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≪第114号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その5 2021/12/14~




12/17(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ACCENTUS MUSIC



ACC 30563CD
¥2700
バッハ父子の「マニフィカト」、
 ラーデマン率いるゲヒンガー・カントライによる演奏

  J.S.バッハ:マニフィカト ニ長調BWV243
  C.P.E.バッハ:マニフィカト ニ長調Wq215
ゲヒンガー・カントライ(ゲヒンゲン聖歌隊)
ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)
ミリアム・ファージンガー(ソプラノ)
アニャ・シェルク(ソプラノ:2)
マリー・ヘンリエッテ・ラインホルト(アルト)
パトリック・グラール(テノール)
マルクス・アイヒェ (バリトン)

 バッハ父子の「マニフィカト」、ラーデマン率いるゲヒンガー・カントライによる演奏

 録音:2020年12月、ルートヴィヒスブルク/62'52

 C.P.E.バッハは大バッハの次男であり、兄弟の中でも特に父バッハへの音楽に対する敬意を持っていたといいます。
 しかし、その父よりもテレマンの作曲様式を受け継ぎ、古典派音楽の基礎を築いたと言われ、生前は父バッハよりも高名だったという人物。
 1749年に書いたマニフィカトは、自身が、偉大なる父バッハの後継者としてライプツィヒ・トーマス教会の楽長になれるようにという願いをこめて書いたもの。
 結局エマヌエルはこの職に就くことはできませんでしたが、終曲の合唱フーガなど、父バッハを思わせる作風で、父の後継者としての力量のアピールだったのかもしれません。
 同時にエマヌエルのマニフィカトは父の作品と直接比較されることにもなりました。
 J.S.バッハは1723年38歳でトーマスカントールに就任。就任後の最初の大作としてマニフィカトBWV243を発表しました。
 本録音は、2020年12月にゲヒンガー・カントライ、ハンス=クリストフ・ラーデマン指揮によるバッハ父子による2つの「マニフィカト」を収録。
 優れたソリスト陣との共演でしたが、残念ながら誰もいないホールでの上演となり、演奏はライヴ・ストリーミングされました。

 
 




SUPRAPHON



SU 4304
¥2700
ヨゼフ・シュパチェク(ヴァイオリン)
「Paths」
 
  (1)ヤナーチェク(カバート編曲):弦楽四重奏曲第1番 ホ短調『クロイツェル・ソナタ』
     (ヴァイオリンとチェロ版)(1923/2021)
  (2)シュルホフ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲(1925)
  (3)クライン:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲(1941)
  (4)マルティヌー:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲第1番 H 157(1927)
  (5)マルティヌー:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲第2番 H 371(1958)
ヨゼフ・シュパチェク(ヴァイオリン)
トマーシュ・ヤムニーク(チェロ)

 20世紀、時代に翻弄され生きた4人のチェコ人作曲家が残した作品を現代チェコを代表する名手シュパチェクとヤムニークが演奏。

 セッション録音:2021年6月3-5日、2021年7月1日/ニムニェジツェ城(チェコ)/DDD、66'16

 ヴァイオリンのヨゼフ・シュパチェク、チェロのトマーシュ・ヤムニーク、現代チェコを代表する2人の名手が20世紀に活躍した4人のチェコの作曲家の作品を録音!
 「Paths」は小さな道、散歩道などの意味から転じて、人生における岐路、すなわち自ら選んだ道と運命的かつ必然的な道という多角的な観点をテーマにしたアルバムということでこのタイトルが付けられました。

 ヤナーチェクは汎スラヴ主義の思想に魅せられその欲望のままロシアに行き、トルストイの小説から弦楽四重奏曲(当録音ではイジー・カバート編曲によるヴァイオリンとチェロ版)のインスピレーションを得て作曲。
 エルヴィン・シュルホフ(1894-1942)は友人であり作曲家として敬愛していたヤナーチェクに二重奏曲を捧げています。
 生涯200曲もの作品を残したシュルホフですがナチス・ドイツによって「退廃音楽」という烙印を押され、1942年に強制収容所で命を落としています。
 天才作曲家ギデオン・クライン(1919-1945)もまた悲運な人生を歩むことになった一人。テレージエンシュタット強制収容所に送致後、フュルステングルーベに移送され、25 歳でナチスに殺害されています。
 2つの未完の楽章が残っている「ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲」がここに収録されています。
 そして多作曲家マルティヌーが1927年に書いたヴァイオリンとチェロのための二重奏曲第1番と晩年の1958年に書いた第2番で締めくくります。

 1986年生まれのシュパチェックの経歴は華々しく、2011月9月弱冠24歳で名門チェコ・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターに抜擢され、以後ソロや室内楽の演奏にも情熱を注ぎ、来日公演でも質の高い演奏で注目されております。
 一方、チェロのトマーシュ・ヤムニークは1985年生まれ、2006年に開かれた第58回プラハの春国際音楽コンクールでチェロ部門最高位受賞。スプラフォン・レーベルからも多くの録音を発表しております。
 名手の2人が20世紀、時代に翻弄された4人の作曲家の物語を奏でます。

 
 




ARS PRODUKTION



ARS38335
(SACD HYBRID)
¥2700
クラウス・メルテンス(バリトン)
カンタボ・ドミノ ~ バリトンとオルガンのための作品集
クラウス・メルテンス(バリトン)
ディミトリ・グリゴリエフ(オルガン)
 アレッサンドロ・グランディ(1570-1630):カンタボ・ドミノ/
 J.S.バッハ:ああ神よ主よ/
 ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):神の子らよ、主に帰せよ/
 J.S.バッハ:ただ愛する神の摂理にまかす者 BWV691 & BWV647、トリオ ト短調 BWV584/
 ゴットフリート・ハインリヒ・シュテルツェル(1690-1749):あなたがそばにいるのなら/
 ヨーゼフ・ガブリエル・ラインベルガー(1839-1901):われらの父よ Op.157-4、カンティレーヌ Op.148-22/
 メンデルスゾーン:オラトリオ《エリヤ》Op.70より「いまや足れり」/
 レーガー:《2つの宗教的歌曲》Op.105/
 ドヴォルザーク:
  《聖書の歌》Op.99より第1曲「雲と暗闇とは主のまわりにあり」 、《聖書の歌》Op.99より第4曲「主はわが牧者」/
 ブラームス:
  コラール前奏曲「おお愛する魂よ、汝を飾れ」Op.122-5、コラール前奏曲「われ心よりこがれまつる」Op.122-10、
  コラール前奏曲「ひともとの薔薇生いいでぬ」Op.122-8、4つの厳粛な歌 Op.121

 巨匠たちに重用されたバリトン、クラウス・メルテンス!

 1949年ドイツ生まれのバリトン歌手クラウス・メルテンスによるバリトンとオルガンのための作品集です。
 メルテンスは、バッハの録音で知られ、特にトン・コープマンとのカンタータ全集の低音パートを担当したことが有名です。
 他にもアーノンクールやヘレヴェッヘ、そしてブリュッヘンなどの古楽に精通した指揮者との共演も多く、彼自身も得意としています。
 今作でもその洞察力で分析され深化された解釈でを用いた歌唱が聴きどころです。

 録音:2021年5月26日-28日
 
 
ARS38326
(SACD HYBRID)
¥2700
リフレクションズ
 J.S.バッハ:パルティータ第6番 ホ短調 BWV830
 ラヴェル:鏡
 ケージ:ある風景の中で

ロマン・ロスバウム(ピアノ)


 このアルバムのタイトル「リフレクションズ(Reflections)」は、音楽を聴くことで私たちに起きる様々な「反射」を表しています。
 バッハは聴くものに内面の反省を促し、深く考えさせ感情を呼び起こします。ラヴェルは流れる水、風に揺れる木などの自然の出来事を思い起こさせ、ビジョンを反映します。
 聴くものにこういった違ったタイプのを「反射」を呼び起こす作曲家の作品を集めたアルバムとなっています。

 スイス生まれでルクセンブルクとフランスでピアノを学んだロマン・ロスバウム。
 アレクサンダー・ミュレンバッハやペーター・エフラーなどにピアノを師事し、1998年から2008年までルクセンブルク音楽院で教鞭を執った経歴を持つピアニストです。

 ※録音:2021年4月
 
 
ARS38334
(SACD HYBRID)
¥2700
恐れ~リスボン地震をテーマにした作品
 ヌーノ・コルテ・リアル(1971-):
  恐れと震え/最大の恐怖/分単位で/地球は震える/
  Actus tragicus/炎/Ajuda/世界の栄光/怒り/
  エレメントス/最後/雷のような夕日/
  涙/Aus liebe/Viver dos vivos
バルバラ・バラダス(ソプラノ)
ヌーノ・コルテ・リアル(指揮)
アンサンブル・ダルコス

 「Tremor」は1755年に起き、ポルトガルの首都を壊滅状態に陥らせたリスボン地震をテーマにした作品です。その際の恐怖や、リスボンの様子を描いています。

 1971年生まれのヌーノ・コルテ・リアルは、ポルトガルの現代作曲家の中でも重要人物の一人として注目されています。
 彼の作品は、現代音楽をその閉鎖性から解放し、他の音の世界に近づけることによってそれを活性化することを目指しています。
 そのためジャズやポップスなどの他の音楽の要素も積極的に取り入れており、今作でも独自な世界観をいきいきと描いています。

 ※録音:2021年9月
 
 


ARS38593
(4CD)
特別価格
¥4800
アルゼンチンの至宝、アキレス・デレ=ヴィーネ(ピアノ)
リスト:ピアノ作品集

 巡礼の年 第1年 スイス/孤独の中の神の祝福/
 巡礼の年 第2年 イタリア/
 巡礼の年 ヴェネツィアとナポリ/慰め/
 バラード第2番/巡礼の年 第3年/イゾルデの愛の死
アキレス・デレ=ヴィーネ(ピアノ)

 アルゼンチンの至宝、アキレス・デレ=ヴィーネ!

 1946年にイタリア人の両親からアルゼンチンで生まれたピアノ奏者アキレス・デレ=ヴィーネ。
 彼はクラウディオ・アラウに17歳の時に師事し、さらにジョルジュ・シフラからも薫陶を受けたことで知られています。
 シフラから教育の才もあると言及されたように、後進の指導にも力を入れており、優れた教育者としても活躍しました。

 リストを得意としているアキレス・デレ=ヴィーネが、巡礼の年をメイン・プログラムとして、未だ衰えぬその高い演奏技術を活かして聴衆を魅了します。

 録音:2011年6月5日、2019年2月3日&8日、2020年1月20日-22日、2021年1月11日-13日、2021年2月9日
 
 

ARS38594
¥2600
ムーヴメンツ ~ ヴァイオリン作品集
 ラヴェル:ツィガーヌ
 フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
 フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 Op.13
 イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.27-3
アンナ・シュルツ(ヴァイオリン)
ジェラルド・ワイス(ピアノ)

 2004年スイスのバーゼルに生まれたアンナ・シュルツは、2016年ブリュッセルで開かれた「若いヴァイオリニストのためのアルテュール・グリュミオー・コンクール」において第2位になるなど、スイスの優れた若手ヴァイオリン奏者のひとりに数えられています。
 彼女は2歳の時に初めてヴァイオリンを手に取り、最初は母親からレッスンを受けました。
 現在はミュンヘンでユリア・フィッシャーに師事しており、2019年からはグシュタード・フェスティヴァル・ユース・オーケストラのコンサートマスターを務めるなど今後の活躍が期待されます。

 ※録音:2021年6月19日-22日、SRS放送スタジオ、チューリッヒ(スイス)
 
 

ARS38604
¥2600
イタリアからペルシャへ
 アントニオ・パスクッリ(1842-1924):
  ドニゼッティの歌劇《ラ・ファヴォリータ》の主題による協奏曲、
  みつばち
 レザ・ヴァリ(1952-):9つのペルシャ民謡
 モジタバ・アスカーリ(1985-):Palinderome
 ケイヴァン・ヤーヤ(1983-):対話
 メヘラーン・ロウハーニ(1946-):アンダンテ・アンド・アレグロ
アリアン・ゲイターシ(オーボエ)
ソロウシュ・サーデギー(ピアノ)

 アリアン・ゲイターシは、11歳からオーボエを始め、テヘランの音楽学校を優秀な成績で卒業しました。
 また、テヘラン現代音楽フェスティヴァルで第1位を獲得し、テヘラン交響楽団などの首席オーボエ奏者として活躍しています。
 今作では、通常は伝統楽器などで録音されるペルシャの珍しい音楽を、オーボエとピアノで録音しています。
 あまり耳にすることのない楽曲ですが、魅力ある作品が収録されています。

 ※録音:2021年1月10日
 



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DA VINCI CLASSICS



C00512
¥2600→\2390
ノフェリーニ・ファミリーも登場
 19世紀のサロン音楽(全曲世界初録音)


 メンデルスゾーン(アドルフ・クーグラー編):《夏の夜の夢》より 夜想曲
 シューベルト(ニコライ・ハンセン編):《交響曲第8番》より 第1楽章
 シューベルト(アルベルト・レムヒルト編):ロンド Op.107
 モーツァルト(フォン・ロベルト・シャーブ編):歌劇《ドン・ジョヴァンニ》序曲
 モーツァルト(アメデ・メロー編):歌劇《ドン・ジョヴァンニ》より お手をどうぞ、セレナード
 マスカーニ(アウグスト・フォン・ラインハルト編):歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》より 間奏曲
 ピエトロ(ピエール)・ペルニ(1822-1908):
  モーセの祈り Op.120、椿姫への前奏曲第1番 Op.118-1、椿姫への前奏曲第2番 Op.118-2、
  《椿姫)より ポルカ、《リゴレット》より 四重奏 Op.106-1、
  《仮面舞踏会》より 五重奏と賛歌 Op.108
 チャイコフスキー(クラウディオ・ブリツィ編):組曲《くるみ割り人形》Op71aより 仮面舞踏会
 ズガンバーティ:テ・デウム・ラウダムス Op.28
  クラウディオ・ブリツィ(ハーモニウム&ハーモニーノ)、ジュリオ・ジュラート(ピアノ)、
  ロベルト・ノフェリーニ(ヴァイオリン)、アンドレア・ノフェリーニ(チェロ)、
  アンナ・ノフェリーニ(ヴィオラ)、ロベルト・ルビーニ(コントラバス)

 ノフェリーニ・ファミリーも大活躍!19世紀ヨーロッパのサロンでの音楽を再現!

 19世紀のヨーロッパで大流行した楽器ハーモニウム(ハルモニウム)を含む編成に編曲され、当時のサロンやドローイング・ルーム(応接間、客室)で演奏された名作の数々を集めたユニークなプログラム!
 19世紀ヨーロッパの社交場であると同時に文化、芸術の発信地でもあったサロンの風景を音楽を通じて現代に再現するという試みに取り組んだのは、イタリアの音楽一家ノフェリーニ・ファミリーを中心とする名手たち。
 ピリオド楽器とガット弦に組み合わせによるパガニーニの「Op.1」で大きなインパクトをもたらしたロベルト・ノフェリーニとチェロのアンドレア・ノフェリーニの兄弟に負けじと活躍しているのが、ハーモニウムのクラウディオ・ブリツィ。
 クラヴィオルガンやハーモニウム=チェレスタ、ハーモニウムクラヴィアなどのコレクターとしても有名な人物であり、これらの珍しい楽器を弾きこなすことが出来る貴重な演奏家です。
 大作曲家たちの名曲と19世紀の優れた編曲、そしてハーモニウムが活躍するアンサンブルのどこか不思議で魅力的なサウンドが、「19世紀のサロン」の光景を見せてくれています。

 ※録音:2016年6月&2017年4月、ボローニャ(イタリア)



 

C00521
¥2600
ショパン:バラード、スケルツォ&ピアノ・ソナタ第2番
 バラード第3番変イ長調 Op.47
 バラード第4番ヘ短調 Op.52
 スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39
 スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31
 ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35《葬送》
パオロ・リナルディ(ピアノ)

 J.S.バッハの「ポリフォニー」の偉大な存在感とその神髄を追求したプログラム「ポリフォニーの芸術」(CC00359)など意欲的なプログラムを発表し続けているイタリアの知性派ピアニスト、パオロ・リナルディのショパン・アルバムは、「ピアノ・ソナタ第2番」にバラードとスケルツォを関連付けたプログラム。
 リナルディはイタリアからロンドンへと渡り、スタインウェイ・アーティスト、ロンドンのトリニティ・カレッジのフェローとして活躍中。
 2019年のノースロンドン国際音楽祭におけるエリート・ピアノ・コンクールで優勝するなど実績を積み上げている俊英です。

 ※録音:ヴィラ=ボッシ(ボーディオ・ロンナーゴ、イタリア)
 
 

C00522
¥2600
フルートとギターのための新しい作品たち
 フレデリック・ロウスキ:閉じたドアが外側に開く
 ジョーダン・バーグ:時間
 アレクサンドル・ウー:CTRLLRTC
 アレクサ・リン:サブマァジャンス
 カーメル・クリエル:ブライトネス&コントラスト
 ジョン・J・クレイヴン:過ぎ去った時代の反射
 ニック・マイン:合成のモテット
 ケヴィン・テリー:アガダ・アゴラ
 ジョン・フラネク:オジジアン・サイクルズ
アンアスィスティドゥ・フォールド
 〔ソーニャ・ホールラッハー(フルート)、
  フラヴィオ・ヴィルツィ(ギター)〕

 日本の京都を拠点として様々なジャンルの電子音楽の作曲に取組んでいるフレデリック・ロウスキなど9人の作曲家たちが生み出したフルートとギターのための「新しい」音楽集。
 先進的な現代作品に取り組むアンアスィスティドゥ・フォールドは、2011年に結成されたフルートとギターのデュオ。特にドイツの現代作曲家マンフレート・シュターンケとの数年間に渡るコラボレーションが大きな成果を上げるなど、現代音楽のフィールドで活躍を続けています。

 ※録音:2021年8月18日-20日、文化センター(ライプツィヒ、ドイツ)
 




DREYER GAIDO



CD21130
¥2600
クライスラーのストラディヴァリウスを持つヤーメン・サーディ
 デビュー・アルバム「パリからの声」
ヤーメン・サーディ(ヴァイオリン)
ナターリア・ミルステイン(ピアノ)
 プーランク:
  ハートの女王(声楽とピアノのための歌曲集《くじ》FP178 より/ヴァイオリンとピアノのための編曲)
  ヴァイオリン・ソナタ FP119
 イザイ:
  子供の夢 Op.14(ヴァイオリンと管弦楽のための/ヴァイオリンとピアノのための編曲)
  悲劇的な詩 Op.12(ヴァイオリンと管弦楽のための/ヴァイオリンとピアノのための編曲)
 フォーレ:
  ゆりかご Op.23-1(声楽とピアノのための/ヴァイオリンとピアノのための編曲)
  ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.13

 クライスラーのストラディヴァリウスを持つイスラエルの天才ヴァイオリニストがデビュー!

 ☆クライスラーが演奏したストラディヴァリウスを託されたイスラエル出身の天才、ヤーメン・サーディのデビュー・アルバム!
 ☆フォーレとプーランクのヴァイオリン・ソナタに魅惑的なアレンジ作品を組み合わせた至福のフレンチ・プログラム!

 ナザレの神童、ヤーメン・サーディのデビュー・レコーディングが、ドイツのDreyer Gaidoレーベルからリリース!
 ヤーメン・サーディは、1997年イスラエルのナザレに生まれ、バレンボイム・サイード・アカデミーで、イスラエル・フィルのコンサートマスター、チャイム・タウブに指導を受け、11歳でバレンボイムが指揮するウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団に入団、6年後には同オーケストラのコンサートマスターに就任した神童。
 パウル・ベン=ハイム・コンクールとアヴィヴ・コンクールで第1位、クレルモン・コンクールで第2位など数々の賞を受賞。
 2021年7月には、フリッツ・クライスラーが9年間(1936-1945)使用したことでも知られる銘器、1734年製のストラディヴァリウス "Ex Lord Amherst of Hackney, Ex Fritz Kreisler"を貸与されることが発表され、英ストラッド誌などでニュースになるなど、大きな期待を寄せられる天才ヴァイオリニストです。

 注目のデビュー・アルバムは、ヤーメン・サーディが、ARDミュンヘン国際音楽コンクールで第3位入賞した近衛剛大らと共に結成したピアノ五重奏団「キャンティ・アンサンブル(Chianti Ensemble)」の仲間でもあるナターリア・ミルステインのピアノ伴奏で贈る、フランスのヴァイオリン作品集。
 フォーレとプーランクのヴァイオリン・ソナタに歌曲や協奏的作品からの編曲ものも組み合わせた魅惑のフレンチ・プログラムで、その迸る才能を魅せつけます。

 ※録音:2021年7月1日-3日、ベルリン・オルベルク教会(ドイツ)

 
 
 

CD21135
¥2600
カム・アウト, カイオーニ!
 作曲者不詳:
  カム・アウト, カイオーニ、3つの舞曲、アイ・ジャスト・フィール、
  フォーギヴ・ミー、スコットランド舞曲
 モンテヴェルディ:おお善きイエスよ
 作曲者不詳:哀歌、聖ベルナルド、甘い思い出、サラバンダ
 ラッスス:第1旋法によるマニフィカト
 ヤコブス・ガルス・ハンドル(1550-1591):あなたは私の友
 作曲者不詳:
  クーラント1、クーラント2、ザ・カウント、ジ・アザー・ジプシーズ
ブラック・ペンシル
 〔ホルヘ・イサーク(リコーダー)、
  マッタイス・クーネ(パンフルート)、
  エスラ・ペールヴァンリ(ヴィオラ)、
  マルコ・カッスル(アコーディオン)、
  エンリク・モンフォート(パーカッション)〕

 2010年に結成され、アムステルダムのコンセルトヘボウでデビュー・コンサートを行ったヴィルトゥオーゾ・アンサンブル「ブラック・ペンシル」。
 リコーダー、パンフルート、ヴィオラ、アコーディオン、パーカッションというユニークな編成のアンサンブルのために特別に作曲された新作や独自の古楽アレンジによる冒険的な作品など、幅広いレパートリーに重点を置いて活動。現代音楽のアンサンブルとしてこれまでに彼らに捧げられた150以上の新作を初演しています。
 最新アルバムの「Come Out, Caion!」は、トランシルヴァニアの修道僧ヨハンネス・カイオーニが編纂した、346以上の膨大で多様な音楽で構成されるコレクション「カイオーニ写本」から16曲が選ばれています。

 ※録音:2020年12月、スタジオ・ラドン(アムステルダム)
 




TACTUS


TC950006
(1CD+Bonus DVD/PAL)
特別価格 ¥2600
マウリツィオ・ドーネスとマルコ・タラッリの共作によるレクイエム
 マウリツィオ・ドーネス&マルコ・タラッリ:
  追悼のレクイエム(独唱、混声合唱、トレブル合唱、管弦楽、オルガン、鐘のための)
 大林奈央果(ソプラノ)、マッテオ・メッツァーロ(テノール)、アルベルト・スパダロット(バス)、
 スコラ・ポリフォニカ・サンチュアリオ・ディ・モンテ・ベリコ、スキーオ市少年合唱団、
 イタリア弦楽オーケストラ、デニス・ザノット(オルガン)、リヴィオ・ザンボット(鐘)、
 シルヴィア・ファビアン(指揮)

 第一次世界大戦での戦没者への追悼のレクイエム。

 世界的に認められている2人のイタリア人音楽家、マウリツィオ・ドーネスとマルコ・タラッリの共作によるレクイエム。
 ヴィチェンツァの名所モンデ・ベリコ聖堂の聖歌隊スコラ・ポリフォニカの委嘱により、第一次世界大戦期(1914年~1918年)に戦場で尊い命を捧げた人々の記憶を、今日の私たちの間でも生かし続けるために作曲されました。
 この作品のために、ドーネスとタラッリは何か月にもわたってミーティングやディスカッションを重ね、スキルやアイデアは勿論、音楽的美学や倫理観をも共有し、まるで1人の人物が書き上げたような緻密で一貫性のある作品を生み出しています。
 この力作は2018年にモンテ・ベリコで行われた巡礼の最後に初披露され、その様子がこのCDとボーナスDVDに収録されています。

 ※ボーナスDVDはPAL方式のため、PAL方式対応の再生機器のみで視聴可能です。予めご了承ください。
 ※録音(ライヴ):2018年10月27日、バシリカ・ディ・モンテ・ベリコ(ヴィチェンツァ、イタリア)
 
 

TC860302
¥2600
カネストラーリ:ダンテの詩による歌曲と室内楽作品集
 ディオニージョ・カネストラーリ(1865-1933):
  ヴァイオリンとピアノのための《ロマンツァ》/メゾソプラノとピアノのための《イタリアーナ》/
  コントラルトとピアノのための《孤児》/ヴァイオリンとピアノのための《瞑想》/
  コントラルトとピアノのための《祈り》/バリトンとピアノのための《ヴィルジリオへの讃歌》/
  4手ピアノのための間奏曲第1番/4手ピアノのための間奏曲第2番/
  メゾソプラノとハーモニウムのための《処女と母》/バリトンとハーモニウムのための《私たちの父》/
  コントラルトと合唱、ハーモニウムのための《Era gia l'ora che vorge il dio》
 アンナ・ウッサルディ(メゾソプラノ)、サラ・トンマジーニ(コントラルト)、
 マルコ・ガリフィ(バリトン)、エレオノーラ・ロタレスク(ヴァイオリン)、
 エリーサ・ボルディン(ピアノ)、ディモストラツィオーニ・アルモニケ合唱団、
 マルチェッロ・ロッシ(ピアノ、ハーモニウム、ディレクター)

 19世紀末~20世紀初頭のイタリアの作曲家・オルガン奏者、ディオニージョ・カネストラーリの室内楽作品集。
 オルガンやハーモニウム、ピアノのための作品を多く残した他、ミサ曲、聖歌は世界各地で歌われています。
 特にオルガン作曲家としては国内外で数々の賞を受賞し、当時のヨーロッパでは高く評価されていました。

 ※録音:2018年10月(イタリア)
 



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DYNAMIC



CDS-7921
(2CD)
¥3500→\3190
Blu-ray&DVD同時発売
2021年2月23日に無観客で上演された
 フィレンツェ五月音楽祭歌劇場
  ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901):歌劇《リゴレット》

 【CD1】
  1-18....第1幕
 【CD2】
  1-12....第2幕/13-20....第3幕
  マントヴァ公爵....ハビエル・カマレナ(テノール)、リゴレット....ルカ・サルシ(バリトン)、
  ジルダ....エンケレーダ・カマーニ(ソプラノ)、スパラフチーレ....アレッシオ・カッチャマーニ(バス)、
  マッダレーナ....カテリーナ・ピーヴァ(メゾ・ソプラノ)、ジョヴァンナ....ヴァレンティーナ・コロ(ソプラノ)、
  モンテローネ伯爵....ロマン・リュリキン(バス・バリトン)、
  マルッロ・フランチェスコ....サムエーレ・ヴェヌーティ(バス)、
  マッテオ・ボルサ....アントニオ・ガレ(テノール) 他
  フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団
  指揮:リッカルド・フリッツァ、合唱指揮:ロレンツォ・フラティーニ

 録音 2021年2月23日(ライヴ) フィレンツェ五月音楽祭歌劇場(イタリア)

 2020/21シーズン、フィレンツェ五月音楽祭の新演出《リゴレット》は、コロナ禍のあおりを受けて予定していた公演がキャンセルされたものの、2021年2月23日に無観客上演を敢行。リアルタイムのネット配信と収録が行われました。
 マントヴァ公爵役に、メキシコ出身の「驚異のテノール」として世評高く、この出演でイタリア・デビューを果たしたハビエル・カマレナ、リゴレット役はヴェルディ・バリトンの第一人者、ルカ・サルシ、ジルダ役には同役で2019年スカラ座に鮮烈なデビューを果たしたアルバニア出身の新進ソプラノ、エンケレーダ・カマーニ、という豪華な布陣。
 この独唱陣に加えてイタリア・オペラの名匠リッカルド・フリッツァのタクトに導かれたフィレンツェ五月祭管弦楽団と合唱団がヴェルディの迫真のドラマに乗せた美しい旋律をたっぷりと聴かせます。
 




OTAKEN RECORDS

TKC-108
¥2800
「ジョスランの子守歌」~ヴァイオリン小品集
 1. ニン:エステーヴェの主題による舞曲の調べ
 2. ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第1番(クライスラー編)
 3. フランク:アンダンティーノ・クゥイトーゾ
 4. キロガ:ロンダージャ
 5. ドビュッシー:巷に雨の降るごとく
 6. クライスラー:道化師のセレナーデ
 7. トゥリーナ:古典的な変奏曲
 8. クーベリック:メロディ
 9. キロガ:ハバネラ
 10. ドヴォルザーク:インディアン・ラメント
 11. R.シュトラウス:「薔薇の騎士」からワルツ
 12. ゴダール:ジョスランの子守歌
 13. サラサーテ:ペテネラス
 14. バルデス:ジプシーのセレナーデ
辻井淳(ヴァイオリン)
藤井由美(ピアノ)

 辻井淳のライフワーク、ヴァイオリン小品集最新刊!「ジョスランの子守歌」

 録音:2020年8月、滋賀県高島市ガリバーホール、63'03
 プロデューサー:太田憲志(オタケン・レコード)/エンジニア:松田淳一(アンサンブル・ベガ ステージ・プランナー)

 今回取り上げたプログラム、前出のCDもすべて小品と呼ばれるものです。
 これらは交響曲やソナタなどの大規模作品とは一線を画していて、内容としては身近な生活に根ざしたものとなっている場合が多いのです。
 規模が大きくなるにつれ、その内容は抽象的なもの、普遍的なものとなり、理解しようと身構えれば甚だ困難なものとなっていきます。
 「運命」や「ジュピター」など作曲家本人の発案ではなくイメージ等から名付けられた名作も多々ありますが、「ジュピター」などに至っては解釈がギリシャ神話になぞらえるところまで行きつくものもあるようで、一般人の理解を超えてしまっているケースもあるようです。
 果たしてそこまで難解かどうかは別にして、聴きたいと切望している人は多いのも事実です。案外、当の作曲家本人は音を上下に遊ばせるがごとく、楽しみを以て単純に考えているのかもしれません。
 このあたりも想像して日常の会話のごとき小品を気楽に味わうのも一聴一幸ではないでしょうか。(辻井淳 ライナーノートより)
 
 ※レコード芸術2021年12月号準推薦。

 辻井淳は京都市響のコンサートマスターを退任した後、ソリスト、室内楽奏者(マイハート四重奏団)、宮川彬良率いるアサンブル・ベガのヴァイオリニストとして活躍中。(「辻」の字は正確には点が1つのしんにょう)
 


<国内盤> 


MCLASSICS

MYCL00012
(SACD HYBRID)
¥3520
東京六人組 「Dance」
 1. R.シュトラウス / 磯部周平編曲:
  7つのヴェールの踊り (楽劇「サロメ」より)
 2-3. プロコフィエフ / 松下倫士編曲:
  バレエ音楽「ロメオとジュリエット」
   (ハイライト)
    第1部(第1幕、第2幕より) 第2部(第3幕、第4幕より)
 4-5. ダンディ:サラバンドとメヌエット 作品72
  I. Sarabande/II. Menuet
 6. ラヴェル / 浦壁信二編曲:ラ・ヴァルス
 7. ハチャトゥリアン / 竹島悟史編曲:
  レズギンカ(バレエ音楽「ガイーヌ」より)
東京六人組
 上野由恵(フルート)
 荒 絵理子(オーボエ)
 金子 平(クラリネット)
 福士マリ子(ファゴット)
 福川伸陽(ホルン)
 三浦友理枝(ピアノ)

 <収録>2021年8月12-14日東京都、稲城市立iプラザホール

 躍動する音楽!色鮮やかに舞うメロディ!東京六人組が誘う華麗なる舞踏会!
 オーケストラ奏者またはソリストとして活躍著しいスーパープレーヤー6人が集い2015年に結成された東京六人組の最新アルバムです。
 今作のテーマはずばり「ダンス」。オーケストラの作品で人気の高い楽曲を選りすぐり、見事なアレンジも相まって、"東京六人組"色全開となりました。
 バレエ音楽のもつ躍動感や心奪われるような美しいメロディ。そして喜びに満ちた東京六人組サウンド!オーケストラにも負けないような色彩感と充足感。
 このアルバムには音楽の要素がすべて詰め込まれていると言っても過言ではないでしょう。
 名手6人による圧倒的な技術と絶妙なアンサンブルは必聴です。
 アンサンブル結成6年を超え、表現の幅もさらに広がり、独自の世界を創る東京六人組が舞い踊ります!
 
