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≪第110号アリアCD新譜+@紹介コーナー≫
その12 2021/3/2〜



3/5(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ACCENTUS MUSIC



ACC 30540CD
¥2700
クレンケ四重奏団によるモーツァルト
 モーツァルト:
  クラリネット五重奏イ長調K581
 モーツァルト/J.S.バッハ:
  平均律クラヴィーア曲集からの5つのフーガ K405より
  ホルン五重奏曲 変ホ長調 K407(386c)
クレンケ四重奏団
 [アンネグレート・クレンケ/
   ベアーテ・ハルトマン(ヴァイオリン)
  イヴォンヌ・ウーレマン(ヴィオラ)
  ルート・カルテンホイザー(チェロ)]
ニコラ・ユルゲンセン(クラリネット)
ステファン・カッテ(ナチュラル・ホルン)
KKC 6364
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3000+税

 創立メンバーで迎える30周年、ドイツの名カルテット、クレンケ四重奏団によるモーツァルト

 録音:2019/2020年、ハンス・ロスバウト・スタジオ、バーデン=バーデン/58'28

 今年結成30周年を迎えるクレンケ四重奏団。1991年の結成以来、変わらないメンバーで演奏を続けており、本拠地ドイツはもちろん世界中で高い評価を得ています。
 本盤では、2018年にリリースした「モーツァルト:弦楽五重奏曲全集(ACC80467CD) に続くモーツァルトの室内楽曲集。
 2001年からケルン放送響の首席クラリネット奏者を務めるニコラ・ユルゲンセンを迎えて録音したモーツァルトのクラリネット五重奏曲は、表現力豊かなユルゲンセンの演奏とクレンケ四重奏団の端正で親密度の高いアンサンブルで美しい名曲を奏でいます。
 またナチュラル・ホルンの名手ステファン・カッテとのホルン五重奏曲では、ホルンが縦横無尽に活躍し、カッテの妙技が聴きものです。
 そして、平均律の室内楽編曲版。バッハの平均律が出版されたのは1801年のことでしたが、モーツァルトは、ヴァン・スヴィーテン伯爵を介して、バッハの平均律の存在を知ります。
 モーツァルトは、来る日も来る日もオリジナルの資料にあたって平均律を研究、4声体の5つのフーガを2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのために編曲しました。
 クレンケ四重奏団の明瞭なアンサンブルで、モーツァルトから見たバッハ像を知ることができる演奏です。

 


2018年にリリースした「モーツァルト:弦楽五重奏曲全集」



 ACC 80467CD
(3CD)
\4100
クレンケ四重奏団
 モーツァルト:弦楽五重奏曲全集(第1〜6番)

 CD1
  弦楽五重奏曲第1番変ロ長調K.174
  弦楽五重奏曲第3番ハ長調K.515
 CD2
  弦楽五重奏曲第4番ト短調K.516
  弦楽五重奏曲第2番ハ短調K.406
 CD3
  弦楽五重奏曲第5番ト長調K.593
  弦楽五重奏曲第6番変ホ長調K.614
クレンケ四重奏団
 [アンネグレート・クレンケ
   (第1ヴァイオリン)、
  ベアーテ・ハルトマン
   (第2ヴァイオリン)、
   イヴォンヌ・ウーレマン(ヴィオラ)、
  ルート・カルテンホイザー(チェロ)]
ヘラルド・シェーネヴェーク(ヴィオラ)
 27年間変わらぬ絆、クレンケ四重奏団によるモーツァルトの弦楽五重奏曲全集

 165'03

 結成27 年の弦楽四重奏団、クレンケ四重奏団によるモーツァルトの弦楽五重奏曲全集。
 クレンケ四重奏団は、1991 年にフランツ・リスト・ヴァイマール音楽院で結成されました。27 年経ったいまも結成当時のメンバーが変わることなく演奏を続けているという。
 これまでリリースされたモーツァルトの弦楽四重奏曲集やハイドンの弦楽四重奏集のCDは高い評価を受けています。
 この度は、チェルビニ弦楽四重奏団のメンバーであり、師事したこともあるヴィオラ奏者のヘラルド・シェーネヴェークを迎えてのモーツァルトの弦楽五重奏曲全集です。
 モーツァルトの弦楽五重奏曲は、通常の弦楽四重奏編成に、もう1 本のヴィオラを加えた形で書かれています。澄み切った明るさと哀しさという、一見相反する要素が同居したモーツァルトならではの美しい音楽に満ちています。

 
 

ACC 30531CD
¥2700
(リ)クリエーションズ ズラータ・チョチエヴァ(ピアノ)
 (1)J.S.バッハ(ラフマニノフ編):無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番BWV1006〜前奏曲 / ガヴォット / ジーグ/
 (2)同(フリードマン編):ブランデンブルク協奏曲第3番BWV1048〜第1楽章/
 (3)同(フリードマン編):フルート・ソナタBWV1031〜シチリアーノ/
 (4)同(フリードマン編):無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番BWV 1002〜ブーレ/
 (5)シューベルト(リスト編):どこへ?/
 (6)同(リスト編):連祷/(7)同(リスト編):水の上で歌う/
 (8)同(リスト編):ます/
 (9)同(リスト編):セレナード/
 (10)メンデルスゾーン(リスト編):歌の翼に/
 (11)同(リスト編):日曜日の歌/(12)同(リスト編):新しい恋/
 (13)同(ラフマニノフ編):「夏の夜の夢」〜スケルツォ/
 (14)ビゼー(ラフマニノフ編):アルルの女〜メヌエット/
 (15)マーラー(フリードマン編):交響曲第3番〜第2楽章メヌエット/
 (16)チャイコフスキー(ラフマニノフ編):子守歌/
 (17)ムソルグスキー(ラフマニノフ編):ゴパーク/
 (18)グラツィオーリ(フリードマン編):アダージョ/
 (19)フリードマン:ゲルトナーによるウィーン舞曲第1番

 チョチエヴァの鮮やかな技巧に感服!伝説のヴィルトゥオーソたちによる名旋律の超絶技巧編曲。

 録音:2020年9月/ブラックバード音楽スタジオ(ベルリン)

 ズラータ・チョチエヴァは1985年モスクワ生まれのピアニスト。14歳でプレトニョフに認められ教えを受けたほか、2008年からはモスクワ音楽院でネルセシヤンに、2012年からはザルツブルクのモーツァルテウム大学でジャック・ルヴィエに師事しました。2019年からはベルリンを本拠に活動しています。

 チョチエヴァは旧ソ連型技巧派に先祖がえりしたようなスタイルで、これまでもショパンやラフマニノフのディスクは高い評価を受けました。
 今回はまさに彼女の真骨頂、リスト、ラフマニノフ、フリードマンという大ピアニストがコンサートで聴衆を喜ばせるために行なった編曲を集めています。
 大半が良く知られたメロディに基づきますが、ピアノの美しさと魅力を存分に生かしていて、小品ながら高度な技巧が要求されます。

 リストとラフマニノフの編曲はいろいろなピアニストが愛奏していますが、フリードマンは比較的珍しく、バッハのブランデンブルク協奏曲第3 番やマーラーの交響曲第3番はピアノ・ファンならずとも興味をそそられるはず。

 チョチエヴァは切れ味良い指さばきはもちろん、歌手顔負けの歌心、指揮者顔負けの構成力を示し、今後目が離せません。
 



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HARMONIAMUNDI



HMM 902655
¥2800→\2590
エラス= カサドとパリ管による《春の祭典》!
 イザベル・ファウストを迎えたエトヴェシュの《アルハンブラ》

  ストラヴィンスキー:バレエ音楽《春の祭典》
  ペーテル・エトヴェシュ:ヴァイオリン協奏曲第3番《アルハンブラ》
パブロ・エラス=カサド(指揮)
パリ管弦楽団
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
KKC 6367
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3000+税

 録音:2019年9月、グランド・サルル・ピエール・ブーレーズ、フィルハーモニー・ド・パリ

 大注目盤の登場!エラス= カサドとパリ管による《春の祭典》!カップリングには、ソリストにイザベル・ファウストを迎えたエトヴェシュの《アルハンブラ》を収録!

 2020年度のレコード・アカデミー賞大賞受賞したスペイン生まれの指揮者パブロ・エラス= カサド。
 深い解釈と高い説得力、そしてバロックから現代音楽までの広いレパートリー、さらには、フライブルク・バロック・オーケストラ、バイエルン放送交響楽団、マーラー・チェンバー・オーケストラ、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団と様々なオーケストラと共演・録音を行っていることを見れば、彼の多才さがよく分かります。

 今回録音されたのは、1913年パリのシャンゼリゼ劇場で初演され、一大センセーションを巻き起こしたストラヴィンスキーのバレエ音楽《春の祭典》。
 反バレエ的な動き、バレエ界にとって大スキャンダルでもありましたが、同時に聴衆を驚かせたのは、5管編成という独特のオーケストラ編成から生み出される響き、そして不規則で鋭いアクセント、変拍子というストラヴィンスキーの斬新な音楽です。
 エラス=カサドの明晰な解釈とパリ管による精緻で多彩な色彩感をもつ演奏、個性的なパリ管の奏者たちの楽器一つ一つが良く響き、最高のアンサンブルで奏でています。
 第1部では、土着的な要素よりも知的で洗練された印象ですが、第2部では万華鏡のように、光と色彩が目まぐるしく変化する演奏、それを躍動的かつ鮮やかに引き出すエラス= カサドの手腕にも脱帽です。

 カップリングのペーテル・エトヴェシュのヴァイオリン協奏曲第3番《アルハンブラ》。
 この作品は2019年7月12日にスペインのグラナダ音楽祭の委嘱作品として、イザベル・ファウスト、エラス=カサド指揮マーラー・チェンバー・オーケストラによって初演されています。
 スペイン・グラナダにある有名なアルハンブラ宮殿に触発され、そして初演者であるイザベル・ファウスト、エラス=カサドの二人に捧げられています。
 エトヴェシュは、「宮殿の噴水、その次元、周囲の山々、アンダルシアの素晴らしい夕日、これらすべてが私の作品の一部となりました。
 私が画家であったらそれを描いていたでしょう。」と語っています。また作品には、二人の名前が音名として隠されています。



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レコード芸術レコード・アカデミー賞
大賞受賞の栄誉に輝いたエラス=カサドによる第九


 HMM 902431
(2CD)
\3600\3290
エラス=カサドによる第九の登場!
 ベザイデンホウト参加の合唱幻想曲も収録

  ベートーヴェン:
   ・交響曲第9番 ニ短調 op.125
   ・合唱幻想曲 ハ短調 op.80

パブロ・エラス=カサド(指揮)
フライブルク・バロック・オーケストラ
チューリヒ・ジング・アカデミー
クリスティアーネ・カルク(ソプラノ)
ゾフィー・ハルムセン(アルト)
ヴェルナー・ギューラ(テノール)
フロリアン・ベッシュ(バス)

クリスティアン・ベザイデンホウト
 (フォルテピアノ/合唱幻想曲)


 ハルモニアムンディのベートーヴェン・シリーズ、エラス=カサドによる第九の登場!ベザイデンホウト参加の合唱幻想曲も収録

 録音:2019年11月

 2020年ベートーヴェン・イヤーにあわせてハルモニアムンディが展開しているベートーヴェン・シリーズ、第九の登場。指揮は近年充実著しいパブロ・エラス=カサド、管弦楽はフライブルク・バロック・オーケストラ。ソリスト陣も第一線で活躍する顔ぶれです。合唱は2011年設立で既に世界を席巻している団体、チューリヒ・ジング・アカデミー。期待が高まるというもの。

 「第九」は、冒頭からストレートに一気呵成にたたみかけ、刻み込んでくる、パワーに満ちた演奏。これまでに様々な歴史的名演が存在する、特殊ともいえる作品のひとつですが、エラス=カサドは今まさにこの作品が書かれたかのように、新鮮に、大胆にストレートに譜面を響かせています。
 演奏時間は61'13(I: 13:35、II: 13:32、III:12:07、IV:21:59)。エネルギッシュでありながら、颯爽とした演奏に、今あらためての真の第九像を観る感すらあります。終楽章冒頭もまさに「プレスト」。しかしすべてのテンポ設定は楽譜に書かれたもので、ここでも不自然さやぎこちなさはまったくありません。
 エラス=カサドが、これまでの慣習にとらわれることなく、まっさらな目で緻密に譜面の検証を重ねたうえでの大胆な演奏となっております。「歓喜の歌」と重なる管弦楽も実にぴちぴちと喜びに満ちており、見事です。管弦楽、ソリスト、合唱すべてが輝かしく混然一体となって炸裂した、実に新鮮なパワーに満ちた、鮮烈な第九の登場といえましょう。






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PASSACAILLE RECORDS



PAS 1105
(2CD)
¥3400→\3090
名匠ロレンツォ・ギエルミ
 J.S.バッハ:
  6つのパルティータ BWV825-830
   〈クラヴィーア練習曲集第1部〉

 [CD1]
  第1番 変ロ長調 BWV825
  第3番 イ短調 BWV827
  第4番 ニ長調 BWV828
 [CD2]
  第2番 ハ短調 BWV826
  第5番 ト長調 BWV829
  第6番 ホ短調 BWV830
ロレンツォ・ギエルミ(チェンバロ)
KKC 6365/6
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3818+税

 古楽界の旗手ギエルミによるバッハの「Op.1」!バッハの鍵盤音楽を極める名匠が至高の組曲から新たな魅力を紡ぎ出す!

 使用楽器:2001年ミシガン州、キース・ヒル氏が個人所有の18世紀のドイツ製チェンバロにインスパイアされて製作。
 録音:2019年8月10-12日/イタリア、カヴォナ、サン・ミケーレ教会/[CD1]79'00''、[CD2]78'38''

 『フランス組曲』『イギリス組曲』を書いたバッハがさらなる組曲の芸術を極めんと作曲した『パルティータ』。
 1726年から1730年にかけてそれぞれ出版された6曲を、1731年に再度まとめて「作品1」(クラヴィーア練習曲集第1部)として出版したことからも、楽曲に対する自信の高さがうかがえます。
 同じ調性の舞曲を連ねた伝統的な形式ながら、各曲には独立した個性が与えられ、演奏技巧や表現力の多彩さ、数学的秩序に裏打ちされた構造の厳しさ等、バッハの美学が結集した高度な世界が広がる名品。
 オルガニスト、チェンバリスト、指揮者として古楽界を牽引する名匠でありバッハ作品の優れた解釈者でもあるロレンツォ・ギエルミによる、優雅さと数的な美しさ、形式的な厳しさが共存する素晴らしい演奏でお聴きください。

 ブックレットにはギエルミ本人による解説を掲載。国内仕様盤(KKC 6365/6)は日本語訳付きです。

 
 



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AUDAX RECORDS



ADX13729
¥2700→\2490
ヨハネス・プラムゾーラー新録音!
 3本のヴァイオリンのためのソナタ集


 ヨハン・ゾンマー(1570−1627):詩篇第8番
 ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンタナ(1571−1630):ソナタ第16番
 ジョヴァンニ・バッティスタ・ブオナメンテ(1595−1642):ソナタ第2番
 ヨハン・パッヘルベル(1653−1706):カノン、ジーグ
 ジュゼッペ・トレッリ(1658−1709):3本のヴァイオリンのためのソナタ
 ヨハン・ヨーゼフ・フックス(c1660−1741):バスを伴わない3本のヴァイオリンのためのソナタ
 ルイ=アントワーヌ・ドルネル(1685−1765):四声部のソナタ
 ジョヴァンニ・ガブリエリ(c1555−1612):3本のヴァイオリンによるソナタXXI
 ヘンリー・パーセル(1658/9−1695):グラウンド上の三声、パヴァーヌ
 ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(1620−1680):3本のヴァイオリンのためのソナタ
 トマス・バルツァー(c1631−1663):「パヴァーヌ」
 カロルス・ハカール(c1640−a1686):10のソナタ
  ヨハネス・プラムゾーラー(ヴァイオリン)
  アンサンブル・ディドロ
   〔ヨハネス・プラムゾーラー(ヴァイオリン1)、ロルダン・ベルナベ(ヴァイオリン2)、
    シモーネ・ピッリ(ヴァイオリン3)、チェ・グゥリム(チェロ)、
    フィリップ・グリスヴァール(チェンバロ&オルガン)〕

 ヨハネス・プラムゾーラー新録音!様々な「3本のヴァイオリン・ソナタ」を集成!

 ● ポッジャーに学んだ新世代のバロック・ヴァイオリニスト筆頭、ヨハネス・プラムゾーラー!
 ● 様々な時代・スタイルの「3本のヴァイオリン・ソナタ」を集成!
 ● 日本語解説付き!

 南チロルから世界へと羽ばたいた"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーは、アンサンブル・ディドロやインターナショナル・バロック・プレーヤーズを主宰し、師であるレイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックのメンバーとしても活躍する若き名手。2013年に自身のレーベルAudax(オーダックス)を立ち上げています。
 プラムゾーラーが2008年に結成し、17世紀・18世紀のバロック・トリオ・ソナタのレパートリーを発掘してきたアンサンブル・ディドロ(名前の由来は、18世紀フランス啓蒙思想時代の思想家・哲学者、ドゥニ・ディドロにちなむ)の新録音。
 今度は、2つの旋律楽器と1つの通奏低音による「トリオ・ソナタ」から更に拡張し、「3本のヴァイオリン」が競い合うように旋律を奏でる「3本のヴァイオリンのためのソナタ」を探求。
 作品は古いものは1600年頃のものから約100年の期間に渡り、器楽カンツォーネに起源をもつパッチワーク・ソナタ(ガブリエリ、フォンタナ、ブオナメンテ)、ソナタ導入部を持つ舞踏組曲(ハカール)、記念碑的なパヴァーヌの単独楽曲(パーセル、バルツァー)、執拗(オスティナート)バス付きの作品(パッヘルベル、パーセル)、コラール旋律による変奏曲(ゾンマー)などから、盛期バロック期の教会ソナタに近い作品(シュメルツァー、トレッリ、ドルネル)まで、広きに渡る多様なスタイルを取り上げています。

 ※録音:2020年1月20日−22日&24日−25日、クラウス・フォン・ビスマルク・ホール(ケルン)

 
 




DA VINCI CLASSICS


C00361
¥2600
ラインベルガー&レーガー編曲による2台ピアノ版!
 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
   (ラインベルガー&レーガー編曲2台ピアノ版)

デュオ・モンティ=ビアンコ
 〔フェデリカ・モンティ(ピアノ)、
  ファビオ・ビアンコ(ピアノ)〕


 ラインベルガー&レーガー編曲による2台ピアノ版!イタリアのピアノ・デュオによるゴルトベルク変奏曲!

 鍵盤音楽の絶対的な傑作の一つであり、また鍵盤技術の頂点の一つであり、それに取り組むすべての演奏家にとっても、この曲集を初めて聴く人にとっても果てしなく大きな存在であるバッハの「ゴルトベルク変奏曲」。
 本来、二段鍵盤のチェンバロのために書かれた作品であるが故に、現代のピアノで演奏する際に避けては通れない頻出する両手の交差などの難題を解決する1つの方法として、リヒテンシュタインの巨匠ヨーゼフ・ラインベルガー(1839−1901)が1883年に2台ピアノでの演奏のために編曲したものを、後年、ドイツの大作曲家マックス・レーガー(1873−1916)が手を加え改訂版として1915年に出版した「2台ピアノ版のゴルトベルク変奏曲」をイタリアのピアノ・デュオが奏でた新録音が登場!

 音楽家や音楽愛好家にこの「真のハウスムジーク(家庭音楽)の宝」を知ってもらうため、大バッハへの尊敬の念を込めてラインベルガーが手懸けた「敬虔さに満ちた編曲」によって生まれた2台ピアノ版のゴルトベルク変奏曲を弾くのは、イタリア、ナポリを拠点に活躍するデュオ・モンティ=ビアンコ。
 2007年にサン・ピエトロ・ア・マイエッラ音楽院でディプロマを取得したフェデリカ・モンティとファビオ・ビアンコによって結成されたデュオ・モンティ=ビアンコは、2009年と2011年のローマ国際ピアノ・コンクールや、ニューヨークのブラッドショー・ブオーノ国際ピアノ・コンクールなどでの入賞歴を持つ実績十分のピアノ・デュオ。
 「フニクリ・フニクラ」の誕生の街、ナポリのカステッランマーレ・ディ・スタービアで録音が行われた「2台ピアノ版」のゴルトベルク変奏曲にご注目下さい!

 ※録音:2020年9月17日−18日、エリオス・レコーディング(カステッランマーレ・ディ・スタービア、ナポリ、イタリア)
 ※使用楽器:スタインウェイ、モデルD-274

  ※YouTubeにてプレビューをご試聴いただけます! → https://youtu.be/H2_dgeR_Xh8
 
 

C00381
¥2600
トランペット・ラプソディ  ルカ・セッカフィエーノ(トランペット、フリューゲルホルン)
ファブリツィオ・ヴィティ(ピアノ)
 ガーシュウィン(ドクシツェル編):トランペットとピアのための《ラプソディ・イン・ブルー》
 ガーシュウィン:ピアノのための《3つの前奏曲)
 シャルリエ:フリューゲルホルンとピアのための《ソロ・ド・コンクール》
 バーンスタイン:トランペットとピアノのためのラプソディ《ウェスト・サイド・ストーリー》
 アルチュニアン(ヴォワザン編):トランペットとピアノのための協奏曲変イ長調
 チャイコフスキー:トランペットとピアのための《ナポリの踊り》

 トランぺッター、映画作家、時計ブランドのアンバサダー。イタリアのマルチ・タレント、セッカフィエーノのトランペット・ラプソディ!

 アメリカのトランペット・ブランド、シルキー(Schilke)のエンドーサーであると同時に、スイスの時計ブランド、ポール・ピコ(Paul Picot)のブランド・アンバサダーも務めているイタリアのトランぺッター、ルカ・セッカフィエーノが繰り広げる「トランペット・ラプソディ」の世界!
 2004年から2011年までイタリアのヴェネツィア室内管弦楽団の首席トランペット奏者を務めると同時に、映画脚本家、ライターという姿も持つマルチ・プレーヤーのセッカフィーノが選んだのは、ガーシュウィン、バーンスタイン、そしてトランペット奏者にとっての王道中の王道アルチュニアンといった名作の数々。
 シルキーの3本のトランペット(E♭管/E3L Silver Plated, C管/CX Silver Plated, B♭管/S22 Silver Plated)とフリューゲルホルン(1040-FL Silver Plated)を駆使してセッカフィエーノがこの「トランペット・ラプソディ」プログラムで、トランペットの"黄金の声"を高らかに鳴り響かせます。

 ※録音:2020年10月、ブルーム・レコーディング・スタジオ(ローマ、イタリア)

 ※YouTubeにてハイライトをご試聴いただけます! → https://youtu.be/T878J4aQv1A
 




GLOSSA



GCD923524
(2CD)
特別価格 ¥3600
アントニオ・ジャンネッティーニ没後300周年記念
 オラトリオ「岐路に立つ男」!

  ジャンネッティーニ:
   オラトリオ《岐路に立つ男》(モデナ、1687)
マルコ・メンコボーニ(指揮)
カンタール・ロンターノ
フランチェスカ・ボンコンパーニ(ソプラノ/天使)
マルタ・フマガッリ(メゾ・ソプラノ/男)
マッシモ・アルティエーリ(テノール/語り手)
サルヴォ・ヴィターレ(バス/悪魔)

 アントニオ・ジャンネッティーニ没後300周年記念オラトリオ「岐路に立つ男」!

 ☆マルコ・メンコボーニ&カンタール・ロンターノによる、オラトリオ「岐路に立つ男」!

 現在ではほとんど知られていないイタリア・バロック期の作曲家、アントニオ・ジャンネッティーニ(1649−1721)の没後300周年アニヴァーサリー・アルバム。ジャンネッティーニはヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂(サン・マルコ寺院)で最初は歌手として、後にオルガニストとして働き、1686年から亡くなるまでは、モデナ宮廷の楽長を務め、約20の舞台作品、オラトリオ、カンタータ、ミサ曲、その他宗教作品を書きました。
 モデナ宮廷に迎えられてから間もなくの1867年に書かれたオラトリオ「岐路に立つ男(L'Umo In Bivio)」は、天使と悪魔が若い男の魂のために戦うという興味深い内容の作品です。

 演奏は、モンテヴェルディのマドリガーレ集(GCD923512)以来のGlossa登場となる、イタリアの名チェンバリスト&オルガニスト、マルコ・メンコボーニ。トン・コープマンやグスタフ・レオンハルトに師事し、ジョルディ・サヴァールのエスペリオンXXのメンバーとしても活躍した名手と、自身がソリスト&ディレクターを務めるアンサンブル「カンタール・ロンターノ」によって、歴史に埋もれていたジャンネッティーニの魅力に迫ります。

 録音:2016年11月24日−26日、ジネストレート旧教区教会(ペーザロ、イタリア)

 ☆YouTubeにてプロモーション動画をご覧いただけます!
   https://www.youtube.com/watch?v=AtJHmWj1nVo

 
 




NIFC

NIFCCD221
¥2600
ショパン:室内楽作品集
 ピアノ三重奏曲ト短調 Op.8(ピアノ、チェロ、ヴィオラ版)
 チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
 ピアノとチェロのための序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調 Op.3
 マイアベーアの歌劇「悪魔のロベール」の主題による
  協奏的大二重奏曲ホ長調 DbOp.16A
シモン・ネーリング(ピアノ/スタインウェイ)
マルチン・ズドゥニク(チェロ)
リシャルト・グロブレフスキ(ヴィオラ)

 シモン・ネーリング!モダン楽器によるショパン室内楽作品集!

 ☆第17回ショパン・コンクール、唯一のポーランド人ファイナリスト、第15回ルービンシュタイン・コンクール優勝者、シモン・ネーリング!
 ☆ヴァイオリンではなくヴィオラで弾いたショパンのピアノ三重奏曲!

