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≪第113号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その4 2021/9/7~





9/10(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



ACCENT



ACC 24377
¥2700
バロック・オーボエの女王レフラー
 ベルリンのオーボエ

 C.P.E.バッハ(1714-1788):オーボエと通奏低音のためのソナタ ト短調 Wq 135
 クリストフ・シャフラート(1709-1763):2 本のオーボエ、ヴァイオリンと通奏低音のための四重奏曲 変ホ長調 CSWV D:6
 W.F.バッハ(1710-1784):オーボエ、ファゴットと通奏低音のためのシチリアーノ イ短調
 カール・ルートヴィヒ・マッテス(1751-?):オーボエと通奏低音のためのソナタ 変ホ長調
 ヨハン・ゴットリープ・ヤニチュ(1708-1762):オーボエ、ヴァイオリンと通奏低音のための室内ソナタ 変ロ長調
 C.P.E.バッハ:オーボエ・ダ・カッチャ、チェロ・ピッコロと通奏低音のためのソナタ ヘ長調 after Wq 163
  クセニア・レフラー(オーボエ) ダニエル・ドイター(ヴァイオリン) ミヒャエル・ボッシュ(オーボエ)
  ギェルギ・ファルカシュ(ファゴット) カタリーナ・リツィグ(チェロ)
  フェリックス・イェルク(ヴィオローネ) ミヒャエラ・ハッセルト(チェンバロ)

 フリードリヒ大王時代の創意あふれる作品をバロック・オーボエの女王レフラーが吹く!

 録音:2020年10月5-8日/ブライバッハ、コンツェルトハウス/63'21''

 ベルリン古楽アカデミー首席、「バロック・オーボエの女王」クセニア・レフラーによる、フリードリヒ大王時代のベルリンのオーボエ作品集。
 「ドレスデンのオーボエ(ACC-24361)」と対をなす、バロック時代最高峰の器楽作品集です。

 フリードリヒ大王の治世下、音楽のメッカとして隆盛を極めたベルリン。宮廷には多くの音楽家が呼ばれ演奏会が行われました。
 フルートの名手として知られる大王は充実した宮廷楽団を組織しており、オーボエもまた重要視され優れた奏者が在籍していました。
 しかし大王は伝統的なスタイルの音楽を好み、新しいものにはあまり入れこまないタイプで、宮廷の若き野心的な奏者たちは少しずつ王から離れ、ベルリンの地に降り新たな時代の音楽を広めていくこととなります。
 この時代に書かれた音楽の持つ熱気と、やむことのない創意をお聴きください。
 




HUNGAROTON



HCD 32799
¥2700
ベルリン・フィルの第1ソロ・ヴィオラ奏者
 マテ・スーチュ
  ウィーン古典派のヴィオラ協奏曲を録音!

 ホフマイスター:ヴィオラ協奏曲 ニ長調
 シュターミッツ:ヴィオラ協奏曲第1番 ニ長調
 モーツァルト:ヴィオラ協奏曲 イ長調 K.622(原曲:クラリネット協奏曲)
アニマ・ムジケ室内管弦楽団
マテ・スーチュ(ヴィオラ)

 ベルリン・フィルの第1ソロ・ヴィオラ奏者、マテ・スーチュがウィーン古典派のヴィオラ協奏曲を録音!

 録音:2021年/フンガロトン・スタジオ(ハンガリー)/DDD、74'18

 2011年よりベルリン・フィルの第1ソロ・ヴィオラ奏者を務めるハンガリー出身のマテ・スーチュがアニマ・ムジケ室内管弦楽団との共演でウィーン古典派のヴィオラ協奏曲を録音しました。
 同時代、ヴァイオリンやチェロに比べてヴィオラの協奏曲は極端に少なく、それはヴィルトゥオーゾがいなかったと考えられます。
 当アルバムではその数少ない作品の中からフランツ・アントン・ホフマイスター(1754-1812)とカール・シュターミッツ(1745-1801)の2つの代表的なヴィオラ協奏曲に加えて、モーツァルトのクラリネット協奏曲 イ長調をヴィオラ用に編曲したもの(編曲者不詳/1802年ヨハン・アンドレ出版)を収録しました。

 スーチュは、ハンガリーとベルギーで学び、国際的な様々なコンクールに入賞。その後、バンベルク交響楽団、ドレスデン・シュターツカペレで活躍し、2011年にベルリン・フィルに第1ソロ・ヴィオラ奏者として入団した逸材です。
 美音が魅力のスーチュは音の立ち上がりが素晴らしく、一音一音、活気にあふれたエネルギッシュな演奏を披露しております。

 アニマ・ムジケ室内管弦楽団は古楽から現代まで、ジャンルはハンガリーの伝統音楽からクラシックの室内楽の主要なレパートリーを網羅し、定期演奏会をはじめ各地での音楽祭に参加し国内では定評のあるユース・オーケストラです。
 




KLARTHE


KLA 122
(2CD)
特別価格
¥2800
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集
 CD 1
  (1)チェロ・ソナタ第1番 ヘ長調 Op.5-1
  (2)チェロ・ソナタ第2番 ト短調 Op.5-2
 CD 2
  (3)チェロ・ソナタ第3番 イ長調 Op.69
  (4)チェロ・ソナタ第4番 ハ長調 Op.102-1
  (5)チェロ・ソナタ第5番 ニ長調 Op.102-2
タチアナ・ウーデ(チェロ)
ミシェル・ウーデ(ピアノ)

 ウーデ親子が丁寧に奏でるベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集

 録音:(1)(3)2015年5月3日、(4)2019年11月1日、(5)2020年7月10日、(2)2020年10月26日/フランス/DDD

 名ピアニスト、ミシェル・ウーデと愛娘タチアナ・ウーデがベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集を録音しました。
 タチアナ・ウーデは現在パリ国立歌劇場管弦楽団のソロ首席奏者を務めている実力派。
 音楽一家に生まれたタチアナは幼いころより室内楽に親しみ、これまでにイヴリー・ギトリス、アントニオ・メネセス、マルタ・アルゲリッチなど世界的名手との共演歴を誇ります。
 父ミシェルと真摯に向き合ったベートーヴェンは必聴です。
 




MIRARE

MIR 560
¥2900
ピエール・アンタイ(チェンバロ)
 ヘンデル&スカルラッティ

 ヘンデル:
  「忠実な羊飼い序曲」HWV 8aより序曲(アンタイ編)
  組曲 ニ短調
  (アルマンド HWV 436、クーラント HWV 437、
   サラバンド HWV 438、
   メヌエットと変奏 HWV 436、ジーグ HWV 438)
  組曲第5番 ホ長調 HWV 430
 D.スカルラッティ:
  ソナタ ホ短調 K147、ソナタ イ長調 K24、
  ソナタ イ長調 K 429、ソナタ ニ長調 K443、
  ソナタ と短調 K12、ソナタ ト短調 K546、
  ソナタ 変ロ長調 K16
ピエール・アンタイ(チェンバロ)

 ヘンデルとドメニコ、ふたりの巨匠をアンタイが華麗に演奏!

 1685年に生まれた三人の偉大な作曲家、J.S.バッハ、ヘンデルとドメニコ・スカルラッティ。そのうちの2名、ヘンデルとドメニコの作品を収録した1枚。
 ヘンデルとドメニコは当時から鍵盤の名手として名を馳せていました。
 18世紀に活躍した音楽学者のチャールズ・バーニーは、二人をチェンバロの最高の名手、「天国の双子」と表現しています。
 ピエール・アンタイが、二人の名手の作品を、雄弁かつ華麗に演奏しています。アンタイの実力にあらためて驚かされる1枚です。
 
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MIR 540
¥2900→\2690
知らないでいるのはもったいない
 アイルランドゆかりの伝統的な楽器で!
  ベートーヴェン:アイルランドの歌


 1. アイルランド男の胸は高鳴る WoO 154-4
 2. リラよ、私をなぐさめて WoO 153-7
 3. 朝の空気が私の顔にたわむれ WoO.152-4
 4. My bonny laddie has my heart(わたしのボニーが心をうばった)
 5. En midsommarafton(真夏の夜に)
 6. カールちゃん WoO 158-17
 7. 古老が教えてくれてから WoO.153-4
 8. あなたの船は出て行く WoO 153-20
 9. Open the door softly(ドアをやさしく開けて)
 10. シャノン川のほとりで WoO 157-8
 11. The Miller o' drone;St.Kilda wedding;Port-a-Beul
 12. グレンコウの虐殺でWoO 152-5
 13. 楽しきわが故郷ガリオンから WoO 154-7
 14. 小人の妖精たち WoO 154-1
 15. Gu ma maith thig an crun dha Tearlach
  (Well may Charlie wear the crown)
 16. Di-moladh an Uisge-bheatha (In dispraise of whisky)
 17. The parting glass(4, 5, 9, 11, 15, 16は器楽)
マリア・ケオハネ(ソプラノ)
リチェルカール・コンソート
フィリップ・ピエルロ(指揮)
サラ=ジェーンズ・サマーズ(フィドル)
ゾフィー・ゲント(ヴァイオリン)
ジョヴァンナ・ペッシ(ケルト・ハープ)
ダニエル・ザピコ(ギター)
ブノワ・ヴァンデン・ベンデン(コントラバス)
フィリップ・ピエルロ(バリトン)

 知らないでいるのはもったいない、ベートーヴェンのもうひとつの顔。意外な名曲に出合える。
 ベートーヴェンが編曲したアイルランド民謡をアイルランドゆかりの楽器をふくむ編成で演奏!

 録音:2020年3月7-9日、ベルギー

 ベートーヴェンは、アイルランドの民謡を数多く歌曲に編曲しました。その中から選んだ楽曲を、オリジナルのピアノ、ヴァイオリン、チェロではなく、アイルランドゆかりの伝統的な楽器をとりいれた編成で演奏しています。
 リチェルカール・コンソートの数々の宗教曲などの録音でもおなじみのソプラノ、ケオハネの澄んだまっすぐな声と、ピエルロ率いるアンサンブルによって、ベートーヴェンがフォークソングの本来の特徴を保ちつつ美しい伴奏をつけた歌曲の数々が、よりいっそう魅力的なものになっています。
 




PAN CLASSICS


PC 10428
¥2600
同時代のピアノで伴奏。シューベルトの遺作歌曲集『白鳥の歌』
 シューベルト:『白鳥の歌』D957
  「鳩の便り」D965a
   第1曲「愛の使い」/第2曲「兵士の予感」/
   第3曲「春の憧れ」/第4曲「セレナーデ」/
   第5曲「住処」/第6曲「遠国にて」/第7曲「別れ」
  「秋」D945
   第10曲「漁師の娘」/第12曲「海辺にて」/第11曲「街」/
   第9曲「君の肖像」/第13曲「影法師」/第8曲「アトラス」
 ウェーバー:
  「時」Op.13-5/「私の歌」Op.15-1/「愛の光」Op.25-1/
  「あなたの魔法の環に惹かれて」Op.15-4/
  「嘆き」Op.15-2/「苦しみか、喜びか」Op.30-6
ハンノ・ミュラー=ブラハマン(バスバリトン)
ヤン・シュルツ
 (ピアノ;
  Carl Strobel, Wien 1824/1825)

 録音:2020年9月7-9日/チューリッヒ放送スタジオ/66'25''

 シューベルトの死の翌年、出版社がまとめた歌曲集『白鳥の歌』に、同時代のウェーバーが書いた初期の歌曲をカップリングしたアルバムです。19世紀のピアノで伴奏しているのもポイントです。

 ハンノ・ミュラー=ブラハマンは1998年から2011年までベルリン国立歌劇場のアンサンブルの一員として活躍し、バイエルン国立歌劇場、ハンブルク国立歌劇場、ウィーン国立歌劇場、サンフランシスコ・オペラにも出演。
 またソリストとしてリートに大きな情熱を注いでおり、ヨーロッパ各所でリサイタルを行っています。
 
 

PC 10416
¥2600
ホセ・デ・ネブラ&フランシスコ・コルセッリ:カンタダ集
 ホセ・デ・ネブラ(1702-1768):シンフォニア
 フランシスコ・コルセッリ(1705-1778):カンタダ「Rompa, Senor, mi acento」
 ホセ・デ・ネブラ:カンタダ「Divina mesa provida」
 ニコラ・ポルポラ(1686-1768):シンフォニア ト短調 Op.2-3
 フランシスコ・コルセッリ:カンタダ「Por el bosque del mundo」
 ホセ・デ・ネブラ:カンタダ「Suavidad el aire inspire」
アルベルト・ミゲレス・ロウコ(カウンターテナー)
ロス・エレメントス

 注目カウンターテナーのデビュー盤

 録音:2020年9月2-5日/バーゼル、聖心教会/66'09''

 ホセ・デ・ネブラとフランシスコ・コルセッリのスペイン・カンタータ(カンタダ)を歌い上げたアルベルト・ミゲレス・ロウコのソロ・デビュー盤。
 彼は1994年生まれのカウンターテナーで、スコラ・カントールム・バシリエンシスでローザ・ドミンゲスに学び、若くして様々なバロック・オペラに出演している注目株です。
 




EGEA



SCA172
¥2600
マリオ・ブルネロ!
 タヴナーとウィアーの英国音楽集!

   タヴナー:チェロと弦楽オーケストラのための《奇跡のヴェール》
   ジュディス・ウィアー(1954-):無伴奏チェロのための《アンロックト》
マリオ・ブルネロ(チェロ)
クレメラータ・バルティカ
アイナルス・ルビキス(指揮)

 名匠マリオ・ブルネロ!タヴナーとウィアーの英国音楽集!

 チェロ界の巨匠アントニオ・ヤニグロに師事した後、1986年に26歳で第8回チャイコフスキー国際コンクールで優勝を果たし、世界トップクラスのチェリストとしての地位を確立したイタリアの名匠マリオ・ブルネロ。
 ブルネロが2010年のロッケンハウス音楽祭で披露した近現代プログラムは、ジョン・タヴナーの「神秘のヴェール」と"女王陛下の音楽師範"としてその名を知られるイギリスのジュディス・ウィアーの「アンロックト」の2作品!
 イギリスの神秘主義作曲家タヴナーの代表作である傑作と、アメリカ南部、黒人の囚人の歌を題材として5曲で構成されるウィアー1999年の無伴奏作品のカップリングは、近現代の英国楽壇におけるチェロ作品の魅力、神秘主義音楽と幻想曲風の作品とのコントラストなどを聴かせてくれる好プログラムです。

 ※録音(ライヴ):2010年7月16日、聖ニコラウス教会(ロッケンハウス、オーストリア)
 
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SCA148
¥2600→\2390
2004年録音、マリオ・ブルネロ
 ピアノはルケシーニ
  シューベルトの「アルペジョーネ・ソナタ」とルクーの「ソナタ」

   ルクー:チェロとピアノのためのソナタ ヘ長調
   シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調
マリオ・ブルネロ(チェロ)
アンドレア・ルケシーニ(ピアノ)

 名匠マリオ・ブルネロがシューベルトの「アルペジョーネ・ソナタ」と、フランクの最後の弟子にして夭折の天才ルクーの「ソナタ」を弾いた魅惑のプログラム!
 ロマン派音楽の神髄とも言うべき「アルペジョーネ・ソナタ」と、ベルギーにおける後期ロマン派の至宝であるルクーの「ソナタ」では、ブルネロの卓抜した表現力と解釈、深い音楽的理解が際立っています。
 同郷のピアニスト、アンドレア・ルケシーニは17歳でディノ・チアーニ国際ピアノコンクール優勝という快挙果たした実力者。ブルネロとのデュオが世界的に高い評価を得ています。

 ※録音:2004年1月2日-4日、アウディトリウム・スクオーラ・コムナーレ・キアッパーノ(ヴィチェンツァ、イタリア)
 
 

SCA139
¥2600
チリンボン
 ストラヴィンスキー:
  チリンボン、3つの小さな歌、ロシアの娘の歌、農民の歌、
  猫の子守歌、4つのロシアの歌、ふくろうと小猫
 ミヨー:ヘブライの6つの民謡
 プーランク:ホテル
クリスティーナ・ザヴァッローニ(メゾ・ソプラノ)
アンドレア・レバウデンゴ(ピアノ)

 ジャズ、実験音楽、前衛音楽などジャンルレスの活躍を繰り広げているイタリアのコンポーザー=シンガー、クリスティーナ・ザヴァッローニが、自身のクラシック・アルバムのためにスポットライトをあてたのはストラヴィンスキーとミヨーの2人。
 ストラヴィンスキーの初期、いわゆる「ロシア時代」に書かれた歌曲や、ハリウッド時代の「ふくろうと小猫」、さらには録音が珍しいミヨーの女声のための歌曲など、ボーナストラックのプーランクも含めて、バラエティ豊かでお洒落なプログラムをザヴァッローニが魅力たっぷりに歌います。

 ※録音:2007年11月26日-27日、アウディトリウム・サンタ・チェチーリア(ペルージャ、イタリア)
 



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ALPHA



ALPHA769
(2CD)
¥3100→\2890

アンサンブル・アンテルコンタンポラン音楽監督
 マティアス・ピンチャー(1971-):作品集

  『ネメトン』

 【DISC 1】
  1. NEMETON ネメトン(ソロ・パーカッションのための)/2. MAR'EH(ヴァイオリンとアンサンブルのための)/
  3. VERZEICHNETE SPUR(コントラバス、3つのチェロ、器楽アンサンブルとライヴ・エレクトロニクスのための)
  4-6. NUR(ピアノ・ソロとアンサンブルのための) 
   4. I. LIGHTLY, FLOATING/5. II. SOSPESO, SOSPIRANDO/6. III. ERRATICO, CON DUREZZA
 【DISC 2】
  1. BEYOND (A SYSTEM OF PASSING) ビヨンド(フルート・ソロのための)
  2-8. LIEDER UND SCHNEEBILDER 歌と雪の写真(ソプラノとピアノのための)
   2. I. [...]/3. II. I WILL WADE OUT/4. III. TO STAND -ALONE/5. IV. ERSTES SCHNEEBILD/
   6. V. THE MOON IS HIDING IN HER HAIR/7. VI. LADY OF SILENCE/
   8. VII. ZWEITES SCHNEEBILD
  9-11. SONIC ECLIPSE 音蝕
   9. CELESTIAL OBJECT I 天体1(ソロ・トランペットとアンサンブルのための)
   10. CELESTIAL OBJECT II 天体2(ソロ・ホルンとアンサンブルのための)
   11. OCCULTATION 掩蔽(ソロ・トランペット、ソロ・ホルンとアンサンブルのための)
 ヴィクトル・ハンナ(パーカッション)...DISC1、1
 ディエゴ・トージ(ヴァイオリン)、アンサンブル・アンテルコンタンポラン...DISC1、2
 ニコラ・クロッス(コントラバス)、アンサンブル・ユリシーズ、アンサンブル・アンテルコンタンポラン...DISC1、3
 ディミトリ・ヴァシラキス(ピアノ)、アンサンブル・アンテルコンタンポラン...DISC1、4-6
 ソフィー・シェリエ(フルート)...DISC2、1
 イェリー・スー(ソプラノ)、デミトリ・ヴァシラキス(ピアノ)...DISC2、2-8
 クレマン・ソーニエ(トランペット)、ジャン=クリストフ・ウェルヴォワット(ホルン)、
  アンサンブル・アンテルコンタンポラン...DISC2、9-11

 録音: 2014年11月 シテ・ド・ラ・ミュジーク、サル・ド・コンセール、パリ

 【注目度急速上昇中のマティアス・ピンチャー、アンサンブル・アンテルコンタンポランによる作品集】

 日本の音楽ファンを大いに沸かせた、2021年8月のアンサンブル・アンテルコンタンポラン来日公演。特にその音楽監督マティアス・ピンチャーがテーマ作曲家に選ばれた「サントリーホール サマーフェスティバル 2021」は注目され、これまでのテーマ作曲家がそうであったように、彼の日本での認知度を格段に引き上げるものとなりました。
 そこで初演された『音蝕』を含む、Alphaレーベルからの作品集第2弾が登場です。
 「ネメトン」とは、ケルト文化圏で聖なる場所を意味する言葉。この冒頭のパーカッション作品から、前衛的でありながらも、緻密に計算された音の一つ一つや多彩な音色が、聴く者の感性を直接刺激するような彼の作品の特性が強く出ています。
 管弦楽の響きを出発点として、ドイツ、フランス、アメリカといった音楽環境を消化して進化し続ける、ピンチャーの様々な作風を楽しむことのできるアルバムです。

 
 
 

ALPHA761
¥2700
『ブリュネットをご所望なら...』
 ~フランス18世紀の流行歌の世界~


 1. 作者不詳: コランは、思いを寄せる羊飼いの少女に言いました(1711)/
 2. 作者不詳: この愛おしい川辺で(1711)/3. 作者不詳: もう恋なんてしたくない(1703)/
 4. ルネ・ドルアール・デュ・ブッセ(1703-1760): この美しい谷間で(1731)/
 5. ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764):わが友人たちよ、恋の神は好きにさせて杯を取ろうではないか(1719)/
 6. 作者不詳: どこへ行ってしまったのだ、美しい女たちよ(1704)/
 7. ジュゼッペ・サッジョーネ(生年不詳・17世紀-1733):わたしが恋をしたなら(1728)/
 8. ジュリー・ピネル(1710-1737): 爽やかな木陰で(1737)/
 9. エリザベート・ジャケ・ド・ラ・ゲール(1665-1729):夜啼鶯たちよ、夜が明けるなり(1721)/
 10. ジャン=バティスト・デュピュイ(1720?-1769?):ヴィエラルーのためのサラバンド「ラ・デュピュイ」*/
 11. 作者不詳: あなたを信じていたのに(1703)/
 12. ニコラ・ランドルミ(生歿年不詳、1760年頃に活躍): ロンド「ラ・デメ」*/
 13. ジャック・ノーデ(1690年代頃-1765):まったく、マルゴときたら容赦がない(1731)/
 14. 作者不詳: いや、もう一人で森には行かない(1704)/15. ノーデ: かわいい夜啼鶯たちよ(1731)/
 16. 作者不詳: きみはそんなに人を喜ばせるのが得意で(1704)/17. 作者不詳: 頼もしい羊飼いのティルシスは(1703)/
 18. ニコラ・オトマン(1610頃-1663):シャコンヌ ~ヴォドリ・ド・セズネ写本(1699)より*/
 19. 作者不詳: ニコラはジャンヌの様子を探りに(1703)/20. ロベール・ド・ヴィゼ(1650/55-1732以降): ラ・ヴィラネル*/
 21. ジュリー・ピネル(1710-1737):どうして、あの羊飼いは約束してくれたのに(1737)/
 22. サッジョーネ: 愛人と飲みたい時には(1730)/23. 作者不詳: 言わせてほしい、あなたが好きです(1704)/
 24. 作者不詳: コントルダンス -ヴォドリ・ド・セズネ写本(1699)より*/
 25. ミシェル・ランベール(1610-1696):岩山よ、おまえたちには聞こえないのか(1666)/
 26. ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):ワインとともに、いざ我ら微睡まん(1719)
 *は器楽演奏トラック
  レ・カプスベルガールズ
   アリス・デュポール=ペルシエ(ソプラノ) アクセル・ヴェルネ(メゾ・ソプラノ)
   ガランス・ボワゾ (バス・ド・ヴィオール、ドゥシュ・ド・ヴィオール〔=バス&ソプラノ・ガンバ〕)
   アルバーヌ・アンブス (アーチリュート、テオルボ、バロックギター、ティオルビーノ、指揮)

 録音: 2020年9月 モーゼススタジオ、エヴィ、ノルウェー

 【ロルフ・リスレヴァンド プロデュース、フランス発・新感覚の18世紀歌唱!】
 Alphaレーベル創設当初の名盤群を思わせる、フランス古楽シーンならではの洒脱さと発見の喜びが詰まった好企画。
 18世紀初頭、クープランやラモーが活躍した時代のフランス人たちが大いに好んだ流行歌に光を当て、当時のスタイルをふまえた演奏再現に徹しているのですが、その音作りがきわめて新鮮で香気にあふれており、古楽ファンはもちろん、フランス近代音楽のリスナーにも強く訴えうる魅力が詰まっています。
 たわいない羊飼いの男女の恋を歌ったブリュネットと呼ばれる俗謡、あるいは「まじめな歌・酒の歌」と総称されるタイプの軽い歌に器楽を交えつつ、2015年結成のフランス新世代といえるレ・カプスベルガールズがいかに秀逸なプレイヤーの集まりであるか、トラックごと実感せずにおれません。
 巨匠サヴァールの傍らでソロや歌唱伴奏、通奏低音など多面的に活躍してきた撥弦楽器の俊才ロルフ・リスレヴァンドがプロデュースを手掛けている点も、同団体の卓越した技量と、欧州古楽シーンが寄せている期待値をよく表しているのではないでしょうか。
 長大なバロック・オペラを聴く上でも、こうした18世紀のフランスの聴き手たちが日頃なじんでいた音楽を知り、当時の感覚に近づいてみることには大きな意義がある・・・・・と聴くほどに感じられるアルバムです。

 
 
 


ALPHA779
(5CD)
¥4500

『王侯のレクイエム』
  ~15-19世紀、為政者たちを見送った知られざる傑作の数々~



 【DISC 1】 フェヴァン他:ブルターニュ公女アンヌの死を悼むレクイエム (ALPHA613/ZZT110501〕
  1. ピエール・ムリュ(1480/90頃-1550頃): あまりにも残酷な呪いが
  2. ヤン=ファンシュ・ケメネール(1957-2019):SKOLADÉR YAOUANK (ブルトン語による独唱)
  3. ジョスカン・デ・プレ(1450頃-1521): 心よ、嘆くがよい/涙に暮れて(器楽による演奏)
  4. コスタンツォ・フェスタ(1485/90頃-1545): 誰ゆえに、我らの両目は涙の泉となるのか
  5. ケメネール: ANNAIG AR GLAZ (ブルトン語による独唱)
  6-11. アントワーヌ・ド・フェヴァン(1470頃-1512):死者のためのミサ曲(レクイエム):入祭唱~詠唱
  12. ルプス(ルプス・へリンク? 1493/94-1541):わたしを憐れんで下さい(ミゼレーレ/器楽による演奏)
  13-17. フェヴァン: 死者のためのミサ曲(レクイエム): 奉献唱~祝福あれ(ベネディクトゥス)
  18. ピエール・ド・ラ・リュー(1460頃-1518): 心よ、嘆くがよい/怒りの日(器楽による演奏)
  19-21. フェヴァン: 死者のためのミサ曲(レクイエム): 神の仔羊~天国にて
  22. ケメネール: 悲しみの聖母(スターバト・マーテル)
    ヤン=ファンシュ・ケメネール(ブルターニュ民俗歌唱)
    ドゥニ・レザン・ダドル指揮 ドゥース・メモワール(声楽&古楽器アンサンブル)
    録音: 2010年9月20-24日 フォントヴロー修道院、フランス

 【DISC 2】 ヨンメッリ: ヴュルテンベルク公妃の死を悼むレクイエム〔A477/NYCX-10160〕
  ニコロ・ヨンメッリ(1714-1774): 死者のためのミサ曲(レクイエム)変ホ長調
   1. グレゴリオ聖歌: 交唱「主はあなたを守ってくださる」/2. ヨンメッリ: レクイエム 変ホ長調 入祭唱/
   3-5. ヨンメッリ: レクイエム 変ホ長調 キリエ/6. グレゴリオ聖歌: 詠唱「お引き受けください、主よ」/
   7-10. ヨンメッリ: レクイエム 変ホ長調 続唱(怒りの日)/11-12. ヨンメッリ: レクイエム 変ホ長調 奉献唱/
   13-14. ヨンメッリ: レクイエム 変ホ長調 サンクトゥス/15. ヨンメッリ: レクイエム 変ホ長調 ベネディクトゥス/
   16-17. ヨンメッリ: レクイエム 変ホ長調 アニュス・デイ/18-19. ヨンメッリ: レクイエム 変ホ長調 聖体拝領唱/
   20. グレゴリオ聖歌: 聖体拝領後唱「祈りましょう」/21-27. ヨンメッリ: レクイエム 変ホ長調
     応唱ジューリオ・プランディ指揮 ギスリエーリ合奏団(古楽器使用) ギスリエーリ合唱団
     サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)  カルロ・ヴィストーリ(アルト)
     ラファエレ・ジョルダーニ(テノール) サルヴォ・ヴィターレ(バス)
     録音: 2019年11月19-22日 グスタフ・マーラー・ホール、ドッビアーコ、イタリア

 【Disc 3】 ノイコム: ルイ16世追悼に寄せるレクイエム〔ALPHA966〕
  ジキスムント・ノイコム(1778-1858):
   1. 葬送行進曲/神よ、わたしを憐れんでください(ミゼレーレ)
   2-8. レクィエム~フランス国王ルイ16世の逝去に寄せて(1815)
     ジャン=クロード・マルゴワール指揮 ラ・グランテキュリー・エ・ラ・シャンブル・デュ・ロワ(古楽器使用)
     ナミュール室内合唱団 クレマンス・ティルカン(ソプラノ) ヤスミーナ・ファヴル(メゾ・ソプラノ)
     ロバート・ゲチェル(テノール) アラン・ビュエ(バリトン)
     録音: 2016年1月23日、ヴェルサイユ宮殿 王室礼拝堂、フランス

 【DISC 4】 フランス国王ルイ16世と王妃マリー=アントワネットへの追悼レクイエム〔ALPHA251〕
  1-7. ルイージ・ケルビーニ(1760-1842):レクイエム ハ短調 -ルイ16世の追悼に寄せて8-
  15. シャルル=アンリ・プランタード(1764-1839):死者のためのレクイエム -マリー=アントワネットの追悼に寄せて
    エルヴェ・ニケ指揮 ル・コンセール・スピリチュエル(古楽器使用)
    録音: 2016年1月、ヴェルサイユ王室礼拝堂、フランス

 【DISC 5】フランス、イギリス、オーストリアの宮廷におけるレクイエム〔RIC230・ALPHA285・RIC368 より〕
  1-7.ジル・アンリ・エーヌ(1590-1650):死者のための6声のミサ曲(レクイエム)~
   フランス王太后マリー・ド・メディシスの埋葬式に寄せて
  8-13. ヘンリー・パーセル(1659-1695):英国王妃メアリー2世の死を悼む葬送音楽
  14-20. ヨハン・ヨーゼフ・フックス(1660頃-1741): 皇帝レクイエム

 [1-7] ジャン・テュベリー指揮 ラ・フェニーチェ(古楽器使用) ナミュール室内合唱団
 [8-13] ヴァンサン・デュメストル指揮 ル・ポエム・アルモニーク(古楽器使用) レ・クリ・ド・パリ(声楽アンサンブル)
  キャサリン・ワトソン(ソプラノ) ニコラ・トマニャ(カウンターテナー)
  ジェフリー・トムソン(テノール) ジョフロワ・ビュフィエール(バス)
 [14-20] リオネル・ムニエ指揮 スコルピオ・コレクティーフ(古楽器使用) ヴォクス・ルミニス(声楽アンサンブル)

 録音:[1-7] 1999年9月 聖アポリネール教会、ボラン(ベルギー東部リエージュ州)
  [8-13] 2016年11月、ノートルダム・デュ・リバン教会、パリ
  [14-20] 2015年10月、聖セバスティアン教会 スタヴロ(ベルギー東部リエージュ州)

 【名品が一堂に!欧州史に輝く名家の死者たちを見送った知られざる傑作群がAlphaのBOXで】
 創設以来つねに歴史に埋もれた傑作の復権に大きく寄与してきた実績のあるAlphaレーベルならではの「レクイエムBOX」が登場。
 死者を見送るミサのための音楽=レクイエムやそれに類する葬送音楽には、有名曲に限らず驚くべき傑作がなぜか多く、隠れた名品に出会える可能性が高いのですが、今回のBOXにはその最高の実例ともいうべき秘曲が凝縮されています。
 オケゲムやジョスカンが活躍した15世紀末の逸材フェヴァンによるフランス王家に捧げられたア・カペラ多声楽曲に始まり、前古典派世代の最重要人物の一人ヨンメッリのあまりに美しいレクイエム、革命の犠牲となった王と王妃をナポレオン戦争後に追悼すべく用意された三つの大作、リュリ前夜のフランス音楽史の間隙を埋める秘作にパーセルの重要曲、そして密かにファンが多いフックスの「皇帝レクイエム」。
 ケルビーニのハ短調レクイエム(ニケならではの名演!)が辛うじて競合盤多数というくらいで、どれをとっても知名度は決して高くない曲にもかかわらず、初回リリース時に圧倒的な注目をリスナーや批評家勢から集めた音源ばかりが厳選されています。
 有名作が不在であるだけに聴覚体験の満足度の高さは嬉しい驚きとなるでしょう。この10年内に出た録音が大半で、日本でも好評を博したヨンメッリ盤のような近作まで収録されている点もポイント。
 AlphaのほかZig-ZagTerritoires、Ricercar、Arcanaの音源も含まれ、ニケや故マルゴワールなどの敏腕指揮者たちから、ル・ポエム・アルモニークやドゥース・メモワールなど最前線団体の活躍にまで触れられる充実度満点のBOXです。
 
 

ALPHA422
(2CD)
¥2900
『永遠のクリスマス』
 【DISC 1】 クリスマス・コンサート
  1. フランツ・クサヴァー・グルーバー: きよしこの夜/2. 讃美歌: 神の御子は今宵しも/
  3-4. フランシス・プーランク: クリスマスのための4つのモテット
   3. おお、大いなる神秘 4. 羊飼いたちよ、汝らが見たものを語れ
  5. 讃美歌: 聖なるメシアよ来てください/6. 讃美歌: 隣人たちよ、男も女も/7. 讃美歌: お生まれだイエス様が
  8-9. プーランク: クリスマスのための4つのモテット
   8. 星を見ていた賢人ら、 9. 今日、キリストは生まれぬ
 【DISC 2】 バロック・クリスマス(ALPHA266)
  1. ミシェル・コレット: シャトルの市民/2. ジャン・ド・ブレブフ: ジェス・アントニナ(イエスがお生まれになった)/
  3. アンドレ・ラソン: ポワトゥー地方のノエル「聖なる夜に」/4. ルイ=クロード・ダカン: さあ、マリアさま/
  5. コレット: 神がクリスマスにお生まれになって/6. 伝承曲: そのむすめは、口がきけない/
  7-12. アルカンジェロ・コレッリ: 合奏協奏曲ト短調「クリスマス協奏曲」Op. 6, No. 8/
  13. マルク・アントワーヌ・シャルパンティエ: クリスマスが来ると/
  14. ピエール・ゲドロン: この子のいのちを奪うのですか/15. ダカン: 若い娘/
  16. ジャン=フランソワ・ダンドリュー: ブレス地方のノエル 「さあ語ろう、物語を」/
  17. コレット: スイスのノエル「ちいさな天使が」/
  18. ミシェル=リシャール・ドラランド: ノエル・サンフォニー s130/
  19. シャルパンティエ: ヨセフさまはよい結婚をなさった
 【DISC 1】フランス放送聖歌隊 ソフィ・ジャナン(指揮)
  パリ・ノートルダム大聖堂聖歌隊 アンリ・シャレー(指揮)、イヴ・カスタニェ(オルガン)
 【DISC 2】レ・ミュジシャン・ド・サン=ジュリアン フランソワ・ラザレヴィチ(指揮)
  フランス放送聖歌隊 ソフィ・ジャナン(指揮)

