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≪第111号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その9 2021/5/4~



5/7(金)紹介新譜

<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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PARNASSUS



PACL 95001
¥1900
スヴャトスラフ・リヒテル・イン・ソフィア 伝説のコンサート スヴャトスラフ・リヒテル (ピアノ)
 ムソルグスキー (1839-1881) : 組曲「展覧会の絵」
 シューベルト (1797-1828) :
  楽興の時 ハ長調 D 780 No.1 / 即興曲 変ホ長調 D 899 No.2 / 即興曲 変イ長調 D 899 No.4
 ショパン (1810-1849) : 練習曲 ホ長調 Op.10 No.3
 リスト (1811-1886) :
  忘れられたワルツ 第1番 嬰ヘ長調 / 忘れられたワルツ 第2番 変イ長調
  超絶技巧練習曲 第5番「鬼火」/ 超絶技巧練習曲 第11番「夕べの調べ」

 録音 : 1958年2月、ライヴ、ソフィア、ブルガリア
 原盤 : ブルガリア国営放送 前出 : Philips、他
 
 


PACL 95002
¥1900
セルゲイ・ラフマニノフ ザ・ピアニスト
 ラフマニノフ (1873-1943) :
  幻想的小品集 Op.3 から 前奏曲 嬰ハ短調 (No.2) [1928年4月]
  前奏曲 ヘ短調 Op.32 No.6 [1940年3月]
 ベートーヴェン (1770-1827) :
  自作主題による変奏曲 ハ短調 WoO 80 (抜粋) [1924年4月-1925年5月]
 ショパン (1810-1849) :
  バラード 第3番 変イ長調 Op.47 [1925年4月13日]
  ワルツ 第7番 嬰ハ短調 Op.64 No.2 [1927年4月5日]
  ワルツ 第8番 変イ長調 Op.64 No.3 [1927年4月5日]
 メンデルスゾーン (1809-1847)/ラフマニノフ 編曲 :
  スケルツォ (劇付随音楽「真夏の夜の夢」より) (1933) [1935年12月23日]
 リムスキー=コルサコフ (1844-1908)/ラフマニノフ 編曲 :
  くまばちの飛行 (オペラ「サルタン皇帝の物語」より) (1929) [1929年4月]
 チャイコフスキー (1840-1893) : 「四季」Op.37bis から トロイカ (11月) [1928年4月11日]
 カール・タウジヒ (1841-1871) :
  新しいウィーンの夜会 (ヨハン・シュトラウスによるワルツ=カプリス) から
   第2番「人はただ一度生きる」 (ヨハン・シュトラウス II : Op.167) [1927年4月]
 クライスラー (1875-1962)/ラフマニノフ 編曲 : 愛の悲しみ (1921) [1921年10月25日]
 ラフマニノフ : ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.118 (*) [1929年]
  セルゲイ・ラフマニノフ (ピアノ)
  フィラデルフィア管弦楽団 (*)、レオポルド・ストコフスキー (指揮 (*))
 


PACL 95003/4
(2CD)
¥2700
ストラヴィンスキー・コンダクツ・ストラヴィンスキー
 ストラヴィンスキー (1882-1971) :
  [CD 1]
  バレエ「火の鳥」 (1910年版) (*)
  バレエ「春の祭典」(+)
  [CD 2]
  バレエ「ペトルーシュカ」 (1947年改訂版) (#)
  ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 (**)
アイザック・スターン (ヴァイオリン (**))
コロンビア交響楽団
イーゴリ・ストラヴィンスキー (指揮)

 録音 : 1961年1月23-25日(*)、1960年2月12、15、17日(#)、アメリカ在郷軍人会ホール、ハリウッド(*/#)
   1960年1月5-6日、セント・ジョージ・ホテルの舞踏室、ブルックリン、ニューヨーク(+)
   1961年1月29-30日、CBSスタジオ、ハリウッド(**) 以上、アメリカ合衆国
 原盤 : Columbia (CBS / Sony)
 
 


PACD 96073
¥1900
プロコフィエフ・オン・ジ・エア
 プロコフィエフ自作自演放送録音
  プロコフィエフ (1891-1953) :
   ピアノ・ソナタ 第4番 ハ短調 Op.29 から 第2楽章 (アンダンテ)
   束の間の幻影 Op.22 から Nos.3,5,6,7,11,10,18,9
    [プロコフィエフによる「子供のための音楽」の紹介]
   子供のための音楽 Op.65 から
    行進曲 (No.10) / 夕べ (No.11) / 牧場に月が昇る (No.12)
   6つの小品 Op.52 から 前奏曲 (No.3)
   4つの小品 Op.4 から 悪魔的暗示 (No.4)
    セルゲイ・プロコフィエフ (ピアノ)
    録音 : 1937年1月16日、コロンビア・コンサートホール、WABC、ニューヨーク、アメリカ合衆国

 アナトリー・ヴェデルニコフによるプロコフィエフのピアノ作品録音
  プロコフィエフ :
   4つの小品 Op.3 ; おとぎ話 / 冗談 / 行進曲 / 幻影
   ガヴォット Op.77bis
   4つの小品 Op.4 ; 思い出 / 衝動 / 絶望 / 悪魔的暗示
   10の小品 Op.12
    行進曲 / ガヴォット / リゴドン / マズルカ / カプリス / 伝説 / 前奏曲 / アルマンド
    ユーモラスなスケルツォ / スケルツォ
     アナトリー・ヴェデルニコフ (ピアノ)
     録音 : データ記載なし/原盤 : Melidiya, D 017091-92

 プロコフィエフがロシア (ソヴィエト) に帰国した翌年のアメリカ合衆国ツアー中に出演したラジオ放送録音と、プロコフィエフのオーケストレーションの協力者でもあったゲンリフ・ネイガウス門下のロシアのピアニスト、アナトリー・ヴェデルニコフのLP録音を合わせたCD。
 



<メジャー・レーベル>
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DG



4860417
(4CD)
\4100→\3790
輸入盤久しぶりの再登場
 《ヘルベルト・フォン・カラヤン~
  ワーグナー:舞台神聖祝典劇『パルジファル』》
全曲
アンフォルタス・・・ジョゼ・ヴァン・ダム(バス)
ティトゥレル・・・ヴィクター・フォン・ハーレム(バス)
グルネマンツ・・・クルト・モル(バス)
パルジファル・・・ペーター・ホフマン(テノール)
クリングゾル・・・ジークムント・ニムスゲルン(バス)
クンドリ・・・ドゥニャ・ヴェイソヴィチ(メッゾ・ソプラノ)
第1の聖杯守護の騎士・・・クラエス・H.アーンシェ(テノール)
第2の聖杯守護の騎士・・・クルト・リドル(バス)
第1の小姓・・・マリヨン・ランブリクス(ソプラノ)
第2の小姓・・・アンネ・イェヴァング(アルト)
第3の小姓・・・ハイナー・ホプフナー(テノール)
第4の小姓・・・ゲオルグ・ティッヒ(バス)
ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 カラヤン渾身の記念碑的録音で聴く、ワーグナー最後のオペラ。再発売

 ●ワーグナー最後のオペラ『パルジファル』のカラヤンによる歴史的録音が、ドイツ・グラモフォンより新たに発売されます。演奏はベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とベルリン・ドイツ・オペラ合唱団、ジョゼ・ヴァン・ダム、ヴィクター・フォン・ハーレム、クルト・モル、ペーター・ホフマン、ジークムント・ニムスゲルン、ドゥニャ・ヴェイソヴィチと、キャストも充実しています。
  ベルリン・フィルとのリハーサルが40回に及んだという、カラヤンの思い入れの強さも感じられる記念碑的な録音です。

 ●CD4枚組BOX。92ページのブックレット、歌詞対訳(ドイツ語・英語)付き。
  【録音】1979年12月、1980年1月、4月、7月、ベルリン
 



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オーストラリアELOQUENCE


《ラファエル・クーベリック~デッカ録音全集》



4841452
(12CD)
\8200→\7690

《ラファエル・クーベリック~デッカ録音全集》


《CD 1》
 ブラームス:1) 交響曲第1番ハ短調Op.68、2) 交響曲第2番ニ長調Op.73
  【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1957年9月(1)、3月(2)、ウィーン/
《CD 2》
 ブラームス:1) 交響曲第3番ヘ長調Op.90、2) 交響曲第4番ホ短調Op.98
  【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1957年9月(1)、1956年3月(2)、ウィーン/

《CD 3》
 ドヴォルザーク:1) チェロ協奏曲ロ短調Op.104、2) 弦楽セレナーデ ホ長調Op.22
  【演奏】ピエール・フルニエ(チェロ)(1)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1)、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(2)
  【録音】1954年7月、ウィーン(1)、1957年4月、イスラエル(2)/
《CD 4》
ドヴォルザーク:1) 交響曲第7番ニ短調Op.70、2) 交響曲第9番ホ短調Op.95
 【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 【録音】1956年10月、ウィーン/
《CD 5》ドヴォルザーク:
 1) スラヴ舞曲集Op.46
 2) スラヴ舞曲集Op.72
 【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団【録音】1955年3月、ウィーン/

《CD 6》
 スメタナ:わが祖国
  【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団【録音】1958年4月、ウィーン/

《CD 7》
 マーラー:交響曲第1番ニ長調*
  【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団【録音】1954年6月、ウィーン/

《CD 8》
 1) ヤナーチェク:シンフォニエッタ、
 2) チャイコフスキー:幻想序曲『ロメオとジュリエット』
  【演奏】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団【録音】1955年3月、ウィーン/

《CD 9-10》
 ニコライ:歌劇『ウィンザーの陽気な女房たち』
  【演奏】
   カール・リッダーブッシュ(バス/サー・ジョン・ファルスタッフ)、
   ヴォルフガング・ブレンデル(バリトン/フォード)、アレクザンダー・マルタ(バス/ペイジ)、ヘレン・ドナート(ソプラノ/フォード夫人)、
   トゥルデリーゼ・シュミット(メッゾ・ソプラノ/ペイジ夫人)、クラエス・H.アーンシェ(テノール/フェントン)、ハインツ・ツェドニク(テノール/スレンダー)、
   アルフレート・スラメーク(バス/カイウス医師)、リリアン・スーキス(ソプラノ/アン・ペイジ)、バイエルン放送交響楽団・合唱団
    【録音】1977年4月、ミュンヘン/

《CD 11-12》
 1) ウェーバー:歌劇『魔弾の射手』Op.77、
 2) ベルリオーズ:歌劇『トロイの人々』より「ああ!ああ!私は死ぬのだ!……さようなら、誇り高き故国よ」
 【演奏】
  ヴォルフガング・ブレンデル(バリトン/オットカール侯爵)、ライムント・グルムバッハ(バス/クーノ)、
  ヒルデガルト・ベーレンス(ソプラノ/アガーテ)、ヘレン・ドナート(ソプラノ/エンヒェン)、
  ペーター・メーフェン(バス/カスパール)、ルネ・コロ(テノール/マックス)、クルト・モル(バス/隠者)、
  ロルフ・ボイゼン(語り手/ザミエル)、Hermann Sapell(バリトン/キリアン)、
  テオドール・ニコライ(語り手/Jager)、Irmgart Lampart、Adelheld Schiller、
  Erika Ruggeberg、Renate Freyer(ソプラノ/花嫁付添の乙女たち)、バイエルン放送交響楽団・合唱団(1)、
  ジョセフィン・ヴィージー(メッゾ・ソプラノ)、コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団(2)
   【録音】1979年11月、ミュンヘン(1)、1968年3月、ロンドン(2)

 *DECCA世界初CD化
 
ラファエル・クーベリック(指揮)

 没後25周年記念。CD12枚組BOX限定盤
 2021年8月に没後25周年を迎えるチェコの指揮者ラファエル・クーベリックは、いろいろな意味で“大きな男”でした。背が高く、逞しい体つきで、人として非常に寛大で、友人や仲間たちに献身的な愛情を注ぎました。
 この全集にはクーベリックがウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、そしてコヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団と行った録音が収録されています。
 ウェーバーの『魔弾の射手』、ニコライの『ウィンザーの陽気な女房たち』の2作のオペラも含まれます。CD12枚組BOX限定盤。オリジナル・ジャケット仕様。

 クーベリックは1950年のザルツブルク音楽祭でウィーン・フィルを指揮してデビューしました。そして1950年代後半にこの楽団とともに行った一連の録音は、その温かさと自然な音の表現で長きにわたり高い評価を得ています。
 
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《ラファエル・クーベリック~The Mercury Masters》



4843028
(10CD)
\6700→\6290

「マーキュリー・リヴィング・プレゼンス」70周年記念
《ラファエル・クーベリック~The Mercury Masters》


《CD 1》
 ムソルグスキー/ラヴェル編:展覧会の絵【録音】1951年4月/

《CD 2》
 1) バルトーク:弦楽器、打楽器、チェレスタのための音楽Sz.106、
 2) ブロッホ:弦楽合奏とピアノ・オブリガードのためのコンチェルト・グロッソ第1番*
 【演奏】アーウィン・フィッシャー(チェレスタ)(1)、エドワード・メッツェンガー(ティンパニ)(1)、
  アラン・グラハム、ライオネル・セイヤーズ、トーマス・グレネッケ(打楽器)(1)、ジョージ・シック(ピアノ)(2)【録音】1951年4月/

《CD 3》
 ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95『新世界より』
  【録音】1951年11月/

《CD 4》
 チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調Op.36*
  【録音】1951年11月/
《CD 5》
 チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74『悲愴』*
  【録音】1952年4月/

《CD 6》
 ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68*
  【録音】1952年4月/

《CD 7》
 スメタナ:わが祖国
  (第1曲:ヴィシェフラド/第2曲:ヴルタヴァ/第3曲:シャールカ/第4曲ボヘミアの森と草原から/第5曲:ターボル/第6曲:ブラニーク)
   【録音】1952年12月/《CD 8》モーツァルト:1) 交響曲第38番ニ長調K.504『プラハ』、2) 交響曲第34番ハ長調K.338*
   【録音】1953年4月(1)、1952年12月(2)/

《CD 9》
 1) ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容、
 2) シェーンベルク:5つの管弦楽曲【録音】1953年4月/

《CD 10》
 1) ウィルマ・コザート・ファイン(レコード・プロデューサー)へのインタビュー、
 2) ブロッホ:コンチェルト・グロッソ第1番(Take 1)**、
 3) スメタナ:『わが祖国』より第5曲:ターボル(stereo)***、
 4) モーツァルト:交響曲第38番ニ長調K.504『プラハ』(抜粋)(stereo)***
  【録音】1996年(1)、1951年4月(2)、1952年12月(3)、1953年4月(4)


 *世界初CD化
 **未発表録音
 ***Mercury Living Presence初発売
ラファエル・クーベリック(指揮)
シカゴ交響楽団

 「マーキュリー・リヴィング・プレゼンス」70周年記念。CD10枚組BOX限定盤
 
 「マーキュリー・リヴィング・プレゼンス」の70周年を記念するこの『The Mercury Masters』は、2021年8月に没後25周年を迎えるラファエル・クーベリックがシカゴ交響楽団と行った録音全集です。「マーキュリー・リヴィング・プレゼンス」の伝説を作ったウィルマ・コザートとロバート・ファインの息子トーマス・ファインが新規リマスタリングしました。

 1950年36歳だったクーベリックはアルトゥール・ロジンスキーの後任としてシカゴ交響楽団の音楽監督に就任しました。しかしその期間は短く、熱心な支持者からの反感により厳しい批判にさらされたことで有名です。
 クーベリックがシカゴに来た時、ちょうどシカゴ交響楽団はそれまでの録音契約が中断されていたところで、突如現れた意欲的なマーキュリー・レーベルと録音を行いました。
 クーベリックは後にマーキュリーの録音チームが非常に優秀で、そのサウンドは演奏中に聴いていたものと全く同じで、直す必要がなかったと語っています。それらの録音はすぐに発売され(『展覧会の絵』はマーキュリーが発売した最初のLP)、世界で高い評価を得ました。
 そしてその後ロマン派と現代のレパートリーが演奏された8つのアルバムが世に出ました。
  
 【録音地】シカゴ(CD 10: 1を除く)
 



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SONY



19439883732
(3CD)
\3700→\3490
 40年の歳月を経て2度目の挑戦
 ヨーヨー・マ&エマニュエル・アックス
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集、変奏曲集

CD1
 チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1
 チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2
CD2
 チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69
 チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1
 チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2
CD3
 モーツァルトの「魔笛」より「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲 WoO46
 ヘンデル:ユダ・マカベウスの「見よ、勇者は帰る」の主題による12の変奏曲 WoO45
 モーツァルトの「魔笛」より「恋人か女房が」の主題による12の変奏曲 Op.66
ヨーヨー・マ(チェロ)
エマニュエル・アックス(ピアノ)
 録音:2020年8月、マサチューセッツ州タングルウッド、セイジ・オザワ・ホール

 ヨーヨー・マの最新アルバムは、チェロ・ソナタ第1番から第5番全曲と、ベートーヴェンが敬愛するヘンデルとモーツァルト作品の変奏曲を3曲収録した3枚組。
 バッハの『無伴奏チェロ組曲』が旧約聖書なら、べートーヴェンのチェロ・ソナタは新約聖書と称され、クラシック音楽における最重要レパートリーとして広く愛聴されています。ヨーヨー・マは1981年から85年にかけてエマニュエル・アックスとの共演で この『ベートーヴェン:チェロ・ソナタ』全曲録音を行っており、まさに40年の歳月を経て全世界待望の再録音が実現した事となります。

 録音はベートーヴェン生誕250年にあたる2020年8月、アメリカ東海岸マサチューセッツ州の夏の音楽祭で有名なタングルウッドにある小澤征爾の名前を冠したホールで行われました。昨年3月以降、コロナ禍に生きる私たちに向けて継続的にSNSを通じて演奏を発表し続けているヨーヨー・マ。本作でも盟友アックスと共にベートーヴェン作品の持つ不屈の精神と前に進む力を、その魂の演奏で我々に届けてくれます。エマニュエル・アックスとヨーヨー・マは、これまでラフマニノフやブラームス作品や故アイザック・スターンとの室内楽アルバムでも共演を重ねており、グラミー賞も5回受賞しています。2006年には2人の来日デュオ公演でベートーヴェンのチェロ・ソナタが演奏されました。

 「この音楽とともに、40年以上にわたって生きてこられたことは特別に幸せな恵まれたことだったと実感しています。ヨーヨー・マと私は、これらのソナタと変奏曲を演奏するたびに、楽譜に記された音符の新しい意味と実現方法を発見してきました。私たちにとって幸運なことに、これらの音楽を体験する方法はいくつもあり、そして結局のところはこれらの音楽そのものがとても心を浮き立たせる音楽なので、いつ演奏しても喜びを与えてくれるんです。私たちがベートーヴェンに抱いている畏敬の気持ちと、彼の音楽的想像力に対する深い愛とを、皆さんと分かち合えることを願ってやみません」とエマニュエル・アックスはライナーノーツで執筆しています。



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WARNER



リッカルド・ムーティ/ワーナー・シンフォニック・レコーディング全集

9029500834
(91CD)
\23000→\21990

 リッカルド・ムーティは1941年7月28日にナポリで生まれ、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院でアントニーノ・ヴォットーから指揮を学び、作曲の学位も取得しました。
 スカラ座でトスカニーニの助手も務め、1967年に若手指揮者のためのグィード・カンテッリ賞を受賞し、注目を集めるようになりました。1968年にフィレンツェ五月音楽祭の首席指揮者になり、1980年までその地位に留まりました。
 1971年カラヤンはムーティをザルツブルク音楽祭に招待し、それ以来彼は毎年のように指揮を行い、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との長い関係を開始しています。

 1973年、ムーティはクレンペラーの後任として、ロンドンのニュー・フィルハーモニア管弦楽団(在任中に元の名前であるフィルハーモニア管弦楽団として再開)の首席指揮者として、1982年までその地位を維持しました。1980年にはフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督としてオーマンディを引き継ぎ、1992年までその地位に留まりました。
 1986年から2005年まで、彼はミラノ・スカラ座の音楽監督を務め、在任中にヴェルディのオペラでの優位性を確認し、ミラノで数多くのヴェルディのオペラを指揮、モーツァルトの「ダ・ポンテ三部作」やワーグナーの「リング・サイクル」などの主要なプロジェクトを指揮。また18世紀のナポリの作曲家や、グルック、ケルビーニ、スポンティーニなどの作曲家による希少な作品を演奏。2004年には、1778年にスカラ座で初めて行われたオペラであるサリエリの「見出されたエウローパ」を、改装後のスカラ座で再演を果たしました。
 2010年、シカゴ交響楽団の音楽監督に就任。
 リッカルド・ムーティは、数多くの名誉博士号やその他の名誉を与えられています。

 スコアへの情熱、正確さ、忠実さは、常にリッカルド・ムーティの解釈の特徴でした。
 このコレクションでは、そうしたムーティの音楽、注目すべき音楽関係、ムーティの名誉あるゲストとしての地位を証明しています。
 彼の輝かしい経歴はコンサートホールとオペラハウスの両方を網羅してきましたが、この91枚組セットは、オペラを除いた、管弦楽、合唱、声楽の作品の録音に焦点を当てており、1973年から2007年にかけての豊富で多様なレパートリーで網羅されています。
 特に1993年までは実質的に旧EMIとの専属指揮者であったため、このワーナークラシックスのカタログは非常に豊富なものとなっています。

 ジョン・トランスキーがナレーションとプロデュースを行った、フィルハーモニア管弦楽団での彼の卓越した多くの録音期間について、2020年に作成されたオーディオ・ドキュメンタリーが、ボーナスCDとして追加されています。
 このBOXでは音源がほぼ録音年代順に収録されており、各ディスクはオリジナル・ジャケットのデザインによる紙ジャケットに封入。収録音源は発売された一番新しいマスター音源を使用しています。(2010年以降の、オリジナル・マスターテープよりハイレゾ・リマスタリングされたもののみ、収録曲表に掲載)。


※初回生産限定盤
※歌詞・対訳は付いておりません。

※以下の3タイトルは、初CD化となり、オリジナル・マスターテープより2021年最新リマスター。
 CD 5:モーツァルト:交響曲第25番と第29番(ニュー・フィルハーモニア管弦楽団)
 CD16:ベートーヴェン:交響曲第7番(フィラデルフィア管弦楽団)
 CD23:ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」(フィラデルフィア管弦楽団)

※旧EMIより発売されておりましたが、以下の録音はライセンス音源のため、このBOXには収録されておりません。ご了承ください。
  ハイドン:十字架上の最後の七つの言葉(1982年録音)
  ペルゴレージ:スターバト・マーテル、サルヴェ・レジナ(1996年録音)
  ニーノ・ロータ:ピアノ協奏曲(1999年録音)
  ケルビーニ:ミサ曲ヘ長調「ディ・シメイ」(2003年録音)



リッカルド・ムーティ/
 ワーナー・シンフォニック・レコーディング全集


CD1
 ケルビーニ:レクィエム ニ短調(男声合唱と管弦楽のための)

アンブロジアン・シンガーズ
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:24,27-29.IX.1973, All Saints' Church, Tooting, London

CD2
 チャイコフスキー:交響曲第1番ト短調 Op.13「冬の日の幻想」

ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:11-12.II.1975, Kingsway Hall, London

CD3
メンデルスゾーン:
1. 交響曲第3番イ短調 Op.56「スコットランド」
2. 序曲「静かな海と楽しい航海」 Op.27

ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:1-2.X.1975, Kingsway Hall, London

CD4
ヴェルディ:
1. 歌劇「ナブッコ」序曲
2. 歌劇「ジョヴァンナ・ダルコ」序曲
3. 歌劇「レニャーノの戦い」序曲
4. 歌劇「ルイーザ・ミラー」序曲
5. 歌劇「シチリア島の夕べの祈り」序曲
6. 歌劇「運命の力」序曲

ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:2.X.1975 (6), 29.I.1976 (2,4), Kingsway Hall, London; 19.XI.1976 (3,5),
12.I.1977 (1,4,6), No. 1 Studio, Abbey Rord, London

CD5
モーツァルト:
1. 交響曲第25番ト短調 K.183
2. 交響曲第29番イ長調 K.201

ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:27-28.I.1976, Kingsway Hall, London(2021年リマスター音源使用)

CD6
 ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 Op.95「新世界より」

ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:2-3.V.1976, No.1 Studio, Abbey Road, London

CD7
メンデルスゾーン:
1. メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調 Op.90「イタリア」
2. シューマン:交響曲第4番ニ短調 Op.120

ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:23.VII (1) & 9-10.IX (2). 1976, No.1 Studio, Abbey Road, London

CD8
ヴィヴァルディ:
1. マニフィカト ニ長調 RV.611(マリピエロ校訂版)
2. グローリア ニ長調 RV.589(マリピエロ校訂版)

テレサ・ベルガンサ(メゾ・ソプラノ)
ルチア・ヴァレンティーニ=テッラーニ(コントラルト)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:22-23.X, 24-25.XI.1976, Kingsway Hall, London (1),
28-29.VI.1977, No.1 Studio, Abbey Road, London (2)

CD9
チャイコフスキー:
1. 幻想序曲「ロメオとジュリエット」
2. 交響曲第2番ハ短調 Op.17「小ロシア」

フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:19 & 21.XI.1976 (1), 27-28.III.1977 (2), No.1 Studio, Abbey Road, London

CD10
 チャイコフスキー:交響曲第3番ニ長調 Op.29「ポーランド」

フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:24-25.VI & 20.VII.1977, No.1 Studio, Abbey Road, London

CD11-12
プロコフィエフ:
1. オラトリオ「イワン雷帝」(スタセヴィチによる映画音楽版 Op.116のオラトリオ版)
2. シンフォニエッタ イ長調 Op.5/48

イリーナ・アルヒーポワ(メゾ・ソプラノ)
アナトリー・モクレンコ(バリトン)
ボリス・モルグノフ(語り手)
アンブロジアン・コーラス
フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:25-27.VII, 20.IX.1977, Kingsway Hall, London (1);
29.VI.1977, No.1 Studio, Abbey Road, London (2)

CD13
ベートーヴェン:
1. ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
2. アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調 WoO.57

スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団(1)
リッカルド・ムーティ(指揮:1)

録音:19-20.IX.1977, No.1 Studio, Abbey Road, London(2017年リマスター音源使用)

CD14
シューマン:
1. 交響曲第2番ハ長調 Op.61
2. 序曲「ヘルマンとドロテア」 Op.136

フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:20-21 & 24.X.1977, No.1 Studio, Abbey Road, London (1);
10.VII.1978, Kingsway Hall, London (2)

CD15
1. ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲「展覧会の絵」
2. ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)

フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:15 & 18.III.1978, Old Metropolitan Opera House, Philadelphia

CD16
 ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 Op.92

フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:20.III.1978, Old Metropolitan Opera House, Philadelphia(初CD化)(2021年リマスター音源使用)

CD17
 チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 Op.64

フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:1-2.VII.1978, Kingsway Hall, London

CD18
ロッシーニ:
1. 歌劇「絹のはしご」序曲
2. 歌劇「セヴィリャの理髪師」序曲
3. 歌劇「セミラーミデ」序曲
4. 歌劇「ランスへの旅」序曲
5. 歌劇「コリントの包囲」序曲
6. 歌劇「ウィリアム・テル」序曲

フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:8.VII.1978 (6), 9.VII.1978 (3), 8-10.VII.1978 (1), Kingsway Hall, London; 6.IV.1979 (1,6),
15-19.XI.1979 (4,5), 16-18.VII.1980 (2), No. 1 Studio, Abbey Road, London

CD19
シューマン:
1. 序曲「メッシーナの花嫁」 Op.100
2. 交響曲第3番 変ホ長調 Op.97「ライン」

フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:10.VII.1978, Kingsway Hall, London (1); 19-20 X.1978 , No. 1 Studio, Abbey Road, London (2)

