≪第114号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その4 2021/12/7~
12/10(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ALBA
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「歴史が忘れてしまった」6人のフィンランド作曲家
~もっと別のフィンランドのヴァイオリン作品集 |
ミルカ・マルミ(ヴァイオリン)
ティーナ・カラコルピ(ピアノ) |
アイネス・チェチュリン(1859-1942):
プスタ・フィルム(Puszta Film)(1928)、アラ・ツィンガレスカ(ジプシー風に)(Alla
Zingaresca)(1890)、
ガヴォット(Gavotte)(1906)、子守歌(Berceuse)(1888)
イーダ・モーベリ(1859-1947):行進曲(Marcia)(1936)
ミンナ・フォン・クノルリング(1846-1918)(arr.
X):夜想曲(NocturneJ)
ベツィ・ホルムベルグ(1860-1900):アンダンテ(Andante)
ラウラ・ネーツェル(1839-1927):
ロマンス(Romance) Op.40(1896)、ゴンドラ漕ぎ(La
Gondoliera) Op.60(1896)、
スラヴの歌(Chanson Slave) Op.53(1891)
インゲボリ・フォン・ブロンサルト(1840-1913):
ロマンス イ長調(Romanze)(1870)、幻想曲
変ホ長調(Fantasie) Op.21(1891) |
「歴史が忘れてしまった」6人の作品をフィンランドの名手が演奏!
録音:2021年4月6日-10日 Fiskarin Lukaali(フィスカルス、フィンランド)/49'35
制作:ミルカ・マルミ、ティーナ・カラコルピ、マルック・ヴェイヨンスオ/録音、編集、マスタリング:マルック・ヴェイヨンスオ
フィンランドの音楽家ふたり、ヴァイオリニストのミルカ・マルミ
Mirka Malmi(1977-)とピアニストのティーナ・カラコルピ
Tiina Karakorpi(1978-)は、「未知の世界に跳びこむ」をモットーに女性作曲家の音楽を演奏することに長年にわたり取り組んできました。
「ジェンダー」の規範にしばられていた時代、女性の音楽家たちは何を考え、どう感じて音楽を作ったのか。「どんな風に演奏すればいいかという予備知識もなけれけば、ガイドラインになる、頼れる伝統もない。とにかく跳びこむだけ」。
その意気ごみで、ふたりは、2018年から2020年にかけて、「女性とヴァイオリン」と題した8回のコンサートシリーズを行いました。
『もっと別のフィンランドのヴァイオリン作品集』と題したアルバムでは、ふたりがコンサートで取り上げた作品から、当時は知られていたものの「歴史が忘れてしまった」6人の作品が演奏されます。
アイネス・チェチュリン Agnes Tschetschulin(1859-1942)は、シベリウス・アカデミーとベルリン芸術大学で学び、当時、フィンランド音楽史上もっとも優れたヴァイオリニストのひとりとして知られていました。
《プスタ・フィルム》と《アラ・ツィンガレスカ》は、19世紀に人気のあった「ハンガリー・スタイル」の音楽です。ロココの踊り《ガヴォット》とヴァイオリンの歌う《子守歌》。
イーダ・モーベリ Ida Moberg(1859-1947)は、サンクトペテルブルクとドレスデンで学び、ヘルシンキで作曲家、指揮者、人智学者として活動しました。
彼女が教材として作った《行進曲》は、究極の目標に向かって歩む求道者の旅ともみなされる作品です。
ミンナ・フォン・クノルリング Minna von
Knorring(1846-1918)は、ヘルシンキに住み、たゆたう気分のメランコリックな性格の歌曲を書きました。憂の表情のうかがえる《夜想曲》には、彼女が若いころに踊った思い出が織りこまれているといわれます。
ベツィ・ホルムベルグ Betzy Holmberg(1860-1900)は、デュッセルドルフで生まれデンマークとドイツで人生の大半を過ごしたフィンランド系ノルウェーの作曲家です。
ライプツィヒ音楽院で学び、管弦楽と室内楽の音楽を主に手がけました。《アンダンテ》は、幻想的、神秘的なゴシック・スタイルの「疾風怒濤」の作品です。
ラウラ・ネーツェル Laura Netzel(N. Lago)(ペンネーム、N.
ラーゴ)(1839-1927)は、フィンランドに生まれ、ストックホルムとパリで音楽を学びました。指揮者、ピアニスト、コンサートオーガナイザーとして名を残している音楽家です。
悲痛な恋の思い出を語る《ロマンス》、ヴェネツィアの船頭の姿を描いた《ゴンドラ漕ぎ》、素朴で陽気な《スラヴの歌》。インゲボリ・フォン・ブロンサルト
Ingeborg von Bronsart(1840-1913)は、サンクトペテルブルクのフィンランドの家系に生まれ、ドイツでピアニストと作曲家としてのキャリアを築きました。
「メロディの美しい主題と、もつれたバックビートのハーモニー」の《ロマンス》。《幻想曲》は、世紀末の濃厚なロマンティシズムを漂わせる、「美を愛でる」音楽です。
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CONTINUO CLASSICS
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CC777 723
(2CD)
¥2900 →\2690
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ヴュータンの3つの弦楽四重奏曲をエリゼ四重奏団が録音!
ヴュータン:
(1)弦楽四重奏曲第1番 ホ短調 Op.44
(2)弦楽四重奏曲第2番 ハ長調 Op.51
(3)弦楽四重奏曲第3番 変ロ長調 Op.52 |
エリゼ四重奏団
【ユスティナ・ザヤンチャウスカイテ、
イ・ウンジュ(ヴァイオリン)、
アンドレイ・マラーホフ(ヴィオラ)、
イーゴリ・キリチェンコ(チェロ)】 |
美しく甘いメロディが魅力!ヴュータンの3つの弦楽四重奏曲をエリゼ四重奏団が録音!
録音:2020年3月/ル・グルニエ・ド・ラ・モトゥ(フランス)/DDD、CD1:
36'55、CD2: 65'35
アレンスキーピアノ五重奏曲とラフマニノフの弦楽四重奏曲第1&2番(未完)のアルバム(CC777-724)でも高い評価を得たエリゼ四重奏団。
今度はヴュータンの3つの弦楽四重奏曲を録音しました。
ベルギー生まれでフランスで活躍したアンリ・ヴュータン(1820-1881)。高名なヴァイオリニストとして知られイザイなどの逸材を輩出。またヴァイオリン曲を中心とする作品も残しました。
彼の代表作といえばヴァイオリン協奏曲。華やかな技巧と美しい旋律が最大の魅力ですが、室内楽にもまた注目すべき作品を残しております。
ヴァイオリン職工の家系に生まれたヴュータンは、幼いころよりヴァイオリンと親しみ、父親からその手ほどきを受けました。
10代のころから家族、友人との室内楽の演奏も頻繁に行ってきたため、自身が最も好きなジャンルといえます。
ここに収録した3 つの弦楽四重奏曲は甘いメロディを呈した作品。エリゼ四重奏団の気高い演奏をご堪能いただけます。
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FOOTPRINT
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木でできた胴体 ~ 弦楽四重奏のための作品集
カーリン・レーンクヴィスト(b.1957):謎
テボホ・モナコトラ(b.1972):木でできた胴体
アレクサンドラ・ヴレバロフ(b.1970):わたしの砂漠、わたしのバラ
ルー・クリステンソン(b.1991):
くねくね、波の歌(弦楽四重奏のための)
キャロライン・ショー(b.1982):幕あいの音楽 |
マルヴァ四重奏団
〔リンネア・ヘルクヴィスト(ヴァイオリン)、
クナップ・ブリタ・ペッテション
(ヴァイオリン)、
マリア・ヨンソン(ヴィオラ)、
マヤ・ムーランデル(チェロ)〕 |
2008年、ヨーテボリ大学の音楽演劇アカデミーの学生達によって結成されたマルヴァ四重奏団。
彼らは、卒業後、ベルリン・ハンス・アイスラー音楽大学に留学、フリーデマン・ヴァイグレ教授(アルテミス四重奏団員)の下で室内楽の研究を続けました。
「今」を生きる女性作曲家5人の作品を演奏した『木でできた胴体』は、マルヴァ四重奏団の10年にわたる創造活動の「スナップショット」として作られたアルバムです。
現代スウェーデンの女性作曲家のフロントランナーのひとり、カーリン・レーンクヴィストの
《謎》と、ニューヨークで活動するセルビア生まれの作曲家アレクサンドラ・ヴレバロフの
《わたしの砂漠、わたしのバラ》 は、クロノス・カルテットのプロジェクト『50
for the Future』のために書かれた作品。
ウプサラ生まれのテボホ・モナコトラの 《木でできた胴体》
は、マルヴァ四重奏団の委嘱による作品。
作曲家、即興音楽家、フォーク・ミュージシャン、サクソフォーン奏者として活動するスウェーデンのルー・クリステンソンの
《くねくね、波の歌》 は、ヴァイオリン、ヴィオラ、コントラバスのための「子守歌」として作られた作品を弦楽四重奏のために短縮、改訂した作品。
キャロライン・ショーは、アメリカのヴォーカリスト、ヴァイオリニスト、作曲家、プロデューサー。
《幕あいの音楽》 は、彼女が、ブレンターノ四重奏団の演奏するハイドンの
《弦楽四重奏曲 ヘ長調》(Op.77 no.2)を聴いた後に作曲したという、「メヌエットとトリオ」に似た構成の作品です。
※録音:2020年8月23日、25日、26日、エクメニア教会(ヴェーネシュボリ、スウェーデン)
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BIDDULPH RECORDINGS
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カール・マリア・フォン・ウェーバー(1786-1826):
6つのヴァイオリン・ソナタ集 |
アーノルド・スタインハート(ヴァイオリン)
シーモア・リプキン(ピアノ) |
ヴァイオリン・ソナタ第1番 へ長調
1. I. Allegro/2. II. Romance: Largetto/3.
III. Rondo: Amabile
ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調
4. I. Carattere Espagnuolo: Moderato/5.
II. Adagio/6. III. Air Polonais(Rondo):
Allegro
ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調
7. I. Air Russe: Allegretto moderato/8.
II. Rondo: Presto
ヴァイオリン・ソナタ第4番 変ホ長調
9. I. Moderato/10. II. Rondo: Vivace
ヴァイオリン・ソナタ第5番 イ長調
11. I. Theme dell'Opera Silvana:Andante
con moto - Vivace - Marciamaestoso
12. II. Siciliano: Allegretto
ヴァイオリン・ソナタ第6番 ハ長調
13. I. Allegro con fuoco/14. II. Largo/15.
III. Polacca |
録音 1995年8月27日 Curtis Institute of
Music
プロデューサー: Eric Wen/エンジニア: Da-Hong
Seetoo/」マスタリング: Dennis Patterson
グァルネリ弦楽四重奏団の第1ヴァイオリン奏者アーノルド・スタインハート、1995年のデジタル録音!
弦楽器奏者の歴史的音源復刻で知られるBiddulphですが、伝統を今に伝える演奏家のデジタル録音も少数ながら行って来ました。
ここに紹介するアーノルド・スタインハートは、1937年ロサンゼルスに生まれ、レオポルト・アウアー門下のカール・モルドレムやトーシャ・ザイデルらにヴァイオリンを学び、14歳でロス・フィルと共演してソロ・デビュー。
更にイヴァン・ガラミアンやヨーゼフ・シゲティにも教えを受け、1963年のエリザベート・コンクールで第3位入賞を果たしました。
彼の活動の中心となったのはグァルネリ弦楽四重奏団で、1964年の創設以来45年にわたり第1ヴァイオリンを務めました。スタインハートはマールボロ音楽祭の常連でもあり、パブロ・カザルス指揮、同音楽祭管弦楽団の録音メンバー表にはしばしば彼の名前が見られます。
演奏曲のウェーバーのヴァイオリン・ソナタは、当時台頭してきていた中産階級のアマチュア演奏家用として依頼されたもの。
ベートーヴェンのソナタに比べると短く平易に書かれていますが、親しみやすいメロディが多く、ポーランド風、ロシア風、シチリア舞曲といった具合に異国趣味も盛り込まれていて、弾くのも聴くのも楽しめる逸品揃いです。
スタインハートの演奏は、表現を誇張することなく、曲の繊細で可憐な魅力を伝えています。
ピアノのシーモア・リプキン(1927-2015)はゼルキンやホルショフスキに学び、ラフマニノフ・コンクールに優勝したヴィルトゥオーゾで、セル、オーマンディ、ライナー、ミュンシュらと繰り返し共演しました。
学生時代にハイフェッツのアメリカ・ツアーにスカウトされた経験のあるリプキンは室内楽も好み、シュムスキー、ロザンド、ウーギといったヴァイオリストと共演を重ねました。
ここでもスタインハートのスタイルに寄り添い、気品のある演奏を披露しています。
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CPO
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ジョルジェ・エネスク(1881-1955):
ヴァイオリン協奏曲/ピアノとオーケストラのための幻想曲
1-2. ヴァイオリン協奏曲
3. ピアノとオーケストラのための幻想曲
ともに世界初録音 |
カロリン・ヴィトマン(ヴァイオリン)
ルイザ・ボラック(ピアノ)
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
ペーター・ルジツカ(指揮) |
録音 2021年5月25-28日 GroBer Sendesaal、ハノーファー放送(ドイツ)
20世紀ルーマニアの作曲家ジョルジェ・エネスク。幼い頃より楽才を発揮、10代の頃からヴァイオリニスト、指揮者として演奏活動を行う他、7歳で入学したウィーン音楽院ではヨーゼフ・ヘルメスベルガー、ロベルト・フックスらに師事した後、パリ音楽院でも作曲をマスネとフォーレに師事するなど、和声、対位法、古楽などを幅広く学び、作曲家としても早くから認められていました。
交響曲や室内楽曲など多くの作品を書きましたが、ヴァイオリン協奏曲は未完のものが残されているのみ。
とはいえ、2つの楽章で600小節に及ぶ草稿は、それだけでも驚愕に値する仕上がりを誇っています。ブラームスやベートーヴェンを思わせるオーケストラの長い提示部(90小節)で始まる第1楽章は、3つのテーマが用いられており、どれも一度聴いただけで耳に残るほどの鮮烈な印象です。
第2楽章も夢見るような美しい主題が用いられています。
ソリストのカロリン・ヴィトマンの見事な演奏も聴きどころ。ピアノとオーケストラのための幻想曲も、ブラームス風の重々しさとリストの超絶技巧を併せ持つ作品。
カデンツァ部分が欠如しているので、こちらは協奏曲の楽章として想定されたのではなく独立した作品と推定されています。
2曲とも出版されておりませんが、指揮者ルジツカを中心とした人々がに散逸した資料を集め、作品の演奏にこぎつけました。
エネスクの未知の作品をお楽しみください。
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555384
(2CD)
¥3700
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カール・ツェルニー(1791-1857):即興演奏の体系的指導書
Op.200
即興演奏の体系的指導書 Op.200 |
コーリャ・レッシング(ピアノ) |
録音 2021年2月10、11日、3月16、17日 ハンス=ロスバウト=スタジオ
SWR、バーデン=バーデン(ドイツ)
多くのピアノ学習者が学ぶ練習曲で知られるオーストリアの作曲家カール・ツェルニー。
ベートーヴェンの弟子で、優れたピアニストでもありましたが、ある時期から演奏活動からは身を引き、演奏技術向上のための練習法や練習曲を研究し、膨大な作品と著書を遺しました。
20世紀に至るまで一部の練習曲をのぞき、作品のほとんどは演奏されることもありませんでしたが、21世紀になるとその生涯と作品に光が当たりはじめ、現在ではピアノ曲だけでなく、声楽曲や室内楽曲、オルガン作品などの演奏、録音が行われています。
この「即興演奏の体系的指導書」はツェルニー中期の作品で、まさにテクニックを追求した1冊。
当時の演奏家には必須技術であった「即興演奏」を行うための実例集で、曲集の内容は、1分未満から3分程度の長さを持つ50の演奏例とその応用編、そしてこれらを用いた「まとめの1曲」から構成されており、同時代のベートーヴェン、クレメンティ、フンメル、モシェレスの作品や、バッハの「フーガの技法」なども引き合いに出しながら、アルペッジョやスケールの練習とともに、さまざまな旋律の装飾や変奏の技法も学ぶことができるように工夫されています。
メロディ・メーカーとしてのツェルニーの一面もうかがえる興味深いアルバムです。
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555436
(2CD)
¥4500
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ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):フランス風典礼歴カンタータ集
1714/1715
【CD1】
1. Jesu meine Freude イエス、わがよろこび
TVWV 1:966
2. Ich werfe mich zu deinen Fussen われはの汝の足元に身を投げよう
TVWV 1:822
3. Valet will ich dir geben われ、汝に別れを告げん
TVWV 1:1458
4. Der Herr verstoBet nicht ewiglich 主はとこしえに拒むことなく
TVWV 1:288
5. Ach, sollte doch die ganze Welt ああ、全世界の人々がそれをすべき
TVWV 1:32
【CD2】
1. Christus hat einmal fur die Sunde
gelitten キリストはかつて罪のために苦しみ
TVWV 1:140
2. MuB nicht der Mensch immer in Streit
sein 地上で人は常に争わねばならないのではないですか?
TVWV 1:1146
3. Herr, wie lange wilt du mein so gar
vergessen
主よ、いつまでなのですか。とこしえにわたしをお忘れになるのですか
TVWV 1:777
4. Gott schweige doch nicht also 神よ、沈黙することなく
TVWV 1:678
5. Wer ist der, so von Edom kommt このエドムから来る者はだれか
TVWV 1:1585 |
エリザベート・ショル(ソプラノ...CD1、レベッカ・シュトルツ(アルト...CD1、
ファビアン・ケリー(テノール...CD1,2、ジュリアン・クレマン(バス...CD1、ユリア・グルツカ(ソプラノ...CD2、
ラリッサ・ボトス(アルト...CD2、ハンス・クリストフ・ベーゲマン(バス...CD2
グーテンベルク・ソロイスツ(声楽)、ノイマイヤー・コンソート(器楽)、フェリックス・コッホ(指揮) |
録音SWR Studio Kaiserslautern(ドイツ) 2020年12月7-10日‛&CD1 2021年4月13-16日‛&CD2
テレマン作品の復興に力を注ぐcpoレーベルの新シリーズは、1714/15の教会歴(典礼歴)のために作曲された規模の大きな編成によるカンタータ全72曲の録音プロジェクト。
その翌年にあたる1716/17年のツィクルスは良く知られていますが、こちらの年の作品については、文献にもほとんど言及がありません。
この第1作には1715年の夏の終わりの時期のための5曲のカンタータと四旬節の5曲のカンタータを収録。フランス風の様式で書かれているため、「フランス風典礼歴シリーズ」と呼ばれているカンタータを含みます。
なかでも「Judica」と呼ばれる四旬節の第5日曜日のための「Gottschweige
doch nicht also」は「受難の始まりの週」という特別な役割を持つ曲です。
フェリックス・コッホの指揮によるこのプロジェクトは、バロック歌唱に実績のあるヴェテラン歌手とともに、このプロジェクトのために選抜された若き歌手たちが組織するヴォーカル・アンサンブル「グーテンベルク・ソロイスツ」の演奏。
テレマン・ファンだけではなく多くの人にお聴きいただきたい1枚です。
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ペニャローサ、ビクトリア:聖母マリアのための音楽集 |
ペニャローサ・アンサンブル |
フランシスコ・デ・ペニャローサ(1470頃-1528)トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548頃-1611)
ペニャローサ:
1. O Domina Sanctissima おお、もっとも聖なる女性(モテトゥス)/
2. Nigra sum 私は黒い(カンティクム)/3.
Unica est columba mea (モテトゥス)/
4. Magnificat de Tono III 第3旋法によるマニフィカト/5.
Ave Regina caelorum 幸あれ、天の元后(アンティフォン)
ビクトリア:
6. O Magnum Mysterium おお、 大いなる神秘
(モテトゥス)
7-12. Missa O Magnum Mysterium ミサ『おお、
大いなる神秘』
ペニャローサ:
13. Santa Maria サンタ・マリア(アンティフォン)/
14. Magnificat de Tono VIII 第8旋法によるマニフィカト/15.
Sancta Maria 聖なるマリア(アンティフォン)
ビクトリア:16. Magi viderunt stellam
博士たちは星を見て (公現祭のモテトゥス) |
録音 2020年8月10-14日 Nikolauskirche Reutlingen-Altenbug(ドイツ)
スペイン・ルネサンス期の2人の作曲家による「聖母マリアのための音楽」を集めた1枚。フランシスコ・デ・ペニャローサはセビーリャで教会楽長として活躍、1518年から21年まではローマ教皇庁にも使えた才人。
ジョスカン・デプレらフランドル楽派のスタイルを採り入れた宗教曲を書き高く評価されましたが、出版された作品が少なかったため、スペイン以外の国で広くその作品が広まることがありませんでした。
アルバムを演奏する"ペニャローサ・アンサンブル"はこの大作曲家の名を冠しています。かたやトマス・ルイス・デ・ビクトリアはペニャローサより80年ほど後の世代の作曲家で、ポリフォニー音楽の作曲家としてパレストリーナに次ぐ存在とみなされています。
彼もローマでイエズス会の司祭を務めましたが、1586年にスペインに帰国し、マドリッドのデスカルサス・レアレス女子修道会に奉職します。
ここでは皇太后マリアに仕え、司祭・作曲家・合唱指揮者・オルガニストとして多方面な活躍をしました。
彼の作品は印刷されヨーロッパ全体に普及し他の作曲家たちを刺激、現在でもその洗練された音楽は広く愛されています。
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999164
【再発売】
¥1900
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ソフィア・グバイドゥーリナ(1931-):管弦楽作品集
1-3. Pro et contra プロ・エ・コントラ
4. コンコルダンツァ
5. おとぎ話の詩 |
ハノーファー放送フィルハーモニー管弦楽団
ヨハネス・カリツケ(指揮...1-4
ベルンハルト・クレー(指揮...5 |
録音 Norddeutscher Rundfunk Hannover 1991年11月15日(ライヴ...1-3 1993年9月1-3日‛&4 1992年11月5-6日(ライヴ...5
2021年に90歳の誕生日を迎えたソフィア・グバイドゥーリナ。このアルバムには彼女のほぼ20年間にわたる期間に書かれた3つの管弦楽作品が収録されています。
冒頭の「プロ・エト・コントラ」は「賛と否」といった意味を持つタイトルの1989年の作品。清澄なロシア聖歌を「プロ」のモチーフとして使い、それに対抗する「コントラ」の要素を激しい旋律で絡めた壮大な曲。
最終部分では遥か彼方から金管で奏される聖歌が聴こえてきます。この曲は不法入国者を含む旅人たちと老司祭との、宗教を超えた交流を描いたエルマンノ・オルミ監督の映画『楽園からの旅人』(2013)で使用されたことで話題になりました。
他には小編成のアンサンブルが奏でる緊張感溢れた音による「コンコルダンツァ」(1971)、幻想的なハープの響きが印象的な「おとぎ話の詩」を聴くことができます。
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GRAMOLA
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Eine neue Nachtmusik アイネ・ノイエ・ナハトムジーク
20-21世紀のヴァイオリンとピアノのための作品集 |
エレーナ・デニーソヴァ(ヴァイオリン)
アレクセイ・コルニエンコ(ピアノ) |
1. ジャン・フランチェスコ・マリピエロ(1882-1973):
Canto crepuscolare 夕暮れの歌 - ヴァイオリンとピアノのために(1908)
2. ヘルムート・ローグル(1960-):
Ein Traum zur halben Nacht: Nocturne
夜半の夢 Op. 11 - ヴァイオリンとピアノのための夜想曲(1986)
アルフレート・フーバー(1962-):
Incubus インクブス Op. 36 - ヴァイオリン、ピアノとエレクトロニクスのための幻想曲(2020-21)