 録音: ラジオ・フランス、オーディトリアム 2017年12月17日(ライヴ)...DISC 1 2015年1月...DISC 2

 【フランス発、雰囲気たっぷりのクリスマス・アルバム】
 Alphaレーベルからのクリスマス・アルバム。1枚目は、ラジオ・フランスの聖歌隊(少年少女合唱団)とパリ・ノートルダム大聖堂の聖歌隊が、2017年のクリスマス期に合同で行ったコンサートのライヴ。
 有名なクリスマスの讃美歌を、聴衆と共に歌い上げています。
 2枚目はラザレヴィチ率いるレ・ミュジシャン・ド・サン=ジュリアンと、ソフィ・ジャナン率いるフランス放送聖歌隊が録音したアルバム「バロック・クリスマス」をそのまま収めています。

 
 




CAPRICCIO

C7371
(5CD)
¥3100

クリスマス・メディテーション100
 【CD1】
  1. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750): クリスマス・オラトリオ BWV 248 -シンフォニア(羊飼いの音楽)
  2. ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621): Kindelein zart, von guter Art
  3. アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741): ヴァイオリン協奏曲《四季》「冬」Op.8-4 - 第2楽章: ラルゴ
  4. J.S.バッハ: わが心の喜びなるイエス BWV 361
  5. フランチェスコ・マンフレディーニ(1684-1762): 合奏協奏曲 聖なるクリスマス - パストラーレ
  6. ヨハン・リッター・フォン・ヘルベック(1831-1877): 子らよ、ともに歌え
  7. J.S.バッハ: フルート・ソナタ BWV 1031 - シチリアーノ
  8. ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):『メサイア』HWV 56:アリア「主は羊飼いのようにその群れを養い」
  9. ヴィンチェンツォ・ガリレイ(1520頃-1591): ファンタジア・オッターヴァ
  10. ヨハン・クリストフ・フリードリッヒ・バッハ(1732-1795): 羊飼いの歌
  11. ジョヴァンニ・ガブリエリ(1554-1612): サクラ・シンフォニア - ピアノとフォルテのソナタ
  12. 伝承曲: マリアは茨の森を通って行った
  13. ヨハン・メルヒオール・モルター(1696-1765): コンチェルト・パストラーレ - 第1楽章: ラルゲット
  14. 伝承曲: マリアよ、神はあなたを選んだ
  15. J.S.バッハ: オーボエ協奏曲 ニ短調(BWV 35による) - 第2楽章: アダージョ
  16. 伝承曲: おお、やさしきイエスよ
  17. ジョヴァンニ・ボノンチーニ(1670-1747): 室内ディヴェルティメント - レント・ドルチェ
  18. J.S.バッハ: わが魂よ、主を誉めたたえよ BWV 143 - コラール「汝平和の君、主イエス・キリスト」
  19. ヘンデル: ハープ協奏曲 変ロ長調 - 第2楽章: ラルゴ
  20. J.S.バッハ: クリスマス・オラトリオ BWV 248 - アリア「このあたりに羊飼いおりて」


 【CD2】
  1. ヘンデル: 『メサイア』 HWV 56: シンフォニア
  2. 伝承曲: 静かに、静かに、聞かせて
  3. アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):
   合奏協奏曲 Op.6-8「クリスマス協奏曲」- 第6楽章:パストラーレ・アド・リビトゥム
  4. 伝承曲: 世の人忘るな(たがいによろこび)
  5. 作者不詳: パルティータ 変ニ長調 - パストラーレ
  6. 伝承曲: きよしこの夜
  7. フランチェスコ・バルサンティ(1690-1772): フルート・ソナタ ハ短調 Op. 1-4 - シチリアーノ
  8. 伝承曲: 今宵鳴りわたる
  9. トマゾ・アルビノーニ(1671-1751): オーボエ協奏曲 変ロ長調 Op. 7-3 - 第2楽章: アダージョ
  10. フラ・G. M. ポ・デル・フィナーレ: 神聖なクリスマスのためのモテット -「オー・クァム・ユビラット」
  11. フランチェスコ・マンフレディーニ(1684-1762): 神聖なクリスマスのための合奏協奏曲 - 第2楽章: ラルゴ
  12. 伝承曲: クリスマス・モテット「ああ 驚くべきまじわりよ」
  13. ガブリエリ: サクラ・シンフォニア - 8声のカンツォンIII
  14. J.S.バッハ: まぶねのかたわらに立ちて BWV 469
  15. ヘンデル: 歌劇《セルセ》- ラルゴ(器楽ヴァージョン)
  16. エドヴァルド・グリーグ(1843-1907): めでたし、海の星
  17. ジョヴァンニ・バッティスタ・ペシェッティ(1704-1765):
   ハープ・ソナタ ハ短調 - 第2楽章: アンダンテ・エスプレッシーヴォ
  18. 伝承曲: 一輪のバラば咲いて
  19. ヘンデル: オルガン協奏曲第4番 ヘ長調 Op. 4-4 - 第2楽章: アンダンテ
  20. マックス・ブルッフ (1838-1920): 聖なる三人の王の歌 Op. 21


 【CD3】
  1. J.S.バッハ/シャルル・グノー(1818-1893): アヴェ・マリア(器楽ヴァージョン)
  2. ミヒャエル・プレトリウス: 羊飼いたちはみ使いらの歌
  3. コレッリ: 合奏協奏曲 Op. 6-8 - 第2楽章: アダージョ(編曲版)
  4. J.S.バッハ: わが最愛の命なるイエスよ BWV 356
  5. ヴィヴァルディ: 合奏協奏曲 ニ短調 Op. 3-11 - シチリアーノ
  6. 伝承曲: 山の上に風が吹く
  7. リチャード・S・ウィリス(1819-1900): 天なる神にはみ栄えあれ
  8. J.S.バッハ: 優しくも愛らしき
  9. フランチェスコ・マンチーニ(1672-1737): リコーダー・ソナタ ヘ短調 - 第3楽章: ラルゴ
  10. カール・ノベルト・シュミット(1926-1995): 三本のバラが咲いている
  11. 伝承曲: 天のいと高き所より我はこの世に来たり
  12. J.S.バッハ: クリスマス・オラトリオ BWV 248 コラールとアリア「彼はこの世に貧しいものとして来られた」
  13. ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(1620-1623): 3声のソナタ「ランタリー」
  14. フランチェスコ・マリア・ベネデッティ(1683-1749):
   「羊飼いかあなたか」- 聖なるクリスマスのための道徳的カンタータ
  15. ヘンデル: 合奏協奏曲 ロ短調 Op. 6?12 - 第3楽章: アリア ラルゲット・エ・ピアノ
  16. 伝承曲: 船がやって来る
  17. J.S.バッハ: いざ来たれ、異邦人の救い主よ BWV 659
  18. ヨハン・ヴォルグフガング・フランク(1644-1710頃): イエスは賜物
  19. コレッリ: 合奏協奏曲 「クリスマス協奏曲」Op. 6-8 - 第3楽章: アダージョ- アレグロ - アダージョ
  20. J.S.バッハ: クリスマス・オラトリオ BWV 248 アリア「わが心よ、この幸いなる奇蹟をば」


 【CD4】
  1. ピエトロ・アントニオ・ロカテッリ(1695-1764): 合奏協奏曲 ヘ短調 Op. 1-8「クリスマス」- 第7楽章: パストラーレ
  2. ヤーコプ・ハンドル(1550-1591):「見よ、乙女が身ごもるべし」
  3. J.S.バッハ: ラルゴ(BWV 1056より)
  4. アドルフ・アダン(1803-1856): クリスマスの雅歌(オー・ホーリー・ナイト)
  5. ヨゼフ・ガブリエル・ラインベルガー(1839-1901): 夕べの歌 Op. 69-3
  6. マックス・レーガー(1873-1916): 聖母の涙 Op. 138-4
  7. エドヴァルド・グリーグ: アリア アンダンテ・レリジオーソ(ホルベルク組曲より)
  8. フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847): 詩篇91「これは主が天使たちに命じられて」
  9. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893): 祈り(「モーツァルティアーナ」より)
  10. カール・ノイナー(1778-1830): おやすみ、神の子よ(フランク・ベーム編)
  11. ヘンデル: アリア(歌劇《リナルド》より)
  12. 伝承曲: 素晴らしい知らせ
  13. J.S.バッハ: 天にいますわれらの父よ BWV 737
  14. 伝承曲: クリスマス・モテット「幸福な日」
  15. アレッサンドロ・マルチェッロ(1673-1747): トランペット協奏曲 ニ短調 - 第2楽章: アダージョ
  16. ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767): 主は王なり TWV 8: 6 - アリア「シオンはあなたの足元に」
  17. ヴィヴァルディ: リコーダー・ソナタ ニ短調 - 第3楽章: ラルゴ
  18. フランツ・シューベルト(1797-1828): サルヴェ・レジナ D 379
  19. ジャン=バティスト・ルイエ(1680-1730): トランペット・ソナタ - 第3楽章: レント・ドルチェ
  20. J.S.バッハ: クリスマス・オラトリオ BWV 248 アリア「わが救い主よ、あなたの名前は」


 【CD5】
  1. J.S.バッハ: 管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV 1068 - 第2楽章: エア
  2. ミヒャエル・プレトリウス: 眠れ、愛しい子
  3. ピエトロ・アントニオ・ロカテッリ:
   合奏協奏曲 ヘ短調 Op. 1-8「クリスマス協奏曲」- 第1楽章: ラルゴ - 第2楽章: グラーヴェ
  4. カミーユ・サン=サーンス(1835-1921): クリスマス・オラトリオ Op. 12 - アリア「神よ、私は信じました」
  5. アルビノーニ: 協奏曲ニ短調 Op.9-2 - 第2楽章: アダージョ
  6. ブルッフ: 幼子キリストの歌 Op.92 - 聖誕祭
  7. テレマン: フルートとリコーダーのための協奏曲 ホ短調 TVW 52: e1 - 第1楽章: ラルゴ
  8. ジュゼッペ・マリア・ポ・デル・フィナーレ:「ああ、楽しき日」祝福されたクリスマスのためのモテット
  9. J.S.バッハ: こころよき喜びの声にて BWV 437
  10. ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ(1525頃-1594): 聖霊によりて
  11. テレマン: 管弦楽組曲 ヘ長調 「牧歌風」- 序曲(抜粋)
  12. 伝承曲: ヨセフ、親愛なるヨセフ
  13. ゲオルク・クリストフ・ヴァーゲンザイル(1715-1777): ハープ協奏曲 ト長調 - 第2楽章: アンダンテ
  14. パル・エステルハージ(1635-1713): ハルモニア・カエレスティス 第7番 なぜイエスは嘆くのか
  15. J.S.バッハ: 古き年は過ぎ去りぬ BWV614
  16. ヨハン・フィリップ・ライヒェルト(1752-1814): きよしこの夜
  17. ピエール・ガブリエル・ブッファルダン(1693-1768): フルート協奏曲 ホ短調 - 第2楽章: アンダンテ
  18. ブルッフ: エジプトへの逃避行 Op. 31-1
  19. ヨゼフ・ガブリエル・ラインベルガー(1839-1901):
   ヴァイオリンとオルガンのための組曲 ハ短調 Op. 166 - 第2楽章: カンツォーネ
  20. フランツ・クサーヴァー・グルーバー(1787-1863): きよしこの夜

 クリスマス・クラシックス100(C7331)に続くCapriccioレーベルのクラシック・コンピレーション・アルバム。
 今作のクリスマス・メディテーション100は、タイトル通り瞑想的で落ち着いた美しい旋律を持つ曲が100曲集められています。クリスマス・オラトリオ、メサイアなどのクリスマスに欠かせない曲集からの抜粋や、バロック時代の合奏協奏曲やクリスマス・キャロル、バッハ/グノーの「アヴェ・マリア」や「きよしこの夜」などおなじみの作品までヴァラエティに富んだ内容です。
 伝統あるドレスデン聖十字架合唱団、ウィーン少年合唱団、ヘルマン・マックスが指揮するライニッシェ・カントライ、ヨッヘン・コヴァルスキーなどCapriccioが誇る名演奏家たちの演奏でお楽しみください。
 




DIVINE ART



DDA-25222
¥2700
ウジェーヌ・イザイ(1858-1931):ヴァイオリン・ディスカヴァリーズ
 Scenes Sentimentales 感傷的な情景(1885)
  1. 第3番: Allegro appassionato/2. 第5番: Moderato/
  3. Elegie 悲歌(1912頃)
 Trois Etudes-Poemes 3つのエチュード=ポエム(1924)
  4. 第1番: Serenade セレナード/5. 第2番: Au ruisseau 小川で/
  6. 第3番: Cara memoria 思い出に
 7. Petite fantaisie romantique ロマンティックな小幻想曲(1901頃)
 8. ヴァイオリン協奏曲 ト短調(1910)
  (サビン・パウツァによる管弦楽編 2017)
 トラック7を除き世界初録音
シェルバン・ルプー(ヴァイオリン)
アンリ・ボナミ(ピアノ)...1-7
リエパーヤ交響楽団...8
ポール・マン(指揮)...8

 録音2019年3月16日 ブラショフ(ルーマニア)...1-7 2020年3月29日 リエパーヤ(ラトヴィア)...8

 【ウジェーヌ・イザイのヴァイオリン協奏曲、世界初録音!】
 ベルギーのヴァイオリニスト、指揮者、作曲家のウジェーヌ・イザイ。ナタン・ミルシテインが「ヴァイオリンの王」と呼んだイザイの演奏は、何世代にもわたる音楽家たちに影響を与えてきました。
 作曲家としてもヴァイオリンのための作品を数多く残し、そのどれもが高い音楽性と、独自の作風による超絶技巧を駆使したものですが、あまりにも演奏が難しいためか、その全てが知られているわけではありません。
 このアルバムには1885年から1924年までに書かれたヴァイオリンとピアノのための作品と、近年、ルーマニアの作曲家サビン・パウツァによってオーケストラ・パートが補筆された「ヴァイオリン協奏曲イ短調」を収録。「ロマンティックな小幻想曲」を除き世界初録音となります。
 演奏するのは、ルーマニアを拠点に活躍するシェルバン・ルプー。イリノイ大学で25年間教職に就くとともに、サンフランシスコ・オペラのアソシエイト・コンサートマスターを務めるなど各方面で活躍。
 TOCCATA CLASSICSレーベルでのハインリヒ・ウィルヘルム・エルンストやエネスクの録音が高く評価されています。

 
 
 
DDA-25221
¥2700
Seria Ludo 真面目な戯れ
 グレアム・リンチ(1957-):ピアノ作品集
ポール・サンチェス(ピアノ)...1-7、14
アルバート・キム(ピアノ)...8-13
  White Book 3 ホワイト・ブック 第3集(2020)
   1. I. Seria Ludo 真面目な戯れ/2. II. The Hesperides ヘスペリデス/3. III. Glow 輝き/
   4. IV. The Rhine ライン川/5. V. Landscapes with Angels 天使のいる風景
  6. Absolute Inwardness 絶対的な本質(2020)
  7. The Couperin Sketchbooks クープランのスケッチブック(2020)
  White Book 2 ホワイト・ブック 第2集(2008)
   8. I. Undiscovered Islands 未発見の島々/9. II. Night Journey to Cordoba コルドバへの夜の旅/
   10. III. Dragon ドラゴン/11. IV. Inner Moon 内なる月/
   12. V. The Sadness of the King 王の悲しみ/13. VI. Toques トーク帽
  14. Ay!ああ!(2006)

 録音 2020年6月11-14日 Hart Recital Hall at the University of Central Missouri,Warrensburg. Missouri(USA)

 イギリスの作曲家グレアム・リンチ。フランソワ・クープランの研究家でもあるリンチは、自身の作品にもフランス・バロックの洗練された様式を持ち込み、耳なじみのよい作品を生み出すことで知られています。
 このアルバムに収録された2巻の「White Book ホワイト・ブック」には、クープランの鍵盤作品の他、イギリスの抽象画家クリストファー・ル・ブランのさまざまな絵画、フラメンコなどからインスパイアされた作品が並び、リンチの幅広い作風を楽しむことができます。
 アルバム・タイトルの「Seria Ludo」とは、ル・ブランが2015年に描いた連作画。ジャケットもこの中の1枚から採られています。
 作品は、第2巻をアメリカで初演したアルバート・キムと、リンチの作品を愛奏するポール・サンチェス、この2人のアメリカ人ピアニストによって演奏されています。
 




DYNAMIC



CDS-7908
(2CD)
¥3500
※DVD、Blu-ray同時発売
ガエターノ・ドニゼッティ(1979-1848):
 歌劇《村の結婚式》全2幕【世界初CD化】

  エドアルド・カヴァッリ/
   マリア・キアーラ・ベルティエーリによる校訂版
ザビーナ...ガイア・ペトローネ(コントラルト)
ドン・ペトローニオ...オマール・モンタナーリ(バス)
トリフォリオ ...ファビオ・カピタヌッチ(バリトン)
クラウディオ...ジョルジョ・ミッセーリ(テノール)
アナスタージア...クラウディア・ウッル(ソプラノ)ア
ンセルモ ...ダニエーレ・レッティエーリ(テノール)
オーケストラ・リ・オリジナーリドニゼッティ歌劇場合唱団
 (合唱指揮: ファビオ・タルターリ)
ステファノ・モンタナーリ(指揮&フォルテピアノ)

 ドニゼッティ歌劇場財団による新制作
 録音: 2020年11月22日 ドニゼッティ歌劇場(ベルガモ)

 恩師マイールの推薦でミラノで修行後、生地のベルガモに戻った20歳頃のドニゼッティが、自身3作目のオペラ・ブッファとして作曲した《村の結婚式》。
 その音楽にはロッシーニの影響を大きく受けながらも、後年開花するドニゼッティ独自のベルカント・スタイルの萌芽が既に見て取れます。
 しかし、このオペラは1819年のマントヴァでの初演、1822年のジェノヴァでの再演を最後に、二度と上演されることはありませんでした。
 このオペラは今回200年にわたる時を隔て、パリ国立図書館に保管されていた写譜を元に、エンリコ・メロッツィらが失われていた第2幕の五重唱を補作、更にエドアルド・カヴァッリとマリア・キアーラ・ベルティエーリによる分析・校訂を経て、2020年のベルガモ・ドニゼッティ音楽祭で復活上演されました。
 バロック・ヴァイオリンの名手で、近年オペラ指揮者としてその活動の幅を広げるステファノ・モンタナーリの軽快なタクトとフォルテピアノに導かれ、充実した歌手陣による歌唱、オーケストラ・リ・オリジナーリのピリオド楽器による活気溢れる演奏が、この若きドニゼッティのオペラを見事に蘇えらせています。
 
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CDS-7922
¥2400→\2190
バッハがケーテン宮廷で使用したのがミヒャエル・ミートケ製のチェンバロ
 そのミートケ1702年製の復元楽器
「Echo」~ ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):チェンバロ作品集

  イタリア協奏曲 へ長調 BWV 971
   1. Without any tempo indication
   2. Andante3. Presto
  4-5. 幻想曲とフーガ イ短調 BWV 904
  フランス風序曲 ロ短調 BWV 831
   6. 序曲/7. クーラント/8. ガヴォット I&II/
   9. パスピエ I&II/10. サラバンド/
   11. ブーレ I&II/12. ジグ/13. エコー
  ソナタ ニ短調 BWV 964
   14. Aadgio/15. Thema Allegro/
   16. Andante/17. Allegro
アレッサンドラ・アルティフォーニ(チェンバロ)

 使用楽器: トニー・チネリー(ヴィッキオ=フローレンス)製...ミヒャエル・ミートケ1702年製の復元楽器
 録音 2020年6月 Villa L'Oriuolo,Firence(イタリア)

 フィレンツェ生まれの鍵盤奏者アレッサンドラ・アルティフォーニは幼いころから古楽演奏に興味を持ち、イタリア国内でチェンバロ、オルガンと即興演奏を学んだ後、バーゼル・スコラ・カントールムで通奏低音とアンサンブルを学び、グスタフ・レオンハルト、ダヴィッド・モロニー、アンドレアス・シュタイアーらのマスタークラスに参加しました。
 その後イタリアに戻り、ソリスト及び通奏低音奏者として活躍。イタリアとフランスの古楽アンサンブルに参加するほか、フィレンツェ五月音楽祭など現代楽器のオペラやオーケストラにも招かれています。
 Dynamicではこれまでにバッハの「イギリス組曲」と「フランス組曲」の録音を発表。
 今作では「イタリア協奏曲」と「フランス風序曲」という同時に発表された対照的な傑作を軸に、イタリア伝来の協奏曲(BWV 971)と教会ソナタ(BWV 964)、フランス由来の宮廷舞曲組曲(BWV 831)、ドイツで発展を遂げた対位法を織り込んだファンタジー(BWV 904)といった具合に、当時の欧州諸国の代表的スタイルを使いこなしたバッハの多才ぶりを伝えます。


 ミヒャエル・ミートケ1702年製の復元楽器を使用。
 ヨハン・ゼバスティアン・バッハがケーテン宮廷で使用したのがベルリンのミヒャエル・ミートケ製作のチェンバロ。
 そんなこともあっていまでもミートケは現代のチェンバロ製作のモデル楽器として人気が高い。

 ミートケのコピー
 




FANFARE CINCINNATI

FC012
¥2600
クリスマス・ウィズ・ザ・シンシナティ・メイ・フェスティバル・コーラス
 1. ローウェル・メイスン(1792-1872): もろびとこぞりて(J.ラターによる合唱編)
 2. ジョン・フランシス・ウェイド(1711-1786):
  神の御子は今宵しも(おお、すべての忠実な崇拝者よ) (D.ウィルコックスによる合唱編)
 3. フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847): 天には栄え(D.ウィルコックスによる合唱編)
 4. 伝承曲曲: 荒野の果てに(A.パーカー、R.ショウによる合唱編)
 5. エリザベス・ボストン(1905-1987): 林檎の木なるイエス・キリスト
 6. 伝承曲曲: マスターズ・イン・ディス・ホール
 7. 伝承曲曲: 乾杯の歌(編曲: R.ヴォーン・ウィリアムズ)
 8. グスターヴ・ホルスト(1874-1934): わびしき真冬に
 9. ルイス・H・レドナー(1830-1908): ああベツレヘムよ(合唱編)
 10. モーテン・ローリゼン(1943-): おお、大いなる神秘
 11. ミコラ・ドミトロヴィチ・レオントヴィチ(1877-1921):
  キャロル・オブ・ザ・ベル (P.J.ウィルハウスキーによる合唱編)
 12. フランツ・クサヴァー・ビーブル(1906-2001): アヴェ・マリア(お告げの祈り)
 13. レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958): ブレスド・サン・オブ・ゴッド
 14. ウィルバー・チェノウェス(生没年不詳): ノエル、ノエル、ベルズ・アー・リンギング
 15. セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943): 徹夜祷 Op. 37 - 生神童貞女や慶べよ
 16. ベンジャミン・ブリテン(1913-1976): 聖母への讃歌
 17. ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621): 一輪のばらが咲いて
 18. ジョン・ガードナー(1917-): 明日は私が踊りましょう
 19. アルフレッド・バード(1920-1954): キャロリング、キャロリング(H.アデスによる合唱編)
 20. 伝承曲曲: クリスマスおめでとう(編曲: A.ウォーレル)
  シンシナティ・メイ・フェスティバル・コーラス
  ヘザー・マクファイル(オルガン)...1-3、14、18
  ロバート・ポーコ(指揮)

 録音:不明 2017年10月リリース

 シンシナティ交響楽団とシンシナティ・ポップス・オーケストラの公式合唱団であるシンシナティ・メイ・フェスティバル・コーラスによる伝統的なクリスマス・キャロルのアルバム。
 145名のメンバーを擁するシンシナティ・メイ・フェスティバル・コーラスは、高い音楽性と幅広いレパートリーを誇り、ここでも華やか、かつ磨き抜かれたハーモニーを聴かせます。
 




METIER(DIVINE ART)

MSV-28602
¥2700
エリック・クレイヴン:ピアニストのための小品 第2巻
 1-25. 第1番-第25番
メアリー・ダレー(ピアノ)

 録音 2019年12月18-19日 Menuhin Hall, Cobham, Surrey(UK)

 長い間教師として後進を指導しながら、独自の作品の構想を練っていたというエリック・クレイヴン。
 彼が「ピアニストのための小品」の作曲を思い立ったのは、2017年に開催された名ピアニスト、アンソニー・ゴールドストーンの告別コンサートに出席した際に、リコーダー奏者、ジョン・ターナーとかわした会話が発端でした。
 彼はこれまでの難解な作風を一転させ、技術的に平易であるとともに、魅力的な旋律とアイディアに満ちた作品を次々と生み出したのです。
 スコアにはテンポ、強弱、フレージング、ペダリング、および音符のアーティキュレーションに関する指定が一切書かれておらず、表現は全て奏者に一任されるという自由度の高いもの。
 第1巻と同じく、クレイヴンの良き理解者であるメアリー・ダレーが「模範的な演奏」を披露しています。
 
 

MSV-28621
¥2700
Hybrids, Hints & Hooks ハイブリッド、ヒントとフック
 ダン・デーデュ(1967-):
  ヴァイオリンとピアノ、無伴奏ヴァイオリンのための作品集
イリーナ・ムレサヌ(ヴァイオリン)
ヴァレンティナ・サンドゥ=デーデュ(ピアノ)...1、2、6-11
   ドン・ジョヴァンニ/ドン・ファン「ソナトペラ」 Op. 53(1995)
    1. I. Ouverture / Act I 序曲/第1幕/2. II. Act II 第2幕
   無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ Op. 7(1987)
    3. I. Allegro/4. II. Andante rubato
   A la recherche de la Marseillaise de Stravinsky
    ストラヴィンスキーのマルセイエーズを求めて Op.134(2008)
     5. Con forza
   A Mythological Bestiary 架空の動物たちの寓話集 Op. 133(2008)
    6. I. Griffin グリフィン/7. II. Unicorn ユニコーン/8. III. Mandragora マンドラゴラ/
    9. IV. Sphynx スフィンクス/10. V. Hippogriffin ヒッポグリフ/11. VI. Dragon ドラゴン

 録音2014年1月 National Music University, ブカレスト(ルーマニア)

 ルーマニア生まれの作曲家ダン・デーデュのヴァイオリンのための作品集。
 ブカレスト音楽院で学び、1991年ジョルジュ・エネスコ国際コンクール作曲部門で優勝したデーデュの作品は、激しいクラスターと複雑なリズムの用法で知られていますが、このアルバムには、デーデュ自身が「ハイブリダイゼーション=異種交配」と呼ぶプロセスを用いた作品を収録。
 いくつかの作品を組み合わせ、まったく新しい作品に変換するというこのプロセスが最も顕著なのは「SonatOpera ソナトペラ」と題された曲であり、モーツァルトの《ドン・ジョヴァンニ》とリヒャルト・シュトラウスの「ドン・ファン」の要素を組み合わせ、前衛的な響きを加えることで、新たな魅力が生まれています。
 この曲と「A Mythological Bestiary 架空の動物たちの寓話集」はどちらもイリーナ・ムレサムのために作曲されており、初演も彼女が行いました。ピアノを担当するヴァレンティナ・サンドゥ=デーデュは作曲家の妻で音楽学者。作品の良き理解者です。

 
 
 
MSV-28599
¥2700
GHOST SONGS アイルランドの現代詩と音楽
 1. Numinosity 詩: Dairena Ni Chinneide | music: Sile Denvir/2. The Solace of Artemis 詩: Paula Meehan/
 3. The Destroyer 詩: Lola Ridge/4. The Destroyer 詩: Lola Ridge | music: Sean Doherty/
 5. Extract from Woman and Scarecrow 1 詩: Marina Carr/
 6. Do Not Stand at My Grave and Weep 詩: Mary Elizabeth Frye/
 7. Do Not Stand at My Grave and Weep 詩: Mary Elizabeth Frye | music: Rhona Clarke/
 8. An Aimsir Laithreach 詩: Dairena Ni Chinneide/9. The Last Thing 詩: Paula Meehan/
 10. Extract from Woman and Scarecrow 2 詩: Marina Carr/11. Well 詩: Paula Meehan/
 12. It's Strange About Stars 詩: Lola Ridge/13. It's Strange About Stars 詩: Lola Ridge | music: Sean Doherty/
 14. Extract from Phaedra Backwards 1 詩: Marina Carr/15. Teorainn Leasa 詩: Dairena Ni Chinneide/
 16. Sister Trauma 詩: Paula Meehan/17. Extract from Indigo 詩: Marina Carr/
 18. Down by the Salley Gardens 詩: William Butler Yeats/
 19. Down by the Salley Gardens 詩: William Butler Yeats | music: Sean Doherty/
 20. Tairseach Toinne / Morning Raga 詩: Dairena Ni Chinneide | music: Sile Denvir/
 21. Under-Song 詩: Lola Ridge/22. Under-Song 詩: Lola Ridge | music: Sean Doherty/
 23. Extract from Phaedra Backwards 2 詩: Marina Carr/24. The Old Woman 詩: traditional/
 25. The Old Woman 詩: traditional | music: Rhona Clarke/26. The Old Neighbourhood 詩: Paula Meehan/
 27. Lios 詩: Dairena Ní Chinneide/28. At the Spring Equinox 詩: Paula Meehan/
 29. The Graves at Arbour Hill 詩: Paula Meehan/30. The Graves at Arbour Hill 詩: Paula Meehan | music: Sean Doherty/
 31. Oilean / Amhran Mhuinse 詩: Dairena Ni Chinneide/trad. | music: SileDenvir/trad./
 32. Bagairt na Marbh 詩: Sean O Riordain/33. Bagairt na Marbh 詩: Sean O Riordain | music: Michael Holohan/
 34. The Ghost Song 詩: Paula Meehan/35. The Ghost Song 詩: Paula Meehan | music: Sean Doherty
  レターレ・ヴォーカル・アンサンブル
   ロシーン・ブラニー(指揮)...4、7、13、19、22、25、30、33、35
   シーレ・デンヴァー(ハープ、ヴォーカル、シュルティボックス)...1、31
  詩の朗読
   マリーナ・カー...5、10、14、17、23
   ダレナ・ニヒネージェ...1、8、15、20、27、31、32
   カール・コーコラン...3、6、12、18、21、24
   ポーラ・ミーハン...2、9、11、16、26、28、29、34

 録音 2019年4月-2020年2月 Dublin City University and Studio Mhic an Daill,Co Kerry(アイルランド)

 アイルランドの現代詩人、作家、作曲家たちによる、最もユニークな言葉と音楽のコレクション。
 ここには、何世紀にもわたって語り継がれた民話やファンタジーに彩られたアイルランド文学の伝統が反映されています。
 詩の朗読は、アイルランドを代表するラジオ・プレゼンターのカール・コーコランをはじめ、詩の著者であるマリーナ・カーやポーラ・ミーハン、ダレナ・ニヒネージェが担当、また見事な合唱を披露するのは、2014年に指揮者ロシーン・ブラニーによって設立されたレターレ・ヴォーカル・アンサンブル。
 アイルランドの歴史と伝統に興味を抱く全ての人におすすめの1枚です。
 




STEINWAY&SONS


STNS-30163
¥2700
※ジャズです
デイヴィッド・ベノワのクリスマス   デイヴィッド・ベノワ(ピアノ)
 1. ヴィンス・ガラルディ: Christmas Time Is Here/2. ガラルディ: Skating/
 3. 伝承曲: O Tannenbaum(ガラルディ編)4/. レオントヴィッチ: Carol of the Bells(ベノワ編)/
 5. ガラルディ: Christmas is Coming/6. ガラルディ: My Little Drum/
 7. ロジャーズ: My Favorite Things(ベノワ編)/8. ガラルディ: Peppermint Patty/
 9. ガラルディ: You're in Love, Charlie Brown/10. トルメ/ウェルズ: The Christmas Song(ガラルディ編)/
 11. ガラルディ: Pebble Beach/12. 伝承曲: What Child is This(ガラルディ編)/13. ガラルディ: Red Baron/
 14. ガラルディ: Linus and Lucy/15. コーツ: Santa Claus Is Comin' to Town(ベノワ編)/
 16. ガラルディ: Oh, Good Grief/17. デイヴィッド・ベノワ: Just Like Me/
 18. メンデルスゾーン: Hark! The Herald Angels Sing(ガラルディ編)

 録音 Steinway Hall、New York City(USA) 2017年10月...1-13、15-18 2016年1月...14

 1965年12月9日に米CBSにてTV初放映された特別番組「スヌーピーのメリークリスマス」のサウンドトラックとして制作され、今や定番となったヴィンス・ガラルディのアルバムをジャズ・ピアニスト、デイヴィッド・ベノワがカヴァー。
 ベノワ自身の作品と編曲も4曲加えた充実のプログラムです。華やかなピアノの音色はクリスマスにぴったり。

 【デイヴィッド・ベノワ】
 アメリカ・カリフォルニア州出身のジャズ・ピアニスト。
 1989年にスヌーピーやチャーリー・ブラウンでおなじみの漫画『ピーナッツ』の生誕40周年記念アルバムに寄せたコンピレーション・アルバム『ハッピー・アニヴァーサリー、チャーリー・ブラウン&スヌーピー!』に参加し、「Linus and Lucy」が大ヒットしたことで、1992年から2006年のTVスペシャルで音楽を担当、ガラルディの遺した曲の再アレンジをするとともに、自作も複数提供。ガラルディの後継者として名をはせています。グラミー賞ノミネート歴5回。

 
 
 

