ

 ベートーヴェン:
  ピアノ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための三重協奏曲 ハ長調 Op.56
  交響曲 第2番 ニ長調 Op.36(作曲者自身の編曲によるピアノ三重奏曲版)
 イザベル・ファウスト(ヴァイオリン/ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティ」)
 ジャン=ギアン・ケラス(チェロ/ジョフレド・カッパ1696年)
 アレクサンドル・メルニコフ
  (フォルテピアノ/
   三重協奏曲:Lagrassa 1815年頃、エドウィン・ボインクのコレクションより
   三重奏:クリストフ・ケルン、2014年製/1795年製
    アントン・ヴァルター(ウィーン)・モデル、メルニコフ・コレクション)
 フライブルク・バロック・オーケストラ、
 パブロ・エラス=カサド(指揮)
KKC 6332
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3000+税

 早くも21年の最高の注目盤が登場!
 ファウスト、ケラス、メルニコフ、そしてエラス=カサド&フライブルク・バロック・オーケストラ、現代最高峰のメンバーによるベートーヴェンのトリプル・コンチェルト

 録音:2020年2&6月、テルデックス・スタジオ・ベルリン/60'06

 ハルモニアムンディのベートーヴェン生誕250周年である2020年から没後200年となる2027年に向けた録音企画シリーズから大型新譜がリリースされます。

 ファウスト、ケラス、メルニコフ、そして2020年度のレコード・アカデミー賞大賞受賞したエラス=カサド、フライブルク・バロック・オーケストラによるベートーヴェンの三重協奏曲。
 シューマンの協奏曲プロジェクトも成功させた彼らの演奏に大きな期待がかかります。

 三重協奏曲は、弟子のルドルフ大公がピアノで知人たちと演奏するために書かれたといわれています。
 ですのでピアノ・パートは技巧的ではありませんが効果的に書かれ、ヴァイオリンとチェロは各々楽器の響きを生かした主題が現れ、ピアノとオーケストラが調和します。
 オケとソロ楽器の素晴らしいバランス、自然なアーティキュレーションで作品に対する既成概念を払拭するような、まさにこの顔ぶれでしか為し得ない水準での、名盤が誕生しました。

 そして、ベートーヴェン自身の編曲による響曲第2 番のピアノ三重奏曲版。オーケストラ作品を少人数の室内楽で楽しむための編曲で、原曲とは違った魅力があります。
 ファウスト、ケラス、メルニコフの3人はベートーヴェンのピアノ三重奏曲集 [HMC 902125/ KKC 5385]をリリースしており、細やかな表情づけ、息ののむような美しい演奏を聴かせてくれているだけあって、お互いに自由に羽ばたいているのに、息はピタリと合っており、この版の決定版と言えるでしょう。

 

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この際なのであわせてこちらを期間限定超特価に!
レコード芸術レコード・アカデミー賞
大賞受賞の栄誉に輝いたエラス=カサドによる第九
これで一躍大人気指揮者になるか!?


 HMM 902431
(2CD)
\3600\3290
エラス=カサドによる第九の登場!
 ベザイデンホウト参加の合唱幻想曲も収録

  ベートーヴェン:
   ・交響曲第9番 ニ短調 op.125
   ・合唱幻想曲 ハ短調 op.80

パブロ・エラス=カサド(指揮)
フライブルク・バロック・オーケストラ
チューリヒ・ジング・アカデミー
クリスティアーネ・カルク(ソプラノ)
ゾフィー・ハルムセン(アルト)
ヴェルナー・ギューラ(テノール)
フロリアン・ベッシュ(バス)

クリスティアン・ベザイデンホウト
 (フォルテピアノ/合唱幻想曲)


 ハルモニアムンディのベートーヴェン・シリーズ、エラス=カサドによる第九の登場!ベザイデンホウト参加の合唱幻想曲も収録

 録音:2019年11月

 2020年ベートーヴェン・イヤーにあわせてハルモニアムンディが展開しているベートーヴェン・シリーズ、第九の登場。指揮は近年充実著しいパブロ・エラス=カサド、管弦楽はフライブルク・バロック・オーケストラ。ソリスト陣も第一線で活躍する顔ぶれです。合唱は2011年設立で既に世界を席巻している団体、チューリヒ・ジング・アカデミー。期待が高まるというもの。

 「第九」は、冒頭からストレートに一気呵成にたたみかけ、刻み込んでくる、パワーに満ちた演奏。これまでに様々な歴史的名演が存在する、特殊ともいえる作品のひとつですが、エラス=カサドは今まさにこの作品が書かれたかのように、新鮮に、大胆にストレートに譜面を響かせています。
 演奏時間は61'13(I: 13:35、II: 13:32、III:12:07、IV:21:59)。エネルギッシュでありながら、颯爽とした演奏に、今あらためての真の第九像を観る感すらあります。終楽章冒頭もまさに「プレスト」。しかしすべてのテンポ設定は楽譜に書かれたもので、ここでも不自然さやぎこちなさはまったくありません。
 エラス=カサドが、これまでの慣習にとらわれることなく、まっさらな目で緻密に譜面の検証を重ねたうえでの大胆な演奏となっております。「歓喜の歌」と重なる管弦楽も実にぴちぴちと喜びに満ちており、見事です。管弦楽、ソリスト、合唱すべてが輝かしく混然一体となって炸裂した、実に新鮮なパワーに満ちた、鮮烈な第九の登場といえましょう。


 




PENTATONE

PTC 5186271
(3CD)
¥3400
ヘンデル:6つの合奏協奏曲 Op.3、12の合奏協奏曲 Op.6
 【CD 1】
  6つの合奏協奏曲 Op.3
   合奏協奏曲
    (1)第1番 変ロ長調 Op.3-1 HWV 312/(2)第2番 変ロ長調 Op.3-2 HWV 313/
    (3)第3番 ト長調 Op.3-3 HWV 314/(4)第4番 ヘ長調 Op.3-4 HWV 315/
    (5)第5番 ニ短調 Op.3-5 HWV 316/(6)第6番 ニ長調 Op.3-6 HWV 317
 【CD 2】
  12の合奏協奏曲Op.6より第1番〜第6番
   合奏協奏曲
    (7)第1番 ト長調 Op.6-1 HWV 319/(8)第2番 ヘ長調 Op.6-2 HWV 320/
    (9)第3番 ホ短調 Op.6-3 HWV 321/(10)第4番 イ短調 Op.6-4 HWV 322/
    (11)第5番 ニ長調 Op.6-5 HWV 323/(12)第6番 ト短調 Op.6-6 HWV 324
 【CD 3】
  12の合奏協奏曲Op.6より第7番〜第12番
   合奏協奏曲
    (13)第7番 変ロ長調 Op.6-7 HWV 325/(14)第8番 ハ短調 Op.6-8 HWV 326/
    (15)第9番 ヘ長調 Op.6-9 HWV 327/(16)第10番 ニ短調 Op.6-10 HWV 328/
    (17)第11番 イ長調 Op.6-11 HWV 329/(18)第12番 ロ短調 Op.6-12 HWV 330
【CD 1】
ゲオルク・カルヴァイト
 (ヴァイオリン/コンサートマスター)
【CD 2&3】
ベルンハルト・フォルク
 (ヴァイオリン/コンサートマスター)
ベルリン古楽アカデミー

 名人集団ベルリン古楽アカデミーによるヘンデルの6つの合奏協奏曲&12の合奏協奏曲がセットになって登場!

 セッション録音:【CD 1】2019年5月、【CD 2】2018年9月&2019年2月、【CD 3】2019年2月/ニコデマス教会(ベルリン)/DDD、輸入盤・日本語帯付
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ルノー・ロランジェ(ペンタトーン)
 レコーディング・プロデューサー&編集:カレル・ブリュッゲマン(ポリヒムニア・インターナショナル)
 バランス&レコーディング・エンジニア:ジャン=マリー・ヘイセン(ポリヒムニア・インターナショナル)

 名人集団ベルリン古楽アカデミー(Akamus)によるヘンデルの6つの合奏協奏曲 Op.3と12の合奏協奏曲Op.6 が3枚組のセットになって登場です!

 合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)とはバロック時代特有の協奏曲で、複数の独奏者によって編成される独奏楽器群と、オーケストラ全員による大合奏群との間の音量的、技巧的対比を楽しむ音楽です。

 1734年頃に作曲された6つの合奏協奏曲 Op.3 は、小規模ながら管楽器を効果的に取り入れた編成をとりヘンデルらしい豊かな旋律に加えて合奏協奏曲ならではの華やかな響きが魅力といえます。
 一方、12の合奏協奏曲は1739年に作曲された作品群。コレッリの協奏曲の形式に基づいたこれらの作品はヘンデルの作品中、もっとも密度の高い協奏曲として知られます。
 数々の名録音でも知られるベルリン古楽アカデミーが聴き手の感性に直接訴えかけてくるような刺激的な音楽を聴かせます!

 ※当セットではフォーマットは通常CD となります。

 
 



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REFERENCE RECORDINGS



FR 741SACD
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
ホーネック&ピッツバーグ響による「第9」
 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
ピッツバーグ交響楽団
マンフレート・ホーネック(指揮)
クリスティーナ・ランツハマー(ソプラノ)
ジェニファー・ジョンソン・カノ(アルト)
ヴェルナー・ギュラ(テノール)
シェン・ヤン(バスバリトン)
ピッツバーグ・メンデルスゾーン合唱団
KKC 6333
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3000+税

 ピッツバーグ響創立125周年記念。ホーネック&ピッツバーグ響による「第9」。「この作品は全人類の音楽的マ二フェストbyホーネック」

 録音:2019年6月6−9日、ハインツホール、ピッツバーグ(ライヴ)/62'48

 長年高音質レーベルとして高い評価を得ているREFERENCE RECORDINGS。そしてREFERENCE RECORDINGSはもちろん、PENTATONE,BIS,など録音に定評のある数々のレーベルの録音を40年以上に渡って担当しているsound mirror社がタッグを組んだ大好評「ピッツバーグ・ライヴ!」シリーズ。
 シリーズ第11弾は、ベートーヴェンの「第9」。2020年はベートーヴェン・イヤーとして多くのアルバムがリリースされましたが、本作はピッツバーグ交響楽団の創立125年を祝ってのリリースとなります。
 ピッツバーグ交響楽団は、125年前に最初にコンサートが行われた2月27日にデジタル・プログラムでこの記念すべき日を飾ります。
 ホーネックはこのシリーズで自ら解説書を執筆していますが、今回も作品の歴史的背景を洞察し、それをどのように演奏に反映させたか詳細に記しています。
 そしてさらにマンフレート・ホーネックは、この作品を演奏する意義について以下のように述べています。「『第9』は、世界中の人々を魅了し、その音楽の力で、歴史的な様々な場面で演奏されてきました。
 一方、ベートーヴェンの理想とした、人類愛、自由への希求というメッセージを政治的イデオロギーとしてあらわすことにも使われています。1898年のベルリンの壁崩壊を記念したバーンスタンのコンサートもその一つでしょう。
 しかしいつだってこの楽曲は、全人類に真摯語りかけ、その内容を遥かに超える音楽的マニフェストとして人々に届くのです。」
 sound mirror社の高品位な録音で、響きの厚みや緊張感、明瞭なサウンドで記念すべき演奏を収録しています。



マンフレート・ホーネック&ピッツバーグ交響楽団
ベートーヴェン「英雄」


 FR 728SACD
(HDCD SACD HYBRID)
\2600→\2390
マンフレート・ホーネック&ピッツバーグ交響楽団、
 ベートーヴェン「英雄」

  ベートーヴェン:交響曲第3番Op.55「英雄」
  リヒャルト・シュトラウス:ホルン協奏曲第1番Op.11
マンフレート・ホーネック(指揮)
ピッツバーグ交響楽団
ウィリアム・キャバレロ(ホルン)
 マンフレート・ホーネック&ピッツバーグ交響楽団、大好評シリーズ!ベートーヴェン「英雄」&シュトラウスのホルン協奏曲

 録音:2017年10月27-29日(ベートーヴェン)、2012年9月22-24日(シュトラウス)、ピッツバーグ、ハインツ・ホール(ライヴ)/(5.0 & Stereo)、CD Stereo、65'17
 プロデューサー&編集:ディルク・ソボトカ(sound mirror)/バランス・エンジニア&マスタリング:マーク・ドナヒュー(sound mirror)

 快進撃を続けるマンフレート・ホーネック率いるピッツバーグ交響楽団。長年高音質レーベルとして高い評価を得ているREFERENCERECORDINGS。そしてREFERENCE RECORDINGS はもちろん、PENTATONE,BIS, など録音に定評のある数々のレーベルの録音を40 年以上に渡って担当しているsound mirror 社がタッグを組んだ大好評「ピッツバーグ・ライヴ!」シリーズ。

 第8 弾リリースは、ベートーヴェンの交響曲第3 番「英雄」とリヒャルト・シュトラウスのホルン協奏曲第1 番。
 ホーネックはこのシリーズで自ら解説書を執筆していますが、今回も作品の歴史的背景を洞察し、それをどのように演奏に反映させたか詳細に記しています。
 ホーネックは、ベートーヴェンの第3 交響曲を「これまでの交響曲の手法とは一線を画す、独自の音楽語法と作曲技法を確立し、音楽史上のターニングポントとなった作品である。これまで聴いたことのないような新しい要素をふんだんに盛り込み、劇的で創造性をもった作品」としています。
 ベートーヴェンの弟子フェルディナント・リースの回想にも「ベートーヴェンは最近私のために「エロイカ」を弾きました。私はそれが演奏される時は天と地が震えるような衝撃を与えるだろうと思う」とあるように、ホーネックはフェルディナント・リースが初めて聴いたような衝撃を現代の聴衆に与えるべく、独自の解釈を盛り込んだ演奏を展開しています。

 




AEOLUS


AE11261
(2SACD HYBRID)
¥5700
マティアス・ヴェックマン:オルガン作品全集 レオン・ベルベン(オルガン)
 CD1 〜
  第1旋法による5声の前奏曲 ニ短調/第1旋法によるフーガ ニ短調/カンツォン ト長調/
  神をほめ、祝しまつらん/トッカータ ホ短調/カンツォン ニ短調/我ら貧しき罪人を/
  ファンタジア ニ短調/来てください、聖霊、主なる神よ/カンツォン ハ短調/
  今ぞ喜べ、愛するキリストのともがらよ/第12旋法によるトッカータ ハ長調/
  カンツォン・ダル・イステッソ・トゥオーノ ハ長調/
  トッカータ、または第1旋法による前奏曲 ニ短調/第2旋法によるマニフィカト/
 CD2 〜
  イエス・キリストよ、賛美を受け給え 第2曲/カンツォン ハ長調/
  イエス・キリストよ、賛美を受け給え 第1曲/
  おお、光よ、祝福されし三位一体/トッカータ ニ短調/救いはわれらに来れリ

 貴重なヒストリカル・オルガンの高音質SACD録音で高い評価を得ているドイツのAeolus(エオルス)新録音。
 グスタフ・レオンハルトの最後の生徒であり、ゲーベル率いるムジカ・アンティクヮ・ケルンのチェンバリストとしても活躍した、古楽王国オランダの名手、レオン・ベルベン。
 作品と同時代の17世紀前半のオルガンによる初の全曲録音となる、ハインリヒ・シュッツの弟子マティアス・ヴェックマン(c.1616−1674)のオルガン作品全集。
 CD1はリューベック聖ヤコビ教会のフリードリヒ・シュテルヴァーゲン・オルガン(1637)、CD2はタンガーミュンデ聖シュテファヌス教会のハンス・シェーラー・オルガン(1624)を使用。

 ※録音:2019年7月、タンガーミュンデ(CD2)&2020年6月、リューベック(CD1)

  ☆YouTubeにてご試聴いただけます! https://youtu.be/H7Mfe228s-M
 




CHRISTOPHORUS


CHR77452
¥2700
夜空 〜 シューベルト、ベンダー、ダールベルク:歌曲集 フランツ・ヴィッツム(カウンターテナー)
カタリナ・オリヴィア・ブラント(フォルテピアノ)
 シューベルト:秋の夜の月に寄す D.614、ヒュッテンブレンナーの主題による13の変奏曲 D.576/
 カール・フリードリヒ・ツェルター(1758−1832):セレナーデ、夕べの幻想/
 シャルロッテ・ベンダー(1792−1870?):乙女の嘆き、Une Demande?/
 ヨハン・フリードリヒ・フーゴー・フォン・ダールベルク(1760−1812):岸辺の乙女、平和へ/
 シューベルト:天の火花 D.651、夜曲 D.672/
 ヨハン・ヴェスケ・フォン・ピュットリンゲン(1803−1883):ビッテ/
 ヨゼフィーネ・カロリーネ・ラング(1815−1880):水源にて/
 メンデルスゾーン:月/
 エルンスト・フリードリヒ・カウフマン(1803−1856):風の歌/
 ヒュッテンブレンナー:さすらい人、子守歌

 フランツ・ヴィッツム!シューベルトと同世代の知られざるリート集

 ☆ドイツ古楽界が期待を寄せるカウンターテナー、フランツ・ヴィッツム!
 ☆グラーフ1826モデルのフォルテピアノ伴奏で歌う、シューベルトと同世代の知られざるリート集。

 男声ヴォーカル・アンサンブル、シュティムヴェルク(Stimmwerck)の創設メンバーであり、ドイツ古楽界が期待を寄せるカウンターテナー、フランツ・ヴィッツム。
 フィリップ・ヘレヴェッヘ、ニコラス・マギーガン、ヘルマン・マックスら古楽界の名匠と共演し、レコーディングでは、ミリアム・フォイエルジンガー(ソプラノ)、カプリコルヌス・コンソート・バーゼル(ピリオド・アンサンブル)、ジュリアン・ベール(リュート)などとコラボレーションしてきました。
 注目の新録音は、ヴィッツムのデュオ・パートナーであるカタリナ・オリヴィア・ブラントが弾くコンラート・グラーフ1826年モデル(クリストフ・カーン2019年製)のフォルテピアノを伴奏にした、ロマンティックで幽玄なリート集。
 フォルテピアノ独奏による「ヒュッテンブレンナーの主題による13の変奏曲 D.576」を間に挟みながら、シューベルト、ヒュッテンブレンナー、メンデルスゾーンの歌曲とともに、ツェルター、ベンダー、ダールベルク、ピュットリンゲンら知られざるドイツ・ロマン派の歌曲を歌います。
 シューベルト、ヒュッテンブレンナー、メンデルスゾーンの作品を除く全曲が世界初録音。

 ※録音:2020年6月23日−26日、ドイツ

 
 




DUX


DUX1685
¥2500
ポーランドの木管五重奏曲集
 スピサク:木管五重奏曲
 バツェヴィチ:木管五重奏曲
 パチョルキェヴィチ:木管五重奏曲
 キラール:木管五重奏曲
 スヴィデル:小さな木管五重奏曲
クラクフ・ゴールデン・クィンテット
 〔ナタリア・ヤルゾンベク(フルート)、
  ダミアン・スヴィスト(オーボエ)、
  トマシュ・ソワ(クラリネット)、
  マウゴジャータ・ヴィゴタ(ファゴット)、
  コンラード・ゴルダ(ホルン)〕

 ポーランドの精鋭木管五重奏団、堂々のデビュー!

 クラクフ・フィルの首席フルート奏者ナタリア・ヤルゾンベクや、ポーランド・シンフォニア・ユヴェントゥス管弦楽団のホルニストのコンラード・ゴルダなどポーランドの木管楽器奏者たちによって2015年に結成された木管五重奏団、クラクフ・ゴールデン・クィンテットのデビュー・アルバム。
 2019年にポーランドのジェシュフで開催された第1回スタニスワフ・モニューシュコ国際ポーランド音楽コンクールで第2位を獲得し、その他にもベオグラード、マドリード、ローマ、ヤボル、ロンドンで行われたコンクールで第1位に輝いてきたポーランドの精鋭集団です。
 デビュー・アルバムのプログラムは、バツェヴィチを筆頭とした母国ポーランドの作曲家たちによる5つの木管五重奏曲。同編成のレパートリーの拡大にも一役買ってくれる好演です。

 ※録音:2020年7月20日−23日、ジェシュフ
 
 

DUX1676
¥2500
フルート!
 ブールダン:
  オリキュレール・マキシレール・パーティ(耳と顎のパーティ)、
  バッハニアーナ、スタク=フラット、パーンのシャンソン、
  パーンの祝福、ヴィヴ・アルディ
 J.S.バッハ(べロック編):IBBWV. 1013(アルマンド)
 カステレード:4月のソナチネ
 ベロック:ソナタ
 ヴィヴァルディ(ベロック編):
  フルート協奏曲ニ長調 RV.428《ごしきひわ》
イヴァネ・ベアトリス・ベロック(フルート)
パスカル・パルネ=フーゲール(ギター)
ジャン=マルク・ズヴェレンルテール(ギター)

 フランスの女流コンポーザー=フルーティスト、イヴァネ・ベアトリス・ベロックが無伴奏、ギターとのデュオで繰り広げるリサイタル・プログラムは、自らの師である20世紀フランスにおけるフルート界の巨匠ロジェ・ブールダン(1923−1976)へのオマージュ。
 作曲家としても第24回ラジオ=フランス国際作曲コンクール優勝など華々しい実績を持つベロック。
 2011年にはフランスのマイエンヌにイヴァネ・ベアトリス・ベロック音楽院を創設するなど教育者としての活動も活発です。

 ※録音:2019年4月&9月、パリ(フランス)
 
 

DUX1682
¥2500

コンツキ:ピアノ・ソナタ集
 ピアノ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.156
 ピアノ・ソナタ第2番ヘ短調 Op.310

アンナ・パルキータ(ピアノ)


 ポーランドのコンポーザー=ピアニストで、ヨーロッパ全域のみならず、アメリカ、インド、オーストラリア、ニュージーランド、中国、日本でもコンサートを行い、19世紀の音楽文化の発展に多大な影響を与えたポーランドの音楽家アントニ・コンツキ(1816−1899)。
 世界各地での活躍や多作家として数多くの作品を残したにも関わらず、現在ではポーランドだけでなく世界的にもすっかり忘れられてしまったコンツキの作品の中から、ヘ長調とヘ短調のピアノ・ソナタ2作品のレコーディングが実現!
 初期ロマン派のスタイルで書かれたコンツキの佳作を弾くのは、ポーランドの若手女流ピアニスト、アンナ・パルキータ。
 ロマン派作品の演奏を得意とするパルキータは、2013年に国立ショパン研究所からショパン賞を贈られるなど、将来を嘱望されているポーランドのピアニストの1人です。

 ※録音:2019年11月23日−24日&12月7日−8日、キェルツェ(ポーランド)
 
 

DUX1705
¥2500
おやすみなさい、グレツキ氏
 グレツキ:
  ヴァレンタインの小品 Op.70、
  アン=リル、
  あなたのために Op.58、
  おやすみなさい Op.63
 ゼムラー:グッド・ラック
エヴァ・リープヒェン(フルート、アルト・フルート)
エミリア・カロリーナ・シタルツ(ピアノ)
バルバラ・キンガ・マジェフスカ(ソプラノ)
フベルト・ゼムラー(打楽器)

 ポーランドのフルート界における現代音楽のスペシャリスト、エヴァ・リープヒェンによるグレツキ・アルバム。
 2010年に発表した自身のデュオ「Flute o'clock」の録音が「Hi-Fi i Muzyka」誌の年間最優秀アルバムに選出されるなど、特殊奏法や最先端の現代作品の解釈は高い評価を受けています。

 ※録音:2020年8月、ワルシャワ(ポーランド)
 
 

DUX1559
¥2500
深淵への旅 〜 スタンチンスキー:ピアノ作品集
 ユーモレスク/マズルカ変ニ長調/マズルカ嬰ト短調/
 夜想曲/3つの前奏曲/ソナタ変ホ短調/
 リディア旋法による前奏曲/カノン/
 前奏曲とフーガ/カノン形式による前奏曲
ヴィトルト・ヴィルチェク(ピアノ)

 ロシアの悲運の天才、スタチンスキーが遺した秀作の数々。

 モスクワ音楽院でタネーエフとジリャーエフに作曲を学び将来を大いに嘱望されたものの、父親の他界を機に精神を病んでしまい医者からもさじを投げられ、遂にはクリミア地方の友人を訪ねた際に謎の溺死によってこの世を去るという悲劇的な生涯を送ったアレクセイ・スタチンスキー(1888−1914)。
 そのピアノ作品は、師であるタネーエフや生まれ故郷の民族音楽、ムソルグスキーからの影響の中にスクリャービンの響きが内包されているなど、その才能の豊かさを証明する秀作揃い。
 学友だったメトネルも絶賛したという夭折の天才スタチンスキーのピアノ作品を弾くのは、1988年生まれのポーランドのピアニスト、ヴィトルト・ヴィルチェク。
 パリのフランス音楽コンクールをはじめ、数々のコンクールで優勝、入賞を果たしている実力派です。

 ※録音:2020年3月10日−12日、ルスワビツェ(ポーランド)
 
 

DUX1673
¥2500
シマノフスキ:ピアノ作品集 Vol.2
 9つの前奏曲 Op.1
 変奏曲変ロ短調 Op.3
 4つの練習曲 Op.4
 幻想曲ハ長調 Op.14
ヨアンナ・ドマンスカ(ピアノ)

 クラクフ音楽アカデミーでヤン・ホフマン、シマノフスキ音楽院ではアンジェイ・ヤシンスキ、そしてパリではリヴィア・レフにピアノを師事し、2011年から2017年までカロル・シマノフスキ音楽教会の会長、また「カロル・シマノフスキ・ミュージック・デイズ」国際音楽祭の芸術監督を務めるなど、現在のポーランドにおけるシマノフスキ演奏の第一人者として知られるスペシャリスト、ヨアンナ・ドマンスカ。
 ドゥクス(Dux)レーベルで進行中のシマノフスキのピアノ作品集の第2巻には、ワルシャワ音楽院に進学する前後の1899年から1905年の間に作曲された若かりし日の4作品を収録。
 初期ロマン派的な作風を特徴とするシマノフスキの初期作品の知られざる魅力を、ドマンスカの両手が描き出します。

 ※録音:2020年2月、カトヴィツェ(ポーランド)
 
 

DUX1596
¥2500
フルートとピアノのためのアメリカのフルート作品集
 ムチンスキー:ソナタ Op.14
 エルディン・バートン:ソナチナ
 トムリンソン・グリフィス:詩曲
 リーバーマン:ソナタ Op.23
オルガ・レオンキエヴィチ(フルート)
キンガ・フィルレイ=クビカ(ピアノ)

 リーバーマンやトムリンソン・グリフィスなど20〜21世紀アメリカのフルート作品4曲を奏でるのは、ポーランドのルブリン出身のフルーティスト、オルガ・レオンキエヴィチ。
 2011年のフリードリヒ・クーラウ国際フルート・コンクールで第2位、2013年の第7回ポーランド・フルート・コンクール(ヴロツワフ)で第3位、さらには2015年の第7回国際フルート・コンクール(クラクフ)で第2位に入賞するなど、実績十分の女流フルート奏者です。

 ※録音:2019年11月2日−3日、クラクフ(ポーランド)
 
 

DUX1701
¥2500
小路の間 〜 ポーランドのアコーディオン作品集
 ヤナス:ソナタ・インフィニティ/
 ブレシャルツ:ハイポプニア/
 ジムカ:小路の間/
 ザガエフスキ:TR13/
 オルチャク:シャンソン/
 シェラー:冬/
 ペシャト:ジェニーの魂
ヴィエスワフ・オフヴァト(アコーディオン)

 現役のポーランド人作曲家たちによって21世紀に入ってから作曲されたアコーディオンのためのコンテンポラリー作品7曲を収録。
 現在、クラクフ音楽アカデミーの木管&アコーディオン科でアシスタントを務めているヴィエスワフ・オフヴァトが、ポーランドで生まれたアコーディオンのための現代作品を演奏。
 オフヴァトはポーランドをはじめとする新作の初演に積極的に取り組んでおり、アコーディオンのレパートリーの拡大に力を注いでいます。

 ※録音:2017年1月10日&10月30日、クラクフ(ポーランド)
 




ET’CETERA


KTC1708
¥2600
ナイチンゲール 〜 フルートとハープのための作品集
 伝承曲(コリン・フレミング編):エリン/
 ドニゼッティ:ソナタ/ロッシーニ:アンダンテと変奏/
 ラヴェル:逝ける王女のためのパヴァーヌ/
 ジャン・アプシル(1893−1974):シシリエンヌ/
 フォーレ:パヴァーヌ/イベール:間奏曲/
 カルロス・サルセード(1885−1961):夜の歌/
 デボラ・ヘンソン=コナント(b.1953):ナイチンゲール/
 伝承曲(スニタ・スタネスロフ編):Lochaber no More/
 ディルク・ブロッセ(b.1960):中国の壁、飛べ..鳥のように/
 バルトーク:ルーマニア民俗舞曲集/
 カッチーニ:アヴェ・マリア/
 グノー:アヴェ・マリア/
 ショパン:ロッシーニの主題による変奏曲
ペーター・フェルホーエン(フルート、ピッコロ)
アン=ソフィー・フェルホーエン(ハープ)

 アントワープ響首席ピッコロ、ペーター・フェルホーエン、父娘共演によるフルートとハープのための作品集!

