≪第115号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その7 2022/3/29~
4/1(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ALBA
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ハイパーリアリスティック・ソング
・木山光(1983-):Death Metal Rock with
Headbang(2013)
(フルート、バス・クラリネット、ピアノ、ハープ、
チェロ、サンプラーとライヴ・エレクトロニクス)
・アスタ・ヒュヴァリネン(1963-):Improbable(2018)
(フルート/アルト・フルート、B 管クラリネット/
バス・クラリネット、ハープ、チェロとオーディオ・トラック)
・サミ・クレモラ(1973-):Peak(2014)
(バス・クラリネット、ピアノ、ハープ、
チェロとライヴ・エレクトロニクス)
・クリスチャン・ヴィンター=クリステンセン(1977-):
Four Hyperrealistic Songs for Quinte(t
2015)
(アルト・フルート、バス・クラリネット、ピアノ、
ハープ、チェロとライヴ・エレクトロニクス)
・ペルットゥ・ハーパネン(1972-):Doll
Garden(2013)
(ピッコロ/フルート・アルト・フルート、B管クラリネット/
バス・クラリネット、ピアノ、ハープ、
チェロとオーディオ・トラック) |
Defunensemble(デファンアンサンブル)
ハンナ・キンヌネン
(フルート、アルト・フルート、オブジェクト)
ミッコ・ラーサッカ
(クラリネット、バス・クラリネット、ミシン)
リリ=マルレーネ・プーセップ
(ハープ、サンプラー、オブジェクト)
エミール・ホルムストレム
(ピアノ、オブジェクト)
マルクス・ホホティ(チェロ)
アンデルス・ポホヨラ(サウンド・デザイン)
ティモ・クルキカンガス(サウンド・デザイン) |
フィンランドのもっとも注目されている現代音楽グループ、エレクトロアコースティック音楽のグループ「デファンアンサンブル」彼らが初演・委嘱した新時代の作品集
録音:2019年夏-秋 ヘルシンキ・ミュージックセンター、スタジオ(ヘルシンキ、フィンランド)
制作:ヘイディ・クーサヴァ
アーティスティック・ディレクション:サミ・クレモラ
録音:アンデルス・ポホヨラ、ティモ・クルキカンガ
アーティスティック・プロダクション、ミクシング:アンデルス・ポホヨラ
エレクトロアコースティック音楽のグループ「Defunensemble(デファンアンサンブル)」は、2009年に結成され、フィンランドのもっとも重要な現代音楽グループのひとつとして急速に名を高めてきました。
「古典」となった作品から「現代」の作品までエレクトロ=アコースティック音楽のレパートリーに欠かせない作品の初演を含めた演奏活動と、最新のテクノロジーを取り入れた作品の各国の作曲家への委嘱をつづけてきました。
フルートのハンナ・キンヌネン Hanna Kinnunen、クラリネットのミッコ・ラーサッカ
Mikko Raasakka、ハープのリリ=マルレーネ・プーセップ
Lily-Marlene Puusepp、ピアノのエミール・ホルムストレム
Emil Holmstrom、チェロのマルクス・ホホティ
Markus Hohti、サウンド・デザインのアンデルス・ポホヨラ
Anders Pohjula とティモ・クルキカンガス Timo
Kurkikangas。現代フィンランドの音楽シーンで活発な活動をする音楽家たちです。
アルバム『Hyperrealistic Songs(ハイパーリアリスティック・ソング)』では、彼らが初演あるいは委嘱した、デジタルの時代とクラシカル音楽の伝統のつながりを反映する作品が演奏されています。
日本の木山光(1983-)、デンマークのクリスチャン・ヴィンター=クリステンセン
Christian Winther-Christensen(1977-)、フィンランドのサミ・クレモラ
Sami Klemola(1973-)、ペルットゥ・ハーパネン
Perttu Haapanen(1972-)。
アスタ・ヒュヴァリネン AstaHyvarinen(1963-)の《Improbable》(起こり得ない)は、〈Dawn〉(夜明け)〈Awakening〉(目覚め)〈Mobile〉(動きまわれる)〈Stagnant〉(停滞している)〈Modernity〉(現代性)〈Concrete-Fictional〉(現実の-虚構の)〈Chorale〉(コラール)〈Dreamtime〉(ドリームタイム)の8つの部分に分かれた約13
分の作品です。
委嘱した Defunensemble がタンペレ・ビエンナーレ・フェスティヴァルで初演。彼らに献呈されました。
それぞれの作曲家が楽音と日常の音とノイズを統合して作った独創的な音世界をもつ音楽を作品の組み立てをよく知った音楽家たちが、楽天的な姿勢で演奏していきます。
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APARTE
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ミンコフスキ秘蔵っ子ティボー・ノアリ
ラモー:六重奏によるコンセール
(1)コンセール第1番ハ短調
(2)コンセール第2番ト長調
(3)コンセール第3番イ長調
(4)コンセール第4番変ロ長調
(5)コンセール第5番ニ短調 |
ティボー・ノアリ(指揮とヴァイオリン)
レ・ザクサン |
ミンコフスキ秘蔵っ子ノアリが描く絶美な室内楽版ラモー
録音:2020年12月14-16日/サン・ピエール寺院(パリ)/24bit/96kHz、60'00"
六重奏によるコンセールはラモーの数少ない室内楽作品。6つのコンセールから成ります。
ティボー・ノアリとレ・ザクサンは、そのなかから名作「コンセールによるクラヴサン曲集」全曲を六重奏用に編曲した5つのコンセールに挑戦しています。
三重奏だった「コンセールによるクラヴサン曲集」がより多彩かつ華やかになっていて、各曲の性格付けがさらにはっきり感じられるようになりました。
ティボー・ノアリは1982年生まれ。2006年以来ミンコフスキのグルノーブル=ルーブル宮音楽隊のコンサートマスターを務めるほか、カウンターテナーのフィリップ・ジャルスキと共演したり、同じくミンコフスキから目をかけられたチェンバロのフレンチェスコ・コルティとデュオを組んだりと、活躍が注目されています。
ノアリ率いるピリオド楽器アンサンブル「レ・ザクサン」はヴァイオリン3、ヴィオラ、チェロ2の編成で、クラヴサンを含まないラモーの世界を描いています。
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AP 273
(3CD)
¥4200
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フォーレ:室内楽作品集II
Disc1
(1)ピアノ四重奏曲第1番ハ短調Op.15
(2)セレナードOp.98~チェロとピアノ
(3)ピアノ四重奏曲第2番ト短調Op.45
Disc2
(1)ピアノ五重奏曲第1番ニ短調Op.89
(2)ピアノ五重奏曲第2番ハ短調Op.115
Disc3
弦楽四重奏曲ホ短調Op.121 |
シモン・ザヌイ(ピアノ)(Disc1,2)
ピエール・フシュヌレ(ヴァイオリン)、
ラファエル・メルラン(チェロ)、
マリー・シルム(ヴィオラ)(以上Disc1)
ストラーダ四重奏団
【ピエール・フシュヌレ、
サラ・ネムタヌ(ヴァイオリン)、
リーズ・ベルトラン(ヴィオラ)、
フランソワ・サルク(チェロ)】(Disc2,
3) |
サラ・ネムタムも参加。フランス若手によるフォーレ室内楽作品集第2弾!
録音:2021年3月17-26日/ジャン=ピエール・ミケル講堂(ヴァンセンヌ)/24bit/96kHz、66'00"、62'00"、23'00"
2018年5月にaparteレーベルから2枚組のフォーレ室内楽作品集をリリースしたピアノのシモン・ザウイやヴァイオリンのピエール・フシュヌレが待望の第2弾に挑戦。
今回は3枚組で、ピアノ四重奏曲とピアノ五重奏曲各2篇をメインに、フォーレ最後の作品でもある弦楽四重奏曲という力作揃いなのが注目です。
ピアノ四重奏はフシュヌレのほか、チェロのラファエル・メルラン、ヴィオラのマリー・シルムと共演。
ピアノ五重奏曲と弦楽四重奏曲はストラーダ四重奏団によりますが、ヴァイオリンをフシュヌレとサラ・ネムタヌが担っているのに注目です。
意外にもピアノ五重奏曲2篇と弦楽四重奏曲、チェロ曲「セレナード」は20世紀の作品。ドビュッシーが印象主義作風を確立した以降の作もあり、新しい時代の空気が流れていることも再認識させてくれます。
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レベッカ・クラーク:ヴィオラ作品集
(1)ヴィオラ・ソナタ (1919)
(2)モルフィウス(1917)
(3)古いイングランドの調べによるパッサカリア
(1940-1)
(4)ヴィオラとチェロのための2つの小品(1916頃)
(5)アイルランドのメロディ~ヴィオラとチェロのための(1918頃)
(6)ドゥムカ~ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノのための
(1941)
(7)チャイニーズ・パズル (1921) |
ヴァンシアーヌ・ベランジェ(ヴィオラ)
ダナ・チョカルリエ(ピアノ)
YAMAHA CFX使用
エレーヌ・コルレット(ヴァイオリン)(6)
ディヴィッド・ローウェルス(チェロ)(4)(5)(6) |
新発見曲も初収録。ヴィオラの魅力を満喫できるアルバム
録音:2021年7月6-9日/サン・ピエール寺院(パリ)/56'00"
ヴァンシアーヌ・ベランジェは2003年から2008年までマンフレッド四重奏団のメンバーを務めた女性ヴィオラ奏者。ソロ、アンサンブルに限らずヴィオラの魅力を普及させることに熱心で、このアルバムもこだわりを感じさせます。
レベッカ・クラーク(1886-1979) はイギリス出身の女性作曲家。自身ヴィオラ奏者としても活躍したため、ヴィオラ作品ことにソナタは近年幅広く演奏されています。ここでは彼女の作曲したヴィオラ独奏曲を集めています。
注目はヴィオラとチェロの二重奏による「アイルランドのメロディ」。長く失われたとされていましたが、近年草稿が発見されここで世界初録音となりました。
「さらばククレイン」と「ロンドンデリーの歌」から成り、ヴィオラとチェロの魅力が存分に生かされています。ピアノをルーマニア出身の名手ダナ・チョカルリエが担っているのも豪華です。
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MIRARE
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ガブリエル・スターン(ピアノ)
リスト:超絶技巧練習曲 S.139
1. ハ長調「前奏曲」/2. イ短調/3. ヘ長調「風景」/
4. ニ短調「マゼッパ」/5. 変ロ長調「鬼火」
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6. ト短調「幻影」/7.変ホ長調「エロイカ」
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8. ハ短調「荒野の狩」/9. 変イ長調「回想」
/
10. ヘ短調/11. 変ニ長調「夕べの調べ」
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12. 変ロ短調「雪あらし」 |
ガブリエル・スターン(ピアノ) |
おそるべき才能と音楽とテクニック「リストの再来」、ガブリエル・スターンによるリストの超絶技巧練習曲全曲!
録音:2021年5月14-17日、スイス/66'54
ヴィルサラーゼも「その比類なき芸術的献身が、彼にしか表現しえない世界を実現させている」と手放しで絶賛する逸材ピアニスト、ガブリエル・スターン。
1992 年生まれ、スイスの音楽院でセドリック・ペシャのもとで学んだのち、ヴィルサラーゼのもとでさらなる研鑽を積みました。さらに、カサール、ルイサダ、リフシッツ、ジャック・ルヴィエらにも薫陶を受けています。
「リストの再来」を思わせるそのテクニックと、知的で見通しのよい音楽づくりは世界から高い評価を受けています。
リストはその超絶技巧練習曲によって、ピアノのヴィルトゥオジティを、過去のものとは比べられないくらい、そして現代でも超えられないものへと一気に高めました。
これらの曲に取り組むのは、まず技術がないと歯が立ちませんが、さらにリストが盛り込んだ詩情や風景、文学的背景への理解が奏者には求められます。つまりは超難曲。
とにかく第1曲の前奏曲のひとつめの音から、スターンがとてつもないピアニストであることがはっきりとわかります。壮大な宇宙が広がります。
リストの再来を思わせるよう。テクニックには充分余裕があり、さらに音楽も素晴らしい!ガブリエル・スターン、おそるべき注目ピアニストです!
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ラ・フォル・ジュルネ音楽祭2022ナントの公式CD
FRANZ SCHUBERT
[CD1]
1. セレナーデ(リスト編)[ブリジット・エンゲラー(ピアノ)]
2. ハンガリー風のメロディ ロ短調 D817[ブリジット・エンゲラー(ピアノ)]
3. 即興曲第3番 変ト長調 op.90-3[ブリジット・エンゲラー(ピアノ)]
4. アルペジオーネ・ソナタ第1楽章より[フランソワ・サルク(チェロ)、クレール=マリ・ル・ゲ(ピアノ)]
5. ピアノ三重奏曲 第2番より第2楽章[トリオ・ショーソン]
6. 水車職人と小川(美しき水車小屋の娘より)
[フランソワ・サルク(チェロ)、クレール=マリ・ル・ゲ(ピアノ)]
7. 菩提樹(冬の旅より)[エドウィン・クロスリー=メルセル(バリトン)、ヨアン・エロー(ピアノ)]
8. 万霊節のための連祷 D.343[フランソワ・サルク(チェロ)、クレール=マリ・ル・ゲ(ピアノ)]
9. ただあこがれを知るものだけが/「ヴィルヘルム・マイスター」からの歌D.877より
[ラケル・カマリーナ(ソプラノ)、ヨアン・エロー(ピアノ)]
10. 八重奏曲 ヘ長調 D.803 第2楽章より
[モディリアーニ弦楽四重奏団、ザビーネ・マイヤー(クラリネット) ブルーノ・シュナイダー(ホルン)
ダグ・イェンセン(ファゴット) クヌート・エリック・サンドクイスト(コントラバス)]
11. ピアノ五重奏曲「ます」第4楽章より(アンダンティーノ)
[トリオ・ショーソン ペネロペ・ポアンシュヴァル(コントラバス) 井上典子(Va)]
12. 交響曲「未完成」より第2楽章[スロヴァキア・フィルハーモニ―管弦楽団、ミヒャエル・ハラシュ(指揮)]
[CD2]
1. 交響曲 ハ長調「ザ・グレイト」~第2楽章[ボルドー=アキテーヌ国立管弦楽団、クワメ・ライアン(指揮)]
2. ピアノ五重奏曲「ます」より第2楽章
[トリオ・ショーソン ペネロペ・ポアンシュヴァル(コントラバス) 井上典子(Va)]
3. 幻想曲 ヘ短調 D.940より[クレール・デゼール、エマニュエル・シュトロッセ(ピアノ)]
4. 3 つのピアノ曲 D946より第2番[ユリアンナ・アヴデーエワ(ピアノ)]
5. ピアノ・ソナタ第21番 D960より第2楽章[アダム・ラルーム(ピアノ)]
6. 弦楽四重奏曲第14番 ニ短調「死と乙女」より第2楽章[モディリアーニ弦楽四重奏団]
7. アヴェ・マリア[フランソワ・サルク(チェロ)、クレール=マリ・ル・ゲ(ピアノ)]
8. ミサ第6番 D.950よりキリエ[ミシェル・コルボ指揮、ローザンヌ声楽アンサンブル、ローザンヌ室内管弦楽団] |
2h27'
2022年2月にナントで行われたラ・フォル・ジュルネ音楽祭のテーマはシューベルト。現地の音楽祭での公式CDです。
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<国内盤>
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オクタヴィア・レコード
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OVCT-00198
(HQ HYBRID)
¥3520
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小野寺 拓真 始動!
