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≪第115号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その4 2022/3/8~




3/11(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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HARMONIAMUNDI



HMM 937484
¥2800→\2590
超絶名演が復活
マーク・パドモア(テノール)
 シューベルト:歌曲集「冬の旅」(全曲)D911

  〔おやすみ、風見の旗、凍った涙、
   かじかみ、菩提樹、溢れる涙、
   川の上で、回想、鬼火、憩い、
   春の夢、孤独、郵便馬車、
   霜おく頭、からす、最後の希望、
   村で、あらしの朝、幻覚、道しるべ、
   宿屋、勇気、幻の太陽、辻音楽師〕
マーク・パドモア(テノール)
ポール・ルイス(スタインウェイ・ピアノ)
KKC 6517
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 マーク・パドモアとポール・ルイスによる名演「冬の旅」が復活!

 録音:2008年11、12月/74'18

 テノールのマーク・パドモアとポール・ルイスによる2008年録音の超絶名演「冬の旅」が復活します(HMU.907484/ KKC.5398 は廃盤)。

 深々と冷え込む冬、どんよりと暗い空の下、ただただ雪を踏みしめて歩を連ねる旅人としての「私」の独白から始まる『冬の旅』。
 ピアノの前奏、それにつづくパドモアの声は、早くも聴衆を凍てつく冬の世界へと引きずりこみます。パドモアは、「私」として、そして同時に、恋にやぶれずたずたになった「私」を非常に冷静に傍観する第三者として、この物語をすすめます。
 聴衆は、時にパドモア自身が主人公に思え、その主人公に共感して世界に足を踏み入れると、急にその主人公がふっと姿を消し、自分が冷たい世界に閉じ込められてしまったかのような、非常に不思議な感覚世界へと連れて行かれます。
 5曲目の有名な『菩提樹』も、やさしさよりも悲しい思い出が勝った演奏。『春の夢』も、あたたかな雰囲気は束の間、すぐに絶望の闇へと引き戻されます。
 すべてシューベルトが作曲した時の調性で歌われているのもポイントで、深い集中が一貫して続き、時に気が狂いそうな絶望の淵まで追いやられるような気分になりますが、最後には通常の世界の入り口へと連れ戻されているような感じがするから不思議です。
 パドモアの透徹した声と美しい言葉の発声、そしてピアノのとのアンサンブルは完璧。
 2008年6月の東京での来日公演で(ピアニストはイモジェン・クーパーでした)素晴らしい『冬の旅』を聴かせてくれたパドモア。
 パドモアは、ラトル指揮ベルリン・フィルのマタイ受難曲のエヴァンゲリストを務めるなど世界が認めるテノールですが、この「冬の旅」は彼の数々の録音の中でもひときわ強い存在感を放つ1枚です。
 ピアノのポール・ルイスも近年のますますの充実ぶりはいうまでもありませんが、この「冬の旅」のピアノの演奏も稀有なものといえるでしょう。
 
 

HMM 905341
¥2800
STELLA(星)~ルネッサンスの至宝とその反映 ORA,
スージー・ディグビー(芸術監督・指揮)
 1 聖歌(作曲者不明):Ave Maris Stella
 2 トマス・ルイス・デ・ヴィクトリア(c.1548-1611) アヴェ・マリア(8声)
 3 マーク・シンプソン (b.1988) アヴェ・マリア*
 4 トマス・ルイス・デ・ヴィクトリア:めでたし天の女王 Ave Regina caelorum
 5 アレクサンダー・カンプキン (b.1984) アヴェ・レジーナ・チェロールム*
 6 トマス・ルイス・デ・ヴィクトリア:Ave Maris Stella(4声)
 7 フランシスコ・コル (b. 1985):星 Stella*
 8 トマス・ルイス・デ・ヴィクトリア (c.1548-1611) 救い主を育てた母 Alma redemptoris mater(5声)
 9 セシリア・マクドウォル (b.1951): 救い主を育てた母 Alma redemptoris
 10 トマス・ルイス・デ・ヴィクトリア:美しきひとを見たり Vidi Speciosam
 11 ウィル・トッド (b.1970):美しきひとを見たり Vidi Speciosam
 12 トマス・ルイス・デ・ヴィクトリア: (c.1548-1611) レジーナ・チェリ Regina cæli
 13 ユリアン・ヴァハナー (b.1969):レジーナ・チェリRegina caeli
 14 聖歌(作曲者不明):Ave Maris Stella
 *=ORAによる委嘱作品、世界初録音

 スペインのルネサンスと現代の作曲家が描くマリアへの讃歌をイギリスの気鋭声楽アンサンブルが歌う

 録音:2017年8月

 ORAシンガース。今回は、スペインのトマス・ルイス・デ・ヴィクトリアによるマリアを讃える音楽を中心に、マリアをたたえる同じ歌詞による、ルネッサンスの作曲家と現代の作曲家の作品を配した1枚。
 16世紀の作品のほうが却って斬新な音楽に聴こえたりするから不思議です。

 ORA シンガースはイギリスを代表する声楽アンサンブル。現代が、ルネッサンス期に匹敵する合唱音楽の黄金時代であるとし、気鋭の作曲家への新作委嘱は群を抜いています。
 2018年のオーパス・クラシック賞でアンサンブル・オブ・ザ・イヤーに選ばれ、その「揺るぎない優雅な演奏」と、「見事で刺激的な録音」の両方で高く評価されています。
 
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HMM 902204
¥2800→\2590
アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ)
 プロコフィエフ:ピアノ・ソナタVol.3

  (1)ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調Op.1
  (2)ピアノ・ソナタ第3番イ短調Op.28
  (3)ピアノ・ソナタ第5番ハ長調(1953年改訂版)Op.135
  (4)つかの間の幻影Op.22(全20曲)
アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ)
KKC 6520
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 全集完結。プロコフィエフの最初と最後の作品によるこだわりの選曲

 録音:2021年2月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)/49'53"

 メルニコフのプロコフィエフのソナタ集、レコード芸術誌特選に輝いた第1、2集(HMC902202;国内仕様盤KKC-5694、HMM 902203;国内仕様盤KKC-6211) に続く第3弾の登場です。

 今回はプロコフィエフ「作品1」であるソナタ第1番と完成された最後の作品のソナタ第5番改訂版という、まさに出発点と到着点が収められているのに注目。

 プロコフィエフのピアノ・ソナタといえばメルニコフの師匠スヴャトスラフ・リヒテルが作曲者からの信任厚く十八番としていましたが、この3篇だけは何故か演奏したことがなく、当然録音も残っていません。
 いわば「リヒテルが弾かなかったソナタ集」。彼ならばどう弾いたかはメルニコフが一番分かっているはずで、もちろんモノマネではなく片鱗を味わえるのが興味津々です。

 ピアノ・ソナタ第1番は学生時代16歳の作で、スクリャービンの影響が感じられます。
 第5番はもともと「作品38」として1923年にパリで作曲され、交響曲第2番や歌劇「炎の天使」と同時期の過激な内容でしたが、最晩年の1953年に大改訂を施し、新たな「作品135」が附番されました。

 「つかの間の幻影」はリヒテルも数篇を愛奏した小品集。全曲版なのが嬉しい限りで、プロコフィエフの移ろいゆく気分をメルニコフが絶妙に表わしています。
 




KLARTHE


KLA 070
【限定盤】
¥2800
「四季」
 (1)ピアソラ:「ブエノスアイレスの春」
 (2)トマジ:「春」
 (3)ピアソラ:「ブエノスアイレスの夏」
 (4)バーバー:「夏の音楽」
 (5)ピアソラ:「ブエノスアイレスの秋」
 (6)ヒグドン:「秋の音楽」
 (7)ピアソラ:「ブエノスアイレスの冬」
 (8)マクドウォール:「冬の音楽」
アキロン五重奏団
 【マリオン・ラランクール(フルート)、
  クレール・シリャーコプス(オーボエ)、
  ステファニー・コー(クラリネット)、
  マリアンヌ・ティルキャン(ホルン)
  ギャエル・エベー(ファゴット)】

 限定盤。現代社会の大きな問題に目を向けた結成20周年のアキロン五重奏団の注目アルバム「四季」!

 録音:2017年7月30日-8月2日/ストラスブール/DDD

 2006年ミュンヘン国際コンクールで優勝した女性5 名によるフランスの木管五重奏団「アキロン五重奏団」。
 フルートのマリオン・ラランクールはフランソワ=グザヴィエ・ロト率いるレ・シエクルの首席奏者を務め、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」(KKC-5760 / HMM-905280)やドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」(KKC-5998 / HMM-905291)のディスクでも演奏を披露している名手。また、バッハとライヒを組み合わせたソロ・アルバム(NMM-090)もリリースしております。

 当アルバム「四季」では気候変動の問題とクラシック音楽界における女性の地位向上など、現代の大きな社会問題を「四季」になぞらえ、演奏を通して問う内容となっております。
 収録作品はピアソラの「ブエノスアイレスの四季」にトマジ、バーバー、ジェニファー・ヒグドン(1962-)、セシリア・マクドウォール(1951-)の四季にまつわる作品を収録。
 このようなテーマに対する意識を高め、また木管楽器への興味を持ってもらうことが当団の大きな目的であり願いです。アキロン五重奏団は2020年に結成20周年を迎え、今後も積極的な活動が続いていきます!

 ※当アルバムは環境問題に配慮し再生紙が使用されております。またシュリンクはされておりません。なお、バーコード添付のため日本流通分は袋に入れた形で出荷いたします。
 
 
KLA 078
¥2800
「ホーム」~20世紀のチューバ作品集
 (1)ペンデレツキ:カプリッチョ~チューバのための
 (2)ピアソラ:『タンゴの歴史』より
  「I.売春宿 1900」「II.カフェ 1930」
  「III.ナイトクラブ 1960」(チューバとマリンバ編)
 (3)ドゥーダ:ファンタジアII Op.29-2
 (4)クレガル:
  チューバ協奏曲~チューバ、ピアノとパーカッションのための
フローリアン・ヴィールゴシック(チューバ)
(2)マテュー・ドロー(マリンバ)
(3)コリーヌ・ジャジェ(ハープ)
(4)マキ・ベルキン(ピアノ)
 パトリック・メンデス(パーカッション)

 なんとチューバで「タンゴの歴史」を演奏!
 俊英ヴィールゴシックがチューバの名人芸を披露!

 録音:2018年7月/ブザンソン地方音楽院、フランシュ=コンテ地域圏(フランス)/DDD

 フランス管楽器の若手演奏家の紹介に力を注いでいるKlarthe レーベルからチューバの達人フローリアン・ヴィールゴシックが登場!
 ヴィールゴシックは現在モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団のソロ・チューバ奏者をつとめる傍らソロ活動でも注目される若手有望株です。

 吹奏楽やオーケストラでは馴染みの楽器ながら独奏楽器としてのイメージがないチューバですが、この楽器魅力をもっとみんなに知ってもらいたいという思いからこのアルバムを制作しました。

 当アルバムではドイツ、ポーランド、アルゼンチン、フランスとさまざまな作曲家の作品を選び、ソロから室内楽までその魅力を凝縮した内容になっております。
 ヴィールゴシックの類い稀な才能が光る注目の録音です!
 
 

KLA 073
(2CD)
¥2800
アレヴィが作曲した喜歌劇「アヴィニョンの好事家」、
 2014年甦演ライヴ録音!

  アレヴィ:喜歌劇「アヴィニョンの好事家」
   (台本:レオン・アレヴィ)
メロディ・ルルジャン(ソプラノ)
ヴィルジニ・ポション(ソプラノ)
マティアス・ヴィダル(テノール)
ジュリアン・ヴェロネーゼ(バリトン)
アルノー・マルゾラーティ(バリトン)
プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏合唱団
アヴィニョン=プロヴァンス地方管弦楽団
ミシェル・ピクマル(指揮)

 ワーグナーも称賛していた仏作曲家ジャック・アレヴィ。アレヴィが作曲した喜歌劇「アヴィニョンの好事家」、2014年甦演ライヴ録音!

 ライヴ録音:2014年4月18日/アヴィニョン歌劇場(フランス)/DDD

 19世紀前半に活躍したフランスの作曲家ジャック・アレヴィ(1799-1862)。現在演奏機会には恵まれないもののワーグナーが激賞していたほどの人物であり、オペラ史を語る上で欠くことができない存在です。
 当アルバムは喜歌劇「アヴィニョンの好事家」をミシェル・ピクマル指揮、アヴィニョン=プロヴァンス地方管弦楽団がコンサート形式で甦演したライヴ録音です。

 1829年に作曲された「アヴィニョンの好事家」は13の場面で構成された1幕の喜歌劇。
 ロッシーニなどのイタリア・オペラに夢中だったフランスのクラシック音楽愛好家の心をくすぐる面白さがあります。
 終始明るくメロディアスな音楽が実に魅力的です!
 




C’AVI-MUSIC

代理店変更に伴い再掲載

8553279
(2CD)
【旧譜】
特別価格 ¥3600
マティアス・ショルン、
 モーツァルト:クラリネット協奏曲!

  モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
  ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調(1890)
マティアス・ショルン(クラリネット)
ニコラス・ミルトン(指揮)
インフィアテル・シンフォニー・オーケストラ

 マティアス・ショルンの音色に酔いしれる、モーツァルト:クラリネット協奏曲!

 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席クラリネット奏者マティアス・ショルンによるモーツァルトのクラリネット協奏曲。
 ウィーンの薫り漂う柔らかな音色で一音一音慈しむかのように奏されるショルンのクラリネットは必聴です。
 ブルックナーでは、オーストラリアを代表する指揮者のひとり、ニコラス・ミルトンが、インフィアテル地方の若手を中心に集まったインフィアテル・シンフォニー・オーケストラを率いて躍動感あふれた演奏を展開。
 ウィーン・フィルやウィーン交響楽団などのメンバーも含まれるこのオーケストラは細部のディテールも見事に表現しています。

 ※録音:2012年8月31日、9月1日(オーストリア)〔ライヴ〕
 
 

8553283
【旧譜】
¥2600
モーツァルト、ブラームス:クラリネット五重奏曲集
 モーツァルト:クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581
 ブラームス:クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115
 バルドゥイン・ズルツァー:インヴェンション(2012)
マティアス・ショルン(クラリネット)
ミネッティ四重奏団

 ウィーンを拠点にしているミネッティ四重奏団は、ウィーン国立音楽大学でアルバン・ベルク四重奏団のメンバーに師事しました。
 シューベルト国際音楽コンクールとハイドン国際室内楽コンクールで優勝した彼らは、ヨーロッパの主要なホールに定期的に出演しており、ファジル・サイやシャロン・カム、ウィーン・フィルやベルリン・フィルのメンバーとも共演しています。
 このアルバムでは、ウィーン・フィルの首席クラリネット奏者マティアス・ショルンを迎えてウィーンにゆかりのある作曲家たちの作品を取り上げています。

 ※録音:2012年6月、12月(オーストリア)
 

8553278
【旧譜】
¥2600
マウリシオ・カーゲル:ピアノ三重奏曲集
 マウリシオ・カーゲル(1931-2008):
  ピアノ三重奏曲第1番(1984/85)
  ピアノ三重奏曲第2番(2001)
  ピアノ三重奏曲第3番(2006/07)
トリオ・イマージュ

 2014年のECHO賞でその年の最優秀初演録音賞を受賞したトリオ・イマージュによるマウリシオ・カーゲルのピアノ三重奏曲集。
 アルゼンチンのブエノスアイレス出身のカーゲルは、曲中の奇抜な演出で知られており、指揮者に演奏中倒れることや、ティンパニ奏者には楽器に飛び込むことを指示した曲などで有名です。

 ※録音:2011年6月、シュパヌンゲン音楽祭(ドイツ)
 




CENTAUR


CRC3839
(1CD-R)
¥2500
クープラン: クラヴサン曲集全集 Vol.10
 《クラヴサン曲集第3巻》より第14オルドル
 《クラヴサン曲集第3巻》より第15オルドル
 《クラヴサン曲集第3巻》より第16オルドル
マーク・クロル(ハープシコード)

 マーク・クロルのクープラン・シリーズ!

 50年以上のキャリアを持ち、25年以上に渡りボストン大学のチェンバロ科教授の要職にあるアメリカの鍵盤楽器奏者、マーク・クロルによるクープランのクラヴサン曲集第10巻。
 今回の録音ではクープランに近い時代に製作されたパスカル・タスカン1769年製と、歴史的ハープシコード復興のパイオニア、ウィリアム・ダウドが1974年に製作したタスカン・モデルの楽器が使用されています。

 ※録音:2019年(アメリカ)
 
 ※当タイトルはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります。
  CentaurレーベルのCDをプレスしている製造工場、アメリカ合衆国テネシー州チャタヌーガのWTSmedia社で製作されています。
 
 

CRC3874
(1CD-R)
¥2500
チェンバー・ミュージック・(リ)ディスカヴァリーズ
 1. ヤン・ファン・ヒルセ:
   フルート、ヴィオラとヴァイオリンのための三重奏曲
 2. ペトル・エベン:3つの静かな歌
 3. レオ・スミット:フルート・ソナタ
 4. ミェチスワフ・ヴァインベルク:
   フルート、ヴィオラとピアノのための三重奏曲 Op.127
 5. ボリス・ブラッハー:フルート・ソナタ
スザンヌ・スニゼク(フルート)
キース・ハン(ヴィオラ、1)
アーロン・シュウェーベル(ヴァイオリン、1)
ベンジャミン・バターフィールド(テノール、2)
アレクサンドリア・リ(ピアノ、2,4)
ユーミ・キム(ピアノ、3,5)
ジョアンナ・フッド(ヴィオラ、4)

 フルート奏者のスザンヌ・スニゼクは、現在カナダのビクトリア大学にて教鞭を執っています。
 彼女はミッドサウス・フルート・コンクール(USA)とUArtsコンチェルト・コンクールで1位、ニューヨーク・フルートクラブ・コンクールで2位を獲得しました。
 フリーランスのオーケストラ奏者または室内楽奏者として活動しています。

 ※録音:2017年5月-6月(カナダ)
 
 ※当タイトルはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります。
  CentaurレーベルのCDをプレスしている製造工場、アメリカ合衆国テネシー州チャタヌーガのWTSmedia社で製作されています。
 
 

CRC3870
(1CD-R)
¥2500
生涯(と愛)
 シューマン:女と愛の生涯 Op.42
 サラ・カリーナ・グラーフ:女の生涯(と愛)
アルタ・ブーヴァー(メゾ・ソプラノ)
ティアン・ティアン(ピアノ)

 オペラだけでなくミュージカル劇場やコンサート、オラトリオなど幅広く活躍する、メゾ・ソプラノ歌手アルタ・ブーヴァーは、マサチューセッツ州に生まれ、イーストマン音楽学校そしてテキサス大学オースティン校で学びました。
 ニューヨークのカーネギーホールに出演した他、ヘレナ交響楽団、北ミシシッピ交響楽団など数々のオーケストラと共演を重ねた彼女は現在オークランド大学で教鞭を執っています。

 ※録音:2019年8月19日、12月20日(アメリカ)
 
 ※当タイトルはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります。
  CentaurレーベルのCDをプレスしている製造工場、アメリカ合衆国テネシー州チャタヌーガのWTSmedia社で製作されています。
 
 

CRC3862
(3CD-R)
¥6700
ベンジャミン・カー:ピアノ作品集 カーステン・ジョンソン(ピアノ)
 ベンジャミン・カー:
  フェデラル序曲/6つの異国の旋律の模倣/《前奏曲 Op.13》より前奏曲 変ホ長調/
  ロンド 変ホ長調/3つのディヴェルティメント/《前奏曲 Op.13》より前奏曲 ト長調/
  序奏とロンド/6つのソナタ/ジェネラル・ジョージ・ワシントンのための死の行進曲/
  ヤンキー・ドゥードゥル、アン・オリジナル・アメリカン・エアー・ウィズ・ヴァリエーションズ/
  Applicazione Addolcita Op.6/《前奏曲 Op.13》より前奏曲 ホ長調/トリポリの包囲/
  Paddy Carey/《前奏曲 Op.13》より前奏曲 ハ長調/テル・ミー・ソルジャー/
  《前奏曲 Op.13》より前奏曲 ニ長調/ロンド、from the Overture to The Archers/
  6つのソナタ/《前奏曲 Op.13》より前奏曲 ヘ長調/ニーナのミュゼット/The Plow Boy as a Divertisment/
  Fantasia on the Air "Gramachree"/Grand Artillery March/キャンベルがやってくる/
  《前奏曲 Op.13》より前奏曲 ト長調/Little Bo Peep/ラ・セレナーデ/The Carolinian Waltz/
  《前奏曲 Op.13》より前奏曲 イ長調/The Sultan Saladin/小序曲/スペインの讃歌/主題と変奏/
  《前奏曲 Op.13》より前奏曲 ホ長調/Drink to Me Only with thine Eyes/
  《前奏曲 Op.13》より前奏曲 ハ長調/The Genoa Ground/ピアノフォルテ・ワルツ/
  Di tanti palpiti/When the Hollow Drum/《前奏曲 Op.13》より前奏曲 変ホ長調/Mantua Waltz

 アメリカ生まれでイギリスで活躍する女流奏者、カーステン・ジョンソン。ニンバス(Nimbus)からリリースしたカバレフスキーのピアノ作品集が高く評価されている彼女が、アメリカの作曲家ベンジャミン・カーの作品を録音しました。
 カーはロンドンで生まれその後アメリカに渡り、オペラ、ミサ、聖歌や賛美歌などの多くの歌、そしてオルガンやピアノのために膨大な量の音楽を作曲しました。

 ※録音:2019年12月17日、2020年3月17日、6月19日(イギリス)
 
 ※当タイトルはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります。
  CentaurレーベルのCDをプレスしている製造工場、アメリカ合衆国テネシー州チャタヌーガのWTSmedia社で製作されています。
 
 

CRC3850
(1CD-R)
¥2500
アイ・モリニスティ ~
 フランチェスコ・モリーノ:フルートとギターのための作品全集

  フランチェスコ・モリーノ:
   3つの二重奏曲 Op.16/夜想曲 Op.37/
   夜想曲 Op.38/夜想曲 Op.39/3つの二重奏曲 Op.61
  フェルディナンド・カルッリ:フルートとギターのための協奏曲
ロベルト・アルバレス(フルート)
ケヴィン・ロー(ギター)、他

 フランチェスコ・モリーノ(1768年-1847年)はイタリアの作曲家兼ギター奏者、そしてヴァイオリン奏者でした。
 しばしばスペインへ演奏旅行にも出かけオーケストラの指揮者も務めるなど多才な人物でした。
 彼の作品は20世紀になってから再評価されています。ロベルト・アルバレスは、2007年からシンガポール交響楽団のソロ・ピッコロ奏者を務めるスペインの名手。

 ※録音:2019年8月(シンガポール)
 
 ※当タイトルはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります。
  CentaurレーベルのCDをプレスしている製造工場、アメリカ合衆国テネシー州チャタヌーガのWTSmedia社で製作されています。
 




DYNAMIC

CDS-7947
¥2400
ピアノ・カンヴァセーションズ ルイージ・パロンビ (ピアノ)
 イゴール・ストラヴィンスキー(1882-1971):舞曲、トランスクリプションと編曲集
  1. 前奏曲(ピアノ編)...世界初録音/
  2. J.S.スミス: アメリカ合衆国国歌 「星条旗」(I.ストラヴィンスキーによるピアノ編)/
  3. ストラヴィンスキー: ドイツ人の行進曲の思い出/
  4. ムソルグスキー: 歌劇《ボリス・ゴドゥノフ》- プロローグ(I.ストラヴィンスキーによるピアノ編)/
  5. バレエ音楽「火の鳥」組曲 - 第3曲 王女たちのロンド(F.ヴィルムスによるピアノ編)/
  6. J. クレナー: サマー・ムーン(I.ストラヴィンスキーのバレエ音楽「火の鳥」組曲による)/
  7. ドビュッシーの墓 - 第7曲 管楽器のための交響曲からの断章/
  8. ラグタイム(I.ストラヴィンスキーによるピアノ独奏版)/9. タンゴ/
  10. 3つのやさしい小品 - 第3曲 ポルカ(I.ストラヴィンスキーによるピアノ独奏版)/
  11. 子供たちのワルツ/12. 4つの練習曲 Op. 7 - 第3番 ホ短調/
  13. バレエ音楽「妖精の口づけ」 - パ・ド・ドゥ(アントレー)(I.ストラヴィンスキーによるピアノ独奏版)/
  14. スケルツォ/15. バレエ音楽「プルチネッラ」組曲(I.ストラヴィンスキーによるピアノ独奏版) - III. Allegro/
  16. バレエ音楽「プルチネッラ」組曲(I. ストラヴィンスキーによるピアノ独奏版) - V. Scherzino/
  17. 弦楽四重奏曲のためのコンチェルティーノ(A. ルリエによるピアノ編)
   バレエ音楽「ミューズを率いるアポロ」(ピアノ版)/
  18. 第1場 プロローグ アポロの誕生/19. 第2場 アポロのヴァリアシオン/
  20. 第2場 パ・ダクシオン アポロと3人のミューズ/21. 第2場 カリオペの踊り/22. 第2場 ポリヒムニアの踊り/
  23. 第2場 テルプシコールの踊り/24. 第2場 アポロのヴァリアシオン/
  25. 第2場 パ・ド・ドゥ アポロとテルプシコール/
  26. 第2場 コーダ アポロとミューズの踊り/27. 第2場 アポテオーズ アポロとミューズ/
  28. バレエ音楽「オルフェウス」- エール・ド・ダンス(L.I.スピンナーによるピアノ編)/
  29. バレエ音楽「春の祭典」- 第2部 生贄の儀式 「生贄の踊り」(S.ラフリングによるピアノ編)