CD20
ヴェルディ:
1. 歌劇「シチリア島の夕べの祈り」~第3幕のバレエ音楽「四季」
2. 歌劇「マクベス」~第3幕のバレエ音楽
3. 歌劇「アイーダ」~第2幕のバレエ音楽

フィルハーモニア管弦楽団(1)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(2,3)
アンブロジアン・オペラ・コーラス(3)
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:2-9, 11.VII.1974, Walthamstow Town Hall, London (7-9); 5, 7-9, 13-16, 18-21.VII.1976 (5,6),
Kingsway Hall, London; 11.VII.1978 & 16.VII.1980 (1-4), Kingsway Hall, London

CD21
1. シューマン:交響曲第1番変ロ長調 Op.38「春」
2. メンデルスゾーン:交響曲第5番ニ長調 Op.107「宗教改革」

フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:30.IX & 2.X.1978 (1-4), 18.I.1979 (5-8), No.1 Studio, Abbey Road, London

CD22
 ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」

フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:25 & 30.X.1978, Old Metropolitan Opera House, Philadelphia

CD23
 ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 Op.68「田園」

フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:29-30.X.1978, Old Metropolitan Opera House, Philadelphia(初CD化)(2021年リマスター音源使用)

CD24
 チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調 Op.36

フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:19 & 21.I.1979, No.1 Studio, Abbey Road, London

CD25-26
 ヴェルディ:死者のためのミサ曲(レクィエム)

レナータ・スコット(ソプラノ)
アグネス・バルツァ(メゾ・ソプラノ)
ヴェリアーノ・ルケッティ(テノール)
エフゲニー・ネステレンコ(バス)
アンブロジアン・コーラス
フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:17-20.II, 25 & 27.VI.1978 & 15-16.VI.1979, Kingsway Hall, London

CD27
 オルフ:カルミナ・ブラーナ

アーリーン・オジェー(ソプラノ)
ヨーン・ファン・ケステレン(テノール)
ジョナサン・サマーズ(バリトン)
サウスエンド少年合唱団
フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:2-4 & 30.III.1979, No.1 Studio, Abbey Road, London(2018年リマスター音源使用)

CD28
モーツァルト:
1. ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K.482
2. 交響曲第24番変ロ長調 K.182

スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ:1)
フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:5-6.IV.1979, No.1 Studio, Abbey Road, London (1);
7.VII.1982, Kingsway Hall, London (2)(2:2015年リマスター音源使用)

CD29
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23

アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:4-5.VII.1979, No.1 Studio, Abbey Road, London

CD30
 チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 Op.74「悲愴」

フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:14-15.XI.1979, No.1 Studio, Abbey Road, London

CD31
1. シャブリエ:狂詩曲「スペイン」
2. ラヴェル:スペイン狂詩曲
3. ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」組曲第1番、第2番

フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:1 & 3.XII.1979, Old Metropolitan Opera House, Philadelphia

CD32
 ケルビーニ:レクィエム ハ短調 (ルイ16世追悼のための)

アンブロジアン・シンガーズ
フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:17-18.VII.1980, Kingsway Hall, London

CD33
チャイコフスキー:
1. 序曲「1812年」 Op.49
2. 弦楽セレナード ハ長調 Op.48

フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:9.II.1981, Old Metropolitan Opera House, Philadelphia

CD34
 プロコフィエフ:バレエ組曲「ロメオとジュリエット」第1&2組曲 Op.64

フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:18.II.1981, Old Metropolitan Opera House, Philadelphia

CD35
 ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版)
フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:23.II.1981, Old Metropolitan Opera House, Philadelphia

CD36
 チャイコフスキー:マンフレッド交響曲 Op.58

フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:3 & 10.VII.1981, Kingsway Hall, London

CD37
フランク:
1. 交響曲ニ短調 FWV.48
2. 交響詩「のろわれた狩人」 FWV.44

フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:26.X.1981, Old Metropolitan Opera House, Philadelphia

CD38
 ロッシーニ:スターバト・マーテル

キャサリン・マルフィターノ(ソプラノ)
アグネス・バルツァ(アルト)
ロバート・ギャンビル(テノール)
グウィン・ハウェル(バス)
フィレンツェ五月祭管弦楽団&合唱団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:17-19.XI.1981, Sala dei Cinquecento, Palazzo Vecchio, Florence

CD39
モーツァルト:
1. ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調 K.211
2. ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218

アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:25-26.XI.1981, No.1 Studio, Abbey Road, London

CD40
 リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」

フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:8.II.1982, Old Metropolitan Opera House, Philadelphia

CD41
ラヴェル:
1. ボレロ M.81
2. 「ダフニスとクロエ」第2組曲 M.57b
3. 道化師の朝の歌

フィラデルフィア管弦楽団、
シンギング・シティ・コア・オブ・フィラデルフィア(2)
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:13-14.II.1982, Old Metropolitan Opera House, Philadelphia

CD42
1. シューマン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
2. シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47

ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:25-26.VI.1982, No.1 Studio, Abbey Road, London

CD43
 リスト:ファウスト交響曲 S.108
[演奏]エスタ・ウィンベルイ(テノール)
ウェストミンスター合唱団、フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)
録音:X.1982 & II.1983, Old Metropolitan Opera House, Philadelphia

CD44
1. リスト:交響詩「前奏曲」 S.97

フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:X.1982 & II.1983, Old Metropolitan Opera House, Philadelphia

2. ヴェルディ:聖歌四篇

アーリーン・オジェー(ソプラノ)
スウェーデン放送合唱団
ストックホルム室内合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:13-14.XI.1982, Philharmonie, Berlin

CD45
 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15

アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ)
フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:2.II.1983, Old Metropolitan Opera House, Philadelphia

CD46
 マーラー:交響曲第1番ニ短調「巨人」

フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:18 & 23.II.1984, Memorial Hall, Fairmount Park, Philadelphia

CD47
チャイコフスキー:
1. バレエ組曲「白鳥の湖」 Op.20a
2. バレエ組曲「眠りの森の美女」 Op.66a

フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:25-27.II.1984, Memorial Hall, Fairmount Park, Philadelphia

CD48
ヘンデル:
1. 「水上の音楽」第1組曲ヘ長調 HWV.348
2. 「水上の音楽」第2組曲ニ長調 HWV.349
3. 「水上の音楽」第3組曲ト長調 HWV.350

ローター・コッホ(オーボエ:3)
ハンス=ヴォルフガング・デュンシェーデ(フルート&リコーダー:3)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:26-28.IV.1984, Philharmonie, Berlin

CD49
ケルビーニ:
1. 戴冠ミサ曲 ヘ長調(シャルル10世の戴冠式のための)
2. 宗教行進曲

フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:3-5 & 8.VII.1984, No.1 Studio, Abbey Road, London

CD50
1. J.S.バッハ: ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調 BWV.1047
2. テレマン: トランペット協奏曲ニ長調 TWV.51:D7
3. トレッリ: トランペット協奏曲ニ長調 G.28
4. ハイドン: トランペット協奏曲変ホ長調 Hob.VIIe/1

モーリス・アンドレ(トランペット)
フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:8-10.VII.1984, No.1 Studio, Abbey Road, London

CD51
 ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(ノヴァーク版)

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:4-7.IX.1984, Jesus Christus-Kirche, Berlin

CD52
 ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14

フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:10 & 12.XI.1984, Memorial Hall, Fairmount Park, Philadelphia

CD53
レスピーギ:
1. 交響詩「ローマの松」
2. 交響詩「ローマの噴水」
3. 交響詩「ローマの祭り」

フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:XI.1984, Memorial Hall, Fairmount Park, Philadelphia

CD54
 スクリャービン:交響曲第1番ホ長調 Op.26

ステファニア・トツィスカ(メゾ・ソプラノ)
マイケル・マイヤーズ(テノール)
ウェストミンスター合唱団
フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:2 & 4.II.1985, Memorial Hall, Fairmount Park, Philadelphia

CD55
モーツァルト:
1. 交響曲第41番ハ長調 K.551「ジュピター」
2. ディヴェルティメント ニ長調 K.136

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:24, 27 & 30.VI.1985 (1), 6.I.1988 (2), Philharmonie, Berlin

CD56
ベートーヴェン:
1. 交響曲第5番ハ短調 Op.67「運命」
2. 交響曲第1番ハ長調 Op.21

フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:26.X.1985 (1), 2, 4 & 9.XI.1985 (2), Memorial Hall, Fairmount Park, Philadelphia

CD57
ベートーヴェン:
1. 交響曲第3番変ホ長調 Op.55「英雄」
2. 「フィデリオ」序曲 Op.72b
3. 序曲「献堂式」 Op.124

フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:26.X.1985 (2-3), 10, 12, 17, 19 & 21.I.1987 (1),
Memorial Hall, Fairmount Park, Philadelphia

CD58
ベートーヴェン:
1. 交響曲第2番ニ長調 Op.36
2. 交響曲第4番変ロ長調 Op.60

フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:2, 4 & 9.XI.1985 (2), 10, 12, 17, 19 & 21.I.1987 (1),
Memorial Hall, Fairmount Park, Philadelphia

CD59-60
 ベルリオーズ:劇的交響曲「ロメオとジュリエット」 Op.17, H.79

ジェシー・ノーマン(ソプラノ)
ジョン・エイラー(テノール)
サイモン・エステス(バス)
ウェストミンスター合唱団
フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:25-28.I.1986, Memorial Hall, Fairmount Park, Philadelphia

CD61
 シューベルト:交響曲第9番ハ長調 D.944「グレート」

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:10-12.II.1986, Grosse Saal, Musikverein, Wien

CD62
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30

アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ)
フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:27.X.1986, Memorial Hall, Fairmount Park, Philadelphia

CD63
ベートーヴェン:
1. 交響曲第7番イ長調 Op.92
2. 交響曲第8番ヘ長調 Op.93

フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:10, 12, 17, 19 & 21.I.1987 (2), 13, 17 & 20.II.1988 (1),
Memorial Hall, Fairmount Park, Philadelphia

CD64
シューベルト:
1. 交響曲第4番ハ短調 D.417
2. 交響曲第6番ハ長調 D.589

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:2-4 (2) & 9-10 (1) II.1987, Grosse Saal, Musikverein, Wien

CD65
モーツァルト:
1. レクィエム ニ短調 K.626
2. アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618

パトシリア・パーチェ(ソプラノ)
ヴァルトラウド・マイヤー(メゾ・ソプラノ)
フランク・ロパード(テノール)
ジェイムズ・モリス(バス)
スウェーデン放送合唱団
ストックホルム室内合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:14-15.II.1987, Philharmonie, Berlin

CD66-67
 ヴェルディ:レクィエム

シェリル・ステューダー(ソプラノ)
ドローラ・ザージック(メゾ・ソプラノ)
ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)
サミュエル・レイミー(バス)
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:Live 26 & 29.VI.1987, Teatro alla Scala, Milano

CD68
ベートーヴェン:
1. 交響曲第6番ヘ長調 Op.68「田園」
2. 「レオノーレ」序曲第3番 Op.72a

フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:29.IX.1987 (1), 13, 17 & 20.II.1988 (2), Memorial Hall, Fairmount Park, Philadelphia

CD69
 ブルックナー:交響曲第6番イ長調(ノヴァーク版)

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:7-8.I.1988, Philharmonie, Berlin

CD70
 ケルビーニ:荘厳ミサ曲ト長調(ルイ18世戴冠式のための)

ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:28 & 31.III.1988, Town Hall, Watford

CD71
 ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125「合唱」

シェリル・ステューダー(ソプラノ)
デローレス・ジーグラー(メゾ・ソプラノ)
ペーター・ザイフェルト(テノール)
ジェイムズ・モリス(バス)
ウェストミンスター合唱団
フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:IV.1988, Memorial Hall, Fairmount Park, Philadelphia

CD72
1. スクリャービン:交響曲第3番ハ短調 Op.43「神聖な詩」
2. チャイコフスキー:幻想的序曲「ロメオとジュリエット」 Op.13

フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:29-30.IV.1988, Memorial Hall, Fairmount Park, Philadelphia

CD73
ドヴォルザーク:
1. ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.53
2. ロマンス ヘ短調 Op.11

チョン・キョンファ(ヴァイオリン)
フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:31.X.1988, Memorial Hall, Fairmount Park, Philadelphia

CD74
シューベルト:
1. 交響曲第3番ニ長調 D.200
2. 交響曲第5番変ロ長調 D.485

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:12-13.XII.1988, Grosse Saal, Musikverein, Wien

CD75
1. スクリャービン:交響曲第2番ハ短調 Op.29
2. チャイコフスキー:幻想序曲「ハムレット」 Op.67a

フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:18 & 22.II.1989 (1), 3 & 6.XI.1989 (2), Memorial Hall, Fairmount Park, Philadelphia

CD76
ラフマニノフ:
1. ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18
2. パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43

アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ)
フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:29.IV & I.V.1989,, Memorial Hall, Fairmount Park, Philadelphia

CD77
1. チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 Op.74「悲愴」
2. スクリャービン:交響曲第4番 Op.54「法悦の詩」

フランク・カデラベック(トランペット:2)
フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:3, 6, 7 & 11.XI.1989 (1) & 31.III.1990 (2), Memorial Hall, Fairmount Park, Philadelphia

CD78
1. チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調 Op.36
2. スクリャービン:交響曲第5番 Op.60「プロメテウス(火の詩)」

ドミトリ・アレクセーエフ(ピアノ:2)
フィラデルフィア・コラール・アーツ・ソサエティ(2)
フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:1.IV.1990 (2) & 26.IX.1990 (1), Memorial Hall, Fairmount Park, Philadelphia

CD79
シューベルト:
1. 交響曲第8番ロ短調 D.759「未完成」
2. 交響曲第1番ニ長調 D.82

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:13,15,18.VI.1990, Grosse Saal, Musikverein, Wien

CD80
チャイコフスキー:
1. 交響曲第5番ホ短調 Op.64
2. 幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」 Op.32

フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:19 & 21.I.1991, Memorial Hall, Fairmount Park, Philadelphia

CD81
ショスタコーヴィチ:
1. 交響曲第5番ニ短調 Op.47「革命」
2. 祝典序曲 Op.96

フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:IV.1992, Memorial Hall, Fairmount Park, Philadelphia

CD82
シューベルト:
1. 交響曲第2番変ロ長調 D.125
2. 劇音楽「ロザムンデ」序曲(「魔法の竪琴」 D.644~序曲)
3. 劇音楽「ロザムンデ」 D.797~バレエ音楽第1番ロ短調
4. 劇音楽「ロザムンデ」 D.797~バレエ音楽第2番ト長調

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:18-19.I.1993, Musikverein & Konzerthaus, Wien

CD83
1. ショーソン:歌曲集「愛と海の詩」
2. ラヴェル:海原の小舟
3. ドビュッシー:交響詩「海」

ヴァルトラウト・マイヤー(メゾ・ソプラノ:1)
フィラデルフィア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:6 & 8.II.1993, Memorial Hall, Fairmount Park, Philadelphia

CD84
ヴィヴァルディ:
1. フルート、オーボエ&バスーンのための協奏曲ヘ長調 Op.44-16, RV.570「海の嵐」
2. フルート協奏曲第2番ト短調 Op.10-2, RV.439「夜」
3. ヴァイオリン協奏曲集 Op.8-1-4「四季」

ブルーノ・カヴァッロ(フルート:1,2)
アルベルト・ネグローニ(オーボエ:1)
ヴァレンティーノ・ズッキアーティ(ファゴット:1)
ジュリオ・フランツェッティ(ヴァイオリン:3)
ミラノ・スカラ座フィルハーモニー合奏団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:14-18.XII.1993, Basilico San Marco, Milano

CD85-86:ニューイヤー・コンサート 1997
1. ヨハン・シュトラウス2世:モーター・ワルツ Op.165
2. ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「帝都はひとつ、ウィーンはひとつ」 Op.291
3. ヨゼフ・シュトラウス:キャリアのポルカ Op.200
4. ヨゼフ・シュトラウス:ポルカ「女心」 Op.166
5. ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「宮廷舞踏会」 Op.298
6. ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「閃光」 Op.271
7. ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「インドの舞姫」 Op.351
8. スッペ:喜歌劇「軽騎兵」序曲
9. ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「人生を楽しめ」 Op.340
10. ヨハン・シュトラウス2世:パトロネス・ポルカ Op.286
11. ヨゼフ・ヘルメスベルガー:ポルカ「軽い足どり」
12. ヨハン・シュトラウス2世:新ピチカート・ポルカ Op.449
13. ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「蜃気楼」 Op.330
14. ヨハン・シュトラウス2世:ロシア行進曲 Op.426
15. ヨゼフ・シュトラウス:ワルツ「ディナミーデン」 Op.173
16. ヨゼフ・シュトラウス:ポルカ「前へ」 Op.127
17. ヨゼフ・シュトラウス:ポルカ「短いことづて」 Op.240
18. ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「美しく青きドナウ」 Op.314
19. ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 Op.228

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:Live 1.I.1997, Grosse Saal, Musikverein, Wien

CD87-88:ニューイヤー・コンサート 2000
1. ヨハン・シュトラウス2世:「入り江のワルツ」 Op.411
2. ヨハン・シュトラウス2世:「ヘレーネン・ポルカ」 Op.203
3. ヨハン・シュトラウス2世:「アルビオン・ポルカ」 Op.102
4. ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「愛の歌」 Op.114
5. ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「騎士パスマン」からチャールダーシュ
6. エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ「速達郵便で」
7. スッペ:喜歌劇「ウィーンの朝、昼、晩」序曲
8. エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ「プラハへの挨拶」
9. ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「酒、女、歌」 Op.333
10. ヨハン・シュトラウス2世:「ペルシャ行進曲」 Op.289
11. ヨゼフ・シュトラウス:ポルカ「とんぼ」
12. ヨハン・シュトラウス2世:「訴訟ポルカ」 Op.294
13. ヨゼフ・シュトラウス:ポルカ「芸術家の挨拶」
14. ヨゼフ・シュトラウス:ワルツ「マリアの思い出」
15. ヨハン・シュトラウス2世:「ハンガリー万歳」 Op.332
16. ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「ドナウの川辺で」 Op.356
17. ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「美しく青きドナウ」 Op.314
18. ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 Op.228

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:Live 1.I.2000, Grosse Saal, Musikverein, Wien

CD89
 ケルビーニ:荘厳ミサ曲ニ短調(エステルハージ皇太子のための)

カミラ・ティリング(ソプラノ)
鈴木敦子(ソプラノ)
サラ・フルゴーニ(コントラルト)
カート・ストレイト(テノール)
トーマス・トマッソン(バス)、他
バイエルン放送交響楽団&合唱団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:Live 18-19.I.2001, Herkulessaal, Munchen

CD90
ケルビーニ:
1. 荘厳ミサ曲ホ長調 (1814)
2. モテット「Antifona sul canto fermo」
3. モテット「Nemo gaudeat」

ルート・ツィーザク(ソプラノ)
マリアンナ・ピッツォラート(メゾ・ソプラノ)
ヘルベルト・リッペルト(テナー)、
イルダール・アブドラザコフ(バス)、他
バイエルン放送交響楽団&合唱団
リッカルド・ムーティ(指揮)

録音:Live 22-23.VI.2006 (1),
Philharmonie am Gasteig, Munchen, Studio 18-19.IV.2007 (2-3), Herkulessaal, Munchen

CD91:ジョン・トランスキーによる「ムーティとフィルハーモニア管弦楽団~伝説の時代」
1. ムーティのデビューとフィルハーモニア管弦楽団首席指揮者任命
2. 新しい未来への構築とリハーサルでの要求
3. ヴェルディのオペラ
4. 大規模なイベント
5. ムーティとフィルハーモニア管弦楽団員との関係
6. ダイナミックで極度で厳しい要求
7. ムーティの永続的な遺産

出演:
デイヴィッド・コークヒル(元フィルハーモニア管弦楽団首席打楽器奏者)
ジョセリン・ゲイル(元フィルハーモニア管弦楽団チェロ奏者)
ゴードン・ハント(元フィルハーモニア管弦楽団首席オーボエ奏者)
マーティン・ジョーンズ(元フィルハーモニア管弦楽団ヴァイオリン奏者、チェアマン)
アンドルー・スミス(元フィルハーモニア管弦楽団首席ティンパニ奏者)
ロバート・ロイド(バス歌手)
ジョン・トランスキー(ナレーター、プロデューサー)

収録:2020年9月、12月



<国内盤> 

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オクタヴィア・レコード



OVCL-00750
(2CD)
\3500
炎のコバケン、傘寿記念公演ライヴ!
チャイコフスキー:

 交響曲 第1番 ト短調 作品13 「冬の日の幻想」
 交響曲 第4番 ヘ短調 作品36
小林 研一郎(指揮)
日本フィルハーモニー交響楽団

 炎のコバケン、傘寿記念公演ライヴ!
 激しい情熱とエネルギーみなぎる熱演。


 2021年3月に恩賜賞・日本芸術院賞を受賞した小林研一郎の新たな挑戦を祝福する、記念碑的なCDシリーズ。炎のコバケンの呼び名で多くのファンから愛される、マエストロ小林研一郎の傘寿記念&作曲家チャイコフスキーの生誕180年を記念した、「交響曲全曲チクルス」第1回目のライヴです。
 円熟のタクトに秘められた激しい情熱が、曲調と呼応しドラマティックなサウンドで広がります。サントリーホールを感動の渦に包み込んだ、日本フィルの熱演にも、ご注目ください。

 2021年4月7日 東京・サントリーホール にてライヴ収録
 
  


OVCL-00752
(SACD Hybrid)
\3520
飯森範親&日本センチュリー交響楽団
<ハイドン交響曲集Vol.11>

 ハイドン:
  第12番、第26番「嘆き」、第47番「回文」、第65番
飯森範親(指揮)
日本センチュリー交響楽団

 日本センチュリー交響楽団と首席指揮者飯森範親との一大プロジェクト!
 精緻に奏でられた気品あるハイドン交響曲集!
 
 日本センチュリー交響楽団が首席指揮者の飯森範親と共に始めた「ハイドンマラソン」は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンのすべての交響曲を演奏しようという一大プロジェクト。
 当盤は第12回、第14回コンサートのライヴ収録です。
 幾度の公演を重ね、信頼関係を築いてきた飯森と日本センチュリー響は、精緻な構築と、細部までこだわりぬいた感性で、気品あふれるハイドンを奏でています。
 柔和で晴々とした優美な演奏は、まさに彼らの真骨頂といえるでしょう。
 
 2018年3月9日(第26番&第47番)、2019年1月25日(第12番&第65番) 大阪、いずみホール にてライヴ収録
 
   .


OVCL-00749
(SACD Hybrid)
\3520
周防亮介(ヴァイオリン)
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
 メンデルスゾーン: ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
周防亮介(ヴァイオリン)
飯森範親(指揮)
日本センチュリー交響楽団

 注目を集める若手実力派ヴァイオリニスト周防亮介による、待望のコンチェルトアルバム。
 これまでも評価されてきた、本質に迫る音楽解釈、朗々と歌いあげる歌心とドラマティックな表現力が、この華やかな名曲の中で存分に発揮されています。
 好サポートで支える飯森と日本センチュリー響のアンサンブルも重厚かつ鮮やかで、周防の艶やかな音色と美しく溶け合います。
 さらなる飛躍を遂げる周防亮介の「今」を感じられるアルバムとなりました。
 
















5/6(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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AVIE



AV2454
¥2600→\2390
インドレ・ペトラウスカイテ(ピアノ)
 モーツァルト:"短調"ピアノ作品集

 ピアノ・ソナタ第8番 イ短調 K.310/
 幻想曲 ハ短調 K.396
  (マクシミリアン・シュタードラー(1748-1833)編曲)/
 幻想曲 ニ短調 K.397/
 マエストロ対位法氏の葬送行進曲 ハ短調 K.453a/
 幻想曲 ハ短調 K.475/ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調 K.457/
 ロンド イ短調 K.511/
 アダージョ ロ短調 K.540/アレグロ ト短調 K.312
インドレ・ペトラウスカイテ(ピアノ)

 モーツァルトの"短調"ピアノ作品集!

 ☆リトアニアのピアニスト、インドレ・ペトラウスカイテ!
 ☆短調作品ばかりを集めたユニークなモーツァルトのピアノ曲集!

 ロンドン在住のリトアニア人ピアニスト、インドレ・ペトラウスカイテのAvieデビュー・アルバム。
 ペトラウスカイテは2018年にラヴェルの《ダフニスとクロエ》を自身でピアノ組曲に編曲しリリースしています。
 即興的で感情的な幻想曲、ロ短調のアダージョやイ短調のロンドのような謎めいた作品、数フレーズの間に恐ろしく深刻になる16小節の音楽的逸話《マエストロ対位法氏の葬送行進曲》、そして2つしかない短調ソナタの第8番&第14番と、モーツァルトの短調作品ばかりを集めたユニークなプログラムです。

 ※録音:2019年8月、リトアニア

  


 え、こんな美しい女性でしたか・・・。
 TOCCATA で「ピアノのための組曲「ダフニスとクロエ」」をリリースして、その秀逸な編曲と演奏でちょっとした驚きを与えてくれていたインドレ・ペトラウスカイテ。
 とすると今回のモーツァルト・アルバムもなにか特別個性的なアルバムになりそうな・・・。




インドレ・ペトラウスカイテ
旧譜のラヴェル


TOCCATA
TOCC-508
\2300→\2090
ラヴェル(1875-1937):ピアノ作品集
 ピアノ版「ダフニス」世界初!