ロシアの地で同時代を生きた4人の作曲家に焦点を当てたプログラム
メトネル:
4つのおとぎ話 作品26より No.3 ヘ短調
2つのおとぎ話 作品20より
No.1 変ロ短調/No.2 ロ短調「鐘」
6つのおとぎ話 作品51より No.6 ト長調
ストラヴィンスキー:
4つの練習曲 作品7
組曲「火の鳥」 (G.アゴスティによるピアノ独奏版)
1.カスチェイ王の魔の踊り 2.子守歌 3.終曲
グリンカ:ひばり (バラキレフによるピアノ編曲版)
バラキレフ:イスラメイ(東洋風幻想曲)
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調
作品36 |
小野寺 拓真(ピアノ) |
2021年11月24-26日 高崎芸術劇場 にて収録
天性の才能 伝説が今、始まる
若き才能から溢れるピアニズム、とても10代とは信じがたい唯一無二の音楽を持つ逸材、これは天性というものなのかもしれない。弱冠16歳の新鋭ピアニスト小野寺拓真の飽くなき挑戦がついに始動!
デビューCDとなる当盤では、ともにロシアの地で同時代を生きた4人の作曲家に焦点を当てたプログラムを収録。
純粋に音楽と向き合い、身体全体で魅せる彼の音楽は、聴く者を惹きつけ、既に国内外から多くの称賛を得ています。新たなるステージへ、次への期待を抱かせる新星に大注目です。
小野寺 拓真(ピアノ)
2005年生まれ。5歳よりピアノを始める。
2017年「第2回クライネフモスクワ国際ピアノコンペティション」ファイナリスト及び特別賞、「第71回全日本学生音楽コンクール」小学生の部第1位、2020年「ハーモニウムオンライン+国際音楽コンペティション」第1位、「ウィンザー国際ピアノコンペティション」Bカテゴリー第1位、「コネロ国際音楽コンペティション」ヤングアーティスト部門第1位、「第5回マンハッタン国際音楽コンペティション」ピアノ・ジュニアの部金賞及び特別賞。2021年第8回サンドナディピアーブ国際ピアノコンクール(伊)カテゴリーC第1位・古典特別賞・バロック特別賞・ソロリサイタル賞、「グレート・マスターズピアノコンクール」32歳以下部門第1位、「グスタフ・マーラーピアノコンクール」マーラー賞・カテゴリー7第1位、「サンノゼ国際ピアノコンクール」シニア部門第1位・ロシア曲ベストパフォーマンス賞、など多くのコンクールにて入賞。
2014年から現在までに、海外でのコンサートにも多数出演。2018年イタリアにてファーストリサイタル開催、2019年名古屋・東京のヤマハホールにてソロリサイタル、カーネギーホールに出演、また札幌ふきのとうホールにて年2回ソロリサイタルを開催している。
「Mercure des Arts」に寄稿した
「小野寺拓真ピアノ・リサイタル|松本大輔」
http://mercuredesarts.com/2019/10/14/onodera-lubimov-piano_recital-matsumoto/
彼の指が頭が腕が背中が、何かの記憶を持って生まれているのか?
すべてが真っ白で何も知っているはずないのに哲学的預言を放つ幼き聖者。
これが彼の使命なのか。
アフリカのどこかの少年は銃を持って、アメリカのどこかの少年はピストルとマリファナをもって、そして日本のこの少年はピアノをもって人生を生きている。
その道具によって人を殺し、迫害し、精神を崩壊させる代わりに、この少年はその道具で人の心を癒し、救う。
これが彼のもってうまれた使命なのか。
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OVCT-00195
(HQ HYBRID)
¥3520
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望月 優芽子(ピアノ)
レ・ダンス・フランセーズ ~フランスピアノ作品集
ドビュッシー:
ベルガマスク組曲 L.75
牧神の午後への前奏曲 L.86 [編曲:レオナール・ボルヴィック]
デュカス:牧神のはかなき嘆き
ラヴェル:
クープランの墓/亡き王女のためのパヴァーヌ
サティ:
ジムノペディ 第1番/グノシエンヌ 第1番/
ワルツ=バレエ 作品62
プーランク:フランス組曲 第5曲 シャンパーニュのブランル |
望月 優芽子(ピアノ) |
2021年9月27-29日 静岡・浜松市天竜壬生ホールにて収録
軽妙なエスプリと美しい気品あふれる舞曲集
フランス在住のピアニスト望月優芽子によるトリトン・レーベル第1弾は、自身が好きなバレエ=舞踏をテーマに、フランスを代表する作曲家のピアノ曲を集めました。
恩師ブルーノ・リグットが「聴いてる人に様々な景色、色彩、そして古き良き日の想い出の香りへいざなうかのよう」と語る望月の演奏には、長年のフランス生活で培われた軽妙なエスプリと美しい気品があふれています。水彩画のような色彩豊かな音楽をお楽しみください。
望月 優芽子(ピアノ) Yumeko Mochizuki,
piano
3歳よりピアノを始める。桐朋学園女子高校音楽科、同大学卒業。同大学研究科ピアノ科修了。ピアノを高柳朗子に、室内楽を岩崎淑、有田正広各氏に師事した。その後フランスに渡り、パリとマルセイユ・国立地方音楽院にて、20世紀の偉大ピアニストサンソン・フランソワ氏の唯一の弟子ブルーノ・リグット氏に師事。その後、パリ・エコールノルマル高等音楽院にて同学院演奏家コース修了にあたり、審査員満場一致にて国家演奏家資格を授与される。又、20世紀を代表するピアニスト、アリシア・デ・ラローチャ氏にも師事し、スペイン音楽の魅力に惹かれ、レパートリーに加えている。
これまでカントゥ国際ピアノコンチェルトコンクールにてロマン派・古典派両部門セミ・ファイナリスト、クレ・ドールコンクールにて1位受賞。マリア・カナルス国際コンクールにて名誉ディプロマ賞、サン・ノム・ラ・ブレティッシュ国際コンクールにて最高位受賞、ならびに日仏友好賞・聴衆賞・課題曲賞を受賞した。 ブルーノ・リグット氏とは日本とフランス数々のピアノデュオコンサートを行い好評を博す。国内外の国際音楽祭にも多々招待され、また慈善協会でピアニストとして所属し、音楽を通して医学の発展や病気の子供たちに収益金を寄付する活動を率先して行った。
指揮者山田和樹氏によるフランス音楽をテーマにした朝日カルチャー講座でソロピアニストに抜擢され、また同氏による指揮で日本フィルハーモニー交響楽団のソリスト団員としてダリウス・ミヨーの「世界の創造」を東京サントリーホールにて共演する。
フランス・ビュシーサンジョルジュ音楽院、ランス国立地方音楽院でのピアノ科、室内楽科の教師を経て、現在後進の指導と共に、国内外でソロはじめ、室内楽でも数々の演奏者と共演している。
コンサートイマジン協力アーティストとして所属。
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<松本和将 ライヴシリーズ9>
ラヴェル:水の戯れ/夜のガスパール
パヴァーヌフランク:プレリュード、コラール、フーガ
ラモー:ガヴォットと6つのドゥーブル |
松本 和将(ピアノ) |
2019年11月24日東京文化会館小ホールにてライブ録音
松本和将 ライブシリーズ 第9弾
第9弾はフランス物。ドイツ物の印象の強い松本であるがラヴェル:夜のガスパール、フランクなどに並々ならぬこだわりがあるようで、卓越した構造把握とイメージ作りで独自の世界観を築いている。
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OVCL-00781
(HQ HYBRID)
¥3520
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ラガッツィ! ―オペラ名アリア・重唱集―
モーツァルト:
歌劇《コジ・ファン・トゥッテ》K.588:「美しいセレナーデを」
ドニゼッティ:
歌劇《愛の妙薬》:「20スクーディ!」
歌劇《ドン・パスクワーレ》:「奥さんを貰うですって!」
ヴェルディ:
歌劇《オテッロ》:「天に誓う」
歌劇《マクベス》:「ああ、この父の手は」
プッチーニ:
歌劇《トゥーランドット》:「泣くな、リュー」
歌劇《ラ・ボエーム》:「ミミ、君はもう戻ってこない」
ワーグナー:
歌劇《タンホイザー》:「夕星の歌」
ヴェルディ:
歌劇《ナブッコ》:「行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って」
歌劇《運命の力》:「無駄だったな、アルヴァーロよ」
ビゼー:
歌劇《真珠採り》:「聖なる神殿の奥深く」
歌劇《カルメン》:「私はエスカミーリョ」
モーツァルト:歌劇《魔笛》:「イージス神とオジーリス神よ」
ヴェルディ:
歌劇《イル・トロヴァトーレ》:「見よ、恐ろしい炎よ!」 |
所谷 直生(テノール)
中村 元信(テノール)
村上 敏明(テノール)
渡邉 公威(テノール)
須藤 慎吾(バリトン)
鶴川 勝也(バリトン)
斉木 健詞(バス)
仲田 淳也(指揮)
F.O.A. アンサンブル
〈賛助出演〉西 正子(ソプラノ) |
2021年10月12-13日 東京・豊洲文化センターにてライヴ収録
温かい音色に包まれる有名オペラアリア、重唱の競演
第一線で活躍するオペラ歌手による、有名オペラのアリアや重唱を小編成オーケストラとともに演奏したライヴCD。この7名の男性歌手と指揮の仲田淳也は国立音楽大学で学んだ同級生で、若き日をともにした仲間たちが織りなすハーモニーがたっぷりと収められました。
ブックレットには、ソプラノ歌手・西正子による曲目解説と歌詞対訳も収録。オペラのストーリーや歌詞の内容も楽しみながらお聴きいただけます。
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OVCX-00092
(HQ HYBRID&
DVD-Video)
¥3630
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上野通明 IN CONCERT Recorded at Takasaki
City Theatre 2022【初回限定/DVD付】
【CD】
J.Sバッハ:
無伴奏フルートのためのパルティータ
イ短調 BWV1013 (チェロ版)
ヒンデミット:
ピアノとチェロのための3つの小品 作品8
より 第2曲『幻想小品』
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第2番
ト短調 作品5-2
ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
プーランク:チェロ・ソナタ FP.143
【DVD】※初回限定パッケージのみ
ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
特典映像
※初回限定200枚 特典DVD付き
※初回完売後はCD(Hybrid Disc)のみのパッケージとなります。 |
上野 通明 (チェロ)
須関 裕子 (ピアノ) |
2022年1月16-19日 高崎芸術劇場にて収録
高崎芸術劇場≪T-Shotシリーズ≫第6弾!
リサイタル・録音・映像によって才能溢れる若手演奏家を多角的に紹介する、大友直人が贈る高崎芸術劇場の「T-Shotシリーズ」第5弾。
2021年10月、ジュネーブ国際音楽コンクール
チェロ部門で日本人初の優勝を果たし、世界の注目を集める上野通明。ダイナミックで、豊かな表現力が光る若きチェリストの初ソロCD+DVDがタイムリーに登場です。録音の様子はオーディオ誌でも取り上げられ、演奏・録音ともに高水準の音楽をお楽しみください。 [発売元・(公財)高崎財団]
上野 通明(チェロ) Michiaki Ueno, violoncello
パラグアイに生まれ、幼少期をスペイン・バルセロナで過ごす。2009年、若い音楽家のためのチャイコフスキー国際音楽コンクールに13歳で日本人初の優勝。翌2010年、ルーマニア国際音楽コンクール最年少第1位、ルーマニア大使館賞、ルーマニアラジオ文化局賞を併せて受賞。2014年、ヨハネス・ブラームス国際コンクール優勝。
2018年、ヴィトルト・ルトスワフスキ国際チェロコンクール第2位。2021年、ジュネーヴ国際音楽コンクールチェロ部門日本人初の優勝、併せて3つの特別賞を受賞。
これまでにソリストとしてワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、ロシア交響楽団、ジリナ室内管弦楽団、読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団等、国内外のオーケストラと多数共。
テレビ朝日「題名のない音楽会」、NHK BS「クラシック倶楽部」、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」等に出演。
岩谷時子音楽文化振興財団よりFoundation
for Youth、岩谷時子賞奨励賞、京都青山音楽賞新人賞受賞。故馬場省一、イニアキ・エチェパレ、毛利伯郎、ピーター・ウィスペルウェイに師事。主にヨーロッパと日本で積極的に演奏活動を行い、更なる研鑽を積む。
使用楽器は1758年製P.A.Testore(宗次コレクションより貸与)。
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OVCL-00782
(HQ HYBRID)
¥3520
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上野通明 IN CONCERT Recorded at Takasaki
City Theatre 2022【通常盤】
J.S. バッハ:
無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調
BWV1013(チェロ版)
ヒンデミット:
ピアノとチェロのための3つの小品 作品8
より 第2曲『幻想小品』
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第2番 ト短調
作品5-2
ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
プーランク:チェロ・ソナタ FP.143 |
上野 通明 (チェロ)
須関 裕子 (ピアノ) |
2022年1月16-19日 高崎芸術劇場にて収録
OVCX-00092の通常版仕様になります!