3. I. Adagio/4. II. Adagio/5. III.
Presto
6. マイケル・コリーナ(1948-): ノットゥルノ
- ヴァイオリンとピアノのために(2007)
7. ディーター・カウフマン(1941-): Durch
die Nach 一晩中 Op. 219
- ヴァイオリンとあらかじめ録音しておいたエレクトロニクスのために(2020-21)
8. ジョン・ケージ(1912-1992): 夜想曲
- ヴァイオリンとピアノのために(1947)
9-13.オスカー・ヨッケル(1995-):
all the darkness we can hear - all
the silence we can see. 聞こえる限りの暗黒、見える限りの無音
W.A.モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」より
- ヴァイオリンとピアノのために(2020-21)
3-5、7、9-13‛&世界初録音 |
録音 2021年5月19-20日 Mittlerer Saal、ブルックナーハウス、リンツ(オーストリア)
一日のうち、最も頻繁に音楽のテーマになってきた時間は夜でしょう。
このアルバムには20世紀から21世紀にかけて書かれた「夜の音楽」が集められています。
重苦しく暑い空気に満たされた1908年作曲、マリピエロの「夕暮れの歌」、切れ味の鋭い響きによるジョン・ケージの「夜想曲」。
穏やかな空気の中に聞こえてくる妖艶なヴァイオリンの旋律が印象的なローグルの「夜半の夢」や、挑発的な雰囲気を持つコリーナの「インクブス」、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」からインスパイアされたヨッケルの作品、カウフマンとフーバーのようにエレクトロニクスを用いて不気味さを際立たせる作品など、同じ"夜"からインスパイアされていても、作曲家の感性によって仕上がりはさまざまです。
世界初録音を含む多彩な夜を、長らくデュオを組んできたヴァイオリンのデニーソヴァとピアノのコルニエンコの親密な演奏でお楽しみください。
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ハンス・レオ・ハスラー(1564-1612): Regina
Angelorum 天使の女王
1. ハンス・レオ・ハスラー: Dixit Maria
マリアは言われた - カンツィオーネス・サクレ
(1591)より
2. ハインリヒ・シャイデマン(1595頃-1663):
Dixit Maria マリアは言われた - ハスラーの4声のモテットによるオルガン編曲
3. ハスラー: Beata es, virgo Maria 聖母マリアからの祝福
- カンツィオーネス・サクレ (1591)より
4. ハスラー:
Litaniae Lauretanae Mariae Virginis 聖母マリアの連祷
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Thesaurus Litaniarum, Liber secundus(1596)より
ハスラー: 第8旋法のマニフィカト (1591)
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トリノ写本によるトッカータと6つのオルガン・ヴァース及び
カンツィオーネス・サクレ(1591)収録の6つの声楽ヴァース
5. Toccata/6. I. Versus Primus (Magnificat)/7.
II. Et exultavit/8. III. Versus Secundus
(Quia respexit)/
9. IV. Quia fecit/10. V. Versus
Tertius (Et misericordia)/11. VI. Fecit
potentiam/
12. VII. Versus Quartus (Deposuit
potentes)/13. VIII. Esurientes/
14. IX. Versus Quintus (Suscepit
Israel)/15. X. Sicut locutus est/
16. XI. Versus Sextus (Gloria Patri)/17.
XII. Sicut era
ハスラー: 8声のミサ曲 - 4声、5声、6声、8声のためのミサ曲集(1599)より
18. I. Kyrie19. II. Gloria20. III. Credo21.
IV. Sanctus22. V. Agnus De |
アンサンブル・ヴォックス・アルカンジェリ
【メンバー】
ヴェレナ・ホファー=ニル(ソプラノ)、マルティナ・ヒュープナー(アルト)、
フアン・セバスティアン・アコスタ(テノール)、マヌエル・シュエン(バス&指揮)、
アニタ・ロサティ(ソプラノ...18-22、ヨハンナ・ツァッハフーバー(アルト...4,18-22
ベルント・オリヴァー・フレーリヒ(テノール...4,18-22
マルセル・クロコヴァイ(バス...18-22、マヌエル・シュエン(オルガン) |
録音 2021年4月30日、5月1-4日 St.Michael's
Church、ウィーン(オーストリア)
ニュルンベルク出身、後期ルネサンスの作曲家ハンス・レオ・ハスラー。若い頃にイタリア留学を果たし、ヴェネツィア楽派のコンツェルタート様式をドイツに持ち帰った功績で知られます。
優れたオルガニストとしてアウクスブルクの富豪フッガー家のオクタヴィアン2世に仕え、多くの作品を作曲。ドイツの厳格な対位法を駆使しながらイタリア風の優美な旋律を持つ彼の作品は、初期の頃から出版され流布し高い人気を誇りました。
このアルバムに収録されているのはオルガン独奏を含む「第8旋法のマニフィカト」など、ほとんどが20代の時に出版された曲であり、なかでも二重合唱で奏される「8声のミサ」はハスラーの代表作の一つ。
演奏はオルガニスト、指揮者マヌエル・シュエンが監督を務める各パート一人の編成のアンサンブル・ヴォックス・アルカンジェリとする少数精鋭の歌手たち。
彼らの歌声が教会のふくよかな響きを伴い、作品に命を吹き込みながら強い印象を残します。
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Gemischter Satz ゲミシュター・サッツ ウィーンの歌と文学、シュランメルを集めて
【CD1】 二重唱と独唱
1. ヨハン・シュランメル: Was Osterreich
is(ヴィルヘルム・ヴィーズベルク編...G.E
2. グスタフ・ピック: Fiakerlied‛&G
3. ヨハン・ジオリー: Weil i a alter Drahrer
bin(ルートヴィヒ・ポルハンマー編...E
4. 伝承曲: Der Weana geht net unter(ドレハー&ウェーバー編...G.E
5. ペピ・ヴァコフスキー: Der narrische
Kastanienbaum(ハンス・プフランツァー編...G
6. エメリッヒ・ツィルナー: Es steht ein
alter Nussbaum(ヨーゼフ・ホッホムート&ハンス・ヴェルナー編...G
7. ジオリー: Es-tam-tam-Gstanzln(W.ヴィーズベルク編...G
8. アレクサンダー・クラカウアー: Du guater
Himmelvater‛&E
9. ルートヴィヒ・グルーバー: Mei Muatterl
war a Wienerin‛&G
10. ジオリー: Unser Vater is a Hausherr(W.ヴィーズベルク編...G.E
11. カール・フェーデルル: Einmal in der
Wochen fall i um(エルンスト・マリシュカ編...E
12. フェリー・ヴンシュ: Stellt's meine
Roß in' Stall(カール・サヴァラ編...G
13. ジオリー: Was glaubn'S was gschegn
is(エドゥムント・スクラヴィ編...G.E
14. エルンスト・アルノルト: Wenn der
Herrgott net will(アルトゥール・カプス編...G
15. オスカー・シマ: Ein kleiner Lausbub(カール・シュナイダー編...E
16. ヨハン・シュトラウスII世: Geht's
und verkauft's mei Gwand
(ヴィリー・シュミット=ゲントナー/E.マリシュカ編...G
【CD2】 器楽曲と朗読
1. ヨーゼフ・ヴィハルト: Weanerisch/2.
朗読: Josef Weinheber - Es ware nicht Wien/
3. リヒャルト・ワーグナー: Ring-Quadrille(アルフォンス・エッガー編)/
4. 朗読: Trude Marzik - Das sundige Wien/5.
朗読: h. c. artmann - blauboad/
6. 朗読: h. c. artmann - heit bin i ned
munta wuan/
7. ヨーゼフ・ヴィハルト: Beim Grebelten(カール・ミクラス編)/
8. 朗読: Trude Marzik - Untern Packpapier/9.
朗読: Josef Weinheber - Der Ober an den Piccolo/
10. 朗読: Trude Marzik - Beserlpark glei
um die Eckn/11. ヨハン・シュトラウスII世:
Wiener Blut/
12. 朗読: Josef Weinheber - Die Landpartie/13.
朗読: h. c. artmann - waun e jemoes/
14. ミクラス: Der Glasscherben-Tanz/15.
朗読: Josef Weinheber - Wirtshausgesprache/
16. シュランメル: Wien bleibt Wien/17.
朗読: h. c. artmann - alanech fia dii/
18. 朗読: Trude Marzik - Goethe - Rettung
‛& Rettung (ゲーテを自由に引用)/
19. ヨーゼフ・カウリヒ: Bei Sang und
Klang/
20. 朗読: h. c. artmann - dea schdrenge
hea onkl/21. ヨーゼフ・ランナー: Gartenfest-Galopp
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ギュンター・グロイスベック(バス...G(CD1)、カール=ミヒャエル・エブナー(テノール...E(CD1)
フィルハーモニア・シュランメルン
【メンバー】
ヨハネス・トムベック(第1ヴァイオリン)、ドミニク・ヘルスベルク(第2ヴァイオリン)、
シュテファン・ノイバウアー(A♭管クラリネット)、ギュンター・ハウマー(ウィーン風ボタンアコーディオン)、
ハインツ・フロマーダ(コントラギター)、クリストフ・ワグナー=トレンクヴィツ(朗読) |
録音 2021年1月5、6日、3月17、18日ベートーヴェン・ザール、ハイリゲンシュタット小教区、ウィーン(オーストリア)
アルバム・タイトルの「Gemischter Satz ゲミシュター・サッツ」とはウィーン伝統のワインの作り方。
複数品種のブドウをブレンドしたワインを作る場合、一般的には品種ごとに畑を分けて栽培し、収穫も醸造も品種別に行い、その後にブレンドしますが、ゲミシュター・サッツの場合は同じ畑の中に複数の品種のブドウを植え、そのまま分けずに収穫・醸造することでワインの風味に独特の複雑さと調和感が生まれます。
音楽の都ウィーンの基礎にある4つの側面、すなわち二重唱、リート、ウィーンなまりの文学、そしてシュランメ
ル音楽が収録されたこのアルバム。
ウィーンという名のブドウ畑で育った様々な個性が絶妙にブレンドされた音楽のゲミシュター・サッツと言えましょう。
CD1ではウィーンを代表する歌手のグロイスベックとエブナーが歌う楽しい歌、CD2では味わい深い言葉が楽しめる詩とシュランメル音楽を朗読と名手たちの演奏でじっくり楽しめます。
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TOCCATA CLASSICS
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コレンタン・ボワシエ(1995-):室内楽作品集
チェロとピアノのためのソナタ(2017)
1. I. Lento grave - Allegro non troppo/2.
II. Scherzo: Presto con brio/
3. III. Recitativo - Allegro moderato
ma risoluto
フルートとピアノのためのソナタ(2018)
4. I. Introduzione ed Allegro/5. II.
Fantasia notturna/6. III. Rondo scherzoso
ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重奏曲(2018)
7. I. Largo/8. II. Andantino quasi allegretto/9.
III. Allegro energico
世界初録音 |
トリオ・アラリア
【メンバー】
イリス・シャロム(ヴァイオリン...7-9マ/ガリ・ムテルドゥ(チェロ...1-3、7-9/
テオドール・ランベール(ピアノ...1-3、7-9/
コレンタン・ギャラク(フルート...4-6/コレンタン・ボワシエ(ピアノ...4-6 |
録音 2021年2月28日Auditorium du CNIT,Paris-La
Defense(フランス...4-6 2021年6月6日 Studio
Sextan,Paris-Malakoff(フランス...7-9 2021年6月19日
Studio Sextan,Paris-Malakoff(フランス...1-3
前作「2つのピアノ協奏曲とソナタ」で、まるでラフマニノフを思わせる美しい旋律を披露したコレンタン・ボワシエ。
1995年パリに生まれ6歳で作曲を始めたという彼は、1940年代から50年代に一世を風靡したハリウッド風の音楽を愛し、自作にもゴージャスな音と響きをふんだんに盛り込みます。
今作では19世紀ロマン派に立ち返ったかのような3つの室内楽作品を発表、ブラームスとラフマニノフの伝統を受け継いだ力強く流麗な旋律を持つチェロ・ソナタ、近代フランス作品のような軽やかなフルート・ソナタ、そしてフォーレとラヴェル、ドビュッシーを思わせる三重奏曲。彼が紡ぎ出す美しい旋律をたっぷりと堪能できます。
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ヘンリー・ハンデル・リチャードソンと彼女の歌集
ヘンリー・ハンデル・リチャードソン(1870-1946):
1. Erster Verlust 最初の損失/2. Unter
der Linden 菩提樹の下で/
3. Wenn ich scheiden muss もしも別れなくてはいけなくなったら/4.
Wiegenlied 子守歌/
5. Eia im Sause ザウゼのエイア/6. Schlaf,
Kindlein, Schlaf 眠れ、幼子、眠れ/
7. Vagabundenlied 放浪者の歌/8. Christkindleins
Wiegenlied キリストの子守歌/
9. Lied des armen Narren かわいそうな愚か者の歌/
10. Wenn du zu meinem Schatzel kommst わが最愛の人のもとに来るとき/
11. Ringel-ringel-rosenkranz リンゲル、リンゲル、ばらの王冠/12.
Schusters Abendlied シュースターの夕べの歌/
13. Irmelin Rose イルメリンのばら/14.
O nous acheterons 美しいものを買いましょう/
15. Tuscan Lullaby トスカーナの子守歌/16.
A Toast 乾杯/17. A la mode ア・ラ・モード/
18. Let Spring Come 春よこい/19. Dregs
滓/20. The Rolling English Road ローリング・イングリッシュ・ロード/
21. Peacock Pie ピーコック・パイ/22.
The Irishman's Song アイルランド人の歌/23.
The King's Men 王の男たち/
24. The Night of Trafalgar トラファルガーの夜/25.
So, We'll Go No More A-roving もうさまようのはやめよう/
26. Regret Not Me 後悔はしない/27. The
Spring, my Dear 春、私の愛する人/
28. There was an old New England cat 老いたニューイングランドの猫がいた/29.
At Kew キューで/
30. Come Away, Death 来たれ死よ/31.
Vesperal ヴェスペラル/32. Susannah Fry スザンナ・フライ
世界初録音 |
ナレル・イェオ(ソプラノ...1-10、14-18、24-32/
サイモン・ローベルソン(バリトン...11-13、19-23/トーニャ・レモー(ピアノ) |
録音 2019年6月27日、7月10日 Sydney Conservatorium
of Music(オーストラリア)
オーストラリアの作家ヘンリー・ハンデル・リチャードソンは、自らの父の生涯を綴った3部作『リチャード・マホニーの出世』で小説家として名を上げました。
この男性名、実はペンネームで、本名はエセル・フロレンス・リンジーという女性です。
友人のアドヴァイスに基づき男性名で自作を発表したリンジー、もともとはピアニストを志しドイツに留学。その後スコットランド人の文学者ロバートソンと結婚、最終的にイギリスに定住し作曲活動を続けたという経歴を持っています。
留学時代の体験談を綴った小説がサマセット・モームの目に留まり、評価され小説家としても活動を始めましたが、名声を得てからも作曲は続け、多くの歌曲を残しました。
現代、彼女の曲が演奏されることはほとんどありませんが、同時代の作曲家、クィルターやブリッジたちのように憂愁に満ちた歌曲や、ドイツ風のリートは一度聴けば忘れがたい味わいを残します。
なお、ジャケットに使われた絵は、このアルバムのためにオーストラリアの漫画家キャシー・ウィルコックスが彼女の写真をもとに書き上げたものです。
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アンドルー・アンダーソン(1971-):四旬節カンタータ
他
四旬節カンタータ(2017/管弦楽編2020)
1. I. Prelude: Meditation on Aberystwyth/2.
II. As for me/3. III. Evening, and morning,
and at noon/
4. IV. Jesu, lover of my soul/5. V.
Cast thy burden/6. VI. Other refuge have
I none/
7. VII. Come unto me/8. VIII. Plenteous
grace with thee is found
2つの聖体拝領賛歌(2014)
9. No. 1 On the Road/10. No. 2 Once
for All
11. This is my Son わが息子(2014)/12.
There is one body わが体の上に(2019)/
13. Carol キャロル(2019)/14. I sing in
my heart 心の中で歌う(2020)
15-16. Magnificat and Nunc Dimittis マニフィカトとヌンク・ディミティス(2018)/
17. I gave my Lord an Apple 私はわが主にリンゴを与えた(2016/管弦楽編2020)
※世界初録音 |
レベッカ・ラシュリー(ソプラノ...5/サリー=アン・ラッセル(メゾ・ソプラノ...3、17/
クリストファー・ワトソン(テノール...3/エディ・ムリアウマセアリー(バス...7
パヴェル・ドレジャル(ヴァイオリン...4
コンソート・オヴ・メルボルン‛&2、4、6、8、9-16/ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団‛&1-3、5-8、17/
スラニスラフ・ヴァヴジーネク(指揮...1-3、5-8、17/ヒュー・フラートン(オルガン...9、15、16/
ピーター・トレギア(合唱指揮‛&2、4、6、8/指揮‛&9-16) |
録音 Community Hall,Ostrava House of Culture,
Ostrava(チェコ) Trinity College Chapel(Horsfall
Chapel),Melbourne(オーストラリア)
2021年3月9、10、11日‛&1-8、17(オーケストラ)2021年7月10日‛&1-8、17(合唱)2021年4月10日‛&9-16
フィンジやハウエルズ、ブリテンをはじめとしたイギリス近現代合唱音楽の伝統を、オーストラリアで更に発展させたアンドルー・アンダーソン。
このアルバムには彼が書いた「四旬節カンタータ」をはじめとした宗教的な合唱曲が収録されています。
「四旬節」とは復活祭前の40日間を指し、来るべきキリストの受難と死に思いを馳せ、食事の節制や祝宴の自粛を行いながら心の準備をする期間とされています。
このカンタータは、セントジェームズ旧大聖堂とコンソート・オヴ・メルボルンの委託曲で、もともとはオルガンと弦楽3部の伴奏の形で書かれていたものを、2020年にオーケストラ伴奏として書き直したものです。
映画音楽を思わせる迫力あるオーケストラ・サウンドに乗って親しみやすい旋律が歌われていく聴きごたえのあるカンタータは、現代を生きる人々の心に寄り添うものとなることでしょう。
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ウィリアム・ワーズワース(1908-1988):管弦楽作品集
第4集
1.「春の祝祭」序曲 Op. 90(1970)
交響曲第7番「コスモス」 Op.107(1980)
2. Allegro largamente -/3. Poco stringendo
-/
4. Allegro con brio -/5. Tempo I -/6.
Sostenuto -/
7. Largamente -/8. Tempo I -
9. Jubilation ジュビレーション: オーケストラのための祝祭
Op. 78(1965)
10. Confluence コンフルエンス: 交響的変奏
Op.100(1976)
世界初録音 |
リーガ・バルターボラ(ヴァイオリン...10
リエパーヤ交響楽団
ジョン・ギボンズ(指揮) |
録音 グレート・アンバー・コンサート・ホール、リエパーヤ(ラトヴィア) 2021年2月4-5日‛&2-8 2021年6月16-18日‛&1、9、10
イギリス、ロンドン生まれの作曲家ウィリアム・ワーズワース。彼は18世紀から19世紀にかけて桂冠詩人として活躍した「ウィリアム・ワーズワース(1770-1850)」の弟クリストファーのひ孫にあたります。
ヴォーン・ウィリアムズとシベリウスの香りが感じられる、大いなる自然を賛美した作品を書き、同世代のエドマンド・ラッブラとも良い影響を与え合っていました。
この第4集には4つの作品を収録。最も早い時期に書かれた「ジュビレーション=歓喜」は1965年の作品。タイトルが示す通り、活力ある陽気な雰囲気を持ち、要所要所で金管楽器が活躍します。
1970年に書かれた「春の祝祭」序曲はスコットランドの大規模な"ピットロコリー祝祭劇場"創立20周年のための委嘱作。万物が成長する春のように、次々に楽想が溢れ出る快活な作品です。
1976年の「コンフルエンス: 交響的変奏」はワーズワースの巧みなオーケストレーションの才能が発揮された曲。
そして、彼が若い頃から魅了されていたという、宇宙の起源についての考察が反映された1980年の「交響曲第7番」は、切れ目なく続く7つの部分から成る単一楽章の作品で、ハープとチェレスタの使用が
作品に神秘的な雰囲気を与えています。
このシリーズを通じてジョン・ギボンズの指揮による見事な演奏を聴かせます。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
CAPRICE
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CAP21933
(3CD+Book)
特別価格
¥5100
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Collector's Classics Vol.18
~ フリードリク・メーレル(1896-1981):歌劇
《ダキアのペトルス》 |
[Disc 1]
廃墟劇の誕生/フリードリク・メーレル(語り)
※録音:1975年8月3日(インタビュー)(スウェーデン語)
2つのゴトランドの歌:7つのラン、あなたは私のもの
ヴァルボリ・ベール(ソプラノ)、フリードリク・メーレル(ピアノ)
※録音:不明
歌劇 《ダキアのペトルス》(第1幕・第2幕)
※録音:1952年-1953年、聖ニコラウス教会(ヴィスビュー、スウェーデン)(ライヴ録音)
[Disc 2]
歌劇 《ダキアのペトルス》(第3幕)
※録音:1952年-1953年、聖ニコラウス教会(ヴィスビュー、スウェーデン)(ライヴ録音)
歌劇 《ダキアのペトルス》(第1幕)
※録音:1975年8月1日、3日、5日、7日、聖ニコラウス教会(ヴィスビュー、スウェーデン)(ライヴ録音)
[Disc 3]
歌劇 《ダキアのペトルス》(第2幕・第3幕)
※録音:1975年8月1日、3日、5日、7日、聖ニコラウス教会(ヴィスビュー、スウェーデン)(ライヴ録音)
クリスティーナ・ゴルネ(ソプラノ)、ガブリエラ・オクセンシェーナ(ソプラノ)、
ラーシュ・ビレングレーン(テノール)、シーグルド・ビョーリング(バリトン)、
エリーサベト・セーデシュトレム(ソプラノ)、ウッレ・シヴァル(テノール)、
レオン・ビョーケル(バス)、グルリ・スヴェードマン(メゾ・ソプラノ)、
ヴィスビュー廃墟劇合唱団・管弦楽団、フリードリク・メーレル(指揮) |
Caprice Records の『Collector's Classics』シリーズは、30年前、『思い出のスウェーデンの弦楽四重奏団』(CAP21506)からスタートしました。
スウェーデンの放送局や各地のアーカイヴに保存された「音の遺産」による歴史的アンソロジーも、この第18集が最後のリリースです。
フリードリク・メーレルの歌劇 《ダキアのペトルス》
は、ダキアのペトルスの名で歴史に残る13世紀スウェーデンのドミニコ会修道士を題材にした作品です。ペトルスは、1235年ごろ、スウェーデンのゴトランドに生まれました。
ドミニコ会に入り、1266年から1269年までケルンのアルベルトゥス・マグヌスに、1269年から1270年までパリで学びました。
1271年、オステルヨートランド(ゴトランド)のシェンニンゲ修道院の読師に任命され、1283年、聖ニコラウス修道院教会の修道院次長職に就き1288年に没しました。
メーレルが作曲したオペラは、スウェーデンでもっとも上演回数の多い作品とされ、初演から60年以上、ヴィスビューの聖ニコラウス教会の廃墟でだけ上演されてきたため「廃墟劇」と呼ばれています。
台本は、ヨーセフ・ルンダールが執筆、ヒルデガルド・メーレルとフリードリク・メーレルが書き直し、拡大しました。
『Collector's Classics』のアルバムには、この作品の起源を語る作曲者のインタビュー、1929年8月4日の世界初演でクリスティーナ/マドンナの二役を演じたヴァルボリ・ベールが、メーレルの共演でヴォイステストとして歌ったゴトランドの歌、そして、オペラの全曲が、メーレル家アーカイヴに保存された1949年から1954年のライヴ録音の断片を使って再構成した「1952年/1953年」のライヴ録音と、以前
CBS から LP でリリースされたことのある「1975年」のライヴ録音の2つの版で収録されています。
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<国内盤>
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FONTEC
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石田泰尚・ピアソラ ライブ
アストル・ピアソラ(1921-1992)
オブリビオン(忘却)/来るべきもの
レビラード/天使のミロンガ/フラカナーパ
イ調のタンゴ/エスクアロ(鮫)
アディオス・ノニーノ/タンゴの歴史
ル・グラン・タンゴ
アンコール アヴェ・マリア/リベルタンゴ |
石田泰尚(ヴァイオリン)
中島 剛 (ピアノ) |
石田泰尚(ヴァイオリン)ピアソラ ライブ
Piazzolla Live
ピアソラ生誕100年に問う、渾身のライブアルバム
躍進を続けるカリスマティック・ヴァイオリニスト、石田泰尚のライブアルバム第4弾!