STNS-50001
(3CD)
¥4900

ストリング・クァルテット・クリスマス


 【CD1】
  1. メイスン: Joy to the World/2. 伝承曲: The First Noel/
  3. 伝承曲: Adeste fideles (O Come All Ye Faithful)/4. ウィリス: It Came upon a Midnight Clear/
  5. レドナー: O Little Town of Bethlehem/6. グルーバー: Stille Nacht/
  7. 伝承曲: Angels, from the Realms of Glory/8. 伝承曲: Away in a Manger/
  9. ホプキンス: Gaudeamus/10. 伝承曲: Deck the Halls/11. 伝承曲: Es ist ein Ros entsprungen/
  12. 伝承曲: Angels We Have Heard on High/13. 伝承曲: Good King Wenceslas/
  14. 伝承曲: The Golden Carol/15. 伝承曲: Wassailing Song/
  16. 伝承曲: Bring a Torch, Jeanette Isabella/17. 伝承曲: The Holly and the Ivy/
  18. 伝承曲: What Child is This?/19. 伝承曲: God Rest Ye Merry Gentlemen/20. 伝承曲: Coventry Carol/
  21. 伝承曲: Veni, veni Emmanuel/22. 伝承曲: In Dulci Jubilo/23. 伝承曲: O Sanctissima/
  24. 伝承曲: We Wish You A Merry Christmas
  全てアルトゥーロ・デルモーニ編
    アルトゥーロ・デルモーニ&アレクサンダー・ロマヌル(ヴァイオリン)、
    キャサリン・マードック(ヴィオラ)、ナサニエル・ローゼン(チェロ)
    録音 記載なし
 【CD2】
  1. J.S.バッハ/グノー: Ave Maria アヴェ・マリア/2. ウォーロック: Adam Lay Ybounden/
  3. ベルリオーズ: キリストの幼時 Op. 25 - The Shepherds' Farewell 羊飼いの告別/
  4. 伝承曲: Il est ne le divin enfant/5. ホルスト: In the Bleak Midwinter/
  6. J.S.バッハ: わが楽しみは元気な狩りのみ BWV 208 - 羊は安らかに草を食み/
  7. 伝承曲: All Through the Night/8. 伝承曲: El Noi de la Mare/
  9. ガントレット: Once in Royal David's City/10. 伝承曲: Ding Dong Merrily on High/
  11. ホップカーク: Crusader's Hymn/12. シューベルト: アヴェ・マリア D. 839/
  13. J.S.バッハ: 心と口と命と行いもて BWV 147 - 主よ人の望みの喜びよ/
  14. 伝承曲: The Eastern Star so Bright and Clear/15. 伝承曲: I Saw Three Ships/
 16. イサーク: Innsbruck, ich muss dich lassen/17. ベック: He Shall Feed His Flock/
  18. 伝承曲: Cherry Tree Carol/19. シャイト: O Little One Sweet/20. 伝承曲: Lute Book Lullaby/
  21. 伝承曲: The Wexford Carol/22. ドリシュナー: How Brightly Shines the Morning Star
  全てアルトゥーロ・デルモーニ編
    アルトゥーロ・デルモーニ&ニーナ・ボドナー(ヴァイオリン)、ナターシャ・リプキナ(ヴィオラ)、
    ナサニエル・ローゼン(チェロ)、エミリー・ミッチェル(ハープ)
    録音 記載なし
 【CD3】
  1. レオントヴィッチ: Carol of the Bells/2. 作者不詳: All My Heart This Night Rejoices/
  3. ラッター: Candlelight Carol/4. マルチェッロ: オーボエ協奏曲 ニ短調 - II. Adagio/
  5. マーティン: The Christmas Rose/6. 伝承曲: When Christmas Morn was Dawning/
  7. 伝承曲: Stille, stille lasst uns lauschen/8. タイ: While Shepherds Watched Their Flocks/
  9. ラッター: Christmas Lullaby/10. 伝承曲: Sans Day Carol/11-16. トゥルニエ: 6 Noels(ハープ・ソロ)/
  17. 伝承曲: Noel Breton/18. 伝承曲: March of the Three Kings/
  19. 伝承曲: Thy Little Ones, Dear Lord, are We/20. 伝承曲: From Heaven Above/
  21. ラッター: Angel's Carol/22. ビュッセル: Le Sommeil de l'Enfant Jesus
  5、11-16、22を除き、アルトゥーロ・デルモーニ編
    アルトゥーロ・デルモーニ&ダニエレ・マッドン(ヴァイオリン)、エレン・デパスクァーレ(ヴィオラ)、
    ラファエル・フィゲロア(チェロ)、エミリー・ミッチェル(ハープ)、ティモシー・スミス(オルガン)
    録音 記載なし

 弦楽四重奏で奏でるクリスマスの名曲集。
 常設の弦楽四重奏団ではなく、ニューヨーク・シティ・バレエ団オーケストラのコンサート・マスター、アルトゥーロ・デルモーニを中心に、アメリカを拠点に活躍するソリストたちによるアンサンブルが演奏しています。
 とりわけCD1とCD2では名チェリスト、ナサニエル・ローゼンがメンバーに加わり、力強い演奏を繰り広げています。
 また、曲によってはハープやオルガンが参加、艶やかな響きが楽しめます。
 




SWR CLASSIC


SWR19109CD
¥2600
ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):クリスマス合唱曲集
 1. いざ来たれ、異教徒の救い主よ
 2. 甘き喜びのうちに
 3. 目覚めよ、と呼ぶ声あり
 4. 暁の星のいと美しきかな
 5. わが魂は主をたたう
 6. 高き天よりわれは来たれり
 7. 一輪のばらが咲いて
南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブル
マーカス・クリード(指揮)

 録音 2020年3月4-5日 SWR Funkstudio, Stuttgart, Germany

 16世紀から17世紀にかけて、ドイツで活躍した作曲家ミヒャエル・プレトリウス。
 彼が書いた1000曲以上のコラールと讃美歌の編曲集「Musae sioniae シオンの音楽」は、プロテスタントの讃美歌の発展と普及に寄与したことで知られています。
 このアルバムでは、彼の膨大な作品の中からクリスマスの讃美歌を選び、マーカス・クリードが指揮する南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブルが絶妙なハーモニーで聴かせます。
 ほとんどの曲が2つ(bicinia)か3つ(tricinia)の声部を用いて書かれており、複雑な対位法が使われていても、どの声部も細部までじっくり味わうことができます。

 
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


LEBHAFT



LBCDR 1024
(1CD-R)
¥2500
ソンドラ・ビアンカよる2大協奏曲の貴重な録音
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調
 グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調
ソンドラ・ビアンカ(pf)
ハンス=ユルゲン・ワルター指揮
ハンブルク・プロ・ムジカ交響楽団

 録音:1955年(モノラル録音) 原盤:英Parlophone PMC1034

 アメリカのピアニスト、ソンドラ・ビアンカは5歳で最初の演奏会を開き、11歳の時にはカーネギー・ホールにデビューし、天才少女ピアニストとして活躍した。
 巨匠ブルーノ・ワルターも賞賛し、才媛の名を欲しいままにしたビアンカだが、早々に表舞台から身を引いて後進の教育に力を注いだため、残された録音は限られている。
 才能に恵まれた天才女流による2大協奏曲の貴重な録音。
 



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PROFIL



PH 21025
(4CD)
¥4500→\4190

歴史的録音によるシューマン歌曲集

 Disc1
  (1)くるみの木(ミルテの花)Op.25の3【フリッツ・シュレーダー(テノール)、ピアノ伴奏不明 1902年録音)】
  (2)私は恨むまい(詩人の恋)Op.48の7
   【フェリア・リトヴィーヌ(ソプラノ)、ピアノ伴奏不明 1903年録音】(フランス語歌唱)
  (3)私は墓の中で泣いた(詩人の恋)Op.48の13
   【ニコライ・フィグネル(テノール)、ピアノ伴奏不明 1901年録音】(ロシア語歌唱)
  (4)誰よりも素晴らしい彼(女の愛と生涯)Op.42の2
   【マリー・クニュプファー=エグリ(ソプラノ)、ピアノ伴奏不明 1902年録音】
  (5)間奏曲(リーダークライス)Op.39の2【リリー・レーマン(ソプラノ)、ピアノ伴奏不明 1907年7月2日録音】
  (6)旅の歌Op.35の3【ヴィリー・ビレンコーヴェン(テノール)、ピアノ伴奏不明 1904年録音】
  (7)二人の擲弾兵Op.49の1
   【ヴィットリオ・アリモンディ(バス)、ピアノ伴奏不明 1903年録音】(イタリア語歌唱)
  (8)民謡Op.51の2【テレーゼ・ベーア=シュナーベル(メゾソプラノ)、ピアノ伴奏不明 1904年録音】
  (9)宝を掘る人Op.45の1
   【テレーゼ・ベーア=シュナーベル(メゾソプラノ)、アルトゥール・シュナーベル(ピアノ) 1932年録音】
  (10)兵士Op.40の3
   【テレーゼ・ベーア=シュナーベル(メゾソプラノ)、アルトゥール・シュナーベル(ピアノ) 1932年録音】
  (11)蓮の花(ミルテの花)Op.25の7
   【ジュゼッペ・ボルガッティ(テノール)、ピアノ伴奏不明 1905年録音】(イタリア語歌唱)
  (12)君は花のごとく(ミルテの花)Op.25の24
   【ジュゼッペ・ボルガッティ(テノール)、ピアノ伴奏不明 1905年録音】(イタリア語歌唱)
  (13)蓮の花(ミルテの花)Op.25の7【レオ・スレザーク(テノール)、ピアノ伴奏不明 1909年録音】
  (14)春の夜(リーダークライス)Op.39の12
   【リディア・リプコフスカ(ソプラノ)、ピアノ伴奏不明 1914年1月8日録音】(ロシア語歌唱)
  (15)バラよ、百合よ、鳩よ(詩人の恋)Op.48の3
   【リディア・リプコフスカ(ソプラノ)、ピアノ伴奏不明 1914年1月8日録音】(ロシア語歌唱)
  (16)私は恨まない(詩人の恋)Op.48の7【エリク・シュメデス(テノール)、ピアノ伴奏不明 1906年録音】
  (17)女の愛と生涯Op.42(全8曲)【ユリア・クルプ(アルト)、オットー・バーケ(ピアノ) 1909年録音】
  (18)二人の擲弾兵Op.49の1
   【フョードル・シャリヤピン(バス)、オーケストラ伴奏 1911年11月12日録音】(ロシア語歌唱)
  (19)献呈(ミルテの花)Op.25の1【フリーダ・ヘンペル(ソプラノ)、ケーンラード・ボス(ピアノ) 1923年6月4日録音】
  (20)旅の歌Op.35の3【フリードリヒ・ショア(バリトン)、ロベルト・イェーガー(ピアノ) 1929年5月23日録音】
  (21)君は花のごとく(ミルテの花)Op.25の24
   【フリードリヒ・ショア(バリトン)、ロベルト・イェーガー(ピアノ) 1929年5月23日録音】
  (22)日の光に寄すOp.36の4
   【ウルズラ・ヴァン・ディーメン(ソプラノ)、アールパード・シャーンドル(ピアノ) 1927年6月29日録音】
  (23)民謡Op.51の2
   【ウルズラ・ヴァン・ディーメン(ソプラノ)、アールパード・シャーンドル(ピアノ) 1927年6月29日録音】
  (24)窓の下でOp.34の3
   【ルクレツィア・ボリ(ソプラノ)、ジョン・マコーマック(テノール)、
    オーケストラ伴奏 1925年12月18日録音】(英語歌唱)
  (25)太陽の輝くようにOp.37の12
   【ヨー・フィンセント(ソプラノ)、ルイ・ヴァン・トゥルダー(テノール)、
    ベッツィ・リーケンス=クルプ(ピアノ) 1930年7月8日録音】

 Disc2
  (1)二人の擲弾兵Op.49の1【ジョージ・ヘンシェル(バリトンとピアノ)1928年11月12日録音】
  (2)鍛冶屋の歌Op.90の1【ジョージ・ヘンシェル(バリトンとピアノ)1928年11月12日録音】
  (3)異郷で(リーダークライス)Op.39の1
   【アリス・ラヴォー(アルト)、ゴドフロワ・アンドルフィ(ピアノ) 1932年11月8日録音】(フランス語歌唱)
  (4)東方のバラより(ミルテの花)Op.25の25
   【リヒャルト・タウバー(テノール)、パーシー・カーン(ピアノ) 1935年9月12日録音】
  (5)私の心をゆりの杯にひたそう(詩人の恋)Op.48の5
   【トム・デニス(バリトン)、エンニ・デニス=クロイト(ピアノ) 1928年1月録音】
  (6)聖なるラインの流れに(詩人の恋)Op.48の6
   【トム・デニス(バリトン)、エンニ・デニス=クロイト(ピアノ) 1928年1月録音】
  (7)終わりに(ミルテの花)Op.25の26
   【エレナ・ゲルハルト(メゾソプラノ)、ケーンラード・ボス(ピアノ) 1929年2月29日録音】
  (8)春の夜(リーダークライス)Op.39の12
   【エレナ・ゲルハルト(メゾソプラノ)、ケーンラード・ボス(ピアノ) 1929年2月29日録音】
  (9)誰がお前をそんなに悩ますのかOp.35の11
   【エレナ・ゲルハルト(メゾソプラノ)、ケーンラード・ボス(ピアノ) 1929年2月29日録音】
  (10)古いリュートOp.35の12
   【エレナ・ゲルハルト(メゾソプラノ)、ケーンラード・ボス(ピアノ) 1929年2月29日録音】(初出音源)
  (11)くるみの木(ミルテの花)Op.25の3
   【シャルル・パンゼラ(バリトン)、マグドレーヌ・パンゼラ=バイヨ(ピアノ) 1932年録音】(フランス語歌唱)
  (12)異郷で(リーダークライス)Op.39の1
   【シャルル・パンゼラ(バリトン)、マグドレーヌ・パンゼラ=バイヨ(ピアノ) 1932年録音】(フランス語歌唱)
  (13)日の光に寄すOp.36の4
   【ロッテ・レーマン(ソプラノ)、マンフレート・グルリット(指揮)オデオン室内管弦楽団 1932 年4月25日録音】
  (14)てんとう虫Op.79の13【ロッテ・レーマン(ソプラノ)、ピアノ伴奏不明 1932年4月25日録音】
  (15)二人の擲弾兵Op.49の1
   【ヘルベルト・ヤンセン(バリトン)、ミヒャエル・ラウハイゼン(ピアノ) 1936年11月10日録音】
  (16)月の夜(リーダークライス)Op.39の5
   【エリーザベト・シューマン(ソプラノ)、カール・アルヴィン(ピアノ) 1932年6月7日録音】
  (17)時は春Op.79の23【エリーザベト・シューマン(ソプラノ)、ジョージ・リーヴス(ピアノ) 1930年2月18日録音】
  (18)おお殿方よOp.37の3
   【エリーザベト・シューマン(ソプラノ)、ジョージ・リーヴス(ピアノ) 1937年11月29日録音】
  (19)バラよ、バラよOp.89の6
   【エリーザベト・シューマン(ソプラノ)、ジョージ・リーヴス(ピアノ) 1937年11月29日録音】
  (20)ローレライOp.53の2
   【エリーザベト・シューマン(ソプラノ)、ジョージ・リーヴス(ピアノ) 1933年11月27日録音】
  (21)セレナードOp.36の2
   【エリーザベト・シューマン(ソプラノ)、ジョージ・リーヴス(ピアノ) 1933年11月27日録音】
  (22)誰がお前をそんなに悩ますのかOp.35の11
   【カール・エルプ(テノール)、ブルーノ・ザイドラー=ヴィンクラー(ピアノ) 1937 年1月録音】
  (23)古いリュートOp.35の12
   【カール・エルプ(テノール)、ブルーノ・ザイドラー=ヴィンクラー(ピアノ) 1937年1月録音】
  (24)月の夜(リーダークライス)Op.39の5
   【カール・エルプ(テノール)、ブルーノ・ザイドラー=ヴィンクラー(ピアノ) 1937年1月録音】
  (25)私は何と言ったらいいかOp.27の3
   【カール・エルプ(テノール)、ブルーノ・ザイドラー=ヴィンクラー(ピアノ) 1937年1月録音】
  (26)美しき異郷(リーダークライス)Op.39の6
   【リア・ギンスター(ソプラノ)、ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1935年1月15日録音】
  (27)異郷で(リーダークライス)Op.39の1
   【リア・ギンスター(ソプラノ)、ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1935年1月15日録音】
  (28)心の通いあいOp.77の3【リア・ギンスター(ソプラノ)、ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1935年1月15日録音】
  (29)日の光に寄すOp.36の4【リア・ギンスター(ソプラノ)、パウル・バウムガルトナー(ピアノ) 1944年10月録音】
  (30)春の夜(リーダークライス)Op.39の12
   【ヴィリ・ドムグラーフ=ファスベンダー(バリトン)、G. ハーバーラント(ピアノ) 1934年11月録音】
  (31)蓮の花(ミルテの花)Op.25の7
   【スーザン・メトカーフ=カザルス(メゾソプラノ)、ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1937年7月7日録音】
  (32)松雪草Op.79 の26
   【スーザン・メトカーフ=カザルス(メゾソプラノ)、ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1937年7月7日録音】
  (33)終わりに(ミルテの花)Op.25の26
   【スーザン・メトカーフ=カザルス(メゾソプラノ)、ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1937年7月7日録音】
  (34)心の痛みOp.107の1
   【スーザン・メトカーフ=カザルス(メゾソプラノ)、ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1937年7月7日録音】
  (35)恋の歌Op.51の5
   【スーザン・メトカーフ=カザルス(メゾソプラノ)、ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1937年7月7日録音】

 Disc3
  (1)詩人の恋Op.48(全16曲)【アクセル・シュッツ(テノール)、ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1946年1月10日録音】
  (2)あなたの顔はOp.127の2【アクセル・シュッツ(テノール)、ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1949年12月7日録音】
  (3)君は花のごとく(ミルテの花)Op.25の24
   【アクセル・シュッツ(テノール)、ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1949年12月7日録音】
  (4)豊かなエブロ川の流れよ(スペインの恋の歌)Op.138の5
   【アクセル・シュッツ(テノール)、ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1949年12月5日録音】
  (5)私のバラOp.90の2【フリーダ・ライダー(ソプラノ)、ミヒャエル・ラウハイゼン(ピアノ) 1943年11月録音】
  (6)献呈(ミルテの花)Op.25の1
   【フリーダ・ライダー(ソプラノ)、ミヒャエル・ラウハイゼン(ピアノ) 1943年11月録音】
  (7)春の旅路Op.45の2
   【ハンス・ヘルマン・ニッセン(バリトン)、ブルーノ・ザイドラー=ヴィンクラー(ピアノ) 1939 年録音】
  (8)新緑Op.35の4【フローラ・ニールセン(ソプラノ)、ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1948年3月31日録音】
  (9)レクイエムOp.90の7【フローラ・ニールセン(ソプラノ)、ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1948 年3月31日録音】
  (10)月の夜(リーダークライス)Op.39の5
   【ハンス・ホッター(バリトン)、ミヒャエル・ラウハイゼン(ピアノ) 1950年9月6日録音】
  (11)私のバラOp.90の2
   【カール・シュミット=ヴァルター(バリトン)、アドルフ・シュタウヒ(ピアノ) 1948年2月18日録音】
  (12)献呈(ミルテの花)Op.25の1
   【カール・シュミット=ヴァルター(バリトン)、ヴィクトル・グレーフ(ピアノ) 1948年11月15日録音】
  (13)トランプ占いの女Op.31の2
   【エリーザベト・ヘンゲン(アルト)、ハンス・ツィッパー(ピアノ) 1946 年11月5日録音】
  (14)あなたの顔はOp.127の2
   【ピエール・ベルナック(バリトン)、ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1950 年5月22日録音】
  (15)ことづてOp.77の5
   【エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)、ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1951年11月録音】
  (16)蓮の花(ミルテの花)Op.25 の7
   【ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1951年10月9日録音】
  (17)二人の擲弾兵Op.49の1
   【ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1951年10月9日録音】
  (18)くるみの木(ミルテの花)Op.25の3
   【ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)、ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1951年7月2日録音】

 Disc4
  (1)詩人の恋Op.48(全16曲)
   【ゲルハルト・ヒュッシュ(バリトン)、ハンス・ウド・ミュラー(ピアノ) 1936年1月29/30日録音】
  (2)女の愛と生涯Op.42(全8曲)
   【ロッテ・レーマン(ソプラノ)、フリーダー・ヴァイスマン(指揮)器楽アンサンブル 1928年11月10日録音】
  (3)リーダークライスOp.39(全12曲)
   【フリードリヒ・ショア(バリトン)、フリッツ・キッツィンガー(ピアノ) 1937年11月11日、1938 年1月17日録音】


 完全愛蔵盤。オールスター・キャストによる歴史的シューマン歌曲録音集成!

 MONO、77'55"、68'54"、76'54"、70'30"

 マニア垂涎のBox登場。シューマンの歌曲を4枚にまとめていますが、内容は仰天のお宝集。すぐれた音源調査能力を持つProfilレーベルならではの選曲です。

 最初の3枚は歴史的録音集。古くはニコライ・フィグネルによる1901年のロシア語歌唱など100年以上前の録音が目白押し。
 いずれもシューマンと直接かかわった演奏家を聴いている世代で、その解釈を聴くことができるのは奇跡と申せましょう。

 4枚目はゲルハルト・ヒュッシュやロッテ・レーマンが「詩人の恋」と「女の愛と生涯」全曲を歌った貴重な記録。彼らの神業ぶりは今聴いても鳥肌ものの凄さです。

 シューマンでならした歌手はほぼ網羅。シャリヤピンやヘンシェルからスレザーク、クルプ、パンゼラ、ホッター、フィッシャー=ディースカウ、シュヴァルツコップなどの美声に酔いしれるだけでなく、アルトゥール・シュナーベル、パウル・バウムガルトナー、ジェラルド・ムーアの味わい深いピアノも堪能できます。

 いずれもSP原盤によりますが、これだけの盤を集めるのは経済的にも手間の点でも不可能。驚きの価格でのご提供です。お買い逃がしなく!
 





<国内盤> 

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東武レコーディングズ



TBRCD 0112
¥2970
1937年、近衞秀麿がNBC交響楽団を指揮!?
 「日出る国へ〝新世界〟より~昭和十二年の日米同時生放送」
  (1)ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
  (2)ヨハン・シュトラウス(近衞編):喜歌劇「こうもり」組曲
近衞秀麿(指揮)
NBC交響楽団

 近衞秀麿がNBC交響楽団を指揮していた!
 新書版100ページ、菅野冬樹書下ろしのドキュメンタリー付。
 令和三年度(第76回)文化庁芸術祭参加作品。日出る国へ〝新世界〟より~昭和十二年の日米同時生放送、ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」 近衞秀麿(指揮)NBC交響楽団

 (トールケス仕様)※菅野冬樹書下ろし・新書版100ページ・ドキュメンタリー付き
 [演奏タイミング] (1)[9:20][12:03][8:06][11:42] (2)[6:39] 
 録音:(1)1937年2月16日、(2)1937年2月14日,NBC8Hスタジオ/音源提供:アメリカ議会図書館 (Library of Congress)
 協力:近衞音楽研究所、ウィスコンシン歴史協会 (Wisconsin Historical Society)、NBCユニヴァーサルLLC、Donald Meyer (Lake Forest college)
 ※令和三年度(第76回)文化庁芸術祭参加作品

 1937年2月16日、ニューヨークのNBC、8Hスタジオにおいて、オーケストラ音楽の日米同時生放送という画期的な演奏会が行われた。曲目はドヴォルザーク作曲の交響曲第9番「新世界」。オーケストラは"トスカニーニのオーケストラ"としてクラシック音楽ファンに知られるNBC交響楽団。
 指揮台に立ったのは前年1936年に日本の外務省より音楽特使として叙任された近衞秀麿(1898~1973)。言うまでもなく、戦中に三度に渡って首相を務めた近衞文麿の実弟であり、日本でオーケストラを初めて作り、生涯に渡ってオーケストラ音楽の紹介に努めた大指揮者である。
 演奏会は大成功に終わった。そして近衞には全米各地の名門オーケストラに客演するツアーが約束された。しかし7月の日中戦争の勃発を引き金にした日米関係の悪化が近衞の指揮者としての運命を翻弄する。そして遂には全てが見果てぬ夢となってしまった......。
 『新世界』の演奏の二日前にも近衞はラジオ番組にも出演し、自ら編曲したヨハン・シュトラウスの喜歌劇『こうもり』組曲を指揮し放送している。これらの音源がアメリカ議会図書館で良好な音質で発見された!さらに近衞がNBC交響楽団に登壇するに至るコレスポンダンスも発見。
 近衞秀麿研究の第一人者である菅野冬樹による綿密な調査に基づく書下ろし原稿による重厚な新書版書籍付き。好事家にとってはなぜトスカニーニより先にNBC交響楽団と日本人指揮者が共演できたのか?そしてどういう演奏をしているのか?という興味が明らかになる。
 そして芸術と言えども時代背景とは不可分な関係であることを証明する正に戦争と音楽のドキュメント。
 



<映像>


DYNAMIC(映像)



DYNDVD37908
(DVD)
¥3500
※CD同時発売
ガエターノ・ドニゼッティ(1979-1848):
 歌劇《村の結婚式》全2幕【世界初映像化】

  エドアルド・カヴァッリ/
   マリア・キアーラ・ベルティエーリによる校訂版
  追加楽曲:
   エリオ・タニカ、ロッコ・タニカ、
    エンリコ・メロッツィ作曲による五重唱
ザビーナ...ガイア・ペトローネ(コントラルト)
ドン・ペトローニオ...オマール・モンタナーリ(バス)
トリフォリオ ...ファビオ・カピタヌッチ(バリトン)
クラウディオ...ジョルジョ・ミッセーリ(テノール)
アナスタージア...クラウディア・ウッル(ソプラノ)
アンセルモ ...ダニエーレ・レッティエーリ(テノール)
オーケストラ・リ・オリジナーリドニゼッティ歌劇場合唱団
 (合唱指揮: ファビオ・タルターリ)
ステファノ・モンタナーリ(指揮&フォルテピアノ)


DYNBRD57908
(Blu-ray)
¥3500
※CD同時発売

 演出: ダヴィデ・マランケッリ/舞台美術: アンナ・ボノメッリ/衣装: リンダ・リッカルディ/照明: アレッサンドロ・カルレッティ/映像監督: マッテオ・リケッティ
 ドニゼッティ歌劇場財団による新制作
 収録: 2020年11月22日 ドニゼッティ歌劇場(ベルガモ)
 収録時間:119分/音声: イタリア語歌唱/PCMステレオ2.0/Dolby Digital 5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS 5.1 HD Master Audio(Blu-ray)
 字幕:日本語・イタリア語・英語・フランス語・ドイツ語・韓国語/画角:16/9 NTSC All Region/DVD...片面二層ディスク、Blu-ray・・・片面二層ディスク 1080i High Definition

 舞台は18世紀のドイツの小さな村。

 村娘のサビーナは町で出会った若者クラウディオと恋に落ちます。一方サビーナの父親、村長ドン・ペトローニオは娘を村の学校長トリフォリオに嫁がせようと目論んでいます。
 ある日サビーナが大切に持っていたクラウディオの肖像が家族の目に留まり、サビーナはとっさにそれを自分の恋人の「国王」の肖像だと偽ってしまいます。
 それを知ったドン・ペトローニオは、折から村を訪れたクラウディオにサビーナを妃に迎えるよう必死に働きかけます。困惑したサビーナがクラウディオは実は国王ではないと人々に告げると...

 恩師マイールの推薦でミラノで修行後、生地のベルガモに戻った20歳頃のドニゼッティが、自身3作目のオペラ・ブッファとして作曲した《村の結婚式》。その音楽にはロッシーニの影響を大きく受けながらも、後年開花するドニゼッティ独自のベルカント・スタイルの萌芽が既に見て取れます。
 しかし、このオペラは1819年のマントヴァでの初演、1822年のジェノヴァでの再演を最後に、二度と上演されることはありませんでした。このオペラは今回200年にわたる時を隔て、パリ国立図書館に保管されていた写譜を元に、エンリコ・メロッツィらが失われていた第2幕の五重唱を補作、更にエドアルド・カヴァッリとマリア・キアーラ・ベルティエーリによる分析・校訂を経て、2020年のベルガモ・ドニゼッティ音楽祭で復活上演されました。

 オーケストラをステージに乗せ、無観客のドニゼッティ歌劇場の平土間を舞台とするマランケッリの演出は、コロナ禍の中で編み出されたユニークなもの。
 本上演のコミカルな演技を360度のカメラ・アングルで捉えています。バロック・ヴァイオリンの名手で、近年オペラ指揮者としてその活動の幅を広げるステファノ・モンタナーリの軽快なタクトとフォルテピアノに導かれ、充実した歌手陣による歌唱、オーケストラ・リ・オリジナーリのピリオド楽器による活気溢れる演奏が、この若きドニゼッティのオペラを見事に蘇えらせています。

 
 















9/9(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ACCENT



ACC 24376
¥2700→\2490
「アイネ・クライネ」を今あえてクイケンが・・・
 モーツァルト:
  アイネ・クライネ・ナハトムジーク ト長調 K.525
   (第1楽章と第2楽章の間に
    「4つのメヌエットより第3番 ト長調 K.601-3」を演奏)
  ディヴェルティメント ニ長調 K.136
  ディヴェルティメント 変ロ長調 K.137
  ディヴェルティメント ヘ長調 K.138
ラ・プティット・バンド
 [シギスヴァルト・クイケン(ヴァイオリン)、
  アン・クノップ(ヴァイオリン)、
  マルレーン・ティアーズ(ヴィオラ)、
  ジェシー・ソロウェイ(コントラバス)]
KKC 6427
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 あまりにも有名な名作をクイケンが録音!もちろんただでは終わらない、様々なこだわりが込められた新しいモーツァルト

 録音:2021年1月25-28日/コルトレイク/73'22''

 モーツァルトのあまりにも有名な作品を、古楽界の大御所シギスヴァルト・クイケンがあえて録音。その理由についてクイケンは、並外れた音楽性の高さを持つこれらの作品を、新しい角度からとらえ直して新鮮に見せたいという欲求があったと語っています。
 チェロをコントラバスに置き換えた弦楽四重奏編成が採用され、軽やかさと親密さ、和声の充実感が浮き彫りにされた深い洞察力に基づく演奏が魅力的に展開されています。

 『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』では同じ調性の管楽器のためのメヌエット(K.601-3)を弦楽器用にアレンジして挿入し、全体をアレグロ-メヌエット-ロマンツェ-メヌエット- ロンド(アレグロ)というアーチ状の構成にしています。
 そもそもモーツァルトの初期構想ではこの位置にメヌエットがあったとされており、「本当はこのようであったかもしれない」という問題提起がなされています。

 常に第一線で活躍し数々の名演を残してきたクイケン率いる「ラ・プティット・バンド」。2022年には創立50周年を迎え、その歴史にもますます重厚さが加わります。

 
 




BIS



BIS SA 2410
(SACD HYBRID)
¥2800
シューベルト:連作歌曲集『冬の旅』 Op.89 D.911(1827)
 第1部
  【おやすみ/風見の旗/凍った涙/かじかみ/
   菩提樹/あふれる涙/川の上で/回想/
   鬼火/憩い/春の夢/孤独】
 第2部
  【郵便馬車/霜おく頭/からす/最後の希望/
   村で/あらしの朝/まぼろし/道しるべ/
   宿屋/勇気/幻の太陽/辻音楽師】
ジェイムズ・ラザフォード(バリトン)
ユージン・アスティ(ピアノ/Steinway D)

 実力派ラザフォード、シューベルト第2弾は「冬の旅」!

 セッション録音:2018年8月20-24日/ポットン・ホール(イングランド、サフォーク州)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、71'45

 SACDハイブリッド盤。
 ワーグナー歌手として定評のある英国のバリトン、ジェイムズ・ラザフォード。BISレーベルからのデビュー盤、ワーグナー・アルバム(BISSA-2080 / 2013年録音)でのびやかな歌声を聴かせてくれました。
 その後、挑んだのはシューベルトの白鳥の歌を含む歌曲集(BIS SA-2180 / 2015年録音)でドイツ・リート歌手としても評価を高めました。
 期待が高まる当アルバムはシューベルト第2弾で『冬の旅』です。
 シューベルト晩年、死を前に書き上げた24曲からなるこの傑作を、魂を込めて歌っております。なお、この演奏では全曲を短3度下に移調して歌っております。

 
 
 


BIS SA 2545
(SACD HYBRID)
¥2800
「岐路」~アメリカのヴァイオリン・ソナタ集
 (1)アンドレ・プレヴィン(1929-2019):ヴァイオリン・ソナタ第2番(2011)
 (2)トニー・シェンマー(1946-):ヴァイオリン・ソナタ(1981/2011)
 (3)ポール・ゲイ(1931-):ヴァイオリン・ソナタ(1984)
アレクセイ・セメネンコ(ヴァイオリン)
アルテム・ベログロフ(ピアノ)

 朋友セメネンコとベログロフがアメリカのヴァイオリン・ソナタ3篇に挑戦!

 録音:(1)(2)2018年7月24&25日/ウェストヴェスト90、スキーダム(オランダ)、(3)2015年11月17日/メカニクス・ホール、ウースター(マサチューセッツ州)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、71'12

 SACDハイブリッド盤。
 ウクライナのオデッサ生まれのヴァイオリニスト、アレクセイ・セメネンコとラトヴィアのリガ生まれでオデッサで幼少期を過ごしたアルテム・ベログロフがアメリカのヴァイオリン・ソナタ3篇に挑戦しました!
 彼らはオデッサのストリャルスキー特別音楽学校の朋友。プロになってからはそれぞれの拠点は違うものの定期的に共演を重ねてきました。
 それぞれのキャリアの「岐路」に立たされてもその友情は一切変わることはなく、かたい絆で結ばれています。

 アンドレ・プレヴィンが2011年にアンネ=ゾフィー・ムターのために書いたヴァイオリン・ソナタ第2番はよく知られています。
 トニー・シェンマー(1946-)とポール・ゲイ(1931-)は共にボストンを拠点に活躍する作曲家。ジャズとクラシックが融合したおしゃれな音楽でいずれも80年代に作曲されました。
 この2つの作品はこの度初録音となり、それぞれ作曲家立ち合いのもと録音が実現しました。
 




CHALLENGE CLASSICS 


CC 72871
¥2700
シューマン:チェロ作品全集
 (1)アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70
 (2)幻想曲集 Op.73
 (3)民謡風の5 つの小品 Op.102
 (4)チェロ協奏曲 イ短調 Op.129
エッラ・ファン・ポウケ(チェロ)
ジャン=クロード・ヴァンデン・エインデン(ピアノ(1)(2)(3))
ギュンター・ノイホルト(指揮(4))
フィオン管弦楽団(4)

 若きチェリスト、新生オーケストラで味わうシューマンの世界

 録音:(1)-(3)2021年6月11-13日、(4)2021年1月26-29日/61'26'

 チェリストのエッラ・ファン・ポウケは1994年アムステルダム生まれ。2015年イサン・ユン国際コンクール第1 位などの受賞歴を誇る逸材です。
 もともと管楽器のための作品であるなどして他の楽器で演奏されることも多い室内楽と、高い音楽性が求められる協奏曲、チェロの響きを通して描かれるシューマンの世界をお楽しみください。

 ヘルダーラント州とオーバーアイセル州のオーケストラであるフィオン管弦楽団(Phion, Orchestra of Gelderland & Overijssel)は、オランダで長い歴史を持つ2つのオーケストラ、アーネム・フィル(Gelders Orkest, 1889-)とオランダ交響楽団(Orkest van het Oosten, 1933-)が2019年に合併して誕生したオーケストラです。
 
 

CC 72886
¥2700
タンゴの情熱と枠にとらわれない革新性
 マルセロ・ニシンマン(1970-):オンブレ・タンゴ
 アストル・ピアソラ(1921-1992):天使のミロンガ
 マルセロ・ニシンマン:なぜ立ち上がる
 アストル・ピアソラ:ル・グラン・タンゴ(ニシンマン編)/エクスタシス
 マルセロ・ニシンマン:ダニエルのタンゴ ~ダニエルに捧ぐ
 アストル・ピアソラ:
  悪魔のロマンス/セ・フィニ(ニシンマン編)/
  オブリビオン(ニシンマン編)/キチョ/
  アディオス・ノニーノ(ニシンマン編)/ヴィオレンタンゴ
ダニエル・ローランド(ヴァイオリン)
マルセロ・ニシンマン(バンドネオン)他

 録音:2021年3月28-30日/79'21''

 マルセロ・ニシンマンはピアソラの弟子で、リハーサルの舞台裏で幼少期を過ごしたという人物。ヴァイオリンのダニエル・ローランドは2009年にニシンマンの演奏するピアソラをはじめて直に聴き、その素晴らしさに深い感銘をうけたと言います。
 ピアソラから現代まで続くタンゴの情熱と、伝統にとらわれない革新性を同時に聴くアルバムです。

 

CC 72882
¥2700
愛の言葉 フィリップ・エラン(ヴォーカル)
レイエ・ズワルト(ギター&ピアノ)
 La bicyclette (詩:P. Barough - 曲:F. Lai)
 Non je n'ai rien oublie (詩:C. Aznavour - 曲:G. Garvarentz)
 Bang Bang (詩・曲:S. Bonno - 仏語詩:G. Aber & C. Carrere)
 Les moulins de mon coeur (詩:E. Marnay - 曲:M. Legrand)
 Avec le temps (詩・曲:L. Ferre)
 Il est 5 heures, Paris s'eveille (詩:J. Lanzman & A. Segalen - 曲:J. Dutronc)
 Aimer a perdre la raison (詩:L. Aragon - 曲:J. Ferrat)
 Le plat pays (詩・曲:J. Brel)
 A ma mere enfouie (詩:F. Thomas - 曲:J. Musy)
 Donne-moi ton amour (詩:T. Rangstrom - 曲:A. Glenmark - 仏語詩:P. Elan)
 La montagne (詩・曲:J. Ferrat)
 Emmenez-moi (詩・曲:C. Aznavour)
 Mon Dieu (詩:M. Vaucaire - 曲:C. Dumont)
 Let it be me (詩:P. Delanoe - 曲:G. Becaud - 英語詩:M. Curtis)
 Ma France (詩・曲:J. Ferrat)
 Adieu monsieur le professeur (詩:H. Aufray & V. Buggy - 曲:J.P. Bourtayre)
 Quelques mots d'amour ( 詩・曲:M. Berger)

 美しく歌われるシャンソンの数々

 録音:2020-2021年/59'12''

 フランスのシャンソン歌手、フィリップ・エランのチャレンジ・クラシックスからの2枚目のディスク(前作:CC-72834)。シャンソンのスタンダードをピアノ、ギターの伴奏で美しく歌います。
 




HAENSSLER



HC 20069
¥2700
名手パヴェル・シュポルツル渾身の
 「パガニーニアーナ」

 (1)パガニーニ:カプリース第24番 イ短調 Op.1-24
 (2)ヨゼフ・スラヴィーク:カプリース ニ長調【世界初録音】
 (3)エルンスト:夏の名残のバラ(庭の千草)による変奏曲
 (4)シュニトケ:ア・パガニーニ
 (5)クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース Op.6
 (6)パヴェル・シュポルツル:「我が家何処や」による変奏曲
 (7)ミルシテイン:「パガニーニアーナ」

 ボーナス・トラック
  (8)パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番 Op.6より
   第1楽章のカデンツァ(ヤン・クベリーク作曲)
パヴェル・シュポルツル(ヴァイオリン)

 名手パヴェル・シュポルツル渾身のアルバム!世界初録音を含むアルバム「パガニーニアーナ」!!!