高崎芸術劇場≪T-Shotシリーズ≫第6弾
『上野通明 IN CONCERT Recorded atTakasaki
City Theatre 2022』 は初回限定200枚、特典DVD付きとなっておりますが、限定数量到達後は、CDのみ(DVD無し)のパッケージとして販売いたします。
本商品は、そのCDのみ(DVD無し)のパッケージとなります。
限定数量到達後は本商品を出荷させていただきますことをご了承ください。
上野 通明(チェロ) Michiaki Ueno, violoncello
音楽コンクールに13歳で日本人初の優勝。翌2010年、ルーマニア国際音楽コンクール最年少第1位、ルーマニア大使館賞、ルーマニアラジオ文化局賞を併せて受賞。2014年、ヨハネス・ブラームス国際コンクール優勝。
2018年、ヴィトルト・ルトスワフスキ国際チェロコンクール第2位。2021年、ジュネーヴ国際音楽コンクールチェロ部門日本人初の優勝、併せて3つの特別賞を受賞。
これまでにソリストとしてワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、ロシア交響楽団、ジリナ室内管弦楽団、読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団等、国内外のオーケストラと多数共。テレビ朝日「題名のない音楽会」、NHK
BS「クラシック倶楽部」、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」等に出演。
岩谷時子音楽文化振興財団よりFoundation
for Youth、岩谷時子賞奨励賞、京都青山音楽賞新人賞受賞。故馬場省一、イニアキ・エチェパレ、毛利伯郎、ピーター・ウィスペルウェイに師事。主にヨーロッパと日本で積極的に演奏活動を行い、更なる研鑽を積む。
使用楽器は1758年製P.A.Testore(宗次コレクションより貸与)。
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SONORITE
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Brahms -Amabile-
1. ブラームス:F.A.E. ソナタ 第3楽章 スケルツォ
ハ短調 WoO.2
2. ブラームス:間奏曲 Op.118-2
3. ブラームス:さびしい森の中で Op.85-6
4. ブラームス:愛の歌 Op.71-5
5. ブラームス:ロマンス Op.118-5
6-9. ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第3番
ニ短調 Op.108
I. アレグロ/II. アダージョ/
III. ウン・ポコ・プレスト・エ・コン・センティメント/
IV. プレスト・アジタート
10. ブラームス:ピアノ・ソナタ 第3番 Op.5より
第2楽章 アンダンテ (デュオ バージョン)
11. ブラームス:子守唄 Op.49-4 |
三好孝市(ヴァイオリン)1,3,4,6-11
鬼頭久美子(ピアノ)1-11 |
<収録>2021年8月11-13日 魚沼市小出郷文化会館大ホール
ヴァイオリン三好孝市・ピアノ鬼頭久美子のデュオが謳い上げるブラームスへの共感。それは、しなやかな歌心と求心力に貫かれ、愛らしく(amabile)暖かい。
青年期から晩年までの多彩な選曲で、ブラームスの人生を俯瞰し、歌曲やアンダンテでは彼ら自身の編曲で心からのオマージュを捧げている。
名器ベヒシュタインEN(小出郷文化会館所蔵)の滋味深い音色とともに、両者が一体となって音楽に沈潜し、ブラームスの世界を親しみ深く描き出してくれる。
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<映像>
C MAJOR(映像)
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76 1304
(Blu-ray)
¥5400
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ボーイトの遺作《ネローネ》、
2021年ブレゲンツ音楽祭ライヴ
ボーイト:歌劇《ネローネ》(全4幕) |
スヴェトラーナ・アクショーノワ(アステリア)
カトリン・ヴントザム(セリント/ペルサイド)
イリヤ・クリョーヒン(ドシテオ)
ブレット・ポレガート(ファヌエル)
タイラン・ラインハルト(ゴブリアス)
ラファエル・ロハス(ネローネ)
アレッサンドラ・ヴォルペ(ルブリア)
ルチオ・ガッロ(サイモン・マゴ)
ミクローシュ・シェベスティエン(ティゲリーノ)
ディルク・カフタン(指揮)
ウィーン交響楽団
プラハ・フィルハーモニー合唱団
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76 1208
(2DVD)
¥5200
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暴君ネロを扱ったオペラ、ボーイトの遺作《ネローネ》、2021年ブレゲンツ音楽祭ライヴ、初Blu-ray
& DVD リリース!
演出:リヴィエ・タンボシ
映像監督:ティツィアーノ・マンチーニ
収録:2021年7月、ブレゲンツ祝祭劇場(ライヴ)
(Blu-ray)画面:16: 9,1080i、音声:PCMステレオ、DTS-HD
MA5.1、原語:イタリア語、字幕:独英韓、149分
(2DVD)画面:16: 9, NTSC、音声:PCMステレオ、DTS5.1、原語:イタリア語、字幕:独英韓、149分
アッリーゴ・ボーイト(1842-1918)は、優れた台本作家でもあり作曲家でもありました。当時の偉大なる作曲家ヴェルディとの出会いにより、《オテロ》《ファルスタッフ》《ラ・ジョコンダ》など有名オペラ作品の台本を手がけ、名を知られることになります。
さらに詩、小説の分野でもその才能を発揮しました。また、青年時代のボーイトがゲーテの「ファウスト」に基づいて台本を書き作曲した《メフィストーフェレ》は彼の代表作で、イタリア・オペラに新風を送り込んだ作曲家としても知られています。
本映像は、2021年のブレゲンツ音楽祭で上演されたボーイトの遺作《ネローネ》。本作はボーイトが1862年頃からこつこつと作曲を進めていましたが完成には至らず、ボーイトの死後にイタリアの作曲家アントニオ・スマレリアとヴィンツェンツォ・トマジーニにより未完部分が補筆され、アルトゥーロ・トスカニーニによって1924年ミラノ・スカラ座でようやく世界初演された作品です。
舞台は古代ローマ皇帝ネロの治世の時代。キリスト教のローマへ広がりとともに行われたキリスト教徒の弾圧・迫害を描き、そして終幕ではローマの大火が扱われます。
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76 1104
(Blu-ray)
¥5400
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We are Musical~ミュージカル・ハイライツ・フロム・ウィーン
1.Der HELIKOPTER-FLUG (I am from Austria)
2.Totale Finsternis (Tanz der Vampire)
3. Fur Sarah (Tanz der Vampire)
4. Traum gross (Schikaneder)
5.Wegzusehn (Schikaneder)
6. Die Welt Gehort Mir (Der Besuch der
Alten Dame)
7. Freunde furs Leben (Der Besuch der Alten
Dame)
8. Warum kannst du mich nicht Lieben?
9. Gold von den Sternen (Mozart!)
10. Der Letzte Tanz (Elisabeth)
11. Ich gehor nur mir (Elisabeth)
12. Gold,Gold,auf Schwarzem Wasser(Don
Camillo & Peppone)
13. Es Lebe der Sport (I am from Austria)
14. I am from Austria (I am from Austria)
15. Orchester Suite (Rebecca)
16. Zeit in Einer Flasche (Rebecca)
17. Rebecca (Rebecca)
18. Die Schatten werdenlanger (Elisabeth)
19. Unstillbare Gier (Tanz der Vampire)
20. Wunder Geschehn (Don Camillo &
Peppone) |
モデレーション:
クリスティアン・シュトゥルペック
歌手:カリン・フィリプチッチ、
マヤ・ハクフォート、
ヴァネッサ・ハインツ、
ヴィーツケ・ファン・トンゲレン、
ジノ・エムネス、
オエド・カイパース、
ルカス・ペルマン、
マーク・シーベルト
ウィーン劇場協会管弦楽団 |
76 1008
(DVD)
¥3700
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ウィーン発!人気ミュージカル・スターによる豪華ガラ・コンサート、『エリザベート』『モーツァルト!』など人気作が次々と!
音楽監督:ヘルベルト・ピヒラー、ミヒャエル・ローマー
映像監督:グレゴリー・グレイサー
収録:2021年ウィーン、ロナッヒャー劇場
(Blu-ray)画面:16:9, 1080i、音声:PCMステレオ、DTS-HD
MA5.1、原語:ドイツ語、字幕:英韓、80分
(DVD)画面:16:9, NTSC、音声:PCMステレオ、DTS5.1、原語:ドイツ語、字幕:英韓、80分
2021年に行われたオーストリア・ミュージカル界のスターが一堂に会したガラ・コンサートの映像。
日本でもおなじみの有名ミュージカル『エリザベート』『モーツァルト!』、そしてウィーンで大ヒットし宝塚歌劇でも上演された『I
AM FROM AUSTRIA』やイタリアの架空の街を舞台としたメッセージ性の高い『ドン・カミッロ&
ペッポーネ』、ウィーン発のミュージカル・サスペンス『レベッカ』など人気ミュージカルの主要ナンバーを、人気ミュージカル歌手たちが華やかに歌い上げます。
ウィーン、ロナッヒャー劇場の煌びやかな舞台と、VBW
の芸術監督であるクリスティアン・シュトゥルペックの司会で本場の雰囲気を存分に味わうことができます。
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3/30(水)・3/31(木)合併紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
BONGIOVANNI
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A.& D.スカルラッティ:カンタータ、ソナタ集
アレッサンドロ・スカルラッティ:カンタータ
「Sento nel core」「Da sventura a sventura」
「Il rosignolo」「Il Nerone」
ドメニコ・スカルラッティ:
カンタータ「Che si peni in amore」* /
ソナタ ホ長調 K.46、ニ短調 K.52、変ホ長調
K.252、
変ホ長調 K.253、へ短調 K.462、ヘ短調
K 463
[ボーナス]
ジュゼッペ・サルティ:
『イフィジェニア」より「 Nel lasciarti
o mio tesoro」*
* 世界初録音 |
ミケーレ・アンダロー(カウンターテナー)
マルコ・ファロルフィ(チェンバロ) |
シンプルなチェンバロ伴奏によるカンタータ集
録音:1999~2008年
ミケーレ・アンダローは1973年ボローニャ生まれのイタリアのカウンターテナー。
イタリア古典歌曲集でおなじみの「Sento nel
core(私は心に感じる)」ほか、スカルラッティ親子のカンタータにドメニコのソナタを絡めて構成したアルバムです。
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GB 2221
(2CD)
【再発売】
¥2600
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知られざる名盤2枚組1CD価格で再発売
幕間劇『奥様女中』を実際に幕間で上演
ペルゴレージ:
3幕の歌劇『誇り高き囚人』
インテルメッツォ『奥様女中』 |
マルチェロ・パンニ(指揮)
マルキジャーナ・フィルハーモニー管弦楽団
(1)ソストラーテ:エツィオ・ディ・チェーザレ
ロスメーネ:ルチア・リッツィ
メタルチェ:アドリアーナ・チコーニャ
エリク レア:ガブリエラ・モリージ
ヴィリダーテ:アンジェロ・マンツォッティ
ミキスダ:アレッサンドラ・ロッシ
(2)ウベルト:ブルーノ・デ・シモーネ
セルピーナ:エリザベッタ・スカーノ |
幕間劇『奥様女中』を実際に幕間で上演、2枚組1CD価格で再発売
録音:1997年9月27・28日
ペルゴレージの作品中で比較的人気の高い『奥様女中』は、『誇り高き囚人』の幕間劇として書かれたもの。
このディスクではその通りに2 つの作品を合わせて演奏。『誇り高き囚人』第1幕の終わりと第2幕の終わりに、『奥様女中』の2つの幕が挿入されています。
※オリジナル盤である同品番・別バーコード(8007068222124)のタイトルは廃盤となります。
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3人の神々と、本当の神?
パイジェッロのユーモラスなオペラ
パイジェッロ:歌劇『神々の娯楽』 |
ヴェーネレ:クラウディア・マルキ
マルテ:アレッサンドロ・カラマイ
ジョーヴェ:ジャンパウロ・フィオッキ
本当のジョーヴェ:パトリツィオ・サウデッリ
フランコ・ピーヴァ(指揮)
ヴェネト・G・F・マリピエロ・フィルハーモニー管弦楽団
ロヴィゴ歌劇場合唱団 |
3人の神々と、本当の神?パイジェッロのユーモラスなオペラが再発売
録音:2000年11月25・26日
ジョヴァンニ・パイジェッロ(1740-1816)の数多いオペラの中でもこの『神々の娯楽』はちょっと特異な作品。
ヴィーナス、マース、ジュピターの三人の愉快な話ですが、最後に本当のジュピターが現れ、彼らがジュピターによって神になったと思い込んでいた三人の人間だった、というもの。物語は間抜けですが、音楽はさすが充実。
※オリジナル盤である同品番・別バーコード(8007068232123)のタイトルは廃盤となります。
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ARS PRODUKTION
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ファンタジア・チレーナ ~ ハイツ、グズマン、ダイヒェルト:ピアノ作品集 |
ウーゴ・ジャノス・カンポス(ピアノ) |
サンティアゴ・ハイツ(1819-1879):ラス・アルパス・チレナス
~ 二人の悪魔の変奏曲によるファンタジア
フェデリコ・グズマン(1827-1885):スーベニア
~ ノクターン Op.44
ヴィルヘルム・ダイヒェルト(1828-1871):チリの音楽アルバムより
〔第1番:エル・チローテ, バルカローレ
Op.8、第4番:ラ・グラシオサ, ヴァルス・ブリランテ
Op.11、
第6番:ラ・チレーナ, カンシオン・ポプラル
Op.13、第3番:チリの民族的主題による協奏的幻想曲
Op.10〕 |
チリのピアニストが贈る、祖国愛に溢れたアルバム!
チリのピアニストによるチリの作品集。チリの民族音楽の保護と継承に力を注いだ作曲家、サンティアゴ・ハイツ、パリでも活動し「チリのショパン」とも呼ばれるフェデリコ・グズマン、そしてドイツの作曲家ながら少年時代の1830年代に訪れたチリに魅了され、チリの民族音楽などを取り入れた作品を残したヴィルヘルム・ダイヒェルト。
それぞれの作曲家によってヨーロッパの音楽スタイルとチリの伝統的な要素が融合した独自の魅力的な音楽が完成されています。
ウーゴ・ジャノス・カンポスは1994年にチリ・ランカグアで生まれ、7歳でピアノを始めました。首都サンティアゴのマヨール大学音楽院でヴィクトリア・フォウストに師事した後、ベートーヴェンの音楽に対する情熱と、ヨーロッパの音楽文化に浸りたいという強い思いからウィーンへ渡って学んでいます。
母国のクラウディオ・アラウ国際ピアノコンクールをはじめデリア・スタインバーグ国際ピアノコンクール(マドリード、スペイン)、ベヒシュタイン・ブルックナー・ピアノコンクール(リンツ、オーストリア)など既に数々の国際コンクールで入賞しているほか、ベルギーの「ムジカ・ムンディ」国際室内楽フェスティバルに出演して広く注目を集めており、クラウディオ・アラウ以来となるチリの巨匠への階段を着実に登っています。
※録音:2020年8月(ウィーン)
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AUDAX RECORDS
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ADX13783
(3CD)
特別価格
¥4500 →\4190
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ヨハネス・プラムゾーラー(ヴァイオリン)
バッハと同世代の作曲家による
ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集
CD1 ~
J.S.バッハ:ソナタ第1番 ロ短調 BWV.1014
テレマン:協奏曲 ニ長調 TWV.42:D6
J.S.バッハ:ソナタ第2番 イ長調 BWV.1015
ヨハン・アドルフ・シャイベ(1708-1776):
ソナタ第1番 ニ長調*
クリストフ・シャフラート(1709-1763):
二重奏曲 イ短調 CSWV.F:30*
CD2 ~
シャイベ:ソナタ第2番 ロ短調*
J.S.バッハ:ソナタ第3番 ホ長調 BWV.1016
ヨハン・ゴットリープ・グラウン(1703-1771):
ソナタ 変ロ長調 GraunWV.Av:XV:46*
J.S.バッハ:
ソナタ第4番 ハ短調 BWV.1017
ソナタ ヘ長調 BWV.1022
CD3 ~
シャイベ:ソナタ第3番 イ長調*
J.S.バッハ:
ソナタ第5番 ヘ短調 BWV.1018
ソナタ ト短調 BWV.1020
ソナタ第6番 ト長調 BWV.1019
C.P.E.バッハ:ソナタ ロ短調 Wq.76
(*=世界初録音) |
ヨハネス・プラムゾーラー(ヴァイオリン)
フィリップ・グリスヴァール(チェンバロ) |
【日本語解説付き】ヨハネス・プラムゾーラーのバッハ!
