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≪第111号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その4 2021/3/23~



4/2(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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ACCENT

ACC 24379
(2CD)
¥2800
〔再発売〕
お求めやすいお値段で復活!
 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲 BWV1046-1051

 [CD1]
  第3番 ト長調 BWV1048
  第5番 ニ長調 BWV1050
  第1番 ヘ長調 BWV1046
 [CD2]
  第4番 ト長調 BWV1049
  第6番 変ロ長調 BWV1051
  第2番 ヘ長調 BWV1047
シギスヴァルト・クイケン
 (指揮、ヴィオロンチェロ・ダ・スパラ)
ラ・プティット・バンド
KKC 6376/7
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300(税込)
〔再発売〕

 S.クイケンのブランデンブルク全曲、2009年再録音がお求めやすいお値段で復活!歴史考証に添った形態と演奏から導かれた純正な響き

 録音:2009年10月19-23日/ベルギー、ギャラクシー・スタジオ/[CD1]51'31''、[CD2]45'05''

 同曲演奏に一石を投じる革命的なものとなったシギスヴァルト・クイケンとラ・プティット・バンドによるブランデンブルク協奏曲の2009 年再録音が復活。
 「肩のチェロ」ヴィオロンチェロ・ダ・スパラを用い、管楽器はバルブなしのナチュラル楽器、オーケストラはバロック時代の形態通り1パート1人という編成。そこから生まれる響きは純正きわまりないもので、天上の音楽のようです。

 ※旧品番(ACC-24224 / KKC-5138)は廃盤です。

 
 



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BIS



BIS SA 2335
(SACD HYBRID)
¥2800
小川典子
エリック・サティ(1866-1925):
 ピアノ独奏曲全曲録音第4集「ルラーシュ-シネマ」

  バレエ音楽「メルキュール」(1924)
  風変わりな美女(1920)【ピアノ・ソロ版】
  操り人形は踊っている(1913)
  操り人形は踊っている(1913)【初稿版】
  蝿氏の死への前奏曲(1900)
  「メドゥーサの罠」~ピアノのための7つの小品(1913)
  びっくり箱(1899)
  バレエ音楽「ルラーシュ(本日休演)」(1924)
  シネマ(1924)


小川典子
 (ピアノ/エラール1890年)
KKC 6374
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 小川典子によるサティのピアノ独奏曲全曲録音の第4弾はバレエ音楽!1890年製エラールによる演奏で当時の響きを追求

 セッション録音:2018年8月/東京音楽大学、Jスタジオ/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、73'16
 プロデューサー&サウンド・エンジニア:マリオン・シュヴェーベル(Take5 Music Production)

 SACD ハイブリッド盤。
 BIS レーベルを代表する世界的ピアニスト小川典子。2015年の歿後90年を記念して始動したサティのピアノ独奏曲全曲録音でも高い評価を得ております。当アルバム第4集は「ルラーシュ- シネマ」です。

 19世紀末から20世紀初頭のフランスで活躍したサティ。10代のときパリ音楽院で学ぶも馴染めず、自由な発想の芸術家が集うモンマルトルで作曲活動を行いました。
 1905年には作曲法を学び直すためにスコラカントルムでダンディに師事。作曲家としての知名度が上がるにつれ、ジャン・コクトーやピカソといった著名な芸術家たちから注目され親交を深めていきました。やがて独自の世界を作り出し標題の風刺性とともに、何ものにもとらわれない純粋な音楽的感性の奔放な表現を追求していきました。

 当アルバムではギリシャ神話のヘルメスを題材にした「メルキュール(ヘルメス)」、消防士、霊柩車、そのほか群像の登場する「ルラーシュ(本日休演)」を収録。サティのバレエ音楽を小川典子が見事に演奏しております!

 2018年8月にかけて行われた当録音は現在特任教授を務める東京音楽大学のスタジオにおけるセッション。使用楽器は1890年製エラールピアノで、ちょうどサティがピアノ曲の多くを次々に作曲した同時代の楽器で演奏しております。
 当時の響きを追求した小川典子渾身の録音です。

 
 



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PAN CLASSICS



PC 10429
¥2600→\2390
グナール・レツボール
テレマン:無伴奏ヴァイオリンのための12の幻想曲 TWV40:14-25(ハンブルク、1735)

 第1番 変ロ長調 TWV40:14/第2番 ト長調 TWV40:15/
 第3番 へ短調 TWV40:16/第4番 ニ長調 TWV40:17/
 第5番 イ長調 TWV40:18/第6番 ホ短調 TWV40:19/
 第7番 変ホ長調 TWV40:20/第8番 ホ長調 TWV40:21/
 第9番 ロ短調 TWV40:22/第10番 ニ長調 TWV40:23/
 第11番 ヘ長調 TWV40:24/第12番 イ短調 TWV40:25
グナール・レツボール
 (ヴァイオリン;セバスティアン・クロッツ製、18世紀)
KKC 6375
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300(税込)

 バッハに並ぶ名盤間違いなし、レツボールがテレマンの無伴奏を録音!圧倒的技量と趣味の良さが炸裂する大注目盤

 録音:2020年9月23-25日/聖フローリアン修道院/72'21''

 古楽ヴァイオリン界の名匠であり、アルス・アンティクヮ・アウストリアの指揮者としてもその名を轟かせているグナール・レツボール。
 2020 年発売の『ロザリオ・ソナタ』(PC-10409 / KKC-6182)は非常に高い評価を受けました。そんな彼の次なる新譜はテレマンの無伴奏!J.S.バッハの無伴奏(PC-10286、PC-10298)に続く、大注目のソロ録音が登場します。

 テレマンは1730 年代にハンブルクでフルート、ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴァイオリン、チェンバロそれぞれのための無伴奏による幻想曲を出版しました。どれも作曲技法の高まりと楽器への深い理解がなせる名作です。
 このヴァイオリンのための12の幻想曲では、フーガに代表されるドイツの伝統に根差したポリフォニーのスタイルと、ギャラント様式やイタリアのソナタ・協奏曲にみられる当時流行のスタイルが巧みに融合されています。

 ブックレットにはレツボール本人による解説を収録。
 国内仕様盤は日本語訳付きです。
 
 


PC 10425
¥2600
皇帝のアリア ~ウィーン宮廷のためのオペラとオラトリオより マリア・ラドゥルナー(ソプラノ)
ビーバー・コンソート
 ヨハン・ヨーゼフ・フックス(1660-1741):
  『Giunone placata』(1725)より 序曲
  『Dafne in Lauro』 (1714)より
   レチタティーヴォ「Se dunque alla virtute」、アリア「Il voler vincer Amore」(Diana)
  『Giunone placata』より アリア「Io non potea soffrir」(Giunone)
  『La Deposizione dalla Croce di Gesu Cristo Salvator Nostro』(1728)より
   レチタティーヴォ「Caro Maestro」、アリア「Caromio Dio」(Maria Maddalena)
  『Il Fonte della Salute aperto dalla Grazia nel Calvario』(1716)より アリア「Vedi, che il Redentor」(La Grazia)
  『Julo Ascanio』(1708)より アリア「Si, vendetta io voglio far」(Emilia)
  『La decima Fatica d'Ercole』(1710)より アリア「Qual' il sol in prato」(Clori)
  『Orfeo ed Euridice』(1715)より アリア「Rondinella, che tal volta」(Euridice)
  『Il Testamento di nostro Signor Gesu Cristo sul Calvario』(1726)より
   アリア「Si tempra il mio martir」(La Santissima Vergine)
 
 フックスの舞台作品に光を当てる1枚

 録音:2020年9月28-30日/聖フローリアン修道院/61'17''

 ヨハン・ヨーゼフ・フックスはウィーンの宮廷楽長として活躍した作曲家で主に教会音楽や器楽曲で知られていますが、舞台作品でも高い評価を得ていました。
 当盤には1708年から1728年の間に書かれたオペラやオラトリオの中からソプラノのためのアリア9曲と、それに付随するレチタティーヴォを収録。
 オーストリアの若手ソプラノ、マリア・ラドゥルナーがフックスの華やかなアリアに光を当てます。
 




PENTATONE



PTC 5186895
(SACD HYBRID)
¥2800
「ブラバント1653」
 (1)ゲメールト・グラデュアル(フランス・イェスパース):
  「全ての者の贖いぬしなるイエズスよ」
 (2)コルネリス・ヴァードンク(1563-1625):「イエスの愛はかくも麗しく」
 (3)ベネディクトゥス・ア・サンクト・ヨゼフォ(1642-1716):
  マニフィカト Op.5-3
 (4)グレゴリオ聖歌「命の中で」
 (5)ヴァードンク:「恵みあふれる聖マリア」
 (6)グレゴリオ聖歌「元后あわれみの母」
 (7)ヨゼフォ:「救い主のうるわしき母」Op.5-10
 (8)カール・ロジェ(1640-1725):「天の元后」
 (9)ヨゼフォ:「元后あわれみの母」Op.5-8
 (10)ヨゼフォ:「Quis me territat?」Op.6-8
 (11)ヨゼフォ:「アダージョ」Op.8-1
 (12)ヘルマン・オランデルス(1595-1640 頃):「おお あなたたち」
 (13)ヘルマン・フィンケルス(1954-):アヴェ・マリア
 (14)ヨゼフォ:「大いなる秘跡」Op.9-11

 【全てユディト&ティネケ・ステーンブリンクによる再構成版】
ユリー・タヤーナ・ロゼット(ソプラノ[(9)(13)])
デボラ・カシェ(ソプラノ)
アレックス・ポッター(アルト[(8)])
ミルコ・ルートヴィヒ(テノール)
カルロス・ネグリン・ロペス(テノール)
ドミニク・ヴェルナー(バス[(6)(10)])

※[ ]内は独唱

オランダ・バロック

 ドミニク・ヴェルナーも参加!新鮮かつ現代的なアプローチが魅力の爽やかな演奏。オランダ・バロックによる17世紀の北ブラバントの音楽。

 セッション録音:2020年9月/ワロン教会(アムステルダム、オランダ)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、ディジパック仕様、64'28、輸入盤・日本語帯付
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ユディト&ティネケ・ステーンブリンク(オランダ・バロック)&ケイト・ロケット(PENTATONE)
 レコーディング・エンジニア:ジャン=マリー・ヘイセン(ポリヒムニア・インターナショナル)

 SACD ハイブリッド盤。
 オランダ・バロックの新譜は、17世紀の北ブラバントの音楽を集めたアルバム「ブラバント1653」です。その中心は17世紀後半にブラバント地方で活躍した作曲家でオルガンの名手でもあったベネディクトゥス・ア・サンクト・ヨゼフォ(1642-1716)の作品です。
 オランダ・バロックの芸術監督のユディト&ティネケ・ステーンブリンクが彼と同時代の作曲家たちの音楽に焦点を当て、当時の音楽がいかに豊かで充実していたことを表しております。
 声楽陣はバッハ・コレギウム・ジャパンの客演でも知られるドミニク・ヴェルナーをはじめ実力派が揃いました。
 



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NIFC



NIFCCD121134
(14CD)
特別価格
¥13200→\12590
ザ・リアル・ショパン ~ タチアナ・シェバノワの芸術 ー ショパン:ピアノ作品集
 ●CD1/若き日の作品(1817-1827)
  ・ポロネーズ ト短調 [WN 2] (1817) /・ポロネーズ変ホ長調 [WN 1] (1817)/・ポロネーズ変イ長調 [WN 3] (1818) /
  ・ポロネーズ嬰ト短調 [WN 5] (1824)/・ドイツ民謡《スイスの少年》の主題による変奏曲ホ長調 [WN 4] (1824) /
  ・ロンド ハ短調 Op.1 (1825)/・マズルカ第53番ト長調 [WN 8] (1825-1826) /
  ・マズルカ変イ長調(Op.7-4の第1稿) (1824)/・ワルツ変イ長調 [WN 28] (1827-1830) /
  ・マズルカ風ロンド ヘ長調 Op.5 (1826以前) /・3つのエコセーズ Op.72 [WN 13] (1826? 1830?)/
  ・マズルカ イ短調 op.68-2 [WN 14] (1826-1827)/・マズルカ第52番変ロ長調 [WN 7] (1825-1826)/
  ・ポロネーズ ニ短調 Op.71-1 [WN 11] (1827?)/・葬送行進曲ハ短調 Op.72 [WN 9] (1826)/
  ・ポロネーズ ロ短調 [WN 10] (1826)
 ●CD2/若き日の作品(1827-1830)
  ・夜想曲ホ短調 Op.72 [WN 23] (1827-1830)/・ソナタ ハ短調 Op.4 (1827-1828)/
  ・ポロネーズ ヘ短調 Op.71-3 [WN 12] (1829?)/・ポロネーズ変ロ長調 Op.71-2 [WN 17] (1828)/
  ・マズルカ ヘ長調 Op.68-3 [WN 25] (1829-1830)/・マズルカ第55番ニ長調 Op.posth (1829) /
  ・ワルツ ハ短調 Op.69-2 [WN 19] (1829)/・ポロネーズ変ト長調 [WN 35] (1830) /
  ・ワルツ変ニ長調 Op.70-3 [WN 20] (1829) /・マズルカ ハ長調 Op.68-1 [WN 24] (1830以前)/
  ・変奏曲「パガニーニの思い出」イ長調 [WN 16] (1829)
 ●CD3/パリとワルシャワの間で(1829-1831)
  ・レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ嬰ハ短調 [WN 37] (1830) /・ワルツ ホ長調 [WN 18] (1829)/
  ・ワルツ ホ短調 [WN 29] (1830?)/・4つのマズルカ Op.6 (1830-1831)/・ワルツ変ホ長調 (1830?)/
  ・アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調 Op.22 (1830-1836)/
  ・4つのマズルカ Op.7 (1830-1831)/・マズルカ ハ長調 Op.6-5 (1830-1831)/・3つの夜想曲 Op.9 (1830-1831)/
  ・マズルカ嬰ヘ長調 ~ アレグレット [WN 36] (1829-1831)/・スケルツォ ロ短調 Op.20 (1831, 最終稿1834)
 ●CD4/パリにて(1831-1833)
  ・バラード ト短調 Op.23 (1831-1833)/・12の練習曲 Op.10 (1829-1832)/・4つのマズルカ Op.17 (1832-1833)/
  ・マズルカ第56番変ロ長調 [WN 41] (1832)/・ワルツ変ト長調 Op.71-1 [WN 42] (1832)
 ●CD5/パリにて(1833-1836)
  ・3つの夜想曲 Op.15 (1830-1833)/・4つのマズルカ Op.24 (1833-1836), (1834-1835?)/
  ・エロルドの《リュドヴィク》の主題による華麗な変奏曲 Op.12 (1833)/・マズルカ ハ長調 Op.67-3 [WN 48] (1835)/
  ・マズルカ ト長調 Op.67-1 [WN 26] (1835?)/・マズルカ第57番ハ長調 Op.posth (1825? 1833?)/
  ・ボレロ イ短調 Op.19 (1833)/・マズルカ第58番変イ長調《シマノフスカ》 [WN 45] (1834)/
  ・前奏曲変イ長調(プレスト)[WN 44] (1834)/・ワルツ変イ長調 Op.69-1 [WN 47] (1835以前)/
  ・幻想即興曲嬰ハ短調 Op.66 [WN 46] (1834頃) /・2つのポロネーズ Op.26 (1831-1836)
 ●CD6/パリにて(1835-1837)
  ・12の練習曲 Op.25 (1837以前)/・4つのマズルカ Op.30 (1835-1837)/・2つの夜想曲 Op.32 (1835-1837)/
  ・即興曲変イ長調 Op.29 (1837)/・スケルツォ ロ短調 Op.31 (1835-1837)/・夜想曲変ニ長調 Op.27-2 (1833-1836)
 ●CD7/パリ、マジョルカ島にて(1837-1839)
  ・ワルツ ヘ長調 Op.34-3 (1838以前)/・ワルツ変イ長調 Op.34-1 (1838以前)/・4つのマズルカ Op.33 (1836-1838)/
  ・2つのポロネーズ Op.40 (1838-1839)/・24の前奏曲 Op.28 (1831?-1839)
 ●CD8/マジョルカ島、ノアンにて(1838-1839)
  ・バラード ヘ長調 Op.38 (1839)/・4つのマズルカ Op.41 (1838-1839)/・スケルツォ嬰ハ短調 Op.39 (1839)/
  ・即興曲嬰ヘ長調 Op.36 (1839)/・2つの夜想曲 Op.37 (1839)/・夜想曲ハ短調 [WN 62] (1837-1838) /
  ・ソナタ ハ短調 Op.35 (1839)
 ●CD9/パリ、ノアンにて(1840-1841)
  ・2つの夜想曲 Op.48 (1841)/・前奏曲嬰ハ短調 Op.45 (1841)/・ポロネーズ嬰ヘ短調 Op.44 (1841)/
  ・マズルカ イ短調 Dbop.42A (1839-1840)/・フーガ イ短調(1827年または1841年) /・春 [WN 52a] (1838)/
  ・ワルツ イ短調 Op.34-2 (1831) /・ワルツ変イ長調 Op.42 (1839-1840) /・ワルツ ヘ短調 Op.70-2 [WN 55] (1841) /
  ・タランテラ変イ長調 Op.43 (1841) /・幻想曲ヘ短調 Op.49 (1841) /・バラード変イ長調 op.47 (1841)
 ●CD10/晩年の作品(1833-1842)
  ・演奏会用アレグロ イ長調 Op.46 (1832-1841)/
  ・ベッリーニの歌劇《清教徒》の主題よる変奏曲ホ長調 Dbop.29 (1837-1838) /
  ・スケルツォ ホ長調 Op.54 (1842)/・3つのマズルカ Op.50 (1842)/・即興曲変ト長調 Op.51 (1842) /
  ・ワルツ変ホ長調 Op.18 (1833)/・バラード ヘ短調 Op.52 (1842)/・ポロネーズ変イ長調 Op.53 (1842)
 ●CD11/晩年の作品(1843-1844)
  ・夜想曲嬰ハ短調 Op.27-1 (1833-1836)/・モデラート ホ長調《アルバムの一葉》[WN 56] (1843)/
  ・3つのマズルカ Op.56 (1843)/・2つの夜想曲 Op.55 (1843)/・ソナタ ロ短調 Op.58 (1844)/
  ・子守歌変ニ長調 Op.57 (1844)
 ●CD12/晩年の作品(1845-1849)
  ・3つのマズルカ Op.59 (1845)/・舟歌嬰ヘ長調 Op.60 (1846)/・幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61(1845-1846)/
  ・2つの夜想曲 Op.62 (1845-1846)/・3つのマズルカ Op.63 (1846)/・ギャロップ・マルキ変イ長調 (1846-1847)/
  ・3つのワルツ Op.64 (1840-1847)/・マズルカ イ短調 Op.67-4 (1846-1847)/
  ・マズルカ ト短調 Op.67-2 (1848-1849) /・ラルゴ変ホ長調 (1847)/・マズルカ ヘ短調 Op.68-4 (1849)/
 ●CD13/オーケストラを伴う作品集
  ・ポーランド民謡による大幻想曲イ長調 Op.13 (1829) /
  ・モーツァルトの歌劇《ドン・ジョヴァンニ》の
   「ラ・チ・ダレム・ラ・マーノ」による変奏曲変ロ長調 Op.2 (1827-1828)/
  ・ロンド・ア・ラ・クラコヴィアク ヘ長調 Op.14 (1828)/
  ・アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調 Op.22 (1834; 1830-1836頃)
 ●CD14/ピアノ協奏曲集 (1829-1830)
  ・ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21 (1829-1830)/・ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11 (1830)
 タチアナ・シェバノワ(ピリオド・ピアノ/エラール1849年製)
 フランス・ブリュッヘン(指揮)、18世紀オーケストラ

 タチアナ・シェバノワ没後10周年記念!1849年製のエラール、NIFCと共に作り上げた歴史的偉業!

 1980年に開催された第10回ショパン国際ピアノ・コンクールではダン・タイ・ソンに続く第2位に輝くと同時に2つの特別賞(ポロネーズ賞、協奏曲賞)を受賞し、一挙にその名を世界へと広めたロシア出身の名女流タチアナ・シェバノワ。
 モスクワ音楽院でロシアン・ピアノ・スクールの名ピアニストにして名教師ヴィクトル・メルジャーノフに師事し、ショパン・コンクール入賞後にはポーランド国籍を取得して主な活躍の場を「ショパンの祖国」へと移して世界有数のショパン弾きとして国際的な活躍を展開したシェバノワが、病を得て2011年3月1日に惜しくも58歳という若さでこの世を去ってから今年2021年で早くも10年を迎えました。
 この没後10周年という節目の年にシェバノワの生前の多大な功績を称えるため、ポーランド、ワルシャワの国立フリデリク・ショパン研究所(NIFC)のプロジェクトとして2007年から2010年にかけてレコ―ディングが行われた、1849年製のエラールのピリオド・ピアノによる「ショパンのピアノ独奏作品&協奏的作品集」が14枚組のボックスで登場します!

 国立フリデリク・ショパン研究所(NIFC)が所蔵している数多くの「ショパンの時代」に製作された貴重なピリオド・ピアノの中から1849年製のエラールを好んで弾き続けたシェバノワ。
 このエラールとの運命的な出会いを果たしたシェバノワは新たな情熱と使命感を得て、その人生の最後の数年間を自身が最も愛した作曲家に捧げました。
 いくつかの小品や室内楽作品、歌曲を除き、ショパンの主要なピアノ作品が歴史的な楽器(ピリオド・ピアノ)と1人のピアニストによって録音された初めての快挙であると同時に、稀代のショパン弾きであったタチアナ・シェバノワがその晩年にたどり着いたショパンの解釈の結論であり、その録音芸術のクライマックスの記録でもある今回の録音集成。
 同じく今は亡き巨匠フランス・ブリュッヘンが指揮する18世紀オーケストラの共演を含め、シェバノワが晩年に遺した素晴らしき功績が輝きを放ちます。

 ※録音
 ピアノ独奏作品:2007年-2010年、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
 協奏的作品:2009年-2010年、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ&ポーランド国立歌劇場「テアトロ・ヴィエルキ」(ワルシャワ、ポーランド)

 
 



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TACTUS



PTC781607
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143

鬼才ノフェリーニのパガニーニ
パガニーニ:ヴァイオリンとギターのための作品集

 無窮動 Op.11/ソナタ イ長調Op.3-1/
 ソナタ ト長調Op.3-2/ソナタ ニ長調 Op.3-3/
 ソナタ イ短調 Op.3-4/ソナタ イ長調 Op.3-5/
 ソナタ ホ短調 Op.3-6/グランド・ソナタ イ長調 MS.3/
 カンタービレ ニ長調 Op.17

ロベルト・ノフェリーニ(バロック・ヴァイオリン)
ドナート・ダントニオ(ギター)

TC781607
¥2600→\2390

 イタリアの鬼才ノフェリーニのパガニーニ!第2弾はヴァイオリンとギターのための作品集!

 ジュゼッペ・スカランペラが1865年にパリで製作した「ヴァイオリン」にガット弦を張り、19世紀初頭に当時の著名な弓職人だったジョン・ドッドが製作した「弓」を組み合わせ、演奏時間が100分を超えるという衝撃的なパガニーニの「24のカプリース」を披露してくれたイタリアのヴァイオリニスト、ロベルト・ノフェリーニ。
 2013年に録音され大きな反響を呼んだ「24のカプリース」以来となるノフェリーニのパガニーニは、ヴァイオリンとギターのための作品集!

 今回パガニーニの「ヴァイオリンとギターのための作品集」を録音するにあたり楽器、弦、弓は「24のカプリース」を録音した時と同じ組み合わせを今回も採用し、現代イタリアの名工マルコ・マグオロ製作のギターと同じくイタリアのアクイーラ社(Aquila Corde Armoniche)のガット弦の組み合わせを駆使するイタリアの実力派ギタリスト、ドナート・ダントニオとコンビを組んだノフェリーニ。
 ノフェリーニとダントニオのコンビはHIP(Historically Informed Performance)とピリオド楽器による演奏で、パガニーニとこの2つの楽器、ヴァイオリンとギターとの間に生まれた情熱を巧みに表現してくれています。
 HIPとピリオド楽器の特性を最大限に演奏に反映させたノフェリーニ&ダントニオのパガニーニは、まさにヴァイオリンとギターが織り成す極上のベルカント。
 「24のカプリース」に続くノフェリーニのパガニーニにご期待下さい!

 ※使用楽器:ヴァイオリン(ジュゼッペ・スカランペラ1865年製作、ガット弦)、弓(ジョン・ドッド、19世紀初頭製作)、ギター(マルコ・マグオロ製作)
 ※録音:2019年11月、スタジオ・ジュゼッペ・モナーリ(モデナ、イタリア)

 




ノフェリーニの名盤から




 TC 781690
(2CD)
\5100→\4690
今蘇るパガニーニの時代の"24のカプリース"!
  パガニーニ:24のカプリース
  (ピリオド楽器、ガット弦、ピリオド・ボウによる世界初録音)
ロベルト・ノフェリーニ(ヴァイオリン)
 ピリオド楽器&弓とガット弦!演奏時間は約99分!

 イタリア、ブレシア出身の名工ジュゼッペ・スカランペラ(1838-1902)が1865年にパリで製作した"ヴァイオリン"と"ガット弦"、イギリス、ロンドンの名工ジョン・ドッド(1752-1839)が19世紀初期に製作した"弓"の共演による、衝撃のパガニーニの「24のカプリース」全曲録音!そして演奏時間は、なんと約99分!
 モダン・ヴァイオリンでも演奏困難と言われるパガニーニの難曲中の難曲「24のカプリース」に、ピリオド楽器&弓、ガット弦というパガニーニの時代のスタイルで挑むのは、作曲者と同じイタリアのヴァイオリニスト、ロベルト・ノフェリーニ(1973-)。
 アルテュール・グリュミオーやサルヴァトーレ・アッカルド、コラード・ロマーノ、ドラ・シュヴァルツベルグ、パヴェル・ヴェルニコフにヴァイオリンを学び、ブルーノ・カニーノとのアンサンブルでも活躍。
 パガニーニの作品を得意とするノフェリーニは、モダン、ピリオドの両方を弾きこなすイタリア・ヴァイオリン界の次代の盟主である。
 パガニーニの時代のスタイルで、当時の「24のカプリース」を現代へと蘇らせるノフェリーニ。約99分に及ぶその演奏の全貌や如何に―― !? 話題必至!!