 2015年の第17回ショパン国際ピアノ・コンクールでポーランド人唯一のファイナル出場、聴衆賞受賞を果たし、2017年に開催された第15回ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールでは見事優勝を飾ったポーランド・ピアノ界のニュースター、シモン・ネーリング。
 ポーランド国立ショパン研究所(NIFC)からリリースする、モダン楽器による「ホワイト・シリーズ」最新作は、シモン・ネーリングがマルチン・ズドゥニク、リシャルト・グロブレフスキといったポーランドの若き精鋭たちと共演したショパンの室内楽作品集。
 ピアノ三重奏曲は、ショパンが友人のヴォイチェホフスキへ送った手紙の中で「ヴァイオリンの代わりにヴィオラを使うというコンセプトが頭に浮かんだ」と書かれており、この録音では、通常奏されるヴァイオリンの代わりにヴィオラが使われています。
 ショパンが残した19世紀の偉大な室内楽の傑作を、現代ポーランドの優れたミュージシャンたちとモダン楽器による最新の解釈で。

 ※録音:2019年7月3日−5日、クシシュトフ・ペンデレツキ・ヨーロピアン・センター・コンサート・ホール/2020年3月12日−13日&8月25日−26日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)







NIMBUS


NI1571
(1CD-R)
¥2200

プーランクがピアノと語り手のために作曲した作品「小象ババールの物語」
 プーランク:小象ババールの物語
  (音楽:プーランク/台本:ジャン・ド・ブリュノフ)
   (ネリー・リュウによる英語テキスト)

ミリアム・マーゴリーズ(語り手)
サイモン・キャラハン(ピアノ)


 幅広い世代に愛されるフランスを代表する絵本「ぞうのババール」を題材に、プーランクがピアノと語り手のために作曲した作品「小象ババールの物語」。
 原作では、森で育った小象ババールが、母親との別れ、親切なおばあさんや仲間との出会いを経て、象の王国の王様になるまでの成長を描いており、それぞれのシーンを想起させるような様々な曲調や、随所に他のプーランクの作品を思わせるパッセージが散りばめられていることも特徴的。

 語り手は、ベストセラー小説の映画「ハリー・ポッターシリーズ」でスプラウト先生役を演じるなど、映画やテレビにおけるバイブレーヤーとして活躍するイギリスの名女優、ミリアム・マーゴリーズ。
 演奏は、ソリスト、室内楽奏者として国際的に活躍し、数々の知られざるピアノ作品を発掘してきたピアニスト、サイモン・キャラハン。

 ※録音:2020年8月9日(演奏)、8月16日(ナレーション)、イギリス
 ※収録時間:27分51秒
 
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 
 
NI5999
(1CD-R)
¥2500
フレンチ・ボンボン 〜 ロマンティック・オルガン・ミュージック リチャード・レスター(オルガン)  
 テオドール・デュボワ:トッカータ ト長調/
 マルセル・デュプレ:プレリュートとフーガ ト短調/
 ルイ・ジェームズ・アルフレッド・ルフェビュール=ヴェリ:ソルティ 変ホ長調/
 レオン・ボエルマン:ゴシック組曲より トッカータ/
 オリヴィエ・メシアン:聖体秘蹟への奉納/
 ウジェーヌ・ジグー:トッカータ ロ短調/
 ルイ・ヴィエルヌ:子守歌/
 セザール・フランク:英雄的小品/
 ルフェビュール=ヴェリ:アンダンテ 《人の声の合唱》/
 シャルル=マリー・ジャン・オベール・ヴィドール:オルガン交響曲第5番より トッカータ/
 ルフェビュール=ヴェリ:ソルティ 変ロ長調/
 ヴィエルヌ:歌、ウェストミンスターの鐘、オルガン交響曲第1番より フィナーレ

 名匠ジョージ・マルコムに師事し、スカルラッティのソナタ全曲録音、フレスコバルディの鍵盤作品集などを続々と世に送り出したイギリスの古楽系鍵盤奏者、リチャード・レスターが奏でるフランスのオルガン作品集。

 ※録音:2020年3月&7月、聖ルークス教会(バックファストリー、イギリス)
 
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 


NIMBUS ALLIANCE



NI6406
(1CD-R)
¥2500

マシュー・テイラー:交響曲第4番&第5番
 マシュー・テイラー(b.1964):
  交響曲第4番 Op.54
  弦楽のためのロマンツァ
  交響曲第5番 Op.59

ケネス・ウッズ(指揮)
イギリス交響楽団
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団


 ケンブリッジ大学クイーンズ・カレッジでロビン・ホロウェイに師事したイギリスの作曲家、マシュー・テイラーの交響曲第4番&第5番。
 テイラーは、指揮者としても活躍しており、「20世紀のブルックナー」とも称されるロバート・シンプソンの「交響曲第11番」(CDA67500/Hyperion)を、シティ・オヴ・ロンドン・シンフォニアとの共演で初演をしている。

 本アルバムは、イギリス交響楽団との「21世紀交響曲プロジェクト(21st Century SymphonyProject)」で初演された、4楽章から成る壮大な「交響曲第5番」をメインに、イギリス交響楽団の首席指揮者&芸術監督を務め、様々なレア作品、現代作品の録音に定評のあるケネス・ウッズの手腕で贈る好企画の最新作。

 ※録音:2020年1月14日(交響曲第4番、ロマンツァ)、BBCホディノット・ホール(カーディフ、イギリス)、2019年6月8日(交響曲第5番)、セント・ジュード・オンザ・ヒル(ロンドン、イギリス)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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DOREMI



DHR 8135
(2CD)
¥4400→\3990
大作録音続々
 アイザック・スターンLIVE 第5集 
アイザック・スターン(ヴァイオリン)
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
   ラファエル・クーベリック(指揮)、コンセルトヘボウ管弦楽団
   録音:1951年6月21日
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
   ヨーゼフ・クリップス(指揮)、フランス国立管弦楽団
   録音:1958年9月18日
 ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 Op.102
   レナード・ローズ(チェロ)、ユージン・オーマンディ(指揮)、フランス国立管弦楽団
   録音:1972年1月21日
 ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ短調 Op.22
 ショーソン:ヴァイオリンと管弦楽のための詩曲 Op.25
   エマニュエル・クリヴィヌ(指揮)、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
   録音:1980年6月14日
 ベートーヴェン:ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第2番 ヘ長調 Op.50
   クラウディオ・アバド(指揮)、フランス国立管弦楽団
   録音:1980年6月28日

 まだまだ出てくるスターン驚きの録音集

 DOREMIからどんどん出てくるスターンの貴重音源集。はやくも第5弾が登場です。
 協奏曲の音源を集めており指揮者はクーベリック、クリップス、オーマンディ、クリヴィヌ、アバドと豪華かつ多彩な顔ぶれ。
 初CD化も含まれるとのこと。
 



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PROFIL



PH 20075
(10CD)
¥5400→\4990
アンデルシェフスキ、シュトロッセの恩師、
 コルトーの伝統を伝える、名ピアニスト
エレーヌ・ボスキの肖像

 Disc1
  (1)バッハ:パルティータ第6番ホ短調BWV830/
  (2)クープラン:クラヴサン曲集〜
   アルマンド / サラバンド / クーラント / ゆりの花開く / 小さな風車 / 神秘的なバリケード / ひるがえるリボン / 羽虫/
  (3)ラモー:前奏曲 / アルマンド / ジグ / サラバンド / 3つの手 / ファンファリネット / 勝ち誇った女/
  (4)ソレール神父:ソナタ嬰ハ短調 / ソナタ ト短調 / ソナタ ニ長調 / ソナタ嬰ヘ短調 / ソナタ嬰ヘ短調/
  (5)ラファエル・アングレス:アリア ニ短調/(6)カンタロス:ソナタ嬰ヘ短調/
  (7)マテオ・アルベニス:ソナタ ニ長調
 Disc2
  (1)ハイドン:ピアノ協奏曲ニ長調Hob. ⅩⅧ :11/(2)モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K.482
 Disc3
  (1)クレメンティ:ピアノ・ソナタ ロ短調Op.40の2/(2)ドビュッシー:子供の領分/
  (3)シャブリエ:ひばりの歌 / ジャンヌに寄せる歌 / 幸福の島 / 紡ぎ歌 / 太った七面鳥のバラード / 薔薇色の豚たちのパストラール/
 Disc4
  (1)ラヴェル:ソナチネ/(2)サティ:梨の形をした3つの小品/(3)同:3つのグノシエンヌ/
  (4)同:青銅の像 / 伊達男 / 帽子屋/(5)ビゼー:半音階的変奏曲
 Disc5
  (1)ダンディ:フランスの山人の歌による交響曲Op.25/
  (2)モーリス・エマニュエル:ソナチネ第1番Op.4「ブルゴーニュ風」/
  (3)デュカス:ラモーの主題による変奏曲、間奏曲と終曲
 Disc6
  (1)ヤナーチェク:おとぎ話(全3曲)/
  (2)ショパン:チェロ・ソナタ ト短調Op.65/
  (3)セヴラック:リヴィアのキリスト像の前のらば引きたち/(4)同:古いオルゴールが聞えてくる/
  (5)同:辻音楽師と落ち穂拾いの女たち/(6)同:平原を馬に乗って
 Disc7
  (1)シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番イ長調Op.120 D.664/
  (2)同:34の感傷的なワルツOp.50 D.779/(3)ウェーバー:ピアノ・ソナタ第2 番変イ長調Op.39
 Disc8
  (1)シューマン:子供のためのアルバムOp.68〜
   乱暴な騎手 / 民謡 / 楽しき農夫 / シチリアーナ / サンタクロース / 小さな練習曲 / 春の歌 / 最初の喪失 / 小さな朝の散歩/
  (2)小さな子供と大きな子供のための連弾小曲Op.85〜
   誕生日の行進曲 / 熊の踊り / 庭園のメロディ / 花環を編みながら / 泉のほとりで / かくれんぼ / お化けの話 / 夕べの歌/
  (3)東洋の絵Op.66(全6曲)
 Disc9
  (1)シューマン:ゲーテの「ヴィルヘルム・マイスター」による歌とリートOp.98a(全9曲)/
  (2)ディートリヒ&シューマン&ブラームス:F.A.E のソナタ/(3)デュパルク:前世 / 旅への誘い / 悲しい歌 / 悲歌 / 恍惚
 Disc10
  (1)ウェーバー:
   捕えられた歌手たちOp.47の1 / 自由な歌手たちOP.47の2 / フリッツが若い友にOp.15の3/野に嵐は吹きOp.30の2 /
   時Op.13の5 / 愛の歌Op.30の4 / 心よ、私の宝よOp.64の8/ 私の希望Op.47の5 / 無邪気Op.30の3 /
   私は道端の小さなばらを見たOp.15の5 / 子守歌Op.13の2 / 不平Op.15の2 / クロティルデの歌Op.80の1/
  (2)カントルーブ:オーヴェルニュの歌〜泉の水/(3)ルイ・オーベール:フランス民謡集〜マルタンの鼻/
  (4)ダンディ:88のヴィヴレ民謡〜父の庭で/
  (5)モーリス・エマニュエル:30のブルゴーニュの歌〜ノートルダムの嘆き/
  (6)シャルル・ボルド:15のバスクの恋唄〜さようなら、私の愛/(7)デュレ:私は既婚者/
  (8)カプレ:神の一部/(9)ラヴェル:民謡集〜ジャネット、どこで番をする/
  (10)モーリス・エマニュエル:30のブルゴーニュの歌〜私は狼を見た/
  (11)グノー:50のピレネーの歌〜第6曲/(12)トマジ:6つのコルシカ民謡〜ラメント/
  (13)シャルル・ボルド:15のバスクの恋唄〜美しいアルヒサリ/
  (14)ケクラン:3つのヴァンデ民謡〜私の父は畑を作った/(15)ルーセル:おお良きワイン
 エレーヌ・ボスキ(ピアノ)
 Disc2:ヘルムート・コッホ(指揮)ベルリン室内管弦楽団(1)、アロイス・クリーマ(指揮)チェコ・フィル(2)
 Disc3:クリスティアーヌ・カステリ(ソプラノ)(3)
 Disc4:セルジュ・ニグ(ピアノ)(2)、クリスティアーヌ・カステリ(ソプラノ)(4)
 Disc5:カレル・シェイナ(指揮)プラハ放送交響楽団(1)
 Disc6:ミロシュ・サードロ(チェロ)(1)(2)
 Disc8:ナディーヌ・ドゥスシェ(ピアノ)(2)(3)
 Disc9:イレーヌ・ヨアヒム(ソプラノ)、バーシャ・レトキツカ(ソプラノ)、アンドレ・ヴェシエール(バス)(1)、
  ペーター・リバール(ヴァイオリン)(2)、クリスティアーヌ・カステリ(ソプラノ)(3)
 Disc10:イレーヌ・ヨアヒム(ソプラノ)(1)(3)(5)(8)(9)(11)(13)、グザヴィエ・ドゥプラ(バス)(2)(4)(6)(7)(10)(12)(14)(15)

 アンデルシェフスキ、シュトロッセの恩師、コルトーの伝統を伝える、名ピアニストの至芸が味わえるBox



 録音:Disc1:1958年(1)、1956年(2)(3)、1950/1年(4)(5)(6)(7)、73'37"/Disc2:1958年(1)、1953年(2)、53'40"/Disc3: 1959年(1)、1960年(2)、1953年(3)、48'49"/
  Disc4: 1953年(1)、1954年(2)(3)(4)(5)、46'41"/Disc5: 1953年(1)、1954年(2)(3)、49'48"/Disc6: 1956年頃(1)(2)、1953年(3)、54'04"/Disc7: 1955年(1)(2)、1958年(3)、56'15"/
  Disc8: 1957年頃(1)、1958年頃(2)(3)、47'11"/Disc9: 1956年(1)(2)、1953年(3)、66'25"/Disc10: 1958年(1)、1955/6年(2)-(15)、56'04"

 エレーヌ・ボスキ(1917-1990) はローザンヌ出身のスイスのピアニスト。
 パリのエコール・ノルマルでイヴォンヌ・ルフェビュールとアルフレッド・コルトーに師事。伝統を伝えるピアニストとして活躍するかたわら、教育にも熱心でアンデルシェフスキやシュトロッセをはじめ多くの俊才を育てています。

 ボスキはバロックから現代まで幅広いレパートリーを持っていましたが、ローベルトとクララ・シューマン夫妻のスペシャリストで、クララ・シューマンのピアノ曲と室内楽全曲を最初に録音したピアニストとなりました。
 ここではローベルトの子供のためのアルバム抜粋と連弾曲、「ヴィルヘルム・マイスター」による歌とリートの名伴奏の至芸に触れることができます。

 ボスキはスペインのピアノ曲にも熱意を示し、ソレール神父作品アルバムは1952年のフランス・ディスク大賞を受賞しました。
 当Box ではソレールのソナタ5篇に加え、ラファエル・アングレス、カンタロス、マテオ・アルベニスまで聴くことができます。
 さらにセヴラックの感動的な「リヴィアのキリスト像の前のらば引きたち」ほかを1953年に録音している先見性も驚き。味わい深い演奏を聴かせてくれます。

 凝った選曲の独奏曲もさることながら、伴奏者としてのボスキの凄さも存分に味わえます。
 シューマンの深み、サティやシャブリエのオシャレさからカントルーブやボルドの民謡編曲まで絶妙な巧さ。
 大ヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒムの孫イレーヌの名唱も嬉しく、またミロシュ・サードロのショパンのチェロ・ソナタやペーター・リバールとのF.A.Eのソナタ(全曲)も貴重です。
 



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SPECTRUM SOUND



CDSMBA 071
(2CD)
¥3700→\3390
「ポール・パレー/ライヴ・コンサート」
 巨匠パレーが燃えに燃えた「展覧会の絵」「幻想交響曲」とベートーヴェン

 CD 1
  (1)ムソルグスキー(ラヴェル編):「展覧会の絵」
  (2)ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14
    ポール・パレー(指揮)、ストラスブール放送交響楽団
    録音:1972年2月25日/ミュルーズ劇場(ストラスブール)【ステレオ/ライヴ】【世界初CD化】
 CD 2
  (3)ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調 Op.21
    ポール・パレー(指揮)、フランス国立管弦楽団(フランス国立放送管弦楽団)
    録音:1966年11月8日/シャンゼリゼ劇場(パリ)【ステレオ/ライヴ】【世界初CD化】
  (4)ベートーヴェン:交響曲第8番 ヘ長調 Op.93
    ポール・パレー(指揮)、フランス国立管弦楽団(フランス国立放送管弦楽団)
    録音:1973年11月14日/シャンゼリゼ劇場(パリ)【ステレオ/ライヴ】
  
  以上、音源:フランス国立視聴覚研究所音源提供
    (24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes)

 世界初CD化が続々。
 平林直哉氏による日本語解説付、鮮明なステレオ!巨匠パレーが燃えに燃えたライヴ録音!「展覧会の絵」「幻想交響曲」とベートーヴェン第1&8番!!!

 ステレオ、輸入盤・日本語帯・解説付【解説:平林直哉】

 丁寧な復刻で評価を高めているスペクトラム・サウンド。フランス国立視聴覚研究所(INA)の貴重音源からの復刻でも注目を集まています!
 当アルバムには20世紀を代表するフランスの指揮者ポール・パレー(1886-1979)の1966年から73年にかけてのライヴ録音、しかも全録音ステレオでお目見えです。
 なんと言ってもパレーの初のレパートリーとなる「展覧会の絵」は大注目!80 代半ばのパレーですが、当演奏でも衰え知らずの演奏を展開。フランス風のしゃれた表情とともに見通しのよい演奏はパレーならではといえます。
 お得意の「幻想交響曲」でも壮大に演奏。恐ろしく若々しさに満ちている凄演を聴かせます。
 カップリングにはベートーヴェンの交響曲第1番と第8番を収録。非常にコクのある生々しい演奏には、現代にはない、往時の濃厚な演奏を堪能することができます。
 鮮明なステレオ録音で聴くパレーの至芸をお楽しみください!
 平林直哉氏による日本語解説付です。
 
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CDSMBA 072
(2CD)
¥3700→\3390
「ミュンシュ、パレー、セル/ライヴ・レコーディング・イン・フランス」
 63年ミュンシュ、64年パレー/2つのベートーヴェン交響曲第7 番
 セル率いるクリーヴランド管/モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」

 CD 1
  (1)ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92
    シャルル・ミュンシュ(指揮)、フランス国立管弦楽団(フランス国立放送管弦楽団)
     録音:1963年12月20日/メゾン・ド・ラジオ・フランス、104スタジオ【モノラル/ライヴ】
  (2)ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92
    ポール・パレー(指揮)、フランス国立管弦楽団(フランス国立放送管弦楽団)
     録音:1964年3月8日/リモージュ【モノラル/ライヴ】【世界初CD化】
 CD 2
  (3)モーツァルト:交響曲第41番 ハ長調K.551「ジュピター」
  (4)ワーグナー:タンホイザー序曲
  (5)ベルリオーズ:ラコッツィ行進曲
    ジョージ・セル(指揮)、クリーヴランド管弦楽団
     録音:1957年5月23日/ボルドー国立歌劇場・大劇場【モノラル/ライヴ】【世界初CD化】
  (6)シューマン:交響曲第4番 ニ短調 Op.120
    ポール・パレー(指揮)、フランス国立管弦楽団(フランス国立放送管弦楽団)
     録音:1964年5月2日/シャンゼリゼ劇場(パリ)【モノラル/ライヴ】【世界初CD化】
  
  以上、音源:フランス国立視聴覚研究所音源提供
    (24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes)

 平林直哉氏による日本語解説付、ミュンシュ(1963年)とパレー(1964年)の聴き比べ興味津々のベト7。セル×クリーヴランド管(1957年/ボルドー)の完全無欠の大演奏!!!

 モノラル、輸入盤・日本語帯・解説付【解説:平林直哉】

 こちらも世界初CD化が続々。

 丁寧な復刻で評価を高めているスペクトラム・サウンド。フランス国立視聴覚研究所(INA)の貴重音源からの復刻でも注目を集まています!
 当アルバムにはミュンシュ指揮フランス国立管弦楽団、パレー指揮フランス国立管弦楽団、セル指揮クリーヴランド管弦楽団のそれぞれフランスにおけるライヴ録音をおさめた2 枚組です。

 1枚目には63年のミュンシュ、64年のパレーがそれぞれフランス国立管弦楽団を振ったベートーヴェンの交響曲第7 番を収録。
 その個性たるや歴然。どっしりと構えるミュンシュに対して、実にさっぱりと邁進するパレー。巨匠が描く2つの世界をこの1枚で堪能することができます。

 2枚目はジョージ・セル率いるクリーヴランド管弦楽団が1957年にヨーロッパ・ツアーのライヴを収めた貴重録音。
 練習の鬼セルが完全無欠の演奏を披露。「モーツァルト。徹底して磨き上げられてたアンサンブルはもはや無敵」(平林直哉/ライナーノートより)との表現そのままに圧巻の演奏を披露。全く隙のない演奏には脱帽の一言です。
 その後のワーグナーの「タンホイザー序曲」、そしておそらくアンコールであろうベルリオーズの「ラコッツィ行進曲」も当日の熱気が伝わる演奏。また、終演後の聴衆の熱狂ぶりが、それを物語っています。

 そのあとはパレー&フランス国立管弦楽団、64年5月のシューマンの交響曲第4番。

 全く衰えることのない巨匠が熱演を聴かせます。

 平林直哉氏による日本語解説付です。
 




STERLING



CDA1835/18362
(2CD-R)
¥5100
歌唱の芸術 〜 ダーヴィド・ビョーリングへのオマージュ 第4集
 [Disc 1]
  ジャコモ・マイアベーア:歌劇 《アフリカの女》 − おお、パラダイス(第4幕)/
  シャルル・グノー:歌劇《ファウスト》 − 挨拶しよう!慎ましく清らかな家よ(第3幕)/
  ジョルジュ・ビゼー:歌劇 《真珠とり》 − 耳に残るは君の歌声(第1幕)/
  ジュール・マスネ:歌劇《マノン》 − 目を閉じると見える(第2幕)/
  ピエトロ・マスカーニ:歌劇 《カヴァレリア・ルスティカーナ》 − おかあさん、あの酒は強いね/
  ジャコモ・プッチーニ:歌劇 《トスカ》 − 妙なる調和(第1幕)/
  ジュゼッペ・ヴェルディ:歌劇 《運命の力》 − 生きることは地獄だ、この不幸な者には(第3幕)/
  ジャコモ・プッチーニ:
   歌劇 《ラ・ボエーム》 − 冷たい手を(第1幕)、歌劇 《トゥーランドット》 − 寝てはならぬ(第3幕)/
  ジョルジュ・ビゼー:歌劇 《カルメン》 − おまえの投げたこの花を(第2幕)/
  ジュール・マスネ:歌劇 《ル・シッド》 − 統べたまい、裁きたもう御父よ(第3幕)/
  ウンベルト・ジョルダーノ:歌劇 《アンドレア・シェニエ》 − ある日、青空を眺めて(第1幕)/
  ジュゼッペ・ヴェルディ:
   歌劇 《アイーダ》− もし私がその戦士であったなら‛&清きアイーダ(第1幕)、
   歌劇 《トロヴァトーレ》 − 見よ、恐ろしい炎を(第3幕)/
  リヒャルト・ワーグナー:歌劇 《ローエングリン》 − はるかな国に(第3幕)
 [Disc 2]
  ウルフ・ヴェスレーン(1927–2009)(編曲):
   7つのスウェーデン民謡、水の精のポルスカ、東の国へ私は行こう、喜びの花、すべて天空のもとに、
   さあ, 大いに飲もう, 生あるかぎり、うるわしき水晶、ああ, 美しいヴェルムランドよ/
  カール・レオポルド・シェーベリ:トゥーネナ(音楽)/
  エーリク・グスタフ・イェイエル:羊飼いの少年の歌/
  フィンランド民謡(グンナル・ハーン(1908–2001)編曲):なんと美しい野バラ/
  ハインリヒ・プファイル:湖はおだやかに憩う Op.10 no.1/
  カール・ユーナス・ルーヴェ・アルムクヴィスト:幾千もの星のこと/君はひとりで歩んではいない/
  ヴィルヘルム・ステーンハンマル:森で/
  アウスグト・シェールリング:白いバラ/
  ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル:
   菩提樹の陰の乙女、君の名を書いた、空にある星のように、受け継いだもの、それは憧れ/
  イーヴァル・ヴィデーン:セレナード「松と白樺の葉が」/
  テューレ・ラングストレム:夏の夜/
  ヒューゴ・アルヴェーン:森は眠る Op.28 no.6/
  アウグスト・セーデルマン:ヘイメル王とアスローグ/
  ヴィルヘルム・ステーンハンマル:メロディ「君だけが牧場を歩いてゆく」、オルフェウスが竪琴を手に/
  ジャン・シベリウス:
   黒いばら Op.36 no.1、逢い引きから帰ってきた娘 Op.37 no.5、
   三月の雪の上のダイアモンド Op.36 no.6、夢だったのか Op.37 no.4、夕べに Op.17 no.6ß
 ラーシュ・ビョーリング(テノール)、リリアン・カールソン(ピアノ)、ハッリ・エーベット(ピアノ)、
 カール=オト・エラスミー(ピアノ)、ヤン・エイロン(ピアノ)、ブリタ・リグネル(ピアノ)、
 アヌーシュカ・ムケルジー(ピアノ)、ジョン・マッケイ(ピアノ)、
 セルゲイ・レズニコフ(ピアノ)、ウルフ・ヴェスレーン(ピアノ)、ピアニスト不明

 スウェーデン音楽史と世界のオペラ史に名を残すテノール歌手、ユッシ・ビョルリング(ユシー・ビョーリング)の子、テノール歌手のラーシュ・ビョーリングによる、祖父ダーヴィド(1873–1926)へのオマージュ。シリーズ第4集では、オペラのアリアと、スウェーデンとフィンランドの民謡とバラードと歌曲が歌われる。

 ※録音:1978年、1985年、2014年、1975年−1990年
 
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 


<映像>


新書館(映像)


DB20 1102
(Blu-ray)
¥4600+税
ミラノ・ スカラ座&バレエ ルドルフ・ ヌレエフ振付
 「眠れる森の美女」 セミオノワ&アンドリヤシェンコ
  オーロラ姫:ポリ ー ナ・ セミオノワ/デジレ王子:ティモ フェイ・ アンドリヤシェンコ/
  リラの精: エマヌエラ・ モンタナー リ/カラ ボス ベアトリーチェ・ カルボーネ/
  妖精:ニコレッタ・ マ ン ニ 、 カテリーナ・ ビアン キ 、
   マリア・ セレステ・ ローザ、 マルティーナ・ アルドュイノ/
  青い鳥: クラウディオ・ コヴィ エッロ/
  フロリナ王女: ヴ ィットリア・ ヴ ァレ リオ ほか ミラノ・スカラ 座 バレエ

 美しくダイナミックな踊りで人気のセミオノワの当たり役オーロラ姫の映像が登場!王子は甘いマスクで人気急上昇のアンドリヤシェンコ!スカラ座ならではの絢爛豪華なヌレエフ版「眠れる森の美女」!