 録音: 2021年2月12-14日 2021年5月19日 Auditorium Stelio Molo、RSILugno(イタリア)

 ストラヴィンスキーはおよそ40年間にわたり、常に異なった作風でピアノ曲を書き続けており、最初期の「スケルツォ」(1902)ではロマンティックだった作風が、少しずつ複雑なリズム・パターンを持ったものに変貌していきます。
 このアルバムにはストラヴィンスキー作品のピアノ編曲版を中心に収めており、作曲者自身による編曲と他の作曲家による編曲を並べることで、あたかもストラヴィンスキー作品をめぐる彼らの会話を聞くような趣きになっています。
 収録された作品はバレエ音楽「ミューズを率いるアポロ」を中心に、ジャズ風な曲や、バロック風の曲、斬新なハーモニーを用いた子供むけの曲など多岐にわたっています。
 演奏しているパロンビはこれまでに「デューク・エリントン・ピアノ作品集」(CDS-7743)や「CINEMA」(CDS-7805)、バッハ作品のさまざまな編曲集「FAKE BACH」(CDS-7891)など、ジャンルを超えたアルバムを発表、そのユニークなコンセプトが注目されています。

 
 
 


CDS-7939
¥2400
チルトミール・シスコヴィッチ(ヴァイオリン)
タルティーニの弟子たち 第2集

 1-3. アンドレ=ノエル・パガン(1723-1799):
  ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op. 1, No. 5
 4-5. ヨハン・ゴットリープ・ナウマン(1741-1801):
  ヴァイオリン・ソナタ ト長調
 6-8. ピーテル・ヘレンダール(1721-1799):
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ハ短調
 9-11. ドメニコ・フェッラーリ(1722-1780):
  ヴァイオリン・ソナタ ト長調 Op. 1, No. 5
 12-14. アンジェロ・モリージ(1725-1801):
  ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 Op. 4, No. 3
チルトミール・シスコヴィッチ(ヴァイオリン)
ルカ・フェッリーニ(チェンバロ)

 録音: 2019年9月 Studio PHON-Nova Gorica Music School(イタリア)

 1726年にパドヴァでタルティーニが開いたヴァイオリン教室は「諸国民の学校」と呼ばれるほど、国際色豊かな弟子たちが集まりました。
 ここで学んだ彼らはフランス、ドイツ、イタリア、オランダなど、それぞれの出身国に戻り、タルティーニの教えを守りながら数多くの作品を生み出し、故郷の音楽的発展に貢献していきます。
 このシスコヴィッチとフェッリーニが演奏するアルバムは第1集(CDS-723)に続く、タルティーニから教えを受けた弟子たちの作品を集めたもの。
 フランス出身のノエル・パガン、ドイツ出身でタルティーニがその作品に興味を示したというナウマン、オランダ出身で、後半生はイギリスで活躍したヘレンダール、イタリア出身、タルティーニの門下の中でも最も優秀な弟子のひとりとみなされていたフェッラーリ、ロンドンで演奏活動を行ったのち、パルマ公爵家に仕えたモリージ、この5人の作品が収録されています。
 彼らの作品はどれも、18世紀半ばの名人芸や抒情的な表現に、タルティーニのスタイリッシュで闊達な装飾的技法が織り込まれています。

 
 




IBS CLASSICAL



IBS262021
¥2700
Iberian Dances イベリア舞曲 フアン・カルロス・フェルナンデス=ニエト(ピアノ)
 1. ミリー・バラキレフ(1837-1910): 東洋風幻想曲「イスラメイ」
 2. セルゲイ・リャプノフ(1859-1924): 12の超絶技巧練習曲 Op.11 - 第10番 レズギンカ/
 3. アレクサンドル(アレクシ)・マチャヴァリアニ(1913-1995): バザレティ湖/
 4. マチャヴァリアニ: ダンス /
 イサーク・アルベニス(1860-1909): スペイン組曲 Op. 47
  5. グラナダ/6. カタルーニャ/7. セビーリャ/8. カディス/
  9. アストゥリアス/10. アラゴン/11. カスティーリャ/12. キューバ

 録音: 2021年5月9-12日 Auditorio Manuel De Falla、Granada(スペイン)

 このアルバムにはイベリア半島からコーカサス(カフカス)地方に伝わる民謡、地域性を感じさせる色彩感豊かな作品が収録されています。
 バラキレフの「イスラメイ」は彼がコーカサス地方に旅行した際に着想された作品。この地の民謡を超絶技巧を交えながらスリリングに展開していきます。
 "バラキレフのスタイルで"の副題を持つリャプノフの「レズギンカ」ではやはり超絶技巧を駆使しながら、コーカサス地方の速いテンポの旋律が歌われていきます。
 次の2曲はジョージア出身の作曲家マチャヴァリアニの作品。「バザレティ湖」は、素晴らしい景観を誇るジョージア州東部にある湖の名前で、冒頭部の雄大かつ抒情的な旋律が印象的。中間部はうってかわって激しさを増します。
 短いダンスは活発なリズムによる楽しい小品。最後に置かれたアルベニスの「スペイン組曲」は躍動感あるリズムと、ギターを思わせる音色が多用された名作。
 これらお国情緒豊かな作品をスペインのピアニスト、フアン・カルロス・フェルナンデス=ニエトが情熱的に演奏しています。

 
 
 


IBS222021
¥2700
Spanish violin virtuoso スペインのヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト
 フェルナンド・パラティン(1852-1927): ヴァイオリン作品集

  1. Adios al Alcazar アルカサルとの別れ/
  2. Fantasia Espanola スペイン幻想曲/
  3. Elegie エレジー/4. Impromptu 即興曲/
  5. Mazurka sentimental 感傷的なマズルカ/
  6. Fantasia de Carmen カルメン幻想曲/
  7. Cuento triste 悲しい物語/8. Andaluza アンダルーサ/
  9. Floresta 森/10. Les Guepes スズメバチ/
  11. Meditacion 瞑想曲/12. Bluette ブルエット/
  13. Cuento alegre 喜びの声/14. La Maja coqueta 魅力的なマハ
ラファエル・ムニョス=トレロ(ヴァイオリン)
フリオ・モゲル(ピアノ)

 録音: 2020年1月12-15日 Auditorio Manuel de Falla、Granada(スペイン)

 セビリア出身のヴァイオリニスト・作曲家フェルナンド・パラティンの作品集。
 曾祖父はスペイン語による最初の音楽辞書を編纂、祖父も父も音楽家という家系に生まれ、幼い頃から音楽の才能を発揮したパラティンは、12歳の時にパリ国立音楽院に留学しサラサーテの師、ジャン・アラールにヴァイオリンを学びました。以降、ヴァイオリンの名手として名を馳せるとともに、スペインのポー市に居を構え、30年以上も指揮者、教育者として活躍、この地で音楽的キャリアを築きあげました。
 作曲家としてのパラティンは管弦楽曲をはじめ、ピアノ独奏曲まで89曲を遺しており、これらは伝統にとらわれることなく、自身の音楽の表現を貫くために自由な形式を採用しており、その多くは彼が好んだアンダルシア地方の民謡が基になっています。
 このアルバムには彼が最も愛したヴァイオリンのための作品を収録。シューマンを思わせる抒情的な「フロレスタ」、ピゼーの《カルメン》の名旋律を用いた「カルメン幻想曲」などのオリジナルの作品をはじめ、スペインで広く親しまれているテーマが、ヴァイオリンの超絶技巧を織り交ぜながら次々と展開していきます。
 目の眩むような技巧と芸術性が融合した美しい作品の数々をラファエル・ムニョス=トレロの演奏でお楽しみください。

 
 
 


IBS242021
(2CD)
¥2900
ショパン&ラフマニノフ: 前奏曲全集 アレハンドロ・アルガーラ(ピアノ)
 【CD1】
  フレデリック・ショパン(1810-1849):24の前奏曲 Op. 28
   1. 第1番 ハ長調/2. 第2番 イ短調/3. 第3番 ト長調/4. 第4番 ホ短調/5. 第5番 ニ長調/
   6. 第6番 ロ短調/7. 第7番 イ長調/8. 第8番 嬰ヘ短調/9. 第9番 ホ長調/10. 第10番 嬰ハ短調/
   11. 第11番 ロ長調/12. 第12番 嬰ト短調/13. 第13番 嬰ヘ長調/14. 第14番 変ホ短調/
   15. 第15番 変ニ長調「雨だれ」/16. 第16番 変ロ短調/17. 第17番 変イ長調/
   18. 第18番 ヘ短調/19. 第19番 変ホ長調/20. 第20番 ハ短調/21. 第21番 変ロ長調/
   22. 第22番 ト短調/23. 第23番 ヘ長調/24. 第24番 ニ短調
  セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943): 10の前奏曲 Op. 23
   25. 第1番 嬰ヘ短調: Largo/26. 第2番 変ロ長調: Maestoso/
   27. 第3番 ニ短調: Tempo di minuetto/28. 第4番 ニ長調: Andante cantabile/
   29. 第5番 ト短調: Alla marcia/30. 第6番 変ホ長調: Andante/31. 第7番 ハ短調: Allegro/
   32. 第8番 変イ長調: Allegro vivace/33. 第9番 変ホ短調: Presto/34. 第10番 変ト長調: Largo
 【CD2】
  ラフマニノフ: 13の前奏曲 Op. 32
   1. 第1番 ハ長調: Allegro vivace/2. 第2番 変ロ短調: Allegretto/3. 第3番 ホ長調: Allegro vivace/
   4. 第4番 ホ短調: Allegro con brio/5. 第5番 ト長調: Moderato/6. 第6番 ヘ短調: Allegro appassionato/
   7. 第7番 ヘ長調: Moderato/8. 第8番 イ短調: Vivo/9. 第9番 イ長調: Allegro moderato/
   10. 第10番 ロ短調: Lento/11. 第11番 ロ長調: Allegretto/12. 第12番 嬰ト短調: Allegro/
   13. 第13番 変ニ長調: Grave/14. 幻想的小品集 Op.3-2 前奏曲 嬰ハ短調

 録音: 2020年7月18-20日 Auditorio Manuel De Falla、Granada(スペイン)

 スペインの若きピアニスト、アレハンドロ・アルガーラのIBS CLASSICALへのデビュー盤は、ショパンとラフマニノフの前奏曲計48曲をすべて収録した意欲作。
 アルガーラはグラナダに生まれ、ホアキン・アチューカロ、ブルーノ・カニーノ、ディミトリ・アレクセーエフ、パスカル・ロジェらに学びました。
 ショパンはJ.S.バッハの「平均律クラヴィーア曲集」のように、1オクターヴ内の12音全ての長調と短調を用いた小曲からなる前奏曲集を作りました。
 これらの「前奏曲」は何かの「前奏」となるものではなく、それ単独で一つの完結した作品であり、演奏者のテクニックと表現力の多彩さの試金石となっています。
 この独創的な曲集は後世の作曲家たちにも影響を与え、スクリャービン、キュイ、ショスタコーヴィチなど数多くの作曲家が同種の前奏曲集を書き上げました。
 それらの中でもラフマニノフのものは演奏の難度と求められる表現の幅広さとで際立ち、ショパン作品と共にピアノのための前奏曲史上の双璧を成しています。

 *なお、ショパンの前奏曲には嬰ハ短調 Op. 45と変イ長調(遺作)は含まれておりません。

 
 
 
IBS252021
(2CD)
¥2900
CARNERIANA カルネリアーナ
 ジュゼップ・カルネルの詩による歌曲集
ダビド・アレグレト(テノール)
ルベン・フェルナンデス・アギーレ(ピアノ)
  【CD1】
   1. ナルシザ・フレイシャス(1859-1926): Marion Delorme...*
   2. アントニ・マッサーナ(1890-1966): Canticel
   3. フェデリコ・モンポウ(1893-1987): Cançoneta incerta
   ホアキン・サマコイス(1894-1976):
    4. Serenada d'hivern/5. Ve i va
   エドゥアルド・トルドラ(1895-1962):
    6. El rei Lear/7. Menta i farigola/8. Els obercocs i les petites collidores/
    9. Canticel/10. El gessami i la rosa/11. Recanca/12. A muntanya/
    13. Cocorococ/14. Canco incerta/15. Divendres Sant/
   16. マヌエル・ブランカフォート(1897-1987): Aigues de la primavera
   17. リカルド・ラモーテ・デ・グリニョン(1899-1962):Per una flor de romani...*
   18. ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999): Canticel
   ホアキン・セッラ(1907-1957):
    19. Canco florida/20. Tragedia d'abril/21. L'elegia d'una rosa/
    22. Canco voluble/23. El sonet dels llavis
   ハビエル・モンサルバーチェ(1912-2002): Quatre rimes
    24. Destins/25. Estiu/26. Pietat de la natura/27. Comiat/
    28. マヌエル・バルス(1920-1984): El gessami i la rosa/
    29. アリシア・デ・ラローチャ(1923-2009): Canco d'un doble amor/
    30. ナルシス・ボネ(1933-2019): Canticel*
  【CD2】
   アントニ・ロス・マルバ (1937): Tres cancons de Carner*
    1. Retorn a Catalunya/2. Enyor/3. 1714
   アントニ・パレラ・フォンス(1943): Carnerianes*
    4. Memoria/5. Amor finat/6. Darreria
   アルベルト・ガルシア・デメストレス(1960): Temps de poeta*
    7. Epigrama del bell temps/8. Si em vaga/9. Destins/
   アルベルト・ギノバルト(1962): Els Somnis*
    10. Somni I/11. Somni II/12. Somni III
   ミケル・オルテガ(1963): Del cicle Les estacions
    13. Fa molt fred*/14. Obsessio lunar/15. Tarda d'estiu*/16. Angoixa de l'alta nit*
   17. フランセスク・プラト(1975): Quatre estacions*
   ジョアン・マグラーネ(1988): Ofrena*
    18. Joc d'aigua/19. Somni/20. Enmig de tu i de mi

   *...世界初録音

 録音: 2020年8月23-27日、2021年6月6-8日 Auditorio Manuel De Falla、Granada(スペイン)

 バルセロナ生まれたの詩人ジュゼップ・カルネル(1884-1970)の没後50年を記念して制作された2枚組。
 ジュゼップ・カルネルはカタロニアのナショナリズムに共感して多くの文芸誌に詩や散文を投稿。「カタロニア詩のプリンス」と呼ばれ、劇作家・翻訳家・ジャーナリストとしても活躍、ノーベル文学賞に7回もノミネートされました。
 政治面でも活躍し、スペインの副領事として各地で任にあたりましたが、母国を離れている際に勃発したスペイン内戦では第二共和政に忠誠を誓ったため、フランコ政権下の母国には戻れず、ブリュッセルで生涯を終えています。
 収録曲の歌詞はすべてカルネルによるもので、作曲家にはモンポウやトルドラ、ロドリーゴなど近代スペインを代表する顔触れが並びます。
 人間賛歌というべき詩に共感した作曲家たちによる歌曲の数々は、不安な現代の状況にも寄り添うもの。ダビト・アレグレトが穏やかな声で歌い、ピアノのフェルナンデス・アギーレが絶妙な感覚で応えています。

 
 




OEHMS



OC1904
(2CD)
¥2400
名盤2枚をセットにした再発盤
 クレメンチッチ・コンソート

  ビーバー/フックス:作品集
 【CD1】
  ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・フォン・ビーバー(1644-1704):
   トランペットと弦楽のためのバレットとソナタ集
    1. 祭壇または宮廷用ソナタ集 - 二重奏曲第1番(C114)
    2-13. 6声のバレット集(C57)
    14. 祭壇または宮廷用ソナタ集 - 二重奏曲第6番(C119)
    15-21. 食卓の音楽 - ソナタ第4番 変ロ長調(C72)
    22. 祭壇または宮廷用ソナタ集 - 二重奏曲第2番(C115)
    23. 技巧的で楽しい合奏 - パルティータ第4番 変ホ長調(C65)
    24. 祭壇または宮廷用ソナタ集 - 二重奏曲第4番(C117)
    25. 祭壇または宮廷用ソナタ集 - ソナタ第10番 ト短調(C123)
    26. 祭壇または宮廷用ソナタ集 - 二重奏曲第10番
    27. 技巧的で楽しい合奏 - パルティータ第6番 ニ長調(C67)
    28. 祭壇または宮廷用ソナタ集 - 二重奏曲第3番(C116)
    29. 祭壇または宮廷用ソナタ集 - ソナタ第7番 ハ長調(C120)
    30. 祭壇または宮廷用ソナタ集 - 二重奏曲第5番(C118)
 【CD2】
  ヨハン・ヨーゼフ・フックス(1660-1741):
   1-7. 器楽のための協奏曲 - 第6番 4声のための序曲 ニ短調(K357)
   8-12. パルティータ第11番(K329)
   13-16. パルティータ・トリオ ホ長調(E64)
   17-20. パルティータ第2番 ト短調(K320)
   21-24. パルティータ 「トルコ風」 (シンフォニア) ハ長調(K331)
   25-30. 器楽のための協奏曲 - 第3番 4声のための序曲(K354)
クレメンチッチ・コンソート(古楽器使用)
【メンバー】
 ヒロ・クロサキ(ヴァイオリン)
 イリア・カロル(ヴァイオリン)...CD1
 イシュトヴァン・ケルテス(ヴァイオリン)...CD2
 ウルスラ・コルチャック(ヴィオラ)
 クラウディオ・ロンコ(チェロ)
 アンドレアス・ラクナー(トランペット)...CD1
 ヘルベルト・ヴァルザー(トランペット)...CD1
 ヘルヴィッヒ・ノイゲバウアー(ヴィオローネ)...CD2
 レネー・クレメンチッチ(指揮)

 録音2004年5月24-26日...CD1(旧品番 OC515) 2004年5月26-28日...CD2(旧品番 OC556) WAR Studio Vienna(オーストリア)
 *CDジャケットのアートワークは変更される可能性があります。

 レネー・クレメンチッチ(ルネ・クレマンシック)率いるクレメンチッチ(クレマンシック)・コンソートによる2004年録音の名盤2枚をセットにした再発盤。
 どちらもクレメンチッチ独自の研究成果が盛り込まれており、とりわけフックスは、その作品研究が彼のライフワークでもあることから、ほとんど出版されていなかった器楽作品を演奏したことで高く評価されています。
 クレメンチッチ・コンソートはバロック・ヴァイオリニスト、ヒロ・クロサキがコンサートマスターを務める古楽アンサンブル。
 録音時、すでに10年以上もこのアンサンブルで演奏していた彼は単なる技巧の披露にとどまらない、作品に深く切り込んだ見事な解釈を聞かせます。
 またビーバーで素晴らしいバロック・トランペットを聴かせるのは、ジャズ・トランペット奏者でもあるヘルベルト・ヴァルザー。
 即興的要素も加えながら難しい楽器をやすやすと吹きこなしています。
 




SOLO MUSICA



SM390
¥2400
Inspiration Populaire
 民衆音楽のインスピレーション
エステレ・レヴァーツ(チェロ)
アナイス・クレスタン(ピアノ)
 マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946): 7つのスペイン民謡より (M.マルシャルによるチェロとピアノ編)
  1. No. 1. El pano moruno ムーア人の織物/2. No. 5. Nana ナナ/3. No. 6. Cancion 歌/
  4. No. 7. Polo ポーロ/5. No. 3. Asturiana アストゥーリアス地方の歌/6. No. 4. Jota ホタ

 レオシュ・ヤナーチェク(1854-1928): おとぎ話 JW VII/5
  7. I. Con moto/8. II. Con moto/9. III. Allegro

 10-14. ロベルト・シューマン(1810-1856):民謡風の5つの小品 Op. 102

 アルベルト・ヒナステラ(1916-1983): チェロ・ソナタ Op. 49
  15. I. Allegro deciso/16. II. Adagio passionato/17. III. Presto mormoroso/18. IV. Allegro con fuoco

 19. ダーヴィト・ポッパー(1843-1913): ハンガリー狂詩曲 Op. 68

 録音: 2021年4月5-9日 Ferme de Villefavard(フランス)

 歌や舞踊で伝承されている民衆の音楽は、しばしば芸術音楽の素材となってきました。
 作曲家は芸術的な普遍性を求めて民族性を薄める場合もあれば、異国情緒を表現するために民族音楽の要素を強調して用いることもありました。
 近現代では民衆の音楽は、ナショナリズムの表現や、抑圧されている民族の自立・解放の意思表明として社会性を帯びることもあります。
 ヒナステラは異国で望郷の思いを募らせ、その表現として母国の民族音楽の要素を用いたチェロ・ソナタを作曲しました。
 フランスやドイツの音楽学校で学んだレヴァーツとクレスタンはヒナステラの母国アルゼンチンで行われていた音楽祭で出会って意気投合。
 かねてから温めていたこの企画をパンデミックのさなかに実現させ、アルゼンチンに加えてスペイン、チェコ、ドイツ、ハンガリーそれぞれの民族性を帯びた作品を歌いあげています。

 
 
 
SM384
¥2400
Zauberluft – Air Magique 魔法のエア シュテファニー・ビュールマン (ソプラノ)
ベンヤミン・エンゲーリ (ピアノ)
 リヒャルト・フルーリー(1896-1967):
  1. 17の歌 - No. 8. Sommerwolke 夏の雲/
  2. 6つの小歌 - No. 1. Im wunderschonen monat Mai 美しい五月には/
  3. 17の歌 - No. 1. Augenzauber 瞳の魔法/4. 6つの小歌 - No. 2. Aus meinen traumen 私の夢から/
  5. 6つの歌 - No. 6. Melancholie メランコリー/
  6. 17の歌 - No. 17. Nimmersatte liebe 飽くことを知らぬ恋/
  7. 17の歌 - No. 2. Libelle とんぼ/8. 17の歌 - No. 10. Schlaflied 子守歌

 ダニエル・ベーレ(1974-):3つのハーフィズの歌
  9. No. 1. Sieh, ich sterbe vor Verlangen 見よ、私は欲望で死にそうだ
  10. No. 2. Am Anfang in Treuen トロイエンでの最初の頃
  11. No. 3. Hor ich des wonnevogels 鳥の声が聞こえる
 12. Flug des reihers サギの飛行/13. Nachtschwarmen 夜ふかし/14. Tiefe stunden verrannen 深い時間の流れ

 ウルス・ヨゼフ・フルーリー(1941-):
  15. Die schone farbe 美しい色/16. Eine kleine melodie 小さなメロディ/
  17. Venedig und dein lacheln ヴェネツィアとあなたの笑顔/18. Herbstblatt 紅葉

 ペーター・ミーグ(1906-1990): ダルギマンタス・ナラカスの詩による4つの歌
  19. No. 1. Apres le bal 舞踏会のあとで/20. No. 2. Carriole au matin 朝の馬車/
  21. No. 3. Autonomne 自律/22. No. 4. Valse des annees 年のワルツ

 ポール・ミシュ(1886-1960):
  23. Instant インスタント/24. Le sapin もみの木/25. Romance Italienne イタリアのロマンス/
  26. Dans l'azur ... 紺碧の中で.../27. Au soir 夕べに/28. Terre Jurassienne ジュラ紀の土地

 録音: 2021年8月1-31日 SRF Studio, Zurich(スイス)

 スイスの若手ソプラノ歌手シュテファニー・ビュールマンはデビュー・アルバムの選曲に際して、母国の作曲家の作品を研究し、素晴らしい作品なのに現代のコンサートではめったにプログラムに載らない曲をいくつも発見しました。
 魔法、大気、自然、魂、平和、故郷を主題とするこれらの歌はドイツ語とフランス語で書かれています。
 その多くが20世紀の作品で、後期ロマン派の伝統を受け継ぐ心地よい旋律と印象的なハーモニーを持ち、時にリヒャルト・シュトラウスの歌曲を思わせます。
 ビュールマンの透明感のある声と解釈もあって、多くの人が作曲年代から想像するよりも、シンプルで美しく、親しみやすいと感じることでしょう。
 ビュールマンは、ハルトムート・ヘルのクラスでリートを学び、テノールのダニエル・ベーレとの共演を通じて更なる研鑽を積んでいます。
 このCDにはべーレの作品も収録。彼女の歌曲でのパートナーであるベンヤミン・エンゲーリが、民謡風の素朴なテイストの歌から苦悩を全面に押し出した歌まで、見事なピアノで彼女を支えています。

 
 
 

SM383
¥2400
A Slavic Heart スラヴの心 アンナ・ペトロヴァ(ピアノ)
 アレクサンドル・スクリャービン(1872-1915):ピアノ・ソナタ第2番 嬰ト短調「幻想ソナタ」 Op.19
  1. I. Andante/2. II. Presto
 
 3-25. セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943): コレッリの主題による変奏曲 Op. 42
 
 セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953): ピアノ・ソナタ第6番 イ短調 Op. 82
  26. I. Allegro Moderato/27. II. Allegretto/
  28. III. Tempo di Valzer Lentissimo/29. IV. Vivace
 
 30. パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978):ピアノのための水彩画 Op. 37- No. 6 リズミック・ムーヴメント

 録音: 2018年7月18-21日 Conservatorio de Catarroja(スペイン)

