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≪第115号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その7 2022/3/29~





4/1(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ALBA

ABCD 508
¥2400
ハイパーリアリスティック・ソング
 ・木山光(1983-):Death Metal Rock with Headbang(2013)
  (フルート、バス・クラリネット、ピアノ、ハープ、
   チェロ、サンプラーとライヴ・エレクトロニクス)
 ・アスタ・ヒュヴァリネン(1963-):Improbable(2018)
  (フルート/アルト・フルート、B 管クラリネット/
   バス・クラリネット、ハープ、チェロとオーディオ・トラック)
 ・サミ・クレモラ(1973-):Peak(2014)
  (バス・クラリネット、ピアノ、ハープ、
   チェロとライヴ・エレクトロニクス)
 ・クリスチャン・ヴィンター=クリステンセン(1977-):
  Four Hyperrealistic Songs for Quinte(t 2015)
   (アルト・フルート、バス・クラリネット、ピアノ、
    ハープ、チェロとライヴ・エレクトロニクス) 
 ・ペルットゥ・ハーパネン(1972-):Doll Garden(2013)
  (ピッコロ/フルート・アルト・フルート、B管クラリネット/
   バス・クラリネット、ピアノ、ハープ、
    チェロとオーディオ・トラック)
Defunensemble(デファンアンサンブル)
ハンナ・キンヌネン
 (フルート、アルト・フルート、オブジェクト)
ミッコ・ラーサッカ
 (クラリネット、バス・クラリネット、ミシン)
リリ=マルレーネ・プーセップ
 (ハープ、サンプラー、オブジェクト)
エミール・ホルムストレム
 (ピアノ、オブジェクト)
マルクス・ホホティ(チェロ)
アンデルス・ポホヨラ(サウンド・デザイン)
ティモ・クルキカンガス(サウンド・デザイン)

 フィンランドのもっとも注目されている現代音楽グループ、エレクトロアコースティック音楽のグループ「デファンアンサンブル」彼らが初演・委嘱した新時代の作品集

 録音:2019年夏-秋 ヘルシンキ・ミュージックセンター、スタジオ(ヘルシンキ、フィンランド)
 制作:ヘイディ・クーサヴァ
 アーティスティック・ディレクション:サミ・クレモラ
 録音:アンデルス・ポホヨラ、ティモ・クルキカンガ
 アーティスティック・プロダクション、ミクシング:アンデルス・ポホヨラ

 エレクトロアコースティック音楽のグループ「Defunensemble(デファンアンサンブル)」は、2009年に結成され、フィンランドのもっとも重要な現代音楽グループのひとつとして急速に名を高めてきました。
 「古典」となった作品から「現代」の作品までエレクトロ=アコースティック音楽のレパートリーに欠かせない作品の初演を含めた演奏活動と、最新のテクノロジーを取り入れた作品の各国の作曲家への委嘱をつづけてきました。
 フルートのハンナ・キンヌネン Hanna Kinnunen、クラリネットのミッコ・ラーサッカ Mikko Raasakka、ハープのリリ=マルレーネ・プーセップ Lily-Marlene Puusepp、ピアノのエミール・ホルムストレム Emil Holmstrom、チェロのマルクス・ホホティ Markus Hohti、サウンド・デザインのアンデルス・ポホヨラ Anders Pohjula とティモ・クルキカンガス Timo Kurkikangas。現代フィンランドの音楽シーンで活発な活動をする音楽家たちです。

 アルバム『Hyperrealistic Songs(ハイパーリアリスティック・ソング)』では、彼らが初演あるいは委嘱した、デジタルの時代とクラシカル音楽の伝統のつながりを反映する作品が演奏されています。
 日本の木山光(1983-)、デンマークのクリスチャン・ヴィンター=クリステンセン Christian Winther-Christensen(1977-)、フィンランドのサミ・クレモラ Sami Klemola(1973-)、ペルットゥ・ハーパネン Perttu Haapanen(1972-)。
 アスタ・ヒュヴァリネン AstaHyvarinen(1963-)の《Improbable》(起こり得ない)は、〈Dawn〉(夜明け)〈Awakening〉(目覚め)〈Mobile〉(動きまわれる)〈Stagnant〉(停滞している)〈Modernity〉(現代性)〈Concrete-Fictional〉(現実の-虚構の)〈Chorale〉(コラール)〈Dreamtime〉(ドリームタイム)の8つの部分に分かれた約13 分の作品です。
 委嘱した Defunensemble がタンペレ・ビエンナーレ・フェスティヴァルで初演。彼らに献呈されました。
 それぞれの作曲家が楽音と日常の音とノイズを統合して作った独創的な音世界をもつ音楽を作品の組み立てをよく知った音楽家たちが、楽天的な姿勢で演奏していきます。
 




APARTE



AP 254
¥2700
ミンコフスキ秘蔵っ子ティボー・ノアリ
ラモー:六重奏によるコンセール

 (1)コンセール第1番ハ短調
 (2)コンセール第2番ト長調
 (3)コンセール第3番イ長調
 (4)コンセール第4番変ロ長調
 (5)コンセール第5番ニ短調
ティボー・ノアリ(指揮とヴァイオリン)
レ・ザクサン

 ミンコフスキ秘蔵っ子ノアリが描く絶美な室内楽版ラモー

 録音:2020年12月14-16日/サン・ピエール寺院(パリ)/24bit/96kHz、60'00"

 六重奏によるコンセールはラモーの数少ない室内楽作品。6つのコンセールから成ります。
 ティボー・ノアリとレ・ザクサンは、そのなかから名作「コンセールによるクラヴサン曲集」全曲を六重奏用に編曲した5つのコンセールに挑戦しています。

 三重奏だった「コンセールによるクラヴサン曲集」がより多彩かつ華やかになっていて、各曲の性格付けがさらにはっきり感じられるようになりました。

 ティボー・ノアリは1982年生まれ。2006年以来ミンコフスキのグルノーブル=ルーブル宮音楽隊のコンサートマスターを務めるほか、カウンターテナーのフィリップ・ジャルスキと共演したり、同じくミンコフスキから目をかけられたチェンバロのフレンチェスコ・コルティとデュオを組んだりと、活躍が注目されています。

 ノアリ率いるピリオド楽器アンサンブル「レ・ザクサン」はヴァイオリン3、ヴィオラ、チェロ2の編成で、クラヴサンを含まないラモーの世界を描いています。
 
 

AP 273
(3CD)
¥4200
フォーレ:室内楽作品集II
 Disc1
  (1)ピアノ四重奏曲第1番ハ短調Op.15
  (2)セレナードOp.98~チェロとピアノ
  (3)ピアノ四重奏曲第2番ト短調Op.45
 Disc2
  (1)ピアノ五重奏曲第1番ニ短調Op.89
  (2)ピアノ五重奏曲第2番ハ短調Op.115
 Disc3
  弦楽四重奏曲ホ短調Op.121
シモン・ザヌイ(ピアノ)(Disc1,2)
ピエール・フシュヌレ(ヴァイオリン)、
 ラファエル・メルラン(チェロ)、
 マリー・シルム(ヴィオラ)(以上Disc1)
ストラーダ四重奏団
 【ピエール・フシュヌレ、
  サラ・ネムタヌ(ヴァイオリン)、
  リーズ・ベルトラン(ヴィオラ)、
  フランソワ・サルク(チェロ)】(Disc2, 3)

 サラ・ネムタムも参加。フランス若手によるフォーレ室内楽作品集第2弾!

 録音:2021年3月17-26日/ジャン=ピエール・ミケル講堂(ヴァンセンヌ)/24bit/96kHz、66'00"、62'00"、23'00"

 2018年5月にaparteレーベルから2枚組のフォーレ室内楽作品集をリリースしたピアノのシモン・ザウイやヴァイオリンのピエール・フシュヌレが待望の第2弾に挑戦。

 今回は3枚組で、ピアノ四重奏曲とピアノ五重奏曲各2篇をメインに、フォーレ最後の作品でもある弦楽四重奏曲という力作揃いなのが注目です。
 ピアノ四重奏はフシュヌレのほか、チェロのラファエル・メルラン、ヴィオラのマリー・シルムと共演。
 ピアノ五重奏曲と弦楽四重奏曲はストラーダ四重奏団によりますが、ヴァイオリンをフシュヌレとサラ・ネムタヌが担っているのに注目です。

 意外にもピアノ五重奏曲2篇と弦楽四重奏曲、チェロ曲「セレナード」は20世紀の作品。ドビュッシーが印象主義作風を確立した以降の作もあり、新しい時代の空気が流れていることも再認識させてくれます。
 
 

AP 289
¥2700
レベッカ・クラーク:ヴィオラ作品集
 (1)ヴィオラ・ソナタ (1919)
 (2)モルフィウス(1917)
 (3)古いイングランドの調べによるパッサカリア (1940-1)
 (4)ヴィオラとチェロのための2つの小品(1916頃)
 (5)アイルランドのメロディ~ヴィオラとチェロのための(1918頃)
 (6)ドゥムカ~ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノのための (1941)
 (7)チャイニーズ・パズル (1921)
ヴァンシアーヌ・ベランジェ(ヴィオラ)
ダナ・チョカルリエ(ピアノ)
 YAMAHA CFX使用
エレーヌ・コルレット(ヴァイオリン)(6)
ディヴィッド・ローウェルス(チェロ)(4)(5)(6)

 新発見曲も初収録。ヴィオラの魅力を満喫できるアルバム

 録音:2021年7月6-9日/サン・ピエール寺院(パリ)/56'00"

 ヴァンシアーヌ・ベランジェは2003年から2008年までマンフレッド四重奏団のメンバーを務めた女性ヴィオラ奏者。ソロ、アンサンブルに限らずヴィオラの魅力を普及させることに熱心で、このアルバムもこだわりを感じさせます。

 レベッカ・クラーク(1886-1979) はイギリス出身の女性作曲家。自身ヴィオラ奏者としても活躍したため、ヴィオラ作品ことにソナタは近年幅広く演奏されています。ここでは彼女の作曲したヴィオラ独奏曲を集めています。

 注目はヴィオラとチェロの二重奏による「アイルランドのメロディ」。長く失われたとされていましたが、近年草稿が発見されここで世界初録音となりました。
 「さらばククレイン」と「ロンドンデリーの歌」から成り、ヴィオラとチェロの魅力が存分に生かされています。ピアノをルーマニア出身の名手ダナ・チョカルリエが担っているのも豪華です。
 




MIRARE



MIR 596
¥2900
ガブリエル・スターン(ピアノ)
リスト:超絶技巧練習曲 S.139

 1. ハ長調「前奏曲」/2. イ短調/3. ヘ長調「風景」/
 4. ニ短調「マゼッパ」/5. 変ロ長調「鬼火」 /
 6. ト短調「幻影」/7.変ホ長調「エロイカ」 /
 8. ハ短調「荒野の狩」/9. 変イ長調「回想」 /
 10. ヘ短調/11. 変ニ長調「夕べの調べ」 /
 12. 変ロ短調「雪あらし」
ガブリエル・スターン(ピアノ)

 おそるべき才能と音楽とテクニック「リストの再来」、ガブリエル・スターンによるリストの超絶技巧練習曲全曲!

 録音:2021年5月14-17日、スイス/66'54

 ヴィルサラーゼも「その比類なき芸術的献身が、彼にしか表現しえない世界を実現させている」と手放しで絶賛する逸材ピアニスト、ガブリエル・スターン。
 1992 年生まれ、スイスの音楽院でセドリック・ペシャのもとで学んだのち、ヴィルサラーゼのもとでさらなる研鑽を積みました。さらに、カサール、ルイサダ、リフシッツ、ジャック・ルヴィエらにも薫陶を受けています。
 「リストの再来」を思わせるそのテクニックと、知的で見通しのよい音楽づくりは世界から高い評価を受けています。

 リストはその超絶技巧練習曲によって、ピアノのヴィルトゥオジティを、過去のものとは比べられないくらい、そして現代でも超えられないものへと一気に高めました。
 これらの曲に取り組むのは、まず技術がないと歯が立ちませんが、さらにリストが盛り込んだ詩情や風景、文学的背景への理解が奏者には求められます。つまりは超難曲。

 とにかく第1曲の前奏曲のひとつめの音から、スターンがとてつもないピアニストであることがはっきりとわかります。壮大な宇宙が広がります。
 リストの再来を思わせるよう。テクニックには充分余裕があり、さらに音楽も素晴らしい!ガブリエル・スターン、おそるべき注目ピアニストです!
 
 
MIR 614
(2CD)
特別価格
¥2900
ラ・フォル・ジュルネ音楽祭2022ナントの公式CD
FRANZ SCHUBERT

 [CD1]
  1. セレナーデ(リスト編)[ブリジット・エンゲラー(ピアノ)]
  2. ハンガリー風のメロディ ロ短調 D817[ブリジット・エンゲラー(ピアノ)]
  3. 即興曲第3番 変ト長調 op.90-3[ブリジット・エンゲラー(ピアノ)]
  4. アルペジオーネ・ソナタ第1楽章より[フランソワ・サルク(チェロ)、クレール=マリ・ル・ゲ(ピアノ)]
  5. ピアノ三重奏曲 第2番より第2楽章[トリオ・ショーソン]
  6. 水車職人と小川(美しき水車小屋の娘より)
   [フランソワ・サルク(チェロ)、クレール=マリ・ル・ゲ(ピアノ)]
  7. 菩提樹(冬の旅より)[エドウィン・クロスリー=メルセル(バリトン)、ヨアン・エロー(ピアノ)]
  8. 万霊節のための連祷 D.343[フランソワ・サルク(チェロ)、クレール=マリ・ル・ゲ(ピアノ)]
  9. ただあこがれを知るものだけが/「ヴィルヘルム・マイスター」からの歌D.877より
   [ラケル・カマリーナ(ソプラノ)、ヨアン・エロー(ピアノ)]
  10. 八重奏曲 ヘ長調 D.803 第2楽章より
   [モディリアーニ弦楽四重奏団、ザビーネ・マイヤー(クラリネット) ブルーノ・シュナイダー(ホルン)
    ダグ・イェンセン(ファゴット) クヌート・エリック・サンドクイスト(コントラバス)]
  11. ピアノ五重奏曲「ます」第4楽章より(アンダンティーノ)
   [トリオ・ショーソン ペネロペ・ポアンシュヴァル(コントラバス) 井上典子(Va)]
  12. 交響曲「未完成」より第2楽章[スロヴァキア・フィルハーモニ―管弦楽団、ミヒャエル・ハラシュ(指揮)]
 [CD2]
  1. 交響曲 ハ長調「ザ・グレイト」~第2楽章[ボルドー=アキテーヌ国立管弦楽団、クワメ・ライアン(指揮)]
  2. ピアノ五重奏曲「ます」より第2楽章
   [トリオ・ショーソン ペネロペ・ポアンシュヴァル(コントラバス) 井上典子(Va)]
  3. 幻想曲 ヘ短調 D.940より[クレール・デゼール、エマニュエル・シュトロッセ(ピアノ)]
  4. 3 つのピアノ曲 D946より第2番[ユリアンナ・アヴデーエワ(ピアノ)]
  5. ピアノ・ソナタ第21番 D960より第2楽章[アダム・ラルーム(ピアノ)]
  6. 弦楽四重奏曲第14番 ニ短調「死と乙女」より第2楽章[モディリアーニ弦楽四重奏団]
  7. アヴェ・マリア[フランソワ・サルク(チェロ)、クレール=マリ・ル・ゲ(ピアノ)]
  8. ミサ第6番 D.950よりキリエ[ミシェル・コルボ指揮、ローザンヌ声楽アンサンブル、ローザンヌ室内管弦楽団]

 

 2h27'

 2022年2月にナントで行われたラ・フォル・ジュルネ音楽祭のテーマはシューベルト。現地の音楽祭での公式CDです。
 



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HYPERION



OCDA68391
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4400
マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)
ボルコム:ラグ全集

 ユービーズ・ラッキー・デイ/祝婚歌/
 タビー・キャット・ウォーク/ノックアウト《ア・ラグ》/
 ラグ=タンゴ/ザ・ガーデン・オヴ・エデン/
 カリフォルニア・ポーキュパイン・ラグ/
 ザ・ガーデニア/ザ・ブルックリン・ドッジ/
 コンテントメント/3つのゴースト・ラグ/
 ラギン・ルディ/ルイス・ショービンのための碑銘/
 シービスケット・ラグ/エステラ 《ラグ・ラティーノ》/
 フィールズ・オヴ・フラワーズ/インシネレイトラグ/
 ナイト・ヒューバート/ロスト・レディ・ラグ/
 グラッド・ラグ/ラスト・ラグ/
 ブラス・ナックルズ(ウィリアム・オルブライトとの共作)
マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)
CDA68391
(2CD)
特別価格
¥3600→\3290

 マルク=アンドレ・アムラン新録音!ウィリアム・ボルコムの「ピアノ・ラグ」全集!

 ☆超人マルク=アンドレ・アムラン新録音は、なんと「ラグタイム」!
 ☆優雅で陽気、ジャジーでワイルドなウィリアム・ボルコムのピアノ・ラグを全曲録音!

 現代最高のスーパー・ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、マルク=アンドレ・アムラン。Hyperionの2022年6月新譜レコード・オヴ・ザ・マンスとなる新録音は、なんとウィリアム・ボルコムが書いたラグタイム(ピアノ・ラグ、クラシック・ラグ)を網羅したファン垂涎の濃厚アルバム!

 1938年シアトル出身のウィリアム・ボルコムは、ラグタイムを中心に、ジャズの語法に基づく多くの作品を生み出し、ピューリッツァー賞、グラミー賞、アメリカ国民芸術勲章、デトロイト音楽賞、ミュージカル・アメリカの2007コンポーザー・オヴ・ザ・イヤーなど華々しい受賞歴を誇る作曲家。
 「タビー・キャット・ウォーク」の気楽な優雅さから、「ユービーズ・ラッキー・デイ」の陽気さ、「ブラス・ナックルズ」のワイルドな悪ふざけまで、ボルコムが生涯をかけて積み上げた魅惑のラグタイムをアムランの超絶技巧が華麗に彩ります。
 アムランのジャズ・インスパイア作品と言えば、カプースチン(CDA67433)や、「イン・ア・ステイト・オヴ・ジャズ」(CDA67656)などの超大ヒット盤があるだけに、この「ボルコムのピアノ・ラグ」にも大きな期待がかかります!

 ※録音:2021年1月24日-25日&3月27日ー28日、メカニクス・ホール(ウースター、マサチューセッツ)

 
 
  


PCDA68383
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143

パヴェル・コレスニコフ
アーン:詩曲&ワルツ集

 レイナルド・アーン(1874-1947):
  《当惑したナイチンゲール》(ピアノのための53の詩曲集)&
   ワルツ集第1巻からのセレクション ~
  《当惑したナイチンゲール》より
   第1曲、第2曲、第20曲、第8曲、第7曲、
    第21曲、第29曲、第16曲、第50曲
  《ワルツ集第1巻》より
   第1曲、第3曲、第4曲、第6曲、第9曲、第10曲
  《当惑したナイチンゲール》より
   第9曲、第41曲、第32曲、第53曲、第19曲、
    第5曲、第52曲、第38曲、第48曲、第22曲

パヴェル・コレスニコフ
 (ピアノ/ヤマハCFX)

CDA68383
¥2500

 ロシアの逸材パヴェル・コレスニコフ!レイナルド・アーンのピアノ詩曲&ワルツ集!

 ☆カナダの権威あるホーネンス賞を受賞したロシアの「ピアノの詩人」パヴェル・コレスニコフ。
 ☆レイナルド・アーンの詩曲とワルツからの素敵なセレクション。19世紀末のパリのサロンを繊細に再現します。

 パヴェル・コレスニコフは、1989年ロシアのシベリアに生まれ、2012年には世界最高峰の賞金と音楽活動への手厚いサポートで知られるカナダの「ホーネンス国際ピアノ・コンクール」で優勝。
 現在はイギリスを拠点に活動し、2014年~2016年のBBCの「新世代アーティスト・スキーム」にも選出され、ピアノ王国ハイペリオンが絶大の信頼と期待を寄せる次世代のトップ・ピアニスト候補の一人です。
 日本では2013年のデュメイ&関西フィルの公演においてエレーヌ・メルシエの代役を務め、2018年1月には日本初リサイタルも成功。2019年6月にもヤマハホールとサントリーホール チェンバーミュージック・ガーデンに出演し、日本でのファンを増やしてきました。

 バッハやショパン、ベートーヴェンなどの名曲録音でも、英タイムズ紙「Records of the Year 2020」、レコード芸術誌「特選盤」、ICMAノミネートなど着実な評価を積み重ねてきたコレスニコフが、最新録音ではレイナルド・アーンという新たな境地に到達。
 ピアノ独奏のために書かれた53の詩曲集「当惑したナイチンゲール(Le rossignol eperdu)」と、全10曲からなる「ワルツ集第1巻」からの素敵なセレクション。
 非常に繊細で魅力的な、世紀末のパリのサロンを精巧に再現した音楽です。
 アーンの洗練された音世界を、英国のオンライン音楽誌"Bachtrack"から「ピアノの詩人」と称されたパヴェル・コレスニコフがニュアンス豊かにお届けします。

 ※録音:2021年1月7日-9日、殉教者聖サイラス教会(ケンティッシュ・タウン、ロンドン)

 
 
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CDA68377
¥2500→\2290
ジェラルド・フィンリーが歌う、シューベルト三大歌曲集、最終巻!
 シューベルト:歌曲集《美しき水車小屋の娘》D.795
ジェラルド・フィンリー(バリトン)
ジュリアス・ドレイク(ピアノ)

 ☆グラミー賞受賞バリトン歌手、ジェラルド・フィンリーによる《美しき水車小屋の娘》!
 ☆ドラマティックに歌い上げるシューベルトの世界!