 ※録音:2013年9月、ストゥディオ・モナーリ、マッサ・フィナレーゼ(モデナ、イタリア)







ロベルト・ノフェリーニ
「天使の祈り」
歴史に埋もれた19世紀イタリアの器楽作品
 "イタリア・ロマン派"のヴァイオリンとオルガンのための音楽


 オペラ一辺倒で、それ以外の作品などありえないような19世紀以降のイタリア音楽。
 近代に入ってレスピーギやカセッラなどの台頭によりようやく「イタリア=オペラ」の構図は崩れてきたが、しかし17、18世紀に花開いたあの美しいバロック器楽音楽がもういちど世界を席巻することはなかった。

 だが200年にわたってヨーロッパを魅了したイタリア・バロックの器楽音楽の血脈は必ずどこかに眠っていたはず・・・。

 そんなときひっそりとイタリアTACTUSから登場したのが、このささやかな19世紀イタリアのヴァイオリン音楽集。
 伴奏がオルガンというのが、そして録音がボローニャの教会というのがまた郷愁をそそる。
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 Tactus
TC 810001
\2600→\2390
天使の祈り ~ 歴史に埋もれた19世紀イタリアの器楽作品
 "イタリア・ロマン派"のヴァイオリンとオルガンのための音楽

 エレナ:3つの小品/
 シヴォリ:アンダンテ・レリジオーソ/
 ランツィ:天使の祈りOp.118/
 アルベルティ:小夜想曲/
 レスピーギ:シャコンヌ/
 ネリア:ラルゴ・エスプレッシーヴォOp.40/
 カゼラッティ:アンダンテ/
 アンジェリス:愛の夢/
 ラマシオッティ:カント・レリジオーソOp.17
ロベルト・ノフェリーニ(ヴァイオリン)
アンドレア・トスキ(オルガン)

 オペラがあまりにも大きく有名になりすぎてしまったため、歴史に埋もれてしまった19世紀イタリアの器楽作品。
 北部のトリノから南部のナポリ、ヴェネツィアで書かれた"イタリア・ロマン派"のヴァイオリンとオルガンのための音楽は、19世紀イタリアの音楽は"オペラだけではない"という事実を教えてくれる。
 全てを包み込むかのようなオ ルガン、ノスタルジックなヴァイオリンによる音楽がボローニャの教会で優しく響く。

2008年11月、ボローニャでの録音。







 TC870002
\2600→\2390
名手ノフェリーニ
 19世紀&20世紀の神秘のヴァイオリン
ロベルト・ノフェリーニ(ヴァイオリン)
アンドレア・トスキ(オルガン、ハーモニウム)
 グリエルモ・ズエッリ:パッサ・イル・ナターレ/
 フランチェスコ・マンティカ:ピッコロ・パストラーレ/
 カルロ・コルダーラ:オッフェルトリオ/
 アントニオ・アセンソ:Clamavi ad Te Domine/
 チェーザレ・ガレオッティ:カヴァティーネ Op.125/
 イジニオ・ゴベッシ:前奏曲/
 ヴィットリオ・プレモーリ:メロディア/
 アレッサンドロ・ペローニ:Venite Adoremus/
 ジュゼッペ・ヴェルメ:子守歌/
 イルデブランド・ピツェッティ:augurio nuziale/
 ジョヴァンニ・プレモーリ:Pensiero elegiaco e scherzetto/
 ジューリオ・ベンティヴォーリオ:Benedizione Nuziale/
 ディーノ・メニケッティ:アヴェ・マリア/
 レナート・モッファ:ネッラ・キエセッタ Op.21/
 ブルーノ・アルブスティ:アダージョ/
 リーノ・リヴィアベッラ:アリア、アンダンテ、聖体奉挙のためのソナチネ

 ピリオド楽器、ピリオド・ボウ、ガット弦を用いてパガニーニの「24のカプリース」(PTC781690)を録音し話題を呼んだイタリアのヴァイオリニスト、ロベルト・ノフェリーニ。
 パガニーニの録音と同じジュゼッペ・スカランペラ1865年制のヴァイオリンを使い、19世紀の終わりから20世紀前半まで、15人のイタリア人作曲家によって書かれたヴァイオリンとオルガン(もしくはハーモニウム)のためのレパートリーを録音。
 厳粛なオルガンと美しく神秘的なヴァイオリンの音色が織り成す精妙な響きに癒されます。

 ※録音:2019年2月&4月、イタリア
 

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そしてこのアルバムが素晴らしかった!
少しずつ復権している幻の大家ソミスの高雅なるソナタ集!
これは聴いておいていいです!



 TACTUS
TC 681908
\2600→\2390
ノフェリーニが奏でるソミスの"ソナタ Op.2"!
 ジョヴァンニ・バッティスタ・ソミス:
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ Op.2

ロベルト・ノフェリーニ(ヴァイオリン)
キアラ・カッターニ(チェンバロ)

 イタリア・ヴァイオリン界の次代の盟主。ノフェリーニが奏でるソミスの"ソナタ Op.2"!

 バロック、古典派、ロマン派、そして近現代と幅広いレパートリーを誇るノフェリーニが、ドン・ニコラ・アマティ製作(1732年)の銘器で奏でるのは、ピエモンテ楽派の巨匠ジョヴァンニ・バッティスタ・ソミス(1686-1763)の「ソナタ Op.2」!

 コレッリを師に持ち、タルティーニの同世代で、プニャーニやジャルディーニを、さらにはフランスのルクレールも育成したコンポーザー=ヴァイオリニスト、ジョヴァンニ・バッティスタ・ソミス。
 パリのコンセール・スピリチュエルで自らの演奏が大絶賛を博すなど、イタリアの作風の発展、そしてイタリアとフランスを繋いだピエモンテ楽派の重鎮である。

 1723年にトリノでソミス自身によって出版され、ヴィットーリオ・アメデーオ2世に献呈された「ソナタ Op.2」は、自らの華麗で技巧的な演奏スタイルが反映された、コレッリの次の世代のイタリアを代表する傑作の1つ。
 グリュミオーやアッカルド、ロマーノ、シュヴァルツベルグ、ヴェルニコフという錚々たる名匠たちにヴァイオリンを学び、モダン、ピリオドの両方を弾きこなすイタリアの次代の盟主ノフェリーニ。
 その天衣無縫のヴァイオリンが、ピエモンテ楽派の巨匠ソミスの知られざる傑作を再び音楽史の表舞台へと導く!
 ヴァイオリン:ドン・ニコラ・アマティ1732年製/チェンバロ:フレンチモデル2段鍵盤/マティアス・クラマー1986年製

 ※録音:2013年12月、サン・ジローラモ教会(バニャカヴァッロ、イタリア)




 
 


TC810790
(2CD)
¥4800
マウロ・ジュリアーニの娘
エミリア・ジュリアーニ:ギター作品全集
フェデリカ・アルトゥオーソ(ギター)
 エミリア・ジュリアーニ:
  6つの前奏曲 Op.46 より第1番/ベッリーニアーナ 第1番 Op.2/
  メルカダンテの主題による変奏曲 Op.9/
  ベッリーニの主題による変奏曲 Op.3/
  6つの前奏曲 Op.46 より第2番/ベッリーニの主題による変奏曲 Op.1/
  ベッリーニアーナ 第2番 Op.4/6つの前奏曲 Op.46 より第3番/
  ロッシーニの主題による変奏曲 0p.5/6つの前奏曲 Op.46 より第4番/
  ベッリーニアーナ 第3番 Op.6/ベッリーニアーナ 第4番 Op.7/
  6つの前奏曲 Op.46 より第5番/ベッリーニアーナ 第5番 Op.8/
  6つの前奏曲 Op.46 より第6番/ベッリーニアーナ 第6番 Op.11

 マウロ・ジュリアーニの娘、短い生涯を遂げたエミリア・ジュリアーニの遺産

 作曲家マウロ・ジュリアーニの娘として生まれ、父と同じく作曲家そしてギター奏者として活躍したエミリア・ジュリアーニ(1813-1850)のギター作品全集。
 当時は女性作曲家に対して世間の目が厳しい時代だったため、彼女の作品がなかなか演奏される機会はありませんでした。
 チフスのため37年間という短い命で人生を駆け抜けた彼女の魂のこもった作品の数々を、フェデリカ・アルトゥオーソが蘇らせます。

 ※録音:2014年9月、2015月8月(ヴェネツィア、イタリア)
 
 

TC960701
¥2600
マウリツィオ・グエルニエーリ(1962-):室内楽作品集
 グアルニエリ:
  エレメンタ Ⅰ Breath/エレメンタ Ⅱ (Fluctus, Lumina,Pulvis...sulla Ⅳ corda, Nihil)/
  ライトスケープ/エレメンタ Ⅶ (Notturno, Aube, Apres-dinnada, Vesprada, Furiant-Nottutno)/
  Con Templum Coeli/
  弦楽四重奏曲 2 Immaginare sonori Rapsodico
   (Mnodico/Poliritmico, Dinamico/Statico, Cromtico, Armonico, Elgiaco)/
  Adoro te Devote
 ジャコモ・スカルポーニ(ヴァイオリン)、
 セバスティアーノ・セヴェーリ(チェロ)、アドリアーノ・ピッチオーニ(コントラバス)、
 マルコ・ヴェントゥルッツォ(フルート)、クリスティーナ・マーレイ(ピアノ)、
 ラティーノ・バルカニカ・アンサンブル、ミルス弦楽四重奏団、エウリディーチェ合唱団

 マウリツィオ・グエルニエーリ(1962-)は、《エレメント》をテーマとした特に弦楽器を中心とした室内楽曲のシリーズを進めています。
 それらの曲は2つのテーマに分けられることができ、ひとつは「人と自然との思索」もうひとつは「人とその内面との思索」です。
 時にはフルートや声楽も加わるなど様々な編成で描き出される独特の世界、常に緊張感を失わない神秘的な響きに満ちています。

 ※録音:〔Tr1,6〕2018年5月(ブドリオ、イタリア)、〔Tr.2-5,12〕2017月11月(ヴェネツィア、イタリア)、〔Tr.7-11,13-18〕2019年1月、〔19〕2019年1月(ボローニャ、イタリア)
 
 


TC880002
¥2600
アッシジのサン・フランチェスコ聖堂のアリア
 アレッサンドロ・ボローニ(1820-1896):
  Apostrofe a Maria/アヴェ・マリア ト長調/
  聖母マリアへの贈り物/神を歓喜せよ/Justorum animae/
  聖家族への捧げもの/Qui tollis/地は震え
 ドメニコ・ステッラ(1881-1956):
  主よ、あなたを崇拝します/アヴェ・ヴェルム/
  O Bella mia speranza/
 アントニオ・アレマンノ(1936):
  absorbeat/Dio per sempre/
  Supplica a Cristo bambino/アヴェ・マリア
メグミ・アカヌマ(ソプラノ)
フィリッポ・ファリネッリ(ピアノ)

 サン・フランチェスコ聖堂に伝わる三代に渡る神父たちの作品

 アッシジのサン・フランチェスコ聖堂に仕える三人の神父による作品を集めたアリア集。19世紀のボローニ神父、19世紀から20世紀はステッラ神父、そして20世紀のアレマンノ神父と三代の作品を収録しています。
 これらの作品は、ほとんどが忘れ去られてしまっていましたが、その芸術性の高さは素晴らしく、後世に伝えるためにも今回の録音が行われることとなりました。
 ライナーノーツはピアノのファリネッリが書いておりこれらの作品に対する意気込みが感じられます。

 ※録音:2017年6月、2019月11月(ウンブリア音楽センター、イタリア)
 
 


TC660005
¥2600

18世紀の愛の争い
 A.スカルラッティ:
  インテルメッツィ「パランドラーナとザンベルルッコ」
  作曲者不詳(18世紀):セルヴァッジャとダメータ

バルバラ・ディ・カストリ(アルト)
マルセラ・ヴェンチューラ(アルト)
ガストーネ・サルティ(バス)
チェーザレ・ラーナ(バス)
ロベルト・カーショ(指揮)
カペラ・ムジカーレ・ディ・サン・ジャコモ・マッジョーレ

 モーツァルトも学んだと言われる、サン・ジャコモ・マッジョーレ教会の音楽院のたくさんのアーカイヴの中から、18世紀の幕間劇を取り上げた今作。
 男女のやり取りを描いた作品で、内容的にもアルトとバスのコミカルな歌声で軽快に歌い上げる楽観的な音楽が魅力となっています。

 ※録音:2001年5月、2017月4月(ボローニャ、イタリア)
 
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TC910004
¥2600→\2390
近代イタリアの精緻で美しいチェロ作品
 マルゴーラ&レスピーギ:チェロ作品集
  演奏陣にはジョヴァンニ・ソッリマの名も!

  フランコ・マルゴーラ(1908-1992):
   チェロ協奏曲 dC91(1949年 ガスパール・カサドに献呈)
   夜想曲 dC762(ジョヴァンニ・ソッリマ完成版)*
   ペル・チェッリ・ディヴィジ dC761
    (ジョヴァンニ・ソッリマ改訂版)*
   チェロ・ソナタ ホ長調 dC233
  レスピーギ:チェロと管弦楽のためのアダージョと変奏
ヤコポ・フランチーニ(チェロ)
ジョヴァンニ・ソッリマ(チェロ)*
アレッサンドロ・デリャヴァン(ピアノ)
パオロ・ロンゴ(指揮)
トリエステ・ヴェルディ歌劇場管弦楽団

 イタリア人作曲家フランコ・マルゴーラ(1908-1992)は、レスピーギやピツェッティといった「80年世代」に影響を受けたこともあり、その作風は新古典主義に基づくものでした。
 そのマルゴーラのチェロ作品は、激動の20世紀の陰影を感じさせるような部分を持ちつつ、抒情的なものです。
 特にチェロ・ソナタの美しい描写は、マルゴーラの魅力を伝えてくれます。小品ではありますが、フランチーニとソッリマのふたりによるチェロ二重奏の作品二曲も聞き逃せない充実の内容となっています。

 ※録音:2010年3月、2017月6月、2019年4月(イタリア)
 

  ジョヴァンニ・ソッリマ
 

TC960004
¥2600
チェロ・エクステンション~21世紀の無伴奏チェロ作品集 フェルナンド・カイダ・グレコ(チェロ)
 アンドレア・マンツォーリ(1977-):アブストラクト・パッセージ I
 ソニア・ボー(1960-):プロローグ、インテルメッツォ・ア・カプリッチョ
 アンドレア・マンツォーリ:アブストラクト・パッセージ III
 ウンベルト・ペドラリオ(1978-):ポリフォニー I、ポリフォニー II
 アンドレア・マンツォーリ:アブストラクト・パッセージ IV
 アレッサンドラ・ラヴェーラ (1977-):In-stabile equilibrio/D'intenso svanire
 アンドレア・マンツォーリ:アブストラクト・パッセージ V
 パオロ・ロサート(1959-):Ombre Ⅰ、Ombre II
 アンドレア・マンツォーリ:アブストラクト・パッセージ II
 アレッサンドラ・ベッリーノ(1970-):
  間奏曲 I. Comodo,come una danza...、間奏曲 II. Dentro un soffip...
 アンドレア・マンツォーリ:
  アブストラクト・パッセージ IV、Logiche da una persistenza I、Logiche da una persistenza II

 ブエノスアイレス出身のフェルナンド・カイダ・グレコは、1880年クロード・オーギュスタン・ミルモン製のチェロを用いて、バッハから現代曲まで幅広いレパートリーを持つ奏者です。
 今作では、マンツォーリの《アブストラクト・パッセージ》を挟みながら、同時代の作曲家の作品を収録した意欲的なものとなっています。
 また、現代曲をスチール弦ではなくあえてガット弦を用いて弾いているところも聴きどころとなっています。

 ※使用楽器 Claude Augustin Miremont 1880
 ※録音:2015年6月、2017月6月11日(ペスカーラ、イタリア)
 




BR KLASSIK



900189
¥2600
ヤンソンス&バイエルン放送交響楽団
 ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調 WAB 103(1889年 第3稿)
バイエルン放送交響楽団
マリス・ヤンソンス(指揮)

 既発のブルックナー選集BOX(900718)より分売

 録音 2005年1月20,21日(ライヴ) ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ドイツ)

 2005年1月のライヴ収録。ミュンヘン、年明け最初の重要なコンサートで演奏された、62歳の誕生日を迎えたばかりのヤンソンスによる充実したブルックナーが楽しめます。
 こちらも当初オーケストラの会員のみに頒布されたライヴ・アルバムでしたが、昨年、ヤンソンスの「ブルックナー選集」として発売された6枚組の1枚として一般にお目見えし、今回は初の分売となるものです。

 ヤンソンスは1889年に改訂された「第3稿」を採用。交響曲第8番第1稿を完成させた頃に手を入れたこの第3稿は、最初の構想の段階で含まれていたワーグナーのモティーフなどが削除された他、オーケストレーションも改訂。その完成度の高さが評価され、現在では多くの指揮者がこの第3稿を用いています。
 ヤンソンスの演奏はメリハリのあるもので、さまざまな素材が用いられた第1楽章では刻刻と移り変わるテンポ処理が見事であり、抒情的な第2楽章ではたっぷりと旋律を歌わせることも忘れません。
 そして、いかにもブルックナーらしい第3楽章での荒々しいワルツのリズムは軽やかに処理。荘厳な第4楽章では、精力的な音楽を聴かせながら、曲の最後では第1楽章の冒頭の主題を気持ちが良いほどに高らかに歌わせます。
 最後の音が消えたあと、一瞬の静寂のあとに沸き起こる盛大な拍手がこの演奏の素晴らしさを物語っています。

 
 




ONDINE


ODE-1384
¥2500
マグヌス・リンドベルイ(1958-): 作品集
 1-4. Aura オーラ -
  ヴィトルト・ルトスワフスキの思い出に(1993-94)...世界初録音
 5. Related Rocks 関連する岩(1997)...世界初録音
  2台ピアノ、2人のパーカッション奏者とエレクトロニクスのために
 6. Marea マレア(1989-90)
エミール・ホルムストレム(ピアノ&キーボード)...5
ヨーナス・アホネン(ピアノ&キーボード)...5
ヤニ・ニーニマキ(パーカッション)...5
イェリ・ピーッポネン(パーカッション)...5
フィンランド放送交響楽団
ハンヌ・リントゥ(指揮)

 録音 全てライヴ Helsinki Music Centre(フィンランド) 2019年10月...1-4,5 2019年11月...6

 21世紀に活躍する作曲家の中でも、とりわけ高い評価を受けているフィンランドの作曲家マグヌス・リンドベルイ。現代音楽の振興と宣伝を目的としたグループ「耳を開け!」 (Korvat auki!)のメンバーとして活躍するするなど精力的な活動を行っています。
 このアルバムには1990年代に書かれた3曲を収録。冒頭の「AURAオーラ」は1993年、サントリーホールの「国際作曲委嘱シリーズ No.18」のための作品。4つの楽章で構成された実質上の交響曲ともいえるこの曲には、リンドベルイのオーケストラに対する様々なアプローチが集約されています。

 作曲中にルトスワフスキの死去の知らせを受けたリンドベルイは、この曲を偉大な作曲家の思い出に捧げました。作品は1994年6月11日に山下一史が指揮する東京交響楽団によって世界初演されています。
 「Related Rocks」はベルギーのアンサンブルIctusの委嘱作品。バルトークのソナタにインスパイアされた草案に、更に多彩なパーカッションとエレクトロニクスを加えた意欲作です。
 イタリア語で"湖"を意味する「Marea」は同時期に書かれた2作品「Kinetics (1988-89」と「Joy (1989-1990)」との実質三部作の一つです。
 
 


ODE-1354
¥2500
ターリヴァルディス・ケニンシュ(1919-):
 交響曲第4番&第6番、カンツォーナ・ソナタ

  交響曲第4番(1972)
   1. I. Lento - Molto animato - Piu tranquillo - Lento
   2. II. Presto - Adagio - Con brio - Lento subito
  3. 交響曲第6番「Sinfonia ad Fugam フーガ交響曲」 (1978)
   Moderato - Prestissimo - Adagio - Vivace
  4. カンツォーナ・ソナタ(1986) ヴィオラと弦楽オーケストラのために
サンタ・ヴィジネ(ヴィオラ)...4
ラトビア国立交響楽団
グンティス・クズマ(指揮)

 録音 2021年1月19-23日 Great Guild Hall, Riga(ラトビア)

 2020年にリリースされた交響曲第1番」を含むアルバム(ODE-1350)が高く評価されたラトビアの作曲家ターリヴァルディス・ケニンシュ。
 彼は1919年ラトビアで生まれ、パリでメシアンとトニー・オーヴァンに師事。作曲家としていくつかの賞を受賞した後、1951年にカナダに移住し、教育者としてこの国の音楽発展に力を尽くしました。
 若い頃には「室内楽が芸術の最高の形である」と信じていたためか、ケニンシュが交響曲作曲に手を染めたのは1959年になってから。しかしその後、1970年代から80年代にかけて次々と交響曲を発表し、現在では「ラトヴィアを代表する交響曲作曲家」として認識されています。
 このアルバムには1970年代の比較的コンパクトにまとめられた2曲を収録。フランス風の繊細かつ豊かな響きを持つ「交響曲第4番」、フーガを多用した印象的な構成による「交響曲第6番」。どちらも熟練の作風が際立つ作品です。
 協奏曲風の「カンツォーナ・ソナタ」もケニンシュの優れた作曲技法が如何なく発揮されており、深いヴィオラの音色が存分に生かされています。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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DOREMI



DHR 8141
(2CD)
¥4400→\3990
アイザック・スターンLIVE 第7集 アイザック・スターン(ヴァイオリン)
 プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 Op.63
   レナード・バーンスタイン(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニック
    録音:1957年1月20日/カーネギーホール(ライヴ)
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
   ネヴィル・マリナー(指揮)、フランス国立管弦楽団/
    録音:1980年5月20日/パリ(ライヴ)
 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 Op.26
   ガブリエル・フムラ(指揮)、フランス国立管弦楽団/
    録音:1975年5月30日/パリ(ライヴ)
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216
   アレクサンダー・シュナイダー(指揮)、フランス公共放送室内管弦楽団
   録音:1973年1月26日/パリ(ライヴ)
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K. 219
   アレクサンダー・シュナイダー(指揮)、フランス公共放送室内管弦楽団
   録音:1973年2月1日/パリ(ライヴ)
 モーツァルト:ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ ホ長調 K.261
 モーツァルト:ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド ハ長調 K.373
   ロリン・マゼール(指揮)、フランス国立管弦楽団/
    録音:1983年10月26日/パリ(ライヴ)

 DOREMIのスターンの貴重音源集第7弾!
 知られざる協奏曲録音の数々を収録しています。
 



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SPECTRUM SOUND



CDSMBA 076
¥2700→\2490
オハン・ドゥリアンがフランス国立管を振った
 スクリャービンの『法悦の詩』とブラームスの交響曲第3番!

  スクリャービン:『法悦の詩』
  ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 Op.90
オハン・ドゥリアン(指揮)
フランス国立管弦楽団

 日本限定発売!フランス国立視聴覚研究所音源提供、オハン・ドゥリアンがフランス国立管を振ったスクリャービンの『法悦の詩』とブラームスの交響曲第3番!独特なテンポ設定で描き出すどこまでも美しい奇跡の演奏!

 音源:フランス国立視聴覚研究所音源提供(24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes
 録音:1970年8月19日/メゾン・ド・ラジオ・パリ、103スタジオ【ステレオ/ライヴ】/60'13、輸入盤・日本語帯・解説付

 これは驚きの音源の登場。知られざる名指揮者オハン・ドゥリアン(1922-2011)がフランス国立管弦楽団を指揮した1970年の公開収録のステレオ音源がスペクトラム・サウンドからリリースされます。
 イェルサレム生まれのドゥリアンは同地の音楽学校で学び渡仏。パリにてデゾルミエールとマルティノンに学びました。
 正規録音が少ないために日本ではその名は親しまれていませんが、ドゥリアンの音楽は唯一無二の見事なもの!
 日本語解説を書いている平林直哉氏はこのアルバムの演奏について、スクリャービンの『法悦の詩』は「まろやかな響きに包まれるような安心感」と表現。
 そして、ブラームスの交響曲第3番は「過去に類例のないような、不思議体験とも言える演奏」と表現し、独特なテンポ設定の当演奏は「フルトヴェングラー以上の大胆さではないだろうか。」と語っています。
 この上なく美しく雄大な当演奏は一聴の価値あり!日本限定発売です。
 
 交響曲第3番の演奏時間は第1楽章:10'32、第2楽章:9'45、第3楽章:7'52、第4楽章:10'37=38'58です。







久しぶりにご紹介します
怪人オハン・ドゥリアン


 
 怪人指揮者オハン・ドゥリアン、90歳を前にしてついに大往生を遂げた。

 あれから10年。
 ここ最近はその名を聞くこともなかったが、上記のとおり、久しぶりにその往年の名演が登場するという情報が来た。
 
 そこで今回はそのおそるべき音楽の軌跡を紹介してみようかと。

 ただし、録音状態、編集状態ともに劣悪最悪。
 そして演奏は下記のとおりきわめてトラウマチックな異常演奏なので、通常の趣向をお持ちの方は決してお近づきになりませんよう。






<かつてのコメントから>

 「世界にはまだこんな怪物がいた。

 全然無名のインチキ手品師みたいなじいさんが画面に現れたときは、即刻切ろうかと思ったが、音楽が始まった途端にもう何も手につかなくなってしまった。
 結局4本観終えた後放心状態。ようやく気を取り直して何度も何度も観返して観返して、一体その日何回観たことか。
 家に帰ってからもその演奏が心に焼き付いて離れず、夢の中にまでその音楽が鳴り響いた。

 オハン・ドゥリャン。Ohan Dourian。

 1922年エルサレム生まれ。シェルヘン、デゾルミエール、マルティノンに師事し、その後アルメニアに移る。

 ニキシュ、カラヤン、バーンスタイン、ストコフスキーと比較され、ワルシャワでは「東ヨーロッパのトスカニーニ」と呼ばれた。
 ショスタコーヴィチやカラヤンからその才能を認められ、ゲルギエフには「カラヤン並みの世界最高の指揮者の一人」と賞賛された。
 1959年から1964年までアルメニア・フィルの首席指揮者を務め、その後はアルメニア国立放送soを設立したりしている。
 ただアルメニアでのみ活躍したわけではなく、世界中の110に及ぶオーケストラを指揮、コーガン、オイストラフ、ロストロポーヴィチ、シェリング、リッチ、フランソワ、ワイセンベルクなどと共演している。
 実はCDも出ていて、PHILIPSからはショスタコーヴィチの交響曲第12番をライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団と、BERLIN Classics からはケーゲルの「展覧会の絵」の余白にベルリン放送響との「禿山の一夜」を入れている。
 

 ・・・とはいうものの、現段階ではほとんど無名。これまでその名を聞いた記憶がない。
 そんな指揮者がこんなとてつもない音楽を創り上げていたのである。」 



 今は幸せな時代で、そのドゥリャンのドヴォルザークの交響曲第8番のライヴが自由に観られる。
 これを観ればきっとみなさんもこの指揮者のすごさが冒頭の5秒で理解できると思う。

https://youtu.be/mIR_H2Bx6t4









<現在入手可能と思われるドゥリャンのCD>

Mussorgsky: Pictures at an Exhibition
BERLIN Classics
BC 32352
\2600
ムソルグスキー
 (1)「禿山の一夜」
 (2)「展覧会の絵」
 (3)ボロディン:だったん人の踊り
(1)、(3)オハン・ドゥリアン指揮
  ベルリン放送響
(2)ヘルベルト・ケーゲル指揮
  ライプツィヒ放送響
ケーゲルとの組み合わせというのが・・・なんかすごい・・・。


1950年代のPhilips復刻

Schreiber Disc
SH-103
1CD-R\1800
ルネ・レイボヴィッツ指揮
 ロッシーニ:序曲集
  「アルジェのイタリア女」
  「セミラーミデ」「泥棒かささぎ」
  「ウィリアム・テル」
 ベートーヴェン:ウェリントンの勝利(戦争交響曲)*
  12inch URANIA UR114 & Saga XID5114 -
   1950年代初期録音MONO
ルネ・レイボヴィッツ指揮
 コンセール・パドゥルー管弦楽団
パリ放送交響楽団*
オハン・ドゥリャン指揮
 スメタナ:「売られた花嫁」序曲
 グリンカ:幻想曲「カマリンスカヤ」
  10inch PH A76707 - 1950年代中期録音MONO
オハン・ドゥリャン指揮
コンセール・ラムルー管弦楽団
  
 
 今回のスメタナの「売られた花嫁」序曲はPHILIPSの復刻、初CD化ではないか?
 ドゥリャンらしい生き生きとした生命感あふれる演奏。

 薄CDケース入り簡易装丁。CD-R。




ドゥリャン/ライヴCD-R
LANNE 1CD-R\1600


 そして現在では、下記のような、壮絶なライヴCD-Rが少しずつ登場するようになった。
 ただし、くどいようだが音が劣悪だったり、音の歪みが頻発したり、音量レベルが安定していなかったり、とにかく一般の人には絶対聴かせられないマニアック音源・・・。
 しかしドゥリャンの演奏が聴けるなら、どんなひどい録音状態でもいい・・・という方に。

 すべて薄CD袋入りCD盤面印刷なしのジャケ印刷のみです。CD-R。

LHC 7154
1CD-R
\1600
ブルックナー:交響曲第7番 オハン・ドゥリアン指揮
オーケストラ不明
1960年代、スタジオ録音 モノラル
LHC 7155
1CD-R
\1600
ブルックナー:交響曲第4番 オハン・ドゥリアン指揮
ベルリン放送響
1964年、ベルリン、スタジオ録音 モノラル





 
 .


