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≪第115号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その1 2022/2/15~



2/18(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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AUDITE



AU 97802
¥2700→\2490
マルク・コッペイ(チェロ)
 ジョン・ネルソン&ストラスブール・フィル
  「フレンチ・チェロ」

 (1)ボエルマン:交響的変奏曲 Op.23~チェロと管弦楽のための
 (2)サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番 イ短調 Op.33
 (3)フォーレ:悲歌 Op.24
 (4)ラロ:チェロ協奏曲 ニ短調
 (5)サン=サーンス:白鳥
マルク・コッペイ(チェロ)
ジョン・ネルソン(指揮)
ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団
本田早美花(コンサートマスター)
KKC 6505
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 ボエルマン、サン=サーンス、フォーレ、ラロ!名手マルク・コッペイが故郷ストラスブールで奏でる19世紀後半のフランスを代表するチェロとオーケストラのための作品集!

 セッション録音:2021年4月20-23日/サル・エラスム、パレ・ド・ラ・ミュジク・エ・デ・コングレ(ストラスブール)/DDD、ディジパック仕様、70'47

 レコーディング&エグゼクティヴ・プロデューサー:ルトガー・ベッケンホーフ

 丁寧な音楽づくりと気品に満ちた語り口が魅力のフランスのチェリスト、マルク・コッペイ。近年は独audite レーベルから積極的なリリースが続いております。
 当アルバムは19 世紀後半のフランス人作曲家に焦点を当てたチェロとオーケストラのための作品集で、コッペイの故郷ストラスブールのオーケストラ、ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団、指揮はジョン・ネルソンとの共演です!
 
 「幼少のころからサル・エラスム(エラスムス・ホール)でストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団の演奏を聴いて育った私にとって、このレパートリーを当団と一緒に弾けることはこの上ない喜びです」と語るコッペイ。
 オルガニスト、作曲家のレオン・ボエルマン(1862-1897)のチェロと管弦楽のための交響的変奏曲にはじまり、フランスのチェロ協奏曲の最重要レパートリー、サン=サーンスのチェロ協奏曲第1 番、フォーレの名曲「悲歌」、スペイン情緒も魅力のラロのチェロ協奏曲、そしてサン=サーンスの「白鳥」という充実のプログラム!コッペイは大切に育んできたこれらの作品に思いを込め雄弁に演奏しております。
 なお当団のコンサートマスターは本田早美花です。
 本田は2016 年より当団のコンサートマスターをつとめる傍らソリストとしても活躍。さまざまな「思い出」を美しく謳い上げたアルバム「Souvenirs ~スーヴェニール」(KKC-056)がレコード芸術特選盤となるなど今注目のヴァイオリニストです。

 コッペイはストラスブール生まれ。パリ国立高等音楽院で学んだ後、18 歳でJ.S. バッハ国際コンクールにおいて優勝し一躍世界から注目を集めることになりました。
 その後のキャリアは華々しく、ソリストとしてはエリアフ・インバル、エマニュエル・クリヴィヌ、アラン・ギルバート、佐渡裕などの指揮者と共演。
 室内楽奏者としてのキャリアも充実しており、ミシェル・ベロフ、オーギュスタン・デュメイ、ヴィクトリア・ムローヴァ、エマニュエル・パユなどから厚い信頼を得ております。
 またイザイ弦楽四重奏団(1995 年から2000 年)のメンバーとして数多くの録音を残しております。
 現在はパリの国立高等音楽院で教鞭を執るほか、ザグレブ・ソロイスツ合奏団の芸術監督として活躍の幅をさらに広げております。
 



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CLAVES



50 3004
¥2800→\2590
ジャン=ポール・ガスパリアン
 ステファン・ブルニエ(指揮)&ベルン交響楽団
 「原点回帰」

 (1)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18(1900-1901)
 (2)ババジャニャン:「英雄のバラード」(1950)
ジャン=ポール・ガスパリアン(ピアノ)
ベルン交響楽団
ステファン・ブルニエ(指揮)

 祝!2020ティエリー・シェルツ賞受賞!
 ガスパリアン初の協奏曲録音は圧倒的なスケールで展開するラフマニノフの第2番とババジャニャンの「英雄のバラード」!

 セッション録音:2021年9月/ダイアコニス教会、ベルン(スイス)/DDD、ディジパック仕様、55'11

 2020年のグシュタード音楽祭のティエリー・シェルツ賞に受賞したジャン=ポール・ガスパリアンがラフマニノフのピアノ協奏曲第2 番とババジャニャンの「英雄のバラード」を録音しました!
 仏EVIDENCEレーベルよりラフマニノフやショパンのピアノ独奏のディスクを3 枚リリースしておりますが、協奏曲録音はこれがはじめてです!

 グシュタード音楽祭はスイスのグシュタード(スイスを横断する絶景パノラマ鉄道「ゴールンデパス・ライン」が走ることでも有名な山村)にて世界各国から才能豊かな若手音楽家が集まることで知られるフェスティヴァル。
 「ティエリー・シェルツ賞」は当音楽祭の創設者の一人ティエリー・シェルツへのオマージュとして設けられました。
 参加者のうち1 名がClavesレーベルからレコーディングの機会を与えられCDリリースできるという副賞がついており、これまでにヴィオラのティモシー・リダウト(2019年受賞)、チェロのアナスタシヤ・コベキナ(2018年受賞)、ハープのアナイス・ゴドゥマール(2015年受賞)、ピアノのヨゼフ・モーク(2006年受賞)、ハープのエマニュエル・セイソン(2005年受賞)など、現在世界的な演奏者として活躍しているアーティストたちが受賞しています。

 1995年フランス生まれのガスパリアンはパリ音楽院でジャック・ルヴィエのクラスに入る前からラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を演奏してきたという逸材。
 これまでにアルド・チッコリーニ、ミシェル・ベロフ、ミシェル・ダルベルトなどの世界的ピアニストに師事しております。

 ラフマニノフは圧倒的なスケールで展開。どっしりとした打鍵とハッとさせられる旋律の奏で方など、フランス・ピアニズムを継承しつつも自身のルーツに流れる熱い音楽が存在します。
 いうまでもなく優れたテクニックの持ち主ですが、その個性はこの演奏をちょっと聴いただけでもわかる唯一無二の解釈です。
 カップリングはアルメニアの作曲家ババジャニャンの「英雄のバラード」を収録しました。ババジャニャンらしい民族的語法によるこの作品は魅惑的なピアノの旋律と雄大に広がるオーケストラがなんともいえない魅力を放ちます。
 フランスからまた一人、才能豊かなピアニストが世界へと羽ばたきます!

 「父は作曲家でピアニスト、母は教師です。父はアルメニアで生まれ14歳のときに祖父母とフランスに渡りました。
 私は父の影響で幼少のころからロシア音楽に親しんでおり、リヒテル、ギレリス、ムラヴィンスキーの録音を何度も聴いてきました。
 オーケストラとの最初の録音にラフマニノフとババジャニャンを選んだのはアルバム・タイトル通りの「原点回帰」で、私自身のルーツから選曲しました。」(ジャン=ポール・ガスパリアン)

 
 
 


50 3024
¥2800
弦楽四重奏の名手による編曲!
 『亡き子をしのぶ歌』をソプラノと弦楽四重奏版

  (1)ベルク(ハイメ・ミュラー編):
    『7つの初期の歌』(ソプラノと弦楽四重奏版)
  (2)ダルブレー:
    『7つの歌』~ソプラノと弦楽三重奏のための【世界初録音】
  (3)マーラー(イーヴォ・バウアー編):
    『亡き子をしのぶ歌』(ソプラノと弦楽四重奏版)
リサ・タタン(ソプラノ)
アンサンブル・オリオン
 【ノエル=アンネ・ダルベレイ
   (ヴァイオリン)、
  ヨアキム・カモン=ヴィオク
   (ヴァイオリン)、
  ジュリー・ル・ガック(ヴィオラ)、
  ルネ・カマカロ(チェロ)】

 弦楽四重奏の名手による編曲!『亡き子をしのぶ歌』をソプラノと弦楽四重奏版でお届け。

 セッション録音:2021年6月&9月/聖ミヒャエル教会、マイリンゲン(スイス)/DDD、ディジパック仕様、54'15

 マーラーの『亡き子をしのぶ歌』、ベルクの『7つの初期の歌』、ダルブレーの『7つの歌』をおさめたアルバム。
 「愛」、「喪失」、「運命」など人生の様々な場面を美しい旋律をのせて歌います。当録音ではソプラノのリサ・タタンがアンサンブル・オリオンと共演し、弦楽三重奏または弦楽四重奏の伴奏でお届け。
 ベルクはアルテミス弦楽四重奏団の第2ヴァイオリンとして16年間活動したハイメ・ミュラーが、マーラーはライプツィヒ弦楽四重奏団のヴィオラ奏者イーヴォ・バウアーがそれぞれ弦楽四重奏版に編曲。彼らの編曲としては世界初録音です。

 スイス人作曲家のジャン=リュク・ダルブレー(1946-)はベルン音楽学校にてクラリネット、指揮、作曲を学んだのち作曲家として活躍。
 これまでにピエール・ブーレーズ、ハインツ・ホリガーなど現代屈指の作曲家・演奏者に師事し、ジャンルにとらわれないダルブレー独自の表現が魅力の作曲家です。

 ソプラノのリサ・タタンはリヨン音楽院とローザンヌ高等音楽院フリブール校でBCJ の客演でもおなじみのクリスチャン・イムラーに師事。
 チューリッヒ芸術大学にてリナ・マリア・アカーランドのもとで研鑽を積みました。歌曲だけでなくオペラ、演劇、モダンバレエなど多方面で活躍しているソプラノです。

 
 




EVIDENCE


EVCD 084
¥2800
母のソングブック~リスト編による歌曲集
 (1)シューベルト(リスト編):
  糸を紡ぐグレートヒェン/セレナード/魔王/
  アヴェ・マリア/水に寄せて歌う/若い尼僧/ます
 (2)シューマン(リスト編):献呈
 (3)リスト:
  ペトラルカのソネット第47番/
  ペトラルカのソネット第104番/
  ペトラルカのソネット第123番
 (4)ショパン(リスト編):春/指環/バッカナール/家路
エレーナ・ロザノヴァ(ピアノ)

 豊かな歌ごころにあふれたピアノによる歌曲集

 録音:2020年6月15-18日/ポレロ・スタジオ(ヴィルティエリー)/24bit 96kHz、72'00"

 エレーナ・ロザノヴァは1969年オデッサ生まれ。モスクワ音楽院でナセトキンとモギレフスキーに学び、ハルモニア・ムンディやコンティヌオ・レーベルからロシア作品によるアルバムをリリースしています。

 最新アルバムはリストがピアノ用に編曲したシューベルト、シューマン、ショパンの歌曲とリストのペトラルカのソネット集。
 これらの歌曲は声楽家だったロザノヴァの母が愛唱していたもので、子守歌がわりだった思い出の曲ばかり。
 ロザノヴァは自身の楽器ピアノでこれらの歌をたっぷり歌いこんでいます。
 




KLARTHE

KLA 127
¥2800
オリヴィエ・カルメル(1974-):
 「儀式」~コンチェルタンテ作品集

  (1)「平和の儀式(RITE OF PEACE)」~
     チェロとオーケストラのための交響的協奏曲
  (2)「『ジキル博士とハイド氏』による幻想的狂詩曲
   (RHAPSODIE FANTASMAGORIQUE
    SUR DOCTEUR JEKYLL ET M. HYDE)」
     ~アルト・サクソフォン、ピアノと
      弦楽オーケストラのための二重協奏曲
  (3)「クトゥルフの呼び声(CALL OF CTHULHU)」~
     ホルン四重奏とオーケストラのための幻想的協奏曲
  (4)「木の音楽(WOOD MUSIC)」~
     木楽五重奏とオーケストラのための協奏曲
(1)グザヴィエ・フィリップ(チェロ)、
 レ・シエクル、
 オーレリアン・アザン・ジエリンスキ(指揮)
(2)フィリップ・ポルテジョア
  (アルト・サクソフォン)、
 フレデリク・ラガルド(ピアノ)、
 ギャルド・レピュブリケーヌ弦楽オーケストラ、
 セバスチャン・ビヤール(指揮)
(3)フロリアン・ル・ブレイス(ホルン)、
 アルノー・デレピーヌ(ホルン)、
 ダヴィド・アルノワ(ホルン)、
 ステファーヌ・ピーター(ホルン)、
 パリ警視庁吹奏楽団、
 ジルダ・アルノワ(指揮)
(4)アルテ・コンボ
 【佐藤=ブレモー・真由(フルート)、
  バチスト・ジビエ(オーボエ)、
  アンリズ・クレモン(クラリネット)、
  シリル・ノルマン(ホルン)、
  フランク・シボルト(ファゴット)】
スコアリング・オーケストラ
オーレリアン・アザン・ジエリンスキ(指揮)

 注目盤!レ・シエクル、グザヴィエ・フィリップも演奏!!ジャンルを超えて活躍する仏現代作曲家、オリヴィエ・カルメルのコンチェルタンテ作品集

 録音:(1)2020年12月、(2)2021年2月/ステュディオ=オルケストル・ナシオナル・ディル=ド=フランス、(3)2019年2月/パリ地方音楽院、(4)2014年4月/ステュディオ・ダヴー/DDD、ディジパック仕様

 今最も注目されているフランスの現代作曲家オリヴィエ・カルメル(1974-)のコンチェルタンテ作品集4 篇を収めたアルバムの登場です!
 音楽一家に生まれたカルメルはピアノとオーボエを学び、作曲をドミニク・ロッシに師事。彼のクラスで作曲賞(和声、対位法、フーガ)を、ギヨーム・コネソンのクラスではオーケストレーション賞を受賞。
 その後、即興演奏を学ぶためジャズピアニストのボヤン・ズルフィカルパシチとニコ・モレリのもとで研鑽を積みました。
 現在作曲家としてオーケストラ作品を手掛けるほか、コンポーザーピアニストとして自身が率いるピアノ、弦楽器と打楽器奏者によるアンサンブルバンド「Double Celli」のメンバーとしても活躍。クラシックの要素とジャズの即興演奏の見事な融合で高い評価を得ているアルバム「IMMATERIEL」(KRJ-009)、「Metamorphoses」(KRJ-030)でも注目されています。

 カルメルはJ.S.バッハ、ラヴェル、ドビュッシー、サン=サーンス、メシアン、バルトーク、ストラヴィンスキー、ペンデレツキ、ライヒ、ジョン・アダムス、ジョン・ウィリアムズ、そして父ロジェ・カルメルなど時代とジャンルを超えた作曲家からインスピレーションを得ていると語っており、個性的なキャラクターをもつカルメルの作品は様々な影響から生み出されていることがわかります。

 チェロとオーケストラのための交響的協奏曲「平和の儀式」ではなんとレ・シエクルとグザヴィエ・フィリップが演奏しております!
 この作品は20 世紀のクラシック、エジプトの民族音楽、そしてリズミカルでハーモニーの美しいコンテンポラリージャズからインスピレーションを得て作曲。多様な音楽が混ざり合い新鮮な響きが生まれています。

 このほか、『ジキルとハイド』の物語をテーマとしたアルト・サクソフォン、ピアノと弦楽オーケストラのための二重協奏曲、米ホラー小説家ハワード・フィリップスの小説『クトゥルフの呼び声』をもとにしたホルン四重奏とオーケストラのための幻想的協奏曲、そしてジョン・ウィリアムズの作品からインスピレーションを得て作曲した木楽五重奏とオーケストラのための協奏曲『木の音楽』と様々なソロ楽器が登場する作品を収録。
 レ・シエクルなど優れた奏者たちが演奏していることからもカルメルの作品への注目度がうかがえます。

 
 
 
KLA 015
¥2800
「タンゴの歴史」~ピアソラ:作品集
 (1)「忘却」
 (2)「アディオス・ノニーノ」
 (3)「天使のミロンガ」
 (4)「売春宿 1900」~『タンゴの歴史』より
 (5)「カフェ 1930」~『タンゴの歴史』より
 (6)「ナイトクラブ 1960」~『タンゴの歴史』より
 (7)「言葉のないミロンガ」
 (8)アヴェ・マリア「タンティ・アンニ・プリマ」
 (9)「いつもブエノスアイレスに帰る」
 (10)「ミロンガ・アン・レ」
 (11)「サンバ・ニーニャのアリア」
 
  以上、すべてクラリネットとピアノ版
フローラン・エオ(クラリネット)
マルセラ・ロッジェーリ(ピアノ)

 クラリネットとピアノのデュオでお届けするオール・ピアソラ・プログラム!!

 録音:2015年3月/マルボス・スタジオ(パリ)/DDD、ディジパック仕様、54'11

 フランスを代表するクラリネット奏者フローラン・エオとアルゼンチン生まれのピアニスト、マルセラ・ロッジェーリがオール・ピアソラ・プログラムのアルバムをリリースしました!

 クラリネットの表現力の豊かさを生かし、時にバンドネオンのように、時にヴァイオリンのように演奏しており、叙情的で優しい表現からアグレッシブで情熱的な旋律まで、実にさまざまな表情を見せます。
 
 

KLA 005
¥2800
「インスピレーションズ」
 (1)プーランク:オーボエ、ファゴットとピアノのための三重奏曲 FP 43
 (2)フランセ:オーボエ、ファゴットとピアノのための三重奏曲
 (3)シュミット:「渦まき」Op.97
 (4)ジョリヴェ:オーボエとファゴットのためのソナチネ
 (5)プラネル:アンダンテとスケルツォ
インスピレーションズ
 【フレデリク・ターディ(オーボエ)、
  ジュリアン・アルディ(ファゴット)、
  シモン・ザウィ(ピアノ)】
(3)ニコラ・バルディルー(クラリネット)

 プーランク、フランセら仏作曲家たちのオーボエ、ファゴット、ピアノのための作品集!

 録音:2014年/フランス/DDD、ディジパック仕様

 オーボエ奏者フレデリック・ターディとファゴット奏者ジュリアン・アルディが2008年の音楽祭で共演したことをきっかけに結成したアンサンブル「インスピレーションズ」。
 その後ピアニストのシモン・ザウィが加わり、オーボエ、ファゴット、ピアノのためのトリオ作品を中心に演奏活動を展開しております。

 プーランク、フランセのトリオはこの演奏形態としては有名な作品ですが、そのほかは録音が少ないだけに実に興味深い内容です。
 ロベール・プラネルの「アンダンテとスケルツォ」、ジョリヴェのソナチネ、そしてフローラン・シュミットのリリスムの傑作「渦まき」(クラリネット奏者のニコラ・バルディルーが参加)と彼らならではの選曲で構成されており、オーボエとファゴットの温かい音色とピアノのかけあいが実に魅力的です!
 
 

KLA 028
¥2800
「スター・ブラス」
 (1)デイヴィッド・ギリングハム・Jr.(1947-):
  ホエン・ スピークス・ザ・シグナル・トランペット・トーン
 (2)ジャン=パスカル・バンテュス(1966-):バッカス協奏曲
 (3)マーク・リス(1963):サクレ・ジュルネ
(1)クレマン・ソーニエ(トランペット)
(2)ファブリス・ミリシェ(トロンボーン)
(3)フランソワ・テュイエ(チューバ)
オルケストル・ダルモニー・ド・ラ・レジョン・サント
フィリップ・フェッロ ( 指揮)

 吹奏楽ファン必聴!ミリシェなどの名手をソリストに迎えた好演!現代作曲家の金管楽器の協奏的作品集!!

 録音:2015年/サントル=ヴァル・ド・ロワール(フランス)/DDD、ディジパック仕様

 フィリップ・フェッロ率いるオルケストル・ダルモニー・ド・ラ・レジョン・サント(OHRC)のアルバム「スター・ブラス」はフランスを代表する金管楽器奏者クレマン・ソーニエ(トランペット)、ファブリス・ミリシェ(トロンボーン)、フランソワ・テュイエ(チューバ)をソリストに迎えた協奏的作品集。
 OHRC からの委嘱作品2曲(バンテュスとリス)を含むオリジナル曲を通して、ソリストの妙技はもちろんのこと金管楽器のキラキラとした華やかさを体感できるアルバムです。
 
 

KLA 010
¥2800
「時の情景」
 (1)ザヴァロ:メタル・ミュージックIII
 (2)バクリ:協奏的な音楽 Op.117b
 (3)ルヴィエ:アルシメード
 (4)尊室傑:時の情景
(2)アンドレ・カザレ(ホルン)
(4)ギレーヌ・プティ=ヴォルタ(ハープ)
オルケストル・ダルモニー・ド・ラ・レジョン・サント
(1)(2)(4)フィリップ・フェッロ (指揮)
(3)ジルダ・アルノワ(指揮)

 吹奏楽ファン必聴!オルケストル・ダルモニー・ド・ラ・レジョン・サントが仏現代作曲家の吹奏楽作品を録音!

 ライヴ録音:(1)2013年11月16日/オリヴェ(フランス)、(2)2010年11月7日/ボージャンシー(フランス)、(3)2006年11月17日/ジュエ=レ=トゥール(フランス)、(4)2002年11月2日/ボージャンシー(フランス)/DDD、ディジパック仕様

 名人集団オルケストル・ダルモニー・ド・ラ・レジョン・サントがフランスで活躍する4人の現代作曲家の作品を収録。
 パスカル・ザヴァロ、ニコラ・バクリ、アラン・ルヴィエ、尊室傑(ベトナム生まれ)、それぞれの個性を発揮した作品をカラフルに演奏しております!
 
 

KLA 003
¥2800
「オマージュ」
 (1)「ジャン・ゼーへのオマージュ」~
  バリトンとオーケストラのための
   I.デュティユー:「離れて」
   II.ミカエル・レヴィナス(1949-):「36 ポート」
   III.尊室傑:「通路の角で」
 (2)「ジャンヌ・ダルクの人生による音楽的フレスコ画」~
  ソプラノ、朗読とオーケストラのための
   I.ジャック・カステレード:「ドムレミ、幼少期」
   II.ミシェル・メルレ:「シノン、シャルル7 世に贈呈」
   III.ロジャー・ブートリー:「オルレアン市」
   IV.デジレ・ドンデイヌ:「コンピエーニュとルーアン」
   V.イダ・ゴトコフスキー:「火葬場」
   VI.エディト・カナート・デ・チジ:「そして、それは記憶に」
(1)フランソワ・アリスメンディ(バリトン)
(2)コリンヌ・セルティランジュ(ソプラノ)
 ブノワ・ディ・マルコ(朗読)
 オルケストル・ダルモニー・
  ド・ラ・レジョン・サント
フィリップ・フェッロ (指揮)

 ジャンル・ダルク、ジャン・ゼーへのオマージュとして書かれた9人の作曲家の委嘱作品

 ライヴ録音:(1)2011年5月13日/ジュエ=レ=トゥール(フランス)、(2)2012年11月4日/ベルギー/DDD、ディジパック仕様、54'42

 オルレアンの歴史上最も重要な人物ジャンヌ・ダルク(1412 頃-1431)とジャン・ゼー(1904-1944)。それぞれのオマージュとして計9人の作曲家の委嘱作をおさめたのがこのアルバム。
 悲劇的な運命に直面した彼らの魂を讃えるため、フィリップ・フェッロ率いるオルケストル・ダルモニー・ド・ラ・レジョン・サントが心を込めて演奏しました。
 



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MAGGIO LIVE



MAGGIO 032
(2CD)
¥3600→\3290
約50年ぶりにフィレンツェ歌劇場に凱旋
 80歳直前のドミンゴが高らかに歌う!
  圧倒的カリスマを披露した「ナブッコ」

  ヴェルディ:歌劇『ナブッコ』
プラシド・ドミンゴ(ナブッコ)
ファビオ・サルトーリ(イズマエーレ)
アレクサンドル・ヴィノグラードフ(ザッカリーア)
マリア・ホセ・シーリ(アビガイッレ)
カテリーナ・ピヴァ(フェネーナ)
アレッシオ・カッチャマーニ(ベルの大司祭)
アルフォンソ・ザンブート(アブダロ)
カルメン・ブエンディア(アンナ)
パオロ・カリニャーニ(指揮)
ロレンツォ・フラティーニ(合唱指揮)
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団・合唱団

 80歳直前のドミンゴが高らかに歌う!約50年ぶりにフィレンツェ歌劇場に凱旋し、圧倒的カリスマを披露した「ナブッコ」公演がCD化!

 録音:2020年10月4、13日/フィレンツェ五月音楽祭劇場(ライヴ)

 2020年10月、フィレンツェ五月音楽祭劇場での『ナブッコ』を収録。
 何と言ってもタイトルロールを演じるドミンゴの圧倒的カリスマが大の魅力です。
 ドミンゴにとっては1971年のプレートル指揮『トゥーランドット』でのカラフ役以来、約50年ぶりにフィレンツェの歌劇場に帰ってきたという特別な公演でした。
 2021年1月に80歳を迎える直前とは言え、力強くも美しい声はまったくもって大健在。
 60年を超えるキャリアによって培われた巧みな歌唱が音楽と言葉を完全に一体化させ、聴く人の心にずしりと訴えかけてきます。
 コロナ禍での上演ということで舞台演出も観客席もソーシャルディスタンスを強いられましたが、音楽の力はいささかも弱まっておりません!
 




NOMADMUSIC



NMM 095
¥2800
テオフィル・アレクサンドル(カウンターテナー)
 私たちは女(じゃない) 
テオフィル・アレクサンドル(カウンターテナー)
ツァイーデ四重奏団
 (1)グリーグ:「ペール・ギュント」~ソルヴェイグの歌(ソルヴェイグ:放置)
 (2)グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」~なんと悲しいひととき(エウリディーチェ:地獄落ち)
 (3)ベッリーニ:「夢遊病の女」~ああ信じられないわ(アミーナ:憑依)
 (4)チャイコフスキー:「オルレアンの少女」~さようなら森よ(ジャンヌ:火刑)
 (5)オッフェンバック:「ホフマン物語」~ホフマンの舟歌(ジュリエッタ:服毒)
 (6)ビゼー:「カルメン」~ハバネラ(カルメン:刺殺)
 (7)ピアソラ:「ブエノスアイレスのマリア」~あたしはマリア(マリア:射殺)
 (8)ヴェルディ:「群盗」~前奏曲(アマリア:刺殺)
 (9)モーツァルト:「ツァイーデ」~虎よ、その曲がった爪で(ツァイーデ:死刑)
 (10)カヴァッリ:「ジャゾーネ」~魔法の洞窟から(メデア:子殺し)
 (11)モーツァルト:「魔笛」~復讐の炎は(夜の女王:敗北)
 (12)ベッリーニ:「カプレーティとモンテッキ」~ああいくたびか(ジュリエット:自害)
 (13)モーツァルト:「フィガロの結婚」~なくしてしまった(バルバリーナ:処女喪失)
 (14)ヴェルディ:「運命の力」~前奏曲(レオノーラ:刺殺)
 (15)ハイドン:「アルミーダ」~憎しみ、怒り、侮辱(アルミーダ:捨てられ)
 (16)ヘンデル:「アルチ-ナ」~ああ私の心の人(アルチーナ:裏切り)
 (17)ロッシーニ:「マホメット2世」~天の正義よ(アンナ:自害)
 (18)リヒャルト・シュトラウス:「サロメ」~7 つのヴェールの踊り(サロメ:圧死)
 (19)マスネ:「マノン」~さようなら、私たちの小さなテーブル(マノン:衰弱死)
 (20)ヴェルディ:「椿姫」~さようなら過ぎ去った日々よ(ヴィオレッタ:病気)
 (21)ベッリーニ:「ノルマ」~お願いだから生贄にしないで(ノルマ:火炙り)
 (22)サン=サーンス:「サムソンとダリラ」~前奏曲(ダリラ:圧死)
 (23)ヴァイル:「マリー・ギャラント」~ユーカリ(マリー:射殺)

 歌って踊れるカウンターテナーの新星、テオフィル・アレクサンドルが死せる女心を熱唱!

 録音:2021年1月、3月/イル・ド・フランス国立管弦楽団/76'41"

 テオフィル・アレクサンドルは、今年33歳のフランスのカウンターテナー歌手にしてコンテンポラリー・ダンサー。
 幼時からアイドルだったマリア・カラス風の声と、ルドルフ・ヌレエフ風な筋骨隆々とした裸を見せたがる肉体美を誇るユニークな音楽家の出現です。

 ヘンデルのオペラのオルランド役でマルゴワールに見いだされ、クリスティ、ミンコフスキらと共演して注目されました。
 ヒゲの似合う精悍さでヒロインを演じる芸風は今後ブレイクしそうなポテンシャルに満ちています。

 ここに収めた23曲はオペラのヒロインが男への苦悩のなか死んでいく様を描いたアリアで、それぞれの死因まで挙げる凝りようです。
 アレクサンドルはヒロインが必ずしも女性である必要はないとジェンダーレスなトリビュートを捧げています。甘くせつない気持ちが妖しく光る独特な世界です。

 伴奏を務めるのは女性のみで結成されたツァイーデ四重奏団。
 モデルばりの美女たちがあえて女性を出さずにテオフィル・アレクサンドルと不思議な一体感を見せています。
 



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SPECTRUM SOUND



CDSMBA 100
(2CD)
廃盤
ラジオ・フランスとの正規ライセンス契約により実現!
 「イザベル・ファウスト/リサイタル・イン・フランス2010」
  メルニコフとのベートーヴェンの「春」「クロイツェル」、神がかった「シャコンヌ」も

 CD1(71'20)
  ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調「春」Op.24
  ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調「クロイツェル」Op.47
  ベートーヴェン:6つのドイツ舞曲 WoO 42より第1番 ヘ長調【アンコール】
    イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)、アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ)
     ライヴ録音:2010年3月28日/シャトレ劇場(パリ)
  バルトーク無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Sz.117より第1楽章
    イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
     ライヴ録音:2010年7月23日/ペ・ド・ラ・メイジュ(フランス)
 CD2(71'10)
  バルトーク無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Sz.117より第2楽章~第4楽章
  J.Sバッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005
  J.Sバッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
    イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
     ライヴ録音:2010年7月23日/ペ・ド・ラ・メイジュ(フランス)

 完全限定盤!
 スペクトラム・サウンドがラジオ・フランスとの正規ライセンス契約を実現!
 第1弾はイザベル・ファウスト!!
 
 メルニコフとのベートーヴェンの「春」「クロイツェル」と、バッハとバルトークの無伴奏ヴァイオリン・リサイタル!神がかった「シャコンヌ」の演奏にも注目。

 Licensed by Radio France、Recorded by France Musique of Radio France、24bit/96kHz Digital Remastering from the original DDD Master
 輸入盤・日本語帯・解説付【解説:平林直哉】

 これまでINA(フランス国立視聴覚研究所)とのライセンスによるCDリリースを実現してきたSpectrum Sound。
 今度はRadio Franceとのライセンス契約を実現させました。音源はFrance Musique(Radio Franceが所有および運営する公共ラジオ・チャンネル)が録音した正規初出音源です!

 記念すべき第1弾はなんとイザベル・ファウストの2枚組!
 メルニコフとの共演でベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第5番「春」&第9番「クロイツェル」(2010年3月28日、シャトレ劇場におけるライヴ録音)、バルトークの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ、そしてJ.S.バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番&パルティータ第2番(2010年7月23日、ペ・ド・ラ・メイジュにおけるライヴ録音)というこれ以上ないほどの充実のプログラムを収めております!

 メルニコフとのベートーヴェン。「春」は2008年に、「クロイツェル」は2006年にそれぞれ録音していますが、このライヴではまさに成熟したアンサンブルを披露。ライヴでも一切隙のない上質な演奏を聴かせてくれます。

 バルトークいえば1996年録音の衝撃のデビュー盤で披露しており、このアルバムは新人のアルバムとしては異例の1997年英国グラモフォン賞を受賞しました。
 15年ほどだった当ライヴでも異次元の集中力と抜群のテクニックで魅了します。そしてファウストの代表盤であるバッハ。神がかった「シャコンヌ」を含め大注目の演奏です。

 完全限定盤につき、お早目のお求めをおすすめいたします。
 



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CHANDOS



RCHSA5292
(1SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3562
ジョン・ウィルソン&SOL新録音!独墺の弦楽オーケストラ作品!
 メタモルフォーゼン ~ シュトラウス、コルンゴルト、シュレーカー

 R.シュトラウス:メタモルフォーゼン TrV 290
  (23の独奏弦楽器のための習作)(1945)
 シュレーカー:間奏曲 Op.8(弦楽オーケストラのための)(1900)
 コルンゴルト:交響的セレナード Op.39(弦楽オーケストラのための)
ジョン・ウィルソン(指揮)
シンフォニア・オヴ・ロンドン
CHSA5292
(1SACD HYBRID)
¥2900→\2690

 

 ☆著しい躍進を続けるジョン・ウィルソン&"シンフォニア・オヴ・ロンドン"!
 ☆「メタモルフォーゼン」を中心とするドイツ・オーストリアの弦楽オーケストラ作品集!

 2度のBBCミュージック・マガジン賞受賞(「レスピーギ:ローマ三部作」〔RCHSA5261/CHSA5261〕と、「コルンゴルト:交響曲嬰ヘ調」〔RCHSA5220/CHSA5220〕)や、2021年のBBCプロムスでの初コンサートの世界的な評価で著しい躍進を続けるジョン・ウィルソンと、彼が再結成した"シンフォニア・オヴ・ロンドン"。
 好調にリリースが続く7枚目のスタジオ・アルバムは、Presto Recordings of the Year 2021を受賞しグラモフォン賞2021にもノミネートした名盤「弦楽のためのイギリス音楽」(RCHSA5264/CHSA5264)に続き、今度はドイツ&オーストリアに焦点をあてた弦楽オーケストラ作品集が登場!

 1945年、戦争の惨禍とドイツ文化の冒涜に対する反動として作曲されたリヒャルト・シュトラウスの「メタモルフォーゼン(変容)」は、ドイツ・ロマン派の伝統に回帰し、独立した23人のソロ弦楽器奏者による緻密な変奏が編み上げられた弦楽のための傑作。
 コルンゴルトが第二次世界大戦後ハリウッドからウィーンへと戻り、交響曲嬰ヘ調を書く少し前に作曲した「交響的セレナード」は、32人のヴァイオリン、12人のヴィオラ、12人のチェロ、8人のコントラバスという大編成で鮮やかな色彩とテクスチュアを生み出しています。
 そして、1900年にシュレーカーがドイツとオーストリアのオペラハウスで名を馳せる前に書かれた「間奏曲」と合わせて、各演奏者の高い演奏技術が存分に発揮された、優美なるストリングスのサウンドをお届けします。

 ※録音:2021年8月25日-27日&29日、セント・オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)

 




じわじわきてます、ジョン・ウィルソン
BBCミュージック・マガジン賞受賞の「ローマ三部作



 RCHSA 5261
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3238+税
ジョン・ウィルソン(指揮)&シンフォニア・オヴ・ロンドン
レスピーギ:ローマ三部作

 交響詩《ローマの祭り》 P157
 交響詩《ローマの噴水》 P106
 交響詩《ローマの松》 P141
ジョン・ウィルソン(指揮)
シンフォニア・オヴ・ロンドン
 CHSA 5261
\2900→\2690

 ジョン・ウィルソン&SoL!レスピーギのローマ三部作を録音!

 ☆「コルンゴルト」でBBCミュージック・マガジン賞を受賞し絶好調のジョン・ウィルソン!
 ☆手兵 "シンフォニア・オヴ・ロンドン"を率いて「ローマ三部作」を録音!
 ☆SACDハイブリッド盤!

 指揮者、編曲家、そしてライト・ミュージックやアメリカ音楽のスペシャリストとして活躍し、Chandosではリチャード・ロドニー・ベネット、コープランド、コルンゴルトなどのアルバムを精力的に録音し、世界で圧倒的な評価を築いてきたジョン・ウィルソン。
 "シンフォニア・オヴ・ロンドン"は、映画音楽やレコーディング・セッションのための専門的なオーケストラとして1955年に設立され、これまで300以上の映画や多数のレコーディングにその名がクレジットされてきました。
 休眠状態にあったこのオーケストラを2018年にジョン・ウィルソンが再結成し、再始動第1弾となったコルンゴルト「交響曲嬰ヘ調 Op.40」(CHSA 5220)のレコーディングでは見事「BBCミュージック・マガジン賞2020」の管弦楽部門に輝いています。
 ジョン・ウィルソン&シンフォニア・オヴ・ロンドンの録音第3弾は、なんとレスピーギの「ローマ三部作」が登場!
 美しく多様な情景描写や輝かしいオーケストラで世界中から愛されるこの偉大な交響詩を、ジョン・ウィルソンの手腕、そしてChandosが誇る緻密で立体的な高音質録音でお贈りします。

 ※録音:2019年9月2日?7日、セント・オーガスティン教会(キルバ?ン、ロンドン)

 




URANIA RECORDS


LDV14085
¥2300
ヴィラ=ロボス:ピアノ作品集
 ブラジル風バッハ第4番 W.264/
 ショーロス第5番《ブラジルの魂》W.207/
 ニューヨーク・スカイライン・メロディ W.407/
 トリストローザ W.034/苦悩のワルツ W.316/
 ブラジルの密林への郷愁 W.226/イベリカラベ W.078/
 ブラジルの詩 W.374/カマルゴ・グアルニエリ
ミリアム・マリア・ディ・パスクアーレ・バウマン(ピアノ)

 ブラジルの巨匠ヴィラ=ロボス。評価が高まるブラジルのピアノ音楽の魅力を発見!