 カナダのモントリオール生まれのバリトン歌手ジェラルド・フィンリーは、ケンブリッジ大学のキングス・カレッジやロンドンの王立音楽カレッジなどで研鑽を積みました。
 モーツァルトの『ドン・ジョバンニ』や『フィガロの結婚』などに定評があるフィンリーは、グラミー賞を受賞しており、そのドラマティックな歌声は世界各地で絶賛されています。
 また、ピアノ伴奏のジュリアス・ドレイクとのコンビは素晴らしく、2008年のバーバー、2009年のシューマン、2011年のブリテンと、3度の英グラモフォン賞声楽部門賞に輝いています。

 この名コンビで、これまでにもHyiperionから《冬の旅》(CDA68034)と《白鳥の歌》(CDA68288)をリリースしており、このアルバムでシューベルトの三大歌曲集をすべて録音することになります。
 《白鳥の歌》と《冬の旅》は両アルバムとも英グラモフォン賞の声楽部門にノミネートし、《冬の旅》はカナダのグノー賞を受賞するなど、国際的な評価を得ているそのシューベルト解釈は、この《美しき水車小屋の娘》でも変わることはありません。
 三大歌曲集の集大成ともいえる、フィンリー&ドレイクによる《美しき水車小屋の娘》にご期待ください。

 ※録音:2021年2月22日-24日、ヘンリー・ウッド・ホール(イギリス、ロンドン)
 



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NAXOS

8.579121
¥1800
吉松隆(1953-):左手のためのピアノ曲集
 タピオラ幻景 Op. 92(2004)
  1. 光のヴィネット/2. 森のジーグ/
  3. 水のパヴァーヌ/4. 鳥たちのコンマ/
  5. 風のトッカー
 アイノラ抒情曲集 Op.95(2006)
  6. ロマンス/7. アラベスク/8. バラード/
  9. パヴァーヌ/10. モーツァルティーノ/
  11. パストラール/12. カリヨン
 ゴーシュ舞曲集 Op.96(2006)
  13. ロック/14. ブルース/
  15. タンゴ/16. ブギウギ
大嶋・ライアン・ユミコ(ピアノ)
NYCX-10308
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2200

 録音:2014年8月2日1-5 2015年6月25日&8月8日6-12 2019年10月20日13-16 ミネソタ州セント・ピーター、グスタヴァス・アドルフス・カレッジ、ユッシ・ビョルリンク・リサイタル・ホール(USA)

 吉松隆が親交のある舘野泉のために書いた左手のためのピアノ曲の代表作を、アメリカで活動する大嶋・ライアン・ユミコの演奏で収めた1枚。
 1964年からヘルシンキを拠点に活動してきた舘野は、2001年1月に演奏会の最後に脳出血で倒れ右半身に麻痺が残りましたが、左手でのレパートリーによる演奏活動開始を決意。舘野を慕う作曲家たちが続々と新作を寄せました。
 中でもフィンランドの作曲家シベリウスを敬愛する吉松隆による作品群は、その澄んだサウンドと親しみやすい楽想によって人気を得ています。
 「タピオラ幻景」はフィンランド神話の森の神タピオの国の光景、「アイノラ抒情小曲集」はシベリウスが後半生を送った山荘のイメージから生まれました。
 どちらも抒情的で美しい作品。フランス語の「左手」から名付けたゴーシュ舞曲集は吉松らしいジャンル越境型の楽しい作品です。
 
 大嶋・ライアン・ユミコは東京生まれ。桐朋学園で学び、シンシナティ大学音楽院で音楽芸術の博士号を取得。1995年からは日本の現代作品をレパートリーに取り入れて、東京、トロント、サンファンなどで演奏してきました。
 ミネソタ州グスタヴァス・アドルフス・カレッジのピアノ教授を務めています。
 彼女はこれらの作品について「風、水、光、鳥たち、森の神タピオといった自然のイメージから生まれた作品ですが、病に倒れた舘野さんのために書かれた音楽ゆえに、困難に立ち向かい乗り越えようとする力を呼び覚まします。
 これらの曲を弾くたびに、人の魂に働きかける音楽の力の偉大さを実感するのです」と語っています。
 
 
8.574403
¥1800
カマルゴ・グァルニエリ(1907-1993):ショーロ集 第2巻
 1. クラリネットと管弦楽のためのショーロ(1956)
 ピアノと管弦楽のためのショーロ(1956)
  2. I. Comodo コモド/3. II. Nostalgico ノスタルジコ/
  4. III. Alegre アレグレ
 5. トレメンベーの花(1937)
 ヴィオラと管弦楽のためのショーロ(1975)
  6. I. Energico エネルジコ/7. II. Tristemente トリステメンテ/
  8. III. Bem ritmado ベム・リトマド
 チェロと管弦楽のためのショーロ(1961)
  9. I. Decidido e apaixonado
   デシジート・エ・アパイショナード
  10. II. Calmo e triste カルモ・エ・トリステ
  11. III. Con alegria コン・アレグリア
オバニル・ブオジ(クラリネット)1
オリガ・コピロヴァ(ピアノ)2-4
オラシオ・シャエファー(ヴィオラ)6-8
マティアス・デ・オリベイラ・ピント(チェロ)9-11
サンパウロ交響楽団
ロベルト・チビリサ(指揮)
NYCX-10307
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2200

 コープランドに「真の作曲家」と評され、「ブラジル的感性そのものと、その脈打つ情熱と想像力」を絶賛されたカマルゴ・グァルニエリ。クラウジオ・サントロとほぼ同時代を生きた彼もまた、パリで学び、シャルル・ケクランやナディア・ブーランジェに師事しつつ、ブラジル固有の音楽を追求し続けた。
 先行するヴィラ=ロボスと同じく、「ショーロ」(19世紀末から20世紀初頭にかけて流行ったブラジル・ポピュラー音楽のスタイル)を自作に取り入れながらも、ショーロをあくまで「協奏曲に代わる形式」として位置付け、独自の世界を展開していったのである。
 
 世界初録音を含むグァルニエリ「ショーロ集」の日本盤、いよいよ登場。
 全7曲遺された、管弦楽とソロ楽器による「ショーロ」の全貌がいま明らかになる! (指揮者/日本ヴィラ=ロボス協会会長 木許裕介)

 グァルニエリの父はイタリア系の移民で音楽を愛し、子供たちに付けた名前は、モーツァルト、ロッシーニ、ベッリーニ、ヴェルディ。
 カマルゴ・グァルニエリの本名はモザルト(モーツァルト)で、母親から手ほどきを受けたピアノ演奏と作曲で早熟の天才ぶりを発揮しましたが、後にはMozartの代りにM.とだけ書き、母の旧姓カマルゴをとって名前としたそうです。
 グァルニエリは、ブラジルの作家・詩人・民俗学者で音楽研究者でもあるマリオ・ジ・アンドラージの民族主義的思想に影響を受け、西洋クラシック音楽をブラジル音楽の語法によって革新しようとしました。
 彼のショーロのほとんどは、ブラジルの伝統的なショーロとは異なり、3楽章または3部分構成の協奏曲スタイルで書かれています。サンパウロ近郊の町にちなむ「トレメンベーの花」も3部分構成で、特に第3部分はラテンのノリが全開。20世紀音楽の語法を用いながら、緩徐楽章の哀感も急速楽章のホットな情熱も、これぞブラジル!といった雰囲気が満点です。
 サンパウロ生まれのロベルト・チビリサの指揮、サンパウロ交響楽団と、その首席奏者を中心としたメンバーによる演奏です。

 ※当ディスクは、ブラジル外務省の主導により19世紀から20世紀にかけて作曲された約100曲の作品をブラジルのオーケストラが演奏・録音する大プロジェクト「Brasil em Concerto」の一環です。
 *国内仕様盤には指揮者で日本ヴィラ=ロボス協会会長の木許裕介氏の解説が付属します。
 
 
NYCX-10306
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2200


既発売の輸入盤
 8.574197
\1800

日本盤登場
カマルゴ・グァルニエリ(1907-1993):ショーロ集 第1巻

 1-3. セレスタ - ピアノと管弦楽のための(1965)
 4-5. ファゴットと管弦楽のためのショーロ(1991)
 6. フルートと管弦楽のためのショーロ(1972)*
 7-9. ヴァイオリンと管弦楽のためのショーロ(1951)
  *世界初録音
オリガ・コピロヴァ(ピアノ)・・・1-3
アレシャンドリ・シウヴェリオ(ファゴット)・・・4-5
クラウディア・ナシメント(フルート)・・・6
ダヴィ・グラトン(ヴァイオリン)・・・7-9
サンパウロ交響楽団
イサーク・カラブチェフスキー(指揮)

 録音:2019年3月13日~16日 サラ・サン・パウロ(ブラジル)

 コープランドに「真の作曲家」と評され、「ブラジル的感性そのものと、その脈打つ情熱と想像力」を絶賛されたカマルゴ・グァルニエリ。クラウジオ・サントロとほぼ同時代を生きた彼もまた、パリで学び、シャルル・ケクランやナディア・ブーランジェに師事しつつ、ブラジル固有の音楽を追求し続けた。
 先行するヴィラ=ロボスと同じく、「ショーロ」(19世紀末から20世紀初頭にかけて流行ったブラジル・ポピュラー音楽のスタイル)を自作に取り入れながらも、ショーロをあくまで「協奏曲に代わる形式」として位置付け、独自の世界を展開していったのである。世界初録音を含むグァルニエリ「ショーロ集」の日本盤、いよいよ登場。 全7曲遺された、管弦楽とソロ楽器による「ショーロ」の全貌がいま明らかになる! (指揮者/日本ヴィラ=ロボス協会会長 木許裕介)

 グァルニエリの父はイタリア系の移民で音楽を愛し、子供たちに付けた名前は、モーツァルト、ロッシーニ、ベッリーニ、ヴェルディ。カマルゴ・グァルニエリの本名はモザルト(モーツァルト)で、母親から手ほどきを受けたピアノ演奏と作曲で早熟の天才ぶりを発揮しましたが、後にはMozartの代りにM.とだけ書き、母の旧姓カマルゴをとって名前としたそうです。
 グァルニエリは、ブラジルの作家・詩人・民俗学者で音楽研究者でもあるマリオ・ジ・アンドラージの民族主義的思想に影響を受け、西洋クラシック音楽をブラジル音楽の語法によって革新しようとしました。
 彼のショーロのほとんどは、ブラジルの伝統的なショーロとは異なり、3楽章または3部分構成の協奏曲スタイルで書かれています。
 「セレスタ(セレナード)」と題された曲も実質はショーロ。カルモ(穏やかに)と指示された緩徐楽章に漂う郷愁(サウダージ)や、急速楽章のホットな情熱が楽しめます。
 ヴィラ=ロボス:交響曲全集で大きな評判となったカラブチェフスキー指揮、サンパウロ交響楽団の演奏。ソリストも楽団員です。

 ※当ディスクは、ブラジル外務省の主導により19世紀から20世紀にかけて作曲された約100曲の作品をブラジルのオーケストラが演奏・録音する大プロジェクト「Brasil em Concerto」の一環です。
 *国内仕様盤には指揮者で日本ヴィラ=ロボス協会会長の木許裕介氏の解説が付属します。




<国内盤> 

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オクタヴィア・レコード

OVCT-00198
(HQ HYBRID)
¥3520
小野寺 拓真 始動!
 ロシアの地で同時代を生きた4人の作曲家に焦点を当てたプログラム

  メトネル:
   4つのおとぎ話 作品26より No.3 ヘ短調
   2つのおとぎ話 作品20より
    No.1 変ロ短調/No.2 ロ短調「鐘」
   6つのおとぎ話 作品51より No.6 ト長調
  ストラヴィンスキー:
   4つの練習曲 作品7
   組曲「火の鳥」 (G.アゴスティによるピアノ独奏版)
    1.カスチェイ王の魔の踊り 2.子守歌 3.終曲
  グリンカ:ひばり (バラキレフによるピアノ編曲版)
  バラキレフ:イスラメイ(東洋風幻想曲)
  ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 作品36
小野寺 拓真(ピアノ)

 2021年11月24-26日 高崎芸術劇場 にて収録

 天性の才能 伝説が今、始まる

 若き才能から溢れるピアニズム、とても10代とは信じがたい唯一無二の音楽を持つ逸材、これは天性というものなのかもしれない。弱冠16歳の新鋭ピアニスト小野寺拓真の飽くなき挑戦がついに始動!
 デビューCDとなる当盤では、ともにロシアの地で同時代を生きた4人の作曲家に焦点を当てたプログラムを収録。
 純粋に音楽と向き合い、身体全体で魅せる彼の音楽は、聴く者を惹きつけ、既に国内外から多くの称賛を得ています。新たなるステージへ、次への期待を抱かせる新星に大注目です。

 小野寺 拓真(ピアノ)
 2005年生まれ。5歳よりピアノを始める。
 2017年「第2回クライネフモスクワ国際ピアノコンペティション」ファイナリスト及び特別賞、「第71回全日本学生音楽コンクール」小学生の部第1位、2020年「ハーモニウムオンライン+国際音楽コンペティション」第1位、「ウィンザー国際ピアノコンペティション」Bカテゴリー第1位、「コネロ国際音楽コンペティション」ヤングアーティスト部門第1位、「第5回マンハッタン国際音楽コンペティション」ピアノ・ジュニアの部金賞及び特別賞。2021年第8回サンドナディピアーブ国際ピアノコンクール(伊)カテゴリーC第1位・古典特別賞・バロック特別賞・ソロリサイタル賞、「グレート・マスターズピアノコンクール」32歳以下部門第1位、「グスタフ・マーラーピアノコンクール」マーラー賞・カテゴリー7第1位、「サンノゼ国際ピアノコンクール」シニア部門第1位・ロシア曲ベストパフォーマンス賞、など多くのコンクールにて入賞。
 2014年から現在までに、海外でのコンサートにも多数出演。2018年イタリアにてファーストリサイタル開催、2019年名古屋・東京のヤマハホールにてソロリサイタル、カーネギーホールに出演、また札幌ふきのとうホールにて年2回ソロリサイタルを開催している。




「Mercure des Arts」に寄稿した
「小野寺拓真ピアノ・リサイタル|松本大輔」

http://mercuredesarts.com/2019/10/14/onodera-lubimov-piano_recital-matsumoto/


 彼の指が頭が腕が背中が、何かの記憶を持って生まれているのか?
 すべてが真っ白で何も知っているはずないのに哲学的預言を放つ幼き聖者。

 これが彼の使命なのか。

 アフリカのどこかの少年は銃を持って、アメリカのどこかの少年はピストルとマリファナをもって、そして日本のこの少年はピアノをもって人生を生きている。
 その道具によって人を殺し、迫害し、精神を崩壊させる代わりに、この少年はその道具で人の心を癒し、救う。

 これが彼のもってうまれた使命なのか。

 
 


OVCT-00195
(HQ HYBRID)
¥3520
望月 優芽子(ピアノ)
レ・ダンス・フランセーズ ~フランスピアノ作品集

 ドビュッシー:
  ベルガマスク組曲 L.75
  牧神の午後への前奏曲 L.86 [編曲:レオナール・ボルヴィック]
 デュカス:牧神のはかなき嘆き
 ラヴェル:
  クープランの墓/亡き王女のためのパヴァーヌ
 サティ:
  ジムノペディ 第1番/グノシエンヌ 第1番/
  ワルツ=バレエ 作品62
 プーランク:フランス組曲 第5曲 シャンパーニュのブランル
望月 優芽子(ピアノ)

 2021年9月27-29日 静岡・浜松市天竜壬生ホールにて収録

 軽妙なエスプリと美しい気品あふれる舞曲集

 フランス在住のピアニスト望月優芽子によるトリトン・レーベル第1弾は、自身が好きなバレエ=舞踏をテーマに、フランスを代表する作曲家のピアノ曲を集めました。
 恩師ブルーノ・リグットが「聴いてる人に様々な景色、色彩、そして古き良き日の想い出の香りへいざなうかのよう」と語る望月の演奏には、長年のフランス生活で培われた軽妙なエスプリと美しい気品があふれています。水彩画のような色彩豊かな音楽をお楽しみください。

 望月 優芽子(ピアノ) Yumeko Mochizuki, piano
 3歳よりピアノを始める。桐朋学園女子高校音楽科、同大学卒業。同大学研究科ピアノ科修了。ピアノを高柳朗子に、室内楽を岩崎淑、有田正広各氏に師事した。その後フランスに渡り、パリとマルセイユ・国立地方音楽院にて、20世紀の偉大ピアニストサンソン・フランソワ氏の唯一の弟子ブルーノ・リグット氏に師事。その後、パリ・エコールノルマル高等音楽院にて同学院演奏家コース修了にあたり、審査員満場一致にて国家演奏家資格を授与される。又、20世紀を代表するピアニスト、アリシア・デ・ラローチャ氏にも師事し、スペイン音楽の魅力に惹かれ、レパートリーに加えている。
 これまでカントゥ国際ピアノコンチェルトコンクールにてロマン派・古典派両部門セミ・ファイナリスト、クレ・ドールコンクールにて1位受賞。マリア・カナルス国際コンクールにて名誉ディプロマ賞、サン・ノム・ラ・ブレティッシュ国際コンクールにて最高位受賞、ならびに日仏友好賞・聴衆賞・課題曲賞を受賞した。 ブルーノ・リグット氏とは日本とフランス数々のピアノデュオコンサートを行い好評を博す。国内外の国際音楽祭にも多々招待され、また慈善協会でピアニストとして所属し、音楽を通して医学の発展や病気の子供たちに収益金を寄付する活動を率先して行った。
 指揮者山田和樹氏によるフランス音楽をテーマにした朝日カルチャー講座でソロピアニストに抜擢され、また同氏による指揮で日本フィルハーモニー交響楽団のソリスト団員としてダリウス・ミヨーの「世界の創造」を東京サントリーホールにて共演する。
 フランス・ビュシーサンジョルジュ音楽院、ランス国立地方音楽院でのピアノ科、室内楽科の教師を経て、現在後進の指導と共に、国内外でソロはじめ、室内楽でも数々の演奏者と共演している。
 コンサートイマジン協力アーティストとして所属。
 
 


TACD-00158
¥3300
<松本和将 ライヴシリーズ9>
 ラヴェル:水の戯れ/夜のガスパール
 パヴァーヌフランク:プレリュード、コラール、フーガ
 ラモー:ガヴォットと6つのドゥーブル
松本 和将(ピアノ)

 2019年11月24日東京文化会館小ホールにてライブ録音

 松本和将  ライブシリーズ 第9弾

 第9弾はフランス物。ドイツ物の印象の強い松本であるがラヴェル:夜のガスパール、フランクなどに並々ならぬこだわりがあるようで、卓越した構造把握とイメージ作りで独自の世界観を築いている。
 
 

OVCL-00781
(HQ HYBRID)
¥3520
ラガッツィ! ―オペラ名アリア・重唱集―
 モーツァルト:
  歌劇《コジ・ファン・トゥッテ》K.588:「美しいセレナーデを」
 ドニゼッティ:
  歌劇《愛の妙薬》:「20スクーディ!」
  歌劇《ドン・パスクワーレ》:「奥さんを貰うですって!」
 ヴェルディ:
  歌劇《オテッロ》:「天に誓う」
  歌劇《マクベス》:「ああ、この父の手は」
 プッチーニ:
  歌劇《トゥーランドット》:「泣くな、リュー」
  歌劇《ラ・ボエーム》:「ミミ、君はもう戻ってこない」
 ワーグナー:
  歌劇《タンホイザー》:「夕星の歌」
 ヴェルディ:
  歌劇《ナブッコ》:「行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って」
  歌劇《運命の力》:「無駄だったな、アルヴァーロよ」
 ビゼー:
  歌劇《真珠採り》:「聖なる神殿の奥深く」
  歌劇《カルメン》:「私はエスカミーリョ」
 モーツァルト:歌劇《魔笛》:「イージス神とオジーリス神よ」
 ヴェルディ:
  歌劇《イル・トロヴァトーレ》:「見よ、恐ろしい炎よ!」
所谷 直生(テノール)
中村 元信(テノール)
村上 敏明(テノール)
渡邉 公威(テノール)
須藤 慎吾(バリトン)
鶴川 勝也(バリトン)
斉木 健詞(バス)
仲田 淳也(指揮)
F.O.A. アンサンブル
〈賛助出演〉西 正子(ソプラノ)

 2021年10月12-13日 東京・豊洲文化センターにてライヴ収録

 温かい音色に包まれる有名オペラアリア、重唱の競演

 第一線で活躍するオペラ歌手による、有名オペラのアリアや重唱を小編成オーケストラとともに演奏したライヴCD。この7名の男性歌手と指揮の仲田淳也は国立音楽大学で学んだ同級生で、若き日をともにした仲間たちが織りなすハーモニーがたっぷりと収められました。
 ブックレットには、ソプラノ歌手・西正子による曲目解説と歌詞対訳も収録。オペラのストーリーや歌詞の内容も楽しみながらお聴きいただけます。
 
 


OVCX-00092
(HQ HYBRID&
DVD-Video)
¥3630
上野通明 IN CONCERT Recorded at Takasaki City Theatre 2022【初回限定/DVD付】
 【CD】
  J.Sバッハ:
   無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV1013 (チェロ版)
  ヒンデミット:
   ピアノとチェロのための3つの小品 作品8 より 第2曲『幻想小品』
  ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第2番 ト短調 作品5-2
  ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
  プーランク:チェロ・ソナタ FP.143
 【DVD】※初回限定パッケージのみ
  ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調

 特典映像
  ※初回限定200枚 特典DVD付き
  ※初回完売後はCD(Hybrid Disc)のみのパッケージとなります。
上野 通明 (チェロ)
須関 裕子 (ピアノ)

 2022年1月16-19日 高崎芸術劇場にて収録

 高崎芸術劇場≪T-Shotシリーズ≫第6弾!

 リサイタル・録音・映像によって才能溢れる若手演奏家を多角的に紹介する、大友直人が贈る高崎芸術劇場の「T-Shotシリーズ」第5弾。
 2021年10月、ジュネーブ国際音楽コンクール チェロ部門で日本人初の優勝を果たし、世界の注目を集める上野通明。ダイナミックで、豊かな表現力が光る若きチェリストの初ソロCD+DVDがタイムリーに登場です。録音の様子はオーディオ誌でも取り上げられ、演奏・録音ともに高水準の音楽をお楽しみください。 [発売元・(公財)高崎財団]

 上野 通明(チェロ) Michiaki Ueno, violoncello
 パラグアイに生まれ、幼少期をスペイン・バルセロナで過ごす。2009年、若い音楽家のためのチャイコフスキー国際音楽コンクールに13歳で日本人初の優勝。翌2010年、ルーマニア国際音楽コンクール最年少第1位、ルーマニア大使館賞、ルーマニアラジオ文化局賞を併せて受賞。2014年、ヨハネス・ブラームス国際コンクール優勝。
 2018年、ヴィトルト・ルトスワフスキ国際チェロコンクール第2位。2021年、ジュネーヴ国際音楽コンクールチェロ部門日本人初の優勝、併せて3つの特別賞を受賞。
 これまでにソリストとしてワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、ロシア交響楽団、ジリナ室内管弦楽団、読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団等、国内外のオーケストラと多数共。
 テレビ朝日「題名のない音楽会」、NHK BS「クラシック倶楽部」、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」等に出演。
 岩谷時子音楽文化振興財団よりFoundation for Youth、岩谷時子賞奨励賞、京都青山音楽賞新人賞受賞。故馬場省一、イニアキ・エチェパレ、毛利伯郎、ピーター・ウィスペルウェイに師事。主にヨーロッパと日本で積極的に演奏活動を行い、更なる研鑽を積む。
 使用楽器は1758年製P.A.Testore(宗次コレクションより貸与)。
 
 


OVCL-00782
(HQ HYBRID)
¥3520
上野通明 IN CONCERT Recorded at Takasaki City Theatre 2022【通常盤】
 J.S. バッハ:
  無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV1013(チェロ版)
 ヒンデミット:
  ピアノとチェロのための3つの小品 作品8 より 第2曲『幻想小品』
 ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第2番 ト短調 作品5-2
 ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
 プーランク:チェロ・ソナタ FP.143
上野 通明 (チェロ)
須関 裕子 (ピアノ)

 2022年1月16-19日 高崎芸術劇場にて収録

 OVCX-00092の通常版仕様になります!
 
 高崎芸術劇場≪T-Shotシリーズ≫第6弾

 『上野通明 IN CONCERT Recorded atTakasaki City Theatre 2022』 は初回限定200枚、特典DVD付きとなっておりますが、限定数量到達後は、CDのみ(DVD無し)のパッケージとして販売いたします。
 本商品は、そのCDのみ(DVD無し)のパッケージとなります。
限定数量到達後は本商品を出荷させていただきますことをご了承ください。

 上野 通明(チェロ) Michiaki Ueno, violoncello
音楽コンクールに13歳で日本人初の優勝。翌2010年、ルーマニア国際音楽コンクール最年少第1位、ルーマニア大使館賞、ルーマニアラジオ文化局賞を併せて受賞。2014年、ヨハネス・ブラームス国際コンクール優勝。
 2018年、ヴィトルト・ルトスワフスキ国際チェロコンクール第2位。2021年、ジュネーヴ国際音楽コンクールチェロ部門日本人初の優勝、併せて3つの特別賞を受賞。
 これまでにソリストとしてワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、ロシア交響楽団、ジリナ室内管弦楽団、読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団等、国内外のオーケストラと多数共。テレビ朝日「題名のない音楽会」、NHK BS「クラシック倶楽部」、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」等に出演。
 岩谷時子音楽文化振興財団よりFoundation for Youth、岩谷時子賞奨励賞、京都青山音楽賞新人賞受賞。故馬場省一、イニアキ・エチェパレ、毛利伯郎、ピーター・ウィスペルウェイに師事。主にヨーロッパと日本で積極的に演奏活動を行い、更なる研鑽を積む。
 使用楽器は1758年製P.A.Testore(宗次コレクションより貸与)。
 




SONORITE


SNRT2201
¥3080
Brahms -Amabile-
 1. ブラームス:F.A.E. ソナタ 第3楽章 スケルツォ ハ短調 WoO.2
 2. ブラームス:間奏曲 Op.118-2
 3. ブラームス:さびしい森の中で Op.85-6
 4. ブラームス:愛の歌 Op.71-5
 5. ブラームス:ロマンス Op.118-5
 6-9. ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 Op.108
  I. アレグロ/II. アダージョ/
  III. ウン・ポコ・プレスト・エ・コン・センティメント/
  IV. プレスト・アジタート
 10. ブラームス:ピアノ・ソナタ 第3番 Op.5より
  第2楽章 アンダンテ (デュオ バージョン)
 11. ブラームス:子守唄 Op.49-4
三好孝市(ヴァイオリン)1,3,4,6-11
鬼頭久美子(ピアノ)1-11

 <収録>2021年8月11-13日 魚沼市小出郷文化会館大ホール

 ヴァイオリン三好孝市・ピアノ鬼頭久美子のデュオが謳い上げるブラームスへの共感。それは、しなやかな歌心と求心力に貫かれ、愛らしく(amabile)暖かい。
 青年期から晩年までの多彩な選曲で、ブラームスの人生を俯瞰し、歌曲やアンダンテでは彼ら自身の編曲で心からのオマージュを捧げている。
 名器ベヒシュタインEN(小出郷文化会館所蔵)の滋味深い音色とともに、両者が一体となって音楽に沈潜し、ブラームスの世界を親しみ深く描き出してくれる。

 
 

<映像>


C MAJOR(映像)



76 1304
(Blu-ray)
¥5400
ボーイトの遺作《ネローネ》、
 2021年ブレゲンツ音楽祭ライヴ

  ボーイト:歌劇《ネローネ》(全4幕)

スヴェトラーナ・アクショーノワ(アステリア)
カトリン・ヴントザム(セリント/ペルサイド)
イリヤ・クリョーヒン(ドシテオ)
ブレット・ポレガート(ファヌエル)
タイラン・ラインハルト(ゴブリアス)
ラファエル・ロハス(ネローネ)
アレッサンドラ・ヴォルペ(ルブリア)
ルチオ・ガッロ(サイモン・マゴ)
ミクローシュ・シェベスティエン(ティゲリーノ)
ディルク・カフタン(指揮)
ウィーン交響楽団
プラハ・フィルハーモニー合唱団


76 1208
(2DVD)
¥5200

 暴君ネロを扱ったオペラ、ボーイトの遺作《ネローネ》、2021年ブレゲンツ音楽祭ライヴ、初Blu-ray & DVD リリース!