 ピアノのための組曲「ダフニスとクロエ」
  (I.ペトラウスカイテによるピアノ編)…世界初録音
   1.宗教的な踊り
   2.全員の踊り
   3.ドルコンのグロテスクな踊り
   4.ダフニスの優しく軽やかな踊り
   5.リュセイヨンの登場:リュセイヨンの踊り
   6.中庸に(夜想曲)
   7. 同じ動きで(間奏曲):戦いの踊り
   8.クロエの哀願の踊り
   9.ダフニスとクロエの情景
 10.古風なメヌエット(1895)
 11.ハイドンの名によるメヌエット(1909)
 12.鏡-第3曲「海原の小舟」(1904-1905)
 13.ボロディン風に(1913)
 14.シャブリエ風に:グノーのファウストのメロディーによるパラフレーズ(1913)
 15.ラ・ヴァルス(1919-1920)
インドレ・ペトラウスカイテ(ピアノ)
 珍しいレパートリーを積極的に録音するTOCCATAレーベルとしては「例外的な」ラヴェルのピアノ作品集。もちろん通常の作品集ではなく、ピアノ版「ダフニスとクロエ」組曲がアルバムの中心となっているのが特徴です。
 この曲はラヴェル自身によるピアノ版も存在しますが、ここではリトアニアのピアニスト、ペトラウスカイテ自身が編曲を行い、40分程度の組曲に仕立て上げました。オリジナルのスコアを尊重した編曲は、全てを多重録音なしで演奏でき、しかもラヴェル独特の色彩的な響きが保たれています。他の良く知られている作品も素晴らしい出来栄えです。

  録音 2017年7月18日,8月21.22日 Kaunas State Philharmonic Hall, Kaunas, Lithuania

 




CLASSICO/SCANDINAVIAN CLASSICS

220588
(2CD)
特別価格
¥2200
クラリネット、チェロとピアノのための作品集
 ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第4番 変ロ長調 Op.11《街の歌》
 グリンカ:悲愴三重奏曲 ニ短調
 ブラームス:クラリネット三重奏曲 イ短調 Op.114
 エミール・ハートマン(1836-1898):セレナード イ長調 Op.24
コペンハーゲン・クラリネット三重奏団

 デンマークのレーベル、Classicoから、木管、金管、合唱、ピアノなど様々な音楽をお届け。

 デンマークほか北欧の演奏家を中心にオーケストラ作品から器楽・室内楽まで、また古楽から現代音楽、王道レパートリーからイギリスや北欧の知られざる作品まで、豊富なカタログを保有しています。

 クラリネット、チェロ、ピアノの三重奏による2枚組の作品集。1枚目には終楽章にヨーゼフ・ヴァイグルの歌劇《船乗りの愛》から主題を取ったベートーヴェンのピアノ三重奏曲第4番と、グリンカがイタリア留学時に書き上げた悲愴三重奏曲を収録。
 グリンカはこの作品の自筆譜の表紙に「私は、愛が引き起こす悲しみを通してのみ愛を知った(je n'ai connu l'amour que par les peines qu'il cause)」と意味深な言葉を記していますが、その詳細は語られていないという謎めいた作品です。
 2枚目にはブラームスが既に作曲活動からの引退を決意していたものの、クラリネットの名手リヒャルト・ミュールフェルトの演奏を聴いた際に大きな感銘を受け彼のために作曲した晩年の傑作の一つ、クラリネット三重奏曲と、地元デンマークの作曲家、エミール・ハートマンが1877年に作曲したセレナードを収録。
 演奏は世界最古のオーケストラの一つである王立デンマーク管弦楽団でソロ・クラリネット奏者を務め、さらに同オーケストラのチェアマンをも務めたデンマークのベテランクラリネット奏者、セーアン・ビアケロンと、チェロのウルレケ・フスト=マセン、ピアノのヨン・ダムゴーが務めます。
 
 
220583
【旧譜】
¥1700
フレゼンスボー幻想曲 - 王室のための音楽 王立デンマーク・ブラス
 ワーグナー:歌劇《ローエングリン》より/
 バード:ソールズベリー伯爵のパヴァン/
 プレトリウス:テルプシコール組曲/
 ジョン・アドソン:国王シャルル二世のための音楽/
 ヘンデル:シバの女王の到来/
 モーツァルト:夜の女王のアリア/
 チャイコフスキー:戴冠式行進曲/
 Mogens Andresen(b.1945):Energi!/
 Bernhard Lewkovitch(b.1927):Vor Gud han er sa fast en borg/
 Kim Helwig(b.1956):Jagten, fantasi over jagtmotivet fra 1. akt af balletten 'Et Folkesagn'/
 Bo Holten(b.1948):Three Variations from 'I Danmark er jeg fodt'

 王立デンマーク管弦楽団の奏者で構成される王立デンマーク・ブラスが贈る「王室のための音楽」と題した作品集。
 バード、プレトリウス、アドソンといった16世紀に生み出された名曲からバロック、古典、ロマン派を経て現代で活躍する作曲家の作品まで、時代を超越した音楽の魅力が詰まったアルバムです。
 
 
220577
【旧譜】
¥1700
珍しいヴァイオリンとオルガン版の「四季」
 ヴィヴァルディ:四季(ヴァイオリンとオルガン版)
ヨッヘン・ブルシュ(ヴァイオリン)
スヴェン=イングハード・ミケルセン(オルガン)

 珍しいヴァイオリンとオルガン版の「四季」。編曲はこのアルバムでも素晴らしい演奏を披露しているデンマークのオルガニスト、作編曲家のスヴェン=イングハード・ミケルセンによるものです。
 ヴァイオリンのヨッヘン・ブッシュはドイツの出身、1980年から1985年までドイツ西部の名門エッセン・フィルハーモニー管弦楽団でコンサート・マスターも務めた一流奏者。
 2人は1988年からデュオでの活動を続けておりここでも息の合ったパフォーマンスを披露しています。
 
 
220576
【旧譜】
¥1700
徹夜祷に基づく奉神礼音楽、晩祷(徹夜祷)
 ラフマニノフ:晩祷(徹夜祷) Op.37
ロテ・ホウマン(アルト)
ポウル・エムボー(テノール)
コペンハーゲン・オラトリオ合唱団
トアステン・マリゴー(指揮)

 正教会の公祈祷の形式の一つである徹夜祷に基づく奉神礼音楽、晩祷(徹夜祷)。
 チャイコフスキーやイッポリトフ=イワノフなど様々な作曲家がこの作品を残していますが、このラフマニノフによるものが最も有名です。
 ラフマニノフはこの大作をわずか2週間足らずで書き上げました。演奏を率いるのは王立デンマーク音楽アカデミー出身で国内外で活躍するデンマークの指揮者、トアステン・マリゴーです。
 
 
220575
【旧譜】
¥1700

フランスのサクソフォン四重奏曲集
 サンジュレー:サクソフォン四重奏曲第1番
 ボザ:アンダンテとスケルツォ
 デュボワ:サクソフォン四重奏曲
 パスカル:サクソフォン四重奏曲
 リュエフ:サクソフォン四重奏のためのコンセールより《アリア》

コペンハーゲン・サクソフォン四重奏団


 パリで巨匠ジャン=イヴ・フルモーに師事した経歴を持つアルトのマレ・ピータースンなどを擁し、バロック・古典時代の編曲物から彼らのために書かれた現代曲まで幅広いレパートリーを高いクオリティで吹きこなすコペンハーゲン・サクソフォン四重奏団が、サクソフォン四重奏の古典とも言えるフランスの王道四重奏曲を集めた直球勝負のアルバム。
 彼らは2000年のアメリカツアーにおいてワシントン・ポスト紙に"コペンハーゲン・サクソフォン四重奏団は臆することなく官能的な演奏を披露した"と評価されました。
 
 
220570
(2CD)
【旧譜】
特別価格
¥2200
J.S.バッハ:イギリス組曲(全曲)
 イギリス組曲
  第1番イ長調 BWV806/第4番ヘ長調 BWV809/
  第5番ホ短調 BWV810/第2番イ短調 BWV807/
  第3番ト短調 BWV808/第6番ニ短調 BWV811
アントニオ・ピリコーネ(ピアノ)

 1977年イタリア生まれの鍵盤奏者、アントニオ・ピリコーネによるバッハのイギリス組曲全曲録音。
 オランダのハーグ王立音楽院でジャック・オッホ、スタンリー・ホッホランド、バルト・ファン・オールトに、ケルンではアンドレアス・シュタイアーに古楽奏法を学び、モダン、ピリオドの両方のフィールドで活躍する実力派です。
 ピリオド楽器の演奏も得意としていますが、本アルバムではモダンピアノを使用して美しい音色を響かせています。
  




PRO PIANO

代理店変更に伴い再案内


PPR224518
【旧譜】
¥2500
ミシェル・ブロック(ピアノ)
グラナドス:組曲 「ゴイェスカス」

 グラナドス:組曲「ゴイェスカス」 ~
  第1部 第1曲「愛の言葉」、第2曲「窓越しの語らい」、
  第3曲「ともしびのファンダンゴ」、
  第4曲「嘆き、またはマハと夜うぐいす」、
  第2部 第5曲「愛と死(バラード)」、
  第6曲「エピローグ、幽霊のセレナード」
ミシェル・ブロック(ピアノ)

 1960年の第6回ショパン国際ピアノ・コンクールにおいて、審査員長を務めたルービンシュタインがその結果に疑問を抱き、優勝者であるポリーニに次ぐ待遇の特別賞「ルービンシュタイン賞」を授与したエピソードでその名を知られているベルギー生まれの名ピアニスト、ミシェル・ブロック。

 本アルバムは、そのショパン国際ピアノ・コンクールから約20年後の録音。スペインの大家、グラナドス円熟期の最高傑作と名高い大曲「ゴイェスカス」を華麗なタッチと味わい深い演奏で見事に奏でています。

 ※録音(ライヴ):1981年10月12日
 
 
PPR224522
【旧譜】
¥2500
ショパン:ピアノ作品集
 エロルドの「リュドヴィク」の主題による華麗な変奏曲 Op.12
 アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調 Op.22
 子守歌変ニ長調 Op.57
 夜想曲第20番嬰ハ短調
 ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35「葬送」
カティア・スカナヴィ(ピアノ)

 モスクワ出身の名手、カティア・スカナヴィが奏でるショパン・アルバム。スカナヴィは、ギリシャ系ロシア人の家庭に育ち、12歳でモスクワ音楽院大ホールにおいてカバレフスキーのピアノ協奏曲第3番を作曲者の指揮で演奏しデビュー。
 1989年のロン=ティボー・コンクールでは、18歳の若さで3位受賞。併せて聴衆賞受賞。ヴァン・クライバーン国際コンクールでは、ファイナリストに選ばれています。
 2018年には、東京都交響楽団とサン=サーンスの「ピアノ協奏曲第2番」で共演。色彩豊かな音と繊細な音楽性で、多くの聴衆に深い感動を与えています。

 ※録音:1998年6月3日、4日(ニューヨーク)
 
 

PPR224523
【旧譜】
¥2500
ストラヴィンスキー&スクリャービン:ピアノ作品集
 ストラヴィンスキー:
  「ペトルーシュカからの3楽章」
   ロシアの踊り、ペトルーシュカの部屋、謝肉祭の日
 スクリャービン:
  幻想曲ロ短調 Op.28、
  ピアノ・ソナタ第3番嬰ヘ短調 Op.23
グウィニス・チェン(ピアノ)

 台湾系アメリカ人ピアニスト、グウィニス・チェンが弾くストラヴィンスキー&スクリャービン・アルバム。グウィニス・チェンは、ジュリアード音楽院で学び、ピアノをマーティン・キャニン、バイロン・ジャニス、イン・シェンゾンに師事。
 第1回イーヴォ・ポゴレリチ国際ピアノ・コンクールで当時最年少の23歳で優勝し、コンクール史上最大の賞金($100,000)を獲得したことでも話題になりました。

 ※録音:1998年6月5日、6日(ニューヨーク)
 




RUBICON


RCD1068
¥2600
挽歌(THRENODIES) ~
 ブリッジ、ブリテン、ベルク、ラヴェル:ピアノ作品集

  ブリッジ:ピアノ・ソナタ
  ブリテン:ピアノのための変奏曲
  ベルク:ピアノ・ソナタ Op.1
  ラヴェル:クープランの墓
アレグザンダー・ソアレス(ピアノ)

 アレグザンダー・ソアレス第2弾!ブリッジやラヴェルの追悼音楽。

 ☆イギリスの俊才ピアニストによるブリッジやラヴェルの追悼音楽。

 ブーレーズ、メシアン、デュティユーの作品を収録したデビュー・アルバム「ノーテーションズ&スケッチズ」(RCD1016)がグラモフォン誌のエディターズ・チョイスに選ばれ、「これらの作品は様々なフランスのピアノ音楽のアンソロジーに収録されているが、そのバランスのとれた構想や一貫した演奏ぶりにおいて、この新しいリリースに匹敵するものはほとんどない」等と絶賛されたイギリスのピアニスト、アレグザンダー・ソアレスのセカンド・アルバム。
 今作もまた示唆に富む内容で、ベンジャミン・ブリテンの師、フランク・ブリッジ(1879-1941)と第一次世界大戦に焦点を当て、追悼音楽としての一面を描きながら、ブリッジを20世紀音楽のメインストリームに正しく位置づけることを目指しています。

 1914年から18年にかけて勃発した第一次世界大戦は、ヨーロッパ中を巻き込んだ極度の社会的トラウマとなりました。
 その中で、イギリスの作曲家フランク・ブリッジは、彼の音楽言語が全く新しい和声スタイルに変化していったという点で興味深い人物です。その結果、彼の人気は低迷し、モダニストとしての重要性が評価されたのは世紀末になってからのことでした。
 このアルバムのプログラムは、ブリッジの記念碑的なピアノ・ソナタを、彼に影響を与えた作曲家であるベルクやラヴェル、そして最も有名な弟子であるブリテンの作品と並べることで、その位置づけを明らかにしようとするものです。
 ブリッジのソナタとラヴェルの組曲の各楽章は、いずれも戦争で亡くなった人々に捧げられています。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


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OTTO KLEMPERER FILM FOUNDATION



KKC 4258
(24SACD HYBRID)
¥17000→\15990
クレンペラー指揮コンセルトヘボウ管弦楽団。
 伝説的アムステルダム・コンサート1947-1961
オットー・クレンペラー(指揮)
コンセルトヘボウ管弦楽団
 Disc 1 1947年12月4日(初CDコンサート全収録)
   メンデルスゾーン: 1.序曲「フィンガルの洞窟」 Op. 26
   マーラー: 2-5.さすらう若人の歌(ヘルマン・シャイ:バリトン)
   ブルックナー: 6-9.交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」WAB104(1886年版ノヴァーク)

 Disc2 1949年5月1日&1951 年1月18日*
   ベートーヴェン: 1-4. 交響曲第8 番ヘ長調Op.93
   モーツァルト:
    5-8. 交響曲第25番ト短調K183*/9-11.ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K219*「トルコ風」
     ヤン・ブレッセル(ヴァイオリン)

 Disc3 1951年1月11日、1951年1月13日*、1951年3月29日**
  ヤナーチェク 1.シンフォニエッタOp.60
  バルトーク 2-4.ヴィオラ協奏曲(SZ120,BB128)
    ウィリアム・プリムローズ(ヴィオラ)
  ヘンケマンス: 5-7.フルート協奏曲*
    フーベルト・バルワーザー(フルート)
  ファリャ 8-10.スペインの庭の夜**
    ヴィレム・アンドリーセン(ピアノ)

 Disc 4 1951年4月2日(1951 年ベートーヴェン・チクルスより)
   ベートーヴェン:
    1. 演奏会用アリア「ああ、不実な人よ!」Op.65
     グレ・ブロウエンスティーン(ソプラノ)
    2-5. 交響曲第7番イ長調Op.92

 Disc5 1951年7月12日(初CDコンサート全収録)
   モーツァルト 1. フリーメーソンのための葬送曲 ハ短調 K.477
   マーラー 2-6. 亡き子をしのぶ歌
     キャスリーン・フェリアー(コントラルト)

 Disc6 1951年7月12日(Disc5の続き)
   マーラー 1-5. 交響曲第2番ハ短調「復活」
     ヨー・フィンセント(ソプラノ) キャスリーン・フェリアー(コントラルト)
     トゥーンクンスト合唱団

 Disc 7 1955年7月7日(初CDコンサート全収録)
   ベートーヴェン 1-5. 交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」

 Disc 8 1955年7月7日(Disc 7の続き)
   シェーンベルク 1. 浄夜(1917/1943)
   ヒンデミット 2-4. 組曲「気高い幻想」

 Disc9 1955年11月3日(正規盤初)
   メンデルスゾーン 1-10. 劇付随音楽《真夏の夜の夢》Op.61
     コリー・ヴァン・ベックム、ヘレーン・ヴァークレイ(ソプラノ)
     トゥーンクンスト合唱団のメンバー

 Disc10 1955年11月6日 1955年11月10日*(初CDコンサート全収録)
   ベートーヴェン 1-4. 交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
   モーツァルト
    5-8.セレナード第13番ト長調K525《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》*

 Disc11 1955年11月10日(Disc10の続き)
   モーツァルト 1. モテット《エクスルターテ・ユビラーテ》K165(158a)
     マリア・シュターダー(ソプラノ)
   マーラー 2-5. 交響曲第4番ト長調
     マリア・シュターダー(ソプラノ)

 Disc 12 1956年5月2日(ベートーヴェン・チクルス~初CDコンサート全収録)
   ベートーヴェン バレエ音楽「プロメテウスの創造物」Op. 43より
    1. 第1曲:序曲/2. 第5曲:アダージョ/3. 第16曲:終曲:アレグレット
     ヤン・ヴィッサー(フルート) クラース・デ・ロック(クラリネット)
     トム・デ・クラーク(ファゴット)
      フィア・ローザ・ベルクハウト(ハープ)
    4-6.ピアノ協奏曲 第3番ハ短調Op.37 アニー・フィッシャー(ピアノ)

 Disc 13 1956年5月2日(Disc 12の続き)
   ベートーヴェン 1-4. 交響曲第2番ニ長調Op.36/5.レオノーレ第3 番序曲Op.72b

 Disc14 1956年5月9日(ベートーヴェン・チクルス)
   ベートーヴェン 1-4. 交響曲第4番変ロ長調Op.60/5-8. 交響曲第5 番ハ短調Op.67

 Disc15 1956年5月13日(ベートーヴェン・チクルス~初CDコンサート全収録)
   1-5. 交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」

 Disc16 1956年5月13日(Disc15 の続き) 1956年5月17日*
   ベートーヴェン 1-4. 交響曲第7番イ長調Op.92/5-8. 交響曲第8番ヘ長調Op.93*

 Disc17 1956年5月17日(Disc16 の続き)(ベートーヴェン・チクルス)
   ベートーヴェン 1-4. 交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱」
     グレ・ブロウエンスティーン(ソプラノ) アニー・ヘルメス(コントラルト)
     エルンスト・ヘフリガー(テノール) ハンス・ウィルブリンク( バリトン)
     トゥーンクンスト合唱団

 Disc 18 1956年7月12日(初CDコンサート全収録)
   モーツァルト 1-4. 交響曲第29番イ長調K201/5-7.ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K482
     アニー・フィッシャー(ピアノ)

 Disc 19 1956年7月12日(Disc18の続き)
   モーツァルト
    1-3.オーボエ協奏曲ハ長調K314
     ホーコン・ストーティン(オーボエ)
    4-7. 交響曲第41番ハ長調K551「ジュピター」

 Disc 20 1957年2月7日(初CDコンサート全収録)
   J.S.バッハ
    1-7. 管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067
     フーベルト・バルワーザー(フルート)
    8-16.カンタータ第202番「消えよ、悲しみの影」BWV202(結婚カンタータ)
     エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
     ヤン・ダーメン(ヴァイオリン) ホーコン・ストーティン(オーボエ)
   モーツァルト 17. 演奏会用アリア「心配しなくともいいのです、愛する人よ」.K505
     エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ) マリア・クルチオ(ピアノ)

 Disc 21
   1957年2月7日(Disc 20の続き)
    ブラームス 1. ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
    R.シュトラウス 2. 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op.28
   1954年6月26日(ボーナス・トラック/初正規盤)
    モーツァルト 2. ドン・ジョヴァンニ序曲
    メンデルスゾーン 4-6.ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64
      ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)、ハーグ・レジデンティ管弦楽団

 Disc22 1957年2月21日 (初CDコンサート全収録)
   メンデルスゾーン 1. フィンガルの洞窟序曲Op.26
   ストラヴィンスキー 2-4. 三楽章の交響曲
   シューベルト 5-8. 交響曲第4番ハ短調D417
   ワーグナー 9. ニュルンベルクのマイスタージンガーより序曲

 Disc 23 1957年5月19日(初正規盤)
   ベートーヴェン 1-6.ミサ・ソレニムス ニ長調Op.123
     エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)、ナン・メリマン(メゾソプラノ)、
     ヨーゼフ・シマンディ(テノール)、ハインツ・レーフス(バス=バスバリトン)、
     アムステルダム・トーンクンスト合唱団(合唱指揮:トーン・フランケン)、ヤン・ダーメン(ヴァイオリン)

 Disc 24 1961年6月22日(初CDコンサート全収録)
   グルック 1. シャコンヌ~「オルフェオとエウリディーチェ」
   クレンペラー 2-3. 交響曲第1番(全2楽章)
   ブルックナー 4-7. 交響曲第6番イ長調WAB106(1890年ハース版)

 クレンペラー指揮コンセルトヘボウ管弦楽団(24SACD)。
 伝説的アムステルダム・コンサート1947-1961、正規音源からSACD化!

 充実の大規模解説&日本語訳付きで資料としても貴重!

 輸入盤・日本語帯・解説付


 
 クレンペラー指揮コンセルトヘボウ管弦楽団(24SACD)。
 伝説的アムステルダム・コンサート1947-1961、正規音源からSACD化!

 充実の大規模解説&日本語訳付きで資料としても貴重!

 輸入盤・日本語帯・解説付



 音質条件を考慮に入れなければ、クレンペラーの最も高水準な演奏を聴くことができるのはコンセルトヘボウ管弦楽団との録音だというのは、以前からよく語られることでした。

 しかし、実際には、音質の問題もあってマニア以外にはあまり顧みられることは無く、クレンペラーの代表作は最晩年のフィルハーモニア管弦楽団との録音、とされてきたのはご存知のとおりです。
 確かに最晩年のフィルハーモニア管弦楽団とのスタジオ録音は録音史に残る至宝です。
 ただ、長きに渡って歌劇場やコンサートホールで指揮して生計を立てていたクレンペラーの音楽は、本来はもっと生気に富む力強いものでした。
 その点で、生命感あふれるコンセルトヘボウ管弦楽団とのライヴ録音のほうが、クレンペラーの本質を聴くという意味では優れているといっていいのではないでしょうか。

 1958年まで、クレンペラーのコンセルトヘボウ管弦楽団への客演回数はかなりの数に達していました。
 しかし翌1959年にクレンペラーがフィルハーモニア管弦楽団の終身指揮者に就任すると、コンセルトヘボウ管弦楽団への客演回数は激減、そして1964年にフィルハーモニア管弦楽団が自主運営組織になると、以後、クレンペラーがコンセルトヘボウ管弦楽団を指揮することは無くなります。そうなるといつしかクレンペラーとコンセルトヘボウ管弦楽団との関係性は人々の記憶から薄れていってしまいます。

 そうしたなか、今回、それらクレンペラー絶頂期のコンセルトヘボウ管弦楽団との演奏を、正規音源で、しかもSACD でまとめて聴くことが可能になったわけです。
 ひょっとするとこのボックスの登場によって、人々のクレンペラーに対する意識は変わってしまうかもしれません。
 それくらいこのボックスの登場の意味は大きいといえます。

 これはクラシック・ファンにとって大きな大きな事件となりそうです。


 ただキング・インターナショナルの国内企画ですので完売が怖いです。
 これは早めに手に入れておいたほうがいいでしょう。


 



1885年5月14日 ブレスラウ(現在のポーランド・ヴロツワフ)に生まれる。
      4歳の時にハンブルクに移り、同地で少年時代を過ごす。母親にピアノの手ほどきを受け、フランクフルトのホッホ音楽院で学ぶ。
      ベルリンに移ってからはクリントヴォルト=シャルヴェンカ音楽院、その後シュテルン音楽院で作曲・指揮・ピアノを専攻。
      ここでプフィッツナーに師事している。
1906年 オスカー・フリートの代役として指揮者デビューを果たす。
1907年 グスタフ・マーラーの推挙を受け、プラハのドイツ歌劇場の指揮者になる。
      以後、ハンブルク、ストラスブール、ケルン、ヴィースバーデンの歌劇場で指揮者を務める
1919年 ケルン歌劇場のオペラ歌手ユダヤ系のヨハンナ・ガイスラーと結婚。
1921年 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団デビュー
1927年 ウンター・デン・リンデン国立歌劇場付属のクロル歌劇場の監督に就任。
1931年 ドイツ経済の急速な悪化とナチスの台頭により劇場閉鎖。
1933年 ナチス政権樹立に伴い、スイスを経由しアメリカ合衆国へ亡命する。
1933~39年 ロサンゼルス・フィル音楽監督
      アメリカ各地のオーケストラに客演し、ピッツバーグ交響楽団の再建にも関与する。
1939年 脳腫瘍に倒れ、言語障害や身体の麻痺などの後遺症。ロサンゼルス・フィルの音楽監督の座を失う。
      この病をきっかけに躁鬱病も悪化、奇行が目立つようになる。
1947~50年 ブダペスト国立歌劇場音楽監督
      3年後にハンガリー社会主義労働者党政権と衝突して辞任。
1951年 コンセルトヘボウ管弦楽団にたびたび客演。

1950~53年 モントリオール交響楽団音楽監督
      モントリオール空港でタラップから転落して左大腿骨頸部ほか数か所を複雑骨折。
      北米VOXレコードとレコーディングを重ね、世界各地のオーケストラに客演。
1952年 ロンドンでの客演が英国EMIのプロデューサーであるウォルター・レッグに感銘を与え、EMIとレコード契約を交わす。
      アメリカで共産主義活動、さらにナチ疑惑までかけられてパスポート更新拒否処分、出国不能に。
1954年 出国可能になり西ドイツ国籍を取得するがチューリヒに移る。
1955~57年 コンセルトヘボウ管弦楽団にたびたび客演。

1958年9月 寝室で寝タバコのまま寝込んで大やけどを負い、その後一年近く治療に専念する
1959年8月 EMIと終身レコーディング契約。元気になる。
1965~64年 フィルハーモニア管弦楽団首席指揮者。
1964年 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団首席指揮者兼名誉総裁。
1972年1月 演奏活動から引退を表明、同年末にはレコーディング活動からも引退。
1973年7月6日 チューリヒで没

 





<メジャー・レーベル>
.