 初回限定特典:マスクケース/158分

 美しくダイナミックな踊りで人気のセミオノワ。彼女の当たり役オーロラ姫の映像が登場!
 王子は甘いマスクで人気急上昇のアンドリヤシェンコ。スカラ座ならではの絢爛豪華なヌレエフ版!

 オーロラ姫を演じるポリーナ・セミオノワ。日本でも大人気で、強靭なテクニックと華やかなオーラで魅せるオーロラ姫は彼女の美質を最大限に味わうことができます。

 デジレ王子を踊るのはリトアニア出身のティモフェイ・アンドリヤシェンコ。ノイマイヤーが「椿姫」アルマン役に大抜擢し、2018年ミラノ・スカラ座バレエのプリンシパルに。ロイヤル・バレエ「ロミオとジュリエット」にも招かれるなど世界が注目のバレエ界の新たな貴公子です。

 初回封入特典としてマスクケースが付きます。(なくなり次第終了)
 













3/4(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ACCENTUS MUSIC



ACC 30527CD
¥2700
※Blu-ray、DVD同時発売
2006年リーズ国際ピアノ・コンクール最年少優勝
キム・ソヌク(ピアノ)
ベートーヴェン:後期三大ピアノ・ソナタ集

 ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109
 ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
 ピアノ・ソナタ第32番Op.111
キム・ソヌク(ピアノ)

 19世紀ライプツィヒの工業化を象徴する建物で収録されたキム・ソヌクのベートーヴェン後期三大ソナタ、ブルーレイ、DVD、CDで一挙リリース!

 収録:2020 年7 月、ライプツィヒ、アートセンター
 (Blu-ray)画面:Full HD,NTSC,16:9、音声:DTS HD MA5.1、PCM ステレオ、リージョン:All、BD25、74'09
 (DVD)画面:NTSC,16:9、音声:DTS5.1、DD5.1、PCM ステレオ、リージョン:All、DVD9、74'09
 (CD)69'26

 1988年ソウル出身のキム・ソヌク。2006年リーズ国際ピアノ・コンクール40年の歴史上最も若い18歳で優勝、そしてアジア人としても初めて優勝を果たし一躍世界から注目されました。
 エトリンゲン青少年国際ピアノ・コンクール(2004年)、クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール(2005年) で優勝、ロンドン交響楽団、コンセルトヘボウ管弦楽団、NHK 交響楽団など世界一流のオーケストラと共演し、2014年にはBBC プロムスにもデビュー。
 録音では、ドイツ・グラモフォンから2タイトルチョン・ミョンフン指揮でベートーヴェンとウンスク・チンのピアノ協奏曲がリリースされています。
 その後は、ACCENTUS MUSIC より、ベートーヴェンの「ワルトシュタイン」「ハンマークラヴィーア」(ACC303551CD)フランクの「前奏曲、コラールとフーガ」とブラームスの「ピアノ・ソナタ第3番」(ACC-303552CD)、ベートーヴェンの3大ピアノ・ソナタ「悲愴」「月光」「熱情」(ACC-30409CD)、そしてシュターツカペレ・ドレスデンとチョン・ミョンフン指揮によるブラームスのピアノ協奏曲第1番(ACC-30501CD)と4枚のアルバムを発売し、今回5枚目となるベートーヴェンの後期三大ピアノ・ソナタ集を録音しました。
 今回録音された場所は、旧発電所跡地に新たにオープンしたアートセンター(Kunstkraftwerk)。ここは19 世紀のライプツィヒの工業化を象徴する場所。
 そんな、過去と未来が交錯するような煉瓦造りのホールを埋め尽くす光の中キム・ソヌクがベートーヴェンの最後の3つのソナタを奏でます。

 
 




BIS



BIS SA 2229
(SACD HYBRID)
¥2800

デュビュニョンのピアノ協奏曲「クラヴィアリアーナ」と2つの室内交響曲
 リシャール・デュビュニョン(1968-):
  (1)室内交響曲第1番 Op.63(2013)
  (2)ピアノ協奏曲「クラヴィアリアーナ(Klavieriana)」
    〜ピアノ、オーケストラとオブリガート・チェレスタ付きのための Op.70(2015)
  (3)室内交響曲第2番 Op.77(2017)


 (2)小川典子(ピアノ/スタインウェイD)、ラファエル・リュッティ(チェレスタ)
 
 トーマス・ツェートマイアー(指揮)
 ヴィンタートゥーア・ムジークコレギウム、
 ロベルト・ゴンザレス=モンハス(コンサートマスター)
KKC 6362
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3000+税

 超絶技巧が光る小川典子の大熱演も注目!!ツェートマイアー率いるヴィンタートゥーア・ムジークコレギウムがデュビュニョンのピアノ協奏曲「クラヴィアリアーナ」と2つの室内交響曲を録音!

 録音:2019年9月/シュタットハウス、ヴィンタートゥール(スイス)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、64'18
 プロデューサー:イェンス・ブラウン(Take5 Music Production)

 SACD ハイブリッド盤。
 1968年、ローザンヌ生まれの作曲家リシャール・デュビュニョンによる2つの室内交響曲とピアノ協奏曲「クラヴィアリアーナ(Klavieriana)」を収録したアルバムの登場。
 演奏はトーマス・ツェートマイアー率いるヴィンタートゥーア・ムジークコレギウム、ピアノ独奏は世界的ピアニスト小川典子です。

 現在最も注目を集めている現代作曲家デュビュニョンは、パリ音楽院とロンドンの王立音楽院で作曲を学び修士号を取得。その後2002年にはパリの美術アカデミーよりピエール・カルダン賞、2014年にはスイスのヴォードワ文化財団賞を受賞。その活躍が評価され2015年にはSACEM グランプリを受賞しています。
 ニューヨーク・タイムズ紙が「遊び心のある現代的感覚に牽引されている」と評するなど、その音楽は現代作曲家の作品の中でも異彩を放ちます。
 これまでに80を超える作品を発表し、ゴーティエ・カピュソン、ジャニーヌ・ヤンセン、レオニダス・カヴァコス、ジュリアン・ラクリン、ラベック姉妹、ジャン=イヴ・ティボーデなどのソリスト、パーヴォ・ヤルヴィ、ケント・ナガノ、アントニオ・パッパーノ、エサ=ペッカ・サロネンなどの指揮者によって演奏されてきました。

 デュビュニョンの代表作といえば「神秘交響曲」(2001-07)、「ヘルヴェティア交響曲」(2013-19) など、大規模で豊かなオーケストレーションで知られますが、当アルバムではそれらにくらべれば小規模ながら独特の響きと色彩感が際立つ作品でまさに唯一無二。
 ここに収められた作品でもドイツ音楽の複雑な構造ながらバルトークやメシアンを連想させる独特な手法で書かれております。

 「室内交響曲」といえばシェーンベルク、フランツ・シュレーカー、ミヨーがこのジャンルに取り組みましたが、デュビュニョンもその存在を意識しながらもカラフルなオーケストレーションで仕上げました。
 第1番は1楽章構成、第2番は4楽章構成の作品です。

 注目は小川典子独奏の「クラヴィアリアーナ(Klavieriana)」です!
 シューマンの「クライスレリアーナ」を想起させるこの作品は3楽章構成のピアノ協奏曲で超絶技巧作品。ピアノのパーカッシヴな性質を織り交ぜながらもリストを思わせるようなテクニックが散りばめられた第1楽章、叙情的で色彩豊かなピアノとその鏡のような役割で登場するチェレスタが魅力の第2楽章、1970年代のファンクを彷彿とさせるリズムに乗って、遊び心のあるバーレスク的なテーマが展開される第3楽章と、実に個性的なピアノ協奏曲です。
 世界初演は2016年2月26日、小川典子ピアノ独奏、ファビアン・ガベル指揮、BBC 交響楽団により行われました。
 その小川典子が2019年9月にツェートマイアー率いるヴィンタートゥーア・ムジークコレギウムとともに渾身の演奏を披露してくれました。
 様々な顔を見せてくれる唯一無二のピアノ協奏曲、ご期待ください!

 
 
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BIS SA 2497
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
鬼才マイケル・コリンズと小川典子、夢の共演
「パリのクラリネット」

 (1)ドビュッシー:第1狂詩曲〜クラリネットとピアノのための(1909-10)
 (2)ヴィドール:序奏とロンド Op.72〜クラリネットとピアノのための(1898)
 (3)サン=サーンス:クラリネット・ソナタ Op.167(1920)
 (4)アンドレ・メサジェ(1853-1929):コンクールのための独奏曲〜クラリネットとピアノのための(1899)
 (5)アンリ・ラボー(1873-1949):コンクールのための独奏曲〜クラリネットとピアノのための(1901)
 (6)プーランク:2つのクラリネットのためのソナタ FP 7(1918)
 (7)プーランク:クラリネット・ソナタ FP 184(1962)
  マイケル・コリンズ(クラリネット/ヤマハのカスタム・クラリネット「YCL-SE Artist Model」
   【B♭管クラリネット】)
  小川典子(ピアノ/スタインウェイD)
  (6)セルジオ・フェルナンデス・ピレス(クラリネット/セルマー・パリの「レシタル」
   【A管クラリネット】)
KKC 6363
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3000+税

 歿後100年のサン=サーンスの作品も収録!鬼才マイケル・コリンズと小川典子、夢の共演!!エスプリあふれるフランス人作曲家の作品を集めた「パリのクラリネット」!

 セッション録音:2019年11月/ポットン・ホール、ウェストルトン(サフォーク州)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、61'56
 プロデューサー、サウンド・エンジニア:マリオン・シュヴェーベル(Take5 Music Production)

 SACD ハイブリッド盤。
 クラリネットの鬼才マイケル・コリンズがイギリスを中心に活躍する世界的ピアニスト小川典子と夢の共演のアルバム「パリのクラリネット」をリリースします!

 クラリネットのレパートリーは1900年頃まではドイツ語圏が主流でありアントン・シュタードラ(1753-1812)、ハインリヒ・ヨーゼフ・ベールマン(1784-1847)、リヒャルト・ミュールフェルト(1856-1907)というクラリネットの名手の存在によりモーツァルト、ウェーバー、ライネッケ、ブラームスなどの作曲家が名作を残しました。

 一方、フランスは1870-71年、フランス帝国とプロイセン王国の間で行われた普仏戦争の敗戦後に自国の文化育成に力を入れ始め、19世紀末以降音楽の分野でも数多くの名作が書かれています。
 ここに収録されている作品は19世紀後半以降に書かれたドビュッシー、ヴィドール、プーランク、サン=サーンスなどフランス音楽界の重要な役割を果たした作曲家の作品で構成。
 その中でもパリに焦点を当て、フランス音楽独特の色彩感にあふれた作品を堪能することができます。

 ドビュッシーの「第1 狂詩曲」やパリ音楽院の試験曲として書かれたアンドレ・メサジェそしてアンリ・ラボーの「コンクールのための独奏曲」では軽やかかつ華麗でエスプリあふれるパリを感じられます。
 また、今年(2021年)に歿後100年を迎えたサン=サーンスが晩年に作曲したクラリネット・ソナタやプーランクの2つのソナタでもパリらしい皮肉に満ちた旋律とおしゃれさを誇ります。
 ドビュッシーやサティのピアノ独奏曲でも高い評価を得る小川典子がマイケル・コリンズと演奏した決定盤の登場です!

 プーランクの2 つのクラリネットのためのソナタで共演のセルジオ・フェルナンデス・ピレスは1995 年ポルトガル生まれの俊英。
 2016年よりヴィンタートゥーア・ムジークコレギウムの首席クラリネット奏者を務めています。

 
 




CHALLENGE CLASSICS


CC 72874
¥2600
ヴィレム・イェツ(1959-):レクイエム
 Praefatio - Introitus - Kyrie -Dies Irae -
 Tuba mirum - Rex tremendae -Recordare -
 Lacrimosa - Offertorium - Sanctus -
 Benedictus - Angus Dei -Lux aeterna -
 Libera me - In paradisum
ケリー・ゴッド(ソプラノ)
アンドレアス・ヴォルフ(バスバリトン)
クラース・ストック(合唱指揮)
オランダ放送合唱団
ジェイムズ・ガフィガン(指揮)
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団

 録音:2017年3月11日/ロイヤル・コンセルトヘボウ/57'04''

 これまで管弦楽作品集(CC-72693)とオペラ(CC-72849)が世に出ているオランダの作曲家ヴィレム・イェツ、リリース第3弾は器楽と声楽の総決算ともいうべき『レクイエム』です。
 イェツは「死はそれで終わりではなく、別の段階への移行である」と考え、来世への音楽の旅という形で美しく厳粛な弔いと慰めを表現しています。
 そのために必要なのは実験的な書法ではなく心へ訴えかける旋律であり、「私の書いた最もメロディアスな作品となった」と自ら語っています。

 音楽は前半の激しさと後半の静けさの対比が鋭く、振り幅の大きな表現力を持ち、短調寄りのほの暗い響きで描かれているのが印象的。
 ソリストは2人、オーケストラは二管編成を基本に、ソプラノ・リコーダー、ハープ、オルガン、グロッケンシュピール、ビブラフォン、シロフォンと多彩な楽器が盛り込まれているのも注目です。
 




TYXART



TXA 20152
¥2700
イスラエル・フィル首席が吹く哀愁のブラームス
 ブラームス:
  クラリネット・ソナタ第2番 変ホ長調 Op.120-2
  4つの歌曲 Op.105
  クラリネット・ソナタ第1番 へ短調 Op.120-1
  愛の歌 Op.71-5
ロン・セルカ(クラリネット)
アヴィラム・ライヒェルト(ピアノ)

 録音:2020年2月/イスラエル/56'05''

 ロン・セルカは2001年よりイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団の首席クラリネット奏者を務める人物。
 ヨーロッパを中心にリサイタルや室内楽もこなし、ギル・シャハム、マキシム・ヴェンゲーロフ、ジュリアン・ラクリン、ミッシャ・マイスキーらとも共演しています。
 このアルバムではブラームスのソナタ2曲と、歌曲の編曲を披露。メランコリーとロマンに満ちた演奏を聴かせます。

 伴奏を務めるのは1997年の第10回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで銅メダルを獲得しているイスラエルの名ピアニスト、アヴィラム・ライヒェルト。
 ロン・セルカとは共演歴も長く、息の合ったアンサンブル。
 




CAPRICCIO

C5382
(2CD)
¥3100
エルヴィン・シュルホフ(1894-1942):歌劇《炎》全2幕(1928-32)
 台本:カレル・ベネシュ/マックス・ブロート原作
  ドン・ファン‛&レイモンド・ヴェリー(テノール)、ラ・モルテ‛&イリス・フェルミリオン(メゾ・ソプラノ)、
  女性/尼僧/マルガレーテ/ドンナ・アンナ‛&ステファニー・フリーデ(ソプラノ)、
  総督‛&サルバドール・フェルナンデス=カストロ(バリトン)、影1‛&ガブリエラ・ボーネ(ソプラノ)、
  影2‛&ニーナ・ベルンシュタイナー(ソプラノ)、影3‛&アンナ・ペシェス(コントラルト)、
  影4‛&クリスタ・ラッツェンベック(メゾ・ソプラノ)、影5‛&ヘルミーネ・ハーゼルベック(メゾ・ソプラノ)、
  影6‛&エリザベト・ヴォルフバウアー(メゾ・ソプラノ)他
  アルノルト・シェーンベルク合唱団(合唱指揮‛&エルヴィン・オルトナー)、
  ジャズ・バンド・・・Vereinigten Buhnen Wien(ウィーン劇場協会)オーケストラのメンバー
  ベルトラン・ド・ビリー(指揮)、
  ウィーン放送交響楽団

 録音 2006年8月5,7,10,14日(ライヴ) アン・デア・ウィーン劇場(オーストリア)

 【ドン・ファン伝説を新たな視点で描いた"退廃オペラ"】
 17世紀スペインの伝説上の人物「ドン・ファン」。彼の存在は多くの芸術家たちの創作欲を刺激し、常に新しい解釈による人物像が生み出されています。
 チェコの作家ヨーゼフ・ベネシュは、ドン・ファンを死(ラ・モルテ)に魅せられた、地獄へ落ちることもできない"永遠の命"を与えられた存在として描き出しました。
 様々な女性たちが彼に対して欲望を覚えることで、ドン・ファンの死への衝動が一時的に抑圧されますが、どんな愛も彼の絶望した心に救いをもたらすことはありません。
 そして常にうごめく影たちはドン・ファンのコンプレックスの象徴であり、それは最終場面まで彼につきまといます。
 
 シュルホフがこの物語に付けたのは、後期ロマン派風の音楽と、フォックストロットやラグタイムなど20世紀初頭に流行し始めたジャズ風の音楽。
 これらが交錯し、燃え盛る炎に例えられた人間の欲望が解き明かされていきます。
 
 ヴェリーやフェルミリオンらの歌手たちの見事な歌唱に加え、近代オペラを得意とするド・ビリーが、複雑な音楽を見事にまとめています。

 
 
 
C7367
(3CD)
¥3900
KARLSRUHER SCHULE カールスルーエ音楽大学の50年
 【CD1】
  オイゲン・ヴェルナー・ヴェルテ(1923-1984):
   1-4. 4つのピアノ小品(1956)/5-7. ソプラノとピアノのための3つの歌曲(1957)/
   8-11. 4つのピアノ小品(1960)/12-14. ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1963)/
   15-18. 4つの小品 - クラリネット、チェロとピアノのために(1964)/
   19-21. 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ(1970)/22. ノットゥルノ - 弦楽四重奏のための (1974)/
   23-25. Drei Zwiegesprache zwischen 3つの会話の間に – チェロとピアノのために(1974/75)/
   26. 即興曲 – 独奏ピアノのために(1981)/27. スタディ I – 2台ピアノのために(1983)
 【CD2】
  ヴォルフガング・リーム(1952-):
   1. Grat グラート(1970)/2. Deploration 嘆き(1973)/3. Sine nomine シネ・ノミネ(1985)/
   4. In nuce イン・ヌーチェ(1994)/5. Der Einsamste 最も孤独な(2001)/
   6. Ich kenn´ ein wunderschones Kind 私は美しい子供を知っている(2001)/
   7. An meine Schwester 我が姉妹(2001)/8-10. Drei Vorspiele zu einer Insel 島への3つの前奏曲 (2003)/
   11-12. Zwei kleine Schwingungen 2つの小さい振動 (2004/2005)/13-15. Ophelia Sings オフィーリアが歌う(2012)/
   16. Rembrandts Ochse, plotzlich im Louvre レンブラントの牛、突然ルーブル美術館で(2014)
 【CD3】
  1-3. ヴォルフガング・リーム(1952-): 協奏曲 - ピアノと8つの楽器のために(1969)/
  4. ヨアヒム・クレープス(1952–2013): デュオ-2台ピアノのために(1987)/
  5. イェルク・ヴィトマン(1973-): 幻想曲 - 独奏クラリネットのために(1993)/
  6. マルクス・ヘフトル(1967-): Blinder Fleck 盲点(2005)/
  7. レベッカ・ソーンダース(1967-): Shadow シャドウ(2013)/
  8. カスリン・A・デンナー(1986-): Faltung 折りたたみ -大オーケストラのために(2015)/
  9. マルトン・イレシュ(1975-): Psychogramm II サイコグラムII「Rettegos」 (Angstelnd) (2015)/
  10. ヴィト・ジュライ(1979-): La femme 100 tetes 百頭女(2016)
 ゾントラウト・シュパイデル(ピアノ)、サラ・パヴロヴィチ(ピアノ)ワ、ン・ユエ(ソプラノ)、
 ヨーゼフ・リッシン(ヴァイオリン)、オルガ・リッシン=モレノヴァ(ピアノ)、マルティン・オステルターク(チェロ)、
 ローラン・ブロイニンガー(ヴァイオリン)、ベネディクト・クレックナー(チェロ)、
 ラインホルト・フリードリヒ(トランペット)、フランク・デュプレー(ピアノ)、ユリウス・キルヒャー(オーボエ)、
 クララ・シューマン弦楽四重奏団、ローランド・クルティヒ(指揮)、
 ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団 他

 録音2020年 カールスルーエ音楽大学、ヴォルフガンク・リーム・フォーラム(ドイツ)(CD3:8のみ2015年 ザールブリュッケン放送)

 1812年から機能していた民間の教育機関を、1971年に正式な州立音楽大学として認可。現在6つの学科プログラムと3つの研究機関を持つドイツの名門「カールスルーエ音楽大学」。
 この大学の初代学長を務めたオイゲン・ヴェルナー・ヴェルテは優れた教育者であるとともに作曲家でもありました。
 教育プログラムは、クラシック音楽の器楽(鍵盤楽器、管楽器、打楽器、弦楽器)、声楽、オペラ、音楽理論、作曲、指揮など多岐にわたり、ここで学ぶ学生たちは、型にはまった教育を受けるのではなく、自主的な研究と自由な創作に励むことができます。
 また1990年には現代音楽、コンピュータ音楽に重点を置くために「InMM=Institut fur neue Musik und Medien」という研究機関が設置され、作曲家ヴォルフガング・リームが所長を務めています。
 このアルバムではヴェルテとリームの作品に加え、イェルク・ヴィトマンやレベッカ・ソーンダースら「InMM」の卒業生たちの作品を収録。現代音楽の方向性と理想が示された作品群を楽しめます。
 




GRAND PIANO



GP867
¥2400
セリム・パルムグレン(1878-1951):ピアノ作品全集 第1集 ヨウニ・ソメロ
 (ピアノ..Steinway & Sons, モデルD)
 1. Souvenir de Chopin ショパンの思い出 SP274(1892)/2. Intermezzo インテルメッツォ SP110(1895)/
 3. Aria アリア SP9(1904)/4. Prelude 前奏曲 Op. 1 No. 1(1896もしくはそれ以前)/
 5. Illusion 幻影 Op. 1 No. 2(1897)/6. Etude エチュード Op. 1 No. 3(1898もしくはそれ以前)
 3つのピアノ小品 Op. 2(1898頃)
  7. No. 1 Berceuse 子守歌/8. No. 2 Elegie エレジー/9. No. 3 Vals-Intermezzo ワルツ・インテルメッツォ
 10. Tuutulaulu 子守歌(作曲家自身による合唱曲「Tuutulaulu」 SP312のピアノ編曲版)(1903)/
 11. Syysproloogi 秋へのプロローグ SP288(1926もしくはそれ以前)/12. Studie スタディ SP281(1906)
 フィンランド抒情小曲集: ピアノのための12の小品 Op. 22 (1908 もしくはそれ以前)
  13. 第1番 Landliches Bild 田園曲/14. 第2番 Finnische Volksweise フィンランド民謡/
  15. 第3番 Paganini パガニーニ(小さな練習曲)/16. 第4番 Humor ユーモア/
  17. 第5番 Die Glockenblumen つりがね草/18. 第6番 Gavotte and Musette ガヴォットとミュゼット/
  19. 第7番 Polska ポルスカ(フィンランド舞曲)/20. 第8番 Lenznacht 春の夜/
  21. 第9番 Serenade セレナード/22. 第10番 Walzer aus Osterbotten ポフヤンマーからのワルツ/
  23. 第11番 Einsames Lied 孤独な歌/24. 第12番 Fruhlingseinzug 春の到来
 25-27. ピアノ・ソナタ ニ短調 Op. 11(1901)

 ※1-3,6-9,11-24..世界初録音

 録音 2020年2月3-4日 クーサー・ホール、クーサンコスキ(フィンランド)

 【グリーグ以来の北欧を代表するピアニスト、作曲家として知られるセリム・パルムグレン、独自の美しさを放つピアノ曲全集録音始動】
 パルムグレンは裕福な環境で育ち、少年時代から作曲をはじめ、14歳の時には「ショパンの思い出」(トラック1)を作曲するなど音楽的才能を開花させます。
 たびたびフィンランドを訪れていたフェルッチョ・ブゾーニの演奏を聴き、大きな感銘を受けた彼は、1895年にヘルシンキ音楽院へ入学、研鑽を積みました。
 その後はベルリンに留学するとともに、ワイマールで憧れのブゾーニのレッスンを受け、演奏家と作曲家への足掛かりをつかみ、やがてピアニスト、作曲家として活躍します。
 彼のピアノ曲の多くは自身で演奏するために書かれており、抒情的な旋律にはスカンジナビアの民謡的要素が多く用いられています。
 GRAND PIANOレーベルでは、全300曲以上のピアノ曲を8巻のCDに分けて収録を予定しており、その第1作となるコノアルバムには世界初録音となる「フィンランド抒情曲集」を含む多彩な作品を収録。
 「秋へのプロローグ」など、パルムグレンのあらゆる側面を紹介しています。
 ヨウニ・ソメロは現代フィンランドで最も活躍するピアニストの一人。幅広いレパートリーを持ち、世界中の多くの国で3100回以上のコンサートを行っています。
 
 


GP872
(2CD)
¥3000
アン=ルイーズ・ブリヨン・ド・ジュイ(1744-1824):
 見出されたピアノ・ソナタ集
ニコラス・ホルヴァート
 (ピアノ‛&Steinway & Sons, モデルD, No.248200)
  【CD1】
   1-2. ソナット(ソナタ) イ短調(1760-70頃)
   ピアノのためのソナタ・コレクション第3集(即興付き)(1760-70頃)
    3-4. ソナタ第1番 ハ短調/5-6. ソナタ第2番 変ロ長調/7-8. ソナタ第3番 ハ長調/
    9-10. ソナタ第4番 ト短調/11-12. ソナタ第5番 変ホ長調
  【CD2】
   1-2. ソナタ第6番 ニ短調/3-5. ソナタ第7番 変ロ長調/6-7. ソナタ第8番 イ短調/8-9. ソナタ第9番 ヘ短調/
   10-11. ソナタ第10番 ト短調/12-13. ソナタ第11番 ニ短調/14-15. ソナタ第12番 ハ短調
  
 ※全て世界初録音

 録音 2020年10月12-23日 La Fabrique des Reves Recording Studio, Misy-sur-Yonne(フランス)

