アリアCD 新店舗へようこそ

新店舗トップページへ

お買い物の方法  

ページ内の商品チェック・ボックスをクリックし、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください(enterキーを押してもかまいません)。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)

注文フォームへ




≪第113号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その8 2021/10/5~




10/8(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


HAENSSLER



HC 21050
(6CD)
特別価格
¥2700

『楽器の女王』
 ~オルガン名曲集 Vol.1「バロック」
 CD 1(59'56)
  J.S.バッハ:
   トッカータとフーガ ニ短調 BWV565/カイ・ヨハンセン(アルプ・シュニットガー・オルガン) 録音:1999年
   コラール「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」BWV676/カイ・ヨハンセン(オルガン) 録音:1999年
   幻想曲とフーガ ト短調 BWVV542/カイ・ヨハンセン(オルガン) 録音:1999年
   コラール「目覚めよと呼ばわる物見らの声」BWV645
     ビーネ・カトリーネ・ブリンドルフ(オルガン) 録音:1999年
   前奏曲とフーガ ハ長調 BWV545/アンドレア・マルコン(オルガン) 録音:1998年
   コラール「ああ、われらとともに留まりたまえ, 主イエス・キリストよ」BWV649
     ビーネ・カトリーネ・ブリンドルフ(オルガン) 録音:1999年
   「来ませ、聖霊、主なる神」に基づくファンタジア BWV651
     ビーネ・カトリーネ・ブリンドルフ(オルガン) 録音:1998年
   前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV552『聖アン』/カイ・ヨハンセン(オルガン) 録音:1999年
 CD 2(67'26)
  パッサカリア ハ短調 BWV582/アンドレア・マルコン(オルガン) 録音:1998年
  コラール「ただ神の摂理にまかす者」 BWV647/ビーネ・カトリーネ・ブリンドルフ(オルガン) 録音:1999年
  トリオ・ソナタ第5番 ハ長調 BWV529/カイ・ヨハンセン(オルガン) 録音:1999年
  コラール「わが魂は主をたたう」BWV648/ビーネ・カトリーネ・ブリンドルフ(オルガン) 録音:1999年
  コラール「汝イエスよ、今天より降りたもうや」BWV650
    ビーネ・カトリーネ・ブリンドルフ(オルガン) 録音:1999年
  コラール・パルティータ「キリストよ、汝真昼の光」BWV766
    ヴォルフスブルク・ツェラー(オルガン) 録音:1998年
  コラール「われいずこに逃れ行かん」BWV646/ビーネ・カトリーネ・ブリンドルフ(オルガン) 録音:1999年
  前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548/マルティン・リューカー(オルガン) 録音:1998年
 CD 3(58'02)
  ヨハン・ミヒャエル・バッハ(1648-1694):オルガンのためのコラール・プレリュード(全曲)
    フランツ・ハーゼルベック(オルガン) 録音:1989年
 CD 4(53'32)
  ヘンデル(1685-1759):オルガン協奏曲集
   協奏曲 ヘ長調 Op.4-1/協奏曲 ヘ長調 Op.4-5/協奏曲 変ロ長調 Op.4-6/協奏曲 変ロ長調 Op.7-1
     カール・リヒター(オルガン)、カール・リヒター室内管弦楽団 録音:1959年
 CD 5(57'50)
  クレープス:4つのプレリュード/ロマン・クラスノフスキ(オルガン) 録音:1989年
  クレープス:コラール前奏曲/フランツ・ハーゼルベック(オルガン) 録音:1989年
  シャルパンティエ:テ・デウム/パーセル:トランペット・ヴォランタリー/
  ヘンデル:『ヨシュア』より「Seht er kommt mit Preis gekrönt」
    ベルンハルト・ベーマー(オルガン) 録音:1994 年
  ルイ・クープラン:シャコンヌ ホ短調、サラバンド ニ短調/クレランボー:第1旋法による組曲 
    アンドレ・パジェネル(オルガン) 録音:1995年
  ヨハン・ニコラウス・ハンフ:コラール『神はわがやぐら』
    ロマン・クラスノフスキ(オルガン) 録音:1995年
  グリニー:オルガン・ミサ曲より/マルリス・シュクルーン(オルガン)
 CD 6(61'38)
  ブクステフーデ:
   前奏曲とフーガ ニ長調 BuxWV139/パッサカリア ニ短調 BuxWV161/マニフィカト BuxWV203
     ギスバート・シュナイダー(オルガン)
  ブクステフーデ:
   前奏曲、フーガとシャコンヌ ハ長調 BuxWV137/シャコンヌ ホ短調 BuxWV160/
   前奏曲とフーガ ト短調 BuxWV149/2つのコラール・プレリュード BuxWV220 / 221/
   前奏曲とフーガ ヘ長調 BuxWV145/ベドジフ・ヤナーチェク(オルガン)
  ダニエル・マグヌス・グロナウ(1685-1747):「神のみわざはすべて善きことなり」
    フランツ・ケスラー(オルガン)

 『楽器の女王』パイプオルガンの名曲を集めた6枚組!第1弾はバロック時代の音楽。

 オルガンの歴史は、古代にさかのぼります。中世までのオルガン楽器は踊りの伴奏に使われる世俗的なものと考えられていました。
 その後、今から約600~700年前オルガンが最初に教会に登場したのは、おそらく典礼の聖歌の伴奏のためと考えられています。

 16世紀から17世紀のバロック時代にはオルガンは黄金時代を迎えます。
 このセットでは『楽器の女王』オルガンの歴史を名演奏とともにお届けする企画です。第1弾にはバロック時代の名作を集めました。
 ヘンスラー・レーベルの大偉業、バッハ作品全曲録音からの音源をはじめ、リヒターの名録音ヘンデルの協奏曲など充実の6枚組です。
 




C’AVI MUSIC


代理店変更に伴い再掲載


8553365
【旧譜】
¥2600
フォルテピアノによるショパン:ピアノ協奏曲第2番!
 ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21
 シューベルト:交響曲第8(7)番 ロ短調 D.759「未完成」
マリウシュ・クリムシャク(フォルテピアノ)
ヤン・トマシュ・アダムス(指揮)
カペラ・クラコヴィエンシス

 ポーランドの古楽オーケストラ、カペラ・クラコヴィエンシスは2008年より芸術監督にヤン・トマシュ・アダムスを迎え、中世から現代音楽まで幅広いレパートリーを持っています。
 マリウシュ・クリムシャクをソリストに迎えたショパンでは、フォルテピアノとオーケストラが見事に融合し非常にバランスの取れた厚みのある演奏を聞かせてくれています。

 ※録音:2015年3月、アルバーニアスタジオ(ポーランド)
 
 

8553370
【旧譜】
¥2600
マーチャーシュ・シェイベル(1905-1960):
 クラリネット室内楽曲集&ナンセンス・ソング集

  マーチャーシュ・シェイベル:
   クラリネット五重奏のためのディヴェルティメント(1928)、
   クラリネットとピアノのためのアンダンティーノ・パストラーレ(1949)、
   ソプラノとクラリネットのためのモルゲンシュテルンの歌(1929)、
   クラリネット三重奏のためのイントロダクションとアレグロ、
   フクロウと猫、モア・ナンセンス、木管六重奏のためのセレナーデ
キリアン・ヘロルド(クラリネット)
サラ・マリア・サン(ソプラノ)
アンサンブル

 クラリネットは、23歳の若さでブレーメン・ドイツ・カンマーフィルの首席クラリネット奏者に就任し、2011年からはバーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団の首席奏者も務めた名手、キリアン・ヘロルド。ソプラノは、特に現代音楽の分野での評価の高いサラ・マリア・サン。
 二人が中心となって、コダーイに師事し、ジャズやフォークソングなどの要素を積極的に活かしたハンガリーの作曲家マーチャーシュ・シェイベルの世界を描きます。

 ※録音:2015年、ハンス・ロスバウト・スタジオ、バーデン=バーデン(ドイツ)
 
 

8553371
【旧譜】
¥2600
ヴィオラ作品集
 シューベルト:白鳥の歌(ヴィオラ版)
 ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタ
パウリーネ・ザクセ(ヴィオラ)
ラウマ・スクリデ(ピアノ)

 シューベルトの代表曲のひとつ《白鳥の歌》のヴィオラ編曲版。
 1980年ドイツ、ハンブルク出身のヴィオラ奏者パウリーネ・ザクセは、イザベル・ファウストやジャニーヌ・ヤンセンなどと室内楽を行うほか、2010年から2014年はベルリン放送交響楽団に所属していました。
 彼女の類まれなる表現力で、シューベルトの名曲を歌い上げます。

 ※録音:2016年6月、ベルリン(ドイツ)
 
 

8553366
【旧譜】
¥2600
シューマン:ピアノ作品集
 シューマン:
  3つの幻想小曲集 Op.111、幻想小曲集 Op.12、
  幻想曲ハ長調 Op.17
セヴェリン・フォン・エッカードシュタイン(ピアノ)

 1978年ドイツ・デュッセルドルフ生まれのピアニスト、セヴェリン・フォン・エッカードシュタイン。2003年6月に行われたエリザベート王妃国際コンクールにおいてその実力をいかんなく発揮し、ピアノ部門で優勝を果たしました。
 今アルバムではシューマンの作品を、柔らかなタッチで緻密に描いています。

 ※録音:2016年1月(ドイツ)
 




CHAMPS HILL

CHRCD164
¥2600
ソングズ・オヴ・トラベル・アンド・ホーム
 ロジャー・クィルター:ゴー・ラヴリー・ローズ
 フランク・ブリッジ:中声のための3つの歌*
 ロジャー・クィルター:今、深紅の花びらは眠る(Op.3,No.2)
 ギャレス・ファー:鳥の逸話
 ラヴェル:
  マダガスカルのシャンソン+ ドン・キホーテとドゥルシネーア
 ヴォーン・ウィリアムズ:旅の歌
ジュリアン・ヴァン・メラーツ(バリトン)
ジェームズ・ベイリュー(ピアノ)
ブライオニー・ギブソン=コーニッシュ(ヴィオラ)*
ソフィア・カスティロ(フルート)+
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)�

 ニュージーランドのバリトン歌手ジュリアン・ヴァン・メラーツのデビュー・アルバムとなった今作では、彼のルーツとなった国の作品を中心とするものになりました。
 ニュージーランド、イギリス、フランスの歌を収録することによって、「私は自分がつながりを感じている場所を共有し、歌を通して家とアイデンティティのアイデアを探求したかった」。と述べています。
 ニュージーランドをリサイタルツアーでまわたっこともあるジェームズ・ベイリューと共に温かみのある歌声を聞かせてくれています。

 ※録音:2020年11月10-13日、チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(イギリス)
 
 
CHRCD156
¥2600
子供の時間 ギャレス・ブリンモー・ジョン(バリトン)
ウィリアム・ヴァン(ピアノ)
 アイヴス:子供の時間/
 カール・レーヴェ:Tom der Reimer/
 シューベルト:魔王/
 シューマン:砂男/
 リザ・レーマン:ヘンリー王/
 ブリテン:リトル・サー・ウィリアム/
 マーラー:この世の生活/
 スタンフォード:ドレイクのドラム/
 ピーター・ウォーロック:ストラットン船長の空想/
 ハウエルズ:アンディ・バトル/
 アイヴス:トムの出航、ザ・サーカス・バンド/
 R.R,ベネット:子守歌/
 ハウエルズ:疲れたティム(ピーコック・パイより)、満月(ピーコック・パイより)/
 フォーレ:ゆりかご/
 メンデルスゾーン:夜の歌/
 アイヴス:ゆりかごの歌

 キャスリーン・フェリアー賞を受賞するなど高い評価を受けるバリトン歌手ギャレス・ブリンモー・ジョンのチャンプス・ヒル初のアルバムは、おとぎ話、童謡、子守唄を中心とした子供たちへ向けてのアルバムとなりました。
 ギャレス・ブリンモー・ジョンは「私たちのプログラムは、子供時代の体験のタペストリーを織り交ぜています。暗くて悪夢のようなものに迷い込んだ物語もあれば、死に至るまでの物語もあります。
 しかし、それらのすべては、直接の経験または私たちの記憶のいずれかを通じて、大人として私たちを養い続けている子供の頃の不思議と考えています。」と語っています。

 ※録音:2018年6月4-6日、チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(イギリス)
 




LAWO



LWC1225
¥2600
歌と踊り ~ 木管楽器のためのフランス室内楽
 グノー:小交響曲 Op.216
 シャルル・ケクラン:木管楽器のための七重奏曲 Op.165
 フロラン・シュミット:リートとスケルツォ Op.54
 テオドール・グヴィ:ガリア風小組曲 Op.90
  〔序奏とメヌエット/オーバード/夜のロンド/タンブラン〕
 ダンディ:歌と踊り Op.50
  オスロ・カンマーアカデミー
   ヤムサ・アンナレーナ(フルート、ピッコロ)、トロン・マグネ・ブレッカ(フルート)、
   ダーヴィト・フリーデマン・ショトルンク(オーボエ、芸術監督)、
   ミンワ・チュー(オーボエ、コールアングレ)、ピエール・オヌー(クラリネット)、
   イングリ・マイデル・ヌート(クラリネット)、スタイナル・グランモ・ニルセン(ナチュラル・ホルン)、
   ニクラス・セバスチャン・グレンヴィーク(ナチュラル・ホルン)、
   アレッサンドロ・カプロッティ(ファゴット)、ヨン・ハルヴォル・ルン(ファゴット)、
   クリスティン・ホーゲンセン(ヒストリカル・サクソフォーン)、
   ダニイェル・ペトロヴィチ(コントラバス)

 オスロ・カンマーアカデミー第5作!19世紀後期~20世紀前期のフランスの室内楽集!

 140年ほど前、フランスのフルーティスト、作曲家、指揮者、音楽教師としても活動したポール・タファネル(1844-1908)は、フランスの木管楽器奏者を音楽シーンの表舞台に立たせるため「木管楽器室内楽協会」を設立しました。
 この分野のレパートリーを広めるため彼は、古典的な木管八重奏で演奏するモーツァルトやベートーヴェンの時代の「ハルモニームジーク」のコンサートを行うとともに、それぞれのプレーヤーにもスポットライトを当てた、フランスを中心とする国々の新しい作品を積極的に取り上げました。
 オスロ・フィルハーモニックの首席オーボエ奏者のダーヴィト・フリーデマン・ショトルンクが芸術監督を務めるオスロ・カンマーアカデミーも、2009年の創設以来、タファネルと同様の活動を続けてきました。
 《交響曲第7番》の木管八重奏版を演奏した《ベートーヴェン》(LWC1036)、グリーグ、スヴェンセン、エミール・ハートマン、ライネッケの作品による『ライプツィヒ!』(LWC1058)、「今日の音楽」を紹介する『最初の美』(LWC1093)の「ハルモニームジーク」三部作をリリース。2017年の『モーツァルト』(LWC1141)で新たなステージに入りました。

 LAWO Classicsの第5作『歌と踊り』では、タファネルとその後の時代、19世紀の終わりから20世紀前期にフランスで書かれた音楽のプログラムが組まれました。
 グノーが、木管楽器室内楽協会に献呈した《小交響曲》、協会の設立に協力したテオドール・グヴィの《ガリア風小組曲》、ダンディが協会の委嘱で作曲した《歌と踊り》、タファネルの協会がすでに「伝説」になっていた1937年にケクランが書いた《七重奏曲》。
 フロラン・シュミットが、1910年に作曲、デュカスに捧げた《リートとスケルツォ》は、ホルンのひとりに「ソリスト」の役割が与えられた作品です。
 この録音のソリスト、スタイナル・グランモ・ニルセンは、ノルウェー軍音楽隊のホルン奏者を経験、ノルウェー国立音楽大学で教える、ナチュラル・ホルンの名手のひとりです。

 ※録音:2020年2月15日-18日、ヤール教会(バールム、ノルウェー)
 
  .


LWC1218
¥2600→\2390
知られざる傑作
 ノルウェー・オペラ序曲集
ノルウェー国立オペラ管弦楽団
インガル・ベルグビュー(指揮)
 ヴァルデマル・トラーネ(1790-1828):歌劇《山の物語》(1824)-序曲
 マッティン・アンドレーアス・ウードビュー(1820-1889):歌劇《平和の少女》(1859)-序曲
 ヨハンネス・ホールクロウ(1847-1925):歌劇《イスタンブールのヴァイキング》(1897-1900)-序曲
 オーレ・オールセン(1850-1927):歌劇《ライヤ》(1893)-序曲
 シーグヴァルト・アスペシュトラン(1856-1942):歌劇《リュシュコウスハイドの英雄》(1901)-序曲
 カタリヌス・エリング(1858-1942):歌劇《コサック兵たち》(1894)-序曲、バレエ
 ヤルマル・ボルグストレム(1864-1925):歌劇《リーモルのトーラ》(1894)-序曲
 アルネ・エッゲン(1881-1955):歌劇《オラヴ・リリエクランス》(1931-40)-バレエ

 ノルウェーの「文化遺産」ともいうべきオペラの序曲&バレエ集!

 グリーグやスヴェンセンが優れた作品を次々と発表した1860年代の終わり、ノルウェーの文化生活は黄金時代を迎えたといわれます。
 LAWO Classics のこのアルバムでは、グリーグたちの以前、ノルウェー音楽の基礎が作られた時代と、その後の時代に作曲されたノルウェーの「文化遺産」ともいうべきオペラの序曲とバレエが、ノルウェー国立オペラ管弦楽団とインガル・ベルグビューの演奏で紹介されます。

 ヴァルデマル・トラーネ(1790-1828)の《山の物語》は、ヘンリク・アンケル・ビェッレゴーの1927年に映画化もされた同名の劇に基づく作品。
 マッティン・アンドレーアス・ウードビュー(1820-1889)の《平和の少女》は、12世紀のノルウェー王マグヌス三世と結婚したスウェーデン王女マルガレータ・フレドクッラ(平和の少女)が題材にとられたオペラです。
 ワーグナーの音楽からインスピレーションを得たヨハンネス・ホールクロウ(1847-1925)の《イスタンブールのヴァイキング》。交響詩《アスゴールの騎行》や交響曲ト長調(Sterling CDS10862)のオーレ・オールセン(1850-1927)の《ライヤ》。
 シーグヴァルト・アスペシュトラン(1856-1942)の「バレエつき4幕」の歌劇《リュシュコウスハイドの英雄》は、全曲の演奏がまだ行われていない作品です。
 ニコライ・ゴーゴリの小説『タラス・ブーリバ』を基にエドヴァルド・ハーゲルプ・ブルが執筆した台本によるカタリヌス・エリング(1858-1942)の《コサック兵たち》。イプセンの戯曲によるアルネ・エッゲン(1881-1955)の《オラヴ・リリエクランス》。
 これらの作品がほとんど知られていない一方、ホーコン・ヤールのメルフス訪問を題材にしたヤルマル・ボルグストレム(1864-1925)の《リーモルのトーラ》は、復活上演され、全曲録音も作られています。

 ※録音:2020年1月20日-24日&3月10日、オスロ・オペラハウス(ノルウェー国立オペラ・バレエ団)オーケストラ・リハーサル・ホール(オスロ)/Recorded in DXD 24bit/352.8kHz

 
 
 

LWC1219
¥2600
モーツァルト:弦楽四重奏曲集
 モーツァルト:
  弦楽四重奏曲第14番 ト長調 K.387《春》
  弦楽四重奏曲第17番 変ロ長調 K.458《狩》
  弦楽四重奏曲第18番 イ長調 K.464
エンゲゴール四重奏団
 〔アルヴィド・エンゲゴール(ヴァイオリン)、
  アレックス・ロブソン(ヴァイオリン)、
  ジュリエット・ジョプリング(ヴィオラ)、
  ヤン・クレメンス・カールセン(チェロ)〕

 ヴァイオリニストのアルヴィド・エンゲゴールを中心に2006年にロフォーテンで結成され、オスロを拠点に活動するエンゲゴール四重奏団のLAWO Classics 第3作。
 前作(LWC1167)のモーツァルトの『ハイドン・セット』の残り3曲が演奏されています。
 《春》のニックネームで呼ばれるト長調。第1楽章の冒頭、8分の6拍子の三和音の主題が「狩」を想わせる変ロ長調。
 ベートーヴェンをはじめとする作曲家や音楽学者から、モーツァルトの作曲技術が最高度に発揮されたとみなされるイ長調の四重奏曲。
 「緊密な音のブレンドとラヴェル風の軽さが、とりわけモーツァルトに適している」(The Strad)と評された演奏です。

 ※録音:2020年5月、ソフィエンベルグ教会(オスロ)/Recorded in DXD 24bit/352.8kHz
 
 

LWC1221
¥2600
ホーンフラワー
 ニルス・ヘンリク・アスハイム(b.1960):
  歌う石(2017)(金管五重奏団のための)/
  ホーンフラワー(2019)(金管五重奏のための)/
  燃える氷(1999)(金管五重奏のための)/
  スクリーム・ソフト(2002)(テューバと打楽器のための)/
  グリーグの和音(1993 rev.2007)(金管アンサンブルとハープのための)*/
  ホーンフラワー(2019)(器楽バージョン)
 ニューノシュク金管五重奏団
  〔エルレン・オーゴール=ニルセン(トランペット)、ヨルゲン・アルネセン(トランペット)、
   ダニエル・ヴァイセト・シェレスヴィーク(ホルン)、インゲビョルグ・ブルーケット(トロンボーン)、
   ベルゲル・イーヴェル・フェーデル(テューバ)〕、アンデシュ・アイステン・ダール(オルガン)、
   スンニヴァ・ロードラン(ハープ)、ジェニファー・トレンス(打楽器)、
   クリスチャン・エッゲン(指揮)、グロ・ビョルンスタ・クラフト(トランペット)*、
   セバスチャン・ハウコス(トランペット)*、マリー・ソールム・グラン(ホルン)*、
   レーナ・ヴィーク(ホルン)*、ベネディクテ・エルネス(ホルン)*、
   シーメン・ルーディ・ソルバッケン(トロンボーン)*、アンデシュ・ダールハウグ(バストロンボーン)*

 ニューノシュク金管五重奏団(新ノルウェー金管五重奏団)は、トランペット奏者のエルレン・オーゴール=ニルセンとヨルゲン・アルネセン、ホルン奏者のダニエル・ヴァイセト・シェレスヴィーク、トロンボーン奏者のインゲビョルグ・ブルーケット、テューバ奏者のベルゲル・イーヴェル・フェーデルが結成。2016年にデビュー・コンサートを行い、以来、「今」のノルウェー音楽をメインにジャンルを超えたプロジェクトによる活動を続けています。
 アルバム『ホーンフラワー』は、彼らとニルス・ヘンリク・アスハイムとのコラボレーションの成果として制作されました。

 ニューノシュク金管五重奏団の委嘱作が2曲。《歌う石》は、ルターのコラール『われらが神は堅き砦』のシュテファン・マヒュー(c.1480-1541)による5声バージョンの断片を素材とする作品。
 《ホーンフラワー》は、「アルケミラ・アルピナ」から「エゾノチチコグサ」まで、ノルウェーの山で見られる花の名をつけた22のエピソードでまとめた「音楽による植物のスケッチブック」。アークティック・ブラスの委嘱で作られた《燃える氷》は、「凍った状態のなかの動きのイメージ」。
 《スクリーム・ソフト》は、テューバと打楽器のための作品です。テューバ奏者が、ループ・ステーションと電気的エフェクトも使い、しゃべり、歌うという特殊奏法を交えて演奏します。
 《グリーグの和音》は、最初、グリーグの生誕150年の1993年に作られた作品です。《ペール・ギュント》の〈ソールヴェイの歌〉の旋律に基づく、12人の金管楽器奏者とハープによる「クラスター」を使った音楽として書かれ、クリスチャンサン室内楽フェスティヴァルで初演されました。
 このアルバムでは、2007年にトロムソで行われたグリーグ没後100年コンサートのオープニング曲としてアスハイムが大きく手を加えたバージョンが演奏されます。

 ※録音:2019年4月29日、5月1日、9月30日&11月18日、ブラゲルネス教会(ドランメン、ノルウェー)、2020年3月4日、ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)/Recorded in DXD 24bit/352.8kHz
 
 
LWC1224
¥2600
レーンクヴィスト&リンクウィスト
 カーリン・レーンクヴィスト(b.1957):
  軌道に乗って-動きのある四重奏(2017)
   (ヴァイオリン、クラリネット、チェロとピアノのための)、
  ずっと向こうと近く(2017)(ソロ・クラリネットのための)
 エレン・リンクウィスト(b.1970):
  グラウンディング(2004)(ピアノ三重奏のための)、
  ガイア(1998)(ソロ・チェロのための)、
  寝言(2010)(ピアノ、チェロとクラリネットのための)、
  田園詩(1991)(ソロ・ピアノのための)
アルパカ・アンサンブル
 〔シーグリ・エリーサベト・スタング(ヴァイオリン)、
  マリアンネ・ボードワン・リ(チェロ)、
  エルセ・ボー(ピアノ)〕
ロルフ・ボルク(クラリネット)

 ノルウェーのピアノ三重奏団「アルパカ・アンサンブル」は、カーリン・レーンクヴィストとエレン・リンクウィストのふたりの作曲家と緊密なコラボレーションを続けてきました。LAWO Classsics のアルバムでは、クラリネット奏者のロルフ・ボルクを加え、このコラボレーションから生まれた「音風景」を示してみせます。

 カーリン・レーンクヴィストは、ストックホルム生まれ。スモーランドのニューブルーで育ち、音楽教師として働いた後、ストックホルム王立音楽大学でグンナル・ブクト、ペール・リンドグレーン、ブライアン・ファーニホウに学びました。
 芸術音楽と民俗音楽の橋渡しをする独自の音世界を創り出し、スウェーデンでもっともユニークな作曲家のひとりとみなされています。
 さまざまなジャンルで活動する民俗歌手レーナ・ヴィッレマルクとのコラボレーションによって作曲した、「叫びと歌」をミックスした唱法「クルニング」による《ティンパニの歌 - 牛寄せの声》は、ISCM(国際現代音楽協会)の1994年「世界音楽の日々」で演奏され、波紋を投じました。
 《軌道に乗って-動きのある四重奏》は、4人のプレーヤーの舞台上の動きを「惑星」に見立てた作品として作られ、〈宇宙空間〉〈-通過-〉〈惑星の遊び〉〈-通過-宇宙空間-通過〉〈賛歌〉〈-通過-宇宙空間〉〈エピローグ〉の7つの部分に分かれています。チェロ独奏の《ずっと向こうと近く》も視覚的要素をもった作品です。

 オランダ系アメリカの作曲家エレン・リンクウィストは、ヴァーモント州とニューヨーク州の大学で学び、2013年からトロンハイムのノルウェー工科自然科学大学(NTNU)の作曲科で准教授として教えています。
 彼女は、音楽以外の芸術から得たインスピレーションを作曲に取り入れ、インドネシア伝統のガメラン音楽の背景にある宗教性と楽器に特有の響きを念頭に置いて作曲した《マントラ》は話題を呼びました。
 《グラウンディング》は、人生を通じて直面する「拠り所がある」と「拠り所がない」をテーマにして進めているシリーズの考えを反映する曲のひとつ。
 ダンサーで振付師のアンドレーア・オールセンの委嘱で書いたヴァイオリン曲をチェロ用に改作した《ガイア》。
 「眠る人の息」をエネルギッシュに展開させてゆく《寝言》。
 透明な色彩と広がりのある風景の「こだま」を思わせるピアノのための《田園詩》は、彼女の初期の作品です。

 ※録音:2019年12月11日-13日、Newtone Studio(オスロ、ノルウェー)/Recorded in DXD 24bit/352.8kHz
 




AMBRONAY EDITIONS


AMY058
¥2800
『冬の旅』~世界のクリスマス音楽を女声ア・カペラで~
 1. 伝承歌(フランス、16世紀)/マイケル・マグリン編: またクリスマスになった
 2. 伝承歌(イングランド)/エロディ・ポン編: 神が歓びをくださるように(星影さやけき)
 3. 伝承歌(フランス、15世紀)/ガブリエル・バタイユ(1574/75-1630)編: わたしが崇める美しき星
 4. 伝承歌(カタルーニャ地方、18/19世紀)/ポリーヌ・ラングロワ・ド・スワルト編: その母から生まれた子は
 5. 伝承歌(イングランド、1800年前後):ひいらぎとつたは
 6. 伝承歌(ブラジル)/マリーザ・モンチ編: ボルボレータ(蝶々)
 7. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893)/ラングロワ・ド・スワルト編: 金平糖の精の踊り
 8. 伝承歌(16世紀、イングランド): コヴェントリーのキャロル
 9. 伝承歌(リトアニア)/ラングロワ・ド・スワルト編: 白銀の雨が振ってきた
 10. 伝承歌(『コルトーナのラウダ集』〔イタリア、16世紀〕より)/
  ラングロワ・ド・スワルト編: いとも気高き光/ラウダ・ノヴェッラ(新たなる賛美の歌を)
 11. エロディ・ポン: 聞こえるかい、遠くから声が
 12. 伝承歌(アイルランド)/ラングロワ・ド・スワルト編: みどり児に栄光あれ
 13. 伝承歌(ルーマニア)/ラングロワ・ド・スワルト編: ルーマニアに着くまで
 14. 伝承歌(スウェーデン)/ポン編: 聖女ルシア
 15. ダニー・エルフマン(1953-): アイス・ダンス(『シザーハンズ』より)
 16. オラ・イェイロ(1978-)/ラングロワ・ド・スワルト編: オーロラ
  レズィティネラント(声楽アンサンブル)
  マノン・クザン、エロディ・ポン、ポリーヌ・ラングロワ・ド・スワルト(歌)
  ティエリー・ゴマール(打楽器)

 録音: 2021年2月8-11日 バシャス聖母教会(フランス中南部ルシヨン地方)