 ブルガリア生まれのピアニスト、アンナ・ペトロヴァ。マンハッタン音楽院で博士号をとり、オラシオ・グティエレスやアンドレ=ミシェル・シュープに師事。
 現在ケンタッキー州のルイヴィル大学でピアノを教えながら、ソリスト及び室内楽奏者として演奏しています。
 また、難民支援活動では国連から表彰を受け、アメリカのテレビ番組で現代アメリカを代表する「クリエイティヴな女性」の一人として紹介されるなど、注目されています。
 このアルバムではラフマニノフ、プロコフィエフ、スクリャービンに母国ブルガリアのヴラディゲロフの作品を演奏、作品に込められた「スラヴの心」を伝えようとしています。
 ペトロヴァによれば、心という単語はギリシャ語を語源とし、ドイツ語の「Herz」に代表されるように"振動する"という意味を持ちます。
 この演奏ではそんな彼女の心の震えが伝わります。

 
 



<LP>


DG


4861936
(LP)
\3400
《ダニエル・バレンボイム~アンコール》 LP
Side A
 フランツ・シューベルト:
  1 即興曲 変ト長調 D899 第3曲
  2 楽興の時 ヘ短調 D780 第3番
 ロベルト・シューマン:
  3 トロイメライ(子供の情景 作品15 第7曲)
  幻想小曲集 作品12から
   4 第1曲:夕べに
   5 第2曲:飛翔
   6 第3曲:なぜに
   7 第7曲:夢のもつれ
 フランツ・リスト:
  8 コンソレーション 第3番 変ニ長調 S.172の3

Side B
 フレデリック・ショパン:
  12の練習曲 作品25から
   1 第1番 変イ長調
   2 第2番 ヘ短調
   3 第7番 嬰ハ短調
  12の練習曲 作品10から
   4 第4番 嬰ハ短調
   5 第6番 変ホ短調
   6 第8番 ヘ長調
  7 夜想曲 嬰ヘ長調 作品15の2(第5番)
 クロード・ドビュッシー:
  8 月の光(ベルガマスク組曲 L75 第3曲)
 イサーク・アルベニス:
  9 タンゴ(組曲《スペイン》作品165 第2曲)
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)

 現代最高の巨匠による美しきピアノ名曲集

 ■ダニエル・バレンボイムによるピアノ名曲集。お気に入りのアンコール曲を集めた、非常に親密でパーソナルなアルバム。

 ■ロックダウン下で集中的に取り組んだ5回目のベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集に続くピアノ・アルバム。2021年6月、16年振りの日本でのピアノ・リサイタルを敢行し、巨匠指揮者としてでなく、ピアニストとしての存在感と輝きで聴衆を魅了したバレンボイムによる美しき小品集です。

 ■2022年11月に80歳を迎える巨匠のアニバーサリー・イヤーを飾るリリースであるとともに、70年のステージ歴をも祝う特別なアルバム。2022年元旦、バレンボイムはウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートの指揮台に登場しました。2022年はバレンボイムから目が離せません。
 
 録音:2020年4月 ベルリン、ピエール・ブーレーズ・ザール(ショパン、シューマン、アルベニス)、2017年 ベルリン、テルデックス・スタジオ(ドビュッシー)
 












3/10(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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APARTE



AP 274
¥2700→\2490
ガイヤール(チェロ)~『ロンドンの夜』18世紀ロンドンの音楽
 1. ジェームズ・オズワルド(1710-1769):
  彼女は何も着ていないときがいちばんかわいい(ソロ・ヴァージョン)
 2. チャールズ・アヴィソン(1709-1770):
  ラルゴ(スカルラッティにもとづくコンチェルト・グロッソ第5 番より)
 3. フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687-1762):
  合奏協奏曲 ニ短調 H.143「ラ・フォリア」
 4. ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
  シンフォニア(セルセ HWV 40より)
 5-8. ニコラ・ポルポラ(1686-1768):チェロ協奏曲 ト長調 INP 18
 9. ヘンデル:"わたしの痛みを信じてください(Credete al mio dolore)"
  (アルチーナ HWV 34第3幕より)
 10. ヘンデル:合奏協奏曲 変ロ長調 op.3-2, HWV  313より第2楽章
 11. ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):フーガ(グラーヴェ)ト短調
 12-14. ジョヴァンニ・バッティスタ・チッリ(1724-1808):
  チェロ協奏曲第2番 ト長調 op.14-2
 オズワルド:
  15. The Murrays March 16. My Nanio
  17. 彼女は何も着ていないときがいちばんかわいい
   (アンサンブル・ヴァージョン)
 18. ジェミニアーニ:音楽芸術における良い趣味の理論より"
   The night her silent sable wore(夜が静かに毛皮をまとい)"
 19. オズワルド:パンチボウルの底
 20. ジェミニアーニ:音楽芸術における良い趣味の理論より
  "Oh Bessy Bell and Mary Gray"(ベッシー・ベルとメリー・グレイ)
 21. ヘンデル:聖チェチーリアの祝日 HWV 76より
  "音楽が元気づけたり鎮めたりすることのできない感情があるだろうか?
   What passion cannot music raise and quell!"
プルチネッラ、オフェリー・ガイヤール
 (チェロ/
  1737年製フランチェスコ・ゴフリラー、
   指揮)
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ/ 9)
ラケル・カマリーナ(ソプラノ/ 21)
ルシール・リシャルドー
 (メゾ・ソプラノ/ 18, 20)
ガブリエル・ピドゥ(オーボエ/ 10)

 ガイヤールが描く、18世紀ロンドンの音楽界、心奪われるようなガイヤールのしなやかで美しい音色、ピオーもゲスト参加!

 録音:2021 年9月27-30日、2022年1月30日

 オフェリー・ガイヤール。フランスの女性チェロ奏者として、その繊細かつふくよかな音色と音楽、さらに、凝ったコンセプトのCDで、聴き手を魅了しつづけています。
 今回のテーマはロンドン。ロンドンには特別な思い入れがあるというガイヤール。「Dreams」(AP.001)を録音したのはアビー・ロード・スタジオで、デュ・プレと同じマイクを使って録音したこと、あるいはマンチェスターでのチェロ・フェスティヴァルでシュタルケルにであったことなど、ロンドンや英国に滞在する時にはいつじも素敵なことがおこるそう。

 そんなロンドンには、かつてより多数の音楽家たちが住み、活躍していました。1700年代には、ヘンデルをはじめ、ジェミニアーニ(ヴァイオリン奏者として有名ですが、チェロ・ソナタ op.5 の存在で、チェロの音楽史でも重要視されています)、ポルポラ(ファリネッリやハイドンの師で、晩年はオペラから離れ、チェロの音ロンドンに移り、チェロ奏者でありましたが、ジョージ三世の作曲家として使え、スコットランド民謡を主題にした作品を多く書きました。
 また、ジェミニアーニも、イギリス民謡の香りが色濃く感じられる作品を書いています。

 ガイヤールとプルチネッラは、当時のロンドンのこうした活気や熱気に満ちた作品を一晩の演奏会のように仕立て、私たちに提示してくれています。
 ガイヤールの音色にうっとり、さらに、ゲスト参加しているピオーのヘンデルの「アルチーナ」のアリアの素晴らしさ!
 豪華声楽陣のゲスト参加も、この1枚をひときわ豪華なものにしています!
 




BIS



BIS SA 2630
(SACD HYBRID)
¥2800
ジャン・チャクムル(ピアノ)
国境なきピアノ曲

 (1)バルトーク:ピアノ・ソナタSz.80
 (2)ミトロプーロス:パッサカリア、間奏曲とフーガ(1924)
 (3)サイグン:ピアノ・ソナタOp.76
 (4)エネスコ:ピアノ・ソナタ第3番ニ長調Op.24 の3
ジャン・チャクムル(ピアノ)
シゲル・カワイSK-EXコンサート・グランド使用
KKC 6508
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 チャクムルの真骨頂、東方色香る技巧的ピアノ曲の挑戦!

 録音:2021年5月17-20日/テスマー・トーンスタジオ(ハノーファー)
 エンジニア&プロデューサー:インゴ・ペトリ

 2018 年浜松国際ピアノ・コンクール優勝者ジャン・チャクムル。1997年トルコ生まれの彼にぴったりなレパートリーによる意欲的アルバムの登場です。

 いずれも興味深い曲で、バルトークの「ピアノ・ソナタ」のような名作や、リパッティの名録音で知られるエネスコの「ピアノ・ソナタ第3番」をチャクムル最新の若さはじける演奏で聴けるのは大歓迎と申せましょう。

 注目なのが大指揮者ミトロプーロスのピアノ曲「パッサカリア、間奏曲とフーガ」。ミトロプーロスはピアノの名手としてプロコフィエフやクシェネクの協奏曲を弾き振りで録音したほか、ブゾーニ門下の作曲家としても先鋭的感覚の作品を残しています。
 「パッサカリア、間奏曲とフーガ」はベルリン国立歌劇場でエーリヒ・クライバーの助手を務めていた時期の作で、複雑な技法に驚かされます。

 さらに嬉しいのがチェクムル同郷の偉大な先達アフメド・アドナン・サイグン(1907-91) のピアノ・ソナタ。
 サイグンはトルコ最大の作曲家で、バルトークのように自国の民俗音楽を研究して作品に採り入れました。「ピアノ・ソナタ」は4楽章23分の大作で、死の数日前に完成した最後の作品。民俗音楽を見事に昇華させていますが、さすがチャクムルはそれを肌で理解し、最高の説得力豊かな世界を語っています。

  4 曲いずれも難技巧とエネルギーが要求され、構成力が試される多楽章形式ながら、チャクムルは余裕の指さばきで、全く新しい生命力を作品に吹き込んでいます。

 
 




EVIL PENGUIN RECORDS



EPRC 0045
¥2600
ウィスペルウェイ、ヴァインベルクを弾く!
 ミェチスワフ・ヴァインベルク(1919-1996):
  (1)チェロ・コンチェルティーノ Op.43bis
  (2)チェロとオーケストラのための幻想曲 Op.52
  (3)室内交響曲第4番 Op.153
ピーター・ウィスペルウェイ(チェロ(1)(2))
ジャン=ミシェル・シャルリエ(クラリネット(3))
ラファエル・ファイユ(指揮)
レ・メタモルフォーゼス
KKC 6518
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 白熱の技巧と心からの歌謡性、ウィスペルウェイ、ヴァインベルクを弾く!

 録音:2021年6月28日-7月1日/ベルギー/68'27''

 ポーランドのユダヤ人家庭に生まれ、波乱の人生の大半をソビエト・ロシアで過ごし、多くの作品を残したヴァインベルク。
 生前に国際的な名声を得ることはなかったものの、近年一気に評価が高まっている作曲家です。
 このアルバムには協奏的作品を3曲収録。チェロ独奏で参加しているピーター・ウィスペルウェイの名技に注目です。

 『チェロ・コンチェルティーノ』はチェロ協奏曲Op.43の基となった作品で近年再発見されました。1948年に僅か4日間で書かれた、緻密な構成力で聴かせる音楽です。

 『チェロとオーケストラのための幻想曲』は1953年、表現の自由を制限された時代に書かれた作品。親しみやすい民謡風の楽想を用いつつも洗練された巧みな書法が光ります。

 『室内交響曲第4番』はヴァインベルク最後の作品。1992年4月から5月にかけて、死の病に侵されながら作曲されました。編成はとクラリネット独奏と弦楽オーケストラ、トライアングル。
 自作の引用が多く含まれ、これが遺作になることを当人も意識していたのではと思わせる内容です。
 ヴァインベルクの友人であり作曲家のグレゴリー・フリードはこの作品を聴いて「ヴァインベルクの音楽は長調が悲しく、短調が明るい。この不安定な世界のすべては悲しみと幸福、恐れと希望から織り成されているのだ」と語りました。

 「『コンチェルティーノ』の両端楽章のアダージョは、感傷に流されない真に抑制された表現が求められ、荒涼とした雰囲気さえ漂っている。中間楽章はいじらしいナイーヴさと力強いエネルギーが感じられる。演奏してみると実に素晴らしい(ピーター・ウィスペルウェイ)」
 
 


EPRC 0046
¥2600
4手ピアノ伴奏版で
 シューマン:『子供の情景』 Op.15 &
  ブラームス:『ドイツ・レクイエム』 Op.45

   『子供の情景』 第4曲「おねだり」
   『ドイツ・レクイエム』 第1曲「 幸いなるかな、悲しみを抱くものは」
   『子供の情景』 第8曲「暖炉のそばで」
   『ドイツ・レクイエム』 第2曲「肉はみな、草のごとく」
   『子供の情景』 第12曲「眠りに入る子供」
   『ドイツ・レクイエム』 第3曲「主よ、知らしめたまえ」
   『子供の情景』 第13曲「詩人は語る」
   『ドイツ・レクイエム』 第4曲
    「いかに愛すべきかな、なんじのいますところは、万軍の主よ」
   『子供の情景』 第10曲「むきになって」
   『ドイツ・レクイエム』 第5曲「汝らも今は憂いあり」
   『子供の情景』 第1曲「見知らぬ国と人々について」
   『ドイツ・レクイエム』 Op.45「第6 曲 われらここには、とこしえの地なくして」
   『子供の情景』 第7曲「トロイメライ」
   『ドイツ・レクイエム』 第7曲
    「幸いなるかな、死人のうち、主にありて死ぬるものは」
  ※『ドイツ・レクイエム』 ...フィリップ・モル編曲 4手ピアノ伴奏版
ヤン・ミヒールス&
 イング・スピネット(ピアノ)
サラー・ヴェゲナー(ソプラノ)
トーマス・オリーマンス(バリトン)
バルト・ファン・レイン(指揮)
フラマン放送合唱団

 4手ピアノ伴奏版だからできるシューマンとの親密な対話

 録音:2021年1月26・28・29日/ベルギー/76'39''

 4手ピアノ伴奏版による『ドイツ・レクイエム』です。
 ブラームスは『ドイツ・レクイエム』を非常に人間的なレクイエムとして書きました。その発端は親交のあったシューマンの死であったと言われています。
 結果的にこの作品は壮麗な広がりを持った大作となりましたが、管弦楽パートをピアノで奏でると、一音一音に心からにじみ出るような親密な感情が感じられます。
 このアルバムはシューマンのピアノ曲『子供の情景』を挟み込んだ構成が特徴。
 美しい思い出をたどりながらゆっくりとレクイエムを進めていく、夢のような時間が作り出されています。
 




HAENSSLER



HC 21001
¥2700
ユーラシアン・ゴールド
 (1)メトネル:ヴァイオリン・ソナタ第1番ロ短調Op.21
 (2)同:ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調Op.44
 (3)カウツナー:金海綿(2017)
ヴィクトリア・エリーザベト・カウンツナー(ヴァイオリン)、
オレグ・ポリャンスキー(ピアノ)(1)(2)
UKOREVV
 (ユニヴァーサル・コリアン・オーガニック・アンサンブル・ヴィクトリア&ヴィルトゥオージ)
   【イ・スンヒ(奚琴)、
    キム・ヒョヨン(ピリ、笙簧)、
    ヴィクトリア・エリーザベト・カウンツナー(ヴァイオリン)】(3)

 ヨーロッパと極東アジアをむすぶ愛のアルバム

 録音:2021年秋/ベートーヴェンザール(ハノーファー・コンベンションセンター)/80'48"

 ドイツ・ヴァイオリン界期待のヴィクトリア・エリーザベト・カウンツナーはヘンスラー・レーベルからイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全集をリリースして注目されましたが、近年はアジアとりわけ韓流に強い共感を寄せ、今回のアルバムはソウルの昌徳宮前に佇む姿をジャケットに用いるほどの惚れ込みようです。

 アルバムのメインはメトネルのヴァイオリン・ソナタ2篇。カウンツナーは15年来これらを研究し各地で弾きましたが、とりわけソウルのメトネル協会の発足ガラで披露されて韓国のファンの心を掴んだとされています。

 カウンツナーは自作自演「金海綿」も聴きもの。2017年の作で、ヴァイオリンと奚琴、ピリ、笙簧など朝鮮半島の伝統楽器のアンサンブルで、暗い海の底で何百年も生きる金色の海綿が最後は金の星になる様を描き、グレタ・トゥーンベリの気候危機へアジアとヨーロッパともに考えようという高邁な思想が込められているとのこと。
 韓国の伝統音楽からK-Popの要素まで含み、カウンツナーの韓流愛があふれています。

 カウンツナーの用いる1735年製グヮルネリ・デル・ジュスの銘器は、かつてフェルディナンド・ダヴィドがメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を初演した時の楽器で、深みある魅力的な音をたっぷり味わせてくれます。
 



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HARMONIAMUNDI

HMM 905355
¥2800→\2590
ヒメノ&ルクセンブルク・フィル、
 ロッシーニのスターバト・マーテル

  ロッシーニ:スターバト・マーテル

グスターヴォ・ヒメノ(指揮)
ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
マリア・アグレスタ(ソプラノ)
ダニエラ・バルチェッローナ(メゾ・ソプラノ)
ルネ・バルベーラ(テノール)
カルロ・ルポール(バス)
ウィーン楽友協会合唱団(合唱指揮:ヨハネス・プリンツ)

KKC 6519
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 ヒメノ&ルクセンブルク・フィル、HMF第1弾。ロッシーニのスターバト・マーテル、豪華名歌手たちによる声の饗宴!豊かなオーケストラの音色!!

 録音:2019年12月、フィルハーモニー・ルクセンブルク、グランド・オーディトリウム

 ヒメノ率いるルクセンブルク・フィルがハルモニア・ムンディ・レーベルから登場します。
 第1弾に彼らが選んだのは、ロッシーニの「スターバト・マーテル」。ロッシーニがオペラ作曲家としての筆をおいたのちに作曲されたものですが、その壮麗さが、「スターバト・マーテル」の本来の内容(十字架にかけられたイエスに涙する聖母マリア)にそぐわない、などと批判されることもありますが、その壮麗さや高揚感こそが、この作品を唯一無二の存在で、人々をひきつけてやまないともいえるでしょう。
 ここで、ヒメノひきいる音楽家たちは、作品本来の意味を完璧に理解したうえで、あえて豊饒な声の饗宴と呼んでしまいたくなるような、感動的な朗唱、劇的な管弦楽を展開しています。
 まるでヴェルディのレクイエムかと思うような瞬間もあります。それでいながらつねに漂う品格と格調、ギリギリのところでの節度ある表現はヒメノの手腕のなせる業、といえるでしょう。豊饒な声に包まれる快感と、オーケストラの素晴らしい音色を堪能できます。巨匠による名録音もありますが、間違いなくあらたな名盤の一枚といえるでしょう。

 グスターヴォ・ヒメノ(指揮)・・・1976年、スペイン・バレンシア生まれ。2001年、RCO の首席打楽器奏者に就任したのち、アムステルダム音楽院で指揮を学び、ヤンソンス、ハイティンクの副指揮者などを務めた。2015年よりルクセンブルク・フィルの首席指揮者を務めており、契約更改で任期は2025年までの予定。2015年、RCO の日本公演で指揮者を務めた。2020/21シーズンからはカナダのトロント交響楽団の音楽監督も務めている。

 マリア・アグレスタ(ソプラノ)・・・数々のコンクールで輝かしい成績をおさめたのち、2007年頃から世界的な活躍を展開。ノルマ、ミミ(ラ・ボエーム)、レオノーラ(イル・トロヴァトーレ)、ヴィオレッタ(椿姫)など、彼女のレパートリーをきくだけでもその声の豊かさと確かさには確信できるところ。演奏会でも活躍しており、ヴェルディのレクイエムを、バレンボイム、メータ、ルイゾッティといった指揮者のもとで演奏している。

 ダニエラ・バルチェッローナ(メゾ・ソプラノ)・・・トリエステ生まれ。1999年ペーザロ音楽祭のタンクレディでデビューするや、またたくまに世界の主要な歌劇場でにひっぱりだこに。ヴィヴァルディ、ロッシーニ、マイアベーア、ベッリーニ、ドニゼッティ、ヴェルディ、ポンキエッリ、ベルリオーズ、ストラヴィンスキーなど、そのレパートリーの広さは群を抜いている。また、ヴェルディのレクイエムや第九などのソリストとして世界を席巻している。

 ルネ・バルベーラ(テノール)・・・2011年ドミンゴが設立したオペラリア・コンクールで第1位およびプラシド・ドミンゴ・サルスエラ賞を受賞。以後、ベル・カントのレパートリー、19世紀後半、そしてサルスエラのレパートリーを中心に活躍。世界の歌劇場でその輝かしくもやわらかな声を披露している。ヴェルディのレクイエムをシャイー、クルレンツィスらのもとで演奏している。

 カルロ・ルポール(バス)・・・ナポリに生まれ、ローマで育つ。声楽を学びながら、法学もおさめている。2008年ロイヤル・オペラにデビュー後、世界の歌劇場で活躍。バスのコミカルな役からシリアスな役までこなす、たしかな技術と広いレパートリーで世界的に認められている。「冬の旅」で演奏会ツアーを行ってもいる。

 
 




KLARTHE



KLA 017
¥2800
ブザンソンのヴィクトル・ユーゴー管弦楽団
 バクリ『四季』

 ニコラ・バクリ(1962-):『四季』
  (1)闇の協奏曲「冬」Op.80-3~
    オーボエ、ヴィオラとオーケストラのための協奏曲(2009)
  (2)愛の協奏曲「春」Op.80-2~
    オーボエ、ヴァイオリンとオーケストラのための協奏曲(2004-05)
  (3)光の協奏曲「夏」Op.80-4~
    オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと
     オーケストラのための協奏曲(2010-11)
  (4)郷愁の協奏曲「秋」Op.80-1~
    オーボエ、チェロとオーケストラのための協奏曲(2000-02)
(1)(3)アドリアン・ラ・マルカ(ヴィオラ)
(1)-(4)フランソワ・ルルー(オーボエ)
(2)(3)ヴァレリー・ソコロフ(ヴァイオリン)
(3)(4)セバスティアン・ヴァン・カイック(チェロ)
ヴィクトル・ユーゴー・フランシュ=コンテ管弦楽団
ジャン=フランソワ・ヴェルディエ(指揮)

 ルルー、ラ・マルカ、V. ソコロフなど豪華ソリスト陣にも注目!ニコラ・バクリ作曲の『四季』!

 録音:2015年2月/ブザンソン地方音楽院、フランシュ=コンテ地域圏(フランス)/DDD

 現代フランスを代表する作曲家ニコラ・バクリの『四季』を豪華独奏者による演奏で録音が実現しました!

 「「季節」は常に人々の生活と密接な関わりを持っており、恐怖、希望、喜び、郷愁などの様々な感情を生み出します」と語るバクリ。
 バクリは季節ごとにその感情をテーマとした作品に仕上げ(「冬」は闇、「春」は愛、「夏」は光、「秋」は郷愁)、自由で叙情的な旋律と独特なリズムが魅力の『四季』を完成させました。

 当録音の注目はフランソワ・ルルー、アドリアン・ラ・マルカ、ヴァレリー・ソコロフなどの豪華独奏陣が演奏していること。彼らの演奏が当作品のすばらしさを一層輝かせております。



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 フランス東部、フランシュ・コンテの首都ブサンソン。毎年9月に行われる国際音楽祭、そして指揮者コンクールでも知られています。
 そのブザンソンのオーケストラ、ヴィクトル・ユーゴー・フランシュ=コンテ管弦楽団。そう『レ・ミゼラブル』の作家、ヴィクトル・ユーゴーもこの町出身なんです。
 略称はOVHFC。こんな素敵なホームページもあります。

https://www.ovhfc.com/


 
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KLA 043
¥2800→\2590
好録音!
 ブザンソンのヴィクトル・ユーゴー管弦楽団
  マーラー『大地の歌』
エヴ=モー・ユボー(メゾ・ソプラノ)
ユッシ・ミュリュス(テノール)
ヴィクトル・ユーゴー・フランシュ=コンテ管弦楽団
ジャン=フランソワ・ヴェルディエ(指揮)

 マーラーの耽美主義の作品『大地の歌』をヴィクトル・ユーゴー・フランシュ=コンテ管が録音!

 録音:2013年7月&2014年7月/アコースティック・スタジオ(フランス)/DDD

 メゾ・ソプラノのエヴ=モー・ユボーとテノールのユッシ・ミュリュスを独唱に迎えてヴィクトル・ユーゴー・フランシュ=コンテ管弦楽団が『大地の歌』を録音しました。
 本来、第9番にあたる交響曲としてマーラーが作曲した『大地の歌』は、「第9」が死につながることを避け、交響曲としなかった作品。マーラー独自の世界観を見事にあらわしたペシミスティックな耽美主義の作品です。
 ヴィクトル・ユーゴー管の明快な演奏に加え録音の鮮烈さが印象的です。
 
 

KLA 006
¥2800
「アトラクション」
 (1)エマニュエル・セジョルネ:アトラクション
 (2)ジェラール・ガスティネル:デュオ・コンプライシス
 (3)ジェラール・ペロタン:ヴィオリンバ
 (4)ジャン=クロード・ジャンジャンブル:舞踏組曲
デュオ・コントラスト
 【エリック・ラクルー(ヴァイオリン)、
  ダミアン・プチジャン(マリンバ)】

 これは面白い!ヴァイオリンとマリンバの「デュオ・コントラスト」の委嘱4 作品!

