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≪第111号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その6 2021/4/13〜




4/16(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ALBA


ABCD 457
(SACD HYBRID)
¥2400
アンティ・アウヴィネン、サンポ・ハーパマキの合唱作品 ヘルシンキ室内合唱団
ニルス・シュヴェケンディーク(指揮)
 サンポ・ハーパマキ(1979-):Maailmamaa(ワールドランド)(2010)(16人の独唱者とサウンドファイルのための)
 アンティ・アウヴィネン(1974-):
  Obviously Foreign Infantry(見るからに外国の歩兵隊)(2017)(16人の独唱者のための)
  On, -ne, -ni(2010)(8人の歌手のための)

 ヘルシンキ室内合唱団によるフィンランド「モダニスト」作曲家ふたりの合唱曲集

 録音:2017年6月8日-9日(Maailmamaa)、10月20日(Obviously)、2018年6月10日(ON)/5.0 surround/stereo、66'08
 ニューパヴィリオン(Uusi paviljonki)(カウニアイネン、フィンランド)
 制作・録音・編集:ハンス・キプファー

 ヘルシンキ室内合唱団は、2007年にニルス・シュヴェケンディークが芸術監督に就任して以来、以前にも増して意欲的な活動をつづけてきました。
 コンサートとともに録音活動も積極的に行い、タピオ・トゥオメラの作品集『呪文』(Alba ABCD300)、『エーリク・ベリマン 合唱作品集 1936年−2000年』(BIS-2252)、フィンランド大公国時代の合唱曲集『春がやってくる』(BIS-2442)、ペルットゥ・ハーパネンの作品集『報告』(BIS-2452)といった幅広い時代のレパートリーを歌ったアルバムは、フィンランド国内と海外で高い評価を獲得しました。
 新しいアルバムでは、1970年代生まれの世代をリードするフィンランド「モダニスト」作曲家ふたりの合唱作品を歌っています。

 サンポ・ハーパマキ(1979-)は、「微分音とスペクトル音楽」の作曲家と呼ばれ、管弦楽や器楽のための作品を主に手がけてきました。
 《ワールドランド》は、ヘルシンキ室内合唱団から委嘱され、彼が初めて「声の音楽」に挑んだ作品です。「民族主義者と世界主義者、保護貿易論者と国際主義者という、世界の見方の間に生じる緊張」の探求を背景に「16人の独唱者とサウンドファイルのため」に作曲。
 自身の書いた「超現実主義」詩『Aistit(感覚)』をテクストに使い、パーシウスの《フィンランド国歌》、キルピネンの《国旗の歌》、クレスの《ポリ連隊行進曲》、シベリウスの《フィンランディア賛歌》、そしてカール・オルフの《カルミナ・ブラーナ》の〈おお運命の女神よ〉を断片的に引用。歌い手たちによるさまざまな言語も飛び交う、7楽章、約40分の音楽に作り上げました。

 マルチメディアによる音楽創造に関心を寄せるアンティ・アウヴィネン(1974-)は、「騒々しい」要素を作品に欠かせない音楽言語として使い、「楽音と騒音の境界」の探求に挑むことで知られます。
 「声楽外」の仕掛けの加えられた《On, -ne, -ni》は、彼のスタイルが明確に示された曲のひとつです。
 「幸福」「幸運」を意味するフィンランド語「onneni」による言葉遊びがタイトル。実験性と遊び心のある言葉使いで知られるヘンリーカ・タヴィ(1978-)の詩と、フィンランド語文学の生みの親と言われるアレクシス・キヴィ (1834-1872)の詩の断片によるテクストが、8人の歌手のアンサンブルで歌われます。
 《見るからに外国の歩兵隊》は、2017年、第一世界大戦記念の委嘱作として作曲されました。兵員募集ポスターや『ダダ宣言』などから採った多種雑多な言葉をテクストに使った約12分の作品。
 このアルバムでは、「混声合唱版」ではなく「16人の独唱者のための版」が歌われます。
 
 

ABCD 458
¥2400
古楽を真新しいやりかたで
 シャルダヴォワーヌ(bap. 1538-c.1580): 愛しい人よ、ばらを見に行こう(Mignonne, allons voir si la rose)
 ダウランド(1563-1626):おいで、もう一度(Come again)*
 マレ(1656-1728):『人間の声』による即興(Improvisations on "Les voix humaines")
 パーセル(c.1659-1695)私が地中に横たえられる時には(When I Am Laid in Earth)(ナフム・テイトの詩)
 ダウランド:目覚めよ優しい恋人(Awake Sweet Love)/ 暗闇に私は住みたい(In Darkness Let Me Dwell)
 ブロウ(1649-1708):秘恋(The Self Banished)(エドマンド・ウォラーの詩)**
 ダウランド: 今こそ別れねばならぬ(Now, O Now, I Needs Must Part)
 フィンランド伝承曲: 強固な老ヴァイナモイネンは(Waka wanha Wainamoinen)
  カルテット・アヤトン
  【ミア・シマナイネン(ヴォーカル) ヘンリク・サンドース(バンドネオン)
   カリ・イコネン(モーグ・シンセサイザー) ミッコ・ペルコラ(ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴォーカル **)
   アブディッサ・アッセファ(パーカッション)*】

 "時代を超えた"古楽アンサンブル、カルテット・アヤトンによる新しい視座によるCD

 録音:2020年3月 Studio Ambience(ヘルシンキ、フィンランド)/37'09
 制作:ミア・シマナイネン/録音:アブディッサ・アッセファ/ミクシング・マスタリング:ユハンネス・ルンドベリ

 「カルテット・アヤトン」は、フィンランド語の「時代を超えた」をグループ名にとった古楽アンサンブルです。
 ミア・シマナイネンのヴォーカル、ヘンリク・サンドース のバンドネオン、カリ・イコネンのモーグ・シンセサイザー、ミッコ・ペルコラ のヴィオラ・ダ・ガンバの編成。
 メンバーのオリジナル曲、即興による響き、東洋の音楽から借用した旋律、過去の音楽などをレパートリに「これまでのさまざまな定義を燃やして灰にしてしまう、四次元の音楽を創造する」活動を続けています。
 新しいアルバム『古楽を真新しいやりかたで』は、彼らの Alba Records への初めての録音です。
 「時と伝統を旅してまわり、古いものと新しいものの橋渡しをする」を目的に、古い時代に作られた音楽を新しい心躍る歌として示してみせます。
 ヴォカリーズで歌われる、16 世紀フランスのジャン・シャルダヴォワーヌ の《愛しい人よ、ばらを見に行こう》。
 ジェームズ一世時代のイングランドのダウランド、バロック期のパーセル 、ジェームズ二世時代のジョン・ブロウの歌曲。
 バロック期フランスのマラン・マレのヴィオール曲《人間の声》による即興は、ジャネット・フレーム (1924-2004)の詩『I Must Go down to the Seas Again(もう一度、海に下りて行かねばならない)』がテクストに使われています。
 プログラムの最後が、フィンランド民族叙事詩『カレヴァラ』の《強固な老ヴァイナモイネンは》です。
 
 

ABCD 455
(2CD)
¥4200
復活祭の三日
 ペッカ・コスティアイネン(1944-):
  復活祭オラトリオ《復活祭の三日》(2000)
   [聖木曜日のミサ/ 受難/ 復活祭のミサ]
カイサ・ランタ(ソプラノ)
ミンヤ・ニーラネン(ソプラノ)
イェニ・パカレン(メゾソプラノ)
シモ・マキネン(テノール)
タパニ・プラトハン(バスバリトン)
ムジカ合唱団
ユヴァスキュラ・シンフォニア
聖ミカエル弦楽オーケストラ
ヴィッレ・マトヴェイェフ(指揮)

 フィンランドのペッカ・コスティアイネンによる復活祭オラトリオ

 録音:2019年/103'07

 フィンランドのペッカ・コスティアイネン(1944-)は、『コスティアイネン自作を指揮する』のアカペラ合唱作品で主に知られます。
 復活祭オラトリオ《復活祭の三日》は、《レクイエム》(2016)(ABCD417)と同じくユヴァスキュラ教区とユヴァスキュラ・シンフォニア(シンフォニア・フィンランディア)の共同委嘱を受け、独唱者、合唱と管弦楽のための音楽として作られました。
 「キリエ」「福音」「サンクトゥス」「アニュス・デイ」の〈聖木曜日のミサ〉、「福音」「地上は暗闇となった」「聖十字架の苦しみ」など「聖金曜日の典礼」の〈受難〉、「開始のコラール」「グローリアと頌歌」「福音」「クレド」「サンクトゥス」「アニュス・デイ」「最後の祝い」の〈復活祭のミサ〉と、3つの部分で構成された作品です。
 2000年4月23日、マルクス・レへティネンが指揮してユヴァスキュラのタウルマキ教会で初演。「嵐のような」成功をおさめ、その後のイースター期間中にもくり返し演奏されてきました。
 ユヴァスキュラ・シンフォニアと首席指揮者ヴィッレ・マトヴェイェフ(1986-)の演奏は、この作品の初録音です。
 
 


ABCD 460
¥2400
ウーノ・クラミの室内楽作品
 ウーノ・クラミ(1900-1961)
  ・ヴァイオリン・ソナタ ハ短調(1920)
   (エーロ・ケスティ(1959-)第3楽章再構成)
  ・アンダンティーノ(1920)(《ヴィオラ・ソナタ 変ロ短調》から)
  ・子守歌(Berceuse)(ヴァイオリンとピアノのための)
  ・ピアノ四重奏曲 ニ長調(1922)
ウーノ・クラミ・アンサンブル
 【エッシ・ホーグルンド(ヴァイオリン)
  エーロ・ケスティ(ヴィオラ)
  シリヤ・ニロネン(チェロ)
  エサ・ユロネン(ピアノ)】

 20世紀フィンランドを代表する作曲家ウーノ・クラミによる室内楽作品集

 録音:2020年7月27日-30日 クーサンコスキ・ホール(クーサンコスキ、フィンランド)/47'15
 制作:エサ・ユロネン、ペール・オーマン、エルッキ・ニソネン
 録音・編集・マスタリング:マッティ・ヘイノネン、ソフィア・リーピ

 ウーノ・クラミのピアノとヴァイオリンのための作品集『風景』(ABCD352)を録音した、フィンランドのクラミ協会会長、エサ・ユロネン(1970-)を中心とする「ウーノ・クラミ・アンサンブ」の演奏による室内楽作品集。
 《ヴァイオリン・ソナタ ハ短調》は、「アレグロ・モデラート」と「アンダンテ・モルト」の2つの楽章が完成、第3楽章がスケッチで残された作品です。最初の2つの楽章は、アルバム『風景』に次ぐ再録音。
 このアルバムでは、ヴィオラのエーロ・ケスティ(1959-)が、「モデラート・モルト−アレグロ・コン・アフェッタ」の第3楽章を残されたスケッチと、類似する個所のある《ヴィオラ・ソナタ》の終楽章を元に再構成。3楽章の作品として演奏されています。
 《ヴィオラ・ソナタ 変ロ短調》の〈アンダンティーノ〉。《子守歌》は、小管弦楽のための《子供の交響曲》(Op.11)の第2楽章をクラミ自身がヴァイオリンとピアノのために編曲した小品です。
 《ピアノ四重奏曲 ニ長調》は、楽譜が現存する数少ない作品のひとつ。「テンポ・ジュスト」「モルト・アンダンテ」「プレスティッシモ・エ・モルト・エネルジーコ」の3楽章で書かれ、クラミの音楽を研究しバレエ《旋風》第1 幕の復元(BIS-696)を手がけたカレヴィ・アホは、クラミの書いたもっとも快活でロマンティックな作品のひとつに挙げています。

 ウーノ・クラミ は、1900年9月、フィンランドの東南部のはずれ、ヴィロラハティの生まれ。ヘルシンキで学び、1924年から1925年にかけてパリに留学。
 ラヴェルをはじめとする当時の「モダニスト」とプロコフィエフやストラヴィンスキーのロシア・モダニズムに衝撃を受け、フィンランド叙事詩集『カレヴァラ』の象徴するナショナリズムと「モダニズム」の手法を融合させるスタイルを作りあげました。
 《カレリア・ラプソディ》、《子供の交響曲》を含む3曲の交響曲、ピアノ協奏曲第1番《モンマルトルの一夜》、ヴァイオリン協奏曲、オラトリオ《詩編》と、管弦楽のための作品を中心に作曲。
 《カレヴァラ組曲》や《旋風》のような標題性、物語性のある作品に彼の独自性がもっとも発揮され、20世紀フィンランドを代表する作曲家のひとりとして音楽史に名を残しています。
 
 

ABCD 464
¥2400
夢みる女
 ジョゼフ・シャバンソー・ド・ラ・バール(1633-1678):
  恋など二度としないと誓った/ 誰がわたしを夢中にさせたか、あなたは尋ねる/
  魂を虜にされると(《2声のアリア集》(1669))
 マラン・マレ(1656-1728):夢みる女(ひと)(《ヴィオール曲集 第4巻》(1717))
 クリストフ・バラール(1641-1715):あなたに思いを寄せるとは(《ブリュネットまたは優しい小アリア》(1703))
 ルイ・クープラン(c.1626-1661):組曲 ハ短調[ 前奏曲/アルマンド〈才気あふれる貴婦人〉/クラント/ サラバンド/ジグ]
 ロベール・ド・ヴィゼ(c.1655-1732/33): かわいいブルネット/ 仮面舞踏会(《テオルボとリュート曲集》(1716))
 ジュリー・ピネル(c.1710-1737):
  わたしの目よ、もう涙を流さないで/ 暗い場所、暗い森(《まじめな歌の新しい曲集》(1737))
 マラン・マレ(1656-1728):前奏曲/ブーラスク(《ヴィオール曲集 第2巻》(1701))
 ジュリー・ピネル(c.1710-1737):
  私たちの心は、優しい無邪気さに支配され/ 素敵な憩い、穏やかな無関心(《まじめな歌の新しい曲集》(1737))
 フランソワ・クープラン(1668-1733): 嘆きのほおじろ(《クラヴサン曲集 第3 巻 第14 組曲》(1722))
 ジャン=バティスト・ドルアール・ド・ブセ(1662-1725):
  なぜだ、優しいナイチンゲール(《アリアとブリュネット集》(1721))
 アースリー・エンジェル、カイサ・ダールベク(ソプラノ)、
 ヘイディ・ペルトニエミ(チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
 シモーネ・ヴァッレロトンダ(テオルボ)、アーポ・ハッキネン(チェンバロ)

 古楽アンサンブル「アースリー・エンジェル」によるバロック期フランスの作曲家8人の作品

 古楽アンサンブル「アースリー・エンジェル(Earthly Angels)」は、2016 年、「ヴァーサ・バロック(Vaasa Ba-roque)」に関連するグループとしてソプラノ歌手カイサ・ダールベク により創設されました。
 結成の翌年、アルバム第1作『17世紀尼僧院の音楽』(ABCD426)を録音。17世紀と18世紀の音楽を「今日」の聴衆に伝える姿勢が創り出す魅力的な音楽が高く評価され、フィンランド放送協会の「2018年最優秀アルバム」に選ばれました。
 新作の『夢みる女(ひと)』では、バロック期フランスの作曲家8人の作品を歌い、演奏しています。
 ジョゼフ・シャバンソー・ド・ラ・バール、クリストフ・バラール、ジュリー・ピネル、ジャン=バティスト・ドルアール・ド・ブセたちの「アリア」と「ブルネット」、マラン・マレとロベール・ド・ヴィゼのヴィオールやテオルボの曲、ルイとフランソワ・クープランのクラヴサン曲。かつて優美だった時代の空気を伝える20曲が、「今」の感覚とともに演奏されます。
 このアルバムのセッションには、ソプラノのダールベクをのぞき、前作と異なるメンバーが参加しました。
 シベリウス・アカデミーでマルック・ルオラヤン=ミッコラに学び、ヘルシンキ・バロック管弦楽団などのグループで演奏するヘイディ・ペルトニエミ のチェロとヴィオラ・ダ・ガンバ。
 聖チェチーリア国立音楽院でアンドレア・ダミアーニに学んだ、ローマ生まれのシモーネ・ヴァッレロトンダのテオルボ。チェンバロを弾くアーポ・ハッキネンは、欧米を舞台に活躍する、フィンランドを代表する古楽奏者のひとりです。
 
 

ABCD 500
¥2400
われわれの過失−ユージン・バーマンの声楽作品
 ユージン・バーマン(1987-):
  Lamentations(嘆き)(2012-16)(室内合唱団のための)
  Nostra Culpa(われわれの過失)(2013)
   (ドラマティックな声と弦楽オーケストラのための)
  State of the Union(結びつきのようす)(2015-16)
   (室内合唱団のための)
ヘルシンキ室内合唱団
ニルス・シュヴェケンディーク(指揮)
イリス・オヤ(声)
コンテンポアートアンサンブル

 ヘルシンキ室内合唱団によるヘルシンキのフェスティヴァル「ムジカ・ノーヴァ」関連アルバム

 ヘルシンキのフェスティヴァル「ムジカ・ノーヴァ」と関連してリリースされるアルバム。
 アメリカの作曲家ユージン・バーマンの作品が3曲、ニルス・シュヴェケンディーク指揮のヘルシンキ室内合唱団とイタリアの弦楽アンサンブル「コンテンポアートアンサンブル」の演奏で収録されています。

 ユージン・バーマン(1987-)は、ラトビア生まれ。コロンビア大学で経済学学士号、ジュリアード音楽院で作曲修士号、オックスフォード大学クライスト・チャーチで作曲博士号を取得。オックスフォード大学で教え、現在、香港浸会大学音楽学部のアシスタント・プロフェッサーを務めています。
 オーケストラ、アンサンブルと器楽奏者、合唱団からの委嘱を受けて幅広く作曲、「『見せ場』と『激情』の作曲家」(BBC)「独創的、催眠術的、勇ましく、美しいと、すぐにわかる」(FestivalInternazionale A.F. Lavagnino)といった評を得てきました。

 エーリク・エーリクソン室内合唱団とヘルシンキ室内合唱団のために書かれた《Lamentations(嘆き)》。
 「エストニア音楽の日々」フェスティヴァルが、エストニアのメゾソプラノ歌手、イリス・オヤ Iris Oja とタリン室内管弦楽団のために委嘱した《Nostra Culpa(われわれの過失)》。
 《State of the Union(結びつきのようす)》は、アメリカのスコット・ディール Scott Diel がテクストを執筆、環境の持続可能性、経済的不平等、社会の一般的無知に関するメッセージをこめた、ある種の「世界のすべての不正義についてのオペラ」として作られた作品です。
 アメリカ、ミシガン州の NPO「ラビット・アイランド・ファウンデーション)」がヘルシンキ室内合唱団のために委嘱。演奏時間約37分の作品です。
 
 
ABACD 21
¥2400
Virta venhetta vie
 ・Vanhoille(老いし人へ)*
 ・Puhtahat purjeet(汚れのない帆)*
 ・Niin sinua katsoin, neiti(素敵に見えるよ、お嬢さん)*
 ・Syreenien kukkiessa(ライラックの花が咲き)**
 ・Menevat, murehtisinko? **
 ・Maininkeja **
 ・Virta venhetta vie *
 ・Niin kaukaa ja sentaan lahelta niin(遠くて近い)**
 ・Mieron nuotioilla(キャンプファイアのそばのミエロン)**
 ・Kuutamolla(月明かりの下で)**
 ・Kun muistelen(思い出すのは)*
 ・Moment musical(楽興の時)**
 ・Rauha(平安)**
セッポ・イストゥカイスサーリ(ヴォーカル、ブラス)
マルツィ・ニューマン(ギター、ハモンドオルガン)
ヴィッレ・ヘッララ(ベース)
ヤスカ・ルッカリネン(ドラム)**
ヴィッレ・ピュンシ(ドラム)

 フィンランド語詩のパイオニア、エイノ・レイノの詩による作品集

 録音:2019年4月9日-10日、9月17日-18日 Varistoteles Studio(ヴァリストテレス・スタジオ)(ヘルシンキ)/51'26
 制作:セッポ・イストゥカイッサーリ、マルック・ヴェイヨンスオ/録音・ミクシング:マルック・ヴェイヨンスオ

 エイノ・レイノ Eino Leino(1878-1926)は、フィンランド語詩のパイオニアのひとりといわれ、彼の詩は、フィンランドの人たちから広く愛されてきました。
 彼の詩には美しい響きとリズムがあり、オスカル・メリカント、ユリヨ・キルピネンといった19世紀から20世紀の作曲家たちにインスピレーションを与えました。
 トイヴォ・クーラの歌曲《朝の歌(Aamulaulu)》もレイノの詩に作曲され、彼の代表作と言われています。フィンランドのヴォーカリスト、セッポ・イストゥカイスサーリ Seppo Istukaissaari もレイノの詩に魅せられ、彼の詩に作曲することを20年以上にわたって考えつづけたといい、アルバム『Virta venhettä vie』でそれを実現させました。
 《Vanhoille(老いし人へ)》から《Rauha(平安)》まで、愛、死、孤独、人生の喜びと悲しみをテーマにした13曲。
 録音セッションは、2019年の4月と9月、ヘルシンキのスタジオで行われました。
 ジャズ、ポップ、ロックと幅広く活動し、アヌ・コムシと共演してアルバム『Sacred Concert(聖なるコンサート)』(Alba ABCD450)を作ったマルツィ・ニューマン Marzi Nyman(1979-)と、フィンランドのジャズシーンで活躍するヴィッレ・ヘッララVille Herrala(1979-)、ヴィッレ・ピュンシ Ville Pynssi(1978-)、ヤスカ・ルッカリネン Jaska Rukkarinen(1982-)が参加しました。
 
 

ABACD 23
¥2400
カウスティネン
 「伝承曲:あいさつ(Tervehdys)」
  Ylitalon Jussin marssi − Paaskysvalssi(ツバメのワルツ)− Luomalan masurkka(ルオマラのマズルカ)−
  Vanha jenkka(古いショッティーシュ) − Tiltan polkka(橋のポルッカ)
 ヴィリヤミ・ニーティユコスキ(1895-1985)
  Luonnon aania(自然の音) Hamartaissa(たそがれに) Iloa ja surua(喜びと悲しみ)
  Kaustislainen marssi(カウスティネン・マーチ)
 「伝承曲:歌(Lauluja)」
  Merimiehen hauta(船乗りの墓) Suruni suuri(わたしをひどく悲しませるもの)
  Miettiva sydan(考える心) − Ihanalla kedolla(すばらしい野原で)
 「家伝曲(Suvun omia)」
 ヨーナス・ヴァパーヴオリ Mikonkankhan marssi
 アーロ・ケンタラ(1920-1991) Mosalan myllylla(モサラの水車小屋で)
 クレータ=マリア・ケンタラ Mosalan Olokan flikuleeri
 ミンナ・ヤルヴェラ Tiskivals(机のワルツ)
 ヨルマ・ヤルヴェラ Bergbackan jenkka(ベリバッカのショッティーシュ)
 マリア・プラッカ Pulakan polokka(プラカのポルスカ)
 「パープルミュージック(Purppurimusiikkia)」
  D-duurialotus − Hoppatahti −
  Silia valssi (Teksan Maijan roskapuuvalssi)( シリア・ワルツ(テキサス・マイヤのゴミ・ワルツ))−
  A-molliflikuleeri(イ短調のフリック)− Hyppytahti − Villen marssi(荒くれ者のマーチ)
 「タンゴ(Tangoja)」
 アンヘル・ビロルド(1861-1919) Tulisuudelma(炎のくちづけ)
 ヴァルト・テュンニラ(1904-1940) Pieni sydan(小さな心)
 コンスタ・ユルハ(1910-1984)
  Kruunu-Marjaanan polska(クルーヌ=マリヤーナのポルスカ) − Metsamarssi(森のマーチ)− Tahtisilma(星の瞳)
 「ポルカ(Polkkia):Kaki-Jaakko Tuikkasi Pokkaria Nilikhan」
 伝承曲 Kaki-Jaakkon polkka(カキ=ヤーコのポルカ) Tuikkauspolkka(きらめくポルカ)
  アッカペリマンニット
   クレータ=マリア・ケンタラ(ヴァイオリン、ヴォーカル)、カイヤ・サーリケットゥ(ヴァイオリン、ヴォーカル)、
   マリア・プラッカ(ヴァイオリン、ヴォーカル)、ミンナ・ヤルヴェラ(ヴァイオリン、ヴォーカル)、
   レーナカイサ・サンドベリ(ヴァイオリン、ヴォーカル)、メイヤ・ヴィルッカラ(ハルモニウム、ヴォーカル)、
   カーリナ・ニソネン(ハルモニウム)、ヤーナ・ヴィルッケラ(ベース)

 フィンランド民俗音楽のふるさとカウスティネンで立ち上がった女性のカンテレ・アンサンブル,アッカペリマンニット

 録音:2019年11月23日-24日 Salonkylan Seurantalo(サロンキュラ協会ホール)(カウスティネン、フィンランド)/61'11
 制作:ピルヴィ・ヤルヴェラ/録音: アンティ・ヴァイニオ

 カウスティネンは、フィンランド民俗音楽のふるさと、中央オストロボスニア地方にあり、毎年7月に開催されるスカンディナヴィア最大のフォークミュージック・フェスティヴァルで国際的に知られています。
 人口約4,300 のこの自治体では、いくつもの家が「家伝」の音楽を何世代にも渡って守り、さらに、新しい音楽も生み出してきました。
 「アッカペリマンニット(Akkapelimannit)」(女性民俗音楽家)は、女性のカンテレ・アンサンブルがいくつもあり、女性プレーヤーがバンドに参加していたにもかかわらず、「カウスティネンの旗を振れるのは男性」という空気が依然として支配的だった1980 年代初期、女性プレーヤーたちが「もう嫌」と立ち上がり、結成したグループです。
 『フォーク・シーズンズ』(ABCD402)を録音した「バロッコ・ボレアーレ」のリーダー、クレータ=マリア・ケンタラKreeta-Maria Kentala の呼びかけに応じた友人たちが結集。
 当初、「あんたたちの演奏は、男よりも男らしいな!」というコメントも寄せられ、「女らしい演奏ってどんなものなの?」と自問しながら活動を続けるうちに多くの人たちから支持されるようになったといいます。
 「これが私たちの音楽」とアッカペリマンニットが自信をもって作ったアルバム『カウスティネン』。
 伝承の曲、新しい曲、彼女たちのオリジナル曲によるプログラムを演奏しています。
 
 

ABACD 24
¥2400
雪の天使
 ピョートル・チャイコフスキー(1840-1893)(メイヒュー・レスター・レイク(1879-1955)編曲):
  小序曲(Miniature Overture)(バレエ《くるみ割り人形》から)
 ヴラディーミル・ヴァヴィーロフ(1925-1973)(ティモ・フォシュトレム(1961-)編曲):
  アヴェ・マリア(Ave Maria)(カッチーニのアヴェ・マリア)(c.1970)*
 ジャン・シベリウス(1865-1957)(ティモ・フォシュトレム(1961-)編曲):
  クリスマスの歌「私には富も名声もいらない」(Jouluvirsi"En etsi valtaa, loistoa") **
オット・コティライネン(1868-1936)(ヘイッキ・エロ 編曲):クリスマスの朝の雀(Varpunen jouluaamuna)*
 カール・コッラン(1828-1871)(ヘイッキ・エロ 編曲):ナイチンゲールのクリスマスの歌(Sylvian joululaulu)**
 コンスタ・ユルハ(1910-1984)(ティモ・フォシュトレム(1961-)編曲):クリスマスの歌(Joululaulu)**
 ヘイノ・カスキ(1885-1957)(ライネ・アムプヤ(1958-)編曲) : 小屋は雪の下に眠る(Mokit nukkuu lumiset)**
 イラリ・ヒュルキラ(1978-):わたしのクリスマスの夢(My Christmas Dream)
 ヨースタ・スンドクヴィスト(1957-2003)(ティモ・フォシュトレム(1961-)編曲):クリスマスの話(Joulukertomus)*
 ティモ・フォシュトレム(1961-): 雪の天使(Snow Angels)
 ランドル・アラン・ベース(1953-):クリスマスイブ(Jouluaattoyo)(The Night before Christmas)*
 ジョニ・ミッチェル(1943-)(ヘイッキ・スンマネン 編曲):River *
 ヒュー・マーティン(1914-2011)(エスコ・ヘイッキネン(1953-)編曲):Have Yourself a Merry Little Christmas *
 アドルフ・アダン(1803-1856)(エスコ・ヘイッキネン(1953-)編曲):
  クリスマスの歌「聖らに星すむ今宵」(Oi jouluyo)**
 ヘルシンキ警察シンフォニックバンド サミ・ルースヴオリ(指揮)
 ヘレナ・ユントゥネン(ソプラノ)* ミカ・ポホヨネン(テノール)**