 1744年、パリ生まれのブリヨン・ド・ジュイ。彼女は高い知名度を誇った女性鍵盤奏者で、当時新しい楽器であったフォルテピアノを弾きこなし、あのボッケリーニが「彼女は最高の演奏者であり、最も難しい曲を正確に、表現豊かに演奏する」と大絶賛。作品番号5の「6つのヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ」を彼女に献呈したほどでした。
 アメリカ独立に多大な貢献をしたベンジャミン・フランクリンとも親しく、独立戦争でアメリカが勝利した際には行進曲を作曲したというエピソードも残っています。
 このアルバムには10代から20代の若き彼女の作品を収録、この時代の最先端の技術と様式を踏まえて書かれたこれらのソナタのほとんどは、プライヴェートなサロンで演奏されるにとどまり、出版されることはありませんでしたが、後にカール・ツェルニーやフランツ・リストの演奏にも影響を与えたとされています。
 




TOCCATA CLASSICS



TOCC-443
¥2400
パール・ヘルマン(1902-1944):現存する作品全集 第1集
 1-5. チェロ協奏曲(1925)
  ファビオ・コンティによる再構築版(2016-17)
 6-9. 室内ソナタ - ヴァイオリンと弦楽オーケストラのために(1930)
 10. Elojatek 序曲 - 2台ピアノのために(1921)
 11-13. 組曲 - ピアノのために(1924頃)
 14. オフェーリア(ランボーによる:1939頃)
  ファビオ・コンティによるオーケストラ編(2018)
 11-13を除き世界初録音
クライヴ・グリーンスミス(チェロ)‛&1-5
カテリーナ・ポテリアイエヴァ(ヴァイオリン)‛&6-9
アリーナ・シェフチェンコ(ピアノ)‛&10-13
ローマン・マルチェンコ(ピアノ)‛&10
ソフィア・ソロヴィ(ソプラノ)‛&14
リヴィウ国際交響楽団‛&1-9,14
テオドレ・クチャル(指揮)‛&1-9,14

 録音 リヴィウ・ナショナル・フィルハーモニック・ホール、リヴィフ(ウクライナ) 2018年5月21-23日‛&1-5, 10-14 2020年10月14日‛&6-9

 1902年にブダペストでユダヤ系の家庭に生まれたパール・ヘルマン。幼い頃の記録はほとんど残っていませんが、1915年から1919年にフランツ・リスト音楽院でバルトークとコダーイから作曲を学び、室内楽の教師であったレオ・ヴァイネルの元で最初の作品を書いています。
 チェロは名教師アドルフ・シッファーに指導を受け、学生時代から頻繁に演奏を行い、16歳の時にはチェロ奏者として世界的な活動を始めました。
 1929年から1934年にかけてノイケルンの音楽学校(現パウル・ヒンデミット音楽学校)でチェロと作曲を教えましたが、ベルリンの政治情勢が悪化したためブリュッセルからパリへと移住。
 その後1944年にドランシー収容所に強制収監されバルト三国へと移送、その後の消息は分かっていません。1944年、ナチス統治下で2作のみが出版されましたが、他の作品のほとんどは失われてしまっており、ヘルマンが作曲家として評価されることもありませんでした。
 このシリーズでは彼の現存する作品を全て録音(欠損している作品はイタリアの作曲家ファビオ・コンティが補筆)。
 第1集は、テオドレ・クチャルの指揮による、コルンゴルトとバルトークを思わせる「チェロ協奏曲」を中心とした選曲がなされています。
 
 


TOCC-597
¥2400
エミール・タバコフ(1947-):交響曲全集 第6集
 1-4. 交響曲第7番(2004)
  
 ※世界初録音
ブルガリア国立放送交響楽団
エミール・タバコフ(指揮)

 録音 2011年5月30日-6月5日 ブルガリア国立放送、第1スタジオ、ソフィア(ブルガリア)

 ブルガリアの作曲家、指揮者エミール・タバコフ。
 人気シリーズである彼の交響曲集第6集には、2004年に書かれた「交響曲第7番」を収録。
 今作でもタバコフは人間精神の暗い側面を厳格でパワフルなオーケストレーションによって表現しようとしています。印象的なファンファーレで幕を開ける第1楽章は、地獄を駆け抜けるかのごとく緊迫した音楽。
 ティンパニの連打と悲痛な弦の旋律によって導かれるゆったりとした第2楽章の葬送行進曲が続き、第3楽章は渦巻くエネルギーに満たされた舞曲です。
 終楽章は不安なラルゴで始まり、せわしないパッセージによるアレグロが続き、緊迫感を増長。盛大なクライマックスへとなだれ込み、最後に登場する静かなフルートとヴァイオリンの二重奏も弦の強奏で断ち切られてしまいます。
 作曲家本人の演奏は作品の本質を伝えています。
 
 


TOCC-599
¥2400
ヨーゼフ・ヴェルフル(1773-1812):ピアノ作品集 第2集
 3つのソナタ Op. 6(1798)
  1-3. ソナタ第1番 イ短調
  4-6. ソナタ第2番 ニ長調
  7-9. ソナタ第3番 イ長調
 
 10-11. ピアノ・ソナタ ニ長調 Op. 58(1811頃)・・・世界初録音
アダルベルト・マリア・リーヴァ
 (ピアノ‛&ベーゼンドルファー・インペリアル)

 録音 Griffa & Figli、ミラノ(イタリア) 2016年7月5-6日‛&10-11 2020年9月18-19日‛&1-9

 ザルツブルクで生まれ、モーツァルト一家のもとでヴァイオリンとピアノのレッスンを受け、7歳でヴァイオリニストとして舞台に立ったヨーゼフ・ヴェルフル。卓越した鍵盤奏者としても知られた彼は、ウィーンにおいて「ベートーヴェンのライバル」と見做されていました。
 このアルバムに収録されたOp. 6の3つのソナタは、そのベートーヴェンに献呈されたもので、どの曲も急-緩-急の三楽章構成からなるハイドンやモーツァルトを思わせる端正な様式の中に、技巧的なパッセージが多用されています。
 晩年の「ピアノ・ソナタ ニ長調」は、彼が定住したロンドンで書かれたもので、第2楽章には即興的なパッセージに彩られた変奏曲が置かれた、初期ロマン派へと通じる充実した作品です。
 
 

TOCC-559
¥2400
ダグラス・マン(1929-2008): ピアノ曲全集
 1. メヌエットとトリオ ト短調(1947/2004改訂)
 2. マズルカ ニ短調(1947/2006改訂)
 3. スケルツォ 嬰ヘ短調(1948/1989改訂)
 4-6. ソナチネ ヘ短調(1950/1985/2001改訂)
 7. 夜想曲 変ニ長調(1944)
 8. 夜想曲 イ長調(1943)
 9. 夜想曲 ロ短調(1945/1988/2003改訂)
 10. 夜想曲 変ホ長調(1943)
 11. 夜想曲 変ホ短調(1946/1991/2004改訂)
 12. インテルメッツォ イ短調(1947/2005改訂)
 13. 前奏曲第1番 ホ短調(1944/2003改訂)
 14. 前奏曲第2番 嬰ヘ短調(1946)
 15. 前奏曲第3番 ニ長調(1947)
 
 ※世界初録音
アルタ・アルニカーネ(ピアノ)

 録音 2019年7月23日、10月9日 リガ放送スタジオ(ラトヴィア)

 数学における「半群理論」の優れた論文で知られ、スターリング大学の数学教授を務めたスコットランド出身のウォルター・ダグラス・マン。
 日常的にはウォルターの名を用いることはなく、論文を書く時のみ「W.D.マン」と名乗った彼は、実は優れたピアニストであり、作曲家でもありました。
 幼年期から趣味で作曲を続けていた彼は、大学時代には芸術学部に入学、数学の研究をしながら音楽を学び、以降、亡くなるまで音楽への情熱を捨てることはありませんでした。
 このアルバムに収録された曲のほとんどは、学生時代に書いた曲を晩年に改訂したもので、どれもショパンやブラームス、そしてスコットランド民謡から影響を受けています。
 ピアニスト、アルタ・アルニカーネはダグラス・マンと直接の面識があり、ここでも共感を持って作品を演奏しています。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ATS



ATS929/931-2
(3CD)
¥4500
ワインガルトナー指揮
 ブラームス:交響曲全集

 交響曲第1番(ロンドン響、1939年2月16日、18日)*U.S.盤より復刻
 交響曲第2番(ロンドンフィル、1940年2月26日) *U.S.盤より復刻
 交響曲第3番(ロンドンフィル、1938年10月6日)*U.S.盤より復刻
 交響曲第4番(ロンドン響、1938年2月14日)*U.S.盤より復刻
 ハイドン変奏曲(ロンドンフィル、1938年10月6日)*U.K.盤より復刻
 大学祝典序曲(ロンドンフィル、1940年2月29日*U.K.盤より復刻
ワインガルトナー指揮

 ベートーヴェン全集と並ぶ金字塔。澱み濁りの一切を排した高貴な名演。作曲家本人が激賞したワインガルトナーのブラームス。過去最高音質で復活 高音質UHQCDにて登場!(完全限定盤)

 再生・復刻エンジニアのAkira A Fukushimaより。

 ベートーヴェン全集と並ぶ、ワインガルトナーの偉業"ブラームス全集"を復刻します。
  ブラームス自身が演奏会に赴きワインガルトナーが指揮する交響曲第2番を激賞した記録が残っております。それほど自信のあるレパートリーでした。
 今から30年ほど前に出ましたキース・ハードウィックによるCD復刻(EMI REFERENCES)はムキになってヒスノイズを取り除いたもので、音楽から潤いが削がれてしまい、名演の形骸のような音質でした。
 これには到底満足が出来ませんでした。新星堂さんの飾り気のない復刻が未だにベストと思われますが、今や入手困難。今回は全4交響曲ともに音の力が強いアメリカ盤を揃えて、洗浄、再生しました。
 今聴いても全く古びていない快速、濁りや澱みを一切排した水はけの良いブラームス。イキイキとした躍動感も見事です。ブラームスの説教臭さが苦手な方にもぜひお聞きいただきたいと思います。
 デテイルで聴かせる老練な指揮ぶり。ワインガルトナー自身の名著「ベートーヴェンの以降の交響楽作品について」よりブラームスに触れた箇所の抜粋と新翻訳がライナーノートとなっております。
 



 

CAPRICCIO



C8053
(2CD)
¥2600
パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978):
 管弦楽作品集 第2集
アレクサンドル・ヴラディゲロフ(指揮)
ブルガリア国立放送交響楽団
  【CD1】
   1. ブルガリア狂詩曲 「ヴァルダル」 Op. 16/2-8. 7つの交響的ブルガリア舞曲 Op. 23/
   9. 2つのブルガリア・パラフレーズ Op. 18 No. 2 「ラヘニストサ」/10-13. ブルガリア組曲 Op. 21
  【CD2】
   1-4. 4つの交響的ルーマニア舞曲 Op. 38/5-6. 2つの交響的ルーマニア素描 Op. 39/
   7. バルカン舞曲 Op. 6/8-11. 管弦楽のための4つのワルツ/
   12. Danza primordiale 原始のダンス Op. 53/13. フォックストロット/
   14. グリゴラス・ディニーク(1889-1949): ホラ・スタッカート (ヴラディゲロフによるオーケストラ編)
  
  ボーナス・トラック:
   15. パンチョ・ヴラディゲロフへのインタビュー(ブルガリア語)

 録音 1970-1975年 バルカントン、ソフィア(ブルガリア)

 パンチョ・ヴラディゲロフはブルガリアの近代作曲家。1933年にはブルガリア現代音楽協会の創立メンバーに名を連ねるなど、ブルガリア音楽史に名を遺す重要な人物です。
 この2枚組には、ブルガリアの民謡や、周辺ヨーロッパの民謡をふんだんに採り入れた管弦楽作品を中心に収録。
 この中にはヴラディゲロフ作品の中でも最も頻繁に演奏されたブルガリア狂詩曲「ヴァルダル」や、ヴラディゲロフ自身が管弦楽版に編曲した「ホラ・スタッカート」も含まれています。
 ここでタクトを振っているのは、彼の息子アレクサンドル(1933-1993)。偉大な父の音楽を未来に継承するために見事な演奏を披露。
 またボーナス・トラックとしてヴラディゲロフへのインタビュー(ブックレットに英語、ドイツ語訳掲載)も収録されています。
 


<映像>


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ACCENTUS MUSIC(映像)



ACC 60504BD
(8Blu-ray)
¥15000→\13990

ACCENTUS MUSIC 3番がないのが悔やまれる!

 シャイー&ゲヴァントハウス管のマーラー交響曲集&ドキュメンタリー

  マーラー:交響曲集(第1,2,4-9番)


●交響曲第1 番「巨人」ニ長調
収録:2015 年1月ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)

ドキュメンタリー(字幕:独英仏韓日 ):リッカルド・シャイーが語る、マーラー交響曲第1 番について

●交響曲第2 番ハ短調「復活」
クリスティアーネ・エルツェ(ソプラノ)
サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ)
MDR 放送合唱団
ベルリン放送合唱団
ゲヴァントハウス合唱団
収録:2011年5月17,18日ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)(字幕:独英仏)

●交響曲第4 番ト長調
クリスティーナ・ラントシャマー(ソプラノ)
収録:2012年4月26,27日ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)(字幕:日英独仏)

ドキュメンタリー(字幕:英独):
・ヴェルテ・ミニョン・ピアノ再生システムについて
・マーラー自身による交響曲第4 番ト長調〜第4 楽章
・リッカルド・シャイーによるマーラー:交響曲第4 番の解説

●交響曲第5 番嬰ハ短調
収録:2013年2月21、22日ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
ドキュメンタリー(字幕:英独韓日):リッカルド・シャイーによるマーラー交響曲第5 番の解釈

●交響曲第6 番イ短調「悲劇的」
収録:2012年9月6,7,9日ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)

ドキュメンタリー(字幕:独英仏):
「ぼくの第6 番は、謎を突き付けるだろう」〜リッカルド・シャイーとラインホルト・クービクとによるパネル・ディスカッション

●交響曲第7 番ホ短調「夜の歌」
収録:2014年2月27 &28日、3月2日ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)

●交響曲第8 番変ホ長調『千人の交響曲』
エリカ・ズンネガルド(ソプラノ1:罪深き女)
リカルダ・メルベート(ソプラノ2:贖罪の女)
クリスティアーネ・エルツェ(ソプラノ3:栄光の聖母)
リオバ・ブラウン(アルト1:サマリアの女)
ゲルヒルト・ロンベルガー(アルト2:エジプトのマリア)
スティーヴン・グールド(テノール:マリア崇拝の博士)
ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン:法悦の神父)
ゲオルク・ツェッペンフェルト(バス:瞑想の神父)
MDR 放送合唱団 ライプツィヒ歌劇場合唱団
ゲヴァントハウス合唱団 ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団
ゲヴァントハウス児童合唱団
収録:2011年5月26,27日ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)(字幕:独英仏)

●交響曲第9 番ニ長調
収録:2013年9月6-8日ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)

ドキュメンタリー(字幕:日英仏韓):
「リッカルド・シャイーとアンリ=ルイ・ド・ラ・グランジュによるマーラー交響曲第9 番についての対話」

ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
リッカルド・シャイー(指揮)
ACC 70504DVD
(8DVD)
¥12000→\10990

 マーラーの原点に立ち返るシャイー&ゲヴァントハウス管のマーラー交響曲集が遂にセット化

 (8Blu-ray)画面:16:9、NTSC、音声:DTS HD MA5.1、PCM ステレオ、リージョン:All、字幕:独英仏日、BD25、本編:641' 15、ドキュメンタリー:125' 59
 (8DVD)画面:16:9、NTSC、音声:DTS5.1、DD5.1、PCM ステレオ、リージョン:All、字幕:独英仏日、DVD9、本編:641' 15、ドキュメンタリー:125' 59

 シャイーとゲヴァントハウス管の映像によるマーラー・チクルスがボックスとなってリリースされます。
 2011年のマーラー没後100年を記念してスタートしたシリーズで、いずれも充実した演奏で高い評価を受けています。
 シャイーは、コンセルトヘボウ管とマーラーの交響曲全集を完成させていますが、このゲヴァントハウス管とのチクルスとは全く違います。テンポもゲヴァントハウス管との方が速く解釈も異なります。

 シャイーはメトロノーム記号についても特典映像で詳しく語っていますが、往年の巨匠メンゲルベルクやワルターとの録音についても言及し、シャイーの近年のテンポ設定はそうしたマーラーと直接対峙した巨匠たち、ひいてはマーラー自身の意図に立ち返るように考えられています。
 そしてシャイーはこの交響曲第1番に対しこのように述べています。
  「この作品はマーラーの紛れもない傑作であり、後年彼が創造した広大な音世界を先取りしている」。
 シャイーが長年かけて熟考させた音楽を明快で切れ味鋭い指揮で聴くことができ、さらに演奏、特典映像ともに鑑賞することにより作品を深く理解することができるセットです。
 
 また「ACCENTUS MUSIC」ならではの、音楽を理解した素晴らしいカメラワーク、見ごたえのある編集で、映像商品としても魅力的。
 ジャケット・デザインはシリーズ通して使われているライプツィヒ出身の現代アーティスト、ネオ・ラウフによるもので、マーラーの音楽に触発されて描いた作品です。


 ※交響曲第3番は、2016年6月にゲヴァントハウス管のカペルマイスターを退任することが決まっていたシャイーが最後に指揮をして収録される予定でしたが、病気を理由に演奏会を降板。
   代役として現カペルマイスターのネルソンスが登場したため当ボックスには収録されていません。

 
 
 
ACC 10527BD
(Blu-ray)
¥4700
※CD同時発売
ベートーヴェン:後期三大ピアノ・ソナタ集
 ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109
 ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
 ピアノ・ソナタ第32番Op.111
キム・ソヌク(ピアノ)
ACC 20527DVD
(DVD)
¥3200
※CD同時発売

 19世紀ライプツィヒの工業化を象徴する建物で収録されたキム・ソヌクのベートーヴェン後期三大ソナタ、ブルーレイ、DVD、CDで一挙リリース!

 収録:2020 年7 月、ライプツィヒ、アートセンター
 (Blu-ray)画面:Full HD,NTSC,16:9、音声:DTS HD MA5.1、PCM ステレオ、リージョン:All、BD25、74'09
 (DVD)画面:NTSC,16:9、音声:DTS5.1、DD5.1、PCM ステレオ、リージョン:All、DVD9、74'09
 (CD)69'26

 1988年ソウル出身のキム・ソヌク。2006年リーズ国際ピアノ・コンクール40年の歴史上最も若い18歳で優勝、そしてアジア人としても初めて優勝を果たし一躍世界から注目されました。
 エトリンゲン青少年国際ピアノ・コンクール(2004年)、クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール(2005年) で優勝、ロンドン交響楽団、コンセルトヘボウ管弦楽団、NHK 交響楽団など世界一流のオーケストラと共演し、2014年にはBBC プロムスにもデビュー。
 録音では、ドイツ・グラモフォンから2タイトルチョン・ミョンフン指揮でベートーヴェンとウンスク・チンのピアノ協奏曲がリリースされています。
 その後は、ACCENTUS MUSIC より、ベートーヴェンの「ワルトシュタイン」「ハンマークラヴィーア」(ACC303551CD)フランクの「前奏曲、コラールとフーガ」とブラームスの「ピアノ・ソナタ第3番」(ACC-303552CD)、ベートーヴェンの3大ピアノ・ソナタ「悲愴」「月光」「熱情」(ACC-30409CD)、そしてシュターツカペレ・ドレスデンとチョン・ミョンフン指揮によるブラームスのピアノ協奏曲第1番(ACC-30501CD)と4枚のアルバムを発売し、今回5枚目となるベートーヴェンの後期三大ピアノ・ソナタ集を録音しました。
 今回録音された場所は、旧発電所跡地に新たにオープンしたアートセンター(Kunstkraftwerk)。ここは19 世紀のライプツィヒの工業化を象徴する場所。
 そんな、過去と未来が交錯するような煉瓦造りのホールを埋め尽くす光の中キム・ソヌクがベートーヴェンの最後の3つのソナタを奏でます。

 
 













3/3(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ACCENT

ACC 24373
¥2700
15世紀、楽園への扉〜ハンス・メムリンクの『奏楽天使』
 Prosa Ave Maria gracia plena
 ギヨーム・デュファイ(1397-1474):Fuga duo[rum] temp[orum]
 ギヨーム・デュファイ:Hymnus Proles de caelo
 Introitus In excelso throno
 Basse Danse Paradisi porte
 Sequentia Alma cohors Domini
 Graduale Tollite portas
 ジョン・ダンスタブル(1390-1453):Motet Christe sanctorum - Tibi Christe
 Improperia Popule meus
 Basse Danse Danse de Cleves
 ギヨーム・デュファイ:Hymnus Ad cenam agni providi
 ヤーコプ・オブレヒト(1457/58-1505):Chanson Den haghel ende die calde snee
 Sequens Ave mundi spes Maria
 ジル・バンショワ(c1400-1460):Motet Virgo rosa
 Antiphona Paradisi porte
  »Salve« (Salve Regina)
  ジョン・ダンスタブル:Canticum BMV Magnificat secondi toni
 バルボラ・カバートコヴァー(指揮)、ティブルティナ・アンサンブル(歌)、
 ヴィム・ベキュ(指揮)、オルトレモンターノ・アントワープ(器楽)

 メムリンクの名作『奏楽天使』と響きあう天上の音楽

 録音:2020年12月8-10日/アントワープ、AMUZ/65'23''

 1490年頃、画家のハンス・メムリンクは『奏楽天使』を制作しました。
 この作品は左右対称の構図による3枚の絵で、左右の絵にはそれぞれ端から弦楽器を奏する天使3人と管楽器を奏する天使2人が、中央の絵には父なる神とその両脇で歌う3人ずつの天使が描かれています(当時は人の声が最高位の音楽で、中央に行くほど位が高くなっていくように描かれている)。
 メムリンクが実際にどんな音を想像して書いたのか、グレゴリオ聖歌と当時の作曲家の音楽を絡めて、その実態に迫る凝りに凝ったCDです。
 アンドリュー・ローレンス・キングもハープで参加。
 




ARCANTUS

ARC 21027
(CD)
¥2600
ミヒャエル・プレトリウス没後400年記念
『われらが神は堅き砦』 
ラ・プロテツィオーネ・デラ・ムジカ(管弦楽・声楽)
イェルーン・フィンケ(指揮)
 ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):《シオンの音楽》より
  (1)「天にましますわれらの父よ」〜2人のテノールとオルガンのための(《シオンの音楽》第9巻より)
  (2)「天にましますわれらの父よ」(8声)〜2人ずつの4声の合唱のための(《シオンの音楽》第1巻より)
  (3)「われらが神は堅き砦」〜テノールとバスのための(《シオンの音楽》第9巻より)
  (4)コラール幻想曲「われらが神は堅き砦」〜オルガンのための(《シオンの音楽》第8巻より)
  (5)「主よ頌めよ」〜2声から6声のための(《シオンの音楽》第5巻より)
  (6)「日にして光なるキリスト」〜ソプラノ、テノールと通奏低音のための(《シオンの音楽》第9巻より)
  (7)「主なる神よ、汝をわれらは讃えまつらん」〜2声から6声のための(《シオンの音楽》第5巻より)
  (8)「われらが神は堅き砦」(8声)〜2人ずつの4声の合唱のための(《シオンの音楽》第3巻より)
  (9)「われらが神は堅き砦」〜アルト、テノールとバスのための(《シオンの音楽》第9巻より)
  (10)「われらが神は堅き砦」〜2人のアルト、2人のテノールと通奏低音のための(《使者たるポリヒムニア- 平安と歓喜》より)

 ミヒャエル・プレトリウス没後400年記念!気鋭の古楽アンサンブル「ラ・プロテツィオーネ・デラ・ムジカ」が《シオンの音楽》からの作品を録音!

 セッション録音:2020年11月/聖マリエン教会(レムゴー)/DDD、ディジパック仕様、24bit 96kHz、69'23
 プロデューサー:マルティン・ナゴルニ(Arcantus Musikproduktion)
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ファビアン・フランク、マルティン・ナゴルニ

 今年(2021年)に没後400年を迎えたミヒャエル・プレトリウスを記念して古楽アンサンブル「ラ・プロテツィオーネ・デラ・ムジカ」が《シオンの音楽》からの作品を録音しました。
 多作で知られるプレトリウスですが《シオンの音楽》はその代表作です。9巻からなる当曲集は1000をこえるコラールと賛美歌の編曲を含み当録音ではその中でも有名な「われらが神は堅き砦」を中心とした10曲を収録しました。
 心洗われる美しい旋律が魅力です。

 2015年イェルーン・フィンケによって設立した古楽アンサンブル「ラ・プロテツィオーネ・デラ・ムジカ」は16世紀後半から17世紀前半の作品を中心としたレパートリーで演奏活動を展開している新進気鋭の団体。
 ARCANTUSレーベルからリリースしたヨハン・キリアクス・キーリング(1670-1727)のマタイ受難曲の世界初録音(ARC-20020)でも話題となりました。

 
 



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BIS



BIS SA 2199
(3SACD HYBRID)
¥6900→\6490

トーマス・ダウスゴー率いるスウェーデン室内管弦楽団
 ブランデンブルク協奏曲全曲+6人の作曲家による新作
  ソリストはアンティエ・ヴァイトハース、ペッカ・クーシスト、ヴィオラのタベア・ツィンマーマン、
   チェンバロのマハン・エスファハニ、トランペットのホーカン・ハーデンベルガーなどなど!
  