 演出:リヴィエ・タンボシ
 映像監督:ティツィアーノ・マンチーニ
 収録:2021年7月、ブレゲンツ祝祭劇場(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:16: 9,1080i、音声:PCMステレオ、DTS-HD MA5.1、原語:イタリア語、字幕:独英韓、149分
 (2DVD)画面:16: 9, NTSC、音声:PCMステレオ、DTS5.1、原語:イタリア語、字幕:独英韓、149分

 アッリーゴ・ボーイト(1842-1918)は、優れた台本作家でもあり作曲家でもありました。当時の偉大なる作曲家ヴェルディとの出会いにより、《オテロ》《ファルスタッフ》《ラ・ジョコンダ》など有名オペラ作品の台本を手がけ、名を知られることになります。
 さらに詩、小説の分野でもその才能を発揮しました。また、青年時代のボーイトがゲーテの「ファウスト」に基づいて台本を書き作曲した《メフィストーフェレ》は彼の代表作で、イタリア・オペラに新風を送り込んだ作曲家としても知られています。

 本映像は、2021年のブレゲンツ音楽祭で上演されたボーイトの遺作《ネローネ》。本作はボーイトが1862年頃からこつこつと作曲を進めていましたが完成には至らず、ボーイトの死後にイタリアの作曲家アントニオ・スマレリアとヴィンツェンツォ・トマジーニにより未完部分が補筆され、アルトゥーロ・トスカニーニによって1924年ミラノ・スカラ座でようやく世界初演された作品です。
 舞台は古代ローマ皇帝ネロの治世の時代。キリスト教のローマへ広がりとともに行われたキリスト教徒の弾圧・迫害を描き、そして終幕ではローマの大火が扱われます。
 
 

76 1104
(Blu-ray)
¥5400
We are Musical~ミュージカル・ハイライツ・フロム・ウィーン
 1.Der HELIKOPTER-FLUG (I am from Austria)
 2.Totale Finsternis (Tanz der Vampire)
 3. Fur Sarah (Tanz der Vampire)
 4. Traum gross (Schikaneder)
 5.Wegzusehn (Schikaneder)
 6. Die Welt Gehort Mir (Der Besuch der Alten Dame)
 7. Freunde furs Leben (Der Besuch der Alten Dame)
 8. Warum kannst du mich nicht Lieben?
 9. Gold von den Sternen (Mozart!)
 10. Der Letzte Tanz (Elisabeth)
 11. Ich gehor nur mir (Elisabeth)
 12. Gold,Gold,auf Schwarzem Wasser(Don Camillo & Peppone)
 13. Es Lebe der Sport (I am from Austria)
 14. I am from Austria (I am from Austria)
 15. Orchester Suite (Rebecca)
 16. Zeit in Einer Flasche (Rebecca)
 17. Rebecca (Rebecca)
 18. Die Schatten werdenlanger (Elisabeth)
 19. Unstillbare Gier (Tanz der Vampire)
 20. Wunder Geschehn (Don Camillo & Peppone)
モデレーション:
 クリスティアン・シュトゥルペック
歌手:カリン・フィリプチッチ、
 マヤ・ハクフォート、
 ヴァネッサ・ハインツ、
 ヴィーツケ・ファン・トンゲレン、
 ジノ・エムネス、
 オエド・カイパース、
 ルカス・ペルマン、
 マーク・シーベルト
ウィーン劇場協会管弦楽団

76 1008
(DVD)
¥3700

 ウィーン発!人気ミュージカル・スターによる豪華ガラ・コンサート、『エリザベート』『モーツァルト!』など人気作が次々と!

 音楽監督:ヘルベルト・ピヒラー、ミヒャエル・ローマー
 映像監督:グレゴリー・グレイサー
 収録:2021年ウィーン、ロナッヒャー劇場
 (Blu-ray)画面:16:9, 1080i、音声:PCMステレオ、DTS-HD MA5.1、原語:ドイツ語、字幕:英韓、80分
 (DVD)画面:16:9, NTSC、音声:PCMステレオ、DTS5.1、原語:ドイツ語、字幕:英韓、80分

 2021年に行われたオーストリア・ミュージカル界のスターが一堂に会したガラ・コンサートの映像。
 日本でもおなじみの有名ミュージカル『エリザベート』『モーツァルト!』、そしてウィーンで大ヒットし宝塚歌劇でも上演された『I AM FROM AUSTRIA』やイタリアの架空の街を舞台としたメッセージ性の高い『ドン・カミッロ& ペッポーネ』、ウィーン発のミュージカル・サスペンス『レベッカ』など人気ミュージカルの主要ナンバーを、人気ミュージカル歌手たちが華やかに歌い上げます。
 ウィーン、ロナッヒャー劇場の煌びやかな舞台と、VBW の芸術監督であるクリスティアン・シュトゥルペックの司会で本場の雰囲気を存分に味わうことができます。
 














3/30(水)・3/31(木)合併紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

BONGIOVANNI


GB 5215
¥2600
A.& D.スカルラッティ:カンタータ、ソナタ集
 アレッサンドロ・スカルラッティ:カンタータ
  「Sento nel core」「Da sventura a sventura」
  「Il rosignolo」「Il Nerone」
 ドメニコ・スカルラッティ:
  カンタータ「Che si peni in amore」* /
  ソナタ ホ長調 K.46、ニ短調 K.52、変ホ長調 K.252、
  変ホ長調 K.253、へ短調 K.462、ヘ短調 K 463
 [ボーナス]
  ジュゼッペ・サルティ:
   『イフィジェニア」より「 Nel lasciarti o mio tesoro」*
  * 世界初録音
ミケーレ・アンダロー(カウンターテナー)
マルコ・ファロルフィ(チェンバロ)

 シンプルなチェンバロ伴奏によるカンタータ集

 録音:1999~2008年

 ミケーレ・アンダローは1973年ボローニャ生まれのイタリアのカウンターテナー。
 イタリア古典歌曲集でおなじみの「Sento nel core(私は心に感じる)」ほか、スカルラッティ親子のカンタータにドメニコのソナタを絡めて構成したアルバムです。
 
 
GB 2221
(2CD)
【再発売】
¥2600
知られざる名盤2枚組1CD価格で再発売
幕間劇『奥様女中』を実際に幕間で上演

 ペルゴレージ:
  3幕の歌劇『誇り高き囚人』
  インテルメッツォ『奥様女中』
マルチェロ・パンニ(指揮)
マルキジャーナ・フィルハーモニー管弦楽団
(1)ソストラーテ:エツィオ・ディ・チェーザレ
 ロスメーネ:ルチア・リッツィ
 メタルチェ:アドリアーナ・チコーニャ
 エリク レア:ガブリエラ・モリージ
 ヴィリダーテ:アンジェロ・マンツォッティ
 ミキスダ:アレッサンドラ・ロッシ
(2)ウベルト:ブルーノ・デ・シモーネ
 セルピーナ:エリザベッタ・スカーノ

 幕間劇『奥様女中』を実際に幕間で上演、2枚組1CD価格で再発売

 録音:1997年9月27・28日

 ペルゴレージの作品中で比較的人気の高い『奥様女中』は、『誇り高き囚人』の幕間劇として書かれたもの。
 このディスクではその通りに2 つの作品を合わせて演奏。『誇り高き囚人』第1幕の終わりと第2幕の終わりに、『奥様女中』の2つの幕が挿入されています。

 ※オリジナル盤である同品番・別バーコード(8007068222124)のタイトルは廃盤となります。
 
 
GB 2321
【再発売】
¥2600
3人の神々と、本当の神?
 パイジェッロのユーモラスなオペラ

  パイジェッロ:歌劇『神々の娯楽』
ヴェーネレ:クラウディア・マルキ
マルテ:アレッサンドロ・カラマイ
ジョーヴェ:ジャンパウロ・フィオッキ
本当のジョーヴェ:パトリツィオ・サウデッリ
フランコ・ピーヴァ(指揮)
ヴェネト・G・F・マリピエロ・フィルハーモニー管弦楽団
ロヴィゴ歌劇場合唱団

 3人の神々と、本当の神?パイジェッロのユーモラスなオペラが再発売

 録音:2000年11月25・26日

 ジョヴァンニ・パイジェッロ(1740-1816)の数多いオペラの中でもこの『神々の娯楽』はちょっと特異な作品。
 ヴィーナス、マース、ジュピターの三人の愉快な話ですが、最後に本当のジュピターが現れ、彼らがジュピターによって神になったと思い込んでいた三人の人間だった、というもの。物語は間抜けですが、音楽はさすが充実。

 ※オリジナル盤である同品番・別バーコード(8007068232123)のタイトルは廃盤となります。
 



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HARMONIAMUNDI



HMM 902700
(2CD)
¥4800→\4390
ルネ・ヤーコプス
 オペラ最新録音 「魔弾の射手」!

 ヴェーバー(1786-1826):『魔弾の射手』(全曲/全3幕)
クリスティアン・イムラー(バス/隠者)
ポリーナ・パスツィルチャク(ソプラノ/アガーテ)
カテリーナ・カスパー(ソプラノ/エンヒェン)
マキシミリアン・シュミット(テノール/マックス)
ヤニク・ドゥブ(バリトン/キリアン)
マティアス・ヴィンクラー(バス/クーノー)
マックル・ウルラッハー(ザミエル/語り)
ディミトリ・イヴァシュチェンコ(バス/カスパール)
フライブルク・バロックオーケストラ
コンサートマスター:ペトラ・ミュレヤンス)
ヴィオラ・ソロ:コリーナ・ゴロモス
チェロ・ソロ:ステファン・ミューライゼン
打楽器:チャーリー・フィッシャー(ティンパニ)
クリスティアン・ディールシュタイン
即興&効果音:ミコライ・リトフスキ
チューリヒ・ジングアカデミー
 (フロリアン・ヘルガート、
  セバスティアン・ブロイング/合唱指揮)
ルネ・ヤーコプス(指揮)
KKC 6532
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥6000

 ルネ・ヤーコプス オペラ最新録音 「魔弾の射手」!"隠者にはじまり隠者に終わる"作品本来の姿がここに!歌唱陣のフレッシュな歌声、セリフ部分も超充実の大注目録音!

 初演:1821 年6 月18 日、ベルリン王立劇場
 台本:ヨハン・フリードリヒ・キント(1768-1843)
 対話部分の再構築:ルネ・ヤーコプス(&レコーディング・プロデューサー・ディレクター/マルティン・ザウアー)
 録音:2021年6月、コンツェルトハウスおよびアンサンブルハウス、フライブルク

 ヤーコプスによる『魔弾の射手』の録音の登場!
 冒頭の有名な序曲から、物語の世界にぴったりの美しくもメルヘンを思わせる霊妙な雰囲気の素晴らしい録音にまず心奪われます。
 そして、いつもながらのヤーコプスらしいこだわりをみせ、セリフ部分も充実。さらに、序曲の後に本来存在していた"隠者"の場面を復活させ、『魔弾の射手』作品本来の姿がここによみがえりました。
 歌唱陣と管弦楽の演奏がこれ以上なく生き生きとしています。超注目盤です。

 魔弾の射手の物語は、以下のとおり・・・主人公は若く有能な狩人マックス。娘アガーテと結ばれるためには難しい射撃を成功させなければならない。
 マックスはライバルのカスパールにそそのかされ、悪魔に「魔弾」を鋳造させる。これは、6発は自分の思いのままに命中するが、最後の1発は悪魔の思うところに命中する、というもの。
 射撃当日、その7 発目は最初なんとアガーテに命中したように見えた。が、彼女は「隠者に送られた花束」によって守られ、ライバルのカスパールが凶弾に倒れる。最終的にマックスとアガーテはめでたく一緒になる。・・・というもの。
 正直申し上げると、この「花束」に少々の唐突感があることは否めません。
 このアガーテを護った「花束」は、本来、台本作者のキントが、序曲の後に配した、隠者とアガーテの場面で登場していたもの。
 序曲のあとに、隠者の家をたずねるアガーテと隠者が歌う場面があり、そこで、隠者はアガーテにおまもりとして花束を渡すのです!

 ヴェーバーは、妻にして人気歌手のカロリーネ・ブラントを観客代表のように信用しており、彼女の助言にしたがって、序曲のあとに登場する隠者の場面をカットし、序曲のあとはにぎやかな射撃のシーンから始まるようにしました。
 本来は序曲のあとに隠者の家の静寂な世界があったのに。キントはこの台本の変更をしぶしぶ承知したものの、死ぬまで後悔していました。
 本録音は、この場面を復活させています!しかもヤーコプスは、音楽をつけて復活させています!
 ヤーコプスは、台本のみ存在しヴェーバーが音楽をつけなかったこの場面を復活させるにあたり、オペラのフィナーレで隠者が登場するときのメインテーマや、ほかの楽曲から旋律を転用しています。これがまた実に見事!

 理想的な管弦楽、充実した歌唱陣、そして従来カットされていた部分の復活からセリフ部分にいたるまでの綿密かつこだわりのプロダクション。
 『魔弾の射手』をお持ちでない方にも、さらに『魔弾の射手』を全種類お持ちの方にも新たなる決定盤かつ注目盤としてお手にとっていただきたい内容です!

 
 



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NAIVE



OP 7367
(2CD)
¥3100→\2890
アレッサンドリーニ率いる超豪華メンバー
 VIVALDI vs BACH
「調和の霊感」全曲&バッハによる編曲6作!


 [CD1]
  1-3. ヴィヴァルディ:
   4 つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ長調 RV 549
    (≪調和の霊感≫第1番)
     [4つのヴァイオリン・ソロ:
      アンドレア・ロニョーニ、ステファノ・バルネスキ、
      ボリス・ベゲルマン、エリザ・チッテリオ]
  4-7. ヴィヴァルディ:
   2 つのヴァイオリンのための協奏曲 ト短調 RV 578
    (≪調和の霊感≫第2番)
     [2つのヴァイオリン・ソロ:
      ステファノ・バルネスキ、ボリス・ベゲルマン]
  8-10. ヴィヴァルディ:
   ヴァイオリン協奏曲 ト長調 RV 310(≪調和の霊感≫第3番)
    [ヴァイオリン・ソロ:ステファノ・バルネスキ]
  11-13. J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲 ヘ長調BWV 978 (原曲:RV 310)
   [チェンバロ:リナルド・アレッサンドリーニ]
  14-16. ヴィヴァルディ:
   4つのヴァイオリンのための協奏曲 ロ短調 RV 580
    (≪調和の霊感≫第10番)
     [4つのヴァイオリン:ボリス・ベゲルマン、
      エリザ・チッテリオ、
      アンドレア・ロニョーニ、ステファノ・バルネスキ]
  17-19. J.S. バッハ:
   4台のチェンバロのための協奏曲 イ短調 BWV 1065
    (原曲:RV 580)
     [チェンバロ:リナルド・アレッサンドリーニ、
      アンドレア・ブッカレッラ、
      イグナツィオ・シファーニ、
      サルヴァトーレ・カルキオーロ]
  20-23. ヴィヴァルディ:
   2つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲 ニ短調 RV 565
    (≪調和の霊感≫第11番)
     [ヴァイオリン・ソロ:
      ボリス・ベゲルマン、エリザ・チッテリオ
      チェロ:マルコ・フレッツァート]
  24-26. J.S.バッハ:
   オルガン協奏曲 ニ短調 BWV 596(原曲:RV 565)
    [オルガン・ソロ:ロレンツォ・ギエルミ]
  27-29. ヴィヴァルディ:
   ヴァイオリン協奏曲ホ長調 RV 265(≪調和の霊感≫第12番)
    [ヴァイオリン・ソロ:エリザ・チッテリオ]

 [CD2]
  1-3. J.S. バッハ:チェンバロ協奏曲 ハ長調 BWV 976(原曲:RV 265)
   [チェンバロ:リナルド・アレッサンドリーニ]
  4-7. ヴィヴァルディ:
   4 つのヴァイオリンのための協奏曲 ホ短調 RV 550
    (≪調和の霊感≫第4番)
     [ヴァイオリン・ソロ:ステファノ・バルネスキ、
      ボリス・ベゲルマン、エリザ・チッテリオ、
      アンドレア・ロニョーニ]
  8-10. ヴィヴァルディ:
   2つのヴァイオリンのための協奏曲 イ長調 RV 519
    (≪調和の霊感≫第5番)
     [ヴァイオリン・ソロ:アンドレア・ロニョーニ、
      ステファノ・バルネスキ]
  11-13. ヴィヴァルディ:
   ヴァイオリン協奏曲 イ短調 RV 356(≪調和の霊感≫第6番)
    [ヴァイオリン・ソロ:アンドレア・ロニョーニ]
  14-18. ヴィヴァルディ:
   4つのヴァイオリンのための協奏曲 ヘ長調 RV 567
    (≪調和の霊感≫第7番)
     [ヴァイオリン・ソロ:エリザ・チッテリオ、
      アンドレア・ロニョーニ、ステファノ・バルネスキ、
      ボリス・ベゲルマン]
  19-21. ヴィヴァルディ:
   2 つのヴァイオリンのための協奏曲 イ短調 RV 522
    (≪調和の霊感≫第8番)
     [ヴァイオリン・ソロ:
      エリザ・チッテリオ、アンドレア・ロニョーニ]
  22-24. J.S.バッハ:オルガン協奏曲 イ短調 BWV 593(原曲:RV 522)
   [オルガン:ロレンツォ・ギエルミ]
  25-27. ヴィヴァルディ:
   ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV 230(≪調和の霊感≫第9番)
    [ヴァイオリン・ソロ:ボリス・ベゲルマン]
  28-30. J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲 ニ長調 BWV 972(原曲:RV 230)
   [チェンバロ:リナルド・アレッサンドリーニ]
オルガン:ロレンツォ・ギエルミ
 【使用楽器:
  マショーニ・オルガン(2001年)、
   サンタ・マリア奇跡の教区教会、モルビオ・インフェイオーレ州(スイス)】
ヴァイオリン:
 ステファノ・バルネスキ、
 ボリス・ベゲルマン、
 エリザ・チッテリオ、
 アンドレア・ロニョーニ
チェンバロ:
 アンドレア・ブッカレッラ、
 サルヴァトーレ・カルキオーロ、
 イグナツィオ・シファニ
コンチェルト・イタリアーノ
リナルド・アレッサンドリーニ(チェンバロ、指揮)
KKC 6536
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4200

 調和の霊感全曲+バッハ編曲による協奏曲をアレッサンドリーニ率いる超豪華メンバーが録音!超名演、美録音!

 録音:2020年12月14-20日、ローマ/2h38

 アレッサンドリーニとコンチェルト・イタリアーノ、そして豪華ゲスト奏者たちによる、ヴィヴァルディの調和の霊感全曲+そのバッハ編曲という好企画盤の登場!!

 バッハは、ヴィヴァルディの調和の霊感を、チェンバロ協奏曲、およびオルガン独奏の「協奏曲」に編曲しています。
 チェンバロ協奏曲編曲版は、アレッサンドリーニをはじめとする名手たちによる演奏、そしてオルガンはなんとギエルミが演奏しています!

 ヴァイマルの主君ヴィルヘルム・エルンスト公の甥、ヨーハン・エルンストがオランダ留学から持ち帰った楽譜にヴィヴァルディの調和の霊感の楽譜もあり、これをソロの鍵盤作品に編曲するようにバッハに依頼しました。
 こうして生まれた593や596は、協奏曲を1台のオルガンに凝縮しながらもバッハの対位法的手法が盛り込まれたバッハ色も濃厚な作品。名手ギエルミの品格ただよう至芸に期待が高まります。

 ヴィヴァルディの≪調和の霊感≫の演奏もどれもたまらなく素晴らしい仕上がり。そしてバッハ編曲によるチェンバロ協奏曲では、アレッサンドリーニの軽やかでやわらかなチェンバロが歌いまくっています。
 豪華メンバーによる超注目の美録音です!!



 リナルド・アレッサンドリーニ(指揮、チェンバロ):
  1984年コンチェルト・イタリアーノを結成。ソリスト、通奏低音奏者、リーダーとして活躍。とりわけモンテヴェルディの世界的スペシャリストとして名高いが、ヘデル、ヴィヴァルディ作品の指揮、および自身の鍵盤ソロなどその音楽で世界を魅了している。

 ロレンツォ・ギエルミ(オルガン):
  イタリアを代表するオルガン奏者。イル・ジャルディーノ・アルモニコの初期メンバーであり、ラ・ディヴィナ・アルモニア主宰。オルガンコンクールの審査員やマスタークラスなど、世界的な巨匠として演奏および指導で活躍している。

 ボリス・ベゲルマン(ヴァイオリン):
  モスクワでリュビモフに、イタリアでオノフリに学ぶ。アカデミア・ビザンチナ、イル・ポモ・ドーロなどバロック・オーケストラと共演、近年は弾き振りも行っている。DHMからソロをリリースしている。

 アンドレア・ロニョーニ(ヴァイオリン):
  1995年から2012年まで、アカデミア・ビザンチナの第1ヴァイオリン奏者を務めた。ヴァイオリンだけでなくオペラの指揮、さらに鍵盤楽器奏者としても活躍している。

 エリザ・チッテリア(ヴァイオリン):
  2017年よりアンサンブル「ターフェルムジーク」の音楽監督。エウローパ・ガランテなどのアンサンブルのリーダーやコンサートマスターとして、演奏・録音も多数。

 ステファノ・バルネスキ(ヴァイオリン):
  1991年イル・ジャルディーノ・アルモニコに参加、第1ヴァイオリンを担当、世界中でツアーを行った。ほかにもギエルミのアンサンブル「ラ・ディヴィナ・アルモニア」でも演奏している。

 アンドレア・ブッカレッラ(チェンバロ)
  1987年生まれ。エンリコ・バイアーノ、アンドレア・マルコンらに師事。2018 年ブルージュ国際音楽コンクール第1位。指揮者としても活躍している。

 サルヴァトーレ・カルキオロ(チェンバロ):
  ボブ・ファン・アスペレンに師事。コンチェルト・イタリアーノをはじめ、アッカデミア・ビザンチナなど優れた古楽アンサンブルで演奏、ツアーにも参加している。研究者としてイタリアの通奏低音の演奏習慣についての書籍など出版も多数。

 イグナツィオ・シファニ(チェンバロ):
  チェンバロ・オルガン奏者。1966年生まれ。ロベルト・パガーノ、リナルド・アレッサンドリーニ、エンリコ・バイアーノらに師事。1998年よりコンチェルト・イタリアーノのオルガンおよび鍵盤奏者として長年務め、録音も多数。

 




ARS PRODUKTION


ARS38606
¥2600
ファンタジア・チレーナ ~ ハイツ、グズマン、ダイヒェルト:ピアノ作品集 ウーゴ・ジャノス・カンポス(ピアノ)
 サンティアゴ・ハイツ(1819-1879):ラス・アルパス・チレナス ~ 二人の悪魔の変奏曲によるファンタジア
 フェデリコ・グズマン(1827-1885):スーベニア ~ ノクターン Op.44
 ヴィルヘルム・ダイヒェルト(1828-1871):チリの音楽アルバムより
  〔第1番:エル・チローテ, バルカローレ Op.8、第4番:ラ・グラシオサ, ヴァルス・ブリランテ Op.11、
   第6番:ラ・チレーナ, カンシオン・ポプラル Op.13、第3番:チリの民族的主題による協奏的幻想曲 Op.10〕

 チリのピアニストが贈る、祖国愛に溢れたアルバム!

