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≪第114号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その2 2021/11/23~




11/26(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


EVIDENCE


 
EVCD 074
¥2800
チェンバロ奏者 濱田あや、濃厚かつこまやかなバッハ・アルバム
 J.S.バッハ:
  ・トッカータ ニ長調 BWV 912
  ・イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV 971
  ・フランス風序曲 ロ短調 BWV 831
  ・シャコンヌ(スキップ・センペ編)~
   ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004より
濱田あや
 (チェンバロ/ルッカース製、1632/ 1745年)

 ニューヨーク在住のチェンバロ奏者 濱田あや、濃厚かつこまやかなバッハ・アルバム

 録音:2020年11月12-14日、ヌーシャテル・美術・歴史博物館(スイス)/輸入盤・日本語帯・解説付

 ニューヨーク在住のチェンバロ奏者、濱田あやが、「編曲」と「即興」という2つのジャンルに焦点をあてて選曲したアルバムをリリースします。
 クラヴィーア練習曲集第2部に収められているイタリア協奏曲は、ソロとトゥッティが交互に現れるイタリア様式の協奏曲を独奏鍵盤作品に、そしてフランス風序曲は、フランス様式の管弦楽組曲のスタイルを用いた書かれた作品。
 バッハ初期の作品であるトッカータは、即興的な自由な部分を含む作品。そして最後に収録されたのは、濱田が衝撃を受けた、センペがヴァイオリン譜を見ながら即興で弾いた「シャコンヌ」(CD)を濱田が聞き取りで書き起こしたもの。
 どの作品も、濱田の歌にあふれているのはもちろん、軽やかなパッセージでの愛らしくも繊細な音色、そしてうたう部分での濃厚なレガートと、濱田の音楽に機敏に反応した楽器(ヌーシャテル所蔵のルッカース)の素晴らしさにも感じ入る内容。 最終トラックの「シャコンヌ」でも、楽器の豊かな響きと、濱田のふくよかな音楽、そして終盤のたたみかけてくるような表現に圧倒されます。

 濱田自身による充実の解説にも注目です。

 濱田あや:
  兵庫県芦屋市出身。神戸女学院中高部、同大学音楽学部首席卒業。ジュリアード音楽院古楽演奏科修士課程を、第一期生及び特待生として、最優秀の成績で修了。
  プロミュージカ・チェンバー・オーケストラの首席チェンバロ奏者、レザール・フロリサンのチェンバロ伴奏要員、及びサンテスプリ・フランス教会専属奏者。古楽アンサンブル「クイーンズ・コンソート」のメンバー。

  ロンドン音楽祭コンクール第一位、ヨゼフ・ホフマン・ピアノコンクール第二位、フランス・ロワイヨモン財団賞、 MSM 協奏曲コンクール、アーティスト・インターナショナル・オーディション等で受賞。
  またジュリアード音楽院にて、アイリーン・ダイアモンド・フェローシップ、および ヒュワード記念奨学金を受賞する。
  北米・古楽鍵盤楽器協会国際総会、NY 市主催国際リサイタルシリーズ、カナダ・ケベック州政府主催リサイタルに招聘されたのをはじめ、日本、米国、カナダ、中南米、欧州各地でリサイタルを開催。
  ニューヨークにてケネス・ワイス、パリにてスキップ・センペの各氏に師事。また、ピエール・アンタイ、クリストフ・ルセ各氏の指導を受ける。
  ニューヨーク・マンハッタン在住。
 




IDIS


VERMEER 40030
¥2100
スクリャービン:ピアノ作品集 ジェルフィ・アジ(ピアノ)
 即興曲 変ロ短調 Op.12-2/左手のための夜想曲 変ニ長調 Op.9-2/
 練習曲 嬰ハ短調 Op.42-5/左手のための前奏曲 嬰ハ短調 Op.9-1/
 幻想曲 ロ短調 Op.28/ピアノ・ソナタ第4番 嬰へ長調 Op.30/
 練習曲 嬰ヘ長調 Op.42-4/2つの詩曲 Op.32/詩曲 変ニ長調 Op.41/
 ピアノ・ソナタ第5番 Op.53/2つの詩曲 Op.63/詩曲『焔に向かって』Op.72

 トルコのピアニストによるスクリャービン

 録音:2019年8月30-31日、2020年1月18日/イタリア、モディカ/60'10''

 1976年イスタンブール生まれ、自国トルコでのコンサートや教育活動に力を注ぐピアニスト、ジェルフィ・アジ(Jerfi Aji)によるスクリャービン。
 バランスよく組まれたプログラムからはスクリャービンへの深い理解とその音楽に費やしたであろう時間が感じ取れます。
 
 

VERMEER 40031
¥2100
チェロ・カンタービレ
 ブルッフ:コル・ニドライ
 ドヴォルザーク:
  ロンド Op.94 / 森の静けさ Op.68-5 / 私を一人にして Op.82-1
 グラズノフ:吟遊詩人の歌 Op.71
 ピアソラ:アヴェ・マリア / オブリビオン*
 ポッパー:レクイエム Op.68
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34
 サン=サーンス:白鳥
  編曲:エンリコ・ディンド(* のみホルヘ・ボッソ)
エンリコ・ディンド(チェロ、指揮)
イ・ソリスティ・ディ・パヴィア(弦楽合奏)

 弦楽をバックに歌い上げるチェロの魅力

 57'18''

 イ・ソリスティ・ディ・パヴィアは20年ほどの活動実績を持つイタリアのアンサンブル。
 リーダーはチェリストのエンリコ・ディンドが務めており、バロック以降の幅広いレパートリーを持ち、伊デッカからもリリースのある団体です。
 このアルバムではチェロの魅力をたっぷりと伝える作品を選び、弦楽合奏での伴奏にアレンジして披露。美しい歌にあふれた1枚となっています。
 



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HYPERION



PCDA68374
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
アンジェラ・ヒューイット(ピアノ)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ

  ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 Op.106《ハンマークラヴィーア》
  ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
アンジェラ・ヒューイット(ピアノ)
CDA68374
¥2500→\2290

 鍵盤の女神ヒューイットのベートーヴェン!最終巻は「ハンマークラヴィーア」&第32番!

 ☆アンジェラ・ヒューイットが積み重ねてきたベートーヴェンのピアノ・ソナタ集。
 ☆ついに最終巻!「ハンマークラヴィーア」と、最後のソナタ「第32番」で掉尾を飾ります。

 様々な愛の歌のピアノ・トランスクリプション集「ラヴ・ソングズ」(PCDA68341/CDA68341)が世界中で大ヒットとなっている、鍵盤の女神アンジェラ・ヒューイット。
 2006年にスタートし、16年かけてじっくりと編み上げてきた大型プロジェクト、ヒューイットがファツィオリ・ピアノで弾く「ベートーヴェンのピアノ・ソナタ集」がついに最終巻に到達。
 ヒューイットのレパートリーとしても最近追加されたという2つの後期重要ソナタ、第29番「ハンマークラヴィーア」と、ベートーヴェン最後のピアノ・ソナタである「第32番」で、偉大なシリーズの掉尾を飾ります。
 これまで、レコード芸術「特選盤」を始め、グラモフォン誌「EDITOR'S CHOICE」やデイリー・テレグラフ紙「CD OF THE WEEK」、クラシックFMマガジン「INSTRUMENTAL DISC OF THE MONTH」などに選ばれ、国際的な評価を確立してきたヒューイットの至高のベートーヴェン。有終の美を彩るソナタ「第29番」&「第32番」にどうぞご期待ください。

 ※録音:2020年11月23日-25日、マリーエンミュンスター文化財団(ドイツ)/※使用楽器:ファツィオリ

 
 
 


PCDA68375
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
J.S.バッハ:カンタータ集 ~ 第35番&第169番
 J.S.バッハ:カンタータ第169番 《神にのみ, わが心を捧げん》 BWV169*
 ハインリヒ・シュッツ:われを憐れみたまえ, おお主なる神よ SWV447
 ディートリヒ・ブクステフーデ:悲歌 BuxWV76b
 J.S.バッハ:カンタータ第35番 《心も魂も乱れまどいて》 BWV35
イェスティン・デイヴィス(カウンターテナー)
ジョナサン・コーエン(指揮)
アルカンジェロ、
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)*
ジョン・マーク・エインズリー(テノール)*
ニール・デイヴィス(バス・バリトン)*
トム・フォスター(オルガン)
CDA68375
¥2500

 イェスティン・デイヴィス&アルカンジェロ!バッハのカンタータ集第2弾!

 イェスティン・デイヴィスは、その美しく器用な声と知的なミュージシャンシップによって、世界でもっとも優れた歌手の一人として広く知られるイギリスのカウンターテナー。
 これまで2度のグラモフォン賞受賞、グラミー賞受賞、ローレンス・オリヴィエ賞ノミネートなどの実績を誇り、その功績から2017年には大英帝国勲章(MBE)を授与されています。
 イェスティン・デイヴィスが、ジョナサン・コーエンが率いるピリオド・アンサンブル「アルカンジェロ」と共演し見事2017年グラモフォン賞を受賞した「J.S.バッハ:カンタータ集」(CDA68111)の続編がついにリリースされます!
 今作では、バッハがライプツィヒで非常に才能のある少年アルトのために書いたと考えられる2つのカンタータに加え、シュッツのコラール・カンタータとブクステフーデのアリア集を組み合わせた秀逸なプログラムで、イェスティン・デイヴィスの気高き知性と深い感性の歌声を贈ります。

 BWV169のカンタータでは、キャロリン・サンプソン、ジョン・マーク・エインズリーらの豪華ソリストも参加。アルカンジェロのメンバーは、エンシェント室内管弦楽団やクラシカル・オペラ・カンパニー、OAEなどで活躍するジェイムズ・トール(vn)をリーダーに据え、ウェールズ国立オペラのアシスタント・コンサートマスターを務めるベアトリーチェ・フィリップス(vn)、ロンドン・ハイドン弦楽四重奏団の最新メンバーであるマイケル・グレヴィチ(vn)とジョン・クロカット(va)、フロリレジウムやフレットワークのメンバーとして活躍した市瀬礼子(gamba)など、気鋭の古楽器奏者たちが名を連ねています。

 ※録音:2020年10月7日-9日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ハムステッド・ガーデン・サバーブ、ロンドン)

 
 
 


CDA68350
¥2500

ダヴ、ウィア、マーティン:合唱作品集
 ジョナサン・ダヴ(b.1959):
  光の巨大な海、ミサ・ブレヴィス、鷲のように翼をはってのぼることができる
 ジューディス・ウィア(b.1954):
  まことの光、そのいつくしみはとこしえに絶えることがない、
  よく聞いておくがよい
 マシュー・マーティン(b.1976):
  汝の寺院の中に、ウェストミンスター・サーヴィス
   (ウェストミンスター寺院の典礼音楽)
    〔マニフィカト、ヌンク・ディミッティス〕、
    わが魂はかわいているように神を慕い、おお夜明けよ、見よ,主をほめよ
ウェストミンスター寺院聖歌隊
ジェームズ・オドンネル(指揮)
ピーター・ホルダー(オルガン)

 名門ウェストミンスター寺院聖歌隊が贈る3人の現役作曲家の合唱作品集!

 ☆名合唱指揮者、ジェームズ・オドンネルとウェストミンスター寺院の聖歌隊!
 ☆3人の現役作曲家が彼らのために書いた作品を歌う!

 かつてウェストミンスター大聖堂聖歌隊の音楽監督としても活躍した名合唱指揮者、ジェームズ・オドンネルとウェストミンスター寺院聖歌隊が贈る、現代イギリスの合唱作品集。
 2002年から2019年にかけて書かれたこれらの作品の多くは、ウェストミンスター寺院の聖歌隊のために特別に書かれたもので、とりわけ合唱音楽の分野で活躍する3人の現役イギリス人作曲家、ジョナサン・ダヴ、ジューディス・ウィア(ジュディス・ウィアー)、マシュー・マーティンが、時代ごとに移り変わるア・カペラやオルガン付きの合唱音楽を現代的なイラストで、鮮やかに、そして力強く表現しています。

 世界遺産にも指定されている英国国教会の教会、ウェストミンスター寺院の聖歌隊は、30名の少年合唱と12名のプロの成人歌手からなる合唱団で、教会聖歌隊の最高峰として知られており、長年に亘って典礼や祝典の場で国際的に重要な役割を果たしています。

 ※録音:2020年3月12日&13日、11月30日&12月1日、ウェストミンスター寺院(ロンドン)

 
 




LYRITA



SRCD395
(1CD-R)
¥2600
ジョセフ・ホルブルック:後期ピアノ作品集 サイモン・キャラハン(ピアノ)
 夜想曲第1番 Op.121-1《Gulnare》、夜想曲第2番 Op.121-2《Donegal》、
 夜想曲第3番 Op.121-3《ジュリエット》、幻想ソナタ第1番 イ長調 Op.124《幽霊城》、
 夜想曲第4番 Op.121-4《Elan》、夜想曲第5番 Op.121-5《ブライダル・バラード》、
 夜想曲第6番 Op.121-6《Bronwen》、幻想ソナタ第2番 Op.128《運命》、
 カンブリアン・バラード第4番 Op.104《Maentrog》、
 夜想曲第7番 Op.121-7《Ariel》、夜想曲第8番 Op.121-8《Ulalume》

 知られざるイギリス人作曲家、ジョセフ・ホルブルックのピアノ作品集!!
 数多くの知られざる作品を取り上げてきたピアニスト、サイモン・キャラハンによるジョセフ・ホルブルック!

 ☆後期ロマン派の影響を受けた美しい作品の数々!

 サイモン・キャラハンによるイギリス人作曲家ジョセフ・ホルブルック(1878-1958)の後期ピアノ作品集です。
 竹ノ内博明とのピアノ・デュオでも活動し、「ラフマニノフ:交響曲第2番」の2台ピアノ版演奏や、「サン=サーンスが2台ピアノ版に編曲したショパンとリストのピアノ・ソナタ集」の録音(NI5997)などで話題を呼んでいるサイモン・キャラハン。これまでにも数多くの知られざる作曲家や作品を録音してきていますが、今回もあまり録音の多くないホルブルックのソロ・ピアノ作品集を収録しています。

 ジョセフ・ホルブルックは、12歳にピアニストとしてデビューした後、英国王立音楽院でフレデリック・コーダーに師事しています。
 その作風は後期ロマン派から影響を受けています。交響曲や交響詩などのオーケストラ作品も多数残しており、これらは、若干ではありますが録音もされています。
 弦楽四重奏などの室内楽曲も残しておりそれらの録音もなされていますが、ピアノ作品はまだまだ世に知られていません。
 サイモン・キャラハンの演奏によって蘇るジョセフ・ホルブルックのノスタルジー溢れる作品をお楽しみください。

 ※録音:2020年8月7-8日、ワイアストン・レイズ(イギリス)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

 
 
 


SRCD391
(1CD-R)
¥2600
ダニエル・ジョーンズ:交響曲第12番&第13番
 1. 交響曲第12番(1985)/2. 交響曲,ジョン・ファッセルを記念して〔交響曲第13番〕(1992)/
 3. テノール, 混声四部合唱と管弦楽のためのカンタータ 《カム,マイ・ウェイ,マイ・トゥルース,マイ・ライフ》(1987)
  1. BBCウェールズ交響楽団、ブライデン・トムソン(指揮)
  2. BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団、テクウィン・エヴァンズ(指揮)
  3. モルドウィン・デイヴィス(テノール)、BBCウェールズ合唱団&管弦楽団、チャールズ・グローヴス(指揮)

 20世紀中期のウェールズにおける最大の作曲家とされており、複合拍子(Complex Metres)の考案者としても知られるダニエル・ジョーンズ(1912-1993)。
 交響曲集第6弾は、彼の交響曲の中で最も簡潔で鋭敏な作品となった交響曲第12番と、友人への個人的な賛辞の意が含まれている交響曲第13番が収録されています。

 ※BBC放送日:1. 1990年3月22日/2. 2017年1月23日/3. 1987年10月10日(BBC放送、イギリス)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 




RAUMKLANG



RK4101
¥2700
エイジ・オヴ・パッション ~ ヴィオールとバンドネオンのためのラクリメ=タンゴ
 ダウランド:古き涙/
 ピアソラ:El Cielo En Las Manos(手の中の天国)/
 ダウランド:新・古き涙/
 ルイス・ディ・マッテオ(b.1934):Por dentro de mi(私の内面)/
 ダウランド:ため息の涙/
 レイコ・フュティング(b.1970):fall from your spring(なんじの源から溢れ落ちよ)
  (ガンバコンソート、リュートとバンドネオンのための/2020)/
 ダウランド:偽りの涙/オズバルド・ドナート(1908-1975):La Tapera/
 ダウランド:愛する者の涙/
 カルロス・ガルデル(1890-1935):わが懐かしのブエノスアイレス/
 ダウランド:真実の涙/
 ピアソラ:オブリビオン
  アンサンブル・アルト・デコー
   〔ユリアーネ・ラーケ(トレブル・ヴィオール&アーティスティック・ディレクター)、
    イレーネ・クライン(テナー・ヴィオール)、ユーリア・ヴェテー(テナー・ヴィオール)、
    ハイケ・ヨハンナ・リントナー(バス・ヴィオール)、クリスティアン・ハイム(コンソート・バス)、
    マグヌス・アンデション(リュート)、ロータル・ヘンゼル(バンドネオン)〕

 ガンバとバンドネオン、ダウランドとピアソラ、時代を超えた情熱の邂逅!

 ピアソラ生誕100周年のアニヴァーサリー・イヤーに登場した意欲的で刺激的なアルバムの1つ。
 ヴィオラ・ダ・ガンバ(ヴィオール・コンソート)とバンドネオン、17世紀と20世紀、ジョン・ダウランドとピアソラが時代を超えた運命の出会いを果たす。
 ヴィオール・コンソートによるダウランドの「ラクリメ、または7つの涙」からの6曲と、ヴィオール・コンソート&バンドネオン・アンサンブルによるピアソラ、カルロス・ガルベル、オスバルド・ドナートらの作品が交互に演奏されます。

 「アルト・デコー(Art d'Echo)」は、ブレーメン芸術大学とハーグ王立音楽院で学び、マクデブルクのテレマン国際コンクールで入賞したガンビスト、ユリアーネ・ラーケが2010年に設立したアンサンブル。
 それぞれの分野でのスペシャリストである様々なミュージシャンと協力し、ヴィオラ・ダ・ガンバのための多様な作品に焦点を当て、野心的なプログラムでCD録音、ラジオ放送、コンサートや音楽祭への出演などを行っています。

 ※録音:2021年1月30日-31日、マクデブルク(ドイツ)

 
 




CPO



555509
(3CD)
¥3900
マックス・ブルッフ(1838-1920):ヴァイオリンとオーケストラのための作品全集
 【CD1】
  1-3. ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ短調 Op. 44
  4-8. スコットランド幻想曲 Op. 46
  9. アダージョ・アパッショナート Op. 57
 【CD2】
  1-3. ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 Op. 26
  4-7. セレナード イ短調 Op. 75
  8. イン・メモリアム Op. 65
 【CD3】
  1-3. ヴァイオリン協奏曲第3番 ニ短調 Op. 58
  4-5. コンツェルトシュテュック 嬰ヘ短調 Op. 84
  6. ロマンス イ短調 Op. 42
アンチェ・ヴァイトハース (ヴァイオリン)
北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
ヘルマン・ボイマー(指揮)

 録音 GroBer Sendesaal, NDR Hannover 2013年6月24-28日‛&CD1 2014年3月31日-4月4日‛&CD2 2015年2月24-27日‛&CD3

 【名ヴァイオリニスト、アンチェ・ヴァイトハースによるブルッフのヴァイオリンとオーケストラのための作品全集がBOX化!】
 ブルッフのヴァイオリン協奏曲と言えば、誰もが美しい第1番を思い浮かべることでしょう。また郷愁に満ちた旋律で知られる「スコットランド幻想曲」も演奏頻度の高い名作です。
 しかし他の作品はあまり耳にする機会がありません。このcpoのプロジェクトではブルッフのヴァイオリンとオーケストラのための全ての作品を録音。
 これまであまり知られていなかった曲も紹介されています。作曲当時親交を結んでいたサラサーテに献呈されたヴァイオリン協奏曲第2番や、ブルッフが尊敬していたヨーゼフ・ヨアヒムの助言が取り入れられた第3番をはじめ、当初協奏曲第2番の楽章として構想されたという「ロマンス」、緊張感溢れる晩年の作品「コンツェルトシュテュック」、美しい「イン・メモリアム」など、ブルッフならではの素晴らしい作品が目白押しです。
 
 


555457
¥2800
弦楽のためのイギリス音楽 第3集 英国の女性作曲家たちの作品集 プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団
ダグラス・ボストック(指揮)
 1-5. エセル・スマイス (1858-1944): 弦楽のための組曲 Op. 1a (1883/1890改訂)
 6-10. スーザン・スペイン=ダンク(1880-1962):弦楽オーケストラのための組曲(1920)
 11. コンスタンス・ウォーレン(1905-1984):ヘザー・ヒル – 弦楽オーケストラのために(1929-32)
 12. スペイン=ダンク: 哀歌 – 弦楽オーケストラのために(1934)
    バックインレイの1920年作曲は誤りです
 13. ルース・ギップス(1921-1999):
  Gringlemire Garden グリングルマイア・ガーデン(1952) - 弦楽オーケストラのための印象 Op. 39

 録音 2020年11月16-18日 Congress Centrum、プフォルツハイム(ドイツ)

 ダグラス・ボストックが指揮する「弦楽のためのイギリス音楽」シリーズ第3集では、4人の女性作曲家の作品を紹介しています。
 「プロムナード・コンサート」(BBCプロムス)を長らく指揮したヘンリー・ウッド卿と、ボーンマス交響楽団の創設者ダン・ゴドフリーの2人は、新作の発表に熱心であり、才能あふれる作曲家を支援していました。
 これは、当時新作を発表したいと考える女性作曲家たちにとっても素晴らしいチャンスであり、1893年から1934年にかけて合計で25人の女性たちの作品が2人の指揮者によって紹介されることとなりました。
 とりわけエセル・スマイスとスーザン・スペイン=ダンクの2人はこの支援を最大に活用し、大きな人気を獲得したのです。
 もともと弦楽五重奏曲として1883年に書かれたスマイスの作品は、1890年にロンドン交響楽団のコンサートで披露される際、コントラバス・パートが加えられ響きが増強されました。
 スペイン=ダンクの組曲は1924年にヘンリー・ウッド卿によって演奏されたロマンティックな作品。その後も彼女の作品はしばしば取り上げられています。
 コンスタンス・ウォーレンはヨーク・ボウエンに師事し、学生時代にいくつかの作品を発表。これらはヘンリー・ウッド卿によって演奏されましたが、彼女は1932年に作曲活動を停止、以降は教育者として後進の指導にあたりました。
 ルース・ギップスはゴードン・ジェイコブとレイフ・ヴォーン・ウィリアムズに作曲を師事、作曲家・ピアニストとして活動し1942年には彼女の交響詩をヘンリー・ウッド卿が演奏しています。
 ボストックはオーケストラの音色を最大に引き出すことで、これらの知られざる作品に光をあてました。
 
 

555267
¥2200
ALCHEMIE DER KLANGE 音の錬金術
 ゼバスティアン・オクゼンクン(1521-1574)編纂: ハイデルベルクのリュート写本

  1. カスパール・グランナー(1515-1577):All ding auff erd zergencklich ist(アンサンブル)‛&a、b、c、d、e
  2. カスパール・オトマイア(1515-1553): Gluck mit der zeyt(アンサンブル)‛&a、b、c、d、e
  3. ニコラ・ゴンベール(1495-1560以前): Sancta Maria(リュート・ソロ)‛&e
  4. トーマス・クレキヨン(1507以前-1557): Ung gay bergiere(歌とヴィオラ・ダ・ガンバ)‛&a、b、c、d
  5. 作者不詳: Si pur ti guardo(アンサンブル)‛&a、b、c、d、e
  ジョスカン・デ・プレ(1542以前-1521):
   6. Inviolata integr(器楽アンサンブル)‛&c、d、e
   7. Secunda Pars: Nostra ut pura(器楽アンサンブル)‛&c、d、e
   8. Tertia Pars: O Benigna O Regina O Maria(器楽アンサンブル)‛&c、d、e
  イオアネス・ムートン(1459以前-1522):
   9. Impetum impetorum(歌とヴィオラ・ダ・ガンバ)‛&a、b、c、d
   10. Impetum impetorum(リュート・ソロ)‛&e
  11. グレゴール・ペチン(1500以前-1547):
   Herr das du mich so gesturtzet hast(テノールと器楽アンサンブル)‛&b、c、d、e
  12. ルートヴィヒ・ゼンフル(1490以前-1543):
   Sih Pauren knecht laB Troslein stahn(アンサンブル)‛&a、b、c、d、e
  ムートン:
  13. De profundis clamavi(リュート・ソロ)‛&e
  14. Secunda Pars: Sustinuit anima mea(リュート・ソロ)‛&e
 15. ペチン: O Herr / nit ferr / sey dein genad(アンサンブル)・・・a、b、c、d、e
 16. シュテファン・マフ(1485以前-1541): Ich armes keutzlein kleine(アンサンブル)・・・a、b、c、d、e
 17. シュテファン・ツィルラー(1518以前-1568): Bewar mich Herr(アンサンブル)・・・a、b、c、d、e
 
 1-2、5、11-12、1-17‛&アンドレアス・アーレントとクリストフ・ブルメスターによる編曲
  ドロテー・ミールズ(ソプラノ)‛&a、ヤン・コボウ(テノール)‛&b、
  ニコラス・トリュステット(アルト・ヴィオラ・ダ・ガンバ)‛&c、
  マティアス・ミュラー(バス・ヴィオラ・ダ・ガンバ)‛&d、アンドレアス・アーレント(リュート、指揮)‛&e

 録音 2019年1月7-10日 Schloss Ettlingen, Asamsaal(ドイツ)

 16世紀ドイツのリュート奏者・作曲家、ゼバスティアン・オクゼンクンが編纂した「リュートのためのタブラチュア集」は、ラテン語のモテット、ドイツ語の詩篇と歌、イタリアとフランスの曲を含む当時最先端の音楽をリュート独奏用に編曲して1558年に出版されました。
 ジョスカン・デ・プレを筆頭にニコラ・ゴンベールやイオアネス(ヨハネス)・ムートンなど、当時の宮廷で流行した音楽をうかがい知ることができます。
 オクゼンクンはプファルツ選帝侯のオットー・ハインリヒお抱えのリュート奏者。当時のリュート用編曲(インタブレーション)は、多声音楽を2声か3声に編曲するのが通常でしたが、リュート奏者のアーレントと歌手のクリストフ・ブルメスターはオクゼンクンのアレンジが声のパートを付け加えるのに向いていると考え、独自に歌のパートを加えています。
 ここではドロテー・ミールズとヤン・コボウによる優れた歌唱を聴くことができます。
 