 ヘルシンキ警察シンフォニック・バンドの『雪の天使』

 録音:2020年7月、8月 ニュー・パヴィリオン(カウニアイネン、フィンランド)/69'36
 制作:ヘイッキ・エロ/録音:マルック・ヴェイヨンスオ

 ヘルシンキ警察シンフォニックバンド(Helsingin Poliisisoittokunta)は、1947年、警察と市民の親睦を目的に作られました。
 14人のメンバーのバンドから始まり、団員数43名の「シンフォニック・バンド」として演奏するようになりました。
 ヘルシンキ市民と子供たちのためのコンサートの他、フィンランド国内外のさまざまなイベントで演奏しています。
 
 2002 年から、シベリウス・アカデミー、パイヤト=ハメ音楽院、スウェーデンのヨーテボリ音楽学校で学んだサミ・ルースヴオリ Sami Ruusuvuori(1976-)が首席指揮者を務めています。
 ヘルシンキ警察シンフォニック・バンドの『雪の天使』は、COVID-19の影響下、2020年夏、カウニアイネンのニュー・パヴィリオンで録音された「クリスマス・アルバム」です。
 6月、数週間のリハーサルが始まり、夏期休暇の後、7月と8月のセッションで録音が行われました。

 《くるみ割り人形》の〈小序曲〉に始まるプログラム。
 バンドのサクソフォーン奏者、ティモ・フォシュトレム Timo Forstrom が編曲した、『カッチーニのアヴェ・マリア』として知られるヴァヴィーロフの《アヴェ・マリア》とシベリウスの《クリスマスの歌》。
 フィンランドのクリスマスにかならず歌われる《クリスマスの朝の雀》《ナイチンゲールのクリスマスの歌》《小屋は雪の下に眠る》。
 シンガーソングライター、コメディアンとして親しまれたヨースタ・スンドクヴィスト GostaSundqvist の《クリスマスの話》は、フォシュトレムがバンド用に編曲した音楽に乗ってソプラノがニュアンス豊かに語ります。
 アメリカの歌が3曲。ジョニ・ミッチェルの《River(リヴァー)》は、メンバーのヘイッキ・スンマネン Heikki Summanen が編曲とサクソフォーン・ソロを担当しました。
 




ANTARCTICA


ANTAR 026
¥2800
ミサ・タンゴ
 マルティン・パルメリ(1965-):ブエノス・アイレスのミサ
 アストル・ピアソラ(1921-1992):
  カリエーゴのミロンガ/孤独/アイ短調のミロンガ
アストリア

 タンゴ語法を取り入れたミサ曲

 51'17''

 アルゼンチンの作曲家マルティン・パルメリによって1995年から96年にかけて作曲された「ブエノスアイレスのミサ」(ミサ・タンゴとも)を収録。
 古典的なラテン語のミサ曲で構成されていながらタンゴの響きとリズムが使われた作品で、合唱(ソロあり)、弦楽、ピアノの他、タンゴの象徴的な楽器であるバンドネオンがソリストとして登場します。
 2021年に生誕100年を迎えたアストル・ピアソラをカップリング。
 




AUDITE


AU 23447
(2CD)
¥3900
「オルガン学校のようなもの」〜
 J.S.バッハとメンデルスゾーンのオルガン・ソナタ集
ハンス=エーベルハルト・ロス
 (オルガン/ゴル・オルガン)
 CD1
  (1)J.S.バッハ:トリオ・ソナタ第1番 変ホ長調 BWV525(11'01)
  (2)メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.65-1(14'01)
  (3)J.S.バッハ:トリオ・ソナタ第2番 ハ短調 BWV526(11'56)
  (4)メンデルスゾーン:トリオ・ソナタ第2番 ハ短調 Op.65-2(9'15)
  (5)J.S.バッハ:トリオ・ソナタ第3番 ニ短調 BWV527(12'53)
  (6)メンデルスゾーン:トリオ・ソナタ第3番 イ長調 Op.65-3(9'22)
 CD2
  (7)J.S.バッハ:トリオ・ソナタ第4番 ホ短調 BWV528(10'50)
  (8)メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ第4番 変ロ長調 Op.65-4(13'55)
  (9)J.S.バッハ:トリオ・ソナタ第5番 ハ長調 BWV529(14'05)
  (10)メンデルスゾーン:トリオ・ソナタ第5番 ニ長調Op.65-5(7'23)
  (11)J.S.バッハ:トリオ・ソナタ第6番 ト長調 BWV530(13'24)
  (12)メンデルスゾーン:トリオ・ソナタ第6番 ニ短調 Op.65-6(12'40)

 名手ハンス=エーベルハルト・ロスの硬派な演奏で聴くJ.S.バッハのトリオ・ソナタとメンデルスゾーンのオルガン・ソナタ全集!

 セッション録音:2020年6月1-5日/聖マルティン教会(メミンゲン、ドイツ)/DDD、ディジパック仕様、CD1 68'58、CD2 72'29
 レコーディング&エグゼクティヴ・プロデューサー:ルトガー・ベッケンホーフ

 オルガンの録音に定評のあるドイツのaudite レーベル。このジャンルにおいて数々の優秀録音をリリースしてきました。
 当アルバムではJ.S.バッハとメンデルスゾーンのオルガン・ソナタ全集を録音。
 演奏は数々の国際コンクール受賞歴を持ち、フランクのオルガン作品全集(AU-21413)、ヴィエルヌのオルガン交響曲全集(第1弾(AU-92674)、第2弾(AU-92675)、第3弾(AU-92676))の録音でも卓越した技術と確かな解釈で高い評価を得ているハンス=エーベルハルト・ロスです。

 マリー=クレール・アランが「オルガン教師が才能ある弟子に習得させようとする難題の集大成」とも表現したJ.S.バッハの6つのトリオ・ソナタ。
 1727年から1732年にかけて作曲されたこれらの作品は、現在でもすべてのオルガニストの礎となっています。その100年後、メンデルスゾーンは6つのオルガン・ソナタを作曲しています。
 メンデルスゾーン自身が「オルガン学校のようなもの」と出版社に書いたように非常に高度な技術と集中力を要し、オルガニストにとって「勉強」の意味合いがありますが、そのどちらも芸術的に最高傑作であることは言うまでもありません。
 ロスの気品あふれる演奏をお楽しみください。

 「メミンゲンの聖マルティン教会に据え付けられたゴル・オルガンは、20世紀後半(1998年)に作られた近代的な楽器で、その音色は19世紀のフランスの交響曲のレパートリーを表現するように設計されています。
 しかしこの楽器の最大の特徴はバロックとロマン派初期の音色が見事に融合していることです。つまり、この楽器はオルガン音楽の歴史において異なる時代のバッハとメンデルスゾーンの演奏をすることができるのです。」(ハンス=エーベルハルト・ロス)

 
 




BIS

BIS SA 2499
(SACD HYBRID)
¥2800
「c/o室内オーケストラ」4人の作曲家のディヴェルティメント
 (1)イベール:ディヴェルティスマン〜室内オーケストラのための(1930)
 (2)ベルナール:ディヴェルティスマン Op.36〜管楽器のための(1894)
 (3)バルトーク:ディヴェルティメント Sz.113( BB.118)〜弦楽オーケストラのための(1939)
 (4)イッポリート:ディヴェルティメント〜室内オーケストラのための(2017)
c/o室内オーケストラ 

 自由に楽しく演奏!名人が揃った「c/o室内オーケストラ」が4人の作曲家のディヴェルティメントを録音!

 セッション録音:(1)(2)(4)2018年8月/イエス・キリスト教会(ベルリン、ダーレム) (3)2020年10月キリスト教会(ベルリン、オーバーシェーネヴァイデ)
 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、79'22

 SACD Hybrid 盤。
 指揮者を立てない「c/o 室内オーケストラ」。当団はヨーロッパを中心とする10か国以上から集結した若手の精鋭が集い、室内オーケストラの高みを目指す注目の団体です。

 「c/o」は英語の「care of」の略で、郵便や宅配など、本人に直接届けることが出来ず他の人が代わりに預かってくれる場合に「c/o(日本語では「様方」)」と記します。
 このイメージから当団は「作曲家が作曲しただけでは音楽を聴衆に届けることはできず、音楽家が演奏することによりはじめて音楽に命が宿る」という思いを込め「c/o室内オーケストラ」と名付けました。

 このアルバムでは4 人の作曲家の「ディヴェルティメント(ディヴェルティスマン)」を収録。ディヴェルティメントといってもその演奏形態は実に様々。
 バルトークは弦楽オーケストラ、エミール・ベルナール(1843-1902)は管楽合奏、イベールとマイケル・イッポリート(1985-)は室内オーケストラとその作品は多彩です。
 また、アンサンブルの作品ながらメンバーの個性も発揮されるのがこれらの作品の魅力でもあります。名手が揃った当団のメンバーが自由に楽しく演奏しております!
 




HAENSSLER



HC 19025
¥2700
フランツ・シューベルト(1797-1828):
 連作歌曲集『冬の旅』 Op.89 D.911(1827)

  第1部
   【おやすみ/風見の旗/凍った涙/かじかみ/菩提樹/
    あふれる涙/川の上で/回想/鬼火/憩い/春の夢/孤独】
  第2部
   【郵便馬車/霜おく頭/からす/最後の希望/村で/あらしの朝/
    まぼろし/道しるべ/宿屋/勇気/幻の太陽/辻音楽師】
ベンヤミン・ブルンス(テノール)
カローラ・タイル(ピアノ)

 BCJ のマタイ受難曲、エヴァンゲリスト役でも話題に。名唱ベンヤミン・ブルンスが思いを込めて歌う『冬の旅』

 セッション録音:2020年/ドイツ/DDD

 2016 年にバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)と『マタイ受難曲』で初共演、また2019 年にBCJ の『マタイ受難曲』の新録音(KKC-6163 / BIS SA-2500)でもエヴァンゲリスト役を務め話題を集めている名唱ベンヤミン・ブルンス。
 ヘンスラー・レーベルからリリースした『詩人の恋』(HC-18025)でも聴き手の心をとらえる素晴らしい歌唱を披露してくれました。期待の高まる当アルバムではブルンスが得意とするシューベルトの最高傑作『冬の旅』です。

 故郷のハノーファーの少年合唱団のアルトのソリストとしてキャリアを開始したブルンスはハンブルク音楽演劇大学にてレナーテ・ベーレに師事。
 在学中にブレーメン歌劇場の所属歌手となり注目を集め、その後ケルン歌劇場とも同様の契約をしております。
 バッハ、ヘンデル、ハイドン、モーツァルト、メンデルスゾーン、シューベルトを得意とし、ソリストとして幅広い演奏活動を展開しています。

 共演のカローラ・タイルはソプラノのシルヴィア・ヴァイス、テノールのスコット・ウィアーなどと録音もしているピアニストでリートの伴奏に定評があります。
 ブルンスとは『詩人の恋』でも共演しており、絶大なる信頼を寄せております。この二人が思いを込めて録音した『冬の旅』、大注目です!

 
 
 


HC 20087
¥2700
イザイ:6つの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.27
 (1)第1番 ト短調 Op.27-1『ヨーゼフ・シゲティに献呈』
 (2)第2番 イ短調 Op.27-2『ジャック・ティボーに献呈』
 (3)第3番 ニ短調 Op.27-3『ジョルジェ・エネスクに献呈』
 (4)第4番 ホ短調 Op.27-4『フリッツ・クライスラーに献呈』
 (5)第5番 ト長調 Op.27-5『マチュー・クリックボームに献呈』
 (6)第6番 ホ長調 Op.27-6『マヌエル・キロガに献呈』
マクシム・ブリリンスキー(ヴァイオリン)

 歿後90周年。ウィーン・フィルの若き名手マクシム・ブリリンスキーがイザイの無伴奏を録音!

 セッション録音:(1)(2)2018年12月27&28日、(3)(4)2019年1月2日、(5)(6)2019年1月3日/聖ヤコブ教会、ハイリゲンシュタット(ウィーン)/DDD、69'40

 名手マクシム(マキシム)・ブリリンスキーが2021年に歿後90年を迎えたイザイ(1858-1931)の無伴奏ソナタを録音しました!
 1985年ウクライナのリヴィフに生まれたブリリンスキーはウィーン音楽院、パリ音楽院で研鑽を積み、2004年に開かれた第2回仙台国際音楽コンクールで第2位を受賞するなど、世界の名だたるコンクール入賞歴を誇ります。
 2008年、23歳でウィーン国立歌劇場管弦楽団に入団。その後2011年、26歳で名門ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に入団し、現在同団の第1ヴァイオリン首席奏者を務めております。

 ブリリンスキーといえば超絶技巧の持ち主として知られ、デビュー盤はSONY Classical からリリースされたパガニーニの24のカプリースでした。
 注目の第2作はイザイの無伴奏に挑みました。6曲から成るイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ。バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータを強く意識して書かれているものの、各曲が名ヴァイオリニストやイザイの高弟に捧げられており、それぞれ強い個性を示した作品で、近年名手の必須レパートリーに数えられます。
 ブリリンスキーは技巧派ながら情感豊かな演奏が魅力。ガブリエル・レムベック1862年製作の銘器でこの名曲を演奏しております!
 
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HC 20079
¥2700→\2490
ただでは終わるまい〜ハイオウ・チャン(張海鴎)
「私の2020年」

 (1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 Op.109
 (2)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111
 (3)J.S.バッハ(フェインベルク編):
   『ラルゴ』〜トリオ・ソナタ第5番 ハ長調 BWV 529より第2楽章
 (4)J.S.バッハ(リパッティ編):『羊は安らかに草をはみ』〜
    カンタータ「楽しき狩こそわが悦び」BWV208より
 (5)ベートーヴェン:
    ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58 の第1楽章よりカデンツァ+
      終結部(カデンツァ:ベートーヴェン)
 (6)ベートーヴェン:エリーゼのために WoO 59
ハイオウ・チャン(張海鴎)
 (ピアノ/ベヒシュタイン D282)

 中国の貴公子ハイオウ・チャンがコロナ禍の今、聴衆に届けたい思い。ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第30&32番とバッハのトランスクリプション。

 セッション録音:2020年10月15&16日/トーンスタジオ エールベルク教会 ベルリン/DDD。67'25

 中国の貴公子ハイオウ・チャン。これまでヘンスラー・レーベルよりリスト、モーツァルトなどをリリースしヨーロッパを中心に高い評価を得てきました。

 チャンは北京中央音楽学院に学び、2002年からはドイツ国立ハノーファー音楽演劇メディア大学でベルント・ゲツケに就いて研鑽を積みました。
 キエフで行われたウラジーミル・ホロヴィッツ国際ピアノコンクールで銀メダル、中国国立ピアノデュオ・コンクール金メダルなど輝かしい受賞歴を誇ります。
 ピアニストしてのキャリアはもちろんのこと、現在は1976年創業のイタリア・ナポリのメンズ・ファッション・ブランド「Sartoria Dalcuore」のアンバサダーに演奏家として初めて就任するなど、多方面からの注目を集めています。

 そのチャンが2020年に収録したアルバム「私の2020年」をリリース。収録内容は同年に生誕250周年を迎えたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第30番&第32番を主軸に、やはり同年に生誕335周年、歿後270周年を迎えたJ.S.バッハの編曲作品です。

 新型コロナウィルス感染拡大により、生活が一変してしまった2020年。チャンもまた様々な思いを持ちながら自問自答の日々が続きました。その中で今だからこそ聴衆に届けたいと思いから当アルバムを制作しました。
 ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第30番は今から20年前、チャンが初めて耳にしたとき「人生の浮き沈みに関わらず、常に私に寄り添う音楽」と確信した大切な作品。
 またピアノ・ソナタ第32番は「儚く崇高な色彩に包まれた特別な世界」と語ります。バッハもまたチャンの人生に欠かせない作曲家です。
 ここに収録したフェインベルク編の「ラルゴ」、リパッティ編の「羊は安らかに草をはみ」はチャンが愛奏する小品です。
 ボーナスにはベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番のカデンツァ、そして「エリーゼのために」で締めくくります。この時代だからこそうまれたチャンの思いが詰まったアルバムが完成しました。




チャンがファイと組んだ鬼才対決となったモーツァルト
ファイもすごいがチャンもすごい
衝撃的です


 HAENSSLER
HC 16037
\2700
激烈!醜悪!
 
ファイ&ハイオウ・チャン

  モーツァルト:
   (1)ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 KV.466
   (2)ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 KV.467
ハイオウ・チャン(張海鴎)(ピアノ)
トーマス・ファイ(指揮)
ハイデルベルク交響楽団
 鬼才ファイによるアグレッシブなモーツァルト!期待の星、ハイオウ・チャンを迎えた協奏曲アルバム

 セッション録音:(1)2012年5月21日、(2)2010年7月7日/ルドルフ・ヴィルト・ハレ(エッペルハイム)/58’30”



 「ひどい!」とか言ってCDをたたきつける人もいるだろうか。

 モーツァルト:ピアノ協奏曲第20,21番。

 おそらく過去に聴いたすべての同曲の演奏でもっとも過激で激烈。
 人によっては狂喜乱舞、人によっては激昂昇天するかもしれない。

 しかしここまでやってこそのファイ。

 聴いたことのない旋律やテンポで聴くものを惑乱させ躊躇させ楽しませる。
 オケの連中もそのあたりはよく分かっていて、というかやつらも間違いなく同じ穴のムジナで、ファイ同様の華麗で下品な技をソロ部分でも次々と繰り出してきて聴いてるこっちを仰天させる。

 こいつらは田舎のチンドン屋か。最高の。

 しかしピアノがまたすごい。

 HAENSSLERからものすごいリストのソナタをリリースしていたハイオウ・チャン。
 ホロヴィッツ・コンクールで銀メダル獲ったのは伊達じゃない。
 しかもテクニックも桁外れだが、ファイ&ハイデルベルク響に一歩も引けを取らない存在感。

 たとえば第20番終楽章でファイ&ハイデルベルク響が「さーーー!!!いけよーーーー!」と煽りに煽ってピアノにバトンを渡すのに、チャンは「何勝手にやってんの、テンポはオレが決める」とでも言わんばかりにそれまでのテンポを無理やり変えてしまう。

 まさに鬼才対決。
 いいじゃないですか。



 



 



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HARMONIAMUNDI



HMM 902362
¥2800→\2590
ファウスト&メルニコフのモーツァルト・ソナタ集第3弾
モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ集 VOL.3
 ・ソナタ ト長調 K.379(373a)
 ・ソナタ ヘ長調 K.377(374e)
 ・ソナタ 変ホ長調 K.302(293b)
 ・ソナタ 変ロ長調  K.454
  イザベル・ファウスト
   (ヴァイオリン:1704年製ストラディヴァリウス'スリーピング・ビューティ')
  アレクサンドル・メルニコフ
   (フォルテピアノ:クリストフ・ケルン、2014年製/
     1795年製アントン・ヴァルター(ウィーン)・モデル、メルニコフ・コレクション)
KKC 6379
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 ファウスト&メルニコフのモーツァルト・ソナタ集第3弾!凛としたヴァイオリン、力みのないピアノ、至福の音楽体験ができる1枚

 録音:2019年9月、ベルリン、テルデックス・スタジオ

 世界最高峰のヴァイオリン奏者の一人、イザベル・ファウストと、その音楽にますます深みと自由度を増している充実のメルニコフによる、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集第3弾。
 第1弾(KKC 6002/ HMM 902360)、第2弾(KKC 6141/HMM 902361) とファウストとメルニコフの息をのむような素晴らしい演奏を聴かせてくれただけに、待望の第3弾のリリースです。

 ソナタ楽章の前に、アダージョの序奏の付いた、自由な構造の「ソナタ ト長調 K.379(373a)」と冒頭の躍動感あふれる曲想に続き哀愁漂う変奏、メヌエットと続く「ソナタ ヘ長調 K.377(374e)」は、ウィーンのモーツァルトの優れた弟子ヨゼファ・アウエルハンマーのために書かれた作品。次に2楽章構成で、モーツァルトらしい華やかなパッセージが印象的な「ソナタ 変ホ長調 K.302(293b) 」。
 そしてモーツァルトのヴァイオリン・ソナタの中で最高傑作と称され、1784年イタリアのヴァイオリンの名手レジーナ・ストリナザッキとの演奏会のために書かれた「ソナタ 変ロ長調 K.454」。

 どの作品も表情豊かに、2つの楽器が個性を発揮しながらも対等に渡り合い対話し、緻密かつスケールの大きい音楽が展開されます。ファウストとメルニコフの絶妙の呼吸と完全に呼応しあう感性があるからこその演奏といえるでしょう。
 ファウストの確固たる構成力、凛とした気品漂うヴァイオリンと、力みのない独特の柔らかさがあるメルニコフのピアノで聴くモーツァルトは、至福の時間と言えるでしょう。

 


ファウスト&メルニコフのモーツァルト・ソナタ集第1・2弾


 HMM 902360
\2800→\2590
1704年製ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティー」
ファウスト&メルニコフによるモーツァルト!K.304が入ってる
 モーツァルト:
  ピアノとヴァイオリンのためのソナタ集 vol.1

  ・ソナタ ニ長調 K.306
  ・ソナタ ホ短調 K.304
  ・ソナタ イ長調 K.526
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
アレクサンドル・メルニコフ(フォルテピアノ)
 
 ヴァイオリン:1704年製ストラディヴァリウス'スリーピング・ビューティ'
 フォルテピアノ:クリストフ・ケルン、2014年製/1795年製アントン・ヴァルター(ウィーン)・モデル、メルニコフ・コレクション
 録音:2017年8月

 ファウストとメルニコフによる、注目のモーツァルト・シリーズ第1 弾の登場。どの作品も、キャラクターの描き分けが実に鮮やか。モーツァルトのソナタ・シリーズは、東京・王子ホールでも2017 年10 月に公演があり、その細やかなアンサンブルで絶賛されました。
 今回は、1778 年11 月にパリで出版されたK.306 と304、そしてドン・ジョヴァンニ作曲中に書かれたモーツァルトの最後のヴァイオリン・ソナタK.526(1787 年完成) という組み合わせです。
 ニ長調 K.306 は、このソナタが「ピアノとヴァイオリンのための」と正式には記されていることに納得の、ピアノが主となる部分が多い作品ですが、ファウストもメルニコフも絶妙なバランスを保ちながら対等に演奏しており、作品のもつエネルギーが存分に引き出されています。
 ホ短調 K.304 の有名な冒頭の、ファウストのすすり泣くような音色、第2 楽章のメルニコフのソロなどは思わず涙のせつない美しさです。
 イ長調のK.526 は、モーツァルトの最後のヴァイオリン・ソナタ。輝かしい推進力に富む両端楽章にはさまれた、短調のかげりの濃い緩徐楽章は、少年時代に親しかった友人アーベルの訃報に心を動かされて作曲されたと考えられています。バッハを思わせるような厳格な書法も用いられている充実作です。
 ファウストのヴァイオリンの音色の変幻自在な美しさと精確なテクニックはもちろんのこと、メルニコフの奏でるフォルテピアノのおそろしいまでの表情豊かさ、そして二人の演奏のすべてを見事にとらえた優秀録音にも圧倒されるモーツァルトです!


1704年製ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティー」。ネックの部分は製作されたときのまま。



 HMM 902361
\2800→\2590
ファウスト&メルニコフのモーツァルト・ソナタ集第2弾
 モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ集 vol.2

  ソナタ ヘ長調 K.376 (374d)
  ソナタ イ長調 K.305 (293d)
  ソナタ ト長調 K.301 (293a)
  ソナタ 変ロ長調 K.378 (317d)
イザベル・ファウスト
 (ヴァイオリン)
アレクサンドル・メルニコフ
 (フォルテピアノ)
 KKC 6141
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

 ファウスト&メルニコフのモーツァルト・ソナタ集第2弾!冴えわたるファウストのヴァイオリンの音色!メルニコフの自由闊達にして雄弁なフォルテピアノ

 ヴァイオリン:1704年製ストラディヴァリウス'スリーピング・ビューティ'
 フォルテピアノ:クリストフ・ケルン、2014年製/1795年製アントン・ヴァルター(ウィーン)・モデル、メルニコフ・コレクション
 録音:2018年6月、ベルリン、テルデックス・スタジオ

 世界最高峰のヴァイオリン奏者の一人、イザベル・ファウストと、その音楽にますます深みと自由度を増している充実のメルニコフによる、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集第2弾の登場。第1弾(KKC 6002/ HMM 902360) が、ファウストとメルニコフの息と音色までもがぴたりと寄り添った演奏で、世界中で高く評価されました。今回の第2弾でも、ファウストが繰り出すパッセージは、どれもまばゆく冴えわたる音色で、目が覚めるような響き。そして、メルニコフのフォルテピアノがこれまた自由闊達で実に雄弁。「ピアノとヴァイオリンのためのソナタ」とタイトルにありますが、あらためてピアノが先導役であることを感じるメルニコフの充実ぶりにも注目です。1曲目に収録されている有名なヘ長調ソナタの第1楽章冒頭での二人のやりとりから丁々発止で引き込まれます。何気ない旋律のすみずみまで音楽に溢れています。絶美の緩徐楽章、このうえなく痛快なアレグロ楽章、どれをとっても極上のアンサンブルとなっています!


 




THE CHOIR OF KING’S COLLEGE



KGS 0053
¥2100
モーリス・デュリュフレ(1902-1986):オルガン作品全集
 (1)ソワソン大聖堂のカリヨン時計の主題によるフーガ Op.12
 (2)瞑想曲 遺作
 (3)アランの名による前奏曲とフーガ Op.7
 (4)スケルツォ Op.2
 (5)公現祭の入祭唱による前奏曲 Op.13
 (6)前奏曲、アダージョと「来たれ創り主なる聖霊」によるコラール変奏曲 Op.4
 (7)ジャン・ガロンを讃えて
 (8)オルガン組曲【I.前奏曲/II.シシリエンヌ/III.トッカータ】Op.5
トーマス・トロッター(オルガン)

 「レクイエム」で有名なデュリュフレが作曲したオルガン作品全集。名手トーマス・トロッターがキングズ・カレッジ・チャペルの大オルガンで録音!