 チリのピアニストによるチリの作品集。チリの民族音楽の保護と継承に力を注いだ作曲家、サンティアゴ・ハイツ、パリでも活動し「チリのショパン」とも呼ばれるフェデリコ・グズマン、そしてドイツの作曲家ながら少年時代の1830年代に訪れたチリに魅了され、チリの民族音楽などを取り入れた作品を残したヴィルヘルム・ダイヒェルト。
 それぞれの作曲家によってヨーロッパの音楽スタイルとチリの伝統的な要素が融合した独自の魅力的な音楽が完成されています。

 ウーゴ・ジャノス・カンポスは1994年にチリ・ランカグアで生まれ、7歳でピアノを始めました。首都サンティアゴのマヨール大学音楽院でヴィクトリア・フォウストに師事した後、ベートーヴェンの音楽に対する情熱と、ヨーロッパの音楽文化に浸りたいという強い思いからウィーンへ渡って学んでいます。
 母国のクラウディオ・アラウ国際ピアノコンクールをはじめデリア・スタインバーグ国際ピアノコンクール(マドリード、スペイン)、ベヒシュタイン・ブルックナー・ピアノコンクール(リンツ、オーストリア)など既に数々の国際コンクールで入賞しているほか、ベルギーの「ムジカ・ムンディ」国際室内楽フェスティバルに出演して広く注目を集めており、クラウディオ・アラウ以来となるチリの巨匠への階段を着実に登っています。

 ※録音:2020年8月(ウィーン)
 



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AUDAX RECORDS



ADX13783
(3CD)
特別価格
¥4500→\4190

ヨハネス・プラムゾーラー(ヴァイオリン)
 バッハと同世代の作曲家による
  ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集


  CD1 ~
   J.S.バッハ:ソナタ第1番 ロ短調 BWV.1014
   テレマン:協奏曲 ニ長調 TWV.42:D6
   J.S.バッハ:ソナタ第2番 イ長調 BWV.1015
   ヨハン・アドルフ・シャイベ(1708-1776):
    ソナタ第1番 ニ長調*
   クリストフ・シャフラート(1709-1763):
    二重奏曲 イ短調 CSWV.F:30*
  CD2 ~
   シャイベ:ソナタ第2番 ロ短調*
   J.S.バッハ:ソナタ第3番 ホ長調 BWV.1016
   ヨハン・ゴットリープ・グラウン(1703-1771):
    ソナタ 変ロ長調 GraunWV.Av:XV:46*
   J.S.バッハ:
    ソナタ第4番 ハ短調 BWV.1017
    ソナタ ヘ長調 BWV.1022
  CD3 ~
   シャイベ:ソナタ第3番 イ長調*
   J.S.バッハ:
    ソナタ第5番 ヘ短調 BWV.1018
    ソナタ ト短調 BWV.1020
    ソナタ第6番 ト長調 BWV.1019
   C.P.E.バッハ:ソナタ ロ短調 Wq.76
  (*=世界初録音)
ヨハネス・プラムゾーラー(ヴァイオリン)
フィリップ・グリスヴァール(チェンバロ)

 【日本語解説付き】ヨハネス・プラムゾーラーのバッハ!

 ● ヨハネス・プラムゾーラーの自主レーベル、Audax Records。
 ● 大バッハのソナタに息子や弟子たちのソナタをカップリングした3枚組!
 ● 日本語解説付き!

 南チロルから世界へと羽ばたいた"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーは、アンサンブル・ディドロやインターナショナル・バロック・プレーヤーズを主宰し、師であるレイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックのメンバーとしても活躍する若き名手。2013年に自身のレーベルAudax(オーダックス)を立ち上げています。

 自主レーベルから数々の知られざるバロック・レパートリーを発掘してきたプラムゾーラーが、ついにバッハの傑作を録音!
 しかし、バッハだけで収まらないところがプラムゾーラーの本領発揮です。
 大バッハが1720年頃に作曲し晩年まで手を加え続けたという、トリオ・ソナタ形式による「ヴァイオリンとオブリガート・チェンバロのための6つのソナタ BWV.1014-1019」全曲を中心に据え、バッハの真作性が疑われている(恐らく息子たちの作とも考えられている)BWV.1020とBWV.1022のソナタ、そしてテレマンやシャイベ、グラウン、シャフラート、C.P.E.バッハら、J.S.バッハと同世代&息子や弟子たちのトリオ・ソナタを組み合わせた豪華3枚組で、3枚のCDがそれぞれ3つの個別のリサイタルとして聴くこともできるようプログラムされています。
 プラムゾーラーとフィリップ・グリスヴァールは、当初はピゼンデル、クレープス、グラウンらのソナタを収録したアルバム「バッハ&アントラージュ」(ADX13703)の続編的なものを構想していましたが、ダルムシュタット、ライプツィヒ、ブリュッセル、ベルリン、ミュンヘン、ドレスデン、ハレなど各地の図書館で思いがけず多くの作品と出会い、今回の大きなプロジェクトへ成長したとのことです。

 ※録音:2021年1月、3月、7月、SWRスタジオ(ドイツ)

 
 




AUSTRIAN GRAMOPHONE



AG0026
¥2500
ブラームス&ヒンデミット:コントラバス・ソナタ集
 ブラームス:チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38
  (ヨーゼフ・ニーダーハンマーによるコントラバスとピアノ版)
 ヒンデミット:コントラバス・ソナタ
ヨーゼフ・ギルゲンライナー(コントラバス)
マティアス・ゲルストナー(ピアノ)

 スイスのコントラバス奏者ヨーゼフ・ギルゲンライナーのデビュー・アルバム。
 ウィーンの名コントラバス奏者ヨーゼフ・ニーダーハンマーがブラームスのチェロ・ソナタ第1番を編曲したコントラバス・ソナタと、このジャンルでは比較的有名なヒンデミットのコントラバス・ソナタを収録しています。
 ブラームスのチェロ・ソナタは文字通り音域の変化によって深みを増しており、オーケストラの各楽器のベストをソナタの中で披露しようというヒンデミットの試みも、この2人の演奏によって見事に成功しています。
 コントラバスを愛する人だけでなく、ソロ楽器としてのコントラバスをまだよく知らない人も必聴の1枚です。

 ※録音:2021年2月(スイス、ヴィンタートゥール)
 



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AVIE



PAV2455
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
アン・アキコ・マイヤース(ヴァイオリン)
 自然、詩、愛をテーマにした名曲の数々~シャイニング・ナイト

 コレッリ(ポクソン編):ラ・フォリア**
 J.S.バッハ(キャンベル編):G線上のアリア**
 パガニーニ:カンタービレ**
 ポンセ(ハイフェッツ編):エストレリータ(リトル・スター)
 ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番よりアリア**
 デューク・エリントン(1899-1974)(デ・ローサ編):
  イン・マイ・ソリチュード**
 ピアソラ(ヴァレラス編):タンゴの歴史**
 ヒューゴ・ペレッティ(1916-1986)、
  ルイジ・クレアトーレ(1921-2015)、
   ジョージ・デヴィッド・ワイス(1921-2010)(ポクソン編):
    好きにならずにいられない**
 ブローウェル(b.1939):
  Laude al Arbol Gigante(Laude to the Giant Sequoia Tree)**
 モートン・ローリゼン(b.1943):
  Dirait-On、シュア・オン・ディス・シャイニング・ナイト*
アン・アキコ・マイヤース(ヴァイオリン)
ジェイソン・ヴィーオ(ギター)**
ファビオ・ビディーニ(ピアノ)**
AV2455
¥2600→\2390

 常に新しい音楽の魅力を伝えてくれるアン・アキコ・マイヤース!

 ☆クラシックのみならずあらゆる音楽ジャンルの魅力を引き出すアン・アキコ・マイヤース!
 ☆自然、詩、愛をテーマにした名曲の数々を収録した、アン・アキコ・マイヤースからの贈り物!

 自然、詩、愛をテーマにしたアン・アキコ・マイヤース、4年ぶりの新作が登場。タイトルにもなっている《シュア・オン・ディス・シャイニング・ナイト》の作曲者モートン・ローリゼンとのやりとりから始まったこのアルバムでは、コレッリやバッハなどのクラシック音楽は、グラミー賞受賞のギター奏者ジェイソン・ヴィーオとの共演による新たなアレンジにより、さらなる魅力を引き出しており、ヴィラ=ロボスやピアソラといったラテンの曲も収録しています。
 また、20世紀を象徴するデューク・エリントンの《イン・マイ・ソリチュード》や、ロックンロールのスター、プレスリーの歌声で知られる《好きにならずにいられない》はより親しみやすいアレンジに仕上がっています。
 コロナ禍の暗い時代に優しさと明るさをもたらすアン・アキコ・マイヤースからの贈り物ともいえるこのアルバムは、クラシック・ファンのみならず、全ての音楽ファンにお楽しみいただけます。

 ドイツ系アメリカ人の父親と日本人の母親の間に生まれたアン・アキコ・マイヤースは、11歳でロサンジェルス・フィルと共演し以降世界中のトップ・オーケストラと共演。
 複数のアルバムが米ビルボードのクラシカル・チャートで第1位に輝き、2014年にはビルボードのもっとも売れているクラシック器楽奏者にも選ばれています。

 ※録音:2021年11月4日-6日、ジッパー・ホール、コルバーン・スクール
 
 

AV2512
¥2600
憧れ
 バーバー:ノックスビル,1915年の夏
 チャールズ・グリフス(1884-1920):
  フィオナ・マクラウドの3つの詩
 アンドレ・プレヴィン(1929-2019):
  テノールとピアノのための4つの歌
 ジョン・カンダー(b.1927):サリバン・バルーからの手紙
 ヴァイル(1900-1950):ウォルト・ホイットマンの4つの歌
ジョン・マシュー・マイヤーズ(テノール)
マイラ・ホアン(ピアノ)

 急速に評価を高めている期待の若手テノール、ジョン・マシュー・マイヤーズ!

 ☆注目の若手テノール、ジョン・マシュー・マイヤーズのデビュー・アルバム!
 ☆アメリカの作曲家作品を中心に美しく歌い上げる!

 テノールのジョン・マシュー・マイヤーズの評価は今日、急速に高まっています。今作がデビュー・アルバムとなりますが、ちょうど同じ時期にメトロポリタン・オペラのハムレットに出演します。
 このアルバムでは、アメリカとアメリカ移民の作曲家の作品を中心にマイヤーズが美しく陽気な声を披露しており、あまりテノールでは歌われることのないバーバーの作品も歌っています。
 南北戦争の将校サリバン・バルーによる手紙を歌詞にしたジョン・カンダーの作品は感動的です。最後にはドイツの作曲家、クルト・ヴァイルの作品も収録されています。
 ジョン・マシュー・マイヤーズは、「このアルバムの各曲は、憧れ、分離、孤独、または距離だけでなく、親密さとつながりへの憧れの感覚もあります」と話しています。

 テノールのジョン・マシュー・マイヤーズはカリフォルニア南部の出身で、マンハッタン音楽学校で学びました。ニューヨークフィル・ハーモニックやロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団などとの共演をはじめとして、現代作品などにも起用されており近年その評価は高まっており、注目の若手テノール歌手です。

 ※録音:2020年11月15日&17日(ニューヨーク)
 




BASTILLE MUSIQUE


OBM020
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4400
ヨハネス・シェルホルン(b.1962):セリグラフィー ~
 室内楽、アンサンブル&オーケストラ作品集
  
【CD1】室内楽作品とアンサンブル作品
   1-5. セリグラフィー(2007-2016)
    ガブリエル・フォーレによる6楽器のための5つの楽章
   6. 小声で(1996)フルート、ハープ、ヴィオラのための
   7. グリザイユ(2013)チェロのための
   8. ラヴェルを称えて(1997)ヴァイオリンとチェロのための
   9. コンドゥクトゥス(2010)
    ヨハン・セバスティアン・バッハの「トリオ BWV584」による
     クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための
   10. オレイアデス(2009)ヴァイオリンとピアノのための
   11. 白と灰と黒のタンゴ(2008)
    三人または二人または一人のピアニストのための
  【CD2】アンサンブル作品とオーケストラ作品
   1. モスクワへ(2018)アンサンブルのための
   2. あなたが見るこれは(2016)オーケストラのための
   3-7. 黄昏-蝶(2013)オーケストラのための5つの小品
   8-10. エリック・サティ:
    ユスピュ(1892)3幕のキリスト教バレエ
     (ヨハネス・シェルホルンによる
      小オーケストラ用トランスクリプション)
   11. 下はとても良く(2017)
    ヘンリー・パーセルの「ここで神々が認める」による
     変奏曲 オーケストラのための
ザフラーン・アンサンブル(CD1:1-11)
WDR交響楽団(CD2:2, 8-11)
ドイツ・ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団(CD2:1)
ベルリン・ドイツ交響楽団(CD2:3-7)
マヌエル・ナウリ(指揮/CD1:1-5, CD2:1, 3-7)
ジャン=ミカエル・ラヴォワ(指揮/CD2:2)
バルドゥール・ブレンニマン(指揮/CD2:8-10)
ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮/CD2:11)
リーアム・マレット(フルート/CD1:1-6)
ミゲル・ペレス・イニェスタ(クラリネット、バス・クラリネット/CD1:1-5, 9)
アンナ・フィーヒトル(ハープ/CD1:6)
クレメンス・フント=ゲッシェル(ピアノ/CD1:1-5, 9-11)
ダニエル・アイヒホルツ(パーカッション/CD1:1-5)
エマニュエル・ベルナール(ヴァイオリン/CD1:1-5, 8-10、ヴィオラ/CD1:6)
マーティン・スミス(チェロ/CD1:1-5, 7-9)

BM020
(2CD)
特殊価格
¥3700

 現代ドイツを代表する作曲家ヨハネス・シェルホルンの作品集!

 ☆bastille musique第20弾は、オリジナル作品からパーセル、バッハ、フォーレ、サティの作品のアレンジまで、約20年におよぶヨハネス・シェルホルンの軌跡を辿る2枚組アルバム!

 ベルリンのラグジュアリー・レーベル「bastille musique」からリリースされる20番目のアルバムは、ドイツの現代作曲家、ヨハネス・シェルホルン(シェルホーン)の作品集。
 シェルホルンは、室内楽、声楽、オーケストラ音楽から演劇音楽まで、幅広いジャンルを手掛け、自身のオリジナル作品に加えて、ルネサンスから現代までの多種多様な音楽の転置にも取り組んでいます。
 作品の多くは、国際的なソリスト、アンサンブル、オーケストラによって演奏されており、日本では、1998年の秋吉台国際20世紀音楽セミナー&フェスティバル(音楽監督:細川俊夫)において、ぺーテル・エトヴェシュ(指揮)、アンサンブル・モデルンの演奏で日本語のタイトルが付いた「風花」が初演された他、2005年には東京オペラシティでポートレート・コンサートが開催されています。
 また、武生国際音楽祭2007では講師を務め、渡辺裕紀子、土井智恵子、稲森安太己などシェルホルンの生徒たちが日本で活躍しています。

 本アルバムには、1996年から2018年の約20年間のうちに制作された室内楽、アンサンブル、そしてオーケストラ作品を収録。
 オリジナル作品からパーセル、バッハ、フォーレ、サティの作品のアレンジまで充実した内容に仕上がりました。

 作品解説やインタビューを掲載した全56ページの2か国語ブックレット(英語、ドイツ語)に加え、作曲家や収録の様子を撮影した写真などを印刷したリーフレットが付属しています。

 ※録音:クライナー・ゼンデザール(CD1:1-11/ベルリン)、フィルハーモニー・ホール(CD2:1/ルートヴィヒスハーフェン)、WDR放送局クラウス・フォン・ビスマルク・ザール(CD2:2, 8-11/ケルン)、イエス=キリスト教会(CD2:3-7/ベルリン)

 
 



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CHANDOS



RCHSA5299
(1SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3562
ピーター・ドノホー(ピアノ)
 サカリ・オラモ(指揮)&BBC響
  クロアチアの女流作曲家
ペヤチェヴィチ:ピアノ協奏曲、交響曲

 ドーラ・ペヤチェヴィチ(1885-1923):
  ピアノ協奏曲ト短調 Op.33(1913)*
  交響曲嬰ヘ短調 Op.41(1916-17, 1920改定)
ピーター・ドノホー(ピアノ)*
サカリ・オラモ(指揮)
BBC交響楽団
CHSA5299
(1SACD HYBRID)
¥2900→\2690

 サカリ・オラモが開拓する秘曲管弦楽!クロアチアのドーラ・ペヤチェヴィチ!

 ☆BBC交響楽団の現首席指揮者を務めるフィンランドの名匠サカリ・オラモ!
 ☆20世紀前半に活動したクロアチアの女流作曲家、ドーラ・ペヤチェヴィチの代表作!

 サカリ・オラモは、2015年にロイヤル・フィルハーモニック・ソサエティの「コンダクター・オヴ・ザ・イヤー」を受賞したフィンランド出身の名指揮者。
 現在はBBC交響楽団の首席指揮者、フィンランド放送交響楽団の名誉指揮者を務め、過去にはロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者&アーティスティック・アドヴァイザー、バーミンガム市交響楽団の音楽監督、フィンランドのコッコラ歌劇場やオストロボスニア室内管弦楽団の首席指揮者を歴任している名匠です。
 Chandosでは2019年度のレコード・アカデミー賞で「特別賞 録音」に選ばれた「シベリウスのレンミンカイネン組曲(CHAN20136)」他、フロラン・シュミット(CHSA5200)、ウィリアム・オルウィン(CHSA5253)、エセル・スマイス(CHSA5240)など、録音の少ない知られざる傑作をBBC交響楽団と共に取り上げ、その実力とChandosの優秀録音の名声を高めまてきました。

 サカリ・オラモが円熟のタクトで新たに開拓するのは、20世紀前半に活動したクロアチアの女流作曲家、ドーラ・ペヤチェヴィチ(1885-1923)の代表作となる「ピアノ協奏曲」と「交響曲」。
 クロアチアの名門貴族の下ハンガリーで生まれ、クロアチア音楽院で個人レッスンを受けたあとドレスデンとミュンヘンに留学して作曲を学び、ドイツ、オーストリア、チェコスロバキア、ハンガリーなどを旅し、当時の一流の芸術家、詩人、知識人たちと知り合いました。
 1913年に作曲された「ピアノ協奏曲」は、これまで室内楽曲、ピアノ曲、歌曲しか書いてこなかった彼女にとって初めての管弦楽作品であり、クロアチアの作曲家による最初のピアノ協奏曲と言われます。
 「交響曲嬰ヘ短調」は第一次世界大戦中ボランティア看護師として働きながら作曲し、1920年の初完成演奏のために改訂されています。
 どちらも雄大なオーケストラと濃厚なロマンが反映された大作で、華麗なピアノ書法が試されるピアノ協奏曲では、Chandosのソロ録音でも再注目を浴びている名手ピーター・ドノホーがソロを担います。

 ※録音:2021年12月6日ー7日、フェニックス・コンサート・ホール(フェアフィールド・ホールズ、クロイドン、イギリス)

 
 
 


CHAN20167
¥2500
ニーヴ・トリオ
 音楽の記憶

 ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第1番 ト短調《悲しみの三重奏曲》(1892)
 ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番 Op.8(1853-rev.1889)
 ラヴェル:ピアノ三重奏曲 M67(1914)
ニーヴ・トリオ
 〔アンナ・ウィリアムズ(ヴァイオリン)、
  ミハイル・ヴェセロフ(チェロ)、
  エリ・ナカムラ(ピアノ)〕

 ニーヴ・トリオ第4弾!ラフマニノフ、ブラームス、ラヴェル!

 ☆世代のトップを走る、実力派アンサンブル、ニーヴ・トリオ!
 ☆ラフマニノフ、ブラームス、ラヴェル。巨匠三人の心情に迫る、渾身の演奏!

 「寛大で心温まる、非常に魅力的な演奏」と「英BBCミュージック・マガジン」に評されるニーヴ・トリオは、その世代の最高のアンサンブルの一つです。
 2010年にアメリカ、ロシア、日本の若き才能が集い結成されたこのトリオは、ゲール語で「明るく」、「晴れやかな」といった意味の名前を持つ、"ニーヴ・トリオ(Neave Trio)"と名づけられました。Chandosレーベル4枚目のアルバムのテーマは「記憶」。
 ラフマニノフの最初期のピアノ三重奏曲は同じロシアの作曲家チャイコフスキーの《偉大な芸術家の思い出》から影響を受けています。
 ブラームスの初期のピアノ三重奏曲にはクララ・シューマンへの気持ち(片思い)が表れています。ラヴェル唯一のピアノ三重奏曲には第一次世界大戦への恐怖と不安がうかがえます。

 それぞれの巨匠たちがピアノ三重奏曲という小さな編成の作品に描いた思いをニーヴ・トリオは見事に音楽として表現しています。

 ※録音:2021年9月21日-23日、ポットン・ホール(サフォーク)

 
 
 


CHAN20174
¥2500
アルカディア弦楽四重奏団
ヴァインベルク: 弦楽四重奏曲集 Vol.2

 ヴァインベルク:
  弦楽四重奏曲第1番 Op.2/141(1937,rev.1985)
  弦楽四重奏曲第7番 Op.59(1957)
  弦楽四重奏曲第11番 Op.89(1965-66)
アルカディア弦楽四重奏団
 〔アナ・トローク(ヴァイオリン)、
  レスヴァン・ドゥミトル(ヴァイオリン)、
  トライアン・ボアラ(ヴィオラ)、
  ツォルト・トローク(チェロ)〕

 ヴァインベルク:弦楽四重奏曲、第2集!アルカディア弦楽四重奏団!

 ☆ヴァインベルクを愛してやまないアルカディア弦楽四重奏団による全曲録音シリーズ!
 ☆ヴァインベルクの初期、中期、後期の作品をバランスよく収録!

 アルカディア弦楽四重奏団によるヴァインベルクの弦楽四重奏曲全集の第2集が登場です。
 ヴァインベルクの四重奏曲を熱烈に支持しているアルカディア弦楽四重奏団は「ヴァインベルクの音楽は、未知の闇に囲まれた光の輝きのようなものであり、その影を薄くすることが我々の目標になりました。」と語っており、前作の「弦楽四重奏曲集Vol.1」(CHAN20158)はBBCラジオ3のレコード・レビューで「Record of the Week」に選ばれ、ICMA(国際クラシック音楽賞)2022の室内楽部門にノミネートしています。
 第2集でも作曲時期の異なる三曲を選んで収録。1937年に書かれた第1番は、十代の頃に作曲されましたが、晩年に大幅に改訂され再出版されました。
 第7番は、ポーランドからロシアへの移住と1953年の投獄の経験を経てからの作品になります。第11番は、ちょうどヴァインベルクが最初のオペラを作曲している時期と重なっており、初演はボロディン弦楽四重奏団によって行われ、この作品は彼の長女に捧げられています。

 アルカディア弦楽四重奏団は、2006年にルーマニアのゲオルゲ・ディマ音楽アカデミーの生徒たちによって結成。
 2009年ハンブルク国際室内楽コンクール、2011年アルメレ国際室内楽コンクール、2012年ウィグモア・ホール・ロンドン国際弦楽四重奏コンクール、そして2014年の大阪国際室内楽コンクールで優勝し、同世代のもっともエキサイティングな弦楽四重奏団のひとつとして活躍しています。

 ※録音:2021年11月17日-19日、ポットン・ホール(サフォーク)

 
 
 


CHAN20233
¥2500
イタリアの若き才能、フェデリコ・コッリ
モーツァルト:ピアノ独奏作品集 Vol.1

 モーツァルト:
  幻想曲 KV475(1785)/アダージョ KV356(1791)/
  幻想曲 KV396(1782)/メヌエット KV355(?late 1780s)/
  幻想曲 KV397(1782/1786-87)/
  ロンド KV485(1786)/ピアノ・ソナタ KV333(1783)
フェデリコ・コッリ(ピアノ)

 モーツァルト独奏作品集第1弾!イタリアの若き才能、フェデリコ・コッリ!