 【女声3声のア・カペラで綴られる、時空を越えたヨーロッパ昔日の響き】
 幼い頃から古楽に親しみ、早くからチェンバロやヴィオラ・ダ・ガンバの演奏を学んだのち歌手に転じたポリーヌ・ラングロワ・ド・スワルトが、演劇シーンでも活躍する同世代の若き歌手二人とともに結成した女声ア・カペラ・ユニット、レズィティネラント。
 フランス語で「放浪する者たち」を意味するグループ名が示す通り、さまざまなジャンルにわたって30もの異なる言語の歌を聴かせる彼女たちにしか紡ぎ出せないクリスマス・アルバムが、フランスの古楽音楽祭団体を母体とするAmbronayレーベルから登場。
 世界各地の歌を巡るプログラムに唯一の器楽奏者としてゲスト参加しているのは、凄腕オルガネット奏者クリストフ・デリーニュとのタッグで数々の中世音楽アルバムを制作してきた、凄腕パーカッショニストのティエリー・ゴマール!
 低音が存在しない、澄み切った和声が美しい女声ア・カペラの浮遊感を活かしながら、そこに絶妙な彩りを添えてゆく各種打楽器の響きが好ましく、ジャケット写真がまるでこのアルバムをサウンドトラックとする映画の一場面のようにも見えてきます。
 リトアニア語、カタルーニャ語、ルーマニア語など、日本では決して馴染み深いとはいいがたい異国語も雰囲気満点、「ここではないどこか」の気配に満ちた音の旅に誘われる1枚です。
 




CYPRES


CYP8612
¥2700
アルド・D.プラトー(1977-): 『クリスマス・ジャーニー』
 ~伝統的な庶民のクリスマスを描いた七つの絵~


 ~I. 中世のクリスマス~
  1. グレゴリオ聖歌: 嬰児がわたしたちのもとにお生まれになった Puer natus est nobis
  2. 作者不詳(『敬虔歌集』〔1582〕より): 花の季節は来たり(良き王ヴェンツェスラス)Tempus adest floridum
  3. プラトー: 間奏曲
  4. 作者不詳(モンペリエ写本〔13世紀〕より): アレルヤ、さあ歌おう Alle psallite cum luya
  5. 作者不詳(イングランド〔1521〕): 猪の頭のキャロル The Boar's Head Carol
 ~II. ベルギーの家庭で迎えるクリスマス~
  6. 伝承歌(フランデレン地方): マリアは茨の茂みを抜けて Maria door een doornwoud
  7. 伝承歌(アルデンヌ地方): それはクリスマス前夜のこと C'estot la veill' don Noeye
  8. 伝承歌(リエージュ地方): ちぇっ、マリアよ、なんと冷いんだろうね O, souh ! Mareye, qui fait-i freud
  9. 伝承歌(リエージュ地方): おはよう、よく眠れたかい Bondjou, wesene, dwermez v'e-co
  10. 伝承歌(フランデレン地方): この子こそ、現世に生まれた神の子よ Er is een kindeke geboren op aard
 ~III. フランスにおけるクリスマスの伝統~
  11. 伝承歌(17世紀): この芳しく心地よい香りは何だろう Quelle est cette odeur agreable ?
  12. 伝承歌(13世紀): 煤けた牛とロバの間に Entre le boeuf et l'ane gris
  13. 伝承歌(17世紀、ベルギー): 天からの美しき御使いが Bel ange du ciel
  14. 伝承歌(16世紀): 新たにノエルを Noel nouvelet
  15. ベルトラン・ド・ラ・モノワイエ(生沒年不詳、1720): グイロ、タンバリンを手に取って² Guillo; prends ton tambourin
 ~IV. 南欧のクリスマス~
  16. ホセ・ラモン・ゴミス(1856-1939)原曲:
   子守唄 (フアン・フランシスコ・ムニョス・イ・パボン〔1866-1920〕の詩による替え歌)La nana, balada al Nino Jesus
  17. 伝承歌(18世紀、カタルーニャ地方): その母から生まれた子は El noi de la mare
  18. 伝承歌(バスク地方): うら若い乙女が Birjina gaztetto bat zegoen
  19. アルフォンソ・マリア・デ・リグオーリ(1696-1787): あなたは星空から降り来て Tu scendi dalle stelle
 ~V. ジャジーなクリスマス~
  20. ジェイムズ・ピアポント(1822-1893): ジングルベル(イントロ)Jingle Bells Intro
  21. メレディス・ウィルソン(1902-1984): クリスマスらしくなって来た It's beginning to look a lot like Christmas
  22. ピアポント: ジングルベル(ブリッジ)Jingle Bells Bridge
  23. フィリックス・バーナード(1897-1944): ウィンター・ワンダーランド Winter Wonderland
  24. ロバート・ウェルズ(1922-1998)&メル・トーメ(1925-1999): クリスマス・ソング Christmas Song
  25. ピアポント: ジングルベル(エンディング)Jingle Bells Ending
 ~VI. ティノ・ロッシとクリスマス~
  26. ティノ・ロッシ(1907-1983): プチ・パパ・ノエル Petit Papa Noel
  27. オーギュスタ・オルメス(1847-1903): その晩、御使いが三人現れて Trois qnges sont venus ce soir
  28. 伝承歌(プロヴァンス地方): 東方三博士の行進 La marche des rois
  29. イポリート・アケルマンス(1886-1965): クリスマス人形たちのノエル Le Noel des petits santons
  30. アドルフ・アダン(1803-1856): 真夜中だ、キリスト教徒たちよ Minuit, Chretiens
 ~VII. 英国の大聖堂で~
  31. ウィリアム・カークパトリック(1838-1921): 遠いところで、飼葉桶の中 Away in a Manger
  32. ジャン・タブロ、筆名トワノ・アルボー(1520-1589): ディン・ドン、鐘が鳴る
   (ジョージ・ラトクリフ・ウッドワード〔1848-1934〕の詩による替え歌)Ding Dong Merrily on High
  33. ローウェル・メイソン(1792-1872): 諸人こぞりて Joy to the World
  34. リチャード・ストアズ・ウィリス(1819-1900): それは真夜中のこと、空が明るくなり It Come Upon the Midnight Clear
  35. 伝承歌(16世紀、イングランド): コヴェントリーのキャロル Coventry Carol
  36. ウィリアム・H.カミングズ(1831-1915): 天には栄え Hark ! The Herald-Angels Sing
 ~VIII. 終わりに~
  37. フランツ・クサヴァー・グルーバー(1787-1863): きよしこの夜 Stille Nacht
 ブノワ・ジオー指揮 モネ劇場少年少女合唱団
 スアド・バフナ、マルゴー・ジレ(ヴァイオリン)、ダニエル・プレチュ・グルビンド(ヴィオラ)、
 アレクサンドル・ビュガン(チェロ)、ナターシャ・サヴ(コントラバス)、マリー・ダチャリ(ピアノ)、
 ミシェル・ランベール(アコーディオン)、ジェローム・ファヌル(打楽器)

 【これはブリュッセルならでは!王立モネ劇場の合唱団が贈る清らかな「ヨーロッパのクリスマス」】
 ベルギーの首都ブリュッセルで300年以上の歴史を誇る歌劇場、王立モネ劇場。幾多の公演で重要な役割を果たす児童合唱も注目の的で、単独公演でも高い評価を受けてきました。
 俊才歌手ブノワ・ジオーによる指揮のもと、このすぐれた青少年少女合唱団による充実したクリスマス・アルバムが登場。
 ブリュッセルの過去を振り返りながら、フランス語圏ベルギーにおける伝統と「現代における懐かしさ」のありようを鮮やかに示す柔軟なプログラム作りになっており、現代作品にも抜群な対応力を誇る技量に裏打ちされた静謐にしてバラエティ豊かな歌が耳を楽しませてやみません。
 全体のアレンジを手掛けるのはベルギーの現代作曲家アルド・プラットー。
 ベルギーのチョコレートやビールにもよく合いそうな、欧州気分を盛り上げるのにうってつけな個性派クリスマス・アルバムです。
 




PIANO CLASSICS


PCL 10167
¥2100
デュティユー:ピアノ独奏曲全集
 3つの前奏曲[影と沈黙から、同じ1つの和音により、対比の遊び]
 波のまにまに
  [子守歌の前奏曲、クラケット、即興、常動曲、
   バッハへのオマージュ、練習曲]
 扇状の小前奏曲、響き、眠りを誘うそよ風、ブラックバード、
  田園詩、全ての道は ローマに通ず、ピアノソナタ
ヴィットリア・クアルタラーロ(pf)

 生涯に発表された作品数は比較的少なかったデュティユー。精緻な技巧と楽器の響き、色彩感に対する感覚は、他の作曲家には見られない、極めて個性的でユニークなスタイルを確立しました。
 ピアノのための小品には、メシアンを意識したと思われる「ブラックバード」、ピアノの上に絵を描くという「3つの前奏曲」では、ドビュッシーの音楽が思い起こされます。
 響きの美しさ素晴らしく、ヴィルトゥオーゾ的技巧が満載のピアノ曲集です。
 ヴィットリア・クアルタラーロは、1989年シチリア島生まれでケルン在住。ヨーロッパ各地でのコンサート・リサイタルを行いながら、即興演奏や演劇への取り組みなど幅広い芸術分野で活動し評価を得ています。
 また現代音楽を得意としており、特にコルンゴルトの音楽を専門にした研究者としても活躍中です。
 
 ― デュティユーの音楽は、時に視覚的、立体的な感覚を受けます。ピアノの和音が、光のように上に向かって響き、視線は水平に遠くに延びます。
 それらが相まって、音の残響を探知するように幻視されていくのです。(ブックレットより)
  
 

PCL 10239
¥2100
グリーグ:ピアノソナタOp.7、抒情小曲集より マテュー・イドムタル(pf)
 ピアノソナタ ホ短調Op.7
  抒情小曲集第1集よりアリエッタOp.12-1、抒情小曲集第2集より子守歌Op.38-1、
  抒情小曲集第3集より蝶々Op.43-1、抒情小曲集第4集よりエレジーOp.47-7、
  即興的なワルツOp.47-1、メロディOp.47-3、抒情小曲集第5集より小人の行進Op.54-3、
  抒情小曲集第2集よりエレジーOp.38-6、ワルツOp.38-7、
  抒情小曲集第8集よりトロルドハウゲンの婚礼の日Op.65-6、
  抒情小曲集第6集より郷愁Op.57-6、過ぎ去りし日々Op.57-1
  抒情小曲集第3集より孤独なさすらい人Op.43-2、抒情小曲集第5集より夜想曲Op.54-4

 心をとらえる曲調、生き生きとしたリズム、ノルウェーの雄大な風景を表現した心地よく響く音楽で、多くの聴衆から絶大な人気を得ているグリーグのピアノ曲集です。
 ソナタは、長い叙情的なメロディーラインや軽快な舞曲のリズム、情熱的な物語性のある音楽が特徴ですが、若かりし頃のグリーグの作曲家としての野心や、挑戦する姿勢が反映された作品と言われています。
 また66曲からなる抒情小曲集は、シューマンやショパン、メンデルゾーンらの流れを受けての伝統的ロマンティックな作品です。
 その中で、グリーグの個性がはっきりと見てとれる点としてノルウェーの旋律、民謡、舞曲を上手く取り入れており、ピアノの名曲という名声を得た作品です。
 マテュー・イドムタルは、ブリュッセルのコンセルヴァトワールで学び、スクリャービンの演奏が高く評価され、そのスペシャリストとして知られるようになりました。
 グリーグに関しては、ヴァイオリニストのマヤ・レヴィーの伴奏者として共演したグリーグの作品で高く評価されて以来、ピアノ作品にも取り組んできました。
 これから更に飛躍する可能性の高いピアニストです。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2249
¥2700
ケルテス&ウィーン・フィル、ドヴォルザークの「新世界より」
 ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 Op.95「新世界より」
イシュトヴァン・ケルテス(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 永遠の名盤、ケルテス&ウィーン・フィル、ドヴォルザークの「新世界より」、音質を刷新して再登場!2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ

 セッション録音:1961年3月22-24日/ゾフィエンザール(ウィーン)/ステレオ、日本語帯・解説付
 使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)

 ■制作者より
 2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズとして2017 年に発売したケルテス&ウィーン・フィルの「新世界より」(GS-2159)は、またたく間に完売してしまいました。
 それをそのまま再プレスすることも検討しましたが、永遠の名盤にふさわしい音質を獲得するためにも、全行程をプロ用の機器により最初からマスタリングをやり直すことにしました。結果は大正解だと思います。
 また、解説書も前回とは大幅に内容を変えています。(平林 直哉 )
 



.

PROFIL



PH 21041
(5CD)
¥4500→\4090

イヴォンヌ・ルフェビュール名演集  
イヴォンヌ・ルフェビュール(ピアノ)
 Disc1
  ベートーヴェン:
   (1)ディアベリの主題による変奏曲Op.120/(2)ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109/
   (3)ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
     録音:1956年3月7-8日パリ(1)、1955年1月12-13日(2)(3)
 Disc2
  (1)モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第27番ト長調K.379
  (2)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13「悲愴」~第1楽章
  (3)同:ピアノ・ソナタ第32 番ハ短調Op.111
  (4)モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466
    ジャンヌ・ゴーティエ(ヴァイオリン)(1)、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)ベルリン・フィル(4)
    録音:1959年5月31日パリ(1)-(3)、1954年5月15日ルガーノ(4)
 Disc3
  J.S.バッハ:
   (1)ピアノ協奏曲第1番ニ短調BWV1052/(2)前奏曲とフーガ イ短調BWV543(リスト編)/
   (3)われ汝に呼ばわる、イエス・キリストよBWV639(ブゾーニ編)/
   (4)幻想曲とフーガ ト短調BWV542(リスト編)/(5)主よ、人の望みの喜びよBWV147(ヘス編)/
   (6)平均律クラヴィア曲集第1巻~第8番変ホ短調BWV853
     フェルナン・ウーブラドゥ(指揮)フェルナン・ウーブラドゥ室内管弦楽団(1)
     録音:1957年10月19日パリ(1)、1955年9月12、14日パリ(2)-(6)
 Disc4
  (1)ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調/
  (2)デュカス:ラモーの主題による変奏曲、間奏曲とフーガ/
  (3)ドビュッシー:おもちゃ箱(全曲)/
  (4)ルーセル:3つの小品Op.49/
  (5)ショパン:マズルカ第13番イ短調Op.17の4
    ジャンヌ・ゴーティエ(ヴァイオリン)(1)、ピエール・ベルタン(語り)(3)
    録音:1955年パリ(1)、1935年11月8日パリ(2)、1955年頃(3)、1949年6月20日パリ(4)、1949 年(5)
 Disc5
  (1)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54/
  (2)モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466
    ピエール・デルヴォー(指揮)フランス国立放送管弦楽団
    録音:1955年4月4日パリ(1)、1958年1月25日パリ(2)

 フルトヴェングラーとの共演で知られるフランスの名女流ルフェビュールの至芸

 MONO、62'24"、67'05"、59'46"、70'47"、56'14"

 イヴォンヌ・ルフェビュール(1900?-1986) はフランスの女性ピアニスト。
 日本ではフルトヴェングラー& ベルリン・フィルとモーツァルトのピアノ協奏曲第20番の録音を残していることで知られています。

 ルフェビュールは早くから教育に専念してリパッティ、フランソワ、イモージェン・クーパーらを育てました。
 演奏家としては明快でテンポも速い古き良き時代のフランス・ピアニズムの持ち主でした。

 彼女は同時代の名ピアニストに比べ録音があまり多くなく、貴重な5枚組セットの登場と申せましょう。
 多くは1950年代の録音ですが、古いものは1935年11月のデュカスの「ラモーの主題による変奏曲、間奏曲とフーガ」に注目。
 デュカスが亡くなった年というのも興味深い限りです。
 



<国内盤> 


スリーシェルズ

3SCD-0065
¥3056
「鹿野草平/交響曲第1番《2020》」
 鹿野草平(b.1980):
  (1)よみがえる大地への前奏曲(2011) ※管弦楽版初演
  (2)交響曲 第1番《2020》(2021) ※世界初演
   第1楽章 「平和と脅威」/第2楽章 「爆発」
   第3楽章 「哀歌」/第4楽章 「叡智」
松井慶太(指揮)
オーケストラ・トリプティーク
 (コンサートマスター三宅政弘)
(1)早稲田吹奏楽団(指導:竹内公一)

 パラリンピック開会式で使用!ニコニコ超会議で約7万人の視聴者を記録した鹿野草平:交響曲第1番《2020》のCD完成!コロナ禍に対峙して人類の未来を拓く交響曲!

 録音:2021年4月24日杉並公会堂 [48:01]/解説:鹿野草平、池辺晋一郎
 録音:上埜嘉雄/マスタリング:AUBRITE MASTERING STUDIO/プロデューサー:西耕一/CDデザイン:關翔太
 協力:#コンパス 戦闘摂理解析システム、NHN PlayArt /ドワンゴ、ニコニコネット超会議2021/主催:交響曲第1番《2020》実行委員会

 人類にとって未曾有の事態となり世界中に傷跡を残しているコロナ禍。
 作曲家の鹿野草平が、その犠牲者への哀歌と、それを乗り越え、未来を切り拓く人類の叡智を、交響曲として描きました。
 鹿野草平(1980-)は、東京音楽大学で池辺晋一郎、西村朗、三木稔らに、学外で水野修孝に学んだ作曲家で、吹奏楽作曲や、ゲーム、アニメ音楽や、伊福部昭百年紀の楽譜作成でも知られています。鹿野の作品について、彼の師匠の作曲家の池辺晋一郎は「音の連鎖に光が降り注いでくる」と形容しています。確かに、マーラー、ショスタコーヴィチ、芥川也寸志、伊福部昭、矢代秋雄、黛敏郎、吉松隆への敬愛を感じさせる部分もあり、日本に新たなシンフォニスト登場!と言えるでしょう。

 作曲者は交響曲第1番について下記のように述べています。
 オーケストラで演奏される楽曲で、「交響曲」ほど純粋に音だけでものごとを語る手法は他にありません。壮大な音楽、悲壮な音楽。かつて様々な天才作曲家が、数々の交響曲を生み出してきました。私はこの状況に際し作曲家・音楽家の役割として、2020年から続く惨禍と亡くなった方々への哀悼、そして困難を乗り越え平和を取り戻す人類の叡智を、交響曲という手段で表現し、後世に記憶を残さなければならないと考え、このたび新作交響曲を完成させました。

 楽曲の構成は以下の通りです。
 第1楽章 「平和と脅威」/第2楽章 「爆発」/第3楽章 「哀歌」/第4楽章 「叡智」
 もう一つの収録曲は、2011年の東日本大震災からの復興を描いた《よみがえる大地への前奏曲》。
この曲は、鹿野草平にとって社会や時事との関わりを意識した音楽への取り組みとして、交響曲第1番の10年前に作曲された作品です。2011年の東日本大震災の際、現地に赴きボランティア活動をした経験を元に、どんな困難も乗り越えて、未来に希望を持つこと、諦めずに生きていく人々をえがいた音楽として作曲されました。
 吹奏楽バージョンは東北大学吹奏楽団が世界初演を行い、その後、全国の吹奏楽団の定番曲として、百回以上の演奏回数を重ねています。本盤では、そのフルオーケストラ版の世界初演が記録されています。
演奏は、オーケストラ・トリプティーク、指揮は松井慶太で、2021年4月24日に杉並公会堂で感染拡大防止対策として無観客コンサートとして行われました。

 ※池辺晋一郎によるメッセージ「鹿野草平のこれから」より一部紹介
 鹿野草平の「よみがえる大地への前奏曲」と「交響曲第1番」を聴いた。その印象は、「作曲の喜び」という一語に尽きる。フル編成のオーケストラ作品を書きおおせるという高揚と興奮の感覚、おびただしい数の音符を五線に記すという圧倒的な充足感──スコアはそのような快感と汗で、満ちている。(作曲家 池辺晋一郎)

 ■プロフィール
 鹿野草平 かのそうへい (1980年~)
 東京音楽大学に特待生として給費入学し、現代音楽の作曲を修めるかたわら、映画音楽や吹奏楽、管弦楽編曲を研究する。2004年に同大学卒業。2006年同大学院修了。2010年春に同人活動として新作オペラを自主公演し注目を集めた。2009年に『吹奏楽のためのスケルツォ第2番《夏》』が翌年の全日本吹奏楽コンクール課題曲Vに選定され、これを皮切りに吹奏楽作品を多数発表、出版。
 これに並行して、TVアニメ『フラクタル』(2011)等の放送・劇伴音楽のコンポーザー、および映画・ゲーム等の管弦楽・吹奏楽コンサートのためのアレンジャーを歴任する。近年では「ベストドレッサー賞」でのオーケストラ演奏の作曲・指揮を務めるなど、着々とその活動範囲を拡張させている。洗足学園音楽大学講師。

 演奏/オーケストラ・トリプティーク
 日本の映像音楽、近現代音楽、前衛音楽の3つをテーマに2012年に結成されたプロオーケストラ。「伊福部昭」「渡辺宙明」「芥川也寸志」など、日本が世界に広め、後世に伝えるべき傑作を演奏、録音している。メディア紹介は、NHK「ニュースウオッチ9」「おはよう日本」、BSテレ東「エンター・ザ・ミュージック」、ニコニコ動画など多方面で紹介され、樋口真嗣監督の映画に演奏が使用されるなど、音楽界だけでない活動を展開している。

 指揮/松井慶太
 1984年青森県生まれ。東京音楽大学指揮科卒業。広上淳一、汐澤安彦に師事。第15回東京国際音楽コンクール入賞・奨励賞受賞。東京混声合唱団コンダクター・イン・レジデンス(2011~2018年3月)。これまでに日本フィル、仙台フィル、ドナウ交響楽団、プラハ交響楽団室内オーケストラ等を指揮。

 賛助出演/早稲田吹奏楽団
 早稲田大学公認の吹奏楽サークルとして年2回の定期演奏会を中心に「全員がレギュラーである」をモットーに活動。有志で出場している吹奏楽コンクールにおいて6年連続都大会本選へ出場し、2017年度は本戦で初めて金賞を受賞。

 早稲田吹奏楽団指導者/竹内公一
 東京藝術大学に学び声楽家としてオペラ、コンサート出演の他、指揮者として各地の吹奏楽団、合唱団、オーケストラなどの指導、指揮を務めている。早稲田吹奏楽団常任指揮者。

 演奏/オーケストラ・トリプティーク
 日本の映像音楽、近現代音楽、前衛音楽の3つをテーマに2012年に結成されたプロオーケストラです。「伊福部昭」「渡辺宙明」「芥川也寸志」「チャージマン研!」など、日本が世界に広め、後世に伝えるべき傑作を演奏、録音しています。メディア紹介は、NHK「ニュースウオッチ9」「おはよう日本」、BSテレ東「エンター・ザ・ミュージック」など多方面で紹介され、樋口真嗣監督の新作に演奏が使用されるなど、音楽界だけでない活動が広がっています。また、「チャージマン研!」のライヴシネマコンサートを行い、チャーケストラとして、高い技術を惜しみなく注ぐ姿勢は、ニコニコでも広く知られています。

 ■西耕一(にしこういち)プロデューサー・監修
 昭和の現代音楽、アニメ音楽、映画音楽、3人の会等を専門とする評論家、プロデューサー。 伊福部昭百年紀代表。渡辺宙明、チャージマン研など。日本作曲家専門レーベル・スリーシェルズ代表。黛敏郎、團伊玖磨、芥川也寸志、松村禎三等の企画・演奏・CD化。 解説執筆、楽団・奏者へ企画提案等。BSテレ東、TBSラジオ、NHKラジオ、DOMMUNE、ニコニコ動画などに出演。

















10/7(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


BIS



BIS SA 2605
(SACD HYBRID)
¥2800
ピアソラを愛する世界的名手が揃った室内アンサンブル
 「エスクアロ5」がオール・ピアソラ・プログラムを録音!

 アストル・ピアソラ(1921-92):
  (1)ブエノスアイレスの春
  (2)孤独
  (3)タンゴ組曲(ギター&ピアノ編)
  (4)バンドネオン、ギターとベース
  (5)アディオス・ノニーノ
  (6)フラカナーパ
  (7)タンゴの歴史(アコーディオン、ギターとコントラバス編)
  (8)コントラバス
エスクアロ5
 ヤソン・ケラミディス(ヴァイオリン)
 アレクサンダー・クラリオノク(アコーディオン)
 フランツ・ハラース(ギター)
 デボラ・ハラース(ピアノ)
 フィリップ・シュトゥーベンラウフ(コントラバス)

 生誕100周年!ピアソラを愛する世界的名手が揃った「エスクアロ5」がオール・ピアソラ・プログラムを録音!

 セッション録音:2021年2月25-28日/十字架教会内アルベルト・レンプ・ザール、シュヴァービング(ミュンヘン)/DSD、4.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、75'10

 SACD ハイブリッド盤。
 ピアソラを愛する世界的名手が揃った室内アンサンブル「エスクアロ5」がピアソラ生誕100周年を記念してオール・ピアソラ・プログラムを録音!
 当アンサンブルはバンドネオン、ヴァイオリン、ピアノ、ギター、コントラバスという「キンテート・タンゴ・ヌエヴォ」のオリジナル編成を再編しており、ピアソラの名曲「エスクアロ(鮫)」からその名がつけられました。

 メンバーはドイツ、ブラジル、ギリシャ、ベラルーシから集結。ギターのフランツ・ハラース、ヴァイオリンのケラミディス、アコーディオンのクリオノクなど名手が揃いました。
 当アンサンブルはピアソラのオリジナル編成を再現しつつもそれぞれのアーティストが持つ個性を尊重し、当アンサンブル独自のアレンジでピアソラの音楽の新たな世界へと誘います。
 
 
BIS SA 2583
(SACD Hybrid)
¥2800
パーセルのファンタジア&イン・ノミネ全集
 パーセル:
  (1)6声のファンタジア ト短調「イン・ノミネ」Z.746/(2)4声のファンタジア ト短調 Z.735/
  (3)4声のファンタジア 変ロ長調 Z.736/(4)ロンドー 変ロ長調~歌劇『妖精の女王』より/
  (5)4声のファンタジア ヘ長調 Z.737/(6)4声のファンタジア ハ短調 Z.738/
  (7)「シャコンヌ:中国の男女の踊り」~歌劇『妖精の女王』より/
  (8)4声のファンタジア ニ短調 Z.739/(9)4声のファンタジア イ短調 Z.740/
  (10)グラウンドによる3声のシャコンヌ~歌劇『預言者、またはダイオクリージャンの物語』/
  (11)4声のファンタジア ホ短調 Z.741/(12)4声のファンタジア ト長調 Z.742/
  (13)4声のファンタジア ニ短調 Z.743/(14)4声のファンタジア イ短調 Z.744/
  (15)1音に基づく5 声のファンタジアヘ長調 Z.745/(16)3声のファンタジア ニ短調 Z.732/
  (17)3声のファンタジア ヘ長調 Z.733/(18)3声のファンタジア ト短調 Z.734/
  (19)シャコニー ト短調 Z.730/(20)7声のファンタジア ト短調 Z.747
 チェリス・ヴィオール・コンソート
  イブラヒム・アジズ(トレブル・ヴィオール)、アリソン・キンダー(トレブル・ヴィオール、アルト・ヴィオール)、
  ケイト・コンウェイ(テナー・ヴィオール)、サム・スタドレン(テナー・ヴィオール、バス・ヴィオール)、
  ジェニファー・ブロック(バス・ヴィオール)、(1)(20)エミリー・アシュトン(テナー・ヴィオール)、
  (20)ハリー・バーコック(テナー・ヴィオール)

 チェリス・コンソート・オブ・ヴァイオルズによる極上のパーセル!パーセルのファンタジア&イン・ノミネ全集

 セッション録音:2019年8月14-16日/ガートン・カレッジ・チャペル(ケンブリッジ、イングランド)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、62'38

 SACDハイブリッド盤。
 古代ギリシャの弦楽器をグループ名とする「チェリス」は、イギリスのヴィオール・コンソート。16世紀から17世紀初頭にかけて、イギリスではヴィオールのコンソートがもてはやされ、同時代に活躍したイギリスの作曲家たちはこのレパートリーのための音楽を残しました。

 イギリス・バロック音楽の最大の作曲家ヘンリー・パーセルもその一人。3声から7声まで実に多彩なヴィオールの作品を作曲しております。
 このアルバムにはパーセルのファンタジアとイン・ノミネの全曲を収録。大英図書館に保管されている自筆譜には1680年6月10日から8月31日までの日付の書き込みがあります。
 このときパーセルは20歳。若くして作曲家としての確固たる地位を確立していたと言える出来栄えです。
 



.

ALPHA



ALPHA781
¥2700→\2490
驚異のソプラノ、サラ・アリスティドゥ待望のデビュー
 バレンボイム、エマニュエル・パユも登場!