石田は神奈川フィルハーモニー管弦楽団のソロ・コンサートマスターを務めながら、"石田組"、"トリオ・リベルタ"、"YAMATO
String Quartet"などのアンサンブル、そして自身のソロ活動と幅広く活躍しています。
今作では2021年5月29日に栄区民文化センター
リリスで行われた、ピアソラの曲のみによって構成された演奏会をライブ収録いたしました。
ピアソラは石田が常に取り組み続けている作曲家であり、これまでも度々採り上げてきました。
今回の演奏も、情熱的なスタイルと甘美な音色が聴くものを捉えて離しません。
折しも2021年はピアソラの生誕100年、メモリアルイヤーに問う、石田泰尚、渾身の演奏です。
2021年5月29日 横浜市栄区民文化センター
リリス ライヴ収録
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仙台フィル・九響コンサートマスターを兼任する西本幸弘
VIOLINable ヴァイオリンエイブル ディスカバリー
vol.7
アラール(1815-1888):歌劇「椿姫」幻想曲
Op.38*
モーツァルト(1756-1791)(クライスラー編):
セレナード 第7番 ニ長調「ハフナー」K250よりロンド
クライスラー(1875-1962):
プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ*
ドヴォルザーク(1841-1904):
8つのユモレスク Op.101 B.187 より 第7曲
ソナチネ Op.100 B.183
ベートーヴェン(1770-1827):
ヴァイオリン・ソナタ 第7番 ハ短調 Op.30-2* |
西本幸弘 (ヴァイオリン)
大伏啓太・北端祥人* (ピアノ) |
VIOLINable ヴァイオリンエイブル ディスカーバリー
vol.7
仙台フィル・九響コンサートマスターを兼任する西本幸弘が《VIOLINable-ヴァイオリンの可能性と適合性-》をテーマに臨むリサイタルシリーズ
第 7 弾。
2014 年より、ベートーヴェンのソナタ全曲演奏と東日本大震災復興支援音楽プログラムをあわせた
“VIOLINable ディスカバリー”シリーズを開始したヴァイオリニスト西本幸弘。
シリーズ第 7 回となる 2020 年は、第 2 回・第
4 回でも共演のピアニスト大伏啓太との充実したツアー
を繰り広げていましたが、千秋楽 仙台公演直前のテスト録音中に大伏が体調不良に。コロナ禍の中、万が一
に備えてピアニストの交代が決まったのは公演前日でした。
急遽白羽の矢が立ったのは、第 5 回・第 6
回に共演していたピアニスト北端祥人。コロナ禍がもたらした
この試練を、ふたりは圧倒的な集中力と音楽性で見事乗り越えます。
西本の強い想いから、今作にはツアーを支えたふたりのピアニストとの演奏がいずれも収録されています。
それまでのツアーを共にし、磐石のアンサンブルを聴かせる大伏との公演直前テストセッション。
前日に決ま った代役とはにわかに信じ難い、驚異の演奏を展開する北端との丁々発止のライヴ。
「コロナ禍」という特殊な状況が結果的に生み出した、奇跡の記録です。
収録:2020 年 12 月 2 日(セッション)・12
月 4 日(ライヴ)* 仙台市宮城野区文化センターPaToNa
ホール
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濵地 宗(ホルン)
鈴木秀美 指揮 群馬交響楽団
モーツァルトホルン協奏曲
モーツァルト(1756-1791)
ホルン協奏曲 第1番 ニ長調 K.412+K.51(386b)
(ジュスマイヤー補筆版)
ホルン協奏曲 第4番 変ホ長調 K.495
ホルン協奏曲 第2番 変ホ長調 K.417
ホルン協奏曲 第3番 変ホ長調 K.447
協奏風ロンド 変ホ長調 K.371(レヴィン補筆・校訂版) |
濵地 宗(ホルン)
鈴木秀美 指揮
群馬交響楽団 |
濵地 宗(ホルン)鈴木秀美 指揮 群馬交響楽団、モーツァルトホルン協奏曲
全曲 協奏風ロンド
濵地 宗/鈴木秀美/群響 モーツァルトへの邂逅
息によって鳴り渡るのは角笛ではなく《歌》そのもの---楽器を超えるホルン奏者
濵地 宗の登場です。
第10回 JEJU International Brass Competitionで、日本人ホルン奏者初となる国際コンクール優勝を果たした濵地は、現在
群馬交響楽団の首席奏者を務め、国内外で目覚ましい活躍を続けています。
ソリストとしては、2021年6月に行われたリサイタル<第233回
B→C>では「金管楽器のリサイタルでは過去最高」と絶賛されました。
濵地が心の師と仰ぐ、オーセンティック演奏の第一人者
鈴木秀美との幸福な共演は、群響の優美な響きと相俟って、天才モーツァルトが友人のホルン奏者ロイトゲープのために書いたコンチェルトの愉悦溢れる魅力を余すことなく伝えます。
2021年7月30日 高崎芸術劇場 ライヴ収録
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バレエレッスンCD7 作目 稲葉智子 ピアノ、BALLET
ETUDESⅢ |
稲葉智子 (ピアノ) |
BARRE
3つのノヴェレッテ 第1番/メヌエット/あなたを見つめると
(スカーレットピンパーネル)/
You are toobeautiful/男爵夫人の踊り (眠りの森の美女)/ポーリュシカ・ポーレ/
Once Upon a December (アナスタシア)/Someone
in the Crowd (ラ・ラ・ランド)/
ポーリッシュ ナショナルダンス/さくらんぼの実る頃幻想序曲
(ロメオとジュリエット)/
Make 'Em Laugh (雨に唄えば)/エレジー
(マノン)/第3幕より Entree(ライモンダ)/
歌劇「どろぼうかささぎ」序曲/Bring Him
Home (レ・ミゼラブル)/On My Own (レ・ミゼラブル)
MILIEU
Again with Juliet (ロメオとジュリエット)/How
Long Has This Been Going On? (パリの恋人)
ロマンティックなワルツ/妙なる調べ (トスカ)/インプロヴィゼーション
[T.Inaba]
シェルブールの雨傘&プラネタリウム
(ラ・ラ・ランド)/ボレロとメルセデス (ドン・キホーテ)
ジーグ (コッペリア)/ソ・ダンソ・サンバ/L-O-V-E/喜歌劇「こうもり」より
男性ヴァリエーション (グランパクラシック)/Into
The Fire (スカーレットピンパーネル)
女性ヴァリエーションと男性ヴァリエーション
(パキータ)/踊り明かそう (マイフェアレディ)
エチュードより/エチュードより/エチュードより/アダージェット
[G.Mahler] |
バレエレッスンCD7 作目 稲葉智子 ピアノ、BALLET
ETUDESⅢ Musique pour le Cours de Danse Classique
新国立劇場バレエ団、新国立劇場バレエ研修所、スターダンサーズバレエ団
等でレッスンピアニストとして活躍する、稲葉智子によるバレエ・レッスン用アルバム、待望の7作目の登場です。
今作はダークな世界観の中での陰影をイメージした選曲で、クラシック、ポップス、ミュージカルナンバー、映画音楽など稲葉のアレンジが光る全36曲(48トラック)盛りだくさんの内容です。
ポワントレッスン用も3曲収録されています。バーレッスンは右・左
別トラックに収録しています。
レコーディングにはスタインウェイD-274のある響きの良いコンサートホールを使用し、よりみずみずしい美音と躍動感のある響きを収録するため24bit/96kHzハイビット、ハイサンプリングで録音しました。
収録:2021 年5 月10、11 日 かながわアートホール
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LAPLACE RECORDS
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フルート三大ソナタ |
上野星矢(フルート)、
岡田奏(ピアノ) |
1-4. プロコフィエフ: フルート・ソナタ ニ長調
Op. 94
5-8. フランク: フルート・ソナタ イ長調
M. 8(原曲ヴァイオリン)
9-12. ライネッケ: フルート・ソナタ 「ウンディーネ」
Op. 167 |
<収録>2021年6月2-3日 かながわアートホール
数々の名演と類稀な発想力で時代をリードしてきた、日本を代表するアーティスト=フルーティスト上野星矢渾身のニューアルバム。
「レコード芸術特選盤」の1st・2ndに始まり、一転直近4th・5thではつづけて無伴奏だったが、本作6thは久しぶりにピアニスト(岡田奏)を迎えて放つ。
この盤の巨大さは、プロコフィエフ、フランクライネッケ、という、フルート奏者にとってどれ1つをとっても主役級の3つのソナタを1枚に凝縮してしまった点にある。
最強のフルート・アルバムとして、今後聴き継がれるであろう傑作に仕上がっている。
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<映像>
NAXOS EDUCATIONAL(映像)
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2.110703
(DVD)
¥1700
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『ドヴォルザークの予言』第1巻
ドヴォルザークの「新世界交響曲」 ―
アメリカの民族体験へのひとつの視角 |
【演奏】
ポスト・クラシカル・アンサンブル
(アンヘル・ヒル=オルドニェス指揮)
ケヴィン・ディ-ズ(ナレーター/バス・バリトン)
【コメンタリー】
マーク・クラーグ/ケヴィン・ディーズ/
ロレンツォ・カンデラリアケヘンベ・アイケルバーガー/
ジョアン・ファレッタアンヘル・ヒル=オルドニェス/
ジョセフ・ホロヴィッツブライアン・ヨザーズ |
【台本】ジョセフ・ホロヴィッツ 【映像制作】ピーター・ボグダノフ
【収録楽曲の作曲家】アントニン・ドヴォルザーク/ハリー・バーリー/マイケル・ベッカーマン/ジョセフ・ホロヴィッツ/アンヘル・ヒル=オルドニェス
収録時間: 83分 、音声: 英語、PCMステレオ2.0、字幕:なし、画角:16/9 NTSC
All、Region、DVD‛&片面二層ディスク
【『ドヴォルザークの予言』 - アメリカ・クラシック音楽のための新しい物語】
アメリカ合衆国のクラシック音楽の歴史を社会的背景の中で読み直す映像ドキュメンタリー(全6巻)。
台本は『ドヴォルザークの予言』及び『「黒人の魂」と黒人クラシック音楽の困難な運命』などの著書で知られる音楽史家ジョセフ・ホロヴィッツ(1948-)。
〔第1巻〕黒人霊歌とロングフェローの「ハイアワサの歌」に霊感を受けて作曲され、アメリカのクラシック音楽の礎となったドヴォルザークの「新世界交響曲」の成り立ちを探る。
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2.110701
(DVD)
¥1700
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『ドヴォルザークの予言』第2巻
チャールズ・アイヴズのアメリカ |
【演奏】
ウィリアム・シャープ(バリトン)
スティーヴン・マイヤー(ピアノ)/ポール・サンチェス(ピアノ)
ジェームズ・シンクレア(指揮)/ケネス・シャーマーホーン(指揮)
【コメンタリー】
J.マーク・バークホルダー/ジョセフ・ホロヴィッツ/
ウィリアム・シャープジェイムス・シンクレア/
ジュディス・ティック |
【台本】ジョセフ・ホロヴィッツ 【映像制作】ピーター・ボグダノフ 【収録楽曲の作曲家】チャールズ・アイブズ
収録時間: 84分、音声: 英語、PCMステレオ2.0、字幕:なし、画角:16/9、NTSC
AllRegion、DVD‛&片面二層ディスク
【『ドヴォルザークの予言』 - アメリカ・クラシック音楽のための新しい物語】
アメリカ合衆国のクラシック音楽の歴史を社会的背景の中で読み直す映像ドキュメンタリー(全6巻)。
台本は『ドヴォルザークの予言』及び『「黒人の魂」と黒人クラシック音楽の困難な運命』などの著書で知られる音楽史家ジョセフ・ホロヴィッツ(1948-)。
〔第2巻〕アメリカ現代音楽の先駆者アイヴズの作品の背景をその生い立ちから探り、欧州から自立しアメリカにその文化的アイデンティティを求めた作曲家の実像に迫る。
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2.110700
(DVD)
¥1700
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『ドヴォルザークの予言』第3巻
「黒人の魂」と黒人クラシック音楽の困難な運命 |
【演奏】
ケヴィン・ディ-ズ(バス・バリトン)
アーサー・フェイゲン(指揮)ジェームズ・ジーター(指揮)
【コメンタリー】
ロデリック・コックス/
ケヴィン・ディ-ズジョセフ・ホロヴィッツ/
マイケル・モーガン/ジョージ・シャーリー |
【台本】ジョセフ・ホロヴィッツ 【映像制作】ピーター・ボグダノフ 【収録楽曲の作曲家】ハリー・バーリー/ウィリアム・レヴィ・ドーソン/フローレンス・プライスウィリアム・グラント・スティル
収録時間: 78分、音声: 英語、PCMステレオ2.0、字幕:なし、画角:16/9 NTSC
AllRegion、DVD‛&片面二層ディスク
【『ドヴォルザークの予言』 - アメリカ・クラシック音楽のための新しい物語】
アメリカ合衆国のクラシック音楽の歴史を社会的背景の中で読み直す映像ドキュメンタリー(全6巻)。
台本は『ドヴォルザークの予言』及び『「黒人の魂」と黒人クラシック音楽の困難な運命』などの著書で知られる音楽史家ジョセフ・ホロヴィッツ(1948-)。
〔第3巻〕ガーシュウィンの《ポーギーとベス》に代表される、ドヴォルザークに始まるアメリカ・クラシック音楽の輝かしい歴史の影に隠れた黒人作曲家とその作品に光を当てる。
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2.110698
(DVD)
¥1700
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『ドヴォルザークの予言』第4巻
アーロン・コープランド ― アメリカのポピュリスト |
【演奏】
ベンジャミン・パステルナック(ピアノ)
ポスト・クラシカル・アンサンブル
(アンヘル・ヒル=オルドニェス指揮)
フランシス・ギナン(ナレーター)
【コメンタリー】
アンヘル・ヒル=オルドニェス
ジョセフ・ホロヴィッツマイケル・ケイジン
ベス・レヴィジョセフ・マッカーティン |
収録時間: 78分、音声: 英語、PCMステレオ2.0、字幕:なし、画角:16/9 NTSC
AllRegion、DVD‛&片面二層ディスク
【台本】ジョセフ・ホロヴィッツ【映像制作】ピーター・ボグダノフ【収録楽曲の作曲家】アーロン・コープランド
【『ドヴォルザークの予言』 - アメリカ・クラシック音楽のための新しい物語】
アメリカ合衆国のクラシック音楽の歴史を社会的背景の中で読み直す映像ドキュメンタリー(全6巻)。台本は『ドヴォルザークの予言』及び『「黒人の魂」と黒人クラシック音楽の困難な運命』などの著書で知られる音楽史家ジョセフ・ホロヴィッツ(1948-)。
〔第4巻〕第二次世界大戦前のアメリカで国民的作曲家として名声を馳せ、戦後政治的な葛藤の渦に巻き込まれた作曲家コープランドの生涯とその作品の軌跡を追う。
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2.110702
(DVD)
¥1700
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『ドヴォルザークの予言』第5巻
サイコを超えて ― バーナード・ハーマンの音楽的天才 |
【演奏】
ウィリアム・シャープ(バリトン)
ポスト・クラシカル・アンサンブル
(アンヘル・ヒル=オルドニェス指揮)
【コメンタリー】
アンヘル・ヒル=オルドニェス/
ジョセフ・ホロヴィッツマレイ・ホーウィッツ/
デイヴィッド・ジョーンズカレン・カービナー/
アレックス・ロス/ウィリアム・シャープ |
【台本】ジョセフ・ホロヴィッツ 【映像制作】ピーター・ボグダノフ 【収録楽曲の作曲家】バーナード・ハーマン
収録時間: 61分、音声: 英語、PCMステレオ2.0、字幕:なし、画角:16/9 NTSC
AllRegion、DVD‛&片面二層ディスク
【『ドヴォルザークの予言』 - アメリカ・クラシック音楽のための新しい物語】
アメリカ合衆国のクラシック音楽の歴史を社会的背景の中で読み直す映像ドキュメンタリー(全6巻)。台本は『ドヴォルザークの予言』及び『「黒人の魂」と黒人クラシック音楽の困難な運命』などの著書で知られる音楽史家ジョセフ・ホロヴィッツ(1948-)。
〔第5巻〕ハリウッド映画音楽の人気作曲家バーナード・ハーマン。当時の主流メディアであるラジオ放送で指揮者、ドラマの作曲家として多彩な活動を繰り広げたその全体像を捉える。
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2.110699
(DVD)
¥1700
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『ドヴォルザークの予言』第6巻 ルー・ハリソンと文化的融合 |
【演奏】
ティム・フェイン(ヴァイオリン)、エマヌエーレ・アルチウリ(ピアノ)、
マイケル・ボリスキン(ピアノ)、ベンジャミン・パステルナック(ピアノ)
他
ポスト・クラシカル・アンサンブル(アンヘル・ヒル=オルドニェス指揮)、
MDRライプツィヒ交響楽団(デニス・ラッセル・デイヴィス指揮)
【コメンタリー】
ウィリアム・オルヴィス、デニス・ラッセル・デイヴィス、
ジョディ・ダイアモンドアンヘル・ヒル=オルドニェス、ジョセフ・ホロヴィッツ、スマルサム |
収録時間: 74分、音声: 英語、PCMステレオ2.0、字幕:なし、画角:16/9 NTSC
AllRegion、DVD‛&片面二層ディスク
【台本】ジョセフ・ホロヴィッツ【映像制作】ピーター・ボグダノフ【収録楽曲の作曲家】ルー・ハリソン/ウィリアム・オルヴィス/クロード・ドビュッシーコリン・マクフィー/モーリス・ラヴェル
【『ドヴォルザークの予言』 - アメリカ・クラシック音楽のための新しい物語】
アメリカ合衆国のクラシック音楽の歴史を社会的背景の中で読み直す映像ドキュメンタリー(全6巻)。
台本は『ドヴォルザークの予言』及び『「黒人の魂」と黒人クラシック音楽の困難な運命』などの著書で知られる音楽史家ジョセフ・ホロヴィッツ(1948-)。
〔第6巻〕アメリカの現代作曲家ルー・ハリソンがジャワのガムラン音楽をいかにクラシック音楽のコンテクストの中に取り入れたかを通じて、東洋と西洋の文化的融合の試みの秘密を解き明かす。
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12/9(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
AEOLUS
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グッド・テイスト
伝承曲:The Gobby O Jig、Mrs Ballantine's
Reel - Mrs Fullarton of Fullarton's Strathspey、An
Clar Bog Deal/
ジェームズ・オズワルド(1711-1769):Shes's
sweetest when she's naked/
ターロック・オキャロラン(1670-1738):Lord
Galway's Lamentation/
フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687-1762):Lady
Ann Bothwel´s Lament/
伝承曲:Lady Ann Bothwel´s Lament/
ジョン・ダウランド(1563-1626):Tarleton's
Jig/
オキャロラン:Mac Donogh´s Lamentation/
伝承曲:ラメント/
オキャロラン:
George Brabazonよりアリア第1番、Dr John
Stafford or Carolan's receipt、George Brabazonよりアリア第2番/
伝承曲:The last Time I came o'er the Moor/
ジェミニアーニ:The last Time I came o'er
the Moor/
ウィリアム・ムレ・オブ・ロワーレン(1594-1657):A
tune/
伝承曲:
On the Brink of the White Rock、Mr Sloane's
Reel - Miss Georgina Mackay's Reel、
Caitlin Triall、ブラック・アット・ザ・ボーン、Thro'
the Wood Laddie/
オキャロラン:Lament for Charles MacCabe/
伝承曲:
Morrison´s Jig - Barley Broth,
a Jig、Oh Nanny,wilt thou gang with me?、
The Roving Galway Boy、The Reel of Bogie/
ジョン・プレイフォード(1623-1686):グリーンスリーブス、An
English Masque |
スピリット・アンド・プレジャー
〔クリストフ・メイヤー(バロック・ヴァイオリン)、ヨハンナ・サイツ(ハープ)、
モニカ・ニーレン(バロック・オーボエ)〕 |
アイルランド、スコットランド、イギリスの名曲をバロック・アンサンブルで!
ジェミニアーニの論文から由来して名付けられたアルバム「グッド・テイスト(Good
Taste)」は、17世紀と18世紀のイギリスの伝統音楽を集約したものになっています。
スコットランド、アイルランドの伝承曲も多数含まれており、古楽アンサンブル「スピリット・アンド・プレジャー(Spirit
& Pleasure)」によって美しく奏でられます。
イギリス音楽好きには外せない内容になっています。
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AE11311
(2SACD HYBRID)
¥5700
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ヒエロニムス・プレトリウス:オルガン作品集 |
レオン・ベルベン(オルガン) |
ヒエロニムス・プレトリウス(1560-1629):
第8旋法によるマニフィカト、Hymnus Christe
qui es lux、第5旋法によるマニフィカト、
Hymnus A solis ortus cardine、Hymnus
Iesu nostra redemptio、Hymnus Vexilla regis
prodeunt、
第2旋法によるマニフィカト、Hymnus Deus
creator omnium、Hymnus O lux beata trinitas、
第4旋法によるマニフィカト、Christ unser
Herr zum Jordan kam、
第1旋法によるマニフィカト(Zellerfeld
Tabulatur)、Hymnus Dies absoluti praetereunt、
第1旋法によるマニフィカト、第3旋法によるマニフィカト、Hymnus
Veni redemptor gentium、
第6旋法によるマニフィカト、第7旋法によるマニフィカト、Wenn
mein Stundlein vorhanden ist |
グスタフ・レオンハルトの最後の生徒であり、ゲーベル率いるムジカ・アンティクヮ・ケルンのチェンバリストとしても活躍した、古楽王国オランダの名手、レオン・ベルベン。
声楽曲はいくつか録音があるヒエロニムス・プレトリウスですが、オルガン作品を録音したものは多くありません。
北ドイツにおいてヴェネツィア楽派の作風を用いた最初期の作曲家として知られています。
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CHRISTOPHORUS
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少女合唱とオルガンのためのフランスの宗教音楽
フォーレ:
小ミサ曲、マリア, 恩籠の聖母 Op.47-2、アヴェ・ヴェルム
Op.65-1、
大いなる秘跡 op.65-2、ヴォカリーズ・エチュード、ラシーヌの賛歌
op.11/
プーランク:黒衣の聖母への連祷、アヴェ・マリア/
ジャン・アラン(1911-1940):連祷 JA 119/
ドビュッシー:お告げの鐘、亜麻色の髪の乙女/
ジャン・ラングレー(1907-1991):《素朴なミサ》より「グローリア」/
デュリュフレ:マリアはすべてが美しい/
ブーランジェ:ピエ・イエズ/
デュプレ:イエスは母に会う/
フランク:アヴェ・マリア/
メシアン:信仰の行為 |
カントゥス・ユヴェヌム・カールスルーエ、カーステン・ヴィーブッシュ(オルガン)、
ピーター・ゴルトナー(指揮) |
フランスの後期ロマン派から近代に至るまで少女合唱または女声合唱のための宗教作品は多くあり、それらはフランスのカトリックの影響を受けています。
ドイツのカールスルーエにある音楽学校の合唱団であるカントゥス・ユヴェヌム・カールスルーエの少女合唱団は、それらの曲をオルガン奏者でもあるピーター・ゴルトナーの指揮の下、美しく歌い上げています。
あまり歌われることのない作品も含まれており、充実の内容となっています。
※録音:2021年5月23日-24日&2021年9月18日、カールスルーエ(ドイツ)
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FRA BERNARDO
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オルガン作品集 |
ユルゲン・バンホルツァー(オルガン),
ゲオルク・ポプルッツ(テノール) |
ブクステフーデ:前奏曲 ニ短調 BuxWV 140/
フランツ・トゥンダー(1614-1667):An Wasserflussen
Babylon/
ヨハン・アダム・ラインケン(1643-1722):An
Wasserflussen Babylon/
バルトロメオ・バルバリーノ(c.1568-1617):In
te domine speravi/
トゥンダー:In dich hab ich gehoffet, Herr/
マルティン・ルター(1483-1546):Nun freut
euch lieben Christen gmein/
ブクステフーデ:いまぞ喜べ、愛するキリスト者の仲間よ
BuxWV 210/
ベネディクトゥス・ドゥチス(1490-1544):いまぞ喜べ、愛するキリスト者の仲間よ/
ブクステフーデ:
Was mich auf dieser Welt betrubt BuxWV
105、
パッサカリア ニ短調 BuxWV 161、おお神の都
BuxWV 87 |
北ドイツのシュターデにあるシュニットガー製のオルガンの特徴を出すために選曲された、ブクステフーデを中心としたオルガン作品とオルガン伴奏付きの声楽曲を収めた作品集。
オルガンのユルゲン・バンホルツァーは、特にバロック期の作品を得意としており、フライブルク・バロックオーケストラなどとも共演しています。
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MUSICAPHON
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代理店変更に伴い再掲載 |
M56977
【旧譜】
¥2600
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フランツ・クサーヴァー・モーツァルト:ピアノ作品集
Vol.4 |
スザンヌ・フォン・ラウン(フォルテピアノ) |
フランツ・クサーヴァー・モーツァルト(1791-1844):
ロンドー ヘ長調 Op.4(1805)、「ゴルコンダ人の行進」による変奏曲
イ長調 Op.3(1805)、
歌曲「Katlisja vosy s gory」による変奏曲
ヘ長調 Op.6(1806)、
歌曲「Kak u naschewa schirokowa dwora」による変奏曲
ト短調 Op.8(1808)、
不詳の主題による変奏曲 ト長調 Op.13(1810/11)、
ディアベッリのワルツによる変奏曲 ハ長調
FXWM Ⅶ:35(1824)、
アレグレット ヘ長調 FXWM Ⅶ:39(1841)、アレグレット
ト長調 FXWM Ⅶ:40(1841)
レオポルト・モーツァルト(1719-1787):《朝と晩》より抜粋
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):前奏曲
KV deest |
フォルテピアノで紡ぐ、モーツァルト家三代の音楽!