 ☆モーツァルトをさまざまな角度から掘り下げたフェデリコ・コッリによる注目の企画がスタート!
 ☆2011年ザルツブルクのモーツァルト国際コンクールで第1位、2012年リーズ国際ピアノコンクールでゴールド・メダルを獲得!

 同世代の中でもその独創性が注目されているイタリアの若きピアニスト、フェデリコ・コッリによるモーツァルトのピアノ独奏作品集の企画がスタートしました。
 コッリは、彼の説得力のある、型にはまらない解釈と音の明瞭さで世界的に急速に認められています。
 2011年ザルツブルクのモーツァルト国際コンクールで第1位、2012年にはリーズ国際ピアノコンクールでゴールド・メダルを獲得し、一躍注目されるピアニストとなりました。

 このアルバムでは、6歳の頃から学んできたモーツァルトを徹底的に研究し臨んでいます。モーツァルトの詳細な伝記はもちろんのこと、彼の手紙、政治的背景、またモーツァルトは何を考えどう生きていたのか、フェデリコ・コッリの考察によって生み出された演奏です。
 第1集となるこのアルバムは、小品を多く取り上げていますが、コッリの演奏の説得力は並々ならぬものがあり、今後の録音も期待せずにはいられません。

 ※録音:2021年8月6日-8日、ポットン・ホール(サフォーク)

 
 



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KAIROS



P0015090KAI
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143

ユン・イサン(尹 伊桑)(1917-1995):
 チェロ協奏曲&チェロとピアノのための作品集

  チェロ協奏曲(1976)
 ピアノのための5つの小品(1958)
 ノレ(チェロとピアノのための)(1964)
 インテルルディウム A(ピアノのための)(1982)
 エスパス I(チェロとピアノのための)(1992)

ルイージ・ピオヴァーノ(チェロ)
アルド・オルヴィエート(ピアノ)
日本フィルハーモニー交響楽団
下野竜也(指揮)
0015090KAI
¥2600→\2390

 悲劇の生涯を送ったユン・イサンへのオマージュ!

 ☆サンタ・チェチーリア音楽院管弦楽団の首席チェロ奏者、ルイージ・ピオヴァーノとチッコリーニの薫陶を受けたピアニスト、アルド・オルヴィエートがユン・イサンの悲劇の生涯にオマージュを捧げる1枚!協奏曲は下野竜也&日本フィルとの共演!

 南北朝鮮の間の冷戦や東西文化の間の緊張という文脈の中で、小説や映画の主題にもふさわしい冒険的で悲劇的な生涯を送ったユン・イサン(1917-1995)。
 1967年、西ベルリンで韓国諜報部員によって拉致されソウルへと連行されたユンは、北朝鮮のスパイとして無期懲役の判決を受けます。
 その後再審で減刑となりましたが、最終的に世界の著名な文化人の署名による嘆願書とドイツ外務省の支援によって釈放されたのは1969年のことでした。
 その後彼はドイツ国籍を取得し、ドイツで生涯を終えています。投獄された数年間の悪夢、恐怖、拷問は、当然ながらユンの作品に影響を与えており、彼の最も美しく感動的な作品のひとつ《チェロ協奏曲》にもその痕跡が見られます。
 一方、1964年に書かれた《ノレ》(「歌」の意味)では、美しさの中にドビュッシーのチェロ・ソナタを思わせる強烈な叙情性を見出すことができます。

 チェロ協奏曲のフィナーレについて彼はインタビューで次のように語っています。
  「終盤へと向かうオクターブの跳躍を考えてみてください。この跳躍は、自由、純粋さ、絶対的なものへの必要性と欲求を意味しています。オーケストラでは、オーボエがGシャープからAにグリッサンドし、そのAをトランペットが引き継ぎますが、私にとってこの音域には常に神々しい魅力があります。(中略)チェロはAに到達しようとしますが、できない。グリッサンドでなんとかGシャープの4分の1音上まで届くのですが、それ以上は上がらない。あきらめる。無限で想像を絶する天頂、絶対的なものを示すトランペットのAは最後まで続きます。」

 ※録音:チェロ協奏曲...2018年3月2日(ライヴ)、サントリーホール(東京)/チェロとピアノのための作品...2021年3月28-29日(イタリア、トリノ)
 
 

0015114KAI
¥2600
クイ・ドン(1966-):ペインテッド・ライツ
 カリフォルニアの海岸線 California Shoreline
  (ソプラノ、弦楽四重奏とプリペアド・ピアノための)(2017)
 バラバラになった梯子 Scattered Ladder
  (2台のマリンバと4人の打楽器奏者のための)(2009)
 一体性の中の差異 Differences within Oneness
  (弦楽四重奏のための)(2009)
 ペインテッド・ライツ Painted Lights
  (混声合唱と児童合唱、2つの合唱のための)(2010)

アルディッティ弦楽四重奏団ほか


 多彩なスタイルを持つ現代作曲家、クイ・ドンの作品集!

 バレエ、オーケストラ、室内楽、合唱、エレクトロアコースティック、映画音楽、マルチメディアアート、即興演奏など、多様なジャンルやスタイルで作曲を行う中国系アメリカ人作曲家クイ・ドン(1966-)の作品集。
 アメリカで書かれた彼女の作品には、前衛的な実験音楽、ジャズ、その他の民族音楽の影響がユニークに統合されていると同時に、西洋のクラシック音楽への深い敬意と、自身のルーツとの深い文化的つながりが保たれています。
 初めて聴いた際には「この音楽はすべて同じ人が作ったのか?」と考えてしまうようなアルバムですが、繰り返し聴くと一見バラバラな各作品の共通点に気づくことでしょう。

 ※録音:2014-2019年
 



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MELISM

PMLSCD035
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
シプリアン・カツァリス(ピアノ)
 MELISMレーベルからギリシアのピアノ作品集 ~
 パパイオアヌ、コンスタンティニディス、レヴィディス

  ヤニス・パパイオアヌ(1910-1989):
   ピアノのための24の前奏曲集 AKI 51(1938-1939)
  ヤニス・コンスタンティニディス(1903-1984):
   ギリシアの島々の8つの舞曲(1954)
  ディミトリ・レヴィディス(1886-1951):
   ギリシア風ロマンティック・ソナタ 第1番 Op.16(単一楽章)
シプリアン・カツァリス(ピアノ)
MLSCD035
¥2600→\2390

 シプリアン・カツァリス、来日記念盤緊急リリース!

 ☆ピアノの魔術師、シプリアン・カツァリスの来日記念盤緊急リリース決定!
 ☆ギリシアの知られざるピアノを紹介する興味深いシリーズがスタート!

 超絶技巧の化身、鍵盤の魔術師シプリアン・カツァリスの最新アルバムが、近年のカツァリスの自主レーベル「Piano 21」でのアルバムでもレコーディング・プロデューサーを務めていたギリシアのピアニスト、ニコラオス・サマルタノスが設立したフランスのレーベル「Melism」から登場!
 2022年4月の来日公演に合わせた来日記念盤として緊急リリースが決定しました!

 今回もニコラオス・サマルタノスがプロデュースする注目の新アルバムは、キプロス系であるカツァリスのルーツにも深い関係のあるギリシア(ギリシャ)の音楽です。
 1821年の独立以降に登場したギリシア音楽に特化したという興味深いシリーズで、これまであまり演奏されていなかった作品やギリシア国外では知られていない優れた作品を発見・再発見し世界へ紹介してゆきます。
 シリーズ第1弾では、3人のギリシアの作曲家の作品を収録。20世紀を生き抜き、かなり珍しい編成のために書かれた作品も多く発表し、非常に多様なスタイルで作曲してきたヤニス・パパイオアヌ(1910-1989)。
 印象派音楽の要素とギリシアの民族的遺産(特に古代のリズムやモード)を組み合わせることに取り組んできたヤニス・コンスタンティニディス(1903-1984)。
 このアルバムにも収録された「ギリシア風ロマンティック・ソナタ 第1番」でミュンヘンのフランツ・リスト作曲賞を受賞したディミトリ・レヴィディス(1886-1951)。
 過去には20世紀ギリシア最大の音楽家ミキス・テオドラキスの作品も度々取り上げてきたカツァリスが、更に奥深いギリシア・ピアノ作品の真髄に迫ります。乞うご期待!

 ※録音:2020年7月&8月、サン=マルセル福音教会(フランス、パリ)
 ※レコーディング・プロデューサー:ニコラオス・サマルタノス
 ※使用楽器:ベヒシュタイン D-282 コンサート・グランド No.212034

 ☆2022年シプリアン・カツァリス 来日公演予定!
  ◆2022年4月15日(金) かつしかシンフォニーヒルズ アイリスホール
  ◆2022年4月23日(土) 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール
  「カツァリス生誕70年、ベートーヴェン生誕250年、サン=サーンス没後100年 ~ 2020~2022トリプル・アニバーサリー・プログラム」
  公演予定曲目 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番《春》より、第9番《クロイツェル》より
  サン=サーンス:動物の謝肉祭、交響曲第3番より (すべてピアノ独奏版)

  ※公演予定は変更となる可能性がございます。最新の開催状況につきましては、各ホールや主催団体の公式HP等にてご確認ください。
 


TACTUS


TC611803
¥2600
カルロ・ライナルディ:カンタータ&デュエット集 Vol.3
 ライナルディ(1611-1691):
  Con lusinghe di sirena/Di', mio cor/
  Non replicarmi, Amor/なんて不幸なことか/
  Pupillette, ben si avvede/
  Deh, lasciatemi in preda al mio tormento/
  Occhi belli, s'io v'adoro/
  Siunger Gudi gladliga (Exsultate Deo)
アリアーナ・ミチェーリ(ソプラノ)
マリカ・スパダフィーノ(ソプラノ)
アントニオ・オルシーニ(テノール)
ローマバロッカ・アンサンブル
ロレンツォ・トッツィ(指揮)

 カルロ・ライナルディのカンタータ&デュエット集第3弾!

 カルロ・ライナルディは、ローマの建築家ジロラモ・ライナルディの息子で、彼自身も17世紀を代表する建築家でした。父の北イタリアのマニエリスム的作風をさらに壮大なバロック様式に発展させたことで知られています。
 そのカルロ・ライナルディはローマ大学で音楽を学んでおり、作曲家としても活躍していましたが、そのことはあまり知られていません。
 ローマバロッカ・アンサンブルの指揮者ロレンツォ・トッツィによって再発見され再評価されたその作品をお楽しみください。

 ※録音:2019年10月、ローマ(イタリア)
 
 


TC680706
¥2600
イタリアの作曲家ジェミニアーニ、
 1754年に出版された「魅惑の森」

  フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687-1762):
   魅惑の森
エリーザ・バチョッキ・アンサンブル

 イタリアの作曲家ジェミニアーニは、アレッサンドロ・スカルラッティやコレッリに師事し、理論家としても知られています。
 1754年に出版された「魅惑の森」は、トルクァート・タッソの叙事詩『エルサレム解放』のテキストを用いた演劇的パントマイムです。

 ジェミニアーニの作品は器楽曲に重点が置かれており、チェロ・ソナタや、合奏協奏曲なども作曲しています。
 また論文発表なども活発で、特に1751年に発表された『ヴァイオリン奏法論』は非常に有名です。

 ※録音:2017年10月5日、ルッカ室内楽音楽祭(イタリア)
 
 

TC720003
¥2600
モンレアーレ大司教区の歴史的オルガン
 フェデーレ・フェナローリ(1730-1818):ソナタ ヘ長調
 パオロ・アルティエーリ(1746-1820):
  短いソナタ 変ロ長調、ソナタ ニ長調、短いソナタ イ短調
 チマローザ(1749-1801):ソナタ、シチリアーナ
 パイジェッロ(1740-1816):オルガン・ソナタ
 ペルゴレージ(1710-1736):ソナタ ヘ長調
 アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725)トッカータ 変ト長調
 ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):フーガ ニ調 K41
 フランチェスコ・ドゥランテ(1684-1755):トッカータとフーガ
 アレッサンドロ・スカルラッティ:
  トッカータとパルティータ sulla follia di Spagna
ジョヴァン・バッティスタ・ヴァーリカ(オルガン)

 イタリアのシチリア島にあったモンレアーレ大司教区の三か所の教会のオルガンによって奏でられる、イタリアの作曲家たちのオルガン作品。
 それぞれのオルガンの特徴を楽しみつつ、イタリアの巨匠たちの傑作に触れられる一枚となっています。
 
 

TC842090
(2CD)
¥4800
トスティ:ダンヌンツィオの詩による歌曲集
 幻影!...(1880)/あけましておめでとう(1882)/
 楽譜か札束か?(1882)/子供たちと雪(1883)/
 白夜(1883)/Arcano(1884)/そうなってほしい(1885)/
 憂鬱(1887)/アマランタの4つの歌(1907)/
 二つの小夜想曲(1911)/子守歌(1912)/
 君なんかもう!...(1913)/La sera Poemetto(1916)/
 Consolazione Poemetto(1916)/Anima mia(1915)/
 M'odi tu?(1916)/En Hamac!(1882)
ミケーレ・ペルトゥージ(バス)
ラッファエーレ・コルテージ(ピアノ)

 ダンヌンツィオの詩によるトスティ歌曲集!

 イタリアを代表する歌手ミケーレ・ペルトゥージと、伴奏ピアノのスペシャリスト、ラッファエーレ・コルテージによるトスティの歌曲集。
 このアルバムでは、トスティより17歳年下のイタリアの文豪ダンヌンツィオによる詩に音楽をつけたものを収録しています。
 トスティはダンヌンツィオの詩を愛し、30曲以上の歌曲を作曲したといわれています。

 ※録音:2012年11月
 
 

TC770001
¥2600
マッテオ・トゥーン伯爵時代のトレントのオルガン音楽 シモーネ・ヴェッバー(オルガン)
 ラッファエーレ・ネンチーニ(1788-1852):シンフォニア
 ジョバンニ・バッティスタ・ルンケル(1714-1791):ソナタ
 ジャスティン・ハインリヒ・クネヒト(1752-1817):トッカータ、カプリッチョ
 ダヴィデ・ウルマーケル(1798-1875):Messa doppia di seconda classe
 パードレ・ダヴィデ・ダ・ベルガモ(1791-1863):ソナチネ、Sei versetti in fa、Polacca
 作者不詳(19世紀):アダージョ
 フラテッリ・ロンバルディ(19世紀):
  Ripieno per organo moderno、Sei versetti per il Gloria、Suonata per la consumazione、
  Andante per l'elevazione、Allegro moderato per l'offertorio、Marcia per dopo la Messa

 オルガン奏者であるシモーネ・ヴェッバーは、1983年イタリアのトレントに生まれました。ミラノの国際音楽アカデミーでオルガンをロレンツォ・ギエルミに師事しました。
 彼はヨーロッパ各地で演奏を行い、クラウディオ・アバドなどと共演しています。
 録音では、Da Vinci Classicsでサン=サーンス没後100年の節目にオルガン作品全集録音をスタートさせています。

 ※録音:2021年4月
 
 

TC720790
(2CD)
¥4800
ジョヴァンニ・バッティスタ・ジェルヴァージオ(18世紀):
 2本のマンドリンのための6つのデュエット Op.5(1786)
デ・ボン・パローレ

 ジョヴァンニ・バッティスタ・ジェルヴァージオは18世紀のイタリアの作曲家兼マンドリン奏者でした。マンドリン奏者として人気のあったジェルヴァージオはヨーロッパ各地で演奏を行っていたようです。
 マンドリンの作品をいくつも残したジェルヴァージオは、奏法に関する書物も残しており当時のマンドリンの第一人者であったことがうかがえます。

 ※録音:2020年2月
 
 

TC862791
(2CD)
¥4800
ボッシ: オルガン作品全集 Vol.15
 オルガンのための6つのトランスクリプション
  《聖チェチーリア・シリーズ》
   〔パガニーニ:無窮動、メンデルスゾーン:紡ぎ歌、
    ゴルディジャーニ:おお, 聖処女マリア、
    ヘンゼルト:アヴェ・マリア、
    マルトゥッチ:ノヴェレッタ、ムソルグスキー:古城〕
 オルガンを伴う器楽&声楽作品集
  〔リスト:演奏会用練習曲(1911/ボッシ編)
   ボッシ:
    ロマンツェ Op.89(1893)、
    サンクトゥスとベネディクトゥス(1898)、
    アヴェ・マリア(1899)、パンジェ・リングヮ(1882)〕
 オルガン作品集
  〔ボッシ:
   後奏曲(1925)、シンフォニア、
   Adagio dalla Sinfonia tematica Finale、フィナーレ〕
 オルガンを伴う器楽&声楽作品集
  〔ボッシ:アダージョ Op.84(1894)、結婚式の祝福 Op.111-1(1897)、
   アヴェ・マリア(1887)、サルヴェ・レジーナ Op.8(1884)、
   サンクトゥスとベネディクトゥス(1898)、
   Dio siete buono Op.98(1894)、アヴェ・マリア Op.50(1889)、
   Expetans,expectavi Domine、Sancte Abundi Praesul、Visione Op.119-2〕
アンドレア・マシナンティ(オルガン)
イラリア・トルチャーニ(ソプラノ)
ヴァレンティーナ・ヴァニーニ(メゾ・ソプラノ)
アレッサンドロ・コルテッロ(テノール)
エマヌエラ・デリ・エスポスティ(ハープ)
マルコ・ビアンキ(ヴァイオリン)
ロベルト・トライニーニ(チェロ)
マニュエル・ジガンテ(チェロ)

 マルコ・エンリコ・ボッシのオルガン作品全集、第15弾!

 タクトゥス(Tactus)の現在のライフワークでもあるマルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925)のオルガン作品全曲録音プロジェクトの第15集。
 今回の第15集には、第14集に続いてボッシの手によるオルガン独奏のための編曲作品を収録。
 さらには、ボッシ作曲のオルガンと器楽、または声楽を加えた作品集となっています。

 ※録音:2002年10月-2021年3月
 
 

TC881602
¥2600
フランチェスコ・バリッラ・プラテッラ:室内楽作品集 プラテッラ・アンサンブル
 プラテッラ(1880-1955):
  アンダンテ/さようなら/アニタの死 Op.11/Stati d'anima Op.27/軍歌 Op.34/
  Inno Associazione Lughese "Baracca"/勝利の賛美歌 Op.29/La Canzone di Baracca/
  Marcia Futurista/戦争 Op.32/La Canzone di Mabima/Arrivo di Automobili/
  ロマンツァ Op.24/La Strada Bianca/子守歌 Op.43/La Canta della Calciocianamide/
  Alla beata Vergine di Bagnolo/死/La ricreazione umanizzata del mondo

 マスカーニに師事したフランチェスコ・バリッラ・プラテッラ(1880-1955)は、20世紀初頭のイタリアで起こった芸術運動「未来派」に属する作曲家であり音楽学者でした。
 第一次世界大戦後には民俗音楽の研究に専念し、故郷ロマーニャ地方の音楽に関する重要な研究とコレクションを発表しています。

 ※録音:2014年6月、2015年1月
 
 

TC962001
¥2600
マルコ・タラッリ(b.1967):
 ボローニャの聖ペトロニウスのミサ曲
ヴェロニカ・シメオーニ(メゾ・ソプラノ)
シモーネ・アルベルギーニ(バリトン)
ボローニャ市立劇場合唱団
ボローニャ市立劇場児童合唱団
ボローニャ市立劇場管弦楽団
アントニーノ・フォリアーニ(指揮)

 ボローニャの守護聖人ペトロニウスに敬意を表して、ボローニャ市や大聖堂、市立劇場などが協力して、ソリスト、合唱団、児童合唱団とオーケストラによる大ミサ曲が、イタリア現代作曲家を代表するマルコ・タラッリによって作曲されました。
 タラッリは、ラクイラ音楽院で学んだ後、ブダペストのフランツ・リスト・アカデミーなどでも研鑽を積み、交響曲、オペラなど幅広いジャンルで評価を得ています。
 ソリストには、ヴェロニカ・シメオーニとシモーネ・アルベルギーニが起用されており、壮大なミサ曲に華を添えています。

 ※録音:2021年9月、ボローニャ市立劇場(イタリア)
 





CAPRICCIO



C5476
¥2600
1901年生まれユダヤ系チェコ人の作曲家
 ハンス・ヴィンターベルク(1901-1991):交響曲第1番 他

 1. 交響曲第1番 「シンフォニア・ドラマティカ」(1936)
 ピアノ協奏曲第1番(1948)
  2. I. Vorspiel 前奏曲/3. II. Zwischenspiel 間奏曲/
  4. III. Nachspiel エピローグ
 リトモフォニー(1966/67)
  5. I. AuBerst lebhaft/6. II. Sehr ruhig/
  7. III. Mit leichtem Schwung, nicht schleppend
ジョナサン・パウエル(ピアノ)...2-4
ベルリン放送交響楽団
ヨハネス・カリツケ(指揮)

 録音: 2021年6月28日-7月1日 ベルリン、Haus des Rundfunks(ドイツ)

 ユダヤ系チェコ人の作曲家ハンス・ヴィンターベルク。プラハで育ち、チェコ音楽の伝統を受け継ぐ新しい作曲家たちの一人です。
 ヴィンターベルクは9歳で音楽のレッスンをはじめ、プラハ音楽院で微分音の作曲家として知られるアロイス・ハーバに師事、作曲法を学びました。
 ブルノを中心に歌劇場やアンサンブルの作曲家として活躍していましたが、1945年にテレジエンシュタットに収容されてしまいます。
 しかし同年5月8日に収容所が解放されたことで彼は奇跡的に生き延び、戦後の1947年にドイツに移住。この間にもいくつかの作品を作曲しました。
 その後はバイエルン放送のエディターとして、またリヒャルト・シュトラウス音楽院で教育者として働きながら音楽界の発展に寄与することとなります。
 彼は自身の音楽を東欧と西欧の「架け橋」と考えるとともに、その原点はシェーンベルクであることを認めています。
 しかし、明確な十二音技法を用いることはなく、自身の音楽を複雑なリズムと拡張された半音階で構成、独自の作風を築いています。
 アルバムに収録された「シンフォニア・ドラマティカ」は彼の最初の交響曲であり「戦争における大惨事の予感である」と言及しています。
 ピアノ協奏曲は彼がドイツにわたって最初に書いた作品のひとつ。
 また1966年の「リトモフォニー」は彼の最後の作品であり、4度目の幸福な結婚生活の中で書かれた充実した筆致によるものです。

 
 
