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≪第110号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その7 2021/1/26〜



1/29(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


COVIELLO CLASSICS



COV 92102
¥2800
マルクス・ボッシュ(指揮)
 ギャンブルに魅せられた時代の音風景

 チャイコフスキー:歌劇『スペードの女王』序曲
 ストラヴィンスキー:3ラウンドのバレエ『カルタ遊び』
 プロコフィエフ:歌劇『賭博者』より 4つの描写と終結
マルクス・ボッシュ(指揮)
ロストック北ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団

 ギャンブルに魅せられた時代の音風景

 録音:2020年2月6-10日/ロストック国民劇場/51'22''

 幸運か破滅か—、19世紀末から20世紀初頭にかけてトランプやサイコロを使ったギャンブルはどんどん流行し人々を魅了しました。特にロシアはその危険な魅力を強く受け入れたようです。
 プーシキンの『スペードの女王』、ドストエフスキーの『賭博者』といった文学作品が書かれ、オペラにもなったことがそれを証明しています。
 その中からの管弦楽曲と、ポーカー対決を描いた軽妙なバレエ音楽『カルタ遊び』を収録。
 ロマン派の文脈からロシア的モダニズムに変化していく頃のユーモアあふれる筆致が楽しめます。
 
 


COV 92104
¥2800
グルックが夢見たシンプルな音響
 影の世界で 〜
  『オルフェオとエウリディーチェ』による音楽
ヨゼメ・アジェイ(カウンターテナー)
コリンナ・シュライター(ソプラノ)
マルティン・エルロット(ナレーター)
ノイエ・ニュルンベルク・ラーツムジーク

 グルックが夢見たシンプルな音響

 録音:2020年9月17日-20日/ノイマルクト/69'37''

 オペラ史に名を残す傑作を書いたグルックの作曲家生活は決して順風満帆なものではありませんでした。
 ウィーン版とパリ版で伝わる『オルフェオとエウリディーチェ』のように、常にその土地、その舞台、その演者に合わせて作品を書かねばならず、またいつも音楽家や評論家の攻撃の的となり、晩年は体を壊してしまい病床生活を送ります。
 ここでグルックは「最低限の歌手と楽器で、本当に必要なものだけでオペラを作る」というひとつの夢を見ました。それを実現させようと作品を再編したのがこのアルバムです。
 数人の歌手がそれぞれ複数の役を演じ、レチタティーヴォは所々ナレーションに変わり、スリムなアンサンブルと一緒に集中度の高い演奏を聴かせます。
 
 

COV 92105
¥2800
遠く、互いに遠く 〜バリトン、ピアノとヴィオラまたはホルン
 シューベルト:流れの上で D943
 ブリッジ:3つの歌 (1907)
 フランティシェク・シュクロウプ:Liebes Thal Op.15
 フランティシェク・シュクロウプ:宵の明星 Op.6
 シューベルト(ヴィオラ・パート編:マルテ・コッホ):
  夜咲きスミレ D752
 ヴィルヘルム・クライネック:2つの歌 Op.5
 アンリ・マルトー:5つの葦の歌 Op.31
 ハインリヒ・プロッホ:星たちに
 オットー・ニコライ:涙
 ブラームス: 鎮められたあこがれ Op. 91-1
アンドレアス・ブルクハルト(バリトン)
マルテ・コッホ(ヴィオラ)
ヨハネス・ラモトケ(ホルン)
トルステン・カルデヴァイ(ピアノ)

 今では聴かれなくなった響き

 録音:2020年2月25-29日/オッツベルク/57'05''

 ピアノ伴奏の歌曲に、ヴィオラやホルンのオブリガートが付いた作品を集めたアルバムです。
 かつてはこのような編成の曲がたくさん書かれましたが、今ではほとんど演奏されず顧みられないものとなってしまいました。
 シューベルトとブラームスの名品に挟まれた珍しい作品群に注目です。
 




PENTATONE



PTC 5186875
(2CD)
¥3400
リコーダーの名手ロズ
 『ヴィヴァルディの四季』
ボレッテ・ロズ(リコーダー)
アルテ・デイ・スオナトーリ(古楽器使用)
 アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
  CD 1
   『春』
    (1)協奏曲 変ホ長調 RV 257/(2)協奏曲 イ長調「イル・ロッシニョーロ」RV 335a/
    (3)協奏曲 ホ長調「恋人」RV 271/(4)協奏曲 ホ長調「春」Op.8-1 RV 269
   『夏』
    (5)協奏曲 ニ短調 Op.8-9 RV 236/(6)協奏曲 ハ長調 Op.4-7 RV 185/
    (7)協奏曲 ニ短調 Op.4-8 RV 249/(8)協奏曲 ト短調「夏」Op.8-2 RV 315
  CD 2
   『秋』
    (9)協奏曲 ハ長調 Op.8-12 RV 449/(10)協奏曲 ト短調 Op.4-6 RV 316a/
    (11)協奏曲 イ短調 Op.4-4 RV 357/(12)協奏曲 ヘ長調「秋」Op.8-3 RV 293
   『冬』
    (13)協奏曲 ト短調 Op.9-3 RV 334/(14)協奏曲 ロ短調 RV 389/
    (15)協奏曲 ハ短調 Op.4-10 RV 196/(16)協奏曲 ヘ短調「冬」Op.8-4 RV 297

 アルテ・デイ・スオナトーリとの共演!リコーダーの名手ロズが『四季』をテーマにヴィヴァルディの協奏曲を録音!!

 セッション録音:(5)-(7)(9)(10)2017年7月、(1)-(4)(12)16()2018年7月、(8)(11)(13)-(15)2018年8月/聖ヨハネ福音教会(ミコウフ)/DDD、CD 1 76'47、CD 2 78'04、輸入盤・日本語帯付

 デンマーク出身のリコーダーの名手ボレッテ・ロズが、今村泰典もメンバーとして参加しているポーランドの古楽アンサンブル、アルテ・デイ・スオナトーリとともにヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲をリコーダー版で演奏しました。
 当アルバムでは名曲『四季』をテーマに「春」「夏」「秋」「冬」の4つのセクションにそれぞれ4篇、計12篇の協奏曲を録音しました。
 この選曲についてロズは、「『四季』を通じて演奏機会の少ない作品も積極的に選曲しました。」と語っており、卓越したリコーダーの演奏で聴くヴィヴァルディは新たな魅力に気づかされることでしょう。

 ロズはバロック音楽のスペシャリストが集結した古楽アンサンブル、エレファント・ハウス・クァルテットとしても活躍。PENTATONEレーベルより『テレマンの庭』(PTC-5186749)をリリースしており、その卓越した演奏で高い評価を得ております。

 
 




PREISER RECORDS


PRCD 91507
¥2500
Love Ballad Sanctuary 神聖な愛の歌
 1. Bittersweet
 2. You Hearten up My Life
 3. You're My Light of Love
 4. My Soul Mate, That's You
 5. Turn Hands of Time
 6. Poets Compare You
 7. Pride My Heart
 8. Pour Love over Blossoms
 9. Return to Me, Infinity
 10. We Are Human-Bound
  作詞・作曲:ティモシー・ホーダー
マリア・ツェペジ(ソプラノ)
ズザ・ヴォルガ(ピアノ)

 ロマン派歌曲をさらに甘くしたような愛の歌

 録音:2019年9月18・19日

 これまでにも同レーベルからいくつかCD を発表している作曲家ティモシー・ホーダー。美しくロマンティックな和声を駆使した音楽が魅力です。
 今作はピアノ伴奏の歌曲集で、詞も自ら書いています。ロマン派の歌曲と言われても分からないような音楽に乗って、英語による愛の歌が甘く美しく歌われます。
 ホーダーは画家としても活躍する多才なアーティストで、ジャケットデザインも彼の手によるものです。
 
 

PRCD 91498
¥2500
Mein Herz lasst dich grussen 心よりの挨拶を
  1. Liebling, mein Herz lasst dich gruBen/2. Ungekusst sollst du nicht schlafen gehen/
  3. Aber meine Herrschaften/4. Zuaschaun kann i net/5. Quodlibet Im weiBen RoBl/
  6. Adieu, mein kleiner Gardeoffizier/7. Das gibt's nur einmal/8. Tauben vergiften/
  9. Hobellied/10. Kunstlerball bei Kroll/11. A Room with a View/
  12. Schutt' die Sorgen in ein Glaschen Wein/13. Mehlspeis/14. Die Reblaus/
  15. Opernboogie/16. Ein Freund, ein guter Freund/17. Der guate alte Franz/
  18. Das alte Lied/19. Es ist so schon, am Abend bummeln zu geh'n/20. Moon River/
  21. Da nehm' ich meine kleine Zigarette/22. Sag' beim Abschied leise Servus/
  23. Irgendwo auf der Welt
 エルウィン・ベラコヴィッチュ(歌)1-23、フリーデマン・ブラウン(ピアノ)1-8, 10-23
 マリア・ライター(アコーディオン)1, 3, 4, 6, 9, 12-14, 16, 22, 23
 ゲルフリート・クライナー(ドラム、パーカッション)1-8, 10-13, 15-17, 19-22
 ベッティーナ・グラディンガー(ヴァイオリン)18
 ラファエル・ネイラ=ヴォルフ(ギター)20、ヨハネス・シュベルト(トランペット)6, 7

 あらゆるポピュラーソングを散りばめた楽しいアルバム

 録音:2020年8月

 ヴェルナー・リヒャルト・ハイマン、ラルフ・ベナツキー、ゲオルク・クライスラーらのオペレッタ、シャンソン、ミュージカル、キャバレーソング、ウィーン歌謡曲などを散りばめた楽しいアルバムです。
 伴奏のアレンジがひねりが効いており、マンシーニの『ムーン・リヴァー』といったおなじみの曲も収録。
 歌うはエルウィン・ベラコヴィッチュ。ウィーン少年合唱団のソリストからウィーン音楽大学に進み、その後オペラからミュージカル、ドラマまで幅広く活躍。2010年にヨハネス・ブラームス国際コンクールで優勝している名歌手です。
 




PROSPERO CLASSICAL


PROSP 0011
¥2700
商人の鑑 〜R.シュトラウス:歌曲集
 冬の霊感 Op.48-4/冬の愛 Op.48-5/
 森の喜び Op.49-1/黄昏の夢 Op.29-1/
 蝶/朝焼け Op.46-4/
 東洋の歌 Op.77(全5曲)/
 商人の鑑 Op.66(全12曲)
ダニエル・ベーレ(テノール)
オリヴァー・シュニーダー(ピアノ)

 出版社を皮肉った珍しい作品も

 79'00''

 ダニエル・ベーレは「Opus-Klassik賞」と「シンガー・オブ・ザ・イヤー2019」を受賞したドイツのテノール歌手。
 R.シュトラウスの歌曲を集めたこのアルバムは「東洋の歌」Op.77、「商人の鑑」Op.66といった珍しい作品も含まれています。
 「商人の鑑」は作曲家がいざこざのあった出版社を皮肉った作品で、ピアノパートもかなり難しく書かれています。
 また「蝶」はヘルマン・ヘッセの詩によるもので、近年まで存在を知られていなかった作品です。
 




DA VINCI CLASSICS


C00226
¥2600
ホット・サックス 〜 20世紀のサクソフォン作品集
 フィトキン:ソプラノ・サクソフォンとピアノのための《ゲート》
 ボザ:アルト・サクソフォンとピアノのための《アリア》
 シュルホフ:アルト・サクソフォンとピアノのための《ホット・ソナタ》
 スウェルツ:アルト・サクソフォンとピアノのための《クロノス》
 ミヨー:アルト・サクソフォンとピアノのための《スカラムーシュ》

デュオ・オット・エ・クインディチ
 〔アルフレード・チェッリート(サクソフォン)、
  アンナ・リサ・ジョルダーノ(ピアノ)〕


 イタリアのサックスとピアノのデュオ。サクソフォンのための20世紀の名作集!

 シュルホフの「ホット・ソナタ」をアルバム・タイトルとする20世紀のサクソフォン作品集には、ミヨーの「スカラムーシュ」、ボザの「アリア」、フィトキンの「ゲート」、スウェルツの「クロノス」といった前世紀に書かれたサクソフォンのための代表的かつ魅力的な作品の数々を収録(フィトキンのみ2001年の作曲)。
 ヴィルトゥオージティを惜しまないこのプログラムに取り組んだのは、イタリアのサクソフォンとピアノのコンビ、デュオ・オット・エ・クインディチ。
 2009年の結成後、その活躍の場はイタリア国内に留まらず、スイス、スロヴェニア、フィンランド、ドイツ、オーストリアのヨーロッパから、中東はイラクのバグダッド、東南アジアはベトナムのホー・チ・ミンにまで及んでいます。
 アルフレード・チェッリートの使用楽器は、ソプラノ、アルトともにヤマハのカスタム875EX。ヤマハのサックスを手に、スタンダード・レパートリーはもちろんのこと、委嘱新作の世界初演にも積極的に取り組んでいます。

 ※録音:2013年2月16日−17日
 
 

C00256
(2CD)
特別価格 ¥3600

ピエトロ・ソラーチによる「イギリス組曲」の全曲盤
 J.S.バッハ:イギリス組曲 BWV.806−811
 (ベーレンライター批評校訂版/全曲)

ピエトロ・ソラーチ
 (ピアノ/スタインウェイ・モデルD)


 ベーレンライター社の批評校訂版(クリティカル・エディション)の楽譜を採用してレコーディングが行われたイタリアのピアニスト、ピエトロ・ソラーチによる「イギリス組曲」の全曲盤。
 ソラーチは11歳の時にベッリーニ歌劇場管弦楽団との共演でデビューを果たし、1985年の第11回ショパン国際ピアノ・コンクールでは参加したイタリア人の最高位となるなど国内外で活躍してるピアニストです。
 ちなみにジャケット写真は京都にある世界遺産の醍醐寺。イタリア、京都、ベーレンライター社、そしてバッハのコラボレーションというユニークなコンセプトの「イギリス組曲」です。

 ※録音;2018年3月、グリファ&フィリ・スタジオ(イタリア)
 
 

C00248
¥2600
アンザーギ:ギター作品集
 ギターのための小品 〜
  ラモーへのオマージュ/トライトニカ組曲/
  コレッリアーナ/セゴビアーナ/
  ロッシニアーナ/キタラマ(第1番〜第12番)
レオポルド・サラチーノ(ギター)

 現代音楽の数々の演奏や解釈で知られるギタリスト、レオポルド・サラチーノが、イタリア現代音楽の最も有名な作曲家の1人、ダビデ・アンザーギ(1936−)の音楽をこのディスクで探求。
 ラモーやコレッリ、セゴビア、ロッシーニへのオマージュ作品に代表されるよう、過去と現代のスタイルを巧みに融合させたアンザーギの2000年代の作品を収録しています。

 ※録音:2017年12月4日−6日、ノーヴェノーヴェ・スタジオ(ミラノ、イタリア)
 




HYPERION



PCDA68367
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2857+税

イスラエルの「マルチピアノ・アンサンブル」
 モーツァルト:複数台ピアノのための協奏曲全集

 3台のピアノと管弦楽のための協奏曲 ヘ長調 K.242*“℀
 2台のピアノと管弦楽のためのラルゲットとアレグロ 変ホ長調
  (補筆完成:トメル・レフ/世界初録音)*§
 2台のピアノと管弦楽のための協奏曲 変ホ長調 K.365‡*

マルチピアノ・アンサンブル
 〔トメル・レフ(ピアノ)*、
  ダニエル・ボロヴィツキー(ピアノ)₁A
  ベレニカ・グリックスマン(ピアノ)‡、
  アーロン・カリフ(ピアノ)§〕
イギリス室内管弦楽団

CDA68367
¥2500

 イスラエルの「マルチピアノ・アンサンブル」!モーツァルトの複数台ピアノ協奏曲全集!

 ☆イスラエルの注目アンサンブル、「マルチピアノ・アンサンブル」がHyperionに登場!
 ☆未完の作品「ラルゲットとアレグロ」は、2台ピアノ&オーケストラ版として補筆完成させたバージョンの世界初録音!

 「マルチピアノ・アンサンブル」は、テル・アビブ大学とイスラエル・フィルが共同運営するブッフマン=メータ音楽学校(BMSM)傘下のプロジェクトとして2011年に発足した、イスラエルの注目アンサンブル。
 4手連弾から複数台の鍵盤楽器、あるいは複数台ピアノと別の楽器の組み合わせなど、とにかく「マルチピアノ」に特化したユニークな編成のアンサンブルで、マルチピアノのためのオリジナル作品から様々なアレンジ作品、新発見の作品や補筆完成させた作品などに取り組み、イスラエルの著名なピアニスト、トメル・レフ(BMSM学長)をフィーチャーしたパフォーマンスで、国際的な注目を集めてきました。

 期待のレコーディング第1弾は、モーツァルトの「複数台ピアノ」のための協奏曲全集。
 注目は、1781年ころに書かれたとされ、未完の断片のみが残された「ラルゲットとアレグロ」。世代を超えて多くのピアニスト、作曲家、音楽学者らがこの作品に魅了され、古くはマクシミリアン・シュタードラー(1748−1833)から、20世紀後半にはパウル・バドゥラ=スコダやロバーロ・レヴィンなどによって「2台のピアノのため」の完成版が作られてきましたが、このアルバムではトメル・レフが「オーケストラを伴う2台のピアノを対象としていた可能性」を探り、「2台のピアノと管弦楽のため」として、補筆・完成させたバージョン(世界初録音)が収録されています。

 ※録音:2014年9月13日−14日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)

 
 
 

CDA68333
¥2500
スコットランド王のための音楽 〜
 ジェームズ4世のプレジャー・パレスの内側

  作曲者不詳:
   聖カタリナのためのレスポンソリウム
    「Horrendo subdenda rotarum machinamento」、
  聖カタリナのためのミサ曲の入祭唱「Dilexisti iustitiam」
  作曲者不詳(カーヴァー・クワイアブックより):
   ミサ曲「Horrendo subdenda rotarum machinamento」、
   マニフィカト
  ウィリアム・コーニッシュ(d.c.1502):
   アヴェ・マリア, マーテル・デイ
バンショワ・コンソート
アンドルー・カークマン(指揮)

 バンショワ・コンソート新録音!15世紀初頭スコットランド王の宮殿のミサを再現!

 ☆15世紀音楽のスペシャリスト、バンショワ・コンソート!
 ☆スコットランド王ジェームズ4世の宮殿の音楽を再現した、作者不詳の聖歌とミサ曲!

 アンドルー・カークマンにより1995年に結成され、15世紀のフランスとイギリス、ブルゴーニュ楽派の音楽を主なレパートリーとする男声ヴォーカル・アンサンブル、バンショワ・コンソート。
 ニュー・アルバム「スコットランド王のための音楽」は、ジェームズ4世の別荘(Pleasure Palace)として、壮麗な装飾や彫刻に囲まれ、熟達した音楽家たちが歌う音楽が響いていたリンリスゴー宮殿で行われたであろう15世紀初頭の典礼音楽を再現。
 宗教改革前のスコットランドから生き残る大規模な音楽コレクションのうちの1つ「カーヴァー・クワイアブック」からの作者不詳のミサ曲(以前は大陸もしくはイングランドのものとされていましたが、現在ではスコットランド起源のもっとも古く現存するミサ・サイクルと信じられています)を中心に、ジェームズ4世の宮殿を彩ったスコットランドの宗教音楽を、バンショワ・コンソートの熟練のポリフォニーが再現します。

 ※録音:2019年9月8日−11日、AudioLab, Genesis 6(ヨーク、イギリス)

 
 
 

CDA68251
¥2500
マクドウォール:宗教合唱作品集
 セシリア・マクドウォール(b.1951):
  救い主のうるわしき母/
  おお昇る朝日よ/
  スタンディング・アズ・アイ・ドゥ・ビフォー・ゴッド/
  アドロ・テ・デボーテ/デウス, ポルトゥス・パシス/
  ゴッド・イズ・ライト/ラヴ・インコラプティブル/
  3つのラテン語のモテット
   〔アヴェ・レジナ、アヴェ・マリア、レジナ・チェリ〕/
  オー・アンティフォン・シークエンス(オルガン独奏)/
  ザ・ロード・イズ・グッド
スティーヴン・レイトン(指揮)
ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団

 スティーヴン・レイトン!セシリア・マクドウォール70歳記念盤!

 ☆名匠スティーヴン・レイトン率いるケンブリッジ大学の名門カレッジ合唱団!
 ☆セシリア・マクドウォール70歳記念盤!

 イギリス合唱界の名指揮者、スティーヴン・レイトンが音楽監督を務めている名門ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団。
 バッハ、ヘンデルからケネス・レイトン、エセンヴァルズ、ウカシェフスキなど広いレパートリーを誇り、なかでもハウエルズ、スタンフォードなどの近現代英国音楽のパフォーマンスに定評のあるレイトン&トリニティ・カレッジ合唱団が、2014年に英国作曲家賞(現:アイヴァーズ作曲家賞)を受賞した現代イギリスのもっとも著名な作曲家の一人、セシリア・マクドウォール(マクダウォール)(b.1951)の宗教的合唱作品を録音。
 マクドウォールの70歳を記念したアルバムで、幅広い音楽を手掛けながら、特に神秘的で独創的な響きを生み出す合唱音楽で人気を誇るマクドウォールの過去約10年間の宗教曲を集成しています。

 これまでもザ・シックスティーン、マリアン・コンソート、ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ、オックスフォード・クイーンズ・カレッジ、オックスフォード・マートン・カレッジ、ウィンチェスター・カレッジ礼拝堂合唱団など、イギリスの有力合唱団たちが度々レコーディングで取り上げながらも、マクドウォールの合唱作品だけを集めたアルバムは少なかったため、この録音が改めてセシリア・マクドウォールの才能を世に広める好機ともなることでしょう。

 ※録音:2018年1月12日−14日、2019年1月2日、2020年1月9日−11日、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ礼拝堂/2020年3月9日(オルガン独奏)、セント・ジョージ・チャペル

 
 




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QUADRIVIUM



PQUAD0017
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2857+税

当代屈指の鬼才ジョヴァンニ・ソッリマ見参!
 21世紀イタリアの傑作コンチェルト・ビザンチノ!

  セガッタ:
   チェロとオーケストラのための
    《コンチェルト・ビザンチノ》(世界初録音)

ジョヴァンニ・ソッリマ(チェロ)
マルチェロ・フェーラ(指揮)
ラ・ピッコラ・オルケストラ・ルミエーレ
QUAD0017
¥2600→\2390

 当代屈指の鬼才ジョヴァンニ・ソッリマ見参!21世紀イタリアの傑作コンチェルト・ビザンチノ!

 北イタリアの都市トレントの出身で、近年急速に注目を集めている気鋭のコンポーザー=チェリストであり楽器製作者、ニコラ・セガッタが自らの師であるジョヴァンニ・ソッリマのために作曲した意欲作「コンチェルト・ビザンチノ」の世界初録音!ソリストはもちろん、作品を献呈されたイタリアを代表するチェロの鬼才、ジョヴァンニ・ソッリマ!!

 チェロ独奏をジョヴァンニ・ソッリマが務めた宗教オペラ「イコン」の成功により、次代のイタリア楽壇を担う音楽家の1人として大きな注目を集める存在となったセガッタ。
 師匠のソッリマに捧げた渾身のチェロ協奏曲の舞台は、東洋と西洋の理想的な架け橋であり、人類の頭脳の中で何千年にもわたって対話が続けられてきた2つの半球を象徴する見えざる空想上の都市「ビザンチウム」。3楽章で構成される「コンチェルト・ビザンチノ」の第1楽章「パラジャーノフ」は、アルメニア人映画監督セルゲイ・パラジャーノフと彼の代表作である「ざくろの色」から名付けられています。
 続く第2楽章「アヴェ・マリア」は、ビザンチンとコルシカの聖歌にインスパイアされ、ロザリオの祈りのように繰り返される協奏曲の緩徐楽章。そして作品の掉尾を飾る第3楽章「イヴリー」は、1990年に東京で行われた偉大なヴィルトゥオーゾ、イヴリー・ギトリスのヴァイオリンによる即興演奏からヒントを得ています。
 タイトルはギトリスに捧げられたもので、「ユダヤ人」と「酩酊」(フランス語のイヴレから)という2つの形容詞の両方を意味し、この音楽の性格を表しています。

 その構想にソッリマが太鼓判を押し、7年という歳月を経て実現した「コンチェルト・ビザンチノ」のレコーディング。
 壮大なスケールで描かれる「コンチェルト・ビザンチノ」の映画音楽的なスタイルと、ソッリマの変幻自在の超絶技巧が見事にマッチ!
 21世紀イタリアの新たな傑作と、イタリアの鬼才の超絶技巧を一緒に楽しめてしまうという贅沢かつ要注目のアルバムの登場です!

 ※録音:2020年1月22日−23日、グスタフ・マーラー文化センター(ドッビアーコ、イタリア)
 



 


 ジョヴァンニ・ソッリマ、ちょっと怖いけどかっこいいです。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=HCH_3d8BABA


旧譜
ジョヴァンニ・ソッリマ(チェロ)
コスタンツィ:第1弾〜チェロ・ソナタ集


 GLOSSA
GCD 923801
¥2600→\2390
ジョヴァンニ・ソッリマ(チェロ)
 ジョヴァンニ・バッティスタ・コスタンツィ:チェロ・ソナタ集(世界初録音)

  チェロ・ソナタ ト長調/チェロ・ソナタ ハ短調/
  2本のチェロのためのソナタ ヘ長調*/
  チェロ・ソナタ 変ロ長調/
  チェロ・ソナタ ヘ長調/チェロ・ソナタ ト短調/
  2本のチェロのためのソナタ ハ長調*/
  ソッリマ:イル・マンダタロ
ジョヴァンニ・ソッリマ(チェロ)
モニカ・レスコヴァル(チェロ)*
アリアンナ・アート・アンサンブル
 〔アンドレア・リガーノ(チェロ)、
  パオラ・リガーノ(アーチリュート)、
  シンツィア・グアリーノ(チェンバロ)〕
 イタリアの鬼才ジョヴァンニ・ソッリマ登場!圧巻の技巧!コスタンツィのチェロ・ソナタ集!

 圧巻の「ナポリのチェロ協奏曲集」(PGCD922604)で聴き手を沸かせてくれた現代イタリアの鬼才ジョヴァンニ・ソッリマが、18世紀イタリアの知られざるチェロ・ソナタ集で再びグロッサ(Glossa)に登場!
 18世紀のローマで活躍し、ピエトロ・オットボーニ枢機卿に仕え、コレッリから楽士長を引き継いだジョヴァンニ・バッティスタ・コスタンツィ(1704−1778)。
 オットボーニ枢機卿という強力なパトロンを得たコスタンツィは、サン・ピエトロ大聖堂のジュリア礼拝堂など、ローマの代表的な教会の要職を歴任。
 また多くの作品を遺した多作家でもあり、中でも高度な技巧を必要とする「チェロ・ソナタ集」は、コンポーザー=チェリストとしての優れた才能が存分に発揮されたイタリアの知られざる傑作である。
 現代イタリアのコンポーザー・チェリスト、ジョヴァンニ・ソッリマの鬼気迫る驚異的なパフォーマンスが、イタリアにおける「チェロ・ソナタ」の歴史の1ページを解き明かす。
 コスタンツィの「マニフィカト」のバス・パートなど題材としたソッリマ自作の「イル・マンダタロ」も圧巻!

 ※録音:2015年10月、テアトロ・デッレ・ヴォーチ・ストゥーディオ(トレヴィーゾ、イタリア)

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 GLOSSA
GCD 923802
¥2600→\2390
ジョヴァンニ・ソッリマ(チェロ)
 コスタンツィ:第2弾
  ジョヴァンニ・バッティスタ・コスタンツィ:
   チェロのためのシンフォニア集

  コスタンツィ:
   シンフォニア ニ長調、シンフォニア 変ロ長調
   2本のチェロのための室内ソナタ
    《コルノ・ダ・カッチャを使って》、
   シンフォニア ト長調、シンフォニア 変ホ長調
  ソッリマ:狩のソナタ
  コスタンツィ:シンフォニア ハ長調
ジョヴァンニ・ソッリマ(チェロ)
モニカ・レスコヴァル(チェロ)
ジャンルカ・ウバルディ
 (ティンパニ&タンブレッロ)
アリアンナ・アート・アンサンブル
 〔シンツィア・グアリーノ(チェンバロ)、
  アンドレア・リガーノ(チェロ)、
  パオラ・リガーノ
   (アーチリュート&バロック・ギター)〕
 
 イタリアの鬼才ジョヴァンニ・ソッリマ!圧巻の技巧で贈る、コスタンツィ第2弾!

 圧巻の「ナポリのチェロ協奏曲集」(PGCD 922604)で聴き手を沸かせてくれた現代イタリアの鬼才、ジョヴァンニ・ソッリマ。
 その高度な技巧と音楽性で話題を呼んだコスタンツィの「チェロ・ソナタ集(GCD 923801)」の続編、「チェロと通奏低音のためのシンフォニア集」が登場!