 


MYCL00025
¥3300
名古屋フィル、テューバ奏者、林裕人
 It would be fantastic
林裕人(テューバ)
新居由佳梨(ピアノ)....1-16、
川瀬賢太郎(ピアノ) ....17
 1. テルモ・マルケス:アレグロ・ソナタ
 2-5. G.F.ヘンデル:協奏曲 ト短調
  I. Grave/II. Allegro/III. Sarabande. Largo/IV. Allegro
 6. ユリウス・ヤコブセン:テューバ・ブッフォ
 7-12. レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ:イギリス民謡による6つの練習曲
  I. Adagio/II. Andante sostenuto/III. Larghetto/
  IV. Lento/V. Andante tranquillo/VI. Allegro vivace
 13. J.S.バッハ:イタリア協奏曲 BWV971より第3楽章 Presto
 14-16. ヤン・クーツィール:コンチェルティーノ
  I. Allegro con brio/II. Rmanza e Scherzino/III. Rondo Bavarese

  《ボーナストラック》
   17. エドワード・エルガー:愛のあいさつ 作品12

 2021年9月28-30日 神奈川県、相模湖交流センター ラックスマンホール

 豊潤なサウンド!圧倒的な技術!才能溢れる若きテューバ奏者、林裕人デビュー!
 現在名古屋フィルのテューバ奏者として活躍する林裕人のデビュー・アルバムです。
 東京藝術大学在学中に名古屋フィルに入団。オーケストラ奏者だけでなくソリストとしても活躍し注目を集めるブラス・プレーヤーです。
 デビュー盤には彼の多岐に渡る才能を存分に収録。完璧な技術を披露するマルケスやヤコブセン、クーツィールなどの現代音楽から、テューバという低音楽器で華麗に奏でるバッハ:イタリア協奏曲など聴く者を圧倒します。
 ヴォーン・ウィリアムズで聴かせる極美のテューバサウンド!またボーナス・トラックには人気実力派指揮者のひとり、川瀬賢太郎がピアノで友情出演。
 「彼のテューバの音色が大好きだ。暖かい音がする。彼が名フィルに入ってオケの音も暖かくなった。それはきっと彼の心の暖かさが音に出ているのだろう。」と川瀬は語ります。
 注目のテューバ奏者林裕人のサウンドをお聴き下さい!
 




アール・アンフィニ


MECO-1069
(SACD HYBRID)
¥3300
デュオ・パッシオーネ(礒絵里子 & 河野智美)/グラシア デュオ・パッシオーネ
 礒 絵里子(ヴァイオリン) 、河野智美(ギター)
 ブエノスアイレス組曲 (マキシモ・ディエゴ・プホール)
  1. 第1曲 ポンペイア/2. 第2曲 パレルモ/3. 第3曲 サンテルモ/4. 第4曲 ミクロセントロ
 
 5. エル・ビート(グラシア)(マヌエル・インファンテ/藤井眞吾編)

 7つのスペイン民謡
  (マヌエル・デ・ファリャ/ミゲル・リョベート・ソレス~ジャウメ・トレント~
   トーマス・ミュラー=ペリング~パウル・コハンスキ編)
    6. 第1曲 ムーア人の織物/7. 第2曲 ムルシアのセギディーリャ/8. 第3曲 アストゥリアスの歌/
    9. 第4曲 ホタ/10. 第5曲 ナナ/11. 第6曲 カンシオン/12. 第7曲 ポロ

 13. スペイン舞曲 第1番 ~ 歌劇「はかなき人生」 第2幕より
  (マヌエル・デ・ファリャ/コンラート・ラゴスニック~フリッツ・クライスラー~河野智美編)
 14. アリア(カンティレーナ)~ブラジル風バッハ 第5番より(エイトール・ヴィラ=ロボス)

  ルーマニア民俗舞曲(ベラ・バルトーク/アーサー・レヴァリング編)
  15. 第1曲 棒踊り/16. 第2曲 飾り帯の踊り/17. 第3曲 足踏みの踊り/
  18. 第4曲 ブチュム人の踊り/19. 第5曲 ルーマニア風ポルカ/20. 第6曲 速い踊り
 
 21. オブリビオン(アストル・ピアソラ/啼鵬~河野智美編)
 22. タンティ・アンニ・プリマ (アストル・ピアソラ)
 23. 天使のミロンガ (アストル・ピアソラ)

 レーベル: アールアンフィニ/企画制作: ソニー・ミュージックダイレクト/発売: ミューズエンターテインメント
 録音: 2021年4月13日&14日

 【4弦+6弦=10弦が奏でる、パッションとカンタービレの音の万華鏡】
 10年以上共演を重ねてきた礒絵里子(ヴァイオリン)と河野智美(ギター)がユニットを組み、この度デュオ・パッシオーネとしてデビューしました。
 弓で奏でるヴァイオリン(4弦)と、指で爪弾くギター(6弦)の合計10弦で紡ぐ千変万化の音のタペストリーは、まさにデュオ・パッシオーネの真骨頂。
 ブエノスアイレス組曲や、7つのスペイン民謡、ルーマニア民俗舞曲、デュオ・パッシオーネのために編曲されたエル・ビート、2021年に生誕100年を迎えたピアソラ作品まで、スペイン・南米音楽を中心に魅惑の全23トラックを収録。

 このアルバムを聴かれた方は、ヴァイオリンとギターという組み合わせが実は作曲者にとっても、また演奏者にとっても決して簡単なものではないということを、おそらく誰もが信じられないだろうと思います。
 それは演奏者である、礒絵里子さんと河野智美さんが巧みにレパートリーを選び、入念に音楽を読み解き、そして目がさめるような演奏技巧で、表現しているからなのだと申し上げておきましょう。

 私が河野さんの演奏を聴いたのは、もうずいぶん前なのに、その清廉な音楽と嫉妬すら覚える鮮やかな演奏技巧は、同じギタリストである私の耳に、まるで昨日の出来事のように鮮烈に残っています。その河野さんから、ヴァイオリンとの二重奏の編曲を依頼された時には、編曲者としてよりも演奏者として、果たして彼女がどのように演奏で応えてくれるのだろうかという強い興味を持って、快諾したのでした。言わばそれは「挑戦」のようなもので、「さあ、貴女はこのフレーズをどのように弾くのだろうか?」と、好奇と興奮に包まれながら音符を書き連ねていったのでした。礒絵里子さんの演奏に接したのは、その後お二人の演奏を動画でお送り頂いた時が初めてでしたが、編曲作業を進めながら河野さんから送られてくるメールには、共演者への全幅の信頼と敬意を強く感じ、そして結果として私が耳にしたお二人の演奏は、それが真実であることをまさしく証明していました。

 このアルバムに聴く作品の数々は、ピアソラやヴィラ=ロボスによる南米音楽、そしてファリャやインファンテによるスペインの音楽、そしてハンガリーの作曲家、B.バルトークによる民俗舞曲です。いずれも彼らの肉体と言っても良い音楽、血が飛沫となって花を咲かせたような音楽ばかりです。ともすれば土臭さや、通俗性に陥りかねないこれらの音楽に、高潔な佇まいを持って、気品を感じさせる演奏は、二人の奏者が音楽と一体となって、作品に寄り添っている証だろうと思います。もちろん鮮やかな演奏技巧もそこには貢献しているのですが。

 このアルバムを聴き進むにつれて、アマゾンの鬱蒼たる密林の中に差し込む光、ファリャが命を捧げた祖国の音楽への愛情、などなど、まるで二人の演奏家がそこに「煌めく二筋の光」となって、照らし出し、私たちに送り届けてくれているように感じます。二つの異なる楽器の音を虚飾なく、生々しく伝える優れた録音も特筆に値します。そして、このアルバムに編曲者の一人として参加できたことを、心より嬉しく思います。
   藤井眞吾(ギタリスト/作曲家)

 デュオ・パッシオーネについて
 人気、実力ともに兼ね備え、今や円熟の域に達しているヴァイオリン礒 絵里子と、この10年の活躍が目覚ましく、アルバムを出すたびに高い評価を得ているギター河野智美によるデュオ。たびたび共演を重ねてきた二人であるが、2020年9月、鎌倉芸術館でのコンサート「音楽のチカラ」での大成功がきっかけとなり、満を持して結成された。
 弓で奏でる四弦のヴァイオリンと指で爪弾く六弦のギター、合計十弦で紡ぐ音色で追求するのは、はかなさと情熱が同居する音楽。二人の確かなテクニックとパッション溢れる音楽性により、心の深淵に触れる優艶な世界を描いていく。

 礒 絵里子(ヴァイオリン) Eriko Iso, Violin
 桐朋学園大学卒業後、その才能を高く評価した I.オイストラフ氏に招かれ、文化庁芸術家在外派遣研修員としてブリュッセル王立音楽院に留学。修士課程大賞を受賞し首席修了。マリア・カナルス国際コンクール等国内外のコンクールで入賞。デビュー以降、世界各地でリサイタルを行い、ソリストとしても日本フィル、東京フィル、神奈川フィル、名古屋フィル、九州交響楽団、プラハ室内管弦楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ヴェネツィア室内合奏団、オルフェウス室内管弦楽団(NY)、フレミッシュ放送交響楽団(ベルギー)等国内外主要オーケストラと共演し、「知性と感性と技術の実力派」と高い評価を得る。
 宮崎国際音楽祭に毎年参加し、また2002年よりアウトリーチ(学校訪問)コンサートに取り組み、現在(一財)地域創造公共ホール音楽活性化支援事業登録アーティスト。「題名のない音楽会」「アインシュタインの眼」「クラシック倶楽部」などのテレビ・ラジオ出演も多く、2010年より FM ヨコハマ「礒絵里子の SEASIDE CLASSIC」でパーソナリティを務めている。2005年愛知万博で草刈民代氏と「バレエと音楽の夕べ」で共演し、連日一万人の観客を魅了した。2007年デビュー10周年を記念してリサイタル・シリーズを開始、第1回「ベルギーコレクション」は NHK-BS「クラシック倶楽部」にて放送された。デビュー15周年、20周年を記念したリサイタルも好評を博した。
 現在、ソロ活動に加え従妹神谷未穂との「デュオ・プリマ」、宮谷理香(ピアノ)、水谷川優子(チェロ)との「Ensembleφ(ファイ)」、高橋多佳子(ピアノ)、新倉瞳(チェロ)との「椿三重奏団」など室内楽でも多彩に活躍中。真摯な演奏への取り組み、確かな技量に基づいたヨーロッパ仕込みの洗練された感性には定評があり、「気負いのないしなやかな活動ぶりがクラシック音楽シーンで着実に存在感を放っている」など各媒体で高く評価されている。現在10枚のCDが好評発売中。2020年2月に発売された椿三重奏団「メンデルスゾーン&ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番」は「レコード芸術」誌特選盤に選出された。洗足学園音楽大学講師として後進の指導にもあたっている。

 河野智美(ギター) Tomomi Kohno, Guitar
 クラシカルギターコンクールで優勝の他、東京国際ギターコンクール、アジア国際ギターコンクールなど、国内外のコンクールで入賞。
 CDはアールアンフィニより『祈り』(2013年)、ジャズクラシック作品集『リュクス』(2015年)、オール・バッハアルバム『The BACH』(2017年)、スペイン作品集『The Spain』(2019 年)をリリース、いずれもレコード芸術誌で特選盤の評価を得る。中でも現代のコンポーザー・ギタリストに焦点をあてたアルバム『リュクス』は、音楽評論家の濱田滋郎氏より「ギター・アルバム中、最上級の成果」と評された。2020年、サントリーホールにて東京フィルハーモニー交響楽団、梅田俊明氏指揮のもと「アランフェス協奏曲」「ある貴紳のための幻想曲」の2大ギターコンチェルトを演奏、秋にライヴ盤アルバムとしてリリースされ、朝日新聞にて推薦盤として紹介された。2大ギターコンチェルトのライヴ録音リリースは、世界初の試みとも言われている。これまでにロシア、韓国、中国、イタリア、ボリビア、オーストリア、ロシア、スペイン、タイ、ベトナム等各国に招かれコンサートやマスタークラスを行っている。なかでもマドリードの歴史あるアテネオホールにて人間国宝鶴賀流第11代家元鶴賀若狭掾師匠とその一座、日本舞踊の花柳貴比氏、八王子車人形「西川古柳座」とのコラボレーション公演を行い、日西伝統芸能の共演は大きな反響を呼んだ。
 また、スペイン最大とも言われるホセ・トマス国際ギターコンクールにてユース部門の審査も務めている。他楽器とのアンサンブル活動も活発で、2018年サントリーホール・ブルーローズにて行われたバロックアンサンブルのコンサートでは、「ギター室内楽の新たな境地」と評判を呼んだ。ソプラノの奥脇泉とのユニットでは古楽から民謡、ポップスまでジャンルに囚われず独自のレパートリーを切り開き、「心地よい音楽」を追究している。「音の響きに情感と温かみがあり心に入ってくる」「聴く人の心に寄り添う音楽」と定評がある。
 日本・スペインギター協会会長代理としてギター音楽の普及とギター界発展に寄与するべく、日々努めている。昭和音楽大学、並びに自身の主宰する音楽教室にて後進の指導育成にもあたっている。  (2021年12月現在)







<映像>


BSO rec(映像)


BSOREC1002
(DVD)
¥4800
ハンス・アブラハムセン(1952-):歌劇《雪の女王》
 3幕のオペラ(2014-18)
  原作: ハンス・クリスティアン・アンデルセン『雪の女王』
  台本(デンマーク語): ハンス・アブラハムセン&ヘンリク・エンゲルブレヒト
  英語版台本: アマンダ・ホールデン《雪の女王》英語版初演
 ゲルダ....バーバラ・ハンニガン(ソプラノ)、カイ....レイチェル・ウィルソン(メゾ・ソプラノ)、
 祖母/老婦人/フィンランドの女....カタリーナ・ダライマン(ソプラノ)、
 雪の女王/トナカイ/時計....ピーター・ローズ(俳優)、
 王女....カロリーネ・ヴェッテグレン(ソプラノ)、
 王子....ディーン・パワー(テノール)、森のカラス....ケヴィン・コナーズ(テノール)、
 城のカラス....オーウェン・ウィレット(カウンターテナー)、
 カイ(大人)....トーマス・グレースレ(俳優)、
 カイ(子供).... ルイス・ヴェロニク(俳優)、ゲルダ(大人)....アンナ・レッセル(俳優)、
 ゲルダ(子供)....ゾフィー・ヴェロニク(俳優)
 バイエルン国立管弦楽団、指揮: コルネリウス・マイスター、
 バイエルン国立歌劇場合唱団(合唱指揮:ステッラリオ・ファゴーネ)、
 バイエルン国立歌劇場バレエ、バイエルン国立歌劇場エキストラ

BSOREC2002
(Blu-ray)
¥4800
NYDX-50198
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥6050

 演出: アンドレアス・クリーゲンブルク/舞台美術: ハラルト・B・トーア/衣装: アンドレア・シュラート/照明: ミヒャエル・バウアー/
 振付: ツェンタ・へルター/ドラマトゥルク: マルテ・クラスティンク/映像監督: クリストフ・エンゲル

 収録: 2019年12月-2020年1月 バイエルン国立歌劇場(ミュンヘン)
 収録時間: 116分、音声: 英語、PCMステレオ2.0/DTS5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)、字幕: 日本語・英語・フランス語・ドイツ語・オランダ語・韓国語、画角:16/9 NTSC All Region、DVD....片面二層ディスク、Blu-ray・・・片面二層ディスク 1080i High Definition

 【バイエルン国立歌劇場自主レーベルBSOrec、映像第2弾】
 少女ゲルダと少年カイが、祖母の語る「雪の女王」の物語に聴き入っています。その晩、床についたものの眠れないカイの部屋の窓辺に雪の女王が現れ、カイは恐れ戦きます。
 氷の世界に魅入られたカイの心はゲルダから離れ、ある日カイは雪の女王に連れ去られます。ゲルダはカイを救いだすため、ひとりで困難な旅に出ますが....

 デンマーク出身の現代作曲家ハンス・アブラハムセンが手がけた最初のオペラ《雪の女王》。アブラハムセンは自身の積年のテーマ、「雪」の音楽的表現がこのオペラの作曲動機になったと語っています。
 アンデルセンのお伽噺『雪の女王』に基づくこのオペラは、2014年から18年にかけて台本作成と作曲が行われ2019年10月にコペンハーゲンで世界初演(デンマーク語版)されました。
 同時にバーバラ・ハンニガンをこのオペラに起用するために英語版の台本をイギリス人作家のアマンダ・ホールデンに委嘱。
 この英語版がコペンハーゲン初演の2ヶ月後の12月バイエルン国立歌劇場で上演され、主役ゲルダをハンニガンが知性と情感のバランスを見事にコントロールしながら歌い上げ大好評を博しました。
 またカイ役の実力派新進ソプラノ、レイチェル・ウィルソン、脇を固めるヴェテラン歌手ピーター・ローズ、カタリーナ・ダライマンらの充実した歌手陣の歌唱も聴きものです。
 さらにクリーゲンブルクの演出による幻想的な舞台シーンの展開に、コルネリウス・マイスター率いるバイエルン国立歌劇場管弦楽団と合唱団が奏でるアブラハムセンの精緻な音楽が美しく調和していきます。

 
 



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DYNAMIC(映像)



DYNDVD37921
(DVD)
¥3500→\3190
※CD同時発売
2021年2月23日に無観客で上演された
 フィレンツェ五月音楽祭歌劇場
ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901):歌劇《リゴレット》

  3幕のメロドランマ
   台本:フランチェスカ・マリア・ピア-ヴェ
マントヴァ公爵....ハビエル・カマレナ(テノール)
リゴレット....ルカ・サルシ(バリトン)
ジルダ....エンケレーダ・カマーニ(ソプラノ)
スパラフチーレ....アレッシオ・カッチャマーニ(バス)
マッダレーナ....カテリーナ・ピーヴァ(メゾ・ソプラノ)
ジョヴァンナ....ヴァレンティーナ・コロ(ソプラノ)モ
ンテローネ伯爵....ロマン・リュリキン(バス・バリトン)
マルッロ・フランチェスコ....サムエーレ・ヴェヌーティ(バス)
マッテオ・ボルサ....アントニオ・ガレス(テノール) 他
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団
指揮: リッカルド・フリッツァ
合唱指揮: ロレンツォ・フラティーニ

DYNBRD57921
(Blu-ray)
¥3500→\3190
※CD同時発売
NYDX-50194
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4400
※CD同時発売

 演出: ダヴィデ・リヴェルモーレ/舞台美術: ジョ・フォルマ/衣装: ジャンルカ・ファラスキ/照明: アントニオ・カストロ/ビデオ監督: ティツィアーノ・マンチーニ
 収録:フィレンツェ五月音楽祭歌劇場 2021年2月23日(イタリア)
 収録時間: 130分、音声: イタリア語歌唱 PCMステレオ2.0/DD5.1(DVD) PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
 字幕: 日本語・英語・イタリア語・フランス語・ドイツ語・韓国語 画角:16/9 NTSC All Region、DVD....片面二層ディスク、Blu-ray・・・片面二層ディスク 1080i High Definition

 放蕩者マントヴァ公爵のおかかえ道化師リゴレットは自らの醜い風貌を恨み、社会を憎み、その毒舌で公爵の廷臣たちに疎まれています。
 そんなリゴレットにも愛しみ育てていた大切な一人娘ジルダがいました。ある日、こともあろうにジルダはマントヴァ公爵にさらわれ凌辱されてしまいます。
 それを知ったリゴレットは復讐を誓い、殺し屋スパラフチーレを雇って公爵を亡きものにしようとしますが....

 2020/21シーズン、フィレンツェ五月音楽祭の新演出《リゴレット》は、コロナ禍のあおりを受けて予定していた公演がキャンセルされたものの、2021年2月23日に無観客上演を敢行。リアルタイムのネット配信と収録が行われました。
 演出を担当したリヴェルモーレによる新演出は、幕ごとにマントヴァの宮廷、半地下のランドリー、怪しげなナイトクラブ、地下鉄のプラットホームとその舞台をめまぐるしく変えながらも、ヴェルディの音楽と台本との親和性を保ちつつ、登場人物の所作に至るまで細かく神経が行き届いた新鮮なもの。
 マントヴァ公爵役に、メキシコ出身の「驚異のテノール」として世評高く、この出演でイタリア・デビューを果たしたハビエル・カマレナ、リゴレット役はヴェルディ・バリトンの第一人者、ルカ・サルシ、ジルダ役には同役で2019年スカラ座に鮮烈なデビューを果たしたアルバニア出身の新進ソプラノ、エンケレーダ・カマーニ、という豪華な布陣。
 この独唱陣に加えてイタリア・オペラの名匠リッカルド・フリッツァのタクトに導かれたフィレンツェ五月祭管弦楽団と合唱団がヴェルディの迫真のドラマに乗せた美しい旋律をたっぷりと聴かせます。

 
 




GRAND PIANO(映像)



GP874V
(DVD)
¥2900
ニコラス・ホルヴァート
 『エリック・サティの夜』

 エリック・サティ(1866-1925):
  1. グノシエンヌ第1番(1890?-93)
  メデューサの罠 - 7つの小さなダンス(1897)より
   2. 第1番 カドリーユ/3. 第2番 ワルツ/4. 第4番 マズルカ/5. 第7番 カドリーユ
   6. 冷たい小品 – 歪んだ踊り第1番「よく見ながら」(1897)/7. 幻想曲=ワルツ(1885?)
 自動記述法(1913) 
  8. 第2曲「ランプについて」/9. 第3曲「ヘルメットについて」
 10. グノシエンヌ第2番(1890?-93)/11. 星たちの息子「第1幕へのもうひとつの音楽」(1891)
 スポーツと気晴らし(1914)
  12. 第1番「食欲をそそらないコラール」/13. 第2番「ブランコ」/14. 第5番「花嫁の目覚め」
 15. 最初のメヌエット(1920)/16. 冷たい小品 – 歪んだ踊り 第2番「進む」(1897)/
 17. 心地よいハーモニー(1913)....世界初録音/18. グノシエンヌ第4番(1890?-93)/
 19. オジーヴ第4番(1888?)/20. ジムノペディ第3番(1888?)/ 21. ハンガリーの歌(1889)
 子供の曲集 第2巻 絵に描いたような子供らしさ(1913)
  22. 第1曲「1日への小さな前奏曲」/23. 第2曲「子守歌」/24. 第3曲「大きな階段の行進曲」
 25-27. 官僚的なソナチネ(1917)/28. グノシエンヌ第5番(1889)/29. 「至高存在」のライトモティーフ(1891)/
 30. 四重奏曲第2番(1886?)/31. 最後から2番目の思想 第2曲「朝の歌」(1915)/
 32. グノシエンヌ第3番(1890-95?)/33. ジムノペディ第1番(1888)
ニコラス・ホルヴァート(P)

GP875BD
(Blu-ray)
¥2900

 収録:2018年10月6日 ブーレーズ・ホール フィラルモニー・ド・パリ(ライヴ)
 映像監督:ティエリ・ヴィルヌーヴ
 収録時間: 90分/音声: PCMステレオ2.0(DVD・Blu-ray)/字幕: 日本語・英語・ドイツ語・韓国語/画角:16/9 NTSC All Region/DVD....片面二層ディスク、Blu-ray・・・片面単層ディスク 1080i High Definition

 2018年10月6日、パリのフィラルモニー・ド・パリのブーレーズ・ホールで開催された"Nuit Branche「白夜」"と題されたコンサートが開催されました。
 名ピアニスト、ニコラス・ホルヴァートがサティのピアノ独奏曲全曲を8時間にわたり、ノンストップで演奏するというこのコンサート、全曲を聴いた人も含め、延べ14,000人の聴衆が参加、演奏終了後にはホルヴァートを讃えて1時間にわたるスタンディング・オベーションがあったという盛況ぶり。このコンサートの模様はリアルタイムでテレビ放映されました。

 本ディスクは、ティエリ・ヴィルヌーヴ監督によるこのコンサートのハイライト映像。モノクロームのホルヴァートの演奏映像をベースに、謎めいた様々なイメージ映像を挿入することでサティの音楽と相まって不思議な効果を上げています。
 またサティが自身の楽譜に書き込んだテキストが画面に表示されるという映像作品ならではの興味深い演出がなされています。(このテキストには日本語字幕が付けられています。)

 【ニコラス・ホルヴァート】
  エリック・サティやフィリップ・グラスのピアノ曲録音で知られる、近現代音楽を愛する作曲家・ピアニスト。同時代の作曲家たちに作品を委嘱、積極的に紹介するほか、自身もエレクトロアコースティック音楽の作曲家として活動しています。
  また、このサティ連続演奏のような長時間にわたるコンサートを好み、2016年にはフィリップ・グラスの全ピアノ作品による11時間以上のコンサートを開催した他、2019年にはカール・ハインツ・シュトックハウゼンの「Klavierstuck」全15曲を一挙に演奏するなどのパフォーマンスで知られ、多くのファンを獲得しています。

 
 




NAXOS(映像)



2.110709
(DVD)
¥3100
ヘンリー・パーセル(1659-1695):歌劇《ディドーとエネアス》
  プロローグと3幕からなるオペラ Z.626(1689)
   台本:ネイハム・テイト(1652-1715)
    (ウェルギリウスの『アエネーイス』を翻案)
ディドー....マレーナ・エルンマン(メゾ・ソプラノ)
エネアス....クリストファー・モルトマン(バリトン)
ベリンダ....ユディト・ファン・ワンロイ(ソプラノ)
妖婆....ヒラリー・サマーズ(メゾ・ソプラノ)
第2の侍女....リナ・マーケビー(ソプラノ)
第1の魔女....セリーヌ・リッチ(ソプラノ)
第2の魔女....アナ・キンタンシュ(ソプラノ)
精霊....マルク・モイヨン(バリトン)
水夫....ダミアン・ホワイトリー(バリトン)
プロローグ....フィオナ・ショウ(女優)
レザール・フロリサン指揮・チェンバロ
オルガン:ウィリアム・クリスティ

NBD0140V
(Blu-ray)
¥3100
NYDX-50192
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3960

 演出: デボラ・ワーナー/舞台美術・衣裳: クロエ・オボレンスキー/照明: ジャン・カルマン/制作: オペラ=コミック座/
 共同制作: オランダ国立オペラ、ウィーン芸術週間[初演(2006年5月11日)の改作]/映像監督: フランソワ・ルシヨン
 収録: 2008年12月7日、9日 パリ・オペラ=コミック座/共同制作: オペラ=コミック座/アルテ・フランス/
 フランソワ・ルシヨン・エ・アソシエ/協賛: TF1/協力: フランス国立映画・映像センター
 収録時間: 66分、音声: 英語 PCMステレオ2.0/DTS5.1(DVD) PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
 字幕: 日本語・英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・韓国語、画角:16/9 NTSC All Region、DVD....片面二層ディスク、Blu-ray・・・片面単層ディスク 1080i High Definition

 ギリシャの国々や小アジアの諸都市を戦乱に巻き込んだトロイ戦争により、仲間の市民や家族を失ってしまったトロイの王子エネアス。
 ウェヌスとアンキセスの息子で、勇敢な戦士でもある彼は、地中海沿岸に新たなトロイ(後の大都市ローマ)を建設しようと小アジアを出発しますが、アフリカ沖で大嵐に襲われてしまいます。
 遭難した彼を助けたのは夫を亡くしたばかりのカルタゴの女王ディドー。歓待されたエネアスはディドーを愛し、二人は結婚を決意しますが....

 紀元前1世紀に書かれたウェルギリウスの叙事詩『アエネーアス』の主人公トロイの王子エネアス。
 その壮大な冒険物語に登場するカルタゴの悲劇の女王ディドーのエピソードを、メタスタージオが戯曲『捨てられたディドーネ』として創作。18世紀にはその戯曲を台本として70を超えるオペラが誕生したことで知られています。
 このパーセルの《ディドーとエネアス》は、ウェルギリウスの『アエネーアス』を元にしたネイハム・テイトの台本によるもので、作曲家の死後スコアが失われてしまいましたが、そのほとんどが残存する資料から復元されました。
 本作のデボラ・ウォーナー演出では、復元が叶わなかったプロローグをT.S.エリオット『荒地』を初めとする3篇の詩(女優フィオナ・ショウの朗読)で再構築。
 この悲劇オペラの見事な導入部とし、さらに、記録に残るこのオペラのチェルシー女子寄宿学校での上演に範をとり、女生徒たちがいる教室という舞台設定で物語を進めて行きます。
 エルンマンとモルトマン、2人の題名役の表現豊かな歌唱に加え、妖婆役のサマーズや精霊役のモイヨンら存在感ある歌手陣を得て、ウィリアム・クリスティ率いるレザール・フロリサンがこのパーセルの傑作オペラに新たな息吹を与えています。
 















12/16(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ANIMAL MUSIC

ANI 102
¥3400
バボラークがパウエルとグリエールのホルン協奏曲を録音
 パウエル:ホルン協奏曲(1957)
 グリエール:ホルン協奏曲 変ロ長調 Op.91(1951)
ラデク・バボラーク(ホルン)
トマーシュ・ブラウネル(指揮)
プラハ交響楽団

 ファン待望の録音!鬼才バボラークがパウエルとグリエールのホルン協奏曲を録音。メロディアスかつ技巧的な名作をバボラークの妙技で堪能!!