 ブラジルと言えばサッカー、コーヒー、カーニバル、アマゾン、オオハシ、オウムなど様々なものが連想されますが、その魅力はそれだけではありません。
 それはまだまだヨーロッパを含む世界各地でほとんど知られていない音楽の世界であると言えるでしょう。
 このアルバムは、19世紀半ばから20世紀半ばにかけて活躍したブラジルの作曲家の再発見と普及を目的としたピアノ・プロジェクトの一部です。
 ブラジルの音楽遺産の特性を強調し、その知名度を高めるために選ばれた最初の作曲家は、同国の偉大なる音楽家エイトル・ヴィラ=ロボス(1887-1959)!
 近年、作品の録音、紹介がさらに活発になり、評価が高まるヴィラ=ロボスのピアノ音楽の世界を、イタリア音楽、ルネサンス時代からバロック時代の音楽を得意とするイタリアの女流鍵盤奏者ミリアム・バウマンが描きます。

 ※録音年月日不詳(デジタル録音/DDD)



 

LDV14084
¥2300
ドゥランテ:チェンバロのための作品集
 チェンバロ独奏のためのトッカータ集
 チェンバロのためのソナタ《四季》(1747年以降)
 チェンバロのためのソナタ(1746年以降)
マリア・ルイーザ・バルダッサーリ(チェンバロ)

 音楽家でもあると同時に高名な教師でもあり、数多くの優れた宗教音楽を生み出し、「ドゥランティスティ(durantisti)」と呼ばれる自身の流派を打ち立てたとも伝わるフランチェスコ・ドゥランテ(1684-1755)。
 ここでは、ヨンメッリ、パイジェッロ、ペルゴレージ、ピッチンニ、ヴィンチといった後の大作曲家たちを指導した名教師であり宗教音楽家としてのドゥランテの姿ではなく、器楽作品の作曲家としての姿にスポットライトをあてています。
 ナポリのサン・ピエトロ・ア・マイエッラ音楽院の図書館に所蔵されている筆写譜を用いた「トッカータ集」、リスボンのポルトガル国立図書館に所蔵されている貴重な楽譜を使用した「チェンバロのためのソナタ《四季》」など、知られざるドゥランテの魅力と功績に接することが出来るアルバムです。

 ※録音:2021年7月12日-15日、ファエンツァ(ラヴェンナ、イタリア)





DACAPO



6.220702
(SACD HYBRID)
¥3100
オーレ・シュミット(1928-2010):金管楽器のための協奏曲集
 1. 協奏的小品 Op. 19(1964) -
  トランペットとトロンボーン、弦楽、ハープ、
   パーカッションとチェレスタのために
 テューバ協奏曲(1975)
  2. I. Allegro moderato/3. II. Lento/
  4. III. Allegro giusto
 ホルンと室内オーケストラのための協奏曲(1966)
  5. I. Largo/6. II. Allegro giusto
ガボール・タルケヴィ(トランペット)
イェスパー・ブスク・ソレンセン(トロンボーン)
イェンス・ビョルン=ラーセン(テューバ)
シュテファン・ドール(ホルン)
オルボア交響楽団
ジョルダーノ・ベッリンカンピ(指揮)

 録音: 2021年5月17-21日 Koncertsalen, Musikkens Hus, Aalborg(デンマーク)/CD/SACD STEREO、SACD 5ch

 【豪華ソリストの競演!オーレ・シュミットの協奏曲集SACDハイブリッドで登場】
 オーレ・シュミットは、ピアニスト・指揮者・作曲家として活躍し、現代北欧を代表する音楽家の一人に数えられます。
 彼の音楽は、バルトーク、ストラヴィンスキー、フランス近現代音楽の影響と共に北欧的な明快さも備え、躍動感漲るリズムから生まれるエネルギーに、ユーモアのセンスも兼ね備えたものです。
 このアルバムに収録されている3つの協奏曲は彼の重要な作品群であり、オーレ・シュミットの洗練された感覚がよく表れています。「協奏的小品」ではトランペットとトロンボーンが大活躍、賑やかなコンチェルト・グロッソの雰囲気と、一貫したユーモアが感じられます。また、テューバの表現力を最大限に引き出した「テューバ協奏曲」でのテューバの超絶技巧、夢想的な楽章と遊び心のある軽快な楽章で構成された「ホルンと室内オーケストラのための協奏曲」も聴き応えのある作品です。
 ベルリン・フィルの首席奏者、シュテファン・ドールをはじめとした名手たちをソリストに据え、ベッリンカンピが指揮するオルボア交響楽団が素晴らしい演奏を聴かせます。

 
 
 
8.226205
¥2600
マリー=ルイーズ・ボーデンドルフ(ピアノ)
 フリードリヒ・クーラウ(1786-1832):ピアノ作品集 第2集
マリー=ルイーズ・ボーデンドルフ(ピアノ)
 3つのロンド Op. 1(1840-1814)...世界初録音
  1. No. 1. Moderato/2. No. 2. Moderato assai/3. No. 3. Scherzo
 ソナチネ ハ長調 Op. 55 No. 1(1823)
  4. I. Allegro/5. II. Vivace
 ソナチネ ト長調 Op. 55 No. 2(1823)
  6. I. Allegretto/7. II. Cantabile/8. III. Allegro
 ソナチネ ハ長調 Op. 55 No. 3(1823)
  9. I. Allegro con spirito/10. II. Allegretto grazioso
 ソナチネ ヘ長調 Op. 55 No. 4(1823)
  11. I. Allegro non tanto/12. II. Andantino con espressione/13. III. Alla polacca
 ソナチネ ニ長調 Op. 55 No. 5(1823)
  14. I. Tempo di marcia/15. II. Vivace assai
 ソナチネ ハ長調 Op. 55 No. 6(1823)
  16. I. Allegro maestoso/17. II. Menuetto/18. 幻想曲 ト短調 Op. 93(1828)

 録音: 2021年8月2-5日 Konservatoriets Koncertsal,The Royal Danish Academy ofMusic,Copenhagen(デンマーク)

 ドイツ出身、初期ロマン派の作曲家フリードリヒ・クーラウ。幼いころ不慮の事故で片目を失明するもデンマークに移住後、ピアニスト・作曲家として大成。
 デンマークにおいてベートーヴェンを擁護したことでも知られています。
 数多くのピアノ曲とフルート曲を作曲し、なかでも一連のソナチネはピアノ学習者のための適度な指の訓練と、音楽性の育成に大いに役立っています。
 
 このアルバムで、マリー=ルイーズ・ボーデンドルフは世界初録音となる「3つのロンド」を皮切りに、1823年に作曲された6つのソナチネを中心としたクーラウの最も魅力的で個性的な音楽を紹介。
 どれも規模は小さいながらも優雅な旋律を持つ美しい作品です。また、最後に置かれた「幻想曲」は晩年の作品で、彼の弟子でスウェーデンのイェーテボリに住んでいたドイツ人ピアニスト、カール・シュヴァルツを通じて知り合ったベティ・マグヌソン夫人に捧げられた作品。スウェーデンの良く知られた歌が用いられた華麗な幻想曲です。
 演奏しているマリー・ルイーズ・ボーデンドルフは5歳でピアノをはじめ、2002年から2007年までハノーファー音楽大学で学んだピアニスト。
 確実なテクニックと豊かな音楽性が持ち味です。現在はコペンハーゲンの王立デンマーク音楽院でピアノと室内楽を教えています。

 
 



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OPUS ARTE(CD)



OACD9050D
(2CD)
¥3000→\2790
ミッコ・フランク/フィンランド国立歌劇場
エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897-1957):
 歌劇《死の都》(1920)

  台本: パウル・ショット
  原作: ジョルジュ・ローデンバックの小説
   『死都ブリュージュ』
パウル...クラウス・フローリアン・フォークト(テノール)
マリエッタ/マリーの声...カミラ・ニールンド(ソプラノ)
フランク/フリッツ...マルクス・アイヒェ(バリトン)
ブリギッタ...サーリ・ヌードクヴィスト(メゾ・ソプラノ)
マリエッテ ...カイサ・ランタ(ソプラノ)
リュシエンヌ...メリス・ヤーティネン(ソプラノ)
ガストン...アンティ・ニエミネン(テノール)
ヴィクトラン...ペル=ホーカン・プレヒト(テノール)
アルベルト伯爵...ユハ・リーヒマキ(テノール)
フィンランド国立歌劇場管弦楽団&合唱団&児童合唱団
指揮: ミッコ・フランク

 収録: 2010年11月 フィンランド国立歌劇場(ヘルシンキ)/

 Opus Arte OA1121D(DVD)の音源使用

 モーツァルトの再来と言われた23歳のコルンゴルトが書いた歌劇《死の都》。
 喪失と孤独をテーマとし、彼自身と父の共同執筆で台本を書いたこの作品は、1920年にオットー・クレンペラーの指揮によってケルンで初演され大成功を収めました。
 20世紀末より人気が高まり、優れた上演も目にするようになってきました。
 この2010年に行われたミッコ・フランクが指揮するフィンランド国立歌劇場でのカスパー・ホルテンのプロダクションは代表的な名演の一つに数えられるもので、なかでも主役を担う2人の歌手、クラウス・フローリアン・フォークトとカミラ・ニールンドの名唱は驚くべき完成度を誇っています。
 大きな評判となったDVDから、音のみを抽出したCDが登場。美しい音楽を存分に味わうことができます。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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PROFIL



PH 21036
(15CD)
¥5400→\4990

ラフマニノフ:オペラ、声楽、協奏曲大集成


  Disc1 59'10"
   歌劇「アレコ」
     アレコ:イワン・ペトロフ(バス)、老ジプシー:アレクサンドル・オグニフツェフ(バス)、
     若いジプシー:アナトーリ・オルフョーノフ(テノール)、
     ゼムフィーラ:ニーナ・ポクロフスカヤ(ソプラノ)、
     ジプシーの老婆:ブロニスラヴァ・ズラトゴロワ(コントラルト)
     ニコライ・ゴロワノフ(指揮)ボリショイ劇場管弦楽団、合唱団
     録音:1951年

  Disc2 58'24"
   歌劇「アレコ」
     アレコ:アレクサンドル・オグニフツェフ(バス)、老ジプシー:マルク・レイゼン(バス)、
     若いジプシー:アナトーリ・オルフョーノフ(テノール)、
     ゼムフィーラ:ニーナ・ポクロフスカヤ(ソプラノ)、
     ジプシーの老婆:ブロニスラヴァ・ズラトゴロワ(コントラルト)
     ニコライ・ラビノヴィチ(指揮)レニングラード・フィル
     録音:1953 年(未発売)

  Disc3 60'26"
   歌劇「けちな騎士」
     男爵:ウラジーミル・ザハーロフ(バリトン)、
     息子アリベルト:ヴラジスラフ・ラジエフスキー(テノール)、召使イワン:オレグ・ダレツキー(バス)、
     金貸しソロモン:ニコライ・ザハーロフ(テノール)、公爵:ワジム・ルスラノフ(バリトン)
     ワシーリー・ネボリシン(指揮)モスクワ・フィル
     録音:1958 年(未発売)

  Disc4 62'21"
   歌劇「フランチェスカ・ダ・リミニ」
     ランチョット:ヴィクトル・ネチパイロ(バリトン)、フランチェスカ:ディーナ・ジャン(ソプラノ)、
     パオロ:アンドレイ・ソコロフ(テノール)、ヴィルギルの影:ユーリ・デメンチェフ(バリトン)、
     ダンテ:ヴィタリー・ウラーソフ(テノール)
     アレクサンドル・メリク=パシャーエフ(指揮)ボリショイ劇場管弦楽団、合唱団
     録音:1956 年ライヴ(未発売)

  Disc5 78'49"
   (1)「仮面舞踏会」~アルベーニンのモノローグ
    【アレクサンドル・ピロゴフ(バス)、ボリス・ユルタイキン(ピアノ) 録音:1959年】
   (2)「ボリス・ゴドゥノフ」~ピーメンのモノローグ
    【イワン・コズロフスキー(テノール)、イズラエリ・グスマン(指揮)モスクワ・フィル 録音:1955年】
   (3)「アレコ」~若いジプシーのロマンス
    【セルゲイ・レメシェフ(テノール)、ワシーリー・ネボリシン(指揮)ボリショイ劇場管弦楽団 録音:1946年】
   (4)「アレコ」~カヴァティーナ
    【マルク・レイゼン(バス)、ワシーリー・ネボリシン(指揮)オーケストラ不詳 録音:1955年】
   (5)「フランチェスカ・ダ・リミニ」~フランチェスカのアリア「泣かないで、パオロ」
    【ヴェラ・フィルソワ(ソプラノ)、ワシーリー・ネボリシン(指揮)ボリショイ劇場管弦楽団 録音:1959年】
   (6)「フランチェスカ・ダ・リミニ」から5 つの場面
    【フランチェスカ:グラフィラ・デオミドワ(ソプラノ)、ランチョット:ヴィクトル・ネチパイロ(バリトン)、
     ボリス・ハイキン(指揮)ボリショイ劇場管弦楽団 録音:1946年(未発売)】
   (7)「フランチェスカ・ダ・リミニ」~ランチョットのモノローグ
    【イワン・ペトロフ(バス)、ボリス・ハイキン(指揮)ボリショイ劇場管弦楽団 録音:1963年】
   (8)「けちな騎士」から6つの場面
    【男爵:ウラジーミル・ザハーロフ(バリトン)、ヴィクトル・クバツキー(指揮)モスクワ放送交響楽団
      録音:1951年(未発売)】
   (9)「アレコ」~カヴァティーナ
    【フョードル・シャリヤピン(バス)、ローレンス・コリングウッド(指揮)オーケストラ
     録音:1929年11月10日ロンドン】

  Disc6 68'24"
   (1)聖なる僧院の門の傍らに
    【アレクサンドル・ピロゴフ(バス)、ボリス・ユルタイキン(ピアノ) 録音:1953年】
   (2)私はおまえに何も語るまい
    【セルゲイ・シャポシニコフ(バリトン)、エフゲニー・レベジェフ(ピアノ) 録音:1951年】
   (3)時は今4月(ロシア語歌唱)
    【パヴェル・リシツィアン(バリトン)、アンドレイ・ムィトニク(ピアノ) 録音:1952年】
   (4)夕闇は迫り
    【エフゲーニャ・マズルケヴィチ(ソプラノ)、マリヤ・コンドラショーワ(ピアノ) 録音:1958年】
   (5)夢を失った男の歌
    【アレクサンドル・ピロゴフ(バス)、ボリス・ユルタイキン(ピアノ) 録音:1953年】
   (6)花はしぼんだ【ヴェラ・ボリセンコ(メゾソプラノ)、ニコライ・コロリコフ(ピアノ) 録音:1954年】
   (7)スタニスラフスキーへの手紙
    【ダニール・デミャーノフ(バリトン)、アレクサンドル・デデューヒン(ピアノ) 録音:1948年】
   (8)ああ、お願いだ、行かないでOp.4の1
    【パヴェル・リシツィアン(バリトン)、ナウム・ヴァリテル(ピアノ) 録音:1954年】
   (9)朝Op.4の2【ザーラ・ドルハーノワ(メゾソプラノ)、ベルタ・コゼリ(ピアノ) 録音:1950年】
   (10)夜の静けさにOp.4の3
    【パヴェル・リシツィアン(バリトン)、ナウム・ヴァリテル(ピアノ) 録音:1954年】
   (11)美しい人よ、私のために歌わないでOp.4の4
    【ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ソプラノ)、アレクサンドル・デデューヒン(ピアノ) 録音:1961年】
   (12)ああ、私の畑よOp.4の5【ナデジダ・オブホワ(ソプラノ)、マトヴェイ・サハロフ(ピアノ) 録音:1951年】
   (13)昔のことだろうか、友よOp.4の6
    【アレクセイ・イワーノフ(バリトン)、アレクセイ・ズィプツェフ(ピアノ) 録音:1953年】
   (14)睡蓮Op.8の1【ザーラ・ドルハーノワ(メゾソプラノ)、ベルタ・コゼリ(ピアノ) 録音:1950年】
   (15)我が子よ、おまえは花のように美しいOp.8の2
    【アンドレイ・イワーノフ(バリトン)、ゲオルギー・オレントリヘル(ピアノ) 録音:1952年】
   (16)思いOp.8の3
    【アレクサンドル・ピロゴフ(バス)、ボリス・ユルタイキン(ピアノ) 録音:1952年】
   (17)私は悲しい恋をしたOp.8の4
    【ナデジダ・オブホワ(ソプラノ)、マトヴェイ・サハロフ(ピアノ) 録音:1951年】
   (18)夢Op.8の5【パヴェル・リシツィアン(バリトン)、ナウム・ヴァリテル(ピアノ) 録音:1954年】
   (19)祈りOp.8の6【ザーラ・ドルハーノワ(メゾソプラノ)、ベルタ・コゼリ(ピアノ) 録音:1955年】
   (20)夜の静けさにOp.4の3
    【セルゲイ・レメシェフ(テノール)、アブラム・マカーロフ(ピアノ) 録音:1947年】
   (12)ああ、私の畑よOp.4の5
    【セルゲイ・レメシェフ(テノール)、ナウム・ヴァリテル(ピアノ) 録音:1951年】
   (22)夢Op.8の5【セルゲイ・レメシェフ(テノール)、オリガ・トーミナ(ピアノ) 録音:1956年】
   (23)昔のことだろうか、友よOp.4の6
    【ウラジーミル・ポリトコフスキー(バリトン)、マトヴェイ・サハロフ(ピアノ) 録音:1935年】

  Disc7 71'19"
   (1)私はあなたを待っているOp.14の1
    【ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ソプラノ)、アレクサンドル・デデューヒン(ピアノ) 録音:1961年】
   (2)小島Op.14の2【イワン・コズロフスキー(テノール)、ピョートル・ニキーチン(ピアノ) 録音:1954年】
   (3)昔から恋には慰めは少なくOp.14の3
    【ヴェラ・ボリセンコ(メゾソプラノ)、アブラム・マカーロフ(ピアノ) 録音:1954年】
   (4)私は彼女のもとに行ったOp.14の4
    【パヴェル・リシツィアン(バリトン)、アンドレイ・ムィトニク(ピアノ) 録音:1953年】
   (5)この夏の夜Op.14の5【ザーラ・ドルハーノワ(メゾソプラノ)、ベルタ・コゼリ(ピアノ) 録音:1951年】
   (6)みな君を愛しているOp.14の6
    【セルゲイ・シャポシニコフ(バリトン)、エフゲニー・レベジェフ(ピアノ) 録音:1951 年】
   (7)私を信じるな、友よOp.14 の7
    【レオカディア・マスレンニコワ(ソプラノ)、ファイナ・モズナイム(ピアノ) 録音:1954年】
   (8)ああ悲しまないでOp.14 の8
    【ザーラ・ドルハーノワ(メゾソプラノ)、ベルタ・コゼリ(ピアノ) 録音:1951年】
   (9)彼女は真昼のように美しいOp.14の9
    【パヴェル・リシツィアン(バリトン)、アンドレイ・ムィトニク(ピアノ) 録音:1953年】
   (10)私の胸のうちにOp.14の10
    【パヴェル・リシツィアン(バリトン)、アンドレイ・ムィトニク(ピアノ) 録音:1954年】
   (11)春の洪水Op.14の11
    【イワン・コズロフスキー(テノール)、ピョートル・ニキーチン(ピアノ) 録音:1954年】
   (12)時間だ!Op.14の12
    【アレクサンドル・オグニフツェフ(バス)、ニコライ・コロリコフ(ピアノ) 録音:1954年】
   (13)運命Op.21の1【ボリス・グムィリャ(バス)、レフ・オストリン(ピアノ) 録音:1952年】
   (14)新しい墓の上でOp.21の2
    【アレクサンドル・オグニフツェフ(バス)、ニコライ・コロリコフ(ピアノ) 録音:1954年】
   (15)夕暮れOp.21の3
    【エレーナ・カツリスカヤ(ソプラノ)、ボリス・ユルタイキン(ピアノ) 録音:1948年】
   (16)女たちは答えたOp.21の4
    【ザーラ・ドルハーノワ(メゾソプラノ)、ベルタ・コゼリ(ピアノ) 録音:1951年】
   (17)ライラックOp.21の5
    【ザーラ・ドルハーノワ(メゾソプラノ)、ベルタ・コゼリ(ピアノ) 録音:1950年】
   (18)ミュッセからの断片Op.21の6
    【パヴェル・リシツィアン(バリトン)、アンドレイ・ムィトニク(ピアノ) 録音:1952年】
   (19)ここは素晴らしいOp.21の7
    【ニーナ・ドルリアク(ソプラノ)、スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ) 録音:1953年】
   (20)鶸の死に寄せてOp.21の8
    【セルゲイ・レメシェフ(テノール)、ナウム・ヴァリテル(ピアノ) 録音:1953年】
   (21)メロディOp.21の9
    【ナターリヤ・シュピッレル(ソプラノ)、レフ・オボーリン(ピアノ) 録音:1953年】
   (22)私は予言者ではないOp.21の11
    【パンテレイモン・ノルツォフ(バリトン)、ナウム・ヴァリテル(ピアノ) 録音:1950年】
   (23)なんという苦しさOp.21の12
    【パヴェル・リシツィアン(バリトン)、アンドレイ・ムィトニク(ピアノ) 録音:1953年】
   (24)女たちは答えたOp.21の4
    【セルゲイ・レメシェフ(テノール)、アブラム・マカーロフ(ピアノ) 録音:1947年】
   (25)ここは素晴らしいOp.21の7
    【セルゲイ・レメシェフ(テノール)、ナウム・ヴァリテル(ピアノ) 録音:1950年】
   (26)春の洪水Op.14の11
    【セルゲイ・レメシェフ(テノール)、アブラム・マカーロフ(ピアノ) 録音:1947年】
   (27)ライラックOp.21の5
    【セルゲイ・レメシェフ(テノール)、ナウム・ヴァリテル(ピアノ) 録音:1949年】
   (28)ミュッセからの断片Op.21の6
    【セルゲイ・レメシェフ(テノール)、アブラム・マカーロフ(ピアノ) 録音:1947年】
   (29)私は彼女のもとに行ったOp.14の4
    【セルゲイ・レメシェフ(テノール)、ナウム・ヴァリテル(ピアノ) 録音:1950年】
   (30)なんという苦しさOp.21の12
    【セルゲイ・レメシェフ(テノール)、アブラム・マカーロフ(ピアノ) 録音:1950年】

  Disc8 54'24"
   (1)あまたの響きがOp.26の1
    【パヴェル・リシツィアン(バリトン)、マトヴェイ・サハロフ(ピアノ) 録音:1949年】
   (2)私はすべてを奪われたOp.26の2
    【パヴェル・リシツィアン(バリトン)、アンドレイ・ムィトニク(ピアノ) 録音:1953年】
   (3)息がつけるでしょうOp.26の3
    【アレクサンドル・ピロゴフ(バス)、ボリス・ユルタイキン(ピアノ) 録音:1959 年】
   (4)捨てよう、かわいい女よOp.26の5
    【イワン・コズロフスキー(テノール)、ピョートル・ニキーチン(ピアノ) 録音:1953年】
   (5)キリストは起ち上がりぬOp.26の6
    【イワン・コズロフスキー(テノール)、ナウム・ヴァリテル(ピアノ) 録音:1954年】
   (6)子供たちにOp.26の7
    【アンドレイ・イワーノフ(バリトン)、ゲオルギー・オレントリヘル(ピアノ) 録音:1952年】
   (7)私は許しを請うOp.26の8
    【ゲオルギー・ネレップ(テノール)、マトヴェイ・サハロフ(ピアノ) 録音:1956年】
   (8)私は再びひとりOp.26の9
    【パヴェル・リシツィアン(バリトン)、アンドレイ・ムィトニク(ピアノ) 録音:1954年】
   (9)私の窓辺にOp.26の10
    【イワン・コズロフスキー(テノール)、ピョートル・ニキーチン(ピアノ) 録音:1954年】
   (10)噴水Op.26の11
    【エリザヴェータ・シュムスカヤ(ソプラノ)、ニコライ・コロリコフ(ピアノ) 録音:1954年】
   (11)夜は悲しいOp.26の12
    【セルゲイ・レメシェフ(テノール)、アブラム・マカーロフ(ピアノ) 録音:1947年】
   (12)昨日私たちは会ったOp.26の13
    【パヴェル・リシツィアン(バリトン)、アンドレイ・ムィトニク(ピアノ) 録音:1954年】
   (13)すべては過ぎ去りOp.26の15
    【パヴェル・リシツィアン(バリトン)、アンドレイ・ムィトニク(ピアノ) 録音:1954年】
   (14)あまたの響きがOp.26の1
    【パンテレイモン・ノルツォフ(バリトン)、ナウム・ヴァリテル(ピアノ) 録音:1952年】
   (15)私はすべてを奪われたOp.26の2
    【アレクサンドル・ピロゴフ(バス)、ボリス・ユルタイキン(ピアノ) 録音:1954年】
   (16)夜は悲しいOp.26の12
    【アレクサンドル・ピロゴフ(バス)、ボリス・ユルタイキン(ピアノ) 録音:1954年】
   (17)昨日私たちは会ったOp.26の13
    【セルゲイ・レメシェフ(テノール)、アブラム・マカーロフ(ピアノ) 録音:1947年】
   (18)私は再びひとりOp.26の9
    【セルゲイ・レメシェフ(テノール)、ナウム・ヴァリテル(ピアノ) 録音:1962年】
   (19)私の窓辺にOp.26の10【ヴェラ・フィルソワ(ソプラノ)、N. ムルザコワ(ピアノ) 録音:1949年】
   (20)私は許しを請うOp.26の8
    【アレクサンドル・オグニフツェフ(バス)、ニコライ・コロリコフ(ピアノ) 録音:1954年】
   (21)捨てよう、かわいい女よOp.26の5
    【ゲオルギー・ヴィノグラードフ(テノール)、アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル(ピアノ) 録音:1945年】
   (22)夜は悲しいOp.26の12
    【ゲオルギー・ヴィノグラードフ(テノール)、アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル(ピアノ) 録音:1945年】
   (23)すべては過ぎ去りOp.26の15
    【アンドレイ・イワーノフ(バリトン)、ゲオルギー・オレントリヘル(ピアノ) 録音:1952年】
   (24)息がつけるでしょうOp.26の3
    【ソロモン・フロムチェンコ(テノール)、アレクセイ・ズィプツェフ(ピアノ) 録音:1948年】

  Disc9 70'17"
   (1)ミューズOp.34の1【ザーラ・ドルハーノワ(メゾソプラノ)、ベルタ・コゼリ(ピアノ) 録音:1955年】
   (2)私たちの誰の心にもOp.34の2
    【ウラジーミル・ザハーロフ(バリトン)、ゲオルギー・オレントリヘル(ピアノ) 録音:1955 年】
   (3)そよぐ風Op.34の4【セルゲイ・レメシェフ(テノール)、ナウム・ヴァリテル(ピアノ) 録音:1952年】
   (4)アリオンOp.34の5
    【ヴィターリー・キルチェフスキー(テノール)、ゲオルギー・オレントリヘル(ピアノ) 録音:1950年】
   (5)ラザロの復活Op.34の6
    【アレクサンドル・ヴェリチ(バリトン)、クリストフ・アルトミュラー(ピアノ) 録音:1952年】
   (6)そんなことはないOp.34の7
    【アンドレイ・イワーノフ(バリトン)、ゲオルギー・オレントリヘル(ピアノ) 録音:1954年】
   (7)音楽Op.34の8
    【レオカディア・マスレンニコワ(ソプラノ)、ニコライ・コロリコフ(ピアノ) 録音:1952年】
   (8)あなたは彼を知っていたOp.34の9
    【アンドレイ・イワーノフ(バリトン)、ゲオルギー・オレントリヘル(ピアノ) 録音:1954年】
   (9)その日を覚えているOp.34の10
    【イワン・コズロフスキー(テノール)、ピョートル・ニキーチン(ピアノ) 録音:1954年】
   (10)何という幸せOp.34の12
    【イワン・コズロフスキー(テノール)、ピョートル・ニキーチン(ピアノ) 録音:1954年】
   (11)不協和音Op.34の11
    【ナターリヤ・ロジェストヴェンスカヤ(ソプラノ)、オリガ・トーミナ(ピアノ) 録音:1952年】
   (12)ヴォカリーズOp.34の12
    【イワン・コズロフスキー(テノール)、ピョートル・ニキーチン(ピアノ) 録音:1954年】
   (13)夜更けに私の庭でOp.38の1
    【アナトーリ・オルフョーノフ(テノール)、ダヴィド・ガルキン(ピアノ) 録音:1947年】
   (14)彼女にOp.38の2
    【ナターリヤ・シュピッレル(ソプラノ)、レフ・オボーリン(ピアノ) 録音:1955年】
   (15)マーガレットOp.38の3
    【レオカディア・マスレンニコワ(ソプラノ)、ベルタ・コゼリ(ピアノ) 録音:1955年】
   (16)ねずみ捕りOp.38の4
    【セルゲイ・レメシェフ(テノール)、アブラム・マカーロフ(ピアノ) 録音:1950年】
   (17)夢Op.38の5【ザーラ・ドルハーノワ(メゾソプラノ)、ベルタ・コゼリ(ピアノ) 録音:1963年】
   (18)おーい!Op.38の6
    【レオカディア・マスレンニコワ(ソプラノ)、アブラム・マカーロフ(ピアノ) 録音:1954年】
   (19)おどけ歌【マクシム・ミハイロフ(バス)、ニコライ・コロリコフ(ピアノ) 録音:1950年】
   (20)ライラック(作曲者編ピアノ版)【セルゲイ・ラフマニノフ(ピアノ) 録音:1942年2月26日】
   (21)マーガレット(作曲者編ピアノ版)【セルゲイ・ラフマニノフ(ピアノ) 録音:1940年3月18日】
   (22)私の白粉よ、頬紅よ
    【ナデジダ・プレヴィツカヤ(メゾソプラノ)、セルゲイ・ラフマニノフ(ピアノ) 録音:1926年2月22日】
   (23)ヴォカリーズ(作曲者編オーケストラ版)
    【セルゲイ・ラフマニノフ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団 録音:1929年4月20日】

  Disc10 45'24"
   (1)キリストは起ち上がりぬOp.26の6
    【イワン・コズロフスキー(テノール)、イズラエリ・グスマン(指揮)モスクワ・フィル 録音:1955年】
   (2)すべては過ぎ去りOp.26 の15
    【イワン・コズロフスキー(テノール)、イズラエリ・グスマン(指揮)モスクワ・フィル 録音:1954年】
   (3)息がつけるでしょうOp.26の3
    【イワン・コズロフスキー(テノール)、イズラエリ・グスマン(指揮)モスクワ・フィル 録音:1952年】
   (4)ヴォカリーズOp.34の12
    【イワン・コズロフスキー(テノール)、サムイル・サモスード(指揮)ソヴィエト国立交響楽団
     録音:1947年】
   (5)ここは素晴らしいOp.21の7
    【イワン・コズロフスキー(テノール)、イズラエリ・グスマン(指揮)モスクワ・フィル 録音:1955年】
   (6)美しい人よ、私のために歌わないでOp.4の4
    【イワン・コズロフスキー(テノール)、ワジム・ボリソフスキー(ヴィオラ)、マトヴェイ・サハロフ(ピアノ)
     録音:1937年】
   (7)おどけ歌
    【イワン・ペトロフ(バス)、ヴィターリー・グヌートフ(指揮)オシポフ記念ロシア民俗楽器楽団
     録音:1960年】
   (8)夜の静けさにOp.4の3
    【ユッシ・ビョルリング(テノール)、ニルス・グレヴィリウス(指揮)ストックホルム・コンサート協会管弦楽団
     録音:1947年11月27日】
   (9)ライラックOp.21の5
    【ユッシ・ビョルリング(テノール)、ニルス・グレヴィリウス(指揮)ストックホルム・コンサート協会管弦楽団
     録音:1947 年11月27日】
   (10)ああ悲しまないでOp.14 の8
    【ニーナ・イサコワ(メゾソプラノ)、管弦楽団 録音:1962年】
   (11)美しい人よ、私のために歌わないでOp.4の4
    【セルゲイ・レメシェフ(テノール)、ワジム・ボリソフスキー(ヴィオラ)、ナウム・ヴァリテル(ピアノ)
     録音:1949年】
   (12)ヴォカリーズOp.34 の12
    【ヴェラ・フィルソワ(ソプラノ)、エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)ボリショイ劇場管弦楽団
     録音:1959年】

  Disc11 64'57"
   (1)たゆまず祈る聖母(1893)
    【 ヴィクトル・コマロフ(指揮)モスクワ大司教座合唱団 録音:1948年7月6日モスクワ・ライヴ】
   (2)カンタータ「春」Op.20
    【セルゲイ・ミガイ(バリトン)、ニコライ・ゴロワノフ(指揮)モスクワ放送交響楽団 録音:1947年】
   (3)3 つのロシアの歌Op.41
    【ニコライ・ゴロワノフ(指揮)モスクワ放送交響楽団、合唱団 録音:1945年】
   (4)カンタータ「春」Op.20
    【エフゲニー・キプカロ(バリトン)、アレクサンドル・ガウク(指揮)モスクワ放送交響楽団 録音:1958年】
   (5)3つのロシアの歌Op.41【アレクサンドル・ガウク(指揮)モスクワ放送交響楽団、合唱団 録音:1957年】

  Disc12 73'04"
   (1)合唱交響曲「鐘」Op.35
    【ナターリヤ・シュピッレル(ソプラノ)、アレクサンドル・ホッソン(テノール)、
     アレクセイ・コロリョフ(バス)、ユルロフ記念合唱団、
     コンスタンチン・シメオノフ(指揮)ソヴィエト国立交響楽団 録音:1948年2月1日モスクワ・ライヴ】
   (2)合唱交響曲「鐘」Op.35
    【エリザヴェータ・シュムスカヤ(ソプラノ)、ミハイル・ドーヴェンマン(テノール)、
     アレクセイ・ボリシャコフ(バス)、ユルロフ記念合唱団、キリル・コンドラシン(指揮)モスクワ・フィル
     録音:1962年(ステレオ)】

  Disc13 57'27"
   (1)パガニーニの主題による狂詩曲Op.43
    【ヴィクトル・メルジャーノフ(ピアノ)、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)モスクワ放送交響楽団
     録音:1959年モスクワ・ライヴ】
   (2)交響的舞曲Op.45【ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団 録音:1960 年3月19日】

  Disc14 61'30"
   (1)ピアノ協奏曲第1 番嬰ヘ短調Op.1
    【スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)、クルト・ザンデルリンク(指揮)モスクワ放送交響楽団
     録音:1955年2月18日】
   (2)ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18
    【スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)、クルト・ザンデルリンク(指揮)レニングラード・フィル
     録音:1959年2月18日】

  Disc15 64'20"
   (1)ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30
    【エミール・ギレリス(ピアノ)、アンドレ・クリュイタンス(指揮)パリ音楽院管弦楽団
     録音:1955年6月13日パリ】
   (2)ピアノ協奏曲第4番ト短調Op.40
    【ヤコフ・ザーク(ピアノ)、キリル・コンドラシン(指揮)モスクワ・フィル 録音:1954年】

 ラフマニノフ・ファン狂喜!ただの大集成ではない超お宝音源満載の15枚組!!