スザンヌ・フォン・ラウンによるフランツ・クサーヴァー・モーツァルト(1791-1844)のピアノ作品集第4巻。モーツァルトの四男として生まれ、サリエリなどに師事した、フランツ・クサーヴァーの知られざる初期と晩年の作品と共に、祖父であるレオポルト、そして父アマデウスの作品も収録されています。
スザンヌ・フォン・ラウンの軽やかなタッチで奏されるフォルテピアノの音色が三代の音楽を紡ぎます。
※録音:2016年5月(ドイツ)
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M56975
【旧譜】
¥2600
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ロイヤル~ダウランド&ブリテン&ヘンツェ:ギター作品集
ダウランド:幻想曲 DP71、幻想曲 DP73、幻想曲
DP1a
ブリテン:ダウランドによる夜想曲
ダウランド:
サー・ジョン・ラングトンのパヴァン、
サー・ジョン・スミスのアルメイン、
デンマーク王クリスティアン4世陛下のガリアード
ヘンツェ:王宮の冬の音楽《シェイクスピアの登場人物によるソナタ第2番》 |
シュテファン・コイム(ギター)
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1986年ドイツ生まれのギター奏者、シュテファン・コイムによるジョン・ダウランド(1563-1626)をメインにしたアルバム。
ブリテンの作品もヘンツェの作品も、ダウランドやもしくはダウランドと同時期に活躍した劇作家シェイクスピア(1564-1616)といった400年前の芸術家から影響を受けた作品を、同時に収録しています。
※録音:2013年
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M56969
【旧譜】
¥2600
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おとぎ話
モーツァルト:ピアノ三重奏曲 KV 498
シューマン:おとぎ話 Op.132
クルターグ:ロベルトシューマンへのオマージュ
プロコフィエフ:ヘブライの主題による序曲
Op.34
ベーラ・コヴァーチ(b.1937):バルカン半島からのご挨拶 |
ラースロー・クティ(クラリネット)
コンスタンティン・セルハイム(ヴィオラ)
カタリーナ・セルハイム(ピアノ) |
クラリネット、ヴィオラ、ピアノという編成は様々な時代の作曲家にインスピレーションを与えてきました。このアルバムでクラリネットを吹くのはハンガリー生まれのラースロー・クティ。
彼は2009年からミュンヘン・フィルハーモニーの首席クラリネット奏者を務めています。
柔らかく暖かい音色と高い表現力で古典から現代音楽まで幅広く聴かせてくれています。
※録音:2015年5月11日-13日
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M56968
【旧譜】
¥2600
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ヨハン・メルヒオール・モルター:協奏曲集
ヨハン・メルヒオール・モルター(1696-1765):
1. フラウト・トラヴェルソ協奏曲 ト長調
MWV Ⅵ/16 H.S 315
2. オーボエ協奏曲 ト短調 Ⅵ/22 H.S 313
3. クラリネット協奏曲 イ長調 MWV Ⅵ/41
4. チェンバロ協奏曲 変ロ長調 Ⅸ/29 H.S
380
5. チェロ協奏曲 ハ長調 Ⅵ/7 H.S 318
6. クラリネット協奏曲 ニ長調 Ⅵ/36 H.S
328 |
シュテファニー・ケスラー(フラウト・トラヴェルソ/1)、
ゲオルク・ジーベルト(オーボエ/2)、リサ・シュクラヴァー(クラリネット/3)、
クリスチャン・ニークイスト(チェンバロ/4)、ドミートリー・ディヒティアル(バロック・チェロ/5)、
キリル・ルイバコフ(クラリネット/6)、ゴッテザウアー・アンサンブル |
カールスルーエの後期バロックの重要な作曲家であるモルターの作品を演奏するために結成された、ゴッテザウアー・アンサンブルによる演奏です。
モルターは歴史上クラリネット協奏曲を初めて書いた作曲家といわれています。
※録音:2014年11月26日-28日
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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EPITAGRAPH
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EPITA 020/1
(2UHQCD)
¥3100 →\2890
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モーツァルト:交響曲集(第25・29・35・38・39番)/
ブルーノ・ワルター&ニューヨーク・フィル【2UHQCD】【限定発売】
[DISC 1]
交響曲第25番 ト短調 K. 183 (173dB)
交響曲第29番 イ長調 K. 201 (186a)
交響曲第38番 ニ長調 K. 504「プラハ」
[DISC 2]
交響曲第35番 ニ長調 K. 385「ハフナー」
交響曲第39番 変ホ長調 K. 543 |
ブルーノ・ワルター(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団 |
ワルター最高の<小ト短調>(宇野功芳)。ワルターの「プラハ」5種類のなかで"ベスト・ワン"(
宇野功芳)氏に絶賛されたワルター&ニューヨーク・フィルのカーネギー・ホール・ライヴ、かつてないほどの良質マスターからCD化なる!しかも高音質UHQCD
で!
録音:1956年3月11日( 25番)、同年3月4日(29番・39番)、1954年11月28日(38番)、1953年1月4日(35番) カーネギー・ホール、ニューヨーク(ライヴ)
Produced by Epitagraph(原盤:エピタグラフ)/MONO、国内製造品、59:19
/ 42:47、日本語帯・解説付(解説:宇野功芳)
ワルターがニューヨーク・フィルを指揮、1953年からモーツァルト生誕200年にあたる56年までニューヨーク・カーネギー・ホールで行なってきたモーツァルトの交響曲ライヴ、第25番、第29番、第35番「ハフナー」、第38番「プラハ」、第39
番の全5 曲。
ワルターがニューヨークを拠点に引退前、活躍していた頃の手兵NYPとのモーツァルト交響曲ライヴ―この2
枚組の価値を推し量れます。
1990年にキングレコード(セブンシーズ・レーベル)から25・29・35番はKICC-2072で、38・39盤はKICC-2073で(国内)初発売されました(原盤は米ミュージック・アンド・アーツ。いまはすでに廃盤。)
全5曲いずれも宇野功芳によって激賞され、とくに「ワルター最高の<小ト短調>」との評価の「25番」、同曲5種類のCDの中でも"ベスト・ワン"にあげている「プラハ」などは大評判を呼び、キングのCDが中古市場でプレミア価格をつけてきました。
このミュージック・アンド・アーツ原盤をも上回る最高音質のCDがエピタグラフから登場します。鮮烈かつ豊麗な放送録音。音は上も下も充分に伸びていて、モノラル録音の不満を感じさせないほどです。
インターバルもカットされることなく収録されており、拍手も盛大に入っていて、臨場感たっぷりに、カーネギー・ホールでの雰囲気を楽しめます。
NYPは柔軟で機能的、パワフルさと繊細さを兼ね備えた響きで対応。1960年に指揮者活動から引退したワルターのモーツァルトにかける熱い想いがこみあげてくるような不滅の名演ライヴとなっています。
"高音質CDの決定版"であるUHQCDで発売!限定発売となっておりますのでお早めにお求めください。
宇野功芳著『名指揮者ワルターの名盤駄盤』(講談社+α文庫 1995)の"ワルターの全レコード評"より(ブックレット=解説書にも引用します。)
交響曲第25番ト短調(モーツァルト)ニューヨーク・フィル '56・3・11
ワルター最高の<小ト短調>。全盛期のライヴの息吹きを伝えて凄絶であり、4ヵ月後のウィーンでのライヴに酷似するが、録音はニューヨーク盤のほうが輝かしく、ぼくはこれをもってトップにしたい。
交響曲第38番ニ長調「プラハ」(モーツァルト)ニューヨーク・フィル '54・11・28
「プラハ」はワルターの得意中の得意であり、5種類のCDはいずれも名演だが、その中のベスト・ワンとして、ぼくはこのニューヨーク・フィルとのライヴを挙げたいと思う。
彼のこの曲に対する解釈はフランス盤のところで詳述するが、ニューヨーク・フィルは輝かしい威力と厚みのある豊麗さにおいて、フランス国立放送局のオケやウィーン・フィルを凌いでおり、ワルターのロマンティックな表現に立体感をあたえて比類がなく、録音も音質がやや荒れてはいるが生々しく、ほんとうにホールにすわって、今ワルターの指揮ぶりを実際に見ているような気にさせてくれる。
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オクタヴィア・レコード
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OVCL-00768
(HQ HYBRID)
¥3520
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豊嶋 泰嗣 (ヴァイオリン)
井上 道義/上岡 敏之&新日本フィル
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第1番、第2番
バルトーク:
ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 BB48a、Sz.36
ヴァイオリン協奏曲 第2番 BB117、Sz.112 |
豊嶋 泰嗣 (ヴァイオリン)
井上 道義(指揮/第1番)
上岡 敏之(指揮/第2番)
新日本フィルハーモニー交響楽団 |
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第1番、第2番。豊嶋
泰嗣 (ヴァイオリン)新日本フィルハーモニー交響楽団
2021年4月16-17日(第1番)、2018年3月30-31日(第2番)東京・すみだトリフォニーホール
にてライヴ収録
デビュー35周年記念!
2021年にデビュー35周年を迎えたヴァイオリニスト豊嶋泰嗣は、1986年大学卒業と同時に新日本フィルのコンサートマスターに就任。楽壇デビューから音楽生活を共にしてきたオーケストラとのバルトーク協奏曲ライヴが、ついにCD化となりました。
個性的なリズムや和声が特徴のバルトーク音楽を、揺るぎないアンサンブルで支えるオーケストラのキャンバスに、深く抒情的に歌い上げる豊嶋のゆたかな音色が鮮やかな旋律を彩り描いていきます。
豊嶋泰嗣の記念碑的名演を、どうぞお楽しみください。
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OVCL-00769
(HQ HYBRID)
¥3520
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ライナー・ホーネック、紀尾井シンフォニエッタ東京との演奏会、
モーツァルトとベートーヴェンの秘曲
モーツァルト:
セレナード 第6番 ニ長調 K.239「セレナータ・ノットゥルナ」※
ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド
変ロ長調 K.269(261a)
ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド
ハ長調 K.373
ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲 第14番 嬰ハ短調 作品131(弦楽合奏版) |
ライナー・ホーネック
(ヴァイオリン※、コンサートマスター)
玉井 菜採(ヴァイオリン※)
市坪 俊彦(ヴィオラ※)
池松 宏(コントラバス※)
紀尾井ホール室内管弦楽団 |
ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲 第14番 (弦楽合奏版)。モーツァルト:セレナータ・ノットゥルナ
K.239、ライナー・ホーネック(ヴァイオリン) 紀尾井ホール室内管弦楽団
2011年9月16-17日、2019年4月5-6日(※) 東京・紀尾井ホールにてライヴ収録
長年ウィーン・フィルのコンサートマスターを務め、指揮者としても名を馳せるライナー・ホーネック。 2017年より首席指揮者を務めている紀尾井ホール室内管弦楽団の前身、紀尾井シンフォニエッタ東京との定期演奏会で披露されたモーツァルトとベートーヴェンの秘曲。モーツァルトの2曲のロンドではソリストとして弾きぶりを、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第14番ではホーネック・オリジナル編曲による弦楽合奏版での演奏を収録。
室内オーケストラでありながらも重厚で密度の濃い豊かな音色がより一層作品を際立たせ、活動初期から評価の高い見事なアンサンブルを聴かせています。古き良きヨーロッパの香りが漂う充実の1枚、お楽しみください。
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OVCT-00189
(HQ HYBRID)
¥3520
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Chopin Eyes ―ショパン アイズ―日置ひと美(ピアノ)
ショパン:
4つのバラード
第1番 ト短調 作品23、第2番 ヘ長調 作品38、
第3番 変イ長調 作品47、第4番 ヘ短調
作品52
3つのマズルカ 作品59
第1番 イ短調、第2番 変イ長調、第3番
嬰ヘ短調
夜想曲 第8番 変ニ長調 作品27-2
夜想曲 第18番 ホ長調 作品62-2
舟歌 嬰へ長調 作品60 |
日置 ひと美(ピアノ) |
2021年7月28-30日 静岡、浜松市天竜壬生ホール
にて収録
新進気鋭のピアニスト、日置ひと美、歌心あふれる、魂のショパン
日置ひと美は、ドイツ国立エッセン・フォルクヴァング芸術大学で河村尚子の弟子として研鑽を積み、現在日本を拠点に活動の幅を広げる気鋭のピアニストです。
待望のデビュー・アルバムとなる当盤は、ショパンのピアニズムが光るバラード全曲と珠玉の小品を集めた名曲集。
日置は幼い頃から愛したショパンの音楽に改めて真摯に向き合い、魂と情熱を込めて演奏した、唯一無二の音楽が収録されています。
留学中に触れた「かつてショパンの瞳がうつした情景」を思い浮かべて奏でられた演奏は、聴く者の心に深く染み入ることでしょう。
さらなる飛翔を期待させる、繊細な音色が奏でる豊かな歌心を、どうぞお楽しみください。
日置 ひと美(ピアノ) Hitomi Hioki, piano
愛知県出身、3歳よりピアノを始める。愛知県立明和高等学校、愛知県立芸術大学を卒業後、渡独。
国際的ピアニスト河村尚子氏に師事し2015年ドイツ国立エッセン・フォルクヴァング芸術大学修士課程(プロフェッショナルパフォーマンスコース)を最優秀の首席で修了。
同大学内の選抜ソロリサイタルに出演。室内楽コースをマティアス·ディーナー氏に師事し修了。愛知県立芸術大学では2度の優秀学生賞に選ばれ、卒業演奏会などに選抜出演。
第1回ショパン国際ピアノコンクール in
ASIA金賞、第8回同アジア大会銅賞、ピティナピアノコンペティション第28回Jr.G全国大会銅賞、第15回KOBE国際音楽コンクール第1位、第1回
ジュラ・キシュ国際ピアノコンクール第3位、第9回東京ピアノコンクール第3位、ピアノキャンバス国際コンクール(仏)ファイナリストなど数々のコンクールで受賞。
これまでにティル·エンゲル、ヴァディム·サハロフ、西尾学、清水皇樹、杉浦日出夫、御木本澄子、岡本草子、本村久子、安原直美、熊谷恵美子の各氏に師事。2016年よりドイツのWerner
R ichard-Dr.Carl D orken音楽財団の奨学生。
6年のドイツ留学を経て現在は日本を拠点とし、CBCテレビ主催によるリサイタル出演など、ソリスト・室内楽奏者として演奏活動を行っている。コンクール審査等、後進の指導にもあたる。
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OVCX-00091
(HQ HYBRID
&DVD-VIDEO)
¥3630
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戸澤采紀 IN CONCERTRecorded at Takasaki City
Theatre 2021
【CD】
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ K.454
サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ
第1番 作品75
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ
第1番 作品80
【DVD】※初回限定パッケージのみ
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ
第1番 より 第2楽章
特典映像 |
戸澤 采紀 (ヴァイオリン)
林 絵里 (ピアノ) |
戸澤采紀 IN CONCERTRecorded at Takasaki
City Theatre 2021
※初回限定200枚 特典DVD付き
※初回完売後はCD(Hybrid Disc)のみのパッケージとなります。
2021年10月28-31日 高崎芸術劇場にて収録
高崎芸術劇場≪T-Shotシリーズ≫第5弾!
リサイタル・録音・映像によって才能溢れる若手演奏家を多角的に紹介する、大友直人が贈る高崎芸術劇場の「T-Shotシリーズ」第5弾。
日本音楽コンクールでは最年少優勝を果たし、数多くの賞を受賞してきた戸澤采紀はその卓越したテクニックと感性で聴衆を魅了します。
類稀なる耳の良さと正確な音程そしてその小柄で優美な姿からは想像できないほどのダイナミックな演奏をお楽しみください。
[発売元・(公財)高崎財団]
戸澤 采紀(ヴァイオリン) Saki Tozawa,
violin
第85回日本音楽コンクール最年少優勝、ティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリンコンクール第2位(最高位)。第69回全日本学生音楽コンクール第1位等、数々のコンクールで入賞。
これまでにヴァイオリンを玉井菜採、ジェラール・プーレ、保井頌子、ドンスク・カン、堀正文の各氏に、室内楽を原田浩一郎氏に師事。
江副記念リクルート財団第48回奨学生。2019年度東京藝術大学宗次德二特待奨学生。チェルカトーレ弦楽四重奏団ヴァイオリン奏者として、サントリーホール室内楽アカデミー第5期、プロジェクトQ第17章、第18章に参加クフモ室内音楽祭(フィンランド)オレグ・カガン メモリアルファンドスカラシップ受賞。
これまでに、ローザンヌ室内管弦楽団、読売日本交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、群馬交響楽団など国内外のオーケストラと共演。
浜離宮朝日ホール、トッパンホールにてリサイタルを開催し、好評を博す。使用楽器は、文京楽器の協力によりBeare's
International Violin Societyから貸与されているMatteoGoffriller。東京藝術大学を経て、現在リューベック音楽大学でダニエル・ゼペック氏に師事。
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ミッテンヴァルト
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「平尾貴四男 幻の室内楽作品集」
平尾貴四男(明治40[1907]年-昭和28[1953]年):
(1)ピアノのためのソナチネ「みのり」(昭和26年)[2:04]
(2)ヴァイオリンとピアノのための子守唄(昭和20年)[4:26]
(3)ピアノ三重奏曲「夜曲」(昭和19年)[4:17]
(4)ピアノ五重奏曲「春麗」(昭和20年)[8:30]
(5)-(8)弦楽四重奏曲(昭和15年)~昭和16年ドイツSP録音復刻~ |
(1)-(4)正住真智子(ピアノ)
(2)(3)印田千裕(ヴァイオリン)
(3)印田陽介(チェロ)
(4)印田千裕弦楽四重奏団
(5)デッサウ弦楽四重奏団 |
昭和15年作曲「弦楽四重奏曲」80年を経てここに甦るSP盤!超必聴音源!平尾貴四男
幻の室内楽作品集
Ⅰ Allegro[4:28]/Ⅱ Lento[4:20]/Ⅲ
Scherzo Presto[3:32]/Ⅳ Rond Allegro moderato
録音:(1)-(4)2021年8月13日五反田文化センター、(5)1941年4月ベルリン(SP盤からの復刻)
[35:58]
わずか46歳でこの世を去った作曲家、平尾貴四男(1907-1953)幻の室内楽作品全4曲を収めました。中でも弦楽四重奏曲は震災で楽譜を喪失、無いものとされていましたが、2021年7月ドイツ・ライプツィヒ博物館でSP音源が発見されました。
平尾33歳の作品が80年を経てここに甦る、超必聴音源です。
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12/8(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ANIMAL MUSIC
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ANI 099
¥3400 →\3090
〔ディジパック仕様/高価格〕
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ラデク・バボラーク・オルケストリーナが名歌手を迎えて
マーラー:『子供の不思議な角笛』
(1)「少年鼓手」/(2)「無駄な骨折り」/(3)「番兵の夜の歌」/
(4)「魚に説教するパドヴァの聖アントニウス」/(5)「ラインの伝説」/
(6)「原光」/(7)「花の章」~交響曲第1番
ニ長調『巨人』(1893年版)より第2楽章/
(8)「この世の営み」/(9)「この歌を作ったのは誰?」/(10)「高き知性への賛歌」/
(11)「トランペットが美しく鳴り響くところ」/(12)「天上の生活」/
(13)「3人の天使がやさしい歌を歌う」/(14)「アダージェット」~交響曲第5番
嬰ハ短調より第4楽章
編曲:(1)-(7)(14)ラデク・バボラーク、(8)-(13)ラデク・バボラーク&トマーシュ・イレ |
(2)(8)-(13)カテジナ・クネジコヴァー(ソプラノ)
(4)-(6)マルケータ・ククロヴァー(メゾ・ソプラノ)
(1)-(3)アダム・プラチェトカ(バリトン)
ラデク・バボラーク・オルケストリーナ
【(2)-(14)ミラン・アル=アシャブ(ヴァイオリン)、(2)-(14)マルティナ・バチョヴァー(ヴァイオリン)、
(1)-(14)カレル・ウンテンミュラー(ヴィオラ)、(1)-(14)ハナ・バボラコヴァー(チェロ)、
(1)-(14)アダム・ホズィーレク(コントラバス)、
ヤナ・ブロシュコヴァー((2)-(13)オーボエ、(1)イングリッシュホルン)、
ペトル・ヴァラーシェク((2)(7)クラリネット、(1)(3)(4)(6)(8)-(13)バス・クラリネット)、
(1)-(13)オンドジェイ・ロスコヴェツ(ファゴット)、(1)-(14)ラデク・バボラーク(ホルン)、
(1)-(4)(6)-(13)カデジナ・ ヤヴールコヴァー(ホルン)、(2)-(7)ロマン・ポコルニー(フルート)、
(1)-(7)ルカーシュ・ディートリヒ(クラリネット)、(3)(6)(7)イジー・ホウデク(トランペット)、
(1)ペトル・サライカ(テューバ)、(8)-(13)ズデニェク・クラウダ(ピアノ)、
(1)(3)ロクサナ・ヘドレル(ハープ)、(6)(7)(14)カテジナ・エングリチョヴァー(ハープ)、
ダヴィト・ジェホシュ((1)-(4)(8)-(13)打楽器、(1)(10)(12)ティンパニ)、
(3)(4)(7)ペトル・ホルプ(ティンパニ)】 |
ラデク・バボラーク・オルケストリーナが名歌手を迎えて『子供の不思議な角笛』を録音!バボラーク編曲の「花の章」「アダージェット」も収録!