 ☆アントワープ響ソロ・ピッコロ奏者を務めるベルギーの名手、ペーター・フェルホーエン!

 アントワープ交響楽団(元ロイヤル・フランダース管弦楽団)の首席ピッコロ奏者を務め、アントワープ音楽院とオーストリアのグラーツ芸術大学で教鞭を執り、ピッコロのスペシャリストとして世界中でリサイタルとマスタークラスを行うベルギーの名手、ペーター・フェルホーエン。
 ニュー・アルバムは、ハープ奏者として活動する娘のアン=ソフィー・フェルホーエンと共演したフルート(&ピッコロ)とハープのための作品集。
 ロマン派・印象派の名曲に、現代のハープ奏者やベルギーの作曲家たちの作品も組み合わせたプログラムも見事。
 アン=ソフィーはブルージュの国際フルート・セミナーの伴奏者として活動する傍ら、言語学や文学、グラフィック・デザイン、イラストレーションなども研究する才女です。

 ☆YouTubeにてご試聴いただけます! https://www.youtube.com/watch?v=v6YM37f88y4
 
 

KTC1696
¥2600
コネクテッド 〜 パウル・パンケルト:ライヴ・エレクトロニクスを伴う作品集
 トッカータ*(ハープシコード&ライヴ・エレクトロニクス/2019)
 パヴァーヌ(アルト・リコーダー&ライヴ・エレクトロニクス/2019)
 クアジ・ロンド(ヴァイオリン&ライヴ・エレクトロニクス/2012)
 コネクテッドⅡ*(アルト・サクソフォン&ライヴ・エレクトロニクス/2016/2019)
 リモート 2.0*(フルート、ベース・ギター、パーカッション&ライヴ・エレクトロニクス/2018/2020)
 
 (LP盤〔KTC9009〕は*の3曲のみ収録)
KL-EX・アンサンブル
KTC9009
(LP)
¥4500
 (LP盤は*の3曲のみ収録)

 オランダの現代音楽アンサンブル「Ensemble'88」のヴァイオリン・ソリストを務め(2014年からは芸術監督)、東ベルギー音楽アカデミーでヴァイオリンと室内楽を教えるパウル・パンケルト(b.1965)。
 近年は作曲活動の比率を高め、2018年には作曲家のクリスティアン・クリンケンベルク、ヴォルフガング・デルニュイらと共同でKL-EX(Klangexperimente)・アンサンブルを設立したパンケルトの作曲による、「アコースティック楽器とライヴ・エレクトロニクス」のための作品集。

 ☆YouTubeにてご試聴いただけます! https://www.youtube.com/watch?v=aDfoX4vuFdc

 ※LPはレーベル在庫数僅少のため、ご注文数に対して十分な枚数をご用意できない可能性がございます。予めご了承下さい。
 



 

SOMM RECORDINGS



SOMMCD0609
¥2500
Treasures from the New World 新世界からの宝物
 ビーチ/オスワルド/ノブレ: ピアノ五重奏曲集

  1-3. エイミー・ビーチ(1867-1944):ピアノ五重奏曲 嬰ヘ短調 Op.67
  4-7. エンリキ・オスワルド(1852-1931):ピアノ五重奏曲 ハ長調 Op.18
  8. マルノス・ノブレ(1939-):詩曲 21 Op.94 No.21..初録音
  9. ビーチ:ロマンス Op.23
クレーリア・イルズン(ピアノ)..1-9
コウル四重奏団
【メンバー】
 ロジャー・コウル(ヴァイオリン)..1-9
 フィリップ・ギャラウェイ(ヴァイオリン)..1-8
 ジョナサン・バリット(ヴィオラ)..1-8
 ニコラス・ロバーツ(チェロ)..1-8

 録音 2019年4月8-9日 Turner Sims, Southhampton, UK

 「Treasures from the New World 新世界からの宝物」と題された室内楽作品集。収録されているの
はブラジルの作曲家オスワルドとノブレ、アメリカの作曲家ビーチの作品です。
 ヨーロッパからの移民を両親に持ち、イタリアとブラジルで活躍したオスワルド、初期のころから十二音技法に興味を抱き、ヒナステラに師事したノブレ、アメリカで初めて作曲家として成功した女性であるビーチ。
 3人とも新しい時代の音楽を開拓し、個性的な作品を書きあげました。
 このアルバムでは、ブラームスとシューマンの影響が感じられるビーチのロマンティックな五重奏曲、流麗かつ力強いアンサンブルが楽しめるオスワルドの五重奏曲、この2曲をメインに置き、陰鬱ながらも情熱を秘めたノブレの詩曲(世界初録音)と、愛らしいビーチのロマンスが添えられています。
 ブラジル出身のピアニストのクレーリア・イルズンと、コウル四重奏団の演奏で。
 
 


SOMMCD0610
¥2500
イギリスのヴァイオリン・ソナタ集
 1-2. ウィリアム・ウォルトン(1905-1983):ヴァイオリン・ソナタ
 3-5. ウィリアム・オルウィン(1905-1985):ヴァイオリン・ソナチネ
 6. ゴードン・ジェイコブ(1895-1984):
 ヴァイオリンとピアノのためのエレジー..初録音
 7. ジェイコブ: カプリース..初録音
 8. ジェイコブ: 小さなダンサー..初録音
 9-11. ケネス・レイトン(1929-1988):ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.4
 12. アラン・ロースソーン(1905-1971):ピエロ - ヴァルス=カプリス
 13. レノックス・バークリー(1903-1989):エレジー イ長調 Op.33 No.2
 14. バークリー:トッカータ ホ短調 Op.33 No.3
クレア・ホウィック(ヴァイオリン)
サイモン・キャラハン(ピアノ)

 録音 2019年9月7-8日 Wathen Hall, St Paul's School, London, UK

 20世紀に大好評を博したイギリスのヴァイオリン・ソナタを集めた1枚。メニューインから依頼されたウォルトンのソナタをはじめ、均整のとれたオルウィンのソナタ、初録音となるジェイコブの3つの小品、映画「アンクル・サイラス」でも用いられたロースソーンのヴァルス=カプリス、若々しいレイトンのソナタ、巧妙に音が張り巡らされたバークリーのエレジーとトッカータ、この6人の作曲家の作品が演奏されています。
 演奏しているクレア・ホウィックはこのアルバムがSOMMへのデビュー。ピアノのサイモン・キャラハンと息の合った演奏を聴かせます。
 
 


SOMMCD0625
¥2500
英国とフランスをつなぐヴァイオリン曲集
ENTENTE MUSICALE 音楽の架け橋 ヴァイオリンとピアノの音楽

 1-3. ディーリアス(1862-1934): ヴァイオリン・ソナタ ロ長調 Op.posth
 4. シリル・スコット(1879-1970):
  Cherry Ripe 熟したさくらんぼ -クライスラーに
 5. スコット: ワルツ・カプリース(A.W.クレーマー編)..初録音
 6-8. ドビュッシー(1862-1918): ヴァイオリン・ソナタ ト短調
 9. ラヴェル(1875-1937): ハバネラ形式の小品(J.ハイフェッツ編)
 10-12. アイアランド(1879-1962): ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ短調
 13. バックス(1883-1953): Mediterranean 地中海(J.ハイフェッツ編)
クレア・ホウィック(ヴァイオリン)
サイモン・キャラハン(ピアノ)

 録音 2019年10月24-25日 Wathen Hall, St Paul's School, Barnes、UK

 英国とフランスをつなぐ作品を書いた作曲家たちのヴァイオリン曲を集めた1枚。冒頭にはこのジャンルを代表するディーリアスの作品が置かれています。
 20代後半、パリに留学した彼は滞在した8年の間に、この都市の空気と文化を存分に堪能、認められることはなかったもののこの「ヴァイオリン・ソナタ ロ長調」を含む数多くの作品を書き上げています。
 また、彼より年少のアイアランドのソナタは、エドワード調の優雅さとフランス印象派の作風を融合させたものであり、ドビュッシーの最後のソナタは深い感情が表出された名作です。
 ここに、ラヴェルとドビュッシー作品から影響を受けたシリル・スコットの小品と、ハイフェッツのアレンジによるラヴェルの「ハバネラ形式の小品」、バックスの「地中海」を併せ、ホウィックとキャラハンが各曲の共通項を探っていきます。
 
 


SOMMCD0626
¥2500
ベル・エポック 1886 フランク/ゴダール: チェロ・ソナタ集
 1-4. フランク(1822-1890): チェロ・ソナタ イ長調
 5-7. ゴダール(1849-1895): チェロ・ソナタ ニ短調 Op.104
コリーヌ・モリス(チェロ)
ペトル・リモノフ(ピアノ)

 録音 2019年11月14-15日 Carlisle Place, London、UK

 1886年に作曲されたフランクとゴダール、2曲のソナタを収録したアルバム。
 どちらもベル・エポック(良き時代)の頃に、フランス系の作曲家がドイツ、オーストリア系の作風に則って書いた作品です。
 とはいえ、ヴァイオリン・ソナタを原曲とするフランクのソナタは良く知られていますが、ゴダールのソナタは録音も演奏機会もほとんどなく、貴重な1枚となります。サロン風の音楽ばかりが知られるゴダールですが、ここではかっちりとした形式を持つ壮大な音楽が展開されています。
 チェロを演奏するコリーヌ・モリスは、ロストロポーヴィチとトゥルトリエに高く評価された奏者。肩の故障により5年以上コンサートから遠ざかっていましたが、見事な復活を遂げています。
 ロシア系イギリス人ピアニスト・指揮者、ペトル・リモノフは『Classical Music magazine誌』にて「無限の能力を備えた驚異的な音楽家」と評された名手。
 二人の息を呑むようなアンサンブルをお聴きください。
 
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SOMMCD0613
¥2500→\2290
ピーター・ドノホー(ピアノ)
 モーツァルト(1756-1791):ピアノ・ソナタ集 第3集

 1-3. ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調 K.330
 4. ジーグト長調「ライプツィヒ・ジーグ」K.574
 5-7. ピアノ・ソナタ第18番 ニ長調 K.576
 8. アダージョ ロ短調 K.540
 9-11. ピアノ・ソナタ第11番 イ長調「トルコ行進曲付き」K.331
ピーター・ドノホー(ピアノ)

 録音 2018年7月9-12日 Royal Birmingham Conservatoire, Birmingham,England, UK

 イギリスの中堅ピアニスト、ピーター・ドノホーが弾くモーツァルトのソナタ集。
 第3集となるこのアルバムでは人気の高い第11番「トルコ行進曲付き」と、第10番ハ長調、最後のソナタである第18番ニ長調の3曲を収録。
 同時収録は1788年に書かれた「アダージョ ロ短調」と、あまり耳にすることのない小品「ジーグ ト長調」。ドノホーは各曲の持つ雰囲気を弾き分け、明から暗までさまざまなモーツァルトの表情を描きだしています。
 中でも軽やかな「ジーグ」と悲痛な「アダージョ」での対照的な雰囲気が聴きどころ。
 
 

SOMMCD0611
¥2500
エセル・スマイス(1858-1944):歌曲とバラード集
 4つの歌
  1. No. 1. Odelette オデレット/2. No. 2. La Danse ダンス/
  3. No. 3. Chrysilla クリシラ/4. No. 4. Ode anacreontique アナクレオンへの頌歌
 歌とバラード Op.3
  5. No. 1. Vom berge 山から/6. No. 2. Der verirrte Jager 失われた狩人/
  7. No. 3. Bei einer Linde 菩提樹のそばで/
  8. No. 4. Es wandelt, was wir schauen それは変わる、私たちが見るもの/
  9. No. 5. Schon Rohtraut 美しいロートラウト姫
 歌 Op.4
  10. No. 1. Tanzlied 踊りの歌/11. No. 2. Schlummerlied 眠りの歌/
  12. No. 3. Mittagsruh 昼休憩/13. No. 4. Nachtreiter 夜の騎手/
  14. No. 5. Nachtgedanken 夜の想い
 3つの歌
  15. No. 1. The Clown 王冠/16. No. 2. Possession 所有/17. No. 3. On the Road 路上
ルーシー・スティーヴンス(コントラルト)、
バークリー・アンサンブル..1-4、
オダリーネ・デ・ラ・マルティネス(指揮)..1-4、
エリザベス・マーカス(ピアノ)..5-17 

 録音 2019年9月11-12日 Studio 1, University of Surrey, Guildford, UK

 19世紀後半から20世紀前半のイギリスで活躍した数少ない女性作曲家の一人、エセル・スマイス。作曲だけではなく、女性解放運動にも力を尽くし、晩年には自伝や交友録を著すなど優れた活動をした人です。
 熱烈なブラームス信奉者であった彼女ですが、実際に作曲したのは歌曲や合唱曲が中心で、器楽のための作品はほとんど残っていません。
 このアルバムには1886年から1913年の間に書かれたピアノとオーケストラの伴奏による17の声楽曲を収録。Op.3の5曲はドイツ語のタイトルが付いていますが、歌詞は作曲者自身が英訳したもの。
 一方Op.4の5曲はドイツ語の歌詞に作曲しています。1913年に作曲された「3つの歌」のうち、2つの曲にはイギリスの社会主義活動家エセル・カーニー・ホールズワースの詩が用いられており、彼女の強い主張が感じられます。
 1908年に作曲された「4つの歌」は室内楽伴奏による美しい作品。フランス風の音楽であり、ドビュッシーからも賞賛されました。
 
 

SOMMCD0608
¥2500
Hush! ヴォーカル・アンサンブル作品集 パパゲーナ(ヴォーカル・アンサンブル)
 1. ドン・マクドナルド(1966-): Fire-Flowers: No. 1. Moonset 月の入り
 2. ジョージア伝承曲: Shen khar venakhi (S.テナント=フラワーズ編)
 3. フローリ・ジャゴダ(1926-): Hamisha asar (S.ヴァンゴ編)
 4. チャイコフスキー(1840-1893): 子供のための16の歌 Op.5 - 第5番 伝説 (G.ウィーヴァー編) ..初録音
 5. ルーマニア伝承曲: Sub o salcie しだれ柳の下に (A.ウッズ編)
 6. ケドロフ(1871-1940): 主の祈り
 7. カッシア(810-867): Ek rizis agathis 神の道より
 8. ダッガン(1963-): O viridissima virga 最も優しい小枝
 9. イングランド伝承曲: The Snow it Melts the Soonest 雪はすぐ溶ける (W.ブリュックナー編)
 10. ホルスト(1874-1934): The swallow leaves her nest ツバメは巣立つ
 11. ガンズ・アンド・ローゼズ: Sweet Child o' Mine (S.ヴァンゴ編) ..初録音
 12. アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725): 私の心よ、弱ってはならぬ
 13. リビー・ラーセン(1950-): Jack's Valentine
 14. ケルト伝承曲: Mouth Music (J.フォークナー&D.キーン編)
 15. ジェトス・ブレーマー(1959-): Sigh No More, Ladies
 16. デイヴィッド・ラング(1957-): I Lie (ヴォーカル・アンサンブル編)
 17. ブルガリア伝承曲: Kakwa moma (U.クノルン編)
 18. ジム・クレメンツ(1983-): The Woman's 'If'..初録音
 19. ジェス・アロースミス(1977-): Changeling's Lullaby (ヴォーカル・アンサンブル編)

 録音 2019年9月6-8日 Challow Park Srudios,Wantage、UK

 前作のアルバム「The Darkest Midnight」(SOMMCD0189)が、イギリスのAMAZONでクラシック・チャートのトップを飾るという快挙を成し遂げた女声5人によるヴォーカル・アンサンブル「パパゲーナ」の第2作。
 "厳しい冬を照らす暖かい光"をテーマに掲げ、選ばれた多種多様な音楽はどれも魅力的、かつ意味深いものばかり。
 伝承曲からロックまで刺激的で興味をそそられる曲が並びます。彼女たちの美しくブレンドされた声の響きが楽しめます。
 
 

SOMMCD0612
¥2500
From Five Continents 五大陸より ペネロピ・スウェイツ(1944-):合唱曲と歌曲集
 1. 詩篇第24篇「The Earth is the Lord's すべての地は主のもの」
 2. 詩篇第121篇「I will lift up mine eyes 目を上げて山々を仰ぐ」
 3. 詩篇第19篇「The heavens tell out the glory of God 天は神の栄光を告げる」
 4. 詩篇第23篇「The Lord is my shepherd 主は私の羊飼い」
 5-9. ミサ・ブレヴィス
 10. Reverie 夢
 11. All the Days of Christmas クリスマスの全ての日々
 12. Forestry 林業
 5つのシェイクスピアの歌
  13. No. 4. Under the Greenwood Tree 緑の木陰に
  14. No. 1. Fear no more the heat o'the sun 燃える太陽ももう恐れるな
  15. No. 2. When icicles hang by the wall つららが壁に垂れ下がり
  16. No. 3. O Mistress Mine 私の恋人よ
  17. No. 5. It was a lover and his lass 恋に落ちた若者とその彼女
 18. Yaathum oore yaavarum kelir 誰もが何でも聞く
 19. Walkabout ウォークアバウト
 20. Kano カノ
 21. Cold Winter's Night 冷たい冬の夜
 22. A Carol of Christmas Morning クリスマスの朝のキャロル
 23. Lead, Kindly Light みちびきゆかせたまえ
 24. Saint Teresa's Bookmark 聖テレサのブックマーク
 
 ※トラック10を除いて全て初録音
  キャロリン・サンプソン(ソプラノ)..1,4,5-9,11,13-17,19
  ジェイムズ・ギルクリスト(テノール)..3,5-9,12,13-17,20
  ウィリアム・デイズリー(バリトン)..10,13-17
  ルバート・ジェフコート(オルガン)..1,2,5-9,13-17,22
  エクス・カセドラ(ヴォーカル・アンサンブル)
  ペネロピ・スウェイツ(ピアノ)..3,4,10,11,12,13-17,18,19,20,21,23
  ジェフリー・スキッドモア(指揮) 他

 録音 2019年9月20-22日 Elgar Concert Hall, University of Birmingham,England, UK

 オーストラリア出身の作曲家・ピアニスト、ペネロピ・スウェイツ。パーシー・グレインジャーの解釈が高く評価されるとともに、ミュージカルなどの彼女自身の作品も好評を持って迎えられています。
 この「五大陸より」と題されたアルバムでは、19曲の初録音を含む合唱曲と歌曲を紹介しています。
 「ミサ・ブレヴィス」と4曲の詩篇、シェイクスピアの詩を用いた曲、インドとアフリカの音楽に影響を受けた歌、南北アメリカの民謡を採り入れた歌、そしてオーストラリア奥地の民謡に喚起された歌がバランスよく配置されています。
 これらを歌うのは古楽系の演奏でも知られるキャロリン・サンプソンとジェイムズ・ギルクリスト、ウィリアム・デイズリーの3人の歌手たち。
 スウェイツのピアノだけでなく、ギターからドラムやサックス、トランペットまでの多彩な楽器を伴奏に、エクス・カセドラとともに華麗な歌を披露します。
 
 

SOMMCD0627
¥2500
Faith, Love and Nonsense 信仰と愛とナンセンス
 スタンフォード(1852-1924): 歌曲集

  信仰の歌 Op.97(1907)..全曲の初録音
   1. Strong son of God, immortal Love/2. God and the universe/
   3. Faith/4. To the Soul/5. Tears/6. Joy, Shipmate, Joy!
 
  ロバート・ブリッジの詩による3つの歌 Op.43(1891)..初録音
   7. Since thou, O fondest and truest/8. I praise the tender flower/
   9. Say, O say! saith the music
 
  《Shamus O'brien 探偵オブライエン》Op.61-4つの歌(1896)..デジタル初録音
   10. My heart is thrall to Kitty's beauty/11. Glengall/
   12. Ochone, when I used to be young/13. I love my ould Ireland
 
  Nonsense Rhymes ナンセンスな詩(遺作)
   14. The Hardy Norsewoman/15. The Compleat Virtuoso/16. The Absent Barber/
   17. The Cow and the Coward/18. Barkerolle/19. Dithyramb/
   20. The Generous Parishioner./21. Limmerich ohne Worte/
   22. The Boat Song/23. Nileinsamkeit/24. The Aquiline Snub/
   25. Tone Poem/26. Gongdichtung/27. A Visit of Elizabeth
 
  The Triumph of Love 愛の勝利 Op.82(1903)..初録音
   28. O one deep sacred outlet of my soul/29. Like as the thrush in winter/
   30. When in the solemn stillness of the night/31. I think that we were children/
   32. O flames of passion/33. Barkerolle(異稿版)
 ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)..1-9,12,13,15-20,23,26,27,33
 ジェームズ・ウェイ(テノール)..10,11,14,22,24,25,28-32
 アンドルー・ウェスト(ピアノ)

 録音 2019年6月25-26日 Wyastone Concert Hall、UK

 アイルランド出身の作曲家、チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード。7曲の交響曲を含む数多くの作品を残し、19世紀英国音楽発展の立役者と目されながらも、20世紀になると一部の合唱作品の他はほとんど忘れられてしまいました。
 このアルバムでは、名バリトンのロデリック・ウィリアムズと、2017年に開催された「第62回キャスリーン・フェリアー賞」で第2位を獲得した若きテノールのジェームズ・ウェイの歌唱で、スタンフォードのさまざまな歌曲を収録。
 中でも「ロバート・ブリッジの詩による3つの歌」と「愛の勝利」は世界初録音となります。
 他にはウォルト・ホイットマンの詩による「信仰の歌」、遺作となったエドワード・リアの詩によるユニークな曲調を持つ「ナンセンスな詩」など、どの曲も英国詩人たちが紡ぐ美しい言葉が巧みにロマンティックな音楽へと織り込まれています。
 ピアノを担当するアンドルー・ウェストも力強い演奏を聴かせます。
 



ベル歴史的録音・旧録音>


ATS


 過去最高音質で登場!
 カラヤンV.S.バックハウス ブラームス:ピアノ協奏曲第2番(1964年ライヴ)/ブルックナー:交響曲第8番カラヤン+ベルリンフィル(1966年オランダ音楽祭ステレオ・ライヴ)初回特価設定(1枚価格)。
 極上音質で復活の超絶ライヴ高音質UHQCDにて登場!通常CDケース仕様(完全限定盤)

UHQCDとは
 新開発の製法により、従来の高音質ディスクよりさらに原盤に忠実な音を再現。
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 最高性能のクリスタルディスクに迫る高音質を手軽にお楽しみいただけます。

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ATS924-2
(UHQCD)
初回限定 ¥2500→\2290
カラヤンとバックハウス
濃厚に表現する"カラヤンのブラームス"

 ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
  [16'58"][8'38"] [11'17"][9'40"]
ヴィルヘルム・バックハウス(P)+
カラヤン指揮、ベルリンフィル

 1964年5月18日ウィーン・ムジークフェラインザール(ウィーン音楽週間ライヴ)

 初出時には「カラヤンとバックハウスの水と油の音楽性」という面が強調された名盤。ベルリンフィルのウィーン客演時のライヴ。実はカラヤンとバックハウスは頻繁と言わないまでも共演する間柄でした。今聴き直しますとカラヤンも当然ながらドイツ音楽の雄。お互いを尊重し、かつ一歩も引かない見事な演奏です。バックハウスは80代半ばと言う高齢ながら厳格なリズム感、情熱的な表現に事欠かず鍵盤の獅子王の面目躍如たるものがあります。ベルリンフィルの分厚い低弦を大筆の払いのように濃厚に表現する"カラヤンのブラームス"も存分に楽しめます。コンサートは5月17日と18日に行われ当ライヴ録音は二日目。メイン・プログラムは交響曲第2番でした。

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ATS925/926-2
(2UHQCD)
初回限定 ¥2500→\2290
ベルリンフィル
カラヤンにとって「ブル8」は勝負曲!

 ブルックナー:交響曲第8番
  [17:13][15:21][26:21][25:37]
カラヤン指揮
ベルリンフィル

 1966年6月16日オランダ音楽祭。アムステルダム・コンセルトヘボウ、ライヴ・ステレオ

 カラヤンにとって「ブル8」は勝負曲でありました。フルトヴェングラーの後任としてベルリンフィル戦後初のアメリカツアーを率いた1955年も、ベルリンフィルとの不協和音が囁かれる中で敢行した生涯最後のウィーンフィル、ニューヨーク公演もこの曲を轟かせて批判の声を封じ込めました。
 当演奏は伝説の1966年日本公演の直後に行われたヨーロッパツアーから名ホールアムステルダム・コンセルトヘボウで行われた凄絶なライヴ。
 壮麗な音響、荒々しいまでの推進力、絶望に至るほどのカタルシス。他国客演時では常日頃より燃え上がるのがカラヤン。スタイリッシュなだけでない汗をかくカラヤンを味わいたいならこれは必聴です!
 初回限定で1枚価格にてご提供します。英日のライナーノート付です。



 

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ET’CETERA



KTC1038
¥2600→\2390
ルッジェーロ・リッチ&アルゲリッチ!Et'ceteraの名盤復刻!
フランク&プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ集

 フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
 プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.94a
 イザイ:
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.27-3《バラード》
 パガニーニ:ゴッド・セイヴ・ザ・キングによる変奏曲 Op.9
 J.S.バッハ:
  無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006より
   ガヴォット・アン・ロンドー
ルッジェーロ・リッチ(ヴァイオリン)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)

 ルッジェーロ・リッチ&アルゲリッチ!Et'ceteraの名盤復刻!

 ☆リッチ&アルゲリッチの1979カーネギー・ライヴが再生産!

 オランダの老舗レーベル「Et'cetera(エトセトラ)」の初期の名盤の1つ、ルッジェーロ・リッチとマルタ・アルゲリッチが1979年にニューヨークのカーネギー・ホールで繰り広げた白熱のライヴ!
 多くの名演が存在するフランクのヴァイオリン・ソナタのなかでも、決定盤の1つとして評価の高い熱演(楽章間にまで巻き起こる拍手からも会場の熱気が伝わります)でありながら、長らく廃盤・入手不可となっていた名盤が再生産されました!