 18世紀のローマで活躍し、ピエトロ・オットボーニ枢機卿に仕え、コレッリから楽士長を引き継いだジョヴァンニ・バッティスタ・コスタンツィ(1704−1778)。
 オットボーニ枢機卿という強力なパトロンを得たコスタンツィは、サン・ピエトロ大聖堂のジュリア礼拝堂など、ローマの代表的な教会の要職を歴任。また多くの作品を遺した多作家でもあり、中でも高度な技巧を必要とする「チェロ・ソナタ」や「チェロのためのシンフォニア」は、コンポーザー=チェリストとしての優れた才能が存分に発揮されたイタリアの知られざる傑作。
 現代イタリアのコンポーザー・チェリスト、ジョヴァンニ・ソッリマが圧倒的なパフォーマンスで紐解く、18世紀イタリアのチェロ作品集です!
 作曲家としての活躍も多いジョヴァンニ・ソッリマ自身の作品「狩のソナタ(The Hunting Sonata)」の収録もポイント。

 録音:2016年4月、グラッテーリ(サンタ・マリア・ディ・ジェズ教会/イタリア)




旧譜
ジョヴァンニ・ソッリマ(チェロ)
ナポリのチェロ協奏曲集


爽やかだったりアンニュイだったり、さまざまな表情を見せる素敵なアルバム・・・
ソッリマの自作も美しい曲です。

Neapolitan Cello Concertos
 GCD 922604
¥2600→\2390
イタリア、ナポリのチェロ協奏曲集!
ナポリのチェロ協奏曲集
 レオ:チェロとヴァイオリンのための協奏曲/
 フィオレンツァ:チェロ協奏曲/
 ソッリマ:チェロ、弦楽と通奏低音のための《Fecit Neap.17..》/
 フィオレンツァ:シンフォニア
 マーヨ:チェロ協奏曲
ジョヴァンニ・ソッリマ(チェロ)
アントニオ・フローリオ(指揮)
イ・トゥルキーニ
 
 ソリストはイタリアのコンポーザー=チェリスト、ジョヴァンニ・ソッリマ!
 ナポリ・バロックの伝承者たち、アントニオ・フローリオとイ・トゥルキーニが、パレルモ生まれのコンポーザー・チェリスト、ジョヴァンニ・ソッリマ(1962−)とチームを結成!
 レオナルド・レオ(1694−1744)、ニコラ・フィオレンツァ(1700−c.1764)、ジュゼッペ・デ・マーヨ(1697−1777)の音楽にソッリマの自作自演を加えた「ナポリのチェロ協奏曲集」!
 バロック時代のナポリの作曲家たちが書き上げた高度な技巧を要する「チェロ協奏曲」と、ソッリマの18世紀のチェロ協奏曲への感情移入が、バロック時代から現代へと続く"ナポリのチェロ協奏曲の歴史"を紡いでゆく。

※録音:2011年9月、ナポリ(イタリア)





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SIGNUM CLASSICS



PSIGCD669
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2857+税
次世代の巨匠筆頭
 ロウヴァリとフィルハーモニア管弦楽団、第2弾
 プロコフィエフの「交響曲第5番」

  プロコフィエフ:交響曲第5番変ロ長調 Op.100
サントゥ=マティアス・ロウヴァリ(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
SIGCD669
¥2500→\2290

 12シーズンに渡る蜜月時代を過ごしサンフランシスコ交響楽団の音楽監督へと転身したエサ=ペッカ・サロネンの後任の首席指揮者に抜擢され、2021−2022シーズンからの就任が決定している北欧フィンランド若きの鬼才サントゥ=マティアス・ロウヴァリ。
 首席指揮者への正式就任を前に既にフィルハーモニア管弦楽団と確固たる信頼関係を築き、前作「チャイコフスキー:白鳥の湖」に代表される圧巻の演奏を世に送り出すなど、新たなゴールデンコンビとして現地イギリスをはじめ世界各地で大絶賛を浴びているロウヴァリが、同オーケストラとのレコーディングの第2弾に選んだのはプロコフィエフの「交響曲第5番」!

 独ソ不可侵条約の破棄によって開戦した独ソ戦(東部戦線)の最中、1944年にモスクワ郊外イヴァノヴォの山荘で一気に書き上げられたプロコフィエフの「交響曲第5番」。
 前作「交響曲第4番」から実に14年の歳月を経て完成した5番目の交響曲は、プロコフィエフ自身が「この交響曲は自由で幸せな人間、その強大な力、その純粋で高貴な魂への讃美歌の意味を持っている」と語り、「作品番号100番」を振られた記念碑的作品、そして作曲者の祖国愛が込められた代表作として知られています。

 イギリスで新型コロナウイルスの感染拡大が本格化する直前の2020年2月上旬、本拠地であるロイヤル・フェスティヴァル・ホールで繰り広げられたロウヴァリとフィルハーモニア管弦楽団によるプロコフィエフは、新時代の到来と同コンビの成熟度の早さを物語る圧倒的な演奏。まさに才気煥発。イギリスでのロウヴァリの大活躍に乞うご期待!

 ※録音(ライヴ):2020年2月9日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(サウスバンク・センター、ロンドン、イギリス)







 サントゥ=マティアス・ロウヴァリは 1985年生まれのフィンランドの指揮者。
 シベリウス音楽院で、レイフ・セーゲルスタムに師事し、指揮法を学ぶ。
 2014年現在はタンペレ・フィルハーモニー管弦楽団芸術監督兼首席指揮者、コペンハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、タピオラ・シンフォニエッタ(フィンランド語版)のアソシエーション・アーティストに就任している。

 「フィンランディア」。
 おっと、思わぬ豪快な演奏。さすがセーゲルスタムの弟子。

https://www.youtube.com/watch?v=zk-iC1mtM7g&feature=player_detailpage


 ダンスのような指揮っぷりを見たければこちら。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=zN0C-IyOOcg

 天才の匂いプンプン。
 サントゥ=マティアス・ロウヴァリ。

 これからガンガン出てきそうです。

   天才の予感。




では旧譜から何枚か。


フィルハーモニア管との第1弾

 SIGCD 648
\2500→\2290
天才ロウヴァリ、
 SIGNUMからフィルハーモニア管との録音
チャイコフスキー:バレエ音楽《白鳥の湖》(セレクション)

 ワルツ/パ・ド・トロワ/乾杯の踊り/第1幕の情景/
 白鳥の踊り/第3幕の情景/パ・ド・シス/パ・ド・ドゥ/
 スペインの踊り/ナポリの踊り/終曲
サントゥ=マティアス・ロウヴァリ(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団

 北欧の鬼才ロウヴァリが導く新時代!フィルハーモニア管弦楽団の「白鳥の湖」!

 ※録音(ライヴ):2019年11月3日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(サウスバンク・センター、ロンドン、イギリス)

 


本領発揮
ALPHAから出ているシベリウス2タイトル


ALPHA440
\2700→\2490
さあ、出てきた・・・マティアス・ロウヴァリ !
 ジャン・シベリウス(1865-1957):

  交響曲 第1番 ホ短調 Op.39
  「エン・サガ」(或る英雄叙事詩)Op.9
ウルバン・クレーソン (クラリネット独奏)…5

サントゥ=マティアス・ロウヴァリ (指揮)
イェーテボリ交響楽団
 録音:2018年5月28日-6月1日 イェーテボリ音楽堂


 ALPHA574
\2700→\2490
次はこの人の時代が来る
 ロウヴァリ(指揮)&イェーテボリ交響楽団
  シベリウス(1865-1957):
   交響曲第2番 ニ短調 Op.43
   組曲「クリスティアン2世」 Op.27
サントゥ=マティアス・ロウヴァリ(指揮)
イェーテボリ交響楽団
 録音:2019年6月 イェーテボリ・コンサート・ホール、スウェーデン

 




TACTUS



TC781606
¥2600
世界初録音!
パガニーニの自筆原稿を用いたヴァイオリン&ギターのソナタ

 パガニーニ:
  チェントーネ・ディ・ソナタ M.S.112 第1番-第6番
   (パガニーニの自筆原稿を用いた世界初録音)

ジャンフランコ・イアネッタ(ヴァイオリン)
ワルター・ザネッティ(ギター)


 世界初録音!パガニーニの自筆原稿を用いたヴァイオリン&ギターのソナタ。

 本アルバムはパガニーニの自筆原稿のみを使用した初めての録音で、チェントーネ・ディ・ソナタの最初の6つのソナタを収録しています。(チェントーネ・ディ・ソナタは18曲のソナタが3つの小冊子(a,b,cと記されている)に均等に分割して収められています。)
 作曲はおそらく1828年の終わり頃にプラハで始まり、パガニーニのヨーロッパ旅行中の11年間に渡って行われたと考えられます。
 またチェントーネというタイトルは、作曲家の死後、未発表の資料を再整理する作業の中で、さまざまな曲のコレクションを一般的に示す目的で、原稿に付けられたものと思われます。
 パガニーニらしい歌心に満ちたくつろぎの音楽をお楽しみください。

 ※録音:2018年9月
 
 

TC580609
¥2600
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
 チギ写本からの未出版作品集(Q. IV. 24, 25, 29

  (全曲世界初録音)
イヴァナ・ヴァロッティ(オルガン)

 オルガン、1565年グラツィアディオ・アンテニャーティ制作

 フレスコバルディの鍵盤作品全集(TC580600)に続き、タクトゥス(Tactus)レーベルはフレスコバルディの未出版作品の世界初録音に取り組み始めました。
 イヴァナ・ヴァロッティは、マントヴァの聖バルバラ教会にある、グラツィアディオ・アンテニャーティが1565年に制作したヒストリカル・オルガンを用いて、トッカータ、カンツォーナ、リチェルカーレなどの多彩なアンソロジーを演奏しています。
 各作品は、枢機卿ファビオ・チギと甥のフラヴィオ・チギを中心としたチギ家が収集した、17世紀の声楽作品と鍵盤作品の写本のコレクションであるチギ写本に収録されているものです 。

 ※録音:2019年7月
 
 

TC590005
¥2600
マドリガーレ選集 《四季折々の別荘の楽しみ》
 (ヴェネツィア、1601年)
グルッポ・ヴォカーレ・アルシ&テシ
トニ・コッラディーニ(指揮)
  ジョヴァンニ・ナニーノ(1544-1607):Chi di gare e rancori、Lasso, ch'il caldo estivo/
  ジョヴァンニ・クローチェ(1557-1609):春/
  レリオ・ベルターニ(ca.1554-ca.1624):夏/
  イッポリート・バックージ(1540-1609):秋/
  フィリッポ・デ・モンテ(1521-1603):冬/
  ルカ・マレンツィオ(1556-1599):Gia torna a rallegrar/
  オルランド・ディ・ラッソ(1532-1594):不確かな冬/
  リナルド・デル・メル(ca.1554-ca.1598):幸せな春/
  モーエンス・ペデルセン(ca.1583-1623):春は来たりぬ/
  ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):おお春よ、恋の苦い甘さ、春は笑う

 ルネサンス時代の偉大な作曲家たちの作品からなるマドリガーレ集《四季折々の別荘の楽しみ》は、季節ごとの物語のエピソードのように連ねられた詩で構成されており、各曲は一年のさまざまな時期に現れる田舎の生活の楽しみを讃え、都会の華やかさから遠く離れた場所に住む人々がさまざまな月々に捧げる職業や娯楽を、生き生きとしたイメージの連続で描写しています。
 畑、川、花、木、変化に富んだ動物、羊飼い、農民、ワイン、果物、釣り、狩猟、水浴び、ニンフの踊りなどが、まるで聴き手の目の前に現れたかのように、アルカディアの世界の響きが感じられることでしょう。
 『マドリガーレ選集《ドリの勝利》(ヴェネツィア、1592年)』(TC590003)が絶賛されたトニー・コッラディーニとグルッポ・ヴォカーレ・アルシ&テシによる演奏です。

 ※録音:2019年9月
 
 

TC670004
¥2600
ルネサンスからバロックにかけてのプーリア 〜
 ナポリにおけるオルガンの伝統
マルゲリータ・シッドゥルロ(オルガン)
  ガエターノ・グレコ(1657-1728):インタボラトゥーラ
  作曲者不詳(ガリポリ、18世紀):パストラーレ
  ニコロ・ヨンメッリ(1714-1774):シャコンヌ
  アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):フーガとジーグ ニ長調
  レオナルド・レーオ(1694-1744):パストラーレ
  ジャコモ・インサングイネ(1728-1795):オルガンのためのソナタ
  ロッコ・ロディオ (1530-1607):第3リチェルカータ、第5リチェルカータ
  ニコラ・ボニファチオ・ログロスチーノ(1698-1764):ソナタ ト長調、ソナタ 変ロ長調
  フェデレ・フェナローリ(1730-1818):パストラーレ
  ジョヴァンニ・パイジェッロ(1740-1816):オルガンのためのソナタ
  ニコラ・ポルポラ(1686-1768) :全音階・異名同音・半音階のフーガ

 イタリアのプーリア(プッリャ)州モーラ・ディ・バーリのサンタントニオ教会にあるペトルス・デ・シモーネのヒストリカル・オルガン(1747年)を用いた、当地のオルガン作品集。
 アレッサンドロ・スカルラッティやニコラ・ポルポラ、レオナルド・レーオ、ニコロ・ヨンメッリ、ジョヴァンニ・パイジェッロなど、ナポリ楽派の先駆者から前期・後期のナポリ楽派まで、各時代を代表する偉大な作曲家たちの作品が選ばれています。

 ※録音:2018年11月
 
 


TC930101
¥2600

大指揮者フランチェスコ・ダヴァロスの作品集
 フランチェスコ・ダヴァロス(1930-2014):
  ソプラノ付きの五重奏曲(1986)、
  ピアノ五重奏曲(1967)(全曲世界初録音)

レスリー・ヴィスコ(ソプラノ)
ヌース四重奏団
フランチェスコ・カラミエッロ
 (ピアノ、ベヒシュタイン D282)


 指揮者としても有名なフランチェスコ・ダヴァロス(1930-2014)は、スペイン-ナポリに起源を持つ古い貴族出身の音楽家で、作曲家、教師、エッセイスト、哲学者でもありました。
 彼の芸術表現としての音楽への興味は、父カルロの音楽コレクションと、彼が客人たちと共有した長時間のリスニング体験のおかげで、幼い頃から始まっていました。
 ダヴァロスの最初の作曲は、彼が常にモデルとしていたマーラーの交響曲2番とブルックナーの一連の交響曲に影響されたものであったといいます。
 本アルバムには、珍しいソプラノ付きの五重奏曲と、通常の編成(2本のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノ)による五重奏曲の2曲が収められています。
 前者には詩人パーシー・ビッシュ・シェリー(1792-1822)とニコラウス・レーナウ(1802-1850)のテキストが用いられています。

 ※録音:2018年10月

大指揮者フランチェスコ・ダヴァロス、ASVのマルトゥッチのアルバム。懐かしいです。
 
 


TC910003
¥2600
20世紀イタリア・トリエステの2人の作曲家
 バンフィールド&レヴィ:室内歌曲集

  ラファエロ・デ・バンフィールド(1922-2008):
    声楽とピアノのための室内歌曲(1941-1948)
  ヴィート・レヴィ(1899-2002):
    4つのアナクレオン律(1920)、
    ピアノのための10の前奏曲(1933)、
    ピアノのための子守歌(全曲世界初録音)

ダニエラ・マッズカート(ソプラノ)
エリア・マクリ(ピアノ)


 ソプラノのダニエラ・マッズカートとピアニストのエリア・マクリによる、20世紀イタリア・トリエステの2人の作曲家、ヴィート・レヴィ(1899-2002)とラファエロ・デ・バンフィールド(1922-2008)の世界初録音。
 高名な音楽家、エッセイスト、音楽評論家であったレヴィと、高貴な血統を持ち、オーストリア・ハンガリーの伝説的な軍用航空パイロット、「トリエステの鷲」ことゴットフリート・フォン・バンフィールド(1890-1986)の息子であったラファエロ・デ・バンフィールドは、異なる社会的背景を持ちながらも、その存在は密接に結びついていました。
 レヴィはデ・バンフィールドを音楽の研究に導き、そのおかげで彼はマリア・カラスやヘルベルト・フォン・カラヤンといった20世紀の世界文化遺産的な著名人と交流を持つことができました。
 人種法によって迫害されたレヴィ(『退廃音楽からの作品集』 TC900005)は、戦争が終わるまで逃げ隠れしなければなりませんでしたが、政権に奪われたトリエステの教壇の椅子に戻ることができました。
 70年代にはデ・バンフィールドもトリエステに戻り、ジュゼッペ・ヴェルディ劇場の館長や、スポレートの有名なドゥエ・モンディ音楽祭のディレクターを務めました。

 ※録音:2019年12月
 




CAPRICCIO


C5415
¥2600
ベンノ・アマン(1904-1986):ミサ曲"DEFENSOR PACIS 平和の擁護者"
 1. Kyrie/2. Gloria in excelsis Deo/3. Credo in unum Deum/
 4. Offertorium (フルーエの聖ニコラスのオラシオ)/
 5. Sanctus/6. Benedictus/7. Agnus Dei I/
 8. Agnus Dei II/9. Dona nobis pacem
バーゼル・マドリガリステン
ラファエル・インモース(指揮)

 録音 2020年3月4-7日 SRFスタジオ、チューリヒ、ブルネンホフ(スイス)

 スイス生まれの作曲家ベンノ・アマン。父親から音楽の手ほどきを受け、ライプツィヒ州立音楽院で学び作曲家を志しました。
 生涯を通じて合唱作品を中心に電子音楽を含む500曲以上の作品を書きあげており、これらはグレゴリオ聖歌を引用したり、十二音を用いたりと常に様式にとらわれることなく自由な作風に拠っています。
 また、若い頃にパリで出会ったオネゲル、ミヨー、ルーセルらの作品も彼の作風に大きな影響を与えました。
 このア・カペラのミサ曲「平和の擁護者」は1946年、スイスの永世中立の理念を確立したと言われている守護聖人「フルーエの聖ニコラス」(1417-1487)がローマのサン・ピエトロ寺院で公式列聖された際の記念行事のための作品。
 中世の音楽に倣い定旋律が用いられながらも、随所に複雑な対位法が駆使された、現代的なミサ曲に仕上がっています。
 バーゼル・マドリガリステンは1978年にスイスで設立された声楽アンサンブル。ルネサンスから現代音楽まで幅広いレパートリーを持っています。
 
 

C5411
¥2600
EASTER CANTATAS グラウプナー: 復活祭のカンタータ集
 1-7. Die Furcht des Gerechten 正しき人へのおそれ GWV 1126/33
  聖木曜日のためのカンタータ
 8-14. Eroffnet euch ihr Augenquellen
  あなたの瞳の源を開く GWV 1127/25
   聖金曜日のためのカンタータ
 15-21. Der Sieg ist da 勝利はここに GWV 1128/43
  復活祭第1日目のためのカンタータ
 22-28. Ihr werdet traurig sein あなた方は悲しみの中に GWV 1129/19
  復活祭第2日目のためのカンタータ
セバスティアン・ヒュープナー(テノール)
ヨハネス・ヒル(バス)
ヤン・イェルリチュカ(アルト)
カペラ・ヴォカリス少年合唱団
プルクラ・ムジカ・バロック・オーケストラ
クリスティアン・ボナート(指揮)

 録音 2019年7月30日-8月2日 Christuskirche、Reutlingen(ドイツ)

 ドイツ後期バロック時代の作曲家グラウプナー。1705年からハンブルク歌劇場のチェンバロ奏者として活躍するとともに、当時の北ドイツにおいて最も人気のある歌劇作曲家としても名声を確立。
 その後はヘッセン=ダルムシュタット方伯の宮廷楽団に歌劇作曲家としての地位を得て、1711年には宮廷楽長に昇進しました。
 しかし、宮廷の経済事情により歌劇の上演ができなくなってからは、宗教曲作曲家としての職務に励み、ほぼ半世紀にわたって、毎週の礼拝のために1400曲以上の膨大なカンタータを残しています。
 1722年にはライプツィヒのトーマス教会からカントル職の打診を受けますが、ヘッセン=ダルムシュタット方伯が彼を手放さなかったため、この職務はバッハが請け負うことになったエピソードも知られています。
 このアルバムには復活祭のための4曲のカンタータが収録されており、これらの華やかな曲からは、当時、バッハよりも人気が高かったグラウプナーの見事な手腕を窺うことができます。
 
 

C5425
(2CD)
¥3100
アントン・シュヴァイツァー(1735-1787):オラトリオ『キリストの復活』THE RESURRECTION OF CHRIST
  【CD1】
   1-21. オラトリオ『キリストの復活』(1776)
    ソプラノ、テノール、バス、4部合唱とオーケストラのために
  【CD2】
   1-5. 感謝祭カンタータ『LOBET, IHR KNECHTE DES HERREN 主のしもべをたたえよ』
    バス独唱、4部合唱とオーケストラ、オルガンのために
   6-14. ミサ・ブレヴィス ハ長調(1780) 4部合唱とオーケストラのために
  世界初録音
 【ソリスト】
  ミレッラ・ハーゲン(ソプラノ)/ヘンリエッテ・ゲッデ(アルト)/
  シュテファン・シェルペ(テノール)/トビアス・ベルント(バス)
 【合唱】
  ユリア・グロムバル(ソプラノ)/アンナ=ゾフィア・バックハウス(アルト)/
  トビアス・シェーファー(テノール)/オリヴァー・ルーン(バス)/
  チューリンゲン・バッハ・コレギウム/ゲルノート・ジュスムート(指揮)

 録音 2020年7月2-5日 Arnstadt、Oberkirche(ドイツ)

 1735年、ドイツ、バイエルン州のコーブルクで生まれた作曲家アントン・シュヴァイツァー。
 幼少時は聖歌隊で歌い、ザクセンのヒルトブルクハウゼン公爵の庇護を受け、宮廷楽団でヴィオラとチェロを演奏。
 1764-1766年にはイタリアで学び、1769年からは劇場監督アーベル・ザイラーが率いるシアター・カンパニーの劇場付き作曲家になります。
 ドイツ語圏でシェイクスピアを紹介したことで知られるザイラーとともに、ヨーロッパ中を巡り、いくつかの歌劇とメロドラマを発表。ゲーテを始めとした当時の文化人たちに高く評価されました。
 その後、1771年にワイマールの楽長になりましたが、宮殿が火事で焼失、1775年にゴーダへ移住しゲオルク・アントン・ベンダの後任として楽長に就任、この地で生涯を終えています。
 残された作品はあまり多くありませんが、最近になって宗教曲の写譜がいくつか発見されており、この世界初録音となるオラトリオ『キリストの復活』もその1曲です。
 劇音楽に秀でていた作曲家だけに、オラトリオにおける場面描写が見事です。
 




ONDINE



ODE-1383
¥2500
ペーテル・ヤブロンスキー!!
 アレクセイ・スタンチンスキー(1888-1914):ピアノ作品集
ペーテル・ヤブロンスキー(ピアノ)
 1. ソナタ 変ホ短調(1906)/2. 夜想曲(1907)
 3つの前奏曲(1907)3. No. 1 嬰ハ短調 Lento
  4. No. 2 ニ長調 Con moto/5. No. 3 変ホ短調 Adagio
 5つの前奏曲(1907-1912)
  6. No. 1 ハ短調 Andante/7. No. 2 ヘ短調 Lento espressivo/
  8. No. 3 変ロ短調 Presto/9. No. 4 ロ短調 Animato/10. No. 5 ハ長調 Largo
 3つの無言歌(1903)
  11. No. 1 Largo/12. No. 2 Andante cantabile/13. No. 3 –
 14. マズルカ 変ニ長調(1905)/15. マズルカ 嬰ト短調(1907)/16. 涙(1906)/17. 変奏曲(1911)
 3つの素描(1911-13)
  18. No. 1 Allegro marcato/19. No. 2 Allegretto/20. No. 3 Presto tempestoso
 12の素描(1911-13) Op. 1
  21. No. 1 Moderato/22. No. 2 Presto/23. No. 3 Vivace/24. No. 4 Lento cantabile/
  25. No. 5 Allegro/26. No. 6 Andante epico/27. No. 7 Adagio teneramente/
  28. No. 8 Molto vivace/29. No. 9 Largamente/30. No. 10 Con moto/
  31. No. 11 Allegro con spirito/32. No. 12 Presto assai

 録音 2020年6月 パラディウム、マルメ(スウェーデン)

 ペーテル・ヤブロンスキーによるONDINEレーベルへの2枚目の録音は、20世紀初頭、ロシアで活躍したアレクセイ・スタンチンスキーのピアノ作品集。
 裕福な家に生まれ、モスクワ音楽院ではジリャーエフとタネーエフに師事。作曲家としての将来を嘱望されながらも、父の死により精神を患い、26歳の若さで謎の死を遂げてしまいました。
 彼が残した作品のほとんどはピアノ曲であり、初期の頃はスクリャービン風の半音階を多用していましたが、やがてムソルグスキーを思わせる全音階が主流となり、幼い頃から愛好していたという民俗音楽の影響も垣間見える複雑な作風を見せています。
 彼の作品は同時代の学友だけでなく、後世の作曲家たちにも影響を与えており、とりわけ名ピアニストで作曲家サムイル・フェインベルク(1890-1962)はスタンチンスキーを擁護し、積極的に演奏したことで知られています。
 このアルバムでのヤブロンスキーは、スタンチンスキーの広範な作品から特色ある曲をセレクト、その魅力を存分に伝えます。

 




 生きていたヤブロンスキー。
 ONDINEでどんどんがんばってほしい!

まだDECCAのときの美少年のジャケット。売れました。


生きていたヤブロンスキー
ONDINEデビュー・アルバム



 ODE-1329
\2500→\2290
ONDINEデビュー!
 ペーテル・ヤブロンスキー(ピアノ)
  スクリャービン(1872-1915):マズルカ集
ペーテル・ヤブロンスキー(ピアノ)
 10のマズルカ Op.3(1889)
  1.第1番:ロ短調 Tempo giusto/2.第2番:嬰ヘ短調 Allegretto non tanto)/3.第3番:ト短調 Allegretto/
  4.第4番:ホ長調 Moderato/5.第5番:嬰ニ短調 Doloroso/6.第6番:嬰ハ短調 Scherzando/
  7.第7番:ホ短調 Con passione/8.第8番:変ロ短調 Con moto/9.第9番:嬰ト短調/10.第10番:変ホ短調
 9のマズルカ Op.25(1899)
  11.第1番:ヘ短調 Allegro/12.第2番:ハ長調 Allegretto/13.第3番:ホ短調 Lento/
  14.第4番:ホ長調 Vivo/15.第5番:嬰ハ短調 Agitato/16.第6番:嬰ヘ長調 Allegretto/
  17.第7番:嬰ヘ短調 Moderato/18.第8番:ロ長調 Allegretto/19.第9番:変ホ短調 Mesto
 2つのマズルカ Op.40(1903)
  20.第1番:変ニ長調 Allegro/21.第2番:嬰ヘ長調 Piacevole/22.マズルカ ヘ長調(1889)/
  23.マズルカ ロ短調(1889)/24.マズルカ風即興曲 ハ長調 Op.2,No.3(1889)

 録音 2019年7月16-18日ファツィオーリ・コンサート・ホール,サチレ(ポルデノーネ),イタリア

 1971年、南スウェーデン生まれのピアニスト、ペーテル・ヤブロンスキー。五大陸全てで演奏会を行なっており、共演したオーケストラ、指揮者も数知れず。これまでにもプロコフィエフやチャイコフスキーなどロシアのレパートリーを中心に数多くのアルバムをリリース。そのどれもが高く評価されています。
 彼のONDINEレーベルへの初アルバムは、スクリャービンのマズルカ集。ショパンの影響が垣間見える初期のマズルカから、独自の神秘的な作風による後期のマズルカまで全ての曲が収録されています。
 作品の多くは♭(フラット)や♯(シャープ)が数多く付された調性で書かれた柔らかい響きを持ち、スクリャービンの個性と音の好みが見て取れるユニークな曲集を、ヤブロンスキーは豊かな表現力と多彩な音色を駆使し見事に弾き切っています。
 「ピアノの貴公子」と呼ばれたヤブロンスキーの今をお聴きください。
 
 

 
 


ODE-1351
¥2500
リトアニア出身の作曲家
 ユルギス・カルナヴィチウス(1884-1941):
  弦楽四重奏曲第1番&第2番

  1-4. 弦楽四重奏曲第1番 Op. 1(1913)
  5-8. 弦楽四重奏曲第2番 Op. 2 No. 6(1917)
 世界初録音
ヴィリニュス弦楽四重奏団
【メンバー】
 ダリア・クズネコヴァイテ(第1ヴァイオリン)
 アルトゥラス・シーラレ(第2ヴァイオリン)
 クリスティーナ・アヌセヴィチウテ(ヴィオラ)
 アグスティナス・ヴァシリアウスカス(チェロ)

 録音 2020年5月25-28日 リトアニア国立フィルハーモニック

 バルト三国の一つ、リトアニア出身の作曲家ユルギス・カルナヴィチウス。
 音楽一家に生まれ、幼い頃からピアノを学び、リトアニア音楽アカデミーを経てサンクトペテルブルク音楽院(後のペトログラード音楽院)に入学、マクシミリアン・シテインベルクに師事しました。
 卒業後は第1次世界大戦に参戦しましたが、戦後はピアニストとしてオーケストラと共演するとともに、サンクトベテルブルク音楽院で教鞭を執りました。
 1920年代後半にリトアニアに戻り、ヴィオラ奏者としてアンサンブルを結成、数多くのコンサートを開催するとともに、カウナス音楽院で作曲を指導します。
 また作曲家としては、リトアニア初の歌劇《グラジナ》を作曲するなど、多方面でリトアニアの音楽界に貢献した人です。
 
 このアルバムにはサンクトペテルブルク時代に作曲した2曲の弦楽四重奏曲を収録。
 ドヴォルザークの後期作品を想起させる民族主義的な第1番、調性崩壊ぎりぎりのところで抒情を保つ第2番。どちらもチャイコフスキーとショスタコーヴィチの狭間を埋める見事な作品です。
 リトアニアを拠点に活躍するヴィリニュス弦楽四重奏団による世界初録音。

 
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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DA VINCI CLASSICS



C00158
¥2600→\2390
フランコ・グッリ 〜 ミラノ・ライヴ1981&1990 フランコ・グッリ(ヴァイオリン)
エンリカ・カヴァッロ(ピアノ)
 ・ディートリヒ、ブラームス&シューマン:ヴァイオリンとピアノのための《F.A.E.ソナタ》
   録音(ライヴ):1990年5月16日、ミラノ・コンサート協会(ミラノ、イタリア)
 ・R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調 Op.18
   録音(ライヴ):1990年5月16日、ミラノ・コンサート協会(ミラノ、イタリア)
 ・バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第2番 Sz.76
   録音(ライヴ):1981年1月19日、セラーテ・ムジカーリ(ミラノ、イタリア)

 ミラノでのフランコ・グッリ。1981&1990年の初出となるソナタ3作品!

