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≪第111号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その10 2021/5/11~





5/14(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

AUDITE



AU 97797
¥2700
リコーダー、ユリア・フリッツが
 イタリアのバロック時代の感動的な名曲を奏でる!

  (2)フォンタナ:ソナタ第2番
  (3)ノターリ:ルッジェーロのアリア
  (4)ノターリ:モニカのアリア(Modi 8-10)
  (5)フォンタナ:ソナタ第6番
  (6)フォンタナ:ソナタ第3番
  (7)ノターリ:チャッコーナ
  (8)フォンタナ:ソナタ第5番
  (9)ノターリ:ロマネスカのアリア
  (9)ノターリ:「別れの時は」
  (10)ノターリ:カンツォーネ・パッサッジャータ
  (11)フォンタナ:ソナタ第1番
  (12)ノターリ:モニカのアリア(Modi 1-7)
  (13)フォンタナ:ソナタ第4番
  (14)ロヴィーゴ:トッカータ
 
 (3)(6)(8)(12)(14)=世界初録音
ユリア・フリッツ(リコーダー)
ラインヒルト・ヴァルデク(バロック・ハープ)
ヨハネス・ヘーメルレ
 (オルガン/
  グラツィアディオ・アンテニャーティ
   1565年制作)
(3)(6)(9)マグダレーネ・ハラー(ソプラノ)

 聖バルバラ教会の歴史的オルガンを用いた録音。リコーダー、ユリア・フリッツがイタリアのバロック時代の感動的な名曲を奏でる!

 セッション録音:2020年10月12-16日/聖バルバラ教会(マントヴァ)/DDD、71'43
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ルトガー・ベッケンホーフ

 16世紀から17世紀にかけ、イタリア、ロンバルディア地方の都市マントヴァは独自の芸術文化を発展させました。
 音楽の分野ではモンテヴェルディがその代表格ですが、当時活躍した音楽家により、マントヴァの名声はヨーロッパ中に広まりました。

 当アルバムにはモンテヴェルディと同時代を生きたジョヴァンニ・バッティスタ・フォンタナ(1589-1630)、アンジェロ・ノターリ(1566-1663)、フランチェスコ・ロヴィーゴ(1541-1597)の作品を収録。リコーダー、バロック・ハープ、オルガンの作品に加えソプラノの声楽曲も収録。
 世界初録音の作品もあり非常に貴重なアルバムです。
 ボレアス・カルテット・ブレーメンのメンバーでもあるリコーダー奏者ユリア・フリッツと名手が奏でる充実の演奏です。

 この録音では聖バルバラ教会の歴史的なオルガンを使用しているのも注目。
 グラツィアディオ・アンテニャーティが1565 年に制作したこのオルガンは芸術文化の栄えた当時を知れる貴重な有形遺産で、大修復を経て今も色あせることなく奏でられております。
 




CHALLENGE CLASSICS

CC 72878
(SACD HYBRID)
¥2800
ヒエロニムス・ボスの合唱曲集 第2集 カペッラ・プラテンシス
 ジャン・ムートン(1459-1522):Motet Tua est potentia
 聖歌:Introitus Protexisti me
 ジャン・ムートン:Missa Tua est potentiaより Kyrie, Gloria
 聖歌:Alleluia Clamaverunt iusti / Alleluia Dominus in Synai / Sequentia Verbum Dei Deo natum
 ジャン・ムートン:Missa Tua est potentiaより Credo / Offertorium motet Salva nos Domine
 聖歌/作者不詳:Prefatio
 ジャン・ムートン/作者不詳:Missa Tua est potentiaより Sanctus with Elevation motet - O salutaris hostia
 聖歌:Pater noster
 ジャン・ムートン:Missa Tua est potentiaより Agnus Dei
 聖歌:Communio Ego sum vitis
 ジャン・ムートン:Motet Da pacem Domine

 ルネサンスのスペシャリストによるヒエロニムス・ボス没後500年記念盤第2弾アルバムが登場

 録音:2020年8月19・20・22・23日/60'14''、Multi-ch、Stereo

 15~16世紀のポリフォニーを得意とするヴォーカル・アンサンブル「カペッラ・プラテンシス」が、オランダの画家ヒエロニムス・ボス(1450-1516) の没後500年記念として2016年に始めたシリーズの第2集。
 同時期に作曲されたムートンのミサを中心に、聖歌などを絡めて構成されています。
 楽譜を吟味し原典に忠実な演奏を行う彼らは批評家や音楽雑誌等からも高い評価を受けており、このアルバムも隙のない歌唱が見事。
 
 
CC 72877
(SACD HYBRID)
【移行再発売】
¥2800
ヒエロニムス・ボスの合唱曲集 第1集 カペッラ・プラテンシス
 聖歌/作者不詳:Introitus Salve sancta parens
 ピエール・ド・ラ・リュー(c.1452-1518):Missa Cum jocunditateより Kyrie, Gloria
 聖歌:Graduale - Benedicta et venerabilis es / Alleluia - Ave Maria
 オルガン即興/作者不詳:Sequentia - Verbum bonum et suave
 ピエール・ド・ラ・リュー:Missa Cum jocunditateより Credo
 オルガン即興:O salutaris hostia
 作者不詳:Offertorium motet - Sub tuum presidium
 聖歌:Prefatio
 ピエール・ド・ラ・リュー/作者不詳:Missa Cum jocunditateより Sanctus with Elevation motet - O salutaris hostia
 オルガン即興:Pater noster
 ピエール・ド・ラ・リュー:Missa Cum jocunditateより Agnus Dei
 聖歌:Communio - Beata viscera
 オルガン即興:Cum jocunditate
 ピエール・ド・ラ・リュー:Motet - Gaude Virgo

 ルネサンスのスペシャリストによるヒエロニムス・ボス没後500年記念盤

 録音:2015年11月23-25日/64'24''、Multi-ch、Stereo

 ポリフォニー音楽の傑作といえるラ・リューのミサ曲を収録しています。
 演奏はチャレンジ・クラシックスからジョスカン・デ・プレ、オケゲムなどのルネサンス音楽をリリースしている男声アンサンブル、カペッラ・プラテンシス。経験豊かで研ぎ澄まされた様式美あふれる歌唱が名作に光を当てます。
 グレゴリオ聖歌やオルガンの即興も交えながら全曲を構成し、雰囲気を高めています。

 2016年はオランダの画家ヒエロニムス・ボス(1450-1516)の没後500年記念として、世界で話題が広がっています。
 このアルバムもまた彼へのオマージュとして発売されます。ボスとラ・リューは生没年も近く、共にオランダ南部のスヘルトーヘンボスに住んでいたこともあり、ボスがこのミサ曲から絵を描くインスピレーションを得たこともあるのではないかという想像も出来ます。

 ※CC-72710から移行再発売。CC-72710は廃盤となります。
 




AVIE



AV2459
¥2600

セバスティアン・ボーレン(ヴァイオリン)

モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集
 ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216
 交響曲第29番 イ長調 K.201
 ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K.219

セバスティアン・ボーレン(ヴァイオリン)
チャーツ・チェンバー・アーティスツ
ガーボル・タカーチ=ナジ(指揮)


 セバスティアン・ボーレン、Avieへデビューは、モーツアルトの協奏曲!

 ☆スイスの若き実力派ヴァイオリニスト、セバスティアン・ボーレンがモーツァルトでAVIEデビュー!
 ☆伴奏はタカーチ=ナジ&CHAARTSチェンバー・アーティスツ!

 スイスの若手実力派ヴァイオリニスト、セバスティアン・ボーレンによるモーツァルトのヴァイオリン協奏曲集。
 ザハール・ブロン、ジュリアーノ・カルミニョーラ、ドミトリー・シトコヴェツキーなどに師事したことからもわかるように、知性派の演奏でまたその演奏技術は見事の一言。
 とはいえもちろん淡々と弾いていくのではなく、その多彩な音色のバリエーションは素晴らしく、特にアダージョでの柔らかで甘美な演奏は必聴です。

 今回はヴァイオリン協奏曲の他に、交響曲第29番も併せて収録されていますが、これらの曲は全てモーツァルトが10代の頃に書かれたもので、モーツァルトの若々しい音楽をスイスのソリスト、弦楽四重奏団、またはベルリンやウィーン・フィルのプレイヤーなどを集めたチャーツ・チェンバー・アーティスツと共に収録。
 ヴァイオリン協奏曲は、一度目の録音では納得のいく出来栄えにならなかったため、二度の録音が行われたというほどセバスティアン・ボーレン渾身の演奏になっています。

 ※録音:2018年10月12日-13日(交響曲)、2020年6月11日-13日(協奏曲)、オーバーシュトラース教会、チューリッヒ(スイス)
 ※使用楽器:グァダニーニ1761 "Ex-Wanamaker-Hart
 
 

AV2449
¥2600
子供のためのアルメニアン・ソング
 コミタス・ヴァルダベット(1869-1935):
  6つの子供たちの歌、5つの子守歌の断片、眠れ,我が子よ ~
  子守歌、夢、ユー・アー・ビューティフル ~
  Agnの子守歌、子供たちの祈り、ヤマウズラの歌、小さな木馬、ツバメ/
 バルセグ・カナチヤン(1885-1967): Bjingo、ツバメ、セレナーデ、夜想曲、眠れ,我が子よ ~子守歌/
 ミラン・トゥマジャン(1890-1973)の歌曲コレクションより:
  スウィンギング・ソング ~ Bithynia-Bardizagの子守歌、クレイドル・ソング ~
  Bithynia-Bardizagの子守歌、ロッキング・ソング ~
  Gesariaの子守歌、Gesariaのバウンシング・ソング、Kharpertの案山子、Agnの2つの遊び歌、
  Agnの2つの子守歌、ロッキング・ソング ~ Khlat-Bitlisの子守歌、アイ・シング・トゥ・ユー ~
  Dikranagerdの子守歌、Medz Nor Kiugh-Bursaのアルファベット・ソングのコレクション、Vanの4つの子供たちの歌/
 様々な起源の伝承歌:
  おいで,私のナイチンゲール ~ 有名な子守歌、Aniのバウンシング・ソング、クレイドル・ソング ~
  Aniの子守歌、ロッキング・ソング ~ Aniの子守歌
 イザベル・バイラクダリアン(ソプラノ)、エリー・チュート(ハープ)、
 レイ・フルタ(フルート)、ルーベン・ハルトゥニヤン(ドゥドゥク)

 イザベル・バイラクダリアンはレバノン生まれのアルメニア系カナダ人のソプラノ。現在ではアメリカを拠点としていますが、メトロポリタン歌劇場をはじめとして、ミラノ・スカラ座、ゼンパーオーパー、そしてサイトウ・キネン・フェスティヴァルなど世界各地で活躍しています。
 今回のアルバムでは、彼女のルーツとなるアルメニアで歌い継がれてきた子守歌を集めています。

 ※録音:2020年7月-8月、ポール・シャゴイアン記念ホール、カルフォルニア(アメリカ)
 



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DA VINCI CLASSICS



C00391
(2CD)
特別価格
¥3600→\3290
マチルダ・コリャール(チェロ)
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 BWV.1007-1012(全曲)

 無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV.1007
 無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調 BWV.1010
 無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV.1011
 無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 BWV.1008
 無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV.1009
 無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調 BWV.1012
マチルダ・コリャール(チェロ)

 イタリア・チェロ界の才女マチルダ・コリャール。チェロの聖典、バッハの無伴奏チェロ組曲全曲を録音!

 1987年、音楽一家に生まれ、4歳でチェロを始めると瞬く間にその才能を開花させたイタリアの才女、マチルダ・コリャールがチェリストにとっての聖典、バッハの「無伴奏チェロ組曲」の全曲を録音!
 ソリストとしての活動はもちろんのこと、トリオ・ザンドナーイのメンバーとしてもイタリア内外で活躍し、2017年9月からはミラノのルドルフ・シュタイナー・スクールでチェロの教鞭を執っているマチルダ・コリャール。
 組曲第1番~第3番、第5番ではリッカルド・ベルゴンツィのチェロを、そして第4番と第6番ではステファーノ・ギベルトーニが製作したチェロを弾き分けるなど、バッハの「無伴奏チェロ組曲」という不朽の名作のレコ―ディングに臨むにあたり、楽器の選定にもこだわりを見せています。
 イタリアの女流チェリストによるバッハの「無伴奏チェロ組曲」の全曲録音は非常に珍しいこともあり、今回の全曲録音は本格的に世界へと羽ばたくマチルダ・コリャールにとっての一大転機となることでしょう!

 ※録音:2020年2月、5月&8月、クラシカ・ヴィヴァ・レコ―ディング・スタジオ(ドルノ、イタリア)

  
 
 

C00396
¥2600
ラフマニノフ:ピアノ作品集
 コレルリの主題による変奏曲 Op.42
 練習曲集《音の絵》Op.33
 ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.36(1913年版)
マッシミリアーノ・モッテルレ(ピアノ)

 マッシミリアーノ・モッテルレは、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で研鑽を積み、フランコ・スカラやラザール・ベルマン、パウル・バドゥラ=スコダ、アレクシス・ワイセンベルクといった巨匠たちの薫陶も受けたイタリアの実力派ピアニスト。
 1913年版の「ピアノ・ソナタ第2番」をラフマニノフ・プログラムのメインに据えたモッテルレは、ブダペストのフランツ・リスト国際ピアノ・コンクール第3位など21の国際コンクールでの入賞歴を誇っています。
 大海原のようなラフマニノフの幅広い作品の中でから異なるスタイルの3作品を選んだモッテルレ。それぞれの作品が備えるヴィルトゥオージティや内面の精神性を巧みに表現した好演です。

 ※録音:2020年10月、ヴィラ・ボッシ(ボーディオ・ロンナーゴ、イタリア)
 
 

C00399
¥2600
現在の世界にインスパイアされたギター作品集
 ニコラ・パラディソ:フロンテラ
ヴィト・ニコラ・パラディソ(ギター)

 イタリアの「かかと」に位置するプッリャ州出身のギタリスト、ヴィト・ニコラ・パラディソ(1964-)の自作自演集「フロンテラ」。
 エンニオ・モリコーネへのトリビュートとして2020年に作曲された「エレジア」など、パラディソはこの「フロンテラ」で「学術的な条件付けを一切せず、完全に自由に自分の感情や理想を表現する」ことを目指しています。

 ※録音:2020年10月、ヴァレンティノ・レコーディング・スタジオ(カステッラネータ、イタリア)
 
 

C00398
¥2600
親和性 ~ クラリネットとピアノのための幻想曲とソナタ集
 ゲーゼ:幻想小曲集 Op.43
 サン=サーンス:クラリネット・ソナタ変ホ長調 Op.167
 マルティヌー:クラリネット・ソナタ H.356
 プーランク:クラリネット・ソナタ FP.184
ミケーレ・カルッリ(クラリネット/ビュッフェ・クランポン)
セレーナ・キレーミ(ピアノ/シュタイングレーバー)

 イタリアを代表する世界的クラリネット奏者。ミケーレ・カルッリが奏でる「幻想曲とソナタ」!

 クラウディオ・アバドの推薦を得て1979年に19歳という若さでミラノ・スカラ座管弦楽団の首席奏者に就任し、イタリアを代表するクラリネット奏者として活躍すると同時に、指揮者としても世界的名声を得ているミケーレ・カルッリ(1958-)。
 クラリネット奏者の実績はもちろんのこと、1992年にはタングルウッド音楽祭のセミナーに参加するため小澤征爾とボストン交響楽団から招待され、1994年以降はジュゼッペ・シノーポリのパーソナル・アシスタントを務めるなど、指揮者としても世界規模で活躍を展開しています。

 今回リリースとなるこの「親和性」は、クラリネット奏者としてのミケーレ・カルッリの"現在"を刻印した作品集。
 ゲーゼ、サン=サーンス、マルティヌー、そしてプーランクの4作品を通じて、後期ロマン派、新古典派の時代におけるクラリネットのための音楽の変遷と発展を描きます。

 ※録音:2018年10月、クラヴィエヴェルクシュタット・コントラプンクト(ミュンヘン、ドイツ)
 
 

C00395
¥2600

シューマン:ピアノ作品集
 フモレスケ変ロ長調 Op.20
 ピアノ・ソナタ第2番ト短調 Op.22
 創作主題による変奏曲 WoO.24

ルカ・リオーネ(ピアノ/YAMAHA CFX)


 2020年11月にドイツのボンで開催された国際音楽コンクール "Grand Prize Virtuoso" においてゴールド・メダルを獲得したイタリアのピアニスト、ルカ・リオーネ。
 イタリアのコセンツァとポテンツァの音楽院で研鑽を積み、コンサートピアニストとして本格的に活動を展開しているルカ・リオーネが、シューマンのレコ―ディングのために選んだピアノはYAMAHA CFX。
 ルカ・リオーネがソナタを含む3作品の楽譜をじっくりと読み込んだ成果として、稀に見る美しさと音楽的な力強さを備えた演奏に仕上がっています。

 ※録音:2020年10月、ヴィラ・ボッシ(ボーディオ・ロンナーゴ、イタリア)
 
 

C00388
¥2600
サン=サーンス:オルガン作品全集 Vol.1 ~ 糸杉と月桂樹
 糸杉と月桂樹 Op.156
 3つの前奏曲とフーガ Op.99
 幻想曲変ホ長調 R.78
 幻想曲第3番ハ長調 Op.157
シモーネ・ヴェッバー(オルガン)

 オルガンを伴う「交響曲第3番《オルガン付き》」ではなくサン=サーンスのオルガン独奏作品の網羅を目指す全曲録音プロジェクトがスタート!
 イタリア、ベルガモのサンタレッサンドロ大聖堂(ベルガモ大聖堂)を舞台として繰り広げられる第1集のソリストは、ロレンツォ・ギエルミの高弟シモーネ・ヴェッバー(1983-)。
 東京を含む世界各地のオルガン・フェスティヴァルから招聘されている名手が、自らもオルガニストだったサン=サーンスのオルガン芸術の神髄に迫ります。

 ※録音:2020年11月、サンタレッサンドロ大聖堂(ベルガモ、イタリア)
 




INVENTA


INV1004
¥2600
Inviolata - リュートとビウエラによるジョスカン・デ・プレ ジェイコブ・ヘリングマン(リュート&ビウエラ)
 ジョスカン・デ・プレ(1450/55-1521)
  1. アヴェ・マリア、清らかなおとめ/編曲:ジェイコブ・ヘリングマン(1964-)
  2-4. 汚れなく、罪なく、貞節なるマリア/編曲:ハンス・ゲルレ(1500頃-1570)
 ミサ曲《祝福された聖処女》より
  5. キリエ1によるグロサ/アロンソ・ムダーラ(1510頃-1580)
  6. キリストよ、憐みたまえ/編曲:ヘリングマン
  7. キリエ2/編曲:ヘリングマン
  8. キリエ2によるファンタジア/エンリケ・デ・バルデラーバノ(1547頃活躍):
  9. Mariam coronans によるプレリュード/ヘリングマン
  10.「聖霊とともに」によるグロサ/ムダーラ
  11.聖霊とともに/編曲:ハンス・ノイジドラー(1508/9頃-1563)
 12-14. サルヴェ・レジーナ/編曲:ヘリングマン
 15. フェーブスの輝きに/編曲:ヘリングマン
 16-17. スターバト・マーテル/編曲:シモン・ギンツラー(1500頃-1547以降)

 使用楽器1999年マイケル・ロウ製作6コース・リュート、 ハンス・フライ・モデル(16世紀前半)...1-4,15-17/2016年マーティン・ヘイコック製ヴィウエラ・デ・マーノ...5-10/1997年アンドルー・ラザフォード製作6コース・リュート、 ゲルレ・モデル(1580年頃)...11-14

 録音2016年12月20日‛&2-4 2017年5月8日‛&16-17 2018年1月29日‛&11-14 2019年2月25日‛&5-10 2020年3月9日‛&1,15St Cuthbert's Chapel, Ushaw College, nearDurham(UK)

 今年没後500年を迎えたジョスカン・デ・プレの聖母マリアにちなむモテットとミサ曲をリュートまたはビウエラ1台で演奏したアルバム。
 ルネサンス時代にはポリフォニーの声楽曲をリュートなどに移して演奏することが行われており、当時国際的な名声を博していたジョスカンの作品には、同時代や、その次の世代の作曲家たちによる編曲が多数あります。
 ジェイコブ・ヘリングマンはそれらと共に自らの編曲も披露しています。アメリカ育ちのヘリングマンはギター演奏家でしたが、1986年にヤコブ・リンドベルイの録音を聴いてリュートに魅了され、翌87年にロンドンへ渡り王立音楽大学でリンドベルイに師事。
 その後、古楽のメッカロンドンで様々なグループの通奏低音やリュート歌曲の伴奏で活躍し、その過程でジョスカンの音楽に深く魅了されていきます。
 2000年には今作と同様の企画によるジョスカン・アルバムをリリース。その後も探求を重ね、20年余りを経ての第2作としてここに結実しました。
 ヘリングマンは自身のウエブサイトで「聴く人の心の安らぎとなるように」との願いを綴っています。
 現代屈指のリュート奏者による500年前の偉大な作曲家とリュート演奏家たちへの静かなオマージュです。
 
 

INV1006
(2CD)
¥3400
BYRD1588 ウィリアム・バード(1543頃-1623):詩篇、ソネット、悲しみと敬虔の歌曲集(1588年出版)
 【CD1】
  詩篇歌
   1. O God give ear/2. Mine eyes with fervency of sprite/3. My soul oppressed with care and grief/
   4. O Lord how long wilt thou forget/5. O Lord who in thy sacred tent
  ソネットと田園詩
   6. O you that hear this voice/7. Ambitious love/8. Although the heathen poets/
   9. My mind to me a kingdom Is/10. Farewell false love/11. If women could be fair/
   12. Who likes to love/13. La Verginella
  悲しみと敬愛の歌曲集
   14. Lullaby, my sweet little baby/15. All as a sea/16. Prostrate, O Lord, I lie
  フィリップ・シドニー卿への葬送歌
   17. Come to me grief forever
 【CD2】
  詩篇歌
   1. Even from the depth/2. Blessed is he that fears the Lord/3. How shall a young man prone to ill/
   4. Help Lord for wasted are those men/5. Lord in thy wrath reprove me not
  ソネットと田園詩
   6. Though Amaryllis dance in green/7. Constant Penelope/8. I joy not in no earthly bliss/
   9. As I beheld I saw a herdman wild/10. Where fancy fond/
   11. What pleasure have great princes/12. In fields abroad/13. The match that's made
  悲しみと敬愛の歌曲集
   14. Why do I use my paper, ink and pen?/15. Care for thy soul/
   16. Susanna fair/17. If that a sinner's sighs
  フィリップ・シドニー卿への葬送歌
   18. O that most rare breast
 グレース・デイヴィッドソン(ソプラノ)、マーサ・マクロリナン(メゾ・ソプラノ)
 ニコラス・トッド(テノール)
 フレットワーク(古楽器使用)
 アラミレ(声楽アンサンブル)、ディヴィッド・スキナー(指揮)

 録音2020年8月27-29日‛&ヴォーカル・コンソート 2020年9月21-24日‛&ヴァイオルとのコンソート・ソング Church of All Saints, Holdenby, Northamptonshire(UK)

 ウィリアム・バードは「ブリタニア音楽の父」として敬愛されるルネサンス期イギリスの作曲家。ラテン語によるミサ曲やモテットの他、歌曲や鍵盤曲でも知られています。
 バードは、1575年彼の師であるトマス・タリスとともにエリザベス1世から楽譜出版販売の許可を受け、各自の聖歌集からモテットを17曲ずつ選んで「Cantiones Sacrae」として出版し、英国教会音楽の礎を築きました。
 それから13年を経て、エリザベス女王の大法官であるクリストファー・ハットン卿の支援を得て、単独で《詩篇歌、ソネットおよび歌曲集》を出版し、ヴァイオル・コンソート(ヴィオラ・ダ・ガンバのアンサンブル)の伴奏を持つ独唱やニ重唱であるコンソート・ソングの水準を高めました。
 この2枚組は同曲集初の完全収録盤で、楽しいマドリガルから、イングランドの詩人フィリップ・シドニー卿の葬儀に寄せた2つの葬送歌までバードの音楽表現の広さ・深さを知ることが出来ます。
 デヴィッド・スキナー率いる合唱団"アラミレ"は、15世紀から1930年代までのイギリス教会音楽を演奏&録音するプロジェクトを進めています。
 共演する"フレットワーク"は35年の歴史を誇り録音も来日公演も数多い、イギリスを代表するヴァイオル・アンサンブルです。
 



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NAXOS

8.574144
¥1200
マルティヌーと愛し合い、ミュッシャの息子と結婚し、
 25歳でこの世を去った天才女流作曲家
ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァー(1915-1940):別れとハンカチ

 1. ノエルの前奏曲(1939)/2. 軍隊風シンフォニエッタ Op. 11(1936-37)
 3. 悲しい夜(T. チークによる声と管弦楽編)(1936頃)‛&世界初録音
 4. 別れとハンカチ Op. 14 (声と管弦楽版)(1938)
 小品による組曲 Op. 1 (管弦楽版)(1935)
  5. I. Praeludium 前奏曲/6. II. Pastorale 田園曲/
  7. III. Ukolebavka 子守歌/8. IV. Menuetto メヌエット
 ピアノ協奏曲 ニ短調 Op. 7(1935)
  9. I. Allegro entusiastico/10. II. Largo -11. III. Allegro
ニコラス・ファン(テノール)‛&3,4
エイミー・アイ=リン・チェン(ピアノ)‛&9-11
ミシガン大学交響楽団
ケネス・キースラー(指揮)

 録音 Hill Auditorium, University of Michigan, Ann Arbor, Michigan(USA) 2015年9月28日‛&3,4 2015年12月13日‛&5-11 2016年3月28日‛&1,2

 【夭折の女性作曲家カプラーロヴァー、その多彩なオーケストラ作品を聴く1枚】
 チェコの音楽一家で生まれたヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァー。音楽学校の校長を務める父と歌の教師であった母のもと、幼い頃から才能を発揮した彼女は、15歳でブルノ音楽院に入学。ヴィレーム・ペトルジェルカに作曲を学び、5年後の1935年に初のオーケストラ作品である若々しいエネルギーと鮮やかな色彩に満ちた《ピアノ協奏曲ニ短調》を作曲し、卒業作品とします。
 また同じ時期に自身のピアノ曲である「組曲」にオーケストレーションを施し、これが実質的に彼女の2番目の管弦楽作品となりました。
 やがてプラハ音楽院でヴィーチェスラフ・ノヴァークとヴァーツラフ・ターリヒに師事し、更に研鑽を積み、1937年には奨学金を得てパリのエコールノルマル音楽院に留学。シャルル・ミュンシュとナディア・ブーランジェのクラスに入るとともに、当時パリに滞在していたボフスラフ・マルティヌーにも個人的な教えを受けました。
 この年に代表作である「軍隊風シンフォニエッタ」が完成、彼女自身の指揮によるチェコ・フィルハーモニー管弦楽団が初演、国際的な評価を得ました。
 その後、1940年4月に、アルフォンス・ミュシャの息子で小説家、ジャーナリスト、脚本家のイジー・ミュシャと結婚しましたが、2か月も経たないうちに病を得て25歳の若さでこの世を去ってしまいました。
 しかし短い生涯に残した50作以上の作品は、21世紀になって一層高く評価されており演奏の機会も増えています。
 このアルバムには、声楽曲も含む彼女の多彩な作品が収録されています。
 