 録音:2020年3月18-20日/キングズ・カレッジ・チャペル/DDD、192kHz 24bit PCM、73'25

 20世紀フランスを代表するオルガニストで名曲を残した作曲家モーリス・デュリュフレ(1902-1986)。
 オルガニストとしては1960年代に妻マリー=マドレーヌ・デュリュフレと弾き分けて録音した「J.S.バッハ:前奏曲とフーガ集」が誉れ高き名盤として知られています。
 作曲家としての彼の代表作といえば「レクイエム」。崇高かつ美しい世界はクラシック・ファンの知れるところですが、オルガン作品もまた「レクイエム」を思わせる和声感と温かみのある音楽です。

 パリ音楽院でヴィドール、デュカスに作曲を、オルガンをジグーにそれぞれ師事したデュリュフレ。1927年にはノートルダム大聖堂でヴィエルヌの助手となり薫陶を得ました。
 長寿ながら作曲家としては実に慎重で、出版された作品は「レクイエム」を含め14曲しかありませんが、その大半はオルガン作品です。
 当アルバムには2002年にデュラン社より出版された遺作「瞑想曲」を含むオルガン独奏作品が全曲収録されております。
 彼のオルガン作品はフランスの作曲家らしい色彩豊かなレジストレーションが魅力。ことに第2次大戦で29歳没した作曲家ジャン・アラン(マリー=クレール・アランの兄)に捧げた「アランの名による前奏曲とフーガ Op.7」は、才能豊かな後輩を亡くしたデュリュフレの悲痛な叫びとともにアランへの敬愛を込めた感情豊かな作品。
 そのほか、オルガニストらしい巧みな技術を要しながらも美しい旋律が印象的な作品ばかりです。

 トーマス・トロッターは、1976年にケンブリッジ・キングズ・カレッジのオルガン奨学生に就任した14人目のオルガニスト。
 その後、ウェストミンスター寺院の聖マーガレット教会の専属オルガニストを務める一方、ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団との共演、またモーツァルトのオルガン作品の録音でも知られます。
 2020年の聖セリシアの日にはエリザベス女王から「クイーン・メダル・フォー・ミュージック」が与えられています。キングズ・カレッジ・チャペルの大オルガンで聴くデュリュフレ、ご堪能ください!

 
 




PRIMA FACIE


PFCD145
¥2600
デイヴィッド・サンブラー音楽
 『ナイチンゲール』

  デイヴィッド・サンブラー:ナイチンゲール
ニコラス・スミス(指揮)
ノーザン・チェンバー・オーケストラ
クリストファー・アンダーウッド(バリトン/皇帝)
デイヴィッド・サンブラー(フルート/ナイチンゲール)
アラン・クックストン
 (ハープシコード/細工物のナイチンゲール)
ダフネ・オクセンフォード(朗読)

 『人魚姫』や『みにくいアヒルの子』などと並び、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの代表作の1つとして知られる童話『ナイチンゲール』(『小夜啼鳥(さよなきどり)』や『夜鳴きうぐいす』などの邦題もあり)をベースに、デイヴィッド・サンブラーが音楽を、ケネス・ホジキンソンが台本を書いた、ナレーター、ソリストと室内オーケストラのための作品。
 デイヴィッド・サンブラーはノーザン・チェンバー・オーケストラで長年首席フルート奏者を務めたプレイヤー&作曲家。朗読はイギリスの女優ダフネ・オクセンフォード(1919−2012)が務めています。
 



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SKANI



SKANI087
(5CD)
特別価格
¥6000→\5590
ラトビアのリガ生まれ
 イマンツ・カルニンシュ:交響曲&協奏曲全集
 [Disc 1]
  映画音楽『吹けよ、風』のフィナーレ(1973)*/交響曲第4番(1973)**/
  チェロと管弦楽のための協奏曲(1963)***
    リエパーヤ交響楽団 / アトヴァルス・ラクスティーガラ(指揮) /
    マーリス・クプチス(エレクトリック・ギター)* / アイヴァルス・メイイェルス(ベースギター)** /
    ヴィルニス・クリエヴィンシュ(ドラム)** / マルタ・スドラバ(チェロ)***
 [Disc 2]
  交響曲第5番(1979)/管弦楽のための協奏曲(1966)
    リエパーヤ交響楽団 / アトヴァルス・ラクスティーガラ(指揮)
 [Disc 3]
  交響曲第6番(2001)*/交響曲第3番(1968)**
    リエパーヤ交響楽団、マーリス・シルマイス(指揮)* /
    アトヴァルス・ラクスティーガラ(指揮)** / ラトビア国立合唱団 *
 [Disc 4]
  交響曲第1番(1964)/交響曲第2番(1965)
    リエパーヤ交響楽団 / アトヴァルス・ラクスティーガラ(指揮)
 [Disc 5]
  交響曲第7番(2015)/オーボエ協奏曲(2012)*/サンタ・クルス(2015)
    リエパーヤ交響楽団 / アトヴァルス・ラクスティーガラ(指揮) / ペーテリス・エンジェリス(オーボエ)*

 イマンツ・カルニンシュは、1941年、ラトビアのリガに生まれました。時代に翻弄される波乱の人生を送りながら、作曲家として、交響曲、協奏曲、ソ連時代初の「ロック・オペラ」を含む歌劇、オラトリオ、合唱曲、映画と劇場のための音楽と、幅広いジャンルの作品を手がけました。政治家としても活動。1960年代には、率直な歌とヒッピー風ライフスタイルが人気のロックバンド「2xBBM」のリーダーを務め、当局の演奏禁止措置に抵抗したことも知られています。
 メロディのある、はっきりとロマンティックなスタイルによる作曲を一貫して続けたことも、現代ラトビアの音楽での彼の存在を際立たせているといわれます。

 このアルバムには、カルニンシュが長い期間にわたり書いた管弦楽作品が集成されています。「哀歌調の茶色がかった灰色の色彩」が当時のラトビアの荒廃した街並みや人々の翳りのある表情を映したとされる、音楽アカデミーで学んでいた1963年の 《管弦楽のための協奏曲》。記念碑的、劇的な 《交響曲第1番》 と、濃淡のコントラストの強いイメージを万華鏡のようにきらめかせた 《交響曲第2番》 は、それぞれ1964年と1965年の作品です。
 風刺味を加えた 《管弦楽のための協奏曲》 。牧歌的とも呼べる軽さをもった 《交響曲第3番》 。
 ラトビアでもっとも愛されていると言われる映画『吹けよ、風』のための音楽。「東欧圏」で初めての「ロック・シンフォニー」とみなされている、ベースギターとドラムをともなう 《交響曲第4番》 。
 ラトビア民謡のメロディを織りこんだ 《交響曲第5番》 。ソ連時代ずっと、灰で覆って巧みに隠してあったという独立国ラトビアの旗が、ふたたびリガ城の塔に翻る‛&‛&合唱をともなう 《交響曲第6番》 。
 人生の破壊的局面と美しさを並べて描く 《オーボエ協奏曲》 。
 子供時代から目撃してきたさまざまな情景や現代の世相を反映させた 《交響曲第7番》 。マックス・フリッシュの同名の劇のために書いた音楽の「テーマ」をアレンジして作った 《サンタ・クルス》 。
 すでに紹介された録音に新録音を加えてリリースされます。

 ※録音:2014年−2020年、Great Amber Concert Hall(リエパーヤ、ラトビア)




うーむ、ここで第5番の全曲が聴けてしまうのだが・・・
https://www.youtube.com/watch?v=gJ1772HP9jk
 
 

SKANI090
¥2700
天使のラッパ 〜 オルガンのための音楽
 インドラ・リーシェ(b.1961):
  天使のラッパ(2011)(オルガンのための)/
  隔たり(1992)(フルートとオルガンのための)*/
  しあわせの歌(2014)(ライニスの詩)**/
  くちづけの信頼/よろこびの道***/口のなかに微笑みが/
  黒いブランケット/両腕をいっぱいに広げ/
  太陽に照らされて(2001)(オルガンのための)/
  幸運な者/警告/相互作用(1999)(オルガンのための)/
  火の儀式(2007)(オルガンのための)/聖地の集い/
  神々の呪文と生贄/輪になって歩く
リギタ・スネイベ(オルガン)
インガ・シュリュボフスカ=カンツェーヴィチャ(ソプラノ)**
イローナ・ビルジェレ(オルガン)**
アネテ・トチャ(フルート)*
イマンツ・スネイビス(フルート)***

 作曲家インドラ・リーシェは、ラトビアのドベレ生まれ。ヤーゼプス・ヴィートリス・ラトビア音楽アカデミーでピアノと作曲を学び、1993年、デンマーク文化省の奨学金を受けコペンハーゲンでニルス・ロシング=スコウに作曲、イーヴァ・フロウンベアにエレクトロ=アコースティックの作曲を学びました。彼女が愛するという、目に見えない「魂の寺院」や「森の娘」といった感覚を背景に作曲を行い、歌曲、合唱曲、室内楽曲、エレクトロニクス作品を中心とするジャンルの作品を発表してきました。オルガンのための音楽は、学生だったころから手がけ、彼女の作品群で極めて重要な位置を占めています。

 このアルバムに収録された曲は、すべて初録音の作品です。《天使のラッパ》 《隔たり》 《太陽に照らされて》 の3作は、リギタ・スネイベ(b.1962)との長年にわたるコラボレーションから生まれた作品。
 ソプラノとオルガンのための 《しあわせの歌》 は、ラトビアの詩人ライニス(1865−1929)とアスパズィヤ(1865−1943)の生誕150年を記念して作られた作品です。
 ライニスの詩をテクストに使った5曲で構成され、第2曲〈よろこびの道〉にはフルートも加わります。
 インガ・シュリュボフスカ=カンツェーヴィチャのソプラノ、イローナ・ビルジェレのオルガン、イマンツ・スネイビスのフルートによる演奏です。

 ※録音:2000年、2009年、2015年、リガ大聖堂(ラトビア)、2015年、聖カタリナ・ルーテル教会(クルディーガ、ラトビア)(しあわせの歌)
 
 

SKANI083
¥2700

ばらの花環
 リヒャルト・シュトラウス:
  万霊節 Op.10 no.8、あすの朝 Op.27 no.4、
  あなたの黒髪を私の頭の上に広げてください Op.19 no.2、
  献呈 Op.10 no.1、憩え, わが心 Op.27 no.1、
  ばらの花環 Op.36 no.1、夜 Op.10 no.3、
  ひそかな誘い Op.27 no.3、ツェツィーリエ Op.27 no.2/
 ヤーニス・メディンシュ(1890−1966):
  少しの間でいいから、誘い、新たな恋、愛撫、夜想曲/
 アルフレーズ・カルニンシュ(1879−1951):
  蔦(つた)、海のうめき声、睡蓮、
  ミニョンの歌「君よ知るや南の国」、丘を越え, 林の彼方に

インガ・カルナ(ソプラノ)
ディアナ・ケトレル(ピアノ)


 ラトビアのソプラノ歌手インガ・カルナ(b.1972)とピアニストのディアナ・ケトレル(b.1971)は、ラトビア音楽アカデミーで学んでいた時、クラスメートでした。
 卒業後、カルナはロンドンの王立音楽アカデミーに留学。プロの歌手としてオペラ、オラトリオ、歌曲の分野で活躍を初め、ミンコフスキ、ルネ・ヤーコプス、コリン・デイヴィスをはじめとする指揮者の下で歌いました。
 ケトレルは、ザルツブルクのモーツァルテウムとロンドンの王立音楽アカデミーに進み、ソリストと室内楽のピアニストとして活動しながら母校の王立音楽アカデミーで教授として教えています。

 『ばらの花環』は、2016年の「秋の室内楽フェスティヴァル」でラトビア音楽大賞の室内音楽部門の最優秀演奏に選ばれたコンサートのプログラムを再現したアルバムです。
 リヒャルト・シュトラウス、ラトビアのヤーニス・メディンシュとアルフレーズ・カルニンシュ の作曲した「芸術歌曲」でたどるアール・ヌヴォーの美学。
 色彩のパレットの統一を図りながら三人の作曲家の曲を織り交ぜた構成のプログラムです。

 ※録音:2020年7月12日−15日、Great Amber Concert Hall(リエパーヤ、ラトビア)
 
 

SKANI089
¥2700
永遠 〜 合唱作品集 ラトビア国立合唱団、
マーリス・シルマイス(指揮)
 エーリクス・エシェンヴァルズ(b.1977):露/
 イリーナ・ミハイロフスカ:火の儀式/
 ヴァルツ・ピューチェ(b.1962):歌唱祭で/
 アンドリス・ジェニーティス(b.1978):空から/
 ペーテリス・ヴァスクス(b.1946):われらの山々/
 リハルズ・ザリュペ(b.1983):風に呼ぶ声/
 ウルディス・マルヒレーヴィチス(b.1957):わたしたちは/
 ヴィルニス・スミドベルグス(b.1944):落ちゆく葉/
 マイヤ・エインフェルデ(b.1939):色彩/
 アンドリス・コンタウツ(b.1974):海の母よ, しもべたちを抑えてくれ/
 アンナ・チルセ(b.1988):濃い霧が大地をおおい/
 ヤーニス・アイシュプルス(b.1980):祈り/
 アンシス・サウカ(b.1963):星の静かな光とともに/
 ユリス・クラコフス(b.1958):森で夜/
 ティグルス・ライモンズ(b.1972):ウズラクイナの歌/
 イェーカブス・ヤンチェフスキス(b.1992):永遠

 ラトビア国立合唱団は、創設から75年以上が経ちました。1997年からラトビアのマーリス・シルマイスが芸術監督と首席指揮者を務め、アカペラ作品のコンサートのほか、国際的に有名なオーケストラの大規模な作品の演奏に参加。
 ラトビア放送合唱団とともにヨーロッパの著名な合唱団に名を連ねています。
 ラトビア国立合唱団とシルマイスは、ラトビア共和国が独立100年を迎える2018年、プロフェッショナルもアマチュアも歌える新しい「ラトビアの歌」を求めるプロジェクトを企画しました。
 もっとも新しい世代の人たちを含む多彩なジャンルとスタイルの音楽家77人に作品を委嘱。「火、水、地、空、愛」のどれかをテーマに作曲された作品が、国立図書館のホールで3年かけて行われた、5回のコンサートで歌われました。このアルバムでは、その中から選んだ16曲が歌われています。

 ※録音:2020年、聖ヨハネ教会(リガ、ラトビア)
 
 

SKANI093
¥2700
僕が戦争へ行くと‛
 グンデガ・シュミテ(b.1977):
  フォークソング・チェンバー・ミステリー『僕が戦争へ行くと‛』/
  導入「どこへ行くのだ, 愛しい月よ」シジュウカラが呼ぶ/
  間奏曲第1番/花冠よ咲いてくれ/
  二羽の鳩が流れの水を飲んでいた/間奏曲第2番/
  川が曲がりくねって流れている/いななけ, 灰色の馬/
  間奏曲第3番/兵士の花嫁/戦いで死ぬほうが/
  間奏曲第4番/兄弟の馬が戻ってきた/
  後奏「どこへ行くのだ, 鍛冶屋の妻よ」
アンサンブル・アルカンデラ
 〔アイガ・ボカノヴァ(歌)、
  カールリス・サルジャンツ(歌)、
  リハルズ・プレシャノフス(ピアノ)、
  リエネ・ブレンツェ(ヴァイオリン)、
  オスカルス・ボカノフス(コントラバス)、
  マーリス・ローゼンフェルズ(アコーディオン)、
  グンデガ・シュミテ(エレクトロニクス)〕

 フォークソング・チェンバー・ミステリー『僕が戦争へ行くと‛』は、召集され戦地に向かう兵士の勇気と、先のことのわからないところへ彼を送り出す女の強さを語る、心の葛藤の物語による「オーディオ・ヴィジュアル」作品です。
 映像作家で監督のアレクサンドラ・オコノヴァの作った映像と組み合わせる音楽を作曲家のグンデガ・シュミテが担当。
 ラトビア民謡から採った歌詞に書いたモダニズム色の濃い音楽を作曲しました。
 兵士のたどる道を語る「導入」と「後奏」を含む10の部分は、フォーク、ジャズ、クラシカルの音楽を融合させた「アンサンブル・アルカンデラ」のスタイルを反映。橋渡しの役割を担う4つの「間奏曲」は、エレクトロニクスの音楽として書かれています。
 



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ECM



4855770
(2CD)
\4200→\3890
アンドラーシュ・シフ弾き振り
 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番&第2番

ブラームス:
CD1
 ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 作品15
CD2
 ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品83
アンドラーシュ・シフ(ピアノ&指揮)
エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団

 作品が生まれた時代の楽器で奏でられる清明で繊細なハーモニー!
 シフが自ら指揮もつとめ、円熟の境地を余すところなく披露。

 ■世界中のクラシック愛好家、そして批評家から絶大な信頼を集めるピアノ界の巨匠が満を持してブラームスの協奏曲2曲をECMへ新録音。
   自らが指揮もつとめ、オーケストラを縦横無尽に操り円熟の境地を余すところなく披露した両曲の最新決定版。

 ■誠実にキャリアを重ね、円熟の時を謳歌する現代最高の巨匠アンドラーシュ・シフ。近年では弾き振りの活動にも力点が置かれるようになり、ユニークな古楽音楽家集団、エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団を弾き振りしての録音となる当盤では、自らが追い求める理想のブラームス作品像を至福のサウンドで実現しています。

 ■ピアノはブラームスが協奏曲第1番を作曲した1850年代のブリュートナーを使用。過度な重厚感や装飾を削ぎ落した清明で繊細なハーモニーが、聴き手に忘れ得ぬ感動を届けます。

 ■アンドラーシュ・シフはライナーノーツにこう記しています、「近年、私たちは重量級のブラームスの演奏に慣れてしまってきた。ピアノはいっそう強大に、パワフルになり、オーケストラは大規模に、個々の楽器も強く、たくましくなっている。演奏会場は巨大化した。 -中略- ブラームスの音楽は、重たくも、鈍くも、分厚くも、騒々しくもない。そのまったく反対 — 清明で、繊細で、特徴的で、ダイナミクスの陰影に満ちている。」
 
 録音:2019年12月19-21日 アビー・ロード・スタジオ
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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FIRST HAND RECORDS



FHR 79
¥2200→\1890
初CD化、偉大な指揮者たちの貴重な音源
 カンテッリ、グーセンス、グイ、クレツキ
初期ステレオ録音集 第4集

 (1)ラヴェル:『ダフニスとクロエ』第2組曲より「全員の踊り」
 (2)アルベニス:『イベリア』第1巻
  (エンリケ・フェルナンデス・アルボスによる管弦楽版)
 (3)ラヴェル:ボレロ
 (4)ビゼー:小組曲『子供の遊び』 Op.22
 (5)コダーイ:ガランタ舞曲
(1)グイド・カンテッリ(指揮)、
 フィルハーモニア管弦楽団
(2)サー・ユージン・グーセンス(指揮)、
 フィルハーモニア管弦楽団
(3)サー・ユージン・グーセンス(指揮)、
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
(4)ヴィットリオ・グイ(指揮)、
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
(5)パウル・クレツキ(指揮)、
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

 全ステレオ、初CD化、偉大な指揮者たちの貴重な音源!

 録音:(1)1956年5月28日/キングスウェイ・ホール (2)1956年2月15日/キングスウェイ・ホール (3)1957年9月18日/アビーロード第1スタジオ (4)1955年7月12日/アビーロード第1スタジオ (5)1956年3月24日/キングスウェイ・ホール

 Archive of Recorded Sound(ARS)と協力しての制作でEMI最初期ステレオ録音を発売するシリーズの4作目。
 EMIは54年からステレオ録音を開始しており当時の偉大な演奏家たちが意欲的に取り組んでいました。
 今作に収められたカンテッリ、グーセンス、グイ、クレツキの録音はすべて初CD 化の音源。
 丁寧なリマスターで貴重な名演奏が感動的に蘇ります!


EMI 初期ステレオ録音集 第1〜3集



 FHR 58
¥2200→\1890
EMI の初期ステレオ録音復刻
 エンドレ・ヴォルフのブラームス・ヴァイオリン協奏曲
 ステレオ・バージョン初出のトルトゥリエ・・・

  (1) R.シュトラウス:
    ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら Op.28
  (2)サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番 イ短調 Op.33
  (3)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
(1)ノーマン・デル・マー(指揮)
 ロンドン交響楽団
(2)ポール・トルトゥリエ(チェロ)
 ハーバート・メンゲス(指揮)
 フィルハーモニア管弦楽団
(3)エンドレ・ヴォルフ(ヴァイオリン)
 ワルター・ゲール(指揮)
 ロンドン交響楽団
 EMI最初期ステレオ録音が見事なリマスターで蘇る!ステレオ・バージョン初出のトルトゥリエほか、内容もマニア垂涎!

 録音:(1)1954 年7 月23 日、(2)1955 年11 月16 日、(3)1954 年8 月25・28 日/74’19’’

 24bit / 96kHz のハイレゾ・リマスター音源。Archive of Recorded Sound(ARS)と協力しての制作で、EMI の初期ステレオ録音を発売するシリーズの1 作目ということです。

 EMI がステレオ録音を開始したのは1954 年で、まさにその最初期の録音が収録されています。
 さらにどれも何らかの形で初出音源となっており、マニア垂涎の内容です。

 メンゲスとトルトゥリエのサン=サーンス1 番はステレオ・バージョンとして初出。モノラル録音で親しまれた演奏ですが、ステレオで聴けるとは驚きです。
 ソロとオーケストラのバランス、テクスチュアがよりくっきりと感じ取れて感動的。

 ブラームスの協奏曲はモノラルのみ世に出ていましたが、このディスクでは第2・3 楽章がステレオ・バージョンとなっており、もちろん初出です(第1楽章はモノラル)。
 エンドレ・ヴォルフはハンガリーのヴァイオリニストで、フバイに師事した名手。1954 年からはイギリスのマンチェスター音楽院で教師としても活躍しました。伝統ある良きブラームスが聴けます。

 ノーマン・デル・マーの『ティル』は曲としてまとめて聴けるEMI 最初のステレオ録音とされています。何故か世に出なかった音源でもあり、興味深い内容です。
 リマスター効果が目覚ましく、音質の素晴らしさが特筆もの。

 YouTube にレーベルがトレーラー動画をアップしていますのでぜひご視聴ください。
  → https://www.youtube.com/watch?v=Suitknu-gXs


 
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 ヴォルフ・エンドレ(1913年11月6日 - 2011年3月29日)は、ハンガリー出身のヴァイオリン奏者。ブダペスト生まれ。
 4歳からヴァイオリンを始め、フランツ・リスト音楽院でイェネー・フバイとレオ・ヴェイネルの薫陶を受けた。
 1936年にスウェーデンのエーテボリ交響楽団にコンサートマスターとして招聘され、1946年までその任に当たったが、その頃からソリストとしても活動をするようになった。

 教育者としては、1954年から1964年までイギリスのマンチェスター音楽院で教鞭をとり、1959年から1998年までスウェーデン放送の創設した音楽学校の主任教授となった。1968年から1983年までコペンハーゲン音楽院でも教え、1973年にはスウェーデン王立音楽アカデミーの会員となった。

 2011年マルメにて死去。


 FHR 59
¥2200→\1890
ビーチャム、ケンペ、ブレック、ホッター!
 EMI 初期ステレオ録音集 第2集

 (1)ハイドン:サルヴェ・レジーナ ト短調 Hob.XXIIIb:2第1 曲アダージョ
   (ステレオ・バージョン初出音源)
 (2)ハイドン:交響曲第97番 ハ長調 Hob.I:97
   (ステレオ・バージョン初出音源)
 (3)モーツァルト:交響曲第34番 ハ長調 K338
   (ステレオ・バージョンCD 初出音源)
 (4)シューベルト:交響曲第3番 ニ長調 D200
   (第2〜第4楽章ステレオ・バージョン初出音源。第1楽章はモノラル収録)
 (5)シューベルト:冬の旅 D911 第13 曲「郵便馬車」、第14曲「霜おく頭」
   (ステレオ・バージョン初出音源)
(1)エイプリル・カンテロ(ソプラノ)、
 マージョリー・トーマス(コントラルト)、
 トーマス・ヘムズリー(テノール)、
 ジョン・キャメロン(バリトン)、
 合唱団(団体不明)、ハリー・ブレック(指揮)、
 ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ
(2)サー・トーマス・ビーチャム(指揮)、
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
(3)ルドルフ・ケンペ(指揮)、
 フィルハーモニア管弦楽団
(4)ハリー・ブレック(指揮)、
 ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ
(5)ハンス・ホッター(バリトン)、
 ジェラルド・ムーア(ピアノ)

 ビーチャム卿のハイドン97番初出ステレオ!!!EMI 最初期ステレオ録音が名人芸のリマスターで鮮烈に蘇る!
 ケンペ、ブレック、ホッターの往年の名演も素晴らしい音質。

 録音:(1)1954年6月3日、(2)1957年3月9・26日、(3)1955年11月24日、(4)1954年10月1日・11月1日、(5)1954 年5月25日/アビーロード・スタジオでのステレオ録音(シューベルト第1楽章のみモノラル録音)

 24bit / 96kHz のハイレゾ・リマスター音源。Archive of Recorded Sound(ARS)と協力しての制作で、EMI の初期ステレオ録音を発売するシリーズの2作目。EMI がステレオ録音を開始したのは1954年で、まさにその最初期の録音が収録されています。リマスターの素晴らしさが特筆で、マニア垂涎の内容。第1 集はFHR-58として発売中です。

 ステレオ初出となるビーチャムのハイドン97番は、リマスターの効果も相まってファン歓喜のたまらない内容です。
 ビーチャムのロンドン・セットは後半の曲がステレオで出ていますが、モノラル絶頂期ということもあり音質の優劣は一概には言えないものでした。しかし今回のステレオ音源は全く違う鮮烈さと言って良いでしょう。くっきりと楽器が分離し、かつあたたかく柔らかく、緩徐楽章などビーチャムのお茶目な繊細さ全開でたまらない面白さ。
 他にもCD では初出となるケンペのモーツァルト34 番ステレオ・バージョンや、イギリス往年の名指揮者ハリー・ブレックの忘れ難い名演など興味の尽きない1 枚となっています。

 下記トレーラー動画で少し試聴できますので、ぜひこの素晴らしい音質をお試しください。
  https://youtu.be/S8MpxQUHPQs



 FHR 60
¥2200→\1890
EMI の初期ステレオ録音復刻 第3集
 サーストン・ダート、アイリーン・ジョイス、ジョージ・マルコム
 ラルフ・カークパトリック、レジナルド・ジャックス

 (1)ヴィヴァルディ/サーストン・ダート編:4台のチェンバロのための協奏曲 ニ短調 [ステレオ初出]
 (2)ヴィヴァルディ/J.S.バッハ編:4台のチェンバロのための協奏曲 イ短調 BWV1065 [CDではステレオ初出]
 (3)J.S.バッハ:3台のチェンバロのための協奏曲 ハ長調 BWV1064 [CDではステレオ初出]
 (4)ジョージ・マルコム:4台のチェンバロのためのモーツァルトの主題による変奏曲 [ステレオ初出]
 (5)スウェーリンク:『わが青春はすでに過ぎ去り』による変奏曲 [ステレオ初出]
 (6)バード:W.ピーター氏のための第10パヴァーヌとガリヤード [ステレオ初出]
 (7)フローベルガー:トッカータ第2番 [ステレオ初出]
 (8)パッヘルベル:シャコンヌ [ステレオ初出]
 (9)J.S.バッハ:カンタータ第6番『留まってください、私たちと共に』 BWV6 [完全初出、ステレオ]
  (1)〜(4)サーストン・ダート(チェンバロ)、アイリーン・ジョイス(チェンバロ)、ジョージ・マルコム( チェンバロ)、
   デニス・ヴォーン(チェンバロ)、ボリス・オルド(指揮者)、プロ・アルテ管弦楽団
  (5)〜(8)ラルフ・カークパトリック(チェンバロ)
  (9)マージョリー・トーマス(コントラルト)、デイヴィッド・ガリヴァー(テノール)、
   オズボーン・ピーズグッド(オルガン)、ヒューバート・ダウクス(チェンバロ)、
   エドワード・セルウィン(コーラングレ)、
   バッハ合唱団、ジャックス管弦楽団、レジナルド・ジャックス(指揮)

 3台、4台のモダン・チェンバロが入り乱れる!マニア垂涎、今や聴けない古楽演奏。EMI 最初期ステレオ録音が素晴らしい音質でCD化!