 セッション録音:2021年4月14&15日/スメタナホール(プラハ市民会館)/ディジパック仕様、48'06

 非常に積極的なリリースが続いている鬼才ホルン奏者ラデク・バボラークがグリエールとパウエルのホルン協奏曲を録音しました!
 グリエールはバボラークの十八番としてこれまで何度も披露されてきた作品だけにその期待が高まります。

 イジー・パウエル(1919-2007)とレインゴリト・グリエール(1875-1956)のホルン協奏曲は1950年代の産物。それぞれチェコスロバキアとソビエト連邦の共産主義体制下に活動しながら後進の育成にも力をいれた作曲家として知られます。

 ともに優れた作品を残しておりますが、ホルン協奏曲は彼らの代表作。メロディアスかつ技巧的なパッセージを盛り込んだ華麗な作品で、ドラマティックなオーケストラとの掛け合いもまた魅力です。
 今回の共演は首席指揮者トマーシュ・ブラウネル率いるプラハ交響楽団。同コンビはプラウネルはフサの交響曲第2番「リフレクションズ」の録音(SU-4294)でも高く評価されております。
 バボラークが母国を代表する名門オケと実に見事な演奏を展開しており、同曲の新たな名盤がここに誕生しました!

 
 




BIS



BIS SA 2622
(SACD HYBRID)
¥2800
ドビュッシーのオーケストラ・アレンジ作品
 『小組曲』『おもちゃ箱』『子供の領分』

  ドビュッシー:
   (1)『小組曲』L.65(アンリ・ビュッセル編)
   (2)バレエ音楽『おもちゃ箱』L.128(アンドレ・カプレ編)
   (3)『子供の領分』L.113(アンドレ・カプレ編)
パスカル・ロフェ(指揮)
フランス国立ロワール管弦楽団

 色鮮やかに変化するオーケストラの音色。ドビュッシーのオーケストラ・アレンジ作品、『小組曲』『おもちゃ箱』『子供の領分』をロフェ率いるフランス国立ロワール管が録音!

 セッション録音:(2)2020年10月20&21日、(1)(3)2021年1月7&8日/コンベンションセンター、アンジェ(フランス)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、65'07

 SACDハイブリッド盤。
 フランス近現代を得意とするパスカル・ロフェがドビュッシーの管弦楽作品を録音!といっても『海』や『牧神の午後への前奏曲』ではなく、管弦楽曲に編曲された『小組曲』、『おもちゃ箱』、『子供の領分』の3篇を収録しております。

 『小組曲』はピアノ4手連弾のための作品でアンリ・ビュッセル(1872-1973)により管弦楽曲に編曲。『おもちゃ箱』は全4場からなる子供のためのバレエ音楽。
 こちらもピアノ4 連弾作品で、管弦楽版は未完ながら残っていますがアンドレ・カプレ(1878-1925)により補完されています。
 最後の『子供の領分』はドビュッシーの娘エマのために作曲したピアノ独奏曲。こちらもカプレにより管弦楽曲に編曲されています。
 印象主義音楽の開拓者ドビュッシーの万華鏡のごとく色鮮やかに変化する色彩感を見事に表現したこの編曲版をパスカル・ロフェが音楽監督をつとめるフランス国立ロワール管弦楽団とカラフルに演奏しております。

 ロフェと同団はこれまでにミカエル・ジャレルの作品集(KKC-6348 / BIS SA-2482)、ルーセル&デュカスの管弦楽作品集(BIS SA-2432)、パスカル・デュサパンの管弦楽作品集(BIS SA-2262)、デュティユーの作品集(BIS SA-1651)をリリースしております。

 
 




EVIL PENGUIN RECORDS



EPRC 0044
¥2600
暗闇の中の光
 ヴァインベルク:
  (1)ピアノ三重奏曲Op.24
  (2)2本のヴァイオリンのためのソナタOp.69
  (3)2つの無言歌(1947)
  (4)ソナタ断章(ラルゴ)Ⅱ WoO
リナス・ロス(ヴァイオリン)、
 ホセ・ガジャルド(ピアノ)(1)(3)(4)
石坂団十郎(チェロ)(1)
ヤヌシュ・ヴァフロフスキ(ヴァイオリン)(2)

 ヴァインベルクの使徒リナス・ロス最新盤。初期未発表作品のナイーヴな真摯さが心を打つ!

 録音:2020年9月25、26日、2021年5月7、8日/オクセンハウゼン(ドイツ)/62'50"

 ヴァインベルク作品に情熱を注ぐヴァイオリニスト、リナス・ロスの最新盤。レオニード・コーガン夫妻のために書いた「2本のヴァイオリンのためのソナタ」以外は初期作品が集められています。

 「2つの無言歌」と「ソナタ断章(ラルゴ)」は2017年と2019年にリナス・ロスがドイツのゴーリッシュで開催された国際ショスタコーヴィチ・デイで世界初演した未発表作品というのも注目。
 どちらも抒情的でメロディアス、マーラーやショスタコーヴィチの影響を感じさせながらもヴァインベルクの特徴満点です。「ソナタ断章(ラルゴ)」の真摯な祈りは世の終わりかのようにさえ感じられ心打たれます。

 ピアノ三重奏曲は、ピアノの名手でもあったヴァインベルクが務めた作品で、非常に高度な技巧が要求されます。リナス・ロスの相方ホセ・ガジャルドが見事な演奏を披露、さらに石坂団十郎がチェロを受け持っているのも魅力です。
 




PENTATONE



PTC 5186898
¥2600
『ホロヴィッツ・イン・モスクワ』を再現
 「ホロヴィッツへのオマージュ」
マキシム・バーナード(ピアノ)
 D.スカルラッティ:ソナタ ホ長調 K.380(L.23)より「アンダンテ・コモド」
 D.スカルラッティ:ソナタ ホ長調 K.135(L.224)より「アレグロ」
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調 K.330(300h)
 ラフマニノフ:前奏曲 ト長調 Op.32-5
 ラフマニノフ:前奏曲 嬰ト短調 Op.32-12
 スクリャービン:練習曲 嬰ハ短調 Op.2-1(「3つの小品」より第1 曲)
 スクリャービン:練習曲 嬰ニ短調 Op.8-12(「12の練習曲」より第12曲)
 シューベルト:即興曲第3番 変ロ長調 D935-3 Op.142-3
 リスト:ウィーンの夜会第6番 S.427-6(シューベルトによるヴァルス・カプリース)
 リスト:ペトラルカのソネット第104番 S.161-5(巡礼の年第2年「イタリア」より)
 ショパン:マズルカ第21番 嬰ハ短調 Op.30-4
 ショパン:マズルカ第7番 ヘ短調 Op.7-3
 ショパン:ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53「英雄」
 シューマン:トロイメライ(「子供の情景」Op.15より)
 モシュコフスキ:火花 Op.36-6(「性格的小品」より)
 ラフマニノフ:W.R. のポルカ

 あのプレスラーも絶賛!カナダの俊英マキシム・バーナードがPENTATONEレーベルより堂々デビュー!『ホロヴィッツ・イン・モスクワ』を再現したプログラム!

 録音:2017年1月9-12日/ドメーヌ・フォルジェ、コンサートホール(ケベック州)/DDD、ディジパック仕様、77'50、輸入盤・日本語帯付

 カナダの俊英ピアニスト、マキシム・バーナードがPENTATONEレーベルより堂々のデビューを飾ります。
 バーナードの演奏を聴いたメナヘム・プレスラーが「あなたの未来を信じています!」と絶賛したほどの逸材で10代のころからカナダを中心に演奏活動を展開してきました。
 その演奏の魅力と言えば色彩感。コルトー、ホロヴィッツ、ラフマニノフ、フリードマンなど偉大なピアニストの演奏からインスピレーションを得ているとのことで、卓越した技術と表現力豊かな演奏で聴き手を魅了します。

 偉大なピアニストの中でもホロヴィッツはバーナードがピアニストとしての人生の支えであり、その道で生きていくことを決めた重要な演奏家。
 ホロヴィッツの伝説の「ホロヴィッツ・イン・モスクワ」(1986 年にホロヴィッツが約60年ぶりに祖国ロシアへ帰国した際のモスクワにおける演奏会)を再現した演奏がこのアルバム『ホロヴィッツへのオマージュ』です。

 「あの演奏会は魅力に溢れ、優雅さ華麗さが見事に融合したホロヴィッツの絶対的な存在を決定づけた瞬間」と語るバーナード。綿密に編まれたあのプログラムに新たな風を吹き込み、新しい角度から提示します。

 
 



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PROFIL



PH 21052
¥2700→\2490
イワン・ポチェーキン/ロシアの2大名協奏曲を披露
 プレトニョフとロシア・ナショナル管弦楽団がバック

 (1)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
 (2)グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.82
イワン・ポチェーキン(ヴァイオリン)
ミハイル・プレトニョフ(指揮)
ロシア・ナショナル管弦楽団

 期待の若手イワン・ポチェーキンが最高のバックでロシアの2大名協奏曲を披露

 録音:2020年8月29、30日/チャイコフスキー・コンサートホール(モスクワ)/60'28"

 1987年モスクワ生まれのヴァイオリニスト、イワン・ポチェーキン。父はヴァイオリン職人、母がヴァイオリン教師、弟ミハイルもヴァイオリニストというサラブレッド。彼がチャイコフスキーとグラズノフというロシアの2大ヴァイオリン協奏曲に挑戦しました。

 両作品も大家レポルド・アウアーのために書かれ、献呈と初演を拒否された前者と快諾された後者というユニークなカップリングなのも興味津々。
 どちらもヴァイオリンは高度な技巧が要求されるのみならず、オーケストラも交響曲のように充実しているのが特徴です。

 プレトニョフとロシア・ナショナル管弦楽団がバックを務めているのも魅力。彼らはチャイコフスキーをデーヴィッド・ギャレットとユーチン・ツェン、グラズノフをギル・シャハムと名盤をすでにリリースしていて、まさに手の内に入った見事なサポートを聴かせてくれます。
 



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PIANO21



OP21064N
(国内仕様盤・日本語解説付)
(2CD+1DVD)
¥5866
シプリアン・カツァリス(ピアノ)
サン=サーンス:ピアノ独奏作品集
 独奏ピアノ版『動物の謝肉祭』、『オルガン付き』!

カツァリス演奏ピアノ版を映画『ギーズ公の暗殺』全編に合わせて収録したDVDが付属

 CD1 ~
  動物の謝肉祭 -
   動物園の大幻想曲 遺作、R.125(トランスクリプション:ルシアン・ガルバン、シプリアン・カツァリス)
  ヴィクトル・ユゴーへの賛歌 Op.69(トランスクリプション:サン=サーンス)
  歌劇 《サムソンとダリラ》 Op.47, R.288 第3幕 -
   ディヴェルティスマン より「バッカナール」(トランスクリプション:サン=サーンス)
  交響曲 第3番 ハ短調 Op.78, R.176 《オルガン付き》
   (トランスクリプション:パーシー・ゲチュス、シプリアン・カツァリス)

 CD2 ~
  ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 Op.22, R190(トランスクリプション:ジョルジュ・ビゼー、シプリアン・カツァリス)
  アフリカ Op.89, R.204 - ピアノと管弦楽のための幻想曲(ピアノ独奏版:サン=サーンス)
  アレグロ・アッパショナート Op.70, R200(ピアノ独奏版:サン=サーンス)
  ヴァルス・カナリオト(カナリア諸島のワルツ) Op.88, R.43
  ヴァルス・ノンシャラント(呑気なワルツ) Op.110, R.48
  死の舞踏 Op.40, R171 -
   アンリ・カザリスによる交響詩(トランスクリプション:フランツ・リスト、シプリアン・カツァリス)
  ギーズ公の暗殺 Op.128, R.331(トランスクリプション:レオン・ロク) (すべてピアノ・ソロによる演奏)
 シプリアン・カツァリス(ピアノ)
P21064N
(2CD+1DVD)
特別価格
¥4800→\4390
国内盤¥5333から¥5866に訂正

 カツァリス・プレイズ・サン=サーンス!独奏ピアノ版『動物の謝肉祭』、『オルガン付き』!

 ☆ピアノ・ソロ版の『交響曲第3番《オルガン付き》』や『動物の謝肉祭』に、最初期の映画音楽『ギーズ公の暗殺』!!
 ☆鍵盤の魔術師シプリアン・カツァリスがサン=サーンス没後100周年のアニヴァーサリーに贈る、かつてないトランスクリプション・アルバム!
 ☆映画『ギーズ公の暗殺』の映像と音楽を一緒に楽しめる特別プロジェクトを収録した、貴重なDVD(NTSC)付き!

 超絶技巧の化身、鍵盤の魔術師シプリアン・カツァリスの自主レーベル「Piano21」より、サン=サーンス没後100周年を記念したかつてないトランスクリプション・アルバムが登場!

 サン=サーンス作曲の試験曲『アレグロ・アパッショナート』を演奏してパリ音楽院に入学し、サン=サーンス作品の伝説的な録音を残したモニク・ド・ラ・ブリュショルリ教授に学ぶなど、若いころからサン=サーンスに魅せられ、常にこの偉大な作曲家のためだけの録音をしたいと考えていたカツァリスにとって、2021年のサン=サーンス没後100周年アニヴァーサリーは絶好の機会となりました。

 本作には、これまでほとんど聴く機会のなかったアメリカの音楽理論家パーシー・ゲチュス(1853-1943)による『交響曲第3番《オルガン付き》』のピアノ・ソロ版をはじめ、サン=サーンスと深い付き合いのあったジョルジュ・ビゼーによる『ピアノ協奏曲第2番』や、デュラン出版社の編曲家でラヴェルの友人としても知られるルシアン・ガルバン(1877-1959)による『動物の謝肉祭』(全曲)、そして優れたピアニストでもあった作曲者自身の手による『バッカナール』『アフリカ』『ヴィクトル・ユゴーへの讃歌』のピアノ・ソロ版など、カツァリスならではのレア・トランスクリプションがふんだんに収録されています。

 さらに本作の大きな目玉となるのが、サン=サーンスが1908年に作曲した最初期の映画音楽『ギーズ公の暗殺』です。
 73歳にして映画という新たな芸術への挑戦を決意したサン=サーンスは、世界で初めて映画のためのオリジナル音楽を書いたクラシック音楽の作曲家としても、歴史に名を残すことになりました。
 映画史的にも重要なこの作品は、サン=サーンスの印象的な音楽と映画のシーンが見事にシンクロして大成功を収めたといい、公開から7年後の1915年、サン=サーンスは「印税によって、私の音楽が映画館から消えていないことが分かる」と書き残しています。
 ドビュッシーやラヴェルの作品の編曲で有名なレオン・ロク(1839-1923)によるピアノ・ソロ版は、当時上映中に良く演奏されていたバージョンで、それだけでも貴重ですが、さらに本作にはカツァリスが演奏するピアノ版を映画『ギーズ公の暗殺』の実際の映像に合わせて収録したDVDが付属しています。
 収録映像はPiano 21レーベルが希少な映画コレクションを有するロブスター・フィルムズに連絡を取り手に入れた完全版で、映画の全編が含まれており、今回の企画のために高解像度デジタル復刻が行われています。

 各作品とその編曲についての解説に加え、映画に関する詳細な解説、豊富な画像資料を収録したブックレット(英・仏・独/国内仕様盤は日本語訳付き)も必見です。

 ※録音:2020年4月~8月&2021年1月、サン=マルセル福音教会(フランス、パリ)
 ※レコーディング・プロデューサー:ニコラオス・サマルタノス/※DVDフォーマット:NTSC
 ※使用楽器:ベヒシュタイン D-282 コンサート・グランド No.212034





サイレント映画「ギーズ公の暗殺」(1908年) - 世界最初の映画音楽


 映画のためのオリジナル曲がプロの作曲家によって初めて作られた記念すべき映画。
 作曲したのがカミーユ・サン=サーンス。なのでサン=サーンスは史上初の映画音楽作曲家とされている(実際は諸説ある)。
 当時はまだサイレント時代だったため、レコードが作られ、それが映画と同時にかけられていた。

 今回のアルバムには、カツァリスが演奏する映画音楽のピアノ版を、実際の映画『ギーズ公の暗殺』に合わせて収録したDVDが付属しているわけである。

 




ALPHA



ALPHA783
(2CD)
¥3100
『SOLO BACH-ABEL ~
 無伴奏ガンバによる、バッハとアーベル作品集』
リュシル・ブーランジェ (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
  【DISC 1】
   <魂>
    1-6. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750): 組曲 ニ長調
     1. プレリュード(原曲: 『平均律クラヴィーア曲集 第1巻』プレリュード第1番 BWV 846/846a)
     2. アルマンド(原曲: 無伴奏チェロ組曲 第6番 BWV 1012)
     3. クラント(原曲: 無伴奏チェロ組曲 第3番 BWV 1009)
     4. サラバンド(原曲: 無伴奏チェロ組曲 第6番 BWV 1012)
     5. ガヴォット(原曲: 無伴奏チェロ組曲 第6番 BWV 1012)
     6. カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787):ジグ(原曲: アレグロ イ長調 WKO 212)
    7-9. アーベル: ニ短調の三つの無伴奏曲
     7. アダージョ WKO 209/8. 無題の無伴奏曲(アンダンテ)WKO 206/
     9. アレグロ WKO 207
    10-11. バッハ: ト短調の二つの無伴奏曲
     10. プレリュード(原曲: リュートのためのプレリュード BWV 999)
     11. 英国風ブーレ(原曲: 無伴奏フルートのためのパルティータ BWV 1013)
  【DISC 2】
   <肉体>
    1-2. アーベル: ニ短調の二つの無伴奏曲
     1. 無題の無伴奏曲(アルペッジョ)WKO 205/2. 無題の無伴奏曲(モデラート)WKO 208
    3-7. アーベル: ニ長調の二つの無伴奏曲
     3. アレグロ WKO 186/4. フーガ WKO 196/5. 無題の無伴奏曲(アダージョ)WKO 187/
     6. メヌエットのテンポで WKO 200/7. ヴィヴァーチェ WKO 190
    8-11. バッハ: ソナタ イ短調
     8. グラーヴェ
      (原曲: 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番 BWV 1003/
       鍵盤のためのソナタ BWV 964〔BWV 1003の鍵盤編曲版〕)
     9. フーガ(原曲: 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第1番 BWV 1001/リュートのためのフーガ BWV 1000)
     10. シチリアーナ(原曲: 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第1番 BWV 1001)
     11. アレグロ(原曲: 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番 BWV 1003)
  ※原曲の表記のあるものは全て演奏者自身による編曲

 録音: 2020年12月 ノワルラク修道院文化センター

 【名手リュシル・ブーランジェ、無伴奏アルバムで新境地へ!】
 古楽先進国フランスの俊才集団ピグマリオンの一員で、Alphaにはバッハのソナタ全曲録音もあるヴィオラ・ダ・ガンバ奏者リュシル・ブーランジェは、チェロやコントラバスよりも先に子供の頃からガンバに親しんできた古楽ネイティヴ世代。今回の無伴奏2枚組は、ガンバ奏者=作曲家アーベルの無伴奏作品に、バッハのさまざまな独奏曲からの編曲を組み合わせたプログラム。
 ケーテン時代からのバッハの仕事仲間クリスティアン・フェルディナント・アーベルの息子で、バッハ自身の末男ヨハン・クリスティアン・バッハのロンドンにおける仕事仲間となったカール・フリードリヒ・アーベルは、ガンバの作曲家としては大物であるにもかかわらず、単独の無伴奏曲が散発的にあるだけで大作がないため、群小作曲家の一人と見なされがちな存在。
 「アーベルをバッハと対等の存在として扱えるように」(ブーランジェ談)と周到に編まれたプログラムは、この作曲家の小品を組み合わせた小ソナタ仕立てのセクションと、意外にもガンバの響きになじみやすい他の楽器のためのバッハの名曲群をもとに、自由に編まれた組曲とソナタが軸になりました。
 生前は多くの自作を色々な別編成のために編曲し続けたバッハですが、ここで広く知られた曲まであたかもオリジナルのガンバ作品であるかのように響かせるブーランジェの手腕は圧巻。無題の作品も多いアーベルの音楽も、無伴奏のソナタを前提として書かれていたかのような味わい深い魅力とともに甦ります。

 
 
 

ALPHA855
¥2700
『チャイコフスキー、ラフマニノフ、プロコフィエフ』
 ロシアのピアノ作品集
  ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):
   1. 夜想曲 へ長調 ~2つの小品 Op. 10 より
   2. 10月 秋の歌 ~四季 Op. 37a より
   3. 11月 トロイカ ~四季 Op. 37a より
   4. 幻想的スケルツォ ~18の小品 Op. 72 より
   5. 瞑想曲 ~18の小品 Op. 72 より
  セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953):
   6-9. 4つの練習曲 Op. 2
  セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):
   10-23. ショパンの主題による変奏曲 Op. 22
ティアンス・アン(安天旭) (ピアノ)

 録音: 2021年8月 星海音楽庁(シンハイ・コンサート・ホール)、広州、中国

 【中国の、あの若きヴィルトゥオーゾ、CDデビュー!】
 藤田真央の第2位入賞で日本中が沸いた2019年のチャイコフスキー国際コンクール。このファイナルでスタッフの手違いにより、想定と違う曲順でオーケストラの演奏が始まるというハプニングに遭いながらも、素晴らしい反射神経でこれに応え、第4位と特別賞を受賞した当時19歳の中国のピアニストが、ティアンス・アンでした。審査員のデニス・マツーエフが「人並外れた成熟」と絶賛、2021年にはコロナ禍の中、ロシアと中国の19の都市でヴァレリー・ゲルギエフとの共演を含む公演を行うなど、世界中で活躍しています。
 ALPHAレーベルから発売となるデビュー・アルバムは、そんなゆかりの深いロシアの作品を集めたもの。チャイコフスキーで聴かせる儚いタッチの絶妙さと歌心、プロコフィエフでの若々しさ漲る激しい打鍵、ラフマニノフでの余裕あるヴィルトゥオジティと瑞々しい表現。
 現在の彼の高度なテクニックとピアニズムを十二分に味わうことのできる、素晴らしいアルバムとなっています。
 



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ARCANA



A497
(2CD)
¥4200→\3890
ヴェネトス・アンサンブル(古楽器使用)
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-91):
 弦楽四重奏曲 第1番「ローディ」、第2-7番「ミラノ四重奏曲集」

  【DISC 1】
   1-4. 弦楽四重奏曲 第1番 ト長調「ローディ」K. 80
   5-7. 弦楽四重奏曲 第2番 ニ長調 K. 155
   8-11. 弦楽四重奏曲 第3番 ト長調 K. 156
  【DISC 2】
   1-3. 弦楽四重奏曲 第4番 ハ長調 K. 157
   4-6. 弦楽四重奏曲 第5番 ヘ長調 K. 158
   7-9. 弦楽四重奏曲 第6番 変ロ長調 K. 159
   10-12. 弦楽四重奏曲 第7番 変ホ長調 K. 160
ヴェネトス・アンサンブル(古楽器使用)
 ジャコモ・カターナ、
  マウロ・スピナッツェ(ヴァイオリン)
 フランチェスコ・ロヴァート(ヴィオラ)
 マッシモ・ラッカネッリ(チェロ)

 【モーツァルト、イタリア渡航中の秘作が同国の古楽器奏者たちの手で甦る】

 モーツァルトの弦楽四重奏曲といえば、ウィーンで成功を収めつつあった時期に作曲されハイドンに捧げられた第14-19番の6曲(通称「ハイドン・セット」)が有名ですが、その前の作品群に潜む知る人ぞ知るかけがえない魅力はあまり知られていません。
 録音も多くはないこれら初期作品の多くは、かの天才作曲家がオペラ作曲家としての名声を確たるものにすべくイタリアに渡っていた少年時代に書かれました。
 第2-7番は6曲セットの「ミラノ四重奏曲集」、第1番は《ポントの王ミトリダーテ》初演でトリノの宮廷劇場に赴いた旅の帰路、ローディの旅籠に書き始められため、この古都の名が綽名になっています。
 イタリア様式の習得という、モーツァルトにとっても重要な研鑽期のみずみずしい創意に溢れたこれら一連の四重奏曲に、ほかでもないイタリアから世界に羽ばたく新世代の古楽器奏者たちによる新録音が登場!
 古楽器演奏の才人ジュリアーノ・カルミニョーラらイタリアの世界的古楽器奏者たちの薫陶を受ける4人の名手は作品成立の過程をよく検証し、通奏低音時代から新たな展開をみせた当時の流行の中、少年モーツァルトが書いたばかりの音を鮮やかに甦らせるような、瑞々しい解釈を聴かせてくれます。
 ほどよい残響の中、ガット弦の素材感に満ちた味わいをよく伝える敏腕技師フェデリーコ・フルラネットのエンジニアリングも絶妙です。
 







 モーツァルトの弦楽四重奏曲第2-7番「ミラノ四重奏曲集」。
 少年モーツァルトの最高傑作のひとつであるとともに、反論を承知であえて言わせてもらうと、彼の弦楽四重奏曲の中でももっとも魅力的。

 モーツァルトの後期弦楽四重奏曲は、流麗で天才的感性にあふれた傑作と言うよりも、どこか技巧重視で堅物なイメージが強い。
 ハイドンを過剰に意識して「恥ずかしくない傑作」にしようと言う意図が漲りすぎているのか、まったくの個人的な感想ながら「私の好きなモーツァルトはそこにはいない」。

 しかしこの初期の6つの弦楽四重奏曲(第2番-第7番)は違う。

 イタリアで退屈しのぎに書いた、まさに天才モーツァルトの感性に満ちた天国の与えし傑作。
 ハイドンの影響もなく、自らの音楽の源泉から湧き出てきたものをそのまま書き留めた・・・そんな感じ。
 そのちょっと前に書かれた「ザルツブルグ・シンフォニー」といい、この6曲といい、この時点でモーツァルトが神に愛されていたことを確信させてくれる、そんな傑作揃いなのである。

 ・・・たとえば弦楽四重奏の権威幸松肇氏は第3番アダージョに対してこんなことを言っている・・・
 「37小節ある1小節1小節にこんなにも深い音楽性が込められている音楽は、モーツァルトの全作品の中でも極めて少ない」・・・

 しかし現在これらの作品が日の目を見ることはほとんどない。
 だからずっと思っていた。
 もしモーツァルトの弦楽四重奏曲が退屈だと思っている人がいたら、どうかこの6曲を聴いてほしい・・・と。



 そしてモーツァルトの弦楽四重奏曲、栄えある「第1番」。
 当時のモーツァルトは今の日本ならさしづめ中学2年生。でもモーツァルトの生涯で最も栄光に彩られていた頃。アレグリのミゼレーレや大勲章やらの華々しいエピソードに彩られた輝かしい時期。天才サンマルティーニの作品をミラノで聴いて強く影響されて書いたと言われている作品。そしてこの曲については、「1770年3月15日夜の7時にローディ(イタリアの田舎町)で書いた」という普通ではありえない記述まで残っていて、さらにモーツァルトの人生を変えた地獄のマンハイム・パリ旅行でマンハイムを経つときに、わざわざこの曲を知人に写譜させている。つまりこの第1番、若きモーツァルトにとってとってもお気に入りの作品だったのである。
 ・・・さらに第4楽章だけは、おそらくローディではなくザルツブルグで追加で書かれたのではないかとされるのだが、ある人はこの第4楽章こそ、モーツァルトが自分自身のために書いた最初の作品だろうと言っている。
 この弦楽四重奏曲、あらゆる面で実は非常に重要な作品なのである。




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B RECORDS



LBM038
(16CD)
¥9400→\8990

ル・サージュ主導のブラームス全室内楽作品ライヴ録音プロジェクトが、BOXで登場

ブラームス: 室内楽作品全集(ライヴ録音集)


 ヨハネス・ブラームス(1833-1897):

  <第1集 ピアノ四重奏曲> (LBM011)
   【DISC 1】
    1-4. ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 Op. 25/5-8. ピアノ四重奏曲 第3番 ハ短調 Op. 60
   【DISC 2】
    1-4. ピアノ四重奏曲 第2番 イ長調 Op. 26
     ピエール・フシュヌレ(ヴァイオリン) リーズ・ベルトー(ヴィオラ)
     フランソワ・サルク(チェロ) エリック・ル・サージュ(ピアノ)
     録音: 2017年3月5日  Maladrerie St-Lazare de Beauvais, Paris, France

  <第2集 弦楽五重奏曲、六重奏曲> (LBM012)
   【DISC 3】
    1-3. 弦楽五重奏曲 第1番 ヘ長調 Op. 88/4-7. 弦楽五重奏曲 第2番 ト長調 Op. 111
   【DISC 4】
    1-4. 弦楽六重奏曲 第1番 変ロ長調 Op. 18/5-8. 弦楽六重奏曲 第2番 ト長調 Op. 36
     ピエール・フシュヌレ(ヴァイオリン) 岡田修一(ヴァイオリン) リーズ・ベルトー(ヴィオラ)
     アドリアン・ボワソー(ヴィオラ) フランソワ・サルク(チェロ) ヤン・ルヴィオノワ(チェロ)
     録音: 2018年3月7日 Maladrerie St-Lazare de Beauvais, Paris, France

  <第3集 管楽器を伴う作品集> (LBM015)
   【DISC 5】
    1-4. クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op. 115/5-8. クラリネット三重奏曲 イ短調 Op. 114
   【DISC 6】
    1-4. クラリネット・ソナタ 第1番 ヘ短調 Op. 120-1/
    5-7. クラリネット・ソナタ 第2番 変ホ長調 Op. 120-2/8-11. ホルン三重奏曲 変ホ長調 Op. 40
     ピエール・フシュヌレ(ヴァイオリン) デボラ・ネムタヌ(ヴァイオリン) リーズ・ベルトー(ヴィオラ)
     フランソワ・サルク(チェロ) フローラン・ピュジュイラ(クラリネット)
     ジョエル・ラスリー(ホルン) エリック・ル・サージュ(ピアノ)
     録音: 2017年10月2日 cadre de la Belle Saison a la Chapelle musicale ReineElisabeth, Waterloo

  <第4集 ヴァイオリン・ソナタ> (LBM020)
   【DISC 7】
    1-3. ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調「雨の歌」Op. 78/
    4-6. ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 Op. 100/7-10. ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 Op. 108/
    11. ヴァイオリン・ソナタ イ短調「F.A.E.ソナタ」~第3楽章 スケルツォ ハ短調 WoO2
     ピエール・フシュヌレ(ヴァイオリン) エリック・ル・サージュ(ピアノ)
     録音: 2018年10月31日 Theatre de Coulommiers, France

  <第5集 ヴィオラ・ソナタ ほか> (LBM023)
   【DISC 8】
    1-4. ヴィオラ・ソナタ 第1番 ヘ短調 Op. 120 No.1/
    5-7. ヴィオラ・ソナタ 第2番 変ホ長調 Op. 120 No.28、9. 2つの歌 Op. 91 - 歌とヴィオラ、ピアノのための/
    8. 秘めたるあこがれ/9. 聖なる子守歌
     リーズ・ベルトー(ヴィオラ) サラ・ローラン(コントラルト) エリック・ル・サージュ(ピアノ)
     録音: 2019年2月22・25日、9月18日 Belle Saison au theatre de Coulommiers