 

8.660462
(2CD)
¥2400
ヨハン・ジモン・マイール(1763-1845):歌劇《エレーナ》(1814)全2幕
   アンドレア・レオーネ・トットーラ:台本
  【CD1】
   1. シンフォニア/2-16. 第1幕
  【CD2】
   1-2. 第1幕(続き)/3-16. 第2幕
  

 世界初録音
エレナ/リッカルド‛&
 ユリア・ソフィー・ワーグナー(ソプラノ)
コンスタンティーノ‛&ダニエル・オチョア(バス)
パオリーノ/アドルフォ‛&ミラ・グラツィク(ソプラノ)
カルロ‛&ニクラス・マルマン(バス)
エドモンド‛&マルクス・シェーファー(テノール)
アンナ‛&アンナ=ドリス・カピテッリ(メゾ・ソプラノ)
エルネスタ‛&アンナ・ファイト(ソプラノ)
知事‛&ジー・ファン(テノール)
エラルド‛&ハラルド・トゥム(テノール)
ウルビーノ‛&アンドレアス・マッテルスベルガー(バス)
ジモン・マイール合唱団
コンチェルト・デ・バッスス(古楽器使用)
フランツ・ハウク(指揮)

 録音 2018年8月17-25日 Kongregationssaal, Neuburg an der Donau, Bavaria(ドイツ)

 【世界初録音!あの《フィデリオ》を思わせるマイールの救済オペラ】
 1813-14年、ナポリの謝肉祭シーズン中に、ジモン・マイールが書きあげた歌劇《エレーナ》。主役を務めるのは、男装の麗人でリッカルドと名乗るエレーナ。
 彼女はタラスコンの王女で、コンスタンティーノ伯爵の妻ですが、現在夫コンスタンティーノには義父殺しの嫌疑がかけられており、追跡者エドモンドから逃げているところです。
 周囲の人々の疑惑をはねのけ、最後は夫の潔白も証明されるというこの歌劇は、当時フランスからドイツにかけて流行していた「レスキュー=救済オペラ」と呼ばれるジャンルの作品で、その名のとおり、高尚な人道主義の理想を掲げ、危険から救助される主人公を描き、最後はハッピーエンドを迎えるというのが定石。ベートーヴェンの《フィデリオ》が代表作です。
 マイールは華やかなアリア、ロマンス、アンサンブルを用いて、複雑なあらすじを的確に描きました。
 演奏はマイール作品のオーソリティ、フランツ・ハウク。素晴らしい歌手たちと、手兵コンチェルト・デ・バッススとともにメリハリのある音楽を創り上げています。
 
 
8.574307
¥1200
セーチェニ(1825-1898):ワルツとハンガリー行進曲集
 1. セル城(1854)/2. ハンガリー行進曲(1873年以前)/
 3. 冬物語のワルツ(1858)/4. 私たちの最後のワルツ(1894)/
 5. ハンガリーのチャールダーシュ(1858)/
 6. 誕生日のワルツ(1888)/7. 宮殿のギャロップ(1853)
 8-10. 3つのワルツ - 4手ピアノのための(1889)
  第1番: ハ長調/第2番: ヘ長調/第3番 ト長調
 11. ハンガリーの騎手の行進曲 - 4手ピアノのための(作曲年不詳)
 12. ワルツ - 4手ピアノのための(1872年以前)
 13. 序奏とハンガリー行進曲(1873) (F.リストによる改訂S573/R261) -
  H. ゴッビによる4手ピアノ編
 
 世界初録音‛&トラック8を除く
イシュトヴァーン・カッシャイ(ピアノ)
ジェルジ・ラーザール(ピアノ)‛&2,4,6,8-13

 使用ピアノ: ベヒシュタイン model 'C' No 88471(1908製オリジナル)
 録音 2020年1月24-27日 Phoenix Studio, Diósd(ハンガリー)

 ハンガリーの貴族の家系に生まれたイムレ・セーチェニ。本業は外交官であり、大使としてキャリアを重ねながら平行して作曲も続けていました。
 またハンガリーと所縁の深いフランツ・リストとも親しく、リストが音楽院を設立する際には力添えもしています。同じ年のヨハン・シュトラウスII世とは生涯を通じて友人関係にあり、シュトラウスはセーチェニの作品をしばしばコンサートで演奏するだけではなく、自身の作品をセーチェニに献呈するなど親しい関係を保っていました。
 このアルバムでは、ほとんどが世界初録音となるセーチェニの知られざる作品を聴くことができます。
 彼が愛したワルツや行進曲をはじめ、リストが自身の手で改訂を施した「序奏とハンガリー行進曲」など魅力的な作品を演奏するのは、セーチェニ作品のスペシャリストであるカッシャイとラーザール。
 使用しているピアノはワーグナーの孫(リストの曾孫)であるヴォルフガングが所有していた1908年製のベヒシュタイン。
 生き生きとした音色は当時の華やかな社交界を彷彿させます。
 
 
8.555229
¥1200
リチャード・アディンセル(1904-1977):ブリティッシュ・ライト・ミュージック 第1集
 1. 『チップス先生さようなら』- テーマ(1939) - P. レーンによる管弦楽復元版
 2. ワルツへの招待 -『リング・ラウンド・ザ・ムーン』より(1950) - P.レーンによる管弦楽編
 スモーキー・マウンテンズ(協奏曲)(1950)
  3. First Movemen 第1楽章/4. Valley Song 谷の歌/5. Old Joe Clark 老ジョー・クラーク
 6. 『りんごの島』(1940) - R. ダグラスによる管弦楽編
 7. 『王子と踊子』(1957)(抜粋) - F. ラプリー、D. ガムレイによる管弦楽編
 8. ト調の音楽(1943)
 9. 『トム・ブラウンの学校生活』- 序曲(1951) - P.レーンによる管弦楽編
 10. フェスティバル(1947)
 11. ロマンスへの旅(1955) - L.アイザックスによる管弦楽編
 12. 『無敵艦隊』 - 組曲(1937) - G.L.ザルヴァ編、L.イサークによる管弦楽編
 13. 『二都物語』 - テーマ(1958) - D.ガムレイによる管弦楽編
  フィリップ・マーティン(ピアノ)‛&3-5,10、ロードリック・エルムス(ピアノ)‛&8,13BBC、
  コンサート・オーケストラ、ケネス・オルウィン(指揮)

 MARCOPOLO 8.223732より移行盤
 録音 1994年4月20-21日 Golders Green Hippodrome, London(UK)

 1941年の映画『危険な月光』のテーマ曲「ワルソー・コンチェルト」で知られるイギリスの作曲家リチャード・アディンセル。オックスフォード大学ハートフォード校に学んだ後、1925年に王立音楽大学に進み、さらにベルリン、ウィーン、米国に留学して音楽修業を積んだ彼は、主として映画音楽の分野で活躍、『チップス先生さようなら』や『二都物語』などの華やかな音楽を手掛けました。
 このアルバムでは彼の代表的な映画音楽を中心に、協奏曲形式の「スモーキー・マウンテンズ」など興味深い作品を収録しています。耳あたりのよい旋律に彩られた作品の数々は、聴き手を魅了することでしょう。
 また、ラジオ劇『りんごの島』のオーケストレーションは、彼と協力関係にあり「ワルソー・コンチェルト」でもオーケストレーションを担ったロイ・ダグラスの手によるもの。神秘的なハープの伴奏の上で弦が美しい調べを奏でます。
 
 
8.573083
¥1200
エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897-1957):歌曲集 第2集
 4つの別れの歌 Op. 14 (1920-21)
  1. No. 1. Sterbelied 挽歌 - 私が死んだとき、私の最愛の人
  2. No. 2. Dies eine kann mein Sehnen nimmer fassen あなたを想うこの心はけっして納得できない
  3. No. 3. Mond, so gehst du wieder auf 月よ、こうしておまえは再び昇る
  4. No. 4. GefaBter Abschied 決意の別れ
 3つの歌 Op. 18(1924)
  5. No.1. In meine innige Nacht 私の心の奥の夜/6. No. 2. Tu ab den Schmerz 苦しみを閉め出せ/7. No. 3. Versuchung 誘惑
 8. Constant Nymph 映画音楽『永遠の処女』-
  明日 Op. 33(1942) (声とピアノ三重奏編)ドイツ語歌唱によるピアノ三重奏版‛&世界初録音
 5つの歌 Op. 38(1940-47)
  9. 第1曲 祝詞(英語歌唱)/10. 第2曲 病人(英語歌唱)/11. 第3曲 古えのスペイン/
  12. 第4曲 古い英詞/13. 第5曲 わが恋人の目
 14. ウィーンのためのソネット Op. 41(1953)
 【遺作より】
  15. 夜(1913)/16. 内なる魅力(1914)/17. オーストリア兵士の別れ(1915)/
  18. でない限りは(1915)/19. とても個人的なもの(1917)‛&世界初録音/
  20. ドゥシュニッツ家のガチョウのレバー(1919)/21. 50のフォックストロット(1922)
 ブリッタ・シュタルマイスター(ソプラノ)‛&8,19、ジビル・フィッシャー(メゾ・ソプラノ)‛&1-4,14-15,18,21、
 ウーヴェ・シェンカー=プリムス(バリトン)‛&5-7,9-13,16-17,20、フィリップ・ロイ(ヴァイオリン)‛&8,19、
 ペーター・フランク(チェロ)‛&8,19、クラウス・ジモン(ピアノ)

 録音 2012年8月6-8日 Schlossbergsaal des SWR, Freiburg(ドイツ)

 幼い頃から音楽の才能を示し、15歳の頃にはすでにプロの作曲家として活動していたコルンゴルト。純音楽を追求するも、結局は時代の波に呑まれ、本意ではない"映画音楽"の分野での活動が現在のハリウッド音楽を支えることになろうとは、彼自身も知る由がありませんでした。
 そんなコルンゴルトが持てる才能の全てを注ぎこみ、生涯にわたってロマン主義の理想を追求できたのは一連の歌曲でした。
 初期から晩年に至るまでどの時代においても、コルンゴルトは歌曲には常に実験的な創意工夫を施し、時には刺激的なハーモニーを与えるなど斬新な試みを行っています。
 とりわけ作品番号18の「3つの歌」は、同時期の歌劇《ヘリアーネの奇跡》の音楽を反映した、半音階的な和声が際立つ刺激的な響きを持つ作品です。
 このアルバムにはコルンゴルトが折に触れ家族や親しい友人のために書いていた歌曲も収録。
 その中には彼が一時期愛していたというマリア・コーリッシュ(ヴァイオリニスト、ルドルフ・コーリッシュの妹)のクリスマス・プレゼントとして書かれた「とても個人的なもの」など、貴重な作品が含まれます。
 
 
8.578360
¥1200
ベスト・オブ・マルコム・アーノルド マルコム・アーノルド(1921-2006):作品集
 1. 序曲「タム・オーシャンター」 Op. 51
 イギリス舞曲集第1集 Op. 27(1950)
  2. I. Andantino/3. II. Vivace/4. III. Mesto/5. IV. Allegro risoluto
 6. チェロ協奏曲 Op. 136(1988) - 第1楽章 Allegro - D. エリスによる演奏会用編
 7. 組曲「さすらいの旅路」(1969) - ミコーバー氏 - J. モーガンによる再管弦楽版
 8. 交響曲第6番 Op.95(1967) - 第1楽章 Energico
 9. サクソフォン協奏曲(1942/1994) - 第3楽章 Alla Marcia - 原曲: ピアノ・ソナタ(D. エリスによる管弦楽編)
 10. 大幻想曲 Op. 973(1940)
 11. クラリネットのための幻想曲 Op. 973(1940)
 12. 弦楽四重奏曲第2番 Op. 118(1975) - 第1楽章 Allegro
 13. ピアノ三重奏曲 Op. 54(1956) - 第3楽章 Vivace energico
 14. 交響曲第5番 Op. 74(1961) - 第1楽章 Tempestuoso
 3つのシャンティ Op. 4(1942)
  15. I. Allegro con brio/16. II. Allegretto semplice/17. III. Allegro vivace
 イングリッシュ・ノーザン・シンフォニア‛&1、ポール・ダニエル(指揮)‛&1、クイーンズランド交響楽団‛&2-5、
 アイルランド国立交響楽団‛&8-14、アンドリュー・ペニー(指揮)‛&2-5,8,14、ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)‛&6、
 ノーザン室内管弦楽団‛&6、ニコラス・ウォード(指揮)‛&6、モスクワ交響楽団‛&7、ウィリアム・ストロンバーグ(指揮)‛&7、
 カール・レーヴェン (アルト・サクソフォン)‛&9、マンチェスター・シンフォニア‛&9、リチャード・ハワース(指揮)‛&9、
 イースト・ウィンズ‛&10,11,15-17、マッジーニ四重奏団‛&12、イングリッシュ・ピアノ・トリオ‛&13

 録音 1995年-2011年

 イギリスの近代作曲家マルコム・アーノルド。1921年ノーザンプトンに生まれロンドン王立音楽院でトランペットを学び、1941年にロンドン・フィルハーモニー管弦楽団にトランペット奏者として入団、翌年首席奏者となります。
 その後はBBC交響楽団でも首席奏者を務めましたが、1948年のイタリア滞在中に作曲に専念することを決め、以降はオペラ以外のあらゆるジャンルに作品を発表。9曲の交響曲をはじめ、協奏曲、室内楽曲など多岐にわたる作品を残しています。デイヴィッド・リーン監督の『戦場にかける橋』など、映画音楽でも才能を発揮しました。
 このアルバムは、2021年の生誕100年を記念し、これまでのNAXOSにおける様々な録音から人気作「タム・オーシャンター」やイギリス舞曲集など、アーノルドの代表的名曲をセレクトし1枚にまとめたものです。
 



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RESONUS CLASSICS



RES10281
¥2600→\2390
オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティク"のコンマス
 名手ピーター・ハンソン
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
 ヴァイオリン・ソナタ集

  1-2. ソナタ イ長調 K. 305
  3-4. ソナタ ホ短調 K. 304
  5-6. ソナタ ト長調 K. 301
  9-7. ソナタ 変ロ長調 K. 454
ピーター・ハンソン(ヴァイオリン)
アンドルー・アーサー(フォルテピアノ)

 ヴァイオリン‛&J.B.グァダニーニ
 フォルテピアノ‛&ポール・マクナルティ制作、Walter & Sohn モデル(1805年製作)
 a=430' Tuning in unequal temperament(不等分律による調律)
 録音 2020年1月6-9日 Chapel of Trinity Hall, Cambridge(UK)

 ジョン・エリオット・ガーディナーが率いる"オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティク"のコンサートマスターを25年以上にわたり務めてきた名手ピーター・ハンソンによるモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集。
 収録されているのは、1778年に作曲されてプファルツ選帝侯カール・テオドールの侯妃マリア・エリーザベト・アウグステに献呈された「選帝侯妃ソナタ」からK.301、304、305の3曲と、1784年、女性ヴァイオリニスト、レジーナ・ストリナザッキのために書かれたK.454の4曲です。
 モーツァルトの時代は、K.454が「ヴァイオリンの伴奏つきクラヴィーア・ソナタ」とされているように、ヴァイオリン・ソナタと言っても、実際には鍵盤楽器に重きが置かれることも多かったのですが、モーツァルトは2つの楽器を対等に扱い、ヴァイオリンにも華やかな見せ場を持たせています。
 このアルバムでは彼と長らく共演を果たしてきたアンドルー・アーサーがフォルテピアノを担当。旋律への優雅な装飾を加えながら自由闊達な演奏を繰り広げます。
 銘器J.B.グァダニーニの艶やかな美音と、不等分律による調律を施したヴァルターのフォルテピアノ(レプリカ)の音色も聴きどころ。

 
 
 

RES10279
¥2600
PRESTEIGNE PREMIERES プレスティン音楽祭の新作曲集
 「愛らしいジョアン」の変奏曲
  1. トーマス・ハイド(1978-): 前奏曲 - 主題 - 主題のエラボラータ
  2. デイヴィッド・マシューズ(1943-): 変奏曲 I: Molto vivace
  3. エイドリアン・ウィリアムズ(1956-): 変奏曲 II: Adagio molto
  4. マイケル・バークリー(1948-): 変奏曲 III: Frolic for Lovely Joan
  5. クリストファー・ガニング(1944-): 変奏曲 IV: Andante
  6. ヒュー・ワトキンズ(1976-): 変奏曲 V: Allegretto
  7. サリー・バーミッシュ(1956-): 変奏曲 VI: Adagio、very still
  8. マシュー・テイラー(1964-): 変奏曲 VII:フィナーレ Prestissimo
  9-11. マーティン・バトラー(1960-): 協奏曲 - ソプラノ・サクソフォンと弦楽合奏のために
   ヒュー・ウッド(1932-): 「Beginnings 始まり」 3つの初期の歌 Op. 54
    - メゾ・ソプラノと弦楽オーケストラのために
  12. Tom O'Bedlam's Song
  13. Why East Wind chills
  14. O Unicorn among the Cedars
  15. ジョー・ダドゥル(1972-): Mnemonic ニモニック - フルート、ハープと弦楽オーケストラのために
  16-18. ウッド: ディヴェルティメント Op. 51
 世界初録音
  エイミー・ディクソン(サクソフォン)、レベッカ・アフォニー=ジョーンズ(メゾ・ソプラノ)、
  キャサリン・ベイカー(フルート)、スージー・ウィルソン=カヴァレク(ハープ)、
  プレスティン祝祭管弦楽団、ジョージ・ヴァス(指揮)

 録音 2020年8月19-21日 Barnabas Church, Ealing, London(UK)

 1982年からウェールズのラドノーシャーで行われている"プレスティン音楽祭"。
 地元の作曲家エイドリアン・ウィリアムズを含む音楽愛好家たちによって始められた40年近い歴史を持つ音楽祭は、現代音楽のプロモーションを目的にしており、作曲家とともに若いアーティストをサポート。設立当初から多彩なコンサートを開催することで、ウェールズの夏の風物詩の一つとして知られています。
 初期には英国の作曲家の作品を紹介していましたが、1993年より指揮者ジョージ・ヴァスが芸術監督に就任、翌年からアーティスト・イン・レジデンス制度を設けることでレパートリーを広げ、2006年には初めてペトリス・ヴァスクスの作品を演奏しています。
 2020年の音楽祭は中止になってしまいましたが、サポーターたちの支援で初の「デジタル音楽祭」が実現。民謡「愛らしいジョアン」を主題にした8人の作曲家による変奏曲など、その模様がこのアルバムに収められています。
 2020年11月に延期されたリアル音楽祭も中止の憂き目を見ることになってしまいましたが、2021年には万全の対策を施し、夏の音楽祭を計画中とのことです。
 
 

RES10280
¥2600
Invisible Cities みえざる都市
 マルコ・ガルヴァーニ(1994-):合唱とエレクトロニック音楽集

  1. ALEPH アレフ
  2. Lamentations I ラメンテーションズ I
  3. Ubi caritas ウビ・カリタス
  4. Lamentations II ラメンテーションズ II
  5. BETH ベト
  6. Ave sanctissima Maria めでたし聖マリア
  7. Ave maris stella めでたし海の星よ
  8. Alma Redemptoris Mater 救い主のうるわしき御母
  9. GHIMEL ギメル
  10. Super flumina Babylonis バビロンの流れに
  11. O sacrum convivium おお、聖なる夜
  12. DALETH ダレト
SANSARA サンサラ(ヴォーカル・アンサンブル)
トム・ヘリング(指揮)

 録音 2020年10月12-13日 Church of St Jude-on-the-Hill, Hampstead Garden Suburb, London(UK)

 2015年、ロンドン国際アカペラ合唱コンクールで優勝、英国を中心に活躍するヴォーカル・アンサンブル"SANSARA"。
 Resonus Classicsへのデビュー盤となった「The Waiting Sky」(RES10250)など、これまでにリリースしたアルバムはどれも大絶賛され、BBCラジオなどで頻繁に取り上げられています。
 今作では、アンサンブルと協力関係にある作曲家マルコ・ガルヴァーニの作品が紹介されています。
 もともとはガルヴァーニのさまざまな合唱作品を録音する予定でしたが、2020年3月におけるCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の世界的大流行に伴い、アルバムのコンセプトを大幅に変更。聖書などの宗教的な歌詞を採り入れることで、恐怖と不確実性の時代における連帯と希望の重要性を反映したものとなりました。
 力強く清冽な歌声に融合する神秘的なエレクトロニクスの響きは聴く者の心を強くとらえます。
 




NEOS

NEOS 12104
(SACD HYBRID)
¥2500
ヴィトマン兄妹によるブーレーズ作品集!
 ピエール・ブーレーズ(1925-2016):
  (1)アンテーム1(1991)~ヴァイオリン独奏のための
  (2)二重の影の対話(1985)
   ~クラリネットとライヴ・エレクトロニクスのための
  (3)アンテーム2(1995)
   ~ヴァイオリン独奏とライヴ・エレクトロニクスのための
(1)(3)カロリン・ヴィトマン(Vn)
(2)イェルク・ヴィトマン(Cl)
(2)(3)SWRエクスペリメンタル・スタジオ
 ミヒャエル・アッカー(音響操作)

 ブーレーズ没後5年、ヴィトマン兄妹によるブーレーズ作品集!!

 録音:(1)2019年8月6-7日、(2)2016年9月20-22日、(3)2017年5月29-30日、SWRエクスペリメンタル・スタジオ、フライブルク [48:30]

 ブーレーズ後期の器楽曲およびライヴ・エレクトロニクスを伴う作品集。「二重の影の対話」では優れた作曲家でありクラリネット奏者でもあるイェルク・ヴィトマンが演奏。
 因みにイェルク・ヴィトマンは2018年にサントリー国際作曲委嘱シリーズのテーマ作曲家として来日したのは記憶に新しい。
 アンテーム1と2を弾くヴァイオリンのカロリン・ヴィトマンはイェルクの実妹。二人とも生前のブーレーズと親交が深く、どの作品も晩年の作曲者の監修を受けた上での演奏、録音である。
 
 
NEOS 12006
¥2500
ゲオルク・フリードリヒ・ハース作品集!
 ゲオルク・フリードリヒ・ハース(b.1952):
  (1)弦楽四重奏曲第7番(2011)~ライヴ・エレクトロニクスつき
  (2)「影絵芝居」(2004)~ピアノとライヴ・エレクトロニクスのための
  (3)弦楽四重奏曲第4番(2003)~ライヴ・エレクトロニクスつき
(1)(3)アルディッティ四重奏団
(2)ゾフィー=マユコ・フェッター(Pf)
(1)-(3)SWRエクスペリメンタル・スタジオ(ライヴ・エレクトロニクス)

 アルディッティ四重奏団とマユコ・フェッターによるゲオルク・フリードリヒ・ハース作品集!!

 録音:(1)2016年10月15-16日、(2)2019年7月30日、(3)2017年7月10日 SWRフライブルク [62:19]

 ドイツにおけるスペクトル楽派の作曲家ハースは微分音音楽の継承者でもあり、この分野の先駆者ヴィシネグラツキ、アロイス・ハーバについての論文も発表している。
 弦楽四重奏曲第7番と第4番はいずれも弦楽の長く引き伸ばされた音の倍音と色彩の変化にエレクトロニクスの音響が絡む。
 霧と光が移ろうようなグラデーションが美しく、時に協和音が鳴り響く。
 ピアノとライヴ・エレクトロニクスのための「影絵芝居」は特殊に調律されたピアノが国籍不明の疑似民族風の音楽を奏でる。
 
 
NEOS 12020
¥2500
川上法子(b.1955):室内楽作品集
 (1)「気流」(2015)~ソプラノ、フルート、ギターと打楽器のための
 (2)「陰影」(2007)~サクソフォン、アコーディオンとチェロのための
 (3)「ああ野生のバラが花開く・・・」(2004)
   ~フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、ピアノと打楽器のための
 (4)「画架のそばで」(2004)
   ~2つのサクソフォンと4チャンネル・テープのための
 (5)「カオスが紡ぐ夢の中で」(2012/13)
   ~アコーディオンと十七絃箏のための
 (6)「常に・・・と決して・・・の間で」(2010)
   ~アコーディオン、ピアノ、打楽器、ヴァイオリンとチェロのための
(1)ユリア・シュペート(Sop)
 アンサンブル・ラルト・プール・ラルト
(2)トリオ・エッコ
(3)(6)エリック・オニャ(指揮)
 テュールムヒェン・アンサンブル
(4)サクソフォン・デュオ・ディアロディア
(5)エヴァ・ツェールナー(アコーディオン)
 菊池直子(箏)

 ドイツを拠点に活躍する川上法子、初の作品集!日本初紹介!

 録音:2005-2015年 [66:51]

 まとまった形での作品集としては、川上法子初のCDリリース。川上法子は愛媛県出身。国立音大で廣瀬量平に師事、卒業後はフライブルク大学でクラウス・フーバー、エッセン芸術大学でニコラウス・A・フーバーに、その後ジェームズ・ディロンにも教えを乞うている。
 経歴も世代も細川俊夫に似ており、実際、細川がプロディースした秋吉台20世紀国際作曲セミナーに講師として参加したこともある。
 彼女はドイツ国内で特に評価が高く、作風はヨーロッパの前衛的な語法、様式を基本としつつ、それらに沈黙や静寂といった日本的時間、空間を融合する点では前述の細川と似ているが彼女は細川が手掛けることのなかったテープ音楽、ライヴ・エレクトロニクスを積極的に作品に取り入れている。
 アコーディオンと十七絃箏のための「カオスが紡ぐ夢の中で」はタイトル通り出口のない夢を見ているような幻想的な作品。現代邦楽の傑作といえよう。画期的リリース。
 
 
NEOS 12009/10
(2CD)
¥4600
モーリッツ・エッゲルト(b.1965):
 「空間の深奥、フットボール・オラトリオ」(1952-2008)

  ~大オーケストラ、4人のソリスト、混声合唱と3人の語り手のための
モーリッツ・エッゲルト(指揮)
ドイツ国立学術財団管弦楽団&合唱団
アニア・ヴェグリ(S)
ルート=マリア・ニコライ(MS)
サイモン・ボード(T)
ハンス・クリストフ・ベーゲマン(Br)
ほか3人の語り手

 抱腹絶倒!前代未聞のサッカー・オラトリオ!!