● ヨハネス・プラムゾーラーの自主レーベル、Audax
Records。
● 大バッハのソナタに息子や弟子たちのソナタをカップリングした3枚組!
● 日本語解説付き!
南チロルから世界へと羽ばたいた"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーは、アンサンブル・ディドロやインターナショナル・バロック・プレーヤーズを主宰し、師であるレイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックのメンバーとしても活躍する若き名手。2013年に自身のレーベルAudax(オーダックス)を立ち上げています。
自主レーベルから数々の知られざるバロック・レパートリーを発掘してきたプラムゾーラーが、ついにバッハの傑作を録音!
しかし、バッハだけで収まらないところがプラムゾーラーの本領発揮です。
大バッハが1720年頃に作曲し晩年まで手を加え続けたという、トリオ・ソナタ形式による「ヴァイオリンとオブリガート・チェンバロのための6つのソナタ
BWV.1014-1019」全曲を中心に据え、バッハの真作性が疑われている(恐らく息子たちの作とも考えられている)BWV.1020とBWV.1022のソナタ、そしてテレマンやシャイベ、グラウン、シャフラート、C.P.E.バッハら、J.S.バッハと同世代&息子や弟子たちのトリオ・ソナタを組み合わせた豪華3枚組で、3枚のCDがそれぞれ3つの個別のリサイタルとして聴くこともできるようプログラムされています。
プラムゾーラーとフィリップ・グリスヴァールは、当初はピゼンデル、クレープス、グラウンらのソナタを収録したアルバム「バッハ&アントラージュ」(ADX13703)の続編的なものを構想していましたが、ダルムシュタット、ライプツィヒ、ブリュッセル、ベルリン、ミュンヘン、ドレスデン、ハレなど各地の図書館で思いがけず多くの作品と出会い、今回の大きなプロジェクトへ成長したとのことです。
※録音:2021年1月、3月、7月、SWRスタジオ(ドイツ)
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AUSTRIAN GRAMOPHONE
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ブラームス&ヒンデミット:コントラバス・ソナタ集
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番 ホ短調
Op.38
(ヨーゼフ・ニーダーハンマーによるコントラバスとピアノ版)
ヒンデミット:コントラバス・ソナタ |
ヨーゼフ・ギルゲンライナー(コントラバス)
マティアス・ゲルストナー(ピアノ) |
スイスのコントラバス奏者ヨーゼフ・ギルゲンライナーのデビュー・アルバム。
ウィーンの名コントラバス奏者ヨーゼフ・ニーダーハンマーがブラームスのチェロ・ソナタ第1番を編曲したコントラバス・ソナタと、このジャンルでは比較的有名なヒンデミットのコントラバス・ソナタを収録しています。
ブラームスのチェロ・ソナタは文字通り音域の変化によって深みを増しており、オーケストラの各楽器のベストをソナタの中で披露しようというヒンデミットの試みも、この2人の演奏によって見事に成功しています。
コントラバスを愛する人だけでなく、ソロ楽器としてのコントラバスをまだよく知らない人も必聴の1枚です。
※録音:2021年2月(スイス、ヴィンタートゥール)
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KAIROS
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P0015090KAI
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
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ユン・イサン(尹 伊桑)(1917-1995):
チェロ協奏曲&チェロとピアノのための作品集
チェロ協奏曲(1976)
ピアノのための5つの小品(1958)
ノレ(チェロとピアノのための)(1964)
インテルルディウム A(ピアノのための)(1982)
エスパス I(チェロとピアノのための)(1992)
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ルイージ・ピオヴァーノ(チェロ)
アルド・オルヴィエート(ピアノ)
日本フィルハーモニー交響楽団
下野竜也(指揮) |
0015090KAI
¥2600→\2390
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悲劇の生涯を送ったユン・イサンへのオマージュ!
☆サンタ・チェチーリア音楽院管弦楽団の首席チェロ奏者、ルイージ・ピオヴァーノとチッコリーニの薫陶を受けたピアニスト、アルド・オルヴィエートがユン・イサンの悲劇の生涯にオマージュを捧げる1枚!協奏曲は下野竜也&日本フィルとの共演!
南北朝鮮の間の冷戦や東西文化の間の緊張という文脈の中で、小説や映画の主題にもふさわしい冒険的で悲劇的な生涯を送ったユン・イサン(1917-1995)。
1967年、西ベルリンで韓国諜報部員によって拉致されソウルへと連行されたユンは、北朝鮮のスパイとして無期懲役の判決を受けます。
その後再審で減刑となりましたが、最終的に世界の著名な文化人の署名による嘆願書とドイツ外務省の支援によって釈放されたのは1969年のことでした。
その後彼はドイツ国籍を取得し、ドイツで生涯を終えています。投獄された数年間の悪夢、恐怖、拷問は、当然ながらユンの作品に影響を与えており、彼の最も美しく感動的な作品のひとつ《チェロ協奏曲》にもその痕跡が見られます。
一方、1964年に書かれた《ノレ》(「歌」の意味)では、美しさの中にドビュッシーのチェロ・ソナタを思わせる強烈な叙情性を見出すことができます。
チェロ協奏曲のフィナーレについて彼はインタビューで次のように語っています。
「終盤へと向かうオクターブの跳躍を考えてみてください。この跳躍は、自由、純粋さ、絶対的なものへの必要性と欲求を意味しています。オーケストラでは、オーボエがGシャープからAにグリッサンドし、そのAをトランペットが引き継ぎますが、私にとってこの音域には常に神々しい魅力があります。(中略)チェロはAに到達しようとしますが、できない。グリッサンドでなんとかGシャープの4分の1音上まで届くのですが、それ以上は上がらない。あきらめる。無限で想像を絶する天頂、絶対的なものを示すトランペットのAは最後まで続きます。」
※録音:チェロ協奏曲...2018年3月2日(ライヴ)、サントリーホール(東京)/チェロとピアノのための作品...2021年3月28-29日(イタリア、トリノ)
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クイ・ドン(1966-):ペインテッド・ライツ
カリフォルニアの海岸線 California Shoreline
(ソプラノ、弦楽四重奏とプリペアド・ピアノための)(2017)
バラバラになった梯子 Scattered Ladder
(2台のマリンバと4人の打楽器奏者のための)(2009)
一体性の中の差異 Differences within Oneness
(弦楽四重奏のための)(2009)
ペインテッド・ライツ Painted Lights
(混声合唱と児童合唱、2つの合唱のための)(2010) |
アルディッティ弦楽四重奏団ほか
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多彩なスタイルを持つ現代作曲家、クイ・ドンの作品集!
バレエ、オーケストラ、室内楽、合唱、エレクトロアコースティック、映画音楽、マルチメディアアート、即興演奏など、多様なジャンルやスタイルで作曲を行う中国系アメリカ人作曲家クイ・ドン(1966-)の作品集。
アメリカで書かれた彼女の作品には、前衛的な実験音楽、ジャズ、その他の民族音楽の影響がユニークに統合されていると同時に、西洋のクラシック音楽への深い敬意と、自身のルーツとの深い文化的つながりが保たれています。
初めて聴いた際には「この音楽はすべて同じ人が作ったのか?」と考えてしまうようなアルバムですが、繰り返し聴くと一見バラバラな各作品の共通点に気づくことでしょう。
※録音:2014-2019年
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TACTUS
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カルロ・ライナルディ:カンタータ&デュエット集
Vol.3
ライナルディ(1611-1691):
Con lusinghe di sirena/Di', mio cor/
Non replicarmi, Amor/なんて不幸なことか/
Pupillette, ben si avvede/
Deh, lasciatemi in preda al mio tormento/
Occhi belli, s'io v'adoro/
Siunger Gudi gladliga (Exsultate Deo) |
アリアーナ・ミチェーリ(ソプラノ)
マリカ・スパダフィーノ(ソプラノ)
アントニオ・オルシーニ(テノール)
ローマバロッカ・アンサンブル
ロレンツォ・トッツィ(指揮) |
カルロ・ライナルディのカンタータ&デュエット集第3弾!
カルロ・ライナルディは、ローマの建築家ジロラモ・ライナルディの息子で、彼自身も17世紀を代表する建築家でした。父の北イタリアのマニエリスム的作風をさらに壮大なバロック様式に発展させたことで知られています。
そのカルロ・ライナルディはローマ大学で音楽を学んでおり、作曲家としても活躍していましたが、そのことはあまり知られていません。
ローマバロッカ・アンサンブルの指揮者ロレンツォ・トッツィによって再発見され再評価されたその作品をお楽しみください。
※録音:2019年10月、ローマ(イタリア)
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イタリアの作曲家ジェミニアーニ、
1754年に出版された「魅惑の森」
フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687-1762):
魅惑の森 |
エリーザ・バチョッキ・アンサンブル |
イタリアの作曲家ジェミニアーニは、アレッサンドロ・スカルラッティやコレッリに師事し、理論家としても知られています。
1754年に出版された「魅惑の森」は、トルクァート・タッソの叙事詩『エルサレム解放』のテキストを用いた演劇的パントマイムです。
ジェミニアーニの作品は器楽曲に重点が置かれており、チェロ・ソナタや、合奏協奏曲なども作曲しています。
また論文発表なども活発で、特に1751年に発表された『ヴァイオリン奏法論』は非常に有名です。
※録音:2017年10月5日、ルッカ室内楽音楽祭(イタリア)
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モンレアーレ大司教区の歴史的オルガン
フェデーレ・フェナローリ(1730-1818):ソナタ
ヘ長調
パオロ・アルティエーリ(1746-1820):
短いソナタ 変ロ長調、ソナタ ニ長調、短いソナタ
イ短調
チマローザ(1749-1801):ソナタ、シチリアーナ
パイジェッロ(1740-1816):オルガン・ソナタ
ペルゴレージ(1710-1736):ソナタ ヘ長調
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725)トッカータ
変ト長調
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):フーガ
ニ調 K41
フランチェスコ・ドゥランテ(1684-1755):トッカータとフーガ
アレッサンドロ・スカルラッティ:
トッカータとパルティータ sulla follia
di Spagna |
ジョヴァン・バッティスタ・ヴァーリカ(オルガン) |
イタリアのシチリア島にあったモンレアーレ大司教区の三か所の教会のオルガンによって奏でられる、イタリアの作曲家たちのオルガン作品。
それぞれのオルガンの特徴を楽しみつつ、イタリアの巨匠たちの傑作に触れられる一枚となっています。
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TC842090
(2CD)
¥4800
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トスティ:ダンヌンツィオの詩による歌曲集
幻影!...(1880)/あけましておめでとう(1882)/
楽譜か札束か?(1882)/子供たちと雪(1883)/
白夜(1883)/Arcano(1884)/そうなってほしい(1885)/
憂鬱(1887)/アマランタの4つの歌(1907)/
二つの小夜想曲(1911)/子守歌(1912)/
君なんかもう!...(1913)/La sera Poemetto(1916)/
Consolazione Poemetto(1916)/Anima mia(1915)/
M'odi tu?(1916)/En Hamac!(1882) |
ミケーレ・ペルトゥージ(バス)
ラッファエーレ・コルテージ(ピアノ) |
ダンヌンツィオの詩によるトスティ歌曲集!
イタリアを代表する歌手ミケーレ・ペルトゥージと、伴奏ピアノのスペシャリスト、ラッファエーレ・コルテージによるトスティの歌曲集。
このアルバムでは、トスティより17歳年下のイタリアの文豪ダンヌンツィオによる詩に音楽をつけたものを収録しています。
トスティはダンヌンツィオの詩を愛し、30曲以上の歌曲を作曲したといわれています。
※録音:2012年11月
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マッテオ・トゥーン伯爵時代のトレントのオルガン音楽 |
シモーネ・ヴェッバー(オルガン) |
ラッファエーレ・ネンチーニ(1788-1852):シンフォニア
ジョバンニ・バッティスタ・ルンケル(1714-1791):ソナタ
ジャスティン・ハインリヒ・クネヒト(1752-1817):トッカータ、カプリッチョ
ダヴィデ・ウルマーケル(1798-1875):Messa
doppia di seconda classe
パードレ・ダヴィデ・ダ・ベルガモ(1791-1863):ソナチネ、Sei
versetti in fa、Polacca
作者不詳(19世紀):アダージョ
フラテッリ・ロンバルディ(19世紀):
Ripieno per organo moderno、Sei versetti
per il Gloria、Suonata per la consumazione、
Andante per l'elevazione、Allegro moderato
per l'offertorio、Marcia per dopo la Messa |
オルガン奏者であるシモーネ・ヴェッバーは、1983年イタリアのトレントに生まれました。ミラノの国際音楽アカデミーでオルガンをロレンツォ・ギエルミに師事しました。
彼はヨーロッパ各地で演奏を行い、クラウディオ・アバドなどと共演しています。
録音では、Da Vinci Classicsでサン=サーンス没後100年の節目にオルガン作品全集録音をスタートさせています。
※録音:2021年4月
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TC720790
(2CD)
¥4800
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ジョヴァンニ・バッティスタ・ジェルヴァージオ(18世紀):
2本のマンドリンのための6つのデュエット
Op.5(1786) |
デ・ボン・パローレ |
ジョヴァンニ・バッティスタ・ジェルヴァージオは18世紀のイタリアの作曲家兼マンドリン奏者でした。マンドリン奏者として人気のあったジェルヴァージオはヨーロッパ各地で演奏を行っていたようです。
マンドリンの作品をいくつも残したジェルヴァージオは、奏法に関する書物も残しており当時のマンドリンの第一人者であったことがうかがえます。
※録音:2020年2月
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TC862791
(2CD)
¥4800
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ボッシ: オルガン作品全集 Vol.15
オルガンのための6つのトランスクリプション
《聖チェチーリア・シリーズ》
〔パガニーニ:無窮動、メンデルスゾーン:紡ぎ歌、
ゴルディジャーニ:おお, 聖処女マリア、
ヘンゼルト:アヴェ・マリア、
マルトゥッチ:ノヴェレッタ、ムソルグスキー:古城〕
オルガンを伴う器楽&声楽作品集
〔リスト:演奏会用練習曲(1911/ボッシ編)
ボッシ:
ロマンツェ Op.89(1893)、
サンクトゥスとベネディクトゥス(1898)、
アヴェ・マリア(1899)、パンジェ・リングヮ(1882)〕
オルガン作品集
〔ボッシ:
後奏曲(1925)、シンフォニア、
Adagio dalla Sinfonia tematica Finale、フィナーレ〕
オルガンを伴う器楽&声楽作品集
〔ボッシ:アダージョ Op.84(1894)、結婚式の祝福
Op.111-1(1897)、
アヴェ・マリア(1887)、サルヴェ・レジーナ
Op.8(1884)、
サンクトゥスとベネディクトゥス(1898)、
Dio siete buono Op.98(1894)、アヴェ・マリア
Op.50(1889)、
Expetans,expectavi Domine、Sancte Abundi
Praesul、Visione Op.119-2〕 |
アンドレア・マシナンティ(オルガン)
イラリア・トルチャーニ(ソプラノ)
ヴァレンティーナ・ヴァニーニ(メゾ・ソプラノ)
アレッサンドロ・コルテッロ(テノール)
エマヌエラ・デリ・エスポスティ(ハープ)
マルコ・ビアンキ(ヴァイオリン)
ロベルト・トライニーニ(チェロ)
マニュエル・ジガンテ(チェロ) |
マルコ・エンリコ・ボッシのオルガン作品全集、第15弾!