 セッション録音:2020年8月26、28、30&31日、2020年9月18&19日/プラハ芸術アカデミー内スタジオ(プラハ)/DDD、66'50

 ヴァイオリンを自由自在に操り、世界の聴衆を魅了するヴァイオリニスト、パヴェル・シュポルツル。ヘンスラー・レーベルからの新アルバムは超絶技巧のオンパレード!「パガニーニアーナ」と題された当アルバムでシュポルツルの無伴奏ヴァイオリンの世界に誘います。

 シュポルツルはジュリアード音楽院でイツァーク・パールマン、ドロシー・ディレイに師事し、世界各国のコンクールでの受賞歴を誇る実力派。
 アシュケナージ指揮のチェコ・フィルのシーズン開幕公演に出演し「100年に1人の逸材」と絶賛された名手としても知られています。
 
 派手な見た目とは裏腹に折り目正しい正統的なスタイルと抒情性豊かな表現がシュポルツル最大の魅力。確固たるテクニックが無いと表現できないこれらの作品を情感たっぷりに演奏しております。

 当録音ではヨゼフ・スラヴィーク(1806-1833)のカプリースを世界初録音しました。スラヴィークは「ボヘミアのパガニーニ」と称えられたヴァイオリンの名手で、エルンスト以前のパガニーニの後継者であるとも称賛されていました。
 シュポルツルがスラヴィークの世界初録音したことも非常に意義深いです。

 チェコの国歌のテーマ「我が家何処や」をもとにした変奏曲をシュポルツルが作曲。自国への愛を感じる作品です。
 アルバム・タイトルとなった「パガニーニアーナ」は20世紀の名ヴァイオリニスト、ナタン・ミルシテイン(1903-1992)が作曲した変奏曲。現在ではヴァイオリニストの必須レパートリーとなっております。

 ボーナス・トラックとしてラファエル・クーベリック(クベリーク)の父で高名なヴァイオリニスト、ヤン・クベリークが作曲したパガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番のカデンツァも収録しました!シュポルツル渾身のアルバムが完成です。

 なお、使用楽器はもちろんあの青いヴァイオリンです。このヴァイオリンはチェコを代表するヴァイオリン製作者ヤン・シュピドレンが2005年に製作した楽器で、シュポルツルはこの楽器に魅了され2006年に所有し以後、愛器として使用しております。

 
 
 


HC 21049
(2CD)
¥2700
エスケシュ補完「フーガの技法」をコーンが録音!
 J.S.バッハ:「フーガの技法」BWV1080(エスケシュ補完)
エロイーズ・ベラ・コーン
 (ピアノ;YAMAHA CFX)

 エスケシュが補完した「フーガの技法」を麗しきフランスのピアニスト、コーンが録音!

 CD 1: 38'39、CD 2: 42'47

 エロイーズ・ベラ・コーンが「フーガの技法」に挑戦しました!1991年パリ生まれのコーンは4歳よりヤマハ音楽教室にてピアノをはじめました。
 その後、パリ国立高等音楽・舞踊学校にてミシェル・ベロフ、エリック・ル・サージュ、デニス・パスカル、ダヴィッド・フレイ、ピエール=ローラン・エマールに師事しております。
 ドビュッシー没後100周年には前奏曲集第1集&第2集をリリース(HC-18085)しております。

 自身はじめてのバッハ録音は名曲「フーガの技法」です。未完のフーガを補完したのは鬼才オルガニストにして作曲家としても確固たる地位を得ているコーンの師ティエリー・エスケシュです。
 「エスケシュとバッハの音楽活動には驚くほどの共通点がある」と語るコーン。この謎に包まれた作品を現代の名手により完成させました。
 
 

HC 20050
¥2700
ロシアの名手が奏でるブラームスのヴァイオリン・ソナタ全曲!
 ブラームス:
  (1)ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 Op.78「雨の歌」
  (2)ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.100
  (3)ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108
  (4)スケルツォ~F.A.E.ソナタWoO 2 ハ短調より
デニス・ゴールドフェルド(ヴァイオリン)
ソフィヤ・ギュリバダモワ(ピアノ)

 ロシアの名手が奏でる情感豊かなブラームスのヴァイオリン・ソナタ全曲!

 DDD、79'46

 前作「牧歌」(HC-20047)でも注目されたピアニスト、ソフィヤ・ギュリバダモワの新譜はデニス・ゴールドフェルドとの共演でブラームスのヴァイオリン・ソナタ全3曲、そしてスケルツォを録音しました!

 ゴールドフェルドは1974年生まれ。祖父ボリス・ゴールドフェルド(1935年第1回ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール第4位)よりヴァイオリンの手ほどきを受け、11歳のときにはロシア国際コンクールに優勝した天才肌。
 1990年にドイツに移住し、その後は名教師ザハール・ブロンに師事しヨーロッパで活躍の場を広げてきました。

 一方、ソフィヤ・ギュリバダモワは1981年生まれ。アメリカのピアニスト、ジェイムズ・トッコに長年師事し研鑽を積んできました。ともにロシア生まれの二人が名曲ブラームスを情感たっぷりに演奏しております。
 




ACADEMY PRODUCTIONS


 代理店変更により再掲載。

 ユリアンナ・アヴデーエワやピョートル・アンデルジェフスキなど、著名なピアニストを多数輩出しているコモ湖国際ピアノアカデミーが発信するレーベルとして2010年に設立された「Academy Productions」の取扱いを開始します。
 コモ湖国際ピアノアカデミーの主宰兼芸術監督を務めているピアニスト、ウィリアム・グラント・ナボレの貴重な録音の他、ドンゴ市やアカデミーで活動している有望な若手アーティストの録音など、ピアノ・ファン要注目の音源をリリースしています。(代理店)

AP1752
(2CD)
特別価格 ¥3600
シューベルト:ピアノ三重奏のための作品全集
 ピアノ三重奏曲第1番 変ロ長調 Op.99 D.898
 ノットゥルノ 変ホ長調 Op.148 D.897
 ソナタ楽章 変ロ長調 D.28
 ピアノ三重奏曲第2番 変ホ長調 Op.100 D.929
トリオ・エレジアーク
 〔フィリップ・アイシュ(ヴァイオリン)、
  ヴィルジニー・コンスタン(チェロ)、
  フランソワ・デュモン(ピアノ)〕

 ☆パリ管コンマスのフィリップ・アイシュやフランソワ・デュモンらによるピアノ三重奏団!

 パリ管弦楽団のコンサートマスターであり指揮者も務めるヴァイオリンのフィリップ・アイシュ、パリ音楽院で学んだチェロのヴィルジニー・コンスタン、高名なコモ湖国際ピアノアカデミーで学び、エリザベート王妃国際音楽コンクールやショパン国際ピアノコンクールなど、数々の国際コンクールで好成績を収めているピアノのフランソワ・デュモンの3名からなるピアノ三重奏団、トリオ・エレジアーク。
 Brilliant Classicsからリリースされたベートーヴェンのピアノ三重奏曲全集が非常に高い評価を受けているほか、19世紀フランスの知られざる作曲家ナポレオン・アンリ・ルベルや、リムスキー=コルサコフのピアノ三重奏曲など、珍しい作品の発掘にも力を入れています。
 テキストの透明性を尊重しつつ、シューベルトの幻想的な世界を深みのある音で表現した、心に響く演奏です。

  ※録音:2016年1月、コモ湖国際ピアノアカデミー(イタリア)
 
 

AP2462
2CD¥3600
ドメニコ・スカルラッティ:20のソナタ マルゲリータ・トレッタ(ピアノ/スタインウェイ)
 K.426, L.128-アンダンテ/K.135, L.224-アレグロ/K.158, L.4-アンダンテ/
 K.118, L.122-ノン・プレスト/K.119, L.415-アレグロ/K.32, L.423-アリア/
 K.515, L.255-アレグロ/K.213, L.108-アンダンテ/K.425, L.333-アレグロ モルト/
 K.3, L.378-プレスト/K.132, L.457-カンタービレ/K.27, L.449-アレグロ/
 K.262, L.448-ヴィーヴォ/K.294, L.67-アンダンテ/K.380, L.23-アンダンテ コモド/
 K.377, L.263-アレグリッシモ/K.101, L.494-アレグロ/K.125, L.487-ヴィーヴォ/
 K.98, L.325-アレグリッシモ/K.492, L.14-プレスト

 音楽のみならず、ファッションデザイン、写真、詩、ダンスへも情熱を注ぎ、さまざまな美的価値の表現に挑戦しているロンドン在住のピアニスト、マルゲリータ・トレッタ。
 スカルラッティを得意とする彼女の演奏は、ユーゴスラビアの名ピアニスト、ユージン・インジックによって「優れた知性によるファンタジーと独創的な音楽の創意に満ちている。スカルラッティのソナタに新鮮な光を当て、まるで初めて聴いたかのような印象を与えている」と評されています。

 ※録音:2019年4月、サーラ・ムジカーレ・ジャルディーノ(イタリア、クレーマ)
 
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AP2421
¥2600→\2390
再紹介
ウィリアム・グラント・ナボレ
モーツァルト:ピアノ作品集(愛と喪失)

 ロンド イ短調 K.511
 ピアノ・ソナタ第2番 ヘ長調 K.280
 幻想曲 ハ短調 K.475
 ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調 K.457
ウィリアム・グラント・ナボレ
 (ピアノ/スタインウェイ)

 ユリアンナ・アヴデーエワやピョートル・アンデルジェフスキなど、著名なピアニストを多数輩出しているコモ湖国際ピアノアカデミーを設立し、主宰兼芸術監督を務めているアメリカ・バージニア州出身のピアニスト、ウィリアム・グラント・ナボレのモーツァルト作品集。
 その高貴なフレージングと軽やかな音色は、ヴィルヘルム・ケンプやエドウィン・フィッシャー、そして彼の師であるカルロ・ゼッキといった巨匠たちの演奏を彷彿とさせます。
 
 


AP2381
¥2600→\2390
再紹介
ウィリアム・グラント・ナボレ
ブラームス:ピアノ作品集(The go between)

 スケルツォ Op.4
 ロベルト・シューマンの主題による変奏曲 Op.9
 6つの小品 Op.118
ウィリアム・グラント・ナボレ
 (ピアノ/スタインウェイ)

 ユリアンナ・アヴデーエワやピョートル・アンデルジェフスキなど、著名なピアニストを多数輩出しているコモ湖国際ピアノアカデミーを設立し、主宰兼芸術監督を務めているアメリカ・バージニア州出身のピアニスト、ウィリアム・グラント・ナボレのブラームス作品集。
 ブラームスが18歳の時に作曲したスケルツォ、その数年後に書かれた野心的なOp.9の変奏曲、そして最後から2番目のピアノ曲集Op.118を収録。
 ロベルト・シューマンへの敬意を込めて書かれた変奏曲と、最晩年の傑作Op.118はどちらもクララ・シューマンに捧げられており、シューマン夫妻との関係にも光を当てたプログラムになっています。(クララ・シューマンもブラームスと同じ主題で変奏曲を書いています。)やさしさに満ちた演奏です。





 ウィリアム・グラント・ナボレは1941年生まれのアメリカのピアニスト。
 カルロ・ゼッキに学び、ルドルフ・セルキンとバルセロナのアリシア・デ・ラローチャのレッスンを受けたという。
 またジュネーブではピエール・フルニエと室内楽を学びパデレフスキ賞を受賞。

 この人が有名なのは、マルタ・アルゲリッチとともにコモ湖国際ピアノ・アカデミーの設立に携わり、現在も主宰を務めていること。

 コモ湖国際ピアノアカデミーは、コモ湖沿岸にあるピアノの音楽学校で、毎年400人にも及ぶ世界中の志願者の中から7人のピアニストが選ばれ、ここで研鑽を積む機会が与えられる。
 現在は校長がアルゲリッチで、理事が ウィリアム・グラント・ナボレ。

 このアカデミー。
 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、レオン・フライシャー、マレイ・ペライア、アレクシス・ワイセンベルク、アリシア・デ・ラローチャ、フー・ツォン、レオン・フライシャー、ドミトリー・バシュキーロフらが教授陣として招かれ、7人の生徒に、プライベートな授業やマスタークラスの講習をするわけである。
 めちゃくちゃ贅沢な、信じられないような学校。

 だからその卒業生にはショパン・コンクール優勝のアヴデーエヴァ、エリザベート王妃国際コンクール優勝のデニス・コジュヒン、クリーヴランド国際コンクール優勝のマルティナ・フィリャクらそうそうたるメンバーが顔を揃える。
 それはそうだろう。

 で、そのコモ湖国際ピアノ・アカデミーの理事、ウィリアム・グラント・ナボレ。
 この人、有名なわりにCDはほとんど出てない。


ナボレ、数少ない現役盤


Sheva Collection
1070
\2800→\2590
モーツァルト (1756-1791)
 ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調 K. 482 (カデンツァ:B. ピエトリ)
アントニオ・サリエリ (1750-1825)
 ピアノ協奏曲 ハ長調(カデンツァ:W.G. ナボレ)
ウィリアム・グラント・ナボレ (ピアノ)
プラハ・ブリクシ室内管弦楽団
クリストフ・マイスター (指揮)

 その数少ないCD。コモ湖国際ピアノ・アカデミー自主製作盤からの音源ライセンス・リリースのようです。
 現地完売の際はご容赦を。


 



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ICA CLASSICS



ICAC-5161
(4CD)
¥5600→\5190
ヨーロッパ室内管40周年記念盤
 アーノンクールとの記念碑的ライヴ、全曲初CD化

ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス:交響曲集


 【CD1】
  ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
   1-4.交響曲第100番 ト長調「軍隊」/
   5-8.交響曲第101番 ニ長調「時計」
     1999年12月4日 コンセルトヘボウ、アムステルダム...1-4
     2004年6月21日 シュテファニエンザール、グラーツ...5-8
 【CD2】
  ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
   1-4.交響曲第29番 イ長調 K. 201/
   5.行進曲 ニ長調 K. 335/
   6-12.セレナード第9番 ニ長調 K. 320「ポストホルン」
     1989年7月12日 シュテファニエンザール、グラーツ...1-4
     1996年4月17日 フィルハーモニー、ベルリン・・・5-12
 【CD3】
  ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
   1-4.交響曲第5番 ハ短調 Op. 67「運命」/
   5-8.交響曲第7番 イ長調 Op. 92
     2007年6月24日・・・ヘムルート・リスト・ハレ、グラーツ...1-4
     2002年6月23日・・・シュテファニエンザール、グラーツ...5-8
 【CD4】
  ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
   1.悲劇的序曲 Op. 81/
   2-5.交響曲第4番 ホ短調 Op. 96
     1999年6月28日・・・1、1997年7月10日・・・2-5
     シュテファニエンザール、グラーツ


  全てライヴ録音
ニコラウス・アーノンクール指揮
NYCX-10254
(4CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥6600

 ● ベートーヴェン交響曲第5番 演奏時間比較
  1991年COE:第1楽章 07:20、第2楽章 10:00、第3楽章 08:22、第4楽章 10:50
 *2007年COE:第1楽章 06:50、第2楽章 08:56、第3楽章 07:46、第4楽章 09:59
  2015年VCM:第1楽章 07:24、第2楽章 09:06、第3楽章 08:18、第4楽章 10:50

 ヨーロッパ室内管40周年記念盤。アーノンクールとの記念碑的ライヴ、全曲初CD化!

 2021年に創立40周年を迎えたヨーロッパ室内管弦楽団。創立に深くかかわったクラウディオ・アバドを始め、トップ・クラスの指揮者・演奏家と演奏を重ねて来ましたが、その中で特別に深い絆を持っていたニコラウス・アーノンクールとの名演奏の数々が陽の目を見ます。
 腕利きの奏者が揃ったヨーロッパ室内管は、モダン楽器の楽団でありながら小振りな編成とクリアな響き、柔軟かつ意欲的な音楽性を備え、アーノンクールの理想を具現化できるオーケストラとして常に彼の厳しい要求に応え、アーノンクールも特別な信頼と愛情を寄せ続けました。
 「リスクを取って転ぶほうが安全を優先するよりもずっとよい」「偉大な音楽作りとはつねに大失敗と隣り合わせなのだ」を持論としたアーノンクール。ここに収められた「偉大な音楽作り」の数々は、すべてCD初出です。

 演奏は、全般的にこのコンビに予想される引き締まったテンポとアクセントの利いたドラマティックなもので、ライヴらしい勢いや精彩が感じられます。
 特にハイドンでは作曲者が仕込んだ細部の仕掛けを鮮明に音にしており、アーノンクールの面目躍如といったところ。ベートーヴェンの交響曲第5番では、驚いたことに16年前のTeldec盤よりもすべての楽章で演奏時間が短くなっており、緊迫度や燃焼度の更なる高まりが感じられます。

 「私にとって、ヨーロッパ室内管弦楽団(以下、COE)ほど強い情で結ばれているオーケストラは(コンツェントゥスを除いて)他にありません。COEは頼もしい冒険隊のような存在です。ニューヨーク、ロンドン、パリ、ウィーン、グラーツ、フェラーラなどで共に成し遂げた音楽の数々に一生感謝することでしょう。」―― 2011年5月、COE30周年に寄せたアーノンクールからの手紙より

 「このたび、ピーターとヴィクトリア・レッドマン(COE会長夫妻)がCOEの大胆ですばらしいアイディアを実現してくれたことは、私たちにとって実に幸運なことです!
 この素敵なCDセットを通して、私たちはこれまでリリースされてこなかったニコラウスとCOEとの特別な絆を示すライヴ録音の宝庫を、感謝の念をもってわくわくしながら追体験することができます。」―― 2021年5月、COE40周年に寄せたアリス・アーノンクールからのメッセージ

 CD化に際しては、放送局の収録した音源を数々の受賞歴を誇るベテラン・エンジニアのポール・ベイリー(元EMIアビー・ロード・スタジオ、現Re:Sound社)がリマスター。
 楽団員のクリスティアン・アイゼンベルガーが立ち会って「アーノンクール時代のCOEサウンド」を見事に呼び覚ましました。
 全24ページのブックレット(英語・ドイツ語・フランス語)には、ヨーロッパ室内管メンバー17名による回想を掲載。
 (国内仕様盤には全訳を掲載)

 



としたらこの2枚もご紹介しないわけにはいきません。


史上最も異形の「運命」
2015年5月8日-11日、 ウィーン、ムジークフェラインザール
アーノンクール、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス


SONY
8887513645-2
1CD\2700→\2490
2015年5月8日-11日、 ウィーン、ムジークフェラインザール
アーノンクール、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス

 ベートーヴェン:
  1.交響曲第4番変ロ長調作品60
  2.交響曲第5番ハ短調作品67「運命」
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
指揮:ニコラウス・アーノンクール
 [録音]2015年5月8日-11日、 ウィーン、ムジークフェラインザール[レコーディング・プロデューサー]マーティン・ザウアー[レコーディング・エンジニア]ルネ・メラー

「最も狂ったベートーヴェンの第5番の演奏」
アーノンクール、チューリッヒ告別演奏会2011


 PROSPERO CLASSICAL
PROSP 0020
(2CD)\3400→\2990
「最も狂ったベートーヴェンの第5番の演奏」
 アーノンクール、チューリッヒ告別演奏会2011

  [CD1]
  モーツァルト:
   セレナード第10番 変ロ長調『 グラン・パルティータ』K.361(370a)
 [CD2]
  ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調『 運命』 Op.67
 (ボーナストラック)『運命』第2・3楽章リハーサル風景
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
フィルハーモニア・チューリッヒ
 (チューリッヒ歌劇場管弦楽団)
 ライヴ録音:2011年11月25‐27日/チューリッヒ、トーンハレ/[CD1]52'46''、[CD2]47'16''

 
 


NYCX-10253
(4CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥6600
国内仕様盤にて再登場
シューベルト(1797-1828):交響曲全集

 【CD1】
  1.交響曲第1番 ニ長調 D82/2.交響曲第2番 変ロ長調 D125/
  3.交響曲第3番 ニ長調 D200
 【CD2】
  1. 交響曲第4番 ハ短調「悲劇的」D417/2. 交響曲第5番 変ロ長調 D485
 【CD3】
  1. 交響曲第6番 ハ長調 D589/2. 交響曲第8番 ロ短調「未完成」D759
 【CD4】
  1. 交響曲第9番 ハ長調「ザ・グレート」D944
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
ヨーロッパ室内管弦楽団

 録音 1988年 シュテファニエンザール、グラーツ
 7月3日...交響曲第1番、第5番/7月5日...交響曲第2番、第4番/7月8日...交響曲第3番、第8番/7月10日...交響曲第6番、第9番/
 シュティリアルテ音楽祭でのライヴ録音

 【2020年11月発売、アーノンクールとCOEのシューベルト交響曲全集、国内仕様盤にて再登場!】

 アーノンクールとヨーロッパ室内管弦楽団と言えば、世界に衝撃を与え、オーケストラ演奏の流れを決定的に変えたベートーヴェン:交響曲全集(1990年録音)があまりにも有名ですが、それに先立つこと2年、驚くほど素晴らしいシューベルト全集を残していました。
 楽団員が「人生が変わった」と振り返るほどのリハーサルを経て、小振りの編成による機敏さとクリアな響きを活かした、アーノンクールの解釈が存分に発揮されたシューベルトを紡ぎ出すことに成功しています。
 
 今回、オーストリア放送協会(ORF)が収録していた音源を、数々の受賞歴を誇るベテラン・エンジニアのポール・ベイリー(元EMIアビー・ロード・スタジオ、現Re:Sound社)がリマスタリー。リマスタリングには楽団員のクリスティアン・アイゼンベルガーが立ち会って「アーノンクール時代のCOEサウンド」を見事に呼び覚ましました。

 全24ページのブックレット(英語・ドイツ語・フランス語)には、この1988年7月の演奏会に参加したヨーロッパ室内管メンバーによる回想を掲載。
 アーノンクールのシューベルトの交響曲全集は、1992年のロイヤル・コンセルトヘボウ管、2003年から2005年にかけてのベルリン・フィルという二つの名門オケとの録音があり、それらとの聞き比べも非常に興味深いものです。

 輸入盤発売時には『レコード芸術』2020年12月号にて「柔軟な感性と吸収力を持った若手奏者たちが、「アーノンクール体験」に驚愕しつつ猛烈な勢いで吸収し、表現しようとしている空気が生き生きと伝わってくる。(中略)《未完成》《ザ・グレイト》における尋常ならざる深淵の表現となって爆発し、よく知っていたはずの2曲に対する楽団員たちの驚異がそのまま音となったかのような世界が繰り広げられる。」(矢澤孝樹氏)と紹介されました。

 「これほど多くの素晴らしい音楽を共に出来たことへの感謝を、私は終生忘れることはありません。」――ニコラウス・アーノンクール(ヨーロッパ室内管弦楽団について)
 「シューベルトの交響曲全集の演奏会が、私にとってアーノンクールとの初共演でした。その経験が私の音楽家人生を完全に変えてしまったと言っても過言ではありません。」――サリー・ペンドルベリー(ヨーロッパ室内管弦楽団チェロ奏者)

 
 



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NAXOS



8.506041
(6CD)
¥4000→\3690
『戦場にかける橋』でアカデミー作曲賞受賞
 わかりやすくてキャッチー、映画音楽のような
  マルコム・アーノルド(1921-2006):交響曲全集

 【Disc 1】
  1-3. 交響曲第1番 Op. 22/
  4-7. 交響曲第2番 Op. 40
 【Disc 2】
  1-3. 交響曲第3番 Op. 63/
  4-7. 交響曲第4番 Op. 71
 【Disc 3】
  1-4. 交響曲第5番 Op. 74/
  5-7. 交響曲第6番 Op. 95
 【Disc 4】
  1-3. 交響曲第7番 Op. 113/
  4-6. 交響曲第8番 Op. 124
 【Disc 5】
  1-4. 交響曲第9番 Op. 128
  5. アンドリュー・ペニーとマルコム・アーノルドとの対話
 【Disc 6】 舞曲集
  1-4. イングランド舞曲集 第1集 Op. 27
  5-8. イングランド舞曲集 第2集 Op. 33
  9-12. 4つのスコットランド舞曲 Op. 59
  13-16. 4つのコーンウォール舞曲 Op. 91
  17-20. 4つのアイルランド舞曲 Op. 126
  21-24. 4つのウェールズ舞曲 Op. 138
アイルランド国立交響楽団...Disc1-5
クイーンズランド交響楽団...Disc6
アンドリュー・ペニー(指揮)
NYCX-10252
(6CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥6050

 録音 ナショナル・コンサート・ホール、ダブリン、(アイルランド) 1995年4月10-11日...Disc1 1996年6月13-14日...Disc2 2000年1月24-25日...Disc3 2000年2月21-22日...Disc4 1995年9月11-12日...Disc5 1995年12月11-15日...Disc6

 20世紀イギリスを代表する作曲家の一人マルコム・アーノルド(1921-2006)が残した、番号付きの交響曲をまとめた全集が登場。
  オルウィンやラッブラと同郷のノーザンプトンに生まれたアーノルドは、ロンドン・フィルの首席トランペット奏者を務めた経験を持ち、金管楽器と打楽器を効果的に使った華麗なオーケストラ・サウンドを引き出す術に優れ、またイギリス各地の民謡や、ジャズ、ラテンなどのポップ・ミュージックも作品に取り込む広い視野を持っていました。

 彼の交響曲の多くにもそうした要素が顕著に出ており、調性に基づくわかりやすさ、キャッチーなメロディ、良く鳴るオーケストレーションと相まって、アクション映画やサスペンス映画のワンシーンに付いていてもおかしくないような、ドラマティックで屈託なく楽しめる場面が多々あります。
 しかし、1949年(第1番)から1986年(第9番)という作曲年代当時は、そうした「わかりやすく楽しめる」作風が災いして 交響曲作家として軽視されていた時期もあったようです。
 軽音楽や映画音楽も手掛け、「戦場にかける橋」の音楽がアカデミー賞を受賞したことも、そうした傾向に拍車をかけたのかもしれません。
 しかし、その音楽を今振り返ると、世界の音楽文化の中心となった戦後イギリスの活気を伝えているように聞こえます。その中で、闘病を経て書かれた晦渋な第9番だけは、アーノルド個人の独白のように痛切に響きます。
 アーノルドの交響曲の初演・紹介にはチャールズ・グローヴズが大きな役割を果たしました。この番号付き交響曲全集を指揮しているアンドリュー・ペニーはグローヴズの薫陶を受けた指揮者で、録音セッションはアーノルドの立会いの元に行われました。
 交響曲第9番のディスクには、アーノルドとペニーとの対話が収録されています(英語)。

 ※国内仕様盤は、クラシック、現代音楽、ジャズ、映画音楽などに幅広い知見を持つ小室敬幸氏による充実の解説付き。

 




 店主の個人的感想をいうと、5番までは映画音楽とクラシックが融合したような娯楽系だったのが、6番あたりから変質して、7番から一気に交響曲としての深みが増していっているように思う。
 20世紀を代表する大交響曲群と鼻息荒くいうつもりはないが、後期3部作はそれなりのリスペクトをもって聴いてよいかと。

 



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TOCCATA CLASSICS



TOCC-613
¥2400→\2190
偶然か、またもやアーノルド
 ホフナング音楽祭のためのグルメ・コンチェルト!

 マルコム・アーノルド(1921-2006):管弦楽作品集

  美食大協奏曲 Op. 76
   ウェイター、食事と大オーケストラのための
...世界初録音
   1. I Prologue プロローグ
   2. II Soup (Brown Windsor) スープ(ブラウン・ウィンザー)
   3. III Roast Beef ローストビーフ
   4. IV Cheese チーズ
   5. V Peach Melba ピーチメルバ
   6. VI Coffee, Brandy. Epilogue コーヒー、ブランデー、エピローグ
  交響曲第9番 Op. 128
   7. I Vivace/8. II Allegretto/9. III Giubiloso/10. IV Lento
アンナ・ゴルバチョヴァ=オギルヴィ(ソプラノ)...5
リエパーヤ交響楽団
ジョン・ギボンズ(指揮)

 録音2021年6月14-16日 Great Amber Concert Hall,Liepaja(ラトヴィア)
 トラック5 ソプラノ・パートのみ2021年7月29日 St Mary's, Perivale, Middlesex(UK)

 2021年に生誕100年を迎えるマルコム・アーノルド。優れた映画音楽の作曲家として、また20世紀イギリスを代表するシリアスな交響曲の作曲家として評価されています。
 このアルバムに収録された2つの作品は、アーノルドの対照的な側面をはっきりと示しています。タイトルを見るだけでも興味深い「美食大協奏曲」は、陽気で親しみやすいアーノルド。
 1961年に初演された"ホフナング音楽祭(イギリスで開催されていた抱腹絶倒の冗談音楽祭)"のための作品で(アーノルドは音楽祭の創設者で漫画家のジェラルド・ホフナングの友人だった)、一連のコース料理が音で描かれています。
 ウェイターが儀式用のナプキンを運び入れ、牡蠣をはじめとしたオードブル、スープ、メインのローストビーフ、チーズと続き、デザートのピーチメルバ(こちらはグノーのアヴェ・マリアのパロディ)が到着。そしてコーヒーと食後酒で締めるというもの。
 本来はウェイターが大きな役割を占めますが、音だけで聴いても存分に楽しめます。この曲は世界初録音です。
 転じて、交響曲第9番はシリアスな音楽。病と闘い完成が大幅に遅れてしまったこの曲、アーノルド自身が「地獄を通り抜けた」と語った後に作曲されただけあって、暗鬱な第4楽章の最後で光が差すような長調への転調が強い印象を残します。
 
 

TOCC-355
¥2400
ニコライ・ミャスコフスキー(1881-1950):声楽作品集 第1集
 Notebook of Lyrics 詩の手帳 Op. 72(1946)...世界初録音/
  1. I. Will I forget you? あなたを忘れるとでも?/
  2. II. Like a sail that flashes at times... 時々見え隠れする帆のように/
  3. III. Cloudless April Day 雲ひとつない四月の日 /4. IV. So often at night... 夜になると・・・/
  5. V. My Heart's in the Highlands 私の心はハイランドに/6. VI. My Bonnie Mary マイ・ボニー・メリー
 Romances on Verses by Mikhail Lermontovミハイル・レールモントフの詩によるロマンス Op. 40(1935-36)...世界初録音
  7. I. A Cossack Lullaby コサックの子守歌/8. II. I go out alone on the road... 私はただ一人で旅に出る/
  9. III. No, it is not you whom I love so ardently... いいえ、私が熱心に愛しているのはあなたではない/
  10. IV. To the Portrait 写真に/11. V. The Sun 太陽/
  12. VI. They loved each other... 彼らは愛しあっていた/13. VII. In an Album アルバムの中で/
  14. VIII. Romance ロマンス/15. IX. She sings... 彼女は歌う.../
  16. X. Don't cry, don't cry, my child...泣かないで、泣かないで、わが子よ.../
  17. XI. From an Album アルバムから/
  18. XII. Forgive me! We will not meet again...許して、私たちは二度と会わない...
 ヴァイオリン・ソナタ へ長調 Op. 70(1946-47)...1947年改訂稿の世界初録音
  19. I. Allegro animato
  20. II. Theme (Andante con moto e molto cantabile), Twelve Variations and Coda
 タティアナ・バルスコヴァ(ソプラノ)...1-6、エリザヴェータ・パホモヴァ(ソプラノ)...7-18、
 マリーナ・ディチェンコ(ヴァイオリン)...19,20、オルガ・ソロヴィエヴァ(ピアノ)

 録音2007年5月25日 Moscow Theatre and Concert Centre...19,20 2015年4月29日、6月29日 Studio No. 1, Russian Radio House,Moscow...1-6 2020年1月23、24日 Studio No. 1, Production omplex Tonstudio,Mosfilm, Moscow...7-18

 近代ロシアの作曲家ニコライ・ミャスコフスキー。ベートーヴェン以降の作曲家としては、27曲と異例に多くの交響曲を書いたことで知られる他、13曲の弦楽四重奏曲や9曲のピアノ・ソナタなどさまざまなジャンルの作品を残しています。
 このアルバムでは彼の知られざる2つの歌曲集を収録。控えめな美しさを持つ濃密な作品を楽しめます。
 アルバムの最後にはヴァイオリン・ソナタが置かれていますが、これは1947年にモスクワでこの3つの作品が初演されたコンサートのプログラムに倣ったものです。
 ロシアで活躍する歌手たちとヴァイオリニストの巧みな演奏をお楽しみください。
 
 

TOCC-609
¥2400
ハンス・ヴィンターベルク(1901-1991):ピアノ作品集 第2集 ブリギッテ・ヘルビッヒ(ピアノ...Steinway B, 1910)
 1. Toccata トッカータ(1926)
 ピアノ・ソナタ第1番(1936) 2. I. Agitato/3. II. Adagio/4. III. Molto vivace
 Impressionistische Klavier-Suit 印象派のピアノ組曲(作曲年不詳)
  5. I. Prestissimo leggiero molto/6. II. Con moto (alla gondoliera)/7. III. Vivacissimo
 Suite for Piano ピアノのための組曲(1956)
  8. I. Sehr schnelle Sechzehntel/9. II. Massige Achtel (gemachlich)/10. III. Lebhaft/11. IV. Lebhaft, energisch
 Erinnerungen an Bohmen ボヘミアの思い出(作曲年不詳)
  12. I. Baumblute im Elbtal/13. II. Ein Sommertag am Hirschberger See/
  14. III. Prag im Herbst/15. IV. Winterwanderung
 2-4を除いて世界初録音