 

555453
¥2200
エイミー・ビーチ(1867-1944): ピアノ・デュオのための作品全集
 1. バルカン半島の主題による変奏曲 Op. 60 - 2台ピアノのために
 2. 3つの小品 - 連弾のために
 3. 古いアイルランドの旋律による組曲 Op. 104 – 2台ピアノのために
 4. 夏の夢 Op. 47 - 連弾のために
ジェノヴァ&
 ディミトロフ・ピアノ・デュオ

 録音 2021年1月4-7日 WDR Funkhaus, Koln, Klaus-von-Bismarck-Saal(ドイツ)

 近代アメリカにおける「最初に成功した女性作曲家」として知られるエイミー・ビーチ。
 当時、男性が主流であった作曲の分野に進出することでアメリカ音楽界に刺激を与えた人物としてその功績が称えられています。
 ドイツ・ロマン派音楽に影響を受けながらも、イギリス民謡の旋律を積極的に採り入れた作品を数多く発表しましたが、一番愛着を抱いていたのはピアノであり、26曲の独奏作品の作曲年代は1880年代から1930年代までとバランスよく配置されています。
 連弾と2台ピアノのための作品はこのアルバムに収録されたものが全てですが、どれもビーチの才能が証明される見事なものです。
 なかでも「バルカン半島の主題による変奏曲」は彼女の民謡への傾倒が示された美しい作品です。
 ラフマニノフのデュオ全集(555326)をはじめとした数多くのアルバムで知られるジェノヴァ&ディミトロフ・ピアノ・デュオは、ここでも息のあった演奏を披露しています。
 
 


555476
(2CD)
¥3700
カール・ライネッケ(1824-1910):ピアノ三重奏曲全集
 【CD1】
  1. ピアノ三重奏曲 ニ長調 Op. 38
  2. セレナード第1番 Op. 126 No.1
  3. セレナード第2番 Op. 126 No.2
 【CD2】
  1. ピアノ三重奏曲第2番 ハ短調 Op. 230
  2. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
   三重協奏曲 Op. 56(カール・ライネッケによるピアノ三重奏編)
ハイペリオン・トリオ
【メンバー】
 ハーゲン・シュヴァルツロック(ピアノ)
 オリヴァー・キップ(ヴァイオリン)
 カタリーナ・トロエ(チェロ)

 録音 2019年4月27-28日、10月7-8日 WDR Funkhaus, Koln, Klausvon-Bismarck-Saal(ドイツ)

 85年という当時としては長い生涯を送った作曲家カール・ライネッケ。7歳までに作曲をはじめ、ライプツィヒ音楽院の教授とライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の楽長を務めながら作曲活動に従事、1902年に公職から引退した後も亡くなる直前まで作品を書いていました。
 300とも1000とも目される彼の作品はどれもロマン派の風情を湛えた魅力的なものですが、保守的な作風のためか、一部の曲を除いて彼の死後はほとんど演奏されることがありません。
 このアルバムにはライネッケの活動の初期から晩年にわたるピアノ三重奏曲がすべて収録されています。
 1853年に出版されたシューマンの影響が強く感じられる第1番ニ長調、そのほぼ20年後の1873年頃に書かれた、豊かな質感を持つた2つのセレナード、そして1895年に出版された精緻なアンサンブルによる第2番ハ短調。これらからはライネッケの優れた作曲技法がうかがえます。
 またアルバムには、ベートーヴェンの三重協奏曲をライネッケがピアノ三重奏曲に編曲した版も収録。1999年に設立され、メンバーを変えることなく数多くの世界初演を含む250作品以上を演奏してきたハイペリオン・トリオの演奏です。
 
 


555473
(2CD)
¥3700
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):鍵盤のための37のソナタ集 ミヒャエル・コルスティック(ピアノ‛&Steinway D)
 【CD1】
  1. K.380 ホ長調/2. K.9 ニ短調/3. K.1 ニ短調/4. K.8 ト短調/5. K.8 ト短調(異稿版)/
  6. K.11 ハ短調/7. K.20 ホ長調/8. K.27 ロ短調/9. K.29 ニ長調/10. K.32 ニ短調/
  11. K.33 ニ長調/12. K.87 ロ短調/13. K.113 イ長調/14. K.118 ニ長調/15. K.119 ニ長調/
  16. K.132 ハ長調/17. K.135 ホ長調/18. K.146 ト長調/19. K.162 ホ長調
 【CD2】
  1. K.208 イ長調/2. K.239 へ短調/3. K.247 嬰ハ短調/4. K.322 イ長調/5. K.427 ト長調/
  6. K.450 ト短調/7. K.454 ト長調/8. K.460 ハ長調/9. K.466 へ短調/10. K.481 へ短調/
  11. K.491 ニ長調/12. K.492 ニ長調/13. K.502 ハ長調/14. K.514 ハ長調/
  15. K.531 ホ長調/16. K.532 イ短調/17. K.159 ハ長調/18. K.141 ニ短調

 録音 2020年9月26日-10月1日 Deutschlandfunk Kammermusiksaal(ドイツ)

 ベートーヴェンのソナタ全集をはじめ、リストやカバレフスキー、フランスのケクランやドビュッシーなどの数多くの録音を出し、多くの受賞歴を持つピアニスト、ミヒャエル・コルスティック。今回彼が挑んだのはドメニコ・スカルラッティのソナタ集です。
 スペインのマリア・マグダレーナ・バルバラ王女の教育用として書かれたとされる500曲以上のソナタは、原則として2つの部分で構成されており、どれも洗練された書法を特長としています。
 作品自体はシンプルですが、装飾の付け方は奏者に任されており譜面には書かれていません。またアクロバティックな技術や、様々な楽器の音色の模倣、喜びから深い瞑想まで演奏者には幅広い表現が求められます。
 コルスティックは、これらのソナタの中から有名曲を含む37曲を選び出し「ベスト・オブ・スカルラッティ・ソナタ」と呼ぶべきセットを創り上げました。優れたテクニックと解釈、そしてスタインウェイの輝かしい音色が聴きどころです。
 




ALBANY


TROY 1866
¥2400
「マイケル・ドアティ(b.1954)管弦楽曲集」
 (1)「ピッグス湾」(2006)~ギターと弦楽のための
 (2)「ジーズ・ベンド」(2009)~エレクトリック・ギターと管弦楽のための
 (3)「トロイジャム」(2008)~語りと管弦楽のための
ニール・ギットルマン(指揮)
デイトン・フィルハーモニック管弦楽団
(1)マヌエル・バルエコ(G)
(2)D.J.スパー(エレクトリックG)
(3)マイケル・リパート(語り)

 巨匠マヌエル・バルエコ登場!人気のマイケル・ドアティ作品集!

 録音:(1)2013年11月 (2)2011年3月 (3)2012年9月 [64:33]

 マイケル・ドアティ(ドーティ、ドハティと表記されることもある)はアメリカ国内で学んだ後、パリのIRCAMで研鑽を積みさらにハンブルクでリゲティに師事し、ジャズ、ロックなどのポップ・ミュージックと前衛音楽の技法を融合した作風で知られている。
 「ピッグス湾」はキューバの地名でかつてアメリカCIAがキューバ革命政府転覆を狙って軍事介入しようとして失敗したことで知られる「ピッグス湾事件」を題材にしており、キューバとフィデル・カストロに捧げられたエレジー。
 バルエコのギターと弦楽の哀愁を帯びた響きが美しい。「ジーズベント」は作品を委嘱した楽団があるアラバマ州の伝統工芸であるキルトの名前。
 ロック、フォーク、アフロ・アメリカン音楽の要素を文字通りキルトのようにふんだんに織り込んだグルーヴィーな作品。
 「トロイジャム」は古代ギリシャを題材にしたアンヌ・カーソンの詩に基づく朗読音楽劇。
 
 
TROY 1877
¥2400
「ウィズイン・ザ・ウィズイン」~ジェレミー・ミュラー、打楽器リサイタル ジェレミー・ミュラ(Perc,Vib,Elec)
 アレクサンドル・ランスクイ:「材/内側の内側」
 ハビエール・アルバレス:「テマスカル」~マラカスと電子音のための
 クリスティン・マグヌス:「ピッチvsコンピュータ」~ヴィブラフォンとエレクトロニクスのための
 ヘルベルト・ブリュン:「茎と木と滴と雲」
 マシュー・ブートナー:「場所の輝き」~打楽器とサウンドスケープのための

 [65:10]

 ジェレミー・ミュラーは打楽器奏者であると共に自ら作曲もし、マルチ・メディア・アーティストとしても活動している。
 このアルバムには打楽器ソロまたは打楽器とライヴ・エレクトロニクスのための作品が収められており、極めて実験主義的な色彩が濃い。
 アコースティックな打楽器とライヴ・エレクトロニクスで行うサウンド・インスタレーションないしミュージック・コンクレートといった趣でしっかり聴き込むもよし、アンビエントとして気楽に楽しむのにも恰好の一枚。
 
 

TROY 1880
¥2400
「イルミネーション」~ヴィクトリア・ボンド(b.1945):ピアノ作品集
 (1)「ビザンチンの歌による幻影」(2021)
 (2)「古代の鍵」(2002)~ピアノと管弦楽のための
 (3)「黒い光」(1997)~ピアノと管弦楽のための
 (4)「ビザンチンの歌」(伝承歌)~独唱
ポール・バーンズ(Pf、歌)
(2)(3)カーク・トレバー指揮
(2)スロヴァキア放送交響楽団
(3)ボフスラフ・マルティヌー・フィル

 録音:(1)(4)2021年5月ネブラスカ、(2)1997年、(3)2003年 [64:01]

 ヴィクトリア・ボンドは8つの歌劇、6つのバレエをはじめ管弦楽曲、室内楽、器楽曲を発表する多作家。
 作品はシカゴ響、ニューヨーク・フィルなどで演奏されている。このアルバムには古代ビザンチン(東ローマ帝国)の歌にインスパイアされた作品が収められている。
 彼女の作風はグルジェフ、コミタスあるいはハチャトゥリアン、はたまたホヴァネスといった作曲家を彷彿とさせるエキゾチックで民族的な旋律とリズムに彩られており、親しみ易い。
 この手の音楽が好きな人にお薦め。
 




BRIDGE


BCD 9561
¥2400
「プロジェクト・フュージョン」~サックス四重奏作品集
 J.S.バッハ(1685-1750):カンタータ「天より雨下り雪落ちて」BWV18よりコラール
 グラズノフ(1865-1936):サクソフォン四重奏曲Op.109(1932)
 ボザ(1905-1991):アンダンテとスケルツォ(1938)
 マスランカ(1943-2017):「朗読の本」(2006)
プロジェクト・フュージョン:
 【ダネル・エスピノーザ(S.sax)
  マシュー・アメディオ(A.sax)
  マイケル・ソウジン(T.sax)
  マシュー・エヴァンス(Br.sax)】

 アメリカの腕っこき集団プロジェクト・フュージョンのグラズノフのオリジナル作品含むサックス四重奏作品集!

 録音:2019年4月26-28日ニューヨーク [58:38]

 プロジェクト・フュージョンはアメリカのサックス四重奏団。
 メンバーはそれぞれソリストとしても活動しているが、アンサンブルとして米国内の数々のコンクールに上位入賞を果たしている実力派。
 クラシックの作曲家によるサックス作品は19世紀末から20世紀初頭にかけて盛んに書かれ始めるが、グラズノフの四重奏曲は名曲のひとつ。
 グラズノフらしい民謡風で叙情的な旋律が魅力的。管楽作品に名作の多いボザのアンダンテとスケルツォはドビュッシーの影響が感じられる愛らしい小品。
 先年亡くなったばかりのマスランカの「朗読の本」はグレゴリオ聖歌やルネサンスの宗教歌の旋律を素材にした瞑想的な音楽。
 
 
BCD 9551
¥2400
「ジョージ・クラム・エディションVol.20」
 ジョージ・クラム(b.1929):
  (1)「メタモルフォーゼス」第1集(2015-2017)
   ~アンプリファイド・ピアノのための絵画に触発された10のファンタジー
  (2)「メタモルフォーゼス」第2集(2018-2020)
   ~アンプリファイド・ピアノのための絵画に触発された10のファンタジー
マーカントニオ・バローン
 (アンプリファイド・ピアノ)

 ジョージ・クラム・エディション最新盤!
 メタモルフォーゼス第1集&第2集

 録音:(1)2019年10月 (2)2021年6月 [75:59] 

 BRDIGEレーベルが進めるクラム・エディション第20弾。
 齢92歳にして全く創作力の衰えを見せないクラムの最新作。プリペアド、アンプリファイドされ内部奏法も頻発するピアノは彼の代表作「マクロコスモス」を思わせる。
 第1集、第2集ともに近現代の画家の絵画にインスピレーションを受けたそれぞれ10曲、計20曲の小品から構成されている。
 インスピレーションを受けた絵にはクレー、ゴッホ、シャガール、ゴーギャン、ダリ、ピカソ、カンディンスキー、ワイエスらの作品が含まれている。
 しかしこれらの名画もクラムの手にかかると、どれも他ならぬクラム・ワールドに変身してしまう。
 曲によってピアニストは打楽器を叩いたり、トイ・ピアノを弾いたりさらには歌ったり喚いたり、といつものクラム節が炸裂。
 
 ※メタモルフォーゼス第1集はBCD9535で発売済。
 




STRADIVARIUS


STR 37197
¥2400
「D.スカルラッティと同時代の作曲家の作品集」 アマヤ・フェルナンデス・ポズエロ(Cemb)
 ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ1K213
 パドレ・アントニオ・ソレール(1729-1783):ソナタ第84番R413
 ドメニコ・スカルラッティ:ソナタK1
 マルコ・ペレス・デ・アルベニス(1755-1831):ソナタ ニ長調
 ドメニコ・スカルラッティ:ソナタK201、98、208
 セバスティアン・デ・アルベロ(1742-1821):ソナタ第12番
 フェリックス・マキシーモ・ロペス(1742-1821):変奏曲
 ドメニコ・スカルラッティ:ソナタK184、115

 日本語オビ解説付き!フェルナンデス・ポズエロのスカルラッティと同時代のチェンバロ作品集

 録音:2018年6月29日-7月1日 ミラノ、サン・マルコ教会[67:28]
 ※STR37140の日本語解説付き再発売
 ※簡易収納紙ケース

 アマヤ・フェルナンデス・ポズエロはスペインのピアニスト、チェンバロ奏者。マドリッドでピアノを学んだ後、イタリアでローラ・アルビーニにチェンバロを師事した。
 またミラノ大学で音楽学と古楽で修士号を取得している。16~18世紀の音楽を主なレパートリーとしており、器楽から協奏曲、オペラの伴奏まで幅広く活躍している。
 このディスクは彼女のライフ・ワークとしているドメニコ・スカルラッティとその時代の作曲家のチェンバロ作品を収めている。
 古楽の録音を得意とするSTRADIVARIUSの美しい録音も聴きどころのひとつ。
 
 ※ブックレット解説はイタリア語、日本語、英語。
 
 

STR 37175
¥2400
ルカ・ナターリ・ストラディヴァリ(b.1993):作品集
 (1)「王は死んでいる」~ヴァイオリンとピアノのための難破船
 (2)「ウンブラ・メ・ヴォカート」
 (3)「パチューゴ84」
 (4)「彼女なしでは」
 (5)「海外の物語」~弦楽四重奏とピアノのための
(1)(2)ルカ・ナターリ・ストラディヴァリ(Pf)
(1)ルカ・ファンフォーニ(Vn)
(2)-(5)バッツィーニ四重奏団

 録音:2020年12月28-30日[63:42]

 ルカ・ナターリ・ストラディヴァリはイギリスのノッティンガム大学で学んだ後、中国でいくつかのセミナーに参加し作曲活動に入る。
 彼の音楽は新ロマン主義とミニマルなどを融合した様な作風を持ち、イギリスのギャヴィン・ブライヤーズを思わせる叙情的なものだが、時折、奏者の掛け声、唸り声(もちろん意図されたものであろう)が入るという、いささか風変わりな音楽。
 
 

STR 37194
¥2400
「リカルド・ニルニ(b.1960)作品集」 アンサンブル・アルテルナンス
 「絵のように美しい表面I」(2020)~
  フルート、クラリネット、ヴァイオリンとチェロのための
 「幾何学的なブラックベリー」(2016)~
  トランペットとピアノのための
 「絵のように美しい表面II」(2020)~
  フルート、クラリネット、ヴァイオリンとチェロのための
 「関与」(2011-18)~
  フルートとヴィオラのための
 「テバー」(2015)~
  トランペット、フルートとヴィオラのための
 「ワイプ、ブーム、ワイプ」(2013-14)~
  フルート、ヴァイオリン、チェロとピアノのための

 録音:2014/2018/2020年

 リカルド・ニルニはアルゼンチン、ブエノスアイレス出身。母国で作曲と電子音楽について学んだ後、パリでジェラール・グリゼイ、ポウル・メファノらに師事した他、ファーニホウ、ラッヘンマン、クラウス・フーバーら西ヨーロッパの前衛作曲家たちにも学んでいる。
 このディスクにはおそらく日本に初めて紹介される作曲家の最近の室内楽が収められている。
 新しい複雑性やスペクトル技法、ポスト・ウェーベルン的な激しい点描的様式など、ヨーロッパ前衛音楽の主な様式を巧妙に融合した密度の高い時空間を聴くことが出来る。
 
 

STR 37203
¥2400
マリアンジェラ・ヴァカテッロ、シューマンとショパンの作品
 シューマン:クライスレリアーナOp.16
 ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
マリアンジェラ・ヴァカテッロ(Pf)

 録音:2020年11月イタリア、サチーレ、ファツィオリ・ホール [68:54]

 マリアンジェラ・ヴァカテッロは現在30歳代のイタリアのピアニスト。
 音楽一家に生まれた彼女は4才でピアノを始め、成人後はミラノ音楽院、ロンドン王立音楽院で学んだ。
 その後ヴァン・クライバーン・コンクール、ブゾーニ国際ピアノ・コンクール、エリザベス女王国際音楽コンクールに上位入賞を果たし、現在ヨーロッパを中心に活動している。
 このアルバムには彼女が得意とするシューマンとショパンの作品が収められており、その華麗な音楽作りには既に大器の風格が感じられる。
 イタリアのファツィオリ・ピアノを存分に鳴らした濃厚なロマンティシズムをSTRADIVARIUSの鮮やかな録音が見事にとらえた秀演。
 
 

STR 37205
¥2400
「これはフルートではない」~現代フルート作品集 ラウラ・ファオロ(Fl、バスFl)
マッシモ・マールキ(ライヴ・エレクトロニクス)
 (1)マリオ・ラヴィスタ(b.1943):「夜明けの歌」~アンプリファイド・フルートのための
 (2)カイヤ・サーリアホ(b.1952):「ノア・ノア」~フルートとエレクトロニクスのための
 (3)サルバトーレ・シャリーノ(b.1947):「呪文はどのようにして生成されるのか?」~ラウラ・ファオロ編曲バス・フルート版
 (4)ヴィットリオ・モンタルティ(b.1984):「ラビリンス」~バス・フルートとエレクトロニクスのための
 (5)ルカ・フランチェスコーニ(b.1956):「痕跡」~フルート独奏のための
 (6)ナディール・ヴァセッナ(b.1970):「海で失われたボンビーノのように」~フルート独奏のための
 (7)チェーザレ・サルディッコ(b.1976):「スピーレ」~アンプリファイド・フルートとエレクトロニクスのための
 (8)ファウスト・ロミテッリ(b.1963-2004):「一晩」~フルート独奏のための
 (9)イヴァン・フェデーレ(b.1953):「琥珀色のダナシス」~フルートとエレクトロニクスのための

 録音:2020年9-10月ミラノ[74:46]

 電気的増幅、ライヴ・エレクトロニクスによる音響加工を含む現代のフルート独奏作品を収録。
 フィンランド出身のカイヤ・サーリアホを除いてイタリアの新旧世代の作曲家の作品が収録されている。
 サーリアホはフルートのための作品が多く、「ノア・ノア」はフルートを演奏しながら奏者が語ったり奇声を発したりするというユニークな作品。
 通常の奏法以外のノイズばかりで作曲することで知られるシャリーノの「呪文はどのようにして生成されるのか?」はフルートのキイをぱかぱか叩いてみたり、シュッというむら息を使ってみたりと、特殊な音響が頻発する。
 ほかにもフルートの新しい可能性や新奇な音響を探るような奇想天外な作品が多数収録され、さながらフルートによる電子音楽、コンピュータ音楽、ミュージック・コンクレートといった趣き。
 
 

STR 37206
¥2400
「魂と踊り」~エメヌエーレ・トルクァーティ・リサイタル エマヌエーレ・トルクァーティ(Pf)
 ラヴェル(1875-1937):「亡き王女のためのパヴァーヌ」
 カスティリオーニ(1932-1996):「最初はダンス」
 クープラン(1668-1733):クラヴサン作品集~オルドゥル
 ジョージ・ベンジャミン(b.1960):ピアノ・フィギュアース~10の短い小品
 クープラン:神秘的なバリケード
 ショパン(1810-1849):子守歌Op.57
 フランチェスコ・フィリデイ(b.1973):子守歌
 ブゾーニ(1866-1924):エレジー第7番/子守歌
 クープラン:さまよう影
 フォーレ(1845-1921):夜想曲第13番
 ジェラルド・ペッソン(b.1958):憂鬱な3つの小さなエチュード
 ラヴェル:「優雅で感傷的なワルツ」

 録音:2021年1月8-9日[77:31]

 バロックからロマン派、近代、現代のピアノ作品を収めている(クープランの作品はもともとクラヴサン曲である)。
 現代音楽の作曲家ジョージ・ベンジャミンはオリヴィエ・メシアンの弟子で武満徹にも高く評価されたことで知られる。古今の広い世代、時代の作品が取り上げられており、一見とりとめないように思われるが、共通点はいずれの作品もフランス的な色彩感、リリシズムを湛えていることである(ベンジャミンはイギリス人だが、彼の作品の音感にはフランス的なものが濃厚である)。
 ピアノのエメヌエーレ・トルクァーティはメシアン夫人であったイヴォンヌ・ロリオに師事しヨーロッパ、北米を中心に活動している。
 現代音楽の初演も多く、リーム、サーリアホ、リンドベルイ、フィリップ・グラスらから絶大な信頼を寄せられている。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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DANACORD



DACOCD915
(2CD-R)
特別価格
¥2700→\2490
トマス・イェンセンの遺産 第5集
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 、《スコットランド》、モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番など

 [Disc 1]
  メンデルスゾーン:
   序曲《真夏の夜の夢》 Op.21/
   ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64*/
   交響曲第3番 イ短調 Op.56《スコットランド》
    [録音:1962年1月21日、デンマーク放送コンサートホール(コペンハーゲン)(ライヴ放送)]
 [Disc 2]
  ヘンデル:合奏協奏曲 Op.6-1 ト長調 HWV.319/
  モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467**
    [録音:1963年10月31日、デンマーク放送コンサートホール(コペンハーゲン)(ライヴ放送)]
  ニルス・W・ゲーゼ:ノヴェレッテ第1番 ヘ長調 Op.53(弦楽オーケストラのための)
  ドヴォルザーク:序曲《謝肉祭》 Op.92
    [録音:1962年6月5日、デンマーク放送コンサートホール(コペンハーゲン)(ライヴ放送)]
 トマス・イェンセン(指揮)、デンマーク放送交響楽団
 ヘンリク・サクセンスキョル(ヴァイオリン)*、アニー・フィッシャー(ピアノ)**

 "トマス・イェンセンの遺産"シリーズ第5作は、すべて初CD化となる晩年の録音集!