 録音:2015年2月/スタジオ・セクスタン(マレコフ)/DDD

 ヴァイオリンのエリック・ラクルーとマリンバのダミアン・プチジャンによる「デュオ・コントラスト」が現代作曲家に委嘱した4作を録音しました。
 ともにパリ国立高等音楽院で学んだ二人。それぞれの活動の一方で音楽性が一致したことによりすぐにデュオを結成し、定期的に演奏活動を続けております。
 オリジナル曲が少ないだけに編曲と新作委嘱に力を入れております。
 当アルバムでは彼らの委嘱作を披露しております。今後この二人がこのジャンルを盛り上げていくことは間違いないでしょう!
 
 

KLA 120
¥2800
恵みの聖母
 (1)サンチェス:スターバト・マーテル
 (2)作者不詳:アブルッツォ受難曲
 (3)ブルネッリ:ニンフの嘆き
 (4)作者不詳:アヴェ・マリス・ステラ
 (5)リガッティ:恵み深き贖い主の御母
 (6)作者不詳:恵みの聖母
 (7)ファルコニエーリ:甘美なる旋律
 (8)レオナルダ:楽天的な栄光
 (9)作者不詳:私のえんどう豆
 (10)作者不詳:ロンバルディア女
 (11)カヴァッリ:なんと甘い
 (12)作者不詳:洗濯女の歌
 (13)メルーラ:乳母の宗教的カンツォネッタ
アンナ・ラインホルト(メゾソプラノ)
ギレム・ウォルムス(バス・バリトン)
ロビン・スンマ(バリトン)
カミーユ・ドラフォルジュ(チェンバロ、オルガン、指揮)
アンサンブル・イル・カラヴァッジオ

 注目の若手古楽奏者たちのデビュー・アルバム

 メゾソプラノ歌手アンナ・ラインホルトとチェンバロ、オルガン、指揮のカミーユ・ドラフォルジュというふたりの美女によるデヴィッド・ハミルトン風なジャケットが意味深長ですが、内容は17世紀イタリアの宗教的な声楽曲を集めた正統派古楽演奏のアルバム。

 アンナ・ラインホルトはドイツ風の名前のフランスのメゾソプラノ歌手。クイケン、クリスティ、ルセの信頼厚く、バロック・オペラで欠かせぬ売れっ子となっています。

 ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ、キタローネなどの若手演奏家で結成されたアンサンブル・イル・カラヴァッジオのデビュー・アルバム。
 新鮮で若々しい感性にあふれ、今後目の離せない団体です。
 



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PROSPERO CLASSICAL



PROSP 0025
¥2700→\2490
イリーナ・ゲオルギエヴァによるラフマニノフの協奏曲
 ラフマニノフ:
  (1)パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
  (2)ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op.30
イリーナ・ゲオルギエヴァ(ピアノ)
サッシャ・ゲッツェル(指揮(1))
パブロ・ゴンザレス(指揮(2))
バーゼル交響楽団

 心地よい刺激が耳を満たす鮮やかな技巧と音楽性がはじける秀演!

 録音:2020年12月21・28日/スイス、スタッドカジノ・バーゼル/68'07'

 ルドルフ・ブッフビンダーに多くを学んだピアニスト、イリーナ・ゲオルギエヴァによるラフマニノフの協奏曲。確かな技巧と高い音楽性で難曲を鮮やかに弾き切ってます。
 2人の指揮者とバーゼル響の繰り出すサウンドにもただならぬキレがあり、協奏的な音の応酬がまばゆく火花を散らします。心地よい刺激が耳を満たす素晴らしい演奏。
 ラフマニノフ財団の協力により企画されたアルバムで、ブックレットには作曲家の貴重な写真が掲載されています。


 イリーナ・ゲオルギエヴァ(ピアノ):
  1978年ブルガリアのソフィア生まれ。幼少からピアノに親しみ6歳で初めてコンサートを開く。2年後、初のソロコンサートで国際的な賞を獲得。
  さらに1年後、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番をオーケストラと共演。ソフィア音楽院に進み、在学中からピアニストとしてブルガリアの主要オーケストラと共演を行い、ラザール・ベルマンやドミトリー・バシュキロフなどのマスタークラスに参加。
  2001 年にブルガリアを離れバーゼル音楽院に入学。ルドルフ・ブッフビンダーのマスタークラスへの参加がピアニストとしての重要な契機に。コンサートとソリストのディプロマを優秀な成績で取得。
  数々の国際コンクールに入賞し、ヨーロッパ、南米、アジアなどで演奏活動を行っている。

  



イリーナ・ゲオルギエヴァ旧譜
シューマン・ラヴェル
 GEN 16408
\2500→\2290
イリーナ・ゲオルギエヴァ、シューマン・ラヴェル
 シューマン:子供の情景 Op.15
 ラヴェル:夜のガスパール
 シューマン:クライスレリアーナ Op.16
イリーナ・ゲオルギエヴァ(ピアノ)
 録音:2014 年11 月2‐7 日,ライプツィヒ、73'53

 イリーナ・ゲオルギエヴァはブルガリアのソフィア生まれのピアニスト。生地で学んだ後、バーゼル音楽アカデミーでルドルフ・ブーフビンダーに学んだ。洗練された美感と高度な技術を兼ね備えており、2015 年3 月にはウィーンの楽友協会でのウィーン・デビュー公演を大成功に終わらせている。まだ西欧に出て間もないピアニストだが、確実に評判はグングン上がっていくだろう。

 




CENTAUR



CRC38213822
(2CD-R)
¥4500
名鍵盤奏者が奏でるバッハの名作!
  J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
ジェームズ・リッチマン(ハープシコード)

 1995年からダラス・バッハ協会の芸術監督を務める、鍵盤楽器奏者、指揮者のジェームズ・リッチマンが奏でるバッハの名作。

 リッチマンは、これまでに、ブルージュ・ハープシコード・コンクール入賞、パリ・ハープシコード・コンペティションと第1回国際フォルテピアノ・コンペティション(パリ)では銅メダルを受賞。レナード・バーンスタイン以来、ハーバード、ジュリアード、カーティス音楽院を卒業した最初の音楽家としても知られ、マックス・ルドルフ、ヘルベルト・ブロムシュテットに指揮を、ロジーナ・レヴィーン、ミェチスワフ・ホルショフスキにピアノを、アルバート・フラー、ケネス・ギルバートにハープシコードを師事。今日のバロック音楽、オペラをリードする指揮者の1人としても活躍しています。

 ※録音:2016年(アメリカ)
 
 ※当タイトルはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります。
 CentaurレーベルのCDをプレスしている製造工場、アメリカ合衆国テネシー州チャタヌーガのWTSmedia社で製作されています。
 
 

CRC3904
(1CD-R)
¥2500
フレデリック・レセマン:歌曲&小協奏曲集
 ・フルートと混合五重奏のための小協奏曲
   ジュリー・ロング(ソロ・フルート)
   エリック・ジェイコブス(クラリネット)、クララ・キム(ヴァイオリン)、
   マイケル・カウ フマン(チェロ)、イーサン・アーマッド(マリンバ)、サラ・ギブソン(ピアノ)
 ・アレルヤ...イン・ドーモ・ペル・セクラ
   ハイデン・エバーハート(ソプラノ)、ジョセフ・モリス(クラリネット)、マルコ・デ・アルメイダ(ホルン)、
   アンジェラ・ロメロ(トランペット)、ブレント・アンダーソン(トロンボーン)
 ・オーボエと6つの楽器のための小協奏曲
   ラシェル・ファン・アンバース(ソロ・オーボエ)、アシュリー・ハリス(フルート)、
   エリック・ジェイコブス(クラリネット)、カイル・ギルナー(ヴァイオリン)、
   マイケル・カウフマン(チェロ)、トーマス・コッチェフ(ピアノ)
 ・李煜の3つの歌
   ティムール・ベクボスノフ(テノール)、チャン・ルー(フルート)、エリッサ・ブラウン(フルート)、
   ミシェル・フアン(フルート)、ケルシ・ドゥーリトル(バスクラリネット)、
   キャサリン・レドルス(ハープ)、ケヴィン・シュー(ヴィオラ)  
 ・ファゴットと6つの楽器のための小協奏曲
   ブリタニー・セイツ(ソロ・ファゴット)、キャサリン・スタンデファー(アルトフルート)、
   エリック・ジェイコブス(バスクラリネット)、カイル・ギルナー(ヴァイオリン)、
   ディン・スン(ヴィオラ)、ステラ・チョ(チェロ)、タイラー・ステル(パーカッション)
USCソーントンエッジ、
ドナルド・クロケット(音楽監督)

 1976年にロベルト・ヴォイチャクによって創設され、1984年からはドナルド・クロケットが音楽監督を務める現代音楽アンサンブル、USCソーントンエッジのメンバーによる、南カリフォルニア大学音楽学部で名誉教授を務めるフレデリック・レセマンの作品集。
 USCソーントンエッジは、ロサンゼルス・フィルハーモニックのイブニングコンサートやグリーンアンブレラシリーズに、ゲストとしても長年にわたり参加しています。

 ※録音:2012年-2015年(アメリカ)
 
 ※当タイトルはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります。
 CentaurレーベルのCDをプレスしている製造工場、アメリカ合衆国テネシー州チャタヌーガのWTSmedia社で製作されています。
 
 

CRC38893890
(2CD-R)
¥4500
遠い旅 ~ クリストス・チツァロス:作品集
 クリストス・チツァロス:3つの前奏曲 ~
  ピアノ独奏のための神話のトリプティク/
  ヴァイオリンとピアノのための序奏と踊り*/
  シースケープ/5つの夏の小品/
  オーボエ、B♭管クラリネットとピアノのための幻想曲**/
  抒情的バラード
クリストス・チツァロス(ピアノ)
ジョン&ジョセフ・イレラ(ヴァイオリン)*
ジョン・ディー(オーボエ)**
J.デイヴィッド・ハリス(クラリネット)**

 キプロス出身のコンポーザ・ピアニスト、クリストス・チツァロスは、13歳でアテネの国際コンクール、1992年にはピアノ教育学においての作曲コンクールで優勝を飾り、作曲家としても幅広く活動を展開しています。
 チツァロスの作風は、ギリシャとキプロスの神話に見られる地中海の風景と豊かなイメージに深く影響を受けており、本アルバムでは、自作自演のピアノ・ソロ、室内楽作品を取り上げています。

 ※録音:2019年5月、10月、11月&2020年1月、2月(アメリカ)
 
 ※当タイトルはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります。
 CentaurレーベルのCDをプレスしている製造工場、アメリカ合衆国テネシー州チャタヌーガのWTSmedia社で製作されています。
 
 
CRC3881
(1CD-R)
¥2500
19世紀初頭のニューオーリンズのフランス・アリア集
 ダニエル=フランソワ・オーベール:歌劇《フラ・ディアヴォロ》より
  何という幸せ、 岩にもたれた, ものすごい人は
 アンドレ=エルネスト=モデスト・グレトリ:歌劇《語るテーブル》より
  Je suis jeune、La nuit dans les bras、
  Il est certains barbon、Tiene ma reine
 オーベール:歌劇 《石工》 より
  Je suis en ta puissance、Je m'en vas、
  A chaque instant、Ah, sur norte hymen
 グレトリ:歌劇 《ゼミールとアゾール》 より Rose cherie、La Fauvette
アリッサ・マーキュリオ・ロウ(ソプラノ)
イリーナ・クネフ(ピアノ)
タイラー・スミス(テノール)
サウスイースタン・ルイジアナ大学女声合唱団のメンバー

 1796年に最初にオペラが上演されて以来、ニューオーリンズはアメリカにおけるオペラ文化の発展の中心地とされてきました。
 本アルバムでは、50あまりの作品を遺し、フランスのオペラ発展に貢献したオーベールの代表作のひとつ、「フラ・ディアヴォロ」を中心に、ベルギー出身でフランスで活躍したグレトリの「ゼミールとアゾール」などを集約しています。

 ※録音:2020年9月4日&18日、10月13日(アメリカ)
 
 ※当タイトルはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります。
 CentaurレーベルのCDをプレスしている製造工場、アメリカ合衆国テネシー州チャタヌーガのWTSmedia社で製作されています。
 
 

CRC3878
(1CD-R)
¥2500
スウィート・ワズ・ザ・ソング ~ ジュリアン・ハーヴィー:作品集
 ・フルートと弦楽のためのアンダンテ
   ジャニス・マクドナルド(フルート)、シカゴ室内管弦楽団、ディーター・コーバー(指揮)
 ・ソフィスティケイテッド・レディによる幻想曲
   アブラハム・ストックマン(ピアノ)
 ・弦楽四重奏曲
   コンポーザーズ・チェンバー・ミュージック・アンサンブル、ダニエル・ ショウ(音楽監督)
 ・トランペット・ソナタ
   ロス・ビークラフト(トランペット)、ジェラルド・リッツァー(ピアノ)
 ・コンシダー・ザ・リリーズ
 ・スウィート・ワズ・ザ・ソング
   コンポーザーズ・クワイアー、ダニエル・ショウ(指揮)
 ・トランペットとアルトサクソフォンのためのインヴェンション
   ロス・ビークラフト(トランペット)、デイヴィッド・ピトゥヒ(アルトサクソフォン)
 ・4本のクラリネットと管弦楽のためのコンソレーション、セレブレーション
   シカゴ室内管弦楽団、ディーター・コーバー(指揮)

 イェール大学で音楽理論を、ノースウェスタン大学で法律を学んだシカゴ出身の作曲家、ジュリアン・ハーヴィーによる作品集。
 ハーヴィーは、大学院を卒業後、3年間陸軍でクラリネット奏者とピアニストとして活動。作曲家としてもいくつかの賞を受賞しています。
 ハーヴィーの作品の多くは、国内外で広く公演され、「3つの言語のミサ」は、ピューリッツァー賞にノミネートされています。

 ※録音:2003年-2016年
 
 ※当タイトルはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります。
 CentaurレーベルのCDをプレスしている製造工場、アメリカ合衆国テネシー州チャタヌーガのWTSmedia社で製作されています。
 



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ALPHA CLASSICS



ALPHA791
¥2700→\2490
『FIGARO? SI!』 ~フロリアン・センペイ(バリトン)
 ミンコフスキ(指揮)&ボルドー・アキテーヌ国立管

 ジョアキーノ・ロッシーニ(1792-1868): アリアと二重唱

  歌劇《セビリアの理髪師》より
   1. アリア「私は町の何でも屋」(フィガロ)
   2. 二重唱「言ってください、フィガロさん/それでは私なのね」
    (ロジーナ、フィガロ) 歌劇《絹のはしご》より
   3. アリア「恋は甘く」(ジェルマーノ) 歌劇《チェネレントラ》より
   4. 二重唱「重要な秘密を」(ダンディーニ、ドン・マニフィコ)
    歌劇《セビリアの理髪師》より
   5. 序曲 歌劇《アルジェのイタリア女》より
   6. 合唱「万歳、偉大なカイマカン」
   7. 二重唱「運命の悪戯には」(イザベッラ、タッデーオ)
   8. 序曲 歌劇《なりゆき泥棒》より
   9. アリア「なんという運命、なんたる偶然」
    (ドン・パルメニオーネ、マルティーノ) 歌劇《オリー伯爵》より
   10. エール「この人けのない場所には」(ランボー)
フロリアン・センペイ(バリトン)

カリーヌ・デエ(メゾソプラノ)...2、7
ナウエル・ディ・ピエロ(バス)...4
ヨアン・デュブリュク(バリトン)...9
ボルドー国立歌劇場合唱団...6-10
サルヴァトーレ・カプート(合唱指揮)
ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団
マルク・ミンコフスキ(指揮)
NYCX-10301
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 録音: 2021年1月 ボルドー国立歌劇場 ※国内仕様盤日本語解説、歌詞日本語訳...水谷彰良

 【話題のバリトン、センペイ、ミンコフスキのサポートを得たソロ・デビューCDは定評あるロッシーニ!】
 2009年、ボルドー国立歌劇場での《魔笛》のパパゲーノ役でデビューしたフロリアン・センペイ。その後はヨーロッパ各地の劇場で活躍し、特に《セビリアの理髪師》のフィガロを当たり役として、2020年2月の新国立劇場公演でも見事な歌唱を披露しました。
 そんな彼の待望のソロ・アルバムが、縁の深いボルドー国立歌劇場のオーケストラと、総監督マルク・ミンコフスキのサポートを得て登場。自家薬籠中のロッシーニのナンバーに活き活きとした生命力を与え、その魅力を十二分に伝えてくれます。

 <フロリアン・センペイ 取扱い商品>
 ラモー: 舞台音楽の管弦楽曲集 CD...CVS062/NYCX-10302 (今作と同時発売予定、ミンコフスキとの共演で独唱を4曲収録)
 ロッシーニ: 歌劇《セビリアの理髪師》 Blu-ray...NBD0065V/NYDX-50032 DVD...2.110592/NYDX-50031
 ドニゼッティ: 歌劇《ニシダの天使》 Blu-ray ...DYNBRD57848/DVD...DYNDVD37848
 ベルリオーズ: 『幻想交響曲/レリオ』 2CD...WS020
 



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CHATEAU DE VERSAILLES SPECTACLES



CVS062
¥2700→\2490
マルク・ミンコフスキ(指揮)&ルーヴル宮音楽隊
『新しい管弦楽の響き』
 ~ラモーの舞台音楽における管弦楽の世界~

  ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):
   《カストールとポリュクス》(1737/1754年)より
    1. 序曲 《ゾロアストル》(1749年版)より
    2. ロンド形式によるたおやかなエール 《遍歴騎士》(1760年)より
    3. トルバドゥールたちの大いに陽気なアントレ
    4. 独唱「これで私も復讐が果たせる」(オルカン)
    5. 憤怒の鬼たちのエール 《優雅なインドの国々》(1735年)より
    6. アフリカの奴隷たちのエール
    7. 西風の精の第1エール
    8. 西風の精の第2エール
    9. 北風の精と薔薇の精のエール
    10. 独唱「太陽よ、そなたの素晴しき隠れ家はどれも壊され」(ウアスカル)/
     インカの人々のエール/ロンド形式によるルール/
     ペルーの人々のガヴォット
  
   《アカントとセフィーズ、または共感》(1751年)より
    11. 序曲
    12. 狩猟に興じる人々のアントレ
    13. 第1・第2・第3リゴードン 《オシリスの誕生》(1754年)より
    14. ミュゼットのエール 《ダルダニュス》(1739年版)より
    15. 独唱「どこを見ても酷い場所だ/恐るべき魔物が」(アンテノール)
  
  《ピグマリオン》(1748年)より
    16. 彫像のサラバンド 《カストールとポリュクス》(1754年版)より
    17. スパルタ人たちのタンブラン
 
  《カストールとポリュクス》(1737年版)より
    18. 独唱「自然と恋愛がわたしの心をつかむ」(ポリュクス) 
 
  《カストールとポリュクス》(1754年版)より
    19. 大いに陽気なエール
    20. シャコンヌ
ルーヴル宮音楽隊(古楽器使用)
 コンサートマスター:
  ティボー・ノアイー(ヴァイオリン)
マルク・ミンコフスキ(指揮)
フロリアン・センペイ(バリトン)
 ...4、10、15、18
NYCX-10302
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 録音: 2021年1月18-22日 ヴェルサイユ宮殿王室歌劇場 ※国内仕様盤解説日本語訳、歌詞日本語訳...白沢達生

 【18世紀と21世紀の「新しい生活」が生んだ、ヴェルサイユに花開くラモー管弦楽の精華!】
 今や古楽器演奏の枠を越えて多角的な活躍をみせているマルク・ミンコフスキの縦横無尽の経験が最上の形で、その原点ともいうべきフランス18世紀音楽に活かされたアルバム。
 ミンコフスキとルーヴル宮音楽隊は、ラモーの管弦楽曲ばかりを集めたアルバム(『サンフォニー・イマジネール 空想の管弦楽曲』ARCHIVレーベル)を2003年に録音して高い評価を得ましたが、今回はその再来ともいうべき新企画。
 2021年1月に予定されていたモーツァルトのダ・ポンテ・オペラ三部作の上演がコロナ禍により中止された折、その時間と会場を利用して行われた当録音は、まさに指揮者ミンコフスキの確かな経験と、豊かな音楽性を誇るルーヴル宮音楽隊との信頼関係あればこそと言えるクオリティの高さを聴かせます。
 ラモーの舞台音楽初期の傑作《優雅なインドの国々》に始まり、古典派時代に踏み込む晩期の異色作《遍歴騎士》まで、彼がいかに時代に先駆けた管弦楽法の使い手であったかを示すナンバーを厳選。古楽器の達人たちが圧倒的な一体感で響かせる色彩溢れるサウンドには、ピッコロやクラリネットなど当時まだ珍しかった管楽器も登場し、ナチュラルホルンやバスーンの音色の重なりも充実した響きを味わわせてくれます。
 オーボエのエマニュエル・ラポルト、クラヴサンのヨアン・ムーランなどソロで活躍する名手も参加。
 4曲の独唱トラックでは、Alphaレーベルのロッシーニ作品集(ALPHA791/NYCX-10301)でもミンコフスキと共演している新時代の俊才センペイが加わり、絶好の演技力と歌唱力でアクセントを添えています。
 美しい写真多数のライナーノートの充実度(国内仕様盤は指揮者自身の解題訳など日本語解説付)もChâteau de Versailles Spectaclesレーベルならではのものがあります。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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BIDDULPH RECORDINGS



BIDD85013
¥2200→\1990
ダヴィッド・オイストラフ/メロディア稀少録音集
 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
   無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番 ト短調 BWV 1001
   1. I. Allegro/2. II. Fuga: Allegro/
   3. III. Siciliano/4. IV. Presto
 ニコライ・メトネル(1880-1951):
  ヴァイオリン・ソナタ第3番 ホ短調「エピカ」 Op. 57
   5. I. Andante meditamente (Introduzione) – Allegro
   6. II. Scherzo: Allegro molto vivace e leggiero
   7. III. Andante con moto
   8. IV. Finale: Allegro molto
 ザーラ・レヴィーナ(1906-1976):ヴァイオリン・ソナタ第1番(1928)
   9. I. Allegretto/10. II. Andante/11. III. Allegro con brio
アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル(ピアノ)...5-8
ザーラ・レヴィーナ(ピアノ)...9-11

 録音: 全てモノラル 1947年10月1日 Mezhdunarodnaya Kniga D04044...1-4 41959年 Mezhdunarodnaya Kniga D05596/97...5-8 1948年 Mezhdunarodnaya Kniga M10-38010...9-11
 Reissue producer: Eric Wen/Transfer engineer: David Hermann/Digital mastering: Dennis Patterson

 【オイストラフ唯一のバッハ無伴奏曲録音を含む、現在入手困難なメロディアへの録音集!】
 オデッサ(現ウクライナ)に生まれたダヴィッド・オイストラフ(1908-1974)が20世紀のヴァイオリニストたちの中でも抜きん出て巨大な存在であったことは論を俟ちません。
 Biddulphは、オイストラフのメロディア録音の中から復刻盤が存在しない、または入手困難と思われるものをとりあげ、ここにCD化します。
 オイストラフは古典からロマン派にかけてのレパートリーに優れた演奏を聴かせましたが、バッハの無伴奏ヴァイオリン曲についてはソナタ第1番を一度録音しただけ。
 バッハの音楽については「厳格過ぎても、気持ちを出し過ぎてもいけない」と語っており、この復刻は彼のアプローチを音で証言する貴重なものです。
 
 演奏時間45分を要する長大なメトネルのソナタ第3番では共演者にも注目。
 アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル(1875-1961)は現モルドバのベッサラビアに生まれたピアニスト・作曲家で、モスクワ音楽院でジロティらに学び、ラフマニノフと親交を持ち、後にフェインベルク、ニコラーエワ、ベルマン、カプースチンらを育てました。メトネルの高難度なピアノ・パートを受け持ち、オイストラフと対等にわたり合っています。この曲の記念碑的録音です。
 ザーラ・レヴィーナ(1906-76)はクリミア生まれの作曲家・ピアニストで、オイストラフがオデッサにいた頃から交流があったといいます。
 ソナタ第1番は急-緩-急の3楽章構成で15分あまりの作品。荘重な緩徐楽章とユーモラスで急速なテンポによるフィナーレが対照的です。
 
 ブックレットにはTully Potter氏による8ページに及ぶオイストラフの評伝が掲載され、オイストラフの孫ヴァレリー・オイストラフ氏提供の貴重な写真が掲載されています。

 
 




URANIA RECORDS


WS121386
(2CD)
【旧譜】
特別価格
¥2500
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲集(全曲)
 ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調 BWV.1046
 ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調 BWV.1047
 ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調 BWV.1048
 ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調 BWV.1049
 ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調 BWV.1050
 ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調 BWV.1051
イ・ムジチ合奏団、
 エーリヒ・ペンツェル(ホルン)
 ゲルト・ハウケ(ホルン)
 ハインツ・ホリガー(オーボエ)
 モーリス・ブルグ(オーボエ)
 ハンス・クル(オーボエ)
 カール・ヴァイス(ファゴット)
 モーリス・アンドレ(トランペット)
 セヴェリーノ・ガッゼローニ(フルート)
 マクサンス・ラリュー(フルート)
 フランス・ブリュッヘン(フルート)
 ジャネット・ファン・ビンゲルデン(フルート)
 ヤーノシュ・ショルツ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 マリア・テレサ・ガラッティ(ハープシコード)

 イタリア古楽界の至宝、イ・ムジチ合奏団がPHILIPSに録音したバッハのブランデンブルク協奏曲全曲録音が、ウラニア・レコーズから復刻。
 イ・ムジチの演奏の素晴らしさはもちろんのこと、モーリス・アンドレやハインツ・ホリガー、モーリス・ブルグ、そしてフランス・ブリュッヘンに代表される共演者陣の豪華さに改めて圧倒されます。