 録音 2020年9月3-5日 Rekorda Studio, Bodenkirchen,バイエルン州(ドイツ)

 ユダヤ系チェコ人の作曲家ハンス・ヴィンターベルクの作品集。プラハ音楽院で微分音の作曲家として知られるアロイス・ハーバに師事、作曲法を学びました。
 ブルノを中心に歌劇場やアンサンブルの作曲家として活躍していましたが、1945年にテレジエンシュタットに収容されてしまいます。
 しかし同年5月8日に収容所が解放されたことで、彼は奇跡的に生き延び、戦後の1947年にドイツに移住。この間にもいくつかの作品を作曲しています。
 その後はバイエルン放送のエディターとして、またリヒャルト・シュトラウス音楽院で教育者として働きながら、ドイツ音楽界の発展に寄与しました。
 このアルバムには世界初録音の4曲を含む5作品を収録。ヤナーチェクやラヴェル、シェーンベルクら20世紀の巨匠たちの伝統を受け継ぐエネルギー溢れる作品を楽しめます。
 第1集と同じくブリギッテ・ヘルビッヒの演奏で。
 
 

TOCC-625
¥2400
ピーター・フィッシャー(1956-):吹奏楽のための作品全集
 1. Firedance 炎の踊り(2011/2019改訂)
 トランペット協奏曲(2014-16) 2. I. Vivace/3. II Troubadour/4. III Mambo
 Earthborn, Old as Mountains 地球の生まれ、山のように古く
  5. I. The Yggdrasil Prelude ユグドラシル前奏曲/6. II. Aspens in Autumn 秋のポプラ
 『Magical Being 魔法の存在』のバレエ
  7. I. Dance of the Unicorns ユニコーンの踊り/8. II. Dance of the Sylphs 妖精の踊り/
  9. III. Dance of the Gryphons グリフォンの踊り/
  10. IV. Waltz of the Phoenix フェニックスのワルツ/11. V. Dragon Tarantella ドラゴンのタランテッラ
 世界初録音
  イェンズ・リンデマン(コルネット...2/フルーゲルホルン...3/トランペット...4)
  ミドル・テネシー州立大学ウィンド・アンサンブル、リード・トーマス(指揮)

 録音 MTSU Wright Hall, Murfreesboro, テネシー(USA) 2006年4月14日...7、9-11 2006年11月4日...5、6 2019年11月12日...1 2017年3月2日...2-4、8(ライヴ)

 1956年、カリフォルニア州、マーティネズに生まれたピーター・フィッシャー。サンフランシスコのベイエリアでサンタクルーズ山脈を眺めながら子供時代を過ごしたフィッシャーは、最初は科学者を志していたといいます。
 しかしエルトン・ジョンの歌を知ってからはポピュラー音楽に傾倒、16歳のときにピアノを学び始め、その後ギターも習得、ロック・バンドに参加したのち、音楽の道に進むことを決意しました。
 そんなフィッシャーの作品はジャズやロックの香りが感じられる都会的な雰囲気を湛えています。
 このアルバムに収録された作品も、ストラヴィンスキー、レブエルタス、バーンスタインらの影響を感じさせる、マンボ、タンゴ、タランテッラ、ワルツなど舞曲を元に、現代的なひねりが加えられた活気ある仕上がりです。
 



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TOCCATA NEXT



TOCN0010
¥2400→\2190
カタロニアの小協奏曲集と幻想曲集
 マルク・ミゴ(1993-): Fantasia popular 人気の幻想曲(2016/2017改訂)
  1. Overture 序曲/2. Pastoral (El rossinyol) 牧歌(ナイチンゲール)/
  3. Processo (La dama d'Arago) 行列(アラゴンの女)/
  4. Scherzo (En Pere Gallerí) スケルツォ(ペレガレリ)/5. Coda コーダ
 フアン・マネン(1883-1971): ヴァイオリン小協奏曲 Op. A-49(作曲年不詳)
  6. Moderato energico - Un poco piu mosso e deciso - Animato/
  7. Andante espressivo - Moderato (come prima)/8. Allegro - a tempo - Cadenza - Allegro
 ミゴ: ピアノ小協奏曲(2016)
  9. Moderato/10. Perpetuum Mobile - Allegro
 11. ミゴ: Epitafi a Hans Rott ハンス・ロットの墓碑銘 - 弦楽のための(2015)
 12. マネン: Rapsodia catalana カタロニア・ラプソディ Op. A-50 (1954)
 
 世界初録音
  カリーナ・マクタ(ヴァイオリン)...6-8、セルジ・パチェコ(ピアノ)...9、10、
  ダニエル・ブランチ(ピアノ)...12、ウクライナ国立交響楽団、ヴォロディミール・シレンコ(指揮)

 録音 2018年10月7-11日 Concert Hall of Ukrainian Radio,キエフ(ウクライナ)

 近代カタロニアで活躍した作曲家、フアン・マネンと1993年生まれのマルク・ミゴの作品集。二人とも作品にカタロニアの伝統音楽を採り入れており、その作風はマヌエル・デ・ファリャを思わせる斬新さを特長としています。
 フアン・マネンは管弦楽曲から歌曲まで数多くの作品を残しましたが、マネン自身が優れたヴァイオリニストであったため、このアルバムに収録されたヴァイオリン協奏曲でもロマンティックな情緒を湛えた美しい旋律を聴くことができます。
 マルク・ミゴは16歳の誕生日に祖父からCDコレクションを贈られクラシック音楽に開眼したという若き作曲家。カタロニアで学んだ後、ニューヨークに移住。ジュリアード音楽院で学び、2018年にオーケストラ作曲賞を受賞するなど注目の逸材です。
 このアルバムには3作品が収録されており、「ハンス・ロットの墓碑銘」は彼が敬愛するウィーンの作曲家へのオマージュとして作曲されています。
 
 


TOCN0014
¥2400
3世紀にわたるロシアのヴィオラ・ソナタ集 バジル・ヴァンドリエス(ヴィオラ)
ウィリアム・デイヴィッド(ピアノ)
 ミハイル・グリンカ(1804-1857):ヴィオラ・ソナタ ニ短調(1825/28)(ヴァディム・ボリソフスキーによる編曲&補筆完成版)
  1. I. Allegro moderato/2. II. Larghetto ma non troppo
 レヴォル・ブーニン(1924-1976):ヴィオラ・ソナタ ニ短調 Op. 26(1955)...デジタル初録音
  3. I. Allegro appassionato/4. II. Andantino semplice/5. III. Sostenuto - Allegro spirituoso
 イヴァン・ソコロフ(1960-): ヴィオラ・ソナタ(2006)
  6. I. Allegro moderato/7. II. Andante/8. III. Allegro/9. IV. A tempo (lugubre 陰鬱に)
 ヴィッサリオン・シェバリーン(1902-1963):ヴィオラ・ソナタ へ短調 Op. 51 No. 2(1954)...デジタル初録音
  10. I. Con liberta - Allegro/11. II. Andante con moto/12. III. Allegro assai

 録音 2020年9月28日-10月1日 Mathie Music Salon, Glendale, コロラド(USA)

 このアルバムに収録された4人の作曲家の活躍時期は3世紀にわたりますが、誰もがヴィオラを深い音色を際立たせ、存分に歌わせる方法に熟知していました。
 「ロシア音楽の父」グリンカの未完のソナタは、「ロシアのヴィオラ音楽の父」と呼ばれるヴァディム・ボリソフスキーによる補筆完成版で聴くことができます。
 ボリソフスキーがこの補筆を行った頃は、大編成のオーケストラ作品やオペラをもてはやし、小編成の作品にはあまり目をくれなかったソ連当局の方向性により、音楽院でのヴィオラの指導のサポートもなかなか進みませんでした。
 そのためこの楽器を専門的に学ぶ学生もほとんど存在せず、新しいヴィオラのための作品があまり生まれなかった時代でした。その後は作曲家と演奏家が協力し、楽器のためのレパートリーを拡大、レヴォル・ブーニンの作品は優れたヴィオラ奏者としても活躍したルドルフ・バルシャイのために書かれています。
 またシェバリーンとソコロフのソナタは作曲年代が50年近く違うものの、どちらもヴァイオリン・ソナタ、チェロ・ソナタと併せて3部作として作曲されています。抒情あふれる作品をお楽しみください。
 



<LP>


FONE


2LP148
(2LP)
特別価格/
初回完全限定生産
¥11700
USA製高品質LP!ガイル・ベの「ゴルトベルク変奏曲」!
 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
ガイル・ベ(ピアノ)

 全世界496枚限定生産! USA製高品質LP!ガイル・ベの「ゴルトベルク変奏曲」!

 ☆オランダ出身の注目ピアニスト、ガイル・ベの「ゴルトベルク変奏曲」!
 ☆496枚完全限定生産!
 ☆USA製高品質アナログ盤!

 1994年オランダ出身のピアニスト、ガイル・ベ(ギル・ベ)によるファースト・アルバム、スタイリッシュな「ゴルトベルク変奏曲」が、アメリカ製(Quality Record Pressings)の超高品質限定プレスLP2枚組セットとなってリリース!

 幼い頃から才能に恵まれた彼女は15歳の時に国際スタインウェイ&サンズ・ピアノ・コンクールの最優秀賞を受賞し、2018年にはベーゼンドルファー・アーティストに選出、オランダ王室のためにも演奏を行っています。
 レコーディングはノイマンU47とU48の真空管マイクを用いてイタリア・ミラノにあるサーラ・デル・エルメリーノで行われ、レーベルの売りでもあるシニョリッチ・システムによるマスタリングが行われています。
 Foneならではの歴史的空間の音響効果を活かしたナチュラル・サウンドで、若き名手によるゴルトベルクをお楽しみください。
 アナログ盤製作は、目視による平面度のチェックや、傷や汚れの有無の確認、そしてサンプルのリスニングテストなど、一枚一枚細心の注意を払った品質管理によって行われています。

 ※録音:2019年11月4日ー5日、カーサ・デラ・ムジカ 「サーラ・デル・エルメリーノ」(イタリア、ミラノ)
 ※重要:当タイトルは完全数量限定生産(初回生産限定)のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。(代理店)
 

 Printed in USA
  Limited Edition 496 copies、Pure Analogue Recording 、Pure Analogue Cutting、One-Stage Pressing Process、180gr. Virgin Vinyl Pressing、Heavy Quality Sleeves、33rpm
 Audiophile Pressing
  HiFi Reference、natural sound recording、Tube Processed Analog Master、Special Markets



 

LP146
(1LP)
特別価格/
初回完全限定生産
¥8700
ノン・ソロ・タンゴ ~ ライヴ
 ルイス・バカロフ:イル・ポスティーノ
 カルロス・ガルデル:首の差で
 ピアソラ:
  天使のミロンガ、アヴェ・マリア、
  アディオス・ノニーノ、エスクアロ(鮫)、
  オブリビオン(忘却)、リベルタンゴ
フィリッポ・アルリア(ピアノ)
チェーザレ・キアッキアレッタ(バンドネオン)

 ☆496枚完全限定生産! USA製高品質アナログ盤!

 ピアッジオ博物館のオーディトリアムで行われたFONEミュージック・フェスティヴァル2019の5つのライヴ録音のうちの1つ。
 アルバム「デュエッタンゴ(SACD167)」が大ヒットとなったフィリッポ・アルリオとチェーザレ・キアッキアレッタによるピアノ&バンドネオン・デュオ・アルバム「ノン・ソロ・タンゴ」が、アメリカ製(Quality Record Pressings)の超高品質限定プレスLPとなってリリース!

 イタリアの若きピアニスト、教師、指揮者、そしてジャズ・ピアニストとしても活躍するフィリッポ・アルリオと、イタリアを代表するバンドネオン&アコーディオン奏者、チェーザレ・キアッキアレッタによる、ピアノとバンドネオンのデュオ。
 リベルタンゴ、オブリビオンをはじめとするピアソラの傑作集に、タンゴの名曲「首の差で(ポル・ウナ・カベサ)」、イタリア映画界の巨匠ルイス・バカロフがアカデミー賞を受賞した「イル・ポスティーノ」などまばゆい名品を情熱と哀愁のバンドネオンで披露。
 アナログ盤製作は、目視による平面度のチェックや、傷や汚れの有無の確認、そしてサンプルのリスニングテストなど、一枚一枚細心の注意を払った品質管理によって行われています。

 ※録音:2019年4月13日、ピアッジオ博物館オーディトリアム(イタリア)
 ※重要:当タイトルは完全数量限定生産(初回生産限定)のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。(代理店)
 

 Printed in USA
  Limited Edition 496 copies、Pure Analogue Recording 、Pure Analogue Cutting、One-Stage Pressing Process、180gr. Virgin Vinyl Pressing、Heavy Quality Sleeves、33rpm
 Audiophile Pressing
  HiFi Reference、natural sound recording、Tube Processed Analog Master、Special Markets
 
 

LP147
(1LP)
特別価格/
初回完全限定生産
¥8700
デュエンデ ~ ライヴ
 カステルフラナート:
  アクアマリーナ*、フラメンティ・ディ・コンキーリャ*
 バルボーザ:Trem das onze*
 カステルフラナート:アパッシオナータ*
 ニコラ・ディ・バリ:はじめての大切なもの*
 カステルフラナート:タイムレス、セラム*、ソリテュード*
 マンシーニ:ピンク・パンサー*
アンドレア・カステルフラナート
 (アコースティック・ギター、 ナイロン・ギター*)

 ☆496枚完全限定生産! USA製高品質アナログ盤!

 ピアッジオ博物館のオーディトリアムで行われたFONEミュージック・フェスティヴァル2019の5つのライヴ録音のうちの1つ。
 FONEレーベル常連アーティストの1人、イタリア出身のフィンガーギタリスト、アンドレア・カステルフラナートのアルバム「DUENDE」が、アメリカ製(Quality Record Pressings)の超高品質限定プレスLPとなってリリース!
 アコースティック・ギターとナイロン・ギターを弾き分け、自作の新しい曲を中心に、ニコラ・ディ・バリの「はじめての大切なもの(La prima cosa bella)」やジュリオ・チェーザレ・リッチがコレクションしている「ピンク・パンサー」のテーマなどなど魅力的なナンバーを披露。
 アナログ盤製作は、目視による平面度のチェックや、傷や汚れの有無の確認、そしてサンプルのリスニングテストなど、一枚一枚細心の注意を払った品質管理によって行われています。

 ※録音:2019年4月6日、ピアッジオ博物館オーディトリアム(イタリア)
 ※重要:当タイトルは完全数量限定生産(初回生産限定)のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。(代理店)
 

 Printed in USA
  Limited Edition 496 copies、Pure Analogue Recording 、Pure Analogue Cutting、One-Stage Pressing Process、180gr. Virgin Vinyl Pressing、Heavy Quality Sleeves、33rpm
 Audiophile Pressing
  HiFi Reference、natural sound recording、Tube Processed Analog Master、Special Markets
 




REFERENCE RECORDINGS(LP)


RR 906LP
(2LP)
¥8200
『トゥッティ!』 オーケストラ・サンプラー
 LP1
  A 面
   1.リムスキー=コルサコフ:『雪娘』~道化師の踊り (3'50)
   2.チャドウィック:交響的組曲 (7'24)
   3.ロン・ネルソン:ロッキー・ポイントの休日 (5'00)
   4-5.ストラヴィンスキー:バレエ『火の鳥』組曲より子守歌 & 終曲 (6'27)
     大植英次(指)ミネソタ管弦楽団
  B 面
   1. サン=サーンス:歌劇『サムソンとデリラ』よりバッカナール/
     大植英次(指)ミネソタ管弦楽団(LPのみ収録) (7'30)
   2.モーツァルト:ピアノ協奏曲第21 番より第2 楽章/
     ユージン・イストミン(ピアノ)ジェラード・シュワルツ(指)シアトル交響楽団 (6'13)
   3. ポール・パレー:交響曲第1 番より第2楽章/
     ジェリー・ジャンキン(指)ダラス・ウィンド・シンフォニー (4'43)
   4.ブルックナー:交響曲第9番より第2楽章/スクロヴァチェフスキ(指)ミネソタ管弦楽団 (3'46)
 LP2
  C 面
   1.ヴィヴァルディ:協奏曲ヘ長調RV.569 よりアレグロ/
     ニコラス・マッギガン(指)フィルハーモニア・バロック・オーケストラ (4'39)
   2.アーノルド:パドストウ・ライフボードOp.94/
     ジェリー・ジャンキン(指)ダラス・ウィンド・シンフォニー (3'14)
   3.イベール:寄港地/ 大植英次(指)ミネソタ管弦楽団 (5'29)
   4.R. シュトラウス:一日の詩/
     ティモシー・シーリグ(指)フォート・ワース室内管、タートル・クリーク合唱団 (4'49)
  D 面
   1.ヤナーチェク:交響的組曲『マクロプロス事件』より第2 幕/
     ホセ・セレブリエール(指)チェコ国立ブルノフィルハーモニー管弦楽団 (4'16)
   2. 大植英次:E.C.F. from Presque Isle(世界初録音)/ 大植英次(指)ミネソタ管弦楽団 (2'46)
   3-4. ムソルグスキー/ラヴェル編:展覧会の絵より『バーバ・ヤーガの小屋』&『 キエフの大門』/
     大植英次(指)ミネソタ管弦楽団 (5'13)

 世界中のオーデォマニアを納得させる優秀録音の数々がアナログ盤で登場

 限定盤、180g

 その録音の凄さでオーディオーファイルとして有名なオーディオマニア御用達のレーベル、リファレンス・レコーディングス。
 以前通常CD(RR906)とSACDHybrid盤(RR906SACD/廃盤)で発売されていた大植英次&ミネソタ管など数々の録音の聴き所を集めた『Tutti!』のアナログ盤が登場。
 香港のシルクロード・ミュージックの企画でパウラー・アコースティックス社のハンス=イェルク・マウクシュによるマスタリング、ドイツのパラス社でプレスされました。
 名エンジニア、キース・O・ジョンソンの超絶録音を存分に楽しむことができる内容です。
 
















9/8(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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C’AVI-MUSIC



PCAVI8553490
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
アダム・フィッシャーとデュッセルドルフ響!
 マーラー・サイクル最終巻、「悲劇的」!

  マーラー:交響曲第6番イ短調《悲劇的》
アダム・フィッシャー(指揮)
デュッセルドルフ交響楽団
8553490
¥2600→\2390

 ☆ハンガリーの名指揮者アダム・フィッシャーとデュッセルドルフ交響楽団!
 ☆ついに至高のマーラー・サイクル最終巻。ロックダウンの直前にライヴ録音された交響曲第6番 《悲劇的》が登場!

 ハンガリーが誇る敏腕指揮者ファミリー、フィッシャー兄弟の兄アダム・フィッシャーと、彼が2015/2016シーズンから首席指揮者を務めるデュッセルドルフ交響楽団。
 これまで英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」に度々選ばれ、「交響曲第1番」では2019年の英BBCミュージック・マガジン賞で見事「オーケストラ賞」を受賞するなど、着実に評価を積み上げてきたマーラー交響曲チクルス。
 ついに最終巻となるシリーズ第10巻、交響曲第6番 《悲劇的》が登場!

 2020年の2月末から3月初旬にかけて、デュッセルドルフ・トーンハレで3回のライヴ演奏が行われ、録音されたマーラーの「交響曲第6番」。
 その直後にコロナ・パンデミックによる最初のロックダウンが始まり、その後多くの音楽仲間の生活を破綻させました。
 交響曲第6番が描かれた時代や内容と今回のパンデミックの類似性も感じ、「今後、私のマーラー第6番と言えば、パンデミックと最後のコンサートを連想せざるを得ない」とアダム・フィッシャー自身が振り返る印象的なライヴとなりました。
 巨大なオーケストラをコントロールしながら、緻密な室内楽的なサウンド作りも繊細に組み立てて来たアダム・フィッシャー&デュッセルドルフ・フィルのマーラー第6番。シリーズの締めくくりに相応しい堂々たる「悲劇的」にご期待ください!

 ※録音(ライヴ):2020年2月27日-3月2日、デュッセルドルフ・トーンハレ(ドイツ)

 
 
 


8553491
(2CD)
特別価格
¥3600
シャガエグ・ノスラティ(ピアノ)
J.S.バッハ:6つのパルティータ BWV.825-830

 CD1 ~ パルティータ
  第4番 ニ長調 BWV.828/第3番 イ短調 BWV.827/
  第1番 変ロ長調 BWV.825/
 CD2 ~ パルティータ
  第2番 ハ短調 BWV.826/第5番 ト長調 BWV.829/
  第6番 ホ短調 BWV.830
シャガエグ・ノスラティ(ピアノ)

 ドイツのバッハ弾き、シャガエグ・ノスラティ!バッハの「6つのパルティータ」全曲!

 ☆ライプツィヒ国際バッハ・コンクールで第2位に輝いたドイツの若きバッハ弾き!
 ☆シャガエグ・ノスラティの新たなバッハ・アルバムは、「6つのパルティータ」!

 1989年ドイツのボーフム生まれのピアニスト、シャガエグ・ノスラティ(シャハイェフ・ノスラーティ)は、ライプツィヒの国際バッハ・コンクール2014で第2位を受賞し、2つのバッハ・アルバムをリリースするなど、若きバッハ弾きとして注目を浴びています。
 シャルル=ヴァランタン・アルカンの超絶技巧アルバム(8553104)でも新たな一面を魅せてくれたシャガエグ・ノスラティが贈る新しいバッハ・アルバムは、「鍵盤楽器のための練習曲」という控えめなタイトルで出版されながらも、多様なスタイルが交錯する印象的な舞曲集「6つのパルティータ BWV.825-830」を録音。
 作品番号順に収録するのではなく、CDの最初に序曲的な性格の作品(第4番の序曲と第2番のシンフォニア)を配置し、長調と短調のバランスや最初と最後の曲の対比なども考慮して組み上げられた2枚組アルバム。
 バッハを史上最高の作曲家と認め、「バッハの音楽を愛する理由は無数にある」と語るノスラティが、スタインウェイの煌びやかな音色で引き出すバッハの魅力をご堪能ください。

 ※録音:2019年3月、センデザール・ブレーメン(ドイツ)
 ※使用楽器:スタインウェイ D No. 597020

 
 
 


8553391
(3CD)
特別価格
¥4800
トビアス・コッホ(フォルテピアノ)
新しい道を求めて ~ ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番~第18番

 CD1 ~ ピアノ・ソナタ
  第8番ハ短調 Op.13《悲愴》/第9番ホ長調 Op.14-1/
  第10番ト長調 Op.14-2/第11番変ロ長調 Op.22/
 CD2 ~ ピアノ・ソナタ
  第12番変イ長調 Op.26《葬送》/第13番変ホ長調 Op.27-1/
  第14番嬰ハ短調 Op.27-2《月光》/第15番ニ長調 Op.28《田園》/
 CD3 ~ ピアノ・ソナタ
  第16番ト長調 Op.31-1/第17番ニ短調 Op.31-2《テンペスト》/
  第18番変ホ長調 Op.31-3《狩り》
トビアス・コッホ(フォルテピアノ)

 トビアス・コッホのベートーヴェン!3台のフォルテピアノで弾く11のソナタ!

 ☆ドイツの注目ピリオド楽器奏者、トビアス・コッホ!
 ☆3台のフォルテピアノを弾き分けた、「悲愴」や「月光」「テンペスト」などを含む11のピアノ・ソナタ!

 ピリオド楽器奏者として評価を高めてきたドイツの鍵盤楽器奏者、トビアス・コッホ。
 キャリアの最初から歴史的な鍵盤楽器の表現力に魅了され、ハープシコード、クラヴィコード、タンジェント・ピアノ、フォルテピアノ、オルフィカ、ペダル・ピアノ、オルガン、ロマンティック・グランドピアノなど様々なピリオド楽器を広範な音楽的研究と実践研究によって選択し、多くの名盤を生み出してきました。

 トビアス・コッホの特大リリースとなるベートーヴェン3枚組アルバムは、彼が長年続けてきたバート・クロツィンゲン城のコンサート・シリーズの枠組みで「ベートーヴェン ~ 新しい道を求めて(Beethoven - in search of new paths)」と題して行われたリサイタルからの録音です。
 ベートーヴェンが友人に対して「これまでの作品に不満がある」、「新しい道を歩むつもり」と明かしたと言われている時期、1797年から1802年にかけて書かれた11曲の革新的なピアノ・ソナタたち。
 作品とほぼ同時代に作られた3つのフォルテピアノ(ピリオド・ピアノ)を弾き分け、「悲愴」や「月光」、「テンペスト」などの革命的な傑作を含む個性的で多様なソナタを表情豊かに描いています。

 ※録音:2017年4月(CD1)、2016年4月(CD2)、2014年3月(CD3)、バート・クロツィンゲン(ドイツ)
 ※使用楽器:Johann Gottlieb Fichtl, Vienna, 1803(CD1)、Nanette Streicher, Vienna, 1816(CD2)、Michael Rosenberger, Vienna, 1810(CD3)
 
 

8553326
¥2600
ダニエル・ハイデ(ピアノ)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.1

 ピアノ・ソナタ第10番ト長調 Op.14-2
 ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 Op.27-1
 ピアノ・ソナタ第9番ホ長調 Op.14-1
 ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 Op.13 《悲愴》
ダニエル・ハイデ(ピアノ)

 ダニエル・ハイデによるソロ録音始動!ベートーヴェンの中期ピアノ・ソナタ!

 ☆名伴奏者として人気のダニエル・ハイデによるソロ・レコーディング!
 ☆ベートーヴェンの中期ピアノ・ソナタ!

 ヴァイマール出身のピアニスト、ダニエル・ハイデは、アンドレ・シュエンとのコラボレーションを始め、彼の世代でもっとも人気のある歌曲伴奏者及び室内楽奏者の1人。
 故郷のフランツ・リスト音楽院でルートヴィヒ・ベッツェルに師事し、クリスタ・ルートヴィヒとディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウからの先駆的な提案を受けて以来、彼はヨーロッパとアジアでコンサートを行ってきました。

 2020年のコロナ・パンデミックにより予想外の時間が生まれ、新たにベートーヴェンの広大なソナタに向き合うこととなったダニエル・ハイデのベートーヴェン第1巻。彼の最初の教師でもあった母(ピアニスト&歌手)から、ヴィルヘルム・ケンプ、エドウィン・フィッシャー、ヴィルヘルム・バックハウス、ヴァルター・ギーゼキングなど、ベートーヴェンの偉大な解釈者の名を教わり、自分で最初に購入したCDはギーゼキングが1965年に録音したベートーヴェンのOp.13、Op.14、Op.27のソナタ集でした。
 長い間お気に入りであった思い出のCDと同じプログラムで、記念すべきベートーヴェンのソナタ集をスタートします。

 ※録音:2020年7月、エッタースブルク城(ヴァイマール、ドイツ)
 
 

8553084
¥2600
ヤナーチェク:ピアノ作品集
 霧の中で/草かげの小径にて 第1集/
 ないしょのスケッチ/思い出 JW VIII/32
オレーナ・クシュプラー(ピアノ)

 歌手であるゾルヤーナ・クシュプラーとの双子デュオとしても活動する、ウクライナ生まれのドイツ人ピアニスト、オレーナ・クシュプラー。
 彼女が若いころから魅了されてきたという、ボヘミアの巨匠レオシュ・ヤナーチェクの音楽。
 超絶技巧のための超絶技巧というものはヤナーチェクのアプローチにはなく、詩的で自伝的な、美しくも物悲しいピアノ小品の数々を深遠な表現で紡いでいます。

 ※録音:2020年3月、イエス・キリスト教会(ベルリン=ダーレム)
 
 

8553039
¥2600
PREMICES ~
 ドビュッシー、シェーンベルク、シュトラウス、リーム:歌曲集

  ドビュッシー:忘れられたアリエッタ L.60 ~ 6つの歌
  ヴォルフガング・リーム(b.1952):3つのヘルダーリンの詩
  R.シュトラウス:4つの歌 Op.22
  シェーンベルク:4つの歌 Op.2
  ドビュッシー:
   美しい夕暮れ L.84、月の光 L.86、
   死後のなまめかしさ L.50、ロマンス L.56、まぼろし L.57
シェヴァ・テオヴァル(ソプラノ)
ダニエル・ハイデ(ピアノ)

 ブリュッセルでブルース・ミュージシャンの娘として生まれ、10代の頃に既にフランスのアートソングに恋をしていたというソプラノ歌手、シェヴァ・テオヴァルが歌うドビュッシーを中心とした歌曲集。
 シェヴァ・テオヴァルは18歳で渡独し、ケルン音楽舞踊大学、その後ロンドンの王立音楽アカデミーで歌曲の多くのレパートリーを習得し、23歳のときには、エリザベート王妃国際コンクールで史上最年少の入賞者にもなりました。

 ※録音:2020年1月、SWRスタジオ(ドイツ)
 




DA VINCI CLASSICS



C00420
¥2600
バロッコ ~ チェロ四重奏のための作品集
 ヴィヴァルディ:協奏曲ト短調 RV.531
 チャイコフスキー:子供のアルバム Op.39より(チェロ四重奏版)
 ソッリマ:隠された音
 クイーン:ボヘミアン・ラプソディ
 メタリカ:ナッシング・エルス・マターズ
 レッド・ツェッペリン:天国への階段
 ピアソラ:忘却(オブリビオン)、フーガと神秘
 バーンスタイン:マリア
 エルフマン:ザ・シンプソンズ・テーマ
チェロプレイ・クヮルテット
 〔フィリッポ・ブルキエッティ(チェロ)、
  シモーネ・センタウロ(チェロ)、
  フランチェスカ・ガッディ(チェロ)、
  クリスティアーノ・サッキ(チェロ)〕

 ヴィヴァルディからソッリマ、そしてクイーン、レッド・ツェッペリンへ!

 2015年に結成されたチェロ四重奏団「チェロプレイ・クヮルテット」が贈る「バロッコ」は、1つのジャンルに収まりきることのないスケールの大きなプロジェクト!
 ヴィヴァルディの有名な協奏曲からチャイコフスキー、さらには鬼才ソッリマへと繋がり、ジャンルの壁を飛び越えてクイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」やメタリカ、レッド・ツェッペリンの音楽が繰り広げられる「バロッコ」プロジェクトは、編成や様々なジャンルの名曲の間には音楽的な障壁が無いことを教えてくれるユニークかつ大胆なプログラムです。
 チェロ・クヮルテットが繰り広げるエキサイティングなジャンルレスの世界を存分にお楽しみ下さい!

 ※録音:2021年1月5日-17日、ソノリア・レコーディングス・プラット(プラート、イタリア)
 


C00417
¥2600
マルコ・ソッリーニ
ショパン:ワルツ全集

 ワルツ第1番変ホ長調 Op.18《華麗なる大円舞曲》/
 3つの華麗なるワルツ Op.34/ワルツ第5番変イ長調 Op.42《大円舞曲》/
 3つのワルツ Op.64/2つのワルツ Op.69/
 3つのワルツ Op.70/ワルツ第16番変イ長調 KK.IVa-13/
 ワルツ第15番ホ長調 KK.IVa-12/ワルツ第14番ホ短調 KK.IVa-15/
 ワルツ第19番イ短調 KK.IVb-11/ワルツ第17番変ホ長調 KK.IVb-10/
 ワルツ第18番変ホ長調 KK.IVa-14
マルコ・ソッリーニ(ピアノ/スタインウェイ)

 シャンドス(Chandos)レーベルに4枚のロッシーニのピアノ作品集を録音し、その演奏と価値の高さがドイツ・ロッシーニ協会から絶賛されたイタリアの名ピアニスト、マルコ・ソッリーニ。
 レオンカヴァッロやプッチーニ、ジョルダーノ、マスカーニ、ベッリーニなどのイタリア音楽の紹介に取組み、ローマ国際ピアノ・コンクールなど様々なコンクールで審査員を務めるなど幅広く活躍する名手が取り組んだショパンのワルツ全集。
 様々なピアニストが奏でてきた名作中の名作で、ソッリーニが新鮮な解釈も聴かせてくれています。

 ※録音:2010年6月13日-12日、サン・マルコ教会(ポンツァーノ・ディ・フェルモ、イタリア)
 

C00418
¥2600
忘却 ~ ギターのためのピアソラへのオマージュ ルイージ・アッタデモ(ギター)
 ピアソラ:悲しきゴルド/
 コシモ・カロヴァーニ(1991-):私が泣くのを見るために/
 ピアソラ:La Fortezza Dei Grandi Perche(大いなる理由の砦)/
 ジャコモ・スサーニ(1995-):プレリューディオ・ゼロ/
 ピアソラ:Sera que estoy llorando(泣いているのかもしれない)/
 エルヴィラ・ムラトーレ(1985-):湖の歌を待ちながら/
 ピアソラ:迷子の小鳥たち/
 エドアルド・ダドーネ(1992-):アレニーレ/
 ピアソラ:操り人形/
 マルコ・デ・ビアージ(1977):即興曲第12番/
 ピアソラ:ハシント・チクラーナ/
 マウロ・モンタルベッティ(1969-):ゆっくりと消えていく忘却の彼方へ/
 ピアソラ:誰かがタンゴに呼びかける/
 ニコラ・ヤッペッリ(1975-):アクセントと願い/
 ピアソラ:ロコへのバラード/
 マルコ・ラメッリ(1984-):6本の弦の夢/
 ピアソラ:6時の鐘が鳴る時/
 カルロ・ガランテ(1959-):オメナヘ ~ アストラ・ピアソラのトンボー

 スペインのリナーレスにあるアンドレス・セゴビア・アーカイヴでタンスマンやカサド、パイッサなどの知られざる未出版作品の発掘を行うなど、多くの実績を残しているナポリ出身のギタリスト、ルイージ・アッタデモ。
 アストル・ピアソラに捧げるアニヴァーサリー・アルバムは、アッタデモ自身のギターアレンジによるピアソラの作品と、現役の作曲家たちのギター作品を交互に演奏するプログラム。
 アッタデモのギターが、ピアソラのタンゴと、20~21世紀の新しいタンゴのコントラストを巧みに描いています。

 ※録音:2021年2月23日&26日、スタジオエンメ(カレンツァーノ、イタリア)
 

C00416
¥2600
《セイキロスの墓碑銘》によるファンタジー ~ ギター独奏のための作品集
 ロドリーゴ:トッカータ
 ゲラルド・ドロスト(1955-):2つの歌 Op.172
 シモーネ・イアンナレッリ(1970-):幻想曲ニ長調
 バリオス:森に夢見る
 ドロスト:万華鏡のようなワルツ
 アサド:《セイキロスの墓碑銘》によるファンタジー
サノス・ミトサラス(ギター)

 ダダリオ社(D'Addario)のアーティスト&アンバサダーを務めているギリシャのギタリスト、サノス・ミトサラス。
 ギター独奏のため書かれた難曲の1つとして知られるロドリーゴの「トッカータ」やバリオスの名曲「森に夢見る」に加え、アルバムのタイトルにもなっているアサドの「《セイキロスの墓碑銘》によるファンタジー」などミトサラスに献呈された作品も収録されています。

 ※録音:2019年1月-12月



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NIFC



NIFCCD119120
(2CD)
特別価格
¥3600→\3290
ルーシー・ファン・ダールの秘蔵録音!
 ポーランド初期バロック作曲家
  ヤジェンプスキ:カンツォーナとコンチェルト集


 アダム・ヤジェンプスキ(c.1590-1649):
  2声、3声または4声と通奏低音のためのカンツォーナとコンチェルト集(1627)
   (オリジナル楽器による世界初録音)
 ルーシー・ファン・ダール(ヴァイオリン1&芸術監督)、マリネッテ・トロースト(ヴァイオリン2)、
 ヤネケ・グイタルト(ヴァイオリン3)、ブルース・ディッキー(ツィンク)、シャルル・トゥト(トロンボーン)、
 アルベルト・グラッツィ(バスーン)、リヒテ・ファン・デル・メール(ヴィオラ・ダ・ガンバ1)、
 ライナー・ツィパーリング(ヴィオラ・ダ・ガンバ2)、ティティア・デ・ズヴァールト(ヴィオラ・ダ・ガンバ3)、
 フィオラ・デ・ホーフ(チェロ)、マイケル・フェントロス(テオルボ)、
 アンソニー・ウッドロウ(ヴィオローネ)、ジャック・オッホ(クラヴィチェンバロ、オルガン)

 ルーシー・ファン・ダールの秘蔵録音!古楽器によるアダム・ヤジェンプスキ1993年録音!