『AEther エーテル』

 1. エドガー・ヴァレーズ(1883-1965): 暗く果てしない眠り
 2. フランシス・プーランク(1899-1963): 私に負わせてください ~『スターバト・マーテル』FP 148 より
 3. レオ・ドリーブ(1836-1891): 星を散りばめた空の下を ~ 歌劇《ラクメ》 第3幕 より
 4. スウェーデン民謡(クリスティアン・リヴェ編曲): ネッケンのポルスカ
 5. アンブロワーズ・トマ(1811-1896): ほら、彼の声が聞こえる気がする ~ 歌劇《アムレ(ハムレット)》 第4幕 より
 6. イェルク・ヴィトマン(1973-): 迷宮V ソプラノ独唱のための (初公開)
 7. クロード・ドビュッシー(1862-1918): 私の長い髪 ~ 歌劇《ペレアスとメリザンド》 第3幕第3場 より
 8. ドリーブ: 若いインドの娘はどこに(鐘の歌) ~歌劇《ラクメ》 第2幕 より
 9. イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971): 夜鳴きうぐいすの歌 ~歌劇《夜鳴きうぐいす》 より
 10. トーマス・アデス(1971-): アリエルの歌 ~ 歌劇《テンペスト》 第1幕 第5場 より
 11. ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
  天からの選ばれし使者よ ~オラトリオ『時と悟りの勝利』 HWV 46a 第2部 より
 12. ウド・ツィンマーマン(1943-): 一度、もう一度 ~歌劇《白いバラ》より
 13. プーランク: 肉体の滅びる時には ~『スターバト・マーテル』FP 148 より
  サラ・アリスティドゥ(ソプラノ)/ダニエル・バレンボイム(ピアノ)...1/
  エマニュエル・パユ(フルート)...12/クリスティアン・リヴェ(バロック・ギター)...4/
  オルケスター・デス・ヴァンデルス...2、3、5、7、8、9、10、11、13/
  クラングフェルヴァルトゥング合唱団...2、5、13/トーマス・グガイス(指揮)

 録音: 2021年5月 ピエール・ブーレーズ・ザール/フンクハウス/国立歌劇場、ベルリン

 【今ヨーロッパを沸かせる驚異のソプラノ、サラ・アリスティドゥ待望のデビュー・アルバム!】
 キプロス島に生まれ、現在はフランスを中心に活躍するサラ・アリスティドゥ。持ち前の驚異的なテクニックで様々な現代作品を全身で表現するほか、バロックからロマン派までの作品を豊かな表現で歌い上げる柔軟性を併せ持つ彼女は、同時代のアーティストたちから既に多くの信頼を得ており、今やヨーロッパ中のホールや歌劇場から声が掛かる存在です。
 2019年にはヴィトマンの「迷宮IV」をバレンボイム指揮ブーレーズ・アンサンブルと共に初演。ヴィトマンは続けて「迷宮V」を彼女のために作曲し、これはこのアルバムでお披露目となっています。こ
 れまでラトルやロトといった指揮者たちとも共演、2020年には、このアルバムにもゲスト参加しているバレンボイムやパユらと共に、アテネ生まれの作曲家イリニ・アマルギアナキの《エウメニデス》をピエール・ブーレーズ・ザールにて上演、大きな評判となりました。
 初めてのアルバムとなる今回は、バロックから最新作までの幅広い作品で彼女の実力を堪能できるもので、一見統一感のない選曲は、彼女が最も好きな国と語るアイスランドへの強い思いを軸としたイメージで繋がれています。
 共演の「オルケスター・デス・ヴァンデルス(変革のオーケストラの意)」はドイツ各地から集まったアーティストで構成されており、高い演奏技術を誇るほか、環境問題への発言も行うオーケストラ。
 このアルバムも製作段階での二酸化炭素排出量をコントロールしており、パッケージはプラスチック素材を用いておらず、インクはオーガニックなものを使用、オーケストラが取り組むマダガスカルの森林再生事業にALPHAレーベルも協力しています。
 
 

ALPHA723
¥2700
ジュリアン・ジュベール(1973-): ヴェルレーヌの詩による作品集
 1-9. 忘れられたアリエッタ
  1. アリエッタ1: それは悩ましき恍惚 C'EST L'EXTASE LANGOUREUSE
  2. アリエッタ2: 私は聞き取る、囁きの中に JE DEVINE, A TRAVERS UN MURMURE
  3. アリエッタ3: 私の心に雨が降る II PLEURE DANS MON COEUR
  4. アリエッタ4: ねえ、諦めなんて覚えちゃいけないよ II FAUT, VOYEZ-VOUS, NOUS PARDONNER LES CHOSES
  5. アリエッタ5: ピアノが、か細い手先に口づけをする LE PIANO QUE BAISE UNE MAIN FRELE
  6. アリエッタ6: ジャン・ド・ニヴェルの犬が C'EST LE CHIEN DE JEAN DE NIVELLE
  7. アリエッタ7: ああ、わが心は悲痛であった O TRISTE, TRISTE ETAIT MON ME
  8. アリエッタ8: 野原はどこまでも憂鬱で DANS L'INTERMINABLE ENNUI DE LA PLAINE
  9. アリエッタ9: 木々の影は L'OMBRE DES ARBRES
 10-16. 水彩画
  10. 緑 GREEN/11. 憂鬱 SPLEEN/12. 街角(I)〔ジグを踊ろう〕STREETS (I)/
  13. 街角(II)〔通りの下を流れる川よ〕STREETS (II)/14. 幼い母親 CHILD WIFE/
  15. 憐れな牧人の若者 A POOR YOUNG SHEPHERD/16. 日差し BEAMS
 17-19. 三つの歌
  17. 秋の歌〔秋の日の、ヰオロンの〕CHANSON D'AUTOMNE/
  18. 行け、歌よ、翼を広げて VA, CHANSON, A TIRE-D'AIL/
  19. この歌を聴いて、優しい歌なんだ ECOUTEZ LA CHANSON BIEN DOUCE
 アンサンブル・ロマンス・サン・パロール(合唱)、マリー=ノエル・マールテン(指揮)、
 ジュリアン・ジュベール(ピアノ)、レオニー・スシュ=バルベロン(ファゴット)...10-16、
 アニー=ロール・ピ(チェロ)...10-16、クリストフ・アンドリヴェ(コントラバス)...10-16

 録音: 2019年2月26日-3月1日 セクスタン・スタジオ、モンルージュ(フランス)

 【21世紀のネオ・ロマンティシズムかネオ・ルネサンスか、心に沁み入る音で紡がれるヴェルレーヌの世界】
 フランス19世紀後半の詩壇を代表する一人ポール・ヴェルレーヌ(1844-1896)の詩はフォーレやドビュッシーをはじめ、さまざまな作曲家たちによって歌曲化されてきましたが、ここで曲をつけているのは1973年生まれのフランスの作曲家ジュリアン・ジュベール。
 オルレアン音楽院で教鞭をとり後進の育成にもあたっているジュベールが紡ぐ音楽は、前衛的実験的な語法とは一線を画した耳になじみやすい音作り。
 ポスト・ドビュッシー世代やデュリュフレ、デュティユーなどにも通じるフランス近代路線の語法を基調に、時としてルネサンスのマドリガーレにも通じるような響きで歌われるヴェルレーヌの美しい詩は、添えられた器楽オブリガートとともに新鮮な魅力で私たち21世紀の聴き手に訴えかけてきます。
 




B RECORDS


LBM037
¥2800
『野の鳥』 ピアノ・リサイタル    ミハイル・ブージン(ピアノ)
 1. イントロダクション/2-6. ルーズ・ランゴー(1893-1952): ベギン会修道院-小さなピアノ・ソナタ(1949)/
 7. クリストフ・ベルトラン(1981-2010): Haiku 俳句(2008)/
 8. アルトゥール・ルリエ(1892-1966): フェニックス・パーク・ノクターン(1938)/
 9. シュトックハウゼン(1928-2007): ピアノ曲VIII(1954)/10. ドミトリー・カバレフスキー(1904-1987): 道化師(1938)/
 11. ヤニス・クセナキス(1922-2001): エブリアリ(1973)/
 12. カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788): シュタール(1765)/
 13. コーネリアス・カーデュー(1936-1981): クロッピー・ボーイ(1973)/
 14. ジョアッキーノ・ロッシーニ(1792-1868):私の朝の健康のための前奏曲(1864)/15-17. カーデュー: 3つの冬のポテト(1965)/
 18. イーゴリ・テレンチエフ(1892-1937):V vostorge ot moyego pocherka(1919)...詩の朗読/
 19. クララ・シューマン(1819-1896): 前奏曲とフーガ 嬰ヘ短調(1845)/
 20. ジョン・ケージ(1912-1992): 0分00秒 三島由紀夫『金閣寺』へのオマージュ(1962)

 録音: 2021年5月12日 オルレアン市民劇場、フランス(ライヴ)

 2020年オルレアン国際ピアノ・コンクールの覇者、1995年モスクワ生まれのミハイル・ブージン。コンクール事務局の招きにより、2021年にオルレアンで行われた公演のライヴ録音。
 現代作品と古典が並ぶかなり先鋭的なプログラムですが、そのタッチの繊細さもあってか大変聴きやすく、ピアノの音の美しさを感じることの出来るアルバムです。
 冒頭には「将来何になりたいですか?」というラジオ・インタビュー仕立てのイントロダクション、終盤にはロシア未来派の詩人テレンチエフの詩の朗読が入り、最後はケージの問題作という、個性的な構成も面白いところ。
 




FUGA LIBERA


FUG786
(2CD)
¥4200
ジャズ・アコーディオン奏者ジョアン・バラーダス、
 クラシカル・アコーディオンの世界に「デビュー」
ジョアン・バラーダス(アコーディオン)
  【DISC 1】
   1. ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757): ソナタ ロ短調 K. 87/2. ヤン・ロビン(1974-): E[N]IGMA/
   3. ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562-1621): ト調ドリア旋法による反行ファンタジア/
   4-12. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750): イギリス組曲 第3番 ト短調 BWV 808/
   13. J.S.バッハ: われを憐れみたまえ、おお主なる神よ BWV 721
  【DISC 2】
   1. J.S.バッハ: パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV 582
   2. ルチアーノ・ベリオ(1925-2003): セクエンツァ XIII (シャンソン)
   3-6. アストル・ピアソラ(1921-1992): ブエノスアイレスの四季
    3. ブエノスアイレスの秋/4. ブエノスアイレスの冬/5. ブエノスアイレスの夏/6. ブエノスアイレスの春
   7. J.S.バッハ: 神の時こそいと良き時 ~教会カンタータ BWV 106より第2曲

 録音: 2019年9月4日-2020年5月29日 ポント・ズルカ・レコーディング・スタジオ、アルマダ、ポルトガル

 【鬼才ジャズ・アコーディオン奏者、クラシカル・アコーディオンの世界に「デビュー」!】
 1992年ポルトガル生まれのアコーディオン奏者ジョアン・バラーダス。2017年にアルバム「Directions」でデビューし、2020年にはアルバム「Portrait」を発表。
 ジャズ・アコーディオン会の革命児として評判の彼の、クラシカル・アコーディオン奏者としての「デビュー」盤。既に現代音楽の古典ともいえるベリオのセクエンツァ、ピアソラの名曲のほか、フランスの作曲家ヤン・ロビンがバラーダスのために書いた作品、そしてスカルラッティ、スウェーリンク、バッハによる鍵盤楽器のための古典を収録。
 アコーディオンが持つ様々な顔を新鮮な感性で聴かせています。
 オルガンのための「パッサカリアとフーガ」では、アコーディオンの音域と広さと表現力の幅に驚かされます。
 




GRAND PIANO


GP880
¥2400
カール・フィオリーニ(1979-):IN THE MIDST OF THINGS 物事のまっただなかに
 ピアノを含む室内楽作品集

  1. TRIO LAMINA トリオ・ラミナ - クラリネット、ヴァイオリンとピアノのための(2002)
  2つのピアノ練習曲 2. Les Ames effleurees 触れられた魂(2007)/3. Reflets flous ぼやけた反映(2008)
  4. ピアノ三重奏 - ヴァイオリン、チェロとピアノのための(2005)
  5. ピアノ・ソナタ(2017)
  IN THE MIDST OF THINGS 物事のまっただなかに(2019) - クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための
   6. I. Grave - Vivo/7. II. d = 52 - Meno mosso/
   8. III. Patetico, ma non troppo - Poco piu mosso - Molto piu lento/
   9. IV. Presto - Poco piu mosso
  世界初録音
 シャーリーン・ファルジア(ピアノ)...Steinway & Sons, Model D. 274 (2011)
 ドミトリー・アシュケナージ(クラリネット)...1、6-9
 レベッカ・ライモンディ(ヴァイオリン)...1、4、6-9
 シュテファン・クロプフィッチュ(チェロ)...4、6-9

 録音2019年8月23-25日...1、4-9 2020年1月19日...2、3Studio, Konzerthaus、ウィーン(オーストリア)

 マルタ出身のの作曲家、カール・フィオリーニ。10歳で作曲を始め、ギルドホール音楽演劇学校でジョセフ・ヴェッラとチャールズ・カミレーリ、ダイアナ・バレルに師事、続いて英国王立音楽院でマイケル・ゼヴ・ゴードンから教えを受け博士号を取得しました。
 現在はパリに拠点を移し、独奏曲から室内楽作品、オーケストラ曲まで50曲以上の作品を発表。高く評価されています。
 このアルバムには、バルトーク風の雰囲気を持つ初期の作品「トリオ・ラミナ」から地中海の風景を思わせる色彩豊かなサウンドが溢れる新作「IN THE MIDST OF THINGS 物事のまっただなかに」の5作品を収録。
 明確な調性はないものの、どれも聴きやすく耳なじみのよい音楽です。作曲家と同郷のピアニスト、シャーリーン・ファルジアを中心にイタリアノヴァイオリニスト、レベッカ・ライモンディ、オーストリアのチェリスト、シュテファン・クロプフィッチュ、そしてクラリネット奏者のドミトリー・アシュケナージがアンサンブルを形成し、フィオリーニの複雑な総譜を余すことなく音にしています。この録音は全て、作曲家立ち合いの元に行われました。

 
 
 

GP876
¥2400
アルフォンス・シュツェルビンスキ(1858-1895):
 ピアノ作品全集 第1集
ジョルジオ・コウクル(ピアノ)
 ...Steinway, Model D
  4つの無言歌 Op. 3
   1. No. 1. Allegro/2. No. 2. Andante con espressione/3. No. 3. Andante con moto/4. No. 4. Con moto
  2つの無言歌 Op. 5  5. No. 1. Allegro con fuoco/6. No. 2. Con moto
  4つの無言歌 Op. 12  7. No. 1. Con moto/8. No. 2. Moderato/9. No. 3. Andante con moto/10. No. 4. Allegro
  4つの無言歌 Op. 14
   11. No. 1. Andante con moto/12. No. 2. Andante cantabile/13. No. 3. Andante con moto/14. No. 4. Moderato
  15. 無言歌 Op. 36/16. 無言歌 ニ短調/17. アンダンテ・カンタービレ
  3つのワルツ Op. 17  18. ワルツ第1番/19. ワルツ第2番/20. ワルツ第3番
  21. マズルカ
 世界初録音

 録音 2021年4月11日 Studio Bottega del pianoforte、ルガーノ(スイス)

 ポーランド後期ロマン派の知られざる作曲家アルフォンス・シュゼルビンスキ。上級裁判所長官を父としてゴスティンに生まれ、幼い頃から音楽の才能を発揮。7歳の時には初の作品を書きあげました。
 地元のギムナジウムを卒業後ベルリンに留学するも、資金不足のため2年間で音楽の勉強を断念するところでしたが、1880年、王立芸術アカデミーの入学試験に合格、奨学金を授与され1883年に無事卒業し、ポーランドに戻り、音楽教師を務めた後、神の教えを広めるために神職についたものの、宗教的な諍いが元で命を落としています。
 彼の作品の多くは第一次世界大戦中に失われたか、自身の判断によって焼却されてしまいましたが、作曲家の姪であるマリア・シュツェルビンスカの尽力で、印刷された13曲を含む、ほぼ65作が現存しています。
 ここでコウクルが取り上げたのは全て世界初録音作品。バッハ、ハイドン、モーツァルトなど古典派作品に倣った整った形式と、メンデルスゾーン、ショパン、リストを彷彿させる洗練された旋律を持つ優雅な曲をお楽しみください。

 
 
 


GP885
(2CD)
¥3000
エレーヌ=アントワネット=マリー=ド・ヌルヴォ・ド・モンジュルー(1764-1836):
 ピアノ・ソナタ全集
ニコラス・ホルヴァート(ピアノ)
 ...Steinway & Sons, Model D, No. 248200
  【CD1】
   3つのピアノ・ソナタ Op. 1(1795年出版)
    1-2. ソナタ第1番 ヘ長調...世界初録音/3-4.ソナタ第2番 変ホ長調...世界初録音/5-6.ソナタ第3番 ヘ短調
   3つのピアノ・ソナタ Op. 2(1800年頃出版)...世界初録音
    7-8. ソナタ第1番 ト短調/9-11. ソナタ第2番 ハ長調
  【CD2】
   1-3. ソナタ第3番 イ短調
   3つのピアノ・ソナタ Op. 5(1811年出版)
    4-7. ソナタ第1番 ニ長調/8-10. ソナタ第2番 へ短調/11-13. ソナタ第3番 嬰ヘ短調

 録音 La Fabrique des Reves Recording Studio,Misy-sur-Yonne(フランス) 2021年1月11-18日...CD1 2021年2月22-28日...CD2

 リヨンで生まれた女性作曲家H-A-M.モンジュルー(ド・シャルネ伯爵夫人)。
 パリでクレメンティに師事した彼女は20歳で結婚。その後、フランス革命に巻き込まれ夫とともに捕えられるも、彼女だけが釈放されました。公安委員会の総裁の前でフランス国歌「ラ・マルセイエーズ」の即興演奏を行い喝采を浴びたというエピソードも残っています。
 パリ・コンセルヴァトワールの初の女性教授を務めた他、114曲の練習曲を含む、700以上のページからなる「ピアノ指導のための完全教則本」を残しました。
 このアルバムには、彼女が残したピアノのための9曲のソナタを全て収録。速いテンポの楽章2つで構成するイタリア趣味のソナタもあれば、急緩急の3楽章、更には交響曲を思わせる4楽章形式のソナタもあり、モンジュルーの豊かな感性をしのばせます。
 フランスの古典派から初期ロマン派の鍵盤音楽の新たなレパートリーとなることでしょう。

 
 




MUSIQUE EN WALLONIE


MEW2099
¥2700
エドゥアルド・ラッセン(1830-1904):歌曲集
 1. 四月に Op.46-3/H 29(エマヌエル・ガイベル 1815-1884)〔1873〕/
 2. 君はわが魂の最も美しき夢 Op.58-3/H 64(ペーター・コルネリウス 1824-1874)〔1877〕/
 3. 悲痛な朝 Op.75-4/H 135(エルンスト〔=マティアス・ヤーコプ・シュライデン 1804-1881〕)〔1883〕/
 4. 私はまだ君の近くでぐずぐずしている Op.58-6/H 67(コルネリウス)〔1877〕/
 5. 春が、山並に姿を見せるとき Op.60-5/H 78(フリードリヒ・フォン・ボーデンシュテット 1819-1892)〔1877〕/
 6. 愛しき人のそば Op.62-1/H 86(ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ 1749-1832)〔1878〕/
 7. 今だけは静かに、コマドリよ Op.66-3/H 101(ロベルト・ハマーリング 1830-1889)〔1879〕/
 8. 夢の中で私は泣いていた Op.48-2/H 35(ジェラール・ド・ネルヴァル 1808-1855/独訳ハインリヒ・ハイネ1797-1856)〔1873〕/
 9. なお君のそばで Op.68-1/ H 111(エルンスト)〔1880〕/
 10. 静かにしていたまえ Op.71-2/H 118(H.ノルトハイム〔=ヘンリエッテ・フォン・ショルン 1807-1869〕)〔1881〕/
 11. 子守唄 Op.75-2/H 133(フリードリヒ・アウグスト・レオ 1820-1898)〔1883〕/
 12. チャイルド・ハロルド Op.5-4/H 20(ハイネ)〔1870〕/13. 唇とまなざし Op.67-6/H 110(ハマーリング)〔1879〕/
 14. 或る乙女の歌 Op.83-1/H 163(ガイベル)〔1886〕/
 15. 万霊節 Op.85-3/H 177(ヘルマン・フォン・ギルム 1812-1864)〔1886/1899〕/
 16. 孤独 Op.5-5/H 5(コルネリウス)〔1861〕/17. 小鳥よ、そんなに急いでどこへ Op.12-4(ガイベル)〔1867〕/
 18. 私の心は夜闇のよう Op.12-3(ガイベル)〔1867〕/
 19. 大きく静かな眼 Op.71-1/H 117(ベルンハルト・ショルツ 1835-1916)〔1881〕/
 20. 私には麗しき祖国があった Op.12-2(ハイネ)〔1867〕/
 21. 森の兄弟たち Op.46-4(テオドール・シュトゥルム 1817-1888)〔1873〕/
 22. ロマンス(フランソワ・コペー 1842-1908)〔1877-78〕/23. ただ通りがかりに!(ポール・グラヴォレ 1863-1936)〔1905〕/
 24. ロマンス(シャルル・クロス 1842-1888)〔1886〕/25. 歌(ヴィクトール・ユゴー 1802-1885)〔1857〕/
 26. てんとう虫(ユゴー)〔1857〕/27. 私の言葉に翼があれば(ユゴー)〔1857〕/
 28. 昨日、夕暮れ時に(ユゴー)〔1857〕/29. あなたの青い瞳に Op.12-5(ハイネ、ワイルダー)〔1867/1879〕
 1-21/29: ドイツ語/22-28. フランス語
  レイナウト・ファン・メヘレン(テノール)
  アントニー・ロマニウク(ピアノ/ニューヨーク・スタインウェイ1875年製オリジナル)
  ヨアンナ・フシチャ(ヴィオラ・ダモーレ)...15、21

 録音: 2020年12月28-30日、シント・トライデン、ベルギー

 【19世紀の歴史的ピアノと名歌手が解き明かす、後期ドイツ・ロマン派屈指の歌曲作曲家の真価!】
 録音技術発明以前、客間のピアノで演奏できる楽譜が私生活空間に音楽を伝える唯一の手段だった19世紀には、歌曲作曲家の存在意義は21世紀よりもずっと高いものでした。
 20世紀のモダニズム全盛の時代には、先進的な技法を積極的に使わなかった作曲家たちが不当に忘却へと追いやられてしまいましたが、本盤の主人公エドゥアルド・ラッセンはそうした流れの中で急速に忘れられてしまったものの、生前はドイツ歌曲の世界で絶大な人気を誇った重要作曲家でした。
 ブラームスと同世代のデンマーク生まれのベルギー人で、母語はフランス語ながら若くしてフランツ・リストに強い影響を受け、新ドイツ楽派の熱心な擁護者として独自の作風を養い、一時は世界で最も広く愛唱される歌曲作曲家の一人になったほど。
 作家トーマス・マン(1875-1955)も後年改めてその魅力に開眼したコメントを残していますが、ここに集められた歌曲の数々は実際、きわめて玄妙な後期ロマン派ならではの味わいに満ちた名旋律の連続。
 作品と同時代の1875年製スタインウェイの味わい深い響きが、古楽シーンで広く注目を集めてきたファン・メヘレンの名歌唱とともに作品の美質をこのうえなく引き立てます。ラッセンはまた19世紀にあって早くも古楽器を意識、ヴィオラ・ダモーレが伴奏に加わる作品も書いており、2曲がこのアルバムに収録されています。

 
 
 


MEW2098
¥2700
ジャン=ノエル・アマル(1709-1778): モテ4編
 ~18世紀ベルギー、リエージュ大聖堂の音楽

  1-7. 天の星々よ
  8-13. 去れ、偽りの威容
  14-18. 人々よ、節度を保て
  19-23. 見よ、天使のパンを
 A=415 1/7 コンマ ミーントーン
スケルツィ・ムジカーリ(古楽器使用)
 フアン・ウェイリャン(ソプラノ)
 アンドレア・ガヴァニン(カウンターテナー)
 フランシスコ・マニャリチ(テノール)
 ニコラ・アクテン(バリトン・指揮)

 【前古典派のベルギーを代表する隠れた名作曲家アマル、その充実作4編を気鋭演奏陣とともに】
 ラテン語で「ベルギカ」と呼ばれたネーデルラント地方の南部は、長くスペインないしオーストリアのハプスブルク家の支配のもと、フランス語話者の為政者たちが独自の文化を発展させてきた場所。
 音楽においては17世紀の末に当時最先端のイタリア音楽が流入、以後リュリ流儀のフランス音楽との間で注目に値する音楽が発展しました。そうした中、古典派前夜のロココ時代に注目すべき活躍をみせた作曲家の一人が、現在のベルギー東部にあたる古都リエージュの作曲家アマル。
 グルックより少し上の世代で、フランスやイタリアにも旅して見識を養い、イタリア・オペラの語法を柔軟に取り入れた旋律美あざやかな声楽作品を多数残しています。
 現代楽器での録音が僅かにある程度だったこの作曲家の音楽世界を、フランス語圏ベルギーを代表する気鋭団体スケルツィ・ムジカーリが紹介。
 独唱者に活躍の場が与えながらも全体に管弦楽の響きもよく生かした音作りで、同時代のヨンメッリやガルッピ、ハッセなどイタリア語オペラの旗手たちにも通じるスタイリッシュなナンバーが続きます。スケルツィ・ムジカーリは基本的に室内編成での緊密なアンサンブルで注目されてきた団体ですが、ここでは15人規模の弦楽編成(大野しほ・近藤倫代ら日本人プレイヤーの参加も注目されるところ)にオーボエとホルンが一対づつ加わり、オルガンとチェンバロが折々に興を添える充実したサウンドを聴かせてくれます。

 
 




SOOND


SND21017
¥2800
オリヴィエ・メシアン(1908-1992):ピアノ作品集
 『幼子イエスに注ぐ20の眼差し』(1944)より
  1. I. 父の眼差し/2. XVI. 預言者たち、羊飼いたちと博士たちの眼差し/
  3. XVII. 沈黙の眼差し/4. XIII. 降誕祭/5. XI. 聖母の初聖体
 『鳥のカタログ』(1956-1958)より
  6. 第3巻 VI. モリヒバリ/7. 第7巻 XIII. ダイシャクシギ/
  8. 第5巻 VIII. ヒメコウテンシ/9. 第7巻 XI. ノスリ
カッサンドル・マルファン(ピアノ)

 録音: 2021年3月8-10日 アルソニック・ホール、モンス、ベルギー

 ブリュッセル出身の若きピアニスト、カッサンドル・マルファンによるメシアン。ピアノのための代表作である2つの大作から、独自の感性で抜粋、構成しています。
 
 

SND21016
(2CD)
¥4200
アレクサンドル・レヴィ(1971-): 『Acoustmeta』
 ~世界遺産の工業建築が奏でる、さまざまな響き

  【DISC 1】
   1. Salle des douche/2. Salle du 9/3. Le Puits/
   4. Trains/5. Transfos/6. Compresseurs/7. Gaillettes/
   8. Les Voix du 9/9. Molettes/10. Bellis et common/
   11. Bieles/12. Abattage - Rondeau
  【DISC 2】
   1. Fanfares echo/2. Diwan Kujiawiak/3. Daqqa Tondo/
   4. Ouverture/5. Mecanique/s6. Fanfare
部分的な参加...
 GLYSS 38 CRR DE LILLE
  (打楽器アンサンブル)
 ENSEMBLE QUINTEGR'AL
  (金管五重奏)

 編集・監修 アレクサンドル・レヴィ、ヴァンサン・ベルトラモ、オリヴィエ・ガラン
 録音: 2019-2020年 ウワニ(フランス北東部ノール=パ=ド=カレ地方)

 【UNESCO世界遺産に指定された歴史的採鉱所の廃墟が奏でる、さまざまな音響】
 フランス北東部、ベルギーと国境を接するノール=パ=ド=カレ地方。そこは古くはゴシック絵画やフランス=フランドル楽派の多声音楽を世に送り出した芸術家たちの故郷だった一方、ルイ14世時代に遡る伝統を誇った石炭採掘所のある場所としても知られてきました。
 20世紀初頭まで続き産業革命後のヨーロッパ発展を支えたその採掘所の建築物は今やUNESCO世界遺産にも登録され、商工業の拠点としての昔日の機能を離れた、観光資源として新たな注目を浴びています。
 その建物の色々な場所に響く水音や風の音、機械の動作音や構造物の摩擦音などをサンプリングして編集、全体に音素材を活かしながら加工を加えた音楽的構成を通じて歴史的建造物の姿を聴覚的に伝える、フランスの現代作曲家アレクサンドル・レヴィのプロジェクト。
 実際に当の廃墟でライヴエレクトロニクスに接しているような聴覚体験が詰まっています。
 ブックレットに掲載された多数の写真も魅力的。
 
 

SND21019
¥2800
クロード・エヴァンス・ジャンセンス:『悪の華』から12章
 1. 物乞いの赤毛女 A une mendiante rousse/
 2. 午下がりの歌 Chanson d'apres-midi/3. 秋の歌 Chant d'automne/
 4. 曇り空 Ciel brouille/5. 讃歌 Hymne/6. アホウドリ L'albatros/
 7. 我とわが身を罰する者 L'heautontimoroumenos/
 8. 旅への誘い L'invitation au voyage/
 9. 恋人たちの死 La mort des amants/10. 踊る蛇 Le serpent qui danse/
 11. パリの夢 Reve parisien/12. ある亡霊 Un fantome
クロード・エヴァンス・ジャンセンス
 (ヴォーカル、
  サクソフォン、
  フリューゲル・ホーン、
  エレクトロニクス)

 録音: データ記載なし

 19世紀以来、多くの作曲家がその背徳的・非社会的な詩を歌曲にしてきたフランスの詩人シャルル・ボードレール。
 当人の生前に大きな物議を醸して発禁にもなった問題作『悪の華』に含まれる詩から12作を選び曲をつけたのは、各種サクソフォンやフリューゲル・ホーンなども吹きながらエレクトロ・ジャズとロックの世界を行き来するフランス語圏ベルギーの作曲家クロード・エヴァンス・ジャンセンス。ここでも「呪われた詩人の作品なのに洗練されているのは筋違い」とクラシック流儀を離れ、打ち込みとエフェクトを多用したテクノ&ポップな音作りでその詩世界の素顔を浮かび上がらせます。
 90年代頃のクラシカル・フレンチポップや新世代シャンソンにも通じる味わい深いサウンド。
 




STEINWAY&SONS


STNS-30189
(2CD)
¥3700
フランツ・リスト(1811-1886):詩的で宗教的な調べ S173/R14
 【CD1】
  1. I. Invocation 祈り/2. II. Ave Maria アヴェ・マリア/
  3. III. Benediction de Dieu dans la solitude 孤独の中の神の祝福/
  4. IV. Pensee des morts 亡き人たちの思い
 【CD2】
  1. V. Pater noster 主の祈り/
  2. VI. Hymne de l'Enfant a son reveil 眠りから覚めた子供への賛歌/
  3. VII. Funerailles 葬送曲/
  4. VIII. Miserere, d'apres Palestrina パレストリーナによるミゼレーレ/
  5. IX. Andante Lagrimoso 無題/6. X. Cantique d'amour 愛の賛歌
アダム・テンドラー(ピアノ)
 ...CD1:1、4 CD2:1、4、5
ジェニー・リン(ピアノ)
 ...CD1:2、3 CD2:2、3、6
  ...STEINWAY Model D #616938(New York)
\2700から\3700に訂正(2021/10/22)

 録音 2019年9月19日 スタインウェイ・ホール、ニューヨーク(USA)

 アルフォンス・ド・ラマルティーヌの同名の詩集に20代のリストが着想を得たという「詩的で宗教的な調べ」。
 当初は1834年に単独の作品として書かれたものの(これは後に第4曲「亡き人たちの思い」に改作)、リストは何度も手を入れながら、新しい曲や合唱作品からの転用曲を加え、最終的には1953年に10曲からなる組曲として完成させました。
 このアルバムでは、2人のピアニスト、ジェニー・リンとアダム・テンドラーが演奏を分担、さまざまな表情を持つ曲を思い思いの解釈で弾きこなしています。
 