タクトゥス(Tactus)の現在のライフワークでもあるマルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925)のオルガン作品全曲録音プロジェクトの第15集。
今回の第15集には、第14集に続いてボッシの手によるオルガン独奏のための編曲作品を収録。
さらには、ボッシ作曲のオルガンと器楽、または声楽を加えた作品集となっています。
※録音:2002年10月-2021年3月
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フランチェスコ・バリッラ・プラテッラ:室内楽作品集 |
プラテッラ・アンサンブル |
プラテッラ(1880-1955):
アンダンテ/さようなら/アニタの死 Op.11/Stati
d'anima Op.27/軍歌 Op.34/
Inno Associazione Lughese "Baracca"/勝利の賛美歌
Op.29/La Canzone di Baracca/
Marcia Futurista/戦争 Op.32/La Canzone
di Mabima/Arrivo di Automobili/
ロマンツァ Op.24/La Strada Bianca/子守歌
Op.43/La Canta della Calciocianamide/
Alla beata Vergine di Bagnolo/死/La
ricreazione umanizzata del mondo |
マスカーニに師事したフランチェスコ・バリッラ・プラテッラ(1880-1955)は、20世紀初頭のイタリアで起こった芸術運動「未来派」に属する作曲家であり音楽学者でした。
第一次世界大戦後には民俗音楽の研究に専念し、故郷ロマーニャ地方の音楽に関する重要な研究とコレクションを発表しています。
※録音:2014年6月、2015年1月
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マルコ・タラッリ(b.1967):
ボローニャの聖ペトロニウスのミサ曲 |
ヴェロニカ・シメオーニ(メゾ・ソプラノ)
シモーネ・アルベルギーニ(バリトン)
ボローニャ市立劇場合唱団
ボローニャ市立劇場児童合唱団
ボローニャ市立劇場管弦楽団
アントニーノ・フォリアーニ(指揮) |
ボローニャの守護聖人ペトロニウスに敬意を表して、ボローニャ市や大聖堂、市立劇場などが協力して、ソリスト、合唱団、児童合唱団とオーケストラによる大ミサ曲が、イタリア現代作曲家を代表するマルコ・タラッリによって作曲されました。
タラッリは、ラクイラ音楽院で学んだ後、ブダペストのフランツ・リスト・アカデミーなどでも研鑽を積み、交響曲、オペラなど幅広いジャンルで評価を得ています。
ソリストには、ヴェロニカ・シメオーニとシモーネ・アルベルギーニが起用されており、壮大なミサ曲に華を添えています。
※録音:2021年9月、ボローニャ市立劇場(イタリア)
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CAPRICCIO
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1901年生まれユダヤ系チェコ人の作曲家
ハンス・ヴィンターベルク(1901-1991):交響曲第1番
他
1. 交響曲第1番 「シンフォニア・ドラマティカ」(1936)
ピアノ協奏曲第1番(1948)
2. I. Vorspiel 前奏曲/3. II. Zwischenspiel
間奏曲/
4. III. Nachspiel エピローグ
リトモフォニー(1966/67)
5. I. AuBerst lebhaft/6. II. Sehr ruhig/
7. III. Mit leichtem Schwung, nicht schleppend |
ジョナサン・パウエル(ピアノ)...2-4
ベルリン放送交響楽団
ヨハネス・カリツケ(指揮) |
録音: 2021年6月28日-7月1日 ベルリン、Haus
des Rundfunks(ドイツ)
ユダヤ系チェコ人の作曲家ハンス・ヴィンターベルク。プラハで育ち、チェコ音楽の伝統を受け継ぐ新しい作曲家たちの一人です。
ヴィンターベルクは9歳で音楽のレッスンをはじめ、プラハ音楽院で微分音の作曲家として知られるアロイス・ハーバに師事、作曲法を学びました。
ブルノを中心に歌劇場やアンサンブルの作曲家として活躍していましたが、1945年にテレジエンシュタットに収容されてしまいます。
しかし同年5月8日に収容所が解放されたことで彼は奇跡的に生き延び、戦後の1947年にドイツに移住。この間にもいくつかの作品を作曲しました。
その後はバイエルン放送のエディターとして、またリヒャルト・シュトラウス音楽院で教育者として働きながら音楽界の発展に寄与することとなります。
彼は自身の音楽を東欧と西欧の「架け橋」と考えるとともに、その原点はシェーンベルクであることを認めています。
しかし、明確な十二音技法を用いることはなく、自身の音楽を複雑なリズムと拡張された半音階で構成、独自の作風を築いています。
アルバムに収録された「シンフォニア・ドラマティカ」は彼の最初の交響曲であり「戦争における大惨事の予感である」と言及しています。
ピアノ協奏曲は彼がドイツにわたって最初に書いた作品のひとつ。
また1966年の「リトモフォニー」は彼の最後の作品であり、4度目の幸福な結婚生活の中で書かれた充実した筆致によるものです。
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C7388
(10CD)
¥5100
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CAPRICCIOレーベル
40周年記念名演集「交響曲集」 |
【CD1】フランソワ=ジョセフ・ゴセック(1734-1829):
交響曲集
1-3. 交響曲 ハ短調 Op. 6, No. 3/4-7.
大管弦楽のための交響曲 ニ長調 「狩り」Op.
13 No. 3/
8-10. 協奏交響曲 ニ長調 「ミルザ」/11-14.
17声の交響曲 ヘ長調
マルティン・サンドホフ(フルート)...8-10、アンドレア・ケラー(ヴァイオリン)...8-10、
コンチェルト・ケルン、ヴェルナー・エールハルト(指揮)
録音: 2003年1月13-16日 Sendesaal,
Funkhaus, DeutschlandRadio,Cologne(ドイツ)
【CD2】
ウィリアム・ボイス(1711-1779): 交響曲集
Op. 2
1-3. 交響曲第5番 ニ長調 「聖セシリアの日のためのオード」/4-6.
交響曲第1番 変ロ長調 「新年のオード」/
7-8. 交響曲第6番 ヘ長調 「ソロモン」/9-11.
交響曲第3番 ハ長調 「花冠」/
12-14. 交響曲第7番 変ロ長調 「ピューティアのオード」/15-17.
交響曲第2番 イ長調 「誕生日のオード」/
18-20. 交響曲第4番 ヘ長調 「羊飼いの運命」/21-23.
交響曲第8番 ニ短調 「ウースター序曲」
アカデミー室内管弦楽団、ネヴィル・マリナー(指揮)
録音: 1993年2月6-8日 St. Jude's,
London(UK)
【CD3】
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):
シンフォニア集 Wq 183/H 663-666
1-3. シンフォニア ニ長調 Wq 183/1
H. 663/4-6. シンフォニア 変ホ長調 Wq 183/2
H. 664/
7-9. シンフォニア ヘ長調 Wq 183/3
H. 665/10-12. シンフォニア ト長調 Wq 183/4
H. 666/
シンフォニア集 Wq 182/H 657-659/
13-15. シンフォニア ト長調 Wq 182/1
H. 657/16-18. シンフォニア 変ロ長調 Wq 182/2
H. 658/
19-21. シンフォニア ハ長調 Wq 182/3
H. 659
C. P. E. バッハ室内管弦楽団、ハルトムート・ヘンヒェン(指揮)
録音: 1986年10-11月 Christuskirche,
Berlin(ドイツ)
【CD4】
ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805):交響曲集
1-4. 交響曲第13番 ハ長調 Op. 37 No.
1, G 515(1786)
5-8. 交響曲第15番 ニ短調 Op. 37 No.
3, G 517(1787)
9-12. 交響曲第16番 イ長調 Op. 37 No.
4, G 518(1787)
新ベルリン室内管弦楽団、ミヒャエル・エルクスレーベン(指揮)
録音: 1992年5、6月 Funkhaus Berlin(ドイツ)
【CD5】
ヴィルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
1-6. ディヴェルティメント 第17番 ニ長調
K 334(320b)
7-9. ディヴェルティメント ヘ長調「ザルツブルグ・シンフォニー第3番」
K 138(125c)
10. ディヴェルティメント ヘ長調 K 138のリハーサル
カメラータ・ザルツブルク、シャーンドル・ヴェーグ(指揮)
録音: 1986年6月 Mauterndorf(オーストリア)
【CD6】
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
1-4. 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」 Op.
55/5-8. 交響曲第1番 ハ長調 Op. 21
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団、ヘルベルト・ケーゲル(指揮)
録音: 1982、83年
【CD7】
ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
1-4. 交響曲第3番 ヘ長調 Op. 90/5.
ハイドンの主題による変奏曲 Op. 56a
ベルリン交響楽団、クルト・ザンデルリンク(指揮)
録音: 1990年 Christuskirche、Berlin(ドイツ)
【CD8】
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):
1-4. 組曲第3番 ト長調 Op. 55/5-8.
組曲第4番 ト長調 「モーツァルティアーナ」
Op. 61
シュトゥットガルト放送交響楽団、ネヴィル・マリナー(指揮)
録音: 1987年10月3日 シュトゥットガルト(ドイツ)
【CD9】
エルヴィン・シュルホフ(1894-1942):
1-4. 交響曲第2番(1932)/5-10. 室内オーケストラのための組曲(1921)/
11-14. 交響曲第5番「ロマン・ロラン」(1938/39)
バイエルン放送交響楽団、ジェイムズ・コンロン(指揮)
録音 2003年12月2-5日 ヘルクレスザール、ミュンヘン(ドイツ)
【CD10】
ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
1-4. 交響曲第7番 ハ長調 「レニングラード」
Op. 60
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団、ドミートリー・キタエンコ(指揮)
録音: 2002年7月16-18日 Studio
Stolberger Strasse, Cologne(ドイツ) |
Delta-music社のレコード制作部門として1982年にケルン近郊で設立されたCAPRICCIOは、当時主流となりつつあったデジタル録音技術を使い、ドイツ語圏の演奏家と音楽を中心に制作を行いました。
様々なジャンルの名盤がありますが、この10枚組にはCAPRICCIOレーベルが得意とする初期古典派の作品から近代までの交響曲を収録。
この中にはシャーンドル・ヴェーグが指揮するカメラータ・ザルツブルクのモーツァルトをはじめ、ネヴィル・マリナーとアカデミー室内管弦楽団によるウィリアム・ボイスの交響曲集や、ベストセラーを記録したヘルベルト・ケーゲルとドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団のベートーヴェン、弦の響きの美しさで知られるサンデルリンクとベルリン交響楽団のブラームス、ジェイムズ・コンロンとバイエルン放送交響楽団によるシュルホフなど、膨大なカタログの中から素晴らしい演奏が選ばれており、レーベルの歴史を俯瞰するものとしても貴重なBOXとなっています。
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BRIDGE
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「信仰の奇跡」
ベアトリス・ビルバオ(b.1951):「聖ヨハネの祝日」
アリエル・ラミレス(1921-2010):「ミサ・クリオージャ」
メアリー・ルー・ウィリアムス(1910-1981):
「セント・マーチン・デ・ポレス」
オズワルド・ゴリホフ(b.1960):「聖餐」~聖マルコ受難曲より
オズバルド・ゴリホフ:「デモス・グラツィアス」 |
アーメド・アンザルドゥア(指揮)
ボーダー・クロッシング・アンサンブル&合唱団 |
注目の作曲家ゴリホフやラミレスのミサ・クリオージャ収録!ラテン・アメリカの作曲家による宗教作品集!