 1926年9月1日にイタリアのトリエステで生を受け、オタカール・シェフチークとヤン・マルジャークの門弟だった父からヴァイオリンを学び、シエナのキジアーナ音楽院ではアリゴ・セラートに、そしてスイスではヨーゼフ・シゲティに師事。
 主に2本の銘器、1716年製のストラディヴァリ"マレシャル=ブルティエ・ヴェチェイ"と1702年製のストラディヴァリ"コント・ドゥ・フォンタナ"を愛用し、20世紀のイタリアを代表するヴァイオリニストの1人としてその名を轟かせたフランコ・グッリ(1926−2001)の未発表のライヴ録音が登場!

 ソリストとしてはもちろんのこと、ミラノのイ・ポメリッジ・ムジカーリやローマ合奏団のメンバー、さらには教育者として母校のキジアーナ音楽院、ルツェルン音楽院、アメリカのインディアナ大学で後進の育成に情熱を傾けたフランコ・グッリ。
 妻であると同時にデュオのパートナーでもあったエンリカ・カヴァッロとのコンビによる3つのヴァイオリン・ソナタはいずれもミラノでの録音。
 ダ・ヴィンチ・クラシックスのヒストリカル・シリーズのアーティスティック・スーパーバイザーであるルカ・キエリーチとレナート・カッカモが録音し所持していた音源を、リューティストであり、優れたサウンド・エンジニアでもあるマッシモ・マルケーゼがリマスタリングを施して復刻したことにより、今回の初出、初CD化が実現しました。

 ※録音(ライヴ):1981年1月19日&1990年5月16日、ミラノ(イタリア)
 ※リマスタリング:DVスタジオ、マッシモ・マルケーゼ




旧譜から
名手フランコ・グッリによる1960年代、絶美のイタリア・ヴァイオリン曲音源!
アルベルト・クルチ:ヴァイオリン協奏曲
そしてこの曲が聴けるというだけでもこのアルバムを手に入れる価値がある・・・


 FHR 53
\2400→\2190
グッリ、絶美のイタリア・ヴァイオリン協奏曲音源発見!
 アルベルト・クルチ:
  (1)ヴァイオリン協奏曲第1番 「コンチェルト・ロマンティコ」Op.21
  (2)同第2番Op.30
  (3)同第3番Op.33
  (4)古風な様式によるイタリア組曲Op.34
フランコ・グッリ(ヴァイオリン)
フランコ・カプアーナ(指揮)
スタジオ・オーケストラ
 日本にも弟子の多いグッリのヴァイオリンによる、絶美のイタリア・ヴァイオリン協奏曲音源発見!

 録音:1963年7月18日(1)、7月16日(2)、1964年7月4日(3)(4)/サン・エウフェミア教会/STEREO

 ヴァイオリンの国際コンクールに名を残すアルベルト・クルチ(1886-1973)。
 イタリアの名門楽譜出版社クルチの創業者の御曹司で、子供の頃にベルリンでヨアヒムの指導を受け世に知られるようになりました。
 作曲家としては教則本が学習者に愛用されますが、ヴァイオリン協奏曲を3 篇残しています。
 20 世紀の音楽ながら現代的要素はなく、イタリア的な美しいメロディと叙情性に満ちた魅力作となっています。

 そして何より美しいのが「古風な様式によるイタリア組曲」。
 優しく穏やかで、南欧の抒情がはちきれんばかりに詰め込まれた逸品。
 この曲が聴けるというだけでもこのアルバムを手に入れる価値がある。

 独奏は日本にも弟子の多いフランコ・グッリ。
 大物ながら何と初のステレオCD 発売。美音と歌ごころでじっくり聴かせる。
 この人の演奏だから胸を打つのかも。

 オーケストラは名無しですが、スカラ座のオーケストラ団員であるとされます。


アルベルト・クルチ

 ヴァイオリン協奏曲第1番 「コンチェルト・ロマンティコ」全曲が聴けます。15分ほどの作品です。
https://youtu.be/Ssjh2UGv6kI




 















1/28(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ALBA



ABCD 456
¥2400
厳粛な歌   アルットゥ・カタヤ(バリトン)
パウリーナ・トゥキアイネン(ピアノ)
 [Piano: Bechstein grand]
 シベリウス:
  黒いばら Op.36 no.1,初めてのくちづけ Op.37 no.1, 北の国 Op.90 no.1,
  葦よそよげ Op.36 no.4, 静かな街 Op.50 no.5,不安な胸から Op.50 no.4,
  野原でおとめが歌っている Op.50 no.3,夢だったのか Op.37 no.4,さあ来い、死よ Op.60 no.1
 
 ブラームス:4つの厳粛な歌 Op.121
  【人間に臨むことは動物にも臨み/わたしは改めて、太陽の下に行われる虐げのすべてを見た/死よ、
   お前のことを思うのは、なんと苦痛に満ちたことか/ たとえ、人々の異言、天使たちの異言を語ろうとも】
 
 シューマン:N. レーナウの6つの詩とレクイエム Op.90
  【鍛冶屋の歌/ 私のばら/ 出会いと別れ/ 牛飼いのおとめ/ 孤独/ 重苦しい夕べ/レクイエム】
 
 トイヴォ・クーラ(1883–1918):
  夜 Op.22 no.3、炎を見つめて Op.2 no.2、森の娘 Op.23 no.1、
  荒れ野の夜(魅せられて) Op.24 no.4、くちづけ Op.8 no.1、霜の花 Op.24 no.2

 フィンランドのバリトン歌手、アルットゥ・カタヤが挑む本格的歌曲アルバム

 録音:2019年7月24日–27日 エルベルク教会(ベルリン、ドイツ)/76'03
 制作:アルットゥ・カタヤ/録音・編集:ローマン・トレケル

 フィンランドのバリトン歌手、アルットゥ・カタヤ Arttu Kataja(1979–)は、シベリウス・アカデミーでヨルマ・ヒュンニネンたちに学び、2006年にベルリン国立歌劇場のメンバーに加わりました。
 フィガロ、伯爵、グリエルモ、パパゲーノなどのモーツァルトの諸役、プッチーニ、ヴェルディ、リヒャルト・シュトラウス、ブリテンのオペラのバリトン役を主要なレパートリーとして舞台に立ち、オラトリオや受難曲のコンサートに出演しています。
 『厳粛な歌』は、カタヤの初めての歌曲アルバムです。シューマンが1850年に作曲したロマンティックな《N. レーナウの6つの詩とレクイエム》と、『旧約聖書』の『伝道の書』『シラ書』と『新訳聖書』の『コリントの信徒への手紙一』をテクストとするブラームスの《4つの厳粛な歌》の「ペア」を核に、フィンランド歌曲の重要なレガシー、シベリウスとトイヴォ・クーラの作品からドイツ語の詩による曲を交えたプログラムで歌っています。

 共演のピアニスト、パウリーナ・トゥキアイネン Pauliina Tukiainen(1977–)は、母国フィンランドで学んだ後、ハルトムート・ヘルとアンヌ・ル・ボゼックに師事、2017年からザルツブルク・モーツァルテウムで教授として芸術歌曲を教えています。
 カタヤとトゥキアイネンのコラボレーションは1999年に始まり、2020年/2021年のシーズンからベルリン国立歌劇場で歌曲リサイタルを始める予定です。
 ベルリンのエルベルク教会でのセッション録音。
 彼らの友人、歌曲プロデュース歴の長いローマン・トレケル Roman Trekel が録音を担当しました。
 




ANTARCTICA


ANTAR 024
(CD+DVD(PAL))
¥2800
ファン・エイク再訪
 (1)アラン・クレパン(1954-):神秘の子羊の印象
 (2)ヨハン・デュイク(1954-):武器を持たぬ男
 (3)ディルク・ブロッセ(1960-):神秘の子羊の秘密
エディ・ヴァノオーストハーゼ(クラリネット)
(1)ヴィタリー・サモシュコ(ピアノ)
(2)フラマン放送合唱団
(3)ブリュッセル・フィルハーモニック

 謎に満ちた神秘の祭壇画から着想を得た作品集

 CD:34'11''

 ジャケットにも使われているファン・エイクの不思議な祭壇画『神秘の子羊』を題材とした3 作品を収録。
 3 曲とも世界初録音でクラリネットが主役。聖歌を思わせる旋律もあり、美しく神秘的な作品集です。

 付属のDVD には絵と作品についてのドキュメンタリーが収録されています。
 
 ※PAL 仕様のため日本向けのプレーヤーでは再生できない可能性がありますのでご了承ください。
 




CHALLENGE CLASSICS



CC 72848
¥2700
レスタリ・スホルテスとグウィリム・ヤンセンスによるデュオ・アルバム
 モーツァルト:2台ピアノのためのソナタ ニ長調 K.448/375a
 シューベルト:4手ピアノのための幻想曲 ヘ短調 D.940

 [ボーナストラック]
  J.S.バッハ(クルターク編):
   『古き年は過ぎ去りぬ』 BWV614、
   『いざ来たれ、異教徒の救い主よ』 BWV599
ピアノデュオ・スホルテス&ヤンセンス
 [レスタリ・スホルテス、
 グウィリム・ヤンセンス]

 多彩な表現を駆使したピアノ・デュオ

 録音:2020年9月19・20日/ヒルフェルスム、オムループ音楽センター、スタジオ1/43'34''

 レスタリ・スホルテス(1984-)とグウィリム・ヤンセンス(1985-)によるデュオ・アルバム。
 ふたりがモーツァルトの2 台ソナタを初めて演奏したのは18 歳と19 歳のときで、そこから17 年経ちついに録音に踏み切ることが出来たそうです。
 ソリストの自由さとヴィルトゥオジティ、室内楽奏者の耳とアンサンブル、そして交響楽団の音色のパレットとニュアンスのある繊細さを持つことを目標とするデュオの佳演。
 




HORTUS


HORTUS 150
¥2500
ジルベール・アミ:室内楽曲集
 (1)呼吸の時間 I〜2つのクラリネットのための(1993/1996)
 (2)ゲーム〜クラリネットのための(1971)
 (3)トリオ第1部〜
  クラリネット、ヴァイオリンとピアノための(1985-186)
 (4)トリオ第2部〜クラリネット、ヴァイオリンとアルトのための(1994)
 (5)ハーモニー〜ハープのための(1995)
 (6)曖昧な災害の...メゾ・ソプラノとクラリネットのための(1971)
 (7)呼吸の時間Ⅱ〜
  クラリネット、トロンボーンとヴァイオリンのための(1994)
(1)(2)(3)(6)
 セルジオ・メノッツィ(クラリネット)
(3)(4)ジュリエット・ルルー(ヴァイオリン)
(5)オレリー・ブジャール(ハープ)
(4)(6)ジンチャオ・ウー(メゾ・ソプラノ)
(8)ラファエル・ルビオ(ヴァイオリン)
(1)(4)(7)ルーカス・ディーチュ(クラリネット)
(7)ジュール・ボワティン(トロンボーン)
(3)マルワン・ダフィル(ピアノ)

 メシアンとミヨーに師事したジルベール・アミの室内楽曲集

 録音:2017年/フランス/DDD、73'27

 1936年生まれのフランスの作曲家、ジルベール・アミの室内楽アルバム。アミはパリ国立高等音楽院在学時にメシアンとミヨーに作曲を師事しました。
 1957年にはブーレーズ監修のもとでピアノ・ソナタを書き上げ、翌1958年にはブーレーズからの委嘱作品『躍動』で注目されました。
 1967年から1973年までドメーヌ・ミュジカルを監督。また、1984年にはリヨン国立高等音楽院の学院長に就任し、後任の育成とともに作曲も手掛けていきました。

 当アルバムでは1971年から1996年にかけて作曲された「ソロ」「デュオ」「トリオ」の作品計7曲を収録。現代フランス音楽の大作曲家アミの音楽的旅路を辿るアルバムとなっております。
 仏ディアパソン・ドール5受賞ディスク。
 
 
HORTUS 176
¥2500
「対話」
 (1)マデルナ:ディアローディア
 (2)ブソッティ:汚い裸
 (3)ブソッティ:デュエ・バラビーリ第1曲
 (4)ベリオ:セクエンツァⅡ
 (5)ベリオ:チェンバー・ミュージック
 (6)ベリオ:セクエンツァⅢ
 (7)ブソッティ:デュエ・バラビーリ第2曲
 (8)ドナトーニ:マルシュ
 (9)ドナトーニ:ホット
(1)ルーカス・ディーチュ(クラリネット)、
 セルジオ・メノッツィ
  ((1)クラリネット、
   (2)バス・クラリネット)
(3)(5)(7)デュオ・コントロヴェルシア
(4)(8)(9)アントワーヌ・ブシャール(ハープ)
(5)アマデア・レシヒ(ヴォーカル)
(5)ラファエル・ギンツブルク(チェロ)
(6)ニコラス・イシャーウッド(バス=バリトン)

 デュオ・コントロヴェルシアと仲間たちが「対話」をテーマにベリオ、マデルナ、ブソッティ、ドナトーニを録音!

 録音:2018年/フランス/DDD、63'51

 近現代の作品の演奏に力を注ぐデュオ・コントロヴェルシアを中心に、ハープのアントワーヌ・ブシャールやクラリネットのセルジオ・メノッツィなどが参加した当アルバムのテーマは「対話」。
 ベリオを中心に置きマデルナ、ブソッティ、ドナトーニの演目を披露しております。
 芸術的コラボレーションを楽しめる1枚です。
 
 

HORTUS 174
¥2500
「即興」
 ジャン・バティスト・デュポン(1978-):
  (1)即興的組曲
  (2)自由な形式による10の即興
  (3)2つの詩曲
ジャン・バティスト・デュポン
 (オルガン/
  ハリソン&ハリソン・オルガン)

 セント・オールバンズ国際コンクールのオルガン即興演奏部門で優勝!優勝から10年、デュポンが同地で即興自作自演集を録音!

 録音:2019年/セント・オールバンズ大聖堂/DDD、77'50

 1979年生まれのオルガニスト、ジャン・バティスト・デュポンの即興演奏による自作自演集。「即興演奏は自由を意味します。それは未知のもの予期せぬものへの出会う旅への出発点となります。
 即興演奏は演奏者と聴衆を結びつけ、儚い作品の共有体験をします。」と語るデュポン。
 彼は2009年に難関として知られるセント・オールバンズ国際コンクールのオルガン即興演奏部門で第1位を受賞しておりその実力は折り紙付きです。
 ここに収録した「即興的組曲」、「自由な形式による10の即興曲」、「2つの詩曲」はコンクールでも演奏したセント・オールバンズ大聖堂のオルガンを演奏することで生まれた奇跡の作品。
 コンクール優勝から10年、ついにデュポンの即興演奏が録音の形でリリースされます!仏ディアパソン・ドール5受賞ディスク。
 



 

SOMM RECORDINGS


SOMMCD0628
¥2500
ROMANTIC VIOLIN SONATAS
 ロマン派のヴァイオリン・ソナタ集

  1-4. シューマン(1810-1856): ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調 Op. 121
  5-8. シューベルト(1797-1828): ヴァイオリン・ソナタ イ長調 D574
  9-11. グリーグ(1843-1907): ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調 Op. 45
カーロック=コンベ・デュオ
【メンバー】
 ギヨーム・コンベ(ヴァイオリン)
 サンドラ・カーロック(ピアノ)

 録音 2020年1月11-12日

 フランスのヴァイオリン・ソナタ集(SOMMCD0169)が高く評価されたカーロック=コンベ・デュオ。サンドラ・カーロックとギヨーム・コンベによって2014年に結成されたこのアンサンブルは、フィラデルフィアを拠点に広く活躍しています。
 今作で2人が採り上げたのは、シューベルトとシューマン、グリーグのソナタ集。
 ヨアヒムが絶賛した晩年のシューマンのソナタ第2番、古典派からの脱却を試みた20歳のシューベルトによる意欲的なソナタ、円熟期のグリーグによる劇的な構成を持つソナタ第3番と、傾向の違う3作品を魅力的に聴かせます。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ALTUS



ALTSA 455/6
(2SACDシングルレイヤー)
¥7000
ウィーン・フィル・アーカイヴの貴重なオリジナルマスターテープ
 SACDシングルレイヤー化
  合計5時間半以上収録、しかも新リマスター

クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィル
 ORF戦後ライヴ大集成
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  [DISC1]
   ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調 WAB 103(1889年稿)
     1960年2月14日/楽友協会 大ホール(ウィーン)、オーストリア放送協会によるライヴ録音
   リヒャルト・シュトラウス:交響詩『死と変容』
     1958年11月9日/楽友協会 大ホール(ウィーン)、オーストリア放送協会によるライヴ録音
   リヒャルト・シュトラウス:アルプス交響曲
     1952年4月20日/
      楽友協会 大ホール(ウィーン)、ロートヴァイスロート(赤白赤)放送グループによるライヴ録音
   フランツ・シュミット:軽騎兵の歌による変奏曲
   シューベルト:交響曲第9番 ハ長調『ザ・グレイト』
     1957年10月27日/楽友協会 大ホール(ウィーン)、オーストリア放送協会によるライヴ録音
  [DISC2]
   リヒャルト・シュトラウス:交響詩『死と変容』
   シューマン:交響曲第4番 ニ短調 作品120
     1962年12月16日/ムジークフェラインザール、オーストリア放送協会によるライヴ録音
   ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 WAB.108
     1961年10月29日/ムジークフェラインザール、オーストリア放送協会によるライヴ録音

 超巨大な名演の数々が劇的な音質改善でSACD 化!かつてない大感動が渦を巻いて襲いかかる!ALTUS20周年企画限定生産盤!!

 新リマスター完全限定生産、国内プレス、モノラル、344'15''、日本語帯・解説付

 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。


 ALTUS レーベル20 周年記念企画。連合国オーストリア進駐軍放送= 赤白赤放送集団(ORF 前身)とORF が収録しウィーン・フィルのアーカイヴに保管されていた貴重なオリジナルマスターテープからCD 化され、大きな話題をさらったクナッパーツブッシュの名演を新リマスターでSACDシングルレイヤー化!
 すばらしい音質改善で心機一転生まれ変わったクナの大演奏をお楽しみください。
 2枚のディスクに合計5時間半以上を収録、ブックレットには既発の単売CD原稿を網羅して掲載。完全限定生産品のため、お早目の入手をお勧めします!

 雄大極まりない滔々たる流れをベースに、巨人が大地を踏みしめる如く雄渾強靭な響きで奏されるシューマン4番は開いた口がふさがらない圧倒的名演。
 ブルックナーやシューベルト『グレイト』でのすべてを呑み込む巨大っぷりも言わずもがな。底抜けに展開され、限界なく巨大化していくクナッパーツブッシュの音楽の凄まじさが、ここまでリアリティを持って眼前に迫るのは初めてと言っても過言ではない劇的な音質改善にも大注目!かつてない感動が渦を巻いて襲いかかり、聴く者の音楽観を揺さぶります。

 新リマスターの通常CD 盤6 枚組(ALT-455)も発売中。
 迫力あるマッシブなCD と、豊かなスケールのSACD の音のキャラクターの違いを聴き比べるのも贅沢な愉しみと言えましょう。
 
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ALT 462
(4CD)
¥7500→\6990
ウィーン・フィル・アーカイヴの貴重なオリジナルマスターテープ
 伝説の名演を4枚組セット化、しかも新リマスター

シューリヒト/ウィーン・フィル
 ORF戦後ライヴ大集成
カール・シューリヒト(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  [DISC1]
   シューベルト:交響曲第5番 変ロ長調 D. 485
   ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op. 98
     1965 年4月24日: 楽友協会 大ホール(ウィーン)/
      オーストリア放送協会によるライヴ録音(モノラル)
  [DISC2]
   ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 WAB 109
     1955年3月17日:コンツェルトハウス 大ホール(ウィーン)/
      ロートヴァイスロート(赤白赤)放送グループによるライヴ録音(モノラル)
  [DISC3]
   ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調 WAB 105
     1963 年12月7日 : 楽友協会 大ホール(ウィーン)/
      オーストリア放送協会によるライヴ録音(モノラル)
  [DISC4]
   ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 WAB 108
     1963年2月24日 : 楽友協会 大ホール(ウィーン)/
      オーストリア放送協会によるライヴ録音(モノラル)

 録音史に残る超名演が劇的な音質改善で再登場。シューリヒトVPO の神髄ブルックナー9番の美しさたるや!ALTUS20周年企画限定生産盤!!

 新リマスター、完全限定生産、国内プレス、モノラル、日本語帯・解説付

 ALTUS レーベル20周年記念企画。連合国オーストリア進駐軍放送= 赤白赤放送集団(ORF 前身)とORF が収録しウィーン・フィルのアーカイヴに保管されていた貴重なオリジナルマスターテープからCD化され、大きな話題をさらったシューリヒトの名演を4枚組セット化!しかも新リマスターで音質大幅改善。ブックレットも単売CD と同じ原稿をしっかりと網羅。完全限定生産品のため、お早目の入手をお勧めします!

 シューリヒトVPO といえばやはりその神髄はブルックナー9番。当盤に収録されているのは1961年録音のEMI 盤に先立つ1955年のもの。
 シューリヒト流の美しさは既に完成しきっており、第3楽章のむせ返るような歌と神秘的なまでの悠久はたまらぬものがあります。
 シューリヒト本人も納得の出来栄えで後日オーケストラに感謝の手紙を書いているほどで、まさにウィーン・フィル録音史に残る宝物と言える名演です。
 今回のリマスター効果は目覚ましく、演奏の圧倒的な素晴らしさがさらに一段と深まりました。5番・8番とまとめて聴けるのも嬉しく、これまたシューリヒト独自の境地を思わせる流麗な音運びの妙。第9番を頂点として統一された唯一無二の美学を存分に味わえます。
 スローテンポでとろけるブラームス4番、あたたかでやわらかなシューベルト5番も大いに魅力的。繊細さを保ちながら息の長いフレージングで壮大に歌われる至高の音楽が胸を打ちます。

 今回の新リマスターによるSACD シングルレイヤー盤も近日発売予定です。
 
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ALT 467
(4CD)
¥7500→\6990
ウィーン・フィル・アーカイヴの貴重なオリジナルマスターテープ
 伝説の名演を4枚組セット化、しかも新リマスター

ウィーン・フィル名演集 ORF戦後ライヴ大集成

 ベーム、ワルター、クリュイタンス、バックハウス


 [DISC1]
  ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調 WAB 107
    1953年3月7日 : 楽友協会 大ホール(ウィーン)/
     ロートヴァイスロート(赤白赤)放送グループによるライヴ録音(モノラル)
 [DISC2]
  モーツァルト:交響曲第38番 ニ長調「プラハ」 K.504
    1955年11月6日 : 楽友協会 大ホール(ウィーン)/
    ロートヴァイスロート(赤白赤)放送グループによるライヴ録音(モノラル)
  モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K. 550
    1956年6月24日 : 楽友協会 大ホール(ウィーン)/
     オーストリア放送協会によるライヴ録音(モノラル)
 [DISC3]
  モーツァルト:交響曲第35番 ニ長調「ハフナー」 K. 385
  R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
  ラヴェル:「マ・メール・ロワ」、「ダフニスとクロエ」第2組曲
    1955年5月15日 : 楽友協会 大ホール(ウィーン)/
    ロートヴァイスロート(赤白赤)放送グループによるライヴ録音(モノラル)
 [DISC4]
  シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op. 54
    1963年3月17日 : 楽友協会 大ホール(ウィーン)/
     オーストリア放送協会によるライヴ録音(モノラル)
  ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op. 68
    1954年11月6日 : 楽友協会 大ホール(ウィーン)/
    ロートヴァイスロート(赤白赤)放送グループ によるライヴ録音(モノラル)
[DISC1]カール・ベーム(指揮)、
[DISC2]ブルーノ・ワルター(指揮)、
[DISC3]アンドレ・クリュイタンス(指揮)、
[DISC4]
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)、
カール・ベーム(指揮)

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 ベームが燃えワルターが歌いクリュイタンスが優雅に決める3人の名指揮者で堪能する往時VPO格別の響き、大幅音質改善!ALTUS20周年企画限定生産盤!!

 新リマスター、完全限定生産、国内プレス、モノラル、日本語帯・解説付

 ALTUS レーベル20周年記念企画。
 連合国オーストリア進駐軍放送= 赤白赤放送集団(ORF 前身)とORF が収録しウィーン・フィルのアーカイヴに保管されていた貴重なオリジナルマスターテープからCD 化され、大きな話題をさらったウィーン・フィルの名演を4枚組セット化!
 しかも新リマスターで音質大幅改善。ブックレットも単売CD と同じ原稿をしっかりと網羅。完全限定生産品のため、お早目の入手をお勧めします!

 ベームは名演の誉れ高い壮観のブル7、バックハウスとの掛け合いがたまらないシューマン、力こぶ全開の燃え盛る名演ブラームスを収録。
 50 〜 60年代ならではのエネルギーにあふれた指揮ぶりが圧巻です。またウィーン・フィル伝家の宝刀ポルタメントで美しく主題を歌ったと思いきや力感に富む白熱の展開で魅せるワルターの十八番モーツァルト40番、鮮烈な音響が次々決まる眼の醒めるような『ドン・ファン』とエレガントで高貴な美しさをどこまでも湛えた『マ・メール・ロワ』とを振り分けるクリュイタンスの手腕など、聴かねば損の名演揃い。
 リマスター効果も目覚ましく、過去最高の音質で迫る往時ウィーン・フィル格別の響きと、指揮者ごとに変わる魅惑の輝きを大いに堪能いただけます。

 今回の新リマスターによるSACD シングルレイヤー盤も近日発売予定です。
 




GRAND SLAM



GS 2230
¥2700
カラヤン&ウィーン・フィル
 (1)ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 Op.90
 (2)ドヴォルザーク:交響曲第8番 ト長調 Op.88
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 カラヤン&ウィーン・フィル、ブラームス第3番+ドヴォルザーク第8番、瑞々しさ満載で復刻!2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ

 録音:(1)1961年9月5-22日、(2)1961年9月29日-10月8日、1963年9月/ゾフィエンザール(ウィーン)/日本語帯・解説付
 使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)/録音方式:ステレオ(録音セッション)

 ■制作者より
 1960年代はカラヤンがスター街道をまい進していた時期でした。その頃の録音は上昇気流に乗ったような勢いがあり、ファンでなくても魅了されてしまいます。
 音質はいつものように原音主義。現代風に音を刷新するのも考えのひとつですが、それを行うと元の音色がたちまち失われてしまいます。
 瑞々しさ満載の当ディスクで、この当時のウィーン・フィルの魅惑的な音色を堪能して下さい。(平林 直哉)
 



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SOMM RECORDINGS



ARIADNE5011
(2CD)
¥3500→\3290
忘れられた録音集
 50年代半ばのセル&クリーヴランド
  1曲除いてすべて初CD化
ジョージ・セル(指揮)
クリーヴランド管弦楽団
 【CD1】
  1-5. J.S.バッハ(1685-1750): 管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV1068
  6. スメタナ(1824-1884): 連作交響詩『わが祖国』から「モルダウ」
  7. リヒャルト・シュトラウス(1864-1949): 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」
  8-11. モーツァルト(1756-1791): 交響曲第39番 変ホ長調 K.543
 【CD2】
  1. ブラームス(1833-1897): 大学祝典序曲 Op. 80
  2-11. ブラームス: ハイドンの主題による変奏曲 Op. 56a
  12-15. シューマン(1810-1856): 交響曲第4番 ニ短調 Op. 120
  16-22. ストラヴィンスキー(1882-1971): 火の鳥(1919年版)

 録音 オハイオ州クリーヴランド、メイソニック・オーディトリアム
 1954年12月24日(MONO) CD1:1-7 1955年10月19-21日(STEREO) CD1:8-11、CD2CD2:2-11以外は初CD化

 【1950年代半ばのセル&クリーヴランドが残した知られざる音源、初CD化。1曲除きCD初出、半数以上がステレオ!】

 このCDには、ジョージ・セルとクリーヴランド管弦楽団が1954年と55年にアメリカのBook-of-the-Month Clubのために行った録音が収められています。
 全収録曲のうち、ハイドンの主題による変奏曲を除くすべてが初CD化。録音時点で、セルがラインスドルフからクリーヴランド管を1946年に引き継いで8年余り経っており、後にセル自身が「自分の音楽的理念を完璧に表現できる黄金の楽器」と語ったその関係が、すでに盤石のものであったことがうかがわれます。
 1954年のクリスマス・イヴに行われた録音はモノラルながら、伝説的ホルン奏者の一人マイロン・ブルームをフィーチャーしたリヒャルト・シュトラウスの「ティル」や、セルにとって唯一の録音であるバッハ「管弦楽組曲第3番」が聞きものです。当時のアメリカでは、現代オーケストラの機能と編成を活かしたゴージャスなサウンドによるバッハ演奏が主流だったようで、その中で厳格な古典主義者として知られたセルがどのようなバッハ解釈をしていたのか、セルのバッハはほとんど録音が無いだけに興味をそそられます。
 1955年の録音は嬉しいことにかなり良好なステレオ。モーツァルトからストラヴィンスキーまで、セルが得意としたレパートリーで端正かつ引き締まった演奏を聴かせてくれます。
 ブックレット(英語)には、マスタリングを担当したラニ・スパールによる解説が13ページにわたって掲載されています。

 *尚、音源は状態良好なLPから採られています。
 


<メジャー・レーベル>
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DG


《クラウディオ・アバド/ロンドン交響楽団〜ドイツ・グラモフォン録音全集》

4839589
(46CD)
\14800→\12990

 巨匠アバドがロンドン響と行った全録音がCD46枚組BOXセットに!