 


STNS-30186
¥2700
Sounds for the Soul 魂の音 キム・ミンジョン(ピアノ)...
 STEINWAY Model D#610511(Hamburg)
 1. アルヴォ・ペルト(1935-): 鏡の中の鏡(1978)(キム・ミンジョンによるピアノ編)
 2. ヨハネス・ブラームス(1833-1897): 間奏曲 変ロ短調 Op. 117 No. 2(1892)
 3. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):鍵盤のための協奏曲 へ短調 BWV 1056 -
  アリオーゾ(1739頃) (アルフレッド・コルトーによるピアノ編)
 4. ウラジミール・コスマ(1940-): ラ・ブーム: Reality(1980) (キム・ミンジョンによるピアノ編)
 5. シャルル・トレネ(1913-2001): Douce France 優しきフランス(1943) (キム・ミンジョンによるピアノ編)
 6. フランツ・リスト(1811-1886): 巡礼の年第1年 スイス S160/R10 - 第6番 オーベルマンの谷(1842)
 7. フランツ・シューベルト(1797-1828): 4つの即興曲 Op. 90 D 899 - 第3番 変ト長調(1827)
 8. エドワード・エルガー(1857-1934): 愛の挨拶 Op. 12(1888)(ピアノ編)
 9. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
  ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 K. 331  - 第3楽章「トルコ行進曲」(1783頃)
 10. ハロルド・アーレン(1905-1986): 《オズの魔法使い》 - 虹の彼方に(1939) (ルパート・オースティンによるピアノ編)

 録音2021年4月-5月 スタインウェイ・ショールーム、パリ(フランス)

 音楽には、聴く人の感情を前向きにし不安を軽減する効果があるとされています。
 ピアニスト、キム・ミンジョンはこのアルバムのために、自身が病を患った際の治療中に聴いた作品、または自身が演奏した作品を選びました。大病を克服した彼女ならではの味わい深く希望に満ちた演奏です。
 「音楽の力とその刺激は、私が病と闘っていた時期を通して私を助けてくれました。音楽の持つ力を共有することで、他の人も自身の病に対処しやすいと感じるかもしれません。」 (キム・ミンジョン)
 




TEMPERAMENTS


TEM316067
¥2800
『RIVAGES 岸辺』 ~
 オルガンによるバッハ、モーツァルト、メンデルスゾーン、リストと即興

  1-2. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
   アダージョとフーガ ハ短調 K. 546
  3. カロル・モサコフスキ(1990-): 即興 I
  4-10. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
   フランス組曲 第5番 ト長調 BWV 816
  11. モサコフスキ: 即興 II
  12. フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847): 厳格な変奏曲 Op. 54
  13. モサコフスキ: 即興 III
  14. フランツ・リスト(1811-1886): メフィスト・ワルツ 第1番 S. 514
 編曲は演奏者による
カロル・モサコフスキ
 (オルガン/
  ゲルハルト・グレンツィング2015年製作)

 録音: 2020年4月 オーディトリアム、ラジオ・フランス

 ポーランド出身のオルガニストで、2021/22シーズンのラジオ・フランスのアーティスト・イン・レジデンスを務めるカロル・モサコフスキの初めてのアルバム。
 通常はピアノなどオルガン以外の鍵盤楽器で演奏される曲と、彼自身の即興を収録した興味深いアルバムです。
 




TOCCATA CLASSICS


TOCC-182
¥2400
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
 音楽による礼拝 第7集 6つのカンタータ

  1-3. Ew'ge Quell, milder Strom 永遠の泉、穏やかな流れ TWV 1:546
  4-6. Stille die Tranen 涙を慰め TWV 1:1401
  7-9. Ich bin getauft われはバプテスマを受け TWV 1:820
  10-12. Kein Vogel kann 鳥は遠くまで飛べない TWV 1:994
  13-15. Ich schaue bloss TWV 1:859...世界初録音
  16-18. Erhalte mich 主よ、われを支えたまえ TWV 1:449
ベルゲン・バロック
【メンバー】
 フランツ・フィッツトゥム(カウンターテナー)
 ペーター・ホルツラフ(リコーダー)
 トーマス・C・ボイセン(テオルボ)
 マルック・ルオラヤン=ミッコラ
  (バス・ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 ハンス・クヌート・スヴェーエン
  (チェンバロ...1-6、10-12、16-18/
   オルガン...7-9、13-15)

 録音 2008年9月7-12日 Hoff kirke, Lena, Ostre Toten(ノルウェイ)

 1726年にハンブルクで出版されたテレマンのカンタータ集「音楽による礼拝」。
 72曲のカンタータはどれも、独唱とオブリガート楽器(リコーダー、ヴァイオリン、トラヴェルソ、オーボエ)と通奏低音による小ぶりの編成で、通常、レチタティーヴォと2つのダ・カーポ・アリア(A-B-Aの三部形式。繰り返しのAの部分では華やかな装飾が施される)で構成されています。
 貴族たちの私的な目的のための曲と、公的な曲が混在していますが、巧みな対位法と技巧的な声楽パート、楽器の妙技が楽しめる調和のとれたカンタータです。
 演奏するベルゲン・バロックは1994年にローデ・トールセンとハンス・クヌート・スヴェーエンによって設立された古楽アンサンブル。数多くのレーベルへの録音とヨーロッパでのコンサートで知られています。

 
 
 

TOCC-423
¥2400
アンリ・アルドゥアン(1727-1808):4声の無伴奏ミサ曲集 第2集
 1-8. ミサ曲第2番
  「Cantate Domino in cymbalis 主に向かって新しい歌を歌え」
 9-16. ミサ曲第5番
  「Laudate nomen Domini 神の御名をほめたたえよ」
 17-24. ミサ曲第6番
  「Collaudate Canticum 聖なる歌でほめたたえよ」
 世界初録音
セント・マーティン室内合唱団
ティモシー・J・クリューガー(指揮)

 録音St Elizabeth of Hungary Roman Catholic Church デンバー、コロラド(USA) 2015年2月21日...1-16 2015年4月18日...17-24

 フランス後期バロックの作曲家アルドゥアン(1727-1808)。彼は質素な家庭に生まれ8歳の時にランスの大聖堂聖歌隊員となり音楽教育を受けました。
 その後は神学校に入り、1751年には正式な聖職禄を受け、合唱団の音楽監督を引き受けます。
 1749年からランスの新しい音楽アカデミーの監督を務めましたが、宗教的な典礼を大切にしていたアルドゥアンは、世俗音楽の需要の高まりに反発し、1773年にはこの地位を退いてしまいます。
 この「4声の無伴奏ミサ曲集」は1772年に出版された6曲からなるミサ曲集で、革命前のフランスで広く流通していたもの。
 現在ではほとんど演奏される機会がありませんが、ティモシー・J・クリューガーが指揮するセント・マーティン室内合唱団が見事に作品をよみがえらせています。
 
 

TOCC-580
(2CD)
¥2800
リヒャルト・フルーリー(1896-1967):歌劇《Die helle Nacht 明るい夜》全2幕
 【CD1】1-7. 第1幕
 【CD2】1-16. 第2幕
 世界初録音
  医師...ダニエル・オチョア(バリトン)、ゾランゲ: 医師の妻...ユリア・ゾフィー・ワーグナー(ソプラノ)、
  騎士...マグヌス・ヴィギリウス(テノール)、ムッシュ・ロバート: 学生...エリック・シュトクロッサ(テノール)、
  セリーヌ...シュテファニー・ビュールマン(ソプラノ)、使者/愚者...オーウルジャン・ユルマズ(バス) 他
  ゲルトナープラッツ室内合唱団、ゲッティンゲン交響楽団、ポール・マン(指揮)

 スイスの作曲家リヒャルト・フルーリー。大学時代にロマン派の作曲家ハンス・フーバーから作曲のレッスンを受け、卒業後にはヨーゼフ・マルクスから作曲、フェリックス・ヴァインガルトナーから指揮を学び、音楽家としての道を歩みました。
 この《明るい夜》はフルーリーの2作目の歌劇で、1935年に1回のみラジオで放送された後は、演奏されることがありませんでした。
 フルーりーは愛と理性、嫉妬、執着、復讐などさまざな人間の感情が交錯する物語りを、リヒャルト・シュトラウスを思わせる後期ロマン派風の響きと、アルバン・ベルクのような響きを交えながら執拗に描いていきます。
 主役の医師を歌うのはドイツ・リートやカンタータの録音でおなじみのダニエル・オチョア。
 フルーリー作品を得意とするポール・マンの指揮で。
 
 


TOCC-602
¥2400
ウィリアム・ビートン・ムーニー(1883-1961):
 器楽曲と室内楽作品集 第1集 ピアノ作品集
クリストファー・ギルド
 (ピアノ...Steinway D ハンブルク1986年)
  Perthshire Echoes パースシャーのこだま(1924年出版)
   1. I. Hunting Tower/2. II. Aberfeldy/3. III. Balquidder/
   4. IV. The Lass o' Gowrie/5. V. House o' Gask/6. VI. Blair Athol
  A Scottish Chap-book, Book 1 スコットランドのチャップ・ブック 第1集(作曲年不詳)
   7. I. In a Quiet Strath/8. II. The Kind Gallows of Crieff/9. III. Rowing Song/
   10. IV. The Goblin Ha'/11.V. Gaberlunzie/12. VI. The Country of the CaberFeidh
  ピアノのための5つの小品(作曲年不詳)(抜粋)
   13. No. 2. Pensee Fugitive/14. No. 4. L'epinette/15. No. 3. Elegy/
   16. No. 5. Ariette/17. アラベスク(1923年出版)
  ピアノのための5つのロマンティックな小品(1955)
   18. No. 1. The Linn/19. No. 2. Idyll/20. No. 3. Gaberlunzie/
   21. No. 4. Autumn/22. No. 5. Rondino in G
  23. Reverie 夢(1922)
 1-6を除き世界初録音

 録音 2021年1月3日 Old Granary Studio, near Beccles, サフォーク(UK)

 エジンバラの作曲家ウィリアム・ビートン・ムーニーの作品集。
  生涯スコットランドを愛し、美しい旋律に満ちた歌劇、交響曲、合唱作品や室内楽を残しましたが、現在ではほとんど演奏されることはありません。
 この世界初録音となるアルバムには彼のピアノ曲を収録。シューマンやブラームス、グリーグからの影響と、母国スコットランド民謡の旋律を交えたロマンティックな作品は、スコットランドの田園地帯のイメージを想起させたり、スコットランドの歴史そのものを示唆するなど、聴き手の想像力を刺激します。
 演奏するクリストファー・ギルドはスコットランド出身のピアニスト。英国全般でコンサートを開催するほか、多くのオーケストラと共演、またピアノ・デュオのメンバーとしても活躍しています。

 
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

.

SCRIBENDUM~ARGENTO



SC 834
(14CD)
¥6000→\5590

ヨーゼフ・クリップスの芸術
 ~ステレオ・レコーディングス1956~1965年
 Disc1
  ハイドン:交響曲第94番ト長調「驚愕」
   1. I. Adagio - Vivace assai/2. II. Andante/3. III. Menuet. Allegro molto/4. IV. Finale. Allegro di molto
  ハイドン:交響曲第99番変ホ長調
   5. I. Adagio - Vivace assai/6. II. Adagio/7. III. Menuetto. Allegretto/8. IV. Finale. Vivace
  モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 KV 550 *
   9. I. Molto allegro /10. II. Andante /11. III. Minuetto: Allegretto /12. IV. Finale: Allegro assai
     ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、フランス国立管弦楽団*
     録音: 1957年9月(1-8),1965年11月2日(9-12)

 Disc2
  ヨハン・シュトラウス2世:
   1. ワルツ「美しく青きドナウ」Op.314
  ヨハン・シュトラウス2世&ヨーゼフ・シュトラウス:
   2. 「ピチカート・ポルカ」Op.447
  ヨハン・シュトラウス2世:
   3. 皇帝円舞曲 Op.437/4. ワルツ「南国のバラ」Op.338/5. ワルツ「加速度」Op.234
  ヨーゼフ・シュトラウス:
   6. ワルツ「オーストリアの村つばめ」Op.164
  ヨハン・シュトラウス2世:
   7. ワルツ「春の声」Op.410
     ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)(6-7)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
     録音: 1957年9月9-14日(1-5),1956年10月12日(6-7)

 Disc3
  チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 Op.64
   1. I. Andante - Allegro con anima/2. II. Andante cantabile, con alcuna licenza - Moderato con anima/
   3. III. Valse. Allegro moderato/4. IV. Finale.Andante maestoso - Allegro vivace
  シューベルト:交響曲第8番ロ短調 D.759「未完成」*
   5. I. Allegro moderato/6. II. Andante con moto
     ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン交響楽団*
     録音:1958年9月(1-4),1962年6月3日(5-6)

 Disc4
  ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68*
   1. I. Un poco sostenuto - Allegro - Meno allegro/2. II. Andante sostenuto/
   3. III. Un poco allegretto e grazioso/4. IV. Adagio - Piu andante - Allegro non troppo, ma con brio - Piu allegro
  シューマン:交響曲第1番変ロ長調 Op.38『春』
   5. I. Andante un poco maestoso - Allegro molto vivace/6. II. Larghetto/
   7. III. Scherzo. Molto vivace/8. IV. Allegro animato e grazioso
     ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団*、ロンドン交響楽団
     録音:1956年10月(1-4),1957年5月(5-8)

 Disc5
  ベートーヴェン:序曲集
   1.「フィデリオ」序曲 Op.72/2.「エグモント」序曲 Op.84/3.「コリオラン」序曲 Op.62/
   4.「レオノーレ序曲第3番」 Op.72a/5.「献堂式」序曲 Op.124
     ウィーン祝祭管弦楽団/録音: 1962年

 Disc6
  ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調 Op.21
   1. I. Adagio molto - Allegro con brio/2. II. Andante cantabile con moto/
   3. III. Menuetto: Allegro molto e vivace/4. IV. Finale: Adagio - Allegro molto e vivace
  ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 Op.55「英雄」
   5. I. Allegro con brio /6. II. Marcia funebre: Adagio assai /7. III. Scherzo: Allegro vivace/8. IV. Finale: Allegro molto
     ロンドン交響楽団/録音: 1960年1月

 Disc7
  ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調 Op.36
   1. I. Adagio molto - Allegro con brio /2. II. Larghetto /3. III. Scherzo: Allegro/4. IV. Allegro molto
  ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 Op.68「田園」
   5. I. Allegro ma non troppo /6. II. Andante molto mosso /7. III. Allegro/8. IV. Allegro/9. V. Allegretto
     ロンドン交響楽団/録音: 1960年1月

 Disc8
  ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 Op.67「運命」
   1. I. Allegro con brio/2. II. Andante con moto /3. III. Allegro/4. IV. Allegro
  ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 Op.92
   5. I. Poco sostenuto - Vivace /6. II. Allegretto/7. III. Presto/8. IV. Allegro con brio
    ロンドン交響楽団/録音: 1960年1月

 Disc9
  ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 Op.60
   1. I. Adagio - Allegro vivace /2. II. Adagio/3. III. Allegro vivace/4. IV. Allegro ma non troppo
  ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調 Op.93
   5. I. Allegro vivace e con brio/6. II. Allegretto scherzando/7. III. Tempo di Menuetto/8. IV. Allegro vivace
  9. ベートーヴェン:「エグモント」序曲 Op.84
    ロンドン交響楽団/録音: 1960年1月

 Disc10
  ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125「合唱」
   1. I. Allegro ma non troppo, un poco maestoso /2. II. Molto vivace/
   3. III. Adagio molto e cantabile/4. IV. Presto - Allegro assai - Choral Finale
     ジェニファー・ヴィヴィアン(ソプラノ)、シャーリー・ヴァーレット(メゾ・ソプラノ)、
     ルドルフ・ペトラーク(テノール)、ドナルド・ベル(バス)、BBC合唱団、ロンドン交響楽団
     録音: 1960年1月

 Disc11
  シューマン:交響曲第4番ニ短調 Op.120
   1. I. Ziemlich langsam - Lebhaft/2. II. Romanze. Ziemlich langsam/
   3. III. Scherzo. Lebhaft/4. IV. Langsam - Lebhaft - Schneller - Presto
  シューベルト:交響曲第9番ハ長調 D.944「グレート」
   5. I. Andante - Allegro ma non troppo/6. II. Andante con moto/
   7. III. Scherzo. Allegro vivace/8. IV. Finale. Allegro vivace
     ロンドン交響楽団/録音: 1956年10月(1-4),1958年5月(5-8)

 Disc12
  モーツァルト:交響曲第35番ニ長調 K.385「ハフナー」
   1. I. Allegro con spirito/2. II. Andante/3. III. Menuetto - Trio - Menuetto/4. IV. Finale. Presto
  ハイドン:交響曲第104番ニ長調「ロンドン」
   5. I. Adagio - Allegro/6. II. Andante/7. III. Menuetto (Allegro) & Trio/8. IV. Finale. Allegro spiritoso
  モーツァルト:交響曲第41番ハ長調 K.551「ジュピター」*
   9. I. Allegro vivace/10. II. Andante cantabile/11. III. Menuetto. Allegretto/12. IV. Molto allegro
     ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団*
     録音:1962年9月28-29日(1-8),1957年4月(9-12)

 Disc13
  1. ブラームス:大学祝典序曲 Op.80
  ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
   2. Chorale (St. Antoni)/3. Variation I. Poco piu animato/4. Variation II. Piu vivace/
   5. Variation III. Con moto/6. Variation IV. Andante con moto/7. Variation V. Vivace/
   8. Variation VI. Vivace/9. Variation VII. Grazioso/10. Variation VIII. Presto non troppo/11. Finale
  12. ブラームス:悲劇的序曲 Op.81
  13. リヒャルト・シュトラウス:組曲「ばらの騎士」
    フィルハーモニア管弦楽団/録音: 1963年6月22日(1, 12), 1963年6月1日(2-11, 13)

 CD 14
  ブラームス:交響曲第2番 ロ短調 Op.73 *
   1. I. Allegro non troppo /2. II. Adagio non troppo /
   3. III. Allegretto grazioso, quasi Andantino; Presto, ma non assai /4. IV. Allegro con spirito
  リヒャルト・シュトラウス
   5.交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op.28(ボーナス・トラック)
     チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団*、ウィーン交響楽団
     録音: 1960年5-6月(1-4),1972年8月(5)
















10/6(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

.

LPO



LPO 0121
¥2300→\2090
ユロフスキとLPO、マーラー8番ライヴ
 マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」
  ジュディス・ハワース(ソプラノ)、アンネ・シュヴァーネヴィルムス(ソプラノ)、
  ソフィア・フォミナ(ソプラノ)、ミヒャエラ・ゼリンガー(メゾ・ソプラノ)、
  パトリシア・バードン(メゾ・ソプラノ)、バリー・バンクス(テノール)、
  ステファン・ガッド(バリトン)、マシュー・ローズ(バス)
  ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)、
  ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(コンサートマスター/ピーター・シェーマン)、
  ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団合唱団、ロンドン交響楽団合唱団、
  ケンブリッジ・クレア・カレッジ合唱団、ティフィン少年合唱団

 冒頭から圧倒の迫力と熱量!ユロフスキ&LPOの厚き信頼関係の結実

 録音:2017年4月8日、ロイヤル・フェルティバルホール(ライヴ)/83'25"

 冒頭から圧倒的な熱量と迫力。400名以上の奏者たちを率いるユロフスキとLPO の信頼関係が結実した稀有の名演!
 「デュナーミク、フレージング、バランスの隙の無い采配、そして完ぺきな構成力」と絶賛された、近年でも特に評価の高かったマーラー8番演奏会のライヴ録音です。
 英国が誇るソプラノのジュディス・ハワース、気品ある元帥夫人としてもおなじみのシュヴァーネヴィルムス、2006年にグラインドボーンでデビューした気鋭の英国のバリトン、マシュー・ローズをはじめ、注目の布陣。
 オーケストラにオペラに活躍しているユロフスキだからこそなしえた力演です!

 LPO&ユロフスキによるマーラー交響曲
  第1番/LPO 0070、録音:2010年12月4日
  第2番/LPO 0054、録音: 2009年9月25&26日
  第4番/LPO 0113、録音:2016年10月12日
 




BASTILLE MUSIQUE



RBM018
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3562

ケルン放送交響楽団によって初演された
B.A.ツィンマーマン:シンフォニー集

 ベルント・アロイス・ツィンマーマン(1918-1970):
  1楽章のシンフォニー(1951年初稿版)
  歌劇《兵士たち》- ヴォーカルシンフォニー(1957-63)*

エミリオ・ポマリコ(指揮)、
ケルンWDR交響楽団
エミリー・ヒンドリックス(ソプラノ)*
アンナ・ラジェイェフスカ(メゾ・ソプラノ)*
ベッティナ・ランチ(アルト)*
ピーター・タンジッツ(テノール)*
ハンス・クリストフ・ベーゲマン(バリトン)*
オットー・カッツァマイアー(バス)*
BM018
特殊価格
¥2900

 ベルント・アロイス・ツィンマーマン!ケルン放送交響楽団が初演した2つのシンフォニー!

 ☆かつてケルン放送交響楽団が初演したB.A.ツィンマーマンの2つのシンフォニーのライヴ!
 ☆「1楽章のシンフォニー」の初稿版と、難曲オペラ「兵士たち」を演奏会用にまとめた「ヴォーカルシンフォニー」!

 bastille musiqueレーベルからリリースされる18番目のアルバムは、独自の様式と難解な作風で知られるドイツの現代音楽作曲家、ベルント・アロイス・ツィンマーマン(1918-1970)の2つのシンフォニー!
 演奏はツィンマーマン作品と縁の深いケルンWDR交響楽団、2018年5月5日に行われた貴重なライブコンサートからの収録です。

 1つ目の《1楽章のシンフォニー》はもともとケルンの北西ドイツ放送(NWDR)によって作曲を依頼されたもので、さまざまな打楽器やハープ、オルガンを含む大オーケストラのための単一楽章形式の交響曲として完成し、1952年にハンス・ロスバウトが指揮するケルン放送交響楽団によって初演されました。
 しかしこの初演は、オルガンが含まれていることの古臭さなどを理由に厳しく批判されてしまい、ツィンマーマンはロスバウトの協力を仰ぎつつ、オルガンを取り除き、長く複雑な小節を書き直すなどの改訂作業を行うことになりました。
 今回は改訂が行われる前の、オリジナルの初稿版が収録されています。

 2つ目の《ヴォーカルシンフォニー》は20世紀オペラの難曲中の難曲として有名な、歌劇《兵士たち》の音楽を40分程度にまとめた演奏会用作品。
 こちらも初演はケルン放送交響楽団が行っており、6人の歌手とオーケストラによって、6部形式に凝縮された第1幕と第2幕の音楽が演奏されます。
 作品解説やインタビューを掲載した全64ページの2か国語ブックレット(英語、ドイツ語)に加え、作曲家やライブの様子を撮影した写真、自筆資料などを印刷したリーフレットが付属しています。

 ※録音:2018年5月、ケルン・フィルハーモニー(ドイツ)

 
 



.

C’AVI-MUSIC



8553545
(4CD)
特別価格
¥6000→\5590
ライン・ドイツ・オペラ&アクセル・コーバー!
『指環』全曲ライヴ録音完結!

 ワーグナー:楽劇《神々の黄昏》
  アクセル・コーバー(指揮)、
  デュイスブルク・フィルハーモニー管弦楽団、
  コービー・ウェルチ(ジークフリート)、リヒャルト・シュヴェダ(グンター)、
  サミ・ルッティネン(ハーゲン)、ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー(アルベリヒ)、
  リンダ・ワトソン(ブリュンヒルデ)、アンケ・クラッベ (グートルーネ)、
  サラ・フェレーデ(ヴァルトラウテ)、ルネ・モロク(第1のノルン)、アニカ・シュリヒト(第2のノルン)、
  バルノ・イスマトゥラエヴァ(第3のノルン)、ハイディ・エリーザベト・マイアー(ヴォークリンデ)、
  アネリー・ゾフィー・ミュラー(ヴェルグンデ)、アナ・ハーヴィー(フロースヒルデ)

 ☆ライン・ドイツ・オペラの音楽監督アクセル・コーバー!
 ☆バイロイトでも実績のあるコーバーによる「神々の黄昏」の2019年ライヴ!

 ライン・ドイツ・オペラとデュイスブルク・フィルの音楽監督を務めるドイツの指揮者アクセル・コーバー。
 2013年にはバイロイト音楽祭にデビューし、翌2014年と続けて《タンホイザー》を指揮し、2020年の《タンホイザー》にも起用されるなど、注目のワーグナー指揮者の一人であるコーバーが指揮をとり、ドイツの有力歌手を揃えて贈る《ニーベルングの指環》2019年ライヴ・レコーディングがついに完結。
 最後を飾るにふさわしい豪華歌手陣による演奏をコンサート形式による素晴らしい音響で、お楽しみいただけます。

 2020年に先行リリースされていたデジタル版(DL版)の音源では、特にジークフリート役を務めるコービー・ウェルチの歌声が高く評価され、英グラモフォン誌の「Critics' Choice 2020」に選ばれています。

 ※録音:2019年5月&11月、メルカトルハレ(デュイスブルク、ドイツ)
 
 .


8553043
¥2600→\2390
マルクス・ベッカーとマーロット木管五重奏団の共演
モーツァルト:ピアノと木管五重奏のための編曲集

 モーツァルト:歌劇《劇場支配人》序曲 K.486(木管五重奏版)*
 ピアノ協奏曲第17番 ト長調 K.453(ピアノと木管五重奏版)*
 交響曲第26番 変ホ長調 K.184(木管五重奏版)*
 ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 K.452
ウルフ=グイド・シェーファー編曲*
マルクス・ベッカー(ピアノ)
マーロット木管五重奏団
 [ステファニー・ヴィンカー(フルート)、
  シビル・マーニ(ホルン)、
  クリスティアン・ヴェッツェル(オーボエ)、
  フォルカー・テスマン(ファゴット)、
  ウルフ=グイド・シェーファー(クラリネット)]

 マルクス・ベッカーとマーロット木管五重奏団の共演!モーツァルトの様々な曲をピアノと木管五重奏の編成で!

 ☆ドイツ音楽のスペシャリスト、マルクス・ベッカーによるモーツァルト!
 ☆これまでにも木管五重奏編曲版の名盤を数々リリースしているマーロット木管五重奏団!
 ☆モーツァルトの序曲、交響曲、ピアノ協奏曲からの華麗なアレンジ!

 前作(8553110)では「ベートーヴェンのピアノ協奏曲"第0番"」のアレンジで話題を呼んだ、マルクス・ベッカーとマーロット木管五重奏団による新録音。
 モーツァルトの交響曲と序曲を木管五重奏版に、ピアノ協奏曲をピアノと木管五重奏版に編曲するという、非常に興味を掻き立てられるアレンジ集。
 元々無駄のないモーツァルトの音楽が、マーロット木管五重奏団のクラリネット奏者であり様々な木管アンサンブルへのアレンジ作品でも知られるウルフ=グイド・シェーファーによる見事な編曲で、また違った魅力を引き出されています。
 華麗なモーツァルトのサウンドが、より気品あふれるエレガントな音楽として演奏され、とはいえ華美になりすぎずにモーツァルトの音楽の本質を伝えているのは、マーロット木管五重奏団の鋭い洞察力と確かな技術によるものだといえましょう。

 ピアノはドイツ音楽の鬼才、マルクス・ベッカー。数々のレーベルからリリースされているそのCDは、ドイツの「ECHO Klassik賞」や「ドイツ批評家賞」、英グラモフォン誌の「Editor's Choice」などを受賞し、高い評価を得ています。
 特にレーガー作品が有名ですが、今回のモーツァルトでもその実力をいかんなく発揮し、マーロット木管五重奏団と見事なアンサンブルを聴かせています。

 マーロット木管五重奏団は1986年に設立されて以来、世界をリードする室内アンサンブルのひとつとして活動を続けています。
 フルートのステファニー・ヴィンカーは、2014年までライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の首席奏者として活躍した他、その他のメンバーもオーケストラ奏者としての活動、そして現在では教育者としても活躍しています。

 ※録音:2021年3月、4月(ドイツ)

 
 
 
8553041
¥2600
R.シュトラウス:歌曲集
 R.シュトラウス:
  献呈Op.10-1、見つけたものOp.56-1、出会いWoO.72、
  ひそやかな誘いOp.27-3、バラのリボンOp.36-1、
  目覚めたバラWoO.66、幸せがいっぱいOp.37-1、
  赤いバラWoO.76、したしき幻影Op.48-1、夜にOp.10-3、
  セレナードOp.17-2、たそがれの夢Op.29-1、明日の朝Op.27-4、
  ダリアOp.10-4、もの言わぬものたちOp.10-6、
  ツェツィーリエOp.27-2、ぼくの頭を君の黒髪で覆いOp.19-2、
  森の幸せOp.49-1、冬の霊感Op.48-4、万霊節Op.10-8、
  わが魂よ,憩えOp.27-1、解き放たれた心Op.34-4

サラ・ヴェゲナー(ソプラノ)
ゲッツ・ペイヤー(ピアノ)


 サラ・ヴェゲナーは古典から現代音楽まで幅広いレパートリーを誇るソプラノ歌手です。
 これまでにケント・ナガノやキリル・ペトレンコなどとたびたび共演をし、高い評価を受けています。
 これまでにもC'Aviからゲッツ・ペイヤーとCDをリリースしており今回も息の合った演奏で、パワフルでありながら、色彩豊かな歌声を披露しています。

 ※録音:2020年11月
 




DA VINCI CLASSICS



C00454
¥2600
ジョヴァンニ・アントニオ・グイード(1675?-1729):ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集(世界初録音)
 ソナタ第1番/ソナタ第2番/ソナタ第3番/ソナタ第4番/ソナタ第5番/ソナタ第6番
  アンサンブル・オルテンシア・ヴィルトゥオーサ
   〔ジョヴァンニ・ロータ(ヴァイオリン&コンサートマスター)、レベカ・フェッリ(チェロ)、
    ミケーレ・カレッカ(テオルボ&バロック・ギター)、ジルベルト・スコルダーリ(ハープシコード)〕

 世界初録音!18世紀イタリアの知られざるヴァイオリン・ソナタ集!