 Mono

 ラフマニノフといえば自身が大ピアニストだったこともあり、なんといってもピアノ曲のイメージが強いですが、若い頃ボリショイ劇場等で指揮者としても働きオペラにも精通していました。
 またラフマニノフ独特の流れるようなメロディはまさに歌向きで、魅力的な歌曲を多数残しています。

 このBox は断片も含む彼のオペラ全曲にはじまり、宗教曲や合唱付きのもの、そしてほぼすべての歌曲を網羅しています。
 加えてリヒテル、ギレリス、ザーク、メルジャーノフら旧ソ連の巨匠によるピアノ協奏曲もすべて収められているのが凄すぎ。
 さらにさらに、ラフマニノフ最後の大作「交響的舞曲」を献呈され初演したオーマンディとフィラデルフィア管弦楽団の演奏で聴くことができる大盤振舞い。

 オペラもゴロワノフをはじめラビノヴィチ、メリク=パシャーエフ、ハイキンらボリショイ黄金時代の演奏を堪能できます。
 声楽陣もペトロフ、レメシェフ、コズロフスキー、レイゼンら錚々たる面々が神業的解釈を聴かせてくれます。
 ラフマニノフの歌曲はピアノ・パートが凝っていますが、オボーリン、ゴリデンヴェイゼルら伝説の名手が担っているのも聴くことができ貴重です。
 そのほかにもスヴェトラーノフ、ロジェストヴェンスキー、ザンデルリンク、コンドラシンとオールスターキャストの相を呈しています。

 いずれも貴重な音源ですが、ピアニストとしても有名な当企画のプロデューサー、アンドレイ・ホテーエフの個人コレクションで未発表も多数含まれるお宝品。
 大半が古い録音ながら、細心の注意でマスタリングが施されています。
 




<映像>


BEL AIR CLASSIQUES(映像)



BAC190
(DVD)
¥2900
サン=ジョルジュのドキュメンタリー映像
 映像ドキュメンタリー
  『シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュ ~光の弓~』
   ドキュメンタリー内の演奏楽曲
    シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュ:
     ・弦楽四重奏曲 ト短調 Op. 14 No. 6
     ・歌劇《エルネスティーヌ》より
      〈エルネスティーヌどうするつもり?〉
     ・歌劇《匿名の恋人》より〈しつこい人々から...〉
     ・歌劇《匿名の恋人》より〈これが甘味なる愛の力...〉

 ●ボーナス映像(コンサート)
  ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:
   ディヴェルティメント ヘ長調 K.138
    シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュ:
     ・歌劇《エルネスティーヌ》より
      〈エルネスティーヌどうするつもり?〉
     ・歌劇《匿名の恋人》より〈これが甘味なる愛の力...〉
  ヨーゼフ・ハイドン: 弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op. 64 No. 6
   シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュ:
    ・弦楽四重奏曲 ト短調 Op. 14 No. 6
    ・歌劇《匿名の恋人》より〈しつこい人々から...〉
マガリ・レジェ(ソプラノ)
カンビーニ=パリ四重奏団
【メンバー】
 ジュリアン・ショーヴァン(vn)
 カリーヌ・クロクノワ(vn)
 ピエール=エリック・ニミロヴィチ(va)
 酒井淳(vc)

 収録時間: 97分(本編)+52分(コンサート)、音声: フランス語、PCMステレオ2.0、字幕: 日本語・英語・韓国語、画角: 16/9 NTSC All Regio、nDVD...片面二層ディスク
 関連映像作品: パリ『黄金の間』(BAC171/BAC571) ジュリアン・ショーヴァン(指揮&ヴァイオリン)

 カリブ海に浮かぶ西インド諸島のひとつ、グアドループ島で、プランテーションを営む地主とウォロフ族出身の奴隷の女性の間に生まれたジョゼフ・ブローニュ・シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュ(1745-1799)。8歳の時にフランスへ移住し、ジャン=マリー・ルクレールにヴァイオリンを、フランソワ=ジョセフ・ゴセックに作曲を師事。
 1769年にはゴセックのオーケストラのメンバーとなりヴァイオリン奏者として卓越した腕前を披露。さらに歌劇、交響曲、室内楽など数多くの作品を作曲し人気を集めました。
 サン=ジョルジュは音楽にとどまらず剣術や乗馬にも優れた才能を示し、フランス革命に際しては革命政府の要請により、軍人として自身で編成した黒人部隊を率いて活躍。
 しかし革命前に王室と懇意であったことを理由に軍を追われた上、投獄され、ロベスピエールの失脚後に釈放されたものの病を得て没し、死後、その音楽は奴隷制の復活した第二帝政時代に急速に忘れられていきます。
 このマルタン・ミラベル監督によるドキュメンタリーは、サン=ジョルジュの作品の演奏を交えながら、18世紀フランス音楽の研究家や音楽家の証言をもとに、その数奇な生涯と音楽作品に新たな光を当てています。
 特典映像としてサン=ジョルジュの楽曲を中心に、同時代のモーツァルト、ハイドンの作品を加えたコンサート映像を収録。カンビーニ=パリ四重奏団がオペレッタ、フランス歌曲をレパートリーとするソプラノ歌手マガリ・レジェとともにサン=ジョルジュが遺した音楽をみずみずしく奏でています。

 
 




BELVEDERE(DVD+CD)


BELVED08076
(DVD+CD)
¥3100
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
 ゴルトベルク変奏曲 BWV988

  1-32. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:
    ゴルトベルク変奏曲 BWV988
ラグナ・シルマー(ピアノ)

 録音/収録: 2020年11月1日(ライヴ) Steintor-Varieté in Halle(ドイツ)
 プロデュサー/編集: トーマス・ヴィーバー/映像: コニー・クラール/ダグマール・フランケ/ベンヤミン・シュタヒェ
 収録時間: 78分(CD&DVD)、PCMステレオ2.0(DVD)、字幕: なし、画角: 16/9 NTSC All Region、DVD...片面二層ディスク

 J.S.バッハの「ゴルトベルク変奏曲」。32小節から成るアリアを最初と最後に配置し、その間にアリアの32音の低音主題に基づく30の変奏が展開されるこの作品を、ピアニスト、ラグナ・シルマーがパンデミック下の2020年11月1日に、少人数の聴衆のために演奏したライヴ録音。
 シルマーが13歳の時に「ショパンのエチュード全曲に挑戦したい」と言い出した時、ピアノの師が「大作に取り組みたいならこちらにしなさい」と勧めてくれたのがゴルトベルク変奏曲でした。
 以来、彼女にとってこの作品は人生の一部となり、20歳の時に挑戦したライプツィヒ国際ヨハン・セバスティアン・バッハ・コンクールでもこの曲を演奏するなど、人生のに節目ごとに立ち返る大切な作品となっています。
 
 2020年、全世界でコロナ・ウィルスが大流行し、ドイツでもロックダウンが何か月も続きました。
 夏には一時的にコンサートが再開されたものの、人数は制限されており、彼女の演奏会入場が許されたのはわずか30人ほどでした。
 彼女はその「30」という数字にゴルトベルクの30の変奏と通じるものを感じ、一つ一つの変奏を聴衆一人一人に捧げるつもりで演奏し、多い時は一日に5回も全曲演奏したといいます。
 そして2020年 10月になると再度ロックダウンの危機が迫ったため、彼女は11月1日にほんの一握りの聴衆のために「ゴルトベルク変奏曲」を演奏。それが2020/21シーズン最後の演奏会となりました。
 この映像には「音楽や芸術は、私たち人間にとって大切な支柱である」という彼女の思いが込められています。

 【ラグナ・シルマー】
  ドイツのヒルデスハイム生まれ。1991年からハノーファー音楽演劇大学でカール=ハインツ・ケマーリンクに師事。1993年からパリでベルナール・リンガイセンに師事。
  1995年にディプロマを取得し1999年にソリストの資格を取得。
  2001年から2011年の間マンハイム音楽大学でピアノ教授を務めた。
  ライプツィヒ国際ヨハン・セバスティアン・バッハ・コンクール(1992年と1998年)でバッハ賞を2回受賞し、2000年にもバッハのゴルドベルク変奏曲の録音をリリース。
  ハイドンのピアノ作品の録音でエコー・クラシック賞を受賞したほか、2012年にハレのヘンデル賞、2019年にはドツヴィッカウのロベルト・シューマン賞を受賞。
 




OPUS ARTE(映像)



OA1342D
(DVD)
¥2600
ジャコモ・プッチーニ(1858-1924):歌劇《マノン・レスコー》
 全4幕のドランマ・リリコ
  台本: ドメニコ・オリーヴァ、ルイージ・イッリカ
  原作: アベ・プレヴォ
   『シュヴァリエ・デ・グリューとマノン・レスコーの物語』
マノン・レスコー...キリ・テ・カナワ(ソプラノ)
シュヴァリエ・デ・グリュー...プラシド・ドミンゴ(テノール)
兄レスコー...トーマス・アレン(バリトン)
ジェロント・ディ・ラヴォワール...
 フォーブス・ロビンソン(バス)
エドモンド...ロビン・レガーテ(テノール)
宿屋の主人...ジョージ・マクファーソン(バス)
歌手...アンナ・クーパー(メゾ・ソプラノ)
舞踏教師...ジョン・フライアット(テノール)
街灯点灯夫...マーク・カーティス(テノール)
射撃隊軍曹...ハンデル・トーマス(バス)
船長...ロデリック・アール(バス)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
 (合唱指揮: ジョン・マッカーシー)
指揮: ジュゼッペ・シノーポリ

 演出: ゲッツ・フリードリヒ/振付: ロマーニェ・グリゴーロヴァ/舞台美術: ギュンター・シュナイダー=ジームセン/衣装: アリウテー・メチース/映像監督: ハンフリー・バートン
 収録: 1983年5月 コヴェント・ガーデン王立歌劇場(ロンドン)
 収録時間: 128分、音声: イタリア語、PCMステレオ2.0、字幕: 日本語・英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語、画角: 4/3 NTSC All Region、DVD...片面二層ディスク

 【テ・カナワ、ドミンゴ、アレンら豪華キャスト!シノーポリの英国オペラデビュー公演】
 主人公の騎士デ・グリューとその恋人マノンの運命と悲劇を描いたプッチーニの歌劇《マノン・レスコー》が1893年にトリノで初演されてから90年後の1983年、コヴェント・ガーデン王立歌劇場でこの演目を手掛けたのは演出家のゲッツ・フリードリッヒと、この上演がイギリスのオペラ界へのデビューとなったジュゼッペ・シノーポリでした。
 そして、この歌劇を知り尽くした3人の歌手たち、キリ・テ・カナワ、プラシド・ドミンゴ、トーマス・アレンが登場、なかでもキリ・テ・カナワの熱唱とプラシド・ドミンゴのロマンティックな歌唱は高く評価されました。
 上演から40年近くを経た現在でも、この完成度の高い舞台は色褪せることがありません。

 「~プラシド・ドミンゴのデ・グリューの見事な歌唱は驚きの連続だった」(ザ・スペクテーター)
 

<LP>

 

DACAPO(LP)


DACLP-9
(2LP)
¥5600
スヴィン:『エレジー』(編曲:L.D.ハンセン)(2019)
 1. Elegi I/2. Call to Worship/
 3. Ezra/4. Sarangi/5. Kami/
 6. Elegi II/7. Tengoku/
 8. Dodsrite/9. Ikebana/10. Elegi III
 
世界初録音
スヴィン(アンサンブル&作曲)
オーフス・シンフォニエッタ

 録音: 2019年11月10日 Royal Academy of Music, Aarhus(デンマーク)

 アンサンブル"SVIN"はこの10年間、デンマークのプログレッシブ・ミュージックの最前線で活躍しており、パイオニアとして評価されていますが、その実態は謎に包まれています。
 10の楽章からなる『ELEGIは』は、禅をはじめとする東洋思想にインスパイアされたアルバム。
 SVINの過去のアルバムでおなじみのアンビエント・ドローンに、ジャンクヤード・パーカッション(バケツやゴミ箱など各種ガラクタ=ジャンクを打楽器に見立てたもの)が加わり、アコースティックとエレクトロニックが融合したサウンドを生み出しています。
 
















2/17(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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BIS



BIS SA 2400
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590

アレクサンドル・カントロフの
 サン=サーンスのピアノと管弦楽のための作品集第2弾

  サン=サーンス:
   (1)ピアノ協奏曲第2番 ト短調 Op.22(1868)
   (2)「ウェディング・ケーキ」
    (カプリース・ワルツ)Op.76(1886)
   (3)アレグロ・アパショナート 嬰ハ短調 Op.70(1884)
   (4)ピアノ協奏曲第1番 ニ長調 Op.17(1858)
   (5)「オーベルニュ狂詩曲」Op.73(1884)
   (6)幻想曲「アフリカ」Op.89(1891)

アレクサンドル・カントロフ
 (ピアノ;Steinway D)
ジャン=ジャック・カントロフ(指揮)
タピオラ・シンフォニエッタ
KKC 6502
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 天才降臨!アレクサンドル・カントロフのサン=サーンスのピアノと管弦楽のための作品集第2弾登場!

 セッション録音:(2)(5)2018年1月28日-2月2日、(3)(4)(6)2020年1月13-17日、(1)2021年9月6-8日/タピオラ・コンサートホール(フィンランド)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、85'02
 プロデューサー:イェンス・ブラウン(Take5 Music Production)

 SACD ハイブリッド盤。
 2021年11月の来日リサイタルも記憶に新しいアレクサンドル・カントロフ。ブラームスの「4つのバラード」、リストの「ダンテを読んで-ソナタ風幻想曲」、そしてブラームスの「ピアノ・ソナタ第3番」という重量級プログラムに挑んだ日本初リサイタルでしたが、異次元の集中力と情熱的な演奏で聴衆を魅了させました。

 まさに天才降臨といえるカントロフ!当アルバムはサン=サーンスのピアノとオーケストラのための作品第2 集で、ピアノ協奏曲第1番&第2番、「ウェディング・ケーキ」、「アレグロ・アパショナート」、「オーベルニュ狂詩曲」、そして幻想曲「アフリカ」を収録。共演は父ジャン=ジャック・カントロフ指揮、タピオラ・シンフォニエッタです!

 2歳でピアノをはじめ、3歳でかなりのレベルでピアノを弾きこなし、5歳で作曲をはじめたという神童サン=サーンス。ピアノ協奏曲は生涯5つを作曲しました。
 いずれもサン=サーンスらしい華麗なテクニックときらめく旋律が魅力です。
 驚くべき才能の持ち主アレクサンドル・カントロフが母国の天才作曲家の難曲を、余裕綽々ともいえるテクニックを武器に雄弁な語り口で華麗に歌い上げます!!

 1997年生まれのアレクサンドルは父親譲りの音楽的才能の持ち主。16歳のときにはナントおよびワルシャワでのラ・フォルジュルネでシンフォニア・ヴァルソヴィアと共演し、ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲を披露。
 抜群のテクニックと情感豊かな演奏で聴衆を熱狂させました。そして、2019年に開催された16回チャイコフスキー国際コンクールでフランス人としてはじめて優勝。
 本選ではチャイコフスキーのピアノ協奏曲第2 番を演奏し、有名な第1番を上回る高度なテクニックを要する難曲をコンクールの場で見事に披露したことでも話題となりました。
 現在フランスの英雄として全世界から注目される気鋭のピアニストの活躍が大いに期待されます!
 
 

KKC 6501
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300
上記新譜発売に合わせて国内盤発売
 アレクサンドル・カントロフの
  サン=サーンスのピアノ協奏曲第3~5番

  サン=サーンス:
   (1)ピアノ協奏曲第3番 変ホ長調 Op.29(1869)
   (2)ピアノ協奏曲第4番 ハ短調 Op.44(1875)
   (3)ピアノ協奏曲第5番 ヘ長調「 エジプト風」Op.103(1896)
アレクサンドル・カントロフ(ピアノ;Steinway D)
ジャン=ジャック・カントロフ(指揮)
タピオラ・シンフォニエッタ

 親譲りの天才肌。アレクサンドル・カントロフのサン=サーンスのピアノ協奏曲第3~5番!

 セッション録音:(2)(3)2016年9月、(1)2018年1月&2月/タピオラ・コンサートホール(フィンランド)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、80'37、
 輸入盤発売済み[BIS]BIS SA.2300、

 輸入盤・日本語帯・解説付
 プロデューサー:イェンス・ブラウン(Take5 Music Production)

 SACDハイブリッド盤。
 天才アレクサンドル・カントロフのサン=サーンスのピアノ協奏曲第3番、第4番、第5番「エジプト風」を収録したアルバム。
 共演は父ジャン=ジャック・カントロフ指揮、タピオラ・シンフォニエッタです。

 2歳でピアノをはじめ、3歳でかなりのレベルでピアノを弾きこなし、5歳で作曲をはじめた神童サン=サーンス。ピアノ協奏曲は生涯5つを作曲しました。
 いずれもサン=サーンスらしい華麗なテクニックときらめく旋律が魅力です。驚くべき才能の持ち主アレクサンドル・カントロフが母国の天才作曲家の難曲を、余裕綽々ともいえるテクニックを武器に雄弁な語り口で華麗に歌い上げます!!
 同時発売のピアノ協奏曲第1、2番をおさめたアルバム(KKC-6502 / BIS SA-2400)とあわせてお楽しみください。
 
 

BIS SA 2584
(SACD HYBRID)
¥2800
「裸足の歌」     ペーテル・マッテイ(バリトン)
ベンクト=オーケ・ルンディン(ピアノ/Steinway D)
 アッラン・ペッテション(1900–1980):
  ●《6つの歌(6 sanger)》~中声とピアノのための(1935)
   カラスが死ぬと静かになる(Det blir stilla da krakorna dor) ひとりぼっちの歌(En visa i ensamhet)
   松の木と稲妻(Pinjen och blixten) あきらめ(Resignation) 隠れ家(Tillflykt)
   私の心には小さな子が必要だ(Mitt hjarta behöver ett litet barn)
  ●《裸足の歌(Barfotasanger)》(1943-45)
   嘆きの歌(Visa i sorgton) 賢い者と握り拳(Klokar och knythander) 母は貧しく(Fattig ar Mor)
   愛が道に迷い(Kärleken gar vilse) 星と鉄格子(Stjarnan och gallret)
   なにかを失くした(Nanting man mist) 花よ、話してくれ(Blomma saj) 冬の歌(Vintervisa)
   小さな子は待つだろう(Liten ska vanta) 娘と嘘つきの風(Jungfrun och ljungarpust)
   フィドル弾きの天国への旅(En spelekarls himlafard) 君は知っているだろう(Du vet)
   君は嘘をついている(Du lognar) 主は草原を行く(Herren gar pa angen)
   海辺の犬(Hundarna vid havet) ちょっとした口論(Kivlynnte liten)
   いろいろと思うところがある(Jag tanker pa ting) 足元の花(Blomma vid min fot)
   家出したもの(Rymmaren) わたしの憧れは(Min langtan)

 ペッテションの歌曲《裸足の歌》《6つの歌》をペーテル・マッテイが歌う!

 セッション録音:2021年3月11-14日/オレブルー・コンサートホール(オレブルー、スウェーデン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、71'35
 プロデューサー、サウンド・エンジニア:マリオン・シュヴェーベル(Take5 Music Production)

 SACDハイブリッド盤。
 スウェーデンの作曲家アッラン・ペッテションは、もっぱら彼が1950年以降に集中して書いていった堅固なつくりの交響曲で知られます。
 しかし、それより以前、ストックホルムの音楽大学の学生だったころとストックホルム・フィルハーモニックのヴィオラ奏者だったころ、彼は、室内楽曲や歌曲集を作曲していました。
 その歌曲集のひとつ、1943年から1945年にかけて書かれた《裸足の歌》は、いくつかの歌を後の交響曲に引用するなど、生涯、彼にとって重要な意味をもつ作品になりました。
 この《裸足の歌》は、貧しい労働者階級人々の住む界隈で育った子供時代を反映した作品など、自伝的内容をもち、きわめて個人的で古風な言葉も使いながらペッテション自身が書いた24の詩に作曲された作品です。
 うち22曲は、すべて、短調で書かれ、民謡、賛美歌、流行歌を暗に示す語法が使われています。
 1935年の《6つの歌》は、グンナル・ビョーリングやインゲボリ・ビョークルンドたち5人の詩をテクストに使い、「歌曲集」を意図せず書かれた作品です。

 バリトンのペーテル・マッテイと、30年近くにわたりコラボレーションをつづけるピアニスト、ベンクト=オーケ・ルンディンによる録音。
 マッテイが録音した、「痛み」という基調の共通するシューベルトの《冬の旅》(BIS SA-2444)は、ペッテションの音楽の熱心な聴き手が多いといわれるドイツのメディアから高く評価されたアルバムです。

 
 




CENTAUR


CRC3869
¥2500
テレマン:無伴奏フルートのための12の幻想曲 レナード・ギャリソン(フルート)
 無伴奏フルートのための12の幻想曲第1番 イ長調 TWV 40:2/
  幻想曲第2番 イ短調 TWV 40:3/幻想曲第3番 ロ短調 TWV 40:4/
  幻想曲第4番 変ロ長調 TWV 40:5/幻想曲第5番 ハ長調 TWV 40:6/
  幻想曲第6番 ニ短調 TWV40:7/幻想曲第7番 ニ長調 TWV 40:8/
  幻想曲第8番 ホ短調 TWV 40:9/幻想曲第9番 ホ長調 TWV 40:10/
  幻想曲第10番 嬰ヘ短調 TWV 40:11/幻想曲第11番 ト長調 TWV 40:12/
  幻想曲第12番 ト短調 TWV 40:13

 レナード・ギャリソン、テレマンを吹く!

 レナード・ギャリソンは、アイダホ大学のライオネル・ハンプトン音楽学校の名誉教授であり、ワラワラ交響楽団の首席フルート奏者のほか、ノースウエスト・ウィンド・カルテットなどで演奏しています。
 彼の演奏は、エネルギッシュな部分と叙情性を兼ね備えており、最も難しい技術的なパッセージを簡単に見せ、極端なダイナミクスと大きな跳躍を容易に行う優れたものと評されています。
 これまでにも数々の録音を残していますが、今回のアルバムでも生き生きとしたテレマンを聴かせています。

 ※録音:2020年7月2日、9日、27日、31日、ワシントン大学(アメリカ)
 
 

CRC3849
¥2500
ショパン、リスト:ピアノ作品集
 ショパン:
  ワルツ イ短調 B.150 Op.Posth、
  ワルツ 変ニ長調 Op.64-1、ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2、
  ワルツ 変イ長調 Op.64-3、ワルツ 変イ長調 Op.42、
  子守歌 変ニ長調 Op.57
 リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
クォン・ジナ(ピアノ)

 韓国出身のピアノ奏者クォン・ジナによるショパンとリスト作品集。彼女は5歳でピアノを始めて現在はタラント大学で教鞭を執っています。
 これまでに数々の音楽コンクールで入賞しており、2020年アメリカで行われたロマン派音楽の国際コンクールで最優秀賞を受賞しています。今作がソロ・デビュー作となります。

 ※録音:2019年7月13日-19日、マーチソン・パフォーミング・アーツ・センター(アメリカ)
 
 

CRC3848
¥2500
ナスカの地上絵 ~ パーカッションの旅
 マーク・サターホワイト:
  ナスカの地上絵/ザビ/カーモス/
  古代日本からの4つのポートレート 金閣寺、
  龍安寺石庭、弘前城公園の12月、大阪城
ルイビル大学パーカッション・アンサンブル
グレッグ・バーン(指揮)

 米国の名門ミシガン州立大学とインディアナ大学でコントラバスと作曲を学んだテキサスの作曲家マーク・サターホワイトによるパーカッション・アンサンブル作品。
 彼が愛する旅行を作曲動機としており、実際に巡った場所と、これから巡りたい場所の両方を題材にしています。

 ※録音:2016年1月4日-5日コムストック・ホール(アメリカ)
 
 

CRC3847
¥2500
デイヴィッド・ポスト作品集
 デイヴィッド・ポスト:
  ヴァイオリン・ソナタ(2007) 
  「バッハ=ブゾーニ」のコラール前奏曲による
   変奏曲とフーガ(2005)‡
  チェロ・ソナタ(2017)*
  ピアノ・ソナタ(2015)§>
アリッサ・ワン(ヴァイオリン) 
ルーティン・リ(ピアノ) 
スティーヴン・ベック(ピアノ)‡§
サミュエル・マギル(チェロ)*
ベス・レヴィン(ピアノ)*

 デイヴィッド・ポストはニューヨーク市に生まれ、シカゴ大学、ニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチ、ブランダイス大学で学びました。
 臨床心理士の肩書も持つ彼は、ASCAP賞やニューイングランド・リード・トリオ作曲コンクールの最優秀賞などを受賞しています。
 このアルバムに収められた《「バッハ=ブゾーニ」のコラール前奏曲による変奏曲とフーガ》は著名なピアニストのシモーネ・ディナースタインに高く評価されました。
 
 

CRC3846
¥2500
ハインリヒ・マルシュナー:バリトンのための歌曲集
 ハインリヒ・マルシュナー:
  騎士ヒューゴのバラード Op.190-3/告白 Op.51-1/
  さらば、テレーズ! Op.128-3/Die Vertraute Op.151-4/
  Verloren Op.128-4/祈り Op.154-1/
  Eine dunkle Stunde Op.151-3/秋の歌 Op.154-4/
  ドイツの森、ドイツの心 Op.185-1/
  Des Harfners Klage Op.160-4/
  Ungleiche Theilung Op.151-5/二重の危険 Op.68-6/
  憧れの心 Op.162-6/Ermuthigung Op.185-2/
  Aufforderung Op.94-2/真夜中に Op.128-4/
  Treue Op.151-1/タランテッラ Op.154-1₁^
  Corsarenliebe Op.154-2₁^Trost beim Abschied Op.154-3 
  (₁<\プラノとバリトンの二重唱)
ジェフリー・ウィリアムズ(バリトン)
ジェニファー・マグワイア(ピアノ)
サンギータ・エカンバラム(ソプラノ)�

 ドイツ・ロマン派の作曲家ハインリヒ・マルシュナーの作品は、一部のオペラのみでそれ以外はあまり知られていません。
 しかし彼は非常に多作な作曲家で420以上もの作品を残しており、その多くは驚くことにバリトンのために作られました。
 このアルバムではそのバリトンのための作品をたっぷりと楽しむことが出来ます。

 ※録音:2019年12月19日-20日、メイブリー・コンサート・ホール(アメリカ)
 
 

CRC3844
¥2500
ピアソラ ~ 百年
 ピアソラ:バンドネオン協奏曲《アコンカグア》
 モサリーニ:トマ,トカ*、百年*
 ピアソラ(モサリーニ編):
  ブエノスアイレスの四季*、
  リベルタンゴ*
 (世界初録音*)
ジゼル・ベン=ドール(指揮)
フアンホ・モサリーニ(バンドネオン)
ボストン・プロアルテ室内管弦楽団
クリスティーナ・ニルソン(ヴァイオリン)
アン・ブラック(ヴィオラ)
スティーヴン・レヴァン(チェロ)

 1972年にブエノスアイレスで生まれたバンドネオン奏者であり編曲者であるフアンホ・モサリーニは、アルゼンチンを代表するミュージシャンとして30年以上活躍しています。
 今作は、タンゴの偉大なアルゼンチンの作曲家、アストル・ピアソラの100年を祝うアルバムで、バンドネオン奏者モサリーニによる素晴らしい演奏と4つの世界初録音が聴きどころです。

 ※録音:2020年1月13日、サンダー・テアトル(アメリカ)
 
 

CRC3682
¥2500
20世紀のトランペット作品集
 ゲディケ:演奏会用練習曲 Op.49/ヒンデミット:ソナタ/
 ブロッホ:プロクラメーション/エネスク:伝説/
 ラヴェル:ハバネラ形式の商品/オネゲル:イントラーダ/
 伝承曲:鳥の歌
ロデリック・マクドナルド(トランペット)
ミギョン・キム(ピアノ)

 元ゲヴァントハウス管首席トランペット奏者が奏でる20世紀の作品集!

 250年を超える歴史を誇る由緒あるオーケストラであるライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団で、1989年から2005年まで首席トランペット奏者を務めた、名手ロデリック・マクドナルドが奏でる20世紀のトランペットのための名作品集。

 マクドナルドは、1988年に当時の音楽監督であった名匠クルト・マズアより、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団を始め、ライプツィヒ・オペラ、聖トーマス教会の首席奏者の地位に任命され、奏者としてのキャリアを積み上げて来ました。
 彼のその素晴らしいサウンドは、日本フィルハーモニー交響楽団、ヴィルトゥオージ・サクソニア 、バッハ・コレギウム・ミュンヘン、ライプツィヒ・バッハ管弦楽団、ライプツィヒ室内管弦楽団、スーパー・ワールド・オーケストラ(東京)などとの共演により世界中で高い評価を得ています。
 2014年からは、奏者だけでなく指揮者としても活動の場を広げ、ニューイングランド交響楽団の音楽監督を務めています。
 本アルバムは、名匠から厚い信頼を得てきた音楽性、テクニック、そして、その艶やかなサウンドを存分に堪能できる1枚と言えるでしょう。

 ※録音:2016年~2017年頃、ジュリエット・J.ロッシュ・リサイタルホール(ニューヨーク、アメリカ)
 
 

CRC3828
¥2500
ベートーヴェン生誕250周年記念
 ベートーヴェン:
  幻想曲ト短調(またはロ短調) Op.77
  ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 Op.13 《悲愴》
  ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2 《月光》
  ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.31-2 《テンペスト》
ソフィア・アグラノヴィチ(ピアノ)

 国際的ソリスト、室内楽奏者、レコーディング・アーティストとして活躍するソフィア・アグラノヴィチは、フェリックス・ブルーメンフェルトの弟子であり、ロシア・ピアノ界の名教師としてその名を馳せたアレクサンドル・エデルマンに師事したウクライナ生まれのピア二スト。
 ブルーメンフェルト、ネイガウスというロシアン・ピアニズムの流れを汲み、10歳の時に参加したウクライナ・ヤング・アーティスト・コンペティションでは見事優勝しています。
 本アルバムは、ベートーヴェン生誕250周年を迎えた2020年にリリースされた好企画です。

 ※録音:2019年12月17日&26日(ニュージャージー州、アメリカ)
 
 

CRC3824
¥2500
ウィンター・ワッツ:歌曲集
 ウィンター・ワッツ(1884-1962):
  詩人は歌う/4つの歌 Op.3 より- A Hope、The Stairway/
  Home/It Isn't the Thing You Do, Dear/
  Oh, Call it by Some Better Name/Blue Are Her Eyes/
  The Boat of My Lover/Hushing Song/
  Only Once, Love/Wood Song/When I Wake/
  Like Music on the Waters/イタリアのヴィネット/
  Utopia/Magic/Wings of Night/
  Only a Cry/Let it Be Forgotten
ジョン・カルロ・ピアース(テノール)
ジョエル・ベーコン(ピアノ)

 絵画、建築、声楽、そしてオルガンと多分野を学び、約70曲にもおよぶ歌曲作品を残した知られざるアメリカの作曲家、ウィンター・ワッツ。
 本アルバムでは、「アメリカ歌曲作品への永続的な価値の貢献」として高く評価された「イタリアのヴィネット」など、美しく、温かみに溢れたワッツの作品の一面を感じることができます。

 ※録音:2018年12月17日-20日、(アメリカ)
 
 

CRC3815
¥2500
後悔、改悛、歓喜 ~
 ウィリアム・ウォーカーの 「サザン・ハーモニー」 からの讃美歌集
C.レナード・レイボン(編曲、作曲、指揮)
セイクリッド・ナイン・プロジェクト
  ウィリアム・ムーア:Manna All Around/
  伝承:The Social Band、ちとせの岩よ、Say, Will You, or No?、The Romish Lady/
  ウィリアム・ウォーカー:The Clear Title/
  伝承:
   The Fiery Fiends、The Conversion of Captain Kidd、Tedious and Tasteless、
   Gay As Sixteen、アメイジング・グレイス、The French Broad、The Other Side of Jordan
  ※全曲C.レナード・レイボンによる編曲

 1835年にウィリアム・ウォーカーによって編纂された讃美歌集、「サザン・ハーモニーとミュージカル・コンパニオン」に集められた作品を中心に、アメリカ第2の国歌とまで言われ、広く愛され続けている名曲「アメイジング・グレイス」などを収録。
 アメリカの音楽や詩の歴史から多くの作品を取り上げてきたセイクリッド・ナイン・プロジェクトの聖なる歌声が響き渡ります。

 ※録音:2018年10月6日(アメリカ)
 
 

CRC3808
¥2500
マイルストーンズ ~ デイトン、ハラム、ローリー:ヴィオラ作品集
 ピーター・デイトン(b.1990):幻想曲*
 クリストファー・ローリー(b.1988):
  独奏ヴィオラのためのマイルストーン・ミニチュア セット1 Op.13
 クリストファー・ハラム(b.1985):
  ア・デイ・イン・モンロー・カントリー*
 クリストファー・ローリー:組曲 Op.5**
クリストファー・ローリー(ヴィオラ)
ダニエル・リーベスキンド(ピアノ)*
ジー・ユン・リン(ピアノ)**

 ヴィオラ奏者、作曲家、レコーディングエンジニアとして、マルチに活躍しているクリストファー・ローリーが奏でる21世紀のヴィオラのための作品集。

 ローリーは、3大ヴィオラ・コンクールの1つに数えられるライオネル・ターティス国際ヴィオラ・コンクールにおいて、2度のピューリッツァー賞に輝き、2015年のルイスビルレイク交響楽団国際ストリング・コンペティションにおいて大賞、作曲家としては、2017年にスーザ/ABA/オストウォルド賞を受賞するなど、国内外のコンクールにおいて多くの賞を受賞しています。
 本アルバムでは、4楽章から成る自作の作品を取り入れるなど、奏者と作曲家の両面を見事に映し出しています。

 ※録音:2017年2月(アメリカ)
 
 

CRC3804
¥2500
カントルーブ:歌曲集
 ジョゼフ・カントルーブ(1879-1957):
  連作歌曲集 《大地》
  フランスの歌第1集
  フランスの歌第2集
カレン・コーカー・メリット(ソプラノ)
ショーン・ケナード(ピアノ)

 ノースカロライナ州出身のソプラノ歌手、カレン・コーカー・メリットが歌う、フランスの作曲家・音楽学者ジョゼフ・カントルーブの歌曲集。

 メリットは、ノースカロライナ大学グリーンズボロー校で音楽修士号、フロリダ州立大学で声楽の名誉音楽学博士号を取得。
 2003年からボルチモア・オペラでプロのオペラ・デビューを果たし、国際的な活動としては、オペラ・ノースによるクルト・ヴァイルの「ヴィーナスの接吻」の英国ツアーにて主演を演じています。

 ※録音:2019年7月(アメリカ)
 




FONE


SACD215
(1SACD HYBRID)
¥2700
オール・オヴ・アス   ペトラ・マゴーニ(ヴォーカル)
イラリア・ファンティン(アーチリュート)
 1. ファブリツィオ・デ・アンドレ/イヴァーノ・フォッサーティ:オー・ヴィスト・ニーナ・ヴォラーレ
 2. キース・リチャーズ/ミック・ジャガー:悪魔を憐れむ歌
 3. ルー・リード:パーフェクト・デイ
 4. ギヨーム=ルイ・コットラウ:地窓
 5. ジョニ・ミッチェル:青春の光と影
 6. リッチー・ブラックモア/イアン・ギラン/ロジャー・グローヴァー/ジョン・ロード/イアン・ペイス:
  スモーク・オン・ザ・ウォーター
 7. ドメニコ・モドゥーニョ/ピエル・パオロ・パゾリーニ:雲とはどういうものか
 8. フランコ・ミリアッチ/シャルピ:シガレッツ&コーヒー
 9. プリンス・ロジャーズ・ネルソン:ナッシング・コンペアーズ・トゥー・ユー
 10. レスリー・ブリッカス/アンソニー・ニューリー:フィーリング・グッド
 11. ジェラルド・マークス/セイモア・シモンズ:オール・オヴ・ミー

 ジャンルレスに活動するペトラ・マゴーニ!ジャズ、ポピュラーの名曲をアーチリュート伴奏で歌う!

 ☆古楽、オペラからジャズ、ロックまで歌うイタリアのシンガー、ペトラ・マゴーニ!
 ☆アーチリュートの伴奏で歌う、ローリング・ストーンズ、ディープ・パープル、プリンスなどの名ナンバー!

 ペトラ・マゴーニは幼少期から児童合唱団で歌い始め、長年にわたり様々な声楽グループで経験を積んできたイタリアの歌手、俳優。アラン・カーティスの下で古楽を専門的に学び、古楽とオペラの世界でキャリアを積んだあとロックに転向。
 その後も、ジャズ、ポップス、R&Bの3ジャンルでグラミー賞を受賞した伝説的シンガー、アル・ジャロウや、プライベートでのパートナーでもあるステファノ・ボラーニらと共演し、古楽、オペラ、演劇、ジャズ、ロック、ポピュラーの垣根のないジャンルで活動しています。

 中世からルネサンス、バロック時代の作品のソロイスト、またいくつかの古楽アンサンブルで通奏低音奏者として活躍するイタリアのアーチリュート奏者、イラリア・ファンティンとのコラボレーション・プロジェクトによるペトラ・マゴーニのニュー・アルバム。
 主にバロック時代に使われた大型の撥弦楽器「アーチリュート」の典雅な響きをバックに、ローリング・ストーンズの『悪魔を憐れむ歌/Sympathy for the Devil』やディープ・パープルの『スモーク・オン・ザ・ウォーター/Smoke on the Water』、プリンスの『ナッシング・コンペアーズ・トゥー・ユー/Nothing Compares 2 U』等の名ナンバー、ビリー・ホリデイやルイ・アームストロングが演奏してきたジャズ・スタンダード『オール・オヴ・ミー/All of Me』、そしてイタリア映画「Capriccio all'italiana(イタリア風カプリッチョ)」からの『雲とはどういうものか/Che cosa sono le nuvole?』やナポリ民謡を元にした『地窓/Fenesta Vascia』など、ジャンルにとらわれない楽曲を独自の解釈で歌います。
 古楽器の音色とマゴーニの魅惑的な歌声をリアルに捉えた高品質録音もポイントです。
 




KAIROS


代理店変更にともない再掲載

0015021KAI
【旧譜】
¥2600
フランコ・ドナトーニ:室内楽作品集 アンサンブル・アダプター
 Marches(独奏ハープのための)(1979)
 Nidi(独奏ピッコロのための)(1979)
 Clair(独奏クラリネットのための)(1980)
 Small(ピッコロ、クラリネット、ハープのための)(1981)
 Estratto(独奏ピアノのための)(1969)
 Secondo Estratto(ピアノ、ハープシコード、ハープのための)(1970)
 Quarto Estratto
  (ピッコロ、フルート、ヴァイオリン、マンドリン、ハープ、
   ハープシコード、ピアノとチェレスタのための)(1974)

 イタリア現代作曲家、ドナトーニ!