 ※録音:1963年
 ※STEREO/ADD
 ※リマスタリング:ノエミ・マンゾーニ&ウラニア・レコーズ
 
 

WS121384
(2CD)
【旧譜】
特別価格
¥2500
シャブリエ&ドビュッシー:ピアノ作品集
 シャブリエ:
  ハバネラ、気まぐれなブーレ、楽しい行進曲、
  絵画的な10の小品、バラビル、アルバムの綴り、
  朝の歌、即興曲、田園のロンド、カプリース、バレエの調べ
 ドビュッシー:前奏曲集第1巻、前奏曲集第2巻
マルセル・メイエ(ピアノ)

 マルグリット・ロン、アルフレッド・コルトーから教えを受けたフレンチ・ピアニズムの継承者であり、20世紀前半のフランスを代表する女流ピアニスト、マルセル・メイエ。
 「フランス6人組」と親交を深め、その作品の初演を手懸けてきたメイエ。本盤に収録されているシャブリエとドビュッシーもメイエの持ち味を存分に堪能できる名演です。

 ※録音:1955年-1957年
 ※MONO-STEREO/ADD
 ※リマスタリング:ノエミ・マンゾーニ&ウラニア・レコーズ
 
 

WS121383
(2CD)
【旧譜】
特別価格
¥2500
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集 ピエール・フルニエ(チェロ)
フリードリヒ・グルダ(ピアノ)
 チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1/チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2/
 チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69/チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1/
 チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2/
 ヘンデルのオラトリオ《ユダス・マカウベス》の主題による12の変奏曲ト長調 WoO.45/
 《魔笛》の主題による7つの変奏曲変ホ長調 WoO.46/
 モーツァルトの歌劇《魔笛》の「恋人か女房か」の主題による12の変奏曲ヘ長調 Op.66

 その生涯で3度、ベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集を録音したピエール・フルニエ。
 その中からウラニア・レコーズが選んだ演奏は、グルダとの共演による1959年の演奏。
 その演奏の充実ぶりは、このグルダとの共演盤が3度のベートーヴェン全集の中で最も人気が高いと称されていることの証明と言えるでしょう。

 ※録音:1959年
 ※STEREO/ADD
 ※リマスタリング:ノエミ・マンゾーニ&ウラニア・レコーズ
 
 

WS121380
(2CD)
【旧譜】
特別価格
¥2500
J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集
 ・ソナタ第1番ロ短調 BWV.1014
 ・ソナタ第2番イ長調 BWV.1015
 ・ソナタ第3番ホ長調 BWV.1016
 ・ソナタ第4番ハ短調 BWV.1017
 ・ソナタ第5番ヘ短調 BWV.1018
 ・ソナタ第6番ト長調 BWV.1019
   録音:1969年
 ・シュープラー・コラール集 BWV.645-650
   録音:1947年
 ・前奏曲とフーガ イ短調 BWV.543
   録音:1962年
 ・パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006
   録音:1968年(ライヴ)
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
ヘルムート・ヴァルヒャ(ハープシコード&オルガン)

 シェリングとヴァルヒャ。20世紀を代表する2人の巨匠の共演によって生まれたバッハのヴァイオリン・ソナタ集の名演奏。
 シェリングのヴァイオリンの素晴らしさはもちろん、大家ヴァルヒャの厳格とも言える演奏との融合は現在でも高く評価され続けています。

 ※録音:1947年-1969年
 ※MONO-STEREO/ADD
 ※リマスタリング:ノエミ・マンゾーニ&ウラニア・レコーズ
 



<映像>


C MAJOR(映像)



76 0804
(Blu-ray)
¥5400
女性作曲家オルガ・ノイヴィルの新作オペラ《オルランド》
 オルガ・ノイヴィルト(1968-):オペラ《オルランド》
 ボーナス映像:
  ケイト・リンゼイ、
   ヴィル・デュケ(映像デザイナー)、
    ルーカス・ニグリ(ドラマー)によるインタビュー
ケイト・リンゼイ(オルランド/メゾソプラノ)
アンナ・クレメンティ(ナレーター)
エリック・ジュレナス(守護天使/カウンターテナー)
コンスタンス・ハウマン
 (女王、純愛、オルランドの子の友人/ソプラノ)
レイ・メルローズ(シェルマディン、グリーン/バリトン)
ジャスティン・ヴィヴィアン・ボンド(オルランドの子供)
アグネタ・アイヒェンホルツ(サシャ、純潔/ソプラノ)
ケイト・ラ・フォレ
 (オルランドのガールフレンド、リード・ シンガー )
ルーカス・ニグリ(ドラマー)
マティアス・ピンチャー(指揮)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
KKC 9733
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥6620

76 0708
(2DVD)
¥5200
KKC 9734/5
(2DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥6112

 150年の歴史で初!ウィーン国立歌劇場で世界初演、女性作曲家のオルガ・ノイヴィルの新作オペラ《オルランド》。衣装はコム・デ・ギャルソの川久保玲が担当、時と性を飛び越えるオルランドの恋の冒険

 演出:カロリーネ・グルーバー/舞台:ポーリー・グラハム/映像デザイナー:ヴィル・デュケ/舞台デザイナー:ロイ・スパーン/
 衣装:コム・デ・ギャルソン/ヘア・スタイリング:ウルリヒ・シュナイダー/
 ライヴ・エレクトロニック&サウンド・デザイン:マルクス・ノイスターニッヒ、ジルベール・ヌノ、クレメント・コルノー、オルが・ノイヴィルト/
 ライヴ・サウンド・エンジニア:ジュリアン・アレオナール/動作指導統括:ジェニー・オギルビー/ドラマトゥルギー:ヘルガ・ウッツ/映像監督:ヤスミナ・エレータ

 収録:2019年12月、ウィーン国立歌劇場(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:1080i 16:9 FullHD、音声:PCM ステレオ,DTS-HD MA5.1、リージョン:All、原語:英語、字幕(本編):独英韓日、ボーナス:英語、181分(本編:173分/ボーナス:8分)
 (2DVD)画面: 16:9 NTSC、音声:PCM ステレオ,DTS5.1、リージョン:All、原語:英語、字幕(本編):独英韓日、ボーナス:英語、181分(本編:173分/ボーナス:8分)

 2019年、創立150周年を迎えたウィーン国立歌劇場。その長い歴史の中で女性作曲家の作品が上演されたことはありませんでした。同劇場の150周年記念公演オペラとして、オーストリアの現代音楽作曲家オルガ・ノイヴィルトに作曲を委嘱したオペラ《オルランド》が2019年12月8日世界初演されました。

 《オルランド》は、イギリスの小説家のヴァージニア・ウルフが1928年に発表した小説『Orlando: A Biography』をもとにした作品。原作は、エリザベス1世統治下のイングランドで生まれた青年貴族・オルランドが、7日間の昏睡状態から目覚めたあと、女性へと変身。女性の文学者として地位を築き、結婚・出産を経験するという3世紀にわたる物語。ヴァージニア・ウルフは、英国のモダニズム文学を代表する作家で女権運動の先駆的存在と言われています。原作は、イギリスの詩人で作家、園芸家のヴィタ・サックヴィル=ウェスト(ウルフと親友であり恋人関係にあったとも)に捧げられており、二人の関係を基に描かれた半自叙伝的な小説と言われています。

 本上演は、原作者のヴァージニア・ウルフ、作曲家のノイヴィルトだけでなく、脚本、演出、衣装のすべてに女性が起用されたことでも話題になりました。脚本はフランス系アメリカ人の劇作家キャサリン・フィルー。衣装はコム・デ・ギャルソンの川久保玲。ノイヴィルトからの熱烈なオファーがあったといい、エリザベス朝から20世紀まで時代背景をもとに、古典的なスタイルを打ち破るようなスタイリッシュかつ斬新な計142種類のデザインの衣装が使われています。

 タイトル・ロールのオルランドは、アメリカ出身のメゾソプラノ、ケイト・リンジー。指揮は、アンサンブル・アンテルコンタンポランの音楽監督を務めるマティアス・ピンチャー。















3/9(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ANTARCTICA


ANTAR 027
¥2800
狼の時 ~現代ピアノ作品集
 ジョージ・バリント:古い曲(2014)
 チャールズ・ハルカ :ミニアチュール(2007)
 ヴァンサン・ポーレ:雲の上(2009)
 ステファーヌ・ヴァンデ・ギンステ:夜を聴く(2015)
 ロベルト・ナスヴェルト:凍てついたブルース(2002)
 マックス・E・ケラー:始まるとき(2018)
 マーク・マーダー:4つのインヴェンション(2017)
 カリオペ・ツパキ:おちあう場所(2020)
 バート・ヴァン・ケルコフ:誰もが違法ではない(2017)
 クルト・シュヴァーエン:沈黙(1940)
 クルト・シュヴァーエン:憂鬱なノクターン(1992)
ティナ・レイナート(ピアノ)

 21世紀の知られざるピアノ作品集

 録音:2020年8月29-31日

 あまり顧みられない現代のピアノ曲を集めたアルバム。
 ピアニストのティナ・レイナートが数年前から曲を集めてきた企画で、彼女に捧げられた新作も収録しています。
 無調、音列、トータルセリエル、スペクトル、特殊奏法といった20世紀のイディオムが、今日においてどのように使われ定着しているのか、21世紀における「現代音楽」とは何なのか、という疑問に答えるべく組み立てられたアルバムです。

 アルバムタイトルの「The Hour of the Wolf」には、オオカミが子を生み、幽霊や悪魔が最も力を発揮し、人間にとっても眠れぬ苦悩にや悪夢に襲われたり、時には命を落とす「夜明け」の意がこめられています。
 20世紀の音楽を夜とすれば、どのような朝が来るのか、というイメージが感じられます。
 



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HARMONIAMUNDI



HMM 902691
(3CD)
¥4500→\4090
フランスのバロック界の騎手ピション&ピグマリオン、
 15年の活動の素晴らしき結晶

  J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV 244
ピグマリオン、ラファエル・ピション(指揮)
福音書記者:ユリアン・プレガルディエン(テノール)
合唱Ⅰ
ソプラノ:ザビーヌ・ドゥビエル(ピラトの妻)、
マイス・ド・ヴィルトレイ(召使1)、
アデレ・カルリエ、アンヌ=エマニュエル・ダヴィ、
アルメル・フローリガー、ナディア・ラヴィワイエ
アルト:ルシール・リシャルドー
フィリップ・バルト、マリー・プシュロン
テノール:レイノウド・ファン・メヘレン、
オリヴィエ・コワフェ、コンスタンタン・グベ
バス:ステファヌ・ドゥグー(イエス)、
エティエンヌ・バゾラ(ペトロ、大祭司1)、
ゲオルク・フィンガー(ユダ、大祭司2)、
ギョーム・オルリ、ルネ・ラモス・プルミエ
合唱Ⅱ
ソプラノ:ハナ・ブラシコヴァー、
 ペリーヌ・ドヴィエール(召使2)
カロリーヌ・アルノー、セシル・ダルモン、
マリー・プラニンセク、ヴィルジニー・トーマス
アルト:ティム・ミード(証人1)、
コリンヌ・バユオー、ヤン・ローランド
テノール:エミリアーノ・ゴンザレス=トロ(証人2)
ギョーム・グティエレ、ランドル・ドロリゲス
バス:クリスティアン・イムラー(カイアファ、ピラト)、
ニコラ・ブーランジェー、ピエール・ヴィルリ、
エマニュエル・ヴィストルキー
リピエーノ:ラジオ・フランス女声合唱
 (合唱指揮:モルガン・ジュルデン)
KKC 6514
(3CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥5000

 衝撃の美しさ。比類なき完成度。ピション&ピグマリオン、15年の活動の素晴らしき結晶のマタイ受難曲

 録音:2021年4月、フィルハーモニー・ド・パリ、ピエール・ブーレーズ・ホール

 フランスのバロック界の騎手、ピションによるマタイ受難曲の登場。冒頭の合唱曲から、涙の出るような美しさにまず衝撃をうけます。
 美しい声と美しい音色へのたゆまぬ探求がきわめられた、聴き手によりそうような、親密で、深い感動を呼び起こす演奏です。

 ピグマリオンとピションが本格的に活動をはじめ、バッハの音楽とも深く関わって15年が経過していますが、この演奏は、彼らのバッハ音楽への取り組みが比類なき水準にあることを示しています。
 ピションはここで、作品を内面から見つめなおし、導入―受難への準備―庭での場面―大祭司の場面-ピラトの場面―十字架の場面―埋葬―エピローグと場面わけをしています。これによって場面場面にあらためて深く共感できるような流れになっています。よい意味で、血なまぐささのない演奏ともいえるかもしれず、この作品が、感動的で普遍的な叙事詩のようであることにも気づかせてくれます。

 福音書記者のユリアン・プレガルディエンは、やわらかな声で、厳しい場面でも聴き手を責めるような歌唱にはならず、物語をすすめます。イエスの歌唱も、きわめて人間的。各合唱群に配されたソリストたちも、世界で活躍する歌手たちですが、物語の中に徹底して入っております。
 有名な「憐みたまえ」のアリアも、全体の流れにそいながらも、その楽曲の中での実に細やかな表情づけに、あらためてハッとさせられる瞬間の連続。
 全体のドラマの自然かつ見事な構成、かつ1曲1曲の比類なき完成度も衝撃の、ピション、ピグマリオン、歌唱陣すべてがバッハの音楽に仕えているからこそ実現した稀有な演奏となっております。

 【プロフィール】
  ピションはパリ音楽院で歌、ヴァイオリンとピアノを学び、若きカウンターテナー歌手として、サヴァールやレオンハルト、コープマン、ジュルダン(現代音楽も)の指揮のもとで演奏していました。
  2006年、ピグマリオン(合唱とピリオド楽器オーケストラ)を設立、瞬く間に世界の注目を集めるようになります。
  これまでに、バッハのミサ・ブレヴィスや、ラモーのトラジェディ・リリック、モーツァルトのあまり演奏されない作品などといったプロジェクトによって、アイデンティティを確立してきています。
  ピションは、2018年、ザルツブルク音楽祭にデビューしたのをはじめ、今後の活躍にもさらに期待が高まります。
  ピグマリオン&ピションも、パリでカンタータのツィクルスを成功させるなど、その美しい音楽で、世界の注目を集めています。

 
 




KLARTHE


KLA 068
¥2800
ADNバロック
 (1)モンテヴェルディ:何もかも忘れて~ポッペアの戴冠(忘却)
 (2)パーセル:ヴィオールを鳴らせ(祝い)
 (3)ヘンデル:私は風のように~アレッサンドロ(野望)
 (4)ポルポラ:偉大なジュピターよ~ポリフェーモ(希望)
 (5)モンテヴェルディ:なおもあなたを見つめ~ポッペアの戴冠(欲望)
 (6)パーセル:コールド・ソング~アーサー王(恐怖)
 (7)ヴィヴァルディ:うめき声が~オリンピアーデ(怒り)
 (8)ヴィヴァルディ:不貞な風に揺れる~勝利のユディト(共感)
 (9)ラモー:未開人(率直)
 (10)ヴィヴァルディ:愛の泉なる聖母よ(苦痛)
 (11)ヴィヴァルディ:主は愛する者に眠りを与えたもう(信仰)
 (12)バッハ:憐れみたまえ~マタイ受難曲(後悔)
 (13)パーセル:魅惑の夜~妖精の女王(喜び)
 (14)ヘンデル:お前のプライドを屈する~ジュリオ・チェザーレ(誇り)
 (15)ポルポラ:穏やかなそよ風よ~ポリフェーモ(おいた)
 (16)ポルポラ:穏やかなそよ風よ~ポリフェーモ(軽さ)
 (17)パーセル:恋が甘いものなら~妖精の女王(疑い)
 (18)ヘンデル:いとしい妻の亡霊よ~ラダミスト(復讐)
 (19)ヘンデル:私は涙を流すために生まれた~ジュリオ・チェザーレ(涙)
 (20)ヴィヴァルディ:ああと言う~忠実なニンフ(放棄)
 (21)ヘンデル:私を泣かせてください~リナルド(自由)
テオフィル・アレクサンドル(カウンターテナー)
ギヨーム・ヴァンサン(ピアノ)
シャンタル・サントン(ソプラノ)(5)(9)
マリオン・タスー(ソプラノ)(15)(16)(119)

 「歌って踊れるカウンターテナー」テオフィル・アレクサンドルの芸風爆発、注目のアルバム登場!

 録音:サン・マルセル寺院(パリ)/73'10"

 最近Nomadmusic からリリースしたアルバム「私たちは女(じゃない)」(NMM-095)で注目されたカウンターテナー歌手テオフィル・アレクサンドルのKlartheレーベル前作。
 歌って踊れるカウンターテナーで、自身の肉体美がよほど自慢なのか、やたら裸体写真を載せたがるユニークな存在です。

 このアルバムはバロック・オペラの名アリアを集めていますが、タイトルのADN とはフランス語のDNA で、いわゆるピリオド楽器や奏法を検証した学術的なものではなく、精神のみ残してモダン・ピアノの伴奏で今風に楽しみたいという彼の芸術的挑戦に満ちています。

 彼は各曲に注釈をつけるのが好きなようで、今回もそれぞれの主人公がおかれた状況をカッコ書きで説明しています。最後はヘンデルの名作「私を泣かせてください」を情感たっぷりに歌います。
 テオフィルと同じ嗜好のピアニスト、ギヨーム・ヴァンサンの見事な相方ぶりも聴きものです。
 
 

KLA 009
¥2800
妄想の一瞥
 (1)シューマン:ロマンス第1番Op.94 の1(トマーシュ)
 (2)同:ロマンス第2番Op.94 の2(テレザ)
 (3)同:ロマンス第3番Op.94 の(サビナ)
 (4)ショパン:前奏曲ホ短調Op.28の4(刹那)
 (5)ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番Op.120の1~第2楽章(星の上)
 (6)ドヴォルザーク:母が教えたまいし歌(かくあらねばならぬか?)
 (7)タレガ(ノールマン編):アルハンブラの思い出(一瞥)
 (8)タイユフェール:ヴォカリーズ(同じ奇妙な幸福)
 (9)ドヴォルザーク:母が教えたまいし歌(かくあるべし!)
フレデリク・バル(演者)
ジャン=マルク・フォルツ(クラリネット)
アニャ・リンデル(ハープ)

 「存在の耐えられない軽さ」を音楽化

 録音:2014年1月/ラ・ビュイッソンヌ(ペルヌ・レ・フォンテーヌ)

 1968年のソ連の軍事侵攻時のプラハを舞台にしたミラン・クンデラの小説「存在の耐えられない軽さ」はカウフマン監督により映画化されて有名になりました。
 このアルバムは同小説の9つの部分を女優フレデリク・ベルが演じ、クラリネットのジャン=マルク・フォルツとハープのアニャ・リンデルが彩を添えます。

 映画でダニエル・デイ=ルイスが演じたトマーシュ、ジュリエット・ビノシュが演じたテレザ、レナ・オリンの演じたサビナをそれぞれシューマンの「3つのロマンス」で描き、舞台となっているチェコのドヴォルザークの「母が教えたまいし歌」を、ベートーヴェンが弦楽四重奏曲第16番の終楽章に書いた「かくあらねばならぬか?」「かくあるべし!」というモットーの具体化として用います。

 フレデリク・ベルは甲高いアニメ声の持ち主で、声優としても活躍しています。ハープのアニャ・リンデルはストラスブール出身でマリエル・ノールマン門下。
 2001年にコンサート鑑賞中、嵐のためにプラタナスの倒木が直撃し、下半身不随となりました。
 ハープに不可欠なペダル操作を独自の工夫で克服、見事な演奏を披露してくれます。とりわけ恩師ノールマンのハープ独奏用編曲によるタレガの「アルハンブラの思い出」では美しい語り口に引き込まれます。
 
 

KLA 136
¥2800
創造女性
 (1)マルグリット・カナル:ヴァイオリン・ソナタ
 (2)クララ・シューマン:3 つのロマンスOp.22
 (3)メル・ボニ:ヴァイオリン・ソナタ嬰ヘ短調
 (4)エイミー・ビーチ:ロマンスOp.23
デュオ・アルマ
 【クララ・ダンシン(ヴァイオリン)
  アンナ・ジュバノヴァ(ピアノ)】

 ジェンダーレスな創作、力作揃いのヴァイオリン・アルバム

 録音:2020年12月27-30日/パリ地方音楽院講堂

 2012年のフォルジュルネ金沢で公演したフランスの実力派クララ・ダンシンとロシア出身のアンナ・ジュバノヴァ。
 両者が創作家としての女性(女性作曲家)のヴァイオリン曲を集めたアルバム。

 注目なのがマルグリット・カナル(1890-1978) のヴァイオリン・ソナタ。フランスで最初の指揮者となった女性で、日本を代表する歌手・古澤淑子の留学時の師匠でもありました。
 彼女のソナタを聴くことができるのは存外の慶びと申せましょう。
 
 


KLA 026
¥2800
ミューズたち
 (1)アルマ・マーラー(ディヴィッド&コリン・マシューズ編):4 つの歌曲
 (2)ドビュッシー(マリウス・コンスタン編):
  「ペレアスとメリザンド」交響曲
 (3)ツェムリンスキー:
  メーテルリンクの詩による6 つの歌曲Op.13(ピアノ伴奏版)
 (4)ツェムリンスキー(ノイヴィルト編):
  メーテルリンクの詩による6 つの歌曲Op.13
イザベル・ドゥリュエ(メゾソプラノ)
ジャン=フランソワ・ヴェルディエ(指揮)
ヴィクトル・ユーゴー管弦楽団
アンヌ・ル・ボゼ(ピアノ)(3)

 マーラー好きにはこらえられない音世界の誕生

 録音:2015年7月/パリ地方音楽院(グラン・ブザンソン)

 バロック・オペラの歌姫イザベル・ドゥリュエが20世紀初頭、マーラーと縁の深い作品に挑戦。
 アルマ・マーラーの歌曲はデイヴィッド&コリン・マシューズ兄弟が、彼女の恩師ツェムリンスキーはヨスタ・ノイヴィルトによるオーケストラ編曲。

 どちらもオーケストラになるとマーラー的色彩が増すのに興味津々。さらにドビュッシーの歌劇「ペレアスとメリザンド」をマリウス・コンスタンが単一楽章の交響曲に仕立てたものも収録。
 クラリネット奏者としても知られるジャン=フランソワ・ヴェルディエがヴィクトル・ユーゴー管弦楽団から世紀末的色彩を引き出しています。
 
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KLA 087
¥2800→\2590
ウクライナ国立交響楽団
 ウクライナ出身のチェスノコフ
  ヴァイオリン協奏曲Op.87「天地創造」

 モダニズム

 (1)リャトシンスキー(チェスノコフ編):バラードOp.24
 (2)ドミートリー・チェスノコフ:ヴァイオリン協奏曲Op.87「天地創造」
 (3)ショスタコーヴィチ:交響曲第1番ヘ短調Op.10
サラ・ネムタヌ(ヴァイオリン)(2)
バスティアン・スティル(指揮)
ウクライナ国立交響楽団

 ウクライナのオーケストラが熱演

 録音:2016年12月4-5日/ウクライナ国営放送大コンサート・スタジオ

 ウクライナのオーケストラが同国最大の作曲家のひとりリャトシンスキーと、同国生まれながら現在フランス在住のドミートリー・チェスノコフをとりあげた意欲的なアルバム。
 ことにチェスノコフのヴァイオリン協奏曲は人気奏者サラ・ネムタヌが独奏を務めているのが注目です。

 ボリス・リャトシンスキー(1895-1968) は旧ソ連ウクライナ共和国を代表する作曲家。
 後半生は社会主義リアリズムに則した民族的作風となりましたが初期はアヴァンギャルドの洗礼を受け、ここに収められた1929 年作の「バラード」(オリジナルはピアノ曲)など先鋭的な作品を残しました。
 彼の歿後弟子ドミートリー・チェスノコフ(1982-)が見事にオーケストラ曲に仕立てました。

 メインはショスタコーヴィチの交響曲第1番。
 ショスタコーヴィチが書きたいものをかけた時代の貴重な遺産で、その才気煥発ぶりに驚かされます。ウクライナ国立交響楽団が力演を見せています。
 
 

KLA 139
¥2800
内なる旅
 (1)ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ
 (2)J.S.バッハ:4つのデュエットBWV802-805
 (3)ファリャ(セドリック・グラネル編):6つのスペイン民謡
 (4)ラヴェル(デュオ・セグル編):カディッシュ
 (5)ガーシュウィン(ダヴィド・ブルサー編):
  エンブレイサブル・ユー/私の好きな人/霧の日
デュオ・セグル
 【ミカエル・セグル(ヴァイオリン)、
  ニコラ・セグル(チェロ)】
ノエミ・ウェウスフェルド(ヴォーカル)(3)(4)(5)

 ヴァイオリンとチェロが綾なすオシャレな世界

 録音:2000年11月23-26日/サル・モリエール(リヨン)

 ヴァイオリンとチェロの二重奏で活躍する兄弟ミカエルとニコラによるデュオ・セグル。この編成による最も有名なラヴェルのソナタを中心に聴かせてくれます。

 興味深いのはファリャの「スペイン民謡」、ラヴェルの「カディッシュ」、ガーシュウィンのソング・ブックをノエミ・ウェイスフェルドのヴォーカルと共演していること。
 20世紀初頭風なジャケットを含め、古き良き時代の雰囲気たっぷりな幸せな時を楽しめます。
 




CHRISTOPHORUS



CHE02272
¥1700
ジョスカンのファンタジー ~ ジョスカン・デ・プレ:器楽作品集
 ジョスカン・デ・プレ:
  ジョスカンのファンタジー/最高のうちでも最高の人/
  無題の小品/私の愛しい女は、あらゆるsyぐれた才のたけ/
  アッハ・ハルフ・ミッヒ・ライド/ラ・スパーニャ/
  無題の小品/絶望的な運命の女神/ビスケーの娘/
  ラ・ベルナルディーナ/その時には/ああ、奥様/
  いとしい肩を失ったら/戦士/ただそれだけ/
  さようなら、わが愛するものたちよ/
 アルヴォ・ペルト(b.1935):ほめ讃えよ、おお樹よ
アンサンブル・レオネス
マルク・レヴォン
 (リュート、ギター、
  ヴィオラ・ダルコ、指揮)

 ジョスカン・デ・プレの器楽&器楽伴奏付き世俗作品集!