 
C7388
(10CD)
¥5100

CAPRICCIOレーベル
 40周年記念名演集「交響曲集」
 【CD1】フランソワ=ジョセフ・ゴセック(1734-1829): 交響曲集
  1-3. 交響曲 ハ短調 Op. 6, No. 3/4-7. 大管弦楽のための交響曲 ニ長調 「狩り」Op. 13 No. 3/
  8-10. 協奏交響曲 ニ長調 「ミルザ」/11-14. 17声の交響曲 ヘ長調
    マルティン・サンドホフ(フルート)...8-10、アンドレア・ケラー(ヴァイオリン)...8-10、
    コンチェルト・ケルン、ヴェルナー・エールハルト(指揮)
    録音: 2003年1月13-16日 Sendesaal, Funkhaus, DeutschlandRadio,Cologne(ドイツ)
 【CD2】
  ウィリアム・ボイス(1711-1779): 交響曲集 Op. 2
   1-3. 交響曲第5番 ニ長調 「聖セシリアの日のためのオード」/4-6. 交響曲第1番 変ロ長調 「新年のオード」/
   7-8. 交響曲第6番 ヘ長調 「ソロモン」/9-11. 交響曲第3番 ハ長調 「花冠」/
   12-14. 交響曲第7番 変ロ長調 「ピューティアのオード」/15-17. 交響曲第2番 イ長調 「誕生日のオード」/
   18-20. 交響曲第4番 ヘ長調 「羊飼いの運命」/21-23. 交響曲第8番 ニ短調 「ウースター序曲」
     アカデミー室内管弦楽団、ネヴィル・マリナー(指揮)
     録音: 1993年2月6-8日 St. Jude's, London(UK)
 【CD3】
  カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):
   シンフォニア集 Wq 183/H 663-666
    1-3. シンフォニア ニ長調 Wq 183/1 H. 663/4-6. シンフォニア 変ホ長調 Wq 183/2 H. 664/
    7-9. シンフォニア ヘ長調 Wq 183/3 H. 665/10-12. シンフォニア ト長調 Wq 183/4 H. 666/
   シンフォニア集 Wq 182/H 657-659/
    13-15. シンフォニア ト長調 Wq 182/1 H. 657/16-18. シンフォニア 変ロ長調 Wq 182/2 H. 658/
    19-21. シンフォニア ハ長調 Wq 182/3 H. 659
      C. P. E. バッハ室内管弦楽団、ハルトムート・ヘンヒェン(指揮)
      録音: 1986年10-11月 Christuskirche, Berlin(ドイツ)
 【CD4】
  ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805):交響曲集
   1-4. 交響曲第13番 ハ長調 Op. 37 No. 1, G 515(1786)
   5-8. 交響曲第15番 ニ短調 Op. 37 No. 3, G 517(1787)
   9-12. 交響曲第16番 イ長調 Op. 37 No. 4, G 518(1787)
     新ベルリン室内管弦楽団、ミヒャエル・エルクスレーベン(指揮)
     録音: 1992年5、6月 Funkhaus Berlin(ドイツ)
 【CD5】
  ヴィルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
   1-6. ディヴェルティメント 第17番 ニ長調 K 334(320b)
   7-9. ディヴェルティメント ヘ長調「ザルツブルグ・シンフォニー第3番」 K 138(125c)
   10. ディヴェルティメント ヘ長調 K 138のリハーサル
     カメラータ・ザルツブルク、シャーンドル・ヴェーグ(指揮)
     録音: 1986年6月 Mauterndorf(オーストリア)
 【CD6】
  ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
   1-4. 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」 Op. 55/5-8. 交響曲第1番 ハ長調 Op. 21
     ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団、ヘルベルト・ケーゲル(指揮)
     録音: 1982、83年
 【CD7】
   ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
    1-4. 交響曲第3番 ヘ長調 Op. 90/5. ハイドンの主題による変奏曲 Op. 56a
      ベルリン交響楽団、クルト・ザンデルリンク(指揮)
      録音: 1990年 Christuskirche、Berlin(ドイツ)
 【CD8】
  ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):
   1-4. 組曲第3番 ト長調 Op. 55/5-8. 組曲第4番 ト長調 「モーツァルティアーナ」 Op. 61
     シュトゥットガルト放送交響楽団、ネヴィル・マリナー(指揮)
     録音: 1987年10月3日 シュトゥットガルト(ドイツ)
 【CD9】
  エルヴィン・シュルホフ(1894-1942):
   1-4. 交響曲第2番(1932)/5-10. 室内オーケストラのための組曲(1921)/
   11-14. 交響曲第5番「ロマン・ロラン」(1938/39)
     バイエルン放送交響楽団、ジェイムズ・コンロン(指揮)
     録音 2003年12月2-5日 ヘルクレスザール、ミュンヘン(ドイツ)
 【CD10】
  ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
   1-4. 交響曲第7番 ハ長調 「レニングラード」 Op. 60
     ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団、ドミートリー・キタエンコ(指揮)
     録音: 2002年7月16-18日 Studio Stolberger Strasse, Cologne(ドイツ)

 Delta-music社のレコード制作部門として1982年にケルン近郊で設立されたCAPRICCIOは、当時主流となりつつあったデジタル録音技術を使い、ドイツ語圏の演奏家と音楽を中心に制作を行いました。
 様々なジャンルの名盤がありますが、この10枚組にはCAPRICCIOレーベルが得意とする初期古典派の作品から近代までの交響曲を収録。
 この中にはシャーンドル・ヴェーグが指揮するカメラータ・ザルツブルクのモーツァルトをはじめ、ネヴィル・マリナーとアカデミー室内管弦楽団によるウィリアム・ボイスの交響曲集や、ベストセラーを記録したヘルベルト・ケーゲルとドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団のベートーヴェン、弦の響きの美しさで知られるサンデルリンクとベルリン交響楽団のブラームス、ジェイムズ・コンロンとバイエルン放送交響楽団によるシュルホフなど、膨大なカタログの中から素晴らしい演奏が選ばれており、レーベルの歴史を俯瞰するものとしても貴重なBOXとなっています。
 





BRIDGE



BCD 9568
¥2400
「信仰の奇跡」
 ベアトリス・ビルバオ(b.1951):「聖ヨハネの祝日」
 アリエル・ラミレス(1921-2010):「ミサ・クリオージャ」
 メアリー・ルー・ウィリアムス(1910-1981):
  「セント・マーチン・デ・ポレス」
 オズワルド・ゴリホフ(b.1960):「聖餐」~聖マルコ受難曲より
 オズバルド・ゴリホフ:「デモス・グラツィアス」
アーメド・アンザルドゥア(指揮)
ボーダー・クロッシング・アンサンブル&合唱団

 注目の作曲家ゴリホフやラミレスのミサ・クリオージャ収録!ラテン・アメリカの作曲家による宗教作品集!

 録音:2021年8月17-21日ミネソタ[59:57]

 ラテン・アメリカの作曲家による宗教音楽集。この中で最も知名度の高いオズバルド・ゴリホフ(ゴリジョフ)はアルゼンチンの作曲家で両親はルーマニアとウクライナからアルゼンチンに移住してきた。
 彼の「聖餐」は静謐な祈りに溢れた佳曲、「デモス・グラツィアス」はラテン版伊福部昭といった趣き(映画「モスラ」に出てきそうな音楽である)。
 ビルバオの「聖ヨハネの祝日」はいかにも民族音楽そのものといった感じの野性的な民衆の祈りの音楽。
 かつてホセ・カレーラスが録音して一躍有名になった「ミア・クリオージャ」も収録。
 「セント・マーチン・デ・ポレス」の作曲者メアリー・ルー・ウィリアムスは女性ジャズ・ピアニアトの草分けとしてセロニアス・モンク、ディジー・ガレスピー、チャーリー・パーカー、デューク・エリントンらジャズの巨人たちからも敬愛されていた人物。
 収録されている作品はいずれも現代音楽にありがちな頭でっかちの作品ではなく、ストレートに心に響いてくる内容。
 
 
BCD 9563
¥2400
「スティーヴン・ジャッフェの音楽Vol.4」
 スティーヴン・ジャッフェ(b.1954):
  (1)ライト・ダンス(室内協奏曲第2番)
  (2)弦楽四重奏曲第2番「エオリアンとシルヴァン・フィギュア」
  (3)4つの部分からなるソナタ
(1)ダ・カーポ室内プレイヤーズ
(2)ボロメオ弦楽四重奏団
(3)デイヴィッド・ハーディ(Vc)
 ランバート・オーキス(Pf)

 録音:(1)2017年5月17日、(2)2012年9月23日、(3)2021年8月7日、[65:59]

 スティーヴン・ジャッフェはノース・カロライナ在住のアメリカの作曲家。ジョージ・ロックバーグ、ジョージ・クラムに師事した。
 このアルバムはBRIDGEで4枚目となる彼の作品集。室内アンサンブル、弦楽四重奏、チェロ・ソナタが収められている。「ライト・ダンス」はミニマル・ミュージックと新ロマン主義、ジャズを折衷したスタイルで、その軽やかでポップな音楽はポスト・ミニマルの作曲家マイケル・トーキーに相通じるものがある。
 弦楽四重奏曲第2番は新古典主義を思わせ、「4つの部分からなるソナタ」は半音階主義で書かれた厳しい現代音楽。
 
 

BCD 9566
(2CD)
¥4300
カール・コーン(b.1926):フルートのための作品集
 CD1)
  (1)「遭遇」(1966)/(2)4つのフルートのために(1989)/
  (3)3つの小品(1958)/(4)ロマンツァ(1972)/
  (5)カンティレーナ(1982)/
  (6)対話(2009)~フルート、ピッコロ、ピアノのための/
  (7)同義語(1974)
 CD2)
  (8)船尾材(1993)/(9)モア(2005)~4つのフルートのための/
  (10)3つのモア・ピース(2018)/(11)コンコード(1986)/
  (12)ア・バー・フォー・スリー(2016)/
  (13)カンティレーナ2012(2012)/
  (14)独白(2007)~Fl独奏のための/(15)回想(2021)
レイチェル・ルディッチ(Fl)
(1)(8)(10)(15)カール・コーン(Pf)
(2)(9)ダニエル・レマー(Fl)
 クリスティーン・タヴォラッチ(Fl)
 サラ・ウェイス(Fl)
(3)(4)(7)(12)(13)
 ゲイル・ブランケンバーグ(Pf)
(5)マーク・ロブソン(Org)
(11)ジャック・サンダース(Gtr)
(12)アンドリュー・マッキントッシュ(Vn)

 録音:1996年((8)以外)、(8)2021年 [2:07:19]

 カール・コーンはウィーン出身のアメリカの作曲家。戦渦を逃れて13歳で渡米し作曲をウォルター・ピストンに学んだ。
 パロマ・カレッジで40年以上教鞭を執り、その時の弟子にはフランク・ザッパも含まれる。このアルバムはフルートを中心とした彼の全生涯に渡る作品が収められている。
 1950~60年代の作品は同世代の他の多くの作曲家と同じく12音技法で書かれているが、その後は調性的、ロマン派的な要素が含まれた折衷的な作風に次第に変遷していっている。
 エリオット・カーター、レオン・カーシュナーと並ぶアメリカの保守派を代表する作曲家の貴重な作品集。
 
 

BCD 9567
¥2400
ウェンツェル・トマス・マティーカ(1773-1830):
 6つのギター・ソナタOp.31

  (第1番ハ長調、第2番イ短調、第3番ト長調
   第4番ホ短調、第5番ニ長調、第6番ロ短調)
デイヴィッド・スタロビン(Gtr)

 録音:2019年10月ニューヨーク[74:32]

 トマス・マティーカはチェコの作曲家、ギタリスト。プラハで学んだ後、20代前半にウィーンに移住、ベートーヴェンの元スポンサーであったキンスキー伯爵の協力を得てギタリスト、作曲家として活動した。
 ギター曲のみならず多くの室内楽、宗教楽曲を作曲したが今日、演奏される作品は多くない。
 この作品集は彼の代表作でギタリストの間ではよく知られている名作。古典派から前期ロマン派の様式で書かれた端正な音楽。
 





CEMBAL D’AMOUR



CEMBCD 201
¥2400
「モルデカイ・シェホリ 埋もれた名曲を弾く 第1集」
 エドゥアール・ウォルフ(1816-1880):
  ショパンを讃えて 夢想=夜想曲 嬰ヘ長調 Op.169
  一粒の涙 シギスモント・タールベルクの墓の上で Op.300
 フランティシェク・ドルドラ(1868―1944):愛の夢想 ハ長調/思い出 ニ長調
 A.ルビンシテイン:
  練習曲 変ニ長調 Op.1 「オンディーヌ」/
  「カーメンヌイ島」 Op.10―第22番 嬰ヘ長調
 グリンカ:舟歌 ト長調
  グラズノフ:練習曲(ハ長調 Op.31-1/ホ短調 Op.31-2/ホ長調 Op.31-3 「夜」)
モルデカイ・シェホリ(Pf) 

 ピアノ・マニアは注目!新シリーズ「モルデカイ・シェホリ 埋もれた名曲を弾く」!

 録音:2021年5月 米国 ネバダ州 ラスベガス、DDD、66'41

 モルデカイ・シェホリの新しいシリーズ 埋もれた名曲、その第1集。エドゥアール・ウォルフ(1816-1880)はポーランド生まれでパリで活躍したユダヤ人ピアニスト、作曲家。
 ウィーンで学び、20歳を前にパリに移住、半世紀近くパリで活躍して名声を得た。非常にロマンティシズム豊かな作風で、なぜ埋もれてしまったのか不思議なほど。
 フランティシェク・ドルドラ(1868-1944)はチェコ、モラヴィア地方の出身。ウィーンで学び、小品で人気を博した。「思い出」は彼の最大のヒット曲で、今でも時々演奏される名曲。
 さらにルビンシテイン、グリンカ、グラズノフの珍しい小品も加わった充実した内容。こうした曲を弾かせるとシェホリは圧倒的で、芸術的水準の高さとはもちろん、埋もれた作品への深い愛情が強く感じられる。
 
 


CEMBCD 203
¥2400
「モルデカイ・シェホリ 埋もれた名曲を弾く 第2集」 モルデカイ・シェホリ(Pf)
 リムスキー=コルサコフ:即興前奏曲 変イ長調 Op.38-1/マズルカ 嬰ヘ短調 Op.38-2/ワルツ 嬰ハ長調 Op.15-1
 ヴィエニャフスキ:クヤヴィアク~第2マズルカ イ短調/オベルタス~マズルカ ト長調
 ミーシャ・レヴィツキ:ワルツ イ長調 Op.2/魅惑の妖精 ホ長調/ジプシー風ワルツ ホ短調 Op.7
 ヨーゼフ・ホフマン:アメリカ風ポロネーズ ハ長調/夜想曲=哀歌 嬰ヘ短調/万華鏡 ニ長調 Op.40-4
 シューラ・チェルカスキー:悲愴前奏曲 嬰ヘ短調
 A.ルビンシテイン:アクロスティヒョン(折句) Op.114~第4番 ハ短調,第3番 変イ長調/練習曲 ハ長調 Op.23-2

 録音:2021年10月 米国 ネバダ州 ラスベガス、DDD、71'53

 モルデカイ・シェホリの新しいシリーズ 埋もれた名曲、その第2集。
 リムスキー=コルサコフやヴィエニャフスキ(のピアノ用編曲)、ルビンシテインの珍しい小品に加え、ヨーゼフ・ホフマン、シューラ・チェルカスキー、ミーシャ・レヴィツキといずれも東欧から米国に移住した名ピアニストの作品も収録されている。
 特にレヴィツキのピアノ小品はどれも素晴らしく美しい。もちろんシェホリはここでも万全、いずれの曲でも溜め息を吐かせるような魅力を放っている。
 
 

CEMBCD 200
¥2400
「モルデカイ・シェホリ ドメニコ・スカルラッティ集 第2集」
 ソナタ ニ長調K.96/ソナタ イ短調K.109/ソナタ イ長調K.101/
 ソナタ ニ短調K.34/ソナタ ホ短調K.147/ソナタ ト長調K.146/
 ソナタ ヘ短調K.19/ソナタ ハ短調K.139/ソナタ ト短調K.347/
 ソナタ イ短調K.148/ソナタ ハ短調K.115/ソナタ ホ長調K.135/
 ソナタ ハ短調K.126/ソナタ ト長調K.455/ソナタ ト短調K.30/
 ソナタ ニ長調K.430
モルデカイ・シェホリ(Pf)

 モルデカイ・シェホリのスカルラッティ第2集、第3集!

 録音:2021年1月 米国 ネバダ州 ラスベガス、DDD、66'41

 2015年発売のCEMBCD 103以来久々となるモルデカイ・シェホリのドメニコ・スカルラッティ集、これが第2集になる。
 シェホリらしいピアノの美しさを素直に引き出したスカルラッティで、過度な演出をすることなしに音楽の持ち味を生かしているのでとても聞きやすい。
 
 

CEMBCD 202
¥2400
「モルデカイ・シェホリ ドメニコ・スカルラッティ集 第3集」
 ソナタ ニ短調K.77/ソナタ ト長調K.14/ソナタ ヘ短調K.466/
 ソナタ ト長調K.104/ソナタ ニ短調K.510/ソナタ ハ長調K.485/
 ソナタ ハ短調K.362/ソナタ ト長調K.55/ソナタ イ短調K.61/
 ソナタ ニ短調K.1/ソナタ ハ長調K.132/ソナタ ニ短調K.141/
 ソナタ ヘ長調K.367/ソナタ イ短調K.110/ソナタ ヘ短調K.519/
 ソナタ ホ長調K.20/ソナタ ハ長調 K.423
モルデカイ・シェホリ(Pf)

 録音:2021年7月 米国 ネバダ州 ラスベガス、DDD、71'16

 第2集の半年後に録音されたモルデカイ・シェホリのドメニコ・スカルラッティ集第3集。
 ここでは17曲中9曲に短調曲を選んでいる。シェホリのスカルラッティはあまり神経質に気を張り詰めることなく、親密な空間に温かみを広げるような演奏なのが好ましい。
 スカルラッティのソナタだけ十数曲を聞くとなるとこうした落ち着きのある演奏の方が楽しめるだろう。
 





QUERSTAND


VKJK 2102
¥2100
「精神の時」
 ヘンツェ:ルーシー・エスコット変奏曲
 エネスコ:ピアノ・ソナタ第1番 嬰ヘ短調 Op.24-1
 ブゾーニ:前奏曲第1番 ハ長調 Op.37/BV181-1
 リスト(ブゾーニ編):
  マイヤベーア「預言者」のコラール
   「私たちに、解放の波に」に基づく幻想曲とフーガ
ハンネス・ポーリット(ピアノ)

 ドイツの中堅ピアニスト、ハンネス・ポーリットによる意欲的なアルバム!

 録音:2021年1月4-6日 ドイツ ライプツィヒ、DDD、65'30

 ドイツの中堅ピアニスト、作曲家、ハンネス・ポーリットによる意欲的なCD。
 ハンネス・ポーリットは1976年、ハイデルベルクの生まれのポーランド系ドイツ人。6歳からピアノを習い、また14歳の時に書いた最初の作品が賞を獲るほど作曲にも打ち込んでいる。
 演奏活動の他、近年は教師、指導者としても活躍している。
 ヘンツェのルーシー・エスコット変奏曲は、19世紀のプリマドンナで米国人として初めて欧州で高い名声を築いた歌手、ルーシー・エスコット(1829―1895 )をイメージして書かれた曲。
 彼女の得意としたベッリーニの「夢遊病の女」の音楽が引用されている。
 
 リストの幻想曲とフーガは、マイヤベーアの「預言者」(1849年初演)の中で再洗礼派が歌う不気味なコラール「私たちに、解放の波に Ad nos, ad salutarem undam」(つまり純粋な宗教的コラールではない)を基に書いたオルガン曲をブゾーニが独奏ピアノ用に編曲したもの。
 30分かかる大作ながら元がオルガン曲のためにあまり知られていないのだが、しかしブゾーニの編曲も素晴らしく、リスト・マニアが大喜びする難曲である。
 
 
VKJK 2104
¥2100
「シュトラールズントのオルガンによるロマン派作品集」 マティアス・ペヒ(オルガン)
 A.W.バッハ:前奏曲とフーガ ト短調
 レーヴェ:2つのコラール前奏曲(「最愛のイエス」/「神よ、あなたの技によって私を遇いなさい」)
 メンデルスゾーン:コラールと変奏曲「全能の神の技はなんと偉大なことか MWV W8」
 ドルンヘックター:4つの後奏曲
  (葬送行進曲/ああ神にして主よ/天と地の神よ/バッソ・コンティヌオを伴った4声のフーガ)
 フランケ:3つのコラール前奏曲(心の底から/徳は十字架によって示されている/ 主を称えよ、力強い王を)
 ロークス:
  3つのコラール前奏曲(ああこの世よ、私はあなたから去らなければならない/
  徳は十字架によって示されている/私はあなたに別れを告げよう)
 リーメンシュナイダー:演奏会用前奏曲 Op.25/「心象風景集」 Op.29~聖霊降臨祭/演奏会用後奏曲Op.26

 録音:2021年5月 ドイツ メクレンブルク=フォアポンメルン州 シュトラールズント、DDD、73'10

 北東ドイツのシュトラールズントの聖ニコライ教会に据えられた、カール・アウグスト・ブーフホルツ製作のオルガン(1841年完成)を用いて、ロマン派のオルガン曲を演奏したもの。
 アウグスト・ヴィルヘルム・バッハ(1796-1869)、ロベルト・ドルンヘックター(1839-1890)、フリードリヒ・ヴィルヘルム・フランケ(1862-1932)、ルドルフ・ロークス(1867-1940)、ゲオルク・リーメンシュナイダー(1848-1913)といった比較的珍しい作曲家の作品が収録されている。
 マティアス・ペヒは1964年生まれのドイツのオルガン奏者。リューベックでマルティン・ハーゼルベックらに学ぶ。2016年からシュトラールズントの教会音楽監督を務めている。
 





TACET


271
(2CD)
¥2700
クリストフ・ウルリッヒ(ピアノ)D.スカルラッティ:全集 Vol.7
 D.スカルラッティ:
  CD. 1 : ソナタ K.236 - K.251  (70分02秒)
   二長調 K.236、二長調 K.237、ヘ短調 K.238、ヘ短調 K.239、
   ト長調 K.240、ト長調 K.241、ハ長調 K.242、ハ長調 K.243、
   ロ長調 K.244、ロ長調 K.245ト長調 K.241、ハ長調 K.242、
   ハ長調 K.243、ロ長調 K.244、ロ長調 K.245、嬰ハ短調 K.246、
   嬰ハ短調 K.247、変ロ長調 K.248、変ロ長調 K.249、
   ハ長調 K.250、ハ長調 K.251
  CD. 2 ソナタ K.252 - K.265 (69分34秒)
   変ホ長調 K.252、変ホ長調 K.253、ハ短調 K.254、
   ハ長調 K.255、へ長調 K.256、ヘ長調 K.257、ニ長調 K.258、
   ト長調 K.259、ト長調 K.260、ロ長調 K.261、
   ロ長調 K.262、ホ短調 K.263、ホ長調 K.264、イ短調 K.265
クリストフ・ウルリッヒ(ピアノ)

 2021年1月12-16 ドイツ、ベルリン、イエス・キリスト教会での録音

 ドイツ生まれのウルリッヒはレオナルド・ホカンソン、ルドルフ・ブッフビンダー等に学び、特に古典音楽演奏を得意とするピアニストです。
 主にアンサンブルのピアニストとして活躍しつつ、自身がプロデュースするあまり耳にすることの無い音楽の普及を目的としたコンサートや、テレビ局と子供の為の教育プログラムを組み、放送を通して活動。
 教育者としての側面も持つ、ドイツ国内で活躍するピアニストです。

 ※派手さはないものの、音楽への誠実さが伝わる丁寧な演奏です。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2258/9
(2CD)
¥2700
ブルーノ・ワルター・ライヴ1
 CD1
  (1)ハイドン:交響曲第86番 ニ長調Hob. I:86
  (2)モーツァルト:交響曲第35番 ニ長調 K.385「ハフナー」
  (3)シューベルト:交響曲第5番 変ロ長調 D.485
 CD2
  (4)リヒャルト・シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」Op.20
  (5)ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14a
ブルーノ・ワルター(指揮)
NBC交響楽団

 ブルーノ・ワルター& NBC 交響楽団、灼熱のライヴを2枚組1枚価格で提供!ブルーノ・ワルター・ライヴ1

 録音:(1)1940年2月10日、(2)1940年2月17日、(3)1940年3月9日、(4)1940年3月2日、(5)1939年4月1日/NBC、8Hスタジオ(ニューヨーク)
 録音方式:モノラル(放送用録音)/日本語帯・解説付

 ■制作者より
 ワルターがNBC 交響楽団客演した時のライヴはGRAND SLAMとは別のCD-R のシリーズ"SERENADE"で発売していました。
 しかし、CDで保存しておきたいというファンの声があることと、これらの音源が最近入手が難しくなってきていますので、それらを考慮して2枚組1枚価格で発売することに決定しました。
 この頃のワルターはナチスに追われて財産を没収されるなど、最も苦難な時期でした。ところが、残されたライヴ録音からは次々と敵をなぎ倒すような激しさと、ワルター独特の溢れるような歌心がミックスされた、まことにユニークな演奏が展開されています。ワルター・ファンはもちろんのこと、スリリングな演奏を求める人にもぴったりだと思います。
 なお、これらの音源はアセテート盤で収録されており、さまざまなノイズが混入しています。マスタリングにあたっては、修正は最小限にとどめ、原音の豊かな響きを尊重しています。(平林 直哉)
 



<国内盤> 


TOBU

東京芸術劇場アーカイヴシリーズ


TBRCD 0139
¥2310
佐藤正浩(指揮)、ザ・オペラ・バンドのビゼー第2弾、
 劇音楽「アルルの女」全曲!

  ビゼー:劇音楽「アルルの女」全曲
   (A.ドーデ原作による原典版)
佐藤正浩(指揮)
ザ・オペラ・バンド
武蔵野音楽大学合唱団(合唱指導:横山修司)

 東京芸術劇場アーカイヴシリーズ。佐藤正浩(指揮)、ザ・オペラ・バンドのビゼー第2弾、劇音楽「アルルの女」全曲!