「ザ・ブランデンブルク・プロジェクト」


 Disc 1 62'16
  (1)ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750):ブランデンブルク協奏曲第1番 ヘ長調 BWV1046
    モッテン・ラーション(オーボエⅠ)、リサ・アルムベリ(オーボエⅡ)、
    ダニエル・ビューシュテット(オーボエⅢ)、ミケール・リンドストレム(ファゴット)、
    テレーセ・ラーション(ホルンⅠ)、ヨーラン・ヒュルフェシュ(ホルンⅡ)、
    アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)、マハン・エスファハニ(チェンバロ)
  (2)マーク=アンソニー・ターネジ(1960-):《マヤMaya》(2016)〜

   独奏チェロ、2 つのオーボエ、コーラングレ、コントラファゴット、2 つのホルンと弦楽のための
     マヤ・ベイザー(チェロ)
  (3)J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第2番 ヘ長調 BWV1047

    ホーカン・ハーデンベルガー(トランペット)、フィオーナ・ケリー(フルート)、
    モッテン・ラーション(オーボエ)、アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)、
    ビョーン・イェーヴェット(チェンバロ)
  (4)スティーヴン・マッキー(1956-):《トリケロスTriceros》(2015)〜

   ピッコロ・トランペット、フルート、オーボエ、ヴァイオリン、チェンバロと弦楽オーケストラのための
     ホーカン・ハーデンベルガー(トランペット)、フィオーナ・ケリー(フルート)、
     モッテン・ラーション(オーボエ)、アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)、
     ビョーン・イェーヴェット(チェンバロ)

 Disc 2 65'38
  (5)J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番 ト長調 BWV1048

    ペッカ・クーシスト(ヴァイオリンI)、ウルバン・スヴェンソン(ヴァイオリンII)、
    ローゲル・オールソン(ヴァイオリンIII)、ヨーラン・フロースト(ヴィオラI)、
    リン・エルヴキュル(ヴィオラII)、ケート・ペリー(ヴィオラIII)、マッツ・レヴィン(チェロI)、
    アンドレーアス・テングベリ(チェロII)、ライムンド・フォルマン(チェロIII)、
    セバスティアン・デュベ(コントラバス)、マハン・エスファハニ(チェンバロ)
  (6)アンデシュ・ヒルボリ(1954-):
   《バッハ・マテリアBach Materia》(2017)〜ヴァイオリンと弦楽のための

     ペッカ・クーシスト(ヴァイオリン)、セバスティアン・デュベ(コントラバス)
  (7)J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第4番 ト長調 BWV1049

    ペッカ・クーシスト(ヴァイオリン)、ペール・グロス(リコーダーI)、
    カタリーナ・ヴィーデル(リコーダーII)、ビョーン・イェーヴェット(チェンバロ)
  (8)オルガ・ノイヴィルト(1968-):
   《アエローAello》(2016-17)【ハインリヒ・シフの思い出に】〜

    フルート、2つのトランペット、弦楽アンサンブル、キーボードとタイプライターのための
      クレア・チェイス(フルート)、アンデシュ・ヘムストレム(トランペットI)、
      マルギット・チェクメイ(トランペットII)、オスカル・エークベリ(キーボード)、
      ラーシュ・ファーゲル(パーカッション)

 Disc 3 79'24
  (9)J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調 BWV1050

   フィオーナ・ケリー(フルート)、アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)、
   マハン・エスファハニ(チェロ)
  (10)ウリ・ケイン(1956-):
   《ハムサHamsa》(2015)〜フルート、ヴァイオリン、ピアノと弦楽オーケストラのための

     フィオーナ・ケリー(フルート)、アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)、
     ウリ・ケイン(ピアノ)
  (11)ブレット・ディーン(1961-):《アプローチApproach》(2017)〜

   2つのヴィオラ、3 つのチェロ、コントラバスとチェンバロのための
     タベア・ツィンマーマン(ヴィオラI)、ブレット・ディーン(ヴィオラII)、
     ビョーン・イェーヴェット(チェンバロ)
  (12)J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第6番 変ロ長調 BWV1051

    タベア・ツィンマーマン(ヴィオラI)、ブレット・ディーン(ヴィオラII)、
    ハンナ・トレル(チェロ(ヴィオラ・ダ・ガンバI))、
    アンドレーアス・テングベリ(チェロ(ヴィオラ・ダ・ガンバII))、
    マッツ・レヴィン(チェロ)、ペーテル・ニッチェ(コントラバス)、
    ビョーン・イェーヴェット(チェンバロ)  
スウェーデン室内管弦楽団、
トーマス・ダウスゴー(指揮)
KKC 6359/61
(3SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付・
【トーマス・ダウスゴー著
(翻訳:寺西肇)】
¥7000+税

 ヴァイトハース、P.クーシスト、T.ツィンマーマン、エスファハニなどの超豪華メンバーが参加!!
 ダウスゴー率いるスウェーデン室内管がブランデンブルク協奏曲と6人の作曲家による新作委嘱を交えた注目盤をリリース!

 録音:(6)2017年5月/オルブレー・コンサートホール(スウェーデン)、(4)(10)2017年8月、(8)(11)(12)2018年3月、(1)の一部、(2)(9)2018年7月、(1)の一部、(3)(5)(7)2018年9月/「オレブルー大学音楽劇場芸術学部」コンサートホール
 プロデューサー:マルティン・ナゴルニ(Arcantus Musikproduktion)

 SACDハイブリッド盤。
 トーマス・ダウスゴー率いるスウェーデン室内管弦楽団がブランデンブルク協奏曲全曲と6人の作曲家による新作委嘱を交えた大注目盤をリリースします!

 このアイディアの構想は2001年にさかのぼります。ダウスゴーが同団のアーティスティック・マネージャーのグレゴール・ズビッキーとの会話で「ヴィヴァルディの『四季』、ベートーヴェンの『運命』、バッハのブランデンブルク協奏曲などの有名な作品は、私たちが日々の生活を送る中で単に心地よい"仲間"となってしまう危険性があり、それらを当たり前のものと捉えてしまう傾向すらある。」という問いからはじまります。
 そこでバッハのブランデンブルク協奏曲と現代の作曲家たちの委嘱作品を交えたプログラムで構成した「ザ・ブランデンブルク・プロジェクト」のアイディアがうまれました。
 このプロジェクトは2018年にロイヤル・アルバート・ホールで開催されるBBC プロムスでこれらの全作品を1日で上演することによってクライマックスを迎えるという予定で進められました。

 このプロジェクトではそれぞれのブランデンブルク協奏曲の対になるように個性異なる6 人の作曲家(マーク=アンソニー・ターネジ(1960-)、スティーヴン・マッキー(1956-)、アンデシュ・ヒルボリ(1954-)、オルガ・ノイヴィルト(1968-)、ウリ・ケイン(1956-)、ブレット・ディーン(1961-))の新作を収録。名曲の魅力再発見とともに全12篇が非常に大きな宇宙を描きます。構想から17年後の2018年、このプロジェクトは大成功を収めました。

 当演奏ではなんといっても超豪華ソリスト陣に注目!
 ヴァイオリンのアンティエ・ヴァイトハースとペッカ・クーシスト、ヴィオラのタベア・ツィンマーマン、チェンバロのマハン・エスファハニ、トランペットのホーカン・ハーデンベルガーなどの名手が集い、これ以上ないほどの極上の演奏を堪能することができます。
 今世紀にうまれたブランデンブルク協奏曲全曲録音の必聴盤になること間違いなしの注目盤です!

 国内仕様盤(KKC 6359/61)にはトーマス・ダウスゴー著「ザ・ブランデンブルク・プロジェクト」の寺西肇による翻訳の日本語解説書付。
 相当な読み応えの楽曲解説は十分な価値を持つ内容です。  

 
 
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BIS SA 2412
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
ラン・シュイ率いるシンガポール響
 『ロシアン・スペクタキュラー』
〜『禿山の一夜』『展覧会の絵』『イスラメイ』『ダッタン人の踊り』

 (1)ムソルグスキー(リムスキー=コルサコフ編):交響詩『禿山の一夜』
 (2)ムソルグスキー(ラヴェル編):『展覧会の絵』
 (3)バラキレフ(リャプノフ編):『イスラメイ』
 (4)ボロディン(リムスキー=コルサコフ—リャードフ編):『ダッタン人の踊り』
  【「序章」アンダンティーノ/「娘達の踊り」アンダンティーノ/
   「男達の踊り」アレグロ・ヴィーヴォ/「全員の踊り」アレグロ/
   「少年達の踊りと男達の踊り」プレスト/「娘達の踊り」モデラート・アラ・ブレーヴェ/
   「少年達の踊りと男達の踊り」プレスト/
   「全員の踊り」アレグロ・コン・スピリート/ピウ・アニマート】〜
    歌劇『イーゴリ公』第2幕第17番より
 ラン・シュイ(指揮)、シンガポール交響楽団
 (4)シンガポール交響合唱団、エウデニセ・パラルアン(合唱指揮)、
 (4)シンガポール交響ユース合唱団、ウォン・ライ・フーン(コラールマスター)

 なんと豪華な贅沢サウンド!ラン・シュイ率いるシンガポール響が『禿山の一夜』『展覧会の絵』『イスラメイ』『ダッタン人の踊り』を録音!大作曲家が敬愛を込めて管弦楽に編曲した作品集。

 セッション録音:2018年7月/エスパラネード・ホール(シンガポール)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、67'38
 プロデューサー、エディティング、ミキシング:インゴ・ペトリ(Take5 Music Production)

 SACD ハイブリッド盤。
 『ロシアン・スペクタキュラー』と題された当アルバムにはロシアを代表する作曲家の名作を大作曲家が編曲した管弦楽作品集!なんといっても編曲した作曲家の個性が反映され、原曲を勝る魅力を放っているのが興味津々です。

 交響詩『禿山の一夜』はムソルグスキー没後、未発表だった作品からリムスキー=コルサコフが編曲し有名になった作品。ムソルグスキーへの敬愛と思いがつまった名編曲です!

 バラキレフの『イスラメイ』の原曲は、コーカサスの民族舞曲をもとにしたエキゾティシズムを華やかな技巧で表現したピアノ独奏の超難曲。この作品を同じくピアノの超絶技巧作品を残したリャプノフが管弦楽にアレンジしました。
 この編曲版はゲルギエフ指揮、キーロフ歌劇場管弦楽団(現マリインスキー劇場管弦楽団)が録音しその知名度があがりました。オーケストラ版もやはり高度な技巧を要する、独特の魅力を持った唯一無二の存在です。

 メインはやはりラヴェル編の『展覧会の絵』!ラヴェルのキラキラとした眩い編曲は圧巻の一言です。
 そして、リムスキー=コルサコフ—リャードフ編の『ダッタン人の踊り』は合唱付!
 アルバム・タイトル通りのロシアの壮観さ、華やかさを堪能できる内容です。当団は色彩豊かかつ明瞭にこれらの名曲を演奏しております!

 1997年にシンガポール交響楽団の音楽監督に就任し、今や一流のアンサンブルにしあげたラン・シュイ。ラン・シュイは2019年まで当団の音楽監督をつとめ、現在は桂冠指揮者として共演を続けております。
 BISレーベルから数多くの録音を発表しており、リヒャルト・シュトラウスの管弦楽曲集(KKC-6271 / BISSA-2342)はレコード芸術特選盤ほか、各誌で絶賛されています。

 



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何度でも紹介します
ラン・シュイ&コペンハーゲン・フィル
おそるべきベートーヴェン交響曲全集


 いやはや、すさまじいベートーヴェンに出会えた。

 きっと知っている人は知っていたんだろう、ラン・シュイ指揮&コペンハーゲン・フィルによるベートーヴェン:交響曲集。
 どうして教えてくれなかったのだ!?こんなすさまじい演奏があったことを。

 ラン・シュイ、実はデヴィッド・ジンマンに認められボルティモア交響楽団の副指揮者を務めていた。
 20世紀末に登場したあの空前絶後のベートーヴェン交響曲全集録音を生み出した男に師事していたのである。
 何らかの形であの異形のベートーヴェン解釈を受け継いでいたのか。
 
 そうして放ったのがこの2009年から5年がかりで録音したベートーヴェン。

 シンガポール響との第7番を映像で観たことがあったが、それは過激な演奏だった。

 コペンハーゲン・フィルとの演奏はピリオド系楽器を動員して、解釈もさらに先鋭化。なにせ快速。変態指揮者ケンドリンガーも真っ青。
 いや、しかしスピードだとか何とかではない、この異様なまでの高揚感、生命感、エネルギー、パワー。
  
 ティンパニはときおり荒れ狂い、弦もかつて聴いたことのないような音色を聴かせ、管はまるで武器かなにかのように聴く者の耳をつんざき・・・音楽はまるで巨大な竜のように天空を激しく舞う。

 ラン・シュイ、どんなにとんがって刺激的な音楽を聴かせても、妙な媚びや皮肉な冷笑はない。
 真っ向勝負のなのである。

 そしてラン・シュイ、どんなにピリオド風に快速で飛ばしても軽くなることはない。
 重量級なのである。


 
 まあこれほど興奮しながらベートーヴェンの交響曲を聴きとおしたのは久しぶり。

 聴いて後悔することは絶対にない。






ORCHID
ORC100045
(2CD)
\3600
ラン・シュイ(指揮)&コペンハーゲン・フィル
 ベートーヴェン:交響曲集 第1集

<CD1>
 1-4.交響曲 第1番 ハ長調 Op.21/
 5-8.交響曲 第2番 ニ長調 Op.36/
<CD2>
 1-4.交響曲 第3番 変ホ長調「英雄」Op.55/
 5-8.交響曲 第4番 変ロ長調 Op.60
コペンハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団/
ラン・シュイ(指揮)
録音 2011年11月…CD1:1-4, 2009年6月…CD1:5-8, 2012年11月…CD2:1-4, 2010年11月…CD2:5-8 コペンハーゲン デンマーク王立音楽院,コンサート・ホール



ORCHID
ORC100059
(2CD)
\3600
ラン・シュイ(指揮)&コペンハーゲン・フィル
 ベートーヴェン:交響曲全集 第2集

<CD1>
 交響曲 第5番 ハ短調 Op.67
 交響曲 第6番 ヘ長調「田園」Op.68
<CD2>
 交響曲 第7番 イ長調 Op.92
 交響曲 第8番 ヘ長調 Op.93
ラン・シュイ(指揮)
コペンハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団

 録音:2011年2月…交響曲 第5番, 2013年12月…交響曲 第6番, 2012年9月…交響曲 第7番, 2012年4月…交響曲 第8番 デンマーク コペンハーゲン,デンマーク王立音楽院 コンサート・ホール



ORCHID
ORC100064
\2300
ラン・シュイ&コペンハーゲン・フィル
  ベートーヴェン交響曲全集完結!!
ベートーヴェン(1770-1827):交響曲 第9番 ニ短調 Op.125
クララ・エック(ソプラノ)
エリザベト・ヤンソン(アルト)
トーマス・クーリー(テノール)
リァオ・チャンヤン(バリトン)
アルス・ノヴァ・コペンハーゲンラトヴィア放送合唱団
コペンハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団
ラン・シュイ(指揮)

 録音 2013年9月25-30日Concert Hall of the Royal Danish Academy of Music,Copenhagen, Denmark


 このラン・シュイという男、やはりただものではない。

 刺激的快速演奏なのはこれまでの8曲と同じだが、それにしてもこの異常なまでの怪スピード。
 テンポ自体もムチャだと思うのだがほかにもそうとう細かな指示を受けているであろう弦楽器群、暴れるときはまるでラン・シュイの分身かのように傍若無人に暴れまわるティンパニ、ときにコンチェルトかと思うような華麗な技を聞かせる管楽器群。
 この異様なまでの高揚感、生命感、エネルギー、パワー。

 本当にただものではないベートーヴェン。無事ここに完結!!





 




COVIELLO CLASSICS



COV 92012
¥2800
敬虔なる夜〜三十年戦争、詩と音楽
 ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):Mein Herz ist bereit SWV 341
 ヨハン・フィリップ・クリーガー(1649-1725):Cantate Domino
 アンドレアス・グリューフィウス(1616-1664):Menschliches Elende
 マウルス・フリーゼネガー(1590-1655):Tagebucheintrag
 ヨハン・フィリップ・クリーガー:Herr, auf dich trau ich
 アンドレアス・ハンマーシュミット(1611or1612-1675):Ich schlaffe
 アンドレアス・グリューフィウス(1616-1664):Thranen des Vaterlandes
 ペーター・ハーゲンドルフ(1601or1602-1679):Tagebucheintrage
 アンドレアス・ハンマーシュミット:Vulnerasti cor meum
 ヨハン・ローゼンミュラー(1619-1684):Sonata Quarta a 3
 フィリップ・ハインリヒ・エルレバッハ(1657-1714):Kommt, ihr Stunden
 アンドレアス・グリューフィウス:Abend
 ヨハン・クリーガー(1651-1735):Abend-Andacht
 クリストフ・ベルンハルト(1628-1692):Aus der Tieffen
  ペーパー・カイト・アンサンブル
   [マリー・ヘーシェン(ソプラノ)、アントニオ・デ・サルロ、ラファエル・ロト(ヴァイオリン)、
    ギレルモ・トゥリーナ(チェロ)、フェリックス・シェーンヘル(オルガン)]
  ゲスト:トマス・デーラー(ナレーション)、セーレン・レウポルド(テオルボ)

 過酷な三十年戦争と、人間が残したもの

 71'49''

 今日では想像もできないような大惨事となった三十年戦争。戦争そのものだけでなく飢饉や伝染病、精神状態の限界からくる治安の悪化なども起こり、日常生活が常に危機にさらされていました。
 その中で残されたテキストや音楽に、悲惨さを乗り越えて世界を肯定しようとする人間の力を見出すべく作られたアルバムです。
 修道院長や兵士の著したテキストなども取り上げ、ナレーションと音楽で構成。その時代に実際に生きていた人間の確かなエネルギー、存在感を今に伝えます。
 




PAN CLASSICS


PC 10424
¥2600
喜ばしき同志 〜ジュリアーニ、フンメル、モシェレス作品集
 ジュリアーニ:ロンド Op.68-1
 フンメル:ポプリ Op.53
 フンメル&ジュリアーニ:グラン・ポプリ Op.79/93
 モシェレス&ジュリアーニ:グラン・デュオ・コンチェルタント
 ジュリアーニ:ロンド Op.68-2
パブロ・マルケス(ギター、テルツギター)
ジャン・シュルツ(フォルテピアノ)

 音楽家のコラボレーションが生んだギターとピアノのユニークな作品

 録音:2020年8月22-24日/チューリヒ放送スタジオ/73'48''
 【使用楽器】ギター:1842年頃ウィーン、Johann-Anton Stauffer
 テルツギター:ナポリ、Gennaro Fabricatoreのコピー(2007年Arnoldo Garcia)
 フォルテピアノ:使用楽器:1815年ウィーン、Johann Fritzのコピー(2004年Mirko Weiss)

 19世紀初頭ウィーンでの音楽家の友好関係が実を結んだ作品を収録。イタリア出身のマウロ・ジュリアーニ(1781-1829)は、若くしてウィーンにやってきてヴィルトゥオーゾ・ギタリストとして名を馳せた音楽家。
 また彼はウィーン在住の同時代の著名な音楽家、ヨハン・ネポムク・フンメル(1778-1837)とイグナーツ・モシェレス(1794-1870)という2人のピアニストと接触し、3人のヴィルトゥオーゾのコラボレーション作品として、ギターとピアノのためのユニークな作品を作りました。
 彼らの演奏は耳の肥えたウィーンの聴衆をおおいに魅了したと言われています。
 
 

PC 10427
¥2600
マドリード王室礼拝堂、1734年の大火後の聖なる音楽
 フランチェスコ・コルセッリ(1705 -1778):
  聖木曜日のための第二哀歌(1747)
  第二カンタータ「ああ、なんと哀れな」(1749)
  4声のコンチェルティーノ(1770)
  サルヴェ・レジーナ(1761)
 ドメニコ・ポッレッティ(1709-1783):序曲 ニ長調(1763)
 フランチェスコ・コルセッリ:カンタータ「聖夜の羊飼い」(1743)
 ホセ・リドン(1748-1827):聖水曜日のための第一哀歌(1797)
マリア・エスパーダ(ソプラノ)
ハビエル・ウリセス・イリャン(指揮)
ネレイダス

 スペイン王家のために書かれた作品集

 録音:2020年10月11-13日/マドリードオ、イサベル・クララ・エウヘニア劇場/73'21''

 めずらしい18世紀スペインの宗教音楽集です。
 当時、文化的・宗教的生活の中心であったアルカサルには王家御用達の典礼音楽が保管されていましたが、1734年に火災が起きたことで大きな影響を被ります。
 ときの宮廷楽長フランチェスコ・コルセッリは同僚とともに、典礼行事に必要な音楽を再構築しなければなりませんでした。
 ここに収録された音楽はそのようにして生まれたもので、王家の権威を高めるべく腕によりをかけて書かれた作品と言えるでしょう。
 




PROSPERO CLASSICAL


PROSP 0009
¥2700
人生の道〜シューベルト:歌曲集
 漁師の歌 D.881 / 恋する者の様々な姿 D.558 /
 シルヴィアに D.891 / アリンデ D.904 / 歓迎と別れ D.767 /
 あの人がここにいたことを D.775 / 君は憩い D.776 /
 水の上で歌うD.774 / ブルックにて D.853 / 星 D.939 /
 ただあなたのそばに D.866 / 笑いと涙D.777 /
 さすらい人 D.489 / 不幸な男 D. 713b /
 ギリシャの神々 D.677 / あなたは私を愛していない D.756 /
 友に D.654 / 漁師の愛の幸せ D.933
イルケル・アルカユレク(テノール)
サイモン・レッパー(ピアノ)

 若き有望株が歌う、人生を味わうシューベルト

 録音:2020年/スイス放送スタジオ/66'49''

 1984年イスタンブール生まれでウィーンで育ったイルケル・アルカユレクによるシューベルト。
 喜びや悲しみを表現した音楽から次第にゆったりと深みのある音楽に変容していったシューベルトの魅力を味わい深く歌います。
 




NAXOS



8.574187
¥1200
ジョルジュ・オンスロウ(1784-1853):
 弦楽五重奏曲集 第4集

  1-4. 弦楽五重奏曲第31番 イ長調 Op.75
   (1847-48)
  5-8. 弦楽五重奏曲第23番 イ短調 Op.58
   (1836)世界初録音
エラン五重奏団
【メンバー】
 アレクサンドル・ニコラーエフ
  (第1ヴァイオリン)
 カルレス・シベラ(第2ヴァイオリン)
 ジュリア・フー(ヴィオラ)
 ベンジャミン・バートル(チェロ)
 マシュー・ベイカー(コントラバス)

 録音 2020年3月11-13日 Auditorio de Rafelbunol、 バレンシア(スペイン)

 フランス古典派の作曲家オンスロウ。ロンドンでクラーマーにピアノを学び、パリではレイハに作曲を学び、古典派からロマン派への橋渡し的な作品を数多く書きあげました。
 貴族のたしなみとして狩猟を好み、その際の事故で聴力を失うというアクシデントのためか「フランスのベートーヴェン」と呼ばれることもある彼ですが、生活に困窮していたわけではなく、作曲活動はあくまでも趣味としてのもの。
 とりわけ弦楽のための作品が優れており、弦楽四重奏曲も弦楽五重奏曲も各々30以上の作品が残されています。彼の弦楽五重奏曲は、少し前の時代に活躍したボッケリーニのようなチェロに重点が置かれているものではなく、コントラバスの低音を存分に生かした重厚な響きが特徴。これは、彼がコントラバスの名手ドラゴネッティと出会ったことで、アンサンブルにコントラバスを加えることを決意し、充実した低音を持つ五重奏が完成したのです。
 第4集には晩年の成熟した作風による第31番と、中期の第23番を収録。迫力ある響きが楽しめます。
 
 

8.579090
¥1200
フィリッポ・グラニャーニ(1768-1820):
 ギター二重奏曲 第1番-第3番(1809-1810頃)

  1-3. 二重奏曲第2番 イ短調 - 2台ギターのために
  4-6. 二重奏曲第1番 ニ長調 - 2台ギターのために
  7-9. 二重奏曲第3番 ト長調 - 2台ギターのために
イェルゲン・スコグモ(第1ギター)
イェンス・フランケ(第2ギター)

 録音 2019年7月29-31日 セント・マーガレット教会、メープルダーラム、オックスフォードシャー、イングランド(UK)

 イタリア古典派の作曲家グラニャーニ。著名なヴァイオリン製作者アントニオを父に持ち、最初はヴァイオリン、のちにギターを学びギタリストとして活動を始めます。
 1800年代初頭にはミラノでギターを伴う室内楽作品を出版、同時にドイツやパリで演奏会を重ね、1810年には革命後のパリに移住。この地で熟練したコンサート・プレイヤーとして評判を取るとともに、著名なギタリスト、フェルディナンド・カルッリと交友を結んでいます。
 彼がパリに移住を決めた頃に書かれたこの3つの二重奏曲は、グラニャーニの名技を示すかのような高い技術が要求された、明るいイタリア気質に彩られた華麗な作品。
 ここで演奏するイェルゲン・スコグモとイェンス・フランケはこれまでにもアントワーヌ・ド・ロワイエ(8.573575)やホセ・フェレル(8.574011)の知られざるギター・アンサンブル曲を録音して、高い評価を得ています。
 
 
8.574227
¥1200
パウル・ヴラニツキー(1756-1808):管弦楽作品集 第1集
 1. 歌劇《Die Poststation 郵便局》- 序曲(1794)
 2-5. 交響曲 ハ長調 Op.19
  「ドイツ皇帝フランツの戴冠式のための大交響曲」(1792)
 6-9. 交響曲 変ロ長調 Op. 33 No.1(1798出版)
 10. 歌劇《Das Fest der Lazaronen ラザロンの饗宴》 - 序曲(1794)
 11-13. 歌劇《ラザロンの饗宴》- 第2幕 セレナータ(1794)

世界初録音

マレク・シュティレツ(指揮)
チェコ室内管弦楽団パルドビツェ

 録音 2019年11月25-28日 Dukla Culture House Pardubice(チェコ)

 モラヴィア出身の作曲家パウル(パヴェル)・ヴラニツキー。地元で音楽と神学を学ぶも、活躍の機会を求めウィーンに移住。1783年に当時スウェーデン王室の宮廷楽長を務めていたヨーゼフ・マルティン・クラウスに教えを請い、その翌年にはエステルハージ宮廷の音楽監督に就任。
 以降、ウィーンで指揮者、作曲家として華々しく活動するとともに、同い年生まれのモーツァルトとも交友を深め、モーツァルトの死後は未亡人コンスタンツェが亡き夫の作品を出版するための手助けをしたことでも知られています。
 ウィーンの宮廷でも重用され、とりわけマリア・テレジアの信頼は厚く、彼女の孫フランツ2世の戴冠式の際には華麗な交響曲を作曲しました。
 このアルバムには、その『戴冠交響曲』(トラック2-5)をはじめ、1798年に出版された変ロ長調の交響曲と、2曲の歌劇の序曲、セレナータを収録。
 当時の聴衆たちが熱曲した、巧みな管弦楽法に彩られた流麗な旋律を存分にお楽しみください。
 
