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≪第115号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その12 2022/5/3~




5/6(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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ACCENT



ACC 24380
¥2700→\2490
ドイター&ワイズマン
ポケットモーツァルト ~ヴァイオリン二重奏編曲集
フロリアン・ドイター
モニカ・ワイズマン(ヴァイオリン)
 『魔笛』より
  私は鳥刺し / 可愛い子よ、お入りなさい / 恋を知る男たちは
   (2つのヴァイオリンまたは2 つのフルートのためのMozard氏による編曲 / B. Schott, Mainz 1794)
  二重奏曲第5番 イ短調
  アレグロ・アジタート(ピアノ・ソナタ第8番 K310 第1楽章) /
  プレスト・アッサイ(ピアノ・ソナタ第8番 K310 第3楽章)
   (2つのヴァイオリンのための12 の二重奏曲 Op.70 / Jean Andre, Offenbach 1800)
 『フィガロの結婚』より
  自分で自分がわからない / もう飛ぶまいぞこの蝶々 / 愛の神よ、安らぎを与えたまえ / 恋とはどんなものかしら
   (L. Hagenaar 音楽倉庫 / Amsterdam, 1800)
  二重奏曲第6番 ニ長調
   アレグロ・マエストーゾ(弦楽四重奏曲第21番 K575 第1楽章) /
   アンダンティーノ・コン・ヴァリアツィオーニ(ピアノ・ソナタ第6番 K284 第3楽章)
    (2つのヴァイオリンのための12の二重奏曲 Op.70 / Jean Andre, Offenbach 1800)
 『魔笛』より
  復讐の炎は地獄のように我が心に燃え / 愛の喜びは露と消え /
  愛しい人よ、もうお会いできないのでしょうか / 恋人か女房が
   (2つのヴァイオリンまたは2つのフルートのためのMozard氏による編曲 / B. Schott, Mainz 1794)
 二重奏曲第3番
  アンダンテ・グラツィオーソ(ピアノ・ソナタ第11番 K331 第1楽章) /
  アレグロ・アラ・トゥルカ(ピアノ・ソナタ第11番 K331 第3楽章)
   (モーツァルトによる2つのヴァイオリンのための3つの二重奏曲 / Pleyel, Paris 1899)

 ヴァイオリン2本で聴くモーツァルトの人気曲、美しいメロディの数々を手軽に楽しむ19世紀前後のサブスク的な編曲集

 録音:2021年3月24‐26日/ドイツ、ヴァイセンブルン城/64'48''

 いつの時代も、ポケットに入るような手軽さで持ち歩ける音楽を人々は欲しています。
 現代では時と場所を選ばずどんな曲でも簡単に聴くことができますが、録音というものがない時代はコンサートがなければ自分で演奏するしかありませんでした。
 そのためモーツァルトのオペラのような聴く機会の限られる人気作品は、室内楽に編曲したものが大流行し、様々な編曲版がつくられ出版されました。
 このCD ではヴァイオリン二重奏という最小限の編成に生まれ変わった版を紹介。ピアノ・ソナタ等からの編曲もあります。
 単純な旋律に還元されたすっきりとした譜面ながらも、原曲の魅力を損なわない巧妙なアレンジが楽しいアルバム。
 当時の人々がこれらを弾き、聴いて、オリジナルの響きを想像してわくわくしていたのだと思うと、この編曲版がとても愛らしく感じてくることでしょう。



 ドイターといえばムジカ・アンティクア・ケルンのリーダーとしての姿が馴染み深いですが、コープマン率いるアムステルダム・バロックオーケストラや、ミンコフスキ率いるレ・ミュジシャン・デュ・ルーヴルなどにおいても幅広く活躍している屈指の名ヴァイオリニストでもあります。





ドイター&ワイズマン
二人にはこんなアルバムも
ACCENT
ACC 24357
\2700→\2490
独奏ソナタだけでは味わい切れないビーバーの魅力
 ビーバー:
  2つのヴァイオリン、2つのヴィオラ、通奏低音のための12のソナタ
   『宗教的・世俗的弦楽曲集』(1683)
 ムファット:
  オルガン曲集『音楽とオルガンの資料』(1690)より 第12トッカータ
フロリアン・ドイター、
モニカ・ワイズマン(ヴァイオリン、音楽監督)
アルモニ・ユニヴェルセル

 録音:2018年9月24-27日/ドイツ、ニーダーエーエ、聖レオデガル教会/76'05''

 ヴァイオリンのためのソナタ、特に『ロザリオ・ソナタ』(1674年頃)がとりわけ有名なビーバーですが、この1683年の『宗教的・世俗的弦楽曲集』も名品です。
 教会ソナタと室内ソナタそれぞれの個性が生かされた曲集で、陰りのある和声進行と多声部による対位法的なせめぎ合いが魅力となっています。
 前半6曲はヴァイオリン2、ヴィオラ2、通奏低音という古風な5声の編成。後半6曲はヴァイオリンが1本減って4声となります。
 第1ヴィオラは音域も含めいわゆる第2ヴァイオリンの立場になっているため、このCD ではヴァイオリン2、ヴィオラ1、通奏低音という編成に置き換えて演奏しています。
 また前半6曲と後半6曲の間にはムファットのオルガン曲が差し挟まれ、場面転換の役割を担っています。



 




PAN CLASSICS



PC 10435
¥2600
ファッシュのオーボエ ~ツェルプスト宮廷の音楽 ネーレ・ヴェルトメン(オーボエ、指揮)
ムジカ・グローリア
 ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ(1688-1758):
  管弦楽組曲 ニ短調 FaWV K:d4より 序曲(オーボエ2、ファゴット、弦楽、通奏低音)
  幻想曲 ヘ長調 FaWV O:F1より ラメント(オーボエ2、弦楽、通奏低音)
  管弦楽組曲 ト長調 FaWV K:G19より 前奏曲(弦楽、通奏低音)
 テレマン(1681-1767):オーボエ協奏曲 ト長調 TWV 51:G2
 J.S.バッハ(1685-1750):カンタータ第21番「わがうちに憂いは満ちぬ」BWV21より
  シンフォニア(オーボエ、弦楽、通奏低音)
 ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ:
  オーボエ協奏曲 ト短調 FaWV L:g4
  2 つのヴァイオリンのためのカノン・ソナタ ニ短調 FaWV N:d4
 J.S.バッハ(1685-1750):
  カンタータ第156番「わが片足すでに墓穴に入りぬ」 BWV156より
   シンフォニア(オーボエ、弦楽、通奏低音)
 ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ:
  管弦楽組曲 ニ短調 FaWV K:d4より フーガ(オーボエ2、ファゴット、弦楽、通奏低音)
  四重奏曲 ニ短調 FaWV N:d3(ヴァイオリン2、ヴィオラ、通奏低音)
  オーボエ協奏曲 イ短調 FaWV L:a1

 若い才能がほとばしるファッシュのオーボエ作品集

 録音:2021年4月29日~5月2日/ベルギー、ヘクス教会/61'36''

 バッハやテレマンと同時代に生き、1722年から亡くなるまでツェルプストの宮廷楽長を務めたヨハン・フリードリヒ・ファッシュ(1688-1758)のオーボエ作品を中心に収録。
 オーボエのネーレ・ヴェルトメン(1999-)はマルセル・ポンセールの教え子で、2021年マグデブルク国際テレマン・コンクールで第1位を獲得した若きオーボエ奏者。
 新しいアンサンブル「ムジカ・グローリア」を率いての才能ほとばしる演奏です。
 




AVIE



AV2513
¥2600

セバスティアン・ボーレン(ヴァイオリン)
 ~イダ・ヘンデルへのオマージュ

 クライスラー:プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
  (マニュエル・ネーゲリ編ヴァイオリンと弦楽版)***
 ヴィターリ:シャコンヌ ト短調
  (レオポルド・シャルリエ編ヴァイオリンとピアノ版より
   ペーター・ペトロフ編ヴァイオリンと弦楽版)***
 マリア・テレジア・フォン・パラディス:
  シシリエンヌ(シチリアーノ)
   (マリアンナ・ルダケヴィッチ編ヴァイオリンと弦楽版)***
 コレッリ:
  ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.5-12《ラ・フォリア》
   (ユベール・レオナール編ヴァイオリンとピアノ版より
    ルダケヴィッチ編ヴァイオリンと弦楽版)**
 タルティーニ:
  ヴァイオリン・ソナタ イ長調 GT 2.A16
   (レスピーギ編ヴァイオリンと弦楽版)**、
  ヴァイオリン・ソナタ ト短調 GT 2.g05 《悪魔のトリル》
   (インゴルフ・トゥルバン&ホルガー・フレイ編
    ヴァイオリンと弦楽版)**
 クライスラー:
  タルティーニの様式のコレッリの主題による変奏曲
   (ルダケヴィッチ編ヴァイオリンと弦楽版)**

セバスティアン・ボーレン(ヴァイオリン)
ストリンジェンド・チューリッヒ***
イェンス・ローマン(指揮)***
チャーツ・チェンバー・アーティスツ**

 イダ・ヘンデルへのオマージュ、セバスティアン・ボーレンの《ラ・フォリア》!

 ☆若手ミュージシャンたちによるストリンジェンド・チューリッヒと、スイスのソリスト、弦楽四重奏団などで構成されたチャーツ・チェンバー・アーティスツとの共演!

 セバスティアン・ボーレンの最新アルバム「ラ・フォリア」は、彼の憧れのヴァイオリニストであるイダ・ヘンデルへのオマージュです。
 彼は幼い頃から、バロックのレパートリーをロマンティックに演奏するヴァイオリニストたちに憧れており、ウクライナを代表するヴァイオリニスト、ナタン・ミルシテインの生徒と共に学びました。
 そして、YouTubeでイダ・ヘンデルの影響を受け彼女がコレッリの《ラ・フォリア》を演奏する映像を観ました。その演奏の素晴らしさに魅了されたボーレンは、ヴィターリやタルティーニ、そしてレスピーギやクライスラーなど何世紀にも渡って作曲家を魅了してきた「ラ・フォリア」を反映したコンセプトのアルバムを製作することにしました。
 このアルバムで彼は2種類の楽器を用いており、1710年製ストラディヴァリウス「キング・ジョージ」と1761年製グァダニーニを使用しています。

 1987年スイス生まれのセバスティアン・ボーレンは、ザハール・ブロン、ジュリアーノ・カルミニョーラ、ドミトリー・シトコヴェツキーなどに師事しました。
 名教師たちによって鍛えられたその演奏技術は見事で、知性派の演奏でありながら甘美な表現も持ち合わせている期待の若手実力派ヴァイオリニストです。

 ※録音:2021年5月3日-5日‡、2022年1月7日-8日₁A改革派教会(オーバーシュトラース、チューリッヒ)
 



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GLOSSA



PGCD922524
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
ウィーンのムード ~
 18世紀後期のウィーン式コントラバスのための作品集

  アントン・ツィンマーマン(1741-1781):協奏曲 ニ長調
   (コントラバス、2本のホルン、2本のヴァイオリン、
    ヴィオラ、通奏低音のための)
  ヨハネス・シュペルガー(1750-1812):ソナタ ロ短調
   (コントラバスとチェロ「1790年」のための)
 アンドレアス・リドル(1789年以前没)/
  フランツ・クサヴァー・ハンマー(1741-1817):
   ソナタ ヘ長調(オリジナルはニ長調)
    (ヴィオラ・ダ・ガンバ〔コントラバス〕と通奏低音のための)
 カール・コハウト(1726-1784):協奏曲 ニ長調
  (コントラバス、2本のホルン、2本のヴァイオリン、通奏低音のための)
 ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
  三重奏曲 ヘ長調 Hob. XI:121(オリジナルはイ長調)
   (バリトン〔コントラバス〕、ヴィオラ、通奏低音のための)
デイヴィッド・シンクレア(コントラバス)
ライラ・シャイエーク(ヴァイオリン)
吉田爽子(ヴァイオリン)
マリアンナ・ドーティ(ヴィオラ)
ルーカス・ハンベルガー(ヴィオラ)
クリストフ・コワン(チェロ)
ヨナタン・ペシェク(チェロ)
アレクサンドル・ザネッタ(ホルン)
シャンチ・リー(ホルン)
ジョルジョ・パロヌッツィ(ハープシコード)
GCD922524
¥2600→\2390

 SCBの名手たちによる演奏!「ウィーン式コントラバス」のための音楽!