 デンマークの指揮者トマス・イェンセン(1898-1963)の「遺産」シリーズ。
 イェンセンが、晩年に近い時期でありながらなお、オーケストラから生気にみちた音楽を引き出す力をもっていることを示した、1962年の「メンデルスゾーン」コンサート。
 序曲《真夏の夜の夢》、ヘンリク・サクセンスキョル(1918-2016)がソロを弾いた《ヴァイオリン協奏曲 ホ短調》、交響曲第3番 イ短調《スコットランド》のプログラム。
 ヘンデルの《合奏協奏曲 ト長調》とアニー・フィッシャーをソリストに迎えたモーツァルトの《ピアノ協奏曲 ハ長調》の「淀みなく流れる、きらきらと輝く」演奏は、1963年11月13日に亡くなる2週間前、10月31日にライヴ放送されたコンサートの音源です。
 メンデルスゾーンに学び、デンマーク・ロマンティシズム時代を美しく彩ったニルス・W・ゲーゼのもっともロマンティックな作品のひとつ《ノヴェレッテ第1番》。
 デンマーク放送交響楽団が国際レベルのオーケストラだということを示したドヴォルザークの《謝肉祭》。
 すべて、今回初めてCD化されます。

 ※復刻/デジタルマスタリング:クラウス・ビューリト
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 
 


DACOCD916
(2CD-R)
特別価格
¥2700→\2490
トマス・イェンセンの遺産 第6集
 ニールセン、シベリウスの交響曲の古典的録音
トマス・イェンセン(指揮)、
デンマーク放送交響楽団、
デンマーク王立管弦楽団*
 [Disc 1]
  ニールセン:
   序曲《ヘリオス》 FS32(Op.17)*
    [録音:1942年9月、デンマーク放送スタジオ(コペンハーゲン)]
   交響曲第3番 FS60(Op.27)《シンフォニア・エスパンシーヴァ(ひろがりの交響曲)》
    [録音:1959年6月20日、デンマーク放送コンサートホール(コペンハーゲン)(ライヴ放送)]
   交響曲第4番 FS76(Op.29)《消しがたきもの(不滅)》
    [録音:1952年9月2日、デンマーク放送コンサートホール(コペンハーゲン)(ライヴ放送)]
 [Disc 2]
  シベリウス:交響曲第3番 ハ長調 Op.52
    [録音:1963年5月31日、デンマーク放送スタジオ(コペンハーゲン)(スタジオ放送)]
  ニルス・ヴィゴ・ベンソン(1919-2000):
   突然変異 Op.123(1960)(管弦楽のための)
    [録音:1960年、コペンハーゲン(ライヴ放送)]
   交響曲第4番《メタモルフォーゼ》 Op.55(1948)
    [録音:1961年、コペンハーゲン(ライヴ放送)]

 デンマークの指揮者トマス・イェンセン(1898-1963)の「遺産」シリーズ。
 「Disc 1」には、イェンセンの「十八番」カール・ニールセンの3つの古典的録音が収録されています。
 Odeonの音源による、デンマーク王立管弦楽団を指揮した序曲《ヘリオス》。デンマーク放送交響楽団を指揮、ライヴ放送された第3番と第4番の交響曲。
 「Disc 2」のシベリウスの《交響曲第3番 ハ長調》と、デンマークのニルス・ヴィゴ・ベンソンの《突然変異》と《交響曲第4番》は、初めてリリースされる音源です。
 イェンセンの情熱的姿勢と鋭敏な解釈が「形式の新機軸」を打ち出したデンマークとフィンランドの「モダニズム」に相応しいと言われるライヴ演奏。
 オリジナル・テープからの新たなリマスターです。

 ※復刻/デジタルマスタリング:クラウス・ビューリト
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 



 

LYRITA


REAM2144
(3CD-R)
特別価格
¥4800
レノックス・バークリー:1幕のオペラ集
 1. 歌劇《ディナーの約束》Op.45(1954)/2. 歌劇《ルツ記》Op.50(1956)/
 3. 歌劇《キャストアウェイ》Op.68(1967)
  1. BBCノーザン管弦楽団、モーリス・ハンドフォード(指揮)、
   ノーマン・ラムスデン(バス)、マジョリー・ウェストべリー(ソプラノ)、
   シンシア・グローヴァー(ソプラノ)、パメラ・ボーデン(コントラルト)、
   ヨハンナ・ペータース(コントラルト)、エドワード・ダーリング(テノール)、
   ディレク・ウィリアムソン(テノール)、ジョン・ウィルソン(ピアノ)
  2. BBCノーザン・シンガーズ&交響楽団、スチュアート・ベッドフォード (指揮)、
   エリザベス・ロビンソン(ソプラノ)、スー=ビー・リー(ソプラノ)、アルフレーダ・ホジソン(コントラルト)、
   ピーター・ピアーズ(テノール)、トマス・ヘムズリー(バリトン)、ロナルド・ハーヴィ(ナレーター)
  3. イギリス・オペラ・グループ合唱団、イギリス室内管弦楽団、メレディス・デイヴィス(指揮)、
   ジェフリー・チャード(バリトン)、パトリシア・クラーク(ソプラノ)、
   ジーン・アリスター(メゾ・ソプラノ)、パトリシア・ブランズ (ソプラノ)、
   ヴェリティ・アン・ベイツ(ソプラノ)、キャロリン・マイア(メゾ・ソプラノ)、
   ジェイムズ・アトキンズ(バス)、マルコム・リヴァーズ(バス)、ケネス・マクドナルド(テノール)

 イギリスのオックスフォード出身のレノックス・バークリー(1903-1989)による1幕のオペラ集です。《ディナーの約束》はバークリー最初の1幕のオペラです。
 《ルツ記》にはイギリスを代表するテノール、ピーター・ピアーズも参加しています。

 ※BBC放送日:1. 1966年6月5日/2. 1968年8月18日/3. 1967年6月10日(BBC放送、イギリス、全てモノラル)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 




<国内盤> 

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スリーシェルズ



3SCD-0067
¥3056
「伊福部昭/ヴァイオリン協奏曲第2番・世界初演」
 伊福部昭:ヴァイオリン協奏曲第2番
  (1)初演
  (2)試演
  (3)ピアノリダクション版

 【ボーナス・トラック】
  (4)伊福部昭の完売の挨拶~
   第43回芸術祭(文化庁芸術祭)賞(音楽部門)の受賞を祝う会より
小林武史(ヴァイオリン)
(1)ズデニェック・コシュラー(指揮)
 チェコ国立ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団
(2)三石精一(指揮)オーケストラ名 不詳
(3)ピアニスト名 不詳

 ヴァイオリニスト小林武史卒寿記念。「伊福部昭:ヴァイオリン協奏曲第2番」 世界初演(チェコ)・試演会(日本)・ピアノリダクション版のリハーサルの3種類の演奏初CD化!

 録音:(1)1979年3月8日Besedni dumホール(チェコ)、(2)1979年初頭(?)東京音楽大学内、(3)1979年初頭(?)、(4)1989年2月5日高輪クラブ[73分38秒]
 解説:小林淳/プロデュース:西耕一/音源提供:小林武史/デザイン:山口翔悟

 2021年で90歳を迎えた巨匠ヴァイオリニスト・小林武史のために伊福部昭が作曲したヴァイオリン協奏曲第2番の世界初演をついに初音盤化!
 1979年、チェコでの世界初演、初演の前に国内で行われていた試演、そしてピアノリダクションのリハーサルという3種類の録音をCD化。すべて小林武史所有のテープからCD化を敢行した。
 ボーナス・トラックとして、小林武史芸術祭賞受賞記念祝賀会における伊福部昭の乾杯の挨拶(1989年のもの)を収録。

 ■各録音について
 1.ヴァイオリン協奏曲第2番の世界初演は、1979年3月8日、9日の二日間行われたが、残されていたテープは初日のものだけであった。ブルノフィルに問い合わせたものの、オーケストラ側の録音確認には至らず、小林武史所有の6mmマスターを使用した。

 2.チェコでの世界初演に向けて、国内でのリハーサルを兼ねた試演が行われていた。関係者のみが鑑賞できた演奏会であったためこれまでその存在が知られずに居たが、そのときの録音がカセットテープで小林武史の元に残されていた。
 チェコでの初演を控えての国内でのリハーサルとして行われた試演だったので指揮者、オーケストラ、会場についても不詳であり、パンフレットなども残されていない。指揮者は、小林武史の記憶によると小林と仲の良かった三石精一とのことである。

 3.世界初演に向けて、ピアノリダクション版でリハーサルを重ねていた折の録音である。
 あくまでも練習の参考録音である。しかし、小林武史の演奏によるピアノリダクション版の録音が残されていた、その貴重な記録として、どのようにして世界初演が行われたかというドキュメントとして収録した。

 4.小林武史は、1988年のリサイタルの成果として文化庁の芸術祭賞を受賞した。その受賞を祝う会が1989年2月5日に行われ、團伊玖磨、大山倍達らと共に伊福部昭も挨拶をした。
 その録音が残されており、実際に伊福部昭の肉声で小林武史の演奏に触れており、このCDのボーナス・トラックにふさわしいと考えて収録した。

 ■小林武史(ヴァイオリン) Takeshi Kobayashi/Violin
 1931年生まれ。鈴木鎮一氏に師事。東響、チェコ国立ブルノ・フィル、オーストリア・リンツ州立ブルックナー管、読売日響のコンサートマスターを歴任。オーケストラ退団後はソロ活動に専念し、海外(ヨーロッパ、旧ソ連、北米、南米、中近東、アジア全域)に演奏旅行。著名な音楽祭に招待され出演。国際交流基金派遣の文化使節としての派遣は10回に及び、海外での青少年の指導にも力を注ぐ。桐朋学園大学、東京音楽大学講師を歴任。長きにわたり宮城県中新田バッハホール音楽院院長を務め、地域の文化振興発展に多大な功績を残した。
 第18回日本音楽コンクール第1位(1949)、日本音楽舞踊批評家クラブ賞(1960)、文化庁芸術祭賞(1988)、文化庁芸術祭大賞(1996)、横浜文化賞(2013)を受賞。
小林武史のために作曲された作品は数多く、初演並びに国内外でも多数演奏を行う。室内合奏団「コレギウム・ムジクム東京」主宰。
 CDに團 伊玖磨:ファンタジア、マニャール:ソナタ、エネスコ:ソナタ、野平一郎:デュオ・コンチェルタンテなど11枚をリリース。著書に「ヴァイオリン一挺、世界独り歩き」(芸術現代社、1980)、「ファンタジア わが人生」(神奈川新聞社、2013)がある。他にもエッセイ等を新聞、雑誌に掲載。

 ■伊福部昭 (Akira Ifukube)
 1914年5月31日、釧路町幣舞にて誕生、音更にて育つ。アイヌとともに育った幼少時が音楽的原体験となる。伊福部家の家学は『老子』、幼い頃から父に教え込まれる。北海道帝国大学農学部林学科に進みつつ音楽を独学、ヴァイオリンを弾く。二人の兄や、早坂文雄、三浦淳史らと、ストラヴィンスキー、ラヴェル、サティなどに触れ、熱き音楽的青春を過ごす。21歳の時「日本狂詩曲」がチェレブニン賞を受賞するが、大学卒業後は林務官として北海道に留まる。戦後、1946年に作曲家として生きる決意を胸に32歳で上京。東京音楽学校(現・東京藝大)講師として芥川也寸志、黛敏郎、矢代秋雄、池野成、小杉太一郎、三木稔、学外で松村禎三、石井眞木、真鍋理一郎、今井重幸等を育てる傍ら、多くの映画音楽を生み出した。1954年40歳、映画『ゴジラ』の音楽を担当、日本の映画音楽において奇跡的出会いであった。同年、初の交響曲「シンフォニア・タプカーラ」を発表。多くの作品、弟子、映画音楽を残して、2006年2月8日に91歳でこの世を去った。

 
 




<映像>

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カメラータ・トウキョウ(映像)



CDTV-0011-6
(6DVD)
¥30800
ベートーヴェン生誕250周年記念
 横山幸雄 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全32曲 連続演奏会

  ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
   DVD-1 ピアノ・ソナタ 第1~5番、第19、20番
   DVD-2 ピアノ・ソナタ 第6~12番
   DVD-3 ピアノ・ソナタ 第13~18番
   DVD-4 ピアノ・ソナタ 第21~28番
   DVD-5 ピアノ・ソナタ 第29~32番
   DVD-6 横山幸雄 ロングインタビュー(インタビュアー:高坂はる香)
横山幸雄(ピアノ)

 ベートーヴェン作品のとてつもないエネルギーを、混乱の世を生き抜く力に語り継がれる横山幸雄2020年ピアノ・ソナタ全曲連続会、ついにDVD化!

 録音:2020年12月/東京

 横山幸雄のデビュー30周年を記念して2021年にリリースされた『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全32曲連続演奏会』DVDの一般販売をスタートいたします。
 2020年12月5日と6日の2日間、横山幸雄が東京文化会館大ホールで演奏したベートーヴェンのピアノ・ソナタ全32曲をすべて収録した映像作品となります。
 6枚目のDVDには、1時間半の特別ロングインタビューが収められています。
 圧倒的なボリュームと内容を誇る、世界的にも類例のない企画の映像作品です。
 (発売元:横山幸雄後援会/販売元:株式会社カメラータ・トウキョウ)

 ●横山幸雄(ピアノ)
 人気と実力を兼ね備えた日本を代表するピアニスト。
 第12回ショパン国際ピアノコンクールにおいて歴代の日本人として最年少で入賞後、常に第一線で活躍を続け、2021年にはデビュー30周年を迎えた。
 各地の一流オーケストラやアーティストとの共演で絶大な信頼と評価を得ると共に、10年にわたる東京FMの番組でのパーソナリティや、数十枚に及ぶCD制作などにおいても高い評価を得てきている。
 近年では、一昨年のゴールデンウィークに東京オペラシティで行なった3日間にわたるショパン全240曲演奏会や、昨年末の東京文化会館大ホールでの2日間にわたるベートーヴェン生誕250年記念ピアノソナタ全32曲連続演奏会などの壮大な企画で注目を浴びる一方、自身がプロデュースするリストランテペガソやキメラ、ビアンカーラサロンでのより身近に音楽を感じていだだける機会の創出や、昨年から始めたライヴ配信リサイタル「マイハートピアノライヴ」など、さらに意欲的に活動の幅を広げている。
 エリザベト音楽大学、名古屋芸術大学、京都市立芸術大学、山梨大学、各客員教授として後進の指導にも積極的に関わると共に、故中村紘子女史の後を受けての日本パデレフスキー協会会長として、我が国の音楽界のリーダーとして活躍している。
 















11/25(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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AULICUS CLASSICS



ALC0053
¥2600→\2390
よく見たらすごい顔ぶれ
 カニーノ&テイトとの共演!
  パガニーニ・コンクール第2位の名手登場!

 レスピーギ:ヴァイオリン・ソナタ ロ短調 P.110
 シューマン:ロマンス第2番イ長調 Op.94
 クライスラー:愛の悲しみ
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ ホ短調 Op.34-14
 ドホナーニ:弦楽セレナード ハ長調 Op.10
ガブリエレ・ピエラヌンツィ(ヴァイオリン)
ブルーノ・カニーノ(ピアノ)
ジェフリー・テイト(ピアノ)
フランチェスコ・フィオーレ(ヴィオラ)
チェチーリア・ラディッチ(チェロ)

 1988年と1990年のパガニーニ国際コンクールで2度、第3位に入賞した実績を持つイタリアの名ヴァイオリニスト、ガブリエレ・ピエラヌンツィが主役となり「ハウスムジーク」の醍醐味を伝えてくれるライヴ・レコーディング集!
 かつてジョコンダ・デ・ヴィートが使用していた1762年製フェルナンド・ガリアーノのヴァイオリンを受け継いでおり、今回の録音はレスピーギがブルーノ・カニーノ、シューマン、クライスラー&ラフマニノフはジェフリー・テイトとの共演という要注目の音源です。

 ※録音(ライヴ):2001年、2006年、2013年
 
 

ALC0052
¥2600
舞台上でのソロ
 コダーイ:無伴奏チェロ組曲 Op.8
 ブリテン:無伴奏チェロ組曲第1番 Op.72
 ノアゴー:情景の中のソロ

トーケ・ムルドロプ(チェロ)


 2009年からデンマーク、コペンハーゲン・フィルの首席チェリストを務め、1697年にローマで製作されたダヴィッド・テヒラーのチェロを奏でる北欧デンマークの名手トーケ・ムルドロプ。
 スコルダトゥーラが用いられたコダーイ、ロストロポーヴィチに献呈されたブリテンという難曲2作品に組み合わせたのは、「無限セリー」を開発した同郷デンマークの大作曲家ペア・ノアゴー(ネアゴー)の無伴奏作品。
 1915年から1980年の間に書かれた3曲の無伴奏作品の深淵な響きと精神性をムルドロプが、困難なパンデミックの時代を生きる我々への目覚ましとして奏でています。

 ※録音:2020年1月、テレシネサウンド(ローマ、イタリア)
 
 

ALCD0051
¥2600
ブラームス:オルガン作品集
 前奏曲とフーガ イ短調
 前奏曲とフーガ ト短調
 フーガ変イ長調
 《前奏曲とフーガ ト短調》に基づく《コラールとフーガ》
 11のコラール前奏曲 Op.122
ジョルジオ・カルニーニ(オルガン)

 「11のコラール前奏曲」を壮大に奏でるジョルジオ・カルニーニは生前のエンニオ・モリコーネとも親交が深く、ローマの天使の聖マリア大聖堂に奉納されたオルガン演奏へ招聘され、2003年にはイタリアの若い音楽家のためにカメラータ・イタリカを設立するなど、現在のイタリア・オルガン界において重要な役割を果たしています。

 ※録音:1995年、ムジコム(ミラノ、イタリア)
 
 

ALC0050
¥2600
ミラーリア:
 ピアノとシンセサイザーによる弦楽のための協奏曲
  《風向きが北に変わり》
アレッシオ・ミラーリア(ピアノ&シンセサイザー)

 「美女と野獣」(2017)や「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」(2016)、「トイ・ストーリー」(2019)などの音楽にも携わったイタリアの作曲家、プロデューサー、サウンドエンジニアの自作自演。
 オランダの雨、チューリップの赤い色と対照的な空の灰色に触発された音楽は、古典的なメロディーとハーモニーが、現代的なエレクトロニクスやノイズと出会いを果たしています。

 ※録音:年月日、場所ともに不詳
 



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北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団自主製作盤



Nordwestdeutsche Phil
\2800
ガウデンツ指揮&北西ドイツ・フィル
 フェリックス・メンデルスゾーン (1809-1847):
  序曲「美しいメルジーネの物語」 Op. 32
 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (1756-1791):
  交響曲第39番 変ホ長調 K. 543
シモン・ガウデンツ指揮
北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団
2021年3月録音


 北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団(Nordwestdeutsche Philharmonie)は、ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州ヘルフォルトに本拠を置くオーケストラ。



 1946年にリンツ帝国ブルックナー管弦楽団とプラハ・ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団の元楽団員によってバート・ピルモントに設立された団体を前身とし、1950年にヘルフォルト交響楽団と合併して成立。
 当初、都市同盟交響楽団(Stadtebund-Symphoniker)を名乗ったが、1951年に現在名に改称した。
 歴代の指揮者にヴィルヘルム・シュヒター、ヘルマン・シェルヘン、上岡敏之、アンドリス・ネルソンスなどがいる。


 さて今回手に入れたのはその北西ドイツ・フィルの友の会限定の頒布CD。
 非売品の限定アルバムである。
 非売品なのだがドイツでの強烈なコネクションをもとに、枚数限定で入手できることになった。ありがたいです。

 で、今回のアルバムはただ貴重というだけではない・・・。
 実は店主がかねてから大プッシュしていた指揮者シモン・ガウデンツ客演時の録音なのである!
 あのすばらしいGENUINのモーツァルトとシューベルト、そしてCPOのシューマン交響曲全集を聴かせてくれた俊英ガウデンツ!

 「颯爽として若さみなぎり、自在に天を駆け巡るこれぞ天才の所業」とは店主の言葉。
 オーケストラを自在に操りながらもその自発性を失くさない。そしてそこからあふれる音楽はスタイリッシュでヒロイックでスマート。

 ここでのモーツァルト交響曲第39番も期待を裏切らない嬉しい出来栄え。
 管楽器がまるで村おこしの祭のように快活に踊り出す第3楽章、アイデアに満ちはちきれそうなエネルギーがあふれる終楽章。


 これからいろいろなところでその名を聞くことになるであろう才気あふれる若き実力者。
 ただ有名になったときはすでにこのアルバムは手に入らなくなっているだろう。


 このアルバムはきっとあなたにとって貴重な財産になると思う。

 


 限定生産のため入荷数が少ない場合は抽選となります。
 完売の際はご容赦ください。




<メジャー・レーベル>
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DG



4862003
(2CD)
\2900→\2690
今度はベルリン・フィルだ
 ジョン・ウィリアムズ~ライヴ・イン・ベルリン


 オリンピック・ファンファーレとテーマ*
 『未知との遭遇』から抜粋
 『遥かなる大地へ』組曲*
 『ハリー・ポッターと賢者の石』から ヘドウィグのテーマ(新アレンジ)*
 『ハリー・ポッターと賢者の石』から ニンバス2000*
 『ハリー・ポッターと賢者の石』から ハリーの不思議な世界*
 『ジュラシック・パーク』のテーマ
 スーパーマン・マーチ*
 『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』から オートバイとオーケストラのスケルツォ*
 『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から マリオンのテーマ
 『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から レイダース・マーチ
 チェロとオーケストラのためのエレジー*      ブリュノ・ドルプレール(チェロ)
 『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』から ハン・ソロの冒険*
 『スター・ウォーズ エピソード5/ 帝国の逆襲』から ヨーダのテーマ*
 『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』から 王座の間とエンドタイトル*
 『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』から レイア姫のテーマ*
 『E.T.』から フライング・テーマ
 『スター・ウォーズ エピソード5/ 帝国の逆襲』から 帝国のマーチ

 *:「ジョン・ウィリアムズ ライヴ・イン・ウィーン」未収録曲
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ジョン・ウィリアムズ


4861710
(2CD)
〔デジパック仕様〕
\3400→\3090


4861713
2CD
1Blu-rayオーディオ
1Blu-rayビデオ
の4枚組
\5000→\4590

 映画界のレジェンド、ジョン・ウィリアムズがウィーン・フィルに続き、遂にベルリン・フィル・デビュー。
 『スーパーマン』『スター・ウォーズ』『レイダース』・・・ゴージャスなサウンドで聴く興奮! 

 ■グラミー賞受賞25回、アカデミー賞受賞5回、エミー賞5回、ゴールデン・グローブ賞受賞4回……。50年以上にわたりハリウッド映画音楽のトップランナーとして君臨するレジェンド、ジョン・ウィリアムズ。2020年最も売れたクラシック・アルバム『ジョン・ウィリアムズ ライヴ・イン・ウィーン』に続くリリース!
 ■前作のクラシック伝統の牙城ウィーン・フィルと双璧をなす、世界最高峰オーケストラ、現代的でスマートな名人集団ベルリン・フィルの最高の演奏で聴く人気の映画音楽集。
 ■ジョン・ウィリアムズが自身の代表作を振ったベルリン・フィルへの指揮デビュー公演(2021年10月14~6日)、白熱のライヴ録音! 
 ■2022年2月8日のジョン・ウィリアムズ90歳の誕生日を記念したリリース!
 ■『スター・ウォーズ』『スーパーマン』『レイダース』『ハリー・ポッター』『E.T.』……全ての世代に愛される作品のあのメロディ、世界で最も有名なオーケストラ曲を最高の演奏と、最新の録音&録画技術で収録。
 ■デラックス盤は 2CD+1Blu-rayオーディオ+1Blu-rayビデオ の4枚組
 ■デラックス盤のBlu-ray オーディオ&ビデオには共にドルビー・アトモスの音源を収録。

  録音:2021年10月 ベルリン、フィルハーモニー〈ライヴ・レコーディング〉
 
 



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SONY



SONY
19075940352
(17CD)
\8000→\7590

巨匠シゲティの米コロンビア全録音が正規原盤から最高の状態で復刻完了

ヨゼフ・シゲティ/
 コンプリート・コロンビア・アルバム・コレクション


Disc1

1. バルトーク:ヴァイオリンとピアノのためのラプソディ第1番 Sz.86*
2. バルトーク:ヴァイオリン、クラリネットとピアノのためのコントラスツ Sz.111

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
ベーラ・バルトーク(ピアノ)
ベニー・グッドマン(クラリネット:2)
録音:1940年5月2,13日 ニューヨーク、ワールド・ブロードキャスティング・スタジオ

3. ブロッホ:バール・シェム*
4. ミヨー:ブラジルの郷愁 Op.67~第9曲:スマレー*
5. ファリャ/シゲティ編:三角帽子~粉屋の踊り*

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
アンドール・ファルカシュ(アンドール・フォルデシュの変名)(ピアノ)
録音:1940年6月4日(3)、1940年6月5日(4-5) ニューヨーク、リーダークランツ・ホール

6. モーツァルト:ディヴェルティメント第15番変ロ長調 K.287『第2ロドロン・セレナード』*

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
マックス・ゴーバーマン指揮、室内オーケストラ
録音:1938年2月14日 ニューヨーク、コロンビア・スタジオ

Disc2

1. ムソルグスキー/ラフマニノフ編:ソロチンスクの定期市~ゴパック*
2. ドヴォルザーク/クライスラー編:スラヴ舞曲ト短調(原曲:ホ短調 Op.46-2)*
3. ドヴォルザーク/クライスラー編:スラヴ舞曲ホ短調 Op.46-3『ドゥムカ』*
4. フバイ:酒場の情景 第3番 Op.18『マロシュ・ヴィゼ(マロシュの水)』*
5. コダーイ/シゲティ編:ハーリ・ヤーノシュ~間奏曲*
6. ブラームス/ヨアヒム編:ハンガリー舞曲第5番ト短調*
7. ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタト短調 L.140*

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
アンドール・ファルカシュ(アンドール・フォルデシュの変名)(ピアノ)
録音:1941年3月21日(1-3)、1941年11月24日(4-6)、1942年4月16日(7) ニューヨーク、リーダークランツ・ホール

8. フバイ:花の生命 Op.30~第5曲:ゼフィール*
9. チャイコフスキー/グルーンス編:感傷的なワルツ Op.51-6(Disc8-5と同一演奏。SP音源からの復刻)
10. フランソワ・シューベルト(フランソワ・シューベル):バガテル Op.13-9『ミツバチ』
11. ストラヴィンスキー/ストラヴィンスキー&ドゥシュキン編:パストラール*

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
ハリー・カウフマン(ピアノ)
録音:1944年12月4日 ニューヨーク、リーダークランツ・ホール

12. ストラヴィンスキー:デュオ・コンチェルタンテ

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
イーゴリ・ストラヴィンスキー(ピアノ)
録音:1945年10月11-13日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

13. ストラヴィンスキー:パストラール(ヴァイオリンと木管のための四重奏版)*

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
ミッチェル・ミラー(オーボエ)、ロバート・マッギニス(クラリネット)
バート・ガスマン(イングリッシュホルン)、ソル・シェーンバッハ(ファゴット)
録音:1946年2月9日 ニューヨーク、コロンビア・スタジオ

14. ストラヴィンスキー/作曲者編:ロシアの娘の歌*

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
イーゴリ・ストラヴィンスキー(ピアノ)
録音:1946年5月9日 ニューヨーク、リーダークランツ・ホール

Disc3

  ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61(カデンツァ:ヨアヒム)

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
ブルーノ・ワルター指揮、ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
録音:1947年4月5日 ニューヨーク、カーネギー・ホール

Disc4

1. ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77(カデンツァ:ヨアヒム)

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
ユージン・オーマンディ指揮、フィラデルフィア管弦楽団
録音:1945年2月23日 フィラデルフィア、アカデミー・オブ・ミュージック

2. ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108~第2楽章:アダージョ*

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
レオニード・ハンブロ(ピアノ)
録音:1945年10月22日 ハリウッド、CBSスタジオ

Disc5

1. ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 Op.12-1*

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
ミエチスラフ・ホルショフスキ(ピアノ)
録音:1946年5月20日 ニューヨーク、リーダークランツ・ホール

2. シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ ニ長調 D.384
3. シューベルト/フリードベルク編:ピアノ・ソナタ第17番ニ長調 D.850~第4楽章:アレグロ・モデラート*

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
アンドール・フォルデシュ(ピアノ)
録音:1942年4月17日(2)、1941年11月26日(3) ニューヨーク、リーダークランツ・ホール

4. ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30-2*

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
ミエチスラフ・ホルショフスキ(ピアノ)
録音:1949年5月7日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

Disc6

1. プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調 Op.80*
2. プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調 Op.94bis*

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
ジョゼフ・レヴィーン(ピアノ)
録音:
1949年5月9日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ(1)
1945年12月7日 バーバンク、ワーナーブラザーズ・スタジオ、ステージ3(2)

Disc7

1. J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番ハ長調 BWV.1005*

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
録音:1949年10月30日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