CDSMBA 077
(2CD)
¥3700→\3390
「運命」は正規初出音源
シューリヒト×ウィーン・フィル!
 シューベルト、アイネム、ベートーヴェン!

  Disc 1 49'08
   (1)シューベルト:交響曲第5番 変ロ長調 D.485
   (2)アイネム:交響的情景 Op.22
  Disc 2 58'03
   (3)ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 Op.67「運命」

   (4)ハイドン:交響曲第88番 ト長調 Hob.I:88「V字」
(1)-(3)カール・シューリヒト指揮、
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(4)アルベール・ウォルフ(指揮)、
 フランス国立管弦楽団

 フランス国立視聴覚研究所音源提供。シューリヒト×ウィーン・フィルの1958年サル・プレイエルのライヴ!シューベルト、アイネム、ベートーヴェン!

 録音:(1)-(3)1958年11月17日/サル・プレイエル【モノラル/ライヴ】 (4)1965年8月11日/メゾン・ド・ラジオ・パリ、103スタジオ【モノラル】
 Disc1 49'08、Disc2 58'03、輸入盤・日本語帯・解説付

 丁寧な復刻で評価を高めているスペクトラム・サウンド。
 当アルバムはフランス国立視聴覚研究所(INA)が保有する音源からの復刻で、1958年11月17日サル・プレイエルにてシューリヒトがウィーン・フィルを指揮したライヴ音源で、シューベルトの第5番、アイネムの交響的情景、そしてベートーヴェンの「運命」を収録しております!

 70代後半ながら若々しい雰囲気の漂うシューリヒトの演奏は、ウィーン・フィルの持つ力を最大限引き出し、密度の濃い演奏を披露。表情を崩さず引き締まったシューリヒトらしい演奏です!
 なお、「運命」は正規初出音源となります。
 ボーナス・トラックとしてアルベール・ウォルフがフランス国立管弦楽団を振ったハイドンの「V字」を収録しております。
 平林直哉氏による日本語解説付ではシューリヒトのディスコグラフィーにも触れた充実の内容です(解説はシューリヒトについてのみ)。


★ボーナス・トラックとして収録されているハイドン:交響曲第88番 ト長調 Hob.I:88「V字」(アルベール・ウォルフ(指揮)、フランス国立管弦楽団)ですが、INAのマスター起因により第1楽章冒頭に欠落がございます。何卒ご了承ください。
 


<国内盤> 


キング・インターナショナル



KKC 2710
¥3300
外山雄三自作自演集
 (1)オーケストラのための「玄奥」(2015)
 (2)沖縄民謡によるラプソディー(1964)
 (3)バレエ音楽「お夏、清十郎」~パ・ド・ドゥ(1975)
 (4)前奏曲(2012/13)
 (5)交響曲(世界初演)(2018)
 (6)管弦楽のためのラプソディー(1960)
外山雄三(指揮)
大阪交響楽団

録音日等訂正(2024/1/17)
 幻のバレエ音楽「お夏、清十郎」も再演!祝、生誕90年。外山雄三最新の自作自演集

録音:
2016年5月10日①、2019年8月31日②、11月21日③、2月28日④⑤/ザ・シンフォニーホール(ライヴ)
2016年11月24日⑥/住友生命いずみホール(ライヴ)

日本語帯・解説付

 現在大阪交響楽団ミュージック・アドヴァイザーを務める外山雄三。今年2021年5月10日に90歳の誕生日を迎える日本現役最長老指揮者で、ますます円熟の芸を聴かせてくれます。それをお祝いしたアルバム。

 日本で最もポピュラーな管弦楽曲「ラプソディー」の作曲者としても有名な彼は、ほかにも興味深い作品を数多く残しています。
 その中から選りすぐりの6 作品を、自身の指揮による大阪交響楽団の最新録音で収録。
 「ラプソディー」は多くの指揮者がとりあげますが、やはり説得力の違いに感動させられます。

 2018年作「交響曲」の世界初演時の録音や、エキゾチックな沖縄民謡が巧みなオーケストレーションで描かれる「沖縄民謡によるラプソディー」などオーケストラの効果を知り尽くした職人芸光る世界を楽しめます。
 注目は1975年作曲ながら、その後スコアが行方不明となっていたバレエ音楽「お夏、清十郎」。「パ・ド・ドゥ」のみながら、邦楽素材の洋楽化が興味深く、独特な世界に引き込まれます。
 




ORFEO(国内仕様盤)

NYCX-10220
\2970
※輸入盤発売済
トランペット協奏曲集
 1-4. アレクサンドル・アルチュニアン(1920-2012):
  トランペット協奏曲 変イ長調
 5-7. ウラディーミル・ペスキン(1906-1988):
  トランペット協奏曲第1番 ハ短調
 8-10. アルフレッド・デザンクロ(1912-1971):
  Incantation, Threne et Danse 呪文、
  挽歌と踊り - トランペットとオーケストラのための
セリーナ・オット(トランペット)
ロベルト・パーテルノストロ(指揮)
ウィーン放送交響楽団

 来日記念盤!日本語解説付きの国内仕様盤発売

 録音 2020年3月10-11日 , 6月24日 ORF Radiokulturhaus , ウィーン

 2018年「ミュンヘン国際音楽コンクール」トランペット部門の覇者、セリーナ・オット。
 弱冠20歳で、トランペット部門初の女性優勝者となった彼女は、すぐさまケルン放送響、ベルリン・ドイツ響、ウィーン・トーンキュンストラー管、チェコ・フィルなど世界の主要オーケストラと共演。その音楽性とテクニックで人々を魅了しています。
 5歳でピアノを始め、翌年には父エーリッヒよりトランペットの手ほどきを受け、ほとばしる才能を開花させました。ウィーン国立音楽大学では、マルティン・ミュールフェルナー、カールスルーエ音楽大学ではラインホルト・フリードリヒ、ウィーン市立音楽芸術大学(MUK)ではローマン・リンドベルガーに師事し研鑽を積んでいます。
 このデビュー・アルバムでは、彼女は20世紀を代表するトランペット協奏曲の名作を華麗に演奏。
 トランペット奏者なら一度は夢見るアルチュニアン、高度なテクニックが駆使されたペスキン、彼女が最も気に入っているというデザンクロ、この3曲を鮮やかに吹ききっています。

 国内仕様盤には西村 祐氏による日本語解説が付属します。(デザンクロの曲名も西村氏の邦訳を記載いたしました。)

 プロモーション動画: https://youtu.be/6tFj1MX4XBs

 セリーナ・オット来日公演情報(予定)
  2021年7月10日(土)、11日(日)14:00開演(両日)東京芸術劇場曲目)ペシュキン:トランペット協奏曲第1番 ハ短調
   共演)読売日本交響楽団、指揮=アニヤ・ビールマイアー

 
 


<LP>


GLOBAL CULTURE AGENCY(LP)


PWCL 0023
(LP)
¥8200
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
 [A 面] 第1楽章
 [B 面] 第2・3楽章
ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)
パウル・クレツキ(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団

 マルツィ復刻盤・真打登場。再生装置を選ばぬ美しい音質に脱帽、名盤中の名盤ブラームス!

 録音:1954年2月15-17日/キングスウェイ・ホール(ロンドン)/輸入盤、2021年リマスター、180g 重量盤、仏プレス、完全限定生産

 オリジナルデザインにこだわる韓国SOUND TREE社によるハイ・クオリティな復刻LP。国内レーベルGlobal Culture Agencyを介しての流通となります。
 現ワーナー傘下のパーロフォン・レコードから取り寄せたオリジナルマスターに、独自の丁寧なリマスタリングを施して製品化。
 フランスMPOプレスです。

 【オリジナルLP】レーベル:Columbia/商品番号:33CX 1165
 
 

PWCL 0024
(LP)
¥8200
マルツィ復刻盤、名盤中の名盤メンデルスゾーン!
 [A 面]メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
 [B 面]べートーヴェン:ロマンス第1番 ト長調 Op.40、第2番 ヘ長調 Op.50
ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)
パウル・クレツキ(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団

 マルツィ復刻盤・真打登場。再生装置を選ばぬ美しい音質に脱帽、名盤中の名盤メンデルスゾーン!

 録音:[A面]1955年12月21日[B面]1955年12月22-23日/キングスウェイ・ホール(ロンドン)/輸入盤、2021 年リマスター、180g 重量盤、仏プレス、完全限定生産

 オリジナルデザインにこだわる韓国SOUND TREE社によるハイ・クオリティな復刻LP。国内レーベルGlobal Culture Agencyを介しての流通となります。
 現ワーナー傘下のパーロフォン・レコードから取り寄せたオリジナルマスターに、独自の丁寧なリマスタリングを施して製品化。
 フランスMPOプレスです。

 【オリジナルLP】レーベル:Columbia/商品番号:33CX 1497
 
 

PWCL 0025
(LP)
¥8200
ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68
 [A 面] 第1・2楽章
 [B 面] 第3・4楽章
シャルル・ミュンシュ(指揮)
パリ管弦楽団

 オリジナル盤は意外に入手難!超名盤ミュンシュのブラ1、唯一のLP現役盤、うれしいリリース

 録音:1968年1月8・12日/輸入盤、2021 年リマスター、180g 重量盤、仏プレス、完全限定生産

 オリジナルデザインにこだわる韓国SOUND TREE社によるハイ・クオリティな復刻LP。
 国内レーベルGlobal Culture Agencyを介しての流通となります。
 現ワーナー傘下のパーロフォン・レコードから取り寄せたオリジナルマスターに、独自の丁寧なリマスタリングを施して製品化。
 フランスMPOプレスです。

 【オリジナルLP】レーベル:La Voix De Son Maître/商品番号:CVB 2085
 

















4/1(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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PENTATONE



PTC 5186951
(SACD HYBRID)
¥2800
コパチンスカヤをソリストに迎えたフランシスコ・コーイの作品集!
 フランシスコ・コーイ(1985-)
  (1)ヴァイオリン協奏曲(2019)
  (2)「Hidd'n Blue」Op.6~オーケストラのための(2009-2011)
  (3)「Mural」~大オーケストラのための(2013-2015)
  (4)4つのイベリアのミニチュア~
     ヴァイオリンと室内オーケストラのための(2014)
  (5)「Aqua Cinerea」Op.1~オーケストラのための(2005/2019)
(1)(4)パトリツィア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン)
グスターボ・ヒメノ(指揮)
ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団

 世界が注目する指揮者グスターボ・ヒメノ。ルクセンブルク・フィルとの作曲家のポートレート・シリーズ。コパチンスカヤをソリストに迎えたフランシスコ・コーイの作品集!

 セッション録音:(2)(3)2019年7月、(1)(4)2020年6&7月、(5)2020年12月/フィルハーモニー・ルクセンブルク
 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、ディジパック仕様、80'57、輸入盤・日本語帯付

 SACDハイブリッド盤。
 グスターボ・ヒメノ率いるルクセンブルク・フィルとの作曲家のポートレート・シリーズ。
 これまでにショスタコーヴィチ、ブルックナー、ラヴェル、マーラー、ストラヴィンスキー、ドビュッシー、ロッシーニ、フランクをリリースしており好評を博しております。
 当アルバムではスペイン期待の作曲家フランシスコ・コーイ(1985-)に焦点を当て、コパチンスカヤを迎えたヴァイオリン協奏曲などの注目録音です!
 ロドリーゴ音楽院とマドリード音楽院でトロンボーンを学び、その後ギルドホール音楽演劇学校にて作曲を専攻し、2010年は作曲の修士課程を優秀な成績で修了。その間トーマス・アデスにも師事しています。
 「過去と現在が一つの空間に収束している」とも形容されるコーイの作品は、ヴァイオリン協奏曲など伝統的な形式をとりながらも現代的な音の世界を作り上げております。

 世界が最も注目するヴァイオリニスト、コパチンスカヤはツィンバロンの名手の父とヴァイオリニストの母との間にモルドヴァで生まれました。
 ヴァイオリンおよび作曲をウィーンとベルンで学んだのち、2000 年にシェリング国際コンクール優勝、2002 年には「クレディ・スイス・グループ・ヤング・アーティスト賞」を受賞し注目され、ヨーロッパを中心に活躍の場を拡げてきました。
 強烈な個性からうまれる音楽はまさに唯一無二。驚くべき演奏を聴かせてくれます。

 
 




ATHENE(DIVINE ART)


ATH-23209
(2CD)
¥3100

ヨハン・ヤーコプ・フローベルガー(1616-1667):チェンバロのための組曲集 第2集
 【CD1】
  1-4. 組曲 ニ長調 FbWV 620/5-8. 組曲 イ短調 FbWV 610/
  9-12. 組曲 ヘ短調 FbWV 653("Die Hochstädter Leuchte")/13-15. 組曲 ハ長調 FbWV 605/
  16-20. 組曲 ホ短調 FbWV 643/21-24. 組曲 ロ短調 FbWV 626
 【CD2】
  1-4. 組曲 ト長調FbWV 616/5-8. 組曲 ホ短調 FbWV 607/9-12. 組曲 ト短調 FbWV 641
  13-16. 組曲 変ロ長調 FbWV 655("Der Naseweise Orgelprobrier")/
  17-20. 組曲 ニ短調 FbWV 625/21-24. 組曲 ト長調 FbWV 603
 ギルバート・ローランド(チェンバロ)
 アンドルー・ウッダーソン復元、2段鍵盤、フレンチ・モデル(2005)
 1750年グルマン(パリ)製チェンバロに基づく

 録音 2020年7月20-22日 Holy Trinity Church, Weston, Hertfordshire(UK)

 2019年に発売された第1集(ATH-23204)に続くフローベルガーの「チェンバロのための組曲集 第2集」。
 彼が大量に残した鍵盤作品の中でも、とりわけ重要な位置を占めるのが一連の組曲です。
 ほとんどの組曲はアルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグの4曲で構成されていますが、内容は驚くほど多彩で、どれも聴きごたえたっぷり。
 また、フローベルガーは作品にユニークな副題を付けることでも知られ、このアルバムに収録された「組曲 ニ長調FbWV 620」の第1曲にも"Méditation sur ma mort future=私の来るべき死についての瞑想"というタイトルが付されています。
 演奏は、1946年スコットランド生まれのチェンバロ奏者ギルバート・ローランド。現在ヨーロッパにおける最古参の一人です。
 NAXOSレーベルからはソレールのチェンバロ・ソナタ全集とラモーのクラヴサン曲集、DIVINE ARTからはヘンデルの組曲をリリース、それぞれの作品が書かれた時代を深く追求した素晴らしい演奏は、どれも高く評価されています。

  
 




DIVINE ART


DDA-25216
¥2700
マリウス・コンスタン(1925-2004):管弦楽作品集
 Turner ターナー(1961) -J.M.W. ターナーの絵画にインスパイアされた
  1. I. Pluie, vapeur et Vitesse/2. II. Autoportrait/3. III. Autoportrait

 Brevissima ブレヴィッシマ(1992)
  圧縮された形式の4楽章交響曲:壮大な伝統への10分間のオマージュ
   4. I. Adagio-Allegro/5. II. Scherzo/
   6. III. Largo/7. IV. Passacaglia funebre
 
 103 Regards dans l'eau 103の水中スタイル(1981) 103の「水中の詩的な祝典」
  -4楽章からなる素晴らしく技巧的で深みのあるヴァイオリン協奏曲
   8. I. Lent/9. II. Agite/10. III. Vif/11. IV. Lent
オリヴィエ・シャルリエ(ヴァイオリン)
リヴァーサイド交響楽団
ジョージ・ロスマン(指揮)

 録音 SUNY Purchase, New York(USA) 2001年11月5日...1-7 2006年1月22日...8-11

 ルーマニア出身の作曲家マリウス(マリユスとも)・コンスタン。11歳でブカレスト国立音楽大学に入学、正式に音楽教育を受けたのち、フランスに移住。パリ音楽院でメシアン、オネゲル、ナディア・ブーランジェから作曲の指導を受けました。
 1963年に現代音楽アンサンブル・アルスノヴァを設立。1978年より1988年までパリ音楽院で教鞭をとり、1993年よりメシアンの後任としてフランス美術院アカデミー会員に就任するなど輝かしい経歴を誇ります。
 テレビ番組や映画音楽の分野でも幅広い作品を発表、またラヴェルの「夜のガスパール」の管弦楽版編曲でも知られているコンスタン、このアルバムでは彼の本領である「現代音楽作曲家」としての才能を余すことなく披露、3作品とも彼自身が付けた副題通りの色彩豊かな音楽が展開されています。
 1981年、ニューヨークを拠点に活躍する演奏家たちによって構成されたリヴァーサイド交響楽団は、現代音楽の普及に力を注ぐオーケストラ。
 このアルバムは2014年にリリースされた彼らの自主制作盤で、パソコンのみで再生できるビデオ・クリップが収録されています。

 
 
 

DDA-25218
¥2700
ANTIPHONIES アンティフォニーズ
 カーソン・クーマン(1982-):オルガン作品集 第14集
エリック・シモンズ(オルガン...Orgelbau Fleiter, 2014)
  1. Fantasia canonica カノン風幻想曲(2019)
  Two from the British Isles ブリテン諸島から2作(2013)
   2. I. Prelude on "Kingsfold" 「キングスフォールド」による前奏曲
   3. II. Postlude on "Hyfrydol" 「ヒフリドル」による後奏曲
  Three Autumn Sketches after a Watercolor by Maria Willscher
   マリア・ウィルシャーの水彩画による3つの秋のスケッチ(2017)
    4. I. Herbststimmung 秋の雰囲気/5. II. Herbstfarben 秋の色/6. III. Sonnenuntergang 日没
  7. A St. Patrick Silhouette 聖パトリックのシルエット(2020)
  8. St. Michael Antiphonies 聖マイケルのアンティフォニーズ(2015)
  9. Desert Marigold 砂漠のマリーゴールド(2020)
  10. Preludio del ricordo 追悼の前奏曲(2020)
  Suite circulaire 循環する組曲(2018)
   11. I. Praeludium 前奏曲/12. II. Ricercare リチェルカーレ/13. III. Toccata トッカータ

 録音 2020年8月、2021年1月 St. Ludgerus, Billerbeck(ドイツ)

 30代の若さにもかかわらず、すでに1000曲を超える作品を発表しているカーソン・クーマン。また、ハーバード大学記念教会のオルガン奏者兼作曲家を務めており他の作曲家も彼のために作品を提供、300曲以上が彼のために書かれているという才能豊かな音楽家です。
 今回が第14集となるオルガン作品集には、2013年から2020年の作品が収録されており、彼の安定した筆致による華麗な音楽を楽しむことができます。
 演奏はクーマンの良き理解者エリック・シモンズ。パイプオルガンの素晴らしい音も聴きどころです。

 
 




METIER(DIVINE ART)



MSV-28615
(2CD)
特別価格 ¥2700
ブライアン・ファーニホウ(1943-):ピアノ作品全集 1965-2018 イアン・ペイス(ピアノ)
ベン・スミス(ピアノ...CD1:8)
 【CD1】
   1. Invention インヴェンション(1965)/
   2-7. Epigrams 警句(1966)/8. 2台ピアノのためのソナタ(1966)/
   9-11. 3つの小品(1966-1967)/
  12-14. Lemma-Icon-Epigram 補助命題-記号-警句(1981)
 【CD2】
  1-3. Opus Contra Naturam オーパス・コントラ・ナトゥラム(2000)/
  4. Quirl 渦巻き(2011-2013)/5. El Rey de Calabria カラブリアの王(2018頃)

 録音 2003年 City University, London(UK)...CD1:1-7,9-14、CD2:1-3 2018年Turner-Sims Concert Hall, SouthamptonUniversity(UK)...CD1:8、D2:4-5

 ブライアン・ファーニホウは、イギリスを代表する現代作曲家の一人。
 初期はセリエリズムの影響による作品を発表、以降、折々に作風を変え、20世紀末にはコンピュータ・プログラムを導入した作品で話題を集めました。
 彼の作品は「new complexity=新しい複雑さ」を帯びているとされ、とりわけ「Quirl」などの自筆譜の難解さは良く知られています。
 21世紀になってからは比較的抒情的な作品も書いており、このピアノ作品が全て収録されたアルバムでは、およそ50年間にわたるファーニホウの作風の変遷を知ることができます。
 
 

MSV-28616
¥2700
ハブリジ・ハトルグリームソン(1941-):
 無伴奏ヴァイオリンのための作品集
ピーター・シェパード・スケアヴェズ(ヴァイオリン)

  Klee Sketches クレーのスケッチ集 Op. 32 (2005-2019): 第1巻
   1. I. Klee practising an accompaniment for a popular song/2. II. And now for the art of string-crossing/
   3. III. Klee experimenting with a new scale/4. IV. Klee takes a legato-line for a walk (ヴァージョンB)/
   5. V. Do not neglect your pizzicato Herr Klee/6. VI. Frau Klee is sleeping (ヴァージョンB)/
   7. VII. Klee entertaining Kandinsky
 
  Offerto 捧げもの Op. 13 (1991) - カール・クヴァランの思い出に
   8. I. Written in sand/9. II. Lines without words/10. III. The flight of time/11. IV. Almost a hymn
 
  Klee Sketches クレーのスケッチ集 Op. 32 (2005-2019): 第2巻
   12. I. Klee the artist plays his violin/13. II. Klee 'sounds out' an etching he is contemplating/
   14. III. Frau Klee is sleeping (ヴァージョンA)/15. IV. Klee sketching a tree/
   16. V. Klee performing at the grave of his father/17. VI. Klee observing a large butterfly/
   18. VII. Klee takes a legato-line for a walk (ヴァージョンA)/19. VIII. Klee notates birdsong in the aviary


 録音 2019年5月15日、7月3日 St. Michael's Church, Highgate, London(UK)

 1941年、アイスランド生まれの作曲家ハフリジ・ハルグリムソン。1962年にレイキャビクの音楽学校を卒業、イタリアに留学しエンリコ・マイナルディに師事、その後はロンドン王立音楽院で学位を取得し、ピーター・マクスウェル・デイヴィスから個人的に作曲の指導を受けました。
 またチェリストとして数多くの室内楽アンサンブルに参加、1971年にはウィグモアホールでデビューするなど、演奏家としても高く評価されています。
 1977年にスコットランド室内管弦楽団の首席チェリストに就任、1983年まで活躍したのち、作曲家として活動をはじめ、子供向けの作品から歌劇まで100以上の作品を発表しています。
 このアルバムに収録された「クレーのスケッチ集」は、モダンな作風の中に、悲しみやユーモアがさりげなく織り込まれた魅力的な作品です。
 このアルバムでは、現代作品を数多く初演、作曲家たちから絶大な信頼を寄せられているピーター・シェパード・スケアヴェズが全編を演奏しています。

 
 




ORCHID CLASSICS



ORC100161
¥2400
SPHINX スフィンクス カウンターテナーが歌う近代ロシアの歌曲集
 ボリス・チャイコフスキー(1925-1996): キプリングより
  1. The Distant Amazon はるかなるアマゾン/2. Homer ホーマー
 ショスタコーヴィチ(1906-1975): レールモントフの詩による2つのロマンス Op. 84
  3. 第2曲 Morning in the Caucasus コーカサスの朝/4. 第1曲 Ballad バラード
 ボロディン(1833-1887):
  5. My songs are full of poison 私の歌は毒で満ちている/
  6. For the distant shores of your native country あなたの母国の遠い海岸のために
 タネーエフ(1856-1915):
  7. Y.ポロンスキの詩による5つのロマンス Op. 33
   - 第1曲 A Night in the Scottish Highlands スコットランド高地の夜
  8. エリスの「不滅」からの10の詩曲 Op. 26 - 第8曲 Stalactites 鍾乳石
 ボリス・チャイコフスキー: レールモントフの詩による2つの詩曲 9. 秋/10. 松の木
 11. ニコライ・ミャスコフスキー(1881-1950): バルモントによる12の歌 Op. 2
  - 第8曲 : The Albatross アルバトロス...世界初録音
 ショスタコーヴィチ: スペインの歌 Op. 100
  12. 第1曲 さらばグラナダ!/13. 第2曲 星くず/14. 第3曲 最初の出会い/
  15. 第4曲 輪舞/16. 第5曲 黒い瞳のおとめ/17. 第6曲 夢(舟歌)
 18. ショスタコーヴィチ: デズデモーナのロマンス(柳の歌) ...世界初録音
 19. ショスタコーヴィチ: A pointless gift, a chance gift 無意味な贈り物、チャンスの贈り物...世界初録音
  エレーナ・フィルソヴァ(1950-): ボリス・パステルナークの詩による2つの歌
 20. 風...世界初録音
 21. 薄明...世界初録音
 22. ミャスコフスキー: バルモントによる12の歌 Op. 2 - 第11番 スフィンクス...世界初録音
 23. フィルソヴァ: Winter Elegy 冬の哀歌 Op. 91...世界初録音
  ヘイミッシュ・マクラーレン(カウンターテナー)、マシュー・ジョリーズ(ピアノ)、
  ナタリー・グリーン=バックリー(ヴィオラ)、クラウディア・ファラー(ヴァイオリン)、ベン・マイケルズ (チェロ)

 録音 2019年8月27日、2019年9月7日、16-19日 St. Paul's Church, Knightsbridge, London(UK)

 ロシア(ソヴィエト)の芸術歌曲の伝統は、19世紀初頭のサロン音楽から始まりました。もともと素朴で抒情的な「ロマンス」は、やがてショスタコーヴィチらによって壮大なテーマを採り入れたものに進化しましたが、決して親密さを失うことはありませんでした。
 このアルバムには、アマゾン、コーカサス、スコットランド、イングランド、エジプトなど、ロシアから遠く離れた地を主題にした作品を収録。旅をする喜び、ロマンティックな風景、愛と喪失、そして生と死など永続的なテーマを網羅する様々な歌曲を、ヘイミッシュ・マクラーレンの清冽な歌声でお聴きいただけます。
 ヘイミッシュ・マクラーレンはロンドン王立音楽院で歌唱指導を受けるとともに、在学中にロシア語を学び、ショスタコーヴィチの歌劇やロシアの歌に興味を持ちました。
 2018年には実際にロシアを旅行し、サンクトペテルブルクからモスクワ、シベリアのイルクーツクまでの楽譜店を探求。
 これまでに録音されたことのないショスタコーヴィチの2作品をはじめ、数多くの貴重な楽譜を入手し、今回の録音に使用したということです。

 
 




OUR RECORDINGS



6.220674
(SACD HYBRID)
¥2600
TERRITORIAL SONGS
 スンレイフ・ラスムッセン(1961-):リコーダー作品集-ミカラ・ペトリのために

  Flow(2012)...世界初録音 - リコーダーと弦楽三重奏のために
  1. Allegro/2. Tranquillo/3. Rondeau/
 4. "i"(2011) - リコーダーと室内合唱のために
 5. Sorrow and joy fantasy 悲しみと喜びの幻想曲 (2011)...世界初録音 - 独奏リコーダーのために
 6. Winter Echoes ウィンター・エコーズ
  - アクセル・ボロプ=ヨアンセンのオマージュ(2014) - リコーダーと13の独奏楽器のために
 Territorial Songs なわばりの歌(2009) - リコーダーとオーケストラのための協奏曲
  7. Leggiero/8. Misterioso/9. Espressivo/10. Tranquillo/11. Leggiero
 ミカラ・ペトリ(リコーダー)
 エスピェア・アンサンブル...1-3、デンマーク国立声楽アンサンブル...4、ラップランド室内管弦楽団...5、
 クレメンス・シュルト(指揮)...5、オルボア交響楽団...7-11、ヘンリク・ヴァウン・クリステンセン(指揮)...7-11

 録音2020年11月30日、12月1日Ribe Seminarium(デンマーク)...1-3,5 2011年8月11日Christianskirken Copenhgen(デンマーク)...4原盤:6.220605 2015年2月19日Cultuura House Korundi、Rovaniemi(フィンランド)...6原盤:6.220613 2014年6月14,15日Musikkens Hus、Aalborg(デンマーク)...7-11原盤:6.220609