 ☆Glossaとバーゼル・スコラ・カントルムのコラボレーション企画 "Glossa SCB Series" 最新作。
 ☆「ウィーン式コントラバス」のための作品を、同楽器のスペシャリスト、デイヴィッド・シンクレアとSCBの名手達が描く!

 古楽教育、古楽研究の総本山として知られるスイスの古楽専門音楽大学、バーゼル・スコラ・カントルム(SCB/スコラ・カントルム・バジリエンシス)。Glossaとバーゼル・スコラ・カントルムのコラボレーション企画 "Glossa SCB Series" の最新作では、古典派時代のウィーンで用いられた「ウィーン式コントラバス」が主役。
 ウィーン古典派が始まった頃、ウィーンやブラティスラヴァには優れたコントラバス奏者が何人もいて、この楽器のためのもっとも重要なソロ作品が書かれました。
 5本の弦にフレットが用いられた特殊な楽器を操るのは、SCBで歴史的コントラバスの講師を努め、世界でも数少ないウィーン式コントラバスの専門家であるカナダ人コントラバス奏者デイヴィッド・シンクレア。
 さらに、共演する古楽器アンサンブルには、ライラ・シャイエーク、クリストフ・コワン、吉田爽子、ヨナタン・ペシェク、ジョルジョ・パロヌッツィなど、古楽演奏の第一線で活躍する若手奏者たち(すべてSCBの教師と元生徒)が参加しており、音楽史的・学術的価値とともに、1つの芸術作品としても一級のアルバムとなることでしょう。

 ※録音:2019年3月&4月、Adullam Stiftung礼拝堂(バーゼル、スイス)

 
 
 

PGCD923533
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
イグナシオ・プレーゴ(ハープシコード)
J.S.バッハ:パルティータ第3番&第5番/イギリス組曲第3番

 パルティータ第3番イ短調 BWV.827
 イギリス組曲第3番ト短調 BWV.808
 パルティータ第5番ト長調 BWV.829
イグナシオ・プレーゴ(ハープシコード)
GCD923533
¥2600

 スペイン新世代、イグナシオ・プレーゴ!新録音はバッハ・ソロ・アルバム!

 ☆スペイン新世代チェンバリスト、イグナシオ・プレーゴ!
 ☆新たなバッハのソロ・レコーディングは「パルティータ」と「イギリス組曲」からのセレクション!

 ホセチュ・オブレゴンやリナ・トゥール・ボネと並んで、Glossaに録音する新世代のスペイン古楽専門家の一人、イグナシオ・プレーゴの新たなソロ録音が登場!
 2012年ウェストフィールド国際ハープシコード・コンクールで優勝し、エル・モンド紙によって「クラシック・シーンでもっとも多彩で突出したスペインのミュージシャン」と評されるスペインの若きハープシコード奏者、イグナシオ・プレーゴ。ハリー・ビケット、モニカ・ハジェット、鈴木雅明、ジョルディ・サバールら古楽界の巨匠たちと共演し、ヨーロッパはもちろん、日本や中国、南北アメリカを含む世界中で演奏しています。
 Glossaでは、ホセチュ・オブレゴン&ラ・リティラータの「ファルコニエーリ」(GCD923101)で共演した後、「バッハ:ゴルトベルク変奏曲」(GCD923510)でGlossaソロ・デビュー。
 レコード芸術特選盤に選ばれた「エイヴィソン:合奏協奏曲集」(GCD923526)に続くGlossaレコーディングは、再びバッハに回帰。
 CantusやVersoレーベルでもバッハを録音してきたプレーゴは、「6つのパルティータ」から第3番と第5番、「イギリス組曲」から第3番をセレクトしブルース・ケネディ2021年製(ブランシェ・モデルのレプリカ)のハープシコードで演奏。
 「ゴルトベルク変奏曲」でも魅せてくれた優れた構成力と緻密な演奏で、刺激的なバッハをお贈りします。

 ※録音:2021年12月6日-8日、アルバレス・ホール(スペイン)

 
 



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CEDILLE RECORDS



CDR90000207
¥2500→\2290
ニューヨーク・フィル首席クラリネット奏者アンソニー・マクギル
Here With You クラリネットとピアノのための作品集

 ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
  クラリネット・ソナタ第1番 ヘ短調 Op. 120 No. 1
   1. I. Allegro appassionato/2. II. Andante un poco adagio/
   3. III. Allegretto grazioso/4. IV. Vivace
 ブラームス:
  クラリネット・ソナタ第2番 変ホ長調 Op. 120 No. 2
   5. I. Allegro amabile/6. II. Allegro appassionato/
   7. III. Andante con moto
  8. ジェシー・モンゴメリー(1981-): Peace‛&世界初録音
  カール・マリア・フォン・ウェーバー (1786-1826):
   協奏的大二重奏曲 変ホ長調 Op. 48 J. 204
    9. I. Allegro con fuoco/10. II. Andante con moto/
    11. III. Rondo: Allegro
アンソニー・マクギル(クラリネット)
グロリア・チェン(ピアノ)

 録音: 2020年10月31日-11月2日 Mechanics Hall, Worcester,MA(USA)

 ニューヨーク・フィルの首席クラリネット奏者、アンソニー・マクギルのソロ・アルバム。マクギルはニューヨーク・フィルの楽団上初のアフリカ系アメリカ人の首席奏者で、その卓越した音楽性と顕著な活動によって2020年にはエイヴリー・フィッシャー賞を受賞しました。
 伴奏を務めるグロリア・チェンは、マクギルとリンカーン・センター室内楽協会で頻繁に共演しているピアニストで、このアルバムは彼らの15年間にわたる友情から生まれたものです。
 収録曲はブラームスの2曲のクラリネット・ソナタとウェーバーの協奏的大二重奏曲を中心にしており、2人の奏者の卓越した技巧と、音のやりとりが楽しめます。
 また、世界初録音となる「Peace in 2020」はシカゴ交響楽団のコンポーザー・イン・レジデンスを務めるジェシー・モンゴメリーの新作。新型コロナ感染症のパンデミックによる混乱した世界に平和が訪れることを願って書かれた作品です。

 
 
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CDR90000208
¥2500→\2290
長らくシカゴ響首席奏者だったアレックス・クライン
When There Are No Words‛
 オーボエとピアノのための作品集
アレックス・クライン(オーボエ)
フィリップ・ブッシュ(ピアノ)
 パウル・ヒンデミット(1895-1963): オーボエ・ソナタ
  1. I. Munter/2. II. Sehr langsam
 パヴェル・ハース(1899-1944): オーボエ組曲 Op. 17
  3. I. Furioso/4. II. Con fuoco/5. III. Moderato
 6. ウィリアム・ボルコム(1938-): オーバード(朝の歌)
 7-15. ベンジャミン・ブリテン(1913-1976): Temporal Variations
 テンポラル・ヴァリエーションズ ジョゼ・シケイラ(1907-1985): オーボエとピアノのための3つの練習曲
  16. No. 1. Calmo/17. No. 2. Allegro scherzoso/18. No. 3. Allegro
 クレメント・スラヴィツキー(1910-1999): オーボエとピアノのための組曲
  19. I. Pastorale/20. II. Scherzo/21. III. Triste/22. IV. Bacchanale rustico

 録音: 2021年7月12-18日 Gannon Hall, DePaul University, Chicago, IL(USA)

 1964年ブラジル生まれ、長らくシカゴ交響楽団の首席奏者を務めたアレックス・クラインとピアニスト、フィリップ・ブッシュによる20世紀に活躍した作曲家のオーボエ作品集。

 アルバムに登場するチェコ、ドイツ、イギリス、アメリカ、ブラジルの作曲家たちは、いずれも当時の政治的混乱に巻き込まれ、祖国を追われ、また収容所で亡くなるなど厳しい状況に置かれました。しかし彼らはみな、そのような状況の中で素晴らしい作品を遺しています。
 ヒンデミットのオーボエとピアノのためのソナタは、スイスに亡命していた1938年の作品。
 パヴェル・ハースのオーボエとピアノのための組曲は、ナチスによるチェコスロバキア占領のさなかの作品で、彼の師レオシュ・ヤナーチェクの伝統を感じさせます。
 ボルコムの「オーバード」は1980年代初頭の核戦争の恐怖の中で書かれましたが、ほのかな希望が感じられます。
 ブリテンの「テンポラル・ヴァリエーションズ」は第二次世界大戦の前夜に書かれた作品で、作曲者の反軍国主義を表現しています。
 シケイラの「オーボエとピアノのための3つの練習曲」は、彼がブラジルの軍事独裁政権から逃亡する直前に書かれました。
 最後の「オーボエとピアノのための組曲」は当時共産主義政権であったチェコの当局によって音楽家としてのキャリアを断たれたスラヴィツキーの作品です。

 
 
 
CDR90000209
¥2500
Gems from Armenia アルメニアの宝石
 チェロとピアノのための作品集
アニ・アズナヴォーリアン(チェロ)
マルタ・アズナヴォーリアン(ピアノ)
  コミダス・ヴァルタベド(1869-1935):
   1. Chinar es, keranal mi/2. Tsirani Tsar/3. Garoun A‛&ピアノ・ソロ/4. Al Ailux/5. Krunk
  アラム・イリイチ・ハチャトゥリアン(1903-1978):
   6. Ivan Sings イヴァンが歌う(A. ハッカライネンによるチェロとピアノ編)
   7. Yerevan エレバン(チェロとピアノ編)
  アルノ・ババジャニアン(1921-1983):
   8. エレジー‛&ピアノ・ソロ/9-10. アリアと舞曲
  アーヴェルト・テルテリャーン(1929-1994): チェロ・ソナタ
   11. I. Andante/12. II. Adagio/13. III. Presto
  14. 伝承曲: Sari Siroun Yar (S. クラジアンによるェロとピアノ編)
  15. アレクサンドル・アルチュニアン(1920-2012): 即興曲
  16. ヴァシュ・シャラフィアン(1966-): Petrified Dance 石化した踊り
  17. ピーター・ボイヤー(1970-): アララト山‛&世界初録音

 録音: 2021年8月11-13日 Reva and David Logan Center for the Arts at theUniversity of Chicago(USA)

 アルメニア出身、シカゴで活躍するチェロ奏者アニ・アズナヴォーリアンとピアニスト、マルタ・アズナヴォーリアンが、故郷の作曲家の美しい作品を演奏した1枚。
 アルバムは、20世紀初頭に活躍したアルメニア正教会の司祭で作曲家・音楽学者のコミタスがアレンジした古代の民謡で始まり、ハチャトゥリアンの故郷エレバンへの輝かしい頌歌へと続きます。
 次にハチャトゥリアンの次世代の作曲家、ババジャニアンとテルテリャーンの作品が置かれ、アルチュニアン、シャラフィアンと現代の作品へとつながれていきます。
 シャラフィアンの「Petrified Dance」は戦闘で命を落としたアルメニアの戦士を思う作品。最後の収録曲、世界初録音となる「アララト山」はこのデュオによる委嘱作。
 アララト山は旧約聖書のノアの箱舟が流れ着いた場所とされていますが、古くはアルメニア人の住む場所で、トルコ領となった今もアルメニア人からは「霊峰」と崇められ、創造力の源泉となっています。