 エンリコ・ガッティとシギスヴァルト・クイケンにバロック・ヴァイオリンを学んだイタリア古楽界期待のヴァイオリニスト、ジョヴァンニ・ロータ。
 現在では歴史の陰に隠れてその功績がほとんど知られていない17世紀後半~18世紀前半のイタリアで活躍したコンポーザー=ヴァイオリニスト、ジョヴァンニ・アントニオ・グイードの世界初録音となる「ヴァイオリン・ソナタ集」を取り上げます。
 ジェノヴァ出身のグイードは洗練された作曲家であり、後期バロックの文化に完全に溶け込んでいるにもかかわらず、自身の音楽的アイデアに常に個性と独自性を与えることに成功しています。
 この「ヴァイオリン・ソナタ集」はイタリアの18世紀音楽の歴史という大きなモザイクの中に、新たなピースを挿入する再発見と言えるでしょう。

 ※録音:2020年10月、サン・ジュゼッペ教会(アッリステ、イタリア)
 
 


C00450
¥2600
サン=サーンス:フルートを伴う作品全集
 オデレット ニ長調 Op.162/ロマンス ヘ長調 Op.36(ビオコティーノ編)/ロマンス変ニ長調 Op.37/
 歌劇《サムソンとダリラ》Op.47より あなたの声に心は開く(ビオコティーノ編)/
 歌劇《プロセルピーヌ》R.292より パヴァーヌ(タファネル編)/
 オラトリオ《ノアの洪水》Op.45より 前奏曲(タファネル編)/
 歌劇《アスカニオ》R.293より アリアとバレエ(タファネル編)/
 歌劇《エティエンヌ・マルセル》R.290より パヴァーヌ(タファネル編)/
 組曲《動物の謝肉祭》R.125より 白鳥(タファネル編)/
 タランテラ イ短調 Op.6/デンマークとロシアの旋律による奇想曲 Op.79
  ジャンニ・ビオコティーノ(フルート/ムラマツフルート)、ジリオラ・グラッシ(ピアノ/ファツィオリF278)、
  シルヴァーノ・スカンツィアーニ(オーボエ)、ニコラ・ズッカラ(クラリネット)

 イタリアのダ・ヴィンチ・クラシックスが贈るサン=サーンスの没後100周年アニヴァーサリー・アルバムは、オリジナル、アレンジを織り交ぜた「フルートを伴う(室内楽)作品全集」!
 サン=サーンスのオリジナル、タファネル、そして自身の編曲作品で構成されたプログラムを奏でるのでは、ムラマツフルート 14K GOLDを愛用しているイタリアのフルーティスト、ジャンニ・ビオコティーノ(ビオコッティノ)。
 マクサンス・ラリューやトレヴァー・ワイ、レナーテ・グライス=アルミンといった名手たちに師事した経歴を持ち、ミラノのイ・ポメリッジ・ムジカーリ、ミラノ・スカラ座フィル、ドニゼッティ・ベルガモ音楽祭、アッカデミア・ビザンティーナなどの著名なオーケストラや音楽祭に首席奏者、ソリストとして参加し、さらには日本にも度々来日するなどイタリア内外で活躍中のフルーティストです。

 ※録音:2021年2月6日-7日、グィード・カンテッリ音楽院(ノヴァーラ、イタリア)
 
 

C00449
¥2600
ナポレオン・コスト(1805-1883):
 ギター作品全集 Vol.2 ~ 変奏曲と幻想曲
カルロ・フィエレンス
 (ギター/ルネ・ラコート1855年製)
  ヴァイグルの歌劇《スイス人の一家》の主題による変奏曲と終曲 Op.2/
  アルミードのバレエのモチーフによる幻想曲 Op.4/演奏会用幻想曲 Op.6/
  ドニゼッティの歌劇《ランメルモールのルチア》によるディヴェルティスマン Op.9/
  スペインの《ラ・カチューシャ》によるカプリス Op.13/ベッリーニの《ノルマ》のモチーフによる幻想曲 Op.16/
  ロマネスカ Op.19b/ベッリーニの歌劇《海賊》の主題による序奏と変奏 WoO.9

 ギターのレパートリーとテクニックの両面において決定的な足跡を遺したフランスのギターの巨匠、ナポレオン・コストの作品の全てを網羅するシリーズの第2巻。
 「変奏曲」と「幻想曲」をテーマとした第2巻を奏でるのは前作に引き続き、名匠リカルド・イズナオラからその実力を称賛されたイタリアのギタリスト、カルロ・フィエレンス。
 ナポレオン・コストの代名詞でもある「7弦ギター」。名工ルネ・ラコートが1855年に製作した貴重な7弦ギターを手に、華麗なる「変奏曲と幻想曲」の世界を繰り広げます。

 ※録音:2020年12月、マクウェイヴ・スタジオ(ブレッシャ、イタリア)
 
 

C00452
¥2600

音楽史上最も有名なオルガン曲集の1つ、
 大バッハの「オルゲルビュヒライン」

  J.S.バッハ:オルゲルビュヒライン BWV.599-644

エンリコ・ヴィッカルディ(オルガン)


 音楽史上最も有名なオルガン曲集の1つである大バッハの「オルゲルビュヒライン」。
 ルネ・クレマンシックやディエゴ・ファソリス、ジュリアーノ・カルミニョーラといった古楽界の大物たちと共演を重ねているイタリアのオルガニスト、エンリコ・ヴィッカルディが、バチカン市国のために製作されたダニエレ・マリア・ジアーニ社製のオリジナル・オルガン(2007年製)を用いて、この作品を新鮮かつ魅力的に読み解いています。

 ※録音:2009年10月、バチカン市国行政庁教会(バチカン市国)
 




RUBICON


RCD1079
¥2600
ブラームス:ピアノ三重奏曲第2番&第3番
 ブラームス:
  ピアノ三重奏曲第2番 ハ長調 Op.87
  ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調 Op.101
ミカエル・ハクナザリアン(チェロ)
デイヴィッド・ハルトゥニアン(ヴァイオリン)
ソフィア・メリキヤン(ピアノ)

 ミカエル・ハクナザリアンが参加!ブラ―ムス:ピアノ三重奏曲集!

 ☆クス・クァルテットのチェリスト、ミカエル・ハクナザリアンが参加!
 ☆ブラームスの円熟期の名曲を名手たちの演奏で!

 クス・クァルテット(クス弦楽四重奏団)のチェリスト、ミカエル・ハクナザリアンが参加!長年にわたり一緒に演奏してきた3名が奏でるブラームス円熟期のピアノ三重奏曲!

 ブラームスがいつでもベートーヴェンの影を敏感に感じ取り、その圧倒的な存在感が、若き日の作曲家を技術の習得と自分自身の声の確立へと駆り立てていたことは間違いありません(「絶えず後ろから巨人(ベートーヴェン)の足音が聞こえてくるのがどんなものか、君にはわかるまい」)。
 第1番のピアノ三重奏曲は1854年に作曲されたのち、随分たってから改訂が行われ(1891年に出版)、そこではベートーヴェンの痕跡が消されています。
 今回収録された第2番と第3番のピアノ三重奏曲は、それぞれ1880-82年と1886年に作曲されており、ブラームスが第1番の改訂の前にすでに完全な成熟を果たし、自身の声を確立していたことをはっきりと示している作品です。
 これら円熟期の作品に相応しい名手たちの演奏でじっくりとお楽しみください。
 




SIGNUM


SIGCD694
¥2500
オーケストラ・オヴ・ザ・スワン
ラビリンス

 マックス・リヒター(b.1966):オン・ザ・ネイチャー・オヴ・デイライト/
 レスピーギ:組曲《鳥》より第2曲「鳩」/不詳(デイヴィッド・ル・ページ編):La Rotta/
 ブクステフーデ:カンタータ《嘆き》 BuxWV76/
 パーセル:《アーサー王》より「冷たい賢者」/
 デイヴィッド・ル・ページ(b.1971):祈り/
 ニコ・ミューリー(b.1981):犬とカエル/
 伝承曲(ジム・モーラ編):William of Barbary/
 ヤン・ティルセン(b.1970): Comptine d'un autre ete: L'Apres-midi/
 ピアソラ(エドゥアルド・ガルシア編):忘却/
 イアン・カーティス(1956-1980):New Dawn Fades/
 トリッシュ・クロウズ(b.1984):Bounce/
 ブリテン:パストラル/
 シド・バレット(1946-2006)(デイヴィッド・ル・ページ編):See Emily Play/
 ピーター・マックスウェル・デイヴィス(1934-2016): Farewell to Stromness/
 ブライアン・イーノ(b.1948)(デイヴィッド・ル・ページ編):An Ending
  オーケストラ・オヴ・ザ・スワン、
  ダニエル・ロジーナ(指揮)、
  デイヴィッド・ル・ページ(芸術監督、ヴァイオリン)

 古楽からポップスまで!新たな発見を生み出す意欲的アルバム!

 ☆オーケストラ・オヴ・ザ・スワンによるクラシック・ファンのみならず、ニュー・エイジ・ファンにもおすすめの意欲作!
 ☆古楽から、現代音楽やポップスまで!

 前作の「タイムラプス」(SIGCD662)と同じように意欲的なプログラムに取り組んだ今作。
 ブクステフーデから始まり、現代音楽だけでなく、ロックやポップスといったジャンルも含めたアルバムとなりました。
 文化的にも時間的にも全く違った音楽を聴くことによって、意外なつながりを発見するなどジャンルレスに楽しめるアルバムに仕上がっています。

 ※録音:2021年6月5-6日サフラン・ホール(イギリス)
 




CYPRES


CYP8611
¥2700
『Dans l'air du soir 夕べの大気の中で』 ~アルベニス、リスト: ピアノ作品集 エロディ・ヴィニョン(ピアノ)
 1-8. イサーク・アルベニス(1860-1909): スペイン組曲 第1集 Op. 47
  1. グラナダ(セレナータ)/
  2. カタルーニャ(コランダ)/3. セビーリャ(セビリャナ)/4. カディス(サエタ)/
  5. アストゥリアス(伝説)/6. アラゴン(ファンタジア)/
  7. カスティーリャ(セギディーリャ)/8. キューバ(カプリッチョ)
 9-11. フランツ・リスト(1811-1886): 3つの演奏会用練習曲 S.144/R.5
  9. 悲しみ/10. かろやか/11. ため息
 12-14. リスト: 3つのペトラルカのソネット~巡礼の年 第2年「イタリア」 S.161/R.10b より
  12. ソネット第47番:祝福あれ、あの日/13. ソネット第104番:平和は見いだせず/
  14. ソネット第123番:私はこの地上で天使の姿を

 録音: 2021年7月10-13日 フラジェ、スタジオ1、ブリュッセル、ベルギー

 ブリュッセルを拠点に活躍するエロディ・ヴィニョン3枚目のアルバム。
 アルベニスとリストというのは、一見関係の薄い組み合わせに見えますが、詩と旅への憧憬、そしてヴィニョンが愛してやまないドビュッシーとフランスで親交を持っていたという共通項があります。
 ヴィニョンは若々しい表現と安定したテクニックで、フランスへの親和性を軸に2人の大作曲家の美観の交差に迫ります。
 




 LINN RECORDS


CKD633
¥2800
『Consecration 献堂』 ~ジェイムズ・マクミラン(1959-):モテット集
  1-5. カルハム・モテット (2015) *
   1. Lift high the ancient portals 太古の門を開け放て (詩編24)
   2. I saw water flowing 水の流れ下りしを (エゼキエル書47)
   3. See the place where God lives 神の住まう処 (ヨハネの黙示録21)
   4. From the hand of the Angel 天使の手より (ヨハネの黙示録8)
   5. Your light will come, Jerusalem エルサレムの栄光 (イザヤ書60)
  6. Beatus Andreas 祝福されし聖アンデレ (聖アンデレへの祈り) (2011) *
  7. Wedding Song 婚礼の歌 (2019) *
  8. Behold, you are beautiful, my love わが愛する者よ、見よ、そなたは美しい (ソロモンの雅歌4) (2018) *
  9. Until the day breathes 日が涼しくなるまで (ソロモンの雅歌4) (2018) *
  10. Kenga e Krushqve ケンガとクルシュヴェ (2018) ‛&オルガン独奏
  11. Lux aeterna 永遠の光 (2019) *
  12. A Special Appeal 切なる願い (詩編31による) (2017) *
  13-15. 聖アンのミサ (1997/2011) **
   13. Kyrie 主よ、憐れみたまえ/14. Gloria 栄光なれ/15. Sanctus 聖なるかな
  16. The Lord's Prayer 主の祈り (2018) *
  17. Agnus Dei 神の子羊
  18. Sing joyfully to the Lord 主によって喜び歌え (詩編33) (2018) *
 
 *=世界初録音**=プロフェッショナルによる初録音
カペラ・ノヴァ (混声合唱団)、
アラン・タヴナー (指揮)、
スティーヴン・マッキンタイア (オルガン)  

 【マクミランの美しい宗教合唱作品集】
 スコットランドの作曲家ジェイムズ・マクミランによる、聖書を題材としたものを中心とした合唱作品集。
 ほとんどが初録音というのも嬉しいところ。
 2015年にカルハム救世主キリスト教会の礼拝堂献堂式のために作られた、静謐さと緊張感を湛えたア・カペラのモテット群に始まり、オルガンの伴奏付きや、オルガンと独唱のための作品、オルガン独奏曲など様々。
 中にはマクミランの子供たちの結婚式のために書かれた曲や、父親への追悼曲なども含まれます。
 特に現代音楽の表現において高い信頼を得ているカペラ・ノヴァは、1982年にアラン・タヴナーとレベッカ・タヴナーによって結成された、スコットランドで唯一、古楽と現代音楽に特化したプロフェッショナル合唱団。
 Linn Recordsチーフ・プロデューサー、フィリップ・ホッブスの熟練のエンジニアリングにより、エディンバラの歴史ある名教会の美しいアコースティックをふんだんに感じることが出来る一枚です。
 
 .


CKD673
¥2800→\2590
50年余の歴史を誇るフィッツウィリアム弦楽四重奏団
 シューベルト弦楽四重奏曲集第2弾

 フランツ・シューベルト(1797-1828):
  1-2. 弦楽四重奏曲 第12番 ハ短調 「四重奏断章」 D. 70
  3-6. 弦楽四重奏曲 第15番 ト長調 D. 887
 フィッツウィリアム弦楽四重奏団
  ルーシー・ラッセル(ヴァイオリン/Ferdinando Gagliano, 1789, Naples)
  マーカス・バーチャム・スティーヴンス(ヴァイオリン/Luigi Piattellini, 1774, Florence)
  アラン・ジョージ(ヴィオラ/attrib. Guarneri workshop, 1740/41, Cremona)
  サリー・ペンドルバリー(チェロ/Giovanni Rogeri, c. 1700, Brescia)

 録音: 2020年1月5-7日 セント・マーチン教会、イースト・ウッドヘイ、ニューバリーヒル、UK

 【レーベルを超えた企画、シューベルト後期弦楽四重奏曲集第2弾】
 50年余の歴史を誇るフィッツウィリアム弦楽四重奏団によるシューベルトの後期弦楽四重奏曲集。
 2020年にDivine Artレーベルから発売された第13番、第14番(DDA-25197)に続く第2弾(後期としては完結)がLinnより登場。
 今回はシューベルト晩年の研ぎ澄まされた弦楽四重奏曲群の最初となるものの、途中で作曲を放棄されてしまった第12番と、最後の弦楽四重奏曲となる第15番を収録。
 40小節余りのスケッチのみが残っている第12番第2楽章は、シューベルト研究家で多くの補筆完成を行っているニューボールドによる版を収録しています。
 これらの作品のロマン的性格をよく捉えた、切れ味の鋭さと豊かな歌謡性を備えた演奏で、第12番冒頭の湧き上がるような曲想から目を覚まさせられるようです。
 ガット弦の音が重なる独特の響きも美しく、彼らならではのシューベルト像を描きあげています。



フィッツウィリアム弦楽四重奏団
シューベルト後期弦楽四重奏曲集第1弾



 DDA-25197
\2800→\2590
50年の歴史を誇るフィッツウィリアム弦楽四重奏団
シューベルト(1797-1828):
 弦楽四重奏曲第13番「ロザムンデ」D.804&第14番「死と乙女」D.810

  弦楽四重奏曲 第13番 イ短調 「ロザムンデ」D.804
  弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 「死と乙女」D.810
フィッツウィリアム弦楽四重奏団(古楽器使用)
【メンバー】
  ルーシー・ラッセル(ヴァイオリン)
  マルクス・バーチャム・スティーヴンス
   (ヴァイオリン)
  アラン・ジョージ(ヴィオラ)
  サリー・ペンドルバリー(チェロ)

 録音:2018年7月15-18日 St Martin's Church, East Woodhay, Hampshireイギリス

 50年の歴史を誇るフィッツウィリアム弦楽四重奏団によるシューベルトの後期弦楽四重奏集です。彼らが取り上げているのは、1824年、晩年のシューベルトが病に侵されながら書き上げた「ロザムンデ」と「死と乙女」。どちらの曲も、死に魅せられた人間の緊張感や不安感と、時たま訪れる安息が描かれた名作です。この演奏には、ガット弦使用の古楽器が用いられており、シューベルト時代の響きを反映した正統的、かつ堂々とした表現が見事です。
 フィッツウィリアム弦楽四重奏団は、1968年にイギリスで結成されたアンサンブル。ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲ツィクルスが作曲家本人に認められ、後にそれをDECCAレーベルでセッション録音し、高い評価を得ました。メンバーの交代はあるものの、創立50周年を迎えた今も、変わらずイギリスを中心に活動を続けています。


 
 

CKD668
¥2800
ティモシー・ジョーンズ:
 モーツァルトによる4つのトランペット・ソナタ
ジョナサン・フリーマン=アットウッド(トランペット)
アンナ・シャウツカ(ピアノ)
  ティモシー・ジョーンズ: モーツァルトによる4つのトランペット・ソナタ(原案‛&ジョナサン・フリーマン=アットウッド)
   1-3. ソナタ 第3番 変ホ長調 (モーツァルト中期の劇場用音楽によるメドレー)
    原曲‛&コンサート・アリア「我が感謝を受けたまえ、やさしき保護者よ!」K. 383、
    コンサート・アリア「どうか、詮索しないで下さい」K. 420、歌劇《カイロの鵞鳥》K. 422、
     歌劇《騙された花嫁》K. 430、
    レチタティーヴォ 「哀れな者よ、おお夢よ目覚めよ」とアリア「まわりにそよぐ微風」K. 431、
    コンサート・アリア「私のうるわしい恋人よ、さようなら」K. 528、
    コンサート・アリア「大いなる魂と高貴な心」K. 578
    コンサート・アリア「私は行く、だがどこへ」K. 583
  4-6. ソナタ 第2番 変ロ長調 原曲‛&ピアノ・ソナタ 第6番 ニ長調 「デュルニツ」 K.284
  7-9. ソナタ 第4番 ヘ長調 原曲‛&ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 K. 481、イ長調 K. 526
   「希望に」K. 390、「結社員の旅」K. 468、「満足」K. 473、「秘め事」K. 518、
   「クローエに寄す」K. 524、「春の初めに」K. 597
  10-12. ソナタ 第1番 ニ長調 原曲‛&モテット
   「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ(エクスルターテ・ユビラーテ)」 K. 165、教会ソナタ第8番 イ長調

 録音: 2020年11月 聖マリア教会、パートン、オックスフォードシャー、UK

 【痛快!もしもモーツァルトがトランペット・ソナタを書いていたら?】
 ヴァイオリンのレイチェル・ポッジャーなどを手掛けた名音楽プロデューサーであり、2008年から英国王立音楽院の学長も務めるトランペット奏者フリーマン=アットウッドによる、トランペットとピアノのためのレパートリー集。
 最新版はなんとモーツァルトによる「トランペット・ソナタ」!
 もちろんそのような曲は存在せず、フリーマン=アットウッドの原案に基づき、モーツァルト研究の権威で英国王立音楽院の副学長であるティモシー・ジョーンズが構成したもの。
 どの曲も単なる編曲の枠を超えた出来栄えで、冴えわたった演奏も相まって、たいへん楽しいアルバムに仕上がっています。
 




BRIDGE



BCD 9570
¥2400
フォルテピアノ奏者七條恵子のモーツァルト!
 モーツァルト:
  幻想曲 ニ短調 K.397
  ピアノ・ソナタ第9番 ニ長調 K.311
  ピアノ・ソナタ第5番 ト長調 K.283
  ロンド イ短調 K.511
  ピアノ・ソナタ第8番 イ短調 K.310
七條恵子(フォルテピアノ)

 フォルテピアノ奏者七條恵子のモーツァルト!日本語オビ・解説付き!!

 録音:2020年8月31日-9月2日 オランダ、76'24(日本語オビ・解説付き)

 フォルテピアノ奏者七條恵子のモーツァルトの独奏ピアノ作品集。
 七條恵子は徳島県出身。桐朋学園大学ピアノ科を卒業後、東京芸術大学大学院さらにアムステルダム音楽院でフォルテピアノを学ぶ。
 以来古楽の首都というべきアムステルダムを拠点に欧州で幅広く活躍している。
 待望の七條のモーツァルトは、フォルテピアノの長所を生かしてテンポを自由に大胆に動かしたたいへんに柔軟で雄弁なもの。
 既にいくつものCDで実力を証明済みの七條恵子、やはりモーツァルトでも素晴らしかった。フォルテピアノ好きは必聴である。
 
 

BCD 9559
¥2400
「ポール・サラーニ:作品集~人々、場所、ペット」
 言うことをきかないペットたち~ゴールデン・レトリーバー
 何か永続するもの(7曲)
 街の光景~公衆電話ボックス,後悔
 言うことをきかないペットたち~リンゴが熟す季節の牛
 街の光景~ミラボー橋
 自己発見(4曲)
 街の光景~言葉では言い表せない
 エクフラシス的な歌曲集(3曲)
 街の光景~スペイン広場、早朝
 言うことをきかないペットたち~路地の猫の愛の歌
ボワーズ・フェイダー・デュオ:
 【ジェシカ・ボワーズ(MS)
  オーレン・フェイダー(G)】
ナイルズ・サラーニ(Perc)
ミランダ・カクスン(Vn)

 録音:2017年1月20日(何か永続するもの,エクフラシス的な歌曲集)、2019年9月4-5日,何れもウェスチェスター・スタジオズ、60'58

 ボワーズ・フェイダー・デュオによるポール・サラーニの作品集。ポール・サラーニは米国の作曲家。ことに声楽関係の作品で名高い。
 またペンシルバニア州のリーハイ大学の音楽の教授でもある。
 ボワーズ・フェイダー・デュオは、メッゾソプラノのジェシカ・ボワーズとギターのオーレン・フェイダーによるデュオ。
 2009年に結成、様々な作曲家に新作を依頼しており、とりわけサラーニとは関係が深い。




MUSIC&ARTS


M&ACD 1302
¥2400
スティーヴン・シュルツ第2弾
「クープラン:王宮のコンセール集」

 コンセール第1番 ト長調
 コンセール第2番 ニ長調
 コンセール第3番 イ長調
 コンセール第4番 ホ短調
スティーヴン・シュルツ(バロックFl)
ジョリ・ヴィニクール(Cemb)
アレクサ・ハインズ=パイロン(Gamb)
ミンディ・ローゼンフェルド(バロックFl)

 スティーヴン・シュルツ第2弾!クープラン:王宮のコンセール!

 録音:2020年1月2-3日,3月3-4日 米国 カリフォルニア州 マリン・カントリー 60'39

 2018年に発売されたバッハのフルート・ソナタ集(M&ACD 1295)以来となるバロック・フルートのスティーヴン・シュルツとチェンバロ奏者のジョリ・ヴィニクールの演奏、ヴィオラ・ダ・ガンバのアレクサ・ハインズ=パイロンを加えてのフランソワ・クープランの王宮のコンセール集。
 スティーヴン・シュルツは米国を代表するバロック・フルートの名手。
 ジョリ・ヴィニクールはシカゴ生まれのチェンバロ奏者。パリに留学して、ヨーロッパの様々な古楽団体で通奏低音を受け持ち、現在は独奏者として大人気。
 米国のフランス・バロック音楽がいかに質が高いか知らしめる見事な出来栄えのCDである。
 
 


M&ACD 1303
(3CD、2枚価格)
¥4300
カルロ・グランテ(ピアノ)
「ブラームス:独奏ピアノのためのソナタと変奏曲全集」

 ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ 変ロ長調 Op.24
 主題と変奏曲 ニ短調 Op.18b
 独自の主題による変奏曲 ニ長調 Op.21-1
 ハンガリーの歌による変奏曲 ニ長調 Op.21-2
 パガニーニの主題による変奏曲 イ短調 Op.35
 シューマンの主題による変奏曲 嬰ヘ短調 Op9
 ピアノ・ソナタ第1番 ハ長調 Op.1
 ピアノ・ソナタ第2番 嬰ヘ短調 Op.2
 ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 Op.5
カルロ・グランテ(ピアノ)

 名手カルロ・グランテのブラームス:ピアノ・ソナタ&変奏曲全集!

 録音:2015年3月27-28日(Op.24,Op.35)、2016年1月30-31日(Op9,Op.18b)、2019年2月12-13日(Op.1,Op.2,Op.5)、198'52

 イタリアの名ピアニスト、カルロ・グランテによるブラームスの独奏ピアノのためのソナタと変奏曲全集。
 カルロ・グランテは1960年、イタリア、アブルッツォ州ラクイラに生まれたピアニスト。
 幅広いレパートリーを誇り、リストやブゾーニを得意とする技巧派の一面もありながら、ピアノ演奏によるドメニコ・スカルラッティのソナタ全集を完結するなど、たいへんに精力的なピアニスト。
 グランデの弾くブラームスは、曖昧さのないクッキリとした知性的なもので、しかも情感にも豊かで味わい深く、現代的なブラームスの優れた手本とも言い得るもの。
 特に変奏曲はいずれも大変に立派なもの。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


DIAPASON



DIAPCF023
(11CD)
特別価格
¥6000→¥5590
サン=サーンス:作品集
 ~ 仏ディアパゾン誌のジャーナリストの選曲による名録音集


 録音選定:フランソワ・ローラン

 【CD1】
  ・交響曲第3番ハ短調 Op.78《オルガン付き》
    エドゥアルド・ニース=ベルガー(オルガン)、
    ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団(ニューヨーク・フィルハーモニック)、
    シャルル・ミュンシュ(指揮)/録音:1949年
  ・ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調 Op.61
    ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)、
    ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団(ニューヨーク・フィルハーモニック)、
    ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)/録音:1950年
  ・序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調 Op.28
    マイケル・レビン(ヴァイオリン)、ハリウッドボウル交響楽団、フェリックス・スラットキン(指揮)
    録音:1959年
  ・ハバネラ Op.83
    レオニード・コーガン(ヴァイオリン)、ボストン交響楽団、ピエール・モントゥー(指揮)
    録音:1958年

 【CD2】
  ・《黄色の姫君》序曲 Op.30/ボストン交響楽団、シャルル・ミュンシュ(指揮)/録音:1951年
  ・ピアノ協奏曲第1番ニ長調 Op.17
    ジャンヌ=マリー・ダルレ(ピアノ)、フランス国立放送管弦楽団、ルイ・フレスティエ(指揮)/録音:1956年
  ・ピアノ協奏曲第2番ト短調 Op.22
    アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)、
    シンフォニー・オブ・ジ・エア、アルフレッド・ウォーレンスタイン(指揮)/録音:1958年
  ・ピアノ協奏曲第3番変ホ長調 Op.29
    ジャンヌ=マリー・ダルレ(ピアノ)、フランス国立放送管弦楽団、ルイ・フレスティエ(指揮)/録音:1956年

 【CD3】
  ・ピアノ協奏曲第4番ハ短調 Op.44
    ロベール・カサドシュ(ピアノ)、ニューヨーク・フィルハーモニック、レナード・バーンスタイン(指揮)
    録音:1961年
  ・ピアノ協奏曲第5番ヘ長調 Op.103《エジプト風》
    マグダ・タリアフェロ(ピアノ)、コンセール・ラムルー管弦楽団、ジャン・フルネ(指揮)
    録音:1954年
  ・交響詩《オンファールの糸車》Op.31
    パリ音楽院管弦楽団、ジャン・マルティノン(指揮)/録音:1960年
  ・交響詩《ヘラクレスの青春時代》Op.50
    ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団(ニューヨーク・フィルハーモニック)、
    ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)/録音:1956年

 【CD4】
  ・組曲《動物の謝肉祭》
    ルース・シーガル&ナオミ・シーガル(ピアノ・デュオ)、
    ニューヨーク・フィルハーモニック、レナード・バーンスタイン(指揮)/録音:1962年
  ・チェロ協奏曲第1番イ短調 Op.33
    ピエール・フルニエ(チェロ)、フランス国立放送管弦楽団、ジャン・マルティノン(指揮)
    録音:1962年
  ・交響詩《死の舞踏》Op.40
    NBC交響楽団、アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)/録音:1950年
  ・交響詩《ファエトン》Op.39
    コンセール・コロンヌ、ルイ・フレスティエ(指揮)/録音:1953年
  ・アルジェリア組曲 Op.60
    フランス国立放送管弦楽団、ルイ・フレスティエ(指揮)/録音:1952年
  ・英雄行進曲変ホ長調 Op.34/デトロイト交響楽団、ポール・パレー(指揮)/録音:1959年

 【CD5】
  ・ピアノ五重奏曲イ短調 Op.14/アンサンブル・ミュジック・オブリク/録音:1993年
  ・デンマークとロシアの歌による奇想曲 Op.79
    ジョアンナ・クフレエール(フルート)、チャールズ・ハーマン(オーボエ)、
    キムボール・サイクス(クラリネット)、ステファン・ルムラン(ピアノ)/録音:2008年
  ・ピアノ四重奏曲変ロ長調 Op.41
    レジス・パスキエ(ヴァイオリン)、ブルーノ・パスキエ(ヴィオラ)、
    ロラン・ビドゥ(チェロ)、フセイン・セルメット(ピアノ)/録音:1991年