 録音:(1)〜(4)1956年10月12-13日、(5)〜(8)1956年8月10-12日、(9)1954年11月5日/アビーロード第1スタジオ

 FHR-58、FHR-59 に続く、Archive of Recorded Sound(ARS)と協力しての制作でEMI 最初期ステレオ録音を発売するシリーズの3 作目。今回は往年の古楽演奏を集めた1枚。ステレオ初出など、それぞれが貴重な音源でありながらリマスターの素晴らしさも特筆で、マニア垂涎の内容となっています。

 英国の著名な学者であり演奏家であったダートがヴィヴァルディのOp.3-11(バッハがオルガン独奏に編曲したあの作品です)を4台チェンバロ協奏曲に編曲したものや、当時の音楽界にチェンバロという楽器をもたらした存在の1人であり指揮者、ピアニスト、作曲家として活躍したジョージ・マルコムの『4台のチェンバロのためのモーツァルトの主題による変奏曲』はかなりマニアックな作品。
 前者は原曲のソロがヴァイオリン2台なので編曲にあたりかなり音を追加し、ソロ間の掛け合いも増やしています。
 後者は強烈な演奏効果を持った、今ではある種異常な感覚すら覚える壮大華麗な作品。豪勢なモダン・チェンバロの饗宴に心が躍ります。
 他にもスカルラッティの作品番号でもおなじみのカークパトリックなど往年の名手の聴き応えある演奏などを収録。ふくよかで力強く懐かしいオーケストラの響きと、ギラギラしたモダン・チェンバロの目の醒めるような響きが織りなす、今ではまず聴けない粋な古楽演奏が存分に楽しめます。

 ブックレットの解説は、現在非凡なるチェンバリストとして名をあげているマハン・エスファハニが書いています(日本語訳はついておりません)。

 



<国内盤> 


アクースティカ

PPCA-624
¥2750
高橋望のバッハ第3弾!パルティータ第1,2,4番〜高橋望
 J.S.バッハ:
  パルティータ第1番変ロ長調BWV.825
  パルティータ第2番ハ短調BWV.826
  パルティータ第4番ニ長調BWV.828
?橋 望(ピアノ)

 バッハをライフワークにする高橋望のバッハ第3弾!バッハ:パルティータ第1,2,4番〜高橋望

 録音:2020年11月12-14日、相模湖交流センター
 ピアノ:ベーゼンドルファー、モデル275、Total Time 75:13

 バッハ演奏をライフワークにする高橋望。「ゴルトベルク変奏曲」、「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」に続く第3弾は、バッハのクラヴィーア組曲の最高峰「パルティータ・アルバム」。
 恩師ペーター・レーゼル譲りの自然体でピュアな演奏は、作曲家への畏敬の念に溢れ、その清々しい音色と軽やかな表現は、バッハ音楽に新鮮な躍動感を与えている。
 
















4/15(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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BSO rec(バイエルン国立歌劇場自主レーベル)



BSOREC0001
¥2900→\2690
バイエルン国立歌劇場自主レーベル
ペトレンコ指揮による高密度のマーラー7番!

 マーラー:交響曲第7番 「夜の歌」
キリル・ペトレンコ(指揮)
バイエルン国立管弦楽団
NYCX-10223
 (国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

 【バイエルン国立歌劇場自主レーベルBSOrec始動。第1弾はペトレンコ指揮による高密度のマーラー7番!】
 17世紀のバイエルン選帝侯の宮廷歌劇場に起源を持ち、モーツァルトやワーグナーのオペラを初演してきたドイツ屈指の名門、バイエルン国立歌劇場が自主レーベルBayerische Staatsoper Recordings(BSOrec)をスタート。そのリリース第1弾に選ばれたのは、2013-20年に音楽総監督を務めたキリル・ペトレンコ指揮による「マーラー: 交響曲第7番」のライヴ録音!
 2018年5月28日と29日にミュンヘンで行われた演奏会は、灼熱の完全主義者ペトレンコの下で、超高精度・超高密度、そして緊密なコントロールが生み出す高い緊張感で聴衆や評論家を圧倒し、続くロンドン公演でも大喝采を浴びました。レーベルの船出にふさわしい1枚です。

 「このマーラー7番はあらゆる点で議論の余地なく最上級だ」・・『ジ・アーツ・デスク』「素晴らしいバイエルン国立管弦楽団による真に輝かしいマーラー7番」・・・『ザ・ガーディアン』「バイエルン国立管弦楽団による、息をのむばかりの完璧な演奏」・・・『アーベントツァイトゥング』「超高解像度のマーラー。CDはいつ出るのか?」・・・『ミュンヘン・メルクール』

 録音: 2018年5月28日&29日 ミュンヘン、バイエルン国立歌劇場(ライヴ) ※国内盤には日本語解説付き

 【BSOrec バイエルン国立歌劇場自主レーベルへの期待 – 広瀬大介】
 ドイツ・ミュンヘンの音楽文化を牽引するバイエルン国立歌劇場。客席入場率はつねにドイツのトップを走り、人気歌手が登場するオペラ公演は発売と同時に売り切れてしまう。地元のファンには心から愛され、近年の音楽的な完成度の向上は目覚ましい。前任の音楽監督キリル・ペトレンコによる重量級のオペラ公演は、そのすべてが驚くべき緊張感と集中力に支えられた名演揃いであり、「アカデミー演奏会」と銘打ったオーケストラ公演では、日頃ピットの中にいるオーケストラが、晴れの舞台を満喫する歓びを音楽で十全に表現してみせる。新音楽監督ウラディーミル・ユロフスキとの協力関係がいよいよ始まろうかという折に、新型コロナ禍で思わぬ足踏みを強いられはしたが、両者の協力によって音楽的完成度はさらなる高みへと至るだろう。満を持して登場する独自レーベルによって、その活動がさらに多くのひとに伝わるよう、この歌劇場に「聴く耳」を育ててもらった聴き手のひとりとして、心から願わずにはいられない。

 バイエルン国立歌劇場は、17世紀に創設されたバイエルン選帝侯の宮廷歌劇場を起源とし、モーツァルトやワーグナーの歌劇を初演した歴史を持つドイツを代表する名門歌劇場。ハンス・フォン・ビューロー、ブルーノ・ワルター、ハンス・クナッパーツブッシュ、ゲオルグ・ショルティ、クレメンス・クラウス、ルドルフ・ケンペ、ヨーゼフ・カイルベルト、ヴォルフガング・サヴァリッシュ、キリル・ペトレンコ‛&といった音楽史上屈指の名指揮者を音楽監督に迎え、錚々たる名歌手たちと築いて来た栄光の歴史を誇ります。
 今回スタートする自主レーベルでは、今後の公演と過去の録音・録画から選りすぐってリリースしてゆきます。第1弾は2019/20シーズンまで音楽総監督を務めたキリル・ペトレンコと歌劇場管弦楽団によるマーラー: 交響曲第7番「夜の歌」のCD。第2弾として同じくキリル・ペトレンコ指揮、ヨナス・カウフマン他によるコルンゴルトの歌劇《死の都》(BD/DVD)を予定。

 今後のリリース計画(順不同、発売日未定) オーケストラはすべてバイエルン国立管弦楽団

 <CD>
 〇ベートーヴェン: 交響曲第2番、ブレット・デイーン: テスタメント/ウラディーミル・ユロフスキ(指揮) 録音: 2020年10月
 〇シューベルト: 交響曲第8番 「ザ・グレート」/ズービン・メータ(指揮) 録音: 2021年1月

 <映像作品>
 〇コルンゴルト: 歌劇《死の都》
  ヨナス・カウフマン(テノール)、マルリス・ペーターゼン(ソプラノ)、キリル・ペトレンコ(指揮) 収録: 2019年12月(7月発売予定)
 〇アブラハムセン: 歌劇《雪の女王》
  バーバラ・ハンニガン(ソプラノ)、レイチェル・ウィルソン(メゾ・ソプラノ)、ピーター・ローズ(バス・バリトン)、コルネリウス・マイスター(指揮) 収録: 2020年1月
 〇ストラヴィンスキー: 歌劇《マヴラ》、チャイコフスキー: 歌劇《イオランタ》
  バイエルン国立歌劇場オペラ・スタジオ、アレフティナ・ヨッフェAlevtina Ioffe(指揮) 収録: 2019年4月
 〇リヒャルト・シュトラウス: 歌劇《ばらの騎士》
  マルリス・ペーターゼン(ソプラノ)、クリストフ・フィシェッサー(バス)、サマンサ・ハンキー(メゾ・ソプラノ)、
  ヨハネス・マルティン・クレンツレ(バリトン)、カタリーナ・コンラーディ(ソプラノ)、ウラディーミル・ユロフスキ(指揮) 収録: 2021年3月

 *バイエルン選帝侯の宮廷歌劇場のオーケストラは、オペラとは別の表現の場を求め、1811年に「音楽アカデミー」の名のもとにシンフォニー・コンサートを開始。
  バイエルン国立管弦楽団の定期公演が「アカデミー・コンサート」と呼ばれるのはこれに由来し、オーケストラならではの表現の可能性と喜びを献身的に求める楽団の伝統は、一期一会の熱気と集中力に富んだ演奏会に結実しています。
  あのカルロス・クライバーがこの楽団に好んで客演したことでも知られます。







BIS

BIS SA 2521
(SACD HYBRID)
¥2800
プトニンシュ率いるエストニア・フィルハーモニック室内合唱団による
 シュニトケ&ペルトの合唱作品集第2弾

  (1)シュニトケ:無伴奏合唱のためのコンチェルト(1984-85)
  (2)シュニトケ:3つの聖歌(1984)
  (3)ペルト:7つのマニフィカト・アンティフォナ(1988/1991)
エストニア・フィルハーモニック室内合唱団
カスパルス・プトニンシュ(指揮)

 2018年グラモフォン賞声楽部門受賞のエストニア・フィルハーモニック室内合唱団、注目の最新盤!シュニトケの「無伴奏合唱のためのコンチェルト」「3つの聖歌」ペルトの「7つのマニフィカト・アンティフォナ」!

 セッション録音:2020年1月27-31日/聖ニコラス教会(タリン、エストニア)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、60'22
 プロデューサー&サウンド・エンジニア:イェンス・ブラウン(Take5 Music Production)

 SACDハイブリッド盤。
 プトニンシュ率いるエストニア・フィルハーモニック室内合唱団によるシュニトケ&ペルトの合唱作品集第2弾の登場!
 BISレーベルからリリースされている「シュニトケ:悔悛の詩編、ペルト:マニフィカト&主よ、今こそあなたは」(BIS SA-2292)は2018年英国グラモフォン賞の声楽部門を受賞しており、当アルバムも非常に期待が高まります。

 シュニトケの「無伴奏合唱のためのコンチェルト」は10〜11世紀に活躍したアルメニアの詩人グレゴールのテクストを用いた4部の作品。
 一方、「3つの聖歌」は1984年に当時国立シンフォニー・カペレ合唱団の指揮者だったヴァレリー・ポリャンスキーの依頼で作曲したものでやはりテクストはグレゴールの詩を用いています。
 ソ連時代ながらロシア聖歌の様式にのっとっているのが非常に斬新です。

 ペルトがRIAS 室内合唱団設立40周年を記念して作曲した「7つのマニフィカト・アンティフォナ」。当時の西ベルリンで初演され、その後1991年に改訂版を発表。当録音ではその改訂版で演奏しております。
 テクストは、クリスマス・イヴまでの12月17日から23日のローマ・カトリック教会の「夕べの祈り」の典礼に基づき、ペルト独自の崇高な世界が広がります。
 エストニア・フィルハーモニック室内合唱団の純度の高い歌声をお楽しみください。
 
 


BIS SA 2492
(SACD HYBRID)
¥2800
「世紀を越える旅」
 (1)レーガー:前奏曲とフーガ ニ短調 Op.117-6(1909)
 (2)クライスラー:レチタチーヴォとスケルツォ・カプリス Op.6(1910)
 (3)イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6 番 ホ長調 Op.27-6(1923)
 (4)R.シュトラウス:ダフネ練習曲 TrV 272b(1945)
 (5)プロコフィエフ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.115(1947)
 (6)ヴァインベルク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 Op.92(1967)
 (7)尹伊桑(ユン・イサン):大王の主題〜J.S.バッハの「音楽の捧げもの」による(1976)
 (8)シュニトケ:ア・パガニーニ(1982【オリジナル版】)
 (9)ペンデレツキ:カプリッチョ(2008)
  スーイエ・パク(ヴァイオリン;1785年製フェルディナンド・ガリアーノ(弓;1850年製ニコラ・マリーン))

 大家を予感させる圧倒的な演奏。今世紀にうまれたスーイエ・パクが挑む20 世紀から21世紀の無伴奏ヴァイオリンの世界!

 セッション録音:2019年9月9-13日/イエス・キリスト教会(ベルリン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、78'54
 プロデューサー&サウンド・エンジニア:マルティン・ナゴルニ(Arcantus Musikproduktion)

 SACD ハイブリッド盤。
 2000年生まれの韓国人ヴァイオリニスト、スーイエ・パク。16歳で録音した衝撃のデビュー盤『パガニーニ:24のカプリース』(BISSA-2282)、その翌年収録した『愛の挨拶〜ヴァイオリン愛奏曲集』(BIS SA-2382)と、次々と話題盤をリリースしています。期待の第3弾『世紀を越える旅』では、レーガーからペンデレツキまで20世紀から21世紀の無伴奏ヴァイオリンの世界を堪能できます。

 4歳の時にヴァイオリンをはじめたパクは2009年よりベルリンにて名ヴァイオリニスト、ウルフ・ヴァリーンに師事。彼女の驚くべき才能に惚れ込んだヴァリーンはハンス・アイスラー音楽大学ベルリンで学ぶように薦め、すぐさまその才能を開花させた稀有な存在です。
 五嶋みどりやサラ・チャンを思わせる神童ぶりでまだ19歳とは思えないほどの完成されたテクニックと成熟した音楽を聴かせてくれます。

 当録音の注目は1967年に書かれたヴァインベルクの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番です。
 この作品は7つの部分から成り、ヴァインベルクの幅広い表現力が前面に出ている力作。超絶技巧を要し、その難しさはバルトークの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ以上ともいわれます。
 厳しい緊張感と怒りの表現に満ちたこの作品をパクは集中力を切らすことなく演奏しています。
 



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CHALLENGE CLASSICS



CC 72854
【再発売】
¥2700→\2490
これがびっくりするほど美しいんです
クイケン四重奏団の大ベストセラー名盤、再発売。
 歌のない弦楽四重奏版「モツレク」!

  モーツァルト/ペーター・リヒテンタール編:
   レクイエム KV 626
    (ジュスマイヤー版に基づく弦楽四重奏編曲版)
クイケン弦楽四重奏団
 〔シギスヴァルト・クイケン(Vn)、
  フランソワ・フェルナンデス(Vn)、
  マルレーン・ティールス(Vla)、ヴ
  ィーラント・クイケン(Vc)〕

 ちょっとしたブームを巻き起こしたクイケン四重奏団の名盤、再発売。
 歌のない弦楽四重奏版「モツレク」。これがびっくりするほど美しいんです。


 録音:2003年1月4-6日/48'35''

 ベストセラーを記録したクイケン四重奏団によるモーツァルトのレクイエムが復活。
 声楽パートも含め、すべてを弦楽四重奏に編曲したこのモーツァルトのレクイエムは、いわばレクイエムの'スケルトン( 骨格)' 版。
 モーツァルトの最高傑作を違った角度から味わうことのできる演奏として非常に人気が高いものです。クイケン四重奏団の熱く密なアンサンブルが、作品の真骨頂を存分に聴かせてくれます。

 リヒテンタールは1780年プレスブルク( 現在のブラチスラヴァ) 生まれ。職業は医師ですが、熱心なアマチュア音楽家でもありました。1810年以降亡くなる1853年までミラノに住み、スカラ座のために書いた7 つのバレエ音楽を含め50ほどの作品を遺しています。
 ミラノではモーツァルトの作品は熱狂をもって受け入れられており、リヒテンタールはそのスペシャリストの一人として、弦楽四重奏曲などを編曲して発表していました。
 さらに『後宮からの誘拐』をイタリア語に訳したり、『イドメネオ』の稽古ピアノパートを作ったりもしていました。
 そんなリヒテンタールがモーツァルトのレクイエムを弦楽四重奏に編曲したのです。クイケンによると、このリヒテンタール編曲の元になっているのはジュスマイヤー版。
 リヒテンタールはこの版をモーツァルトの長男カール・トーマス・モーツァルト経由で入手したと考えられます。
 「ジュスマイヤーには心からの敬意を表さなくてはなりません。彼のおかげで、モーツァルトのレクイエムは完全なかたちで保存( 達成) され、私たちを感動させてくれます」とはクイケンの言葉。
 リヒテンタールの編曲にほんの少しだけ演奏上の理由などで手を加えたのがこの盤に収められたもの。歌詞もなく、四人の演奏家だけによって紡ぎあげられるレクイエムの世界、圧巻です!

 ※2009年発売のSACC-72121は廃盤となっております。
 
 

CC 72884
¥2700
夕べの祈り
 エリック・フロイマンス(1963-)&
  マーティン・フォンズ(1967-):
   夕べの祈り(2011)
 エリック・フロイマンス:
  Lex(2011) マーティン・フォンズ編
 マーティン・フォンズ:海岸通り(2008)
 エリック・フロイマンス:
  レクイエム(2000) マーティン・フォンズ編/
   Your Majesty(2010) ベルナルド・ハンネキン編
エリック・フロイマンス(トランペット)
ジュリアン・ヘンペル(指揮)
オランダ交響楽団
ハンス・ブルーマンス(ピアノ)
ジェロエン・ヴァーダグ(ダブルベース)
ディルク=ピーター・ケルシュ(ドラム)

 ジャズトランペット奏者がクラシックのオーケストラと共演

 録音:2012年9月11-14日/61'48''

 著名なジャズトランペット奏者であるエリック・フロイマンスがクラシックのオーケストラと共演したユニークなアルバムです。
 自作の協奏曲『Evensong(夕べの祈り)』をはじめ、優雅で独創的なトランペットの妙技が炸裂。
 確かな技術と音楽性を武器に、様々なスタイルを華麗に吹きこなします。
 




ARS MUSICI



232371
【旧譜】
¥2200
ロディオン・シチェドリン(1932):室内楽作品集
 ヴァイオリンとピアノのための《メニューイン・ソナタ》
 無伴奏ヴァイオリンのための《エコー・ソナタ》
 チェロとピアノのためのソナタ*
 ヴァイオリンとピアノのための《アルベニス様式で》

ドミトリー・シトコヴェツキー(ヴァイオリン)
ロディオン・シチェドリン(ピアノ)
ダヴィド・グリゴリアン(チェロ)
リュドミラ・リソヴァヤ(ピアノ)*


 シチェドリン自作自演の室内楽作品集!ヴァイオリンはシトコヴェツキー!

 1932年生まれのロシア人作曲家シチェドリンは、音楽教師を務めた父を持つ音楽一家に生まれました。幼いころから音楽教育を受けてきた彼自身も、その後モスクワ音楽院で教鞭に立つことになります。
 その一方で演奏家としても活躍し、自作をたびたび自身の演奏で初演してきました。
 このディスクではゴルトベルク変奏曲の編曲などでも知られる、ロシアの名ヴァイオリニスト、ドミトリー・シトコヴェツキーと共演しています。
 深い洞察力によってもたらされる二人の演奏は、常に緊張感に満ちています。

 ※録音:2002年6月、7月18-19日
 
232278
【旧譜】
¥2200
ブラームス、リスト、レーガー:2台ピアノ作品集
 ブラームス:
  ハイドンの主題による変奏曲 変ロ長調 Op.56b 2台ピアノ版
 レーガー:
  ベートーヴェンの主題による変奏曲とフーガ Op.86〜2台ピアノのための
 リスト:ドン・ジョバンニの回想〜2台ピアノのための
ハンス=ペーター・シュテンツル(ピアノ)
フォルカー・シュテンツル(ピアノ)

 ピアノ・デュオ界の雄、シュテンツル兄弟による2台ピアノ作品集。
 教育者としても活躍する二人。特にブラームスの《ハイドンの主題による変奏曲》は、細部まで気を配られたこの二人だからこそできる名演です。

 ※録音:1998年1月19-22日(シュトゥットガルト、ドイツ)
 
 

232308
【旧譜】
¥2200
ヨハン・ゴットリープ・ナウマン(1741-1801)
 詩篇96篇、詩篇103篇

  歌劇《グスタフ・ヴァーサ》より序曲
  詩篇96篇、カンタータ《Kommt herzu》
  詩篇103篇
ベッティーナ・アイスマン(ソプラノ)
エリーザベト・ヴィルケ(アルト)
ヴェルナー・ギューラ(テノール)
エグベルト・ユングハンス(バス)
ペーター・コップ(指揮)
ケルネルシャー・ジングフェライン・ドレスデン
ドレスデン・インストゥルメンタル・コンサート

 J.S.バッハの孫弟子にあたるドイツ人作曲家ナウマン。その作品は、神への敬虔の念を表すような、神秘的でとても美しいものです。
 彼が生み出した「ドレスデン・アーメン」といわれる音型は、メンデルスゾーンやワーグナーにも影響を与えています。

 ※録音:1998年1月19-22日(シュトゥットガルト、ドイツ)
 
 
232119
【旧譜】
¥2200
ヴォルフガング・リームとペーター・ルジツカの声楽曲
 ヴォルフガング・リーム(1952):Umsungen
 ペーター・ルジツカ(1948):
  "...Der Die Gesange Zerschlug"
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
エルネスト・ブール(指揮)
アンサンブル・モデルン

 ドイツの現代音楽を支える巨匠二人の声楽曲!

 ドイツを代表する現代作曲家ヴォルフガング・リームとペーター・ルジツカの声楽曲を収録。
 リームはニーチェの文献をもとにし、ルジツカはパウル・ツェランの詩をもとにして作曲しています。
 どちらの曲でも、フィッシャー=ディースカウが持ち前の完璧な歌唱で雄弁に語ります。

 ※録音:不明
 
 

232190
【旧譜】
¥2200
ユビラーテ・デオ〜典礼暦年のための祝祭モテット集
 ミヒャエル・ハイドン(1737-1806):アヴェ・マリア ヘ長調
 ヨハン・ゲオルグ・アルブレヒツベルガー(1736-1809):Jubilemus salvatori
 フロリアン・レオポルト・ガスマン(1729-1774)Tui sont coeli
 ヨーゼフ・アイブラー(1765-1846):Reges Tharsis
 ヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガー(1736-1809):Meditabor in mandatis tuis
 ヨーゼフ・アイブラー(1765-1846):Terra tremuit
 ルイ・シュポア(1784-1859):Jubilate Deo
 イグナズ・アスマイヤー(1790-1862):Ascendit Deus in jubilatione
 ピエトロ・ポンペオ・セールス(1729-1797):Veni Sancte Spiritus
 ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):Hymnus de venerabili-Laude Sion-Sit laus plena
 ゲオルク・パステルッヴィツ (1730-1803):Super flumina Babylonis
 アントニオ・カルダーラ(1670-1736):Exaltabo te, Domine
 ミヒャエル・ハイドン:Benedicite Dominum omnes Angeli ejus
 ゲオルク・ヨゼフ・ドンベルガー(1709-1768):Cantate Dominum canticum novum
  ライムンド・フーグ (指揮)、
  フライブルク大聖堂聖歌隊、
  フライブルク・フィルハーモニー管弦楽団のメンバー

 フライブルク大聖堂聖歌隊による教会音楽集。
 18〜19世紀に活躍した作曲家たちのそれぞれの特徴を活かした合唱曲が、フライブルク大聖堂聖歌隊の美しい歌声で響きます。

 ※録音:1993、94年(フライブルク、ドイツ)
 
 
232213
【旧譜】
¥2200
クリスティアン・エルスナーによるシューベルト
 シューベルト:詩人の声 Op.48、リーダークライス Op.39
クリスティアン・エルスナー(テノール)
イウゲン・ワングラー(ピアノ)

 ドイツ人テノール歌手のクリスティアン・エルスナーによるシューベルト。フィッシャー=ディースカウなどに師事し、ベルリン・フィルやスカラ座など世界の第一線で活躍しているエルスナーが、独特な柔らかさと温かみのある声で歌い上げます。

 ※録音:1995年5月10日(ジーゲン、ドイツ)
 




CAMEO CLASSICS


CC9128
(1CD-R)
¥2200
飼い猫〜イギリス人作曲家による歌曲集
 ホルスト:小さな音楽(1929)/
 グーセンス:ファン・ソング(1936)/
 ブリス:2つの童謡(1920)/
 ラッブラ:イン・ダーク・ウェザー(1932)/
 ディーリアス:お前が去る前に(1932)/
 ブリッジ:子守歌(1901)/
 クック:3つの無邪気な歌(1957)/
 ホルブルック:飼い猫(1923)/
 ブリテン:波立たない湖の魚(1937)/
 ブッシュ:《女の人生》よりウィービング・ソング(1977)/
 ジェイコブ:3つの歌(1931)/
 マコンキー:Take, oh take those lips away(1965)/
 ハウエルズ:洪水(1933)/
 マッケイブ:3つのフォーク・ソング(1963)
シルヴィア・イーヴス(ソプラノ)
コートニー・ケニー(ピアノ)
シア・キング(クラリネット)

 激動の20世紀前半に生まれた知られざるイギリス歌曲集

 20世紀前半の作品を中心に集めたイギリス人作曲家による歌曲集。戦中を含む激動の時代にこのような充実した作品が生み出されていました。
 一部の曲では、イギリス室内管弦楽団で首席奏者として活躍したシア・キングが参加し、素晴らしい演奏でイーヴスの歌唱をサポートしています。

 ※録音:1982年6月25-26日(マンチェスター、イギリス)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 



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PHIL.HARMONIE



PPHIL06030
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143

コーリャ・ブラッハー(ヴァイオリン)
ショスタコーヴィチ:室内楽編成による交響曲第15番

 ショスタコーヴィチ(ヴィクトル・デレヴィアンコ編):
  交響曲第15番イ長調 Op.141
   (ヴァイオリン、チェロ、ピアノと打楽器版)
 ショスタコーヴィチ(オリオール・クルイシェン編):
  ジャズ組曲第2番
   (ヴァイオリン、チェロ、ピアノと打楽器版)

コーリャ・ブラッハー(ヴァイオリン)
イェンス=ペーター・マインツ(チェロ)
オリオール・クルイシェン(ピアノ)
レイモンド・カーフス(打楽器)
クラウディオ・エスタイ(打楽器)
マーク・ヘルダーマンス(打楽器)

PHIL06030
¥2700→\2490

 "ピアノ三重奏+打楽器"によるショスタコーヴィチ!ブラッハー率いる名手たちによる圧巻のアンサンブル!

 ジュリアード音楽院で名教師ドロシー・ディレイに師事した後、シャーンドル・ヴェーグの元で研鑽を積み、1993年には史上最年少でベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターに就任。1999年に同団を退団後はソリストに転身し、世界各地で活躍を続けているドイツの名ヴァイオリニスト、コーリャ・ブラッハー。
 コーリャ・ブラッハーと、カタルーニャ地方出身の作曲家、ピアニスト兼指揮者のオリオール・クルイシェンを中心に集結した名手揃いのアンサンブルがレコ—ディングを行ったのは、「ピアノ三重奏+打楽器の室内楽編成」に編曲されたショスタコーヴィチの「交響曲第15番」と「ジャズ組曲第2番」!