録音:2021年8月17-21日ミネソタ[59:57]
ラテン・アメリカの作曲家による宗教音楽集。この中で最も知名度の高いオズバルド・ゴリホフ(ゴリジョフ)はアルゼンチンの作曲家で両親はルーマニアとウクライナからアルゼンチンに移住してきた。
彼の「聖餐」は静謐な祈りに溢れた佳曲、「デモス・グラツィアス」はラテン版伊福部昭といった趣き(映画「モスラ」に出てきそうな音楽である)。
ビルバオの「聖ヨハネの祝日」はいかにも民族音楽そのものといった感じの野性的な民衆の祈りの音楽。
かつてホセ・カレーラスが録音して一躍有名になった「ミア・クリオージャ」も収録。
「セント・マーチン・デ・ポレス」の作曲者メアリー・ルー・ウィリアムスは女性ジャズ・ピアニアトの草分けとしてセロニアス・モンク、ディジー・ガレスピー、チャーリー・パーカー、デューク・エリントンらジャズの巨人たちからも敬愛されていた人物。
収録されている作品はいずれも現代音楽にありがちな頭でっかちの作品ではなく、ストレートに心に響いてくる内容。
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「スティーヴン・ジャッフェの音楽Vol.4」
スティーヴン・ジャッフェ(b.1954):
(1)ライト・ダンス(室内協奏曲第2番)
(2)弦楽四重奏曲第2番「エオリアンとシルヴァン・フィギュア」
(3)4つの部分からなるソナタ |
(1)ダ・カーポ室内プレイヤーズ
(2)ボロメオ弦楽四重奏団
(3)デイヴィッド・ハーディ(Vc)
ランバート・オーキス(Pf) |
録音:(1)2017年5月17日、(2)2012年9月23日、(3)2021年8月7日、[65:59]
スティーヴン・ジャッフェはノース・カロライナ在住のアメリカの作曲家。ジョージ・ロックバーグ、ジョージ・クラムに師事した。
このアルバムはBRIDGEで4枚目となる彼の作品集。室内アンサンブル、弦楽四重奏、チェロ・ソナタが収められている。「ライト・ダンス」はミニマル・ミュージックと新ロマン主義、ジャズを折衷したスタイルで、その軽やかでポップな音楽はポスト・ミニマルの作曲家マイケル・トーキーに相通じるものがある。
弦楽四重奏曲第2番は新古典主義を思わせ、「4つの部分からなるソナタ」は半音階主義で書かれた厳しい現代音楽。
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BCD 9566
(2CD)
¥4300
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カール・コーン(b.1926):フルートのための作品集
CD1)
(1)「遭遇」(1966)/(2)4つのフルートのために(1989)/
(3)3つの小品(1958)/(4)ロマンツァ(1972)/
(5)カンティレーナ(1982)/
(6)対話(2009)~フルート、ピッコロ、ピアノのための/
(7)同義語(1974)
CD2)
(8)船尾材(1993)/(9)モア(2005)~4つのフルートのための/
(10)3つのモア・ピース(2018)/(11)コンコード(1986)/
(12)ア・バー・フォー・スリー(2016)/
(13)カンティレーナ2012(2012)/
(14)独白(2007)~Fl独奏のための/(15)回想(2021) |
レイチェル・ルディッチ(Fl)
(1)(8)(10)(15)カール・コーン(Pf)
(2)(9)ダニエル・レマー(Fl)
クリスティーン・タヴォラッチ(Fl)
サラ・ウェイス(Fl)
(3)(4)(7)(12)(13)
ゲイル・ブランケンバーグ(Pf)
(5)マーク・ロブソン(Org)
(11)ジャック・サンダース(Gtr)
(12)アンドリュー・マッキントッシュ(Vn) |
録音:1996年((8)以外)、(8)2021年 [2:07:19]
カール・コーンはウィーン出身のアメリカの作曲家。戦渦を逃れて13歳で渡米し作曲をウォルター・ピストンに学んだ。
パロマ・カレッジで40年以上教鞭を執り、その時の弟子にはフランク・ザッパも含まれる。このアルバムはフルートを中心とした彼の全生涯に渡る作品が収められている。
1950~60年代の作品は同世代の他の多くの作曲家と同じく12音技法で書かれているが、その後は調性的、ロマン派的な要素が含まれた折衷的な作風に次第に変遷していっている。
エリオット・カーター、レオン・カーシュナーと並ぶアメリカの保守派を代表する作曲家の貴重な作品集。
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ウェンツェル・トマス・マティーカ(1773-1830):
6つのギター・ソナタOp.31
(第1番ハ長調、第2番イ短調、第3番ト長調
第4番ホ短調、第5番ニ長調、第6番ロ短調) |
デイヴィッド・スタロビン(Gtr) |
録音:2019年10月ニューヨーク[74:32]
トマス・マティーカはチェコの作曲家、ギタリスト。プラハで学んだ後、20代前半にウィーンに移住、ベートーヴェンの元スポンサーであったキンスキー伯爵の協力を得てギタリスト、作曲家として活動した。
ギター曲のみならず多くの室内楽、宗教楽曲を作曲したが今日、演奏される作品は多くない。
この作品集は彼の代表作でギタリストの間ではよく知られている名作。古典派から前期ロマン派の様式で書かれた端正な音楽。
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CEMBAL D’AMOUR
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「モルデカイ・シェホリ 埋もれた名曲を弾く
第1集」
エドゥアール・ウォルフ(1816-1880):
ショパンを讃えて 夢想=夜想曲 嬰ヘ長調
Op.169
一粒の涙 シギスモント・タールベルクの墓の上で
Op.300
フランティシェク・ドルドラ(1868―1944):愛の夢想
ハ長調/思い出 ニ長調
A.ルビンシテイン:
練習曲 変ニ長調 Op.1 「オンディーヌ」/
「カーメンヌイ島」 Op.10―第22番 嬰ヘ長調
グリンカ:舟歌 ト長調
グラズノフ:練習曲(ハ長調 Op.31-1/ホ短調
Op.31-2/ホ長調 Op.31-3 「夜」) |
モルデカイ・シェホリ(Pf) |
ピアノ・マニアは注目!新シリーズ「モルデカイ・シェホリ
埋もれた名曲を弾く」!
録音:2021年5月 米国 ネバダ州 ラスベガス、DDD、66'41
モルデカイ・シェホリの新しいシリーズ 埋もれた名曲、その第1集。エドゥアール・ウォルフ(1816-1880)はポーランド生まれでパリで活躍したユダヤ人ピアニスト、作曲家。
ウィーンで学び、20歳を前にパリに移住、半世紀近くパリで活躍して名声を得た。非常にロマンティシズム豊かな作風で、なぜ埋もれてしまったのか不思議なほど。
フランティシェク・ドルドラ(1868-1944)はチェコ、モラヴィア地方の出身。ウィーンで学び、小品で人気を博した。「思い出」は彼の最大のヒット曲で、今でも時々演奏される名曲。
さらにルビンシテイン、グリンカ、グラズノフの珍しい小品も加わった充実した内容。こうした曲を弾かせるとシェホリは圧倒的で、芸術的水準の高さとはもちろん、埋もれた作品への深い愛情が強く感じられる。
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「モルデカイ・シェホリ 埋もれた名曲を弾く
第2集」 |
モルデカイ・シェホリ(Pf) |
リムスキー=コルサコフ:即興前奏曲 変イ長調
Op.38-1/マズルカ 嬰ヘ短調 Op.38-2/ワルツ
嬰ハ長調 Op.15-1
ヴィエニャフスキ:クヤヴィアク~第2マズルカ
イ短調/オベルタス~マズルカ ト長調
ミーシャ・レヴィツキ:ワルツ イ長調 Op.2/魅惑の妖精
ホ長調/ジプシー風ワルツ ホ短調 Op.7
ヨーゼフ・ホフマン:アメリカ風ポロネーズ
ハ長調/夜想曲=哀歌 嬰ヘ短調/万華鏡 ニ長調
Op.40-4
シューラ・チェルカスキー:悲愴前奏曲 嬰ヘ短調
A.ルビンシテイン:アクロスティヒョン(折句)
Op.114~第4番 ハ短調,第3番 変イ長調/練習曲
ハ長調 Op.23-2 |
録音:2021年10月 米国 ネバダ州 ラスベガス、DDD、71'53
モルデカイ・シェホリの新しいシリーズ 埋もれた名曲、その第2集。
リムスキー=コルサコフやヴィエニャフスキ(のピアノ用編曲)、ルビンシテインの珍しい小品に加え、ヨーゼフ・ホフマン、シューラ・チェルカスキー、ミーシャ・レヴィツキといずれも東欧から米国に移住した名ピアニストの作品も収録されている。
特にレヴィツキのピアノ小品はどれも素晴らしく美しい。もちろんシェホリはここでも万全、いずれの曲でも溜め息を吐かせるような魅力を放っている。
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「モルデカイ・シェホリ ドメニコ・スカルラッティ集
第2集」
ソナタ ニ長調K.96/ソナタ イ短調K.109/ソナタ
イ長調K.101/
ソナタ ニ短調K.34/ソナタ ホ短調K.147/ソナタ
ト長調K.146/
ソナタ ヘ短調K.19/ソナタ ハ短調K.139/ソナタ
ト短調K.347/
ソナタ イ短調K.148/ソナタ ハ短調K.115/ソナタ
ホ長調K.135/
ソナタ ハ短調K.126/ソナタ ト長調K.455/ソナタ
ト短調K.30/
ソナタ ニ長調K.430 |
モルデカイ・シェホリ(Pf) |
モルデカイ・シェホリのスカルラッティ第2集、第3集!
録音:2021年1月 米国 ネバダ州 ラスベガス、DDD、66'41
2015年発売のCEMBCD 103以来久々となるモルデカイ・シェホリのドメニコ・スカルラッティ集、これが第2集になる。
シェホリらしいピアノの美しさを素直に引き出したスカルラッティで、過度な演出をすることなしに音楽の持ち味を生かしているのでとても聞きやすい。
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「モルデカイ・シェホリ ドメニコ・スカルラッティ集
第3集」
ソナタ ニ短調K.77/ソナタ ト長調K.14/ソナタ
ヘ短調K.466/
ソナタ ト長調K.104/ソナタ ニ短調K.510/ソナタ
ハ長調K.485/
ソナタ ハ短調K.362/ソナタ ト長調K.55/ソナタ
イ短調K.61/
ソナタ ニ短調K.1/ソナタ ハ長調K.132/ソナタ
ニ短調K.141/
ソナタ ヘ長調K.367/ソナタ イ短調K.110/ソナタ
ヘ短調K.519/
ソナタ ホ長調K.20/ソナタ ハ長調 K.423 |
モルデカイ・シェホリ(Pf) |
録音:2021年7月 米国 ネバダ州 ラスベガス、DDD、71'16
第2集の半年後に録音されたモルデカイ・シェホリのドメニコ・スカルラッティ集第3集。
ここでは17曲中9曲に短調曲を選んでいる。シェホリのスカルラッティはあまり神経質に気を張り詰めることなく、親密な空間に温かみを広げるような演奏なのが好ましい。
スカルラッティのソナタだけ十数曲を聞くとなるとこうした落ち着きのある演奏の方が楽しめるだろう。
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QUERSTAND
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「精神の時」
ヘンツェ:ルーシー・エスコット変奏曲
エネスコ:ピアノ・ソナタ第1番 嬰ヘ短調
Op.24-1
ブゾーニ:前奏曲第1番 ハ長調 Op.37/BV181-1
リスト(ブゾーニ編):
マイヤベーア「預言者」のコラール
「私たちに、解放の波に」に基づく幻想曲とフーガ |
ハンネス・ポーリット(ピアノ) |
ドイツの中堅ピアニスト、ハンネス・ポーリットによる意欲的なアルバム!
録音:2021年1月4-6日 ドイツ ライプツィヒ、DDD、65'30
ドイツの中堅ピアニスト、作曲家、ハンネス・ポーリットによる意欲的なCD。
ハンネス・ポーリットは1976年、ハイデルベルクの生まれのポーランド系ドイツ人。6歳からピアノを習い、また14歳の時に書いた最初の作品が賞を獲るほど作曲にも打ち込んでいる。
演奏活動の他、近年は教師、指導者としても活躍している。
ヘンツェのルーシー・エスコット変奏曲は、19世紀のプリマドンナで米国人として初めて欧州で高い名声を築いた歌手、ルーシー・エスコット(1829―1895
)をイメージして書かれた曲。
彼女の得意としたベッリーニの「夢遊病の女」の音楽が引用されている。
リストの幻想曲とフーガは、マイヤベーアの「預言者」(1849年初演)の中で再洗礼派が歌う不気味なコラール「私たちに、解放の波に
Ad nos, ad salutarem undam」(つまり純粋な宗教的コラールではない)を基に書いたオルガン曲をブゾーニが独奏ピアノ用に編曲したもの。
30分かかる大作ながら元がオルガン曲のためにあまり知られていないのだが、しかしブゾーニの編曲も素晴らしく、リスト・マニアが大喜びする難曲である。
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「シュトラールズントのオルガンによるロマン派作品集」 |
マティアス・ペヒ(オルガン) |
A.W.バッハ:前奏曲とフーガ ト短調
レーヴェ:2つのコラール前奏曲(「最愛のイエス」/「神よ、あなたの技によって私を遇いなさい」)
メンデルスゾーン:コラールと変奏曲「全能の神の技はなんと偉大なことか
MWV W8」
ドルンヘックター:4つの後奏曲
(葬送行進曲/ああ神にして主よ/天と地の神よ/バッソ・コンティヌオを伴った4声のフーガ)
フランケ:3つのコラール前奏曲(心の底から/徳は十字架によって示されている/ 主を称えよ、力強い王を)
ロークス:
3つのコラール前奏曲(ああこの世よ、私はあなたから去らなければならない/
徳は十字架によって示されている/私はあなたに別れを告げよう)
リーメンシュナイダー:演奏会用前奏曲 Op.25/「心象風景集」
Op.29~聖霊降臨祭/演奏会用後奏曲Op.26 |
録音:2021年5月 ドイツ メクレンブルク=フォアポンメルン州
シュトラールズント、DDD、73'10
北東ドイツのシュトラールズントの聖ニコライ教会に据えられた、カール・アウグスト・ブーフホルツ製作のオルガン(1841年完成)を用いて、ロマン派のオルガン曲を演奏したもの。
アウグスト・ヴィルヘルム・バッハ(1796-1869)、ロベルト・ドルンヘックター(1839-1890)、フリードリヒ・ヴィルヘルム・フランケ(1862-1932)、ルドルフ・ロークス(1867-1940)、ゲオルク・リーメンシュナイダー(1848-1913)といった比較的珍しい作曲家の作品が収録されている。
マティアス・ペヒは1964年生まれのドイツのオルガン奏者。リューベックでマルティン・ハーゼルベックらに学ぶ。2016年からシュトラールズントの教会音楽監督を務めている。
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TACET
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271
(2CD)
¥2700
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クリストフ・ウルリッヒ(ピアノ)D.スカルラッティ:全集
Vol.7
D.スカルラッティ:
CD. 1 : ソナタ K.236 - K.251 (70分02秒)
二長調 K.236、二長調 K.237、ヘ短調
K.238、ヘ短調 K.239、
ト長調 K.240、ト長調 K.241、ハ長調
K.242、ハ長調 K.243、
ロ長調 K.244、ロ長調 K.245ト長調 K.241、ハ長調
K.242、
ハ長調 K.243、ロ長調 K.244、ロ長調
K.245、嬰ハ短調 K.246、
嬰ハ短調 K.247、変ロ長調 K.248、変ロ長調
K.249、
ハ長調 K.250、ハ長調 K.251
CD. 2 ソナタ K.252 - K.265 (69分34秒)
変ホ長調 K.252、変ホ長調 K.253、ハ短調
K.254、
ハ長調 K.255、へ長調 K.256、ヘ長調
K.257、ニ長調 K.258、
ト長調 K.259、ト長調 K.260、ロ長調
K.261、
ロ長調 K.262、ホ短調 K.263、ホ長調
K.264、イ短調 K.265 |
クリストフ・ウルリッヒ(ピアノ) |
2021年1月12-16 ドイツ、ベルリン、イエス・キリスト教会での録音
ドイツ生まれのウルリッヒはレオナルド・ホカンソン、ルドルフ・ブッフビンダー等に学び、特に古典音楽演奏を得意とするピアニストです。
主にアンサンブルのピアニストとして活躍しつつ、自身がプロデュースするあまり耳にすることの無い音楽の普及を目的としたコンサートや、テレビ局と子供の為の教育プログラムを組み、放送を通して活動。
教育者としての側面も持つ、ドイツ国内で活躍するピアニストです。
※派手さはないものの、音楽への誠実さが伝わる丁寧な演奏です。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
GRAND SLAM
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GS 2258/9
(2CD)
¥2700
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ブルーノ・ワルター・ライヴ1
CD1
(1)ハイドン:交響曲第86番 ニ長調Hob.