  <第6集 弦楽四重奏曲、ピアノ五重奏曲> (LBM026)
   【DISC 9】
    1-4. 弦楽四重奏曲 第1番 ハ短調 Op. 51-1/5-8. 弦楽四重奏曲 第2番 イ短調 Op. 51-2
   【DISC 10】
    1-4. 弦楽四重奏曲 第3番 変ロ長調 Op. 67/5-8. ピアノ五重奏曲 ヘ短調 Op. 34
     ストラーダ四重奏団 ピエール・フシュヌレ(ヴァイオリン) サラ・ネムタヌ(ヴァイオリン)
     リーズ・ベルトー(ヴィオラ) フランソワ・サルク(チェロ) エリック・ル・サージュ(ピアノ)
     録音: 2019年2月15日 La Belle Saison au Mejan<第7集 チェロ・ソナタ> (LBM028)
   【DISC 11】
    1-3. チェロ・ソナタ 第1番 ホ短調 Op. 38/4-7. チェロ・ソナタ 第2番 ヘ長調 Op. 99
     フランソワ・サルク(チェロ) エリック・ル・サージュ(ピアノ)
     録音: 2019年9月18日 La Belle Saison au Theatre de Coulommiers

  <第8集 ピアノ三重奏曲> (LBM029)
   【DISC 12】
    1-4. ピアノ三重奏曲 第1番 ロ長調 Op. 8(1890-91年改訂版)/5-8. ピアノ三重奏曲 第2番 ハ長調 Op. 87
   【DISC 13】
    1-4. ピアノ三重奏曲 第3番 ハ短調 Op. 101
     ピエール・フシュヌレ(ヴァイオリン) フランソワ・サルク(チェロ) エリック・ル・サージュ(ピアノ)
     録音: 2019年11月22日 La Belle Saison a la Ferme de Villefavard

  <第9集 2台ピアノのための作品集> (LBM032)
   【DISC 14】
    1-10. ハイドンの主題による変奏曲 変ロ長調 Op. 56b/11-14. 2台のピアノのためのソナタ ヘ短調 Op. 34b
     エリック・ル・サージュ(ピアノ) テオ・フシュヌレ(ピアノ)
     録音: 2019年1月31日 La salle de concert de Pianos Maene, Ruiselede(ベルギー)

  <第10集 ピアノ連弾作品集> 初発売
   【DISC 15】
    1-11. シューマンの主題による変奏曲 変ホ長調 Op. 23/12-27. 16のワルツ Op. 39/
    28-45. ワルツ集 「愛の歌」 Op. 52a/46-60. ワルツ集 「新・愛の歌」 Op. 65a
   【DISC 16】
    1-21. ハンガリー舞曲集 WoO 1
     エリック・ル・サージュ(ピアノ) テオ・フシュヌレ(ピアノ)
     録音: 2021年10月21、23日  La Courroie, Entraigues-sur-la-Sorgue
NYCX-10273
(16CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥11000

 【ル・サージュ主導のブラームス全室内楽作品ライヴ録音プロジェクトが、BOXで登場!】
 エリック・ル・サージュ、フランソワ・サルク、ピエール・フシュヌレらフランスで活躍するアーティストを中心に、ブラームスの室内楽作品全曲をライヴ録音するプロジェクトが完結。お得なBOXセットとして登場しました。
 艶やかな音色と緊密なアンサンブルから生まれる、優美にして情熱的なブラームスを存分にお楽しみいただけます。
 第10集のピアノ連弾作品集(2枚組)は、このBOXが初発売となります。

 国内仕様盤には、本多裕輝氏による日本語解説付。

・基本的にライヴ録音*拍手入り*となっております。
・DISC 8「2つの歌」に関し、国内仕様には藤井宏行氏による歌詞対訳が付きます。







CHATEAU DE VERSAILLES SPECTACLES



CVS056
¥2700
『ヴェルサイユ=ウェストミンスター』
 ~オルガンとクラヴサンによる英仏音楽の17世紀~


 1-3. ヘンリー・パーセル(1659-1695):《妖精の女王》(1692)より
  1. 入場の踊り 2. 夜に従う者たちの踊り 3. グラウンド(Z. D221)*
 4-11. ギヨーム=ニコラ・ニヴェール(1632-1714): 第5旋法による組曲
  ~『あらゆる教会旋法による100曲を収めた第1オルガン曲集』(1665)より
   4. プレリュード 5. 低音部でディミニューションを 6. 低音部でヴォワ・ユメーヌによるフーガを
   7. デュオ 8. クロモルヌ管によるレシ 9. コルネ管〔による楽曲〕
   10. グラン・ジュ〔による楽曲〕 11. プラン・ジュ〔による楽曲〕
 12. ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687)/ジャン=アンリ・ダングルベール(1629-1691)編: 序曲
   ~歌劇《カドミュスとエルミオーヌ》LWV 49より*
 13-16. パーセル: 《妖精の女王》より
  13. グリーンマンの踊り 14. ジグ 15. 妖精たちの踊り 16. ヴォランタリー(Z. 720)
 17. ルイ・クープラン(1626-1661): ファンタジア-低音部でレシ
 18. L.クープラン: デュオ
 19. リュリ/ダングルベール編: 心地良い夢が ~歌劇《アティス》LWV 53第3幕第4場より*
 20. リュリ/ダングルベール編: パサカーユ ~歌劇《アルミード》LWV 71第5幕第2場より*
 21. パーセル: ダブル・オルガンのためのヴォランタリー ニ長調 Z. 719
 22-28. ニコラ・ルベーグ(1631-1721): 第1旋法による組曲~『第1オルガン曲集』(1676)より
  22. プレリュード 23. デュオ 24. 中音域でクロモルン管を使って〔の楽曲〕
  25. 低音部でトロンペット管を 26. 三つの鍵盤によるトリオ 27. 中音域でティエルスを
  28. ディアローグ
 29-32. パーセル: ハープシコード組曲 第4番 イ短調 Z. 663
  29. プレリュード* 30. アルマンド* 31. クラント* 32. サラバンド*
 33. L.クープラン: クロモルヌ管によるフーガ
 34. ジョン・ブロウ(1649-1708): コーネット・ヴォランタリー イ短調
 35. パーセル: 恋する者は何と幸せなことか ~《アーサー王》Z. 628(1691)第4幕より

*=クラヴサンを使用
コンスタンス・タヤール(オルガン&クラヴサン〔=チェンバロ〕)    

 録音: 2020年12月21-23日 ヴェルサイユ王室礼拝堂、フランス
 【使用楽器】ヴェルサイユ王室礼拝堂の大オルガン: ジュリアン・トリビュオ1711年建造、ルイ=アレクサンドル・クリコによる1736年の改修とフランソワ=アンリ・クリコによる1762年の改修を踏まえた状態に復元 (復元建造: ジャン=ルー・ボワソー&ベルトラン・カッティオ、1995年)
  クラヴサン: フランソワ=エティエンヌ・ブランシェ1世&ヨハン・コンラート・ピクシウス1746年製オリジナル(修復: アラン・アンセルム)

 【2つの歴史的楽器を使い分け、17世紀の英仏音楽の親和性と差異の真相へ】
 ルイ14世が生涯をかけて建造に情熱を傾け、ルイ15世の時代に現在の姿へと調えられていったヴェルサイユ宮殿。
 そこには1995年に18世紀当時の状態まで復元された王室礼拝堂の歴史的オルガンと、ルイ15世時代に愛奏されていた2台のクラヴサンがありますが、ここではそのクラヴサンのうち18世紀半ばに作られた方の楽器と、王室礼拝堂のオルガンとを同じ奏者が使い分け、英仏の作曲家たちが残したバロック期の鍵盤音楽の真相に迫ります。
 演奏は現在フランス語圏スイスの古楽拠点ジュネーヴで教鞭を取るコンスタンス・タヤール。
 選曲の軸にあるのは、17世紀英国の早世の天才ヘンリー・パーセル。宮廷の主たる英国王が王政復古前にフランスに亡命していたため、当時の英国王室ではルイ14世が好んだ様式に強く影響を受けた音楽が愛されていましたが、タヤールはブルボン王室の巨匠たちの音楽の只中にパーセルやその師匠ブロウの作品を配することにより、彼らの英国音楽がいかにフランス音楽と連続性のあるものだったかを鮮やかに浮き彫りにしてゆきます。
 オルガンだけでなく、適宜クラヴサンのための楽曲を交え、礼拝堂向けの音楽と俗世の劇場向けの音楽とを行き来する選曲になっているのも興味深いところ。
 それぞれに別扱いされやすい各種の音楽に一貫性を感じることができるのは、オルガンとクラヴサンをどちらも鮮やかに弾きこなせる名手タヤールの存在に負うところが大きいと言わなくてはなりません。
 精緻な解釈と周到なプログラムで、「国」と「文化」の感覚が今とはかなり違っていたバロック期の感覚を生々しく体感できる1枚です。

 
 
 

CVS057
¥2700

『秘密の引き出し』
 ~18世紀フランスのオルガン秘曲さまざま、打楽器を交えて~


 1-4. クロード・ベニーニュ・バルバストル(1724-1799): 協奏曲 ニ長調
  1. プレリュード 2. アレグロ 3. ジグ 4. アレグロ
 5-10. フランソワ・ダジャンクール(1684-1758): 第6旋法による組曲
  5. プラン・ジュ〔による楽曲〕 6. デュオ 7. ナザール管によるレシ
  8. 低音部でクロモルヌ管を 9. トリオ 10. ディアローグ
 シャルル・ピロワイエ(1665-1724):
  11. 不死 L'immortelle 12. 華麗 La Brillante 13. 王家 La Royal
  14. 至福 La Beatitude 15. 意気揚々 L'Allegresse 16. 平和 La Paix
 17-22. ダジャンクール: 組曲 ト短調/ハ短調
  17. プラン・ジュ〔による楽曲〕 18. デュオ 19. トリオ 20. ナザール管によるレシ
  21. フリュート管によるコンセール 22. ディアローグ
 アンドレ・レゾン(1640/50頃-1719):
  23. 「救世主、憐れみたまえ」の調べに基づくシャコンヌ
  24. 「パリの人々の王、万歳」の調べに基づく第5旋法による奉献唱
  リュシル・ドラ(オルガン)、ミヒャエル・メッツラー(各種打楽器)

 録音: 2020年12月18-20日 ヴェルサイユ王室礼拝堂、フランス
 【使用楽器】ヴェルサイユ王室礼拝堂の大オルガン: ジュリアン・トリビュオ1711年建造、ルイ=アレクサンドル・クリコによる1736年の改修とフランソワ=アンリ・クリコによる1762年の改修を踏まえた状態に復元(復元建造: ジャン=ルー・ボワソー&ベルトラン・カッティオ、1995年)

 【フランス・オルガン芸術にみる聖と俗、打楽器を交えてヴェルサイユの楽器が活気づく!】
 ヴェルサイユ宮殿の王室礼拝堂には、ルイ14世の治世末期にようやく完成したオルガンがあります。その後、時代ごとに拡張改造が繰り返された後、この楽器は20世紀の終わり頃に18世紀の名工たちが手がけた姿に修復されました。
 Chateau de Versailles Spectaclesレーベルはこの楽器を使ったフランス・オルガン音楽の注目すべき録音を続々世に送り出してきましたが、まさかこの歴史的な楽器を使って、歴史的文脈をふまえながら打楽器を交えた録音がリリースされるとは誰が予想したでしょうか。ルイ14-15世の時代のフランスでは、礼拝のためのオルガン音楽が少しずつ俗世向けの音楽のスペクタキュラーな要素を取り込んでゆき、フランス革命前にはオペラそっくりのメロディアスな作品さえ珍しくなかったほど。
 一方、18世紀には(実態こそ多くの謎に包まれていながら)多くの音楽の場で打楽器が使われていたこともよく知られています。本盤はそうした状況を踏まえ、古楽器楽団ラ・シャペル・アルモニークによるラモー『遍歴の騎士』録音(CVS054/2022年1月発売予定)でも絶妙の打楽器演奏を聴かせたドイツの名手ミヒャエル・メッツラーが多くのトラックに参加。
 歴史的文脈をふまえたオルガンと打楽器の組み合わせを模索、バロックからロココに至るフランスの多彩なオルガン音楽を新たな角度から味わえる演奏を実現してみせました。
 その参与はポップなクロスオーヴァーとは全く違い、鐘や鈴のような煌びやかな音をさりげなく添えたり、オペラの行進曲風に太鼓の響きで彩ったりと、各作品本来の音作りをよくふまえた、歴史的銘器の響きに寄り添う精妙さ。
 17世紀生まれのアンドレ・レゾンによる古雅な小品からクラヴサン曲風の性格的小品、親しみやすい前古典派風の作品の数々にいたるまで、18世紀のパリやヴェルサイユの人々を喜ばせた秘曲を発見する喜びにも事欠かない1枚です。

 
 



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FUGA LIBERA



FUG792
¥2700→\2490
柴田俊幸とアンソニー・ロマニウク
J.S.バッハ:フルート・ソナタ集/
 バッハによるファンタジアとインプロヴィゼーション


 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750)
  1. バッハ-ロマニウク-柴田: サラバンドによるファンタジア
   (無伴奏フルートのためのパルティータ BWV 1013による)
  2-5. バッハ: フルート・ソナタ ホ長調 BWV 1035
  6-9. バッハ: フルート・ソナタ ホ短調 BWV 1034
  10. ロマニウク: インプロヴィゼーション
  11-14. バッハ: フルート・ソナタ ロ短調 BWV 1030
  15. バッハ-ロマニウク-柴田: アンダンテによるファンタジア(トリオ・ソナタ第4番 ホ短調 BWV 528による)
 柴田俊幸
  (フラウト・トラヴェルソ/
   1720年頃アイヒェントップ製に基づく2020年製作、1745年クヴァンツ製に基づく2021年製作)
 アンソニー・ロマニウク
  (チェンバロ/1711年ドンゼラーグ製に基づく1996年製作)
  (フォルテピアノ/1749年ジルバーマン製に基づく2013年製作)
NYCX-10272
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2970

 a'=402Hz
 録音: 2021年5月25-27日 ブリュッヘ・コンセルトヘボウ大ホール ※国内盤 日本語解説...矢澤孝樹

 【柴田俊幸とアンソニー・ロマニウク、2つの才能の出会いが生んだ現代のバッハ像】
 ベルギーを拠点に活動しながら、たかまつ国際古楽祭の芸術監督を務めるほか、ソロ活動やアンサンブルなど国際的に活躍する柴田俊幸と、チェンバロからフェンダー・ローズといった様々な鍵盤楽器を用いて、バロックからジャズまでを弾いたソロ・デビュー盤『鐘』(ALPHA631)が大きな話題となったアンソニー・ロマニウク。現代と古楽を楽器でも演奏ジャンルでも飛び越えていく2人が出会い、バッハのフルートと鍵盤楽器のための作品を録音しました。彼ららしい即興や創作を交えた、たいへん興味深い内容となっています。

 「バッハが21世紀にタイムスリップし、ポップス,ジャズ、ロック ・ミュージシャン達と交流があったならば、どのような演奏をしたのだろうか?」
 2年前、アンソニー・ロマニウクは私にこう語りました。
 あれから2年を経て完成したアルバムは、全くアカデミックな響きがしないにも関わらず、バッハの頃の演奏法と芸術の非再現性を忠実に守ったものになりました。18世紀の「言語」を使いこなす我々2人の音楽家が、現代のジャズ、ロック、ポップスの歌心を練り込んだ新しいバッハ像を構築しようとしたと言い換えることもできるでしょう。
 単なる古楽のCDではなく、音楽を愛するすべての人に向けたバッハのCD、多くの人に聴いて頂きたいです。
  ーー柴田俊幸(国内仕様盤解説より抜粋)

 <公演情報>
 柴田俊幸&アンソニー・ロマニウク、東京・春・音楽祭に出演決定
 2022年4月18日 [月] 19:00開演 東京文化会館小ホール
 



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RICERCAR



RIC437
(3CD)
¥4500→\4090
ヘンデル後期の重要作、アラルコンと充実の演奏陣
 ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):《セメレ》HWV 58~3幕のオラトリオ/歌劇(全曲)
  セメレ...アナ・マリア・ラビン(ソプラノ)、ジュピター、アポロ...マシュー・ニューリン(テノール)、
  アイノー,ジュノン...ダラ・サヴィノヤ(コントラルト)、アイリス...キアラ・スケラート(ソプラノ)、
  アサマス...ローレンス・ザッゾ(カウンターテナー)、カドマス,サムナス,大祭司...アンドレアス・ヴォルフ(バス)、
  キューピッド...グワンドリーヌ・ブロンデール(ソプラノ)、ミレニアム・オーケストラ(古楽器使用)
  コンサートマスター: シュシャーヌ・シラノシアン、ナミュール室内合唱団、レオナルド・ガルシア・アラルコン(指揮)

 録音: 2021年7月 グラン・マネージュ、ナミュール

 【初演時に物議を醸したヘンデル後期の重要作、今を時めくアラルコンと充実の演奏陣で!】
 21世紀もなお続々と演奏史を塗り替える新しい名演が登場するヘンデルの劇音楽作品。《セメレ》も例外ではありません。
 この作品は、古代神話にもとづく官能的な物語を描き実質オペラであるにもかかわらず「オラトリオ」とされ、歌詞にはオペラ上演時の通例だったイタリア語でなく英語が使われた異色作。
 1744年、舞台装置や衣装なしの演奏会形式でオラトリオとして初演された当時は、人々を戸惑わせ定番演目からも外れましたが、アリアの数々の見事さもあって20世紀以降真価が大いに見直され、全曲録音の数にも比較的恵まれてきました。
 そこへ今回、古楽の一大拠点国ベルギーから見過ごせない充実新録音が登場! パッション溢れる演奏で高く評価されるアルゼンチン出身の俊英、レオナルド・ガルシア・アラルコン指揮によるプロジェクトです。
 歌手陣には古楽系レパートリーを中心に近代オペレッタにも適性を示してきたルーマニア出身の気鋭アナ・マリア・ラビン、欧州各地の歌劇場で活躍目ざましいマシュー・ニューリン、バロックから近代まで幅広いレパートリーで近年めきめきと頭角を現しているキアラ・スケラート、ヘンデル作品との相性の良さも抜群なカウンターテナーのローレンス・ザッゾら充実の面々が揃い、器楽にもコンサートマスターにソリストとしても活躍の目覚ましいシュシャーヌ・シラノシアン、コントラバスに大ヴェテランのエリック・マトート、ティンパニに古楽から現代まで広範な活躍を続けるアニマ・エテルナ・ブリュッヘの名手クーン・プラーティンク......と腕利きが続々!
 バスーンや撥弦が加わる通奏低音から金管に至るまで、古楽器の多彩な音色を効果的に聴かせながら、歌手たちの迫真の解釈を鮮やかなドラマに乗せてゆきます。アラルコンの面目躍如ともいうべき待望のヘンデル録音です。

 
 




TACET

S273SACD
¥2700
北ドイツ、ポーランドの歌(14-15世紀)(バルト海シリーズ Vol.4)
 「海の星の聖母」 STELLA MARIS
  グレイフスヴァルト、リューネブルク、ヴィーンハウゼン地方(ドイツ)
  グダニスク地方(ポーランド)の歌
   1. Ave maris stella
   2. Ave maris stella 2声のモテット
   3. O preclara stella maris V.Ad te clamant
   4. ヘルマヌス・コントラクトゥス(Hermanus Contractus):Ave preclara maris stella
 「ポメラニア(ドイツ北東からポーランド北西部)の統治者」 POMERANIAN RULERS
  リューゲン、シュトラールズント、シュヴェーリン地方(ドイツ)
  シュチェチン地方(ポーランド)の歌
   5. ヴィーツラフ・フォン・リューゲン(Wizlav von Rugen):Ich will singhen
   6. ザクセンの偉大なる詩人ルメラント(Meister Rumelant):I r edlen herren ritter
   7. Kyrie fons bonitatis
   8. ザクセンの偉大なる詩人ルメラント(Meister Rumelant):Niht wol ich sin vergessen mak
 「バンベルクの聖オットー」 OTTO OF BAMBERG
  ヴィーンハウゼン地方(ドイツ)、スタルガルト地方(ポーランド)の歌
   9. lustum deduxit Dominus V.lmmortalis
   10. All. Filii Syon
   11. Gratulare sponsa Christi
 「聖母マリアの嘆き」 MARIENKLAGE
  ボルデスホルム地方(ドイツ)、シュチェチン地方(ポーランド)の歌、
   12. Bordesholmer Marienklage
 「マリアの歌」 MARIA ROGATRIX
  リューベック、リューゲン、ロストック地方(ドイツ)の歌
   13. O flos florum
   14. ヴィーツラフ・フォン・リューゲン(Wizlav von Rugen): De erde
   15. O Maria rogatrix
   16. All. O virgo Maria
   17. ハーマン・ダーメン(Hermann Damen):Maria muoter
 「クリスマス」 CHRISTMAS/WEIHNACHTEN
  リューネブルク地方(ドイツ)、グダノスク地方(ポーランド)の歌
  18. Verbum bonum
  19. Procedentem sponsum
  20. Puer nobis nascitur
  21. Exordium / Nate de Dei / Concrepet infanti / VERBUM CARO
 「エピローグ」(補足)として EPILOGUE
  リューゲン地方(ドイツ)、シュチェチン地方(ポーランド)の歌
  22. Loben sol man
  23. ヴィーツラフ・フォン・リューゲン(Wizlav von Rugen):De herbest kummt
 アンサンブル・ペレグリーナ(女性ヴォーカル) Ensemble Peregrina
 アグニエシュカ・プジンスカ=ベネット(ヴーカル、ハープ、指揮) Agnieszka Budzinska-Bennett
 ハンナ・ヤルヴェライネン(ヴォーカル) Hanna Jarvelainen
 ロレンツァ・ドナディーニ(ヴォーカル) Lorenza Donadini
 バティスト・ロマン(ヴィエール:Vielle) Baptiste Romain    他

 2019年3月 スイス、ビニンゲンでの録音
 ・5.1 Version Real Surround Sound for all SACD Surround Systems
 ・Stereo Version for all Stereo Systems Plays on CD/SACD/DVD Players
 SACDハイブリッド盤です。

 ※それぞれのメロディー、リズムが調和された素朴で美しい中世の歌と演奏は詩的なパフォーマンスと共に、はるか昔の遠い世界に我々を誘います。
 




<映像>

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C MAJOR(映像)



76 0104
(Blu-ray)
¥5400→\4990
2018年ウィーン国立歌劇場で上演された
 ウェーバーの傑作オペラ《魔弾の射手》

  ウェーバー:歌劇《魔弾の射手》

カミッラ・ニールンド(アガーテ/ソプラノ)
ダニエラ・ファリー(エンヒェン/ソプラノ)
アラン・ヘルド(オットカール侯爵/バリトン)
アンドレアス・シャーガー(マックス/テノール)
アルベルト・ドーメン(隠者/バス)
ハンス・ペーター・カンマラー(ザミエル)
トマーシュ・ネトピル(指揮)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&同合唱団

KKC 9711
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥6620
76 0008
(2DVD)
¥5200→\4790
KKC 9712/3
(2DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥6112

 演出:クリスティアン・レート/舞台&衣装:ゲーリー・マッキャン/照明:トーマス・ハセ/
 映像:ニーナ・デュン/振付:ヴェスナ・オルリック/映像監督:アグネス・メータ/
 収録:2018年6月、ウィーン国立歌劇場、ライヴ
 (Blu-ray)画面:16:9、1080i、音声:PCM ステレオ、DTS-HD MA5.0、BD50、原語:ドイツ語、字幕:英、独仏韓日、143分
 (2DVD)画面:16:9、NTSC、音声:PCM ステレオ、DTS5.0、DVD9、原語:ドイツ語、字幕:英独仏韓日、143分

 2018年ウィーン国立歌劇場でクリスティアン・レート演出、トマーシュ・ネトピル指揮、カミッラ・ニールンド、アンドレアス・シャーガーらによって上演されたウェーバーの傑作オペラ《魔弾の射手》。
 30年戦争終結直後のボヘミア地方の森を舞台にしたストーリーを、ウェーバーのシンプルながら、効果的な音楽によって「ドイツ国民オペラ」と呼ばれるほど、人々の心をつかみました。
 この作品はまさにロマン主義的に、現実世界と非現実世界、意識と無意識、あるいはウェーバーの言葉を借りれば「狩人の生活」と「悪魔の力による支配」の対比を中心に展開。
 最初の部分では、親しみやすい旋律や明るい響きが特徴的ですが、次第に「音楽の悪魔」と呼ばれる三全音を含めたディミニッシュの和音や、薄暗を中心に展開。最初の部分では、親しみやすい旋律や明るい響きが特徴的ですが、次第に「音楽の悪魔」と呼ばれる三全音を含めたディミニッシュの和音や、薄暗の歌劇全体を端的に表現しています。
 モーツァルトの《魔笛》やベートーヴェンの《フィデリオ》を出発点として、ウェーバーはドイツ語によるジングシュピールをあらたな段階へと導いたといえるでしょう。

 本上演では、クリスティアン・レートはウェーバーの素晴らしい音楽をより楽しむための知的かつ革新的な演出を行っています。そのためには、射撃大会で男らしさを証明しなければならないブルジョアな狩猟青年を描くだけでな不十分だと考え、ウェーバー自身も苦しんだ創造者としてのスランプ「クリエイティブ・ブロック」に苦しむ作曲家としてマックスを描いています。
 さらに世界の一流歌劇場を席巻しているヘルデンテノールのアンドレアス・シャーガーがマックスを、フィンランド出身のリリック-ドラマティック・ソプラノのカミッラ・ニールンドが心に響く見事なアガーテを歌うという贅沢な共演を聴くことができます。
 カミッラ・ニールンドは一年後2019年にウィーン国立歌劇場より宮廷歌手の称号が贈られました。
 

<LP>

 

EVIL PENGUIN RECORDS(LP)


EPRC 0041
(LP)
¥3000
古楽合唱の美しさ、アドリアン・ヴィーラルトのミサ
 ヴィラールト:ミサ曲「聖処女を送る」
トーレ・トム・デニス(指揮)
ディオニュソス・ナウ

 LPに映える古楽合唱の美しさ!

 12inch

 トーレ・トム・デニス率いる7名の男声アンサンブル「ディオニュソス・ナウ」。
 ウィーンを本拠に正統的古楽唱法で絶美の世界を作り上げます。

 曲はルネサンス期の作曲家アドリアン・ヴィーラルトのミサ。フランドル出身でヴェネツィア楽派の開祖とみなされています。
 指揮のトーレ・トム・デニスはヴィーラルトと同じベルギーのルーセラーレの出身で、同郷の偉大な先人の作品普及に使命感を抱いています。
 心洗われるような清涼な合唱の響きがLPならではのぬくもりで伝わってきます。
 















12/15(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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HARMONIAMUNDI



HMM 902365
¥2800→\2590
ポール・ルイス(ピアノ)
 ブラームス:後期作品集

  ・幻想曲集 op.116
  ・3つの間奏曲 op.117
  ・6つの小品 op.118
  ・4つの小品 op.119
ポール・ルイス(ピアノ)
KKC 6452
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 ポール・ルイスが熱さを秘めた柔らかい音色で奏でるブラームス最晩年作品集

 録音:2018年1月、2019年1月、テルデックス・スタジオ・ベルリン(ドイツ)

 名手、ポール・ルイスによる柔らかさと熱さに満ちたブラームス最晩年の作品集の登場。ポール・ルイスは「HBB プロジェクト」として、ハイドン・ブラームス・ベートーヴェンのピアノ作品を取り上げたプログラムを展開しておりました。
 ベートーヴェンはすでにソナタの全曲録音が完成しており、ハイドンのソナタ集は2 集までリリースされています[ 第1 集/ KKC-5917 およびHMM-902371、第2 集/ KKC-6425 およびHMM-902372] が、ここでブラームスの登場です。
 盟友ハーディングとのピアノ協奏曲(バラードop.10 も収録)[KKC-5622/ HMC-902191] につづく、2 枚目のブラームスとなる本盤では、ブラームス最晩年の作品を収録。オーケストラをそのままピアノに移したような雄大なソナタなどとはまた違った、凝縮された世界の作品がならびます。
 それでもやはり何か絶対に得られないものを切望しているようなop.119 の終曲をはじめ、「ピアノ」というフレームには収まりきらない、ブラームスの何か強い思いのようなものが感じられるものばかり。
 ポール・ルイスはそんなブラームスの一切をすべてを包みこんだような音色で、これらの作品を節度を保ちつつ怒涛のように演奏しています。
 柔らかさと熱さに満ちた、ポールにしかなしえないブラームスとなっています。
 




CANTATE

代理店変更に伴い再掲載

C58041
【旧譜】
¥2600
アメイジング・グレイス ~ トランペットとオルガンのためのアンコール集 カール=ハインツ・ハルダー(トランペット)
イェルク=ハンネス・ハーン(オルガン)
 ハンス・ウーヴェ・ヒールシャー(1945-):ファンタジア・グレゴリアーナ Op.45/
 エンリコ・パシーニ(1937-):カンタービレ"フォー・ユー"/
 ハンス=ペーター・グラーフ(1954-):組曲 Op102/
 レモ・ジャゾット(1910-1998):アダージョ ト短調/
 ドニゼッティ(K-H.ハルダー編):ソナタ ヘ長調/
 J.S.バッハ:主よ,人の望みの喜びよ/
 J.S.バッハ(K-H.ハルダー編):シオンは物見らの歌を聞き/
 ヴィヴァルディ(K-H.ハルダー編):《グローリア》よりドミネ・デウス/
 ヒールシャー:アメイジング・グレイス

 暖かみのある柔らかな音色!カール=ハインツ・ハルダー!