 録音:2019年ライヴ、[54:03] [61:08]

 硬派現代音楽の牙城NEOSレーベルには極めて珍しいエンターテイメント・テイストたっぷりのミュージカル・オラトリオ。ドイツでもプロサッカーは大人気で強豪チームがたくさんあるが、この作品はサッカーの試合を音楽化したもの。
 スポーツをテーマにした管弦楽曲ではオネゲルの「ラグビー」が有名だが、こちらは2つのチームの息詰まるゲーム、観衆の歓声、応援の手拍子、審判の吹くホイッスル、アナウンサーの実況放送、選手の独白、人間模様をオルフのカルミナ・ブラーナばりの親しみ易くゴリゴリした野性的な音楽で表現。
 しかも前半戦、後半戦と二部構成の全曲2時間近くかかる超大作。作曲者でこの作品を指揮しているエッゲルトはあらゆるジャンルの音楽を折衷しサッカーの熱い人間ドラマを表現している。
 
 
NEOS 12027
¥2500
マグヌス・リンドベルイ(b.1955):アコーディオン作品全集
 (1)アコーディオン・ジュビリーズ(2003/2018)
 (2)2匹のコヨーテ(2002/2013)
   ~チェロとアコーディオンのための (原曲:チェロとピアノのための)
 (3)リードの遊び(1990)
 (4)メタル・ワークス(1984)
   ~打楽器とアコーディオンのための
ヤンネ・ヴァルケアヨキ(アコーディオン)
(2)トマス・ヌネス(Vc)
(4)ジェリー・ピーッポネン(Perc)

 録音:2019年 [52:37]

 マグヌス・リンドベルイは同世代のフィンランドの作曲家、カイヤ・サーリアホ、エサ・ペッカ・サロネンらとともに早くから前衛的、実験的作品を発表してきた。
 パリではグロボカール、グリゼイ、ラッヘンマン、ファーニホウら全く作風の異なる作曲家に師事。彼らから学んだ技法を独特のセンスで折衷し独自の世界を築いた。
 このディスクではアコーディオンを中心とした器楽、室内楽が収められており、小さい楽器ながらもアコーディオンのためのミクロコスモスとでも言うべき宇宙が拡がっている。
 
 
NEOS 12101
¥2500
ダヴィッド・フィリップ・ヘフティ(b.1975):作品集
 (1)透明な糸に(2018)~
   メゾ・ソプラノと弦楽四重奏のための/クルト・エーブリの詩による
 (2)弦楽四重奏曲第5番「真夜中」(2018)
 (3)星のダンス(2014)~バセット・クラリネットと弦楽四重奏のための
アマリリス四重奏団
(1)マリア・リカルダ・ヴェッセリング(M.Sop)
(3)ベルンハルト・レートリスベルガー
 (バセットCl)

 録音:2019/2020年 [65:57]

 フィリップ・ヘフティはスイス出身。ヴォルフガング・リーム、クリストバル・ハルフテルらに師事、作曲と並行して指揮者としても活動している。
 このディスクには弦楽四重奏を中心に声楽、クラリネットを加えた近作が収録されている。
 一聴した印象では非常に切り詰められた素材の拡大と発展によって緊張感のある時間が作られる。
 また基本的に静謐な時間の中で時折り点描的で激しい音の楔が打ち込まれるあたりの音の身振りにウェーベルンの影響が感じられる。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GLOBAL CULTURE AGENCY


GCAC 1043
(SACDシングルレイヤー)
¥8400
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
ライヴ・イン・パリ1961、1977 &1980
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
 ベートーヴェン:アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調 WoO.57
 シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26
 ショパン:スケルツォ第1番 ロ短調 Op.20/第2番 変ロ短調 Op.31/第3番 嬰ハ短調 Op.39
 ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
 [アンコール]
  ショパン:練習曲 変イ長調 Op.10-10/嬰ハ短調 Op.10-4
    ライヴ録音:1977年3月3日/パリ、サル・プレイエル(ステレオ)
 
 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第6番 ヘ長調 Op.10-2/ピアノ・ソナタ第7番 ニ長調 Op.10-3/
  ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調『テンペスト』 Op.31-2/ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調 Op.31
 ショパン:
  練習曲 ハ短調『革命』 Op.10-12/前奏曲 変ニ長調『雨だれ』 Op.28-15
   ライヴ録音:1980年9月7日/パリ、サル・プレイエル(ステレオ)
 
 ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.83
  ヴィトルド・ロヴィツキ(指揮)、フランス国立放送管弦楽団
   ライヴ録音:1961年10月6日/パリ、シャイヨー宮(モノラル)

 リヒテルのパリ・デビュー公演に、凄まじい完成度の2つのリサイタル!SACD 化でスケール感も大幅アップ!!

 国内プレス、2021年最新リマスター、初SACD化、完全限定生産、231'04''、日本語帯・解説付

 Spectrum Sound がフランス国立視聴覚研究所(INA) 提供の音源からリリースし話題となったリヒテルのパリ・ライヴを、Global Culture Agency がライセンスし、国内で独自リマスターを施してSACD 化!
 INAオリジナルの音源(24bit/192kHz)を用いて、JVCマスタリング・センターでマスタリングされています。
 SACDならではの収録時間を活かし、230分もの内容を1枚のディスクに収録。平林直哉氏による解説付きです。

 77年・80年のリサイタルはライヴならではの高揚感も含めて、非常に高い完成度。ショパンのスケルツォ3曲で示す圧倒的巨大さ、舟歌での息もつかせぬほど聴き手を掴む集中力、難しいエチュードでの名人芸など、どれも絶品。
 拍手の勢いも強烈で、その場にいた聴衆がどれだけ興奮していたかよくわかります。
 ベートーヴェンのソナタがまた見事で、絶好調のリヒテルが繰り出す神業ぶりは最初の1音から別次元。柔らかく温かいタッチ、絶妙なフレージング、深い精神性いずれも茫然とさせられます。
 最後に収められた61年のロヴィツキとのブラームスは、貴重なリヒテルのパリ・デビュー音源。46歳のリヒテルによる若々しい気迫と輝かしい技巧に満ちた力強い名演が堪能できます。

 ※SACDシングルレイヤーのため通常のCDプレーヤーでは再生できません。
 


















5/13(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



BIS

BIS SA 2446
(SACD HYBRID)
¥2800
戸川ひより、ベザリーなどの豪華ソリスト陣
 カレヴィ・アホ:《ソロ》
  ~チェロ、ヴィオラ、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、フルート

 カレヴィ・アホ(1949-):
  (1)《ソロ IV》~チェロのための(1997)
  (2)《ソロ XII - EJR 追悼》~ヴィオラのための(2016)
  (3)《ソロ IX》~オーボエのための(2010)
  (4)《ソロ XIV》~クラリネットのための(2018)
  (5)《ソロ V》~ファゴットのための(1999)
  (6)《ソロ X》~ホルンのための(2010)
  (7)《ソロ III》~フルートのための(1990–91)
 (1)サムリ・ペルトネン(チェロ)、(2)戸川ひより(ヒヨリ・トガワ)(ヴィオラ)、
 (3)ピート・ヴァン・ボクスタル(オーボエ)、(4)シモン・ライトマイアー(クラリネット)、
 (5)ブラム・ファン・サムベーク(ファゴット)、(6)マリー=ルイーズ・ノイネッカー(ホルン)、
 (7)シャロン・ベザリー(フルート)

 戸川ひより、ベザリーなどの豪華ソリスト陣が演奏したカレヴィ・アホ作曲の独奏楽器のための『ソロ』を集めたアルバム!

 録音:(1)2018年10月/カレヴィ・アホ・ホール(ラハティ、フィンランド)、(2)2020年1月/アンドレーアス教会(ベルリン=ヴァンゼー、ドイツ)、
  (3)2010年9月/ポットン・ホール(サフォーク、イングランド)、(4)2019年2月/ポットン・ホール(サフォーク、イングランド)、
  (5)2015年11月/スウェーデン放送第2スタジオ(ストックホルム、スウェーデン)、(6)2011年7月/オステローケル教会(スウェーデン)、(7)2000年10月/フルビー教会(スウェーデン)
 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、78'03
 制作:(1)トーレ・ブリンクマン、(2)マルティン・ナゴルニ、(3)(5)マリオン・シュヴェーベル、(4)(7)ロバート・サフ、(6)インゴー・ペトリ
 録音:(1)トーレ・ブリンクマン、(2)マルティン・ナゴルニ、(3)(5)マリオン・シュヴェーベル、(4)ジェフリー・ギン、(6)(7)インゴー・ペトリ

 SACD ハイブリッド盤。
 フィンランドのカレヴィ・アホ(1949-)は、17曲の交響曲と32曲の協奏曲を2020年までに完成させ、今日、管弦楽のための作品をもっとも多く手がける作曲家のひとり。
 また、長いキャリアの中で室内楽と器楽の作品も数多く作曲し、特に1975年のヴァイオリンのための作品に始まる『ソロ(Solo)』のシリーズは、すでに17曲を書きあげています。
 カレヴィ・アホのエッセンスが凝縮された『ソロ』のシリーズは器楽奏者たちの貴重なレパートリーとして演奏されています。
 BISレーベルは協奏曲と組み合わせてリリースされた作品も含め、全17曲をまとめることを企画。その第1弾となる当アルバムには7曲を収めております。

 《ソロ IV》は、トゥルク音楽協会のコンペティションのための委嘱で作曲されました。チェロの「技巧」よりも「旋律線の美しさの表出と演奏の純度の高さ」に重点を置いて作曲された作品です。
 フィンランドのサムリ・ペルトネンによるこの演奏が、初録音です。《ソロ XII》は、アホが作曲を学んだエイノユハニ・ラウタヴァーラ(EJR)の訃報に接した後、ラップランドのフェスティヴァルでヴィオラ奏者の戸川ひよりと出会い、作曲が決まりました。
 「ヴィオラのハーモニックス」と「普通のヴィオラの音」の音に「人生」が重ねられ、戸川ひよりに結婚のプレゼントとして贈られました。アホは、この後、彼女のソロ・アルバム『孤独の歌』(KKC-6346/ BIS SA-2533)のために《地平線にて》を作曲しています。

 《ソロ XIV》は、オーストリアのクラリネット奏者、シモン・ライトマイアーのたっての願いで作曲が実現した作品です。
 「マルチフォニック・サウンド」のための高い技術が求められ、アホは、すべてうまくいけば「とてもいい感じの曲」と言っています。
 この録音の翌年、2019年10月12日、インスブルックで初演されました。

 残りの4曲は、過去のアルバムに収録されていた作品。
 《オーボエ協奏曲》(BIS SA-1876)を録音したベルギーのオーボエ奏者ピート・ヴァン・ボクスタル(1963-)にアホが献呈した《ソロ IX》。
 オランダのブラム・ファン・サムベーク(1980–)が、《ファゴット協奏曲》(BIS SA-2206)と組み合わせるために録音した「ドラマチックな」《ソロ V》。
 ドイツのホルン奏者マリー=ルイーズ・ノイネッカー(1955-)のブラームスとリゲティのホルン三重奏曲のアルバム(BISSA-1859)のための《ソロ X》。
 《ソロ III》は、シャロン・ベザリーが『ソロ・フルート A – Z Vol.1』(BIS-1159)のために委嘱した作品です。
 
 

BIS SA 2379
(SACD HYBRID)
¥2800
『バック・トゥ・ストックホーム』
 (1)ブリッタ・ビューストレム(1977-):「シューベルトへの散歩」~ヴィオラとコントラバスのための(2018)*
 (2)エドゥアルド・トゥビン(1905-1982):コントラバス協奏曲 ETW22(1948)**
 (3)ビューストレム:「ブルックナーへの散歩」~ヴィオラとコントラバスのための(2017)*
 (4)ビューストレム:「無限の部屋」~ヴァイオリン/ヴィオラ、コントラバスと管弦楽のための(2016)*/***
 (5)ビューストレム:「シュトラウスへの散歩」~ヴィオラとコントラバスのための(2018)*
 (6)イェスペル・ヌーディン(1971-):ピアノ三重奏曲~ヴァイオリン、コントラバスとピアノのための(2003 arr. 2009) 
 (7)カーリン・マルムレーヴ=フォシュリング(1916-2005)(リック・ストーティン(1982-)編曲):
  「追悼」(1999)(コントラバスのための編曲)
 リック・ストーティン(コントラバス)、
 マーリン・ブルーマン(ヴァイオリン/ヴィオラ)*/₁A
 スウェーデン放送交響楽団 **、ジェイムズ・ガフィガン(指揮)**、
 ヴェステロース・シンフォニエッタ ***、サイモン・クロフォード=フィリップス(指揮 ***、ピアノ ₁j

 スウェーデン放送響の首席コントラバス奏者ストーティンが演奏するストックホルムにゆかりのある20~21世紀の作曲家の作品集

 録音:(1)2018年4月18-20日/ヴェステロース・コンサートホール(19日(ライヴ))、
  (2)2019年10月10–12日(11–12日の「ライヴ」を含む)/ベールヴァルドホール(ストックホルム)、
  (3)-(7)2020年6月14日/ヴェステロース・コンサートホール(ヴェステロース、スウェーデン)
 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、75'59
 制作:イェンス・ブラウン
 録音:クリスティアン・シュタルケ、マリオン・シュヴェーベル、イェンス・ブラウン

 SACD ハイブリッド盤。
 オランダのリック・ストーティン(1982-)は現在ストックホルム在住。スウェーデン放送交響楽団の首席コントラバス奏者として活躍しているストーティンにとってストックホルムは第二の故郷です。
 
 新しいアルバムのタイトルは『Back to StockHome』。
 「丸太の小島(stock-holm)」ではなく「丸太のホーム」に戻る、という意味をもつこのアルバムには、かつてこの街を創作の場とした作曲家と、今ここで活動する作曲家の作品を演奏しています。
 アルバムに参加したマーリン・ブルーマン(1975-)は、スウェーデン放送交響楽団のコンサートマスター、サイモン・クロフォード=フィリップスは、ヴェステロース・シンフォニエッタの首席指揮者。ストーティンの所属する『天使たちの声』(BIS SA–2244)の「ストックホルム・シンドローム・アンサンブル」のメンバーです。

 このアルバムでもっともよく知られた作品はトゥビンの《コントラバス協奏曲》です。エストニアの作曲家エドゥアルド・トゥビンは、第二次世界大戦中の1944年9月、家族を連れてタリンを逃れ、ストックホルムに亡命。1982 年に亡くなるまでこの街で暮らしました。
 この協奏曲は、エストニア出身のコントラバス・ヴィルトゥオーゾ、ボストン交響楽団のルトヴィク・ユフト(1894-1957)の委嘱で作曲されました。大戦後の時代の空気を反映し気分の4つの楽章が、つづけて演奏される作品です。ホーカン・エーレーン(BIS-337)に次ぐ BIS 録音。
 スウェーデン放送交響楽団を指揮しているジェイムズ・ガフィガン(1979)は、アルバム『Americans』(HMM-902611)など数多くの録音でも知られるアメリカの指揮者です。

 ブリッタ・ビューストレム(1977-)の「ヴァイオリン/ヴィオラ、コントラバスと管弦楽のための二重協奏曲」《Infinite Rooms(無限の部屋)》は、草間彌生のアート『Infinity Morror Rooms(無限の鏡の部屋)』からインスピレーションを得て作曲されました。
 「infinite Room(無限の部屋)」「a rromof figures(人影の部屋)」「pizzicato room(ピッツィカートの部屋)」「whistling room(口笛を吹く部屋)」「staccato room(スタッカートの部屋)「chorale room(コラールの部屋)」「combination room(コンビネーションの部屋)」の7楽章。
 ストーティンとブルーマンとのコラボレーションで作曲され、ふたりに献呈されました。もっとも重要なスウェーデン作品に与えられる「Stora Christ Johnson-priset」の2020年の受賞作です。
 このアルバムには、初演の翌年、2018年4月19日にヴェステロース・シンフォニエッタが行ったコンサートのライヴ録音が収録されています。

 『Walks(散歩)』は、デュオから大編成のオーケストラまで、約20 曲のシリーズとして作られました。
 このアルバムの「ヴィオラとコントラバスのため」の「3つの散歩」は、シューベルトの《交響曲第5番》、ブルックナーの《交響曲第3番》、リヒャルト・シュトラウスの《ドン・キホーテ》の「アンコール」として作曲され、各曲の短い引用が「余韻」のように使われています。

 イェスペル・ヌーディン(1971-)の《ヴァイオリン、コントラバスとピアノのための三重奏曲》は、2003年の《ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための二重協奏曲》をアレンジした作品です。
 素材に使ったスウェーデン北部の「結婚行進曲」の元の性質を少し残しながらコンピューターで変形、ドローンや、スウェーデン民謡の「ブルーノート」に関係する四分音も使い、1楽章で書かれています。
 ストーティンがブルーマンとクロフォード=フィリップスと演奏するためヌーディンに依頼して作られたアレンジです。

 アルバムの最後、カーリン・マルムレーヴ=フォシュリング(1916–2005)の「ソプラノのためのヴォカリーズ」をストーティンが編曲した《In memoriam(追悼)》が演奏されます。
  



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REFERENCE RECORDINGS



RR 149
¥2400→\2190
マイケル・スターン&カンザスシティ響、
 バーバー、シベリウス、スクリャービン

  バーバー:交響曲第1番 Op. 9
  シベリウス:交響曲第7番 ハ長調 Op. 105
  スクリャービン:法悦の詩Op.54
マイケル・スターン(指揮)
カンザスシティ交響楽団

 マイケル・スターン率いるカンザスシティ響、バーバー、シベリウス、スクリャービンを録音

 録音:2016年6月24、25日、カウフマン・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツ、ヘルツベルク・ホール(カンザスシティ、ミズーリ州)

 1982年に設立したカンザスシティ交響楽団。マイケル・スターンは音楽監督として20年目を迎え、楽団は高い芸術性、独創的なプログラミングで急成長を遂げ、現在ではカンザスシティの文化的生活に欠くことのできない存在となっています。
 今回、リファレンス・レコーディングスから9枚目のリリースとなり、バーバー、シベリウス、スクリャービンの単一楽章の交響曲を録音。
 収録されている3作品は、単一楽章の楽曲ではありますが、3 楽章、または4 楽章の要素は残っており拡張されたソナタ形式という意味では共通しています。
 バーバーは初期作品特有の完成と抒情性が感じられる作品。シベリウスは、番号付き交響曲の最後となった7番は、北欧の透明な抒情や深い憂愁を表現しています。
 スクリャービンの「法悦の詩」は第4交響曲に位置し円熟期の作品です。また、キース・O・ジョンソン率いるリファレンス・レコーディングスの録音メンバーによる圧倒的な音響世界が楽しめる楽曲でもあります。
 
 

FR 743
¥2400
ホセ・セレブリエール:作品集~夜明けのラスト・タンゴ
 (1)打楽器のための交響曲 [モスクワ・グネーシン・パーカッション・アンサンブル、イリヤ・メリクホフ(指揮)]
 (2)ピアノ・ソナタ [ナディア・シュパチェンコ(ピアノ)]
 (3)フルート協奏曲、タンゴとともにより「ダンツァ」
  [マラガ・フィルハーモニー管弦楽団, ホセ・セレブリエール(指揮),ネスター・トーレス(フルート)]
 (4)タンゴ・イン・ブルー [マラガ・フィルハーモニー管弦楽団, ホセ・セレブリエール( 指揮)]
 (5)カンドンベ [マラガ・フィルハーモニー管弦楽団, ホセ・セレブリエール(指揮),ネスター・トーレス(フルート)]
 (6)ほとんどタンゴ [マラガ・フィルハーモニー管弦楽団, ホセ・セレブリエール(指揮),ネスター・トーレス(フルート)]
 (7)夜明けのラスト・タンゴ [マラガ・フィルハーモニー管弦楽団, ホセ・セレブリエール(指揮)]
 (8)サムソンとブッダ [ガブリエル・ゴーニ(フルート), ネスター・トーレス(フルート)]
 (9)魔法の色
  [マラガ・フィルハーモニー管弦楽団,ホセ・セレブリエール(指揮),
   サラ・カトラー(ハープ),ソレーヌ・ル・ヴァン(ソプラノ)

 ウルグアイの名音楽家ホセ・セレブリエールのヴァリエーション豊かな作品を収録!

 録音:(1)2019年4月20日、グネーシン・ロシア・アカデミー/(2)2020年2月16日、カリフォルニア/(3)(4)(5)(6)(7)2019年10月1-3日、スペイン/(9)2019年10月23日、ニューヨーク

 ウルグアイの指揮者で作曲家のホセ・セレブリエールの作品集。
 ホセ・セレブリエールは、ロシア系とポーランド系の両親のもと、1938年にウルグアイで生まれました。幼少期から才能を発揮し、10代の頃にはウルグアイで最初の青年オーケストラを作り、自ら指揮をしています。
 18歳になるとアメリカ合衆国国務省特別研究員の資格を得て、米カーティス音楽院で作曲を学びます。
 1956年のタングルウッド音楽祭でクーセヴィツキー財団賞を、そして同じ年に BMI 若手作曲家賞を相次いで受賞、新進気鋭の作曲家として注目を集めました。
 後年、名指揮者ジョージ・セルの指名でクリーヴランド管弦楽団のレジデント・コンポーザーとなるなど、作曲家としてもその才能が認められ、100曲以上の作品を出版しています。
 このアルバムは、セレブリエールのその長いキャリアで書かれたタンゴやフルート協奏曲、ハープ協奏曲、ピアノ独奏から打楽器アンサンブルまで幅広い作品を収録しています。
 



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CHANDOS



RCHSA5217
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3562

ガードナー(指揮)&ベルゲン・フィル
シベリウス:組曲《ぺレアスとメリザンド》

 ソプラノと管弦楽のための交響詩《ルオンノタル》嬰ヘ短調 Op.70*
 大管弦楽のための交響詩《タピオラ》ロ短調 Op.112
 劇付随音楽《ペレアスとメリザンド》Op.46 からの組曲*
 トライアングルとティンパニを伴う弦楽オーケストラのための《恋人》Op.14
 交響詩《春の歌》Op.16

エドワード・ガードナー(指揮)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団
リーセ・ダーヴィドセン(ソプラノ)*

CHSA5217
(SACD HYBRID)
¥2900→\2690

 エドワード・ガードナー&ベルゲン・フィル!シベリウスの「ペレアスとメリザンド」組曲!

 ☆絶好調のエドワード・ガードナーとノルウェーの名門、ベルゲン・フィル!
 ☆Chandosの優秀録音(SACDハイブリッド盤)で聴く、シベリウスの交響詩集!

 2015年にノルウェーの名門オーケストラ、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任し、絶賛されたエディンバラ国際音楽祭や7度の国際ツアー、数々のレコーディングを通じてベルゲン・フィルの魅力を世界に伝えてきた次代を担うマエストロ、エドワード・ガードナー。
 2021年9月からはユロフスキの後任としてロンドン・フィルの首席指揮者に就任することが発表されましたが、ベルゲン・フィルとの契約も2年間延長し、2023年まで首席指揮者のポストを継続しています。
 録音でも、ベルリオーズやシェーンベルクなど、とりわけ合唱を伴う大編成作品で高い評価を得てきたガードナーとベルゲン・フィルの充実コンビによる新たなレコーディングは、シベリウス!
 「ペレアスとメリザンド」の組曲を中心に、フィンランドの抒情あふれる各種交響詩(トーン・ポエム)を収録したシベリウス・アルバムです。

 フォーレやドビュッシー、シェーンベルクなど多くの作曲家も取り上げてきたメーテルリンクの名作戯曲「ペレアスとメリザンド」。
 シベリウスの「ペレアスとメリザンド」はベルテル・グリペンベリによるスウェーデン語版で、1905年にヘルシンキで初演されたもの。「ルオンノタル」と「ペレアスとメリザンド」では、グリーグの「ペール・ギュント」(CHSA5190)でもガードナー&ベルゲン・フィルと共演したノルウェーのソプラノ、リーセ・ダーヴィドセンがソロを歌います。
 リーセ・ダーヴィドセンは、2015年にプラシド・ドミンゴが主宰する若手歌手のための権威あるオペラ・コンクール「オペラリア(Operalia)」と、ノルウェーのソニア王妃国際音楽コンクールで優勝し、2018年グラモフォン賞の「ヤング・アーティスト・オヴ・ザ・イヤー」を受賞。
 Deccaから2つのソロ・アルバムをリリースし、グラモフォン誌の2021年4月号では表紙を飾った、今もっとも注目を浴びる歌手の一人です。

 ※録音:2018年5月7日-9日&2021年2月16日-19日、グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)

 
 
 


CHAN20160
¥2500
バリー・ダグラス(ピアノ)
チャイコフスキー・プラス・ワン Vol.3
バリー・ダグラス(ピアノ)
 チャイコフスキー:
  ドゥムカ(ロシアの農村風景) ハ短調 Op.59、ロマンス ヘ短調 Op.5、ロマンス ヘ長調 Op.51-5(6つの小品より)、
  性格的舞曲 ニ長調 Op.74-4(18の小品より)、少し踊るようなポルカ ロ短調 Op.51-2(6つの小品より)、
  夜想曲 ヘ長調 Op.10-1(2つの小品より)、感傷的なワルツ ヘ短調 Op.51-6(6つの小品より)、
  踊りの情景(トレパークへの誘い) ハ長調 Op.72-18(18の小品より)
 
 プロコフィエフ:ロメオとジュリエット Op.75(ピアノのための10の小品)

 バリー・ダグラスの好企画、「チャイコフスキー・プラス・ワン」第3巻!プロコフィエフの「ロメジュリ」!

 ☆チャイコフスキー・コンクールのゴールド・メダリスト、バリー・ダクラス!
 ☆アイルランド人でありながらロシア音楽へ深い親和性を持つダグラスが、ロシアの偉大な傑作へと経緯を表するシリーズ「チャイコフスキー・プラス・ワン」。
 ☆第3巻は、チャイコフスキーの「ラブソング&舞曲」の小品と、プロコフィエフの「ロメオとジュリエット」をカップリング!

 1986年の第8回チャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門で、クライバーン以来となるロシア人以外でのゴールド・メダリストに輝き、世界的ピアニストの一人としてのキャリアを築いたアイルランドの名手、バリー・ダグラス。
 「チャイコフスキー・プラス・ワン」は、アイルランド生まれながら、ロシア文化に深い親近感を抱いていたというバリー・ダグラスが、チャイコフスキーの主要ピアノ作品と、他のロシアの偉大な作品を組み合わせてプログラムしていくという興味深いプロジェクト。
 チャイコフスキーの「四季」とムソルグスキーの「展覧会の絵」を組み合わせた第1巻(CHAN10991)、チャイコフスキーの「大ソナタ」とラフマニノフの「楽興の時」を組み合わせた第2巻(CHAN20121)に続くのは、チャイコフスキーの魅力的な旋律がふんだんに活かされたラブソングや舞曲の小品集(2つの小品 Op.10、6つの小品 Op.51、18の小品 Op.74などからの抜粋)に、プロコフィエフのもっとも有名なバレエ音楽「ロメオとジュリエット」の巧みなピアノ版をカップリング。生き生きとしたキャラクターや鮮やかな色彩を、ますます円熟味を帯びるバリー・ダグラスのまばゆい表現力で聴かせます。

 ※録音:2020年10月29日-30日、シダーズ・ホール(ウェルズ・カテドラル・スクール、イギリス)

 
 
 


CHAN20249
(2CD)
特別価格
¥2500
ドーリック弦楽四重奏団
モーツァルト:弦楽四重奏曲集 Vol.1 ~ プロシャ王セット

 弦楽四重奏曲第21番ニ長調 K.575《プロシャ王第1番》
 弦楽四重奏曲第22番変ロ長調 K.589《プロシャ王第2番》
 弦楽四重奏曲第23番ヘ長調 K.590《プロシャ王第3番》
ドーリック弦楽四重奏団
 〔アレックス・レディントン(第1ヴァイオリン)、
  イン・シュエ(第2ヴァイオリン)、
  エレヌ・クレモン(ヴィオラ)、
  ジョン・マイヤーズコフ(チェロ)〕

 ドーリック弦楽四重奏団の新シリーズモーツァルトの弦楽四重奏曲集が始動!