 録音:2022年1月8日東京芸術劇場ライヴ

 コロナ禍真っただ中の2022年1月東京芸術劇場において驚嘆すべき上演が実現した。
 ビゼーの《アルルの女》。劇音楽の本来の姿である芝居付き全曲上演である。組曲版なら誰でも知っている名曲ながら、フランスの大作家ドーデの戯曲に乗せて繰り広げられるアルルの物語。
 劇と音楽という元来切っても切れない関係を指揮者佐藤正浩自らが台本を編集し日本語訳。
 佐藤の手兵であるザ・オペラ・バンドによる精緻なアンサンブルが楽しめる決定盤の登場。録音も上々。
 22ページに及ぶ台本も収録したブックレットも充実。公演時の字幕を再録。
 曲目解説:岸純信氏。
 
















3/29(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

CLAVES

50 3049
¥2800
リ・アンジェリ・ジュネーヴ
J.S.バッハ:バスのためのカンタータ集

 (1)カンタータ第56番「われは喜んで十字架の杖を手に取らん」 BWV56
 (2)カンタータ第82番「私は、満ち足りた」BWV82
 (3)カンタータ第158番「われは行きて汝をこがれ求む」BWV158
 (4)カンタータ「裏切り者なる愛よ」BWV203
ステファン・マクラウド(バス&指揮)

リ・アンジェリ・ジュネーヴ(管弦楽・声楽アンサンブル)
エマニュエル・ラポルト(*(1)(2))、
 スン・キョン・リー=ブロンデル(オーボエ)
マルセル・ポンセール(オーボエ・ダ・カッチャ)
トマシュ・ウェソロフスキー(ファゴット)
エヴァ・サラディン(*(3))、
 アドリアン・カレ、川久保洋子(第1ヴァイオリン)
ナディア・リゴレ、コリーネ・オーモンド、
 グザヴィエ・シシェル(第2ヴァイオリン)
朝吹園子、マルティーヌ・シュノーク(ヴィオラ)
ヘーゲル・ハナナ、オレゲル・アイマミ(チェロ)
ミシェル・シャヌ(コントラバス)
フランシス・ジャコブ(オルガン)
ベルトラン・キュイエ(*(4))(チェンバロ)
アレクサンドラ・レヴァンドフスカ、
 岡村知由紀(ソプラノ)
クリステル・ムーニー、シャルル・スダン(アルト)
トマス・ホッブス、オーギュスタン・ローデ(テノール)
フレデリク・シュレーマ(バス)

* =ソロ

 豪華独奏陣にも注目!マクラウド率いるリ・アンジェリ・ジュネーヴ、J.S.バッハ第3弾はバスのためのカンタータ集!

 録音:2021年5月/ランドガストホフ、リーエン(スイス)/DDD、ディジパック仕様、64'32
サウンド・エンジニア、エディティング、マスタリング:マルクス・ハイラント(Tritonus Musikproduktion)

 実力派バス歌手ステファン・マクラウドが2005 年に結成したリ・アンジェリ・ジュネーヴ。
 声楽陣と器楽陣の配置、パートごとの人数など、演奏を通じバランスを決めていくという独自の解釈で録音した《マタイ受難曲》(50-3012/13)と《ロ短調ミサ》(50-3014/15)は高い評価を得ています。
 期待のJ.S.バッハ第3弾はバスのためのカンタータ4篇。マクラウド自身が指揮をしながらバス独唱を務めています!

 結成から17年となった2022年現在、当団は古楽アンサンブルの名団体として注目されています。
 可変アンサンブルでオリジナル楽器を用いて演奏する彼らは、演奏の際の音響面にもこだわりを持っており、当セッションでもメンバーを取り囲む形で各楽器、声楽メンバーにマイクが配置されています。

 今回、独奏者のみならず各パートに豪華メンバーが集結しております!ヴァイオリンのエヴァ・サラディンはルーシー・ファン・ダールらに学んだ若き名手。
 2020/21シーズンのユトレヒト古楽音楽祭のアーティスト・イン・レジデンスを務めている実力派です。エマニュエル・ラポルトはフィリップ・ピエルロら、古楽界の名手から厚い信頼を得ているオーボエ奏者。
 当演奏でもマクラウドの歌にニュアンスに富んだ演奏を披露しております。そして、チェンバロのベルトラン・キュイエはラモーやフランソワ・クープランの録音でも高く評価されている鍵盤奏者です。
 現代屈指の声楽陣、器楽陣が集まった当演奏は要注目です!

 
 




TRPTK


TTK0046
¥2600
REID(旅)
 マイケル・ゴードン:LIGHT IS CALLING
 フィヨラ・エヴァンス:REID - HAGALL - BJARKAN
 ジョヴァンニ・ソッリマ:HELL I
 ジョン・タヴナー:WAKE UP ... AND DIE
 ルー・リード:HEROIN(デイヴィッド・ラング編)
マヤ・フリードマン
 (チェロ、ヴォーカル)

 才女マヤ・フリードマンの現代作曲家作品集!

 ロシア・モスクワ出身の多才なチェロ奏者マヤ・フリードマン(1989-)による人気現代作曲家のチェロ作品集!
 2001年9月11日の同時多発テロの余波を受けて書かれたマイケル・ゴードンの《LIGHT IS CALLING》にはじまり、アイスランド出身の作曲家フィヨラ・エヴァンスによる各セクションがルーン文字によって象徴化された作品《REID - HAGALL - BJARKAN》(旅-妨害-再生)、イタリアの鬼才ジョヴァンニ・ソッリマのダンテの『神曲』に触発された《HELL I》、そしてイギリスの人気作曲家ジョン・タヴナーによる音楽の回文《WAKE UP ... AND DIE》と続き、最後はルー・リードの《HEROIN》をデイヴィッド・ラングが編曲した危険な1曲で締めくくられるクールでエキサイティングな1枚です。

 チェロを弾き始めた幼少期から神童と呼ばれていたというマヤ・フリードマンは、その後ユーリ・バシュメット財団に引き抜かれ、様々なTV・ラジオ番組にも出演し活躍している多才なアーティストです。
 名教師として知られるドミトリー・フェルシュトマン(リザ・フェルシュトマンの父)に師事。
 彼女は2019年に音楽家垂涎のオランダ・クラシック・タレント・アワードを獲得しており、プロコフィエフの歌劇《火の天使》をピアニストのアルテム・ベログロフとともにチェロとピアノのために編曲したアルバム(TTK0009)は、アメリカのStereophile誌で「ここ20年で聴いた最高の室内楽アルバム」と絶賛されました。

 ※録音:2019年10月、オランダ
 
 

TTK0011
¥2600
※再案内
レッド・ヴェルヴェット
 田中カレン:ザ・ソング・オヴ・ソングズ
  (ソロモンの雅歌)(チェロとエレクトロニクスのための)
 セザール・ルトガー:ダンスール・ド・コルド
 ガスパール・カサド:無伴奏チェロ組曲
 オスバルド・ゴリホフ:オマラモール(無伴奏チェロのための)
 ルイ・アンドリーセン:ラ・ヴォーチェ(チェリストのための)
 カーヴェ・ヴァレス:
  レッド・ヴェルヴェット(無伴奏チェロのための)
 アリサ・アプレレヴァ:
  サイレンティウム(3本のチェロとメゾ・ソプラノのための)
マヤ・フリードマン(チェロ)

 ロシア・モスクワ出身の多才なチェロ奏者マヤ・フリードマン(1989-)による、音楽と詩をテーマにした1枚!
 生命がその不在に、音が沈黙に誕生の起源をもつように、最大限の情熱と絶望が静寂の中に枯れ落ちていく。
 最愛の夫に捧げられたこのアルバムには、そんな思いが込められています。
 カサドの《無伴奏チェロ組曲》の見事な演奏を中心に、詩からインスピレーションを受けた曲や、音楽と詩の鼓動を融合させた曲が、彼女の非凡な世界を形作っています。演奏空間の雰囲気まで感じられるクリアな録音も特筆されます。
 ブックレットには各曲のインスピレーションの元となったの詩の原語と英訳が掲載されています。

 チェロを弾き始めた幼少期から神童と呼ばれていたというマヤ・フリードマンは、その後ユーリ・バシュメット財団に引き抜かれ、様々なTV・ラジオ番組にも出演し活躍している多才なアーティストです。
 名教師として知られるドミトリー・フェルシュトマン(リザ・フェルシュトマンの父)に師事。彼女は2019年に音楽家垂涎のオランダ・クラシック・タレント・アワードを獲得しており、プロコフィエフの歌劇《火の天使》をピアニストのアルテム・ベログロフとともにチェロとピアノのために編曲したアルバム(TTK0009)は、アメリカのStereophile誌で「ここ20年で聴いた最高の室内楽アルバム」と絶賛されました。

 ※録音:2017年3月、オランダ
 
 

TTK0001
¥2600
※再案内
インヴィシブル・リンク ~ シュニトケ、ヴァスクス、ペルト
 アルフレート・シュニトケ:
  ソナタ第1番 Op.129(チェロとピアノのための)
 ペトリス・ヴァスクス:
  Gramata Cellam 《The Book》(無伴奏チェロのための)
 アルヴォ・ペルト:フラトレス(チェロとピアノのための)
マヤ・フリードマン(チェロ)
ダニエル・コール(ピアノ)

 ロシア・モスクワ出身の多才なチェロ奏者マヤ・フリードマン(1989-)による、ソビエト連邦の時代に書かれた3作品の見えない繋がりを探った1枚!
 このシンプルな構成のアルバムでは、彼女が「時代を超越した感覚と、究極の真実への衝動が込められている」と語るシュニトケ、ヴァスクス、ペルトらの作品の間に存在する見えない繋がりを、マヤ自身との関係を絡め探求しています。
 その考察は、単なる「同時代を生きた3者の関係性」にとどまらず、最も純粋で極端な感情と、永遠に続く時間の静寂そのものとの繋がりにまで及んでいます。演奏、コンセプト含め極めて芸術性の高いアルバムといえるでしょう。
 チェロを弾き始めた幼少期から神童と呼ばれていたというマヤ・フリードマンは、その後ユーリ・バシュメット財団に引き抜かれ、様々なTV・ラジオ番組にも出演し活躍している多才なアーティストです。名教師として知られるドミトリー・フェルシュトマン(リザ・フェルシュトマンの父)に師事。
 彼女は2019年に音楽家垂涎のオランダ・クラシック・タレント・アワードを獲得しており、プロコフィエフの歌劇《火の天使》をピアニストのアルテム・ベログロフとともにチェロとピアノのために編曲したアルバム(TTK0009)は、アメリカのStereophile誌で「ここ20年で聴いた最高の室内楽アルバム」と絶賛されました。

 ※録音:2015年1月、オランダ
  




URANIA RECORDS



LDV14087
(2CD)
特別価格
¥3100
エンツォ・カロリ(フルート)
ベートーヴェン:フルートのための作品全集

 フルート、ファゴットとピアノのための三重奏曲ト長調 WoO.37
 フルートとピアノのためのソナタ変ロ長調 WoO Anh.4
 フルート、ヴァイオリンとヴィオラのためのセレナード ニ長調 Op.25
 主題と6つの変奏曲 Op.105
 主題と10の変奏曲 Op.107
 2本のフルートのためのアレグロ&メヌエット WoO.26
エンツォ・カロリ(フルート)
アンナ・マルティニョン(ピアノ)
ユ・ジュンフン(ピアノ)
カルロ・ラッザーリ(ヴァイオリン)
ジャンカルロ・ディ・ヴァクリ(ヴィオラ)
ロベルト・ジャッカーリャ(ファゴット)
ヴァルター・ザンピロン(フルート)

 イタリアの名手カロリによるベートーヴェンのフルート作品全集!

 作品番号で目録化されているか、されていないかに関わらず、楽聖ベートーヴェンがその生涯において作曲した「フルート」のための作品の全てを網羅した2枚組。
 10代の頃、1786年に着手された「三重奏曲」など若かりし日の秀作から後期の作品までを収めており、「フルート」という視点からベートーヴェンの作曲技法、芸術を知ることの出来る魅力的なプログラムです。

 エンツォ・カロリは、キジアーナ音楽院で名匠セヴェリーノ・ガッゼローニにフルートを学び、フェニーチェ歌劇場管弦楽団やローマRAI国立交響楽団のフルート奏者を歴任し、1970年代にはジュゼッペ・シノーポリと共にアンサンブルを結成するなどして活躍した現代のイタリアを代表する名フルーティストの1人。
 フルート奏者としてだけでなく指揮者としても活躍し、パドヴァやヴィチェンツァの音楽院でフルートを指導するなど教育者としてもその名を知られています。

 ※録音:2019年9月、マジスター・アレア・スタジオ(プレガンツィオール、イタリア)

 
 
 

LDV14086
¥2300
ダンテの詩を題材とした音楽
 ドニゼッティ:ウゴリーノ伯爵、真の愛
 ロッシーニ:フランチェスカ・ダ・リミニ
 マルケッティ:ラ・プラ
 ピンスティ:べアトリーチェ
 モルラッキ:私のため息を聞きに来て、ダンテのウゴリーノ
 カステルヌオーヴォ=テデスコ:
  ソネット第4番 Op.41、セラ Op.23
ミルコ・パラッツィ(バス)
マルコ・スコラストラ
 (ピアノ/ベヒシュタイン1884年製)

 イタリア、フィレンツェ出身の13~14世紀の詩人ダンテ(ダンテ・アリギエーリ)が遺した「神曲」に代表される叙事詩や、詩文集「新生」のテキストや登場人物を題材として作曲された音楽を集めた作品集。
 ミルコ・パラッツィの歌声が、ダンテのテキストがその後の音楽家たちに与えた影響の大きさ、そしてその存在感を改めて知らせてくれています。

 ミルコ・パラッツィは、ミラノ・スカラ座、コヴェントガーデン王立歌劇場、リセウ大劇場、ワシントン・オペラ、コンセルトヘボウ、サントリーホールなど、世界中のオペラハウスやコンサートホールでその歌声を響かせてきたイタリアのバス。
 レコーディングも数多く、2019年にはインターナショナル・オペラ・アウォードも授与されているイタリアの名歌手です。1884年製のベヒシュタインの音色とのブレンド具合も楽しみなポイントです。

 ※録音:2021年6月7日-9日、チステルナ・ディ・ラティーナ(イタリア)
 



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NIFC



ONIFCCD639640
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
特別価格 ¥4400
アレクサンダー・ガジェヴ ~
 第18回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ

  ショパン:
   練習曲第19番嬰ハ短調 Op.25-7 
   練習曲第8番ヘ長調 Op.10-8 
   練習曲第22番ロ短調 Op.25-10 
   バラード第4番ヘ短調 Op.52 
   前奏曲嬰ハ短調 Op.45‡
   舟歌嬰ヘ長調 Op.60‡
   ポロネーズ第5番嬰ヘ短調 Op.44‡
   ワルツ第5番変イ長調 Op.42‡
   バラード第2番ヘ長調 Op.38‡
   幻想ポロネーズ 変イ長調 Op.61§
   3つのマズルカ Op.56§
   ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35 《葬送》§
   ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21*
アレクサンダー・ガジェヴ(ピアノ)
アンドレイ・ボレイコ(指揮)*
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団*
NIFCCD639640
(2CD)
特別価格 ¥3600→\3290

 2021年ショパン・コンクール・ライヴ!第2位&ソナタ賞!アレクサンダー・ガジェヴ!

 ☆2021年第18回ショパン・コンクール・ライヴ!
 ☆反田恭平と同率第2位に輝き、「ソナタ賞」も受賞したアレクサンダー・ガジェヴ!

 2021年10月に開催された第18回ショパン国際ピアノ・コンクール。
 新型コロナの影響で1年延期されながらも、極めてレベルの高い才能が各国から集結し、日本人コンテスタントの活躍や全世界オンライン配信などによりかつてない盛り上がりを見せたコンクールのライヴ録音シリーズ最新巻が、コンクールを主催するポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の自主レーベルより登場!
 第1位のブルース・リウ(PNIFCCD638/NIFCCD638)に続いてリリースされるのは、反田恭平と並んで第2位に輝き、「最優秀ソナタ賞(クリスチャン・ツィメルマン賞)」も受賞したイタリア/スロベニアのアレクサンダー・ガジェヴ!

 ガジェヴは2015年に浜松国際ピアノ・コンクールで優勝&聴衆賞受賞を果たしており日本での根強いファンも多い他、2018年モンテカルロのワールド・ピアノ・マスターズで優勝、更にショパン・コンクールの数ヵ月前にオンラインで行われたシドニー国際ピアノ・コンクールでも見事優勝しています。
 ショパン・コンクールでは確かなテクニックやショパンの解釈と同時に、多彩な音色と瑞々しい個性を放ち、「葬送ソナタ」や「ポロネーズ第5番」などエモーショナルな表現で聴衆を魅了。
 反面、ファイナルでは選択されることの少ない「第2番」の協奏曲を選び、内省的で深いショパンの演奏を魅せてくれました。

 ※録音(ライヴ):2021年10月6日(第一次予選)₁A10月11日(第二次予選)‡、(3)-(6):10月15日(第三次予選)§、(7)-(9):10月19日(決勝)*、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
 ※使用ピアノ:シゲル・カワイ

 ☆アレクサンダー・ガジェヴ 2022年来日公演情報!
  6月25日(土) 静岡市清水文化会館/6月26日(日) アクトシティ浜松 中ホール/6月29日(水) 東京オペラシティ コンサートホール/6月30日(木) 新潟市音楽文化会館/7月2日(土) 大阪 ザ・シンフォニーホール/7月3日(日) 福岡・FFGホール/7月5日(火) 広島東区民文化センター

  ※公演予定は変更となる可能性がございます。最新の開催状況につきましては、各ホールや主催団体の公式HP等にてご確認ください。

 
 



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CAPRICCIO

C8083
¥2600→\2390
マルクス・ポシュナー(指揮)
ブルックナー: 交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」
 (第2稿/コーストヴェット版)

  アントン・ブルックナー(1824-1896):
   交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」WAB104
    (第2稿/コーストヴェット版 Korstvedt NBG III/1: 4/2)
     1. 第1楽章 19:59
     2. 第2楽章 15:12
     3. 第3楽章 11:18
     4. 第4楽章 21:48
     5. 1878年稿フィナーレ「民衆の祭り」 15:21
リンツ・ブルックナー管弦楽団...1-4
ウィーン放送交響楽団...5
マルクス・ポシュナー(指揮)
NYCX-10304
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2750

 録音:2021年2月16-19日 リンツ、ムジークテアター・リハーサルホール...1-4 2021年11月29日 ウィーン、放送文化会館...5
 ※ こちらのCDの収録時間は83分16秒と長時間になっているため、一部のプレイヤーでは正常に再生できない可能性がございます。予めご了承ください。

 「#bruckner2024」の第4弾。「ロマンティック」のニックネームを持つ人気曲、第4番の登場です。
 ここで取り上げられているのは第4番の使用楽譜として最も一般的な第2稿(いわゆる1878/80年稿)で、新ブルックナー全集として出版されているベンジャミン・コーストヴェット校訂のもの(Korstvedt NBG III/1: 4/2、2019年出版)が使われています。
 また1878年にブルックナーが第2稿を完成させた際のフィナーレである「民衆の祭り Volksfest」と呼ばれる楽章も追加で収録し、CDのプログラム機能を使えば第2稿の最初の姿を聞くことが出来るようになっています。
 ポシュナーは今回も引き締まったテンポを基調としつつ(各楽章の演奏時間はヴァント/ベルリン・フィル盤に比べて第1楽章が1分遅い程度でほぼ同じ)、緩急・強弱の幅を大きめに取りドラマティックな音楽に仕上げています。
 また「民衆の祭り」の演奏時間はフルシャ盤の17:57に比べてだいぶ速く、聞き比べも興味深いことでしょう。

 ※国内仕様盤には石原勇太郎氏(音楽学/国際ブルックナー協会会員)による日本語の解説が付属します。

 【#bruckner2024について】
 ウィーンを拠点とするレーベル「Capriccio」がブルックナー研究の第一人者でイェール音楽大学院のポール・ホークショーの監修の下、ブルックナーの生誕200年にあたる2024年までに全交響曲のすべての稿を録音するというプロジェクトです。
 少なからぬ曲で目下刊行が進んでいる新ブルックナー全集(NBG)の楽譜が使われる予定。
 指揮者には全曲を通じてマルクス・ポシュナーを、オーケストラはポシュナーの手兵リンツ・ブルックナー管弦楽団を主体にウィーン放送交響楽団も起用。
 今後は22年秋に第3番の第1稿(1873年稿、ノーヴァク版)が、また年末までに第8番の第1稿(1887年稿、ホークショー校訂による新全集版)が予定され、ブルックナー・ファンにとっては目と耳の離せないシリーズとなりそうです。
 



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ONDINE



ODE-1404
¥2500→\2290
フィンランド放送響首席指揮者就任記念コンサート
 ~ニコラス・コロン
ジャン・シベリウス(1865-1957):交響曲第7番、他

 1. 交響曲第7番 ハ長調 Op. 105(1924)
 組曲『クリスティアン2世』 Op. 27(1905)
  2. I. Nocturne ノクターン
  3. II. Elegie エレジー
  4. III. Musette ミュゼット
  5. IV. Serenade セレナード
  6. V. Ballade バラード
 組曲『ペレアスとメリザンド』 Op. 46(1905)
  7. I. At the Castle Gate 城門にて
  8. II. Melisande メリザンド
  9. IIa. At the Seashore 海辺にて
  10. III. A Spring in the Park 庭園の噴水
  11. IV. The Three Blind Sisters 3人の盲目の姉妹
  12. V. Pastorale パストラーレ
  13. VI. Melisande at the Spinning Wheel 糸をつむぐメリザンド
  14. VII. Entr'acte 間奏曲
  15. VIII. The Death of Melisande メリザンドの死
フィンランド放送交響楽団
ニコラス・コロン(指揮)
NYCX-10305
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2970

 録音: Helsinki Music Centre, Finland 2021年10月...7-15 2021年12月...1-6

 フィンランド放送響に新たな歴史を拓いたニコラス・コロン、注目の第一作はシベリウス最後の交響曲!

 2021年9月8日、フィンランド放送交響楽団の歴史に新たなページが拓かれました。1983年ロンドン生まれのニコラス・コロンの首席指揮者就任記念コンサート。
 1927年に創設された楽団の歴史上初めてフィンランド国外から首席指揮者が迎えられたのです。
 
 ニコラス・コロンはヴィオラ、ピアノ、オルガンを学び、イギリス・ナショナル・ユース管にヴィオラ奏者として参加。このユース管で一緒だったロビン・ティチアーティ(コロンと同年生まれ)たちと共に、暗譜・立奏を旨とするオーロラ管弦楽団を2004年に創設し、その首席指揮者としてダイナミックな音楽作りや、異なるジャンルのパフォーマーとの共演、更にはコンサートホール以外の場所にも演奏の場を広げて注目を集め、名門ひしめくロンドンのオーケストラ界にあって勝るとも劣らない人気と評価を誇るまでに育て上げました。
 2010年代に入るとドイツ、フランス、スペインや北欧のオペラハウスと名門オーケストラに招かれるようになり、ハーグ・レジデンティ管の首席指揮者(2016-21)、ケルン・ギュルツェニヒ管の首席客演指揮者(2017-)を務めるなど評価を高めて来ました(2019年には東京都響にも出演)。
 2017年3月にフィンランド放送響を初めて指揮すると、2度目の客演に先立つ2019年5月2日に次期首席指揮者に指名されるという異例の抜擢。最初の共演が与えたインパクトの強さ、今後の期待の大きさが想像されます。

 その注目のCD第一作はオーケストラの血肉となっているシベリウス。コロンの指揮の師コリン・デイヴィスが得意としたレパートリーでもあります。
 コロンとフィンランド放送響は2021年12月6日のフィンランド独立記念日ガラ・コンサートで交響曲第7番と『クリスティアン2世』を演奏しており、このCDは同時期の録音。
 先立って録音された『ペレアスとメリザンド』共々、高揚感に加えて弦のしっとりとした質感、仄暗い音色で奏でる弱音部の美しさも印象的で、オーケストラのカラーをうまく引き出しています。
 ONDINEレーベルのオーケストラ録音を数多く手がけ、優秀録音で評価の高いベテラン、エンノ・マエメツが録音・編集・マスタリングを担当しており、オーディオ的にも楽しみな1枚。
 このコンビはONDINEレーベルに継続的な録音予定があり、コロンの指揮する本格的なシンフォニー・レパートリーを聴く機会が増えそうです。

 フィンランド放送交響楽団の歴代首席指揮者
  (カッコ内は首席指揮者としての任期)
  トイヴォ・ハーパネン(1929-50)
  ニルス=エリク・フォグシュテット(1950-1961)
  パーヴォ・ベルグルンド(1962-71)
  オッコ・カム(1971-77)
  レイフ・セーゲルスタム(1977-87)
  ユッカ=ペッカ・サラステ(1987-2001)
  サカリ・オラモ(2003-12)
  ハンヌ・リントゥ(2013-21)
  ニコラス・コロン(2021-)

 ※国内仕様盤には片桐卓也氏による日本語の解説及びフィンランド放送交響楽団首席フルート奏者の小山裕幾氏による寄稿が付属します。

 






すでにDGからはデビュー済みのニコラス・コロン
いろいろ話題の「ジュピター」



DG
4838228
\2300→\2090
暗譜みたいです「ジュピター」
 オーロラ管弦楽団&ニコラス・コロン(指揮)
  『ミュージック・オブ・スフィアーズ』(天球の音楽)》

 1-4. モーツァルト: 交響曲 第41番 ハ長調 K.551 《ジュピター》
 5.マックス・リヒター: ジャーニー(CP1919)
 6. ジョン・ダウランド(ニコ・ミューリー編曲): 時は立ち止まり
 7-9. トーマス・アデス:ヴァイオリン協奏曲 作品24 《同心の道》
 10. デヴィッド・ボウイ(ジョン・バーバー編曲): 火星の生活
ペッカ・クーシスト(ヴァイオリン 7-9)
イェスティン・デイヴィス(カウンターテナー 6)
サム・スワロー(ピアノ/ヴォーカル 10)
ニコラス・コロン(指揮)
オーロラ管弦楽団

 世界で最もクリエイティヴなオーケストラのDGデビュー盤!