 カール=ハインツ・ハルダーは、ベルリン放送交響楽団に入団した後、マンハイム国立歌劇場を経て、最終的にシュトゥットガルト放送交響楽団のトランペット奏者として活動しました。
 バロック音楽にも精通していおり、シギスヴァルト・クイケンとの共演もしています。このアルバムでは、持ち前の暖かみのある柔らかな音色で、バッハやヴィヴァルディの名曲から「アルビノーニのアダージョ」として知られるジャゾットの名旋律や現代の作品まで、珠玉のアンコール・ピースを吹き分けています。バッハを除く全曲(全編曲版)は世界初録音です。

 ※録音:2007年5月
 
 

C58035
【旧譜】
¥2600
われらに慈悲深き平和をあたえよ ~
 リューネブルガー・ハイデの修道院の音楽
アンサンブル・デヴォティオ・モデルナ
ウルリケ・フォルクハルト(指揮)

 音楽学、哲学、言語学、楽器学、歴史学から楽器製作者といった様々な分野のスペシャリストたちと研究を重ね、北ドイツに位置するリューネブルガー・ハイデに伝わる音楽を、より正確に当時演奏されていたように復元することを目的にアンサンブル・デヴォティオ・モデルナは結成され活動しています。

 ※録音:2008年9月
 
 

C58034
【旧譜】
¥2600
われらは皆、楽しみを望む ~
 リューネブルガー・ハイデの修道院の音楽
アンサンブル・デヴォティオ・モデルナ
ウルリケ・ヴォルクハルト(指揮)

 音楽学、哲学、言語学、楽器学、歴史学から楽器製作者といった様々な分野のスペシャリストたちと研究を重ね、北ドイツに位置するリューネブルガー・ハイデに伝わる音楽を、より正確に当時演奏されていたように復元することを目的にアンサンブル・デヴォティオ・モデルナは結成され活動しています。

 ※録音:2008年9月
 
 

C58033
【旧譜】
¥2600
賛美と栄光 ~
 リューネブルガー・ハイデの修道院の音楽
アンサンブル・デヴォティオ・モデルナ
ウルリケ・ヴォルクハルト(指揮)

 音楽学、哲学、言語学、楽器学、歴史学から楽器製作者といった様々な分野のスペシャリストたちと研究を重ね、北ドイツに位置するリューネブルガー・ハイデに伝わる音楽を、より正確に当時演奏されていたように復元することを目的にアンサンブル・デヴォティオ・モデルナは結成され活動しています。

 ※録音:2008年9月
 
 

C58032
【旧譜】
¥2600
主を、賛美せよ ~
 リューネブルガー・ハイデの修道院の音楽
アンサンブル・デヴォティオ・モデルナ
ウルリケ・ヴォルクハルト(指揮)

 音楽学、哲学、言語学、楽器学、歴史学から楽器製作者といった様々な分野のスペシャリストたちと研究を重ね、北ドイツに位置するリューネブルガー・ハイデに伝わる音楽を、より正確に当時演奏されていたように復元することを目的にアンサンブル・デヴォティオ・モデルナは結成され活動しています。

 ※録音:2008年9月
 



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CHANDOS



RCHSA5280
(1SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3562
「マ・メール・ロワ」&「ボレロ」オリジナル版世界初録音
 ジョン・ウィルソン(指揮)、シンフォニア・オヴ・ロンドン
  ラヴェル:管弦楽作品集


  ラ・ヴァルス M72(管弦楽のための舞踏詩)
  マ・メール・ロワ M62
   (5つのタブローとアポテオシスによるバレエ/
    ピアノ・デュエットのための組曲から拡張&オーケストレーション/
    このエディションによる世界初録音)
  道化師の朝の歌 M43c(オーケストラのための/独奏ピアノのための 《鏡》より)
  逝ける王女のためのパヴァーヌ M19a(スモール・オーケストラのための/独奏ピアノのための作品より)
  高雅で感傷的なワルツ M61a(オーケストラのための/独奏ピアノのための作品より)
  ボレロ M81(バレエ音楽/このエディションによる世界初録音)
ジョン・ウィルソン(指揮)、
シンフォニア・オヴ・ロンドン
CHSA5280
(1SACD HYBRID)
¥2900→\2690

 ジョン・ウィルソン&SOLのラヴェル!「マ・メール・ロワ」&「ボレロ」オリジナル版世界初録音!

 ☆人気絶頂のジョン・ウィルソン&"シンフォニア・オヴ・ロンドン"!
 ☆新録音はラヴェル! 「マ・メール・ロワ」と「ボレロ」はオリジナル版世界初録音!
 2度のBBCミュージック・マガジン賞受賞(レスピーギ〔RCHSA5261/CHSA5261〕、コルンゴルト〔RCHSA5220/CHSA5220〕)や、2021年のBBCプロムスでの初コンサートの世界的な評価で大活躍を続けるジョン・ウィルソンと、彼が再結成した"シンフォニア・オヴ・ロンドン"。
 6枚目のスタジオ・アルバムでは、ラヴェルの管弦楽作品集がリリース! 優れたピアニストでもあり、フランスでもっとも偉大な作曲家の1人であるだけでなく、史上もっとも偉大なオーケストレイターの1人としても評価されるモーリス・ラヴェル。
 オーケストラのパレットから可能な限り幅広い色彩とテクスチュアを引き出すラヴェルのユニークな才能が存分に発揮されたこれらの作品を、シンフォニア・オヴ・ロンドンの極めてハイレヴェルなパフォーマンスでお贈りします。
 「マ・メール・ロワ」と「ボレロ」の2つのバレエ音楽はコンプリート・オリジナル・ヴァージョンによる世界初録音。ラヴェルの意図を不用意に読み取ったり、ポピュラーなコンサート・ピースに変貌したことで失われてしまったスコアの多くのディテールを、細心の注意を払ってオリジナルのバレエ・スコアから復元しています。

 ※録音:2020年1月9日&8月30日-9月1日、セント・オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)

 
 
 


PCHAN20227
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3143

おとぎ話~プラハからブダペストへの物語
 ヤナーチェク:おとぎ話 JW VII/5
 コダーイ:チェロ・ソナタ Op.4
 ドヴォルザーク:《ジプシーの歌》より
  「我が母の教え給いし歌」Op.55-4, B 104, S 73*
 コダーイ:
  なぜあなたは私を愛していないと言うの? Op.post.No.1*、
  細い絹糸 Op.1-9*
 アンドラーシュ・ミハーイ(1917-1993):ムーヴメント
 ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァー(1915-1940):永遠に Op.12-1*
 コダーイ:ソナチネ
 ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ JW VII/7*
 (*=ラウラ・ファン・デル・ハイデンによるチェロとピアノ版編曲)

ラウラ・ファン・デル・ハイデン(チェロ)
ジェイムズ・コールマン(ピアノ)

CHAN20227
¥2500

 ラウラ・ファン・デル・ハイデン新録音!Chandosレーベル・デビュー盤!

 ☆衝撃のCDデビューを飾ったラウラ・ファン・デル・ハイデンの東欧作曲家の作品集!
 ☆Chandosレーベルとの専属契約となり今後も期待される要注目のチェリスト!

 デビュー・アルバムとなった前作のロシア音楽集(CHRCD136)が、BBCミュージック・マガジン「Recording of the Month」、BBCミュージック・マガジン賞2019「Newcomer of the Year」、オランダのエジソン賞2018「Best Debut CD」を受賞するという華々しいものとなったチェリスト、ラウラ・ファン・デル・ハイデンが、Chandosレーベルにデビュー! 今作のチェコからハンガリーにかけての作品集から、Chandosレーベルと専属契約を結ぶことになりました。
 「Pohadka(おとぎ話/物語)」をテーマにセレクションされた、歌曲からの編曲やヴァイオリン・ソナタのチェロ版などを含む魅惑のプログラム。たっぷりとした響きで堂々と奏する様は見事なもので、今後のリリースも期待せずにはいられません。

 ラウラ・ファン・デル・ハイデンは、2012年のBBCヤング・ミュージシャン・コンクールで見事優勝を果たした後、2014年9月にはラントグラーフ・フォン・ヘッセン賞を受賞。
 さらに2015年にはロンドン・モーツァルト・プレーヤーズの史上初となるヤング・アーティスト・イン・レジデンスに抜擢されるなど、イギリス内外で大きな注目を集めています。

 1997年にイギリスでオランダ人の父親とスイス人の母親との間に誕生したファン・デル・ハイデンは、9歳でデビューを飾った後、レオニード・ゴロホフに師事。近年では、ファジル・サイとのデュオでチューリッヒ・トーンハレのステージに上がり、アンドルー・デイヴィスが指揮するメルボルン交響楽団との共演でBBCプロムス・オーストラリアのオープニング・コンサートに登場。また、カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴの団員であるなど、活躍の場を世界各地へと広げている要注目のチェリストです。

 ※録音:2021年7月24日-27日、ポットン・ホール、サフォーク(イギリス)

 
 
 


CHAN20219
¥2500
ブロドスキー・クヮルテット
 女性ジャズ・シンガー、ジャッキー・ダンクワース

ロッキング・ホース・ロード

 DPA.マクマナス(ポール・キャシディ編):ロッキング・ホース・ロード
 クルト・ヴァイル(ジョン・ダンクワース編):スピーク・ロウ
 ジャッキー・ダンクワース(チャーリー・ウッド編):プリーズ・アンサー
 伝承曲(ベンジャミン・ブリテン&ポール・キャシディ編):サリー・ガーデン
 ビョーク、デイヴィッド・アーノルド&ジャー・ウォブル(ジャクリーヌ・トーマス編):プレイ・デッド
 アレク・ダンクワース(ジェームズ・ピアソン編):ナルシッソ
 ダイアナ・クラール(ポール・キャシディ編):ナロウ・デイライト
 チャーリー・ウッド:ペイシェンス
 ハーヴィー・ブラフ:ゴー・ラヴリー・ローズ、ザ・トリプル・フール、君を夏の日にたとえようか
 アル・ホフマン、カール・G.ランプル&ジェリー・リヴィングストン
  (ネルソン・リドル&ブロドスキー弦楽四重奏団編):
   クローズ・トゥー・ユー
 デヴィッド・ゴードン:タイム・テイクス・イッツ・タイム
 チャーリー・ウッド:リーチ・アウト・フォー・ザ・ライト
 ウォルター・ヴィンソン&アロンゾ(ロニー)・チャットモン(ジョン・ダンクワース編):
  シッティン・オン・トップ・オヴ・ザ・ワールド
 ジミー・ヴァン・ヒューゼン(ジャクリーヌ・トーマス編):ライク・サムワン・イン・ラヴ
 スティング(ポール・キャシディ編):フラジール
  ジャッキー・ダンクワース(ヴォーカル)、
  ブロドスキー弦楽四重奏団
   〔クリシア・オソストヴィチ(ヴァイオリン)、イアン・ベルトン(ヴァイオリン)、
    ポール・キャシディ(ヴィオラ)、ジャクリーン・トマス(チェロ)〕

 ブロドスキー・クヮルテット本領発揮!ジャンルを超えたコラボレーション・アルバム!

 ☆ジャンルを超えて、女性ジャズ・シンガー、ジャッキー・ダンクワースとコラボレーション!
 ☆これまでにも多数のアーティストと共演を重ねてきたブロドスキー弦楽四重奏団ならではのアルバム!

 1972年の結成以降、世界の主要なステージで3,000を超えるコンサートを行い、70以上の録音をリリースしてきたイギリスを代表するアンサンブルの1つ、ブロドスキー弦楽四重奏団。
 彼らの録音は、クラシックのみならず様々なジャンルのアーティストとのコラボレーションも含まれています。
 実際今回コラボレーションすることになった女性ジャズ・シンガーのジャッキー・ダンクワースとは、20年ほど前にも共に録音を行っています。
 彼女をイギリスのサンデー・タイムズ紙(The Sunday Times)は「音楽のカテゴリーに関係なく、彼女は最高の歌手のひとり」と評しています。

 今回はビョーク、スティング、チャーリー・ウッド、そしてハーヴィー・ブラフといった様々なジャンルの音楽を、ブロドスキー弦楽四重奏団が熱演し、ジャッキー・ダンクワースが美声を響かせます。実際にビョーク、スティング、エルヴィス・コステロら本人とのコラボレーションを行ったことのあるブロドスキー弦楽四重奏団の本領発揮!
 ジャッキー・ダンクワースとの圧倒的なパフォーマンスは、クラシック・ファンだけでなく、様々なジャンルの音楽ファンにおすすめ出来る内容となっています。

 また、今アルバムからブロドスキー弦楽四重奏団には、ジーナ・マコーマックに代わりクリシア・オソストヴィチが参加。ドーマス・ピアノ四重奏団で15年間、ダンテ弦楽四重奏団で25年間活動してきた室内楽のエキスパートです。

 ※録音:2021年6月14日-16日、ロンドン(ブロドスキー弦楽四重奏団)&2021月9月1日-12日、フランス(ジャッキー・ダンクワース)

 
 
 

CHSA5285
(2SACD HYBRID)
特別価格 ¥4200
B-A-C-H モティーフの解剖学 サイモン・ジョンソン(オルガン)
 J.S.バッハ:
  フーガの技法 BWV 1080よりコントラプンクトゥスXIV(4声の未完のフーガ)、
  音楽の捧げもの BWV 1079より6声のリチェルカーレ/
 メンデルスゾーン:
  J.S.バッハのコラール《おお、血と傷にまみれし御頭よ》によるソナタ ニ短調
   (ルドルフ・ルッツによる補筆完成版)/
 シューマン:バッハの名による6つのフーガ Op.60/ブラームス:フーガ 変イ短調 WoO 8/
 リスト:B-A-C-Hの主題による前奏曲とフーガ S 260/レーガー:B-A-C-Hによる幻想曲とフーガ Op.46/
 ジークフリート・カルク=エーレルト:B-A-C-Hによるパッサカリアとフーガ Op.150

 セント・ポール大聖堂のオルガニスト!「B-A-C-H」の主題による様々なオルガン作品集!

 セント・ポール大聖堂のオルガニスト、サイモン・ジョンソンがその知識と洞察力を駆使して作り上げた、B-A-C-Hの主題によるオルガン作品集! 2008年から2021年まで10年以上にわたって同大聖堂の音楽監督補佐を務めたジョンソンならではの、楽器の並外れた能力を示すプログラム!

 バッハ(Bach)という名はbナチュラルの音を表す「h」を含んだ4つの音名から構成されており、B-A-C-Hの配列のままに演奏すると、半音下がった2つのペアからなるエレガントなフレーズができあがります。
 この旋律的な配列の音楽的可能性については、ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター(1684-1748)が編集した『音楽事典 Musicalisches Lexicon』(1732年出版)の中に早くも記載があり、バッハ自身のみならず、後世のさまざまな作曲家のインスピレーションの源になってきました。
 本アルバムでは各ディスクの冒頭にバッハ自身の輝かしい作例として《フーガの技法》からの「コントラプンクトゥスXIV」(スイスのオルガニスト、ライオネル・ロッグが完成させたもの)と、《音楽の捧げもの》からの精緻な「6声のリチェルカーレ」を配置し、続けてメンデルスゾーンからレーガー、カルク=エーレルトに至るまで、バッハから大きな影響を受けた19世紀生まれの作曲家たちの多彩な作例を紹介しています。
 Chandosの技術チームによるセント・ポール大聖堂の独特な音響の再現にもご注目ください。

 ※録音:2021年5月&6月、セント・ポール大聖堂(イギリス、ロンドン)

 
 




ONYX



PONYX4231
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
ヘン・ライス
 アラベラ・美歩・シュタインバッハー参加
ファニー・ヘンゼル&フェリックス・メンデルスゾーン:アリア、歌曲、序曲集

 ファニー・ヘンゼル:
  8つの歌(オーケストレーション:テル・サムナン)
   〔Die Mainacht, Gondellied, Der Rosenkranz, Italien, Dammrung senkt sich von oben,
    Warum sind den die Rosen so blass, Verlust, Die Fruhen Graber〕、
   《ヘーローとレアンドロス》のドラマティック・シーン(ソプラノとオーケストラのための)、
   讃歌カンタータ - 序奏パストラーレとアリア
 フェリックス・メンデルスゾーン:
  不幸な女よ(1834年ロンドン版)*、序曲 《フィンガルの洞窟》(1830年第1ローマ版)
  ヘン・ライス(ソプラノ)、
  アラベラ・美歩・シュタインバッハー(ヴァイオリン)*、
  ダニエル・グロスマン(指揮)、
  ミュンヘン・ユダヤ室内管弦楽団
ONYX4231
¥2600

 ヘン・ライスが歌う、ファニー・メンデルスゾーンの歌曲集!

 ☆イスラエル出身の注目オペラティック・ソプラノ、ヘン・ライス!
 ☆ファニー・メンデルスゾーンの新しいアレンジによるオーケストラ歌曲のセレクション!
 ☆アラベラ・美歩・シュタインバッハー参加!

 バイエルン国立歌劇場でのR・シュトラウスの「ばらの騎士」(ソフィー役)、ラトル&ベルリン・フィルによる映画「パフューム」のサントラが話題となったイスラエル出身のオペラティック・ソプラノ、ヘン・ライス(チェン・レイス)。
 レコード芸術「特選盤」や英オペラ誌の「Disc of the Month」に選ばれるなど、国際的に大きな反響を得た「不滅の恋人 ~ ベートーヴェン アリア集」(PONYX4218/ONYX4218)に続くONYXリリース第4弾は、ファニー・ヘンゼル(ファニー・メンデルスゾーン)の新しいアレンジによるオーケストラ歌曲をセレクション!

 ヘン・ライスは、「ファニー・ヘンゼルのドラマティック・シーン『ヘーローとレアンドロス』(Hero und Leander)を発見して、その色彩と発明力の豊かさ、そして巧みなオーケストレーションとドラマティックな表現に驚かされました」と書いています。
 フェリックス・メンデルスゾーンの姉であるファニーの作品は、19世紀当時女性作曲家が評価を得るのは難しいという時代の制約により、多くが弟の名前で出版されていましたが、近年になって重要な作曲家として再評価が進んできました。
 このアルバムには、オーケストラのための新しい編曲による彼女のリートのセレクション、彼女の父親のテキストに基づくソプラノとオーケストラのためのドラマティック・シーン「ヘーローとレアンドロス」、讃歌カンタータ(Lobgesang Cantata)の序奏とアリアを収録。
 また、フェリックスの名序曲「フィンガルの洞窟」は、1830年のローマ版を収録。演奏会用アリア「不幸な女よ(Infelice)」では、アラベラ・美歩・シュタインバッハーが参加しています。
 



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ODRADEK RECORDS

ODRCD 335
¥2500→\2290
ピサロが挑むベートーヴェン
 「ベートーヴェン:4手ピアノ作品全集」

 ワルトシュタイン伯爵の主題による8つの変奏曲 ハ長調 WoO67
 4手ピアノのためのソナタ ニ長調 Op.6
 ピアノと管楽のための五重奏曲変 ホ長調 Op.16(4手ピアノ編曲)
 ゲーテの「君を思う」に基づく6つの変奏曲 ニ長調 WoO74
 3つの行進曲 Op.45
 大フーガ 変ロ長調 Op.134
アルトゥール・ピサロ(ピアノ)
リナルド・ゾック(ピアノ)

 ODRADEKのメイン・アーティスト、ピサロが挑むベートーヴェン:4手ピアノ作品全集!

 録音:2020年9月10-13日 イタリア アブルッツォ州 モンテシルヴァーノ、78'51 ※日本語オビ・解説付き

 ベートーヴェンの4手ピアノつまりピアノ連弾のための作品集は5曲が知られており、いずれもそれぞれに良い曲だが、有名曲がなく今一つ顧みられることがない。
 録音もあまり多くないところに、ポルトガルの名ピアニスト、アルトゥール・ピサロがイタリアのピアニスト、リナルド・ゾックと組んだCDが登場。ピサロは1990年のリーズ国際ピアノ・コンクールで優勝した名手で、今や世界中で人気のピアニスト。一方のゾックは連弾に積極的に取り組んでいる。
 二人は既にドヴォルザークの連弾作品集のCDを出しており(ODRCD 323)、ここでも素晴らしいコンビを見せてくれる。
 このCDにはベートーヴェンの4手ピアノ作品はこのCDではそこにさらにピアノと管楽のための五重奏曲変 ホ長調 Op.16の4手ピアノ用の編曲(ベートーヴェン自身による編曲ではなさそうだが)を加えて、ベートーヴェンの隠れた名曲の魅力を味わうことができる。
 




アルトゥール・ピサロ
すでに廃盤のLINNのベートーヴェン
海外在庫限り
「8, 14, 17, 23」収録のアルバムは入手不能


CKD 225
(SACD Hybrid)
\3200
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30/32番 アルトゥール・ピサロ(P) 
 (ピアノ/ブリュートナー)

 「ブリュートナーは、真にピアノで語ることが出来、最も美しい声で歌うことの出来る楽器である。」・・・かって、ヴィルへルム・フルトヴェングラーはこう語った。
 そのブリュートナー・ピアノによるベートーヴェン。
 もわもわと立ち上る湯気のような音色。今の録音の大勢を占めるスタインウェイとは正反対といってふくよかな音。でもベーゼンドルファーの重厚さではなく、もっとやわらかな音。ピツァロがまた、この魔法のような音色をよーく聴こえるようにじんわりと弾いてくれているのが心憎い。
 「悲愴」や「月光」、「テンペスト」といった、我々が幻想味を求める作品に対しては、予想通り、というか予想以上の大きな効果を上げる。ただ反応性はすこぶるよさそうで、アレグロなどでの速いパッセージでも音はしっかり明確に分離しながらついてきて濁ったりすることはない。
 ベートーヴェンのピアノ作品を愛する人にとってはこれは貴重な体験になるだろう。

 

ODRCD 395
¥2500
「夢と物語」
 ムソルグスキー:「展覧会の絵」
 スクリャービン:ピアノ・ソナタ第3番 嬰ヘ短調 Op.23
 スクリャービン:ワルツ 変イ長調 Op.38
ミケーレ・カンパネッラ(ピアノ)

 ミケーレ・カンパネッラのODRADEK第2弾!「展覧会の絵」+スクリャービン:ソナタ第3番!

 録音:2018年6月 イタリア ウンブリア州 チッタ・デッラ・ピエーヴェ [63'37] ※日本語オビ・解説付き

 現代イタリアを代表するリスト弾き(巡礼の年 ODRCD391が発売中)、ミケーレ・カンパネッラがムソルグスキーの「展覧会の絵」とスクリャービンのピアノ・ソナタ第3番とワルツ 変イ長調を録音。
 カンパネッラといえばリストの難曲を持ち前の高度な技術で捌きつつ、そこに腕前のひけらかしを一切せず、あくまで作品本来の詩情を大切にする音楽を繰り広げるピアニスト。
 その姿勢は「展覧会の絵」でもまったく同じ。カンパネッラの弾く「展覧会の絵」からは繊細で孤独で感受性の強いムソルグスキーの人柄が強く伝わって来る。
 と同時に、20世紀来私たちがいかに「展覧会の絵」のピアノ・オリジナルですらラヴェルのオーケストラ編曲の強い影響下にあったか思い知らされるだろう。
 スクリャービンの2曲では、ロマン派の衣鉢を継いだ外面と近代的な内面をバランスよく仕立てている。
 
 

ODRCD 418
¥2500
「愛と戦争について」
 R.シュトラウス:明日! Op. 27-4
 ドビュッシー:チェロ・ソナタ
 ウェーベルン:2つの小品
 ヒンデミット:3つの小品 Op.8
 ウェーベルン:3つの小さな小品Op.11
 フォーレ:ゆりかご Op.23-1
 ウェーベルン:チェロ・ソナタ
 N.ブーランジェ:つの小品
 ドビュッシー:美しい夕暮れ
ベアトリス・ブランコ(チェロ)
フェデリーコ・ボスコ(ピアノ)

 「愛と戦争について」後期ロマン派~20世紀初頭のチェロ作品集

 録音:2021年3月15-22日 イタリア アブルッツォ州 モンテシルヴァーノ [63'58] ※日本語オビ・解説付き

 「愛と戦争について」と題された、後期ロマン派から20世紀初期にかけてのチェロの音楽。
 ベアトリス・ブランコはスペインのチェロ奏者。スペインで学んだ後、バーゼル音楽院でイヴァン・モニゲッティに学んでいる。柔らかく包み込むようなチェロの響きが素晴らしい。
 2008年からイタリアのピアニスト、フェデリーコ・ボスコと組んで精力的に演奏活動を行っている。
 同コンビの録音は「ショパン&フランショーム作品集(ODRCD327)」が先に発売になっている。
 



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ACTE PREALABLE


AP 0479
¥2500
イェジ・ガブレンツ (1888-1937) : 歌曲集 Vol.4
 白い雪に包まれて Op.3 No.1 / あなたは少し後悔していたかもしれない Op.3 No.2
 悲しみが私の魂に忍び込んだ Op.3 No.3 / 休耕地を渡って Op.3 No.4
 私の若い頃 Op.3 No.5 / 太陽熱 Op.3 No.6 / 私はあなたの素敵な瞳を夢みる Op.5 No.3
 私の気分が悪いことすらあなたは知らない Op.5 No.4 / 窓を開け Op.9 No.1
 あなたの金髪 Op.9 No.2 / 白樺の木々 Op.9 No.3 / だから私に見せて Op.9 No.4
 私にとってあなたはおとぎ話だった Op.9 No.5 / 私はあなたを愛していた Op.9 No.6
 クリスマスの午後に Op.9 No.7 / 子守歌 Op.21 No.2 (##) / スケルツォ (#/*)
 白樺の黄葉 (+/#/*) / 青く美しい今朝 Op.5 No.2 (+/*)
 あなたの唇は暁のように燃える Op.5 No.6 (+/*) / 日差しの中で Op.11 No.2 (+/*)
 私の愛する人 Op.11 No.3 (+/*) / 歌 Op.11 No.4 (+/*) / 君はぼくの彼女 Op.11 No.5 (+/*)
 白塗りされた木々の中で Op.11 No.7 (+/*) / まだ一度もない Op.11 No.8 (+/*)
 異国で (#/*) / あなたはどこに行くのか? (#/*) / 狼と羊 Op.28 No.5 (##)
  シルヴェステル・タルゴシュ=シャロネク (テノール (無印))、
  マルチン・ポミカワ (テノール (+))、ロベルト・カチョロフスキ (バリトン (#/##))、
  カタジナ・シェシュテク (ピアノ (無印))、アンナ・ミコロン (ピアノ (*))

 録音 : 2019年8月10、12日、グダンスク放送スタジオ、グダンスク、ポーランド (*)
    2020年2月14日、7月17日、カトヴィツェ歴史博物館室内楽ホール、カトヴィツェ、ポーランド (無印)
    2020年3月18、25日、スタジオ・MTS・マリウシュ・ザチコフスキ、グダンスク、ポーランド (##)

 イェジ・ガブレンツはクラクフに生まれ、ヴワディスワフ・ジェレンスキ (1837-1921)、フェリクス・ノヴォヴィエスキ (1877-1946) に師事したポーランドの作曲家。指揮者としても活躍しましたが、航空機事故に遭い49歳で亡くなりました。
 (##)はロベルト・カチョロフスキの一人多重録音による重唱曲。
 
 

AP 0480
¥2500
ジェレンスキ : 近年発見された作品集
 ヴワディスワフ・ジェレンスキ (1837-1921) :
  オルガンのための簡潔な前奏曲集
   第1番 ハ長調 / 第2番 イ短調 / 第3番 ト長調 / 第4番 ニ長調 / 第5番 変ロ長調
   第6番 ホ短調 / 第7番 ロ短調 (あるレクイエムのための) / 第8番 ヘ長調
  オルガンのためのフーガ集
   第1番 ハ長調 / 第2番 変ロ長調 / 第3番 ホ短調 / 第4番 ヘ短調 / 第5番 ロ短調
   第6番 変ホ長調
  オルガンのためのフゲッタ集
   第1番 嬰ヘ短調 / 第2番 変ホ長調 / 第3番 ハ短調 / 第4番 変ロ長調 / 第5番 イ短調
   第6番 ト短調
  模倣と主題展開によるオルガンのための前奏曲集
   変ロ長調 / ホ短調
  オルガンのためのパストラーレ ニ長調
  3つのクラリネットのためのアンダンテ (*)
 グスタフ・ログスキ (1839-1921) :
  オルガンのための前奏曲集 第1巻
   第1番 ニ短調 / 第2番 ハ短調 / 第3番 ニ長調 / 第4番 ホ短調 / 第5番 ト短調
   第6番 ホ長調 / 第7番 変イ長調 / 第8番 変ホ長調 / 第9番 ト長調 / 第10番 ト短調
   第11番 ハ長調 / 第12番 変イ長調
  3つのクラリネットのためのアンダンテ (*)
 スタニスワフ・マリイェフスキ (オルガン (無印))
 アンジェイ・スハプ、ヤレミ・ジェンコフスキ、クシシュトフ・ロゴフスキ (クラリネット (*))

 録音 : 2020年5月20-23日、福音史家聖ヨハネ・洗礼者聖ヨハネ大聖堂、ルブリン、ポーランド (無印)
    2018年3月16日、ルブリン総合音楽学校、ルブリン、ポーランド (*)

 ポーランドのロマン派を代表する作曲家ヴワディスワフ・ジェレンスキが残した手稿譜によるオルガン曲に、共に2021年に没後100年を迎えた同時代の知られざる作曲家グスタフ・ログスキのオルガン曲、二人が同じ3つのクラリネットという編成で書いたアンダンテを合わせたアルバム構成。
 
 

AP 0481
¥2500
ルネ・ド・ボワデッフル (1838-1906) : 歌曲集 Vol. 1 ドミニカ・パチコフスカ=ガイジス (メゾソプラノ)
ヤクプ・トホジェフスキ (ピアノ)
 6つの歌曲 Op.30 (歌曲 第2集)
  後悔 [Regrets] / なぜ? [Pourquoi?] / 子守歌 [Berceuse] / 神秘 [Mystere]
  歌 [Chanson] / 詩人であること [Etre poete...]
 森のこだま-2つの牧歌 [Les Echos des bois - Deux Idylles] Op.8
  かっこう [Le coucou] / 森への別れ [L'adieu aux bois]
 5つの歌曲 Op.39
  あなたが私を愛しているなら [Si vous m'aimez] / 母 [Mere] / 蜃気楼 [Mirage]
  若い娘 [La jeune fille] / 泉 [La source]
 人間の涙 [Larmes humaines]
 夜明け [L'Aube] Op.79
 6つの歌曲 (歌曲 第4集) Op.53
  アントウェルペンのソネット [Sonnet d'Anvers] / ゆりかご [Les Berceaux]
  私の愛する人のために [Pour mon bien-aimé] / 花と蝶 [La Fleur et le papillon]
  リート [Lied] / 露 [La Rosee]

 録音 : 2019年8月12-13日、国立フリデリク・ショパン音楽学校、ワルシャワ、ポーランド
 
 

AP 0482
¥2500
ルネ・ド・ボワデッフル (1838-1906) : 歌曲集 Vol. 2 ドミニカ・パチコフスカ=ガイジス (メゾソプラノ)
ヤクプ・トホジェフスキ (ピアノ)
 瀕死の女 [La Mourante]
 二つの心 [Les deux coeurs]
 6つの歌曲 Op.3 (歌曲 第1集)
  ニンフと鳥 (小噺) [La Nymphe et l'Oiseau (Fabliau)]
  蝶 (歌曲) [Le Papillon (Melodie)] / ため息 (夢想) [Soupir (Reverie)]
  ミューズ (歌) [La Muse (Chanson)] / 夜明けに (歌曲) [Au lever du jour (Melodie)]
  途中で (シャンソネット) [Chemin faisant (Chansonette)]
 聖母マリアへのソネット [Sonnet a la Vierge Marie] Op.84
 6つの歌曲 Op.65 (歌曲 第5集)
  ブルネット (素朴な歌) [Brunette (Melodie rustique)]
  墓とばら [La Tombe et la Rose] / 秋を思う [Penser d'Automne]
  田舎のセレナード [Serenade Champetre]
  あなたの微笑みはとても甘美だ [Ton rire est si doux] / 最後の光 [Dernier Rayon]
 囚われたジャンヌ・ダルク [Jeanne d'Arc prisonniere] (抒情的場面) Op.29

 録音 : 2019年8月14-15日、国立フリデリク・ショパン音楽学校、ワルシャワ、ポーランド
 
 

AP 0483
¥2500
ルネ・ド・ボワデッフル (1838-1906) : 歌曲集 Vol. 3
 6つの歌曲 Op.45 (歌曲 第3集)
  海の歌 [Chanson de mer] / 願い [Souhait] / 母に [A une mere]
  夏の終わり [Fin d'Ete] / 愛の最高の瞬間 [Le meilleur moment de l'amour]
  つばめに [À l'Hirondelle]
 ナザレのばら [Les roses de Nazareth] Op.71
 羊飼いの歌-伝説 [Le Chant du Patre - légende] Op.78
 6つの歌曲 Op.68 (歌曲 第6集)
  夢 [Un Reve] / 最後の旅 [Dernier voyage] / 二十年の歌 [La Chanson des vingt ans]
  もし私が神だったら [Si j'etais Dieu] / 告白 [L'Aveu] / 二つの雲 [Les deux nuages]
 忘れる! [Oublier!] / 霜華 [Fleurs de givre] / オフェリー [Ophelie]
 若い娘の歌 [Chant de jeune fille] / クリスマスのばら [Les roses de Noël]
 独唱と合唱のためのオード「森で」[Dans la Fores] Op.41 から
  恍惚 [L'Extase] (独唱、ピアノとチェロのための編曲版) (*)
 ドミニカ・パチコフスカ=ガイジス (メゾソプラノ)、ヤクプ・トホルジェフスキ (ピアノ)、
 トマシュ・スウォヴィコフスキ (チェロ (*))