ラデク・バボラーク(アーティスティック・ディレクター)
セッション録音:2020年10月23&24日/ソノ・レコーズ、ノウゾフ(チェコ)/DDD、ディジパック仕様、72'03
鬼才ホルン奏者ラデク・バボラーク率いるアンサンブル「ラデク・バボラーク・オルケストリーナ」。ANIMAL
MUSIC から『バボラーク・ダンスアルバム』(KKC-5438
/ ANI-044)、『ピアソラ』(ANI-084)、『ブエノスアイレスの四季』(ANI-092)をリリースし、質の高い演奏はもちろんのこと、喜びと安らぎを与えてくれるアンサンブルで人気を博しております。
当アルバムではマーラーの歌曲集『子供の不思議な角笛』全曲を録音しました!アンサンブルの奏者は7
人から16人と、バボラークとトマーシュ・イレが曲に合わせて編曲しており、当団ならではの可変アンサンブルの醍醐味を味わえます。
また当演奏ではオーボエ奏者のヤナ・ブロシュコヴァーやハープ奏者のカテジナ・エングリチョヴァーも参加しており、この多様で生き生きとしたアンサンブルはマーラーの美しい音楽に新たなエネルギーとフレッシュな解釈を提示します。
そしてソプラノのカテジナ・クネジコヴァー、メゾ・ソプラノのマルケータ・ククロヴァー、バリトンのアダム・プラチェトカという豪華な歌手たちにも注目。
各アーティストがSUPRAPHONレーベルからCD
をリリースしている実力派が揃いました。ホルン奏者としてだけでなく、指揮者、編曲者、そして音楽監督としてマルチな才能を発揮しているバボラーク。
当録音ではバボラーク編曲の「花の章」と「アダージェット」も収録しており、当団ならではの非常にカラフルで歌心にあふれるアンサンブルをお楽しみいただけます!
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ANI 101
(2CD)
¥3400 →\3090
〔ディジパック仕様〕
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イジー・バールタ
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集
CD 1
(1)チェロ・ソナタ第1番 ヘ長調 Op.5-1
(2)チェロ・ソナタ第2番 ト短調 Op.5-2
CD 2
(3)チェロ・ソナタ第3番 イ長調 Op.69
(4)チェロ・ソナタ第4番 ハ長調 Op.102-1
(5)チェロ・ソナタ第5番 ニ長調 Op.102-2 |
イジー・バールタ
(チェロ/
Dietmar Rexhausen 2012)
テレジエ・フィアロヴァー
(ピアノ/
Steinway & Sons C227) |
イジー・バールタがテレジエ・フィアロヴァーと真正面から取り組んだベートーヴェンのチェロ・ソナタ全曲演奏。コロナ禍だからこそ実現した2021年のセッション録音がついにリリース!
セッション録音:2021年1月-4月/アトリウム・ナ・ジシコヴェ(プラハ)/DDD、ディジパック仕様、2h00'09
チェコを代表するチェリスト、イジー・バールタ(イルジー・バールタ)が2020年に気鋭のピアニスト、テレジエ・フィアロヴァーと真正面から取り組んだベートーヴェンのチェロ・ソナタ全曲演奏。
ベートーヴェンの生誕250周年にあわせ、彼らもまた多くの演奏会を予定していました。しかし新型コロナウィルス感染拡大によりその予定は一時すべてキャンセルに。
しかしコンサート活動が一切できなかったその時でも彼らの情熱は冷めることなく、寧ろベートーヴェンの世界に没入し、音楽的な対話はもちろんのことディスカッションも重ねながら二人にしか表現できない音楽を作り上げてきました。
演奏会の多くはキャンセルとなりましたがライヴ配信を通じ演奏を披露し話題を呼びました。
そして、2021年。彼らのひとつの結論ともいうべき演奏をセッション収録にて丁寧に録音したのが当盤。ベートーヴェンの3期にわたる全5曲は作曲された時代それぞれの趣を表した傑作。
全体を通じ軽やかな演奏が特徴といえますが、何よりも喜びに満ちた二人の演奏は感動せずにはいられません。
ここに当全集の新たな名盤が加わります!
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AUDITE
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『ナポリの物語』
(1)フランチェスコ・マンチーニ(1672-1737):
バロックフルート、2 つのヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲第8番
ハ短調より第1楽章
(2)ドメニコ・サッロ(1679-1744):アリア「Begl'occhi
del mio ben」~歌劇『パルテノーペ』より
(3)-(6)マンチーニ:バロックフルート、2つのヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲第8番
ハ短調より第2楽章~第5楽章
(7)ジュゼッペ・ポルジーレ(1680-1750):アリア「Nel
mio petto due tiranni」~歌劇『ウリッセの帰還』より
(8)-(11)ニコラ・フィオレンツァ(1700-1764):3
つのヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音のための協奏曲
イ短調
(12)(13)フィオレンツァ:バロックフルート、ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲
ヘ短調より第1&2楽章
(14)アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):アリア「Mentr'io
godo in dolce oblio」~歌劇『薔薇の庭園』より
(15)フィオレンツァ:バロックフルート、ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲
ヘ短調より第4楽章
(16)(17)アレッサンドロ・スカルラッティ:
レチタティーヴォ「Ecco negli orti tuoi」とアリア「Che
dolce simpatia」~歌劇『薔薇の庭園』より
(18)-(21)サッロ:バロックフルート弦楽と通奏低音のための協奏曲第11番
イ短調
(22)(23)ポルジーレ:
レチタティーヴォ「Sfogandose nel juorno」とアリア「Schiaresce
l'arba / Romanella」~カンタータ『L'Arcecalascion』より
(24)伝承曲(ラ・フェスタ・ムジカーレ編):「タランテラ・ナポレターナ」 |
(2)(7)(14)(16)(22)(23)マリア・ラドゥルマー(ソプラノ)
バルバラ・ハイントルマイアー
(指揮、リコーダー((1)(6)(12)(13)(15)(22)(23)アルト・バロックフルート
in f、
(17)ソプラニーノ・バロックフルート、(18)-(21)アルト・バロックフルート
in g、
(24)ソプラノ・バロックフルート in
c)
ラ・フェスタ・ムジカーレ |
色彩感豊かで情感たっぷりの旋律を堪能。協奏曲とアリアで彩るバロック時代全盛期のナポリの作品を「ラ・フェスタ・ムジカーレ」が表現力豊かに演奏!
セッション録音:2021年1月16-18日/ゼンデザール(ブレーメン)/DDD、ディジパック仕様、58'27
フランチェスコ・ヴェントゥリーニ(1675-1745)の室内協奏曲集(AU-97775)、グレゴール・ヨーゼフ・ヴェルナー(1693-1766)のサルヴェ・レジナとパストレッラ(AU-97799)のアルバムをリリースしている北ドイツのバロック・アンサンブル「ラ・フェスタ・ムジカーレ」。
期待の第3弾は『ナポリの物語』というタイトルで、ナポリのバロック・レパートリーに対する革新的なアプローチを提示しております。
収録作品はアレッサンドロ・スカルラッティ、フランチェスコ・マンチーニ、ニコラ・フィオレンツァなど、当時活躍した作曲家による官能的なアリアや技巧的な協奏曲など、ヨーロッパ第3の都市であったナポリの全盛期を表す華麗な作品が並びます。
当アルバムでは斬新なコンセプトと卓越した技術を誇る古楽界のリコーダー奏者、バルバラ・ハイントルマイアー指揮のもと、期待の若手ソプラノ、マリア・ラドゥルナーとの共演で当団の新境地に挑みました。
ナポリの色彩感豊かで情感たっぷりの旋律、そして緩急のコントラストなど、実に見事な演奏をご堪能ください!
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HARMONIAMUNDI
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HMX 2904016
(3CD)
特別価格
¥4200
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ハルモニアムンディの名録音の数々を美麗充実のブックレットで
ジョスカン・デ・プレ~ルネッサンスの巨匠 |
[CD1]
・ミサ曲「祝福された聖処女」/シアター・オブ・ヴォイセズ、ポール・ヒリヤー(録音:1993
年)
・「アヴェ・マリア」、「スターバト・マーテル」、
「Ave nobilissima creatura(めでたし、いと高貴なる創造)」、「サルヴェ・レジーナ」/
ラ・シャペル・ロワイヤル、フィリップ・ヘレヴェッヘ(録音:1986
年)
・「パーテル・ノステル~アヴェ・マリア」、「デ・プロフンディス、レクイエム・エテルナム」/
カペラ・アムステルダム、ダニエル・ロイス(録音:2018
年)
・「Qui habitat in adiutorio altissim(i
いと高き者の保護にあるお方)」(24声)/
ウエルガス・アンサンブル、パウル・ファン・ネーベル(指揮)(録音:2005年)
[CD2]
・ミサ・パンジェ・リングヮ/
アンサンブル・クレマン・ジャヌカン、アンサンブル・オルガヌム、マルセル・ペレス(録音:1986年)
・「In principio erat Verbum(はじめに言葉があった)」、
「神よ、我をあわれみたまえ」、「オケゲムの死を悼む挽歌」/
カペラ・アムステルダム、ダニエル・ロイス(録音:2018年)
[CD3]
シャンソン集
「苦しみが私をさいなみ」、「さようなら、わが愛するものたちよ」、「世の中のあまたの悲しみ」、
「かわいいしし鼻娘」、「はかりしれぬ悲しさ」、「はかりしれぬ悲しさ」、「知らなければ」、
「私が嘆くのにはわけがある」、「ニンフたち、ナパイアたち」、「ジョスカンのファンタジー」、
「最高のうちでも最高のひと」、「もはやあなたは私の恋人ではありません」、
「国中すべての悲嘆に暮れた心よ」、「悲しみと愁いにあふれるけれど」、「絶望的な運命の女神」、
「金がないのは」、「恋に悩む心」、「ただ死ぬのを待つ以外」、「私は嘆く」、
「美しきわが愛に別れを告げても」、「抱きしめて、あなた」、「こおろぎは良い歌い手」、
「いとしい方を失ったら」、「深い悲しみと痛ましい喜びよ」、「奥様、どうぞ受け入れてください」、
「慰めておくれ、やさしく陽気なブルネットちゃん」、「オケゲムの死を悼む挽歌(森のニンフ、泉の女神)」
アンサンブル・レ・ゼレメンツ、アンサンブル・クレマン・ジャヌカン、ドミニク・ヴィス(録音:1988年) |
ジョスカン・デ・プレ歿後500 年、ハルモニアムンディの名録音の数々と美麗充実のブックレットでお届け!
録音:1988-2018年
2021年はジョスカン・デ・プレが亡くなってちょうど500年にあたります。ハルモニアムンディの数々の録音から、デ・プレの最も特徴的かつ刺激的な世俗作品から宗教作品までの選りすぐりを、3
枚組でお届けします。
ブックレットでは、デ・プレの生涯が、美しいカラー図版多数とともに紹介されております(日本語はついていません)。
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NAIVE
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ヴェンディッテッリの圧倒的な歌唱
ヴィヴァルディ:ソプラノのためのカンタータ集
vol.1
「Allor che lo sguardo(見つめたときに)」RV
650
「Aure, voi più non siete(そよ風よ、おまえはもはや)」RV
652
「Tra l'erbe i zeffiri(そよ風にはしずかに吹いてもらおう)」RV
669
「Sorge vermiglia in ciel la bella Aurora
(美しい夜明けは深紅に天にむかって)」RV
667
「La farfalletta s'aggira al lume(蝶々が光のまわりをとび)」RV
660
「Si levi dal pensier(私の考えから)」RV
665 |
アリアンナ・ヴェンディッテッリ(ソプラノ)
アブコルディス・アンサンブル
アンドレア・ブッカレッラ(指揮) |
ヴィヴァルディ・エディション。ソプラノのためのカンタータ!ヴェンディッテッリの圧倒的な歌唱
録音:2020年7月3-6日、イタリア
ヴィヴァルディ・エディション第68 弾は、ソプラノのためのカンタータ集(2
巻予定)の第1 弾。
すべての主題は「愛」、世俗的カンタータです。ソプラノのアリアンナ・ヴェンディッテッリは、ヴァイオリンを学んだのち歌に専念するようになり、その音域の広さで若くして活躍、とくにモーツァルトでは定評があり、ムーティともたびたび共演しています。
古楽でも名だたる指揮者から指名を受けて出演、ヴィヴァルデイ・エディションでも、ダントーネ指揮の「ジュスティーノ」(OP30571)、「タメルラーノ」(OP
7080)ですでに登場しています。
ここに収録のカンタータは、まるでヴィヴァルディが彼女のために書いたかと思ってしまうくらいに、すべての音符に隅々までエネルギーの行きわたった歌唱を聴かせてくれています。
愛の喜びから悲しみまで、豊かな表情に満ちた声の妙技、そして楽器のアンサンブルの妙技、遊び心のある装飾など、まるでオペラのよう。
ヴィヴァルディの作品がこのうえなく鮮やかに響きます!
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ALPHA
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『HYPNOS(ヒュプノス) 眠り』
1. ピエール・ド・マンシクール(1510頃-1564):
入祭唱~『レクイエム・ミサ』より
2. ハインリヒ・イザーク(1450頃-1517): 私の頭に水を湧かせるのは誰か
3. オリヴィエ・グレーフ(1950-2000): 永遠の安らぎを~『レクイエム』より
4. ルートヴィヒ・ゼンフル(1490-1543): キリエ~『復活祭ミサ曲』より
5. ローマ聖歌(11世紀): キリエ、主の名において~『サンタ・チェチーリア・ディ・トラヴェステレ教会ミサ曲集』より
6. ジャチント・シェルシ(1905-1988): 永遠の安らぎを~『三つの聖歌』より
7. マルセル・ペレス(1956-): グローリア~『ミサ・エクス・テンポレ』より
8. アンブロジオ聖歌(12世紀): 主は言われた~『大英博物館アンブロジア聖歌集』より
9. ペドロ・デ・エスコバル(1465頃-1535以降):
サンクトゥス&ベネディクトゥス~『死者のためのミサ曲』より
10. マルブリアヌス・デ・オルト(1460頃-1529):
ギメル~『預言者エレミアの哀歌』より
11. アントワーヌ・フェヴァン(1470頃-1512頃):
アニュス・デイ~『死せる信者のためのミサ曲』より
12. フアン・エ・アンチエタ(1462頃-1523):
わたしを解き放ってください、主よ
13. ジョン・タヴナー(1944-2013): アテネの歌~アテネ・ハリアデスの思い出に |
マッテオ・パストリーノ(バス・クラリネット)、アドリアン・マビール(木管コルネット)、
ラ・タンペート(声楽アンサンブル)、シモン=ピエール・ベスティオン(指揮) |
録音: 2020年12月、ロワイヨーモン修道院跡
【中世とルネサンス、瞑想的な20世紀音楽。眠りと死をたゆたう静謐な合唱空間】
古楽レパートリーに希有ともいえる適性を見せながら、アルバム作りに際しては必ず20世紀以降の作品など近現代の要素をバロック以前の音楽に交え、あくまでオーガニックな響きを保ちながら常に新鮮な音楽体験へ誘ってくれるフランスの声楽アンサンブル、ラ・タンペート。
これまでにも近東伝統歌謡とドイツ初期バロック、ないしマショーとストラヴィンスキーなどを並列的に扱ったユニークなアルバムをリリースしていますが、今回のテーマは「眠りと死」。表題のヒュプノスとは古代ギリシャの眠りの神で(「催眠術」をあらわす欧州言語ヒュプノシスの語源)、神話では兄弟のタナトス(死の神)とともに夜の女神から生まれたとされています。
指揮者ベスティオンは原初のキリスト教会における礼拝を想像上で自由に再現することを意識しながら、西と東が交わるギリシャの地にも思いを馳せつつ、ほのかな異界感を漂わせたグレゴリオ聖歌以前のカトリック聖歌にまで遡る、ルネサンス以前の音楽を味わい深いア・カペラ中心の響きで今に甦らせてゆきます。
それらの音と違和感なく並ぶ20世紀作品もみな自然な響きの魅力を活かした楽曲ばかり。ピュアな和声感に二度や七度の不協和なはずの音の重なりが自然と隣り合うサウンドは、ラ・タンペートのやや東洋的趣きも感じられる独特な古楽歌唱の効果と言ってよいでしょう。
現代性と昔日らしさの補助線のように、バス・クラリネットと古楽器コルネットが声楽を支える音作りも精妙。
「深く聴く」という体験の余韻をじっくり味あわせながら、此岸と彼岸の境が静かに溶けてゆく音の流れに出会える1枚です。
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ピオー参加!
日本の四国での印象から生まれた詩を中心とした歌曲集
ジョアン・ファルジョ: LOVESCAPES デイヴィッド・テプファーの詩にもとづく作品集
ジョアン・ファルジョ(1975-):
1. Sunset 日没(『四国』より)/2. Heart
to heart 心から心へ(『四国』より)/3. Sunrise
日の出(『四国』より)
4-7. LOVESCAPES 歌曲集『ラヴスケープス』
4. I. The promised land 約束の地/5.
II. Worldly encounters この世での出会い/
6. III. Vein vain vane ヴェイン・ヴェイン・ヴェイン(血管・空虚・風見鶏)/7.
IV. Maiden 娘
8. The Sky just moved 空が動いた/9. Kaguya
かぐや姫(『四国』より)
10-15. SHIKOKU SONGS 歌曲集『四国の歌』(『四国』より)
10. I. An unmade call 妨げられた通話/11.
II. Who art thou? 汝は誰そ?/12. III. Seto
瀬戸/
13. IV. The greening Earth 地球を緑に/14.
V. Am I a rock? 私は岩か?/15. VI. One short
moment ある一瞬の時 |
ローズマリー・スタンドレー(語り)‛&1、デイヴィッド・テプファー(語り)‛&15、
ジャンヌ・ジェラール(ソプラノ)‛&3、サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)‛&4-7、
アンブロワジーヌ・ブレ(メゾ・ソプラノ)‛&2、デルフィーヌ・エダン(メゾ・ソプラノ)‛&9、
スタニスラス・ド・バルベイラク(テノール)‛&10-14、ジュヌヴィエーヴ・ロランソー(ヴァイオリン)‛&2、
アルノー・トレット(ヴィオラ)‛&1,3、マチルド・カルデリーニ(フルート)‛&1、
ダヴィッド・カドゥシュ(ピアノ)‛&8,10-15、ジョアン・ファルジョ(ピアノ)‛&1-7,9 |
録音: 2020年3-4月 サル・コロンヌ、パリ
【ピオー参加!日本の四国での印象から生まれた詩を中心とした歌曲集】
アメリカのオレゴン州に生まれ現在はフランスで活躍する作家デイヴィッド・テプファー。
日本のしまなみ海道を自転車で妻と巡った体験から生まれた代表作『四国』を中心に、その詩を元にした歌曲や、それらの印象から生まれたピアノ曲などを収録したアルバムです。
作曲はアンサンブル・コントラストでピアニストを務めるジョアン・ファルジョ。フランスの歌姫ピオーが歌曲集『ラヴスケープス』(約23分)を歌うほか、19世紀中盤のポップスをレパートリーとする歌手ローズマリー・スタンドレーが語りを務め、2017年まで10年にわたりトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団のソロ・ヴァイオリン奏者を務めたジュヌヴィエーヴ・ロランソー、神戸国際フルートコンクール2013年の覇者マチルド・カルデリーニなども参加しています。
目の前に様々な風景が次から次へと広がっていくような、たいへん美しいアルバムです。
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ARCANA
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『Meditation(メディタシオン) 観想』 ~
リュートによるフランス・バロック音楽で描く四季 |
シモーネ・ヴァッレロトンダ(リュート) |
<冬 ~憂鬱・土・黒の体液・脾臓・ハ短調~>
1. シャルル・ムートン(1626-1699): プレリュード/2.
ムートン: シャコンヌ「スペインの美女」/
3. ロベール・ド・ヴィゼー(1650-1725):
アルマンド「マザランの墓標曲(トンボー)」/
4. ムートン: サラバンド「フィレンツェの美女」/5.
ムートン: ゴーティエのクラント「憂鬱質」/
6. ムートン: パサカーユ「移り気」/7.
ジャック・ガロ(1625-1695): シャコンヌ「彗星」
<夏 ~短気・火・黄色の体液・肝臓・ト短調~>
8. ピエール・デュビュ2世(1642-1700):
ロンド/
9. ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):
アフリカの奴隷たちのエール/
10. ジェルマン・ピネル(1600-1661):
魔法/11. ド・ヴィゼー: クラント
<秋 ~無気力・水・粘液・頭脳・ニ短調~>
12. ド・ヴィゼー: プレリュード/13.
ド・ヴィゼー: アルマンド/
14. ピエール・デュビュ1世(1610-1681):
クラント/15. ガロ: 王家の要人/16. ラモー:
ロンド「やさしい嘆き」/
17. ヴァレンティン・シュトローベル(またはヴァランタン・ストロベール)(1610-1669):カナリーまたはジグ
<春 ~快活・大気・血液・心臓・イ長調とイ短調~>
18. ド・ヴィゼー: ロンド「ミュゼット」/19.
ド・ヴィゼー: 老ガロの墓標曲(トンボー)/
20. ガロ: クラント「コウノトリ」/21.
ガロ: カナリー「カスタネット」/
22. ムートン: マントヴァのブランル「わたしの愛人は器量よし」
<身体の均衡、または四気質の均衡 ~変ロ長調~>
23. フランソワ・クープラン(1668-1733):
神秘の障壁 |
使用楽器:モラン・スュル・ウヴェーズ(フランス)のスティーヴン・マーフィ2005年製作による バロック・モデル、13コース(ピッチ:
392Hz)
録音: 2021年1月28-31日 オルシーニ宮殿、ボンマルツォ(イタリア中部ラツィオ州ヴィテルボ県)
【規格外の古楽撥弦奏者ヴァッレロトンダが周到な選曲で臨む、17世紀フランスの音世界】
徹底した古楽研究のもと、存在感ある快演を繰り広げリュート界に新風を呼び込んできたイタリアのシモーネ・ヴァッレロトンダ。
ジャンルの枠を感じさせないアルバムをArcanaレーベルに刻んできた古楽撥弦ユニット「イ・バッシフォンディ」(NHKで2021年秋より放送の17世紀日本を舞台としたBS時代劇『剣樹抄~光圀公と俺』に彼らの音が使われています)の中心メンバーでもあります。
これまで母国イタリアの17世紀に花開いたテオルボやバロックギターの音楽を追求してきましたが、今回のアルバムでは一転してフランス音楽を扱い、きわめて正統派な音作りでその真相を辿ってゆきます。
プログラムのテーマは、近代科学・医学が発達する前、古代から信じられてきた四気質論(四つの体液のバランスが人間の体調や心情を左右するとする説)や四元素(世界は火・水・土・大気の四元素で出来ているとする説)と、四つの季節の関わり。
ルイ14世時代を代表するガロとムートンの作品を中心とした選曲で、音楽を通じて形而上的思考をめぐらせた昔日の宮廷人たちの感覚に迫ります。
プログラムは17世紀フランスのリュート音楽家たちに倣い、調を揃え自由な構成で組み上げられた四つの組曲からなる構成。当時の舞踏のステップをふまえ、思わせぶりなタイトルの向こうにある世界を意識しながらの深い解釈を通じ、それぞれの作品の魅力を鮮やかに浮き彫りにしてゆくヴァッレロトンダの鮮烈な音楽性に惹き込まれずにおれません。
「リュート編曲は世界初」というラモーの名曲も折々に挟まれ、最後はクープランの「神秘の障壁」で締めくくる演出も絶妙。これら有名作に新たな光を当てるヴァッレロトンダの音作りに脱帽です。
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DIVINE ART
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DDA-21235
(2CD)
¥3100
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カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):ピアノ作品集
パラフレーズとトランスクリプション 第1集
オペラ、バレエ、その他の作品集 |
アントニー・グレイ(ピアノ) |
【CD1】 オペラ、バレエ
1. バレエ『ジャヴォット』- ブーレ/2.