 フェロー諸島出身の作曲家スンレイフ・ラスムッセン。デンマーク王立音楽大学で作曲と電子音楽を学び、DIEM(デンマークのエレクトロアコースティック音楽研究所)と協力していくつかの電子音楽作品を発表しました。
 2002年に交響曲第1番「Oceanic Days オセアニック・デイズ」で北欧理事会音楽賞を受賞、一躍注目を浴び、以降数多くの作品を発表しています。近年では名手ミカラ・ペトリをフィーチャーしたリコーダー作品を積極的に作曲。
 このアルバムには2009年から2020年に書かれたペトリのための作品が集められています。
 
 「Flow」と「悲しみと喜びの幻想曲」は最新の作品で、今回が世界初録音となるもの。"自らのなわばりを主張する鳥の歌"にインスパイアされたという「なわばりの歌」など他の作品はこれまでに発売されたアルバムからの再収録となります。
 ラスムッセンは、ミカラ・ペトリの超絶技巧を熟知しており、リコーダーの特性を最大に発揮させるとともに、彼の故郷であるフェロー諸島の民謡も素材として用いるなど、ペトリのためによく練られた作品を用意。彼女もこ見事な演奏でラスムッセンのスコアに命を吹き込んでいます。

 
 




SOMM RECORDINGS


SOMMCD0631
¥2500
Gershwinicity ガーシュウィニシティ
 イアン・ファリントン(1977-): ガーシュウィンの歌曲編曲集

  ガール・クレージー
   1. I got rhythm/2. They all laughed/3. The man I love/4. Nice work if you can get it
  ポーギーとベス
    5. Summertime/6. They can't take that away from me
  オー・ケイ!
    7. Fidgety feet/8. Love is here to stay/9. I'll build a stairway to Paradise/10. Do it again
  ポーギーとベス
    11. It ain't necessarily so
  オー・ケイ!
    12. Someone to watch over me/13. I've got a crush on you
  ガール・クレイジー 14. But not for me
   15. Gershwinicity ガーシュウィニシティ
 
 世界初録音
 アール・デコ・トリオ
 【メンバー】
  ピーター・スパーク(クラリネット)...1-4,6,9,12,14-15、
  カイル・ホーク(アルト・サクソフォン...4,8,9,13,15) (ソプラノ・サクソフォン...1-2,5,11,15)、
  イアン・ファリントン(ピアノ)...1-15

 録音 2020年9月4-5日 The Menuhin Hall, Stoke d'Abernon, Surrey(UK)

 作曲家、ピアニストとして活躍するイアン・ファリントン。2012年にはロンドン・オリンピックの開会式でローワン・アトキンソンの「炎のランナー」によるコミック・パフォーマンスでピアノを演奏し、一躍注目を浴びました。
 また2020年にはBBCプロムスで、ベートーヴェンの9つの交響曲をスリル満点な7分間に凝縮した「ベートーヴェニアーナ」を披露。こちらもロックダウン下のロンドンの聴衆たちを熱狂させました。
 現在「アール・デコ・トリオ」のメンバーとして活動する彼のこのアルバムは、ガーシュウィンの名曲をアレンジした曲集。「アイ・ゴット・リズム」や「サマータイム」などの耳慣れた旋律が、新鮮な雰囲気をまとって立ち現れます。
 トラック15の「ガーシュウィニシティ」はオリジナル作品で、ガーシュウィンの初期のヒット曲から晩年までのさまざまな作品のメドレーです。クラリネット、サックスとピアノが織りなす美しく楽しい響きをご堪能ください。
 
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SOMMCD0632
¥2500
Treasures from the New World, Vol. 2
 近代南米の作曲家の秘曲シリーズ~新世界からの宝物 第2集
  ヴァイオリン・ソナタと小品集

  1-4. エンリキ・オスワルド(1852-1931):
   ヴァイオリン・ソナタ ホ長調 Op. 36
  5. フランシスコ・ミニョーネ(1897-1986): ロマンス
  6-9. レオポウド・ミゲス(1850-1902):
   ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op. 14
  10. マルロス・ノブレ(1939-):
   詩曲 Op. 94 No. 1(ヴァイオリンとピアノ版)
  11. アレシャンドリ・レヴィ(1864-1892):タンゴ・ブラジレイロ
   (ソウザ・リマによるヴァイオリンとピアノ編)
アンソニー・フリント(ヴァイオリン)
クレリア・イルズン(ピアノ)

 録音 2019年6月15-16日 ポットン・ホール、サフォーク(UK)

 近代南米の作曲家の秘曲を紹介するシリーズ「新世界からの宝物」。
 第1集(SOMMCD0609)ではビーチとオスワルドのピアノ五重奏が紹介されていましたが、第2集にはオスワルドをはじめとした5人のブラジル人作曲家のヴァイオリン・ソナタと小品集が収録されています。
 伸びやかな旋律が美しいオスワルドのソナタや、スペインとフランスで学んだミゲスの甘美な雰囲気を持つソナタ、ノブレのメロディアスな詩曲など、聴きごたえのある作品を楽しめます。
 またフランシスコ・ミニョーレはピアニスト、イルズンの師でもあり親友でもある作曲家。この子守歌風の「ロマンス」は短いながらも味わい深い1曲です。



新世界からの宝物 第1集


 SOMMCD0609
\2500
Treasures from the New World
新世界からの宝物 第1集
 ビーチ/オスワルド/ノブレ: ピアノ五重奏曲集

  1-3. エイミー・ビーチ(1867-1944):ピアノ五重奏曲 嬰ヘ短調 Op.67
  4-7. エンリキ・オスワルド(1852-1931):ピアノ五重奏曲 ハ長調 Op.18
  8. マルノス・ノブレ(1939-):詩曲 21 Op.94 No.21..初録音
  9. ビーチ:ロマンス Op.23
クレーリア・イルズン(ピアノ)..1-9
コウル四重奏団
【メンバー】
 ロジャー・コウル(ヴァイオリン)..1-9
 フィリップ・ギャラウェイ(ヴァイオリン)..1-8
 ジョナサン・バリット(ヴィオラ)..1-8
 ニコラス・ロバーツ(チェロ)..1-8

 録音 2019年4月8-9日 Turner Sims, Southhampton, UK

 「Treasures from the New World 新世界からの宝物」と題された室内楽作品集。収録されているの
はブラジルの作曲家オスワルドとノブレ、アメリカの作曲家ビーチの作品です。
 ヨーロッパからの移民を両親に持ち、イタリアとブラジルで活躍したオスワルド、初期のころから十二音技法に興味を抱き、ヒナステラに師事したノブレ、アメリカで初めて作曲家として成功した女性であるビーチ。
 3人とも新しい時代の音楽を開拓し、個性的な作品を書きあげました。
 このアルバムでは、ブラームスとシューマンの影響が感じられるビーチのロマンティックな五重奏曲、流麗かつ力強いアンサンブルが楽しめるオスワルドの五重奏曲、この2曲をメインに置き、陰鬱ながらも情熱を秘めたノブレの詩曲(世界初録音)と、愛らしいビーチのロマンスが添えられています。
 ブラジル出身のピアニストのクレーリア・イルズンと、コウル四重奏団の演奏で。

 




TOCCATA CLASSICS



TOCC-572
¥2400
モーリッツ・モシュコフスキ(1854-1925):独奏ピアノのための作品全集 第1集 イアン・ホブソン(ピアノ)
 1. Conservatoristen - Polkaコンセルヴァトリステン - ポルカ Op. 1/2 MoszWV 64(1875)
 2. スケルツォ Op. 1(1874)/3. アルバムの綴り Op. 2(1875)/4. カプリース Op. 4(1875)/
 5. 幻想曲(シューマンの思い出に) Op. 5(1875)/6. 幻想即興曲 Op. 6(1875)
 3つの楽興の時 Op. 7(1875)7. 第1番 Allegramente8. 第2番 Con moto9. 第3番 Tranquillo e semplice
 スケッチ、4つの小品 Op. 10(1876)
  10. 第1番 メロディ/11. 第2番 主題/12. 第3番 マズルカ ト長調/13. 第4番 即興曲 - ザックスによる
 14. フモレスケ Op. 14(1877)
 
 ※世界初録音(3,5,6を除く)

 録音 2020年8月9-11日 Foellinger Great Hall, Krannert Center for thePerforming Arts, Urbana, Illinois(USA)

 ポーランド出身のピアニスト、作曲家モシュコフスキ。ベルリンでエドゥアルト・フランクにピアノを学び、フリードリヒ・キールに作曲を学んだ彼は、1873年にピアニストとして初の成功を収め、以降は優れたピアニストとして活躍するかたわら、教育者としてもホアキン・トゥリーナやホアキン・ニンら数々の弟子を育てあげるなどの功績を残しました。
 彼の作品の多くはピアノ曲であり、サロン用の小品の他、ピアノ学習者がショパンの練習曲の前段階として学ぶことの多い「15の練習曲」などが良く知られています。
 名手イアン・ホブソンはモシュコフスキのピアノ作品全曲録音をスタート。第1集となるこのアルバムでは初期の作品を演奏し、メンデルスゾーンやシューマンの影響が感じられる、技巧的かつロマンティックな作品を紹介しています。
 美しい旋律に溢れたほとんどの曲は世界初録音。
 アルバムの続編も期待できます。
 
 

TOCC-569
¥2400
コレンタン・ボワシエ(1995-):2台ピアノのための協奏曲とソナタ
 1-3. Glamour Concerto 「グラマー」協奏曲(2012/2016改訂)
 4-6. ピアノ・ソナタ 第2番 熱情(2015)
 7-9. Philip Marlowe Concerto
  「フィリップ・マーロウ」協奏曲(2013/2018改訂)
 世界初録音
ヴァレンティナ・セフェリノヴァ(ピアノ)
ウクライナ祝祭管弦楽団...1-3,7-9
ジョン・マクローリン・ウィリアムズ(指揮)...1-3,7-9

 録音2019年2月28日,3月1日Organ Hall, Lviv(ウクライナ)...-1-3,7-9 2019年4月10日 Studios Malambo,Bois-Colombes, Hauts-de-Seine(フランス)...4-6

 20世紀の終わり頃に台頭してきたのが、ヒーリング系の音楽やクロスオーヴァー系の音楽でした。
 美しい旋律に回帰したこれらの音楽は、人々の耳を引き付けるのに十分な魅力を備えており、21世紀の今ではすっかり馴染み深いものとして受け入れられています。
 このアルバムの作曲家コレンタン・ボワシエもそんな美しい音楽を愛する作曲家の一人。1995年生まれの彼は、1940年代から50年代に世間を席捲したハリウッド風の音楽を愛し、自作にもゴージャスな音をふんだんに盛り込むことで"Unashamed Romantic 恥知らずなロマンティック"な音楽を書き続けています。
 ラフマニノフやアディンセルのワルソー・コンチェルトの潮流を受け継ぐ彼の音楽は、一度聴いたら忘れられないほどの余韻を残します。
 
 


TOCC-600
¥2400
ウィリアム・ワーズワース(1908-1988):管弦楽作品集 第3集
 1-3. チェロ協奏曲 Op. 73(1963)
 4-6. 交響曲第5番 イ短調 Op. 68(1957-1960)
 世界初録音
フローリアン・アルニカンス(チェロ)...1-3
リエパーヤ交響楽団
ジョン・ギボンズ(指揮)

 録音 2021年2月1-5日 Great Amber Concert Hall, Liepaja(ラトヴィア)

 ヴォーン・ウィリアムズとシベリウスのエッセンスを受け継ぐウィリアム・ワーズワースの音楽は、溢れる抒情性と自然な旋律の流れを持っています。
 この管弦楽作品集第3集には、円熟期の2つの作品、チェロ協奏曲と交響曲第5番を収録。
 チェロ協奏曲は、ショスタコーヴィチやブロッホを思わせるどこか荒々しさを備えた作品。第2楽章の神秘的な美しさが印象的です。
 3つの楽章で構成された交響曲第5番は、壮大な第1楽章、ユーモラスな表情を持つ第2楽章、圧倒的な迫力を持つ終楽章と、まさにロマン派交響曲の見本のような作品です。
 ジョン・ギボンズは、知られざる作品を積極的に紹介する指揮者。これまでにもワーズワース作品をはじめ、数多くの作曲家の作品の世界初演を行っています。
 
 


TOCC-606
¥2400
ロナルド・スティーヴンソン(1928-): ピアノ作品集 第5集
 トランスクリプション集
クリストファー・ギルド
 (ピアノ...Steinway D ハンブルク1986年製)
  1. トッカータ(原曲: H.パーセル)(1955)
  2. ホーンパイプ(原曲: H.パーセル)(1995)
  ヘンリー・パーセルの3つのグラウンド(1995)
   3. グラウンド ハ短調/4. グラウンド 変ホ短調/5. グラウンド ニ短調
  若いピアニストのディーリアス(原曲: F.ディーリアス) (1962/2005改訂)...世界初録音
   6. 第1番 ダンス/7. 第2番 「ブリッグの定期市」からの旋律/8. 第3番 ラ・カリンダ/
   9. 第4番 セレナード/10. 第5番 カッコー/11. 第6番 遅いツバメ/12. 第7番 間奏曲/
   13. 第8番 「弦楽四重奏曲」からの旋律/14. 第9番 「ヴァイオリン・ソナタ第2番」からの旋律/
   15. 第10番 「高い丘の歌」からの主題
  16. スティーヴンソン:パーセルの「新しいスコットランドの旋律」による小さなジャズ変奏集(1964/1975改訂)
  17-22. ベルナルド・ファン・ディーレン: 弦楽四重奏曲第5番(1925/1931改訂)
   R.スティーヴンソンによるピアノ独奏編(1948-1987頃)...世界初録音
  23. B.v.ディーレン: Weep You No More, Sad Fountains もう泣かないで、悲しみの噴水(1925出版)
   R.スティーヴンソンによるピアノ独奏編(1951)
  24. Spring Song of the Birds 鳥が歌う春の歌(1925) R.スティーヴンソンによるピアノ独奏編(1987)
  25. 女王の嘆き - 告別(原曲: H.パーセル)(1959)

 録音 2020年9月5-6日、2021年1月5日 Old Granary Studio, Norfolk(UK)

 スコットランドの作曲家ロナルド・スティーヴンソン。「DSCHによるパッサカリア」などの難解なピアノ曲で知られますが、彼が生涯に書いた作品のうち、ほぼ4分の1は他者の作品をピアノ用に編曲したものでした。
 このアルバムにはスティーヴンソンによる3人のイギリスの作曲家、パーセル、ディーリアス、ファン・ディーレン(オランダ出身、イギリスで活躍)の作品のトランスクリプションが収録されています。
 最初に置かれたパーセル作品には過度な装飾を施すことなく、原曲のシンプルさを生かしながら、適度に音の厚みを加え聴きごたえのある作品へと変貌させています。
 一方、ディーリアスの旋律を用いた「若いピアニストのディーリアス」では複雑なハーモニーが張り巡らされた中に、時折ディーリアスの郷愁に満ちた旋律が聞こえてくるという趣向。スティーヴンソンらしい仕上がりを見せています。
 パーセルの素材を用いた「ジャズ変奏集」、弦楽四重奏曲を独奏ピアノ用に編曲したファン・ディーレン作品などを経て、最後は美しいパーセル作品で幕を閉じます。
 




PIANO CLASSICS


PCL 10218
¥2100
マイケル・フィニッシー(1946-):
 ガーシュウィン・アレンジメンツ、モア・ガーシュウィン
ルーカス・ユイスマン(pf)
  ガーシュウィン・アレンジメンツ(13曲)
   How Long Has This Been Going On?、Things Are Looking Up、A Foggy Day in London Town、
   Love Is Here to Stay、They Can't Take That Away from Me、Shall We Dance?、
   They're Writing Songs of Love, But Not For Me、Fidgety Feet、Embraceable You、
   Waiting for the Sun to Come Out、Innocent Ingénue Baby、Blah, Blah, Blah、Boy Wanted
  モア・ガーシュウィン(9曲)
   Limehouse Nights、Wait a Bit, Susie、I'd Rather Charleston、Isn't it Wonderful!、
   Nobody But You、Swanee、Dixie Rose、Someone Believes in You、Nashville Nightingale

 作曲者・フィニッシーは非常に複雑な音楽を好み、難易度の高い音楽を提供する作曲家として知られています。
 収録された2つのガーシュインにちなんだ作品は、ガーシュウィンの有名な作品をピアノ独奏用に編曲したもので、"反転"が特徴として挙げられます。
 テンポやハーモニーが速くなったり遅くなったり、明るくなったり暗くなったり。奔放な喜びは憂鬱に変わり、無邪気な安心感は、緊張感と動揺を伴う曖昧さに変わる。といった音楽の動きが見られます。
 元々ピアニストとしても活躍しており、独創的で卓越した作品はヴィルトゥオーゾ・ピアニストとしての作品ともいえます。
 ベルギーのピアニスト、ルーカス・ユイスマンは、既にピアノクラシックスレーベルからいくつかの驚異的なテクニックを披露した録音を残しています。
 クセナキス、ソラブジ、武満徹など現代的なレバートリーを得意としており、この作品も独自の世界観を作り上げています。
 
 


PCL 10221
¥2100
リスト:ウィーンの夜会S.427
 (シューベルトによるワルツ・カプリース)
アルベルト・フェッロ(pf)

 リストは、ロマン派の作曲家の中で、早い時期からシューベルトの才能を認めており、シューベルトの歌曲を数多くピアノ用に編曲しています。
 シューベルトが聴衆を楽しませるために書いたワルツから9つをこの「ウィーンの夜会」として編曲してまとめました。親しみやすさと繊細さを失うことなく編曲を行ったリストの独特のセンスが光ります。
 強引なヴィルトゥオーゾ的処理を避けながらも、シューベルトの書き残した作品にリストならではの輝かしさを加えることにより、更に印象深い作品となりました。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2234
¥2700
フルトヴェングラー&ベルリン・フィル
グルック:「アルチェステ」序曲(1951)+
 ベートーヴェン:「英雄」

  (1)グルック:歌劇「アルチェステ」序曲
  (2)ベートーヴェン:交響曲 第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 フルトヴェングラー&ベルリン・フィル、グルック:「アルチェステ」序曲(1951)+ベートーヴェン:「英雄」(1950)。2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ

 録音:(1)1951年9月5日/シラー劇場(ベルリン)、(2)1950年6月20日/ティタニア・パラスト(ベルリン)/モノラル、日本語帯・解説付
 使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)/録音方式:モノラル(放送用録音)

 ■制作者より
 「アルチェステ」序曲はベルリンのシラー劇場開幕記念演奏会のライヴで(当日の写真が解説書に掲載)、「英雄」は1950年6月、ティタニア・パラストでの同じくライヴです。ベルリン・フィルの「英雄」は1952 年12月のライヴが2種類存在する関係上、そちらの方に注目が集まりがちです。しかし、ダイナミック・レンジなど、総合的な音質で言えばこの1950年盤の方が2種の1952年盤よりも優れており、もしかすると、3種の中ではこの1950年盤が最高と言えるかもしれません。優劣はともかく、「アルチェステ」、「英雄」ともにフルトヴェングラー&ベルリン・フィルの神髄に触れることが出来ます。(平林 直哉)
 



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キング・インターナショナル



KKC 4252/3
(2CD)
¥3200→\2990
フルトヴェングラー/1951年4月13日 ミラノ・スカラ座(ライヴ)
 世界初出LPのマスターテープから

 グルック:歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》(全曲)
フェドーラ・バルビエリ(メッゾ・ソプラノ:オルフェオ)
ヒルデ・ギューデン (ソプラノ:エウリディーチェ)
マグダ・ガボリー (ソプラノ:アモーレ)
ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

 フルトヴェングラーの「精霊の踊り」がCDできける!秘蔵音源・貴重オペラが復活!
 巨匠唯一の録音《オルフェオとエウリディーチェ》、グルックの名作が世界初出LPのマスターテープから、ついに国内盤CD(歌詞対訳はweb上)としてよみがえる!!

 録音:1951年4月13日 ミラノ・スカラ座(ライヴ)/MONO、46:22(CD1)、58:23(CD2)、日本語帯・解説付、
 音源提供:DISCOS, Milano/国内発売旧LP:セブンシーズGT-7096/7(1980.3.21)(オリジナルLPはチェトラLO-19)

 《オルフェオとエウリディーチェ》はオペラの改革者グルックが作曲したイタリア語歌唱の名作オペラ。

 《アルチェステ》《アウリスのイフィゲニア》の序曲を録音するなどグルックの音楽を重要視していたフルトヴェングラーは、1951年4月に、ミラノ・スカラ座でこのオペラを取り上げました。

 7・11・13・15日の4日間上演され、13日の上演がRAI(イタリア国営放送)で放送。
 今回の音源はミラノ・ディスコス社が放送原盤から起こしたものです。

 このオペラには初演の際の「ウィーン版」をはじめとして、「精霊の踊り」などのバレエ曲や終幕での3重唱を追加してフランス語台本にした「パリ版」、ベルリオーズらの改訂による「パレタン版」、これらを調整し改訂したドゥエルフェル編の「ペーター版」などの版がありますが、ここでは混合版、折衷版(主体はペーター版)で公演は行われております。

 フルトヴェングラーの指揮の特徴は、随所に発揮されています。
 第1幕葬式での合唱やバレエ「パントマイム」では荘重、厳粛な悲しみの表現。第2幕第1場での復讐の女神たち、妖霊たちの合唱や踊りでは、おどろおどろしい迫力!
 一転して第2場では楽園の世界、バレエ「精霊の踊り」ではなんとも素朴で美しく清純な表情をみせます。第3幕(終幕)ではバレエ「シャコンヌ」にたたみかけるような緊張感、抑制的ではあっても巨匠らしさをのぞかせます。
 歌手陣でひときわ輝いているのは、初日のシミオナートとのダブルキャストで、2日目以降のオルフェオを歌ったイタリアの名ドラマティック・メッゾ、バルビエリ。有名な「エウリディーチェを失って」では豊かな声と表現力で圧巻の歌唱を披露しています。


 アメリカの著名な音楽評論家ジョン・アードイン(1935-2001)は、ファン必読の名著で以下のように「魅力ある録音」と称賛しています。

 「フルトヴェングラーがグルックの"静謐な明快さと高貴な華麗さ"に心惹かれ、グルック作品を古典様式の典型と考えていたことは、演奏会のプログラムからも明らかである。晩年には《アルチェステ》《アウリスのイフィゲニア》の序曲がレパートリーに常時顔を出していたが、《オルフェオとエウリディーチェ》に関しては、このミラノ盤がマンハイム時代以来ひさびさの演奏だった。(中略)
 ミラノ・スカラ座の《オルフェオとエウリディーチェ》は、キャストに不安定な面があるにもかかわらず、魅力ある録音である。フルトヴェングラーは威厳を保ちつつも柔軟に取り組んでおり、神話の根底にある人間性と犠牲的精神を充分にしみ通らせている。スカラ座管弦楽団の音は無傷とは言えないものの、ふくらみと暖かさがあり、指揮者の手によって一段上の透明さと表現力が引き出されている。この曲では、黄泉の国ハデスの暗く不気味な響きと、極楽エリュシオンにグルックが当てた光の動きが対比されねばならないが、フルトヴェングラーはその対比を見事に作り出した。
 全体を通して音楽は心地よく流れ、フルトヴェングラーのはっきり出るはずのテンポの揺らぎも、ここでは控えめで節度がある。オーケストラの演奏に当時の時代感覚を見いだすとすれば、それは総譜の根底に流れているとフルトヴェングラーが看破した、抑制感と美しさだろう。
 しかもここでは、古典的な端正さと、ロマン派的な率直さがうまく同居している。たとえば序曲は、グルックが指定したアレグロ・モルトというよりアレグロ・マエストーソであり、冒頭の<喪の合唱>も、引いては寄せる悲しみのため息のようだ。この演奏を聴いていると、グルックという作曲家は、バロック後期と、やがてベートーヴェンの登場によって再形成される世界にはさまれた過渡期の存在だったことがあらためて認識される。」
(ジョン・アードイン著 藤井留美訳《フルトヴェングラー・グレート・レコーディングズ》音楽之友社刊、2000年)


 (市販)世界初出LPとなった伊チェトラ盤(LO-19)。
 ミラノ、ディスコス社制作のこの音源をキングレコード(セブンシーズ・レーベル)は1980 年に国内発売しましたが、CD 化は未対応のまま。今回、このアナログテープ(2トラック、38cm/秒)から、キング関口台スタジオで41年ぶりにデジタル・リマスタリング。初のCD化になります!