 ロシアン・ピアノ・スクールの最大流派の1つ「ネイガウス・スクール」の開祖ゲンリフ・ネイガウスにピアノを師事し、室内楽はマリア・ユーディナに学んだ旧ソ連出身のピアニスト、ヴィクトル・デレヴィアンコ。
 1974年に祖国を離れてイスラエルへ亡命したデレヴィアンコはテル・アヴィヴ大学のピアノ科教授としてイノン・バルナタンに代表される優れたピアニストを育成した教育者でもあり、自身が「ピアノ三重奏+打楽器」の編成に編曲したショスタコーヴィチの「交響曲第15番」は作曲者本人からも激賞され「Op.141bis」の作品番号を与えられたという有名なエピソードを持っています。
 この室内楽版「交響曲第15番」を録音するにあたり、カタルーニャのコンポーザー=ピアニスト、オリオール・クルイシェンはデレヴィアンコと同じアプローチを用いて「ジャズ組曲第2番」を「ピアノ三重奏+打楽器」の編成に編曲。映画音楽やバレエ音楽、劇音楽の要素を併せ持つ秀作の一味違う魅力を存分に楽しむことのできる優れた編曲に仕上がっています。

 ブラッハー、クルイシェンと共にレコ—ディングに臨んだメンバーたちも非常に豪華。
 ベルリン・ドイツ交響楽団の第1ソロ・チェロ奏者を務め、ルツェルン祝祭管弦楽団でも活躍するイェンス=ペーター・マインツ、バイエルン放送交響楽団のレジェンド的存在で首席ティンパニ奏者として活躍するレイモンド・カーフス、バイエルン国立歌劇場(州立歌劇場)、バイエルン国立管弦楽団の首席打楽器奏者クラウディオ・エスタイ、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団の首席打楽器奏者マーク・ヘルダーマンスという世界的名手たちが、「ピアノ三重奏+打楽器」という姿へと生まれ変わったショスタコーヴィチの2作品で圧巻のパフォーマンスを繰り広げてくれています。

 ※録音:2014年3月24日−26日、ミュンヘン(ドイツ)

 
 



 

STERLING



CDO112511262
(2CD-R)
¥5100
マイアベーアのオペラ第2作《アリメレク、または、二人のカリフ》
 マイアベーア(1791-1864):
  歌劇《アリメレク、または、二人のカリフ》
ヤン・コボウ(テノール)
ラース・ヴォルト(バス)
ブリッタ・シュタルマイスター(ソプラノ)
ティモシー・オリヴァー(テノール)
オーラ・ルードナー(指揮)
ロイトリンゲン・ヴェルテンベルク・フィルハーモニー管

 マイアベーアのオペラ第2作《アリメレク、または、二人のカリフ》。ヨハン・ゴットフリート・ヴェールブルッフが『千夜一夜物語』に基づいて執筆したドイツ語の台本に作曲された2幕の作品です。
 物語の舞台は、ハールーン・アッ=ラシード(ハルン・アル=ラシッド)がカリフだった時代のバグダード。若く裕福なムスリムのアリメレクとカリフの姪イレーネを中心に、カリフのハールーン、彼の腹心の友ジャファル、執事イブラヒムたちが絡み、「おとぎ話」としての「アラビアンナイト」の世界が展開していきます。
 《主人と客、または、真剣にとられた冗談》のタイトルで作曲され、1813年、シュトゥットガルト宮廷劇場で初演。1814年、ケルントナートーア劇場での再演に際して改訂の手が入れられ、曲名が《アリメレク、または、二人のカリフ》に変えられました。
 初演に続き再演も失敗に終わり、その後、マイアベーアがイタリア語やフランス語で書いた作品の成功もあって、この作品は「忘れられた存在」になってしまいます。

 「バート・ウーラハ、秋の音楽の日(秋の音楽祭)」は、ドイツのロイトリンゲンで開催され、「知られていないが聴く価値のある」多くの作品に蘇演の機会を与えることで国際的に知られています。
 マイアベーアのこの作品は、2010年のフェスティヴァルで、ヴェーバーが作曲した物語上の「姉妹作」《アブ・ハッサン》と一緒にセミステージ形式で上演されました。
 ドイツのヤン・コボウ、ラース・ヴォルト、ブリッタ・シュタルマイスター、アメリカのティモシー・オリヴァーが主要な役を歌い、スウェーデンのオーラ・ルードナー(ウーラ・ルードネル)が指揮しています。
 
 南西ドイツ放送(SWR)がライヴ収録した音源の正式ライセンスによるリリース。
 あらすじと「秋の音楽の日」の上演に際して行われたレクチャーの内容をまとめた一文(ドイツ語・英語)を掲載したブックレットと、72ページのリブレット(ドイツ語・英訳)が添付されています。

 ※録音:2010年10月9-10日(ドイツ)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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STERLING



CDA185118522
(2CD-R)
¥5100→\4890

ラーシュ・セッレールグレン・プレイズ Vol.6
 シューベルト: ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D.960/
 ブラームス:3つの間奏曲 Op.117/
 ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調*/
 ブラームス:4つのバラード Op.10/
 シューマン:幻想曲 ハ長調 Op.17/
 ニルス・ビョルカンデル(1893-1972):《4つの群島のスケッチ》より牧歌/
 グンナル・ド・フルメリ(1908-1987) :《ソナチネ 第1番》(1950)よりアンダンテ・トランクィッロ/
 イングヴァル・リードホルム:ピアノ小品/
 ヒルディング・ルーセンベリ(1892-1985):《即興曲》よりレント/
 ヴィリアム・セイメル(1890-1964):《夏のスケッチ》よりSologa/
 ヴィルヘルム・ステンハーンマル(1871-1964):幻想曲 ロ短調 Op.11 No.3
  ラーシュ・セッレールグレン(ピアノ)、
  アルベール・ヴォルフ(指揮)*、スウェーデン放送交響楽団*

 スウェーデン出身のラーシュ・セッレールグレン(1927-2008)のSterling録音集の第6集。
 彼はストックホルムでオーロフ・ヴィーベリ、ウィーンでブルーノ・ザイドルホーファーに学び、1952年、イェニー・リンド賞を受け、ピアニストとしてデビューしました。
 コンサートのほか、1950年から1967年にかけてスウェーデン放送のラジオとテレビのための演奏を定期的に行い、ヴァイオリニストのレオ・ベッリーンとチェリスト のオーケ・オーロフソンと結成したストックホルム三重奏団の活動でも知られました。
 1963年から1993年まで王立ストックホルム音楽大学で教え、2007年にはオレブルー音楽大学で「ピアノ演奏の極意」をテーマにしたマスタークラスを行いました。
 セッレルグレーンは、師のヴィーベリが教わったエミール・フォン・ザウアー、ザイドルホーファーが師事したフランツ・シュミットたちの伝統を受け継ぐピアニストのひとりとして、慕われたといわれます。
 今盤では、ブラームス、シューマンの名曲をはじめ、同時代のスウェーデン人作曲家の作品を多数収録。なかなか耳にすることの出来ない貴重な曲を、端正なその演奏で、美しく聞かせてくれます。

 ※録音:1956年12月15日[シューマン]、1960年1月30日[ラヴェル]、4月28日[ビョルカンデル、ド・フルメリ、リードホルム、ルーセンベリ、セイメル、ステンハーンマル]、1994年1月2日[シューベルト]、1996年12月4日[ブラームス](スウェーデン)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。




ラーシュ・セレールグレン/旧譜


 ラーシュ・セレールグレンは、1927年生まれ。演奏者としてはジェニー・リンド賞を獲得、1957年にはストックホルム・トリオを結成、教育者としては1993年までストックホルム王立音楽院で教授として後進の指導にあたるなどまさにスウェーデン鍵盤音楽界の重鎮である。
 これまでほとんど知られなかったが、STERLINGから発売になったブラームス、ベートーヴェン、シューマンのコンチェルトを入れたアルバムが、その高い音楽性、巨大な音楽的スケールでファンの間で評判となり、あっという間にその名が世界中に広まった。
 たださすがに高齢で最近の録音というのは1999年のバッハくらいしかなかった。なのでなんとかこのブームに乗っかってひょっとしてSTERLINGが新録音を出してくれないか・・・と思っていたら・・・なんと・・・2008年に惜しくも亡くなってしまった。

 ちなみにSTERLING、入荷にものすごく時間がかかります。半年で入ってきたらラッキーという感じです。またすでに入手困難になっているものもあるかもしれません。

 フォーマットはCD-Rになっていることが多いようです。




CDA 1655-56-2
(2CD-R)
¥5100→\4890
ラーシュ・セレールグレンVol.1
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
 (録音:1963年9月25日)#,**/
C・フランク:交響的変奏曲
 (録音:1978年8月29日)*/
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
 (録音:1963年2月15日)+/
R・シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
 (録音:不詳)§,**
ラーシュ・セレールグレン(P)、
シクステン・エールリンク(指揮)#、
スティグ・ウェステルベリ(指揮)*、
シクステン・エッケルベリ(指揮)+、
ジェイムズ・デプリースト(指揮)§、
スウェーデン放送交響楽団、
ストックホルム・フィルハーモニック**

 こういうものすごい力量を持った人がいきなり現れるからこの仕事はやめられない。今回のスランプもこのアルバムのおかげで切り抜けることができた。
 ラーシュ・セレールグレン。聞いたこともない。それがスウェーデンのSTERLINGの「アーティスト・シリーズ」でいきなり出てきた。
 1927年生まれだからベテラン、というか重鎮である。そんな人の60年代、70年代、90年代の録音がいきなり2枚組で出るというのだから、ただごとではないとは思ったが、やはりただごとではなかった。
 本物中の本物。技巧的にもすごいが、まっすぐ前を向いて重心低く構えるその音楽的姿勢は、まさに戦前の大巨匠のもの。さっき紹介したセレブリャコフ院長は少しはったりめいたところがあるが、この人に関してはそれは皆無。極めて正統派で真剣そのもの。しかもその演奏には華がある。粋がある。なまめかしさがある。ギラギラした自己顕示欲にあふれた派手さはないのに、気づくとミューズの神が知らない間に彼の背に寄り添っているのである。
 エールリンクの名伴奏に彩られての重厚華麗なブラームス、ハンゼンの文学性とカッチェンのしなやかさを思わせるベートーヴェン(第2楽章の息ができなくなるほどの美しさ・・・フー・ツォンをも凌いでしまった)、そして90年代に入ってからのシューマン。いぶし銀の中に退廃的なロマンをも感じさせる老獪なまでの音楽性。これが経験というものか。情熱たっぷりの肉感的な演奏より、こちらのほうが数倍もエロティックというのはどうしたわけか。
 それにしてもこんな多種多様な名演を2枚に埋め込んだSTERLINGもすごい。そしてこんな演奏家がまだいたということに何より驚いた。(店主視聴記より)

 東京都交響楽団の常任指揮者(だった)デプリーストがシューマンでタクトを振っている。


CDA 1659-60-2
(2CD-R)
¥5100→\4890
ラーシュ・セレールグレンVol.2
 J・S・バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻
ラーシュ・セレールグレン(P)
スウェーデンの演奏者たちにスポットを当てた「Artist」シリーズ。円熟味を感じさせてくれるバッハは丁寧で深みのある落ち着きを保った演奏。
1999年の録音。


CDA 1662-63-2
(2CD-R)
¥5100→\4890
ラーシュ・セレールグレンVol.3 ——
 ベートーヴェン:33の変奏曲ハ短調WoO.80(録音:1977年4月5日)/
 シューマン:交響的練習曲Op.13(録音:1981年5月14日)/
 リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調(録音:1979年4月27日)/
 ショパン:
  練習曲第12番ハ短調Op.10-12《革命》、バラード第1番ト短調Op.23、
  夜想曲第5番嬰ヘ長調Op.15-2、ポロネーズ第6番変イ長調Op.53《英雄》
  (録音:1966年1月11日)
 ドビュッシー:
  前奏曲集第1巻(録音:1978年4月20日)、水の反映(録音:1975年3月12日)
ラーシュ・セレールグレン(P)
 「ARTIST」シリーズからリリースされた2枚のディスクの見事な演奏によって、日本でもその存在が浸透してきたスウェーデンのピアノ奏者ラーシュ・セレールグレン。


CDA 1666-67-2
(2CD-R)
¥5100→\4890
ラーシュ・セレールグレンVol.4
パリキアンとのヴァイオリン・ソナタも!
モーツァルト:
 ピアノ・ソナタ第8番イ短調K.310
  (録音:1958年12月22日)/
 ヴァイオリン・ソナタ第28番ホ短調K.304
  (録音:1959年11月3日)/
 幻想曲ハ短調K.475(録音:1963年5月5日)/
 ピアノ・ソナタ第14番ハ短調K.457
  (録音:1963年5月5日)/
 ピアノ協奏曲第19番ヘ長調K.459*
 (録音:1961年4月29日)/
 同第20番ニ短調K.466+(録音:1969年5月27日)
ラーシュ・セレールグレン(ピアノ)、
マヌーグ・パリキアン(ヴァイオリン)、
コリン・デイヴィス(指揮)*、
スウェーデン放送交響楽団*、
カール・ルネ・ラーション(指揮)+、
ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団+

 2008年に惜しくもこの世を去ったスウェーデン鍵盤音楽界の重鎮ラーシュ・セレールグレン(1927−2008)のモーツァルト・アルバム。1950年代後半から1960年代後半にかけて収録されたモーツァルト。
 さすがに競演陣も豪華で、コリン・デイヴィスの名前も見えるが、注目は、49年から57年というフィルハーモニア管弦楽団の第1次黄金時代のコンマスを務めたトルコ/イギリスのヴァイオリニスト、マヌーグ・パリキアンとの共演・・・しかも曲が・・・店主がモーツァルトの中で最も愛する曲の一つK.304。・・・。


 CDA 1672/73-2
(2CD-R)
¥5100→\4890

ラーシュ・セレールグレンVol.5
ラーシュ・セレールグレン・プレイズ・ベートーヴェン

 ピアノ・ソナタ
  第1番ヘ短調Op.2-1(1982年3月26日)
  第2番イ長調Op.2-2(1982年3月26日)
  第3番ハ長調Op.2-3(1982年3月27日)
  第15番ニ長調Op.28《田園》(1957年12月20日)
  第21番ハ長調Op.53《ワルトシュタイン》(1977年4月7日)
  第31番変イ長調Op.110(1988年12月8日)

ラーシュ・セレールグレン(ピアノ)

 セレールグレンがもしベートーヴェンかモーツァルトを入れてくれていたら・・・と願った人は多かったはず・・・そうしたら、STERLING、過去のモーツァルト録音をリリース、続いて今度はベートーヴェンをリリースしてくれることに!

 2008年に他界したスウェーデン鍵盤音楽界の重鎮、ラーシュ・セレールグレン(セレールグレン)の名演を復刻するシリーズの第5集はベートーヴェンのピアノ・ソナタ集。
 セレールグレンはストックホルム・トリオの創設、ストックホルム王立音楽院の教授として後進の育成にあたるなど、スウェーデン鍵盤界に与えた影響は大きい。1957年−1988年の録音。
 当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R仕様です。


 


<国内盤> 


299MUSIC


NIKU-9036
¥3080
レフト・オブ・ショパン〜祈りのためのピアノ作品集〜 沼光絵理佳(ピアノ)
 (1)-(3)フランク:前奏曲、コラールとフーガ FWV21 前奏曲(04'53")/コラール(06'22")/フーガ(06'49")
 (4)ショパン:練習曲第2番イ短調 《12の練習曲Op.10》より* (01'35")
 (5)近藤浩平(1965- ):海辺の雪〜震災と津波の犠牲者への追悼Op.122*(09'13")
 (6)ショパン:前奏曲第15番変ニ長調「雨だれ」《24の前奏曲Op.28》より*(06'06")
 (7)ショパン:スケルツォ第2番 変ロ短調Op.31(1837)* (10'49")
 (8)ショパン:ノクターン第20番 嬰ハ短調(遺作)* (04'22")
 (9)ラフマニノフ(編曲:沼光絵理佳):ピアノ協奏曲第2番 ハ短調Op.18*(03'42")
  [映画『にしきたショパン"Left of Chopin"』のためのピアノ独奏版]
 (10)近藤浩平:ひとのふるさと〜左手のソロの為のOp.127* (04'43")
 (11)ショパン:バラード第4番 ヘ短調Op.52 (11'00")
 (12)近藤浩平:いつか夢になるまで〜家の中にとどまる音楽家たちのために〜[左手のピアノ独奏版] Op.204-p(04'35")
 
 *印:映画「にしきたショパン」使用曲

 多彩な音色は音の行く先を照らしてゆく〜待望のデビュー盤。レフト・オブ・ショパン〜祈りのためのピアノ作品集〜沼光絵理佳(ピアノ)

 録音:2020年11月26-27日 宝塚ベガ・ホール DXD 24bit/352.8kHz RECORDING [75'05"]

 幼少期から演奏と作曲が渾然一体だった沼光絵理佳のファースト・アルバムは、自身の編曲作品を含む映画『にしきたショパン』使用曲と、同映画のメッセージである鎮魂の祈りから着想を得て選んだ作品からなるピアノ・ソロ曲集。
 室内楽やオーケストラ・ピアニストとしてソロ以外にも活躍をみせてきた経験が存分に散りばめられた演奏は、繊細かつダイナミックに空間を共鳴させ、ショパン、フランク、ラフマニノフ、近藤浩平の息吹を感じさせる。

 沼光絵理佳(ピアノ) Erica Numamitsu, piano
 鹿児島県出身。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校及び同大学を経て、現在ソロをはじめ国内オーケストラ・ピアニスト、室内楽等の共演ピアニストとして、また作・編曲家として多くの作品を提供するなど精力的に活動している。
 これまでにピアノを池川礼子、武田真理、多美智子、多紗於里の各氏に、室内楽をGoldberg山根美代子氏に師事。Jr. ジーナバックアゥワー国際コンクール2位(アメリカ・ソルトレイク)、東京・サントリーホールにて受賞披露演奏会に出演。
 ピティナ・ピアノコンペティション特級3位。ニューヨークにて、故アリーシア・デ・ラローチャ氏の薫陶を受け、氏のコンサートのオープニングアクトを務める。
 アンサンブル of トウキョウ、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、ポーランド放送クラクフ交響楽団、サヴァリア交響楽団(ハンガリー)など、世界各地でオーケストラとの共演やコンサートに多数出演。2005年、東京・サントリーホールにて自身のリサイタルを開催。
 2006年より、フジテレビ系ドラマ及び映画、アニメ「のだめカンタービレ」の音楽演奏及び作曲、サウンドトラックCD収録に参加。アニメ版では演奏シーンの全篇吹き替え、ドラマ・映画では収録、吹き替えの他、作曲、俳優へのピアノ演技指導を担当する。
 全篇吹き替え、ドラマ・映画では収録、吹き替えの他、作曲、俳優へのピアノ演技指導を担当する。
2016年、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学夏期国際セミナーに公式伴奏者として招待される。
 また、ピアニスト、作・編曲家として活躍する傍ら、演奏家の見地から捉えた独自のソルフェージュや和声・楽曲分析などで後進の指導にも力を注いでいる。
 びわ湖ホール登録ピアニスト。エフエム京都 放送番組審議会委員。
 
 
 















4/14(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

HORTUS



HORTUS 155
¥2500
ピアノとハルモニウムのためのデュオ作品集!
 ルフェビュール=ヴェリー:
  ソナタ『アレグロ、アンダンテとフィナーレ』Op.61
 フランク:前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18
  (作曲家自身編曲によるピアノとハルモニウム編)
 サン=サーンス:6つのデュオ Op.8
ジェローム・グランジョン(ピアノ)
エマニュエル・ペラプラ(ハルモニウム)

 ルフェビュール=ヴェリー、フランク、サン=サーンス。ピアノとハルモニウムのためのデュオ作品集!

 録音:2018年/フランス/62'15

 ルフェビュール=ヴェリー、フランク、サン=サーンスのピアノとハルモニウムのためのデュオ作品を集めたアルバム。
 彼らは第二帝政期に活躍。その音楽は実に華やかで多彩な輝きを放ちます。ルフェビュール=ヴェリーはピアノとハルモニウムのデュオのために作曲した最初の作曲家の一人。その作品を世界初録音しました。
 フランクの前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18はサン=サーンスに献呈されたオルガン曲ですが、ここでは作曲者自身の編曲によるピアノとハルモニウム版での演奏。
 ハルモニウムでフランス・オルガン独特のペダル効果を見事に表現しております。
 
 

HORTUS 148
¥2500
ヴィドールのオルガン作品を
 カヴァイエ=コルのオルガンで聴く

  ヴィドール:
   (1)バッハの思い出
   (2)ラテン組曲 Op.86
   (3)3つの新しい小品 Op. 87
デニス・チョレック
 (オルガン/
  カヴァイエ=コルの大オルガン)

 色彩豊かな響きに感動!ヴィドールのオルガン作品をカヴァイエ=コルのオルガンで聴く。

 録音:2017年/サン=ピエール教会/79'09

 パリのサン=シュルピース教会の専属オルガニストとして65年間もその地位についたヴィドール。主にオルガン作品の作曲家としても名を残し、10のオルガン交響曲がその代表作として知られます。
 当アルバムでは演奏機会の少ない、しかし魅力的なオルガン作品を集めました。
 ヴィドールといえばその色彩豊かな響きが魅力ですが、当アルバムではサン=ピエール教会に据え付けられたカヴァイエ=コルの大オルガンの美しい音色を堪能することができます。
 仏ディアパソン・ドール5受賞ディスク。
  
 


HORTUS 156/7
(2CD)
¥2900
ルフェビュール=ヴェリー:
 (1)カプリース
 (2)ドラマティック・ソナタ Op.157
 (3)暖炉の歌
 (4)即興曲
 (5)バスクの結婚式 Op.139
 (6)24の練習曲 Op.23
 (7)夜の歌 Op.50-4
パスカル・オフレ
 ((1)(4)(7)ハルモニコルド、
  (2)(3)(5)(6)ピアノ)
(2)マリアン・イアコブ・マチュカ
 (ヴァイオリン)

 ハルモニコルドのために書かれたカプリースも収録。ルフェビュール=ヴェリーの知られざる作品集。

 録音:2017年/フランス/CD1 63'16、CD2 63'52

 サン=サーンスの師としても知られる19世紀フランスのルフェビュール=ヴェリー。オルガニストとして活躍する一方作曲家としても活躍しました。
 このアルバムでは鍵盤楽器ハルモニコルドのために書かれたカプリースを世界初録音しました。
 この楽器は1808年にドレスデンのカウフマンが発明した鍵盤楽器で、弦をペダルで動かすのが大きな特徴です。
 仏ディアパソン・ドール5受賞ディスク。
  



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PASSACAILLE RECORDS



PAS 1100
¥2600→\2390
エンリコ・オノフリが放つヴィヴァルディ最新録音
特別なコンチェルト 〜
 ヴィヴァルディ:弦楽のための協奏曲集

  シンフォニア ト長調『 ミューズたちの合唱』 RV149/
  協奏曲 変ロ長調『 コンカ』 RV163/
  協奏曲 ニ短調『 マドリガレスコ』 RV129/
  協奏曲 ト長調『 アラ・ルスティカ』 RV151/
  協奏曲 ロ短調『 聖墓にて』 RV169/
  協奏曲 イ長調 RV159/協奏曲 ニ短調 RV127/
  協奏曲 イ長調 RV158/協奏曲 ト短調 RV155/
  協奏曲 ホ短調 RV134/協奏曲 ハ長調 RV114
エンリコ・オノフリ(指揮)
アカデミア・モンティス・レガリス
KKC 6380
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 ヴィヴァルディの醍醐味ここにあり!創意にあふれた「ソロなしの協奏曲」名品集。オノフリの研ぎ澄まされたセンスが光る!

 録音:2020年7月28-31日/60'42''

 古楽界きっての名ヴァイオリニスト、エンリコ・オノフリが放つヴィヴァルディ最新録音!2019 年から音楽監督を務めているアカデミア・モンティス・レガリスとの共演です。
 過去にnaive のヴィヴァルディ・エディションでも共演していましたが、音楽監督になってからは初のアルバム。
 アレッサンドロ・デ・マルキとの録音で名をあげた名門古楽オケとの、今注目の組み合わせをお聴きのがしなく!

 独奏を伴わない編成で書かれた「弦楽のための協奏曲」はヴィヴァルディの残した大量の協奏曲の中でも異彩を放つ存在。
 ソロ協奏曲でお馴染みのリトルネッロ形式は影を潜め、弦楽合奏による様々な音響実験が試みられており、ある時にはソナタ形式や弦楽四重奏を思わせる世界にさえ近づいています。
 50曲ほどある中からオノフリの選んだ楽曲はどれも通好みの名品ばかり。
 ヴィヴァルディには珍しいフーガ楽章を含む宗教的な 『マドリガレスコ』RV129 や『聖墓にて』RV169、素朴にして和声の彩が巧妙な『アラ・ルスティカ』RV151、いびつな小節構造で駆け回るRV127、抜けるような青空が広がるRV158、これまた半音階的なフーガが印象的なRV134 など、どれもユニークな筆致でありながら正にヴィヴァルディらしい創意にあふれています。
 一見単純なスコアから幾らでも面白い音響を引き出せるのがヴィヴァルディの醍醐味であり、オノフリの研ぎ澄まされたセンスが光ります。
 




CHRISTOPHORUS



CHR77450
¥2700
ボワモルティエ:三重奏曲、四重奏曲、協奏曲集(Op.34&37)
 協奏曲ホ短調 Op.37-6/四重奏曲イ短調 Op.34-6/
 三重奏曲ニ長調 Op.37-3/四重奏曲ホ短調 Op.34-3/
 三重奏曲イ短調 Op.37-5/四重奏曲ニ長調 Op.34-4/
 三重奏曲ト短調 Op.37-4/四重奏曲ニ短調 Op.34-5/
 三重奏曲ホ短調 Op.37-2/四重奏曲ト長調 Op.34-2/
 三重奏曲ト長調 Op.37-1/四重奏曲ト短調 Op.34-1

ノイマイヤー・コンソート
フェリックス・コッホ(指揮)


 マインツ音楽大学の教授、ヨハネス・グーテンベルク大学マインツのコレギウム・ムジクムの指揮者、フランクフルト古楽フォーラムの芸術監督などを務める指揮者、チェリスト、音楽教師のフェリックス・コッホと、コッホが2007年に設立したドイツのバロック・オーケストラ「ノイマイヤー・コンソート」。
 Christophorusレーベルでは、バッハの「マルコ受難曲」(CHR77423)や、「ブランデンブルク協奏曲」(CHR77400)などの録音でも話題を呼んだノイマイヤー・コンソートによる新盤は、当時としては珍しくパトロンの支援を受けずに創作と出版のみで生計を立てることができたというフランス・バロックの作曲家、ジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ(1689−1755)の器楽作品集。
 フルート、リコーダー、オーボエ、ファゴットなどの古楽系管楽器が活躍するギャラント様式のカラフルな作品です。

 ※録音:2019年5月、SWRスタジオ(ドイツ)
 



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FRA BERNARDO



FB2107424
¥2600→\2390
マルコ・ビーズリー&グイド・モリーニ!アッコルドーネのライヴ録音集
オー・ソレ・ミオ 〜 歌と愛の芸術への旅

 デ・ローレ:別れの時は/
 カッチーニ:あなたの美しい手で/
 ファルコニエーリ:カーラとバラ/
 カッチーニ:アモールよ、どうしたいの?/
 フォーレ:夢のあとに Op.7-1/
 アルベルト・バルベリス:ムナステリオと聖キアラ/
 フォーレ:愛の歌 Op.27-1/
 エドゥアルド・ディ・カプア:オー・ソレ・ミオ/
 モンテヴェルディ:苦しみはかくも甘美 SV 332/
 ロドルフォ・ファルヴォ:あなたの友に伝えておくれ/
 アルフィオ・アンティーコ:昨夜ノルマンと共にあることを夢見て/
 アンティーコ:小さなスズメを見ていた/
 ロベルト・ムローロ:カーラ・ルチア/
 パーセル:束の間の音楽/
 ボーナス・トラック 〜
  ナポリ民謡:ロ・グァッラチーノ*
  アッコルドーネ
   〔マルコ・ビーズリー(ヴォイス)、グイド・モリーニ(ピアノ、ハープシコード、オルガン)〕、
  アルフィオ・アンティーコ(ヴォイス、パーカッション)、ロルフ・リスレヴァンド(テオルボ)、
  エドゥアルド・エグエス(テオルボ)、パオロ・フレス(トランペット)、ステーファノ・ロッコ(バロック・ギター)*

 マルコ・ビーズリー&グイド・モリーニ!アッコルドーネのライヴ録音集!