 1927年生まれのイタリアの現代作曲家フランコ・ドナトーニ(1927-2000)の室内楽作品集。
 ドナトーニはミラノ音楽院(G.ヴェルディ音楽院)とボローニャのG.B.マルティーニ音楽院で作曲を学び、1953年、ローマの聖チェチーリア国立音楽院でイルデブランド・ピツェッティが教える作曲の上級コースでディプロマを取得しています。
 また同年ブルーノ・マデルナと出会い、1954年、1956年、1958年、1961年のダルムシュタット夏季現代音楽講習会に参加。
 彼の作品の多くはピッチ・セルやシングル・ピッチのような、極端に還元された基礎的素材に基づいており、そこからその後の作品展開のすべてを導き出す手法が特徴となっています。

 「作曲はひとつのアイデアで十分です。何十個も集める必要はない。アイデアがただ無駄になり、気まぐれな思いつきとひどい混乱に陥るさまを何度も見てきました。
 これを避けるために、ひとつのアイデアを整理し、変換、展開するためのコードやガイドラインについて考える必要があります。」(フランコ・ドナトーニ)

 ※録音:2014年&2015年
 
 

0015019KAI
【旧譜】
¥2600
ピエルルイジ・ビローネ(1960-)
 《ITI KE MI》と《Equilibrio. Cerchio》

  ピエルルイジ・ビローネ:
   ITI KE MI(1995)
   Equilibrio. Cerchio(2014)
マルコ・フージ(ヴィオラ、ヴァイオリン)

 ピエルルイジ・ビローネ(1960-)は作曲をサルヴァトーレ・シャリーノとヘルムート・ラッヘンマンに師事した、イタリア出身の作曲家。
 本作に収録されたヴィオラ独奏のための《ITI KE MI》とヴァイオリン独奏のための《Equilibrio. Cerchio》は、どちらもかなりの集中力が必要な30分超えの大作。
 特殊奏法もふんだんに用いられており、現代音楽界を代表する演奏家のひとり、マルコ・フージの高度な技術と専門性が遺憾なく発揮されています。

 ※録音:2016年12月
 
 

0015018KAI
【旧譜】
¥2600
ベルンハルト・ラング:The Cold Trip
 The Cold Trip, part 1
 The Cold Trip, part 2*
サラ・マリア・サン(ヴォーカル)
アレフ・ギター四重奏団
ジュリエット・フレイザー(ヴォーカル)*
マーク・ヌープ(ピアノ&ラップトップ)*

 フリージャズや即興演奏、ヒップホップやDJカルチャーに至るまで、さまざまな音楽スタイルやジャンルを参照し、決して枠にはまることのない作曲活動を行っているオーストリア出身の作曲家ベルンハルト・ラング(1957-)。
 本作《The Cold Trip》はシューベルトの《冬の旅》を素材とした作品で、900年から今日に至るまでの音楽史に残るオリジナル・スコアを用いたメタコンポジションを表す「モナドロジー」と呼ばれるラングの約30曲のサイクルに属しています。
 パート1はシューベルトの第1曲から第12曲をヴォーカルと4本のギターで、パート2は第13曲から第24曲をヴォーカルとピアノ、ラップトップで演奏し、シューベルトの元のテクスチャのパリンプセストを作成するために特別に用意された、プリペアド・ピアノによるサンプルセットを再生ファイルに使用しています。

 ※録音:2017年1月&2月
 
 

0015016KAI
【旧譜】
¥2600
ピエルルイジ・ビローネ:Sgorgo Y. N. oO
 Sgorgo Y(2012)
 Sgorgo N(2013)
 Sgorgo oO(2013)
ヤロン・ドイチュ(エレクトリック・ギター)

 作曲をサルヴァトーレ・シャリーノとヘルムート・ラッヘンマンに師事した、イタリア出身の作曲家ピエルルイジ・ビローネ(1960-)がエレクトリック・ギターのために作曲した三部作。
 《Sgorgo Y》のベースソノリティを構成する連続的なスライド奏法には、独特のレガート奏法で有名な伝説のフュージョンギタリスト、アラン・ホールズワースへのオマージュが秘められており、タイトルのYは本アルバムの演奏者でもあるギタリスト、ヤロン・ドイチュから取られています。
 一方《Sgorgo N》ではYの明るく量感のあるサウンドを補完するように、低い音域が中心となった別世界が形成されており、タイトルのNはこの曲のインスピレーション源となったルイジ・ノーノから取られています。
 最後のパートである《Sgorgo oO》は三部作の集大成であり、YとNの合成のようなスタイルで作曲されています。
 ヤロン・ドイチュはイスラエル・テルアビブ生まれのギタリストで、現代音楽を専門とする「アンサンブル・ニケル」の芸術監督も務める名手です。

 ※録音:2015年9月&2016年5月
 
 

0015015KAI
【旧譜】
¥2600
アルトゥーロ・フエンテス:
 弦楽四重奏のための作品集

  Broken mirrors(2008/2014)
  Liquid crystals(2011)
  Ice reflection(2014)
  Glass distortion(2015)
ディオティマ弦楽四重奏団

 芸術、映画、文学、哲学と対話し、100を超える非常に多様な作品を生み出しているメキシコの作曲家アルトゥーロ・フエンテス(1975-)。
 ほとんどの作品は室内楽かソロのために書かれており、その音楽は聴き手を「音の迷宮」に迷い込ませるような瞬間に満ちています。
 本アルバムには「迷宮」と対話する彼のアイデンティティを示す弦楽四重奏のための4作品が収録されています。

 ※録音:2015年3月
 
 

0015014KAI
【旧譜】
¥2600
中国系のアメリカ人作曲家、
 ミン・ツァオ(1966-)による作品集

  ミン・ツァオ(1966-):
   Plus Minus(2012/13)
   Mirandas Atemwende(2014/15)*
アンサンブル・アスコルタ
ヨハネス・カリツケ(指揮)
カンマーアンサンブル・ノイエ・ムジーク・ベルリン*
シュテファン・シュライバー(指揮) *

 中国系のアメリカ人作曲家、ミン・ツァオ(1966-)による作品集。彼は2013年にシュトックハウゼンの《Plus Minus》の完全版の初演に成功しており、本アルバム収録の《Plus Minus》はそのシュトックハウゼンの同名作品を発展させたもの。
 《ミランダの息の転換 Mirandas Atemwende》は彼の室内オペラ《幽霊島 Die Geisterinsel》の第2部にあたり、ミランダの独特な発声法が特徴の作品です。

 ※録音:2014年7月&2015年11月
 
 

0015012KAI
【旧譜】
¥2600
クラウディオ・アンブロジーニ:ギター作品集 アルベルト・メシルカ(ギター)
 アリアと舞曲(1978)/I'mbrazilian(1987)/3つの練習曲《戸外にて》(2013)/
 影の歌(1973)/Nulla nox sine linea(1973/2013)より夜想曲I、夜想曲II/夢の夜想曲/
 Priapo assiderato(1992)/迷宮のシャコンヌ(ユリのシャコンヌ)(1995)/
 Tantalo sorridente(1973)/夜想曲(ジミー・ヘンドリックスのトンボー)(1975)/
 優しい歌(1973)/ラップ(1994)/Canzone a perdere(1973)/
 無垢の歌、経験の歌/遠近法に関する3つの研究(1973)より第2番/3つのホログラム

 クラウディオ・アンブロジーニ作品集!

 20世紀後半にギターのレパートリーに最も大きな貢献をした人物のひとり、イタリア・ヴェネツィア出身の作曲家、クラウディオ・アンブロジーニ(1948-)が1973年から2013年までに書いた21曲のギター作品を収録。
 彼はブルーノ・マデルナやルイジ・ノーノのお気に入りの作曲家であり、イタリアの作曲家として初めてフランスのローマ賞を受賞(1985年)した人物でもあります。
 華麗さと純粋な音楽性を兼ね備えたイタリアの名手、アルベルト・メシルカの演奏でお楽しみください。
 ほとんどの曲は世界初録音とのことです。

 ※録音:2016年2月
 
 

0015009KAI
【旧譜】
¥2600
オルガ・ノイヴィルト(1968-)による
 映画『グッドナイト・マミー』のオリジナル・サウンドトラック

  オルガ・ノイヴィルト:
   オリジナル・サウンドトラック『グッドナイト・マミー』
オルガ・ノイヴィルト
ウィーン・グラスハーモニカ・デュオ
ハインツ・ディッチ(ミュージカル・ソウ)

 フランスのIRCAMでトリスタン・ミュライユに師事し、ルイジ・ノーノからも大きな影響を受けたオーストリアの作曲家、オルガ・ノイヴィルト(1968-)によるヴェロニカ・フランツ&セヴェリン・フィアラのサイコスリラー映画『グッドナイト・マミー』のオリジナル・サウンドトラック。
 全ての音源は本盤のために特別にリマスタリングされ、本編では使用されなかった13トラックも収録されています。
 音楽にはグラス・ハーモニカやミュージカル・ソウが多用され、中にはシューベルトの詩篇23(D.706)をグラス・ハーモニカ用に編曲したトラックも含まれています。

 ※録音:2014年6月
 
 

0015008KAI
【旧譜】
¥2600
ハヤ・チェルノヴィン:冬の歌
 ハヤ・チェルノヴィン(1957-):
  1. 冬の歌 V‐Forgotten Light(2014)
  2. 5つのアクション・スケッチ I‐Breathe(2014)
  3. 冬の歌 IV‐Wounds / Mistletoe(2014)
  4. 5つのアクション・スケッチ II‐So Narrow(2014)
  5. 5つのアクション・スケッチ IV‐Sliver(2014)
  6. 冬の歌 II‐Stones(2003)
  7. 5つのアクション・スケッチ V‐Sand(2014)
カイ・ヴェッセル(カウンターテナー)‛&1.2.4.5.7
ジェフリー・ギャヴェット(バリトン)‛&1.2.4.5.7
スティーヴン・シック(指揮)‛&1.2.3.5.6.7
インターナショナル・
 コンテンポラリー・アンサンブル

 イスラエル出身の現代音楽作曲家ハヤ・チェルノヴィン(1957-)が2002年頃からスタートさせた《冬の歌》シリーズからの3曲と、2014年に作曲した《5つのアクション・スケッチ》からの4曲を収録。
 最初の《冬の歌 I》は、作曲中に親友の作曲家が交通事故で亡くなったこともあり、低音楽器と多くのノイズ、エレクトロニクスが用いられた暗めの作品でした。
 やがて彼女は《冬の歌 I》がより大規模な作品の非常に凝縮された層であることを認識し、その後シリーズとして断続的に作曲が続けらてゆくことになります。
 チェルノヴィンはオーストリアのウィーン音楽・舞台芸術大学(ウィーン国立音楽大学)の作曲科教授に女性として初めて任命された人物としても知られています。

 ※録音:2014年10月
 
 

0015005KAI
【旧譜】
¥2600
フリードリヒ・チェルハ(1926-)が
 80代後半で作曲した大規模な管弦楽作品

  フリードリヒ・チェルハ(1926-) :
   夜(2012/2013)
   管弦楽のための3つの小品《天上の子守歌》(2006)、
   《間奏曲》(2010/2011)、
   《トンボー》(2011)*

SWRバーデン=バーデン・フライブルク南西ドイツ放送交響楽団
エミリオ・ポマリコ(指揮)
WDRケルン放送交響楽団
ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮)*


 新古典主義から新ウィーン楽派、セリー音楽など、その作品が常に時代を反映しているオーストリアの現代音楽界の大御所、フリードリヒ・チェルハ(1926-)が80代後半で作曲した大規模な管弦楽作品を収録。
 
 《管弦楽のための3つの小品》についてチェルハは次のように語っています。
  「私は2006年に80歳を迎えました。それは長い人生の中で世界や自身がどう変わったか、どのように変わって見えるかを振り返らずにはいられない年齢です。そのような思いにつながるような3つのオーケストラ曲を考えていました。
   2006年に実現したのは、第1曲の《天上の子守歌 Berceuse celeste》だけです」「(第1曲は)音楽的には、2010/2011年に初めて形になった第3番《トンボー》とは正反対の作品です。
   第3番は死に向かって徐々に、そして執拗に起こる出来事によってもたらされ、そこでは変化が衰え、虚無が残り、最終的に時が存在しなくなるのです」

 ※録音:2014年2月&10月
 
 

0015003KAI
【旧譜】
¥2600
ローマン・ハウベンシュトック=ラマティ:Konstellationen クラングフォルム・ウィーン
ヴェラ・フィッシャー(フルート)*
 ローマン・ハウベンシュトック=ラマティ(1919-1994) :
  1. String Trio No. 1 ("Ricercari")(1948/1978)
  2. Konstellationen (selection), Vers. 1(アンサンブル版)(1971)*
  3. Multiple 4(オーボエとホルン版)(1965)
  4. Konstellationen (selection), Vers. 2(アンサンブル版)(1971)*
  5. Pluriel(弦楽四重奏のための)(1991)
  6. Morendo - double/echo
   (テープとバスフルートのための、フルート・パートはベルンハルト・ラングによる)(1991/2002)*
  7. Konstellationen (selection), Vers. 3(アンサンブル版)(1971)*

 ポーランドのクラクフでユダヤ系の家系に生まれ、ウィーンで亡くなった作曲家ローマン・ハウベンシュトック=ラマティ(1919-1994)の作品集。
 1939年以降、ナチスによる逮捕、追放が繰り返され、1947年にパレスチナからクラクフに戻った彼は、すぐにクラクフ放送局の音楽部門の責任者に任命され、1950年にイスラエルに移住するまでその地位を保ちました。
 イスラエルでは音楽図書館の設立を任され、テルアビブ音楽院での教授職も務めています。
 ハウベンシュトック=ラマティが初めて作曲に挑戦したのは幼少期にさかのぼり、彼がシマノフスキとストラヴィンスキーの影響を受けて書いた曲は、18歳のときにクラクフで公開演奏されました。
 レンベルク(現在のウクライナのリヴィウ)では、かつてシェーンベルクの弟子だったユゼフ・コフレルに師事、そこで新ウィーン楽派の世界に触れたハウベンシュトック=ラマティは、新しいイディオムで自分のニーズに合った作品を書くようになります。
 イスラエル時代に作曲した曲は、あまりに先進的で演奏に支障をきたすこともあったそうです。
 1973年以降はウィーンで教鞭をとり、ベアート・フラーなど優れた後進を指導。
 彼はグラフィック・アーティストとしての才能も有しており、ドナウエッシンゲン音楽祭ではグラフィック楽譜の展覧会のキュレーションも行いました。

 ※録音:2010年10月
 
 

0015004KAI
【旧譜】
¥2600
ヴィキンタス・バルタカス:b(ell tree)
 ヴィキンタス・バルタカス (1972-):
  1.(co)ro(na)(アンサンブルのための)(2005)
  2.Pasaka(ピアノのための)(1995-1997)
  3.Sinfonia(アンサンブルのための)(1996)
  4.b(ell tree)(弦楽四重奏のための)(2007)
  5.Ri(ソプラノとエレクトロニクスのための)(2007)
  6.Poussla(アンサンブルとオーケストラのための)(2002/2006)
  7.Pasaka(ピアノとエレクトロニクスのための)(1995-1997)
  8.Saxordionphonics
   (サクソフォン、アコーディオンとオーケストラのための)(2013)
1.東京シンフォニエッタ、板倉 康明(指揮)
2.7.ベンジャミン・コブラー(ピアノ)
3.レンサンブル、ヴィキンタス・バルタカス(指揮)
4.コルドス弦楽四重奏団
5.リタ・バルタ(ソプラノ)
6.SWRバーデン=バーデン・
 フライブルク南西ドイツ放送交響楽団、
 ヨハネス・カリツケ(指揮)、
 エミリオ・ポマリコ(指揮)
8.マルクス・ヴァイス(サクソフォン)、
 テオドロ・アンゼロッティ(アコーディオン)、
 WDRケルン放送交響楽団>

 リトアニアのヴィリニュス出身の現代音楽作曲家ヴィキンタス・バルタカス(1972-)の幅広い年代と編成の作品を収めたポートレートアルバム。
 バルタカスは1993年にドイツのカールスルーエに移り、作曲をヴォルフガング・リームに、指揮をアンドレアス・ヴァイスに師事。指揮者としても活躍し、バイエルン放送交響楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団、ベルリン放送交響楽団、アンサンブル・モデルン、クラングフォルム・ウィーンなどを指揮しています。
 彼はリトアニアの音楽にはある種の厚かましさや無礼さが欠けていると感じており、ドイツへの移住はリトアニアの伝統への反抗、断絶を伴うものであったといいます。
 この物理的、美学的な断絶に、モダニズム的な和声法、ヴィルトゥオジティの要求、そして適度な量の不謹慎さを混ぜ合わせたものが、彼の音楽の特徴となりました。
 例えば、室内アンサンブルのための《シンフォニア》(1996年)は、リトアニア音楽の伝統における民族音楽の美化を揶揄うものであるといいます。

 ※録音:2003年~2013年
 



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BRU ZANE



BZ2003
(2CD)
¥4200→\3890
セザール・フランク(1822-1890):歌曲、二重唱曲全集
 【Disc 1】
  1. 夕暮れの鐘 Les Cloches du soir(1889)
  2. 夜想曲 Nocturne(1884)
  3. 壊された花瓶 Le Vase brise(1879)
  4. 薔薇と蝶 Roses et Papillons(1860頃)
  5. 薔薇の結婚 Le Mariage des roses(1873頃)
  6. バンガドールの首長 L'Emir de Bengador(1847頃)
  7. ニノン Ninon(1851)
  8. リート Lied(1874頃)
  9. ロビン・グレイ Robin Gray(1843)
  10. もしそれが美しい芝生なら(第1作) S'il est un charmant gazon(1847?)*
  11. もしそれが美しい芝生なら(第2作) S'il est un charmant gazon(1857)
  12. 愛する Aimer(1849)
  13-18. 六つの二重唱曲(1888) *
   13. 籠編みの歌(第6曲) La Chanson du vannier
   14. 守護天使(第1曲) L'Ange gardien
   15. 小さな子らに(第2曲) Aux petits enfants
   16. 飼葉桶に寄り沿う 聖母(第3曲) La Vierge a la creche
   17. ロルモンの踊り(第4曲) Les Danses de Lormont
   18. 太陽(第5曲) Soleil
 【Disc 2】
  1. 天子と幼き子 L'Ange et l'Enfant(1846)
  2. 過ぎゆくがいい、いつも通り ! Passez ! passez toujours !(1860頃)
  3. 回想 Souvenance(1846)
  4. 犠牲者たちに Pour les victimes(1887)
  5. パリ Paris(1870)
  6. 祖国 Patria(1871)
  7. 三人の追放者 Les Trois Exiles(1848)
  8. この地では、人は夕暮れに天幕を畳む
   A cette terre ou l'on ploie sa tente(1847)
  9. シルフ(大気の精) Le Sylphe(1843)**
  10. 聖なる行列 La Procession(1889)
タシス・クリストヤニス(バリトン)*
ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
ジェフ・コーエン(ピアノ)**
エンリーコ・グラツィアーニ(チェロ)

 録音: 2021年4月16-19日、10月4-5日 パラツェット・ブリュ・ザーネ、ヴェネツィア

 【生誕200周年にふさわしい充実解釈の歌曲全集、クリストヤニス&コーエンの快挙!】
 1822年12月10日、当時オランダ領だったフランス語圏ベルギーの大都市リエージュで生まれ、後年フランスに渡り1890年に亡くなるまで、同国の近代音楽の躍進に大きく貢献したセザール・フランク。
 天才児としてデビューし音楽家としての活動歴も長く作品も多岐にわたりながら、作曲家としての業績はごく限られた後期の管弦楽曲や合唱曲の他、彼自身が得意としたオルガン音楽の数々とヴァイオリン・ソナタ以外はなかなか顧みられる機会に恵まれません。
 生誕200周年となる2022年はその再評価の絶好の機会と言えるでしょう。生涯にわたり作曲し続けた歌曲の全てを、磨き抜かれた演奏解釈で味わえるBru Zaneレーベルの新録音は、まさに時宜を得た待望のリリースと言ってよい内容。
 演奏は近現代音楽と歌曲伴奏で敏腕を発揮してきたピアニストのジェフ・コーエンと共に、有名・無名にかかわらず19世紀フランスの重要な作曲家たちの歌曲やオペラを録音しているギリシャ出身の俊才バリトン歌手タシス・クリストヤニス。さらに、7曲ある二重唱曲ではフランス語圏の歌劇界と古楽シーンで圧倒的な存在感を放ち続けるヴェロニク・ジャンスが加わる豪華布陣。
 原典が消失した「犠牲者たちに」や唯一の手稿譜でのみ伝わる「この地では、人は~」など珍しい作品も漏らさず収録している点も見逃せません。
 このレーベルの常通り充実の極みにあるブックレット解説の読み応えもさることながら、複数異稿も参照しつつ隅々まで丁寧な解釈を聴かせるクリストヤニス&コーエンは近年の録音歴からの期待値を満たして余りある頼もしさ。
 普仏戦争を経てフランスという国が成立してゆく中、ドイツ音楽にも親しんできたフランクがフランス語歌曲という分野に果たした貢献をじっくり聴き確かめられるアルバムです。
 




 LINN RECORDS



CKD682
¥2800

モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス:変奏曲集
シモン・トルプチェスキ(ピアノ)
 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756–1791):
  1. パイジエッロの歌劇《哲学者気取り》の「主に幸あれ」による 6つの変奏曲 ヘ長調 K. 398
 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770–1827):
  2. ウラニツキーのバレエ『森の娘』からロシア舞曲による12の変奏曲 イ長調 WoO 71
 ヨハネス・ブラームス(1833–1897):
  3. シューマンの主題による16の変奏曲 嬰ヘ短調 Op. 9
 モーツァルト:
  4. サルティの歌劇《2人が争えば3人目が得をする》の
   ミンゴーネのアリア「子羊のように」による8つの変奏曲 イ長調 K. 460
 ベートーヴェン:
  5. 創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO 80

 録音: 2021年2月8-9日 オルベルク教会、ベルリン

 【トルプチェフスキが多彩に描きあげる、変奏曲の世界】
 1979年マケドニア生まれのピアニスト、トルプチェフスキのLINN第3弾は待望のソロ・アルバム。
 彼が得意とする変奏曲を集めた内容となっています。
 力強さを兼ね揃えた高いテクニック、深く情熱的なアプローチと多彩な表情を聴かせる豊かな表現力、こういったトルプチェフスキの魅力がいかんなく発揮されるのが、ここに収録されたような変奏曲という形式といえるでしょう。
 モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームスという異なった作品の特性を描き分けながら、様々な感情や景色を次々に広げてゆく様はまさに圧巻。
 彼本来のピアニズムを十二分に堪能することの出来るアルバムです。
 




RAMEE



RAM2102
¥2700
『サルヴェ・レジーナ』 ~ハッセ、ポルポラ:独唱モテット集
 ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):
  1-4. モテット「地獄の敵たちよ」 Hostes averni
 ニコラ・ポルポラ(1686-1768):
  5-10. ごきげんよう皇后様(サルヴェ・レジーナ) Salve Regina
 アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
  11-13. 弦楽と通奏低音のための協奏曲 ト短調 RV 154
 ポルポラ:
  14-19. モテット「主が建てて下さらなければ」 Nisi Dominus
 ヴィヴァルディ:
  20-22. 弦楽と通奏低音のための協奏曲 ヘ長調 RV 136
 ハッセ:
  23-25. モテット「贖罪主を育てた母なる方よ」 Alma Redemptoris Mater
クリント・ファン・デル・リンデ(カウンターテナー)
レ・ムファッティ(古楽器使用)
 コンサートマスター: 寺神戸 亮(ヴァイオリン)

 録音: 2021年3月27-30日 フリンベルヘン(グリンベルゲン)修道院 (ベルギー中部フラームス・ブラバント州)

 【精鋭集団レ・ムファッティ、俊才歌手と解き明かすカストラート全盛期の作曲家たちの真髄】
 ハッセとポルポラといえば、ヘンデルとモーツァルトの間に活躍した18世紀イタリア語オペラの作曲家たちの中でも、最も人気が高かった二人。
 イタリア半島で華々しい活躍をみせた後にドレスデン宮廷楽団の楽長となったほか、フリードリヒ大王が宮廷外の作曲家で唯一偏愛したことでも知られるハッセと、ナポリ楽派の俊才でハッセ同様に国際的な活躍をみせたポルポラは、どちらも一時はヘンデルの強敵としてロンドンの歌劇界を湧かせ、映画『カストラート』(1994/95)でも重要な見せ場は彼らのアリアに彩られていました。
 彼らのオペラが近年の欧州歌劇界で着実に上演機会を増やしつつあり、録音物も抜きん出て増加傾向にあることは、その作品の質の高さを証明するものです。
 彼らがオペラの傍ら作曲していた小編成合奏を伴う教会向け独唱モテットの数々は、その声楽に対する抜群の適性を端的に味わえる傑作揃い。
 歴史に埋もれた重要作曲家たちの復権に大きく貢献してきたベルギーの精鋭陣レ・ムファッティは今回、話題を呼んだバッハの再現されたオルガン協奏曲集(RAM1804/NYCX-10044)と同じく寺神戸亮をコンサートマスターに迎え、両者の作風をよく伝える名品を2曲ずつ厳選。
 近年楽譜が発見され今回が初録音となるポルポラの「主が建てて下さらなければ」は1712年の最初期作で、独特の古風な味わいが魅力。
 他の3曲のモテットでは、ヘンデル後期の充実作にも比肩しうる両作曲家の実力を存分に楽しめます。
 併録のヴィヴァルディ作品はあえてソロのない曲が選ばれているものの、新世代の俊才ファン・デル・リンデの自在な歌唱を支えるレ・ムファッティが精鋭揃いであることを示して余りある演奏に仕上がっています。
 






<メジャー・レーベル>

DG



4837418
(CD)
\2300
《ヨハン・ヨハンソン~Drone Mass(ドローン・ミサ)》
 ヨハン・ヨハンソン:
  1) One is True、2) Two is Apocryphal、
  3) Triptych in Mass、4) To Fold & Remain Dormant、
  5) Divine Objects、
  6) The Low Drone of Circulating Blood, Diminishes with Time、
  7) Moral Vacuums、8) Take The Night Air、
  9) The Mountain View,
    The Majesty of The Snow-Clad Peaks,
     from a Place of Contempolation and Reflection
ヨハン・ヨハンソン(プログラミング)、
ポール・ヒリアー(指揮)
シアター・オブ・ヴォイス、
アメリカン・コンテンポラリー・ミュージック・アンサンブル

4837422
(LP)
\3400

 今は亡きポスト・クラシカル・アーティストの「現代のオラトリオ」を世界初録音

 ●エレクトロニクスとオーケストラ・サウンドを組み合わせたスタイルでポスト・クラシカルの代表的アーティストとして注目を集めていた作曲家/プロデューサーの故ヨハン・ヨハンソン(1969-2018)。
  彼が「現代のオラトリオ」として作曲した『Drone Mass(ドローン・ミサ)』はこれまで録音されていませんでした。
  アメリカン・コンテンポラリー・ミュージック・アンサンブル(ACME)からの委嘱作品で、声楽、弦楽四重奏とエレクトロニクスのために書かれ、2015年に初演、その後もたびたび再演されて絶賛されてきました。
  この作品が今回初めて、ACMEとグラミー賞受賞のポール・ヒリアー率いる、同じくグラミー賞受賞のシアター・オブ・ヴォイスにより世界初録音され、ドイツ・グラモフォンより発売されます。
  ヨハンソンが早すぎる死を迎えるまで、何度も彼と共に熱心に仕事をしたACMEとシアター・オブ・ヴォイスのメンバーによる演奏です。

 ●歌詞は1945年にエジプトで発見されたナグ・ハマディ写本のコプト語による福音書によるもので、謎めいたグノーシス主義的なテキストと圧倒的な美しさが作品全体のスピリチュアルな雰囲気を高めています。

【録音】2019年5月26-28日、コペンハーゲン
 




MERCURY KX


3584474
(CD)
\2300
《フェデリコ・アルバネーゼ~Before And Now Seems Infinite》
 フェデリコ・アルバネーゼ:
  1) The Vine、2) Was There A Time、3) The Quiet Man、
  4) We Hold The Moonlight、5) Teodora And Her Mysteries、
  6) Summerside、7) March、8) Sand And Castles、
  9) Unicorn、10) Feel Again、11) Before And Now
フェデリコ・アルバネーゼ(ピアノ)
3584472
(LP)
\3400

 ポスト・クラシカル界で注目を集めるピアニスト、アルバネーゼによるMercury KXデビュー・アルバム

 ●抒情的なメロディとミニマルなサウンドを特徴とし、ポスト・クラシカル界で高い評価を得ているフェデリコ・アルバネーゼは、幼少期からピアノを始め、現在は映画やBBCのテレビ・シリーズの音楽制作に携わっています。
  今回名門レーベル、Mercury KXと契約を結び、これがデビュー・アルバムとなります。

 ●「The Quiet Man」は見かけでは分からないという思いに至った、アルバネーゼ自身の父親からインスピレーションを得た作品です。
 


<LP>


MERCURY KX(LP)


3599826
(LP)
\3400
《ルーク・ハワード~All of Us》
《LP》
ルーク・ハワード:
 [Side A]
  1) Critical Spirit、2) A Different Idea of Love、
  3) A Word of Abstractions、4) An Hour Off for Friendship、
  5) The Compass of a Telegraph、
  6) The Closing of the Gates/
 [Side B]
  1) The Opening of the Gates、2) The Moment Only、
  3) The Vast Indifference of the sky、
  4) I was Very Fond of You, But Now I’m So Tired、
  5) A Language Forgotten、6) A Faint Qualm for the Future
ルーク・ハワード(ピアノ、オルガン、チェレスタ、エレクトロニクス他)、
ピーター・ベジシーク(指揮)
ブダペスト・アート管弦楽団 他

 「不条理」をテーマに思いを込めた最新LPアルバム


 ●オーストラリア、メルボルンを拠点に活動する作曲家兼インストゥルメンタル奏者、ルーク・ハワードの最新アルバムです。

 ●アルバム『All of Us』はカミュの『ペスト』がテーマであり、そのタイトルはその中の言葉からとられています。
  「ペストは私たち皆(of us all)に関わることとなる。そして最も注目すべき影響は、それを予期しえなかった人々が突然の別離に追い込まれるということだ」。

 ●この奇妙な、備えることもできなかった、思いもかけない世界で、ルーク・ハワードは気がつけば、1947年に書かれたフランスの作家アルベール・カミュの小説『ペスト』が描く不条理に関心が向かっていました。
   フランス領アルジェリアの町オランに広まったペストの、現代を予知しているかのようなストーリーは、人間のもろさ、自身の運命をコントロールすることができない無力さに対する実存主義の寓話でした。
 














2/16(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


EVIDENCE



EVCD 085
¥2800
フランスの若手技巧派ガスパリアンの詩的なラフマニノフ
 ラフマニノフ:
  (1)ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.36(1931年改訂版)
  (2)前奏曲ニ長調Op.23の4
  (3)前奏曲ロ短調Op.32の10
  (4)楽興の時Op.16(全6曲)
  (5)ヴォカリーズOp.34の14(アラン・リチャードソン編)
ジャン=ポール・ガスパリアン(ピアノ)

 フランスの若手技巧派ガスパリアンの詩的なラフマニノフ

 録音:2021年2月/シンガー=ポリニャック財団(パリ)

 1995年生まれのフランスのピアニスト、ジャン=ポール・ガスパリアンの第3弾はラフマニノフ作品集。
 パリ音楽院でベロフ、デゼール、チッコリーニ、ダルベルトに師事した彼はフランス・ピアニズムの継承者。
 第1弾でもラフマニノフの難曲「音の絵」Op.39 をとりあげましたが、今回はピアノ・ソナタ第2番をメインに技巧派ぶりを示しつつも、詩的で高貴な世界が魅力です。

 ソナタは改訂版を使用。最後に収められた「ヴォカリーズ」は、ギレリスも愛奏したアラン・リチャードソン編曲版で、ロマンティックに謳いあげています。
 




KLARTHE



KLA 045
¥2800
モーフィン・クァルテットがラヴェルとメンデルスゾーンの
 弦楽四重奏曲をサクソフォン四重奏で演奏!

  (1)ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調(サクソフォン四重奏版)
  (2)メンデルスゾーン:
   弦楽四重奏のための4つの小品 Op.81(サクソフォン四重奏版)
モーフィン・クァルテット
 【クリストフ・グレーズ(ソプラノ・サクソフォン)、
  エディ・ロペズ(アルト・サクソフォン)、
  アントニー・マルクン=アンリオン
   (テナー・サクソフォン)、
  マチュー・ドゥラージュ(バス・サクソフォン)】

 これは面白い!第7回大阪国際室内楽コンクール第1位、モーフィン・クァルテットがラヴェルとメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲をサクソフォン四重奏で演奏!

 録音:2015年11月/ラ・フェルム・ド・ヴィルファヴァール(フランス)/DDD

 気鋭のサクソフォン奏者が集まったモーフィン・クァルテットがなんとメンデルスゾーンとラヴェルの弦楽四重奏曲をサクソフォン四重奏で録音しました!
 当アンサンブルはパリ国立高等音楽院でクロード・ドゥラングルに師事。在学中にモーフィン・クァルテットを結成しました。
 2012年に開かれた第7回大阪国際室内楽コンクール&フェスタの第2部門(管楽アンサンブル)で第1位を受賞。以後フランスを拠点に世界各地で演奏活動を展開しております。

 ラヴェルの弦楽四重奏曲いわずと知れた名曲。その繊細にして情景美あふれる旋律と、きりりとしまった構成が絶妙な作品ですが、サクソフォン四重奏版では華やかさ煌びやかさ加わりこの作品の新たな魅力を引き出しております。

 1849年に出版されたメンデルスゾーンの弦楽四重奏のための4つの小品は、第1曲、第2曲が未完の弦楽四重奏曲第7番の2つの楽章と考えられています。
 当アンサンブルの演奏は見事の一言につき抜群のアンサンブルとパフォーマンスを展開しております。
 サクソフォン四重奏の新レパートリーを生み出すことに精力的に取り組んでいるモーフィン・クァルテットの今後の活動にもご期待ください!!
 
 

KLA 108
¥2800
「コントラスト」
 (1)クレズマー組曲(伝承曲)
 (2)ブルッフ:コル・ニドライ Op.47
 (3)バーンスタイン:ウエスト・サイド・ストーリー組曲
 (4)ヴァレンテ(ソル編):ルネサンス舞曲
 (5)ピアソラ:忘却
 (6)ビゼー:カルメン組曲
 (7)バッサーノ:シュザンヌはある日
 (8)ピアソラ:ピアソラーダ
デュオW
 【ヴァンサン・バラス
  ((1)(4)(7)ソプラノ・サクソフォン、
   (3)(5)(6)(8)アルト・サクソフォン、
   (2)(6)バリトン・サクソフォン)、
  ヴァンサン・テヴェナ(オルガン)】

 ブルッフ、ビゼー、バーンスタイン、ピアソラ...!サクソフォンとオルガンの「デュオW」が録音!

 録音:2020年4月11-15日/サン=ピエール大聖堂(ジュネーヴ)/DDD

 2005年以来サクソフォン奏者ヴァンサン・バラスとオルガンのヴァンサン・テヴェナによる「デュオW」は独創的かつカラフルなアレンジで聴衆を魅了してきました。

 当アルバム「コントラスト」では時代とジャンルを超えた内容をテーマに2つの楽器の可能性を革新的な方法で引き出しています。

 クレズマーのメロディにはじまり、ヘブライの古い聖歌「コル・ニドライ」のオリジナルの旋律を変奏した幻想曲であるブルッフの「コル・ニドライ」、バーンスタインの傑作「ウエスト・サイド・ストーリー」、ビゼーの「カルメン」、そしてピアソラの「忘却」など、実に多彩なプログラムをお届けします!なお、バラスは曲ごとに楽器を吹き分けており各曲のアレンジもまた実に興味深いものとなっております。
 
 

KLA 019
¥2800
「クローシング・ザ・ライン」
 (1)イダ・ゴトコフスキー(1933-):抒情的三重奏曲(1984)【世界初録音】
 (2)メラニー・ボニ(1858-1937):トリオ形式の組曲 Op.59(1899)
 (3)フィンジ:「クローシング・ザ・ライン」(2015)
 (4)リリー・ブーランジェ:
  『空の開けたところ』より
   第5曲「ぼくのベッドの裾のところに」(1913-14)
トリオ・オンプラント
 【クララ・アブ(ヴァイオリン)、
  エミリー・ウルトヴァン(サクソフォン)、
  アンヌ・ド・フォルネル(ピアノ)】

 サクソフォン、ヴァイオリン、ピアノの異色トリオによる唯一無二の世界

 録音:2015年9月7-10日/マント・アン・イヴリーヌ(フランス)

 ヴァイオリン、サクソフォン、ピアノという珍しい組み合わせのトリオ・オンプラント。その音楽は親しみやすく聴き手に新たな世界を誘います。
 当アルバムはイダ・ゴトコフスキー、メラニー・ボニ、フィンジ、リリー・ブーランジェを組み合わせた興味深い選曲です。
 
 

KLA 004
¥2800
「フレンチ・タッチ」
 (1)タファネル:木管五重奏曲
 (2)ヴェルディエ:「アマゾンの夢」
 (3)オンスロウ:木管五重奏曲 ヘ長調 Op.81
 (4)ベッファ:「5時」
クラルテ五重奏団
 【クレマン・デュフォー(フルート)、
  マルク・ラシャ(オーボエ)、
  ジュリアン・シャボ(クラリネット)、
  ギヨーム・ビダー(ファゴット)、
  ピエール・レモンディエール(ホルン)】

 クラルテ五重奏団によるフランスの木管五重奏曲集

 録音:2015年2月/リュエイユ=マルメゾン(フランス)/DDD

 クラルテ五重奏団によるフランスの木管五重奏曲集。タファネルとオンスロウの木管五重奏曲はこのジャンルの代表曲。
 同時代を象徴するリリシズムをあらわした傑作です。
 一方、クラルテ五重奏団の委嘱作ヴェルディエの「アマゾンの夢」とベッファの「5時」は木管五重奏が生み出すことのできるリズム、コントラストそして色彩感を表現しております。
 
 

KLA 053
¥2800
「屋根の上のブラス」
 (1)ボリス・ヴィアン:シュルレアリストの歌
 (2)プーランク:酒飲みの歌
 (3)サティ:『スポーツと気晴らし』より
  「序(食欲不振のコラール)」「狩」「イタリア喜劇」
  「ピクニック」「タンゴ」「いちゃつき」
 (4)ミヨー(ドゥセ編):牛と牛
 (5)サティ:あなたが欲しい
 (6)サティ:ピカデリー
 (7)サティ:いいとも、ショショット
 (8)プーランク、タイユフェール:『エッフェル塔の花嫁花婿』より
  「将軍の話(プーランク)」「カドリーユ(タイユフェール)」
  「トルヴィルで水浴する女の踊り(プーランク)」
 (9)サティ:組み立てられた3つの小品
 (10)ミヨー:やわらかいキャラメル
パリ金管五重奏団
 【クレマン・ソーニエ(トランペット)、
  シャリー・ヴィロトー(トランペット)、
  ブノイ・ド・バルソニー(ホルン)、
  ジョナタン・レイス(トロンボーン)、
  ジェレミー・デュフォール
   (チューバ、ヴォーカル)】

 金管五重奏版で奏でるプーランク、サティ、ミヨーの新たな響き!

 録音:2018年/フランス

 名手が集結したパリ金管五重奏団。「屋根の上のブラス」というユニークなタイトルはもちろんミヨーの「屋根の上のヴァイオリン弾き」からもじったもの。
 当団の委嘱作を作曲したボリス・ヴィアンからそのタイトル名のアイディアをもらいました。

 当アルバムではプーランク、ミヨー、サティなど同時代のフランスらしいユーモアと皮肉さがあらわれた作品を金管五重奏という新たな視点から表現。
 茶目っ気たっぷりなこれらの作品を自由自在に演奏しております。
 管楽器の録音でも非常に定評のあるKlartheレーベルらしい、聴き手の興味をそそる1枚と言えましょう。
 
 

KLA 058
¥2800
「道案内」 クレマン・ソーニエ(トランペット)
 (1)ピーター・マックスウェル・デイヴィス(1934-2016):「荒れ果てた教会のための連祷」
 (2)ジャチント・シェルシ(1905-1988):トランペットのための4つの小品
 (3)ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926-2012):トランペット・ソナチネ
 (4)武満徹:「径」—ヴィトルド・ルトスワフスキの追憶に―
 (5)イヴァン・フェデーレ(1953-):ハイ
 (6)マティアス・ピンチャー(1971-):シャイニング・フォース

 アンサンブル・アンテルコンタンポランのトランペット奏者ソーニエが20&21世紀の無伴奏作品に挑戦!