2. J.S.バッハ/ライツ編:ヴァイオリン、弦楽合奏と通奏低音のための協奏曲第1番ニ短調 BWV.1052R(原曲:チェンバロ協奏曲第1番 BWV.1052)*

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
フリッツ・シュティードリー指揮、ニュー・フレンズ・オブ・ミュージック・オーケストラ
録音:1940年4月24日 ニューヨーク、リーダークランツ・ホール

Disc8

1. シューベルト:幻想曲 ハ長調 D.934(Op.159 没後出版)

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
ジョゼフ・レヴィーン(ピアノ)
録音:1949年11月21日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

2. コレッリ/レオナール編:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.5-12『ラ・フォリア』
3. ドビュッシー/ローレンス編:月の光 L.75-3
4. ラロ/シゲティ編:歌劇『イスの王様』~オーバード(朝の歌『愛する者よ今はもう』)

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
アンドール・ファルカシュ(アンドール・フォルデシュの変名)(ピアノ)
録音:1940年6月5日(2)、1942年4月22日(3)、1941年3月21日(4) ニューヨーク、リーダークランツ・ホール

5. チャイコフスキー/グルーンス編:感傷的なワルツ Op.51-6(Disc2-9と同一演奏。LP発売時のアナログ・マスターからの復刻)

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
ハリー・カウフマン(ピアノ)
録音:1944年12月4日 ニューヨーク、リーダークランツ・ホール

6. J.S.バッハ/シゲティ編:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番ロ短調 BWV.1002~第4楽章*

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
アンドール・フォルデシュ(ピアノ)
録音:1941年3月21日 ニューヨーク、リーダークランツ・ホール

Disc9

1. J.Sバッハ:フルート、ヴァイオリン、チェンバロと弦楽合奏のための三重奏曲イ短調 BWV.1044*
(シゲティは参加していませんが、初出LPのカップリングを尊重して収録されています)

アレクサンダー・シュナイダー(ヴァイオリン)
ジョン・ウンマー(フルート)
ミエチスラフ・ホルショフスキ(ピアノ)
パブロ・カザルス指揮、プラド音楽祭管弦楽団
録音:1950年5月27,30日、6月1,13日 プラド、サン・ピエール教会

2. J.S.バッハ/ライツ編:ヴァイオリン、弦楽合奏と通奏低音のための協奏曲第1番ニ短調 BWV.1052R
(原曲:チェンバロ協奏曲第1番 BWV.1052)*

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
パブロ・カザルス指揮、プラド音楽祭管弦楽団
録音:1950年5月27,30日、6月1,13日 プラド、サン・ピエール教会

3. J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調 BWV.1050

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
ジョン・ウンマー(フルート)
ユージン・イストミン(ピアノ)
パブロ・カザルス指揮、プラド祝祭管弦楽団
録音:1950年6月6,10,12日 プラド、サン・ピエール教会

Disc10

1. シューベルト:華麗なるロンド ロ短調 D.895(Op.70)

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
カルロ・ブソッティ(ピアノ)
録音:1952年1月24日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

2. ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 Op.96*

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
ミエチスラフ・ホルショフスキ(ピアノ)
録音:1951年4月18,19日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

3. シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ イ短調 D.574(Op.162)*

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
マイラ・ヘス(ピアノ)
録音:1952年6月、プラド、サン・ピエール教会

Disc11

1. ブラームス:ピアノ四重奏曲第3番ハ短調 Op.60*

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
マイラ・ヘス(ピアノ)
ポール・トルトゥリエ(チェロ)
ミルトン・ケイティムス(ヴィオラ)
録音:1952年6月 プラド、サン・ピエール教会

2. ブラームス:ピアノ三重奏曲第2番ハ長調 Op.87

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
マイラ・ヘス(ピアノ)
パブロ・カザルス(チェロ)
録音:1953年8月31日 プラド、サン・ピエール教会

Disc12

1. カウエル:ヴァイオリン・ソナタ 第1番*

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
カルロ・ブソッティ(ピアノ)
録音:1952年1月17-18日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

2. ハロルド・シャペロ:4手のピアのためのソナタ*
(シゲティは参加していませんが、初出LPのカップリングを尊重して収録されています)

ハロルド・シャペロ、レオ・スミット(ピアノ)
録音:1953年10月29-30日

3. カウエル:『天上の幻影』~歌は何歳?*

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
ヘンリー・カウエル(ピアノ)
録音:1945年10月13日、バーバンク、ワーナーブラザーズ・スタジオ、ステージ3

Disc13

1. ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24『春』
2. ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 Op.30-1

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
ミエチスラフ・ホルショフスキ(ピアノ)
録音:1952年1月12日(1)、1953年12月1日(2) ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

Disc14

1. J.S.バッハ/シュレック、シゲティ編:ヴァイオリン、弦楽合奏と通奏低音のための協奏曲ト短調 BWV.1056R*
(原曲:チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調 BWV.1056)

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
ジョージ・セル指揮、コロンビア交響楽団
録音:1954年1月13日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

2. ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 HWV.371*

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
カルロ・ブソッティ(ピアノ)
録音:1954年1月13日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

3. タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲ニ短調(カデンツァ:シゲティ)

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
ジョージ・セル指揮、コロンビア交響楽団
録音:1954年1月15日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

4. タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ ト短調*

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
カルロ・ブソッティ(ピアノ)
録音:1954年2月22日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

Disc15

1. ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 M.77
2. ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタ ホ長調

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
カルロ・ブソッティ(ピアノ)
録音:1953年11月13日、12月3,4日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

3. プロコフィエフ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.115*

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
録音:1954年1月11日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

4. プロコフィエフ:5つのメロディ Op.35bis*

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
カルロ・ブソッティ(ピアノ)
録音:1953年11月12日、1954年4月1日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

Disc16

1. ブゾーニ:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35a

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
トーマス・シャーマン指揮、リトル・オーケストラ・ソサエティ
録音:1954年12月22日

2. ブゾーニ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ホ短調 Op.36a

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
ミエチスラフ・ホルショフスキ(ピアノ)
録音:1956年2月20,21,24日、3月9日

Disc17

1. ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78*
2. ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108*

ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
ミエチスラフ・ホルショフスキ(ピアノ)
録音:1956年4月20日(1)、1956年2月1-3日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ


*=正規原盤を保有するソニー・クラシカルからの初CD化音源

 アナログ・ディスクおよびマスターからのトランスファー:アンドレアス・K・マイヤー、ジェニファー・ナルセン(ニューヨーク、スワン・スタジオ)、
 ブレット・ジン(アイアン・マウンテン・デジタル・サービス)
 24ビット/96kHzリマスター:アンドレアス・K・マイヤー(ニューヨーク、スワン・スタジオ)、
 マルティン・キストナー、マティアス・エルプ(ベルリン、b-sharpミュージック&メディア・ソリューションズ)

 ついに実現!
 巨匠シゲティの米コロンビア全録音が正規原盤から最高の状態で復刻完了。
 全ヴァイオリン・ファン必聴のCD17枚組。

 完全生産限定。

 ヨゼフ・シゲティは1892年ブダペスト生まれ。ヴァイオリン演奏の黄金時代の最も有名な名手であり教師の1人であるイェネー・フバイに師事し、1905年のベルリン・デビューではドイツの象徴的ヴァイオリニストであるヨゼフ・ヨアヒムから称賛されました。1907年にはロンドン・デビューを飾り、数年間ロンドンを中心に活動しましたが、1913年からは結核のため療養を余儀なくされ、ジュネーヴで教鞭を執るようになりました。1920年代に入ると演奏活動を再開し、ベルリン・フィルへのデビュー、ソ連へのツアー、そしてアメリカ・デビューが続きます。プロコフィエフやバルトークと親交を結び、それぞれの作品を積極的に取り上げ、1931年には日本も含むアジアへのツアーを敢行し、高い評価を得ています。1939年にはアメリカに移住し、翌年にはやはりハンガリーから亡命したバルトークとワシントンの国会図書館リサイタル・ホールで伝説的なリサイタルを行いました。

【全貌が明らかにされたシゲティのアメリカ録音】

 シゲティのアメリカにおける録音活動は、1938年2月、モーツァルトのディヴェルティメント第15番をヴァイオリン独奏と室内オーケストラというユニークな形で演奏した録音で開始され、翌39年のアメリカ定住後はほぼ毎年のように録音が行われ、ステレオ録音が本格的に開始される直前の1956年のブラームスのソナタ2曲まで継続されました。アコースティック時代からレコード録音を始めたシゲティは最晩年のステレオ時代にいたるまで長い盤歴を誇るアーティストですが、1939年代までの英コロンビアへのSP録音と最晩年のマーキュリーに残したステレオ録音、それにヴァンガード・レーベルから発売されたバッハの無伴奏全曲は広く知られ、CD時代に入っても再発売が繰り返されてきていますが、SP時代後期からモノラルLP時代の約20年弱をカバーする米コロンビアへの録音は、シゲティが最も盛んに演奏活動を行い、脂の乗り切った円熟期の演奏であるにもかかわらず、1992年に5枚分のCDが「Masterworks Portrait」のシリーズで復刻された以外はまとまった形で焦点を当てられたことがなく、その意味でもこの17枚組のセットは長年のシゲティ・ファン、ヴァイオリン・ファンの渇を癒す、画期的なリリースを申せましょう。

【ベートーヴェンとブラームスの再録音が光る協奏曲】

 全17枚は基本的に録音年代を追って並べられており、LP時代以降は初出LPのカップリングを尊重する形でコンピレーションされています(収録時間に余裕がある場合は、LPのオリジナル・カップリングに曲を追加している場合もあります)。協奏曲では、ベートーヴェンとブラームスの大曲2曲を、ワルター&ニューヨーク・フィル(1947年)、オーマンディ&フィラデルフィア管(1945年)という強力な指揮者・オケとの組み合わせで録音したほか、バッハのヴァイオリン協奏曲2曲(1940年、50年、54年。しかも純粋なヴァイオリン協奏曲ではなく、チェンバロ協奏曲からヴァイオリン独奏の協奏曲へ転用した作品である点がユニーク)とブランデンブルク協奏曲第5番(1950年)、タルティーニのヴァイオリン協奏曲(1954年)もあり、カザルスやセルが指揮を担っています。極めて珍しいブゾーニ初期のヴァイオリン協奏曲(1954年)の録音を実現させたのも、まさにシゲティの執念の賜物と位置付けられるのではないでしょうか。

【三大「B」を中心としたソロ・レパートリーと意外な小品】

 シゲティの礎となった三大「B」のレパートリーでは、ベートーヴェンのソナタ5曲(第1・5・6・7・10番)、ブラームスのソナタ第1番・第3番(そのうち第1番はシゲティ唯一の録音)があり、ブラームスではさらにカザルスが主宰したプラド音楽祭で録音されたピアノ四重奏曲第3番(1952年)、ピアノ三重奏曲第2番(1953年)が目を引きます。ヴァンガード・レーベルから発売された1955~56年の全曲録音がシゲティの代表的なアルバムとなったバッハの無伴奏作品では、ソナタ第3番(1949年)のほか、シゲティがピアノ伴奏部分を加えたパルティータ第1番のブーレー(1941年)が残されています。英コロンビアのSP録音で高く評価されていたヘンデルのソナタの再録音(1954年)、難曲として知られる幻想曲(1949年)をはじめとするシューベルトのヴァイオリン作品も音楽の核心に迫るシゲティのアプローチが心を打ちます。SP時代は盤面片面4分という制約もあって小品の録音が好まれましたが、シゲティもそうしたニーズに応えるかのように、フランソワ・シューベルトの『ミツバチ』、ムソグルスキーの『ゴパック』、チャイコフスキーの『感傷的なワルツ』やドビュッシーの『月の光』など、ヴァイオリンという楽器の特性を生かした技巧的な小品を録音しています。

【同時代音楽への献身の記録】

 シゲティが力を入れた同時代音楽では、作曲者と共演したバルトークのラプソディ第1番と『コントラスツ』(クラリネットはベニー・グッドマン、いずれも1940年)、ストラヴィンスキーがピアノ伴奏を買って出た『デュオ・コンチェルタンテ』(1945年)と『ロシアの娘の歌』(1946年)、ヘンリー・カウエルとのヴァイオリン・ソナタ第1番(1952年)があるほか、作曲者から厚い信頼を置かれていたプロコフィエフの作品では、ヴァイオリン・ソナタ2曲(1949・45年)、そしてオイストラフが取り上げなかった『無伴奏ソナタ』(1954年)が貴重な時代の証言といえるでしょう。これらのほか、ドビュッシー(1942年)、ラヴェル(1953年)、ヒンデミット(1953年)、ブゾーニのソナタ第2番(1956年)、ブロッホの『バール・シェム』(1940年)の録音も残されています。

【深い教養と知性を備えた名手】

 1960年にアメリカを離れてスイスに隠棲した晩年のシゲティは教育活動に力を入れ、海野義雄、前橋汀子、久保陽子、佐藤陽子ら日本人のヴァイオリニストを育てたことでも知られています。20世紀の偉大なヴァイオリニスト、ナタン・ミルシテインは、シゲティが1973年に亡くなった時、その業績をこう讃えています。
「彼は信じられないほど教養と知性のある音楽家でした。実際、彼の才能は彼の教養から生まれました。・・・私はいつも彼を賞賛し、彼は多くの音楽家から尊敬されていました」。

【タリー・ポッターによるライナーノーツより】

 「2つの世界大戦の間に輩出された偉大なヴァイオリニストたちはいずれもきわめて個性的であったが、その中でもヨゼフ・シゲティの個性は際立っていた。クライスラーのようにチャーミングではなく、ハイフェッツのようなヴィルトゥオーゾでもなく、フーベルマンのような異端でもなく、ブッシュのような高邁な理想主義者でもなかったが、シゲティはそれぞれの持ち味を取り入れ、さらに彼自身の説得力のある舞台姿を付け加えた。背が高く、品格を備えた佇まいのシゲティは、その音楽性と同時代音楽への積極的な取り組みによって尊敬を勝ち得た。演奏レパートリーはまずバッハ、ベートーヴェン、ブラームスの3大「B」で、それにメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、いくばくかのフランス音楽、モーツァルト、イタリアのバロックが礎だった。しかしシゲティはさらに2人の「B」、つまり友人のバルトークとイタリアの巨星ブゾーニの作品を得意とし、ロシア音楽ではストラヴィンスキーとプロコフィエフが好みだった。このセットは、シゲティとアメリカの相思相愛ぶりを記録したものだ。米コロンビア・レーベルのカタログ上では、ミルシテイン、スターン、フランチェスカッティ、ブッシュらと競合することになり、米コロンビアはシゲティが英コロンビア(EMI→現ワーナー)に入れていた録音もアメリカ市場に投入することができたはずなのに、ベートーヴェンやブラームスの協奏曲を再録音するなど、その個性は十分に尊重されていたのである。」~タリー・ポッター ライナーノーツより(訳:輸入元)


 各ディスクは、アメリカ初出LPのデザインによる紙ジャケットに封入され、発売日・マトリックス番号など詳細な録音データとインデックスを含むオールカラーの別冊解説書は、厚紙性のリフトオフ・ボックスに収納されています。オリジナル・カップリングでの収録のため、シゲティが演奏していない楽曲も収録されております。

 ・ ボックスサイズ:L 13.5 cm x W 13.5 cm x H 4.5 cm

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19075964442
(9CD)
\4500→\4190

ジュリアード弦楽四重奏団(1982)
 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集


ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集

Disc1
・弦楽四重奏曲第1番ヘ長調 Op.18-1(1982年3月25日)
・弦楽四重奏曲第2番ト長調 Op.18-2(1982年4月8日)

Disc2
・弦楽四重奏曲第3番ニ長調 Op.18-3(1982年10月7日)
・弦楽四重奏曲第4番ハ短調 Op.18-4(1982年4月15日)

Disc3
・弦楽四重奏曲第5番イ長調 Op.18-5(1982年9月30日)
・弦楽四重奏曲第6番変ロ長調 Op.18-6(1982年10月7日)

Disc4
・弦楽四重奏曲第7番ヘ長調 Op.59-1『ラズモフスキー第1番』(1982年9月30日~10月1日)

Disc5
・弦楽四重奏曲第8番ホ短調 Op.59-2『ラズモフスキー第2番』(1982年4月8,9日)
・弦楽四重奏曲第9番ハ長調 Op.59-3『ラズモフスキー第3番』(1982年3月25,26日)

Disc6
・弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 Op.74『ハープ』(1982年4月15,16日)
・弦楽四重奏曲第11番ヘ短調 Op.95『セリオーソ』(1982年4月8日)

Disc7
・弦楽四重奏曲第12番変ホ長調 Op.127(1982年4月9日)
・弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調 Op.131(1982年4月9日)

Disc8
・弦楽四重奏曲第13番変ロ長調 Op.130(1982年4月9日)
・大フーガ 変ロ長調 Op.133(1982年4月9日)

Disc9
・弦楽四重奏曲第15番イ短調 Op.132(1982年3月25,26日)
・弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op.135(1982年3月25,26日)



ジュリアード弦楽四重奏団
ロバート・マン(ヴァイオリン)
アール・カーリス(ヴァイオリン)
サミュエル・ローズ(ヴィオラ)
ジョエル・クロスニック(チェロ)

1982年/ワシントン国会図書館クーリッジ・ホール
ステレオ(デジタル/ライヴ)

 1946年創立以来、ジュリアード弦楽四重奏団は「新しい作品をあたかも定評ある偉大な作品であるかのように、偉大な作品をあたかも新しい作品であるかのように演奏する」というモットーを具現化してきています。
 明確なサウンド、作品の構造の明晰な表現、音の美しさ、旋律の純粋さ、そして共通の目的に向かう姿勢は、ベートーヴェン、シューベルト、バルトーク、カーター、ダヴィドフスキー、バビット、ワーニックに至るまでどの時代の作品においても一貫しています。

 このベートーヴェン全集は、1982年ワシントン国会図書館クーリッジ・ホールでのライヴを収録したもので、彼らにとって2回目の録音となるものです。
 ベートーヴェンへの強い意志が感じられるとともに、豊かなニュアンス引き出しながら引き締まった造形を作り出した、奥行きの深さも備えた素晴らしい演奏です。

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19439789332
(4CD)
\3000→\2790

ブダペスト弦楽四重奏団
 ブラームス室内楽作品集



Disc1

ブラームス:
 1. 弦楽四重奏曲第1番ハ短調 Op.51-1
 2. 弦楽四重奏曲第2番イ短調 Op.51-2

ブダペスト弦楽四重奏団

1963年11月14,21日 ニューヨーク、コロンビア・レコード・スタジオ
ステレオ(アナログ/セッション)

Disc2

ブラームス:
 1. 弦楽四重奏曲第3番変ロ長調 Op.67
 2. クラリネット五重奏曲ロ短調 Op.115

ブダペスト弦楽四重奏団
デイヴィッド・オッペンハイム(クラリネット:2)

1963年11月16日、ニューヨーク、コロンビア・レコード・スタジオ(1) 
1959年1月7日、コロンビア30番街スタジオ(2)
ステレオ(アナログ/セッション)

Disc3

ブラームス:
 1. 弦楽五重奏曲第1番ヘ長調 Op.88
 2. 弦楽五重奏曲第2番ト長調 Op.111

ブダペスト弦楽四重奏団
ワルター・トランプラー(ヴィオラ)

1958年1月1日 バーモント州、マールボロ
ステレオ(アナログ/セッション)

Disc4

ブラームス: ピアノ五重奏曲ヘ短調 Op.34

ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
ブダペスト弦楽四重奏団

1963年9月8日 バーモント州、マールボロ
ステレオ(アナログ/セッション)
ブダペスト弦楽四重奏団
ワルター・トランプラー(ヴィオラ)
ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
デイヴィッド・オッペンハイム(クラリネット)

 一切の無駄と虚飾をそぎ落とし、それ故に溢れ出す楽曲自体の純粋な美しさを聴き手に感知させるブダペスト弦楽四重奏団の芸風は正にブラームスにうってつけ。
 ここでの演奏は1958年から1963年のもので、ブダペスト弦楽四重奏団の持ち味にまろやかさが加わっていた最円熟期。
 共演者は、コロンビア・レコードのプロデューサーだったデイヴィッド・オッペンハイム(クラリネット)、ロマン派解釈では比肩するものが少なかったルドルフ・ゼルキンなど。いずれも最高の名演です。

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19439780112
(11CD)
\12000→\10990

全299曲、CD11枚
 クラシック録音史に残る偉大な全集セットが登場
  シューマン:歌曲全集



Disc1

1. ハイネの詩によるリーダークライス Op.24

 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)

2. ロマンスとバラード 第4集 Op.64
3. リュッケルトの『愛の春』より12の詩 Op.37

 シビラ・ルーベンス(ソプラノ)
 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)


Disc2


4. 歌曲集『ミルテの花』 Op.25

 カミラ・ティリング(ソプラノ)
 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)

5. リートと歌 第2集 Op.51
6. ガイベルの詩による3つの詩 Op.30

 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)


Disc3


7. アイヒェンドルフの詩によるリーダークライス Op.39

 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)

8. シャミッソーの詩による3つの歌曲 Op.31(ライオンの花嫁 Op.31-1)

 シビラ・ルーベンス(ソプラノ)
 ヴィーブケ・レームクール(アルト)
 マルティン・ミッタールッツナー(テノール)
 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)

9. エマヌエル・ガイベルの詩による3つの詩 Op.29

 ユリア・クライター、シビラ・ルーベンス(ソプラノ)
 シュテファニー・イラニー、ヴィーブケ・レームクール(アルト)
 マルティン・ミッタールッツナー(テノール)
 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)

10. ロマンスとバラード 第3集 Op.53(哀れなペーター Op.53-3:2018年12月再録音)

 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)


Disc4


11. 歌曲集『女の愛と生涯』 Op.42

 ユリア・クライター(ソプラノ)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)

12. リートと歌 第1集 Op.27
13. 歌曲集『詩人の恋』 Op.48(2019年5月再録音)

 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)


Disc5


14. シャミッソーの詩による5つのリート Op.40

 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)

15. 3つの二重唱曲 Op.43

 ユリア・クライター(ソプラノ)
 ヴィーブケ・レームクール(アルト)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)

16. ケルナーの詩による12の詩 Op.35
17. 5つのリートと歌 Op.127

 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)


Disc6


18. ロマンスとバラード 第1集 Op.45
19. ベルシャザル Op.57
20. ある画家の歌の本からの6つの詩 Op.36

 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)

21. ロマンスとバラード 第2集 Op.49

 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)

22. 4つの二重唱曲 Op.34

 シビラ・ルーベンス(ソプラノ)
 マルティン・ミッタールッツナー(テノール)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)

23. 4つの歌 Op.142

 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)


Disc7


24. 子供のための歌のアルバム Op.79

 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
 クリスティーナ・ランズハマー(ソプラノ)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)

25. ゲオルク・プファリウスの詩による3つの詩 Op.119

 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)


Disc8


26. リートと歌 第4集 Op.96

 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)

27. 手袋 Op.87
28. リートと歌 第3集 Op.77

 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
 ユリア・クライター(ソプラノ)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)

29. バイロンの「ヘブライのメロディ」による3つの歌 Op.95

 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)

30. ゲーテの『ヴィルヘルム・マイスター』に基づくリートと歌 Op.98a(Op.98a-4,6,8:2018年再録音)

 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
 ユリア・クライター(ソプラノ)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)


Disc9


31. ガイベルの詩によるスペインの歌 Op.74

 シビラ・ルーベンス(ソプラノ)
 ヴィーブケ・レームクール(アルト)
 マルティン・ミッタールッツナー(テノール)
 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)

32. 5つの明るい歌 Op.125

 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)

33. ガイベルの詩によるスペインの愛の歌 Op.138

 ユリア・クライター、シビラ・ルーベンス(ソプラノ)
 ヴィーブケ・レームクール(アルト)
 マルティン・ミッタールッツナー(テノール)
 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
 ゲロルト・フーバー、ジェームズ・チャン(ピアノ)


Disc10


34. 6つの歌 Op.107

 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)

35. 兵士の歌 WoO.7
36 エリーザベト・クールマンの詩による少女の歌 Op.103

 ユリア・クライター(ソプラノ)
 ヴィーブケ・レームクール(アルト)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)

37. リュッケルトの詩による愛の相聞歌 Op.101
38. 4つの二重唱曲 Op.78

 シビラ・ルーベンス(ソプラノ)
 マルティン・ミッタールッツナー(テノール)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)

39. エリーザベト・クールマンの詩による7つの歌 Op.104

 シビラ・ルーベンス(ソプラノ)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)


Disc11

40. 3つの歌 Op.83

 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)

41. 3つの歌 Op.114

 アネット・フリッチュ、ユリア・クライター(ソプラノ)
 ヴィーブケ・レームクール(アルト)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)

42. メアリー・スチュアート女王の詩 Op.135

 ヴィーブケ・レームクール(アルト)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)

43. ヴィルフリート・フォン・デア・ノインの詩による6つの歌 Op.89
44. レーナウの詩による4つの軽騎兵の歌 Op.89
45. レーナウの詩による6つの詩とレクィエム Op.90(2018年再録音)

 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)


クリスティアン・ゲルハーヘル、
ゲロルト・フーバー、シビラ・ルーベンス、
ユリア・クライター、
ヴィーブケ・レームクール、他


 全299曲、CD11枚に込められたシューマンの喜びと哀しみ。
 ドイツ・リートの孤塁を守るゲルハーヘル最大の録音プロジェクト、15年がかりでここに完成。

2004~2020年、ミュンヘン、バイエルン放送第2スタジオ収録。ソニー・クラシカル、バイエルン放送、ハイデルベルクの春音楽祭国際リーダーセンターとの共同制作。

・ 過去のアルバムからの音源
 詩人の恋~シューマン:歌曲集(2004年発売 8:第1曲、19)
 メランコリー~シューマン:歌曲集2(2007年発売 7,14,20)
 シューマン歌曲全集 1『問い』(2019年発売 16,21,23,34,40、25:第2曲)
 シューマン歌曲全集 2『ミルテ』(2020年発売 4)


 完全生産限定。

 今やドイツ・リート界での最高峰として揺るぎない地位を確立しているバリトン、クリスティアン・ゲルハーヘル。
 フィッシャー=ディースカウに連なるドイツ伝統のリート唱法を引き継ぎながら、その詩に秘めた情感や内面性をドラマティックに表現し、成熟した音楽性を聴かせてくれます。美しく明快なドイツ語のディクションによって、一つ一つの単語に込められた作曲家の思いや情景が鮮明に浮かび上がってきます。ピアノ伴奏はゲルハーヘルとは幼なじみで、現代屈指のリート伴奏者であるゲロルト・フーバー。歌にぴたりと寄り添いながら、ピアノ・パートに込められた多彩なニュアンスを雄弁に音として物語ることのできる唯一無二のパートナーとなっています。