 ●クラウディオ・アバドがロンドン交響楽団とドイツ・グラモフォンとデッカに行ったすべての録音がまとめられました。CD46枚組BOXセット限定盤。
 ニュー・フィルハーモニアとの2枚のボーナスCDが含まれています。メンデルスゾーンの交響曲全集も収録。

 ●共演者にはマルタ・アルゲリッチ、ギドン・クレーメル、テレサ・ベルガンサ、イレアナ・コトルバス、エレーナ・オブラスツォワ、マーガレット・プライス、ルイジ・アルヴァ、レナート・カペッキ、エンツォ・ダーラ、プラシド・ドミンゴ、ニコライ・ギャウロフ、ジェイムズ・キング、シェリル・ミルンズ、ヘルマン・プライ、サルヴァトーレ・アッカルド、アルフレッド・ブレンデル、シュロモ・ミンツ、イーヴォ・ポゴレリチ、ルドルフ・ゼルキンなど一流のアーティストが名を連ねています。
 

《クラウディオ・アバド/ロンドン交響楽団〜ドイツ・グラモフォン録音全集》




クラウディオ・アバド(指揮)

ロンドン交響楽団(1-43)、
EUユース管弦楽団(44)、
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(45, 46)



《CD 1》
バルトーク:1) バレエ『中国の不思議な役人』Op.19、2) 2つの肖像Op.5
【演奏】シュロモ・ミンツ(ヴァイオリン)(2)
【録音】1982年10月(1)、1983年3月(2)、ロンドン/

《CD 2》
ベルク:1) 歌劇『ルル』組曲、2) 3つのオーケストラ曲Op.6、3) アルテンベルク歌曲集
【演奏】マーガレット・プライス(ソプラノ)(1, 3)
【録音】1970年12月、デナム、イギリス/

《CD 3》
ビゼー:1)『アルルの女』第1組曲、2)『アルルの女』第2組曲、3)『カルメン』組曲
【録音】1980年1月(1, 2)、1977年9月(3)、ロンドン/

《CD 4-5》
ビゼー:歌劇『カルメン』
【演奏】テレサ・ベルガンサ(メッゾ・ソプラノ)、プラシド・ドミンゴ(テノール)、
シェリル・ミルンズ(バリトン)、イレアナ・コトルバス(ソプラノ)、
イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)、アリシア・ナフェ(メッゾ・ソプラノ)、
ロバート・ロイド(バス)、スチュアート・ハーリング(バリトン)、
ゴードン・サンディソン(バリトン)、ジェフリー・ポグソン(テノール)、
ジャン・レネ(バリトン)、アンブロジアン・シンガーズ
【録音】1977年9月、ロンドン/

《CD 6》
ブラームス:1) 交響曲第4番ホ短調Op.98、2) 悲劇的序曲Op.81
【録音】1973年3月(1)、1972年3月(2)、ロンドン/

《CD 7》
1) ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11、2) リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調S.124
【演奏】マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
【録音】1968年2月、ロンドン/

《CD 8》
ドビュッシー:1) 選ばれた乙女、2) 牧神の午後への前奏曲、3) 管弦楽のための『映像』より「イベリア」
【演奏】ピーター・ロイド(フルート)(2)、ロンドン交響合唱団(1)
【録音】1986年11月、ロンドン/

《CD 9》
1) ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容、
2) ヤナーチェク:シンフォニエッタ、
3) プロコフィエフ:バレエ『ロメオとジュリエット』Op.64&Op.101(抜粋:9曲)
【録音】1968年2月(1, 2)、1966年2月(3)、ロンドン/

《CD 10》
メンデルスゾーン:
1) 交響曲第3番イ短調Op.56『スコットランド』、2) 交響曲第4番イ長調Op.90『イタリア』
【録音】1968年2月、ロンドン/

《CD 11》
メンデルスゾーン:
1) 交響曲第1番ハ短調Op.11、2) 弦楽八重奏曲変ホ長調Op.20より第3楽章(管弦楽編)、
3) 序曲『夏の夜の夢』Op.21、4) 序曲『ヘブリディーズ(フィンガルの洞窟)』Op.26、5) 静かな海と楽しい航海Op.27
【録音】1984年10月(1-3)、1985年2月(4)、1986年11月(5)、ロンドン/

《CD 12》
メンデルスゾーン:交響曲第2番Op.52『讃歌』
【演奏】エリザベス・コーネル、カリタ・マッティラ(ソプラノ)、
ハンス・ペーター・ブロホヴィッツ(テノール)、ロンドン交響合唱団
【録音】1985年2月、ロンドン/

《CD 13》
メンデルスゾーン:
1) 交響曲第3番イ短調Op.56『スコットランド』、
2) 序曲『美しいメルジーネの物語』Op.32、3) トランペット序曲Op.101、4) 序曲『リュイ・ブラース』Op.95
【録音】1984年2月(1)、10月(2)、1986年11月(3, 4)、ロンドン/

《CD 14》
メンデルスゾーン:
1) 交響曲第4番イ長調Op.90『イタリア』、
2) 交響曲第5番ニ短調Op.107『宗教改革』、3) 吹奏楽のための序曲Op.24
【録音】1984年10月(1)、2月(2)、1986年11月(3)、ロンドン/

《CD 15》
モーツァルト:1) 交響曲第40番ト短調K.550(初稿版)、2) 交響曲第41番ハ長調K.551『ジュピター』
【録音】1980年1月(1)、1979年10月(2)、ロンドン/

《CD 16》
モーツァルト:1) ピアノ協奏曲第8番K.246『リュッツォウ』、2) ピアノ協奏曲第12番イ長調K.414
【演奏】ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)【録音】1982年3月(1)、1981年11月(2)、ロンドン/

《CD 17》
モーツァルト:1) ピアノ協奏曲第9番変ホ長調K.271『ジュノム』、2) ピアノ協奏曲第17番ト長調K.453
【演奏】ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
【録音】1981年11月、ロンドン/

《CD 18》
モーツァルト:1) ピアノ協奏曲第15番変ロ長調K.450、2) ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K.482
【演奏】ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
【録音】1985年2月(1)、1984年10月(2)、ロンドン/

《CD 19》
モーツァルト:1) ピアノ協奏曲第18番変ロ長調K.456、2) ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
【演奏】ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
【録音】1986年11月(1)、1985年10月(2)、ロンドン/

《CD 20》
モーツァルト:1) ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503、2) ピアノ協奏曲第19番ヘ長調K.459
【演奏】ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
【録音】1983年3月、ロンドン/

《CD 21》
モーツァルト:1) ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466、2) ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595
【演奏】ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
【録音】1981年11月(1)、1982年3月(2)、ロンドン/

《CD 22》モーツァルト:1) ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467、2) ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488
【演奏】ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
【録音】1982年10月、ロンドン/

《CD 23》
ムソルグスキー:組曲『展覧会の絵』
【録音】1981年11月、ロンドン/

《CD 24》
ペルゴレージ:スターバト・マーテル
【演奏】マーガレット・マーシャル(ソプラノ)、
ルチア・ヴァレンティーニ・テッラーニ(コントラルト)、レスリー・ピアソン(オルガン)
【録音】1983年12月、ロンドン/

《CD 25》
プロコフィエフ:1) 交響曲第1番ニ長調Op.25『古典』、2) 交響曲第3番ハ短調Op.44、3) バレエ『道化師』組曲Op.21b
【録音】1969年10月(1, 2)、1966年2月、ロンドン/
《CD 26》
プロコフィエフ:アレクサンドル・ネフスキーOp.78
【演奏】エレーナ・オブラスツォワ(メッゾ・ソプラノ)
【録音】1979年6月、ロンドン/

《CD 27》
ラヴェル:1) ボレロ、2) スペイン狂詩曲、3) マ・メール・ロワ、4) 亡き王女のためのパヴァーヌ
【演奏】マイケル・デイヴィス(ヴァイオリン)(3)
【録音】1985年6月、ロンドン/

《CD 28》
ラヴェル:1) バレエ『ダフニスとクロエ』、2) 高雅で感傷的なワルツ
【演奏】ポール・エドモンド=デイヴィス(フルート)(1)、ロンドン交響合唱団(1)
【録音】1988年11月、ロンドン/

《CD 29》
ラヴェル:
1) クープランの墓、2) 道化師の朝の歌、
3) 序曲『シェエラザード』、4) 古風なメヌエット(管弦楽版)、
5) 海の小舟、6) バレエ『ジャンヌの扇』より「ファンファーレ」、7) ラ・ヴァルス
【演奏】マーティン・ガット(ファゴット)(2)
【録音】1987年11月、ロンドン(1-6)、1981年11月(7)/

《CD 30》
ラヴェル:
1) ピアノ協奏曲ト長調、2) 左手のためのピアノ協奏曲ニ長調、
3) 演奏会用狂詩曲『ツィガーヌ』、4) 歌曲集『シェエラザード』
【演奏】
マルタ・アルゲリッチ(1)、ミシェル・ベロフ(2)(ピアノ)、サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)(3)
【録音】1984年2月(1)、1987年11月(2-4)、ロンドン/

《CD 31》
ロッシーニ:
1) 『セビリャの理髪師』序曲、2) 『シンデレラ』序曲、
3) 『どろぼうかささぎ』序曲、4) 『アルジェのイタリア女』序曲、5) 『ブルスキーノ氏』序曲、6) 『コリントの包囲』序曲
【録音】1971年9月(1)、1975年2月(3-6)、ロンドン、1971年9月、エディンバラ(2)/

《CD 32-33》
ロッシーニ:歌劇『セビリャの理髪師』
【演奏】テレサ・ベルガンサ(メッゾ・ソプラノ)、ルイジ・アルヴァ(テノール)、
ヘルマン・プライ(バリトン)、エンツォ・ダーラ(バス)、
レナート・チェザーリ(バリトン)、パオロ・モンタルソロ(バス)、
ステファニア・マラグー(ソプラノ)、ルイジ・ローニ(バス)、アンブロジアン・オペラ・コーラス/
【録音】1971年9月、ロンドン/

《CD 34-35》
ロッシーニ:歌劇『チェネレントラ』
【演奏】テレサ・ベルガンサ(メッゾ・ソプラノ)、ルイジ・アルヴァ(テノール)、
レナート・カペッキ、パオロ・モンタルソロ(バス)、スコティッシュ・オペラ合唱団
【録音】1971年9月、エディンバラ/

《CD 36》
シューマン:1) ピアノ協奏曲イ短調Op.54、
2) ウェーバー:コンツェルトシュテュック(ピアノ小協奏曲)ヘ短調Op.79
【演奏】アルフレッド・ブレンデル(ピアノ)
【録音】1979年6月、ロンドン/

《CD 37》
R.シュトラウス:
1) 交響詩『ドン・ファン』Op.20、
2) 交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』Op.28、3) 交響詩『死と浄化』Op.24
【演奏】マイケル・デイヴィス(フルート)(1)
【録音】1983年3月(1)、1981年4月(2, 3)、ロンドン/

《CD 38》
ストラヴィンスキー:
1) バレエ『春の祭典』(1947年版)、2) バレエ『火の鳥』組曲(1919年版)、3) バレエ『カルタ遊び』
【録音】1975年2月(1)、1972年11月(2)、1974年10月(3)、ロンドン/

《CD 39》
ストラヴィンスキー:
1) バレエ『ペトルーシュカ』、2) バレエ『プルチネッラ』(1947年改訂版)
【演奏】レスリー・ハワード(ピアノ)(1)【録音】1980年9月(1)、1978年5月(2)、ロンドン/

《CD 40》
チャイコフスキー:1) 交響曲第5番ホ短調Op.64
【録音】1970年12月、デナム、イギリス/

《CD 41》
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
【演奏】イーヴォ・ポゴレリチ(ピアノ)
【録音】1985年6月、ロンドン/

《CD 42》
ヴェルディ:
1) 歌劇『ナブッコ』より「これは祝典の飾り道具…信じたまえ、おお子らよ」、
2) 歌劇『ナブッコ』より「想いよ行け、金色の翼に乗って」、
3) 歌劇『マクベス』より「誰が我らをあえて遣わしたのか…空が急にかげったように」、
4) 歌劇『シチリアの夕べの祈り』より「おお祖国よ…ああ、パレルモよ」、
5) 歌劇『シモン・ボッカネグラ』より「お前に最後の別れを…悲しい胸の思いは」
【演奏】ニコライ・ギャウロフ(バス)、レスリー・ファイソン(テノール)(1)、アンブロジアン・オペラ・コーラス(1-3)
【録音】1969年1月、ロンドン/

《CD 43》
ヴィヴァルディ:1) ヴァイオリン協奏曲ホ長調 RV269『春』、2) ヴァイオリン協奏曲ト短調RV315『夏』、
3) ヴァイオリン協奏曲ヘ長調RV293『秋』、4) ヴァイオリン協奏曲ヘ短調RV297『冬』
【演奏】ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)、レスリー・ピアソン(オルガン&チェンバロ)
【録音】1980年2月、ロンドン/

《CD 44》
ベルリオーズ:テ・デウムOp.22
【演奏】
マルティン・ハーゼルベック(オルガン)、ロンドン交響合唱団、ロンドン・フィルハーモニー合唱団
【録音】1981年8月、ハートフォードシャー、イギリス(ライヴ)/

《CD 45》ブラームス:カンタータ『リナルド』Op.50
【演奏】ジェイムズ・キング(テノール)、アンブロジアン合唱団
【録音】1968年6月、ロンドン/

《CD 46》チャイコフスキー:交響曲第2番ハ短調Op.17『小ロシア』
【録音】1968年2月、ロンドン




<国内盤> 

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GLOBAL CULTURE AGENCY



KKC 6336
(SACD シングルレイヤー)
¥7500+税
ドゥヴィ・エルリー
J.S.バッハ:
 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV1001-1006

  ソナタ第1番 ト短調 BWV1001
  パルティータ第1番 ロ短調 BWV1002
  ソナタ第2番 イ短調 BWV1003
  パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
  ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005
  パルティータ第3番 ホ短調 BWV1006
ドゥヴィ・エルリー(ヴァイオリン)

 500セット日本限定発売!エルリー幻の名盤が世界初SACD化!オリジナルLPデザインをもとに制作
 ライナーノートには英語・仏語の楽曲解説と、オリジナルLP両面のカラー画像を収録。

 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。


 録音:1969年/完全限定生産、500セット日本限定発売、2020年最新リマスター、129'55''、輸入盤・日本語帯・解説付

 ハイ・クオリティなLP復刻で注目を浴びる韓国のレーベル「SOUND TREE」が、このたびSACDを手掛けました。
 内容はエルリーのバッハ無伴奏!オリジナル・デザインで復刻した高品質LP(KKC-1187/9)が好評で、「SOUND TREE」を日本に紹介している国内レーベル「Global Culture Agency」からSACD化を持ちかけたところ、希望が通り実現しました。
 1枚のシングルレイヤー盤に全6曲を収録。世界初SACD 化、完全限定生産。しかも日本限定発売、500セットのみの入荷です!

 幻の名盤、エルリーのバッハ無伴奏全曲。オリジナルLPは中古市場において高値のつく超レア盤。
 当SACDはそのフランス・アデ社(Disques Adè)のデザインを踏襲したパッケージになっており、ライナーノートには英語・仏語の楽曲解説と、オリジナルLP両面のカラー画像を収録。
 さらに別途日本語解説を付属させ、日本ではあまり知られていないエルリーの音楽家人生についても知ることが出来るようにしました。
 音に関しては「SOUND TREE」がライセンス先であるユニバーサル・ミュージックから取り寄せたオリジナルマスターに、独自の丁寧なリマスタリングを施しています。

 ドゥヴィ・エルリーは1928年パリ生まれ、2012年没。若くして音楽の才能を発揮しパリ音楽院を首席で卒業後、1955年ロン=ティボー国際音楽コンクールで優勝しました。
 ヨーロッパ、アメリカ、日本と世界各地で演奏し、レパートリーは幅広く、現代作曲家もしばしば彼のために作品を提供しました。
 後進の指導にも力を注ぎ、音楽界でおおいに活躍したフランスの名ヴァイオリニストです。
 このバッハの無伴奏録音はエネスコとも並び称される不朽の名盤。
 



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キング・インターナショナル(HARMONIAMUNDI)


【イザベル・ファウスト SACDシリーズ】
限定再プレス



 仏HMの【イザベル・ファウストSACDシリーズ】というのはひとつのブランドになってしまっている。
 今回も全国のオーディオ・マニアからの痛切な声に応えての再プレス。中古市場の狂乱価格もこれで落ち着くと思われる。

HMSA 0023
(SACDシングルレイヤー)
¥4167+税
Isabelle Faust - GREAT CONCERTOS Vol.1
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.77
   イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)、マーラー・チェンバー・オーケストラ、
   ダニエル・ハーディング(指揮)
   録音:2010年2月/ソシエダ・フィラルモニカ(ビルバオ)
 ブラームス:弦楽六重奏曲第2番ト長調 op.36
   イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)、ユリア=マリア・クレッツ(ヴァイオリン)、
   ステファン・フェーラント、ポーリーヌ・ザクセ(ヴィオラ)、
   クリストフ・リヒター、シェニア・ヤンコヴィチ(チェロ)
   録音:2010年 9月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)


 [harmoniamundi]HMC.902075、74'55、国内プレス、日本語帯・解説付

 ダニエル・ハーディング指揮、マーラー・チェンバー・オーケストラとの共演によるブラームスのヴァイオリン協奏曲。
 冒頭のヴァイオリン・ソロにまず耳を奪われます。その後もファウストの繊細かつ芯のある美音が冴え渡ります。
 なお、ファウストは、ブゾーニのカデンツァを採用。「表情豊かで、作品への畏敬の念に満ち、構造的には単純ながらオリジナリティに溢れ、ブラームスらしさを保ちつつも、ヴァイオリニストの技量の見せどころもちりばめられている」とファウスト自身が熱く語っています。
 カップリングの弦楽六重奏曲は、繊細な冒頭から見事なアンサンブル。マーラー・チェンバーの若手奏者のほか、ナヴァラやフルニエに師事したクリストフ・リヒターなど世代を超えたメンバーによる演奏で、親密でロマンティックな名曲をたっぷりと聴かせます。


 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。

 
 
 


HMSA 0024
(SACDシングルレイヤー)
¥4167+税
Isabelle Faust - GREAT CONCERTOS Vol.2
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.61
   イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)、
   プラハ・フィルハーモニア、イルジー・ビエロフラーヴェク(指揮)
    録音:2006年4月/ルドルフィヌム(プラハ)
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9 番イ長調 0p.47「クロイツェル」
   イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)、アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ)
    録音:2006年5月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)

 [harmoniamundi]HMC.901944(廃盤)、74'36、国内プレス、日本語帯・解説付

 ベートーヴェンの2 大ヴァイオリン名曲を収録した1枚。その格調の高さ、たおやかな美しさ、楽曲のスケールとすべての条件を満たして、王座に君臨するベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。ファウストは麗しい音色で歌い上げ、特に第2楽章では幸福感に満ちた演奏で聴かせています。
 一方10曲あるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタの最高峰「クロイツェル」。メルニコフとの熱く激しい掛け合いが、いまにも火花が飛び散るかのような熱演を披露しています。
 この演奏は「ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集」にも収録されている同一音源です。
 

 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。

 
HMSA 0026
(SACDシングルレイヤー)
¥4167+税
Isabelle Faust - GREAT CONCERTOS Vol.4
 ベーラ・バルトーク(1881-1945):
  ヴァイオリン協奏曲 第1番 Sz.36(遺作)
  ヴァイオリン協奏曲 第2番 Sz.112
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
スウェーデン放送交響楽団
ダニエル・ハーディング(指揮)

 ヴァイオリン/ストラディヴァリウス1704年製「スリーピング・ビューティ」
 録音:2012年4月/ベルワルドホール(ストックホルム)
 [harmoniamundi]HMC.902146、57'59、国内プレス、日本語帯・解説付

 人気・実力とも急上昇中のヴァイオリニスト、イザベル・ファウストと気鋭指揮者のダニエル・ハーディングによるバルトークのヴァイオリン協奏曲集。
 バルトークは、ファウストがデビュー盤で取り上げた作曲家。彼女の魅力が炸裂する作曲家の一人です。
 
 第1 番は、バルトークが26歳の頃に書かれたもの。当時熱い思いを寄せた女性ヴァイオリニスト、シュテフィ・ゲイエルに献呈されましたが、一度も演奏されないままに、彼女もバルトークの死後10年ほどでこの世を去ってしまい、ふたりの死後しばらくしてからこの作品の存在が知られることとなった遺作です。
 ファウストはこの録音にあたり、草稿など様々な資料にあたり、バルトーク自身による書きこみなどを発見。バルトークの思いを可能な限り汲んだ力演を聴かせています。
 冒頭の長七の和音を静かに上行するつの音からなる音型は、シュテフィ・ゲイエルをあらわすモティーフ。ファウストが奏でる内省的な音色から、一気に世界に引き込まれます。
 
 第2番はバルトークの中期、最も創作的に充実していた時期に書かれたもの。ハンガリー民謡的な旋律、抒情的な旋律、五音音階から十二音技法、さらには四分音まであらわれる、多種多様の素材が見事に融合・構築され、高度の集中を要求するこの作品には、バルトークのすべてが詰まっているといっても過言ではないでしょう。
 なお、ライナーノートはファウスト自身の筆によるもので、作品の背景やファウストが発見した事実などが述べられており、実に興味深い内容となっています(日本語訳掲載)。


 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。

 


【イザベル・ファウスト SACDシリーズ】
限定再プレス/旧譜


 HMSA 0036
(SACD シングルレイヤー)
\5000+税
〔再プレス〕
J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集
 (オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ集)

  ・第1番 ロ短調 BWV 1014
  ・第2番 イ長調 BWV 1015 
  ・第3番 ホ長調 BWV 1016
  ・第4番 ハ短調 BWV 1017 
  ・第5番 ヘ短調 BWV 1018
  ・第6番 ト長調 BWV 1019
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
クリスティアン・ベズイデンホウト
 (チェンバロ)

 【イザベル・ファウスト SACDシリーズ】 限定再プレス

 【使用楽器】ヴァイオリン:ヤコブ・シュタイナー 1658年製
 チェンバロ:ジョン・フィリップス、バークレー 2008年製(ヨハン・ハインリヒ・グレープナー(ジ・エルダー)、ドレスデン 1722年製モデル/トレヴァー・ピノックより貸与)
 録音時期:2016年8月18-24日/国内プレス、限定版、日本語帯・解説付
 録音場所:ベルリン、テルデックス・スタジオ/録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 
 ●主な使用機材
 D/A コンバーター:dCS954/A/D コンバーター:MERGING Horus/録音システム:MERGING Pyramix
 DSD マスタリング/編集システム:SADIE DSD8
 クロック・ジェネレーター:Antelope Audio Trinity
 高精度・超低近傍位相ノイズ10MHz マスター・クロック・ジェネレーター:スフォルツァート PMC-01


 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。

 
 


 HMSA 0035
(SACD シングルレイヤー)
\4167+税
〔再プレス〕
イザベル・ファウストによる名曲フランクのソナタと、ショーソンのコンセール
 セザール・フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタ イ長調
 エルネスト・ショーソン(1855-1899):コンセール〜
  ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲 ニ長調 op.21
イザベル・ファウスト
(ヴァイオリン/ 1710年製ストラディヴァリウス「ヴュータン」)
アレクサンドル・メルニコフ
 (ピアノ/エラール、1885年頃製)
サラゴン・カルテット
 クリスティーヌ・ブッシュ(ヴァイオリン)、
 リサ・インマー(ヴァイオリン)
 セバスティアン・ヴォルフファース(ヴィオラ)、
 ジェシーヌ・ケラス(チェロ) 

 録音時期:2016年6月、9月/国内プレス、限定版、日本語帯・解説付
 録音場所:ベルリン、テルデックス・スタジオ/録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

 2016年度レコード・アカデミー賞室内楽部門受賞盤。
 イザベル・ファウストによる名曲フランクのソナタと、ショーソンのコンセール。
 
 フランク、そして彼に師事したショーソンというフランスの大作曲家によるものであり、さらに、両作とも当時の大ヴァイリニスト、ウジェーヌ・イザイ[1858-1931] に捧げられている、という点でも共通項のある選曲です。
 今回は楽器を「ヴュータン」と愛称のついたストラディヴァリに持ち替えての演奏となります。
 フランクのソナタでは、メルニコフが紡ぎ出す前奏から、えもいわれぬ幻想的な雰囲気に思わず引き込まれます。ファウストの摩擦音が皆無のあの運弓が繰り出す音色は、繊細にして幻想的。終楽章も颯爽としたフレーズ運びで、コーダの華やかな終始も晴れやかに終わります。
 ショーソンは25歳のときに音楽の道を志し、パリ音楽院に入学、マスネのクラスに入りましたが、オルガン科の教授であったフランクに作曲を師事するようになります。
 この『コンセール』(1889〜91年)は、名旋律の玉手箱のような傑作。全体を通して、ファウストの繊細極まりない表情は絶美。2004年結成、18世紀のレパートリーを中心に活動を展開する中堅のアンサンブル、サラゴン・カルテットとのアンサンブルも完璧です。
 そしてメルニコフが陰になり日向になり、音楽を引き締めています。

 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。
  
 
 HMSA 0034
(SACD シングルレイヤー)
\4167+税
〔再プレス〕
アルバン・ベルク、ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
 アルバン・ベルク:ヴァイオリン協奏曲(ある天使の思い出に)
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61
イザベル・ファウスト
 (ヴァイオリン/
  スリーピング・ビューティ Stradivarius, 1704)
モーツァルト管弦楽団
クラウディオ・アバド(指揮)

 録音時期:2010年11月/国内プレス、限定版、日本語帯・解説付
 録音場所:ボローニャ、Auditorio Manzoni/録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

 2012年度レコード・アカデミー大賞受賞盤。ファウストがアバドと初共演。神の域に達した世界。
 ファウストにとって満を持しての2度目のベートーヴェン、そして、初登場となるベルクという充実のプログラム。クラウディオ・アバドが是非に、と申し出るかたちで実現したレコーディングです。
 アバドとオケが全身全霊でファウストの音楽を支えているのがよく感じられ、ベルクでは爛熟したハーモニーをオケが醸す上で、ファウストが変幻自在な音で飛翔します。
 ヴァイオリン界の新女王、という一言だけでは表現しきれない音楽と魅力的な表情、そして衝撃的に美しい音。
 ファウストとアバド、モーツァルト管が、神に許された人にしか立ち入ることのできない領域の音楽を展開しています。

 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。
 





<映像>

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EURO ARTS(映像)



20 57614
(Blu-ray)
¥4700→\4290
CDは第58回「レコード・アカデミー賞」大賞銀賞
 ガーディナーによるヘンデルの『セメレ』が
  BDとDVDで発売!

  ヘンデル:セメレ HWV58
セメレ:ルイーズ・オルダー(ソプラノ)
ユピテル:ヒューゴ・ハイマス(テノール)
ユーノ/イーノ:ルシール・リシャルドー(メゾソプラノ)
アタマス:カルロ・ヴィストーリ(カウンターテナー)
カドモス/ソムヌス:ジャンルカ・ブラット(バス)
イリス:エミリー・オーウェン(ソプラノ)
クピードー:アンジェラ・ヒックス(ソプラノ)
アポロ:ピーター・ダヴォーレン(テノール)
占い師:アンガラッド・ローランズ(メゾソプラノ)
神官:クリストファー・ウェブ(バリトン)
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
モンテヴェルディ合唱団
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
KKC 9641
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥5000+税
20 57618
(DVD)
¥3100→\2790
KKC 9642
(DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4000+税

 第58回「レコード・アカデミー賞」大賞銀賞 声楽曲部門を受賞したガーディナーによるヘンデルの『セメレ』がBDとDVDで発売!圧巻の解釈で作り上げた輝かしい感動的名演!

 録音:2019年5月2日/ロンドン、アレクサンドラ・パレス(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:16-9、Full HD 1080i、音声:PCM ステレオ、DTS-HD MA5.1、字幕:英独仏韓日、リージョン:All、BD50、169分
 (DVD)画面:16-9、NTSC、音声:PCM ステレオ、DTS5.1、字幕:英独仏韓日、リージョン:All、DVD9、169分

 第58回「レコード・アカデミー賞」大賞銀賞 声楽曲部門を受賞したガーディナーによるヘンデルの『セメレ』がブルーレイとDVDでリリース!!日本語字幕付きです!