DG


《ミッシャ・マイスキー~ドイツ・グラモフォン録音全集》

4860305
(44CD)
\16500→\15490

 30年を超えるマイスキーの録音のすべてを集めたCD44枚組BOX限定盤

 ドイツ・グラモフォンの専属アーティストとして、ミッシャ・マイスキーは30年以上、ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、イスラエル・フィル、ロンドン交響楽団、パリ管弦楽団、オルフェウス室内管弦楽団、ヨーロッパ室内管弦楽団などのオーケストラ、そしてもちろん長年パートナーを務めてきたマルタ・アルゲリッチなどとともに、40を超えるレコーディングを行っています。
 ドイツ・グラモフォンではフィリップス録音も加えて、マイスキーの全録音をCD44枚組BOX限定盤で発売します。その中心はチェロのレパートリーですが、あまり知られていない作品やチェロへの編曲も含まれています。
 世界初発売となる録音もあります(成田為三の『浜辺の歌』、『五木の子守唄』、Yun-Joon Kimの『Elegie』)。

 マイスキーが1984年と1999年に録音したJ.S.バッハの無伴奏チェロ組曲、1990年のアルバム『Meditation』(CD 38)、マルタ・アルゲリッチとのグラミー賞ノミネートのデュオ・アルバム、マイスキーが8パートを一人で多重録音したヴィラ=ロボスの『ブラジル風バッハ』など、話題の録音も収められています。

 ブックレットにはマイスキーがドイツ・グラモフォンのディスコグラフィや共演者について語ったインタビューが掲載されています。
 
《ミッシャ・マイスキー~ドイツ・グラモフォン録音全集》
《CD 1》
J.S.バッハ:
 1-6) 無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007、7-12) 無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調BWV1010、
  13-18) 無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調BWV1011
【録音】1984年10月、バンベルク/

《CD 2》
 J.S.バッハ:1-6) 無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV1009、7-12) 無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調BWV1008、
  13-18) 無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調BWV1012
【録音】1984年10月、バンベルク/

《CD 3》
J.S.バッハ:1-6) 無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007、7-12) 無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調BWV1008、
  13-18) 無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調BWV1012
【録音】1999年7月、ベルギー/

《CD 4》
J.S.バッハ:1-6) 無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV1009、7-12) 無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調BWV1010、
  13-18) 無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調BWV1011
【録音】1999年7月、ベルギー/

《CD 5》
J.S.バッハ:1-4) ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第1番ト長調BWV1027、5-8) ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第2番ニ長調BWV1028、
  9-11) ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第3番ト短調BWV1029
 【演奏】マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)【録音】1985年3月、ミュンヘン/

《CD 6》
1-32) J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988(D.シトコヴェツキーによる弦楽三重奏編)
 【演奏】ジュリアン・ラクリン(ヴァイオリン)、今井信子(ヴィオラ)
【録音】2006年2月、ドレスデン/

《CD 7》
ベートーヴェン:
 1-13) モーツァルトの『魔笛』から「娘か女か」の主題による12の変奏曲Op.66(チェロとピアノのための)、
 14-17) チェロ・ソナタ第1番ヘ長調Op.5 No.1、18-20) チェロ・ソナタ第2番ト短調Op.5 No.2、
 21-28) モーツァルトの『魔笛』から「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲WoO46
 【演奏】マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
【録音】1990年4月、ブリュッセル/

《CD 8》
 ベートーヴェン:
  1-4) チェロ・ソナタ第3番イ長調Op.69、5-8) チェロ・ソナタ第4番ハ長調Op.102 No.1、
  9-12) チェロ・ソナタ第5番ニ長調Op.102 No.2、
  13-24) ヘンデルのオラトリオ『ユダス・マカベウス』から「見よ、勇者の帰還を」の主題による12の変奏曲WoO45
   【演奏】マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
【録音】1992年12月、オランダ、ナイメーヘン/

《CD 9》
ヴィヴァルディ:
 1-3) チェロ協奏曲イ短調RV418、4-6) チェロ協奏曲ロ短調RV424、
 7-9) チェロ協奏曲ハ短調RV401、10) チェロ協奏曲イ短調RV422より第2楽章、
ボッケリーニ:
 11) 弦楽五重奏曲ホ長調Op.13 No.5よりメヌエット、
 12-14) チェロ協奏曲第6番ニ長調G.479、15-17) チェロ協奏曲第7番ト長調G.480
   【演奏】オルフェウス室内管弦楽団
   【録音】1994年5月、アメリカ、パーチェス/

《CD 10》
1-4) ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番ト短調Op.25、
5-8) シューマン:幻想小曲集Op.88
  【演奏】マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)、ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)、ユーリ・バシュメット(ヴィオラ)(1-4)
  【録音】2002年2月、ベルリン/
《CD 11》
ブラームス:
 1-3) チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38、
 4) 五月の夜Op.43 No.2(『4つの歌』より)、5) 愛の歌Op.71 No.5、6) 夏の夕べOp.85 No.1、7) 月の光Op.85 No.2、
 8) 野の寂しさOp.86 No.2、9) 夢にさまよう人Op.86 No.3、10) 死は冷たい夜Op.96 No.1、11-14) チェロ・ソナタ第2番ヘ長調Op.99
 【演奏】パヴェル・ギリロフ(ピアノ)
【録音】1998年1月、ドイツ、ヴィースロッホ/

《CD 12》
ブラームス:
 1) ひばりの歌Op.70 No.2、2) サッフォー風頌歌Op.94 No.4、3) 調べのように私を通り抜けるOp.105 No.1、
 4) もうおまえのところには行かないOp. 32 No.2、5-7) 4つの厳粛な歌Op.121(抜粋)、8) 荒れ野を越えてOp.86 No.4、
 9) 愛のまことOp.3 No.1、10) 私の眠りはますます浅くなりOp.105 No.2、
 11-13) ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78『雨の歌』(チェロとピアノ編)、14) 余韻Op.59 No.4
 【演奏】パヴェル・ギリロフ(ピアノ)
 【録音】1996年1月、スイス/

《CD 13》
1-3) ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調Op.104、
4) ブロッホ:ヘブライ狂詩曲『シェロモ』
 【演奏】レナード・バーンスタイン(指揮)イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
 【録音】1998年6月、テルアヴィヴ(ライヴ)/

《CD 14》
1-4) ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調Op.104、
5-18) R.シュトラウス:交響詩『ドン・キホーテ』Op.35
 【演奏】タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ)、ズービン・メータ(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 【録音】2002年12月、ベルリン(ライヴ)/

《CD 15》1-4) エルガー:チェロ協奏曲ホ短調Op.85、
5-12) チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲Op.33
 【演奏】ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)フィルハーモニア管弦楽団
【録音】1990年3月、ロンドン/

《CD 16》
ハイドン:
 1-3) チェロ協奏曲第1番ハ長調Hob.VIIb:1、
 4-6) チェロ協奏曲第2番ニ長調Hob.VIIb:2、7-9) ヴァイオリン協奏曲第4番ト長調Hob.VIIa:4(チェロによる演奏)
 【演奏】ヨーロッパ室内管弦楽団
 【録音】1986年10月、ウィーン/

《CD 17》
メンデルスゾーン:
 1-4) チェロ・ソナタ第2番ニ長調Op.58、 5-13) 協奏的変奏曲Op.17、14) 無言歌Op.109、15) 歌の翼にOp.34 No.2、
 16) 葦の歌Op.71 No.4(マイスキーによるチェロとピアノ編)、17) ズライカOp.34 No.4、
 18) 恋人の手紙Op.86 No.3、19) 5月のそよ風Op.62 No.1(『無言歌集』第5巻より)、
 20-22) チェロ・ソナタ第1番変ロ長調Op.45、23) 春の歌Op.62 No.6(『無言歌集』第5巻より)
 【演奏】セルジオ・ティエンポ(ピアノ)
 【録音】2002年2月、ミュンヘン/

《CD 18》
1-3) プロコフィエフ:交響的協奏曲Op.125、
4-5) ミャスコフスキー:チェロ協奏曲ハ短調Op.66
 【演奏】ミハイル・プレトニョフ(指揮)ロシア・ナショナル管弦楽団
 【録音】1995年11月、モスクワ/
《CD 19》
ラフマニノフ:
 1) エレジーOp.3 No.1(『幻想的小品集』より)、2) メロディOp.3 No.3(『幻想的小品集』より)、3) 夕暮れOp.21 No.3、
 4) 前奏曲Op.23 No.10、5) あなたは皆に愛されるOp.14 No.6、6) 何という苦しさOp.21 No.12、7-10) チェロ・ソナタ ト短調Op.19、
 11) オリエンタル・ダンスOp.2 No.2、12) 夜の静けさにOp.4 No.3、13) 夜は悲しいOp.26 No.12
   【演奏】セルジオ・ティエンポ(ピアノ)
   【録音】2006年6月(1-6, 11-13)、2005年6月(7-10)、ルガノ(ライヴ)/

《CD 20》
1) ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第1番ト短調『悲しみの三重奏曲』、
2-15) チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲イ短調Op.50『偉大な芸術家の思い出に』
 【演奏】ラン・ラン(ピアノ)、ワディム・レービン(ヴァイオリン)
 【録音】2009年8月、ドイツ/

《CD 21》
サン=サーンス:
1-3) チェロ協奏曲第1番イ短調Op.33、4) 白鳥(組曲『動物の謝肉祭』より)、5) アレグロ・アパッショナートOp.43、
6) ロマンス ヘ長調Op.36、7-11) チェロと管弦楽のための組曲Op.16、12-14) チェロ・ソナタ第1番ハ短調Op.32
 【演奏】オルフェウス室内管弦楽団(1-11)、ダリア・オヴォラ(ピアノ)(12-14)
 【録音】1997年3月、アメリカ、パーチェス(1-11)、1998年1月、ドイツ、ヴィースロッホ(12-14)/

《CD 22》
サン=サーンス:1-14) 動物の謝肉祭、15) チェロ協奏曲第2番ニ短調Op.119(抜粋)
 【演奏】マルタ・アルゲリッチ、ネルソン・フレイレ(ピアノ)(1-14)、ギドン・クレーメル、イザベル・ヴァン・クーレン(ヴァイオリン)(1-14)、
 タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ)(1-14)、ゲオルク・ヘルトナーゲル(コントラバス)(1-14)、
 イレーナ・グラフェナウアー(フルート)(1-14)、エドゥアルト・ブルンナー(クラリネット)(1-14)、オルフェウス室内管弦楽団(15)
 【録音】1985年4月、ミュンヘン(1-14)、1997年3月、アメリカ、パーチェス(15)/

《CD 23》
シューベルト:
 1-3) アルペジオーネ・ソナタ イ短調D821、4) 知りたがる男D795 No.6(『美しき水車小屋の娘』より)、
 5) ミニョンの歌「ただあこがれを知る者だけが」D877 No.4(『ヴィルヘルム・マイスター』より)、6) 幻D911 No.19(『冬の旅』より)、
 7) 辻音楽師D911 No.24(『冬の旅』より)、8) 夜と夢D827、9) 海辺にてD957 No.12(『白鳥の歌』より)、10) 音楽に寄せてD547、11) ますD550、
 12) セレナーデD957 No.4(『白鳥の歌』より)、13) 孤独な男D800、
 14) 水車職人と小川D795 No.19、15) 野ばらD257、16) 万霊節の連祷D343、17) 君こそは憩いD776
  【演奏】ダリア・オヴォラ(ピアノ)
  【録音】1996年1月、スイス/

《CD 24》
1-3) シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調D821、
シューマン:4-6) 幻想小曲集Op.73、7-11) 民謡風の5つの小品Op.102
 【演奏】マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)【録音】1984年1月、ラ・ショードフォン/

《CD 25》
シューベルト:
 1-4) 弦楽五重奏曲ハ長調D956、5-8) 弦楽三重奏曲変ロ長調D581、
 9-10) ヴェーベルン:チェロとピアノのための2つの小品
 【演奏】
 ギドン・クレーメル(1-8)、カヤ・ダンチョフスカ(1-4)(ヴァイオリン)、ジェラール・コセ(1-4)、
 今井信子(5-8)(ヴィオラ)、岩崎洸(チェロ)(1-4)、オレグ・マイセンベルク(ピアノ)(9-10)
 【録音】1982年7月、オーストリア(ライヴ)(1-4, 9-10)、1985年6月、オーストリア(5-8)/

《CD 26》
1-3) シューマン:チェロ協奏曲イ短調Op.129、4-6) ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲Op.102
 【演奏】ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)(4-6)、レナード・バーンスタイン(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1985年11月(1-3)、1982年9月(4-6)、ウィーン(ライヴ)/

《CD 27》
シューマン:
1-2) アダージョとアレグロ変イ長調Op.70、3-5) 幻想小曲集Op.73、6) 3つのロマンスOp.94より第1曲、
7-11) 民謡風の5つの小品Op.102、
12) おとぎの絵本Op.113より第1曲(マイスキーによるチェロとピアノ編)、
13-15) チェロ協奏曲イ短調Op.129
 【演奏】マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)(1-12)、オルフェウス室内管弦楽団(13-15)
 【録音】1999年12月、ブリュッセル(1-12)、1997年3月、アメリカ、パーチェス(13-15)/

《CD 28》
ショスタコーヴィチ:1-4) チェロ協奏曲第1番変ホ長調Op.107、5-7) チェロ協奏曲第2番ト長調Op.126
 【演奏】マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)ロンドン交響楽団
 【録音】1993年8月、ロンドン/

《CD 29》
1-5) ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番ホ短調Op.67、
6-20) チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲イ短調Op.50、
21) キーゼヴェッター:タンゴ・パセティーク
 【演奏】マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)、ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
 【録音】1998年5月、東京(ライヴ)/

《CD 30》
R.シュトラウス:1-3) チェロ・ソナタ ヘ長調Op.6、4) ロマンス ヘ長調、
ドヴォルザーク:5-8) ソナチネ ト長調Op.100、9) 4つのロマンティックな小品Op.75より第4曲、10) ロンド ト短調Op.94、
11) R.シュトラウス:明日!Op.27 No.4(『4つの歌』より)
 【演奏】パヴェル・ギリロフ(ピアノ)
 【録音】2008年4月、ハンブルク/
《CD 31》
チャイコフスキー:
 1-10) ロココの主題による変奏曲Op.33、11) レンスキーのアリア(歌劇『エフゲニー・オネーギン』より)、
 12) 夜想曲ニ短調Op.19 No.4、13) 弦楽四重奏曲第1番ニ長調Op.11より第2楽章、
 14-17) 弦楽六重奏曲ニ短調Op.70『フィレンツェの思い出』
  【演奏】オルフェウス室内管弦楽団
  【録音】1996年4月、アメリカ、パーチェス/

《CD 32》
1-7) ストラヴィンスキー:イタリア組曲(バレエ『プルチネッラ』より)、
8-11) プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調Op.119、12-16) ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調Op.40、
17-18) プロコフィエフ:ワルツ(バレエ『石の花』Op.118より)
 【演奏】マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
 【録音】2003年4月、ブリュッセル(ライヴ)/

《CD 33》
1-5) ショパン;チェロ・ソナタ ト短調Op.65、
6-9) フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調(チェロによる演奏)、
10-12) ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調、13-14) ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調Op.3
 【演奏】マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
 【録音】2000年11月、京都(ライヴ)/

《CD 34》
グリンカ:1-2) ひばり、3) あなたと共にいる楽しさ、4) 理由なく私を誘うな、5) 私はすばらしい一瞬を忘れない、
チャイコフスキー:6) 子守歌Op.16 No.1、7) ただ憧れを知る者のみがOp.6 No.6、
  8) 狂おしい夜Op.60 No.6、9) 夜Op.60 No.9、10) それは早春のことだったOp.38 No.2、
11) ダルゴムイシスキー:私は悲しい、
12) ムソルグスキー:涙、
13) ルビンシテイン:ロマンスOp.44 No.1(『ペテルブルクの夜会』より)、
リムスキー=コルサコフ:14) 流れたなびく雲が切れ切れになってOp.42 No.3、15) ニンフOp.56 No.1、16) 薔薇に魅せられた夜うぐいすはOp.2 No.2、
17) アレンスキー:火をつけないでOp.38 No.3、
18) キュイ:焼かれた手紙Op.33 No.4、
19) グラズノフ:願いOp.60 No.2(『6つのメロディ』より)、
ラフマニノフ:20) 乙女よ、私のために歌わないでOp.4 No.4、21) ここはすばらしい場所Op.21 No.7、22) ヴォカリーズOp.34 No.14、
23) グリリョーフ:私は退屈でもの悲しい、
24) 作者不詳(コズロフスキー編):私があなたにあった時
 【演奏】パヴェル・ギリロフ(ピアノ)
 【録音】2005年1月、ドイツ、エルマウ城(ライヴ)/

《CD 35》
フォーレ:1) 夢のあとにOp.7 No.1、2) 悲しみOp.6 No.2、3) 河のほとりOp.8 No.1、4) ゆりかごOp.23 No.1、
5) ビゼー:別れを告げるアラビアの女主人、
ラヴェル:6-7) 2つのヘブライの歌、8) むこうの教会へ(『5つのギリシャ民謡集』より)、9) ハバネラ形式のヴォカリーズ、
10) マスネ:エレジー、
11) ドビュッシー:美しい夕暮れ、
ショーソン:12) セレナードOp.13 No.2(『4つの歌』より)、13) 妻への讃歌Op.36 No.1、14) リラの花咲くころ、
15) アーン:いみじき時(『灰色の歌』より)、
デュパルク:16) ため息、17) 悲しき歌、18) 恍惚、
プーランク:
 19) ヴァイオリン(『気まぐれな婚約』より)、20) あなたはこんなふう(『メタモルフォーズ(変身)』より)、
 21) ハートのクイーン、22) セー(『ルイ・アラゴンの2つの詩』より)、23) 愛の小道
  【演奏】ダリア・オヴォラ(ピアノ)
  【録音】1999年5月、ハンブルク/

《CD 36》
1) J.S.バッハ:エア(管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068より)、
2) ヘンデル:Vouchsafe, O Lord(『デッティンゲン・テ・デウム』HWV283より)、
3) J.S.バッハ:アダージョ(『トッカータ、アダージョとフーガ』より)、
4) ボッケリーニ:メヌエット(弦楽五重奏曲ホ長調より)、
5) シューベルト:楽興の時第3番イ短調D780 No.3、
シューマン:6)ロマンス イ短調Op.94 No.1、7-8) アダージョとアレグロ変イ長調Op.70、
ショパン:9) 練習曲ホ短調Op.25 No.7、10) 夜想曲ロ短調Op.posth.、
11) サン=サーンス:アレグロ・アパッショナート ロ短調Op.43、
ドビュッシー:12) 月の光(『ベルガマスク組曲』より)、13) ミンストレル ト長調(『前奏曲集』第1巻より)(マイスキーによるチェロとピアノ編)、
14) ブロッホ:ニーグン(即興)(『バール・シェム』より)、
15) J.S.バッハ:コラール前奏曲『いざ来ませ、異邦人の救い主よ』BWV659
 【演奏】ダリア・オヴォラ(ピアノ)
 【録音】1993年4月、スイス/

《CD 37》
1) サン=サーンス:白鳥(『動物の謝肉祭』より)、
2) フォーレ:エレジーOp.24、
3) レスピーギ:アダージョと変奏、
4) ドヴォルザーク:森の静けさOp.68 No.5、
5) グラズノフ:ミンストレルの歌Op.71、
6) チャイコフスキー:夜想曲嬰ハ短調Op.19 No.4、
7) ブルッフ:コル・ニドライ(ヘブライの旋律)Op.47、
8) R.シュトラウス:ロマンス ヘ長調、
9) ハイドン:アダージョ・モルト(ヴァイオリン協奏曲第1番ハ長調Hob.VIIa:1より)
 【演奏】セミヨン・ビシュコフ(指揮)パリ管弦楽団
 【録音】1991年6月、パリ/

《CD 38》
1) グノー:アヴェ・マリア(J.S.バッハ:前奏曲第1番BWV846より)、
2) ヘンデル:ラルゲット(ヴァイオリン・ソナタ ニ長調HWV371より)、
3) リュリ:ガヴォット、
4) グルック:精霊の踊り(歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』より)、
5) メンデルスゾーン:無言歌Op.109、6) ショパン:前奏曲ロ短調Op.28 No.6、
7) シューベルト:アヴェ・マリアD839、8) シューマン:トロイメライ(『子供の情景』Op.15より)、
9) ブラームス:子守歌Op.49 No.4、10) ファリャ:ナナ(子守歌)(『7つのスペイン民謡』より)、
11) フォーレ:夢のあとにOp.7 No.1、12) マスネ:エレジー(悲歌)、
13) サン=サーンス:白鳥(『動物の謝肉祭』より)、
14) ラヴェル:ヴォカリーズ―ハバネラ形式のエチュード)、
15) カザルス:カタロニア民謡、
16) チャイコフスキー:夜想曲ニ短調Op.19 No.4、
17) ラフマニノフ:ヴォカリーズOp.34 No.14、
18) クライスラー:愛の悲しみ
 【演奏】パヴェル・ギリロフ(ピアノ)
 【録音】1987年10月、ノイマルクト/

《CD 39》
1) マーラー:アダージェット(交響曲第5番より)(マイスキーによるチェロとハープ編)、
J.S.バッハ:2)アダージョ(協奏曲ニ短調BWV974より)(マイスキーによるチェロとピアノ編)、3) ラルゴ(チェンバロ協奏曲第5番BWV1056より)、
4) モーツァルト:愛の喜びは露と消え(歌劇『魔笛』K.620より)(マイスキーによるチェロとピアノ編)、
5) サン=サーンス:あなたの声に私の心は開く(歌劇『サムソンとデリラ』Op.47より)、
6) マスネ:タイスの瞑想曲(マイスキーによるチェロとピアノ編)、
チャイコフスキー:7) 10月―秋の歌(『四季』Op.37より)、8) 感傷的なワルツOp.51 No.6、
スクリャービン:9) 練習曲第11番変ロ短調Op.8 No.11、10) ロマンス、
11) グリーグ:ソルヴェイグの歌(『ペール・ギュント』Op.23より)、
12) シューベルト:ノットゥルノ変ホ長調D897、
13) シューマン:アンダンテ・カンタビーレ(ピアノ四重奏曲変ホ長調Op.47より)、
14) ブラームス:アンダンテ(ピアノ四重奏曲第3番ハ短調Op.60より)
 【演奏】ソフィー・ハリンク(ハープ)(1)、リリー・マイスキー(2-12)、マルタ・アルゲリッチ(13, 14(ピアノ)、サーシャ・マイスキー(12)、
 ジャニーヌ・ヤンセン(13, 14)(ヴァイオリン)、ジュリアン・ラクリン(ヴィオラ)(13, 14)
 【録音】2017年9月、ベルギー(1-11)、2013年6月、ルガノ(ライヴ)(12)、2008年1月、ルツェルン(ライヴ)(13, 14)/

《CD 40》
1-6) ファリャ:スペイン民謡組曲(ムーア人の布地/アストゥリアス地方の歌/ホタ/子守歌/歌/ポーロ)、
グラナドス:7) 間奏曲(歌劇『ゴイェスカス』より)、8) オリエンタルOp.37 No.2(『スペイン舞曲集』より)、9) アンダルーサOp.37 No.5、
10) サラサーテ:プライェーラOp.23 No.5(『スペイン舞曲集』より)、
11) アルベニス:タンゴOp.165 No.2(組曲『スペイン』より)、
12) カサド:愛の言葉、
13) ラヴェル:ハバネラ形式のヴォカリーズ、
14) ファリャ:スペイン舞曲第1番(歌劇『はかなき人生』より)、
15) アルベニス:コルドバOp.232 No.4(『スペインの歌』より)、
16) ファリャ:火祭りの踊り(バレエ『恋は魔術師』より)、
17) 作者不詳:鳥の歌、
18) シチェドリン:アルベニス風にOp.52
 【演奏】リリー・マイスキー(ピアノ)
 【録音】2011年3月、ドイツ、エルマウ城/

《CD 41》
1-5) ブリテン:チェロ・ソナタ ハ長調Op.65、
6) ブロッホ:祈り(『ユダヤ人の生活』より)、
7-12) バルトーク:ルーマニア民俗舞曲、
13) ストラヴィンスキー:ロシアの乙女の歌、
14) プロコフィエフ:百合の花を手にした娘たちの踊りOp.64 No.49(バレエ『ロメオとジュリエット』より)、
15) ショスタコーヴィチ:アダージョOp.39 No.4(バレエ『明るい小川』より)、
16) ピアソラ:グラン・タンゴ、
ヴェーベルン:17-18) チェロとピアノのための2つの小品、19-21) ピアノとチェロのための3つの小品Op.11、
22-23) メシアン:『世の終わりのための四重奏曲』より第5楽章&第8楽章
 【演奏】リリー・マイスキー(ピアノ)
 【録音】2016年2月、ドイツ、エルマウ城(ライヴ)/

《CD 42》
1) ヴィラ=ロボス:『ブラジル風バッハ』第1番より第2楽章、2-5) ユスポフ:チェロ協奏曲
 【演奏】ベンジャミン・ユスポフ(指揮)ルツェルン交響楽団
 【録音】2017年9月、ワーテルロー(1)、2008年1月、ルツェルン(ライヴ)(2-5)/

《CD 43》
ミッシャ・マイスキーのインタビュー
 【録音】2003年12月、イギリス/

《CD 44》
1-3) ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第5番ニ長調Op.70 No.1『幽霊』、
4) ショパン:チェロ・ソナタ ト短調Op.65 より第3楽章、
5) 成田為三:浜辺の歌、
6) 伝承曲:五木の子守唄、
7) オッフェンバック:ジャクリーヌの涙Op.76 No.2(『森のハーモニー』より)、
8) Yun-Joon Kim:Elegie、
Young-Sub Choi:9) Let me live amid nature、
10) Longing for Mt. Kum-Gang
 【演奏】マルタ・アルゲリッチ(1-4)、ダリア・オヴォラ(5-10)(ピアノ)、ジュリアン・ラクリン(ヴィオラ)(1-3)
 【録音】2007年7月、スイス(ライヴ)(1-3)、1995年5月、ミラノ(4)、1994年11月、ベルリン(5, 6, 9, 10)、1996年1月、ドイツ(7, 8)



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DECCA



4819120
(2CD)
\2300→\2090
まだ少年だと思っていたが、もう23歳だった!
 《ニュウニュウ~FATE&HOPE》~運命、悲愴、月光

 1)ベートーヴェン/リスト編曲:交響曲第5番《運命》 ピアノ・ソロ版
 2)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 Op.13 《悲愴》
 3)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27 No..2 《月光》
 4)ニュウニュウ:HOPE(希望)
ニュウニュウ(ピアノ)

 ニュウニュウ、デッカ録音第2弾は『悲愴』『月光』に『運命』をカップリング!
 
 交響曲第5番『運命』のリスト編曲ピアノ版と「悲愴」「月光」ソナタをカップリングしたスリリングなベートーヴェン・アルバム。
 
 ニュウニュウの魅力的な新作「Hope」がアルバムに華を添えています。

 かつてピアノ界の神童として世界に名を轟かせたニュウニュウが着実に歩みを進め、精彩を放つベートーヴェン演奏を聴かせてくれます。
 
 https://www.youtube.com/watch?v=EDGtlCKAJrY
 
 録音:2020年 香港
 
 ニュウニュウ Niu Niu:
  ■本名、張勝量(Zhang Shengliang)。1997年中国福建省厦門(アモイ)の音楽一家に生まれる。3歳で才能の片鱗を見せ始め、音楽教師の父より手ほどきを受ける。2003年8月、6歳になった直後にデビューコンサートを行い、モーツァルトのピアノ・ソナタやショパンのエチュードを演奏。8歳で上海音楽院に史上最年少で入学。その後ニューイングランド音楽院等を経て、2018年ジュリアード音楽院(米国)卒業。

  ■2007年最年少で国際クラシックレーベルのEMIクラシックス(現ワーナークラシックス)と専属契約を結ぶ。2008年デビューアルバム『ニュウニュウ・プレイズ・モーツァルト』、2010年『ショパン:エチュード全集』、2012年『リスト・トランスクリプションズ』等を連続リリース。2016年にはヤツェク・カスプシク指揮ワルシャワ・フィルハーモニック演奏でラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番、パガニーニの主題による狂詩曲をリリースしている。2017年ユニバーサル・レコードと専属契約を締結。
 2018年9月デッカより「リスト:ピアノ・ソナタ ~ヴィルトゥオーゾ&ロマンティック・ピアノ作品集」をリリースし、レコード芸術(18年11月号)で<特選盤>に選ばれた。

  ■近年は、プラハの「ドヴォルザーク・フェスティバル」にてチェコフィル(指揮:イルジー・ビエロフラーヴェク)、ワルシャワ国立フィル(指揮:ヤツェク・カスプシク)、上海交響楽団(指揮:ムーハイ・タン)等と共演。2016年8月には1カ月で中国国内16都市を回るリサイタルツアーを実施して、大成功を収めた。

  ■日本においては、2009年10月弱冠12歳でサントリーホール(東京)、ザ・シンフォニーホール(大阪)でデビュー。共にホールのリサイタル最年少記録を更新した。翌年には初のリサイタルツアーで大きな成功を収めた。2011年9月、佐渡裕指揮兵庫芸術文化センター管弦楽団の定期演奏会にてショスタコーヴィチ作曲「ピアノ協奏曲第1番」、ラフマニノフ作曲「パガニーニの主題による狂詩曲」を演奏し好評を博す。
テレビアニメ『ピアノの森』(NHK)で中国人ピアニスト パン・ウェイの演奏を担当。



これが第1弾
中国ローカル発売

4816899
\2600
《牛牛~リスト、ショパン、シューベルト、メンデルスゾーン》
 1) メンデルスゾーン:ロンド・カプリチオーソ Op.14
 2) ショパン: 即興曲第2番 嬰ヘ長調 Op. 36
 3) ショパン: 即興曲第3番 変ト長調 Op.51
 4) リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
 5) シューベルト:即興曲 変ト長調 D899 No.3
 6) リスト:ウィーンの夜会 S427-6
牛牛(Niuniu) ピアノ
 ニュウニュウ デッカ・デビュー盤!

 わずか10歳で衝撃のEMIデビューを果たしたニュウニュウ。精悍な青年ピアニストに成長した彼は、現在NHKで放映中のアニメ「ピアノの森」の中で中国人ピアニスト、パン・ウェイ役のピアノ演奏を担当しています。そして、リスト:ロ短調ソナタをメインに据えた当盤でDECCAよりデビュー!

録音:2018年


 




<国内盤> 

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オクタヴィア・レコード



OVCL-00730
(SACD Hybrid)
\3520
飯森範親(指揮)&山形交響楽団
 ブルックナー:ミサ曲 第3番 ヘ短調 WAB28
飯森範親(指揮)
山形交響楽団
山響アマデウスコア
梅津 碧(ソプラノ)
在原 泉(アルト)
鏡 貴之(テノール)
鈴木 集(バリトン)

 山響ブルックナー宗教曲シリーズ
 敬虔な作曲家の信仰心が凝縮した傑作にして大作!