 録音:2017年/パリ/DDD

 アンサンブル・アンテルコンタンポランやパリ金管五重奏団のメンバーをつとめるトランペット奏者、クレマン・ソーニエが20&21世紀のトランペット独奏のための作品を録音。
 現代の偉大な作曲家たちのさまざまなスタイルや作風を見事に表現しています。なかでも注目は武満徹の「径(みち)」。
 この作品は1994年9月21日、「ワルシャワの秋」でおこなわれたルトスワフスキの追悼演奏会のために書かれ、名手ホーカン・ハーデンベルガーが初演を務めました。
 現在トランペットの重要な作品として演奏されております。ソーニエが無伴奏トランペットの世界を「道案内」してくれます。

 ソーニエは1979年ラ・ロシェル生まれ。6歳からトランペットを始めクリスティアン・メシャン、ピエール・ジレ、ジェラール・ブーランジェ、ピエール・ティボーら名演奏家に師事。
 パリ国立高等音楽学校ではトランペットのプルミエ・プリを獲得しています。
 




MDG



MDG 90822316
(SACD HYBRID)
¥2500
ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(バス=バリトン)
マーラー、ブラームス、マルタン:歌曲集~あの丘の上で
ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(バス=バリトン)
ヘンドリク・ハイルマン(ピアノ)
 マーラー:亡き子をしのぶ歌
  1.第1曲「いま太陽が明るく昇ろうとしている」
  2.第2曲「いま私はわかった。なぜそんな暗い炎を」
  3.第3曲「おまえたちのおかあさんが戸口から歩み入るとき」
  4.第4曲「よく私は子供らはただ散歩に出かけただけだと考える」
  5.第5曲「こんな嵐のような天候の中で」
 
 マルタン:『イェーダーマン』より6つのモノローグ
  6.第1曲「楽しき宴は終わりを迎え」
  7.第2曲「ああ、神よ、死とはなんと恐ろしいのでしょうか」
  8.第3曲「誰かが呼んでいるようだ」
  9.第4曲「わたしはすっかり滅ぼされてしまいたかった」
  10.第5曲「そう!私は信じます:主の成し遂げられたことを」
  11.第6曲「おお、永遠の神よ!神々しいお顔よ!」
 
 ブラームス:4つの厳粛な歌Op.121
  12.第1曲「人の子らの運命と動物の運命は同じであり」
  13.第2曲「私は再び太陽の下で行われるあらゆる虐げを見た」
  14.第3曲「ああ死よ、お前を思い出すのはなんとつらいことか」
  15.第4曲「たとえ、人々の異言、天使たちの異言を語ろうとも」

 マーラー、ブラームス、マルタン。「死」への悲しみや苦しみを表現した3人の作曲家による歌曲をハンノ・ミュラー=ブラッハマンが歌う

 録音:2021年3月22-25日、マリエンミュンスター修道院コンツェルトハウス/Stereo/5.1/2+2+2、62'25、輸入盤・日本語帯付

 マティアス・クラウディウスの詩によるシューベルトの「死と乙女」、そしてシューマンの連作歌曲「女の愛と生涯」の"今、あなたは初めてわたしを悲しませる"など、ドイツ・リート作品には「死」を扱ったテーマの作品が多く存在します。
 このアルバムでも、「死」への悲しみや苦しみを表現した3人の作曲家による作品を収録しています。
 子供の死に直面した父親の心理を見事に描いたマーラーの「亡き子をしのぶ歌」。戦争を繰り返す人間を揶揄したホーフマンスタールの戯曲(1912)に音楽を付けたフランク・マルタンの『イェーダーマン』より6つのモノローグ。そしてブラームス最後の歌曲集「4つの厳粛な歌」。

 ハンノ・ミュラー=ブラッハマンは、バレンボイム指揮下、13年間ベルリン国立歌劇場のアンサンブルの一員として活躍。
 その後もハンブルク国立歌劇場、ウィーン国立歌劇場、サンフランシスコ・オペラなど世界のオペラハウスの舞台に立つ。
 またドイツ各地でリート・リサイタルも行い高い評価を得ています。現在は、カールスルーエ音楽大学で教鞭をとっています。
 
 

MDG 95122536
(SACD HYBRID)
¥2500
オルゲルプンクト~ブレーメンのザウアー・オルガン VOL.2
 1.ロッシーニ(リスト編):スターバト・マーテル~嘆き憂い
 2-4.アルノ・ハンセン(1894-1950):Quartett IV
 5.リヒャルト・エコールド(fl 1871 -1903):アダージョ
 6.フリードリヒ・アウグスト・ベルケ(1795 -1874):
  「復活祭の朝」のモティーフによるファンタジア(ジギスムント・リッター・フォン・ノイコム)
 7.ハンセン:オペラメロディー集~大混成曲第2番
 8.グスタフ・アドルフ・メルケル(1827-1885):アリオーソ
 9.レーガー:ロマンツェ
 A.ヘンゼル:
  10.レチタティーヴォとアダージョ
  11.アダージョ
 12.ベルケ:ファンタジアOp.58
 13.マックス・ペーテルス(1849 -1927):エレジーOp.9
 14.パウル・ヴェシュケ(1867-1940):行進曲
  デュオ・グロスアルテ
   【リア・ズーター(ザウアー・オルガン)、
    フアン・ゴンザレス・マルティネス(テナー・トロンボーン、バス・トロンボーン)】
  フランツ・クーン・トロンボーン・カルテット
   【ハリー・リース(アルト・トロンボーン)、ラファエル・ロビンス(テナー・トロンボーン)、
    フアン・ゴンザレス・マルティネス(バス・トロンボーン)、
    トゥラル・イスマイロフ(バス・トロンボーン)】

 完成当時の響きを保つブレーメンのザウアー・オルガン、1920年代当時のトロンボーンとの共演!

 録音:2021年7月27-28日、8月3-4日、ディー・グロッケ・ブレーメン/Stereo/5.1/2+2+2、63'46、輸入盤・日本語帯付
 プロデクション:ヴェルナー・ダブリングハウス/プロデューサー:ホルガー・シュレーゲル

 ブレーメンのディー・グロッケのザウアー・オルガンは、世界有数の圧倒的響きを誇り、時代の流行に流されず、1928年の完成時の姿で歴史的価値を保っています。
 当時の大聖堂のオルガニストであったエドゥアルト・ネスラーは「この楽器の美しさと音の響きの豊かさは、このグロッケ・ホールの素晴らしい音響にまさに適している」と述べています。
 完成から数年後ネスラーは、ストップの追加要望する手紙をザウアー社長宛に出していますが、それは追加されることなく、今もオリジナルの状態で残っています。

 435Hzというオリジナルのピッチも現在まで保たれていますが、今日のアンサンブル演奏には低すぎます。
 今回、フアン・ゴンザレス・マルティネス率いるフランツ・クーン・トロンボーン・カルテットは、1920年代のオリジナル・トロンボーンを用いて当時の響きを蘇らせます。
 トロンボーンの革命をもたらしたのは、戦前のベルリン・フィルで活躍した名手パウル・ヴェシュケ。彼の先駆的な演奏テクニックと名工フランツ・クーンによる名器により、当時はまさにトロンボーン全盛時代。本作では、ロッシーニからレーガーまで、グロッケ・オルガンの豊かな響きとともに現代トロンボーンの往時を堪能できる1枚となっています。
 
 


MDG 30411812
【再発売】
¥2500
ヨアヒム・ラフ(1822-1882):室内楽作品集
 七重奏曲 ト短調 Op.178
 ピアノ五重奏曲 イ短調 Op.107
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ

 65'47

 再発売。
 スイス・ロマン派のヨアヒム・ラフの室内楽作品集。
 




POOH’S HOOP



PCD 2110
¥2600
"ケンバニスト" 塚谷水無子が「原典版」のゴルトベルクを録音!
 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
塚谷水無子
 (ピアノ/
  ベーゼンドルファー Bosendorfer model225)

 ブゾーニ編曲版の録音から4年。ようやく辿り着く新境地。"ケンバニスト" 塚谷水無子が「原典版」のゴルトベルクを録音!!一音一音に思いを込めてベーゼンドルファーを奏でる。

 セッション録音:2021年10月20-22日/立川Chabohibaホール/DDD、日本語帯・解説付

  "ケンバニスト"塚谷水無子。ゴルトベルク変奏曲の演奏と研究をライフワークとし、これまでにリリースした録音は4 種類。
 モーツァルト、メンデルスゾーン、リストも弾いたといわれる聖バフォ教会のミューラー製作の大オルガンを演奏したアルバム【黒盤/2012 年録音(PCD-1204)】はオルガンのアルバムとしては異例のヒットをとばし、翌年には草苅徹夫製作のポジティフオルガンで演奏したアルバム【白盤/2013 年(PCD-1305)】をリリース。
 その後ブゾーニ編曲版によるピアノ演奏【橙盤/2017年録音(PCD-1712)】で新たな扉を開き、このアルバムも高く評価されました。
 ここで終わらないのが"ケンバニスト"塚谷水無子!
 なんと60台ものトイピアノを用いて演奏したアルバム【赤盤/2018年録音(PCD-1812)】を発表しました。まるでオルガンのレジストレーションを変えるかのように何台ものトイピアノを弾き分けた当演奏は各誌で話題となりました。

 黒盤のリリースから10年。尋常ではないこだわり「形」にしてきた塚谷の注目の新録音はピアノによる「原典版」【青盤/2021年録音(PCD-2110)】!
 今回はすべてリピート無しで演奏しており、その演奏はまるでこれまでの歩みを綴るエピローグのよう。これまでの歩みとともに塚谷が一音一音、愛情と魂をこめて奏でており、この10年間の取り組みと積重ねの集大成と言える当録音は彼女しか表現することのできない実に奥深いものです。

 使用楽器は橙盤と同じく立川のChabohiba ホールのベーゼンドルファーです。
 この楽器は92の鍵盤を有し、低音の深さ、高音の美しさが魅力です。「18世紀の鍵盤奏法と様式と演奏マナーを守り演奏いたしました」と語る塚谷。
 その奥ゆかしい演奏をご堪能ください。なお、録音エンジニアはOMF レーベル小坂浩徳が手掛けております。

 近日驚くべき新録音を発表とのこと!塚谷のあくなき挑戦は続きます!!

 下記、当演奏のゴルトベルク変奏曲のトラック・タイムです。
  アリア(1'59)+第1変奏(1'07)+第2変奏(1'11)+第3変奏(1'50)+第4変奏(0'34)+第5変奏(1'02)+第6変奏(1'01)+第7変奏(1'05)+第8 変奏(1'18)+第9 変奏(1'13)+第10 変奏(0'49)+第11 変奏(1'40)+第12 変奏(1'21)+第13 変奏(2'55)+第14 変奏(1'12)+第15 変奏(2'57)+第16 変奏(1'41)+第17 変奏(1'22)+第18 変奏(0'45)+第19 変奏(0'53)+第20 変奏(1'17)+第21 変奏(1'24)+第22変奏(0'54)+第23変奏(1'26)+第24変奏(1'39)+第25変奏(3'20)+第26変奏(1'33)+第27変奏(1'13)+第28変奏(1'23)+第29変奏(1'24)+第30変奏(0'59)+アリア(ダ・カーポ)(2'31)

 【プロフィール】
  塚谷水無子:
   東京藝大楽理科卒業後オランダへ。パイプオルガン・作曲・即興演奏をヨス・ファン・デア・コーイに、ピアノと室内楽をヴィム・レーシンクに、チェンバロをロベール・コーネンに師事。
   アムステルダム音楽院、デンハーグ王立音楽院修士課程を首席で卒業。17年にわたりロイヤルコンセルトヘボウ、オランダ国立歌劇場はじめヨーロッパ各地のコンサートに出演、委嘱作品の世界初演も数多く手がける。
   Music Bird やOttava など番組出演はじめ、国内外の新聞雑誌インタビュー多数。古楽から現代音楽、ジブリまでレパートリーは多岐にわたる。
   バッハ《ゴルトベルク変奏曲》をライフワークとし、日本人初録音のパイプオルガン、演奏至難のポジティフオルガン、ブゾーニ編曲版を語り尽くしたピアノ、世界中の楽器でレジストレーションしたトイピアノ(Pooh's Hoop)の4つのアルバムは音楽各誌で絶賛。新感覚エッセイ「ゴルトベルク変奏曲を聴こう!」(音楽之友社)を出版。
   CD《涙のバガテル~シルヴェストロフ・ピアノ作品集》《ぬんこむ~Nun komm,der HeidenHeiland~》《オルゲルビュッヒライン》(Pooh's Hoop)、《バッハ・オルガン作品集》《バッハ・オルガン作品集II》《聖なるパイプオルガン》《愛と祈りのパイプオルガン》《癒しのパイプオルガン》(キングレコード)、 《Whispering Winds第1集&第2集》(キングインターナショナル)発売中。

 
 



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PROFIL



PH 22010
¥2700→\2490
シャラーとフィルハーモニア・フェスティヴァが
 ブルックナー「ロマンティック」第1稿に挑戦!

  ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
   (1874年第1稿)
ゲルト・シャラー(指揮)
フィルハーモニー・フェスティヴァ

 ブルックナー大集成を目指すシャラーとフィルハーモニア・フェスティヴァが「ロマンティック」第1稿に挑戦!

 録音:2021年7月25日/旧エーブラハ大修道院付属教会/73'24"

 ブルックナーの交響曲全バージョン録音を刊行中のゲルト・シャラーとフィルハーモニア・フェスティヴァは交響曲第4番の1878/80年版を2007年に、1878年「村の祭りフィナーレ」版を2013年に録音していますが、今回1874年第1稿に挑戦しました。

 1873年の大みそかに交響曲第3番を完成されたブルックナーは、新年2日から新作に着手し、11か月で完成させたのが第4番第1稿となりました。
 しかし4年後に第3 楽章を「狩りのスケルツォ」に書き換え、さらにフィナーレを「村の祭り」と差し替えました。
 さらに1880 年にフィナーレを改めたものが現在多く演奏される版のもととなっています。

 1874年第1稿は近年録音も増えてきましたが、決定稿とは非常に異なる印象を与えます。和声もリズムも様式化した後年の作より大胆で複雑、全体にごつごつしていてベートーヴェンを思わせさえします。
 シャラーはそれを強調して作品の先進性を示していて聴き応え満点。実際シャラー自身、交響曲第4 番の諸版のなかで個人的に気に入っているとしています。

 ゲルト・シャラーは1965年バンベルク生まれ。1993年にハノーファー州立歌劇場で指揮者としてのキャリアをスタートさせ、1998年にブラウンシュヴァイク州立歌劇場、2003年から2006年までマグデブルク劇場の総音楽監督を務めました。
 2024年9月のブルックナー生誕200年祭に向けて交響曲の全バージョン録音を刊行中です。
 




C’AVI-MUSIC


8553042
¥2600
イブ・ハウスマンとアマティス・トリオのメシアン!
 メシアン:世の終わりのための四重奏曲
イブ・ハウスマン(クラリネット)
アマティス・トリオ
 〔レア・ハウスマン(ヴァイオリン)、
  サミュエル・シェパード(チェロ)、
  メンジー・ハン(ピアノ)〕

 名手イブ・ハウスマンと、新進気鋭のアマティス・トリオのメシアン!

 ☆ベルリン国立歌劇場の首席クラリネット奏者、イブ・ハウスマン!
 ☆BBCプロムス・デビューも果たした若手実力派のアマティス・トリオ!

 クラリネット奏者のイブ・ハウスマンは、エヴァルト・コッホとメナヘム・プレスラーに師事し、ジェルジュ・クルターグの影響を強く受けています。
 20歳でライプツィヒ放送交響楽団の首席クラリネット奏者、22歳でベルリン国立歌劇場の首席クラリネット奏者になりました。
 ソリストとして演奏する一方で、ジャズ・ピアニストのミヒャエル・ヴォルニーと共演するなど、様々なジャンルで活躍しています。

 アマティス・トリオ(アマティス三重奏団)は、ドイツのヴァイオリニスト レア・ハウスマン、イギリスのチェリスト サミュエル・シェパード、オランダ/中国のピアニスト メンジー・ハンによって2014年にアムステルダムで結成。
 2016-2018のBBCの新世代アーティスト、2018/2019のECHO(ヨーロッパ・コンサート・ホール機構)のライジング・アーティストに選ばれ、2019年夏にはBBCプロムス・デビューも果たしています。
 2020年にはC'Aviレーベルからデビュー・アルバム(8553477)をリリースしています。

 第二次世界大戦中オリヴィエ・メシアンがドイツ軍に捕らわれ捕虜となった際に作曲した《世の終わりのための四重奏曲》。
 曲想についてメシアンは『ヨハネの黙示録』に基づくものだと自ら語っており、天地創造の6日の後の7日目の安息日が延長し不変の平穏な8日目が訪れるということが由来となって、8楽章から成っています。

 ※録音:2018年4月、SWRスタジオ、カイザースラウテルン(ドイツ)
 




CENTAUR


CRC3895
¥2500
セレーネ・バッハ   ダヴィド・セイシャス(ヴァイオリン)
 J.S.バッハ:
  無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番ロ短調 BWV.1002より サラバンド、ドゥーブル
  無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004より サラバンド
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 BWV.1003より アンダンテ
  無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006より ガヴォット・アン・ロンドー、メヌエットII、ジグ

 ポルトガルの新星ヴァイオリニスト、ダヴィド・セイシャス!

 ポルトガルの若手ヴァイオリニスト、ダヴィド・セイシャスの初となるソロ・アルバム。
 バッハの偉大なる無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータから、セイシャス選りすぐりの楽章を抜粋して収録。

 ダヴィド・セイシャスは1999年生まれ。カステロ・ブランコ工科大学応用芸術学部を卒業し、ソリストとして活躍するほか、2017年からはポルトガル・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーとして、また主に現代作品を演奏するグループ「Quartz Quintet」のヴァイオリニストとして活動の幅を広げています。

 ※録音:2020年(ポルトガル)/※収録時間:約24分
 
 

CRC3871
¥2500
シューベルト:1817年のソナタ集
 シューベルト:
  ピアノ・ソナタ第4番イ短調 D.537
  ピアノ・ソナタ第5番変イ長調 D.557
  ピアノ・ソナタ第6番ホ短調 D.566
  ピアノ・ソナタ第9番ロ長調 D.575
チョ・スッキョン(ピアノ)

 1816年に実家を出ることを決意したシューベルトは、友人フランツ・フォン・ショーバーの家に身を寄せることになります。
 翌1817年、20歳となったシューベルトはこの1年間に6曲ものピアノ・ソナタを作曲しました。
 生活環境が大きく変化した中で生まれた作品を、「繊細で想像力に富んだ」(ニューヨーク・コンサート・レビュー)演奏と評される韓国出身のピアニスト、チョ・スッキョンの演奏で楽しめます。

 ※録音:1995年4月(アメリカ)
 
 

CRC3867
¥2500
スティーヴン・タープが歌う歌曲最高峰の傑作、
 シューベルトの冬の旅

  シューベルト:冬の旅
スティーヴン・タープ(テノール)
ジャニス・ウェンガー(フォルテピアノ)

 アメリカの名テノール、スティーヴン・タープが歌う歌曲最高峰の傑作、シューベルトの冬の旅。
 タープはメトロポリタン・オペラ、ニューヨーク・シティ・オペラへの登場をはじめ、ニューヨーク・フィル、シカゴ交響楽団、フィラデルフィア管弦楽団や、ゲオルク・ショルティ、ダニエル・バレンボイム、クルト・マズアなどとも共演を重ねるなどその輝かしい実績は枚挙に暇がありません。
 伴奏を務めるのはタープと共にミズーリ大学で教えている鍵盤楽器奏者、ジャニス・ウェンガーです。

 ※録音:2019年10月(ミズーリ)
 
 

CRC3866
¥2500
マラン・マレ:ヴィオール作品集
 マラン・マレ:
  アルペッジョによる前奏曲
  前奏曲イ短調
  夢見る人
  組曲(抜粋)
ミュージック・フロム・アストン・マグナ
 〔ローラ・ジェッペセン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
  キャサリン・リデル(テオルボ)〕

 マサチューセッツ州のグレート・バリントンで毎年夏に開催される古楽フェスティヴァルであるアストン・マグナの出演者などで構成され、その名を冠した古楽器奏者集団、ミュージック・フロム・アストン・マグナのメンバーが贈る、マラン・マレのヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)作品集。
 各ヴィオール曲集からの抜粋で収録されています。

 ※録音:2015年12月(ボストン)
 
 

CRC3861
¥2500
グレゴリアン・メディテーションズ
 デザンクロ:2つのモテット、レクイエム
 ラングレー:
  来れ, 聴け、9つの小品 Op.40より「平和の歌」、荘厳ミサ曲
南カリフォルニア大学ソーントン音楽学校チェンバー・シンガーズ
ジョー=マイケル・シャイベ(指揮)
ツァオ・ウェイチェン(オルガン)

 20世紀の2人のフランス人作曲家、アルフレッド・デザンクロとジャン・ラングレーが遺した宗教作品集。
 デザンクロはサクソフォンの作品が有名ですが、宗教作品も手掛けています。レクイエムは本来オーケストラのために書かれましたがオルガン版も存在しており、本アルバムにはオルガン版の方が収録されています。
 ラングレーはオルガン作品やミサ曲で知られており、ここに収録されている荘厳ミサ曲は代表作の一つに数えられます。

 ※録音:2019年2月&2020年2月(アメリカ)
 
 

CRC3860
¥2500
ローレンス・ラプチャクとウィリアム・ネイルの作品
 ローレンス・ラプチャク(b.1951):トロイカ
 ウィリアム・ネイル(b.1954):プロジェクト・フェニックス
シカゴ・プロ・ムジカ

 アメリカの現代音楽シーンで活躍するローレンス・ラプチャクとウィリアム・ネイルの作品。
 シカゴ・プロ・ムジカは1979年にシカゴ交響楽団のメンバーによって設立されたアンサンブルで、デビュー・アルバムがいきなり1985年のグラミー賞クラシック部門で最優秀新人賞を獲得するなど、バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーをハイレベルにこなす精鋭集団です。

 ※録音:1999年1月&2001年4月(シカゴ)
 




CORO



COR16190
¥2500
ジョン・ウィルビー:おいで、心地よい夜よ イ・ファジョリーニ
ロバート・ホリングワース(指揮)
 1.ジョン・ウィルビー(1574-1638):おいで、心地よい夜よ/2.涙せよ、わがまなこ/
 3.さようなら、愛しのアマリリス/4.甘美な蜜を吸う蜂よ/優しい人よ/5.あなたは若い/
 6.恋人よ、私の残酷な最期を見届けよ/7.私は生きているけれど/宝石がある/
 8.愛している!悲しいかな、私はあいされていない/9.多くを私は誓った/
 10.谷を下る/過酷な運命/11.私はいつまで惨めな人生を/12.ああ、どうしよう/
 13.恩恵のために私を愛さないで/14.幸運、おお幸運な彼/15.私が見た場所/
 16.女よ、あなたの言葉が私を貶める/17.惨めな男よ/18.騒ぎ立つ思いよ/
 19.私が見た女よ/20.私のかしこいクローリスは言う/21.泣け、泣け、私の目/
 22.フローラは私に最も美しい花をくれた/23.今が最高の喜び/
 24.喜びと心地よい痛み/のどの痛み/25.私の思いはどこに/自身の悪意に落ち込み

 ジョン・ウィルビーの忘れられた名曲をイ・ファジョリーニが現代に蘇らせる!

 ☆イギリスの実力派古楽系アンサンブル、イ・ファジョリーニ!
 ☆マドリガル好きの方にはたまらない至福の75分!

 ロバート・ホリングワースによって1986年にオックスフォード大学で結成され、2006年5月にはロイヤル・フィルーハーモニック協会から"アンサンブル・アウォード"を授与されたイギリスの実力派古楽系アンサンブル、イ・ファジョリーニによる、ザ・シックスティーンの自主レーベルであるCoro第2弾!
 今回のアルバムでは自国の作曲家であるジョン・ウィルビーに焦点をあてました。ウィルビーの作品で現存しているものはわずか数分単位の曲が75曲と、多くはありませんが、その内容はイギリスを代表するマドリガルといって過言はないでしょう。
 『さようなら、愛しのアマリリス』や『甘美な蜜を吸う蜂よ』は今でも多くの人々に歌われています。
 古いスコアを復活させ極上のアンサンブルで聴くことが出来るこのアルバムの75分間は、マドリガル好きの方にはたまらない至福の時でしょう。
 イギリスを代表するマドリガル作曲家ジョン・ウィルビーの作品をたっぷりとお楽しみください。

 ※録音:2014年8月28日-29日、スペシフィック・サウンド・スタジオ(ロンドン)

 
 




STERLING

CDS11142
(1CD-R)
¥2700
「メキシコ・ロマンティック音楽」シリーズ
アウレリオ・バリオス・イ・モラレス:管弦楽作品集

 アウレリオ・バリオス・イ・モラレス(1880-1943):
  交響曲 ヘ短調
  守護天使
  人生のたそがれに(弦楽オーケストラのための)
  フーガ ヘ短調(弦楽オーケストラのための)
コヨアカン・ヌエバ・エラ交響楽団
ロドリーゴ・エオルドゥイ(指揮)

 Sterling の「メキシコ・ロマンティック音楽」シリーズの一枚。
 時とともに忘れられつつある作曲家のひとり、バリオス・イ・モラレスの管弦楽作品集。

 アウレリオ・バリオス・イ・モラレスは、1880年、メキシコ中央部、プエブラのサカトランに生まれました。6人の子を献身的に育てた両親と教区の司教の支えにより神学校に進み、1905年、メキシコ国立音楽院に入学。
 ホセ・グアダルペ・ベラスケスにオルガン、グスタボ・E・カンパに作曲を学びました。ピアニスト、オルガニスト、合唱指揮者、教師として才能を発揮したと言われ、作曲家としてさまざまなジャンルに100曲近い作品を残しています。

 《交響曲 へ短調》 は、2つのアレグロの楽章、アンダンテ、スケルツォの4楽章で書かれた、ドイツ・ロマンティシズムの交響曲の影響をうかがわせる作品。
 《守護天使》 と 《人生のたそがれに》 は、バリオス・イ・モラレスの人柄を反映するとされる内省的な音楽。
 4声で書かれた学究的な 《フーガ へ短調》 は、作曲者のファミリー・アーカイヴで楽譜が見つかった初録音の作品です。
 メキシコシティのコヨアカン地区に作られた若いオーケストラ「コヨアカン・ヌエバ・エラ交響楽団」と芸術監督のロドリーゴ・エオルドゥイによるライヴ・コンサートの録音です。

 ※録音(ライヴ):2021年5月19日、6月25日(交響曲)、Centro de negocios ICC(メキシコシティ、メキシコ)
 
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 
 

CDO11272
(1CD-R)
¥2700
フィレンツェにて
 ヘレーナ・ムンクテル(1852-1919):コミック・オペラ 《フィレンンツェにて》
   スサンナ・アンデション(ソプラノ、ジェンマ)、ヨエル・アンムー(テノール、ステファノ)
   フレードリク・セッテシュトレム(バリトン、バルディ)、マルクス・ユーピテル(バリトン、ベムボ)
   ニクラス・ビョーリング・リューゲット(テノール、サルサピッラ)
   トゥルビョーン・リレクヴィスト(テノール、ヴィアルドゥッチ)
   スウェーデン放送合唱団、スウェーデン放送交響楽団、トビアス・リングボリ(指揮)

 1901年10月31日フレドリカ・ブレーメル生誕100年記念カンタータ
   スウェーデン放送合唱団女声セクション、ビョーン・イェヴェールト(ハルモニウム) 
   ミケール・エングストレム(ピアノ)、ハンス・ヴァイニカイネン(指揮)

 ピアノに合わせて歌う女声合唱-五月、リンゴの木の歌、讃歌
   KFUM 室内合唱団、ステファン・テーシュタム(ピアノ)、ホーカン・ブルーストレム(指揮)
   ミケール・エングストレム(ピアノ)、ハンス・ヴァイニカイネン(指揮)

 2021年は、スウェーデンの女性にとって記念すべき年でした。
 1921年に女性の投票権が認められてから100年。さまざまな行事や出版が行われ、女性作曲家の曲と特集したCDアルバムも作られました。
 ヘレーナ・ムンクテルは、スウェーデン女性作曲家のパイオニアのひとりです。もうひとりのパイオニア、エルフリーダ・アンドレーと同じく、管弦楽曲から声楽曲まで、幅広いジャンルの音楽を手がけました。
 Sterling Records が、《砕ける波》 をはじめとする管弦楽曲集(CDS10662)につづいてリリースするムンクテルのアルバムでは、彼女のオペラ作品と女声合唱のための作品が収録されています。

 コミック・オペラ 《フィレンンツェにて》 は、たわいのない恋の三角関係を描いたダニエル・ファルストレムの台本による1幕の作品です。
 「ヴェネツィアの女公爵ジェンマは、女性肖像画の競技会を開催するため、身分を知られていないフィレンツェを訪れる。
 そして、カーニバルで、貧しい画家ステファノに出会う......」。「序曲」、ソロやデュエットなど8つの歌、それをつなぐセリフと、変化に富んだ抒情劇として作られています。
 《砕ける波》 のアルバムのトビアス・リングボリの指揮による演奏です。女性参政権の運動にも力を尽くしたムンクテルは、19世紀スウェーデンの作家で女性運動家フレドリカ・ブレーメルの生誕100年を祝うために 《カンタータ》 を作曲。
 オスカル・レヴェルティン、アルベット・テオドル・イェッレルシュテット、デンマークのイェンス・クリスチャン・ホストロプの詩をテクストとする《ピアノに合わせて歌う女声合唱》 は、女性サークルのコンサートのための作品です。オペラのスウェーデン語の台本と合唱曲の歌詞が英語の対訳と合わせて別冊のブックレットに収められています。

 ※録音:2017年6月1日-2日、8日-9日、ベールヴァルドホール(ストックホルム)(オペラ)、2011年9月8日(カンタータ)、1980年11月20日(女声合唱)、スウェーデン放送第2スタジオ(ストックホルム)
 
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 



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ALPHA CLASSICS



ALPHA825
¥2700→\2490
ケルンWDR交響楽団の首席奏者
 俊才マティス・シュティーア
『SENTIMENT~
 バッハ、ヘルテル、モーツァルト 18世紀ファゴット協奏曲集』

  ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750)/マティス・シュティーア編:
   1-3. ファゴット協奏曲 ト長調 BWV 1055R
    (オーボエ・ダモーレ協奏曲〔原曲: チェンバロ協奏曲第4番 BWV 1055〕)
  ヨハン・ヴィルヘルム・ヘルテル(1727-1789):
   4-6. ファゴット協奏曲 イ短調
  ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
   7-9. ファゴット協奏曲 変ロ長調 K. 191
マティス・シュティーア(ファゴット)
アンサンブル・レフレクトーア

 録音: 2021年8月、西部ドイツ放送(WDR)放送局、ケルン

 【ARD受賞を経て躍進するケルンWDR響の新世代名手、意外な魅力あふれる18世紀ファゴット協奏曲集】
 20代でケルンWDR交響楽団の首席奏者となり、2019年にはARDミュンヘン国際音楽コンクールのファゴット部門で1位なし2位(アンドレア・チェッラッキと同位)に輝いた新世代の俊才マティス・シュティーアが、18世紀の前半・中盤・後半から1作ずつ名作を選んだプログラムで協奏曲アルバムをリリース。
 共演のアンサンブル・レフレクトーアは、ベートーヴェンの交響曲第5番にラモーとテュールの作品を加えたアルバムでCDデビューしたのち、近年はバッハをテーマにした音楽祭をリューネブルクで立ち上げ、古典的名作からジャンル越境型の現代作品まで幅広く手掛ける異才集団。彼らの相乗効果で、「穏当なバロック&古典派の協奏曲アルバム」という印象を良い意味で裏切る聴き応えに仕上がっています。
 古楽器奏者としても知られるリンドン・ウォッツ門下に学んだシュティーアは隅々まで歌心に満ちていながら甘すぎない、確かな様式感ある演奏を披露。室内楽のように緊密な連携でオーケストラと共に音楽を作り上げてゆきます。
 疾風怒濤期の陰影鮮やかなヘルテルの短調の作品では古楽器風とも言える音作りが際立つ一方、オーボエ・ダモーレ独奏版として復元されることの多いバッハの協奏曲ではファゴットの美音が驚くほど自然に馴染み、普遍的な編曲作品としての価値さえ感じさせます。
 味わい充分のモーツァルト作品まで含め、新世代の活躍にますます期待が高まるアルバムと言えるでしょう。

 
 
 


ALPHA796
¥2700
『DISSONANCE(不調和)』~セルゲイ・ラフマニノフ:歌曲集
 セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):
  1. 不調和 Op. 34-13
  2. わが子よ、おまえは花のように美しい Op. 8-2
  3. 私はあなたを待っている Op. 14-1
  4. ああ、悲しまないで Op. 14-8
  5. 私ははすべてを奪われた Op. 26-2
  6. 夕暮れ Op. 21-3
  7. 彼女たちは答えた Op. 21-4
  8. 私を信じないで、友よ! Op. 14-7
  9. ここはすばらしい場所 Op. 21-7
  10. 美しい人よ、私のために歌わないで Op. 4-4
  11. 私は預言者ではない Op. 21-11
  12. 何という苦しさ Op. 21-12
  13. リラの花 Op. 21-5
  14. 春の洪水 Op. 14-11
  15. 夢 Op. 8-5
  16. なんというしあわせ Op. 34-12
  17. 夜の静けさに Op. 4-3
  18. ミュッセからの断片 Op. 21-6
  19. 息がつけるでしょう Op. 26-3
アスミク・グリゴリアン(ソプラノ)
ルーカス・ゲニューシャス(ピアノ)

 録音: 2021年4月 サル・コロンヌ、パリ

 【注目のソプラノ、アスミク・グリゴリアンによるダイナミックなラフマニノフ!】
 ザルツブルク音楽祭、バイロイト音楽祭、コヴェント・ガーデン王立歌劇場などのステージにおいて、圧倒的な歌唱力と表現力で聴衆を魅了し続けているアスミク・グリゴリアンのソロ・アルバムが、ALPHAから登場。
 演目はオペラではなく、ラフマニノフの歌曲です。
 しかし彼女自身が、「ラフマニノフの歌曲はオペラなみの力強い表現が必要。彼は数分のオペラを何曲も書いた。」と語るように、ここで聴かせる彼女のダイナミックな歌唱には驚かされます。
 そしてそれをピアノで支えるのは、ショパン・コンクール、チャイコフスキー・コンクールなどでの輝かしい受賞歴のほか、世界中の大ホールでの演奏実績を誇るルーカス・ゲニューシャスという万全の布陣。
 グリゴリアンの幅広い表現の魅力を存分に味わうことの出来る、聴き応えたっぷりのアルバムです。

 
 
 


ALPHA794
¥2700
次世代ソリストたちによるモーツァルトVol.1
 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
  1-3. ヴァイオリン協奏曲 第1番 変ロ長調 K. 207
   (カデンツァ: ステファン・ワーツ)
  4-6. ピアノ協奏曲 第8番 ハ長調 K. 246 「リュッツォウ」
   (カデンツァ: ジャン・チャクムル)
  7-8. ホルン協奏曲 第4番 変ホ長調 K. 495
   (カデンツァ: イヴォ・ドゥドラー)
ステファン・ワーツ(ヴァイオリン)...1-3
ジャン・チャクムル(ピアノ)...4-6
イヴォ・ドゥドラー(ホルン)...7-8
カメラータ・シュヴァイツ
ハワード・グリフィス(指揮)

 録音: 2021年3月 オーバーシュトラース教会、チューリヒ

 30年以上にわたり若いアーティストたちを支援しているスイスのオルフェウム財団とALPHAが協力し、次世代の若いソリストたちによるモーツァルトの協奏曲をリリースするシリーズ。
 第1弾には、2014年メニューイン国際コンクールの覇者、オランダのステファン・ワーツ、2018年浜松国際ピアノコンクールの覇者、トルコのジャン・チャクムル、ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団のソロ・ホルン奏者、スイス出身のイヴォ・ドゥドラーが登場。若手とはいえ既に国際的な評価を得ている彼らならではの高い技術力と個性的な表現を聴かせてくれます。
 カデンツァもそれぞれ自作を披露。
 
 


ALPHA795
¥2700
次世代ソリストたちによるモーツァルトVol.2
 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
  1-3. ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 K. 216
   (カデンツァ: サム・フランコ)
  4-6. ファゴット協奏曲 変ロ長調 K. 191
   (カデンツァ: テオ・プラート)
  7-9. ピアノ協奏曲 第5番 ニ長調 K. 175
   (カデンツァ: メロディ・チャオ)
ジユ・ヘ(何子毓) (ヴァイオリン)...1-3
テオ・プラート(ファゴット)...4-6
メロディ・チャオ(趙梅笛) (ピアノ)...7-9
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
ハワード・グリフィス(指揮)

 録音: 2021年6月 オルケスターハウス、ザルツブルク

 30年以上にわたり若いアーティストたちを支援しているスイスのオルフェウム財団とALPHAが協力し、次世代の若いソリストたちによるモーツァルトの協奏曲をリリースするシリーズ。
 第2弾には、2016年ユーディ・メニューイン国際コンクールの覇者、中国のジユ・ヘ、hr交響楽団(フランクフルト放送交響楽団)首席ファゴット奏者で既にソロ・アルバムの発売もある、ドイツのテオ・プラート、こちらもCD発売歴は既に長く、2021年にはハイドンのピアノ協奏曲全集(CPO 555400)もリリースした中国系でスイス出身のメロディ・チャオらが登場。
 若手とはいえ既に国際的な評価を得ている彼らならではの高い技術力と個性的な表現を聴かせてくれます。
 カデンツァはジユ・ヘがサム・フランコ作のもの、プラートとチャオはそれぞれ自作を披露しています。
 
 

ALPHA831
¥2700
※ジャズです
CAIRO JAZZ STATION
 1. CATHEDRAL
  COMPOSED AND ARRANGED BY LORIS LEO LARI
 2. CONTINOUS FLOW
  COMPOSED AND ARRANGED BY LORIS LEO LARI
 3. LETTER TO MOTHER'S IMMERSION
  COMPOSED AND ARRANGED BY JOAO BARRADAS
 4. MA YHEMESH
  COMPOSED AND ARRANGED BY ABDALLAH ABOZEKRY
 5. ORLY
  COMPOSED AND ARRANGED BY JOAO BARRADAS
 6. UNEXPECTED MELODY
  COMPOSED AND ARRANGED BY ISMAIL ALTUNBAS
 7. CROSSING BORDERS
 COMPOSED AND ARRANGED BY ABDALLAH ABOZEKRY
 8. ORIENT ESPRESSO
  COMPOSED AND ARRANGED BY LORIS LEO LARI
   AND ISMAIL ALTUNBAS
ABDALLAH ABOZEKRY (SAZ)
ISMAIL ALTUNBAS
 (DARBUKA-PERCUSSION)
JOAO BARRADAS (ACCORDION)
LORIS LEO LARI (DOUBLE BASS)

 RECORDED IN JULY 2021 AT STUDIO SEXTAN LA FONDERIE,MALAKOFF (FRANCE)