 ☆オランダ古楽界の巨匠ルーシー・ファン・ダールの秘蔵録音がNIFCから登場!
 ☆ポーランド・バロック、アダム・ヤジェンプスキの「カンツォーナ&コンチェルト集」を初めてオリジナル楽器で演奏した1993年録音!

 グスタフ・レオンハルト、フランス・ブリュッヘン、トン・コープマンらオランダの巨匠たちと幅広く協力し、ブリュッヘンと共同で18世紀オーケストラを創設するなど古楽界の発展に寄与し、アムステルダム音楽院やハーグ王立音楽院で多くの後進を育成してきたオランダを代表するバロック・ヴァイオリニスト、ルーシー・ファン・ダール。NIFC(ポーランド国立ショパン研究所)の自主レーベルから、ポーランド放送の音源として残されていたルーシー・ファン・ダールの1993年の貴重な録音がリリース!

 ポーランド国王ジグムント3世の宮廷で重用されたポーランド初期バロックの作曲家&ヴァイオリニスト、アダム・ヤジェンプスキ(c.1590-1649)の「カンツォーナとコンチェルト集」は、ヴァイオリン、管楽器、ヴィオラ・ダ・ガンバの中からの様々な組み合わせによる2声~4声までと通奏低音で演奏される器楽曲集。
 ポーランド・バロック最古のコレクションとも言われるヤジェンプスキの作品を、ルーシー・ファン・ダールを筆頭にアメリカの名コルネット(ツィンク)奏者ブルース・ディッキーなど、当時の歴史的演奏のエリートたちが、初めてオリジナル楽器を用いてレコーディングし、その後のマイルストーンとなった名録音です。

 ※録音:1993年10月18日-25日、ポーランド放送コンサート・スタジオ S-1(ポーランド、ワルシャワ)

  




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 この伝説のバッハの録音は1999年。
 この演奏を知ってから、なかなか他の人の演奏で聴けない。


これは間違いなく宗教曲
ルーシー・ファン・ダール
バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集第1・2集


(2007年)「このNAXOSを聴け!」より

  10年ほど前、ファン・ダールはNAXOSからリリースしたバッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」新録音で音楽界をあっと言わせた。

 いまさらその経歴を言うのもおこがましいが、彼女はシモン・ゴールトベルクのオランダ室内楽団のメンバーとして活躍しながら、バロック・ヴァイオリンに傾倒。その後レオンハルト、ブリュッヘン、クイケン兄弟たちと共演、さらにブリュッヘンと共に18世紀オーケストラを創立して18年に渡りコンサートマスターを務め、最近ではビルスマらと共にラルキブデッリでも演奏している。

 間違いなく古楽器ブームを作り上げた立役者のひとりである。

 そんな重鎮ともいえる彼女が作り上げたバッハの「無伴奏」アルバムは、当然のことながらすばらしかった。
 それは、「そんな経歴を持った人が録音したからすばらしかった」、のではなく、「こんなすばらしい演奏を録音した人が実はそんな経歴の持ち主だった」、という具合で、この録音を聴いて初めて彼女の存在を知った人は多かった。
 彼女のそのアルバムは各誌で絶賛され、ようやく「本格派レーベル」として一歩足を踏み出し始めた初期NAXOSの背中を力強く押した。


 しかし・・・時代はなかなか冷酷だった。

 ファン・ダールのアルバムがリリースされたすぐそのあとに登場した、若手女流ヴァイオリニスト、レイチェル・ポッジャーのバッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」(CHANNEL CLASSICS)。

 彼女もまたファン・ダール同様バロック・ヴァイオリンでこの曲に挑戦。
 そのはちきれんばかりの才能と高度なテクニックに音楽ファンは騒然。
 つい先ごろファン・ダールの演奏に向けた賞賛の言葉を、今度はあっという間にこの「じゃじゃ馬ポッジャー」に向け始めた。

 実際その感性は驚くべきものだった。
 その後しばらく古楽ヴァイオリンの話題は、この若手美人奏者に集中した。
 ポッジャーに比べるとファン・ダールの演奏は真摯でひたむきではあるが、万人に強烈に訴えかける派手さに欠けていた。
 そしてさらに、この曲こそ録音していないが、90年代に現れたビオンティ、マンゼ、ガッティといった鮮烈なる天才たちのまえに、ファン・ダールの影はいよいよ薄くなって、それからほとんど話題になることはなかった。


 それから2年後、ファン・ダールはひっそりとアルバムを出した。
 名手アスペレンと組んだバッハのソナタ集。彼女の名を覚えている人も多かったが、どちらかという本当に「ひっそり」とリリースされ、騒がれることもなく「ひっそり」と店頭に並んだような感じだった。

 恥ずかしながら、店主もこのアルバムを聴いたのはリリース後3年経って。
 ただ、幸いにもすでにポッジャー・ブームが去ったあとだった。
 なので店主も「ひっそり」と手にとって「ひっそり」と聴いた。

 ・・・すばらしかった。

 冒頭部分、霧に包まれた神秘の森の奥からヴァイオリンがすーっと出てきたところでもう頭が真っ白になった。
 すごい。
 その敬虔で真摯で素直な音楽。
 奏でられているのはヴァイオリン曲というより、間違いなく宗教曲。

 「無伴奏」のときにはポッジャーのような鮮烈さがない部分を物足りなく思ったものだが、もともと彼女はそんな斬新さや鮮烈さが特徴の人ではない。「ひっそり」と曲に寄り添い、ひたむきに演奏することが彼女の音楽に対する姿勢だった。


 過激さ鮮烈さがブームの古楽器界にあって、こんな演奏が登場していたことは奇跡的かもしれない。 



NAXOS
8.554614
\1500
J.S.バッハ:<ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集第1集>
 ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ
  第1番/同第2番/同第3番/同第4番
ルーシー・ファン・ダール
 (バロック・ヴァイオリン)
ボプ・ファン・アスペレン(Cemb)

NAXOS
8.554783
\1500
J.S.バッハ:<ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集第2集>
 ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ
  第5番/同第6番/同第6番(異版)
ルーシー・ファン・ダール
 (バロック・ヴァイオリン)
ボプ・ファン・アスペレン(Cemb)

 
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NIFCCD089090
(2CD)
特別価格
¥3600→\3290
モニューシュコ・オペラ第3弾
 ファビオ・ビオンディ&エウローパ・ガランテ、
 モニューシュコの歌劇《伯爵夫人》!

   (3幕のオペラ、演奏会形式) (ピリオド楽器による世界初スタジオ録音)
  ファビオ・ビオンディ(指揮)、
  エウローパ・ガランテ、ポドラシェ・オペラ&フィルハーモニック合唱団、
  カレン・ガルデアザバル(ソプラノ)、ナタリア・ルビシ(ソプラノ)、
  ラファウ・バルトミンスキ(テノール)、マリウシュ・ゴドレフスキ(バリトン)、
  ヤン・マリティニク(バス)、クリスティアン・アダム(テノール)、
  ニコラ・プロクシュ(ソプラノ)、他

 ☆ビオンディ&エウローパ・ガランテによるオペラ・プロジェクト!
 ☆「ポーランド・オペラの父」モニューシュコのオペラ第3弾は、オペラ「伯爵夫人」!

 ポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の自主レーベルからリリースされる、ファビオ・ビオンディ&エウローパ・ガランテのオペラ録音プロジェクト。
 ポーランド国民楽派の作曲家、スタニスワフ・モニューシュコ(1819-1872)の《ハルカ》(NIFCCD082083)、《いかだ乗り》(NIFCCD086)、そしてヴェルディの《海賊》(NIFCCD087088)に続く第4弾は、再びモニューシュコに戻り、《伯爵夫人》が登場です。

 モニューシュコ自身が初演の直後に「空前の成功を収めた」と出版社に書き送った《伯爵夫人》は、《いかだ乗り》に続いて1860年にワルシャワ大劇場で上演された、ワルシャワにおける2番目のオペラ。
 モニューシュコがワルシャワを題材にした唯一のオペラでもあります。実際、モニューシュコの作品の中で最も興味深く、繊細かつ色彩豊かで、特に注目に値する作品といえるでしょう。
 《伯爵夫人》は特徴的なキャラクターのギャラリーであり、状況に応じたユーモア、華麗なデュエット、魅力的なアリアで溢れています。モニューシュコのオペラからは、彼が優れた作曲家であると同時に優れた観察者でもあり、特に社会問題に敏感であったことが伝わってきます。
 この作品は、ワルシャワが物質的にも文化的にも豊かな大都市であった一方で、虚栄心や出世主義、外国の流行、そしてわかりやすく言えば、愚かさの巣窟でもあったことを、はっきりと教えてくれるのです。

 ※録音:2020年8月17日-19日、ポーランド国立歌劇場「テアトロ・ヴィエルキ」(ポーランド、ワルシャワ)/2020年2月7日-8日&3月28日(朗読パート録音)

 


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 ビオンディ、本気でモニューシュコを復興しようとしてるんですね。


 代表作の歌劇「ハルカ」も、ショパンとヴェリズモ・オペラを一緒にしたようななかなかダイナミックでかっこいい傑作なのにこれまで決定盤的録音がなかった。
 そこにこんなとんでもない大物録音が現れたというのは本当に本当に嬉しい。



 NIFCCD 082-083
(2CD)
\5100→\4590
ビオンディ(指揮)、エウローパ・ガランテ
 生誕200周年記念、モニューシュコ復権!
 モニューシュコ:歌劇 《ハルカ》
  (イタリア語版/演奏会形式/ピリオド楽器による世界初録音)
   ファビオ・ビオンディ(指揮)、
   エウローパ・ガランテ、
   ポドラシェ・オペラ&フィルハーモニック合唱団、
   ティナ・ゴリナ(ハルカ/ソプラノ)、モニカ・レジオン=ポルシンスカ(ソフィア/ソプラノ)、
   マテウス・ポンペウ(ヨンテック/テノール)、ロベルト・ギェルラフ(ジャンニ/バリトン)、
   ラファウ・シヴェク(アルベルト/バス)、カロル・コズウォフスキ(ジョヴァノット/テノール)、
   コーラス・ソリスト ? マテウシュ・スタフラ(ジェンバ/バリトン)、
   キリル・レパイ(コンタディーノ、ザンポニャーロ/テノール)、
   パヴェウ・チホンスキ(コンタディーノ/テノール)

 NIFCが祝うモニューシュコ生誕200周年記念!ファビオ・ビオンディが振る「ハルカ」!

 ☆「ポーランド・オペラの父」、スタニスワフ・モニューシュコ生誕200周年記念!
 ☆ビオンディ&エウローパ・ガランテによるモニューシュコの代表作「ハルカ」!
 ☆イタリア語版で行われた「ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭」2018ライヴ!
 ☆ピリオド楽器による世界初録音!

 ポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の自主レーベルより、ファビオ・ビオンディ&エウローパ・ガランテの録音が登場!
 NIFCはショパンの音楽とともに、ショパン以外のポーランドの音楽の振興にも力を入れており、今年は生誕200周年となるスタニスワフ・モニューシュコ(1819?1872)のアルバムをリリース。
 歌劇「ハルカ」は、1848年に全2幕の初版が上演され、全4幕に作り直された改訂版(ワルシャワ版)は1858年に上演。ポーランド国内にとどまらず、プラハ、モスクワ、サンクトペテルブルクなどでも上演されるなど熱狂的な人気を博したモニューシュコの代表作です。
 これによって、モニューシュコはポーランドのオペラ作曲家の第一人者としての名声を高め、「ポーランド・オペラの父(the father of Polish national opera)」と呼ばれるようになりました。

 イタリア古楽界の巨匠ファビオ・ビオンディと手兵エウローパ・ガランテによって、2018年の「ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭」で上演された「ハルカ」は、イタリア語による演奏会形式で行われ、ピリオド楽器による世界初録音ともなっています。248ページに及ぶカラー・ブックレットには、イタリア語、ポーランド語、英語によるリブレットも掲載。



 ※録音:2018年8月21日-24日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)




 ではこのところ復権著しいモニューシュコ、久しぶりに特集しちゃいましょう。

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モニューシュコって誰?


 スタニスワフ・モニューシュコ(1819年5月5日 - 1872年6月4日 )はポーランド人指揮者・作曲家。
 19世紀ポーランドを代表するオペラ作曲家であり、ポーランド・オペラの父と称されている。

 ただ一般的認知度は低い。
 めちゃくちゃ低い。
 ポーランドといえばショパンであり、モニューシュコについては「ショパン以外にポーランドに作曲家はいたか?」という問いに対して「モニューシュコというひと「も」いたらしい」という程度に語られるに過ぎない。
 あるいは「ショパンとシマノフスキーの間隙を埋める人」か。
 
 だから残念ながらいまではわずかに歌劇《ハルカ》が知られている程度・・・ずっと後の世代のカルウォーヴィチのように大管弦楽曲作品を書いていたらもっと有名になれたかもしれないのに。



 後にシマノフスキは、「モニューシュコのような田舎くさい音楽書いてたらアカン」というようなことを言っていたようだが、ロマン派全盛期に生きた人なのでポーランド・ロマンたっぷりの音楽書くのは当然だったかと。
 というか、それの何が悪いのか、と。

 そのモニューシュコに素晴らしい曲がある。
 ほとんど知られていない、密かな名曲。
 CDも一つしか出てない。

 「ラテン・ミサ曲 変ニ長調」。

 とくにそのなかのオッフェルトリウム。
 モーツァルトとポーランド音楽の奇跡的な融合。

 これを聴けば、モニューシュコは、ポーランドに根付いた偉大な、そして魅力的な作曲家だったことを理解していただけると思う。


その充実した美しさにびっくりすると思います
モニューシュコ:ラテン・ミサ曲 変ニ長調

演奏も非常に水準が高い


DUX 0657
\2500
スタニスワフ・モニューシュコ(1819-1872):
  ラテン・ミサ曲 変ニ長調(1870)

  葬送ミサ ト短調(1871)
  聖ペテロのミサ 変ロ長調(1872)
マルタ・ボベルスカ(ソプラノ)
アグニェシュカ・レフリス(アルト)
ラファウ・バルトミンスキ(テノール)
ヤロスワフ・ブレンク(バス)
ワルシャワ・フィルハーモニー合唱団
アンジェイ・ビャウコ(オルガン)
ヘンリク・ヴォイナロフスキ(指揮)
録音:2008年5-8月、ワルシャワ国立フィルハーモニー・コンサートホール


 
 モニューシュコ、こんな楽しい管弦楽曲も作ってます。
 一般的に知られているよりすごい人かと思います。


NAXOS
8.573610
\1500
モニューシュコ(1819-1872):バレエ音楽集
 1.演奏会用ポロネーズ(1866)
 歌劇《伯爵夫人》:バレエ音楽(1859)
  2.ゼファーはフローラを追う
  3.ヴィズワ川のネプチューン
  4.サチュルスの踊り
  5.コティヨン
 6.《アントニ・オロフスキ》より葬送行進曲(作曲年代不詳)
 7.市民のポロネーズ(1863以降)
 8.歌劇《ハルカ》第1幕:マズルカ(1857)
 9.歌劇《ハルカ》第3幕:高地の踊り(1857)
 10.《ウィンザーの陽気な女房たち》バレエ音楽(1849頃)
 11.《モンテ・クリスト伯》:マズルカ(1866)
 12.《ヤウヌータ》:ジプシーの踊り(1860)
 13.レオカディア・ポルカ(作曲年代不詳)
 14.《幽霊屋敷》第1幕:マズルカ(1864)
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
アントニ・ヴィト(指揮)

 スタニスワフ・モニューシュコ。
 4歳でピアノを始め、18歳の時にベルリンのジングアカデミーに留学。
 2年間学んだ後にポーランドに帰国、結婚、ビリニュスでピアノ教師と劇場オーケストラの指揮者として活躍した人です。
 彼は作曲家として、歌劇だけでなく、バレエ音楽をはじめとした管弦楽作品もいくつか残しましたが、そのどれもが大衆的な題材に基づく、ポーランドの愛国主義精神を賛美、聴衆からも大きな賛同を得ました。
 1863年から64年にかけて、ワルシャワに起きた「1月蜂起」の影響で、劇場での職を失ってしまいましたが、亡くなるまで歌劇の作曲を手掛けていたとされています。

 このアルバムでは、ポーランドを代表する指揮者ヴィトの演奏で、モニューシュコの有名な歌劇《ハルカ》《伯爵夫人》のバレエ音楽と、単独の舞曲など、ポーランドの民族意識を強く感じさせる作品を楽しめます。

 録音 2011年8月29日-9月2日Warsaw Philharmonic Concert Hall, Poland


 
モニューシュコの特集でした。

 
NIFCCD201
¥2600
ポーランドの若き才能、ピオトル・アレクセヴィチ
 ハワード・シェリー率いるシンフォニア・ヴァルソヴィア
ショパン:ピアノと管弦楽のための作品集

 モーツァルトの歌劇《ドン・ジョヴァンニ》の
  「お手をどうぞ」の主題による変奏曲変ロ長調 Op.2
 ポーランドの歌による幻想曲 イ長調 Op.13
 ロンド・クラコヴィアク ヘ長調 Op.14
 アンダンテ・スピアナートと華麗なポロネーズ 変ホ長調 Op.22
ピオトル・アレクセヴィチ
 (ピアノ/スタインウェイ D,578221)
ハワード・シェリー(指揮)
シンフォニア・ヴァルソヴィア

 ポーランドの若き才能、ピオトル・アレクセヴィチと名匠ハワード・シェリーの共演によるショパン!

 ☆フランスの権威あるガニー国際ピアノ・コンクールで優勝!
 ☆ポーランドの若き才能、ピオトル・アレクセヴィチのショパン!

 2000年生まれのポーランドの若き才能、ピオトル・アレクセヴィチと、ハワード・シェリー率いるシンフォニア・ヴァルソヴィアによる、ショパンのピアノと管弦楽のための作品集!
 有望な若いアーティストを紹介するポーランド国立ショパン研究所(NIFC)自主レーベルの「デビュー/ヤング・タレント」シリーズより2019年にリリースされたデビュー・アルバム(NIFCCD704 ショパンやリスト、ラヴェルの作品を収録)でも名演を聞かせたアレクセヴィチは、ダン・タイ・ソン、ジャック・ルヴィエ、ドミトリ・アレクセーエフらのマスター・クラスを受け、フランスの権威あるガニー国際ピアノ・コンクール2017でグランプリと聴衆賞を獲得した逸材。
 そのほかポーランドのグダニスクで行われたナショナル・ショパン・ピアノ・コンクール2017で第1位と協奏曲賞、ポーランドのサノクで行われた第8回国際ピアノ・フォーラムで「ゴールデン・パルナッソス2018賞」なども受賞し、2018年と2019年の「ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭」にも出演しているという、ポーランドの若い世代のもっとも才能あるピアニストの一人です。

 ※録音:2019年11月25日-28日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・ホール(ポーランド、ワルシャワ)

 





GENUIN


GEN 21752
¥2400
「ロシアの主題」
 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第7番ヘ長調Op.59-1 「ラズモフスキー第1番」
 プロコフィエフ:弦楽四重奏曲第2番ヘ長調Op.92
エリオット四重奏団:
 【マリャーナ・オジポヴァ(ヴァイオリン)、
  アレクサンダー・ザックス(ヴァイオリン)
   ドミトリー・ハハリン(ヴィオラ)、
  ミヒャエル・プロイス(チェロ)】

 エリオット四重奏団第2弾!今回もベートーヴェン+近代作品

 録音:2020年8月19-22日 フランクフルト・アム・マイン、DDD,66'38

 2019年のドイツ音楽コンクール受賞記念CDに続くエリオット四重奏団の2枚目のCD。1枚目のCD(GEN 19661)と同様、ベートーヴェンと近代作品の組み合わせ。
 ベートーヴェン中期の傑作、ラズモフスキー第1番は、現代の弦楽四重奏団らしい高度な技術に裏打ちされた緻密なアンサンブルでありながら、明るくのびのびとして躍動感にも満ちているところが素晴らしい。
 この演奏を聞けば誰でもエリオット四重奏団によるベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集を待ち望むようになることだろう。
 ラズモフスキー第1番の第4楽章の第1主題はロシア民謡に基づいているが、プロコフィエフの弦楽四重奏曲第2番も疎開先のナリチク(ジョージア国境に近い)の民謡を用いている。
 プロコフィエフならでは民俗主義音楽と近代和声の融合を、エリオット四重奏団は見事に果たしている。
 
 
GEN 21721
¥2400
「ミュンヘン国際音楽コンクール2019年クラリネット部門優勝者
 ~ジョエ・クリストフ」


 ジョーゼフ・ホロヴィッツ:ソナティーナ/
 ゴベール:幻想曲
 ドビュッシー:小品(1910)、ラプソディ第1番(1909/10)/
 シンプソン:無伴奏クラリネットのための3つの小品/
 クラーク:モルフェウス(眠りの神)/
 プーランク:クラリネット・ソナタ/
 ボザ:牧歌
ジョエ・クリストフ(クラリネット)
ヴァンサン・ミュサ(ピアノ)

 録音:2021年2月23-25日 フランクフルト・アム・マイン、62'27

 滅多にない才能を持ったクラリネット奏者が現れた。2019年のARD国際音楽コンクール(日本ではミュンヘン国際音楽コンクールと呼ばれることが多い)でクラリネット部門(数年に一度設けられる)で優勝したジョエ・クリストフの初CD。
 クリストフは1994年スペイン、カタルーニャ州ヴァレンシア生まれ。2020年にパリ高等音楽院を修了したばかりで、つまり優勝時にはまだ学生、録音時でもまだ26歳という若さ。
 その演奏は、明るく軽やかさを持った美しい音で、上から下までむらなく、洗練された音楽を聞かせるもの。優れた演奏などというレベルでない、魅了されずにはいられないクラリネット。
 近代フランスの作品を中心としたこのCDは、彼の名前を広く知らしめるものになるだろう。
 
 
GEN 21748
¥2400
「ドラマ」~木管五重奏曲集
 ヴェルディ(リンケルマン編):「運命の力」序曲
 ダンツィ:木管五重奏曲 ヘ長調 Op.68-2
 ベリオ:作品番号動物園
 タファネル:木管五重奏曲 ト短調
 J.ゲーゼ(ヨルゲンセン編):タンゴ・ジェラシー
アセルガ五重奏団:
 【ハンナ・マンゴルト(Fl)
  ゼバスティアン・ポヤウルト(Ob)
  ユリウス・キルヒナー(Cl)
  アマンダ・クラインバールト(Hr)
  アントニア・ツィンマーマン(Fg)】

 録音:2020年7月8-10日 ドイツ カイザースラウテルン,65'11

 古典派の作曲家で優れた木管五重奏曲をいくつも残しているフランツ・ダンツィ(1763-1826)から、ルチアーノ・ベリオの作品番号動物園(奏者が演奏しながら語りをすることでも知られている)まで、オリジナル、編曲いずれにおいても大いに楽しめる。
 アセルガ五重奏団は2012年結成。2年後の2014年にはARD国際音楽コンクール(ミュンヘン国際音楽コンクール)の木管五重奏団部門で第3位(第1位なし)を受賞、大いに名を高めた。
 彼らは既に2016年にGENUINにボヘミアの作曲家の作品集を録音、それから4年たったアセルガ五重奏団が木管五重奏団の最高峰に上りつつあることがよく分かる演奏だ。
 
 

GEN 21754
¥2400
ヴァイオリニスト、ジモン・リュティ
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 Op.24「春」
 プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ長調 Op.94a
 ヴィエニャフスキ:創作主題による変奏曲 イ長調 Op. 15
 ワックスマン:カルメン幻想曲
ジモン・リュティ(ヴァイオリン)
アレクサンドラ・トルソヴァ(ピアノ)

 録音:2020年10月 ドイツ バイエルン州 ポリング,71'59

 若く優秀なヴァイオリニスト。
 ジモン・リュティは2000年、ドイツのアウグスブルク生まれのヴァイオリニスト。ミュンヘンで学んだ後、2015年から2019年まで、優れた指導者として知られるヴァイオリニスト、ザハール・ブロンに学んでいる。
 このCDに聞けるリュティのヴァイオリンは、20歳頃の演奏になるわけだが、想像するような若々しい演奏とは異なる。瑞々しい感性と滴る美音を持ちながら、決して勢いに任せることなくじっくりと作品を聞かせる大人の演奏だ。プロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ第2番は滑らかで美しく、しかし近代的な妖しさが漂う。
 有名なベートーヴェンの春ソナタは真っ向勝負の正攻法の演奏で、しかも古典派に不可欠な気品の高さが素晴らしい。彼ほどの高度な技巧と美音を持った若いヴァイオリニストが、ワックスマンのカルメン幻想曲をこれほどしっとりじっくり弾くことは想像を超えている。
 リュティは若くして円熟したヴァイオリニストのようである。今後の活躍が楽しみになる。ロシア、サンクトペテルブルク出身のピアニスト、アレクサンドラ・トゥルソヴァの伴奏もたいへんに雄弁。
 




POLYMNIE


POL 133154
¥2200
リュール=ドルゴルキーのシューベルト:即興曲と自作!
  (1)シューベルト(1797-1828):
  4つの即興曲D899/Op.90
  4つの即興曲D935/Op.142
 (2)リュール=ドルゴルキー:軍隊行進曲によるパラフレーズOp.51
アンゲラン=フリードリッヒ・リュール=ドルゴルキー(Pf)
(2)マヘリー・アンドリアナイヴォラヴェローナ(Pf)

 録音:2020年2月フランス、トロワ[63:00]

 POLYMNIEから数多くのディスクを出しているリュール=ドルゴルスキーの最新アルバム。
 彼はR.コルサコフのピアノ作品全集やジョン・ウィリアムズの映画音楽を自らピアノ・ソロ用にアレンジしてアルバムを作るなどユニークな活動で知られるが、ここでは王道シューベルトの名曲2種の「4つの即興曲」の他、シューベルトの軍隊行進曲を自らリコンポーズしたパラフレーズを披露している。
 ヤマハCF IIIを使用し、端正で澄み切った音色と若干硬質のタッチで清冽なシューベルトを聴かせる。最後に収められた連弾のための「軍隊行進曲によるパラフレーズ」はショパンやリストばりの超絶技巧を駆使した聴きごたえ満点の逸品。
 リュール=ドルゴルスキーは作曲家でもあり交響曲を作曲し自ら指揮までするマルチ・タレントである。
 
 

POL 210155
¥2200
ギィ・ベザンソン(b.1942):至福
 ~マイケル・ロンズデールへのオマージュ
ギィ・ベザンソン(Org)
マイケル・ロンズデール(朗読)

 録音:2020年7月フランス、モンティニー・レ・コルメイユ [35:11]

 ギィ・ベザンソンはフランスの作曲家、オルガニスト。彼は音楽に転向する前、建築と美術を学び、その後、哲学、神学を学んだが、それらの素養は彼の音楽に多大な影響を与えたと云う。
 副題に名前が挙げられているマイケル・ロンズデール(1931-2020)は昨年物故したフランスの名優、舞台演出家。
 映画俳優としては「007ムーンレイカー」「ジャッカルの日」「薔薇の名前」など数多くのヒット作、名画に出演している。
 この作品はオルガンの多彩な音色を駆使しているが、全体に穏やかでアンビエント・ミュージックのような様相を呈し、そんな中、時折、亡くなる直前のマイケル・ロンズデールにより聖書のマタイ伝の一節「至福の教え」が朗読される。
 
 

POL 605156
¥2200
「天国へ向かう途中の詩人」
 ~ルシアン・ゲリネル(b.1930)作品集

  「村」~詩:ジョルジュ=エマニュエル・クランシエ
  「夜に」~詩:サルヴァトーレ・カシモド
  「世界」~詩:フィリップ・ジャコテ
  「11対11」~11楽器のための
  「4つの時間」~詩:
   アンドレ・シェジドゥ、ジュディ・コクラン、
    フィリップ・ジャコテ、ロジェ・ジロー
  「ハフィズの愛」~詩:ピエール・セゲース
アンヌ=フランソワーズ・モラ(Sop)
ロール・フロランタン(Sop)
ミレイユ・ケルシア(M.Sop)
イヴ・コードトレ(Ten)
エリザベト・ギロネ(Pf)
ダイアン・レモワーヌ(Pf)
テレサ・イダ・ブロッタ(指揮)
アンサンブル・アルテディ
ラウル・レイ(指揮)
アンサンブル・テレマーク

 録音:1995年マルセイユ・聖カトリーナ教会 [80:00]

 室内アンサンブルを背景にした声楽作品を収録(「11対11」のみ声楽なしの室内楽曲)。曲によって独唱、声楽アンサンブルと編成は様々。
 作曲者のルシアン・ゲリネルは南フランス・グラースに生まれ。パリでルイ・サゲルに作曲を師事しオペラから交響楽、室内楽まで幅広い作品を発表している。
 ここで聴かれる彼の作風と様式は基本的に自由な無調だが耽美的な音感にドビュッシー、ラヴェル、メシアンの影響を感じさせる。
 11楽器のための「11対11」は錯綜したリズムと激しく点描的な作法にストラヴィンスキー、ブーレーズのエコーが聴き取れる。
 




TRITON


TRIHORT 575
¥2200
ルノー・ガニュー(1947-2018):「40の俳句」
 「野尻湖」~ピアノのための組曲
  (小林一茶とローラン・シーガン・マベソンの俳句による)
 「蕪村の最後の3つの俳句」~ピアノのための
 「8つの俳句/与謝蕪村の「月の香り」を読んで」~クラヴサンのための
 「芭蕉の4つの俳句」~クラヴサンのための
 「12の俳句/与謝蕪村の《月の香り》を読んで」~ピアノのための
 「一茶の6つの俳句」~ピアノのための
三沢のぞみ(ピアノ)
ローレ・モラビート(クラヴサン)
浅井宏美(朗読)
アキヒロ・ニシダ(朗読)

 日本の俳句を現代フランスの作曲家ガニューが音楽化!!

 録音:2021年フランス、オー=ド=セーヌ県ムードン・スタジオ [61:47]

 いまや世界文学となった日本の俳句にインスピレーションを受けた作品集。ピアノとクラヴサンを使い、俳句特有の情緒と切り詰められた言葉の世界をそれに相応しい凝縮された形式、音の細密画で表現する。
 作曲者のルノー・ガニューはデュティーユ、メシアン、ジョリヴェ、シュトックハウゼンという全く作風の異なる作曲家に師事。俳句で表されている花鳥風月の世界は、ここでは時に無調、またある時は印象派風に表現されているが、鳥の声の表現は危険なほど師匠メシアンの「鳥の歌」のスタイルに近く、逆にメシアンがいかに日本の文化、情緒に深く影響を受けていたかを改めて認識させられることになる。
 ひぐらし、うぐいす、カエルの実際の声や寺の鐘の音が曲の合間に時折流れ、作曲のインスピレーションの基になった俳句が日本語で朗読された後に曲が始まるという全体の構成には、やや観光用の絵葉書的ジャポニズムの香りが漂って、ネイティブの日本人としては、若干赤面してしまうところもあるが、そういった西洋人の臆面のないところがむしろ面白く、実に楽しい。
 メシアンの品格と、ジョン・ケージの実験性(プリペアド・ピアノあり)、アラン・ホヴァネス、ヘンリー・カウエルの臆面もないオリエンタリズム、いかがわしさが不思議に融合した稀有の一枚。
 



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TUDOR



TUDOR 7204
¥2500→\2290
ウィーン・フィル、ベルリン・フィルの精鋭たちによる金管五重奏!
ウィーン=ベルリン金管五重奏団
 (ウィーン=ベルリン・ブラス・クインテット)

 「イン・ザ・ミュージック・ホール」

 ヴィクトル・エワルド(1860-1935):金管五重奏曲第2番
 ヴェルナー・ピルヒナー(1940-2001):中央ヨーロッパの灌漑
 クリスティアン・ミュールバッハー(b.1960):
  ウィーン・ベルリン・ファンファーレ
 ジョーゼフ・ホロヴィッツ(b.1926):ミュージック・ホール組曲
 ヤン・クーツィール(1911-2006):子供のサーカス
ウィーン=ベルリン金管五重奏団
 (ウィーン=ベルリン・ブラス・クインテット):
  ガボール・タルコヴィ(Trp) (ベルリン・フィル元首席奏者)
  ギョーム・ジェル(Trp) (ベルリン・フィル奏者)
  トーマス・イェプストル(Hr) (ウィーン・フィル奏者)
  マーク・ガール(Trb) (ウィーン・フィル奏者)
  アレクサンダー・フォン・プットカマー(Tuba) (ベルリン・フィル奏者) 


 
 録音:2020年1月26-29日カジノ・バウムガルテン、62'15

 2015年にリリースされた彼らのファースト・アルバム(TUDOR7201)に続くファン垂涎の第2弾。
 トランペットのタルコヴィは一昨年までベルリン・フィルの首席を務め現在はソリストとして活躍。
 トランペットのジェルとチューバのプットカマーはベルリン・フィル、ホルンのイェプストルとトロンボーンのガールはウィーン・フィル、とメンバーはいずれも世界の精鋭中の精鋭。
 彼らが奏でる目の覚めるような、きらびやかな金管の響きは、まさにヨーロッパ王宮の黄金の内装に喩えられるでしょう。
 収録曲はブラス関係者にはお馴染みのヴィクトル・エワルドやジョーゼフ・ホロヴィッツの作品のほか、クーツィールの「子供のサーカス」など知る人ぞ知る楽しい名品も収録。
 吹奏楽、金管に携わる方々はもちろん、オーケストラを愛する全ての人に聴いて頂きたい一枚です。





ウィーン=ベルリン・ブラス・クインテット
6年前の第1弾



 TUDOR 7201
¥2500→\2290

ウィーン=ベルリン・ブラス・クインテット
「ブリリアント・ブラス」

 トーマス・ガンシュ:5つの艦隊
 ヴィクトル・エヴァルド:金管五重奏曲第1番 変ロ短調
 ヨーゼフ・ランナー(マリアンヌ・ブルックナー編):シュタイアー風舞曲
 マルコム・アーノルド:金管五重奏曲Op.73
 ヴェルナー・ピルヒナー:金槌をポケットに持った男

ウィーン=ベルリン・ブラス・クインテット:
 【ガボール・タルコヴィ
   (トランペット/ベルリン・フィル首席)、
  ギョーム・ジェル(トランペット/ベルリン・フィル)
  トーマス・イェプストル(ホルン/ウィーン・フィル)、
  ディートマル・キューブルベック
   (トロンボーン/ウィーン・フィル首席)、
  アレクサンダー・フォン・プットカマー
   (テューバ/ベルリン・フィル)】

 ウィーン=ベルリン・ブラス・クインテット、定番のエワルド、アーノルド収録!