 ※録音:1979年10月20日、カーネギー・ホール(ニューヨーク/ライヴ)
 
 


KTC1046
¥2600
ブリテン:歌曲集
 《誕生日のお祝い》Op.92より 4つのバーンズの歌
 民謡編曲集
  〔とねりこの木立、ザ・ツリーズ・ゼイ・グロウ・ソー・ハイ、
  ねえクッションを縫える?、なんと甘く答えることか、
  夏の名残のばら、ミンストレル・ボーイ〕
 子守歌のお守り Op.41/
 民謡編曲集
  〔サリー・ガーデンズ、広い河の岸辺、
  ニューカッスルからおいででは?、私が父の家にいた頃〕
イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)
キャロリン・ワトキンソン(アルト)
タン・クローネ(ピアノ)

 イヴォンヌ・ケニーとキャロリン・ワトキンソン、二人の大歌手が歌ったベンジャミン・ブリテンの歌曲集(オリジナル・リリースは1987年頃)も再生産されました。
 




SOMM RECORDINGS



ARIADNE5010
¥2500
キャスリーン・フェリアー 20世紀英国歌曲の宝物
 1. パリー(1848-1918): Love is a bable 愛は聖書
 2. クィルター(1877-1953): Now sleeps the crimson petal 深紅の花弁は眠りに就く
 3. クィルター: To Daisies デイジー
 4. クィルター: The Fair House of Joy 喜びの公正な家
 5. ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958): Silent Noon 静かな午後
 6. スタンフォード(1852-1924): The Fairy Lough 妖精の湖
 7. スタンフォード: A Soft Day 穏やかな日
 8. スタンフォード: La Belle Dame sans Merci 容赦ない美女
 9. ブリッジ(1879-1941): Go not, happy day 幸せな日よ、去ることなかれ
 10. ウォーロック(1894-1930): Sleep 眠り
 11. ウォーロック: Pretty ring-time 呼び出し時間
 12. ジェイコブソン(1896-1973): The Song of Songs ソロモンの雅歌
 13-15. ラッブラ(1901-1986): 3つの詩篇 Op.61
 16-18. ワーズワース(1770-1850): 3つの歌 Op.5
 19-23. ファーガソン(1908-1999): Discovery 発見 Op.13
 24. ブリテン(1913-1976): 花の歌 Op.37
 25-28. レノックス・バークリー(1903-1989): アビラの聖テレサの4つの詩 Op.27・・初出音源
  キャスリーン・フェリアー(コントラルト)
  フレデリック・ストーン(ピアノ)..1,5-12、フィリス・スパー(ピアノ)..2,3,4、
  アーネスト・ラッシュ(ピアノ)..13-23、アンナ・ポラック(メゾ・ソプラノ)..24、
  EOGオーケストラ..24、レジナルド・グッドオール(指揮)..24、
  ロンドン交響楽団..25-28、ヒューゴ・リグノルド(指揮)..25-28

 録音1952年6月5日 BBC recital..1,5-7,9-11 1951年12月 DECCA(1952年9月発売)..2,3 1951年12月 DECCA(1952年11月発売)..4 1948年2月16日 BBC recital..8 1947年11月3日 BBC recital..12 1953年1月12日 BBC recital..13-15,16-18,19-23 1946年10月11日 BBC broadcast..24 1952年4月7日 BBC broadcast..25-28

 20世紀前半を代表するコントラルト歌手キャスリーン・フェリアー。41年という短い生涯の間に数々の名唱を遺し、これらの録音は現在でも広く愛されています。
 このアルバムは、彼女が歌うあまり知られていない英国歌曲を収録。これらの中で、もっとも初期の録音は1946年に録音されたブリテンの《ルクレシアの凌辱》の「花の歌」で、以降、1953年に彼女が亡くなる9か月前までの様々な時期の歌唱が収録されています。
 これらはどれもDECCAとBBCのために録音された音源ですが、レノックス・バークリーの「アビラの聖テレサの4つの詩」はこれまでに発表されたことがありません。
 アルバムに添えられたブックレット(英文)を執筆したのは、現在「キャスリーン・フェリアー賞」の管財人を務めるバリトン歌手、トーマス・アレン。
 作品の解説とともにフェリアーの類まれなる才能とその歌唱に改めて光を当てています。
 


<メジャー・レーベル>
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WARNER



9029519170
\2600→\2390
PHOENIX/ヤヌシュ・ヴァヴロウスキ(ヴァイオリン)
 1. ルジツキ:ヴァイオリン協奏曲 Op.70
 2. チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35
ヤヌシュ・ヴァヴロウスキ(ヴァイオリン)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
グジェゴシュ・ノヴァーク(指揮)
 録音:2019年11月18,19日、ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール

 第二次世界大戦中、ポーランドの人々はナチス・ドイツの占領軍によって残酷に抑圧されました。
 ポーランドの芸術家は、国の文化的アイデンティティを消滅させることを目的としたゲシュタポによって監視されていました。

 ルドミル・ルジツキ[1883-1953]は、1900年代初頭に歌劇『ヘンゼルとグレーテル』の作曲家であるフンパーディンクに師事。第一次世界大戦後、ポーランドがロシアから独立したとき、彼は自国の音楽を活性化しようと努めた作曲家グループ(シマノフスキを含む)のメンバーでした。彼は、悪魔とファウストの協定を結んだ16世紀の貴族の物語バレエ音楽『パン・トヴァルドフスキ』(1920年)で特に成功を収めました。

 ルジツキは、1944年の夏にヴァイオリン協奏曲の作曲に取り組みました(ワルシャワ蜂起は8月上旬から10月上旬に行われています)。
 最初にピアノとソロ・ヴァイオリンによるヴァージョンでスコアがほぼできあがり、オーケストレーションを完了する必要がありました。ソロ・パートの技術的面について、名ヴァイオリニストであったヴワディスワフ・ウォツニアクと時間を過ごしていましたが、彼と家族がナチス軍から危険にさらされていることがわかり、ルジツキはワルシャワから脱出することを決心し、スーツケースに楽譜をしまい庭に埋め隠したのでした。彼の家は最終的に破壊され、戦後、ポーランドの首都の南西約300kmにあるカトヴィツェ市で教鞭をとっていたルジツキは、この協奏曲の楽譜を失ったことに失望していました。彼は1953年に亡くなりましたが、その後、スーツケースが、ワルシャワにあるルジツキの家の廃墟を片付けていた建設作業員によって発見され、そこに入っていた楽譜はポーランド国立図書館のアーカイブに届きました。

 ヤヌシュ・ヴァヴロウスキはこの協奏曲について「ルドミル・ルジツキのヴァイオリン協奏曲の楽譜の断片に最初に出会ったのは数年前のことです。この素晴らしい作品はすぐに私に語りかけ、灰から立ち上がるフェニックスのように生まれ変わり、世界中の観客に楽しんでもらうべきだという考えが頭に浮かびました」と話しています。研究者の助けと多くのアーカイブの精査により、彼は協奏曲のピアノ・リダクションによる楽譜と、オーケストレーションされたフルスコアの最初の87小節を見つけることができました。一部の音楽家は、すでにピアノ・リダクションのみに基づいた協奏曲を完成させていましたが、ヴァヴロウスキはピアニスト兼作曲家のリシャルト・ブリーラと協力し、オーケストレーションされた断片をもとにし、新たに作品の再現に着手しました。彼はまたソロ・パートを編集し、ヴァイオリニストが完全に再現できる奏法に収まるように改訂しています。

 このプロジェクトには数年かかりました。ロジツキの当初の考えに可能な限り近い・・・私にとって、この協奏曲は戦前のワルシャワのエネルギーと生命に満ちていていることについて、作曲家は思い起こそうとしていたと思います。そして、彼が1944年に書いたように、この前向きなエネルギーを伝えています。ナチスの大砲が街に降り注いだ非常に暗い時期でした。私たちの文明の激動の歴史と不安の時代を振り返ると、文化と芸術は常に人類に不可欠な役割を果たしてきたことがわかります。悲しい現実に直面したアーティストたちは、意識的に創造力を駆使して、希望と喜びの両方をもたらす作品を創造してきました。これは、このアルバムに録音された2つのヴァイオリン協奏曲のメッセージです。どちらも、作成者の生活の中で非常に困難な時期に書かれました。チャイコフスキーは、彼の結婚の苦痛な崩壊の後、作曲の避難所を探していました。2人の作曲家は、異なる時代に書いていましたが、多くの共通点がある作品を作成しました。チャイコフスキーが1878年に作曲したヴァイオリン協奏曲は、今日私たちが知っている映画音楽のスタイルに似た作品を作曲した最初の作曲家の1人です。ルジツキの作品は、ガーシュウィンやコルンゴルトを思い起こさせます。ハリウッドを感じつつ、同時に独特のスラブの味を保持しています。ルジツキは、チャイコフスキーの65年後の作品ですが、より大規模なオーケストラを自由に使用しつつ、チャイコフスキーと同様の方法でオーケストラを背景にソロ・ヴァイオリン・パートを描いています。ルジツキの協奏曲は最も暗い時代に書かれた作品ですが、壮大で豪華なロマン派後期の様式による前向きなエネルギーを持っていることは信じられないことです。」と、ヴァヴロウスキは語っています。

 ルジツキの作品は6人以上の打楽器奏者を必要とし、「詩人の心のこもった口調を持つ名手」と呼ばれるヴァヴロウスキの芸術的個性に非常に適しています。このレコーディングはロンドンで行われ、のロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団と、同じポーランド生まれのグジェゴシュ・ノヴァークが指揮を務めています。

 ヤヌシュ・ヴァヴロウスキは、1982年、ポーランドのコニン生まれ。6歳からヴァイオリンを始め、ワルシャワ音楽院を優秀な成績で卒業。数多くの国際コンクールの入賞歴を持ち、世界中のオーケストラとも共演しています。最近ではザコパネ国際室内楽音楽祭「ハイツミュージック」の芸術監督を務め、またワルシャワのショパン音楽大学の講師も務めています。現在、ポーランドで最も実力、人気を持つヴァイオリニストです。

 ここで使われたヴァイオリンは、戦後のポーランドとして初のストラディヴァリウス。バッハが生まれた年と同じ1685年製のこの楽器は、これまで私的なものであり、記録になかったもので、まったく謎に包まれた楽器といわれています。最近この楽器を購入しヴァヴロウスキへ貸し出した後援者は、ポーランド独立100年を称え、この楽器を「ポロニア」と名付けました。

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イーゴリ・ストラヴィンスキー・エディション

9029514093
(23CD)
\7300→\6890


 このボックスは、イーゴリ・ストラヴィンスキー没後50年を記念して製作されたものです。ストラヴィンスキーの主要な作品や、あまり聴かれない小さな作品などを、Erato / Warner Classicsアーティストによって演奏された名演奏だけでなく、ストラヴィンスキー自作自演などによる1920年代後半から1930年代にかけての歴史的録音も収録されています。ほぼ約100年の演奏史ともなっています。またストラヴィンスキー自身や他の作曲家・演奏家らによるトランスクリプションも収録。
 各ディスクは、ロシア出身の画家・美術理論家で、ストラヴィンスキーの音楽から影響を受けているといわれている純粋抽象絵画の創立者、ワシリー・カンディンスキーの絵画が使用された紙ジャケに封入。


イーゴリ・ストラヴィンスキー・エディション


CD1
ストラヴィンスキー:
1. 幻想的スケルツォ Op.3 (1908)
2. 幻想曲『花火』Op.4 (1908)
3. バレエ音楽『火の鳥』 (1910)

フィルハーモニア管弦楽団
エリアフ・インバル(指揮)

CD2
1. バレエ組曲『火の鳥』 (1910, Ballet Suite 1919)
フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

2. バレエ音楽『ペトルーシュカ』 (1911 original version)
フィルハーモニア管弦楽団
エリアフ・インバル(指揮)

CD3
1. バレエ音楽『ペトルーシュカ』 (1911, orchestration 1947)
フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

2. バレエ音楽『春の祭典』 (1913)
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
マリス・ヤンソンス(指揮)

CD4
1. 交響詩『ナイチンゲールの歌』 (1917)
フランス国立管弦楽団
ピエール・ブーレーズ(指揮)

2. バレエ音楽『プルチネッラ』 (1920)
アン・マレイ(メゾ・ソプラノ)
アントニー・ロルフ・ジョンソン(テノール)
サイモン・エステス(バス)
アンサンブル・アンテルコンタンポラン
ピエール・ブーレーズ(指揮)

3. 小管弦楽組曲第2番 (1921)
4. 小管弦楽組曲第1番 (1925)

アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(アカデミー室内管弦楽団)
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

CD5
1. バレエ音楽『結婚』(フランス語歌唱:1914-1917 & 1919-1923)
バシア・レチツカ(ソプラノ)、アルレット・シュデル(アルト)
エリック・タピー(テノール)、フィリップ・フッテンロッハー(バリトン)
マルタ・アルゲリッチ、ネルソン・フレイレ(ピアノ)
エドワード・アウアー、スザンヌ・ウッソン(ピアノ)
打楽器アンサンブル、ローザンヌ大学合唱団(合唱指揮:ミシェル・コルボ)
シャルル・デュトワ(指揮)

2. 4つのロシアの歌(オリジナル版:1914-1917)
3. 4つのロシアの歌(4つのホルン付き版:arranged 1954)
フランス放送合唱団
ジャック・ジュイノー(指揮)

4. 交響組曲『妖精の口づけ』(ディヴェルティメント) (1928-1934, revised 1949)
フィルハーモニア管弦楽団
アンドレ・ヴァンデルノート(指揮)

CD6
1. バレエ音楽『ミューズを率いるアポロ』 (1928, 1947 revised version)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)

2. 4つのエチュード (1928)
フランス国立管弦楽団
ピエール・ブーレーズ(指揮)

3. 詩篇交響曲 (1930, rev.1948)

ベルリン放送合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)

4. 協奏曲変ホ長調『ダンバートン・オークス』 (1938)
スコットランド室内管弦楽団
ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮)

CD7
1. クレド(使徒信経) (1932)
2. アヴェ・マリア (1934)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
スティーヴン・クレオバリー(指揮)

3. バレエ音楽『カルタ遊び』 (1936)
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団
ジェイムズ・コンロン(指揮)

4. 交響曲ハ調 (1940)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)

5. 協奏的舞曲 (1941-1942)
ロサンジェルス室内管弦楽団
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)

CD8
1. 4つのノルウェーの情緒 (1942)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団
ドミトリー・キタエンコ(指揮)

2. サーカス・ポルカ (1942)
フィルハーモニア管弦楽団
エリアフ・インバル(指揮)

3. ロシア風スケルツォ(ジャズ・バンド版:1944)
4. ロシア風スケルツォ(管弦楽版:1944)
バーミンガム市交響楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)

5. 3楽章の交響曲 (1945)
ニューヨーク・フィルハーモニック
ズービン・メータ(指揮)

6. 弦楽のための協奏曲ニ長調 (1946)
バース祝祭管弦楽団
イェフディ・メニューイン(指揮)

7. 祝賀前奏曲 (1955)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・チャールズ・マッケラス(指揮)

8. バレエ音楽『アゴン』 (1957)
メルボルン交響楽団
岩城宏之(指揮)

CD9
1. パストラール (1907)
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
ジェフリー・パーソンズ(ピアノ)

2. 2つの歌曲 (1910, orchestration 1951)
フランソワ・ル・ルー(バリトン)
モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団
ジョン・ネルソン(指揮)

3. 歌劇『夜鳴きうぐいす』全曲 (1914)
ナタリー・デセイ(ソプラノ)
ヴィオレータ・ウルマーナ(アルト)
ロラン・ナウリ(バリトン)
マリー・マクローリン.(ソプラノ)、他
パリ・オペラ座管弦楽団&合唱団
ジェイムズ・コンロン(指揮)

4. ブルレスク『きつね』 (1917)
ジュール・バスタン(バス)
エリック・タピー(テノール)
フィリップ・フッテンロッハー(バリトン)、他
マルタ・アルゲリッチ、ネルソン・フレイレ(ピアノ)
エドワード・アウアー、スザンヌ・ウッソン(ピアノ)
楽器アンサンブル
シャルル・デュトワ(指揮)

CD10
1. 兵士の物語 (1918)

ジェラルド・キャラ(語り)
クランソワ・ベルデ(兵士)
フランソワ・シモン(悪魔)
ニコラス・チュマチェンコ(ヴァイオリン)
楽器アンサンブル
シャルル・デュトワ(指揮)

CD11
1. 歌劇『エディプス王』全曲 (1927)

アントニー・ロルフ・ジョンソン(テノール)
マルヤナ・リポヴシェク(メゾ・ソプラノ)
ジョン・トムリンソン(バス)
アラステア・マイルズ(バス)
ジョン・マーク・エインズリー(テノール)、他
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
フランツ・ヴェルザー=メスト(指揮)

CD12
1. メロドラマ『ペルセフォーヌ』 (1933)

アントニー・ロルフ・ジョンソン(テノール)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
ケント・ナガノ(指揮)


CD13-14
1. 歌劇『放蕩息子の遍歴』全曲 (1951)
ロバート・ロイド(バス)
ドーン・アップショウ(ソプラノ)
ジェリー・ハドレー(テノール)
サミュエル・レイミー(バリトン)
グレース・バンブリー(メゾ・ソプラノ)
アン・コリンズ(メゾ・ソプラノ)、他
リヨン歌劇場管弦楽団&合唱団
ケント・ナガノ(指揮)

2. シェイクスピアの3つの歌曲 (1953)
イアン・ボストリッジ(テノール)
アダム・ウォーカー(フルート)
マイケル・コリンズ(クラリネット)
ローレンス・パワー(ヴィオラ)


CD15
1. ピアノと管楽器のための協奏曲 (1923-24, revised 1950)
2. ピアノと管弦楽のためのカプリッチョ (1929, revised 1949)
ミシェル・ベロフ(ピアノ)
パリ管弦楽団
小澤征爾(指揮)

3. ヴァイオリン協奏曲ニ長調 (1931)
マキシム・ヴェンゲーロフ(ヴァイオリン)
ロンドン交響楽団
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(指揮)

4. ムーヴメンツ (1959)
ミシェル・ベロフ(ピアノ)
パリ管弦楽団
小澤征爾(指揮)

5. パストラール(ヴァイオリンと管楽四重奏のための:1907: by Stravinsky & Dushkin 1933)
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
メイリク・アレクサンダー(ファゴット)
マイケル・コリンズ(クラリネット)
ジェーン・マーシャル(イングリッシュ・ホルン)
デイヴィッド・テオドール(オーボエ)

6. 弦楽四重奏のための3つの小品 (1914)
アルバン・ベルク四重奏団

CD16
1. 11楽器のためのラグタイム (1918)
シャルル・デュトワ指揮、器楽アンサンブル

2. クラリネットのための3つの小品 (1919)
ザビーネ・マイヤー(クラリネット)

3. 弦楽四重奏のためのコンチェルティーノ (1920)
アルバン・ベルク四重奏団

4. 管楽器のための交響曲 (1920 original version)
ケント・ナガノ指揮、ロンドン交響楽団

5. 管楽八重奏曲 (1923)
シャルル・デュトワ指揮、器楽アンサンブル

6. 協奏的二重奏曲 (1932)
イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)
ブルーノ・カニーノ(ピアノ)

7. エレジー (1944)
タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ)

8. エボニー協奏曲 (1945)
マイケル・コリンズ(クラリネット)
サー・サイモン・ラトル指揮、ロンドン・シンフォニエッタ

9. 12楽器のためのコンチェルティーノ (1920, orchestrated 1952)
アンサンブル・アンテルコンタンポラン
ピエール・ブーレーズ(指揮)

10. ラウール・デュフィ追悼の二重カノン (1959)
アルバン・ベルク四重奏団

CD17
1. スケルツォ (1902)
2. ピアノ・ソナタ 嬰ヘ短調 (1903-1904)
3. 4つのエチュード Op.7 (1908)
4. ドイツの行進曲の思い出 (1915)
5. 子供のためのワルツ (1917)
6. ピアノラのための練習曲 (1917)
7. ピアノ・ラグ・ミュージック (1919)
8. 5本の指で(8つのとてもやさしい小品) (1921)
9. ピアノ・ソナタ (1924)
10. イ調のセレナーデ (1925)
11. タンゴ (1940)

ミシェル・ベロフ(ピアノ:1-4,6-10)
レックス・ローソン(ピアノラ:5)

CD18
1. バレエ音楽『火の鳥』組曲(グイド・アゴスティによるピアノ編曲抜粋版)
2. バレエ音楽『ペトルーシュカ』からの3つの楽章
ベアトリーチェ・ラナ(ピアノ)

3. バレエ音楽『ペトルーシュカ』(2台のアコーディオン編曲版)
ジェイムズ・クラブ&ゲイル・ドラウグスヴォル(アコーディオン)

4. プルチネルラからのイタリア組曲(ピアティゴルスキー&ストラヴィンスキー編)
トゥルルス・モルク(チェロ)
ラルス・フォークト(ピアノ)

CD19
1. バレエ音楽『春の祭典』(ストラヴィンスキーによる4手ピアノ版)
ファジル・サイ(ピアノ:多重録音)

2. ラグタイム(ピアノ版)
マルセル・メイエ(ピアノ)

3. イタリア組曲(『プルチネッラ』より ドゥシュキン編)
4. 歌劇『マヴラ』より『ロシアの歌』(ドゥシュキン編)
5. 『妖精の口づけ』(ディヴェルティメント)(ストラヴィンスキー&ドゥシュキン編)
イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)
ブルーノ・カニーノ(ピアノ:3,5)
サミュエル・サンダース(ピアノ:4)

6. タンゴ(2台のアコーディオン編曲版)
ジェイムズ・クラブ&ゲイル・ドラウグスヴォル(アコーディオン)

CD20
1. バレエ音楽『火の鳥』(抜粋)
イーゴリ・ストラヴィンスキー指揮、グランド・オーケストラ
録音:1928年11月8-10日、パリ

2. バレエ組曲『ペトルーシュカ』(1911年版)
イーゴリ・ストラヴィンスキー指揮、シンフォニック・オーケストラ
録音:1928年6月27,28日、ロンドン

3. 『兵士の物語』組曲
マルセル・ダリュー (ヴァイオリン)、エミール・ゴドー(クラリネット)
ウジェーヌ・フォヴォー(トランペット)、ジャン=ポール・モレル(打楽器)
アルフォンス=ジョセフ・デルマス=ブーサゴル(コントラバス)
ギュスターヴ・デラン(ファゴット)、ラファエル・デルボス(トロンボーン)
イーゴリ・ストラヴィンスキー(指揮)
録音:1932年5月6,7日、パリ

CD21
1. バレエ音楽『春の祭典』
グラン・オーケストラ・シンフォニーク(ワルター・ストララム管弦楽団)
イーゴリ・ストラヴィンスキー(指揮)
録音:1929年5月7-10日、パリ

2. 詩篇交響曲
ワルター・ストララム管弦楽団、アレクシス・ヴァルゾフ合唱団
イーゴリ・ストラヴィンスキー(指揮)
録音:1931年2月16-18日、パリ、シャンゼリゼ劇場

3. バレエ音楽『結婚』
ケイト・ウィンター(ソプラノ)、リンダ・セイモア(メゾ・ソプラノ)
ペリー・ジョーンズ(テノール)、ロイ・ヘンダーソン(バス)
バークレイ・メイソン(ピアノ)、レスリー・ハワード(ピアノ)
アーネスト・ラッシュ(ピアノ)、エドウィン・ベンボウ(ピアノ)
打楽器アンサンブル、BBC合唱団
イーゴリ・ストラヴィンスキー(指揮)
録音:1934年7月10日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ

CD22
1. ピアノと管弦楽のためのカプリッチョ
イーゴリ・ストラヴィンスキー(ピアノ)
エルネスト・アンセルメ指揮、ワルター・ストララム管弦楽団
録音:1930年5月8-10日、パリ

2. 八重奏曲
マルセル・モイーズ(フルート)、エミール・ゴドー(クラリネット)
ギュスターヴ・デラン(ファゴット)、マリウス・ピアール(ファゴット)
ウジェーヌ・フォヴォー(トランペット)、ピエール・ヴィニャール(トランペット)
アンドレ・ラフォッス(トロンボーン)、ラファエル・デルボス(トロンボーン)
録音:1930年5月7-9日、パリ

3. バレエ音楽『プルチネッラ』(抜粋)
イーゴリ・ストラヴィンスキー指揮、オーケストラル・アンサンブル
録音:1930年5月7日、パリ

4. 協奏的二重奏曲
サミュエル・ドゥシュキン(ヴァイオリン)
イーゴリ・ストラヴィンスキー(ピアノ)
録音:1933年6月、パリ

5. バレエ音楽『カルタ遊び』
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
イーゴリ・ストラヴィンスキー(指揮)
録音:1938年2月21日、ベルリン、ジングアカデミー

CD23
1. 弦楽四重奏のための3つの小品
クレットリ弦楽四重奏団
録音:1928年12月7日、パリ

2. ラグタイム
イーゴリ・ストラヴィンスキー指揮、器楽アンサンブル
録音:1934年7月13日、パリ、スタジオ・アルベール

3. ピアノ・ラグ・ミュージック
イーゴリ・ストラヴィンスキー(ピアノ)
録音:1934年7月15日、パリ、スタジオ・アルベール

4. セレナード イ長調
イーゴリ・ストラヴィンスキー(ピアノ)
録音:1934年7月6,7日、パリ、スタジオ・アルベール

4. 2台のピアノのための協奏曲
イーゴリ・ストラヴィンスキー(ピアノ)
スリマ・ストラヴィンスキー(ピアノ)
録音:1938年2月14,16日、パリ、パテ=マルコーニ・スタジオ

5. パストラール(ヴァイオリンと管楽四重奏のための)
サミュエル・ドゥシュキン(ヴァイオリン)
イーゴリ・ストラヴィンスキー指揮、管楽アンサンブル
録音:1933年6月6-8日、パリ、スタジオ・アルベール

6. ドゥシュキンとストラヴィンスキーのコンサート・ツアーのためのバレエ音楽からのアレンジ集
サミュエル・ドゥシュキン(ヴァイオリン)
イーゴリ・ストラヴィンスキー(ピアノ)
録音:1933年6月6-8日、パリ、スタジオ・アルベール

7. モーツァルト:フーガ ハ短調 K.426
イーゴリ・ストラヴィンスキー(ピアノ)
スリマ・ストラヴィンスキー(ピアノ)
録音:1938年2月14,16日、パリ、パテ=マルコーニ・スタジオ



<LP>


ANALOGPHONIC(LP)


LP 43167
(LP)
¥6000
ブラームス:チェロ・ソナタ集
 (A 面)チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38
 (B 面)チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 Op.99
ピエール・フルニエ(チェロ)
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)

 フルニエといえば真っ先に挙がる大名盤!ブラームスのチェロ・ソナタ全曲、バックハウスとの大巨匠名盤が極めてオリジナル盤に近い音質で復活!

 モノラル録音:1955年5月1-3日/ジュネーヴ、ヴィクトリアホール/180g 重量盤、限定生産、モノラル

 ユニバーサル・ミュージックのオリジナル・アナログ・マスターを用い、ロンドンのAir Studios でジョン・ウェッバー氏がマスタリング、ドイツのパラス社でプレスされた180g重量盤のオーディオマニア向けヴァージン・ヴァイナル。
 オリジナル盤の品番はLXT-5077で、今や中古市場で高値で取引される超レア盤です。
 
 
LP 43173
(LP)
¥6000
メンデルスゾーン&ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲集
 (A 面)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
 (B 面)ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 Op.26
イオン・ヴォイク(ヴァイオリン)
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)
ロンドン交響楽団

 オリジナル盤の入手は至難、知る人ぞ知る名人イオン・ヴォイクの代表盤、往年のデッカサウンドが耳を直撃するみごとな音質!

 ステレオ録音:1965年2月18、20日/キングスウェイ・ホール/180g 重量盤、限定生産、ステレオ
 ユニバーサル・ミュージックのオリジナル・アナログ・マスターを用い、ロンドンのAir Studios でジョン・ウェッバー氏がマスタリング、ドイツのパラス社でプレスされた180g重量盤のオーディオマニア向けヴァージン・ヴァイナル。
 オリジナル盤の品番はSXL-6184。
 
 

LP 43164
(LP)
¥6000
フランク&ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ集
 (A 面)フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
 (B 面)ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
チョン・キョンファ(ヴァイオリン)
ラドゥ・ルプー(ピアノ)

 キョンファ・ルプー名コンビのフランク&ドビュッシー、うれしいオリジナル仕様、新品LPで聴けるよろこび

 ステレオ録音:1977年5月9-12日/キングスウェイ・ホール/180g 重量盤、限定生産、ステレオ

 ユニバーサル・ミュージックのオリジナル・アナログ・マスターを用い、ロンドンのAir Studios でジョン・ウェッバー氏がマスタリング、ドイツのパラス社でプレスされた180g重量盤のオーディオマニア向けヴァージン・ヴァイナル。
 オリジナル盤の品番はSXL-6944。
 
 

DG 40038
(2LP)
¥9700
カルメン幻想曲
 [LP1] 
  (A面) サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20
      ヴィエニャフスキ:伝説曲 ト短調 Op.17
  (B面)タルティーニ:ソナタ ト短調『悪魔のトリル』(クライスラー編)
 [LP2]
  (A面) ラヴェル:ツィガーヌ
      マスネ:タイスの瞑想曲
  (B面) サラサーテ:カルメン幻想曲 Op.25
      フォーレ:子守歌 ニ長調 Op.16
アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
ジェイムズ・レヴァイン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 官能と絶美。 これぞ女王ムターの名盤中の名盤!濃厚な味わいで聴かせる珠玉のヴァイオリン名曲集。
 レヴァイン率いるウィーン・フィルという超豪華バックも注目

 ステレオ録音:1992年11月/ウィーン、ムジークフェラインザール/180g 重量盤、限定生産、ステレオ

 女王ムターが1992年に録音した珠玉のヴァイオリン名曲集。ピアノ伴奏では数多の録音がある名曲集ながら、当盤はオーケストラとの共演、しかもレヴァイン率いるウィーン・フィルという超豪華な組み合わせであることが最大の魅力です。

 とにかく情熱的なサウンドに心躍らされます。ムターの歌いまわしは絶美の一言で、ツィゴイネルワイゼンの一音目からムター節炸裂の官能的な音色満開。
 タイスの瞑想曲は一度聴いたら忘れられない濃厚さ、まるでオペラ歌手と見まごう演奏に圧倒されてしまいます。
 ムターの凄味は技巧的なパッセージでも自分らしさを貫く表現に徹すること。ツィガーヌ、悪魔のトリル、カルメン幻想曲とやはり不朽の名曲ながらムターでしか描けない唯一無二の豊穣な世界が広がります。
 この演奏をLPで聴けるのは贅沢の極みといえましょう。

 エミール・ベルリナー・スタジオでMaarten de Boer氏が手がけたマスターを使用し、ドイツのパラス社でプレスされた180g重量盤のオーディオマニア向けヴァージン・ヴァイナル。
 
 
LP 43039
(LP)
¥6000
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ
 (A 面)シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D.821
 (B 面)ブリッジ:チェロ・ソナタ
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
ベンジャミン・ブリテン(ピアノ)

 リアリズムサウンドの鬼の代表盤、デッカの名録音ロストロポーヴィチのアルペジオーネ、ブリッジとのオリジナルカップリングで聴けるのがまた貴重!