 飯森範親&山響によるブルックナーの宗教曲を取り上げる演奏会シリーズ。ライヴCD第1弾は、ソリストと合唱、オーケストラのために書かれた大傑作「ミサ曲第3番」です。この曲に込められた敬虔な精神と神秘性を描き出した演奏。充実したオーケストラの響きは、真摯な姿勢で向き合う飯森と山響の深い関係性の賜物といえるでしょう。
 数々の演奏会で共演している山響アマデウスコアの合唱、東北出身のソリストにもぜひご注目ください。

 2020年2月15-16日 山形テルサホールにてライヴ収録
 
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OVCT-00183
(SACD Hybrid)
\3520
フランスの夜会/黒沼 香恋(ピアノ)
 ラヴェル: ピアノ協奏曲 ト長調 ※
 ドビュッシー: 月の光 *
 ラヴェル: ラ・ヴァルス、亡き王女のためのパヴァーヌ
 プーランク: ナゼルの夜会
黒沼 香恋(ピアノ)
大友 直人 (指揮)※
東京交響楽団 ※

 今新星として注目を浴びる若手ピアニスト、黒沼香恋のファースト・アルバムの登場です。すでに数々のコンクールで入賞を重ね、幅広く演奏活動を展開しています。
 中でも2020年3月、コロナ禍の中開催され、視聴者10万人超を記録した「観客のいない音楽会」ではソリストとしてラヴェルのピアノ協奏曲を披露。
 CD「Live fromMuza!」(OVCL-00726)として発売され、多くの賛辞が寄せられました。当盤にはそのラヴェルのピアノ協奏曲に加え、ドビュッシー、ラヴェル、プーランクの名作を新たに収録。
 黒沼自身「魅惑的な色の世界を見せてくれる万華鏡」と語る、美しきフランス・エスプリの世界を存分にお楽しみください。

 2020年3月6、8日 ミューザ川崎シンフォニーホール にて収録(※*)
 2020年12月17-18日 埼玉・富士見市民文化会館(キラリふじみ)にて収録


 下記ライヴ・アルバムのラヴェルのコンチェルトが、今回の新譜に入っている。


まさかの黒沼香恋
全然期待しないで聴き始めたら突然ラヴェルのピアノ協奏曲が始まった。
ピアニストが誰かも知らずに聴いていたのだが、その打鍵のすさまじさ、歯切れのよさ、抜群の音楽性にびっくりして名前を見ると
黒沼香恋
と書いてある。てっきりアイドル・ピアニストかと思ったら超本格派、超・超本格派だった!失礼しました!
そりゃあ、Extonがあわててソロ・アルバムを出すのもわかる。

ちなみに大友直人のサン=サーンスもなかなかの熱演。

OVCL00726
(SACD Hybrid)
\3520
「観客のいない音楽会」
 1. ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 L.86
 2. ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
 3. サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調 Op.78『オルガン付き』
黒沼香恋(ピアノ:2)
大木麻理(オルガン:3)
東京交響楽団
大友直人(指揮)

 当盤は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、無観客で開催された「ミューザ川崎シンフォニーホール&東京交響楽団 名曲全集第155回」の録音です。
 「観客のいない音楽会」と題し、「ニコニコ生放送」にて生中継で配信された映像は、視聴者数10万人超を記録し、大きな話題となりました。
 リハーサルから録音に入り、充実したマイキングによるレコーディングで、オルガンの深みのある壮大な響きや、繊細なピアノの音色など、会場の臨場感が鮮やかに再現されています。
 ぜひ、配信ライヴの高揚をもう一度、高音質ディスクでお楽しみください。


2020年3月6,8日神奈川県、ミューザ川崎シンフォニーホール ステレオ/無観客ライヴ


ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調―黒沼香恋(ピアノ)インタビュー
https://www.kawasaki-sym-hall.jp/blog/?p=12371


 
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OVCT-00185
(2CD)
\3300
90年代を代表する舘野泉の名盤、待望の復活
 シューベルト/後期ピアノ・ソナタ集 《2枚組》

シューベルト:
 ピアノ・ソナタ 第18番 ト長調 D894 「幻想」
 ピアノ・ソナタ 第19番 ハ短調 D958
 ピアノ・ソナタ 第20番 イ長調 D959
 ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960
舘野泉(ピアノ)

 90年代を代表する舘野泉の名盤、待望の復活
 
 舘野泉にとってシューベルトは、若いころから愛奏のレパートリーでありながら、録音には長い雌伏の歳月を経ねばなりませんでした。作品イメージが心の内に呼応し響き合うようになったという90年代の初頭、舘野が50代後半を迎える時期、あたかもワインの熟成を待っていたかのように花開くことになります。
 シューベルト天性の歌謡性を尊びながら、その胸奥に潜む光と影を一音一音に乗せ、無限に広がってゆく大河のような音楽が、ここにあります。
 今も舘野の名盤としてこの一枚を挙げるファンも多い、90年代の代表作です。
  
















5/5(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ACCENT

ACC 24372
(3CD)
¥3200
フランスのファゴット音楽集
 [CD1]
  ミシェル・コレット(1707-1795):
   ファゴットと通奏低音のためのソナタ集 Op.20(1766)より
    第5番、第1番、第3番
  ジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ(1689-1755):
   ファゴットと通奏低音のための5つのソナタ(1729)より
    第1番~第3番
   ふたつの低音楽器のための6 つのソナタ(1732)より 第2番
 [CD2]
  フランソワ・ドヴィエンヌ(1759-1803):
   ファゴットと通奏低音のための6 つのソナタ Op.24
 [CD3]
  エティエンヌ・オジ(1754-1813):
   「ファゴットの新しい教則本」(1803)より6つの大ソナタ
ダニー・ボンド(ファゴット)
リヒテ・ファン・デア・メール( チェロ)
ロベルト・コーネン(チェンバロ)

 バロック・ファゴットの名手によるフランス音楽集がセット化して再登場!

 録音:[CD1]1983年6月/ブリュッセル/47'57''、[CD2]1992年12月/ハーレム/50'43''、[CD3]2000年9月/ハーレム/69'49''

 ヨーロッパの主要な古楽アンサンブルで活躍しているアメリカのバロック・ファゴット奏者、ダニー・ボンドが1983年から2000年にかけて録音した3枚のフランス・アルバムをセット化。
 ファゴットが脚光を浴び始めた頃、バロック時代からモーツァルトの時代にかけての作品が楽しめます。
 ファゴットという楽器のルーツがフランスにあり、そこでは早くから名手たちによる独自のレパートリーが開発されていたことが分かる興味深い内容です。
 




HARMONIAMUNDI



HMM 905331
¥2800
世界のオルガン第1集「シチリアのオルガン」
 カステルブオーノ、サン・フランチェスコ教会(1547年、作者不詳)
  (1)マルコ・アントニオ・カヴァッツォーニ(1490頃-1560頃):リチェルカーダ
  (2)ピエトロ・ヴィンチ(1525-1584頃):Il gambaro con denaretto
  (3)カヴァッツォーニ:Madame vous aves mon cuor
  (4)アントニオ・ヴァレンテ(1520-1581):バッロ・ロンバルド
  (5)作者不詳:Pavan dan Vers
  (6)ジョヴァンニ・デ・マック(1548/50-1614):ストラヴァガンツェ第2番
  (7)ヴァレンテ:幻想曲
  (8)アントニオ・イル・ヴェルソ(1560頃-1621):バビロンの対位法
 
 アルカーラ・リ・フージ、聖パンタレオーネ教会(1666年、ジュゼッペ・スペラデオ制作)
  (9)ロッコ・ロディオ(1535-1615):リチェルカーダ第5番
  (10)ヴァレンテ:炎のような美しさ
  (11)ヴィンチ:ヴィンチ
  (12)セバスチャン・ラヴァル(1550 頃-1604): Ricercar del secondo tono, trasportato in quattro fughe d'accordo
  (13)ベルナルド・ストラーチェ(17世紀中頃):フォリア
 
 ノート、聖霊教会(1726年、パオロ・グリマルディ制作)
  (14)シジズモンド・ディンディア(1582頃-1629頃):O gioia de' mortali
  (15)バルトロメオ・モンタルバーノ(1598頃-1651):シンフォニア第2番「Zambiti」
 
 フィカッラ、聖マリア・アスンタ教会(1714年、アニバーレ・ロ・ビアンコ制作)
  (16)エルコーレ・パスクィーニ(16世紀中頃-1619):トッカータ第4番
  (17)デ・マック:ガリアルダ第1番
  (18)ジョヴァンニ・マリア・トラバーチ(1580 頃-1647):フランス風カンツォン第2番
  (19)パスクィーニ:BDHP
 
 レガルブート、聖バシリオ・マドーレ教会
  (1775-1782年、ドナート・デル・ピアノ制作【大オルガン】/18世紀頃、作者不詳【小オルガン】)*
   (20)パスクィーニ:トッカータ第3番
   (21)ルカ・マレンツィオ(1553頃-1599):Basti fin qui le pen'e i duri affanni
   (22)ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ(1525頃-1594):愛する者よ、あなたはすべてに美しい
   (23)ヴィンチェンツォ・ガッロ(1560 頃-1624):主は言われた
   (24)ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):カンツォン第4番
   (25)グレゴリオ・ストロッツィ(1615-1687):コレンテ
   (26)ディンディア:Forse avverra
   (27)ラヴァル:平和を与えたまえ
   (28)ストロッツィ:トッカータとパッサカリア
 アルノー・ド・パスクアル(オルガン)
 (14)(15)(26)ペリーヌ・ドヴィレール(ソプラノ)、(14)(15)(24)ジェローム・ファン・ワーベーケ(ヴァイオリン)、
 (21)(22)(24)サラ・デュビュス(コルネット)、(8)カミール・フラシェト(コルネット)、
 (21)(23)(24)(27)フランソワ・ゲルリエ(第2オルガン)
 *=大オルガン((20)-(25)(27)(28))、小オルガン((21)(23)(24)(26)(27))

 オルガン・ファン狂喜。ハルモニアムンディが世界のオルガン・シリーズを始動!第1弾はシチリアの歴史的オルガン。演奏は天才鍵盤奏者アルノー・ド・パスクアル!

 録音:(20)-(28)2019年12月&2020年1月、(14)-(19)020年1月、(9)-(13)2020年9月、(1)-(8)2020年10月-11月/シチリア州(イタリア)/DDD

 ハルモニアムンディが半世紀以上前にリリースした「ヨーロッパの歴史的なオルガン」。当レーベルの代表的な録音として知られますが、そのシリーズを上回る一大プロジェクト「世界のオルガン」シリーズが始動!記念すべき第1弾はシチリアです。

 イタリア、シチリア州には16世紀から18世紀に建造された歴史的オルガンが今もなお現存しておりその音色を守ってきました。
 当アルバムでは5 つの教会、計6つの歴史的オルガンの音色を十分に堪能できる内容。パイプオルガンが1台1台全く異なる個性を示し、その音色を今に伝える有形遺産をここに聴くことができます。

 演奏は天才鍵盤奏者アルノー・ド・パスクアル。ハルモニアムンディといえば、バンジャマン・アラールがJ.S.バッハの鍵盤のための作品全集録音を遂行中ですが、この「世界のオルガン」もまた注目のシリーズ開始といえましょう。
 ブックレット(仏・英・伊)には各オルガンの写真に加えて、オルガンのストップ表、ピッチ、修復年などの詳細を記載。資料的価値も高い内容です。

 
 
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HMM 902656
¥2800→\2590
ホロデンコ・プレイズ・チャイコフスキー
 チャイコフスキー:
  (1)ピアノ・ソナタ ト長調Op.37
  (2)ピアノ・ソナタ嬰ハ短調Op.80
  (3)「四季」~トロイカOp.37a の11
  (4)ロマンスOp.51の5
ヴァディム・ホロデンコ(ピアノ)
 ファツィオリ使用

 ホロデンコがチャイコフスキーに挑戦!難物ピアノ・ソナタに新たな名盤登場!!

 2019年9月/ファツィオリ・コンサート・ホール(サチーレ。イタリア)

 ハルモニア・ムンディ・レーベルでロシアのピアノ曲を精力的にリリースするヴァディム・ホロデンコ。最新盤はチャイコフスキー作品集。彼は数年来この企画を温め続け、満を持しての録音となりました。

 チャイコフスキーの「ピアノ・ソナタ ト長調」は名作「四季」と同じ作品番号を持ち、1878年に作曲されました。
 不幸な結婚から逃れてスイスで相方のヴァイオリニスト、コテクと楽しく過ごしながら回復し、ヴァイオリン協奏曲を作曲したのと同時期にあたります。
 長大で非常な難曲ですが、近年ロシアのピアニストたちが好んで録音するようになり、立て続けに名盤が誕生する作品となっています。

 チャイコフスキーにはもう1曲ピアノ・ソナタがあり、それもホロデンコの演奏で登場なのが大歓迎。Op.80という作品番号ながら、チャイコフスキーが学生時代に提出した初期作品。第3楽章スケルツォの主部が交響曲第1番「冬の日の幻想」の第3楽章に転用されていることも興味津々です。

 ホロデンコは銘器ファツィオリの豊かで明快な音色を駆使して充実の演奏を展開。フィルアップには「四季」でとりわけ有名な11月「トロイカ」と、あまり知られていない「ロマンス」が採り上げられています。
 「ロマンス」は「6つの小品Op.51」の第5曲。同じ曲集の第6 曲が名作「感傷的なワルツ」で、この曲もチャイコフスキーならではの美しい世界を堪能できます。
 




PAN CLASSICS



PC 10426
¥2100
カルロ・テッサリーニ(1690-1766):協奏曲とシンフォニア集
 『和声の対比』第1番 ニ長調
 5声の協奏曲 ホ短調 Op.1-1(ヴァイオリン、弦楽、通奏低音)
 グラン・シンフォニー第3番 ヘ長調
 新たな転調の技法
 5声の協奏曲 ニ長調 Op.1-4(ヴァイオリン、弦楽、通奏低音)
 5声の協奏曲 ニ長調(トラヴェルソ、弦楽、通奏低音)
 グラン・シンフォニー第5番 ト長調
フランチェスコ・バローニ(チェンバロ、指揮)
コンパーニャ・デ・ムジチ

 ヴィヴァルディの協奏曲を継承し古典派の交響曲に近づいた作曲家

 録音:2003年10月/リミニ

 カルロ・テッサリーニは18世紀初頭にイタリアで活躍したヴァイオリンの名手。ヴィヴァルディのもとで研鑽を積み、サン・マルコ寺院で長年ヴァイオリニストとして働いたとされ、またフランス、オランダ、イギリスなどへの大規模なコンサートツアーを行い、各地の出版社へ営業も惜しまなかったという人物で生前はで広くヨーロッパで知られていましたが、現在ではほとんど忘れ去られてしまっています。
 ヴィヴァルディ型のコンチェルトから、ギャラントな性格のグラン・シンフォニーまで、テッサリーニの知られざる作品に光を当てたアルバムです。
 




DA VINCI CLASSICS


C00375
¥2600
スペインの情熱とベヒシュタインのピアノの響きが融合!
 アルベニス:組曲《イベリア》第1巻
 モンポウ:《歌と踊り》より 第1番、第3番、第6番、第14番
 アルベニス:組曲《イベリア》第2巻
 ファリャ:アンダルシア幻想曲
アクセル・トロレセ(ピアノ/ベヒシュタイン)

 作曲家と故郷の結びつきから湧き出るインスピレーションが作品に与える生命力を見事に表現したスパニッシュ・プログラムを奏でるのは、ルイ・ロルティにも師事した1997年生まれのイタリア人ピアニスト、アクセル・トロレセ。
 イベリア半島の風景が目に浮かぶかのような鮮やかな演奏を繰り広げているアクセル・トロレセが選んだピアノはベヒシュタインのGRAND-CODA。
 ベヒシュタインのピアノの豊かな色彩感、立ち上がりの良いクリアな響きは、スペインの巨匠たちの音楽との相性抜群です!

 ※録音:2020年7月、ロンゴモゾ(イタリア)
 
 

C00377
¥2600
ヴィジョンズ ~ ピアノのための組曲
 ドビュッシー:版画
 ガブリエラ・マリアーニ:組曲《メディテラネア》
 プーランク:組曲《ナポリ》
 プロコフィエフ:束の間の幻影 Op.22
マリア・ガブリエラ・マリアーニ(ピアノ)

 ドビュッシー、プーランク、プロコフィエフといった歴史上の偉大な作曲家たちのビジョンを通して、多様な「音の印象」に沿った、深く繊細で印象的なプログラム。
 マリア・ガブリエラ・マリアーニは今作でも自作「メディテラネア」をプログラムに組み込むなど、作曲家としても活躍中のイタリアのコンポーザー=ピアニスト。
 その作品はドイツでのコンサートやイタリア、スイスの放送局で取り上げられています。

 ※録音:2020年6月、スタジオ・イ・ムジカンティ(ローマ、イタリア)
 
 

C00371
¥2600
トリオ・ディアギレフが、
 コンテンポラリー音楽のプロジェクトに参加!
  メロドラマ「オイディプス王」

   トタロ:
    朗唱と室内アンサンブルのためのメロドラマ
     《オイディプス王》
トリオ・ディアギレフ、
 ロベルト・パッサレッラ(バンドネオン)
ピエトロ・コンヴェルサーノ(朗読)
ルチア・フェラッティ(朗読)
マルチェロ・プレア(朗読)

 「ピアノ・デュオ+打楽器」という珍しい編成で様々な作品に取り組み、切れ味鋭いバルトークの「中国の不思議な役人」を繰り広げてくれたトリオ・ディアギレフが、コンテンポラリー音楽のプロジェクトに参加!
 メロドラマ「オイディプス王」は、イタリアの作曲家マリオ・トタロ(1962-)がギリシャ神話の登場人物、オイディプス王の物語を語り継ぐために考案した新しいスタイル。
 朗読を担当する3人の鬼気迫る説得力に加え、トリオ・ディアギレフのイヴァン・ガンビーニも打楽器とクラリネットの1人2役で大活躍しています。

 ※録音:2011年-2013年、オーディトリアム・S. ロッコ(セニガッリア、イタリア)
 
 

C00374
¥2600
ルメートル:アンサンブルのための作品集
 石碑
 クロノス ~ スティーヴン・ホーキング博士へのオマージュ
 LAPS/宇宙のリンク
 ル・モアレ
アカンサ・アンサンブル
アクロシェ・ノート・アンサンブル、他

 フランス、ノルマンディー地方のフェカン出身の作曲家ドミニク・ルメートル(1953-)によるアンサンブルのための様々な作品を集めたポートレートアルバム。
 2018年に他界したイギリスの理論物理学者、スティーヴン・ウィリアム・ホーキングへのオマージュとして捧げられた2019年の作品「クロノス」など2011年以降に作曲された5作品を収録しています。
 
 

C00106
¥2600
リヒテンタールの編曲を弦楽合奏版に、モーツァルトのレクイエム!
 モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626
  (ペーター・リヒテンタールの
   弦楽四重奏編曲に基づく弦楽アンサンブル版)
リアルキアンサンブル 

 リヒテンタールの編曲を弦楽合奏版に拡大!声なき声が響くモーツァルトのレクイエム!

 現在のブラチスラヴァで1780年に生まれ、本業は医者でありながらも豊かな音楽的才能を備えていたペーター・リヒテンタール(1780-1853)は、モーツァルトの音楽のよき理解者、編曲者としてもその名を知られていました。
 モーツァルトの長男カール・トーマス・モーツァルトからジュスマイヤー版の「レクイエム」の楽譜を入手したリヒテンタールは、この宗教曲の傑作中の傑作を「弦楽四重奏版」へと編曲。
 モーツァルトがその生涯の最後に遺した偉大なる音楽遺産の「歌詞」と声楽パートの「声」を封印し弦楽器による室内楽曲へと生まれ変わったリヒテンタール版の「レクイエム」は、崇高なる「声なき声」を聴かせてくれる貴重な機会であると言えるでしょう。

 リヒテンタールの「弦楽四重奏編曲」を「弦楽アンサンブル版」へと拡大して録音を行ったリアルキアンサンブルは、6本のヴァイオリン、2本のヴィオラ、2本のチェロ、1本のコントラバスによる11重奏を基本のスタイルとして2003年に結成されたイタリアの弦楽合奏団。
 イタリア、中でもパレルモを活動の拠点としながらスイスやオーストラリア、さらには南米ベネズエラなど世界各地で活動を展開しています。

 ※録音:2018年1月-2月、ソシエタ・ディ・クヮルテット・ディ・パレルモ・コンサート・ホール(イタリア)
 



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NAXOS



8.503301
(3CD)
¥3600
マルク・スーストロ&マルメ交響楽団
カミユ・サン=サーンス(1835-1921):交響曲全集

 【CD1】...8.573138
   1-4. 交響曲第1番 変ホ長調 Op. 2(1852)/
   5-8. 交響曲第2番 イ短調 Op. 55(1859)/9. 交響詩「ファエトン」Op. 39(1873)
 【CD2】...8.573139
   1-4. 交響曲第3番 ハ短調「オルガン付き」Op. 78(1886)/
   5-8. 交響曲 イ長調(1850頃)/9. 交響詩「オンファールの糸車」Op. 31(1871)
 【CD3】...8.573140
   1-4. 交響曲 ヘ長調「首都ローマ」(1856)/
   5. 交響詩「ヘラクレスの青年時代」Op. 50(1877)/6. 死の舞踏 Op. 40(1874)
 【CD1、2】カール・アダム・ランドストレム(オルガン)...1-4
 【CD3】マリカ・フェルツコー(ヴァイオリン)...6
 マルメ交響楽団、マルク・スーストロ(指揮)

 サン=サーンスの交響曲と言えば、壮麗なオルガンの響きが印象的な第3番が有名ですが、他の作品はほとんど耳にすることがありません。
 実は番号のついた作品は3曲しかなく、他は番号なしの曲が1曲と、コンクールのための作品「首都ローマ」、他、未完の2作品があるのみです。
 交響曲第1番は18歳の時の実験的な作品ですが、早熟な才能を開花させていた彼だけに、完成度の高さは群を抜いています。作曲技法が格段にあがった24歳の時の第2番も聴きどころの多い作品。演奏される機会も少ないのは残念です。
 「首都ローマ」は21歳の作品。最終楽章はまるでブラームスの交響曲第4番を先取りするかのようなパッサカリア風の変奏曲となっていたりと堅固な様式の中に伸びやかな旋律が息づいています。
 また15歳の時に書いた「交響曲イ長調」はモーツァルトやシューベルトの雰囲気を持つ若々しい作品です。

 幅広い作品を網羅するNAXOSのカタログですが、実はサン=サーンスの交響曲全集が加えられたのは2013年になってから。1987年のレーベル創設以来、実に25年以上を経てからのことになります。
 指揮者として白羽の矢が立てられたのはフランス作品のスペシャリスト、マルク・スーストロ。このシリーズでは未完の2曲の作品を省き3曲の交響詩と、よく知られる「死の舞踏」を併せて収録。
 サン=サーンスの管弦楽曲をじっくり味わうことができる好企画となっています。

 マルク・スーストロ(1949-):
  リヨン生まれ。トロンボーンとピアノを学んだ後、マヌエル・ロザンタールに指揮を師事。1975年、ブザンソン指揮者コンクールで優勝し国際的な注目を集めました。
  2011年から2019年までマルメ交響楽団の首席指揮者を務め、サン=サーンスのピアノ協奏曲やチェロ協奏曲もNAXOSに録音しています。特にフランス音楽と近現代音楽に定評あり。
 
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8.574288
¥1200
ペンデレツキ(1933-2020):弦楽四重奏曲第1番-第4番 他
 1. 弦楽四重奏曲第1番(1960)
 2. 弦楽四重奏曲第2番(1968)
 3. Der unterbrochene Gedanke 壊れた思考(1988) - Grave
 4-5. 弦楽三重奏曲(1990/1991改訂)
 6. 弦楽四重奏曲第3番
  「Leaves from an Unwritten Diary 書かれなかった日記のページ」(2008)
 7-8. 弦楽四重奏曲第4番(2016)
ティペット四重奏団
【メンバー】
 ジョン・ミルズ(第1ヴァイオリン)
 ジェレミー・イサーク(第2ヴァイオリン)...1-3,6-8
 リディア・ローンデス=ノースコット(ヴィオラ)
 ボジダル・ヴコティッチ(チェロ)

 録音 2020年7月18-19日 St John the Evangelist Church,Oxford, England(UK)

 20世紀を代表する作曲家ペンデレツキ。1960年代には「広島の犠牲者に捧げる哀歌」などトーンクラスターや微分音を用いた前衛的な作品を書いていましたが、次第に後期ロマン派の様式に傾倒し、21世紀の作品のほとんどは調性感のあるロマンティックな雰囲気を湛えています。
 作曲時期に50年以上の隔たりがある4曲の弦楽四重奏曲には、その作風の変遷がはっきりと表れており、前衛的な手法で書かれた第1番と、特殊奏法などは用いることなく、悲痛な弦の叫びで始まる第4番を聞き比べるだけでも、ペンデレツキの方向性の変化が感じられることでしょう。
 リゲティの影響が感じられる第2番、個人的な自伝ともいえる第3番も聴きごたえのある作品です。他には「壊れた思考」と名付けられた小品と、弦楽三重奏曲を収録。
 現代作品を得意とするティペット四重奏団による演奏です。
 
 

8.579087
¥1200
イェ・シャオガン(1955):峨眉山 他
 1. 峨眉山 Op. 74(2015-16)
   - ヴァイオリン、パーカッションとオーケストラのために
 2. グリーンマンゴーの香り Op. 42(1998-2014)
   - ピアノとオーケストラのために
 3. ラムラ・クオ Op. 69b(2014)
   - ヴァイオリンと弦楽合奏のために
 4. 岷山山脈の静寂 Op. 73(2015) - 弦楽合奏のために
ル・ウェイ(ヴァイオリン)...1
ダン・シュウ(ヴァイオリン)...3
フー・シェンナン(パーカッション)...1
タン・シヤオタン(ピアノ)...2
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団...1
ギルバード・ヴァルガ(指揮)...1
ラインランド=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団...2-4
シュテファン・マルツェフ(指揮)...2,4
フランク・オルー(指揮)...3

 録音RSNO Centre/New Auditorium of Glasgow Royal Concert Hall、Glasgow(UK) 2018年8月29日...1、Philharmonie, Ludwigshafen(ドイツ) 2016年12月19-23日...2,4 2014年10月27-31日...3

 現代中国の作曲家イェ・シャオガン。演奏会用の音楽だけではなく、数多くの映画音楽で権威ある賞を受賞するなど、その作品が高く評価されています。
 このアルバムに収録されている4曲は、どれも中国の自然と美しい風景を描いたもの。
 映画音楽が得意な作曲家らしく、高い描写力によるわかりやすい作風でそれぞれの曲を描いています。中国三大霊山の一つとして知られる聖地を描いた「峨眉山」はヴァイオリンと中国の伝統的な楽器の響きが融合した神秘的な作品。
 他には美しい旋律を奏でるヴァイオリンと弦楽合奏のための「ラムラ・クオ(チベットの聖なる湖)」、弦楽合奏のための穏やかな旋律による「岷山山脈の静寂」、超絶技巧から生まれるピアノの響きが印象的な「グリーンマンゴーの香り」の3曲を収録。イギリスとドイツのオーケストラが中国の優れた奏者たちを伴奏し、見事な音楽を奏でています。
 
 