 ガーディナーは1981年に録音して以来『セメレ』を上演しておらず、久方ぶりに取り上げたのがこの2019年のツアー。
 イギリスが誇る名歌手ルイーズ・オルダーがタイトルロールを務め、若きテノール、ヒューゴ・ハイマスが好色なユピテルを演じました。
 アレクサンドラ・パレスで行われたロンドン公演はチケット完売となり、集まった観客を大いに魅了しました。

 『セメレ』はオラトリオとして書かれましたが、聖書を題材としてしめやかに展開される当時のオラトリオとは一線を画しています。
 神話を基にしながらも世俗的な愛憎に満ちた劇的な台本を用い、完全なオペラとして上演できる内容を持っています。
 このライヴではオーケストラも舞台上に配し、歌手陣は演技を付けて上演。衣装も華やかで、オペラの舞台上にオーケストラと指揮者が一緒に入り込んだような新鮮なステージとなっていました。
 技巧的なアジリタから夢見るような美しい旋律まで多彩な魅力にあふれたアリアの数々、そして物語を引き締める重要な役割を持った合唱と、音楽に生き生きとしたカタチを与えるオーケストラ。
 それらすべてがガーディナーの指揮により見事にまとめあげられ、美しく透明でかつ芯のある力強さを持った、迷いのない音楽となってまっすぐに響いてきます。
 ガーディナーは「前に『セメレ』を録音してから40年近く経ち、やっとこの前衛的な作品に時代が追い付いた」と語っていますが、この間にガーディナーの解釈もまたさらに磨かれて、より輝かしいものになったと言えるでしょう。

 『セメレ』のストーリーはオウィディウスの「変身物語」を基にしています。
 人間の女性セメレが神であるユピテルと恋仲になり天界へと連れられ、ユピテルの妻ユーノに激しく嫉妬されます。
 ユーノはセメレに「ユピテルの真の姿を見れば不死の神となることができる」と嘘をつき、ユピテルには情欲を誘う夢を見させます。
 そしてユピテルはセメレのもとへ駆けつけ、何でも言うことを聞くとステュクスの水とオリンポス山に誓うから、今すぐに会ってくれと懇願。当然セメレは真の姿を見せてと願い、神聖な誓いに背くことのできないユピテルは悲しみながらも、止む無くその通りにします。
 それはユーノの罠で、生身の人間がユピテルの真の姿である雷神の姿を目の当たりにすれば、たちまちその炎で焼き殺されてしまうのでした。
 しかしセメレは神の子を残していて、これがのちのバッカス神となります。地上の人間関係も複雑に絡んだいかにもバロック・オペラらしい構図が音楽に深みを与え、登場人物の心情を巧みに描いたアリアが胸を打ちます。

 



昨年後半、一番聴いたのがこのアルバムだった。
とにかく面白いのだ。ダイナミックでエキセントリックで刺激的。
ヘンデルがこんなにもかっこよくて素敵な作曲家だと思い知らされたのはいつ以来か。

息をもつかせぬ展開で、バロック・オペラなどという範疇を超えてただただ面白い。
それは当時人気も出たはずである。

それにしてもこんなにこのアルバム気に入ってる人は日本にはいないだろうなあ、と思ったら・・・

昨年の「レコード・アカデミー賞」大賞銀賞を受賞してしまった。
失礼しました。

いろいろ価値観や既成概念が引っくり返ると思うのでよろしければどうぞ。

あ、どうせなら今度出る映像のほうがいいかも?
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 SDG 733
(3CD)
\4500→\4190
ガーディナーが『セメレ』を再録音!2019年ロンドン・ライヴ
 ヘンデル:セメレ HWV58
  [CD1] 第1幕
  [CD2] 第2幕
  [CD3] 第3幕
 セメレ:ルイーズ・オルダー(ソプラノ)、
 ユピテル:ヒューゴ・ハイマス(テノール)、
 ユーノ/イーノ:ルシール・リシャルドー(メゾソプラノ)、
 アタマス:カルロ・ヴィストーリ(カウンターテナー)、
 カドモス/ソムヌス:ジャンルカ・ブラット(バス)、イリス:エミリー・オーウェン(ソプラノ)、
 クピードー:アンジェラ・ヒックス(ソプラノ)、アポロ:ピーター・ダヴォーレン(テノール)、
 占い師:アンガラッド・ローランズ(メゾソプラノ)、神官:ダン・デスーザ(バリトン)、
 ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)、モンテヴェルディ合唱団、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
 KKC 6257/9
(3CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4727+税

 ガーディナーが『セメレ』を再録音!聴衆を魅了した2019年ロンドン・ライヴが嬉しいCD 化「ついに時代が作品の前衛性に追いついた」と語るガーディナー、圧巻の解釈で作り上げた輝かしい感動的名演!

 録音:2019年5月2日/ロンドン、アレクサンドラ・パレス(ライヴ)/[CD1]39'07''、[CD2]50'55''、[CD3]65'47''

 ガーディナーと手兵モンテヴェルディ合唱団& イングリッシュ・バロック・ソロイスツによる『セメレ』、2019年ロンドン・ライヴの登場です!
 ガーディナーは1981年に録音して以来『セメレ』を上演しておらず、久方ぶりに取り上げたのがこの2019年のツアー。イギリスが誇る名歌手ルイーズ・オルダーがタイトルロールを務め、若きテノール、ヒューゴ・ハイマスが好色なユピテルを演じました。アレクサンドラ・パレスで行われたロンドン公演はチケット完売となり、集まった観客を大いに魅了しました。その全曲録音が3枚組CD で楽しめます!

 『セメレ』はオラトリオとして書かれましたが、聖書を題材としてしめやかに展開される当時のオラトリオとは一線を画しています。神話を基にしながらも世俗的な愛憎に満ちた劇的な台本を用い、完全なオペラとして上演できる内容を持っています。
 このライヴではオーケストラも舞台上に配し、歌手陣は演技を付けて上演。衣装も華やかで、オペラの舞台上にオーケストラと指揮者が一緒に入り込んだような新鮮なステージとなっていました。
 技巧的なアジリタから夢見るような美しい旋律まで多彩な魅力にあふれたアリアの数々、そして物語を引き締める重要な役割を持った合唱と、音楽に生き生きとしたカタチを与えるオーケストラ。それらすべてがガーディナーの指揮により見事にまとめあげられ、美しく透明でかつ芯のある力強さを持った、迷いのない音楽となってまっすぐに響いてきます。ガーディナーは「前に『セメレ』を録音してから40年近く経ち、やっとこの前衛的な作品に時代が追い付いた」と語っていますが、この間にガーディナーの解釈もまたさらに磨かれて、より輝かしいものになったと言えるでしょう。

 『セメレ』のストーリーはオウィディウスの「変身物語」を基にしています。人間の女性セメレが神であるユピテルと恋仲になり天界へと連れられ、ユピテルの妻ユーノに激しく嫉妬されます。ユーノはセメレに「ユピテルの真の姿を見れば不死の神となることができる」と嘘をつき、ユピテルには情欲を誘う夢を見させます。そしてユピテルはセメレのもとへ駆けつけ、何でも言うことを聞くとステュクスの水とオリンポス山に誓うから、今すぐに会ってくれと懇願。当然セメレは真の姿を見せてと願い、神聖な誓いに背くことのできないユピテルは悲しみながらも、止む無くその通りにします。
 それはユーノの罠で、生身の人間がユピテルの真の姿である雷神の姿を目の当たりにすれば、たちまちその炎で焼き殺されてしまうのでした。しかしセメレは神の子を残していて、これがのちのバッカス神となります。地上の人間関係も複雑に絡んだいかにもバロック・オペラらしい構図が音楽に深みを与え、登場人物の心情を巧みに描いたアリアが胸を打ちます。


 

 


 
 

 

 


 

<LP>


DG(LP)


4835361
(4LP)
\7400
《ダニール・トリフォノフ〜シルヴァー・エイジ》4LP
LP1 Side A
 1 イーゴリ・ストラヴィンスキー: イ調のセレナーデ
 2 セルゲイ・プロコフィエフ: 風刺(サルカズム) 作品17
LP1 Side B
 1 アレクサンドル・スクリャービン: ピアノ協奏曲 嬰へ短調 作品20
LP2 Side A
 1 セルゲイ・プロコフィエフ: ピアノ・ソナタ 第8番《戦争ソナタ》 変ロ長調 作品84
 第1楽章
LP2 Side B
 1-2 セルゲイ・プロコフィエフ: ピアノ・ソナタ 第8番《戦争ソナタ》 変ロ長調 作品84
  第2楽章/第3楽章
LP3 Side A
イーゴリ・ストラヴィンスキー: 《火の鳥》組曲 [グイド・アゴスティ編曲]
LP3 Side B
 1 イーゴリ・ストラヴィンスキー: ペトルーシュカからの3楽章
 2 セルゲイ・プロコフィエフ:ガヴォット(シンデレラからの6つの小品 作品95から第2曲)
LP4 Side A
 セルゲイ・プロコフィエフ: ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 作品16 第1楽章
LP4 Side B
 セルゲイ・プロコフィエフ: ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 作品16 第2楽章−第4楽章
ダニール・トリフォノフ(ピアノ)
マリインスキー劇場管弦楽団
指揮:ワレリー・ゲルギエフ

 若手ナンバーワン・ヴィルトゥオーソによるロシアの超絶ピアノ作品集

 ロシアの芸術家たちが世界で最も独創的だった時代“シルバー・エイジ”に活躍した、最も先駆的な作曲家3人=ストラヴィンスキー、プロコフィエフ、スクリャービンの作品への敬意に満ちたトリフォノフのニュー・アルバム。
 難曲として知られるストラヴィンスキーの「ペトルーシュカから3楽章」をはじめ、《火の鳥》からのピアノ編曲や、プロコフィエフ円熟期の戦争ソナタ3部作の最後を飾るピアノ・ソナタ第8番、さらにゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団とプロコフィエフのピアノ協奏曲第2番やスクリャービンのピアノ協奏曲嬰へ短調を収録。
 トリフォノフの鉄壁の技術と卓越した音楽性が光るLP4枚組です。

 録音:2019年1月、2019年10月
 














1/27(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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ACCENTUS MUSIC



ACC 30532CD
¥2700→\2490
フルシャ&バンベルク響によるマーラー第4番
 アンナ・ルチア・リヒター
  マーラー:交響曲第4番ト長調
バンベルク交響楽団
ヤクブ・フルシャ(指揮)
アンナ・ルチア・リヒター(メゾソプラノ)
KKC 6344
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3000+税

 2020年7月録音、フルシャ&バンベルク響によるマーラー第4番、コロナ禍に美しく響く「天上の生活」

 録音:2020年7月、ヨーゼフ・カイルベルト・ザール/55'15

 2020年1月にヤクブ・フルシャ率いるバンベルク交響楽団が、マーラーの交響曲第4番を引き下げてドイツ・ツアーを行ったそのわずか2 か月後にドイツはロックダウンに入り、文化施設の閉鎖等でコンサートの中止を余儀なくされ、また感染リスクの観点から大編成の交響曲を演奏することが難しくなりました。
 しかし、バンベルク交響楽団は早くから、科学者チームとの実験を行い、コロナの時代に安全に音楽を演奏する方法を模索していました。
 そしてソーシャル・ディスタンシング配置、無観客で、交響曲第4番を中心としたプログラムで2020年7月にバンベルクでグスタフ・マーラー国際指揮者コンクールが行われました。
 第4番は、マーラーの交響曲の中でも比較的編成の小さいものですが、数か月ぶりの交響曲の演奏となりました。(コンクールの優勝者はイギリス出身のFinnegan Downie Dear)

 本盤は、その際にフルシャ指揮、ソリストにはドイツのアンナ・ルチア・リヒターを迎え録音されました。
 ソーシャル・ディスタンシング配置ではありますが、細部までとても丁寧に作り上げた、数ある録音の中でも繊細で美しいものに仕上がっています。
 第4番はマーラーの交響曲ののなかではシンプルな作品ですが、どの楽章も容易ではなく、フルシャの整然とした音楽作りと、アンナ・ルチア・リヒターのすっきりとした歌唱により見事にまとめあげています。
 特に、第3楽章の深々とした響き、終楽章の「天上の生活」の澄み切った美しさが際立つ演奏です。

 


 メゾソプラノはいま店主イチオシのアンナ・ルチア・リヒター!
 ここへきてひっぱりだこに。

 



ドイツの名唱、麗しきソプラノ歌手アンナ・ルチア・リヒター
PENTATONE レーベル本格的ソロ・デビューとなったシューベルトの歌曲集



 PTC 5186839
\2500

アンナ・ルチア・リヒターによる
 シューベルトの歌曲集CD
アンナ・ルチア・リヒター(ソプラノ)
ゲロルト・フーバー(ピアノ)
(15)マティアス・ショルン(クラリネット)
 シューベルト:
  (1)「月に寄せて」D.259(3'17")/(2)「小人」D.771(5'21")/(3)「わが心に」D.860(2'52")/
  (4)ミニョンの歌「ただあこがれを知る者だけが」D.877/4(3'20")/
  (5)ミニョンの歌 その1「私にいわせないで」D.877/2(4'12")/
  (6)ミニョンの歌 その2「大人になるまでこのままに」D.877/3(3'18")/
  (7)「郷愁」D.456(2'26")/(8)「墓堀人の郷愁」D.842(6'52")/
  (9)「すみれ」D.786(12'57")/(10)「最初の喪失」D.226(2'12")/
  (11)「エレンの歌」その1 D.837(8'44")/(12)「エレンの歌」その2 D.838(3'09")/
  (13)「エレンの歌」その3(アヴェ・マリア) D.839(5'56")/
  (14)「この世からの別れ」D.829(2'35")/(15)「岩上の羊飼い」D.965(12'26")
先行発売のSACDは完売。


 
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ACC 30518CD
¥2700→\2490
クレーメルによるヴァインベルクのヴァイオリン協奏曲
 ヴァインベルク:
  (1)ヴァイオリン協奏曲Op.67
  (2)2つのヴァイオリンのためのソナタOp.69
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
ダニエレ・ガッティ(指揮)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
マダラ・ペーテルソネ(ヴァイオリン)(2)
KKC 6343
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3000+税

 待ちに待ったクレーメルによるヴァインベルクのヴァイオリン協奏曲、最高の共演で登場!

 録音:2020年2月/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス(1)、2019年12月/パリャシアス・ドヴァラス(リトアニア)(2I)(ともにライヴ)

 ヴァインベルク作品の開拓と普及に情熱を注ぐギドン・クレーメルの真打ち、ヴァイオリン協奏曲のディスクが登場します。
 2017年9月の読売日本交響楽団との日本初演を含め、各国のオーケストラと数多く演奏してきましたが、ダニエレ・ガッティ指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団と2020年2月に行ったコンサートのライヴが商品化されました。
 2019年12月に生誕100周年を迎えたヴァインベルクを祝うゲヴァントハウスのシリーズの一環として行なわれたコンサートで、クレーメルにとっても特別なものでした。

 アルバムに収録された2篇はともに1959年作曲で、レオニード・コーガンが(ソナタは妻エリザヴェータと)初演しています。ヴァイオリン協奏曲はハープやチェレスタを含む大編成ですが、オーケストラとの掛け合いは少なく、終始技巧的なパッセージを弾き続ける大作。
 73歳のクレーメルは、かつてのような鋭さよりもじっくりと伝えていくような語り口で進め、浄化されたppp の終止は神々しいほどです。この思い入れの強さは情念のようで、聴く者の心を掴みます。

 2つのヴァイオリンのためのソナタは、ヴァインベルク自身の楽器であるピアノの助けを借りず、容赦ないスタミナを要求される難曲。ヴァイオリン協奏曲と似た雰囲気を持ち、アクの強さとユダヤ的風味はとても魅力的です。

 共演のマダラ・ペーテルソネはクレーメルと同郷のラトビア出身。2013年よりクレメラータ・バルティカに加わり、現在コンサートミストレスを務めるクレーメルの信任厚い若手です。

 
 




ATMA CLASSIQUE


ACD2 2807
¥2300
フランドル楽派の初期ポリフォニー音楽集 アンドリュー・マッカナーニー(指揮)
モントリオール古楽スタジオ
 作者不詳とロバート・モートン(v.1430-ap.1479):
  Chanson L'homme arme et Rondeau II sera pour vous combattu / L'homme arme a 3 voix (1464)
 アントワーヌ・ビュノワ(v.1433-1492):Kyrie de la Missa L'homme arme a 4 voix (v.1468)
 ジョン・ダンスタブル(v.1390-1453):Motet Quam pulchra es a 3 voix (s.d.)
 ギヨーム・デュファイ(1397-1474):Gloria ad modum tubae a 4 voix (s.d.)
 ギヨーム・デュファイ:Credo de la Missa L'homme arme a 4 voix (v.1461)
 アレクサンダー・アグリコラ(1445-1506):Motet Regina coeli a 4 voix (s.d.)
 ジル・バンショワ(v.1400-1460):Motet Asperges me a 4 voix (s.d.)
 アントワーヌ・ビュノワ:Motet Anthoni usque limina a 3 voix et cloche (v.1463)
 ジル・バンショワ:Motet A solis ortus cardine a 4 voix (v.1450)
 ヨハネス・オケゲム(v.1420-1497):Sanctus de la Missa L'homme arme a 4 voix (codex Chigi, v.1498)
 ギヨーム・デュファイ:Motet Nuper rosarum flores a 4 voix (1436)
 ジョスカン・デ・プレ(v.1450-1521):
  Agnus Dei de la Missa L'homme arme sexti toni a 4 et 6 voix (Missarum, liber primus, Venise, 1502)
 ジョスカン・デ・プレ:Motet Ave verum corpus a 5 voix (in Cantiones Triginta Selectissimae, Nuremberg, 1568)

 神聖な美しさをもったルネサンスの対位法芸術

 録音:2020年9月/モントリオール、グラン・セミネール教会

 アカペラ、またはサックバットの伴奏を伴い演奏されるフランドル楽派の対位法芸術。
 1974年結成の歴史ある声楽グループ、モントリオール古楽スタジオは「豊かな質感と躍動感のあるサウンドで、催眠術のような美しさ」と評されるカナダの名団体。
 2015年から指揮者を務めているアンドリュー・マッカナーニーも古楽のスペシャリストで、自ら古い音楽の楽譜を編纂するなど忘れられた作品の再発見にも力を注いでいます。

 「コロナ禍での録音だったため歌手と管楽器奏者の安全に配慮し距離を取り、演奏者たちは14mにも広がってレコーディングしなければなりませんでした。
 しかしこのプロジェクトは特別に楽しいものでした。半年ぶりにシンガーたちが一堂に会して音楽を作った時の、あの喜びと高揚感は忘れられません。」(アンドリュー・マッカナーニー氏のコメント)
 




FARAO CLASSICS


B 108108
¥2600
グラハム・ウォーターハウスによる室内楽作品集
 グラハム・ウォーターハウス(1962-):
  ピアノ五重奏曲『死の狂詩曲』
  ピアノ三重奏曲『夜に』 Op.50
  ピアノ五重奏曲『トリロジー』
  ピアノ三重奏曲『冥府の鐘』
  ピアノ四重奏曲『コロマイカ』 Op.3a
  ピアノ四重奏曲『スキュラとカリュブディス』
カタリーナ・セルハイム(ピアノ)
ダヴィド・フリューヴィルス(第1ヴァイオリン)
布施菜実子(第2ヴァイオリン)
コンスタンティン・セルハイム(ヴィオラ)
グラハム・ウォーターハウス(チェロ)

 想像力を刺激する題材と抒情性

 録音:2019年9-10月/ドイツ、プラネッグ/75'18''

 1962年にロンドンの音楽一家に生まれ、1992年よりミュンヘン近郊に在住する作曲家グラハム・ウォーターハウスによる室内楽作品集。
 彼はチェリストとしても活動しておりこのアルバムに奏者としても参加しています。
 各曲、何とも想像力を刺激するタイトルが付けられており気になります。
 「コロマイカ」はウクライナの踊り、「スキュラ」と「カリュブディス」はギリシア神話に出てくる海の怪物です。
 音楽は疾走感と叙情性にあふれたもので、メランコリックでミステリアス。聴きやすくも独特な作風です。
 



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NAIVE



OP 30581
¥2700→\2490
名手アレッサンドリーニ、2019年録音
 J.S.バッハ:鍵盤作品集
リナルド・アレッサンドリーニ(チェンバロ)
 「イ短調」
  (1)9つの小前奏曲第8番 イ短調 BWV931/(2)インヴェンション第13番 イ短調 BWV784/
  (3)シンフォニア第13番 イ短調 BWV799/
  (4)前奏曲とフーガ イ短調 BWV865(平均律クラヴィーア曲集第1巻第20番)/
  (5)前奏曲とフーガ イ短調 BWV889(平均律クラヴィーア曲集第2巻第20番)/
  (6)幻想曲とフーガ イ短調 BWV904
 「ニ短調」
  (7)5つの小前奏曲第5番 ニ短調 BWV940/(8)インヴェンション第4番 ニ短調 BWV775/
  (9)シンフォニア第4番 ニ短調 BWV790/
  (10)前奏曲とフーガ ニ短調 BWV851(平均律クラヴィーア曲集第1巻第6番)/
  (11)前奏曲とフーガ ニ短調 BWV875(平均律クラヴィーア曲集第2巻第6番)/
  (12)ソナタ ニ短調 BWV964
 「ハ短調」
  (13)6つの小前奏曲第2番 ハ短調 BWV934/(14)インヴェンション第2番 ハ短調 BWV773/
  (15)シンフォニア第2番 ハ短調 BWV788/
  (16)前奏曲とフーガ ハ短調 BWV847(平均律クラヴィーア曲集第1巻第2番)/
  (17)前奏曲とフーガ ハ短調 BWV871(平均律クラヴィーア曲集第2巻第2番)/
  (18)幻想曲 ハ短調 BWV906/(19)3声のリチェルカーレ ハ短調〜『音楽の捧げもの』 BWV1079より

 気品に満ちたチェンバロ演奏に感動。名手アレッサンドリーニが巧みに練り上げたバッハの「イ短調」「ニ短調」「ハ短調」の鍵盤作品集!

 チェンバロ/ヨハン・ダニエル・デュルケン1745年製作モデルに基づく、コルネリユス・ボム製作による再現楽器(1984年)
 セッション録音:2019年6月14-17日/パルコ・デッラ・ムジカ(ローマ)/DDD、79'02

 イタリアを代表するバロック音楽のスペシャリスト、リナルド・アレッサンドリーニによるバッハのチェンバロ演奏。
 最新盤では「イ短調」「ニ短調」「ハ短調」の鍵盤作品を収録しました。2014年に録音した前作「バッハ:前奏曲とフーガ集」(OP-30564)と同様、今回も調性と楽想を考慮して組み立てており、アレッサンドリーニが巧みに練り上げた選曲と曲順で構成されております。
 この3つのセクションがまるで音色を映し出す鏡のように配置された当録音をアルバムを通して聴くことにより有機的な繋がりが生まれており、アレッサンドリーニの鬼才ぶりに驚かされます。

 多彩で色彩豊かなアーティキュレーションと優雅な演奏が魅力のアレッサンドリーニのチェンバロ演奏ですが、アレッサンドリーニは「演奏にあたって常に楽譜や文献を読み込み研究していく」と語っております。
 当演奏でもその真摯な姿勢があらわれており、折り目正しい格調高さとともに気品に満ちた味わいを加えた演奏を披露。鬼才が現在思い描くバッハ像がここに結実しております。







ARS PRODUKTION


ARS38234
(SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2700

スパイス!パフューム!トキシン!
 アヴネル・ドルマン(b.1975):
  スパイス、パフューム、トキシン![香辛料!香水!毒素!]
   (2人の打楽器奏者と管弦楽のための協奏曲)
 デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」

ダン・タウンセンド(打楽器)
アロン・ライエンデッケルス(打楽器)
マルクス・フーバー(指揮)
北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団

 イスラエル、テルアビブ出身の作曲家、アヴネル・ドルマンは25歳でイスラエル総理大臣賞を受賞した期待の作曲家。

 アルバム・タイトルにもなっている「スパイス!パフューム!トキシン!」は、2人の打楽器奏者と管弦楽が織り成す約30分にもおよぶ色彩感に溢れた大作です。
 カップリングは、ゲーテの詩の物語を音楽で表現した、デュカスの代表的作品のひとつ「魔法使いの弟子」。

 ※録音:2017年1月10ー12日(ドイツ)
 
 

ARS38231
(SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2700
アフィエロシス(献呈) 〜 20&21世紀の無伴奏チェロ作品集 ミヒャミヒャエル・ホイペル(チェロ)
 ウィリアム・ウォルトン:無伴奏チェロのためのパッサカリア(ムスティスラフ・ロストロポーヴィチに献呈)
 ベルトルト・フンメル:
  無伴奏チェロのための幻想曲第2番「パブロ・カザルスの記念に」Op.97a(ユリウス・ベルガーに献呈)
 クシュシュトフ・ペンデレツキ:
  スラヴァのために(無伴奏チェロのための;ムスティスラフ・ロストロポーヴィチに献呈)
 ジェルジュ・クルターグ:
  ピリンスキ・ヤーノシュ/ジェラール・ド・ネルヴァル(無伴奏チェロのための;ゾルターン・コチシュに献呈)
  アツェール・ジェルジュの記念に(無伴奏チェロのための;アツェール・ジェルジュに献呈)
 ミクロス・ローザ:
  無伴奏チェロのためのトッカータ・カプリチョーザ Op.36(グレゴール・ピアティゴルスキーに献呈)
 エフィ・マルコウラキ:クレタ組曲(無伴奏チェロのための;ミヒャエル・ホイペルに献呈)
 アウリス・サッリネン:セバスチャン・ナイトのための悲歌(無伴奏チェロのための)
 ジェルジュ・リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ(Ove Nordwallに献呈)

 ミヒャエル・ホイペルは1988年生まれギリシャ、アテネ出身のチェリスト。
 ソリスト、室内楽奏者としてアムステルダムのコンセルトへボウをはじめとする世界各地のコンサートホール、音楽祭に招待され、2015年からはホイペル自らがメンバーを集めたVolans Ensembleの音楽監督を務めるなど、その演奏、特に現代音楽における解釈は多くの賞賛を受けています。

 音楽以外の様々な分野から学際的にパフォーマンスを創造するミヒャエル・ホイペルが取り組んだのは、20、21世紀の作曲家たちによる無伴奏チェロのための音楽。
 20世紀を代表する名チェリスト、ロストロポーヴィチに献呈されたウォルトン、ペンデレツキの作品からホイペル自身に献呈されたエフィ・マルコウラキの作品まで普段あまり聴くことのできない多くの作品は注目です。

 ※録音:2017年3月6ᬢ8日、インマヌエル教会(ヴッパータール、ドイツ)
 
 


ARS38233
(SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2700
アンサンブル・マティス
 ヴァニタス 〜 初期バロック室内楽作品集

 フランチェスコ・トゥリーニ:
  「1、2、3声のマドリガーレ、および2、3声のいくつかのソナタ集 第1巻」(1621/1624、ヴェネツィア)から
   3声のソナタ第2旋法
 トゥッリオ・チーマ:「聖旋律集 第4巻」(1648、ローマ)から 使い途なき富は虚し
 マウリツィオ・カッツァーティ:
  「2つのヴァイオリンとオルガン(テオルボ、ヴィオローネも可)の通奏低音のためのソナタ集 Op.18」
   (1659、ボローニャ)から 16の音によるカプリッチョ
 タルクイニオ・メールラ:
  「軽率なクルティオ、およびその他のカプリッチョ集」(1638、ヴェネツィア)から
   子守歌による宗教的カンツォネッタ
 ヤコブ・ファン・エイク:「笛の楽園」(1644、アムステルダム)から かわいいシレーナ
 マルコ・ウッチェリーニ:
  「様々な楽器のための1、2、3声の室内・教会ソナタ、コッレンテとアリア集 Op.4」
   (1645、ヴェネツィア)から 2つのヴァイオリンのためのアリア第13番、「かわいいシレーナ」による
 ミケランジェロ・ロッシ:
  「タブラチュアによるオルガンとチェンバロのためのトッカータとコッレンテ集」(1657年、ローマ)から
   トッカータ第6番
 ヤコブ・ファン・エイク/ニコラ・ヴァレ:「笛の楽園」 から オナンまたはタンネケン
 不詳(トマス・プレストン?):ラ・ミ・レで
 マウリツィオ・カッツァーティ:
  「室内楽の楽しみ」 Op.22(1660、ボローニャ)から 12の音によるカプリッチョとチャッコーナ
 ジュゼッペ・スカラーニ:
  「2、3声のソナタ・コンチェルタータ集第1巻」(1630、ヴェネツィア)から 3声のソナタ第15番
 ハインリヒ・シュッツ:
  「宗教的合唱曲集 Op.11」(ドレスデン、1648)から かくしてわれはイエス・キリストの元へ行く
  アンサンブル・マティス
   〔ミラ・グローア、ジョン・ヒョンホ(リコーダー)、大下詩央、ルーカス・ハンベルガー(ヴァイオリン)、
    チョ・ヒングン(チェロ)、ヴァンサン・フリュッキガー(テオルボ)、ハンナ・リー(チェンバロ)〕

 アンサンブル・マティスはバルセロナのカタルーニャ高等音楽院で出会った様々な国の若い音楽家たちによって結成され、主にバロックの室内楽作品を専門に演奏するアンサンブル。
 2013年マグデブルグで開催された国際テレマン・コンクールでは第2位を受賞。2012年秋にスイスのバーゼル・スコラ・カントルムで現在のグループが結成されてからは、日本、オーストリア、スイス、韓国など異なる国の文化とのコラボレーションを豊かにすることで多くのレパートリーと刺激的な音楽作りを続けています。

 ※録音:2016年10月18ᬢ21日、聖パンタレオン教会(ゾロトゥルン、スイス)
 
 

ARS38235
(SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2700
輝き 〜 ヴァイオリンとピアノのためのフランスとロシアの音楽 フョードル・ルディン(ヴァイオリン)
フロリアン・ノアック(ピアノ)
 ゲオルギー・カトワール:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番ロ短調 Op.15(1904)
 チャイコフスキー:ヴァイオリンとピアノのためのワルツ=スケルツォ ハ長調 Op.34(1877)
 ラフマニノフ:ヴァイオリンとピアノのための2つのサロン小品 Op.6(1893)
 リリー・ブーランジェ:ヴァイオリンとピアノのための2つの小品(1911/1914)
 フォーレ:ヴァイオリンとピアノのためのロマンス変ロ長調 Op.28(1883)
 ラヴェル:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番ト長調(1923-1937)

 フョードル・ルディンは1992年モスクワの音楽一家に生まれ、作曲家エディソン・デニソフ(1929ᬢ1996)を祖父に持つヴァイオリニスト。
 ラリッサ・コロス、スヴェトリン・ルセフ、ザハール・ブロン、ピエール・アモイヤルに師事し、 2014年のエネスク国際コンクール第2位、2018年のパガニーニ国際コンクール第2位など受賞歴多数。
 2019年9月には、ウィーン国立歌劇場およびウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターに就任するなど注目のヴァイオリニストの1人です。本アルバムは、祖国ロシアと生まれ育ったフランスの音楽を集約。

 ※録音:2017年2月27-28日、3月1日、インマヌエル教会(ヴッパータール、ドイツ)
 




DA VINCI CLASSICS


C00259
¥2600

自然と告別の歌
 ラヴェル:マダガスカル島民の歌
 フランシス・ブラウン:自然と告別の歌
 アレクサンドラ:貴婦人と一角獣の愛の歌
 ラヴェル:魔法の笛

アンドレア・オリヴァ(フルート)、
へミスフェリア・トリオ
 〔ダミアナ・ミッツィ(ソプラノ)、
  ロベルト・マンスエト(チェロ)、
  マルコス・マドリガル(ピアノ)〕

 名手フルーティスト、アンドレア・オリヴァ登場!ラヴェルの"マダガスカル島民の歌"を含む歌曲集!