 ステレオ録音:1968年7月22-27日/スネイプ、モールディングス/180g 重量盤、限定生産、ステレオ

 ユニバーサル・ミュージックのオリジナル・アナログ・マスターを用い、エミール・ベルイリナー・スタジオでライナー・マイヤール氏がマスタリング、ドイツのパラス社でプレスされた180g重量盤のオーディオマニア向けヴァージン・ヴァイナル。
 オリジナル盤の品番はSXL-6426。
 
 

LP 43007
(LP)
【再プレス】
¥6000
パガニーニ・フォー・トゥー
 (A 面)
  パガニーニ:
   ソナタ・コンチェルタータ イ長調 M.S.2
   6つのソナタ 作品 3 M.S.27 から
    第 1 番イ長調、第 4番イ短調、第 6 番ホ短調
   大ソナタ(グランド・ソナタ) イ長調 M.S.3 から「ロマンス」
 (B 面)
  パガニーニ:
   チェントーネ・ディ・ソナタ M.S.112 〜
    第 2 番ニ長調、第 4番ニ長調
   カンタービレ ニ長調 M.S.109
   ソナタ・プレギエーラ(祈りのソナタ)へ短調 M.S.23
   常動曲ハ長調 作品 11 M.S.72
ギル・シャハム(ヴァイオリン)
イェラン・セルシェル(ギター)
 
 【再プレスのご案内】
 カンタービレももちろん収録!ふくよかなシャハムの美音と繊細なセルシェルの調べ。パガニーニのヴァイオリンとギターのためのデュオ作品集

 ステレオ録音:1992年11月/イエス・キリスト教会(ベルリン)/180g 重量盤、限定生産、ステレオ

 1971年生まれのギル・シャハムが名ギタリスト、セルシェルと録音したパガニーニのヴァイオリンとギターのためのデュオ作品集。1992年の録音でシャハムは当時31歳です。

 DG 時代にシャハムはヴァイオリンの主要レパートリーを録音し、そのどれもが高い評価を得てきました。
 その中でもこの「パガニーニ・フォー・トゥー」は同曲を収めたアルバムの頂点に位置する名盤です。
 若かりしシャハムの魅力といえば、非常にふくよかな美音と研ぎ澄まされた感性で奏でるヴァイオリニストとして人気を博しました。
 また、フィンガリングにもこだわりを持ち、その演奏は20世紀の巨匠を思わせる風格も携えておりました。

 パガニーニといえばヴァイオリン協奏曲第1番や24のカプリースが圧倒的に有名ですが、ギターとのデュオ作品も実に魅力的。優美な旋律をシャハムはまるで歌うように奏でます。
 また、名手セルシェルも繊細な演奏を披露しております。

 パウラー・アコースティクスでハンス=イェルク氏によってダイレクト・メタル・マスタリングがなされ、ドイツのパラス社でプレスされた180g重量盤のオーディオマニア向けヴァージン・ヴァイナル。

 レーベル完売のためしばらく入荷がありませんでしたが、このたび再生産されました。お早目の入手をお勧めします。(代理店)
 
 

LP 43136
(LP)
【再プレス】
¥6000
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲集
 (A 面)ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
 (B 面)ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
ヴィクトリア・ムローヴァ(ヴァイオリン)
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)
アカデミー室内管弦楽団
 
 【再プレスのご案内】
 ムローヴァ1度目のメンコン録音!シャープにして美音冴えわたる超絶の名演!

 ステレオ録音:1990年1月/ロンドン/180g 重量盤、限定生産、ステレオ

 ムローヴァはメンデルスゾーンを2度録音しておりますが当盤は1度目の1990年の録音。マリナー指揮アカデミー室内管との演奏です。
 1982年にチャイコフスキー・コンクールで優勝を果たしたムローヴァ。その後、フィリップス・レーベルから数々の名盤を残してきました。このメンデルスゾーンはピリオド奏法に傾倒する前の絶頂期の演奏。

 当時のムローヴァらしいシャープな冷静芸ながら実に熱いモノを感じさせる当演奏は異次元の集中力で、コーガンなどの20世紀のロシアの大家からの伝統を受け継ぎつつもテンポ設定は新時代のスタイリッシュさを併せ持ちます。

 第1楽章のカデンツァでは通常フラジョレット奏法で演奏される高音部をヴィブラートたっぷりに歌い上げ、今のスタイルとは全く違う実にロマン的な演奏を披露。情感豊かな第2楽章、そして軽快な第3楽章も聴き逃せません。
 協奏曲録音でも数多くの名演を生み出してきたマリナーらしく、実に冷静にしかし情感込めた指揮ぶりも見事です。カップリングのニ短調の協奏曲もこれほどの高水準の演奏は稀有の一言。当盤聴かずにムローヴァを語ることはできません!

 エミール・ベルリナー・スタジオでライナー・マイヤール氏が手がけたマスターを使用し、ドイツのパラス社でプレスされた180g重量盤のオーディオマニア向けヴァージン・ヴァイナル。

 レーベル完売のためしばらく入荷がありませんでしたが、このたび再生産されました。お早目の入手をお勧めします。(代理店)
 















1/13(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


BIS



BIS SA 2388
(SACD HYBRID)
¥2800
マルッキ&ヘルシンキ・フィルのバルトーク第2弾は
 歌劇《青ひげ公の城》!

  バルトーク:歌劇《青ひげ公の城》 Op.11
   [歌唱:ハンガリー語]
ミカ・カレス(バス/青ひげ公)
シルヴィア・ヴェレシュ(メゾソプラノ/ユーディット)
ゲーザ・シルヴァイ(ナレーション)
ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団
スサンナ・マルッキ(指揮)

 録音:2020年1月(ライヴ&セッション)/ヘルシンキ・ミュージックセンター(ヘルシンキ、フィンランド)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、60'30
 制作:ロバート・サフ/録音:エンノ・マエメツ

 SACD ハイブリッド盤。
 ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団(ヘルシンキ・フィルハーモニック)と首席指揮者スサンナ・マルッキ(1969-)によるバルトークの第2弾の登場です!
 バレエの音楽《かかし王子》と《不思議なマンダリン》を収めた2019年のアルバム(BIS SA-2328)は、イギリスの「グラモフォン」誌から「(スサンナ・マルッキは)ヘルシンキ・フィルハーモニックから鮮明な、リズムの統制のとれた演奏を引きだしている・・・登場人物たちに新鮮な命を吹きこみ生き生きと動かす、素晴らしいストーリーテラーでもある」と評され、各国のメディアからも高い評価を獲得しました。
 新しいバルトーク・アルバムの《青ひげ公の城》は、シャルル・ペローの『青ひげ』に基づいてベーラ・バラージュが執筆した台本によるß1 幕のオペラです。
 場の区切りがなく、ナレーターによる「プロローグ」、青ひげ公に連れられたユーディットが城に到着するオープニング、「拷問部屋」につづく第1の扉から、3人の妻が現れる第7の扉まで、物語の展開とバルトークの音楽に従い、一般的に、大きく9つの場面に分けられます。

 このアルバムには、ヘルシンキのミュージックセンターで2010年1月に行われた上演のライヴ録音と追加セッションで録音された演奏が収録されました。
 「青ひげ」を歌うミカ・カレス(1978-)は、シベリウス・アカデミーで学んだ、フィンランドのバス歌手です。2005年から2010年までカールスルーエ・バーデン州立歌劇場のアンサンブルに所属、バイエルン国立歌劇場、シカゴ・リリック・オペラ、ザルツブルク音楽祭、ロイヤル・オペラ・ハウスなど、各国のオペラハウスの舞台に立ってきました。ケント・ナガノとヨーテボリ交響楽団が上演した《ボリス・ゴドゥノフ》(BIS SA-2320)に参加、ピーメン役を歌いました。
 「ユーディット」役には、ハンガリーのメゾソプラノ歌手シルヴィア・ヴェレシュが起用されています。フランツ・リスト音楽大学でエヴァ・マルトンに学び、2014年にハンガリー国立歌劇場でデビュー。
 2016年、ザルツブルク音楽祭の「ヤング・シンガー・プロジェクト」のメンバーに選ばれ、アンナ・ネトレプコ、プラシード・ドミンゴと共演しました。2018年からウィーン国立歌劇場のアンサンブルのメンバー。
 コンサートではバッハ、ペルゴレージ、モーツァルト、アルヴォ・ペルト、ペーテル・エトヴェシュたちの作品を歌っています。
 
 「プロローグ」のナレーションは、ハンガリー出身のヴァイオリニスト、ゲーザ・シルヴァイ(1943-)が担当しました。指揮者としても活動、シベリウス・アカデミーで教えて多くのヴァイオリニストを育てたことで知られます。
 《青ひげ公の城》のスサンナ・マルッキは、前作と同様、バルトークの作品を「現代音楽」のから捉え、ヘルシンキ・フィルハーモニックの輝かしい音色と深い響きを活かしながら「無」の幕切れに向けて音楽を展開させていきます。
 マルッキは、2021年5月、ベルリン・フィルハーモニーのコンサートでこのオペラを指揮する予定です。

 
 
 

BIS SA 2349
(SACD HYBRID)
¥2800
ペトゥル・サカリがフランクの3つのコラールを録音!
 フランク:
  オルガンのための3つの小品 FWV 35-37(1878)
   (1)幻想曲 イ長調
   (2)カンタービレ ロ長調
   (3)英雄的小品 ロ短調
  オルガンのための3つのコラール FWV 38-40(1890)
   (4)第1番 ホ長調
   (5)第2番 ロ短調
   (6)第3番 イ短調
ペトゥル・サカリ
 (オルガン/カヴァイエ=コル1880年製作)

 カヴァイエ=コル製作の大オルガンで演奏!天才オルガニスト、ペトゥル・サカリがフランクの3つのコラールを録音!

 セッション録音:2020年1月/サン=クロワ大聖堂(オルレアン市、ロワレ県)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、80'37

 SACDハイブリッド盤。
 天才若手オルガニスト、ペトゥル・サカリがフランクの3つの小品と、大作3つのコラールを録音しました!
 1992年フィンランド生まれのペトゥル・サカリは音楽家の両親のもと、幼少のころよりチェロを習っていましたが、両親とともにロードス島でのオルガン・リサイタルに聴きに行った際にオルガンに魅了され、故郷のヘルシンキに戻りすぐに鍵盤楽器を習い始めました。2005年、サカリはわずか13 歳でリサイタル・デビュー、その後はヨーロッパを中心に積極的に演奏活動をしております。
 フィンランドのオルガンの名手、カレヴィ・キヴィニエミの助言によりフランスの作品も積極的に取り組み、20歳のときに録音したフランス人作曲家によるオルガン作品集(BIS SA-1969)をリリースし、信じられないほどの完成度と若々しさ満ちた大迫力の演奏で高い評価を得ました。

 フランクの3つのコラールは最晩年の1890年に作曲したオルガン曲で、フランクが完成させた最後の作品です。名オルガニストでもあったフランクがオルガン・ビルダーのカヴァイエ=コルが製作した手鍵盤3段を擁する最新鋭のオルガンから着想を得て作曲しました。
 豊かな響きと祈りに満ちたこの作品はフランクの傑作であることはもちろんのこと、オルガン作品の頂点に君臨する圧倒的な存在感を示しております。
 サカリの圧倒的な表現力はもちろんのことBISレーベルならではの高音質録音により空気感と立体感をお楽しみいただけます。

 
  




HARMONIAMUNDI



HAF 8905309
(2CD)
¥3200
ジェズアルド(1566-1613):マドリガーレ集vol.2
 CD1: 第3集(フェッラーラ,1595)
 CD2: 第4集(フェッラーラ,1596)
ポール・アグニュー(指揮)
レザール・フロリサン
ミリアム・アレン(ソプラノ)
ハンナ・モリソン(ソプラノ)
ルシール・リシャード(コントラルト)
ショーン・クレイトン(テノール)
ポール・アグニュー(テノール)
エドワード・グリント(バス)

 レザール・フロリサンによる、ジェズアルドのマドリガーレ集第2弾!

 1h37'40

 レザール・フロリサンの共同指揮者、ポール・アグニューによる、ジェズアルドのマドリガーレ集第2 弾です。
 ジェズアルドは、1560年頃イタリア・ナポリ王国の名門貴族として生まれ、イタリア・マドリガーレの最後を飾る作曲家です。
 ジェズアルドが20歳の頃に結婚、しかし不義の妻と愛人を殺害し、このことが彼の人生に暗い影をおとします。
 ジェズアルドは、1594年(28歳頃)再婚のためにフェッラーラに赴きます。彼の地フェッラーラは、宮廷で活躍していたルッツァスコ・ルッツァスキの影響でマドリガーレが盛んであり、ジェズアルドはこの街で生気を取り戻し、立て続けに4巻のマドリガーレ集を出版しました。
 これらの曲集は、当時の様式に則りながらも、彼らしい激しい感情表現を、半音階的進行や不協和音など大胆な和声を駆使した作品で、同時期のモンテヴェルディの作品と並び16世紀末を代表するマドリガーレ集となっています。
 本盤では、前作(HAF-890507)に続き第3&4集を収録しています。
 レザール・フロリサンの刺激的かつ美しい演奏で、聴くことができます。
 



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MD+G



MDG 90322026
(SACD HYBRID)
¥2500→\2290
ピアッティが編曲したチェロ版の「ハンガリー舞曲集」
 ブラームス:ハンガリー舞曲集
  (アルフレッド・ピアッティ編曲/チェロ版)
グィド・シーフェン(チェロ)
マルクス・クロイル(ピアノ)

 チェロの名手ピアッティが編曲したチェロ版の「ハンガリー舞曲集」

 Stereo/5.1/2+2+2、輸入盤・日本語帯付

 ブラームスがハンガリーに旅して収集したジプシーや農民の音楽をもとに作曲したハンガリー舞曲集は、ブラームスの作品の中でもよく知られた名曲です。
 それを19世紀イタリアの名チェリスト、カルロ・アルフレッド・ピアッティ(1822-1901) がチェロとピアノ版に編曲しています。これまでにも部分的には録音されていましたが、全21曲をグィド・シーフェンが初録音しました。
 ピアッティは、ヨーゼフ・ヨアヒムと同じく、度々クララ・シューマンと室内楽を演奏していたメンバーであり、ブラームスとも親交がありました。
 ピアッティの編曲は、オリジナルのピアノ4手の華やかさに加え、チェロの美しい音色や響きも楽しめるように作られています。チェロのグィド・シーフェンとピアノのマルクス・クロイルの演奏は、茶目っ気の中にも優雅さが感じらえる第3番、リズミカルな第10番、哀愁と陽気さが共存する第4番、と誇張のない表現で聴かせてくれます。
 
 

MDG 95122016
(SACD HYBRID)
¥2500
オルゲルプンクト〜ブレーメン大聖堂のザウアー・オルガン
 1-2.メンデルスゾーン:6つの前奏曲とフーガ第1 番ホ短調Op.35-1
 3. マルコ・エンリコ・ボッシ:主題と返送Op.115
 4.リスト:コンソレーション
 5-6.J.S.バッハ:幻想曲とフーガ BWV542
 7.ジャン・アラン:幻想曲第2
 8.デュリュフレ:シシリエンヌ
 9.デュリュフレ:トッカータ(組曲Op.5より)
 10.ジョゼフ・ジョンゲン:マイのうたOp.53-1
 11.ジョゼフ・ジョンゲン:スケルツェットOp.108-1
 12. ルイ・ヴィエルヌ:交響曲第6番Op.59より終楽章
オルガン:ブレーメン大聖堂の
 ヴィルヘルム・ザウアー製
ステファン・ロイトホルト(1,2,4,8,9)
フェリックス・メンデ(3)
ダーヴィト・ショルマイヤー(10-12)
リー・スッター(5-7)

 圧倒的な音響!ブレーメン大聖堂のザウアー・オルガンの録音

 Stereo/5.1/2+2+2、77'26、輸入盤・日本語帯付

 1928年にブレーメンの大聖堂のオルガンが完成した時、その響きを聴いた聴衆や評論家からは大絶賛されたといいます。ドイツの名オルガン製作者ヴィルヘルム・ザウアーによって作られました。
 そしてこのオルガンは戦火を逃れ、数年前に修復され新たに甦りました。
 本盤は、4人のオルガニストによって録音されており、圧倒的な音響と存在感を放つオルガンで個性光る演奏を聴かせてくれます。
 




KAIROS


0015084KAI
¥2600
クラウディオ・アンブロジーニ(1948-):作品集
 De vulgari eloquentia(1984)、Icaros(1981)、
 A guisa di un arcier presto soriano(1981)、
 Rondo di forza(1981)、
 Rousseau,le Douanier: ''Follia d'Orlando''(1983)、
 ''Oh, mia Euridice...'' a fragment(1981)、
 Prelude a l'apres-midi d'un fauve(1994)、
 Tutti parlano(1993)*
エクス・ノーヴォ・アンサンブル
ソニア・ヴィセンティン(ソプラノ)*

 イタリアの作曲家として最初のローマ賞受賞者、クラウディオ・アンブロジーニの作品集!

 1948年生まれのクラウディオ・アンブロジーニはイタリア・ヴェネツィア出身の作曲家、指揮者。ヴェネツィア音楽院で学び、ヴェネツィア大学(音楽)とミラノ大学(言語学)を卒業したほか、ヴェネツィアではブルーノ・マデルナやルイジ・ノーノと頻繁に会い、彼らはアンブロジーニをお気に入りの作曲家の一人に挙げていました。
 アンブロジーニは声楽、器楽、電子作品、オペラ、ラジオのための劇、オラトリオ、バレエなどを幅広く作曲し、イタリアの作曲家として初めてフランスからローマ賞を受賞(1985年)、ヴェネツィア・ビエンナーレ現代音楽祭をはじめ、世界各国の主要な国際フェスティバルに参加しています。

 「楽器」に魅了された作曲家アンブロジーニは、木管楽器、金管楽器、弦楽器、撥弦楽器、鍵盤楽器、打楽器...と、一つ一つの楽器について体系的な研究を行い、その成果を最初は一連のソロ作品で、次に本アルバムに含まれるようなトリオや五重奏の形で発表してゆきました。
 「楽器は私を魅了します。楽器を生き物だと思っています。楽器の音を聴くのが好きで、楽器は私に何かを示唆しているようで、私にヒントを与え、新しい道を示してくれます。私は楽器で音楽を作り、自分のアイデアを楽器と一緒に命を吹き込んでいると思うのが好きです。」(クラウディオ・アンブロジーニ、2020年)

 ※録音:1988年、1997年、1999年
 
 

0015089KAI
¥2600

ベルンハルト・ラング(1957-):フルート&バス
 フルートのための Monadologie XVI ''solfeggio''(2011)、
 コントラバスのための DW25 ... more loops for U.(2015)、
 フルートとコントラバスのための DW22 ''Winterlicht'' (2010)

マヌエル・ズリア(フルート、バス・フルート)
ダリオ・カルデローネ(コントラバス)


 フリージャズや即興演奏、ヒップホップやDJカルチャーに至るまで、様々な音楽スタイルやジャンルを参照し、決して枠にはまることのない作曲活動を行っているオーストリア出身の作曲家ベルンハルト・ラング(1957-)。
 本アルバムはフルートとコントラバスという珍しい組み合わせの2楽器に捧げられており、非常に高度な技術を必要とする3つの作品が収録されています。
 複雑な音楽細胞の絶え間ない高速な繰り返しは、演奏者とリスナーの双方に集中力を要求しますが、忘れることのできない親密な音楽体験となることでしょう。

 ※録音:2018年11月、2020年5月
 




ALPHA



ALPHA665
¥2700
ビーバー: レクイエム 〜17世紀ドイツ語圏の教会音楽
 クリストフ・ベルンハルト(1628-1692):
  1. 主よ、今こそあなたのしもべたちを
  2. わたしは絶望したでしょう、あなたの慈しみを知らなかったなら
 ヨハン・ミヒャエル・ニコライ(1629-1685):
  3. 6声のソナタ イ短調
 ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・フォン・ビーバー(1644-1704):
  4-9. レクィエム ヘ短調 C 8
 ヨハン・ヨーゼフ・フックス(1660-1741):
  10. 4声のソナタ ト短調 K.347
  11. 全地の者たちがあなたを讃えます K.183
ヴォクス・ルミニス(声楽アンサンブル)
フライブルク・バロックコンソート(古楽器使用)
リオネル・ムニエ(総指揮)
NYCX-10199
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税

 録音: 2019年2月 洗礼者聖ヨハネ教会、ボーファイ(ベルギー)/【国内盤】日本語解説・歌詞訳付き

 【ビーバーの傑作を中心に、厳選された編成で甦る17世紀の生々しい息吹き】
 すでにRicercarやALPHAで多くの名盤をリリース、世界的に絶賛されているヴォクス・ルミニス。
 彼らが、ヨーロッパ随一の古楽拠点であるドイツのフライブルクに集う精鋭器楽奏者たちとともに制作したこのアルバムは、最も得意とする17世紀ドイツ語圏の音楽!
 以前より、シュッツ『音楽による葬送』やフックスのレクィエムをはじめ、死者に捧げられる礼拝音楽の録音で高評価を得てきたグループですが、今回はこれまでとりあげてこなかった、ザルツブルクの巨匠ビーバーの傑作がプログラムの中心を占めています。
 器楽陣営にはヴェロニカ・スクプリクやペトラ・ミュレヤンス、ヒレ・パールにリー・サンタナ、あるいはサックバット(トロンボーン)のシメン・ファン・メヘレン......と、世界の古楽シーンをまたにかけ活躍する実力派が、極小編成に集まっているのがポイント。
 声楽パートも少人数でメンバーの個性が際立って聴こえ、古楽器の美しい音色とともに各作品の音運びを生々しく捉えてゆく妙演となっており、17世紀ならではの音楽世界が鮮明に浮かび上がる感触がたまりません。
 ハンブルクのベルンハルトに始まりウィーンの巨匠フックスで締めくくられる、ドイツ語圏の北と南のつながりを概観する選曲も絶妙。
 ALPHAレーベルならではの筋の通った古楽アルバムです。

 
 
 


ALPHA667
¥2700
『カデンツァ』 〜ボッケリーニのチェロ協奏曲による自由な編曲とカデンツァ
 ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805)/ソニア・ヴィーダー=アサートン & フランソワーズ・リヴァラン 編曲:
  チェロ協奏曲 ニ長調 G.479
   1. I. ALLEGRO/2. カデンツァ: エリック・ドルフィー「ゴット・ブレス・ザ・チャイルド」/
   3. II. ADAGIO/4. カデンツァ: ヴィーダー=アサートン「マイルス・デイヴィスの足跡」/
   5. III. ALLEGRO
  チェロ協奏曲 ハ長調 G.477
   6. I. ALLEGRO/7. カデンツァ: マイケル・リーズマン/8. II. LARGO/
   9. カデンツァ: ヴィーダー=アサートン/10. III. ALLEGRO/
   11. カデンツァ: ヴィーダー=アサートン&リヴァラン
  チェロ協奏曲 ニ長調 G.476
   12. I. ALLEGRO/
   13. カデンツァ: イーゴリ・ストラヴィンスキー「イタリア組曲」/
   14. II. LARGO/
   15. カデンツァ: ジェルジ・クルターグ「ヴィトルト・ルトスワフスキの思い出に」/
   16. III. ALLEGRO PIACERE/
   17. カデンツァ: ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル《アルチーナ》抜粋(ヴィーダー=アサートン編曲)
ソニア・ヴィーダー=アサートン(チェロ)、
フランソワーズ・リヴァラン(ツィンバロム)、
アマリリス・ビレ(ヴァイオリン)、
ロバン・ビレ(ファゴット)...12-17、
レミ・マニャン(コントラバス)...12-17
NYCX-10200
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税

 録音: 2020年2月 ミディライヴ・スタジオ、フランス/【国内盤】日本語解説付き

 【ボッケリーニを再構成!ヴィーダー=アサートンの鋭い感性が光る好企画】
 25歳でロストロポーヴィチ国際チェロ・コンクールの入賞を果たした、フランス系アメリカ人チェリスト、ソニア・ヴィーダー=アサートン。Valois、RCAやNaïveなど数々のレーベルで録音を行い高い評価を得てきた彼女が、「バッハ: 無伴奏」のLP盤(ALPHA599)に続いてALPHAレーベルからリリースするのはボッケリーニの協奏曲、と思いきや、原曲を元に自由な編曲(改曲)を行ったという個性的なアルバムとなりました。
 まずは楽器編成からユニークで、自身が弾くチェロのほか、舞曲的な性格を強調したかったという理由で選ばれたツィンバロムと、対旋律との絡みを描くためのヴァイオリンという三重奏によるもの。さらに、よりポリフォニックなテクスチャを持つG.476にはファゴットとコントラバスを加えています。
 各楽章は原曲のチェロ独奏部を中心に自由に再構成されており、さらにその間に、様々な作品の編曲からなる「カデンツァ」が挿入されています。
 その原曲もジャズあり現代音楽ありバロックありと実に多彩。これらがたいへんスリリングな音楽を作り上げますが、違和感なく実に面白く聴けることが驚きです。
 ヴィーダー=アサートン自身と、トラディショナルはもちろん実験音楽にも積極的なフランスのツィンバロム奏者フランソワーズ・リヴァランが鋭い感性でまとめ上げた作品構成、そして奏者たちの親密さが伺える息の合った温かいアンサンブルが作り上げた、素晴らしい一枚です。
 
 

ALPHA666
¥2700

『ユダヤの歌』
 伝承曲:
  1. コル・ニドレ/2. 問い/3. 詩篇/4. 会話
 ジャン=フランソワ・ジジェル(1960-):
  5. ニーグン
 伝承曲:
  6. 祈り/7. 歌/8. カディッシュ
 ジジェル:
  9. 詩編誦/10. シェマ
 伝承曲:
  11. 疑念/12. 踊り/13. ハシディズムの歌/14. 悲歌
 モーリス・ラヴェル(1875-1937):
  15. ヘブライの歌(マイエルケ) - 民謡集より 2つのヘブライの歌
 16. カディッシュ/17. 永遠の謎

ソニア・ヴィーダー=アサートン(チェロ)
ダリア・オヴォラ(ピアノ)...1-14
シンフォニア・ヴァルソヴィア...15-17
ヤーノシュ・フュルスト(指揮)...15-17

 録音: 1989年1月 ロワイモヨン修道院...1-14 2006年4月 ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・ コンサート・スタジオ、ワルシャワ...15-17