 51年録音ということで、鮮明度は十分とはいえませんが、アナログ録音の質感をだいじにした音作りになっております。
 また日本語解説付きで、歌詞対訳はキングHP(WEB サイト)に掲載するとのこと。

 ファンなら待望、必聴・必携!フルトヴェングラーの遺産として大いなる価値があるCDの復活といえるでしょう。


 
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KKC 4254/7
(4CD)
¥4500→\4090
宇野功芳解説付き!
 貴重なライヴ音源=名演4タイトル
  超絶の至芸!クナッパーツブッシュの遺産(4CD)
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
 CD1
  1.ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 作品90
  2.プフィッツナー:管弦楽のためのスケルツォ ハ短調
    ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1)、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(2)
    録音:(1)1950年11月 (ライヴ)、(2)1957年1月6日ミュンヘン,コングレスザール(ライヴ)
 CD2
  ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調(1885年出版譜)
    ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)ケルン放送交響楽団
    録音:1963 年5月10日 ケルン(ライヴ)
 CD3
  1. ベートーヴェン:交響曲第3 番 変ホ長調 Op.55《英雄》
  2. ワーグナー:《トリスタンとイゾルデ》―前奏曲と愛の死(管弦楽版) 
    ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
    ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1)、シュターツカペレ・ベルリン(2)
    録音:(1)1962 年2月17日 ウィーン,ムジークフェラインザール(ライヴ)、
     (2)1959 年11月19日 ベルリン(ライヴ)
  CD4
  南国のバラ~クナッパーツブッシュ/ポップス・コンサート~
   1.ウェーバー:舞踏への勧誘 作品65(ワインガルトナー編) 
   2.ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ《ウィーンの森の物語》作品325
   3.ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇《千一夜物語》-間奏曲
   4.ランナー:ワルツ《シェーンブルンの人々》
   5.ヨハン・シュトラウス2世:エジプト行進曲 作品335(終結の一部)
   6.シューベルト:軍隊行進曲 作品51の1
   7.ヨハン・シュトラウス2世:アンネン・ポルカ 作品117
   8.ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ《南国のバラ》作品388
   9.ヨハン・シュトラウス2世&ヨゼフ・シュトラウス:ピツィカート・ポルカ
   10.コムツァーク2世:ワルツ《バーデン娘》作品257
     ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)バイエルン国立管弦楽団
     録音:1955 年3月20日 ミュンヘン,コングレスザール(ライヴ)

 ブラームス3番(50年BPO)、ブルックナー7番(63年ケルン)、英雄(62年VPO)、南国のバラ~ポップス・コンサート~(55年バイエルン)-"怪物"指揮者の貴重なライヴ音源=名演4タイトルが、宇野功芳解説付き4CDBOXで復活!
 超絶の至芸!クナッパーツブッシュの遺産(4CD)

 MONO、50:54(CD1)、 65:26( CD2)、70:43(CD3)、 65:38(CD4)、日本語帯・解説付

 ハンス・クナッパーツブッシュ(1888.3.12 - 1965.10.25)の怪物的・巨大な指揮ぶりは、日本でのブームの火付け役・宇野功芳の評論と相まって、人気を爆発させ、わが国に多大なファン層を作ってきました。

 2015年に宇野功芳の書き下ろし解説付きでキングレコードが発売したファン垂涎の名演4 タイトルが、このたび4CD 集成BOX として、キングインターナショナルより復活します。

 しかも宇野氏の解説はそのまま。

 「クナッパーツブッシュが最も得意にしていたブラームスの交響曲3番」の"ベスト"(50年ベルリン・フィル盤)から、"命を賭けた遊び"と称された「バーデン娘」(55年バイエルン盤)まで、宇野氏のキャッチコピーがぴったりくるクナの超絶"名演""怪演"を本4CDで存分にご堪能ください。




 CD1 ワーグナーを除いた全作品の中で、クナッパーツブッシュが最も得意にしていた交響曲はブラームスの3番であり、演奏頻度も高い。・・・
 彼の同曲CD はどれもすばらしいが、わけてもこの50 年盤はベストに挙げられる。欠点は音が割れ気味だったことだが。今回のリマスター盤はすっかり改善され,ひびきの鮮度も上り、迷うことなしのベスト盤に仕上った。こんな嬉しいことはない。(宇野功芳、ライナーノーツより)



 CD2 (スケルツォの)中間部はとても美しい。第2部の淋しさ!こんなに淋しい演奏は他に決してない。やがてヴァイオリンが天上から聴こえてくる。そのあとの盛上りは、ことによると7番全曲の頂点かも知れない。スケルツォのトリオが全曲のクライマックスとは!フィナーレもじっくりと遅く、丁寧に音符を追ってゆく。クナはスコアを読み尽しており、緩急が自在で、すべてのテンポが曲想にぴったりの名演がつづくのである。
(宇野功芳、ライナーノーツより)


 CD3 クナは根っからのワーグナー指揮者だ。この「トリスタン」がこれ以上すばらしく演奏された例を僕は知らない。フルトヴェングラーがいいという人も多いが、ものが違う。格が違う。フルトヴェングラーの音楽の根は古典にある。しかしクナの根はワーグナーという作曲家一本にしぼられる。このうねりまくり、聴く者を押し流す音の大波は、ものすごいエスプレッシーヴォとなって、われわれを圧倒しつくす。こんな「トリスタン」は他にはない。絶対にない!なにしろ「前奏曲」のpp からの短いクレッシェンドがf にまで達してしまうのだから!(! 宇野功芳、ライナーノーツより)


 CD4 10曲の小品だけを集めたこのようなプログラムはクナッパーツブッシュでも珍しいのではないだろうか。しかし珍しくても何でも、こんな演奏会を他の巨匠たちができただろうか。まさに遊び好きのクナだからこそといえるだろう。(中略)
 取りが「バーデン娘」なのは当然であろう。こういう曲を偏愛し、演奏しつづけたクナッパーツブッシュという芸術家のふところの深さに改めて敬意を表したい。この日も最初のフォルテから怪演が始まり、品の悪い大暴れとなる。オーケストラは鳴り切っている。まさにミュンヘンの野武士見参!! の名場面だ。(宇野功芳、ライナーノーツより)
 

















3/31(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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HARMONIAMUNDI



HMM 902344
(3CD)
¥4200→\3890
トリオ・ヴァンダラー
シューマン:ピアノ三重奏曲全集

 CD1
  ・ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.47 *
  ・ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.44**
 CD2
  ・ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op. 63
  ・ピアノ三重奏曲 第2番 ヘ長調 Op.80
 CD3
  ・ピアノ三重奏曲第3番ト短調 op.110
  ・幻想小曲集 イ短調 Op.88
トリオ・ヴァンダラー
 【ジャン=マルク・フィリップ=
   ヴァルジャブディアン(ヴァイオリン)、
  ラファエル・ピドゥー(チェロ)、
  ヴァンサン・コック(ピアノ)】
クリストフ・ゴーゲ(ヴィオラ)*/**
カトリーヌ・モンティエ(ヴァイオリン)**
KKC 6372
(3CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4300+税

 トリオ・ヴァンダラーによるシューマン全集、絶妙なアンサンブルが織りなす充実の演奏

 録音:2020年9~10月、ポワティエ・オーディトリアム劇場(フランス)

 1987年に結成されたピアノ・トリオの重鎮、トリオ・ヴァンダラーによるシューマンのピアノ三重奏曲全集。
  妻クララへの誕生日プレゼントのために作曲された第1番(1847年)。メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第1番ニ短調に影響を受けて作曲され、この2作品はロマン派を代表するピアノ三重奏として広く認知されています。
 第2番は、1847年に第1番と同時期に作曲されました。次第にシューマンを苦しめる心の病から逃れるかのように、明るく前向きな内容で、シューマン自身「甘やかで生き生きとした印象」としており、後にクララはこの作品について「私の魂の深いところをあたたかく包み、最初から最後まで私を喜ばせる作品」であり「大好きで何度も演奏したい」と述べました。
 1851年に作曲された第3番は、シューマン家でクララのピアノで初演されたのち、1852年に公開初演されました。クララ自身、この作品を情熱的で創意に満ちていると非常に気に入っていたようすの日記が遺されています。充実していたシューマンの、情熱と創意に満ちたトリオを絶妙なアンサンブルで聴くことができます。

 カップリングには、ヴィオラのクリストフ・ゴーゲ、ヴァイオリンのカトリーヌ・モンティエを招いてピアノ五重奏曲、ピアノ四重奏曲を収録。
 ともにシューマンの好んだ変ホ長調という調性で書かれた作品で、「室内楽の年」1842年の10月と11月に相次いで完成しています。なかでも、作曲の過程でメンデルスゾーンがアドバイスを授けたピアノ五重奏では、楽想ゆたかなピアノがまず格別。トリオ・ヴァンダラーの深い情緒を感じさせる円熟の演奏で聴かせます。

 
 




WERGO



WER 7399
¥2600
アンサンブル・レゾナンツのために書かれた
 弦楽器の可能性を切り開く作品集

  エンノ・ポッペ(1969-):
  (1)Filz(フェルト)~ヴィオラと室内管弦楽のための(2013/14)
  (2)Stoff(物質)~9つの弦楽器のための(2015/18)
  (3)Wald(森)~4つの弦楽四重奏のための(2009/10)
 全曲世界初録音
タベア・ツィンマーマン((1)ヴィオラ)
アンサンブル・レゾナンツ

 アンサンブル・レゾナンツのために書かれた弦楽器の可能性を切り開く作品集。タベア・ツィンマーマンの精妙なソロにも注目!

 録音:2020年6月26-28日/ハンブルク、フリードリヒ・エーベルト・ハレ/71'22''

 アンサンブル・レゾナンツのために書かれた弦楽器を中心とした作品集。ヴィオラの名手タベア・ツィンマーマンも参加した注目盤です。
 全編世界初録音。
 作曲家のエンノ・ポッペは音程や奏法、音質を変化させることができる弦楽器に無限の可能性を感じ、その表現力を遺憾なく発揮できる道を探っていましたが、正確無比なイントネーションと古楽から現代に至るまでの新鮮な演奏解釈、型にはまらない音楽への探究心などで国際的に高い評価を得ているアンサンブル・レゾナンツはまさにうってつけの存在だったと言えます。

 4つの弦楽四重奏曲のための『Wald』は長年にわたってアンサンブルのレパートリーとなっている作品です。フラクタル的に展開される音は作曲家の思考回路を覗き見ているよう。
 ヴィオラ協奏曲の形をとる『Filz』は韓国の伝統音楽にインスピレーションを得た音楽で、不安定な雰囲気の中で変化していく微妙なイントネーションが1/3音の音程で構成されたソリストの旋律で表現されます。
 『Stoff』はもともと2015年にアンサンブル・ムジークファブリークのために弦楽器、木管楽器、金管楽器を用いて作曲されましたが(WER-7395 に収録)、当盤に収録されているのは弦楽オーケストラのために書き直された2018年版。均質な音響が逆に音楽に雄弁性を与えています。
 




ARS PRODUKTION



ARS38324
(1SACD HYBRID)
¥2700
タンゴ・コンチェルタンテ Vol.1
 ピアソラ:
  タンゴの歴史より
   《ボルデル 1900》 《カフェ 1930》 《ナイトクラブ 1960》、
  エチュード第3番、ブルーノとサラ、カランブレ、
  オブリビオン、アヴェ・マリア、リベルタンゴ
 オマール・マッサ(1981-):
  道路と迂回路、タンゴ・ララバイ、ネグロ・リソ、
  タンゴ・レガシー、タンゴ・エチュード
アルデ・トリオ
 〔オマール・マッサ(バンドネオン)、
  マルクス・ダウナート(ヴァイオリン)、
  ダヌーシャ・ヴァスキエヴィチ(ヴィオラ)〕

 バンドネオン、ヴァイオリン、ヴィオラの精鋭トリオが堂々のデビュー!

 「近年で最も輝かしいバンドネオン奏者のひとり」「偉大なアストル・ピアソラの非公式な後継者」と専門家たちからも絶大な評価を受けるアルゼンチンのバンドネオン奏者・作曲家のオマール・マッサと、マーラー室内管弦楽団の共同設立者で、アシスタント・コンサートマスターを務めたヴァイオリニストのマルクス・ダウナート、そしてタベア・ツィンマーマンの教えを受け、25歳でベルリン・フィルのメンバーとなったヴィオリストのダヌーシャ・ヴァスキエヴィチの3名からなる「アルデ・トリオ」のデビュー・アルバム!
 ピアソラ生誕100年を記念し、21世紀のタンゴ・ヌエボをリードするマッサの新作と、マッサのアレンジによるピアソラの偉大な古典をトップクラスの演奏で収録。バンドネオンとヴァイオリン、ヴィオラという珍しい編成で、19世紀末から現代に至るまでのタンゴの歴史を辿る、大注目の1枚です。

 バンドネオン奏者・作曲家のオマール・マッサは、1981年にブエノスアイレスで生まれ、2018年からベルリンを拠点に活動しています。
 6歳の時にブエノスアイレスの有名な伝統的タンゴハウスであるカフェ・トルトーニ(1858年創業)でピアソラの音楽を演奏してデビューし、12歳の時にアルゼンチン国立音楽院に入学。
 アルバム『Tribute to Piazzolla』がアルゼンチンのレコード業界で最も重要な賞にノミネートされたことをきっかけに、ピアソラ家から、没後26年目にしてピアソラのバンドネオンを演奏するよう招待されました。彼はこの特権を与えられた唯一の音楽家です。

 ※録音:2020年11月、インマヌエル文化センター(ドイツ)
 
 

ARS38569
¥2600
アルト・サクソフォンとピアノのための作品集
 ドビュッシー:アルト・サクソフォンとピアノのためのラプソディ
 トゥオマス・トゥリアーゴ(1979-):
  アルト・サクソフォンとピアノのためのソナタ
   《グラヴィティ・グルーヴ》(2008/2018)
 ポール・モーリス(1910-1967):プロヴァンスの風景
 チャールズ・ウォリネン(1938-2020):
  アルト・サクソフォンとピアノのためのディヴェルティメント
   (1982)
 モーツァルト:
  ピアノ、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲 変ホ長調
   《ケーゲルシュタット》 K.498(アルト・サクソフォン版)
ヨナタン・ラウティオラ(アルト・サクソフォン)
マルコ・ヒルポ(ピアノ/スタインウェイ)
バルボラ・ヒルポ(ヴィオラ)

 北欧クラシック管楽器奏者の新世代を代表する、フィンランド出身のサクソフォン奏者、ヨナタン・ラウティオラ。彼はシベリウス・アカデミーでペッカ・サヴィヨキに師事し、パリではニコラ・プロストとクリスチャン・ヴィルトゥに師事、2010年にはパリ音楽院のクロード・ドゥラングルのクラスを卒業した北欧で初めてのサクソフォン奏者となりました。
 有名なドビュッシーのラプソディに始まり、同郷の作曲家トゥリアーゴのソナタと、フィンランド系のアメリカの作曲家チャールズ・ウォリネン(1970年に当時最年少でピューリッツァー賞を受賞)のディヴェルティメント、フランスの女性作曲家ポール・モーリスがマルセル・ミュールのために書いた《プロヴァンスの風景》、そしてモーツァルトのケーゲルシュタット・トリオのアルト・サクソフォン版と、レパートリーの広さを活かした興味深いプログラミングで聴き手を楽しませます。

 ※録音:2018年9月(フィンランド)
 
 

ARS38586
¥2600

ユヌス・カヤによるブラームス晩年の傑作を集めたプログラム
 ブラームス:
  7つの幻想曲集 Op.116/3つの間奏曲 Op.117/
  6つの小品 Op.118/4つの小品 Op.119

ユヌス・カヤ(ピアノ/スタインウェイ)


 トルコにルーツを持つオーストリア出身のピアニスト、ユヌス・カヤによるブラームス晩年の傑作ばかりを集めた濃厚なプログラム。

 「ヨハネス・ブラームスのピアノ曲に初めて触れて以来、私は特別な親近感と深いつながりを感じています。
 私は、これらの作品の親密さ、内面性 ―― 究極的には外の世界に向けたものではない ―― に心を奪われています。リハーサルには細心の注意を払っていますが、自分の解釈が即興に近い自然なものであることを大切にしています。
 クララ・シューマンの弟子であるイローナ・アイベンシュッツは、ブラームスと個人的に出会い、夏にバート・イシュルに滞在した際にブラームスを訪れ、作曲家本人が演奏するOp.118と119を聴く機会を得ました。
 彼女は回想録の中で、ブラームスのピアノ演奏を『とても自由で、まるで即興で演奏しているかのようで、心と魂がこもっている...』と表現しています。
 レコーディングでは、孤独と内向性、そして音やテンポの表現における自発性への開放性という2つの側面を明確にしたいと思いました。どんな感覚も、どんな痛みも、毎日同じように感じ、同じように表現できるものではありません。私はこの基本的な姿勢から、音楽的テキストへの忠実さと解釈者の芸術的自由のバランスを追求してきました。」(ユヌス・カヤ)

 ※録音:2020年9月、マルクス・シティクス・ザール(オーストリア、ホーエムネス)
 
 

ARS38584
¥2600
おとぎ話(POHADKA)
 マルティヌー:チェロ・ソナタ第1番
 シューマン:東洋の絵 Op.113
 ヤナーチェク:おとぎ話
 ドヴォルザーク:森の静けさ Op.68-5
マティアス・ヨハンセン(チェロ)
アンドレアス・ヘリング(ピアノ/スタインウェイ)

 ドイツで活躍するチェリスト、マティアス・ヨハンセンとピアニスト、アンドレアス・ヘリングのデュオによる初のアルバム。
 おとぎ話のような物語性のある音楽をテーマに、聴き手を作曲家の幻想的な世界に没入させます。プログラムはマルティヌーのドラマチックなチェロ・ソナタ第1番で幕を開け、作曲家の内面を深く知ることができるシューマンの《東洋の絵》、他の誰よりもメルヘンを音で描き、命を吹き込む方法を理解していたヤナーチェクの《おとぎ話 Pohadka》と続き、ドヴォルザークの夢のような《森の静けさ》で締めくくられます。

 ※録音:2018年(ドイツ、ノイマルクト)
 



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HOXA



HS190207
¥2600
ケクランによる無伴奏フルートのための大作『ネクテールの歌』、全曲録音完結
シャルル・ケクラン(1867-1950):『ネクテールの歌』第3集 Op.200
 「親しき神々のための祈りと祭りと踊り、32編」
ニコラ・ウッドウォード(フルート)

  1. ドーリア調の祈り/2. 守護神の答え/3. ある病人の祈り/4. 若い娘たちの行列/5. 田舎での朝日の中の踊り/
  6. 青年たちの行列/7. 子供たちの祈り/8. 再び巡り来た春を迎える踊り/9. 祝婚歌/
  10. 戦に出かけた夫を持つ妻の祈り/11. 父の帰還を祝う踊り/12. 弔いの祈り/13. 幸せな婚約を祝う踊り/
  14. 孤児たちの祈り/15. 病める脳を治すための呪文/16. ティテュロスが神々に感謝する/
  17. 星降る夜を目にしての哲学者の讃歌/18. 幸福な家の前での若者たちの踊り/
  19. 古代の賢者たちの調和に満ちた生活を教師は生徒たちに教える/20. 花咲く野での喜びに満ちたロンド/
  21. 森の賢者たちへの祈り/22. 家を護る神々への祈り/23. 長老の祈り/24. 長老のもう一つの祈り/
  25. 「踊り」/26. 祭りの行列/27. 悪い精霊を遠ざけるための呪文/28. 親しき牧神たちの踊り/
  29. 祭りの行列/30. 病人を治すための祈り/31. 治療のためのもう一つの祈り/32. 神への感謝を表す祭りの行列


 録音: 2020年1-2月 クリフトン大聖堂、ブリストル、イングランド

 【ケクランによる無伴奏フルートのための大作『ネクテールの歌』、全曲録音完結!】
 イギリスでソリストとして活躍するフルート奏者ニコラ・ウッドウォードによる、ケクランの大作『ネクテールの歌』の完結編となるアルバム。
 アナトール・フランスが1914年に発表した長編小説『天使たちの叛逆』に登場するフルートを吹く長老ネクテールの名を冠し、無伴奏フルートのために書かれたこの作品は、Op. 198、199、200という三部に分かれており、総演奏時間は3時間半近くにもなる大作。
 聴く者に語りかけるようなこの作品を、ウッドウォードは大聖堂の響きも上手く取り込み、気高い緊張感を最後まで維持しながら聴かせます。(各タイトルの日本語訳は相場ひろ氏による。)
 
 


HS190205
【旧譜】
¥2600
シャルル・ケクラン(1867-1950):『ネクテールの歌』第2集 Op.199
 「古代の森にて、32編」
ニコラ・ウッドウォード(フルート)
  1. 春の爽快な朝、木陰にて/2. 明るい森/3. 林空での戯れ/4. 聖なる森/5. 葉擦れの音/
  6. 夏、木陰での宴/7. 陽光の下、ニンフたちの踊り/8. 水の精の戯れ/9. 山で迎える美しい朝の清々しさ/
  10. 山羊飼い/11. 牧神たちの踊り/12. 「木陰の心地よい眠りも」/13.限りないざわめきをたてる海/
  14. 牧者エンデュミオン(自作のカンタータ《エンデュミオン》の動機による)/15. サチュロス/
  16. 「高い山々の陰も長くなる」/17. 牧神の気紛れ/18. ある猫の死について/19. 砂浜での朝の清澄さ/
  20. 「幸せなる小さな牧者」/21. 夕べの静けさ/22. 海を渡る朝の清々しい微風/
  23. 「おお、あまりにも幸運な農夫よ」/24. 光に満ちた夕/25. 森の春の陽気さ/
  26. 「ティテュロスよ、君は広々としたブナの木陰に腰をおろし」/27. 森の中の踊り/
  28. 「けれども安らかな休息が....」(自作のヴァイオリン・ソナタ第1番より)/
  29. 「美しき家畜を護る者は、自らも美しい」/30. 「鳥たちは酔い....」/
  31. セイレノス/32. ディオニュソスの祭りの行列のために

 録音: 日時不明(2018-19年?) クリフトン大聖堂、ブリストル、イングランド

 イギリスでソリストとして活躍するフルート奏者ニコラ・ウッドウォードによる、ケクランの大作『ネクテールの歌』の第一弾録音は、3集あるうちの第2集。
 アナトール・フランスが1914年に発表した長編小説『天使たちの叛逆』に登場するフルートを吹く長老ネクテールの名を冠し、無伴奏フルートのために書かれたこの大作は、1945年に4カ月以上を費やして一気に書き上げられました。
 聴く者に語りかけるようなこの作品を、ウッドウォードは大聖堂の響きも上手く取り込み、気高い緊張感を最後まで維持しながら聴かせます。(各タイトルの日本語訳は相場ひろ氏による。)
 
 


HS190206
【旧譜】
¥2600
シャルル・ケクラン(1867-1950):『ネクテールの歌』 第1集 Op.198
 「アナトール・フランスの『天使たちの叛逆』による32編」
ニコラ・ウッドウォード(フルート)
  1. 序/2. 生命の誕生/3. 光の戯れ/4. 霊魂の光明/5. 世界の若さ/6. 知性の安らかなる光明は../
  7. ..過ちと愚かさに矢を浴びせる/8. 勝者の笑い/9. 光の快活さ/10. 虚しき争い(「何になろう?」)/
  11. 優しさ/12. ひとの嘆き/13. 夜/14. 海を渡る春の息吹/15. 光ー穏やかさー均衡/16. 愛/17. 哀れみ/
  18. 苦しむ魂のために/19. ミューズたちの庭/20. 葡萄の樹の巻きひげ/21. 穏やかな時間/22. おそれ/
  23. 牧歌/24. 海上の月光/25. 生命への飛翔/26. 「世界を創る欲望」/27. 人間の努力/28. 敗者は想う/
  29. 夕べ/30. 賢者の落ち着き/31. 陽光に満ちた朝の楽しさ/32. ひとの苦しみについての瞑想

 録音: 日時不明(2019-20年?) クリフトン大聖堂、ブリストル、イングランド

 イギリスでソリストとして活躍するフルート奏者ニコラ・ウッドウォードによる、ケクランの大作『ネクテールの歌』の第二弾は、3集あるうちの第1集。
 アナトール・フランスが1914年に発表した長編小説『天使たちの叛逆』に登場するフルートを吹く長老ネクテールの名を冠し、無伴奏フルートのために書かれたこの大作は、1945年に4カ月以上を費やして一気に書き上げられました。
 聴く者に語りかけるようなこの作品を、ウッドウォードは大聖堂の響きも上手く取り込み、気高い緊張感を最後まで維持しながら聴かせます。(各タイトルの日本語訳は相場ひろ氏による。)
 
 
HS071027
¥2600
『おお、偉大なる神秘よ』 ~ クリフトン大聖堂のクリスマス クリフトン大聖堂聖歌隊
クリストファー・ウォーカー(指揮)
ジョン・ギボンズ(オルガン)
 1. ヤーコプ・ハンドル(ヤコブス・ガッルス)(1550-91): 賛美の歌を響かせよ
 2. ウィリアム・ジェイムズ・カークパトリック(1838-1921)/ゲオフリー・メンダム(1899-1984)編: 飼い葉桶の中で
 3. 伝承曲/ディヴィッド・ウィルコックス(1919-2015)編: サセックス・キャロル
 4. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750): 目覚めよ、と呼ぶ声あり BWV 645 *
 5. フランシス・プーランク(1899-1963): おお、偉大なる神秘よ - クリスマスのための4つのモテット FP152 より
 6. J.S.バッハ: イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ BWV 604 *
 7. J.S.バッハ: かくも喜びに満てる日 BWV 605 *
 8. 作者不詳: コヴェントリー・キャロル(1591年オリジナル版)
 9. ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562-1621): 今日、キリストが生まれた
 10. J.S.バッハ: 甘き喜びのうちに BWV 608 *
 11. 作者不詳/ロバート・ルーカス・ピアサル(1795-1856)編: もろびと声あげ
 12. フランツ・クサーヴァー・グルーバー(1787-1863)/クリストファー・ウォーカー(1947-)編: きよしこの夜
 13. J.S.バッハ: 汝イエスよ、今天より降りたもうや BWV 650 *
 14. ハロルド・ダーク(1888-1976) わびしき真冬に
 15. ピーター・ウォーロック(1894-1930): ベツレヘム・ダウン
 16. ケルンの讃美歌集1623年出版/デイヴィッド・ウルスタン(1937-2017)編: エコー・キャロル
 17. ルイ=クロード・ダカン(1694-1772): スイスのノエル *
 
 *=オルガン独奏

 録音: 1987年10月23-24日 クリフトン大聖堂、ブリストル、イングランド

 四半世紀前に録音されたクリスマス・アルバムながら、選曲、アレンジ、音質いずれも古さを全く感じさせないアルバム。
 「きよしこの夜」を始めとしたクリスマス・キャロルの名曲が英国で最も親しまれている編曲で収められ、プーランクやウォーロックの名作も聴くことが出来ます。
 
 
HS970802
¥2600
『歓べ!』 ~ クリフトン大聖堂のクリスマス
 1-2. ベンジャミン・ブリテン(1913-76): キャロルの祭典 Op. 28 (1942) より
  1. I. 入堂 2. II. たのしいクリスマス!
 3. ウィリアム・マサイアス(1934-92): アレルヤ、新たな使命が
 4. ヘンリー・ジョン・ガントレット(1805-76)/デイヴィッド・ウィルコックス(1919-2015)編: ダビデの村に
 5. フランシス・プーランク(1899-1963): 今日、キリストが生まれた
 6. ウィリアム・ジェイムズ・カークパトリック(1838-1921)/ウィルコックス編: 飼い葉桶の中で
 7. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750): 神よ、汝の慈悲によりて BWV 600
 8. J.S.バッハ: 神のひとり子なる主キリスト BWV 601
 9. アーサー・サリヴァン(1842-1900)/ウィルコックス編: 天なる神には
 10-11. ブリテン: キャロルの祭典 Op. 28 (1942) より
  10. III. かくも麗しいバラはない 11. VI. この幼きみどりごは
 12-13. ヨハネス・ブラームス(1833-97): 11のコラール前奏曲 Op. 122 より
  12. V. おお愛する魂よ、汝を飾れ 13. VIII. 一輪のばらが咲いて
 14-15. ブリテン: キャロルの祭典 Op. 28 (1942) より 14. IVb. 子守歌 15. VII. 間奏曲
 16. 伝承曲: 歓べ17. ジョン・ガードナー(1917-2011): 明日は私が踊りましょう
 18. J.S.バッハ: かくも喜びに満てる日 BWV 605
 19. J.S.バッハ: 天使の群れ、天より来たれり BWV 607
 20. 16世紀フランスの伝承曲/ウィルコックス編: ディンドン空高く
 21. フェリックス・メンデルスゾーン(1809-47)/リチャード・ジェフリー=グレイ(1934-): 天には栄え
 22-23. ブリテン: キャロルの祭典 Op. 28 (1942) より
  22. X. 神に感謝 23. XI. 退堂
  クリフトン大聖堂聖歌隊、
  デイヴィッド・オグデン(指揮)、イアン・ボール(オルガン)、キャサリン・スネルソン(ハープ)

 録音: 1997年 クリフトン大聖堂、ブリストル、イングランド

 クリフトン大聖堂の聖歌隊による、ブリテン「キャロルの祭典」からの抜粋を中心としたクリスマスの名曲と、オルガン独奏曲を集めたクリスマス・アルバム。
 
 
HS191207
¥2600
祝祭のブラス~金管五重奏によるクリスマス/ブリストル・ブラス・コンソート
 1. 伝承曲/ポール・ハリス編: ディンドン空高く/2. ドイツの伝承曲/ロジャー・ハーヴェイ編: エサイの根より/
 3. 伝承曲/ハリス編: 歓べ/4. 作者不詳/ハリス編: 天使が乙女のもとに/
 5. メル・トーメ/ジョン・コーニック編: クリスマス・ソング/6. アリエル・ラミレス/ハリス編: 巡礼/
 7. 伝承曲/ハーヴェイ編: コヴェントリー・キャロル/8. 伝承曲/ドン・ギリス編: ウエストミンスター・キャロル/
 9. ヨハン・セバスティアン・バッハ/ハリス編: 目覚めよ、と呼ぶ声あり/
 10. ドイツの伝承曲/ヴィンス・ガラルディ編: もみの木/11. 伝承曲/ハーヴェイ編: 3時を過ぎて/
 12. フランツ・グルーバー/ハーヴェイ編: きよしこの夜/
 13. 伝承曲/ハーヴェイ編: サセックス・キャロル/14. ポーランドの伝承曲/ハーヴェイ編: 聖なる幼子/
 15. 伝承曲/ジョン・アイヴソン編: ジングル・ベル~ひいらぎかざろう/
 16. ヒュー・マーティン/ハリス編: メリー・リトル・クリスマス/
 17. 伝承曲/ジョン・ラター編: BBCからご挨拶(ボーナス・トラック)
  ブリストル・ブラス・コンソート
   ポール・ハリス(トランペット、フリューゲルホルン)
   トム・ディーキン(トランペット、ピッコロ・トランペット) ポール・トムリンソン(ホルン)
   ジョン・コーニック(トロンボーン) サイモン・デリック(チューバ)
  リチャード・ジェフリー=グレイ(チェレスタ)..8