 エジプトのカイロでアラブ音楽を愛する家族に生まれたアブダラ・アボゼクリーが奏でるサズ(バルカン半島などで見られる撥弦楽器)、トルコのマニサに生まれ、幼いころからパーカッションに親しんだというイスマイル・アルトゥンバスによるダルブッカ(アラブ音楽で用いられる脚付きの太鼓)、ポルトガルに生まれヨーロッパで広く活躍するジャズ・アコーディオン奏者で、先ごろクラシックにも「デビュー」(FUG786)したジョアン・バラーダス、クレモナ生まれのロリス・レオ・ラリの奏でるベースという、違う地域から集まった4人が、お互いのルーツを持ち寄って作り上げたアルバム。
 アラブ音楽をベースにイタリアの香りとジャズのテンションを加えた作品で、スピード感溢れる中にも親密さと温かみのある仕上がりになっています。
 



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GRAMOLA



GRAM99251
(2SACD HYBRID)
¥3900→\3590
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー
 そしてチェロのゲリンガスとピアノのジルベルシュタイン!!
ヨハネス・ブラームス(1833-1897):ピアノ三重奏曲集

 【SACD1】
  ピアノ三重奏曲第1番 ロ長調 Op. 8(1890年改訂版)
   1. I. Allegro con brio/2. II. Scherzo. Allegro molto/
   3. III. Adagio/4. IV. Allegro
  ピアノ三重奏曲第2番 ハ長調 Op. 87
   5. I. Allegro/6. II. Andante con moto/
   7. III. Scherzo: Presto - Poco meno presto - Presto/
   8. IV. Finale: Allegro giocoso
 【SACD2】
  ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調 Op. 101
   1. I. Allegro energico/2. II. Scherzo: Presto non assai/
   3. III. Andante grazioso/4. IV. Allegro molto
  クラリネット(ヴィオラ)、チェロとピアノのための三重奏曲 イ短調 Op. 114
   5. I. Allegro/6. II. Adagio/
   7. III. Andantino grazioso/8. IV. Allegro
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー
 (ヴァイオリン...CD1、CD2:1-4/
  ヴィオラ...CD2:5-8)
  ダヴィド・ゲリンガス(チェロ)
リーリャ・ジルベルシュタイン(ピアノ)

 録音 2021年2月24-26日、4月10-13日 Mozart-Saal、ザルツブルク(オーストリア)

 1985年ザルツブルク生まれのトーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー。
 15歳の時にチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲のソリストとしてブリュッセルのパレ・デ・ボザールにデビューして大きな注目を集め、以降ヨーロッパや日本を含むアジアの主要なコンサートホールで演奏を重ねています。
 2004年にGramolaレーベルと専属契約を結び、40作を超えるアルバムをリリース。ブラームスは2006年にヴァイオリン・ソナタ全曲を録音していますが、今作はチェロのダヴィド・ゲリンガスとピアノのリーリャ・ジルベルシュタイン、この2人の名手とともにクラリネット三重奏曲を含む、3つの三重奏曲を演奏しています。
 1854年に書かれるも、その35年後に改訂された第1番、エネルギッシュなユニゾンで始まる第2番、円熟期に完成された第3番、どれもブラームスらしい緻密に張り巡らされた対位法と、美しい旋律を持つ充実した作品で、ウルンベルガーたち3人の奏者は、高揚感を湛えながら旋律を紡いでいきます。
 最後に置かれたクラリネット三重奏曲は晩年の名作。ヴィオラで演奏することも可能であり、ここでイルンベルガーはヴァイオリンをヴィオラに持ち替え、哀愁漂う旋律を美しく奏でています。

 
 
 



GRAM99263
¥2600

フランツ・シューベルト:劇音楽『魔法の竪琴』 D 644(演奏会用組曲) ウィーン・ユンゲ・フィルハーモニー
ミヒャエル・レスキー(指揮)
 シューベルト: 劇音楽『魔法の竪琴』 D 644(抜粋)-
  厳選された9つの楽章からなる組曲と付録、ブライアン・ニューボールドによる翻案
   1. I. Ouverture 序曲/2. II. Das Palindrom パリンドローム(回文)/
   3. III. Melodram: Der Funke fing メロドラマ: 火花が散る/4. IV. Ouverture zum 3. Akt 第3幕への序曲/
   5. V. Melodram: Hinter den Kulissen メロドラマ: 舞台裏/6. VI. Melodram: Furie, tremble! 怒れ、震えろ/
   7. VII. Melodram: Da ziehn sie hin メロドラマ: そこまで来たか/
   8. VIII. Anhang: Chor der Genien 付録: 亡霊の合唱/
   9. IX. Melodram: Ha! Was geschah mit mir? メロドラマ: ああ、私に何が起こったのか/
   10. X. Finale フィナーレ
  
 世界初録音

 録音 2021年6月30日、7月1日 Lorely-Saal、Penzing、ウィーン(オーストリア)

 シューベルトが1820年に作曲した劇音楽『魔法の竪琴』。
 意欲作ではあったものの、初演時に聴衆や批評家から酷評され、現在では『ロザムンデ』に転用された序曲が知られるのみ。
 全曲が演奏されることはほとんどありません。その理由の一つには「作品全体が当時流行していた『魔法劇』のレベルをはるかに超えているため」と指揮者ミヒャエル・レスキーはブックレットの中で語っています。
 彼は更に「"回文"と題された不思議な曲の挿入、緊張を高めるためのメロドラマの多用、そして核となる"円卓の騎士"たちの物語。数多くの要素が盛り込まれており、シューベルトの完全な自筆譜も残っていないため、その全貌を理解するのは容易なことではありません。」と続けています。
 そこで今回、レスキーが演奏したのは、イギリス出身の音楽学者でシューベルト研究家のブライアン・ニューボールドによる「オーケストラ組曲版」。
 ニューボールドは必ずしも劇の展開に沿うことはなく、音楽的な視点から、まとまりがありかつ変化に富んだ物語として再構築。シューベルトの音楽のみを味わえる洗練された作品へと仕上げています。
 演奏するウィーン・ユンゲ・フィルハーモニーは、1997年創立の17歳から27歳までの才能ある若い音楽家で構成された、オーストリアを中心に活動するオーケストラ。
 毎年少なくとも10のプロジェクトに取り組み、およそ25のコンサートを行うプロの楽団。
 今回のメンバーにはフルートに北畠 奈緒、トランペットに木村結衣、2人の日本人演奏家も参加しています。

 
 
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GRAM99259
(2CD)
¥3100→\2890
ウィーン楽友協会の"黄金のホール"で行われた
 ドイツ弦楽フィルハーモニーによる夏の夜のコンサート・ライヴ
サマー・ナイツ・コンサート

 【CD1】
  エドヴァルト・グリーグ(1843-1907):組曲「ホルベアの時代より」 Op. 40
    1. 前奏曲/2. サラバンド/3. ガヴォット/4. エア/5. リゴードン
  フレデリック・ショパン(1810-1849): ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op. 21
   6. I. Maestoso/7. II. Larghetto/8. III. Allegro vivaceアンコール/
   9. 華麗なワルツ ヘ長調 Op. 34 No. 3
 【CD2】
  1. ローランド・バウムガルトナー(1955-):
   Gondellied - Variation ゴンドラの歌変奏曲 -
    弦楽オーケストラ、ピアノとハープのために
     メンデルスゾーンの「ゴンドラの歌」 Op. 19 No. 6による
  2. サミュエル・バーバー(1910-1981): 弦楽のためのアダージョ
  3. ヴォイチェフ・キラール(1932-2013):
   オラヴァ - 弦楽オーケストラのために

 アンコール:
  4. ヨハン・シュトラウス II世(1825-1899)/ヨーゼフ・シュトラウス(1827-1870):
   ピッツィカート・ポルカ
  5. アストル・ピアソラ(1921-1992): オブリビオン - 弦楽オーケストラのために
  6. アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741): 
   『四季』より夏 Op. 8 RV315 - 第3楽章 Presto
ソリャン(ピアノ)
ドイツ弦楽フィルハーモニー
ヴォルフガング・ヘントリッヒ
 (指揮、独奏ヴァイオリン...CD2:5)
イェレミアス・プライスラー
 (独奏ヴァイオリン...CD2:6)

 録音 2021年8月1日(ライヴ) ウィーン、ムジークフェラインザール(オーストリア)

 2021年8月1日にウィーン楽友協会の"黄金のホール"で行われた、ピアニストのソリャンとヴォルフガング・ヘントリッヒ指揮のドイツ弦楽フィルハーモニーによる夏の夜のコンサートのライヴ録音。
 グリーグの「ホルベアの時代より」で幕を開け、ソリャンのピアノによるショパンの「ピアノ協奏曲第2番」というオーソドックスな作品と、新作であるローランド・バウムガルトナーの「ゴンドラの歌変奏曲」が並べられた魅力的なプログラムでした。
 バウムガルトナーの「ゴンドラの歌変奏曲」はメンデルスゾーンの同名の無言歌をもとにした作品で、ここでもソリャンがソリストを務めています。
 そしてバーバーの「弦楽のためのアダージョ」が続き、映画音楽の作曲家として知られるキラールが、故郷のタトラ山脈の麓にあるポドハレの民謡をミニマル風の音楽に仕立てた「オラヴァ」でプログラムが終了。
 弦の豊かな響きを存分に堪能できます。
 アンコールにはシュトラウスの「ピッツィカート・ポルカ」とピアソラの「オブリビオン」、ヴィヴァルディの『夏』の終楽章が演奏されています。

 
 
 
GRAM99145
¥2600
アレハンドロ・デル・バジェ=ラッタンシオ(1986-): クラリネットとピアノのための音楽集 ヴェラ・カルナー(クラリネット)
アンドレス・アニャスコ(ピアノ)
 ソナチネ - クラリネットとピアノのために(2017)
  1. I. Andante/2. II. Adagio/3. III. Allegro ma non troppo
 5つの小品 - ピアノのために(2020)
  4. I. Allegro/5. II. Andante/6. III. Moderato/7. VI. Adagio/8. V. Allegro
 ソナタ - クラリネットとピアノのために(2019)
  9. I. Moderato maestoso/10. II. Andante/11. III. Presto
 6つの小品 - クラリネットとピアノのために(2017)
  12. I. Andantino/13. II. Adagio/14. III. Andante - Vivace/15. IV. Andantino/
  16. V. Moderato con espressione/17. IV. Allegro vivo

 録音 2021年5月26-28日 Tonstudio C-Arts Classical Arts Waldegg & Hajek OG, ウィーン(オーストリア)

 1986年、コロンビアのボゴタに生まれた作曲家アレハンドロ・デル・バジェ=ラッタンシオのクラリネット作品集。
 地元の音楽院で学び2007年にウィーンに移住。2013年には、ORF(オーストリア放送協会)が主催する作曲賞「O1 Talentebörse」を受賞し広く知られるようになりました。
 作曲と映像を学んだ彼の特徴は、多彩な音色を独創的に扱うことであり、時には映像素材も用いるなど変化に富んだ作品を多数書き上げています。
 また彼は"人間の声に近い"という理由でクラリネットを好んでおり、このアルバムでは耳なじみのよい抒情的な旋律に彩られた美しい作品を聴くことができます。
 ウィーン生まれのクラリネット奏者ヴェラ・カルナーとスペイン出身のピアニスト、アンドレス・アニャスコの演奏です。

 
 
 

GRAM99254
¥2600
スタンリー・グリル(1953-):
 Und das Lied bleibt schon そして、その歌は美しいまま

  リルケ歌曲集 - ソプラノ、ヴィオラ・ダモーレとチェロのために(2009)
   1. Der Panther パンサー
   2. Mein Leben ist nicht diese steile Stunde 私の人生はこんな急な時間ではない
   3. Du siehst, ich will viel ほら、たくさん欲しいから
   4. Eingang エントランス
   5. Buddha in der Glorie 栄光のブッダ
   6. Les Fugitifs 逃亡者たち -
    カウンターテナーとヴィオラ・ダ・ブラッチョのために(2020)
 
  Schnee und Eis 雪と氷 - ソプラノとヴィオラ・ダ・ブラッチョのために(2020)
   7. Schnee 雪/8. In jenen Jahren あの頃は
  
 無言歌 - 2つのヴァイオリン、チェロとテオルボのために(2009)
   9. Andante/10. Moderato/11. Andante

 2つの愛の歌 -
   カウンターテナー、ヴィオラ、チェロとテオルボのために(2015)
    12. Mit deinen blauen Augen あなたの青い目で
    13. Ich wandle unter Blumen 花の中を歩く

  Songs of Loss and Remembrance 喪失と追憶の歌 -
   ソプラノ、ヴィオラ・ダモーレ、ヴィオラとチェロのために(2019)
    14. Klage 訴え
    15. Auszug aus der ersten Elegie 最初の哀歌から
    16. Nun wachen wir 今、私たちは目を覚ます
    17. Ein Schlaflied fur dich あなたのための子守歌 -
     ソプラノ、ヴィオラとチェロのために(2019)
 世界初録音
リーザ・ロンバッハ(ソプラノ)
ニコラス・スパノス(カウンターテナー)
パンドルフィス・コンソート(古楽器使用)
【メンバー】
 エルズビエータ・サイカ=バヒラー
  (ヴィオラ・ダモーレ、第1ヴィオラ、
   ヴィオラ独奏...12-13、17)
 イングリッド・ロールモーザー
  (第2ヴィオラ、ヴィオラ独奏...6-8)
 ギュンター・シャーゲル(チェロ)
 フーベルト・ホフマン(テオルボ)

 録音 2021年5月、7月 Unteretzbach、ニーダーエスターライヒ州(オーストリア)

 この「Und das Lied bleibt schön そして、その歌は美しいまま」は、人生の経験を音楽で表現し、人間の存在の深さを探るというアルバム。
 用いられているリルケやハイネ、アウルレンダーとアイジンガーのテキストには、どれも痛みや喪失に耐えて、充実した喜びのある人生を手に入れた人々の経験とメッセージが織り込まれたものです。
 これらの印象的な歌曲を書いたのは、1953年、アメリカ生まれの作曲家スタンレー・グリル。
 彼は中世・ルネサンス音楽に傾倒しており、古楽器が用いられた作品を多く発表。
 この歌曲でもカウンターテナーの歌声とヴィオラ・ダモーレが多用された他、すべては古楽器で演奏されています。
 ブックレット内には、スタンレー・グリルとパンドルフィス・コンソートのヴィオラ奏者エルズビエータ・サイカ=バヒラーの対談を掲載(ドイツ語、英語)、スタンレーが中世の音楽に魅せられた経緯や、ヴィオラ・ダモーレについての楽器の特性、彼が用いた詩についてなどが語られており、このユニークなアルバムができた経緯がうかがえます。
 独唱を務めるのはウィーン出身のソプラノ、リーザ・ロンバッハと、すでに何枚かのアルバムで高く評価されているギリシャ出身のカウンターテナー、ニコラス・スパノス。生き生きとした歌を聞かせています。

 
 



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NEOS

NEOS 12025
¥2500→\2290
劇的な作品ばかり!
 2曲はツァグロセク指揮
エルンスト・ヘルムート・フランマー(b.1949):管弦楽曲作品集Vol.3

 (1)「ゲッセマネ~消えて忘れられる前に」(1985/86)~大管弦楽のための
 (2)「地球は忘却に対して涙を流す」(1990)
  ~大オーケストラのための7つの小品
 (3)「GEN」(1998)~ソプラノ、バリトンと大管弦楽のための
 (4)「カプリチオ」(1992)~チェロと大管弦楽のための
(1)ローター・ツァグロセク(指揮)
 ザールブリュッケン放送交響楽団
(2)オラフ・ヘンツォルト(指揮)
 バイエルン放送交響楽団
(3)ガブリエーレ・ロスマット(S)
 ヴォルフガング・シェーネ(Br)
 ローター・ツァグロセク(指揮)
 シュトゥットガルト・ヴュルテンベルク州立管弦楽団
(4)ティルマン・ヴィック(Vc)
 オラフ・ヘンツォルト(指揮)
 ライプツィヒ放送フィルハーモニー

 フランマー:管弦楽曲作品第3弾!

 録音:(1)1987年4月30日、(2)1995年5月12日、(3)1998年5月25日(ライヴ)、(4)1991年12月6日(ライヴ) [72:38]

 NEOSレーベルが力を入れている作曲家の一人ヘルムート・フランマーの管弦楽作品集の第3弾(第1集はNEOS10803、第2集はNEOS11909)。
 フランマーは当初、数学と物理を学んだ後、クラウス・フーバー、ブライアン・ファーニホウに作曲を師事した。
 ここに収められた作品はいずれも大オーケストラのために書かれたドラマティックな曲ばかり。
 キリストが磔の刑に処せられる前夜の祈りに題材をとった「ゲッセマネ」はオーケストラの叫ぶような大音響と劇的なうねりに満ちた表現主義的な大作。
 ソプラノ、バリトン独唱が入る「GEN」はハイドンのオラトリオ「天地創造」の冒頭にインスパイアされたとのことでタイトルのGENにはgenesis(創世記)、general、genuine(純正)など複数の意味が含まれる。
 オーケストラのカオスとアダムとイヴを思わせる男女のヴォカリーズが織りなす前衛の手法で描かれた旧約聖書の世界。
 収録曲いずれも渾身の作で聴きごたえ充分。
 
 
NEOS 12111
¥2500
「ヴァルターと次の世代の作曲家たち」
 (1)H.E.エルヴィン・ヴァルター(1920-95):
  4人の管楽器奏者と弦楽のための協奏曲(1960)
 (2)カトリン・クローゼ(b.1990):
  「色の雲」(2019/20)~大アンサンブルのための
 (3)クリストフ・ヨハネス・ヴァイス(b.1986):
  室内交響曲「不確実性のなかへ」(2019/20)
 ※全作品世界初録音
アルマンド・メリーノ(指揮)
デア/ゲルベ/クラング(アンサンブル)
(1)トビアス・カイザー(Fl)
 クレール・シリャーコプス(Ob)
 エンリコ・トファーノ(Fg)
 マシュー・サドラー(Trp)

 録音:2021年5月16、17日バイエルン州アンベルク [72:00]

 ドイツ、バイエルン州ヴュルツブルクに所縁のある新旧世代の作曲家による作品集。特に師弟関係にあるとか同じ楽派というわけではなくスタイルは様々。
 H.E.ヴァルターの「4人の金管楽器奏者のための協奏曲」はこの世代のドイツの作曲家の作品には珍しく、ダルムシュタット楽派の影響は一切受けておらず、ストラヴィンスキーの新古典主義の作品やヒンデミットの影響が感じられる秀作。
 クローゼの「色の雲」は女性作曲家らしい繊細なテクスチュアと調性的な要素、息の長い、たおやかな旋律がドビュッシーを思わせる美しい作品。
 ヴァイスの室内交響曲は無調と調性が折衷され時折り、軍楽隊の行進曲が引用されるあたりがクルト・ワイル、エルンスト・クシェネクを思わせる面白い作品。
 
 
NEOS 12117
¥2500
チェンビ・アン(b.1967,安承弼/アン・スンピル):作品集
 (1)「音の集合体」(2019)~ピアノとエレクトロニクスのための
 (2)「星座」(2003)~ヴァイオリンとピアノのための
 (3)「Hyun.Oh(海底の魚の夢、光への欲求)」(1998/2016改訂)
  ~ピアノ、打楽器とエレクトロニクスのための
 (4)「ルサック/泡からの水の変容」(1997)
  ~管弦楽と30人の音楽家のための
(1)(2)(3)プロドロモス・シメオニディス(Pf)
(2)メリーゼ・メリンガー(Vn)
(3)アダム・ヴァイスマン(Perc)
(4)レナート・リヴォルタ(指揮)
 ヌーベル・アンサンブル・インストゥルメンタル・
  デュ・コンセルヴァトワール

 録音:(1)2021年3月1日、(2)2021年2月27日-3月1日、(3)2017年4月13日、(4)1998年[57:50]

 チェンビ・アンはベルリンを拠点に活動する中国出身の作曲家。上海音楽院で学んだ後、パリ国立高等音楽院でスペクトル楽派の作曲家ジェラール・グリゼイに師事、1998年に電子音楽で一等賞を取った。
 韓国で活躍していたこともあり韓国語読み(Seungpil An)でも通じている。
 彼の作風は電子音楽とスペクトル音楽を学んだだけあって、アコースティック楽器と電子音響の融合、生楽器の奏法における電子音楽的応用、打楽器への偏愛など、音色の変容に主な関心が注がれている。
 「音の集合体」では特殊奏法のピアノと予め録音された(人の声を含む)具体音、コンピュータの電子音がパッチワークのようにコラージュされる。
 「ルサック」は管弦楽の咆哮と静寂が繰り返される中で響きの色彩のグラデーションが次第に変容してゆくプロセスが美しい。
 
 
NEOS 12121
¥2500
ダニエル・オソリオ(b.1971):ツィックス(Zikkus)
 「ツィックス-F」(2007)~
  フルートとライヴ・エレクトロニクスのための
 「ツィックス-S」(2013)~
  バリトン・サックスとライヴ・エレクトロニクスのための
 「ツィックス-V」(2007)~
  チェロとライヴ・エレクトロニクスのための
 「ツィックス-P」(2020)~
  ピアノとライヴ・エレクトロニクスのための
 「ツィックス-K」(2021)~
  クラリネットとライヴ・エレクトロニクスのための
ディー・クロノピエン - コレクティ
 フ・フュア・インテルクルチュレー
 レ・ノイエ・ムジーク:
  【カロリン・シュミット=ヴァイトマン(Fl)
   アルヴァロ・コリャオ(Sax)
   ウリッセ・ボノー(Vc)
   トマス・レイエス(Pf)
   マリーナ・オホゼンライター(Cl)
   ダニエル・オソリオ&アントニオ・カルバリョ
    (Live electronics)】

 録音:2021年7月1、14、19、26日ドイツ 7月30日、8月1日オーストリア [58:12]

 ダニエル・オソリオはチリ出身。チリ大学でパブロ・アランダに電子音楽を学んだ後、ドイツ・ザールブリュケンに移住し、現在この地を拠点に活動している。
 このディスクは様々な独奏楽器と予め制作された電子音響あるいは独奏楽器をリアル・タイムでコンピュータ変調した音を組み合わせた方法で作られた曲で構成されている。
 生楽器の奏する特殊奏法を含む音がコンピュータ音響と渾然一体となってバイオメカノイド(画家H.R.ギーガーによる想像上の生体と機械の融合体)を思わせる摩訶不思議な世界が拡がる。
 
 
NEOS 12122
¥2500
ゲオルク・カッツァー(1935-2019)&
 フリードリヒ・ゴルトマン(1941-2009):作品集

  (1)カッツァー:弦楽音楽1(1971) ~14の弦楽器独奏のための
  (2)カッツァー:「3つの言葉」(2004)~弦楽オーケストラのための
  (3)ゴルトマン:
   「・・・ほとんど凍った落ち着きのない・・・2」(1992)~
    9人の奏者のための
  (4)アンサンブル・コンチェルト第2番(1985)~16人の奏者のための
クレメンス・シュルト(指揮)
ミュンヘン室内管弦楽団

 録音:2021年3月23-26日ミュンヘン [59:47]

 カッツァーはポーランド領シレジア出身。戦後は東ベルリンに移住しハンス・アイスラーに学んだ。また自ら電子音楽スタジオを設立し研究と制作に従事した。
 「弦楽音楽1」はその成果がアコースティック楽器で表現されたもので、ペンデレッキの「広島の犠牲者への哀歌」を思わせる特殊奏法による音響の変容で作られている。
 晩年の「3つの言葉」は逆にシェーンベルクやベルクに回帰したかのような表現主義的でロマンティックな作品。
 ゴルトマンは東ドイツ出身だがダルムシュタットでシュトックハウゼンの講義に接して刺激を受け、これまで4つの交響曲、多くの協奏曲、歌劇を発表している。
 「ほとんど凍った落ち着きのない・・・」は終始厳しい点描的な書法で書かれている一方、「アンサンブル・コンチェルト」は長い音の持続が他の楽器に静かに受け継がれ次第に音のテクスチュアが厚みと激しさを増す。
 点描的な激しい音楽となったかと思えば、なぜかフィリップ・グラス風のミニマル・ミュージックになり協和音が響くというユニークな音楽。
 
 
NEOS 12124
¥2500
ダビド・モリナー(b.1991):作品集
 (1)「ファンタジーとピアノ」(2012/rev2020)
 (2)ソロI「純粋なFの永続的なエコー」(2016)~ヴィブラフォン独奏のための
 (3)「コーディネートとは!
  調整されていないのか・・・(二羽の小鳥)」(2015)~
   フルートとソプラノ・サックスのためのデュオ
 (4)ソロII「官能的なDの変動するエコー」(2017)~マリンバ独奏のための
 (5)三重奏曲「地球の音」(2015)~ファゴット、チェロと打楽器のための
 (6)ソロIII「t]k]の浸透点」(2018)~ボディ・パーカッションのための
 (7)弦楽四重奏曲第3番「心に残る楽章(Eindringlicher Satz)」(2020)
 (8)ソロIV「・・・欲望のオルガスム的流出・・・」(2020)~
  スネア・ドラムのための
 (9)構造I「青のエロス」(2016)~アンサンブルのための
ダビド・モリナー(Perc)
フェビアン・パニセーリョ(指揮)
プルーラル・アンサンブル

 録音:2020年11月28-29日[51:24]

 ダビド・モリナーはスペインの作曲家、打楽器奏者。作曲をパスカル・デュサパン、イェルク・ヴィトマンに師事した。
 演奏しながら奏者が奇声を発したり、何らかの演劇的アクションをしたり、体の一部を叩くボディ・パーカッション、シュヴィッタース(1887-1948)の音響詩のような手法はケージ、カーゲルや日本の中川俊郎あたりを思わせ、それ自体はもはや今となっては古臭い様式だが、そうしたダダ、ネオ・ダダ的な方法を今日的な感覚でよみがえらせようとしている作曲家として近年ヨーロッパで注目されている。
 「欲望のオルガスム的流出」では奏者はスネア・ドラムを叩きながらひたすら意味不明な奇声を発し続ける。
 人を喰ったようなタイトルといい、赤塚不二夫的ユーモアとセンス・オブ・ナンセンスを持った作曲家。
 カーゲルが好きな人なら気に入るかも。
 
 
NEOS 12125
¥2500
ラヴ・ソングズ~ローリー・オルトマン(b.1944)の音楽
 「それができる?」「あなたがそれを知る時」
 「最初からやりなおす」「たぶん明日は」
 「もしあなたを愛すなら」「永遠に」
 「あなたの顔を」「アデリタ」
 「砂漠の目」「夢見心地」
 「正しい方法」「どういう意味?」
 ※全曲世界初録音
ランディ・バウアー(Pf)
オーロル・カニー(Va)
フローリアン・エッグナー(Vc)
キリル・コバンチェンコ(Vn)
イザベル・プフェファーコーン(MS)
アンドルー・アスバン(ソプラノSax)
バルトス・シコルスキ(CB)
スルジャン・ヴカシノヴィッチ(アコーディオン)
クリストフ・ツィンパー(Cl)
ダニエル・ジーバー(指揮)、他

 録音:2020年1月8-10日チューリヒ、2020年11月27-29日ウィーン、[67:20]

 ローリー・オルトマンはニューヨーク出身。クラシックの作曲を学んだ後、ジャズ・ピアニストとしてアメリカのみならずロシア、フィンランド、オーストリアでも盛んに活動している。
 本作はオルトマンが自ら作詞作曲したソング集が収められている。敢えてカテゴライズするとすればジャズに分類されようがヴォーカルにアコーディオンやヴァイオリン、チェロ、ベースなどを加えたクラシック寄りの編成は近年台頭しているジャンルであるポスト・クラシックと呼んでもよい。
 チック・コリアやキース・ジャレット、ヤン・ガルバレクに通じるものがあり、ECMが出しているような音楽が大好きという人にお薦め。
 
 
NEOS 12205
¥2500
ラルフ・ホイヤー(b.1950):エレクトロアコースティック作品集
 (1)「残存_リスク」(2011/2013)
  ~4チャンネル・エレクトロアコースティック・コンポジション ステレオ版
 (2)「4worte09」(2010)
  ~6チャンネル・エレクトロアコースティック・コンポジション ステレオ版
 (3)「描かれた時間」(2010-2021)
  ~6チャンネル・エレクトロアコースティック・コンポジション ステレオ版
 (4)「from_2_to_power_of_O_to_2_to_the_of_20[20...20]」(2010)
  ~複数のチャンネルによるエレクトロアコースティック・コンポジション ステレオ版
 (5)「状態」(2015)~ヴァイオリンと4チャンネル・プレイバックのための ステレオ版
 (6)「バーコード(音楽の痕跡が含まれている可能性があります)」(2015)
  ~4チャンネル・エレクトロアコースティック・コンポジション ステレオ版

 ラルフ・ホイヤー(制作)
 録音:2010-2021ラルフ・ホイヤー・スタジオ[70:40]

 CDをかけた瞬間、プレーヤーが故障したのではないかと錯覚するほどピーピーガーガー、ブリブリといった電子ノイズで始まる「残存_リスク」、人の話し声がディスクの音飛びのように途切れたり繰り返されたり(これも最初は再生装置の故障かと思わせる)、スナック菓子をぱりぱりと食べているような音が延々と繰り返される「4worte09」、警報音のような音が断続的に鳴り続ける「描かれた時間」、金属的なドローン音がどこか終末論的な近未来世界を思わせるタイトルも破格の「from_2to_・・・」など、どれもぶっ飛んだ電子音楽ばかり。
 作曲者のラルフ・ホイヤーはベルリンのハンス・アイスラー・アカデミーでサウンド・エンジニアリングを学んだ後、ドイツ・シャル・プラッテンでディレクターとして働いた。
 その後、ゲオルグ・カッツァーに作曲を学び、現在はフリーランスの作曲家としてサウンド・インスタレーションや室内楽、オペラなど多様な作品を発表している。
 とにかく常軌を逸した音楽を聴きたいという好事家、電子音楽ファンに(のみ)お薦め。
 最初はプレーヤーの故障かと思うが、全てそういう作品なのでご安心を(笑)。
 





<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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APR



APR5519
¥2300→\2090
再生産!
ホロヴィッツ ~ チャイコフスキー&ラフマニノフ

 ・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23
   録音:1940年3月31日、カーネギー・ホール
 ・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30
   録音:1941年5月4日、カーネギー・ホール
ヴラディーミル・ホロヴィッツ(ピアノ)
ジョン・バルビローリ(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
 (ニューヨーク・フィルハーモニック)

 ホロヴィッツ1940年代初期の名演!チャイコフスキー&ラフマニノフが再生産!

 往年のピアノの名演の非常に優れた復刻を続々と世に送り出しているイギリスの「APR」。
 レーベル在庫完売状態が続いていた初期の名盤、ホロヴィッツ、バルビローリ&ニューヨーク・フィルのコンビによるカーネギー・ホールでのチャイコフスキー&ラフマニノフが再生産されました!
 初発売時には演奏の素晴らしさ、初出音源、そして復刻の質の高さで大きな話題を呼んだホロヴィッツの名演。
 復刻は1996年にイギリス、ウォークのAPRのスタジオで同レーベルの創業者ブライアン・クランプによって行われました。
 


<国内盤> 

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東武レコーディングズ


TBRQ 9009
(2UHQCD)
初回特別定価
¥2970→\2790
ポルトガル大使館の協力を得てついに音源発見
 ご子息チェリビダキ氏、ミュンヘン・フィルの承認を得た正規盤

チェリビダッケ・リスボン・ライヴ
 ブルックナー:交響曲第 8 番


  タイミング:[19:22][15:47][33:23][31:11]
セルジュ・チェリビダッケ (指揮 )
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
UHQCDとは
 新開発の製法により、従来の高音質ディスクよりさらに原盤に忠実な音を再現。
 CD規格に準拠。全てのCDプレーヤーでお楽しみいただけます。

 チェリビダッケのリスボン・ライヴ。
 ミュンヘン・フィルとのブルックナー8番。

 すでにさまざまな媒体で語られてきた伝説の演奏。「クラシックは死なない!」でも紹介した稀有なる名演。

 その伝説のライヴ音源は、かつてAUDIORレーベルからCDとそしてLPでリリースされていた。
 AUDIOR盤が完売してからもライヴCD-Rレーベルからいろいろ再発売されていた。

 そのチェリビダッケの「リスボン・ライヴ」。
 まさかまさか、正規音源から UHQCD にて正規リリース決定。




「惑星が鳴動する音が聞こえてくる。
 流星の咆哮が聞こえる。
 星雲のハーモニーが聞こえる。
 そして宇宙創生の歌が聞こえる。

 ・・・・この第4楽章を聴けば、誰でも大宇宙を実感し、慎ましやかながらも自分がその中で生きているという確信を持つに違いない。
 終演後あなたに涙を流させ、唇を震わさせたのは、あなたの個人的なレベルでの心の動きではない、もっと根源的な何かである。

 チェリの幻のリスボン・ライヴ。

 さまざまなところでチェリの最高の演奏として取り上げられ、同曲の演奏としては他の録音とまったく違う次元で語られている。

 ・・・わずかCD2枚の中に全宇宙が包含されてしまったのだからそれも無理はない。

 今更この演奏について一人間がとやかく言うのもおこがましい。
 ただ言えるとすればこの体験を味わうことができるのはこの地球上のごく限られた人たちだけであるということ。」

 (「クラシックは死なない!」より)




 チェリビダッケの第 8 番の最後、音楽はゆっくりと歩みを止めるが、そのとき時間とともに空間も終わったような、錯覚と 呼ぶには鮮烈すぎる体験が起きる。音楽という時間の完成が、巨大な建築物の完成のような空間的なものとして把握さ れる。まったく独特だった、と改めて思う。秘儀という言葉がふさわしい演奏をするような指揮者は、20 世紀の終わりごろ、チェリビダッケしかいなかった。(許光俊)




 録音:1994 年 4 月 26 日コリセウ・リスボン・ ポルトガル国営放送(RTP)によるデジタ ル・ライヴ録音


 チェリビダッケの最高傑作どころか、ブルックナー演奏の頂点とまで賞賛された伝 説のライヴ「チェリビダッケ、リスボン・ライヴ」が正規盤として初登場。
 この演奏はプラ イヴェート盤で発売されるや否やセンセーションを巻き起こしたうえに入手困難とな り、ネットオークションでも高値を記録した幻の演奏です。
 極限をも超えた超スローテ ンポで全曲を貫徹。そして点描のようにあらゆるエレメントを彫琢してまいります。
 これはチェリビダッケ晩年の特徴的なアプローチでありますが、ここまでチェリビダッケ の魔術が決まりに決まっている演奏は他にありません。
 演奏時間は 100 分を超え崇 高な神々しさにはひれ伏すばかり。
 ミュンヘン・フィルの音色はどこまでも柔らかく繊細、それと同時に眼前に巨大な建築物が突如として聳え立つかのような恐ろしい存 在感を誇ります。
 これを聞くとチェリビダッケがマーラーにはあまり関心が向かなかっ たことも不思議ではありません。
 このブルックナーにはハイドンからベートーヴェン、 ワーグナー、ドビュッシーからラヴェル、ストラヴィンスキーまでヨーロッパ音楽の全て が内包されているかのような素材の多さと複雑味が感じられます。
 この年の 10 月に は来日公演が予定されておりました。ブル8も予定に入っていましたが、体調不良の ためにキャンセル。以後の来日は叶わぬ夢となりました。
 音源発掘も困難を極め、ポルトガル大使館の協力を得てのついに発見。ご子息セルジュ・イオアン・チェリビダキ氏、ミュンヘン・フィルの承認を得た正規盤です。

 




<映像>


C MAJOR(映像)



80 6004
(Blu-ray)
¥5400
プロコフィエフ狂気のエロティシズムが精神科病棟を舞台に炸裂!
 プロコフィエフ:歌劇「炎の天使」(全5幕)



  レナータ:アウシュリネ・ストゥンディーテ(ソプラノ)
  ルプレヒト:ボー・スコウフス(バリトン)
  宿屋の女将&修道院長:ナターシャ・ペトリンスキー(メゾソプラノ)
  異端審問官:アレクセイ・チホミロフ(バス)
  女占い師:エレーナ・ザレンバ(メゾソプラノ)
  ネッテスゲイムのアグリッパ&メフィストフェレス:ニコライ・シューコフ(テノール)
  ファウスト&マティアス:マルクス・ブッター(バス)
  ヤコブ・グロック& 医者:アンドルー・オーウェンス(テノール)
  居酒屋の主人&使用人:クリスティアン・ヨハンネソン(バリトン)
  コンスタンティン・トリンクス(指揮)
  ウィーン放送交響楽団、アルノルト・シェーンベルク合唱団
KKC 9729
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥6620

80 5908
(DVD)
¥3700
KKC 9730
(DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4620

 演出:アンドレア・ブレート/舞台美術:マルティン・ツェートグルーバー/衣装:カルラ・テティ/
 照明:アレクサンダー・コッペルマン/映像監督:ティツィアーノ・マンチーニ/ロシア語上演
 録音:2021年3月/アン・デア・ウィーン劇場(ライヴ)
 (Blu-ray)NTSC, 16:9//1080i、PCM Stereo, DTS-HD MA 5.1、字幕:日独英韓、124'00"
 (DVD)NTSC, 16:9//1080i、PCM Stereo, DTS 5.1、字幕:日独英韓、124'00

 「炎の天使」はプロコフィエフが完成させたオペラ第3作で、1919年から1927年にかけて作曲されました。
 交響曲第2番、ピアノ協奏曲第3番などと同時期の初期の過激な作風によります。彼の生前に全曲が上演されることはなく、交響曲第3番に素材を流用しました。

 16世紀ドイツ、ライン地方を舞台に、レナータという不思議系主人公が、幼時から仲良くしていた妄想上の「炎の天使」に肉欲的な恋心を抱き、悪夢にうなされるようになります。
 彼女を慕う騎士ルプレヒトはなんとか救おうと努力するものの無駄で、修道院に入れられます。
 彼女が来たことで雰囲気が悪くなり、宗教裁判にかけられ悪魔祓いが行われますが、本物の悪魔を呼ぶこととなり、レナータは火刑を言い渡されます。

 演出のアンドレア・ブレートは、超現実的な話を現実的な統合失調ととらえ、舞台を修道院から現代の精神科病棟に移しています。
 雰囲気は陰気ですが、音楽はプロコフィエフ節炸裂。不協和音、異常なリズム、耳を聾する音響などアヴァンギャルド芸術を示しています。

 1976年生まれのリトアニアのソプラノ、アウシュリネ・ストゥンディーテの狂気に満ちた演技、彼女をささえるボー・スコウフスも囚人風でオペラの概念が変わります。

 
 















2/15(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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MDG



MDG 93822506
(SACD HYBRID)
¥2500→\2290
クラリネットの名手ロレンツォ・コッポラ、
 ボン・ベートーヴェン管のメンバーとともに
  18世紀後半の宮廷音楽を再現!