  ☆ビーズリー&モリーニが結成した古楽アンサンブル、アッコルドーネ!
 ☆クラシックとトラディショナルの境界を打ち破る歌の芸術への旅!

 歌の都ナポリの至宝、当代随一のハイテナー、マルコ・ビーズリー。
 ビーズリーが、グイド・モリーニ、ステーファノ・ロッコと共に1984年に結成した古楽アンサンブル、アッコルドーネのライヴ録音集。
 チプリアーノ・デ・ローレ、カッチーニ、モンテヴェルディ、ファルコニエーリなどの作品からナポリ民謡(カンツォーネ)の代表的ソング「オー・ソレ・ミオ(私の太陽)」やガブリエル・フォーレの麗しい歌曲、アルフィオ・アンティーコの作品まで、数世紀にわたる、クラシック音楽、トラディショナル音楽、歌謡曲の境界を超えたプログラム。

 ※録音(ライヴ):2000年3月、2001年1月、2001年9月/1998年*
 




ECM


4855840
\2600
《コンスタンティア・グルズィ〜Anjikon》
 コンスタンティア・グルズィ:
  1-3) Hommage Mozart, Op.56
   (I. Con eleganza, intense, tanzend/
    II. Singing, sostenuto, dreamish/III. Scherzoso, ma calmo)、
  4-7) Ny-?l−Two Angels in the White Garden, Op.65
    (I. Eviction/II. Exodus/III. Longing/IV. The White Garden)、
  8-12) An?jikon−The Angel in the Blue Garden, Op.61(弦楽四重奏曲第3番)
    (I. The Blue Rose/II. The Blue Bird/
     IIIa. The Blue Moon−The Bright Side/
     IIIb. The Blue Moon−Turning/
     IIIc. The Blue Moon−The Dark Side)
ニルス・メンケマイヤー(ヴィオラ)&
ウィリアム・ヨン(ピアノ)(1-3)、
コンスタンティア・グルズィ(指揮)
ルツェルン祝祭アカデミー管弦楽団(4-7)、
ミンゲ弦楽四重奏団(8-12)

 東洋と西洋の出会い、様々な音楽の融合に取り組む現代女性作曲家のセカンド・アルバム
 アテネで生まれ、ミュンヘンを拠点に活動している女性作曲家コンスタンティア・グルズィのECMセカンド・アルバムです。
 この10年間に作曲された室内楽と管弦楽の作品が組み合わされています。グルズィ自身がルツェルン祝祭アカデミー管弦楽団の指揮も行っています。
 「作曲と指揮は全体として切り離すことのできないものだと思っています」とグルズィは語っています。グルズィは芸術同士を結びつけることに特に関心を持っています。
 その芸術にはもちろん、彼女自身の芸術のアイデンティティの問題と出生地ギリシャの影響も関わっています。
 グルズィの音楽語法は、様々な音楽の伝統要素が繰り返し混じり合い、東洋と西洋が対話の中に入り込んでいます。
 このアルバムには3つの作品、3作目の弦楽四重奏曲『An?jikon』、管弦楽作品『Ny-?l』(ルツェルン音楽祭より委嘱され、2016年8月にルツェルン祝祭アカデミー管弦楽団とともに演奏)、そして『Hommage ? Mozart(モーツァルトへのオマージュ)』が収録されています。
 【録音】2018年3月5日、ミュンヘン、ミュンヘン音楽・演劇大学(1-3, 8-12)、2016年8月21日、ルツェルン(4-7)
 




DACAPO



8.226204
¥2600
フリードリヒ・クーラウ(1786-1832):ピアノ作品集 第1集
 1-5. ディヴェルティスマン 変ホ長調 Op.37(1822) 世界初録音
 ピアノのためのソナチネ Op.20(1820)
  6-8. ソナチネ ハ長調 Op.20 No.1
  9-11.ソナチネ ト長調 Op.20 No.2
  12-14. ソナチネ ヘ長調 Op.20 No.3
 15-19. ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Op.4(1810)
マリー=ルイーズ・ボーデンドルフ(ピアノ)

 録音 2019年9月 王立音楽院・コンサートホール、コペンハーゲン(デンマーク)

 ドイツ出身、初期ロマン派の作曲家フリードリヒ・クーラウ。幼いころ不慮の事故で片目を失明するもデンマークに移住後、ピアニスト・作曲家として大成。デンマークの伝統的な演劇『エルヴェルホイ』に音楽をつけたことで知られていますが、彼の最大の功績は数多くのピアノ曲とフルート曲を作曲したことにあるでしょう。
 何より彼が作曲したソナチネは、ピアノ学習者のための適度な指の訓練と、音楽性の育成に大いに役立っています。このシリーズはクーラウの広範囲にわたるピアノ作品を紹介します。
 第1集では世界初録音となる「ディヴェルティスマン」の他、"ソナチネ・アルバム"でおなじみのハ長調を含む3曲のソナチネ、規模の大きいソナタを収録。ソナタではベートーヴェンを思わせる起伏に富んだ音楽が楽しめます。
 演奏しているマリー・ルイーズ・ボーデンドルフは5歳でピアノをはじめ、2002年から2007年までハノーファー音楽大学で学んだピアニスト。確実なテクニックと豊かな音楽性が持ち味です。

 
 



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DYNAMIC

CDS-7903
¥2400→\2190
パガニーニとイタリアの天才たち
  ニコロ・パガニーニ(1782-1840):
  1. 無伴奏ヴァイオリンのための 「うつろな心」によるカプリッチョ M.S.44 - Andante-Presto/
  2. スペイン風に/3. ワルツ イ長調 M.S. 80/4. カノン風二重奏曲第1番 イ長調 – 2つのヴァイオリンのために/
  5. カノン風二重奏曲第2番 変ロ長調 – 2つのヴァイオリンのために/6. ワルツ第1番 ヘ長調/
  7. ワルツ第2番 ホ長調/8. ワルツ第3番 イ長調/9. ワルツ第4番 ト長調/
  10. ワルツ第5番 イ長調/11. 告別のカプリース M.S.68 - Allegro moderato
 オノリオ・デ・ヴィート(1792-1844):
  12. ナポリ民謡"Io te voglio bene assaje 私はあなたをとても愛している" による3つの変奏とコーダ(1840)
 ジュゼッペ・アウストリ(1823-1884):
  13. カプリッチョ ト長調 Op. 9 No. 1 (1852) - Allegro moderato
 ベルナルド・フェラーラ(1810-1882):
  14.前奏曲第3番 ト長調 「スケルツォとカンタービレ」/15. 前奏曲第5番 ニ長調 「小川」/
  16. 前奏曲第6番 イ長調 「序奏とスケルツォ・ファンタジコ」
 フェルディナンド・ジョルジェッティ(1796-1867):パガニーニ奇想曲のための6つの初級練習曲 Op. 28(1849)
  17. 練習曲第5番 ニ短調 「前奏曲とカプリース」/18. 練習曲第2番 イ長調 - Allegro moderato (第2ヴァイオリンと)/
  19. 練習曲第6番 ニ長調 - Allegro un poco mosso
 カルロ・ビニャーミ(1808-1848): 12のヴァイオリン・カプリースより(1828)
  20. カプリース第6番 ニ長調 - Allegro/21. カプリース第4番 変ホ長調 - Allegro assai/
  22. カプリース第12番 ニ短調 - Allegro con forza assai
 マルコ・ロリャーノ(ヴァイオリン)...ニコラ・ベルゴンツィ、クレモナ1790年製(マッジーニ財団からの貸与)
 (弓)..フランソワ・リュポ、パリ1830年頃製

 世界初録音...1-2,4-10,12-22/比較校訂版による世界初録音...3,11

 ヴァイオリニスト、マルコ・ロニャーニが自身のソロ・リサイタルで披露したプログラムを1枚のアルバムにしたもの。
 ここではパガニーニの無伴奏ヴァイオリンのための"知られざる作品"を紹介するとともに、彼からインスピレーションを受けた後発のイタリア人作曲家たちの作品を演奏し、その豊かな創造性とパガニーニの伝統を探っていくという趣向が凝らされています。
 ほとんどの作品は世界初録音。この中にはパガニーニの「"うつろな心"によるカプリッチョ」の1821年ヴァージョンや一連のワルツ、カノン風二重奏曲なども含まれています。
 知られざる作曲家たちが思い思いの様式で綴る超絶技巧を施したこれら小品は、パガニーニに勝るとも劣らない素晴らしい出来栄えを示しており「弦の国」イタリアの底力を見せつけるかのようです。

 
 
 

CDS-7887
¥2100
エンリケ・グラナドス(1867-1916):
 組曲『ゴイェスカス』 - 恋する若者たち Op. 11

  組曲『ゴイェスカス』-恋する若者たち Op. 11
   1. 愛の言葉/2. 窓辺の語らい/3. 燈し火のファンダンゴ/
   4. 嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす/5. 愛と死(バラダ)/
   6. 終曲: 幽霊のセレナード/7. わら人形: ゴヤ風の情景
  8. 演奏会用アレグロ
ヴィヴィアーナ・ラサラチーナ
 (ピアノ..Steinway モデルD576374)

 録音 2019年8月30日 Studio Odradek di Montesilvano(イタリア)

 グラナドスの代表作『ゴイェスカス=ゴヤ風の音楽』は"恋する若者たち"という副題を持つピアノ独奏用の組曲。
 ゴヤの絵画からインスピレーションを受けたグラナドスが、1911年に作曲、1916年にはオペラへと改作されています。
 フランスの印象派や、ラヴェルの音楽からの影響も感じられる色彩豊かな音楽は、恋人たちが織り成す悲劇的な運命を丁寧に描き出しています。
 アルバムでピアノを演奏しているのはイタリア出身のピアニスト、ヴィヴィアーナ・ラサラチーナ。
 モノーポリのニーノ・ロータ音楽院で学んだ後、ローマ王立音楽院、サンタ・チェチーリア国立アカデミーで研鑽を積み、数多くの賞を獲得しました。
 2006年にミラノでデビューを飾り、以降、イタリアを中心にソロと室内楽の分野で活躍しています。

 
 




IBS CLASSICAL


IBS62021
¥2700
フアン・バウティスタ・カンシーノ(1826頃-1897):スターバト・マーテル(悲しみの聖母)
 スターバト・マーテル(悲しみの聖母)
  1. I. Stabat Mater dolorosa 悲しみの母は立っていた
  2. II. Cuius animan gementen 呻き、悲しみ
  3. III. Quae moerebat et dolebat そして歎き、悲しんでいた
  4. IV. Quis non posset contristari 悲しみを抱かないものがあるだろうか
  5. V. Eja Mater fonts amoris さあ、御母よ、愛の泉よ
  6. VI. Fac me vere tecum fleret 我にも汝とともに涙を流させ
  7. VII. Virgo virginium praeclara いと清き乙女のなかの乙女よ
  8. VIII. Fac me plagis vulnerary どうかその傷を私に負わせたまえ
  9. IX. Fac me cruce custodiere 十字架によって私を守らせ
  10. V. Quis non posset contristari 悲しみを抱かないものがあるだろうか
 ルルド・マルタン(ソプラノ)..1,3-5,9-10、
 コンスタンサ・アビラ(メゾ・ソプラノ)..1,4,9-10、
 ルイス・パセッティ(テノール)..1-2,4,9-10、
 カルロス・アルバレス(バリトン)..1,4,6-7,9-10、
 アルバ・チャンタル(ソプラノ)..5,8
 マラガ大聖堂合唱団
 マラガ・フィルハーモニー管弦楽団、
 アントニオ・デル・ピノ(指揮)

 録音 2020年7月 Capilla del Monte Calvario、Malaga(スペイン)

 フアン・バウティスタ・カンシーノは1826年頃にスペインのマラガで生まれた作曲家。
 マラガ大聖堂のオルガニストを長年務めたという記録が残っていますが、他はほとんど知られていません。
 この「スターバト・マーテル」は1854年に初演された作品。1803年の黄熱病の大流行をはじめ、フランスの侵略、内戦などが続き長い間不安定になっていたマラガの人々の心を救うために、大聖堂では日常的に音楽を求めていました。
 この美しい作品は初演以降すっかり忘れられていましたが、名優アントニオ・バンデラスがプロモートする財団「Fundacion Lagrimasy Favores」の援助を受け、2020年の1月にマラガ・フィルハーモニーによって蘇演されました。
 演奏にはスペインを代表する歌手たちが参加、中でも名バリトン、カルロス・アルバレスはこの曲に強く魅了されたと言います。
 イタリア・オペラを思わせるアリアが至るところに散りばめられたロマンティックな曲調の作品です。
 
 
IBS72021
(2CD)
¥2700
マルコ・フリジーナ(1954-): PASSIO CHRISTI オペラ=オラトリオ『キリストの受難』
 【CD1】
  1. I. Prologo. L'Ultima Cena プロローグ、最後の晩餐/2. II. Getsemani ゲッセマネ/
  3. III. Il Sinedrio サンヘドリン/4. IV. Rinnegamenti di Pietro ペトロの否認/
  5. V. Pianto di Pietro ペトロの嘆き/6. VI. Rimorso di Giuda ユダの後悔/
  7. VII. Pilato ピラト/8. VIII. Flagellazione 鞭打ち/
  9. IX. O Visage. Aria di Maddalena おお見よ、マッダレーナのアリア/10. X. La Condanna 判決
 【CD2】
  1. XI. Sulla via del Calvario 受難の道行/
  2. XII. He never spoke. Aria del Cireneo「彼は決して話すことはなかった」- キレニア人のアリア/
  3. XIII. La crocifissione 磔刑/4. XIV. Il Buon Ladrone 良い盗人/5. XV. Giuda e Pietro ユダとペトロ/
  6. XVI. Gesu e sua Madre イエスと彼の母/7. XVII. Morte di Gesu イエスの死/
  8. XVIII. La Lancia 槍/9. XIX. Longino e deposizione ロンギヌスと十字架降下/
  10. XX. Pianto di Maria マリアの涙/11. XXI. Sepoltura 埋葬/12. XXII. Finale フィナーレ
 アントニオ・バンデラス(ナレーター..福音史家)、マリア・グラツィア・スキアーボ(ソプラノ..マグダラのマリア)、
 ダミアン・デル・カスティーリョ(バリトン..イエス)、ローラ・カサリエゴ(メゾ・ソプラノ..マリア)、
 ダヴィッド・ラガレス(テノール..ペトロ)、フランシスコ・サンティアゴ(バス..ユダ)、ビクトル・クルス(バリトン)、
 ルイス・パセッティ(テノール)、フランシスコ・フェルナンデス=ルエダ(テノール)、ルルド・マルタン(ソプラノ)
 カミナ・ノーヴァ合唱団、プエリ・カントレス・マラガ(合唱)、エスコラニア・デル・エスコリアル(合唱)、
 マラガ・フィルハーモニー管弦楽団、マルコ・フリシナ(指揮)

 録音 2018年4月/場所..不明

 マルコ・フリジーナはローマ生まれ、サンタチェチーリア音楽院で学んだ作曲家。ローマ・カトリックの神父であり、新福音化推進評議会の顧問を務める彼は、これまでにもダンテに基づく「神曲」のような宗教的な作品などを幅広く発表し(2005年のイタリア映画『マリア・カラス 最後の恋』の音楽も手掛けた)、世界平和の実現を祈っています。
 このオペラ=オラトリオ『キリストの受難』では、最後の晩餐から復活の夜明けまでのイエスの受難の出来事が、ペトロ、ユダ、聖母マリア、マグダラのマリア、キレニア人、兵士ロンギヌス、天使などの様々な登場人物の視点を通して語られます。
 また、彼らが操る言葉はイタリア語、英語、フランス語、ロシア語、スペイン語、ラテン語、古代ギリシャ語と多岐にわたり、歌と音楽が織りなす壮大な音絵巻が人間の苦悩を綴っていきます。
 物語を繋ぐ重要な役割を担う福音史家を務めるのはマラガ出身の名優アントニオ・バンデラス。1995年製作の映画「デスペラード」の主演を務めるなど数多くの映画で強い存在感を示しています。
 




RESONUS CLASSICS



RES10277
¥2600
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲・ユモレスク 他
 ジャン・シベリウス(1865-1957):
  1-3. ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op. 47
 ユモレスク Op. 87
  4. 第1番 ニ短調: Commodo
  5. 第2番 ニ長調: Allegro Assai
 ユモレスク Op. 89
  6. 第3番 ト短調: Alla gavotta
  7. 第4番 ト短調: Andantino
  8. 第5番 変ホ長調: Commodo
  9. 第6番 ト短調: allegro
 10. ノルス S. ジョーセフソン(1942-):
  Celestial Voyage 天空の旅(2019)..世界初録音
フェネラ・ハンフリーズ(ヴァイオリン)
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
ジョージ・ヴァス(指揮)

 録音 2020年1月29-30日、2月24日 BBC Hoddinott Hall, Cardiff(UK)

 1903年に書かれ、1905年に改訂されたシベリウスの代表作の一つ「ヴァイオリン協奏曲」は、革新的な書法と魅力的な旋律に溢れるとともに、彼自身が若い頃にヴァイオリニストを目指していただけあって、至るところに超絶技巧が盛り込まれています。
 かたや6曲のユモレスクは1917年の作品。演奏されることは多くありませんが、北欧民謡風のしゃれた旋律を奏でるヴァイオリンを弦楽合奏が支える6曲の小品は、一度聴いたら忘れることができない強い魅力を持っています。
 最後に置かれた北欧の血をひく、アメリカ人作曲家ジョーセフソンの「天空の旅」は世界初録音。2019年の作品ですが、はっきりとした調性感と、シベリウスの伝統を受け継ぐ厚みのあるオーケストラの伴奏に載って歌われるヴァイオリンの旋律は、北欧の澄んだ空気や雄大な自然に通じる雰囲気をたたえた、一遍の美しいヴァイオリン協奏曲です。
 ここでヴァイオリンを演奏するフェネラ・ハンフリーズは英国出身。2018年「BBCミュージック・マガジン」のインストゥルメンタル・アワードを受賞したヴァイオリニスト。室内楽とソロの両面で活躍しており、その演奏はBBC、ClassicFMのほか、ドイツ、カナダ、オーストラリア、韓国のラジオとテレビで紹介されています。
 また、ピーター・マクスウェル・デイヴィスやサリー・ビーミッシュをはじめとした多くの現代作曲家が彼女のために作品を書いています。

 
 
 


RES10278
¥2600
J.S.バッハ(1685-1750):
 ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ 他

  1-3. J.S.バッハ: ソナタ ト短調 BWV 1029
  4-6. クリストフ・シャフラート(1710頃-1763): ソナタ イ長調 CSWF:29
  7-10. J.S.バッハ: ソナタ ニ長調 BWV 1028
  11. ロバート・スミス(1980-): Dido's Torment ダイドーの苦悩
  12-15. J.S.バッハ: ソナタ ト長調 BWV 1027
ロバート・スミス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
フランチェスコ・コルティ(チェンバロ)

 録音 2020年2月7-9日 Deutschlandfunk Kammermusiksaal、ケルン(ドイツ)

 2012年に開催された「バッハ=アーベル国際ヴィオラ・ダ・ガンバ・コンクール」で優勝を飾り、現在アムステルダムを拠点としてソリスト、アンサンブル両面で活躍するロバート・スミスが演奏するJ.Sバッハ集。
 ケーテン宮廷楽団のヴィオラ・ダ・ガンバの名手F.C.アーデルのために書かれた3つのソナタは、チェンバロのオブリガードを持つトリオ・ソナタ形式の名作です。ロバート・スミスは、ここにプロイセン王国のフリードリヒ大王の楽団でチェンバロ奏者を務めていたクリストフ・シャフラートのソナタと、ヘヴィメタル・バンドの"メタリカ"からの影響を受けたという自作の「ダイドーの苦悩」を合わせ、18世紀と現代を繋ぐ試みを行っています。
 共演しているフランチェスコ・コルティは2006年ライプツィヒにて第15回国際ヨハン・セバスチャン・バッハ・コンクールのチェンバロ部門で第1位を受賞イタリアの名手。イル・ポモ・ドーロと共演したJ.S.バッハのチェンバロ協奏曲などで高く評価されています。

 
 
 

RES10276
¥2600
フランシス・プーランク(1899-1963):オーバード 他作品集
 オーバード - ピアノと18の楽器のための舞踊協奏曲 FP51a
  1. Toccata トッカータ/2. Recitatif レチタティーヴォ/3. Rondeau ロンド/
  4. Presto プレスト/5. Recitatif レチタティーヴォ/6. Andante アンダンテ/
  7. Allegro feroce アレグロ・フェローチェ/8. Conclusion 結末
 仮面舞踏会 FP60
  9. Preambule et air de bravure 序奏と華麗なアリア/10. Intermede 幕間のエピソード/
  11. Malvina マルヴィーナ/12. Bagatelle バガテル/
  13. La dame aveugle 盲目の婦人/14. Finale フィナーレ
 15-17. フルート・ソナタ FP164/
 18-20. 六重奏曲 FP100
  マーク・ベッビントン(ピアノ)、
  ロードリック・ウィリアムズ(バリトン)...9-14、エマー・マクダノウ(フルート)、
  ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ジャン・レイサム=ケーニック(指揮)

 録音 2020年9月13-14日、11月23日 Cadogan Hall, London(UK)

 SOMM RECORDINGSで数多くの録音を発表、イギリスの批評家より「洗練と成熟のピアニスト」と称されるマーク・ベッビントン。
 ResonusClassicsでは新しいフランス作品シリーズに着手、2020年4月にリリースしたプーランクの「ピアノ協奏曲/田舎のコンセール」は高く評価されました。
 第2弾となるこのアルバムでは同じくプーランクの特徴の良く出た作品を採り上げています。冒頭の「オーバード」は芸術家のパトロンであったノアイユ伯のプライベートな演奏会のために書かれた作品。
 これはバレエ曲ですが、実質的には舞踊を伴う華麗なピアノ協奏曲に仕上がっています。
 名バリトン、ロードリック・ウィリアムズを独唱に据えた「仮面舞踏会」はプーランク自身が「世俗カンタータ」と表現した歌曲集。彼の友人でシュルレアリスム派の詩人、マックス・ジャコブの詩が用いられています。
 他にはシンプルで美しいフルート・ソナタと、いかにもプーランクらしい洒脱な旋律を持つ六重奏曲が収録されています。
 
 

RES10269
¥2600
マルコム・アーノルド(1921-2006):歌劇《The Dancing Master ダンシング・マスター》全1幕Op.34(1952)
 1. Introduction - Miranda!/2. Open Miranda! Open, I say!/3. Serviteur, serviteur, la cousine!/
 4. Oh Miss/5. Over the mountains and over the waves/6. Mais j'insiste, Miss Prue/
 7. Who gave you leave, Miss Impudenc - Come Miranda, Come and greet your father/
 8. How came she with a dancing Master/9. I shall betray you, I hardly know a step/
 10. Faugh! What a silly prating coxcomb/11. I thought the fool would never leave us/
 12. I beg you sir, no further/13. A volume from the shelf I took/
 14. Lucky Miranda, she has a handsome proper young man/
 15. Miranda .. Miranda, Where are you Miranda?/16. What? Here already?/
 17. How now, sir! Kissing her hand/18. I am in no dancing humour/
 19. Ah, here he is again!/20. For a Spaniard - Ring the Bells
 世界初録音
  ミランダ..エレノア・デニス(ソプラノ)、プルー..キャスリーン・カービー(メゾ・ソプラノ)、
  コション夫人..フィオナ・キム(コントラルト)、ジェラール..エド・リオン(テノール)、
  紳士..マーク・ワイルド(テノール)、ディエゴ..グレアム・ブロードベント(バス・バリトン)、
  BBCコンサート・オーケストラ、
  ジョン・アンドルー(指揮)

 録音 2020年1月7-9日 Watford Colosseum(UK)

 2021年生誕100年!近代イギリスを代表する作曲家の一人、マルコム・アーノルドが1952年に作曲した歌劇《ダンシング・マスター》。
 若い娘ミランダと彼女のおばコション夫人、そしてミランダが心を寄せる若者ジェラール。この3人を中心に展開する恋物語です。タイトルの意味は、ミランダに夜這いをかけて、おばに見つかってしまったジェラールを「私のダンスの師匠(ダンシング・マスター)です」と言い張るミランダの言葉によるもの。
 もともとはテレビ放送用の歌劇として台本をジョー・メンドーサが作成、アーノルドが音楽を書きましたが、BBCはこの作品を「(1950年代の視聴者にとって)あまりにも際どいもの」と位置づけ放送を拒否、10年を経てアーノルドの友人たちによって最初の演奏会形式の上演が実現したものの、その後、上演されることもなく忘れられてしまいました。
 2012年、ようやくアーノルドの出身地ノーザンプトンの音楽祭でヨハン・シュトラウス2世の《こうもり》とともに不完全な形ながらも上演が実現。そして2015年のギルドホール音楽演劇学校でようやく完全上演が行われたという作品です。
 今回の初録音となる演奏では、ジョン・アンドルーの指揮するBBCコンサート・オーケストラの芳醇な調べに乗って、歌手たちが風刺に満ちた物語に新たな命を吹き込みました。

 
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ATS

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ATS932-2
¥2500→\2290
ミュンシュ唯一の『ダフニス』全曲+驚天動地の『ラ・ヴァルス』
 ラヴェル:バレエ『ダフニスとクロエ』全曲(1961年7月ライヴ)
 ラヴェル:ラ・ヴァルス(1962年2月ライヴ)
ミュンシュ指揮
ボストン交響楽団
タングルウッド祝祭合唱団

 ステレオ録音!!ミュンシュ唯一の『ダフニス』全曲ライヴ!+驚天動地の『ラ・ヴァルス』ライヴ!過去最高音質で復活 高音質UHQCDにて登場!(完全限定盤)

 巨匠シャルル・ミュンシュの『ダフニス』ライヴはこれが唯一!1961年のタングルウッド音楽祭のライヴ。
 スタジオ録音はこの年の2月に行われ名盤の誉れ高い演奏ですが、音を平坦に均した感が否めません。こちらは実演ならではの音楽の山と谷を強烈に演出した凄演。この熱狂と迫力には脱帽です。
 トランペットの輝かしい咆哮には心底驚嘆してしまいます。ボストン響黄金時代の音色は華麗そのもの。弦楽器の艶やかさ、金管も金属質に陥らない気品が満ちております。
 巨匠は即興的にテンポを頻繁に動かし気の抜ける瞬間がありません。
 『ラ・ヴァルス』もこれまたミュンシュ節が炸裂する大胆豪快なオーケストラ・ドライヴ。締めて緩めての魔法のような棒さばき。
 ステレオ録音新ソースの発見によってノイズや欠落も修正され、既出盤とは段違いの音圧と音質でお楽しみ頂けます。
 






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バルビローリ協会



The Barbirolli Society
SJB 1100
\2800
バルビローリ/1965年放送コンサート
 デイヴィッド・ワイルド(P)
 ジャクリーヌ・デュ・プレ(Vc)

  スッぺ:「美しきガラテア」序曲
  フランク:交響的変奏曲
  ブルッフ:コル・ニドライ
  リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲
デイヴィッド・ワイルド(P)
ジャクリーヌ・デュ・プレ(Vc)
ジョン・バルビローリ指揮
ハレ管弦楽団

1965年9月9日、マンチェスター、フリー・トレード・ホール

 デイヴィッド・ワイルド(1935−)はイギリス、マンチェスター出身で、ソロモンとライゼンシュタインからピアノを学び、ブーランジェにも師事したベテラン。いやベテランというか、今年86歳になる楽壇最年長ピアニストの一人。
 ホーレンシュタインやブーレーズ、ダウンズをはじめとする名指揮者たちと共演を重ね、レノックス・バークリーやトーマス・ウィルソンなど現代イギリスの作曲家たちからも厚い信頼を寄せられている。
 ブーランジェに師事する転機となったのが1961年のリスト=バルトーク国際ピアノ・コンクール(ブダペスト国際音楽コンクール)での優勝だが、このときの第2位があのディノ・チアーニ。
 あれから約60年。ライバル、チアーニは若くして散ったがワイルドはこのDELPHIANでコツコツと自由に録音を残してくれている。
 イギリス人らしい堅実さ、重厚さと、そこになんとも表現しづらい人間的魅力を織り込んでいく。
 そのデイヴィッド・ワイルドが1965年にバルビローリと共演したフランク。

 そしてその直後には20歳のデュ・プレの「コル・ニドライ」が収録されている(あの伝説のエルガーのコンチェルト録音とほぼ同時期)。


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GRAND SLAM



 GS 2193/4
(2CD)
\2700→\2490
長らく入手困難だったヨハンナ・マルツィのアルバムを限定再プレス
J.S.バッハ(1685-1750):
 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ
  BWV1001-1006(全6曲)

   CD 1
    (1)ソナタ第1番 ト短調 BWV1001
    (2)パルティータ第2番 ロ短調 BWV1002
    (3)ソナタ第2番 イ短調 BWV1003
   CD 2
    (1)パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
    (2)ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005
    (3)パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006
ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)
 
 長らく入手困難だったGrand Slam レーベルからリリースされている「ヨハンナ・マルツィによるバッハの無伴奏ソナタとパルティータ」(GS-2193/4)を限定再プレス。
 2018年に発売されてすぐに完売してしまった話題のアルバム。今度こそ手に入るうちに。


 2 枚組1 枚価格!ヨハンナ・マルツィ、バッハの無伴奏ソナタとパルティータ、2 トラック、38センチ、オープンリール・テープより復刻!これぞ決定盤といえる大注目盤!!