 ☆世界最高峰の若手アンサンブル、ドーリック弦楽四重奏団!
 ☆新プロジェクト、モーツァルトの弦楽四重奏曲集がスタート!
 ☆第1弾は、3つの「プロシャ王セット」!

 第6回大阪国際室内楽コンクール第1部門を制覇し、英グラモフォン誌では『最も優れた若手弦楽四重奏団の1つ』と絶賛され、シャンドスが次世代のメイン・アーティストとして期待を寄せるイギリスのアンサンブル、ドーリック弦楽四重奏団。
 同世代の主要なクァルテットの1つとして確固たる地位を確立しているドーリック弦楽四重奏団の新プロジェクトは、モーツァルトの弦楽四重奏を巡る旅へと出発。
 モーツァルト第1弾は、プロイセン王(プロシャ王)フリードリヒ・ヴィルヘルム2世のために作曲した3つの「プロシャ王セット」で幕を開けます。

 ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者からチェロ奏者へと転向したフリードリヒ王のために、チェロ・パートが単なるベース・ラインから解放され、幅広いメロディーを奏するなど活躍を見せる「プロシャ王四重奏曲集」。
 ハイドンの4つの四重奏曲集(「太陽四重奏曲集(CHAN10831)」、 「エルデーディ四重奏曲集(CHAN10886)」、「第3トスト四重奏曲集(CHAN10971)」、「ロシア四重奏曲集(CHAN20129)」)でも定評を得てきたドーリック弦楽四重奏団による優美なモーツァルトにご期待ください。

 ※録音:2020年9月4日-6日&12月11日-13日、ポットン・ホール(サフォーク)
 



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ORFEO

C210016
(6CD)
¥8900→\8490
ドイツ屈指の伝統を誇るモーツァルト音楽祭
 1950年代から2020年の選りすぐりの演奏
  ヴュルツブルク・モーツァルト音楽祭100周年記念BOX
 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)
  【CD1】
   1-4. 交響曲第33番 変ロ長調 K. 319 
      ラ・プティット・バンド、ジギスヴァルト・クイケン(指揮)
   5-8. 交響曲第30番 ニ長調 K. 202
       バンベルク交響楽団、ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)
   9-12. 交響曲第41番 ハ長調「ジュピター」 K. 551
       バイエルン放送交響楽団、ロリン・マゼール(指揮)
    録音2001年..1-4、1959年(MONO)..5-8、1996年..9-12
  【CD2】
   1-4. セレナード第13番 ト長調「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 K. 525
     オストロボスニア室内管弦楽団、サカリ・オラモ(指揮)
   5-7. ディヴェルティメント ニ長調「ザルツブツク・シンフォニー第1番」 K. 136
     イル・ジャルディーノ・アルモニコ、ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)
   8-14. セレナード第9番 ニ長調「ポストホルン・セレナード」 K. 320
     ケルンWDR交響楽団、ラインハルト・ゲーベル(指揮)
   15. アダージョとフーガ ハ短調 K. 546 バイエルン放送交響楽団、ラファエル・クーベリック(指揮)
    録音2017年..1-4 2007年..5-7 2014年..8-141967年..15
  【CD3】
   1-3. ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K. 466
     アルフレート・ブレンデル(ピアノ)、バイエルン放送交響楽団、ラファエル・クーベリック(指揮)
   4-6. ピアノ協奏曲第17番 ト長調 K. 453
     ピエール=ロラン・エマール(ピアノ)、ミュンヘン室内管弦楽団、クレメンス・シュルト(指揮)
   7. ピアノとオーケストラのためのロンド ニ長調 K. 382
     エトヴィン・フィッシャー(ピアノ)、バイエルン放送交響楽団、オイゲン・ヨッフム(指揮)
      録音1981年..1-3、2019年..4-6、1954年(MONO)..7
  【CD4】
   1-3.ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調「トルコ風」 K. 219
     アナ・チュマチェンコ(ヴァイオリン)、バイエルン放送交響楽団、コリン・デイヴィス(指揮)
   4-6. ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K. 467
     ロベール・カサドシュ(ピアノ)、バイエルン放送交響楽団ラ、ファエル・クーベリック(指揮)
   7-9. ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K. 216
     ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)、バイエルン放送交響楽団、オイゲン・ヨッフム(指揮)
      録音1987年..1-3、1971年..4-6、1955年(MONO)..7-9
  【CD5】
   1. 歌劇《フィガロの結婚》K. 492 - 序曲 B'ロック・オーケストラ/ルネ・ヤーコプス(指揮)
   2. 歌劇《羊飼いの王様》K.208 - 第1幕 アリア「穏やかな空気と晴れた日々」
     クリスティアーネ・カルク(ソプラノ)、
     フライブルク・バロック・オーケストラ/ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(指揮)
   3.歌劇《皇帝ティートの慈悲》K. 621 - 第1幕 アリア「この至高の王座にあって」
     クリストフ・プレガルディエン(テノール)、カメラータ・ザルツブルク/ハインリヒ・シフ(指揮)
   4. 演奏会用アリア「この胸に、ああ、いとしい人よ来て - 天が私にあなたを返して下さるとき」 K. 374
     ヴェロニカ・カンジェミ(ソプラノ)、バンベルク交響楽団/アダム・フィッシャー(指揮)
   5. 歌劇《後宮からの誘拐》K. 384 - 第2幕 二重唱「何という運命だろう」
     エリカ・ケート(ソプラノ)、レオポルド・シモノー(テノール)、
     バイエルン放送交響楽団/オイゲン・ヨッフム(指揮)
   6. 演奏会用アリア「私は行く、だがどこへ」K. 583
     エリー・アメリンク(ソプラノ)、バイエルン放送交響楽団/ズデニェク・マーツァル(指揮)
   7. 演奏会用アリア「もうよい、すべてわかった..心配しないで、愛する人よ」 K. 490
     イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)、ヴォルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン)、
     バイエルン放送交響楽団/オイゲン・ヨッフム(指揮)
   8. 戴冠式ミサ曲 K. 317
     アニュス・デイエルシー・モリソン(ソプラノ)/マルガ・ヘフゲン(アルト)、エリック・タピー(テノール)/
     キース・エンゲン(バス)、バイエルン放送交響楽団&合唱団/ラファエル・クーベリック(指揮)
   9. 演奏会用アリア「どうしてあなたを忘れられよう..心配しないで、愛する人よ」K.505
     クラッシミラ・ストヤノヴァ(ソプラノ)、バンベルク交響楽団/クリスティアン・ツァハリアス(ピアノ&指揮)
   10. ミサ曲 ハ短調 K. 427 - 聖霊によりて
     ルチア・ポップ(ソプラノ)、バイエルン放送交響楽団/ラファエル・クーベリック(指揮)
   11. モテット「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」(エクスルターテ・ユビラーテ) K. 165
     ディアナ・ダムラウ(ソプラノ)、フランクフルト放送交響楽団/アンドルー・パロット(指揮)
     録音:
      2017年..1,2、2004年..3、2007年..4、1957年(MONO)..5、1973年..6、1956年(MONO)..7、
      1962年(MONO)..8、1999年..9、1981年..10、2001年..11-14
  【CD6】
   1-3. ディヴェルティメント ヘ長調「ザルツブルク・シンフォニー第3番」 K. 138
     シューマン弦楽四重奏団
     【メンバー】
      エリック・シューマン(ヴァイオリン)、ケン・シューマン(ヴァイオリン)、
      リサ・ランダル(ヴィオラ)、マルク・シューマン(チェロ)
   4. 組曲 ハ長調 K. 399 - II  アルマンドキット・アームストロング(ピアノ)
   3つのノットゥルノ-ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノのために
    5. K. 346 Allegretto 「優しき光、美しき光」/
    6. K. 439 Andante 「かわいい2つの瞳が」/
    7. K. 437 Poco Adagio 「黙しながら嘆こう」
       ヴェロニカ・エーベルレ(ヴァイオリン)、ニルス・メンケマイヤー(ヴィオラ)、ウィリアム・ヨン(フォルテピアノ)
   8-10. ピアノ・ソナタ第8番 イ短調 K. 310
       ラグナ・シルマー(ピアノ)
   11. 夕べの想い K. 523
      ユリアン・プレガルディエン(テノール)、クリスティアン・ベズイデンホウト(フォルテピアノ)
   12-15. 弦楽四重奏曲第14番 ト長調 K. 387
       ケッケルト四重奏団
        【メンバー】
         ルドルフ・ケッケルト(ヴァイオリン)、ルドルフ・ヨアヒム・ケッケルト(ヴァイオリン)、
          フランツ・シェッスル(ヴィオラ)、ヨーゼフ・メルツ(チェロ)

 CD6枚すべて初出! 
 ドイツ屈指の伝統を誇るモーツァルト音楽祭から驚きの贈り物。1950年代から2020年の選りすぐりの演奏を収録。

 ロマンティック街道の北の起点であるドイツ、バイエルン州のヴュルツブルクで毎年開催される由緒ある音楽祭『ヴュルツブルク・モーツァルト音楽祭』。
 1921年に指揮者のヘルマン・ツィルヒャーによって創設、ザルツブルク音楽祭と並ぶ歴史を持ち、毎年5月から7月のうち4週間にわたって開催されるこの音楽祭には、ドイツ、オーストリアを中とするオーケストラと音楽家がやってきて、50回以上のコンサートが開催され、数多くの聴衆が訪れることで知られています。
 コンサートが開催されるのは、1981年に世界遺産に登録されたレジデンツ(司教館)で、18世紀にバルタザール・ノイマンの設計によるバロック建築様式を代表する、ヨーロッパでも屈指の美しい宮殿です。
 演奏会場となるのはこの建物内にあるインペリアル・ルーム(皇帝の間)。ヴェネツィア派の巨匠ティエポロが描いたフレスコ天井画があることでも知られる広間です。

 2021年に創設100年を迎えるこの音楽祭を記念して、バイエルン放送のアーカイヴ録音から選りすぐりの演奏をBOX化しました。
 1950年代の歴史的音源も含め全て初出であり、またデジタル・リマスターが施されています。CD1とCD2には、交響曲・管弦楽曲、CD3とCD4には協奏曲、CD5には声楽曲、CD6には室内楽曲・独奏曲を中心に収録。それぞれのディスクには様々な年代の音源が収められ、演奏スタイルの変遷も1枚のアルバムで味わうことが出来ます。
 収録音源はすべて初CD化であり、一流どころを揃えた豪華な顔触れと、それぞれの演奏家の録音歴において珍しい曲目・顔合わせが多く含まれている点も魅力です。

 CD1と2では、クイケン指揮のモーツァルトの交響曲やオラモ指揮の管弦楽曲は他になく、マゼールのジュピターは1966年のベルリン放送響以来となる貴重な円熟期の演奏。ゲーベルやアントニーニからは刺激的な古楽スタイルが予想されます。

 CD3と4では、ユリア・フィッシャーやバティアシュヴィリの師でありモーツァルトを得意としながらも録音の無かったチュマチェンコの「トルコ風」が目を引きますし、ブレンデルやカサドシュとクーベリックとの顔合わせは意外にも録音が非常に少なく興味をそそられます。
 フィッシャーやマルツィの演奏も聴きどころ。
 CD5ではソプラノが充実。往年のゼーフリートやケート、レコードでもおなじみのアメリンク、ポップらに加え、近年活躍目覚ましいカルクやカンジェミ、ストヤノヴァらの歌唱を収録。特にダムラウの「エクスルターテ...」は大注目!

 CD6は新しい録音が多く、ドイツ楽壇の「今」を垣間見せてくれます。
 キット・アームストロングはブレンデルが高く評価するアメリカ生まれの俊英。
 このセットの最後を飾るケッケルト四重奏団は、DGへのベートーヴェン全集やハイドン、シューベルトの録音で知られますが、モーツァルトの録音は極めて貴重です。
 ヴュルツブルク・モーツァルト音楽祭公式サイト(ドイツ語/英語)

 全てヴュルツブルク、レジデンツ 1954-2020年  
 
 録音2018年..1-3、2016年..42013年..5-7、2020年..8-10、2018年..11、1977年..12-15

 
 
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C210201
¥2700
イスラエル生まれのソプラノ
 ヒラ・ファヒマのデビュー・アルバム

ドニゼッティ&ヴェルディ: アリア集
 ガエターノ・ドニゼッティ(1797-1848):
  1. 歌劇《シャモニーのリンダ》- 第1幕「O luce di quest'anima ああ、この心の光よ」
  2. 歌劇《連帯の娘》- 第2幕「C'en est donc fait... Salut a la France 望みはないわ..フランスに敬礼」
  3. 歌劇《愛の妙薬》- 第2幕「Prendi, per me sei libero 受け取って、あなたは自由になるの」
  4. 歌劇《リヴァプールのエミリア》- 第2幕「Confusa e l'alma mia 私の魂は取り乱れ」
  5. 歌劇《ドン・パスクワーレ》- 第1幕「Quel guardo il cavaliere あの騎士のまなざしを」
  6. 歌劇《イギリスのロスモンダ》- 第1幕
   「Ancor non giunse... Perche non ho del vento まだ来なかった..風が運んでくれるので」
  7. 歌劇《ランメルモールのルチア》- 第3幕 狂乱の場「Il dolce suono mi colpi di sua voce!" あの方の優しい声が」
 ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901):
  8. 歌劇《リゴレット》- 第1幕「Gualtier Malde!... Caro nome グヮルティエル・マルデ..慕わしい人の名は」
  9. 歌劇《群盗》- 第2幕「Tu del mio Carlo al seno あなたはわたしのカルロの胸に」
 ヒラ・ファヒマ(ソプラノ)、ウィーン放送交響楽団、ミケーレ・ガンバ(指揮)

 録音 2020年8月3-7日 ウィーン放送、Kulturhaus(オーストリア)

 イスラエル生まれのソプラノ歌手、ヒラ・ファヒマのデビュー・アルバム。
 エルサレムの音楽舞踊アカデミーでアグネス・マッシーニに師事、在学中からオペラやオペレッタに出演していたという彼女、なかでも《こうもり》のアデーレや《フィガロの結婚》のスザンナでは高い評価を受けました。
 ベルリン・ドイツ・オペラと契約。モーツァルト、ヴェルディ、リヒャルト・シュトラウス、プロコフィエフ、ロッシーニを歌い好評を博しました。
 その後、2013/14のシーズンからウィーン国立歌劇場アンサンブル・メンバーとなり更なる研鑽を積んでおり、2018から19年にかけて同歌劇場で《魔笛》の夜の女王、《ナクソス島のアリアドネ》のツェルビネッタ、《ファルスタッフ》のナンネッタ、《ラ・ボエーム》のムゼッタを歌い、着々と力を伸ばしています。
 CD化された2016年のヴェルディの《仮面舞踏会》(C210062)では歌い存在感を放つオスカルを聴くことができます。

 このアルバムでは持前の美しい声でドニゼッティとヴェルディのアリアを熱唱。ドニゼッティの《ランメルモールのルチア》の狂乱の場のアリアや、ヴェルディの《リゴレット》のアリアでは玉をころがすようなコロラトゥーラを存分に披露しています。
 また、ドニゼッティでは、あまり耳にすることのない曲も選曲されており、彼女の初々しくも強靭な声による表現をじっくり味わうことができます。

 
 




PIANO CLASSICS


PCL 10204
(2CD)
¥2500
ツェルニー、長調と短調の48の前奏曲とフーガ
 ツェルニー:48の前奏曲とフーガOp.856
エマヌエレ・デルッキ(pf)

 ベートーヴェンに師事したツェルニー。膨大な数の練習曲を残した作曲家としても知られています。
 この長調と短調の48の前奏曲とフーガは、ロマン派の時代の「平均律クラヴィーア曲集」として古き形式で残したツェルニーのさまざまな技が見えてくる作品です。
 形式的な対位法だけでなく、ツェルニーが考案した新たなテクニックや仕掛けを盛り込んだ結果、主要な作品のひとつとして数えられるようになりました。
 スーパー・ヴィルトゥオーゾ エマヌエレ・デルッキは2017年からこの作品を演奏しており、この録音は2回目となります。作品に対する思い入れが感じられます。
 
 


PCL 10225
¥2100
ステンハンマル:ピアノ曲集
 3つの幻想曲Op.11、晩夏の夜Op.33、
 ピアノのための3つの小品、ソナタ第4番ト短調
パオロ・スカファレラ(pf)

 ピアニストとして有名だったカール・ステンハンマル(1871-1927)。作曲したソナタ ト短調はワーグナー的なモチーフで構成され、とても大胆で英雄的な印象を与えます。
 時折シューマン的な夢想が思い浮かぶ部分もあって、音楽に対する情熱を感じることができます。ブラームスのピアノ曲に影響を受けたとされていますが、はっきりしたハーモニー、フランス的な表現などステンハンマルの個性的な一面がはっきりと見て取れる作品集です。
 イタリアのピアニスト、パオロ・スカファレラのピアノクラシックスへの初録音となります。ステンハンマルのスペシャリストとして今後活躍が期待されています。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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APR



APR6035
(2CD)
特別価格
¥2600→\2390
2人の忘れられたイギリスのピアニストたち ~
 エヴリン・ハワード=ジョーンズ&エドワード・アイザックス
エヴリン・ハワード=ジョーンズ(ピアノ)
エドワード・アイザックス(ピアノ)
  ●CD1 ~ エヴリン・ハワード=ジョーンズ(1877-1951)/ソロ録音全集(コロンビア録音1926-1930)
   ・J.S.バッハ:《平均律クラヴィーア曲集第1巻》より 第10番~第17番(録音:1930年2月18日-19日)
   ・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2《月光》(録音:1926年5月20日)
   ・ベートーヴェン:ロンド ト長調 Op.51-2(初出音源/録音:1927年)
   ・ベートーヴェン(ダルベール編):エコセーズ WoO.83(録音:1927年)
   ・リスト:森のささやき S.145-1(録音:1927年6月3日)
   ・リスト:愛の夢第3番 S.541-3(録音:1927年6月3日)
   ・ブラームス:カプリッチョ ロ短調 Op.76-2(録音:1927年)
   ・ディーリアス:ハープシコードのための舞曲(録音:1929年4月)
   ・ディーリアス:《5つの小品》より 第1番、第2番、第3番、第5番(録音:1929年4月)
   ・ディーリアス:3つの前奏曲(録音:1929年4月)
  ●CD2 ~ エドワード・アイザックス(1881-1953)/ソロ録音全集(リーガル録音1926&1928)
   ・J.S.バッハ:フランス組曲第5番ト長調 BWV.816(録音:1926年10月25日)
   ・ヘンデル:幻想曲ハ長調 HWV.490(録音:1926年10月25日)
   ・ヘンデル:《組曲第5番ホ長調 HWV.430》より 第4番 アリアと5つの変奏「調子のよい鍛冶屋」(録音:1926年10月25日)
   ・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 Op.13《悲愴》(録音:1928年11月20日)
   ・シューベルト:楽興の時第3番ヘ短調 D.780-3, Op.94-3(録音:1926年10月27日)
   ・ショパン:ボレロ イ短調 Op.19(録音:1928年11月20日)
   ・ショパン:ワルツ第3番イ短調 Op.34-2(録音:1926年12月17日)
   ・ショパン:ワルツ第6番変ホ長調 Op.64-1《メヌエット》(録音:1926年10月25日)
   ・ショパン:ワルツ第7番嬰ハ短調 Op.64-2(録音:1926年12月30日)
   ・ショパン:ワルツ第13番変ニ長調 Op.70-3(録音:1926年10月25日)
   ・ショパン:ワルツ第14番ホ短調 Op.posth(録音:1926年10月25日)
   ・ショパン(リスト編):《6つのポーランド歌 S.480》より 私のいとしい人 Op.74-12(録音:1926年12月17日)
   ・リスト:愛の夢第3番 S.541-3(録音:1926年10月27日)
   ・チャイコフスキー:ユモレスク Op.10-2(録音:1926年10月27日)

 忘れられしイギリスのピアニストたち。第1弾はハワード=ジョーンズ&アイザックス!

 希少音源の発掘と良質な復刻で世界的に定評のある「APR」から"ミニ・シリーズ"として「2人の忘れられたイギリスのピアニストたち」がスタートします!
 シリーズの第1弾として録音の復刻が行われるのは共に20世紀前半、1950年代の初頭まで活躍したにもかかわらず、現在ではほとんどその名も演奏も忘れ去れてしまっているイギリス人ピアニスト、エヴリン・ハワード=ジョーンズ(1877-1951)とエドワード・アイザックス(1881-1953)の2人。

 アカデミックな性格の持ち主で、その解釈は「学者的で潔癖な深み」があるとも評されたハワード=ジョーンズ。
 バッハやブラームスを得意としていたことでも知られており、特に「平均律クラヴィーア曲集」の録音では、類まれな精神性と美しさを持った演奏を披露しています。
 また親交が厚かったディーリアスのピアノ作品にも精通しており、自身に献呈された「5つの小品」(第4番は未録音)と「3つの前奏曲」の第1楽章も今回の復刻に含まれています。

 ポーランド系ユダヤ人の血を引き、マンチェスターの王立音楽大学でチャールズ・ハレとクララ・シューマンの弟子であるオルガ・ネルーダに音楽を学んだエドワード・アイザックス(1881-1953)。
 当時のイギリスにおける有数のショパン&リスト弾きとして評価を受けていたアイザックスの演奏は、輝きと生きる喜びに満ちており、ウィットに富んだ魅力的な語り手と称されました。

 今回復刻となる録音の大半は78回転SPレコードでリリースされて以降、初めての復刻となる貴重な演奏。さらにハワード=ジョーンズのベートーヴェンの「ロンドト長調」はテストプレス盤からの初出音源となります。
 20世紀前半における知られざるイギリスのピアニズムが名エンジニア、マーク・オーバート=ソーンの復刻によってここに蘇ります。

 ※録音:1926年-1930年
 ※リマスタリング:マーク・オーバート=ソーン
 




DIAPASON



DIAP136
¥1700
シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番&協奏交響曲
 ・ヴァイオリン協奏曲第1番 Op.35
   ワンダ・ウィウコミルスカ(ヴァイオリン)、
   ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、ヴィトルド・ロヴィツキ(指揮)
   録音:1961年
 ・神話 Op.30
   ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)、ウラディーミル・ヤンポルスキ(ピアノ)
   録音:1958年
 ・協奏交響曲 Op.60(交響曲第4番)
   アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)、
   ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団、アルフレッド・ウォーレンスタイン(指揮)
   録音:1953年
 ・《マズルカ集》Op.60より 第1番、第2番、第3番、第6番
   アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)

 ディアパゾンが選んだ決定盤シリーズ第136集!近代ポーランドの巨匠シマノフスキ作品集!

 フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリング施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン ~ ディアパゾンが選んだ決定盤』。
 シリーズに第136集として加わるのは、ワンダ・ウィウコミルスカ、ダヴィド・オイストラフ、そしてアルトゥール・ルービンシュタインがソリストを務めるカロル・シマノフスキ(1882-1937)の名演集!

 プログラムのメインとなるのはポーランドの名女流ワンダ・ウィウコミルスカがソリストを務めた「ヴァイオリン協奏曲第1番」。
 この1961年の録音は、同世代のポーランドの作品を数多く初演したウィウコミルスカにとって、そしてシマノフスキの「ヴァイオリン協奏曲第1番」の代表的名盤として知られてきた名演です。
 またシマノフスキと旧知の仲だったルービンシュタインに献呈された「協奏交響曲」は、そのルービンシュタインが戦後、ロサンゼルス・フィルとの共演で録音した演奏が選ばれています。
 フランスのマスタリング・スタジオ「Circe」のリマスタリングによるリマスタリングによる音質の向上も楽しみなポイントです。
 


<国内盤> 


EDITION HST


HST-917
(4CD)
¥4840
~限定盤・楽団結成24周年記念、特別価格!

J.B.ヴァンハル(1739-1813);12のカッサシオン&フルート四重奏曲集 (HST-917)

 CD1 カッサシオン第1巻(HST044)
  ノッテュルノ ト長調Weinmanm IV:5/カッサシオン変ホ長調Weinmann III:Es-deest. /
  カッサシオン変ホ長調「葬送行進曲つき」Weinmann III:Es-deest.
 CD2 カッサシオン第2巻(HST060)
  15の弦楽三重奏曲集 Weinmann VIa:C10-G14 (ca.1790 )
  カッサシオン 二長調 Weinmann III:D5 (ca.1765 )
  ディヴェルティメント 変ロ長調 Weinmann VIa:B2 (ca.1765 )
  ディヴェルティメント 二長調 Weinmann VIa:D2 (ca.1765 )
 CD3 フルート四重奏曲集第1巻(HST055)
  フルート四重奏曲ニ長調Weinmann. III:D4/フルート四重奏曲ニ長調Weinmann.deest./
  フルート四重奏曲へ長調Weinmann. III:F4
 CD4 フルート四重奏曲集第2巻(HST070)
  ノッテュルノ ト長調Weinmann III:G3 (ca.1765-70)
  ノッテュルノ 二長調Weinmann III:D2 (ca.1765-70)
  ディヴェルティメント ホ短調Weinmann VIc:7 (ca.1765)
 ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
  リーダー;松井利世子、福本 牧(ヴァイオリン)、丸田 悠太、芳賀 文恵(フルート)他
 
 「ヴァンハル:カッサシオン&フルート四重奏曲集」CD4枚組・楽団24周年記念、特別限定盤(全曲世界初録音!)

 録音: 2007-09年、東京・府中ウイーンホール、三鷹風のホールなどにてライヴ収録
 
 *薄型4枚組みPPケース入り
 




<映像>


BELAIR CLASSIQUES(映像)


BAC186
(2DVD)
¥3900
パリ・オペラ座
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
 歌劇《雪娘》全4幕

   台本: リムスキー=コルサコフ
   原作 アレクサンドル・オストロフスキーの戯曲『雪娘』
雪娘..アイーダ・ガリフッリーナ(ソプラノ)
レーリ..ユーリ・ミネンコ(カウンターテナー)
クパヴァ..マルティナ・セラフィン(ソプラノ)
ベレンディ皇帝..マキシム・パスター(テノール)
ミズギール..トーマス・ヨハネス・マイヤー(バリトン)
春の精(雪娘の母)..エレナ・マニスティナ(メゾ・ソプラノ)
冬の王(雪娘の父)..ウラディーミル・オグノヴェンコ(バス) 他
パリ・オペラ座管弦楽団&合唱団
ミハイル・タタルニコフ(指揮)


BAC486
(Blu-ray)
¥3900

NYDX-50146
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4950

 演出&装置: ドミトリー・チェルニャコフ/衣装: エレナ・ザイツェヴァ/照明: グレブ・フィルシュティンスキー/映像: アンディ・ゾマー
 収録時間: 194分/音声: ロシア語/PCMステレオ2.0/Dolby Digital 5.1(DVD)/PCMステレオ2.0/DTS-HDマスターオーディオ5.1(Blu-ray)
 字幕:日本語・英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・韓国語
 画角:16/9 NTSC All Region DVD,Blu-ray/DVD..DVD 片面二層ディスク×2/Blu-ray・・・BD 片面単層ディスク 1080i High Definition

 【鬼才チェルニャコフ演出、リムスキー=コルサコフの傑作オペラ《雪娘》パリ・オペラ座に登場】
 春の精と冬の王の娘、雪娘(スネグラーチカ)は、冬の王と共に森の中に暮らしています。雪娘は歌の上手な羊飼いレーリのいる人間の国ベレンディに住むことを望み、両親はそれを許します。
 ベレンディを訪れた雪娘はレーリに近づきますが、彼女の心がまだ冷たく愛を知らないため彼の心を捉えることはできません。太陽神ヤリーロの怒りによって長年夏が短くなってしまったベレンディの皇帝は、ヤリーロを讃える祭りでその怒りを解こうと試みます。そこで初めて真の愛を知り、心の暖まった雪娘は溶けていきます...