 録音: 日時不明(2019年?) セント・エディス教会、シーミルズ、ブリストル、UK

 1985年に結成され、20人規模の大編成での演奏も行うブリストル・ブラス・コンソート。
 ここでは金管五重奏でクリスマスの名曲の数々を演奏しています。ポール・ハリスを中心としたメンバーによるアレンジも多いですが、名アレンジャーのロジャー・ハーヴェイや、中にはジョン・アイヴソンやドン・ギリスなどによる往年の名アレンジも収録しており、輝かしい音色がクリスマスならではの祝祭的な雰囲気を盛り上げています。
 



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MAYUKO KATSUMURA



GRPCD4001
【旧譜】
¥2600
勝村麻由子(ヴァイオリン)
ショスタコーヴィチ: ヴァイオリン協奏曲

 ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
  1-4. ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 Op.77
  5-7. ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.134
勝村麻由子(ヴァイオリン)
ロンドン交響楽団
エンリコ・マルコーニ(指揮)..1-4
ナイジェル・ハッチンソン(ピアノ)..5-7

 録音: 2013年 アビー・ロード・スタジオ..1-4 ヘンリー・ウッド・ホール..5-7 旧バーコード: 5060268641259

 東京出身でロンドンを中心に欧州で活動するヴァイオリニスト、勝村麻由子によるショスタコーヴィチ。
 東京藝術大学付属音楽高等学校を卒業後渡英し、ギルドホール音楽演劇学校でイフラー・ニーマン氏に師事した勝村麻由子は、欧州で数々のコンクールで優勝・入賞し、2006年にベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲でロンドン・デビューを果たしました。
 その後、2007年2月にはウィグモア・ホールでリサイタル・デビューしたほか、プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番をイギリス室内管と共演しています。
 この協奏曲の録音はロンドンのアビー・ロード・スタジオで行われ、ソナタはヘンリー・ウッド・ホールで録音されました。
 そのパフォーマンスは英国で「自信に満ちた、確かな技術の持ち主」と称賛されています。
 
 


80239
【旧譜】
¥2600

勝村麻由子(ヴァイオリン)
 ピアノは名手カニーノ
バッハ、シューベルト、R.シュトラウス

 1. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
  シャコンヌ - 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ
   第2番 ニ短調 BWV 1004 より
 2-5. フランツ・シューベルト(1797-1828):
  幻想曲 ハ長調 D. 934, Op. 159
 6-8. リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
  ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op. 18, TrV 151

勝村麻由子(ヴァイオリン)
ブルーノ・カニーノ(ピアノ)

 録音: 2010年 旧バーコード: 0744718023929

 東京出身でロンドンを中心に欧州で活動するヴァイオリニスト、勝村麻由子のデビューCD。
 東京藝術大学付属音楽高等学校を卒業後渡英し、ギルドホール音楽演劇学校でイフラー・ニーマン氏に師事した勝村麻由子は、欧州で数々のコンクールで優勝・入賞し、2006年にベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲でロンドン・デビューを果たしました。
 その後、2007年2月にはウィグモア・ホールでリサイタル・デビューしたほか、プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番をイギリス室内管と共演しています。名手カニーノとのこのアルバムは、欧州でも高い評価を得ました。
 




SHEVA COLLECTION


SH163
【旧譜】
¥2600
メシアン:『主の降誕』
 オリヴィエ・メシアン(1908-1992):
  1-9. 『主の降誕』
   1. 聖母とみどり児 2. 羊飼いたち 3. 永遠の摂理
   4. 御言葉 5. 神の御子たち 6. 天使たち
   7. イエスは苦しみを受けたもう 8. 東方の三博士
   9. 神はわれわれのうちに
  10. 「聖体秘蹟への奉納」
アンドルー・カニング(オルガン)

 録音:2016年9月12-13日 ウプサラ大聖堂、スウェーデン

 メシアンは1935年の夏、アルプスに近いフランスのグルノーブルで『主の降誕』を作曲しました。
 神学に加え、山々や中世の大聖堂のステンドグラスからインスピレーションを得て作曲された9つの楽章のタイトルには、いずれも聖書の言葉が引用されています。
 この録音で深淵なる宗教体験を表現しているカニングは、ロンドン出身で王立音楽院に学び、1984年に英国のオルガン・コンクールで優勝している、この世代を代表するオルガン奏者の一人です。
 
 

SH170
【旧譜】
¥2600
LIFETIME~ピアノ・デュオ作品集
 1-6. バーバー(1910-1981):スーヴェニール(思い出) Op.28
  (4手ピアノのための)
   1. I. ワルツ 2. II. ショッティーシュ 3. III. パ・ド・ドゥ
   4. IV. ツー・ステップ 5. V. ためらいのタンゴ 6. VI. ギャロップ
 7. モーツァルト(1756-1791):幻想曲 ヘ短調 K.608
  (4手ピアノのための)
 8-11. ラフマニノフ(1873-1943):
  組曲 第1番「幻想的絵画」Op.5 (2台ピアノのための)
   8. I. 舟歌 9. II. 夜..愛 10. III. 涙 11. IV. 復活祭
S&B ピアノ・デュオ エレノーラ・スピーナ、
 ミケール・ベニニェッティ
  (ピアノ/YAMAHA CFX)

 録音:2016年10月27-28日 ヤマハ・ミュージック・ヨーロッパ・ブランチ イタリア

 2013年に結成され、ブラームスの2台ピアノ作品全集(Brilliant Classics)などで既に高い評価を得ているデュオによる、4手あるいは2台ピアノの幅広い可能性を聴かせてくれるアルバム。
 
 

SH182
【旧譜】
¥2600
Unending Love - Sound Poem シンジアーナ・ミルセア (ピアノ)
 1. J.S.バッハ(1685-1750)/ケンプ編曲: 神よ、われら汝に感謝す BWV 29 - シンフォニア
 2-8. チャイコフスキー(1840-1893)/プレトニョフ編曲: バレエ音楽「くるみ割り人形」組曲 Op. 71a
  2. I. 行進曲 3. II. こんぺい糖の踊り 4. III. タランテッラ 5. IV. 間奏曲
  6. V. ロシア舞曲トレパーク 7. VI. 中国の踊り 8. VII. アンダンテ・マエストーゾ
 9. アルベニス(1860-1909)/ゴドフスキー編曲: II. タンゴ - スペイン Op. 165 より
 10. グルック(1714-1787)/ズガンバーティ編曲: 精霊の踊り - 歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》 より
 11-13. リスト(1811-1886): 巡礼の年 第2年への追加 ヴェネツィアとナポリ S162/R10
  11. I. ゴンドラを漕ぐ女 12. II. カンツォーネ 13. III. タランテッラ
 14-17. エネスク(1881-1955): 組曲第2番 ニ長調 Op. 10
  14. I. トッカータ 15. II. サラバンド 16. III. パヴァーヌ 17. IV. ブーレー

 録音: 2016年12月 シェヴァ・スタジオ、ヴィラ・ボッシ、イタリア

 ブルガリア出身シンジナーナ・ミルセアによる、終わらない愛をテーマにしたアルバム。
 神の愛からおとぎ話の愛、神話の愛など様々な愛を元にした作品を中心に選曲されています。
 




SLEEVELESS RECORDS


SLV1001
【旧譜】
¥2600

ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ集『ムーンライト・セレナーデ』
 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
  ピアノ・ソナタ 第8番 Op.13 ハ短調「悲愴」
  ピアノ・ソナタ 第14番 Op.27-2 嬰ハ短調「月光」
  ピアノ・ソナタ 第21番 Op.53 ハ長調「ワルトシュタイン」

ウォーレン・メイリー=スミス
 (ピアノ/スタインウェイ Model D)

 録音: 日時不詳 チャンプス・ヒル、サセックス、UKオリジナル発売: 2009年10月 旧バーコード: 5065001601002

 イギリスで活躍するピアニスト、メイリー=スミスがベートーヴェンの人気の高い3つのソナタ、「悲愴」、「ワルトシュタイン」、「月光」を録音。
 Sleevelessレーベルでのデビュー盤です。洗練されたパワフルなピアニズムと、スコアに忠実に、感傷に走らない絶妙なバランスで、ベートーヴェンと対峙しています。
 イギリスのサセックス州にあるチャンプス・ヒル(農場を営んでいたオーナーの個人音楽ホール)の定評あるクリアな音質と、ウィグモアホールやカーネギーホールでリサイタルを行い、英国王室のためにも度々演奏を行うメイリー=スミスの演奏で、クオリティの高い録音に仕上がっています。
 
 

SLV1002
【旧譜】
¥2600
ショパン:ピアノ作品集『スーヴェニール~思い出』 ウォーレン・メイリー=スミス(ピアノ)
 フレデリック・ショパン(1810-1849):
  1. 即興曲 第4番 嬰ハ短調 Op. 66 「幻想即興曲」/2. 夜想曲 第8番 変ニ長調 Op. 27-2/
  3. 練習曲 変ト長調 Op. 10-5 「黒鍵」/4. 夜想曲 第2番 変ホ長調 Op. 9-2/
  5. 練習曲 変イ長調 Op. 25-1 「エオリアン・ハープ」/6. 前奏曲 第4番 ホ短調 Op. 28-4 /
  7. 練習曲 ヘ長調 Op. 10-8/8. 前奏曲 第15番 変ニ長調 Op. 28-15 「雨だれ」/
  9. ワルツ 第6番 変ニ長調 Op. 64-1 「小犬のワルツ」/10. ワルツ 第7番 嬰ハ短調 Op. 64-2/
  11. 夜想曲 第20番 嬰ハ短調 Op. なし 「遺作」/12. 練習曲 ハ短調 Op. 10-12 「革命」/
  13. 変奏曲 イ長調 「パガニーニの思い出」/14. バラード 第1番 ト短調 Op. 23

 録音: 不詳オリジナル発売:  2009年11月旧バーコード:  5065001601019

 イギリスで活躍するピアニスト、メイリー=スミスが特に得意としているショパン。
 たくさんの有名作品から、まだ十代のショパンがパガニーニの演奏に接したあとに書いたと言われる変奏曲まで収録。
 ウィグモアホールやカーネギーホールでリサイタルを行い、英国王室のためにも度々演奏を行うメイリー=スミスの演奏でお楽しみいただけます。
 
 

SLV1003
【旧譜】
¥2600
モーツァルト: ピアノ・ソナタ集
 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
  ピアノ・ソナタ 第9番 ニ長調 K. 31
  ピアノ・ソナタ 第8番 イ短調 K. 310
  ピアノ・ソナタ 第12番 ヘ長調 K. 332
 「トルコ行進曲」- ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調 K. 331 より
ウォーレン・メイリー=スミス
 (ピアノ/スタインウェイ)

 録音: 2010年10月オリジナル発売: 2011年2月旧バーコード: 5065001601028

 イギリスで活躍するピアニスト、メイリー=スミスの洗練された演奏による、モーツァルトのソナタの傑作。
 音色の美しさと充実した音楽性が大きな魅力で、たいへん個性的ながらも説得力のある構成力で聴かせています。
 モーツァルトのソナタの真骨頂である悲劇的なソナタ第8番のあと、ほっと一息つくように、軽快な「トルコ行進曲」でディスクは幕を閉じます。
 BBC3ラジオのディスク・レビューでも高評価を得たアルバム。
 

 

SLV1005
【旧譜】
¥2600
『描写』~リスト: ピアノ作品集
 フランツ・リスト(1811-1886):
  メフィスト・ワルツ 第1番/愛の夢 第3番 変イ長調/
  演奏会用練習曲「小人の踊り」「悲しみ」「ため息」
  巡礼の年 第3年~エステ荘の噴水/リゴレット・パラフレーズ/
  コンソレーション第3番 変ニ長調/ハンガリア狂詩曲 第2番 嬰ハ短調
ウォーレン・メイリー=スミス(ピアノ)

 録音: 2011年4月14日&6月17日オリジナル発売: 2011年10月旧バーコード: 5065001601033

 イギリスで活躍するピアニスト、メイリー=スミスによる2011年のリスト生誕200年記念アルバム。
 悪魔的な「メフィスト・ワルツ」、華やかで表情豊かな「リゴレット・パラフレーズ」、対照的にしっとりとした「コンソレーション」や「ため息」、あまり演奏される機会のない「悲しみ」など、コントラストの効いたリストの魅力が味わえる1枚です。
 「メイリー=スミスがお馴染みのリストの人気曲を、まるで初めて発見したかのようなクオリティと、ヴェルヴェットのような質感で響かせる」とBBCミュージック・マガジンが評しています。
 
 


SLV1006
【旧譜】
¥2600
『愛の挨拶』~ヴァイオリン小品集 マシュー・ジョーンズ(ヴァイオリン)
アナベル・スウェイト(ピアノ)
 1. ガーシュウィン(1898-1937)/ハイフェッツ(1901-1987)編:そんなことはどうでもいいさ - 《ポーギーとベス》より/
 2. マスネ(1842-1912): タイスの瞑想曲/
 3. ショパン(1810-49): 夜想曲 第20番 嬰ハ短調 遺作 */
 4. エルガー(1857-1934): 愛の挨拶 Op. 12/
 5. フォーレ(1845-1924)/バックマン編: 夢のあとに Op. 7-1/
 6. ポンセ(1882-1948)/ハイフェッツ編: エストレリータ/7. カスピ(1960-): ラ・トレンツァ/
 8. モンティ(1868-1922): チャルダッシュ/9. シューベルト(1797-1828): 即興曲 変ト長調 Op. 90-3 D 899-3 */
 10. アーン(1875-1943): 夜想曲~ヴァイオリンとピアノのための/
 11. アイアランド(1879-1962): カヴァティーナ/
 12. シベリウス(1865-1957): ロマンス Op. 78-2/
 13. ショパン: 夜想曲 第2番 変ホ長調 Op. 9-2 */
 14. クライスラー(1875-1962): 前奏曲とアレグロ (プニャーニのスタイルによる)/
 15. ウェールズ地方伝承の子守歌: スオ・ガン
  
 *=ピアノ・ソロ

 録音: 2011年7月オリジナル発売: 2013年5月 旧バーコード: 5065001601040

 ヴァイオリンとピアノによる人気の楽曲の数々で、これら2つの楽器の美しさを存分に味わう名曲集。クライスラー、ガーシュウィンとモンティの楽曲はいずれも技巧的に華やかで情熱的、「タイスの瞑想曲」、「夢のあとに」、「エストレリータ」にシベリウスの「ロマンス」では、素直で美しいメロディを堪能できます。
 またショパンとシューベルトでは、スウェイトが美しさの際立ったソロを聴かせています。
 これらのよく知られた人気曲とともに、アーンの「夜想曲」やアイアランドの「カヴァティーナ」などの知られざる傑作が配置されており、中でも映画『運命のいたずら(De tu ventana a la mia)』からカスピの「ラ・トレンツァ」、そして映画『太陽の帝国』でおなじみの「スオ・ガン」のヴァイオリンによる演奏は、世界初録音です。
 
 

SLV1007
【旧譜】
¥2600
バックス:チェロとピアノのための作品集
 アーノルド・バックス(1883-1953):
  1-3. ソナティナ ニ長調~チェロとピアノのための
  4. ラプソディック・バラード ~チェロ独奏のための
  5. 「民話」~チェロとピアノのための
  6-8. ソナタ「伝説」 嬰ヘ短調~チェロとピアノのための
ライオネル・ハンディ(チェロ)
ナイジェル・クレイトン(ピアノ)

 録音: 2012年7月オリジナル発売: 2013年3月旧バーコード: 5065001601057

 アカデミー室内管の首席奏者を務めたイギリス出身のチェリスト、ハンディによる、アイルランドの作曲家バックスのチェロ作品全集。
 ハンディの出身校で、彼が教授を務める王立音楽アカデミーのサポートによる録音で、同校で彼が師事したフートンの生誕100周年を記念しています。
 フートンはここにも収録されているバックスのソナタ「伝説」を、バックスが自身に妻子がありながら恋におちてしまったピアニスト、ハリエット・コーエンとの共演で初演したチェリストです。
 そんなフートンからバックスの音楽の真髄を受け継いだハンディによるこのアルバムには、ここでしか聴くことのできない「ラプソディック・バラード」も収録されており、チェリストやイギリス音楽愛好家にとってはとても興味深い内容となっています。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ALTUS


ALTSA 443
(SACD シングルレイヤー)
¥6000
ヤンソンス/レニングラード・フィル 来日ライヴ1986 &1989
 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 Op.47
 チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 Op. 36
   録音:1986年10月19日/サントリーホール(ライヴ)
 ワーグナー:
  楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』 第1幕への前奏曲
 ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14
 シベリウス:悲しきワルツ Op.44, No.1
 ワーグナー:歌劇「ローエングリン」から第3幕への序奏(前奏曲)
   録音:1989年10月25日/Bunkamura オーチャードホール(ライヴ)
マリス・ヤンソンス(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー交響楽団

 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。

 
レニングラード最後の輝き86年・89年ふたつの来日旋風!マリス・ヤンソンスの至芸、SACDシングルレイヤーで登場

 完全限定生産、国内プレス、ステレオ、153 分、日本語帯・解説付

 ムラヴィンスキーの代役で登壇し新時代の大名演となった86年の重厚プログラムと、サンクトペテルブルク・フィルに改称前の圧倒的にロシア的な演奏を叩き出した89年、ふたつのヤンソンス&レニングラード・フィル来日公演を初SACD化。

 日本の聴衆がマリス・ヤンソンスの存在をはっきりと認めたのは、何と言ってもムラヴィンスキーの代役としてメイン指揮者を務めたこの86年公演。
 ムラヴィンスキーに鍛え上げられたレニングラード・フィル鉄壁の響きと、ヤンソンスの美しく見通しの良い音楽性が真正面からせめぎ合い、このタイミングでなければ聴くことのできない手に汗握る稀有な名演が誕生したのです。
 ヤンソンス特有のあたたかみがありつつも、激烈ティンパニや壮絶アッチェレランドが凄まじい燃焼度。ショスタコーヴィチの第5を前半に置きチャイコフスキーの第4で締める異常な重量級プログラムにも痺れます。

 さらに3年後、新たに音楽監督となったテミルカーノフと共に来日した89年の公演はレニングラード・フィルの伝統を知り尽くしたマリスがサンクトペテルブルク・フィル改称前のオケと繰り広げた、レニングラード最後の輝きと言える凄まじい名演。
 得意の『幻想交響曲』をメインにワーグナーと絡めた聴き応え抜群・壮絶なプログラムです!

 「数多ある同曲の録音の中でも最高傑作といっても過言ではない名演(チャイコフスキー第4番)」「終結部における金管群の咆哮や畳みかけるような加速は、まさに狂乱の場に相応しい乱痴気騒ぎで、聴き手を興奮の渦に巻き込んでいく(幻想交響曲)」指揮者・坂入健司郎の解説より
 
 

ALTSA 364/5
(2SACD HYBRID)
¥6900
新リマスターで初ハイブリッド化
シューリヒト/フランス国立放送管 ベートヴェン演奏集

 ベートーヴェン:
  [DISC1]
   交響曲第1番 ハ長調 Op.21
   交響曲第3番 変ホ長調『英雄』 Op.55
  [DISC2]
   交響曲第9番 ニ短調『合唱付き』Op.125
   《コリオラン》序曲 Op. 62
アグネス・ギーベル(ソプラノ)
マルガ・ヘフゲン(アルト)
ラグナー・ウルフング(テノール)
エドゥアルト・ヴォリッツ(バス)
フランス国立放送合唱団、
ルネアリックス(合唱指揮)
カール・シューリヒト(指揮)
フランス国立放送管弦楽団

 シューリヒト・フランス国立の魅力が炸裂、オールステレオの澄み切った迫力、新リマスターで初ハイブリッド化

 録音:第1・9番:1965年6月15日、第3番:1963 年5月14日、コリオラン:1959年3月24日/すべてシャンゼリゼ劇場(パリ)/完全限定生産、新リマスター、国内プレス、ステレオ、日本語帯・解説付

 INAに残されているシューリヒトのステレオ・ライヴから、ベートーヴェンの交響曲をまとめて2021年新マスタリングでSACDハイブリッド化。もともと鮮明なステレオ録音で話題となっていた音源が現在望みうる最上の形で再登場!

 明るく澄みきった音色にして大変な迫力。第九では第1楽章の展開部や第4楽章の器楽フガートから有名な合唱までなど、音楽が高いテンションで白熱する部分の音は凄まじいものがあります。
 強烈な緊張感で楔のごとく打ち込まれる第2楽章のティンパニ、第3楽章でのさらさらと流れるヴァイオリンの美しく細やかな変奏、フィナーレ後半でその存在感を大いに炸裂させるトロンボーンも特筆に値します。
 すっきりしたテンポ感で進みながらも時に異様なほどメリハリの効いた演奏を繰り出す大名演、その驚くべき真価がここにあります。
 
 

ALTSA 472
(2SACD シングルレイヤー)
¥9000
クーベリック来日公演 大集成
 [DISC1]
  ワーグナー:ニュルンベルクのマイスタージンガー前奏曲
    ライヴ録音:1965年4月12日
  バルトーク:管弦楽のための協奏曲
  ドヴォルザーク:スラヴ舞曲作品72より第2 番/第7番(アンコール)
    ライヴ録音:1965年4月13日/大阪フェスティヴァルホール
  モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」
ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容
  フランク:交響曲ニ短調
  ワーグナー:「ローエングリン」第3幕への前奏曲(アンコール)
    ライヴ録音:1965年4月23日/東京文化会館
 [DISC2]
  ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死
  シューベルト:交響曲第8番「未完成」
  ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界」
    ライヴ録音:1965年4月24日/東京文化会館
  スメタナ:連作交響詩「わが祖国」
    ライヴ録音:1991年11月2日/サントリーホール
ラファエル・クーベリック(指揮)
バイエルン放送交響楽団(1965年)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 (1991年「わが祖国」のみ)

 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。

 
最新マスタリングで音質全面刷新!!いま新たによみがえるチェコ・フィル「我が祖国」。廃盤復活となるバルトーク他も収録巨匠クーベリック語り継がれるべき来日公演

 完全限定生産、新リマスター、国内プレス、ステレオ、286分27秒、日本語帯・解説付

 NHK収録のオリジナルマスターから CD化され、大きな話題をさらったクーベリックの来日公演をSACDシングルレイヤー化!SACDならではの長時間収録で286分を2枚に集約。ALTUS 最新技術を尽くした新リマスターで音質大改善、ブックレットも単売CD と同じ原稿をしっかりと網羅。完全限定生産品のため、お早目の入手をお勧めします!

 65年はクーベリック初の来日公演。バラエティ豊かなプログラミングで、しかもどれも大いに水準以上の名演という驚くべき内容です。
 当時の手兵バイエルンとの見事な関係性が浮き彫りになり、聴衆に強烈な印象を焼き付けました。
 DISC1前半のワーグナー、バルトーク、ドヴォルザークはしばらく流通がなかった音源で久しぶりの復活。クーベリックの残した偉業を改めて世に問います!

 引退から復帰した最晩年、91年のチェコ・フィルとの『我が祖国』は壮絶な演奏の代名詞であり、ALTUS が打ち立てた大ベストセラーのひとつ。
 「超満員の人いきれがするホールで演奏が始まるや、聴衆は完全に度肝を抜かれた―怒濤のような響きの奔流に人々はたじたじとなり、激しい感情表現に心を奪われた―吹き上げてくるような熱気から音楽の異常な強さが生まれているのだった。(許 光俊)」
 
 

ALTSA 473
(2SACD シングルレイヤー)
¥9000
コンドラシン来日公演集成 1967 キリル・コンドラシン(指揮)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
 [DISC1]
  マーラー:交響曲第9番ニ長調(日本初演)
    ライヴ録音:1967年4月16日/東京文化会館
  グリンカ:歌劇《イワン・スサーニン》序曲
  チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」 Op. 74
    ライヴ録音:1967年 4月4日/東京文化会館
 [DISC2]〈アンコール曲集〉
  芥川也寸志:弦楽のためのトリプティークより プレスト
  ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」よりロシア舞曲
  マーラー:交響曲第3番より 第2楽章メヌエット
  プロコフィエフ:「3つのオレンジへの恋」より スケルツォ、行進曲
  ワーグナー:「ローエングリン」第3幕への前奏曲
  ドビュッシー:「夜想曲」より 祭り、「牧神の午後への前奏曲」
  ラヴェル:「ラ・ヴァルス」
    ライヴ録音:1967年4月4-20日/東京文化会館
  
 ショスタコーヴィチ:交響曲第6番 ロ短調
    ライヴ録音:1967年4月18日/東京文化会館
  ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第 1 番 イ短調 
    ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)
    ライヴ録音:1967年4月4日/東京文化会館
  ムソルグスキー:歌劇《ホヴァンシチナ》前奏曲 (モスクワ河の夜明け)
  ショスタコーヴィチ: 交響曲第8番 ハ短調 Op. 65
    ライヴ録音:1967年4月20日/東京文化会館


 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。

 最新マスタリングで音質全面刷新!!皆が虜になったあの壮絶サウンドが次々に迫りくる新たによみがえったマーラー9番日本初演も必聴、巨匠コンドラシン語り継がれるべき来日公演

 完全限定生産、新リマスター、国内プレス、ステレオ、286分41秒、日本語帯・解説付

 NHK 収録のオリジナルマスターからCD 化され、大きな話題をさらったコンドラシンの1967年来日公演を SACD シングルレイヤー化!
 SACD ならではの長時間収録で286分を2枚に集約。ALTUS 最新技術を尽くした新リマスターで音質大改善、ブックレットも単売CD と同じ原稿をしっかりと網羅。さらに指揮者・坂入健司郎氏による書き下ろし原稿も掲載。完全限定生産品のため、お早目の入手をお勧めします!

 注目すべきはDISC1のマーラー 9番。これが日本初演で、日本音楽史における最重要記録のひとつです。しばらく流通がなかった音源で待望の復活。
 一部マスターテープの状態に起因する音質の難がありましたが、このたび丁寧にリマスターし可能な限り修正、ふたたびこの名演を世に問うこととなりました。
 凍りつくような緊張感と、冷酷での容赦のない推進力が凄まじい印象をもたらします。『悲愴』やショスタコーヴィチも言わずもがなという壮絶さで、これこそが皆が虜になったあのコンドラシンの音であると納得。
 ヴァイオリン協奏曲でのオイストラフとの共演も聴きものです。そしてDISC2 の驚きのアンコール集、まさかマーラー3番の2楽章をやってしまうとは..芥川も本家ソ連の演奏で聴けます。
 超充実のラインナップで迫る、コンドラシンの記念碑的大名演集!