 盛期ルネサンス時代の最高峰、フランドル楽派の巨匠ジョスカン・デ・プレ。宗教作品ではなく、器楽作品、または器楽伴奏を伴う世俗作品を集めた画期的な作品集です。
 「ジョスカンのファンタジー」から始まり、本人作と伝わる音楽、さらには作曲者不詳の作品まで、「ジョスカンの音楽」という可能性を持つ器楽作品との貴重な出会いが待っています。
 またペルトの作品では、なんと樹齢2000年以上という木材を用いた楽器が使われているところもポイントです。

 ※録音:2010年2月22日-25日、聖十字架教会(スイス)
 
 

CHE02262
¥1700
オリエンタル・タッチ ~
 アーリー・ミュージック・ミーツ・オリエンタル・ジャズ

  トレス・モリアス/ガエッタ/
  ベン・ポージ・サンタ・マリア/
  ケン・ボア・ドナ・ケルラ/B´Tayhi-M´Saddar/
  コモ・ポデン・ペル・サス・カルパス/
  マイエ:オスティナート1/パサカリ・デラ・ビタ/
  モンテヴェルディ:苦しみは かくも甘き/
  ジョスクン:ジャミラ/アイ・リンダ・アミーゴ/
  ポル・ケ・ロラクス・ブランカ・ニーニャ/
  カンド・エル・レイ・ニムロデ
シュピーレイト、
フィス・フズ

 ドイツのフライブルクを拠点とするスイスの中世アンサンブル「シュピーレイト(Spielleyt)」は、フライブルク大学とバーゼル・スコラ・カントルムの学生から選ばれたメンバーで、これまでChristophorusレーベルでも美麗な演奏を聴かせてくれています。
 オリエンタル・ジャズ・アンサンブルの「フィス・フズ(FisFuz)」はクラリネット、パーカッション、ウードのトリオ。トルコ、東洋の旋律とジャズを融合させたエキゾチックなサウンドで人気を誇っています。
 これまでも、モーツァルトやリムスキー=コルサコフ、ロッシーニの音楽を即興で演奏するなど、クラシック音楽とのコラボ実績も十分なフィス・フズ。更に時代を遡った中世の音楽は、フィス・フズが掲げる「オリエンタル・ジャズ」とも相性は抜群。曲目は、モンテヴェルディの人気曲、フィス・フズのメンバー、ムラート・ジョスクンとアネッテ・マイエの作品が1曲ずつに、作曲者不詳、13世紀~16世紀頃のスペイン、イタリアの音楽たち。
 東と西、異なる文化の出会い。今と昔、千年前を隔てた音楽の出会い。アーリー・ミュージックとオリエンタル・ジャズの甘美なる出会いが実現します。

 ※録音(ライヴ):2013年3月13日-14日(ドイツ)
 
 

CHE02252
(2CD)
¥2800
ジョン・クリストファー・スミス(1712-1795)
 トムソンの詩「四季」に曲を付けたオラトリオ

  スミス:オラトリオ 《四季》
エマ・カークビー(ソプラノ)
ティム・ミード(カウンターテナー)
ハンス・イェルク・マンメル(テノール)
マルクス・シモン(バス)
ヴォルフガング・リーデルバウフ(指揮)
ラ・バンダ、ムジカ・フランコニア祝祭合唱団

 イギリスに赴いたヘンデルのサポートを行ったことで知られるジョン・クリストファー・スミス(1712-1795)。1740年にスコットランドの詩人トムソンの詩「四季」に曲を付けたオラトリオ。
 4つの季節を描き、自然を讃える壮麗な合唱や魅力的なアリアなど、「ヘンデルの秘書」としてだけではなく、作曲家としても十分な実力を持っていたスミスの作曲技法を知らしめてくれています。

 ※録音(ライヴ):2012年7月14日-15日
 




FRA BERNARDO


FB2272645
¥2600
ex g ~ ハープシコードのための独奏作品集
 ブクステフーデ:アリアと変奏イ短調 BuxWV 249
 ゲオルク・ベーム:組曲ニ短調
 ブクステフーデ:前奏曲ト短調 BuxWV 163
 ベーム:組曲ハ短調
 ブクステフーデ:組曲ニ短調 BuxWV 233
 ゲオルク・ムファット:パッサカリア ト短調
  (音楽とオルガンの資料より 第14曲)
ティツィアン・ナエフ(ハープシコード)

 スイスの若きチェンバリストがソロ・デビュー、17世紀ドイツの鍵盤作品!

 ☆スイスの若きチェンバリスト、ティツィアン・ナエフがソロ・デビュー!
 ☆その後の大バッハへと続く、17世紀ドイツの鍵盤音楽を探求!

 トロッシンゲン音楽大学の古楽研究所でマリーケ・スパーンスに、バーゼル・スコラ・カントルムでイェスパー・クリステンセンに学んだスイスの若きハープシコード奏者、ティツィアン・ナエフがソロ・デビュー。
 アンサンブル392のメンバーとして、ドイツ音楽コンクールでは決勝に進出し、アンサンブル392の複数のレコーディングにも参加しています。
 デビュー・アルバムの「ex g」は、歴史的な楽器の準自作のコピーを用い、ブクステフーデ、ベーム、ムファットら17世紀ドイツの鍵盤楽器作品を探求。深く感じる音楽だけでなく、ハープシコードの丸みを帯びた歌心も内包し、その後のJ.S.バッハへの道も示すクラヴィーア音楽です。

 ※録音:2021年7月16日-17日、マウアーバッハ・カルトジオ会修道院(オーストリア)
 ※使用楽器:Neapolitan harpsichord after Giovanni Natale Boccalari (Naples 1679) made from a kit (Marc Ducournet and Emanuel Danset) by Tizian Naef in 2015. Disposition C-c3. 2X8'. Tuning pitch 415 Hz
 




HYPERION



PCDA68365
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第1番&楽興の時
 ピアノ・ソナタ第1番ニ短調 Op.28
 前奏曲ニ短調 Op.posth
 破片(Oskolki)
 東洋のスケッチ
 ヌンク・ディミッティス
  (《晩祷》より/作曲者自身の編曲による独奏ピアノ版)
 楽興の時 Op.16
スティーヴン・オズボーン(ピアノ)
CDA68365
¥2500

 オズボーンのラフマニノフ新録音!ピアノ・ソナタ第1番&楽興の時!

 ☆スティーヴン・オズボーンの新たなラフマニノフ!
 ☆ピアノ・ソナタ第1番と楽興の時に、魅惑の小品をカップリング!

 スコットランド出身、1991年のクララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール優勝、1997年のニューヨーク・ナウンバーグ国際ピアノ・コンクール優勝を果たし、ピアノ王国ハイペリオン(Hyperion)を代表するピアニストの一人として活躍する、スティーヴン・オズボーン。

 レコード芸術特選盤を獲得し、グラモフォン賞ノミネート、BBCミュージック・マガジン賞器楽部門賞受賞を果たしたプロコフィエフの戦争ソナタ集(PCDA68298/CDA68298)以来、約2年ぶりとなるソロ・アルバムはラフマニノフ!
 ゲーテの「ファウスト」を題材としたピアノ・ソナタ第1番とラフマニノフの華麗な技巧や表現力が昇華された6つの「楽興の時」をメインに、ラフマニノフ自身が編曲した「晩祷」からの1曲や、ロシアを離れる前のラフマニノフが1917年に書いた3つの作品から、「東洋のスケッチ」と「Oskolki」(英語で「Fragments」のタイトルから誤解されやすいが、断片的な作品ではなく、ロシア語の「Oskolki」は例えば壊れた鏡の破片などを意味する言葉)を加えた興味深いプログラミング。

 オズボーンのラフマニノフといえば、2018年にリリースされた「音の絵」(CDA68188)ではグラモフォン誌で「ラフマニノフ・ファンには見逃せない(Rachmaninov fans won't want to miss this)」と絶賛され「Editor's Choice」を獲得、ライムライト・マガジン「Recordings of the Year2018」にもノミネート。
 2014年リリースの「メトネル&ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ集」(PCDA67936/CDA67936)はグラモフォン誌「Editor's Choice」&BBCミュージック・マガジン「Instrumental Choice」に選定。
 2009年にリリースされた「24の前奏曲」(CDA67700)でもグラモフォン賞にノミネートするなど毎回安定した高評価を維持しており、オズボーンの素晴しき集中力と繊細な表現力が活かされる「ピアノ・ソナタ第1番&楽興の時」にも期待が高まります。

 ※録音:2020年12月2日-4日、殉教者聖サイラス教会(ケンティッシュ・タウン、ロンドン)

 
 
 

CDA68357
¥2500
ヴィヴァルディ&ピアソラ:四季(マンドリン版)
 ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ヘ短調《冬》 RV297
 ピアソラ:ブエノスアイレスの冬
 ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ホ長調《春》 RV269
 ピアソラ:ブエノスアイレスの春
 ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ト短調《夏》 RV315
 ピアソラ:ブエノスアイレスの夏
 ヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ヘ長調《秋》 RV293
 ピアソラ:ブエノスアイレスの秋
ジェイコブ・ルーヴェン(マンドリン)
オマー・メイア・ウェルバー
 (アコーディオン、
  ハープシコード、指揮)
シンフォニエッタ・ライプツィヒ

 マンドリン版「四季」アルバムでHyperionデビュー!

 ☆イスラエルのマンドリンのヴィルトゥオーゾがHyperionデビュー!
 ☆同郷のオマー・メイア・ウェルバーとの共演によるヴィヴァルディ&ピアソラの「四季」アルバム!

 イスラエル出身のマンドリン奏者、ジェイコブ・ルーヴェンがヴィヴァルディの「四季」と、タンゴの語法にヴィヴァルディの引用を巧みに織り込んだピアソラの「四季」を組み合わせたアルバムでHyperionデビュー!
 ベエルシェバ音楽院とエルサレム音楽舞踊アカデミーで学んだルーヴェンはバロックから現代音楽まで幅広い音楽的視野を持ち、圧倒的な技巧と妥協を許さない演奏で聴衆を魅了。
 既に多くの国際音楽祭に出演し、ズービン・メータ、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチといった著名な指揮者やオーケストラと共演しているほか、イスラエル・マンドリン・ソロイスツやケルマン・クヮルテットのメンバーとしてトッププレイヤーの地位を確立。現在最も人気のあるヴィルトゥオーゾの一人として高く評価されています。

 この「四季」アルバムでルーヴェンの演奏を好サポートしているのは同じくイスラエル出身で、ファンホ・メナに代わり2019/2020シーズンからBBCフィルハーモニックの首席指揮者に就任した若きホープ、オマー・メイア・ウェルバー。
 シンフォニエッタ・ライプツィヒの指揮に加え、アコーディオン、ハープシコードの演奏でも参加。主役のマンドリンを引き立てます。

 ルーヴェンが使用する楽器は世界的に有名なイスラエルのマンドリン職人、アリク・ケルマン氏に特注したもの。
 ケルマン氏の作るマンドリンは世界中に模倣品が出回るほど画期的で完成度の高い楽器といわれ、ルーヴェンも「長年にわたり、多くのマンドリン奏者や製作者に出会い、世界各地の数多くのマンドリンで演奏してきました。
 しかし、アリク・ケルマン氏のマンドリンが生み出す可能性や音の陰影に匹敵する楽器には出会ったことがない。」と絶賛します。
 他の弦楽器に比べ注目されることの少ないマンドリンが秘めた魅力を、ルーヴェンがHyperionの大舞台で解き明かします。

 ※録音:2021年3月24日-26日、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス 大ホール(ドイツ)
 
 

CDA68169
¥2500
シューベルト:21の歌曲
 シューベルト:
  月に寄せて D259/さすらい人の夜の歌Ⅰ D224/
  春に D882/小人 D771/
  《白鳥の歌》より「セレナーデ」 D957-4/
  至福 D433/夕星 D806/死と乙女 D531/
  万霊節の日のための連祷 D343/憩いなき愛 D138/
  ガニュメート D544/シルヴィアに D891/
  ミューズの子 D764/笑いと涙 D777/魔王 D328/
  夜と夢 D827/水の上で歌う D774/
  夕映えの中で D799/春の想い D686/
  さすらい人の夜の歌Ⅱ D768/月に寄せて D296
アリス・クート(メゾ・ソプラノ)
ジュリアス・ドレイク(ピアノ)

 イギリスの名メゾ・ソプラノが歌うシューベルト!

 ☆イギリスの名メゾ・ソプラノ、アリス・クート!
 ☆ジュリアス・ドレイクの伴奏で歌うシューベルトの21の歌曲!

 イギリスの名メゾ・ソプラノ、アリス・クートが歌うシューベルトの歌曲プログラム。
 クートは現代のイギリスにおいて最高峰のメゾ・ソプラノの一人とされ、2018年にはOBE(大英帝国勲章)にも叙されています。
 リサイタルやオペラへの出演、レコーディングの実績は膨大な量におよび、サンクトペテルブルクのマリインスキー音楽祭ではシューベルトの「冬の旅」のメゾ・ソプラノ版の初演も務めており、彼女の美しく繊細なシューベルトは一級品です。
 今回のアルバムにはシューベルトが数多くの名曲を生み出した1815年の作品から、遺作となった作品まで幅広く収録。
 ゲーテの詩を用いた歌が多く含まれていますが、ゲーテの詩は非常に音楽的で、話すというより歌うために書かれた詩が多いといわれており、シューベルトが多くの作品を遺しました。
 伴奏を務めるのはHyperionレーベルの大きなプロジェクトの一つ、リストの歌曲全集などでも一貫して伴奏を務めた名伴奏者、ジュリアス・ドレイクです。

 ※録音:2017年12月18日-21日、オール・セインツ教会(イースト・フィンチリー、ロンドン)
 




TRPTK



TTK0072
(1SACD HYBRID)
¥2700
カント・インテルノ
 ボッテジーニ:
  《ヴェニスの謝肉祭》による序奏と変奏曲、
  協奏的大ニ重奏曲
 クーセヴィツキー:
  アンダンテ Op.1-1、小さなワルツ Op.1-2、
  悲しい歌 Op.2、ユモレスク Op.4
 シューマン:幻想小曲集 Op.73
  (コントラバスとピアノによる演奏)
 フランク:ヴァイオリン・ソナタ
  (コントラバスとピアノよる演奏)
ルイス・カブレラ(コントラバス)
ユスティナ・マイ(ピアノ)
シルヴィア・フアン(ヴァイオリン)

 イブラギモヴァの父に師事した、ルイス・カブレラ、デビュー!

 ロンドン交響楽団の首席コントラバス奏者を務めたリナト・イブラギモフ(アリーナ・イブラギモヴァの父)に師事し、大きな影響を受けたというスペインのコントラバス奏者、ルイス・カブレラ(1985-)のデビュー・アルバム。
 彼はヨーロッパの有名なオーケストラと数多く共演し、2006年からはオランダ・フィルハーモニー管弦楽団に在籍、首席コントラバスを務めています。
 彼が子供の頃から憧れていた音楽(それがコントラバスのために書かれたものかどうかは問わない)を集めたという本作には、ボッテジーニやクーセヴィツキーといった偉大なコントラバス奏者の作品だけでなく、シューマンやフランクの名作の編曲も含まれています。
 特にフランクのヴァイオリン・ソナタのコントラバス版は圧巻。

 ※録音:2020年11月~2021年1月
 
 

TTK0073
(1SACD HYBRID)
¥2700
ヨーゼフ・ヴェルフル:ピアノ作品集 (エクリプス Vol. 1)
 ヨーゼフ・ヴェルフル(1773-1812):
  ピアノ・ソナタ ハ短調 Op.25、アンダンテと変奏曲 ト長調 WoO47、
  ピアノ・ソナタ ロ短調 Op.38、12のワルツより第6番
 マティアス・スペイ(1997-):間奏曲 I、間奏曲 II、間奏曲III
マティアス・スペイ
 (ピアノ/スタインウェイ)

 ダーフィト・クイケンやラルフ・ファン・ラートらに師事し「音楽史の中の隠れた宝物に脚光を浴びさせたい」と語る若きピアニスト、マティアス・スペイ(1997-)による、不当に忘れられた作曲家のシリーズ「エクリプス」。
 第1弾はベートーヴェンと同時代に活躍し、ライバルでもあったヨーゼフ・ヴェルフル(1773-1812)に捧げられています。
 彼はヴェルフルを「ベートーヴェンと同時代の作曲家の中で最も過小評価されている作曲家の一人」「彼の音楽語法は、古典主義の素地に根ざしていながら、明らかに初期ロマン主義を示し、シューベルトの音楽、時にはメンデルスゾーンやシューマンをも彷彿とさせる」と紹介しています。
 冒頭を飾るのはカラフルなハ短調のソナタで、数分にわたって続くフーガが聴きどころ。アンダンテと変奏曲は、ヴェルフルの音楽的なイマジネーションが豊かであることの証しです。
 ロ短調のソナタには説得力があり、最後はハ短調のワルツがアルバムを美しく締めくくります。

 ※録音:2021年2月
 
 

TTK0074
(1SACD HYBRID)
¥2700
QOPE:Reverie
 lament/reverie/liminal spaces/
 you were never really here/
 underneath the umbrella pines/
 running still/little words (rotate)/
 the vastness of light/time lapses/idyll/mariana
QOPE(ピアノ/スタインウェイ)

 複雑な時代の中で、リラックスできるひとときを。鍵盤楽器に魅せられたオランダ・アルメロ出身のアーティスト、QOPE(Bart Koop)が、スタインウェイのコンサートグランドと教会の素晴らしい音響効果を活かして作り上げた、ただひたすらに美しいピアノ・アルバム!
 時間が止まっているかのような印象を受けるQOPEの音楽は、マックス・リヒターやヨハン・ヨハンソン、ニック・ベルチュらよる新古典主義のムーヴメントとと密接に関連しており、即興的に、その瞬間に生まれるような音楽は、リスナーに一種の癒しの効果をもたらします。
 彼はグランドピアノの調整にも細心の注意を払い、スキーダムのヴェストフェスト教会(その理想的な雰囲気と音響が賞賛されている場所)の空間を第二の楽器として十分に活用しています。
 ピアノの音がこれほど美しく消えていくのは、TRPTKのエンジニア、ブレンドン・ハインストによるハイエンドな録音のおかげでもあります。
 ロマンティックな《You Were Not Really Here》、希望に満ちた《The Vastness of Light》、パーカッシブな《Time Lapses》、エキサイティングな《Underneath the Umbrella Pines》をぜひ聴いてみてください。
 
 

TTK0076
(1SACD HYBRID)
¥2700
デ・グラーフ:4月の森
 デ・グラーフ(1992-):
  協奏曲第4番《波紋 Rimpelingen》*
  協奏曲第5番《4月の森 The Forest in April》
マヤ・フリードマン(チェロ)
ニコロ・フォロン(指揮)
サンダー・テーペン(指揮)*
北オランダ交響楽団

 1992年生まれのヤン=ピーター・デ・グラーフ(1992-)は、クラース・テン・ホルトやフース・ヤンセン、カリオペ・ツパキ、ディーデリク・ワーヘナールらに師事したオランダの作曲家。
 彼は流行のミニマル・ムーブメントには属しておらず、その作品はオールド・ファッションな要素やオーケストレーションの豊かさ、メロディアスさ、透明感が特徴となっています。
 協奏曲第5番《4月の森》では、ソリストとオーケストラの関係が人間と自然の関係のメタファーとなっており、チェリストがオーケストラに影響を与え、オーケストラが徐々に変異し、自らの重みで崩壊する怪物のような存在になっていく様子を聴くことができます。

 ※録音:2021年3月~6月
 




PIANO CLASSICS


PCL 10216
(2CD)
¥2500
ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841-1914):ピアノ曲全集第1巻
 前奏曲とフーガOp.6、2つの演奏会用練習曲Op.10、
 勝利の練習曲イ長調、6つの抒情的な小品Op.23、
 セレナータ・ヴァルセー変イ長調、3つの夜想曲Op.20、
 夜想曲ロ長調「ベッリーニのアルバムより」、
 夜想曲変ニ長調Op.31、ホ長調Op.33、夜想曲ト長調、
 6つの即興曲、ガヴォットOp.14
ガイア・フェデリカ・カポリッチオ(pf)

 19世紀のイタリア音楽の中心的存在でしたが、現在では、ほとんど知られていないジョヴァンニ・ズガンバーティのピアノ曲全集の第1弾です。
 自らもヴィルトゥオーゾピアニストとして知られており、リストの影響を受けています。
 最も有名な作品は、グルックの歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」の「精霊の踊り」の編曲で、現在はアンコールピースなどで耳にします。
 これからピアノクラシックス・レーベルではズガンバーティのピアノ曲を継続してリリースして参ります。
 1988年フィレンツェ生まれのイタリア人ピアニスト、ガイア・フェデリカ・カポリッチオ。ズガンバーティの特徴的な技巧を上手く捉え表現しています。
 作品そのものは長大ではありませんが、即興曲、抒情曲、夜想曲いずれも丁寧に演奏しています。
 ヨーロッパを舞台に、ロマン派作品を得意とする若きピアニストの魅力も併せ持つ、好感の持てるディスクです。
 
 

PCL 10248
¥2100
シューマン:ピアノ曲集
 アレグロ ロ短調Op.8
 3つのロマンスOp.28
 トッカータ ハ長調Op.7
 4つのピアノ小品Op.32
 暁の歌Op.133
コスタンツァ・プリンチペ(pf)

 シューマンに情熱を注ぐ、若きピアニストの鮮烈なデビュー盤です。
 16歳のコスタンツァ・プリンチペは、シューマンの比較的馴染みの低い作品を演奏し、学びながら、ミラノとロンドンの音楽院で学位を取得。
 2016年にウィグモアホールのリサイタルでデビューしました。このディスクにも、熱心にシューマンを解釈してきたプリンチペの才能が見て取れます。
 ロベルトのクララに対する気持ちの内面と、その作品の二人を結び付ける関係性を絡めて追求しています。
 ロベルトの特有の熱情的で、傷つきやすい声が聞こえてきそうな演奏。
 スタンダードな作品にはない、シューマンの新たな魅力を存分に引き出しているプリンチペの演奏です。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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FIRST HAND RECORDS



FHR 82
¥2200→\1990
ジーナ・バッカウアーとアレック・シャーマンの夫婦共演
初期ステレオ録音集 第5集

 (1)ヴィヴァルディ:オーボエ協奏曲 イ短調 RV461
 (2)チマローザ/アーサー・ベンジャミン編:オーボエ協奏曲 ハ長調
 (3)ハイドン:チェロ協奏曲第2番 ニ長調 Hob.VIIb:2, Op.101
 (4)モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番ハ長調 K453
(1)(2)レナート・ザンフィーニ(オーボエ)、
 レナート・ファザーノ(指揮)、ローマ合奏団
(3)アメデオ・バルドヴィーノ(チェロ)、
 フェルナンド・プレヴィターリ(指揮)、
 プロ・アルテ管弦楽団
(4)ジーナ・バッカウアー(ピアノ)、
 アレック・シャーマン(指揮)、
 ザ・ロンドン・オーケストラ

 往年の名録音がステレオで鮮やかに蘇る!オケとのやり取りがより楽しめる協奏曲集

 録音:(1)(2)1956年10月3-4日 (3)1956年10月17・19・25日 (4)1956年5月9-10日/すべてステレオ初出/24bit/44.1kHz

 ARS(Archive of Recorded Sound)との共同制作によるEMIの初期ステレオ録音集第5弾。
 EMIがステレオ録音を開始したのは1954年で、最初期のステレオ音源が聴ける注目のシリーズとなっています。
 今作は地中海文化の暖かさとしなやかさを演奏にもたらした3 人の素晴らしいヴィルトゥオーゾたちによる協奏曲集。いずれもステレオでは初めて世に出る音源です。
 丁寧なリマスタリングがなされており、貴重な名演奏を存分に堪能いただけます。
 ジーナ・バッカウアーとアレック・シャーマンの夫婦共演によるモーツァルトは特に絶品。

 
 














3/8(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

HAENSSLER



HC 21058
¥2700
ミハイル・ポチェキンがメンコンとブルッフを録音!
 (1)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
 (2)ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ短調 Op.44
ミハイル・ポチェキン(ヴァイオリン)
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
セバスチャン・テウィンケル(指揮)

 ミハイル・ポチェキンがメンコンとブルッフを録音!ブルッフは近年評価を高めている第2番を演奏!!