 ライトモティーフを用い、人間と霊的な存在を巧みに描き分けるとともに、色彩豊かなオーケストレーションでロシアの自然と民衆風俗を描いた《雪娘》は、リムスキー=コルサコフの歌劇の中でも最高傑作のひとつと目されています。
 本収録のパリ・オペラ座の上演では、世界中から引く手あまたの鬼才ドミトリー・チェルニャコフが、ロシア民話に題材をとった『雪娘』の舞台となるベレンディ国を、スラヴの原始的共同体を現代に再現しようとするカルト集団に置き換えるという大胆な読み替えを行っています。
 雪娘を可憐に演じ歌うアイーダ・ガリフッリーナはロシア生まれの若き実力派ソプラノ。屈指の名カウンターテナー、ユーリ・ミネンコが神秘的な羊飼いレーリを見事に演じています。
 指揮はリムスキー=コルサコフの芳醇な音楽をパリ・オペラ座のオーケストラから見事に抽き出すミハイル・タタルニコフ。2012年からミハイロフスキー劇場管弦楽団音楽監督・首席指揮者を務めるかたわらスカラ座、バイエルン国立歌劇場、パリ・オペラ座など欧州の名だたる歌劇場に客演を行っています。

 
 




DYNAMIC(映像)


DYNDVD37898
(2DVD)
¥4000
ソフィア国立歌劇場
リヒャルト・ワーグナー(1813-1883):
 楽劇《ニーベルングの指環》

  第1夜《ワルキューレ》全3幕
ジークムント..マルティン・イリエフ(テノール)
ジークリンデ..ツヴェタナ・バンダロフスカ(ソプラノ)
フンディング..アンゲル・フリストフ(バス)
ヴォータン..ニコライ・ペトロフ(バリトン)
フリッカ..ルミャーナ・ペトロヴァ(メゾ・ソプラノ)
ブリュンヒルデ..マリアナ・ツヴェトコヴァ(ソプラノ)
ヘルムヴィーゲ..ミレーナ・ギュローヴァ(ソプラノ)
オルトリンデ..イリーナ・ジェコヴァ(ソプラノ)
ゲルヒルデ..リュボフ・メトディエヴァ(ソプラノ)
ヴァルトラウテ..
 ドミトリンカ・ライチェヴァ(メゾ・ソプラノ)
ジークルーネ..
 マリエラ・アレクサンドロヴァ(メゾ・ソプラノ)
ロスヴァイセ..ツヴェタ・サラムベリエヴァ(アルト)
グリムゲルデ..マルガリータ・ダミヤノヴァ(アルト)
シュヴェルトライテ..
 ブラゴヴェスタ・メッキ=ツヴェトコヴァ(アルト)
ソフィア国立歌劇場管弦楽団&
 バレエ団指揮:パヴェル・バレフ



DYNBRD57898
(Blu-ray)
¥4000

NYDX-50152
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥5500

 演出: プラメン・カルタロフ/装置・衣装: ニコライ・パナトヨフ/照明: アンドレイ・ハジディンジャク/エミール・ディンコフ/映像監督: ルーメン・コヴァチェフ/プラメン・カルタロフ
 2011年4月14日 ソフィア国立歌劇場(ブルガリア)/収録時間: 243分
 音声: ドイツ語歌唱 PCMステレオ2.0/DTS5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS-HDマスターオーディオ5.1(Blu-ray)
 字幕:日本語・英語・ドイツ語・フランス語・イタリア語・韓国語
 画角:16/9 NTSC All Region DVDDVD..DVD/片面二層ディスク×1、片面単層ディスク×1/Blu-ray・・・BD 片面二層ディスク 1080i High Definition

 【ソフィア歌劇場の《ニーベルングの指環》第2弾 《ワルキューレ》】
 前作、楽劇《ラインの黄金》で、その実力を印象づけたブルガリアのソフィア歌劇場によるリング・ツィクルス第2弾。
 リング4部作の中でも高い人気を誇る楽劇《ワルキューレ》は、第1幕のジークムントとジークリンデの二重唱、第2幕の「ワルキューレの騎行」、そして終幕の「ヴォータンの告別と魔の炎の音楽」など聴き所が満載です。

 この《ワルキューレ》では、《ラインの黄金》から更にポップさを増した演出に驚かされます。舞台上のオブジェとしての大きな環と円錐は本作でも継承され、ワルキューレたちの乗るロケットの弾頭のような円錐、ブリュンヒルデが眠る岩山を囲む炎の環、と様々なシーンで使われます。
 今作も、特撮怪獣映画のキャラクターのような装束をまとったブルガリアの実力派の歌手たちが集結。なかでもジークムントを歌うマルティン・イリエフは2015年のソフィア国立歌劇場の来日公演の際、《トゥーランドット》のカラフを歌い人気を集めた実力派テノール。第1幕での凜然たるジークムントの演技歌唱が光ります。
 パヴェル・バレフのタクトに導かれたワーグナーの音楽は、前作に更に拍車の掛かったドラマティックなもの。
 ソフィア・リングの第3弾、第4弾を大いに期待させる《ワルキューレ》です。

 
 



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OPUS ARTE(映像)

OA1331D
(DVD)
¥3600→\3290
ヘンゲルブロック指揮/コヴェントガーデン
 モーツァルト:歌劇《コジ・ファン・トゥッテ》全2幕

 特典映像..キャスト・ギャラリー
フェルランド..パーヴォル・ブレスリク(テノール)
グリエルモ..ステファヌ・ドゥグー(バリトン)
フィオルディリージ..マリア・ベングトソン(ソプラノ)
ドラベッラ..ジュルジータ・アダモナイト(メゾ・ソプラノ)
ドン・アルフォンソ..トーマス・アレン(バス)
デスピーナ..レベッカ・エヴァンス(ソプラノ)
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団・合唱団
トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)
OABD7286D
(Blu-ray)
¥4400→\3990
NYDX-50154
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥5500

 演出: ジョナサン・ミラー/装置: ジョナサン・ミラー/ティム・ブラゼル/アンドルー・ジェイムソン コリン・マクスウェル/キャサリン・スミス/アンソニー・ウォーターマン/
 衣装: サビーヌ・ルメートル/協力..ジョナサン・ミラー/照明: ジョナサン・ミラー/ジョン・チャールトン  映像ディレクター: ロビン・ロウ
 収録 2010年9月7,9,10日 コヴェントガーデン王立歌劇場(ロンドン)/収録時間: 179分
 音声: イタリア語/Dolbyステレオ2.0/Dolby Surround 5.1(DVD)/PCMステレオ2.0/DTS-HDマスターオーディオ5.1(Blu-ray)
 字幕:日本語・英語・フランス語・ドイツ語・韓国語
 画角:16/9 NTSC All Region DVD,Blu-ray/DVD..DVD 片面二層ディスク/Blu-ray・・・BD 片面単層ディスク 1080i High Definition

 【名匠ジョナサン・ミラー演出、トーマス・ヘンゲルブロック指揮による歌劇《コジ・ファン・トゥッテ》】
 男女各3名ずつの独唱歌手で歌われるこの歌劇は、超絶技巧を駆使したアリア、二重唱から六重唱までのアンサンブルと登場人物6人の様々な声部の組み合わせによる歌唱がユニークなモーツァルト晩年の傑作歌劇です。

 2019年11月に逝去した名匠ジョナサン・ミラー(1934-2019)による演出は、舞台を現代に置き換え、2組の恋人たちフィオルディリージ、ドラベッラの姉妹とその恋人たちフェルランドとグリエルモに舞台演技にも優れた若手歌手4人を起用、加えて老練闊達なトーマス・アレンのドン・アルフォンソ、レベッカ・エヴァンスのおきゃんなデスピーナがスパイスを利かせた、英国ならではの演劇的なトーンに富んだもの。
 アーノンクールの手兵ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスのヴァイオリン奏者として活躍し、その後、フライブルク・バロック管弦楽団の設立に加わり、指揮を担当、声価を高めてきたトーマス・ヘンゲルブロックが、コヴェントガーデンのオーケストラでも金管、ティンパニにオリジナル楽器を配し、モーツァルトの傑作オペラに生気に満ちた新風を吹き込んでいます。

 
 














5/12(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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APARTE



AP 250
¥2700
オークレールの助手だったステファニー・モラリー
 白熱光~後期ロマン派ヴァイオリン曲集

 (1)レスピーギ:ヴァイオリン・ソナタ ロ短調
 (2)ドホナーニ:ヴァイオリン・ソナタ嬰ハ短調Op.21
 (3)シマノフスキ:ロマンス ニ長調Op.23
 (4)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
ステファニー・モラリー(ヴァイオリン)
ロマン・ダヴィド(ピアノ)

 音楽学者としても有名なステファニー・モラニーが後期ロマン派ヴァイオリン・ソナタに挑戦

 録音:2020年9月/サル・コロンヌ(パリ)/72'

 ステファニー・モラリーは1980年生まれのフランスの女性ヴァイオリニスト。11歳の時、パリで行われたモーツァルト神童コンクールで優勝、パリ音楽院とリトアニアのヴィリニュス音楽学校で学んだ後、ボストンでミシェル・オークレールに師事、その後助手となりました。
 演奏活動のかたわら、ソルボンヌで音楽学を専攻し、論文「フランスのヴァイオリン・ソナタ」で博士号を習得、その後も興味深い研究を続けています。

 このアルバムはブラームスのヴァイオリン・ソナタ第3番をメインに後期ロマン派的色彩の濃い3篇を集めました。
 アルバム・タイトルの「白熱光」は、燦然と輝くブラームスのソナタに熱せられて自ら発火したかのような作品を意味しているとのこと。
 ブラームスのソナタの直系といえるドホナーニ、濃密な情感が独特なシマノフスキ、イタリアらしからぬ暗さと重さのレスピーギまで、どの曲もピアノ・パートが念入りに書かれていてモラリー長年の相方ロマン・ダヴィドの名人芸も光ります。
 ダヴィドはプリュデルマッハーとアンリ・バルダ門下で、モラリーとアンサンブル・シントニアを結成して意欲的な活動を繰り広げています。
 彼ら十八番のブラームスをはじめ、説得力にあふれる演奏を聴かせてくれます。


 
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AP 221
¥2700
ベアトリス・ウリア=モンゾン(ソプラノ)
 アッソルータ~イタリア・オペラ・アリア集

 (1)チレア:「アドリアーナ・ルクヴルール」~私は芸術の神のしもべ
 (2)プッチーニ:「トスカ」~歌に生き、恋に生き
 (3)マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」~ママも知るとおり
 (4)ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」~亡くなった母を
 (5)プッチーニ:「マノン・レスコー」~ひとり寂しく
 (6)ポンキエッリ:「ジョコンダ」~私は死のう
 (7)プッチーニ:「修道女アンジェリカ」~母もなく
 (8)ベッリーニ:「ノルマ」~聖らかな女神よ
 (9)ヴェルディ:「マクベス」~勝利の日
 (10)同:「マクベス」~消えてしまえ、呪わしいこの染みよ
 (11)同:「運命の力」~神よ平和を与えたまえ
ベアトリス・ウリア=モンゾン(ソプラノ)
ファブリツィオ・マリア・カルミナーティ(指揮)
トリエステ・ヴェルディ歌劇場管弦楽団

 ベテラン、ベアトリス・ウリア=モリソンがイタリア・オペラの情念の世界を迫真の演技で!

 録音:2019年6月20-29日/トリエステ・ヴェルディ劇場、10月7-10日/サン=ピエール・ルーテル教会(パリ)/59'

 ベアトリス・ウリア=モンゾンは1963年生まれのフランスの歌手。父がスペインの有名な画家で、その血ゆえか彼女の演じるカルメンは絶品との評判になってきました。
 これまでフランス・オペラのヒロインを演じ続けてきた彼女がイタリア・オペラの名アリアに挑戦。

 「琥珀色の声」と賞される、彼女の低めの暗い声質がドラマティックなイタリア・オペラにぴったり。
 彼女が10人のヒロインのさまざまな顔を演じ、悲劇の、狂気の女性像の情念の美学を堪能させてくれます。




NAIVEから出ていたカルメンがモンゾンだった
いまは廃盤。海外在庫のみ。
Bizet: Carmen (highlights)
NAIVE
V 5103
\2800
アラン・ロンバール&ボルドー=アキテーヌ
 ビゼー:カルメン(ハイライト)
ベアトリス・ウリア・モンゾン(カルメン)、
クリスティアン・パピス(ドン・ホセ)、
レオンティナ・ヴァドゥヴァ(ミカエラ)
アラン・ロンバール(指)
ボルドー=アキテーヌ国立管

 モンゾンの名唱、カルメンのハイライト集。
 フランス語の美しさも見事なら、オーケストラのリズムもまた見事。
 名匠ロンバールの荒削りな音楽づくりが激情の内容にピッタリ。

 昔のASTREE時代のジャケットはこんなのでした。


 



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BIS

BIS 2113
¥2700
小川典子、イェ・シャオガンの管弦楽を伴う作品集!
 イェ・シャオガン(1955-):
  (1)「悲しみと喜びの歌」 Op.67~バス・バリトンとオーケストラのための(2012)
  (2)「12月の菊の花」 Op.52b~フルートとオーケストラのための(2006)
  (3)「冬」 Op.28~オーケストラのための(1988)
  (4)「西涼の輝き」Op.16~ヴァイオリンとオーケストラのための(1983)
  (5)「星空」Op.56~ピアノ、児童合唱、女声合唱とオーケストラのための協奏曲版(2008)
 (1)シェンヤン【瀋陽】(バス・バリトン)
 (2)シャロン・ベザリー(フルート/Muramatsu 24k All Gold Model)、
 (4)ウェン・ウェイ【劉薇】(ヴァイオリン/ジュゼッペ・ロッカ、1843年製作)、
 (5)小川典子(ピアノ/スタインウェイD)、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団合唱団
 ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
 (1)(4)ギルバート・ヴァルガ(指揮)、(2)(3)(5)ホセ・セレブリエール(指揮)

 小川典子、ベザリーなど豪華がソリストをつとめたイェ・シャオガンの管弦楽を伴う作品集!!

 セッション録音:(1)(4)2018年8月、(2)(3)(5)2016年8月/RSNOセンター(グラスゴー、イギリス)/BIS ecopak、60'58

 1955年生まれの中国を代表する作曲家イェ・シャオガン【葉小鋼】。中央音楽院で学んだのち、1987年からはニューヨークに留学し研鑽を積みました。
 そのシャオガンの名が世界に知られることとなったのは2008年の北京オリンピック開会式に使用されたピアノ協奏曲「Starring Sky(星空)」で、ラン・ランが演奏したことにより話題となりました。
 
 この度世界的ピアニスト小川典子が演奏!「人生の幻想と情熱」をテーマに書かれたこの作品には生命力あふれる旋律が印象的。小川典子の圧倒的な表現力で聴かせます!

 「Winter(冬)」はシャオガンがニューヨーク留学中1988年の作品。どこか暗くて憂鬱な気分を表現したこの作品は1991年にイーストマン音楽学校でハワード・ハンソン賞を、翌1992年には国立台湾交響楽団の第1回交響曲作曲コンクールで金賞を受賞しているシャオガン出世作です。

 このほか「悲しみと喜びの歌」(シェンヤン独唱)、「12月の菊の花」(シャロン・ベザリー独奏)、「西涼の輝き」(ウェン・ウェイ独奏)と豪華ソリスト陣を迎えたシャオガンの作品を堪能することできます。

 
 
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BIS SA 2219
(SACD HYBRID)
¥2800
シトコヴェツキー・トリオが奏でる
 ラヴェルとサン=サーンスのピアノ三重奏曲集!

  ラヴェル:ピアノ三重奏曲 イ短調(1914)
  サン=サーンス:ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調 Op.92(1892)
シトコヴェツキー・トリオ
 【アレクサンドル・シトコヴェツキー(ヴァイオリン)、
  イサン・エンダース(チェロ)、
  ウー・チェン(呉倩)(ピアノ)】

 シトコヴェツキー・トリオが奏でる美しきフランス作品!ラヴェルとサン=サーンスのピアノ三重奏曲集!

 セッション録音:2019年9月1-4日/ブリストル聖ジョージ(イングランド)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、60'58

 SACD ハイブリッド盤。
 2007年に結成されたアレクサンドル・シトコヴェツキー率いるピアノ三重奏団「シトコヴェツキー・トリオ」。
 メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第1番をおさめたアルバム(BIS SA-2109)はレコード芸術誌の特集「新時代の名曲名盤500」(2021年5月号掲載)にて同曲のベスト・ワン・ディスクに選ばれるなど、その精緻な演奏は各誌で評価されております。

 当アルバムはフランスを代表する作曲家ラヴェルとサン=サーンスを組み合わせた録音。
 芳醇な香り漂う美しい演奏には脱帽で、明瞭なアーティキュレーション、抜群のアンサンブル能力そして豊かな音楽性が魅力のシトコヴェツキー・トリオが溌剌とした演奏を聴かせてくれます。
 今年(2021年)はサン=サーンスの没後100周年だけにさらなる注目を集める新譜と言えましょう。

 ベートーヴェンのピアノ三重奏曲集 Vol.1【第3番&第6番 】(BIS SA-2239)、ドヴォルザーク、スメタナ、スークの作品集(BIS SA-2059)、メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲集(BIS SA-2109)もあわせてお楽しみください。
 




CHALLENGE CLASSICS



CC 72665
(3CD)
¥3000
プレガルディエンの名盤がお買い得価格でセット化/シューベルト録音集成
 シューベルト:
  [CD1]
   歌曲集『美しい水車屋の娘』D.795 Op.25
  [CD2]
   秋 D.945 / 歌曲集『白鳥の歌』D.957 / 鳩の便り D.965A /
   憧れ D.879 / 窓辺に D.878 / ただあなたのそばに D.866 /
   月に寄せるさすらい人の歌 D.870 / 弔いの鐘 D.871 / 野外で D.880
  [CD3]
   歌曲集『冬の旅』D.911 Op.89
[CD1・3]
 ミヒャエル・ゲース(ピアノ)
[CD2]
 アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ)
 クリストフ・プレガルディエン(テノール)

 プレガルディエンの名盤がお買い得価格でセット化、シューベルト歌曲のリファレンス・ディスクとして必携の逸品!

 録音:ギャラクシー・スタジオ、モル、ベルギー
 [CD1]2007年10月6-8日 [CD2]2008年6月27-30日 [CD3]2012年9月2-5日/[CD1]61'39'' [CD2]71'48'' [CD3]70'43''

 21世紀において最も重要なリート歌手の一人であり、度重なる来日公演でお馴染みの人気歌手プレガルディエンによる、シューベルトのアルバム3タイトルをまとめたお買い得セットです。
 『美しい水車小屋の娘』『白鳥の歌』『冬の旅』と、どれもが発売時大きな話題となり絶賛されたもので、今やこれらの歌曲集の定番でありリファレンス・ディスクとなっている名盤。
 相棒となるピアノも名コンビのゲース、古楽の鬼才シュタイアー、それぞれ申し分ない伴奏を聴かせており、プレガルディエンの名唱をひときわ輝かせています。
 




COVIELLO CLASSICS



COV 92019
(2CD)
¥3400
モダン演奏で聴けるのは珍しいバッハ家に流れた音楽集
 アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳(1725)
ジェイムズ・マドックス(ピアノ)
イングリット・シュミットヒューゼン(ソプラノ)

 [CD1]68'35'' [CD2]71'35''

 COV-20407からの移行再発売。
 
 J.S.バッハ2番目の妻アンナ・マグダレーナのために編まれた2つの音楽帳。クラヴィーア曲と、伴奏付きの歌曲が収められており、第1巻は1722年、第2巻は1725年に作られました。
 第2巻にはほかの作曲家の楽曲も多く収録されています。
 このCD はモダンのグランドピアノを用いてこの曲集の楽曲を網羅した初のアルバムとされています。
 
 ※同内容のCOV-20407は廃盤となります。
 




EVIDENCE


EVCD 073
¥2800
ポエム
 (1)リヒャルト・デーメル:浄夜(フランス語朗読)
 (2)シェーンベルク(シュトイアーマン編):浄夜(ピアノ三重奏版)
 (3)ヨゼフ・ウェンツィヒ:いっしょに旅に出よう(フランス語朗読)
 (4)ブラームス:いっしょに旅に出ようOp.75の3
 (5)ツェムリンスキー:ピアノ三重奏曲ニ短調Op.3
 (6)ヨーゼフ・フォン・アイヒェンドルフ:尼僧と騎士(フランス語朗読)
 (7)ブラームス:尼僧と騎士Op.28の1
 (8)ローベルト・ライニック:静かな夜に来て!(フランス語朗読)
トリオ・アルカディス
 【アマンディーヌ・レ(ヴァイオリン)、
  ニコラ・サン=イヴ(チェロ)、
  ダヴィド・ヴィオリ(ピアノ)】
ファニー・アルダン(朗読)

 詩と音楽の新しい結合

 録音:2020年11月/サントメール会議場「ラ・バルカロール」、6月/オデオン座(パリ)/71'23"

 幻想的な傾向を示すドイツ・ロマン派の詩に基づく音楽作品をピアノ三重奏の形態で純音楽として鑑賞しつつ、原詩(フランス語訳)をその前に朗読するというユニークなアルバム。

 トリオ・アルカディスはヴァイオリンのアマンディーヌ・レ、チェロのニコラ・サン=イヴ、ピアノのダヴィド・ヴィオリが2001年に結成。フランス古今のピアノ三重奏を探求、披露して注目されています。
 朗読は「愛と悲しみのボレロ」や「永遠のマリア・カラス」で知られるフランスの名女優ファニー・アルダン。フランス語の美しさにも耳を奪われます。
 




FIRST HAND RECORDS



FHR 72
(2CD)
¥3600
ロマン・ラビノヴィチ(ピアノ)
ハイドン:ピアノ・ソナタ全集 第2集

 [CD1]
  第50番 ニ長調 Hob.XVI:37/第46番 変ホ長調 Hob.XVI:31/
  第6番 ハ長調 Hob.XVI:10/第33番 ハ短調 Hob.XVI:20
 [CD2]
  第13番 ト長調 Hob.XVI:6/第11番 変ロ長調 Hob.XVI:2/
  第35番 変イ長調 Hob.XVI:43/第12番 イ長調 Hob.XVI:12/
  第58番 ハ長調 Hob.XVI:48
ロマン・ラビノヴィチ(ピアノ)

 全ピアノ・ソナタ録音に挑むラビノヴィチのハイドン、第2集

 [CD1]57'12'' [CD2]65'34''

 60曲を超えるハイドンのソナタを全曲録音する企画の第2集。「音色の達人」と称されるイスラエルのピアニスト、ラビノヴィチは10歳のときにズービン・メータの指揮でイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団と共演し楽壇デビュー。
 2008年の第12回ルービンシュタイン国際ピアノコンクールでは最高位を獲得しています。
 




PENTATONE


PTC 5186950
¥2600
『永遠』
 ヴィクトル・オッリ・アウルナソン:
  (1) Var */(2) The Thread **/(3) Maiden **/(4) Er */**/
  (5) The Faultline **/(6) The Vision Nectar/(7) Animal Mundi/(8) Var - Er *
 フォウストブレーズル男声合唱団 * アウルニ・ハルザルソン(指揮)*
 ベネディクト・クリスチャウンソン(テノール)* グリームル・ヘルガソン(クラリネット)*
 エーミル・フリズフィンソン(ホルン)* ヨーセフ・オグニベーネ(ホルン)*
 シーグルズル・ソルベルグソン(トロンボーン)* カルロス・カロ・アギレラ(トロンボーン)*
 男声六重唱 **
  アーロン・ステイン・アウスビャルナソン ビャルニ・クレインソン グヴズムンドゥル・ヴィグニル・カルルソン
  ハフステイン・ソウロウルソン オットルン・アルナルソン オットルン・イーミル・アーラソン
 ヴィクトル・オッリ・アウルナソン(指揮)** ヴィクトル・オッリ・アウルナソン(ソロ楽器)
 ヤイール・エラザール・グロットマン(コントラバス・ソロ)(Var, The Thread)
 シュテファン・バウマン(バスクラリネット、サクフォソーン)(The Vision)
 ベネディクト・スマウリ・スクーラソン(ギター)(Anima Mundi)
 ブダペスト・アート・オーケストラ ヴィクトル・オッリ・アウルナソン(指揮)

 ゆたかな感性で作られた「音風景」が美しいアイスランド注目の音楽家、ヴィクトル・オッリ・アウルナソンのアルバム『永遠』

 録音:2018年&2019 年/VOA Studio(ベルリン)(総合録音)、2017年1月/ラングホルト教会(レイキャヴィーク、アイスランド)*、フリーキル教会(ハフナルフィヨルズル、アイスランド)**、2018年&2019年/ハンガリー放送第22スタジオ「East Connection Studios」(ブダペスト)(オーケストラ)/DDD
 制作・録音・ミクシング:ヴィクトル・オッリ・アウルナソン/制作(オーケストラ):クローシュ・ルカーチ/
 録音:シールグズル・ヨウンソン * ベルグル・ソウリソン **/録音(オーケストラ):ガボール・ビューチコ

 このところ、さまざまなジャンルのアイスランドの音楽家たちが注目を集めてきています。
 特に有名なのが、チェリストで作曲家のヒルドゥル・グヴズナドウッティル(ヒドゥル・グドナドッティル)。
 エレクトロニカ・バンドのメンバーでもある彼女は、『チェルノブイリ』などの映画の音楽を手がけ、『ジョーカー』でゴールデングローブ賞とアカデミー賞の作曲賞を受賞しました。
 PENTATONE レーベル からアルバムがリリースされるヴィクトル・オッリ・アウルナソンも、注目される音楽家のひとりです。
 彼は、アイスランド芸術大学でヴァイオリンとヴィオラ、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学で作曲と指揮を学び、バンド「ヒャルタリーン Hjaltalín」のメンバーとしてヴァイオリンと作詞作曲を担当、2008年には現代音楽の弦楽アンサンブル「スタルク Stark」を共同で設立しました。
 「クラシカル音楽の世界とスタジオ制作芸術の世界を衝突させること」に重点を置いて活動。自身のスタジオ「VOA Studio」をベルリンに構え、ヒルドゥルをはじめとする音楽家たちも創作の場として使っています。

 『永遠の(Eilifur)」は、ヴィクトル・オッリのソロ・デビュー・アルバムです。「永遠に生きることの展望」を瞑想。「近い日、医学の進歩による自然死の根絶が現実となる」ことをイメージした、わかりやすい近未来の物語を、抽象的なアイスランド語の歌詞と緻密に作られた「音楽の語」りで織りあげてゆく、「生きるに値する命」を支えるものへの頌歌をコンセプトに作られました。
 男声合唱がメインの3曲は、レイキャヴィークの「フォウストブレーズル男声合唱団(KarlakorinnFostbraeour)」の創設100年記念コンサートのために委嘱された作品です。
 《Var》(「見よ、警戒せよ、夜の空気を吸え......」)《Er》(「真ん中でひとつになれ......」)《Var - Er》(「永遠。おまえは私のそばで意識している......」)。オーケストラを中心とする6曲は、「24人の弦楽オーケストラ」「12人のチェロと10人のコントラバス」「2つのバスフルート、2つのサクソフォーン、バスクラリネット、コントラバス・クラリネット、2人の打楽器奏者、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロ」と、3つの異なる編成で演奏され、男声六重唱、ヴィクトル・オッリ自身の楽器ソロ、ヤイール・エラザール・グロットマン Yair Elazar Glotman のコントラバスなどが加わります。
 クラシカル音楽をベースにしたメロディと調性のあるこれらの「音」は、アイスランドの教会やハンガリー放送のスタジオで録音され、ヴィクトル・オッリがベルリンの彼のスタジオでミックスしました。
 ゆたかな感性で作られた「音風景」が美しく、余韻を残す作品です。
 




ARS PRODUKTION


ARS38533
【旧譜】
¥2600

ベートーヴェン、リース:チェロ作品集
 フェルディナント・リース:
  チェロ・ソナタ Op.20、
  3つのロシア歌曲の変奏曲 Op.72(世界初録音)
 ベートーヴェン:チェロ・ソナタ Op.5 No.1

ユリス・タイヒマニス (チェロ)
ハンスヤコプ・シュテムラー(フォルテ・ピアノ)


 ベートーヴェンとリース、師弟のチェロ・ソナタ聴き比べ!