 アルテノヴァ・レーベルへの『シューベルト:三大歌曲集』の名盤に始まるゲルハーヘルとフーバーによるリート録音もすでにシューベルト、マーラー、ブラームス、ヴォルフなどのドイツ歌曲の主要レパートリーを横断し、2018年にはついに『シューマン:歌曲全集』の発売が開始されました。『問い』と『ミルテの花』と題された2枚が2019年までに発売され、前者は英グラモフォン賞と独「OpusKlassik」の両方で、シンガー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、世界的に高く評価されました。
 そして2年を置いた今年、その2枚のほかに約7枚分の新録音を合わせて11枚からなる『歌曲全集』としてのボックス化が実現しました。
 1人の歌手が中心となっての全集はフィッシャー=ディースカウ盤以来ほとんどなく、複数の歌手による全集としてもハイペリオン盤、ナクソス盤以来久しぶりの実現となります。ゲルハーヘル本人も「私の生涯で最も重要なプロジェクト」と言明するほどで、文字通り満を持して実現した録音と申せましょう。
 ゲルハーヘルは、2004年と2007年に2枚のシューマン歌曲集をRCAに録音しており、テキストに鋭敏に反応することで歌いだされる感情の機微の類例のないほどの繊細さはリート・ファンには証明済み。今回の全集は、一部はその2004年と2007年の旧録音の音源を使いつつ、大半は2017年から2020年にかけて新しく録音されており(大曲では『詩人の恋』が再録音、『リーダークライス』 Op.39は2007年録音が使われています)、近年のゲルハーヘルの歌唱の深化と更に深い楽譜の読みを反映させた決定的録音といえるのではないでしょうか。

 さらに、ゲルハーヘルだけでは補えない女声用の歌曲や重唱作品については、ドイツ・リートについて高評価を得ている9人の歌手らが参加することで、11枚のCDに合計299曲というシューマンの歌曲全てを録音したビッグ・プロジェクトが実現したのです。女声用歌曲では『女の愛と生涯』はソプラノのユリア・クライター、『メアリー・スチュアート女王の詩』はアルトのヴィーブケ・レームクールが担っています。
 「ゲロルト・フーバーと私は、シューマンの歌曲をすべて録音したいと切に願っていました。それは、この歌曲の遺産に対する私たちの永続的な情熱(その間32年)から生まれました。私たちの目的は、シューマンに何年にもわたって感謝していることを、作品の素晴らしさを紹介することです」と、クリスティアン・ゲルハーヘルは語っています。シューマンの喜びも哀しみも、その感情の起伏が鋭敏に反映された299の小世界を心ゆくまで堪能できる、空前のボックスセットの登場です。

 ディスクはソフトタッチのラミネート加工されたクラムシェルボックスに収納されています。






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WARNER CLASSICS



WARNER
9029667625
\2500→\2290

グレース王妃に見出された才女
 シャニ・ディリュカ(ピアノ)

  ザ・プルースト・アルバム

 1. アーン:ピアノ協奏曲ホ長調
 2. ドビュッシー:夢
 3. アーン:ワルツ『ニネット』
 4. グルック:オルフェウスの嘆き(『精霊の踊り』より ケンプ編)
 5. フォーレ:水のほとりで
 6. フランク:前奏曲(FWV.30, Op.18より)
 7. ヴァントゥイユ・ソナタ
 8. アーン:夜想曲
 9. イザイ:マズルカ Op.10-1
 10. シャミナード:スペインのセレナード(クライスラー編)
 11. フォーレ:3つの無言歌 Op.17~第3番
 12. ワーグナー:エレジー www.93
 13. R.シュトラウス:4つの情緒のある風景 Op.9~第6番『ノットゥルノ』
 14. フォーレ:ゆりかご(ディリュカ編)
 15. マスネ:エレジー(メロディ) Op.10-5
 16. フォーレ:秘密
 17. ドビュッシー:喜びの島
 18. アーン:当惑したナイチンゲール~エグランティーヌ王子の夢
シャニ・ディリュカ(ピアノ)
ナタリー・デセイ(ソプラノ:5,16)
ピエール・フシュヌレ(ヴァイオリン:7)
ギヨーム・ガリエンヌ(語り:18)
パリ室内管弦楽団(1)
エルヴェ・ニケ(指揮:1)

2020年10月26,27日、フィラルモニ・ド・パリ、SR1(1) 11月18,19日、ラ・セーヌ・ミュジカル(2-18)

 大作「失われた時を求めて」で知られるフランスの作家、マルセル・プルーストの生誕150年(2021年)と没100年(2022年)のためのプロジェクト。

 繊細で過敏な神経の持ち主であった作家マルセル・プルースト[1871-1922]は、芸術の信奉者としても知られ、美術や音楽にも造詣が深く、ベートーヴェンやシューマンをはじめ、フォーレやドビュッシーら同時代の作曲家にも賛辞を贈り、自身も強いインスピレーションを受けていました。
 このアルバムに収録されたのは、彼が愛した作曲家たちの作品。
 その中にはレイナルド・アーンの珍しい『ピアノ協奏曲』や、最近発見されたばかりのリヒャルト・シュトラウスの『ノットゥルノ』、『4つの情緒ある風景』の1曲(シャニ・ディリュカが初演)が含まれるなど、ピアノ曲好きにもたまらない内容になっています。

 ピアノを演奏するシャニ・ディリュカは、スリランカ出身のモナコ育ち。グレース王妃に見出されて英才教育を受け「ラ・フォル・ジュルネ音楽祭」でもたびたび来日している日本でもおなじみのピアニストです。これまでもインド哲学とベートーヴェンを組み合わせるなど、ユニークなコンセプトのアルバムをリリースしていますが、ここでは更に深みのある音色と語り口で作品の魅力を引き出しています。

 また、プルーストが「失われた時を求めて」で追求した架空の「ヴァントゥイユ・ソナタ」は、ここではよく言われるようなサン=サーンスのヴァイオリン・ソナタではなく、アーン、イザイ、シャミナードの作品を組み合わせることで、新しい解釈を広げています。ここでヴァイオリンを弾くのは1985年生まれのヴァイオリニスト、ピエール・フシュヌレ。彼が紡ぎ出す伸びやかな旋律は、プルーストが描き出した「揺れ動く薄紫いろの波」そのものと言えそうです。

 アーンのピアノ協奏曲では、フランスの秘曲の探求に尽力する名指揮者エルヴェ・ニケがタクトを執るだけではなく、歌曲ではナタリー・デセイが印象的な歌を聴かせるなど、共演者からも目が離せないアルバムです。





これから必ず出てくる・・・といい続けて数年
グレース王妃に見いだされた逸材シャニ・ディリュカ




 指揮者クワメ・ライアンのベートーヴェンに期待して MIRARE MIR 126のベートーヴェンのピアノ協奏曲集を聴いた。
 ライアンはさすが懐の深いオケ伴奏を聴かせてくれて、主役のピアノが出てくるまでにたっぷりこちらを酔わせてくれる。ときどきあまりに冒頭のオーケストラがすばらしすぎてその曲が何の曲だったか分からなくなる協奏曲録音があるが、まさにこれがそういうアルバム。
 ライアン、本当にいい指揮者。

 ところがまったく期待していなかったピアノのシャニ・ディリュカがよかった。
 モデル系のルックスから勝手にギスギスの痩せた演奏を想像していたが、いやいや、なかなかふくよかで温かい。だからライアンの大スケールのオーケストラともぴったり。しかもピアノの音色を慈しむようなソロの場面でのていねいな語り口。感性も豊かだが、この人相当頭もいいとみた。


 MIR 126
\2900→\2690
ベートーヴェン:
 ピアノ協奏曲第 2 番変ロ長調 作品 19
 ピアノ協奏曲第 1 番ハ長調 作品 15
シャニ・ディリュカ (P)
クワメ・ライアン(指)
ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団

 ディリュ、演奏に関するこだわりが非常に強く、カンデンツァはヴィルヘルム・ケンプの自作を使用し、繊細でクリアな響きに魅せられた名器ベヒシュタインで演奏しています。ディリュカは繊細なタッチの変化や大胆で説得力のある音楽、そして卓越したテクニックを兼ね備えています。
 指揮は、店主注目、若手有望株の指揮者クワメ・ライアン。そしてオケはもちろんボルドー・アキテーヌ国立管。注目の若手音楽家の共演で聴く瑞々しい演奏です。

録音:2010 年 4 月/64’00


 さてそのシャニ・ディリュカはスリランカ国籍の両親のもとモナコで生まれ、幼少の頃からその才能を開花させた。
 モナコといえば・・・グレース王妃。彼女、そのグレース王妃に見いだされて世界各国で英才教育を受けたらしい。まさに現代のシンデレラ・ガール。またラ・フォル・ジュルネ音楽祭などでも来日したのでご存知の方も多いと思う。これからいろいろな形でその名を聞くことになると思う。

 ということで、ディリュカの映像を少し観てみますか?

 まずドビュッシーのプロモーション・ビデオ。ふくよかな演奏です。

 http://www.youtube.com/watch-v=9tQQUKHgBfg
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 個人的にはこのショパンが好きです。

 http://www.youtube.com/watch-v=ewLmCETf1HU
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 フランス語なので何を言っているかは分からないですが、才能がほとばしり出る瞬間を味わえる。

 http://www.youtube.com/watch-v=k5GsKceZRLM


 で、そんなシャニ・ディリュカの「アメリカ音楽ピアノ作品集」。
 うーん・・・これは売れんなあ・・・とかブツブツ言いながら聴いてみたら・・・・これが絶品!
 あのベートーヴェンを聴かせてくれた人だけのことはある、ポップでロマンティックで洗練されていてかっこいい素敵なアルバム!!ケルアックの「路上」にインスパイアされて選曲したらしい。だからキース・ジャレットやビル・エヴァンスもいい感じで登場する。
 やはりこの人、なかなかの才女。アイドルじゃないです。

 MIR 239
\2900→\2690
ルート66-アメリカ音楽ピアノ作品集
 ・ジョン・アダムズ:中国の門
 ・キース・ジャレット:マイ・ワイルド・アイリッシュ・ローズ
 ・グレインジャー:子守唄
 ・バーバー:パ・ドゥ・ドゥ
 ・エイミー・ビーチ:ヤング・バーチズ
 ・ビル・エヴァンス:ワルツ・フォー・デビイ
 ・フィリップ・グラス:エチュード第9番
 ・バーンスタイン:フェリシア・モンテアレグレのために
 ・ジョン・ケージ:イン・ア・ランドスケープ
 ・ガーシュウィン(キース・ジャレット編):愛するポーギー
 ・バーンスタイン:間奏曲
 ・ヒャン-キ・ジュー:シャンデルアーズ
 ・ヒナステラ:優雅な乙女の踊り
 ・バーンスタイン:アーロン・コープランドのために
 ・コープランド:ピアノ・ブルース第1番「レオ・スミットのために」
 ・ビル・エヴァンス:ピース・ピース
 ・ガーシュウィン(グレインジャー編):愛が訪れた時
 ・コール・ポーター(ラファエル・メルラン編):恋とはなんでしょう*
シャニ・ディリュカ(P)
ナタリー・デセイ*

 シャニ・ディリュカが選曲したアメリカ・ピアノ作品集

 録音:2013 年11 月/70’00

 モナコ出身のピアニスト、シャニ・ディリュカ。アメリカのビート・ジェネレーションを代表する作家ジャック・ケルアックの著書「路上(オン・ザ・ロード)」にインスパイアされて彼女自身が選曲したアメリカ・ピアノ音楽集。アルバムのタイトルにもなっている「ルート66」は、ケルアックの「路上」にも登場するシカゴとサンタモニカを結んでいた国道66 号線。今は廃線になっていますが、20 世紀中頃のポップ・カルチャーの中で度々題材とされ愛され、今なおその名が残っています。
 アルバムは、ミニマル音楽のジョン・アダムズ「中国の門」にはじまり、キース・ジャレットの名曲「マイ・ワイルド・アイリッシュ・ローズ」、ジャズ・ピアニストのビル・エヴァンスの愛らしい作品「ワルツ・フォー・デビイ」、バーンスタインの奥さんフェリシア・モンテアレグレに捧げられたピアノ曲、ガーシュウィンの傑作<ポーギーとベス>からキース・ジャレット編曲の「愛するポーギー」など多彩な内容で、若い男女の青春と苦悩を描いた「路上」と同じく、喜びや切なさ、孤独感、渇望、さまざまな感情が入り混じったピアノ作品が収録されています。
 さらにアルバムの最後にはコール・ポーターがミュージカル「ウェイク・アップ・アンド・ドリーム」のために作曲した「恋とはなんでしょう」をフランスの歌姫ナタリー・デセイが歌っています。穏やかな美しいデセイの歌声で響く極上の一曲となっています。




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WARNER
9029672931
(20CD)
\8000→\7590

バルトーク生誕140年記念、主要作品ボックス


Disc1

1. 組曲第2番Sz.34, BB40 (1905/1907, rev.1943)

 フランス国立放送管弦楽団
 シャルル・ブリュック(指揮)

2. 2つの映像 Sz.46, BB59 (1910)
3. 2つの肖像 Sz.37, BB48b (1907/1911)

 ピエール・アモイヤル(ヴァイオリン:3)
 ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団
 ジェイムズ・コンロン(指揮)

Disc2

1. 4つの管弦楽曲 Sz.51, BB64 (1912, orch. 1921)

 ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団
 ジェイムズ・コンロン(指揮)

2. バレエ音楽『木製の王子』組曲 Sz.60, BB74 (1914/1917, 1921)

 トロント交響楽団
 ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮)

3. ルーマニア民俗舞曲 Sz.68, BB76 (1917)

 フィンランド放送交響楽団
 サカリ・オラモ(指揮)

Disc3

1. 組曲『中国の不思議な役人』 Sz.73, BB82 (1918-1924)
2. 舞踏組曲 Sz.77, BB86 (1923)

 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 フランツ・ヴェルザー=メスト(指揮)

3. 弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽 Sz.106, BB114 (1936)

 オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
 マリス・ヤンソンス(指揮)

Disc4

1. ディヴェルティメント Sz.113, BB118 (1939)

 フィルハーモニア管弦楽団
 コンスタンティン・シルヴェストリ(指揮)

2. 管弦楽のための協奏曲 Sz.116, BB123 (1942/1943, rev.1945)

 オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
 マリス・ヤンソンス(指揮)

Disc5

1. ピアノ協奏曲第1番イ長調 Sz.83, BB91 (1926)
2. ピアノ協奏曲第2番ト長調 Sz.95, BB101 (1930/1931)
3. ピアノ協奏曲第3番ホ長調 Sz.119, BB127 (1945)

 アンドラーシュ・シフ(ピアノ)
 ブダペスト祝祭管弦楽団
 イヴァン・フィッシャー(指揮)

Disc6

1. 2台のピアノと打楽器のための協奏曲 Sz.115, BB121 (1940)

 カティア・ラベック、マリエル・ラベック(ピアノ)
 シルヴィオ・グァルダ、ジャン=ピエール・ドゥルーエ(打楽器)
 バーミンガム市交響楽団
 サー・サイモン・ラトル(指揮)

2. ヴァイオリン協奏曲第1番イ長調 Sz.115, BB121 (1940)
3. ラプソディ第1番 Sz.87, BB94b (1929)
4. ラプソディ第2番 Sz.90, BB96b (1928, rev.1944)

 イェフディ・メニューイン(ヴァイオリン)
 アンタル・ドラティ指揮、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(2)
 ピエール・ブーレーズ指揮、BBC交響楽団(3,4)

Disc7

1. ヴァイオリン協奏曲第2番 Sz.112, BB117 (1937/1938)
2. ヴィオラ協奏曲 Op.posth. (Edition Tibor Serly), Sz.120, BB128 (1945)

 イェフディ・メニューイン(ヴァイオリン)
 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 アンタル・ドラティ(指揮)

3. 4つのスロヴァキア民謡 Sz.70, BB78 (1917)
4. 4つのハンガリー民謡 Sz.93, BB99 (1932)

 ストックホルム室内合唱団(3)
 スウェーデン放送合唱団(4)
 エリク・エリクソン(指揮)

Disc8

歌劇『青ひげ公の城』全曲 Sz.48, BB62 (1911, rev.1912 & 1917)

 アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(メゾ・ソプラノ)
 ジョン・トムリンソン(バス)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ベルナルド・ハイティンク(指揮)

Disc9

1. 2台のピアノと打楽器のためのソナタ Sz.110, BB121 (1940)
2. ミクロコスモスからの7つの小品 Sz.108, BB120 (1939/1940)

 カティア・ラベック、マリエル・ラベック(ピアノ)
 シルヴィオ・グァルダ、ジャン=ピエール・ドゥルーエ(打楽器:1)

3. 44のヴァイオリン二重奏曲 Sz.98, BB104 (1931)

 イツァーク・パールマン、ピンカス・ズッカーマン(ヴァイオリン)

Disc10

1. ヴァイオリン・ソナタ第1番 Sz.75, BB84 (1921)

 ルノー・カプソン(ヴァイオリン)
 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)

2. ヴァイオリン・ソナタ第2番 Sz.76, BB85 (1922)

 ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
 オレグ・マイセンベルク(ピアノ)

3. コントラスツ Sz.111, BB116 (1938)

 シャンタル・ジュイエ(ヴァイオリン)
 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
 マイケル・コリンズ(クラリネット)

Disc11

1. 弦楽四重奏曲第1番イ短調 Sz.40, BB52 (1908/1909)
2. 弦楽四重奏曲第2番イ短調 Sz.67, BB75 (1915/1917)
3. 弦楽四重奏曲第4番ハ長調 Sz.91, BB95 (1928)

 アルバン・ベルク四重奏団

Disc12

1. 弦楽四重奏曲第3番嬰ハ短調 Sz.85, BB93 (1927)
2. 弦楽四重奏曲第5番変ロ長調 Sz.102, BB110 (1934)
3. 弦楽四重奏曲第6番ニ長調 Sz.114, BB119 (1939)

 アルバン・ベルク四重奏団

Disc13

子供のために(全曲) Sz.42, BB53 (1908/1909)
 デジュー・ラーンキ(ピアノ)

Disc14

1. 4つのピアノ小品 Sz.22, BB27 (1903)~左手のための練習曲
2. 10の易しい小品(全曲) Sz.39, BB51 (1908)

 ミシェル・ベロフ(ピアノ)

3. 2つのエレジー Sz.41, BB49 (1908/1919)

 サンソン・フランソワ(ピアノ)

4. トランシルヴァニアの民謡によるソナチネ Sz.55, BB69 (1915)

 ミシェル・ベロフ(ピアノ)

5. 3つのブルレスク Sz.47, BB55 (1908/1911)
6. ルーマニア民俗舞曲 Sz.56, BB68 (1915)
7. ルーマニアのクリスマスの子供の歌 Sz.57, BB67 (1915)
8. ピアノのための組曲 Sz.62, BB70 (1916)

 デジュー・ラーンキ(ピアノ)

Disc15

1. 15のハンガリー農民歌 Sz.71, BB79 (1914/1918)
2. 舞踏組曲 Sz.77, BB86 (1925)

 ジェルジ・シェベック(ピアノ)

3. ピアノ・ソナタ Sz.80, BB88 (1926)
4. 戸外にて Sz.81, BB89 (1926)

 ミシェル・ベロフ(ピアノ)

Disc16-17

1. ミクロコスモス(全曲) Sz.107, BB105 (1926 & 1932/1939)

 デジュー・ラーンキ(ピアノ)

2. 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Sz.117, BB124 (1944)

 ヴィルデ・フラング(ヴァイオリン)

Disc18(トランスクリプション&アレンジメント)

1. ハンガリー民謡集(ヴァイオリンとチェロのための/クライスラー編)

 ルノー・カプソン(ヴァイオリン)
 ゴーティエ・カプソン(チェロ)

2. シク地方の3つの民謡 Sz.35a, BB14(ゾルターン・セーケイ編)
3. ルーマニア民俗舞曲 Sz.56, BB68(ゾルターン・セーケイ編)

 カールマン・ベルケシュ(クラリネット)
 デジュー・ラーンキ(ピアノ)

4. ハンガリー農民歌 Sz.71, BB79からの組曲(ポール・アルマ編)

 ジャン=ピエール・ランパル(フルート)
 ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(ピアノ)

5. ルーマニア民俗舞曲 Sz.56, BB68(アーサー・レベリング編)

 エマニュエル・パユ(フルート)
 クリスティアン・リヴェ(ギター)

6. ルーマニア民俗舞曲 Sz.56, BB68(ゾルターン・セーケイ編)

 ヴァディム・レーピン(ヴァイオリン)
 ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)

7. 組曲第2番 Sz.115a, BB122 (1905/1907, transc. 1941)

 ジョルジュ・プリューデルマッハー、ジャン=フランソワ・エッセール(ピアノ)

8. ルーマニア民俗舞曲 Sz.56, BB68(アンドリュー・ウィルソン編)

 アデルフィ・サクソフォン四重奏団

Disc19(ヒストリカル・レコーディング)

1. 14のピアノ小品(バガテル) Sz.38, BB50~第2曲:Allegro giocoso
2. 10の易しい小品 Sz.39, BB51~第5曲、第10曲
3. 2つのルーマニア舞曲 Sz.43, BB56~第1曲:Allegro vivace
4. 3つのブルレスク Sz.47, BB55~第2曲:ほろ酔い気分
5. アレグロ・バルバロ Sz.49, BB63 (1911)
6. ピアノのための組曲 Sz.62, BB70 (1916)
7. ミクロコスモス Sz.107, BB105~第124曲、第146曲
8. 5つのハンガリー民謡 Sz.33, BB97
9. 8つのハンガリー民謡 Sz.64, BB47~第1-3曲、第5-8曲
10. 『子供のために』からの7つのハンガリー民謡小品(ヨゼフ・シゲティ編)
11. ルーマニア民俗舞曲 Sz.56, BB68(ゾルターン・セーケイ編)

 ベ-ラ・バルトーク(ピアノ)
 ヴィルマ・メドジャサイ(ソプラノ:8)
 マリア・バシレイデス(アルト:9)
 ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン:10,11)
  録音:1929-1937年

12. ピアノ協奏曲第3番ホ長調 Sz.119, BB127

 ディヌ・リパッティ(ピアノ)
 パウル・ザッハー指揮、南西ドイツ放送管弦楽団
  録音:1948年5月30日 バーデン=バーデン


Disc20(ヒストリカル・レコーディング)

1. 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Sz.117, BB124

 アンドレ・ジェルトレル(ヴァイオリン)
  録音:1953年11月13-14日 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ

2. ルーマニア民俗舞曲 Sz.56
3. 民謡の旋律による3つのロンド Sz.84

 リリー・クラウス(ピアノ)
  録音:1938年5月7日、8月23日 ロンドン

4. ヴァイオリン協奏曲第2番 Sz.112, BB117

 イェフディ・メニューイン(ヴァイオリン)
 フィルハーモニア管弦楽団
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
  録音:1953年9月12,13日 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ


 バルトーク生誕140年記念、主要作品をワーナーの名演で集めたボックス

 ベーラ・バルトークは、20世紀で最も偉大な作曲家の1人と見なされており、複雑であると同時に膨大な数の作品を生み出しています。
 彼はハンガリーの民謡に情熱を注いでおり、この分野で真剣な民族学的研究を行っていました。彼の興味はロマンティックな感情からではなく、そのシンプルさと自発性への魅力から生じていました。
 
 このボックスは、バルトークの主要な作品をWARNERの代表的録音で収録したもので、以下のようなジャンルごとに分けられ収録されています。

  ディスク1-4:管弦楽作品
  ディスク5-7:協奏的作品
  ディスク7:合唱作品
  ディスク8:歌劇
  ディスク9-12:室内楽作品
  ディスク13-17:器楽作品
  ディスク18:トランスクリプションと編曲作品
  ディスク19-20:自作自演を含むヒストリカル録音

 ここに登場する名演奏家の多くは、ハンガリー系のルーツを持っています。
 彼らのすべての解釈は、バルトークのインスピレーションと人間性との深い親和性に基づいているといっていいでしょう。















11/24(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


CONCERTO CLASSICS



CNT 2102
(4CD)
¥8200
ストラデッラのスぺシャリストによる知られざるオペラ『ドリクレア』2004年復活録音
 アレッサンドロ・ストラデッラ:歌劇『ドリクレア』(全3幕)
  エステヴァン・ヴェラルディによるクリティカル・エディション使用
 ロジータ・フリサーニ(ソプラノ;ドリクレア)、クリスティーナ・ジャンニコラ(ソプラノ;ルチンダ)、
 リンダ・カンパネッラ(ソプラノ;デルフィーナ)、
 ジャンルカ・ベルフィオーリ・ドーロ(カウンターテナー;フィダルボ)、
 カルロ・プテッリ(テノール;チェリンド)、ヴィート・プリアンテ(バス;ジラルド)、
 エステヴァン・ヴェラルディ(指揮)、アレッサンドロ・ストラデッラ・コンソート

 重厚装丁4枚組、ストラデッラのスぺシャリストによるドラマティックな快演!知られざるオペラ『ドリクレア』2004年復活録音

 録音:2004年3月6-14日/ジェノヴァ/[CD1]65'47''、[CD2]62'37''、[CD3]75'15''、[CD4]52'06''

 アレッサンドロ・ストラデッラ(1644-1682)はオペラ、カンタータ、オラトリオといった声楽作品を得意とし、また合奏協奏曲の先駆者であり、当時高い人気を誇っていた作曲家。
 女性関係で恨みを買い暗殺されたというスキャンダルでも知られています。
 さもありなんとすら思わせるドラマティックな筆致が炸裂するオペラ作品はこの作曲家の真骨頂と言えるかも知れません。

 『ドリクレア』は1681年に作曲されたストラデッラ最後のオペラです。楽譜が長く失われており、近年再発見されて2004年に録音されたのが当盤であり非常に貴重な音源です。同年2か月後には復活上演も行われました。
 全3幕の長丁場で聴き応えたっぷりの音楽が展開される大作。ブックレットには原語のイタリア語と英語訳歌詞も掲載。

 アレッサンドロ・ストラデッラ・コンソートは指揮者エステヴァン・ヴェラルディによって「カメラータ・リグレ」として1987年に結成された声楽と器楽のアンサンブル。1992年より現在の名前に変わり活動を続けています。
 イタリアのバロック音楽を中心に忘れ去られた音楽の復活に力を注ぎ、録音も多数。その名の通りストラデッラ音楽のスペシャリストであり、知られざるオペラの復活にはもってこいの名団体です。

 
 




WAON RECORDS



WAONCD 500
(HQCD)
¥2700
MONOLOGO VIA CORDA / 独絃哀歌
 1. エイナル・エングルンド(1916-1999):
   独奏ヴァイオリンのための≪遮られたアリオーゾ≫
 2. アラム・イリイチ・ハチャトゥリャン(1903-1978):
   独奏ヴァイオリンのための≪ソナタ=モノローグ≫
 3. ペール・ヘンリク・ノルドグレン(1944-2008):
   ヴァイオリン独奏のためのソナタ 作品104
 4-8. J.S. バッハ:
   無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004
ヤンネ舘野(ヴァイオリン)

 ヤンネ舘野による、独絃アルバム。時代を超えて聴き手に与えられる力に満ちた1枚

 録音:2020年11月11-13日、品川区立五反田文化センター 音楽ホール/5.6448MHz DSD Recording & 192kHz 24bit Editing
 マイク:PureT Records current transmission microphones with Schoeps MK2H cupsules and KA40 sphere attachment/毛利忠晴(ピュアートレコーズ), 2015年作, 2018年改造型
 セッティング:Near coincident pair microphones/プリアンプ:PureT Records PT-CMP01 、設計・製作:毛利忠晴(ピュアートレコーズ)2015年作, 2016年改造型
 ADコンバーター:Mytek Digital Brooklyn ADC/レコーダー:TASCAM DA-3000/マスタークロック:Grimm Audio CC2/DSD to PCM converter:Weiss Saracon-DSD

 フィンランドと日本を2つの故郷とするヴァイオリン奏者、ヤンネ舘野が無伴奏のアルバムをリリースします。
 同郷の作曲家であるノルドグレン、エングルンド、さらにハチャトゥリャンの作品をモダン・ヴァイオリンで、そしてバッハのパルティータ第2番をバロック・ヴァイオリンで収録しています。

 エングルンドは20世紀フィンランドを代表する作曲家の一人で、ここに収録されたのは彼の残した数少ないヴァイオリン独奏曲の一つ。
 緩急緩で構成された、内省的な作品。ハチャトゥリャンの作品は、中世の吟遊詩人たちの音楽を思わせる静かで瞑想的な部分に始まり、超絶技巧の部分を経て、ふたたび静謐へと姿を消していきます。
 フィンランドのノルドグレンの作品は、カレリア地方に伝わる「泣き歌」に題材をとった、微分音を用いて悲しみの揺らぎが表現されたもの。静謐から紡ぎ出される音楽は、人々の悲しみや嘆きを代弁しているようで深い共感をおぼえます。
 豊かな響きをあまさずとらえた録音にも注目です。そしてアルバムの掉尾を飾るのは、バッハの無伴奏パルティータ第2番。
 ここで舘野はヴァイオリンをバロック・ヴァイオリンに持ち替えて演奏しておりますが、楽器や時代の違いを超えたバッハの普遍性にあらためて感じ入るとともに、昨今の世界の状況、そして我々におそいかかる様々な困難が、ヤンネ舘野の演奏によって昇華され、慰めや力が与えられるよう。まさに渾身の1枚です。

 
 




 DA VINCI CLASSICS


C00494
¥2600
フランチェスコ・フェオ(1691-1761):
 カンタータ集 Vol.1(全曲世界初録音)

  ソプラノのためのカンタータ《罪深き人》
  コントラルトのためのカンタータ《死をつかさどる神》
  ソプラノとコントラルトのためのカンタータ
   《正しき人と罪深き人の死》
  ソプラノのためのカンタータ《審判》
ルチア・カサグランデ・ラフィ(ソプラノ)、
エリザベッタ・パルッキ(メゾ・ソプラノ)、
ローマバロッカ・アンサンブル
 〔レナート・クリスクオーロ(チェロ)、
  ルカ・マルツェッティ(コントラバス)、
  アレッシオ・リスポーリ(オルガン)、
  ロレンツォ・トッツィ(ハープシコード&指揮)〕

 ナポリ楽派の巨匠フェオのカンタータ集がスタート!