I:86
(2)モーツァルト:交響曲第35番 ニ長調
K.385「ハフナー」
(3)シューベルト:交響曲第5番 変ロ長調
D.485
CD2
(4)リヒャルト・シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」Op.20
(5)ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14a |
ブルーノ・ワルター(指揮)
NBC交響楽団 |
ブルーノ・ワルター& NBC 交響楽団、灼熱のライヴを2枚組1枚価格で提供!ブルーノ・ワルター・ライヴ1
録音:(1)1940年2月10日、(2)1940年2月17日、(3)1940年3月9日、(4)1940年3月2日、(5)1939年4月1日/NBC、8Hスタジオ(ニューヨーク)
録音方式:モノラル(放送用録音)/日本語帯・解説付
■制作者より
ワルターがNBC 交響楽団客演した時のライヴはGRAND
SLAMとは別のCD-R のシリーズ"SERENADE"で発売していました。
しかし、CDで保存しておきたいというファンの声があることと、これらの音源が最近入手が難しくなってきていますので、それらを考慮して2枚組1枚価格で発売することに決定しました。
この頃のワルターはナチスに追われて財産を没収されるなど、最も苦難な時期でした。ところが、残されたライヴ録音からは次々と敵をなぎ倒すような激しさと、ワルター独特の溢れるような歌心がミックスされた、まことにユニークな演奏が展開されています。ワルター・ファンはもちろんのこと、スリリングな演奏を求める人にもぴったりだと思います。
なお、これらの音源はアセテート盤で収録されており、さまざまなノイズが混入しています。マスタリングにあたっては、修正は最小限にとどめ、原音の豊かな響きを尊重しています。(平林 直哉)
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<国内盤>
TOBU
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東京芸術劇場アーカイヴシリーズ
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佐藤正浩(指揮)、ザ・オペラ・バンドのビゼー第2弾、
劇音楽「アルルの女」全曲!
ビゼー:劇音楽「アルルの女」全曲
(A.ドーデ原作による原典版) |
佐藤正浩(指揮)
ザ・オペラ・バンド
武蔵野音楽大学合唱団(合唱指導:横山修司) |
東京芸術劇場アーカイヴシリーズ。佐藤正浩(指揮)、ザ・オペラ・バンドのビゼー第2弾、劇音楽「アルルの女」全曲!
録音:2022年1月8日東京芸術劇場ライヴ
コロナ禍真っただ中の2022年1月東京芸術劇場において驚嘆すべき上演が実現した。
ビゼーの《アルルの女》。劇音楽の本来の姿である芝居付き全曲上演である。組曲版なら誰でも知っている名曲ながら、フランスの大作家ドーデの戯曲に乗せて繰り広げられるアルルの物語。
劇と音楽という元来切っても切れない関係を指揮者佐藤正浩自らが台本を編集し日本語訳。
佐藤の手兵であるザ・オペラ・バンドによる精緻なアンサンブルが楽しめる決定盤の登場。録音も上々。
22ページに及ぶ台本も収録したブックレットも充実。公演時の字幕を再録。
曲目解説:岸純信氏。
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3/29(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
CLAVES
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リ・アンジェリ・ジュネーヴ
J.S.バッハ:バスのためのカンタータ集
(1)カンタータ第56番「われは喜んで十字架の杖を手に取らん」 BWV56
(2)カンタータ第82番「私は、満ち足りた」BWV82
(3)カンタータ第158番「われは行きて汝をこがれ求む」BWV158
(4)カンタータ「裏切り者なる愛よ」BWV203 |
ステファン・マクラウド(バス&指揮)
リ・アンジェリ・ジュネーヴ(管弦楽・声楽アンサンブル)
エマニュエル・ラポルト(*(1)(2))、
スン・キョン・リー=ブロンデル(オーボエ)
マルセル・ポンセール(オーボエ・ダ・カッチャ)
トマシュ・ウェソロフスキー(ファゴット)
エヴァ・サラディン(*(3))、
アドリアン・カレ、川久保洋子(第1ヴァイオリン)
ナディア・リゴレ、コリーネ・オーモンド、
グザヴィエ・シシェル(第2ヴァイオリン)
朝吹園子、マルティーヌ・シュノーク(ヴィオラ)
ヘーゲル・ハナナ、オレゲル・アイマミ(チェロ)
ミシェル・シャヌ(コントラバス)
フランシス・ジャコブ(オルガン)
ベルトラン・キュイエ(*(4))(チェンバロ)
アレクサンドラ・レヴァンドフスカ、
岡村知由紀(ソプラノ)
クリステル・ムーニー、シャルル・スダン(アルト)
トマス・ホッブス、オーギュスタン・ローデ(テノール)
フレデリク・シュレーマ(バス)
* =ソロ |
豪華独奏陣にも注目!マクラウド率いるリ・アンジェリ・ジュネーヴ、J.S.バッハ第3弾はバスのためのカンタータ集!
録音:2021年5月/ランドガストホフ、リーエン(スイス)/DDD、ディジパック仕様、64'32
サウンド・エンジニア、エディティング、マスタリング:マルクス・ハイラント(Tritonus
Musikproduktion)
実力派バス歌手ステファン・マクラウドが2005
年に結成したリ・アンジェリ・ジュネーヴ。
声楽陣と器楽陣の配置、パートごとの人数など、演奏を通じバランスを決めていくという独自の解釈で録音した《マタイ受難曲》(50-3012/13)と《ロ短調ミサ》(50-3014/15)は高い評価を得ています。
期待のJ.S.バッハ第3弾はバスのためのカンタータ4篇。マクラウド自身が指揮をしながらバス独唱を務めています!
結成から17年となった2022年現在、当団は古楽アンサンブルの名団体として注目されています。
可変アンサンブルでオリジナル楽器を用いて演奏する彼らは、演奏の際の音響面にもこだわりを持っており、当セッションでもメンバーを取り囲む形で各楽器、声楽メンバーにマイクが配置されています。
今回、独奏者のみならず各パートに豪華メンバーが集結しております!ヴァイオリンのエヴァ・サラディンはルーシー・ファン・ダールらに学んだ若き名手。
2020/21シーズンのユトレヒト古楽音楽祭のアーティスト・イン・レジデンスを務めている実力派です。エマニュエル・ラポルトはフィリップ・ピエルロら、古楽界の名手から厚い信頼を得ているオーボエ奏者。
当演奏でもマクラウドの歌にニュアンスに富んだ演奏を披露しております。そして、チェンバロのベルトラン・キュイエはラモーやフランソワ・クープランの録音でも高く評価されている鍵盤奏者です。
現代屈指の声楽陣、器楽陣が集まった当演奏は要注目です!
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TRPTK
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REID(旅)
マイケル・ゴードン:LIGHT IS CALLING
フィヨラ・エヴァンス:REID - HAGALL - BJARKAN
ジョヴァンニ・ソッリマ:HELL I
ジョン・タヴナー:WAKE UP ... AND DIE
ルー・リード:HEROIN(デイヴィッド・ラング編) |
マヤ・フリードマン
(チェロ、ヴォーカル) |
才女マヤ・フリードマンの現代作曲家作品集!
ロシア・モスクワ出身の多才なチェロ奏者マヤ・フリードマン(1989-)による人気現代作曲家のチェロ作品集!
2001年9月11日の同時多発テロの余波を受けて書かれたマイケル・ゴードンの《LIGHT
IS CALLING》にはじまり、アイスランド出身の作曲家フィヨラ・エヴァンスによる各セクションがルーン文字によって象徴化された作品《REID
- HAGALL - BJARKAN》(旅-妨害-再生)、イタリアの鬼才ジョヴァンニ・ソッリマのダンテの『神曲』に触発された《HELL
I》、そしてイギリスの人気作曲家ジョン・タヴナーによる音楽の回文《WAKE
UP ... AND DIE》と続き、最後はルー・リードの《HEROIN》をデイヴィッド・ラングが編曲した危険な1曲で締めくくられるクールでエキサイティングな1枚です。
チェロを弾き始めた幼少期から神童と呼ばれていたというマヤ・フリードマンは、その後ユーリ・バシュメット財団に引き抜かれ、様々なTV・ラジオ番組にも出演し活躍している多才なアーティストです。
名教師として知られるドミトリー・フェルシュトマン(リザ・フェルシュトマンの父)に師事。
彼女は2019年に音楽家垂涎のオランダ・クラシック・タレント・アワードを獲得しており、プロコフィエフの歌劇《火の天使》をピアニストのアルテム・ベログロフとともにチェロとピアノのために編曲したアルバム(TTK0009)は、アメリカのStereophile誌で「ここ20年で聴いた最高の室内楽アルバム」と絶賛されました。
※録音:2019年10月、オランダ
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TTK0011
¥2600
※再案内
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レッド・ヴェルヴェット
田中カレン:ザ・ソング・オヴ・ソングズ
(ソロモンの雅歌)(チェロとエレクトロニクスのための)
セザール・ルトガー:ダンスール・ド・コルド
ガスパール・カサド:無伴奏チェロ組曲
オスバルド・ゴリホフ:オマラモール(無伴奏チェロのための)
ルイ・アンドリーセン:ラ・ヴォーチェ(チェリストのための)
カーヴェ・ヴァレス:
レッド・ヴェルヴェット(無伴奏チェロのための)
アリサ・アプレレヴァ:
サイレンティウム(3本のチェロとメゾ・ソプラノのための) |
マヤ・フリードマン(チェロ) |
ロシア・モスクワ出身の多才なチェロ奏者マヤ・フリードマン(1989-)による、音楽と詩をテーマにした1枚!
生命がその不在に、音が沈黙に誕生の起源をもつように、最大限の情熱と絶望が静寂の中に枯れ落ちていく。
最愛の夫に捧げられたこのアルバムには、そんな思いが込められています。
カサドの《無伴奏チェロ組曲》の見事な演奏を中心に、詩からインスピレーションを受けた曲や、音楽と詩の鼓動を融合させた曲が、彼女の非凡な世界を形作っています。演奏空間の雰囲気まで感じられるクリアな録音も特筆されます。
ブックレットには各曲のインスピレーションの元となったの詩の原語と英訳が掲載されています。
チェロを弾き始めた幼少期から神童と呼ばれていたというマヤ・フリードマンは、その後ユーリ・バシュメット財団に引き抜かれ、様々なTV・ラジオ番組にも出演し活躍している多才なアーティストです。
名教師として知られるドミトリー・フェルシュトマン(リザ・フェルシュトマンの父)に師事。彼女は2019年に音楽家垂涎のオランダ・クラシック・タレント・アワードを獲得しており、プロコフィエフの歌劇《火の天使》をピアニストのアルテム・ベログロフとともにチェロとピアノのために編曲したアルバム(TTK0009)は、アメリカのStereophile誌で「ここ20年で聴いた最高の室内楽アルバム」と絶賛されました。
※録音:2017年3月、オランダ
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TTK0001
¥2600
※再案内
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インヴィシブル・リンク ~ シュニトケ、ヴァスクス、ペルト
アルフレート・シュニトケ:
ソナタ第1番 Op.129(チェロとピアノのための)
ペトリス・ヴァスクス:
Gramata Cellam 《The Book》(無伴奏チェロのための)
アルヴォ・ペルト:フラトレス(チェロとピアノのための) |
マヤ・フリードマン(チェロ)
ダニエル・コール(ピアノ) |
ロシア・モスクワ出身の多才なチェロ奏者マヤ・フリードマン(1989-)による、ソビエト連邦の時代に書かれた3作品の見えない繋がりを探った1枚!
このシンプルな構成のアルバムでは、彼女が「時代を超越した感覚と、究極の真実への衝動が込められている」と語るシュニトケ、ヴァスクス、ペルトらの作品の間に存在する見えない繋がりを、マヤ自身との関係を絡め探求しています。
その考察は、単なる「同時代を生きた3者の関係性」にとどまらず、最も純粋で極端な感情と、永遠に続く時間の静寂そのものとの繋がりにまで及んでいます。演奏、コンセプト含め極めて芸術性の高いアルバムといえるでしょう。
チェロを弾き始めた幼少期から神童と呼ばれていたというマヤ・フリードマンは、その後ユーリ・バシュメット財団に引き抜かれ、様々なTV・ラジオ番組にも出演し活躍している多才なアーティストです。名教師として知られるドミトリー・フェルシュトマン(リザ・フェルシュトマンの父)に師事。
彼女は2019年に音楽家垂涎のオランダ・クラシック・タレント・アワードを獲得しており、プロコフィエフの歌劇《火の天使》をピアニストのアルテム・ベログロフとともにチェロとピアノのために編曲したアルバム(TTK0009)は、アメリカのStereophile誌で「ここ20年で聴いた最高の室内楽アルバム」と絶賛されました。
※録音:2015年1月、オランダ
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URANIA RECORDS
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LDV14087
(2CD)
特別価格
¥3100
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エンツォ・カロリ(フルート)
ベートーヴェン:フルートのための作品全集
フルート、ファゴットとピアノのための三重奏曲ト長調
WoO.37
フルートとピアノのためのソナタ変ロ長調
WoO Anh.4
フルート、ヴァイオリンとヴィオラのためのセレナード
ニ長調 Op.25
主題と6つの変奏曲 Op.105
主題と10の変奏曲 Op.107
2本のフルートのためのアレグロ&メヌエット
WoO.26 |
エンツォ・カロリ(フルート)
アンナ・マルティニョン(ピアノ)
ユ・ジュンフン(ピアノ)
カルロ・ラッザーリ(ヴァイオリン)
ジャンカルロ・ディ・ヴァクリ(ヴィオラ)
ロベルト・ジャッカーリャ(ファゴット)
ヴァルター・ザンピロン(フルート) |
イタリアの名手カロリによるベートーヴェンのフルート作品全集!