 
 
 
CDR90000210
¥2500
Perspectives サード・コースト・パーカッション
 ダニー・エルフマン(1953-): パーカッション・クァルテット
  1. Movement 1/2. Movement 2/
  3. Movement 3/4. Movement 4
 5. フィリップ・グラス(1937-): メタモルフォーシス I
 ジン(1987-): Perspective
  6. Paradigm/7. Obscure/8. Derivative/
  9. Fourth Perspective/10. Dissonance/
  11. Duality/12. Embryo
 フルトロニクス&サード・コースト・パーカッション: Rubix
  13. Go/14. Play/15. Still
 世界初録音
サード・コースト・パーカッション(アンサンブル)
フルトロニクス(フルート・デュオ)‛&13-15

 録音: Chicago Recording Company(USA) 2020年10月26-29日‛&1-4 2021年5月17-21日‛&5-12 2022年1月14-15日‛&13-15

 シカゴを拠点として活躍するグラミー賞を受賞した「サード・コースト・パーカッション」。BBCミュージックマガジンをはじめ、批評家からも絶賛されているアンサンブルです。今作には4人の作曲家の作品を収録。どれも世界初録音になります。

 ダニー・エルフマンは4回アカデミー賞にノミネートされた映画音楽作曲家。『シザーハンズ』『バットマン』(第1作)『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』をはじめ100以上の映画音楽を担当する卓越した音楽家です。
 このパーカッション・カルテットは、4楽章の交響曲のような構成を持ち、インドネシアのガムランや、ショスタコーヴィチ作品を思わせるユニークな音響が用いられています。
 フィリップ・グラスの「メタモルフォーシス I」はサード・コースト・パーカッションのアレンジによるマリンバ、ビブラフォン、グロッケンシュピール、メロディカでの演奏。
 エレクトロニクス・ミュージシャン"Jlin ジン"の「Perspective」はもともと電子音楽として作られた作品を、サード・コースト・パーカッションがライヴで演奏できるヴァージョンに編曲。美しくも複雑な音楽を見事に演奏しています。
 「Rubix」はニューヨークで活躍するフルート・デュオ"Flutronix"との即興的なコラボレーションです。

 
 



<映像>


C MAJOR(映像)



76 2004
(3Blu-ray)
¥9100
アレーナ・ディ・ヴェローナ・ボックス

 BD1/DVD1,2
  ヴェルディ:歌劇≪イル・トロヴァトーレ≫
   アンナ・ネトレプコ(レオノーラ/ソプラノ)、ユシフ・エイヴァゾフ( マンリーコ/テノール)、
   ルカ・サルシ( ルーナ伯爵/ バリトン)、ドローラ・ザジック(アズチェーナ/メゾ・ソプラノ)、
   リッカルド・ファッシ(フェルランド/ バス)、エリザベッタ・ツィッツォ(イネス/ソプラノ)、
   カルロ・ボージ( ルイス/テノール)、ダリオ・ジョルジェーレ( 老ロマ/ バス)、
   アントネッロ・セロン( 使者/テノール)、ピエル・ジョルジョ・モランディ(指揮)、
   アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団、同合唱団、同バレエ団、ヴィート・ロンバルディ(合唱指揮)
   演出& 舞台:フランコ・ゼッフィレッリ/衣装:ライモンダ・ガエターニ/
   振付:エル・カンボリオ( ルチア・レアルによる復元)/殺陣:レンツォ・ムズメーチ・グレコ/
   映像監督:ティツィアーノ・マンチーニ
   収録:2019 年7月4日、7日アレーナ・ディ・ヴェローナ(ライヴ)/
   原語:イタリア語/字幕:独英仏西韓日/

 BD2/DVD3,4
  モーツァルト:歌劇≪ドン・ジョヴァンニ≫
   アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団&合唱団(合唱指揮:サルヴォ・スグロ)、
   ステファノ・モンタナーリ(指揮)、カルロス・アルバレス(ドン・ジョヴァンニ)、
   ラファウ・シヴェク(騎士団長)、イリーナ・ルング(ドンナ・アンナ)、
   サイミール・ピルグ(ドン・オッターヴィオ)、マリア・ホセ・シーリ(ドンナ・エルヴィーラ)、
   アレックス・エスポージト(レポレッロ)、クリスティアン・セン(マゼット)、
   ナタリア・ローマン(ツェルリーナ)
   映像監督:アンドレア・ベヴィラクア/演出・装置:フランコ・ゼフィレッリ/
   衣裳:マウリツィオ・ミッレノッティ/振付:マリア・グラツィア・カロフォリ/
   照明:パオロ・マッツォン/
   収録:2015年7月、アレーナ・ディ・ヴェローナ音楽祭(ライヴ)/
   ボーナス:メイキング映像/原語:イタリア語/字幕:英独仏韓日/

 BD3/DVD5,6
  アレーナ・ディ・ヴェローナ音楽祭2019オペラ・ガラ~プラシド・ドミンゴ50周年記念
   ヴェルディ:『ナブッコ』『マクベス』『シモン・ボッカネグラ』ハイライト

    プラシド・ドミンゴ(ナブッコ、マクベス、シモン・ボッカネグラ)、
    アンナ ピロッツィ(アビガイッレ、マクベス夫人、アメーリア・グリマルディ)、
    アルトゥーロ・チャコン=クルス(イズマエーレ、マクダフ、ガブリエーレ・アドルノ)、
    マルコ・ミミカ(ザッカリア、ヤーコポ・フィエスコ)、
    ジェラルディーヌ・ショベ(フェネーナ)、カルロ・ボージ(アブダルロ、マルコム)、
    エリザベッタ・ジッツォ(アンナ)、ロマーノ・ダル・ゾーヴォ(バール神の祭司、医者)、
    ロリー・ガルシア(侍女)、ジョルディ ベルナセル(指揮)、
    アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団・合唱団・バレエ団、
    ヴィート・ロンバルディ(合唱指揮)
    舞台監督:ステファノ・トレスピーディ/セット・デザイン:エツィオ・アントネッリ/
    衣装:シルヴィア・ボネッティ/照明:パオロ・マッツォン/振付:ジュゼッペ・ピコネ/
    バレエ・コーディネーター:ガエターノ・ペトロジーノ/舞台デザイン監督:ミケーレ・オルチェーゼ/
    映像監督:ティツィアーノ・マンチーニ/
    収録:2019年8月、アレーナ・ディ・ヴェローナ(ライヴ)/原語:イタリア語/字幕:独英仏西韓日
76 1908
(6DVD)
¥9100

 アレーナ・ディ・ヴェローナ音楽祭、近年の名上演をあつめたスペシャル・ボックス、ゼフィレッリ演出の≪イル・トロヴァトーレ≫≪ドン・ジョヴァンニ≫、音楽祭の顔であるドミンゴのガラ・コンサート

 (3Blu-ray)画面:16:9、1080i、音声:PCMステレオ、DTS-HD MA5.1、リージョン:All、BD50、498分
 (6DVD)画面:16:9、NTSC、音声:PCMステレオ、DTS5.1、リージョン:All、DVD9、498分

 イタリア世界遺産ヴェローナの夏の風物詩と言えばアレーナ・ディ・ヴェローナ音楽祭。古代ローマ時代に造られた屋外闘技場の跡地「アレーナ・ディ・ヴェローナ」を会場とした世界最大規模の野外オペラ・フェスティバルです。
 毎年夏、10週間に渡って行われ、街の中心にある「アレーナ」の収容人数は16,000人を誇ります。

 当ボックスは、これまでリリースされた3 つの名上演映像をまとめたもので、音楽祭の近年の魅力が凝縮されています。

 まず、2019年アレーナ・ディ・ヴェローナでのライヴから、ネトレプコとエイヴァゾフの夫婦共演で話題になったゼフィレッリの名プロダクション≪イル・トロヴァトーレ≫。
 ゼフィレッリはオリヴィア・ハッセー主演の映画『ロミオとジュリエット』の監督としても知られ、その『ロミオとジュリエット』の舞台でもあるヴェローナでの上演です。しかしゼフィレッリは音楽祭開幕直前の2019年6月15日に逝去。96歳でした。
 レオノーラを歌うネトレプコ。彼女のドラマティックな声質、技巧的なフレーズもなんなく歌いこなし最高に美しく響く声は、まさに理想的。そして豊かな声量、舞台上での抜きんでた存在感のエイヴァゾフが歌うマンリーコ。
 さらにゼフィレッリのずば抜けたスケールの舞台演出は壮大なヴェローナの野外劇場を大きな感動で包み込みます。また、野外劇場ながら、歌手の歌声をマイクなしで楽しめるアレーナ・ディ・ヴェローナの音響の良さも必聴。イタリアオペラの真髄である旋律と声の饗宴を最高の布陣で味わうことができます。

 そして、同じく名匠フランコ・ゼフィレッリの演出2015 年アレーナ・ディ・ヴェローナ音楽祭での絢爛豪華なモーツァルトの≪ドン・ジョヴァンニ≫。
 音楽祭としては珍しくモーツァルトの作品となりました。ゼフィレッリの演出は、バロック風の豪華な宮殿を配した装置と伝統的な演出で、作品を純粋に楽しむことができます。
 ドン・ジョヴァンニ役のカルロス・アルバレスは、朗々たる歌声で聴衆を魅了、ポーランド出身のバス歌手ラファウ・シヴェクの騎士団長も、迫力のある歌唱で存在感を出しています。
 そしてドンナ・アンナ役のイリーナ・ルングは、恵まれた容姿と美声で会場を沸かせています。
 また、ステファノ・モンタナーリる歌唱で存在感を出しています。そしてドンナ・アンナ役のイリーナ・ルングは、恵まれた容姿と美声で会場を沸かせています。また、ステファノ・モンタナーリ存分に堪能することができます。

 最後に、プラシド・ドミンゴの音楽祭出演50周年となった2019年の記念ガラ・コンサート。
 『ナブッコ』『マクベス』『シモン・ボッカネグラ』ハイライトで、タイトルロールを歌うのはもちろんドミンゴ。近年、テノールからバリトンへの転向で世間を驚かせ、ヴェルディ・バリトンの役を徐々に広げているドミンゴらしいタイトルロールを歌うのはもちろんドミンゴ。
 近年、テノールからバリトンへの転向で世間を驚かせ、ヴェルディ・バリトンの役を徐々に広げているドミンゴらしいな布陣でドミンゴの記念の年をお祝いしています。
 
 


76 1404
(Blu-ray)
¥5400
カラヤン指揮《ドン・ジョヴァンニ》がブルーレイとなって登場!
  モーツァルト:歌劇《ドン・ジョヴァンニ》
サミュエル・レイミー(バリトン/ドン・ジョヴァンニ)
アンナ・トモワ=シントウ(ソプラノ/ドンナ・アンナ)
パータ・ブルシュラーゼ(バス/騎士長)
ユリア・ヴァラディ(ソプラノ/ドンナ・エルヴィラ)
フェルッチョ・フルラネット(バス/レポレロ)
キャスリーン・バトル(ソプラノ/ツェルリーナ)
アレクサンダー・マルタ(バス=バリトン/マゼット)
イェスタ・ヴィンベルイ(テノール/ドン・オッターヴィオ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団
 (合唱指揮:ヴァルター・ハーゲン=グロル)
KKC 9742
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥6500

 いまや伝説の名演!1987年ザルツブルク音楽祭、カラヤン指揮《ドン・ジョヴァンニ》がブルーレイとなって登場!