 生まれ故郷であるキューバの首都ハバナからイタリアへと渡り、アンドレアス・シュタイアーやドミトリー・バシキーロフといった名手たちにピアノを学んだカリブ海の名手マルコス・マドリガルを擁するソプラノ、チェロ、ピアノのアンサンブル、へミスフェリア・トリオが、現代のイタリアのフルート界を代表する名手アンドレア・オリヴァを迎えて繰り広げる20〜21世紀の3つの歌曲集!

 師匠であるジェームズ・ゴールウェイに「彼の世代で最高のフルート奏者の1人であり、フルートの世界に輝くスターである」と激賞され、ベルリン・フィルハーモニー・カラヤン・アカデミーを経てローマ歌劇場管弦楽団の首席奏者、そして現在はサンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団の首席奏者として活躍するアンドレア・オリヴァ。
 2005年の第6回神戸国際フルートコンクール第1位、2004年のミュンヘン国際音楽コンクールでは第3位に輝くなど、突出したコンクールの受賞歴を誇るイタリアの名フルーティストが、へミスフェリア・トリオの歌声とアンサンブルの魅力を引き立ててくれています。

 ※録音:2019年5月30日−31日&6月2日、アウディトリウム・パルコ・デッラ・ムジカ(ローマ、イタリア)

 
 
 

CC00262
¥2600
フロンティーニ:
 ソプラノとピアノのための歌曲集《シチリアの歌》

ジェニファー・スキッティーノ(ソプラノ)
ジュゼッペ・フェデリコ・センフェット(ピアノ)


 フランチェスコ・パオロ・フロンティーニ(1860−1939)は、シチリア島のカターニャで生まれ、パレルモ音楽院、ナポリ音楽院を経て、代表作であるピエトロ・コッポラの葬送のためのミサ曲などを遺したイタリアの作曲家。
 フロンティーニは特にイタリアの伝統音楽に強い関心を寄せ、イタリアにおいて初となるシチリア島の民謡集を完成させたことでも歴史にその名を残しています。シチリア民謡集からの50曲は第1巻として1882年にリコルディ社から、ナターレ・シチリアーノと題された第2巻は1893年にミラノのデマルキ社から出版されました。

 ※録音:2019年7月、カステッロ・ディ・モルサスコ(モルサスコ、イタリア)
 ※当CDのバックインレイには品番が「C00246」と誤って印字されおりますが、レーベルでの修正予定が無いため、現状のまま出荷させていただきます。背オビには正しい品番が印字されています。
 
 

CC00264
¥2600
タブラ・スマー 〜 オルガンのための現代作品集
 フェッラーリ:
  トッカータ・ゴティカ、オルガン・オン・ラグ、
  トッカータ, コラールとフーガ
 バッキーニ:
  カンタービレ第1番、主は耳を傾けて、
  トッカータ・ブレヴィス
 ベルツレッティ:プレリュード・トッカータ、子守歌
 マッキア:静かな夜の組曲、ラプソディア・ツィガーナ
 ロ・ムスチオ:ラヴェルの追憶への前奏曲、ゴシック風舞曲

イヴァン・ロンダ(オルガン)


 カルロッタ・フェラーリ(1975−)、ロベルト・バッキーニ(1971−)、ステファノ・ベルツレッティ(1962−)、グリモアルド・マッキア(1972−)、そしてマルコ・ロ・ムスチオ(1971−)の5人のイタリア人作曲家たちが書いたオルガンのための"現代"の教会音楽と世俗音楽。
 5人の作曲家たちがそれぞれの音楽言語を用いて、オルガンとイタリア文化の密接な関係を表現しています。

 ※録音:2019年6月25日、ポンテヴィーコ(イタリア)
 
 

C00297
¥2600

北欧のピアノ・ソナタ集
 ステーンハンマル:ピアノ・ソナタ第4番ト短調
 シベリウス:ピアノ・ソナタヘ長調 op.12
 グリーグ:ピアノ・ソナタ ホ短調 Op.7

ファビアーノ・カサノヴァ
 (ピアノ/YAMAHA CFX)


 シチェドリンが激賞したイタリアの才能。ロマンティシズムあふれる北欧のソナタ集!

 フィンランドのシベリウス、ノルウェーのグリーグ、そしてスウェーデンのステーンハンマル。19世紀後半から20世紀前半にかけて活躍した3人の北欧の大作曲家たちのロマンティシズムあふれる3つのピアノ・ソナタを、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院を最高点で卒業したイタリアの実力派、ファビアーノ・カサノヴァがYAMAHA CFXのピアノで奏でた好演奏。
 地理的には近くとも音楽的感性の面では大きく異なる3人の巨星たちの様式美を巧みに描いた充実の北欧ソナタ集です。
 幅広いレパートリーを誇るファビアーノ・カサノヴァは特にロディオン・シチェドリンの音楽のスペシャリストとして高い評価を受けているイタリア人ピアニスト。
 その演奏を聴いたシチェドリンから「並外れた情熱と豊かな内面を深く伝えることができる、素晴らしいな芸術性と魅力的な人間性を兼ね備えたピアニスト」と激賞されています。

 ※録音:2019年8月29日−31日、モルサスコ城(モルサスコ、イタリア)
 
 

C00258
(2CD)
特別価格 ¥3600

カルロ・アレッサンドロ・ランディーニ(1954−)
 「ピアノ・ソナタ第5番」

  ランディーニ:ピアノ・ソナタ第5番

マッシミリアーノ・ダメリーニ(ピアノ)


 ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院を首席で卒業し、留学先のパリ音楽院でオリヴィエ・メシアンとイヴォ・マレクに作曲を師事した現代のイタリア音楽界の大物作曲家カルロ・アレッサンドロ・ランディーニ(1954−)。
 5年以上の歳月を費やし2015年に完成したランディーニの「ピアノ・ソナタ第5番」は総演奏時間が150分を超えるという、数あるピアノ・ソナタの中でも最長の部類に位置付けられる長大な作品。
 この怪物級の大作と対峙するのは、イタリアのピアニスト、マッシミリアーノ・ダメリーニ。南ドイツ新聞(Suddeutsche Zeitung)で「ミケランジェリ、ポリーニと並ぶ現代のイタリアを代表する三大巨匠の1人」と大絶賛された名手です。

 ※録音:2015年5月7日、ジュゼッペ・ヴェルディ劇場(フィオレンツオーラ・ダルダは、イタリア)
 
 

C00261
¥2600
アルマローリ:室内楽&独奏作品集
 ・ラモ
   マウルツィオ・ベン・オマール(打楽器)、セルジオ・アルマローリ(ライヴ・エレクトリクス)
 ・自助のバラード
   ハイデマリー・ヴィースナー(ピアノ)、鷲見恵理子(ヴァイオリン)、エドゥアルド・ポホソフ(バリトン)
 ・カーヴ・カルメン
   アーヴィン・アルディッティ(ヴァイオリン)
 ・リマ
   フランチェスコ・ボナフィーニ(フルート)、ハイデマリー・ヴィースナー(ピアノ)、
   ターニャ・ドーナス(ヴァーカル)
 ・プラス
   ジャンカルロ・スキアッフィーニ(トロンボーン)
 ・全ての最後の何もない最後
   セルジオ・アルマローリ(ピアノ)

 作曲家としてだけでなく、パーカッショニスト、ヴィブラフォニスト、マリンビストとして、ジャズや電子音楽、即興の世界でも大活躍しているイタリアの音楽家、セルジオ・アルマローリ(1972−)のポートレート・アルバム。
 アーヴィン・アルディッティ(アルディッティ弦楽四重奏団の第1ヴァイオリン)が作品を取り上げているところからも、その存在の重要性を窺い知ることができます。

 ※録音:2007年−2015年
 



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ALPHA



ALPHA727
¥2700→\2490
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
『光と影』〜 リヒャルト・シュトラウス: 4つの最後の歌 ほか

 アレクサンダー・フォン・ツェムリンスキー(1871-1942):
  1. 森での対話 -
   ソプラノ、2つのホルン、ハープとヴァイオリンのためのバラード
 リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
  2. あすの朝 Op. 27-4/3. わが子に Op. 37-3
 アルバン・ベルク(1885-1935): 7つの初期の歌
  4. I 夜/5. II 葦の歌/6. III 夜鳴きうぐいす/7. IV 夢を抱いて/
  8. V この部屋で/9. VI 愛の賛歌/10. VII 夏の日々
 リヒャルト・シュトラウス: 4つの最後の歌
  11. I 春/12. II 九月/13. III 眠りにつくとき/14. IV 夕映えの中で
 15. あおい
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
ヴィクトル・ユーゴー・フランシュ=コンテ管弦楽団
ジャン=フランソワ・ヴェルディエ(指揮)
NYCX-10203
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税

 【ピオーが描く、ドイツ歌曲の陰影法】
 フランスの歌姫ピオーが歌う管弦楽伴奏のドイツ歌曲集。「4つの最後の歌」「あすの朝」「7つの初期の歌」などの有名曲、そしてリヒャルト・シュトラウスが最後に残した歌曲とされる「あおい」が聴けるのが大きな魅力です。
 アルバム・タイトルの「CLAIR-OBSCUR(クレール-オブスキュール)」は、絵画における明暗法あるいは陰影法を指す言葉ですが、光と影など相反するものの対比や移り変わりなどにピオー自身がこだわりを持ち続けているということで、ここに彼女の母国語であるフランス語がわざわざ使われているのもその内面を表現してのことでしょう。
 それぞれの歌曲に描かれた光と影を敏感に感じ取り、滑らかな歌声と持ち前の技術と表現力で丁重に歌い上げています。
 指揮はパリ国立歌劇場管弦楽団の首席クラリネット奏者でもあるジャン=フランソワ・ヴェルディエで、管弦楽は彼が音楽監督を務めるヴィクトル・ユーゴー・フランシュ=コンテ管弦楽団です。
 オリジナル・ブックレットには、陰影法が印象的な有名絵画の図案を多数掲載しています。
 



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CHATEU DE VERSAILLES SPECTACLES



CVS033
¥2700→\2490
ヴェルサイユ宮殿旧王室礼拝堂
ペルゴレージ、ヴィヴァルディ: スターバト・マーテル ほか

 ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ(1710-1736):
  1-12. スターバト・マーテル(悲しみの聖母)

 アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
  13-16. モテット「いとも正統なる怒りに燃え」 RV 626
  17-19. ヴァイオリン、オルガンとチェロのための協奏曲 ハ長調 RV 554a
  20-28. スターバト・マーテル(悲しみの聖母) RV 621
サミュエル・マリーニョ(男声ソプラノ)1-16
フィリッポ・ミネッチア
 (アルト=カウンターテナー)1-12、20-28
マリー・ファン・レイン(オルガン&指揮)
ヴェルサイユ旧王室歌劇場管弦楽団
 (古楽器使用)
ヨセフ・ジャーク(ヴァイオリン)
アリス・コカール(チェロ)17-19
NYCX-10204
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税

 録音:2020年6月19-20日、ヴェルサイユ宮殿旧王室礼拝堂
 【国内盤】日本語解説・歌詞訳付き

 【18世紀には男声で歌われていたイタリアの傑作、その姿どおりに精鋭演奏陣で再現!】
 バロック後期の傑作、26歳で早世したナポリの天才作曲家ペルゴレージによる「スターバト・マーテル」。
 その絶大な人気の一端を支えたのがパリで、18世紀中盤以降この作品は定期演奏会コンセール・スピリチュエルで最も頻繁に取り上げられた曲目の一つでした。
 
 当時の教会音楽は男声で歌われることが圧倒的に多く、イタリア・オペラの舞台を賑わせた人気のカストラート(去勢男声高音歌手)たちに抵抗感を示す人が多かったフランスでさえ、ルイ15世の礼拝堂歌手だった男声歌手たちがこの作品を歌って大成功を収めたほど。
 
 ベネズエラ出身で欧州各地の歌劇場を沸かせており、先ごろORFEOからソロ・デビュー盤(C998201)もリリースしたサミュエル・マリーニョと、カウンターテナー界で着実に知名度をあげつつあるフィリッポ・ミネッチアの二人が歌うこの傑作、ヴェルサイユに集う精鋭古楽陣が検証の末たどり着いた小編成による演奏もみごとな仕上がり!
 併録作にヴィヴァルディの独唱のためのモテットと「スターバト・マーテル」、さらにオルガンが弦楽器のソロとわたりあう珍しい協奏曲まで収録されているのも嬉しいところです。
 解説にも作品成立背景が端的に説明されており、18世紀の傑作が当時の人々にどう聴こえたのか、ヴェルサイユの歴史的会場の響きで追体験できる充実企画です。
 




MUSO


MU043
¥2800
ダニエル・イゾワール
セザール・フランク(1822-1890):歴史的楽器によるピアノ作品集

 1-3. 前奏曲、コラールとフーガ ロ短調 CFF 24/FWV 21(1884)
 4. コラール第3番 イ短調 CFF 107/FWV 40
   -『大オルガンのための三つのコラール』(1890)より
   -ブランシュ・セルヴァ(1884-1942)によるピアノ独奏版(1910)
 5-7. 前奏曲、アリアと終曲 ホ長調 CFF 26/FWV 23(1887)
 8-10. 前奏曲、フーガと変奏曲 ロ短調 Op.18 CFF 30b/FWV 30(1860-62)
   -ハロルド・バウアー(1873-1951)によるピアノ独奏版(1910)
 11. ゆるやかな舞曲 ヘ短調 CFF 25/FWV 22(1885)
ダニエル・イゾワール
 (1875年製エラール・ピアノ)
NYCX-10205
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税

 録音:2019年2月18-21日 ウー城劇場、ノルマンディ地方、フランス 
 【国内盤】日本語解説付き

 【当時のパリの楽器による透明感ある音色で紡ぎだす、端正な演奏が真価をあらわす傑作群!】
 凄腕ピアニストとして幼い頃から楽壇を沸かせたのち、後年はオルガンの世界で独自の作風を追求、交響詩や交響曲の作曲家となる前からオルガン奏者としての名声もきわめて大きかったセザール・フランク。
 ピアノのための作品にもオルガン音楽と相通じる、バロックとロマン派の特性を併せ持つような独特の魅力が息づいており、20世紀にも数々のヴィルトゥオーゾ・ピアニストたちがその世界に魅せられてきました。
 しかしその作品の真価は、フランク自身が知っていた19世紀当時のピアノの音色に立ち返ってこそ見えてくるのではないでしょうか。
 フォルテピアノ奏者として近年存在感を増しつつあるフランスの名手ダニエル・イゾワールはここで、フランクがフランス国民音楽協会などで注目されるようになった1870年代にパリで作られた、オリジナルのエラール・ピアノを使用。
 オルガンの大家だった父アンドレ・イゾワールが弾くフランクの音楽にも昔から愛着を覚えてきたという彼が、細やかな感覚とメリハリのある演奏で聴かせる「19世紀直送」の響きによるフランク作品は、エラールの透明感ある音色とあいまって、音作りの見通しの良さも抜群に伝わってきます。
 作曲家像を捉え直すうえでも貴重な新録音。
 オリジナル・ブックレットにはFuga Libera創設者で音楽学者でもあるミシェル・ストッケム氏の充実した解説が掲載されています。
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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SCRIBENDUM ARGENTO



SC 829
(11CD)
¥4200→\3890

ハンス・クナッパーツブッシュの芸術
 with 国立歌劇場管弦楽団
 CD 1
  ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調「ワーグナー」(1889-90,Schalk-Loewe edition)
   1. I Massg bewegt/2. II  Adagio(Etwas bewegt) quasi andante/
   3. Ⅲ  Scherzo(Ziemlich schnell)/4. Ⅳ Finale(Allegro)
    Rec:11 October 1954 バイエルン国立歌劇場管弦楽団

 CD 2
  ベートーヴェン
   交響曲第8番 ヘ長調,op.93
    1. I Allegro vivace e con brio/2. II Allegretto scherzando/
    3. III Tempo di menuetto/4. IV Allegro vivace
   5.「レオノーレ序曲」第3番, Op. 72a
  ロッシーニ
   6.「ウィリアム・テル」序曲
  ウェーバー
   7.「魔弾の射手」序曲
    Rec:December 1959(1-5), 1928(6-7) バイエルン国立歌劇場管弦楽団

 CD 3
  ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調(1892,Schalk version,Oberleithner edition)
   1. I Allegro moderato/2. II Scherzo:Allegro moderato-Torio:Langsam/
   3. Ⅲ Adagio:Feierlich lanbsam doch nicht schleppend/4. Ⅳ Finale:Feierlich,nicht schnell
    Rec:5 December 1955 バイエルン国立歌劇場管弦楽団

 CD 4
  シューベルト:交響曲第8番 ロ短調「未完成」,D759
   1. I Allegro moderato/2. II Andante con moto
  ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調(Loewe edition)
   3. I Feirlich.Misterioso/4. II Scherzo(Bewegt,leghaft)/5. Ⅲ Adagio(Langsam,feierlich)
    Rec:10 Feburary 1958 バイエルン国立歌劇場管弦楽団

 CD 5
  ウェーバー
   1.「舞踏への勧誘」,op.65
  ヨハン・シュトラウス2世
   2.ワルツ「ウィーンの森の物語」,op.325/3.「千夜一夜物語」〜間奏曲
  ヨーゼフ・ランナー
   4.ワルツ「シェーンブルンの人々」
  ヨハン・シュトラウス2世
   5.「エジプト行進曲」,op.335
  シューベルト
   6.「軍隊行進曲」,op.51-1
  ヨハン・シュトラウス2世
   7.「アンネン・ポルカ」,op.117/8.ワルツ「南国のバラ」,op.388
  ヨーゼフ&ヨハン・シュトラウス2世
   9.「ピチカート・ポルカ」
  カレル・コムツァール2世
   10.ワルツ「バーデン娘」, op.257
  ペーター・コルネリウス
   11.「バグダッドの理髪師」序曲
    Rec:20 March 1955(1-10), :5 October 1953(11)
    バイエルン国立歌劇場管弦楽団、ルディ・クナーブル(チター)(2)

 CD 6
  ハイドン:交響曲第92番 ト長調「オックスフォード」
   1. I Adagio-Allegro spiritoso /2. II Adagio /3. III Menuetto /4. IV Presto
  ワーグナー
   5.「パルジファル」〜第1幕への前奏曲
   「神々の黄昏」〜
    6.葬送行進曲/7.ジークフリートのラインへの旅
     Rec:1925(1-4),31 March 1942(5),November 1959(6-7)
     ベルリン国立歌劇場管弦楽団(1-4&6-7)、ベルリン・ドイツ歌劇場管弦楽団(5)

 CD 7
  クレメンス・フォン・フランケンシュタイン(1875-1942)
   1. マイアベーアの主題による変奏曲
  モーツァルト:交響曲第39番 変ロ長調, K. 543
   2. I Adagio - Allegro /3. II Andante con moto /
   4. III Menuetto. Allegretto - Trio /5. Ⅳ Finale. Allegro
  ヨハン・シュトラウス2世
   6.ワルツ「加速度」, op.234/7.ワルツ「ドナウの乙女」,op.427/
   8.ワルツ「ウィーンの森の物語」,op.325/
   9.ワルツ「楽しめ人生を」,op.340/10.「こうもり」序曲
    Rec:1925(1), 1929(2-5),February 1928(6-9),5 September 1928(10)
    ベルリン国立歌劇場管弦楽団

 CD 8
  ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調, op.92
   1. Ⅰ Poco sostenuto-vivace/2. Ⅱ Allegretto/
   3. Ⅲ Presto-Assai meno presto/4. Ⅳ Allegro con brio
  リヒャルト・シュトラウス
   5.「インテルメッツォ」〜ワルツの場面/6.「サロメ」〜7つのヴェールのダンス/
   7. 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」,op.28
    Rec:19 November 1929(1-4),4&5 September 1928(5-7) ベルリン国立歌劇場管弦楽団

 CD 9
  ヨハン・シュトラウス2世
   1.「キスのワルツ」,op.400/2.ワルツ「わが家で」,op.361
  ハイドン:交響曲第100番 ト長調, Hob. I : 100「軍隊」
   3. I Adagio - Allegro /4. II Allegretto /
   5. III Menuet. Moderato - Trio /6. IV Finale. Presto
  モーツァルト
   7.6つのドイツ舞曲 K.509/8.6つのドイツ舞曲 K.600
  アルベルト・ロルツィング(1801-1851)
   9.「ウンディーネ」序曲
  グリンカ
   10.序曲「ルスランとリュドミラ」
  リスト
   11.交響詩「マゼッパ」第6番
    Rec:21 April 1933(1-2) ,10 April 1933 (3-7,9),21 April 1933(8,10&11)
    ベルリン国立歌劇場管弦楽団

 CD 10
  シューマン:交響曲第4番 ニ短調,op.120
   1. I Ziemlich langam-Lebhaft/2. II Romanze(Ziemlich langsam)/
   3. III Scherzo(Lebhaft)/4. IV Langsam-Lebhaft
  ハイドン:交響曲第88番 ト長調, Hob. I :88
   5. I Adagio Allegro /6. II Largo /
   7. III Menuetto:Allegretto/8. IV Allegro con spirito
  リヒャルト・シュトラウス
   9.交響詩「死と変容」,op.24
    Rec:November 1956(1-4), 28 November 1959(5-9) ドレスデン国立歌劇場管弦楽団

 CD 11
  ブラームス
   交響曲第2番 ニ長調,op.73
    1. I Allegro non troppo/2. II Adagio non troppo/
    3. III Allegretto grazioso(Quasi andantino-Prest ma non assai)/4. IV Allegro con spirito
   交響曲第3番 ヘ長調,op. 90
    5. I Allegro con brio /6. II Andante /7. III Poco Allegretto /8. IV Allegro
     Rec:27 November 1959(1-4),November 1956(5-8) ドレスデン国立歌劇場管弦楽団



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SPECTRUM SOUND



CDSMBA 070
¥2700→\2490
マルティノン/フランス国立管弦楽団「幻想交響曲」!
 ベルリオーズ:
  (1)「ローマの謝肉祭」序曲 Op.9
  (2)幻想交響曲 Op.15
ジャン・マルティノン(指揮)
フランス国立管弦楽団
 (フランス国立放送管弦楽団)

 フランス国立視聴覚研究所音源提供、音質明瞭なステレオ録音。マルティノンのベルリオーズの名演がここに!洗練された音に魅了される「ローマの謝肉祭」序曲とあの名盤を上回るほどの幻想交響曲!!

 ライヴ録音:(1)1972年3月10日/フィルハーモニー(ベルリン)、(2)1972年11月6日/シャンゼリゼ劇場(パリ)【ステレオ】 /日本語帯・解説付【解説:平林直哉】
 音源:フランス国立視聴覚研究所音源提供(24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes)

 丁寧な復刻で評価を高めているスペクトラム・サウンド。当アルバムはフランス国立視聴覚研究所(INA)の貴重音源からの復刻!
 今回はジャン・マルティノン(1910-1976)がフランス国立管弦楽団(フランス国立放送管弦楽団)を振った1972年の公演からベルリオーズの2篇、「ローマの謝肉祭」序曲(1972年3月10日、ベルリンのフィルハーモニー)と、幻想交響曲(1972年11月6日、シャンゼリゼ劇場)を収録。いずれもステレオ録音です!

 マルティノンといえば、その人柄を表しているかのような気品に満ちた音楽が特徴といえますが、当ライヴでは洗練された音に魅了される「ローマの謝肉祭」序曲と、情熱的でありながらも得も言われぬ品格をもそなえたロマンあふれる音楽作りが感動的な幻想交響曲を聴くことができます。
 幻想交響曲は1973年に旧EMI に残した正規録音の名盤がありますが、ライヴならではの熱気を携えた当演奏の推進力は名盤を上回るほどの感動の演奏といえましょう!
 マルティノンは1976年に66歳に他界してしまったため、当演奏は貴重な円熟の至芸を堪能できます。
 音質が非常に明瞭なことも注目です!平林直哉氏による日本語解説付です。
 
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CDSMBA 074
¥2700→\2490
パレーがフランス国立管を振った最後の公演を全収録!
 (1)フランク:交響曲 ニ短調
 (2)ドビュッシー:3つの夜想曲
 (3)ラヴェル:ボレロ
ポール・パレー(指揮)
フランス国立管弦楽団
 (フランス国立放送管弦楽団)

フランス国立放送合唱団(女声合唱団)、
ジャン・ポール・クレダー (合唱指揮)

 フランス国立視聴覚研究所音源提供、音質明瞭なステレオ録音。パレーがフランス国立管を振った最後の公演を全収録!!感動を呼び起こす「フランクの交響曲」「ドビュッシーの3つの夜想曲」「ボレロ」、圧巻の大演奏!!

 ライヴ録音:1975年10月22日/サル・プレイエル(パリ)【ステレオ】/日本語帯・解説付【解説:平林直哉】
 音源:フランス国立視聴覚研究所音源提供(24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes)

 丁寧な復刻で評価を高めているスペクトラム・サウンド。
 当アルバムはフランス国立視聴覚研究所(INA)の貴重音源からの復刻!今回は20世紀を代表するフランスの指揮者ポール・パレー(1886-1979)がフランス国立管弦楽団(フランス国立放送管弦楽団)を振った最後の演奏会、1975年10月22日、パリのサル・プレイエルにおけるライヴ録音で、当日の全演目がここに日の目を見ます!
 演目はフランクの交響曲、ドビュッシーの3 つの夜想曲、ラヴェルのボレロと、いずれもパレーが得意とした楽曲ながら正規初出によるライヴ録音は初のリリースとなります。
 当時90歳になろうという巨匠パレーですが、晩年まで演奏活動を行っており、当演奏でも生き生きとした音楽を聴かせてくれます。
 終曲のボレロではライヴならではの熱気で大演奏を展開!終演後の聴衆の大喝采がその感動を体感できます。
 非常に鮮明なステレオ録音で聴くパレーの至芸をお楽しみください!平林直哉氏による日本語解説付です。
 


<メジャー・レーベル>
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DG



4839847
\2600→\2390
※LP同時発売
《ヒラリー・ハーン〜パリ》
 1)エルネスト・ショーソン:詩曲 作品25
 2)セルゲイ・プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 作品19
 3)エイノユハニ・ラウタヴァーラ:2つのセレナード
  (ヒラリー・ハーンのために)*世界初録音
ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ミッコ・フランク

 現代最高のヴィルトゥオーゾがパリ所縁の3作品を新録音!