バレエ『ジャヴォット』- 情景とワルツ・レント/
3. バレエ『ジャヴォット』 - パ・ド・ドゥ/
4. バレエ『ジャヴォット』 - アレグレット
- アレグロ・ノン・トロッポ・プレスト/
5. グルックの歌劇《アルチェステ》のアリアによるカプリース/6.
歌劇《アスカニオ》- 物乞いの情景/
7. 歌劇《アスカニオ》- 愛のダンス/8.
マイアベーアの歌劇《預言者》のワルツ/
9. 歌劇《ヘンリー8世》- 四重唱/10. パラディールの「マンドリナータ」によるパラフレーズ/
11. 歌劇《プロゼルピーヌ》- 第2幕の前奏曲/12.
歌劇《プロゼルピーヌ》 – パヴァーヌ/
13. マイアベーアの「タイスの死」/14.
ビゼーの歌劇《真珠採り》のスケルツォ
【CD2】 その他の作品集
1. アルジェリア組曲 Op. 60 - フランス軍隊行進曲/2.
アルジェリア組曲 Op. 60 - 夕べの幻想/
3. ローラ Op. 116 – タンゴ/4.
エレジー Op. 160/5. オーヴェルニュ狂詩曲
Op. 73/
6. 祝婚曲 Op. 9/7. 舟歌: リスボンの一夜
Op. 63/8. イタリアの思い出 – 舟歌/
9. パラディールの「イスレナ」によるパラフレーズ/10.
ロシア国歌による幻想曲/11. アフリカ Op.
89 |
録音 Menuhin Hall、Surrey(UK) 2021年8月‛&CD2:11 2015年8月、12月‛&その他
19世紀から20世紀のフランスで活躍した作曲家サン=サーンス。
160作を超える番号付きの作品の他、数多くの作品番号を持たない曲を遺しましたが、現在演奏されるのは「交響曲第3番」や「ピアノ協奏曲第5番」、「死の舞踏」、組曲『動物の謝肉祭』など、ほんの一部に過ぎません。
優れたピアニストだったサン=サーンスは、ピアノ曲も数多く作曲していますが、そのほとんどは"サロン風の軽い作品"とみなされており、練習曲などの技巧的な作品以外はあまり演奏されることがなく、今回リリースされる2つのアルバムに収録されたアレンジ作品は全くと言ってよいほど耳にすることがありません。
しかし、2歳からピアノを学び3歳で作曲を始めたというサン=サーンスのピアノ編曲はどれも技巧的で華やかなものばかり。自作のバレエや様々なオペラ・アリアのピアノ・アレンジは「リストの再来」ともいえるほどの見事な出来栄えを誇ります。
ピアニスト、アントニー・グレイはこれらのサン=サーンス作品を一挙に紹介。
第1集にはサン=サーンス自身のオペラやバレエ曲のアレンジの他、サン=サーンスが愛したアフリカをモティーフにする「アルジェリア組曲」を含む様々な作品がピアノ独奏用にアレンジされた25曲を楽しむことができます。
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DDA-21236
(2CD)
¥3100
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カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):ピアノ作品集
パラフレーズとトランスクリプション 第2集
オラトリオ、カンタータ、機会音楽、
J.S.バッハ作品とルイス・デ・ミラン作品の編曲集 |
アントニー・グレイ(ピアノ) |
【CD1】オラトリオ、カンタータ、機会音楽
1. オラトリオ『ノアの洪水』 Op. 45 -
前奏曲/2. セレナード Op. 15/
3. ベルリオーズの『ファウストの劫罰』-
復活祭の賛歌/4. 即興曲 - ガリア人のアルバムより/
5. 夕べの歌(シューマン Op. 85 No. 12)/6.
リストの「ベートーヴェン・カンタータ」による即興曲/
7. バガテル I/8. バガテル II/9. 子守歌
Op. 105/10. グノーの「ガリア」によるパラフレーズ
アントニー・グレイによる再編‛&CD1:
1-4、CD2: 3-15
【CD2】J.S.バッハ作品とルイス・デ・ミラン作品の編曲集
1. ルイス・デ・ミラン作曲による幻想曲
ニ長調2/. ルイス・デ・ミラン作曲による幻想曲
ト短調
ピアノのための12のトランスクリプション(J.S.バッハより)
3. No. 1: カンタータ BWV 29 - 序曲/4.
No. 2: カンタータ BWV 3 - アダージョ/
5. No. 3: カンタータ BWV 8 - アンダンティーノ/6.
No. 4: パルティータ第1番BWV 1002 - ブーレ/
7. No. 5: 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番BWV
1003- アンダンテ/
8. No. 6: カンタータ BWV 35 - プレスト/9.
No. 7: カンタータ BWV 15 – 序奏/
10. No. 8: 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番
BWV1005 - フーガ/
11. No. 9A: 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番
BWV1005 - ラルゴ/
12. No. 9B: カンタータ BWV 30 - レチタティーヴォ/13.
No. 10: パルティータ第3番 - ガヴォット/
14. No. 11: カンタータ BWV 36 - アリア/15.
No.12: カンタータ BWV 30 - コラール |
録音 Menuhin Hall、Surrey(UK) 2021年8月‛&CD2 2015年8月、12月‛&CD1
19世紀から20世紀のフランスで活躍した作曲家サン=サーンス。160作を超える番号付きの作品の他、数多くの作品番号を持たない作品を遺しましたが、現在演奏されるのは「交響曲第3番」や「ピアノ協奏曲第5番」、「死の舞踏」、組曲『動物の謝肉祭』など、ほんの一部に過ぎません。
サン=サーンスの作品の多くが忘れられてしまったのは、その作風が時代にそぐわず保守的だったことや、作品があまりにも技巧的で演奏が困難であることも理由の一つでしょう。
第1集ではオペラやバレエなどの管弦楽作品によるアレンジが中心に選ばれていましたが、この第2集ではオラトリオやカンタータなどの自作や他の作曲家の声楽曲をピアノ独奏アレンジした曲に加え、ほぼ原曲に忠実なJ.S.バッハ作品のトランスクリプション、サン=サーンスの幅広い音楽的興味が窺える16世紀スペインの作曲家ルイス・デ・ミランのビウエラ作品のアレンジなど多彩な曲が並びます。
いくつかの作品は不完全な形で残されており、アントニー・グレイ自身が手を加え、見事な演奏を披露しています。
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ロビン・スティーヴンス(1958-):チェロとピアノのための作品集 |
ニコラス・トリグスタード(チェロ)
デイヴィッド・ジョーンズ(ピアノ) |
1. ソナタ・ロマンティカ - チェロとピアノのために(2019)/2-4.
3つの墓碑銘 - チェロとピアノのために(1994)/
5. Carried on a Whimsy 気まぐれに続く -
無伴奏チェロのために(2016/2020改訂)/
6-8. 3つの性格的小品 - チェロとピアノのために(2004/2021改訂)/9.
ため息 - 無伴奏チェロのために(2016)/
10. オン・ザ・ワイルド・サイド - チェロとピアノのために(2018/2020改訂)/
11. プロービング・エクスチェンジ - 無伴奏チェロのために(2016)
バルモラル組曲 – チェロとピアノのために(2017)
12. I The Family Gathers1/3. II Grandpa
Hankers for the Past/14. III A Graceful
Beauty/
15. IV Enter Great-Grandpa/16. V Rough
and Tumble in the Nursery
17. Much Ado About ‛&? 何の騒ぎ?-
無伴奏チェロのために(2016)/
18. Say Yes to Life 人生にイエスと言う
- チェロとピアノのために(2005)/
19. Unfailing Stream 尽きることない流れ
- 無伴奏チェロのために(2016)/
20. A Birthday Trifle 誕生日のささいなこと(2018) |
1958年、イギリスのウェールズで生まれた作曲家ロビン・スティーヴンス。幼い頃から聖歌隊で歌うとともにピアノを学習、大学ではチェロと音楽学を専攻し、20代から教会の音楽監督をするかたわら、作曲に励みました。
イギリス国内で高い人気を誇っているものの、未だ世界の音楽界では知られることのない存在ですが、DIVINE
ARTレーベルから3枚のアルバムがリリースされるなどその魅力が少しずつと広まっています。
このアルバムはスティーヴンスが得意とするチェロのための作品を収録した1枚。単一楽章でありながら30分近い演奏時間を必要とする「ソナタ・ロマンティカ」を中心に、1994年から2020年までに書かれた多彩な作品が並びます。
ほとんど旋律を持たない「ため息」、バロック調の曲調を持つ端正な「バルモラル組曲」などその幅広い作風は、スティーヴンスの多才さを物語るかのようです。
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"David's Liebestod" ダヴィデの「愛の死」
ジェームズ・クック(1969-)の歌劇からの抜粋
Abishag 《アビシャグ》(2019)
1. Opening Scene: Delicate harlot!
2. Closing Scene:
Her hair crosses my lips and draws
my burning breath
3. David's Liebestod:
Come now, fair deathJane the Quene《ジェーン女王》(2015)
4. Gentle Mr. Aylmer
5. Love's Farewell: Let innocence at
last your pity |
ジョアンナ・ソンジ(ソプラノ)‛&1、2、4、5
ベルト・フランチェスコ・アバテ(テノール)‛&1、2、5
アダム・グリーン(バリトン)‛&3
ポール・マッケンジー(ピアノ)‛&1-5 |
録音 2020年1月 St. Gabriel's Church Pimlico,London(UK)
1969年、ウェールズ出身の作曲家ジェームズ・クック。20代で3つの交響曲を作曲した後、合唱と宗教曲の作曲家に転向しました。
そして2000年からはオルガン作品を集中的に作曲し、2010年にはオペラの作曲に挑んでいます。以降、聖書のエピソードを主題とした4つのツィクルスを含む作品を発表。
このアルバムでは、ダヴィデ王に仕えた少女アビシャグを題材にしたオペラから3曲と、16世紀イギリスで「九日間の女王」の異名をとったジェーン・グレイを題材にしたオペラからの2曲を聴くことができます。
後期ロマン派を思わせる半音階的を用いた妖艶な旋律が魅力的。
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RAMEE
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『驚くべき音楽』 ~中世後期のクラクフの教会音楽~
1. 作者不詳(1440頃): ほんのひととき治世が成り立つも/
2. 作者不詳(14-15世紀): めでたし、海の星/
3. 作者不詳(1440頃): キリエ/4. ミコワイ・ラドムスキ(1425頃活躍):
グローリア/
5. 作者不詳(1440頃): 飼い葉桶に寝かされて/その偉大さによって、マリアさまは/
6. 作者不詳(1440頃): マリアさまはいとも優しく/
7. 作者不詳(1440頃): めでたし、聖三位一体の玉座/
8. 作者不詳(1372頃): 聖なるマリアさま、お救い下さい/ラドムスキ:
マニフィカト/
9. ヨハンネス・チコーニア(1370頃-1412):
クレド/
10. ラドムスキ: 無題の舞踏曲(器楽)/
11. 作者不詳(15世紀前半): クラクフの都よ/
12. 伝ヤコブス・デ・クリバノ(1430-50頃活躍):聖なるかな(サンクトゥス)「死の杯を味わった末」/
13. 作者不詳(15世紀後半): アニュス・デイ/
14. ニコラウス(生歿年不詳)/ミハウ・ゴントコ再構成:
栄光の輝きに包まれて/
15. 作者不詳(1460頃): この稀有なる明るさが、なお強く輝きますように(器楽)/
16. ペトルス・ヴィルヘルミ・デ・グルデンチ(1392-1452以降):
司教様の気高さが/
17. アントニオ・ザカラ・ダ・テラモ(1350頃-1413):
グローリア |
ラ・モルラ
ドロン・シュライファー、ダニエル・メンテス、イーヴォ・アウン・デ・オリヴェイラ、マチュー・ロマナンス(歌)、
コリーナ・マルティ(クラヴィシンバルム、オルガネット、リコーダー) 、
ミハウ・ゴントコ(プレクトラム・リュート)、コリンネ・レイモンド=ヤルチク(中世フィドル)
ディレクター: コリーナ・マルティ&ミハウ・ゴントコ |
録音: 2020年12月1-6日、聖レオデガル教会、メーリン(スイス)
【昔日のポーランドにおける文化の繁栄!古都クラクフの中世をアルス・ノーヴァの次代に遡る好企画】
多くの人が出会ったことのない意外な音世界の魅力を探り当てるセンスの明敏さで知られた古楽レーベルRAMEEから、思いがけないポーランド古楽のアルバムが登場。
演奏陣は20世紀以来の古楽研究の核バーゼル・スコラ・カントルム出身の才人たちで、名カウンターテナー歌手ドロン・シュライファーや中世鍵盤とリコーダーの名手コリーナ・マルティら百戦錬磨のプレイヤーたちをまとめるのはポーランド出身のリュート奏者ミハウ・ゴントコ。
RAMEEから同国のルネサンス・リュート作品を集めたアルバムも出している彼は今回さらに時代を遡り、中世末期のアルス・ノーヴァの頃に花開いたポーランド教会音楽の世界に迫ります。
チコーニアやザカラ・ダ・テラモら西方の作曲家も混じりますが、演奏に使った史料はクラクフやワルシャワなどポーランドの図書館で見つかったものが大半で、カトリック音楽を通じた文化交流の足跡も辿れる面白さも興趣が尽きません。
ルネサンス期には新興勢力のロシアやプロイセンなど周辺国を押さえ圧倒的大国だったポーランドだけに、その音楽遺産の豊かさは驚くばかり。
4人の歌手を支えるのはオルガネット(ポルタティーフオルガン)やクラヴィシンバルム(初期のチェンバロ)といった中世鍵盤楽器とリコーダー、中世フィドルにプレクトラム(現代のピックに近いもの)で弾く中世リュートというシンプルかつ味わい深いセレクション。
教会音楽でも器楽が参加した当時の流儀をふまえ、冒頭から雰囲気満点に異世界の音の魅力へと私たちを引き込みます。
ア・カペラのトラックの数々も「デュファイ以前」の古めかしい響きの魅力がたっぷり。エンジニアで主宰者のライナー・アルントはバロック・ヴァイオリン奏者としての充実した音楽経験をよく活かしながら、自然な古楽器の響きの場を鮮やかに捉えた録音とパッケージ作りを通じ、プログラムの魅力を十全に伝えてくれます。
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PIANO CLASSICS
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D.スカルラッティ:ソナタ集
ソナタ イ長調K.24、イ短調K.532、変ロ長調K.266、
変ロ短調K.131、ロ長調K.262、ロ短調K.173、
ハ長調K.421、ハ短調K.126、ニ長調K.33、
ニ短調K.138、ホ長調K.20、ホ短調K.232、
ヘ長調K.17、ヘ短調K.184、嬰へ長調K.319、
嬰ヘ短調K.67、ト長調K.425、ト短調K.546 |
アンドレア・モルテーニ(pf) |
ブックレットには、ピアニストのレスリー・ハワードとの対談が掲載されています。
その中で、モルテーニは、あまり知られていないこの18曲のソナタをなぜ選んだのかを説明しています。
スカルラッティのソナタの一般的な演奏順を踏襲することなく、スカルラッティ自身がソナタ集第1巻の序文に記した「芸術との独創的な戯れ」という文言を目指し演奏しています。
前作のデビューアルバム「ダルピッコラとペトラッシのピアノ作品集」では、珍しい作品とあって注目されました。
今回も洗練されたヴィルトゥオーゾの世界が楽しめる一枚となりました。
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<映像>
12/7(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ALBA
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オティラ/ラウラ・ヒュンニネン
・Annin ja Viljamin valssi(アンとヴィリヤムのワルツ)
・Catherinen naky(カテリーネに見えるもの)
・Kertun laulu Annelista(ケルットゥの歌うアンネリの歌)
・Yo-sarja(「夜」組曲)
【Talviyo(冬の夜), Valoa pimeassa(闇のなかの光),
Uni on ohut(眠りが浅い),
Pehmeat siivet(柔らかい翼), Sisainen
metsa(内なる森)】
・Laulu onnesta tai surusta(幸せか悲しみの歌)
・Isalle(父へ) |
ラウラ・ヒュンニネン
(ハープ、ヴォイス、
ライヴ・エレクトロニクス) |
フィランド放送響の元首席ハープ奏者ラウラ・ヒュンニネン
録音:2021年 マグヌスボリ・スタジオ(Magnusborg
studiot)(ポルヴォー、フィンランド)/39'47
制作:ラウラ・ヒュンニネン/録音、編集:ヴィリヤミ・メヘト/マスタリング:ヤルッコ・ヴィーナマキ
ハーピストでヴィジュアル・アーティストのラウラ・ヒュンニネン
Laura Hynninen は、フィンランドのポルヴォー生まれ。
シベリウス・アカデミーを1999年に卒業、2000年から2012年までフィンランド国立歌劇場、2013年から2015年までフィンランド放送交響楽団でそれぞれ首席ハープ奏者として演奏しました。
フリーランサーとして活動を始めてからは、ソリスト、室内楽と管弦楽のゲスト・プレーヤーとして活動。
教会音楽、ポップ、ロック、ヘヴィメタル、ジャズ、コンテンポラリー・ミュージックと幅広く手がけながら、ヴィジュアルアートの知識と感性を基に絵画やスペースアートと彼女の作曲した音楽を結びつけたアヴァンギャルド・スタイルのソロ・プロジェクトでも注目されています。
アルバム『オティラ』は、彼女がハープを演奏していて発見した「神秘的な色彩と新しい音の形」を演奏テクニックとして発展させ、ハープを打楽器として使い、カリンバ、サンドペーパー、「母さん」の銀のスプーン、彼女自身の声を加えた「女性ひとりのオーケストラ」の音楽に創りあげた作品です。
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シベリウスの義兄
アルマス・ヤルネフェルト: ピアノ作品全集 |
ヤンネ・オクサネン(ピアノ)
リスト=マッティ・マリン(ピアノ)� |
アルマス・ヤルネフェルト(1869-1958)
練習曲(Etude) Op.4 no.1/ワルツ ホ短調(Waltz)
Op.4. no.2/
アレグロ・コン・ブリオ(Allegro con brio)
Op.4 no.3/前奏曲(Praeludium)(Taubman
編曲)*/
子守歌(Berceuse)/ワルツ ヘ長調(Waltz)*/ヴァスティ(ゆったりしたワルツ)("Vasti"
Valse lente)/
エリサベトの嘆き(Elitzebas klagan)
*/主題と変奏(Theme and Variations)*/
ポリ行進曲(Porilaisten Marssi)(アルマス・ヤルネフェルト
編曲)*/
愛から離されると(Armaasta erotessa)(ヘルメス
曲 アルマス・ヤルネフェルト 編曲)*/
トゥーネナ(音楽)(Tonerna)(ラーゲルクランツ
曲 アルマス・ヤルネフェルト 編曲)*/
シルッカ(Sirkka)(エルッキ・メラルティン(1875-1937)
編曲)*/
ティタニア(Titania)(セリム・パルムグレン(1878-1951)
編曲)/
太陽の光(Solsken)(セリム・パルムグレン(1878-1951)
編曲)/フーガ ニ長調(Fugue)*/
フーガ ト短調(Fugue)*/前奏曲(Praeludium)(4
手のピアノのための)*/ ₁^
子供時代から(Lapsuuden ajoilta)(4手のピアノのための)*/
₁^
エヴァ・ヤルネフェルト(1901-1995)/アルバムのページ(Albumblatt)*/
わが愛しの父へ捧げる(Meinem lieben Vater
gewidmet)*/舟歌(Barcarole)* |
ナショナル・ロマンティシズムの作曲家アルマス・ヤルネフェルトのピアノ作品集
録音:2021年8月10日-11日 ヤルヴェンパー・ホール(ヤルヴェンパー、フィンランド)/65'34
制作:リスト=マッティ・マリン/共同制作:ヤンネ・オクサネン/録音、編集、マスタリング:マルック・ヴェイヨンスオ
フィンランドのピアニスト、トイヴォ・クーラのピアノ作品全集(Alba
ABCD 445)をリリースしたヤンネ・オクサネン
Janne Oksanen(1994-)のアルバム第2作は、ナショナル・ロマンティシズムの作曲家アルマス・ヤルネフェルトのピアノ作品です。
アルマス・ヤルネフェルト Armas Jarnefelt
は、1869年、フィンランドのヴィープリ生まれ。ヘルシンキでフェルッチョ・ブゾーニ、パリでジュール・マスネに学びました。
彼は、指揮者としてのキャリアが長く、1905年から30年以上にわたり、ストックホルムの王立スウェーデン歌劇場でレペティトゥール、指揮者、音楽監督を務めました。
《子守歌》と《前奏曲》の2つの管弦楽曲の作曲者として知られるものの、妹のアイノが嫁いだシベリウスの「影」に隠れてしまった作曲家のひとりと言われます。
オクサネンは、このアルバムで3つのカテゴリの作品を演奏しています。
ヤルネフェルトの作曲したピアノ曲、彼が編曲を手掛けた他の作曲家の作品、そして、ヤルネフェルトの曲を同時代の作曲家たちがピアノのために編曲した作品。
オクサネンの博士課程の指導教官で2枚のアルバムの制作を担当したリスト=マッティ・マリン
Risto-Matti Marin が、4手のピアノのために書かれた《前奏曲》と《子供時代から》の2曲で共演しています。
アルバムの最後、ヤルネフェルトの子、エヴァの書いた3つのピアノ曲が演奏されます。
[プロフィール]
ヤンネ・オクサネン Janne Oksanen(1994-)。ヘルシンキ芸術大学シベリウス・アカデミーとパリ音楽院でテッポ・コイヴィスト、レベッカ・アンゲルヴォ、ドニ・パスカルに学び、リスト=マッティ・マリンの修士課程で研究。
ヨルマ・パヌラのクラスで指揮を学び、作曲家として25曲を超す歌曲などを作り、《フィンランディア》を2台ピアノ用に編曲。ポップミュージックとジャズも学び、ロックバンド「Aurora
Lights」を創設、グループを解散するまで歌手とギタリストを務めた。
アルマス・ヤルネフェルト シベリウスに嫁いだ妹アイノ。絶世の美人。
貴重なヤルネフェルトの管弦楽作品集アルバム |
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ヤルネフェルト:
(1)交響幻想曲 (1895)
(2)組曲変ホ長調 (1897)
(3)セレナード (1893)
(4)子守歌~ Vn と Orch (1904) |
ヤーッコ・クーシスト(Vn と指揮)
ラハティ交響楽団 |
あの「子守歌」の作曲家ヤルネフェルトの秘作集
DDD、77’07”
シベリウスの義兄で美しい「子守歌」1 曲のみで知られるアルマス・ヤルネフェルト
(1869-1958)。
他の作品にも関心がつのりますが、待望のオーケストラ曲アルバムの登場です。これが期待以上に魅力的なものばかり。
パリ時代の「セレナード」は恩師マスネの影響の濃いチャーミングな作品。一方「交響幻想曲」はバイロイト詣直後の作で、まるでワーグナー。
名ヴァイオリニスト、ヤーッコ・クーシストの指揮も光ります。
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FIRST HAND RECORDS
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リコーダー、ヴィオラ・ダモーレ、ヴィオラ・ダ・ガンバによるバッハ
J.S.バッハ:
2声のインヴェンション(抜粋)
3声のシンフォニア(抜粋)
愛する御神にすべてを委ね BWV691
ゴルトベルク変奏曲 BWV988より アリア
トリオ・ソナタ第3番 ニ短調 BWV527
トリオ・ソナタ第6番 ト長調 BWV530より
第2楽章 レント
主イエス=キリスト、われらを顧みたまえ
BWV655
いと高きところにいます神にのみ栄光あれ
BWV716 |
インカンターティ
[エマ・マーフィー(リコーダー)、
レイチェル・ストット(ヴィオラ・ダモーレ)、
森川麻子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)] |
バロック時代ならではの編成で聴く玄妙なるバッハ音楽
録音:2021年5月19-21日/ロンドン、プラムステッド、アセンション教会
バロック時代ならではの3楽器のためにアレンジされたバッハ作品集です。牧歌的な情景を思わすリコーダー、幽玄かつ情感豊かなヴィオラ・ダモーレ、そしてたとえば受難曲ではキリストが世を去っていく様子を描くヴィオラ・ダ・ガンバ。
それぞれの楽器が明確に区別されながらも、お互いに補完し合うことで魅力的なサウンドが生み出されています。
フレットワークのメンバーとしても知られる森川麻子らによる素晴らしい演奏。
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アメリカのサイレント映画『バグダッドの盗賊』につけられた美しい管弦楽
モーティマー・ウィルソン:映画音楽『バグダッドの盗賊』(1924) |
マルク・フィッツ=ジェラルド(指揮)
フランクフルト放送交響楽団 |
初録音!1924年のサイレント映画につけられた美しい管弦楽
録音:2019年
1924年に発表されたアメリカのサイレント映画『バグダッドの盗賊』。
主演ダグラス・フェアバンクスの依頼でアメリカの作曲家モーティマー・ウィルソンが音楽を担当しました。
ウィルソンはクラシック音楽の作曲家であり、プッチーニやワーグナーのオペラからの影響や、ベルク、レーガー、チャイコフスキーといった先人たちの管弦楽語法を聴くことができます。
これまでに録音がなかったのが不思議なくらい良い曲です。
映画音楽を得意とするフィッツ=ジェラルドとフランクフルト放送響による2019年録音。
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HARMONIAMUNDI
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Licht der Welt(世界の光)~クリスマス・プロムナード
フンパーディンク(1854-1921)
1.Weihnachten*(クリスマスの夜)/2.Das
Licht der Welt.(世界の光)
ペーター・コルネリウス(1824-1874)
3.Die Hirten op.8 2b(羊飼いたち op.8
2b)/4.Christbaum(クリスマス・ツリー)/
5.Die Konige* op.8 3b(3人の王)
シベリウス(1865-1957)
6.Giv mig ej glans, ej guld, ej prakt,
op. 1 no 4( 私は栄誉を求めない)
フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847)
7.Weihnachtslied(クリスマスの歌)
R.シューマン(1810-1856)
8.Weihnachtslied* op. 79 no 16(クリスマス・キャロル「キリストがこの世にお生まれになったとき」)
フォーレ(1845-1924)
9.Noel op. 43 no 1(クリスマス)
エドゥアルド・トルドラ(1895-1962)
10.Cantarcillo(マリアの賛美歌)
ホアキン・ニン・カステニャーノス (1879-1949)
11.Villancico murciano(ムルシアの民俗的キャロル)/12.Villancico
vasco(バスクの民俗的キャロル)
グリーグ(1843-1907)
13.Julens Vuggesang クリスマスの子守歌
ロッシーニ(1792-1868)
14.La Nuit de Noel*(クリスマスの夜)
サン=サーンス(1835-1921)
15.La Madonna col Bambino(子を抱く聖母)
ラヴェル(1875-1937)
16.Noel des jouets(おもちゃのクリスマス)
マスネ(1842-1912)
17.Noel paien(異教徒のキャロル)/18.Noel
des fleurs(花のキャロル)/
19.Le Noel des humbles(柔和な人たちのキャロル)
グノー(1818-1893)
20.Chantez Noel*(クリスマスを歌おう)
シャミナード(1857-1944)
21.Noel des oiseaux(鳥たちのキャロル)
ヨーゼフ・マルクス(1882-1964)
22.Christbaum(クリスマス・ツリー)
R.シュトラウス(1864-1949)
23.Weihnachtsgefuhl WoO.94(クリスマスの雰囲気)
24.Die heiligen drei Konige aus Morgenland(3人の聖なる王が)
*= 編曲:ハワード・アルマン |
クリスティアーネ・カルク(ソプラノ)、ゲロルド・フーバー(ピアノ)、
バイエルン放送合唱団(ハワード・アルマン合唱指揮) |
世界的ソプラノ、クリスティアーネ・カルクがうたうクリスマス!