 演出:ミヒャエル・ハンペ/舞台&衣装:マウロ・パガーノ/照明:ヘルムート・ライヒマン&ヴェルナー・ブライテンフェルダー/
 映像監督:クラウス・ヴィラー/芸術総監督:ヘルベルト・フォン・カラヤン/
 収録:1987年7月、ザルツブルク音楽祭(ライヴ)
 画面:4:3、1080i、音声:PCMステレオ、DTS5.1、BD50、リージョン:All、原語:イタリア語、字幕:独英仏韓日、193分

 20 世紀の大指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンによる、1987 年ザルツブルク音楽祭でのモーツァルトの歌劇《ドン・ジョヴァンニ》のライヴ映像が画質・音質共に向上し、ブルーレイとなってリリースします。

 カラヤンが芸術総監督となり入念の準備の元、ミヒャエル・ハンペ演出、クラウス・ヴィラー映像監督、そして万全の歌手陣で上演されました。
 ドン・ジョヴァンニには、アメリカの名バス歌手サミュエル・レイミー。ドンナ・アンナには、カラヤンに重用されたブルガリア出身のソプラノ、アンナ・トモワ=シントウ。
 他にも、ドラマティックな声を持つハンガリーで生まれの名ソプラノ、ユリア・ヴァラディ(ドンナ・エルヴィラ)。現代を代表するバス歌手として活躍するフェルッチョ・フルラネット(レポレロ)。アメリカが生んだ天才ソプラノ歌手キャスリーン・バトル(ツェルリーナ)などオペラ史には欠くことのできない名歌手揃い。
 晩年のカラヤンの神々しい指揮姿からも目が離せない、伝説の映像は必見です。
  













5/5(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

BIS



BIS SA 2640
(3SACD HIBRID)
¥5500
エンペラー四重奏団
 ブリテン:弦楽四重奏のための音楽


 Disc1(BIS SA-1540)
  (1)弦楽四重奏曲第2番 ハ長調 Op.36(1945)
  (2)3つのディヴェルティメント(1936)
  (3)小組曲(1929)
  (4)弦楽四重奏曲 ニ長調(1931/74)
 Disc2(BIS SA-1570)
  (5)弦楽四重奏曲第1番 ニ長調 Op.25(1941)
  (6)アラ・マルシア(1933)
  (7)弦楽四重奏曲第3番 Op.94(1975)
 Disc3(BIS SA-1870)
  (8)シンプル・シンフォニー Op.4
   【I.「騒がしいブレー」/II.「陽気なピツィカート」/
    III.「感傷的なサラバンド」/IV.「浮かれた終曲」】
     (1933-34)
  (9)ラプソディ(1929)/(10)小弦楽四重奏曲(1930)/
  (11)幻想曲 ヘ短調(1932)/(12)弦楽四重奏曲 ヘ調(1928)
エンペラー四重奏団
 【マーティン・バージェス(第1ヴァイオリン)、
  クレア・ヘイズ(第2ヴァイオリン)、
  フィオナ・ボンズ(ヴィオラ)、
  ウィリアム・スコフィールド(チェロ)】

 英エンペラー四重奏団が演奏したブリテンの「弦楽四重奏のための音楽」がセットになって登場!!

 セッション録音:(1)-(4)2007 年3月、(5)-(7)2005 年5月、(8)-(12)2011 年4月/ポットンホール、サフォーク州(イングランド)
 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、クラムシェル・ボックス仕様、Disc1: 71'54、Disc2: 55'40、Disc3: 74'36

 SACD ハイブリッド盤。
 エンペラー四重奏団によるブリテンの「弦楽四重奏のための音楽」がお買い得なセットになってリリースいたします。
 王立音楽カレッジでジョン・アイアランド(1879-1962)に作曲を学んだブリテンは、新鮮で現代感覚にあふれた作品を残した20世紀イギリスの最大の作曲家です。

 映画音楽、オペラ、合唱曲など各ジャンルを手がけましたが、作曲初期から晩年に至るまで作曲した室内楽曲もまたブリテンの音楽を語る上で必要不可欠な産物です。
 弦楽四重奏曲は付番されている3篇のほかに1931年作曲1974年に改訂しスネイプ・モルティングズ、オールドバラ音楽祭で初演した作品など初期から晩年までこの演奏形態に作品を残しました。

 シンプル・シンフォニー Op.4 はブリテン20歳のときに作曲され、弦楽オーケストラまたは弦楽四重奏のための4 楽章から成る楽曲(I.「騒がしいブレー」II.「陽気なピツィカート」III.「感傷的なサラバンド」IV.「浮かれた終曲」です。
 15分ほどの作品ですがそれぞれに個性をもち、とりわけ第2曲「陽気なピツィカート」は非常に印象的です。
 また、小弦楽四重奏曲は16時に作曲したとは思えぬほどの完成度で、親しみやすさを排した力作と言えましょう。

 イギリスが誇るエンペラー四重奏団が生き生きとした躍動感と緻密なアンサンブルでブリテンの世界を魅力的に演奏しております。
 



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HARMONIAMUNDI



HMM 902643
¥2900→\2690
ケラス、メルニコフ、
 名手ふたりによるショパン&ラフマニノフ!

  ショパン(1810-1849):
   チェロ・ソナタ ト短調 op.65(1846-47)
  ラフマニノフ(1873-1943):
   チェロ・ソナタ ト短調 op.19(1901)
ジャン=ギアン・ケラス
 (チェロ/1696年製ジョフレド・カッパ)
アレクサンドル・メルニコフ
 (ピアノ/エラール[メルニコフ所有] (ショパン)、
  スタインウェイ(ラフマニノフ))
KKC 6548
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 高貴で深い悲しみをたたえたケラスの音色、絶美の弱音、メルニコフのすべてをつつみこむような響き、名手ふたりによるショパン&ラフマニノフ!

 録音:2020年9月8-11日、テルデックス・スタジオ、ベルリン/63:10

 ケラスとメルニコフ、最高の組み合わせによるふたりが、ショパンとラフマニノフを録音しました!
 ケラスの高貴にして弱音までもが美しすぎるチェロ。そしてメルニコフの透明かつ繊細なタッチが際立つピアノ。名手ふたりによる、ロマン派の名曲にまたあらたな名盤が誕生しました。

 ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)とアレクサンドル・メルニコフ(ピアノ)という世界最高峰のふたりによる演奏のベートーヴェンのチェロとピアノの作品全集(KKC5402 およびHMC 902183)は、世界で絶賛され、2014年第52回「レコード・アカデミー賞」大賞銅賞・室内楽部門も受賞しています。
 このベートーヴェンから時を重ね、他の編成での共演もはさみながら、ますますそのアンサンブルの息の感度と精度に磨きがかかったところでの録音。
 ショパンのチェロ・ソナタは、生前に出版された最後の作品。ラフマニノフのチェロ・ソナタは1901年、ラフマニノフ20代終わり、ピアノ協奏曲第2番を完成して取り組んだ作品。苦悩に満ちた遺書のようなショパンと、ほとばしる抒情と輝きに満ちたラフマニノフの2作品ともロマン派の名作として人気ですが、このふたりの演奏で聴けるのは格別の喜びがあります。ピアニストが書いたソナタでもあり、メルニコフは楽器をかえてそれぞれの作品の理想的な響きを実現しているも注目。

 全編をとおしてケラスの音色が実に高貴。そして深い悲しみをたたえた音色、美しすぎる弱音。ケラスが常に深化を遂げていることが感じられます。
 メルニコフはショパンの前奏からその音色で一気に聴き手を世界に引きこみます。
 ショパンではエラール、ラフマニノフではスタインウェイとピアノを変えて演奏。ラフマニノフでは、ロマンティシズムにおぼれることなく、繊細で透明感ある音色で怒涛のようなパッセージを展開しております。
 ショパンでもラフマニノフでも、チェロとピアノで完璧にバランスのとれた、そして息のあった対話が繰り広げられています。ショパンもラフマニノフも様々な名演が存在しますが、あらたな決定的名盤の登場といえるでしょう。
 




CHAMPS HILL

CHRCD166
¥2600
ザ・サクソフォン・クレイズ
 ジャスティン・リング&フレッド・ハーガー
  (ルディ・ヴィードフ編):ハンガリー舞曲
 ルディ・ヴィードフ&ドメニコ・サヴィーノ:Dans l'orient
 シュルホフ:ホット=ソナタ
 ヴィードフ:Waltz-Llewellyn、Valse Marilyn
 ヴァイル(ジョナサン・ラドフォード&アシュリー・フリップ編):
  《三文オペラ》よりマック・ザ・ナイフ、楽しい人生のバラード、
   ポリーの歌、タンゴ・バラード、キャノン砲の歌
 ショスタコーヴィチ(ラドフォード&フリップ編):
  《舞台管弦楽のための組曲》よりワルツ第2番
 ガーシュイン(長生淳編):ラプソディ・イン・ブルー
ジョナサン・ラドフォード(サクソフォン)
アシュリー・フリップ(ピアノ)

 新進気鋭のジョナサン・ラドフォード、1920年代、30年代を中心にした作品集!

 サクソフォン奏者のジョナサン・ラドフォードは、イギリスのチータム音楽学校で学び、その後パリ国立高等音楽院でクロード・ドゥラングルに師事し、王立音楽大学では博士号を取得しています。
 彼はコモンウェルス・ミュージシャン・オヴ・ザ・イヤーやロイヤル・オーバー・シーズ・リーグでゴールド・メダルを獲得しています。
 クラシック作品をアレンジしたものから、現代曲まで幅広いレパートリーを持っており、デビュー・アルバムとなったこのアルバムでは、特に1920年代と30年代の作品を中心に収録しています。
 彼は「このアルバムが、狂騒の20年代の重要なアイコンに敬意を表すると同時に、ジャンルを超えたサックスの多様な性質を祝福することを願っています」と語っています。

 ※録音:2021年4月12-14日、チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(イギリス)
 
 


CHRCD158
¥2600
オスティナータ ~ 無伴奏ヴァイオリン作品集
 ビーバー:パッサカリア ト短調 《守護天使》
 バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ BB124 Sz.117
 プロコフィエフ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.115
 バツェヴィチ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番
 イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番 ホ短調 Op.27-4
シャルロット・サリュースト=ブリドゥー(ヴァイオリン)

 ヴァイオリン奏者シャルロット・サリュースト=ブリドゥーのデビュー・アルバムは、無伴奏ヴァイオリン作品集です。
 フランスで生まれた彼女は、モンペリエで学び、その後ロンドンの王立音楽大学でアリーナ・イブラギモヴァに師事し修士号を獲得しました。
 また、アナ・チュマチェンコ、ザハール・ブロンといった名教師たちのマスタークラスにも参加しています。
 2021年にはパリを拠点にしている「コンフルエンス四重奏団(Quatuor Confluence)」のリーダーを務め、トロンハイム国際室内楽コンクールで1位を獲得しています。

 ※録音:2020年8月25日-27日、チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(イギリス)
 



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ALPHA CLASSICS



ALPHA835
¥2700→\2490
ブリュノ・コクセ(チェロ)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第1番、第2番、第3番