 ■ヒラリー・ハーンが長年パリで共演してきた家族のようなオーケストラ、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団。ミッコ・フランクが首席指揮者を務めるこのオーケストラのアーティスト・イン・レジデンスを2018-19年に務めたヒラリー・ハーンが熱望した録音。

 ■1916年から17年にかけて作曲され、1923年パリで初演されたプロコフィエフの協奏曲第1番は、ヒラリー・ハーンのお気に入りの協奏曲。いままで最も多く演奏してきた作品のひとつで、録音の最適な共演者とタイミングを待ち続けていました。

 ■パリ出身のショーソンによる神秘的で瞑想的な「詩曲」の初演は、パリでイザイによって行われました。この曲はイザイに献呈されたショーソンの代表作。ヒラリー・ハーンの師ヤッシャ・ブロツキーはイザイの最後の弟子で、彼女はこの作品に自身の音楽的なルーツとして、個人的な繋がりを感じずにはいられません。

 ■2016年に亡くなったフィンランドの作曲家ラウタヴァーラとは、2013年のアルバム『27の小品〜ヒラリー・ハーン・アンコール』で「ささやき」という楽曲を委嘱・演奏したのが最初のコラボレーションでした。
  また、ミッコ・フランクはラウタヴァーラの親しい友人であり、その作品の理解者として優れた演奏家でした。2014年にラウタヴァーラのヴァイオリン協奏曲を演奏した二人は、パリで初演するための新作協奏曲を委嘱することにしましたが、ラウタヴァーラの健康状態が良くなく、その作品はセレナードに変更されました。
  作曲家の死後、2曲目の途中までオーケストレーションがなされ、残りはピアノのスケッチがのこされた「2つのセレナード」が発見され、ラウタヴァーラの弟子である著名な作曲家カレヴィ・アホがオーケストレーションを完成させて、2019年2月に世界初演し、この世界初録音が行われました。
 録音: 2019年6月(1,2)、2019年2月(3) パリ
 


4839222
\2600
※LP同時発売
《ヴィキングル・オラフソン〜リフレクションズ》
 1. ヒースの茂る荒地 [ホーム・セッション](ドビュッシー)
 2. 選ばれし乙女 [ハニャ・ラニ・リワーク(ドビュッシーによる)]
 3. カノープ [ホーム・セッション](ドビュッシー)
 4. フットステップス(ヘルギ・ヨンソン)
 5. 水のミューズ(クリスチャン・バズーラ)
 6. ミューズたちの語らい [ヒューガー・リワーク(ラモーによる)]
 7. K.A.H.D. (クリスチャン・バズーラ)
 8. リフレクション(ヴィキングル・オラフソン)
 9-11. ピアノのために L.95I(ドビュッシー)
 12. ドゥラゥンド・ハイク [クラーク・リワーク(ドビュッシーによる)]
 13. カノープ(ドビュッシー)
 14. キュピ [バルモレイ・リワーク(ラモーによる)]
 15. ヒースの茂る荒地(ドビュッシー)
ヴィキングル・オラフソン(ピアノ)
ハニャ・ラニ(2)、
ヘルギ・ヨンソン(4)、
ヒューガー(6)、
クラーク(12)、
バルモレイ(14)

 ラモーとドビュッシーの魂が、現代の感性を通して反響する!

 前作『ドビュッシー-ラモー』の続編/追加曲となるリワーク・アルバム。
 2019年英グラモフォン賞「アーティスト・オブ・ジ・イヤー」受賞、2020年ドイツ『オーパス・クラシック賞』器楽録音(ピアノ)部門受賞と世界的な音楽賞を次々と射止める驚異的な才能。

 ■約200年の時を隔てた、二人の革命児、天才的作曲家であった、ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764)とクロード・ドビュッシー(1862-1918)の作品を組み合わせ、その対話を通じて作品の真価、その現代性と、類似性を炙り出した前作『ドビュッシー-ラモー』の続編/追加曲となる、ヴィキングル・オラフソン自身や他の様々なアーティストによる新アレンジも収録したリワーク・アルバム。

 ■ドビュッシーあるいはラモーの作品のフレーズに基づいた瞑想的なリワークは、元の作品の真価をも際立たせ、より多面的に作品の魅力を提示するものです。
  ポーランドのポスト・クラシカル系コンポーザー・ピアニストのハニャ・ラニ、シガー・ロスのサポートも務めるアイスランドのマルチな才能ヘルギ・ヨンソン、アイスランドの男性デュオのヒューガー(ピエトル・ヨンソン、ベルグル・ソルリソン)、イギリスのプロデューサー/DJ/作曲家クラーク、ポスト・クラシカル・シーンで絶大な支持を受けるバルモレイといったジャンルにとらわれない最先端のアーティストがリワークに参加。

 ■ドビュッシーのオリジナルの「ヒースの茂る荒地」「カノープ」は、通常のグランド・ピアノでの演奏のほかに、アップライト・ピアノのインティメイトな録音による[ホーム・セッション]も収録され、非常に対照的なサウンド体験を提供しています。
 
 録音:2019年〜2020年
 


<LP>


DG(LP)


4839848
(2LP)
\4800
※CD同時発売
《ヒラリー・ハーン〜パリ》
LP1 SideA
 プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 作品19
  1)第1楽章
LP1 Side B
 プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 作品19
  1)第2楽章
  2) 第3楽章

LP2 Side A
 ショーソン:詩曲 作品25
LP2 Side B
 ラウタヴァーラ:2つのセレナード (ヒラリー・ハーンのために)*世界初録音
ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ミッコ・フランク

 現代最高のヴィルトゥオーゾがパリ所縁の3作品を新録音!

 ■ヒラリー・ハーンが長年パリで共演してきた家族のようなオーケストラ、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団。ミッコ・フランクが首席指揮者を務めるこのオーケストラのアーティスト・イン・レジデンスを2018-19年に務めたヒラリー・ハーンが熱望した録音。

 ■1916年から17年にかけて作曲され、1923年パリで初演されたプロコフィエフの協奏曲第1番は、ヒラリー・ハーンのお気に入りの協奏曲。いままで最も多く演奏してきた作品のひとつで、録音の最適な共演者とタイミングを待ち続けていました。

 ■パリ出身のショーソンによる神秘的で瞑想的な「詩曲」の初演は、パリでイザイによって行われました。この曲はイザイに献呈されたショーソンの代表作。ヒラリー・ハーンの師ヤッシャ・ブロツキーはイザイの最後の弟子で、彼女はこの作品に自身の音楽的なルーツとして、個人的な繋がりを感じずにはいられません。

 ■2016年に亡くなったフィンランドの作曲家ラウタヴァーラとは、2013年のアルバム『27の小品〜ヒラリー・ハーン・アンコール』で「ささやき」という楽曲を委嘱・演奏したのが最初のコラボレーションでした。
  また、ミッコ・フランクはラウタヴァーラの親しい友人であり、その作品の理解者として優れた演奏家でした。2014年にラウタヴァーラのヴァイオリン協奏曲を演奏した二人は、パリで初演するための新作協奏曲を委嘱することにしましたが、ラウタヴァーラの健康状態が良くなく、その作品はセレナードに変更されました。
  作曲家の死後、2曲目の途中までオーケストレーションがなされ、残りはピアノのスケッチがのこされた「2つのセレナード」が発見され、ラウタヴァーラの弟子である著名な作曲家カレヴィ・アホがオーケストレーションを完成させて、2019年2月に世界初演し、この世界初録音が行われました。
 録音: 2019年6月(1,2)、2019年2月(3) パリ
 
 

4839214
(2LP)
\4800
※CD同時発売
《ヴィキングル・オラフソン〜リフレクションズ》
 1. ヒースの茂る荒地 [ホーム・セッション](ドビュッシー)
 2. 選ばれし乙女 [ハニャ・ラニ・リワーク(ドビュッシーによる)]
 3. カノープ [ホーム・セッション](ドビュッシー)
 4. フットステップス(ヘルギ・ヨンソン)
 5. 水のミューズ(クリスチャン・バズーラ)
 6. ミューズたちの語らい [ヒューガー・リワーク(ラモーによる)]
 7. K.A.H.D. (クリスチャン・バズーラ)
 8. リフレクション(ヴィキングル・オラフソン)
 9-11. ピアノのために L.95I(ドビュッシー)
 12. ドゥラゥンド・ハイク [クラーク・リワーク(ドビュッシーによる)]
 13. カノープ(ドビュッシー)
 14. キュピ [バルモレイ・リワーク(ラモーによる)]
 15. ヒースの茂る荒地(ドビュッシー)
ヴィキングル・オラフソン(ピアノ)
ハニャ・ラニ(2)、
ヘルギ・ヨンソン(4)、
ヒューガー(6)、
クラーク(12)、
バルモレイ(14)

 ラモーとドビュッシーの魂が、現代の感性を通して反響する!

 前作『ドビュッシー-ラモー』の続編/追加曲となるリワーク・アルバム。
 2019年英グラモフォン賞「アーティスト・オブ・ジ・イヤー」受賞、2020年ドイツ『オーパス・クラシック賞』器楽録音(ピアノ)部門受賞と世界的な音楽賞を次々と射止める驚異的な才能。

 ■約200年の時を隔てた、二人の革命児、天才的作曲家であった、ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764)とクロード・ドビュッシー(1862-1918)の作品を組み合わせ、その対話を通じて作品の真価、その現代性と、類似性を炙り出した前作『ドビュッシー-ラモー』の続編/追加曲となる、ヴィキングル・オラフソン自身や他の様々なアーティストによる新アレンジも収録したリワーク・アルバム。

 ■ドビュッシーあるいはラモーの作品のフレーズに基づいた瞑想的なリワークは、元の作品の真価をも際立たせ、より多面的に作品の魅力を提示するものです。
  ポーランドのポスト・クラシカル系コンポーザー・ピアニストのハニャ・ラニ、シガー・ロスのサポートも務めるアイスランドのマルチな才能ヘルギ・ヨンソン、アイスランドの男性デュオのヒューガー(ピエトル・ヨンソン、ベルグル・ソルリソン)、イギリスのプロデューサー/DJ/作曲家クラーク、ポスト・クラシカル・シーンで絶大な支持を受けるバルモレイといったジャンルにとらわれない最先端のアーティストがリワークに参加。

 ■ドビュッシーのオリジナルの「ヒースの茂る荒地」「カノープ」は、通常のグランド・ピアノでの演奏のほかに、アップライト・ピアノのインティメイトな録音による[ホーム・セッション]も収録され、非常に対照的なサウンド体験を提供しています。
 
 録音:2019年〜2020年
 














1/26(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


APARTE



AP 248
¥2700
オフェリー・ガイヤール(チェロ)
 Cellopera


 モーツァルト:
  《ドン・ジョヴァンニ》より
   窓辺においで(マンドリン:ジュリアン・マルテイノー)/
  《魔笛》より
   愛の喜びは消え/
  《ドン・ジョヴァンニ》より
   彼女の心の安らぎこそ
 ベッリーニ:《カプレーティとモンテッキ》より
  ああ、幾たびか
 ロッシーニ:ウィリアム・テル幻想曲
 ドニゼッティ:《愛の妙薬》より 人知れぬ涙
 ヴェルディ:
  《リゴレット》より 
   いつかあなたに会ったときから(四重唱)
  《仮面舞踏会》より
   死にましょう、でもその前に
  《ドン・カルロ》より
   彼女は私を愛したことがない
 プッチーニ:
  《トスカ》より  星は光りぬ/
  《蝶々夫人》より ある晴れた日に
 チャイコフスキー:《エフゲニー・オネーギン》より
  青春は遠く過ぎ去り
 ワーグナー:《タンホイザー》より 夕星の歌
 オッフェンバック:
  《ホフマン物語》より ダイヤモンドの歌/
  《ホフマン物語》より 舟歌による幻想曲/
  《ラ・ペリコール》より ほろ酔いのアリエッタ
 チャイコフスキー:《スペードの女王》より
   ポリーナのロマンス
オフェリー・ガイヤール(チェロ)
トマシュ・ヴァブニツ(指揮)
モーフィング 室内管弦楽団
KKC 6337
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3000+税

 深く響くガイヤールのチェロで奏でるオペラの名作アリア

 録音:2020年6月22−25日、ウィーン/75'00

 気品としなやかさを兼ね備えたフランスの女性チェロ奏者、オフェリー・ガイヤール。
 王道レパートリーからアイデアと演出の妙が効いた遊び心ある作品までしなやかな感性で弾きこなす人気チェリストのガイヤールの最新盤は、「Cellopera/ チェロペラ」と題した、オペラの名アリアをチェロで奏でるという内容。

 ガイヤールはこのアルバムの制作のきっかけをこのように話しています。
  「20年以上前、エクサン・プロヴァンス音楽祭で、ダニエル・ハーディング指揮の《ドン・ジョヴァンニ》の上演でチェンバロ奏者のエマニュエル・アイムと共に通奏低音として参加した時のことです。
  歌手の一人がリハーサルを欠席した際に、マーラー・チェンバー・オーケストラのソロ・チェリストが、オッターヴィオ(テノール)が歌うアリア「彼女の安らぎこそ」を弾いたのです。
  それは私にとって恵の瞬間であり、新しい音楽の窓が開いたのです。
  もちろん幼い時からオペラには触れてきましたし、往年の名歌手たちの歌唱も私の心に残っています。
  そして私の、チェロでオペラを奏でたいという欲求とオペラの傑作たちに対峙するときにパウル・クレーの「芸術の本質は、見えるものをそのまま再現するのではなく、目に見えないものを見えるようにするものである。」という言葉を思い出し、この追求と探求の旅に出ることを決心しました。
 皆様にきっと楽しんでいただけることでしょう。」

 チェロは人間の声に近い楽器と言われていますが、ガイヤールの潤いを湛えた繊細な音色や時に力強く、時に親密に語りかける音楽は、より作品の魅力が増し、オペラ、チェロの両者の新たな扉を開く1 枚となっています。
 




COLIN CURRIE RECORDS(LSO LIVE)



CCR 0004
¥2100
ハインツ・カール・グルーバー:打楽器協奏曲集
 (1)ROUGH MUSIC
  I. Toberac
  II. Shivaree
  III. Charivari
 (2)INTO THE OPEN...
コリン・カリー(打楽器独奏)
(1)ファンホ・メナ(指揮)
(2)ヨン・ストゥールゴールズ(指揮)
BBCフィルハーモニック
KKC 6342
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3000+税

 打楽器協奏曲の可能性を極めに極めた大興奮のパーカッショニズムが炸裂!コリン・カリーが縦横無尽に叩きまくる圧倒的超絶演奏!

 録音:(1)2013年12月6日/マンチェスター、ブリッジ・ウォーター・ホール
  (2)2015年7月20日/ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール(BBCプロムスでの世界初演)
 24bit・44.1kHz・PCM 録音、52'42'

 ライヒも認める凄腕パーカッショニスト、コリン・カリーによる自主レーベル「コリン・カリー・レコーズ」から初の協奏曲アルバムが登場!
 ウィーン少年合唱団出身でコントラバス奏者でもあるウィーンの作曲家ハインツ・カール・グルーバー(1943-)の2作品を収録。
 いずれも打楽器協奏曲の可能性を極めに極めた目の回るような超絶技巧が満載、いったい何種類の打楽器を叩いているんだという怒涛のパーカッショニズムが炸裂します。
 対するオーケストラも細かく書き込まれていて大迫力の音響。使われる響きはポップな和声あり、おどろどろしい不協和音あり。格好よくエネルギッシュな展開も魅力です。ライヒはもちろん、吉松隆あたりが好きな人なら一発で気に入るでしょう。

 「ROUGH MUSIC」(1982-83)は打楽器協奏曲というジャンルを決定的に塗り替えた快作。
 高度にして大胆な作曲技法を駆使し、伝統的なしがらみから解放された真に自由で創造的なソロが興奮を煽ります。
 タイトル通りの「荒々しさ」を持つ「どんちゃん騒ぎ」ながら入念に書き込まれコントロールされたスコア。
 第1楽章はリズミカルで刺激的で、またポップな美しさも兼ね備えています。第2楽章はコリン・カリーが「カーチェイス。運転席にはアイヴズの亡霊。副操縦士のベルクがヴィブラフォンの歌に合わせて誘導する」と表現する興奮の音楽。第3楽章はしっかりと曲全体をまとめ上げる見事なフィナーレで、同時にシンセサイザーが鳴ったりサティやアンリ・ソーゲが暗喩的に用いられたりと興味の尽きないアイデアの饗宴。

 「INTO THE OPEN...」(2015)は単一楽章の協奏曲。2009年に亡くなった音楽評論家でクルト・ワイルの研究者であるデイヴィッド・ドリューへの追悼作品であり、暗く薄い響きが支配的です。
 この曲想にして現代打楽器書法最新の試みがなされ、また管弦楽も表情豊かにシンフォニックに書かれているのはある意味挑戦的。不穏な序奏から次第にゆっくりと時間をかけて、悲しみを乗り越えようとエネルギッシュで闘争的な音楽が沸き上がりますが、古典的なわかりやすい解決はなく悲しみを抱えたままで終止。しかし絶望に対峙せんとする人間的な力強さを描いた音楽が偽りなく感動的で、技巧においてもより一層の冴えを見せています。

 「コリン・カリー・レコーズ」はLSO Live が世界的にディストリビューションを行っています。

 ≪コリン・カリー≫
  1976 年エディンバラ生まれ。2000 年ロイヤル・フィルハーモニック・ソサエティ・ヤングアーティスト賞受賞。
  ソリストとしてコンセルトヘボウ管、フィラデルフィア管、ロサンゼルス・フィル、ロンドン響、フィルハーモニア管などと共演多数。またリサイタルや室内楽でも活躍しており、圧倒的なパーカッショニズムで世界を魅了。
  ライヒ、カーター、アンドリーセン、マクミラン、ラウタヴァーラ、アホ、ターネイジらの作品の初演を手がけ、CD 録音も多数。自身のレーベル「コリン・カリー・レコーズ」を発足し、さらに魅力的なリリースを続けている。

 
 




HORTUS



HORTUS 554
¥2500
オルガンとピアノの姉妹デュオによる「展覧会の絵」、「眠れる森の美女」
「おとぎ話」

 (1)リスト:悲愴協奏曲 S.258 R.356 ホ短調
  (オルガン編:ヴェラ・ニキティーヌ編曲)
 (2)ムソルグスキー:「展覧会の絵」
  (オルガンとピアノ編:ヴェラ・ニキティーヌ編曲)
 (3)チャイコフスキー:「眠れる森の美女」組曲 Op.66a
  【I.「導入部・リラの精」/
   II.「長靴をはいた猫と白い猫」/III.「ワルツ」】
    ( オルガンとピアノ編:ヴェラ&カテリーヌ・ニキティーヌ編曲)
ヴェラ・ニキティーヌ
 (オルガン/カヴァイエ=コル/
  ゴンザレス/ガイヤール・オルガン)
カテリーヌ・ニキティーヌ
 (ピアノ/ステファン・ポレロ製作)

 これはおもしろい!オルガンとピアノの姉妹デュオが「展覧会の絵」、「眠れる森の美女」を録音!

 録音:2016年/リヨン・オーディトリアム(フランス)/67'37

 これはおもしろい!姉妹デュオ、ヴェラ・ニキティーヌ、カトリーヌ・ニキティーヌが「展覧会の絵」と「眠れる森の美女」組曲をオルガンとピアノ版で録音しました!
 両親からピアノの手ほどきを受けたニキティーヌ姉妹は幼いころからピアノ連弾に親しみ、連弾のオリジナル作品だけでなく自身の編曲で様々な作品を演奏してきました。
 プロの音楽家としてヴェラはオルガニストに、カトリーヌはピアニストとなりそれぞれ単独で活動しておりましたが、2009年にデュオで演奏し、その後姉妹デュオとして本格的な活動を開始しました。

 今回、リヨン・オーディトリアムに据え付けられたカヴァイエ=コル製作の歴史的な大オルガンと現代屈指のピアノ製作者ステファン・ポレロの楽器(製作番号102)を用いて録音。
 同じ鍵盤楽器にして全く異なる構造・音色のピアノとオルガンですが、この2 つの楽器が出会うとまさにオーケストラのサウンドを堪能でき、オルガンの流麗で荘厳な響きにピアノ打楽器的な要素も加わります。
 二人の息の合った演奏でカラフルな音色が広がります。
 
 

HORTUS 555
¥2500
「映像」
 (1)ドビュッシー:映像第2集
  【I.葉末を渡る鐘の音/
   II.そして月は荒れた寺院に落ちる/III.金魚の魚】
 (2)リスト:巡礼の年第2年「イタリア」
  【I.婚礼/II.物思いに沈む人/
   III. サルヴァトール・ローザのカンツォネッタ】
 (3)ムソルグスキー:「展覧会の絵」
フローリアン・カロウビ(ピアノ)

 色彩感豊かに演奏したカロウビ渾身の「展覧会の絵」!

 録音:2017年/フランス/DDD、69'40

 ソリストとしてだけでなく室内楽奏者としても成功を収めているフランスのピアニスト、フローリアン・カロウビがドビュッシーの映像第2集、リストの巡礼の年第2年「イタリア」、そしてムソルグスキーの「展覧会の絵」を録音しました!
 繊細な語り口が魅力のカロウビがクリスタルな響きを追求した当アルバムでは色彩豊かなドビュッシー、情熱的なリスト、そして最後のムソルグスキーでは透き通った音色だけでなく、力強さを持った好演を聴かせます。
 




AUDAX RECORDS



ADX13727
¥2700
ベートーヴェン、ヴォジーシェク、ルドルフ大公:
 ヴァイオリン・ソナタ集

  ヤン・ヴァーツラフ・ヴォジーシェク(1791−1825):
   ヴァイオリン・ソナタ ト長調 Op.5
  ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調 Op.96
  オーストリア大公ルドルフ(1788−1831):
   ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調

デュオ・ブリュッヘン=プランク
 〔ヘンリケ・ブリュッヘン(ヴァイオリン)、
  マリー・ラーダウアー=プランク(ピアノ)〕


 ベートーヴェンの最後のヴァイオリン・ソナタを歴史的な文脈で探求!

 ● ヨハネス・プラムゾーラーの自主レーベル、Audax Recordsに、デュオ・ブリュッヘン=プランクが初登場!
 ● ヴォジーシェクとルドルフ大公の作品を組み合わせ、ベートーヴェンの最後のヴァイオリン・ソナタを歴史的な文脈で探求するプログラム!
 ● 日本語解説付き!

 ドイツのピアニスト、ヘンリケ・ブリュッヘンとオーストリアのヴァイオリニスト、マリー・ラーダウアー=プランクによる女流デュオ、「デュオ・ブリュッヘン=プランク」がAudax Recordsデビュー。
 フンメルに師事し、第二宮廷オルガニスト、楽友協会の音楽監督などを務め、「ベートーヴェンの後継者」として頭角を現しながらも歴史に埋もれてしまったボヘミアの作曲家、ヤン・ヴァーツラフ・ヴォジーシェクのヴァイオリン・ソナタと、ベートーヴェンの弟子でありパトロン、そしてピアニスト、作曲家としても優れた腕前を持っていたとされるオーストリアのドルフ・フォン・エスターライヒ大公(このアルバムに収録されたヴォジーシェクとベートーヴェンのソナタが献呈された人物)のヴァイオリン・ソナタを組み合わせ。
 ベートーヴェンの最後のヴァイオリン・ソナタを歴史的な文脈で探求するという意欲的なプログラム。
 ブックレットには、ラインハルト・ゲーベルによる「ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ 作品96 とその背景」と題された濃密な解説(日本語、英語、ドイツ語、フランス語)が掲載されています。

 ※録音:2019年9月3日−4日&25日−26日、イエス・キリスト教会(ダーレム、ベルリン)

 
 
 

ADX13728
¥2700
J.S.バッハ:リュート作品集
 組曲ト短調 BWV.995/前奏曲ハ短調 BWV.999/
 フーガ ト短調 BWV.1000/パルティータ ハ短調 BWV.997
ジャドラン・ダンカム(リュート)

 ジャドラン・ダンカムのセカンド・ソロ・アルバム、バッハのリュート作品集!

 ● アンサンブル・ディドロの若きリューティスト、ジャドラン・ダンカムのセカンド・ソロ・アルバム!
 ● 日本語解説付き!

 ジャドラン・ダンカムは、イギリス、クロアチア、ノルウェー系のバロック・ギター&リュート奏者。
 2008年にBBCヤング・ミュージシャン・オヴ・ジ・イヤーのストリング・カテゴリーを受賞、2015年にはイタリアで行われたマウリツィオ・プラトーラ・リュート・コンクールで第1位に輝いています。

 「バッハとヴァイスの共作による組曲」という意欲的なアルバム(ADX13706)でヨハネス・プラムゾーラーと共演し、「ヴァイス&ハッセ:リュート・ソナタ集」(ADX13713)でソロ・レコーディング・デビューを果たしたジャドラン・ダンカムのセカンド・ソロ・アルバムは、バッハのリュート作品集。
 ジャドラン・ダンカムによるバッハのリュート作品への子細な研究、手稿譜やタブ譜の選択、リュート独特のレコーディングについてのこだわりなどが、ブックレットの解説(日本語、英語、ドイツ語、フランス語、ノルウェー語)に掲載。
 「バロック音楽の楽譜を見るには劇の台本を読むようにすべき」(ブックレット解説より)と語るダンカムの、表情豊かで生き生きとしたバッハをお届けします。

 ※録音:2020年1月26日−29日、ノエウェー

 
 
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ADX13790
(2CD)
特別価格
\5000→\4490
ヨハネス・プラムゾーラーの名盤、
 「パリ・アルバム」と「ロンドン・アルバム」のセットBOX!
イギリスとフランスの初期トリオ・ソナタ集
ヨハネス・プラムゾーラー(ヴァイオリン)
アンサンブル・ディドロ
 CD1「パリ・アルバム」 〜
  エリザベト・ジャケ・ド・ラ・ゲール(1665−1729):トリオ・ソナタ ト短調/
  セバスティアン・ド・ブロッサール(1655−1730):トリオ・ソナタ イ短調 《デッタ・ラ・プリモジェニータ》*/
  アンドレ・カンプラ(1660−1744):トリオ・ソナタ第1番 変ロ長調*/
  セバスティアン・ド・ブロッサール:トリオ・ソナタ ハ長調 《デッタ・ラ・セコンダ》*/
  フランソワ・クープラン(1668−1733):ラ・コンヴァレサント/
  ルイ=ニコラ・クレランボー(1676−1749):トリオ・ソナタ ト長調 《ラ・フェリシテ》/
  アンドレ・カンプラ:トリオ・ソナタ第2番 イ長調*/
  セバスティアン・ド・ブロッサール:トリオ・ソナタ ニ長調/
  ジャン=フェリ・ルベル(1666−1747):リュリ氏のトンボー/
 CD2「ロンドン・アルバム」 〜
  ロバート・キング(c.1660−1726):イタリアの流儀にならったソネッタ*/
  ジョヴァンニ・バッティスタ・ドラギ(c.1640−1708):トリオ・ソナタ ト短調/
  ヘンリー・パーセル(1658/9−1695):トリオ・ソナタ第6番ハ長調 Z.795(3声のソナタ集より)/
  ヨハン・ゴットフリート・ケラー(d.1704):トリオ・ソナタと組曲 ト短調*、チャッコーナ ト長調*/
  ヘンリー・パーセル:トリオ・ソナタ第9番ハ短調 Z.798(3声のソナタ集より)/
  ジョン・ブロー(1648/49−1708):トリオ・ソナタ イ長調/
  ゲルハルト・ディースゼーナー(c.1640−1683):トリオ・ソナタ ト短調*/
  ヘンリー・パーセル:トリオ・ソナタ第6番 ト短調 《大シャコンヌ》 Z.807(4声のソナタ集より)

 (*=世界初録音)

 

 ● 日本語解説付き!

 ヨハネス・プラムゾーラーとアンサンブル・ディドロがイギリスとフランスの初期トリオ・ソナタを探求した名盤、「パリ・アルバム」と「ロンドン・アルバム」がお得なセットで登場!

 CD1「パリ・アルバム(ADX13717)」は、リュリ亡き後の17世紀末フランスで「フランス様式」と「アルプスの向こうの熱情(ardeur transalpine)」(「transalpine」は、アルプス山脈の向こう側、転じてイタリア音楽のこと)を融合し、より優れた新しい様式を確立するために情熱が向けられていたフランスの音楽。

 CD2「ロンドン・アルバム(ADX13718)」は、1683年にパーセルが「三声のトリオ・ソナタ集」を出版し、独特なイングランド音楽の語法と最新のイタリアやフランスの音楽を巧みに取り入れながら発展していったイギリス・バロックの最初の最盛期となった時代の音楽。新たな発見でいっぱいの二つの「トリオ・ソナタ集」を、プラムゾーラーとアンサンブル・ディドロの精緻でエネルギッシュな演奏で贈ります。

 ※録音:2018年12月17日−22日、グスタフ・マーラー・ザール(トーブラッハ、イタリア)


 
 



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CHANDOS



PCHAN20223
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2857+税
フランチェスカ・デゴがシャンドス移籍!
 グァルネリ・デル・ジェス "イル・カノーネ(大砲)"
  
イル・カノーネ 〜 フランチェスカ・デゴ パガニーニのヴァイオリンを弾く

 パガニーニ:ラ・カンパネッラ
  (ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調 Op.7より/
   フリッツ・クライスラー編曲ヴァイオリンとピアノ版)*
 クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース Op.6
 ジョン・コリ リアーノ:レッド・ヴァイオリン・カプリース
 カルロ・ボッカドーロ(b.1963):秋のように(世界初録音)
 パガニーニ:カンタービレ ニ長調 Op.17
  (カルロ・ボッカドーロ編曲ヴァイオリンとピアノ版/世界初録音)*
 ロッシーニ:パガニーニに寄せてひと言 ニ長調*
 シュニトケ:ア・パガニーニ
 シマノフスキ:3つのパガニーニのカプリース Op.40* 
フランチェスカ・デゴ
 (ヴァイオリン/グァルネリ・デル・ジェス1743 "イル・カノーネ")
フランチェスカ・レオナルディ(ピアノ/ファツィオリ)*
CHAN20223
¥2500→\2290

 フランチェスカ・デゴがシャンドス移籍!パガニーニの銘器「イル・カノーネ」を弾く!