8.551449
¥1200
カヴァナー・プレイズ・カヴァナー
 デイル・カヴァナー(1958-):ギター作品集
デイル・カヴァナー(ギター)
  1. Going Nowhere どこにも行かない/2. Briny Ocean ブリニー・オーシャン/
  3 Pieces 3つの小品
   3. I. Melissa メリッサ/4. II. Contemplation 熟考/5. III. A la Fueco ア・ラ・フエコ
  6. Impression I 印象 I/7. Impression II 印象 II
  Toronto 98 トロント98
   8. I. Gibson Avenue ギブソン・アヴェニュー/9. II. Bayberry Cresent ベイベリー・クレセント/
   10. III. Abbeywood Trail アビーウッド・トレイル
  11. Concert Etude I 演奏会用練習曲 I: Arpeggio Study アルペッジョの練習/
  12. Concert Etude II 演奏会用練習曲 II
  3 Preludes 3つの前奏曲
   I. Rubato - Flexible ルバート - 柔軟に/II. Gently rocking 優しく揺れて/III. Moderato モデラート
  16. Fundy ファンディ

 録音2020年1月12-13日 Wohnhof Iserlohn(ドイツ)...1,6,7、1998年7月28-29日 Toronto(カナダ)...3-5,16、2013年4月7-8日 Weimar(ドイツ)...2,8-15

 カナダ出身のギタリスト、デイル・カヴァナーのギター作品集。
 アマデウス・ギター・デュオの一員でもある彼女は、イタリアの作曲家ドメニコーニなどの新作の初演にも熱心ですが、同時に自身でも多数の作品を発表しており、その豊かな才能は世界中の注目を集めています。
 このアルバムは自身の作品だけを集めた最初の1枚であり、「トロント98」など彼女の個人的な生活から生まれた曲や、友人のために書かれた曲、そして、技術を磨くために書かれた「演奏会用練習曲」などが含まれています。
 名手がそっと一息入れたかのような、優しい響きを存分にお楽しみください。
 
  

8.559901
¥1200
ジョン.D.ゴッチュ(1950-): 日没/ユリエフスカヤ王妃 他
 1-7. 日没(2017)
 8-21. ユリエフスカヤ王妃(2018)
 
 ※世界初録音
チェン・フイファン(ヴァイオリン)...8-21
ディヴィッド・カルフーン(チェロ)...8-21
チェン・リーフェイ・ジェンキンス(ハープ)...8-21
南フロリダ交響楽団
セブリナ・マリア・アルフォンソ(指揮)

 録音 2020年3月10-11日 Rose and Alfred Miniaci Performing Arts Center, Nova Southeastern University,Ft. Lauderdale, Florida(USA)

 青春時代をフロリダで過ごしたという作曲家ジョン.D.ゴッチュ。湖の多い自然豊かなこの土地は、彼に自然への愛情の念を起こさせ、以降の作品にも大きな影響を与えました。
 「日没」はフロリダの豊かな自然を描写した映画音楽を思わせる華麗な筆致による作品。気候変動による脆弱性を含めた自然の持つ脅威も暗示された印象的な音楽です。
 「ユリエフスカヤ王妃」は全く対照的な作品。ロマノフ朝第12代ロシア皇帝アレクサンドル2世と エカチェリーナ・ドルゴルーコヴァ(ユリエフスカヤ)の最初の出会いから皇帝の暗殺までを描いたスリリングな組曲。
 ヴァイオリンとチェロ、ハープの旋律を主人公として、さまざまな事件を含みながら音楽が進行します。作曲家の心の故郷、南フロリダ交響楽団による渾身の演奏です。
 
 
8.573962
¥1200
MUSIC FROM THE PROMISED LAND 約束の地からの音楽
 現代イスラエルのマンドリンとギターのための作品集

  マルク・ラヴリー(1903-1967): 3つのユダヤの踊り Op. 192
   (G. ネスターによるマンドリンとギター編)(1945/2017編)
    1. 第1曲 シェール/2. 第2曲 イエメンの婚礼の踊り/3. 第3曲 ホラ
  パウル・ベン=ハイム(1897-1984): 3つの無言歌
   (G. ネスターによるマンドリンとギター編)(1952/2019編)
    4. 第1番 アリオーソ/5. 第2番 バラード/6. 第3番 セファルディの旋律
  7. ヤン・フリードリン(1944-): 東洋風パントマイム(2018)
  8. フリードリン: 湖を覆う霧(マンドリンとギター版)(1985/2018編)
  9-11. イェヘズケル・ブラウン(1922-2014):マンドリンとギターのためのソナタ(2004)
  12. イオセブ・バルダナシュヴィリ(1948-): 思い出(2017)
  13. オーレン・ロク(1988-): アハバ(2018)
  14. イッタイ・ローゼンバウム(1966-): マンドリンとピアノのための二重奏曲
   (G. ネスターによるマンドリンとギター編)(2006/2019編)
  
 世界初録音...7,12,13/このヴァージョンにおける世界初録音...1-6,8,14
 デュオ・マンタル
  【メンバー】
   ヤコブ・ロイヴェン(マンドリン)、
   アダム・レヴィン(ギター)

 録音 2019年10月15-18日 St. Paul's Church, Newmarket(カナダ)

 現代イスラエルで活躍する作曲家によるマンドリンとギターのための作品集。これらの中には、古代バビロニアのディアスポラ(離散したユダヤ民族)やイタリア、バルカン半島に住んでいたユダヤ系民族"ラディーノ"に伝わる音楽、おなじみのクレズマー(ユダヤ民謡をルーツに持つ音楽)、そして近代アメリカ音楽まで多岐にわたる影響を受けた曲が含まれています。
 伝統的なユダヤの旋律を用いたラヴリーとベン=ハイム、愛へのオマージュを歌うロク、ジャズ風の味わいを持つローゼンバウムなど、どこか哀愁漂う曲を奏でるのは、2017年にアメリカのギタリスト、レヴィンとイスラエルのマンドリン奏者ロイヴェンによって結成された「デュオ・マンタル」。
 ユダヤの歌を愛する彼らは、この楽器のデュオのためのレパートリーを増やすためにイスラエルの作曲家たちに作品を依頼すると同時に、彼ら自身も積極的にアレンジを行いヨーロッパ中で演奏活動を行っています。
 
 
8.660508
(2CD)
¥2400
スピリドン・サマラス(1861-1917):歌劇《ベル=イル嬢》(1903)
 全4幕 フランス語歌唱 ポール・ミリエ: 台本
 バイロン・フィデツィスによる再構築版(1991-95)
 【CD1】
  1-8. 第1幕/9-16. 第2幕
 【CD2】
  1. 間奏曲/2-10. 第3幕/11-20. 第4幕
 世界初録音
騎士オービニー/ラッキー I...アンゲロ・シモス(テノール)
リシュリュー公爵...タシス・クリストヤニス(バリトン)
オーモント侯爵/ラッキー II...
 パヴロス・マロプーロス(バス)
騎士オーヴレー...パンテリス・コントス(バリトン)
ガブリエル・ベル=イル嬢...マルタ・アラピス(ソプラノ)
ド・プリー侯爵夫人...マリーナ・クリロヴィチ(ソプラノ)
カヴァル合唱団(合唱指揮...ミハイル・ミルコフ)
パザルジシュコ交響楽団
バイロン・フィデツィス(指揮)

 録音 1995年6月16-22日 Municipal Theatre of Pazardzhik(ブルガリア)

 19世紀後半から20世紀初めにギリシャで活躍した作曲家スピリドン(スピロ)・サマラス。彼の名前が歴史に刻まれたのは、1896年、アテネで開催された第1回近代オリンピックにおける『オリンピック賛歌』の作曲家としてのことでした。
 一度演奏されただけで以降は忘れられてしまったものの、1958年に国際オリンピック委員会総会(IOC総会)の第54次総会が東京で開催された際、ギリシャで見つかったサマラスの手によるピアノ譜が届けられ、古関裕而がオーケストラ版に編曲したものをNHK交響楽団が演奏(指揮は山田一雄)、それからはこの古関編曲版が正式な『オリンピック賛歌』として認定され、式典などで演奏されています。
 そんなサマラス自身は、アテネで学んだ後、パリ音楽院でマスネの弟子として研鑽を積みました。その後イタリアへ行き歌劇作曲家として人気を博し、アテネに戻ってからも歌劇やオペレッタの作曲を続け高く評価されました。
 この歌劇《ベル=イル嬢》はアレクサンドル・デュマの戯曲を原作とした、ロマンティックで洗練された旋律が印象的な作品。
 全曲の総譜は残されていないため、指揮者フィデツィスが残された部分と、ピアノ・スコアから丹念に全曲を復元し、今回の演奏を行いました。
 ギリシャを代表する歌手たちが参加し、この世界初録音を盛り立てています。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2237
¥2700
クレンペラー&シュヴァルツコップ、マーラーの交響曲第4番
 マーラー:交響曲第4番 ト長調
オットー・クレンペラー(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
 
 クレンペラー&シュヴァルツコップの定番、マーラーの交響曲第4番、過去最高鮮度で復刻!2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ

 録音:1961年4月6、7、10、25日/キングズウェウイ・ホール(ロンドン)/ステレオ、日本語帯・解説付
 使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)/録音方式:ステレオ(録音セッション)

 ■制作者より
 クレンペラーとシュヴァルツコップによるマーラーの交響曲第4番は、定番としてあまりにも有名です。第4番はマーラーの交響曲の中でも小さい編成のためか、この録音は非常にバランス良く、空気感豊かに収録されています。そうした原音の持つ特徴を最忠実に再現、身震いするほどの透明感溢れるサウンドを実現しました。(平林 直哉)

<映像>


BELAIR CLASSIQUES(映像)

BAC197
(DVD)
¥3500
ケースマイケル&ローザスによる最新作
 『6つのブランデンブルク協奏曲』

  The Six Brandenburg Concertos
   6つのブランデンブルク協奏曲
ダンス: ローザス
【メンバー】
 Boštjan Antoncic、Carlos Garbin、
 Frank Gizycki、Marie Goudot、
 Robin Haghi、Cynthia Loemij、
 Mark Lorimer、Michael Pomero
 Jason Respilieux、Igor Shyshko、
 Luka Svajda、Jakub Truszkowski、
 Thomas Vantuycom、Samantha van 、
 WissenSandy Williams、Sue-Yeon Youn
ビー・ロック(B'Rock)オーケストラ
アマンディーヌ・ベイエ(指揮)

BAC497
(Blu-ray)
¥3500

 振付: アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル/音楽: ヨハン・セバスティアン・バッハ
 装置・照明デザイン: ヤン・フェルスウェイフェルト/衣装: アン・ダイスドラマトゥルギー: ヤン・ファンデンハウエ
 舞台助手: フェムケ・ヒェセリンク/音楽監修: ケース・ファン・ハウテンルイーズ・ナルボニ(映像監督)
 収録 2019年3月 パリ・オペラ座ガルニエ宮/収録時間:本編109分 字幕なし
 映像:16/9 NTSC All Region 片面2層(DVD、Blu-ray)、Full HD(Blu-ray)
 音声:PCM 2.0 & Digital Surround 5.1(DVD)、PCM 2.0 & DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)

 【ケースマイケル&ローザスによる最新作『6つのブランデンブルク協奏曲』】
 振付家アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルが主催するベルギーのダンス・カンパニー「ローザス」は、1983年の結成以来、音楽と舞踊の有機的な統合を目指した意欲的なコンテンポラリー・ダンス作品を次々と発表、世界的な注目を集めています。
 当初は女性4人のダンサーによるアンサンブルでスタートしましたが、近年は男性ダンサーも加え、更に魅力的なプロジェクトを展開。本映像に納められた「ローザス」の最新作は、バレエの殿堂パリ・オペラ座(ガルニエ宮)で上演されたヨハン・セバスティアン・バッハの音楽による『6つのブランデンブルク協奏曲』です。
 かつて「ローザス」結成前の1980年、ニューヨークに滞在した際、後に高い評価を得ることになるスティーヴ・ライヒの「ヴァイオリン・フェイズ」とともに「ブランデンブルク協奏曲」のリハーサルを行ったというケースマイケル。
 35年の時を経て、再びこの曲を取り上げた彼女は、バッハの多様な楽器編成とポリフォニックな音楽をスタイリッシュなダンスで視覚化するという斬新かつ洗練された舞台を創り上げています。
 フランス古楽界を牽引する女性バロック・ヴァイオリン奏者、アマンディーヌ・ベイエが指揮するビー・ロック(B'Rock)オーケストラの伴奏にも注目。しなやかで美しいバッハは、ダンサーの動きを華やかに彩ります。
 
 
BAC623
(3DVD)
¥4200
アレーナ・ディ・ヴェローナBOX Vol.2 《カルメン》《ナブッコ》《セビリアの理髪師》
 
ビゼー(1838-1875): 歌劇《カルメン》
   カルメン...エカテリーナ・セメンチュク(メゾ・ソプラノ)、ドン・ホセ...カルロ・ヴェントレ(テノール)、
   エスカミーリョ...カルロス・アルバレス(バリトン)、ミカエラ...イリーナ・ルング(ソプラノ)他、
   アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団&合唱団、ヘンリク・ナナシ(指揮)
   演出・舞台美術:フランコ・ゼッフィレッリ/収録 2014年6月
 
 ヴェルディ(1813-1901): 歌劇《ナブッコ》 日本語字幕付き

   ナブッコ...ゲオルグ・ガグニーゼ(バリトン)、イズマエーレ...ルーベンス・ペリッツァーリ(テノール)、
   ザッカリア...ラファウ・シヴェク(バス)、アビガイッレ...スザンナ・ブランキーニ(ソプラノ)ほか、
   アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団&合唱団、ダニエル・オーレン(指揮)
   演出・衣装デザイン:アルノー・ベルナール/収録 2017年8月
 
 ロッシーニ(1792-1968): 歌劇《セビリアの理髪師》 日本語字幕付き

   アルマヴィーヴァ伯爵...ドミトリー・コルチャック(テノール)、バルトロ...カルロ・レポーレ(バス)、
   ロジーナ...ニーノ・マチャイゼ(ソプラノ)、フィガロ...レオ・ヌッチ(バリトン)ほか、
   アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団&合唱団&バレエ団、ダニエル・オーレン(指揮)
   演出、舞台、衣装、照明:ウーゴ・デ・アナ/収録 2018年8月

BAC624
(3Blu-ray)
¥4200

 収録:アレーナ・ディ・ヴェローナ(ライヴ)
 収録時間:カルメン:159分、字幕: イタリア語・英語、仏語・ドイツ語、ナブッコ:137分、字幕: 日本語・イタリア語・英語、仏語・ドイツ語・スペイン語・韓国語、セビリアの理髪師: 162分、字幕: 日本語・イタリア語・英語、仏語・ドイツ語・スペイン語・韓国語
 映像:16/9 NTSC All Region 片面2層(DVD、Blu-ray)、Full HD(Blu-ray)
 音声:PCM 2.0 & Digital Surround 5.1(DVD)、PCM 2.0 & DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)

 ヴェローナの街の中心にある円形劇場「アレーナ」(世界遺産)で、毎年夏に開催される「アレーナ・ディ・ヴェローナ音楽祭」は、イタリアの夏の風物詩として大いに人気を集めています。
 このBOXには、巨匠ゼッフィレッリの目にも鮮やかな《カルメン》、アルノー・ベルナールのスカラ座のレプリカがヴェローナの舞台に載るという驚きの《ナブッコ》、ウーゴ・デ・アナによる巨大な迷路庭園がユニークな《セビリアの理髪師》、とアレーナの巨大な舞台を存分に生かした演出が見ものの3演目を収録。
 存在感溢れるカルメンを歌うエカテリーナ・セメンチュク、舞台を圧するスザンナ・ブランキーニ(アビガイッレ)、芸達者なレオ・ヌッチ(フィガロ)ら数多くの名歌手が活躍し、いずれも聴衆の熱狂ぶりがダイレクトに伝わって来る祝祭的な舞台を創り上げています。
 





5/4(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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ARCANA



A205
(9CD)
¥5200→\4790
新装再発売!バドゥラ=スコダ
 2回目のシューベルト・ソナタ全集
  オリジナルのフォルテピアノ5台を弾き分け
フランツ・シューベルト(1797-1828): ピアノ・ソナタ全集 (歴史的ピアノによる)
パウル・バドゥラ=スコダ(フォルテピアノ)
 【CD 1】 (使用楽器=a、b)
  1-3. ソナタ第1番 ホ長調 D157 ...a/4-7. ソナタ第9番 ロ長調 Op. posth. 147、 D575 ...a/
  8-11. ソナタ第2番 ハ長調 D279/346 ...b
 【CD 2】 (使用楽器=d)
  1-3. ソナタ第5番 変イ長調 D557/4-6. ソナタ第10番 ハ長調 D613/612/
  7-10. ソナタ第7番 変ホ長調 Op. posth. 122、D568
 【CD 3】 (使用楽器=e)
  1-4. ソナタ第6番 ホ短調 D566/506/5-8. ソナタ第14(15)番 ハ長調 「レリーク」 D840
 【CD 4】 (使用楽器=a、c)
  1-5. ソナタ第3番 ホ長調 (5つのピアノ曲) D459 ...a/6-9. ソナタ第15(16)番 Op. 42、 D845 ...c
 【CD 5】 (使用楽器=a、c)
  1-4. ソナタ第8番 嬰ヘ短調 D571/604/570 ...a/5-8. ソナタ第16(17)番 ニ長調 Op. 53、 D850 ...c
 【CD 6】 (使用楽器=d)
  1-3. ソナタ第4番 イ短調 Op. posth. 164、 D537/4-7. ソナタ第17(18)番 ト長調 「幻想」 Op. 78、 D894
 【CD 7】 (使用楽器=e)
  1-4. ソナタ第11番 ヘ短調 D625/505/5-8. ソナタ第18(19)番 ハ短調 D958
 【CD 8】 (使用楽器=c)
  1-3. ソナタ第13(14)番 イ短調 Op. posth. 143、 D784/4-7. ソナタ第19(20)番 イ長調 D959
 【CD 9】 (使用楽器=d)
  1-3. ソナタ第12(13)番 イ長調 Op. posth. 120、 D664/4-7. ソナタ第20(21)番 変ロ長調 D960

 使用楽器(バドゥラ=スコダのコレクションより):Donath Schofftos, Vienna, 1810年頃 ...a、Georg Hasska, Vienna, 1815年頃 ...b、Conrad Graf op. 432, Vienna, 1823年頃 ...c、Conrad Graf op. 1118, Vienna, 1826年頃 ...d、J.M. Schweighofer, Vienna, 1846年頃 ...e

 録音: 1991-1996年 クラムガラス宮殿、ウィーン ...CD1、2、3、6 カジノ・バウムガルトナー、ウィーン ...CD4、5 カジノ・ツェーゲルニッツ、ウィーン ...CD7、8、9

 【新装再発売!ピリオド楽器の新鮮な響きが衝撃を与えた、バドゥラ=スコダ2回目のシューベルト・ソナタ全集】

 1970年前後のRCAへの録音から20年を経て、バドゥラ=スコダが完成させた2回目のシューベルトのソナタ全集。
 未完が多いこれらの曲集に、残された小品などを様々な研究成果をもとに独自の解釈で組み合わせていき、それぞれをソナタとして完結させています。
 また単楽章の断片のみの12番(D655)を省き、13番を12番として、以降1つずつ番号を繰り上げ、最後のソナタD960に20番を振るという構成。
 楽器のコレクションでも知られたバドゥラ=スコダ自身が所有する、19世紀に作られたオリジナルのフォルテピアノ5台を弾き分けていることが特徴で、その多彩で個性的な音色が大きな魅力となっています。
 中でも第2番第4楽章(=アレグレット断片 D346)、第16(17)番第1楽章などで使用される、トルコ風の打楽器が鳴るペダルのインパクトは強烈。
 ミシェル・ベルンシュタインによる録音は各楽器の個性豊かな音色を生々しくとらえており、オーディオ・ファイルからも注目されました。
 バドゥラ=スコダ自身による序論と全曲の詳細な解説付き(英文75ページ)。

 
 




BRU ZANE



BZ1044
(CD+BK)
¥4500
アンドレ・メサジェ(1853-1929):《情熱的に》 (1926年初演) 全3幕のミュージカル
  台本: モーリス・エヌカン&アルベール・ウィルメッツ
 ケティ・スティーヴンソン...ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)、
 ロベール・ペルスヴァル...エティエンヌ・デュピュイ(バリトン)、ジュリア...ニコール・カー(ソプラノ)、
 ウィリアム・スティーヴンソン...エリック・ユシェ(テノール)、
 エレーヌ・ル・バロワ...シャンタル・サントン・ジェフリ(ソプラノ)、ハリス...アルマンド・ノゲラ(バリトン)
 ミュンヘン放送管弦楽団、シュテファン・ブルニア(指揮)

 録音:2020年12月12-13日、プリンツレーゲンテン劇場、ミュンヘン

 【オペレッタの天才が晩年に放った傑作、その味わいを鮮やかに伝える快演!】
 フランスの人々がワーグナーやドイツ音楽を強く意識していた時代に育ち、オペラ・コミック座の指揮者としてドビュッシー《ペレアスとメリザンド》やG.シャルパンティエ《ルイーズ》といった傑作の初演も手掛けながら、自身も舞台音楽の作曲家として時代の寵児になっていったアンドレ・メサジェ。
 オペレッタの傑作《ヴェロニク》(1898)やバレエ音楽の至宝《2羽の鳩》などでフランス音楽ファンを捉えていますが、他にもまだ数多くの名品が埋もれているのがいかに惜しいことか......と改めて実感させられるアルバム。
 すでに歌劇作曲家としての名声を不動のものにしていた晩年、「狂乱の時代」と呼ばれた両大戦間に新作として世に送り出された《情熱的に》は、大西洋をヨットで横断してきたアメリカの大富豪と元女優の夫妻、その家政婦らが恋の国フランスでくりひろげる騒動を描くフランス語ミュージカル。
 打楽器なしの室内管弦楽編成オーケストラとともに、オペレッタの粋を知り尽くしたメサジェが1920年代の流行感覚をほどよく取り入れ織り上げた音楽は、徹底して優美でありながら機知に富み、ミュージカルの、というよりむしろ「フランス近代音楽の」傑作と呼びたい味わいに満ちています。
 Bru Zaneレーベルならではの220ページにも及ぶブックレットには、音楽史的考察や当時の証言など盛りだくさんの記事、そして台本も掲載され全て英訳付き。
 ジャンス、ジェフリ、ユシェらフランス最前線の名歌手たちによる歌唱演技の堂に入った素晴らしさは言うまでもなく、全体の流れを適切にまとめてゆくブルニアのタクトも絶品です。

 
 




CHATEAU DE VERSAILLES SPECTACLES



CVS039
¥2700
『勝利のラモー』 ~ヴェルサイユ王室歌劇場で聴く男声エール傑作選~
 ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):
  1.《ポリムニの祭典》序曲/2.《ダルダニュス》ここはどこだ、いかなる神がわたしをここへ/
  3.《ダルダニュス》ダルダニュスのエール「急げ、栄光に向かえ」/
  4.《ゾロアストル》ゾロアストルのエール「急ぎ来たれ、華やぐ青春よ」/
  5.《ダルダニュス》タンブラン1&2〔器楽〕/
  6.《ダルダニュス》たおやかなエール「気持ちを落ち着けて」/
  7.《ダルダニュス》快活なガヴォット〔器楽〕/
  8.《ダルダニュス》勝利のエール / 夢の三重唱「急ぎ武具をとる時が来た」/
  9.《遍歴騎士》アティスのエール「突き進め、恋の神よ」/
  10.《優雅なインドの国々》アフリカの奴隷たちのエール〔器楽〕/
  11.《優雅なインドの国々》ヴァレールのエール「者共、さっさと陸に上がれ」/
  12.《プラテー》嵐の場面〔器楽〕/13.《ゾロアストル》荘重なエール:地獄の霊たちの舞踏/
  14.《ナイス》ネプチューンのエール「やめろ、陸地を荒らすな」/15.《ナイス》コントルダンス〔器楽〕/
  16.《栄光の神殿》バッコスのエール「ティルスの治世よ、とこしえに」/17.《ポリムニの祭典》快活なエール〔器楽〕/
  18.《ピグマリオン》ピグマリオンのエール「勝ち誇れ、恋の神よ」/19.《ダルダニュス》シャコンヌ〔器楽〕/
  20. 《ピグマリオン》ピグマリオンのエール「君臨するがいい、恋の神よ」/
  21.《カストールとポリュクス》競技者たちのエール〔器楽〕/
  22.《カストールとポリュクス》ポリュクスのエール「聴け、高らかな喇叭の音を」/
  23.《ボレアド》カリシスのエール「たっぷり味わおう、麗しき年月を」/24.《ボレアド》ポリムニのアントレ〔器楽〕/
  25.《プラテー》テスピスのエール「皮肉の神よ、恋の神よ、理性の神よ」/
  26. 《プラテー》テスピスの独唱と合唱「新たな舞台を仕立てよう」/
  27.《プラテー》コントルダンスとロンド「歌おう、バッコスよ」/
  28.《ポリムニの祭典》アンティオクスのエール「恋の相手は全てが愛しい」/
  29.《ポリムニの祭典》優美なエール〔器楽〕/30.《ポリムニの祭典》「幸せな民よ、わたしのところへ集え」
 マティアス・ヴィダル(オートコントル)
 アンサンブル・マルグリット・ルイーズ(声楽&古楽器アンサンブル)、
 ガエタン・ジャリ指揮

 録音: 2020年11月1-3日、ヴェルサイユ宮殿王室歌劇場

 【名歌手ヴィダルの真骨頂!18世紀フランス音楽ならではの高音域も絶品】
 その音楽史上の存在意義や、いくつかの限られた傑作の素晴らしさは広く知られているものの、本領が発揮されているジャンルがオペラということもあり日本では真価がなかなか伝わりにくいフランスの大作曲家ラモー。
 本盤のような独唱曲の抜粋はそうした認識を改めるのに絶好ですが、なぜかラモーのアリア(エール)集はめったに出てきません。その渇きを癒してあまりあるリリースが、ヴェルサイユ宮殿主宰のChateau deVersaillesレーベルから登場します。
 フランス古楽の本拠ともいえる昔日の王室歌劇場を舞台に、ラモーのオーケストレーションとリズム感覚がきわだつ管弦楽トラックも数多く盛り込みながら贈るこのアルバムの主人公は、近代作品まで幅広い演目に出演しながら18世紀音楽をことのほか得意とする多忙な名歌手、マティアス・ヴィダル。
 フランス古楽にはオートコントルと呼ばれる、テノールというには高すぎる音域までカヴァーするパートが存在するところ、ヴィダルはそうした高音でも悠々と歌いこなせてしまうことが本盤でも最大の強みとなっています。
 1730~40年代のラモーの躍進期の傑作を中心としたプログラムを通じ、ヘンデルやバッハ、ナポリ楽派の天才たちが大活躍していたのと同じ頃、フランスではいかにユニークかつエキサイティングな音楽世界が発展していたのか、フランス古楽勢の精鋭たちによって実感させられます。
 ラモーを知るならまずこの1枚!と自信を持って薦められるアルバムです。

 
 
 