 フェルディナント・リース(1784-1838)は、宮廷音楽家の一族に生まれ、幼い頃から音楽に囲まれて過ごしていました。
 そして青年期には、父の弟子であったベートーヴェンに弟子入りし、ピアニストとしての道を進んでいきます。その後、作曲家としても活躍し、多作であったリースは300ほどの作品を残しており、その作品からもベートーヴェンの影響を感じることができます。
 ユリス・タイヒマニスは、1966年フライブルク生まれのドイツ人チェリスト。深みのある音色で、リースとベートーヴェンを雄弁に語るように演奏します。

 ※録音:2014年12月1-4日(バーデン・バーデン、ドイツ)
 
 

ARS38218
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2700
ウヴァガ! ~人類はみな兄弟
 モーツァルト(ウヴァガ!編):
  バルカン・ピアノ・ソナタ KV331(原曲:ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 KV331より第1楽章)
 モーツァルト(モーリス・マウラー編):
  レゲエ・ヴァイオリン協奏曲(原曲:ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 KV216より第2楽章)
 Z.パウノヴィチ(ミロスラフ・ニシッチ編):ハオス・コロ
 クリストフ・ケーニヒ、モーツァルト:コンソレ、キリエ(原曲:大ミサ ハ短調 KV427よりキリエ)
 マックス・クラース:パーカッション・イン ターリュード
 クリストフ・ケーニヒ:世界に終わりはない
 P.ラルチェフ(ミロスラフ・ニシッチ編):Kopanica Petar Ralchev
 モーツァルト(クリストフ・ケーニヒ編):魔笛(歌劇「魔笛」KV620より序曲)
 モーツァルト(モーリス・マウラー編):
  ラクリモーサ(原曲:レクイエム ニ短調 KV626より)、
  アラ・トゥルカ(原曲:ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 KV331より第3楽章)
 M.ハッカー:Efimias Tanz
 モーツァルト(クリストフ・ケーニヒ編):
  ピアノ協奏曲第23番(原曲:ピアノ協奏曲第23番 ホ長調 KV488より第2楽章)
 クリストフ・ケーニヒ:グロール
  ウヴァガ!
   〔クリストフ・ケーニヒ(ヴァイオリン&ヴィオラ)、モーリス・マウラー(ヴァイオリン)、
    ミロスラフ・ニシッチ(アコーディオン)、マティアス・ハッカー(コントラバス)〕
  マックス・クラース(パーカッション)

 クラシック、ジャズ、東欧の民族音楽、パンク、ロック、インプロなど、様々なジャンルのスタイルを採り入れたユニークなクロスオーヴァー・プログラムを繰り広げているドイツのアンサンブル(バンド)「ウヴァガ!」。独特なアレンジで楽しく聞けるアルバムになっています。
 一味違うモーツァルト像をお楽しみください。

 ※録音:2016年3月(ドイツ)
 
 

ARS38217
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2700
ヴァンサン・ラルドゥレ、ブラームス&ベルク:ピアノ・ソナタ
 ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番 Op.5、間奏曲 Op.117
 ベルク:ピアノ・ソナタ Op1
ヴァンサン・ラルドゥレ(ピアノ)

 フランスのピアニスト、ヴァンサン・ラルドゥレはブルーノ=レオナルド・ゲルバーに師事しました。
 スカルラッティからブーレーズに至るまでの作品まで幅広いレパートリーを持っています。特にベルクのような20世紀の作曲家の作品に対する造詣も深く、その演奏技術は国際的にも認められ「スタインウェイ・アーティスト」の称号も得ています。

 ※録音:2016年7月(ヴッパータール、ドイツ)
 



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ALPHA



ALPHA726
¥2700→\2490
才能が全身から噴き出して止まらない
 オルガ・パシチェンコ(フォルテピアノ)
 モーツァルト(1756-1791):
  ピアノ協奏曲 第9番 「ジュノム」、第17番

  1-3. ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調 K.271「ジュノム」
  4-6. ピアノ協奏曲 第17番 ト長調 K.453
オルガ・パシチェンコ(フォルテピアノ)
 J.A.シュタイン1788年製作モデルに基づく再現楽器
  (製作: ポール・マクナルティ)..1-3
 アントン・ヴァルター1792年頃製作のオリジナル楽器 ...4-6

イル・ガルデリーノ(古楽器使用)
NYCX-10227
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2970

 主宰: ヤン・デ・ヴィンネ(フラウト・トラヴェルソ)/マルセル・ポンセール(オーボエ)
 録音: 2020年10月 アウグスティヌス音楽センター(AMUZ)、アントウェルペン、ベルギー
 ※国内盤には日本語解説付き

 【ピアニズムと歴史検証の重なるところ。パシチェンコ、満を持してのモーツァルト協奏曲録音】
 モーツァルトが知っていた当時のピアノ(フォルテピアノ)を、当時流儀の古楽器を使ったオーケストラと弾いてこそ、彼が企図したとおりの作品像に近づける。。。そうした考え方のもとで録音される機会も少なくないモーツァルトのピアノ協奏曲の数々。
 今や単に「古楽器で弾いた」というだけでは注目されにくいとすれば、オルガ・パシチェンコとイル・ガルデリーノの演奏は、その解釈の確かさと卓越した演奏クオリティ、どちらにおいても出色の仕上がりとなっており、古楽に実績ありのAlphaレーベルが、この競合盤多き演目であえて今、新たな録音を世に問うたのも頷ける内容です。
 古楽活況の地オランダやベルギーを活動拠点にしているロシア出身の才人パシチェンコの師は、ゲンリヒ・ネイガウスの系譜を汲むロシア・ピアニズムを出発点に、現代音楽から古楽まで幅広いフィールドで活躍してきた名匠アレクセイ・リュビモフ。
 パシチェンコがその指導のもと培った、歴史的検証と音楽性のどちらでも強い探究心を発揮してきた成果が、満を持してこの録音に結実しています。
 細部に至るまでタッチの妙が際立つ緩徐楽章、スリリングな推進力と確たる音楽展開が同居するアレグロ、AccentやPassacailleに名盤の多いイル・ガルデリーノは、ヘレヴェッヘやミンコフスキ、ピエルロら古楽器演奏の立役者たちの楽団で実績を積んできたバロック・オーボエの名手マルセル・ポンセールが、多忙なトラヴェルソ奏者兼プロデューサーのヤン・デ・ヴィンネと共同主宰する俊才集団(ヴァイオリンに中丸まどか、近藤倫代らが参加)。
 管楽器の痛快な活躍といい、弦楽器の巧みなチームワークといい、まさに絶好調と言えるでしょう。欧州古楽シーンの最前線から届いたAlphaならではのモーツァルト録音、見逃せません!

 



 


 美人は美人だけどそんなことどうでもいいという感じの個性派。
 楽器も興味深いがそれすらもどうでもいいと思わせる自由な感性。
 才能が全身から噴き出して止まらない、そういう熱さ激しさを感じさせるフォルテピアノ奏者はあんまりいない。


Olga Pashchenko - Bagatelle nr.4: Presto - Beethoven

https://youtu.be/pctFFmhrbqg




オルガ・パシチェンコ
ALPHAの2枚のベートーヴェン
楽器も興味深いが、そもそもこの人の演奏が一味違う


Alpha365
¥2700→\2490
オルガ・パシチェンコ(フォルテピアノ)
ベートーヴェン ウィーンのC.グラーフ工房オリジナル銘器による
  ~熱情・告別・ヴァルトシュタイン~

 ①ピアノ・ソナタ 第21番 ハ長調 op.53 「ヴァルトシュタイン」
 ②ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 op.57 「熱情」
 ③ピアノ・ソナタ 第26番 変ホ長調 op.81a 「告別」
オルガ・パシチェンコ(フォルテピアノ)
 使用楽器:ウィーンのC.グラーフ
        1824年製オリジナル

 ベートーヴェンが最後にたどりついた銘器グラーフ。
 リュビモフ門下の異才、さえわたる感性で「当時の音」へAlphaというレーベルと古楽・古楽器界隈との相性の良さは、運営陣が創設時とすっかり変わった今でもまったく変わっておらず、創設者の企図とは違う方向性ながらますます深まっている面もあるようです。
 フォルテピアノ関連の音盤も昔から多かったところ、この領域を早くから四半世紀以上突き詰めてきたロシア・ピアニズムの異端児アレクセイ・リュビモフの門下にも学んだ俊才パシチェンコの快進撃は、運営新体制になって間もなくリリースされたベートーヴェン異色の変奏曲集でもしかと印象づけられたところ――
 その彼女が何と、今度は楽聖の作品のなかでも超・王道の3曲を、ほかでもない、作曲家が最後に所有していた楽器と同じウィーンのC.グラーフ工房によるオリジナルの銘器で刻んでくれました!
 確かな作品分析と的確な楽器選択がパシチェンコの活動の軸にあるとすれば、それはまさしく師リュビモフが徹底してきたこと。そのうえで振り切った解釈も聴かせる、個性なくしては音楽家たりえなかった19世紀を彷彿させる名盤がまたひとつ増えるのが、楽しみでなりません!


Alpha201
¥2700→\2490
オルガ・パシチェンコ(フォルテピアノ)
1810年頃製作楽器による再現楽器による
 ベートーヴェン:変奏と幻想

  1. 創作主題による32の変奏 ハ短調 WoO.80
  2. ピアノ・ソナタ 第19番 ト短調 Op.49-1
  3. ピアノのための幻想曲 Op.77
  4. ピアノ・ソナタ 第20番 ト長調 Op.49-2
  5. 序奏、創作主題による15の変奏とフーガ(通称「エロイカ変奏曲」)Op.35
オルガ・パシチェンコ(fp)
使用楽器:
 ウィーンのヨハン・フリッツ
 1810年頃製作楽器による再現楽器
 (製作:ポール・マクナルティ)

 リュビモフ門下の「ロシア・ピアニズム古楽器系」、なお泰然自若の名演で、楽聖の来し方に迫るとき...!ロシア・ピアニズム…と言っても、ソ連時代とは確実に存在感が変わりつつあるようです。
 かつては「鉄のカーテンの向こうに広がる、謎の別格ピアニスト集団」だったかもしれませんが、冷戦終結から四半世紀、多角化しつつあるその系譜のなかで特に独特の光彩を放っているのが、ネイガウス門下で「作曲家の真意」を見据えることを学んだアレクセイ・リュビモフの一派。冷戦終結後からフォルテピアノ奏法の先駆者として「作曲家が知っていた当時の楽器」に親しむことを徹底して続けてきた、あの異才の門下生たちが着実に存在感をあらわにしはじめている今。
 リスト編曲によるピアノ版ベートーヴェン交響曲全集を歴史的ピアノで弾くユーリ・マルティノフのかたわら、その妹弟子パシチェンコもじっくり第2の名盤の録音に取り組んでいました。自ら凄腕即興奏者として鳴らしたベートーヴェンの、あまり光の当たらない変奏曲・幻想曲(どちらも、1800年頃の即興演奏でよく奏でられた曲種!)を、当時のウィーン・モデルのフォルテピアノで...さながら若き作曲家自身がその場で紡ぎ出してゆくかのような自然さ――
 古楽器特有のクセに親しんでいればこそ、の名演、さすが古楽の名門Alphaだけある充実内容です!

 



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CHATEAU DE VERSAILLES SPECTACLES



CVS043
¥2700→\2490
『サント=コロンブとマラン・マレ』~ 2つのヴィオールのための作品集
 ジャン・ド・サント=コロンブ(1640頃-1700頃):
  1. コンセール 第60番 「荘厳」
  2. コンセール 第44番 「哀しみのトンボー」
   弔いの鐘/カロンの呼び声/涙/エリゼの喜び/エリゼ
  3. コンセール 第61番 「多彩」
  4. コンセール 第21番 「村人」
   ムニュエ/クーラント/サラバンド
 マラン・マレ(1656-1728):
  5-9. 2つのヴィオールのための組曲 ニ短調(1686)
   5. プレリュード/6. アルマンド/7. クーラント/8. サラバンド/9. ジーグ
 エティエンヌ・ルモワーヌ(1680-1723に活躍):
  10. ト調のプレリュード (フランス国立図書館所蔵の写本1106より)/テオルボ独奏
 マレ:
  11-14. 2つのヴィオールと通奏低音のための組曲 ト長調(1686-1689)
   11. プレリュード/12. エコー形式によるファンタジア/13. メリトン氏のトンボー/14. シャコンヌ
 ルイ・マルシャン(1669-1732):
  15. 二調のプレリュード - クラヴサン曲集第1巻(1702パリ)より/クラヴサン独奏
 マレ:
  16. フォリア - ヴィオール曲集第2巻(1701)より/2つのヴィオール、テオルボとバロック・ギター、クラヴサンによる
 ミリアム・リニョル、マティルド・ヴィアル(バス・ド・ヴィオール)
 ティボー・ルーセル(テオルボ、バロック・ギター)、ジュリアン・ヴォルフス(クラヴサン)
NYCX-10228
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2970

 録音: 2020年6月10-14日 ラ・サル・デザクト、コレージュ・ヴィクトル・ユーゴー、ブザンソン
 ※国内盤には日本語解説付き

 【サント=コロンブとマレ、謎に包まれた師弟関係に迫る!「フォリア」も収録】
 いずれもフランス出身のミリアム・リニョルとマティルド・ヴィアル、ヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)を操る同年代の名手2人による、サント=コロンブとマラン・マレの師弟をテーマとしたアルバム。
 ヴェルサイユの自主レーベルから自身がメインとなるアルバムのリリースは、2人ともこれが2枚目となります。
 ヴィオールならではの細やかな表情がぴったりと重なる息の合ったデュオが大きな魅力で、前半はフランス古来の伝統どおり通奏低音なしで2つのヴィオールのみ、後半ではテオルボが加わってマレのト長調の組曲、さらにクラヴサン(チェンバロ)が加わり「フォリア」へと繋ぐ構成となっています。
 この2人の作曲家の関係を描いた映画『めぐり逢う朝』でも印象的に使用された「フォリア」は、元々ヴィオール独奏と通奏低音を想定した作品ですが、ここに収められた演奏ではヴィオール2人の立場が随所で入れ替わり、独奏が引っ張るよりもアンサンブルが一体となった音楽づくりが、好感の持てる新しさです。

 
 




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OEHMS



OC477
¥2400→\2190
ハンスイェルク・アルブレヒト(オルガン)
ブルックナー(1824-1896):オルガン編曲による交響曲全集 Vol.1
ハンスイェルク・アルブレヒト(オルガン)
 ブルックナー: オーケストラのための3つの小品 WAB 97(E. ホルンによるオルガン編)
  1. Andante con moto ヘ長調/2. Andante ホ短調/3. Moderato 変ホ長調
 4. ブルックナー: 行進曲 ニ短調 WAB 96(E. ホルンによるオルガン編)
 5. オスカー・ヨッケル(1955-): ブルックナー・フェンスター II
 ブルックナー:交響曲第1番 ハ短調 WAB 101(1865/66 リンツ稿) (E. ホルンによるオルガン編)
  6. I. Allegro/7. II. Adagio/
  8. III. スケルツォ. Lebhaft, schnell/9. IV. フィナーレ. Bewegt und feurig

 録音 2021年3月1-4日ブルックナーハウス、リンツ(オーストリア)

 2024年のブルックナー生誕200周年に向けての記念企画、全10巻からなるオルガン版ブルックナー交響曲全集第2弾(第1弾は第0番なので「Vol.0」)です。
 このシリーズは毎年2~3巻をリリース、2024年に完結予定となります。
 前作(OC476)の第0番では、オーストリアのリンツにあるザンクト・フローリアン修道院の通称「ブルックナー・オルガン」を用いたハンスイェルク・アルブレヒト、今作ではリンツの「ブルックナーハウス」のオルガンを演奏しています。
 今回中心になるのは1886年に作曲された交響曲第1番。交響曲0番よりも以前の作品で、ブルックナーは幾度も改訂を行っていますが、このエルヴィン・ホルンによるオルガン版は初稿版を用いています。
 他には、あまり耳にすることのない1861年から63年にかけて作曲された「3つの小品」WAB 97と「行進曲」WAB 96を収録。ブルックナーが初めて完成させたとされる小品も、同じくエルヴィン・ホルンの手で見事なオルガン曲に生まれ変わりました。
 また、このシリーズのために毎回用意される新作ですが、今作はオスカー・ヨッケルの「ブルックナー・フェンスターII」。交響曲第1番の素材を断片的に用いながら、リヒャルト・シュトラウスの「アルプス交響曲」の夜明け部分を思わせる壮大な音楽を創り上げています。

 【ブルッナーハウスのオルガン】
  1969-1973年に建設されたこのブルックナーの名を冠した建物は大、中、小の3つのホールから成り、オルガンは大ホールに備え付けられています。
  ホール建設と同時にオランダのFlentrop社によって、オルガンが制作されましたが、近年の老朽化に伴うメンテナンスが出来ず、2018年6月からオーストリアのRieger社によって再建されました。古いオルガンの外観は保存されていたので美しい姿は引き継がれています。
  この新しいオルガンは"2018年国際ブルックナー・フェスティヴァル"でイヴェタ・アプカルナの演奏でお披露目されました。

 



ということでこれが第1弾というか第0弾


 OC476
\2400→\2190
ハンスイェルク・アルブレヒト
 ブルックナー:オルガン編曲による交響曲全集 Vol.0

 1. ブルックナー: 序曲 ト短調 WAB98(1862-63)(ルドルフ・インニヒ編曲)
 2. フィリップ・マインツ(1977-): キリエ XI-ブルックナー・フェンスター I
  (エルヴィン・ホルン編曲)
 ブルックナー: 交響曲 ニ短調「第0番」 WAB100(1869) (エルヴィン・ホルン編曲)
  3. I. Allegro/4. II. Andante/5. III. Scherzo/6. IV. Finale
ハンスイェルク・アルブレヒト
 (ザンクト・フローリアン修道院
  ブルックナー・オルガン)

 録音 2020年5月22-25日 ザンクト・フローリアン修道院、リンツ、オーストリア

 2024年のブルックナー生誕200周年に向けての記念リリース、全10巻からなるオルガン版ブルックナーの交響曲全集の登場です。毎年2~3巻をリリース、2024年に完結予定となります。
 ブルックナー自身も優れたオルガニストであったこともあり、彼のオーケストラ曲にはオルガン風の響きが多用されています。
 そのため、これまでにも数多くの交響曲オルガン版がリリースされ、どれも好評を得ていますが、今回のシリーズでは、各々の交響曲に、現代の作曲家によるブルックナー作品からインスパイアされた新作をボーナス・トラックとして追加するという試みを行い、独自性を追求しました。

 
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OC1902
(5CD)
¥3500→\3190
フランツ・レハール:オペレッタ・エディション
 メルビッシュ湖上音楽祭
 2002~2010
 【CD1】
  1-19. 喜歌劇《微笑みの国》ハイライト
   リヒテンフェルス伯爵...ハラルド・セラフィン(バリトン)、
   リーザ...エリザベート・フレッヒル(ソプラノ)、
   グスタフ・フォン・ポッテンシュタイン伯爵...ディートマール・ケルシュバウム(テノール)、
   スー・チョン...チェ・サンホ(テノール)、ミー...三谷結子(ソプラノ)、
   チャン...田辺とおる(バリトン)、宦官長...ギデオン・シンガー(台詞)
 【CD2】
  1-20. 喜歌劇《ジュディッタ》ハイライト
   ジュディッタ...ナタリア・ウシャコヴァ(ソプラノ)、オクターヴィオ...メールザード・モンタゼーリ(テノール)、
   ピエリーノ...マルクス・ハインリヒ(テノール)、アニータ...ユリア・バウアー(ソプラノ)
 【CD3】
  1-22. 喜歌劇《メリー・ウィドウ》ハイライト
   ミルコ・ツェータ男爵...アルフレート・スラメーク(バス)
   ハンナ・グラヴァリ...マルガリータ・デ・アレリャーノ(ソプラノ)
   ダニロ・ダニロヴィッチ伯爵...マティアス・ハウスマン(バリトン)
   ヴァランシエンヌ...ビルギット・シュタインベルガー(ソプラノ)
   カミーユ・ド・ロジョン...マルワン・シャミーヤ(テノール) 他
 【CD4】
  1-23. 喜歌劇《ルクセンブルク伯爵》ハイライト
   ルネ・ルクセンブルク伯爵...ミヒャエル・ズットナー(テノール)
   バジル・バジロヴィッチ侯爵...アルフレート・スラメーク(バス)
   シュターザ・ココゾフ伯爵夫人...マリカ・リヒター(ソプラノ)
   アルマン・ブリサール...マルコ・カトール(テノール)
   アンジェール・ディディエ...ルート・オールマン(ソプラノ)
   ジュリエット・ヴェルモン...アナ=マリア・ラビン(ソプラノ) 他
 【CD5】
  1-17. 喜歌劇《ロシアの皇太子》ハイライト
   ロシアの皇太子アリョーシャ...ティベリウス・シム(テノール)、
   ソーニャ...アレクサンドラ・ラインプレヒト(ソプラノ)、
   大公...ハラルド・セラフィン(バリトン)、イヴァン...マルコ・カトール(テノール)、
   マーシャ...ジークリンデ・フェルドホーファー(ソプラノ)、バルドロ...チロ・デ・ルカ(テノール) 他
 メルビッシュ祝祭管弦楽団&合唱団
 ルドルフ・ビーブル(指揮)...CD1-CD4、ヴォルフディーター・マウラー(指揮)...CD5

 録音:2002年3月2-4日 Kulturzentrum Eisenstadt(オーストリア)...CD1、2003年2月2-5日 ORF ウィーン放送(オーストリア)...CD2、2005年2月12-14日 Kulturzentrum Eisenstadt(オーストリア)...CD3、
  2006年3月19-21日 Kulturzentrum Eisenstadt(オーストリア)...CD4、2010年6月26-27日 Seefestspiele Morbisch, Stage(オーストリア)...CD5

 オーストリアのメルビッシュ・アム・ゼーで毎年夏に開催される「メルビッシュ湖上音楽祭」。
 その名の通り、ノイジードル湖上に設えられた舞台でウィーンのオペレッタをはじめ、オッフェンバック作品や、ドイツ語訳のブロードウェイ・ミュージカルなどが上演される"夏の風物詩"です。
 日本からも多くの見物客が押しかけることで知られ、1957年に第1回音楽祭が開催され、以降ほぼ毎年熱い舞台が繰り広げられています(2020年はコロナ禍のための残念ながら中止)。
 1993年にバリトン歌手ハラルド・セラフィン(このセットでも出演あり)が総監督に就任し、指揮者、音楽監督をオペレッタの巨匠ルドルフ・ビーブルが担うことで高水準の上演を維持していましたが、ビーブルは2008年に退任、セラフィンも2012年で勇退。
 その後は一時期、ドイツ人ソプラノ歌手ダグマール・シェレンベルガーが総監督を務め、2018年からは名歌手オットー・エーデルマンの息子ペーター・エーデルマンが総監督に就任。音楽祭は国際的な知名度を獲得しています。

 それぞれのアルバム、実は上演時のライヴではなく音楽祭のお土産用に毎年事前に製作されているもの。
 基本的に本番の出演者を揃え、作品の聴きどころのみを1枚のアルバムに収めるという画期的なシステムで、音楽祭を楽しんだ聴衆はこれをお土産にし、舞台の感動を思い起こすことができるというわけです。
 これまでの上演曲目からレハールの良いとこどりをしたこのBOXは、歴史ある音楽祭の雰囲気を存分に味わえる最強アイテムです。
 




ORCHID CLASSICS


ORC100167
¥2400
ショパン、わが声 フレデリック・ショパン(1810-1849):前奏曲 他
 ショパン:
  1-24. 24の前奏曲 Op. 28
  25. 幻想曲 ヘ短調 Op. 49
  26. 舟歌 嬰ヘ長調 Op. 60
  27. わが喜び Op. 74-12
 28. エルンスト・マリシュカ(1893-1963):
  In mir klingt ein Lied 私の中に歌が聞こえる
   (原曲...ショパン: エチュード Op. 10-3「別れの曲」)
 29. ジョアッキーノ・ロッシーニ(1792-1868):歌劇《泥棒かささぎ》
  - 私の心は喜びに踊っている
チェルシー・グオ
 (ピアノ...1-26)
 (ピアノ&歌...27-29)

 録音 2020年10月18,20,21日 Abeshouse Productions(USA)

 2020年2月から3月にマイアミで開催された第10回"The National Chopin Piano Competition ofthe United States=アメリカ・ショパン・コンクール"の入賞者、チェルシー・グオ。彼女は現在ジュリアード音楽院でピアノを学ぶとともに、幼い頃から惹かれていたという歌を名歌手&教師ロレーヌ・ヌバールから学んでいます。
 コンサートではしばしばピアノだけではなく歌も披露することで知られ、アメリカのラジオ局WQXRによって機会を与えられた「ヤング・アーティスト・ショーケース」ではリストが編曲したシューベルトの歌曲やモーツァルトのソナタ、ショパンの「舟歌」とともに、デュパルク、シャミナード、リヒャルト・シュトラウス、ドスタルの歌曲を披露し、その非凡な才能を存分に見せつけています。
 このアルバムではショパンの「24の前奏曲」をメインに、舟歌と幻想曲を演奏、そしてショパンの歌曲「わが喜び」などを自身で伴奏しながら歌っています。
 
 

ORC100166
¥2400
DIALOGO
 ブラームス、リゲティ、ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ集

  1-4. ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
   チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 Op. 99
  5-6. ジェルジ・リゲティ(1923-2006):
   無伴奏チェロのためのソナタ
  7-10. ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
   チェロ・ソナタ ニ短調 Op. 40
ジョン=ヘンリー・クロフォード(チェロ)
ビクトル・サンティアゴ・アスンシオン(ピアノ)

 録音 2019年8月23-25日 Abeshouse Productions(USA)

 アメリカ出身のチェリスト、ジョン=ヘンリー・クロフォードのリサイタル・アルバム。
 彼はスズキ・メソードの実践者であるヴァイオリニスト、ローラ・クロフォードを母に持つ期待の新人で、2019年「CRF=クラシカル・レコーディング財団」のヤングアーティスト・オブ・ザ・イヤーに選出されるなど、すでに高い評価を受けています。
 このデビュー・アルバムでは彼の祖父がオーストリアから携えてきた200年前の歴史ある楽器を用いて、得意とする3人の作曲家の作品を堂々と演奏しています。
 ブラームスとショスタコーヴィチで共演するビクトル・サンティアゴ・アスンシオンは室内楽を得意とするピアニスト。
 ピアノが活躍するブラームスでは息のあった共演を聴かせます。
 




<メジャー・レーベル>
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DG



4837537
\2300→\2090
6月5日に80歳を迎えるアルゲリッチのアニバーサリー・アルバム
 マルタ・アルゲリッチ、ダニエル・バレンボイム~
  ドビュッシー:ピアノと管弦楽のための幻想曲、交響詩『海』、他

  ドビュッシー(1862-1918):
   ①ピアノと管弦楽のための幻想曲
    マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
    シュターツカペレ・ベルリン 指揮:ダニエル・バレンボイム
   ②ヴァイオリン・ソナタ ト短調
    マイケル・バレンボイム(ヴァイオリン)、ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
   ③チェロ・ソナタ ニ短調
    キアン・ソルターニ(チェロ)、ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
   ④交響詩《海》
    シュターツカペレ・ベルリン 指揮:ダニエル・バレンボイム

 祝!アルゲリッチ80歳。2人のレジェンドによるドビュッシー・セレブレーション!