 ☆イタリアの眩きヴァイオリニスト、フランチェスカ・デゴがシャンドスと専属契約!
 ☆注目のシャンドス録音第1弾は、パガニーニが愛した歴史的銘器グァルネリ1743"イル・カノーネ"を弾いたパガニーニ・トリビュート・アルバム!

 1989年イタリア出身、朗々たる響き、説得力のある解釈、隙のないテクニックを誇り、国際的なシーンでもっとも人気を集める若きヴァイオリニストの一人、フランチェスカ・デゴがイギリスのシャンドス(Chandos)と専属録音契約を結びました!
 2012年にDeutsche Grammophonから「パガニーニ:24のカプリース」でデビューを果たしたフランチェスカ・デゴの注目すべきChandos第1弾も、パガニーニ・アルバムです!

 パガニーニ自身が所有し愛奏したというグァルネリ・デル・ジェス1743年製の "イル・カノーネ(大砲)"は、パガニーニの没後ジェノヴァ市に寄贈され、ジェノヴァの宝として厳重に保管されてきました。
 その後、限られたヴァイオリニストにしか演奏機会が与えられず、録音も数えるほどしかないという貴重な銘器ですが、フランチェスカ・デゴは2019年にジェノヴァで行われたパガニーニ祝賀コンサートでこの楽器を使用してパガニーニのヴァイオリン協奏曲を演奏し、その成功から今回のレコーディングで使用するという栄誉が与えられました。

 フランチェスカ・デゴがパガニーニに敬意を表してじっくりと選んだという理想のプログラムは、ロッシーニからシュニトケまで、無伴奏とピアノ伴奏両方の充実したパガニーニ・トリビュート・プログラム。
 イタリアの作曲家兼ピアニスト、カルロ・ボッカドーロ(b.1963)がフランチェスカのために作曲した「秋のように(Come d'autunno)」と、ボッカドーロがフランチェスカのためにピアノ伴奏をアレンジしたパガニーニの「カンタービレ」は世界初録音です。

 師であるサルヴァトーレ・アッカルドがその才能を絶賛し、2008年にはパガニーニ国際コンクールでファイナルに進出し(イタリア人女性として初)、最年少ファイナリストのための特別賞「エンリコ・コスタ賞」を受賞したフランチェスカ・デゴが、パガニーニのヴァイオリンの麗しくも濃密な音色を引き出したパガニーニ・アルバムは話題必至!
 今後もChandosからロジャー・ノリントン&RSNOとの共演によるモーツァルトの協奏曲録音などを予定しているというフランチェスカ・デゴの活躍にご期待ください!!

 ※録音:2019年11月4日−6日、ドーリア・トゥルシ宮殿(ジェノヴァ、イタリア)

 


 「カノン砲」とは、グァルネリの中でもひときわ有名な名器。
 その音量の大きさ、そのあまりの迫力にパガニーニがつけた愛称。

 パガニーニは自分以外のものがこの楽器を使うことを禁じ、死後この楽器はジェノヴァの博物館で眠っていたが、21世紀に入ってようやく年に数回のみ演奏が許されるようになったといいます。


「カノン砲」

ほんもののカノン(キャノン)砲。
パガニーニにとってこれくらいすごい音だったわけである。




グァルネリ・デル・ジェス "イル・カノーネ(大砲)"
HINDENBURGからはこんなCD-Rアルバムも


Burg 1033
1CD-R\1800 
アルド・フェラレージ
 パガニーニ:
  魔女たちの踊り
  「うつろな心」による序奏と変奏曲
 サラサーテ:アンダルシアのロマンス
 ボンポルティ:アリア
 タルティーニ:コレルリの主題による変奏曲より
 マリーニ:ソナタ
 メルーラ:カンツォーネ
   (全7曲)
  7inch  Storia de lla Musica SdM 015  -  mono  
    1960年代中期録音
(ヴァイオリン) アルド・フェラレージ
(Vn )G.Franzetti
(piano &hpsi) G.Spinelli
(gamba) A.Riccardi
  アルド・フェラレージのレア7inch イタリア盤復刻!

 グァルネリ・デル・ジェスを使用しての貴重な録音。
 とくにパガニーニの「魔女たちの踊り」とサラサーテの「アンダルシアのロマンス」は、パガニーニが実際に使っていた名器「カノン砲」を使っての録音。
 「カノン砲」とは、その音量の大きさ、そのあまりの迫力にパガニーニがつけた愛称。
 パガニーニがこの名器を使ったことでグァルネリはストラディヴァリウスと並ぶ名器とされるようになった。
 パガニーニは自分以外のものがこの楽器を使うことを禁じ、死後この楽器はジェノヴァの博物館で眠っていたが、21世紀に入ってようやく年に数回のみ演奏が許されるようになった。

 グァルネリ・デル・ジェスやストラディヴァリウスによる最新録音は多いが、この1960年代のフェラレージによるモノラル録音は、太く存在感にあふれ、デル・ジェスの魅力をたっぷり感じさせてくれる。
 名手あっての名器という思いを強くした。

薄CDケース入り折り返しジャケ日本語表記付。





そしてこちらは本来の主役、フランチェスカ・デゴ
DG初の協奏曲録音


4816381
\2300→\2090
悔しいくらい美人でうまい
 フランチェスカ・デゴ〜
  パガニーニ/ヴォルフ=フェラーリ:ヴァイオリン協奏曲集》

   1) パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.6、
   2) ヴォルフ=フェラーリ:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.26
フランチェスカ・デゴ(ヴァイオリン)、
ダニエーレ・ルスティオーニ(指揮)
バーミンガム市交響楽団

 人気急上昇中のイタリア女流ヴァイオリニスト、フランチェスカ・デゴによるDG初の協奏曲録音
 イタリアの若手ヴァイオリニスト、フランチェスカ・デゴのDG初協奏曲録音。イタリアの2つの傑作、ヴォルフ=フェラーリの演奏機会のあまりないヴァイオリン協奏曲とパガニーニの有名なヴァイオリン協奏曲第1番を演奏しています。パガニーニの協奏曲は今年で作曲からちょうど200年になります。
 バーミンガム市交響楽団、イタリアの若手指揮者ダニエーレ・ルスティオーニとともにバーミンガムのシンフォニー・ホールでイギリスでの初演を行った2017年3月8日に、ヴォルフ=フェラーリのヴァイオリン協奏曲をライヴ録音しました。
フランチェスカはこれからも世界の一流オーケストラと、パガニーニとヴォルフ=フェラーリの協奏曲を様々な地域で広く演奏してゆきます。

 【録音】2016年8月21-22日(1)、2017年3月8-9日(2)、イギリス、バーミンガム、シンフォニー・ホール


 


シベリウスのヴァイオリン協奏曲のライヴ。全曲。
https://youtu.be/w8ZFS2Efens

 おっと・・・まだ最初の5分しか聴けてないけど、うまい・・・!




 
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PCHAN20151
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2857+税

ネーメ・ヤルヴィ(指揮)&エストニア国立響
 フランスの舞台音楽

 アンブロワーズ・トマ(1811−1896):歌劇《レーモン、または女王の秘密》 への序曲
 ダニエル=フランソワ=エスプリ・オベール(1782−1871):
  歌劇《フラ・ディアヴォロ、またはテッラチーナの館》 S.18 への序曲
 フランソワ=アドリアン・ボワエルデュー(1775−1834):
  歌劇 《バグダッドの太守》 への序曲、歌劇 《白衣の婦人》 への序曲
 レオ・ドリーブ(1836−1891):歌劇 《王の楽しみ》より 舞踏会の情景と古い歌
 ジュール・マスネ(1842−1912):バレエ 《エスパーダ》

ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
エストニア国立交響楽団

CHAN20151
¥2500→\2290

 ネーメ・ヤルヴィ&ENSO!フランスの舞台音楽集!

 ☆長老ネーメ・ヤルヴィとエストニア国立響の新録音! 絶賛された「フランスのバレエ音楽」の続編的プログラム。19世紀から20世紀初頭にかけての、知られざる「フランスの舞台音楽」!

 500タイトル近くに及ぶ膨大な、そして多彩な内容のレコーディングという偉大な業績を誇り、2018年の英グラモフォン賞において「生涯功労賞(ライフタイム・アチーヴメント賞)」を受賞したエストニアの巨匠ネーメ・ヤルヴィ。
 ヤルヴィの打楽器奏者時代からの付き合いという長い関係を築き、現在は音楽監督&首席指揮者の任にあるエストニア国立交響楽団(ENSO)との新録音は、2019年にリリースされレコード芸術特選盤に選ばれた「フランスのバレエ音楽(PCHAN20132/CHAN20132)」の続編的位置づけとなるであろう、舞台作品のためのフランス音楽集。

 18世紀から20世紀初頭のあまり知られていない舞台音楽を集めた愉しいプログラムで、トマ、オベール、ボワエルデューの序曲はすべてパリのオペラ=コミック座で上演された作品のための音楽。
 ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管と共演した「ドリーブ:バレエ組曲集(RCHSA5257/CHSA5257)」でも好評価(レコード芸術特選盤他)を得たヤルヴィによるドリーブの「王の楽しみ」からの音楽や、マスネのスペイン情緒あふれるバレエ音楽「エスパーダ」など、ファン垂涎の濃密プログラムです。

 ※録音:2018年5月30日−31日、2019年5月6日&31日、エストニア・コンサート・ホール(タリン)

 
 
 


CHAN20131
¥2500→\2290

ジャン=エフラム・バヴゼ
 ハイドン:ピアノ・ソナタ集Vol.9
 ピアノ・ソナタ第10番ハ長調 Hob.XVI-1
 ピアノ・ソナタ第44番ヘ長調 Hob.XVI-29
 ピアノ・ソナタ第41番イ長調 Hob.XVI-26
 ピアノ・ソナタ第2番ハ長調 Hob.XVI-7
 ピアノ・ソナタ第52番ト長調 Hob.XVI-39
 ピアノ・ソナタ第53番ホ短調 Hob.XVI-34

ジャン=エフラム・バヴゼ
 (ピアノ/YAMAHA CFX)


 フランスの巨星ジャン=エフラム・バヴゼ、YAMAHAピアノで弾くハイドン第9巻!

 ☆フランスの巨星ジャン=エフラム・バヴゼ!
 ☆YAMAHA CFXピアノの鮮明な音色で贈る、ハイドンのピアノ・ソナタ全曲録音プロジェクト第9弾!

 世界屈指のフレンチ・ピアニズムの体現者として人気を博し、現在ではハイドン、ベートーヴェン、モーツァルトなど古典派作品の演奏&録音でも圧倒的な地位を確立してきたジャン=エフラム・バヴゼが取り組むハイドンのピアノ・ソナタ全曲録音プロジェクト。
 ハイドンの多種多様なスタイルや表現を探求し、YAMAHA CFXピアノのクリアーで鮮やかな音色、ポットン・ホールの暖かくアコースティックな響きで好評を得たこの録音プロジェクトは、これまで英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」や英BBCミュージック・マガジンの「インストゥルメンタル・チョイス」、英インターナショナル・ピアノ誌の「インターナショナル・ピアノ・チョイス」などに度々選ばれています。

 シリーズ第9弾も、ハイドンの初期、中期、後期のソナタをバランスよく選び抜き、魅惑のリサイタルとして構築。ハープシコード教師としての道を歩み始めた若きハイドンが、彼の生徒のために書いたであろう第2番から、同じハ長調のソナタで、より野心的に拡張された第10番、1770年代初頭に書かれ、C.P.E.バッハや疾風怒濤(シュトゥルム・ウント・ドラング)の影響がみられる第41番と第44番、そして約10年後に作曲され、技術的にも音楽的にも更に高度なものが要求されるようになった第52番と第53番まで、バヴゼの詩情あふれるピアニズムでハイドンのソナタを俯瞰します。

 ※録音:2020年7月8日−10日、ポットン・ホール(サフォーク)

 
 
 


CHAN20184
¥2500
ア・ミュージカル・ズー「『動物』歌曲集」 アシュリー・リッチズ(バス・バリトン)
ジョゼフ・ミドルトン(ピアノ)
 シューベルト:ます Op.32, D.550、鳥 Op.172, D.691/
 シューマン:ライオンの花嫁 Op.31-1/
 ヴォルフ:鼠捕りの男/
 ブラームス:ナイチンゲールに寄せて Op.46-4/
 R.シュトラウス:つぐみ WoO.34, TrV.49/
 フォーレ:蝶と花 Op.1-1/
 ラヴェル:博物誌/
 ムソルグスキー:アウエルバッハの酒場でのメフィストフェレスの歌/
 ショスタコーヴィチ:ゴキブリが住んでいたら/
 アイアランド:三羽のカラス/
 ハウエルズ:ダヴィデ王/
 バーバー:修道僧と猫 Op.29-8/
 ヴァーノン・デューク:オグデン・ナッシュのミュージカル・ズー/
 ブリテン:クロコダイル

 アシュリー・リッチズのソロ・デビュー録音!なんともユニークな、「動物」歌曲集!

 ☆英国期待のオペラティック・バリトン、アシュリー・リッチズのソロ・デビュー・アルバム!
 ☆動物をテーマにしたユニークなプログラム!

 英国ロイヤル・オペラ・ハウスのジェット・パーカー・ヤング・アーティストやBBCラジオ3のニュー・ジェネレーション・アーティスト(新世代アーティスト)に選ばれてきた英国期待のオペラティック・バリトン、アシュリー・リッチズ。
 BBCミュージック・マガジン賞2020の「レコード・オヴ・ザ・イヤー」に輝いたポール・マクリーシュ&ガブリエリ・コンソートのパーセル「アーサー王」や、サイモン・ラトル&LSOによるバーンスタイン「ワンダフル・タウン」などの録音にも参加してきたアシュリー・リッチズのソロ・デビュー・レコーディング。

 「ニューヨークの秋」などのジャズ・スタンダード・ナンバーでも知られる作曲家ヴァーノン・デューク(1903−1969)のコミカルでドラマティックな「Ogden Nash's Musical Zoo」を軸に、シューベルトの「ます」から、ショスタコーヴィチの「ゴキブリ」まで、160年近くにわたる作曲年、4つの言語(ドイツ語、フランス語、ロシア語、英語)による様々な「動物」をテーマにした歌曲を集めたという極めてユニークで意欲的なアルバムです。

 ※録音:2020年6月29日−7月1日、ポットン・ホール(サフォーク)
 




DA VINCI CLASSICS



C00299
¥2600

2人の天才の邂逅。クロイツェル&ボクサの6つの夜想曲!
  クロイツェル&ボクサ:
  ハープとヴァイオリンのための
   《6つの演奏会用夜想曲》Op.59

ジュリア・レットーレ(ハープ)
ダヴィド・スカローニ(ヴァイオリン)


 明暗を分けた2人の天才の邂逅。クロイツェル&ボクサの6つの夜想曲!

 世界各地を渡り歩き波乱万丈の生涯を送った19世紀フランスのコンポーザー=ハーピスト、ニコラ=シャルル・ボクサ(1789−1856)と、同じく19世紀のフランスを代表するヴィルトゥオーゾとして名高いコンポーザー=ヴァイオリニスト、ロドルフ・クロイツェル(1766−1831)の共作「ハープとヴァイオリンのための《6つの演奏会用夜想曲》」の6曲全曲を収録!

 神童としてその名を馳せ、ナポレオン1世の宮廷楽団のハーピストに任命されながらも通貨偽造や文書偽造、さらには結婚詐欺によってイングランドへ逃亡。同地で活躍するも以前の悪事が発覚してしまい、職を追われるという自業自得ながらも激動の人生を歩んだボクサ。

 対してベートーヴェンからいわゆる「クロイツェル・ソナタ」を献呈され、パリ・オペラ座管弦楽団の今sナートマスター、指揮者を歴任。パリ音楽院のヴァイオリン科教授として数々の優れた弟子を育成するなど、常に陽の当たる道を歩み続けたクロイツェル(クレゼール)。
 天才の名を欲しいままにしながらも日向と日陰という対照的な人生を歩んだ2人の音楽性が互いを刺激しあい完成した「6つの演奏会用夜想曲」は、ボクサとクロイツェルの旋律、テクスチュア、和声、技術面でのアイディア、創造性が込められた19世紀フランスの知られざる秀作です。

 ※録音:2019年9月13日−15日、トゥリオ・セラフィン劇場(カバルゼレ、イタリア)
 
 

C00301
¥2600
おお、過ぎ去りし日の甘美な春よ 〜
 クラリネットとピアノを伴うソプラノ、バリトン、またはメゾ・ソプラノのためのアリア集

  ドニゼッティ:私はあなたにのみ罪を犯した、さよならを言うために/
  フランツ・パウル・ラハナー:詩的な間奏曲「歌の翼に」、女の愛と生涯 Op.82/
  プロッホ:囚われの夜鳴きうぐいす Op.11/
  オビオルス:ロマンス「イ・ライ」/
  テオドール・ラハナー:2つの歌曲/
  マスネ:エレジー「おお、過ぎ去りし日の甘美な春よ」/
  ブラガ:天使のセレナード
プロセニオ・アンサンブル
 〔ステファノ・オンガロ(クラリネット&バス・クラリネット)、
  パオロ・ラッザリーニ(ピアノ)、
  ルチア・ポッリ(ソプラノ)、
  マリア・ルチア・バッツァ(メゾ・ソプラノ)、
  ピエルルカ・ポッリ(バリトン)〕 

 シューベルトの「岩上の羊飼い」に代表される「クラリネット」を伴う歌曲の数々。

 クラリネットを声楽と並ぶ「第2の声」と位置付けた歌曲のレパートリーの研究、拡大の成果となるイタリアのプロセニオ・アンサンブルによるプロジェクト「おお、過ぎ去りし日の甘美な春よ」!
 このレパートリーで重要や役割を果たすのはクラリネット奏者のステファノ・オンガロ。
 ユストゥス・フランツのフィルハーモニー・デア・ナツィオーネンなどで活躍した実力派です。

 録音:2019年10月18日−20日、カステッロ・ディ・モルサスコ(アレッサンドリア、イタリア)

 ※YouTubeでプレヴューをご試聴いただけます! → https://youtu.be/gxkW8R8l-4A
 
 

C00298
¥2600
ドビュッシーの時代のギター作品さまざま
 プジョル:ロマンス/
 ドビュッシー:吟遊詩人/
 ファリャ:ドビュッシーの墓に捧げる讃歌/
 ルーセル:セゴビア/
 サティ(ディアンス編):グノシエンヌ第1番/
 ミヨー:セゴビアーナ/
 ファリャ:歌/
 モンポウ:コンポステラ組曲

フランチェスカ・デ・フィリッピス(ギター)


 イタリア、サレルノ出身の女流ギタリスト、フランチェスカ・デ・フィリッピスが構成した「ドビュッシーの時代のギター作品さまざま」は、単純にドビュッシーと同世代の作曲家の作品を集めたものではなく、当時のパリにおいて芸術家たちの「リビングルーム」になったであろうカタルーニャのピアニスト、リカルド・ビニェスを中心とした繋がりを音楽で表現したプログラム。
 リカルド・ビニェスの家を当時のフランス、パリにおける文化的な拠点と見立てて、ドビュッシーへのオマージュ、セゴビアへのオマージュなど、様々な大作曲家たちの作品を1つのストーリーとして繋いでいます。

 ※録音:2020年1月、CGLT・ディアスタジオ(アグローポリ、イタリア)

 ※YouTubeでプレヴューをご試聴いただけます! → https://youtu.be/MpJl8BEx0_M
 
 


C00295
¥2600

ミヒャエル・ハイドン:室内楽作品集&ヴィオラ協奏曲
 弦楽四重奏曲イ長調 MH.310
 フルート四重奏曲ニ長調 P.117
 フルート四重奏曲ヘ長調 P.DEEST
 ヴィオラ、ハープシコードと弦楽合奏のための協奏曲ハ長調 MH.41

リンダ・ウェザリル(フルート)、
ファブリツィオ・ダッテリ(ハープシコード)、
エリザ・バチョッキ弦楽四重奏団
 〔カルロ・アルベルト・ヴァレンティ(第1ヴァイオリン)、
  マリア・アンジェリカ・ヴィターリ(第2ヴァイオリン)、
  トンマーゾ・ヴァレンティ(ヴィオラ)、
  クラウディオ・ヴァレンティ(ヴィオラ)、
  カルロ・ベンヴェヌーティ(チェロ)〕

 ミヒャエル・ハイドンの煌めく室内楽曲集!フルーティスト、リンダ・ウェザリルが躍動!

 「フランツ・ヨーゼフの弟」という事実が常に付きまとったにもかかわらず、当時のザルツブルクにおいて最高の音楽家といて称賛を受けていたヒャエル・ハイドン(1737−1806)。
 大司教ジギスムントのための追悼ミサ曲である「レクイエム ハ短調」が代表作として知られているが、若き日のモーツァルトに多大な影響を与えたとも伝わる室内楽曲の数々はミヒャエル・ハイドンの魅力が最も表現された秀作ばかり。ここにはフルート四重奏曲と弦楽四重奏曲、そしてヴィオラとハープシコード、弦楽器のための"小さな"協奏曲が収録されています。

 イタリアとアメリカの両国を活動の拠点とするフルートのリンダ・ウェザリルは、フランクフルト放送交響楽団とアンサンブル・アンテルコンタンポランで首席奏者を務めた実力者。
 このミヒャエル・ハイドンの作品集で中心的な役割を担っているエリザ・バチョッキ弦楽四重奏団は、イタリア、ルッカのヴァレンティ・ファミリーによって結成されているアンサンブル。
 特にヴィオラのトンマーゾ・ヴァレンティは、アレッサンドロ・ロッラの「ヴィオラ協奏曲 BI.552」を復元、録音(Tactusレーベル)するなど、イタリアの古典派作品に精通している名手です。

 ※録音:2020年7月8日−10日。ピエーヴェ・ディ・サンタ・マリア教会(ルッカ、イタリア)
 
 

C00296
¥2600
アブスコンディタス 〜
 スカルラッティ(ジュリアーニ編):
  ギターのための編曲された15のソナタ

   ソナタ ニ短調 K.176/ソナタ ハ短調 K.73/
   ソナタ ニ短調 K.213/ソナタ ニ長調 K.164/
   ソナタ ニ長調 K.490/ソナタ変ロ長調 K.440/
   ソナタ ロ短調 K.408/ソナタ ハ短調 K.40/
   ソナタ ニ短調 K.77/ソナタ ホ短調 K.291/
   ソナタ ホ短調 K.292/ソナタ ホ長調 K.380/
   ソナタ イ長調 K.279/ソナタ ト短調 K.60/
   ソナタ イ長調 K.322
ルイージ・アッタデモ(ギター)

 555曲におよぶチェンバロのための単一楽章のソナタを作曲したバロック時代の巨匠ドメニコ・スカルラッティ(1685−1757)。
 その膨大な数のソナタの中からギター独奏のために編曲された様々な表情を持つ15曲のソナタを、イタリアのギタリスト、ルイージ・アッタデモがギター1本でレコーディング。スカルラッティのソナタの光と陰の両面を巧みに描いた好演です。
 アッタデモは、ハイメ・パヒッサやアレクサンドル・タンスマン、ガスパール・カサドなどの未出版の写本の発見や研究を行うなど、その音楽活動は国内外で非常に高い評価を受けています。

 ※録音:2015年5月10日−12日(ウェストン、イギリス)
 
 

C00266
¥2600
フィオリッロ:6つの演奏会用四重奏曲 Op.4
 四重奏曲第1番ハ長調/四重奏曲第2番イ長調/
 四重奏曲第3番ト長調/四重奏曲第4番ヘ長調/
 四重奏曲第5番ニ長調/四重奏曲第6番ホ短調
レロ・ナルシシ(フルート)
イル・フリボンド弦楽三重奏団
 〔リアナ・モスカ(ヴァイオリン)、
  ジャンニ・デ・ローサ(ヴィオラ)、
  マルチェロ・スカンデッリ(チェロ)〕

 18世紀後半〜19世紀初期に活躍した作曲家、マンドリン奏者、ヴァイオリン奏者、ヴィオラ奏者で、現在では「ヴァイオリンのための36のエチュード(カプリース)」によってその名を知られるフェデリーゴ・フィオリッロ(1755−1823)。
 「36のエチュード」がクロイツェル、ローデと並びヴァイオリニストのバイブル的存在であるが故、その他の作品や経歴に滅多に日が当たらないフィオリッロの作曲家としての功績を掘り起こす意義深い録音が登場!
 優雅で洗練された作風であると同時に、高度な技巧を求められる四重奏曲に、コリブリ・アンサンブルの首席奏者として活躍するレロ・ナルシシをはじめとしたイタリア勢が取り組んでいます。

 ※録音:2019年6月、聖バルトロメオ教会(トリオ、イタリア)
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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キング・インターナショナル
日本クラウン音源復刻


日本クラウンとキングインターナショナルによるレコード会社間の垣根を超えたコラボが実現しました。
 日本クラウンの貴重なクラシック音源をキングインターナショナルがCD化し販売する試みで、第1弾は田中希代子の貴重なセッション録音と、1960年代の邦人ピアノ作品集の2タイトル。
 どちらも評価が高かったものの、現在非常に入手困難な幻のアルバムとなっています。
 


KKC 068
¥2600
1965年日本クラウン・セッション録音名曲集
田中希代子ピアノリサイタル

 (1)ベートーヴェン:エリーゼのためにWoO.59
 (2)パデレフスキ:メヌエットOp.14の1
 (3)リスト:愛の夢第3番
 (4)ショパン:前奏曲Op.28の15「雨だれ」
 (5)ショパン:幻想即興曲Op.66
 (6)ウェーバー:舞踏への勧誘Op.65
 (7)モーツァルト:トルコ行進曲
 (8)メンデルスゾーン:紡ぎ歌
 (9)ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
 (10)シューベルト:即興曲変イ長調Op.90 の4
 (11)シューマン:トロイメライOp.15 の7
 (12)ショパン:小犬のワルツOp.64の1
 (13)シューベルト:楽興の時第3番
田中希代子(ピアノ)

 田中希代子最盛期の演奏。1965年日本クラウン・セッション録音名曲集が復活!

 録音:1965年5月4日/イイノホール(セッション)/STEREO、日本語帯・解説付

 田中希代子は1950年18歳で敗戦国の焦土から単身欧州に渡りパリ音楽院に入学、5年後日本人として初めてショパン・コンクール入賞という快挙を成し遂げ、ヨーロッパで華々しい活躍をみせながらも12年後には膠原病という不治の病で演奏生命を絶たれてしまいました。
 彼女の遺された数少ない音源を探し求める人は今も後を絶ちませんが、なかでも日本クラウンが1965年5月に東京イイノホールでセッション録音した名曲集の音源は、正規にCD化されることなくまさに幻の音源となっていました。
 それが日本クラウンとキングインターナショナルのコラボで蘇りました。

 ライヴでの鬼気迫る演奏も魅力ですが、セッション録音では田中希代子の端正で気品あふれる面をたっぷり堪能できます。
 さらにウェーバーの「舞踏への勧誘」やリストの「愛の夢」、シューマンの「トロイメライ」など、他に彼女の録音を聴くことのできない作品もあるのが嬉しい限り。
 愛弟子の菊池洋子が心打たれる「師の思い出」を当アルバムに寄せていて、それも注目です。
 
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KKC 069/070
(2CD)
¥3700
日本クラウンが1969年11月にリリース
ピアノ・コスモス〜現代日本ピアノ曲集1960-69

 Disc1
  (1)佐藤慶次郎:カリグラフィー
  (2)武満徹:コロナ
  (3)篠原真:タンダンス
  (4)入野義朗:2台のピアノのための音楽
  (5)三宅榛名:ピアノ・ソナタ第3番
  (6)松下真一:スペクトラ第2番
 Disc2
  (7)石井真木:ピアニストと打楽器奏者のためのピアノ曲
  (8)福島和夫:風の輪
  (9)高橋悠治:メタテーシス
  (10)安達元彦:モノディア
  (11)神良聰夫:叙唱と詠唱
  (12)野田暉行:3つの展開Op.13
徳丸聡子(1)
高橋アキ(2)(3)(7)(9)
小林仁(4)(5)(8)
本荘玲子(4)(6)(11)
平尾はるな(10)(12)(以上ピアノ)
有賀誠門(打楽器)(7)

 幻のアルバムが50年を経て初CD化!

 STEREO、日本語帯・解説付

 日本クラウンが1969年11月にリリースした「ピアノ・コスモス」。1960年代に書かれた日本のピアノ曲を集めた画期的アルバムで、武満徹、高橋悠治、三宅榛名、石井眞木など12名の最新作を高橋アキ、本荘玲子、平尾はるならが演奏。
 武満徹の「コロナ」は図形楽譜のため演奏機会が非常に少なく貴重。この曲に協力したグラフィックデザイナーの杉浦康平がアルバム・ジャケットを担当したことでも話題となりました。

 いわゆる典型的な現代音楽ですが、これのみの音源作品も多く、再発売を待たれていました。
 加えて昨今、こうした音楽は以前より演奏、録音が少なくなっている傾向にあり、50年を経ていながら、全く色褪せることなく、かえって鮮烈な印象を与えてくれます。
 














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