 【ヴィーダー=アサートンの名盤がALPHAから再発売!】
 25歳でロストロポーヴィチ国際チェロ・コンクールの入賞を果たした、フランス系アメリカ人チェリスト、ソニア・ヴィーダー=アサートン。
 1989年ADDAレーベルから発売され、彼女のターニングポイントとなった名盤『ユダヤの歌』(14曲/「コル・ニドレ」の別ヴァージョンが最後に入った15トラック)は、その後レーベルを変えて何度か再発売されておりますが、2006年RCAに録音されたラヴェルの歌曲3曲を組み合わせた形で、今回ALPHAレーベルから登場します。
 ヴィーダー=アサートンの彫りの深いフレージング、2017年に亡くなったダリア・オヴォラの優しく寄り添うようなピアノが大きな魅力。
 ブックレットには、ヴィーダー=アサートンと交流があり、中国の水墨画から大きな影響を受けたフランスの画家、コレット・ブランシュウィグの作品が掲載されています。
 




GRAND PIANO


GP857
¥2400
アルヴィン・ルシエ(1931-):ピアノと正弦波オシレーターのための音楽
 MUSIC FOR PIANO WITH
 SLOW SWEEP PURE WAVE OSCILLATORS XL(1992/2020)
 ピアノと正弦波オシレーターのための音楽

 ※世界初録音
ニコラス・ホルヴァート
 (ピアノ...Steinway & Sons, Model D, No. 248200)

 録音 2020年4月11,12日 La Fabrique des Rêves Recording Studio, Misysur-Yonne, France

 アメリカにおける伝説的な実験音楽作曲家アルヴィン・ルシエ。来日経験もある彼の作品は、常に「新しい芸術」として高く評価されています。
 このアルバムは、ルシエ自身がピアニスト、ホルヴァートに「ピアノのための型破りな曲を演奏しませんか?」と持ち掛けたことから生まれた作品「MUSIC FOR PIANO WITH SLOW SWEEP PURE WAVE OSCILLATORS XL」を収録した1枚で、Slow Sweep Pure Wave Oscillatorsとは「正弦波」を出力する発信器(オシレーター)のこと。ルシエはこれまでもこの機器を用いた作品をいくつか発表しています。
 ここでは2台のオシレーターを使用し、ピアノの打鍵から生まれた響きに独特な「うなり」(beat)効果を加えることで、謎めいた音響が次々と生み出されました。
 音色の探求は64分間に及ぶ長丁場ですが、ホルヴァートは楽しみながらこの作品を創り上げています。
 
 


GP859
¥2400
「アルメニアのヴェルディ」
ティグラン・チュハジャン(1837-1898):ピアノ作品集

 1. 即興曲 変ロ短調 「CASCADE DE COUZ カスケード・ド・クーズ」 (1887)
 2. 性格的な舞曲 イ短調 「オリエンタル」 (1891)
 3. 幻想的大ワルツ イ短調 「ILLUSIONS 幻影」 (1888)
 4. タランテッラ 変ロ短調 (1887)
 5. カプリース ホ短調「LA LYRE ORIENTALE 東洋のリラ」 (1894)
 6. サロン風マズルカ「MIGNON ミニョン」 (1887)
 7. もうひとつのガヴォット 変ホ長調 (1883)
 8. ポルカ ヘ長調「LA GAITE 幸せ」 (1892)
 9. プロティ・ポルカ ト長調 (1892)
 10. 葬送行進曲 ニ短調 (1884)
 11. 東洋風幻想曲第1番 イ短調
  「SUR DES MOTIFS TURCS トルコ風のモティーフで」 (1895)
 12. 東洋風幻想曲第2番 イ短調
  「SUR DES MOTIFS TURCS トルコ風のモティーフで」 (1895)
 
 ※世界初録音
ミカエル・アイラペティアン
 (ピアノ...
  Steinway and Sons,
   Model D. 274)

 録音 2019年4月30日 モスクワ、チャイコフスキー音楽院大ホール(ロシア)

 ティグラン・チュハジャンはアルメニア音楽の歴史において非常に重要な人物の一人。
 アルメニアにおいて「西洋と東洋の文化の融合」を図った最初の作曲家であり、オスマン・トルコ帝国時代にその音楽が抑圧されたものの、同時代の人々の間では「アルメニアのヴェルディ」と呼ばれるなど高く評価されました。
 この世界初録音となるピアノ曲からは、ショパンとリストの影響が強く感じられるものの、どの曲にも東洋的なニュアンスが息づいており、チュハジャンの独自性が表出されています。
 ピアニスト、アイラペティアンはピアニスト、作曲家としてアルメニア音楽の国際的認知度を高めるために尽力。
 これまでに自作をはじめ、コミタスやバグダサリアンなどのアルメニアのピアノ曲のアルバムを10枚以上リリースするとともに、彼自身がプロデューサーを務めるコンサートでもアルメニア音楽を積極的に紹介しています。
 



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ONDINE



ODE-1382
¥2500→\2290
ラルス・フォークト(ピアノ)
ヤナーチェク(1854-1928):ピアノ作品集

 1-2. ピアノ・ソナタ 「1905年10月1日、街頭にて」
 
 霧の中で
  3. I. Andante/4. II. Molto adagio/5. III. Andantino/6. IV. Presto
 
 草陰の小径にて 第1集
  7. われらの夕べ/8. 散りゆく木の葉/9. 一緒においで/
  10. フリーデクの聖母マリア/11. 彼女らはツバメのようにしゃべり立てた/
  12. ことばもなく/13. おやすみ/14. こんなにひどく怯えて/
  15. 涙ながらに/16. ふくろうは飛び去らなかった
 
 草陰の小径にて 第2集
  17. Andante/18. Allegretto – Presto/
  19. 補遺: Piu mosso/20. 補遺: Allegro/21. 補遺: Vivo
ラルス・フォークト(ピアノ)

 録音 ドイツ放送、室内楽ホール、ケルン、ドイツ 2016年5月3日...3-6 2019年11月25-27日...1-2,7-21

 1970年、ドイツ生まれのピアニスト、ラルス・フォークト。古典派、ロマン派、20世紀作品の実演や録音ですでに一定の評価を確立し、現在はパリ室内管の音楽監督を務める実力派です。
 最近はロイヤル・ノーザン・シンフォニアを弾き振りし、ベートーヴェンとブラームスの全ピアノ協奏曲をリリース、指揮者としても卓越した才能を披露しています。
 そんなフォークトの新作は、深い憂鬱の中に情熱を秘めたヤナーチェクのピアノ曲集。「予感」と「死」の2楽章で構成されたヤナーチェク唯一のピアノ・ソナタをはじめ、内省的な表情に終始する『霧の中で』、夭逝した娘オルガの追悼音楽でもある『草陰の小径にて』。
 これらヤナーチェクの代表作でもある3作品を、フォークトは作曲家の揺れ動く内面を窺いながら、美しく表情豊かに演奏しています。

 
 
 

ODE-1386
¥2500
SAUDADE 郷愁
 ジブオクレ・マルティナイティーテ(1973-):作品集

  1. Saudade 郷愁(2019)
  2. Millefleur 千花模様(2018)
  3. Horizons 地平線(2013)
  Chiaroscuro Trilogy キアロスクーロ三部作(2017)
   -ピアノと弦楽オーケストラのために
    4. I. Tunnel トンネル
    5. II. Meteors 流星
    6. III. Darkness of Light 光の闇
リトアニア国立交響楽団...1-3
リトアニア室内管弦楽団...4-6
ガブリエリウス・アレクナ(ピアノ)...4-6
ギエドレ・シュレキーテ(指揮)

 録音 2020年7月28-30日 The Grand Hall of the Lithuanian National Philharmonic Society, Vilnius

 ニューヨークを拠点に活躍するリトアニアの女性作曲家、ジブオクレ・マルティナイティーテの作品集。
 どれも2013年以降に作曲された直近のもので、細部まで練り上げられたオーケストラの質感豊かな響きを特長としています。
 最新の作品「Saudade 郷愁」は彼女自身の過去を辿り、失われた悲しみと憧れを象徴的に音にしています。「Millefleur 千花模様」は音響による快楽の探求を表現した作品。さまざまな音が層を成し、聴き手の耳を刺激します。
 2013年の「Horizons 地平線」は映画『クラウド・アトラス』と『めぐりあう時間たち』そして、イタロ・カルヴィーノの小説『冬の夜ひとりの旅人が』にインスパイアされた作品。さまざまなストーリーが交錯しながら、クライマックスへと到達します。
 「キアロスクーロ三部作」はピアノが縦横無尽に活躍する華麗な作品。
 ここで素晴らしい演奏を披露しているガブリエウス・アレクナは2005年「ベートーヴェン国際ピアノ・コンクール」で2位を獲得したピアニストです。
 





<メジャー・レーベル>
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DG



4839234
\2300→\2090
《ダニエル・ホープ〜シュニトケ:ヴァイオリン&ピアノ作品集》
 シュニトケ:
  古い様式による組曲
   1) 第1曲:パストラーレ、2) 第2曲:バレ、
   3) 第3曲:メヌエット、4) 第4曲:フーガ、
   5) 第5曲:パントマイム、
  6) 『ゴーゴリ組曲』の「外套」によるポルカ、
  7) 映画『Agony(邦題:ロマノフ王朝の最期)』の音楽よりタンゴ、
  
  ヴァイオリン・ソナタ第1番
   8) 第1楽章:Andante、9) 第2楽章:Allegretto、
   10) 第3楽章:Largo、11) 第4楽章:Allegretto scherzando、
  
  12) オレグ・カガンの思い出に(ヴァイオリン・ソロ版)、
  13) 祝賀ロンド、14) きよしこの夜
ダニエル・ホープ(ヴァイオリン)、
アレクセイ・ボトヴィノフ(ピアノ)(1-11, 13, 14)

 没後20年を過ぎた現代音楽の巨匠への敬愛を込めたトリビュート

 「1989年夏、15歳の時に私とアルフレート・シュニトケの音楽との「関係」が始まりました」とダニエル・ホープは振り返ります。
 その3年後、ホープはこのロシアの作曲家と知り合い、師事し、その後何年もこの作曲家の多くの作品を演奏してきました。

 「シュニトケの死後20年余りが過ぎ、私は彼の音楽を再び採り上げ、その比類ない才能に録音で敬意を表する時が来たと判断しました。私の記憶の中では、アルフレート・シュニトケほどの素晴らしい現代音楽の才能は他に見当たりません」。

  【録音】2019年10月31日−11月1日、ボン、ベートーヴェン・ハウス
 
 


4860051
\2300
《ヘラ・イェサン・パク〜アイ・アム・ヘラ》
 1) グルック:『オルフェオとエウリディーチェ』〜このような生活に、今
 2)グルック:『オルフェオとエウリディーチェ』〜なんという悲しいひととき
 3)ペルゴレージ:『奥様女中』〜私のおこりんぼさん
 4)ヘンデル:『ジュリオ・チェーザレ』〜もし私に情けを感じないなら
 5)モーツァルト:『フィガロの結婚』〜とうとうその時が来たわ
 6)モーツァルト:『フィガロの結婚』〜恋人よ早くここへ
 7)ロッシーニ:『セビリャの理髪師』〜今の歌声は
 8)モーツァルト:『イドメネオ』〜Quando avran fine omai
 9)モーツァルト:『イドメネオ』〜父よ、兄よ、さようなら
 10)モーツァルト:『ドン・ジョヴァンニ』〜みてらっしゃい、かわいい人
 11)モーツァルト:『魔笛』〜愛の喜びは消え
 12)ロッシーニ」『イタリアのトルコ人』〜これ以上に馬鹿げたことはないわ
 13)ベッリーニ:『カプレーティとモンテッキ』〜今、私は婚礼の衣装を着せられ
 14)ベッリーニ:『カプレーティとモンテッキ』〜ああ幾度か
 15)プッチーニ:『ラ・ボエーム』〜私が街を歩けば
 16)プッチーニ:『ジャンニ・スキッキ』〜私のお父さん
 17)Joowon Kim: Like The Wind That Met With Lotus
 18) Un-Yung La: Psalm 23
ヘラ・イェサン・パク(ソプラノ)
ウィーン交響楽団
指揮:ベルトラン・ド・ビリー

 今日最も魅力的な若手歌手の一人、韓国出身ソプラノ,ヘラ、DGデビュー!

 『I am Hera』は、31歳の韓国人ソプラノの高度な実力と率直な表現力を見事に聴かせるアルバムです。
 ウィーン交響楽団とベトラン・ド・ビリーとの共演で制作されたこの録音は、表現力豊かで自由奔放なアーティストの魂を明らかにしています。
 ヘラのアルバムは、ベッリーニ、グルック、ヘンデル、モーツァルト、ペルゴレージ、プッチーニ、ロッシーニのアリアと彼女の故郷の音楽で構成されています。
 それぞれの作品は、今日最も魅力的な若手歌手の一人である彼女の人生とキャリアの中で深い意味をもつものばかりです。

 ヘラは、ベルリン・コーミッシェ・オペラ、グラインドボーン音楽祭、バイエルン国立歌劇場などで絶賛されています。
 ソウル国立大学とニューヨークのジュリアード音楽院での学生時代や、メトロポリタン・オペラの名門リンデマン・ヤング・アーティスト育成プログラムのメンバーとして学んだ経験を生かし、2020年5月にドイツ・グラモフォンと専属契約を結び、その後すぐにウィーンでデビュー・アルバムのレコーディングが行われました。

 【録音】2020年 6月29日-7月4日 ウィーン コンツェルトハウス モーツァルトザール 


 ●"ドイツ・グラモフォンとの契約を夢見ていました "とヘラは振り返る。"アルバムで何をすべきか、このような大きなチャンスにどう意味を持たせるべきか、本当に深く考えました。
   このアルバムでは、安全な場所に隠れることなく、私が誰であるかを示したかったのです」とヘラは語ります。彼女は、幅広い感情を表現する作品を収録することに決め、絶望、愛、勝利、希望などを高らかに歌い上げています。
   これまでのキャリアの中で最も重要な役柄やオペラをカバーしているだけでなく、韓国の作曲家の曲も収録しており、彼女にとって大切な文化や伝統を表現しています。
   ウィーン・コンツェルトハウスでのレコーディングに際して、彼女はそれぞれの曲のスコアに謙虚さと完全な敬意を持ってアプローチし、音楽を通して彼女自身の個性が自由に表現できるよう努めています。

 ●「生まれながらのパフォーマー」・・・Opera News
  
 

発売中止
4860366
\2300
(通常盤)
《ヴィキングル・オラフソン〜ドビュッシー/ラモー》
 (通常盤 ジュエル・ケース仕様)

ドビュッシー:
 1 《選ばれし乙女》から 前奏曲

ラモー:
 2 鳥のさえずり
 3 リゴードン1, 2 &ドゥーブル
 4 ロンドー形式のミュゼット
 5 タンブーラン
 6 村娘
 7 ロンドー形式のジグ1&2

ドビュッシー:
 8 《版画》から 雨の庭
 9 《子供の領分》から 人形へのセレナード
 10 《子供の領分》から 雪は踊っている


ラモー:
 11 優しい嘆き
 12 つむじ風
 13 ミューズたちの語らい 

ドビュッシー:
 14 《前奏曲集 第1巻》から 雪の上の足跡

ラモー:
 15 喜び
 16 一つ目の巨人

ラモー/オラフソン:
 17 芸術と時間

ドビュッシー:
 18 《前奏曲集 第1巻》から 亜麻色の髪の乙女
 19 《前奏曲集 第2巻》から 水の精

ラモー:
 20 《第5コンセール》から キュピ
 21 《第4コンセール》から 軽はずみなおしゃべり
 22 《第4コンセール》から ラモー
 23 めんどり
 24 エンハーモニック
 25 メヌエット1&2
 26 未開人たち
 27 ジプシーの女

ドビュッシー:
 28 《映像 第1集》から ラモーを讃えて
ヴィキングル・オラフソン(ピアノ)

 透徹したピアニズムで旋風を巻き起こすオラフソンDG第3弾!4837701で発売済みの通常盤。

 英グラモフォン賞「アーティスト・オブ・ジ・イヤー」(2019年10月)、オーパス・クラシック賞最優秀ソロ・リサイタル賞(2019年10月)、BBCミュージック・マガジン最優秀器楽アルバム賞&年間最優秀アルバム賞(2019年4月)、アイスランド音楽賞最優秀演奏賞&年間最優秀アルバム賞(2019年3月)と前作『バッハ・カレイドスコープ』が大変高く評価され、旋風を巻き起こすピアニスト、ヴィキングル・オラフソンのDG第3弾。

 今回も小曲を独自の感性で組み合わせ、ひとつの大きな作品として構成するヴィキングルらしいアルバム。約200年の時を隔てた、二人の革命児、天才的作曲家、型破りのアンファン・テリブルであった、ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764)とクロード・ドビュッシー(1862-1918)の作品を組み合わせ、その対話を通じて作品の真価、その現代性と、類似性を炙り出しています。

 フランス・バロック後期に活躍したラモーは、バッハの次に素晴らしい作曲家、とヴィキングルは言います。ラモーは従来のルールを破り、常に未来を志向していました。
 一方、ドビュッシーは印象派を切り拓いて行った、やはり未来を志向した作曲家でしたが、その音楽はフレンチ・バロックに根差していました。
 両者とも曲に美しいタイトルをつけた鍵盤の詩人で、新しい音楽を探し求めた兄弟といえます。

 2019年12月の日本公演においても、本アルバムから抜粋を演奏し、その絶妙なプログラミング、斬新な解釈と完璧にコントロールされたタッチと音色で聴衆に深い感銘と驚きを与えました。
 【録音】2019年8月 アイスランド、レイキャヴィーク
 



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DECCA



4851450
\2300→\2090
2020年10月最新録音
 ベンジャミン・グローヴナー〜リスト:作品集

リスト:
 1-4) ピアノ・ソナタ ロ短調S.178、
 5) 子守歌S.174、
 巡礼の年第2年『イタリア』より
  6) 第4曲:ペトラルカのソネット第47番、
  7) 第5曲:ペトラルカのソネット第104番、
  8) 第6曲:ペトラルカのソネット第123番、
 9)「ノルマ」の回想S.394(ベッリーニによる)、
 10) アヴェ・マリアS.558 No.12(シューベルト:エレンの歌第3番D839による)
ベンジャミン・グローヴナー(ピアノ)

 現代のスター・ピアニストがロマン派最高峰のピアノ作品に挑んだ野心的ソロ・アルバム
 1992年、イギリス生まれのピアニスト、ベンジャミン・グローヴナー。2004年に史上最年少11歳でBBCヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤーのピアノ部門で優勝を果たし、注目を集めました。今回このスター・ピアニストのこれまでで最も野心的なソロ・アルバムがデッカ・クラシックよりリリースされます。
 偉大なピアノのヴィルトゥオーソ、フランツ・リストの作品を集めた、ベンジャミンの画期的な録音です。
 特に「ソナタ ロ短調」はロマン派の全ピアノ曲の頂点とみなされ、リストの究極の代表作でもあります。
 また彼の作品の中でも最も愛されている3つの「ペトラルカのソネット」、ベッリーニの「ノルマ」の素晴らしい幻想曲も収録されています。
 締めくくりは喜ばしく魅力的なアンコール曲、シューベルトの『アヴェ・マリア』のリストによる有名な編曲です。
 
 【録音】2020年10月19−22日、ロンドン、クイーン・エリザベス・ホール
 



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SONY



19075929662
\2700→\2490
ラインハルト・ゲーベル(指揮)
『ベートーヴェンの世界』と銘打ちながら、
 ベートーヴェンの作品は少ないユニークなシリーズ
  ついに完結!協奏曲集

 1. ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ハ長調 WoO.5〜
  第1楽章:アレグロ・コン・ブリオ
   (ヘルメスベルガー補筆完成版)
 2. ヴラニツキー:2つのヴィオラのための協奏曲ハ長調
 3. レイハ:ホルン協奏曲ト長調 ※世界初録音
 4. ヴォジーシェク:
   ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための協奏的大ロンド Op.25
サラ・クリスティアン(ヴァイオリン:1,4)
ニルス・メンケマイヤー(ヴィオラ:2)
テレサ・シュヴァム(ヴィオラ:2)
クリストフ・エス(ホルン:3)
ヤアラ・タール(ピアノ:4)
シュテファン・コンツ(チェロ:4)
ミュンヘン放送管弦楽団
ラインハルト・ゲーベル(指揮)
 録音:2019年9月20-25日、ミュンヘン、バイエルン放送第1スタジオ デジタル・セッション

 ムジカ・アンティクァ・ケルンの創設者で、斬新な解釈で世界を驚かすラインハルト・ゲーベルが、ベートーヴェン・アニヴァーサリー・イヤーにおくるスペシャル・プロジェクト『ベートーヴェンの世界』。
 『ベートーヴェンの世界』と銘打ちながらも、ベートーヴェンの作品はごく少なく、むしろベートーヴェンと同時代の作曲家の知られざる作品で、世界初録音も多数含まれるというのが鬼才ゲーベルらしいといえましょう。これまでのこのすべてのシリーズ録音は、世界中で大きな注目と優れた評価を受けています。シリーズの完結編となるこの5枚目のアルバムは、19世紀初頭のウィーンへのベートーヴェンと同時代の傑出した音楽的進出で締めくくっています。

 ヴァイオリン協奏曲ハ長調 WoO.5は、1790年、ベートーヴェンがまだ19歳の時に初めて書いたヴァイオリン協奏曲です。この年は、ハイドンがコンサートで渡英するためにボンに滞在した年でもあります。その後、ベートーヴェンがハイドンと会見するのは帰路の92年7月初旬で、ハイドンに弟子入りすることとなりました。ベートーヴェンの手稿譜は第1楽章の259小節の断片だけが残っており、ウィーン楽友協会に保管されています。この断片は第1楽章の一部、または全楽章完成されたものか、未発見部分は後に失われたものなのか、未完成だったのか広範な議論があります。この手稿譜が1870年に再発見して以来、ヨーゼフ・ヘルメスベルガー、フアン・マネン、アウグスト・ウィルヘルムミらが補筆し出版しています。ここではヨーゼフ・ヘルメスベルガーによる第1楽章の1879年の補筆完成版によって演奏されています。

 アントニン・ヴラニツキー[1761-1820]は、チェコ南部モラヴィア西部出身のヴァイオリニスト・作曲家で、1783年からモーツァルト、ハイドン、アルブレヒツベルガーに師事しています。1784年にガランタのエステルハージの宮の音楽監督、1785年にウィーンのケンルントナー劇場管弦楽団の音楽監督、1787年にウィーン・ブルク劇場の音楽監督に就任。1797年にはベートーヴェンのパトロンとして有名なロプコヴィッツ侯爵家の楽長、1807年からはウィーン帝室管弦楽団の指揮者、1814年にはアン・デア・ウィーン劇場の楽長などウィーンで活躍しました。皇帝フランツ・ヨーゼフ2世の音楽部門の貴重なメンバーで、皇后マリア・テレジアのお気に入りの作曲家、特に交響曲作曲家の1人と見なされ、交響曲と舞台作品音楽で高く評価されました。彼は頻繁に宮廷のイベントのために交響曲や管弦楽作品を書くように依頼されており、王室委員会では彼の作品は最高の出来と認定されていました。彼の親しい友人であったハイドンやモーツァルトの作品と比較して、彼の音楽は頻繁に演奏されていました。2つのヴィオラのための協奏曲は、珍しい2つの独奏ヴィオラのための1805年に書かれた協奏曲。特に彼自身がヴァイオリニストでもあったため、ヴァイオリンやヴィオラの作品では技巧的要求が求められています。

 アントニーン・レイハ[1770-1836](アントン・ライヒャとも)はプラハで生まれ、1785年ケルン選帝侯マクシミリアンの宮廷楽団のフルート奏者としてボンに移り、同じ楽団でヴィオラ奏者だったベートーヴェンと知り合いました。1789年、ベートーヴェンとともにボン大学に入学。1801年ウィーンに移りベートーヴェンと再会し、サリエリ、アルブレヒツベルガー、ハイドンに師事。マンハイム楽派やグルック、モーツァルトなどの影響を受けています。レイハはまだ進化途中の管楽器(フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン)の演奏技術を拡大したいと考え、それまでのハルモニームジークよりも演奏表現を大きくすることに成功したのです。特にヴァルヴのないナチュラルホルンに高度なテクニックを求め、作曲するにあたっては、当時のホルンのヴィルトゥオーゾであり教師のルイ=フランソワ・ドープラ[1781-1868]から技術的な面での助言なども受けていたようです。この協奏曲でも技巧的要求が求められています。

 ボヘミア出身のヤン・ヴァーツラフ・ヴォジーシェク[1791-1821]はプラハで修行した後にウィーンで活躍。フンメルに師事し、1813年ベートーヴェンに初めて出会い、翌年のウィーン訪問中に激励されたようです。特にシューベルトとは家族ぐるみの友人で、共に影響し合ったといわれています。ここに収録された三重協奏的作品は1820年に作曲された作品で、ベートーヴェンの三重協奏曲と同じヴァイオリン、チェロ、ピアノという3つの独奏楽器のための、ベートーヴェンのそれよりは約17年後の作品ですが、作風はシューベルト的なロマンティシズムをたたえています。


 ソリストには、ドイツ・カンマーフィルのコンサートミストレスを務めるサラ・クリスティアン、ドイツが誇るヴィオラ界の俊英ニルス・メンケマイヤー、タベア・ツィンマーマンから学びアルミーダ・カルテットのヴィオラ奏者も務めるテレサ・シュヴァム、バンベルク交響楽団の首席ホルン奏者で、ソリストだけでなく音楽教育者としても名高いクリストフ・エス、ベルリン・フィルのチェロ奏者で「フィルハーモニクス」のメンバーでもあるシュテファン・コンツ、そして、実力派ピアノ・デュオ「タール&グロートホイゼン」の一人であるヤアラ・タールら、現代的感性を持つ奏者が起用されています。ゲーベルはモダン楽器によるオーケストラを透明感あふれるHIPスタイルに変貌させ、力感溢れる演奏が繰り広げられています。



<国内盤> 


MCLASSICS



MYCL00003
(SACD HYBRID)
\3200+税
"白鳥の歌"四題 宮本益光(バリトン)、
?田恵子(ピアノ)
  シューベルト:白鳥の歌 D.957より
   1.アトラス/2.彼女の絵姿/3.漁師の娘/
   4.街/5.海辺にて/6.影法師
  ブラームス:4つの厳粛な歌 作品121より
   7.人間の成り行きは/8.私は顔を向け、見た/
   9.おお、死よ、なんと辛いことか
  ヴォルフ:ミケランジェロの詩による3つの歌曲
   10.我、ときに思う/11.生あるものすべて/
   12.我が魂は感じる、神の創った憧れの光を
  マーラー:リュッケルトの詩による5つの歌曲より
   13.この世に私はいない/
   14.たおやかな香りをかいだ/15.真夜中に
  シューベルト:
   16.ミューズの児 作品92-2 D.764/
   17.楽に寄す 作品88-4 D.547

 録音 2020年9月28-30日かつしかシンフォニーヒルズ、アイリスホールDXD352.8kHzレコーディング

 日本を代表するバリトン歌手、宮本益光3年ぶりのソロ・アルバムで、初のリート・アルバムです。
 「"白鳥の歌"四題」と題し、ロマン派を代表する4人の作曲家、シューベルト、ブラームス、ヴォルフ、マーラーが円熟期から最晩年にかけて書いた淡く崇高な歌曲を集めました。
 各作曲家が行きついた「音楽の精神」がこれらの作品であり、苦難を強いる今の時代に問うような、人間の「死」と「生」を見つめる深い普遍的な作品集です。
 このプログラムは宮本の師である高橋大海が1985年10月に行ったリサイタルへのオマージュとなっています。宮本は、師への敬意を払い、師と寄り添い対話しつつも、自らの魂を解放させ音楽の真髄へと向かって行きます。
 宮本の心の琴線に触れる深い歌声が全編にわたり聴くものの心を揺さぶり、一筋の希望の光を射すかのような「楽に寄す」でアルバムを終えます。
 宮本益光の覚悟と精神と師への愛情が詰まった渾身の作品です。
 




<映像>


NAXOS(映像)



NYDC-30001
(DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3600+税
バレエ映画『ロミオとジュリエット』
 作曲 : セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953)/
 