録音:2021年3月29-4月1日、バイエルン放送第2スタジオ
世界的ソプラノ、クリスティアーネ・カルクによるクリスマス・ソングの登場!カルク自身によるセレクションですが、どれも幼いころから歌って親しんだキャロル・・・というよりは、最近彼女自身も発見したものが多くならんでいます。
ドイツではフンパーディンクのヘンゼルとグレーテルは知らなくても、ここに収録されているクリスマス・ソングは知っている、という人が多いくらいに有名なもの。まったく新しいクリスマス・ソング集となっています。
マーラー歌曲集(KKC-6308/HMM-905338)でもゆるぎない表現力で魅せたカルクですが、ここでも曲によってきらびやかだったり厳かだったりと、変幻自在に表情を変えながら、クリスマスの様々な気分を自由に歌っています。
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マラン・マレの残り香~ヴィオールのための作品ほか
ルイ・ド・ケ・デルヴロワ(ca.1677-1759):
ヴィオールと通奏低音のための組曲 ト調、ヴィオールと通奏低音のための組曲
ホ短調、
フルートと通奏低音のための組曲 ニ長調、La
Berg-Op-Zoom、Plainte(嘆き)、La la Fernay、
ヴィオールと通奏低音のための組曲 ト調、ヴィオールと通奏低音のための組曲
ニ長調 |
ラ・レヴーズ
〔フロランス・ボルトン(バス&パルデッスュ・ヴィオール)、
セルジュ・サイッタ(フルート、プティ・フルート)、
エミリー・オードウィン(バス・ド・ヴィオール)、
カルステン・ローフ(クラヴサン)、
バンジャマン・ペロー(バロック・ギター、テオルボ)〕 |
マレの後継者デルヴロワによる典雅な作品集、ヴィオールのほかフルートなども活躍!
録音:2020年9月、シャンボール城(フランス)
マラン・マレの最も優秀な弟子のひとりであり、マレの後継者でもあるデルヴロワは、バス・ヴィオールが次第に世から消える時期に生きながら、ヴィオールのための優れた作品をのこしました。
17世紀後半から18世紀前半の優雅さと気品をたたえた作品を多く書いています。
ここでも、ヴィオールのほかにもパルデッスュ(音域の高い)・ヴィオールやフルートなども活躍する魅力的な作品がセレクトされています。
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Face(s) a face(s)(フェイス・トゥ・フェイス)
ガーシュウィン:
1.パリのアメリカ人~コンサート用組曲/2.サマータイム(ポーギーとベス)
ジアド・ラーバニ:
3.ナタルーナ(Nataruna)
マヌエル・ドゥトルラン:
4.ファンタジー~パガニーニの主題による変奏曲
ゲンズブール:
5.ラ・ジャヴァネーズ
チャーリー・チャップリン:
6.ライムライト
バーンスタイン:
7.アメリカ~ウェストサイド物語
ジャン=バティスト・アルバン:
8.ヴェネツィアの謝肉祭にもとづくファンタジー
ラファエル・メンデス:
9.ロマンツァ
ジャック・イベール:
10.寄港地 チュニス―ネフタ
ジョアン・ボスコ:
11.酔っ払いと綱渡り芸人
モリコーネ:
12.ガブリエルのオーボエ(ミッション) |
ロマン・ルルー
(トランペット、コルネット(8)、ピッコロ・トランペット(12)、
フリューゲルホルン(6,9))* すべてYAMAHA
ギョーム・アントニーニ、マニュエル・ドゥートルラン(ヴァイオリン)、
アルフォンス・デルヴュー(ヴィオラ)、カロリーヌ・ボイタ(チェロ)、
フィリップ・ブラール(コントラバス) |
トランペット・スター、ロマン・ルルー。ハルモニアムンディより登場!超絶技巧でめぐる世界の旅
録音:2019年5月26-29日、シデ・ド・ラ・ミュジーク
フランスの若手トランペットの名手、ロマン・ルルーがハルモニアムンディより登場!ガーシュウィンやバーンスタインの「アメリカ」にはじまり、イベールの寄港地、さらにはゲンズブール(フランス)やブラジルのボスコの作品など、世界を旅しているような気分になれるプログラムです。
「サマータイム」では、弦楽アンサンブルが醸す思いもかけない硬質な世界に、クールなサウンドで聴かせます。
パガニーニの主題による変奏曲では、ちょっと信じがたいような超絶技巧も聴かせてくれます。
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HAENSSLER
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「ルーマニアのフルート音楽」
(1)バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
(2)エネスク:ヴァイオリン・ソナタ第1番
ニ長調 Op.2
(フルート版/編曲:クシシュトフ・カチカ)
(3)エリネスク:パストラル・シーン~「ルーマニア」より
(4)ロタル:エレジー~フルートとピアノのため
(5)エネスク:カンタービレとプレスト
(6)ジャヌ:前奏曲とリゴドン
(7)エリネスク:序奏と舞曲 |
クシシュトフ・カチカ(フルート)
リリアン・アコポヴァ(ピアノ) |
クシシュトフ・カチカがルーマニアをテーマにしたアルバムをリリース!
セッション録音:2020年1月2&3日/ミュンヘン音楽大学(ミュンヘン)/DDD、58'13
独ヘンスラー・レーベルから積極的なリリースが続いているフルートのクシシュトフ・カチカ。
今回はルーマニアをテーマにしたアルバムを制作しました。このアルバムでも味わい深い語り口で魅了します。
カチカは2009年から2012年まで広州交響楽団の首席フルート奏者を務めたのち、現在はソリストとして活動の幅を広げており、これまでにラン・ラン、ヨーヨ・マ、五嶋みどり、サラ・チャンといった世界的アーティストとの共演を果たしております。
カチカはヘンスラー・レーベルからメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲(フルート版)(HC-21034)、J.S.バッハのヴァイオリンとフルートのための協奏曲集(HC-21020)、母国ポーランドの作曲家ヴォシの作品集(HC-20001)などをリリースしております。
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「バシアーナス」~無伴奏チェロ幻想曲 |
アナ・トパロヴィチ(チェロ) |
(1)ヨハン・セバスティアン・バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番
ト長調 BWV1007より「前奏曲」
(2)ヨハンナ・ドーデラー:無伴奏チェロ曲第2番(Ana
Topalovic gewidmet)(2011)
(3)J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調
BWV1007より「アルマンド」
(4)ドイナ・ロタル:Umbre III(+tape)(2011)
(5)J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調
BWV1007より「クーラント」
(6)ガブリエーレ・プロイ:Diamant (2018)
(7)J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調
BWV1007より「メヌエットⅠ&Ⅱ」
(8)カイヤ・サーリアホ:7頭の蝶たち
(9)J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調
BWV1007より「サラバンド」
(10)アナ・トパロヴィチ:Reflections(+voice)(2013)
(11)J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調
BWV1007より「ジーグ」 |
バッハ無伴奏チェロ組曲第1番に5人の女性作曲家の作品を編み込んだアナ・トパロヴィチ渾身のアルバム!
セッション録音:2020年7月10-12日/ウィーン国立音楽大学(ウィーン)/DDD、59'56
1981年セルビアのベルグレード生まれで、1999年よりウィーンを拠点に活躍するチェリスト、アナ・トパロヴィチがJ.S.バッハの無伴奏チェロ組曲第1番に5人の女性作曲家の作品を編み込んだ渾身のアルバムを発表。
バッハの組曲とカイヤ・サーリアホ、ヨハンナ・ドーデラー、ドイナ・ロタル、ガブリエーレ・プロイ、そして自作を交互に弾くことにより、情熱的で官能的な世界を演出しております。
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PREISER RECORDS
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不思議な角笛とシェイクスピア
マーラー:Urlicht / Der Tamboursg'sell
/ Trost im Ungluck / Ablosung im Sommer
グントルフ・パルテン(1927-):
Wenn ich des Morgens / Nach meiner Lieb'
/ Wer sehen will /
Armes Kauzlein / Ach, Fraulein zart /
Een Frauken / Ach, war' mein Lieb
R.シュトラウス:
Wie erkenn' ich mein Treulieb / Guten
Morgen, 's ist St. Valentinstag / Sie trugen
ihn auf der Bahre bloB
グントルフ・パルテン:
Klagt, Madchen, nicht / Ver, der Fruhling
/ Hiems, der Winter / O schwore nicht / Bleibt
ferne
クィルター:Come away, death / O mistress
mine / Blow, blow, thou winter wind
コルンゴルト:Desdemona's song / Under
the greenwood tree / When birds do sing
ペーター・コルネリウス:Komm herbei, Tod! |
シモーナ・エイシンガー(ソプラノ)、ライナー・トロスト(テノール)、マンフレット・シーベル(ピアノ) |
『角笛』とシェイクスピアのテキストによる歌曲集
録音:2021年8月/71'26''
オーストリアのソプラノ歌手シモーナ・エイジンガーと、ドイツのテノール歌手ライナー・トロストによる独唱・重唱集。
マーラーの『角笛』と、シェイクスピアのテキストを用いた他の作曲家の歌曲で構成されています。
1927年生まれのオーストリアの作曲家グントルフ・パルテンの歌曲もロマン派的な響き。
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C’AVI-MUSIC
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(3CD)
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ルール・ピアノ・フェスティヴァル Vol.40 ~
ライヴ・レコーディングス2021
エヴァ・ゲヴォルギヤン、キット・アームストロングなど |
CD 1
・スクリャービン:24の前奏曲 Op.11 〔エヴァ・ゲヴォルギヤン(ピアノ)〕
・ラフマニノフ:前奏曲 Op.23より(第6番、第5番、第3番、第4番)、コレッリの主題による変奏曲
Op.47
〔ロマン・ボリソフ(ピアノ)〕
・ラフマニノフ:リラの花 Op.21-5、
ムソルグスキーの『ソローチンツィの定期市』より
ホパーク
・リャードフ:舟歌 Op.44、オルゴール
Op.32
〔パラヴィ・マヒダラ(ピアノ)〕
CD 2
・クララ・シューマン:ロベルト・シューマンの主題による変奏曲
Op.20
・ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ
〔パラヴィ・マヒダラ(ピアノ)〕
・キット・アームストロング(b.1992):ピアノ三重奏曲
《fast zu ernst》
(アルフレート・ブレンデルの90歳の誕生日のためにルール・ピアノ・フェスティヴァルから委嘱/世界初録音)
〔キット・アームストロング(ピアノ)、アンドレイ・ビエロフ(ヴァイオリン)、
エイドリアン・ブレンデル(チェロ)〕
CD 3 ~ ジャズライン
・ア・ブー:プレリュード、インプロヴィゼーション1、ボッサ
ト長調/
カプースチン:夜明け Op.26/
ア・ブー:バラード ホ長調/
フランク・チャーチル:いつか王子様が/
ア・ブー:インプロヴィゼーション2、アリア、インプロヴィゼーション3/
中村健吾:ララバイ/
ファッツ・ウォーラー:浮気はやめた/
キース・ジャレット:ペイント・マイ・ハート・レッド
〔ア・ブー(ピアノ)〕 |
エヴァ・ゲヴォルギヤン参加!ルール・ピアノ・フェスティヴァル2021ライヴ!
☆ドイツ最大級の音楽祭、ルール・ピアノ・フェスティヴァルの2021ライヴ!
☆2021年ショパン・コンクールでも話題となったロシア/アルメニアの才女、エヴァ・ゲヴォルギヤン参加!
☆ブレンデルへ捧げるピアノ三重奏曲(世界初録音)やジャズ・プログラムも収録!
ドイツ、ルール地方各地で毎年行われているドイツ最大級の音楽祭の一つ、ルール・ピアノ・フェスティヴァル。
アルゲリッチやラン・ラン、ツィメルマン、キーシン等超豪華ピアニストが世界中から集まる他、有望な若き逸材が多数参加することでも知られています。
C'Avi-musicがリリースしてきたライヴ録音シリーズ第40弾には、2021年10月に行われた第18回ショパン国際ピアノ・コンクールでもファイナリストとなり、17歳とは思えない程の高い安定感と深い音楽性で話題となったロシア/アルメニアの才女、エヴァ・ゲヴォルギヤン(ルール・ピアノ・フェスティヴァル2020のスカラーシップ保持者)が参加!
その他、2002年生まれのロマン・ボリソフ(ロシア)、1988年生まれのパラヴィ・マヒダラ(インド/アメリカ)など若きタレントたちのライヴを収録。
また、作曲家としても活動するキット・アームストロング(1992年アメリカ生まれ)は、アルフレート・ブレンデルの90歳を記念して書いた自作のピアノ三重奏曲を息子エイドリアン・ブレンデルらとの共演で演奏。
さらにCD3には、1999年北京生まれのジャズ・ピアニスト、ア・ブー(A
Bu/ルール・ピアノ・フェスティヴァル2019のスカラーシップ保持者)が、自作と即興、そしてジャズ・スタンダード・ナンバーやジャズ・テイストなクラシカル作品であるカプースチンなど組み合わせた素敵なジャジー・プログラムを披露します。
※録音(ライヴ):2021年9月-10月
エヴァ・ゲヴォルギヤン、この人です。
final round (18th Chopin Competition, Warsaw)
https://youtu.be/LHlodYsovHs
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シューマン&R.シュトラウス:メロドラマ集
2つのバラード Op.122
〔荒野の少年のバラード Op.122-1、亡命者
Op.122-2〕
R.シュトラウス:メロドラマ《イノック・アーデン》Op.38 |
イザベル・フォークト(朗読)
ラルス・フォークト(ピアノ) |
ラルス&イザベル・フォークトの親子共演!シューマンとR.シュトラウスのメロドラマ集!
☆ドイツの名ピアニスト、ラルス・フォークトと娘イザベルの共演!
☆シューマンとリヒャルト・シュトラウスの、朗読とピアノのための「メロドラマ」集!
1970年ドイツ生まれ、1990年のリーズ国際ピアノ・コンクールで第2位に入賞し、シュパヌンゲン音楽祭の主催者としても活躍するドイツの名ピアニスト、ラルス・フォークト。
ラルス・フォークトが、演劇やナレーションの世界でプロフェッショナルに活動する娘のイザベル・フォークトと共演し、シューマンとR.シュトラウスのメロドラマ(ピアノ伴奏付きの朗読)集を演奏したライヴ(シュパヌンゲン音楽祭2018&2020)の録音がリリース。2020年のシュパヌンゲン音楽祭は、COVID-19パンデミックのため無観客の「ゴースト・フェスティヴァル」として開催されています。
イザベル・フォークトは2002年ベルリン生まれ、4歳の頃から演劇と朗読に携わり、2013年からベルリンのゴールドニー演劇学校に通い、現在はそこで教えています。
ドイツで数多くの劇場公演に参加し、SkyとAmazon
Primeが製作したテレビ・シリーズにも出演。
また、ドイチュラント・ラジオのラジオ番組にはナレーターとして出演しています。父親の影響など音楽的背景から、朗読と音楽とのメロドラマ・プログラムにも特別な関心を持っており、ラルス・フォークトによるエモーショナルなピアノに乗せて、シリアスな雰囲気の多いこれらのメロドラマを表情豊かに朗読しています。
音楽が単なるBGMではなく、テキストと結びついて相互作用で影響を与え合うメロドラマの不思議で魅力的な世界をご堪能ください。
※録音(ライヴ):2018年6月17日、ハイムバッハ(ドイツ)(シューマン)/2020年6月27日、ベルリン(ドイツ)(R.シュトラウス)
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FRA BERNARDO
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オケゲム:ミサ曲集 Vol.2
ミサ・エッチェ・アンチルラ・ドミニ
(ミサ曲 《見よ、主のはしためを》
ミサ・ミ・ミ |
ザ・サウンド・アンド・ザ・フューリー
〔ダーフィト・エーラー(カウンターテナー)、
ジョン・ポッター(テノール)、
コリン・メイソン(バス)、
リチャード・ウィストライク(バス)〕 |
"ザ・サウンド・アンド・ザ・フューリー"!オケゲムのミサ曲集第2巻!
☆フランドル楽派を専門とするオーストリアの男声ヴォーカル・アンサンブル、"ザ・サウンド・アンド・ザ・フューリー"!
☆オケゲムの2つのミサ曲を歌ったライヴ録音が復刻!
初期はトーマス・E.バウアーが監督し、ヒリアード・アンサンブルの元メンバー、ジョン・ポッターが中核メンバーを務め、15世紀後半から16世紀前半のフランドル楽派のルネサンス・ポリフォニーを専門とするオーストリアの男声ヴォーカル・アンサンブル、ザ・サウンド・アンド・ザ・フューリー(音と熱狂)。
デュファイとジョスカンの間を繋ぐ重要人物として再評価が進んでいる15世紀フランドル楽派の巨匠ヨハネス・オケゲム(c.1420-1497)のミサ曲を歌った2010年のライヴ録音がfra
bernardoレーベルから復刻。
ジョン・ポッター以外のメンバーも、80以上のアルバムに参加する他、楽譜編集者としても功績を残すドイツのダーフィト・エーラー、キングズ・シンガーズの元メンバーでもあるスコットランドのコリン・メイソン、ロンドン王立音楽カレッジ教授など講師・研究者としても高名なイギリスのリチャード・ウィストライクなど、その道のエキスパートたち4人による高品質なポリフォニーを堪能できます。
※録音(ライヴ):2010年11月7日、マウアーバッハ・カルトジオ会修道院(オーストリア)
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KAIROS
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ペーター・アブリンガー:作品集
ペーター・アブリンガー(1959-):
Wider die Natur(2020)
Nichts (Nothing) for two drums(1983)
Consideration 19(1988)
Acht Zeichnungen (Eight Drawings)(2020) |
エリック・ドレッシャー
(ヴォイス、グリッサンド・フルート、
ボトル、鳥笛、バスフルート、
ピッコロほか)
ペーター・アブリンガー
(ヴォイス、エレクトロニクス) |
ドレッシャーとアブリンガーのコラボレーション・アルバム!
フルート奏者のエリック・ドレッシャーは、2019年末に作曲家のペーター・アブリンガー(1959-)とのコラボレーションを申し込み、当初は2014年の共同アルバム『Augmented
Studies』に続く、16本または22本のフルートのためのマルチトラック作品の延長線上にある楽曲を計画していました。
それらがCovid-19のパンデミックによって却下されたため、代わりに生みだされたのが本アルバムのプロジェクトです。
マルチインストゥルメントによるこれらの新しいフルート音楽は、未知の世界への旅に出たいという好奇心を持つ人にとっては見逃せない作品です。
※録音:2020年(ドイツ、ベルリン)
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ヴォルフラム・シューリッヒ(1967-):アンサンブルのための作品集
ヴァイオリンと19楽器のためのコンチェルト(2014-2016)
オーボエと8楽器のための《Kokoi》(2020)
オブリガート・トロンボーンと室内アンサンブルのためのバッタリア(1999)
ソプラノ、フルート、クラリネット、打楽器、
ヴィオラとチェロのための
《Gesange von der Peripherie》(2014-2016) |
PHACE(アンサンブル) |
リコーダー奏者としても活躍する現代音楽の作曲家、ヴォルフラム・シューリッヒ(1967-)のアンサンブル作品集。
「協力する」から「競争する」まで様々な意味を持つconcertareという言葉の歴史的な語源に基づいて、コンチェルタンテ音楽の様々な可能性を追求する4作品を収録しています。
シューリッヒは作曲をチューリッヒやシュトゥットガルトの音楽大学で学んだほか、演奏についてHIP(Historically
Informed Performance)の立役者の一人であるキース・ボーケのもとで学んでおり、その経験は彼の作曲活動にも大きな影響を与えています。
「自分がステージに立つと、単純に音楽の書き方が変わります。演奏者に対して演奏可能で、共同制作者としての自分を見つけられるようなものを提供する義務があります。」
※録音:2011年~2021年(オーストリア)
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ORLANDO RECORDS
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コープランド&ガランテ:連作歌曲集
アーロン・コープランド(1900-1990):エミリー・ディキンソンによる12の詩
カルロ・ガランテ(1959-):Nostra Signora
degli Insonni
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エメラルド・ゴースト
〔ルーシー・ド・バッツ(ソプラノ)、
ジョヴァンナ・ガット(ピアノ)〕 |
ソプラノのルーシー・ド・バッツとピアニストのジョヴァンナ・ガットからなるデュオ「エメラルド・ゴースト」は、2019年から活動を開始し、デビュー・レコーディングに20世紀の2つの重要な連作歌曲を選びました。
1950年に《エミリー・ディキンソンのための12の詩》が初演された後、コープランドは、友人である作曲家レナード・バーンスタインに「批評があまりにも悪かったので、自分が思っていたよりも良い曲を書いたに違いないと思った」と皮肉ったといいます。
しかし評価が変わるのに時間はかからず、2年後の1952年にはアメリカの作曲家ウィリアム・フラナガンがこの歌曲集について「今日までにアメリカ歌曲に貢献した最も重要な作品であろう」と論じています。
2004年に作曲されたカルロ・ガランテの《Nostra
Signora degli Insonni》は、イタリアの現代詩人9人の詩を用いて、「夜」をテーマに音楽と詩の出会いを探求した作品。魅惑的な音楽との出会いにご期待ください。
※録音:2021年4月(ドイツ)
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CAPRICCIO
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ブループリント
ニコライ・カプースチン(1937-2020):ジャズ・トリオによるピアノ作品集
1. 夜明け Op. 26
8つの演奏会用練習曲 Op. 40より
2. 第1番 前奏曲 アレグロ・アッサイ/3.