 
8.574279
¥1200
ヴィドール(1844-1937):オルガン交響曲集 第5集
 1-5. オルガン交響曲第5番 ヘ短調 Op. 42 No. 1(1879)
 6. オルガン交響曲第8番 ロ長調 Op. 42 No. 4
  - 第4楽章 前奏曲(1887 オリジナル・ヴァージョン)
 7-11. オルガン交響曲第6番 ト短調 Op. 42 No. 2(1878)
クリスティアン・フォン・ブローン
 (オルガン)

 録音 2020年3月22日 聖ジョセフ教会、ザンクト・イングベルト(ドイツ)

 ヴィドールのオルガン交響曲シリーズ第5集。
 オルガン交響曲とは、ヴィドールがオルガニストとして奉職していたサン=シュルピス教会のカヴァイエ=コル・オルガンの音色に触発されて書かれた作品群。
 オルガン1台で演奏するにもかかわらず「交響曲」と題された色彩豊かな音色と荘重な響きを持ち味にしています。
 このアルバムには第5番と第6番を収録、1879年に書かれた交響曲第5番は5楽章で構成され、最終楽章にヴィドール作品の中でも最も知名度の高い「トッカータ」が置かれた壮大な作品です。
 オルガンの響きが滝の如く降り注ぐこの「トッカータ」は華麗な雰囲気で知られ、デンマークやノルウェー、英国王室での結婚式でも演奏されるなど高い人気を博しています。
 第6番は5楽章形式で書かれており、1878年の"パリ万博"でヴィドール自身が初演した作品。
 第5番とともにパリのアメル社から出版されました。またヴィドールは自身の作品を改訂することが多く、ここに収録された第8番の第4楽章も、1901年の改訂の際に外されてしまった楽章です。

 ヴィドール:オルガン交響曲集
  第1集 第1、2番… 8.574161 ヴォルフガンク・リュプザム(オルガン)
  第2集 第3、4番… 8.574195 ヴォルフガンク・リュプザム(オルガン)
  第3集 第7番/ゴシック…8.574206 クリスティアン・フォン・ブローン(オルガン)
  第4集 第8番/ローマ …8.574207 クリスティアン・フォン・ブローン(オルガン)
  
 
8.574224
¥1200
エドワード・グレグソン(1945-):インストゥルメンタル・ミュージック
 3つのマチスの印象(1993)(フルートとピアノ版 2020)..世界初録音
  1. 第1番: Pastoral 田園曲/2. 第2番: Lux, Calme et Volupte 贅沢、穏やか、官能性/
  3. 第3番: La Danse ダンス/
  4. セレナータ・ノットゥルナ - ヴァイオリンとピアノのために(1998)..世界初録音
 Cameos カメオ-トランペットとピアノのために(1987)
  5. 第1番: Intrada イントラーダ/6. 第2番: Serenade セレナード/
  7. 第3番: Canon Dance カノン・ダンス/8. 第4番: Alla Marcia 行進曲風に/
  9. 第5番: Song with Variation 歌と変奏/10. 第6番: Danse Macabre 死の舞踏/11. 第7番: Paean 賛歌
 12-14. オーボエ・ソナタ(1965)..世界初録音
 15. Alarum アラルム - テューバのために(1993)
 16. Love Goddess 愛の女神 - ヴィオラとピアノのために(2020)..世界初録音
 17-19. ディヴェルティメント - トロンボーンとピアノのために(1968)
 Tributes トリビュート集(抜粋)(2010)
  20. 第3番: イーゴリ・ストラヴィンスキーに(リンダ・メリックのために)
  21. 第2番: ジェラルド・フィンジに(ジョン・ブラッドベリのために)
  22. 第5番: ベラ・バルトークに(マイケル・コリンズのために)
 ハレ管弦楽団とBBCフィルハモニックのソリストたち
 エイミー・ユール(フルート)..1-3、ユーリ・トルチンスキー(ヴァイオリン)..4、
 ガレス・スモール(トランペット)..5-11、ジェニファー・ギャロウェイ(オーボエ)..12-14、
 イワン・イーストン(テューバ)..15、ティモシー・プーリー(ヴィオラ)..16、
 ケイティ・ジョーンズ(トロンボーン)..17-19、
 セルヒオ・カステリョ・ロペス(クラリネット)..20-22、
 ポール・ジェーンズ(ピアノ)..1-14,16-22

 録音 2020年9月24-25日(作曲家臨席のもと) Victoria Wood Hall, Halle St Peter's, マンチェスター(UK)

 1945年イングランド出身の作曲家エドワード・グレグソンの作品集。
 王立音楽アカデミーで作曲とピアノをアラン・ブッシュに師事、作曲部門で5つの賞を獲得しました。その後は優れた作曲家として、BBCフィルハーモニックやロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、ボーンマス交響楽団やハレ管弦楽団などから委嘱を受ける他、さまざまな著名ソリストのために協奏曲を作曲、また吹奏楽や金管アンサンブルのための作品も多く、2016年にはブラック・ダイク・バンドに作品を提供するなどこの分野の貢献度の高さも知られています。
 教育者としても名高く、ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジの音楽学部教授や、マンチェスター大学名誉教授として教鞭を取り、1996年から2008年までは王立北部音楽大学の学長も務めました。
 このアルバムには半世紀にわたって作曲された、さまざまな楽器をフィーチャーした作品を収録。どの曲も親しみやすく抒情的な旋律を持つ耳なじみのよいもの。
 演奏するソリストは彼と関係が深い2つの交響楽団から選ばれた俊英たちです。
 



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ONDINE



ODE-1385
¥2500→\2290
バスク国立管弦楽団によるラヴェル!
 ラヴェル(1875-1937):ラ・ヴァルス 他

 1.「ラ・ヴァルス」 管弦楽のための舞踏詩
 2. 道化師の朝の歌
 スペイン狂詩曲
  3. I. 夜への前奏曲/4. II. マラゲーニャ/
  5. III. ハバネラ/6. IV. 祭り
 7. 海原の小舟
 8. 亡き王女のためのパヴァーヌ
 9. ボレロ
バスク国立管弦楽団
ロバート・トレヴィーノ(指揮)
NYCX-10217
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2500+税

 録音 2020年10月14-17日 クルサール国際会議場・公会堂、サン・セバスチャン(スペイン)

 【ラヴェル、バスクへ帰る】
 2019年に首席指揮者として就任したばかりのマルメ交響楽団を颯爽と指揮し、ベートーヴェンの交響曲全曲を録音、2020年にONDINEレーベルからリリース(ODE-1348)し、高く評価されたロバート・トレヴィーノ(1984年生まれ)。
 彼の新しいアルバムは、バスク国立管弦楽団を率いてのラヴェルのオーケストラ作品集です。

  フランスの作曲家としてカテゴライズされるラヴェルですが、母親はバスク人。フランス領バスク地方で生まれ、3か月後には移住してしまったものの、母親の影響もありバスク文化に高い関心を持っていました。
 その文化のお膝元であるバスク国立管弦楽団による貴重なラヴェル録音の登場です。
 
 冒頭の「ラ・ヴァルス」から「亡き王女のバヴァーヌ」を経て最後の「ボレロ」までの6曲、ラヴェルのバスク地方への憧れを描き出すとともに、オーケストラからは魔法のように精緻な響きを紡ぎだすトレヴィーノの手腕をご堪能いただけます。2021年、大注目間違いなしの1枚と言えるでしょう。

 【バスク国立管弦楽団】
  1982年にプロジェクト・ベースのオーケストラとして設立された。その後バスク自治州を代表する常設の交響楽団へと成長を遂げ、今では年間100回以上の演奏会を行っている。
  同郷のエンリケ・ホルダが献身的に指導にあたり、ハンス・グラーフ、ギルバート・ヴァルガ、アドレス・オロスコ=エストラーダ、アンドレイ・ボレイコ、準・メルクルらが首席指揮者を務めて来た。
  2017/18シーズンからトバート・トレヴィーノがその任にある。

 *国内仕様盤には相場ひろ氏による日本語解説が付属します。

 




指揮のロバート・トレヴィーノ、
話題になったのはマルメ交響楽団との
  いきなりのベートーヴェン:交響曲全集



 ODE-1348
(5SACD HYBRID)
\5300→\4890
ロバート・トレヴィーノ(指揮)&マルメ交響楽団
  ベートーヴェン(1770-1827):交響曲全集

 【DISC1】
  交響曲第1番 ハ長調 Op. 21
  交響曲第2番 ニ長調 Op. 36
 【DISC2】
  交響曲第3番 変ホ長調 「英雄」 Op. 55
  交響曲第4番 変ロ長調 Op. 60
 【DISC3】
  交響曲第5番 ハ短調 Op.67
  交響曲第6番 ヘ長調 「田園」 Op. 68
 【DISC4】
  交響曲第7番 イ長調 Op. 92
  交響曲第8番 ヘ長調 Op. 93
 【DISC5】
  交響曲第9番 ニ短調 「合唱付き」 Op. 125
ロバート・トレヴィーノ(指揮) 、
マルメ交響楽団
ケイト・ロイヤル(ソプラノ)、
クリスティーネ・ライス(メゾ・ソプラノ)、
トゥオマス・カタヤラ(テノール)、
デレク・ウェルトン(バス) 

 録音 2019年10月 ライヴ Konserthus,Malmo、Sweden/Hybrid Multi-channel

 2020年ベートーヴェン生誕250年記念リリース。注目の指揮者トレヴィーノによる交響曲全曲をSACDハイブリッドで!

 【2019年10月、スウェーデンのマルメで開催された "ベートーヴェン・フェスティヴァル"ライヴ!】
 タクトを執るのは2019年9月にマルメ交響楽団の首席指揮者就任したばかりの俊英ロバート・トレヴィーノ。30代半ばのトレヴィーノは、同世代の若手指揮者の中でも最近急速に頭角を現わしてきた注目の存在です。
 古典派作品から現代曲まで,幅広いレパートリーを新鮮かつ想像力に富んだ解釈で聴かせるトレヴィーノは、ベートーヴェンにおいてもマルメ交響楽団から精緻な響きを紡ぎ出し、自然で音楽性に満ちた表現を引き出すことに成功。これまで多くの指揮者が取り組んできたベートーヴェン演奏に新風を吹き込みました。

 トレヴィーノはピリオド・アプローチを採用しつつもオーケストラの響きを存分に生かし、各曲の個性を際立たせます。
 古典的な作風による第1、第2交響曲ではモーツァルトを思わせる典雅な表情をもたせ、第3交響曲では、沈痛な葬送行進曲さえ重くなり過ぎることはありません。
 ベートーヴェンの作風転換期に書かれた第4番には、幾分ロマンティックな表現を与え、第5交響曲ではベートーヴェンが目指した苦悩から勝利への思いが力強く描き出されています。
 各楽章の描き分けが見事な第6番が続き、舞曲の要素が強い第7番と第8番では、楽章ごとのテンポ設定に心が配られた、鮮やかな音楽を楽しむことができます。とりわけ第7番終楽章の快速テンポに注目。
 オーケストラはトレヴィーノの無茶とも思える要求をクリアし、目の覚めるような演奏を披露します。第9番のソリストは、若々しい声の歌手が揃えられており、トレヴィーノが目指したであろう新鮮なベートーヴェン像が構築されています。

 ホールの豊かな残響を余すことなく捉えた録音も聴きどころで、SACD層にはマルチチャンネルも収録されています。

 【ロバート・トレヴィーノ】
  1984年アメリカ出身。デヴィッド・ジンマン、マイケル・ティルソン・トーマス、レイフ・セーゲルスタムの元で学ぶ。2011年にはタングルウッド音楽祭で小沢征爾記念・指揮奨学生となるとともに、同年シンシナティ交響楽団のアソシエート・コンダクターに就任。さらに若い音楽家の育成を目的とするニューワールド交響楽団からも招かれ、マイケル・ティルソン・トーマスから指導を受けています。2013年12月、ボリショイ劇場においてヴァシリー・シナイスキーの代役として《ドン・カルロ》を指揮し国際的な注目を浴びました。
  現在はバスク国立管弦楽団の音楽監督とマルメ交響楽団の首席指揮者を兼任、世界的指揮者として活躍するトレヴィーノですが、レイフ・セーゲルスタムのシベリウス交響曲全曲演奏プロジェクトに助手として関わったことが大切な体験であると語っており、この一気呵成に録音されたベートーヴェンでもその精神を継承する統一感のある素晴らしい演奏を繰り広げています。

 
 


ODE-1358
¥2500
エドゥアルダス・バルシス(1919-1984):
 ヴァイオリン協奏曲第1番 他

  1-3. ヴァイオリン協奏曲第1番(1954)
  4. 弦楽オーケストラのための詩
   「Reflections of the Sea 海の反映」(1981)
  5. 劇的なフレスゴ画 -
   ヴァイオリン、ピアノとシンフォニー・オーケストラのために
    (1965)
ジェラルダス・ビドヴァ(ヴァイオリン)..1-3,5
インドレ・バイクシュタイテ(ピアノ)..5
リトアニア国立交響楽団
モデスタス・ピトレナス(指揮)

 1919年、ウクライナで生まれたエドゥアルダス・バルシス。2歳の時に父の故郷リトアニアに移住し、音楽とサッカーを始めます。
 合唱団で歌い、吹奏楽団ではヴィオラとテューバを演奏。同時にサッカー選手としても才能を発揮、1938年にはリトアニア代表チームとしてプレーするなど大活躍しました。
 1940年に陸軍士官学校に入学、作曲に興味を覚えた彼は、レニングラード音楽院(現サンクトペテルブルク国立音楽院)の大学院に進み研鑽を積みます。
 1960年から1984年にかけてリトアニア国立音楽院で作曲を指導、数多くの弟子を育てるとともに、作曲も続け《蛇の女王エグレ》などの歌劇や、オーケストラ、室内楽作品をはじめ、映画音楽まで幅広いジャンルの作品を生み出しました。

 このアルバムには1950年代から1984年に亡くなるまでのバルシスの3作品を収録。
 音楽院で研究を終えたばかりの時期に書かれた「ヴァイオリン協奏曲」は伝統的な様式を用いたハチャトゥリアン風の作品。
 その後、12音技法を用いるようになり作風は変化、「劇的なフレスコ画」は印象派風の「音で絵を表現する」方式で書かれており、独奏を担当するピアノとヴァイオリンに、オーケストラのさまざまな楽器が絡み合うことで、不安な時代の劇的な対立を表現しています。
 「海の反映」はバルシスの晩年の作品の一つ。オーケストラの楽器を響きによって細分化し、まとめていくという方式で、ダイナミックに移り変わるな海の様子を表情豊かに描いています。

 
 



<映像>

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C MAJOR(映像)



75 7504
(9Blu ray)
¥12000→\10990
クリスティアン・ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデン
ブルックナー交響曲全集(第1〜9番)

 BD1 交響曲第1番 ハ短調(リンツ稿)
   収録:2017年9月6日フィルハーモニー、ミュンヘン(ライヴ)
 BD2 交響曲第2番 ハ短調 WAB102(1877年/ W. キャラガン校訂版)
   収録:2019年2月6日エルプフィルハーモニー、ハンブルク(ライヴ)
 BD3 交響曲第3番ニ短調 WAB103「ワーグナー」(1877年稿)
   収録:2016年9月2,3日フィルハーモニー、ミュンヘン(ライヴ)
 BD4 交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(ハース版)
   収録:2015年5月23日バーデン=バーデン祝祭歌劇場(ライヴ)
 BD5 交響曲第5番変ロ長調WAB105
   収録:2013年9月ゼンパーオーパー、ドレスデン(ライヴ)
 BD6 交響曲第6番イ長調
   収録:2015年9月13、14日ゼンパーオーパー、ドレスデン(ライヴ)
 BD7 交響曲第7番ホ長調 WAB 107(ハース版)
   収録:2012年9月1日ゼンパーオーパー、ドレスデン(ライヴ)
 BD8 交響曲第8番ハ短調WAB.108(ハース版)
   収録:2012年9月ゼンパーオーパー、ドレスデン(ライヴ)
 BD9 交響曲第9番ニ短調(原典版)
   収録:2015年5 月バーデン=バーデン祝祭劇場(ライヴ) 
クリスティアン・ティーレマン(指揮)、
シュターツカペレ・ドレスデン
KKC 9656/64
(9Blu ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥11500+税

 画面:16:9、1080i、HD、音声:DTS-HD MA 5.1(5,8,9 番)、DTS-HD MA 5.0(1,2,3,4,6,7 番)、PCM ステレオ、Region All、BD25、11時間14分

 クリスティアン・ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデンが、2012年から2019年までに収録したブルックナーの番号付き交響曲9曲のブルーレイ・ボックス。
 ティーレマンは、ちょうど2012年からシュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者に就任。日頃からブルックナーへの熱い思いを語っていただけに、この公演・収録に関しては大きな期待がありました。
 そして両者の良好な関係から生まれる絶妙な音楽はすでに知られる通りであり、じっくりと遅めのテンポを基調に途方もないスケールで、深みを湛えた弦楽セクションに特徴的なこのオケの味わいを存分に堪能することができます。
 また、収録場所は、本拠地ゼンパーオーパーのほかに、ミュンヘンのフィルハーモニー、2017年に完成したエルプフィルハーモニー、そしてバーデン=バーデン祝祭劇場と様々な会場で収録されており、それぞれの会場特有の響きを楽しむことができます。
 スローペースでありながら、じっくりとブルックナー・チクルスに取り組んできたティーレマンの音楽作り、そしてそれを見事に捉えた映像美も、このチクルスを味わうのに大きな役割を果たしています。
  
 ※このセットはブルーレイのみのリリースとなっています。また第7番は、Opus Arteでリリースされていたものと同演奏となります。
 

<LP>


ACCENTUS MUSIC(LP)


ACC 40512LP
(LP)
¥6300
※CD発売済
オヌテ・グラジーニテによるペルト「ラメンターテ」がLPでリリース!
 アルヴォ・ペルト:
  ラメンターテ(全10曲)(2002)〜ピアノとオーケストラ*
  パリ・インテルヴァロ (1976)
  アンナ・マリアのために(「瞑想的に」版)(2006)
オヌテ・グラジーニテ(ピアノ)
モデスタス・ピトレナス(指揮)
リトアニア国立交響楽団*

 オヌテ・グラジーニテによるペルト「ラメンターテ」がLPでリリース!世界1000セット限定盤!

 録音:2020年5月/リトアニア国立フィルハーモニー・ホール、2019年4月/リトアニア国立文化センター録音スタジオ(ラメンターテ)/限定盤(世界1000 セット)、180g、45'15

 2020年9月11日に85回目の誕生日を迎えたアルヴォ・ペルト。現存する作曲家のなかでもとりわけ人気のあるひとりですが、その誕生を祝って彼の孫の世代1996年生まれの若手ピアニスト、オヌテ・グラジーニテが彼の作品集をリリース。

 彼女は名前から察せられるように、近年注目を集めているリトアニアの女流指揮者ミルガ・グラジニーテ=ティーラの実妹。6歳から生地ヴィリニュスのチュルリョーニス芸術学校で学び、2015年からはハノーファー芸術大学でローランド・クリューガーに師事。この録音がデビュー盤となりますが、ペルトの透明無垢な音世界を見事に表現しています。

 LPに収録されている2002年作の協奏作品「ラメンターテ」は全10部から成る40分の大作。まるでフュージョンのようにオシャレなピアノの澄んだ響きと美しい背景を作るオーケストラの織りなす世界に酔いしれます。

 すべてが静謐でピュア、極上のヒーリング系BGMとしても最適です。

 
 















3/2(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


BIS



BIS SA 2079
(SACD HYBRID)
¥2800
ヘンデル:6つの合奏協奏曲 Op.3
 (1)合奏協奏曲第2番 変ロ長調 Op.3-2 HWV 313
 (2)合奏協奏曲第3番 ト長調 Op.3-3 HWV 314
 (3)合奏協奏曲第5番 ニ短調 Op.3-5 HWV 316
 (4)合奏協奏曲第6番 ニ長調 Op.3-6 HWV 317
 (5)合奏協奏曲第4番 ヘ長調 Op.3-4 HWV 315
 (6)合奏協奏曲第1番 変ロ長調 Op.3-1 HWV 312
ヴァン・ディーメンズ・バンド
マルタン・ジェステル(指揮、(6)オルガン)

 タスマニア発の古楽アンサンブル「ヴァン・ディーメンズ・バンド」。本格的デビュー・アルバムはヘンデルの6つの合奏協奏曲 Op.3!

 セッション録音:2019年10月29日-11月2日/聖カニス教会、サンディ・ベイ(タスマニア島、オーストラリア)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、62'20
 プロデューサー:ハンス・キプファー(Take5 Music Production)

 SACD ハイブリッド盤。
 オーストラリア最南端のタスマニア島を拠点とする古楽アンサンブル「ヴァン・ディーメンズ・バンド(VDB)」がヘンデルの6つの合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)Op.3を録音しました。
 VDBのメンバーはこれまでにレザール・フロリサン、アンサンブル・ピグマリオン、イル・ポモ・ドーロ、イングリッシュ・コンサート、18世紀オーケストラ、アムステルダム・バロック管弦楽団など、世界の主要な古楽アンサンブルとの共演またメンバーとして演奏したことのある名手が揃った団体で、メルボルン出身のヴァイオリニストのジュリア・フレダースドルフによって2016 年に結成されました。
 これまでにニコラ・フィオレンツァのチェロ協奏曲、バッハのカンタータ集の録音はありますが、当盤はVDBの本格的なデビュー・アルバムといえ、その注目が集まります。

 指揮は鍵盤奏者にしてVDBの客演指揮者も務めるマルタン・ジェステルです。
 ジェステルはポーランドの古楽アンサンブル「アルテ・デイ・スオナトーリ」とヘンデルの12の合奏協奏曲 Op.6(BIS SA-1705)を録音しており、フレッシュな演奏で高評価を得ました。VDBとの当演奏でも現代におけるHIPを十分に堪能できる楽しい1枚です。

 合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)とはバロック時代特有の協奏曲で、複数の独奏者によって編成される独奏楽器群と、オーケストラ全員による大合奏群との間の音量的、技巧的対比を楽しむ音楽です。
 1734年頃に作曲された6つの合奏協奏曲 Op.3 は、小規模ながら管楽器を効果的に取り入れた編成をとりヘンデルらしい豊かな旋律に加えて合奏協奏曲ならではの華やかな響きが魅力といえます。

 
 




HARMONIAMUNDI



HMM 902647
¥2800
ベリオ 歌おう - Berio To Sing
 ルチアーノ・ベリオ(1925-2003):
  ①セクエンツァIII 〜女声のための(1966)
  ②ロンドン物売りの声 〜8声のための(1976)(6声のための1974-75年版からの改訂版)
  ③おお、キング 〜声と5楽器のための(1968)
  ④フォーク・ソングズ 〜メゾソプラノと7楽器のための(1964)
  ⑤ミシェルII 〜メゾソプラノ、フルート、クラリネット、ハープ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスのための(1965-67、『ビートルズの歌』より)
  ⑥節なしで 〜室内合唱のための(1994)
  ⑦そしてもし僕が魚だったら 〜ア・カペラ混声合唱のためのシチリアの恋の歌(2002)
ルシール・リシャルドー(メゾソプラノ)
レ・クリ・ド・パリ(歌、器楽)
ジョフロワ・ジュルダン(指揮)
KKC 6358
(国内仕様盤・日本語解説・歌詞訳(一部大意)付)
¥3000+税

 ガーディナー指揮の『セメレ』2019 年ライヴをはじめソリストとして多彩な活動を行うほか、ピグマリオン(ピション指揮)やアンサンブル・コレスポンダンス(ドセ指揮)といった腕利き合唱団にも参加している魅惑のメゾ、ルシール・リシャルドーが「現代の古典」ベリオに挑戦。研ぎ澄まされた驚異の歌唱でベリオの音楽の核心に迫ります。「歌」という行為の根本を見つめ直すことにより紡がれる、聴き手をはっとさせる力を持った斬新な美しさ。大胆な遊び心と爽快な色彩、贅沢な愉しみに満ちた不朽の名作たちをお楽しみください。

 さまざまな独奏楽器のために書かれた『セクエンツィア』シリーズは現代奏法の百科事典の如き様相をもつベリオの代表作。女声のための第3 番はありとあらゆる発声法が駆使され、技巧と表現の究極が歌手に求められます。中世音楽のような肌触りと複雑なアンサンブルによる『ロンドン物売りの声』、『シンフォニア』第2 部と同一の音楽を切り詰めた編成で奏し歌う『おお、キング』(器楽も巧い!)、歌の原形質のような『節なしで』も滅法面白く刺激的です。

 各国の歌詞に情感ある曲を乗せた『フォーク・ソングズ』やビートルズの一風変わった編曲、そしてベリオが死の前年に残した美しく素朴な小品『そしてもし僕が魚だったら』も収録。調性音楽の持つ懐かしさと温かみをセンス良く編んでいく手腕もまた、ベリオ音楽の魅力的な一面と言えるでしょう。

 ブックレットには歌詞のほか、指揮者ジュルダンが聞き手となって行ったベリオへのインタビューを掲載。これはベリオの残した言葉をコラージュしてジュルダンが独自に作ったもので、「コラージュ」がベリオの音楽を語る上での重要なキーワードであるからこその気の利いた創作です。


 
 




HUNGAROTON



HCD 32832
¥2500
エルデーディ四重奏曲をフルート四重奏版で!
 ノエーミ・ジェーリがハイドンとモーツァルト

  (1)ハイドン(ジェーリ編):
    弦楽四重奏曲第76番 ニ短調「5度」 Op.76-2 Hob.Ⅲ -76
  (2)モーツァルト:フルート四重奏曲第1番 ニ長調 K.285
  (3)ハイドン(ジェーリ編):
    弦楽四重奏曲第79番 ニ長調「ラルゴ」 Op.76-5 Hob.Ⅲ -79
  (4)モーツァルト:
    フルート四重奏曲第3番 ハ長調 K.Anh.171(285b)
ノエーミ・ジェーリ(フルート)
カタリン・コカス(ヴァイオリン)
ペーテル・バールショニ(ヴィオラ)
ドーラ・コカス(チェロ)

 エルデーディ四重奏曲をフルート四重奏版で!ノエーミ・ジェーリがハイドンとモーツァルトを録音!