 【CD6】
  ・クラリネット・ソナタ変ホ長調 Op.167
    レジナルド・ケル(クラリネット)、ブルック・スミス(ピアノ)/録音:1957年
  ・ピアノ三重奏曲第1番ヘ長調 Op.18
    レオニード・コーガン(ヴァイオリン)、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)、
    エミール・ギレリス(ピアノ)/録音:1953年
  ・七重奏曲変ホ長調 Op.65
    ジャンヌ=マリー・ダルレ(ピアノ)、ロジェ・デルモット(トランペット)、
    パスカル四重奏団、ガストン・ロジェロ(コントラバス)/録音:1957年
  ・ベートーヴェンの主題による変奏曲 Op.35
    エミール・ギレリス&ヤコフ・ザーク(ピアノ・デュオ)/録音:1950年
  ・前奏曲とフーガ第3番変ホ長調 Op.99-3/マルセル・デュプレ(オルガン)/録音:1928年

 【CD7】
  ・ウェディング・ケーキ Op.76
    ジャン・ドワイアン(ピアノ)、カントレル四重奏団/録音:1935年
  ・ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調 Op.75
    アンドレ・パスカル(ヴァイオリン)、イシドール・フィリップ(ピアノ)/録音:1934年
  ・チェロ・ソナタ第1番ハ短調 Op.32
    ポール・バズレール(チェロ)、イシドール・フィリップ(ピアノ)/録音:1937年
  ・チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.123
    ポール・バズレール(チェロ)、イシドール・フィリップ(ピアノ)/録音:1937年
  ・幻想曲イ短調 Op.95/リリー・ラスキーヌ(ハープ)/録音:1946年
  ・オラトリオ《ノアの大洪水》より 前奏曲
    ジャック・ティボー(ヴァイオリン)、ジョルジュ・ド・ロスネ(ピアノ)/録音:1929年
  ・エレジー Op.143
    ガブリエル・ウィローム(ヴァイオリン)、カミーユ・サン=サーンス(ピアノ)/録音:1919年

 【CD8】
  ・リスボンの一夜~舟歌 Op.63、アルバムのページ Op.81
    マリレーヌ・ドッス(ピアノ)、アニー・プティ(ピアノ)/録音:1974年
  ・トッカータ Op.111-6/モニク・ド・ラ・ブルショルリ(ピアノ)/録音:1947年
  ・オーヴェルニュ狂詩曲 Op.73/カミーユ・サン=サーンス(ピアノ・ロール)/録音:1905年
  ・トッカータ Op.72/ジネット・ドワイアン(ピアノ)/録音:1954年
  ・アレグロ・アパッショナート嬰ハ短調 Op.70/ホセ・イトゥルビ(ピアノ)/録音:1946年
  ・ブーレー Op.135-4/ジャンヌ=マリー・ダルレ(ピアノ)/録音:1953年
  ・グルックの《アルチェステ》のバレエ音楽による奇想曲
    ギオマール・ノヴァエス(ピアノ)/録音:1947年
  ・スケルツォ Op.87
    マルセル・エーレンシュミット(ピアノ)、イシドール・フィリップ(ピアノ)/録音:1939年
  ・ワルツ形式による練習曲 Op.52-6/アルフレッド・コルトー(ピアノ)/録音:1919年
  ・小さなワルツ Op.104/カミーユ・サン=サーンス(ピアノ)/録音:1919年
  ・のんきなワルツ Op.110/カミーユ・サン=サーンス(ピアノ)/録音:1904年
  ・パストラル
    ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、
    ジェラルド・ムーア(ピアノ)/録音:1960年
  ・不運な男
    レイア・ベン・セディラ(ソプラノ)、ピエール・ベルナック(バリトン)、ジャン・ドワイアン(ピアノ)
    録音:1935年
  ・奥様、覚えておいでですか
    ジョルジュ・ティル(テノール)、ヨゼフ・ベンヴェヌーティ(ピアノ)/録音:1942年
  ・鐘
    ジェルメーヌ・セルネー(メゾ・ソプラノ)、オペラ=コミック座管弦楽団、アンリ・ビュッセル(指揮)
    録音:1932年
  ・ペルシャの夜 Op26bisより
    デイヴィド・デヴリース(テノール)、ギュスターヴ・クロエ(指揮)、オーケストラ名不詳
    録音:1928年
  ・ジャン王の軍隊の行進
    シャルル・パンゼラ(バリトン)、グラモフォン管弦楽団、ピエロ・コッポラ(指揮)
    録音:1926年

 【CD9&10】
  ・歌劇《サムソンとダリラ》Op.47
    ジョゼ・ルッショーニ(テノール/サムソン)、エレヌ・ブヴィエ(メゾ・ソプラノ/ダリラ)、
    ポール・カバネル(バリトン/ダゴンの大祭司)、シャルル・カンボン(バス/アビメレク)、
    アンリ・メデュス(バス/ヘブライの老人)、パリ・オペラ座合唱団、
    パリ・オペラ座管弦楽団、ルイ・フレスティエ(指揮)/録音:1946年

 【CD11】
  ・劇音楽《パリザティス》より 夜鳴きうぐいすとばら
    リタ・シュトライヒ(ソプラノ)、ベルリン放送交響楽団、クルト・ゲーベル(指揮)/録音:1960年
  ・歌劇《フリーネ》より フリーネのアリア(Un Jour, J'errais Sur Le Rivage)
    アンドレエ・エスポジト(ソプラノ)、ナディーヌ・ソートゥロー(ソプラノ)、
    ジャン・モリアン(テノール)、フランス国立放送リリック管弦楽団、トニー・オーバン(指揮)
    録音:1958年
  ・歌劇《黄色の姫君》Op.30より コルネリスのアリア(J'aime, dans son lointain mystere)
    ジャン・モリアン(テノール)、フランス国立放送リリック管弦楽団、トニー・オーバン(指揮)
    録音:1958年
  ・歌劇《エティエンヌ・マルセル》より ベアトリクスのアリア(消え失せた美しい夢よ)
    ジョアン・ハモンド(ソプラノ)、フィルハーモニア管弦楽団、ワルター・ジュスキント(指揮)
    録音:1953年
  ・歌劇《銀の音色》より ナポリのシャンソン(ナポリからフィレンツェへ)
    ミシェル・デン(バリトン)、マリア・シビッターロ(マンドリン)、
    ジョルジュ・ツィピーヌ(指揮)、オーケストラ名不詳/録音:1957年
  ・歌劇《銀の音色》より エレーヌのロマンス(幸せははかなきもの)
    ニノン・ヴァラン(ソプラノ)、マドレーヌ・ダルマン(ピアノ)/録音:1928年
  ・歌劇《ヘンリー8世》より そして、誰もが
    シャルル・カンボン(バス・バリトン)、フランスラジオ放送リリック管弦楽団、ジュール・グレシエ(指揮)
    録音:1947年
  ・歌劇《アスカニオ》より スコッツォーネの歌(ラ、ラ、ラ、ラ!フィオレンティネッレ!)
    リュシー・アルベル(メゾ・ソプラノ)、他/録音:1929年
  ・ラモー(サン=サーンス編):クラウザン曲集より(ピアノ三重奏版)
    トリエステ三重奏団/録音:1952年
  ・サン=サーンス(ゴドフスキー編):白鳥
    シューラ・チェルカスキー(ピアノ)/録音:1956年
  ・モーツァルト(サン=サーンス編):ピアノ協奏曲第21番より アンダンテ
    ジャック・ティボー(ヴァイオリン)、タッソー・ヤノプロ(ピアノ)/録音:1930年
  ・サン=サーンス(イザイ編):ワルツ形式による練習曲 Op.52-6
    ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)、ウラディーミル・ヤンポルスキー(ピアノ)
    録音:1953年頃
  ・サン=サーンス(リスト編):死の舞踏
    ウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ)/録音:1942年
  ・J.S.バッハ(サン=サーンス編):
   カンタータ第29番《われら汝に感謝す、神よ、われら感謝す》BWV.29より シンフォニア
    レフ・プイシュノフ(ピアノ)/録音:1922年
  ・J.S.バッハ(サン=サーンス編):無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番ロ短調 BWV.1002より ブーレ
    オシップ・ガブリロヴィッチ(ピアノ)/録音:1925年
  ・ベートーヴェン(サン=サーンス編):《アテネの廃墟》より 回教僧の合唱
    レフ・プイシュノフ(ピアノ)/録音:1923年
  ・サン=サーンス(タファネル編):アスカニオのバレエのアリア
    フィリップ・ゴーベール(フルート)、他/録音:1919年
 ルイ・フレスティエ(指揮)、シャルル・ミュンシュ(指揮)、ジャン・フルネ(指揮)、
 ジャン・マルティノン(指揮)、ポール・パレー(指揮)、サン=サーンス(ピアノ)、他

 ディアパゾン自主レーベルのBOXシリーズ第23弾!サン=サーンスの没後100周年アニヴァーサリー!

 芸術の国フランスの世界的クラシック音楽専門誌、「ディアパゾン(Diapason)」の自主製作レーベルの看板であるボックス・セット・シリーズの第23弾は、2021年で没後100周年を迎えた同国の巨匠カミーユ・サン=サーンス(1835-1921)の名演を集めたアニヴァーサリー・ボックス!

 今回「ディアパゾン(Diapason)」から登場するサン=サーンスのアニヴァーサリー・ボックスには、「オルガン」や「ヴァイオリン協奏曲第3番」、5曲の「ピアノ協奏曲」、「サムソンとダリラ」から「動物の謝肉祭」、室内楽作品、ピアノをはじめとする器楽作品や声楽作品、さらにはサン=サーンスによる、または他の作曲家によるトランスクリプションなど数多くの作品の名演(約14時間10分)を収録。
 「ディアパゾン(Diapason)」のアーティスティック・ディレクターを務めているフランソワ・ローランが選出した往年の名録音の数々は、これまでのボックス・シリーズと比べて「フランス色」の濃さが特徴の1つとなっています。

 また、フランスをはじめとする往年の名演奏家たちの豪華な顔触れに華を添えるように、サン=サーンス自身のピアノ演奏(1904年と1919年)が選曲、収録されているところも大きなポイントと言えるでしょう。
 「ディアパゾン(Diapason)」の歴史とネットワークによって実現したサン=サーンス・ボックスが、作曲者の没後100周年をさらに充実させてくれることでしょう!

 ※リマスタリング:イザベル・デイヴィ(マスタリングスタジオ「Circa」)

 
 



.

キング・インターナショナル



KKC 4291/6
(6CD)
¥6700→\6190

フルトヴェングラー不滅の遺産~ターラ編~(6CD)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
 【CD 1】 64:00
  1. ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 作品98/
  2. バッハ:管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV 1068
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    録音: 1948年10月22日 ゲマインデハウス、ダーレム、ベルリン(放送用コンサート)(1)
     1948年10月24日 ティタニア・パラスト、ベルリン(定期演奏会でのライヴ)(2)
    原盤:仏ターラ FURT 1025 (P)1998
 【CD 2】 70:18
  ブラームス:    
   1.ハイドンの主題による変奏曲 作品56a/2.交響曲第1番 ハ短調 作品68
     ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
     録音: 1954年5月4日 オペラ座、パリ(ライヴ)(1)
      1952年2月10日 ティタニア・パラスト、ベルリン(ライヴ)(2)
     原盤:仏ターラFURT2005 (P)2009
 【CD3】 63:10
  1.ラヴェル:高雅にして感傷的なワルツ~リハーサル(部分練習と全曲通し演奏)  
  2.ストラヴィンスキー:バレエ音楽「妖精の口づけ」よりの交響組曲(ディヴェルティメント)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    録音:1953年4月15日 NWDR(北西ドイツ放送)スタジオ、ベルリン (1)
     1953年5月18日 ティタニア・パラスト、ベルリン(ライヴ)(2)
    原盤:仏ターラ (FURT 1015)(P)1997 (1) / (FURT1019)(P)1999(2)
 【CD 4】 58:09
  ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」
   1. 最初の録音:1947年11月10,11,12,17日 ムジークフェラインザール、ウィーン
   5. 第2楽章冒頭の再録音(4:47)
     録音:1949年2月15日 ブラームスザール、ウィーン/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
     原盤:仏ターラ (FURT 1027)(P)1999
 【CD 5】  70:36
  1.メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」作品26/
  2.モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジークK.525/
  3.ヨハン・シュトラウス:皇帝円舞曲/
  4.ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調 作品60
    ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
    録音:1949年2月15日 ブラームスザール、ウィーン(1)/1949 年4月1日(2)、1950年1月24日(3)、
     1950年1月25,30日(4) ムジークフェラインザール、ウィーン
    原盤:仏ターラ (FURT1085)(P)2003
 【CD 6】 58:06
  1.スメタナ :交響詩「モルダウ」/
  2.ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 作品92  /
  3. 同:交響曲第7番 イ長調~第2楽章のリハーサル 
    ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (1、2)、ルツェルン祝祭管弦楽団 (3)
    録音:1951年1月24日 ムジークフェラインザール、ウィーン(1)、
     1950年1月18,19日 ムジークフェラインザール、ウィーン(2)、1951年8月15日 ルツェルン(3)
    原盤:仏ターラ (FURT 1086)(P)2003 (1,2) / FURT 1089 (P)2004(3)

 ターラが発掘、復刻した巨匠の貴重な録音集 メジャー初出・正規の「ブラ4」(48.10.22)、音質も含めて最高の名演「ブラ1」(1952.2.10)、唯一の録音「高雅にして感傷的なワルツ」(全曲リハ)、2テイク収録のHMV録音「英雄」、HMV「ベト4」最初の録音、女声混入なしのHMV録音「ベト7」などファン必携の貴重な13曲、最新リマスターで6CDに集成。

 国内製造品、日本語帯・解説付

 【CD 1】
 ブラームス「4番」(1948)・・・1948年10月24~26 日ベルリン・フィルの定期演奏会のリハーサルを兼ね、22 日にゲマインデハウスで放送用収録がおこなわれた。
 「ブラ4」と「管弦楽組曲第3番」。バッハはすでにLP時代にDGGから発売されていた。
 98年にターラからメジャー初出、正規発売となった「ブラ4」(FURT1025)。2日後定期での演奏はEMI から初出されたときから、戦後ベルリン・フィル定期の「ブラ4」として、名演の名をほしいままにしてきたが、リハーサルを兼ねた22日の放送用音源がついに国内盤で登場!放送用コンサートのため拍手はないが、これもまた大熱演!劇的迫力も申し分なし。
 カップリングは24日の本番のときの「管弦楽組曲第3番」。国内盤(国内製造)は同様に初めて。
 アリアではくり返しが行われており、感情移入が強い。3種ある巨匠の「アリア」といえばこの録音が真っ先に挙げられよう。

 【CD 2】
 ブラームス「1 番」(1952)・・・1952年2月定期公演のライヴ。名演が数多い巨匠の「ブラ1」の中でも音質優秀、戦後のベルリン・フィルの定期として価値は高い。LP 時代DGG から発売され、「音質も含めて最高の名演」との評価が多く、衝撃を与えてきたが、出だしのティンパニの連打からフィナーレの怒涛のコーダまで、ターラの新マスタリング=衝撃の音質にはびっくり!
 カップリングは54年パリ・オペラ座での同じブラームスの「ハイドン・ヴァリエーション」。こちらも新マスタリング。ターラ初出CD(FURT1023/4)とくらべ、音質大幅UPされレンジ幅は広く、低音・高音ともくっきり出てくる。

 【CD 3】
 ラヴェルの「高雅にして感傷的なワルツ」(リハーサル風景)・・・巨匠の唯一の録音であり、フランスものとして貴重。53年4月16~18日のハンブルク公演の演目であり、本番前のリハーサルとして前日(15日)ベルリンのNWDR( 北西ドイツ放送)スタジオで収録された(説が有力)。前半の部分練習と後半の全曲遠し演奏からなっており、全曲演奏部分には今回のCDでトラック番号をいれています。
 「彼のドビュッシー、ラヴェルの中では音質も含めてこれが最も美しい。デリカシーも充分だし、官能的な味も良く出ているからだ。」(宇野功芳)(『フルトヴェングラーの全名演名盤』講談社刊)なお、この本の中で指摘しているピッチの異常な高さはターラ盤再プレス段階で修正されております。
 カップリングには1 か月後ティタニア・パラストでの定期演奏会でとりあげられたストラヴィンスキー「妖精の口づけ」。これもまた唯一の録音で、巨匠のストラヴィンスキーとしてはほかに50年ザルツブルクでの「3楽章の交響曲」だけなので貴重。「きわめて親しみやすい音楽に変えられており、静寂な詩情よりは粘った情緒が前面に押し出されている。」(宇野功芳)(『フルトヴェングラーの全名演名盤』講談社刊) 両曲とも音質は良好。

 【CD 4】
 「英雄」(1947、1949)・・巨匠が最も得意にした「エロイカ」。HMV にも2回録音しているが、これは最初のほう。
 いまや幻となっている47年11月の全曲録音である。当時、SP用のオートチェンジャーによるレコードプレーヤーが開発されたが、第2楽章の冒頭(第1面)が演奏時間が長すぎ、プレーヤーにかからなかった。そこでEMI の要請をうけ49年にこの箇所だけを再録音したのである。以降、本家のマスターテープは第2 楽章の冒頭は再録音がずっと使用されている。
 49年の再録音は感情の入れ方が違うし、会場も小ホールに変更されるなど巨匠にとっても不本意であったにちがいない。テープ録音時代になり、52年に全曲を再録音、あの名盤を生み出すのであるが、ターラが復刻したこの1回目の録音も音質鮮明で、楽器群のバランスに配慮したスケールの大きい「エロイカ」が堪能できる。ターラのCDでは2テイクを収録しており極めて貴重。

 【CD 5】
 2003年ターラがHMV のSP から巨匠のセッション録音の名演を復刻、「フィンガルの洞窟」「アイネ・クライネ」「皇帝円舞曲」そして「ベト4」の(2種類あるうちの)最初のほうの録音です。
 ベートーヴェン「4番」(1950)・・・HMV/ EMIに50年、52年と2回録音しているが、この50年盤は「ウィーン・フィルの柔らかい、魅力的な音色感が光り」「第1楽章には晩年の静の境地、言葉を換えれば"禅"に通じるものが感じられる」(宇野功芳、『フルトヴェングラー全名演名盤』講談社刊)。
 「EMI のSP 盤はそのあとのLP 盤よりすぐれていてまとまりもよく、少し速目だが、オーケストラの演奏は堂々としている・・1943.6.27 盤と並ぶ(フルトヴェングラーの同曲の)最高の盤」(ピーター・ビリー/横山一雄訳 『レコードのフルトヴェングラー』音楽之友社刊)
 ターラの復刻技術には、Webファン・サイトでも音質評価が高い。

 【CD 6】
 ベートーヴェン「第7番」・・・1950年にHMV にいれた有名なセッション録音だが、本家EMI ではLP 用のマスターテープ編集段階で第4 楽章(1:54 付近、第214 小節)に当時の女性エンジニアらしき声が混入してしまい、CD になってもこのマスターテープが使用されていた。
 日本では新星堂がSP から復刻したことがあったが、2003年ターラがオリジナルSP から最良の復刻をしてくれた。サーフィスノイズこそ残っているものの、明快にしてダイナミックな音感はききごたえ充分!「(重要なのは)興奮を掻き立たせるうねるような指揮、破竹のごとき勢いとしだいに高まっていくコーダの持続音のまとめ方、全体についてのすぐれた形式感である。」(ピーター・ビリー/横山一雄訳 『レコードのフルトヴェングラー』音楽之友社刊)
 「モルダウ」・・・HMVSP録音から名曲、巨匠唯一の録音の復刻。
 「第7」第2楽章のリハーサル(51年ルツェルンでの本番前の演奏)・・・ほかでは入手困難な貴重音源。99~188 小節の断片ながら、巨匠のトークとともに旋律の歌わせ方がわかり極めて興味深い。音質も鮮明。
 




MEMBRAN



MEMBRAN 600597
(10CD)
¥2500

ベートーヴェン:ピアノソナタ全集
ヴィルヘルム・ケンプ(pf)
 Disc. 1 
  ピアノソナタ第1番、第2番、第27番
   1951年録音
 Disc. 2 
  ピアノソナタ第3番、第8番「悲愴」、第13番
   1950年、1951年録音
 Disc. 3 
  ピアノソナタ第4番、第5番、第6番
   1951年録音
 Disc. 4 
  ピアノソナタ第7番、第20番、第9番、第30番
   1951年録音
 Disc. 5 
  ピアノソナタ第14番「月光」 1956年録音
  第10番、第18番、第19番 1951年録音
 Disc. 6 
  ピアノソナタ第11番、第26番「告別」、第32番
   1951年録音
 Disc. 7 
  ピアノソナタ第12番、第17番「テンペスト」、第28番
   1951年録音
 Disc. 8 
  ピアノソナタ第15番「田園」、第23番「熱情」、第24番、第25番
   1951年録音
 Disc. 9
   ピアノソナタ第16番、第21番「ワルトシュタイン」、第22番
   1951年録音
 Disc. 10
   ピアノソナタ第31番、第29番「ハンマークラヴィーア」
   1951年録音












10/5(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


.

PENTATONE



PTC 5186783
(2SACD HYBRID)
¥3700→\3390
ローレンス・フォスター率いるグルベンキアン管
 実力派歌手たちを迎えて「蝶々夫人」を録音!

  プッチーニ:歌劇『蝶々夫人』(全2幕)
  メロディ・ムーア(蝶々さん/ソプラノ)、
  ステファノ・セッコ(アメリカ海軍大尉ピンカートン/テノール)、
  エリーザベト・クールマン(スズキ/メゾ・ソプラノ)、
  レスター・リンチ(長崎駐在アメリカ領事シャープレス/バリトン)、
  アレクサンダー・カイムバッヒャー(ゴロー/テノール)、
  ケヴィン・ショート(僧侶ボンゾ/バス=バリトン)、アミタイ・パティ(貴公子ヤマドリ/テノール)、
  フロリアン・ケーフラー(神官/バス)、ホルヘ・レイリーア(書記、役人/テノール)、
  ティアゴ・バティスタ(薬師手/バス)、セシリア・ロドリゲス(蝶々さんの母親/メゾ・ソプラノ)、
  フィリパ・パッソス(蝶々さんのおば/ソプラノ)、サラ・マルケス(蝶々さんのいとこ/ソプラノ)、
  グルベンキアン管弦楽団、グルベンキアン合唱団、ホルヘ・マッタ(合唱指揮)、
  マーリア・レイノ(コンサートマスター)、ローレンス・フォスター(指揮)

 メロディ・ムーアのカリスマ的歌声!ローレンス・フォスター率いるグルベンキアン管が実力派歌手たちを迎えて「蝶々夫人」を録音!

 録音:2019年6月&7月/カルースト・グルベキアン財団大講堂(リスボン)/DSD、マルチチャンネル、Disc 1: 66'19、Disc 2: 77'13、輸入盤・日本語帯付

 SACD ハイブリッド盤。
 ヴェルディの『オテロ』の録音(PTC-5186562)など、PENTATONEレーベルの顔である指揮者ローレンス・フォスター。期待のオペラ新録音は待ちに待った『蝶々夫人』です!
 蝶々さんはフォスターが激賞するソプラノ、メロディ・ムーア。彼女もPENTATONEレーベルから数多くの録音を発表しておりますが、その圧倒的な歌声はますます磨きがかかり、ドラマティックな演技力と歌唱力で現代最高のソプラノの一人に数えられます。
 またピンカートンはステファノ・セッコが、スズキはエリーザベト・クールマンが配役されており、実力派の歌手たちが揃いました。
 フォスターはこの作品がもつ独創的でドラマティックな構造と卓越したシンフォニックな響きを最大限に引き出しており、その名人芸も堪能できます。
 名曲ながら意外にも全曲録音、しかもSACD ハイブリッドでの新録音が少ないだけに、当盤はオペラ・ファンのみならずオーディオ・ファンにも狂気と言えましょう。

 
 





ARCANA



A122
¥1900
『気高き美』
 ~ギヨーム・デュファイほか、
  15世紀イタリア宮廷音楽における管楽器の世界~

 1. ギヨーム・デュファイ(1397頃-1474): 目を覚まして、どうかその愛しき顔に/
 2. ジル・バンショワ(ジル・ド・バン)(1400頃-1460頃): 恋の神よ、心から礼を言おう/
 3. デュファイ: あなたが戦士であるとなれば/4. デュファイ: 麗しき乙女よ/
 5. デュファイ: わたしは憐れにも嘆くほかない/6. デュファイ: その高貴なる顔立ちが/
 7. デュファイ: さあ目を開けていよう/8. バンショワ: 悲痛なる快楽/
 9. 作者不詳(ブリュッセル・バス・ダンス写本):バンショワの「悲痛なる快楽」によるバス・ダンス(ハンナ・ガイゼル編)/
 10. 作者不詳(11世紀): 讃えよ、過越の生贄を/
 11. ジャック・ヴィド(生歿年不詳、1405-1433頃活躍): ああ、わたしは失った/
 12. デュファイ: 私の顔が蒼ざめているのは/13. デュファイ: 気高き美はあなたの貴き徳/
 14. デュファイ: この新年に/15. バンショワ: 喪の苦悶に/
 16. 作者不詳(ブリュッセル・バス・ダンス写本): クレーヴの舞曲(ナサニエル・ウッド編)/
 17. 作者不詳(ブリュッセル・バス・ダンス写本): バス・ダンス「アヴィニョン」(アルタ・ベレッツァ編)
  アルタ・ベレッツァ
   アン・アレン(アルト・ショーム) ハンナ・ガイゼル(ソプラノ・ショーム、アルト・ショーム、ガイタ〔バグパイプ〕) 
   ナサニエル・ウッド(C管&D管スライド・トランペット、最初期型G管トロンボーン、G管サックバット)

 録音: 2018年7月23-25日 ストーク・バイ・ネイランド聖母教会、英国サフォーク州

 【これは珍しい!15世紀の管楽合奏に特化しながら「宮廷音楽」の洗練を極限まで味わう本格派】
 古楽器を使った管楽器録音多しといえど、ここまで古いレパートリーに特化して音楽学研究と音楽性を見事に両立させてみせたアルバムも珍しいのではないでしょうか。
 オーボエやその前身楽器ボンバルドよりもさらに古い、中世から存在したダブルリード楽器ショームの奏者2人と、トロンボーンやその初期形態であるサックバット、さらに古くからあったスライド・トランペットまで使いこなす古楽金管の名手からなる3人編成で、アルタ・カペラと呼ばれる都市型管楽合奏が形をとってゆく前の、ルネサンス最初期の宮廷音楽における管楽合奏の真相に迫ったプログラム。
 初期ネーデルラント楽派の大家デュファイが、ブルゴーニュ宮廷を経てイタリアのさまざまな土地で綴ってきた作品を中心に、精巧な3声ポリフォニーが当時の楽器であればいかに「歌なし」でも魅力を発揮しうるか、味わい深い妙音の重なりでじっくり伝えてくれます。
 解説は演奏者ハンナ・ガイゼルによるもの(英・仏・独)。不思議な浮遊感をたたえた異界的15世紀サウンドに浸れる1枚です。

 
 
 

A493
(2CD)
¥4200
アレッサンドロ・ストラデッラ(1643-1682):歌劇《恋愛と偽り》全3幕(1676)
  台本...ジョヴァンニ・フィリッポ・アポローニ(1620頃-1688)
 【DISC 1】第1幕、第2幕
 【DISC 2】第3幕
  世界初録音
 アルタバノ、フィレーノ...マウロ・ボルジオーニ(バリトン)
 デスピーナ、クロ―リ...パオラ・ヴァレンティーナ・モリナーリ(ソプラノ)
 オロンタ、チェリア...ヨゼ・マリア・ロ・モナコ(メゾ・ソプラノ)
 コラスペ、ロザルボ...ルーカ・チェルヴォーニ(テノール)
 シルヴァーノ...キアーラ・ブルネッロ(アルト)
 エリンダ...シルヴィア・フリガート(ソプラノ)
 アンサンブル・マーレ・ノストルム(古楽器使用)
 編成: ヴァイオリン2、ヴィオラ・ダ・ガンバ1、チェロ1、ヴィオローネ1、テオルボ1、
   アーチリュート1、トリプルハープ1、チェンバロ1、ポジティフ・オルガン1
 アンドレア・デ・カルロ(指揮)

 録音: 2018年11月8-9日 ヘルネ文化センター、ドイツ(WDR古楽祭におけるライヴ)

 【17世紀イタリア屈指の名匠を追うシリーズ、新発見オペラの起伏に富んだ物語を生々しく!】
 モンテヴェルディの歿年に生まれ、カヴァッリやチェスティが第一線を退く頃に華々しい活躍でイタリア音楽界を盛り上げながらも、男女問題で逃亡者となり、暗殺者の手にかかって短い生涯を終えたアレッサンドロ・ストラデッラ。
 その作曲活動の偉業に本格的に光が当てられるようになったのは20世紀後半になってのことですが、数十年におよぶ研究と演奏実践の積み重ねの末、ここ数年はイタリア古楽界の硬派古楽団体アンサンブル・マーレ・ノストルムが、再評価に新たな活況をもたらす体系的録音を続けているのが頼もしいところです。
 同国の古楽シーン最先端を担うレーベルの一つArcanaからこのたび新たにリリースされるのは、つい最近まで全く存在が知られていなかった1676年初演のオペラ《恋愛と偽り》。
 オペラはこれまで1680年前後のジェノヴァ時代の作品しか注目されていなかったストラデッラですが、その前史ともいえる1670年代、従来知られていたような小規模作品ばかりでなく全3幕もの大作を書いていた事実の判明は、この作曲家の活動史再考の大きな一歩になりました。
 アラブ世界の片田舎を舞台に、妖精たちが羊飼いたちと入り組んだ恋のいざこざを繰り広げてゆく全3幕の充実した物語を通じて、繊細な詩句の味わいをみごと音楽で捉えてゆくストラデッラの手腕が、デ・カルロが巧みなリードで盛り上げる精鋭弦楽器奏者たちと俊才歌手たちによって色鮮やかに蘇ります。
 解説も充実しており(英・仏・伊)、イタリア17世紀音楽史を知るうえで見逃せない新録音の登場です。

 
 