 既発のALT-047(ブラームス、バッハ:ヴァイオリン協奏曲)、ALT-066(チャイコフスキー、メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲)は当セット未収録になります。ご了承ください。
 



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DOREMI



DHR 8137
(2CD)
¥4300→\3990
アイザック・スターンLIVE 第6集 アイザック・スターン(ヴァイオリン)
 ラロ:スペイン交響曲 Op.21
   レオポルド・ストコフスキー(指揮)、ハリウッド・ボウル管弦楽団/録音:1945年
 プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 Op.19
   ロリン・マゼール(指揮)、フランス国立管弦楽団/録音:1983年10月26日
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
   キリル・コンドラシン(指揮)、フランス国立管弦楽団/録音:1980年5月13日/パリ
 ヴィターリ:ヴァイオリンとピアノのためのシャコンヌ ト短調
 ブラームス:クラリネット・ソナタ第2番 変ホ長調 Op.120-2(作曲家本人によるヴァイオリン編曲版)
 プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ長調 Op.94b
   アレクサンダー・ザーキン(ピアノ)/録音:1967年11月5日/ブザンソン音楽祭
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 Op.12-1
   アレクサンダー・ザーキン(ピアノ)/録音:1960年6月27日/パリ

 アイザック・スターン貴重音源の発掘は続く

 DOREMIのスターンの貴重音源集第6弾!
 幅広い年代から協奏曲と室内楽を収録。どれも知られざる音源です。
 
















3/30(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

MIRARE



MIR 556
¥2900
ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品集
 ・ヴァイオリン・ソナタ 第9番「クロイツェル」 Op.47 イ長調
  (チェルニーによるチェロ編曲版)
 ・モーツァルトの「魔笛」から
   「恋を知る殿方には」の主題による7の変奏曲 WoO 46 変ホ長調
 ・チェロ・ソナタ 第3番 Op.69 イ長調
イヴァン・カリズナ(チェロ)
ヴァシリス・ヴァルヴァレソス(ピアノ)

 才能豊かな若き名手によるベートーヴェンのチェロ作品集

 録音:2019年12月2-6日、パリ国立高等音楽院 - Salle Rémy Pflimlin/71 分

 ベートーヴェンのチェロとピアノのための作品集。チャイコフスキーコンクール(2011年)第3位、エリザベート王妃国際音楽コンクール(2017年)第5位と世界屈指のコンクールで優秀な成績をおさめているベラルーシ出身のチェリスト、イヴァン・カリズナと1983年、ギリシャ生まれのピアニスト、ヴァルヴァレソスによる演奏。

 ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタの傑作「クロイツェル」は、ベートーヴェン自身が弟子のチェルニーにチェロへの編曲を依頼したことでも知られています。
 そして、ベートーヴェンは、モーツァルトの歌劇からとった主題旋律を用いて、変奏曲をいくつか書いており、1801年の作曲と推定されている本盤に収められている曲もそのひとつです。
 変奏曲のなかでも内容的な充実度が高い作品。最後は、チェロ・ソナタ第3番。完成は1808年で、交響曲第5番「運命」や第6番「田園」と同じ頃の作品。5曲あるベートーヴェンのチェロ・ソナタのなかでも傑作と言えるでしょう。
 




WERGO


WER 7396
¥2600
Lab.Oratorium
 フィリップ・マヌリ(1952-):ラボラトリウム
  ~2人の俳優、ソプラノ、メゾソプラノ、室内合唱、合唱、ライブエレクトロニクスと管弦楽のための(2018/19)

   1. Vorspiel/2. Ausfahrt und Reise/3. Geschichten und Cocktails/4. Grodek/5. Anlegen/
   6. Wanderland/7. Nachtmusik und Melodram/8. Mare Nostrum/9. Abfahrt (Nachspiel)
   
 ※世界初録音
 リナト・モリア(ソプラノ)、トーラ・アウゲスタ(メゾソプラノ)、
 パトリツィア・ジウルコフスカ(ナレーション)、セバスティアン・ルドルフ(ナレーション)、
 ミヒャエル・オストシガ(合唱指揮)、ラボ合唱団、レオ・ワリンスキ(合唱指揮)、
 SWRヴォーカルアンサンブル、
 フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)、
 ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
KKC 6373
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3000+税

 ロト&ギュルツェニヒによる世界初録音!フランス現代を代表する作曲家フィリップ・マヌリが音楽空間の可能性を突き詰めた「ケルン三部作」の結論!

 トーマス・ゲプファー(IRCAM、エレクトロニック・リアリゼーション)、ジュリアン・アレオナール(IRCAM、サウンドエンジニア)、
 パトリック・ハーン(ドラマトゥルギー)、ニコラス・シュテマン(演出)
 録音:2019年5月19-21日(世界初演)/ケルン、フィルハーモニー/78'44''

 現代フランスをを代表する作曲家の一人で、「武満徹作曲賞」2019年度の審査員を務めたことも記憶に新いフィリップ・マヌリによる重要作品『Lab.Oratorium』を世界初収録。
 演出家のニコラス・シュテマンと協力し、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団のために書かれた作品で、俳優、合唱、管弦楽、エレクトロニクスを総動員した250人以上の演奏者を必要とする大規模な音楽空間探求です。
 独立したひとつの音楽世界にして、同じくロトとケルン・ギュルツェニヒ管によって演奏された『In Situ』(2013)、『Ring』(2016)から続く空間配置を突き詰めた「ケルン三部作」の頂点であり結論でもあります。
 現代における難民問題をテーマにした作品で、多くの死をもたらしている地中海での惨事に対する音楽的応答であり、胸が張り裂けるような内容でありながら決して感傷に流されることなく、力強い表現で新しい音響空間を創造しています。

 
 




ANALEKTA



AN28925
¥2600
フルート・パッション ~ モーツァルト
 モーツァルト:
  フルート四重奏曲 ニ長調 K.285
  フルート四重奏曲 ト長調 K.285a
  フルート四重奏曲 ハ長調 K.285b
  フルート四重奏曲 イ長調 K.298
  アンダンテ ハ長調 K.315
ナディア・ラブリー
 (フルート/ヘインズ 14Kゴールド)
アントワーヌ・バレイユ(ヴァイオリン)
アイザック・チョーク(ヴィオラ)
ブノワ・ロワゼル(チェロ)

 ナディア・ラブリーが吹く優美なモーツァルト!

 ☆ナディア・ラブリーの「フルート・パッション」シリーズ第3弾!
 ☆柔らかなフルートの音色と、生き生きとした弦楽で聴かせるモーツァルト!

 イギリスのクラシック・ギター・マガジンで「世界最高のフルートとギターのデュオ」と激賞された双子デュオ、シミリア(Similia)のメンバーであるナディア・ラブリーの「フルート・パッション」シリーズ第3弾。
 第1弾のシューベルト(AN28787)、第2弾のJ.S.バッハ(AN28921)に続いて取り上げたのは、彼女にとって特別な作曲家であるモーツァルト。
 ラブリーの特徴である柔らかなフルートの音色と、生き生きとした弦楽メンバーの組み合わせが絶妙。胸のすくような演奏で、優美なモーツァルトを聞かせます。

 「幼い頃から、モーツァルトはいつも私のそばにいました。聴いていても、演奏していても、口笛で吹いていても、彼の音楽は私の幸せな場所です。
 そしてパンデミックが始まって以来、モーツァルトは私の家に欠かせない存在となりました。彼の喜びに満ちたメロディックな音楽は、すべての心配や不安から逃れる方法を与えてくれ、より深いものとつながり、今この瞬間を生きる手助けをしてくれています。
 そうしてこの新しいプロジェクトが生まれたのです。」(ナディア・ラブリー)

 ※録音:2020年9月、セント・オーガスティン教会(カナダ、ミラベル)
 
 
AN29184
¥2600
シューベルト: ピアノ・ソナタ全集&主要ピアノ作品集 Vol.4
 楽興の時 D.780
 3つのドイツ舞曲 D.972
 幻想曲(グラーツの幻想曲)D.605a
 ピアノ・ソナタ第11番 へ短調 D.625&D.505
マテュー・ゴーデ(ピアノ/スタインウェイ)

 2019年の5月にシューベルトのピアノ・ソナタ全曲演奏という偉大なリサイタル・シリーズを終えたカナダのピアニスト、マテュー・ゴーデ。リサイタルに続いてスタートした、シューベルトの全ピアノ・ソナタと主要ピアノ作品をレコーディングするという大型プロジェクト(全12巻予定)の第4巻は「エクスプロレーション」がテーマ。
 シューベルトは1817年から1818年にかけて、初期のポスト・モーツァルト的なソナタと後期の交響曲規模の傑作との間で、特異な和声関係、トリルの多用、高度なヴィルトゥオジティ、極端なダイナミック・コントラストなど、新たなピアノ・ソナタの可能性を探っいます。
 今作はそうした追求の成果がよく表れたピアノ・ソナタ第11番と、名作《楽興の時》、ヴィルトゥオーゾ・ピアニズムが派手に表現された《グラーツの幻想曲》、そして「シューベルトの天才的なエッセンスを封じ込めた小さな宝石のような」《3つのドイツ舞曲》を収録しています。
 本プロジェクトにおけるゴーデの演奏は、トロントのWholeNote誌によって「私たちの世界にはこのようなシューベルトがもっと必要だ」「彼はシューベルトの新しいディスクを作るたびに、さらに高みへと昇っていく」などと高く評価されています。

 ※録音:2020年12月(カナダ、ケベック)
 
 

AN28793
¥2600
2本のギターのための親密な印象
 ラヴェル:
  ソナチネ、亡き王女のためのパヴァーヌ*、
  《クープランの墓》より前奏曲
 モンポウ:
  ひそやかな音楽より第1番,第5番,第11番,第16番、
   内なる印象より第8番
 タイユフェール:ハープ・ソナタ
 ドビュッシー:
  前奏曲集第2巻より第5番《ヒースの茂る荒れ地》、
  アラベスク第1番*、
  前奏曲集第1巻より第8番《亜麻色の髪の乙女》
 ジョリヴェ:セレナーデ
  *‛&ギター独奏
アダム・チキリッティ&
 スティーヴ・コーワン(ギター)

 モントリオール出身、北米で絶大な賞賛を受けるカナダ期待の新世代ギタリスト、アダム・チキリッティと、チキリッティのデビュー・アルバム(AN28781)でも共演していたカナダのギタリスト、スティーヴ・コーワンのデュオによる魅力的なフレンチ・アルバム。
 ラヴェル、ドビュッシー、モンポウ、タイユフェールなど、パリで活躍した作曲家たちによるピアノやハープのための作品を、2本のギターによる演奏で収録しています。
 収録曲の多くは演奏者たち自身による編曲で、これらの作曲家が持つトーンカラー、親密さ、純粋なリリシズムがギターにとって理想的であること、そして彼らの和声がギター・デュオに見事に変換されることを、雄弁に物語っています。

 ※録音:2020年12月(カナダ、ケベック)
 




CHANDOS



RCHSA5284
(1SACD HYBRID)
【国内仕様盤】
¥3238+税
祝祭音楽 ― ひとつの遺産 ~
 ある一家の埋没していた書簡集にインスピレーションを受けた、
  金管楽器のための音楽のレコーディング・プロジェクト

   R.シュトラウス:ウィーン市の祝典音楽 TrV 286(金管楽器とティンパニのための)*
   シューマン:クララ・ヴィークの主題による即興曲 Op.5
    (独奏ピアノのための/エイモス・ミラーとティム・ジャクソンによる編曲)
   ブラームス:私は角笛を悲しみの谷で吹く Op.41-1
    (男声4部合唱のための5つの歌より/デイヴィッド・ゴードン=シュートによる編曲)
   メンデルスゾーン:女たちと歌手たち
    (混声6部合唱のための/デイヴィッド・ゴードン=シュートによる編曲) 
   ルビンシテイン:夜想曲 Op.71-1
    (独奏ピアノのための3つの小品より/デイヴィッド・ゴードン=シュートによる編曲)
   ロベルト・フランツ:春のきざし Op.25-6
    (声とピアノのための6つの歌より/ナイアル・キートリーによる編曲)
   R.シュトラウス:2つの歌 Op.34, TrV 182
    (混声16部合唱のための/デイヴィッド・ゴードン=シュートとマット・スミスによる編曲)*
 オニックス・ブラス
  〔ナイアル・キートリー(トランペット)、アラン・トマス(トランペット)、
   アンドルー・サットン(フレンチ・ホルン)、エイモス・ミラー(トロンボーン)、
   デイヴィッド・ゴードン=シュート(テューバ)〕、ポール・ランバート(バス・トロンボーン)₁A
   ジョン・ウィルソン(指揮)*、セプトゥーラのメンバー〔サイモン・コックス(トランペット)、
   フィリップ・コブ(フリューゲルホルン)、ジェームズ・ファウンテン(フリューゲルホルン)、
   ピーター・ムーア(トロンボーン)、マシュー・ジー(トロンボーン)、マシュー・ナイト(トロンボーン)、
   ダン・ウェスト(バストロンボーン)、サーシャ・コウシュク=ヤラリ(テューバ)〕
   を含むゲスト・プレイヤー達*
CHSA5284
(1SACD HYBRID)
¥2900

 英国のスター金管奏者達が集結!伝統のサウンドが織り成す"祝祭音楽"

 ☆フィリップ・ジョーンズが讃えた金管五重奏団!
 ☆ロンドンの人気ブラス・セプテット "セプトゥーラ" のメンバーを含む多くのスペシャル・ゲストが参加!

 今は亡きイギリスの伝説のトランペット奏者フィリップ・ジョーンズから「ブラヴォー、オニックス!」と称賛の声を贈られたイギリスの金管五重奏団「オニックス・ブラス」は、1993年に結成され、ロイヤル・フィル、イングリッシュ・ナショナル・オペラ、イギリス室内管、ロイヤル・バレエ・シンフォニアなど第1線の舞台で活躍する一流の奏者たちで構成されるイギリスの金管五重奏団です。

 「フーガ」(CHAN10462)、「ファンファーレ」(CHSA5221)に続く、Chandosからリリース第3弾は、ドイツ・ロマン派の伝統に沿ったプログラム。
 金管楽器のためのオリジナル作品は「ウィーン市の祝典音楽」のみで、残りはシューマン、ブラームス、メンデルスゾーン、ルビンシテイン、フランツらの作品のスモール・アンサンブルのための2020年編曲版(すべて世界初録音)。
 テューバ奏者のデイヴィッド・ゴードン=シュートの親族が持っていた書簡集の中に、シューマン、ブラームス、メンデルスゾーンなどの貴重な手紙が入っており、そこからインスピレーションを受け、このレコーディング・プロジェクトへと繋がりました。
 ブックレットにはそれらの手紙の一部画像も掲載されています。大編成となるリヒャルト・シュトラウスの2作品では、現在人気急上昇中のマエストロ、ジョン・ウィルソンが指揮し、ロンドン響、フィルハーモニア管、ロイヤルフィル、BBC響など、イギリスを代表するオーケストラで首席奏者を務める実力派揃いのブラス・セプテット "セプトゥーラ" のメンバーを含む多くのスペシャル・ゲストと共演しています。

 ※録音:2020年10月3日-4日、セント・オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)

 
 
 

CHAN20159
¥2500
クレイグ・オグデン・イン・コンサート クレイグ・オグデン(ギター)
 スカルラッティ:
  ソナタ ホ長調 K.380(オーウェン・バンティング編)、
  ソナタ イ長調 K.322(ピーター・バチェラー&リチャード・ライト編)
 ナポレオン・コスト:ル・デパル(出発) Op.31
 アグスティン・バリオス・マンゴレ:フリア・フロリダ(舟歌)、ワルツ ト長調 Op.8-4
 アーマンド・コック(b.1941):星座
 アルベニス:
  セビーリャ Op.47-3(スペイン組曲より/ゴードン・クロスキー編)、
  朱色の塔 Op.92-12(12の性格的な小品集より/クレイグ・オグデン編)
 J.S.バッハ:リュート組曲ホ短調より 4つの楽章(前奏曲、サラバンド、ブーレ、ジーグ)
 グラナドス:アンダルーサ(12のスペイン舞曲より 第5番/ホセ・デ・アスピアス編)
 ヴィラ=ロボス:ショーロ第1番
 ジャンゴ・ラインハルト:ヌアージュ(雲)(ローラン・ディアンス編)
 ルイジ・レニャーニ:ファンタジア(幻想曲) イ長調 Op.19
 ミロスラフ・タディッチ(b.1959):ウォーク・ダンス(マケドニアの民俗舞踊による)

 クレイグ・オグデン新録音!魅惑のリサイタル・プログラム!

 ☆名ギタリスト、クレイグ・オグデン新録音!
 ☆オグデンが定期的にコンサートで演奏するリサイタル・プログラム!

 オーストラリア出身、英国のロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージックのギター科主任を務め、Chandos、Nimbus、Hyperion、Virgin/EMI、Sonyなどへの録音によって、イギリスのもっともレコーディングの多いギタリストの一人としても活躍する名手、クレイグ・オグデンの新録音!
 Chandosでは90年代に録音した吉松隆のギター協奏曲「天馬効果」(MCHAN9438/CHAN9438)やロドリーゴの「アランフェス協奏曲」(MCHAN9604/CHAN9604)などの名盤が長く人気を誇るオグデン。
 様々な委嘱作品や協奏曲など、多様で広範なディスコグラフィーを誇るオグデンですが、これまで定期的なリサイタル・レパートリーに基づくアルバムは作成したことがなく、この最新アルバムは彼が定期的にコンサートで演奏する曲で構成。
 オリジナル作品もアレンジ作品も含めた3世紀にわたる多様な作品で、現代のクラシック・ギターのレパートリーの素晴らしい多様性を反映する、魅惑のリサイタル・プログラムです!

 ※録音:2020年8月24日-25日、ポットン・ホール(サフォーク)
 
 

CHAN20239
(2CD)
特別価格
¥2500
ザ・ハーモニアス・エコー ~ アーサー・サリヴァン:歌曲集
 ヘンリー王の歌*/湖の乙女₁^ナイチンゲールの歌を聞いた‡/
 屋根の上₁^彼は来るだろうか?§/ギヴ₁^あなたは疲れている§/
 静かな輝きの月‡/オー・フェア・ドーヴ! オー・ファンド・ドーヴ!§/
 白く横たわる雪‡/ルッキング・バック*/ルッキング・フォワード*/
 乙女の物語‡/生きているポエム§/船乗りの墓₁^もう一度夢を§/
 アザー・デイズ*/リトル・メイド・オヴ・アルカディー‡/遠い岸辺§/
 私を愛していない愛‡/影‡/ザ・ロスト・コード§/不在の乞食*

メアリー・ベヴァン(ソプラノ) 
キティ・ホウェイトリー(メゾ・ソプラノ)§
ベン・ジョンソン(テノール)‡
アシュリー・リッチズ(バス・バリトン)*
デイヴィッド・オーウェン・ノリス(ピアノ)


 メアリー・ベヴァン、ベン・ジョンソン、アシュリー・リッチズ!アーサー・サリヴァンの歌曲集第2巻!

 ☆メアリー・ベヴァン、ベン・ジョンソン、アシュリー・リッチズらが歌う、アーサー・サリヴァンの歌曲集第2巻!

 劇作家ウィリアム・S・ギルバートと組んで「ミカド」や「軍艦ピナフォア」など多くの優れた歌劇を書き、国民的人気を誇ったイギリスの作曲家、アーサー・サリヴァン(1842-1900)。これまでも「アイヴァンホー(CHAN10578)」や「美の石(CHAN10794)」など、サリヴァン作品の録音に取り組んできたChandosが贈る歌曲集第2巻。
 名伴奏者デイヴィッド・オーウェン・ノリスのピアノに、メアリー・ベヴァン、キティ・ホウェイトリー、ベン・ジョンソン、アシュリー・リッチズといった、今をときめくイギリスの若手歌手たち(ホウェイトリー以外は第1巻〔CHAN10935〕と同じメンバー)が、サリヴァンの豊穣でメロディックな魅惑のナンバーを歌います。

 ※録音:2020年8月10日-11日&11月30日、ポットン・ホール(サフォーク)
 




DELPHIAN


DCD34247
¥2500
'1942' ~ プロコフィエフ、コープランド、プーランク
 コープランド:ヴァイオリン・ソナタ
 プーランク:ヴァイオリン・ソナタ
 プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調

ベンジャミン・ベイカー(ヴァイオリン)
ダニエル・レープハルト(ピアノ)


 若き才能を発掘するYCATシリーズ第2弾!ベンジャミン・ベイカー!

 ☆若き才能を発掘するYCATシリーズ第2弾!
 ☆2016年ヤング・コンサート・アーティスツ国際オーディション第1位、ベンジャミン・ベイカー!
 ☆「1942年」という共通点を持つ、3つのヴァイオリン・ソナタ。

 2020年で創設20周年を迎えた、エジンバラを本拠とする初の本格的クラシック・レーベル、Delphian(デルフィアン)が、ショーン・シベ、ピーター・ムーア、ドーリック弦楽四重奏団、ティモシー・リダウトなどの素晴らしき才能を発掘してきたイギリスのアーティスト・マネジメント「YCAT(Young Classical Artists Trust)」と提携。
 今後3年間で9人のアルバムを予定しているDelphianとYCATとのコラボレーション・シリーズ第2巻は、ニュージーランド出身のヴァイオリニスト、ベンジャミン・ベイカーが登場!

  2016年にニューヨークで開催されたヤング・コンサート・アーティスツ国際オーディションで第1位、2017年にニュージーランドで開催されたマイケル・ヒル・コンクールで第3位を受賞し、ヨーロッパに留まらず、アメリカ、コロンビア、中国、アルゼンチン、レバノン、オーストラリアなど、国際的な活動を拡げてきたベンジャミン・ベイカー。
 彼のレギュラー・デュオ・パートナーであるダニエル・レープハルト(2014年のヤング・コンサート・アーティスツ国際オーディション第1位)と共に贈るヴァイオリン・ソナタ集は、プロコフィエフ、コープランド、プーランクと、国もスタイルも違う3人の作曲家のソナタを選択。
 「1942年に作曲が開始された」(そして、世界大戦に少なからず影響を受けた)という共通項を持つ3つの個性的なソナタを、繊細かつ情熱的な音色で描いています。

 ※録音:2020年8月11日-13日、クイーンズ・ホール(エジンバラ)

 
 
 

DCD34209
¥2500
セシル・コールズ&ホルスト:ピアノ作品集 ジェームズ・ウィルシャー(ピアノ)
 セシル・コールズ(1888-1918):
  独創主題による変奏曲、5つのスケッチ、ワルツ ニ長調、ソナタ ハ短調、
  トリアノン・ガヴォット、独創主題による5つの小変奏曲、トリストとゲ(シャンソン)Op.10
 ホルスト:
  トッカータ H153、2つの民謡の断片 Op.46-2, H166、
  クリスマスの日の朝 Op.46-1, H165、2つの小品 H179〔夜想曲、ジグ〕、
  エグドン・ヒース - トマス・ハーディをたたえて Op.47, H172(イアン・ファリントン編)

 ロリー・ボイル(1951-)(DCD34098)や、ロナルド・スティーヴンソン(1928-)(DCD34119)などのピアノ作品集を録音してきたジェームズ・ウィルシャーの新録音。
 ドビュッシーを始めとしたフランスとイギリスの音楽の優れた解釈と演奏で評価を得ているジェームズ・ウィルシャーが次に取り上げたのは、第1次世界大戦に従軍し戦没したスコットランドの作曲家、セシル・コールズ(1888-1918)のピアノ音楽。
 従軍中に、友人であったグスターヴ・ホルストへ泥と血に染まったスコアを送ったというエピソードを持つコールズのピアノ作品と、ホルストのピアノ作品をカップリング。
 コールズの全作品と、ホルストの「エグドン・ヒース」(イアン・ファリントン編曲ピアノ版)は世界初録音。

 ※録音:2020年8月28日-29日、クイーンズ・ホール(エジンバラ)

 
 



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MUSICA FICTA



MF80323
(2CD)
¥5100
パオロ・ザンズが弾くバッハ「イギリス組曲」!
  J.S.バッハ:イギリス組曲 BWV.806-811
パオロ・ザンズ(チェンバロ)

 ☆クリスティやガーディナーのアシスタントを務めた俊英、パオロ・ザンズが弾く「イギリス組曲」!

 1984年、イタリアのカリアリ出身のパオロ・ザンズは、2010年のブルージュ国際古楽コンクールのチェンバロ部門で第3位入賞を果たし、2011年にはブリュッセル王立音楽院の通奏低音科の教授に就任。
 ルーヴル宮音楽隊、イングリッシュ・バロック・ソロイスツなどで通奏低音奏者として活躍するのと同時に、レザール・フロリサンではウィリアム・クリスティのアシスタントを務め、2016年にはリュリのコメディ=バレ『プルソニャック氏』(新演出)を指揮して絶賛を博すなど、古楽界で大きな注目を集めている俊英。

 イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、レザール・フロリサン、モンテヴェルディ合唱団、ル・セルクル・ド・ラルモニーなどで長年活躍したパオロ・ザンズが弾くバッハ・アルバムは、アントニー・サイディ&フレデリック・バルが1995年に製作したゴットフリート・ジルバーマン1735年頃製モデルのジャーマン・ハープシコードを弾いた、「イギリス組曲」の全曲録音。
 時に荒々しいまでの刺激的なサウンドと生き生きとしたバッハの息吹を、様々な古楽系レーベルやアーティストからの信頼が厚い名プロデューサー、マニュエル・モヒノのレコーディング&マスタリングでお贈りします。

 ※録音:2017年&2018年、バプテスト教会(ハールレム、オランダ)
 
 


MF8034
¥2700
ギユマン没後250周年記念録音、
 世界初録音となるソナタ集第2巻

  ギユマン:
   四重奏によるソナタ集第2巻 Op.17
    〔ソナタ第1番~第6番〕
アンサンブル・ラ・フランセーズ
 〔オード・レスティエンヌ(芸術監督、フルート)、
  大野しほ(ヴァイオリン)、
  ミリアム・ロウパース(バス・ヴィオール)、
  ジャン=バプティスト・ヴァルフレ(チェロ)、
  郡司和也(チェンバロ)〕

 ☆大野しほ、郡司和也が参加する古楽アンサンブル、「アンサンブル・ラ・フランセーズ」。
 ☆ルイ15世の宮廷で活躍したヴァイオリニスト、ルイ=ガブリエル・ギユマンのソナタ集!

 ルイ15世の宮廷で「もっとも速く、もっとも並外れたヴァイオリニスト」と称えられたフランス・バロックの作曲家&ヴァイオリン奏者、ルイ=ガブリエル・ギユマン(1705-1770)。1756年にパリで出版されたソナタ集第2巻 Op.17は、フルート、ヴァイオリン、バス・ヴィオールと通奏低音のために書かれた6つのソナタで、ギユマンの没後250周年記念として2020年に世界初録音されました。
 クリエイティヴで複雑なリズムへのアプローチ、フランス的な繊細さと幻想性が美しい作品で、古楽ファンは要注目。

 フルート奏者のオード・レスティエンヌをリーダーに、2013年に結成された古楽アンサンブル「アンサンブル・ラ・フランセーズ」は、ベルギーのオイペン・アカデミーで講師を務め、NoEsTangoやProject Boussu、Quatuor Prosperus4など様々なアンサンブルのメンバーとしても活動する大野しほや、ブルージュ国際チェンバロ・コンクールで最高位を受賞し、リヨン国立高等音楽院とリヨン地方音楽院で講師を務める郡司和也ら、ヨーロッパで活躍する優れた日本人古楽奏者が参加しています。

 ※録音:2020年7月、リヨン(フランス)







PAVANE


ADW75912
(2CD)
¥5100

メンデルスゾーン:無言歌集
 無言歌集第1集 Op.19/無言歌集第2集 Op.30/
 無言歌集第3集 Op.38/無言歌集第4集 Op.53/
 無言歌集第5集 Op.62/無言歌集第6集 Op.67/
 無言歌集第7集 Op.85/無言歌集第8集 Op.102

ステファン・デ・メイ(ピアノ)

 リエージュ王立音楽院の音楽学部のダイレクターを務め、ロッテルダム音楽院やローザンヌ音楽院でも教鞭を執るベルギーのピアニスト、ステファン・デ・メイ。
 ショパンのピアノ協奏曲集(ADW7571)、夜想曲全集(ADW7532/3)のレコーディングで、麗しく詩的なピアニズムを聴かせてくれたデ・メイが弾くメンデルスゾーン。
 「詩のない歌」「ピアノで歌う歌」として作曲されたメンデルスゾーンの「無言歌集」全48曲を収録した2時間超の録音。それぞれ独自のアイデンティティ、豊富なインスピレーションに溢れた無言歌を、繊細なタッチと抒情的なピアノでロマンティックに歌います。

 ※録音:2019年、ブリュッセル王立音楽院(ベルギー)
 
 

ADW7596
¥2700
ペガサス ~ 13の音楽の星
 メンデルスゾーン:無言歌 Op.109/
 サン=サーンス:白鳥(動物の謝肉祭より)/
 ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ Op.3/
 グノー:アヴェ・マリア(J.S.バッハの前奏曲第1番 BWV.846による)/
 J.S.バッハ:協奏曲ニ短調 BWV.974より アダージョ(原曲:マルチェッロ)/
 ブルッフ:コル・ニドライ Op.47/
 カザルス:鳥の歌/フォーレ:エレジー Op.24/
 ブラームス:子守歌 Op.49-4/
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34-14/
 シューマン:トロイメライ(子供の情景 Op.15より)/
 ピアソラ:オブリビオン(忘却)、ル・グラン・タンゴ
アレクサンドル・ドゥブリュ(チェロ)、
カーリン・レヒナー(ピアノ)  

 アレクサンドル・ドゥブリュ新録音!珠玉のアンコール・ピース集!