 18世紀前半のナポリ楽派を代表する人物の1人であり、天才ペルゴレージの親友で、「ヘンデルやバッハと比肩しうる」とも称された偉大なる作曲家、フランチェスコ・フェオのカンタータ集がスタート!
 「ヨハネ受難曲」やオラトリオに代表される教会音楽が現代でも高く評価されているフェオの「カンタータ」は、このナポリ楽派の巨匠のもう1つの代表的ジャンル。
 ナポリで生まれ、ナポリで活躍し、ナポリで没したナポリ一筋の大作曲家、教師のカンタータ4作品を、イタリア古楽界の実力者たちが感動的に奏でます。

 ※録音:2021年5月31日-6月2日、オラトリオ・デイ・バルナビティ(ローマ、イタリア)
 
 


C00496
¥2600
ゴイェスカス ~ ゴヤにインスパイアされた作品全集
 グラナドス:
  組曲《ゴイェスカス》/
  歌劇《ゴイェスカス》より 間奏曲(作曲者自身によるピアノ編曲)/
  わら人形/ハカラ/ゴイェスカス/
  セレナータ・ゴイェスカ/夢・即興曲
フランチェスコ・カラミエロ
 (ピアノ/スタインウェイ)

 18世紀後半~19世紀前半のスペインで活躍した同国史上最大の画家の1人であるフランシスコ・デ・ゴヤ(1746-1828)の絵画から影響を受けて作曲されたエンリケ・グラナドス(1867-1916)のピアノ作品の全てを集めた、スペイン音楽ファン、西洋美術史関係者にとって要チェックのグラナドス・アルバムが登場!
 代表作である「ゴイェスカス」はもちろんのこと、晩年の作品や最晩年の1916年に作曲者自身が編曲したオペラ「ゴイェスカス」の「間奏曲」のピアノ・アレンジなどを収録。グラナドスがゴヤから受けた影響の大きさを表現した魅力的なプログラムです。
 「Maria Jose」の名が付けられているスタインウェイでグラナドスを弾くのは、ナポリ出身の名ピアニスト、フランチェスコ・カラミエロ。
 タクトゥス(Tactus)・レーベルに録音した一連のジョヴァンニ・ズガンバーティの演奏は、このローマの作曲家の至芸を現代に伝える重要や役割を果たしました。

 ※録音:2021年5月、ヴィラ・カラミエロ(エルコラーノ、イタリア)
 
 

C00493
¥2600
変奏風アリアとディヴェルティメント ~ 19世紀の無伴奏フルート作品集
 ニルス・ペーター・イェンセン(1802-1846):
  主題と5つの変奏《この胸の高鳴りに》、主題と8つの変奏《忠実な死 》
 チャールズ・ケラー(1784-1855):6つのディヴェルティメント Op.16
エレーナ・チェッコーニ(フルート)

 フリードリヒ・クーラウの弟子でコペンハーゲンを中心に活躍したデンマークのニルス・ペーター・イェンセンと、カール・ケラーとも呼ばれるドイツのチャールズ・ケラーが作曲した19世紀の無伴奏フルートのための作品をカップリング。
 デンマークのコペンハーゲンとドイツのデッサウの音楽家たちが作曲した無伴奏作品を奏でるのは、イタリアの女流フルーティスト、エレーナ・チェッコーニ。
 1994年までシチリア交響楽団の首席奏者を務め、現在はピアチェンツァのニコローニ音楽院でフルート科の教授として教鞭を執る傍らソリストとしても活躍しています。

 ※録音:2021年8月2日、サント・ステファノ・ティチーノ(イタリア)
 
 

C00490
¥2600
前奏曲集 ~ ギターのための現代作品集
 アベル・カルレヴァーロ(1916-2001):5つのアメリカの前奏曲
 アンジェロ・ジラルディーノ(1941-):
  ギターのための前奏曲《サンセット・ブールバール)(世界初録音)
 レオ・ブローウェル(1939-):
  6つのエピグラム前奏曲、前奏曲《困難な愛》(世界初録音)
 ファビオ・フリッジ(1951-):7つの前奏曲
クラウディオ・ジュリアーニ(ギター)

 キューバが世界に誇るギター界の巨匠レオ・ブローウェルをはじめとする20世紀に生まれた音楽家たちによる現代のギター作品集を、ローマ出身のギタリスト、クラウディオ・ジュリアーニが1993年にグラナダのアントニオ・マリン・モンテロが製作したギターを用いて演奏。
 ブローウェルの「前奏曲《困難な愛》」とジラルディーノの「サンセット・ブールバール」はクラウディオ・ジュリアーニのために書かれた作品であり、今回が世界初録音となります。

 ※録音:2020年8月-2021年5月、サウンド・メーカーズ(ローマ、イタリア)
 




TACTUS

TC931902
¥2600
シルヴァーノ・ブッソッティ:
 フルートとパーカッションのための作品

  Sypario、Authoritratto -
   esemplare di Roberto Fabbriciani、
   Tutti. Delle notti Sylvane、
   Cardellino, Cinciallegra, Ciuffolotto e Cormorano、
   Autotono、Tutti. Alcuni、Tutti. Scrigno、
   Rara Dolce、Serpe
ロベルト・ファブリチアーニ(フルート)
ジョナサン・ファラッリ(パーカッション)

 ファブリチアーニによるシルヴァーノ・ブッソッティ作品集!

 今アルバムは、イタリアの鬼才シルヴァーノ・ブッソッティ(1931-2021)生誕90年の月にオマージュとしてリリースされることになりました。
 ブッソッティは作曲家のみならず、画家、映画監督、ピアニストなど多方面で活躍した芸術家の一人です。
 演奏は生前ブッソッティの親友であり協力者であった、イタリアを代表するアーティストの二人、ロベルト・ファブリチアーニとジョナサン・ファラッリです。

 ※録音:2019年
 
 


TC820004
¥2600
声とギターのためのベルカント アレッサンドラ・ボーリン(ソプラノ)
アレッサンドロ・マルチェッリ(ヒストリカル・ギター)
 アントン・ディアベリ(1781-1858):ロッシーニの歌劇《タンクレディ》より「この胸の高鳴りが」
 ヘンリー・ディアワート(19sec.):ロッシーニの歌劇《泥棒かささぎ》より「私の心は喜びに踊る」
 マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):
  ジュゼッペ・ニコリーニの歌劇《田舎の結婚」》より「Amor,perche m'accendi」
  ヨハン・ジモン・マイールの歌劇《I misteri eleusini》より「Confusa quest'alma」
  フェルディナンド・パエールの歌劇《Il principe di Taranto》より「Quando vedo il pastorello」
 フランソワ・ドイシー(1748-1806):
  ニコラ・ジンガレッリの「E pena troppo barbara」、
  フェルディナンド・パエールの歌劇《Griselda》より「Voi d'amante o dolci affetti」、
  ジャコモ・フェラーリの「Se tutti i mali miei」、
  フェルディナンド・パエールの歌劇《Il principe di Taranto》より「Dove sei don sesto amato」、
  ヨハン・ジモン・マイールの歌劇《Ginevra di Scozia》より「Se pietoso,amor,tu sei」
 マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):
  ドメニコ・チマローザの歌劇《秘密の結婚》より「Pria che spunti in ciel l'aurora」
 ロジャー・ディアス(19sec.):ロッシーニの歌劇《チェネレントラ》より「悲しみと涙のもとに生まれて」
 マウロ・ジュリアーニ:ロッシーニの歌劇《タンクレディ》より「この胸の高鳴りが」

 イタリアの作曲家のオペラ・アリアをイタリアの作曲家やギター奏者が、ソプラノとギターの二人で演奏できるように編曲した作品を集めた珍しいアルバム。
 ピアノのようにオーケストラに負けない多機能なギターならではの伴奏と、アレッサンドラ・ボリンの表現力溢れた歌声をお楽しみください。

 ※録音:2019年、プラト(イタリア)
 
 

TC890090
(2CD)
¥4800
珍しい19世紀から20世紀のオルガン作品 アンドレア・トスキ(オルガン)
 【CD1】
  ヴィンチェンツォ・フェローニ(1858-1934):Pezzo per organo:Corale-Fuga(1891)
  ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841-1914):Benedizione nuziale Op.30
  フランチェスコ・パオロ・ネリア(1874-1932):ノスタルジア Op.16
  ジョバンニ・バティスタ・ポレーリ(1855-1923):ファンタジア ヘ長調(1900)
  フランチェスコ・パオロ・ネリア:アヴェ・マリア‐祈り
  アッリーゴ・カペレッティ(1877-1916):ファンタジア ホ短調、神への望み
  ドメニコ・ベルランドー(1868-1922):スケルツォ、offertorio
 【CD2】
  ジェレミア・ピアッツァーノ(1841-1921):前奏曲
  ピエトロ・マグリ(1873-1937):コラールと3つの変奏曲(1911)
  フランコ・ヴィッタディーニ(1884-1948):
   《12のオリジナル作品》より「コラール」、dall'Organista Liturgico:Elevazione Ⅲ
  アレッサンドロ・デ・ボニス(1888-1965):Laetitia,Finale per organo
  エットーレ・ポッツォーリ(1873-1957):前奏曲,アンダンテ・モルト・ソステヌート
  ジョルダーノ・ノフェリーニ(1934-1977):Contemplazione,Andante Mistico(1967)
  ジュゼッペ・チコニャーニ(1879-1921):Domine,Exaudi Vocem Meam Op.65
  ロレンツォ・ペロージ(1872-1956):前奏曲 ヘ長調(1890)
  ルイジ・ボッタッツォ(1845-1924):
   アンダンテ・カンタービレ 変ロ長調 ILB34、アレグレット・パストラル(1900) Op.120-3

 ボローニャのオルガニストであるアンドレア・トスキは、これまでにも19世紀から20世紀の音楽を中心としたアルバムをタクトゥス(Tactus)からリリースしてきました。
 今回のアルバムでは、普段まず耳にすることのない珍しい作品を中心とした企画となっています。
 現代音楽にも深い造詣があるトスキの演奏は、その深い洞察力からなる説得力のある演奏となっています。

 ※録音:2020年4月
 
 

TC220002
¥2600
中世の写本に残された二人の殉教者、
 聖ヴィクトルと聖コロナの伝説にちなむ作品

  中世の写本におけるヴィクトルとコロナの伝説
インウヌム・アンサンブル

 中世のレパートリー、特に13世紀から15世紀までの宗教的ポリフォニー作品の普及のために2003年に結成されたイタリアの古楽アンサンブル「インウヌム・アンサンブル(InUnum Ensemble)」が、中世の写本に残された二人の殉教者、聖ヴィクトルと聖コロナ(サンティ・ヴィットーレ・エ・コローナ)の伝説にちなむ作品を歌います。

 ※録音:2020年10月
 
 

TC700004
¥2600
18世紀のチェンバリストによるハープのための音楽 ロザンナ・ロルトン(ハープ)
 ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ K 209、ソナタ K 19、ソナタ K 116
 バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785):ソナタ イ長調、ソナタ ハ長調、ソナタ ヘ長調
 ドメニコ・パラディーシ(1707-1791):ソナタ第6番よりトッカータ イ長調
 ドメニコ・チマローザ(1749-1801):ソナタ ヘ長調、ソナタ ハ長調、ソナタ イ長調
 ジョヴァンニ・バッティスタ・ペシェッティ(1704-1766):ソナタ イ長調、ソナタ ハ長調

 18世紀のイタリアで書かれたハープ作品集!

 スカルラッティを始め、ガルッピやチマローザなど18世紀イタリアのチェンバリストたちによるハープ作品集。チェンバロのために書かれたソナタのハープ版も含まれます。
 2014年のスオニ・ダルパ国際ハープコンクールで優勝を果たしたロザンナ・ロルトンは、20歳でロイヤル・フェスティヴァル・ホールにデビューして以来、英国内外で定期的にリサイタルを行っています。
 ソロキャリアの充実に加え、イヴァン・フィッシャー、ワシリー・ペトレンコ、ジャナンドレア・ノセダといった現代を代表するアーティストたちともコンサートやツアーを行っています。

 ※録音:2015年12月
 
 

TC812101
¥2600
ジュゼッペ・ウニア:ピアノ作品集 マッシミリアーノ・ジェノ(ピアノ)
アンドレア・ヴィーニャ=タリアンティ(ピアノ)
 ジュゼッペ・ウニア(1818-1871):
  ヴェルディの「エルナーニ」のモティーフによる独奏ピアノのための大幻想曲 Op.43/
  足の悪い悪魔 Op.45/愛の旗 Op.57/ペンシエーロ・フッジティーヴォ Op.72/
  ノットゥルノ・パテティコ Op.111/カスタ・ディーヴァ・ノルマ Op.117/村の鐘 Op.126/
  C.M.ウェーバーの舟歌 Op.133/オルタ湖の散歩 Op.135/ロウリー、レドヴァ・カプリシューズ Op.157/
  葬送行進曲 Op.158/フロトウの歌劇「マルタ」による華麗なディヴェルティメント Op.160

 イタリアに生まれ、ヴァイマールではフンメルにも学んだジュゼッペ・ウニアは、イタリア国王に仕える宮廷ピアニスト、作曲家という肩書きを誇っていたものの、今日ではすっかりその存在が忘れ去られてしまっています。
 しかしマッシミリアーノ・ジェノとアンドレア・ヴィーニャ=タリアンティという2人のピアニストによって彼の作品が日の目を見る機会が訪れました。
 リコルディ、カンティ、ヴィスマラといった出版社から200点以上の出版物を出していることも、彼の音楽家としての成功を証明しています。

 ※録音:2020年7月
 
 

TC550008
¥2600
バンキエーリ:脂の木曜日の饗宴
 アドリアーノ・バンキエーリ(1568-1634):
  脂の木曜日の饗宴(ヴェネツィア、1608)
ドラマトディア
アルベルト・アッレグレッツァ
 (指揮、ドラマツルギー)

 後期ルネサンスから初期バロック時代にかけて活躍したイタリアの作曲家、アドリアーノ・バンキエーリ(1568-1634)のマドリガル・コメディ「脂の木曜日の饗宴(Festino del Giovedi Frasso)」。
 謝肉祭(カーニバル)の期間中の最後の木曜日、四旬節の断食に備えて沢山のご馳走を食べるお祝いを描いた劇的なマドリガーレ集に、劇作家ジューリオ・チェーザレ・クローチェ(1550-1605)の仮面劇などが組み合わされて収録されています。
 演劇部分には、人気俳優エンリコ・ボナヴェーラも参加。

 ※録音:2013年7月、2015年8月、2018年10月、イタリア
 


MODE RECORDS


 MDE329
\2300
ROGER REYNOLDS(b.1934)/ PIANO ETUDES
 BOOK I: Origins
  1. Mercurial  2:09/2. Persistence  4:04/3. Alternation  7:27/
  4. Web 4:03 /5. Fixities 7:22 /6. Barrage 4:04
 BOOK II: Extensions
  1. Migration 8:22 /2. Concatenation 10:21 /3. Calligraphy 7:22 /
  4. Rips 10:46 /5. Insistence 8:04 /6. Field 4:54
Eric Huebner(エリック・ヒューブナー)(p)

 ロジャー・レイノルズのピアノ練習曲集。初の録音集。

 MODE 330
\2300
6 PIECES FOR GAMELAN SLENDRO BY LOU HARRISON, BILLY MARTNIN,
 LARRY POLANSKY,ROLAND DAHINDEN, PETER KLANAC

  1, ルー・ハリソン:Philemon & Baukis(1987)(13:18)
   for cello & gamelan
  2. ラリー・ポランスキー:Four Voice Canon #7(7:42)
  3. ペタル・クラナック:Spa Salvi(2012)(7:54)
   for cello, flute, percussion & gamelan
  4.ビリー・マーティン:Heartstrings(2015)(7:49)
   for cello, flute & gamelan
  5. ローランド・ダヒンデン:Navigate(2015)(19:49)
  6. ルー・ハリソン:Bubaran Robert(1976,rev 1981)(2:15)
   for piccolo & gamelan
Ensemble 0(アンサンブル・ゼロ)

 

 

 


NEW WORLD RECORDS


 80830
\2300
CHRISTIAN WOLFF/ 3 STRING QUARTETS

 クリスチャン・ウォルフ:String Quartet Exercises out of Songs (1974?76) 27:24
 クリスチャン・ウォルフ:For 2 violinists, violist, and cellist (2008) 33:42
 クリスチャン・ウォルフ:Out of Kilter (String Quartet 5) (2019) 18:48
QUATUOR BOZZINI(ボッジーニ4重奏団)
 Clemens Merkel(vn)(クレメンス・メルケル)
 Alissa Cheung(vn)(アリッサ・チャン)
 Stephanie Bozzini(vla)'(ステファニー・ボッジーニ)
 Isabelle Bozzini(vc)(イザベラ・ボッジーニ)


 クリスチャン・ウォルフはNYの実験音楽作曲家

 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ALTUS


ALTSA 096
(SACD シングルレイヤー)
¥8400
カール・リヒター 来日ライヴ1969 J.S.バッハ:鍵盤作品集 カール・リヒター((1)チェンバロ、(2)オルガン)
 (1)ゴルトベルク変奏曲 BWV988
 (2)オルガン作品集
  トッカータとフーガ ニ短調 BWV565/トリオ・ソナタ第6番 ト長調 BWV530/
  幻想曲とフーガ ト短調 BWV542/前奏曲(トッカータ)とフーガ ヘ長調 BWV540/
  パッサカリア ハ短調 BWV582
 [アンコール]
  諸々の技法による6 つのコラール(シュープラー・コラール集)より
   第6曲「イエスよ、汝いまぞ天より下りたまい」BWV650
  パストラーレ ヘ長調 BWV590 より 第3楽章 アダージョ
  前奏曲とフーガ ニ長調 BWV532より フーガ

 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。
 
 リヒター69年 初来日ライヴ、初SACD 化 3タイトル同時発売
 圧倒的な求心力、重厚極まる構築感。リヒター絶頂期の凄絶名演、69年初来日ライヴ、バッハのチェンバロ&オルガン独奏曲を新規リマスターでSACDに集約!

 ライヴ録音:(1)1969年4月27日/東京、日生劇場 (2)1969年5月11日/東京、武蔵野音楽大学ベートーヴェン・ホール/国内プレス、2021 年新リマスター、初SACD 化、153'43''、日本語帯・解説付

 バッハの権化リヒター69年初来日時の公演から、チェンバロでの『ゴルトベルク変奏曲』とオルガンでのバッハ作品集、ふたつの独奏ライヴを収録。
 NHK 収録音源に新規でリマスターを施しSACD化。シングルレイヤーの特性を生かし1枚のディスクに長時間収録!強烈なまでに峻厳な畢生の名演をたっぷりと味わえます。

 リマスターとSACD 化により、空間が広がり、音がくっきりと浮かび上がり、残響も力強さを纏って生の響きにぐっと近づき、聴いてハラハラするほどの緊迫感とドライヴ感に否が応でも圧倒されます。
 まばゆいほどの光輝を放射しながら時に重戦車のごとく強靭に弾き込まれるモダン・チェンバロでの『ゴルトベルク』、感興ゆたかで豪放にして立体的な積み上げも素晴らしい音の大伽藍たる『トッカータとフーガ』『幻想曲とフーガ』『パッサカリア』など、バッハの伝道師リヒターの霊感ほとばしる一期一会空前絶後の大演奏に打ちのめされること間違いなし!
 
 

ALTSA 417
(SACD シングルレイヤー)
¥8400
リヒター伝説の東京公演SACD化!不滅の『マタイ』
 カール・リヒター 来日ライヴ1969
  J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV244
ウルズラ・ブッケル(ソプラノ)
マルガ・へフゲン(アルト)
エルンスト・ヘフリガー(テノール)
キート・エンゲン(バス)
ペーター・ファン・デア・ビルト(バス)
カール・リヒター(指揮)
ミュンヘン・バッハ管弦楽団&合唱団

 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。
 
 天才リヒター伝説の東京公演SACD化!
 手兵を引き連れ初来日で聴かせた不滅の『マタイ』、巨大なエネルギーうずまく超名演が驚くほど音質一新!

 ライヴ録音:1969年5月5日/東京文化会館(ステレオ)/国内プレス、2021 年新リマスター、初SACD 化、198'37''、日本語帯・解説付

 バッハの権化リヒター69 年初来日時の公演から『マタイ受難曲』を収録。NHK 収録音源に新規でリマスターを施しSACD 化。シングルレイヤーの特性を生かし1枚のディスクに長時間収録!強烈なまでに峻厳な畢生の名演をたっぷりと味わえます。

 リマスターとSACD 化により、空間が広がり、音がくっきりと浮かび上がり、残響も力強さを纏って生の響きにぐっと近づきました。
 管弦楽と合唱が大迫力で鳴り響く時でもオルガンの細やかな動きまで聴き取れ、様々な音が組み合わさって奔流となり強靭なエネルギーが生まれ出る、巨大で感動的な演奏が眼前に浮かび上がります。

 リヒターと言えば58年スタジオ録音の『マタイ』が超名盤として君臨していますが、ライヴのリヒターもぜひ聴いて頂きたいです。重厚巨大な響きによる圧倒的存在感、そして生演奏ならではの熱気に唸らされます。
 厳しく力強い音の運びでありながら、時としてロマンティックなうねりも厭わない、今や懐かしさすらある強烈なバッハ演奏。迫真の音楽が心を抉る大名演です。
 冒頭合唱での深く重いバスの保続音と壮大無比な世界観から既にバッハの化身と化したリヒターの独壇場。「バラバを!」の減七和音は恐るべき凄まじさ。
 「本当に、この人は神の子であった」のくだりも鳥肌が止まらない、時代を超越した美しさの極致です。
 
 

ALTSA 420
(SACD シングルレイヤー)
¥8400
リヒター伝説の東京公演SACD化!不滅の『ロ短調ミサ』
 カール・リヒター 来日ライヴ1969
  J.S.バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232
ウルズラ・ブッケル(ソプラノ)
マルガ・へフゲン(アルト)
エルンスト・ヘフリガー(テノール)
エルンスト=ゲロルト・シュラム(バス)
カール・リヒター(指揮)
ミュンヘン・バッハ管弦楽団&合唱団


 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。

 
 天才リヒター伝説の東京公演SACD化!
 手兵を引き連れ初来日で聴かせた不滅の『ロ短調ミサ』、心突き刺す全身全霊の超名演が驚くほど音質一新!