 録音:2014年5月 シンフォニア・スタジオ(ウィーン)、56’42

 管楽器ファン、大注目のアルバムがリリース。世界的ソリストとしても活躍する5 人が、オーケストラという枠を超えて結成した「ウィーン=ベルリン・ブラス・クインテット」。ベルリン・フィル、ウィーン・フィルのメンバーによる世界最高峰の響きを堪能できます!
 コンクールの定番“エヴァルドの金管五重奏曲第1番”や、“アーノルドの金管五重奏曲”など、最高の演奏で聴く金管五重奏曲はまさに極上の時間。

 




PIANO CLASSICS


PCL 10187
¥2100
ファニー・メンデルスゾーン:ピアノ曲集
 ソナタ ト短調、イースターソナタ、
 ソナタ断章ホ長調、ソナタ ハ短調
ガイア・ソコリ(pf)

 ピアニストとしても有名であったファニー・メンデルスゾーン。作曲家としての多くのことを学び、フェリックスとの演奏のための作品も残しています
 。しかし公に活動することを家族に反対されていたため作品を発表できなかったこともあり、今日でも充分な認知度を得ていない作曲家でもあります。
 3つのソナタを収録していますが、初期の作品は、フェリックスに似た部分も多いのですが、徐々に独創性が増していき、ト短調のソナタは説得力のある独自のソナタを完成させています。
 また、これまでフェリックスの作品ではないかと言われてきた「イースターソナタ」は近年ファニーのものであると結論付けられ、ここに録音されました。
 演奏者のガイア・ソコリは13歳でカーネギーホールデビューを果たし、これまでに多くの国際コンクールでの受賞経歴があります。
 また、メンデルスゾーンの研究でも著名なピアニスト ロベルト・プロッセダに師事。自らも積極的にメンデルスゾーン姉弟の研究や演奏を行っています。
 
 


PCL 10226
¥2100
ドーラ・ペヤチェヴィチ(1885-1923):ピアノ曲集
 6つの幻想小曲集Op.17、花の一生 8つのピアノ小曲集Op.19、
 ワルツ=カプリスOp.28、2つのピアノスケッチOp.44、
 カプリッチョOp.47
 2つの夜想曲Op.50、ピアノソナタ第2番変イ長調Op.57
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ(pf)

 クロアチアの作曲家ドーラ・ペヤチェヴィッチのピアノ曲集。幼い時から音楽的才能があり、ロマン派作曲家の影響を受けながら、ほぼ独学で作曲を続けました。後にドレスデンとミュンヘンに留学し、器楽演奏もふくめ本格的に学びます。
 ロマン派の伝統に根ざした音楽を目指し、後のフランスの印象派の影響も受けながら作曲家としてのキャリアを積み、クロアチアの音楽文化の主要なひとりとして高い評価を得ています。
 また、すべての女性音楽家・作曲家に対しても、輝かしい功績や音楽家としての道しるべを示すことができたと言えるでしょう。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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HAENSSLER



HC 20076
(2CD)
特別価格
¥2700→\2490
リヒター、衝撃の初出ライヴ音源!!
 ディスコグラフィにないハイドンの「天地創造」

  ハイドン:天地創造(全3部33曲)

エリーザベト・シュパイザー(ソプラノ/天使ガブリエルとイヴ)
ヴェルナー・ホルヴェーク(テノール/天使ウリエル)
カール・クリスティアン・コーン(バリトン/天使ラファエルとアダム)
バイエルン国立歌劇場合唱団、
バイエルン国立管弦楽団、
カール・リヒター(指揮)


 カール・リヒター歿後40周年に衝撃の初出ライヴ音源!!ディスコグラフィにないハイドンの「天地創造」をリリース!1972年5月8日、ミュンヘンにおけるライヴがついに日の目を見る!!!

 ライヴ録音:1972年5月8日/ミュンヘン国立歌劇場(ミュンヘン)/ステレオ

 これは衝撃のリリース!2021年に歿後40周年を迎えたカール・リヒターが振ったハイドンの「天地創造」がリリースされます!1981年2月15日に急逝したリヒター。そのため彼のレパートリーの中でも重要であった「天地創造」のスタジオ録音は実現することができませんでした。

 当録音は1972年5月、ミュンヘン国立歌劇場におけるライヴを収録したもので、バイエルン国立歌劇場のアーカイヴに奇跡的に保管されていました。
 ヘンスラー・レーベルはこの音源をCD化するために何度も交渉を重ね、ついに日の目を見ることとなりました。

 記録音源のため音質は最良とは言えないものの、ステレオで収録されていたことにより"リヒター・サウンド"を充分に堪能できる貴重な音源であることは言うまでもありません。
 この音源をヘンスラー・レーベルが非常に丁寧なリマスタリングを施したことにより、カール・リヒターの豊かな感性に富んだ「天地創造」をご堪能いただけます。
 これは、資料的価値という観点だけでなく、リヒターの新音源を今聴くことができるのは至福の喜びと言えましょう。

 「天地創造」
 ハイドンがイギリス訪問に「メサイア」をはじめとするヘンデルの大作におおいに触発され着想したハイドンの最高傑作といわれるオラトリオ。
 旧約聖書の「創世記」と「詩篇」、ミルトンの「失楽園」をテキストの題材として、神による創造の第1日から第4日まで、生き物が出現する第5日と第6日、そしてアダムとイヴの登場と、創世の七日間を時系列に沿って部構成で描いている。

 
 

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NIFC


NIFCCD632
¥2600→\2390
チェルニー=ステファンスカ、1953年録音ショパン・ライヴ復刻
 ショパン:バラード、夜想曲、ワルツ集


 バラード第4番 へ短調 Op.52/夜想曲 ホ短調 Op.72/
 夜想曲 嬰ハ短調 Op.27-1/夜想曲 ハ短調 Op.48-1/
 ワルツ 変ホ長調 Op.18/ワルツ イ短調 Op.34-2/
 ワルツ ロ短調 Op.69-2/ワルツ 変ニ長調 Op.64-1/
 練習曲 ホ長調 Op.10-3/マズルカ イ短調 Op.17-4
ハリーナ・チェルニー=ステファンスカ(ピアノ)

 ハリーナ・チェルニー=ステファンスカ!1953年録音のショパン・ライヴが復刻!

 ☆NIFCよりハリーナ・チェルニー=ステファンスカの音源が復刻!
 ☆1949年の第4回ショパン国際ピアノ・コンクールで第1位&マズルカ賞に輝いたポーランドのショパン弾き!

 1922年、クラクフの音楽家一家に生まれたポーランドの著名なピアニスト、ハリーナ・チェルニー=ステファンスカ(1922-2001)の1953年のショパン・リサイタルが登場!
 1949年の第4回ショパン国際ピアノコンクールで第1位を獲し、パリではアルフレッド・コルトーに師事するなど、特にショパンのスペシャリストとして世界中で称賛されたチェルニー=ステファンスカ。本アルバムにはショパンの傑作バラード第4番や、奏者の音楽的才能が如実にあらわれるノクターンなど、彼女が生涯にわたって演奏し、その名を轟かせた作品が美しく印象的な解釈で収められています。録音からは半世紀以上が経過していますが、彼女の演奏は時代を超えて魅力的であり、音楽愛好家にとって素晴らしい体験となることは間違いありません。

 ※録音:1953年、ワルシャワ・フィルハーモニック・コンサート・ホール(ポーランド、ワルシャワ)

 
 















9/7(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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PROFIL



PH 18083
¥2700→\2490
エディション・シュターツカペレ・ドレスデンVol.52
 クリスティアン・ティーレマン

  ブルックナー:交響曲第1番ハ短調(1877年リンツ稿)
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン

 ティーレマンとシュターツカペレ・ドレスデンがホームグラウンドのゼンパーオーパーで行ったブル1ライヴ登場!

 録音:2017年9月1日/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)/49'25"

 エディション・シュターツカペレ・ドレスデン・シリーズ第52弾。
 ティーレマンとシュターツカペレ・ドレスデン2017年のブルックナー「交響曲第1番」といえば、9月6日にミュンヘンのフィルハーモニーで行われたライヴ映像がC Major からリリースされた全集に収録され、このBOX は、「レコード芸術」誌2021年9月号にて特選として絶賛されました。
 こちらはその5日前にドレスデンのゼンパーオーパーで行われたコンサートのライヴCD。

 ティーレマンは2012年のシュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者就任以来、ブルックナーの交響曲プロジェクトを続け、その8回目にとりあげられたのが第1番でした。

 ブルックナーの交響曲第1番は1868年の作ですが、1877年、84年に改訂が行われ、さらに1890年に行われたのがここで用いられている「リンツ版」。ブルックナーの若々しい野性味が晩年の円熟の書法で磨かれた逸品となっています。

 ティーレマンの解釈はミュンヘン・ライヴと基本的には共通してやや遅めのテンポによる堂々としたものですが、ドレスデンのゼンパーオーパーの深い響きもあいまり充実した感動を与えてくれます。
 


PROFIL(キング・インターナショナル)



KKC 4290
¥2800
Cantabile~渡辺克也
 (1)アウフスト・ドゥ・ブック:リート
 (2)マルティン・グラーベルト:オーボエ・ソナタ ト短調Op.52
 (3)ジョヴァンニ・ボルツォーニ:ファンタジア
 (4)レインゴリト・グリエール:小品集Op.35~アレグロ/アダージョ
 (5)ロベルト・シューマン:アダージョとアレグロ
 (6)ビル・ダグラス:オーボエ・ソナタ
渡辺克也(オーボエ)
小林有沙(ピアノ)

 交響曲かオペラを思わす渡辺克也の真摯なオーボエ芸術

 録音:2020年1月20-22日/イエス・キリスト教会(ベルリン)/67'01"

 渡辺克也Profilレーベル第7 弾は「カンタービレ」と題し、ドイツ、オランダ、ベルギー、イタリア、ロシア、カナダの作品に挑戦。ドイツを愛しフルトヴェングラーを敬愛する渡辺らしく、練りに練られた巨大な音楽が魅力。
 シンプルな小品でさえオペラのような姿となり隙のない真摯な表現が感動的です。

 小林有沙のとろける極上ピアニズムも聴きもので、ベルリンのイエス・キリスト教会の極上の響きを堪能できます。
 




SILKROAD MUSIC


SRM 051SACD
(SACD HYBRID)
¥3400
「ザ・マジック・チェロ」
 (1)ウィノナ・ゼレンカ(チェロ)/J.S.バッハ:
  無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV1007より「プレリュード」(2'30)【原盤:Marquis】
 (2)ピーター・ウィスペルウェイ(チェロ)、デヤン・ラツィック(ピアノ)/ベートーヴェン:
  チェロ・ソナタ第2番 ト短調 Op.5-2より第3楽章「ロンド.アレグロ」(8'43)【原盤:Channel Classics】
 (3)マット・ハイモヴィッツ(チェロ)、クリストファー・オライリー(ピアノ)/
  ショスタコーヴィチ(ハイモヴィッツ&オライリー編):
   ワルツ第2番(3'48)【原盤:PENTATONE】
 (4)ロッコ・フィリッピーニ(チェロ)/J.S.バッハ:
  無伴奏チェロ組曲第3 番 ハ長調 BWV1009より「ブーレ」(3'17)【原盤:fone】
 (5)ステファン・ハウザー(チェロ)、三隅洋子(ピアノ)/ラフマニノフ:ヴォカリーズ(7'39)【原盤:Meridian】
 (6)アリサ・ワイラースタイン(チェロ)、トロンハイム・ソロイスツ/ハイドン:
  チェロ協奏曲第2番 ニ長調 Op.101 Hob.VIIb-2より第3楽章「ロンド.アレグロ」(4'13)【原盤:PENTATONE】
 (7)ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)、ジョン・ヨーク(ピアノ)/ブラームス:
  スケルツォ(チェロ版)(5'13)【原盤:Nimbus Records】
 (8)ロッコ・フィリッピーニ(チェロ)、ミッシェル・カンパネッラ(ピアノ)/ショパン:
  チェロ・ソナタ Op.65より第3楽章「ラルゴ」(3'54)【原盤:fone】
 (9)コンラート・ブローメンダール(チェロ)、ヴァレリー・トライオン(ピアノ)/ポッパー:
  いつかの美しいあの日のように Op.64-1(3'13)【原盤:Dorian / Sono Luminus】
 (10)ヨハネス・モーザー(チェロ)、アンドルー・マンゼ(指揮)、スイス・ロマンド管弦楽団/チャイコフスキー:
  夜想曲~6つの小品 Op.19-4(チャイコフスキー自身によるチェロと管弦楽編曲版)(4'11)【原盤:PENTATONE】
 (11)ドミトリ・コーゾフ(チェロ)、ピーター・ロール(ピアノ)/シューマン:
  幻想小曲集Op.73より第2曲「活発に、軽やかに」(3'42)【原盤:Marquis】
 (12)ピーター・ウィスペルウェイ(チェロ)、デヤン・ラツィック(ピアノ)/ブラームス:
  チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38より
   第2楽章「アレグレット・クアジ・メヌエット」(5'35)【原盤:Channel Classics】
 (13)ヨハネス・モーザー(チェロ)、アンドルー・マンゼ(指揮)、スイス・ロマンド管弦楽団/エルガー:
  チェロ協奏曲 ホ短調 Op.85より第2楽章「レント―アレグロ・モルト」(4'16)【原盤:PENTATONE】
 (14)コーンラード・ブレーメンダール(チェロ)、エリカ・グッドマン(ハープ)/サン=サーンス:
  白鳥(2'39)【原盤:Marquis】
 (15)アントニオ・リジィ(チェロ)、フィリップ・レヴィ(ヴァイオリン)、ブライアン・ペッツォーネ(ピアノ)、
  パブロ・モッタ(コントラバス)、キャピトル・アンサンブル/ピアソラ:忘却(5'26)【原盤:Yarlung】
 (16)ヨーヨー・マ(チェロ)、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ヴァーノン・ハンドリー( 指揮)/フィンジ:
  チェロ協奏曲 Op.40より第3楽章「ロンド.アダージョ―アレグロ・ジョコーソ」(9'30)【原盤:Yarlung】

 ヨーヨー・マ、モーザー、ウィスペルウェイ、ハイモヴィッツ、ワイラースタイン・・・12名のチェリストの名盤からの選りすぐりの名曲集!SACDハイブリッド盤でリリース。

 DSD

 SACDハイブリッド盤。
 オムニバス・アルバムとしては異例のヒットを続けているSilkroad Music がリリースした「魔弓」(SRM-048SACD)。このアルバムはヴァイオリニストに絞って選曲されていましたが、続編となる「ザ・マジック・チェロ」が登場。
 その名の通りチェリストの名演を集めた充実盤です。PENTATONE、Channel Classics、fonè、Marquis、Meridian、Yarlungレーベルなどからのライセンスで、ヨーヨー・マ、モーザー、ウィスペルウェイ、ハイモヴィッツ、ワイラースタインをはじめとする現代最高峰のアーティスト達、さらに2CELLOS として活躍するステファン・ハウザーの演奏も収録。
 それぞれの演奏者の個性を知れるだけでなく、レーベルごとの音の違いもお楽しみただけます。
 またSilkroad Musicレーベルらしい、徹底した選曲へのこだわりにも脱帽。
 現在入手困難な録音もあり、良質なマスタリングでのリリースはオーディオ・ファン必聴です!
 オールカラーのブックレットには原盤のジャケット写真および品番も掲載しており、丁寧な作りがうかがえます。
 




DA VINCI CLASSICS


C00421
¥2600
タンゴ・デ・サックス ~ サクソフォン四重奏によるタンゴ
 ピアソラ:革命家
 アルマンド・ポンティエ(1917-1983):輝ける40年代
 ピアソロ:天使のミロンガ、天使の死、天使の復活
 ミッチェル・デューク(1974-):ロベルトの靴
 フェルナンド・ラーマン(1968-):ロス・トレス・バリオス
 グラシアーノ・デ・レオーネ(1890-1945):ブエノスアイレスの遺物
 ピアソラ:ブエノスアイレスの四季
 ヘラルド・マトス・ロドリゲス(1897-1947):ラ・クンパルシータ
ネクサス・サクソフォン四重奏団
 〔ミッチェル・デューク(ソプラノ・サクソフォン)、
  アンドルー・スミス(アルト・サクソフォン)、
  ネイサン・ヘンショウ(テナー・サクソフォン)、
  ジェイ・バーンズ(バリトン・サクソフォン)〕
ダニエル・ロハス(ピアノ)
スティーヴン・カットリス(バンドネオン)

 タンゴとサクソフォン四重奏の抜群の相性を体感!

 抜群の相性の良さを聴かせてくれる「サクソフォン四重奏」と「タンゴ」の組み合わせを、オーストラリアの実力派アンサンブルの演奏で存分に楽しめる充実のプログラム!
 ネクサス・サクソフォン四重奏団の新たなプロジェクトとなる「タンゴ・デ・サックス」では、ピアソラの傑作「ブエノスアイレスの四季」や「天使シリーズ」と一緒に未発表の作品を提案することで、ピアソラの作品はもちろんのこと、その他の作品の音楽的な成熟度の高さを示してくれています。
 オーストラリアのアンサンブルであるネクサス・サクソフォン四重奏団は2002年に結成。
 2021年にはオーケストラ伴奏によるエレーナ・カッツ=チェルニンの大作「5つのチャプター」のオーストラリア初演を任されるなど、世界規模での活躍を展開しています。

 ※録音:2019年2月-9月、シドニー音楽院リサイタル・ホール(オーストラリア)

 
 
 

C00424
¥2600
ドビュッシー:前奏曲全集
 前奏曲集第1巻
 前奏曲集第2巻
 慈善団体《負傷者の衣》のための小品
クリストファー・ハウエル(ピアノ)

 ロンドン出身の熟練のピアニスト、クリストファー・ハウエル。14歳で自作曲の指揮とピアノ・リサイタルを経験した後、ロンドンの王立音楽アカデミーを経て、エジンバラ大学でケネス・レイトンとエルゼ・クロスに作曲を学んだ経歴の持ち主です。
 スタンフォードやマッケンジーなど様々なイギリス音楽の録音を行ってきたハウエルのドビュッシー。
 色彩感に富んだ24曲の練習曲に続きアルバムの掉尾を飾るのは「慈善団体《負傷者の衣》のための小品」。1915年に作曲されたワルツ風の知られざる秀作です。

 ※録音:2018年6月21日-2020年6月26日、グリファ&フィリ・スタジオ(ミラノ、イタリア)
 
 

C00422
¥2600
ダヴィデ・フィッコ(1962-):ギターのための無伴奏作品集
 歌手/フェデリコ・ガルシア・ロルカの詩による5つの断章/
 子守歌/3つの小さな夜想曲/夜の息吹/
 クロムオキサイド・ハート
エドアルド・ピエリ(ギター)

 1991年生まれのイタリアのギタリスト、エドアルド・ピエリのデビュー・アルバムとなるダヴィデ・フィッコのギター作品集。
 作曲家、ギタリスト、レコーディング・エンジニアなど、様々な場面で活躍を続けるフィッコの無伴奏ギター作品は、高度なテクニックを求められる難曲揃い。
 トスカーナ州ルッカ県のヴィアレッジョで開催されているギター・フェスティヴァルを主宰するなど幅広く活躍するエドアルド・ピエリの高い能力が発揮されています。

 ※録音:2015年8月-2019年10月、ピネローロ(イタリア)
 



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ALPHA



ALPHA776
¥2700→\2490
古楽器合奏団コンセール・ド・ラ・ロージュ
モーツァルト:
 《フィガロの結婚》序曲、ヴァイオリン協奏曲 第3番、
  交響曲 第41番「ジュピター」

   ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
    1. 序曲 ~ 歌劇《フィガロの結婚》 K. 492 より
    2-4. ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 K. 216
    5-8. 交響曲 第41番 ハ長調 K. 551「ジュピター」
ル・コンセール・ド・ラ・ロージュ(古楽器使用)
ジュリアン・ショーヴァン(ヴァイオリン、指揮)
NYCX-10256
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2970

 録音: 2021年2月12-14日、シャトレ座、パリ
 ※国内盤には解説日本語訳付 解説日本語訳‛&白沢達生

 【今フランスで最も注目すべき古楽器合奏団、満を持してのモーツァルトは傑作3作!】
 Aparteレーベルでの数々の名盤、特に一連のハイドン『パリ交響曲』の録音では、同時代の知られざる名作を次々と併せて紹介し、注目を浴びた古楽器合奏団コンセール・ド・ラ・ロージュ。古典派解釈の確かさは、それらのアルバムにフランスの批評メディアが続々絶賛を寄せてきたことからもわかります。
 シュシャーヌ・シラノシアン、ジュスタン・テイラー、タミ・クラウスといった新世代の古楽器奏者たちとの連携もさることながら、創設者・指揮者のジュリアン・ショーヴァンがピリオド奏法のヴァイオリン奏者としてもずば抜けた技量を誇っている点は見逃せません。
 サンドリーヌ・ピオーによるフランス19世紀オペラ・アリア集『恋の相手は...』(ALPHA445/NYCX-10063)でALPHAからもリリース実績のある彼らが、同レーベルでモーツァルトの重要作品を定期的に発表してゆくことになり、その記念すべき第一弾がこの申し分ない選曲の一枚となります。
 モーツァルトの全管弦楽曲中最も注目度の高い作品の一つ「ジュピター」をはじめ、隅々まで考え抜かれた解釈により各作品が驚くほどみずみずしく蘇る古楽器演奏で、細やかな音楽言語への徹底した読み込みがいたるところで効果を発揮。
 それでいて冒頭に掲げられた《フィガロの結婚》序曲の沸々と盛り上がる勢いといい、ヴァイオリン協奏曲におけるショーヴァンの濃密かつ圧倒的な「格」といい、一糸乱れぬ統率力と各奏者の自発性の絶妙なバランスといい、それらがまさに新時代の画期的名演と呼びうる強い存在感をこのアルバムに与えています。
 作曲家自身の手紙からの引用を多数盛り込んだ解説も興味深く、生の18世紀の音像に迫ろうという強い気概が演奏の上質さにみごと結実した、頼もしい新シリーズの始まりと言えるでしょう。

 
 
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ALPHA851
¥2700→\2490
2021年エリザベート王妃コンクールの覇者、ジョナタン・フルネル
ブラームス:
 ピアノ・ソナタ 第3番、ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ

  ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
   1-27. ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ Op. 24
   28-32. ピアノ・ソナタ 第3番 ヘ短調 Op. 5
ジョナタン・フルネル(ピアノ)
NYCX-10257
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2970

 録音: 2021年5月 サル・ド・ミュジーク、ラ・ショー=ド=フォン、スイス
 ※国内盤には日本語解説付 日本語解説‛&高坂はる香

 【2021年エリザベート王妃コンクールの覇者、ジョナタン・フルネルによるブラームス】
 務川慧悟と阪田知樹の入賞で、日本でも大きく沸いた2021年エリザベート王妃国際音楽コンクール・ピアノ部門。
 ここで優勝したのみならず、マチルド王妃賞、聴衆賞も受賞したジョナタン・フルネルによるブラームスがALPHAから登場です。
 1993年にフランスのサールブールに生まれた彼ですが、ブラームスへの憧れはこの数年どんどん大きくなってきており、特にこの2曲が持つピアノの音色の奥深さと壮大さを顕わにする驚くべき手法への愛着は大きく、デビュー・アルバムの演目とすることは自然の成り行きだったとのこと。
 それは彼のダイナミックな演奏ぶりともたいへんマッチしており、国民性や時代性を超えた現代の若い世代ならではの、グローバルで幅広い表現を聴かせてくれます。
 エリザベート・コンクール最終ラウンドで第1位を勝ち取ったのもブラームスのピアノ協奏曲第2番。ヘンデル変奏曲もこのコンクールでも披露しており、そのライヴも発売されております(QEC2021)が、ここに収録されているのはコンクール前に行われたセッション録音です。

 
 




GRAMOLA

GRAM98016
(2CD)
¥3100
ストラヴィスキーの生涯におけるヴァイオリン
 イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971):
  【CD1】
   1-6. イタリア組曲(1919-22/1933) (サミュエル・ドゥシュキンによるヴァイオリンとピアノ版)/
   7-11. 協奏的二重奏曲(1931-32)バレエ音楽『火の鳥』より3つの小品(S.ドゥシュキンによるヴァイオリンとピアノ編)/
   12. I. スケルツォ/13. II. 前奏曲と王女達のロンド/14. III. 子守歌
  【CD2】
   歌劇《ナイチンゲール》より2つの小品(1909-14/1932)(S.ドゥシュキンによるヴァイオリンとピアノ編)
    1. I. ナイチゲールのアリア/2. II. 中国風行進曲
   バレエ音楽『妖精の口づけ』よりディヴェルティメント(1928-34/1934)(S.ドゥシュキンによるヴァイオリンとピアノ編)
    3. I. Sinfonia シンフォニアAndante - Allegro sostenuto - Andante - Vivace
    4. II. Danses suisses スイス舞曲: Tempo giusto
    5. III. スケルツォScherzo: Allegretto grazioso - Doppio movimento - Tempo I
    6. IV. Pas de deux パ・ド・ドゥ: Adagio アダージョ - Variation ヴァリアシオン – Coda コーダ
  『兵士の物語』(抜粋)(1918/19)
    7. I. Marsch des Soldaten 兵士の行進
    8. II. Music from Scene 1, "The Soldier's Violin" 兵士のヴァイオリン
    9. V. Kleines Konzert 小コンサート
    10. VI. 3 Dances 3つの舞曲  No. 1. タンゴ、 No. 2. ワルツ、 No. 3. ラグタイム
    11. VII. Devil Dance 悪魔の踊り
 ロルフ・シュルテ(ヴァイオリン)/
 デヴィッド・レヴァイン(ピアノ)‛&CD1:1-6/
 ジェフリー・スワン(ピアノ)‛&CD1:8-14、CD2/
 ハンス・ダインツァー(クラリネット)‛&CD2:7-11

 録音1976年11月4日‛&CD1:1-6 1979年10月29日‛&CD1:7-11 1979年10月31日‛&CD1:12-14、CD2:1-6 1979年11月5日‛&CD2:7-11

 1930年、48歳のストラヴィンスキーが出会ったのは、ポーランド系アメリカ人のヴァイオリン奏者サミュエル・ドゥシュキンでした。
 ドゥシュキンはストラヴィンスキーにヴァイオリン協奏曲の作曲を依頼するとともに、作品の完成に至るまで密接に協力をすることでストラヴィンスキーの信頼を得ました。
 その後、ストラヴィンスキーが自作をヴァイオリン用に編曲する際は、必ずと言ってよいほどドゥシュキンが手を貸し、イタリア組曲やディヴェルティメントなどの名作が次々と生まれたのです。
 このストラヴィンスキー没後50年を記念する2枚組アルバムには、ドゥシュキンのために書かれた「協奏的二重奏曲」をはじめ、ドゥシュキンの編曲による4つの作品、そしてストラヴィンスキーがドゥシュキンと出会う前に作曲された『兵士の物語』からの5曲を収録。
 作曲家のヴァイオリンに対する関心が見えてくる興味深い選曲となっています。

 演奏はケルン出身、ニューヨークを拠点に活躍するロルフ・シュルテ。
 シェーンベルクやエリオット・カーターのヴァイオリン協奏曲の録音が高く評価されるヴァイオリニストです。
 
 
GRAM98022
¥2600
RUSSIAN ALBUM ロシアのアルバム アンドレア・ヴィヴァネート(ピアノ)
 1-2. セルゲイ・タネーエフ(1856-1915): 前奏曲とフーガ 嬰ト短調 Op. 29(1910)
 3-8. ニコライ・チェレプニン(1873-1945): 6つの前奏曲 Op. 17(1900)‛&世界初録音
 ニコライ・チェレプニン: 5つの小品 Op. 18(1901)‛&世界初録音
  9. No. 1. Melodie メロディ/10. No. 2. Improvisation 即興/11. No. 3. Prelude 前奏曲/
  12. No. 4. Humoresque ユーモレスク/13. No. 5. Modo religioso 宗教的に
 14-25. ニコライ・チェレプニン:
  12 Adaptations d'anciennes melodies russes, "Primitifs"
   ロシアの古い旋律「プリミティブ」による12の編曲(1910/1926改訂)‛&世界初録音
 26-49. ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975): 24の前奏曲 Op. 34(1933)

 録音 2021年3月25日(ライヴ)Grand Hall of Tbilisi State Conservatoire(グルジア)

 19世紀から20世紀ロシアで活躍した3人の作曲家によるピアノ作品集。
 一人目のタネーエフは、優れたピアニストであったにもかかわらず、このアルバムに収録された「前奏曲とフーガ」をはじめとした何曲かのピアノ曲が残されたのみ。しかし、この憂鬱な雰囲気を持つ前奏曲と精緻な対位法を駆使したフーガはなんとも魅力的です。
 ニコライ・チェレプニンは、サンクトペテルブルク音楽院にてニコライ・リムスキー=コルサコフに師事。1909年から1914年にセルゲイ・ディアギレフのロシア・バレエ団に指揮者として随行、フランス印象主義の影響を受けた作曲家です。古典的なフォルムによる小品が多く、どれも軽妙洒脱な味わいを持っています。
 ショスタコーヴィチの「24の前奏曲」は1933年の作品。ショパンの前奏曲を参考にしながらも、ロシアのピアノ音楽を継承する作品として高く評価されています。
 演奏者のアンドレア・ヴィヴァネートはイタリア、サルデーニャの出身。ムソルグスキーやシマノフスキの演奏で知られるピアニストです。

 
 
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GRAM98025
¥2600→\2390
2大エスニック・ピアノ・コンチェルト!
演奏陣もすごい!
 指揮は巨匠ホセ・セレブリエール(指揮)
 ピアノは名手ギュルジン・オネイ(ピアノ)
  エルキン&ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲集

 ウルヴィ・ジェマル・エルキン(1906-1972): ピアノ協奏曲(1942)
  1. I. Allegro/2. II. Andante/
  3. III. Scherzo/4 . IV. Andante Allegro
 アラム・イリイチ・ハチャトゥリアン(1903-1978):
  ピアノ協奏曲 変ニ長調 Op. 38(1936)
   5. I. Allegro ma non troppo e maestoso -
    Allegro vivace - Tempo primo
   6. II. Andante con anima
   7. III. Allegro brillante
ギュルスィン・オナイ(ピアノ)
ビルケント交響楽団
ホセ・セレブリエール(指揮)

 録音 2011年1月10-14日 Bilkent Concert Hall、BilkentUniversity、アンカラ(トルコ)

 アルメニア民謡の素材を採り入れたハチャトゥリアン、トルコの伝統音楽を採り入れたエルキン。この2人のピアノ協奏曲は、どちらも魅力的な旋律と華やかな演奏効果を持つ、難度の高い作品です。
 ハチャトゥリアンの曲は名手ヴァン・クライバーンが紹介したことで広く知られました。エルキンの作品はトルコ以外ではほとんど知られておらず、このアルバムが初の商業録音となります。

 ピアニストのギュルスィン・オナイはトルコを代表する女性ピアニストの一人。ソリストとして世界的に活躍しており、このアルバムでも見事な技巧と、幅広い音楽表現を聴かせます。
 指揮を務めるのはダイナミックな演奏で知られるウルグアイ出身のホセ・セレブリエール。作曲家としての活動も知られるマルチな音楽家です。

  



 指揮のセレブリエール。
 1938年生まれだからもうすぐ80歳になろうという知る人ぞ知る重鎮指揮者。
 ドラティやモントゥー、セル、コープランドに師事して、ストコフスキーの助手 を務めたというんですから伝説の人と言ってもいいんじゃないでしょうか。
 神童として知られていて、11歳でユース・オーケストラを組織して指揮者デビュー したといいます。

 店主がこの人を知ったのは今から30年ほど前。
 どこから入ってきたか分からない埃に埋もれたベートーヴェンの交響曲第3番の ビデオが、これはまあすごかったんです。
 スタイッリッシュで勢いがあって。 カッコいい。
 で、一体どんな人なんだろうと調べても、なんの事典を引いても出てこない。
 ようやくJOHN L. HOLMES の指揮者ガイドにその名が出てきて、見てみたらやっ ぱりすごい人だった。
 でも残念ながらその後も名声に恵まれることなくどちらかというと埋もれていき ます。
 ひっそりとリリースされたASVのシベリウスの交響曲第1番は、店主にとってしば らく同曲のベスト・アルバムでしたが、それもまったく注目されることなくすぐ 廃盤に。

 その後ようやくBISやNAXOSから新録音が出るようになって、「これでブーム到来 か!」と思ったのですが、あまり話題にはなりません。
 そんなときついにメジャー・レーベルのWARNERから登場することになります。
 グラズノフの交響曲集です。
 その正攻法で雄大な演奏はファンの話題となります。
 しかし・・・肝心のWARNERクラシック部門が青息吐息(注:その後復活します)。
 メジャー・レーベルと名乗るのがあわれなほど悲惨な状態に。
 多くのアーティストがズタズタにリストラされ、みるも無残なリリース状況に陥 り、毎月の新録音アルバムもせいぜい2,3点。 しかも全然やる気がないのが見え見え。
 そんなWARNERクラシックが斜陽の一途をたどっていたときに、いわば孤軍奮闘的 に同レーベルを支えていていたのがこのセレブリエールでした。
 でも宣伝力がなかったのでセレブリエールのアルバムはマニアからの評判はいい のに、あまり売れませんでした。
 だから出ていることすら知らない人も多いでしょう。
 でもそのグラズノフ、そして続くドヴォルザークは師匠ストコフスキーのよいと ころを受け継ぎ、大暴れはしない代わりに、語り口のよさと滑舌のよさを前面に 押し出す画期的な演奏になっていました。
 スマートなのにスケールが大きく、なにより落ち着いた気品が感じられるんです。
 だてにドラティやモントゥー、セル、コープランド、ストコフスキーに師事してません。
 みんなが思っているより大人物なんです、この人。





ギュルジン・オネイ(ピアノ)

オネイはイスタンブール生まれのトルコの女性ピアニスト。
ビルケント交響楽団の自主制作盤でも鮮烈なショパンを聴かせてくれていたし、イスタンブールのTRIOLILAレーベルからはぶっとびラフマニノフを聴かせてくれていた。
いずれも残念ながら廃盤なのでここは師匠サイグンのコンチェルト。

cpo
777289-2
\2,900→\2690
サイグン(1907-1991):ピアノ協奏曲集
 1.ピアノ協奏曲 第1 番 Op.34/
 2.ピアノ協奏曲 第2 番 Op.71
ギュルジン・オネイ(ピアノ)/
ビルケント交響楽団/
ハワード・グリフィス(指揮)

 トルコの作曲家、サイグンのピアノ協奏曲を2 曲。この作品は1950 年代に作曲され、いかにもサイグン的でありながら、さまざまな作曲家たちの色彩もほのかに感じさせるもので、演奏回数も多く、今でも人気を博している。バルトークの影響、新古典主義への傾倒、そしてラヴェルの色彩感、その他色とりどりのパレットから絵の具を塗ったかのような多面性が魅力。ここでピアノを演奏するオネイ女史は、サイグンの弟子であり、解釈においては他の追従を許しません。



 
 