 録音 : 2020年1月2-3日、2021年1月15日、国立フリデリク・ショパン音楽学校、ワルシャワ、ポーランド
 
 


AP 0488-89
(2CD)
¥3400
カール・マリア・フォン・ヴェーバー (1786-1826) : ピアノ・ソナタ全集
 [CD 1]
  ピアノ・ソナタ 第1番 ハ長調 Op.24 (*)
  ピアノ・ソナタ 第2番 変イ長調 Op.39 (+)
 [CD 2]
  ピアノ・ソナタ 第3番 ニ短調 Op.49 (*)
  ピアノ・ソナタ 第4番 ホ短調 Op.70 (+)
エルジビェタ・ティシェツカ (ピアノ)

 録音 : 2020年7月16-17日 (*)、10月21、25日 (+)、ポーランド放送スタジオ S1、ワルシャワ、ポーランド
 
 

AP 0490
¥2500
エドワード・スワン・ヘネシー (1866-1929) :
 ヴィオラ & ピアノ作品集 Vol.1
マルチン・ムラフスキ (ヴィオラ (*))
アンナ・スタジェツ・マカンダシス (ピアノ)
  ケルトのラプソディ (ヴァイオリンとピアノのための) Op.50 (1915)
   (マルチン・ムラフスキ 編曲、ヴィオラとピアノのための版) (*)
  村で (ピアノのための性格的小品集) Op.22 (1907)
   田舎の婚礼 / 少女たち / 家禽小屋 / 草の上で / 小川のほとりで
  子守歌 (ヴァイオリンとピアノのための) Op.13 (1901)
   (マルチン・ムラフスキ 編曲、ヴィオラとピアノのための版) (*)
  アルトサクソフォンとピアノのための2つの小品 Op.68 (1926)
   (マルチン・ムラフスキ 編曲、ヴィオラとピアノのための版) (*)
   ケルトの小品 / ジャズ
  ピアノのためのワルツ・カプリス Op.41 (1912)
   素朴なワルツ / 下賤なワルツ / 放心したワルツ / 不揃いなワルツ
   エロティックなワルツ / レーガー風 / もう一曲ワルツ
  ケルトの小品 (チェロまたはファゴットとピアノのための) Op.74 (1928)
   (マルチン・ムラフスキ 編曲、ヴィオラとピアノのための版) (*)
  ケルトのソナタ [ケルトのソナティネ] (ピアノとヴィオラのための) Op.62 (1924) (*)

 録音 : 2020年11月2-3日、アウラ・ノーヴァ、ポズナン音楽アカデミー、ポズナン、ポーランド

 エドワード・スワン・ヘネシーはアイルランド系アメリカ合衆国の作曲家。ドイツのシュトゥットガルトで学び、はじめシューマンの影響を強く受けましたが、1903年以降パリに定住してからは印象派的・サティ的作風を経てケルト音楽の要素を取り入れた作風に転じ、ケルト音楽の作曲家としてもてはやされました。
 
 

AP 0491
¥2500
シャルル・ケフ (1873-1931) : オルガン作品集 Vol.1 スタニスワフ・マリイェフスキ (オルガン)
 大オルガンのための曲集 Op.29 (1908)
  ブルターニュの主題による第1ラプソディ、ブルターニュの主題による第2ラプソディ
 オルガンのための5つの楽曲 Op.32 (1912)
  牧歌 [Eglogue] / アンダンテ・アマービレ / 第2の牧歌 [2me Pastorale] / 子守歌 / ヴォランタリー
 フーガ (1899)
 オルガンのための3つの楽曲 Op.44 (1914)
  クレマン・マロのノエルによるパラフレーズ / 牧歌 [Idylle] / 対話
 大オルガンのためのノエル集 Op.26 (1904)
  ロレーヌのノエル / マコンのノエル / ブルターニュのノエル / パリのノエル

 録音 : 2020年11月25日、福音史家聖ヨハネ・洗礼者聖ヨハネ大聖堂、ルブリン、ポーランド

 シャルル・ケフはフランスのリールに生まれ、パリ音楽院でヴィドール、ヴィエルヌ、ギルマンに師事したオルガン奏者・作曲家。1901年から亡くなるまでパリのサント・トリニテ教会のオルガニストを務めました。
 
 

AP 0493
¥2500
モニュシュコの音楽をジャズ・アレンジで
 スタニスワフ・モニュシュコ (1819) :
  クラコヴィエンヌ (家庭用歌曲集 より)
  ゾフィアの歌 (オペレッタ「新ドン・キホーテ、すなわち百の愚行」より)
  紡ぎ娘 (家庭用歌曲集 より)
  ヨンテクのアリア「山頂のモミの木たちのざわめき」(オペラ「ハルカ」第4幕 より) (+)
  スコウバのアリア「この古時計」(オペラ「幽霊屋敷」第3幕 より)
  戦争に行く (家庭用歌曲集 より)
  ハルカの歌「壊された茂みのように」(オペラ「ハルカ」第1幕 より) (*)
  夕べの歌 (家庭用歌曲集 より) (+)
 [ボーナス・トラック]
  バガテル (プリペアード・ピアノのための) (*)
   バルトシュ・カリツキ & ダリウシュ・ズボフ 編曲 (無印)、バルトシュ・カリツキ 編曲 (*)、
   カロリナ・シレジャク & バルトシュ・カリツキ 編曲 (+)、
   カロリナ・シレジャク、バルトシュ・カリツキ & ダリウシュ・ズボフ 編曲 (#)
 バルトシュ・カリツキ (ピアノ)、カロリナ・シレジャク (歌 (+/#))、
 シレジアン・チェンバー・プレーヤーズ (無印/+)、
 ダリウシュ・ズボフ (ヴァイオリン (+)、指揮 (無印/+))

 録音 : 2020年11月28-29日、シロンスク・フィルハーモニー、カトヴィツェ、ポーランド

 

AP 0494
¥2500

プシェミスワフ・シェレル (1990-) : 死せる麦
 架空の風景 [Imaginary Landscape] (*)
 マッチ売りの少女 [The Little Match Girl]
 死せる麦で示された道 [The road is marked with dead grain] (+)
 ハープと弦楽合奏のための協奏曲 (#)

アンナ・シェレル (ハープ (#))
アンジェイ・チェプリンスキ (クラリネット (+))
シレジアン・チェンバー・プレーヤーズ (*以外)
ヴォイチェフ・ヴァントゥロク (指揮 (*以外))
新音楽管弦楽団 (*)
シモン・ビヴァレツ (指揮 (*))

 録音 : 2020年12月4日、シロンスク・フィルハーモニー、カトヴィツェ、ポーランド (*以外)
    2015年7月4日、ライヴ、コンサートホール、モンス、ベルギー (*)

 プシェミスワフ・シェレルはシマノフスキ音楽アカデミー (カトヴィツェ、ポーランド) とリヨン音楽院 (フランス) で学んだポーランドの作曲家。
 
 


AP 0495
¥2500

ヨハン・ヴィルヘルム・ガブリエルスキ (1791-1846) : フルート作品集 Vol.1
 幻想曲 ニ長調 (フルート独奏のための) Op.64
 2つのフルートのための3つの協奏的二重奏曲 Op.85 (+)
  第1番 ニ短調 / 第2番 変ロ長調 / 第3番 イ長調
 4つのフルートのための四重奏曲 ホ短調 Op.95 No.2 (*)
 オペラ「オテッロ」の主題による変奏曲 (フルート独奏のための) Op.70

マリア・ペラジンスカ=フィリプ (フルート)
マルチン・アダムスキ (フルート (*/+))
マヤ・ヘルベルト、モニカ・ノヴァツカ=セクワ
 (フルート (*))

 録音 : 2020年7月6-9日、シマノフスキ国立音楽学校コンサートホール、ワルシャワ、ポーランド

 ヨハン・ヴィルヘルム・ガブリエルスキはポーランド系ドイツのフルート奏者・作曲家。
 
 


AP 0496
¥2500
パウラ・シャリト (1886-1942) : ピアノ作品集 & 歌曲
 ピアノ小品集 [Morceaux pour piano] Op.2
  夢想 / 即興曲 / 優しさ [Tendresse] /
  バレエの情景 / マズルカ / ワルツ / 間奏曲
  ガヴォット
 ピアノ小品集 [Clavierstücke] Op.3
  前奏曲 / カプリッチョ / 間奏曲 / 即興曲
 冬に [Im Winter] (*)
エルジビェタ・ティシェツカ (ピアノ (*以外))
カタジナ・ドンダルスカ (ソプラノ (*))
ミハウ・ランドフスキ (ピアノ (*))

 録音 : 2021年2月6日、ウーチ・フィルハーモニー室内ホール、ウーチ、ポーランド (*以外)
    2021年6月4日、芸術アカデミー、シュチェチン、ポーランド (*)

 パウラ・シャリト (パウリナ・シャリトゥヴナ) はポーランドのピアニスト・作曲家。ウィーンでオイゲン・ダルベール (1864-1932) 他に師事し、ヨーロッパ各地で演奏しましたが1913年に引退。
 Wikipedia では1920年没とされていますが、当商品のブクレットによれば、1942年2月7日ドイツ兵に殺害されユダヤ人墓地に埋葬されたと判明したとのことです。
 
 

AP 0497
¥2500
ヴィルトゥオーゾ・ダブルベース
 パウル・ヒンデミット (1895-1963) :
  コントラバスとピアノのためのソナタ (1949) (*)
 アレクサンデル・ラソン (1951-) :
  コントラバスとピアノのための四部の音楽 (1977) (+)
   コラール前奏曲 / 舞曲 / 歌 / フィナーレとカデンツァ
 ニーノ・ロータ (1911-1979) :
  コントラバスとピアノのための協奏的ディヴェルティメント (1971) (#)
カミル・ウォマスコ (コントラバス)
カリナ・コメンデラ (ピアノ)

 録音 : 2018年11月 (+)、2021年1月16日 (*)、同17日 (#)、ポドラシェ・オペラ & フィルハーモニー・ヨーロッパ芸術センター、ビャウィストク、ポーランド

 カミル・ウォマスコはフリデリク・ショパン音楽アカデミー・ビャウィストク校で学んだポーランドのコントラバス奏者。2021年現在ポドラシェ・オペラ & フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を務めています。
 アレクサンデル・ラソンはポーランドの作曲家。
 
 

AP 0498
¥2500
ヨハン・クリストフ・ケスラー (1800-1872) : ピアノ作品集
 束の間の思い [Pensees fugitives] Op.72
  エルフ [Le Lutin] / シルフ [Le Sylphe] /
  サヴォワの歌 [Chant du Savoyard] / ジーグ [Gigue]
 3つのマズリ [3 Mazury]
  ハ長調 / イ短調 / ニ長調
 ロシアの無言歌風のシャンソネット
  [Chansonette a la russe sans paroles] Op.61B
 ノクターン 変ニ長調 Op.48 No.2
 スケルツォ Op.45
 グラーツの思い出 [Souvenir de Gratz] Op.60
マグダレナ・ブジョゾフスカ (ピアノ)

 録音 : 2021年、ラドム、ポーランド

 ヨハン・クリストフ・ケスラーはリヴィウ (ウクライナ) 、ワルシャワ、ウィーンで活躍したドイツのピアニスト・作曲家。マグダレナ・ブジョゾフスカはケスラーの「24の前奏曲 Op.31」および「24の練習曲 Op.20」前半12曲も録音しており (AP 0319)、当盤は事実上『ケスラー : ピアノ作品集 Vol.2』であるといえます。
 
 

AP 0499
¥2500
ヴィオラの12の影
 アグニェシュカ・ズドロイェク=スホドルスカ (1976-) : 一月  カミル・バプカ (ヴィオラ)
 アリナ・クビク : 二月  レイク・シャー・ブハリ (ヴィオラ)
 アグニェシュカ・ズドロイェク=スホドルス : 三月  マルチン・ムラフスキ (ヴィオラ)
 バルバラ・カシュバ (1983-) : 四月  アレクサンドラ・ルチャク (ヴィオラ)
 カタジナ・タボロフスカ (1974-) : 五月  カミル・バプカ (ヴィオラ)
 バルバラ・カシュバ : 六月  アレクサンドラ・チャパ (ヴィオラ)
 アリナ・クビク : 七月  マルチン・ムラフスキ (ヴィオラ)
 カタジナ・タボロフスカ : 八月  マリアンナ・カリツカ (ヴィオラ)
 モニカ・ケンジョラ (1971-) : 九月  アンナ・ウトマンチク (ヴィオラ)
 モニカ・ケンジョラ : 十月  ヤクプ・カルチェフスキ (ヴィオラ)
 エヴァ・ファビアンスカ=イェリンスカ (1989-) : 十一月  マルチン・ムラフスキ (ヴィオラ)
 エヴァ・ファビアンスカ=イェリンスカ : 十二月  ミハリナ・マティアス (ヴィオラ)

 録音 : 2021年4月15-16日、アウラ・ノーヴァ、パデレフスキ音楽アカデミー、ポズナン、ポーランド
6人のポーランド女性作曲家によるヴィオラ独奏曲集。
 
 

AP 0500
¥2500
素晴らしい国へ行こう・・・
 ヘンデル (1685-1759) : 輝かしいセラフィムに [Let the bright seraphim] (#)
 ヘンデル / シュテファン・ヨハネス・ヴァルター 編曲 :私を泣かせてください [Lascia ch'io pianga]
 ヘンリー・キャリー (1687-1743) / シュテファン・ヨハネス・ヴァルター 編曲 :春の朝 [A Spring Morning]
 シュテファン・ヨハネス・ヴァルター (1968-) :
  我に触れるな [Noli me tangere] (ヴァイオリンのための) (V)
  ポーランド歌曲集 忘れな草 / 冷ややかな人 / 虹 / 素晴らしい国へ行こう
  ベルリン・ラプソディ (ピアノのための) (P)
  スペインのナイチンゲールの嘆き [Lamento di un usignolo spagnolo] (*)
  ソナティネッタ (ヴィオリニカ) [Sonatinetta (Violinica)] (ヴァイオリンのための) (V)
 エヴァ・イヴァン : 思い出 (*)
 ヴィクター・ハーバート (1859-1924) / シュテファン・ヨハネス・ヴァルター 編曲 :
  ナイチンゲールと星 [The Nightingale and the Star]
 シュテファン・ヨハネス・ヴァルター :
  シンフォニエッタ・ディヴェルティメンターレ II/明るい側で [Auf der hellen Seite] (V/**)
 伝 ロッシーニ : 二匹の猫の愉快な二重唱 [Duetto buffo di due gatti] (+)
  カタジナ・ドンダルスカ (ソプラノ (無印/*/+/#))、ピオトル・クシェヴィチ (テノール (+))、
  クシシュトフ・メイシンゲル (ギター (*))、ミハウ・ランドフスキ (ピアノ (P))、
  ナタウ・ドンダルスキ (ヴァイオリン (V))、ヴィクトル・ジェジツ (ヴァイオリン (**))、
  ヤクプ・シナル (トランペット (#))、コシャリン・フィルハーモニー管弦楽団 (無印/+/#/**)、
  ヤクプ・フレノヴィチ (指揮 (無印/+/#/**))

 録音 : 2020年4-11月、コシャリン・フィルハーモニー、コシャリン、ポーランド シュチェチン芸術アカデミー、シュチェチン、ポーランド
 
 


AP 0513
¥2500
ルネ・ド・ボワデッフル (1838-1906) :
 ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.2
アンジェイ・カツプシャク (ヴァイオリン)
アンナ・ミコロン (ピアノ)
  ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第3番 Op.67
  ヴァイオリンとピアノのための子守歌 Op.34
  甘い眠り [Doux sommeil] (ヴァイオリンとピアノのための子守歌) Op.38 No.5
  シオンの聖母のミサ [Messe de Notre Dame de Sion]
   (ヴァイオリンとピアノのためのオフェルトリウム) Op.47
  ヴァイオリンとピアノのための2つの小品 Op.57 宗教的アンダンテ / アラブの歌
  アンダンテ・エスプレッシヴォ (ヴァイオリンとピアノのための) Op.63 No.3
  ヴァイオリンとピアノのためのロマンス Op.73
  ヴァイオリンとピアノのためのセレナード Op.74
  2つの小品 Op.77
   愛の歌 [Chant d'amour] (ピアノとヴァイオリンのためのエレジー)
   船頭の歌 [Le Chant du nautonnier] (ピアノとヴァイオリンのための舟歌)
  教会の歌 (ヴァイオリンとピアノのための) Op.89
  春のセレナード (ヴァイオリンとピアノのための) Op.93

 録音 : 2021年3月31日、4月1日、スタニスワフ・モニュシュコ音楽アカデミー・コンサートホール、グダンスク、ポーランド
 
 

AP 0514
¥2500
リヴィウの歌
 ジョン・フリン : ボンバッハの舞踏会
 ユリアン・レヴィツキ : バティアのワルツ
 エンツォ・クロスティ : この親愛なるリヴィウ
 アンダ・キッチュマン : リヴィウ娘
 ヴィクトル・ティホフスキ & エウゲニウシュ・ランドフスキ :
  私のギター
 ヘンリク・ヴァルス : 私たち二人
 エンツォ・クロスティ : あなたのことは何も知らない
 不詳 : 花咲く日曜日
 ヘンリク・ヴァルス : バティアの心
 ユリウシュ・ガベル : あなたを揺さぶる人
 レオン・ハベル : リチャキフのタンゴ
 ナシオ・ハーブ・ブラウン : たくさんの都市がある
 イゴ・クラノフスキ : リヴィウの子供
 ヘンリク・ヴァルス : リヴィウだけに
 レオ・ファル : リヴィウの子供たちの行進
   以上、ヤクプ・ズヴァリツ (編曲)
ヤツェク・ドロバ (バスバリトン)
ミロスワフ・ディモン (アコーディオン)
エリク・オリヴァ (クラリネット)
ヤツェク・シチボル (テノール)
パヴェウ・ヴェングジン (ピアノ)
ポトカルパチェ男声合唱団
グジェゴシュ・オリヴァ (指揮)
ベスキディ弦楽四重奏団
 ユスティナ・ムウィナルチク (第1ヴァイオリン)
 アリツィヤ・ボグツカ (第2ヴァイオリン)
 ラウラ・シャフランスカ (ヴィオラ)
 アレクサンドラ・ドゥドラ (チェロ)

 録音 : 2021年2月27-28日、ジグムント・ミチェルスキ国立音楽学校コンサートホール、ストシジュフ、ポーランド
 
 


AP 0515
¥2500
ルネ・ド・ボワデッフル (1838-1906) : ピアノ六重奏曲集
  ピアノ、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと
   コントラバスのための六重奏曲 第1番 Op.43 (+)
  ピアノ、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと
   コントラバスのための六重奏曲 第2番 Op.81 (*)
アンジェイ・カツプシャク (第1ヴァイオリン)
マルタ・コウォジェイスカ=カツプシャク
 (第2ヴァイオリン (*))
ドミニク・ウルバノヴィチ (第2ヴァイオリン (+))
クシシュトフ・コメンダレク=ティメンドルフ
 (ヴィオラ)
アダム・ガルネツキ (チェロ)
イェンドジェイ・カツプシク (コントラバス)
アンナ・ミコロン (ピアノ)

 録音 : 2021年7月5-7日、スタニスワフ・モニュシュコ音楽アカデミー・コンサートホール、グダンスク、ポーランド
 
 


AP 0516
¥2500
ジグムント・ザレンバ (1861-?) : 室内楽作品集
  ヴァイオリン、チェロとピアノのための幻想三重奏曲
   [Trio-Fantasie] Op.51 (+/*)
  チェロとピアノのためのロマンス Op.54 No.1 (*)
  チェロとピアノのための憂鬱なポロネーズ Op.54 No.2 (*)
  ヴァイオリンとピアノのためのノクターン Op.55 (+)
パヴェウ・ククリンスキ (ヴァイオリン (+))
ブワジェイ・ゴリンスキ (チェロ (*))
マグダレナ・オフリク=ヤンコフスカ (ピアノ)

 録音 : 2021年6月、スタニスワフ・モニュシュコ音楽アカデミー・コンサートホール、グダンスク、ポーランド

 ジグムント (シギスムント) ・ザレンバはポーランド系ウクライナの作曲家。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


DIAPASON


DIAP141
¥1700
エルガー:管弦楽作品集
 ・行進曲《威風堂々》第1番ニ長調 Op.39-1
 ・行進曲《威風堂々》第3番ハ短調 Op.39-3
   ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、エイドリアン・ボールト(指揮)
   録音:1955年
 ・エニグマ変奏曲 Op.36
   ロンドン交響楽団、ピエール・モントゥー(指揮)
   録音:1958年
 ・チェロ協奏曲ホ短調 Op.85
   ポール・トルトゥリエ(チェロ)、BBC交響楽団、マルコム・サージェント(指揮)
   録音:1953年
 ・気まぐれな女 Op.17
   ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)、アールパード・シャンドール(ピアノ)
   録音:1934年
 ・戴冠式頌歌 Op.44より 「希望と栄光の国」
   キャスリーン・フェリアー(コントラルト)、ハレ管弦楽団、ジョン・バルビローリ(指揮)
   録音:1951年

 ディアパゾンが選んだ決定盤シリーズ第141集!イギリス!エルガー作品集が登場!

 フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン ~ ディアパゾンが選んだ決定盤』。
 第141巻は、同シリーズとしては珍しいオール・イギリス・プログラム、エルガーの作品集!
 「威風堂々」の2曲や「エニグマ変奏曲」、「チェロ協奏曲」、ハイフェッツの「気まぐれな女」と続き、プログラムの掉尾を飾るのは、キャスリーン・フェリアーが歌う「希望と栄光の国」。
 威風堂々第1番の名旋律が、バルビローリ&ハレ管のサポートを得たキャスリーン・フェリアーの歌声で感動的に響き渡ります。
 
 

DIAP142
(2CD)
特別価格
¥1900
シューベルト:ミサ曲第6番
 ・ミサ曲第6番変ホ長調 D.950
   ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 、ベルリン聖ヘドウィッヒ合唱団、
   エーリッヒ・ラインスドルフ(指揮)、ピラール・ローレンガー(ソプラノ)、
   ベティ・アレン(コントラルト)、フリッツ・ウンダーリッヒ(テノール)、
   マンフレッド・シュミット(テノール)、ヨーゼフ・グラインドル(バス)
   録音:1960年
 ・歌曲集《白鳥の歌》D.957
   ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)
   録音:1951年、1955年&1957年
 ・八重奏曲ヘ長調 D.803
   ウィーン八重奏団
    〔ウィリー・ボスコフスキー(ヴァイオリン)、フィリップ・マタイス(ヴァイオリン)、
     ギュンター・ブライテンバッハ(ヴィオラ)、ニコラウス・ヒュブナー(チェロ)、
     ヨハン・クルンプ(コントラバス)、アルフレート・ボスコフスキー(クラリネット)、
     ヨゼフ・ベレバ(ホルン)、ルドルフ・ハンツル(ファゴット)〕
    録音:1958年

 ディアパゾンが選んだ決定盤シリーズ第142集!ラインスドルフ指揮、シューベルトのミサ曲第6番!

 「ディアパゾンが選んだ決定盤」シリーズの第142巻は、「ミサ曲第6番」を中心するシューベルトの作品集!
 ラインスドルフ&BPOの「ミサ曲第6番」、フィッシャー=ディースカウが50年代に収録した「白鳥の歌」、そしてボスコフスキー率いるウィーン八重奏団による同曲屈指の名演である「八重奏曲」の3曲をカップリングした、シューベルティアン要注目のプログラムです。
 



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SPECTRUM SOUND



CDSMBA 102
(2CD)
¥4000→\3690
1960年、若かりしマエストロ小澤征爾の貴重音源。
 トゥールーズとパリにおける放送用セッション!
小澤征爾(指揮)
(1)-(8)トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団
(9)(10)フランス国立フィルハーモニー管弦楽団
  CD1
   (1)ベートーヴェン:『エグモント』序曲(7'53)
   (2)モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調 K.136(12'25)
   (3)ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調 Op.21(21'24)
   (4)モーツァルト:交響曲第41番 ハ長調 K.551『ジュピター』(26'02)
  CD2
   (5)ブラームス:ハンガリー舞曲第1番、第3番、第5番、第6番(3'11/2'25/2'48/3'21)
   (6)モーツァルト:歌劇『魔笛』序曲(6'40)
   (7)シューベルト:交響曲第8(7)番 ロ短調 D.759『未完成』(29'32)
   (8)カバレフスキー:組曲『道化師』Op.26(18'00)
   (9)モーツァルト:交響曲第28番 ハ長調 K.200(15'30)
   (10)ヨハン・シュトラウス2世:歌劇『こうもり』序曲(7'46)

 日本市場向けの完全限定盤!若かりしマエストロ小澤征爾の貴重音源が日の目を見る!!1960年4月&12月トゥールーズとパリにおける放送用セッション!!

 録音:(1)-(3)1960年4月19日、(4)(5)1960年4月21日、(6)-(8)1960年4月25日/トゥールーズ【放送用録音/モノラル】
  (9)(10)1960年12月14日/ORTF(パリ)【ライヴ/モノラル】 Licensed by INA and 24bit/192kHz digital restoration and remastering from the original master tapes
 モノラル、完全限定盤、CD1(67' 51)、CD2(76'43)、日本語帯・解説付【解説:平林直哉】

 国立視聴覚研究所(INA)提供による音源を使用したスペクトラム・サウンドの大好評のベルアーム・シリーズ。
 今回は小澤征爾が1960年収録の貴重な録音が日の目をみます!小澤征爾は1959年に第9回ブザンソン国際指揮者コンクール第1位を受賞。その翌年1960年4月、放送用の収録でトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団を振った録音がこの度正規初出としてお目見えします。
 4月19日、21日、25日と3日間の収録でベートーヴェンの交響曲第1番、『エグモント』序曲、モーツァルトの交響曲第41番『ジュピター』、ディヴェルティメント、歌劇『魔笛』序曲、ブラームスのハンガリー舞曲集、シューベルトの交響曲『未完成』、カバレフスキーの組曲『道化師』と実に多彩なプログラムを披露。マエストロ小澤征爾の国際的なキャリアとしてはじめての録音をINA の正規音源からスペクトラム・サウンドが丁寧に復刻いたしました。

 また、同年12月14日、フランス国立フィルハーモニー管弦楽団を振ったモーツァルトの交響曲第28番とヨハン・シュトラウス2世の歌劇『こうもり』序曲も収録。
 こちらも放送用セッションながら小澤征爾のパリ・デビューということで、これもまた貴重な録音を聴くことができます。

 若かりしマエストロがすがすがしくタクトを振る姿が聴いているだけで想像できる名演。翌年以降、世界をまたにかけ活躍がはじまったマエストロ。
 その世界的指揮者が産声をあげたような溌溂とした演奏をお楽しみいただけます。平林直哉氏による日本語解説書付。

 日本市場向けの完全限定発売。
 限定盤のためお早目のお求めをおすすめいたします。
 




<国内盤> 


スリーシェルズ



3SCD-0066
(2CD、1枚価格)
特別価格 ¥3056
「根岸一郎による伊福部昭全歌曲集」
 DISC1
  (1-4)ギリヤーク族の古き吟誦歌
   I.アイ・アイ・ゴムテイラ 1:46/II.苔桃の果拾ふ女の歌 5:22/
   III.彼方の河び 4:03/IV.熊祭に行く人を送る歌 4:56
  (5-7)サハリン島先住民の三つの揺籃歌
   I.ブールー・ブールー 3:49/II.ブップン・ルー 3:56/
   III.ウムプリ・ヤーヤー 2:15
  (8-10)アイヌの叙事詩に依る対話体牧歌
   I.或る古老の唄った歌 5:48/II.北の海に死ぬ鳥の歌 4:30/
   III.阿姑子と山姥の踊り歌 1:56
  (11-15)因幡万葉の歌 五首
   I.あらたしき 6:56/II.はるののに 5:01/
   III.はるのその 5:03/IV.さよふけて 4:38/
   V.わがせこが 4:30
  (16)平安朝の秋に寄せる三つの歌(1934) 7:12〈参考録音〉
  (17)聖なる泉 3:56
 DISC2
  (1)シレトコ半島の漁夫の歌 8:39/
  (2)オホーツクの海 14:57/(3)摩周湖 17:03/
  (4)蒼鷺 9:49/(5)北海道讃歌(独唱版)8:27
根岸一郎
 (ねぎしいちろう/
  バリトン・マルタン)
松元博志(ピアノ)
有賀誠門(ティンパニ)
高本直(アルト・フルート)
伊藤美香(ヴィオラ)
金子展寛(二十五絃箏)
宮部貴絵(ファゴット)
長谷川信久(コントラバス)
三浦舞(オーボエ)

 伊福部昭の全歌曲を収録したCDがついに完成!声楽家の根岸一郎の長年の研究の成果をセッション録音、小林淳による解説書は46頁で豊富な資料写真を掲載!