CARPE DIEM



CD-16326
¥2800
『Harmonice Mundi』
 ~ヴィオラ・ダ・ガンバとオルガンで巡るドイツ・バロックの音楽世界~

 1. ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・フォン・ビーバー(1644-1704)/テペルマン編:
  ソナタ第14番「聖母被昇天」 ~『ロザリオのソナタ集』(1674頃)より
 2. アウグスト・キューネル(1645-1699以降): ソナタ 第7番 ト長調
   ~『ヴィオラ・ダ・ガンバ独奏または二重奏のためのソナタ集』(1698)より
 3. ヨハン・カスパー・フォン・ケルル(1627-1693): 鍵盤のためのトッカータ イ短調
 4. イグナツィオ・アルベルティーニ(1644頃-1685)/
  ゴットフリート・フィンガー(1660頃-1730)編: ソナタ 第1番 ニ短調
    ~『ヴァイオリン独奏のためのソナタ集』(1692)より
 5. ゲオルク・ムファット(1653-1704): チャコーナ ト長調~『オルガン奏者必携乃書』(1690)より
 6. ハインリヒ・シュメルツァー(1620頃-1680)/テペルマン編: ソナタ 第4番 ニ長調
   ~『ヴァイオリン独奏のためのソナタ集』(1664)より
 7-12. ヨハンネス・スヘンク(またはヨハン・シェンク 1660-1727以降):
   ソナタ 第5番 ハ短調 ~『ドナウのこだま』(1704)より
 フィクトール・テペルマン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
  使用楽器: ウィーンのハンス・ケークル1674年製作(オリジナル楽器)
 ダニエラ・ニートハンマー(オルガン)
  使用楽器: フォルモースのハンス・フォークル1662年建造(オリジナル楽器)

 録音: 2020年10月1-4日 聖シュテファン司牧教会、フォルモース(オーストリア北部オーバーエスターライヒ地方)

 【17世紀から殆ど手が加えられていない貴重なオルガンが、17世紀オリジナルのガンバと交わす妙音】
 指板やボディの構造の違いから、ヴァイオリン属のヴィオラやチェロとは微妙に違う、鼻にかかったような美しい音を奏でる弓奏弦楽器ヴィオラ・ダ・ガンバ。
 倍音豊かなその音色が、こもりすぎず響きすぎない短めの残響の教会堂に設置された歴史的オルガンと相性の良いデュオを聴かせるこのアルバムのテーマは「宇宙の音楽」。
 天文学にも通じた博覧強記の学者アタナシウス・キルヒャー(1602-1680)の著名からタイトルを取り、キルヒャーが生きた17世紀のドイツ語圏に花開いた弦楽芸術の粋を示す重要作品を中心に、オルガン独奏曲の傑作を交えた厳選選曲を、ほぼ当時の姿のまま今に残るガンバとオルガンでお送りします。
 既に当時はドイツ語圏でもヴァイオリンが新たな器楽作法の中軸を担う存在になりつつあり、本盤にもシュメルツァーやアルベルティーニ、ビーバーといった名演奏家≒作曲家たちによるヴァイオリン音楽が多数選ばれていますが、ここでは17世紀当時ないし奏者自身による編曲を通じてガンバの響きに置き換えられており、原作を知る人にも新鮮な感覚で味わえる演奏となっています。
 ガンバ奏者テペルマンは世界的に知られた古楽器演奏の2拠点ロンドンとケルンで学んだミュンヘン出身の俊才で、本盤では弦楽器の里フュッセンからウィーンに移り住んだ17世紀の名工ケークルによる響きの良いオリジナル楽器を使用。
 対するオルガンも1662年建造時からほぼ手が加えられていないオーストリアの一段鍵盤楽器。
 こちらも同じくミュンヘン出身で近年ますます多忙になりつつある新世代奏者ニートハンマーの的確な音使いにより、残響にぼかされない美音がガンバの味わいと好適な調和とコントラストを描き出します。

 
 





HITASURA



HSP008
(2CD)
¥4200
フランソワ・クープラン(1668-1733):クラヴサン曲集 第3、4巻より フレデリク・ハース
 (クラヴサン〔=チェンバロ〕)
 【Disc 1】『クラヴサン曲集 第3巻』(1722)
  1-5. 第13組曲
   1. 百合の花開く Les Lis-naissans/2. 葦 Les Rozeaux/3. 胸飾りのリボン L'Engageante/
   4. フランスのフォリア、またはドミノ衣装さまざま Les Folies-francoises, ou les Dominos/
   5. 迷える魂 L'Ame-en-peine
  6-12. 第18組曲
   6. アルマンド「ラ・ヴェルヌイユ」Allemande La Verneu¨il/7. ラ・ヴェルヌイェット La Verneuillete/
   8. 修道女モニーク Soeur-Monique/9. 騒動屋 Le Turbulent/10. 大袈裟 L'Atendrissante/
   11. ティク=トク=ショクまたはマイヨタンの連中、両手交差のある曲
    Le Tic-Toc-Choc ou Les Maillotins,Piece croisee/
   12. 足の悪いガイヤール Le Gaillard-Boiteux
  13-19. 第19組曲
   13. カロタンたちとカロティーヌたち、または市場演劇の出し物
     Les Calotins, Les Calotines ou la Piece a Tretous/
   14. カロティーヌたち Les Calotines/15. おぼこ、その第2部 L'Ingenue / Seconde partie/
   16. 画家気取り L'Artiste/17. 落ちぶれるドミニコ会修道士たち Les Culbutes Jxcxbxnxs/
   18. ミューズ=プランティーヌ La Muse-Plantine/
   19. つけぼくろ、その第2部 L'Enjouee / Seconde partie

 【Disc 2】『クラヴサン曲集 第4巻』(1730)
  1-7. 第20組曲
   1. 王妃マリー、その第2部、その第3部: ポーランド趣味の調べ
     La Princesse-Marie / Seconde Partie/Air dans le gout Polonois, 3me Partie
   2. 道化 La Boufonne/
   3. 智天使たち、または愛想の良いラズュル Les Cherubins, ou L'aimable Lazure/
   4. クルイ、または小クープラン、その第2部: ミュゼット風に
    La Crouilli ou la Couperinete / Seconde Partie: dans le Gout de Musete
   5. 華奢なマドロン、優しいジャネトン La Fine Madelon / la douce Janneton
   6. セズィル La Sezile/7. タンブランの第1の調べ、第2の調べ
  8-12. 第21組曲
   8. ハートのクイーン La Reine des Coeurs/9. 跳ね返り La Bondissante/
   10. クープラン La Couperin/11. 竪琴風 La Harpee/12. 笑わない皮肉屋 La Petite-Pince-sans-rire
  13-17. 第23組曲
   13. 大胆 L'Audacieuse/14. 編み物をする女たち Les Tricoteuses/15. 女道化師 L'Arlequine/
   16. デロス島に何艘ものゴンドラ: 恋の戯れ 第1部、第2部、第3部
     Les Gondoles de Delos,Badinage-tendre. 1re Partie /2e Partie / 3e Partie
   17. サテュロスたち、すなわち半羊神たち Les Satires; Chevre-pieds
   18-22. 第25組曲
   18. 幻視 La Visionaire/19. 神秘的 La Misterieuse/20. モンフランベール La Monflambert/
   21. 勝ち誇るミューズ La Muse Victorieuse/22. さまよえる亡霊たち Les Ombres-Errantes

 使用楽器: パリのアンリ・エムシュ1751年製オリジナル
 録音: 2021年5月4、6日 フランソワ=ラング図書館、ロワイヨーモン修道院跡(フランス)

 【18世紀フランスの銘器の味わいを最大限に引き出し、満を持して伝えるクープラン芸術の白眉】
 フランスとベルギーを拠点に、ソロでもアンサンブルでも充実した演奏経験を積み重ねてきたフランスの名クラヴサン奏者フレデリク・ハース。
 ドイツやイタリアのバロック作品も独特の味わい豊かな解釈で聴かせてきた実力派ですが、同じフランス語圏のクラヴサン作品と向き合うときには別格と言っても良い相性の良さををみせ、高貴にして隅々まで血肉の通った解釈でじっくり聴かせてくれるのが嬉しいところ。
 自主制作レーベルHitasuraで妥協することなく目指すところを形にしたクープラン後期作品集が、このたび2枚組の新録音で登場しました。
 ハースはすでに10年ほど前にAlphaレーベルで、クープランのクラヴサン曲集全4巻から厳選選曲によるアルバムを相次いでリリース、高い評価を得ていますが、今回の収録作品は全てそこでは録音されていなかったもの。
 経験の集積は作品への洞察の深さもさることながら、彼が長く愛奏してきた18世紀パリ製オリジナルのクラヴサンとの相性の深まりにも反映されていると言ってよいでしょう。
 ごく些細なタイミングの妙で響きの味わいが大きく変わってしまう精巧な音作りで、思わせぶりな表題をみごとな音の細密画に結晶させていったクープランの至芸。
 文学や演劇にも造形が深いハースならではのタッチが、古楽器の美音とともにその粋を瑞々しく現代に息づかせてゆきます。

 
 




.

NAXOS

8.505259
(5CD)
¥4000
ルロイ・アンダーソン(1908-1975):管弦楽作品集全集

  【CD1】 管弦楽作品集 第1集...8.559313
  1. トランペット吹きの休日/2. ブルー・タンゴ/3. 春が来た/4. 舞踏会の美女/
  5. ブラッドフォード知事のマーチ/6. クラリネット・キャンディ/
  7. キャプテンたちと王様たち/8. ゴールデン・イヤーズ/9. チキン・リール/
  10. フィドル・ファドル /11. クラシカル・ジュークボックス/12. チャイナ・ドール/
  13. 小さなバラード/14. アリエッタ/15-17. ピアノ協奏曲
    ジェフリー・ビーゲル(ピアノ)...15-17、
    BBCコンサート・オーケストラ、レナード・スラットキン(指揮)
    録音 2006年4月24,25日コロッセウム・タウンホール、ワトフォード(UK)

 【CD2】 管弦楽作品集 第2集...8.559356
  1. ウッドベリー・ファンファーレ...*/2. ハーヴァード・フェスティヴァル...*/
  3. 忘れられし夢/4. 沸騰するヤカン...*/5. 馬と馬車/6. ワルツィング・キャット/
  7. ホーム・ストレッチ/8. サテンを着た少女/9. 2つの左足のマーチ/
  10. ワルツ・アラウンド・ザ・スケール...*/11. 太鼓の子守歌...*/
  12. ジャズ・レガート/13. ジャズ・ピッツィカート/
  14. 鐘の歌/15. ジュピターの歌(原曲:ヘンデル「セメレ」あなたがどこを歩くとも)/
  16. キャロル組曲 - 弦楽オーケストラのための
   *...世界初録音
    アリスタイル・ヤング(ピアノ)...3、デイヴィッド・マッカルム(トランペット)...15、
    BBCコンサート・オーケストラ、レナード・スラットキン(指揮)
    録音 コロッセウム・タウンホール、ワトフォード(UK)
     2007年4月12、13、14日...1、3-9、11-16 2007年9月3、5日...2、10

 【CD3】 管弦楽作品集 第3集...8.559357
  1. ハーヴァード・スケッチ...*/2. 2つの音符によるメロディ...*/
  3. マザーズ・ホイッスラー ...*/4. ペニー・ホイッスル・ソング/
  5. ファントム・レジメント/6. プリンク・プレンク・プランク/7. プロムナード/
  8. サンドペーパー・バレエ/9. サラバンド/10. セレナータ/11. マクドナルドじいさんは農場を持っていた/
  12. メレディス・ウィルソン(1902-1984):76本のトロンボーン(ルロイ・アンダーソン編)/
  13. そりすべり/14. キャロル組曲 - 吹奏楽のための/
  15. ジョージ・ガーシュウイン(1898-1937):《オブ・ジー・アイ・シング》
   第1幕 – ウィンターグリーンを大統領に(ルロイ・アンダーソン編)...*/
  16. タイプライター/17. トランペット吹きの子守歌/18. シンコペーテッド・クロック
   *...世界初録音
    アラスデア・マロイ(タイプライター)...16、キャサリン・ムーア(トランペット)...17、
    BBCコンサート・オーケストラ、レナード・スラットキン(指揮)
    録音 2007年4月12-14日コロッセウム・タウンホール、ワトフォード(UK)

 【CD4】 弦楽作品集 第4集...8.559381
  アイルランド組曲
   1. I. アイルランドの洗濯女/2. II. 吟遊詩人の少年/3. III. マローの道楽者/
   4. IV. 緑が野に/5. V. 夏のなごりのバラ(庭の千草)/6. VI. 別れたあの娘
  7. エドワード・マクダウェル(1860-1908):荒れ野のバラ(ルロイ・アンダーソン編)・・・世界初録音
  8. 夏の空
  スコットランド組曲・・・組曲として世界初録音
   9. I. ボニー・ダンディー/10. II. ターン・イ・トゥ・ミ/11. III. スコットランドの釣鐘草/
   12. IV. キャンベルス・アー・カミング/13. ブルー・タンゴ(声楽編)/
   14. 忘れられた夢(ロバート・ウェンデルによる歌と管弦楽編)/15. 舞踏会の美女
  わが母校
   16. I. 教会の鐘/17. II. メイン・ストリートの新入生/18. III. 図書閲覧室/19. IV. 同級会
  20.クリスマス・フェスティヴァル
  13-15・・・歌付きヴァージョン世界初録音
    キム・クリスウェル(ソプラノ)・・・13-15、ウィリアム・ダズリー(バリトン)・・・15、
    キム・クリスウェル(ソプラノ)・・・13-15、ウィリアム・ダズリー(バリトン)・・・15、
    BBCコンサート・オーケストラ、レナード・スラットキン(指揮)
    録音 2007年9月3-5日コロッセウム・タウンホール、ワトフォード(UK)

 【CD5】 管弦楽作品集 第5集...8.559382
  ミュージカル《ゴルディロックス》(抜粋)
   1. 序曲(オリジナル版...デイヴィッド・ロスによる管弦楽版)/2. Lazy Moon/
   3. Save A Kiss...世界初録音/4. The Pussy Foot/5. Pirate Dance/
   6. Who's Been Sitting In My Chair?...世界初録音/7. Lady In Waiting, Ballet/
   8. Shall I Take My Heart and Go...世界初録音/9. The Town House Maxixe/
   10. I Never Know When/11. Pyramid Dance
  キャロル組曲(木管合奏版)
   12. I. Angels in our Fields/13. II. O Sanctissima/14. III. O come, O come Emmanuel, O come/
   15. IV. Little Children/16. V. Coventry Carol/17. VI. Patapan/
   18. ミュージカル《ゴルディロックス》-「待っているご婦人」ワルツ...世界初録音/
   19. ミュージカル《ゴルディロックス》-「どうぞ、私の心を奪ってちょうだい」(器楽合奏)
     キム・クリスウェル(ソプラノ)...3、6、ウィリアム・デイズリー(バリトン)...3、
     8BBCコンサート・オーケストラ、レナード・スラットキン(指揮)
     録音 2007年9月3-5日コロッセウム・タウンホール、ワトフォード(UK)
NYCX-10260
(5CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥6050

 NAXOSのベストセラー!誰もが一度は耳にするルロイ・アンダーソンの名曲を一挙にまとめたBOXの登場!

 アメリカの作曲家ルロイ・アンダーソン。作曲家ジョン・ウィリアムズが「アメリカ軽音楽の巨匠」と評したアンダーソンの作品はどれも軽快で美しく、ウィットに富んだ親しみやすいメロディを持ち、現在でもポップス・オーケストラの定番レパートリーとして磐石の地位を保っています。

 このBOXは、2008年のルロイ・アンダーソン生誕100年を記念してNAXOSから1年間の間にリリースされた5枚の管弦楽作品をまとめたもの。
 そり滑り、タイプライター、トランペット吹きの休日・・・誰もが知っている名曲から、クリスマスのための組曲や、リリース時に話題となったジェフリー・ビーゲルのピアノが魅力的な「ピアノ協奏曲」、アンダーソンが残したミュージカル《ゴルディロックス》など、世界初録音を含む珠玉の名作を収録。名手レナード・スラットキンとBBCコンサート・オーケストラによる華麗な演奏で、誰もが楽しめる素晴らしいBOXの登場です。

 ※国内仕様盤には谷口昭弘氏による日本語解説が付属。声楽トラックには大意が付きます。

 【レナード・スラットキン】
 指揮者・ヴァイオリニストで、ハリウッド弦楽四重奏団創設者のフェリックス・スラットキンを父とし、1944年ロサンゼルスに生まれる。
 ジュリアード音楽院 にてジャン・ポール・モレルに指揮法を学び、ミネソタ管弦楽団の首席指揮者、セントルイス交響楽団の音楽監督、ワシントン・ナショナル交響楽団の音楽監督、BBC交響楽団の首席指揮者、デトロイト交響楽団の音楽監督を歴任。
 2001年にはアメリカ人指揮者として初めてBBCプロムスのラスト・ナイトを指揮しました。
 また客演指揮者として世界中のオーケストラと共演しています。グラミー賞を6回受賞、ノミネートは35回に及びます。



 

8.551453
¥1200
フルートとギターのための20世紀の作品集 ブリッタ・ヤーコプス(フルート)
イレーネ・カリスファールト(ギター)
 マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):フルートとギターのためのソナチネ Op. 205(1965)
  1. I. Allegretto grazioso/2. II. Tempo di siciliana/3. III. Scherzo-Rondo
 武満徹(1930-1996): 海へ - アルト・フルートとギターのための(1981)
  4. 第1曲 夜/5. 第2曲 白鯨/6. 第3曲 鱈岬
 ベーラ・バルトーク(1881-1945): ルーマニア民俗舞曲 BB 68/Sz. 56(1915) (A. レヴァリングによるフルートとギター編)
  7. 第1番 棒踊り/8. 第2番 帯踊り/9. 第3番 踏み踊り/10. 第4番 角笛の踊り/
  11. 第5番 ルーマニア風ポルカ/12. 第6番 速い踊り
 13. ラヴィ・シャンカール(1920-2012): L'Aube enchantee sur le Raga 'Todi' 魅惑の夜明け(1976)
  (R. アウセル、P-A. ヴァラードによるフルートとギター編)
 アストル・ピアソラ(1921-1992): タンゴの歴史 – フルートとギターのための(1986)
  14. 第1曲 ボルデル 1900/15. 第2曲 カフェ 1930/16. 第3曲 ナイトクラブ 196/017. 第4曲 現代のコンサート

 録音 2021年2月4-7日 Funkhaus am Halberg,Saarbrucken(ドイツ)

 20世紀、フルートとギターのための作品を集めた1枚。カステルヌオーヴォ=テデスコのソナチネは、この2つの楽器の組み合わせのための最高の作品の一つと評価されています。
 またアルト・フルートの温かみのある音色が美しい武満徹の「海へ」はロマンティックな旋律と表現の豊かさに定評があり、ピアソラの「タンゴの歴史」はタンゴのリズムが心を掻き立てます。
 また、バルトークの「ルーマニア民俗舞曲」はピアノ曲、シャンカールの「魅惑の夜明け」はフルートとマリンバのデュオが原曲ですが、ここではフルートとギターのために見事な編曲が施されています。
 ブリッタ・ヤーコプスはカッセル国立劇場の首席フルート奏者を経て、シュトゥットガルト放送交響楽団の首席奏者として活躍した実力派。
 ギタリストのイレーネ・カリスファールトは17歳でアムステルダムで開催された「青少年のためのギター国際コンクール」で最優秀賞を獲得、バロック作品の編曲など広いレパートリーを持っています。
 2人の親密なアンサンブルをお楽しみください。

 
 
 


8.551457
¥1200
AACHENER WALZER アーヘンのワルツ
 パルフェノフ/チャイコフスキー:管弦楽作品集

  アンドレ・パルフェノフ(1972-):
   1. アーヘンのワルツ
   2. ヴェルナー=ザーム組曲第2番
    「タンゴWS」(ヴァイオリン、ピアノと管弦楽版)
  ヴァイオリン協奏曲
   3. I. Moderato /4. II. Allegro con brio
  5. クラヴィーア・シンフォニエッタ「ユーバーリンゲン 23:26」
   - パイロット・タンゴ
  管弦楽組曲「カジミール・マレーヴィチ」
   6. I. Kirchenglocken 教会の鐘/7. II. Verrat 裏切り/
   8. III. Todeschoral 死のコラール
    - IV. Perspektive des Meisters マイスターの眺望
  ピョートル・イイリチ・チャイコフスキー(1840-1893):
   9-22. 管弦楽組曲第4番 ト長調「モーツァルティアーナ」Op. 61
イオナ・クリスティーナ・ゴイチャ(ヴァイオリン)...2-5、21
アンドレ・パルフェノフ(ピアノ)...1、2、5-8
アーヘン交響楽団
クリストファー・ウォード(指揮)

 録音 2021年3月19、25日 アーヘン劇場(ドイツ)

 1887年、ドイツのアーヘンに6週間滞在したチャイコフスキーは、その間に組曲「モーツァルティアーナ」のオーケストレーションを行いました。
 歌劇《ドン・ジョヴァンニ》初演100周年を記念して書かれたこの作品は、モーツァルトのあまり知られていない4つのピアノ曲を原曲とし、美しいオーケストラ曲へと生まれ変わらせたもの。
 過去の曲に19世紀末の装いを施したこの魅力的な作品と併せ、その時期のチャイコフスキーの日記に記された16小節の旋律を元に、現代の作曲家アンドレ・パルフェノフが書き上げた「アーヘンのワルツ」、さらに同じ主題を用いたヴァイオリン協奏曲も収録しています。
 他にも、戦争と平和について考察したものや、抽象絵画の画家カジミール・マレーヴィチを題材にした組曲など、パルフェノフによる興味深い作品も聴くことが出来ます。
 
 
8.551444
¥1200
JEUX DE CREATION 創造の戯れ
 ラヴェル/フォーレ/ホフマン/ゴードン: ハープ作品集
アンヌ=ソフィー・ベルトラン (ハープ)
アンサンブル・オンディーヌ...3-5、7、8、11
  1. モーリス・ラヴェル(1875-1937): 水の戯れ(A.-S. ベルトランによるハープ編)(1901)
  2. ガブリエル・フォーレ(1845-1924): 塔の中の王妃 Op. 110(1918)
  E・T・A・ホフマン(1776-1822): ハープ五重奏曲 ハ短調 AV 24(1806頃)
   3. I. Allegro moderato /4. II. Adagio /5. III. Allegro
  6. ジェフリー・ゴードン(1968-): 創造の戯れ(2020)
  7-8. クロード・ドビュッシー(1862-1918):2つの舞曲 「神聖な踊りと世俗の踊り」(1904)(ハープと弦楽版)
  アンドレ・カプレ(1878-1925): ディヴェルティスマン(1924)
   9. 第1番 フランス風ディヴェルティスマン/10. 第2番 スペイン風ディヴェルティスマン
  11.カプレ: Conte fantastique 幻想的な物語(1924)

 録音 2021年2月4-7日 Hessischer Rundfunk Sendesaal,フランクフルト・アム・マイン(ドイツ)

 1811年、ピアノ製作者として知られるセバスチャン・エラールが制作したダブルアクション・ペダル・ハープは、それまでの全音階だけしか出せないハープと違い、半音階が出せるという画期的な楽器でした。
 しかし、楽器の性能はまだまだ未熟であり、複雑な和音や転調には順応できず、改良が加えられ現在の形になりました。
 このアルバムは印象派の時代に書かれたハープの作品を中心とする1枚。この時期の精妙な和声を表現するためには半音階の響きが不可欠ですが、ダブルアクション・ペダル・ハープは要求される響きを再現、楽器自体の姿の美しさとともに作品に完全に調和しています。
 アルバムタイトルとなった、100年前の音楽に着想を得たという2020年に書かれたジェフリー・ゴードンの「創造の戯れ」は過去と現代の音楽要素を融合させた見事な作品です。
 ハープを演奏するアンヌ=ソフィー・ベルトランはカーディフ国際ハープ・コンクールの優勝者。
 2000年からhr交響楽団の首席奏者を務める傍ら、数多くのオーケストラと共演、また室内楽にも力を入れています。
 
 
8.574347
¥1200
イサーク・アルベニス(1860-1909): ピアノ・デュオ作品全集
 スペイン組曲第1番 Op. 47(1886)(4手ピアノ版)
  1. VI. Aragon アラゴン (Fantasia ファンタジア)/2. IV. Cadiz カディス (Saeta 歌)/
  3. III. Sevilla セビーリャ (Sevillanas セビリャナス)/4. VII. Castilla カスティーリャ (Seguidillas セギディーリャ)
 5. パヴァーヌ=カプリース Op. 12(1884) (4手ピアノ版)
 6. 民謡組曲 「カタルーニャ」(1899) (R. カステラによる4手ピアノ編...世界初録音)
 7. スペイン狂詩曲 Op. 70(1887)(2台ピアノ版)
 8. イベリア 第2巻(1907) - 第3曲 トリアーナ (E. グラナドスによる2台ピアノ編 DLR VIII:3)
 9. イベリア 第3巻(1907) - 第3曲 ラバピエス (A. デ・ラローチャによる2台ピアノ編...世界初録音)
 10. ナバーラ(1912) (F. マーシャルによる2台ピアノ編)
  デュオ・ヴァン・デュア(ピアノ・デュオ)
   【メンバー】
    パメラ・ペレス(ピアノ)、ペドロ・メルカド(ピアノ)

 録音 2020年10月19-21日 Teatre Auditori de Villajoyosa, Alicante(スペイン)

 「イベリア」や「スペイン組曲」など、官能的なハーモニー、豊かなメロディーライン、特徴的なリズムで知られるピアノ曲を残したスペインの作曲家アルベニス。
 このアルバムではあまり演奏されることのない、アルベニスの連弾と2台ピアノのための作品を聴くことができます。
 作品の中にはアルベニス自身の編曲による作品だけではなく、グラナドスやカステラのアレンジ(世界初録音)や、20世紀を代表するピアニストの一人、アリシア・デ・ラローチャの手によるアレンジ(こちらも世界初録音)も含まれており、アルベニス作品の人気の高さがうかがえます。
 未完でありながら、超絶技巧を駆使していることで知られる「ナバーラ」の2台ピアノ版も聴きごたえたっぷり。もともと音の多い総譜にさらにゴージャスな味付けが施されています。
 スペイン出身の2人のピアニストによるデュオ・ヴァン・デュアは2010年に結成されたさまざまな時代の連弾、2台ピアノ作品をレパートリーにするピアノ・デュオ。
 
 
8.559907
¥1200
イアン・クルーズ(1956-):交響曲第5番「平和への道」
 交響曲第5番 「平和への旅」 Op. 55 (2020年版)
  1. I. Of Youth, Innocence, and Reflection
  2. II. Of the Apocalypse
  3. III. On the Beach At Night
 4. 朝鮮戦争の英雄のためのファンファーレ Op. 71
 5. シンフォニーズ・オブ・ストリングス第2番「Dror Yikro、自由の歌」Op.30b
 6. シンフォニーズ・オブ・ストリングス第1番「ラ・フォリア」Op. 33b
マイケル・ディーン(バス・バリトン)...3
イェンス・リンドマン(トランペット)...2、3
UCLAグルック・ブラス・クインテット...1-3
瑞草フィルハーモニアペ・ジョンフン (指揮)

 録音 ソウル(大韓民国) 2019年11月12日 Lotte Concert Hall...1-3 2021年2月20日Banpo Simsan Arts Hall...4 2021年4月15日Banpo Simsan Arts Hall...5,6

 アメリカ出身の作曲家イアン・クルーズの作品集。2017年に完成した「交響曲第5番」は、朝鮮戦争開戦70年に向けて書かれた作品。
 1998年から構想されており、もともと第2楽章と第3楽章は吹奏楽のために書かれていました。オリジナルの副題は「American Interludes アメリカの間奏曲」であり、アメリカと大韓民国との特別な関係が描かれています。
 曲中にはアメリカの有名な3つのメロディ...コープランドが「アパラチアの春」で用いた"シンプル・ギフト"、"アメイジング・グレイス"、そして"市民のためのファンファーレ"が登場するとともに、韓国を代表する"アリラン"の旋律も用いられています。
 このアルバムでは改訂された2020年版による演奏が収録されています。他には、関連作品である「朝鮮戦争の英雄のためのファンファーレ」と2つの「シンフォニーズ・オブ・ストリングス」が収録されています。
 どちらも特徴的な作風を持っており、第1番はもともと自身のギター四重奏曲第3番を改訂したもの。「ラ・フォリア」の旋律がさまざまな形に展開する独創的な作品です。
 第2番には古いユダヤの旋律が用いられていますが、演奏にはヴァイオリンが用いられておりません。
 
 

8.574312
¥1200
Towards the Flame 炎に向かって
 スクリャービン/ランゴー:風変わりなピアノ作品集
グスタフ・ピークト(ピアノ)
  アレクサンドル・スクリャービン(1872-1915): 3つの小品 Op. 45(1904-05)
   1. No. 1. Feuillet d'album アルバムの綴り/2. No. 2. Poeme fantasque 幻想的詩曲/3. No. 3. Prelude 前奏曲
  4. ルーズ・ランゴー(1893-1952): 生活に疲れたキリストの花嫁 BVN 297(1944)
  5. スクリャービン: ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 Op. 70(1913)
  6-7. ランゴー: 深淵の音楽 BVN 169(1921-24)
  8. スクリャービン: ピアノ・ソナタ第9番 「黒ミサ」 Op. 68(1912-13)
  9. ランゴー: 燃焼室 BVN 221(1937)
  10. スクリャービン: 詩曲「炎に向かって」 Op. 72(1914)

 録音 2021年4月3-5、10日 Royal Danish Academy of Music、Copenhagen(デンマーク)

 ロシアの作曲家スクリャービンと、デンマークの作曲家ランゴー。この二人はどちらも自身の音楽を通して、道を開くことができると信じており、ピアノという楽器はその理想を追求するのにふさわしいものでした。
 スクリャービンが追求したのは超人思想や神秘的な思考であり、晩年には神秘和音と呼ばれる独自の和声を確立、自身の作品に用いた他、「黒ミサ」など特異なタイトルを持つ謎めいた作品を残しています。
 ランゴーも神秘的な作品を書くだけでなく、早い時期からトーンクラスターを用いたり、調性音楽の拡張を試みるなど実験的な要素を数多く自作に取り込みました。
 またタイトルにも不可解なものが多く、生前から謎めいた作曲家として知られていました。
 このアルバムには、そんな二人の代表的なピアノ曲を収録。なかでもランゴーの「燃焼室」とスクリャービンの「炎に向かって」は音楽上の双子と言えるほどに似通った雰囲気を有しています。
 