 6月5日に80歳を迎えるアルゲリッチのアニバーサリーを祝うリリース。

 録音や演奏の機会が少ない、実質的にはピアノ協奏曲といえるドビュッシーの「ピアノと管弦楽のための幻想曲」のソリストにアルゲリッチ。
 ヴァイオリン・ソナタはバレンボイムの親子共演、チェロ・ソナタは気鋭の若手チェリスト、ソルターニとバレンボイム、そして交響詩《海》のカップリング。
 これらはドビュッシー没後100年の2018年に録音されました。

 1年違いでブエノスアイレスで生まれ共に名教師スカラムッツァの許で学んだ二人の神童は、1949年(アルゲリッチ8歳、バレンボイム7歳)に初めて出会いました。
 二人とも現代を代表する世界的巨匠となった現在もコラボレーションを続けています。
 世界最高峰のコラボレーションといっても過言ではありません。
  
 録音:2018年5月 ウィーン①④、2018年6月 ベルリン②③
 




DECCA



4851664
\2300
アフリカ系アメリカ人の父と、日本で育った韓国人の母をもつ
 パールマンの弟子ランドル・グースビーDECCA デビュー~Roots

 1) グザヴィエ・デュボア・フォーリー:Shelter Island*、
 2-4) コールリッジ=テイラー・パーキンソン:Blue/s Forms for Solo Violin
  (I. Plain Blue/s、II. Just Blue/s、III. Jettin’ Blue/s)、
 5-8) ガーシュウィン/J.ハイフェッツ編:『ポーギーとベス』より
  (サマータイム/女は気まぐれ/そんなことはどうでもいいさ/ベス、お前はおれの女)、
 9-11) ウィリアム・グラント・スティル:ヴァイオリンとピアノのための組曲
  (I. アフリカン・ダンサー/II. 母と子/III. 家なき子)、
 フローレンス・プライス:
  12) 崇拝*、13) Fantasie No.1 in G minor*、14) Fantasie No.2 in F# minor*、
 15) サミュエル・コールリッジ=テイラー/モード・パウエル編:Deep River、
 16-19) ドヴォルザーク:ソナチネ ト長調Op.100
  (I. Allegro Risoluto/II. Larghetto/III. Scherzo and Trio/IV. Finale: Allegro)

*世界初録音
ランドル・グースビー(ヴァイオリン)、
グザヴィエ・デュボア・フォーリー(コントラバス)(1)、
ジュー・ワン(ピアノ)(5-18)

 パールマンの弟子、ランドル・グーズビー、DECCA デビュー!
 自らのルーツを辿り、黒人作曲家への熱い思いを込めたアルバム

 アフリカ系アメリカ人の父と、日本で育った韓国人の母の間に生まれたランドル・グーズビー。

 7歳でヴァイオリンを始め、9歳の時、ジャクソンビル交響楽団との協奏曲デビュー。13歳でニューヨーク・フィルハーモニックとクリーヴランド管弦楽団との共演を果たし、『驚異的な音楽的成熟度』(クリーヴランド・プレーン・ディーラー)と称賛された。その後、イツァーク・パールマンの導きで、ジュリアード音楽院で学び、アーティスト・ディプロマを取得。現在もパールマンとキャサリン・チョーの元で研鑽を積んでいます。近年ではワシントンDCでケネディー・センター・デビューを果たし、2021年にはロンドンのウィグモアホールでのリサイタル・デビューが予定されています。
 アルバム『Roots』はランドルが自らのルーツを辿り、アフリカ系アメリカ人作曲家による音楽とその文化に影響を受けた作品を採り上げています。ランドル、そして彼と同世代のアーティスト達のために道を切り開いたパイオニアたちへのオマージュともいえるアルバムです。
 親しい友人であり、若き黒人作曲家であるグザヴィエ・デュボア・フォーリーがランドルのために書き下ろした最新作は、ともに旅をしたシェルター・アイランドをテーマにした曲です。
 コールリッジ=テイラー・パーキンソン(1932-2004)は『Blue/s Forms』をニューヨーク・フィルのメンバーとなった最初の黒人ヴァイオリニスト、サンフォード・アレンのために作曲しました。
 ガーシュウィンの『ポーギーとベス』はハイフェッツの美しきヴァイオリン編曲版。
 アフリカ系アメリカ人作曲家として初めて自作オペラを上演したウィリアム・グラント・スティル(1895-1978)。
 フローレンス・プライス(1887-1953)はアメリカ初の黒人女性の交響曲作曲家で、収録された曲は彼女の死後半世紀を経て発見されたスコアによるもの。当盤が世界初録音。
 モード・パウエル(1867-1920)は女性と黒人の作曲家の音楽を擁護したことでも知られ、アメリカで初めて国際的に評価されたヴァイオリニスト。サミュエル・コールリッジ=テイラーの『Deep River』を編曲しています。
 ドヴォルザークの『ソナチネ』は彼がニューヨークにいた時に作曲され、アメリカ先住民族のメロディや黒人霊歌からの主題が使われています。
 2021年にグラミー賞を受賞したデイヴィッド・フロストによるプロデュース。
 ランドルは7歳でヴァイオリンを始め、9歳でコンサート・デビュー、スフィンクス・コンクールのジュニア部門において最年少の13歳で優勝しました。世界的ヴァイオリニストの一人、イツァーク・パールマンに師事しています。
 
 【録音】2020年12月18-20日、ニューヨーク
 


<映像>


NAXOS(映像)



2.110683
(2DVD)
¥4000
ミンコフスキ&パリ国立歌劇場管
 南仏プロバンスを舞台に繰り広げられる悲恋の物語:
  グノーの歌劇《ミレイユ》

  シャルル・グノー(1818-1893):
   歌劇《ミレイユ》 全5幕7場(1864)
    台本:ミシェル・カッレ
    原作:フレデリック・ミストラルの劇詩『ミレイオ』
ミレイユ: 農場主の一人娘...インヴァ・ムーラ(ソプラノ)
ヴァンサン: ミレイユの恋人...
 チャールズ・カストロノヴォ(テノール)
ウリアス: ミレイユへの求婚者...
 フランク・フェラーリ(バリトン)
ラモン: ミレイユの父...アラン・ヴェルヌ(バス)
タヴァン: 魔女...シルヴィ・ブリュネ(メゾ・ソプラノ)
ヴァンスネット: ヴァンサンの妹...
 アンヌ=カトリーヌ・ジレ(ソプラノ)
アンドレルン...セバスティアン・ドロワ(テノール)
アンブロワーズ: ヴァンサンの父...
 ニコラ・カヴァリエ(バス・バリトン)
クレマンス:ミレイユの友人...
 アメル・ブラヒム=ジェルール(ソプラノ) 他
パリ・オペラ座管弦楽団
パリ・オペラ座合唱団
 (合唱指揮...パトリック・マリー・オーベール)
マルク・ミンコフスキ(指揮)
NBD0126V
(Blu-ray)
¥4000
NYDX-50148
(国内仕様盤・日本語解説付)
(Blu-ray)
¥5500

 演出: ニコラ・ジョエル装置: エツィオ・フリジェリオ衣装: フランカ・スカルチアピーノ照明: ヴィニチオ・ケリ振付: パトリック・セゴ
 パリ・オペラ座とフランソワ・ルシヨン・エ・アソシエによる共同制作
 映像ディレクター: フランソワ・ルシヨン
 収録: 2009年9月11,12,14日 パリ・オペラ座 ガルニエ宮/収録時間: 151分
 音声: フランス語歌唱/PCMステレオ2.0/DTS5.0(DVD)、PCMステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.0(Blu-ray)
 字幕:日本語・フランス語・英語・ドイツ語・韓国語/画角:16/9 NTSC All Region DVD
 DVD...DVD 片面二層ディスク×2、Blu-ray・・・BD 片面二層ディスク 1080i High Definition

 【陽光溢れる南仏プロバンスを舞台に繰り広げられる悲恋の物語:グノーの歌劇《ミレイユ》】
 時は19世紀半ば、アルル近郊の裕福な農場主の美しい娘ミレイユは、貧しい職人の息子ヴァンサンと相思相愛の仲。
 しかしミレイユの父は身分の違いを理由に、ヴァンサンとは別れろと強要しています。そこに金回りの良い牛使いのウリアスが現れミレイユに求婚すると、彼女はきっぱりと拒絶します。
 その腹いせにウリアスは道すがらに出会ったヴァンサンを侮辱した上、瀕死の重傷を負わせてしまいます。ヴァンサンの身に起きたことを聞いたミレイユは、2人のどちらかに不幸が訪れたときは、他方が巡礼に行くという約束を守るためサント=マリー=ド=ラ=メールの教会に向けて出立します...

 南仏プロヴァンスの農村を舞台に、身分の違いから生まれた悲恋を描いた原作に触発され、グノー自身が南仏に数ヶ月滞在して作曲に取り組んだ歌劇《ミレイユ》。
 彼のオペラの中でも傑作のひとつと目されているものの、上演される機会はあまりありませんでした。2009年にパリ・オペラ座の総支配人に就任したニコラ・ジョエル(1953-2020)は、自らこの作品の上演を決定。インヴァ・ムーラやチャールズ・カストロノヴォら優れた歌手を起用し、美しくも繊細な舞台を創り上げました。
 太陽が降り注ぐプロヴァンスの黄金色の日中と、深く静まり返った夜のローヌ川の鮮やかなコントラストも印象的です。
 バロック・オペラからロマン派オペラを中心に活躍するマルク・ミンコフスキのタクトは、パリ国立歌劇場管弦楽団からこのグノーの作品にふさわしい抒情味溢れる響きを、紡ぎ出しています。
 
 ※本リリースは2010年にFRA Musicaから発売されていたディスクに、日本語字幕を付けた新装盤です。

 
 
 

2.110688
(DVD)
¥2900
オーレリ・デュポン主演のダンス映画
 『リトゥン・オン・ウォーター』

  映画『リトゥン・オン・ウォーター』
   オーレリ・デュポン主演
   ポントゥス・リドベリ監督
アリシア...オーレリ・デュポン
ジョヴァンニ...アレクサンダー・ジョーンズ
カール...ポントゥス・リドベリ
レイチェル...スティーナ・エクブラ
サラ...サラワニー・タナタニット
ポリーヌ...レスリー・キャロン
ダンサー
 オーレリア・ベレ、ステファノス・ビサズ、
 ドゥニ・キャブロル、タケル・コステ、
 アレクサンドラ・デヴィーニュ、
 ジュリアン・ギユマール、アントワーヌ・キルシャー、
 ナタナエル・マリー、ケイヴィン・マルティネズ、
 メリット・ムーア、チョンゴア・サボー、
 ルーカス・スリーフット、リディ・ヴァリシェス、
 ブラドリー・ウォーラー、ニノン・ロー
NBD0128V
(Blu-ray)
¥2900
NYDX-50150
(国内仕様盤・日本語解説付)
(Blu-ray)
¥3600

 音楽: ステファン・レヴィン/ピアノ演奏: マグヌス・スヴェンソン
 プロデューサー:フランソワ・デュプラ、アモリ・ラファージュ、ポントゥス・リドベリ、メアリー・エレン・オビアス
 ディレクター: マーティン・ニッサー FSF2020年3月劇場公開
 収録時間: 78分
 音声: 英語・フランス語 PCMステレオ2.0/Dolby digital 5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1(Blu-ray)
 字幕:日本語・英語・フランス語・ドイツ語・韓国語/画角:16/9 NTSC All Region DVD,Blu-ray
 DVD...DVD 片面二層ディスク、Blu-ray・・・BD 片面単層ディスク 1080i High Definition

 【オーレリ・デュポン主演のダンス映画『リトゥン・オン・ウォーター』】
 今は幸福な結婚生活を送っている振付家アリシア。しかし彼女は過去のトラウマに悩まされており、自身の記憶を辿りながら、新しいダンス作品を制作しています。
 海沿いの老朽化した劇場を背景に、官能的なアンサンブルによるダンスは彼女の欲望に火をつけ、何時しか彼女は、主役を踊るジョヴァンニに恋をしています... 次第に物語はフィクションと現実が交錯し物語の主人公はアリシアからカールへと変わって行きます。

 ポントゥス・リドベリ脚本・監督による現実と創作(フィクション)が交錯しながらストーリーが展開するダンス映画「リトゥン・オン・ウォーター」。振付家アリシア役を演ずるオーレリ・デュポンはパリ・オペラ座バレエの伝説的ダンサーで、現在はパリ・オペラ座バレエ芸術監督を務めています。
 ジョヴァンニ役のアレクサンダー・ジョーンズはチューリヒ・バレエのプリンシパル・ダンサー、鍛え抜かれた肉体が醸し出す官能的な雰囲気は、見る人の目を惹き付けてやみません。
 監督のポントゥス・リドベリも主役のひとりカールとしてこのドラマに登場し、コンテンポラリー・ダンスの作曲家として活躍するステファン・レヴィンの音楽は物語に夢幻的な緊迫感をもたらしています。

 
  
















5/11(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



ACCENTUS MUSIC



ACC 30552CD
¥2700
ピアソラ生誕100年、マルティナス・レヴィキスによる
 「アコンカグア」と「四季」

  ピアソラ:
   (1)バンドネオン協奏曲「アコンカグア」(アコーディオン演奏)
   (2)ブエノスアイレスの四季
マルティナス・レヴィキス(アコーディオン)
(1)リトアニア国立交響楽団
 モデスタス・ピトレナス(指揮)
(2)ミクロオーケストラ

 ピアソラ生誕100年、リトアニアのスター奏者マルティナス・レヴィキスによる「アコンカグア」と「四季」

 録音:(1)2020年11月、リトアニア国立フィルハーモニー(ライヴ) (2)2019年1月、リトアニア文化センターレコーディング・スタジオ/49'11

 2021年はアルゼンチン・タンゴに革命を起こした鬼才アストル・ピアソラの生誕100年。
 リトアニア生まれのスター、アコーディオン奏者マルティナス・レヴィキスによる、ピアソラのバンドネオン協奏曲「アコンカグア」とブエノスアイレスの四季のアルバムがリリースされます。
 アンデス山脈最高峰の山の名前を取ったバンドネオン協奏曲。アコンカグアとは、ピアソラの故郷・アルゼンチンとチリとの国境付近にそびえたつ南米最高峰の山。
 今回は、マルティナス・レヴィキスのアコーディオンによる演奏。彼の卓越したテクニックで、作品の情熱と哀愁を表現しています。モデスタス・ピトレナス指揮リトアニア国立交響楽団と2020年11月にリトアニア行ったライヴ収録。
 そして「ブエノスアイレスの四季」。1965年に第1曲目の「ブエノスアイレスの夏」を書いた際には、「四季」とする予定はなかったそうですが、1969年に「秋」「冬」が書かれ,最後に「春」が書かれて4部作となりました。
 ブエノスアイレスに訪れる季節の雰囲気を見事に表現したピアソラの不朽の名作。マルティナス・レヴィキスも度々共演している室内オーケストラのミクロオーケストラとの演奏で、2019年1月にリトアニアのレコーディング・スタジオでセッション録音。

 
 




BIS



BIS SA 2525
(SACD HYBRID)
¥2800
イリア・グリンゴルツ(ヴァイオリン)
「チャッコーナ(シャコンヌ)」~バッハ、ジェラール、ホリガー、ポゼ

 (1)ハインツ・ホリガー(1939-):《3つの小さな場面》(2014)
  【I. チャッコーニナ/II. 幽霊のノック/III. 葬送のミュゼット】

 (2)ロベルト・ジェラール( 1896-1970):《シャコンヌ》(1959)
  【I. リソルート(決然と)/II. カルモ・コン・レジェレッツァ(軽く静かに)/
   III. アレグロ・コン・フオーコ(熱烈に速く)/IV. アレグレット(やや速く)/
   V. ヴェローチェ(敏速に)/VI. コン・リポーゾ(休息をとって)/
   VII. アレグロ・コン・ブリオ(生き生きと速く)/VIII. アダージェット(アダージョよりやや速く)/
   IX. モルト・ヴィヴァーチェ・コン・インペト(性急で非常に速く)/
   X. アンダンテ・ソステヌート(音の長さを保って歩く速さで)/
   XI. グラツィオーソ(優美に)/XII. アレグロ・アッサイ(極めて速く)】

 (3)ブリス・ポゼ( 1965-):ヴァイオリンのための《コントラパルティータ》~
  ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685~1750)の
   無伴奏ヴァイオリン・パルティータの楽章で点綴された~(2008)
    【I. プレルーディオ/バッハ:
     無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ハ長調 BWV1006 から「プレルーディオ」/
     II.アレマンダ/バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 ト短調 BWV1002から「アレマンダ」/
     III. コレンテ/バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番から「コレンテ」/
     IV. サラバンド/バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番から「サラバンド」/
      バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番から「ルール」/
     V. ルール/VI. ジガ/バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004から「ジガ」/
     VII. チャッコーナ/バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番から「チャッコーナ(シャコンヌ)」】
 イリア・グリンゴルツ(ヴァイオリン)
  (ヴァイオリン:(1)(2)アントニオ・ストラディヴァリ(1718年'ex-Prove')、(3)作者不詳(19世紀初頭ドイツ))
  (弓:(1)ヘルゲ・ネットランド(2017年)、(2)ドミニク・ペカット(1850年頃)/
   バロック弓:(3)ルイス・エミリオ・ロドリゲス・キャリントン(2017年))
KKC 6382
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 グリンゴルツがシャコンヌ(チャッコーナ)にまつわる無伴奏ヴァイオリン作品を録音!楽器、弓へのこだわりもみせる注目の演奏。

 セッション録音:2020年7月7-10日/改革派教会、マルタレーン(スイス)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、85'15
プロデューサー&サウンド・エンジニア:アンドレアス・ヴェルナー

 SACD ハイブリッド盤。
 近年目覚ましい活躍を見せるイリア・グリンゴルツ。そのレパートリーの広さはヴァイオリニストの中では随一。とりわけバロック奏法を取り入れた演奏には定評が高く、BIS レーベルからリリースしたロカテッリの『ヴァイオリンの技法』(KKC-6325 / BIS SA-2445)では切れ味鮮やかな演奏を披露してくれました。

 当アルバムではバッハのチャッコーナ(シャコンヌ)に焦点を当て、この名曲からインスピレーションを得て作曲されたハインツ・ホリガー(1939-)、ロベルト・ジェラール(1896-1970)、ブリス・ポゼ(1965-)、そしてJ.S.バッハの無伴奏ヴァイオリン作品を編んだ内容。

 ホリガーの《3つの小さな場面》は2014年、イザベル・ファウストのために書いた3部構成の作品。ジェラールの《シャコンヌ》は1959年、イフラ・ニーマンのために書いた十二音技法を用いた12曲からなる作品。そしてポゼの《コントラパルティータ》はダヴィド・グリマルのために書いた7曲からなる作品。
 バッハの無伴奏から着想を得て書かれたこの作品をグリンゴルツはバッハの作品を挟み込む形で録音。前衛的なポゼの作品とバッハが見事に融和しております。
 数多くの録音でも知られるグリンゴルツながらシャコンヌのレコーディングはこれがはじめて。彼ならではの心地よいテンポ感と歯切れのよい演奏は無伴奏でも一層輝きます。
 また当録音では曲に合わせて楽器と弓も変えて演奏しており、これもまたグリンゴルツならではといえましょう。

 
 
 

BIS SA 2409
(SACD HYBRID)
¥2800
アホネンのアイヴス第2弾はピアノ・ソナタ第1番と3ページのソナタ!
 (1)アイヴス:ピアノ・ソナタ第1番
 (2)ガンダー:「ピーター・パーカー」
 (3)アイヴス:3ページのソナタ*
ヨーナス・アホネン(ピアノ&チェレスタ*)

 アホネンのアイヴス第2弾はピアノ・ソナタ第1番と3ページのソナタ!

 セッション録音:2019年8月15-18日/ゼンデザール、ブレーメン(ドイツ)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、61'27

 SACDハイブリッド盤。
 フィンランドのピアニスト、ヨーナス・アホネン(1984-)のアイヴス第2弾。ピアノ・ソナタ第1番と3ページのソナタを収録したアルバムの登場。
 ピアノ・ソナタ第1 番は讃美歌やラグタイムの使用、またポリリズムや多調の使用など、アイヴス初期の作品ながらすでに自身のキャラクターが現れている作品です。
 一方、アイヴスの手書きの楽譜が3ページだったことからその名がついた「3ページのソナタ」。BACHをモチーフにした音型が幾度も出てくるユニークな作品でチェレスタも登場します。
 アイヴスの間にベルンハルト・ガンダー(1969-)に「ピーター・パーカー」も収録しております。
 



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PENTATONE



PTC 5186724
¥2600→\2390
ピエール=ロラン・エマール
 圧巻の《ハンマークラヴィーア》!

 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 Op.106《ハンマークラヴィーア》
  《エロイカ》の主題による15の変奏曲とフーガ 変ホ長調 Op.35
ピエール=ロラン・エマール(ピアノ)
KKC 6383
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 今、この時代に届ける入魂の演奏!圧倒的なテクニックと表現力で奏でる孤高のピアニスト、エマールによる圧巻の《ハンマークラヴィーア》!

 セッション録音:2020年7月/シュテファニエンザール、グラーツ(オーストリア)/DDD、67'00、輸入盤・日本語帯付
 レコーディング・プロデューサー:クリストフ・クラッセン/レコーディング・エンジニア:セバスティアン・ナットケンパー(Teldex)/
 A&Rマネージャー:ケイト・ロケット(PENTATONE)/エグゼクティヴ・プロデューサー:ルノー・ロランジェ(PENTATONE)

 孤高のピアニスト、ピエール=ロラン・エマール。1973年メシアン国際コンクールの覇者であるエマールといえば、メシアン、ブーレーズ、リゲティなど近現代の作品を得意とし、そのどれもが高い評価を得てきました。
 PENTATONE レーベル第1弾となったメシアンの『鳥のカタログ』(KKC-5978 / PTC-5186670)はレコード芸術誌特選盤、また同誌2020年11月号の特集「2001~2020 21世紀生まれ」のベスト・ディスク100【ピアノ編】の『ベスト・オブ・ベスト30』で同盤が第3位となるなど、現代屈指のピアニストとして数多くの名盤を生み出しております。
 そのエマールがついにベートーヴェンの大曲《ハンマークラヴィーア》を録音しました!

 《ハンマークラヴィーア》は2020年6月の来日公演でメシアンとともに披露される予定でしたが、新型コロナウィルス感染拡大により公演中止となった作品。エマール自身もこの困難な時代に自問自答の日々が続く中、真正面から取り組んだ渾身の録音となりました。

 ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第29番《ハンマークラヴィーア》は難曲で知られる大作。その宇宙的広がりを見せるこの作品でも集中力が一切途切れることがなく、エマールのコントロールされた音楽は唯一無二の世界を作り上げております。
 一方、《エロイカ》変奏曲ではエマールのもつ鮮やかな色彩を放った演奏を披露。各変奏で見せる芳醇な香りもまた魅力的です。今、この時代に届けたいエマール入魂の演奏です。

 
 
 


PTC 5186871
¥2600
『ウィーンから』
 (1)シューマン:『ウィーンの謝肉祭の道化』 Op.26
 (2)シェーンベルク:6つの小さなピアノ曲 Op.19
 (3)ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
 (4)コルンゴルト:ピアノ・ソナタ第3番 ハ長調 Op.25
 (5)シューベルト(R.シュトラウス編):
   『クーペルヴィーザー・ワルツ』変ト長調 D.Anh.Ⅰ 14
アラスデア・ビートソン(ピアノ)

 ビートソンが久々のピアノ独奏作品を録音。『ウィーンから』をリリース!