 特典映像:
  メイキング・オブ・『ロミオとジュリエット』/レッド・カーペット/
  キャスト・インタビュー/フォト・ギャラリー

 ロミオ : ウィリアム・ブレイスウェル/ジュリエット : フランチェスカ・ヘイワード/
 ティボルト : マシュー・ボール/マキューシオ : マルセリーノ・サンベ/
 べンヴォーリオ : ジェームズ・ヘイ/キャプレット夫人 : クリステン・マクナリー/
 キャプレット卿 : クリストファー・サウンダース/乳母 : ロマニー・パジャック/
 パリス : トーマス・モック/ロレンス神父 : ベネット・ガートサイド/
 娼婦 : ティアニー・ヒープ、ラウラ・モレーラ、ベアトリス・スティックス=ブルネル/
 ジュリエットの友人たち :
  ミーガン・グレース・ヒンキス、エリザベス・ハロッド、マヤラ・マグディ、
  アンナ・ローズ・オサリヴァン、ジェマ・ピチュリー・ゲール、レティシア・ストック/
 ロザライン : 金子扶生/モンタギュー夫人 : シャーン・マーフィ/
 モンタギュー卿 : トーマス・ホワイトヘッド/エスカラス大公 : ギャリー・エイヴィス/
 コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団/
 指揮 : コーエン・ケッセルス/
 英国ロイヤル・バレエ
NYDC-30002
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4500+税

 原振付 : ケネス・マクミラン(1929-1992)/作曲 : セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953)/
 デザイン : ニコラス・ジョージアディス(1923-2001)/監督 : マイケル・ナン/撮影監督 : ウィリアム・トレヴィット/
 エグゼクティヴ・プロデューサー :ケヴィン・オヘア、ユディット・ソース、ジャン・ヤングハズバンド/
プロデューサー : クウェシ・ディクソン

 2019年 イギリス
 収録時間:本編91分+特典映像54分/字幕(特典映像):日本語
 音声:[DVD]リニアPCMステレオ/DTS5.1サラウンド /[ブルーレイ]PCMステレオ/DTS-HDマスターオーディオ5.1サラウンド
 映像仕様:NTSC シネマスコープサイズ[DVD]SD/[ブルーレイ]Full HD/リージョンコード:[DVD]2/[ブルーレイ]A

 【16世紀のヴェローナを舞台に言葉を超え、躍動するダンスで描かれるー映画『ロミオとジュリエット』】
 英国ロイヤル・バレエが誇る傑作、巨匠ケネス・マクミラン振付のバレエ『ロミオとジュリエット』が劇場の舞台を飛び出し、今までになかった姿でスクリーンに登場しました。
 シェイクスピアの戯曲にプロコフィエフが才気溢れるバレエ音楽を付け、さらにマクミランが振付けた名作バレエが、16世紀のヴェローナを再現したオープンセットを背景に、スピーディな演出と劇場用映画ならではのカメラワークによって、さらにドラマティックな姿に生まれ変りました。
 この映画のためにメイン・キャストとして選抜された、ウィリアム・ブレイスウェル(ロミオ)フランチェスカ・ヘイワード(ジュリエット)マシュー・ボール(ティボルト)マルセリーノ・サンベ(マキューシオ)らの若々しくシャープでスタイリッシュなダンスに加え、ロイヤル・バレエのベテラン陣の迫真の演技も見もの。
 この映画の創造過程を詳しくたどった特典映像も必見です。

 プロモーション動画: https://youtu.be/eRnCk68swYE

 【初回限定特典:ポストカード3種】(封入特典/なくなり次第終了となります)

 
  
 


2.110679
(2DVD)
¥4000
フランチェスコ・カヴァッリ(1602-1676):
 歌劇《恋するヘラクレス》
  プロローグと5幕のオペラ(1662)

   台本: フランチェスコ・ブティ(1604-1682)



 ヘラクレス...ナウエル・ディ・ピエロ(バス)、ユノー...アンナ・ボニタティブス(メゾ・ソプラノ)、
 デイアネイラ: ヘラクレスの妻...ジュゼッピーナ・ブリデッリ(メゾ・ソプラノ)、
 イオレー...フランチェスカ・アスポロモンテ(ソプラノ)、
 ヒュロス: ヘラクレスの息子...クリスティアン・アダム(テノール)、
 パシテア...ウジェニー・ルフェーブル 、ウェヌス...ジュリア・セメンザート、
 ネプトゥヌス...ルカ・ティットート、ネプトゥヌス...ルカ・ティットート、
 リカス...ドミニク・ヴィス(カウンターテナー) 他
 指揮: ラファエル・ピション、ピグマリオン(オーケストラ&合唱)
NBD0118V
(Blu-ray)
¥4000
NYDX-50127
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\5000+税

 演出: ヴァレリー・ルソール&クリスティアン・エク(コメディ=フランセーズ)/美術: ローラン・ペドゥツィ/衣装・機械装置: ヴァネッサ・サンニーノ/照明: クリスチャン・ピノー/
 機械作動制御: レミ・ボワシーマリオネット/制作・操作... キャロル・アルマン、ソフィー・コエフィク、ヴァレリー・ルソール /映像監督: フランソワ・ルシヨン

 収録 2019年11月6、8日 オペラ=コミック座(パリ)
 共同制作:オペラ=コミック座/フランソワ・ルシヨン&アソシエ/収録時間:187分
 音声: イタリア語歌唱 PCMステレオ2.0/Dolby digital 5.1(DVD) PCMステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1(Blu-ray)
 字幕:日本語・英語・ドイツ語・イタリア語・韓国語/画角: 16/9 NTSC All Region
 DVD...片面二層ディスク×2/Blu-ray・・・片面二層ディスク 1080i High Definition

 数々の冒険と戦いで武勲を上げた英雄ヘラクレスは、デイアネイラという妻がありながら息子ヒュロスの婚約者イオレーに夢中です。
 この三角関係に、愛の神ウェヌス、貞節の守護神ユノーら天上の神々の思惑が絡み合う中、呪われた婚礼の衣装を身につけたヘラクレスは苦悶のなかで死に至りますが...

 興味深い蘇演プロジェクトの数々で話題を集めるパリ・オペラ=コミック座より、イタリア・バロックオペラの創始者モンテヴェルディの高弟として17世紀中盤に絶大な人気を誇ったカヴァッリの歌劇《恋するヘラクレス》の登場です。
 この作品はフランスの太陽王ルイ14世とスペインのマリア・テレサの結婚を祝うために、ルイ14世を英雄ヘラクレスに仮託し、人間界と天上の神々が交錯するスペクタクルな祝祭劇として創作されました。
 華やかなアリア、合唱、バレが次々と交代するこの作品は、このプロダクションでヴァレリー・ルソールとクリスチャン・エクによるポップでキッチュな美術、舞台メカニズムと衣装(着ぐるみ)によって、原作のコンセプトを生かしつつ眼にも鮮やかなステージとして創りあげられました。
 外題役をナウエル・ディ・ピエロ、ユノー役をアンナ・ボニタティブス、そしてデイアネイラの召使リカスにベテラン、ドミニク・ヴィスを配した豪華な歌手陣による歌唱を、バロックオペラ上演のエクスパート、ラファエル・ピション率いるアンサンブル・ピグマリオンの若々しくダイナミックな演奏が見事に支えています。

  プロモーション動画: https://youtu.be/flqMqXRCpvQ

 
 




OPUS ARTE(映像)


OA1318D
(DVD)
¥3600
『ザ・チェリスト』&ジェローム・ロビンスによる名作『ダンシズ・アット・ア・ギャザリング』のカップリング!
 『ダンシズ・アット・ア・ギャザリング』 
  振付: ジェローム・ロビンス
 『ザ・チェリスト』 
  振付: キャシー・マーストン
 【特典映像】
  ・ロイヤル・バレエが『ザ・チェリスト』を上演する理由
  ・ロイヤル・バレエが『ダンシズ・アット・ア・ギャザリング』を上演する理由
  ・キャスト・ギャラリー

  『ダンシズ・アット・ア・ギャザリング』
   ピンク...マリアネラ・ヌニェス、モーブ...フランチェスカ・ヘイワード、
   アプリコット...ヤスミン・ナグディ、グリーン...ラウラ・モレーラ、ブルー...金子扶生、
   ブラウン...アレクサンダー・キャンベル、パープル...フェデリコ・ボネッリ、
   グリーン...ウィリアム・ブレイスウェル、ブラック...アクリ瑠嘉、ブルー...ヴァレンティノ・ズケッティ
   振付: ジェローム・ロビンス/音楽: フレデリック・ショパン/衣装: ジョー・ユラ/
   照明: ジェニファー・ティプトン/振付指導: ベン・ヒューズ/ピアノ・ソロ: ロバート・クラーク
  『ザ・チェリスト』
   チェリスト...ローレン・カスバートソン、楽器...マルセリーノ・サンベ、指揮者...マシュー・ボール、少女の頃のチェリスト...エマ・ルカノ、少女の頃の姉...ローレン・ゴッドフリー母親...クリステン・マクナリー、父親...トーマス・ホワイトヘッド、姉...アンナ・ローズ・オサリヴァン、
   チェロの指導者たち...ギャリー・エイヴィス、ニコル・エドモンズ、ベンジャミン・エラ
   音楽友達...アクリ瑠嘉、ポール・ケイ、ジョセフ・シセンズほか、ロイヤル・バレエ団員、ロイヤル・バレエ・スクール生徒
   チェロ独奏: ヘティ・スネル
   振付: キャシー・マーストン、台本: キャシー・マーストン、エドワード・ケンプ、
   音楽: フィリップ・フィーニー、舞台装置: ヒルデガード・ベクトラー、
   衣装: ブレッヒェ・ファン・バーレン、照明: ジョン・クラーク、ドラマツルギー: エドワード・ケンプ
   コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団、アンドレア・モリーノ(指揮)

OABD7277D
(Blu-ray)
¥4400
NYDX-50125
(DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4000+税
NYDX-50126
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\5000+税

 収録: 2020年2月15、17日 コヴェントガーデン王立歌劇場
 収録時間:本編138分、特典映像9分/字幕(特典映像):日、英、仏、独、韓
 映像:16:9 NTSC All Region 片面2層(DVD、Blu-ray)、1080i High Definition(Blu-ray)
 音声:Dolby Digital 2.0 & DTS Digital Surround 5.1(DVD)、LPCM24bit 2.0 & DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)

 【ジャクリーヌ・デュ・プレの生涯を描く『ザ・チェリスト』&ジェローム・ロビンスによる名作『ダンシズ・アット・ア・ギャザリング』のカップリング!】
 
 情熱的な演奏で若くして注目されたチェリスト、ジャクリーヌ・デュ・プレ。
 多発性硬化症を発病し二十代後半で引退、42歳で亡くなった彼女が駆け抜けた生涯を、美しいストーリー運びで定評のある振付家、キャシー・マーストンが描き日本でもたいへん話題となった『ザ・チェリスト』。しなやかな容姿と踊りで魅せるローレン・カスバートソンがタイトルロール、擬人化された楽器(チェロ)を俊英マルセリーノ・サンベ、さらにチェリストの夫である指揮者を人気のマシュー・ボール、この3人の音楽を巡る出会いと別れが、チェロの名曲の数々を背景に美しくも哀しい物語として紡がれます。
 
 『王様と私』、『屋根の上のヴァイオリン弾き』、そして『ウエスト・サイド・ストーリー』などミュージカルの名作を手がけた鬼才ジェローム・ロビンスが、ニューヨーク・シティ・バレエのために振付けた『ダンシズ・アット・ア・ギャザリング』は、5組の男女が様々な組み合わせで、ショパンのピアノ音楽に乗って踊りを繰り広げながら、多彩な人間模様を美しく描きだすユニークな作品。
 ロビンスの薫陶を受けた振付家ベン・ヒューズが、ロイヤル・バレエのスーパースター、マリアネラ・ヌニェス、今を時めくフランチェスカ・ヘイワード、フェデリコ・ボネッリ、ウィリアム・ブレイスウェル、そして金子扶生、アクリ瑠嘉といった豪華なキャスティングを得て見事な舞台を作り上げています。

 
 
 


OA1328D
(DVD)
¥3600
ウィリアム・クリスティ(指揮)
ジョン・ゲイとヨハン・クリフトフ・ペープシュ
 によるバラッド・オペラ《乞食オペラ》

  ジョン・ゲイ(1685-1732)、
   ヨハン・クリフトフ・ペープシュ(1667-1752):
    《乞食オペラ》 バラッド・オペラ
     (イアン・バートンとロバート・カーセンによる新版)
   【特典映像】 キャスト・ギャラリー
ピーチャム氏...ロバート・バート(テノール)
ピーチャム夫人/ディアナ・トレイプス...ビヴァリー・クレイン
ポリー・ピーチャム...ケイト・バター
マクヒース...ベンジャミン・パーキス
ロキット...クレイグ・ソーンバー
ルーシー・ロキット...オリヴィア・ブレレトン
ジェニー・ダイヴァー...エマ・ケイト・ネルソン(メゾ・ソプラノ)
フィルチ/マニュエル...ショーン・ロープマン(バス)
マット...ギャヴィン・ウィルキンソン(バス)
ジャック/看守...テイト=エリオット・ドリュー
ロビン...ウェイン・フィッツシモンズ
ハリー...ドミニク・オーウェン
モリー...ナターシャ・リーヴァー
ベティ...エミリー・ダン
サルキー...ルイーズ・ダルトン
ドリー...ジョスリン・プラー
レザール・フロリサン・メンバー
 ウィリアム・クリスティ(指揮/チェンバロ)
OABD7283D
(Blu-ray)
¥4400
NYDX-50124
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\5000+税

 演出: ロバート・カーセン/音楽構成: ウィリアム・クリスティ/美術: ジェームス・ブランディリー/衣装: ペトラ・ラインハルト/
 振付: レベッカ・ハウエル/照明: ロバート・カーセン、ペーター・ファン・プラートドラマツルギー: イアン・バートン/映像監督:フランソワ・ルシヨン
 収録: 2018年4月25、27日 ブッフ・デュ・ノール劇場、パリ/収録時間: 118分/字幕:日、英、仏、独、韓
 映像:16:9 NTSC All Region 片面2層(DVD、Blu-ray)、1080i High Definition(Blu-ray)
 音声:LPCM 2.0 & DTS Digital Surround 5.1(DVD)、LPCM24bit 2.0 & DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)

 【カーセン演出、クリスティの音楽による、新構成版《乞食オペラ》】
 ジョン・ゲイとヨハン・クリフトフ・ペープシュによるバラッド・オペラ《乞食オペラ》。
 当時のスコアが完全には残っていないため様々な復元・再構成版が存在しますが、2018年にパリのブッフ・デュ・ノール劇場でプレミエを迎えた、オペラ界の異才ロバート・カーセンの新演出による本上演は、舞台を現代に置き換え、段ボール箱の山を積み木のように並び替えて舞台装置とするという奇抜なもの。
 女たらしでイケメンのお尋ね者、マックヒースを中心にロンドンの下層社会に棲息するならず者、娼婦、腐敗した警察官が登場し、時代とその社会の偽善を暴く辛辣な風刺劇を繰り広げます。
 ごく一部のオペラ歌手を除きミュージカルの世界で活躍する俳優たちが集められ、大衆音楽と芸術音楽を混在させたこの作品をカジュアルな歌唱と演技で再現する演出は、当時の時代風俗が現代に通底している事実を炙り出すスリリングな効果を挙げています。
 音楽の再構成を担当した古楽演奏の泰斗ウィリアム・クリスティがレザール・フロリサンのメンバーと共にステージに上がり、段ボール箱に囲まれて演奏している姿も笑いを誘います。

 プロモーション動画(ダンシズ〜)
  https://youtu.be/f2VAP0EFWxQ

 プロモーション動画(ザ・チェリスト)
  https://youtu.be/37Ckpcr9oyY

 
 













1/12(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


AUDITE


AU 97774
¥2700
ヴィドール、ロパルツ、サン=サーンスのオルガン作品集!
 (1)ヴィドール:オルガン交響曲第8番 ロ短調 Op.42-4(1887年作/1929年版)
 (2)ロパルツ:大オルガンのための6つの小品より第2曲「祈り」
 (3)サン= サーンス:「糸杉と月桂樹」Op.156より「糸杉」
ジャン・バティスト・デュポン
 (オルガン/
  カヴァイエ=コル(1889年製作))

 これぞフランスのオルガン音楽!サン=セルナン教会のカヴァイエ・コルの銘器で聴くヴィドール、ロパルツ、サン=サーンスのオルガン作品集!

 セッション録音:2019年11月13-15日/サン=セルナン教会(トゥールーズ)/PCM、96kHz / 24bit、ディジパック仕様、54'34

 フランスのオルガンの名手ジャン・バティスト・デュポンがヴィドール、ロパルツ、サン=サーンスの作品を録音しました。
 演奏したオルガンはトゥールーズのサン=セルナン教会に据え付けられたカヴァイエ=コル(1889年製作)の銘器です。このオルガンはもともと1843年にデュクロケが製作した楽器を改修したものです。

 フランスのオルガン・ビルダー、アリスティド・カヴァイエ=コルは1887年にこの改修を依頼され、2年後の1889年に完成しました。
 1932 年と1957 年に改修されましたが、1996年に復元修復が施され、1889年当時の響きを取り戻しました。その後2017-18 年に現代屈指のオルガン・ビルダー、ロベール・フレールによってオーバーホールされました。
 当録音ではこの銘器がもつ高貴さと圧倒的な存在感を存分に味わうことができます。

 ヴィドールはフランス各地のオルガニストを務めたのち、1869年にパリのサン=シュルピス教会のオルガニスト(当オルガンももちろんカヴァイエ=コル製作の大オルガン)となり、その後65年間この地位にありました。
 10つのオルガン交響曲はヴィドールの代表作で、第8番は6楽章構成の大曲。カヴァイエ=コルの楽器と響きを知り尽くしたヴィドールが描く世界は唯一無二の雄大さを誇ります。
 




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BIS



BIS SA 2560
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
スウェーデンの俊英ヴァイオリニスト、ダーレネ
『北欧ラプソディ』

 (1)クリスチャン・シンディング(1856–1941):古風な様式の組曲 イ短調 Op.10〜ヴァイオリンとピアノのための
 (2)ヴィルヘルム・ステーンハンマル(1871–1927):2つの感傷的なロマンス Op.28
   【I.アンダンティーノ/II.アレグロ・パテティコ】( 1910)〜ヴァイオリンとピアノのための
 (3)ジャン・シベリウス(1865–1957):6つの小品 Op.79より
   【I.思い出(1915/1919)/V.牧歌的舞曲(1917)/VI.子守歌(1917)】〜ヴァイオリンとピアノのための
 (4)カール・ニールセン(1865–1931):ロマンス ニ長調 CNW61(c.1883)〜ヴァイオリンとピアノのための
 (5)エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928–2016):夜想曲と踊り(1993)〜ヴァイオリンとピアノのための
 (6)エドヴァルド・グリーグ(1843–1907):ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ長調 Op.8(1865)
  ユーハン・ダーレネ(ヴァイオリン/ストラディヴァリウス(1736年製))
  クリスチャン・イーレ・ハドラン(ピアノ/Steinway D)

 2019年の来日公演も話題に!スウェーデンの俊英ヴァイオリニスト、ダーレネ。期待の第2弾は19世紀から20世紀を代表する北欧の作曲家の作品集!

 セッション録音:2020年9月/クルトゥルム(ニューショーピング、スウェーデン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、68'24
 制作・録音:イェンス・ブラウン

 SACDハイブリッド盤。
 ノルショーピング生まれのスウェーデンのヴァイオリニスト、ユーハン・ダーレネ Johan Dalene(2000–)は、BISレーベルの社主ロベルト・フォン・バール氏がダーレネ9歳の時からその才能に注目していたという逸材です。
 2019年にはサミュエル・バーバーとチャイコフスキーの協奏曲(BIS SA-2440)でアルバム・デビュー。
 「ここ10年の間でもっとも素晴らしいヴァイオリニストのデビュー作のひとつ」(「BBC Music Magazine」)、「ダーレネの演奏には、彼が特別な感受性をもった音楽家だとわかる『存在』が感じられる」(「Gramophone」)など、各国のメディアから高く評価されました。2019年11月にはニコライ・スナイダー指揮、日本フィルハーモニー交響楽団との共演でニールセンのヴァイオリン協奏曲を披露。その圧倒的な演奏で聴衆を沸かせました。
 ダーレネのアルバム第2弾は、北欧の19世紀から20世紀を代表する作曲家のヴァイオリンとピアノのための作品を演奏しています。

 シンディングの《古風な様式の組曲》は、ライプツィヒに留学した彼が、バロック音楽、18 世紀ドイツ音楽の装飾、バッハのスタイルに「デザイン」した作品。技巧的なパッセージも織りこまれ、クライスラーやハイフェッツが好んで演奏したと言われます。
 ステーンハンマルが、僚友アウリンとの友情に触発されて書いた、胸をうつリリシズムと明るい陽の光に満ちた「アンダンティーノ」と感情の起伏の激しい「アレグロ・パテティコ」の《2つの感傷的なロマンス》。
 シベリウスが《交響曲第5番》と同じころに作曲した《6つの小品》から〈思い出〉〈牧歌的舞曲〉〈子守歌〉。
 カール・ニールセンの《ロマンス》は、彼がコペンハーゲンのアカデミーで学ぶ以前に作曲したと推測されている作品です。
 ラウタヴァーラの《夜想曲と踊り》は、「ガラスのハーモニー」の上をヴァイオリンが「さまよう」夜の音楽と、白昼のダンス。「夜想曲」の素材は、後に、交響曲《光の天使》に再使用されます。
 プログラムの最後、グリーグの《ソナタ第1番》は、ノルウェーの民俗音楽とその心を「芸術作品」のうちに再生する道を選んだ彼の「一里塚」とみなされる作品です。

 ダーレネのこのアルバムのため BIS Records は、ノルウェーのハドラン Christian Ihre Hadland(1983–)を共演者に起用しました。
 ハドランは、ソリストとしての活動とともに室内楽のピアニストとして忙しく、ヴァイオリニストのクラッゲルードやメゾソプラノのスーザン・グレアムたちと共演。
 アンドレーアス・ブランテリードと録音したグリーグとグレインジャーの『チェロ作品集』(BIS SA-2120)は、「グラモフォン」誌の「エディターズ・チョイス」に選ばれています。
 
 グリーグの《ソナタ》の第2楽章「アレグレット・クワジ・アンダンティーノ」。
 2019年から2022年の BBC Radio 3 「次世代アーティスト」のひとり、ダーレネと、2011 年から2013 年のアーティストだったハドランのふたりがグリーグの音楽に共感を寄せ、こよなく美しい「音楽の時」が生まれます。アルバムの制作と録音をイェンス・ブラウン Jens Braun が担当、ニューショーピング市の「クルトゥルム(Culturum)」でセッション録音されました。

 ユーハン・ダーレネ (ヴァイオリン):
  スウェーデンのノルショーピング生まれ。4歳からヴァイオリンを習い、3年後、初めてプロの交響楽団と共演。王立ストックホルム音楽大学でペール・エーノクソンに学び、ドラ・シュヴァルツベルク、パメラ・フランク、ゲルハルト・シュルツ、デトレフ・ハーン、ヘンニング・クラッゲルードのマスタークラスに参加した。ヨーロッパ、中国、南アフリカのオーケストラにソリストとして客演、ローランド・ペンティネン、イングリ・アンスネスたちと共演。2018年の「ノルウェー・クレッシェンド」プログラムでジャニーヌ・ヤンセン、ライフ・オーヴェ・アンスネス、ギドン・クレーメルに教わる。
 デンマークのオーゼンセで行われる「カール・ニールセン国際コンペティション」の2019年ヴァイオリン部門で第1位。2019年から2022年の BBC Radio 3「次世代アーティスト」に選ばれ、2020年/2021年のシーズン、スウェーデン放送交響楽団の「アーティスト・イン・レジデンス」を務める。楽器は、オスロの「アンデシュ・スヴェオース公益基金」から貸与された1736年製のアントニオ・ストラディヴァリウス。

 クリスチャン・イーレ・ハドラン(ピアノ):
  ノルウェーのスタヴァンゲル生まれ。スタヴァンゲル大学芸術学部(旧、ローガラン音楽院)でエルリング・ラグナル・エーリクセンに学ぶ。15歳でノルウェー放送管弦楽団と共演してオーケストラ・デビュー。1999 年からイジー・フリンカに私的に教わり、彼が教えるバラット・ドゥーエ音楽学校に入学。2008年、ソリストとしてのデビューコンサートをノルウェー・オペラで行う。2011年から2013年の BBC Radio 3 「次世代アーティスト」のひとりに選ばれる。
 イギリスのオーケストラと共演、ウィグモアホールのリサイタル、リーソール室内楽フェスティヴァルへの出演と活動を広げ、音楽の繊細なニュアンスを大切にする演奏スタイルから「ピアノの抒情詩人」と呼ばれる。アンナル・フォレソーの『バルトーク・アルバム』(2L 2L-28SACD)で CD 録音デビュー。ショパンとシューマンのピアノ作品集(Simax PSC-1307)、ハイドン、ブラームス、ボロディンたちの作品を演奏した『ひばり』(PSC-1337)ドメニコ・スカルラッティのソナタ集(PSC-1358)と、ソロ・アルバムをリリースする。

 
 




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HAENSSLER



HC 20067
¥2700→\2490
「サリエリ&ベートーヴェン・イン・ダイアログ」
 (1)サリエリ:「ハプスブルグ」序曲(1803)
 (2)ベートーヴェン:「ヴェスタの火」導入部(1805)【未完のオペラ】
 (3)サリエリ:「ファルマクーザのチェーザレ」序曲(1800)
 (4)ベートーヴェン:三重唱「おののけ、背徳者」Op.116(1802/03)
 (5)サリエリ:「無言の神託」序曲(1802)
 (6)サリエリ:「エルサレムの再建」終結部(1805)
 
 (1)(5)(6)=世界初録音
独唱:(2)(4)(6)ディアナ・トムシェ(ソプラノ)、
 (2)(4)(6)ジョシュア・ホワイトナー(テノール)、
 (2)(4)(6)カイ・プレウスケ(バス)、
(2)トーマス・ヤーコプス(テノール)
合唱:(6)トーマス・ヤーコプス(テノール)、
 トーマス・ドルン(テノール)、
 マティアス・エシュリ(バス)、
 シュテファン・ミュラー=リュッペルト(バス)
ハイデルベルク交響楽団
ティモ・ユーコ・ハーマン(指揮)

 世界初録音の作品も収録!サリエリとベートーヴェンのオペラの序曲などを集めた注目盤!