 セッション録音:1954年、1955年/アビーロード・スタジオ(ロンドン)/モノラル
 使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)

 ヨハンナ・マルツィによるバッハの無伴奏ソナタとパルティータはこれまで複数の復刻盤が知られています。しかし、そのいずれもが音質的に一長一短ということなので、今回は"決定盤" を作るべく、周到な準備により復刻しました。
 復刻に使用したのは2トラック、38センチのオープンリール・テープで、テープに記録された情報を可能な限り忠実に再現、かつてないほどの生々しい音質で蘇っています。
 また、このバッハは1957年、日本コロムビアより3巻のLP として発売が予告されましたが、2巻のみ発売され、第1巻、第3巻は遂に発売されませんでした。
 解説書にはその"幻の第2 巻" のジャケットほか、貴重な資料も掲載しています。なお、当ディスクは2枚組ですが、1枚分価格となります。(平林直哉)
  



<メジャー・レーベル>
.

DG




4860008
(5CD+BDA)
\5000→\4690
《マルタ・アルゲリッチ〜ショパン・ドイツ・グラモフォン録音全集》
ショパン:
《CD 1》
 1-4) ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35、
 5-8) ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58、
 9) スケルツォ第2番変ロ短調Op.31、
 10) スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39、11) 舟歌嬰ヘ長調Op.60
  【録音】
  1974年7月(1-4)、1月(9)、
  1967年1月(5-8)、ミュンヘン、1960年7月(10, 11)、ハノーファー/
《CD 2》
 1-24) 24の前奏曲Op.28、25) 前奏曲第25番嬰ハ短調Op.45、
 26) 前奏曲第26番変イ長調Op.posth、
 27-29) 3つのマズルカOp.59
  (第36番イ短調/第37番変イ長調/第38番嬰ハ短調)、
 30) アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調Op.22、
 31) ポロネーズ第6番変イ長調Op.53『英雄』、
 32) ポロネーズ第7番変イ長調Op.61『幻想』
  【録音】
   1975年10月(1-24)、1967年1月(27-29, 31, 32)、
   1974年7月(30)、ミュンヘン、1977年2月、ロンドン(25, 26)/
《CD 3》
 1-3) ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11、
 4-5) 序奏と華麗なるポロネーズOp.3(抜粋)、
 6-9) チェロ・ソナタト短調Op.65
  【演奏】
   ミッシャ・マイスキー(チェロ)(4-9)、
    クラウディオ・アバド(指揮)ロンドン交響楽団
  【録音】
    1968年2月、ロンドン(1-3)、2000年11月、京都(ライヴ)/
《CD 4》
 1-3) ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21、
 4) 序奏と華麗なるポロネーズOp.3より序奏、
 5-8) チェロ・ソナタ ト短調Op.65
  【演奏】ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(指揮[1-3]/チェロ[4-8])、
  ワシントン・ナショナル交響楽団(1-3)
   【録音】1978年1月、ワシントンD.C.(1-3)、1980年3月、ミュンヘン(4-8)/
《CD 5》
 1) バラード第1番ト短調Op.23、2) 練習曲第4番嬰ハ短調Op.10、
 マズルカ
  3) 第26番嬰ハ短調Op.4 No.4、4) 第27番ホ短調Op.41 No.1、
  5) 第15番ハ長調Op.24 No.2、6) 第40番ヘ短調Op.63 No.2、
  7) 第23番ニ長調Op.33 No.2、夜想曲8) 第4番ヘ長調Op.15 No.1、
  9) 第16番変ホ長調Op.55 No.2、
 マズルカ
  10) 第36番イ短調Op.59 No.1、11) 第37番変イ長調Op.59 No.2、
  12) 第38番嬰ハ短調Op.59 No.3、13-16) ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
   【録音】1959年1月(1)、1967年12月(2-9)、10月(10-12)、3月(ライヴ)(13-16)、ベルリン

《BDA》
 CD 1、CD 2、CD 4の収録曲+CD 3のピアノ協奏曲第1番
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)

 祝80歳、アルゲリッチのDGへのショパン録音を集大成した記念BOX
 マルタ・アルゲリッチのレパートリーと芸術の中心には常にショパンがありました。
 2021年6月に80歳を迎えるアルゲリッチ。それを記念してドイツ・グラモフォンよりショパン録音全集が発売されます。
 ブックレットにはWolfram Goertzによるアルゲリッチのショパン演奏についてのライナーノーツが掲載されています(英語、ドイツ語、フランス語)。
 CD5枚組。BDオーディオ付き。
 



<LP>


DG(LP)


4860015
(5LP)
\12400
《マルタ・アルゲリッチ〜ショパン・ドイツ・グラモフォン録音集》
ショパン:
《LP 1》
[Side A]
 1-2) ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11(第1・2楽章)/
[Side B]
 1) ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11(第3楽章)、
 2) スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39、
 3) 舟歌嬰ヘ長調Op.60/
《LP 2》
[Side A]
 1-2) ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21/
[Side B]
 1) ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21(第1・2楽章)、
 2) 序奏と華麗なるポロネーズOp.3より序奏/
《LP 3》
[Side A]
 1-4) ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35/
[Side B]
 1) アンダンテ・スピアナートと華麗なるポロネーズOp.22、2)
 スケルツォ第2番変ロ短調Op.31/
《LP 4》
[Side A]
 1-4) ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58/
[Side B]
 1) ポロネーズ第7番変イ長調Op.61『幻想』、
 2) ポロネーズ第6番変イ長調Op.53『英雄』、
 3-5) 3つのマズルカOp.59
  (第36番イ短調/第37番変イ長調/第38番嬰ハ短調)/
《LP 5》
[Side A]
 1-14) 24の前奏曲Op.28より第1番−第14番/
[Side B]
 1-10) 24の前奏曲Op.28より第15番−第24番、
 11) 前奏曲第25番嬰ハ短調Op.45、
 12) 前奏曲第26番変イ長調Op.posth
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)、
クラウディオ・アバド(指揮)
ロンドン交響楽団(Op.11)、
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(指揮[Op.21]/チェロ[Op.3])、
ワシントン・ナショナル管弦楽団(Op.21)

 アルゲリッチ祝80歳記念LPアルバム
 マルタ・アルゲリッチのレパートリーと芸術の中心には常にショパンがありました。2021年6月に80歳を迎えるアルゲリッチ。
 それを記念してドイツ・グラモフォンよりショパン録音を集めたLP5枚組セットが発売されます。
 【録音】1968年2月、ロンドン(Op.11)、1980年3月(Op.3)、1974年7月(Op.35, Op.22, Op.31)、1967年1月(Op.58, Op.61, Op.53, Op.59)、1975年10月(Op.28)、1977年2月(Op.45, Op.posth)、ミュンヘン、1960年7月、ハノーファー(Op.39, Op.60)、1978年1月、ワシントンD.C.(Op.21)
 














4/13(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


COBRA RECORDS



COBRA0080
¥2700

ラ・ミューズ
 フロラン・シュミット:弦楽三重奏曲 Op.105
 ミヨー:家庭のミューズ(弦楽三重奏版)

プリズマ弦楽三重奏団
 〔ヤンネケ・ファン・プローイェン(ヴァイオリン)、
  エリザベツ・スマルト(ヴィオラ)、
  ミヒール・ヴァイトネル(チェロ)〕


 オランダのプリズマ弦楽三重奏団!フロラン・シュミットの「弦楽三重奏曲」初CD盤!

 ☆オランダの洗練されたミュージシャンが集ったプリズマ弦楽三重奏団!
 ☆フロラン・シュミットの「弦楽三重奏曲」初CDリリース!

 プリズマ弦楽三重奏団は、アムステルダム・シンフォニエッタやASKO/シェーンベルク・アンサンブル、メトロポール・オーケストラのゲスト・コンサートマスターを務めてきた名手、ヤンネケ・ファン・プローイェンを筆頭に、2002に結成されたオランダのストリング・トリオ。経験豊富なリスナーから慣れていないリスナーまで幅広くアピールできる作品を中心に独創的なプログラムでオランダ全土の主要ホール、音楽祭に出演してきました。
 新たなレコーディングは、フロラン・シュミット(1870−1958)の壮大な弦楽三重奏曲を再興しようという意欲的なプロジェクト。
 晩年のシュミットによって1944年に書かれた弦楽三重奏曲は、弦楽三重奏のために書かれた中でもっとも挑戦的な作品であり、カラフルかつエモーショナルでユーモラス、シンフォニックな壮大さとスウィングが交互に繰り返される音楽。
 作曲後すぐの1946年盤を始め、かつて何度か録音されてはいるものの、前回のレコーディングが1985年のLPだったため、CDでの録音はこのアルバムが初となります。
 高音質録音でも知られるCobra Recordsの優秀録音で、改めて日の目を見るフロラン・シュミットの室内楽にご注目ください。
 カップリングは、ミヨーのピアノ曲集「家庭のミューズ」の弦楽三重奏版で、Bob Gilmore、Petra Griffioen、Tim Kliphuis、Marijn van Prooijenの4名によってプリズマ弦楽三重奏団のためにアレンジされています。

 ※録音:2020年7月14日−16日&11月9日、オランダ

 
 





CLASSICO/SCANDINAVIAN CLASSICS


 ダグラス・ボストックなどの録音を扱うデンマークのレーベル、Classico!
 デンマークのレーベル「Classico(Scandinavian Classics)」の取り扱いを開始いたします。
ダグラス・ボストックによるオーケストラ作品から器楽・室内楽まで、また古楽から現代音楽、王道レパートリーからイギリスや北欧の知られざる作品まで、豊富なカタログを保有しています。(代理店)
220562
【旧譜】
¥1700
カール・ニールセン、交響曲第2番、第5番
 カール・ニールセン:
  交響曲第2番 FS29 Op.16《4つの気質》
  交響曲第5番 FS97 Op.50
ダグラス・ボストック(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・
 フィルハーモニー管弦楽団

 

 ダグラス・ボストックは1955年、イングランド・ノースウィッチ出身の指揮者。シェフィールド大学に学び、イギリス指揮者界の重鎮の一人、エイドリアン・ボールトに師事しています。
 日本との縁も深く、東京佼成ウインドオーケストラの常任指揮者、首席客演指揮者をはじめ、オーケストラにも多く客演を果たし高い評価を得ている他、東京藝術大学等でも教鞭を執っています。

 本アルバムではイギリス最古のオーケストラの一つである名門ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団と録音した新校訂版楽譜によるニールセン・シリーズの中から、人間の気質を題材とした交響曲第2番と比較的演奏機会の多い交響曲第5番をカップリング。
 ニールセンでよく聴かれる派手でメリハリの効いた演奏とは一線を画した、イギリスのオーケストラらしい暖かく滋味深い演奏を展開しています。
 
 
220560
【旧譜】
¥1700
クヌート・ヴァズ、モーツァルトのレクイエム
 モーツァルト:
  レクイエム K.626
   (ジュスマイヤー版に基づくクヌート・ヴァズ校訂版)
  証聖者の荘厳な晩課 K.339
  アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618
クヌート・ヴァズ(指揮)
トルン室内管弦楽団、ソラヌス合唱団
ボゼナ・ハラシモヴィチ(ソプラノ)
カタジナ・ススカ(メゾソプラノ)
オーレ・ヘーゼゴー(テノール)
オーレ・ステウリング・ラーセン(バス)

 ジュスマイヤー版を基にクヌート・ヴァズが自らオーケストレーションに手を加えたモーツァルトのレクイエム。ヴァズは1936年デンマーク出身。
 指揮者としてよりもオルガニストとしてその名を知られていますが、本アルバムでは1967年に自ら創設したソラヌス合唱団、そしてポーランドとデンマークのオーケストラ、ソリスト陣を率いてこの大作の新たな答えを生み出しています。
 
 
220559
【旧譜】
¥1700
ホルスト:管弦楽作品集
 交響曲ヘ長調 《コッツウォルズ》 Op.8
 ウォルト・ホイットマン序曲 Op.7
 ハンプシャー組曲 Op.28-2
 バレエ組曲 《どこまでも馬鹿な男》Op.39
 スケルツォ(未完の交響曲より)
ダグラス・ボストック(指揮)
ミュンヘン交響楽団

 イギリス出身の指揮者、ダグラス・ボストックが母国を代表する作曲家、グスターヴ・ホルストの管弦楽作品を並べたアルバム。
 今日では組曲「惑星」以外はあまり耳にする機会が多くありませんが、ここではイギリス民謡を引用した作品など親しみやすい音楽が取り上げられています。
 
 
220553
【旧譜】
¥1700
女王マルグレーテ二世の宮廷の音楽 第2集 デンマーク王立近衛兵ブラス・アンサンブル
 ポール・デュカス(W・バリントン 編曲):バレエ 《ラ・ペリ》 − ファンファーレ
 ウィリアム・バード(S・センデリス 編曲):組曲
 トマゾ・アルビノーニ(S・センデリス 編曲):トランペット協奏曲 ヘ長調
 ジュール・マスネ(S・センデリス 編曲):タイスの瞑想曲
 フリッツ・クライスラー(S・センデリス 編曲):美しきロスマリン
 ハンス・ペーター・ニルセン(S・センデリス 編曲):村のポルカ
 ゲアハルト・ヴィンクラー:ナポリのセレナード
 フリッツ・シュピールマン(S・センデリス 編曲):ウィーンの春
 ジョーセフ・ホロヴィッツ:ミュージックホール組曲
 イーゴリ・ストラヴィンスキー(S・センデリス 編曲):サーカス・ポルカ
 ジョン・ハロルド・カンダー(S・センデリス 編曲):ミュージカル 《キャバレー》 − キャバレー
 ジョン・レノン/ポール・マッカートニー(S・センデリス 編曲):4x BEATLES
 ハロー・グッバイ/ノルウェーの森/ミシェル/オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ

 「女王マルグレーテ二世の宮廷の音楽」と題してブラス・アンサンブルのために編曲された様々な小品を収めたアルバムの第2弾。
 ルネサンスやバロックの音楽をはじめ、タイスの瞑想曲や美しきロスマリンといったヴァイオリンの名曲からビートルズ・メドレーまで、心ゆくまできらびやかな音色に身を委ねることのできる楽しいアルバムです。
 演奏内容も充実しています。
 
 
220547
【旧譜】
¥1700
ダグラス・ボストックがチェコのオーケストラと
 少年合唱団を率いて録音したフォーレの作品集

  フォーレ:
   レクイエム(1893年版)
   組曲 《ペレアスとメリザンド》 Op.80
   3つの歌曲[愛の夢/夢のあとに/あけぼの]
    (ダグラス・ボストック編曲)
   パヴァーヌ Op.50
ダグラス・ボストック(指揮)
ボヘミア室内フィルハーモニック
フリオ・ザナージ(バリトン)
ヴォイテフ・ディク(ボーイ・ソプラノ)
ウルリク・スパング=ハンセン(ハーモニウム)
プエリ・ガウデンテス、他

 イギリス出身の指揮者、ダグラス・ボストックがチェコのオーケストラと少年合唱団を率いて録音したフォーレの作品集。
 フォーレの代表作の一つである麗しく上品なレクイエムを中心に、ボストックが自ら編曲した管弦楽伴奏付き歌曲などを収録しており、フォーレの上質な音楽性を再認識できるアルバムです。
 
 
220546
【旧譜】
¥1700
ダグラス・ボストックとボヘミア室内フィルハーモニックによる
 ハイドンの交響曲アルバム。

  ハイドン:
   交響曲第88番ト長調 Hob.I:88
   交響曲第89番ヘ長調 Hob.I:89
   歌劇 《アチデとガラテア》 序曲 Hob.Ia:5
   歌劇 《薬剤師》 序曲 Hob.Ia:10
   歌劇 《突然の出会い》 序曲 Hob.Ia:6
ダグラス・ボストック(指揮)
ボヘミア室内フィルハーモニック<

 イギリスの指揮者、ダグラス・ボストックとボヘミア室内フィルハーモニックによるハイドンの交響曲アルバム。「パリ交響曲」「ロンドン交響曲」等の愛称は与えられていないものの知名度が高く、ハイドンの傑作の一つとされる交響曲第88番と、第88番とともにエステルハージ家のヴァイオリン奏者ヨハン・ペーター・トストの依頼で作曲された第89番をカップリング。
 1760〜70年代に作曲された3つのオペラの序曲も収録されています。
 
 
220569
(2CD)
【旧譜】
特別価格 ¥2200
モーテン・トプによるブラームスのライヴ録音
 ブラームス:
  ドイツ・レクイエム Op.45*
  交響曲第4番ホ短調 Op.98
モーテン・トプ(指揮)
アカデミー管弦楽団、アカデミー合唱団*
イッタ=マリア・シェーベリ(ソプラノ)*
ラース・トズベア・ベアテルセン(バリトン)*


 モーテン・トプによるブラームスのライヴ録音。モーテン・トプは王立デンマーク音楽アカデミー、コペンハーゲン大学で学んだデンマークの実力派指揮者。
 1980〜1982年にはサンクトペテルブルクでマリス・ヤンソンスの父、アルヴィド・ヤンソンスの薫陶を受けており、彼の実直な音楽造りと、それに呼応しようと奮闘するオーケストラが印象的です。

 ※録音(ライヴ):1997年、コペンハーゲン聖母教会
 
 
220568
(2CD)
【旧譜】
特別価格 ¥2200
ドヴォルザークのレクイエム
 ドヴォルザーク:レクイエム B165 Op.89
モーテン・トプ(指揮)
アカデミー管弦楽団、アカデミー合唱団
ニーナ・パウロウスキ(ソプラノ)
ロテ・ホウマン(アルト)
トマス・ポウルセン・クラウ(テノール)
スティーヴン・ミリング(バス)

 モーツァルトやヴェルディの陰に隠れがちなドヴォルザークのレクイエムですが、優美で繊細な旋律が散りばめられた名曲です。
 モーテン・トプほか北欧の音楽家たちによる、ドヴォルザークにしばしば求められる土俗的なアプローチとはまた一味違った演奏を聴かせてくれます。ライヴ録音。

 ※録音(ライヴ):1997年、コペンハーゲン聖母教会
 
 
220567
(2CD)
【旧譜】
特別価格 ¥2200
《エジプトのイスラエル人》は
 ヘンデルが作曲した英語のオラトリオ

  ヘンデル:オラトリオ《エジプトのイスラエル人》(全曲)
モーテン・トプ(指揮)
アカデミー管弦楽団、アカデミー合唱団
ギーセレ・スティレ(ソプラノ)
ペアニレ・ブルーン(ソプラノ)
ウラ・クースク・イェンセン(アルト)
ヨニー・ヴァン・ハル(テノール)
ハンス・ラヴェス(バス)
ヨーアン・ディトレウセン(バス)、他

 《エジプトのイスラエル人》はヘンデルが作曲した英語のオラトリオ。3部構成で一般的なオラトリオに比べ合唱曲の比率がとても高いのが特徴です。こちらもモーテン・トプと北欧の音楽家たちによるライヴ録音。

 ※録音(ライヴ):1998年、ホルメン教会(コペンハーゲン)
 
 
220566
(2CD)
【旧譜】
特別価格 ¥2200
ヘンデルの代表曲でありオラトリオの傑作の一つ、
 《メサイア》のライヴ録音

  ヘンデル:オラトリオ《メサイア》(全曲)
モーテン・トプ(指揮)
アカデミー管弦楽団、アカデミー合唱団
ブーディル・アルネセン(ソプラノ)
ウラ・クースク・イェンセン(アルト)
ミケール・クリステンセン(テノール)
ハンス・ラヴェス(バス)、他

 "ハレルヤ・コーラス"でもお馴染みの、ヘンデルの代表曲でありオラトリオの傑作の一つ、《メサイア》のライヴ録音。デンマークの指揮者、モーテン・トプがこの2時間半近くにも及ぶ大作に挑んでいます。

 ※録音(ライヴ):1997年&1998年、コペンハーゲン聖母教会
 
 
220565
【旧譜】
¥1700

ニールセンの最初と最後の交響曲、
 間に置かれた「アンダンテ・トランクィッロとスケルツォ」

  カール・ニールセン:
   交響曲第1番ト短調 FS16 Op.7
   アンダンテ・トランクィッロとスケルツォ
   交響曲第6番 《素朴な交響曲》 FS116

ダグラス・ボストック(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・
 フィルハーモニー管弦楽団


 イギリス出身の指揮者、ダグラス・ボストックと名門ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団によるニールセンシリーズの1枚。
 本タイトルではニールセンの最初と最後の交響曲を収録し、作風の対比を味わえる構成となっています。間に置かれた「アンダンテ・トランクィッロとスケルツォ」も交響曲第1番の作曲時期に近い初期の作品です。
 
 
220564
【旧譜】
¥1700
ダグラス・ボストックと
 ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
  によるニールセンシリーズ

   カール・ニールセン:
    交響曲第4番 Op.29 《不滅》
    劇音楽《アモルと詩人》 組曲 FS150 Op.54
    風俗画 《小姓は高い塔の上で》 FS14-1*
    アリエルの歌 FS80*
    わが家のクリスマス FS108*
    交響的ラプソディ FS7

ダグラス・ボストック(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・
 フィルハーモニー管弦楽団
ヤン・ロン(テノール)*


 イギリス出身の指揮者、ダグラス・ボストックと名門ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団によるニールセンシリーズの1枚。その演奏効果の大きさからニールセンの交響曲の中でも群を抜いて知名度が高い交響曲第4番《不滅》を収録。
 ここでもボストックの説得力とRLPOの技術の高さが如何なく発揮されています。
 




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DELPHIAN



PDCD34248
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
YouTubeの再生回数は驚異の2,500万回以上
 初回生産予定数はイギリス国内からの予約注文で即完売
アレグサンドラ・ホイッティンガム 〜 マイ・ヨーロピアン・ジャーニー

 フランシスコ・タレガ(1852−1909):アラビア風奇想曲、アルハンブラの思い出
 ハイメ・ボッシュ(1825−1895):つまらない物(無言歌)Op.11
 ヨハン・カスパー・メルツ(1806−1856):悲歌
 カタリーナ・ジョセファ・プラッテン(1824−1895):忘却(即興曲)
 フレゼリク・ロング(1854−1914):フモレスケ(アルバムの綴り第43番)
 ナポレオン・コスト(1805−1883):劇的幻想曲《旅立ち》Op.31
 アーネスト・シャンド(1868−1924):伝説 Op.201、地の精 Op.77
 ルイジ・レニャーニ(1790−1877):ファンタジア Op.19
 ジュリオ・レゴンディ(c.1822−1872):序奏とカプリス Op.23
 アレグサンドラ・ホイッティンガム(ギター)
DCD34248
¥2500→\2290

 YouTubeの再生回数は驚異の2,500万回以上!ギター界のニューヒロイン、ホイッティンガム!



 ☆初回生産予定数はイギリス国内からの予約注文で即完売!急遽、追加生産を行い全世界からの注文に対応することになりました!

 イギリスに舞い降りたクラシック・ギター界のニューヒロイン、アレグザンドラ・ホイッティンガム。
 YouTubeをはじめとする動画配信プラットフォームや、ソーシャル・ネットワーキング・サービスなどのオンライン上で世界中のリスナーにその演奏が知られ、瞬く間に世界的な名声と絶大な人気を誇る存在となったアレグサンドラ・ホイッティンガムのソロ・デビュー・アルバム「マイ・ヨーロピアン・ジャーニー」が満を持して登場します!

 YouTubeでは過去4年間で175,000人以上の登録者を獲得し、クラシック・ギターの有名レパートリーなどを演奏した動画の総再生回数はなんと2,500万回(!)を超えるなど、オンライン上で圧倒的な支持を得ているアレグサンドラ・ホイッティンガムは、7歳からマンチェスターのチータム音楽学校でギター、ピアノ、ジャズ・ギター、作曲を学んだ後、奨学金を得て進学したロンドンの王立音楽アカデミーを首席で卒業。

 2019年にはティモシー・ギルソン・ギター賞を受賞し、スコットランドのエジンバラ・ギター・コンクール、ブダペストのカルパティアン・インターナショナル・ユース・ギター・コンクール、ウェールズのグレギノグ・ヤング・ミュージシャン・コンクールで次々と入賞を果たすなど、着実に実績を積み重ねています。
 また、2016年にはアイルランドの世界的シンガーソングライター、イメルダ・メイのアビー・ロード・スタジオでの共演者に抜擢されるなど幅広いジャンルで活躍を繰り広げています。

 アレグサンドラ・ホイッティンガムのファースト・アルバムとなる「マイ・ヨーロピアン・ジャーニー」では、タレガの「アルハンブラの思い出」を筆頭にコステ、レゴンディ、レニャーニの定番作品に加えて、ウィーン、ロンドン、コペンハーゲンなどで演奏された個性的で地域色豊かでありながらもあまり知られていない秀作の数々を収録。
 何よりも聴衆との繋がりを大切にするアーティスト、アレグサンドラ・ホイッティンガムのギターによって新たな命を吹き込まれ、ロマンティックな雰囲気を醸し出しています。
 天から二物を与えられたギター界の若き才女、アレグサンドラ・ホイッティンガムの華麗なる最初のスタジオ・アルバムは、そのサクセスストーリーをさらに彩るものとなることでしょう!大注目!