第2番 夢 モデラート/
4. 第7番 間奏曲 アレグレット/5. 第8番
フィナーレ プレスティッシモ
6. 変奏曲 Op. 41
7. モーティヴ・フォース Op. 45/8. ビッグバンド・サウンズ
Op. 46
24のジャズ前奏曲 Op. 53より
9. 第1番 プレスト/10. 第3番 ラルゲット/11.
第4番 アレグレット/12. 第6番 アニマート/
13. 第7番 モデラート/14. 第8番 アレグレット/15.
第9番 レント/16. 第11番 アンダンテ/
17. 第13番 アレグレット/18. 第15番 モデラート/19.
第19番 ヴィヴァーチェ/20. 第23番 モデラート
21. エンド・オブ・レインボー Op. 112
22. 「ブルー・ボッサ」によるパラフレーズ
Op. 123
23. 「ブラジルの水彩画」によるパラフレーズ
Op. 118
全てF. デュプレー、J. クルップ、M. イェンネによるピアノ、コントラバスとドラムス編
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フランク・デュプレー・トリオ
【メンバー】
フランク・デュプレー(ピアノ)、
ヤコブ・クルップ(ダブルベース)、
マインハルト"オビ"イェンネ(ドラムス) |
録音 2020年12月15-16、21-22日 ハンス=ロスバウト=スタジオ、バーデン=バーデン(ドイツ)
ジャズとクラシックを融合した音楽知られるニコライ・カプースチン。彼はまるでオスカー・ピーターソンやエロル・ガーナのように自由なタッチでピアノを弾きましたが、作曲をする際はジャズにおけるインプロヴィゼーションも全て楽譜に記載し、あたかも即興で奏でているかのような作品を書き上げました。
今回のアルバムでは、ピアノ協奏曲第4番(C5437)で巧みな演奏を披露したピアニスト、フランク・デュプレーと彼の仲間たちがカプースチンのさまざまなピアノ曲をジャズ・トリオ用にアレンジ。即興的でありながら緻密に書かれた小品を、ジャズ風のこなれた感覚で演奏。作品に新たな魅力を付け加えています。
【フランク・デュプレー】
アンタイルのピアノ協奏曲録音(C5309)で、2018年に権威ある「オーパス・クラシック賞」を受賞したドイツのピアニスト。
もともとはジャズ・パーカッショニストとして訓練を重ねた彼、いつしかピアノのレパートリーの幅広さに開眼し、20世紀から現代の作品の演奏に特別な熱意を抱くようになりました。
ペーテル・エトヴェシュとは緊密な関係を保っており、いくつかの作品の世界初演を果たしています。
最近では、クルト・ヴァイル・フェスティヴァルのアーティスト・イン・レジデンスを務める他、パーカッショニストとしても活躍。高く評価されています。
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C5434
(2CD)
¥3100
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ハンス・アイスラー(1898-1962):作品集 クプレとバラード、オーケストラ組曲、『最後の夜』
【CD1】クプレとバラード
1. Ballade von der Kruppelgarde Op. 18-1(1930)/2.
Die weinenden Hohenzollern(1959)/
3. Wohltatigkeit Op. 22-2(1930)/4. Ruckkehr
zur Natur(1959)/
5. Ballade von den SackeschmeiBern Op.
22-4(1930)/6. Ideal und Wirklichkeit(1956)/
7. Ballade vom Nigger Jim Op.18-6(1930)/8.
Stempellied Op.28-6/
9. Das Lied vom SA-Mann(1931)/10. Bei
der Kanone dort(1956)/11. Kalbermarsch(1943/1956)/
12. Die Ballade vom Wasserrad Op. 45-11(1934)/
13. Lied von der belebenden Wirkung des
Geldes Op. 45-9(1934)/14-18. Hollenangst
(1948)/
19. Des is a politischer Herr(1953)/20.
O Fallada, da du hangest(1932)/21-25. Palmstrom
Parodien Op. 5(1924)
HK グルーバー(指揮)、マリノ・フォルメンティ(ピアノ)...2,4,6,10,11,16,19、
アドルフ・ヘニング(ピアノ)...20、クラングフォルム・ウィーン(アンサンブル)...1-3,5,7-9,12-15,17,18,21-25
【CD2】
1-4. オーケストラのための組曲第2番 Op.
24/5-8. オーケストラのための組曲第3番 Op.
26/
9-10. オーケストラのための組曲第4番 Op.
30/11-25. 劇音楽『Die letzte Nacht 最後の夜』
Op. 32-2
ヴォルフラム・ベルガー(ナレーター)...11-25、HK
グルーバー(指揮)、
マリノ・フォルメンティ(ピアノ)、アドルフ・ヘニング(ピアノ)、
クラングフォルム・ウィーン(アンサンブル)...1-10、ディ・ライエ(アンサンブル)...11-25 |
録音1996年4月12日 Wiener Konzerthaus...CD1:1-19,21-25、CD2:1-101999年10月24日
Musikverein Wien...CD1:20、CD2:11-25
2022年に没後60年を迎える作曲家ハンス・アイスラー。アルノルト・シェーンベルクの高弟でありながら、政治上の対立を理由に決別。
以降劇作家ベルトルト・ブレヒトと協力し、劇音楽と映画音楽で独自の路線を追求しました。
この2枚組には、アイスラーの創作活動のほとんどをカバーするオーケストラ曲と劇音楽、歌曲を収録。中でもカール・クラウスの劇「人類最後の日々」のための音楽『最後の夜』は、戯曲の風刺的な内容を音楽に反映することに成功しており、アイスラーの思想と音楽性が最大限に発揮された傑作といえます。アイスラー作品の権威者として知られるHKグルーバーの指揮でどうぞ。
【HKグルーバー】
本名「ハインツ・カール"ナリ"グルーバー」。1943年オーストリア生まれの作曲家、指揮者、コントラバス奏者、歌手であり、作曲家としてはウィーン楽派の第一人者として活躍しています。
「きよしこの夜」の作曲家であるフランツ・クサーヴァー・グルーバーの子孫とのうわさもありますが、真相ははっきりしていません。
幼い頃にはウィーン少年合唱団のメンバーであり、ニックネームの「ナリ」はその時の名残です。
彼は様々なスタイルの作品でも書くことができ、ジャズの演奏も高く評価されています。
指揮者としてはチェルハやアイネム作品の録音の他、ハンス・アイスラーとクルト・ヴァイルの録音も行うマルチな音楽家です。
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C5470
(2CD)
¥2100
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40 GREATEST RECORDINGS
Capriccioレーベル 40周年記念名演集
【CD1】
1. ヨーゼフ・マルティン・クラウス(1756-1792):
交響曲 ニ長調 「シンフォニア・ダ・キエザ」VB
146コンチェルト・ケルン 録音 1992年
2. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
オーボエ協奏曲 ニ短調 - II. Adagio(原曲:BWV
35, BWV 156, BWV 1056, BWV 1059)
ブルクハルト・グレツナー(オーボエ)、ライプツィヒ新バッハ・コレギウム・ムジクム/マックス・ポンマー(指揮)
録音 1985年
3. フリードリヒII世(1712-1786): フルート協奏曲
ハ長調 - III. Allegro Assai
マンフレート・フリードリヒ(フルート)、
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ室内管弦楽団/ハルトムート・ヘンヒェン(指揮)
録音 1984年頃
4. ウィリアム・ボイス(1711-1779):
シンフォニア第5番 ニ長調「聖セシリアの日の頌歌」-
I. Allegro ma non troppo - Allegro assai
アカデミー室内管弦楽団/ネヴィル・マリナー(指揮) 録音
1993年頃
5. ヴォルフガンク・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
セレナード第7番 ニ長調 「ハフナー」K.
250 - III. メヌエット
カメラータ・ザルツブルク/シャーンドル・ヴェーグ(指揮) 録音
1990年
6. アントニオ・ロゼッティ(1750-1792):
ピアノ協奏曲 ト長調 - II. Romance. Adagio
con tanto
クリスティーネ・ショルンスハイム(フォルテピアノ)/ベルリン・バロック・カンパニー 録音
2000年
7.ルイージ・ボッケリーニ(1743-1805):
シンフォニー第13番 ハ長調 Op. 37 No. 1 G515
- IV. Finale: Allegro vivo assai
新ベルリン室内管弦楽団/ミヒャエル・エルクスレーベン(指揮) 録音
1992年
8. ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
ディヴェルティメント 変ロ長調「聖アンソニーのコラール」
Hob.II:46 - II. Andante
リノス・アンサンブル 録音 2000-2001年
9. ヤン・ラディスラフ・ドゥシェク(1760-1812):
ピアノ協奏曲 変ロ長調 Op. 22 - Introduction
- III. Rondo: Allegro non tanto
アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ)/コンチェルト・ケルン 録音
1995年頃
10. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
交響曲第8番 へ長調 Op. 93 - III. Tempo di
Menuetto
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団/ヘルベルト・ケーゲル(指揮) 録音
1982-83年
11. ヨハン・ネポムク・フンメル(1778-1837):
トランペット協奏曲 ホ長調 - III. Rondo
ラインホルト・フリードリヒ(トランペット)、アカデミー室内管弦楽団/ネヴィル・マリナー(指揮) 録音
1994年
12. フランツ・シューベルト(1797-1828):
変奏曲 ハ短調 D 718(ディアベリのワルツによる)
ミヒャエル・エンドレス(ピアノ) 録音
1997年
13. ロベルト・シューマン(1810-1856):
幻想小曲集 Op. 73(ヴィオラとピアノ編) - 第2番:
Lebhaft, leicht
タベア・ツィマーマン(ヴィオラ)/ハルトムート・ヘル(ピアノ) 録音
2001、2003年
14. フェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924):
踊りのワルツ Op. 53 - II. Piu vivo
ベルリン放送交響楽団/ゲルト・アルブレヒト(指揮) 録音
1991、1992年
15. カミーユ・サン=サーンス(1866-1924):
組曲『動物の謝肉祭』 - XIII.白鳥
ハリエット・クリーフ(チェロ)ライン州立フィルハーモニー管弦楽団/グスタボ・ヒメノ(指揮) 録音
2014年
16. レオン・ミンクス(1826-1917): バレエ『ドン・キホーテ』-
第2幕「ジプシーの踊り」
ソフィア国立オペラ管弦楽団/ボリス・スパソフ(指揮) 録音
1994年
17. ドミートリー・カバレフスキー(1904-1987):
幻想曲 へ短調 Op. 103(原曲: シューベルト
D 940) - I. Allegro molto moderato - Piu
mosso - Tempo I
クレア・フアンチ(ピアノ)ウィーン放送交響楽団/コルネリウス・マイスター(指揮) 録音
2016年
18. ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 Op.
77 - IV. Burlesca. Allegro con brio
ウラディーミル・スピヴァコフ(ヴァイオリン)、
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団/ジェイムズ・コンロン(指揮) 録音
2000年
19. エルヴィン・シュルホフ(2894-1942):
弦楽四重奏のための5つの小品 - IV. Alla Tango
(Andante)
ペーターゼン四重奏団 録音 1992年
20. アルフレート・シュニトケ(1934-1998):『無名の俳優の物語』-
Agitato I - Schlitten / Sleigh
ベルリン放送交響楽団/フランク・シュトローベル(指揮) 録音
2003年 |
【CD2】
1. ゲオルク・フリードリヒ・テレマン(1681-1867):
カンタータ「雷神を称える」TWV 6:3 -
I. "Wie ist dein Name so groB"
ライニッシェ・カントライ/ダス・クライネ・コンツェルト/ヘルマン・マックス(指揮)
録音 1992年
2. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ: わが最愛の命なるイエスよ
BWV 356
ロストッカー・モテット合唱団、
ライプツィヒ・カペラ・フィディーチニア/ハルトヴィヒ・エッシェンブルク(指揮)
録音 1984年頃
3. ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
『メサイア』HWV56 - Recitativo: "Behold,
a virgin shall conceive" - Aria: "Oh
thou that tellest good tidings to Zion"
ヨッヘン・コヴァルスキー(カウンターテナー)、
アカデミー室内管弦楽団/ネヴィル・マリナー(指揮)
録音 1993年
4. モーツァルト: アヴェ・ヴェルム・コルプス
K. 618
ウィーン少年合唱団ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団/ペーター・マルシーク(指揮) 録音
1994年
5. フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):
主の僕たちよ、主をほめたたえよ Op. 39 No.
2
ミヒャエル・ヴィンクラー(オルガン)、
ドレスデン聖十字架合唱団/マルティン・フレーミヒ(指揮) 録音
1991年頃
6. シューベルト: ミサ曲第2番 ト長調
D 167 - III. Credo
フーゴ・ディストラー合唱団、
ウィーン・アカデミー管弦楽団/マルティン・ハーゼルベック(指揮) 録音
1995年
7. フーゴー・ヴォルフ(1860-1903): 祈り
白井光子(メゾ・ソプラノ)、ベルリン放送交響楽団
/デヴィッド・シャローン(指揮) 録音 1994年
8. アレクサンダー・フォン・ツェムリンスキー(1871-1942):
春の埋葬 - VI. "Horch! Vom Hugel, welch
ein wilder Klang"
北ドイツ放送交響楽団/アントニー・ボーモント(指揮) 録音
1995、1997年
9. グスタフ・マーラー(1860-1911): リュッケルト歌曲集
- 私の歌をのぞき見しないで
クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)、
ベルリン・ドイツ交響楽団/クリストフ・エッシェンバッハ(指揮) 録音
2008年
10. ギヨーム・ルクー(1870-1894): 夜想曲
ユリアーネ・バンゼ(ソプラノ)、ウォルフラム・リーガー(ピアノ)/ペーターゼン四重奏団 録音
2001年頃
11. コンラディン・クロイツァー(1780-1849):
歌劇《グラナダの夜営》- 第1幕「Vom Berg
ziehn wir hernieder」
ヘルマン・プライ(バリトン)、ケルン放送交響楽団/ヘルムート・フロシャウアー(指揮) 録音
1993年頃
12. ルイ・シュポア(1784-1859): 歌劇《ファウスト》-
第2幕「Bloder Tor, ich kann hier fragen」
ボー・スコウフス(バリトン)、
南西ドイツ放送カイザースラウテルン管弦楽団/クラウス・アルプ(指揮) 録音
1994年頃
13. ハインリヒ・マルシュナー(1795-1861):
歌劇《ヴァンパイア》- Introduction: 第2幕「Ihr
Hexen und Geister」
ケルン放送交響楽団&合唱団/ヘルムート・フロシャウアー(指揮) 録音
2000年頃
14. フランツ・シュレーカー(1878-1934):
歌劇《遙かなる響き》- 第2幕「Wer kennt sie
nicht」
ロベルト・ヴェルレ(テノール)、RIAS室内合唱団、
ベルリン放送交響楽団/ゲルト・アルブレヒト(指揮) 録音
1990年
15. フランツ・シュミット(1874-1939):
歌劇《ノートル・ダム》- 第1幕への間奏曲
ベルリン放送交響楽団/クリストフ・ペリック(指揮) 録音
1988年
16. リヒャルト・ワーグナー(1813-1883):
歌劇《タンホイザー》- Dich teure Halle gruB
ich wieder
アンネ・シュヴァネヴィルムス(ソプラノ)、
ウィーン放送交響楽団/コルネリウス・マイスター(指揮) 録音
2013年
17. ブゾーニ: 歌劇《トゥーランドット》-
第1幕「Konfutse, dir hab ich geschworen」
ルネ・パーペ(バリトン)、ベルリン放送交響楽団/ゲルト・アルブレヒト(指揮) 録音
1992年
18. クルト・ヴァイル(1900-1950): 歌劇《クーハンデル》-
Der Madchenraub:「Ich wohne auf der anderen
Seite」
ルーシー・ピーコック(ソプラノ)、エベルハルト・ビュヒナー(テノール)、ダリウシュ・ニェミロヴィチ(バス)、
ケルン放送管弦楽団/ジャン・レイサム=ケーニック(指揮) 録音
1990年
19. マンフレート・グルリット(1890-1973):
歌劇《ヴォツェック》- エピローグ「Wir arme
Leut」
リアス室内合唱団、ベルリン・ドイツ交響楽団/ゲルト・アルブレヒト(指揮) 録音
1995年頃
20. アストル・ピアソラ(1921-1992): 歌劇《ブエノスアイレスのマリア》-「私はマリア」
ルシアーナ・マンチーニ(メゾ・ソプラノ)、
ボン・ベートーヴェン管弦楽団/クリストファー・シュプレンガー(指揮) 録音
2016年 |
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Capriccioレーベル創設40周年企画第1弾!
Delta-music社のレコード制作部門として1982年にケルン近郊で設立されたCapriccioは、当時主流となりつつあったデジタル録音技術を使い、ドイツ語圏の演奏家と音楽を中心に制作を行いました。
代表的な録音にはヘルベルト・ケーゲル指揮ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団のベートーヴェン:
交響曲全集や、シャーンドル・ヴェーグ指揮カメラータ・アカデミカ・ザルツブルクのモーツァルト、ヘルマン・マックス指揮ライニッシェ・カントライによるドイツ・バロックの声楽作品、コンチェルト・ケルンによるバロックから古典派の作品、白井光子のドイツ・リート、ウィーン少年合唱団の一連のアルバムなどがあります。
その後NAXOS傘下に移りウィーンに拠点を移し、新ウィーン楽派から「退廃音楽」に至る時代の作品の録音を継続して発表。最近ではハンス・ロットの管弦楽作品全集(全2巻)の録音が高く評価されました。
2021年からは国際ブルックナー協会と組んでブルックナーの交響曲の全ての版と稿を録音するプロジェクト"#bruckner2024"を開始するなど、「ウィーンのレーベル」として特色ある活動を意欲的に続けています。
この2枚組にはCapriccioの過去の録音からレーベル・プロデューサーが選んだハイライトを収録。レーベルの歩みを一望できる内容となっています。
2022年には「宗教作品」「交響作品」「器楽曲」「声楽曲」のジャンルごとに各10枚組のBOXが予定されています。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
DANACORD
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DACOCD917
(2CD-R)
特別価格
¥2700
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トマス・イェンセンの遺産 第7集 |
トマス・イェンセン(指揮)、
ティヴォリ・コンサートホール管弦楽団 |
[Disc 1]
ハンス・クリスチャン・ロンビュー(1810-1874):
ブーケ・ロワイヤル・ギャロップ¶/女王ルイーセ・ワルツ*/コロンビーネ・ ポルカ・マズルカ¶/
オギュスト・ブルノンヴィルを称えるギャロップ₁^ヘスペロス・ワルツ¶/
アマー・ポルカ¶/ソフィーエ・ワルツ¶/スカンディナヴィア盟友ギャロップ¶/
ワルツ《クロルの舞踏会のざわめき》₁^バレエ《アマーの狩人たち
- 終幕のギャロップ₁^
アメーリエ・ワルツ*/ブリタ・ポルカ*/シャンペン・ギャロップ*/
管弦楽幻想曲《夢の絵姿》*/おやすみポルカ¶/コペンハーゲン蒸気鉄道ギャロップ¶
[録音:1940年*/1942年₁^1943年¶、ティヴォリ・コンサートホール]
ウェーバー:舞踏への誘い Op.65 [録音:1946年]
チャイコフスキー:歌劇《エフゲニー・オネーギン》
Op.24 - 第2幕のワルツ
[録音:1942年]
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番 ト短調、ハンガリー舞曲第6番
変ニ長調
[録音:1946年]
[Disc 2]
シューベルト:劇付随音楽《ロザムンデ》
D.797 - 間奏曲第3番 [録音:1946年]
チャイコフスキー:バレエ《くるみ割り人形》
Op.71 - 花のワルツ、トレパック(ロシアの踊り)
[録音:1946年]
歌劇《エフゲニー・オネーギン》 Op.24
- 第3幕のポロネーズ [録音:1943年]
ポンキエッリ:歌劇《ジョコンダ》 - 時の踊り [録音:1946年]
ヨハン・シュトラウス:皇帝円舞曲 Op.437 [録音:1946年]
サン=サーンス:死の舞踏 Op.40 [録音:1947年]
アントン・ルビンシテイン:仮面舞踏会
Op.103 - 闘牛士とアンダルシアの娘 [録音:1947年]
ポール・ラコンブ(1837-1927):春のオーバード
Op.37 [録音:1947年]
エルガー:威風堂々 Op.39 - 行進曲第1番 [録音:1942年]
ドリーブ:バレエ《コッペリア》 - チャールダーシュ [録音:1946年]
ビゼー:歌劇《カルメン》 - 前奏曲
クリスチャン・フレゼリク・エミール・ホーネマン(1840-1906):演奏会序曲《アラディン》(1864)
シベリウス:劇付随音楽《国王クリスチャン二世》組曲
Op.27 - 夜想曲
ジョルジュ・ビゼー:歌劇《カルメン》
- ジプシーの踊り
ドリーブ:バレエ《コッペリア》 - マズルカ
[録音:1957年8月24日:ティヴォリ・コンサートホール・コンサート(ライヴ)]
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トマス・イェンセンが指揮するデンマークの「ワルツ王」!
☆人気上昇中のトマス・イェンセン復刻シリーズ、第7集!
☆1957年にティヴォリ公園から中継でラジオ放送されたコンサートが初CD化!
☆第3集(DACOCD913)はレコード芸術12月号海外盤REVIEWに好レビュー掲載!
「ティヴォリ公園の魔法のような夕べ!」。トマス・イェンセン(1898-1963)の「遺産」シリーズの第7作にはワルツやポルカといったオーケストラのための軽い音楽が、ティヴォリのコンサートのライヴとスタジオの録音で集められました。
デンマークの「ワルツ王」と呼ばれたハンス・クリスチャン・ロンビュー(ロンビ)(1810-1874)の「グレーテスト・ヒット」16曲は、1998年にアルバム《トマス・イェンセン、H・C・ロンビューを指揮する》(DACOCD503)でリリースされたのと同じOdeonとHMVの音源です。
[Disc 2]の《カルメン》の〈前奏曲〉から《コッペリア》の〈マズルカ〉までの5曲は、1957年8月24日にティヴォリ公園から中継でラジオ放送されたコンサートの録音。ラジオ放送以外では初めて紹介される演奏です。
イェンセンは、これらの作品でもカール・ニールセンやシベリウスの古典的録音で示したのと同じ「権威」をもってティヴォリのオーケストラを指揮しています。
※復刻/デジタルマスタリング:クラウス・ビューリト
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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