エディション・ホーフカペレ1~ハルモニームジーク

 ベートーヴェン:
  ・八重奏曲 Op.103
  ・八重奏のロンディーノ変ホ長調 WOo25
  ・六重奏曲Op.71
 グレトリ: 歌劇《獅子心王リシャール》~
  組曲第2番(フランツ・エーレンフリート編)
 ライヒャ(レイハ):管楽パルティータ(六重奏曲)
ロレンツォ・コッポラ(芸術監督)
ボン宮廷楽団(ボン・ベートーヴェン管弦楽団のメンバー)
山本啓太(オーボエ1)
スザンネ・ファン・ズーレン=ルッカー(オーボエ2)
ハンス=ヨアヒム・モーマン(クラリネット1)
フローリアン・ギスリング(クラリネット2)
ダニエル・ローミュラー(ナチュラルホルン1)
ローハン・リヒャルツ(ナチュラルホルン2)
鈴木 優人(ファゴット1)
ヘニング・グロスカース(ファゴット2)
フランク・ゴイアー(コントラバス)


 録音:2021年1月27-29日、5月21-22日 ラ・レドゥーテ、ボン=バート・ゴーデスベルク/Stereo/5.1/2+2+2、72'14、輸入盤・日本語帯付
 プロデクション:ヴェルナー・ダブリングハウス/プロデューサー:フリードリヒ・ヴィルヘルム・ ロディン

 当シリーズは、古楽器のスペシャリストでもあるロレンツォ・コッポラが、ベートーヴェンを主軸に、周辺の音楽、作曲家にも焦点を当て、当時の宮廷音楽「ハルモニームジーク」を再現していく試み。
 録音に使用されたボン=バート・ゴーデスベルクのロココ調のホールの響きも美しく、MDGの立体的な録音で当時の雰囲気を楽しむことができます。
 18世紀後半に流行した「ハルモニームジーク」。木管楽器を主体とし、ホルンやコントバラスを加えたアンサンブルで、当時は大編成の作品を手軽に楽しむために、オペラやオーケストラの作品から編曲され演奏されていました。
 このアルバムでは、楽聖ベートーヴェンの生誕の地ボンを本拠地とし、1907年に設立されたボン・ベートーヴェン管弦楽団のメンバーによって編成された、クラリネットの名手でもあるロレンツォ・コッポラ率いるボン宮廷楽団による演奏でお聴きいただけます。

 ベートーヴェンのボン時代、マクシミリアン選帝侯の食卓音楽のために書かれた「八重奏曲」。美しい旋律がふんだんにちりばめられ、作曲技法的にも実に凝って作られており、一種の娯楽のための音楽としては超一級の作品。
 そしてボンで完成した八重奏曲は、ウィーンでハイドンの指導により改訂され、その際に新しいフィナーレとして書かれたのが、8本の管楽器による美しい響きが特徴の「ロンディーノ」。
 さらに故郷ボンを離れウィーンに渡ったベートーヴェンが、ピアニストとしての地位を確立する前のウィーン初期に書かれた、2本のホルン、2つのヴァイオリン、ヴィオラとチェロという珍しい編成の六重奏曲も収録されています。
 その他ベートーヴェン以外の当時の作曲による作品も取り上げられています。
 ベートーヴェン自身も気に入って、ピアノの変奏曲にもメロディを引用しているグレトリの 歌劇《獅子心王リシャール》。
 18世紀後半絶大なる人気を博していたグレトリ。前述のような理由で、オペラのような大規模作品を頻繁に上演することは難しいため、この人気作《獅子心王リシャール》も、宮廷のオーボエ奏者であったフランツ・エーレンフリートが編曲したハルモニームジーク版で瞬く間に人気作となりました。
 そしてベートーヴェンと同い年のチェコの作曲家ライヒャ(レイハ)の六重奏曲。
 ボンの宮廷楽団ではフルート奏者を務め、ウィーンでもベートーヴェンと親交があったといいます。管のための重要な作品を多く残しています。
 




CENTAUR



CRC38963900
(5CD)
特別価格
¥4500
ラリッサ・デードワ(ピアノ)
 シューベルト:ピアノ・ソナタ集  
ラリッサ・デードワ(ピアノ)
 【CD 1】
  ソナタ第4番イ短調 D.537,Op.164/ソナタ第9番ロ長調 D.575,Op.147/
  ソナタ第13番イ長調 D.664,Op.120
 【CD 2】
  ソナタ第7番変ホ長調 D.568,Op.122/ソナタ第17番ニ長調 D.850,Op.53
 【CD 3】
  ソナタ第14番イ短調 D.784,Op.143/ソナタ第20番イ長調 D.959
 【CD 4】
  ソナタ第16番イ短調 D.845,Op.42/ソナタ第18番ト長調 D.894,Op.78
 【CD 5】
  ソナタ第19番ハ短調 D.958/ソナタ第21番変ロ長調 D.960

 ロシアン・ピアニズムの継承者ラリッサ・デードワが弾くシューベルト!

 モスクワ音楽院でイグムノフの高弟レフ・オボーリンと、ゲンリヒ・ネイガウスの弟子であり、元モスクワ音楽院教授の名教師エフゲニー・マリー二ンにピアノを学んだ名女流奏者、ラリッサ・デードワ。
 ソロ、室内楽奏者として30年以上にわたり世界各国の著名なオーケストラと共演を重ね、現在はアメリカのメリーランド大学の教授として後進の育成にも力を注いでいます。

 「ロシアン・ピアニズムの継承者によるフランス印象派の音楽」として話題を呼んだ「ドビュッシー:ピアノ独奏作品全集(CRC 3094/95/96/97)」、ラヴェルのピアノ独奏作品全集(CRC3581)に続く、Centaur第3弾は、シューベルトのソナタ集。
 ロシアン・ピアノスクールの流れを汲むピアニズムと、持ち味である色彩感に富んだ美しい音色、卓越した表現力が生むシューベルトの世界に注目です。

 ※録音:2018年12月-2020年11月、メリーランド大学(アメリカ)

 
 
 

CRC3903
(1CD-R)
¥2500
BOOTLEG ~ バストロンボーンのための作品集
 ブラッド・エドワーズ(b.1963):
  Latchn Duets - テナー&バストロンボーンのための*
 マーティン・ヘーベル(b.1990):
  セレニティ ー バストロンボーン、
   チェロとピアノのための三重奏曲**
 ケネス・フックス(b.1956):バストロンボーン協奏曲§
 ウィリアム・ティモンズ(b.1985):
  ストレンジ・ウェイファーラー -
   バストロンボーンとルーピング・ステーションのための
ラス・ゾカイテス(バストロンボーン)
ティモシー・アンダーソン(トロンボーン)*
ジーナ・ペッツォーリ(チェロ)**
ウィリアム・A.マーフィー(ピアノ)**
アメリカ陸軍軍楽隊"パーシングズ・オウン"§
アンドルー・エッシュ大佐(指揮)§

 伝統のドイツ・サウンド!バストロンボーンの魅力溢れる1枚!

 ドイツの名工レッチェのパフォーミング・アーティスト、モアヘッド州立大学で教鞭をとっている、ラス・ゾカイテスが奏でるバストロンボーンのための作品集。

 ゾカイテスは、これまでにベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団、デイトン・フィルハーモニック、オランダ交響楽団との共演や、アメリカン・ブラス・クインテットとの共演では、オランダ・ラジオ放送4へ出演。
 2014年と2018年に開催されたレッチェ・トロンボーン・フェスティヴァルでは、フェスティヴァル・コーディネーターを務め、ゾルタン・キス、キャロル・ジャービス、ランダル・ホーズ、シュテファン・シュルツなど、世界有数のトロンボーン奏者たちとも共演をしています。

 本アルバムは、6年をかけて作曲家達と描いてきた、アパラチアの民謡や民謡の要素に基づいた作品を取り上げています。
 マーティン・ヘーベルの「セレニティ」では、バストロンボーンらしい美しく暖かい音色で、朗々とした旋律を見事に歌い上げ、ウィリアム・ティモンズの「ストレンジ・ウェイファーラー」では、ルーピング・ステーションを用いて、自身の音を重ねながらひとつの作品を描いていくなど、室内楽から大編成のバンドをバックにした協奏曲まで、バストロンボーンの魅力を凝縮した1枚に仕上がりました。

 ※録音:2020年9月12日-13日、シンシナティ大学音楽学部(アメリカ)、2020年3月10日-13日、フォート・マイヤー陸軍基地(アメリカ)
 
 ※当タイトルはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります。CentaurレーベルのCDをプレスしている製造工場、アメリカ合衆国テネシー州チャタヌーガのWTSmedia社で製作されています。
 
 

CRC3892
¥2500
テレマン:無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバのためのファンタジア ジョン・ドーネンバーグ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 テレマン:
  ファンタジア第1番ハ短調/ファンタジア第2番ニ長調/ファンタジア第3番ホ短調/
  ファンタジア第4番ヘ長調/ファンタジア第5番変ロ長調/ファンタジア第6番ト長調/
  ファンタジア第7番ト短調/ファンタジア第8番イ長調/ファンタジア第9番ハ長調/
  ファンタジア第10番ホ長調/ファンタジア第11番ニ短調/ファンタジア第12番変ホ長調

 2015年に楽譜が発見されたテレマンの作品!

 1735年頃に作曲され、その存在は認められていたものの楽譜が消失しており、以来謎に包まれていた無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバのための12のファンタジア。
 しかし作曲から約280年が経過した2015年の春に楽譜が発見されました。
 いずれも異なる調で書かれ多彩なムードを持つ12のファンタジアを、ヴィーラント・クイケン、ニコラウス・アーノンクールの下で研鑽を積んだアメリカのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者、ジョン・ドーネンバーグの演奏で。

 ※録音:2020年10月(イギリス)
 
 

CRC3880
¥2500
ファンタジア
 J.S.バッハ:パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004
 イザイ:ソナタ第4番ホ短調 Op.27-4
 ローレンス・ゴラン:独奏ヴァイオリンのためのファンタジア
ローレンス・ゴラン(ヴァイオリン)

 ローレンス・ゴランは、49年間もの間シカゴ交響楽団に在籍し、35年間首席第2ヴァイオリン奏者を務めたジョセフ・ゴランを父に持つシカゴ生まれのヴァイオリニスト。
 バッハのソナタとパルティータの演奏に関する論文も発表している彼が弾くバッハとイザイの無伴奏作品に、自作の小品が華を添えます。
 指揮者としても精力的に活動しており、2021年4月にはドイツのバイエルン・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者に就任しました。

 ※録音:1995年4月(アメリカ)
 
 

CRC3877
¥2500
シューマン:ピアノ作品集
 シューマン:
  蝶々 Op.2/謝肉祭 Op.9/アラベスク Op.18
デイヴィッド・ヒュンス・キム(フォルテピアノ)

 アメリカ新世代のピアニストとして期待を集めるデイヴィッド・ヒュンス・キム。
 ニューヨーク州北部で韓国系移民の家庭に生まれたデイヴィッドは幼い頃から数学、哲学、化学に興味を持ち、大学でも化学を研究していましたが、ベートーヴェンのピアノ・ソナタとの出会いが彼を音楽の道へと導きました。
 デビュー・アルバムとなったモーツァルトとベートーヴェンのピアノ・ソナタ集(CRC3571)でもフォルテピアノを弾きましたが、今回の録音ではそれとは別の、ウィーン製の6オクターヴ半のフォルテピアノを使用しています。

 ※録音:2019年5月(ワシントン)
 
 

CRC3876
¥2500
光と影
 スクリャービン:詩曲 嬰ヘ長調 Op.32-1
 ラヴェル:
  《鏡》より第3曲 海原の小舟、
  《鏡》より第4曲 道化師の朝の歌
 シマノフスキ:前奏曲 ハ短調 Op.1-7
 ショパン:
  バラード第4番 ヘ短調 Op.52、
  アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22
エルジュビエタ・ビリツカ(ピアノ)

 ポーランドの若手ピアニスト、エルジュビエタ・ビリツカのデビュー・アルバムとなる選りすぐりの小品集。
 繊細で美しいピアニズム。2016年から2018年にかけて、スイスのジュネーヴ高等音楽院でネルソン・ゲルナーに師事。
 既に数多くの国際コンクールで入賞しており、今後の一層の活躍が期待されます。

 ※録音:2010年7月(ユタ)
 
 
CRC3875
¥2500
フランスのフルート作品集
 フォーレ:幻想曲 Op.79/
 シャミナード:コンチェルティーノ Op.107/
 ラヴェル:ハバネラ形式の小品/
 サティ:グノシエンヌ第3番、ジムノペディ第1番/
 ボルヌ:カルメン幻想曲/
 マスネ:タイスの瞑想曲/
 ドビュッシー:
  とだえたセレナード、亜麻色の髪の乙女、ミンストレル、月の光/
 プーランク:フルート・ソナタ
キャシー・カー(フルート)
デナイン・ルブラン(ピアノ)

 アメリカ・ケンタッキー州のルイビル管弦楽団の首席フルート奏者でありルイビル大学の教授も務めるキャシー・カーが奏でるフランスの名曲集。
 プーランクのソナタやシャミナードのコンチェルティーノなどフルートのために書かれた作品の他、ピアノやヴァイオリンの名曲をフルート&ピアノ版で収録しています。

 ※録音:2020年8月~10月(ルイビル・アメリカ)
 
 

CRC3872
¥2500
フアン・カルデロン:ギター作品集
 フアン・カルデロン:
  ソプラノとギターのための6つの歌
  5つのギター小品第1番
  5つのギター小品第2番
フアン・カルデロン(ギター)
ステファニー・ランプレア(ソプラノ)

 エクアドル出身でコロンビアに育ち、90年代後半の政治情勢から逃れる形でアメリカへ移住し、現在はニューヨークに暮らす作曲家・ギタリスト、フアン・カルデロンの自作自演集。
 植民地時代から20世紀までのコロンビアの詩を集めた3巻からなるアンソロジーの中のオクタビオ・ガンボアの詩「El Paisaje」からテキストを引用したソプラノとギターのための6つの歌と、5つのギター小品2作品を収録。

 ※録音:2020年1月(ニューヨーク)
 
 

CRC3879
¥2500
ヴァーレーズ、ルトスワフスキ、リゲティ、バルディーニ
 クリスティアン・バルディーニ(b.1978):
  Elapsing Twilight Shades(2008,rev.2012) 
 ルトスワフスキ:チェーン2(1985)‡
 リゲティ:ヴァイオリン協奏曲(1989,rev.1993)*
 ヴァーレーズ:アメリカ(1918-21,rev.1927)§
クリスティアン・バルディーニ(指揮)
マクシミリアン・ハフト(ヴァイオリン)‡
ミランダ・クックソン(ヴァイオリン)*
ミュンヘン放送管弦楽団 
UC・デイヴィス交響楽団‡*§

 20世紀の巨匠たちをバルディーニが振る!

 1978年アルゼンチンに生まれた指揮者兼作曲家のクリスティアン・バルディーニによる20世紀および21世紀の作曲家たちの作品集です。
 バルディーニは、指揮者としてクルト・マズア、マイケル・ティルソン・トーマス、ペーテル・エトヴェシュ、レナード・スラットキンらから学びました。
 BBC交響楽団のアシスタント・コンダクターや、サンフランシスコ交響楽団でティルソン・トーマスの代役を務めました。
 このアルバムでは音楽監督を務めているUC・デイヴィス交響楽団を指揮しています。

 ※録音:2012年4月29日(バルディーニ)、2019年11月23日(ルトスワフスキ)、2018年5月5日(リゲティ)、2015年5月2日(ヴァーレーズ)
 
 

CRC3858
¥2500
シンギュラリティー
 ケビン・ジョーンズ:ディ・オープナー
 ジェイムズ・F・ヘンリー:インディアーナ
 ビル・ピーターソン:
  シフティ・サンバ、フリー・フォール、ローズ・ルーム、
  ポップコーン、レベッカ・マイ・ベル、ファンキー・ファクツ
 ケヴィン・ジョーンズ:シンギュラリティー
 ビル・ピーターソン:渦巻く海
 ケビン・ジョーンズ:Sozhino
ケビン・ジョーンズ(トロンボーン)
ビル・ピーターソン(ピアノ)

 トロンボーン奏者のケビン・ジョーンズは、テキサス大学オースティン校、サウスカロライナ大学などで教職に就いた後、現在はフロリダ州立大学でジャズ・トロンボーンを教えています。
 彼はバート・バカラック、バリー・マニロウなど数多くのアーティストと共演をしています。

 ※録音:2017年5月27日、2019年6月3日-14日
 
 

CRC3856
¥2500
アンドルー・スパロウ:冥王星の交差点 チェコ・フィルム・オーケストラ
マレク・ヴァラーシェク(指揮)

 2015年にNASAの打ち上げた無人探査機ニュー・ホライズンズが冥王星をフライバイ(接近通過)したことを記念した作られた作品。
 果てしない宇宙空間を漂うような美しい旋律で描かれています。

 ※録音:2015年8月24日、SONO・スタジオ(プラハ)
 
 

CRC3854
¥2500
ヴィンテージ'88
 ピーター・シッケル:6のためのセレナーデ 
 ローラ・カープマン:Portrait of Jaco‡
 スクロヴァチェフスキ:6人のための幻想曲*
  ウィリアム・シュリケル(コントラバス)、カール・ウィット(ピアノ)、
  ロジャー・フリッシュ(ヴァイオリン)“ↁAパメラ・アーンシュタイン(ヴァイオリン)*、
  リチャード・マーシャル(ヴィオラ)“ↁAマイケル・アダムス(ヴィオラ)*、
  ジャネット・ホルヴァス(チェロ)₁Aベス・レイピア(チェロ)‡、アンソニー・ロス(チェロ)*、
  ノルベルト・ニエルバウスキ(ファゴット)₁Aベイジル・リーヴ(オーボエ)*

 自らの「冗談音楽」を発表する際に用いるP.D.Q.バッハの名で知られるピーター・シッケルや、特にブルックナーに定評のあった指揮者であり作曲家であるスクロヴァチェフスキなどの作品を集めたアルバム。
 コントラバスのウィリアム・シュリケルはミネソタ管弦楽団のコントラバス奏者を務め、指揮者としてはメトロポリタン交響楽団の音楽監督も務めています。

 ※録音:1990年3月、オーケストラ・ホール(ミネアポリス)
 
 

CRC3853
¥2500
リバー・ソングス
 コープランド:船漕ぎのダンス/
 アメリカ民謡(メアリー・K・ジャクソン編):シェナンドー₁^
 黒人霊歌(フランク・ヘンリー・クリックマン編):深い河/
 アーンスト・ベーコン:My River Runs to Thee/
 ロバート・ローリー(コープランド編):川に集まろう/
 コルンゴルト:川の流れ/ネッド・ローレム:The Lordly Hudson/
 民謡(メアリー・K・ジャクソン編):Bendemeer's Stream₁^
 クルト・ヴァイル:シャンティ川/
 ロバート・ローリー(チャールズ・アイヴズ編):川のほとりで/
 メアリー・K・ジャクソン:黒人は川を語る/
 ジョン・ジェイコブ・ナイルズ:ビッグサンディー川のギャンブラーの歌/
 スコットランド民謡(メアリー・K・ジャクソン編):アフトン川の流れ₁^
 ジョン・オールデン・カーペンター:グリーン・リヴァー/
 エリオット・グリフェス:川へ/
 スティーヴン・フォスター(メアリー・K・ジャクソン編):故郷の人々‡
  スティーヴン・キンブロウ(バリトン)、ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)、
  モーリーン・ケリー(フルート)₁Aアルマ・ゴーデット(ピアノ)‡

 スティーヴン・キンブロウは、ニューヨーク・タイムズ紙に「豊潤でドラマティック、そしてエレガント」と絶賛され、カーネギー・ホールやリンカーン・センターでリサイタルを開いたり、アメリカ国内外で数多くのコンサートを開いたことで知られています。
 また、このアルバムでも共演している、ダルトン・ボールドウィンと多くの録音を残しています。
 ボールドウィンは、ナディア・ブーランジェやマドレーヌ・リパッティなどに師事した著名な伴奏ピアニストです。

 ※録音:2018年10月16日-18日、サウンド・ピュア・スタジオ(ノースカロライナ)
 
 

CRC3852
¥2500
ニコライ・メトネル:ピアノ独奏作品集 Vol.1
 ニコライ・メトネル:
  8つの情景画 Op.1
  6つのおとぎ話 Op.51
  忘れられた調べ 第2集 Op.39
フランク・ホアン(ピアノ)

 ピアノ・ソナタを14曲残すなど、ピアノがかかわる作品を多数残したロシアの作曲家ニコライ・メトネルのピアノ独奏作品集第1巻。
 ピアノのフランク・ホアンはマイアミ大学でピアノの准教授を務め、南北アメリカ、アジア、ヨーロッパの主要なホールでリサイタルを行っています。
 ニューヨーク・コンサート・レヴューで「思慮深く、熟練したパフォーマー」と評された通り、飾ることなく作曲家の意図を素直に伝えるような演奏で今後の続編も期待されます。

 ※録音:2016年112月17日-18日(オハイオ)
 




IBS CLASSICAL


IBS232021
¥2700
FALLA 1915
 マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946): 恋は魔術師(1915年版)/7つのスペイン民謡

  『恋は魔術師』(1915年 初稿版)
   1. Introduccion y escena 序奏と情景/2. Cancion del amor dolido 悩ましい愛の歌/
   3. Sortilegio 魔法/4. Danza del fin del dia 一日の終りの踊り/
   5. Escena (El amor vulgar) 情景(いつもの愛)/6. Romance del Pescador 漁夫のロマンス/
   7. Intermedio 間奏曲/8. Introduccion (El fuego fatuo) 序奏(火祭り)/
   9. Escena (El terror) 情景(恐怖)/10. Danza del fuego fatuo 火祭りの踊り/
   11. Interludio (Alucinaciones) 間奏曲(幻覚)/12. Cancion del fuego fatuo 太古の火の歌/
   13. Conjuro para reconquistar el amor perdido 失われた愛を取り戻すための呪文/
   14. Escena (El amor popular) 情景(人気の愛)/
   15. Danza y cancion de la bruja fingida 魔女のふりをした女の踊りと歌/
   16. Final (Las campanas del amanecer) フィナーレ(夜明けの鐘)
 
 7つのスペイン民謡(フランシスコ・ドミンゲスによる管弦楽伴奏版)
   17. El pano moruno ムーア人の織物/18. Seguidilla murciana ムルシア地方のセギディーリャ/
   19. Asturiana アストゥーリアス/20. Jota ホタ/21. Nana ナナ2/2. Cancion 歌/23. Polo ポーロ
 マリア・トレド(歌・朗読)、
 ビルバオ・シンフォニエッタ、
 イケル・サンチェス・シルバ(指揮)

 録音 2020年12月5-8日 Conservatorio de Musica Juan Crisostomo de Arriaga(スペイン)

 このアルバムにはファリャが1915年に発表した2つの作品「恋は魔術師」と「7つのスペイン民謡」を、通常知られているのとは別の形で収録しています。
 ファリャは1907年からパリに滞在してデュカスやアルベニス、ラヴェル、ドビュッシーらと親交を結びましたが、第一次世界大戦勃発に伴い1914年9月にマドリードに戻ります。
 以後『スペインの庭の夜』、バレエ音楽『恋は魔術師』、『三角帽子』などたて続けに作品を発表、そのどれもがフランスで培った印象主義的技法とスペインの民族主義的表現が融合したものとなっています。
 「火祭りの踊り」で知られる『恋は魔術師』は、1915年の発表時は「Gitaneria ヒタネリア」と題された歌と八重奏によるフラメンコに近い音楽劇でした。
 現在耳にすることの多い1925年のバレエ音楽版に比べると、楽器編成が違うだけでなく、台詞がふんだんに盛り込まれ、楽章数も多く、曲の順序も異なります。
 この録音ではフラメンコ歌手のマリア・トレドを起用し、初稿版の持っていた生々しい感情表現をドラマティックに蘇らせています。
 カップリングの「7つのスペイン民謡」は、原作のピアノ曲に、現代スペインの作曲家フランシスコ・ドミンゲスがオーケストレーションを行い、作品の持つ民族的な要素を一層豊かなものにしています。
 ビルバオ・シンフォニエッタの芸術監督やオペラ・カンパニー「オプス・リリカ」の音楽監督を務めるスペイン生まれの指揮者イケル・サンチェス・シルバがアルバムのコンセプトにふさわしい音楽を聞かせます。

 
 
 

IBS212021
¥2700
QVID EST VERITAS 真理とは何か?
 カッツァーティ/モンテヴェルディ 1600年代のイタリアの声楽作品集

  1. ベネデット・フェラーリ(1603頃-1681):Amanti, io vi so dire 恋人たちよ、私はあなたに
  2. マウリツィオ・カッツァーティ (1616-1678): Sinfonia シンフォニア
  3. カッツァーティ: La Verita sprezzata 蔑まれた真実
  4. クラウディオ・モンテヴェルティ(1567-1643):
   Scherzi musicali cioe 音楽の戯れ -
   第4曲: Ecco di dolci raggi il Sole armato 甘美な光に、あなたは全て私のものだった SV 249
  5. モンテヴェルティ: Lasciatemi morire(アリアンナの嘆き)
  6. モンテヴェルディ: 音楽の戯れ - 第5曲: Et e pur dunque vero それはやはり本当なのだ SV 250
  7. モンテヴェルディ: 音楽の戯れ - 第2曲: Quel sguardo sdegnosetto あの蔑みの眼差し SV 247
  8. タルクィニオ・メールラ(1595-1665):子守歌による宗教的カンツォネッタ 「今や眠りの時」
  9. ジョヴァンニ・フェリーチェ・サンチェス(1600頃-1679):
   Stabat mater dolorosa スターバト・マーテル(Pianto della Madona)
  10. カッツアーティ: Passacaglio パッサカリオ
  11. モンテヴェルディ: Si dolce e'l tormento 苦しみが甘美なものならば
 オラリャ・アレマン(ソプラノ)...1、3-8、10、11
 
 ロス・ムジコス・デ・ス・アルテジャ(古楽アンサンブル)
  【メンバー】
   パブロ・プリエト(ヴァイオリン)、エドゥアルド・フェノル(ヴァイオリン)、
   ペドロ・レウラ(チェロ&ヴィオラ・ダ・ガンバ)、ミゲル・リンコン(キタローネ)、
   アルフォンソ・セバスティアン(チェンバー・オルガン)、
   ルイス・アントニオ・ゴンサレス(チェンバロ、オルガン、芸術監督)

 録音 2018年8月11、19-21日 Santo Domingo Church, Daroca(スペイン)

 このアルバムには『セイチェント=1600年代』に活躍したイタリア作曲家の声楽曲が中心に収録されています。
 普段からこの時代の作品に力を注ぐ古楽アンサンブル「ロス・ムジコス・デ・ス・アルテジャ=殿下のための音楽家」は、演奏様式の流行や作為的な要素を避け、気取りなくテキストに内包された修辞的、劇的な言説のみを尊重、当時の総譜を忠実に再現することを念頭に置き、アルバムタイトルのラテン語「QVID EST VERITAS=真理とは何か」の言葉通り、音楽学の研究によって提供された情報と、各々の演奏家たちの直感と経験をもとに独自の解釈による見事な演奏を披露しています。
 情感豊かな歌唱を聴かせるオラリャ・アレマンはムルシア出身のソプラノ。10歳から地元の児童合唱団に参加し、その後、ムルシアのマヌエル・マソッティ・リッテル音楽院、マドリードのテレサ・ベルガンサ音楽院で歌を学びました。
 2005年からはロス・ムジコス・デ・ス・アルテジャのレギュラーメンバーとして活躍しています。
 アンサンブルをまとめるルイス・アントニオ・ゴンサレスは17世紀と18世紀のスペイン音楽の紹介に尽力する鍵盤奏者・指揮者。とりわけホセ・ルイス・デ・サマニエーゴ作品の復興で高く評価されています。

 
 



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NAXOS

8.505258
(5CD)
¥3900→\3590
NAXOSが贈る
 フランシス・プーランク(1899-1963):室内楽作品全集

 【CD1】...8.553611
  1-3. 六重奏曲 FP 100/4-6. オーボエ・ソナタ FP 185/
  7-9. オーボエ、ファゴットとピアノのための三重奏曲 FP 43/
  10-12. フルート・ソナタ FP 164/13. ヴィラネル FP 74

    フィリップ・ベルノルド(フルート...1-3、10-12/リコーダー...13)、オリヴィエ・ドワーズ(オーボエ) ...1-9、
    ロナルド・ファン・スパンドンク(クラリネット) ...1-3、ローラン・ルフェーヴル(ファゴット) ...1-3,7-9、
    エルヴェ・ジュラン(ホルン)...1-3、アレクサンドル・タロー(ピアノ)...1-13

 【CD2】...8.553612
  1-3. ヴァイオリン・ソナタ/
  4. ヴァイオリンとピアノのためのバガテル ニ短調 FP 60/
  5-7. クラリネット・ソナタ FP 184/8-11. ピアノとチェロのためのソナタ

    グラフ・ムーリャ(ヴァイオリン)...1-4、ロナルド・ファン・スパンドンク(クラリネット)...5-7、
    フランソワーズ・グローベン(チェロ)...8-11、アレクサンドル・タロー(ピアノ)...1-11

 【CD3】...8.553613
  1. カプリース FP 155/2-5. 2台のピアノのためソナタ/
  6. 2台のピアノのためのエレジー FP 175/
  7. シテール島への船出/8-10. 4手ピアノのためのソナタ/
  11-13. 2つのクラリネットのためのソナタ/
  14-16. クラリネットとファゴットのためのソナタ/
  17-19. ホルン、トランペットとトロンボーンのためのソナタ
    フランソワ・シャプラン(ピアノ)...1-10、アレクサンドル・タロー(ピアノ)...1-10、
    ロナルド・ファン・スパンドンク(クラリネット)...11-16、アンドレ・モワザン(クラリネット)...11-13、
    ローラン・ルフェーブル(ファゴット)...14-16、エルヴェ・ジュラン(ホルン)...17-19、
    ジャック・モージェ(トロンボーン)...17-19、ギィ・トゥーブロン(トランペット)...17-19

 【CD4】...8.553614
  1-6. カンタータ「仮面舞踏会」 FP 60/
  7-12. 動物詩集 FP 15a/13-16. マックス・ジャコブの4つの歌/
  17-21. 黒人狂詩曲 FP 3/22-24. 歌曲集「コカルド(リボンの結び目)」 FP 16/
  25. ホルンとピアノのためのエレジー/26. サラバンド

    フランク・ルゲリネル(バリトン)...1-21、ジャン・ドゥルスクルーズ(テノール)...22-24、
    セリーヌ・ヌシ(フルート)...7-12,17-21、フィリップ・ベルノルド(フルート)...13-16、
    セルゲ・クリチェフスキ(オーボエ)...1-6、オリヴィエ・ドワーズ(オーボエ)...13-16、
    ロナルド・ファン・スパンドンク(クラリネット)...1-12,17-21、アンドレ・モワザン(クラリネット)...13-16、
    マリー・ゴンドー(ファゴット)...1-6、ローラン・ルフェーヴル(ファゴット)...7-12、
    フィリップ・ハーノン(ファゴット)...13-16、マルク・バウアー(コルネット)...1-6,13-16、
    ギィ・トゥーブロン(トランペット)...22-24、ジャック・モージェ(トロンボーン)...22-24、
    エルヴェ・ジュラン(ホルン)...25、ジャン=マルク・フィリップス(ヴァイオリン)...1-12,17-21、
    ティボー・ヴュー(ヴァイオリン)...7-12,17-24、サビーヌ・トータン(ヴィオラ)...7-12,17-21、
    フランソワーズ・グローベン(チェロ)...1-12,17-21、フランソワーズ・リヴァラン(打楽器)...1-6、
    パスカル・ドラージュ(打楽器)...22-24、アレクサンドル・タロー(ピアノ...1-6,17-21,25/打楽器...22-24)、
    ピエール・ラニオ(ギター)...26、ピエール=ミシェル・デュラン(指揮)...1-6

 【CD5】...8.553615
  1. 子象ババールの物語(フランス語版)/
  2-16. 城への招待 FP138/
  17-25. レオカディア/
  26. 子象ババールの物語(英語版)

    フランソワ・ムザヤ(朗読)...1、ナターシャ・エマーソン(朗読)...26、
    ダニエル・ダリュー(メゾ・ソプラノ)...17-25、ロナルド・ファン・スパンドンク(クラリネット)...2-25、
    ローラン・ルフェーヴル(ファゴット)...17-25、ティボー・ヴュー(ヴァイオリン)...2-25、
    ステファン・ロジェロ(コントラバス)...2-25、アレクサンドル・タロー(ピアノ)...1-26

 録音 1995年10月-1997年10月 Temple du Bon Secours, Paris(フランス)

 「フランシス・プーランクは音楽そのものだ。これほど直接的で、これほど単純に表現され、これほど確実に目標に向かっていく音楽を私は知らない」ダリウス・ミヨーのこの言葉はプーランクのすべての作品にあてはまりますが、中でも室内楽作品には、プーランクの個性的なスタイルと軽妙洒脱な作曲技法のエッセンスが反映されています。

 このBOXの中には、プーランクが作曲家としてデビューを飾った「黒人狂詩曲」を皮切りに、奏者たちの名人芸が光る「六重奏曲」や軽妙洒脱な「フルート・ソナタ」、思いの他重厚な風格を持つ「ヴァイオリン・ソナタ」や「バガテル」などの名作の他、「シテール島への船出」など2台ピアノ、連弾のための作品、声楽を伴うカンタータ「仮面舞踏会」や「動物詩集」などのエスプリの効いた曲などが含まれています。
 これらを演奏するのはフランスを代表する演奏者たち。とりわけ1990年代初頭に、日本でデビューして間もなくのアレクサンドル・タローの演奏は貴重です。
 またプーランクの代表作の一つ、ピアノと語り手のための音楽物語「子象ババールの物語」はフランス語版と英語版の2バージョンを収録。
 ここで語りを担当しているのは、演奏当時それぞれ12歳と13歳の少女たち。あどけない声が物語の素朴さを伝えています。
 アルバムの初出時にClassicsToday.comで評された「このシリーズのどのディスクも間違いない」というコメントは21世紀の今でも色褪せることがありません。

 
 
 
8.559881
¥1800→\1590
ジョン・フィリップ・スーザ(1854-1932):
 吹奏楽のための作品集 第23集
プリマス・イギリス海兵隊バンド
キース・ブライオン(指揮)
  1. 幻想曲「オーヴァー・ザ・フットライツ・イン・ニューヨーク」(1897)
  2. チャールズ・ドーズ(1865-1951): メロディ イ長調 (J.P. スーザによる吹奏楽編)(1912)
  3. ルイ・セザール・デゾルメ(1840-1898): ブーランジェの行進曲 「閲兵式から戻って」 (1889頃)(J.P. スーザによる吹奏楽編)
  4. ユモレスク 「メアリー、日曜日には何をする?」(1924)
  5. 行列聖歌 「われらは行進する、勝利へ向かって行進する」(1914)
  6. 幻想曲「町の空想」(1921)

 録音 2019年5月20-23日 HMS Raleigh, Torpoint, Cornwall(UK)

 大好評シリーズ、「マーチ王」スーザの吹奏楽のための作品集も、この第23集をもって完結となります。
 今日知られている行進曲の形式を標準化したスーザですが、彼は決してこのジャンルに専念していたのではなく、交響詩、組曲、オペラ、オペレッタなど、200以上の作品を書き上げていました。
 今回の最終巻では、あまり知られていないスーザの作品の中から、ポピュラーソングやクラシック作品の親しみやすいメロディーを用いた幻想曲やユーモレスクなど、スーザの幅広い音楽的嗜好が感じられる曲が選ばれています。
 トラック2の「メロディ」は第30代アメリカ副大統領に就任したチャールズ・ドーズのヴァイオリン曲をクライスラーが録音し、人気となったもの。
 他の作曲家によってオーケストラやポップスにアレンジされ広い人気を博しましたが、スーザは吹奏楽用に編曲しています。
 
 
8.555172
¥1800→\1590
ブリティッシュ・ライト・ミュージック 第6集
 フレデリック・カーゾン(1899-1973):作品集

  1. ブルバルディエール(1941)/2. プルチネッロ(1948)
  スペイン組曲「マラガにて」(1935) 
   3. I. スペインの淑女たち/4. II. ユーラリーへのセレナード/5. III. カチューチャ
  6. 追放された小鬼の踊り(1940)/7. サルタレッロ(1952)/8. スペイン風カプリース「カプリカンテ」(1949)/
  9. ギャラヴァント(1949)/10. 風刺(1943)/11. セレナード「シモネッタ」(1933)/
  12. ワルツ「カスケード」(1946)/13. スペイン風セレナード「ラ・ペイネータ」(1954)
  ロビン・フッド組曲(1937)
   14. I. シャーウッドで/15. II. メイド・マリアン/16. III. 弓兵の行進
  17. パソ・ドブレ 「ブラヴァーダ」(1938)
 シルビア・チャポヴァー(ピアノ)...7
 スロヴァキア放送交響楽団
 エイドリアン・リーパー(指揮)

 録音 1991年9月14-19日 Concert Hall of Slovak Radio, Bratislava(スロヴァキア)
 MARCO POLO 8.223425のレーベル移行盤

 ロンドン生まれの作曲家フレデリック・カーゾン。ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、オルガンを弾きこなし教師を驚かせるとともに、12歳でマニフィカトとヌンク・ディミティスを作曲、地元の合唱団によって演奏されるなど幼い頃から楽才を発揮、16歳の時にはロンドンの劇場オーケストラでピアノを弾き、20歳の時には自分のオーケストラを持ち、無声映画の伴奏音楽を作曲していました。
 また、電子オルガンがイギリスに輸入された際にはいち早く購入し、デモンストレーション・リサイタルを行った記録もあります。
 しかし、作曲家としての活動はあまり力を入れておらず、その才能に注目した出版社ブージー・アンド・ホークスのラルフ・ホークスや、彼の妻グラディス・マリアン・ファウラーの後押しを受け、ようやく作曲家として独り立ちしたという経緯があります。
 このアルバムには、パリの大通りを歩く男の姿を描いた「ブルバルディエール」をはじめ、巧妙に書かれたカーゾンの作品が収録されています。
 