 録音:
  DISC1:2021年5月6日(渋谷ホール/1-7)、6月8日(渋谷ホール/17)、7月27日(古石場文化センター/8-10)、9月11日(えびらホール/11-15)
  DISC2:2021年5月6日(渋谷ホール/1、5)、6月8日(渋谷ホール2-4)
 使用ピアノ FAZIOLI F212/使用ティンパニ 有賀誠門所有手締め本皮ティンパニ/企画・発売元 スリーシェルズ/
 プロデュース 西耕一/録音・編集 磯部英彬/巻頭文 伊福部達/解説 小林淳、根岸一郎/表紙デザイン 山口翔悟/
 協力・Special Thanks:伊福部家、野坂惠璃、有賀誠門、竹内将也、Japan Percussion Center、Acoustic Revive

 伊福部昭による古代への眼差しを聴き取れるDISC1は、ギリヤーク、サハリン、アイヌの北方民族三部作。そして、平安、因幡万葉など、古代から変わらぬ暮らしを営む南方民族への憧憬となる「聖なる泉」を収録。
 DISC2は、更科源蔵の詩による4部作であるシレトコ、オホーツク、摩周湖、蒼鷺を収録。更科の詩によって北海道の歴史に思いを巡らせた後に、未来を願い、祈るような北海道讃歌で締めくくる。これまで楽譜が失われたとされていた「平安朝の秋に寄せる三つの歌 」を参考録音として収録した貴重盤。
 46ページのBOOKは小林淳による楽曲解説と貴重な資料写真をカラーで掲載。
 Acoustic ReviveのケーブルやFAZIOLIのピアノなど使用機材、楽器にもこだわった高音質の2枚組CDとして完成!
 同CDは文化庁芸術祭レコード部門に参加しております。

 伊福部達教授(東京大学名誉教授、北海道大学名誉教授)による序文より(抜粋)
 私にとって、この根岸一郎氏のCDの歌声は今までないような土俗的な味わいを感じた。自然に歌っている素朴さが素直に伝わってきて、男性のバリトンの音色は叔父の歌曲にも合っているという印象を強く受けた。
 そして、叔父が思い蓄音機を持ち歩いてアイヌ、オロッコ、ギリヤークの幻の歌を夢中で録音・記録していた様子が眼に浮かぶようであり、このCDにある根岸一郎氏の音色はきっとその音源に近いのではないかと想像してしまう。CDにある他の曲とも合わせて伊福部昭歌曲の原点に思いを馳せて頂ければ幸いである。

 伊福部昭(1914-2006)の作曲によるコンサート用歌曲は、ティンパニ、ピアノ、アンサンブル(ヴィオラ、ピアノ/オーボエ、ピアノ、コントラバス/ファゴット、ピアノ、コントラバス/ファゴット、ヴィオラ、ピアノ/25絃箏、アルトフルート)などが存在します。
 それらを年代順の収録ではなく、古代へ思いを馳せた楽曲(DISC1)と更科源蔵の詩による諸作(DISC2)として大まかにわけて収録しました。
 伊福部昭の歌曲演奏をライフワークとして活動する根岸一郎は、グレゴリオ聖歌、中世音楽から現代作品まで幅広く演奏活動を行っている経験を踏まえて、伊福部昭が残した楽譜に改めて忠実なアプローチを行って演奏・録音しました。
 伊福部昭との交流も深かった有賀誠門からの指導も受け、最新の研究や、根岸による比較文化・言語学的なアプローチも含む演奏となっています。
 共演者は、打楽器界の巨匠、有賀誠門(ティンパニ)を筆頭に、若く優秀な演奏家も起用して、新たな展開と、作品の継承を祈って作りました。
 楽器にもこだわり、有賀誠門の所有の本皮・手締めティンパニを使用しています。(使用したティンパニは、アウグスト・ユンケルが1904年・東京音楽学校に寄贈した楽器と、創立直後の新交響楽団が使用していて、実際にアイヌの叙事詩に依る対話体牧歌の初演を担当した小森宗太郎が使っていたティンパニであり、長い歴史を経て仙台フィルの首席ティンパニスト竹内将也によって保存され、演奏にも使われているものを使用させて頂きました)



 根岸一郎(バリトン・マルタン)

 バリトン・マルタンとは、フランス歌手界特有の、テノールとバリトンの間の声域を歌う歌手。
 武蔵野音楽大学声楽科、早稲田大学文学部フランス文学専修卒業。パリ第IV大学修士(比較文学)修了。第29回フランス音楽コンクール(大阪)第2位入賞および日仏音楽協会=関西賞、フランス総領事賞他受賞。第11回日仏声楽コンクール(東京)第3位入賞。アンリ・ソーゲ国際コンクール2000"L'art du Chant"(マルティグ)「フランス歌曲賞」受賞。カミーユ・モラーヌ、中村浩子、川村英司、村田健司の各氏に師事。演奏活動は幅広く、特に精緻なディクションによってフランス近代歌曲での評価が高く第17回以来日仏声楽コンクール審査員を務める。ヴォーカル・アンサンブル・カペラ、ムジカ・センペンティスなど古楽アンサンブルメンバーとして中世・ルネサンス音楽の分野で多くの演奏、録音に参加。
 オペラへの出演も、グルック「思いがけない巡り会い」、トマ「ミニヨン」、マスネ「マノンの肖像」、ドビュッシー「アッシャー家の崩壊」、セヴラック「風車の心」、石桁眞礼生「河童譚」、三木稔「うたよみざる」、青島広志「火の鳥(ヤマト編)」、黛敏郎「MINOKO」など、日本初演作を含んで多彩である。伊福部昭氏の作品には深く傾倒し、意欲的に演奏を重ねている。日本フォーレ協会、コンセール・C、東京室内歌劇場会員、トロッタの会同人。日本合唱協会監事。2016年、日唱「伊福部昭個展」の企画運営に携わる。同年発売したCD「伊福部昭の団体歌」は、amazon、タワーレコードでもチャートインするなど高評価を受け「大御所作曲家が残した校歌・市歌、掘りおこしCD化」(日経新聞)として絶賛された。それ以後も、芥川也寸志、團伊玖磨、黛敏郎など、多くの作曲家の団体歌を特集して、コンサートを行っている。


 『アイヌの叙事詩に依る対話体牧歌』の録音で使用されたティンパニについて

 今回の録音で使用されたティンパニは、有賀誠門の所有する2種の楽器である。このティンパニの特徴は、楽器のヘッド(打面となる皮膜の部分)に、本皮を使用していることである。本作品で指定された奏法に応えるには、現在主流となっているプラスティックのヘッドを持つ楽器ではなく、本皮の楽器が必要であるという有賀誠門たっての希望でこの楽器の使用が決定した。その理由は、皮による温かな音色だけではなく、プラスティックヘッドだと、表面に引っかかりがなく滑ってしまうが、皮を使うと、ザラザラとして、手で打ったり爪を使った叩き方が効果を発揮しやすいことを踏まえてであった。
 この楽器のもう一つの特徴は、「手締め式のティンパニ」であることだ。現代のティンパニは足ペダルによって皮の張力を張ったり緩めたりすることで音程を変化させるが、ここで使用したティンパニは、楽器自体が回転することで皮の張力を変化させる。チューニングボルトを手で締め、楽器を回転させることによって音程を調節するのである。
















12/14(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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BIS



BIS SA 2438
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
オラモ&ロイヤル・ストックホルム・フィルがラヴェルを録音!
 モーリス・ラヴェル(1875-1937)
   (1)クープランの墓
   【I.プレリュード/II.フーガ/III.フォルラーヌ/
    IV.リゴドン/V.メヌエット/VI.トッカータ)】
    (1914-17/1919,2013)
     (フーガ、トッカータ:ケネス・ヘスケス管弦楽編曲)
  (2)道化師の朝の歌(1904-05/1918)
  (3)海原の小舟(1904-05/1906?)
  (4)亡き王女のためのパヴァーヌ(1899/1910)
  (5)古風なメヌエット(1895/1929)
  (6)ラ・ヴァルス(1919-20)
(3)マルクス・マスクニッティ(ホルン)
サカリ・オラモ(指揮)
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
KKC 6453
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 なんと輝かしい演奏!
 オラモ&ロイヤル・ストックホルム・フィルがラヴェルを録音!

 録音:(2)(3)(6)2020年2月12-15日、(1)(4)(5)2021年3月24-26日/ストックホルム、コンサートホール(スウェーデン)(セッション&ライヴ)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、68'43
 プロデューサー:(2)(3)(6)ハンス・キプファー(Take5 Music Production)、(1)(4)(5)マリオン・シュヴェーベル(Take5 Music Production)
 サウンド・エンジニア:トーレ・ブリンクマン(Take5 Music Production)

 SACD ハイブリッド盤。
 サカリ・オラモ率いるロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団。ニールセンの交響曲録音でも人気を集めていますが、当録音ではラヴェルの管弦楽曲に挑みました

 「クープランの墓」は同名のピアノ曲から「I. プレリュード/III. フォルラーヌ/V. メヌエット/IV. リゴドン」の4曲をラヴェル自身が管弦楽編曲。
 当演奏ではラヴェルが省略した「II.フーガ」と「VI. トッカータ」の2つの楽章をケネス・ヘスケスが管弦楽編曲したものを加え、原曲のピアノ作品の通りの順番で演奏しております。

 ラヴェルの代表曲「亡き王女のためのパヴァーヌ」ではホルン奏者マルクス・マスクニッティがソロを務めております。
 マスクニッティは1994年開催のミュンヘン国際コンクールなど、数々のコンクールに入賞している実力派。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を務めたキャリアをもつマスクニッティがこの上なく美しいあの旋律を奏でております。
 このほか、「道化師の朝の歌」、「海原の小舟」、「古風なメヌエット」、そして「ラ・ヴァルス」と、オラモの冴えわたるラヴェルをお楽しみください!

 
 



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PROFIL



PH 21014
(4CD)
¥4500→\4190
エルナ・ベルガーやユリア・ヴァラディ、
 フィッシャー=ディースカウから
  クリストフ・プレガルディエン、ディアナ・ダムラウ
シューマン:歌曲全集Vol.1
 Disc1
  (1)リーダークライスOp.24(全9曲)/(2)ユリウス・ケルナーの12の詩Op.35
    アンドレアス・シュミット(バリトン)、ルドルフ・ヤンセン(ピアノ)/1997年9月ベルリン(1)
    ウルフ・ベストライン(バリトン)、シュテファン・ラウクス(ピアノ)/2003年7月カールスルーエ(2)
 Disc2
  (1)リーダークライスOp.39(全12曲)/(2)詩人の恋Op.48(全16曲)/
  (3)恋の曙Op.37~春の祭りの美しさ / 太陽の輝くように/
  (4)私が鳥になれたらOp.43の1/(5)哀れなペーターはOp.53の3
    クリストフ・プレガルディエン(テノール)、ミヒャエル・ゲース(ピアノ)/2005年4月ケルン(1)
    ベンヤミン・ブルンス(テノール)、カローラ・タイル(ピアノ)/2015年10月(2)(5)
    ユリア・ヴァラディ(ソプラノ)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、
     ハルトムート・ヘル(ピアノ)/1989年11月デュッセルドルフ(3)(4)
 Disc3
  (1)女の愛と生涯Op.42(全8曲)/(2)4つの二重唱曲Op.78/(3)5月の歌Op.79 の9/
  (4)恋のたわむれOp.101~私はあなたの木 / 千回の挨拶/(5)ベルシャザルOp.57/
  (6)あなたの顔はOp.127の2/(7)私の馬車はゆっくりとOp.142の4/(8)4つの二重唱曲Op.34/(9)夜にOp.74の4
    エルナ・ベルガー(ソプラノ)、エルンスト=ギュンター・シェルツァー(ピアノ)/1956年ベルリン(1)
    ユリア・ヴァラディ(ソプラノ)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、
    ハルトムート・ヘル(ピアノ)/1989年11月(2)(3)(4)(8)(9)
    アンドレアス・シュミット(バリトン)、ルドルフ・ヤンセン(ピアノ)/1997年9月ベルリン(5)(7)
    ウルフ・ベストライン(バリトン)、シュテファン・ラウクス(ピアノ)/2003年7月カールスルーエ(6)
 Disc4
  ミルテの花Op.25(シューマン夫妻の手紙朗読入り)
    ディアナ・ダムラウ(ソプラノ)、イヴァーン・パレイ(バリトン)、
    シュテファン・マティアス・ラーデマン(ピアノ)
    マルティナ・ゲデック、セバスチャン・コッホ(朗読)/2006年2月フロイスドルフ

 超豪華演奏陣による夢のシューマン歌曲全集シリーズ開始!

 52'38"、65'47"、65'34"、75'07

 ドイツの由緒あるレーベル、Profilならではの魅力的で貴重なアルバム。シューマンの歌曲すべてを超豪華な歌手陣で集めました。
 エルナ・ベルガーやユリア・ヴァラディ、フィッシャー=ディースカウからクリストフ・プレガルディエン、ディアナ・ダムラウといずれも主役級がとびきりの名匠で名匠で名歌を聴かせてくれます。

 いずれも現在入手困難な音源ながら、お買い得価格でご提供。歌曲作曲家としてのシューマン、ドイツ語の美しさを存分に堪能できます。
 




SIMAX

PSC 1376
(2CD)
¥3600
ヘンニング・クラッゲルード
分点- オデッセイ全章
ヘンニング・クラッゲルード(ヴァイオリン、リーダー)
アークティック・フィルハーモニック、
サイモン・カロウ(朗読)
 ヘンニング・クラッゲルード(1973-)/ヨースタイン・ゴルデル(1952-): 分点(離れていく前の世界への24 の全調性)
 [Disc 1](67'58)
  午後 - ハ調の協奏曲
   1-2.グリニッジ ハ長調/3-4.プラハ 二短調/5-6.アレクサンドリア ヘ長調/
   7-8. バグダッド ト短調/9-10.アラル海 変ロ長調/11-12.ジャイプール ハ短調
  夕暮れ - 変ホ調の協奏曲
   13-14.ダッカ 変ホ長調/15-16. バイカル湖 ヘ短調/17-18. 杭州 変イ長調/
   19-20. 京都 変ロ短調/21-22.シドニー 変ニ長調/23-24.ニューカレドニア 変ホ短調
 [Disc 2](75'20)
  夜 - 嬰へ調の協奏曲
   1-2.タベウニ島 嬰ヘ長調/3-4.メアリーズイグルー 嬰ト短調/5-6.タヒチ ロ長調/
   7-8. ホワイトホース 嬰ハ短調/9-10.サンタバーバラ ホ長調/11-12.プエルトバジャルタ 嬰ヘ短調
  朝 - ハ調の協奏曲
   13-14. ニューオーリンズ イ長調/15.-16.ニューヨークシティ ロ短調/
   17-18. マナウス ニ長調/19-20.フヴァルセー(カコトック) ホ短調/
   21-22.フロレス ト長調/23-24. ホルン イ短調/25-26.グリニッジ ハ長調 - 序曲

 多彩な才能の持ち主ヘンニング・クラッゲルードによる24のタイムゾーンの「音楽による旅」

 録音:2014年6月2日-6日 グロンノーセン教会(トロムソ、ノルウェー)/制作、編集:ショーン・ルイス/録音、ミクシング :アルネ・アクセルベルグ
 録音(朗読):オールド・ストリート・スタジオ(Old Street Studio)(ロンドン、イングランド)/録音(朗読):テイルズ・コージブスキー(Tails Korzybski)/監修(朗読):エーリク・ガルド・アムンセン

 『分点 - オデッセイ全章(Equinox - The Complete Odyssey)』のタイトルでリリースされるCD2枚のセットは、先にリリースされていた『分点 - ヴァイオリンと室内オーケストラのための全調性による24の後奏曲(24 Postludes in All Keys for Violin and Chamber Orchestra)』(PSC 1348)にナレーションを加えた、オリジナルの構想どおりに制作されたアルバムです。

 「作曲家」ヘンニング・クラッゲルード Henning Kraggerud の《分点》は、『ソフィーの世界』で知られるノルウェーの作家ヨースタイン・ゴルデル JosteinGaarder(1952-)とのコラボレーションから生まれた作品です。
 ゴルデルの『カードミステリー(Kabalmystriet/The Solitaire Mystery)』を基にするこの作品は、ロンドンのグリニッジ公園からアイスランドのイースフィヨルズルのホルンまで、24のタイムゾーン(時間帯)の「音楽による旅」として作られました。
 「午後」から「朝」まで、一日の「時」をタイトルとする6 楽章の4 つの「協奏曲」と「終曲」の〈序曲〉で構成。「全調性」を使って作曲するという考えは、カナダの音楽学者リタ・ステブリン Rita Steblin(1951-2019)の『A History of Key Characteristics in the Eighteen and Early NineteenthCenturies(18世紀と19世紀初期における「調」の特質の歴史)』からインスピレーションを得たと言われます。

 各楽章の演奏に先立つナレーションは、『アマデウス』『眺めのいい部屋』『恋に落ちたシェイクスピア』などの映画で知られるイギリスの俳優サイモン・カロウSimon Callow(1949-)が担当。
 英語で朗読される「Equinox 24 keys to a world before it slips away(分点 - 離れていく前の世界への24の調性)」以下の全文が、ブックレットに掲載されています。音楽の部分は、前のアルバムと同じ、2014年にトロムソの教会で行われたセッションの録音です。
 
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PSC 1362
(2CD)
¥3600→\3290
クリスチャン・シンディング:
 ヴァイオリンとピアノのための作品集
ヨーナス・ボートストラン(ヴァイオリン)
ヨルン・フォスハイム(ピアノ)
  [Disc 1](54'29)
   ヴァイオリン・ソナタ(ホ長調) Op.27
   4つの小品 Op.43【前奏曲/ バラード/ 子守歌/ 祭り】
   伝説曲 Op.46
  [Disc 2](68'18)
   4つの小品Op.61【前奏曲/エレジー/バラード/ マズルカ風に】
   2つのロマンス Op.79【ロマンス第1番/ロマンス第2番】
   4つの小品 Op.81【アリア/アルバムのページ/ロマンス/ヴィヴァーチェ】
   組曲 ト短調 Op.96【アレグロ/アンダンテ/アレグレット/コン・フオコ】

 グリーグの後継者、クリスチャン・シンディングのヴァイオリン作品集

 [楽器 Piano: Steinway D0274, 1893 New York, restored in 2010]
 録音:2019年9月30日-10月2日、2020年3月5日-7日、4月6日-7日 ソフィエンベルグ教会(オスロ)
 制作、録音:ヨルン・ペーデシェン

 クリスチャン・シンディング(1856-1941)は、ピアノのための小品《春のさざめき》の作曲者として知られるものの、生前は、ピアノ五重奏曲、ピアノ協奏曲、交響曲第1番、ヴァイオリン協奏曲第1番といった後期ロマンディシズムのスタイルの作品で人気を集めていました。
 ロマンティシズムの衰退とともに忘れられていた彼の音楽は、近年、ふたたびコンサートや録音で取り上げられるようになりました。
 ヴァイオリンとピアノの教育を受けた彼のヴァイオリン曲にも光が当てられ、シンディングのロマンディシズムが好きだというヘンニング・クラッゲルードとクリスチャン・イーレ・ハドランが国立図書館所蔵の楽譜で演奏した録音は、その瑞々しい音楽で大きな注目を集めました。
 ヨーナス・ボートストラン (1973-)とヨルン・フォスハイムによるアルバムでは、初録音の作品を含む、7つの曲と曲集が演奏されます。
 2つのアレグロの楽章が抒情的な「ロマンス」の楽章をはさむ古典的ソナタの形式による《ヴァイオリン・ソナタ》。ノルウェーをたびたび訪れていたアンリ・マルトーが初演した《4つの小品》(Op.43)。
 当時ジャンルとして人気があり、ピアノ共演版と管弦楽共演版が作られた《伝説曲》。〈エレジー〉〈バラード〉〈アルバムのページ〉といったタイトル通りの曲を集めた2 つの《4 つの小品》(Op.61/Op.81)。
 「非の打ち所がない」4つの曲(楽章)で書かれ「ソナタ」の深みをもつといわれる《組曲 ト短調》は、初CD録音の作品です。
 
 
PSC 1357
¥2700
コーレ・オルヌングと私
 フリッツ・クライスラー(1875-1962):前奏曲とアレグロ(プニャーニのスタイルによる)
 フランツ・シューベルト(1797-1828)(アウグスト・ヴィルヘルミ、アルヴェ・テレフセン 編曲):アヴェ・マリア
 ヨハネス・ブラームス(1833-1897)(ヨーゼフ・ヨアヒム 編曲):ハンガリー舞曲第1番
 ズデニェク・フィビヒ(1850-1900):詩曲(ポエム)
 カール・ニルセン(1865-1931):ロマンスFS8-1(Op.2 no.1)
 ノルウェー伝承曲(ロルフ・ホルゲル 編曲):夜更けて床についた
 オーレ・ブル(1810-1880):舟歌
 ヤン・ガルバレク(1947-)(アルヴェ・テレフセン 編曲):Peace(ピース)
 ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):ポルカ
 ジュール・マスネ(1842-1912):タイスの瞑想曲
 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750)/シャルル・グノー(1818-1893):アヴェ・マリア
 クロード・ドビュッシー(1862-1918)(アーサー・ハートマン 編曲):亜麻色の髪の乙女
 クライスラー:ウィーン奇想曲
 ジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770)/クライスラー:コレッリの主題による変奏曲
 スティーヴン・フォスター(1826-1864)(ヤッシャ・ハイフェッツ 編曲):金髪のジェニー
 スティーヴン・ソンドハイム(1930-)(アルヴェ・テレフセン 編曲):Send in the Clowns(センド・イン・ザ・クラウン)
 ウィリアム・クロール(1901-1980):Banjo and Fiddle(バンジョーとフィドル)
 オイスタイン・ドルメン(1947-)/グスタフ・ロレンセン(1947-2010):Spaell pa fiolin(フィドルを弾こう)*
  アルヴェ・テレフセン(ヴァイオリン)、コーレ・オルヌング(ピアノ)
  クヌートセン&ルードヴィグセン*

 ノルウェーのヴァイオリニスト、アルヴェ・テレフセンと友人であり才豊かなオルガニストの故コーレ・オルヌングとの思い出を詰め込んだ珠玉の1枚

 録音:1986年11月28日-29日、12月2日-3日、6日-7日 レインボースタジオ(オスロ)/62'45
 録音エンジニアリング:ヤン・エーリク・コングスハウグ/編集、ミクシング:2016年2月 レインボースタジオ(オスロ)/
 エンジニアリング:ヤン・エーリク・コングスハウグ/制作:シーグムン・グローヴェン

 ノルウェーのヴァイオリニスト、アルヴェ・テレフセン Arve Tellefsen(1936-)は、人々から愛され尊敬される、現代ノルウェーを代表する音楽家のひとりです。
 彼は、トロンハイムの音楽学校でヴァイオリンを教わり、コペンハーゲンの王立デンマーク音楽アカデミーで学んだ後、1959年にオスロでデビュー。
 1965 年に設立されたスウェーデン放送交響楽団でチェリビダッケの下でコンサートマスターを務め、ソリストとして「オーレ・ブルから後のできるだけ多くのノルウェー音楽を演奏する」を実践する活動を行いました。
 マリス・ヤンソンス指揮オスロ・フィルハーモニックをはじめとするオーケストラやホーヴァル・ギムセたち若い音楽家たちと共演、テレビ出演、オスロ室内楽フェスティヴァルの創設など、ノルウェーの「毎日」の音楽に欠かせない音楽家として活動を続け、2005年に「聖オラヴ勲章」を授与されました。

 トロンハイム地域の方言によるタイトルのつけられた『コーレ・オルヌングと私』は、テレフセンが、1960 年代に出会い、25年以上にわたり活動をともにした、ピアニストでオルガニストのコーレ・オルヌング Kaare Ornung(1931-2013)と共演した「思い出」のアルバムです。
 このアルバムの17曲は、1986年の11月と12 月、オスロにできたばかりの「レインボースタジオ」でセッションが行われ、CD 化されないままになっていた録音です。
 2007年4月、部屋の片付けをしていたオルヌングが古いカセットを発見、「これは、すごくいいぞ」と、テレフセンとふたりで手を尽くしたもののオリジナル・テープの所在がわからないまま、2013年秋、オルヌングが亡くなってしまいました。
 そして2015年10月、ノールラン県モー・イ・ラーナの国立図書館でオリジナル・テープが見つかり、2016年2月、シーグムン・グローヴェン Sigmund Groven とテレフセンが立ち会い、オリジナルの録音を担当した「サウンドの魔術師」ヤン・エーリク・コングスハウグ Jan Erik Kongshaug(1944-2019)の編集、ミクシングでCD用の音源が作られました。

 クライスラー、シューベルト、ブラームスたちの小品。
 ソンドハイムのミュージカル《リトル・ナイト・ミュージック》の〈センド・イン・ザ・クラウン〉は、テレフセンがトロンハイム交響楽団と共演したアルバム『Arco』(Simax PSC 1158)でも演奏した彼の「愛好曲」のひとつ。
 アルバムの最後、オルヌングとテレフセンが共演を楽しんだというオイスタイン・ドルメン(クヌートセン) Oystein Dolmen(Knutsen)(1947-)とグスタフ・ロレンセン(ルードヴィグセン) GustavLorentzen(Ludvigsen)(1947-2010)の「クヌートセン&ルードヴィグセン」と演奏した《Spæll pa fiolin(フィドルを弾こう)》のライヴと思われる音源が収録されています。
 




AVIE



AV2450
(3CD)
特別価格
¥4500
ザ・コンクリング・ヒーロー ~
 ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品集
ジェニファー・クレッツェル(チェロ)
ローベルト・ケーニッヒ(ピアノ)
  ベートーヴェン:
   ヘンデルの《ユダス・マカベウス》の「見よ,勇者は帰る」の主題による12の変奏曲 WoO45、
   チェロ・ソナタ第1番 へ長調 Op.5-1、チェロ・ソナタ第2番 ト短調 Op.5-2、
   モーツァルトの《魔笛》の「恋人か女房か」の主題による12の変奏曲 Op.66、
   ホルン・ソナタ ヘ長調 Op.17(チェロとピアノ版)、
   モーツァルトの《魔笛》の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO46、
   チェロ・ソナタ 第3番イ長調 Op.69、チェロ・ソナタ第4番 ハ長調 Op.102-1、
   チェロ・ソナタ第5番 ニ長調 Op.102-2

 50以上もの作品を初演してきた、ジェニファー・クレッツェルのベートーヴェン!

 ☆アメリカの現代作曲家たちからの圧倒的な支持を受けるジェニファー・クレッツェル!

 ジュリアード音楽院を卒業し、フルブライト奨学生でもあるチェロ奏者ジェニファー・クレッツェルは、ソリストまたは室内楽奏者として世界中で演奏活動を行っています。
 サンフランシスコを拠点とするサイプレス弦楽四重奏団の創設メンバーでもありました。彼女のエレガントで活気に満ちた演奏は、「英ストラッド誌」(Strad Magazine)で「ジェニファー・クレッツェルは非常に情熱的な演奏家だ‛&」と称賛されています。

 ジェニファー・クレッツェルは、現代音楽にも高い関心を示し、多くのアメリカの現代作曲家との活動は、高く評価され「コープランド賞」を受賞しています。
 彼女のために書かれた作品は、5曲の協奏曲を含めて50以上にもなり、それらを初演してきました。同時代の作曲家からこれほど多くの作品を託されるということは、彼女の演奏がどれほど信頼を得ているかということを証明しているといえるでしょう。
 8歳の時に、ベートーヴェンに出会ったジェニファー・クレッツェル。ベートーヴェンの作曲した二重奏曲、三重奏曲、そして四重奏曲のすべてを勉強してきたといいます。
 まさに、満を持してのチェロとピアノのための作品全集といえるアルバムが登場です!

 ※録音:2019年、2019年12月、2021年9月
 




C’AVI MUSIC

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代理店変更により再案内


8553321
(3CD)
【旧譜】
特別価格
¥4800→\4390
トビアス・コッホ(フォルテピアノ)
ベートーヴェン:ピアノ小品全集
 ベートーヴェンの時代の5つの楽器を華麗に弾き分け   
トビアス・コッホ(フォルテピアノ)
 【Disc1】
  ロンド ハ長調 WoO.48/ロンド イ長調 WoO.49/愉快と悲哀 WoO.54/フーガ ハ長調 Hess.64
   ※使用楽器:タンジェント・ピアノ(C.F.シュマール、レーゲンスブルク1790年)
  全長調による2つの前奏曲 Op.39(第1番、第2番)/ロンド ハ長調 Op.51-1/
  アレグレット ハ短調 WoO.53/アレグレット ハ短調 Hess.69/ロンド ト長調 Op.51-2
   ※使用楽器:フォルテピアノ(ミヒャエル・ローゼンベルガー、1805-1810年)
  ロンド・ア・カプリッチョト長調 Op.129 《失くした小銭への怒り》/前奏曲 ヘ短調 WoO.55/
  アンダンテ ヘ長調WoO.57 《アンダンテ・ファヴォリ》 /ポロネーズ ハ長調 Op.89/幻想曲 ト短調 Op.77
   ※使用楽器:フォルテピアノ(コンラート・グラーフ、1827/28年、Op.1207)
 【Disc2】
  7つのバガテル Op.33/11の新しいバガテル Op.119/6つのバガテル Op.126/バガテル ハ短調 WoO.52/
  バガテル ハ長調 WoO.56/バガテル ハ長調 Hess.73/バガテル 変ホ長調 Hess.74/
  バガテル イ短調 WoO.59 《エリーゼのために》/小品 変ロ長調 WoO.60/小品 ロ短調 WoO.61/
  小品 ト短調 WoO.61a/小品 ヘ短調/小品 ハ長調 《最後の楽想》
   ※使用楽器:フォルテピアノ(ナネッテ・シュトライヒャー&ゾーン、1827年、No.1977)
 【Disc3】
  2つの小品 WoO.51/
  カール・レオポルト・レーリッヒ(1745-1804):オルフィカのための3つの短いやさしい小品/読譜練習曲
   ※使用楽器:オルフィカ(ウィーン、1800年頃)

 ピリオド楽器奏者として評価を高めてきたドイツの鍵盤楽器奏者、トビアス・コッホが奏でるベートーヴェンのピアノ小品全集。
 コッホは、キャリアの最初から歴史的な鍵盤楽器の表現力に魅了され、ハープシコード、クラヴィコード、タンジェント・ピアノ、フォルテピアノ、オルフィカ、ペダル・ピアノ、オルガン、ロマンティック・グランドピアノなど、様々なピリオド楽器を広範な音楽的研究と実践研究によって選択し、多くの名盤を生み出してきました。
 本アルバムでは、ベートーヴェンの時代の5つの楽器を華麗に弾き分け、それぞれの楽器の魅力を引き出しています。

 ※録音:2013年-2014年(ドイツ)
 
 

8553336
【旧譜】
¥2600
シェイラ・アーノルドが弾くシューベルト
 シューベルト:
  4つの即興曲集 Op.90, D.899
  ピアノ・ソナタ第18番ト長調 Op.78, D.894 《幻想》
シェイラ・アーノルド(ピアノ)

 南インド出身、ドイツ育ちのピアニスト、シェイラ・アーノルドが弾くシューベルト。
 アーノルドは、モーツァルト国際コンクールやクララ・ハスキル国際ピアノコンクールなどで好成績を収め、国際的ソリストや室内楽奏者として活躍。
 2006年からは、ケルン音楽大学の教授として後進の指導にも力を注いでいます。本アルバムでは、繊細なタッチと美しい音色でシューベルトの音楽を見事に描いています。

 ※録音:2013年5月(ドイツ)
 
 

8553333
【旧譜】
¥2600
 ルートヴィヒ・ベルガー:
  室内遊びに基づく連作歌曲
   《美しき水車小屋の娘》Op.11 (1818)
 シューベルト:歌曲集《美しき水車小屋の娘》 D.795
マルクス・シェーファー(テノール)
トビアス・コッホ
 (フォルテピアノ/
  ヨハン・フリッツ、ウィーン1830年頃)

 ハノーファー音楽大学の声楽科教授を務めるドイツのリリック・テノール、マルクス・シェーファーと、名ピリオド・ピアノ奏者、トビアス・コッホの共演による2つの 《美しき水車小屋の娘》。
 シェーファーのよどみのない美しい歌声と、様々なピリオド楽器を奏でて来たコッホが、見事にその歌声に応えています。

 ※録音:2013年2月(ドイツ)
 
 

8553331
【旧譜】
¥2600
クリスタル ~ アルゼンチン・タンゴ作品集
 マリアーノ・モーレス(b.1918):クリスタル・タンゴ/
エドゥアルド・スカリセ(1912-1973):ブスカンドテ・タンゴ/
 ラウル・アギレザバラガ(1911-1982):La cicatriz Milonga/ホセ・ダメス(1907-1994):フィモス・タンゴ/
 アルベルト・スアレス・ビジャヌエバ(1913-1980):Lloran las campanas Tango/
 ホセ・マルティネス(1890-1939)/アントニオ・ブリオーネ(1899-1978):Olivero Tango/
 ピアソラ(1921-1992):荒波/セバスティアン・ピアナ(1903-1994):Paisaje Vals/
 エルサ・ピグラ・ギディーニ:ラ・エスプエラ・ミロンガ/
 オスヴァルド・二コラ・フレセド(1897-1984):ミ・ビエホ・レロホ/
 エンリケ・デルフィーノ(1895-1967):ベルヒカ・タンゴ/
 エドゥアルド・ビアンコ(1892-1959)/マリオ・メルフィ(1905-1970):ポエマ・タンゴ/
 ロベルト・フィルポ(1884-1969):Alma de bohemio Tango/
 ピアソラ:プレパレンセ・タンゴ、ブエノスアイレスの夏、マロン・イ・アスル、コルドバに捧ぐ
  クアルテート・ソルタンゴ
   〔ロッコ・ハインス(バンドネオン)、ゾフィー・ハインリヒ(ヴァイオリン)、
    カレル・ブレデンホルスト(チェロ)、マーティン・クレット(ピアノ)〕

 2008年に結成されたタンゴ四重奏団、クアルテート・ソルタンゴ。ヨハネス・ブラームス国際コンクールなどでの優勝歴を持つハンブルク出身の俊英マーティン・クレットなど、実力派メンバーが奏でる情熱のタンゴ・アルバム。

 ※録音:2014年10月、11月(ドイツ)
 



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DA VINCI CLASSICS



OC00518
(3CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
特別価格 ¥4400
スクリャービン:1台4手連弾と2台ピアノによる《交響曲全集》
 
交響曲第1番ホ長調 Op.26(アレクサンドル・ヴィンクレル編曲/1台ピアノ4手連弾版)
 交響的楽章《夢》Op.24(アレクサンドル・ヴィンクレル編曲/1台ピアノ4手連弾版)
 交響曲第4番 Op.54《法悦の詩》(レオン・コニュス編曲/2台ピアノ4手連弾版)
 交響曲第2番ハ短調 Op.29《悪魔的な詩》(ワシーリー・カラファーティ編曲/1台ピアノ4手連弾版)
 2台のピアノのための幻想曲ハ長調
 交響曲第3番ハ長調 Op.43《神聖な詩》(レオン・コニュス編曲/1台ピアノ4手連弾版)
 交響曲第5番 Op.60《プロメテウス》(レオニード・サバネーエフ編曲/2台ピアノ4手連弾版)
ヴィットリア・カラッチョロ&
 ヌンツィオ・デッロ・イアコヴォ(ピアノ連弾/YAMAHA CFX)
C00518
(3CD)
¥3600→\3290

 1台4手連弾と2台ピアノ編曲版!衝撃のスクリャービン交響曲全集!