 近年、急激に存在感を増しているオーロラ管弦楽団は、並外れた音楽家により構成された卓越した室内オーケストラであり、非常に高いクオリティで感動的な演奏をするばかりでなく、先駆的で斬新な様々な手法で豊かな音楽体験を提供している世界で最もクリエイティヴなオーケストラ。
 『ミュージック・オブ・スフィアーズ』(天球の音楽)は、惑星の動きが、宇宙の調和(ハーモニー)を生み出すという古代ギリシャの数学的な概念に基づいている。当アルバムのために特別に委嘱されたマックス・リヒターの新作『ジャーニー(CP1919)』は、最初に発見されたパルサー「CP1919」に触発されて作曲された。(注:パルサーはパルス状の可視光線、電波、X線などを発生する天体で、超新星爆発後に残った中性子星と考えられている) この作品は、古代ギリシャの天文学者が惑星の軌道を説明するために使用した数学的な比率によって支配されたリズムを使用して、オーロラ管弦楽団が暗譜で演奏することも取り入れて作曲されている。




 オーロラ管弦楽団の首席指揮者ニコラス・コロンは次のように語っている。

「2014年、オーロラ管弦楽団は初めて完全な暗譜で交響曲を演奏し、新たな旅に乗り出しました。私と演奏者たちにとってこの経験は忘れられないものでした。音楽と構造をさらに深く理解し、お互いや観客との新しいレヴェルのコミュニケーションを見つけることがでたのです。
 100回を超える暗譜による演奏を経て、今回、モーツァルトの最後の交響曲、第41番《ジュピター》の暗譜によるスタジオ録音を行えたことにとても興奮しています。モーツァルトが楽譜に書いた音楽を理解するために深く掘り下げ、印刷された楽譜から解放され、このような激しさと喜びに満ちたレコーディング・セッションは経験したことがありません。
 『ミュージック・オブ・スフィアーズ(天球の音楽)』は、この他4つの非常に対照的な作品を収録しています。最初はマックス・リヒターへの委嘱による新作で、暗譜で演奏する私たちのために書かれました。
 また、フィンランドのヴァイオリニスト、ペッカ・クーシストはトーマス・アデスの驚異的なヴァイオリン協奏曲の理想的な共演者であり、この機知に富む傑作の全ての輝かしい側面を明らかにしたことも嬉しく思います。
 カウンターテナーのイェスティン・デイヴィスが、ジョン・ダウランドの美しいリュート歌曲でニコ・ミューリーの現代的なひねりを好演し、デヴィッド・ボウイの「火星の生活」で締めくくられます」




 と言われても実際に観てみないと聴いてみないとよく分からないですよね。
 ということで「ジュピター」、少しご覧ください。
 ほんとに暗譜なんですね。

https://youtu.be/uFd4TQ2EDpE

 立ってます。


あ、ついでに「幻想」の動画も見つけました。全曲観られるみたい。
https://youtu.be/PGta6Mtecps

 こんな配置。
 


 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ALTUS



ALT 504/5
(2CD)
¥3200→\2990
INA 秘蔵音源・クリュイタンス&フランス国立管ライヴ
 「幻想交響曲」「展覧会の絵」「ジュピターの恋」ほか

  【Disc 1】
   (1)ウェーバー:歌劇《オイリアンテ》序曲 作品81
   (2)ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14
  【Disc 2】
   (3)イベール:バレエ音楽《ジュピターの恋》
   (4)ベルリオーズ:《ローマの謝肉祭》序曲 作品9
   (5)ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲《展覧会の絵》
アンドレ・クリュイタンス(指揮)
フランス国立放送管弦楽団

 INA 秘蔵ライヴ音源。めくるめくフランス音楽の世界、クリュイタンスお得意の「幻想」「展覧会」からおどろきの名演「ジュピターの恋」までどれも初出!聴き応え抜群の2枚組!

 ライヴ録音:(1)(3)1955年12月8日/パリ、シャンゼリゼ劇場(モノラル) (2)1954年11月11日/パリ、シャンゼリゼ劇場(モノラル) (4)(5)1959年9月20日/モントルー音楽祭(モノラル)
 国内プレス、初出音源、日本語帯・解説付

 INA(フランス国立視聴覚研究所)所有音源をライセンスし入魂のマスタリングでCD 化。
 クリュイタンス&フランス国立放送管によるフランス音楽を中心にまとめた充実の2枚組。
 どれも初出音源で、特にイベールが目を引きます。

 あまり知られていないバレエ「ジュピターの恋」は1946 年にシャンゼリゼ劇場で初演された作品で、いわば同時代の音楽。
 モダンな美しさにあふれ、弦も木管も金管も聴かせどころたっぷり。ハープや打楽器も活躍し、色彩の見本市のような近代オーケストレーションの愉しみが満載!
 この時代のクリュイタンスの演奏で聴けるとは、なんとも貴重な名演奏です。

 何種か別の録音が残っているクリュイタンスお得意の「幻想交響曲」「展覧会の絵」も、新たな発見の喜びに満ちた大演奏。
 みなぎる生命力と、曲の隅々まで手の内にしているであろう抜群のコントロール。色彩豊かな音のパレットを駆使して繰り出される豊饒な音響効果。圧巻の出来栄えです。

 〈どれもクリュイタンスらしさが溢れ出ていて、聴いて良かったと実感させる〉〈こんなに楽しい幻想交響曲はない。愛すべき演奏のひとつ〉〈(イベールは)ピカイチであり、このディスクの聴き物と言っても過言ではない。とにかくこのしゃれた音色は絶品〉~平林直哉氏の解説より
 
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ALT 506
¥3000→\2790
INA 秘蔵音源・クリュイタンス&フランス国立管ライヴ
 スターン、シェリング 2 大ヴァイオリニストとの競演

  (1)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
  (2)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
アイザック・スターン(ヴァイオリン(1))
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン(2))
アンドレ・クリュイタンス(指揮)
フランス国立放送管弦楽団

 INA 秘蔵ライヴ音源。ヴァイオリンの巨匠と織りなすふたつの名演、スターンの切れ味、シェリングの流麗さ、そしてクリュイタンスの薫り高くも熱いひびき

 ライヴ録音:(1)1954年11月11日/パリ、シャンゼリゼ劇場(モノラル) (2)1959年9月20日/モントルー音楽祭(モノラル)
 国内プレス、一部初出、日本語帯・解説付

 INA(フランス国立視聴覚研究所)所有音源をライセンスし入魂のマスタリングでCD 化。
 クリュイタンス&フランス国立放送管がスターンとシェリングを迎えた協奏曲。両巨匠の音色の違いが曲の味わいにも絶妙にマッチし、類まれな名演が生み出されています。

 スターンのブラームスは同じ組合わせでモントルー・ライヴ(1956)が過去に出ていましたが、それとは別の初出音源。
 演奏の完成度はこちらが上か、驚くほど素晴らしい内容です。ソロは力強くキレがありつつも柔らかな表情とのバランスが実にみごと。
 オーケストラもたまらなく魅力的で、2楽章のオーボエなどため息が出るような最上級の美しさ。冴えわたる名技性と交響的構築性の完璧なる同居、大変な高まりを見せる必聴の大演奏です!

 シェリングのメンデルスゾーンもひさびさの復活。つややかな音色で美しいメロディを存分に歌い上げるソロ。
 それが伝播したか、オケものびのびと麗らかに歌い劇的な盛り上がり。さらに締めるところは締めるクリュイタンスの棒が音楽に大きな推進力を与え、フィナーレの痛快さたるや特筆もの!ぐいぐいと音楽に引きこまれます。

 〈(スターンは)トップ・クラスの内容である。ジネット・ヌヴーに匹敵すると言っても過言ではない。安定感は抜群であり、しなやかさと力強さ、ほのかな甘美さと上品な味わい、それらが全く理想的にバランスされている〉〈(シェリングは)非常に古典的で流麗である。まことに感動的だ。クリュイタンスの棒も実に生き生きとした温かい空気に満ちており、気持ちが良い〉~平林直哉氏の解説より
 



<国内盤> 

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SONETTO CLASSICS



JSONCLA 0006
¥2750
ノーマ・フィッシャー(pf)
 アット・ザ・BBC Vol.3

 シューマン:蝶々Op.2
 ブラームス:7つの幻想曲集Op.116
 ショパン:
  マズルカOp.68-1、マズルカOp.41-1、夜想曲Op.27-1、
  3つのエコセーズOp.72-3、子守唄Op.57
ノーマ・フィッシャー(pf)

 ノーマ・フィッシャーは、1940年にドイツ系ロシア人の父親とポーランド人の母親のもと、ロンドンに生まれました。
 1960年頃から欧米各国で演奏活動を行うようになり、1963年には前年のチャイコフスキー国際コンクールを制したアシュケナージと共にハリエット・コーエン国際音楽賞を受賞しました。
 70年代からはラドゥ・ルプーとともにアンドレ・チャイコフスキーの作品の紹介者となるなど、ピアニストとして国際的なキャリアを重ねていたものの、右手に発症した局所性ジストニアのため、1990年代前半に50代前半で演奏活動からの引退を余儀なくされました。
 引退後は教育活動に専念。ロンドン王立音大のピアノ科教授としてマレー・マクラクラン、パヴェル・コレスニコフ、アンナ・フェドロヴァ、エドゥアルド・クンツ、レイナー・ハーシュといった若手を育てるとともに、各分野で数多くの才能を輩出したロンドン・マスタークラスの芸術監督を務めるなど、世界屈指の教師の一人とみなされる存在になりました。

 若い頃のフィッシャーは、その名声にも関わらず、商業録音を一切残しておりません。
 一方、活動の初期からBBCに数多くの放送録音を行っています。ソネット・クラシックスは2015年から放送録音の発掘を行なっており、その成果として2018年には第1集となるブラームス・スクリャービン作品集をリリースしました。
 国際的に知られた名教師のピアニストとしての再評価はメディアでも話題となり、「伝説的ピアニスト、最初のアルバムをリリース(Broawsway World)」「数十年の沈黙の後に聴かれる一人のスター(Jewish Chronicle紙)」「英国最高の教師となった "幻の" 神童(Telegraph紙)」「彼女はかつてアシュケナージと並び称されたのにも関わらず、録音を残さなかった(Slipped Disc)」と報じられました。

 このアルバムは世界各国で賞賛され、英Gramophone誌のエディターズ・チョイス(月間ベスト・アルバム)、及び、その年のクリティクス・チョイス(批評家の選ぶ年間フェイバリット・アルバム)に選ばれました。Classic FMの名物アンカーのロブ・コワンは、英Gramophone誌のYoutube番組で、「20世紀の偉大なピアニスト達」の一人にフィッシャーを選び、第1集からスクリャービンのエチュード 42/5を紹介しています。

 好評を受け、ソネット・クラシックスは翌2019年に第2集リスト・シューマン・ドビュッシー・(アンドレ)チャイコフスキー作品集をリリースしました。
 これも英Gramophone誌のエディターズ・チョイス、クリティクス・チョイスに選ばれ、米Classics Todayの著名な評論家ジェド・ディスラーは「黄金色、純粋でシンプルな鍵盤」と芸術点満点を与え、英International Pianoの評論家アーテシュ・オーガは「度肝を抜かれた...。リファレンスとなる演奏...。ビンテージもののスタジオ・プロダクション」と評しました。
 この第2集は、ハンガリー・フランツ・リスト協会(Liszt Ferenc Tarsasag)選定による最高賞・国際グランプリ・ディスクに輝いています。
 今回発売となった第3集は2020年末に新たに発見されたリールと、フィッシャー私蔵のDATを音源としています。1984年放送のシューマンの「パピヨン(蝶々)」と、ブラームスの「7つの幻想曲」作品116(1984年放送)は、いずれもドイツ音楽を得意としたフィッシャー真骨頂の名演で、美しい抒情と語り口の巧さが光ります。1992放送のショパンの小品集(1992年放送)は40年に渡ったBBCとのコラボレーションの最後となったもので、甘さに流れない硬派のショパンです。
 いずれも鮮明な音質で記録されており、音楽的にも前二作に匹敵する内容となっていると考えております。

 日本語解説書付



ノーマ・フィッシャー
アット・ザ・BBC Vol.1・2



JSONCLA 0003
\2200
最も偉大な英国人ピアニストの一人、ノーマ・フィッシャー
 その遅れてきたデビュー・アルバム
  アット・ザ・BBC Vol.1 -70年代の録音

 ブラームス:
  創作主題による変奏曲Op.21-1、
  ハンガリーの歌の主題による変奏曲Op.21-2
 スクリャービン:
  8つのエチュードOp.42より第1番、第4番、第5番、第8番、
  ピアノソナタ第1番Op.6
ノーマ・フィッシャー(pf)
 日本語解説書付

 英国で最も偉大なピアニストの一人、ノーマ・フィッシャー。
 その遅れてきたデビュー・アルバム

 英国を代表するピアニストとして1960年代から80年代にかけて国際的に活躍していましたが、90年代に入って右腕に局所性ジストニアを発症し、ステージ活動から身を引きました。

 現在は王立音楽大学教授としてピアノ教育や自らが芸術監督を務めるロンドン・マスタークラスを通じて音楽教育に専念しており、顕著な成功を収めています。
 直接の弟子にエドゥアルド・クンツ、パヴェル・コレスニコフ、アンナ・フェドロヴァ、マレイ・マクラクラン、ルカ・オクロスらがいます。

 現役時代は名声と実力を兼ね備えた存在として見なされており、60年代にはハリエット・コーエン・メダルという格式のある賞をアシュケナージと共同受賞しています。
 しかし、なぜかレコード録音契約とは縁が無く、商業録音は1枚も残しておりません(そのため、今回のアルバムがデビュー・アルバムとなります)。
 一方でBBCとは良好な関係を築いていた時期があり、60年代からBBCプロムスの公演や、BBCの放送録音を数多く行いました。

 ただBBCは古いテープを廃棄してきた時代があり、残念ながら彼女のBBC放送録音のマスターテープで残っているのは数トラックです。
 今回のアルバムはそういったBBC放送録音のエアチェック録音と、BBCが保管していたマスターテープを使用しています。いずれも70年代の録音です。

 ※一部にオリジナル・テープに起因するノイズおよび片側チャンネルの減衰があります
 Stereo



JSONCLA0004
(2CD)
\3300
幻の女流ピアニスト
 ノーマ・フィッシャー(pf)/アッ
ト・ザ・BBC Vol.2
Disc 1
 リスト:
  メフィストワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」 、
  巡礼の年第2年「イタリア」補遺「ヴェネツィアとナポリ」、
  超絶技巧練習曲より第10番、第4番「マゼッパ」
 サン=サーンス(リスト編):死の舞踏
 シューベルト(リスト編):セレナード「聞け、聞け、ひばり」
Disc 2
 シューマン:ピアノソナタ第2番Op.22
 ドビュッシー:12の練習曲より
  第1部 第1番「5指のために チェルニー氏による」、
  第2部
   第7番「半音階のために」、
   第11番「組み合わされたアルペッジョのために」
 アンドレ・チャイコフスキー:インヴェンション集Op.2
ノーマ・フィッシャー(pf)

 ノーマ・フィッシャーは60年代から80年代にかけて英国を代表するピアニストとして活躍、著名な音楽賞ハリエット・コーエン・メダルをヴラディミール・アシュケナージと共に受賞しました。
 ところが、80年代中頃から局所性ジストニアの症状に悩まされるようになり、90年代にステージ活動を停止。その後は世界的教師としてパヴェル・コレスニコフやアンナ・フェドロヴァを始めとする国際的なピアニストを多く育てています。

 ピアニストとしてのフィッシャーは商業用録音に恵まれなかった一方で、60年代よりBBCに放送録音を数多く行っており、その中の一部音源が現存しています。
 70年代にBBCによって録音されたブラームスとスクリャービンを収録した第1集は、英グラモフォン誌の月間ベストアルバム(エディターズ・チョイス)、および同誌年間ベストアルバム(クリティクス・チョイス)の一枚に選ばれました。
 
 2枚組となった第2集では、リスト作品集のDisc 1、シューマンのピアノソナタ第2番、ドビュッシーのエチュード集より3曲、アンドレ・チャイコフスキーの「インヴェンション集」を収録したDisc 2となっています。
 
 リスト作品集は音質良好のリール音源(フィッシャー個人蔵)から6曲、リストとショパンの著名な伝記を記したアラン・ウォーカーが大英図書館に寄贈したカセットテープから2曲をリマスタリングしています。第1集に感銘を受けたウォーカーがテープの存在を知らせてきたことが今回の収録に繋がりました。

 シューマンはBBCのマスター音源由来で、第1稿最終楽章を採用しています。この第1稿は難易度が高すぎるという理由で妻クララの要望で破棄され、全く曲想の異なる第2稿と差し替えられました。第1稿は難曲であるために演奏機会も多くなく、ホロヴィッツを始めとするいくつかの録音があるのみです。BBCマスター音源。

 ドビュッシーのエチュード集はカセット音源(フィッシャー個人蔵)です。フィッシャーの解釈は師ジャック・フェヴリエ直伝の詳細な指示に基づくもので、この指示はドビュッシーの最後の妻エンマ・バルダックからもたらされたものです(バルダックの指示は晩年のドビュッシー本人からのものと考えられます)。

 アルバムの末尾を飾るのは、ポーランド生まれのヴィルトオーゾ・ピアニスト、アンドレ・チャイコフスキーが作曲した「インヴェンション集」です。
 チャイコフスキーは異端の音楽家で、彼の頭蓋骨が遺言に従ってシェイクスピア劇団に寄贈され、「ハムレット」公演で使われたことでも知られています。フィッシャーはラドゥ・ルプーと共にチャイコフスキーの音楽の紹介者でした。
 この演奏はチャイコフスキーが破棄した一部楽曲を含む完全版で、自作自演録音を上回る名演です。冊子にはフィッシャー自身の楽曲解説も含まれています。BBCマスター音源。

 ※一部にオリジナル・テープに起因するノイズがあります



1988年の「メフィスト・ワルツ」が聴けます。
https://youtu.be/CwNZNiCPhsI

 

 




<映像>

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キング・インターナショナル(映像)



KKC 90003
(Blu-ray)
¥5200→\4790
朝比奈隆 続・交響的肖像
 (1)ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
  【1992年5月13日東京文化会館】
 (2)ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」~前口上+序曲冒頭
  【1994年12月1日昭和女子大学人見記念講堂】
 (3)実相寺昭雄との対談
  指揮の形~武智鉄二との交友~オペラと歌舞伎
 (4)チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74
  【1994年2月3日サントリーホール】
 (5)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18
  【1994年2月3日サントリーホール】(初出)
朝比奈隆(指揮)
新日本フィルハーモニー交響楽団
園田高弘(ピアノ)(5)
寺田農(語り)(2)

 園田高弘と朝比奈隆、2大巨匠による幻のラフマニノフ・ピアノ協奏曲第2番映像が日の目を見た!

 1080i MPEG-4 AVC、color 4:3、リニアPCM STEREO、 48kHz 16bit、2 層ディスク

 2021-2年は朝比奈隆の歿後20年、映画監督の実相寺昭雄の歿後15年にあたります。
 朝比奈の円熟期1990 年代に氏を崇拝する実相寺が制作した「朝比奈隆 交響的肖像」は、2021年末にブルーレイ・ディスクへアップコンバート発売され話題となりました。

 その際、どうしても見当たらず、失われたとされたマスターテープ1巻の所在が判明したため、今回補巻として日の目をみることとなりました。

 注目は園田高弘をソリストに迎えたラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の初出音源。
 園田と朝比奈はベートーヴェンやブラームスなどドイツ作品を重厚壮大に演じる印象がありますが、両者とも師はロシア人で正統派伝統を聴かせてくれます。
 ともに唯一の録音となりますが、独奏もオーケストラも全く甘くなく、「男の哀しみ」がひしひしと迫ります。

 またこれまでCD で発売されていたブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲」とチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」も実相寺監督による映像が付いたことでさらなるイマジネーションが広がります。
 ことに「悲愴」終演直後のマエストロの手がチャイコフスキーの心を表しているようで深く考えさせられます。

 オーソドックスなコンサート映像ながら実相寺色が濃厚に表れているのもファン興奮。園田高弘の表情や指遣いの捉え方も独特で、非常に貴重です。
 
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KKC 90004/5
(2Blu-ray)
¥9000→\8490
朝比奈隆 ベートーヴェン交響曲全集
 Disc1
  (1)交響曲第1番ハ長調Op.21
  (2)交響曲第2番ニ長調Op.36
  (3)交響曲第3番変ホ長調「英雄」Op.55
  (4)交響曲第4番変ロ長調Op.60
  (5)交響曲第5番ハ短調「運命」Op.67
 Disc2
  (1)交響曲第6番ヘ長調「田園」Op.68
  (2)交響曲第7番イ長調Op.92
  (3)交響曲第8番ヘ長調Op.93
  (4)交響曲第9番ニ短調「合唱付き」Op.125
朝比奈隆(指揮)
新日本フィルハーモニー交響楽団
豊田喜代美(ソプラノ)
秋葉京子(メゾソプラノ)
林誠(テノール)
高橋啓三(バス・バリトン)
晋友会合唱団

 まさに巨匠芸、円熟の朝比奈隆と新日本フィルによるベートーヴェン交響曲全集

 録音:1989 年2月5日(第1、3 番)、3月11日(第2、7 番)、4月6日(第4、6 番)、5月15日(第5、8番)、1988年12月14日(第9番)/サントリーホール(ライヴ)
 1080i MPEG-4 AVC、color 4:3、リニアPCM STEREO、48kHz 16bit、2 層ディスク

 1988年12月から1989年5月にかけて朝比奈隆と新日本フィルがサントリーホールで行ったベートーヴェンの交響曲全曲チクルス。
 実相寺昭雄監督が映像収録し、1991年に朝比奈隆生誕80周年と新日本フィル財団法人化20周年を記念してレーザーディスクで発売されました。
 2009年にDVDで再発売されましたが、今回、演奏家ら30年を経てアップコンバートのうえブルーレイ・ディスクにパワーアップしてのリリースとなりました。

 時は昭和から平成に変わったばかりで、昭和的な雰囲気が残っているのみならず、伝説的な大物奏者たちの若き日の姿を目にすることができます。
 当時80歳の朝比奈隆は若々しささえ感じさせるエネルギーとオーラに満ち、9篇どれもが圧倒的な力で迫ります。
 聴衆の熱狂ぶりも凄まじく、伝説のコンサートの場へタイムスリップさせてくれる実相寺監督のマジックを味わえます。
 


















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