 
8.574390
¥1800→\1590
グエッラの写本 第6集
 1. 作者不詳: En el trono de esmeraldas エメラルドの王座に/
 2. 作者不詳: Y con servir a Clori そして、クロリスに仕えることで/
 3. フアン・イダルゴ(1614-1685): Jilguerillo que al alba saludas 夜明けを伝える小さな金色の魚/
 4. 作者不詳: Llega esperado prodigio来たれ、念願の奇跡/5. 作者不詳: De Fílida la beldad フィリスの美しさ/
 6. フアン・イダルゴ: Atiende y da 認める、そして与える/7. 作者不詳: Yo soy Amo 私は愛/
 8. 作者不詳: Este dolo この悲しみは/9. 作者不詳: Mas que amante 恋人以上の存在/
 10. 作者不詳: Por mas que la noche fria どんなに寒い夜でも/
 11. 作者不詳: Si a las deidades 距離が障害にならなければ/12. 作者不詳: Una nina pregono女の子はこう言った/
 13. フアン・イダルゴ:¿Juegas, Florilla? 冗談でしょう、フロリラ?/
 14. フアン・イダルゴ: Al cristal, mortales, venid y llegad クリスタル、モルタル、あなたを迎えに行く/
 15. フアン・イダルゴ: Si los celos se hallan 嫉妬が見つかった場合/
 16. フアン・イダルゴ: Que piedad ni que favor どんな慈悲や好意が/
 17. 作者不詳: Pajarillos que alegres cantais 楽しそうに歌う小鳥たち/
 18. フアン・イダルゴ: En la ruda politica vuestra あなたの荒れた政治の中で
  アルス・アトランティカ
  【メンバー】
   リディア・ヴィニェス=クルティス(メゾ・ソプラノ)...1-11、13-18
   マヌエル・ビラス(2コース・スパニッシュ・バロック・ハープ)
   バロックピッチ A=415(1995年 ペドロ・ルロピス・アレニー製、1704年ペレ・エリアス・モデルの複製)

 録音 2015年3月16-18日 Church of San Vicente de Pombeiro, Ferreira de Pantón,Lugo, Galicia(スペイン)

 スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ大学のゼラル図書館に所蔵されている「グエッラの写本」。2007年から録音が進められてきましたが、この第6集が最終巻となります。
 「グエッラの写本」とははマドリード王室礼拝堂の書記を務めたジョセフ・ミゲル・デ・グエッラ(1646-1722)が編纂した写本で、17世紀スペインで大流行した「tono humano」と呼ばれる世俗歌曲が100曲収められています。
 この写本には作曲家や詩人の名前は記されていませんが、いくつかの曲は同時代の資料と比較することで作曲家を確認できる場合もあります。
 その代表的な例はファン・イダルゴで、このアルバムにも7曲収録されています。研究が進めば他の曲の作者も判明するかもしれません。
 フアン・イダルゴは半世紀以上にわたってスペイン王室礼拝堂のハープ奏者兼チェンバロ奏者を務め、宗教曲と世俗曲のどちらの分野でも素晴らしい作品を残した作曲家です。
 第2集から演奏を担当する、歌とバロック・ハープのアンサンブルである「アルス・アトランティカ」の美しい調べをお楽しみください。
 
 
8.574344
¥1800→\1590
アントニオ・ソレール(1729-1783):
 鍵盤のためのソナタ第93番 - 第95番
エフゲニー・コノフ(ピアノ)
  ソナタ第93番 ヘ長調 Op. 4, No. 3(1779)
   1. I. Andante amabile espressivo/2. II. Allegro ma non presto/
   3. III. Minuetto I-II/4. IV. Allegro molto
  ソナタ第94番 ト長調 Op. 4, No. 4(1779)
   5. I. Andante gracioso e con moto/6. II. Allegro non troppo/
   7. III. Minuetto I-II/8. IV. Allegro
  ソナタ第95番 イ長調 Op. 4, No. 5(1779)
   9. I. Andante grazioso con moto/10. II. Allegro espressivo non presto/
   11. III. Minuetto I-II/12. IV. Allegro pastoril

 録音 2019年12月9-13日 Teatre-Auditori, Lloret de Mar(スペイン)

 鍵盤のための数多くのソナタで知られるアントニオ・ソレール。教会音楽家としての訓練を受け、王立サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアル修道院のオルガニストを務めたことで、フィリップ2世の宮廷で働いていたドメニコ・スカルラッティなどの音楽家と親交を結びました。
 このOp.4のソナタは、スカルラッティの影響が感じられる生き生きとしたもので、ソレール作品の特徴ともいえるきらびやかな装飾とヴィルトゥオーゾ的なテクニックがその効果を高めています。
 演奏は1992年ウズベキスタンのチルチクに生まれたエフゲニー・コノフが担当。1999年から2007年までグネーシン国立音楽大学、その後モスクワのチャイコフスキー音楽院で学び、ヨーロッパに留学。
 2019年からはウィーン音楽舞台芸術大学で学んでいます。コンクール受賞歴も多く、2018年の第64回マリア・カナルス・バルセロナ国際音楽コンクール、2019年に第31回エットーレ・ポッツォーリ国際ピアノコンクール、2020年には第14回UNISA(南アフリカ大学=University of South Africa)国際ピアノ・コンクールでそれぞれ第1位を受賞した注目の若手奏者です。
 




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TOCN0012
¥2400
THREE GENERATIONS 三世代
 イヴァン、アレクサンドル、ニコライ・チェレプニンの室内楽作品集

  アレクサンドル・チェレプニン(1899-1977):
   1. ロマンス WoO(1922) - ヴァイオリンとピアノのために...世界初録音
   2. エレジー Op. 43(1927) - ヴァイオリンとピアノのために...世界初録音
   3. アラベスク Op.11 No. 5(1921) - ヴァイオリンとピアノのために...世界初録音
   ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 Op. 14(1921)
    4. I. Allegro moderato/5. II. Larghetto/6. III. Vivace
 
  ニコライ・チェレプニン(1873-1945):
   7. 抒情詩曲 Op. 9(1900) - ヴァイオリンとピアノのために
   8-9. アンダンテとフィナーレ Op. posth(1943) - ヴァイオリンとピアノのために...世界初録音
 
  イヴァン・チェレプニン(1943-1998):
   10. Pensamiento 思考(1996) - フルートとピアノのために
   11. トランジションのカデンツァ(1963) - フルート、クラリネットとピアノのために...世界初録音
 クァン・ユアン(ヴァイオリン)...1-9、スー=エレン・ヘルシュマン=チェレプニン(フルート)...10-11、
 イアン・グライツァー(クラリネット)...11、
 デイヴィッド・ウィッテン(ピアノ)...1-10、ドナルド・バーマン(ピアノ)...11

 録音:1997年2月9日(ライヴ) First and Second Church,マサチューセッツ(USA)...11
  2002年1月3日 Emerson Studio, Arlington,マサチューセッツ(USA)...10
  2019年4月17、18日 Recital Hall of The Performing Arts Center, Purchase College,ニューヨーク州立大学(USA)...1、2、3、7、8-9
  2021年7月27日 Concert Hall of Drew University,Madison, ニュージャージー(USA)...4-6

 このアルバムでは、ロシアの音楽一家「チェレプニン家」の3世代にわたる作品を紹介しています。
 ニコライ・チェレプニンはサンクトペテルブルク出身。法律家を志すも断念し音楽家に転向。サンクトペテルブルク音楽院にてニコライ・リムスキー=コルサコフに師事し、指揮者として1909年から1914年にかけてセルゲイ・ディアギレフのロシア・バレエ団に参加しました。
 1918年にジョージアにわたり、その後パリへ亡命。フランス印象主義音楽の影響を受けた作品を残しています。
 彼の息子アレクサンドルもサンクトペテルブルク出身。ニコライから音楽を学ぶとともに、父がかかわっていたバレエ・リュスの関係者から多大な影響を受けました。
 家族とともに移住したパリではフランス6人組と親交を持ち、その後はロシアやアゼルバイジャン、ペルシャなどの民謡を採取、1930年代には日本を含むアジアを訪れ、若手作曲家の指導を行っています。
 そしてアレクサドルの三男であるイヴァンも幼い頃から母でピアニストのミン・チェレプニンからピアノのレッスンを受けるなど音楽に親しんできました。
 7歳の時に両親がデポール大学で教職を得たのに伴いシカゴに移住、ハーバード大学でレオン・キルヒナーに師事、ヨーロッパではピエール・ブーレーズ、カールハインツ・シュトックハウゼンのレッスンを受け、1972年にはハーバード大学、電子音楽スタジオのディレクターに就任、亡くなるまでこの職にありました。
 この録音は、世界初録音を含む様々なスタイルの作品を収録。
 イヴァンの未亡人でフルート奏者のスー=エレン・ヘルシュマン=チェレプニンも亡き夫の作品に参加、印象的な演奏を披露しています。
 
 
TOCN0017
¥2400
グンナー・イーデンスタム&オーラ・スティンネルボム:A SAAMI REQUIEM サーミのレクイエム
 Part I: The Journey 旅
  1. Entree/2. Requiem aeternam/3. Misterioso/4. Blues Yoik in C/
  5. Pols Yoik/6. Saajva - The Door to the Kingdom of Death
 Part II: The Kingdom of Death 死の王国
  7. Mirrored Chorale - Shimmering Yoik/8. Percussion Meditation/
  9. Adagio/10. Jaamie Ahkka's Death Yoik
 Part III: The Return 帰還
  11. The Return Voyage/12. Back in this World/
  13. Blues Yoik in E/14. Epilogue and Hymn ('Transports de Joie')
 世界初録音
  オーラ・スティンネルボム(ヨイク)...2-14
  グンナー・イーデンスタム(オルガン)...1-7、9-14
  ヘンリエッタ・ヴァルベリ(ヴォーカリスト)...7、8、10
  エリック・ヴァイスグラス(ギター)...3-6、9、12-14
  ラファエル・シーダ・ウイサル(パーカッション)...3-6、8、10-14

 録音 2019年9月21日 ライヴ Studio Accusticum, Pitea(スウェーデン)

 「サーミ」とはスカンジナビア半島北部ラップランド及びロシア北部コラ半島に居住する先住民族。
 このアルバムには、サーミの死生観や伝統音楽と現代西洋音楽との融合から生まれた「レクイエム」を収録しています。
 曲はサーミが「死の王国」と考えるサーイヴァへの旅と生への帰還という形をとり、キリスト教のレクイエムの形式をもとに、サーミ独特の歌唱法である"ヨイク"や北欧の民族音楽をはじめ、ロックやブルース、インプロヴィゼーションなど様々なスタイルの音楽が盛り込まれています。
 ヨイクの歌い手であるスティンネルボムが死の王国への案内人となるシャーマン役を務め、パーカッションの音の一部は伝統的なサーミの太鼓の響きがサンプリングされるなど聴き手を未知の世界へといざない、イーデンスタムのオルガンは時にフランス近代音楽のように響き、時に激しい即興を繰り広げます。
 プログレッシブ・ロックを思わせる瞬間のある独特の世界観の表現は、最後にスティンネルボムが歌う高揚感に満ちた生還の讃歌で閉じられます。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


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ATS

ATS943-2
¥2500→\2290
世界完全初出、ステレオ
ベームがまだ壮年の勢いを持っていたころのライヴ、
 ブラ4、シュトラウス作品

  ブラームス:交響曲第4番
  リヒャルト・シュトラウス:交響詩「死と変容」
カール・ベーム指揮
ベルリン放送交響楽団

 1962年9月29日マズーレンアレーベルリン放送局大ホール

 巨匠ベームがまだ壮年の勢いを持っていたころのライヴが世界完全初出。しかもステレオ収録。
 ベームのブラ4はライヴが少ないので極めて貴重。冒頭から神経質でピリピリした緊張感が迸ります。
 ここがロマン主義にどっぷりつかりながらも、近現代を生きたベームらしいところで、強烈な合理主義。
 フルトヴェングラー張りの夢見るような憧れの対極にあります。ボディは引き締まっていてどこまでも筋肉質。これを聴くとベームという人はつくづく20世紀の音楽家であることが理解できます。
 お得意のシュトラウス作品もちょっと恐ろしいまでの直截ぶりで、ウィーンフィルだと中和して柔らかな響きになるところをベルリン放送交響楽団(旧西ドイツ、RIAS交響楽団から現在はベルリン・ドイツ交響楽団)という硬派な団体はどこまでもストレートにベームの棒に応えます。
 この時代にステレオ収録がドイツの放送局でなされることは極めて異例。恐らく実験的な側面もあったのではないでしょうか?
 演奏参加者の秘蔵テープからの復刻です。さらにはUHQCD化で鮮やかな音質で蘇りました。
 


<メジャー・レーベル>
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DG



4857326
(2CD)
\3400→\3090

《ジーナ・アリス~Wonderworld》
 ボーナス・トラックは夫ラン・ランとの共演


《CD 1》
 1) シューマン:見知らぬ国(『子供の情景』Op.15より第1曲)、
 2) ラフマニノフ:前奏曲集Op.23より第4番ニ長調、
 3) シューマン:夢「トロイメライ」(『子供の情景』Op.15より第7曲)、
 4) ブラームス:3つの間奏曲Op.117より第1番変ホ長調、
 5) マンデル:シースケイプ(ビル・エヴァンスによるピアノ編)、
 6) 中国民謡:銀の雲は月を追う(Wang Jian Zhongによるピアノ編)、
 7) 坂本龍一:Opus、8) サティ:ジムノペディ第1番、
 9) マックス・リヒター:ウラディミールのブルース、
 10) ヤン・ティルセン:ある午後の数え詩(映画『アメリ』より)、
 11) シューマン/リスト:献呈S.566、
 12) ショパン:夜想曲Op.9より第2番変ホ長調、
 13) ブラームス:子守歌(『5つの歌曲』Op.49より第5曲)(コルトーによるピアノ編)、
 14) ブラームス:ハンガリー舞曲第5番嬰ヘ短調(ボーナス・トラック)/
《CD 2》
 1) パッヘルベル:カノン ニ長調(西村由紀江によるピアノ編)、
 2) ドビュッシー:レントより遅く、
 3) ウー・ズーチャン、デュ・ミンシン:The Dance of Waterweeds、
 4) マックス・リヒター:午後のカタログ、
 5) ジーナ・アリス:Encore、
 6) ラフマニノフ:前奏曲集Op.32より第5番ト長調、
 7) ドビュッシー:月の光、
 8) ブライアン・イーノ:ブロンド、
 9) 久石譲:人生のメリーゴーランド(映画『ハウルの動く城』より)、
 10) ブラームス:『6つの小品』Op.118より第2番:間奏曲イ長調、
 11) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13『悲愴』より第2楽章、
 12) リスト:『コンソレーション(慰め)』S.172より第3番変ニ長調、
 13) シューマン:眠りに入る子供(『子供の情景』Op.15より第12曲)、
 14) ブラームス:ワルツOp.39 No.15(ボーナス・トラック)
ジーナ・アリス(ピアノ)
ラン・ラン(CD 1: 14, CD 2: 14)(ピアノ)

 アルバム『Wonderworld』の音楽はジーナ・アリスがリスナーを楽しませ、元気づけるために選んだものです。お気に入りの新旧のクラシック名曲で、聴き手を不思議な旅へと誘います。
 
 ジーナ・アリスはドイツのヴィースバーデンに生まれ、4歳でピアノを習い始め、4年後に初舞台を踏んだ後、権威あるコンクールで数々の賞を受賞しました。
 15歳からフランクフルト音楽・舞台芸術大学で学び、17歳でベルリン・ドイツ交響楽団とベルリン・フィルハーモニーで共演しました。
 その後ハンブルク音楽演劇大学で有名なアメリカのピアニスト・教師のゲイリー・グラフマンに師事。卒業後は深?交響楽団、広州交響楽団などの中国のオーケストラと共演しています。
 2016年には世界的に有名なピアノ音楽祭、ルール・ピアノ・フェスティヴァルにデビューしました。

 夫のラン・ランとの共演がボーナス・トラックとして収録されています。

 【録音】2021年、中国



プロモーション動画もよろしければどうぞ。「トロイメライ」。
https://youtu.be/GFnVWpHsigU
  
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4860942
\2300→\2090
《ナディーン・シエラ~Made for Opera》
ヴェルディ:
 歌劇『椿姫』第1幕より
  1)「不思議だわ!」、2)「そは彼の人か」、
  3)「ばか! それこそはかないたわごと!」、
  4)「私はいつも自由で」、
 第3幕より
  5)「あなたは約束を守られた」、6)「さようなら、過ぎ去った日々よ」、
ドニゼッティ:
 歌劇『ランメルモールのルチア』
  第1幕より
  7) 前奏曲、8)「まだ来ていらっしゃらない」、
  9)「あたりは沈黙に閉ざされ」、10)「Quando, rapito in estasi」、
 第3幕より
  11)「おお、まごうことなき天よ…優しいささやきが」、
  12)「何ということ! 恐ろしい亡霊が」、13)「香炉はくゆり」、
  14)「Spargi d’amaro pianto」、
グノー:歌劇『ロメオとジュリエット』
 第1幕より
  15)「私は夢に生きたい」、第4幕より16)「ああ、なんという戦慄が」、
  17)「私のいとしい人よ、私の勇気を奮いたてて」
ナディーン・シエラ(ソプラノ)、
パオロ・ファナーレ(テノール)(4)、
ヴィエタ・ピリペンコ(メッゾ・ソプラノ)(8-10)、
リッカルド・フリッツァ(指揮)
RAI国立交響楽団

 世界のトップ歌劇場で活躍するアメリカの若きソプラノ歌手による最新アルバム


 ●その声は美しさ、流れるようなテクニック、豊かな音楽性で賞賛され、アメリカのソプラノ歌手ナディーン・シエラは現在のオペラ界に最も期待される若き才能の一人として迎えられています。
  世界で最も有名な歌劇場に主演し、多くの若いソプラノ歌手たちが夢見ていることを成し遂げています。

 ●ナディーンは自身のことを、子供の頃から「オペラのために生まれてきた」と感じています。「私はいつも一つのことを確信していました。
  歌うことが好きだということを。朝目が覚めた時から一日が終わる時まで、歌うことしか考えられませんでした」とナディーンは言います。
  最新アルバムでは、ドニゼッティのルチア(『ランメルモールのルチア』)、ヴェルディのヴィオレッタ(『椿姫』)、グノーのジュリエット(『ロメオとジュリエット』)という、19世紀のロマン派オペラの最も美しく挑戦的でドラマティックな3つの役を歌っています。

 ●「聞き取れる限界までに及ぶ素晴らしい高音域で歌う時、澄んだ、切れ味良く繊細な響きを持つその声は優しさを放つ」(『ル・モンド』紙)

 【録音】2020年10月26-31日、トリノ、Auditorium RAI




ナディーン・シエラのデビュー・アルバムのプロモーション動画。
『ウェスト・サイド・ストーリー』より「サムホエア」。優しい歌声です。
https://youtu.be/15qLxn53khs


ナディーン・シエラのデビュー・アルバム



4835004
\2300

《ナディーン・シエラ~There’s A Place For Us》
 1) バーンスタイン:『ウェスト・サイド・ストーリー』より「サムホエア」、
 2) ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番よりアリア、
 3) ゴードン:『オンリー・ヘヴン』より「Stars」、
 4) バーンスタイン:『ソングフェスト』より「A Julia de Burgos」、
 5) ヴィラ=ロボス:『アマゾンの森』より「愛の歌」、
 6) バーンスタイン:『ペンシルヴァニア・アヴェニュー1600番』より
  「Take Care of This House」、
 7) バーンスタイン: 『キャンディード』より「Glitter and Be Gay」、
 8) ゴードン:Will There Really Be a Morning?、
 9) ヴィラ=ロボス:『アマゾンの森』より「Melodia Sentimental」、
 10) Theofanidis:『The Cows of Apollo』より「Maria’s Aria」、
 11) フォスター:金髪のジェニー、
 12) ゴリホフ:色褪せた月、
 13) ストラヴィンスキー:『放蕩者のなりゆき』より「No Word from Tom」
ナディーン・シエラ(ソプラノ)、
ロバート・スパーノ(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

 アメリカの若き実力派ソプラノ歌手、自身の思いを込めたデビュー・アルバム

 ドイツ・グラモフォンと専属契約を結んだ新進気鋭のアメリカのソプラノ歌手ナディーン・シエラのデビュー・アルバムです。アメリカのオペラと歌の豊かな多様性を切り開き、内に秘めた不朽のメッセージと希望を伝えています。
 このアルバムはメトロポリタン・オペラでのシエラの魅力的な歌唱を披露しているだけでなく、あらゆる人が避難できる場所としてのアメリカの歴史を映し出しています。レナード・バーンスタインの他、移住者であるストラヴィンスキー、オスバルド・ゴリホフ、そしてシエラのポルトガルのルーツに敬意を表してエイトル・ヴィラ=ロボスの歌を取り上げています。ブラジル音楽からアメリカ・オペラと歌まで幅広いジャンルにわたって彼女の豊かな声を惜しみなく捧げ、シエラはすべての音楽、すべての人々がアメリカに「居場所を持てる」ことを私たちに気づかせてくれます。
 2018年8月バーンスタインの生誕100年に合わせて発売されます。
 ナディーン・シエラはフロリダ生まれ、母親はポルトガル人でニューヨークに住み、レナード・バーンスタインが住んでいた通りと同じ通りに住んでいます。

  【録音】2017年10月25日、ロンドン、エンジェル・レコーディング・スタジオ

 
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4861714
(Blu-rayオーディオ+Blu-rayビデオ)
\4600→\4190

Blu-rayオーディオ+Blu-rayビデオで登場
 《ジョン・ウィリアムズ~ライヴ・イン・ベルリン》


 オリンピック・ファンファーレとテーマ
 『未知との遭遇』から抜粋
 『遥かなる大地へ』組曲
 『ハリー・ポッターと賢者の石』から ヘドウィグのテーマ(新アレンジ)
 『ハリー・ポッターと賢者の石』から ニンバス2000
 『ハリー・ポッターと賢者の石』から ハリーの不思議な世界
 『ジュラシック・パーク』のテーマ
 スーパーマン・マーチ
 『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』から オートバイとオーケストラのスケルツォ
 『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から マリオンのテーマ
 『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から レイダース・マーチ
 チェロとオーケストラのためのエレジー
  ブリュノ・ドルプレール(チェロ)
 『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』から ハン・ソロの冒険
 『スター・ウォーズ エピソード5/ 帝国の逆襲』から ヨーダのテーマ
 『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』から 王座の間とエンドタイトル
 『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』から レイア姫のテーマ
 『E.T.』から フライング・テーマ
 『スター・ウォーズ エピソード5/ 帝国の逆襲』から 帝国のマーチ
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ジョン・ウィリアムズ

 映画界のレジェンド、ジョン・ウィリアムズがウィーン・フィルに続き、遂にベルリン・フィル・デビュー。

 『スーパーマン』『スター・ウォーズ』『レイダース』・・・ゴージャスなサウンドで聴く興奮! 

 ■グラミー賞受賞25回、アカデミー賞受賞5回、エミー賞5回、ゴールデン・グローブ賞受賞4回……。
  50年以上にわたりハリウッド映画音楽のトップランナーとして君臨するレジェンド、ジョン・ウィリアムズ。
  2020年最も売れたクラシック・アルバム『ジョン・ウィリアムズ ライヴ・イン・ウィーン』に続くリリース!

 ■前作のクラシック伝統の牙城ウィーン・フィルと双璧をなす、世界最高峰オーケストラ、現代的でスマートな名人集団ベルリン・フィルの最高の演奏で聴く人気の映画音楽集。

 ■ジョン・ウィリアムズが自身の代表作を振ったベルリン・フィルへの指揮デビュー公演(2021年10月14~6日)、白熱のライヴ録音! 

 ■2022年2月8日のジョン・ウィリアムズ90歳の誕生日を記念したリリース!

 ■『スター・ウォーズ』『スーパーマン』『レイダース』『ハリー・ポッター』『E.T.』……全ての世代に愛される作品のあのメロディ、世界で最も有名なオーケストラ曲を最高の演奏と、最新の録音&録画技術で収録。

 ■共にドルビー・アトモスの音源を収録したBlu-ray オーディオ1枚+Blu-rayビデオ・ディスクの登場
 
 録音:2021年10月 ベルリン、フィルハーモニー〈ライヴ・レコーディング〉
 
 
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4862133
(2CD+BDA)
\3800→\3490
《カール・ベーム~モーツァルト:歌劇『魔笛』》
《CD 1-2》
《BDA》
 モーツァルト:歌劇『魔笛』全曲K.620
ザラストロ・・・・・フランツ・クラス(バス)
夜の女王・・・・・ロバータ・ピータース(ソプラノ)
パミーナ・・・・・イヴリン・リアー(ソプラノ)
タミーノ・・・・・フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)
パパゲーノ・・・・・ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
パパゲーナ・・・・・…リーザ・オットー(ソプラノ)
弁者・・・・・ハンス・ホッター(バス)
モノスタトス・・・・・フリードリヒ・レンツ(テノール)
第1の武者・・・・・ジェイムズ・キング(テノール)
第2の武者・・・・・マルッティ・タルヴェラ(バス)
第1の侍女・・・・・ヒルデガルト・ヒレブレヒト(ソプラノ)
第2の侍女・・・・・ツヴェトカ・アーリン(ソプラノ)
第3の侍女・・・・・ジークリンデ・ヴァーグナー(メッゾ・ソプラノ)
RIAS室内合唱団、
カール・ベーム(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 唯一無二のモーツァルト・オペラの名演。CD2枚組+BDオーディオ

 ●モーツァルトを得意とするカール・ベームが1964年、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮し、フリッツ・ヴンダーリヒ、イヴリン・リアー、ハンス・ポッターらとともに録音したモーツァルトの『魔笛』です。
   ベルリン・フィルの格調高く豊かな響きが作品全体を包み込み、唯一無二の名演となっています。

 ●CD2枚組に、オリジナル・アナログ音源からのリマスタリングによる、全曲を収めたBDオーディオをセット。36ページのブックレット(英語、ドイツ語)付き。
 
  【録音】1964年6月18-25日、ベルリン、イエス・キリスト教会

 
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4861815
(3CD)
\3800→\3490
《ウィリアム・スタインバーグ~ブラームス:交響曲集》
 ブラームス:
  《CD 1》
   1-4) 交響曲第1番ハ短調Op.68/
  《CD 2》
   1-4) 交響曲第2番ニ長調Op.73、
   5-8) 交響曲第3番ヘ長調Op.90/
  《CD 3》
  1-4) 交響曲第4番ホ短調Op.98、5) 悲劇的序曲Op.81
ウィリアム・スタインバーグ(指揮)
ピッツバーグ交響楽団

 ブラームス没後125周年記念。世界的演奏者による録音を初CD化

 ●ユダヤ系ドイツ人指揮者で、第二次世界大戦後アメリカで活動したウィリアム・スタインバーグはブラームスの交響曲の世界的演奏者の一人として知られ、コマンド・レーベルに録音したこれらの傑作は批評家の間で高く評価されています。
 ヨハネス・ブラームスの没後125年(2022年4月3日)を記念し、ドイツ・グラモフォンよりピッツバーグ交響楽団とのブラームス交響曲の素晴らしい演奏をオリジナル・テープからのリマスタリングにより初めてCDとして発売されます。

 【録音】1961年11月(CD 1)、5月(CD 2: 1-4)、1962年5月(CD 2: 5-8, CD 3: 5)、1965年6月(CD 3: 1-4)、ピッツバーグ
 



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DECCA



4852255
\2300→\2090
ラフマニノフの最後の弟子、
 97歳スレンチェンスカ最新アルバム

ルース・スレンチェンスカ~My Life in Music》

 1) ラフマニノフ:『ひなぎく』ヘ長調(『6つの歌』Op.38より第3曲)、
 2) ラフマニノフ:前奏曲ト長調Op.32 No.5、
 3) バーバー:夜想曲(ジョン・フィールドを讃えて)Op.33、
 4) バーバー:Let’s sit it out I’d rather watch
  (『Fresh from West Chester』より第2曲)、
 5) ショパン:『華麗なる大円舞曲』変ホ長調Op.18、
 6) ショパン:『子守歌』変ニ長調Op.57、
 7) グリーグ:トロルドハウゲンの婚礼の日
  (抒情小曲集Op.65より第6曲)、
 8) ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女、
 9) ショパン:練習曲ホ長調Op.10 No.3、
 10) ショパン:幻想曲ヘ短調Op.49、
 11) ショパン:前奏曲ト長調Op.28 No.3、
 12) J.S.バッハ:前奏曲とフーガ嬰ハ短調BWV848
ルース・スレンチェンスカ(ピアノ)

 
 ●2022年1月15日に97歳の誕生日を迎えたアメリカのピアニスト、ルース・スレンチェンスカは昨年、自身の気持ちに最も近いソロ・ピアノ音楽で最新アルバムを録音しました。

 ●スレンチェスカは4歳でステージ・デビューをしてから92年、今でも演奏を続けています。ラフマニノフを始めとする20世紀の偉大なピアニストたちに師事し、ケネディ、カーター、レーガンなど歴代の大統領の前で演奏しました。

 ●デッカにはアルバムを10枚録音していますが、最後の録音は60年前でした。

 ●日本へも度々来日し、公演を行う一方で教育にも力を注いでいます。

 ●「モーツァルト以来の最も偉大なピアノの天才」(オリン・ダウンズ[アメリカの音楽評論家])と称されています。
 
  【録音】2021年6月11-14日、ニューヨーク、ディメンナ・センター、キャリー・ホール
 
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4852256
(4CD)
\5800→\5590
フィンランドの新星指揮者クラウス・マケラ
 ~いきなりのシベリウス:交響曲全集


シベリウス:
《CD 1》
 1-4) 交響曲第1番ホ短調Op.39、
 5-8) 交響曲第2番ニ長調Op.43/
《CD 2》
 1-3) 交響曲第3番ハ長調Op.52、
 4-7) 交響曲第4番イ短調Op.63/
《CD 3》
 1-3) 交響曲第5番変ホ長調Op.82、
 4-7) 交響曲第6番ニ短調Op.104/
《CD 4》
 1-4) 交響曲第7番ハ長調Op.105、
 5) 交響詩『タピオラ』Op.112、
 6-8) 3つのフラグメント(ティモ・ヴィルタネン校訂)
クラウス・マケラ(指揮)
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団

 フィンランド期待の若手指揮者によるデビュー・アルバム

 ●シベリウスの交響曲全集(第1-7番)と未完の第8番の楽章、最後の交響詩『タピオラ』を収録したクラウス・マケラ、シベリウス、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団というスカンジナビアのトリオによるアルバムです。

 ●クラウス・マケラはフィンランド期待の若手指揮者です。オスロ・フィルは100年以上、イギリス、アメリカ、フランス、ドイツ、日本、オーストリア、ノルウェー、スイス、ラトヴィアで演奏を行っています。
  1921年にはシベリウス自身が指揮をしたコンサートもありました。

 ●「マケラのDNAの中にはシベリウスの音楽があり、彼が作品に対してどんな斬新な捉え方をするのか、それを見るのが楽しみだった」(『バックトラック』[イギリスのオンライン音楽雑誌])

 ●2022/23シーズンよりダニエル・ハーディングの後を受けてパリ管弦楽団の音楽監督に就任。

 【録音】2021年5月25日(第1番)、2月4-5日(第2番)、11-12日(第3番、第5番)、18-19日(第4番)、3月4-5日(第6番)、11-12日(第7番)、5月31日-6月1日(タピオラ)、6月1日(3つのフラグメント)
 

<LP>


DG(LP)

4862153
(2LP)
\4800
《ダニエル・ホープ~アメリカ》
 1-5) ガーシュウィン:Gershwin Song Suite
  (ヴァイオリン、ジャズ・トリオと弦楽オーケストラ編)
  (『レディ・ビー・グッド』より「魅惑のリズム」/
   『ポーギーとベス』より「サマータイム」/
   『ファニー・フェイス』より「ス・ワンダフル」/
   『ストライク・アップ・ザ・バンド』より「私の彼氏」/
   『ガール・クレイジー』より「アイ・ガット・リズム」)、
 6) サム・クック:ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム
   (ヴァイオリン、声楽とピアノ編)、
 7-13) バーンスタイン:『ウエスト・サイド・ストーリー』組曲
   (ヴァイオリンと弦楽オーケストラ編)
   (アメリカ/マリア/トゥナイト/サムウェア/あんな男に/私は愛している/マンボ)、
 14) フローレンス・プライス:Adoration
   (ヴァイオリンと弦楽オーケストラ編)、
 コープランド:
  15) At the River(『アメリカの古い歌』第2集より第4曲)
    (ヴァイオリンと弦楽オーケストラ編)、
  16) ホーダウン(バレエ『ロデオ』より)、
 17) デューク・エリントン:カム・サンデー
   (組曲『黒と茶とベージュ』より)(ヴァイオリンと弦楽オーケストラ編)、
 18-21) ヴァイル:American Somg Suite
   (ヴァイオリンと室内オーケストラ編)
   (『ニッカーボッカー・ホリデイ』より「9月の歌」/
    『レディ・イン・ザ・ダーク(闇の中の女)』より「マイ・シップ」/
    『ヴィーナスの接吻』より「スピーク・ロウ」/
    『三文オペラ』より「マック・ザ・ナイフ」)、
 22) サミュエル・A.ウォード:アメリカ・ザ・ビューティフル
  (ヴァイオリンと室内オーケストラ編)

 編曲:ポール・ベイトマン(1-15, 17-22)
 
ダニエル・ホープ(ヴァイオリン)、
ジョイ・デナラーニ(ヴォーカル)(6)、
Sylvia Thereza(ピアノ)(6)、
Joscho Stephan(ギター)(18-21)、
Alexander Ponet(打楽器)(18-21)、
マーカス・ロバーツ・トリオ(1-5)、
チューリヒ室内管弦楽団(1-5, 7-22)

 豊かなアメリカ音楽の多様性を探求したアルバム

 ●ヴァイオリニスト、ダニエル・ホープが豊かなアメリカ音楽の遺産を追い求めたアルバム。
  ガーシュウィン、コープランド、バーンスタイン、クルト・ヴァイル、フローレンス・プライス、デューク・エリントン、サム・クックによるクラシック、ジャズ作品の新たな素晴らしい編曲で、様々なアメリカ音楽を探究しています。

 ●ダニエル・ホープはソリストとしてのキャリアで印象深く、様々な受賞歴でも知られていますが、それだけではなくその音楽の多才さ、また人道主義的な貢献でも称えられています。

 ●新たな編曲は室内オーケストラ、他の楽器、声楽などを伴うヴァイオリン編曲となっており、ジョイ・デナラーニや有名なジャズ・ピアニストのマーカス・ロバーツと共演しています。

 ●ベルリンを中心に活躍しているダニエル・ホープの最新アルバムは、アメリカの豊かなレパートリー、そのルーツや特色を探究しています。
  「曲を聴いてそれがアメリカの曲だと分かる時、何がそれをアメリカの音楽の音にしているのだろうか」とホープは語ります。このアルバムにその答えがあります。
 
  【録音】2021年6月1-3日、チューリヒ(1-5, 7-22)、2021年7月1日、ベルリン(6)

 
  
 
4861772
(LP)
\3000
《リサ・バティアシュヴィリ~City Lights》
[Side A]
 1)[シティ・メモリーズ]
   チャップリン:『ライムライト』より「テリーのテーマ」~
   サンチェス:『街の灯』より「すみれの花売り」~
   ダニデルフ:『モダン・タイムス』より「ティティナ」~
   チャップリン:『ライムライト』より「目覚め」~
  チャップリン:「モダン・タイムスのテーマ」~
   チャップリン:『ライムライト』より「テリーのテーマ」、
 2)[リオデジャネイロ]
   アントニオ・カルロス・ジョビン:デサフィナード
    (ヴァイオリン、ギター、ピアノ、エレクトリック・ベース&管弦楽編)、
 3)[ベルリン]
   シーゲル:ベルリンのスーツケース/
[Side B]
 1)[パリ]
   ルグラン:パリのヴァイオリン(N.ラクヴェリ編)、
 2)[ロンドン]
   ケイティ・メルア:ノー・ベター・マジック
    (ヴァイオリン、声楽、ギターと管弦楽編)、
 3)[ローマ]
   エンニオ&アンドレア・モリコーネ:愛のテーマ
    (映画『ニュー・シネマ・パラダイス』より)(ヴァイオリン、チェロと管弦楽編)
リサ・バティアシュヴィリ(ヴァイオリン)、
ニコロズ・ラクヴェリ(ピアノ)(Side A: 2)、
Lasha Deisadze(ギター、ベース)(Side A: 2)、
Georg Mel(打楽器)(Side A: 2)、
ティル・ブレナー(トランペット)(Side A: 3)、
ケイティ・メルア(ヴォーカル)(Side B: 2)
ティム・ハリース(ベース)(Side B: 2)、
ズラブ・メルア(ギター)(Side B: 2)、
マクシミリアン・ホルヌング(チェロ)(Side B: 2)、
ニコロズ・ラクヴェリ(指揮)
ベルリン放送交響楽団(Side A: 1, 3, Side B: 1, 3)、
ジョージア・フィルハーモニー管弦楽団(Side A: 2, Side B: 2)

 チャップリンと思い入れのある都市がテーマのユニークなLPアルバム

 ●ジョージア出身のヴァイオリニスト、リサ・バティアシュヴィリの最新アルバム『City Lights』から最も人気のある曲を選び、10インチLPにまとめたスペシャル・エディションです。
   2021年7月にジョージア・フィルハーモニー管弦楽団と録音した最新トラック『デサフィナード』も収められています。

 ●「シティ・メモリーズ」は、2019年に生誕130年を迎えたチャップリンの音楽と映画に触発されたメドレーを作るというバティアシュヴィリとラグヴェリのアイデアから作られました。
   楽曲は個人的、音楽的につながりのある都市にちなんだ曲が選ばれ、すべて新編曲で録音されています。
 
  【録音】2019年10月、ベルリン(Side A: 1, 3, Side B: 1, 3)、2021年7月(Side A: 2)、2019年11月(Side B: 2)、トビリシ

 
  
















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