 ※録音:2020年10月13日−15日、クライトン・カレッジエイト教会(ミッドロージアン、イギリス)


 


 これは人気も出る。
 その動画、どうぞ。

https://youtu.be/P7ZLcUYzvnc

 
 




もっと見たいよ、という方はこちらへ。

https://www.alexandrawhittingham.com/videos






EUDORA



EUDSACD2102
(1SACD HYBRID)
¥2700
エンカウンターズ 〜
 ブラームス、ヒンデミット、シューマン、エネスク

  ブラームス:ヴィオラ・ソナタ ヘ短調 Op.120-1
  ヒンデミット:ヴィオラ・ソナタ Op.114
  シューマン:アダージョとアレグロ Op.70
  エネスク:演奏会用小品
ホアキン・リケルメ(ヴィオラ)
エンリケ・バガリア(ピアノ)

 SACD/MQA-CDハイブリッド盤第2弾!ベルリン・フィルのヴィオリスト、ホアキン・リケルメ!

 ☆ベルリン・フィルのヴィオリスト、ホアキン・リケルメが弾くヴィオラのための傑作!
 ☆SACDとMQA-CDのハイブリッド第2弾!

 スペインの高音質レーベル、Eudoraによる、SACDとMQA-CDのハイブリッド仕様によるリリース第2弾。
ベルリン・フィルのヴィオリストとして長年活躍するスペインの名手、ホアキン・リケルメが「Encounters(出会い)」をアルバム・タイトルに、シューマンからエネスクまで約1世紀にわたるヴィオラとピアノのための傑作を濃密に描きます。

 ホアキン・リケルメは、1983年ムルシア生まれ、ムルシア音楽院、マドリード王立音楽院、ベルリン芸術大学などで研鑽を積み、バルセロナ交響楽団の副主席ヴィオラ奏者を務めたあと、2010年からベルリン・フィルの正会員として10年以上ヴィオラ奏者を務めています。
ソリストとしても、バーデン=バーデン・フィルやアストゥリアス交響楽団、ムルシア交響楽団などと共演。室内楽奏者としても多くのアンサンブルに参加し、エマニュエル・パユ(パユとは2016年にも来日)、イェルク・ヴィトマン、クリスティアン・ツァハリアス、ハルトムート・ローデらと共演。
Eudora Recordsでは、フェルディナンド・レバイのソナタ集(EUDSACD1501)やブラームスのピアノ四重奏曲集(EUDSACD1701)、スペインの若手音楽家たちによって結成された室内オーケストラ「カメラータ」のデビュー・アルバム(EUDSACD1605)などに参加しています。伴奏は、同じくスペイン出身のEudoraアーティストの一人、2006年マリア・カナルス・バルセロナ国際ピアノ・コンクールを制したエンリケ・バガリアです。

 フォーマットはSACD Stereo/MultichannelとMQA-CDのハイブリッドを採用しており、CD層はMQA対応機器を使用することにより、ハイレゾ音源として再生することができます。

 ※録音:2019年2月5日ー6日、ムルシア(スペイン)

 Eudora Records(ユードラ・レコーズ)は、スペインのレコーディング・エンジニア、ゴンサロ・ノケ(Gonzalo Noque)が主宰するスペイン、マドリッドの新興レーベル。
DSD256(11.289MHz)での収録、パッケージ版はSACD Hybrid Multichannelフォーマットでのリリースをポリシーとしており、新たな世界有数の高音質レーベルの誕生は世界各地のオーディオファンやクラシックファンから注目を集めています。

 
 




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FONE



SACD019
(1SACD HYBRID)
¥2700→\2490
サルヴァトーレ・アッカルド
オブリビオン 〜
 ヴァイオリンとオーケストラのためのピアソラ作品集 Vol.1

  ピアソラ:
   オブリビオン(忘却)/エスクアロ(鮫)/
   ミロンガ・アン・レ(ニ調のミロンガ)/
   天使へのイントロダクション/レビラード/
   言葉のないミロンガ/フィナーレ/
   現実との3分間/弦楽のための組曲《追憶》
サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン&指揮)
オルケストラ・ダ・カメラ・イタリアーナ

 ピアソラ生誕100周年記念!アッカルドのピアソラ名盤3タイトル再生産!

 ※録音:2001年5月19日−27日、ポンティフィチオ・イスティテュート・ディ・ムジカ・サクラ(イタリア、ローマ)
 
 


SACD020
(1SACD HYBRID)
¥2700→\2490
サルヴァトーレ・アッカルド
アディオス・ノニーノ 〜
 ヴァイオリンとオーケストラのためのピアソラ作品集 Vol.2

  ピアソラ:
   バルダリート/アディオス・ノニーノ*/
   天使のミロンガ/ジャンヌとポール/
   ブエノスアイレスの夏/昔むかし(アヴェ・マリア)/
   室内オーケストラのための3つの小品
サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン&指揮)
オルケストラ・ダ・カメラ・イタリアーナ
ラウラ・マンツィーニ(ピアノ)*

 ※録音:2001年5月19日−27日、ポンティフィチオ・イスティテュート・ディ・ムジカ・サクラ(イタリア、ローマ)
 
 


SACD021
(1SACD HYBRID)
¥2700→\2490
サルヴァトーレ・アッカルド
ル・グラン・タンゴ 〜
 ヴァイオリンとオーケストラのためのピアソラ作品集 Vol.3

  ピアソラ:
   ル・グラン・タンゴ/セロス(嫉妬)/
   3つのタンゴ*/目を閉じて聞いて/
   タンゴ第1番/タンゴ第2番
サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン&指揮)
オルケストラ・ダ・カメラ・イタリアーナ
ラウラ・マンツィーニ(ピアノ)*
アンナ・ローロ(ハープ)*

 ※録音:2001年5月19日−27日、ポンティフィチオ・イスティテュート・ディ・ムジカ・サクラ(イタリア、ローマ)

 1983年にイタリアのレコーディング・エンジニア、ジュリオ・チェーザレ・リッチによって設立され35年以上の歴史を持つイタリアのオーディオファイル・レーベル「Fone」より、アストル・ピアソラの生誕100周年を記念して、入手困難となっていたサルヴァトーレ・アッカルドのピアソラ名盤3タイトル、第1巻「オブリビオン」、第2巻「アディオス・ノニーノ」、第3巻「ル・グラン・タンゴ」が一挙に再生産されました!
 イタリアの偉大なヴァイオリニスト、サルヴァトーレ・アッカルドとピアソラの関係は友情と尊敬に満ちたもので、ピアソラはアッカルドのために特別に《ニ調のミロンガ》を書いたほどです。
 哀愁漂う絶品のピアソラを、ヴァイオリンとオーケストラのリッチなサウンドでお楽しみください。
 録音はFoneの設立者ジュリオ・チェーザレ・リッチによって行われ、マイクはノイマンのU47、U48、M49を使用しています。
 またジュリオ・チェーザレ・リッチはリスナーがあたかも演奏に立ち会っているかのようなライブ効果を得られるよう「フィールド・エフェクト」という技術を用いており、イコライザーを使わず、音の拡張や圧縮無しの自然な音で録音しています。

 
 





KAIROS


0015081KAI
(2CD)
特別価格 ¥3600
アルフォンソ・ゴメスが読み解くメシアンの大作!
 メシアン:幼子イエスに注ぐ20のまなざし(1944)
アルフォンソ・ゴメス(ピアノ)

 近現代ピアノ音楽のスペシャリスト、アルフォンソ・ゴメスが読み解くメシアンの大作!

 20世紀と21世紀のピアノ音楽のスペシャリストであるアルフォンソ・ゴメスが新たに読み解くオリヴィエ・メシアンの大作!
 1944年に作曲された《幼子イエスに注ぐ20のまなざし》は、音楽史的には20世紀のピアノ音楽の金字塔であり、精神的にはクリスマスに関する20の熟考を提供する、メシアンのなかでもとりわけ重要な作品です。
 メシアンはこの作品を通じて自身の音楽語法を体系化し、同年『わが音楽語法』を出版しました。
 メシアンはこの作品を次のように要約しています。「私はこれまでのどの作品よりも、神秘的な愛の言葉を求めました。それは多面的で、力強く、そして優しく、時には恐ろしくさえあります。すべてを可能な限り鮮明に。」

 さまざまな現代作曲家の作品を数多く初演しているピアニストのアルフォンソ・ゴメスは、国内外で11の賞を受賞しており、豊富さや多様性、複雑さを示すアルバムを多数録音しています。
 2019年にKAIROSよりリリースしたラモン・ラスカーノのピアノ作品集(0015041KAI)は、アカデミー・シャルル・クロスのGrand Prix du Disque Musique Contemporaineを受賞しました。

 ※録音:2020年、パウルス・ザール(ドイツ・フライブルク)
 
 

0015063KAI
¥2600
シェルシ:無伴奏ヴァイオリン&ヴィオラ作品集
 シーラカンス(1955)
 無伴奏ヴィオラのための3つのスタディ(1956)
 無伴奏ヴァイオリンのためのディヴェルティメント第2番(1954)
 無伴奏ヴァイオリンのためのディヴェルティメント第3番(1955)
 無伴奏ヴァイオリンのためのディヴェルティメント第4番(1955)
マルコ・フージ(ヴァイオリン、ヴィオラ)

 20世紀のイタリアを代表する独創的な作曲家、ジャチント・シェルシ(1905-1988)によるヴァイオリンまたはヴィオラのための無伴奏作品を集めた1枚。
 現代音楽を代表する演奏家の一人であるマルコ・フージはこれらの作品の録音にあたって、サラベール社から出版されている印刷されたスコア(シェルシのアシスタントが書き起こしたもの)と、それに対応するシェルシのオリジナルの録音を比較を行い、出版譜にはシェルシの即興演奏に不可欠な要素(例えば楽器の可能性を探るという基本的な姿勢)が欠けているなど、かなりの弱点があることに気づきました。
 そこで、オリジナルの録音に基づいて解釈することを決意し、シェルシの演奏したテープやオンディオラ(微分音を演奏できる鍵盤楽器)の徹底的な調査を行い、そこから得た知見や感覚を、自らのヴァイオリン・ヴィオラの演奏に反映させることに成功しました。聴き手にとって、このアルバムは過去の時代の未来的なビジョンへの旅となることでしょう。

 ※録音:2019年5月(イタリア&ベルギー)
 
 

0015093KAI
¥2600
ホセ・ルイス・ウルタド(1975-):
 パラメトリカル・カウンターポイント

  The caged, the immured (ピアノ1台版)(2018)*
  Retour (2013)
  Parametrical Counterpoint Version 1〜4 (2015)
  Incandescent (2015)
  Le Stelle (2015)*
ホセ・ルイス・ウルタド(ピアノ*、指揮)
タレア・アンサンブル

 演奏家、音楽評論家としても精力的に活動するメキシコ出身のアメリカ人作曲家、ホセ・ルイス・ウルタド(1975-)のピアノ作品とさまざまなアンサンブル作品を組み合わせた1枚。
 著名なタレア・アンサンブルと作曲家自身による絶妙な演奏で、ウルタドの芸術世界を堪能することができます。
 「私の音の世界では、音楽は作られるものではなく、発見されるものです。環境を探索し、空間を触知し、細部を観察し、対象物を様々な角度から体験することで、次第にその人相が現れてきます。
 錬金術師が材料を評価し、慎重に計算して反応させるように、私の意図は、音の万華鏡、常に生きていて、常に変化し、ユニークで再現性のないジェスチャーを持つ、エネルギーに満ちた、見通すことのできない密度を持つ生き生きとしたオブジェクトを作ることです。」(ホセ・ルイス・ウルタド)

 ※録音:2015年5月&2019年6月(アメリカ、ニューヨーク)
 





SIGNUM CLASSICS



SIGCD672
(2CD)
特別価格 ¥3600

イアン・ペイジ&モーツァルティスツの名盤
 アーンの「アルタクセルクセス」全曲盤復刻!

  アーン:歌劇 《アルタクセルクセス》

モーツァルティスツ、
イアン・ペイジ(指揮)
クリストファー・エインズリー(カウンターテナー)
エリザベス・ワッツ(ソプラノ)
ケイトリン・ハルカップ(メゾ・ソプラノ)
アンドルー・ステイプルズ(テノール)
レベッカ・ボットーネ(ソプラノ)
ダニエル・ノーマン(テノール)

 ☆イアン・ペイジ&モーツァルティスツの名盤。アーンの「アルタクセルクセス」全曲録音が復刻!
 ☆豪華歌手陣、演奏家陣にも注目!

 モーツァルトの初期作品や「疾風怒濤シリーズ」などで人気を博しているイアン・ペイジと、ピリオド・オーケストラ「モーツァルティスツ」。
 2010年にLinn Recordsからリリースされていた名盤、アーンの歌劇「アルタクセルクセス」全曲録音盤が、Signum Classicsから復刻。(リリース当時は「クラシカル・オペラ・カンパニー」名義)

 「ルール・ブリタニア」の作曲者トマス・アーン(1710−1778)の生誕300周年を記念して、世界初の全曲盤録音としてリリースされた歌劇「アルタクセルクセス」。
 ジョーン・サザーランドが得意としていたアリア「戦に疲れた戦士は」で知られてきた作品で、失われたフィナーレを英国の作曲家、音楽学者のダンカン・ドゥルースが復元、レチタティーヴォをイアン・ペイジが作曲し全曲演奏が実現しています。

 クリストファー・エインズリー、エリザベス・ワッツ、アンドルー・ステイプルズらの豪華歌手陣はもちろん、ボヤン・チチッチ(vn)、ジョゼフ・クラウチ(vc)、リサ・ベズノシウク(fl)、ジェイムズ・イースタウェイ(ob)、ギャヴィン・エドワーズ(hr)、サイモン・デュブルレイ(tp)、スティーヴン・ディヴァイン(cemb)などの古楽器の名手たちによる精緻な古楽器オーケストラの音色、名レコーディング・エンジニア、フィリップ・ホッブスによる優秀録音にもご注目ください。

 ※録音:2009年11月18日−21日&2010年4月2日、エア・スタジオ(ロンドン)

 
 
 

SIGCD670
¥2500
ピアノと管弦楽のための
 「リム・ファンタジー・オヴ・コンパニオンシップ」

  マニュ・マルタン:ピアノと管弦楽のための
   《リム・ファンタジー・オヴ・コンパニオンシップ》
テッド・ジョセルソン(ピアノ)
ロンドン交響楽団、ロンドン・ヴォイセズ
アーサー・フェイゲン(指揮)
マチュー・エイマール(ソロ・ヴォイス)

 シンガポールの外科医、スーザン・リムとクリスティーナ・ティーンズ・タンの共作によるストーリーを基にしたアニメーション映画「Alan The Musical」の音楽からインスピレーションを得て、フランスの作曲家&オーケストレイター、マニュ・マルタンが作曲、アレンジ、オーケストレーションを行ったピアノと管弦楽のための「リム・ファンタジー・オヴ・コンパニオンシップ」。
 ロボットや人工知能(AI)、生命とは何かという現代的なテーマを持つ作品で、医師だけでなく、芸術家、音楽家、科学者、社会学者、哲学者、工学者、政治家など様々な分野が絡み合うトピックにおいて、生命と非生命の間の未来的な交流を想像するファンタジックな作品。

 ※録音:2019年11月、アビー・ロード・スタジオ(ロンドン)
 





TACTUS


TC760602
¥2600
ジャコモ・ゴティフレド・フェラーリ(1763-1842):
 ハープとピアノのための作品集

  ハープとピアノのための二重奏曲 第2番 Op.20(1795?)
  2台ホルンの伴奏つきハープとピアノのための二重奏曲 第3番 Op.27
   (1795年以前)
  2台ホルンとタンバリンの伴奏つきハープとピアノのための
   15のディヴェルティメント Op.24(1800?)

ロベルタ・アレッサンドリーニ(ハープ)
コッラード・ルッツァ(ピアノ)


 モーツァルトを敬愛したフェラーリによるユニークな編成のハープ曲!

 18世紀イタリアの作曲家ジャコモ・ゴティフレド・フェラーリ(1763-1842)は、幼い頃から音楽の才能に溢れていました。
 青年期を過ごした修道院では多くのドイツ音楽を、またナポリに滞在した折には短い時間ではありましたがパイジェッロに教えを乞うことができました。
 その後パリやロンドンなどヨーロッパ各地で様々な作曲家の影響を受けたフェラーリでしたが、最も影響を受けたのはモーツァルトでした。
 ハープとピアノのための作品もそのモーツァルトの影響をうかがわせるような快闊で明るいものが多くなっています。編成もユニークで、ホルンやタンバリンが良いアクセントとして使われています。

 ※録音:2015年12月(トレント、イタリア)
 
 

TC631804
¥2600
ベルナルド・パスクィーニ(1637-1710):
 15の二台のハープシコードのためのソナタ

  ソナタ第1番 ニ長調、ソナタ第2番 ハ長調、
  ソナタ第3番 ニ短調、ソナタ第4番 変ロ長調、
  ソナタ第5番 ロ短調、第6番ホ短調、ソナタ第7番 ヘ長調、
  ソナタ第8番 ト短調、ソナタ第9番 ハ短調、
  ソナタ第10番 ホ短調、ソナタ第11番 ト短調、
  ソナタ第12番 変ロ長調、ソナタ第13番 イ短調、
  ソナタ第14番 ト短調、ソナタ第15番 イ短調
マリーナ・スカイオリ(ハープシコード)
フランチェスコ・タシーニ(ハープシコード)

 パスクィーニは、その生涯で鍵盤作品に関するいくつかの本を出版しています。それらの本のうち、1691年から1702年に作成された3冊は現在1冊にまとめられたものになって伝えられています。
 それらによると、パスクィーニの鍵盤のための作品は、主に甥のために作られた練習曲であると考えられています。
 特に通奏低音を学ぶには優れた教科書となっています。とはいえ音楽的にも優れているのは言うまでもありません。スカイオリとタシーニの息の合った演奏で、美しい音楽となって蘇ります。

 ※録音:2019年10月(ベルティノーロ、イタリア)
 
 

TC720102
¥2600
マリア・テレーザ・アニェージ(1720-1795):
 歌劇《ソフォニスバ》よりアリア集

  Recitativo introduttivo Forse men di Roma、
  Aria Dall'eterno fellice soggirno、Aria Dubbia ancor、
  Aria Da me che in te riposa、Aria Pensa che in te riposa、
  Aria Spera Roma、Aria Dille che se catene non vuol、
  Aria Forse verra quel di、Aria La tua sol fra l'alme belle
エレーナ・デ・シモーネ(メゾ・ソプラノ)
アンサンブル・イル・モザイコ

 イタリアの女性作曲家マリア・テレーザ・アニェージの生誕300年を記念して録音されました。作曲された当時、歌劇《ソフォニスバ》は演奏された様子はなく、彼女自身が演奏されることを望んで歌劇場へスコアを送ったものの実現されなかったようです。
 歌詞の内容から想像すると、当時ウィーンで人気のあった歌手ヴィットーリア・テージを想定して書かれたようですが、実際には非公式で演奏された様子はあるものの、歌劇場での演奏はされなったようです。
 しかし、そのアリアは当代きっての人気歌手を想定して書かれたものだけに、時に難解な歌唱を求められるような聴き応えのある作品に仕上がっています。

 ※録音:2019年7月(サン・ヴィトコーリ教会、イタリア)
 
 
TC950302
¥2600
ディエゴ・コンティ(1958):チェロと弦楽合奏のための作品集
 チェロと弦楽合奏のための《メネスク》(2018)
 シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 Op.129
 ディエゴ・コンティ:弦楽合奏のための《月、呪われた月》(2009)
アントニオ・モスタッチ(チェロ)
ヴィルトゥオージ・ディ・ミンスク

 現代イタリアの作曲家ディエゴ・コンティが、アントニオ・モスタッチからベラルーシの首都ミンスクで行うコンサートのために作曲を依頼されました。
 《メネスク》はミンスクに伝わる巨人伝説をモチーフにした曲で、当初は分かり合えなかった巨人「メネスク」とその他の人々が最後は手を取り合い、ミンスクの町を作ったという物語を曲にしたものです。
 チェロを「メネスク」、その他の人々を弦楽合奏にあてはめ、最初は対立していたのの最後はハッピーエンドになる様子を見事に描いています。
 音楽も一部で東ヨーロッパの音楽を取り入れていたり、古典的な要素、現代的な要素をバランスよく取り入れた作品になっています。

 ※録音:2019年10月(ミンスク、ベラルーシ)
 




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NAXOS



8.502507
(25CD)
¥12000
英国歌曲コレクション  
 【CD1】...8.557112 ウィリアム・ウォルトン(1902-1983): 歌曲集
 【CD2】...8.557113 アーサー・サマヴェル(1863-1937): 無垢の歌 他
 【CD3】...8.557114 ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958): 5つの神秘的な歌 他
 【CD4】...8.557115 ピーター・ウォーロック(1894-1930): ダイシャクシギ 他
 【CD5】...8.557116 ロジャー・クィルター(1877-1953): 歌曲集
 【CD6】...8.557117 ホルスト(1874-1934): リグ・ヴェーダからの讃歌 他
 【CD7】...8.557201 ブリテン(1913-1976): ミケランジェロの7つのソネット 他
 【CD8】...8.557118 リザ・レーマン(1862-1918): ひなぎくの花輪 他
 【CD9】...8.557202 ブリテン: カンティクル第1番 - 第5番 他
 【CD10.11】...8.557220-21 ブリテン: 民謡編曲集
 【CD12】...8.557495 クィルター: 民謡編曲集 他
 【CD13】...8.557644 フィンジ(1901-1956): 花輪をささげよう 他
 【CD14】...8.557222 ブリテン: 民謡編曲集 第2集
 【CD15】...8.557643 ヴォーン・ウィリアムズ: 旅の歌/命の家 他
 【CD16】...8.557963 フィンジ: 大地と大気と雨/ある詩人に/小道と踏み段を通って
 【CD17】...8.570414 フィンジ: ある若者の訓戒/地球が朽ちるまで/おお眼にも美しい
 【CD18】...8.570201 オルウィン(1905-1985): 蜃気楼/6つの夜想曲/海の風景/祈り
 【CD19】...8.570467 アイアランド(1879-1962): 5つの詩/海ヘの情熱/サンタ・キアラ 他
 【CD20】...8.572151 ガーニー(1890-1937): 歌曲集
 【CD21】...8.572426 バターワース(1885-1916): シュロップシャーの若者より6つの歌 他
 【CD22】...8.572514 ヴェナブルズ(1955-): 愛の翼の上で/ヴェネチアの歌 他
 【CD23】...8.572600 ブリテン: ウィリアム・ブレイクの歌と格言/売り言葉に買い言葉/民謡編曲集
 【CD24】...8.573080 ジョナサン・ダヴ(1959-): 連作歌曲集
 【CD25】...8.572706 ブリテン: 誕生日のお祝い/この子らは誰? 他

 【ナクソスが誇る屈指の名シリーズのBOX化!シリーズ外としてリリースされたブリテンの「スコットランド歌曲集」も収録。】

 数多いナクソスの名盤の中でも、とりわけ高く評価されているのが、この『英国歌曲』のシリーズです。
 フィンジ、アイアランド、ガーニー、バターワース、クィルターなど19世紀後半から20世紀にかけて活躍した作曲家から、ブリテン、ヴェナブルズ、ダヴと言った近現代の作曲家までの多彩な歌曲を一挙収録。
 素朴な旋律に精巧な編曲を施したブリテンの「民謡編曲集」や、若者の秘めた情熱を伝えるフィンジの一連の歌曲、第一次世界大戦の不安な世情が反映されたガーニーやバターワースの歌曲など、イングランドの土地と風景、そして人間の感情の機微が丁寧に描き出された心尽くしの曲が並びます。
 ロードリック・ウィリアムズ、フェリシティ・ロット、アンソニー・ロルフ・ジョンソンをはじめとする英国を代表する歌手たちの名唱で、これら美しい旋律をお楽しみ下さい。




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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FIRST HAND RECORDS



FHR 118
¥2200→\1990
アルディッティQのチェリストがフィストラーリと残した貴重音源
ロハン・デ・サラムによるプロコフィエフ集

 プロコフィエフ:
  (1)チェロ協奏曲第1番 Op.58
  (2)チェロとピアノのためのバラード Op.15
  (3)チェロとピアノのためのソナタ Op.119
ロハン・デ・サラム(チェロ)
(1)アナトール・フィストゥラーリ(指揮)
 オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
(2)(3)ドゥルヴィ・デ・サラム(ピアノ)

 アルディッティQのチェリストがフィストラーリと残した貴重音源、初CD化!プロコフィエフの野心作に果敢に挑んだ快演!

 録音:(1)1972年4月26日、(2)1972年4月27日、(3)1971年4月14日/NCRV、放送用ライヴ/24bit/96kHz リマスター

 現代音楽を得意としアルディッティ四重奏団のメンバーとしても知られる名チェリスト、ロハン・デ・サラムによるプロコフィエフ集。
 1971年と1972年にオランダのラジオ放送のために行われたスタジオ・ライヴ音源をハイレゾ・リマスターして初CD 化!チェロ協奏曲第1番はあまりの難しさゆえに後年ロストロポーヴィチの助言によって大幅に改変され『交響的協奏曲』になったというプロコフィエフの意欲みなぎる野心作で、独奏チェロの張りのある高音が強烈。
 ロハン・デ・サラムのエネルギーに満ちた演奏は作品の真価に迫っており一聴の価値あり。ロシア生まれの名指揮者フィストラーリがバックを務めているのも注目です。
 カップリングはロハンの弟ドゥルヴィが伴奏する室内楽。プロコフィエフ21歳のときに書かれたバラードと死の数年前に書かれたソナタを収録し、プロコフィエフの生涯にわたるチェロ音楽を俯瞰する内容となっています。

 公式動画
  https://www.youtube.com/watch?v=lwCLO2O9NxE
 



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RELIFE



CR 861006
¥2200→\1990
メロディア録音のニコラーエワのゴルトベルクが復活
 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
タチアナ・ニコラーエワ(ピアノ)

 録音:1979年/モスクワ

 没後四半世紀以上経った今でも、ソ連時代の伝説的ピアニストの一人として語り継がれているタチアナ・ニコラーエワ(1924-1993)。
 どんな難しい作品をも見事に弾きこなす驚異的なテクニックで知られていますが、彼女を世界的に有名にしたのは、このゴルトベルク変奏曲をはじめとする一連のバッハ録音で聴かせた解釈でもありました。
 ライプツィヒのバッハ国際コンクールで優勝し、ショスタコーヴィチに『24の前奏曲とフーガ』を書かせた話もうなずけるニコラーエワにしか成しえない名演奏をとくとご堪能ください。

 ※商品には「1970年メロディア録音」と印刷されていますが、1979年が正しいとされています。印刷物の修正はありませんのでご了承の上お求めください。(代理店)
 



















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