CVS041
¥2700→\2490
ヴェネツィアに栄光あれ!
~ジョヴァンニ・ガブリエリ、ヴェルサイユに響き渡る~

 1. クラウディオ・メールロ(1533-1604):「わたしの魂は主をあがめ(マニフィカト)」/
 2. ジョヴァンニ・ガブリエリ(1557-1612): 4声の第3カンツォン/
 3. ガブリエリ: 7声の「わたしは言った、主よ憐れんでくださいと」/
 4. ガブリエリ: 8声の「主の定めに従い道を全うする者は幸いである」/
 5. ジョセフォ・グアーミ(1542-1611): フランス風カンツォン「ラ・ルッケジーナ」/
 6. ガブリエリ: 6声の「わたしに耳を傾けてください、主よ」/
 7. ガブリエリ: 10声の「おお偉大なる玄義、褒むべき秘跡」/8. ガブリエリ: 4声の第4カンツォン/
 9. ガブリエリ: 8声の「全地よ神を歓呼して迎えよ」/10. ガブリエリ: 10声の「神よ、わが神よ」/
 11. ガブリエリ: オルガン独奏のためのリチェルカール/12. ガブリエリ: 10声の「主よ、わが祈りを聞き届けてください」/
 13. アドリアン・ヴィラールト(1490-1562): 「わが心にのしかかる重い責務が」/
 14. ガブリエリ: 10声の「善き羊飼いは甦った」/15. ガブリエリ: 第2カンツォン/
 16. ガブリエリ: 6声の「麗しきは乙女マリア」/17. ガブリエリ: 4声のカンツォン「ラ・スピリタータ」/
 18. ガブリエリ: 12声の「天使は羊飼いたちにこう告げた」/
 19. オルランドゥス・ラッスス(1532-1594):「皆の者、さあ日も暮れた」
  ラ・ギルド・デ・メルスネール(声楽&古楽器アンサンブル)
   ヴィオレーヌ・ル・シュナーデク、アナイス・ベルトラン(ソプラノ) マルニクス・ド・カット(カウンターテナー)
   マルク・モイヨン、ルノー・ブレ(バス=バリトン) マルク・ビュネル(バス)
  アドリアン・マビル(木管コルネット&指揮) ブノワ・タンテュリエ(木管コルネット)
  フアン・ゴンサレス・マルティネス、アルノー・ブルトシェル、
  アベル・ロールバック(サックバット) ジャン=リュク・オー(オルガン)

 録音:2019年10月8-11日 ヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂

 【フランス音楽の知られざる故郷、ヴェネツィア楽派をヴェルサイユで!】
 17世紀後半に入り、王室音楽総監督リュリが独特の音楽劇様式をもって確立したと言っても過言ではない「フランス古典音楽」=フランスのバロック音楽様式。
 しかし実のところ、この政治的立ち回りにも才能を発揮したフィレンツェ出身の巨匠が頭角を表す前まで、フランス王室は別の流れをたどってイタリア最先端の音楽様式を積極的に吸収していたのです。
 教皇庁に連なる枢機卿マザリーノがローマの音楽を伝えたのもその一端でしたが、その17世紀ローマ楽派にも大きな影響をおよぼし、かつリュリ登場直前に俊才カヴァッリを介してフランス宮廷音楽の大きな素地にもなったのが、16~17世紀のヴェネツィアの作曲家たち。
 政治的な事情からヴェネツィア共和国がフランス王室に急接近していた当時、かの水の都の分割合唱形式はフォルメーやブジニヤックなどリュリ前夜のフランス教会音楽にも大きな影響を及ぼしていました。
 そのルーツに立ち返るべく、ヴェネツィアの巨匠ガブリエリの作品を中心としたプログラムを、ヴェルサイユ王室礼拝堂の響きで聴く画期的なアルバムがこちら。
 しかも演奏陣は近年躍進めざましい古楽鍵盤奏者オー、巧みなバロック歌唱で多忙な活躍を続けるル・シュナーデク、幅広い声域と細やかな解釈で中世まで遡る広範な音楽を歌いこなすモイヨン......と、それぞれ異なる古楽フィールドで存在感を強めている異才ばかりが集う精鋭集団。
 ほどよい残響のなか各パートの動きがよく味わえる録音で、先入観を排してフランス音楽の真相を見極めるにも意義深く、かつバロックの金管と声楽とが自然に隣り合うヴェネツィア楽派の本分をよく伝える絶好の仕上がりになっています。
 楽器や収録曲についての解説(仏・英・独語)も興味深い内容。

 
 



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CYPRES

CYP8608
¥2700→\2490
アランク姉妹
 『信頼』 チェロとハープによる名曲集 
マリー・アランク(チェロ)、
ソフィー・アランク(ハープ)
 1. フェルモ・ベッリーニ: チェロとハープのための夜想曲 Op. 12/
 2. パラディス: シチリアーノ/
 3. エルガー: 愛の挨拶 Op. 12/
 4. ヴィラ=ロボス: 黒鳥の歌/
 5. ポッパー: セレナード(スペイン舞曲) Op. 54-2/
 6. フォーレ: 夢のあとに Op. 7-1/
 7. アッセルマン: 泉(練習曲) Op. 44 (ハープ独奏)/
 8. ブラームス: 子守歌 Op. 49-4/
 9. ドビュッシー: ミンストレル L.117 : XII./
 10. サン=サーンス: 白鳥 R.125 : XIII./
 11. ショパン: 練習曲 第7番 Op. 25-7/
 12. アッセルマン: コンフィデンス Op. 24/
 13. フォーレ: 蝶々 Op. 77/
 14. フォーレ: ロマンス Op. 69/
 15. カザルス: 鳥の歌/
 16. チャイコフスキー: 感傷的なワルツ Op. 51 : VI/
 17.リスト: 悲しみのゴンドラ S. 134/
 18. ドビュッシー: 美しい夕暮れ L. 6

 録音: 2020年11月13-15日 スタジオ1、フラジェ、ブリュッセル

 ベルギーの姉妹デュオによる究極の名曲集。マリーの奏でるチェロの深い歌と、はっきりと粒の立った音色が特徴のソフィーのハープが生み出す、美しいコントラストを楽しめます。
 トラック7を除き、チェロとハープによる演奏です。
 



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FUGA LIBERA



FUG774
¥2700→\2490
モネ交響楽団のコンサート・マスター
 サテニィク・クールドイアン
チャイコフスキー:
 ヴァイオリン協奏曲 ほかヴァイオリンと管弦楽による作品集

  1-3. ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 35
  4-6. 『白鳥の湖』 Op. 20 より
   4. パ・ド・ドゥ (第1幕 No. 5)
   5. パ・ダクション (第2幕 No. 3)
   6. 「ロシアの踊り」
   7. 感傷的なワルツ Op. 51-6
サテニィク・クールドイアン(ヴァイオリン)
モネ交響楽団 ...1-6
アラン・アルティノグル(指揮...1-6、ピアノ...7)

 録音: 2020年2月15、19-21日 モネ劇場 ブリュッセル

 2008年のロン=ティボー国際ヴァイオリンコンクールに入賞、併せて「聴衆賞」を獲得し一躍注目を浴びたヴァイオリニスト、クールドイアン。フランスを中心に活躍し、現在モネ交響楽団のコンサート・マスターを務める彼女にとって初めての、管弦楽との共演アルバム。
 名作ヴァイオリン協奏曲と、「白鳥の湖」からヴァイオリンの活躍する曲、そしてピアノとの共演で「感傷的なワルツ」を収めています。
 彼女のキレのあるテクニックと歌心を存分に味わえる一枚。指揮とピアノのアルティノグルは2016年からモネ劇場の音楽監督を務めています。


 




GRAND PIANO



GP868
¥2400
ヨウニ・ソメロ(ピアノ)
セリム・パルムグレン(1878-1951):ピアノ作品全集第2集
ヨウニ・ソメロ(ピアノ...Steinway & Sons, モデルD)
 1. 演奏会用練習曲 ハ長調 SP142(1906) ...世界初録音
 ピアノのための2つのコントラスト(1899) 2. No. 1 別れ/3. No. 2 アルルカン
 4. 西フィンランド風ワルツ SP326...世界初録音/5. 春霞 SP136(1940年もしくはそれ以前) ...世界初録音
 3つのピアノ小品 Op. 32(1912年もしくはそれ以前) ...世界初録音
  6. No. 1. ワルツのリズムで/7. No. 2. 水の上で/8. No. 3. ポルカのリズムで
 3つの前奏曲 Op. 84(1927-28)
  9. No. 1. プレリュード...世界初録音/10. No. 2. プレリュード=ノクターン/11. No. 3. プレリュード=カプリース
 24の前奏曲 Op. 17(1907)
  12. 第1番 ホ短調/13. 第2番 イ長調 民謡のスタイルで/14. 第3番 ホ長調/
  15. 第4番 嬰ハ短調 ワルツのテンポで/16. 第5番 ト長調/17. 第6番 ト短調 サラバンド/
  18. 第7番 ニ長調/19. 第8番 ロ短調2/0. 第9番 嬰ト短調 子守歌/
  21. 第10番 変イ長調 民謡のスタイルで/22. 第11番 ハ長調 夢のイメージ/23. 第12番 イ短調 海/
  24. 第13番 ロ長調/25. 第14番 ニ短調/26. 第15番 変ロ長調 輪舞/27. 第16番 ヘ長調/
  28. 第17番 ヘ短調/29. 第18番 嬰ヘ短調 デュオ/30. 第19番 嬰ヘ長調 鳥の歌/
  31. 第20曲 変ホ短調 追悼曲/32. 第21曲 ハ短調/33. 第22曲 変ホ長調 民謡のスタイルで/
  34. 第23曲 変ロ短調 ヴェネツィア/35. 第24番 変ニ長調 戦争

 録音 2020年2月4-5日 Kuusaa Hall, Kuusankoski(フィンランド)

 20世紀前半に活躍した、フィンランドの作曲家パルムグレンのピアノ作品全集第2集。
 少年時代から才能を発揮、たびたびフィンランドを訪れていたフェルッチョ・ブゾーニの演奏を聴き、大きな感銘を受けた彼は、1895年にヘルシンキ音楽院へ入学、研鑽を積みました。
 その後はベルリンに留学するとともに、ワイマールで憧れのブゾーニのレッスンを受け、演奏家と作曲家への足掛かりをつかみ、やがてピアニスト、作曲家として活躍します。
 この第2集には、彼の代表作の一つである「24の前奏曲」を中心に、1899年から1900年代初頭に書かれた小品と、1927年から28年に書かれた「3つの前奏曲」を収録。
 「24の前奏曲」には表題付きの作品と無題の作品が混在、民謡風の旋律の多用だけではなく、大胆な不協和音や打楽器的なピアノの扱いなど実験的な要素も溢れており、ショパンやブゾーニ、また当時彼が関心を抱いていたというラフマニノフの影響も感じられる意欲的な作品です。
 「3つの前奏曲」は、前年まで滞在していたアメリカで流行していたジャズの要素が取り入れられたユニークな作品。他にも世界初録音を含むパルムグレンの多彩な作風を知ることができます。
 ヨウニ・ソメロは現代フィンランドで最も活躍するピアニストの一人。幅広いレパートリーを持ち、世界中の多くの国で3100回以上のコンサートを行っています。

 
 
 

GP870
¥2400
グレゴリー・フリード(1915-2012): ピアノ作品集 エリザベータ・ブルーミナ(ピアノ)、
エマヌエル・シント(ピアノ)...1
 1. 4手ピアノのための6つの小品-第1番 アレグレット
 子供の小品集 Op. 41(1960)(抜粋)
  2. 第1曲 夏の朝に/3. 第2曲 ミーシュカ/4. 第3曲 舞曲(スケルツォ)/5. 第4曲 デュエット/
  6. 第5曲 メリーフィドラー/7. 第7曲 行進曲/8. 第8曲 ブィリーナの旋律/9. 第9曲 ギャロップ・エチュード/
  10. 第10曲 秋の物語/11. 第11曲 2人のガールフレンド(カノン)/12. 第13曲 朝の散歩/
  13. 第14曲 トッカータ/14. 第15曲 フルートとコントラバス/15. 第16曲 メロディ/
  16. 第17曲 森の露のしずくの踊り(練習曲)/17. 第19曲 冗談/18. 第20曲 ガイダルの物語/
  19. 第21曲 アコーディオン/20. 第22曲 もの思いにふけったワルツ
 インヴェンション Op. 46 (1962)(抜粋)
  21. 第1番 トランクイッロ/22. 第6番 アレグレット/
  23. 第8番 アンダンテ・ルゾルート - アダージョ/24. 第9番 アレグレット - ポーコ・ソステヌート
 子供の小品集 Op. 25(1952)(抜粋)
  25. 第3曲 春の歌/26. 第5曲 谷間のユリ/27. 第6曲 夏に/28. 第8曲 正午
 子供の小品集 Op. 39(1960)(抜粋)
  29. 第4曲 悲しい歌/30. 第8曲 ポルカ/31. 第10曲 散歩/32. 第15曲 羊飼いの少年/33. 第16曲 時計/
  34. 第17曲 黒人の子守歌/35. 第19曲 歌/36. 第22曲 悲しげに/37. 第23曲 春に/38. 第25曲 夜想曲/
  39. 第28曲 川岸で(ウドムルト人のメロディ)/40. 第30曲 マーシャは眠る/41. 第32曲 若鳥/
  42. 第33曲 雛鳥/43. 第37曲 雨(練習曲)/44. 第38曲 チャストゥーシュカ/45. 第40曲 小道(練習曲)/
  46. 第41曲 フゲッタ/47. 第42曲 インヴェンション ロ短調/48. 第43曲 小さなワルツ
 
 ※世界初録音

 録音 2020年5月11-13日 ベルリン、イエス=キリスト教会(ドイツ)

 ロシア革命直前のサンクトペテルブルクに生まれたグリゴリー・サムイロヴィッチ・フリードは、モスクワ音楽院でヴィッサリオン・シェバリーンに師事、第二次世界大戦に従軍後は作曲家として数多くの作品を発表しました。
 1969年の《アンネの日記》や1975年の《ゴッホの書簡》などのモノ・オペラや、数多くの管弦楽作品、室内楽の他、映画音楽が良く知られていますが、ピアノ曲は未だ開拓されていない分野であり、このアルバムに収録された曲集「子供の小品集」は全て世界初録音。
 どれも教育用として書かれた作品ですが、チャイコフスキーやムソルグスキー、ストラヴィンスキーの伝統が感じられる機知に富んだ描写的な音楽です。
 ヴァインベルクやシエウヴェストロフなどのロシア作品を得意とするエリザヴェータ・ブルーミナは、フリード作品でも共感溢れる演奏を聴かせます。

 
 




  LINN RECORDS



CKD644
¥2800
ゴシック・ヴォイシズ
『古き広間に響き合うもの』
 ~オールドホール写本に記された英仏14、15世紀の多声音楽~


 「英国らしさをまとった音楽」
  1. メシュエ・ド・ジョアン(1378-1386頃活躍):祭壇を前に、奉納の後 / そのとき、民の間から現れたのは/
  2. グレゴリオ聖歌: 贖い主のお優しき御母/
  3. トーマス・デイメット(1389頃-1437頃):ごきげんよう、天への門となる方よ/
  4. グレゴリオ聖歌: 来たれ創造主たる霊よ/
  5. ジョン・クック(1402-1419頃活躍): 栄光あれ、高きところに(グローリア)/
  6. ジョン・ダンスタプル(1390頃-1453): ごきげんよう、天の皇后であらせられる方/
  7. グレゴリオ聖歌: 天の皇后、お喜びください/
  8. 作者不詳(14-15世紀): 聖なるかな、聖なるかな(サンクトゥス)/
  9. ダンスタプル: 来たれ、聖なる霊/お越しください、あなたの民の心に/
  10. トーマス・バイタリング(1400-1420頃活躍):男を識ることなく、乙女のままに母となり/
  11. クック: 天の星なる方が亡くなった/
  12. 作者不詳(14-15世紀): 神の子羊(アニュス・デイ)/
  13. グレゴリオ聖歌: 男を識ることなく、乙女のままに母となり/
  14. レオネル・パワー(1375頃-1445): 栄光あれ、高きところに(グローリア)
 ~さまざまな影響関係の形跡~
  15. ジョン・フォレスト(1365頃-1446): あなたの恋人はどのような人でしょう/
  16. グレゴリオ聖歌: 祝福されたむすめよ/
  17. ヨハネス・デ・リンブルジア(1400-1440頃活躍): あなたはまことに美しい/
  18. グレゴリオ聖歌: ごきげんよう、天の皇后であらせられる方/
  19. ギヨーム・デュファイ(1397頃-1474): 花の中の花、泉の中の泉/
  20. パワー: ごきげんよう、天の皇后であらせられる方/
  21. デュファイ: ごきげんよう、天の皇后であらせられる方/
  22. ヨハンネス・オクール(1390-1410頃活躍): 愛しい人よ、お願いです/
  23. ジル・バンショワ(ジル・ド・バン)(1400頃-1460): さらば、恋の喜びよ/
  24. バンショワ: 悲しみに苦しみ悶え、怒りは留まるところを知らず/
  25. デイメット: 麗しき方、神をお産みになった方/26. グレゴリオ聖歌: 慰めをもたらすと言われている方よ/
  27. ジャン・ピカール(1390-1400頃活躍): 栄光あれ、高きところに(グローリア)
 ゴシック・ヴォイシズ
  キャサリン・キング(メゾ・ソプラノ) スティーヴン・ハロルド(テノール)
  ジュリアン・ポッジャー(テノール) スティーヴン・チャールズワース(バリトン)
 ジョシュ・クーター(テノール) サイモン・ホワイトリー(バス=バリトン)

 録音: 2018年10月27-30日 ボクスグローヴ礼拝堂、チチェスター(イングランド)

 【百年戦争期における英国と大陸のつながりを、名門ゴシック・ヴォイシズとともに】
 アルバムタイトルは英国の中世末期を代表する手稿譜集『オールドホール写本』に光をあてていることを示すダブルミーニング。
 1973年、サザビーズのオークションをへて英国図書館(ブリティッシュ・ライブラリー)の収蔵品となった美しい彩色装飾つきのこの楽譜集は、ロンドンとケンブリッジのほぼ中間、オールドホール・グリーンという場所にあるカトリック寄宿学校が長く所有していたため、専門家たちの間でそう呼ばれるようになりました。
 そこには14~15世紀、すなわち英仏百年戦争の時代に活躍したヨーロッパ大陸と英国の作曲家たちによる多声音楽が集められており、ブルゴーニュ楽派のデュファイやバンショワのかたわら英国のパワーやダンスタプルの作品が並ぶという、様式比較の上でも極めて興味深い選曲が音楽史家たちの関心を集めてきました。
 初期ネーデルラント楽派と、当時の音楽大国だった英国の巨匠たちがどれほど近い関係にあったか、英国古楽界の名門ゴシック・ヴォイシズの精鋭による絶妙な和声感覚で味わえるのはこのうえない贅沢。
 21世紀に満を持しての新録音、中世ポリフォニーがルネサンス期へ新たな一歩を踏み出す時代ならではの高雅な音楽をじっくりお楽しみ頂けます。

 
 




ONDINE


ODE-1389
¥2500
ラモン・ウメ(1968-):Llum 光(2013-16)
 1. Tanca els ulls 目を閉じて
 2. Camina endins 内側を歩め
 3. Baixa al cim de l'Anima 魂の頂点に降り来たれ
 4. Pedra nua 裸の石
 5. Pau al Cor 平和な心
 6. Engrunes de Llum 光のかけら
 7. Al·leluia アレルヤ
アグネセ・パウニニャ(ソプラノ)...1,5,6
ダーツェ・ストラウトマーネ(アルト)...3
サンタ・コキナ(アルト)...3イ
ンガ・ジリンスカ(アルト)...6
イルゼ・コノヴァノヴァ(アルト)...6
カールリス・ルーテンタールス(テノール)...6
ペーテリス・ヴァイツコフスキス(バリトン)...6
ラトヴィア放送合唱団
シグヴァルズ・クラーヴァ(指揮)

 録音2020年5月27日、6月22-24日St. John's Church (Sv. Ja?a baznica),リガ(ラトヴィア)

 1968年、バルセロナで生まれたラモン・ウメ。2007年にオリヴィエ・メシアン国際作曲賞を受賞した他、多くの賞を受賞。2014年にはカタルーニャ音楽堂のゲスト作曲家を務めるなど高く評価されている作曲家です。
 2009年からはリセウ音楽院で作曲を指導、後進の育成にも力を入れており、また、日本の禅にも興味を示す彼は尺八の奏者でもあり、この楽器のための作品もいくつか発表しています。
 自然を愛するウメの作品は、どれも洗練された音楽様式と表現のバランスが追及されており、美しく遊び心に溢れています。
 この7楽章からなる合唱曲『Llum=光』は、ウメの友人でもあるカタルーニャのモンセラート修道院の修道士、ビセンス・サンタマリアのテキストに基づく命、平和、愛の贈り物を巡る精神的な旅であり、ペルトを思わせる穏やかな曲調は、聴き手に静かな喜びと癒しを与えます。
 シグヴァルズ・クラーヴァの指揮のもと、現代最高水準のハーモニーを紡ぐラトヴィア放送合唱団と、優れたソリストたちが印象的な演奏を聴かせます。

 
 




RICERCAR



RIC429
(2CD)
¥2700
『嘆きとため息』 シジスモンド・ディンディア(1582頃-1629):声楽作品集
 【CD 1】 第1部
  1. 灼けてしまう、ああ―しかしこの身が燃えているわけではなく/
  2. 獣も岩も、みなわたしとともに泣いている/
  3. 憐れみを!とわたしは叫んだ/
  4. わが心よ、おまえは何を糧に希望をつなぐのか/
  5. この世にいながら、わたしは天使の如き振る舞いを見た/
  6. 聞こえるだろう、こうしてわたしが少し詩を詠む間にも/
  7. 薔薇にまつわる対話/
  8. このひととき、天も地もみな静まり返り/
  9. 半音階的カンツォーナ ...ジョヴァンニ・マリア・トラバーチ(1575-1647)作曲/
  10. オリンピアの嘆き
 【CD 2】 第2部
  1. 穏やかな西風が戻り/2. 聞こえるでしょう、夜啼鶯が/
  3. わたしの心が、恋の虫に喰い荒されているとき/
  4. このスミレのように蒼ざめているのは/5. 血の池と死の只中に横たわり/
  6. ないがしろにするがいいさ、金髪の君よ、さあ振ってくれ/7. かわいそうなディドーネ/
  8. さあさあ、竪琴を構えてくれ、羊飼いよ/9. ある日、わたしが一人ぼっちでいる時
マリアナ・フローレス、ジュリー・ロゼ(ソプラノ)

カペラ・メディテラネア(古楽器使用) 
 マルゴー・ブランシャール(バス・ガンバ)
 マリー・ブルジニアン(ハープ)
 キート・ガート(テオルボ、バロックギター)
 モニカ・プスティルニク(アーチリュート)
レオナルド・ガルシア・アラルコン(チェンバロ、オルガン、指揮) 

 録音: 2020年9月 コルドン聖母被昇天教会(フランス南東部オート・サヴォワ県)

 【ルネサンスとバロックの橋渡しをなす巨匠ディンディア、俊才アラルコンらが縦横無尽に】
 フレスコバルディやギボンズと同世代にシチリアで生まれ、17世紀初頭のイタリア各地で活躍したシジスモンド・ディンディアは、15歳ほど年上のモンテヴェルディとともに、マドリガーレ(多声重唱曲)をルネサンス型のポリフォニー中心の音作りから独唱や重唱を際立たせたバロック型へと発展させた立役者のひとり。
 やや上の世代に属するマレンツィオやルッツァスキ、ジェズアルドらの半音階技法などにも通じる細やかな和声法を使いこなし、歌詞の流れを際立たせながら音楽全体に「不均衡の美」をまとわせる手腕は、近年の古楽復興の流れの中でもつねに注目されてきましたが、その作品を集中的に扱った単体アルバムが意外なほど出てこない作曲家でもありました。
 イタリアやスペインなど地中海地方の17世紀音楽を得意とするラテン古楽界の牽引役、レオナルド・ガルシア・アラルコンのアンサンブルによる2枚組の本格的な録音が登場するのは、朗報というほかありません。
 マリアナ・フロレスとジュリー・ロゼという、いずれ劣らぬ個性に彩られた声の持ち主たちとともに、弓奏と撥弦の味わいが互いを引き立て合う通奏低音のニュアンスの妙が音楽の起伏をこのうえなく克明に伝え、17世紀の作品としてもかなり長い部類に属する10分超えの曲さえ短く感じさせるほど、そこかしこに聴きどころの詰まったスリリングな音作りに仕上がっています。
 傑作「オリンピアの嘆き」と「かわいそうなディドーネ」では歌手それぞれの独壇場がぞんぶんに味わえる嬉しさ。アラルコンという、初期バロック音楽の申し子ともいえる才人と同じ時代を生きていることの喜びを改めて実感せずにはおれない、今後のリリースへの期待も高まる充実録音と言えるでしょう。

 
 



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TOCCATA CLASSICS



TOCC-362
¥2400→\2190
テオドール・デュボワ(1837-1924):室内楽作品集
 1-4. 五重奏曲 ヘ長調(1905) - ヴァイオリン、オーボエ、ヴィオラ、チェロとピアノのために
 5. 瞑想曲(1900) - ヴァイオリン、オーボエとオルガンのために
 6-9. 弦楽四重奏曲第1番 変ホ長調(1909)...世界初録音
 10. 瞑想- 祈り Op. 17(1869年出版) -
    オーボエ、弦楽合奏、ハープとオルガンのために・・このヴァージョンでの世界初録音
 11-12. 小さな子供の頃の夢(1903)...世界初録音 - 弦楽四重奏のために
 13-14. カノン形式の2つの小品(1901) - オーボエ、チェロと弦楽合奏のために
  ラヨシュ・レンチェス(オーボエ)...1-5,10,13-14、グスタボ・スルギク(ヴァイオリン)...5、
  レオ・レンチェス(チェロ)...13-14、カロル・デュボワ(ピアノ)...1-4、
  アンタル・ヴァラディ(オルガン)...5,10、山畑るに絵(ハープ)...10
  パリジー四重奏団
  【メンバー】
   アルノー・ヴァリン(ヴァイオリン)...1-4,6-9,11-12、ドリアーヌ・ギャーブル(ヴァイオリン)...6-9,11-12、
   ドミニク・ロベ(ヴィオラ)...1-4,6-9,11-12、ジャン=フィリップ・マルティニョーニ(チェロ)...1-4,6-9,11-12
  ブダペスト・ストリングス...10,13,14

 録音Kammermusik Studio, SWR, Stuttgart(ドイツ) 2010年10月27-29日 1-4,6-9,11-12 2020年7月1日...10,13-14Christus Konig Kirche, Fellbach Oeffingen, Baden-Wurttemberg(ドイツ) 2020年7月2日...5

 フランスの作曲家テオドール・デュボワ。パリ音楽院でアンブロワーズ・トマに師事、1861年にローマ大賞を受賞。その後、マドレーヌ寺院やサント=クロチルド教会の楽長を務めますが、トマの死に伴い、パリ音楽院院長に就任しました。
 しかし1905年のローマ賞でラヴェルが参加資格を失った一件から引責辞任、その後は作曲家として多くの作品を残しています。
 しかしその存在は、同時代の作曲家サン=サーンスやフォーレの陰に隠れてしまい、彼の膨大な作品もいつしかほとんど忘れ去られてしまったのです。
 とはいえ、近年になってその魅力的な作品が顧みられるようになり、舞台作品や室内楽作品などの演奏機会が増えてきました。
 音楽理論家としても名を馳せたデュボワの作品は、決して調性を棄てることのない親しみやすいもので、このアルバムでは、彼がとりわけ愛したオーボエを用いた室内楽作品と、弦楽四重奏曲を聴くことができます。
 オーボエを演奏しているのは名手ラヨス・レンチェル。他にも現在SWR交響楽団のハープ奏者を務めるレニー・ヤマハタ(山畑るに絵)や、パリジー四重奏団など錚々たる顔ぶれが揃っています。




極悪人のように言われているが多分違う
テオドール・デュボワ


CPO
777932
\2700→\2490
そんな悪そうな人には見えない
 しかもヴァイオリンはトゥルバン!
  テオドール・デュボワ(1837-1924):ヴァイオリン協奏曲と作品集

 1-3.ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
 4-6.ヴァイオリン・ソナタ
 7.ヴァイオリンとピアノのためのバラード

インゴルフ・トゥルバン(ヴァイオリン)
ルーカス・マリア・クーン(ピアノ)…4-7

ラオウル・グリュナイス(指揮)…1-3
ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団ザールブリュッケン・カイザースラウテルン…1-3

 1837年、シャンパーニュ地方で生まれたデュボワの作品集。
 一時期は歌劇作曲家を夢見ていたとも言われますが、このアルバムに収録されているヴァイオリン作品もなかなか聞きごたえがあり、これらは音楽理論家としても影響力があったデュボワならではの堅固たる作品と言えるでしょう。
 アンリ・マルトーに献呈されたヴァイオリン協奏曲、イザイに献呈されたソナタはどちらもロマンティックな味わいに満ちています。

  録音 :2014年7月2-4日 SWR-Studio Kaiserslautern…1-3 2016年9月7日 Hans Rosbaud-Studio Baden-Baden (SWR)…4-7


そんな悪そうな人には見えないのだが。


 テオドール・デュボワ。
 アンブロワーズ・トマに学び、1861年にはローマ大賞を受賞した。1871年からパリ音楽院で教え、門下にはポール・デュカやフローラン・シュミットがいる。 その後院長も務めた御仁。

 でもこの人の名を後世まで伝えているのはある事件。

 ラヴェルがローマ大賞を受賞できなかったときに、そこに不正があるんじゃないかと突っ込まれてフォーレやロマン・ローランまで抗議。結局パリ音楽院院長が辞職に追い込まれる。
 そのときの院長が・・・テオドール・デュボワその人である。
 これが「ラヴェル事件」と呼ばれる一大スキャンダル。

 でもおせっかいな店主が調べたところでは、この事件があってもなくてもデュボワはすでにそのとき退任することが決まっていた。
 なのでラヴェル事件もこの人がとくに首謀者ということではないのではないかという気がする。おそらくは次期院長と言われていたルネピュブの仕業?