 セッション録音:2020年9月/ザ・セイジ・ワン(ゲーツヘッド)/73'01、輸入盤・日本語帯付

 スコットランド出身のピアノ&フォルテピアノ奏者アラスデア・ビートソン。
 近年はヨハネス・モーザーやヴィクトリア・ムローヴァとの共演でフォルテピアノ奏者としても高く評価されておりますが、久しぶりのソロ・アルバムはピアノによる演奏で『ウィーンから』と題したシューマン、シェーンベルク、ラヴェル、コルンゴルト、シューベルトの作品を収録したアルバムをリリース。
 師ジョン・ブレイクリー、メナヘム・プレスラーの伝統受け継ぐ瑞々しく光り輝く音色で奏でます。
 




PROSPERO CLASSICAL


PROSP 0010
¥2700
ドメニコ・マリア・ドレイエル(ca.1680-ca.1740):
 リコーダー・ソナタ集

  ソナタ第1番 ト短調(アルト・リコーダー)
  ソナタ第2番 ハ長調(ソプラノ・リコーダー)
  ソナタ第3番 ト長調(アルト・リコーダー)
  ソナタ第4番 ニ短調(ソプラノ・リコーダー)
  ソナタ第5番 ト短調(ソプラノ・リコーダー)
  ソナタ第6番 イ短調(ソプラノ・リコーダー)
  ソナタ ハ長調(アルト・リコーダー)
  ソナタ イ短調(アルト・リコーダー)
イサーク・マクドゥーミ(リコーダー)
セバスティアン・バウシュ(チェンバロ)

 知られざる作曲家の現存するソナタを網羅

 66'49''

 インド出身のスイス人リコーダー奏者による、ドメニコ・マリア・ドレイエルのソナタ集。
 ドレイエルは1725年頃に作曲された2つのリコーダー・ソナタと6つのオーボエ・ソナタのみが現存する知られざる作曲家です。
 オーボエ・ソナタも音域に合わせたリコーダーで演奏。
 
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PROSP 0012
(2CD)
¥3400→\3090
シティライト交響楽団
 スポットライト・オン・ジョン・ウィリアムズ
ポール・メイエ(クラリネット)他
ケヴィン・グリフィス(指揮)、シティライト交響楽団
 [CD1]
  『11人のカウボーイ』序曲/『インディ・ジョーンズ/ 魔宮の伝説』エンドロール/
  『ジュラシック・パーク』メインテーマ/『フック』The Flight to Neverland/
  『ハリー・ポッターと秘密の部屋』The Chamber of Secrets/
  『ハリー・ポッターと秘密の部屋』Fawkes the Phoenix/
  『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』Witches, Wands and Wizards/
  『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』The Duel/『スーパーマン』Superman March/
  『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』管弦楽組曲
   (March of the Resistance / Rey's Theme / Scherzo for X-Wings / The Jedi Steps and Finale)
 [CD2]
  『JFK』テーマ
  『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』Escapades(Closing In / Reflections / Joy Ride)~
   アルトサックスと管弦楽のための
  『7月4日に生まれて』メインテーマ
  『ターミナル』Viktor's Tale ~クラリネット独奏と管弦楽のために
  『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』オープニングクレジット
  『ハリー・ポッターと賢者の石』Nimbus 2000

 映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズを湛える2枚組

 録音:2020年9月22-30日/[CD1]64'45''、[CD2]35'30''

 映画音楽の王様と言っても過言ではないジョン・ウィリアムズ。アカデミー賞やグラミー賞を多数受賞しているこの巨匠を讃えるべくリリースされる2 枚組アルバムです。
 『ジュラシック・パーク』『ハリー・ポッター』『スター・ウォーズ』など誰もが知っている人気作品のテーマが映画音楽を専門とするシティライト交響楽団によって演奏されており、CD2ではクラリネット奏者のポール・メイエやトランペット奏者のラインホルト・フリードリヒなどの名手もソロで参加しています。
 
 

PROSP 0013
¥2700
ピュア・バッハ ~アコーディオンで奏でるJ.S.バッハ
 平均律クラヴィーア曲集第1 巻より 第2番 ハ短調BWV847
 イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
 フランス組曲第2番 ハ短調 BWV813
 フランス組曲第5番 ト長調 BWV816
 パルティータ第1番 変ロ長調 BWV825
ヴィヴィアヌ・シャッソ(アコーディオン)

 アコーディオンで奏でられるバッハ

 65'12''

 これまでにモーツァルトやハイドンをアコーディオンで奏でてきたヴィヴィアヌ・シャッソが、バッハの音楽を演奏。
 平均律やイタリア協奏曲、組曲といった鍵盤音楽に新しい息吹を与えます。
 



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GLOSSA



GCD922521
¥2600→\2390
17世紀後半の知られざるヴァイオリン・ソナタ
 ディ・マルティネッリの手稿譜

 ヨハン・クリストフ・ペツ(1664-1716):ソナタ 30 (ト短調)
 ジャン・カルロ・カイロ(1659-1722):ソナタ 3 (イ長調)
 ヨハン・ハインリヒ・フォン・ヴァイセンブルク(ジョヴァンニ・エンリコ・アルビカストロ)(c.1660-c.1730):
  ソナタ 21 (ニ短調)
 ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(1620/23-1680)?:ソナタ 20 (ロ短調)
 カルロ・アンブロジオ・ロナーティ(1645-1710/15):ソナタ 8 (ト短調)
 ピエトロ・パオロ・カッペッリーニ(生没年不詳):ソナタ 24 (ロ長調)
 N. ゴール(生没年不詳):ソナタ 10 (ヘ長調)
 ダーヴィト・ピーターゼン(c.1651-1737):ソナタ 1 (ニ長調)
エヴァ・サラディン(ヴァイオリン)、
ヨハネス・ケラー(ハープシコード)、
セバスティアン・ヴィエナント(ハープシコード)、
ダニエル・ロジン(チェロ)  

 エヴァ・サラディンのファースト・ソロ・アルバム!17世紀後半の知られざるヴァイオリン・ソナタ!

 ☆ルーシー・ファン・ダールらに学んだスイス=オランダの名手、エヴァ・サラディンのファースト・ソロ・アルバム!
 ☆17世紀後半の知られざるヴァイオリン・ソナタのマニュスクリプトを探求!

 古楽教育、古楽研究の総本山として知られるスイスの古楽専門音楽大学、バーゼル・スコラ・カントルム(SCB)。Glossaとバーゼル・スコラ・カントルムのコラボレーション企画 "Glossa SCB Series"から、スイス=オランダのバロック・ヴァイオリニスト、エヴァ・サラディンが登場!
 エヴァ・サラディンはアムステルダム音楽院でケース・ケルマンスとルーシー・ファン・ダールに、バーゼル・スコラ・カントルムでライラ・シャイエークとダヴィド・プランティエに学び、アンサンブル・オデッセイ、ラ・チェトラ・バロックオーケストラ・バーゼル、リ・アンジェリ・ジュネーヴ、イル・プロフォンド、プロフェティ・デッラ・クインタなど多くの一流古楽アンサンブルに参加。2020/21シーズンにはユトレヒト古楽音楽祭のアーティスト・イン・レジデンスを務める次世代注目ヴァイオリニストの一人です。

 サラディンのファースト・ソロ・アルバムは、ベルギーのルーヴェン・カトリック大学図書館に所蔵されている「ディ・マルティネッリ・マニュスクリプト」に収録されている知られざるコレクションから8つのソナタをセレクション。
 この手稿譜はイタリアのジェノヴァを起源とし、17世紀後半にネーデルラント(現在のベルギー)に移されたディ・マルティネッリ家のアーカイヴの一部であり、フランドル=ネーデルラント、南ドイツ/ハプスブルク地域、イタリアなど様々な地域・スタイルの作品が収められています。
 通奏低音のメンバー(2台のハープシコードという興味深く実験的な編成にも注目)もすべてSCBで学んだ新世代の古楽器奏者達です。

 ※録音:2020年9月19日-22日、カトリック教会(ザンクト・パンターレオン、スイス)

 
 
 

GCD922522
¥2600
テーブルのマドリガーレ ~ ロッシ:マルチトーナル・マドリガーレ集
 O miseria d'amante/O prodighi di fiamme/アルチオルガノによる即興/Con che soavita/
 Occhi, un tempo mia vita/Alma afflitta/Pallida gelosia/O donna troppo cruda/
 アルチオルガノによる即興/Credete voi/Voi volete/アルチオルガノによる即興/
 Or che la notte/Langue al vostro languir/Come sian dolorose/Cura gelata e ria/
 Per non mi dir/アルチオルガノによる即興/Ohime, se tanto amate
  アンサンブル・ドムス・アルティス
   〔リナ・マルセラ・ロペス(ソプラノ)、フロレンシア・メンコーニ(メゾ・ソプラノ)、
    ダーニエル・メンテシュ(カウンターテナー)、大野彰展(テノール)、
    ブレノ・キンデーレ(バリトン)、チョンゴル・サーントー(バリトン)〕、
  ヨハネス・ケラー(アルチオルガノ、クラヴェムジクム・オムニトヌム、音楽監督)

 ミケランジェロ・ロッシのマルチトーナルなマドリガーレ集!

 ☆ミケランジェロ・ロッシによる、マルチトーナル(多調)のマドリガーレ集!
 ☆1オクターブで36のキーを持つアルチオルガノにも注目!

 古楽教育、古楽研究の総本山として知られるスイスの古楽専門音楽大学、バーゼル・スコラ・カントルム(SCB)。
 Glossaとバーゼル・スコラ・カントルムのコラボレーション企画 "Glossa SCB Series" の第22巻は、イタリア・バロックの重要な作曲家、ヴァイオリニスト、オルガニストの一人、ミケランジェロ・ロッシ(1601/02-1656)が書いた、最近になってようやく知られるようになったポリフォニックなマドリガーレ集です。

 保守的なパート、伝統的な対位法でありながら、半音階主義や、1オクターブあたり12を超えるピッチが使われたマルチトーナル(多調)など、前衛的な要素も強いロッシのマドリガーレ。
 この録音では、それらのマドリガーレが当時歌われていた親密な環境を再現するよう、歌手は大きなテーブルの周りに座り、学び、話し合い、歌っています。(アルバム・タイトルの「テーブルのマドリガーレ(Madrigali al tavolino)」もそこから来ています。)
 この音楽に合わせて、1オクターブあたり36の鍵盤を持つアルチオルガノや、1オクターブあたり31の鍵盤を持つクラヴェムジクム・オムニトヌム(アルキチェンバロ)が使用されていることも大きなポイント。
 これらの楽器のスペシャリストであるヨハネス・ケラーが、こういったマドリガーレの研究と解釈のために特別に結成されたグループ、アンサンブル・ドムス・アルティスを率いています。
 メンバーは、日本、コロンビア、アルゼンチン、ブラジル、ハンガリーなど世界中からスイスに集まり、SCBで学んだ若き古楽系歌手たちによって構成されています。

 ※録音:2019年3月12日-16日、チューリッヒ大放送スタジオ(スイス)

 
 




PHIL.HARMONIE

PHIL06028
¥2600
フォーグラー弦楽四重奏団
 セニョール・タンゴ

 ピアソラ:ファイヴ・タンゴ・センセーションズ* 
 マルセロ・ニシンマン:セニョール・タンゴ* 
 ロセンド・メンディサーバル(ニシンマン編曲):
  エル・エントレリアーノ§“℀
 ペドロ・ダッテ(ニシンマン編曲):エル・アエロプラーノ§“℀
 ピアソラ(ニシンマン編曲):
  ジャンヌとポール§“ↁAアディオス・ノニーノ*₁A
  売春宿 1900(タンゴの歴史より)**₁A
  カフェ 1930(タンゴの歴史より)** 
 マルセロ・ニシンマン:4・フォー・フォーグラー*X

フォーグラー弦楽四重奏団*
 〔ティム・フォーグラー(ヴァイオリン)**、
  フランク・ライネッケ(ヴァイオリン)§、
  シュテファン・フェーラント(ヴィオラ)、
  シュテファン・フォルク(チェロ)〕
マルセロ・ニシンマン(バンドネオン) 
ヴィンフリート・ホルツェンカンプ(コントラバス)‡


 ☆フォーグラー弦楽四重奏団がバンドネオンの鬼才マルセロ・ニシンマンをフィーチャー!

 1985年の創立からメンバーを変えずに継続してきた東ドイツの名アンサンブル、フォーグラー弦楽四重奏団が、バンドネオンの鬼才、マルセロ・ニシンマンをフィーチャーした異色アルバム。
 
 マルセロ・ニシンマンは、ブエノスアイレス生まれ、現在はスイスのバーゼルを拠点に世界で活動する作曲家&バンドネオン奏者。
 若き日にアストル・ピアソラの薫陶を受け、世界的なバンドネオン奏者としてマルタ・アルゲリッチ、ギドン・クレーメル、ゲイリー・バートン、フェルナンド・スアレス・パス、アサド兄弟、WDRビッグ・バンド、ベオグラード・フィルハーモニー管弦楽団、シャルル・デュトワ&フィラデルフィア管弦楽団らと共演。作曲家としては、タンゴと20世紀のクラシック音楽を組み合わせた独自の作風で人気を博しています。
 このアルバムでは、「バンドネオン+弦楽四重奏」の他、「バンドネオン、ヴァイオリン、コントラバス」のトリオや、「バンドネオン+ヴァイオリン」のデュオなど多彩な組み合わせでフォーグラー弦楽四重奏団と共演。
 ラスト・トラックの「4 for Vogler」は、フォーグラー弦楽四重奏団のために作曲された作品。

 ※録音(ライヴ):2013年、コンツェルトハウス・ベルリン小ホール
 
 


PHIL06026
(2CD)
特別価格
¥3600
シュテッフェン・シュライエルマッヒャー
 ジョン・ケージ:ピアノ作品集

 CD1
  アーリー・ピアノ・ワークス ~
   ミュージック・フォー・ピアノ 4-19(1953)
  ミュージック・フォー・ピアノ 20(1953)
  ミュージック・フォー・ピアノ 21-36, 37-52(1955)
  ヴァリエーションズ(1958)
  ソロ・フォー・ピアノ(1958)
 CD2
  レイト・ピアノ・ワークス ~ ワン(ピアノ・ソロのための)(1987)*
  トゥー2(ピアノ4手のための)(1989)*
  ワン(ピアノ・ソロのための)(1987)
シュテッフェン・シュライエルマッヒャー(ピアノ)
ヨーゼフ・クリストフ(ピアノ)*

 現代音楽を専門とし、特にジョン・ケージのピアノ作品を全曲録音した最初の人物としても知られるピアニスト&作曲家、シュテッフェン・シュライエルマッヒャー。
 シュライエルマッヒャーがジョン・ケージのピアノ作品全集に取り掛かる前の1993年に録音されていた2つのアルバム「アーリー・ピアノ・ワークス」と「レイト・ピアノ・ワークス」をセットにした2枚組。
 独奏ピアノのための「One」はシュライエルマッヒャーによる演奏とヨーゼフ・クリストフによる演奏の2バージョンを収録。

 ※録音:1993年6月18日-19日
 
 

PHIL06025
¥2600

サティ:ピアノ作品集
 4つの前奏曲(1893)
 舞踏への小序曲(avant 1900)
 ゴシックの舞曲(1893)

ウルリッヒ・グンペルト(ピアノ)


 ドイツのジャズ・ミュージシャン、ウルリッヒ・グンペルトがエリック・サティを弾いたピアノ作品集。
 ウルリッヒ・グンペルトは1967年以来クラウス・レンツの様々なバンドに参加し、1971年ジャズ・ロック・バンド「SOK」や1973年フリー・ジャズ・バンド「Synopsis」を共同設立し、ヨーロッパのフリー・ジャズ界の巨匠の一人として活動するピアニスト、オルガニスト、作曲家です。

 ※録音:1989年5月20日-21日、ベルリン
 
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PHIL06034
(3CD)
特別価格
¥3600→\3290
フォーグラー弦楽四重奏団 30周年記念録音集
 クルト・ヴァイル:弦楽四重奏曲 Op.8(1922/23)
 ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ:弦楽四重奏曲第3番(1976)
 イェルク・ヴィトマン:弦楽四重奏曲第4番(2005)
 マウリシオ・カーゲル:弦楽四重奏曲第5番(2006)
 ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調(1902/03)
 レスピーギ:イル・トラモント(1914)*
 アントン・ガルシア・アブリル:Canciones Del Jardin Secreto(2001)*
 ショーソン(アブリル編曲):リラの花咲く季節(1886/2001)*€
フォーグラー弦楽四重奏団
 〔ティム・フォーグラー(ヴァイオリン)、
  フランク・ライネッケ(ヴァイオリン)、
  シュテファン・フェーラント(ヴィオラ)、
  シュテファン・フォルク(チェロ)〕
ザンドラ・マクマスター(メゾ・ソプラノ)*
マイケル・マクヘイル(ピアノ)¾

 フォーグラー弦楽四重奏団、30周年記念 3枚組BOX!

 ☆1985年の創立以来同一メンバーで熟成してきたフォーグラー弦楽四重奏団の30周年記念BOX!
 ☆アンサンブルの特性を象徴するような、20世紀~21世紀の作品を集成したライヴ録音集。

 1985年、ベルリンのハンス・アイスラー音楽アカデミーで結成され、30年超にわたって創設メンバーを維持している東ドイツの名アンサンブル、フォーグラー弦楽四重奏団。
 結成からわずか1年後の1986年に著名なエヴィアン弦楽四重奏コンクールで第1等賞を勝ち取り国際的な知名度を得、ハイドンからバルトーク、そして第2ウィーン楽派までの幅広いレパートリーを誇り、イェルク・ヴィトマン、マウリシオ・カーゲル、イアン・ウィルソン、フランク・ミヒャエル・バイヤー、スヴェン=インゴ・コッホらの委嘱作品を世界初演しています。

 2014/15年シーズンに創設30周年を迎えたフォーグラー弦楽四重奏団のアニヴァーサリーBOXとしてリリースされた3枚組セット。
 ヴァイル、ヘンツェ、ヴィトマン、カーゲル、ラヴェル、アブリルなど20世紀~21世紀の作品に絞り、ベルリン・コンツェルト・ハウスで行われた4つライヴの模様を収録。
 56ページにおよぶブックレットには、結成当初の若きメンバーや共演してきた様々なアーティストを含む多数のカラー写真を掲載しています。

 ※録音:2013年~2015年、コンツェルトハウス・ベルリン小ホール

 
 




BR KLASSIK



900337
(3CD)
¥3100
フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):
 弦楽のための交響曲(シンフォニア)全集
ミュンヘン放送管弦楽団
ヘンリー・ラウダレス(ヴァイオリン&指揮)
  【CD1】
   1-3. 弦楽のための交響曲第1番 ハ長調 MWV N1/4-6. 弦楽のための交響曲第2番 ニ長調 MWV N2/
   7-9. 弦楽のための交響曲第3番 ホ短調 MWV N3/10-12. 弦楽のための交響曲第4番 ハ短調 MWV N4/
   13-15. 弦楽のための交響曲第5番 変ロ長調 MWV N5/
   16-18. 弦楽のための交響曲第6番 変ホ長調 MWV N6/19-22. 弦楽のための交響曲第7番 ニ短調 MWV N7
  【CD2】
   1-4. 弦楽のための交響曲第8番 ニ長調 MWV N8/5-8. 弦楽のための交響曲第9番 ハ長調 MWV N9/
   9. 弦楽のための交響曲第10番 ロ短調 MWV N10
  【CD3】
   1-5. 弦楽のための交響曲第11番 ヘ長調 MWV N11/6-8. 弦楽のための交響曲第12番 ト短調 MWV N12/
   9. 弦楽のための交響曲(交響的断章) ハ短調 NWV N14/
   10-12. ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための協奏曲 ニ短調 MWV O3

 録音 バイエルン放送第1スタジオ 2006年9月12-15日...第1番-第3番2010年1月7-8日...第4番 2012年10月2日...第5番 2018年3月14-16日...第6番2020年2月3-6日...第7番、第9番 2011年6月20-22日...第8番、第12番、交響的断章 2020年10月26-30日...第10番、第11番 2010年1月7-8日...ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための協奏曲

 早熟の天才、メンデルスゾーンが12歳から14歳にかけて作曲した「弦楽のための交響曲」。彼の家で毎週開催されていた日曜音楽会で演奏するために書かれたこれらの曲は、全部で13曲(単一楽章の交響的断章も含め)あり、どれも習作でありながらも、J.S.バッハを含むバロック期や古典派の作品を研究していた彼ならではの、巧みな対位法が用いられた精緻な作品です。
 1821年に前半の6曲を完成、その2年後までには残りの6曲と単一楽章のハ短調が書きあげられており、どれも完成度の高さを誇っています。
 1822年の「ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための協奏曲 ニ短調」も、自宅での演奏会のために書かれたもので、彼のヴァイオリン教師で友人のエドゥアルト・リーツの演奏を年頭に置いて作曲されたとされています。長らく忘れられていましたが、1952年にユーディ・メニューインが蘇演し注目が集まりました。
 このヘンリー・ラウダレスとミュンヘン放送管弦楽団による演奏は、すべてがスタジオ・レコーディングされ、すでに第1番-第6番、ヴァイオリン協奏曲(900234)と、第8番、第12番、交響的断章(デジタルのみ)がリリースされていますが、今回は全ての曲をまとめてBOX化しました。

 【ヘンリー・ラウダレス】
 グァテマラ出身のヴァイオリニスト、指揮者。4歳の時に父からヴァイオリンの手ほどきを受け、3年後にはソリストとしてオーケストラと共演、その優れた才能がメニューインの目に留まり、奨学金を得てロンドンとアントワープで研鑽を積んだ俊才です。
 1985年、エリザベート王妃国際コンクールのヴァイオリン部門で入賞、1989年から1993年までフランダース歌劇場管弦楽団のコンサートマスターを務め、その後、2001年からはミュンヘン放送管弦楽団のコンサートマスターに就任、オーケストラの要として活躍しています。

 
 
 

900637
¥2600
Musica Viva Vol. 37
 マーク・アンドレ(1964-): iv 13/ iv 15, "Himmelfahrt"/woher&wohin

  1-12. iv 13 - 弦楽四重奏のために(2014-2017)
  13. iv 15, "Himmelfahrt" - オルガンのために(2018)
  14-20. woher...wohin - オーケストラのために(2015-2017)
アルディッティ四重奏団...1-12
シュテファン・ホイベルガー(オルガン)...13
バイエルン放送交響楽団...14-20
マティアス・ピンチャー(指揮)...14-20

 録音 全てライヴ2017年7月6日 ヘルクレスザール、ミュンヘン(ドイツ)...1-12 2018年10月6日 Pfarr- und Universitatskirche St. Ludwig、ミュンヘン(ドイツ)...13 2017年7月7日 ヘルクレスザール、ミュンヘン(ドイツ)

 2006年に設立された「musica viva」は、1945年から存在するバイエルン放送主催の現代音楽コンサートを記録保存するためのシリーズ。
 第37巻のテーマ作曲家はドイツを拠点に活動するフランスの作曲家マーク・アンドレです。パリ音楽院でジェラール・グリゼイとクロード・バリフに師事、ドイツではシュトゥットガルトでヘルムート・ラッヘンマンから教えを受けました。
 弦楽四重奏のための12のミニアチュア「iv 13」は、ProQuartet-CEMCから委嘱を受け2014/17年に書かれた作品。
 「iv 15」は宗教的な題材に関心を持つアンドレらしい聖書から題材を採ったオルガン曲。
 ハンス・アンド・ガートルード・ゼンダー財団の委嘱によって書かれた「Woher...wohin」はオーケストラのための作品。
 ヨーロッパでは絶大な人気を誇るというアンドレの音楽を、アルディッティ四重奏団やオルガニスト、シュテファン・ホイベルガー、そしてピンチャーの指揮によるバイエルン放送交響楽団の演奏でお楽しみいただけます。
 



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NORTHERN FLOWERS



NF/PMA 99146
¥2200→\1990
ティシチェンコ・シリーズ
 1970&1980年代の録音初CD化
  セルゲイ・スタドレル (ヴァイオリン)
  レニングラード・フィル&シナイスキー

 ボリス・ティシチェンコ(1939-2010) :
  ヴァイオリン協奏曲 第2番 (ヴァイオリン交響曲) Op.84 (1981) (*)
  オルガン・インヴェンション集 Op.27 (1964) から (#)
   第3番 固執する装飾 / 第6番 下降する変形 / 第7番 主題と展開
  楽府 [Yuefu] (中国の民俗詩による3つの無伴奏合唱曲) Op.14 (1959) (+)
   森の春 / 太陽は地上に明るく輝いていた / 庭の春
セルゲイ・スタドレル (ヴァイオリン (*))
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 (*)
ヴァシリー・シナイスキー (指揮 (*))
ニーナ・オクセンティアン (オルガン (#))
レニングラード室内合唱団 (+)
ヴァレンチン・ネストロフ (指揮 (+))

 録音 : 1987年(*)、1981年(#)、1975年(+)、レニンラード・カペラ・コンサートホール、レニングラード、ロシア。ソヴィエト

 当レーベルが力を入れているティシチェンコ・シリーズ。
 初CD化。
 
  

NF/PMA 99145
【再案内】
¥2200
郷愁のロシア
 ロシア・ロマン派作曲家によるヴァイオリンとピアノのための音楽
宇田川杰子 (ヴァイオリン)
ペトル・リモノフ (ピアノ)
  チャイコフスキー (1840-1893) :ロマンス Op.5 (ミハイロフスキー 編曲) (*) / 感傷的なワルツ Op.51 No.6
  ナープラヴニーク (1839-1916) : 4つの小品 Op.64
   夜想曲 / ワルツ=カプリス / ロシアのメロディー / スペインのスケルツォ
  ラフマニノフ (1873-1943) : エレジー Op.3 No.1 (ミハイロフスキー 編曲) (*)
  ストラヴィンスキー (1882-1971) : ロシアの歌
  リムスキー=コルサコフ (1844-1908) : 太陽への賛歌 (クライスラー 編曲)
  アレンスキー (1861-1906) :ワルツのテンポで (ハイフェッツ 編曲) / セレナード Op.30 No.2
  スクリャービン (1872-1915) : 夜想曲 Op.5 No.1 (モギレフスキー 編曲)
  ショスタコーヴィチ (1906-1975) :
   3つの幻想的舞曲 Op.5 (ツィガーノフ 編曲)/24の前奏曲 Op.34 より Nos.2,18,11,17,5 (ツィガーノフ 編曲)
  カバレフスキー (1904-1987) : 即興曲 Op.21 No.1 / ロンド Op.69

 日本語帯をつけて販売されることになったので再案内します。


 録音 : 2020年11月25 & 27日、セント・サイラス教会、ロンドン、イギリス

 長らくロンドンを本拠に活躍している日本のヴァイオリニスト、宇田川杰子 (うだがわひでこ) 渾身のロシア・レパートリー。
 ペトル・リモノフはモスクワに生まれ、マリア・ジョアン・ピレシュ、ドミトリー・アレクセーエフに師事したイギリスのピアニスト。(*)世界初録音。

 
 



<LP>


RUBICON(LP)


RLP1058
(2LP)
特別価格/180g重量盤
¥5200

ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番/楽興の時
 ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調
 10の前奏曲 Op.23より〔第4曲、第5曲、第6曲〕
 6つの楽興の時 Op.16

ソニア・バッハ(ピアノ)


 ソニア・バッハのサード・アルバム!ラフマニノフのアナログ盤も登場!

 ☆オイゲン・ダルベール国際音楽コンクール第1位!
 ☆ソニア・バッハのサード・アルバム、ラフマニノフのLP盤もリリース!
 ☆豪華2枚組180g重量盤限定セット!

 イギリス室内管弦楽団との共演、弾き振りでのバッハ協奏曲集でデビューしたソニア・バッハは、イタリアでラザール・ベルマン、スペインでアリシア・デ・ラローチャにピアノを学び、現在はスタインウェイ・アーティストとして活躍中の女流ピアニスト。
 オイゲン・ダルベール国際音楽コンクールでの第1位&大賞受賞や、第12回ヴィオッティ=ヴァルセージア国際音楽コンクールでの特別賞受賞など順調にキャリアを重ねてきました。

 バッハ(RCD1006)、ショパン(RCD1042)に続くサード・アルバムは、ラフマニノフのピアノ・ソナタ第2番に、若きヴィルトゥオージティが発揮された「楽興の時」、そして10の前奏曲 Op.23からの3曲を収録した、ラフマニノフ・アルバム。
 「表情豊かな正確性と完璧なテクニック...クリーンで宝石のようなトーン」(英BBCミュージック・マガジン)と称賛された、エレガントにきらめくスタインウェイの音色でラフマニノフを彩ります。

 CD盤(RCD1058)の発売に加え、オーディオファン向けの180g重量盤2枚組による限定盤LPも同時リリース予定!

 ※当タイトルは限定生産のため、ご注文に対し十分な数量をご用意できない場合がございます。予めご了承下さい。お早目のご注文をお願いいたします。(代理店)
 
 
 



















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