作品番号で目録化されているか、されていないかに関わらず、楽聖ベートーヴェンがその生涯において作曲した「フルート」のための作品の全てを網羅した2枚組。
10代の頃、1786年に着手された「三重奏曲」など若かりし日の秀作から後期の作品までを収めており、「フルート」という視点からベートーヴェンの作曲技法、芸術を知ることの出来る魅力的なプログラムです。
エンツォ・カロリは、キジアーナ音楽院で名匠セヴェリーノ・ガッゼローニにフルートを学び、フェニーチェ歌劇場管弦楽団やローマRAI国立交響楽団のフルート奏者を歴任し、1970年代にはジュゼッペ・シノーポリと共にアンサンブルを結成するなどして活躍した現代のイタリアを代表する名フルーティストの1人。
フルート奏者としてだけでなく指揮者としても活躍し、パドヴァやヴィチェンツァの音楽院でフルートを指導するなど教育者としてもその名を知られています。
※録音:2019年9月、マジスター・アレア・スタジオ(プレガンツィオール、イタリア)
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ダンテの詩を題材とした音楽
ドニゼッティ:ウゴリーノ伯爵、真の愛
ロッシーニ:フランチェスカ・ダ・リミニ
マルケッティ:ラ・プラ
ピンスティ:べアトリーチェ
モルラッキ:私のため息を聞きに来て、ダンテのウゴリーノ
カステルヌオーヴォ=テデスコ:
ソネット第4番 Op.41、セラ Op.23 |
ミルコ・パラッツィ(バス)
マルコ・スコラストラ
(ピアノ/ベヒシュタイン1884年製) |
イタリア、フィレンツェ出身の13~14世紀の詩人ダンテ(ダンテ・アリギエーリ)が遺した「神曲」に代表される叙事詩や、詩文集「新生」のテキストや登場人物を題材として作曲された音楽を集めた作品集。
ミルコ・パラッツィの歌声が、ダンテのテキストがその後の音楽家たちに与えた影響の大きさ、そしてその存在感を改めて知らせてくれています。
ミルコ・パラッツィは、ミラノ・スカラ座、コヴェントガーデン王立歌劇場、リセウ大劇場、ワシントン・オペラ、コンセルトヘボウ、サントリーホールなど、世界中のオペラハウスやコンサートホールでその歌声を響かせてきたイタリアのバス。
レコーディングも数多く、2019年にはインターナショナル・オペラ・アウォードも授与されているイタリアの名歌手です。1884年製のベヒシュタインの音色とのブレンド具合も楽しみなポイントです。
※録音:2021年6月7日-9日、チステルナ・ディ・ラティーナ(イタリア)
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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ALTUS
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ALT 504/5
(2CD)
¥3200 →\2990
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INA 秘蔵音源・クリュイタンス&フランス国立管ライヴ
「幻想交響曲」「展覧会の絵」「ジュピターの恋」ほか
【Disc 1】
(1)ウェーバー:歌劇《オイリアンテ》序曲
作品81
(2)ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14
【Disc 2】
(3)イベール:バレエ音楽《ジュピターの恋》
(4)ベルリオーズ:《ローマの謝肉祭》序曲
作品9
(5)ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲《展覧会の絵》 |
アンドレ・クリュイタンス(指揮)
フランス国立放送管弦楽団 |
INA 秘蔵ライヴ音源。めくるめくフランス音楽の世界、クリュイタンスお得意の「幻想」「展覧会」からおどろきの名演「ジュピターの恋」までどれも初出!聴き応え抜群の2枚組!
ライヴ録音:(1)(3)1955年12月8日/パリ、シャンゼリゼ劇場(モノラル) (2)1954年11月11日/パリ、シャンゼリゼ劇場(モノラル) (4)(5)1959年9月20日/モントルー音楽祭(モノラル)
国内プレス、初出音源、日本語帯・解説付
INA(フランス国立視聴覚研究所)所有音源をライセンスし入魂のマスタリングでCD
化。
クリュイタンス&フランス国立放送管によるフランス音楽を中心にまとめた充実の2枚組。
どれも初出音源で、特にイベールが目を引きます。
あまり知られていないバレエ「ジュピターの恋」は1946
年にシャンゼリゼ劇場で初演された作品で、いわば同時代の音楽。
モダンな美しさにあふれ、弦も木管も金管も聴かせどころたっぷり。ハープや打楽器も活躍し、色彩の見本市のような近代オーケストレーションの愉しみが満載!
この時代のクリュイタンスの演奏で聴けるとは、なんとも貴重な名演奏です。
何種か別の録音が残っているクリュイタンスお得意の「幻想交響曲」「展覧会の絵」も、新たな発見の喜びに満ちた大演奏。
みなぎる生命力と、曲の隅々まで手の内にしているであろう抜群のコントロール。色彩豊かな音のパレットを駆使して繰り出される豊饒な音響効果。圧巻の出来栄えです。
〈どれもクリュイタンスらしさが溢れ出ていて、聴いて良かったと実感させる〉〈こんなに楽しい幻想交響曲はない。愛すべき演奏のひとつ〉〈(イベールは)ピカイチであり、このディスクの聴き物と言っても過言ではない。とにかくこのしゃれた音色は絶品〉~平林直哉氏の解説より
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INA 秘蔵音源・クリュイタンス&フランス国立管ライヴ
スターン、シェリング 2 大ヴァイオリニストとの競演
(1)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
作品77
(2)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
ホ短調 作品64 |
アイザック・スターン(ヴァイオリン(1))
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン(2))
アンドレ・クリュイタンス(指揮)
フランス国立放送管弦楽団 |
INA 秘蔵ライヴ音源。ヴァイオリンの巨匠と織りなすふたつの名演、スターンの切れ味、シェリングの流麗さ、そしてクリュイタンスの薫り高くも熱いひびき
ライヴ録音:(1)1954年11月11日/パリ、シャンゼリゼ劇場(モノラル) (2)1959年9月20日/モントルー音楽祭(モノラル)
国内プレス、一部初出、日本語帯・解説付
INA(フランス国立視聴覚研究所)所有音源をライセンスし入魂のマスタリングでCD
化。
クリュイタンス&フランス国立放送管がスターンとシェリングを迎えた協奏曲。両巨匠の音色の違いが曲の味わいにも絶妙にマッチし、類まれな名演が生み出されています。
スターンのブラームスは同じ組合わせでモントルー・ライヴ(1956)が過去に出ていましたが、それとは別の初出音源。
演奏の完成度はこちらが上か、驚くほど素晴らしい内容です。ソロは力強くキレがありつつも柔らかな表情とのバランスが実にみごと。
オーケストラもたまらなく魅力的で、2楽章のオーボエなどため息が出るような最上級の美しさ。冴えわたる名技性と交響的構築性の完璧なる同居、大変な高まりを見せる必聴の大演奏です!
シェリングのメンデルスゾーンもひさびさの復活。つややかな音色で美しいメロディを存分に歌い上げるソロ。
それが伝播したか、オケものびのびと麗らかに歌い劇的な盛り上がり。さらに締めるところは締めるクリュイタンスの棒が音楽に大きな推進力を与え、フィナーレの痛快さたるや特筆もの!ぐいぐいと音楽に引きこまれます。
〈(スターンは)トップ・クラスの内容である。ジネット・ヌヴーに匹敵すると言っても過言ではない。安定感は抜群であり、しなやかさと力強さ、ほのかな甘美さと上品な味わい、それらが全く理想的にバランスされている〉〈(シェリングは)非常に古典的で流麗である。まことに感動的だ。クリュイタンスの棒も実に生き生きとした温かい空気に満ちており、気持ちが良い〉~平林直哉氏の解説より
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<国内盤>
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SONETTO CLASSICS
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ノーマ・フィッシャー(pf)
アット・ザ・BBC Vol.3
シューマン:蝶々Op.2
ブラームス:7つの幻想曲集Op.116
ショパン:
マズルカOp.68-1、マズルカOp.41-1、夜想曲Op.27-1、
3つのエコセーズOp.72-3、子守唄Op.57 |
ノーマ・フィッシャー(pf) |
ノーマ・フィッシャーは、1940年にドイツ系ロシア人の父親とポーランド人の母親のもと、ロンドンに生まれました。
1960年頃から欧米各国で演奏活動を行うようになり、1963年には前年のチャイコフスキー国際コンクールを制したアシュケナージと共にハリエット・コーエン国際音楽賞を受賞しました。
70年代からはラドゥ・ルプーとともにアンドレ・チャイコフスキーの作品の紹介者となるなど、ピアニストとして国際的なキャリアを重ねていたものの、右手に発症した局所性ジストニアのため、1990年代前半に50代前半で演奏活動からの引退を余儀なくされました。
引退後は教育活動に専念。ロンドン王立音大のピアノ科教授としてマレー・マクラクラン、パヴェル・コレスニコフ、アンナ・フェドロヴァ、エドゥアルド・クンツ、レイナー・ハーシュといった若手を育てるとともに、各分野で数多くの才能を輩出したロンドン・マスタークラスの芸術監督を務めるなど、世界屈指の教師の一人とみなされる存在になりました。
若い頃のフィッシャーは、その名声にも関わらず、商業録音を一切残しておりません。
一方、活動の初期からBBCに数多くの放送録音を行っています。ソネット・クラシックスは2015年から放送録音の発掘を行なっており、その成果として2018年には第1集となるブラームス・スクリャービン作品集をリリースしました。
国際的に知られた名教師のピアニストとしての再評価はメディアでも話題となり、「伝説的ピアニスト、最初のアルバムをリリース(Broawsway
World)」「数十年の沈黙の後に聴かれる一人のスター(Jewish
Chronicle紙)」「英国最高の教師となった "幻の"
神童(Telegraph紙)」「彼女はかつてアシュケナージと並び称されたのにも関わらず、録音を残さなかった(Slipped
Disc)」と報じられました。
このアルバムは世界各国で賞賛され、英Gramophone誌のエディターズ・チョイス(月間ベスト・アルバム)、及び、その年のクリティクス・チョイス(批評家の選ぶ年間フェイバリット・アルバム)に選ばれました。Classic
FMの名物アンカーのロブ・コワンは、英Gramophone誌のYoutube番組で、「20世紀の偉大なピアニスト達」の一人にフィッシャーを選び、第1集からスクリャービンのエチュード
42/5を紹介しています。
好評を受け、ソネット・クラシックスは翌2019年に第2集リスト・シューマン・ドビュッシー・(アンドレ)チャイコフスキー作品集をリリースしました。
これも英Gramophone誌のエディターズ・チョイス、クリティクス・チョイスに選ばれ、米Classics
Todayの著名な評論家ジェド・ディスラーは「黄金色、純粋でシンプルな鍵盤」と芸術点満点を与え、英International
Pianoの評論家アーテシュ・オーガは「度肝を抜かれた...。リファレンスとなる演奏...。ビンテージもののスタジオ・プロダクション」と評しました。
この第2集は、ハンガリー・フランツ・リスト協会(Liszt
Ferenc Tarsasag)選定による最高賞・国際グランプリ・ディスクに輝いています。
今回発売となった第3集は2020年末に新たに発見されたリールと、フィッシャー私蔵のDATを音源としています。1984年放送のシューマンの「パピヨン(蝶々)」と、ブラームスの「7つの幻想曲」作品116(1984年放送)は、いずれもドイツ音楽を得意としたフィッシャー真骨頂の名演で、美しい抒情と語り口の巧さが光ります。1992放送のショパンの小品集(1992年放送)は40年に渡ったBBCとのコラボレーションの最後となったもので、甘さに流れない硬派のショパンです。
いずれも鮮明な音質で記録されており、音楽的にも前二作に匹敵する内容となっていると考えております。
日本語解説書付
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<映像>
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キング・インターナショナル(映像)
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KKC 90003
(Blu-ray)
¥5200 →\4790
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朝比奈隆 続・交響的肖像
(1)ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
【1992年5月13日東京文化会館】
(2)ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」~前口上+序曲冒頭
【1994年12月1日昭和女子大学人見記念講堂】
(3)実相寺昭雄との対談
指揮の形~武智鉄二との交友~オペラと歌舞伎
(4)チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74
【1994年2月3日サントリーホール】
(5)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18
【1994年2月3日サントリーホール】(初出) |
朝比奈隆(指揮)
新日本フィルハーモニー交響楽団
園田高弘(ピアノ)(5)
寺田農(語り)(2) |
園田高弘と朝比奈隆、2大巨匠による幻のラフマニノフ・ピアノ協奏曲第2番映像が日の目を見た!
1080i MPEG-4 AVC、color 4:3、リニアPCM STEREO、 48kHz
16bit、2 層ディスク
2021-2年は朝比奈隆の歿後20年、映画監督の実相寺昭雄の歿後15年にあたります。
朝比奈の円熟期1990 年代に氏を崇拝する実相寺が制作した「朝比奈隆 交響的肖像」は、2021年末にブルーレイ・ディスクへアップコンバート発売され話題となりました。
その際、どうしても見当たらず、失われたとされたマスターテープ1巻の所在が判明したため、今回補巻として日の目をみることとなりました。
注目は園田高弘をソリストに迎えたラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の初出音源。
園田と朝比奈はベートーヴェンやブラームスなどドイツ作品を重厚壮大に演じる印象がありますが、両者とも師はロシア人で正統派伝統を聴かせてくれます。
ともに唯一の録音となりますが、独奏もオーケストラも全く甘くなく、「男の哀しみ」がひしひしと迫ります。
またこれまでCD で発売されていたブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲」とチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」も実相寺監督による映像が付いたことでさらなるイマジネーションが広がります。
ことに「悲愴」終演直後のマエストロの手がチャイコフスキーの心を表しているようで深く考えさせられます。
オーソドックスなコンサート映像ながら実相寺色が濃厚に表れているのもファン興奮。園田高弘の表情や指遣いの捉え方も独特で、非常に貴重です。
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KKC 90004/5
(2Blu-ray)
¥9000 →\8490
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朝比奈隆 ベートーヴェン交響曲全集
Disc1
(1)交響曲第1番ハ長調Op.21
(2)交響曲第2番ニ長調Op.36
(3)交響曲第3番変ホ長調「英雄」Op.55
(4)交響曲第4番変ロ長調Op.60
(5)交響曲第5番ハ短調「運命」Op.67
Disc2
(1)交響曲第6番ヘ長調「田園」Op.68
(2)交響曲第7番イ長調Op.92
(3)交響曲第8番ヘ長調Op.93
(4)交響曲第9番ニ短調「合唱付き」Op.125 |
朝比奈隆(指揮)
新日本フィルハーモニー交響楽団
豊田喜代美(ソプラノ)
秋葉京子(メゾソプラノ)
林誠(テノール)
高橋啓三(バス・バリトン)
晋友会合唱団 |
まさに巨匠芸、円熟の朝比奈隆と新日本フィルによるベートーヴェン交響曲全集
録音:1989 年2月5日(第1、3 番)、3月11日(第2、7
番)、4月6日(第4、6 番)、5月15日(第5、8番)、1988年12月14日(第9番)/サントリーホール(ライヴ)
1080i MPEG-4 AVC、color 4:3、リニアPCM STEREO、48kHz
16bit、2 層ディスク
1988年12月から1989年5月にかけて朝比奈隆と新日本フィルがサントリーホールで行ったベートーヴェンの交響曲全曲チクルス。
実相寺昭雄監督が映像収録し、1991年に朝比奈隆生誕80周年と新日本フィル財団法人化20周年を記念してレーザーディスクで発売されました。
2009年にDVDで再発売されましたが、今回、演奏家ら30年を経てアップコンバートのうえブルーレイ・ディスクにパワーアップしてのリリースとなりました。
時は昭和から平成に変わったばかりで、昭和的な雰囲気が残っているのみならず、伝説的な大物奏者たちの若き日の姿を目にすることができます。
当時80歳の朝比奈隆は若々しささえ感じさせるエネルギーとオーラに満ち、9篇どれもが圧倒的な力で迫ります。
聴衆の熱狂ぶりも凄まじく、伝説のコンサートの場へタイムスリップさせてくれる実相寺監督のマジックを味わえます。
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