 1-3. チェロ・ソナタ 第1番 ヘ長調 Op. 5-
 14-6. チェロ・ソナタ 第2番 ト短調 Op. 5-
 27-9. チェロ・ソナタ 第3番 イ長調 Op. 69
ブリュノ・コクセ(チェロ)
 アントニオ・ストラディバリウス
  1726製作楽器(ロマン派様式に調整)による、
   シャルル・リシェ2019年製作の再現楽器
モード・グラットン(フォルテピアノ)
 ウィーンのヨハン・アンドレアス・シュタイン
  18世紀後期製作楽器による、
   ヘラルト・タインマン2012年製作の再現楽器...1-6
 ジョン・ブロードウッド1822年製オリジナル楽器...7-9
NYCX-10317
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2970

 録音: 2020年11月23-27日 ヴィルファヴァール農園、リムーザン、フランス
 ※国内仕様盤日本語解説...八木宏之

 【古楽界の革新的名手2人によるベートーヴェン始動!】
 チェロを中心に様々な中低弦古楽器を操り、最新研究成果を反映させた数々の企画盤で私たちを楽しませ続けているブリュノ・コクセが、十代の頃からの夢だったというベートーヴェンのソナタを録音しました。
 フォルテピアノは、フィリップ・ヘレヴェッヘはじめ多くの古楽演奏家から篤い信頼を集め、コクセ率いるアンサンブル、レ・バッス・レユニでも鍵盤を担当するモード・グラットン。
 使用されたフォルテピアノは、第1番と第2番ではベートーヴェンが初めて手に入れたメーカーと考えられるシュタインの再現楽器、第3番では作曲家が最後まで所持していたとされるメーカー、ブロードウッドのオリジナルを使用。いずれも作曲年代にあわせた選択ということではないようですが、音色の違いを聴けるのは大きな楽しみです。
 
 活き活きとしたコクセのチェロに、多彩な表現で知られるグラットンのピアノが絡み、両者とも楽器の限界に挑むかのような振幅の激しい表現を聴かせてくれるのが魅力で、第2番冒頭の強打と直後の弱音などでは、何ごとかと驚かされるほど。
 演奏に全く堅いところがなく、聴いていてどこかすっきりとした感覚を呼び起こすほどに自由で闊達、さらに古楽器ならではの個性的な響きがアクセントとなり、非常に気持ちの良いアルバムに仕上がっています。
 たくさんの巨匠たちが残してきたこれら傑作の名盤の系譜に、新たに連なる一枚といっても過言ではないでしょう。

 
 




CYPRES RECORDS


CYP8620
¥2700
オー・チェリ・イン・アメリカ オー・チェリ(チェロ八重奏)
 1. ジョージ・ガーシュウィン(1898-1937)/セバスティアン・ワルニエ編曲:序曲 ~《ポーギーとベス》より
 2. フローレンス・プライス(1887-1953)/コリンナ・ラルディン編曲:アメリカにおけるエチオピアの影
 3-5. ハロルド・ノーベン(1978-): American Wanders アメリカの放浪者たち
  3. One with Henry ヘンリーの場合 4. One with Paul ポールの場合 5. One with Lenny レニーの場合
 6. ファッド・リヴィングストン(1906-1957)/ラルディン編曲: イマジネーション
 7. レナード・バーンスタイン(1918-1990)/ワルニエ編曲: ウエスト・サイド・ストーリー
 8. デューク・エリントン(1899-1874)、ビリー・ストレイホーン(1915-1967)/ミシェル・エール編曲:
  デュークズ・マジック

 録音: 2021年10月12-15日 モネ劇場サル・フィオッコ、ブリュッセル

 ベルギー、フランスを中心にオーケストラや室内楽などで活躍するチェロ奏者8人が集まった「オー・チェリ」、4枚目のアルバム。
 ベルギーの作曲家ハロルド・ノーベンのオリジナル作品のほか、ベルギー出身のジャズピアニスト、ミシェル・エールとメンバーによる編曲で、アフリカ系アメリカ人女性初の作曲家フローレンス・プライスと、ガーシュウィン、バーンスタイン、そしてジャズの名曲を収録。
 ブリュッセル在住の日本人奏者、西村志保さんを含むメンバーの、息の合った演奏と歌心が魅力的です。
 
 

CYP8619
¥2600
ピエール・シリンクス(1988-):H#1 、 2 、 3 、 4
 1. H#1
 2. H#2
 3. H#3
 4. H#4
アンサンブル・ホッパー

 ※ 収録時間...38分31秒
 録音: 2021年10月22-24日 アルソニック、モンス、ベルギー

 ベルギーに生まれ、王立モンス音楽院で作曲と古典文学を学んだピエール・シリンクス。2013年に若い音楽家のための「アンリ・プッスール賞」を受賞して以降数々の賞を受け、現在は、ブリュッセルで現代音楽と実験音楽のコンサートを毎月開催する"SMOG"のメンバーとして活躍しています。
 こちらはシンセサイザーとアコースティック楽器の融合をテーマとした作品で、電子楽器を含む器楽奏者8名と指揮者1名からなるアンサンブル・ホッパーが刺激的な音楽を奏でています。
 
 

CYP8617
¥2700
『それは幻なのか』~近現代歌曲集
 1-2. アンリ・トマジ(1901-1971): コルシカの歌 より2曲
  1. Lamentu d'u trenu 2. U Meru pastore
 3-6. トマジ: コルシカの民謡 より4曲
  3. Ninina 4. Lamento 5. Ciuciarella 6. Zilimbrina
 7-10. ルチアーノ・ベリオ(1925-2003): 4つの民謡
  7. 甘き兆しに 8. 理想の女性
  9. 大きな願いを持って 10. 舞踏会
 11-13. エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ(1876-1948):
  カンツァニオーレ Op. 17 より3曲
   11. Preghiera Quando a letto vo' la sera
   12. Vado di Notte, come fa la luna 13. Preghiera Spirito Santo
 14-18. モーリス・ラヴェル(1875-1937): 5つのギリシャ民謡
  14. Chanson de la mariee 15. La-bas vers l'eglise
  16. Quel galant m'est comparable
  17. Chanson des cueilleuses de lentisques 18. Tout gai !
 19-21. ベンジャミン・ブリテン(1913-1976): 民謡集 より3曲
  19. 糸紡ぎ 20. それは幻なのか 21. 父と暮らしていた頃
 22-24. アルテュール・オネゲル(1892-1955):
  アンデルセンの『人魚姫』より3つの歌
   22. 人魚たちの歌 23. 人魚の子守歌 24. 梨の歌
 25-30. ジャン=リュック・ファフシャン(1960-):
  Les amours de madame Tchabai
   (telles que les a revees le docteur Littman en fredonnant quelques chansons)
  25. Le coeur dans un bocal (詞: Nazim Hikmet/曲: Yvette Theraulaz)
  26. Belle abandonnee (詞: Brigitte Fontaine/曲: Areski Belkacem)
  27. Madame reve (詞: Pierre Grillet/曲: Alain Bashung)
  28. Fuir le bonheur de peur qu'il ne se sauve (詞、曲: Serge Gainsbourg)
  29. Toutes les choses (詞: Claude Semal/曲: Patrick De Schuyter)
  30. Immortels (詞、曲: Dominique A)
アルバーヌ・カレール(メゾソプラノ)
ニコラス・クリューガー(ピアノ)
セバスティアン・ワルニエ(チェロ)...25-30

 録音: 2022年1月7-9日、2月16日 アルソニック、モンス、ベルギー

 ウィーン生まれで現在はフランスを中心に活躍するメゾソプラノ、アルバーヌ・カレールによる、フランス語を中心とした歌曲集。近現代の知られざる美しい作品を多数収録しています。
 ラストに収められたのは、ベルギーの作曲家ファフシャンが、シャンソンをメゾソプラノとピアノ、チェロのために編曲したもの。
 
 

CYP0617
¥2700
『Orees~境界』
 1. Gayatri/2. Hamsadhwani/
 3. Crann Bethadh/4. Hyalin/
 5. Tvameva/6. Reve de Nutons/
 7. La Source/8. L'Appel/
 9. Dragon's Cave/10. Aite

ロール・ステラン
 (作曲、フルート、コントラバス・フルート、
  バロック・フルート、
  ネイティヴ・アメリカン・フルート、
  ダブル・フルート、バンスリ、声、
  各種パーカッション)
ステリアン・ドレンヌ(サウンド・デザイン)...8
ローラン・ピジョレ(ピアノ)...9
ドミニク・バレアと6人の学生たち(声)...10


 録音: 2020年1月-2022年1月

 Cypresレーベルの新シリーズ"SOUNDFULNESS"第3弾。ロール・ステランはストラスブールの音楽院でモダン・フルートを学んだ後、ブリュッセル王立音楽院でバルトルト・クイケンの教えを受けたフルート奏者。
 現在は主にヒーリング・ミュージックの分野で活躍しており、ここでも様々な楽器を駆使し、穏やかな中にも心の奥底に訴えかける刺激も併せ持つ音楽を奏でています。最後のトラックは声の響きに包まれるような神秘的な作品。
 




OCORA

C582022
¥2800
北インド/映画『音楽ホール』の音楽
 1. Credits – Morning Raga
 2. Shehnai then flashback (Khoka's thread ceremony)
 3. In the music room and announcement of the party
 4. Religious ceremony and party
 5. First jalsa: the singer Akhtari Bai [aka Begum Akhtar] - thumri
 6. Mahamaya's worry and
  Biswambhar's dream, Khoka's singing lesson
 7. Departure of Khoka and Mahamaya (sitar solo)
 8. Night: surbahar player, generator and
  fireworks at Mahim Ganguly's house
 9. Announcement of the beggars' festival and beginning of the storm
 10. Second jalsa (against the backdrop of the storm):
  the singer Salamat Ali Khan – khyal. Khoka's death
 11. After the deluge, the desolation
 12. Back to the present: Tufan, Khoka's horse
 13. Invitation of M. Ganguly with fanfare
 14. Reopening of Biswambhar's music room
 15. Last jalsa with the singer and
  the dancer kathak Roshan Kumari. M. Ganguly humiliated
 16. Rise of Biswambhar's madness and his death
ウスタッド・ヴィラヤット・カーン(シタール)
イムラット・カーン(シタール、スルバハル)
ビスミラ・カーン(シェーナイ)
ベーガム・アクタル(歌/ツムリ)
サラマット・アリ・カーン(歌/カヤル)ほか

 インド映画の巨匠サタジット・レイ(1921-1992)が1958年に制作した代表作『音楽ホール』の音楽を集めたアルバムの再発売。
 シタールの名手ウスタッド・ヴィラヤット・カーンを中心に、弟のイムラット・カーンほかがサポートに入っています。
 音楽だけの収録ではなく、多くの台詞や効果音を含んだサウンド・トラックとなっています。
 




ONDINE



ODE-1403
¥2700
ジブオクレ・マルティナイティーテ(1973-):作品集
 1. Nunc fluens. Nunc stans 過ぎ行く今、残る今(2020)
  - パーカッションと弦楽オーケストラのための
 2. Ex Tenebris Lux 闇から光へ(2021)
  - 弦楽オーケストラのための
 Sielunmaisema 心の原風景(2019)
  - チェロと弦楽オーケストラのための
   3. I. Winter 冬/4. II. Spring 春/
   5. III. Summer 夏/6. IV. Autumn 秋
パヴェル・ギュンテル(パーカッション)...1
ロカス・ヴァイトケヴィチウス(チェロ)...3-6
リトアニア室内管弦楽団
カロリス・ヴァリアコイス(指揮)

 録音: 2021年6月8-12日Grand Hall of the Lithuanian National Philharmonic Society, Vilnius(リトアニア)