 ☆ベルギーの名チェリスト、アレクサンドル・ドゥブリュ!
 ☆「白鳥」、「グノーのアヴェ・マリア」、「コル・ニドライ」、「鳥の歌」、「ブラームスの子守歌」、「ヴォカリーズ」、「トロイメライ」、「オブリビオン」など、超名曲が集められた珠玉のアンコール・ピース集。

 ミッシャ・マイスキー、リュック・ドゥエーズ、マルク・ドロビンスキーからチェロを学んだ、ベルギーのチェリスト、アレクサンドル・ドゥブリュ。
 ベルギー女王から名前を授けられ、2005年に結成された新生「トリオ・カルロ・ファン・ネスト」の創設メンバーであり、同年にブエノスアイレスで開催されたマルタ・アルゲリッチ音楽祭に招待されるなど活躍を拡げ、2020年には、ベルギー作曲家組合からベルギーの音楽をもっとも良く放送した演奏家に贈られる「Fuga Trophy」を授与しています。

 バッハの無伴奏チェロ組曲(ADW7568/9)以来となるドゥブリュのソロ・レコーディングは、1995年からデュオやトリオなど幅広く共演してきたピアニスト、カーリン・レヒナーと贈る名曲集。
 13の星からなるペガサス座にちなんで選ばれた、まさに輝くばかりの13の名曲たち。
 バッハからフォーレまで、ブルッフからピアソラまで、永遠の名曲をドゥブリュの妙技でまばゆく輝かせる、珠玉のアンコール・ピース集です。

 ※録音:2019年11月、ベルギー

 
 




ALBANY


TROY1839
¥2400
「ダンソン」~エメラルド・ブラス・クインテット
 (1)ピアソラ:リベルタンゴ
 (2)(3)アルベニス:「スペイン組曲」より
  アストゥリアス、セビリア
 (4)アルトゥーロ・マルケス:ダンソン第2番
 (5)-(7)フォーレ:組曲「ドリー」より
  子守歌、メシュー・アウル!、スペインの踊り
 (8)-(11)ラヴェル:「クープランの墓」より
  前奏曲、リゴードン、メヌエット、トッカータ
 (12)-(14)ストラヴィンスキー:「プルチネッラ」より
  トッカータ、ヴィーヴォ、メヌエット-フィナーレ
 (15)ピアソラ:メディタンゴ
エメラルド金管五重奏団:
 【ブレット・ロング(Trp)
  マックス・マッツェン(Trp)
  レスリー・ハート(Hrn)
  クリス・ヴァン・ホフ(Trb)
  T.J.ライサー(Tuba)】
(1)(4)ペドロ・フェルナンデス(Perc)

 超絶エメラルド・ブラス・クインテットのピアソラからラヴェル、ストラヴィンスキーまで!

 録音:2019年 [58:17]

 エメラルド金管五重奏団はイーストマン音楽院の卒業生により結成されアメリカ国内はもとよりヨーロッパでも活動している。
 このアルバムは全て金管五重奏用にアレンジしたもので構成されているが、フォーレの組曲「ドリー」から3曲、ラヴェルの「クープランの墓」からは4曲もアレンジして取り上げてしまうセンスには驚愕を通り越して呆れるばかり。
 しかしラヴェルの「クープランの墓」では作曲家自身すら管弦楽編曲しなかったトッカータを金管五重奏でそれなりに聴けるよう演奏してしまう技術には驚きと敬意を表さざるを得ない。
 ブラス・ファンは必携、必聴。
 
 


TROY1840
¥2400
「アメリカのヴァイオリン・ソナタ」
 (1)ルービン・ゴールドマルク(1871-1936):
   ヴァイオリン・ソナタ ロ短調Op.4
 (2)アレクサンダー・ライナグル(1756-1809):
   ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調
ティン=ラン・チェン(Vn)
ネイサン・バックナー(Pf)

 アメリカのヴァイオリン・ソナタの歴史!ゴルトマルクの甥でコープランドの師ルービンのブラームス風ソナタにライナグルのモーツァルト風ソナタ!

 録音:2018年 [48:21]

 アメリカの洋楽黎明期に作曲された2つのヴァイオリン・ソナタを収録。
 アメリカのクラシック音楽が独自のオリジナリティを確立する以前、どういう音楽が作曲されていたかを知る上で極めて興味深い。
 ルービン・ゴールドマルクは有名なカール・ゴールドマルクの甥にあたる。因みにルービンはアーロン・コープランドの作曲の師匠であり、アメリカ作曲界に多大な貢献をしたことで知られる。
 このルービン・ゴールドマルクのヴァイオリン・ソナタを何も知らされずに聴くとブラームスの未発見のソナタではないかと思うほどブラームスの影響を強く受けている。
 しかし叔父カールがブラームスと親しく、ブラームスから作品を支持されていたことを考えるとそれももっともなことである。
 ライナグルのソナタはモーツァルトそのものであり、作曲年代は1790年頃。つまりモーツァルトの死の直前であり、ヨーロッパの同時代の作曲の動向はリアル・タイムで新大陸に伝わっていたことがわかる。そういう意味でも興味深いCDである。
 
 

TROY1830/31
(2CD)
¥4300
エズラ・ラダーマン(1924-2015):室内楽作品集(2002~13年の作品)
 CD1)
  (1)《献呈》~ピアノのための
  (2)《エレジー》~無伴奏ファゴットのための
  (3)《インテリア・ランドスケープI》~2台ピアノのための
  (4)《インテリア・ランドスケープII》~2台ピアノのための
  (5)ピアノ・ソナタ第1番
 CD2)
  (6)無伴奏ファゴットのためのパルティータ
  (7)無伴奏チェロのためのパルティータ第2番
  (8)無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ
(1)ロバート・ブロッカー(Pf)
(2)(6)フランク・モレル(Fg)
(3)(4)グレッグ・アンダーソン&
 デイヴィッド・カプラン(Pf)
(5)エイミー・ヤング(Pf)
(7)オレ・アカホシ(Vc)
(8)ベンジャミン・ホフマン(Vn)

 録音:2012-2019年 CD1[59:37]、CD2[60:45]

 ラダーマンはニューヨークを拠点に活動、アメリカ東海岸の前衛作曲家の潮流に属する作曲家の一人。
 この作品は彼の晩年のソロ作品から室内楽を集めたもの。無調様式の中に調性、ジャズ的なリズムなどが時折り折衷される傾向はアメリカの作曲家らしく、新ロマン主義の音楽として解釈できる。
 演奏陣も日ごろから彼と親しい関係にあり作品を敬愛する演奏家によるもので真摯で共感にあふれた演奏を繰り広げている。
 
 

TROY1837
¥2400
「グラドゥス」~デイヴィッド・クラマン作品集
 (1)《緩やかなカノン》~3つのギターのための/
 (2)《ネクスト・ナンバー》~4人の声のための/
 (3)《あるひとつの夢より》~ソプラノとピアノのための/
 (4)《死者を救出せよ》~ソプラノとピアノのための/
 (5)《マンデビル・ペンタクル》~4人のシンセザイズドされた声のための/
 (6)《アンバ・カマクシによる変奏曲》~アルト・フルートと打楽器のための/
 (7)《ピース・オブ・ワーク》~ラップトップのための/
 (8)《リバティーズ・テイクン》~サキソフォン四重奏のための/
 (9)《アヴェリー・タン》~メゾ・ソプラノ、ソプラノ、ギター、マンドリン、ヴァイオリン、チェロのための/
 (10)《このように》~ヴァイオリン、チェロのための/
 (11)《迫りくる》~声のための/
 (12)《ブリット》~声のための/
 (13)《緩やかなカノンII-IV》~2つのギターのための
  スティーブ・マッキー&マシュー・ウーレ&マーク・ザキ(Gtr)、デイヴィッド・クラマン(声、ラップトップ)、
  ジョン・マクドナルド(Pf)、ステファン・ウィンカー(声)、タラ・ヘレン・オコーナー(アルトFl)、
  イアン・ローゼンバウム(Perc)、ニュー・スレッド・サキソフォン四重奏団、
  ジェシカ・バワーズ(MS)、スザンナ・チャップマン(Vc)、ほか

 録音:2020年 [74:06]

 デイヴィッド・クラマンの生年は不明だがブックレットの写真から推察するに中堅世代の作曲家のようである。
 略歴によるとアメリカで作曲を学んだ後、インドに留学しインドの伝統音楽を学んだ。そうした経験は作品に顕著に表れている。
 「緩やかなカノン」では息の長い旋律がもはやカノンと認識ないほど引き伸ばされ、ひたすら瞑想的な音の帯が続く。「マンデビル・ペンタクル」は4人の男女がただひたすら会話(雑談?)している背景に電子音が鳴り響く実験的な作品。
 サックス四重奏のための「リバティー・テイクン」はミニマル・ポップ風の軽やかな作品。2つ収められているソプラノとピアノのための歌曲は東海岸流のアカデミックなゲンダイオンガクで、この人の個性と持ち味はテリー・ライリー風のエスニックでポップ、実験主義的な作品にあるようだ。
 
 

TROY1838
¥2400
「マイアミ大学男声グリークラブ」
 アンソニー・J・マリョーネ:壁が崩れる
 ジェーク・ルネスタッド:サヤレー
 ポウル・ジョン・ルンドイ:ラスト・カインド・ワーズ
 ヴェリオ・トルミス:テオメへの歌
 クレイグ・ヘラ・ジョンソン:私たちは
 ほか全14曲
ジェレミー・D・ジョーンズ(指揮)
マイアミ大学男声グリークラブ
ジョン・サンフォード(Pf)

 [66:16]

 マイアミ大学男声グリークラブは1907年創立の伝統ある合唱団。
 このディスクでは20~21世紀のアメリカの作曲家の合唱曲が中心に歌われているが、中でもアルヴォ・ペルトと並ぶエストニアの作曲家ヴェジオ・トルミスの作品が収録されているのが注目。
 トルミスは東欧諸国、西ヨーロッパで盛んに歌われてきたが、近年ではアメリカでも人気が高い。
 日本でも東京混声合唱団が取り上げたことがきっかけでアマチュア合唱団がよく取り上げるようになっている。
 

 
TROY1841
¥2400
ダニエル・トーマス・デイヴィス:
 歌劇「家族の秘密/キスとキン」
アンドレア・エディス・ムーア(母、娘)
ジェーン・ホールディング(友、隣人)
ティモシー・マイヤー(指揮)
アンサンブル

 録音:2019年 [44:00]

 作曲者の生年が記載されていないが、ブックレットの写真から若手と思われる。
 ミニガン大学、王立音楽アカデミーで学び、その後ロンドン・シンフォニエッタやアノニマス4などから作曲の委嘱を受け、アメリカ国内で高い評価を受けている。
 このアルバムは室内アンサンブルを伴奏に女声二人の対話で進む二人劇ともいえる歌劇。
 オフ・ブロードウェイで上演されていてもおかしくないポピュラリティとモダンさを兼ね備えた秀作オペラである。
 

 

TROY1842
¥2400
「ヴォイス・オブ・エアー」~アメリカのトロンボーン作品集
 (1)ヴィクトリア・ボンド(b.1945):ヴォイス・オブ・エアー(2019)
 (2)ジェニファー・ヒグドン(b.1962):レガシー(2017)
 (3)ケビン・セロヴィッチ(b.1985):ローレンス・レーザーの追憶に(2019)
 (4)レイモンド・ペルムル(1934-98):フェリシティ
 (5)ブライアン・E・リン(b.1954):バ・ディー・ドゥー・ダップ(1977)
 (6)ノーマン・ボトラー(b.1955):古代の煌めき現る(1997)
 (7)ポール・ルディ(b.1962):目覚めよ!(2018)
ジョディ・デイヴィス(Trb)
(4)-(6)デヴィン・ベネット(Trb)
 ダニエル・マリオン(バスTrb)
(1)(2)(7)ダン・ヴェリサー(Pf)

 録音:2020年 [54:57]

 現代アメリカの作曲家によるトロンボーンとピアノもしくは3本のトロンボーンのための作品を収録。
 ジョディ・デイヴィスはカンザス・シティ響の首席奏者を務める他、各地のオーケストラと共演、ソリストとしても活動している。
 収録されている作品はいずれもトロンボーンの機能を最大限に生かした親しみ易い作風。
 ブラス関係者は必聴。
 

 

TROY1843
¥2400
マック・マグワイア、アコースティック楽器とプレ・レコーディング
  マック・マグワイア:
   (1)ティーンエイジャーの夢
   (2)カシミールのシャーデー
(1)キース・カーショフ(Pf)
(2)ブライアン・ホルト(Vc)
(1)(2)マック・マグアイア(CPU)

 録音:2019年 [49:48]

 作曲者の生年は記載されていないが、ブックレットの写真から中堅以上の世代と思われる。
 収録の作品はいずれもアコースティック楽器とCPU(コンピュータの制御)のために作曲されており、アコースティック楽器とプレ・レコーディング、事前に制作された音響を融合したデジタル・ミュージックといってよい。
 ミニマル、テクノ(古い言い回しだが)、ダンス、ディスコ・ミュージックを混ぜ合わせたような作風。
 ジョン・ゾーンが主宰するレーベルTzadikより作品集をリリースしていることから実験主義とポップスを融合した方向性の作曲家と思われる。
 アメリカの批評家筋からはフランク・ザッパの再来と評価が高い。
 
 

TROY1844
¥2400
「デュアリティ(二元性)」~
 ヴァネッサ・シーラート、サキソフォン・リサイタル
ヴァネッサ・シーラート(Sax)
キャスリーン・アンダーソン(Pf)
  (1)ディラン・シャンペイン:「橋、離脱、鐘」
  (2)グレゴリー・W・ヤシニツキ:「心から、そして悪魔的な」
  (3)ダニエル・ブクヴィッチ:「3つと1つ半の歌」
  (4)トム・ヨーク&ジョニー・グリーンウッド&フィル・セルウェイ&エド・オブライエン(レディオヘッド):レット・ダウン
  (5)トム・ヨーク&ジョニー・グリーンウッド&フィル・セルウェイ&エド・オブライエン(レディオヘッド):カーマ・ポリス
  (6)キース・フォーシー&スティーヴ・シフ:ドント・ユー・フォーゲット・アバウト・ミー

 録音:2018年 [40:12]
 
 現代アメリカの作曲家によるサックスとピアノのための作品集。
 ジャズ、ミニマルの影響を受けたポップで親しみ易い作品が多く収録されている。サックスのヴァネッサ・シーラートはライオネル・ハンプトン音楽院で学びソリストとしてクラシック、現代音楽のみならずジャズの分野でも活躍している。
 「レット・ダウン」「カーマ・ポリス」は名ロック・バンド「レディオヘッド」の楽曲。
 
 

TROY1845
¥2400
アルベルト・パトロン(b.1969)作品集
 (1)「10のアポリアの比喩」Op.P.1より第1~5,7~10番
 (2)「楽興の時」より「3月の雨」Op.P.139
 (3)「楽興の時」より「遠く」Op.P.138
ルシウス・R・ウェザーズバイ(Pf)
(1)ヴァレンティーノ・デンテサーニ(Vn)
 キアラ・ウルリ(Vc)

 録音:2002年、[50:53]

 アルバート・パトロンはイタリアの作曲家でアメリカでは比較的よく知られた存在。彼の作風はサロン風の落ち着いたムード・ミュージックといったものでアストル・ピアソラの影響も若干聴き取れる。
 「10のアポリアの比喩」はピアノ三重奏のために書かれた曲集で彼の代表作。
 
 

TROY1846
¥2400
エフレイン・アマヤ:室内オペラ「星座」
  台本:スサナ・アムンダライン
ラケル・ウィニカ・ヤング(M.Sop)
ダン・ケンプソン(Br)
サラ・シェーファー(Sop)
エフレイン・アマヤ(指揮)
アーツ・クロッシング室内管弦楽団

 [78:30]

 作曲者のエフレイン・アマヤはベネズエラ出身の作曲家、指揮者。アメリカ、インディアナ大学で学び、現在はアメリカで活動している。
 歌劇「星座」は20世紀スペインを代表する画家ジョアン・ミロの生涯を描いたもの。
 歌劇のタイトル「星座」はミロの生涯の分岐点に描かれたといわれる彼の代表作。
 音楽はファリャを思わせる、スペインの民族的な親しみ易い作風で書かれている。
 
 

TROY1848
¥2400
サーシャ・マットソン:
 9イニングのジャズ・オペラ
  「クーパーズ・タウン」(改訂版)

   台本:マーク・ミラー&サーシャ・マトソン
ジュリー・アダムス(S)/ダニエル・ファヴェーラ(T)/
カリン・ギルフリー(MS)/ロッド・ギルフリー(Br)/
ダニエル・モンテネグロ(T)/
ゲルノット・ベルンロイダー(ドラムス)/
ラス・ジョンソン(Trp)/リッチ・モリン(ベース)/
ジェイソン・リグビー(Sax)/
ショーン・ウェイランド(Pf)

 録音:2011‐12年 [79:00]

 「クーパーズ・タウン」の初版はTROY1553/54の2枚組で発売されていましたが、この改訂版は1枚に収まっています。演奏も初版と同じでカットした版のようです。
マーシャ・マトソンの生年は記載されていないが、中堅以上の世代と思われる。野球の9イニングを芝居の9場に喩えたオペラで選手と彼を支える女性たちの人間模様が面白おかしく描かれる。
 全てジャズのスタイルで書かれ、物語もテンポよく進む。
 マトソンはテレビや映画を中心に活動する作曲家。
 
 

TROY1851
¥2400
「時の風の中で」~ラトビアのクリスマス音楽
 ラウラ・イェカブソーネ(b.1985):
  クリスマス・カンタータ《来るのが遅くすぐに消える》
 マーティンス・ブラウンス(b.1951):クリスマス歌曲集
 アンドレイス・ヤンソンス(b.1938):クリスマス・カンタータ
 アンドリス・セヤンス(b.1978):7つのアンティフォナ
ローラ・パデグス・ザムルス(指揮)
ニューヨーク・ラトビアン・コンサート・合唱団
ラトビア国立歌劇場室内管弦楽団
他、ソリスト

 録音:2020年1月3-4日ラトヴィア放送レコーディング・スタジオ、[71:38]

 20~21世紀ラトビアの作曲家によるクリスマスに因んだ合唱作品を収録。
 収められた作品は国際的な作曲家ヴァスクスを生んだ国だけあっていずれも調性で明快に書かれた抒情的な音楽。
 ニューヨーク在住のラトビア出身の音楽家と故国の管弦楽団の共演によるコラボレーション。
 



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TACET

S 259
(SACD HYBRID)
¥2700→\2490
ニコリッチ&オランダ室内管/モーツァルト:交響曲第39番&「ジュピター」
 モーツァルト:
  1. 交響曲第39番 変ホ長調 K.543
  2. 交響曲第41番 ハ長調 K.551 「ジュピター」
ゴルダン・ニコリッチ(ヴァイオリン)
オランダ室内管弦楽団

 2019年6月12-15日、アムステルダム、ヤクルト・ホールでの録音
 ・5.1 Version Real Surround Sound for all SACD Surround Systems
 ・Stereo Version for all Stereo Systems Plays on CD/SACD/DVD Players
 SACDハイブリッド盤です。

 指揮者を置かず中心のマイクを丸く囲み高い集中力から生み出された壮麗な音楽と優秀な録音で好評を得ているニコリッチ&オランダ室内管弦楽団によるモーツァルト作品集
 交響曲「ハフナー」「リンツ」(TACET S230 #4009850 023043)、ヴァイオリン協奏曲第1,5番(TACET S231 #4009850 023142)、協奏交響曲、交響曲第40番(TACET S236 #4009850 023647)に続く第4弾です。

 
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ALTUS



ALT474/5
(2CD)
¥3200→\2890
初CD 化
≪初出ステレオ・ライヴ≫
クーベリック/バイエルン放送響 来日公演1965

 [CD1]ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 WAB108
 [CD2] ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調「田園」 Op.68
ラファエル・クーベリック(指揮)
バイエルン送交響楽団

 オール初出音源・ステレオ!クーベリック&バイエルン来日公演。充実の極みブルックナー8番ついに登場切れ味鋭い両翼配置、みなぎる緊迫感!「田園」もあわせておどろきのリリース

 ライブ録音:1965年4月12日(CD1)、1965年4月13日(CD2)/フェスティバルホール(ステレオ)/初CD 化、国内プレス、ステレオ、日本語帯・解説付

 NHK 音源をもとにALTUS が最新技術を駆使してマスタリング。超貴重音源が堂々の初発売、65年クーベリック来日公演から渾身のブルックナー8番がついに登場です!
 CD1枚に収まっていながら充実の極みで壮絶な切れ味と緊迫感がたまりません。両翼配置の効果も絶大です。
 「田園」も両翼配置で立体的に旋律が高めあっていく音楽空間のなんと心地よいことか。オールステレオがありがたい!

 全編通じてブルックナー8番特有の一大パノラマが広がるような音楽を拒み、険しくそそり立つ山へ果敢に登頂していくような緊迫感に満ちた音楽が繰り広げられていく。
 切れ味鋭い低弦楽器が効果的な第2楽章は、極めてポリフォニックで構築感を保っており、穏やかなトリオにおいても武骨な響きがするのはブルックナーがこの楽章を「ドイツの野人」と名付けた所以がわかる演奏だ。
 第3楽章でも太い芯が一本通った音楽で、木管の響きの厚さに驚く。音の切り方はさっぱりしていて即物的とも思えるが、細部が丁寧に築き上げられていて気品すら漂わせている魅力的な演奏。
 終楽章の終結部における推進力は、万物を飲み込んでしまうようなエネルギーで圧巻だ。(指揮者・坂入健司郎氏のライナーノートより抜粋)
 



<国内盤> 


スリー・シェルズ



3SCD-0061
¥2778+税
「黛敏郎の秘曲/江﨑昭汰のピアノ演奏による」 江﨑昭汰(ピアノ)
 01.黛敏郎編曲版 「君が代」 *
 02-03.ピアノのための12の前奏曲 作品0
  I.「行進曲」 ハ長調/II.「アラベスク」 イ短調
 04-06.バレエ「かぐや姫」のスケッチによる3つのシーン
  石の花瓶の踊り/金の枝の踊り/鳳凰の踊り
 07-17.ウェディング・シンフォニー **
  M1 入場 [きらめく光の中で]/M2 ケーキ入刀 (前半)[夢ときめく頃]/
  M3 ケーキ入刀 (後半)[夢ときめく頃]/M4 乾杯[希望とともに]/M5 色直し中座 [あゆみ]/
  M6 色直し入場 [朝もや]/M7A キャンドルサービス [月の光をあびながら]/
  M7B メインキャンドル点火 [愛の光につつまれて]/M8 子供からの花束 [夢みる天使]/
  M9 花束贈呈と謝辞 [メッセージ]/M10 送賓 [明日を見つめて]
 18.0系新幹線放送メロディ
 19.マルチピアノのためのカンパノロジー
 20.PASSACAGLIA [絶筆] *
  * 江﨑昭汰によるピアノ1台・4手連弾のための編曲
  ** 江﨑昭汰によるピアノ独奏のための編曲

 黛敏郎の知られざる傑作がピアノで甦る!無観客公演CD「黛敏郎の秘曲/江﨑昭汰のピアノ演奏による」

 スリーシェルズは、WINDS CAFE(主宰:川村龍俊)と共催で行った「日本の作曲家秘曲探訪第3回・黛敏郎」を無観客公演CDとして2021年4月17日に全国発売いたします。
 当初は、限定期間に予約をした無観客公演の支援者にのみ配布されるCDとして作られていましたが、評判となったこともあり、一般発売が決定されました。

 録音:2021年1月31日カーサモーツァルト(原宿) Total Time:60'28
 ■企画・解説:西耕一 ■演奏・デザイン・録音編集:江崎昭汰
 ■録音・エレクトロニクス:磯部英彬 ■使用ピアノ:C.Bechstein S(調律:中川祐美子)

 2021年1月31日に、無観客公演として開催された江﨑昭汰のピアノ演奏による「日本の作曲家・秘曲探訪/黛敏郎ピアノ作品集」をCD化! ピアノ編曲版を含む数々の秘曲が世界初録音されました!
 雅楽を意識した黛敏郎編曲版《君が代》は、ピアノに編曲しても荘厳!
 未完の遺作となった《パッサカリア》は傑作を予感させる冒頭部分だけですが、天才音楽家の数々のシーンを思わせます。
 近年発見された3つの組曲版《バレエ「かぐや姫」》は、幻のバレエ音楽の片鱗を味わえます。
 黛敏郎考案による電子とアナログを融合させた《マルチピアノによるカンパノロジー》の電気梵鐘効果。
 結婚式のBGMとして作曲された《ウェディング・シンフォニー》は、映画音楽における黛を思わせる明快なメロディーと壮麗なる響き、そして日本情緒の融合!それだけでなく日本の儀礼音楽としての側面と東洋的時間感覚もそこはかとない隠し味となっています。
 お馴染みの《0系新幹線メロディ》や《作品第0番》も収録しています。
 無観客公演の関係者用として一部で知られるにはもったいない、詰め込むだけ詰め込んだ黛ワールド全開のCD誕生です。

 江﨑昭汰(ピアノ) Shota Ezaki
 1992年、福岡県生まれ。大分県立芸術文化短期大学のピアノ専攻を卒業後、ベルギーのリエージュ王立音楽院で学び、学士・修士課程を修了し卒業。ヨーロッパ各国で演奏活動も行う。また、演奏の機会に恵まれない作品の紹介にも積極的に取り組みながら、2016年にはロナルド・スティーヴンソンの「DSCHによるパッサカリア」の日本初演、2018年にはロン・イェディディアの「ピアノソナタ第5番」の世界初演を果たす。また、楽譜蒐集家としても知られ、これまでに蒐集した楽譜は数千点を超える。2021年現在、演奏家及び楽譜浄書家として活動する傍ら本職ではビジネスアーキテクトとしてIT業界に従事している。

 黛敏郎 Toshiro MAYUZUMI
 1929年(昭和4年)2月20日、横浜生まれ。東京音楽学校(東京藝術大学)で橋本國彦、池内友次郎、伊福部昭等に師事。1948年(昭和23年)に作曲した「拾個の独奏楽器の為のディヴェルティメント」により才能を認められる。1950年(昭和25年)作曲の「スフェノグラム」は、翌年のISCM国際現代音楽祭に入選して海外でも知られるようになる。1951年(昭和26年)パリ・コンセルヴァトワールへ留学、トニー・オーバン等に学ぶ。フランスから帰国後、ミュージック・コンクレートや日本初の電子音楽を手がけた。1953年(昭和28年)芥川也寸志、團伊玖磨と「3人の会」を結成。また、吉田秀和等と「二十世紀音楽研究所」を設立。雅楽・声明をはじめ、日本の伝統音楽にも造詣を深める一方、交響曲、バレエ、オペラ、映画音楽等の大作を発表した。1964年(昭和39年)より、テレビ番組「題名のない音楽会」の企画、出演。東京藝術大学講師、茶道「裏千家淡交会」顧問、評議員。「日本作曲家協議会」会長、「日本著作権協会」会長などを歴任した。
 「涅槃交響曲」(1958)で第7回尾高賞、「BUGAKU」で第15回尾高賞を受賞。主な作品に「ルンバ・ラプソディ」(1948)、「饗宴」(1954)、「曼荼羅交響曲」(1960)、「シロフォン小協奏曲」(1965)、オペラ「金閣寺」(1976)、「KOJIKI」(1993)、バレエ「The KABUKI」(1986)「M」(1993)他がある。ピアノ曲は、「前奏曲」「金の枝の踊り」「天地創造」などがある。ISCM入選(昭和31、32、38年)。毎日映画コンクール音楽賞(昭和25、32、38、40年)。毎日演劇賞(昭和33年)。ブルーリボン賞(昭和40年)。仏教伝道文化賞(昭和50年)。紫綬褒章(昭和61年)。1997年(平成9年)4月10日逝去。

 
 
















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