 ニーチェの哲学、超人思想、神智学に傾倒し、自らの作風もロマン派からの影響から神秘主義へと変遷を遂げたロシアにおける神秘主義音楽の筆頭格であるアレクサンドル・スクリャービン(1872-1915)。
 スクリャービンがその生涯で遺した5曲の「交響曲」を原曲のオーケストラではなく、「1台ピアノ4点連弾と2台ピアノ連弾」に編曲されたバージョン、しかも全曲を収録したおそらく世界初となる壮大なスケールのプロジェクトが実現しました!

 「第1番」と「夢」の2曲はアレクサンドル・ヴィンクレル(1865-1935)の編曲。テオドール・レシェティツキに師事したコンポーザー=ピアニストであり、特にプロコフィエフの師匠としてその名を知られています。
 「法悦の詩」と「神聖な詩」は有名なレオン・コニュス(1871-1944)の編曲を採用。アレンスキーの門弟でモスクワ音楽院ではラフマニノフ、そしてスクリャービンとは学友であり、ロシアン・ピアノ・スクールの伝統を西欧やアメリカに伝えた人物でもあります。
 「悪魔的な詩」を編曲したワシーリー・カラファーティ(1869-1942)はリムスキー=コルサコフの弟子で、ロシアにおける最も重要な音楽学者として現代までその名が伝わっています。
 そして「プロメテウス」の編曲者レオニード・サバネーエフ(1881-1968)は、タネーエフとリムスキー=コルサコフの門下生。生前のスクリャービンとも親交があり、その作品、作風の重要な理解者であったと共に、自身の音楽にもスクリャービンからの影響を受けたことも知られています。

 この壮大なプロジェクトに取り組んだのは、アルド・チッコリーニやファウスト・ザドラに学んだヴィットリア・カラッチョロと、サンタ・チェチーリ音楽院で学んだ後、ウィーンではパウル・バドゥラ=スコダの下で研鑽を積み、イタリア国内外のコンクールで実績を重ねてきたヌンツィオ・デッロ・イアコヴォの2人。
 イタリアの実力派ピアニストたちが、YAMAHA CFXのピアノを舞台としてスクリャービンの世界を壮大なスケールで繰り広げます。ご期待下さい!

 ※録音:2016年7月、コンヴェント・ディ・ヴィッラ・サン・フェルモ(ロニーゴ、ヴィチェンツァ、イタリア)
 ※サウンド・エンジニア:ジュゼッペ・モナーリ

 
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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LPO



LPO 0122
¥2300→\2090
1986年録音、初出!
 テンシュテット&ジェシー・ノーマンによるR.シュトラウス

  R.シュトラウス:
  ・5つの歌曲*
   【「ツィツィーリエ」op.27-2、「憩え、わが魂」op.27-1、
    「わが子に」op.37-3、「子守歌」op.41-1、「献呈」op.10】
  ・組曲「町人貴族」 op.60
  ・楽劇「サロメ」op.54より~
   7つのヴェールの踊り、「ああ、私に口づけさせようとはしなかった」*
   ~「私はまだ生きている」*
   ~「ああ!お前の唇に口づけした、ヨカナーン」
ジェシー・ノーマン(ソプラノ)*
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 (コンサートマスター:デイヴィッド・ノラン)
クラウス・テンシュテット(指揮)

 1986年テンシュテットによるシュトラウス!初出!絶頂期のジェシー・ノーマンとの共演、大迫力の7つのヴェールの踊り!!

 録音:1986年5月4日、ロイヤル・フェスティバルホール(ライヴ)/77'12

 LPOレーベルから、アーカイヴ録音のテンシュテット(1926-1998)が登場!
 病魔におかされながらもますます壮絶かつ誰をも黙らせるようなテンションの演奏を展開していた時期の1986年5月4日の演奏会ライヴ、オール・R.シュトラウスです。
 ジェシー・ノーマン(1945-2019)との共演はどれも初出。ノーマンは初来日(1985 年)とほぼ同時期の、超充実の絶頂期に録音されたもの。圧倒的なパワーは、やはり彼女にしかなしえないもの。
 「サロメ」の抜粋も、「7つのヴェールの踊り」でのオケのものすごい爆発ぶりに驚きます。
 テンシュテットは歌があってもオーケストラを熱く鳴らし、ノーマンのパワー漲る歌唱がオーケストラの力を借りてより何倍もの迫力でせまります。
 この世のものとは思えない壮絶な大熱演となっています!!!
 R.シュトラウスの「町人貴族」は、初出ではありませんが、典雅さを存分に引き出しながら、軽妙な味わいとユーモアも加わった、巨匠の余裕が感じられる演奏で、ノーマンとの共演の演目とはまた違った一面が打ち出されているといえます。
 テンシュテットは1977年にLPOと初共演、1983年から首席指揮者・音楽監督に就任、98年に亡くなるまでその座にありました。
 彼のエネルギー、音楽性、感情のこもった音楽、そしてたぐいまれなる謙虚さが深く愛されていたことが、このライヴからあらためて強く感じられます。
 こうして1日の演奏会のライヴが1枚となって登場することにより、ライヴの感動と興奮を追体験できる、大迫力かつ貴重な1枚となっています!!!!

 
 


<メジャー・レーベル>


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オーストラリアELOQUENCE



4842150
(20CD)
\12600→\11590

《ルッジェーロ・リッチ~デッカ録音全集》


《CD 1》
 1-3) ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61、
 4-6) チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
 【演奏】サー・エイドリアン・ボールト(指揮)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1-3)、
 サー・マルコム・サージェント(指揮)ロンドン新交響楽団(4-6)
  【録音】1952年1月(1-3)、1950年1月(4-6)、ロンドン/
《CD 2》
 パガニーニ:
  1-3) ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.6、4-6) ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調Op.7、
 7) ラヴェル:演奏会用狂詩曲『ツィガーヌ』
  【演奏】アンソニー・コリンズ(指揮)ロンドン交響楽団(1-6)、エルネスト・アンセルメ(指揮)スイス・ロマンド管弦楽団(7)
   【録音】1955年2月(1-6)、1959年3月、ジュネーヴ(7)/
《CD 3》
 1-3) シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47、
 チャイコフスキー:4) 憂鬱なセレナードOp.26、5) なつかしい土地の思い出Op.42、
 6-8) ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
  【演奏】エイフィン・フィエルスター(指揮)ロンドン交響楽団(1-5)、
  アナトール・フィストゥラーリ(指揮)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(6-8)
   【録音】1958年2月、ロンドン(1-5)、1956年7月、ジュネーヴ(6-8)/
《CD 4》
 1-3) メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64、
 4-6) ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26
  【演奏】ピエロ・ガンバ(指揮)ロンドン交響楽団
   【録音】1957年1月、ロンドン/
《CD 5》
 プロコフィエフ:
  1-3) ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.19、4-6) ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調Op.63
  【演奏】エルネスト・アンセルメ(指揮)スイス・ロマンド管弦楽団
   【録音】1958年4月、ジュネーヴ/
《CD 6》
 1-5) ラロ:スペイン交響曲ニ短調Op.21、
 サラサーテ:6) カルメン幻想曲Op.25、7) ツィゴイネルワイゼンOp.20、
 サン=サーンス:8) ハバネラOp.83、9) 序奏とロンド・カプリチオーソOp.28
  【演奏】エルネスト・アンセルメ(指揮)スイス・ロマンド管弦楽団(1-5)、ピエロ・ガンバ(指揮)ロンドン交響楽団(6-9)
   【録音】1959年3月、ジュネーヴ(1-5)、1959年9月、ロンドン(6-9)/
《CD 7》
 1-3) チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35、
 4-6) ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.53
  【演奏】サー・マルコム・サージェント(指揮)ロンドン交響楽団
   【録音】1961年1月、ロンドン/
《CD 8》
 1-3) メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64、
 チャイコフスキー:4-6) ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35、7-10) バレエ『白鳥の湖』(抜粋)
  【演奏】ジャン・フルネ(1-6)、アナトール・フィストゥラーリ(7-10)(指揮)オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
   【録音】1974年8月、ヒルフェルスム、オランダ/
《CD 9》
 チャイコフスキー:1-4) 組曲第3番ト長調Op.55、5-8) 組曲第4番ト長調Op.61『モーツァルティアーナ』
  【演奏】エルネスト・アンセルメ(指揮)スイス・ロマンド管弦楽団
   【録音】1967年2月(1-4)、1966年12月(5-8)、ジュネーヴ/
《CD 10》
 1-24) パガニーニ:24のカプリースOp.1
  (第1番ホ長調/第2番ロ短調/第3番ホ短調/第4番ハ短調/第5番イ短調/
  第6番ト短調/第7番イ短調/第8番変ホ長調/第9番ホ長調/第10番ト短調/
  第11番ハ長調/第12番変イ長調/第13番変ロ長調/第14番変ホ長調/
  第15番ホ短調/第16番ト短調/第17番変ホ長調/第18番ハ長調/
  第19番変ホ長調/第20番ニ長調/第21番イ長調/第22番ヘ長調/第23番変ホ長調/第24番イ短調)
  【録音】1950年7月、ジュネーヴ/
《CD 11》
 1-24) パガニーニ:24のカプリースOp.1
  (第1番ホ長調/第2番ロ短調/第3番ホ短調/第4番ハ短調/第5番イ短調/
  第6番ト短調/第7番イ短調/第8番変ホ長調/第9番ホ長調/第10番ト短調/
  第11番ハ長調/第12番変イ長調/第13番変ロ長調/第14番変ホ長調/
  第15番ホ短調/第16番ト短調/第17番変ホ長調/第18番ハ長調/
  第19番変ホ長調/第20番ニ長調/第21番イ長調/
  第22番ヘ長調/第23番変ホ長調/第24番イ短調)
  【録音】1959年4月、ジュネーヴ/
《CD 12》
 1-4) バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタSz.117、
 5) ストラヴィンスキー:エレジー(ヴァイオリン編)、
 6-8) プロコフィエフ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調Op.115、
 ヒンデミット:9-13) 無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp.31 No.1、14-17) 無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp.31 No.2
  【録音】1960年4月、ジュネーヴ/
《CD 13》
 J.S.バッハ:
  1-4) 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調BWV1001、
  5-9) 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番BWV1004、
 10-23) ウェーバー:6つのヴァイオリン・ソナタOp.10
 (第1番ヘ長調/第2番ト長調/第3番ニ短調/第4番変ホ長調/第5番イ長調/第6番ハ長調)
  【演奏】カルロ・ブソッティ(ピアノ)
   【録音】1957年1月(1-9)、1954年2月(10-23)、ロンドン/
《CD 14》
 1-3) R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調Op.18、
 4-7) プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調Op.94a
  【演奏】カルロ・ブソッティ(ピアノ)
   【録音】1953年6月、イギリス/
《CD 15》
 ベートーヴェン:1-4)ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調Op.30 No.2、5-8) ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調Op.96
  【演奏】フリードリヒ・グルダ(ピアノ)
   【録音】1954年2月、ロンドン/
《CD 16》
 ブラームス:
  1-3) ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78、
  4-6) ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100、
  7-10) ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
  【演奏】ジュリアス・カッチェン(ピアノ)
   【録音】1954年12月、イギリス/
《CD 17》
 ブラームス:
  1-3) ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100、4-7) ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
   【演奏】ジュリアス・カッチェン(ピアノ)
    【録音】1956年7月、ロンドン/
《CD 18》
 サラサーテ:
  1-2) スペイン舞曲集Op.21(第1番:マラゲーニャ/第2番:ハバネラ)、
  3-4) スペイン舞曲集Op.22(第1番:アンダルシアのロマンス/第2番:ホタ・ナバーラ)、
  5-6) スペイン舞曲集Op.23(第1番:祈り/第2番:サパテアード)、
  7-8) スペイン舞曲集Op.26(第1番:ヴィート/第2番:ハバネラ)、
  9) バスク奇想曲Op.24、10) 序奏とタランテラOp.43、11) ツィゴイネルワイゼンOp.20
   【演奏】ルイス・パーシンガー(ピアノ)
    【録音】1952年1月、ロンドン/
《CD 19》
 パガニーニ:
  1) 魔女たちの踊りOp.8(クライスラー編)、
  2) G線での幻想曲(ロッシーニの歌劇『エジプトのモーゼ』による)、
  3) 常動曲Op.11、4)「うつろな心」による序奏と変奏曲Op.38、
  5) イギリス国歌「神よ王を守らせたまえ」による変奏曲、
  6) ラ・カンパネラ(コチャンスキ編)、7) ヴァイオリン・ソナタ第12番ホ短調Op.3 No.6、
 8) イ・パルピティOp.13(クライスラー編)
  【演奏】ルイス・パーシンガー(ピアノ)
   【録音】1954年2月、イギリス/
《CD 20》
 1) ヴィエニャフスキ:スケルツォ・タランテラOp.16、
 2) エルガー:気まぐれな女Op.17、
 3) ヴェチェイ:奇想曲第1番イ短調『風』、
 4) クロール:バンジョーとフィドル、
 5) ショパン:夜想曲第20番嬰ハ短調Op.posth.(ミルシテイン編)、
 6) スメタナ:『わが故郷』より第2曲、
 7) スーク:ブルレスカ(『4つの小品』Op.17より第4曲)、
 8) アクロン:ヘブライの旋律Op.33、
 9) サラサーテ:ホタ・アラゴネーサOp.27、
 10) フバイ:そよ風(『花の生命』Op.30より第5曲)、
 11) モシュコフスキ:ギターOp.45 No.2(サラサーテ編)
 12) バッジーニ:妖精の踊り(幻想的スケルツォ)Op.25
  【演奏】アーネスト・ラッシュ(ピアノ)
   【録音】1958年5月、ロンドン

 パガニーニの権威としても知られた技巧派ヴァイオリニストによる録音を初集大成。CD20枚組

 ●アメリカのヴァイオリニスト、ルッジェーロ・リッチ(1918-2012)の全録音が初めてまとめて発売されます。
  録音は1950年から1974年に行われ、ヴァイオリンとオーケストラ、ソロ・ヴァイオリン、ヴァイオリンとピアノと大きく3つに分類されています。
  CD20枚組BOXセット、オリジナル・ジャケット仕様、限定盤。

 ●カリフォルニア州のイタリア移民の家庭に生まれたルッジェーロ・リッチは早くからその才能を開花させ、神童として音楽界にデビューしました。
  デッカに初めて録音を行った時(1950年チャイコフスキーの協奏曲をサージェント指揮で)にはすでに経験を積んだ演奏家であり、レコーディング・アーティストであり、ソロ・ヴァイオリンのレパートリーで欧米の聴衆を驚かせていました。
  バッハだけでなく、イザイやヴィエニャフスキ、そしてパガニーニのほとんどすべての楽曲を演奏。1950年後半にはパガニーニの『24のカプリース』を初めて全曲録音しました。 


 ●リッチが協奏曲の中で弾く有名な美しいカンタービレは、アンソニー・コリンズとのパガニーニ、エイフィン・フィエルスターとのシベリウスの協奏曲で聴くことができます。
  メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲は、もう一人の“神童”ピエロ・ガンバと1回目(1957年)、ジャン・フルネと2回目(1974年)の録音が行われています。

 ●室内楽録音の多く(サラサーテのアルバム、ウェーバーのソナタ、R.シュトラウスとプロコフィエフなど)は、デッカ・スタジオではなくニュージャージー州のリッチの自宅で行われました。1
 957年のジュリアス・カッチェンとの、ブラームスのソナタ第2番と第3番もそこで行われましたが、その3年前にもブラームスの3つのソナタがカッチェンとともに録音されていました。これらの1954年の演奏が今回初めて収録されています。

 ●リッチの最初の教師であったルイス・パーシンガーを始め、フリードリヒ・グルダ他、著名なピアニストとも共演しています。

 ●このセットは真のヴィルトゥオーソであるルッジェーロ・リッチの巧みな指さばき、卓越した芸術性への今までで最も完璧な賞賛となるでしょう。

 ●ブックレットにはリッチ自身との会話からのタリー・ポッター氏によるライナーノーツ、リッチ他、主な指揮者、ピアニストの写真も豊富に掲載されています。

 
 
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4841988
(9CD)
\6200→\5790

《ルッジェーロ・リッチ~アメリカ・デッカ録音全集》


《CD 1》
 ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集Op.8 No.1-4『四季』
  1-3) 第1番ホ長調RV269『春』、4-6) 第2番ト短調RV315『夏』、
  7-9) 第3番ヘ長調RV293『秋』、10-12) 第4番ヘ短調RV297『冬』
   【演奏】ルッジェーロ・リッチ(指揮)ストラディヴァリウス室内管弦楽団
   【録音】1964年7月、ニューヨーク/
《CD 2》
 1-3) パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調Op.7『ラ・カンパネラ』、
 4) サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第1番イ長調Op.20
  【演奏】マックス・ルドルフ(指揮)シンシナティ交響楽団
   【録音】1964年10月、アメリカ/
《CD 3》
 J.S.バッハ:
  1-4) 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調BWV1001*、
  5-12) 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番ロ短調BWV1002*、
  13-16) 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調BWV1003*
   【録音】1967年2月、アメリカ/
《CD 4》
 J.S.バッハ:
  1-5) 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調BWV1004*、
  6-9) 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ長調BWV1005*、
  10-15) 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調BWV1006*
   【録音】1967年2月、アメリカ/
《CD 5》*
 サラサーテ:
  1-2) スペイン舞曲集Op.21(第1番:マラゲーニャ/第2番:ハバネラ)、
  3-4) スペイン舞曲集Op.22(第1番:アンダルシアのロマンス/第2番:ホタ・ナバーラ)、
  5-6) スペイン舞曲集Op.23(第1番:祈り/第2番:サパテアード)、
  7-8) スペイン舞曲集Op.26(第1番:ヴィート/第2番:ハバネラ)、
  9) 序奏とタランテラOp.43、10) バスク奇想曲Op.24、11) アンダルシア・セレナードOp.28
   【演奏】ブルックス・スミス(ピアノ)
   【録音】1961年9月、アメリカ/
《CD 6》
 クライスラー:
  1) プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ、
  2) フランクールの様式によるシチリアーノとリゴードン、
  3) クープランの様式によるルイ13世の歌とパヴァーヌ、
  4) ベートーヴェンの主題によるロンディーノ、
  5) タルティーニの様式のコレッリの主題による変奏曲、
  6) レチタティーヴォとスケルツォ・カプリースOp.6、
  7) ウィーン奇想曲、8) 中国の太鼓、9) 愛の喜び、10) 愛の悲しみ、
  11) 美しきロスマリン、12) ジプシーの女、13) オールド・リフレイン、
  14) カルティエの様式によるシャス、
  15)「Meet The Masters」(Victor Alexanderによるルッジェーロ・リッチのインタビュー)*
   【演奏】ブルックス・スミス(ピアノ)(1-14)
   【録音】1961年9月、ニューヨーク(1-14)、1962年、アメリカ(15)/
《CD 7》[The Glory of Cremona(クレモナの栄光)]**
 1) デプラーヌ:イントラーダ、
 2) ナルディーニ:ヴァイオリン・ソナタ第7番変ロ長調より第2楽章、
 3) ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタ ハ短調Op.2 No.7より第1楽章:前奏曲、
 4) パガニーニ:カンタービレとワルツOp.19、
 5) モーツァルト:ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調K.282より第1楽章(フリートベルクによるヴァイオリンとピアノ編)、
 6) カバレフスキー:即興曲Op.21 No.1、
 7) チャイコフスキー:メロディ変ホ長調(『なつかしい土地の思い出』Op.42より第3曲)、
 8) ヴェラチーニ:室内ソナタ イ長調Op.2 No.6よりラルゴ、
 9) パラディス:シシリエンヌ、
 10) フバイ:『クレモナのヴァイオリン作り』Op.40aより間奏曲、
 11) ヘンデル:フルート・ソナタ ロ短調より第6楽章(フバイによる「ラルゲット」としての編曲)、
 12) シューマン:ロマンス第2番イ長調Op.94 No.2(クライスラー編)、
 ブラームス:
  13) ハンガリー舞曲第20番ホ短調(クライスラー編)、
  14) ハンガリー舞曲第17番嬰ヘ短調(クライスラー編)、
 15) メンデルスゾーン:無言歌集Op.62 No.1より第1曲:5月のそよ風、
 16-30) ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26(抜粋)
 (15本の異なるヴァイオリンでの演奏)
  (アンドレア・アマティ/ニコロ・アマティ/ストラディヴァリウス「Spanish」/
  ストラディヴァリウス「Ernst」/ストラディヴァリウス「Joachim」/
  ストラディヴァリウス「Monasterio」/ストラディヴァリウス「Madrileno」/
  ストラディヴァリウス「Rode」/ガスパロ・ダ・サロ/カルロ・ベルゴンツィ「Constable」/
  グァルネリ・デル・ジェス「Gilbson」/グァルネリ・デル・ジェス「Lafont」/
  グァルネリ・デル・ジェス「Plowden」/
  グァルネリ・デル・ジェス「Ex-Vieuxtemps」/グァルネリ・デル・ジェス「De Beriot」)
   【演奏】レオン・ポンマース(ピアノ)
    【録音】1962年6月、アメリカ/
《CD 8》[Bravura!]*
 1) ロカテッリ:協奏曲第12番ニ長調『音楽の迷宮』(『ヴァイオリンの技法』Op.3より)、
 2) パガニーニ:「うつろな心」による序奏と変奏曲、
 3) エルンスト:ハンガリー民謡による変奏曲Op.22、
 4) ヴェチェイ:カプリース第1番『風』、
 5) ヴィエニャフスキ:Les Arp?ge(オーストリアの賛歌による変奏曲)(『新しい手法』Op.10より第9曲)、
 6) パガニーニ:ヨーゼフ・ヴァイグルの主題による変奏曲、
 7) エルンスト:「夏の名残りのばら」による変奏曲、
 8) パガニーニ:イギリス国歌「神よ王を守らせたまえ」による変奏曲
  【演奏】レオン・ポンマース(ピアノ)
   【録音】1965年6月、アメリカ/
《CD 9》[Violin Plus 1]*
 1-3) ヴィヴァルディ:ソナタ イ長調(ヴァイオリンと通奏低音のための)Op.2 No.2、
 4) サン=サーンス:幻想曲(ヴァイオリンとハープのための)Op.124、
 5) パガニーニ:ヴァイオリンとギターのための6つのソナタOp.3より第6番ホ短調、
 6-8) ヴィラ=ロボス:声楽とヴァイオリンのための組曲、
 9-12) プロコフィエフ:2つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調Op.56
  【演奏】ケネス・クーパー(チェンバロ)(1-3)、グローリア・アゴスティーニ(ハープ)(4)、
  Roland Vald?s-Blain(ギター)(5)、リー・ヴェノーラ(ソプラノ)(6-8)、デイヴィッド・ナディアン(第2ヴァイオリン)(9-12)
   【録音】1970年2月、アメリカ

 *初CD化
 **世界初CD化

 絶賛されたバッハ録音を含む9つのアルバムをまとめたヴィルトゥオーソによる録音集

 ●ルッジェーロ・リッチ(1918-2012)が1960年代にアメリカ・デッカに録音したアルバム9枚が初めてまとめて発売されます。
  CD9枚組BOXセット。オリジナル・ジャケット仕様、限定盤。

 ●ルッジェーロ・リッチは驚くべきヴィルトゥオジティで知られ、パガニーニのカプリース(奇想曲)と協奏曲に取り組み、LP初期の時代にデッカのアーティストとしての地位を築きました。
  10年後デッカ・アメリカに録音を始め、1970年までにソロ、リサイタル、協奏曲で9枚のアルバムを作りました。
  すでにバッハの無伴奏ソナタとパルティータを録音していましたが、1967年アメリカ・デッカに最初の全曲録音を行い、その録音は『グラモフォン』誌で「まさしく最高の演奏」と称えられました。

 ●貴重なヴァイオリンにも焦点が当てられ、すべてがストラディヴァリウスのアンサンブルによって演奏されたヴィヴァルディの『四季』の他、アルバム『クレモナの栄光』では15本の異なるヴァイオリンで演奏されたブルッフの協奏曲第1番の抜粋が収録されています。
 このアルバムは世界初CD化となっています。パガニーニ、ヴィエニャフスキ、エルンストといった難易度の高い作品がそろったアルバム『Bravula!』、ソプラノのリー・ヴェノーラ、ハープのグローリア・アゴスティーニ、ヴァイオリンのデイヴィッド・ナディアンらと共演したアルバム『Violin Plus 1』も初CD化です。

 ●ブックレットにはVictor Alexanderによる、クライスラーの録音についてのルッジェーロ・リッチのインタビュー、タリー・ポッターのライナーノーツなどが掲載されています。
 
 



<映像>

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ALTUS(映像)



ALTBD 001
(Blu-ray)
¥6600→\5990
最後の演奏会が全編ブルーレイ化
ラドミル・エリシュカ(指揮)&札幌交響楽団
 ザ・フェアウェルコンサート・イン・札幌

  スメタナ:歌劇『売られた花嫁』序曲
  ドヴォルザーク:チェコ組曲 ニ長調 Op.39, B.93
  リムスキー=コルサコフ:交響組曲『シェエラザード』 Op.35
  特典映像(リハーサル、終演後)
ラドミル・エリシュカ(指揮)
札幌交響楽団

 エリシュカ生誕90年、札響創立60年リリース!万感の思いがこもった最後の演奏会が全編ブルーレイ化、両者の幸福な関係を偲ばせるあたたかな名演

 収録:2017年10月27日、28日/札幌コンサートホールKitara(第604回定期演奏会)/国内プレス、初回限定特典(封入)あり、本編89分+特典映像16分、日本語解説付

 2019年に惜しまれつつ世を去った指揮者ラドミル・エリシュカ。名演と名高い2017年最後の来日公演が、今年2021年エリシュカ生誕90 年・札幌交響楽団創立60年を祝して全編ブルーレイ化されました。
 商品化前からエリシュカ本人がいたく気に入り自宅への来客には必ず見せていたという映像が、ついにエリシュカ初映像作品としてリリースされます。

 この日メインで演奏された『シェエラザード』は2006年の札響との初共演で披露されたプログラムです。
 健康上の理由でこの日が最後の日本公演になると決まってからマエストロの希望により変更された曲目で、それだけに万感の思いが籠められた演奏となっています。
 特別な信頼関係を築き上げた札響の音色も素晴らしく感動的で、映像で見るとよりいっそう当日の空気感がよみがえります。

 エリシュカの招聘と録音に携わったオフィス・ブロウチェク代表の梶吉久美子氏と、札幌交響楽団事業部長の宮下良介氏による解説書への寄稿文もエリシュカの人柄を偲ばせます。
 マエストロとの出会い、最後の演奏会と別れ、映像化の経緯などについて書かれており、特別な存在と関わったのだというあたたかな感覚があります。また札響との全演奏会記録も掲載。舞台裏の特典映像も貴重な記録です。


 《初回限定封入特典》は終了しました。


 ラドミル・エリシュカ(札響名誉指揮者)
 1931年チェコ共和国生まれ。ブルノのヤナーチェク音楽アカデミーで指揮を学び、レオシュ・ヤナーチェクの高弟ブジェチスラフ・バカラに師事した。ドヴォルジャークの交響曲第9番「新世界より」の欧州初演をしたことで知られるチェコの名門オーケストラ、カルロヴィヴァリ交響楽団の首席指揮者・音楽監督として1969年から1990 年まで活躍。1978年、プラハ音楽アカデミーの指揮科に招かれ、33年間教鞭を取り、そのうち17 年間は教授を務めた。2001年から2013年までチェコ・ドヴォルジャーク協会会長を務めた。
 客演指揮者としてはチェコ・フィルをはじめチェコのほとんどの楽団、プラハの春音楽祭にたびたび出演、ドイツ、オーストリア、スペイン、旧ソビエト等も訪れた。
 2004年に初来日。 札幌交響楽団とは2006年に初共演、2008年からは首席客演指揮者を、2015年からは名誉指揮者を務める。
 ドヴォルジャークの交響曲第5番から第9番、ブラームスの交響曲全曲、チャイコフスキーの後期3大交響曲の演奏とCD 化プロジェクトで高く評価された。
 2017年度第30回ミュージック・ペンクラブ音楽賞特別賞を札幌交響楽団と共に受賞。
 2017年10月の札幌交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団への出演が最後の来日公演となった。
 2019年9月1日、プラハで逝去。享年88歳。

 
















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