 セッション録音:2020年3月/マルティン・ルター・ハウス(ドッセンハイム)/DDD、47'40

 アントニオ・サリエリ(1750-1825)は2020年に生誕270周年を迎えました。
 サリエリといえば、映画『アマデウス』により、「モーツァルトの同時代の人」というイメージしかないといっても過言ではありませんが、オーストリア皇帝に仕える宮廷の楽長としてヨーロッパ楽壇の頂点に立った人物として活躍し、またベートーヴェン、リスト、シューベルトなどの名作曲家を教えたことでも知られます。
 
 近年クリストフ・ルセ指揮、レ・タラン・リリクが世界初録音したオペラ「タラール」(KKC-6048 / AP-208)でも話題の作曲家で、またヘンスラー・レーベルからはトーマス・ファイ指揮、マンハイム・モーツァルト管弦楽団による「序曲、バレエ曲集」(98-506)と「序曲、舞台音楽集」(98-554)、ティモ・ユーコ・ハーマン指揮、ハイデルベルク交響楽団による「カンタータ集」(HC-19079)をリリースしております。

 当アルバムには世界初録音を含むオペラ、カンタータの序曲を中心としたサリエリとベートーヴェンの作品が収録されております。
 1795年3月、ベートーヴェンはサリエリのピアノ協奏曲を作曲家自身の指揮のもとソリストとしてウィーン・デビューを果たしました。その後、ベートーヴェンは1797年から翌1798年にかけてヴァイオリン・ソナタ第1-3番 Op.12を作曲。
 この3曲のソナタは1799 年に刊行され、サリエリに感謝の意を表し献呈。また、1799年にはサリエリのオペラ「ファルスタッフ」の二重唱『まったく同じだわ』の主題による10 の変奏曲 WoO.73を作曲しております。
 二人の偉大な作曲家が1800年初頭に作曲したオペラやカンタータからの作品を当アルバムはまさに二人が濃密な対話を楽しんでいた時代の作品が凝縮されているといえます。

 演奏はサリエリの研究者としても名高いハーマン率いる颯爽とした演奏がたまらないハイデルベルク交響楽団です。
 当団といえばトーマス・ファイによるハイドンの交響曲録音でも知られており、ピリオド・アプローチの生み出すきびきびとした音楽づくりが印象的です。
 
 


HC 20064
¥2700
『北欧の合唱音楽』
 (1)ヤン・ホーカン・オーベリ(1916–2012)(編曲):天つみ国に(I himmelen, i himmelen》(『スウェーデン賛美歌本』)
 (2)オーラ・ヤイロ(1978–):慈しみと愛のあるところ(Ubi Caritas)
 (3)ヴァルデマル・オーレーン(1894–1982):
  夏の賛美歌「谷と野原はやさしい緑におおわれ」(Sommarpsalm "En vanlig gronskas rika drakt")
 (4)モッテン・ヤンソン(1965–):雫(Stillae)(チャールズ・アンソニー・シルヴェストリ(1965–)のラテン語の詩)
 (5)ホーカン・パルクマン(1955–1988)(編曲):東の国へ私は行こう(Till Osterland)
 (6)モッテン・ヤンソン(1965–):マリア IV(Maria IV)
 (7)ヤン・サンドストレム(1954–):サンクトゥス(聖なるかな)(Sanctus)
 (8)クヌート・ニューステット(1915–2014):不滅のバッハ(Immortal Bach)
 (9)ヤン・サンドストレム(1954–):
  山の風に寄せるヨイク(Biegga luohte/Joik till fjallvinden)(1998)(ユーハン・メーレクのヨイクによる)
 (10)ペア・ヌアゴー(1932–):喜べ神の御母を(Gaudet Mater)
 (11)ヤーアン・イェアシル(1913–2004):私の大好きな谷(Min yndlingsdal)(1957)
 (12)ペア・ヌアゴー(1932–):一輪のばらが咲いた(Flos ut rosa floruit)
 (13)ニルス・リンドベリ(1933–):きみを夏の一日にくらべたらどうだろう(Shall I compare thee to a summer day)
 (14)ヤーコ・マンテュヤルヴィ(1963–):海の惨事の頌歌(Canticum Calamitatis Maritimae)(1997)
 (15)エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928–2016):第一の悲歌(Die erste Elegie)(1993)
  (1)-(8)ドルトムント合唱アカデミー・ユース・コンサート合唱団、フェリクス・ハイトマン(指揮)
  (9)ドルトムント合唱アカデミー・ユース・コンサート合唱団、WDR 放送合唱団、
   ステファン・パルクマン(指揮)、リヒャルト・ロギーヴァ(バリトン)
  (10)-(15)WDR 放送合唱団、ステファン・パルクマン(指揮)
  (14)ミン・インソン(ソプラノ)、アレクサンダー・シュミット(バリトン)

 北欧ファン、合唱ファン必聴!民俗音楽と民謡と順応しながら発展してきたスカンディナヴィアの音楽。北欧の合唱音楽レパートリーから15曲を録音!

 セッション録音:2019年10月21日-24日、2018年9月5日、9月3-6日、2011年11月8日、2012年10月22日/WDR クラウス・フォン・ビスマルク・ホール(ケルン、ドイツ)/DDD、72'45
 制作:シュテファン・ハーン/録音:ウーヴェ・ザビロフスキ

 スカンディナヴィアの文化はこれまでずっと、人々を魅了し、心をつかんできました。
 スカンディナヴィアの音楽には神秘的で「典型的に北欧」の響きがあることがしばしば言われ、とりわけ、民俗音楽と民謡と順応しながら発展してきた合唱音楽には、自然の中にいる人間の姿と心が深く刻まれています。
 季節の変化とともに変わる人々の日常生活を映し、生と死に対する基本的な問いを投げかける、これらの国々の合唱音楽。
 ドルトムント合唱アカデミー・ユース・コンサート合唱団と WDR 放送合唱団のアルバムでは、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、デンマークの合唱レパートリーから15曲が歌われます。

 『スウェーデン賛美歌本』の一曲をヤン・ホーカン・オーベリが編曲した《天つみ国に》。
 グレゴリオ聖歌のアンティフォナに基づく、オーラ・ヤイロの《慈しみと愛のあるところ》。
 暗い冬が過ぎ、夏の訪れを告げるオーレーンの《夏の賛美歌》。モッテン・ヤンソンが、国際ベーレンライター合唱コンペティションに優勝した記念にドルトムント合唱アカデミー・ユース・コンサート合唱団に献呈した《雫》と、スウェーデン王室の委嘱で作曲した《マリア IV》。
 ヤン・サンドストレムが「ヨイク」を素材に作曲した《山の風に寄せるヨイク》と、パリのノートルダム寺院で初演された《サンクトゥス》。
 バッハの4声のコラールを「即興」風に展開させたニューステットの《不滅のバッハ》。ペア・ヌアゴーが、中世デンマークのラテン語ミサのメロディを素材にして作曲した《喜べ神の御母》と、聖母マリアを讃える中世の旋律を「現代の音楽」に作った《一輪のばらが咲いた》。
 若かったころを懐かしむ、ヤーアン・イェアシルの《私が大好きだった谷》。
 ジャズピアニストで作曲家のニルス・リンドベリが、シェイクスピアの『ソネット18番』に作曲した《きみを夏の一日にくらべたらどうだろう》。
 フィンランドのマンテュヤルヴィが、1994年9月28日、フィンランド群島、ウト島沖のバルト海で起きた海難事故の犠牲者を追悼する「レクイエム」として作曲さした《海の惨事の頌歌》(Requiem zum Untergang der Estonia)。
 ラウタヴァーラの《第一の悲歌》は、彼が若いころ興味をもっていたというリルケの詩に作曲されました。

 「ドルトムント合唱アカデミー・ユース・コンサート合唱団(Jugendkonzertchor der Chorakademie Dortmund)」は、ヨーロッパ最大の「歌」の学校のひとつ、ドルトムント・コンサートホールの運営する「合唱アカデミー」のアンサンブルです。監督を務めるフェリクス・ハイトマン Felix Heitmann が創設、年長クラスの男女、約40人が所属しています。
 ケルンに本拠を置く「WDR 放送合唱団(WDR Rundfunkchor)」は、43人のアンサンブル。2014年から2020年にかけてスウェーデンのステファン・パルクマン Stefan Parkman(1952–)が首席指揮者を務めました。西部ドイツ放送(WDR)のホールでのセッション録音を集成したアルバムです。

 
 





HORTUS


HORTUS 195
¥2500
教会の『サクラメント』をテーマに
 エクス=アン=プロヴァンス大聖堂の神秘に迫る!

  ●グレゴワール・ロラン:『サクラメント』
  ●グレゴリオ聖歌より
   「洗者ヨハネの誕生」「御聖体の祝日の奉納唱」
   「十字架賛歌」「主の御あわれみを」
   「高位聖職者の教会訪問のための聖歌」
グレゴワール・ロラン(オルガン)
ピエール・タウドー(指揮)
エクス=アン=プロヴァンス大聖堂グレゴリオ聖歌隊

 録音:2019年/サン・ソーヴール大聖堂(エクス=アン=プロヴァンス)/DDD、ディジパック仕様、56'22

 2018年3月よりエクス=アン=プロヴァンスのサン・ソーヴール大聖堂のオルガニストを務めるグレゴワール・ロランが作曲家兼オルガニストとしてのファースト・アルバム『サクラメント』をリリースしました。
 ロランは2020年にはウィーン大聖堂(オーストリア)の作曲コンクールで1位を獲得し現在、複数の新曲の委嘱している注目の音楽家です。

 サクラメントとはキリスト教においての神の見えない恩寵を具体的に見える形で表現することを意味しております。このアルバムではグレゴリオ聖歌とロラン作曲のオルガン曲『サクラメント』を交互に演奏することで、過去から現在へと脈々と受け継がれるキリストの音楽を表現しております。
 エクス=アン=プロヴァンス大聖堂の神秘に迫るオルガニスト、グレゴワール・ロラン渾身の録音。サン・ソーヴール大聖堂に据え付けられた銘器デュクロケ製作のオルガンが大聖堂に響き渡ります。
 
 


HORTUS 187
¥2500
イギリス、フランスの作曲家による
 2つのヴィオラ・ダ・ガンバ(ヴィオール)のための作品集
オリヴィエ・グラドフォーファー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
エレノア・ルイス=クロエ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
  マシュー・ロック:幻想曲—サラバンド
  トバイアス・ヒューム:「ガンバの魂」「音楽の受難」
  トマス・モーリー:2声のカンツォネッタ
  マイケル・イースト:「そしてあなたのように私もまた」「ホールド・ライト」
  クリストファー・シンプソン:2つのヴィオラ・ダ・ガンバのためのディヴィジョンズ
  ルイ・クープラン:ヴィオールのためのファンタジー
  ムッシュ・ド・サント=コロンブ:2つのヴィオールのための合奏曲集より第42番「ダラン」、コンセール第3番「優しさ」
  マラン・マレ:田園の合奏
  ルイ・ド・ケ=デルヴロワ:ヴィオールの小品集第4巻
  ジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ:ソナタ第1番 ホ短調 Op.10
  マレ:夢

 ヴィオラ・ダ・ガンバ(ヴィオール)の黄金時代に生まれたイギリス、フランスの作曲家による作品集

 セッション録音:2019年/フランス/DDD、ディジパック仕様、66'40

 ヴィオラ・ダ・ガンバ(ヴィオール)は、16世紀末から18世紀にかけてイギリスとフランスで人気を博しました。表現力の優れた楽器として聴き手を感動させます。
 当アルバムはモーリー、ヒューム、イースト、ロック、シンプソン、クープラン、サント=コロンブ、マレ、ボワモルティエ、ケ=デルヴロワの作品をアンソロジーとして収録し、黄金時代を想起させる充実の演奏を聴かせます。
 
 


HORTUS 194
¥2500
ザウイがゲバウアーを用いて
 ベートーヴェンのピアノ・ソナタ3篇を録音!

  ベートーヴェン:
   (1)ピアノ・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.2-1
   (2)ピアノ・ソナタ第13番 変ホ長調 Op.27-1
   (3)ピアノ・ソナタ第3番 ハ長調 Op.2-3
シモン・ザウイ
 (ピアノ/ゲバウアー
  (1850年頃製作))

 フランスの名手ザウイが1850年代に製作されたゲバウアーを用いてベートーヴェンのピアノ・ソナタ3篇を録音!

 セッション録音:2019年/フランス/DDD、ディジパック仕様、66'44

 フランスの名手、シモン・ザウイがベートーヴェンのピアノ・ソナタ第1番、第3番、第13番を録音しました。当録音では1850年頃に製作されたゲバウアーのピアノを用いて演奏しております。
 この楽器の特徴はウィーン風のメカニズムを持ち、ハンマーはフェルトの薄い皮で覆っております。その響きはドイツとウィーンのロマン派を携えており、低音域から中音域はまるでビロードのような多彩な音色をもち、高音域はクリスタルな音が魅力といえます。
 
 

HORTUS 112
¥2500
「J.S.バッハのコラールの芸術」 ダニエル・メイラン(指揮、オルガン)
ラ・カメラータ・バロック合唱団
 J.S.バッハ:
  「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」BWV711/
  「いざ来ませ、異邦人の救世主よ」BWV599/
  「汝にこそわが喜びあり」BWV615/「キリスト、汝 神の小羊」BWV656a/
  「キリストは死の絆につきたまえり」BWV625/
  「来ませ、造り主なる聖霊の神よ」BWV667/
  「われらみな唯一の神を信ず」BWV680/
  「今ぞ喜べ、愛するキリストのともがらよ」BWV734/
  「主を頌めまつれ」BWV650/「装いせよ、わが魂よ」BWV654/
  「目覚めよ、と呼ばわる物見らの声」BWV645/
  「主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる」BWV639/
  「われ汝に別れを告げん」BWV736/「いと高きところの神にのみ栄光あれ」BWV664

 アーレント・オルガンで聴くなんと美しい響き。これぞバッハのコラールの芸術!オルガン・コラールと声楽も加わった充実の演奏。

 セッション録音:2013年/イエスズ教会(スイス・ポラントリュイ市)/DDD、ディジパック仕様、66'54
オルガン:ユルゲン・アーレント製作

 バッハのオルガン・コラールの中でも最も美しく有名な作品ばかりを集めた当アルバムでは、オルガンとともに声楽も加わって演奏されており実に感動的な内容となっております。
 オルガンは現代屈指のオルガン・ビルダー、ユルゲン・アーレントがスイス・ポラントリュイ市のイエスズ教会に建造したバロック・オルガン。その澄み切った美しい響きが特徴です。
 





KLARTHE


KLA 096
¥2800
今世紀に生まれた古楽風宗教合唱曲
  フランク・ヴィラール:
  (1)モテット「キリストはおのれを低くして」(合唱版)(2011)
  (2)幻想曲風に(2007)
  (3)聖木曜日のためのテネブレ(2007)
  (4)エクス・アブルプト(2014)
  (5)モテット「キリストはおのれを低くして」(合唱とオルガン版)(2011)
オリヴェエ・オプデビーク(指揮)
コーリ・スペッツァーティ
ドニ・コムテ(オルガン)

 録音: 2018-2020年聖フランソワ・グザヴィエ教会(パリ)

 フランク・ヴィラールは1966年生まれのフランスの作曲家。オペラ指揮者としても活躍しています。
 彼の宗教作品はトマス・ルイス・デ・ビクトリアの伝統をプーランクの精神で蘇らせた美しいもので、グレゴリオ聖歌の引用も見られます。
 
 

KLA 100
¥2800
多才で知られるファルジョのオシャレな世界
 ジョアン・ファルジョ:
  (1)幼年時代その1/(2)俳句1/(3)モリーの歌/(4)天にましますわれらの父よ/
  (5)ニューヨーク・シティ/(6)カルメン・ドスカル/
  (7)人生の道の半ばで/(8)俳句2/(9)摩天楼/(10)幼年時代その2/
  (11)シー・シャンティーズ/(12)俳句3/(13)さよならの夜
 (1)カロル・ベッファ(ピアノ)
 (2)カリーヌ・デエ(メゾソプラノ)、デイヴィッド・ビスムート(ピアノ)
 (3)ヒューズ・ボルサレッロ(ヴァイオリン)、アルノー・トレット(ヴィオラ)、
  アントワーヌ・ピエルロ(チェロ)、ジェローム・デュクロ(ピアノ)
 (4)パコ・ガルシア(テノール)、マルティン・カンデラ(テノール)、
  イーゴル・ブワン(バリトン)、オリヴィエ・グルディ(バリトン)
 (5)ジョアン・ファルジョ(指揮)アンサンブル・サクソ・ヴォーチェ
 (6)ジュヌヴィエーヴ・ロランソー(ヴァイオリン)
 (7)アメリー・レゾン(ソプラノ)、アンブロワジーヌ・ブレ(メゾソプラノ)、
  マチルド・ボルサレロ=エルマン(ヴァイオリン)、ブルーエン・ル・メートル(ヴァイオリン)、
  アルノー・トレット(ヴィオラ)、アントワーヌ・ピエルロ(チェロ)
 (8)アンブロワジーヌ・ブレ(メゾソプラノ)、アルノー・トレット(ヴィオラ)
 (9)ピエール・ジェニソン(クラリネット)
 (10)幼年時代その2 ラファエル・アンベール(サクソフォン)、ギヨーム・コルニュ(ピアノ)
 (11)アンサンブル・コントラスト
 (12)パコ・ガルシア(テノール)、マルティン・カンデラ(テノール)、イーゴル・ブワン(バリトン)、
  オリヴィエ・グルディ(バリトン)、ジョアン・ファルジョ(ピアノと指揮)
 (13)アルノー・トレット(ヴィオラ)

 ジョアン・ファルジョは1975年生まれのフランスの作曲家。ピアニストとしてコンサートやCD も多く、パリのジャズ・クラブのディレクターも務める多才さを見せています。
 このアルバムは彼の作品だけを集めたもので、クラシックの枠にとらわれないオシャレな世界を楽しめます。
 
 

KLA 095
¥2800
シューベルト:「冬の旅」より
 (1)おやすみ/(2)かじかみ/(3)菩提樹/
 (4)あふれる涙/(5)川の上で/(6)憩い/
 (7)春の夢/(8)霜おく頭/(9)からす/
 (10)最後の希望/(11)道しるべ/
 (12)宿屋/(13)辻音楽師
ノエミ・ウェイズフェルド(ヴォーカル)
ギヨーム・ド・シャシー(ピアノ)

 まるでシャンソンのような「冬の旅」

 録音:2019年9月/ラ・ビュイソンヌ・スタジオ(ペルヌ=レ=フォンテーヌ)

 ノエミ・ウェイズフェルドはフランスの女優でシンガー。クレズマーやタンゴ、ファドやロシア民謡で人気があります。そのウェイズフェルドがシューベルトの名作「冬の旅」に挑戦。
 ジャズ・ピアニストのギヨーム・ド・シャシーが共演し、全体を芝居形式で演じています。
 もちろんクラシック歌唱ではなく、ある時はささやくよう、ある時は声を張るなど、この名作の先入観を覆す新鮮さに満ちています。
 
 

KLA 093
¥2800
シューマン一族の楽興の時
 (1)カミッロ・シューマン:チェロ・ソナタ第1番Op.59
 (2)ロベルト・シューマン:民謡風の5つの小品Op.102
 (3)ゲオルク・シューマン:チェロ・ソナタOp.19
シリエル・ゴラン(チェロ)
アントワーヌ・ムルラ(ピアノ)

 諸井三郎、信時潔、近衛秀麿の師ゲオルク・シューマンの隠れた名品

 録音:2019年1月2-4日/聖マルセル寺院(パリ)

 シューマン姓の3作曲家によるチェロ作品集。
 ゲオルクとカミッロは兄弟ですが、大ロベルトとは血縁関係がありません。
 ゲオルク・シューマン(1866-1952) は名教師として多くの門下を育てましたが、日本の諸井三郎、信時潔、近衛秀麿の師ですが、あまり作品を聴く機会がなかったので大歓迎と申せましょう。
 
 

KLA 092
¥2800
ブリュノ・デコル、弦楽四重奏を中心に歌やフルートの不思議な世界
 ブリュノ・デコル:
  (1)アドネイス、または大気と夢想Op.47
  (2)コリンナへⅡOp.18の2
  (3)太陽への讃歌Op.46
  (4)すべての黄色は色褪せる(アポリネール詩)Op.48bis
(1)(4)ベーラ四重奏団、
ローラ・ホルム(ソプラノ)

(3)ジュリー・ブルネ=ジェリー(フルート)

 今世紀に生まれた古代への幻想

 ブリュノ・デコルは1949年生まれ、パリ音楽院でメシアン、ブクシュリエフに師事した作曲家。
 収録曲は2014年から16年までラ・プレ修道院滞在中に作ったもので、弦楽四重奏を中心に歌やフルートの不思議な世界が広がります。
 




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LE PALAIS DES DEGUSTATEURS



PDD 023
¥2800→\2590
ボリス・ベルマン(ピアノ)
ブラームスの2つのソナタ Op.120と三重奏曲 Op.114!

 ブラームス:
  (1)クラリネット三重奏曲 イ短調 Op.114(ヴィオラ版)
  (2)ヴィオラ・ソナタ第1 番 ヘ短調 Op.120-1
  (3)ヴィオラ・ソナタ第2 番 変ホ長調 Op.120-2
ボリス・ベルマン(ピアノ)
エットーレ・コーザ(ヴィオラ)
(1)クライヴ・グリーンスミス(チェロ)

 ボリス・ベルマン、コーザ、グリーンスミスが雄弁に語るブラームスの2つのソナタ Op.120と三重奏曲 Op.114!

 録音:2018年1月12-15日/ゴワイヨット(ヴォーヌ=ロマネ)/DDD、ディジパック仕様

 近年ブラームスの作品を集中的に録音しているピアニスト、ボリス・ベルマンが2 つのソナタOp.120と三重奏曲 Op.114 を録音しました。
 ボリス・ベルマンは1948年生まれ。モスクワ音楽院でオボーリンに師事し、1973年にイスラエルへ移住、1979年からはアメリカに居を構えて演奏活動を行なうかたわらインディアナ大学やイェール大学でピアノを教え、名教師として世界的な評価を受けています。

 このアルバムに収録されたブラームスの3つの作品はクラリネット奏者のリヒャルト・ミュールフェルド(1856-1907)とブラームスの友情がなければ、おそらく作曲されなかった作品といえます。
 しかしブラームスは各スコアにヴィオラに置き換えることができることを明確に示しています。

 ヴィオラを演奏するのは数々の編曲録音でも有名なエットーレ・コーザです。コーザはベルマンとともにシューマン&ブラームスのアルバム(50-1511)をリリースするなど長年共演しております。
 またチェロは東京クヮルテットの最後のチェリストを務めたクライヴ・グリーンスミスが演奏しております。
 名手が雄弁に語るブラームスの後期作品をご堪能ください。
 





PROFIL



PH 20060
¥2700
リトヴィンツェヴァ、Profilレーベル第6弾
 
 (1)フランク:交響詩「呪われた狩人」
  (2)同:交響変奏曲
  (3)リヒャルト・シュトラウス:ブルレスケ
  (4)同:交響詩「死と変容」Op.24
(2)(3)エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ(ピアノ)
ジョナサン・ブロックスハム(指揮)
北西ドイツ・フィル

 新進ピアニストと新進指揮者のフレッシュな顔合わせ

 録音:2020年1月27-30日/ヘルホルト・シュッツェンホフ国立公園

 1986年生まれのロシアの若手リトヴィンツェヴァProfilレーベル第6弾。
 協奏曲とは銘打たれないものの難曲なフランクの「交響変奏曲」とリヒャルト・シュトラウスの「ブルレスケ」に挑戦。
 この2篇は同じ1885年に作曲されていますが、他の収録曲もほぼ同時期のもので、時代的な雰囲気と作者の個性の違いも味わえます。

 指揮のジョナサン・ブロックスハムはイギリスの新進。今年3月に大阪フィル、東京交響楽団、日本センチュリー交響楽団で日本デビューが予定される注目株です。
 リトヴィンツェヴァと息の合った解釈を披露しています。
 





IDIS


VERMEER 40020
¥2100
ヘンリーの冒険 オーボエとアコーディオンのためのオリジナル作品集
 ヴィルジニオ・ツォッカテッリ:ヘンリーの冒険
 マリア・テレサ・カルローニ:真夏の風
 マルコ・ファゾーリ:2 声のカプリッチョ
 ミゲル・アンヘル・ムスマーノ:エクセルシオール
 オロフ・ネスルンド :小協奏曲
 ヴィルジノ・ツォッカテッリ:カントリーウォーク
 ピエトロ・サルヴァッジョ:新古典風幻想曲
 マルコ・ファゾーリ:古風な様式による協奏曲
 ミゲル・アンヘル・ムスマーノ:カルメンのミロンガ
エンリコ・カルカーニ(オーボエ)
マウリツィオ・デ・ルカ (アコーディオン)

 録音:2018年1月7-10日/63'39''
 
 

VERMEER 40021
¥2100
オーボエ・リサイタル
 フェルミン・ルイス・エスコベス:ソロ・コンセール第5番*
 サン=サーンス:期待
 トーマス・アトウッド・ウォルミズリー:ソナチネ第1番
 クリスチャン・フレデリク・バース:ポプリ・コンチェルタント*
 ヘンリー・ストゥーピ:幻想的変奏曲*
 フェルミン・ルイス・エスコベス:宗教的メロディ
 フェルミン・ルイス・エスコベス:ソロ・コンセール第4番*
 トーマス・アトウッド・ウォルミズリー:ソナチネ第2番

 *世界初録音
エンリコ・カルカーニ(オーボエ)
アルベルト・マガーニ(ピアノ)

 録音:2018年8月22-24日/67'54''
 
 

VERMEER 40022
¥2100
C.P.E.バッハ:フルートとピアノのための作品集
 フルート・ソナタ ニ長調 Wq.71(原曲:ヴァイオリンと鍵盤楽器)
 フルート・ソナタ ト長調 Wq.150(原曲:フルート、ヴァイオリンと通奏低音)
 無伴奏フルート・ソナタ イ短調 Wq.132
 フルート・ソナタ ニ短調 Wq.145(原曲:フルート、ヴァイオリンと通奏低音)
 フルート・ソナタ ロ短調 Wq.143(原曲:フルート、ヴァイオリンと通奏低音)
フランチェスカ・パニーニ(フルート)
アンニバーレ・レバウデンゴ(ピアノ)

 録音:2018年5月24-26日/71'25''
 
 

VERMEER 40023
¥2100
フィリップ・ゴベール:フルートとピアノのための作品集
 フルート・ソナタ第1番 イ長調
 フルート・ソナタ第2番 ハ長調
 フルート・ソナタ第3番 ト長調
 フルートとピアノのためのソナチネ
フランチェスカ・パニーニ(フルート)
ヤクブ・チョルツエフスキ(ピアノ)

 録音:2019年2月11-13日/58'27''
 
 

VERMEER 40024
¥2100
スペイン黄金時代のビウエラ作品集 第1集
 ルイス・デ・ミラン:ビウエラ作品集
  (Libro de Musica de vihuela de mano.
   Intitulado El maestro, Valencia, 1536)
 ルイス・デ・ナルバエス:ビウエラ作品集
  (Los seys libros del Delphin de musica de
   cifras para taner vihuela, Valladolid, 1538)
パオロ・ケリーチ
 (ビウエラ;
  Giuseppe Tumiati, Milano 1995)

 録音:2020年1月/75'19''
 
 

VERMEER 40025
¥2100
20世紀のフルート・ソナタ集
 フォルトナー:ソナタ(1947)
 ヘンツェ:ソナチネ(1947)
 ハラルド・ゲンツマー:ソナタ第2番(1952)
 カール・ヘラー:ソナタ第2番 ハ長調 Op.53(1955)
 ヒンデミット:ソナタ(1936)
フランチェスカ・パニーニ(フルート)
アンニバーレ・レバウデンゴ(ピアノ)

 録音:2020年1月/67'02''

 

VERMEER 40026
¥2100
スペイン黄金時代のビウエラ作品集 第2集
 アロンソ・ムダーラ:ビウエラ作品集
  (Tres libros de musica en cifras para vihuela, Sevilla, 1546)
 エンリケス・デ・ヴァルデラーバノ:ビウエラ作品集
  (Libro de musica de vihuela intitulado Silva de
   sirenas, Valladolid, 1547)
 ディエゴ・ピサドール:ビウエラ作品集
  (Libro de musica de vihuela, Salamanca, 1552)
 ミゲル・デ・フエンリャーナ:ビウエラ作品集
  (Libro de musica para vihuela, intitulado
   Orphenica Lyra, Sevilla, 1554)
 エステバン・ダサ:ビウエラ作品集
  (Libro de musica en cifras para vihuela,
   intitulado el Parnasso, Valladolid, 1576)
パオロ・ケリーチ
 (ビウエラ;
  Giuseppe Tumiati,
   Milano 1995)

 録音:2020年3月/73'02'
 
 

VERMEER 40027
¥2100
フルート・ソナタ集
 ツェルニー:デュオ・コンチェルタンテ ト長調 Op.129
 ウェーバー:フルート・ソナタ 変イ長調 Op.39
 ベートーヴェン:フルート・ソナタ ニ長調 Op.41
フランチェスカ・パニーニ(フルート)
ヤクブ・チョルツエフスキ(ピアノ)

 録音:2020年5月/79'26''
 
 

VERMEER 40028
¥2100
フルートと通奏低音のための作品集
 ジュゼッペ・サンマルティーニ:
  ソナタ ト長調/ト長調/ニ長調/イ短調
 カルロ・ズッカーリ:ソナタ ト長調
 ジョヴァンニ・アンドレア・フィオリーニ:ソナタ ニ長調
マリオ・カルボッタ(フルート)
ロベルト・コニャッツォ(チェンバロ)

 録音:1991年3月/59'31''
 





C’AVI−MUSIC


8553482
¥2600
東欧の作曲家によるピアノ三重奏曲集
 ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第3番 ヘ短調 Op.65(ca.1883)
 ジークフリート・ファル(1877-1943):
  ピアノ三重奏曲 イ短調 Op.4(1898/99)
 マレク・ディアコフ(1976-):Perperikoana(2015)
トリオ・イマージュ

 注目の若手アンサンブル トリオ・イマージュ、新録音は東欧作品集!