 セッション録音:2021年5月27-29日/ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー・スタジオ(ドイツ)/DDD、52'00

 ロシア俊英ミハイル・ポチェキンがメンデルスゾーンとブルッフを録音しました!
 ポチェキンは2009年にリトアニア、ヴィリニュスのヤッシャ・ハイフェッツ国際ヴァイオリン・コンクールに入賞。以後ロシア・ナショナル管弦楽団をはじめとする名だたるオーケストラとの共演してきました。

 ブルッフは有名な第1番ではなく第2番です!第1番の影に隠れている第2番は1877年に作曲。「ツィゴイネルワイゼン」で知られるサラサーテのヴァイオリン独奏、ブルッフの指揮により初演され、同曲はサラサーテに献呈されております。
 近年日本でも演奏機会が増え、再評価が進んでおります。もの悲しくも優美な旋律は第1 番と同様に実に魅力的。
 ポチェキンの甘い語り口はこの作品にぴったりと合っており、歓迎すべき新録音といえましょう。
 一方メンデルスゾーンはポチェキンの十八番の作品。清潔感のある好演を聴かせてくれます!
 
 

HC 21051
¥2700
マリア・バッハの室内楽アルバム!
 マリア・バッハ(1896-1978):
  (1)ピアノ五重奏曲 イ短調「ヴォルガ」
   ~2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための(1927/28)
  (2)チェロ・ソナタ ハ短調(1924)
  (3)無伴奏チェロ組曲 ヘ短調(1922)
(1)(2)オリヴァー・トリンドル(ピアノ)
(1)ニーナ・カーモン(ヴァイオリン)、
 マリーナ・グローマン(ヴァイオリン)、
 オイキュ・カンポラ(ヴィオラ)、
(2)(3)アレクサンダー・ヒュルスホフ(チェロ)

 オーストリアの作曲家マリア・バッハの室内楽アルバム!

 録音:(1)2021年7月6&7日、(2)2020年11月30日-12月1日、(3)2021年8月18日/WDRフンクハウス、クラウス・フォン・ビスマルク・ザール(ケルン、ドイツ)/DDD、65'12

 オーストリアの作曲家マリア・バッハ。両親からピアノとヴァイオリンの手ほどきを受け音楽家を目指しウィーン音楽大学ではヨーゼフ・マルクスに作曲を師事。
 1921年に作曲家としてデビューし生涯400 以上の作品を残しました。そのほとんどが歌曲、合唱曲、ピアノ曲です。
 当アルバムではマリア・バッハの意欲作である室内楽を収録しております。

 1930年から31年にかけてマリア・バッハはパリで過ごしグラズノフら著名な作曲家とのと出会いに恵まれました。
 また同時期、デュカスが彼女の作品を称賛するなど、1930年代に入り評価されていきました。
 ピアノ五重奏曲「ヴォルガ」は彼女の出世作。華やかなピアノ・パートと美しい弦楽器の掛け合いが魅力で、ロシアの演奏家からも多大な影響を受けたマリア・バッハの独自の世界が広がります。
 
 

HC 21063
¥2700
「Yes I Will Yes」
 (1)ディーター・シュネーベル(1930-2018):
  「Yes I Will Yes」~
   ソプラノ、ドラムス、テープ、
    エレクトロニクスと映像のための(2016)
 (2)ヨハネス・シェールホルン(1962-):
  「Va」~ソプラノと小オーケストラのための(2016)
(1)サラ・マリア・サン(ソプラノ)、
 ヨハネス・フィッシャー(パーカッション)、
 ガブリエル・デルンバッハ(エレクトロニクス)
(2)サラ・マリア・サン(ソプラノ)、
 南西ドイツ放送交響楽団、
 ジャン=ミシェル・ラボア(指揮)

 愛と死と性にまつわる濃厚な世界を世界初録音!!小説『ユリシーズ』の有名な章から着想を得た「Yes I Will Yes」とマスネの「叙情的表現」に現代詩をのせた「Va」を現代音楽を得意とするサラ・マリア・サンが熱唱!!

 録音:(1)2021年3月11-13日/フンクスタジオ(シュトゥットガルト) (2)2019年11月22日/コンツェルトハウス・フライブルク/DDD、60'23

 現代を代表する声楽家サラ・マリア・サンは16 世紀から21世紀まで1000曲以上のレパートリーの持ち主。
 そのうち350曲が世界初演という現代音楽を得意とする実力派ソプラノ歌手で、音楽劇、オペラ、モノドラマなど様々な役を演じられる声楽家として高い評価を得ております。
 現代音楽を得意とする7 人の世界的歌手による室内アンサンブル「ノイエ・ヴォーカルゾリステン・シュトゥットガルト」のソプラノのメンバーとして2017年から2014年まで活躍しております。

 このアルバムはディーター・シュネーベルの「Yes I Will Yes」とヨハネス・シェールホルン(1962-)の「Va」の世界初録音です。

 アイルランドの作家ジェイムズ・ジョイスの代表作『ユリシーズ』。この小説は1922年2月2日に出版されました。
 『ユリシーズ』は全18の「挿話」で構成されており「Yes I Will Yes」は有名な最終章「ペネロペイア」のブルームの言葉です。
 現代作曲家シュネーベルが「Yes I Will Yes」をなぞり、ドラム、テープ、エレクトロニクスさらには映像ともにソプラノ独唱の作品に書き上げました。
 『ユリシーズ』の出版100周年記念となる2022年にリリースです!

 カップリングのシェールホルン作曲の「Va」はマスネ作曲の「叙情的表現」に主に女性の詩人による現代詩をのせた作品。「Yes I Will Yes」「Va」ともに愛と死と性にまつわる濃厚な世界が広がります!
 



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HARMONIAMUNDI



HMM 902466
(3CD)
¥4200→\3790
バンジャマン・アラール
J.S.バッハ:鍵盤のための作品全集Vol.6
 ~"Das Wohltemperierte Klavier"(うまく調律されたクラヴィーア)
  [平均律クラヴィーア曲集第1巻]

   [CD1]
    W.F. バッハのためのクラヴィーア小曲集&6つの小さなプレリュード
     1. プレリュード ハ長調 BWV 846a/2. フーガ ハ長調 BWV 953/
     3. 運指練習曲 ハ長調 BWV 994/4. 小プレリュード ハ長調 BWV 924/
     5. プレリュード ハ長調BWV 924a(W.F. バッハの習作?)/
     6. プレリュード ハ長調BWV 933°/7. プレリュード第12番 ヘ短調 BWV 857/
     8. プレリュード第11番 ヘ長調 BWV 856/9. 小プレリュード ヘ長調 BWV 927/
     10. プレリュード ヘ長調 BWV 928/11. プレリュード第6番 ニ短調 BWV 851/
     12. プレリュード ニ短調 BWV 935°/
     13.「イエスよ、わが喜び」(コラール前奏曲)ニ短調 BWV 753/
     14. プレリュード第2番 ニ短調 BWV 926/
     15. プレリュード&フゲッタ ニ短調 BWV 899/
     16. プレリュード&フゲッタ ト長調 BWV 902a & BWV 902a/2/
     17. 小プレリュード ト短調 BWV 930/18. プレリュード第10番 ホ短調 BWV 855a/
     19. フーガ ホ短調 BWV 855a/2/20. プレリュード ホ短調 BWV 938°/
     21. プレリュード ホ短調 BWV 932*(W.F.バッハによるもの?)/
     22. プレリュード ホ長調 BWV 937°/23. プレリュード 第9番 ホ長調 BWV 854/
     24. プレリュード 第4番 嬰ハ短調 BWV 849/25. プレリュード 第3番 嬰ハ長調 BWV 848/
     26.「尊き御神の統べしらすままにまつろい」コラール前奏曲 イ短調 BWV 691/
     27. プレリュード第4番 ニ長調 BWV 850/28. プレリュード ニ長調 BWV 925/
     29. プレリュード ニ長調 BWV 936°/
     30. アルマンド ト短調 BWV 836*(W.F.バッハとの合作?)/
     31. プレリュード 第8番 変ホ短調 BWV 853/32. プレリュード 第2番 ハ短調 BWV 847a/
     33. プレリュード ハ短調 BWV 934°
    °=《6つの小さなプレリュード》BWV 933-938より
   [CD2]
    平均律クラヴィーア曲集第1巻
     1. 第1番 ハ長調 BWV 846/2. 第11番 ヘ長調 BWV 856/
     3. 第6番 ニ短調 BWV 851/4. 第15番 ト長調 BWV 860/
     5. 第10番 ホ短調 BWV 855/6. 第19番 イ長調 BWV 864/
     7. 第14番 嬰へ短調 BWV 859/8. 第23番 ロ長調 BWV 868/
     9. 第18番 嬰ト短調 BWV 863/10. 第3番 嬰ハ長調 BWV 848/
     11. 第22番 変ロ短調 BWV 867/12. 第7番 変ホ長調 BWV 852
   [CD3]
    1. 第20番 イ短調 BWV 865/2. 第5番 ニ長調 BWV 850/
    3. 第24番 ロ短調 BWV 869/4. 第9番 ホ長調 BWV 854/
    5. 第4番 嬰ハ短調 BWV 849/6. 第13番 嬰ヘ長調 BWV 858/
    7. 第8番 嬰ニ短調 BWV 853/8. 第17番 変イ長調 BWV 862/
    9. 第12番 ヘ短調 BWV 857/10. 第21番 変ロ長調 BWV 866/
    11. 第16番 ト短調 BWV 861/12. 第2番 ハ短調 BWV 847
バンジャマン・アラール
KKC 6511
(3CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4730

 アラールの注目シリーズ第6巻は平均律クラヴィーア曲集第1巻!

 録音:2021年6月8-11日、プロファン(セーヌ=エ=マルヌ県)/2h42'
 [CD1]使用楽器:クラヴィコード/ヨハン・アドルフ・ハス(1763 年ハンブルク)製、プロヴァン楽器博物館コレクション
 [CD2]使用楽器:チェンバロ(三段鍵盤)/ヒエロニムス・アルブレヒト・ハス(ハンブルク、1740 年)製、プロヴァン楽器博物館コレクション
 [CD3] 使用楽器:チェンバロ(三段鍵盤)/ヒエロニムス・アルブレヒト・ハス(ハンブルク、1740年)製、プロヴァン楽器博物館コレクション

 アラールによる、バッハの鍵盤作品をすべて録音するプロジェクトの第6弾。「平均律クラヴィーア曲集」第1巻の登場です!

 これまでの5巻で、若きバッハの作品(および影響を受けた他の作曲家の作品)から、ヴァイマール時代までを録音してきたアラール。
 今回の平均律クラヴィーア曲集第1巻は、ちょうど今年2022年が第1巻成立300年の記念年にあたるという絶妙なタイミングでのリリースとなります。
 といっても、そこはアラール、まずはCD1で、「平均律」の母体となった、ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのためのクラヴィーア小曲集などからの作品を、クラヴィコードで演奏し、聴き手の耳と心を「平均律」の前にととのえてくれるようなセッティング。
 まるで実際にバッハ父子が楽曲を演奏している部屋に迷い込んだような気分になります。

 平均律では、アラール自身がさだめた順番で曲がおさめられております。ここで使用した楽器は、"歴史的"チェンバロ、1740年製のヨハン・アドルフ・ハス。三段鍵盤を擁し、繊細でいながら実にカラフルかつパワフルな音色が魅力の楽器です。
 アラールは、バッハも、特にライプツィヒ時代には様々な鍵盤楽器を自由に使えたはずで、おそらくはここで使用したような、規模の大きな楽器も愛奏していたのではないか、としています。
 平均律のもつ大きな宇宙の広がりを感じる演奏です。

 
 




PASSACAILLE RECORDS


PAS 1113
¥2600
ビウエラのビートで
 アタウアルパ・ユパンキ(1908-1992):Huajra
 作者不詳:La siete de Abril
 フアン・デ・ディオス・フィリベルト(1885-1964):Caminito
 エルネスト・タリアフェッリ(1889-1973):Passione
 アベル・フレウリ(1903-1958):Ausencia
 ルイス・デ・ナルバエス(1500頃-1555から1560):
  Diferencias sobre Guardame las vacas
 作者不詳:Zamba da Vargas
 ルイス・アルベルト・フェルナンデス(1987-):El pollo Ricardo
 アタウアルパ・ユパンキ:Paisano errante
 アベル・フレウリ:Trinos y alas
 ルイス・デ・ナルバエス:Cancion del Emperador
 アベル・フレウリ:Estiole pampeano
 アニバル・トロイロ(1914-1975):Maria
 ビセンテ・グレコ(1886-1924):Ojos negros
 アベル・フレウリ:Tonada
 エルネスト・ポンツィオ(1885-1934):Don Juan
 アルベルト・カステヤノス(1892-1959):Ausencia
 アタウアルパ・ユパンキ:Lloran las ramas del viento
 ルイス・デ・ミラン(1500頃):Pavana
 ホアキン・マウリシオ・モラ(1905-1979):Margarita Gauthier
 オスバルド・フレセド(1897-1984):Via mia
 ジョン・ダウランド(1563-1626):Melancholy Galliard
アレホ・デ・ロス・レイエス(ギター)

 ギター1本で古楽と現代、伝統音楽と民族音楽を横断

 録音:2017年6月29日-7月2日/67'54''

 アレホ・デ・ロス・レイエスはアルゼンチンのギター奏者。タンゴ好きの祖父や、クラシックギター奏者で教師であった両親のもとアルゼンチンの民族音楽に親しみ育ちました。
 クラシックやタンゴのみならず古楽器についても本格的に学び、ヨーロッパで演奏活動を展開しています。

 このアルバムは、長い時間軸の中で構成されたギタープログラム。
 「アーティキュレーション、リズム、ルバートといった概念が、古楽とアルゼンチンタンゴにおいて同様に重要であることに気付いたことは、私にとって驚きでした」と語るアレホ・デ・ロス・レイエスの特質が感じられる1枚となっています。
 
 


PAS 1115
¥2600
C.P.E.バッハの自信作、古典派へ大きな影響を与えオラトリオ
 C.P.E.バッハ:オラトリオ『イエスの復活と昇天』Wq.240
ローレ・バイノン(ソプラノ)
キーラン・キャレル(テノール)
アンドレアス・ヴォルフ(バリトン)
フラマン放送合唱団
バルト・ファン・レイン(指揮)
イル・ガルデリーノ

 録音:2021年6月15-18日/69'17''

 父J.S. バッハの受難曲をバロック時代の頂点とすれば、C.P.E.バッハは全く新しい道でオラトリオを創作したと言えます。
 それは新しい音楽を求めるハンブルクの聴衆に向けたもので、教会ではなくコンサートホールで演奏されることで聴衆の反応を見ながら音楽を進めていくような効果が見えてくるようになります。
 この『イエスの復活と昇天』はハイドンのオラトリオや、モーツァルトの『魔笛』のパミーナのアリアにも影響を及ぼしたとされる作品で、C.P.E.バッハ自身も、出版社のブライトコプフに宛てて「これは私が書いた中で最高の作品だ」と語っています。
 



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GLOSSA



PGCD924701
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
リナ・トゥール・ボネ、Glossaに!
 ビーバー:ヴァイオリン・ソナタ集

 ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー(1644-1704):
  ヴァイオリン・ソナタ集(ニュルンベルク、1681) ~

   ソナタ第3番ヘ長調/ソナタ第5番ホ短調/
   ソナタ第1番イ長調/ソナタ第6番ハ短調/
   2本のヴィオラ・ダモーレのためのパルティータ第7番ハ短調
    (《技巧と楽しみの調和》(1696)より)
リナ・トゥール・ボネ
 (バロック・ヴァイオリン、
  ヴィオラ・ダモーレ)
ムジカ・アルケミカ
GCD924701
¥2600→\2290

 リナ・トゥール・ボネがGlossaに登場!十八番ビーバーのヴァイオリン・ソナタ集!

 ☆スペインのバロック・ヴァイオリニスト、リナ・トゥール・ボネがGLOSSAに登場!
 ☆「ロザリオのソナタ」でも大きな反響を呼んだビーバーのスペシャリスト。新録音はビーバーのヴァイオリン・ソナタ集!

 同世代でもっともエキサイティングなヴァイオリニストの一人と評されるスペインのバロック・ヴァイオリニスト、リナ・トゥール・ボネと、彼女が結成したバロック・アンサンブル「ムジカ・アルケミカ」が、スペインを代表する古楽レーベル Glossa(グロッサ)に移籍!
 記念すべきGlossa第1弾は、ザルツブルク宮廷の楽長も務めた17世紀オーストリアのヴァイオリン・ヴィルトゥオーゾ、ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー(1644-1744)のヴァイオリン・ソナタ集。
 リナ・トゥール・ボネは、1681年にニュルンベルクで出版された8つのヴァイオリン・ソナタから4曲を選び、1696年に出版された「技巧と楽しみの調和(Harmonia artificioso-ariosa)」から、2本のヴィオラ・ダモーレのためのパルティータ(パルティア)1曲をカップリング。

 ビーバーの大作「ロザリオのソナタ集」の全曲録音でも批評家や聴衆から高い評価を得、2018年の来日公演を含むヨーロッパ各地でも全曲演奏を行ってきたスペシャリストであるリナ・トゥール・ボネが新たに挑むビーバー。
 超絶技巧、新しい技法、奇抜さ、果てしない創意工夫に満ちた、スティルス・ファンタスティクス(幻想様式)の全盛期を彩るヴァイオリン・ソナタにご注目ください。

 ※録音:2021年10月、アンテケーラ(スペイン)

 





リナ・トゥール・ボネ、そのすべてのアルバムが衝撃的


PAN CLASSICS
PC10329
(2CD)
\4400
リナ・トゥール・ボネ
  ビーバー:ロザリオのソナタ集(全)

  『ロザリオのソナタ集』変則調弦によるヴァイオリンと
   通奏低音による15のソナタ、および無伴奏パッサカーリャ
リナ・トゥール・ボネ(バロックvn)
Ens.ムジカ・アルケミカ(古楽器使用)
アンネ・マーリエ・ドラゴシッツ(cmb)
パッチ・モンテーロ(vg, cb, リローネ、ヴィオローネ)
ラインヒルト・ヴァルデーク(バロックhrp)
トーマス・ボイゼン(テオルボ)

 ここで第10番が聴けます。
 うまいのは当たり前として、かなり情熱的・・・これがスペインの「ロザリオ」か。
 ・・・いいじゃないですか。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=SPFOi5b2hgE

 
 


GCD923531
¥2600
ロンドンみやげ ~ ルイージ・マルケージ:アリエッタ集 Op.1&2
 ルイージ・マルケージ(1756-1829):
  愛するニーチェよ、覚えておいてください Op1-1、
  みんながあなたに恋い焦がれていることに Op.1-2、
  わが美しき太陽の愛すべき容貌 Op.1-3、
  心地良いそよ風よ Op.2-5
 アンネ=マリー・クルムフォルツ(1766-1813):
  新しい序奏とピエモンテのエールによる変奏曲
 マルケージ:
  わが憧れの人に話しかける人よ Op.2-1、
  わが愛する人は何をしているのだろう? Op.2-3、
  怒りが教えてくれるというのはほんとうではない Op.2-4
 ジェイムズ・チェルヴェット(1748-1837):
  2本のチェロのための二重奏曲 ハ長調
 マルケージ:
  羊の群を牧草地に連れて行く時 Op.1-6、
  もしも彼女に恋することがあったら Op.2-2
 クルムフォルツ:
  クルムフォルツ氏によるメヌエットとその夫人による変奏曲
フランチェスカ・カッシナーリ(ソプラノ)、
スティーレ・ガランテ
 〔キアラ・グラナータ(ハープ)、
  アンドレア・フリッジ(フォルテピアノ)、
  アグニエシュカ・オシャンツァ(チェロ)、
  ジューリア・ジーリオ・ジャネッタ(チェロ)〕
ステーファノ・アレージ(指揮)

 18世紀後半のカリスマ的歌手、ルイージ・マルケージの声楽作品!

 ☆当代きってのカストラート歌手、ルイージ・マルケージの残した作品!
 ☆エレガントで聴きどころに溢れた2曲のアリエッタ!

 2015年にリリースされたルイージ・マルケージ(1756-1829)のためのアリア集(GCD923505)を録音したスティーレ・ガランテが、ソプラノでバロック時代の歌唱に注力しているフランチェスカ・カッシナーリを迎えて、今度はマルケージが作曲した作品を収録しました。
 マルケージは、イタリアのカストラート歌手で当時最も有名な人物でした。彼は、ロンドン滞在中にフォルテピアノとハープを伴奏に伴った2つのアリエッタを書いており、その作品は非常にエレガントで聴きどころに溢れたものになっています。
 これは、オペラ歌手として当時すでに有名だった自分の名声を活かして、作品をより世の中に拡げたいというマルケージの想いの現れといえるでしょう。
 このアルバムは、当時マルケージとロンドンで同時代に活躍していた作曲家たちの作品と共に収録されています。

 ※録音:2021年4月、ヘールフィンク博物館(オランダ)

 
 
 


GCD923532
¥2600
計り知れぬ愛へ ~
 マッダレーナ(マグダラのマリア)の涙:世俗の愛と神聖な愛

  アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):
   アリア 「すべてを忘れて甘美な眠りを楽しんでいる間」
    (希望)(《薔薇の庭》より)
  ジョヴァンニ・ボノンチーニ(1670-1747):
   アリア 「時は矢のごとく過ぎ去り」
    (神聖な愛)(《マッダレーナの改宗》より)、
   アリア 「私は泣きたい」 (《キリストの足下のマッダレーナ》より)
  レオナルド・レオ(1694-1744):
   サルヴェ・レジナ(ようこそ天の女王) ハ短調
  ニコラ・ポルポラ(1686-1768):
   シンフォニア ニ短調(《正義の女神の勝利》より)
  ボノンチーニ:
   レチタティーヴォ 「あの恐ろしい音に」、
   アリア 「涙の生ぬるい川に」(《マッダレーナの改宗》より)
  アレッサンドロ・スカルラッティ:サルヴェ・レジナ ハ短調
  アントニオ・カルダーラ(1670-1736):
   アリア 「涙で溶けて」(マグダラのマリア)
    (《キリストの足下のマッダレーナ》より)
  ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):
   サルヴェ・レジナ イ短調、アーメン
  アレッサンドロ・スカルラッティ:
   アリア 「私は小さな森の中にいよう」(贖罪)(《薔薇の庭》より)
ホセ・マリア・ロ・モナコ(メゾ・ソプラノ)
ディヴィーノ・ソスピーロ
マッシモ・マッツェオ (指揮)

 マグダラのマリアの愛をテーマに歌い上げる、ホセ・マリア・ロ・モナコ!

 ☆バロック音楽で評価を得ているホセ・マリア・ロ・モナコがソロ・デビュー!
 ☆マグダラのマリアに焦点を当てた美しい響きの数々!