 1973年、ロシア生まれのリトアニア人でニューヨークを拠点としている作曲家、ジブオクレ・マルティナイティーテの作品集。
 前作(ODE-1386)に収録された「郷愁」が2022年2月にニューヨーク・フィルの定期演奏会のプログラムに載るなど、注目度が高まっています。
 ONDINEへ2作目の録音となるこのアルバムは、過去3年間に書かれた弦楽オーケストラのための3作品を収録、第1曲の「Nunc fluens. Nuncstans」は古代ローマの哲学者ボエティウスの言葉「過ぎゆく今が時間となり、残る今が永遠となる」から採られています。
 新型コロナウィルス感染症の拡大が世界を不安と恐怖に巻き込んでいた2020年4~5月に書かれた作品で、ゆっくりと展開していく音楽が当時の世情を写しつつも、それを越えた「永遠」を求める心を表現するかのようです。
 効果的に用いられているパーカッションも聴きどころの一つです。
 
 2020年11月から2021年3月にかけて作曲された「Ex Tenebris Lux 闇から光へ」はヴァイオリン8、ヴィオラ4、チェロ4、コントラバス2の編成による作品。
 抑制された挽歌で始まり、様々な奏法を駆使しながら、最後は輝かしい弦の響きが希望を感じさせます。
 「Sielunmaisema」(フィンランド語で「心の原風景」といった意味)は独奏チェロと最低21人の奏者を必要とする弦楽オーケストラのための作品。
 リトアニアとアメリカという大きく異なる文化的アイデンティティを持つ作曲家自身が「どこに住もうとも変わらずに心の中にある風景」を描いたものです。
 ヴィヴァルディ作品のように四季をモティーフにしていますが、曲ごとに4つの季節の特徴を表現しているのではなく、楽章は相互に関連性が持たされています。
 またチェロが主役であるため、よりまろやかな響きが得られることも特徴です。

 
 




STRADIVARIUS



STR 37215
¥2400
「コレスポンデンス」~バッハ:チェロ・ソナタとベリオ&ブーレーズ
 J.S.バッハ(1685-1750):チェロ・ソナタ第1番ハ長調BWV1027
 ルチアーノ・ベリオ(1925-2003):
  セクエンツァXIV(2002)~無伴奏チェロのための
 J.S.バッハ:チェロ・ソナタ第2番ニ長調BWV1028
 ピエール・ブーレーズ(1925-2016):「12のノタシオン」~ピアノのための
 J.S.バッハ:チェロ・ソナタ第3番ト短調BWV.1029
マルティナ・ルディッチ(Vc)
ミケーレ・ガンバ(Pf)

 新3大Bの饗宴!?バッハ:チェロ・ソナタ全3曲+ベリオ、ブーレーズ!

 録音:2021年ミラノ [69:45]

 バッハの本来はヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのための2つのソナタを間に挟みつつ現代の独奏チェロの名曲ベリオのセクエンツァXIV(コンクールで取り上げる演奏家も多い)、ブーレーズ初期の傑作ピアノ独奏曲「12のノタシオン」を配したユニークなアルバム。
 ベリオ作品では特殊奏法を含むチェロのあらゆる機能、可能性が追及される。意外にも民族的なリズムも現れ、前衛音楽だが親しみ易い作品。
 ブーレーズのノタシオンは12音技法で書かれた名作。バッハ、ベリオ、ブーレーズのカップリングからヨーロッパ音楽史のこれまで見えなかった新たな側面が見えてくるか?
 チェロのマルティナ・ルディッチはクロアチア出身。ヴェルディ音楽院で学び、アバド率いるマーラー・ユーゲント・オーケストラに参加、現在はソロ、室内楽で活躍する才媛。
 ピアノのミケーレ・ガンバはミラノ出身。ルディッチと同じヴェルディ音楽院でピアノと作曲を学び現在は指揮者としての活動も始めている若き俊英。
 
 


STR 37200
¥2400
ウジェーヌ・イザイ(1858-1931):
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp.27

  (第1番ト短調、第2番イ短調、第3番ニ短調、
   第4番ホ短調、第5番ト長調、ホ長調)
アンカ・ヴァシーレ・カラマン(Vn)

 アンカ・ヴァシーレ・カラマンのパガニーニ、バッハに続く無伴奏ヴァイオリン作品第3弾!

 録音:2021年6月30日サン・トゥアリオ・マドンナ・デラ・ヌーヴェ・イセオ [66:12]

 好評だったパガニーニの24のカプリス(STR37193)そしてバッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(STR37196)に続くカラマンの無伴奏ヴァイオリンのためのアルバム第3弾。
 カラマンはルーマニア出身でブカレスト国立音楽大学を卒業後、ローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミアでドメニコ・ノルディオに師事した後、イヴリー・ギトリスに師事を仰いでいる。
 2010年に3つの国際コンクールに入賞しヨーロッパ、アメリカそして日本でもコンサートを行っている。
 パガニーニ以後の無伴奏ヴァイオリン作品の金字塔イザイのソナタはバッハの伝統を踏まえつつロマン派ヴァイオリンの最終到達点を示す超絶技巧の難曲。
 カラマンはこの曲の複雑に絡み合う多声書法や半音階を情熱的に弾き切っている。STRADIVARIUSの鮮烈で美しい音質も聴きどころ。
 
 

STR 37157
¥2400

アリレザ・ファルハング(b.1976)作品集
 (1)「アナグラン」~
  フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための
 (2)「エリカ」~チェロのための
 (3)「アザール」~ヴァイオリンのための
 (4)「ハラ」~ヴァイオリンとチェロのための
 (5)「エイワン」~ヴァイオリン、チェロとピアノのための

アンサンブル・クール=シルキュイ:
 【アンヌ・カーテル(Fl)
  ピエール・デュトリュー(Cl)
  ジャン=マリー・コテ(Pf)
  河野彩(Vn)
  フレデリック・バルダサーレ(Vc)
  ジュリエン・ドゥコワン(Vc)
  ジャン・ドロワイエ(指揮)】

 録音:年月日不記載[57:59]

 アリレザ・ファルハング(b.1976)はイラン系フランス人でテヘラン大学においてアリレザ・マチャエキに作曲を師事した後、テヘラン大学で教鞭を執り、自身の音楽学校を設立。
 その後2002年にフランスに移住し、パリ国立音楽院でミシェル・メルレの下で研鑽を積む。
 この機会に細川俊夫、ハンス・ピーター・キーブルツ、オルガ・ノイヴィルト、カイヤ・サーリアホ、トリスタン・ミュライユらと仕事をする機会を得た。その後IRCAMで電子音楽の研究にも勤しんだ。
 このディスクは彼の本格的な作品集でイランの伝統音楽とヨーロッパの現代音楽、電子音楽の研究の成果が融合した独自の世界が展開する。
 
 
STR 37176
¥2400
エマヌエレ・バルベッラ(1718-1777):
 通奏低音を伴う2つのヴァイオリンまたは
  2つのマンドリンのための6つの二重奏曲集
ピツィク・アルコ四重奏団:
 【マウロ・スキランテ(マンドリン)
  モニカ・トート(Vn)
  アレッサンドロ・パルメリ(Vc)
  ルカ・タランティーノ(Gtr)】

 録音:2018年サン・アントニオ教会 [72:20]

 バルベッラは18世紀イタリア、ナポリのヴァイオリニスト、作曲家。父親よりヴァイオリンの手ほどきをうけたのち、タルティーニの弟子バスクアーレ・ビーニにヴァイオリンを、レオナルド・レオに作曲を師事した。
 バルベーラはナポリのいくつかの音楽院で教鞭を執りつつ、ヴァイオリンを中心とする多くの作品を作曲しナポリ楽派の重要人物と目されている。
 このディスクはチェロの通奏低音を伴うヴァイオリンとマンドリンのためのデュオ。マンドリンが入っているせいか、イタリア情緒たっぷり。
 バロック音楽を得意とするストラディヴァリウスの鮮やかな録音も魅力。
 
 

STR 37198
¥2400
「ヴォルペとルカ」~バロックからジャズまで
 (1)ジャン・バッティスタ・ゲルバーシオ:
  2つのマンドリンのためのシンフォニア(1762頃)
 (2)フランチェスコ・レッチェ:ト長調のコンチェルト(1772頃)
 (3)ラファエーレ・カラーチェ:サルタレロ(1918)
 (4)ラファエーレ・カラーチェ:ロンド(1924)
 (5)スコット・ジョプリン:ジ・エンターテイナー(1902)
 (6)エロール・ガーナー:ミスティ(1954)
 (7)ジャコー・ド・バンドリン:ボーレ・ボーレ(1951)
 (8)ユベンティーノ・マチエール:カデンチア(1967)
 (9)ジャカーレ:サウドーソ・カバキーニョ(1985)
 (10)パット・メセニー:サン・ライト(1992)
ルカ・ペトロジーノ(マンドリン&マンドーラ)
ジャンマルコ・ヴォルペ(ギター)

 録音:年月日不記載 [52:05]

 バロック音楽と20世紀ジャズを組み合わせたユニークなアルバム。18世紀後半のイタリア音楽からスコット・ジョプリンやパット・メセニーまでノリノリで弾き込んでいる。
 マンドリンとマンドーラ(大き目のリュートのような楽器)のルカ・ペトロジーノはあらゆる楽器を弾きこなすマルチ・インストゥルメンタリストで自ら作詞作曲も行う。
 ソロの他、マンドリン・オーケストラを組織し活動している。
 ギターのジャンマルコ・ヴォルペもペトロジーノと同じくマルチ・インストゥルメンタリストでジャズからロック、ソウル、ファンク、ブルースまであらゆるジャンルの音楽を弾きこなす。
 二人のマルチ・タレントによる楽しい一枚。
 
 

STR 37209
¥2400
「ジャーニー」~ギター・デュオで聴く東欧のピアノ曲
 (1)ベラ・バルトーク(1881-1945):
   「ルーマニアのクリスマスの歌」第1集、第2集
 (2)リオール・ナヴォク(b.1971):「サリジーム」
 (3)レオシュ・ヤナーチェク(1854-1928):
   「草陰の小径」第1集(全10曲)
ノーヴァ・ギター・デュオ:
 【ネリー・フォン・アルヴェン(6弦Gtr)
  ルイツ・マントヴァーニ(8弦Gtr)】

 録音:年月日不記載 [52:28]

 バルトークの隠れた名ピアノ曲「ルーマニアのクリスマスの歌」、ヤナーチェクのピアノの代表作「草陰の小径」を2つのギターのための編曲で聴く。
 どちらも本来のピアノで聴くよりも民族音楽色と野性感がより濃厚になり、こちらが原曲なのではと思えるほど。
 リオール・ナヴォクの「サリジーム」はまるで武満のギター曲かと見紛うほど武満を意識した曲(因みにナヴォクは東欧風の名前だがテル・アヴィヴ出身)。
 武満に心酔しているとしか思えない和声、沈黙の間の感覚などが美しい。
 なおノーヴァ・ギター・デュオは相方に珍しい8弦ギターを使ったユニット。その為アンサンブルに重厚な深味が出ている。録音も美しく、ギター・ファンは必聴!
 