 ライヴ録音:1969年5月9日/東京文化会館(ステレオ)/国内プレス、2021 年新リマスター、初SACD 化、124'02''、日本語帯・解説付

 バッハの権化リヒター69年初来日時の公演から『ミサ曲 ロ短調』を収録。NHK 収録音源に新規でリマスターを施しSACD 化。
 シングルレイヤーの特性を生かし1枚のディスクに長時間収録!強烈なまでに峻厳な畢生の名演をたっぷりと味わえます。

 リマスターとSACD 化により、空間が広がり、音がくっきりと浮かび上がり、残響も力強さを纏って生の響きにぐっと近づきました。推進力のあるバスに支えられ金管や合唱が突き刺すような強烈な表現で押しまくるナンバーではその全身全霊の迫力に心が震えます。

 バッハの最高傑作とも呼ばれる『ミサ曲 ロ短調』。誰もが知るリヒターの名盤と言えば61年のスタジオ録音盤ですが、このライヴも聴き逃してはなりません。
 峻厳な威容からくる圧倒的存在感、そして生演奏ならではの熱気に唸らされます。
 厳しく力強い音の運びでありながら、時としてロマンティックなうねりも厭わない、今や懐かしさすらある強烈なバッハ演奏。迫真の音楽が心を抉る大名演です。
 切れ味鋭い「キリエ」、観念的な恐怖が襲ってくる「クルチフィクスス」、突き抜ける輝かしいラッパ、ゆったりと感動的な終曲フーガなどどこをとってもリヒターの熱い共感がぎっしりと詰まっています。
 


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ATS



ATS939-2
¥2500→\2290
セル+クリーヴランド、
 ハイドン:交響曲第99番/ベートーヴェン:「運命」

  ハイドン:交響曲第99番(1966年2月16日)[9:04][5:53]
  ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」(1966年9月22日)
ジョージ・セル指揮
クリーヴランド管

 セル+クリーヴランド黄金時代のライヴ。ハイドン:交響曲第99番、ベートーヴェン:「運命」UHQCD化(ステレオ高音質)

 黄金コンビとして名高いセル+クリーヴランド。レパートリーの中核をなす独墺音楽をライヴで、しかもステレオ高音質でお楽しみいただける必携盤の続編です。
 ハイドンはセルの高貴な芸風に合致した古典彫琢美を極めた名演。時として力瘤がグイと膨らむような強調とひそやかな慈愛に満ちております。
 ベートーヴェンはまるで地雷を踏みつつ進軍するような強烈な演奏ですが、緩余楽章の崇高な思索にも圧倒されます。
 クリーヴランド管のホームグラウンドであるセヴェランスホールは超デッドなホール故に響きで音楽を誤魔化すことが出来ず、それ故に鉄壁のアンサンブルの実現にも寄与したと思われます。
 それと同時に乾いた冷たい響きになることをセルは禁じ、艶と情味を兼ね備えたサウンドをも獲得するという奇跡的な融合が実現しております。
 



<国内盤> 


BIS(キング・インターナショナル)


KKC 6442
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300
ジャン・チャクムル第2弾、リスト×シューベルト!
 チャクムル再編成『白鳥の歌』、そして『4つの忘れたワルツ』
ジャン・チャクムル
 (ピアノ/Kawai SKEX(Shigeru Kawai Concert Grand))
  フランツ・リスト(1811-86):
   1.-14.『白鳥の歌』 S 560(シューベルト―ジャン・チャクムルによる再編成)(59'34)
    I.「愛の便り」/II.「戦士の予感」/III.「彼女の絵姿」/IV.「春の憧れ」/V. 「別れ」/
    VI.「遠い国で」/VII.「セレナード」/VIII.「アトラス」/IX.「漁師の娘」/
    X.「海辺で」/XI.「我が宿」/XII.「町」/XIII.「影法師」/XIV.「鳩の便り」
   15.-18.『4つの忘れられたワルツ』S 215(19'43)
    I.第1番/II.第2番/III.第3番/IV.第4番

 【日本語解説書付】
 第10回浜松国際ピアノコンクールの覇者、ジャン・チャクムル。
 BISレーベル第2弾はリスト×シューベルト!チャクムル再編成の『白鳥の歌』、そして『4つの忘れたワルツ』!

 セッション録音:2020年1月/ワイアストン・コンサートホール(モンマス、イギリス)
 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、80'12、[BIS]BIS SA.2530、輸入盤・日本語帯・解説付【解説:長井進之介】
 プロデューサー&サウンド・エンジニア:インゴ・ペトリ(Take5 Music Production)/エグゼクティヴ・プロデューサー:ロバート・サフ

 SACDハイブリッド盤。
 2018年第10回浜松国際ピアノコンクール第1位のほか、同コンクールの室内楽賞、札幌市長賞など数々の賞に輝いたジャン・チャクムル。
 優勝者の副賞としてBIS レーベルからの録音デビューが決定し、2019年1月にコンクールの会場となったアクトシティ浜松におけるセッション収録でデビュー盤(KKC-4169)をリリースし、一躍注目を集めました。
 同コンクールの優勝者ツアーとして2019 年4 月より全国20公演をこえる演奏会も成功させ、その後定期的に来日しております。

 当録音は2020年1月にイギリス、ワイアストン・コンサートホールにおけるセッションで、収録作品はリストがピアノ独奏用に編曲したシューベルトの『白鳥の歌』S 560 そして、『4つの忘れられたワルツ』 S 215 です。

 シューベルトの3大歌曲集の一つ『白鳥の歌』は、シューベルト自身が編んだ『美しき水車小屋の娘』、『冬の旅』とは異なり死後に出版社や友人たちがまとめたもので、歌曲集としての連続性は持っていません。
 そのためチャクムルは自身の感性で演奏順を変えております。
 新たな物語を提示した注目の演奏です。

 一方、1881年から1884年にかけて作曲された『4つの忘れられたワルツ』S 215はリスト晩年の穏やかな曲調が印象的。チャクムルの研ぎ澄まされた感性と歌心に満ちた演奏でお楽しみいただけます。

 
 















11/23(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

DA VINCI CLASSICS



C00498
¥2600
ヴァロッティの「聖母マリアのアンティフォナ」!
 フランチェスコ・アントニオ・ヴァロッティ(1697-1780):
  ソプラノ、弦楽器と通奏低音のための
   《聖母マリアのアンティフォナ》(世界初録音)
ジョルジア・シンシリピ(ソプラノ)
アンサンブル・フェスタ・ルスティカ
イタリコ・スプレンドーレ
ジョルジオ・マッテオリ(指揮)

 「ヴァロッティ音律」の考案者であり聖職者。ヴァロッティの「聖母マリアのアンティフォナ」!

 独自の調律法である「ヴァロッティ音律」の考案者であり、イタリアの作曲家、音楽理論家、オルガニスト、そして聖職者でもあった18世紀イタリアの音楽家、フランチェスコ・アントニオ・ヴァロッティ。
 友人だったジュゼッペ・タルティーニが1754年に出版した論文の中で「ヴァロッティ音律」を称賛しており、聖職者としての活動の傍ら、和声と対位法の理論を研究し続けたことも知られています。
 世界初録音となる聖母マリアに捧げられた「聖母マリアのアンティフォナ」は、ソプラノ独唱と弦楽合奏のための知られざる作品。
 ローマ出身の古楽演奏家ジョルジオ・マッテオリが1994年に創設したアンサンブル・フェスタ・ルスティカに、タクトゥス(Tactus)・レーベルでのヴィターリ・プロジェクトで一躍その名が知れ渡ったイタリコ・スプレンドーレが加わった演奏者陣も非常に充実。
 聖母マリアに捧げられたイタリア古楽の知られざる秀作の魅力を、イタリア古楽界の実力派たちが紐解きます。

 ※録音:2019年10月24日-26日、サーラ・カゼッラ・デッラカデミア・フィラルモニカ・ロマーナ(ローマ、イタリア)

 
 
 

C00503
¥2600
15世紀の歌と弓奏ビウエラ カンタール・アラ・ヴィオラ
 〔ナディーヌ・バルベイジ(ソプラノ)
  フェルナンド・マリン(ビウエラ・デ・アルコ)〕
 ペニャローサ:
  私は色黒いが美しい、少女よ私に目を向けよ、どんな痛みが私をより傷つけるだろうか、
  私はただの鳩、あなたを見たことがない悲しい人、喜びなさい, つかみどころのない男たちよ、
  私は人生を失うために生きているのだから、異国の地へ
 エンシーナ:私の悲しみのために、私が来るのは悲しい
 バンショワ:愛するほどに嫌われて、悲しき悦びとつらい楽しみ
 作曲者不詳:手に負えない運命の女神
 イザーク:楽しそうな風景、手に負えない運命の女神、アル・メイン・ムット、親愛なる父のために
 アグリーコラ:すべてにおいて美しい、すべてが美しいお方
 デ・アルバ:アヴェ・マリア/
 ブクスハイムのオルガン曲集より:Vil lieber zit

 その独創的なアイディアとプロジェクトで古楽界に新風を吹き込んだ古楽アンサンブル「ヴィオラ・ダ・サンバ」のメンバーとしても活動しているソプラノのナディーヌ・バルベイジとビウエラのフェルナンド・マリンの古楽デュオ、カンタール・アラ・ヴィオラの新たなプログラムは「15世紀の歌と弓奏ビウエラ」。
 スペイン・ルネサンスの音楽家ペニャローサの作品を中心としたプログラムでは、バルベイジのどこか儚くも静かな情熱を秘めた歌声と、マリンが奏でる弓奏のビウエラが、美しき15世紀の音世界を創り上げていきます。

 ※録音:2020年7月27日-30日、タラゴナ(スペイン)
 
 

C00497
¥2600
主よわが祈りを聞きたまえ ~
 女声合唱とピアノのためのラテン語による教会音楽集

  メンデルスゾーン:3つのモテット Op.39/
  ドリーブ:
   ミサ・ブレヴィス(小ミサ曲)、
   アヴェ・マリス・ステラ (めでたし、海の星)/
  フォーレ:
   恵み深き御母マリア Op.47-2、ああ、まことの御からだ Op.65-1、
   タントゥム・エルゴ Op.65-2、サルヴェ・レジナ Op.67-1、
   アヴェ・マリア Op.67-2、アヴェ・マリア Op.93、
   モテット《おお救いのいけにえよ》
フェデリコ・フィオーリオ(ソプラニスト)
アリーチェ・フラッカリ(ソプラノ)
コロ・ジョヴァニーレ・フェンミニーレ
 《イル・ガルダ・イン・コロ》
マリア・ローサ・フィノッティ(指揮)
エリザベッタ・ジェズアート(ピアノ)

 メンデルスゾーン、ドリーヴ、そしてフォーレによってラテン語で女声合唱のために書かれた作品を集めたプログラム。
 この「女声合唱作品集」を歌うのは、14歳から26歳までの16名の女性歌手たちによって2013年に創設されたイタリアの合唱団「イル・ガルダ・イン・コロ」。
 「イ・バンビーノ・ディ・ブルー」でトレブルとして歌い始め現在はソプラニストとして活躍するフェデリコ・フィオーリオ、ジュゼッペ・マレットとフランチェスコ・コルティが指揮するイル・ポモドーロ合唱団にも参加しているソプラノ、アリーチェ・フラッカリが、イル・ガルダ・イン・コロのハーモニーを引き立てています。

 ※録音:2021年9月、ヴェデラーゴ(トレヴィーゾ、イタリア)
 




GWK

代理店変更により再掲載

CLCL107
【旧譜】
¥2600
ハイマート~アコーディオンとピアノのための作品集
 ヤナーチェク:草陰の小径にて
  (アコーディオンとピアノ版/ステファン・ホイケ編)
 シュテファン・ホイケ(1959-):ハイマート Op.49
マルコ・カッスル(アコーディオン)
トビアス・ブレドール(ピアノ)

 アコーディオン奏者マルコ・カッスルによる、シュテファン・ホイケのオリジナル作品

 オーストリア出身のアコーディオン奏者マルコ・カッスルによるアコーディオンとピアノ版によるヤナーチェクとオリジナル作品のホイケの世界初録音集。
 マルコ・カッスルは、7歳からアコーディオンを始め、オーストリア・アコーディオン国際コンクール、東京のJAA国際アコーディオン・コンクールなどで優勝しています。
 同時代の作曲家を重視しており現代音楽を多数取り上げています。

 ※録音:2008年4月
 
 

CLCL106
【旧譜】
¥2600
オーボエとピアノのための作品集
 リチャード・ロドニー・ベネット:After Syrinx I
 プーランク:オーボエ・ソナタ
 ブリテン:世俗的変奏曲
 パヴェル・ハース(1899-1944):
  オーボエとピアノのための組曲 Op.17
 マリーナ・ドラニシニコヴァ (1938-1986):詩曲
パヴェル・ソコロフ(オーボエ)
今仁喜美子(ピアノ)

 1975年モスクワ生まれのオーボエ奏者パヴェル・ソコロフと今仁喜美子によるオーボエ作品集。
 パヴェル・ソコロフは、モスクワのグネシン音楽学校で学んだ後、デトモルト音楽大学を卒業しました。
 ロシアのオーボエ・コンクールや日本のソニー国際オーボエ・コンクールなどを受賞し、2006/07年シーズンはベルリン・ドイツ交響楽団の首席奏者でもあります。

 ※録音:2005年7月、2007年6月
 
 

CLCL105
【旧譜】
¥2600
ヴァイオリンとピアノのための作品集
 R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18
 ヨハネス・マリア・シュタウト(1974-):
  無伴奏ヴァイオリンのための「Towards a Brighter Hue」
 エネスク:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ヘ短調 Op.6
カリーナ・ブッシンガー(ヴァイオリン)
パウル・リヴィニウス(ピアノ)

 1978年ルーマニアのブカレストに生まれたカリーナ・ブッシンガーは、母親の手ほどきで6歳よりヴァイオリンを始めました。
 その後、マキシム・ヴェンゲーロフなどに師事した彼女は、レオポルト・モーツァルト国際ヴァイオリン・コンクールやヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールで入賞しました。
 ヨーロッパ中心に活動しており、これまでにベルリン放送交響楽団、ミュンヘン室内管弦楽団、シュトゥットガルト室内管弦楽団などと共演をはたしています。

 ※録音:2005年7月、2007年6月
 
 

CLCL104
【旧譜】
¥2600
クラリネットとピアノのための作品集
 ウェーバー:協奏的大二重奏曲
 イルゼ・フロム=ミヒャエルス(1888-1986):
  無伴奏クラリネットのための「Stimmungen eines Fauns Op.11」
 ベルク:4つの小品 Op.5
 メシアン:《世の終わりのための四重奏曲》より「鳥たちの深淵」
 シューマン:幻想小曲集 Op.73
ザビーネ・ グロフマイアー(クラリネット)
トラ・グエン(ピアノ)

 ドイツのマール出身のクラリネット奏者ザビーネ・グロフマイアーは、ビシュコフやキタエンコ指揮の下、バイエルン放送交響楽団でソリストを務めました。
 ヨーロッパを中心に活動しており、ケルン室内管弦楽団、ザールブリュッケン放送交響楽団などとも共演しています。

 ※録音:2005年8月、2007年6月
 




KAIROS


0015051KAI
(2CD)
特別価格
¥3600
ロジャー・レイノルズ(1934-):Aspiration
 Shifting/Drifting
  (ヴァイオリンとリアルタイム・アルゴリズミック・
   トランスフォーメーションのための)(2015)*
 imagE/violin imAge/violin(無伴奏ヴァイオリンのための)(2015)
 Aspiration(ヴァイオリンと室内オーケストラのための)(2004/05)
 Kokoro(無伴奏ヴァイオリンのための)(1991/92)
アーヴィン・アルディッティ(ヴァイオリン)
ポール・ヘンブリー(エレクトロニクス)*
イノセンティカ
マーク・メンジーズ(指揮)

 アメリカ・デトロイト出身の現代音楽作曲家、ロジャー・レイノルズ!

 アメリカ・デトロイト出身の作曲家、作家、プロデューサーであるロジャー・レイノルズ(1934-)は、インターメディアやアルゴリズミックなコンセプトを用いた音の空間化の先駆者であり、多様な能力と視点を持つシンセサイザーでもあります。
 レイノルズは自分の道を、伝統の糸と音楽以外の新しい挑発を織り交ぜることだと考えており、彼の考え方はケージ、ナンカロウ、武満、クセナキスとの長年の交友関係や、音響心理学の研究からも影響を受けています。
 本アルバムには願望、熱望を意味する「Aspiration」をテーマとした作品が収録されており、アルディッティ弦楽四重奏団の創設者・第1ヴァイオリン奏者のアーヴィン・アルディッティが演奏に参加しています。

 ※録音:2015年8月&9月(アメリカ、サンディエゴ)
 
 

0015049KAI
【旧譜】
¥2600
オズヴァルド・コルッチーノ(1963-):Emblema エクス・ノーヴォ・アンサンブル
 Emblema 1(ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための)(2009-2010)
 Emblema 3(フルートとヴァイオリンのための)(2009-2010)
 Emblema 4(ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための)(2011)
 Emblema 5(クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための)(2011)
 Emblema 6(バスフルート、バスクラリネットとチェロのための)(2012)
 Emblema 7(フルートとクラリネット、ヴァイオリンとチェロのための)(2015)

 ミラノで作曲を学んだイタリア・ドモドッソラ出身の作曲家オズヴァルド・コルッチーノ(1963-)は、1979年以降作曲活動を行っていますが、1986年から2003年までは詩人としても活躍し、その作品は『Il Verri』や『Anterem』などの権威ある文芸誌にも掲載されています。
 音楽作品のほうは、ヴェネツィア・ビエンナーレ、ミラノ・ムジカ、RAI国立交響楽団、ヴェネツィア・フェニーチェ大劇場などから委嘱を受け、ヨーロッパ、アメリカ、アジアのフェスティバルで演奏されています。
 本アルバムには連作《Emblema》から室内楽編成で書かれた6曲が収録されています。

 ※録音:2017年1月
 
 

0015041KAI
【旧譜】
¥2600
ラモン・ラスカーノ(1968-):ピアノ作品集
 Hitzaurre Bi(ピアノとオーケストラのための)、
 Petrikhor、Zintzilik(4手ピアノのための)*、
 Laugarren Bakarrizketa、
 Bras dessus bras dessous(6手ピアノのための)*₁A
 Ilagri Uneak、Presencia、Zortziko、Gentle Sway、Suziri
アルフォンソ・ゴメス(ピアノ)
ビルバオ交響楽団
エルネスト・マルティネス=イスキエルド(指揮)
マルタ・サバレタ(ピアノ)*
ラモン・ラスカーノ(ピアノ)�

 スペインのサン・セバスティアン出身の作曲家、ラモン・ラスカーノ(1968-)はパリやモントリオールで作曲を学び、パリのコンセルヴァトワールでは作曲の一等賞を受賞、さらに社会科学高等研究院で20世紀音楽と音楽学のDEA学位を取得しています。
 その後ローマ(スペイン王立アカデミーおよびフランス・アカデミー)に滞在したことで、作曲とその意味について考えるようになり、主に間テクスト性と音の経験に焦点を当てた作品を書くようになりました。
 本アルバムにはさまざまな年代に作曲されたピアノ作品が収録されており、6手用の作品の演奏にはラスカーノ自身も参加しています。

 ※録音:2018年9月(スペイン、サン・セバスティアン)
 
 

0015040KAI
【旧譜】
¥2600
ピエルルイジ・ビローネ(1960-):Face アンナ・クレール・ハウフ(ヴォイス)
PHACE、レオナルド・ガルムズ(指揮)

 ピエルルイジ・ビローネ(1960-)は作曲をサルヴァトーレ・シャリーノとヘルムート・ラッヘンマンに師事した、イタリア出身の作曲家です。
 収録作品の《FACE》というタイトルは、イタリア語で「光」や「星」を意味する古い言葉と、英語で「顔」を意味する言葉に由来しています。
 作品中の自由で幻想的な部分を占める「声」は、ところどころで擬古的な、古代ギリシャの悲劇的な声を表現しており、パフォーマーは話し言葉や歌に加えて、声を発するための行為、つまり腹部の運きや喉頭の震えなど、身体と声の原始的なジェスチャーで構成される赤裸々で劇的なクライマックスを目指します。
 身体が言葉を噛み砕き、食べ、飲み、吐き、あるいは再構築する。ビローネはこのアプローチが、テキストを音楽にすることや、オペラを作曲することよりも重要だと考えています。

 ※録音:2016年12月、ルクセンブルク・フィルハーモニー
 
 

0015036KAI
【旧譜】
¥2600
ドミニク・シェーファー(1967-):作品集
 Vers une presence reelle ...(2014)
 Cendre (2008/2015改訂)、Anima(2012)
 Fluchtpunkte(2002)、Ringwood(2018)
 INFR-A-KTION(2018)
アンサンブル・プロトン・ベルン
マティアス・クーン(指揮)

 音色という概念に疑問符を突きつける、ドミニク・シェーファー!

 スイス出身のドミニク・シェーファー(1967-)は、アコースティック楽器とエレクトロ・アコースティック・メディアの両方を用いて幅広い音楽表現を行う作曲家です。
 音色という概念はとっくの昔に消滅しているのではないだろうか?音色は依然として作曲の出発点となり得るのか?純粋に算術的な音階配列を超えて、音階を通して構築される物語はあるのか?そうした疑問が次々と沸き起こるような6つの作品が収録されています。

 ※録音:2018年5月、SRFラジオスタジオ(スイス、チューリッヒ)
 
 

0015035KAI
【旧譜】
¥2600
チャン・ウノ(1983-):カレイドスコープ
 弦楽四重奏曲第2番(2011)
 白い影(6人の打楽器奏者のための)(2012)
 Gohok(フルートと5楽器のための)(2012/13)
 パノラマ(7楽器のための)(2015)
アルディッティ弦楽四重奏団
アンサンブル・タクトゥス
アンサンブル・コントルシャン
ディヴェルティメント・アンサンブル

 韓国・テグ出身の韓国を代表する現代音楽作曲家、チャン・ウノ(1983-)による、室内アンサンブルのための作品集。
 彼は音楽素材に対する独自のアプローチを示しており、形式的、イデオロギー的な面だけでなく、時間の感覚や作品の感情的な経過など、精神的な面でもアジアの影響を表現しています。
 「私の音楽は、簡単に言えば、自然の音をさまざまな音色の組み合わせで表現することです。これらの音は瞬時に調和的に混ざり合い、抽象的な音の複雑な二次元的な残響として現れる。これが私の音楽の総体的な説明です。」
 本アルバムには2011年から2015年までの4作品が収録されており、優れた専門知識を駆使して韓国に深く根ざした技術的に高度な新しい音楽を生み出すという、彼の創作に対する姿勢が反映されています。

 ※録音:2012年~2015年
 
 

0015033KAI
【旧譜】
¥2600
ルカ・ロンバルディ(1945-):フルート作品集 ロベルト・ファブリチアーニ(フルート)
レオナルト・エルシェンブロイヒ(チェロ)*
 ...(da Infra)(アルトフルートのための)(1997)、...(da Lucrezio)(バスフルートのための)(1998)、
 Ro'(ピッコロ、Cフルート、アルトフルート、バスフルートのための)(1999)、
 Bagattella(無伴奏フルートのための)(1983)、Schattenspiel(バスフルートのための)(1984)、
 Tre piccoli pezzi(無伴奏フルートのための)(1965)、Quattro piccoli pezzi(無伴奏フルートのための)(1977)、
 Einstein-Dialog(フルートとチェロのための)(2005)*、Nel vento, con Ariel(無伴奏フルートのための)(2004)、
 Echo de Syrinx(フルートのための)(2004)、O Haupt voll Blut und Wunden(フルートのための)(2010)

 一般的なフルートから特殊管までを吹きこなす、イタリアのフルート界を代表するスーパー・ヴィルトゥオーゾ、ロベルト・ファブリチアーニによるロンバルディのフルート作品集!
 ローマ出身のルカ・ロンバルディ(1945-)は、カールハインツ・シュトックハウゼンやベルント・アロイス・ツィンマーマン、パウル・デッサウらに師事した、イタリアで最も国際的に知られている現代音楽作曲家のひとりで、フルート作品の作曲にあたっては1980年代に出会ったファブリチアーニからも大きな影響を受けています。
 ロンバルディとファブリチアーニの出会いは、ブラームスとミュールフェルトや、シュトックハウゼンとコンタルスキー兄弟に匹敵する、作曲家の声を代弁する作曲家と楽器奏者の豊かな創造的コラボレーションと言っても過言ではないでしょう。
 本アルバムには彼が作曲したさまざまな種類のフルートのための作品が収録されており、その中にはファブリチアーニに捧げられた《Bagattella》 《Nel vento, con Ariel》や、ファブリチアーニの60歳の誕生日を祝う《Echo de Syrinx》も含まれています。

 ※録音:2008年&2010年(イタリア・アレッツォ)
 
 

0015032KAI
【旧譜】
¥2600
チン・ウェンチャン(1966-):管弦楽作品集
 Echoes from the other Shore(箏とオーケストラのための)(2015)
 The Nature's Dialogue(オーケストラとオーディオ・テープのための)(2010)
 Across the Skies(琵琶と弦楽オーケストラのための)(2012)
 Lonely Song(42弦楽器のための)(1990/2015)
 彼岸からの響き、自然との対話、空を越えて、孤独な歌
ジ・ウェイ(箏)
ラン・ウェイウェイ(琵琶)
ウィーン放送交響楽団
ゴットフリート・ラプル(指揮)

 モンゴル・オルドス出身のチン・ウェンチャン(1966-)は中国で最も影響力のある作曲家のひとりであり、中国中央音楽院の著名な教授としても知られています。
 幼い頃から故郷の民族音楽に親しんだウェンチャンは、1987年に上海音楽院に留学し、1998年から2001年にかけてドイツのエッセンでニコラウス・A・フーバーに師事。
 ベルリン・ドイツ交響楽団、ボン・ベートーヴェン音楽祭、バイエルン放送局、上海の春国際音楽祭など、多くの国際的な音楽団体に作品を提供しています。
 本アルバムには中央アジアの民族音楽に由来する4つの音を核にした《Echoes from the other Shore》をはじめとする、4つの管弦楽作品が収録されています。

 ※録音:2016年3月、ORFグローサー・ゼンデザール(オーストリア、ウィーン)
 




ARCODIVA



UP0227
¥2100
クラーンスキー(ピアノ)&プラハ・フィル木管五重奏団
 モーツァルト/プーランク/マルティヌー:ピアノと管楽五重奏のための作品集


 モーツァルト(1756-1791):ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 K. 452
  1. I. Largo - Allegro moderato/2. II. Larghetto/3. III. Rondo: Allegretto
 
 プーランク(1899-1963): 六重奏曲 FP100
  4. I. Allegro vivace: Tres vite et emporte/5. II. Divertissement: Andantino/6. III. Finale: Prestissimo
 