 このアルバムのサブタイトルである「神聖な愛」と「世俗の愛」は、イエスの母であったマリアと、磔にされたイエスを見守り、復活の際に立ち会ったマグダラのマリアを表しています。
 イエスの母であったマリアは中世から崇拝の対象となっていましたが、マグダラのマリアは17世紀から18世紀になって多くのオラトリオの中で取り上げられます。
 そこでは、マグダラのマリアが世俗と神聖な愛の間の役割を果たし、その緊張感が非常に感情的な音楽のための素晴らしい素材となっています。
 それらが活かされたオラトリオと3つのサルヴェ・レジナをディヴィーノ・ソスピーロの指揮者であるマッシモ・マッツェオは組み合わせました。
 ソリストはバロック音楽で定評のあるメゾ・ソプラノ歌手ホセ・マリア・ロ・モナコです。このアルバムは、彼女のソロ・デビューアルバムとなります。

 ※録音:2020年11月11日-14日、カペラ・ダ・ベンポスタ(ポルトガル)

 
 




ATHENE



ATH-23212
¥2700
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
 ピアノとヴァイオリンのための6つのソナタ「パラティーヌ」

  1-2. ソナタ第18番 ト長調 K 301
  3-4. ソナタ第19番 変ホ長調 K 302
  5-6. ソナタ第20番 ハ長調 K 303
  7-8. ソナタ第21番 ホ短調 K 304
  9-10. ソナタ第22番 イ長調 K 305
  11-13. ソナタ第23番 ニ長調 K 306
ダニエル=ベン・ピエナール(ピアノ)
ピーター・シェパード・スケアヴェズ(ヴァイオリン)

 録音: 2019年7月25-27日 Angela Burgess Recital Hall, Royal Academy ofMusic, London(UK)

 1777年10月末、パリへ赴く途中に立ち寄ったマンハイムでモーツァルトが書き始めたのは「クラヴィーア二重奏曲」と呼ぶピアノとヴァイオリンのためのソナタでした。
 翌年までに6曲が完成、1778年11月に「作品1」として出版され、パラティーヌ(プファルツ)選帝侯妃マリア・エリーザベト・アウグステに献呈されました。
 ニ長調K306を除くと、どれも2楽章形式で書かれており、これは当時全盛を誇っていたヨハン・クリスティアン・バッハ作品に倣ったものと考えられています。
 現代のヴァイオリン・ソナタとは違い、主役はピアノでヴァイオリンはどちらかというと伴奏役。
 しかし各々の楽器が紡ぎだす旋律は絶妙のバランスを持ち、有機的に結びついています。
 演奏しているダニエル・ベン=ピエナールはバロックから初期ロマン派の作品を得意とするピアニスト。
 英国王立音楽院の教授を務め、AVIEレーベルやLINNレーベルから多くのアルバムを発表するベテラン。
 名手ピーター・シェパード・スケアヴェズが弾くヴァイオリンとともに見事な演奏を聴かせます。
 




DIVINE ART


DDA-25228
¥2700
SONGS OF LOVE
 J.S.バッハ/アイヴズ/シューマン:ピアノ作品集

  1. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
   『ゴルトベルク変奏曲』 BWV 988-アリア
  2. チャールズ・アイヴズ(1874-1954):
   ピアノ・ソナタ 第2番「コンコード」- 第3楽章「オルコッツ」
  3-10. ロベルト・シューマン(1810-1856):クライスレリアーナ Op. 16
ジェニー・Q・チャイ(ピアノ)

 録音: 2020年12月18日 ProPiano, San Francisco(USA)

 ニューヨーカー誌で「まばゆいばかりの才能と深い音楽性がマッチしたピアニスト」と評されたピアニスト、ジェニー・Q・チャイ。
 近現代作品の優れた解釈で知られ、珍しい作品も積極的に紹介、また、新しいインタラクティブな楽譜ソフトウェアの開発に取り組んでいます。
 また上海を拠点に音楽と音楽家の国際交流を目的とした「Face ArtInstitute」を設立・運営し、ニューヨークの現代音楽団体「Ear to Mind」の理事も務め、上海とカリフォルニア大学バークレー校の教員を兼任するという多忙な毎日を送っています。
 このアルバムは、彼女が親しみを込めて「音楽のグランパ(おじいちゃん)」と呼ぶ英国のピアニスト、シーモア・リプキン(1927-2015)へのトリビュート。
 12歳から19歳までリプキンに指導を受けた彼女は、その時に学んだシューマン作品に格別の思い入れをもっており、なかでもクライスレリアーナは「決して古びることなく、自分の中に生きている」というほどに愛着を抱いているといいます。
 この「SONGS OF LOVE=愛の歌」と題されたアルバムでは、クライスレリアーナにバッハとアイヴズ作品を加え、恩師リプキンへの思いを音で綴っています。
 
 
DDA-25230
¥2700
Visions and Ventures
 J.S.バッハ/プロコフィエフ/ベートーヴェン:ピアノ作品集
スティーヴン・ベヴィル(ピアノ)
  1-2. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):前奏曲とフーガ ホ長調 BWV 878
  3-22. セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953): 束の間の幻影 Op. 22
  ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827): ピアノ・ソナタ 第4番 変ホ長調 Op. 7
   23. I. Allegro molto e con brio/24. II. Largo con gran espressione/
   25. III. Allegro –Trio/26. IV. Rondo. Poco allegretto e grazioso

 録音:2006年8月22日 Shiplake, Henley-on-Thames(UK)‛&1-2 2019年9月5日 Gateway, Seaton(UK)‛&3-22 2003年6月26日 Velte-Saal, Karlsruhe(UK)‛&23-26

 英国生まれのピアニスト・作曲家スティーヴン・ベヴィル。
 11歳からロンドンのジュニア・ロイヤル・アカデミーで学び、ペーター・ケイティンの個人指導を受けながら、英国王立北音楽院とカールスルーエ音楽大学大学院で研鑽を積み優秀な成績で卒業。
 ソリストとして英国とドイツでリサイタルを行い高く評価されるとともに、多くの国際フェスティバルに出演。
 古典派から20世紀のレパートリーに精通しているだけでなく、作曲家としても活躍しています。
 このアルバムでベヴィルは、一見繋がりがなさそうな3つの時代の音楽を「Visions and Ventures=展望と冒険」というタイトルで関連付けました。
 常に音楽的なビジョンを持ち、宗教的な信仰に導かれていたJ.S.バッハ、革命的なアイデアを持ち、ロマン派へと繋いだベートーヴェン、急進的なモダニズムの要素と遊び心を採り入れたプロコフィエフ。
 ベヴィルは3人の作品から共通要素を見出し、高度なテクニックで弾ききっています。
 




STEINWAY&SONS



STNS-30176
(2CD)
¥3700
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
 平均律クラヴィーア曲集 第2巻 BWV 870-BWV 893

  【CD1】
   1-24. 前奏曲とフーガ 第1番-第12番 BWV 870-BWV 881
  【CD2】
   1-24. 前奏曲とフーガ 第13番-第24番 BWV 882-BWV 893
アンドルー・ランジェル(ピアノ)
 Steinway モデルD #586518

 録音: 2021年4月Shalin Liu Performance Center、Rockport、マサチューセッツ(USA)

 J.S.バッハとベートーヴェン作品における優れた解釈で知られるアンドルー・ランジェル。
 彼は30年ほど前にJ.S.バッハの「ゴルトベルク変奏曲」、トッカータ嬰ヘ短調、「音楽の捧げもの」からの2曲のリチェルカーレの演奏でSTEINWAY & SONSレーベルでのデビュー作を皮切りに、いくつかのレーベルをまたぎながら数多くのバッハ作品の録音を続けており、その鮮烈さ、美しさ、独創性が高く評価されています。
 今回の『平均律クラヴィーア曲集第2巻』は、2007年にBridge Recordsレーベルからリリースされた第1巻の続編となるものであり、前作からほぼ14年を経たランジェルの演奏は、ますます煌びやかで自由奔放となっており"聴き続けるたびに、これまで気づかなかった美しさとポリフォニーの神秘が見えてくる"と海外の音楽サイトでも絶賛されています。
 



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ZKPスロヴェニア放送


ラナ・トロトヴシェクとマリア・カニゲラールのベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集ライヴ 分売4枚


 これは名演!ラナ・トロトヴシェクとマリア・カニゲラールのベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集ライヴ 分売4枚

 スロヴェニアのヴァイオリニスト、ラナ・トロトヴシェクと、カタルーニャのピアニスト、マリア・カニゲラールによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集が4枚分売で発売。
 
 ラナ・トロトヴシェクは1983年、スロヴェニアの首都リュブリャナの音楽一家に生まれる。4歳からヴァイオリンを学び、17歳で偉大なヴァイオリニスト、ルッジェーロ・リッチに認められてザルツブルクのモーツァルテウム大学で集中的に学ぶ。
 ロンドンに拠点を移した後、ここ10年ほどでメキメキと頭角を現している。

 マリア・カニゲラール(Canyigueral カタルーニャ語ではgueはゲの音)は、スペイン、カタルーニャ州のジローナの生まれ。バルセロナで学んだ後、彼女もロンドンに拠点を移し、独奏、伴奏、室内楽で活躍している。
 
 二人は何年もコンビを組んで演奏しており、ロンドンのウィグモア・ホールにも登場して高い評価を得ている。
 この録音は2020年8月3,4,6日の3日間、リュブリャナの旧修道院を改装したクリジャンケという施設の中の騎士の広間でのライヴ録音。西欧の南国と東欧の南国の二人の女性はそれぞれに情熱的で、それが演奏会の高まる感興で見事に融合している。
 トロトヴシェクは瑞々しい音色と新鮮な感覚が素晴らしい。
 カニゲラールは暖かい音色に押し引き良くヴァイオリンに寄り添いつつ、必要な時には独奏ピアニストとしても相当高度な技術力で大きく主張する。
 ベートーヴェン好き、ヴァイオリン好き、ピアノ好き、いずれにおいても強くお勧めできる全集である。
 


ZKP 117626
¥2500
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集 Op.12
 ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 Op.12-1
 ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.12-2
 ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調 Op.12-3
ラナ・トロトヴシェク(Vn)
マリア・カニゲラール(Pf)

 録音:2020年8月3,4日 スロヴェニア リュブリャナ(ライヴ録音) 60'54

 スロヴェニアのヴァイオリニスト、ラナ・トロトヴシェクと、カタルーニャのピアニスト、マリア・カニゲラールによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集の第1集、Op.12の3曲、第1番から第3番。
 トロトヴシェクの瑞々しく良く伸びる音色がベートーヴェン20代の作品にとても映えている。しかも若きベートーヴェンの内面の情熱、次世代を切り開く意欲もバシバシ伝わって来る。
 またこれら3曲は比較的ピアノの比重が高く、マリア・カニゲラールがまた実に絶妙で、とりわけ緩徐楽章が素晴らしい。
 
 


ZKP 117633
¥2500
ラナ・トロトヴシェクとマリア・カニゲラール、
 ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集の第2集

  ベートーヴェン:
   ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24 「春」
   ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調Op.30-1
   ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調Op.30-3
ラナ・トロトヴシェク(Vn)
マリア・カニゲラール(Pf)

 録音:2020年8月3,4,6日 スロヴェニア リュブリャナ(ライヴ録音) 68'27

 ラナ・トロトヴシェクとマリア・カニゲラールによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集の第2集。
 聞き慣れた名曲「春」も二人の手にかかると実に新鮮。力強いベートーヴェンでは表に出てこない繊細な美感がすこぶる生きている。
 彼女たちは第6番でさらに本領発揮、下手をするとあまり印象に残らないこの曲から柔らかい幸福感をたっぷり引き出している。

 バックインレイカードでの1曲目の英文表示がヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 Op.12-1と誤っています(スロヴェニア語表記では正しい表記)。
 
 


ZKP 117640
¥2500
ラナ・トロトヴシェクとマリア・カニゲラール
 ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集の第3集

  ベートーヴェン:
   ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調Op.23
   ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調Op.47「クロイツェル」
ラナ・トロトヴシェク(Vn)
マリア・カニゲラール(Pf)

 録音:2020年8月3,4,6日 スロヴェニア リュブリャナ(ライヴ録音) 55'17

 ラナ・トロトヴシェクとマリア・カニゲラールによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集の第3集。
 比較的地味とされる短調作品の第4番が彼女たちの手にかかると情熱の迸る名曲になる。そしてクロイツェル・ソナタの見事なこと。
 二人の女性奏者が全力で駆け抜けていく素晴らしい熱演。ライヴ録音ということもあって、取りつかれたような集中力に引き込まれる。
 
 


ZKP 117657
¥2500
ラナ・トロトヴシェクと、マリア・カニゲラールによる
 ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集の第4集

  ベートーヴェン:
   ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.30-2
   ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調 Op.96
ラナ・トロトヴシェク(Vn)
マリア・カニゲラール(Pf)

 録音:2020年8月6日 スロヴェニア リュブリャナ(ライヴ録音) 56'39

 スロヴェニアのヴァイオリニスト、ラナ・トロトヴシェクと、カタルーニャのピアニスト、マリア・カニゲラールによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集の第4集。
 ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタでも「クロイツェル」と「春」に次ぐ傑作、第7番 ハ短調はほの暗く静かに情熱が燃える素敵な演奏。
 ベートーヴェン40代の作品、第10番ではグッと落ち着きと深みを感じさせる演奏で、後期のベートーヴェンを予感させる演奏を繰り広げている。
 
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ZKP 117152
(2CD)
¥4600→\4290
(簡易収納紙ケース)
ネーメ・ヤルヴィもシモノフも伴奏で登場!
 スロヴェニアの大ヴァイオリニスト
  「イゴール・オジムが弾く名協奏曲集」

 (1)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ長調 K.211
 (2)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K.218
 (3)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
 (4)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
 (5)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
イゴール・オジム(ヴァイオリン)
(1)(2)サモ・フバド(指揮)
 スロヴェニア・フィルハーモニー管弦楽団
(3)ユーリ・シモノフ(指揮)
 リュブリャナ放送交響楽団
(4)ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
 スロヴェニア・フィルハーモニー管弦楽団
(5)ニコライ・アレクセーエフ(指揮)
 リュブリャナ放送交響楽団

 ネーメ・ヤルヴィも伴奏で登場!スロヴェニアの大ヴァイオリニスト、イゴール・オジムの名協奏曲集

 録音:(1)1972年9月20日、(2)1972年9月21日スロヴェニア リュブリャナ(ライヴ)、(3)1993年3月19日 スロヴェニア リュブリャナ(ライヴ)、(4)1978年4月12日 スロヴェニア リュブリャナ(ライヴ)、(5)1992年1月10日 スロヴェニア リュブリャナ(ライヴ)/146'31

 スロヴェニアが誇る偉大なヴァイオリニスト、イゴール・オジムの弾く有名協奏曲5曲。いずれもライヴ録音。
 イゴール・オジムは1931年、スロヴェニア(当時はユーゴスラビア王国の一部)のリュブリャナの生まれ。ロンドンに留学し、1951年にはカール・フレッシュ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝。
 その後独奏者として広く活躍しつつ、ケルン高等音楽院、ベルン芸術大学、ザルツブルクのモーツァルテウムなどで名教師として名を馳せた。
 ベルンでの教え子にパトリツィア・コパチンスカヤがいる。独奏者、指導者として高名なオジムだが、残された録音はあまり多くない上に有名協奏曲が少ない。
 ZKP RTV SLOVENIJAからもいくつか発掘音源のCDが出ていたものの、これだけの名曲揃いのものはなかった。
 オジムのヴァイオリンは音色が魅力的な上に歌い回しが柔軟で優しく、オジムを知らなかい人でも聞けばすぐさま気に入ることだろう。
 しかも伴奏指揮はユーリ・シモノフやネーメ・ヤルヴィ、ニコライ・アレクセーエフら。放送局の録音で音質もまずまず。
 
 


ZKP 115752
¥2500
ステファン・ミレンコヴィッチのベートーヴェン&ブルッフの協奏曲!
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 Op.26
ステファン・ミレンコヴィッチ(ヴァイオリン)
ヴラディミル・クレノヴィッチ(指揮)
スロヴェニア放送交響楽団

 日本でも人気上昇中!ステファン・ミレンコヴィッチのベートーヴェン&ブルッフの協奏曲!

 録音:2019年5月 スロヴェニア リュブリャナ 68'47

 近年特に注目を浴びているヴァイオリニストの一人、ステファン・ミレンコヴィッチ。
 新録音はベートーヴェンとブルッフの第1番という名曲2曲。
 ステファン・ミレンコヴィッチはユーゴスラヴィア時代のセルビア、ベオグラードの生まれ。生地で学んだ後、渡米してジュリアード音楽学校でさらに学んだ。
 1993年、パガニーニ国際コンクールとティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリン・コンクールでどちらも2位、翌1994年には両コンクールで4位と2位を受賞して注目を浴びるようになった。
 現在では米国とセルビアを拠点に欧米で幅広く活躍しており、日本でも既に人気が高い。高度な技術力を持ちつつそれをひけらかす様なことなく、音楽にじっくりと深く入り込む集中力が魅力である。
 ここでもベートーヴェンは力強く鮮やかに弾き切るのではなく、静かにじっくりと音楽の核を求めて弾き込んでおり、詩情と風格の豊かさは類を見ないほどだ。
 
 

ZKP 115721
¥2500
「ヴォルフ(レーガー編):オルガン伴奏による歌曲集」
 ヴォルフ(レーガー編):スペイン歌曲集から
  (今こそわたしはあなたのもの/
   神をお生みになられたあなた/さあ歩くのだ、マリア/
   これらの椰子の樹のまわりで浮かぶ者/
   御子よ、私をベツレヘムへ導いてください/
   ああ、幼な児の瞳は/苦労に満ちて私は来た/
   ああ、なんと長く魂はまどろんだことか/
   主よ、この地には何が芽生えるのでしょう/
   私の愛するお方よ、あなたは傷を負われて)
 ヴォルフ(レーガー編):メリケの詩による歌曲
  (眠る幼児イエス/受難週/新年に/祈り)
テレサ・プルート(ソプラノ)
ポロナ・ガンタル(オルガン)

 録音:2010年2月6日 2015年10月21日 スロヴェニア リュブリャナ、52'01

 ヴォルフの歌曲から宗教的題材の作品をレーガーがオルガン伴奏に編曲したものを集めている。
 オルガン伴奏だと当然宗教的雰囲気が増して、深々とした印象が強まっている。こうしたレーガーのオルガン伴奏編曲は時々取り上げられることはあっても、CD1枚にまとまるのは極めて珍しいだろう。
 テレサ・プルートはカナダのヴァンクーバー生まれ。両親はスロヴェニア人。
 デュッセルドルフのドイッチェ・オーパー・アム・ラインでモーツァルトの娘役などで活躍している若いソプラノ。
 
 


ZKP 116001
¥2500
(簡易収納紙ケース)
「タルティーニ:弦楽四重奏曲全集」
 4声のソナタ/シンフォニア ニ長調 C.551/78
 4声のソナタ ト長調
 4声のソナタ ニ長調 B.897
 4声のソナタ/シンフォニア ニ長調 C.538
タルティーニ弦楽四重奏団:
 【ミラン・コルブル(ヴァイオリン)
  ロメオ・ドルッカー(ヴァイオリン)
  アレクサンダル・ミロシェヴ(ヴィオラ)
  ミロシュ・ムレイニク(チェロ)】

 録音:2020年3月リュブリャナ、37'07

 ジュゼッペ・タルティーニといえば何といってもヴァイオリン曲。ヴァイオリン・ソナタを170曲、ヴァイオリン協奏曲を130曲書いたというが、一方で4声のソナタと題された弦楽四重奏曲も僅か4曲だけ書いている。
 そのすべてがこのCDに収録されている。
 タルティーニの弦楽四重奏曲なら第1ヴァイオリン+弦楽三重奏の伴奏だろう、と思いきや間違い、予想を遥かに超える立派な弦楽四重奏曲。
 ハイドンより40年の年長のタルティーニがこうした曲を残していたことは驚きだ。タルティーニ好きのみならず、弦楽四重奏曲マニアもぜひとも。
 
 タルティーニ弦楽四重奏団は1983年にスロヴェニア・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者たちによって結成、当初はスロヴェニア・フィルハーモニー弦楽四重奏団と名乗っていたが、その後現在のスロヴェニアのピラーノで生まれたタルティーニの名を冠して改称。スロヴェニアを代表する弦楽四重奏団として活躍している。
 
 

ZKP 116971
¥2500
 (簡易収納紙ケース)
「シルエット」~ラリタ・スヴェテ・リサイタル
 (1)トマーシュ・スヴェテ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ
 (2)バッハ:
  無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV.1004~シャコンヌ
 (3)トマーシュ・スヴェテ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番
 (4)イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 「バラード」
 (5)プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.80
ラリタ・スヴェテ(ヴァイオリン)
(5)エフゲニ・シナイスキ(ピアノ) 

 録音:2019年 スロヴェニア リュブリャナ,70'38

 スロヴェニア系のヴァイオリニスト、ラリタ・スヴェテのおそらく初のCD。ラリタ・スヴェテは1996年、ウィーンの生まれ。
 父はスロヴェニアの作曲家、トマーシュ・スヴェテ。4歳からヴァイオリンを学び、7歳でデビュー。
 その後はオーストリアとスロヴェニアを拠点として欧米で活躍している。
 このCDは父の作品も含め無伴奏曲を並べ、メインにはプロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ第1番を据えるという意欲的な内容。
 若い瑞々しい音色だが、勢いで弾くようなことはなく、柔らかい弓使いで潤いのある音楽を紡いでいる。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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THE LOST RECORDINGS



TLR2203040
(2CD)
特別価格
¥3600→\3290
ヘンリク・シェリング/未発表ベルリン・スタジオ・レコーディング
 1. J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 BWV1004
 2. フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 FWV8
 3. ラヴェル:ツィガーヌ
 4. ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調《春》
 5. ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.30-2
 6. J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 ホ長調 BWV1006 より 前奏曲
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
ギュンター・ルートヴィヒ(ピアノ、2,4)
マリヌス・フリプセ(ピアノ、3,5)

 20世紀ヴァイオリン界の至宝、ヘンリク・シェリングの未発表音源!

 ☆高音質でよみがえる、シェリングの至高のバッハ!
 ☆神々しさを携えるその演奏に傾聴する喜び!

 フランスのレーベル "Fondamenta" が貴重音源を高音質に復刻するシリーズ「The Lost Recordings」が、レーベル名も「The Lost Recordings」へと変えて始動。
 今回は20世紀を代表するヴァイオリニスト、ヘンリク・シェリングの未発表ベルリン・スタジオ・レコーディングです。
 「The Lost Recordings」シリーズお馴染みの「Phoenix Mastering」(※)によって丁寧にリマスタリングされたその音源は、モノラルながら(6のみステレオ)鮮やかにシェリングの演奏を伝えてくれます。

 ヘンリク・シェリングの代名詞ともいえるJ.S.バッハの《無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ》を全曲録音した1955年盤と1967年盤のちょうど間の時期にあたる1962年から1963年の貴重な未発表音源をCD2枚にたっぷりと収録しました。
 この時期のシェリングはまさに全盛期といえる頃で、神々しいまでの美しさを携えたバッハ、ロマンティシズムと気品に溢れたフランク、端正でありながらも歌心も忘れないバランス感覚が研ぎ澄まされたベートーヴェン。
 どの曲をとっても20世紀の巨匠シェリングの妙技が味わえる、すべてのクラシック・ファンにおすすめの内容となっています。モノラルながらもそれを感じさせない迫力の演奏は圧巻です。

 ※録音:1963年4月19日-20日(1,3)、1962年4月27日-29日(2)、1962年4月27日(4)、1963年4月19日(5)、ベルリン=ブランデンブルク放送第3ホール〔モノラル〕/1982年2月8日(ライブ)(6)、ベルリン=ブランデンブルク放送グラント・ホール〔ステレオ〕

 ※「Phoenix Mastering(フェニックス・マスタリング)」とは、フランスのオーディオ・メーカー "Devialet(ドゥヴィアレ)"のテクノロジーを駆使して開発した、アナログ録音の正確な復刻を可能にする独自の復元プロセスです。
 



<映像>

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C MAJOR(映像)



76 0504
(Blu-ray)
¥5400→\4990
2021年2月ベルリン国立歌劇場
 ラトル指揮によるヤナーチェクの傑作《イェヌーファ》

  ヤナーチェク:歌劇《イェヌーファ》

ハンナ・シュヴァルツ(アルト/ブリヤ家のおばあさん)
スチュアート・スケルトン(テノール/ ラツァ・クレメニュ)
ラディスワフ・エルグル(テノール/シュテヴァ・ブリヤ)
エヴェリン・ヘルリツィウス(メゾソプラノ/コステルニチカ)
カミラ・ニールンド(ソプラノ/イェヌーファ)
サー・サイモン・ラトル(指揮)
ベルリン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
 (合唱指揮:マルティン・ライト)

KKC 9731
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥6620

76 0408
(DVD)
¥3700→\3390
KKC 9732
(DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4620

 2021年2月ベルリン国立歌劇場上演、ラトル指揮によるヤナーチェクの傑作《イェヌーファ》、愛と絶望に振り回されるイェヌーファをカミラ・ニールンドが見事に演じる!

 演出:ダミアーノ・ミキエレット/舞台:パオロ・ファンティン/衣装:カーラ・テティ(共同:ジュリア・ジャンニーノ/カルスタ・ケーラー)/
 照明:アレッサンドロ・カルレッティ/振付:トーマス・ヴィルヘルム/ドラマティック・アドヴァイザー:ベンヤミン・ヴェンティヒ/
 映像監督:ベアトリクス・コンラート/日本語字幕:西久美子
 収録:2021年2月、ベルリン国立歌劇場、ベルリン(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:1080i 16:9 FullHD、音声:PCM ステレオ、DTS-HD MA5.1、リージョン:All、原語:チェコ語、字幕:英独仏西韓日、126分
 (DVD)画面:16:9 NTSC、音声:PCM ステレオ、DTS5.1、リージョン:All、原語:チェコ語、字幕:英独仏西韓日、126分

 故郷モラヴィア地方を舞台にしたヤナーチェク三作目のオペラ《イェヌーファ》。
 モラヴィアの閉鎖的な寒村で繰り広げられる普遍的な人間関係を描いた内容で、ガブリエラ・プライソヴァーの戯曲「彼女の養女」がもとになっています。
 オペラでは原作の散文風の会話をそのまま用い、美しいメロディーに満ちた、チェコ・モラヴィア地方の民族色豊かな作風です。

 あらすじは、村一番の美人イェヌーファは76 0504、従兄弟のシュテヴァの子を未婚のまま妊娠し秘密裏に出産します。
 一方、シュテヴァの異父兄ラツァはイェヌーファを愛しています。イェヌーファの継母コステルニチカは、シュテヴァにイェヌーファと結婚するよう懇願しますが拒否され、今度はラツァと結婚させるために、赤ん坊を殺してしまいます。
 コステルニチカはイェヌーファには病死したと嘘をつきますが、イェヌーファとラツァの結婚式の日、赤ん坊の死体が見つかります。すべての真実が明かされ、イェヌーファとラツァは苦難を乗り越え、互いを愛し共に生きていくこと誓います。
愛、絶望、嫉妬、など現代にも通じる人間の様々な感情をリアルに描き出した内容です。

 本上演は、2021年2月にイタリア出身のダミアーノ・ミキエレットによる演出、サイモン・ラトル指揮でベルリン国立歌劇場で上演されたもの。
 コロナ禍で行われた本上演はライブ・ストリーミング配信もされました。イェヌーファ役にはカミラ・ニールンド。村娘の純粋さと困難を乗り越えていく力強さを感じる歌声です。
 そしてコステルニチカにはエヴェリン・ヘルリツィウス。バイロイトの常連歌手らしく迫力のある歌唱を聞かせてくれます。
 そしてイェヌーファを妊娠させ逃げる男シュテヴァにラディスワフ・エルグル。イェヌーファへの愛を最後まで貫くラツァにはオーストラリア出身のスチュアート・スケルトン。と主要キャスト4人の力量が発揮された聴きごたえのある歌唱を披露しています。
 またヤナーチェクの作品を積極的に演奏してきたラトルならではの色彩的で情緒豊かな音楽を描き出しています。

 
 


















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