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OMM



OMM0159
¥2500→\2290
フィリップ・グラス/交響曲第12番(世界初録音)
 1. Fantastic Voyage (2:43)
 2. Move On (6:44)
 3. African Night Flight (7:02)
 4. Boys Keep Swinging (3:48)
 5. Yassassin (5:07)
 6. Repetition (4:18)
 7. Red Sails (9:45)
アンジェリック・キジョ(voice)
クリスティアン・シュミット(organ)
ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)

 交響曲第12番は、ロサンゼルス・フィルハーモニックの委嘱により作曲され、2019年1月10日にロサンゼルスのウォルト・ディズニー・コンサートホールでジョン・アダムスが指揮して初演された。

 デヴィッド・ボウイの1979年のアルバム『Lodger』に基づくこの作品は、ボウイのベルリン三部作に基づく交響曲三部作の完結編。
 これまでグラスは『Low』と『Heroes』に基づく交響曲第1番と第4番を作曲していた。そして1997年には早くもこの第3作を書く意思を示していた。

デヴィッド・ボウイ

  "Low"(1976年9月~11月)
  "Heroes"(1977年7月~8月)
 "Lodger"(1978年9月~79年3月)


フィリップ・グラス
 交響曲第1番 「ロウ・シンフォニー」 Symphony No. 1, "Low"
 交響曲第4番 「英雄たち」 Symphony No. 4, "Heroes"
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


DIAPASON



DIAP147
¥1700
ビゼー:作品集
 ・《カルメン》組曲第1番
 ・《カルメン》組曲第2番
   コンセール・ラムルー管弦楽団、イーゴリ・マルケヴィチ(指揮)
   録音:1959年
 ・交響曲 ハ長調
   フランス国立放送管弦楽団、アンドレ・クリュイタンス(指揮)
   録音:1953年
 ・ラインの歌
   マリヤ・グリンベルク(ピアノ)
   録音:1951年

 ディアパゾンが選んだ決定盤シリーズ第147集!

 フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン ~ ディアパゾンが選んだ決定盤』。
 第147巻は、ビゼーの作品集!
 イーゴリ・マルケヴィチの《カルメン》組曲に、アンドレ・クリュイタンスの《交響曲 ハ長調》という絶対的な名演奏に、ロシアの名ピアニスト、マリヤ・グリンベルクによる貴重な録音《ラインの歌》を収録しました。
 
 


DIAP146
(2CD)
特別価格
¥1900
ベートーヴェン:室内楽作品集
 ・ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調 Op.97《大公》
   オイストラフ・トリオ
    〔ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)、
     スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー(チェロ)、レフ・オボーリン(ピアノ)〕
   録音:1958年
 ・ピアノ三重奏曲第5番 ニ長調 Op.70-1 《幽霊》
   ブッシュ=ゼルキン・トリオ
    〔アドルフ・ブッシュ(ヴァイオリン)、ヘルマン・ブッシュ(チェロ)、
     ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)〕
   録音:1951年
 ・弦楽四重奏曲第15番 イ短調 Op.132
   ハリウッド弦楽四重奏団/録音:1958年
 ・弦楽四重奏曲第16番 ヘ長調 Op.135
   ブダペスト弦楽四重奏団/録音:1951年

 フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン ~ ディアパゾンが選んだ決定盤』。
 第146巻は、ベートーヴェンの室内楽作品集!
 オイストラフ・トリオとブッシュ=ゼルキン・トリオによるピアノ三重奏曲の名曲《大公》と《幽霊》、ハリウッド弦楽四重奏団とブダペスト弦楽四重奏団によるベートーヴェン後期四重奏曲。
 往年の名トリオ、名四重奏団による格調高い至極の演奏が新たなマスタリングで鮮やかに蘇ります。
 
 


DIAP145
¥1700
シューマン:交響曲集
 ・交響曲第2番 ハ長調 Op.61
   クリーヴランド管弦楽団、ジョージ・セル(指揮)/録音:1958年
 ・交響曲第3番 変ホ長調 Op.97 《ライン》
   ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、フェルディナント・ライトナー(指揮)
   録音:1953年

 フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン ~ ディアパゾンが選んだ決定盤』。
 第145巻は、シューマンの交響曲集!
 ジョージ・セル&クリーヴランド管弦団という一糸乱れぬアンサンブルを誇ったコンビによる《第2番》に、シュトゥットガルト歌劇場の黄金時代を支え、ベルナルト・ハイティンクの師でもあるドイツ人指揮者フェルディナント・ライトナー&ベルリン・フィルの屈指の名演《ライン》をカップリングし、聴き比べも興味深い一枚です。
 
 


DIAP144
¥1700
グリーグ:作品集
 ・ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16
   クリフォード・カーゾン(ピアノ)、
   ロンドン交響楽団、エイフィン・フィエルスター(指揮)
   録音:1959年
 ・管弦楽伴奏付き歌曲集
  (最初の出会い Op.21-1/春 Op.33-2/若者 Op.33-1/ルンダルネにて Op.33-9/
   到着点 Op.33-12/モンテ・ピンチョから Op.39-1/希望 Op.26-1/
   白鳥 Op.25-2/エロス Op.70-1/君を愛す Op.5-3)
    キルステン・フラグスタート(ソプラノ)、BBC交響楽団、マルコム・サージェント(指揮)
    録音:1957年
 ・ピアノのための3つの小品
  (恋の曲 Op.43-5/ヨルスターの踊り Op.17-5/ゆりかごの歌 Op.68-5)
    アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
    録音:1940年-1941年

 「フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン ~ ディアパゾンが選んだ決定盤』。
 第144巻は、グリーグの作品集!
 ノルウェー出身の指揮者フィエルスターとイギリスの名ピアニスト、クリフォード・カーゾンによるグリーグの傑作のひとつ《ピアノ協奏曲》と、ノルウェー出身の世界的ソプラノ歌手キルステン・フラグスタートによる《歌曲集》、最後に巨匠アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリによる《小品集》を収録した充実の内容です。
 



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SWR CLASSIC



SWR19114CD
(4CD)
¥3900→\3590
クリスチャン・フェラス SWR録音集 1953-72年
 【CD1】
  1-3. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
   ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調「クロイツェル」Op. 47
  4-6. クロード・ドビュッシー(1862-1918):
   ヴァイオリン・ソナタ ト短調
  7. モーリス・ラヴェル(1875-1937): ツィガーヌ
 【CD2】
  1-4. ベートーヴェン:
   ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調「春」Op. 24
  5-7. ジョルジェ・エネスク(1881-1955):
   ヴァイオリン・ソナタ第3番 イ短調 Op. 25
  8-11. ロベルト・シューマン(1810-1856):
   ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調 Op. 121
 【CD3】
  1-3. ベートーヴェン:
   ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 61
    (カデンツァ...フリッツ・クライスラー)
  4-6. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):
   ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 35
 【CD4】
  1-3. ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
   ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 77
    (カデンツァ...フリッツ・クライスラー)
  4-5. アルバン・ベルク(1885-1935):
   ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に」
クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)

ピエール・バルビゼ(ピアノ)...CD1、CD2
南ドイツ放送交響楽団
 (シュトゥットガルト放送交響楽団)
  ...CD3、CD4:4-5
ハンス・ミュラー=クライ(指揮)...CD3
バーデンバーデン南西ドイツ放送交響楽団...CD4:1-3
ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)...CD4:1-3
ミヒャエル・ギーレン(指揮)...CD4:4-5

 録音:1953年11月12日 Stuttgart, Unterturkheim, Krone(ドイツ)...CD1 1959年9月25日 Ettlingen, SchloB(ドイツ)...CD2 1954年3月22日 Stuttgart, Villa Berg(ドイツ)...CD3:1-3 1957年3月28日 Stuttgart, Villa Berg(ドイツ)...CD3:4-6 1972年2月10日 Baden- Baden, Hans Rosbaud-Studio(ドイツ)...CD4:1-3 1970年11月27日(ライヴ) Stuttgart, Liederhalle(ドイツ)...CD4:4-5
 CD1-3...モノラル/CD4...ステレオ

 【初出多数!クリスチャン・フェラスの名演をオリジナル・テープからリマスターしてリリース】
 フランスを代表するヴァイオリニストの一人、クリスチャン・フェラス(1933-1982)。気品を湛えつつも音楽に没入し、時に激しい情熱のほとばしりが感じられる演奏で聴衆を魅了、戦後フランスを代表するヴァイオリニストとして国際的に活躍しました。
 1961年と71年には来日公演も行いましたが、1982年に悲劇的な死を遂げ、世界中のファンを悲しませました。
 フェラスは戦後のドイツでも人気が高く、各地の放送局が収録・放送した演奏がCD復刻されていますが、このセットはベルクを除く全曲がオリジナル・マスターからの初CD化。
 ヴァイオリン音楽のファンは注目のリリースです。

 フェラスの父は、ジネット・ヌヴー、ローラ・ボベスコ、イヴリー・ギトリスらを教えたマルセル・シャイリー門下のヴァイオリニストで、その父の指導を受けたフェラスは早くから才能を発揮。
 8歳の年の1941年にニース音楽院に入学を認められると3年目にはヴァイオリンと室内楽で一等となり、1944年には更なる高等教育のためにパリ音楽院を紹介され、ルネ・ベネデッティにヴァイオリンを、ジョゼフ・カルヴェに室内楽を師事。
 2年後の1946年には室内楽とヴァイオリンで一等となり卒業。同年、13歳でラロのスペイン交響曲とベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を演奏してパリ・デビューを果たしました。
 1947年にエネスクと出会って教えをうけるようになったフェラスは、後年「テクニック面では多くの人から学びましたが、音楽の解釈という点では、私はエネスクの弟子です」と語っています。
 1948年にはユーディ・メニューインが審査員長を務めるスヘーヴェニンヘン国際コンクールで優勝、翌年には、ロン=ティボー国際コンクール(当時の名称)で1位なしの第2位を受賞。この時にピアニスト、ピエール・バルビゼの演奏を聴いて感激したフェラスは、終生続く名デュオを組むこととなります。
 1949年に若きジネット・ヌヴーが、53年にはジャック・ティボーが世を去ると、フェラスはフランス楽壇の期待を背負う存在となり、またヘルベルト・フォン・カラヤンが録音に好んでフェラスを起用したことも手伝って名声は世界的なものとなりました。

 この4枚組のBOXセットは、ヴァイオリンのレパートリーの中でもとりわけ重要な作品が収録されているのが嬉しいところ。
 いずれも堂々たる演奏ですが、中で特筆すべきは、まずCD2のエネスクのソナタ第3番。後の1962年の録音よりも全体的にテンポは速めで、即興的な高揚感が伝わります。フェラス&バルビゼ・デュオの絶頂期の記録です。
 CD3では、チャイコフスキーの第1楽章におけるカデンツァでの即興的な音運びがフェラスの真骨頂。
 CD4のブロムシュテットと共演したブラームスは当時から評判になっていたもので待望のCD化。ベルクの協奏曲は、フェラスがフランス初演を行って以後、得意としていたレパートリーであり、ギーレンの分析的な指揮も見事です。

 全て、オリジナルマスターテープより今回のリリースのために全て新たにマスタリングを行うことで、1950年代のモノラル録音でも鮮烈な音色が再現されており、フェラス・サウンドが味わえます。
 













5/4(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

CHANDOS



CHAN20242
¥2500
サミュエル・コールリッジ=テイラー(1875-1912):
 初期室内楽作品集

  九重奏曲 へ短調 Op.2《グラドゥス・アド・パルナッスム》
  ピアノ三重奏曲 ホ短調
  ピアノ五重奏曲 ト短調 Op.1
カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴ

 卓越した音楽性を持つアンサンブル!カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴ!

 ☆サミュエル・コールリッジ=テイラーの貴重な3作品を収録!
 ☆気鋭のアンサンブルが「アフリカのマーラー」を弾く!