 セッション録音:2020年/フンガロトン・スタジオ(ハンガリー)/DDD、68'28

 故ゾルターン・コチシュも認めた逸材であるハンガリーを代表するフルート奏者ノエーミ・ジェーリがハイドンとモーツァルトを録音。
 ジェーリ編曲によるハイドンのエルデーディ四重奏曲からの2篇とモーツァルトのフルート四重奏曲から2篇です。

 モーツァルトはフルート四重奏曲を4篇残していますが、当録音では第1番と第3番を収録しております。美しさを際立たせた当演奏は絶品の一言に尽きます。

 ハンガリーのエルデーディ伯爵に捧げられたことによりその名がついたハイドンの6つの弦楽四重奏曲(第75番〜第80番)。当録音ではジェーリ編曲によるフルート四重奏版で、第1楽章第1主題が下行5度音程を特色とする第76番「5度」と第2楽章のラルゴが有名でその名がついた第79番「ラルゴ」を収録。この名曲の新たな魅力に出会えます。

 シューベルト(ゴールウェイ編曲)のアルペジョーネ・ソナタ、ライネッケのフルート・ソナタ「水の精」、フランク(グラーフ編曲)のヴァイオリン・ソナタを収めたジェーリのアルバム(HCD-32767)も好評発売中です!
  
 

HCD 32847
¥2500
弦楽セレナード第3集〜
 ハーバート、エルガー、フックス、シューベルト

  (1)ハーバート:セレナード ヘ長調 Op.12〜弦楽オーケストラのための
  (2)エルガー:セレナード ホ短調 Op.20〜弦楽オーケストラのための
  (3)フックス:弦楽セレナード第1番 ニ長調 Op.9
  (4)シューベルト(ナフティン編):セレナード〜「白鳥の歌」より
アニマ・ムジケ室内管弦楽団

 名人集団アニマ・ムジケ室内管弦楽団による弦楽セレナード集第3弾はロマン派!

 セッション録音:2020年/フンガロトン・スタジオ(ハンガリー)/DDD、57'40

 リスト音楽院の首席メンバーにより2010年に創設された新進気鋭の名人集団アニマ・ムジケ室内管弦楽団による弦楽セレナード集。
 第1集【ドホナーニとチャイコフスキー】(HCD-32764)、第2集【スークとドヴォルザーク】(HCD-32824)に続く第3集はロマン派に焦点を当て、ハーバート、エルガー、フックス、シューベルト(マシュー・ナフティン編)の作品を収録しました!

 「ライト・オペラ」と呼ばれた草創期のミュージカルの作曲で人気を集めたヴィクター・ハーバート(1859-1924)の弦楽セレナードは38歳の時に書かれました。
 舞台音楽を熟知したハーバートらしいメロディアスな作品です。オーストリアのロベルト・フックス(1847-1927)は弦楽セレナードを複数のこしていますが、当録音では第1番を収録。旋律美豊かな弦楽の響きが最大の魅力です。
 この他、30代半ばに書き上げたエルガーの弦楽セレナード、そしてシューベルトの白鳥の歌からの「セレナード」も聴き逃せません。

 アニマ・ムジケ室内管弦楽団は古楽から現代まで、ジャンルはハンガリーの伝統音楽からクラシックの室内楽の主要なレパートリーを網羅し、定期演奏会をはじめ各地での音楽祭に参加し国内では定評のあるユース・オーケストラ。
 デビュー録音となったモーツァルトの名曲ディヴェルティメント集(HCD-32752)でも抜群のアンサンブル力で高く評価されております。当演奏でもさらに磨きのかかった演奏を聴かせます。
 



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MDG



MDG 90121856
(SACD HYBRID)
¥2500→\2290
ペーター・ギュルケ指揮ブランデンブルク交響楽団
イベール:管弦楽作品集

 1. ルイヴィル協奏曲
 2-7. 交響組曲「パリ」
 8-10.フルート協奏曲
 11. 海の交響曲
 12-14. 交響組曲「寄港地」
ヘレン・ダブリングハウス(フルート)
ブランデンブルク交響楽団
ペーター・ギュルケ(指揮)

 イベールの色彩豊かな作品をギュルケが詩的に描く!

 Stereo/5.1/2+2+2、78'26、輸入盤・日本語帯付

 色彩豊かな洗練された楽曲が印象的であるフランスの作曲家ジャック・イベール(1890-1962)。
 パリ音楽院時代には「フランス六人組」として知られるミヨーやオネゲルらと親交も深く、優秀な成績で卒業、フランスに於ける作曲家の登龍門である「ローマ大賞」を受賞、作曲ジャンルも幅広く現在でも数多くの作品が演奏されている人気作曲家です。
 また昭和15年に開催された「紀元二千六百年記念行事」のための祝典曲を日本政府から依頼され「祝典序曲」を作曲するなど、日本との意外な関係もあります。
 しかし第一次大戦で海軍士官を務めるなどフランスを長く離れていたことから、「6 人組」のメンバーとして数え入れることはありませんでした。

 本盤は、イベールの主要作品をペーター・ギュルケ指揮ブランデンブルク交響楽団による演奏で録音しています。
 アメリカのルイヴィル管弦楽団のために書いた「ルイヴィル協奏曲」。 パリの様々な情景を描写した6 曲から成る「交響組曲パリ」。
 現代フルート奏法の基礎を作ったマルセル・モイーズのために書かれた「フルート協奏曲」はヘレン・ダブリングハウスの煌びやかな演奏で華やかに奏でられます。
 『SOSフォック号』という遭難船からの救出を描いた映画のために書かれた「海の交響曲」。そしてイベールを代表する交響組曲「寄港地」。
 異国情緒に富む作品をペーター・ギュルケ指揮ブランデンブルク交響楽団が鮮やかに描き出しています。
 
 


MDG 90422056
(SACD HYBRID)
¥2500
カール=アンドレアス・コリー(ピアノ)
エミール=ロバート・ブランシェ(1877-1943):ピアノ作品集
 トッカータOp.107-2/プレリュードOp.10-1/
 プレリュードOp.10-3/プレリュードOp.10-4/
 プレリュードOp.10-7/プレリュードOp.10-9/
 プレリュードOp.10-14/警告:1914年8月3日/
 主題と変奏Op.13/2つの練習曲Op.42-1/
 グロテスクなセレナーデ/スコッチ・リール/
 バラード第3 番Op.32/スケルツォOp.40/
 トルコ狂詩曲/ノクターン/タランテラ
カール=アンドレアス・コリー(ピアノ)

 スイスの作曲家兼ピアニスト、エミール=ロバート・ブランシェの作品集

 Stereo/5.1/2+2+2、59'18、輸入盤・日本語帯付

 スイスのピアニストで作曲であったエミール=ロバート・ブランシェによるピアノ作品集を、同じくスイス生まれのピアニスト、カール=アンドレアス・コリーによる演奏で録音したアルバム。
 エミール=ロバート・ブランシェは、ワイマールとベルリンで学んだ後、ローザンヌに戻り、音楽院で教鞭をとっていました。
 しかし40歳になると教職から退き、彼の情熱は登山へと向けられます。演奏活動は時々行い、晩年は自作の曲をリサイタルで披露していました。
 独特の音楽性は超絶技巧とは一線を画すもので、カール=アンドレアス・コリーは、ブランシェ特有の深みを見事に表現しています。
 




ARS PRODUKTION


ARS38580S
¥2600
アルド・チッコリーニへのトリビュート 〜
 モーツァルト、ショパン、カステルヌオーヴォ=テデスコ:
  ピアノ作品集

   ショパン:
    夜想曲ハ短調 Op.48-1、夜想曲変ホ長調 Op.9-2、
    夜想曲嬰ハ短調 Op.post.
   モーツァルト:
    ピアノ・ソナタ第11番イ長調 K.331《トルコ行進曲付き》
   ショパン:
    ワルツ イ短調 Op.34-2《華麗なる円舞曲》、
    ワルツ変ニ長調 Op.64-1《小犬》、ワルツ嬰ハ短調 Op.64-2
   カステルヌオーヴォ=テデスコ:ピエディグロッタ

ジェニー・バッソ
 (ピアノ/スタインウェイ)


 解説日本語訳&日本語曲目表記オビ付き/
 解説:ジェニー・バッソ(日本語訳:村上曜)
 
 巨匠チッコリーニが激賞した最後の弟子。イタリアの逸材ジェニー・バッソが堂々のデビュー!

 「ジェニー・バッソは素晴らしい国際的なコンサートピアニストです。私は彼の魅惑的な音楽性と類まれなピアノ技術を高く評価しています。
 揺るぎない個性を持った本物のアーティストであり、彼は偉大なコンサートホールでくつろいでいるように感じます。〜 アルド・チッコリーニ(2014年5月31日)」

 20世紀〜21世紀初頭のピアノ界を代表する世界的巨匠であるアルド・チッコリーニ(1925−2015)がその晩年に教えを授けた最後の弟子の1人、ナポリ出身の逸材ジェニー・バッソのデビューアルバムは、師であるチッコリーニへのトリビュート・プログラム!

 ジェニー・バッソはナポリ音楽院でアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリの弟子であるルイージ・アヴェルナに師事し同音楽院を満点で卒業。
 その後、パリのエコール・ノルマル音楽院に進むためフランスへと渡ったジェニー・バッソは、アルド・チッコリーニの自宅に住み込みで研鑽を積むことを認められ、チッコリーニの最後の弟子の1人として様々な教えを受けたのと同時に、チッコリーニが主催する国際マスタークラスの公式アシスタントを任されたという特筆すべき経歴の持ち主です。

 今回、満を持して登場となるジェニー・バッソのデビュー・アルバムは、チッコリーニの重要なレパートリーでもあったモーツァルトの「トルコ行進曲」やショパンの「夜想曲」と「ワルツ」、そして師から教わったカステルヌオーヴォ=テデスコの「ピエディグロッタ」といったまさに今は亡き師に捧げる特別なプログラム。
 ナポリで初めてチッコリーニに出会った際に弾き、両者の旅の出発点になったという特別な作品であるショパンの「ワルツ イ短調 Op.34-2」を筆頭とする全ての収録曲で発揮されているジェニー・バッソの才能は、新しい時代の到来を予感させる見事なもの。
 チッコリーニの最後の弟子の1人であると同時に、ベネデッティ・ミケランジェリの系譜にも連なる逸材、堂々たるデビューです!

 ※録音:2019年12月、アウディトリウム・ノヴェチェント(ナポリ、イタリア)

 
 




INDESENS!



PINDE144
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2857+税
フォーレ&シューマン 〜
 チェロとハープのための作品集
  (マルティン・レール&マリー=ピエール・ラングラメ編)

   フォーレ:エレジー Op.24
   シューマン:民謡風の5つの小品 Op.102
   フォーレ:3つの無言歌 Op.17
   シューマン:3つのロマンス Op.94
   フォーレ:ロマンス Op.69
   フォーレ:蝶々 Op.77
   シューマン:予言の鳥 Op.82-7
   フォーレ:シシリエンヌ Op.78
   フォーレ:セレナード Op.98
   シューマン:幻想小曲集 Op.73
   フォーレ:夢のあとに Op.7-1

マルティン・レール(チェロ)
マリー=ピエール・ラングラメ(ハープ)

INDE144
¥2600

 チェロのレールとハープのラングラメのデュオ!BPOの首席奏者たちが奏でるフォーレとシューマン!

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団で首席奏者を務める2人の世界的名手、チェロのマルティン・レールとハープのマリー=ピエール・ラングラメのデュオによる「シューマン」と「フォーレ」の珠玉の小品集が登場!

 1997年からベルリン・フィルの首席チェロ奏者を務めるドイツのマルティン・レールと、1993年から同じくベルリン・フィルで首席ハープ奏者として活躍するフランスのマリー=ピエール・ラングラメは、ロマン派時代のドイツとフランスにおいて、共に数多くの優れた器楽曲、室内楽曲を作曲し、これらのジャンルの発展に大きく寄与したシューマンとフォーレの名作の数々を「チェロとハープ」のための二重奏に編曲。
 「チェロとピアノ」ではなく「チェロとハープ」でシューマンとフォーレの傑作の数々に取り組むにあたりレールとラングラメは、ハープの音色をモダン・ピアノではなくフォルテピアノやチェンバロに近い存在として位置付け、ロマン派音楽の演奏におけるチェロのビブラートでその美しく華麗な音色と響きを消してしまわないよう表現、解釈、バランスを見直しつつ、これらの作品とこの編成が持つ無限大の可能性を引き出す「芸術的な対話」を繰り広げています。
 ベルリン・フィルの2人の首席奏者が「チェロとハープ」の音色で誘う「ドイツとフランス」のロマン派の世界。リリティシズムあふれる名曲の数々の新たな一面を、極上のアンサンブルでお楽しみ下さい!

 ※録音:2019年6月9日−11日&2020年9月13日−14日、ニコデモ教会(ベルリン、ドイツ)

 
 




ARCANA


A486
¥2700
『解き放たれたフォルクレ』 〜アントワーヌ・フォルクレのヴィオール作品を中心に〜
 アントワーヌ・フォルクレ(1671-1745)
 マラン・マレ(1656-1728)
 ルイ・クープラン(1626頃-1661)
 ロベール・ド・ヴィゼー(1650-1725)

 1-7. ト調のモザイク組曲
  1. シャコンヌ 「茂み La Buisson」(アントワーヌ・フォルクレ(1671-1745)) Vdg, Th, Cmb/
  2. アルマンドとドゥーブル〔78-80〕(マラン・マレ(1656-1728)) Vdg, Th, Cmb/
  3. 嘆き Plainte〔86〕(マレ) Vdg, Th/4. マンドリン La Mandoline(フォルクレ) Vdg, Th, Mnd/
  5. デュブリュイユ La Dubreuil(フォルクレ) Vdg, Th/
  6. ギター La Guitare(マレ) G/7. ギター La Guitare〔107〕(マレ) Vdg, Th
 8-12. ハ調のモザイク組曲
  8. パサカーユ ハ長調(ルイ・クープラン(1626頃-1661)) Cmb/
  9. プレリュード〔123〕 Prelude(マレ) Vdg, Lu/
  10. ユピテル Jupiter(フォルクレ) Vdg, Th, Cmb/
  11. 森の精 La Sylva(フォルクレ) Vdg, Th, Cmb/
  12. モンティニ La Montigni(フォルクレ) Vdg, Th, Cmb
 13-18. ニ調のモザイク組曲
  13. プレリュード(作者不詳/ヴォドリ・ド・セズネの音楽帳より) Lu/
  14. サラバンド(ロベール・ド・ヴィゼー(1650-1725)) Vdg, Th/
  15. フェラン La Ferrand(フォルクレ) Vdg, Th/16. トロンシャン La Tronchin(フォルクレ) Vdg, Th/
  17. クラント I&II(ド・ヴィゼー) Vdg, Th/18. 仮面舞踏 La Mascarade(ド・ヴィゼー) Vdg, Th
 
 ※曲名、作曲者のあとのアルファベットは楽器編成を表します。
  アンドレ・リスレヴァンド(バス・ド・ヴィオール Vdg)、
  ヤドラン・ダンカン(テオルボ Th、バロックリュート Lu)、
  パオラ・エルダス(クラヴサン Cmb)、
  ロルフ・リスレヴァンド(バロックギター G、マンドリン Mnd)

 録音: 2018年2月7-14日、2019年4月5-10日 ムーシカ・スタジオ、リスレヴァンド エヴイェ、ノルウェー
 ロルフ・リスレヴァンド..レコーディング・プロデューサー、サウンド・エンジニア、編集

 【「悪魔のように弾いた」フォルクレの静けさと雄弁のはざま】
 ヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)はバロック期のフランスで大いに好まれた弦楽器。その名手として双璧をなした存在が「天使のように弾く」と讃えられたマラン・マレと、対照的に「悪魔のように弾く」との賛辞で知られたアントワーヌ・フォルクレでした。
 息子への暴力など悪い噂もありながら幼少期より圧倒的な音楽性と演奏能力でフランス王室を驚かせ、ヴィオール芸術の発展に大いに尽くしながらも生前は作品を楽譜出版することのなかったフォルクレの遺稿は、本人の歿後まもなく息子によって整理・刊行され世に残っています。
 縦横無尽にヴィオールを扱う名品揃いのこの曲集は五つの組曲からなる構成ですが、本盤ではバロック期にもそのようにすることがあったように、他の作曲家の作品も交え曲の調性にあわせて三つの組曲にまとめ直して収録(本盤ではこれらを「モザイク組曲」と名づけています)。
 好敵手マレや同時代の撥弦楽器作曲家ド・ヴィゼーらも含めたその音楽世界を精緻な演奏で浮き彫りにしてゆくのは、リュートの巨匠ロルフ・リスレヴァンドの息子、アンドレ・リスレヴァンド(アルバム解説も彼自身が執筆)。
 古楽演奏の空気を存分に吸いながら育った彼ならではの作品美に寄り沿う解釈を、若き俊才たちが親密な共演で盛り上げます。
 父ロルフもプロデューサー&エンジニアとしてアルバムを全面的にバックアップ。演奏にも2曲ほど参加しています。
 



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CD ACCORD



ACD-277
¥3000→\2790
ジャンカルロ・ゲレーロ(指揮)
 ポーランドNFMヴロツワフ・フィル
ブラームス(1833-1897):交響曲第1番/大学祝典序曲

 1-4. 交響曲第1番 ハ短調 Op. 68
 5. 大学祝典序曲 Op. 80
ジャンカルロ・ゲレーロ(指揮)
NFMヴロツワフ・フィルハーモニー管弦楽団

 録音 2019年3月18-22日 ヴィトルト・ルトスワフスキ・ナショナル・フォーラム・オブ・ミュージック・メイン・ホール、ヴロツワフ(ポーランド)

 1969年にニカラグアに生まれた指揮者ジャンカルロ・ゲレーロ。1999年から2004年までミネソタ管弦楽団で副指揮者を務めたのち、2009年からはナッシュヴィル交響楽団の首席指揮者に就任、NAXOSレーベルを中心に、10作以上の世界初演を含む近・現代アメリカ作品を発表し、グラミー賞を6回受賞するなど高い評価を受けています。
 また彼は2017年からポーランドのNMFヴロツワフ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者も務めており、オーケストラとは良好、かつ刺激的な関係を育んでいます。
 ゲレーロは、コロナ禍直前の2020年1月から2月にかけてNFMヴロツワフ・フィルを率いて全米12都市をめぐるツアーを行い、絶賛されました。
 ブラームスの交響曲第1番はツアーの公演曲目で、この録音はそれに先立って行われたもの。伝統的なレパートリーこそ、再発見の場であることをゲレーロは演奏で証明しています。
 「大学祝典序曲」は、1879年にブラームスがブレスラウ(ヴロツワフ)大学から名誉博士号を授与された際の感謝の気持ちが込められており、オーケストラにとっても記念碑的な作品。祝祭ムードにあふれた演奏です。

 
 
 


ACD-284
¥2900
ミェチスワフ・ヴァインベルク(1919-1996):
 弦楽四重奏曲集

  1-4. 弦楽四重奏曲第16番 Op. 130(1981)
  5-7. 弦楽四重奏曲第1番 Op. 2/141(1937/1985改訂)
  8. 弦楽四重奏曲第17番 Op.146(1986)
シレジアン弦楽四重奏団
【メンバー】
 シモン・クシェショヴィエツ(第1ヴァイオリン)
 アルカディウシュ・クビツァ(第2ヴァイオリン)
 ウカシュ・シルニツキ(ヴィオラ)
 ピオトル・ヤノシク(チェロ)

 録音 2020年 ポーランド国立カロル・シマノフスキ音楽アカデミー、コンサート・ホール(ポーランド)

 大好評、シレジアン弦楽四重奏団によるヴァインベルクの弦楽四重奏曲集。
 今作には1937年に完成、1985年に改訂された第1番と、1981年に作曲された第16番、1986年に作曲された第17番の3曲が収録されています。
 第1番は少年時代の作品ですが、すでにヴァインベルク独自の語法が確立されており、よく比較されるショスタコーヴィチの作品とも違った個性が発揮されています(40年以上経て改訂されましたが、音使いに工夫は凝らされたものの、曲の大筋は変わっていません)。
 民謡風の旋律で始まる壮大な第16番。短いながらも平明な明るさが感じられる第17番。この2曲からは、晩年のヴァインベルクが到達した作風を垣間見ることができます。
 
 
ACD-279
¥3000
ショパンの師
 ヨーゼフ・エルスネル(1769-1854):弦楽四重奏曲集 Op.1

 1-4. 弦楽四重奏曲 ヘ長調 Op. 1 No. 1
 5-7. 弦楽四重奏曲 イ短調 Op. 1 No. 2
 8-11. 弦楽四重奏曲 ニ長調 Op. 1 No. 3
  世界初録音
ミコワイ・ズグーウカ(第1ヴァイオリン)
ズビグニェフ・ピルフ(第2ヴァイオリン)
ドミニク・デンブスキ(ヴィオラ)
ヤロスワフ・ティエル(チェロ)
(全てピリオド楽器使用)

 録音 2020年8月25-27日 ヴィトルト・ルトスワフスキ・ナショナル・フォーラム・オブ・ミュージック・メイン・ホール、ヴロツワフ(ポーランド)

 ポーランドの作曲家でワルシャワ音楽院の設立者ヨーゼフ・エルスネル(エルスナー)。ヴァイオリン奏者として活躍したのち、ルヴフ劇場の楽長を経て、1799年から1824年までワルシャワ国立劇場で指揮者を務めるとともに、ポーランド語のオペラを38曲作曲し自身の指揮で初演しました。
 ワルシャワ時代のショパンの師でもあり、彼に音楽理論と作曲を教えたことも広く知られています。作曲家としてはオペラのほかに、8曲の交響曲やミサ曲、オラトリオ、数多くの室内楽作品を残しました。
 このアルバムに収録されているのは、世界初録音となる3曲の弦楽四重奏曲。ハイドンが確立し、1780年代の終わりに流行していた弦楽四重奏曲の形式を、ポーランドの伝統音楽にいち早く取り入れたこれらの作品は、ハプスブルク家で紹介されたとされる彼の出世作であり、17世紀から18世紀の変わり目のポーランドの音楽文化を窺い知ることができる貴重な録音です。
 
 

ACD-283
¥3000
MUSICA LIBERA
 近現代ポーランドのヴァイオリンとピアノのための作品集
マルチン・ダニレフスキ(ヴァイオリン)
グジェゴシュ・ビエガス(ピアノ)
  1-3. クシシュトフ・ペンデレツキ(1933-2020):ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番(1953)
  4. ペンデレツキ: ラ・フォリア - 独奏ヴァイオリンのために(2013)
  5. ヴィトルト・ルトスワフスキ(1913-1994):Subito すぐに - ヴァイオリンとピアノのために(1992)
  6. クシシュトフ・メイエル(1943-):カプリッチョ・インテロット Op. 93 - ヴァイオリンとピアノのために(2000)
  7-12. メイエル: 6つの前奏曲 - 独奏ヴァイオリンのために(1981)
  13. クラジナ・プストロコニスカ=ナヴラティル(1947-):ラ・ヴェトラータ - ピアノのために(1979)..世界初録音

 録音 2020年6月22-24日 ヴィトルト・ルトスワフスキ・ナショナル・フォーラム・オブ・ミュージック・メイン・ホール、ヴロツワフ(ポーランド)

 20世紀後半から21世紀にかけて書かれたポーランドの近現代作曲家によるヴァイオリンとピアノのための作品集。
 コンクールの課題曲として書かれたルトスワフスキの「Subito」やメイエルの「カプリッチョ・インテロット」のように、若い奏者の技術とアンサンブル能力に挑戦するかのような難易度の高い曲や、1953年のペンデレツキの「ソナタ」と1979年に作曲されたプストロコニスカ=ナヴラティルの前衛的な作品、そして古典的な作風へと回帰を求めたペンデレツキの「ラ・フォリア」やメイエルの「6つの前奏曲」など、およそ60年間にわたって書かれた様々な作品から、ポーランド近代音楽の変遷を辿ることができます。
 ヴァイオリンを演奏するマルチン・ダニレフスキはNFMブロヴワフ・フィルのコンサートマスターで、ソリストとしても活躍する名手です。
 
 


ACD-282
¥3000
クルピンスキ/ドブジンスキ/モニューシュコ:作品集
 1. カロル・クルピンスキ(1785-1857):
  エレジー ハ短調(J.ティエルによる補筆完成版)
 2-5. イグナツィ・フェリクス・ドブジンスキ(1807-1867):
  交響曲第2番 ハ短調 Op. 15「性格的」
 6. スタニスワフ・モニューシュコ(1819-1872):
  おとぎ話(冬物語) -大オーケストラのための幻想的序曲
 
 世界初録音...1、
 ピリオド楽器による世界初録音...2-6
ヤロスワフ・ティエル(指揮)
ヴロツワフ・バロック管弦楽団

 A=438Hz
 録音 2020年9月17-20日 ヴィトルト・ルトスワフスキ・ナショナル・フォーラム・オブ・ミュージック・メイン・ホール、ヴロツワフ(ポーランド)

 このアルバムに登場する3人の作曲家が生きた時代は、1772年のロシア、プロイセン、オーストリアによる「ポーランドの分割に関する条約」に象徴されるように、ポーランドという国自体の存在すら認められない厳しいものでした。
 パリへ亡命したショパンとは違い、彼らはポーランドに留まり、ローカルな文化水準を引き上げるために尽力しましたが、その作品のほとんどは散逸してしまい、現代でも顧みられることはあまりありません。
 指揮者ヤロスワフ・ティエルは、当時の楽器を用いて録音を行い、歴史に埋もれてしまった作品に新たな光を当ててました。
 
 