 マルティヌー(1890-1959): 六重奏曲 H.174
  7. I. Prelude/8. II. Adagio/9. III. Scherzo: Allegro vivo (Divertimento 1)/
  10. IV. Blues (Divertimento 2)/11. V. Finale
 イヴァン・クラーンスキー(ピアノ)、
 プラハ・フィル木管五重奏団
  【メンバー】
   イルジー・シェフチーク(フルート)...4-11、ヴラディスラフ・ボロフカ(オーボエ)...1-11、
   ヤン・ブラベッツ(クラリネット)...1-11、ヴァーツラフ・フュールバッハ(ファゴット)...1-11、
   ヤン・ムシル(ホルン)...1-6、トマシュ・フランティシュ(ファゴット)...7-11

 録音 不明

 プラハ・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーで結成されたプラハ・フィル木管五重奏団のアルバム。
 チェコを中心に活躍するピアニスト、イヴァン・クラーンスキーを迎え、モーツァルト、プーランク、マルティヌーの作品を演奏しています。
 端正な佇まいを見せるモーツァルト、ウィットと色彩が溢れるプーランク、独創的な5つの楽章で構成されたマルティヌー。どれも見事な解釈による素晴らしい演奏です。

 
 
 
UP0228
¥2100
カルロヴィ・ヴァリ交響楽団
 ニールセン:アラジン組曲

 カール・ニールセン(1865-1931):アラジン組曲 Op. 34 FS89
  1. I. Oriental Festival March 東洋的祝祭行進曲/
  2. II. Aladdin's Dream and Dance of the Morning Mist アラジンの夢と朝霧の踊り/
  3. III. Hindu Dance ヒンズーの踊り/4. IV. Chinese Dance 中国の踊り/
  5. V. The Market Place in Ispahan イスパハンの市場/
  6. VI. Prisoners' Dance 囚人の踊り/7. VII. Negro Dance 黒人の踊り
 
 ヨゼフ・ボフスラフ・フェルステル(1859-1951): 愛の歌 Op. 96(ドイツ語歌唱)
  8. No. 1. Behalt es nicht それをとっておかないで/9. No. 2. Tag fur Tag 明日、その明日/
  10. No. 3. Mein Herz わが心/11. No. 4. Ich pfluckte deine Blume  私はあなたの花を選ぶ/
  12. No. 5. Lieb, mein Herz sehnt sich 愛する人よ、 私の心は切望している
 
 ヨーゼフ・ラビツキー(1802-1881)
  13. カールスバート・ワルツ Op. 107
 
 8-12...世界初録音
  エステル・パヴルー(メゾ・ソプラノ)...8-12
  カルロヴィ・ヴァリ交響楽団、デバシシュ・チャウドゥーリー(指揮)

 録音 2020年9月 Stara Role, House of Culture(ロシア)

 19世紀から20世紀にかけて活躍した3人の作曲家の色彩豊かなオーケストラ作品を集めた1枚。
 ニールセンの「アラジン組曲」はアダム・エーレンシュレーアーの戯曲のための音楽。アルバムの指揮者チャウドゥーリーがとりわけ心を惹かれる作品と語っています。
 全曲は80分を超える長いもので彼のオペラに次ぐ長さを持つ大作で、東洋的な音階を用いた音域の狭いフレーズを繰り返して異国情緒を演出したり、4群に分けられたオーケストラが異なる調とテンポで同時に演奏し市場の喧騒を表す実験的な書法などが用いられています。
 他にはチェコの伝統を引き継いだフェルステルの美しい「愛の歌」、「ボヘミアのヨーゼフ・ランナー」と呼ばれたラビツキーの親しみやすい「カールスバート・ワルツ」が収録されています。
 「愛の歌」を歌うエステル・パブルーはプラハ音楽院出身のメゾ・ソプラノ。イルジービエロフラーヴェク、ピエタリ・インキネンら世界的指揮者との共演もある実力派です。

 
 
 
UP0236
¥2100
Lady Viola レディ・ヴィオラ 女性作曲家によるヴィオラ曲集
 リリアン・フックス(1902-1995): ソナタ・パストラーレ
  1. I. Fantasia/2. II. Pastorale -/3. III. Allegro – Energico
 シルヴィー・ボドロヴァー(1954-): Gila Rome ヒラ・ローメ
  4. I. Distante e rubato/5. II. Impetuoso/6. III. Distante Audace
 レベッカ・クラーク(1886-1979):
  7. パッサカリア/8. モルペウス
 9. グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969): ポーランド奇想曲(ヴィオラ編)
 10-12. クラーク: 前奏曲、アレグロとパストラール
 13. スラーヴァ・ヴォルロヴァー(1894-1973): チェコ民謡による幻想曲 Op. 33...世界初録音
 14. マリア・テレジア・フォン・パラディス(1759-1824): シシリエンヌ(ヴィオラとピアノ編)
  クリスティーナ・フィアロヴァー(ヴィオラ)、
  アンナ・パウロヴァー(クラリネット)...10-12
  イトゥカ・チェホヴァー(ピアノ)...7、8、14

 録音 2021年3月20-21、26日 St. Laurentius Church, Prague,Czech Republic

 申し分ないテクニックと情熱的な感情表現を備えたチェコのヴィオラ奏者クリスティーナ・フィアロヴァー。
 前作「Introduction」(UP0174)では近現代の無伴奏ヴィオラ作品で楽器の魅力を存分に伝えた彼女、今作では古典派から現代までの6人の女性作曲家の作品を採り上げました。
 レベッカ・クラークやグラジナ・バツェヴィチなど近年注目を集めている作曲家や、アメリカのヴィオラ奏者でジョセフ・フックスを兄に持つリリアン・フックス、ARCODIVAレーベルが力を入れているシルヴィー・ボドロヴァー、オーストリアで活躍したマリア・テレジア・フォン・パラディス、ほとんど耳にすることのないスラーヴァ・ボルロヴァーまで、ヴァラエティ豊かなヴィオラのための作品が選ばれています。

 
 
 


UP0225
(2CD)
¥3200
ヴィチェスラフ・ノヴァーク(1870-1949):
 スロヴァキア歌曲集第1巻 - 第6巻
エヴァ・ガラヨヴァー(メゾ・ソプラノ)
ミロスラフ・セケラ(ピアノ)
  【CD1】
   スロヴァキア歌曲集 第1巻
    1. No. 1. Umrem, umrem-/2. No. 2. Dolina, dolina/3. No. 3. Anicka mlynarova/
    4. No. 4. Ty Nitranske hodiny/5. No. 5. Hore Hronom/6. No. 6. Nevydavaj sa ty dievca este/
    7. No. 7. Kde si bola, Anulienka moja/8. No. 8. Anicka, dusicka, kde si bola/
    9. No. 9. Na zelenej lucke suhaj pase/10. No. 10. Stidiry, stidiry, hej mam frajerky styry/
    11. No. 11. Od Ostrova usekana cesta/12. No. 12. Oliva, oliva/
    13. No. 13. Limbora, limbora/14. No. 14. Prelecel sokol/15. No. 15. Uz sa fasang kraci
   スロヴァキア歌曲集 第2巻
    16. No. 16. Ej, topol, topol/17. No. 17. Zasadil som ceresnicku v zime/
    18. No. 18. Pri Dunaju saty peru/19. No. 19. Hej, ten stolicny dom pekne budovisko/
    20. No. 20. Mariska! Nepolievaj chodnicky!/21. No. 21. Ked som isol od ma mile/
    22. No. 22. Ty Krakovske ctyry zvony sak mipekne zvonily/23. No. 23. Tecie voda, tecie okolo majera/
    24. No. 24. Chodzila Mariska po hrazi/25. No. 25. Tynom, tanom na kopecku stala
   スロヴァキア歌曲集 第3巻
    26. No. 26. Nieto, nieto v sirom svete milsieho/27. No. 27. Kazala mi mati, biele huski hnati/
    28. No. 28. Cia ze je to rolicka nezorana/29. No. 29. Tazko tomu sokolovi pod vodou plavati/
    30. No. 30. Uz sem se vam ja zverboval/31. No. 31. Anicka, dusicka, nekasli/
    32. No. 32. Belehrad, Belehrad, tureckepomedzi/33. No. 33. Lecela husicka v samem bjelemperi/
    34. No. 34. Isiel Maciek do Malaciek sosovickumlacic/35. No. 35. Cie sa to ovecky na tom grunepasu/
    36. No. 36. Vysoko mesiacik na nebi pribity/37. No. 37. Sadaj slnko, sadaj/
    38. No. 38. Vyletel vtak hore nad oblaky/39. No. 39. A chtora dzivocka svojo dzivoctvopo poclivosti snosi/
    40. No. 40. V Mikulasskej kompanii lezi milyporubany/
   スロヴァキア歌曲集 第4巻
    41. No. 41. Pozrize ty, diovca, na ten suchy topol/42. No. 42. Zahrajze mi, hudec
  【CD2】
    スロヴァキア歌曲集 第4巻(続き)
    1. No. 43. Ej, Janicok, co robis, ze ty k namnechodis/2. No. 44. Uz viac panenkou nebuden/
    3. No. 45. Chudobna diovcina, ta insieho nema/4. No. 46. Cije sa to kacky/
    5. No. 47. Za Dubravou tri mil zeme/6. No. 48. Co budeme robit, chudobny paholci/
    7. No. 49. Ved uz uderila dvanasta hodina/8. No. 50. V tej kokavskej doline
   スロヴァキア歌曲集 第5巻
    9. No. 51. Ej, vojna, Boze, vojna/10. No. 52. Vypila mi prepilocko proso/
    11. No. 53. Svic, mila mas komu, bo izdem dodomu/12. No. 54. Cigane, cigane, dze vaso byvane/
    13. No. 55. Ej, duby, duby/14. No. 56. Sedla mucha na konupu/
    15. No. 57. Siroka drazka, pres tej huri/16. No. 58. Ne do cirna, ne do cirna/
    17. No. 59. Ej, Boze muj, co mne z teho/18. No. 60. Tancovala a neznala
   スロヴァキア歌曲集 第6巻
    19. No. 61. Zapadaj slniecko za vysoke hory/20. No. 62. Sedzi sokol na topoli/
    21. No. 63. Hej, americka brana mal ovana/22. No. 64. Isla bych do kostela/
    23. No. 65. Husari jedu prez Bielu Horu/24. No. 66. Tece voda zpod Zahora mutna/
    25. No. 67. Moja mila nedala mi pokoja/26. No. 68. Kebych mala, kebych/
    27. No. 69. S turni ptacek leci/28. No. 70. Ej, prsalo, tma bolo/
    29. No. 71. Ked som k vam chodieval cez hajicek/30. No. 72. Co sa stalo v Trnave pri brane/
    31. No. 73. Chodi Janko po ulici/32. No. 74. Mily, mily, kade chodis/
    33. No. 75. Plavi sa mesiacik oblohu nebesku/34. No. 76. Ej, prsalo, tma bolo/
    35. No. 77. Ten hybatal maluvany/36. No. 78. Zaspievaj, kohutku/
    37. No. 79. Slapana cesticka/38. No. 80. Odpadla mi podkova
   世界初録音

 録音 Saint Lawrence Church, プラハ(チェコ) 2020年4月17-19日、5月30-31日、6月1日

 後期ロマン派時代にチェコで活躍した作曲家ヴィチェスラフ・ノヴァーク。
 終生スメタナを尊敬し、ロマン派の様式に自ら収集・研究したモラヴィアやスロヴァキアの民族音楽の要素を融合させた音楽を書き続けました。
 このスロヴァキア歌曲集は、民族音楽研究の集大成ともいえる作品で、全て世界初録音です。
 演奏はチェコ出身のメゾ・ソプラノ、エヴァ・ガラヨヴァーとピアノのミロスラフ・セケラ。
 スラヴの旋律を表情豊かに歌い上げています。

 
 




NBB RECORDS



NBB 39
¥2600
「マイ・ディア・ボッテジーニ(mio caro Bottesini)」
 ~ジョヴァンニ・ボッテジーニ(1821-89)作品集

  (1)ドニゼッティの「ランメルモールのルチア」による幻想曲
  (2)ベッリーニの「夢遊病の女」による幻想曲
  (3)エレジー第2番ホ短調「ロマンツァ・ドラマティカ」
  (4)アレグレット・カプリッチョ「ショパン風に」
  (5)カプリッチョ・ディ・ブラヴーラ(華麗なる奇想曲)
  (6)ヴェニスの謝肉祭による序奏と変奏
  (7)エレジー第1番ニ長調
  (8)タランテラ
  (9)グランド・アレフロ・ディ・コンチェルト「メンデルスゾーン風に」
アルベルト・ボチーニ(コントラバス)
アレッサンドラ・アマーラ(ピアノ)

 コントラバス・ファン必聴!ベース・ギャングのメンバーでNBBレコーズのオーナー、アルベルト・ボチーニのオール・ボッテジーニ・アルバム!

 録音:2021年3月18-20日スタジオ・ベネッリ・モーセル~ムジカフェリックス,プラト

 コロナが世界でも初期に蔓延したイタリアでは、2020年春から日本とは比べ物にならない位厳しい緊急事態宣言が出され、音楽家が集まって行う活動はすべて不能となった。
 普段は世界中を飛び回り、超多忙なイタリア人NO.1のコントラバス・ソリストのアルベルト・ボチーニは、この機会を逃さずに自身のソロCDの準備、製作を着々と進め、2021年の春に録音を行った。
 それも、数少ないオールボッテジーニプログラムで、今年はちょうどボッテジーニ生誕200年にあたる。ボッテジーニは超絶技巧を必要とするものが多く彼の真骨頂がいかんなく発揮されている。
 特にヴェニスの謝肉祭の主題と変奏は圧巻である。
 



<国内盤> 

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東武レコーディングズ



TBRCD0128/32
(5CD)
¥4950
ゲルハルト・ボッセ(指揮)&新日本フィル
 ベートーヴェン:交響曲全集

 CD1 TBRCD0128
  (1)交響曲第2番 ニ長調 作品36
  (2)交響曲第1番 ハ長調 作品21
  (3)《プロメテウスの創造物》作品43序曲
  (4)ボッセによる解説(通訳:菅野美智子)
 CD2 TBRCD0129
  (5)交響曲第3番 変ホ長調 作品55《英雄》
  (6)交響曲第8番 ヘ長調 作品93
 CD3 TBRCD0130
  (7)交響曲第5番 ハ短調 作品67《運命》
  (8)交響曲第7番 イ長調 作品92
 CD4 TBRCD0131
  (9)交響曲第4番 変ロ長調 作品60
  (10)交響曲第6番 ヘ長調 作品68《田園》
 CD5 TBRCD0132
  (11)七重奏曲 変ホ長調 作品20より第1、3、4楽章
  (12)交響曲第9番 ニ短調 作品125《合唱付き》
ゲルハルト・ボッセ(指揮)
新日本フィルハーモニー交響楽団
(11)崔 文洙(Vn)、篠﨑友美(Va)、
 服部 誠(Vc)、中田延亮(Cb)
 山本正治(Cl)、坪井隆明(Fg)、
 吉永雅人(Hr)
(12)釜洞祐子(S)、寺谷千枝子(MS)、
 櫻田 亮(T)、藤村匡人(Br)
 晋友会合唱団(清水敬一指揮)

 2022年は新日本フィル創立50周年記念!ゲルハルト・ボッセ生誕100年記念!伝統を現代に!ベートーヴェン交響曲全集!

 録音:(1)(7)2002年7月30日すみだトリフォニーホール、(2)-(4)1999年3月7日カザルスホール、(5)2001年2月16日すみだトリフォニーホール、(6)(8)2002年8月30日すみだトリフォニーホール、(9)(18)2002年8月20日すみだトリフォニーホール、(11)(12)2002年12月25日Bunkamura オーチャードホール、(全曲ライヴ録音)

 1922年にライプツィヒに生まれ、長らくゲヴァントハウス管弦楽団の第1コンサートマスターを務めた上で指揮者として活躍。
 日本を終の棲家と定めて、日本の音楽界への貢献は計り知れない名指揮者ゲルハルト・ボッセ。ミュージック・アドヴァイザーを務めた新日本フィルとの1999年から2002年に遺したベートーヴェン:交響曲全集をこの度ボックスCD化。
 ボッセの崇高な理想のもと紡ぎ出される見事なベートーヴェン。楽団創立50年を祝う新日本フィルの俊敏が反応も言わずもがな、さらにブックレットには夫人・菅野美智子氏による慈愛と優れた分析に満ちたエッセイ、野本由紀夫氏による詳細な楽曲・演奏解説を収録。



 ゲルハルト・ボッセ Gerhard Bosse


 1922年、ライプツィヒ近郊のヴルツェンに生まれ、2年後にグライツに移る。
 6歳でヴァイオリンを始め、14歳から、当時ゲヴァントハウス管弦楽団第1コンサートマスターだったエドガー・ヴォルガントに、ライプツィヒ音楽院ではヴァルター・ダヴィッソンに師事した。
 第二次世界大戦中はリンツ帝国ブルックナー管弦楽団に所属し、フルトヴェングラー、カラヤン、シューリヒトらのもと演奏活動に従事した。1946年にヴァイマール音楽大学講師、1949年には教授に就任するとともに、活発な室内楽活動も開始した。1951年、復興したライプツィヒ"フェーリックス・メンデルスゾーン=バルトルディ"音楽大学の教授に迎えられ、同時にライプツィヒ放送交響楽団第1コンサートマスターに就任した。
 1955年、ゲヴァントハウス管弦楽団第1コンサートマスターに就任、同弦楽四重奏団第1ヴァイオリンのポジションも兼任し、1961年のフランツ・コンヴィチュニー/ ゲヴァントハウス管弦楽団の初来日以来、1963年創設のゲヴァントハウス・バッハ管弦楽団も含めた様々な演奏形態で毎年のように来日を重ねた。
 1980年創設の霧島国際音楽祭・講習会では初代音楽監督として多くの後進を育成、これを機に日本各地の楽団での精力的な指揮活動も始まった。
 1987年、ゲヴァントハウス管弦楽団を退任、1994年3月には音楽大学教授職からも退き、1994年4月、東京藝術大学の招聘でヴァイオリン客員教授に就任し、以後日本に永住することとなる。
 1997・98年にはゲヴァントハウス管弦楽団を客演指揮。1998年、神戸市室内合奏団(現・神戸市室内管弦楽団)首席指揮者、2000年からは音楽監督として同団の発展に尽くした。新日本フィルハーモニー交響楽団では首席客演指揮者、ミュージック・アドヴァイザーを歴任し、同楽団との共演は延べ100回近くを数えた。2004年、東京藝大チェンバーオーケストラ指揮者に就任し、2006年のヨーロッパ・ツアーを成功に導いた。 2012年、大阪府高槻市で永眠。
 ライプツィヒ市ニキシュ賞及び芸術賞。ドイツ連邦共和国第一等功労十字勲章。日本国内でも受賞多数。東京藝術大学初の名誉外国人教授。ライプツィヒ"フェーリックス・メンデルスゾーン=バルトルディ"音楽演劇大学名誉評議員。ゲヴァントハウス管弦楽団名誉団員。
 (注:ライプツィヒ音楽院、音楽大学などの名称は時代と共に変化したので、その時々の名称で記載している。)



 新日本フィルハーモニー交響楽団 New Japan Philharmonic


 1972年、小澤征爾、山本直純の「一緒に音楽をやろう!」という掛け声の下、自主運営のオーケストラとして創立。97年、墨田区に移転。すみだトリフォニーホールを本拠地とし、日常の練習と公演を行うという日本初の本格的フランチャイズを導入。定期演奏会や特別演奏会の他、地域に根ざした演奏活動も精力的に行っているのが特徴的。
 99年、小澤征爾が桂冠名誉指揮者に就任。2000~2002年、ゲルハルト・ボッセが首席客演指揮者のひとりとなり、その後はミュージック・アドヴァイザーに就任した。2003年から13年までクリスティアン・アルミンクが音楽監督を務めた。10年より6年間ダニエル・ハーディングが Music Partner of NJP 、13年よりインゴ・メッツマッハーが Conductorin Residence に就任。16年9月~21年8月、上岡敏之が第4代音楽監督を務めた。受賞歴に06年第3回三菱信託音楽賞奨励賞、09年第18回三菱UFJ信託音楽賞、同年第22回ミュージック・ペンクラブ音楽賞等。
 また、04年に音楽家・久石譲と立ち上げた "新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ"で幅広い人気を集め、映画『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』では管弦楽を担当。
 20年、久石譲が Composer in Residence and Music Partner に就任。
 22年には創立50周年を迎え様々な記念演奏会を開催、また同年4月には佐渡裕がミュージック・アドヴァイザーに就任予定。



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TBRCD0113/18
(6CD)
¥4950
秋山和慶(指揮)&広島交響楽団
 ベートーヴェン:交響曲全集、管弦楽曲集


 CD1 TBRCD0113
  (1)交響曲第1番/(2)交響曲第3番「英雄」
 CD2 TBRCD0114
  (3)交響曲第4番/(4)交響曲第7番
 CD3 TBRCD0115
  (5)交響曲第5番「運命」/(6)交響曲第6番「田園」
 CD4 TBRCD0116
  (7)交響曲第2番/(8)交響曲第8番/
  (9)「フィデリオ」序曲/(10)「エグモント」序曲
 CD5 TBRCD0117
  (11)「レオノーレ」序曲第3番/(12)交響曲第9番「合唱付」
 CD6 TBRCD0118
  (13)「コリオラン」序曲/(14)12のドイツ舞曲 /
  (15)「プロメテウスの創造物」序曲/(16)序曲「命名祝日」/
  (17)「シュテファン王」序曲/(18)ウェリントンの勝利
秋山和慶(指揮)
広島交響楽団
(12)菅栄三子(ソプラノ)
竹本節子(アルト)
藤川泰彰(テノール)
三原剛(バリトン)
ディスカバリー・ベートーヴェン
 「第九」特別合唱団

 秋山和慶80歳記念!広島交響楽団とのライヴ、ベートーヴェン交響曲全集・ブラームス交響曲全集

 録音:(1)(10)2001年5月25日、(7)(13)2001年10月26日、(2)2002年1月22日、(3)(15)2002年5月10日、(5)(17)2002年10月31日、(6)(14)(16)2003年2月19日、(4)(9)(18)2003年5月8日、(8)2003年11月26日 
  以上、アステールプラザ大ホール
  (11)(12)2004年2月15日 広島国際会議場フェニックスホール

 終身名誉指揮者を務め固い絆で結ばれている広島交響楽団とのベートーヴェン・シリーズ演奏会をCD化。珍しい曲目も収録していることも要注目。
 
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TBRCD0119/22
(4CD)
¥3850
秋山和慶(指揮)&広島交響楽団
 ブラームス:交響曲全集、管弦楽曲集


 CD1 TBRCD0119
  (1)交響曲第1番/(2)大学祝典序曲
 CD2 TBRCD0120
  (3)交響曲第3番/(4)交響曲第2番
 CD3 TBRCD0121
  (5)交響曲第4番/(6)悲劇的序曲/
  (7)ハイドンの主題による変奏曲
 CD4 TBRCD0122
  (8)ハンガリー舞曲集(全曲)
  (9)ハンガリー舞曲第1番(アンコール)
秋山和慶(指揮)
広島交響楽団

 録音:(1)(2)2004年5月21日、(4)(6)2004年11月4日、(3)2005年5月13日、(5)2005年7月9日、(7)(8)(9)2005年11月17日、広島国際会議場フェニックスホール

 終身名誉指揮者を務め固い絆で結ばれている広島交響楽団とのブラームス・シリーズ演奏会をCD化。
 ハンガリー舞曲を全曲収録していることも偉業と言える。

 秋山和慶(指揮)
 今年、80歳の誕生日を迎えた日本を代表する指揮者秋山和慶。1941年生まれ。斎藤秀雄のもとで指揮法を修め、1963年に桐朋学園大学音楽学部を卒業。1964年2月に東京交響楽団を指揮してデビューののち同団の音楽監督・常任指揮者を40年間にわたり務める。その間、トロント響副指揮者、アメリカ響音楽監督、バンクーバー響音楽監督(現在桂冠指揮者)、シラキュース響音楽監督を歴任。
 サンフランシスコ響、クリーヴランド管、ロサンゼルス・フィル、フィラデルフィア管、ニューヨーク・フィル、ボストン響、シカゴ響、ロイヤル・フィル、NDR北ドイツ放送響、ケルン放送響、ベルリン放送響、スイス・ロマンド管、チューリッヒ・トーンハレ管などに客演している。
 1996年東京響創立50周年記念ヨーロッパ公演を指揮して同公演を成功に導き、2001年には同団創立55周年トルコ・イタリア公演を指揮し各地で好評を博した。
 これまでに第6回サントリー音楽賞(1975年)、芸術選奨文部大臣賞(1995年)、大阪府民劇場賞(1989年)、大阪芸術賞(1991年)、第36回川崎市文化賞(2007年)、広島市民賞(2008年)をはじめ、東京響とともに毎日芸術賞(1994年)、第8回京都音楽賞大賞(1993年)、モービル音楽賞(1996年)、第29回サントリー音楽賞(1997年)を受賞。
 2001年11月に紫綬褒章、2011年6月には旭日小綬章を受章。2014年度文化功労者に選出。同年中国文化賞(広島)、徳島県表彰特別功労賞を受賞、2015年渡邉暁雄音楽基金特別賞を受賞。
 2014年指揮者生活50年を迎え、2015年2月には回想録「ところで、きょう指揮したのは?」 (共著/アルテスパブリッシング刊)を出版。
 現在、中部フィルハーモニー交響楽団芸術監督・首席指揮者、日本センチュリー交響楽団ミュージックアドバイザー、東京交響楽団桂冠指揮者、広島交響楽団終身名誉指揮者、九州交響楽団桂冠指揮者など多くの任を務めるほか、洗足学園音楽大学芸術監督・特別教授、京都市立芸術大学客員教授を務めている。

 広島交響楽団 Hiroshima Symphony Orchestra
  国際平和文化都市"広島"を拠点に" Music for Peace~音楽で平和を~"を旗印として活動するプロオーケストラ。2017年より下野竜也が音楽総監督を務め、その意欲的な音楽づくりが注目を集めている。
  クリスティアン・アルミンクが首席客演指揮者、秋山和慶が終身名誉指揮者を務めるほか、ウィーン・フィル、コンサートマスターのフォルクハルト・シュトイデをミュージック・パートナーに、細川俊夫をコンポーザー・イン・レジデンスに、マルタ・アルゲリッチを平和音楽大使に迎えている。
  1963年「広島市民交響楽団」として設立、1970年に「広島交響楽団」へ改称。学校での音楽鑑賞教室や社会貢献活動にも積極的に取り組み、地域に根差した楽団として「広響」の愛称で親しまれる。

 
 

















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