GRAM99247
¥2600
La Nuit etoilee 星月夜
 エクトル・ベルリオーズ(1803-1869): 歌曲集『夏の夜』
  1. ヴィラネル/2. ばらの精/3. 入り江のほとり/
  4. 君なくて/5. 墓地にて/6. 知られざる島
 7. オーギュスタ・オルメス(1847-1903):
  Ludus pro patria - La Nuit et l'Amour 夜と愛
 8. ベルリオーズ: クレオパトラの死
ステファニー・ドゥストラック(メゾ・ソプラノ)
コンセール・パドルー
ヴォルフガング・デルナー(指揮)

 録音 2020年12月5-7日 Maison de l'Orchestre national d'Ile-de-France、Maisons-Alfort

 1861年に創立されたパリのオーケストラ「コンセール・パドルー」。
 このアルバムは楽団創立160年を記念し、創設者ジュール・パドルーと関わりのあった2人の作曲家、ベルリオーズとオルメスの作品を演奏したものです。
 なかでもオーギュスタ・オルメスは、その作品をコンセール・パドルーで演奏された数少ない女性作曲家の一人で、とりわけ「夜と愛と」は人気が高く、彼女の生涯にわたって定期的に演奏された曲です。
 アルバムではステファニー・ドゥストラックによる「夜と愛と」と、ベルリオーズの「夏の夜」とカンタータ「クレオパトラ」を収録。
 指揮を務めるのは30年以上にわたり、コンセール・パドルーを率いてきたヴォルフガング・デルナー。マーラーやストラヴィンスキー作品で評価されています。

 
 
 


GRAM99220
¥2600
Versinkende Sonne 日没
 ウィーン、19世紀と20世紀の転換期に書かれた弦楽四重奏曲集

  アレクサンダー・フォン・ツェムリンスキー(1871-1942):
    弦楽四重奏曲 イ長調 Op. 4
    1. I Allegro con fuoco/2. II Allegretto/
    3. III Breit und kraftig/4. IV Vivace e con fuoco
  エゴン・ヴェレス(1885-1974): 弦楽四重奏曲第5番 Op. 60
   5. I Maestoso/6. II Allegretto comodo/
   7. III In memoriam - Lento
  8. アントン・ウェーベルン(1883-1945): Langsamer Satz 緩徐楽章
  9. フリッツ・クライスラー(1875-1962): シンコペーション
アウナー四重奏団
【メンバー】
 ダニエル・アウナー(第1ヴァイオリン)
 バルバラ・デ・メネゼス・ガランテ・アウナー(第2ヴァイオリン)
 ニキタ・ゲルクソフ(ヴィオラ)
 コンスタンティン・ツェレニン(チェロ)

 録音 2019年4月7-9日 カジノ・バウムガルテン、ウィーン(オーストリア)

 シュテファン・ツヴァイクが亡命する際に手紙に記した言葉「この長い夜の後にも夜明けが見えますように!」‛&これがアウナー四重奏団のこのアルバムにおけるモットー。
 このアルバムに収録された音楽はどれも20世紀前半、ドイツとオーストリアで退廃音楽として禁止されたものばかりです。
 19世紀末を象徴する後期ロマン派の様式で書かれたツェムリンスキーの1896年の四重奏曲、1905年に書かれたウェーベルンの「緩徐楽章」、1943年に書かれた新ウィーン楽派の流れを汲むヴェレスの弦楽四重奏曲第5番、このほぼ50年の間に世界は大きく変化し、20世紀の最も暗い時代を迎えました。
 アウナー四重奏団は、アンコールとしてクライスラーのシンコペーションを演奏。アメリカでは絶大な人気を誇った彼の音楽さえも禁止された時代を想起させる1枚です。
 
 


GRAM99252
(2CD)
¥3100
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
 モーツァルトの自筆譜によるピアノ三重奏曲の演奏

  【CD1】
   1-3. ピアノ三重奏曲第1番 ト長調 K. 496
   4-6. ピアノ三重奏曲第3番 変ロ長調 K. 502
   7-9. ピアノ三重奏曲第4番 ホ長調 K. 542
  【CD2】
   1-3. ピアノ三重奏曲第5番 ハ長調 K. 548
   4-6. ディヴェルティメント 変ロ長調 K. 254
   7-9. ピアノ三重奏曲第6番 ト長調 K. 564
ウィーン・モーツァルト・トリオ
【メンバー】
 イリーナ・アウナー(ピアノ)
 ダニエル・アウナー(ヴァイオリン)
 ディートハルト・アウナー(チェロ)

 録音 2018年2月 Tonstudio、Wavegarden、ミッターレッツバッハ(オーストリア)

 古典派初期のピアノ三重奏曲は、同時期のヴァイオリン・ソナタと同じく鍵盤楽器にチェロとヴァイオリンのオブリガート(助奏)が付くのが一般的でした。
 ヴァイオリンとチェロにピアノと同等の働きが与えられたのは19世紀初頭のベートーヴェンの時代とされていますが、このモーツァルトのピアノ三重奏曲は、1776年に書かれた三重奏曲(ディヴェルティメント)では鍵盤楽器が依然として優勢であるものの、1780年代に書かれた5つの作品では、すでにその働きはほぼ平等であり、各々の楽器の対話を存分に楽しめます。
 このウィーン・モーツァルト・トリオの新しい録音は、最近公開されたモーツァルトの自筆譜を用いて演奏されており、これは1991年のトリオ設立以来、彼らが使用していた「原典版」の印刷譜に比べ、とりわけフレージングとアーティキュレーションに違いがみられるとのことです。
 作曲家の本来の意図に可能な限り近い演奏をお楽しみください。

 
 




 LINN RECORDS



CKD631
¥2800
ベートーヴェン: ピアノ三重奏曲 第6番/シューベルト:ピアノ三重奏曲 第2番
 1-4. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770–1827):ピアノ三重奏曲 第6番 変ホ長調 Op. 70-2
 5-8. フランツ・シューベルト(1797–1828):ピアノ三重奏曲 第2番 変ホ長調 D. 929 Op. 100
  トリオ・マリー・ゾルダート
   七條恵子(フォルテピアノ)  使用楽器: ヨーゼフ・ベーム製 ウィーン 1825年頃
   チェチーリア・ベルナルディーニ(ヴァイオリン)  使用楽器: ニコロ・アマティ製、クレモナ 1643年
   マルクス・ファン・デン・ミュンクホフ(チェロ)  使用楽器: エギディウス・スヌック製、ブリュッセル 1710年頃
NYCX-10255
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2970

 調律: a'=430Hz
 録音: 2019年9月28日-10月1日 ルター派教会、ハールレム、オランダ
 ※国内盤には日本語解説付 日本語解説 矢澤孝樹

 【フォルテピアノの名手、七條恵子によるピアノ三重奏が登場!】
 
 2004年のブルージュ国際古楽コンクールで最高位を受賞、オランダと日本を中心に活躍し、近年もベートーヴェンやサティのピアノ作品をそれぞれにふさわしい楽器と調律で演奏したアルバムが大きな話題となった七條恵子。彼女がチェチーリア・ベルナルディーニ、マルクス・ファン・デン・ミュンクホフという名手たちと2017年にアムステルダムで結成したトリオ・マリー・ゾルダートは、古典からロマン派までのピアノ三重奏曲をレパートリーとし、作品に応じたピリオド楽器での演奏に加え、19世紀の演奏慣習を再発見し、追求する事を目的としたアンサンブルで、19世紀の名ヴァイオリニスト、マリー・ゾルダート=レーガーの名前を冠しています。今回の録音でも、収録されたシューベルトの第2番が作曲された1827年に近い、1825年頃製作のオリジナルのフォルテピアノを使用。その艶やかな音色は、ベートーヴェンの華やかさとシューベルトの深い陰影を親密な表現で見事に描きだすアンサンブルに、大きく貢献しています。シューベルトの第4楽章はカット無しの原典版を使用。



 
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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BIDDULPH RECORDINGS



BIDD85006
¥2200→\1990
オスカー・シュムスキー
 モーツァルト: ヴァイオリン協奏曲第5番(1955) 他
 モーツァルト: ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調「トルコ風」K. 219
  1. I. Allegro aperto - Adagio - Allegro aperto/2. II. Adagio/3. III. Rondeau:Tempo di Menuetto
    1955年 Music Appreciation Records 5613
    リトル・オーケストラ・ソサエティ/トーマス・シェルマン(指揮)
 4. J.S. バッハ: ミサ曲 ロ短調 - ラウダムス・テ
   1947年1月30日/RCA Victor 11-9712 in set M-1145(matrix D7-RC7228/29)
 5. J.S. バッハ: ミサ曲 ロ短調 – ベネディクトゥス
   1947年1月31日/RCA Victor 11-9725 in set M-1146(matrix D7-RC7255)
   ジューン・ガードナー(ソプラノ)‛&4/ルシウス・メッツ(テノール)‛&5/
   RCAビクター管弦楽団/ロバート・ショウ(指揮)‛&4,5
 6. モーツァルト: 歌劇《羊飼いの王様》 - L'amero, saro costante 彼女を愛そう
   1950年3月24日/RCA Victor 12-1317 in set DM-1423(matrix EO-RC830)
   エレナ・ベルガー(ソプラノ)/ゲオルゲ・シック(ピアノ)
 7. ラフマニノフ: 夜の静けさに Op. 4 No. 3
   1947年8月12日/RCA Victor 12-0499 in set MO-1251(matrix D7-RC8332)
 8. ラフマニノフ: 子供たちに Op. 26 No. 7
   1947年8月12日/RCA Victor 12-0499 in set MO-1251(matrix D7-RC8334)
 9. ラフマニノフ: 美しいひとよ、私のために歌わないで Op. 4 No. 4
   1947年8月12日/RCA Victor 12-0500 in set MO-1251(matrix D7-RC8333)
 10. ラフマニノフ: 私の窓辺に Op. 26 No. 10
   1947年8月12日/RCA Victor 12-0500 in set MO-1251(matrix D7-RC8335)
   ジェームズ・メルトン(テノール)/キャロル・ホリスター(ピアノ)‛&7-10
 11. チャイコフスキー: 『白鳥の湖』より第2幕-パ・ド・ドゥ
   1953年プライヴェート録音 コロンビア交響楽団/ヨゼフ・レヴィン(指揮)
 12. マスネ: 歌劇《タイス》より「瞑想曲」
   1950年 ART111 アメリカ放送管弦楽団/アルフォンソ・ダルテガ(指揮)
 13. ファイアストーン: Do You Recall?1947年以前 (matrix D7-CC7932)
  ヴォイス・オブ・ファイアストーン・オーケストラ/ハワード・バルロウ(指揮)
 14. シューマン: トロイメライ(グッドマン編)
   1947年1月6日 RCA Victor 46-0008 アル・グッドマンと彼のオーケストラ

 復刻プロデューサー: Eric Wen/復刻エンジニア: David Hermann/マスタリング: Dennis Patterson

 【ロシアの血をひくシュムスキーが愛したモーツァルトの協奏曲第5番と未発表音源を含む小品集】
 オスカー・シュムスキー(1917-2000)にとってモーツァルトのK.219は特別な曲。7歳の時にストコフスキー指揮のフィラデルフィア管弦楽団に招かれて演奏し、神童として注目を集めたのがこの曲でした。
 このCDに収められたのは、シュムスキーにとって同曲の初録音。当時の音楽ファンの間では待望の1枚だったことでしょう。楽譜に無い音を加えるなど、当時の演奏スタイルの記録としても興味深いものがあります。
 4から10はRCAへの録音で、当時流行していた人気歌手と著名ヴァイオリストの組み合わせ。ラフマニノフの4曲は英語歌唱です。11から14はオケをバックにしたソロの録音。
 11-13は過去の発売歴が不明ですが、シュムスキーの関係者の提供により復刻となりました。
 変わり種は13。往年のタイヤメーカー、米ファイアストーン社はかつてラジオとテレビで音楽番組を提供しており、シュムスキーは一時期、番組所属のオーケストラのコンサートマスターでした。
 この曲はファイアストーン創業者の夫人が作曲した抒情的なポップス。
 14のやや甘口なアレンジともに、20世紀半ばのアメリカの空気を伝えます。







BONGIOVANNI


GB 1238
(2CD)
¥4800
フランコ・ボルドーニ(1932-2020) オペラ・アリア集 フランコ・ボルドーニ(バリトン)
 ヴェルディ:
  『リゴレット』Pari siamo / Cortigiani, vil razza dannata / Sì, vendetta (con L. Serra)
  『マクベス』Pieta, rispetto, amore / Mal per me che m'affidai
  『イル・トロヴァトーレ』Il balen del suo sorriso
  『二人のフォスカリ』vecchio cor che batti / Che ascolto... Quel bronzo fatale
  『シチリアの晩鐘』In braccio alle dovizie
  『ファルスタッフ』L'onore! Ladri!
  『エルナーニ』Oh de' verd'anni miei / O sommo Carlo
  『ナブッコ』Dio di Giuda... O prodi miei
  『仮面舞踏会』Alla vita che t'arride / Alzati... Eri tu che macchiavi
  『ドン・カルロ』Per me giunto / Io morro
  『オテロ』Credo in un dio crudel / Era la notte / Sì pel ciel (c. T. del Bianco)
  『椿姫』Di Provenza il mare e il suol
  『運命の力』Urna fatale... Egli e salvo
  『アイーダ』Ciel, mio padre! (con M. Parazzini)
 ドニゼッティ:
  『ランメルモールのルチア』Cruda funesta smania... La pietade in suo favore
  『ロベルト・デヴリュー』Forse in quel cor sensibile
 ベッリーニ:『清教徒』Ah per sempre io ti perdei... Bel sogno
 プッチーニ:『外套』Nulla... silenzio!... Avevo ben ragione
 ポンキエッリ:『ラ・ジョコンダ』Maledici?... O monumento
 ジョルダーノ:『アンドレア・シェニエ』Nemico della patria

 2020年没の名バリトンが残したオペラ・アリア集

 録音:1971-1993年(ライヴ)/[CD1]72'42''、[CD2]74'55''

 2020年に亡くなったボローニャ出身のバリトン歌手、フランコ・ボルドーニ(1932-2020)によるオペラ・アリア集2枚組。
 ヴェルディを中心にイタリア・オペラを力強く歌い上げています。各トラックの詳細な録音データは記載がありませんが、1971-1993年のオペラ公演の実況録音となっています。
 一部モノラル。
 ブックレットには息子のアルベルト・ボルドーニによる文章が掲載されています(伊・英)。
 
 
GB 2015
(2CD)
【再発売】
¥2600
アルフレード・カタラーニが残した名作オペラ『ローレライ』
 カタラーニ:歌劇『ローレライ』
ロドルフォ:ガブリエーレ・モニーチ
アンナ・ディ・レーベルク:マリア・ルイザ・ガルバート
ヴァルター:ピエロ・ヴィスコンティ
ローレライ:マルタ・コラリージョ
ナポレオーネ・アンノヴァッツィ(指揮)
ヘルマン:アレッサンドロ・カッシス
ルッカ・ジーリオ歌劇場合唱団&合唱団

 イタリア・オペラの隠れた名作が低価格で再発売

 録音: 1982年9月19日/ルッカ・ジーリオ歌劇場/[CD1]72'49''、[CD2]62'23''

 アルフレード・カタラーニ(1854-1893)が残した名作オペラ『ローレライ』が1枚価格で再発売。録音があまりなく貴重なCDです。
 ※同品番で以前発売されていた旧盤(バーコード:8007068201525)は廃盤です。
 
 

GB 2591
¥2600
マスカーニの美しい秘曲『グローリア・ミサ』
 マスカーニ:グローリア・ミサ ヘ長調
エミル・イヴァノフ(テノール)
ロベルト・デ・カンディア(バリトン)
ダニエレ・カッレガーリ(指揮)
ディヌ・リパッティ国立フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・メールロ混声合唱団

 マスカーニの美しい秘曲

 録音:1998年6月18・19日/51'02''

 マスカーニの美しい秘曲『グローリア・ミサ』。ハープやティンパニも使った大きな管弦楽と男声2 人のソロ、混声合唱のために書かれています。
 旋律の美しさもさることながら声の扱いやオーケストレーションが絶品。晴れやかな気分になれる名品です。
 




DOREMI



DHR 8153
(2CD)
¥4400
アイザック・スターンLIVE 第10集   アイザック・スターン(ヴァイオリン)
 バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番 Sz.112
   エルネスト・アンセルメ(指揮)、ルツェルン祝祭管弦楽団
   ライヴ録音:1956年8月18日
 ベルク:ヴァイオリン協奏曲『ある天使の思い出に』(1935)
   ジョン・プリッチャード(指揮)、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
   ライヴ録音:1960年/第14回エディンバラ国際フェスティバル
 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.100
 シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第1番 ト短調 Op.137, D384
 ファーガソン:ヴァイオリン・ソナタ第2番 Op.10
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調 Op.96
   マイラ・ヘス(ピアノ)
   ライヴ録音:1960年8月28日/第14回エディンバラ国際フェスティバル

 貴重音源発掘シリーズ第10弾!協奏曲2曲に加えてマイラ・ヘスとの共演も収録

 スターンの貴重音源、第10集。
 1960年エディンバラでのライヴは協奏曲と室内楽を収録。
 マイラ・ヘスとの共演ではイギリスの作曲家ハワード・ファーガソン(1908-1999)のソナタといった珍しい作品も聴けます。
 




GRAND SLAM



GS 2247
¥2700
フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィル、
 ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」

  ベートーヴェン:交響曲第3番 ホ長調 Op.55「英雄」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズに、遂に"ウラニアのエロイカ"登場!フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィル、ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」(1944年12月)

 録音:1944年12月19日/ウィーン、ムジークフェラインザール/日本語帯・解説付
 使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)/録音方式:モノラル(ラジオ放送用録音)

 ■制作者より
 2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズに、遂に"ウラニアのエロイカ"が登場します! この「英雄」交響曲は、フルトヴェングラーの録音遺産の中でも特別に有名であることは、今さら説明不要でしょう。
 今回入手したテープは非常に明瞭でバランスが取れており、1950年代のモノラル録音にも匹敵するクオリティです。たとえば、第1楽章の冒頭の和音を聴いただけでも、ホール内にきれいにこだまする様子が、これほど明確に再現された例はなかったと思われます。
 また、今回は新事実(?)と思われることが発見されました。つまり、インターバルが全く途切れておらず、この演奏はマイクを前にした通し演奏ではないかと推測されることです(詳細は解説参照)。
 さらに、決定盤とすべく、解説書には図版やLPジャケットなどをふんだんに盛り込みました(全12ページ)。(平林 直哉)
 



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キング・インターナショナル



KKC 2064/72
(9UHQCD)
¥15000→\13990
※再プレス
再プレス!!
ウィルヘルム・ケンプ1961年
 ベートーヴェン・ピアノソナタ全曲連続演奏会ライヴ
ウィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
  Disc 1 1961年10月10日/文京公会堂(ライヴ)
   (1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調Op.2の1/(2)ベートーヴェン:ケンプの挨拶(通訳付き)/
   (3)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第2番イ長調 作品2 の2/
   (4)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 作品2-3/(5)モーツァルト:幻想曲ニ短調 K.397
  Disc 2 1961年10月10日(Op.7)、12日/文京公会堂(ライヴ)
   ベートーヴェン:
    (1)ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 Op.7/(2)ピアノ・ソナタ第5番ハ短調 作品10 の1/
    (3)ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調 作品10-2/(4)ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 作品13「悲愴」
  Disc 3 1961年10月12日、14日(Op.22) /文京公会堂(ライヴ)
   (1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10の3
   (2)J.S.バッハ(ケンプ編):シチリアーノ~フルート・ソナタ第2番 BWV1031より
   (3)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第9番ホ長調 Op.14 の1
   (4)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第10番ト長調 Op.14の2
   (5)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調 作品22
  Disc 4 1961年10月14日、16日(Op.28) /文京公会堂(ライヴ)
   ベートーヴェン:
    (1)ピアノ・ソナタ第12番変イ長調 作品26「葬送」/(2)ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 作品27の1/
    (3)ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 作品27の2「月光」/
    (4)バガテルOp.33 の4/(5)ピアノ・ソナタ第15番ニ長調 作品28「田園」
  Disc 5 1961年10月16日/文京公会堂(ライヴ)
   (1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第16番ト長調 Op.31の1
   (2)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 作品31の2「テンペスト」
   (3)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調 Op.31の3
   (4)ベートーヴェン:エコセーズ WoO.86(ケンプ編)
   (5)グルック(ブラームス編):ガヴォット~「アウリスのイフゲニア」より
  Disc 6 1961年10月26日/文京公会堂(ライヴ)
   ベートーヴェン:
    (1)ピアノ・ソナタ第19番ト短調 Op.49の1/(2)ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 作品53「ワルトシュタイン」/
    (3)ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調 Op.54/(4)ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 作品57「熱情」
  Disc 7 1961年10月26日(ソナタ20番Op49-2、およびバッハ、ブラームス)、
   10月27日(ソナタ24-27番) /文京公会堂(ライヴ)
    (1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第20番ト長調 Op.49の2
    (2)J.S.バッハ(ケンプ編):ラルゴ~チェンバロ協奏曲第5番BWV1056より
    (3)ブラームス:間奏曲Op.117の2
    (4)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調 作品78「テレーゼ」
    (5)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 作品81a「告別」
    (6)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第25番ト長調 作品79「かっこう」
    (7)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90
  Disc 8 1961年10月30日/文京公会堂(ライヴ)
   (1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番イ長調 作品101
   (2)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 Op.106「ハンマークラヴィア」
   (3)モーツァルト:トルコ行進曲~ピアノ・ソナタイ長調K.331
   (4)ベートーヴェン:ロンド ト長調Op.51の2
  Disc 9 1961年10月30日/文京公会堂(ライヴ)
   (1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 作品109
   (2)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
   (3)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
   (4)J.S.バッハ(ケンプ編):
    シンフォニア~カンタータ第29番「神よ、あなたに感謝を捧げます」BWV29より

 強いご要望にお応えしてアンコール・プレス!2018年マスタリングUHQCDにて限定生産。

 ADD、MONO

 2013年8月に発売され、レコード芸術誌で特選に選ばれるなど、大きな話題となったウィルヘルム・ケンプ1961年ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲ライヴ。
 限定生産ゆえ現在入手難となっておりますが、非常にご要望が多く、アンコール・プレスを行うこととしました。この機会をお見逃しないよう、よろしくお願い致します。

 ドイツの巨匠ピアニスト、ウィルヘルム・ケンプ(1895-1991) は1961年1月に来日し、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲を7夜にわたり連続演奏しました。
 単独のピアニストが集中してベートーヴェンのピアノ・ソナタを全曲演奏することは日本初だったとされ、日本音楽界の一大イベントとして話題になりました。

 当時ケンプは66歳。ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集は、1950-6年のモノラルと1964-5年のステレオの2種のセッション録音が存在し、いずれも最高の名盤ですが、その中間期、ケンプ最盛期の全集がもうひとつ存在したことは驚愕の極み。
 すべてNHK がラジオ放送用に収録したもので、当時最高の技術が駆使されています。
 ケンプはライヴで良さが発揮されるピアニストのため、この音源はピアノ音楽史上の至宝と申せましょう。
 




<国内盤> 

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オクタヴィア・レコード



OVCL-00761
(HQ HYBRID)
¥3520
井上道義 新ショスタコーヴィチ全集 Vol.5
 ショスタコーヴィチ:
  交響曲 第8番 ハ短調 作品65
  ステージ・オーケストラのための組曲(ジャズ組曲第2番)より
   行進曲/リリック・ワルツ/小さなポルカ/
   ワルツ第2番/ダンス第1番
井上道義(指揮)
新日本フィルハーモニー交響楽

 ショスタコーヴィチ:交響曲第8番。井上道義(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団

 2021年7月3日 東京・サントリーホール にてライヴ収録

 井上道義 新ショスタコーヴィチ全集 Vol.5
 高い評価を受ける井上道義のショスタコーヴィチ演奏の最新盤は、新日本フィルとの2021年7月のライヴ録音です。
 交響曲第8番では、堅固に構築された音楽で、激しい葛藤と悲しみのレクイエムを聴かせます。過去に幾度も共演を重ねた新日本フィルは、コンサートマスターの崔文洙を中心として、美しく壮烈な響きで井上に応えました。
 一方ダンサブルな「ステージ・オーケストラのための組曲」(「ジャズ組曲第2番」)は瑞々しく鮮やかな演奏で、明るくアルバムを締めくくります。
 作曲家の二面性を見事に表現する濃密な快演をお楽しみください。
 
 


OVCL-00757
(HQ HYBRID)
¥3520
ヴァイオリニスト伊藤亮太郎と、ピアニスト清水和音が、
 ベートーヴェンの傑作にセッション録音

  ベートーヴェン:
   ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ヘ長調 作品24「春」
   ヴァイオリン・ソナタ 第7番 ハ短調 作品30-2
伊藤亮太郎(ヴァイオリン)
清水和音(ピアノ)

 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第5番「春」、第7番。伊藤亮太郎(ヴァイオリン) 清水和音(ピアノ)

 2021年5月11-12日 東京・稲城ⅰプラザ にて収録

 新しい未来への旋律
 NHK交響楽団コンサートマスターとして活躍するヴァイオリニスト伊藤亮太郎と、ソリスト・室内楽奏者としてトップの実力を誇るピアニスト清水和音が、ベートーヴェンの傑作にセッション録音で取り組みました。
 卓抜した技術に裏打ちされた豊かな歌心が、心地よく耳に届き、その細部には彼らの音楽家としての深い表現が感じられる、熟練の演奏です。
 2人の相乗効果で音楽が生き生きと鮮やかさを増してゆく、新たなベートーヴェンをどうぞお楽しみください。
 




アンシェル

ENCL 0004
¥3300
「ロシアン・アルバム」
 ショスタコーヴィチ (1906-75):チェロ・ソナタニ短調Op.40 (1934)
 プロコフィエフ (1891-1953):チェロ・ソナタハ長調Op. 119 (1947-49)
 カレン・ハチャトゥリアン (1920-2011):チェロ・ソナタ (1966)
デュオ・フェイギン:
 【ドミトリー・フェイギン(チェロ)、
  新見フェイギン浩子(ピアノ)】

 ドミトリー・フェイギンのアンシェル・レーベル第3弾!ショスタコーヴィチ・プロコフィエフ・K.ハチャトゥリアン~デュオ・フェイギン 「ロシアン・アルバム」

 録音:2020年12月22-25日 きらりふじみホール 70:31

 ドミトリー・ヴァレンティノヴィッチ・フェイギンと新見フェイギン浩子のデュオが、レニングラード(現サンクトペテルブルク)で開催された第1回ショスタコーヴィチ室内楽国際コンクールで、二人のショスタコーヴィチのソナタの演奏を聞いていたショスタコーヴィチ夫人が、特別にショスタコーヴィチ家族賞を彼らに授与したのは、1991年のことであった。高名なチェロ奏者ヴァレンティン・フェイギンの息子としてペレストロイカの波に乗って国内外で演奏活動を展開していたドミトリーは、ブタペスト、パリでの研鑽を経て90年にモスクワに登場し、ドレンスキー及びバシキーロフにピアノ、ヴァレンティン・フェイギンに室内楽を師事した浩子と早速にデュオを組み、この栄冠を勝ち取ったのであった。
 それからすでに30年が過ぎたかと思うと歴史の流れの速さに改めて驚かざるを得ない。ともかく91年といえば、その年の暮れに、ソ連の解体と独立国家共同体への移行がなされ、1922年に誕生したソ連の69年の歴史に、ピリオドが打たれるという大事件があった年だからだ。戦後を蝕んできた東西冷戦から解放されるということで、とくに文化面での交流に特別な展開があったからでもある。(中略)
 今回のフェイギン夫妻によるチェロとピアノのソナタ集は、二人の記念碑であるショスタコーヴィチの作品や、当時健在だったカレン・ハチャトゥリアンの代表作が収められていることもあって、往時の雰囲気を改めて思い出させる内容だ。同時に、チェロとピアノのソナタという領域に、ロシアの作曲家たちがいかに貢献してきたか、ということを改めて確認する機会を提供している内容だと思う。
 (石田一志・ライナーノートより抜粋)
 


<映像>


WERGO

WER 6436
(DVD)
【PAL 仕様】
¥2600
トビアス・クリッヒ(1983-):映像作品集 トビアス・クリッヒ(ギター)他
 領域を外れたときの濁ったグリーンのリトルネロ(2009-11)
  ~増幅されたギターとサウンド・デザインのための
 ゴヤ・トリプティク (2013-20)
  フランシスコ・デ・ゴヤの『ロス・カプリチョス』との対話で構成された風景
   ~ギター、トランペット、コントラバス、パーカッション、声のための
 時の復活(2005-06/2015)
  ブルース・ナウマンの『Violin tuned D.E.A.D.』との対話
   ~ヴァイオリン、ビデオ、オーディオ・プロジェクションのための
 フォー・ハンズ
  プラトンの『饗宴』との対話で構成された風景
   ~ギター、チェロ、アコーディオン(各4手)と声のための

 実験映画の短篇のような映像作品

 収録:2018-2021年/133'53''

 ヨンギー・パクパーンに師事したドイツの作曲家トビアス・クリッヒ(1983-)の映像作品集。
 ギタリストであり映像作家でもある彼の創作物を視覚からも鑑賞できるDVDです。動きも少なく暗がりの中で前衛的な音楽を演奏する、実験映画の短篇のような作品。
 台湾生まれの作曲家CHEN Chengwenとの共作である『フォー・ハンズ』は二人羽織のように一台の楽器にふたりが重なって、4本の手で演奏するという不可思議な音楽空間。

 ※PAL仕様のため日本国内のプレーヤーでは再生できない可能性があります。パソコンでは再生可能です。ご了承の上お求めください。(代理店)

 
 




<LP>


FONE(LP)


2LP149
(2LP)
特別価格/
初回完全限定生産
¥11700
アッカルドの2019年録音サラサーテ
サラサーテ:ヴァイオリンとピアノのためのスペイン舞曲集

 DISC1 SIDE A ~
  マラゲーニャ Op.21-1/ハバネラ Op.21-2/
  アンダルシアのロマンス Op.22-1/ホタ・ナヴァーラ Op.22-2
 DISC1 SIDE B ~ プ
  レイェーラ Op.23-1/サパテアード Op.23-2/
  スペイン舞曲 Op.26-1
 DISC2 SIDE A ~
  スペイン舞曲 Op.26-2/アンダルシアのセレナード Op.28/
  スペイン舞曲 Op.37(アディオス・モンターニャス・ミアス)
 DISC2 SIDE B ~
  ホタ・アラゴネーサ Op.27/バスク奇想曲 Op.24/
  ナバーラ Op.33(2本のヴァイオリンのための)*

サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
ラウラ・ゴーナ(ヴァイオリン)*
ラウラ・マンツィーニ(ピアノ)


 全世界496枚限定生産! 日本製高品質LP!アッカルドの2019年録音サラサーテ!

 ☆黒色に染色していない、ナチュラル・カラー・ヴァイナル!
 ☆496枚完全限定生産! 日本製超高品質アナログ盤が登場!

 イタリアの偉大なヴァイオリニスト、サルヴァトーレ・アッカルドが2019年11月にミラノで録音したサラサーテ作品集が、日本製(東洋化成株式会社)の超高品質限定プレスLP2枚組セットとなってリリース!
 伝説的な真空管マイク、ノイマンのU47とU48が使われ、リスナーにまるでホールの理想的な位置にある肘掛け椅子に座って聴いているかのような体験を届けるよう、編集なしの自然なサウンドで録音。
 黒色に染色していないナチュラル・カラーの透明ヴァイナルを使用したアナログ盤製作は、目視による平面度のチェックや、傷や汚れの有無の確認、そしてサンプルのリスニングテストなど、一枚一枚細心の注意を払った品質管理によって行われました。
 プロデューサー&レコーディング・エンジニアのジュリオ・チェーザレ・リッチが「私の40年の経験と、技術的、生産的なコミットメントのすべてを利用し、オリジナルのアナログ・マスターと100%同じ音のレコードを実現した」と語る、高音質・高品質アナログ盤にご期待ください。

 ※録音:2019年11月1日ー2日、カーサ・デラ・ムジカ 「サーラ・デル・エルメリーノ」(イタリア、ミラノ)
 ※重要:当タイトルは完全数量限定生産(初回生産限定)のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。
 ※重要:初回受注数が生産数 or 供給量を越えた場合、ご注文数に応じて弊社にて割り当て配分を行い出荷を行わせていただきます。上記と併せまして予めご了承下さい。

 natural color transparent vinyl
 Printed in Japan、Limited Edition 496 copies
 Pure Analogue Recording、Pure Analogue Cutting、One-Stage Pressing Process
 180gr. Virgin Vinyl Pressing、Heavy Quality Sleeves、33rpm

 Audiophile Pressing
 HiFi Reference、natural sound recording、Tube Processed Analog Master、Special Markets
 




GLOBAL CULTURE AGENCY(LP)


LP 43182
(LP)
¥10000
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
 [A 面] 第1楽章
 [B 面] 第2・3楽章
エリカ・モリーニ(ヴァイオリン)
アルトゥール・ロジンスキ(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

 限定生産!あのウェストミンスターの名盤、モリーニのチャイコフスキーが待望の復刻!

 録音:1956年11月26-28日/ロンドン、ウォルサムストウ・アッセンブリー・ホール/輸入盤、仏プレス、180g 重量盤、限定生産盤

 オリジナル・デザインにこだわる韓国SOUND TREE社によるハイ・クオリティな復刻LPシリーズにウェストミンスターの名盤モリーニのチャイコフスキーが登場!ウィーン生まれの名女流が残した往年の美演をお楽しみください。

 ユニバーサル・ミュージックから取り寄せたオリジナルマスターに独自の丁寧なリマスタリングを施し、フランスプレスで製品化。日本へは国内レーベルGlobalCulture Agencyを介してのみの流通です。

 【オリジナルLP】レーベル:Westminster/商品番号:WST 14017

 
 
 
LP 43184
(LP)
¥10000
フィリップスの名盤、ジャンドロンのアルペジオーネが復刻!
 [A 面]
  シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D.821
  ベートーヴェン:
   モーツァルト『魔笛』の「娘か女か」の
    主題による12の変奏曲 Op.66
 [B 面]
  ベートーヴェン:
   モーツァルトの『魔笛』の「恋を知る男たちは」の
    主題による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO46
  ベートーヴェン:
   ヘンデル『ユダ・マカベウス』の「見よ勇者は帰る」の
    主題による12の変奏曲 ト長調 WoO45
モーリス・ジャンドロン(チェロ)
ジャン・フランセ(ピアノ)

 限定生産!あのフィリップスの名盤、ジャンドロンのアルペジオーネが待望の復刻!

 録音:1966年11月26-28日/オランダ、アイントホーフェン/輸入盤、仏プレス、180g 重量盤、限定生産盤

 オリジナル・デザインにこだわる韓国SOUND TREE 社によるハイ・クオリティな復刻LP シリーズにフィリップスの名盤ジャンドロンのアルペジオーネが登場!
 フランスの巨匠が奏でる名演奏をお楽しみいただける逸品です。作曲家にしてピアノの名人、ジャンドロンとの共演も多かったフランセの伴奏もみごと。

 ユニバーサル・ミュージックから取り寄せたオリジナルマスターに独自の丁寧なリマスタリングを施し、フランスプレスで製品化。日本へは国内レーベルGlobalCulture Agencyを介してのみの流通です。

 【オリジナルLP】レーベル:Philips/商品番号:802 805 LY




















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