ACD-280
(2CD)
¥4500
ヤチェク・ルジツキ(1635-1704頃):作品全集 アンジェイ・コセンジャク(指揮)
ヴロツワフ・バロック・アンサンブル
 【CD1】
  1. DIXIT DOMINUS 主は言われた/2. CONFITEBOR 主をほめまつる/
  3. EXULTEMUS OMNES すべての人よ、喜ぼう/4. FIDELIS SERVUS ET PRUDENS 賢く、忠実な/
  5. AETERNA CHRISTI MUNERA I 永遠のキリストの恵み I(使徒たち)/
  6. AVE SANCTISSIMA MARIA めでたし、いとも聖なるマリアよ/
  7. ISTE SANCTUS 聖なるかな/8. MAGNIFICAT 我が心、主を崇め
 【CD2】
  1. AETERNA CHRISTI MUNERA II 永遠のキリストの恵み II(使徒たちの日)
  2. AURORA LUCIS RUTILAT 暁の光は赤く染まり(復活の日)
  3. CHORUS NOVAE JERUSALEM 新しいエルサレムへの合唱(復活の日)
  4. EXULTET ORBIS GAUDIIS 地に喜びの声を(使徒たちの日)
  5. GAUDE CAELESTIS CIVITAS 喜びの天上都市(De Sancto Botvido)
  6. SALVE DECUS HUMANI GENERIS めでたし人のほまれ(祝福された聖母の日)
  7. LAUDES AD LAUDES IUNGITE 称賛、称賛をつなぎたまえ(De Sancto Erico)
  8. VERBUM SUPERNUM PRODIENS 御言葉が不可思議にも生まれ出でた(聖体の祝日)
  9. REGINA TERRAE, REGINA CAELI I 地の女王、天の女王 I(祝福された聖母の日)
  10. O MARIA STELLA MARIS おお、海の星の聖母(祝福された聖母の日)
  11. OMNI DIE DIC MARIAE 毎日マリアに賛歌を捧げよ(祝福された聖母の日)
  12. REGINA TERRAE, REGINA CAELI II 地の女王、天の女王 II(祝福された聖母の日)
  13. SALVATORIS MATER PIA 救い主の母(祝福された聖母の日)
  14. AETERNA CHRISTI MUNERA I 永遠のキリストの恵み I(使徒たちの日)
 ルジツキ作品全集..世界初録音

 録音 2020年9月14-17日 ヴィトルト・ルトスワフスキ・ナショナル・フォーラム・オブ・ミュージック・メイン・ホール、ヴロツワフ(ポーランド)

 ポーランドのバロック期に活躍した作曲家ヤチェク・ルジツキ。ヴァーサ家出身のポーランド王ヴワディスワフ4世の宮廷音楽家として仕え、やがて楽長となります。
 その後、ミハウ・コリブト・ヴィシニョヴィエツキ、ヤン2世、アウグスト2世と計4人のポーランド君主に仕えた彼は、王の秘書官を務めるまでに厚く信頼されたということです。
 若い頃には器楽作品を作曲した形跡が残っていますが、これらは失われてしまい、この2枚組に収録されているのが残存するルジツキの全作品です。
 イタリアの様式が感じられるマニフィカトや、プロテスタント教会音楽から強い影響を受けたと思われる讃美歌を用いた作品、そして不完全な形で残された作品までを、ポーランド・バロック音楽の専門家でもあるコセンジャクが一つ一つの曲に詳細な研究を加え、当時の演奏慣行に基づく縮小や、即興も交えながら再現していきます。
 




OUTHERE MUSIC

OUT665
¥2800
ファブリツィオ・カッソル: I SILENTI 静寂 〜モンテヴェルディのマドリガーレのインスピレーションによる〜
 ACT I
  1. Sfogava Con Le Stelle 星に対して彼は打ち明けた/2. Me Shunova 私はシュノヴァ/
  3. Luci Luci 光、光よ/4.. Al Lume Delle Stelle 星の光に照らされて/
  5. Notte 夜/6. Dolcissimo Uscignolo いともやさしい夜うぐいすよ
 ACT II
  7. Jail Song 牢獄の歌/8. Cantai Un Tempo かつて私は甘美な歌を歌ったが/
  9. Lamento Della Ninfa ニンファの嘆き
 ACT III
  10. Ah Muse 美の女神よ/11. Lasciatemi Morire 私を死なせて/12. Incenerite 灰/
  13. T'Amo Mia Vita 私があなたを愛しているのを/14. Misero 哀れ
 チャ・リンベルガー(歌、ヴァイオリン)、クラロン・マクファーデン(ソプラノ)、
 ニコラ・ウェミス(メゾ・ソプラノ)、ジョナタン・アルヴァラド(テノール)、
 フィリップ・テュリオ(アコーディオン)、ヴィルモス・シコス(ダブルベース)、
 サイモン・ルルー(パーカッション)、ゲオルギ・ドブレフ(カヴァル)

 録音: 2020年11月 ジェット・スタジオ、ブリュッセル

 鬼才サクソフォン奏者、作曲家のファブリツィオ・カッソル。これまでバッハの「マタイ受難曲」やモーツァルトの「レクイエム」(OUT663)などを個性的な手法で再構成してきた彼が、ここではモンテヴェルディのマドリガーレほかを元に、新しいオペラを構成しました。
 ジャズのほか、東ヨーロッパやアフリカからアジアまでのポップスと伝統音楽の要素を取り入れた、ボーダーレスな音楽に仕上がっています。
 



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RICERCAR



RIC422
¥2700→\2490
レ・レクレアシオン(古楽器使用)
アレッサンドロ・スカルラッティ: 弦楽のための4声のソナタ集
 〜音楽史上初の弦楽四重奏曲〜

  1-4. チェンバロなしの4声のソナタ 第1番 ヘ短調(アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725))
  5-8. チェンバロなしの4声のソナタ 第2番 ハ短調(A.スカルラッティ)
  9. デュレッツェ・エ・リガトゥーレ(ジョヴァンニ・マリア・トラバーチ(1575-1647))
  10. ヴェノーサ公のガリアルダ(カルロ・ジェズアルド(1566-1613))
  11-14. チェンバロなしの4声のソナタ 第3番 ト短調(A.スカルラッティ)
  15-19. チェンバロなしの4声のソナタ 第4番 ニ短調(A.スカルラッティ)
  20-23. 4声のソナタ 第9番 ニ長調(フランチェスコ・スカルラッティ(1666-1741))
  24-27. 4声のソナタ イ短調(A.スカルラッティ&F.スカルラッティ/カミレリ編)
  28-31. 4声のソナタ 第4番 ホ短調(F.スカルラッティ)
  32. ソナタ ロ短調 K.87(ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757)/カミレリ編)
  レ・レクレアシオン(古楽器使用)
   マチュー・カミレリ(ヴァイオリン、ヴィオラ[20-23,28-31])
   サンドリーヌ・デュプレ(ヴァイオリン)
   クララ・ミューレターラー(ヴァイオリン[20-23,28-31]、ヴィオラ)
   五味敬子(チェロ)
   エティエンヌ・ガルティエ(テオルボ[9,20-23,28-31]、アーチリュート[10])

 録音: 2020年6月29日-7月2日 バス・ボドゥー聖母被昇天教会、ベルギー

 【これが「史上最初の弦楽四重奏曲」!バロックの巨匠が示した先取りの一手、充実の古楽器演奏で】
 イタリア後期バロック最大の作曲家の一人アレッサンドロ・スカルラッティの圧倒的な技量は、教会音楽の伝統的な多声書法を知り尽くしていたからこそ開花し得たもの。
 おもに声楽で知られた大家ですが、その一方で鍵盤曲や協奏曲風合奏曲など器楽にも若干の作品を残しており、ここではその白眉ともいうべき弦楽のための「4声のソナタ集」がプログラムの中軸を占めています。
 作曲家の歿年にあたる1725年にまとめられたこの曲集は、教会風の多声書法でソナタとしてまとめられていながら、低音部に和音を出せる楽器を添える当時の風習をあえて避け「低音部はチェンバロなしで」と明記してある点が特徴で、このことから音楽史上初の弦楽四重奏曲集ともみなされている重要な作品集。
 同時代のコレッリやアルビノーニにも通じる端正なバロック的美質の世界が通奏低音抜きで展開してゆく聴覚体験は一種独特で、音楽史の流れを思わず再考してしまう興趣の尽きないトラックが続きます。
 フランスを中心に活躍する古楽器集団レ・レクレアシオンは、弦楽四重奏編成でありながら軸足をあくまでバロックに置いているユニークな古楽器グループ。
 アレッサンドロの弟で英国を中心に活躍したフランチェスコ・スカルラッティの作品や、オルガン曲を弦楽合奏で弾くこともあったルネサンスの習慣をふまえて演奏されているトラバーチと息子D.スカルラッティの鍵盤曲など、A.スカルラッティの異色の曲集を考える上で好適な併禄作品を含め、素晴らしい演奏を聴かせています。
 バロック・ヴァイオリン奏者として活躍していた録音技師R.アルントによる、適切なエンジニアリングにも好感が持てます。
 




SOOND

SND21014
¥2800
カルロ・ジェズアルド(1566-1613): 『マドリガーレ集 第4巻』
 1. Se Chiudete nel core あなたの心に小さな愛があれば
 2. Io tacero (parties 1 et 2) 私は黙する
 3. Or che in gioia (parties 1 et 2) 今や、喜びのうちに
 4. Questa crudele e pia この、残酷にも思いやり深き人が
 5. Mentre gira costei 最後に溜息をつき、私は死ぬ
 6. A voi, mentre il mio core 私の心を伝えよう
 7. Che fai meco わたしと、どうするおつもりか
 8. Sparge la Morte 死が、手を伸ばして
 9. Arde il mio Cor 熱くなる、わが心
 10. Tall'or sano desio ひっきりなしに、健全なる欲望が
 11. Cor mio, deh, non piangete (parties 1 et 2) わが心よ、ああ、泣くことはない
 12. Ecco, moriro dunque (parties 1 et 2) さあ、これで私は死ぬのです
 13. Luci serene e chiare 清らかな澄んだ光よ
 14. Moro, et mentre sospiro (parties 1 et 2) わたしは死ぬ、そうして喘いでいるうちに
  アンサンブル・タランチュール
   モルガーヌ・コロン(ソプラノ)、マリー・キュベーヌ(メゾ・ソプラノ)、
   セシル・ガロワ(カウンターテナー)、グザヴィエ・リニュロル(テノール)、
   ヴァンサン=アルノー・ゴーティエ(バス=バリトン)

 【異形の天才が花開きはじめる....過渡期のジェズアルドの素顔とは】
 若い頃には暗殺者を雇い不義密通の妻と愛人を惨殺させながら、貴族の身分ゆえ罪に問われず、後年はその記憶もあってか心を病んで城に引きこもり、誰にも似ていない異形の声楽作品ばかり綴りつづけた南イタリアの作曲家ジェズアルド。
 バロックと呼ばれる新たな潮流の音楽がイタリア半島に芽吹き始めた時代にあって、彼はモンテヴェルディと同じくマドリガーレ(俗世向けの歌詞による精巧な重唱曲)を数多く書き、当初はこの同世代人と同じように保守的ながらも、晩年はルネサンス的多声書法を独自の和声感覚で極限まで発展させた極めてユニークな作風にたどりつきました。
 6巻あるマドリガーレ集のうち、晩期の2巻は居城の地下室で印刷したという異例作ですが、ここではそこに至る前、北イタリアのフェラーラで1596年に出版された第4巻の世界を堪能できます。
 当時フェラーラには、複雑な和声技法に通じ若きフレスコバルディに大きな影響を与えたルッツァスキなどもおり、伝統的な作曲様式をふまえながら独特な音感覚を獲得してゆくうえで、ジェズアルドがこの先進的文化拠点からどのような影響を得たかが、1曲ごとに実感される内容は実に興味深いところ。
 全体に清らかで穏当な作風と思いきや、予期せぬ瞬間に現れる不協和めいた大胆な和声進行に翻弄される、異色体験への入り口ともいうべき「過渡期のジェズアルド」の味わいを、フランス語圏の歌い手たちがア・カペラで細やかに伝えてくれます。
 録音: 2018年11月 ブリュッセル
 




GENUIN

GEN 21749
¥2400
古賀敦子の新譜はフォーレとベートーヴェン
 (1)フォーレ:ピアノ三重奏曲 ニ短調 Op.120
 (2)レフラー:2つのラプソディ—
 (3)ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第4番 変ロ長調 Op.11「街の歌」
古賀敦子(フルート)
ゲオルギー・ロマコフ(チェロ)
ラドスワフ・クレク(ピアノ)

 古賀敦子の新譜はフォーレとベートーヴェンのピアノ三重奏曲のヴァイオリン・パートをフルートで演奏!

 録音:2020年8月26-28日 ライプツィヒ、DDD、65'30

 フルートの古賀敦子とチェロのゲオルギー・ロマコフによるGENUINへ新録音は、ピアノのラドスワフ・クレクを加えてのピアノ三重奏曲集。
 注目はフォーレ晩年の傑作、ピアノ三重奏曲、これをフルートで演奏している。
 フォーレは当初クラリネットを想定して書いていたのでクラリネットを用いた演奏は時々あるが、フルート演奏は珍しいだろう。
 パリ仕込みの古賀のフルートがフランス近代風の香りを引き立ててオリジナルとはまた異なった魅力に溢れる。
 チャールズ・マーティン・レフラー(1861-1935)は、ドイツ、ベルリン近郊シェーネベルク生まれで、1881年に米国に移住、ボストン交響楽団でヴァイオリンを弾き、さらには作曲家として活躍、没後30年にトスカニーニが作品を指揮したこともある米国音楽史では名の知れた作曲家なのだが、録音は非常に少ない。これにベートーヴェンの街の歌三重奏曲を加えて、充実した1枚になっている。

 古賀敦子は福岡県福岡市の生まれ。パリ国立高等音楽院フルート科を第1位で卒業。数々のコンクールで優勝、入賞を果たす。
 2001年からマクデブルク・フィルハーモニー交響楽団に所属。ゲオルギー・ロマコフはウクライナの首都オデッサの生まれ。6歳からチェロを学び、13歳でドイツに渡る。チェロ奏者として欧米で広く活躍している。
 ラドスワフ・クレクはポーランドのグダニスク音楽院で学んだピアニスト。室内楽や歌曲のピアニストとして活躍している。
 
 
GEN 21747
¥2400
「桜:春!」
 ブーランジェ:春の朝に
 ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ第5番 Op.24 ヘ長調 「春」
 ソスノフスキ(b.1985)&ヌス:
  間奏曲 「ヌスの福島のための悲歌へのカデンツァ」
 ベニャミン・ヌス(b.1989):福島のための悲歌
 タイユフェール:ソナタ第1番
 浜渦正志(b.1971):桜の周りの4つの小品
マルヴィナ・ソスノフスキ(ヴァイオリン)
ベニャミン・ヌス(ピアノ)

 「福島のための悲歌」、ゲーム音楽で著名な浜渦正志、ベートーヴェンの「春」、ブーランジェにタイユフェール!

 録音:2019年11月19-21日,2020年1月28日 ドイツ,カイザースラウテルン,DDD、61'50

 「桜:春!」という題名の通り春を題材にしたヴァイオリンとピアノのための作品を集めている。
 ベートーヴェンの有名な「春」ソナタに加え、リリ・ブーランジェとジェルメーヌ・タイユフェールの作品が素敵だ。浜渦正志はゲームのファイナルファンタジーで有名な作曲家。桜の周りの4つの小品は2019年の作品で、これが世界初録音。
 マルヴィナ・ソスノフスキはスイス、バーゼル生まれのヴァイオリニスト。ポーランド系。 バーゼルで学んだ後、米国のカーティス音楽院に留学。ここ10年ほどで目覚ましく台頭しているヴァイオリニストである。
 ベニャミン・ヌスは1989年、ドイツ中西部、ベルギッシュ・グラートバッハの生まれ。2010年に東京を訪れて日本の文化に大きな刺激を受け、翌年の東日本大震災と福島の原子力発電所の被害に強い衝撃を受けて「福島のための悲歌」を書いた。
 
 
GEN 21734
¥2400
「連続 Continuum」
 カサド:スペイン古典様式によるソナタ
 ストラヴィンスキー:イタリア組曲
 コダーイ:バッハの3つのコラール前奏曲
 シュニトケ(ホイペル編):古い様式による組曲
 レーガー:アリア Op.103a-3
ミハリス・ホイペル(チェロ)
マリオ・ヘリング(ピアノ)

 録音:2020年3月10-12日 フランクフルト・アム・マイン、DDD、65'21

 「連続 Continuum」と題された、バロック音楽など古い様式に基づいて書かれたチェロとピアノの作品集。
 シュニトケの「古い様式による組曲」(本来はヴァイオリンとピアノのための作品)は、1970年代の作品とは思えないほど見事な擬バロック音楽で、おそらくお手本としたであろうストラヴィンスキーの「イタリア組曲」と一緒に演奏される人気曲。
 ミハリス(もしくはドイツ風にミヒャエル)・ホイペルは1988年、アテネ生まれのチェロ奏者。8歳でチェロを学び始めるとすぐに才能を発揮。2006年から奨学金を得てドイツに留学、ハノーヴァーとハンブルクで学ぶ。以来祖国ギリシャとドイツを中心に世界中で活躍している。
 マリオ・ヘリングは1989年、ハノーファー生まれのピアニスト。ベルリン育ち。2018年にリーズ国際ピアノ・コンクールの第2位を受賞。母親は日本人。
 若い二人による瑞々しい演奏が素敵だ。
 
 
GEN 21740
¥2400
「モーツァルト=サリエリ」
 (1)モーツァルト:
  セレナード第10番 変ロ長調 K.361 「グラン・パルティータ」
 (2)サリエリ(ヘルマン編):「トロフォニオの洞窟」序曲
 (3)サリエリ:夜の神殿のためのアルモニア 変ホ長調
 (4)サリエリ:小セレナータ 変ロ長調
アルモニア・アンサンブル

 録音:(1)2016年4月2-4日,(2)(3)2017年10月18日,(4)2004年春、ライプツィヒ、DDD、68'43

 モーツァルトの傑作「グラン・パルティータ」に、サリエリの作品も加えた管楽合奏(独ハルモニームジーク,伊アルモニア)作品集。
 サリエリの「夜の神殿のためのアルモニア」は、ベートーヴェンの「フィデリオ」を発案した男爵ペーター・フォン・ブラウンがウィーン近郊シェーナウに建てた別荘「夜の神殿」の天井に設置された機械仕掛けのためのもの。
 5分強の短い曲だがたいへん魅力的な音楽で、サリエリの良さが凝縮されている。
 
 アルモニア・アンサンブルは2000年結成の管楽合奏団。たいへん素晴らしい演奏だと思ったら、彼らはライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の団員達、つまりライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の管楽器部門による演奏。
 さすがの演奏である。なお「グラン・パルティータ」は指示通りコントラバスを用いて演奏している。
 




ENCELADE


ECL 1902
¥2500
フランソワ・クープラン (1668-1733) : 王宮の組曲 クレール・ゴトロ (ヴィオラ・ダ・ガンバ (*))
マルアン・マンカー=ベニ (チェンバロ)
 ヴィオールと通奏低音のためのための曲集 (1728) 第1組曲 (*)
  前奏曲 / アルマンド・レジェール / クーラント / サラバンド・グラーヴ / ガヴォット
  ジーグ / パッサカリア、 またはシャコンヌ
 クラヴサン曲集 第2巻 (1717) 第9組曲 から 魅惑
 王宮のコンセール (1722) から 第3番 (*)
  前奏曲 / アルマンド / クーラント / サラバンド・グラーヴ / ガヴォット / ミュゼット
  シャコンヌ・レジェール
 クラヴサン曲集 第3巻 (1722) 第15組曲 から 摂政夫人、またはミネルヴァ
 ヴィオールと通奏低音のためのための曲集 第2組曲 (*)
  前奏曲 / フゲット / 葬式 / 白いシャツ
 クラヴサン曲集 第3巻 第5組曲 から ショワジのミュゼット

 録音 : データ未詳

 クレール・ゴトロはバーゼルのスコラ・カントールムでパオロ・パンドルフォにヴィオラ・ダ・ガンバを、パリ地方音楽院でデイヴィッド・シンプソンにバロック・チェロを師事。
 マルアン・マンカー=ベニはパリ音楽院でオリヴィエ・ボーモン、ブランディーヌ・ランヌに師事。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ALTO


ALC 1428
¥1500
ラフマニノフ : 聖金口イオアン聖体礼儀
 パーヴェル・チェスノコフ (1877-1944) :
  わが祈りを御前に届かせたまえ /
  熱烈なる仲保者、いと聖なる女王 Op.43 No.6 /
  永遠なる教会会議 Op.40 No.2
 アレクサンドル・アルハンゲルスキー (1846-1924) : 主の御名を称えよ
 ゲオルギー・ダヴィドフスキー (1866-1952) : 今こそ御身の僕 (しもべ) を安らかに逝かせたまえ
   イリーナ・アルヒーポヴァ (メゾソプラノ)、セルゲイ・バベシュコ (バリトン)、
   ソヴィエト室内合唱団、ヴァレリー・ポリャンスキー (指揮)
   録音 : データ記載無し
 ラフマニノフ (1873-1943) : 聖金口イオアン聖体礼儀 Op.31
   ナタリア・ゲラシモヴァ (ソプラノ)、アレクサンドル・カラクツ (テノール)、
   ユーリ・クターチン、セルゲイ・バイコフ (バス)、
   モスクワ室内合唱団、ヴラディーミル・ミーニン (指揮)
   録音 : 1988年、生神女就寝大聖堂、スモレンスク、ロシア、ソヴィエト
   前出 : Gramzapis, GCD 00012 (C) 1990 Gramzapis (C) 2002 CDK Music
 

ALC 1430
¥1500
ロストロポーヴィチ チェロ協奏曲 & ロシア・アンコール
 プロコフィエフ (1891-1953) :
  チェロと管弦楽のための交響的協奏曲 ホ短調 Op.125 (*)
 グラズノフ (1865-1936) :
  メロディー (チェロと管弦楽のための) Op.20 No.1 (#)
  吟遊詩人の歌 (チェロと管弦楽のための) Op.71
 チャイコフスキー (1840-1893) :
  チェロと管弦楽のための奇想的小品 Op.62
 サン=サーンス (1835-1921) : チェロ協奏曲 第1番 イ短調 Op.33 (+)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ (チェロ)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 (*)
フィルハーモニア管弦楽団 (+)
マルコム・サージェント (指揮 (*/+))
モスクワ放送交響楽団 (#)
ニコライ・アノーソフ (指揮 (#))
モスクワ青年交響楽団 (無印)
キリル・コンドラシン (指揮(無印)

 録音 : データ記載無し 初出 : HMV (EMI) (*/+) / Mezhdunarodnaya Kniga (#/(無印)
 
 

ALC 1431
¥1500
エスパーニャ! シャブリエ・フェイヴァリッツ
 エマニュエル・シャブリエ (1841-1894) : 管弦楽作品集
  狂詩曲「スペイン」 / オペラ「グヴェンドリーヌ」序曲
  オペラ「いやいやながらの王様」から ポーランドの祭り, スラヴ舞曲
  田園組曲
   牧歌 / 村の踊り / 木陰で / スケルツォ=ヴァルス
  ハバネラ (*) / 気まぐれなブーレ / 楽しい行進曲
 エドゥアール・ラロ (1823-1892) : バレエ「ナムーナ」組曲 第1番
デトロイト交響楽団 (*以外)
ポール・パレー (指揮 (*以外)
スイス・ロマンド管弦楽団 (*)
エルネスト・アンセルメ (指揮 (*))

 録音、原盤 : 1958-1960年、Mercury / 1956年、Decca (*)
 
 

ALC 1434
¥1500
マスカーニ (1863-1945) : オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」
  レナータ・テバルディ (ソプラノ : サントゥッツァ)
  ユッシ・ビョルリング (テノール : トゥリッドゥ)
  ルチア・ダーニ (メゾソプラノ : ローラ)
  エットレ・バスティアニーニ (バリトン : アルフィオ)
  リーナ・コルシ (メゾソプラノ : ルチア)
  フィレンツェ五月音楽祭合唱団 & 管弦楽団、アルベルト・エレーデ (指揮)

 録音 : 1957年 原盤 : RCA
 
 

ALC 1435
¥1500
レオンカヴァッロ (1858-1919) : オペラ「道化師」 フランコ・コレッリ (テノール : カニオ)
ルチーネ・アマーラ (ソプラノ : ネッダ)
ティート・ゴッビ (バリトン : トニオ)
マリオ・スピーナ (テノール : ベッペ)
マリオ・ザナージ (バリトン : シルヴィオ)
ミラノ・スカラ座合唱団 & 管弦楽団
ロヴロ・フォン・マタチッチ (指揮)

 録音 : 1960年 原盤 : Clumbia (EMI)
 
 

ALN 1977
¥1500
赤軍合唱団フェイヴァリッツ アレクサンドロフ・アンサンブル
 カリンカ / ヴォルガの舟歌 / ステンカ・ラージン /
 ドゥビヌシュカ / ピョートル街道に沿って /
 カチューシャ / 白樺の木 / ポーリュシカ・ポーレ / 山で /
 オイ・ティ・ロシュ / 兵士の歌 / 雪の結晶 / ノーチェンカ /
 パルチザンの歌 / ロシア、わが祖国 / あなたはいつも美しい /
 旅の歌 / 黒い瞳 / アニー・ローリー / オー・ノー・ジョン、ノー! /
 ラ・マルセイーズ / ソヴィエト国歌
アレクサンドロフ・アンサンブル

 録音 : データ記載無し 原盤 : Melodiya / Mezhdunarodnaya Kniga / HMV
 




NORTHERN FLOWERS



NF/PMA 99140
¥2200
レニングラードのハープと協奏曲
 ヴァレリー・キクタ (1941-) :
  キエフのソフィア大聖堂のフレスコ画 (ハープ協奏曲) Op.50 (1972) (*)
  チャイコフスキーのオペラ「スペードの女王」の主題によるハープのための幻想曲 (1982)
 アルベルト・ヒナステラ (1916-1983) : ハープ協奏曲 Op.25 (1956) (+)
 ドビュッシー (1862-1918) : 神聖な舞曲と世俗的な舞曲 (ハープと弦楽のための) (1904) (#)
 エカテリーナ・ヴァルター=キューネ (1870-1930) :
  チャイコフスキーのオペラ「エフゲニー・オネーギン」の主題によるハープのための協奏曲
 チャイコフスキー (1840-1893)/クセニア・エルデリー (1878-1971) 編曲 :
  「四季」より トロイカ (ハープのための版)
  タチアナ・トヴェル (ハープ)、タネーエフ・カルテット (弦楽四重奏 (#))、レニングラード室内管弦楽団 (*)、
  レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 (+)、エドヴァルト・セーロフ (指揮 (*/+))

 録音 : 1978年 (*/#)、1984年 (+/(無印))、レニングラード・カペラ・コンサート・ホール、レニングラード、ロシア、ソヴィエト ADD
 
















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