 
8.579089
¥1200
イェ・シャオガン(1955-):共和国への道
 共和国への道 Op. 64 (2011年版)
  1. I . Prologue 序/2. II. At Dawn 黎明/3. III. Kapok Blooming 木棉花開/
  4. IV. Moving Westward 西に向かって/5. V. Revolution 革命/
  6. VI. Republic 共和国/7. VII. Companion 伴侶/8. VIII. Beliefs 信仰
 広東組曲 Op. 51(2005)
  9. I. Raindrops Tapping on Banana Leaves バナナの葉に滴る雨だれ
  10. II. Horses Jingles 馬のジングル
  11. III. Moonlight Reflection in the Serene Lake セレーヌ湖の月明かりの反射
  12. IV. Thunder in Drought 干ばつの雷
 世界初録音
チャン・リピン(ソプラノ)...1-4、7、8
ヤン・ガン(メゾ・ソプラノ)...1、2、4、6、8
シー・イージェ(テノール)...1、2、4、5、8
ユアン・チェンイ(バリトン)...1、2、4、8
北京フィルハーモニー合唱団...3、8
中国国家交響楽団...1-8
中国国家交響楽団合唱団...1、2、4-6、8
リュー・ジア(指揮)...1-8
ラインラント=プファルツ州立
 フィルハーモニー管弦楽団...9-12
フランク・オルー(指揮)...9-12

 録音2011年10月2日 Concert Hall of China National Radio,北京(中国)...1-8 2014年10月31日 Philharmonie,Ludwigshafen(ドイツ)...9-12

 現代中国を代表する作曲家、イェ・シャオガン。この『共和国への道』は1911年の辛亥革命から100年を記念して書かれたカンタータです。
 近代革命先行者として称えられる孫文を主人公とした、古典的な詩と現代的な詩が用いられた歴史的な物語を彩るのはさまざまな中国民謡で、モダンな響きと融合した耳なじみのよい旋律は聴き手の心をつかみます。
 広東組曲も広東州に伝えられる民謡がふんだんに使われた美しい作品ですが、こちらはドイツのラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団による演奏です。
 
 
8.574337
¥1200
BATUCADA 南アメリカのギター音楽集 グレアム・アンソニー・デヴァイン(ギター)
 1. フェルナンド・ブスタマンテ(1915-1979): ミッショネーラ(J. モレルによるギター編)
 2. カチョ・ティラオ(1941-2007): ドン・タコのミロンガ
 3. エドゥ・ローボ(1943-): ベアトリス(M. ペレイラによるギター編)
 4. イサイアス・アルバラード(生没年不詳): エル・トラガトチャス(A. ディアスによるギター編)
 5. アントニオ・カリージョ(1892-1962): 星の雫(G.A. デヴァイン、A. ディアスによるギター編)
 6. アグスティン・バリオス(1885-1944): マシーシ(G.A. デヴァインによるギター編)
 バリオス: 大聖堂(G.A. デヴァインによるギター編)
  7. I. 前奏曲(郷愁)/8. II. 宗教的アンダンテ/9. III. 荘厳なアレグロ
 10. イサイアス・サビオ(1900-1977): バトゥカーダ
 11. サビオ: オルゴール
 12. ディレルマンド・レイス(1916-1977):ショーロ 「子供の時間」(G.A. デヴァインによるギター編...世界初録音)
 カルロス・グアスタビーノ(1912-2000): ギター・ソナタ第2番
  13. I. Allegretto intimo ed espressivo/14. II. Andante sostenuto/15. III. Presto
 16. アストル・ピアソラ(1921-1992): 最後のグレラ(P. フェレルによるギター編)
 17. パドロ・エスコバル(1900-1970): パラグアイ舞曲 「チョピ」
 18. ペドロ・ラウレンス(1902-1972): わが愛のミロンガ(V. ビジャダンゴスによるギター編)
 19. フアン・ブスカリア(1893-1958): ミロンガ「アルペッジョとクリオーリョ前奏曲」(J. クローマンによるギター編)

 録音 2019年10月27-29日 Holy Trinity Church, Weston,Hertfordshire(UK)

 世界的なギターの名手、グレアム・アンソニー・デヴァインが弾く南米のギター音楽集。
 ピアソラやバリオスなどの良く知られた作曲家から、ほとんど知られていない作曲家まで幅広い作品が収録されています。
 ベネズエラ風のワルツやミロンガ、ショーロなど独自の文化に育まれたこれらの曲は、抒情的で少しメランコリックな気分を持つものや、快活なリズムに彩られたものなど、さまざまな雰囲気を有しています。
 タイトルの「BATUCADA バトゥカーダ」とはブラジル音楽のサンバのスタイルのこと。
 本来は打楽器のみで演奏されますが、タイトルとなったサビオの「バトゥカーダ」(トラック10)は賑やかなリズムが取り入れられた華やかな作品です。

 
 
 
8.669050
(2CD)
¥2400
ケヴィン・プッツ(1972-):歌劇《きよしこの夜》 全2幕(2011)
 【CD1】1-24. 第1幕
 【CD2】1-14. 第2幕

 世界初録音
  アンナ・セアンセン...カリン・ウォルヴァートン(ソプラノ)、
  ニコラウス・シュプリンク...マイルズ・ミッカネン(テノール)、
  オーデベルト中尉...エドワード・パークス(バリトン)、
  ポンヒェル...アンドリュー・ウィルコフスケ(バリトン)、
  ホルストマイヤー中尉...ジョシュア・ジェレマイアー(バリトン)、
  ゴードン中尉...クリスチャン・サーストン (バリトン)、
  ジョナサン・デール...クリスチャン・サンダース(テノール)、父パルマー...トロイ・クック(バリトン)
  ミネソタ・オペラ合唱団、ミネソタ・オペラ管弦楽団、
  ルイス・コートニー(指揮)

 録音 2018年11月10-18日 Ordway Center for the PerformingArts, Saint Paul, Minnesota(USA)

 第一次世界大戦中の1914年12月24日から翌日にかけて西部戦線各地で生じた一時的な停戦状態の「クリスマス休戦」を題材にしたケヴィン・プッツの歌劇《きよしこの夜》。
 2005年に公開された映画『Joyeux Noël』(邦題『戦場のアリア」日本では2006年公開)でのクリスチャン・カリオンの脚本を元にマーク・キャンベルが台本を起こしたこの歌劇は、兵士として従軍している夫に会うため戦場に赴く主人公アンナと、兵士たちの交流、そして聖夜の奇跡が描かれた力作です。
 ミネソタ・オペラの委嘱作として2011年に初演され、同年のピューリッツァー賞を受賞しました。
 アンナ役のカリン・ウォルヴァートンは現代作品を得意とするアメリカ出身のソプラノ。ミネソタ・オペラを中心に活躍。温かみのある声質が高く評価されています。
 





RAMEE



RAM2002
¥2700
『劇場の夕べ』 ~17世紀イングランドの演劇を彩った舞曲の世界~
 ~序曲~
  1. ウィリアム・ローズ(1602-1645): 第一の鐘の音
   〔ヤーコプ・ファン・エイクのリコーダー独奏曲によるディミニューション〕
  2. ニコラ・マッテイス(1644/49頃-1699): ラッパの音を模した調べ
  3. マッテイス: ラ・コンスタンツァ(貞淑)
  4. マッテイス: アリエッタ
 ~恋は無為なり~
  5. 作者不詳: ダフネが、美丈夫のポイボスから逃れた時
   〔ヤーコプ・ファン・エイクのリコーダー独奏曲によるディミニューションを伴う歌〕
  6. ヤーコプ・ファン・エイク(1590-1667): 美しき乙女ダフネは
  7. 作者不詳: ウィルソンの恋
  8-14. ジョン・プレイフォード(1623-1686)&作者不詳:舞曲さまざま
   8. クローバー茂るパディの海岸/9. コクスの舞曲/10. 舞曲/
   11. 狐を狙う猟師/12. 陽気な鍛冶屋/13. オニールの行進曲/14. 愉悦の時
  15. トバイアス・ヒューム(1569-1645): 恋人との別れ
  16. 作者不詳+デイヴィ・メル(1604-1662)&トーマス・バルツァー(1630頃-1663):
   ジョン、今すぐ来てキスして〔ディミヌ―ションを伴う歌〕
 ~アンティマスク: 予想外の演目~
  17. マッテイス: 偽トルコ風のジガ/18. マッテイス: 両耳のコルレンテ/両足のコルレンテ/
  19. マッテイス: 夜啼鶯/20. 作者不詳: 憤怒の鬼たち/
  21. マッテイス: 超快速のジグ/22. 作者不詳: テンプル教会界隈にいる猿ども/
  23. ローズ: 第二の鐘の音
   〔ヤーコプ・ファン・エイクのリコーダー独奏曲によるディミニューション〕
 ~踊りの時間~
  24-27. マシュー・ロック(1621-1677): 組曲 ホ短調
   24. パヴァーン/25. エアー/26. クラント/27. サラバンド
  28. マッテイス: 崩したパッサッジョ/29. マッテイス: 恋するサラバンダ/
  30. マッテイス: ディヴィジョンを伴うガヴォッタ/31. マッテイス: スカラムッチア
  32-40. プレイフォード&作者不詳: 舞曲さまざま
   32. ニューカッスル/33. ハクリー・イン・ザ・ホール地区/34. サンザシの棒/
   35. 田舎の丘/36. ニューカッスル(速く)/37. 女神たち/
   38. ケンプのジグ/39. 立派な連れ合い/40. 女神たち(速く)
 ~アンコール~
  41. 作者不詳: 寝取られ男が箪笥から出てきた/ロバートソンのラント
 ザ・シアター・オヴ・ミュージック(古楽器&声楽アンサンブル)
  マリオン・フェルメ(リコーダー、指揮)、ジャンヌ・ゼプフェル(ソプラノ)、
  サンドリーヌ・デュペ(ヴァイオリン)、イザベル・ブルズ(ヴァイオル〔ヴィオラ・ダ・ガンバ〕)、
  ヴィクトリアン・ディス(バロックギター、テオルボ)、
  イヴァン・ガルシア(ヴァージナル)、ナ―ジャ・ベンジャバラ(打楽器)

 録音: 2020年2月17-20日 ポール=ロワイヤル大修道院、パリ

 【フランス発ならでは!生々しい息吹とともに甦る、17世紀英国の劇場世界】
 昔から数多の劇場が人々のフラストレーションを飲み込み、スタイリッシュな文化へ昇華させてきた大都市ロンドン。
 その勢いは革命に揺れた17世紀にも健在だったどころか、フランスやイタリアから新しい音楽がもたらされ、高度に発展していた英語演劇のステージを華やがせていました。
 特定作曲家によるまとまった曲が印刷譜で残っている例が少ないため、復元が困難で埋もれがちな分野ですが、それら17世紀の英国劇付随音楽は現代の古楽器奏者たちにとっても魅力的な演目。
 セーヴルに拠点を置くザ・シアター・オヴ・ミュージックは、一座の花形歌手ジャンヌ・ゼプフェルをはじめフランス語話者たちのアンサンブルだからこそ、ともいうべき演目との相性をみせながら、今の英語よりもずっとフランス語に近かったという17世紀英語の演劇世界を鮮やかに音で活写してゆきます。
 しっとり抒情的な歌声に緩急自在のガット弦サウンドが絡み、アイリッシュ・トラッドにも通じる雰囲気抜群の舞曲トラックから、詩句の響きの妙をじっくり聴かせるナンバーまで、ルネサンス末期やバロック期の英国ならではの豊かな音楽をさまざまに味わえる演奏。
 オペラ前夜の音楽劇分野ともいうべき「マスク」や、風刺を効かせ奇想天外な展開に特化した「アンティマスク」など、当時の演劇上演のあり方を意識したプログラム構成も興味深いところ。
 活気に満ちた昔日のロンドンの舞台が思い浮かぶような瞬間の連続です。

 
 





SIGNATURE

SIG11067
【旧譜】
¥2800
ブルーノ・ジネール(1960-):《シャルリー》 ~
 フランク・パヴロフの小説『茶色の朝』にもとづくポケット・オペラ

  ブルーノ・ジネール(1960-):
   1-8.《シャルリー》~フランク・パヴロフの小説『茶色の朝』にもとづくポケット・オペラ
   9. ブルーノ・ジネール(作曲)、フランク・パヴロフ(原作)、エンキ・ビラル(ジャケット画)の対談(フランス語)
 アンサンブル・アレフ
  モニカ・ジョルダン(歌)、ドミニク・クレマン(クラリネット)、
  ノエミ・シンドラー(ヴァイオリン)、クリストフ・ロイ(チェロ)、
  シルヴィ・ドルーアン=クレマン(ピアノ)、ジャン=シャルル・フランソワ(パーカッション)

 録音: 2009年6月12、13日 ラジオ・フランス

 【ベストセラーの現代小説から生まれた不条理劇の「ポケット・オペラ」。日本初演記念リリース!】
 フランスで200万部の大ヒットを記録したフランク・パヴロフの小説『茶色の朝』(邦訳: 大月書店刊)をもとに、1960年生まれの作曲家ブルーノ・ジネールが極小編成の舞台作品に仕上げたのが《シャルリー》。
 歌手(というよりヴォーカル)1名と器楽奏者5名の計6名、演奏時間約40分という編成的にも時間的にも凝縮された作品で、ジネールは「ポケット・オペラ」と名付けました。
 ポケットに入れて持ち運ぶかのように、大規模場な舞台装置抜きで身軽に上演できることが狙いです。
 
 舞台は、ある日突然「茶色のペット以外は飼ってはいけない」という法律が施行された街。権力者の不当な要求に妥協を重ねるうちに自由を奪われてゆく主人公を描く不条理劇です。
 サウンド的には、ささやき声やスローガン、ポップなメロディ、叫び声など多彩な要素を表現のうちに取り入れたユニークなもので、フランスでは若者の支持も集めた模様。
 2021年10月30日に神奈川県立音楽堂で日本初演が決定しました。

 ブルーノ・ジネールはブライアン・ファーニホウやルイス・デ・パブロらに師事。室内楽、オーケストラ作品から電子音楽まで様々なジャンルで創作し、IRCAM等の世界的機関と協働する一方、エリック・サティやクルト・ヴァイルの研究、ナチスの迫害にあったユダヤ人作曲家たちの作品を発掘して紹介する著作や活動にも取り組んでいます。

 《シャルリー》 公演情報
  2021年10月30日(土)、31日(日) 各日15:00開演(14:15開場)
  神奈川県立音楽堂
  作曲: ブルーノ・ジネール 原作:フランク・パヴロフ『茶色の朝』 (日本語版: 大月書店)
  演奏: アンサンブルK
   アデール・カルリエ(ソプラノ) エロディー・ハース(ヴァイオリン) マリー・ヴィアール(チェロ)
   グザヴィエ・フェルタン(クラリネット) セバスチャン・デュブール(ピアノ) グレゴリー・マサット(パーカッション)
  演出: クリスチャン・レッツ   照明・舞台監督: アントニー・オーベリクス
  プロダクション: アンサンブルK/CCAMヴァンドゥーヴル・レ・ナンシー国立舞台センターの共同プロダクション
 





BERLIN CLASSICS


BC 0301591
(2CD)
¥4000
J.S.バッハ:オルガン曲集 イェルク・ハルベック(Org)
 前奏曲とフーガ変ホ長調「聖アン」BWV.552 より前奏曲、永遠の父なる神よBWV.669、
 すべての世の慰めなるキリストよBWV.670、聖霊なる神よBWV.671、永遠の父なる神よBWV.672、
 すべての世の慰めなるキリストよBWV.673、聖霊なる神よBWV.674、
 いと高きところにいます神にのみ栄光あれBWV.675、BWV.676、
 「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」によるフゲッタBWV.677、これぞ聖なる十戒BWV.678、
 「これぞ聖なる十戒」によるフゲッタBWV.679、われらみな唯一なる神を信ずBWV.680、
 「われらみな唯一なる神を信ず」によるフゲッタBWV.681、天にいますわれらの父よBWV.682、BWV.683、
 われらの主キリスト ヨルダン川に来りBWV.684、BWV.685、
 深き苦しみの淵より われ汝に呼ばわるBWV.686、BWV.687、われらの救い主なるイエス・キリストBWV.688、
 フーガ「われらの救い主イエス=キリスト」BWV.689、4つのデュエットBWV.802~BWV.805、
 前奏曲とフーガ変ホ長調「聖アン」BWV.552 よりフーガ
 

BC 0301595
(2CD)
¥4000
J.S.バッハ:さまざまな手法による18のライプツィヒ・コラール集
 ライプツィヒ・コラール
  BWV.651、BWV.652、BWV.653b、BWV.653、BWV.654、
  BWV.655、BWV.656、BWV.657、BWV.658、BWV.659、
  BWV.660、BWV.661、BWV.662、BWV.663、BWV.664、
  BWV.665、BWV.666、BWV.667、BWV.668
 「高き天よりわれは来たれり」によるカノン風変奏曲BWV.76
イェルク・ハルベック(Org)

 ドイツ・アンスバッハの伝統あるオルガンは、バッハが活躍しているころから多くの音を作り出す改良がおこなわれていました。
 バッハも多くの音色を試したと言われていますが、詳細な記録が残っていません。
 ハルベックの新たな音作りにより、バッハのオルガン曲の新たな一面を見ることができるでしょう。
 
 

BC 0301601
¥2500
おお光より生まれし光 ― チューリッヒ・チェンバー・シンガーズ名唱集
 タリス:おお光より生まれし光/
 シュテファン・クラース:マリアは茨の森を通って行った/
 ルーカス・オジアンダー(1534-1604):いざ来たれ 異教徒の救い主よ/
 プレトリウス:一輪のばらが咲いて/
 リアノン・ランドル(1993-):おお光より生まれし光/
 ジョゼフ・ボヴェ(1879-1951):おお 輝かしき夜よ/
 マドレーヌ・ペリッサ:Nous etions trois bergerettes /
 ブリテン:聖母への讃歌/
 J.S.バッハ:おおいとしきみどり児 やさしきイエスBWV.493(ウィルコックスによる合唱版)/
 ブルッフ:我らみどり子のゆりかごを/
 ビクトリア:おお 大いなる神秘/
 マルクス・パウス(1979-):おお 大いなる神秘/
 プレトリウス:第5旋法によるマニフィカト/
 ホルスト:わびしき真冬に

 ルネッサンスから現代作品まで多岐にわたる瞑想的、内向的なハーモニーを楽しめる名唱集。
 
 

BC 0301639
¥2500
ザクセン州のさまざまな教会で演奏された
 ブラス・アンサンブルとの録音集

  ザクセンのクリスマス
ルートヴィヒ・ギュトラー
ブラス・アンサンブル

 ドレスデンのフラウエン教会、ピルナのマリエン教会、ポルディッツの教会など、ザクセン州のさまざまな教会で演奏されたブラス・アンサンブルとの録音集です。
 ベートーヴェン、ヴィヴァルディ、バッハなどの名曲を編曲。30曲を超える作品を収録しています。
 
 .


BC 0301675
¥2500→\2290
アイヴォー・ボルトン~「新世界より」
 「スタッドカジノ・バーゼル」改修工事落成記念演奏会

 ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
 ベートーヴェン:付随音楽「献堂式」Op.124
 サティ(ドビュッシー編):ジムノペディ第1番「ゆっくりと悩める如く」
 R.シュトラウス:4つの歌Op. 27より「あすの朝」
アイヴォー・ボルトン指揮
バーゼル交響楽団
クリスティーナ・ランツハーマー(Sop)

 1876年に作られた歴史的建造物「スタッドカジノ・バーゼル」の改修工事が落成。その記念演奏会の録音。
 音響面でも世界有数の優れたコンサートホールとして有名です。

 



 ヨーロッパでもっとも古くて重要なコンサートホールの1つで、すぐれた音響効果と洗練された音楽体験が味わえる場所として国際的な名声を博している。

 
 

BC 0301715
¥2300
トロンボーンとオルガンのための作品集 ペーター・シュタイナー(Trb)
コンスタンツェ・ホッホヴァルトナー(Org)
 R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」(エミリー・ホートン、アンドリュー・マーケルによる編曲版)
 ホルスト:組曲「惑星」より第3曲「水星」(ホッホヴァルトナー、シュトライナーによる編曲版)
 ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」第2楽章ラルゴ(ホートン、マーケルによる編曲版)
 ジョン・ウィリアムズ:サモン・ザ・ヒーロー(1996年アトランタ・オリンピック・ファンファーレ)(ホートンによる編曲版)
 マーラー:交響曲第2番「復活」より第4楽章「原光」(ホッホヴァルトナー、シュトライナーによる編曲版)
 アンドリュー・ロイド=ウェバー:オペラ座の怪人(ホートン、マーケルによる編曲版)
 バーバー:弦楽のためのアダージョ(ホッホヴァルトナーによるオルガン編曲版)

 「無限に広がる宇宙の旅へ」を表現した一枚。
 意欲的な編曲が印象的で、デュオの熱意が伝わる壮大な演奏です。
 
 
BC 0301729
¥2500
チェロとピアノのための作品集 エッカート・ルンゲ(Vc)
ジャック・アモン(pf)
 ベートーヴェン:チェロソナタ第4番ハ長調Op.102-1
 エイミー・ワインハウス(1983-2011)/マーク・ロンソン:バック・トゥ・ブラック
  (ジャック・アモン、ヴォルフ・ケルシェク、エッカート・ルンゲによる編曲版)
 ベートーヴェン:アデレードOp.46(アモン、ルンゲによる編曲版)
 ジミー・ヘンドリクス:パープル・ヘイズ(アモン、ケルシェク、ルンゲによる編曲版)
 ベートーヴェン:ピアノソナタ第31番変イ長調Op.110より第3楽章(アモン、ルンゲによる編曲版)
 デヴィッド・ボウイ/ブライアン・イーノ:ワルシャワ(アモン、ケルシェク、ルンゲによる編曲版)
 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第13番変ロ長調Op.130より第5楽章カヴァティーナ(アモン、ルンゲによる編曲版)
 フランク・ザッパ:ビーバップ・タンゴ(アモン、ケルシェク、ルンゲによる編曲版)
 スティーヴィー・ワンダー:くよくよするなよ(アモン、ケルシェク、ルンゲによる編曲版)

 デュオを組んで四半世紀のベテラン演奏家によるベートーヴェンとクラシック・クロスオーバー作品集。
 ベートーヴェンのエネルギーに満ちた音楽と、ロック、ポップ、ジャズを組み合わせた大胆なコンセプトアルバムです。
 定期的に慈善コンサートを行い、社会的な貢献を行っているデュオ。
 そこで得た飽くことのない無限の挑戦を形にした一枚と言えるでしょう。
 
 


BC 0302002
(5CD)
¥3900
ペーター・シュライアー(Ten)名唱集
 Disc. 1
  Heute Nacht oder nie、Non ti scordar di me、Chianti-Lied、Still wie die Nacht、
  Leise erklingen die Glocken von Campanile、Das alte Lied、Fruhling、
  Du bist die Welt fur mich、O sole mio、Es muss ein Wunderbares sein、Mattinata、
  Schau einer schonen Frau nie zu tief in die Augen、Gab' es kein Lied
 Disc. 2
  Komm in die Welt、In mir klingt ein Lied、Ich liebe dich、Granada、Caro mio ben、
  Sprich zu mir von Liebe, Mariu、Fruhlingszeit、GruB mir die suBen, die reizenden Frauen、
  Serenade Op. 6、Schone, strahlende Welt、Vaghissima Sembianza、
  Inmitten des Balles beim Fest、Eine wie du war immer mein Traum、Letzter Fruhling
 Disc. 3
  Ach, trinken Sie vielleicht mit mir ein Tasschen Tee?、Mein Schatz, der Postillon、
  Ein Rosenstock tragt Bluten、Das alte Lied、Durch die weiten Felder、
  Schau einer schonen Frau nie zu tief in die Augen、Komm mit mir vom Tanze、
  Zwei Herzen im Dreivierteltakt、Lautlos glitt der Dampfer、
  Komm, Casanova, komm, Casanova, kuss mich、Wer hat die Liebe uns ins Herz gesenkt、
  Leise erklingen die Glocken von Campanile、Einmal da schlagt fur uns die Stunde
 Disc. 4
  Heute Nacht oder nie、Standchen、Bunte Lampions、Erinnerung an Sorrent、
  Es muss ein Wunderbares sein、Du bist die Welt fur mich、O sole mio、Vergiss mein nicht、
  Still wie die Nacht、Mattinata、Chianti-Lied、Jeder Tag ist schon fur mich、
  Uber die Prarie、Tausend rote Rosen bluhn
 Disc. 5
  Es flog ein klein's Waldvogelein、Herzlich tut mich erfreuen、Wenn ich ein Voglein war'、
  Das Leben bringt groB' Freud'、Sie gleicht wohl einem Rosenstock、Im schonsten Wiesengrunde、
  Sah ein Knab' ein Roslein stehn、Loreley、Im Krug zum grunen Kranze、Kein Feuer, keine Kohle、
  Mir ist ein fein's braun's Maidelein、In einem kühlen Grunde、Verstohlen geht der Mond auf、
  Wenn alle Brunnlein flieBen、Du mein einzig Licht、All mein Gedanken、
  Es fiel ein Reif in der Fruhlingsnacht、An der Saale hellem Strande、Nach grüner Farb' mein Herz verlangt、
  Es steht ein Lind' in jenem Tal、WeiB mir ein Blumlein blaue、Am Brunnen vor dem Tore、
  Mein Madel hat einen Rosenmund、Der Mond ist aufgegangen

 ペーター・シュライヤーか歌う美しいクラシック音楽、有名なアリア、歌曲、民謡を集めた5枚組。
 
 

BC 0302005
(3CD)
¥3900
トリプティク イヴェタ・アプカルナ(Org)
 Disc. 1
  ペトリス・ヴァスクス(1946-):讃歌、四季より第1曲「白い景色」、ムジカ・セリア
 Disc. 2
  J.S.バッハ:
   トッカータ アダージョとフーガ ハ長調BWV.564、トリオソナタ第3番ニ短調BWV.527、
   6つのシュープラー・コラールBWV.645~BWV.650
 Disc. 3
  リスト:
   バッハの名による前奏曲とフーガ、いざ もろびと神に感謝せよ、
   コラール「アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム」による幻想曲とフーガ

 三連祭壇画というタイトルが付けられた3枚組は、3つの世紀と3つの宗教的作品を収録しています。
 ラトビアの作曲家ペトリス・ヴァスクスの作品は、アプカルナが特に気に入った作曲家でもあります。
 またバッハ、リストの技巧的な作品にも精力的に取り組んでいます。大きなオルガンを駆使した演奏に注目です。
 

NEUE MEISTERシリーズ


BC 0301503
¥2400
ヘニング・フックス:ガイア・ライジス
 Gaia Rises、The Storm Will Pass、
 Time Drops、Pacha Mama、
 Protozoa、Flying River、Thrive、
 Miracle of Life、The Tribe、
 Home、Flying River (Reprise)
ヘニング・フックス(Guitar、pf)
ガン・グオ(二胡)ボラム・リー(Vc)
ダーフィト・クックヘルマン(Peac)
エルファ・ルン・クリスティンスドッティル(Vln)
サワダ・マリ(Vln)グレゴワール・シモン(Vln)
フリアン・オリバレス(Guitar)
トビアス・フライシャー(Cb)

BC 0301504
(LP)
¥4000

 二胡、フラメンコギターとチャランゴ、ハンドパン、ヴァイオリン、合唱による演奏。
 野生の多様性と、地球の変化に対する絶え間ない衝動を音響的に捉えようとするヘニング・フックスの試みによる作品集です。
 
 
BC 0301679
¥2400
アルデン(1984-):作品集
 Azaleas、Waves、Birds、Eden、
 If you care、Silence、Snow mountains、
 Open、Like a wing
アルデン
BC 0301680
(LP)
¥4000

 シンガーソングライターのアルデンによる演奏集。
 「帰郷」をテーマにしたこのアルバムは、ハープに重点を置き、電子楽器と組み合わせた音楽が続きます。
 
 

BC 0302019
(EP)
¥2100
Lass irre Hunde heulen チギスベルト・ズ・クニプハウゼン
カイ・シューマッハー

 シューベルトの歌曲からインスピレーションを得て演奏された新たなスタイルの音楽。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

.

BIDDULPH RECORDINGS



BIDD85007
¥2200→\1990
1984年録音、完全初出
 オスカー・シュムスキー
  ヨハネス・ブラームス(1833-1897):ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77

  1. I. Allegro non troppo 23:54
  2. II. Adagio 9:44
  3. III. Allegro giocoso,ma non troppo vivace 8:30
オスカー・シュムスキー(ヴァイオリン)
フィルハーモニア・フンガリカ
ウリ・セガル(指揮)

 録音 1984年、マール(ドイツ)
 プロデューサー: Eric Wen/エンジニア: Dennis Patterson/マスタリング: Dennis Patterson

 完全初出! シュムスキー唯一のブラームス: ヴァイオリン協奏曲全曲、1984年のデジタル録音が登場。

 1917年、フィラデルフィアに生まれたオスカー・シュムスキー。ヨーロッパで名を成してから移民した演奏家が席巻していた20世紀半ばのアメリカ楽壇にあって、数少ないアメリカ生まれのスター・ヴァイオリニストでした。
 7歳でストコフスキー指揮のフィラデルフィア管弦楽団と共演、名門カーティス音楽院でレオポルト・アウアーに学び、トスカニーニに請われてNBC交響楽団に加わったこともあります。
 欧州では知る人ぞ知る存在だったシュムスキーですが、1981年に行ったロンドン・デビュー・リサイタルが大評判となり、欧州でのコンサートの依頼が殺到、録音もNimbus、ASV、Chandosなどから相次いでリリースされました。
 
 この録音は、1984年秋にドイツのマールで行った演奏会の2日後にセッション収録したものですが、なぜかその存在が知られぬままになっていました。
 近年、シュムスキーの子息エリックが父の遺産整理中に未編集のテープを発見。かつて父のロンドン・デビューをお膳立てしたエリック・ウェン(現Biddulph)と共に編集と関係者の承諾を進め、ここにリリースされます。
 シュムスキーにはブラームスの室内楽やハンガリー舞曲の録音がありますが、ヴァイオリン協奏曲の全曲録音はこれが唯一。ディスコグラフィの空白を埋める貴重なリリースです。
 解説書には曲目解説に加えエリック・シュムスキーの手記2ページを掲載(英語のみ)。

 
 

















ページ内の商品チェック・ボックスをクリックしたら、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)


注文フォームへ


アリアCD 新店舗トップページへ



Copyright(C) 2021 ARIA-CD.All rights reserved.