 マウリシオ・カーゲルのピアノ・トリオ全集(2014年のECHO賞でその年の最優秀初演録音賞を受賞)でセンセーションを巻き起こした若手アンサンブル、トリオ・イマージュの東欧作品集。
 ドヴォルザークのOp.65を含め、演奏機会の少ないピアノ三重奏曲の魅力を見事に描き出しています。
 ジークフリート・ファルはオペレッタで有名なレオ・ファルの弟で、ブルッフとヘルツォーゲンベルクに師事したモラヴィア出身の作曲家。父と2人の兄弟はオペレッタ作曲家でしたが、ジークフリートはよりシリアスな作品を書く傾向にありました。
 Op.4のピアノ三重奏曲は、印象的な楽想に溢れた説得力のある作品で、メンデルスゾーン作曲賞を受賞しています。

 トリオ・イマージュのメンバーは、ジークフリート・ファルのスコアを偶然にも手に入れ、自分たちのレパートリーにできたことに興奮したといいます。
 「ほとんど忘れ去られてしまった作曲家の初期の作品であるにもかかわらず、一連の驚くべき、想像力に富んだアイデアと革新性を備えています。
 この音楽は、若々しい感情と生き生きとしたヴィルトゥオジティに満ちており、ウィーンの民謡の要素が散りばめられており、地平線に迫る数十年の恐怖を漠然と予感させます。」

 ※録音:2020年2月、ワイマール・フランツ・リスト音楽大学(ドイツ)
 
 

8553032
(2CD)
特別価格
¥3600

モーツァルト:弦楽四重奏曲集 Vol.3
 第14番 ト長調K.387、第23番 ヘ長調 K.590、
 第2番 ニ長調 K.155、第8番 ヘ長調 K.168、
 第12番 変ロ長調 K.172、第21番 ニ長調 K.575

アルミーダ四重奏団


 「弦楽四重奏の父」であるハイドンのオペラにちなんで名付けられ、2006年にベルリンで設立されたアルミーダ四重奏団。
 彼らはこれまでの聴き慣れた習慣に疑問を投げかけようと、まるで作曲家が自分の肩越しに見ているかのように、モーツァルトの作品を徹底的に吟味し、探求しています。
 ヘンレ社と音楽学者のヴォルフ=ディーター・ザイフェルトとのコラボレーションにより、彼らはモーツァルトの弦楽四重奏曲の原典にあたることで、これまで見落とされていた細部を発見し、パッセージを刺激的な、新たな方法で解釈することができるようになったのです。

 アルミーダ四重奏団は2012年にミュンヘンの国際ARDコンクールで1等賞と聴衆賞、更に6つの賞を受賞し、カルテットとしての華々しいキャリアをスタートさせました。
 2014年〜2016年にはBBCの「ニュー・ジェネレーション・アーティスト」に選ばれています。

 ※録音:2020年1月&4月、バイエルン放送スタジオ2(ドイツ、ミュンヘン)
 
 

8553484
¥2600
ドビュッシー《前奏曲集》と、
 クラムの《マクロコスモス》第1巻をカップリング

  ドビュッシー:前奏曲集 第1集
  ジョージ・クラム(1929-):マクロコスモス I
マーティン・クレット(ピアノ)

 象徴主義的音楽としてのドビュッシー《前奏曲集》と、占星術を念頭に12星座を音楽化したクラムの《マクロコスモス》第1巻をカップリングし、「音の中の魔法」をテーマに、聴き手を不思議な音世界へと誘う1枚。
 ドビュッシーは、テキストの選択や歌劇《ペレアスとメリザンド》からもわかるように、自分自身を象徴主義に精通していると考えていました。
 彼の2巻の前奏曲集では、主題や詩的な説明はタイトルとしてではなく、各曲の最後に暗示的に括弧で表示されています。
 アメリカの作曲家ジョージ・クラムの《マクロコスモス》は、19世紀にシューマンが書いたような、種々の性格的小品を集めたもので、こちらも各曲はみな暗示的な意味を持っています。
 例えば第5曲「The PhantomGondolier」は、占星術においてちょうどさそり座の期間が始まる10月24日が誕生日であるクラム自身の見事な自画像となっています。
 演奏はクラシックのみならず、ジャズやタンゴでも洗練された演奏を聞かせる気鋭のピアニスト、マーティン・クレットです。

 ※録音:2019年2月&5月、ハンス・ロスバウト・スタジオ(ドイツ、バーデンバーデン)
 





PERFECT NOISE


PN2002
¥2600
リスト:ピアノ作品集
 巡礼の年 第2年 イタリア S161 第5曲 ペトラルカのソネット第104番、
 巡礼の年 第3年 S163 第4曲 エステ荘の噴水、
 巡礼の年 第2年 イタリア S161 第7曲 ソナタ風幻想曲《ダンテを読んで》、
 ピアノ・ソナタロ短調 S.178
コルビン・バイスナー(ピアノ)

 1988年生まれ、ブダペストのフランツ・リスト音楽院卒業のピアニスト、コルビン・バイスナーのデビューCD。
 フランツ・リストの主要なピアノ作品の神秘性、情熱を存分に味わうことができる、卓越した演奏です。録音はスイスのメニューイン・フォーラムで行われており、アコースティックなサウンドの美しさも特筆されます。

 ※録音:2019年10月、ユーディ・メニューイン・フォーラム(スイス、ベルン)
 
 

PN2006
¥2600
スワン・ヘネシーによる美しいピアノ曲の世界初録音
スワン・ヘネシー(1866-1929):ピアノ作品選集

 女性のスケッチ Op.33、森のはずれで Op.21、
 祭 Op.36、旅の途中‛&(自然のエチュード) Op.40、
 気まぐれなワルツ Op.41、ピアノ ・ソナチネ Op.43、
 ケルトの小品Op.45、パリジャンのスケッチ Op.47、郊外 Op.69、
 複数の作曲家風の音楽より
  (ボロディン/シャブリエ/ドビュッシーとゴダール/ラヴェル)
モーリッツ・エルンスト
 (ピアノ、シュタイングレーバー 602285)

 フランスの印象主義ピアノ音楽の愛好家にとって真の発見となること間違いなしの、スワン・ヘネシーによる美しいピアノ曲の世界初録音。
 スワン・ヘネシー(1866-1929)はシカゴで育ったアイルランド系の作曲家で、後にイギリスに渡った後は各地を転々としていましたが、最終的にパリに落ち着き、1903年から1929年に亡くなるまでの間をフランスで過ごしました。当初、彼の音楽はロベルト・シューマンへの偏愛に大きく影響されていましたが、1907年以降、印象主義的な作風の作品が多くなります。
 《Croquisparisiens》や《Etudes d'apres nature》といった作品タイトルからも分かるように、ヘネシーは描写的な「音による絵画」を得意としました。
 最後に抜粋で収録されている《複数の作曲家風の音楽 A la maniere de...》のようなパロディ風の作品は、当時カゼッラやラヴェルをはじめ色々な作曲家が手掛けており、ヘネシーは1926年から27年にかけて30の作品を書いています。
 「ボロディン風」と「シャブリエ風」の音楽ではラヴェルが書いたバージョンとの比較をお楽しみいただけます。

 ※録音:2020年6月、シュタイングレーバー室内楽ホール(ドイツ、バイロイト)
 





LINDORO



NL 3047
¥2500

アートリュートで聴くバッハの「無伴奏チェロ組曲」
 J・S・バッハ (1685-1750)/ミゲル・リンコン 編曲 :
  無伴奏チェロ組曲 第4番 変ホ長調 (ハ長調に移調) BWV 1010
  無伴奏チェロ組曲 第5番 ト短調 BWV 1011
  無伴奏チェロ組曲 第6番 ニ長調 (ヘ長調に移調) BWV 1012

ミゲル・リンコン (アーチリュート)

 録音 : データ記載なし (2020年以前)
 使用楽器 : 1990年、スティーヴン・マーフィー [Stephen Murphy] 製

 アートリュートは「大きなリュート」という意味の、開放低音弦を持つリュート属の楽器。バッハが生まれた頃からテオルボに替わって盛んに使われるようになりました。
 ミゲル・リンコン (1979年生まれ) はセビリャのマヌエル・カスティリョ音楽院でフアン・カルロス・リベラに師事したリュートおよびピリオド・ギター奏者。ソロの他、数多くの古楽アンサンブルでも活躍しています。
 当レーベルには師のフアン・カルロス・リベラがキタローネ (テオルボの開放低音弦をさらに伸ばした楽器) で演奏したバッハの「無伴奏チェロ組曲 第1, 2, 3番」のCD (MPC 0704) がありましたが、残念なことに廃盤になってしまいました。
 
 

NL 3046
¥2500
わが愛のかくなる不在 ホセ・マリンのトノにおける恋と失恋
 ホセ・マリン (1619頃-1699) : 歌え、ゴシキヒワ (五色鶸) [Canta jilguerillo]
 ルカス・ルイス・デ・リバヤス (1626-1677以後) :
  ハカラ 第1旋法 [Xacaras por primer tono]
 ホセ・マリン : メンガの浮気 [Del amor las mudanzas de Menga]
 ホセ・マリン : シエラ・モレナから [De la Sierra Morena]
 ガスパル・サンス (1640-1710) : エスパニョレタ ニ長調 [Espanoletas por la D]
 ホセ・マリン : もはや死の何が重要なのか [Que importa la muerte ya]
 ルカス・ルイス・デ・リバヤス : (フィレンツェの) 大公 [Gran duque (de Florencia)]
 サンティアゴ・デ・ムルシア (1673-1739) : フランスのハカラ [Jacaras francesas]
 ホセ・マリン : わが失望よ [Ya, desengano mio]
 ホセ・マリン : おお、何と年の過ぎることよ [Oh, como pasan los anos]
 ルカス・ルイス・デ・リバヤス : 斧の踊り [Danza del hacha]
 ホセ・マリン : ああ、神よ、何と甘い悪 [Ay, Dios, que dulce mal]
 ホセ・マリン : 愛と不在の [De amores y de ausencias]
 不詳 : スペインのフォリア [Folias de Espanya] (1700頃)
 ホセ・マリン : タホ川のやもめのキジバト (雉鳩) [Viuda tortola del Tajo]
 ホセ・マリン : 生きたいならば [Si quieres vivir]
 ガスパル・サンス : 十字架のパッサカリア [Pasacalles por la cruz]
ムシカ・フィクタ
 ハイロ・セラノ
  (テノール、打楽器、バロックギター)
 カルロス・セラノ (リコーダー)
 フリアン・ナバロ
  (バロックギター、ハラナ)
 レヒナ・アルバネス (テオルボ、ハラナ)

 録音 : 2018年9月26日-10月1日、サン・イシドロ・ラブラドル教会、チキサ、ボヤカ、コロンビア

 スペインの作曲家でハープおよびギター奏者でもあったホセ・マリンのトノ (声楽曲の一形式) を中心としたプログラム。
 ムシカ・フィクタ [Musica Ficta] はラテンアメリカとスペインの古楽の演奏のため1988年南米コロンビアで結成されたアンサンブル。
 
 

NL 3035
【新装再発売】
¥2500
今は喜びの季節 中世ヨーロッパの音楽と詩
 シャンパーニュのティボー4世 (1201-1253) ? :
  En mai la roussee −不詳 : ウンガレスカ [Ungaresca]
 アルフォンソ10世 (1221-1284) 編纂 : 聖母マリアのカンティガ集 から
  Como podem per sas sulpas (第29番) / Nas mentes sepre teer (第166番)
  Como Deus - A que avondou (第23番 - 第386番)
 ギョーム・ド・アミアン (13世紀) : C'est la fin, quoi que nous die
 不詳 :
  サルタレッロ [Saltarello] (14世紀) /
  ダンサ・レアル [Danza Real] (13世紀) / サルタレッロ (14世紀)
 不詳 : カルミナ・ブラーナ から Ich was ein chint so wolgetan (第185番)
 不詳 : エスタンピダ・レアル [Estampida Real] 第3番 (13世紀)
 ラインバウト・デ・ヴァケイラス (確認できる活躍期 : 1180-1207) :
  カレンダ・マヤ [Kaleda maia]
 不詳 : シャンソネタ・テデスカ [Chansoneta Tedesca] (14世紀)
 バルカン半島のユダヤ系スペイン伝承曲 : Ventanas Altas
 不詳 : カルミナ・ブラーナ から Sic mea fata (第116番)
アルテファクトゥム
 フランシスコ・オロスコ(独唱、撥弦楽器)
 ホセ・ルイス・パストル (撥弦楽器)
 アルバロ・ガリド (打楽器)
 フアン・マヌエル・ルビオ(擦弦楽器、撥弦楽器)
 イグナシオ・ヒル (管楽器)
 ホセ・マヌエル・バケロ(ハーディガーディ、笛)

 録音 : 2001年6月、旧イエズス会神学校内礼拝堂、セビリャ、スペイン/前出 : MPC 0711

 新デザイン、新規格品番での再発売。
 中世の音楽から幅広く選曲し、さまざまな中世楽器を用いてちょっとアラブ風な味つけでパワフル&ダンサブルに演奏したアルバム。オロスコの演技たっぷりの歌いっぷりが笑えます。
 にぎやかなサウンドを優秀録音がみごとにとらえています。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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PROFIL



PH 20066
(10CD)
¥5400→\4990
ルドルフ・ショック ドイツ語によるオペラ名演集 Vol.2
 Disc1-2 オッフェンバック:ホフマン物語
 Disc3-4 モーツァルト:コジ・ファン・トゥッテK.588
 Disc5-6 オーベール:フラ・ディアヴォロ
 Disc7-8 チャイコフスキー:エフゲニー・オネーギン
 Disc9-10 チャイコフスキー:スペードの女王
  +この月夜にOp.73 の3/昼の輝きが満ちOp.47 の6/
   舞踏会のざわめきの中でOp.38 の3/ピンピネッラOp.38 の6
 [Disc1-2]オッフェンバック:ホフマン物語
  ホフマン:ルドルフ・ショック(テノール)、オリンピア:ウィルマ・リップ(ソプラノ)、
  アントニア:エルフリーデ・トレチェル(ソプラノ)、ジュリエッタ:マルタ・メードル(ソプラノ)、
  ステラ:アンネリー・ヤンセン(ヴォーカル)、リンドルフ、コッペリウス、ダッペルロゥット、
  ミラクル:アレクサンダー・ヴリッチュ(バス)、ニクラウス:マリア・フォン・イロスヴァイ(コントラルト)
  オイゲン・センカル(指揮)ケルン放送管弦楽団、同合唱団
  録音: 1950年9月26日-10月1日/ケルン

 [Disc3-4]モーツァルト:コジ・ファン・トゥッテK.588

  フィオルディリージ:シュザンヌ・ダンコ(ソプラノ)、ドラベッラ:イーラ・マラニューク(ソプラノ)、
  フェルランド:ルドルフ・ショック(テノール)、グリエルモ:ホルスト・ギュンター(バス)、
  ドン・アルフォンソ:ベンノ・クッシェ(バリトン)
  ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)北ドイツ放送交響楽団、同合唱団
  録音: 1954年1月20-30日/ハンブルク

 [Disc5-6]オーベール:フラ・ディアヴォロ

  フラ・ディアヴォロ:ルドルフ・ショック(テノール)、コックバーン卿:ジェイムズ・ピース(バリトン)、
  パメラ夫人:ウルズラ・ゾレンコップ(アルト)、ロレンツォ:エルンスト=アウグスト・シュタインホフ(テノール)
  ウィルヘルム・シュヒター(指揮)北ドイツ放送交響楽団、同合唱団
  録音: 1954年10月8-16日/ハンブルク

 [Disc7-8]チャイコフスキー:エフゲニー・オネーギン

  ラーリナ:ヒルデ・ビュッヘル(メゾソプラノ)、タチヤナ:セーナ・ユリナッチ(ソプラノ)、
  オネーギン:フーゴ・ハスロ(バリトン)、レンスキー:ルドルフ・ショック(テノール)、
  グレーミン:ゴットロープ・フリック(バス)
  ウィルヘルム・シュヒター(指揮)北ドイツ放送交響楽団、同合唱団
  録音: 1952年9月11-12日/ハンブルク

 [Disc9-10]チャイコフスキー:スペードの女王

  +この月夜にOp.73 の3/昼の輝きが満ちOp.47 の6/
   舞踏会のざわめきの中でOp.38 の3/ピンピネッラOp.38 の6

  ゲルマン:ルドルフ・ショック(テノール)、トムスキー伯爵:ヤロ・プロハスカ(バリトン)、
  エレツキー:ハンス=ヘルマン・ニッセン(バリトン)、リーザ:エリーザベト・グリュンマー(ソプラノ)、
  ポリーナ:アンネリーゼ・ミュラー(アルト)
  アルトゥール・ローター(指揮)ベルリン放送交響楽団、ベルリン国立歌劇場合唱団
  録音:1946年4月15-27日/ベルリン
  エアハルト・ミヒェル(ピアノ)
  録音:1947-8年

 今となっては超貴重!ドイツ語上演によるチャイコフスキーとオッフェンバック

 MONO、70:30、62:27、71:25、72:01、40:42、54:00、60:39、55:55、65:09、41:03

 ルドルフ・ショックのドイツ語歌唱による名作オペラ集の第2弾。
 今日でこそオペラは書かれた言語で歌われるのが通例ですが、20世紀前半は上演国語に翻訳され歌われることが当り前でした。
 ここではフランス語の「ホフマン物語」や「フラ・ディアヴォロ」、ロシア語の「エフゲニー・オネーギン」と「スペードの女王」、イタリア語の「コジ・ファン・トゥッテ」がいずれもドイツ語で現れます。

 ルドルフ・ショック(1915-1986) はデュイスブルク生まれのテノール。1937年にデビューするものの兵役に就いていたため本格的な活動は戦後になってからですが、フルトヴェングラー、セル、ベームらと共演するかたわら、オペレッタやポピュラー・ソングまでレパートリーに持ち、テレビでもおなじみの存在となりました。

 ショックは独特な陽性で官能的な美声を持ち人気を誇りましたが、ここではその芸風を存分に堪能することができます。共演者も豪華なうえ、指揮もイッセルシュテットや日本とも縁の深いシュヒターと興味津々。

 おまけとしてチャイコフスキーの歌曲4篇が入っているのも大歓迎。もちろんドイツ語歌唱です。
 



<メジャー・レーベル>

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SONY



19439840162
(2CD)
\3200→\3000
※Blu-ray、DVD同時発売
ニューイヤー・コンサート2021
 1. スッペ:ファティニッツァ行進曲
 2. ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「音波」 Op.148
 3. ヨハン・シュトラウス2世:ニコ殿下のポルカ Op.228
 4. ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル「憂いもなく」 Op.271
 5. ツェラー:ワルツ「坑夫ランプ」
 6. ミレッカー:ギャロップ「贅沢三昧」
 7. スッペ:喜歌劇「詩人と農夫」序曲
 8. コムザーク:ワルツ「バーデン娘」 Op.257
 9. ヨーゼフ・シュトラウス:マルゲリータ・ポルカ Op.244
 10. ヨハン・シュトラウス1世:ヴェネツィア人のギャロップ Op.74
 11. ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「春の声」 Op.410
 12. ヨハン・シュトラウス2世:
    ポルカ・フランセーズ「クラップフェンの森で」  Op.336
 13. ヨハン・シュトラウス2世:新メロディ・カドリーユ Op.254
 14. ヨハン・シュトラウス2世:皇帝円舞曲 Op.437
 15. ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・シュネル「恋と踊りに夢中」 Op.393
 16. ヨハン・シュトラウス2世:狂乱のポルカ Op.260
 17. ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「美しく青きドナウ」 Op.314
 18. ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 Op.228


 ※ニューイヤー・コンサート初演奏の作品(1,2,5,6,8,10)
 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)
19439840191
(3LP)
\6100
※Blu-ray、DVD同時発売
 録音:2021年1月1日、ウィーン、ムジークフェラインザール

 毎年1月1日に行なわれるウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート。クラシック音楽の中でも最も有名で、ウィーンの誇る黄金のムジークフェラインザールからTVとラジオを通じて世界90カ国以上に放送され、5千万人が視聴するというビッグ・イベント。1939年に始まる75年以上の歴史を誇るこのコンサートでは、音楽の都ウィーンを象徴するシュトラウス一家のワルツやポルカが演奏され、その高額のチケットは世界一入手困難と言われていますが、2021年は、オーストリアによるコロナ感染予防対策が1月6日まで実施されるため、同コンサート史上初めて、無観客で開催されることになりました。
 そんな異例の状況で開催される2021年のニューイヤーですが、2010年以来シカゴ響音楽監督をつとめる巨匠リッカルド・ムーティが、1993・1997・2000・2004・2018年に次いで3年ぶり6回目の登壇を果たし、指揮界の王者の貫禄を見せつけてくれることでしょう。1971年ザルツブルク音楽祭でのドニゼッティ『ドン・パスクァーレ』での初共演以来、これまでウィーン・フィルを550回以上指揮し、2011年以来同団名誉会員として現在最も密接な関係にあるムーティならではの気心知れた仲にも緊張感あふれる演奏が期待できます。
 2021年の演奏曲目は、『春の声』、『クラップフェンの森で』、そして『皇帝円舞曲』と珍しく横綱級の名曲が並んでいます。またLP時代のクナッパーツブッシュの豪快な名演で日本にファンも多いコムザークの代表作『バーデン娘』はニューイヤー初登場。カール・ツェラーとカール・ミレッカーの2曲もニューイヤー初登場で、そもそも1842年生まれのこの2人の作品がニューイヤーで取り上げられるのは今回が初めて。また第1部と第2部はそれぞれスッペの作品で開始されますが、スッペは実はミレッカーをヨーゼフシュタット劇場のオーケストラのフルート奏者として雇ったというつながりがあります。またイタリアと縁の深い『マルゲリータ・ギャロップ』と『ヴェネツィア人のギャロップ』、それにヴェルディの4つのオペラの有名チューンを取り入れた『新メロディ・カドリーユ』は、まるでオーストリアと指揮者ムーティの故国との絆を寿ぐかのようです。もちろん定番のアンコールも予定されていることでしょう。
 CDの音声はフリーデマン・エンゲルブレト率いるベルリンのテルデックス・スタジオが収録を担います。毎年の収録を通じてホールの特性を知り尽くした彼らが生み出す鮮明な音声は、たくさんの花で美しく彩られたウィーン・ムジークフェラインの黄金のホールで繰り広げられる音楽の饗宴を生々しく楽しむ贅沢を与えてくれます。
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19075843182
(9CD)
\11000→\9990
イゴール・レヴィット(ピアノ)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集

CD1
 ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.2-1
  ピアノ・ソナタ第2番イ長調 Op.2-2
  ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 Op.7
CD2
  ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 Op.2-3
  ピアノ・ソナタ第5番ハ短調 Op.10-1
  ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調 Op.10-2
  ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10-3
CD3
  ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 Op.13『悲愴』
  ピアノ・ソナタ第9番ホ長調 Op.14-1
  ピアノ・ソナタ第10番ト長調 Op.14-2
  ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調 Op.22
CD4
  ピアノ・ソナタ第12番変イ長調 Op.26
  ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 Op.27-1
  ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2『月光』
  ピアノ・ソナタ第15番ニ長調 Op.28『田園』
CD5>
  ピアノ・ソナタ第16番ト長調 Op.31-1
  ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.31-2
  ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調 Op.31-3
CD6
  ピアノ・ソナタ第19番ト短調 Op.49-1
  ピアノ・ソナタ第20番ト長調 Op.49-2
  ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 Op.53『ワルトシュタイン』
  ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調 Op.54
  ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 Op.57『熱情』
CD7
  ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調 Op.78
  ピアノ・ソナタ第25番ト長調 Op.79
  ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 Op.81a『告別』
  ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90
CD8
  ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op.101
  ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 Op.106『ハンマークラヴィーア』
CD9
  ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
  ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op110
  ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
イゴール・レヴィット(ピアノ)
 録音:2013〜2019年、ドイツ 2019年9月発売

1987年、ロシアのノブゴロド生まれ。6歳でオーケストラと共演デビューという早熟ぶりを発揮。8歳のとき家族と共にドイツに移り、ハノーヴァー音楽大学を歴代最高成績で卒業。2005年、ルービンシュタイン国際ピアノコンクールにて最年少出場ながら4つの賞を獲得。2004年マリア・カラス国際コンクール(アテネ)にて第2位、浜松国際ピアノアカデミーコンクールにて第1位獲得。すでに世界中のあらゆるオーケストラ、指揮者と共演を重ねている逸材。また、室内楽にも熱心で、若手からベテランまで多くの仲間とともに公演を行っています。
ソニー・クラシカルと専属アーティスト契約を結び、2013年秋にデビュー盤『ベートーヴェン後期ソナタ集』を2枚組で発表。2014年発表の2作目はJ.S.バッハの『パルティータ』集全曲、これもデビュー作に続くCD2枚組の大作。2015年の3作目はバッハ、ベートーヴェン、ジェフスキの変奏曲をそれぞれ1枚ずつおさめた、ありそうで過去例がない3枚組の大作セットとなりました。2019年には東京の春音楽祭にて、満員の聴衆の前でこの3曲を演奏し、大きな感動を呼んでいます。2018年には親しい友人の悲劇的な死によりレヴィットが感じた深い喪失感、悲しみと絶望、慰安を表現した2枚組『ライフ』を発表。暗い壮大さと憂鬱な美しさが際立つバッハから近代の作曲家ジェフスキ、そしてジャズ・ピアニスト、ビル・エヴァンスの作品までと極めて幅広い時代からの9曲が選ばれ、聴き手に深い感動をもたらしました。
レヴィットは待ち望まれていたベートーヴェンのピアノ・ソナタ全32曲のセッション録音を完成させ、その成果が今回「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集」として発売されます。この全集はソニー・クラシカルにとって、2020年のベートーヴェン生誕250年記念イヤーに向けての最も重要なリリースの一つと位置付けられています。

「この全集は、私の過去15年間の演奏活動の一つの集大成となるものです。17歳の時、ディアベリ変奏曲と文字通り人生を変える出会いを果たし、作品に対しての驚きと畏敬の念を今も持ち続けている私にとって、ベートーヴェンのピアノ・ソナタと日々向き合い、個人としてのベートーヴェンと触れ合い、それらを私や、私が住む世界と関連付けていくこと、こうした行為の全てが、この全集録音に結実しているのです。2013年に後期5曲のソナタで録音を開始し、今年ようやく終わりました。私は今、この上ない幸福感を噛みしめていると同時に、これが新たな始まりであることも自覚しています。」〜イゴール・レヴィット〜

若き巨匠が放つ「音楽の新約聖書」たるベートーヴェンの32曲のピアノ音楽の、いやすべての音楽の金字塔ともいえるこの巨大な作品集に注目が集まるのは間違いないでしょう。



<映像>

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SONY(映像)



19439840189
(Blu-ray)
\5300→\4890
※CD、LP同時発売
ニューイヤー・コンサート2021
 1. スッペ:ファティニッツァ行進曲
 2. ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「音波」 Op.148
 3. ヨハン・シュトラウス2世:ニコ殿下のポルカ Op.228
 4. ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル「憂いもなく」 Op.271
 5. ツェラー:ワルツ「坑夫ランプ」
 6. ミレッカー:ギャロップ「贅沢三昧」
 7. スッペ:喜歌劇「詩人と農夫」序曲
 8. コムザーク:ワルツ「バーデン娘」 Op.257
 9. ヨーゼフ・シュトラウス:マルゲリータ・ポルカ Op.244
 10. ヨハン・シュトラウス1世:ヴェネツィア人のギャロップ Op.74
 11. ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「春の声」 Op.410
 12. ヨハン・シュトラウス2世:
    ポルカ・フランセーズ「クラップフェンの森で」  Op.336
 13. ヨハン・シュトラウス2世:新メロディ・カドリーユ Op.254
 14. ヨハン・シュトラウス2世:皇帝円舞曲 Op.437
 15. ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・シュネル「恋と踊りに夢中」 Op.393
 16. ヨハン・シュトラウス2世:狂乱のポルカ Op.260
 17. ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「美しく青きドナウ」 Op.314
 18. ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 Op.228


 ※ニューイヤー・コンサート初演奏の作品(1,2,5,6,8,10)
 
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)
19439840179
(DVD)
\4800→\4390
※CD、LP同時発売
 録音:2021年1月1日、ウィーン、ムジークフェラインザール














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