 さて、そんなデュボワ、音楽史上では悪人扱いされているせいかCDは極端に少ない。日本では、和声学の著作でも知られているのだが、残念ながらその作品に触れる機会はほとんどない。
 そんな中この2つの大曲のリリースはうれしい。
 どちらもフランスの高雅で気品あふれる香り豊かな作品。

 彼が不正に関与したかどうかは知る由もないが、少なくともこの作品は知っていてもいいと思う。






 
 

TOCC-604
¥2400
ヨゼフ・シェルプ(1894-1977):管弦楽作品集第2集
 1-3. ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲(1949)
  ...世界初録音
 4-6. ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための協奏曲(1956)
  ...世界初録音
 7-9. コールアングレと弦楽オーケストラのための協奏曲(1970)
タチアーナ・ブローメ(ピアノ)...1-3
サリーナ・ツィックグラーフ(ヴィオラ)...4-6
ドミニク・ウォレンウェーバー(コールアングレ)...7-9
ベルリン室内交響楽団
ユルゲン・ブルーンス(指揮)

 録音 2021年1月5-7日 ベルリン、イエス=キリスト教会(ドイツ)

 20世紀に活躍したドイツ人作曲家の中では、ほとんどその名が知られていないヨーゼフ・シェルプ。「リストの弟子」として活躍した才能あるピアニストであり、フライブルク音楽院の教師としても活躍、第二次世界大戦中には作曲家としての名声も勝ち得ていましたが、1942年に爆撃によってそれまで書いた作品のほとんどが消失、またNSDAP(国家社会主義ドイツ労働者党)のメンバーであったこともあり仕事も失いました。
 その後、不屈の精神で立ち直り、ヒンデミットを思わせる新古典的な作品や、バルトーク風の力強い曲を次々発表、82歳で亡くなるまでその創作意欲が衰えることはありませんでした。
 このアルバムには世界初録音の2作を含む3曲の協奏曲を収録。彼の特長が際立つ荒々しいピアノ協奏曲、不安気な旋律で始まるヴァイオリン協奏曲、楽器の音色が存分に活かされたコールアングレ協奏曲を3人の奏者が見事に奏でています。
 
 

TOCC-596
¥2400
アクセル・ルオッフ(1957-): オルガン作品全集第2集 ヤン・レヘトラ(オルガン)
 1. Wie eine Maske dahinter die Nacht gahnt 夜の陰にある仮面のように - トッカータ I(1990)...世界初録音
 
 Sieben biblische Szenen 聖書の7つの情景 (2004)
  2. No. 1 Gethsemane ゲッセマネ/3. No. 2 Tanz der Mirjam ミリアムの踊り/
  4. No. 3 Der schutzende Engel 守護天使/
  5. No. 4 Die Taube pfluckt den Olzweig 鳩はオリーブの枝をくわえる/
  6. No. 5 Christus in Emmaus エマオのキリスト/
  7. No. 6 Lobgesang im Paradies 楽園の賛歌/
  8. No. 7 Der Mude – Trostung 疲弊 - 慰め

 9-12. 交響曲第2番(2016)...世界初録音/13. Tiefstille 深い沈黙(2015)...世界初録音/
 14. Erscheinung 外観(2007)...世界初録音/
 15. Shirufa シルファ - トッカータ III(2003)

 録音 2020年3月5日 聖ミカエル教会、トゥルク、フィンランド

 1957年にシュトゥットガルトで生まれ、国立シュトゥットガルト大学で教授や学部長を務めたアクセル・ルオッフは、メシアン以降、現代オルガン音楽へ大きな貢献を果たしている重要な作曲家の一人。
 日本政府の奨学金で東京藝術大学で学んだ経歴を持っています。
 彼の音楽はフランスの大聖堂の伝統を受け継ぐラングレー、デュプレやギユーと、ドイツのレーガーなどの音楽で使われた対位法や理論を融合させたような作風であり、とりわけ旧約聖書の物語をオルガンで描き出すことを得意としています。
 第2集の中心をなすのは、やはり聖書から題材を得た「聖書の7つの情景」。よく知られた物語が丁寧に音へと移し替えられています。
 他には技巧的なトッカータや、明確な題材を持たない「オルガンのための交響曲第2番」などを収録。演奏は第1集と同じく、フィンランド出身のヤン・レヘトラ。今作では第1集でのトゥルク大聖堂ではなく、ミカエル教会のオルガンを弾いており、音響の違いを味わうこともできます。
 
 

TOCC-584
¥2400
カール・グスタヴ・スパッレ・オールセン(1903-1984):ピアノ作品全集 エイヴィンド・オーゼ(ピアノ...Steinway D-274)
 1. Vesle fivrel 小さな蝶々(1953)
 2. Fra Telemark. Suite over norske folkevisur テレマークから -ノルウェー民謡組曲より 第1番 Op.31 No.1(1940-41)
 3. Air エア(1981)
 4. Fra Telemark. Suite over norske folkevisur テレマークから -ノルウェー民謡組曲より 第2番 Op. 31 No. 2(1940-41)
 5-7. Tre sma klaverstykker 3つのピアノ小品集(1936)
 8-13.『レイトム』組曲 Op. 33(1950-51)
 14. Seks gamle bygdevisur fra Lom 6つの村の歌 - ロム Op. 2 (1927-28)
 15. Andante funebre アンダンテ・フュネーブル(1937/1949改訂)
 16-34. Norske folkevisur fra Gudbrandsdalen グブランスダーレンからノルウェー民謡集(1938)
 35. Variasjonar over ein norsk folketone ノルウェー民謡の旋律による変奏曲 Op. 5(1930-31)
 36. Salme: AEre det evige Forar 賛歌: 永遠の春を称える(1916頃)
 
 ※8-13以外は世界初録音

 録音 2020年8月26-28日 レインボウ・スタジオ、オスロ(ノルウェー)

 ノルウェーの作曲家カール・グスタヴ・スパッレ・オールセンのピアノ作品全集。
 幼い頃、一家はデンマークに一時移住するも、彼が6歳の時にオスロに戻りこの地に定住。彼は音楽を学び、1923年からはオスロ・フィルハーモニー管弦楽団のヴァイオリニストに就任。10年間演奏しながらノルウェーの作曲家ファッティン・ヴァーレンの指導を受けます。
 その後ベルリンとロンドンで研鑽を積み、1936年には代表作であるオラトリオ『Draumkvaedet 夢の詩』を書きあげるとともに、パーシー・グレインジャーに師事し強い影響を受けました。
 教師、批評家としても活躍しながら、オーケストラ作品や合唱曲、歌曲を書きあげ、1950年にはノルウェー国立放送評議会のメンバーに選出され、師であるグレインジャーの伝記も出版するなど、多方面で実績を残しています。
 ノルウェーの民謡とダンスは、彼の創造の源であり、このアルバムに収録されたピアノ作品もその例に漏れません。どれも短くシンプルですが、その控えめな曲調が洗練さを際立たせており、小さな曲の中に凝縮された世界が描かれています。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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BIDDULPH RECORDINGS



 Biddulph(ビダルフ)復活!


 ビダルフ・レコーディングズは1987年、弦楽器商として名高いピーター・ビダルフと弦楽器専門誌『Strad』の元編集者であるエリック・ウェンの共同で設立された、歴史的音源専門のCDレーベルである。
 弦楽器に精通した2人によって名だたるヴァイオリニストたちの復刻が次々と発売されたが、それらはたちまちにして弦楽器愛好者を虜にしてしまった。
 また、ルッジェーロ・リッチを起用して多数のカデンツァを収録したベートーヴェンとブラームスのそれぞれヴァイオリン協奏曲の新録音は、このレーベルならではの傑作として記憶されている。その後、発売のレパートリーは指揮者、ピアニスト、室内楽に拡大され、併せて新録音も行われていたが、近年ではその活動が途絶え気味だった。しかし、2021年より活動再開とのニュース、これはヒストリカル・ファン狂喜である。---平林直哉(音楽評論家)

 ピーター・ビダルフは、英国王立音楽院でチェロを学んだが、膝の負傷で演奏家としてのキャリアを断念。ヴァイオリン商として有名なJ&A Beareで働き始めると、すぐに世界有数の弦楽器専門家としての地位を確立し、1976年には自身の弦楽器販売店を開く。希少なアンティーク弦楽器の第一人者として、サザビーズやクリスティーズの楽器部門のコンサルタントも務めている。
 演奏家の支援も熱心に行い、1980年代にはウィグモア・ホールで若手演奏家のリサイタルをプロデュース。その中には若き日のスティーヴン・イッサーリスもいる。
 やがて、そうした若い演奏家の模範となるような、過去の偉大な弦楽器奏者たちのアーカイヴを築くことを構想。弦楽器専門誌『Strad』の元編集長エリック・ウェンに相談し、1987年に共同でロンドンにビダルフ・レコーディングズを創設した。
 ピーター・ビダルフとユーディ・メニューイン、ルッジェーロ・リッチ、オスカー・シュムスキーらとの個人的な親交からは、貴重な復刻のみならず、思いがけない新録音も生まれた。弦楽器の音を知り尽くしているピーターとエリックは、歴史的音源のCD復刻に際しては過度なノイズ除去で本来の音の生命感を損なうことがないように配慮している。

 近年は活動が中断していたが、2021年にエリック・ウェンがアメリカでの教職を終えてロンドンに戻るのを機に本格的に再開することを決定。6月11日に再開第1弾の3タイトルをリリース。
 今後の予定には、オスカー・シュムスキー、トッシー・スピヴァコフスキー、アーノルド・スタインハート(以上ヴァイオリン)、ウィリアム・プリムローズ(ヴィオラ)、フェリックス・サモンド(以上チェロ)らの復刻がある。




 ということでなんとなく華やかに復活したBIDDULPHだが、今まで何度も復活してはそのたびに消えていった。今回の代理店で店主が知る限り5つめである。おそらく今度も長続きはしないだろう。そうそう簡単にレーベルの性格が変わるものではない。
 しかし言えるのはその内容はいい、ということ。だから何度も何度も熱い要望があって復活するのである。

 なので・・・手に入るときに手に入れておいたほうがいい。


 


BIDD85004
¥2200→\1990
晩年のブッシュがゼルキンと残した「春」初出
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集

 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
  1-3. ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ニ長調 作品12の1
  4-7.ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ヘ長調 作品24「春」 (初出)
  8-11. ヴァイオリン・ソナタ 第10番 ト長調 作品96
アドルフ・ブッシュ(ヴァイオリン)
ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
 録音: 1951年10月9-13日
 音源情報 第1番: マトリックス番号XLP8785、第5番: 個人所蔵のテスト・プレス盤、第10番: マトリックス番号XLP8786
 復刻プロデューサー: Eric Wen/復刻プロデューサー: Eric Wen/マスタリング: Dennis Patterson

 【晩年のブッシュがゼルキンと残した「春」初出!ほか2曲も初CD化!】
 ブッシュとゼルキンは室内楽史上でも最高のコンビのひとつであり、2人の名前を見ただけでも室内楽ファンは心が躍ってしまう。そこに、ソナタ第5番「春」の未刊行録音が加わるのは一大福音。
 これは私的に保管されていたアセテート盤から復刻したものだが、幸いにして音質は非常に良く、両者の音楽性がくまなく聴き取れる。2種類目の「春」としては、全く申し分がない。第1番と第10番はこれまでは主にLPでしか聴けなかったもので、初CD化はありがたい。 ---平林直哉(音楽評論家)

 アドルフ・ブッシュ(1891-1952)とルドルフ・ゼルキン(1903-81)は1920年にウィーンで出会うと、即座に意気投合。1921年にベルリンでベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会をスタートし、以後このデュオのトレードマークとなりました。二人は1939年から40年にアメリカに移住。この録音は1951年秋に、アメリカ・ヴァーモント州ダマーストンのブッシュ宅のスタジオ(古い倉庫を改装した)で行われたもので、このデュオにとって初のテープ録音であり、おそらく最後の録音と見られます。なおこの時のセッションでは、ヘルマン・ブッシュ(チェロ)をまじえたシューベルトのピアノ三重奏曲第2番なども収録されました。
 ソナタ第1番と第10番は米コロムビアのための録音で、その年のマールボロ音楽祭でブッシュが生徒に課題として出したのを機会に、ブッシュ自身があらためて解釈を深めたことから録音に臨んだようです。第5番「春」は、同じセッションで収録されたものの今日まで未発売であり、遺族が保管していたテスト・プレスのアセテート盤から復刻しました。(原盤英文解説より抜粋)
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BIDD85003
¥2200→\1990
シュムスキーの貴重な米アレグロ録音
モーツァルト: ヴァイオリン・ソナタ集

 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
  1-2 ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 K. 304
  3-4 ヴァイオリン・ソナタ イ長調 K. 305
  5-7 ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 K. 454
  8-10 ヴァイオリン・ソナタ イ長調 K. 526
  11-13 ピアノ・ソナタ 変ロ長調 K. 570
   (編曲者不詳のヴァイオリン・ソナタ版)
オスカー・シュムスキー(ヴァイオリン)
レオポルド・ミットマン(ピアノ)

 録音: 1951年
 音源情報 K. 304, K. 305, K. 570: AL97, K. 454, K. 526: AL112
 復刻プロデューサー: Eric Wen/復刻エンジニア: David Hermann/マスタリング: Dennis Patterson

 【珍品ヴァイオリン付きK. 570を含む、シュムスキーの貴重な米アレグロ録音!】
 シュムスキー家はロシアからの移民であり、オスカーはフィラデルフィアの生まれ。かのダヴィッド・オイストラフが称賛し、トスカニーニに請われてNBC交響楽団のヴァイオリニストも務め、プリムローズ弦楽四重奏団としても活躍した。
 このディスクはシュムスキーが珍しくアメリカ・アレグロに収録したもの。流麗でスピード感に溢れるシュムスキーのソロ、そして非常に機敏に反応するピアノともども、総合的な内容ではかのグリュミオー&ハスキルの名盤に匹敵しよう。 ---平林直哉(音楽評論家)

 オスカー・シュムスキーは1917年にロシア系移民の家庭に生まれました。8歳でフィラデルフィア管弦楽団とモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番を共演。指揮者のストコフスキーがその才能を絶賛しています。
 その年にレオポルド・アウアーの史上最年少の門下生となり、11歳でカーティス音楽院に入学。卒業後はニューヨークのNBCスタジオに所属し、ピアニストのアール・ワイルドとのデュオで放送用の録音を多数行いました。その後、NBC交響楽団とNBC四重奏団(後にプリムローズ弦楽四重奏団と改称)を経て独立し、第2次大戦(海軍軍楽隊に従軍)をはさみ、ソリストとしての演奏及び教育活動に取り組みました。
 ここに復刻されたモーツァルトのソナタ集は、シュムスキー唯一のアレグロ・レーベルへの録音(LP2枚分)。ミッシャ・エルマンとの共演で知られる室内楽の名手レオポルド・ミットマンと組んだ演奏は、ヴァイオリン専門家の間で「軽快なテンポと鋭敏・明晰な解釈ながら、深い感情や優しい親密感をも伝える」と称賛されて来たものです。
 ソナタK. 570はピアノ・ソナタですが、モーツァルト以外の作曲家がヴァイオリン・パートを付け足した形でも人気があったもの。今日ではこの演奏形態では顧みられることがないだけに、貴重な録音といえます。(原盤英文解説より抜粋。ブックレットには初出LPのジャケット写真を掲載)

 
 
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BIDD85002
(2CD)
¥2800→\2590
名手リリアン・フックスによる、ヴィオラ版無伴奏
バッハ:無伴奏チェロ組曲全集(ヴィオラによる演奏) 他

 【CD 1】
  ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750):
   無伴奏チェロ組曲 全6曲(ヴィオラによる演奏)
    1-6. 組曲第1番 ト長調 BWV 1007
    7-12. 組曲第2番 ニ短調 BWV 1008
    13-18. 組曲第3番 ハ長調 BWV 1009
    19-24. 組曲第4番 変ホ長調 BWV 1010
 【CD 2】
  1-6. 組曲第5番 ハ短調 BWV 101
  17-12. 組曲第6番 ニ長調 BWV 1012
  
 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
   13-15. ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 変ロ長調 K. 424
  ボフスラフ・マルティヌー(1890-1959):
   16-18. ヴァイオリンとヴィオラのための「3つのマドリガル」
リリアン・フックス(ヴィオラ)
ジョセフ・フックス(ヴァイオリン)
 ...CD2 13-18

 音源情報
 ・組曲第1番&第3番: DL9914 録音: 1954年5月14,17,26日/・組曲第2番&第6番: DL9544 録音: /1951年5月3,7,8日/
 ・組曲第4番&第5番: DL9660 録音: 1952年5月16日/・モーツァルト&マルティヌー: DL8510 録音: 1950年6月12日
 復刻プロデューサー: Eric Wen/復刻エンジニア: David Hermann/マスタリング: Dennis Patterson

 【カザルスも認めた名手リリアン・フックスによる、ヴィオラ版無伴奏!】
 フックス家のジョセフ(ヴァイオリン)、リリアン(ヴィオラ)はともに優れた音楽家であった。まず、リリアンの無伴奏ヴィオラだが、まだチェロ版でさえもそれほど録音が多く存在しなかった時期にあえてヴィオラ版を録音するのは、非常に挑戦的な試みであっただろう。器が大きく、幻想が大きく羽ばたくような演奏で、ヴィオラこそオリジナルだと思わせる内容だ。兄フックスとのデュオは非常に鮮烈でスリリング。兄と妹とで初演されたマルティヌーは、ことさら貴重である。 ---平林直哉(音楽評論家)

 リリアン・フックス(1903-1995)の兄ジョセフはヴァイオリニストで後にクリーヴランド管弦楽団のコンサートマスター、弟ハリーはクリーヴランド管の首席チェロ奏者を務めた音楽一家。
 リリアンはヴァイオリンを学びましたが、師事したフランツ・クネイゼルの勧めでヴィオラに転向したといいます。リリアンが20年間にわたってヴィオラ奏者を務めたペロレ四重奏団は、ニューヨークのコンサート・シリーズをブッシュ四重奏団と分担するほどの評価を得ました。
 リリアンは作曲・編曲でも才能を発揮し、また他の作曲家たちからも作品を献呈されました。兄ジョセフとのデュオも高く評価され、彼らが演奏するモーツァルトの二重奏曲を聞いたマルティヌーは、このCDに収録されている「マドリガル」を作曲して献呈しています。また、パブロ・カザルスの主宰するブラド音楽祭の常連であり、カザルス指揮のモーツァルト: 協奏交響曲の録音も残されています。
 リリアンは体格は小柄ながら、腕や手は長く、ヴィオラにうまく適応出来たので「ヴィオラの巨人」とも呼ばれていました。「とてもいい弓みたいな腕を持って生れて来たんだと思います」と語っていますが、その片鱗はここに収められたバッハからも聴き取ることが出来るでしょう。(原盤英文解説より抜粋。ブックレットにはバッハの初出LPのジャケット写真を掲載)

 
 



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ONDINE



ODE-938
【旧譜再案内】
¥2200→\1990
伝説的名盤、ここに復活
 スヴェトラーノフ&スウェーデン放送響
  ロシアのアダージョ集 
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
スウェーデン放送交響楽団
 1. アラム・イリイチ・ハチャトゥリアン(1903-1978):
  バレエ音楽『スパルタクス』 - 第2幕 クラッススとイギーナのアダージョ
 2. ティホン・ニコライエヴィッチ・フレンニコフ(1913-2007):バレエ音楽『軽騎兵のバラード』 Op. 25 - アダージョ
 3. セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953):
  バレエ音楽『シンデレラ』 Op. 87 - 第3幕 シンデレラを思い出す王子のアダージョ
 4. ニコライ・リムスキー=コルサコフ(1844-1908): 歌劇『地方長官』 - 夜想曲
 5. アレクサンドル・グラズノフ(1865-1936): バレエ音楽『ライモンダ』 Op. 57 - 第2幕 間奏曲
 6. グラズノフ: バレエ音楽『四季』 Op. 67 - 秋: プチ・アダージョ
 7. グラズノフ: バレエ音楽『ライモンダ』 Op. 57 - 第3幕 間奏曲
  ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893): バレエ音楽『眠りの森の美女』 Op. 66より
 8. 第2幕: パノラマ
 9. 第2幕: パダクション: アダージョ
 10. チャイコフスキー: バレエ音楽『くるみ割り人形』 Op. 71
   第2幕 第2幕 パ・ド・ドゥ - 王子とこんぺい糖

 録音 1999年5月 ベルワルド・ホール、ストックホルム、スウェーデン

 【伝説的名盤、ここに復活!】
 1999年5月にストックホルムのベルワルド・ホールで録音された、ロシアの伝説的な指揮者エフゲニー・スヴェトラーノフ(1928-2002)による晩年の録音の1つ。
 長らく入手困難になっていたこのアルバムがお求めやすい価格にて復活いたしました。
 
 「ロシア人による管弦楽作品すべて(共産党幹部から禁止された作曲家を除く)を指揮したことがある唯一の指揮者」という説もあるスヴェトラーノフ。
 このアルバムでは膨大なレパートリーの中から彼自身が選んだ「美しくゆったりとした曲」が演奏されており、中にはあまり耳にすることのないフレンニコフのアダージョなど濃厚な美しさを湛えた作品も含まれています。
 ほぼ同じ選曲で1998年に録音されたロシア国立交響楽団との「アダージョ集」も存在しますが、この演奏は、1996年から1999年まで音楽監督を務めたスウェーデン放送交響楽団との最後の録音の一つであり、オーケストラとの良好な関係が反映された演奏として知られるもの。
 スケールの大きさと濃厚な音楽作りに加え、ロシアのオーケストラとはまた違う繊細な表現も楽しめるスヴェトラーノフならではの名演です。

 





 このスウェーデン放送響とのONDINE版「アダージョ」、これが発売当時はどういうわけか契約の関係上、代理店経由では入らなくて特殊なルートを使って高値で販売していた。




 ちなみにこれ↓が1998年に録音されたロシア国立交響楽団との「アダージョ集」。
 ただの寄せ集めかと思いきやスヴェトラーノフ自身の選曲で、しかも全曲新録音だったということで大ベストセラーとなった。
 スヴェトラーノフの膨大なCDの中でも異端中の異端的アルバム。

「和(やすらぎ)~Adagio」ロシア国立交響楽団

 今は廃盤。


その後「和(やすらぎ)~Adagio」はBRILLIANT CLASSICSから発売になった。
が、廃盤・・・
海外倉庫に若干数在庫あり。
が、これが最後・・・

BRL9238
\2200
スヴェトラーノフ
 ロシアの作曲家によるアダージョ集
 チャイコフスキー:
  くるみ割り人形より「パ・ド・ドゥ」、
  眠れる森の美女より「パ・ダクション」/
 R.コルサコフ:組曲「パン・ヴォエヴォーダ」よりノクターン/
 グラズノフ:バレエ音楽「ライモンダ」より間奏曲/
 ハチャトゥリアン:バレエ音楽「スパルタクス」よりアダージョ/
 プロコフィエフ:バレエ組曲「シンデレラ」より王子とシンデレラ/
 フレンニコフ:バレエ音楽「軽騎兵のバラード」よりアダージョ/
 ミャスコフスキー:交響曲第27番よりアダージョ
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮、
ロシア国立交響楽団

 かつて国内盤でリリースされて話題になった、珍しいスヴェトラーノフの管弦楽オムニバス・アルバム。
 既発録音の寄せ集めではなく、スヴェトラーノフ自身の選曲で新しく録音された。
 気楽なヒーリング・アルバムと思いきや、ドロドロに溶けそうなロシアン・ロマンは想像以上に破壊力がある。
 スヴェトラーノフ評でおなじみのはやしひろし氏は「チャイコフスキーの圧倒的な表現の前では、もはや“ロマンティック”という言葉さえ陳腐に響いてしまうし、ハチャトゥリアンやフレンニコフでは魂をわしづかみにされてブルンブルンと揺さぶられ、「ライモンダ」やミャスコフスキーは“美しい”という言葉があふれる涙でビショビショになる。その他も奇跡的な感動に満ち満ちた演奏ばかりであり、ロシア音楽を愛する方はマジで泣ける。スヴェトラーノフという指揮者が存在しそれに惚れ込んでいる自分の人生を、この上もなく幸せに思えるCDだ。」とコメントを寄せている。
 原盤はセゾン・ルッセ。

 



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SWR CLASSIC



SWR19527CD
(4CD)
¥3100→\2890
ノリントン率いるシュトゥットガルト放送響
 ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):ロンドン交響曲集

 【CD1】
  1-4. 交響曲第93番 ニ長調 Hob.I:93(1791)
  5-8. 交響曲第97番 ハ長調 Hob.I:97(1792)
  9-12. 交響曲第101番 ニ長調 「時計」Hob.I:101(1794)
 【CD2】
  1-4. 交響曲第94番 ト長調 「驚愕」Hob.I:94(1791)
  5-8. 交響曲第98番 変ロ長調 Hob.I:98(1792)
  9-12. 交響曲第102番 変ロ長調 Hob.I:102(1794)
 【CD3】
  1-4. 交響曲第95番 ハ短調 Hob.I:95(1791)
  5-8. 交響曲第99番 変ホ長調 Hob.I:99(1793)
  9-12. 交響曲第103番 変ホ長調「太鼓連打」 Hob.I:103(1795)
 【CD4】
  1-4. 交響曲第96番 ニ長調「奇跡」Hob.I:96(1791)
  5-8. 交響曲第100番 ト長調「軍隊」Hob.I:100(1794)
  9-12. 交響曲第104番 ニ長調「ロンドン」Hob.I:104(1795)
ロジャー・ノリントン(指揮)
シュトゥットガルト放送交響楽団

 録音2009年9月7-12日(ライヴ)Hegelsaal, Liederhalle,シュトゥットガルト(ドイツ)

 2009年、ハイドン没後200年を記念して録音された「ロンドン交響曲」がお求めやすい価格で再登場!

 発売当時から高い人気を誇るノリントン率いるシュトゥットガルト放送響による「ロンドン交響曲集」。
 2009年の"シュトゥットガルト欧州音楽祭"に於いて、第93番から104番までを一気呵成にライヴ収録したこの演奏、オーケストラのサイズからテンポ、フレージング、アーティキュレーションまで考え抜かれたサウンド・バランスで、ピリオド奏法を採り入れたオーケストラがノリントンの持前の「ピュア・トーン」を完璧に奏でています。
 1998年にノリントンがシュトゥットガルト放送交響楽団の首席指揮者に就任して以来、10年間の信頼と実績が感じられる集大成とも呼べる名演の復活です。
 
















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