 「きらびやかで、変幻自在な若い音楽家のアンサンブル」カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴ!
 BBCラジオ3新世代アーティスト・スキームを通じて出会ったピアニストのトム・ポスターとヴァイオリニストのエレーナ・ユリオステによって結成され、カリスマ的なプログラミングと卓越した音楽性で聴衆を熱狂させている気鋭のアンサンブルの最新盤は、シエラレオネ系のイギリス人作曲家、サミュエル・コールリッジ=テイラー(1875-1912)の初期室内楽作品集!生前には出版されることの無かった貴重な3作品(すべて短調)を収録しています。

 カンタータ《ハイアワサの婚礼の祝宴》で知名度を高め、アメリカへの演奏旅行では「アフリカのマーラー」と呼ばれるほどの成功を収めたサミュエル・コールリッジ=テイラー。
 本アルバムの収録曲は、すべてロンドンの王立音楽大学(RCM)在学中の1893年から94年にかけて作曲されたもので、生前には出版されることの無かった作品です。
 2000年代初頭になってようやくRCMのアーカイヴに残る資料から演奏用のエディションが作成されましたが、今回カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴは改めて手稿譜を調査し、それらのエディションに含まれていた多くの不正確な情報の修正を行いました。
 37歳の若さで亡くなったコールリッジ=テイラーの創造的才能がいかに早熟であったかを、気鋭のアンサンブルの演奏で味わうことができる貴重な1枚です。

 ※録音:2021年10月、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)

 
 
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CHAN20254
¥2500→\2290
ピーター・ドノホー
 グリーグ:抒情小曲集 Vol.1   
ピーター・ドノホー(ピアノ/スタインウェイ)
 鐘の音 Op.54-6/秘密 Op.57-4/アルバムの綴り Op.12-7/ワルツ Op.12-2/
 農民の歌 Op.65-2/ゲーゼ Op.57-2/森の静けさ Op.71-4/春に寄す Op.43-6/
 故郷にて Op.43-3/小川 Op.62-4/妖精の踊り Op.12-4/メランコリー Op.65-3/
 小妖精 Op.71-3/カノン Op.38-8/夏の夕べ Op.71-2/アルバムのページ Op.47-2/
 メランコリー Op.47-5/過ぎ去った日々 Op.57-1/メロディー Op.38-3/スケルツォ Op.54-5/
 ノルウェーの旋律 Op.12-6/羊飼いの少年 Op.54-1/トロールハウゲンの婚礼の日 Op.65-6/
 愛の歌 Op.43-5/ノクターン Op.54-4/憂鬱なワルツ Op.68-6/ハリング Op.71-5

 イギリスの名ピアニスト、ピーター・ドノホー!グリーグの抒情小曲集、第1弾!

 ☆10代の頃から親しみ魅了されてきたグリーグを弾く!
 ☆1982年チャイコフスキー国際コンクール最高位受賞!

 音楽性、スタイルの多様性、圧倒的なテクニックが高く評価されるイギリスの名ピアニスト、ピーター・ドノホー!ピアノ・ソロの作品集としては『メンデルスゾーン: 無言歌集 Vol.1』(CHAN20252)に続く、グリーグの《抒情小曲集》の録音がスタート!
 10代の頃からグリーグの音楽に親しみ、グリーグの印象的な旋律を作る天賦の才能や、和声のユニークさ、感情のナイーブなどに魅了されていたというドノホー。
 前作のメンデルスゾーン同様、グリーグのピアノ作品を演奏、録音することは自身の音楽性の原点に立ち返ることであり、大きな喜びであったと語っています。
 第1集には全10巻66曲からなる《抒情小曲集》の中から、自由にセレクトされた27曲が収録されています。

 若かりし頃はパーカッショニストとして活躍した異色の経歴の持ち主であるピーター・ドノホーは、パリでイヴォンヌ・ロリオとオリヴィエ・メシアンにピアノを師事し、1981年のリーズ国際コンクール入賞、1982年のチャイコフスキー国際コンクールで最高位を獲得しています。
 ブックレット(英語・ドイツ語・フランス語)には作品解説とは別に、グリーグについてのドノホー自身の考えや思い出が掲載されています。
 「すべての偉大な作曲家の作品に当てはまるように、グリーグの作品には分析を拒む独特の、識別できない核心がある」(ピーター・ドノホー)

 ※録音:2021年10月、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)
 




NIFC



PNIFCCD136
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
アンサンブル・ディアローギ
レッセル、シューマン、ショパン:室内楽作品集

 フランティシェク・レッセル(c.1780-1838):
  大三重奏曲 変ホ長調 Op.4
   (ピアノ、クラリネットとホルンのための)(c.1806)
 シューマン(1810-1856):幻想小曲集 Op.73
  (クラリネットとピアノのための)(1849)
 ショパン(1810-1849):三重奏曲 ト短調 Op.8
  (ロレンツォ・コッポラ編/
   クラリネット、チェロとピアノのための)
    (1828 lub/or 1829)
アンサンブル・ディアローギ
 〔クリスティーナ・エスクラペス
   (ピリオド・ピアノ/
     ブッフホルツc.1825-26モデル&
      グラーフc.1819モデル)、
  ロレンツォ・コッポラ(クラリネット)、
  クリスティン・フォン・デア・ゴルツ(チェロ)、
  バルト・アールベイト(ホルン)〕
NIFCCD136
¥2600

 アンサンブル・ディアローギ!ピリオド楽器によるショパン、シューマン、レッセル!

 ☆古楽器のエキスパートたちが集った、アンサンブル・ディアローギ!
 ☆ハイドンを師に持つレッセルなどの室内楽作品集!

 ポーランド国立ショパン研究所の自主レーベル「NIFC」による『ショパンの時代の音楽』シリーズから、「ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭2020」で行われた、アンサンブル・ディアローギのアルバムが登場です。
 アンサンブル・ディアローギは、創設者の一人であるフォルテピアノ奏者のクリスティーナ・エスクラペスと、フライブルク・バロック・オーケストラやラ・プティット・バンドなどの世界の主要なバロック・オーケストラと共演しているロレンツォ・コッポラ、1991年から2004年までフライブルク・バロック・オーケストラのメンバーであったクリスティン・フォン・デア・ゴルツ、そしてフライブルク・バロック・オーケストラの首席ホルン奏者のバルト・アールベイトといった凄腕揃いのアンサンブルです。
 2019年には一部メンバーは違いますが、来日公演も行っており非常に話題となりました。このアルバムでは、ハイドンに師事したポーランドの作曲家フランティシェク・レッセルと、シューマンとショパンの作品を、古楽アンサンブルとは思えないほど表情豊かに演奏しています。
 名手たちが集ったアンサンブル・ディアローギの圧巻の演奏をお楽しみください。

 ※録音:2020年8月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)

 
 
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ONIFCCD641642
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
特別価格 ¥4400
エヴァ・ゲヴォルギアン ~
 第18回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ

  ショパン:
   CD1 ~
    1. 夜想曲第7番嬰ハ短調 Op.27-1
    2. 練習曲第23番イ短調 Op.25-11《木枯らし》
    3. 練習曲第16番イ短調 Op.25-4
    4. スケルツォ第4番ホ長調 Op.54
    5. バラード第3番変イ長調 Op.47
    6. ワルツ第2番変イ長調 Op.34-1
    7. ワルツ第3番イ短調 Op.34-2
    8. ワルツ第4番ヘ長調 Op.34-3
    9. ポロネーズ第5番嬰ヘ短調 Op.44
    10. 幻想曲ヘ短調 Op.49
   CD2 ~
    1-4. 4つのマズルカ Op.17
    5-8. ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35《葬送》
    9-11. ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11*
エヴァ・ゲヴォルギアン(ピアノ)
アンドレイ・ボレイコ(指揮)*
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団*
NIFCCD641642
(2CD)
特別価格 ¥3600→\3290

 2021年ショパン・コンクール・ライヴ!17歳ファイナリストの1人、エヴァ・ゲヴォルギアン

 ☆2021年第18回ショパン・コンクール・ライヴ!
 ☆円熟の表現で聴衆を虜にした17歳のファイナリスト、ロシア/アルメニアのエヴァ・ゲヴォルギアン!

 2021年10月に開催された第18回ショパン国際ピアノ・コンクールは、新型コロナ・ウイルスの影響で1年延期されながらも、極めてレベルの高い才能が各国から集結し、日本人コンテスタントの活躍や全世界オンライン配信などによりかつてない盛り上がりを見せました。
 コンクールを主催するポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の自主レーベルよりリリースされるコンクールのライヴ録音シリーズ(ブルー・シリーズ)の第3弾は、ロシア/アルメニアの天才少女と噂され、堂々たるパフォーマンスでファイナルまで勝ち進んだエヴァ・ゲヴォルギアン(ゲヴォルギヤン)が登場!

 各地から多彩なタレントが集まった2021年のショパン・コンクールですが、決勝に残ったJJ・ジュン・リ・ブイ、エヴァ・ゲヴォルギアン、ハオ・ラオの「17歳トリオ」も、コンクールの盛況に大きく貢献した要素の1つとなっています。
 中でもエヴァ・ゲヴォルギアンは円熟さえ感じさせる重厚な表現と鋭い感性、ファースト・ステージからファイナルまで安定したテクニックで多くの聴衆を虜にし、会場と世界中のリスナーを湧かせました。
 2004年生まれ、これまでに、クライバーン・ジュニア・コンクール第2位、クリーブランド・ジュニア・コンクール第1位、デュッセルドルフのロベルト・シューマン・コンクール第1位、スイスのヤング・ショパン・コンクール(Jeune Chopin)第1位など、40以上の国際コンクールで受賞し、2019年ICMA(国際クラシック音楽賞)のディスカヴァリー賞受賞、エフゲニー・キーシンによってルール・ピアノ・フェスティヴァル2020のスカラーシップに選ばれたエヴァ・ゲヴォルギアンの前途洋々たる才覚にご注目ください!

 ※録音(ライヴ):CD1 1-4:2021年10月6日(第一次予選)/CD1 5-9:10月11日(第二次予選)/CD1 10&CD2 1-8:10月15日(第三次予選)/CD2 9-11:10月19日(決勝)/ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
 ※使用ピアノ:スタインウェイ D, 611479

 




エヴァ・ゲヴォルギヤン、この人です。
final round (18th Chopin Competition, Warsaw)
https://youtu.be/LHlodYsovHs


 




SIGNUM CLASSICS



SIGCD712
¥2500
ヒース弦楽四重奏団&キャロリン・サンプソン
ベルク、ヴェーベルン、シェーンベルク

 ベルク:弦楽四重奏曲 Op.3
 ヴェーベルン:弦楽四重奏のための 《Langsamer Satz》
 シェーンベルク:弦楽四重奏曲第2番 Op.10
ヒース弦楽四重奏団
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)

 ヒース弦楽四重奏団&キャロリン・サンプソン!新ウィーン楽派の弦楽四重奏作品集!

 ☆ヒース弦楽四重奏団の新録音がSignum Classicsから登場!
 ☆新ウィーン楽派の弦楽四重奏作品集!
 ☆シェーンベルクではキャロリン・サンプソンと共演!

 2002年に結成されたイギリスの精鋭アンサンブル、ヒース弦楽四重奏団のニュー・アルバムがSignum Classicsからリリース!
 シェーンベルク、ベルク、ヴェーベルンの新ウィーン楽派による弦楽四重奏のための作品で、20世紀初頭の並外れた音楽的発展の足跡を辿ります。
 第3&第4楽章でソプラノ独唱が参加するシェーンベルクの弦楽四重奏曲第2番では、バッハ・コレギウム・ジャパンやキングズ・コンソート、ガブリエリ・コンソートなどと共演しイギリス有数の古楽系ソプラノとして活躍するキャロリン・サンプソンが参加している点も大きなポイントです。

 ヒース弦楽四重奏団は2002年にロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージックで結成され、2008-2012のYCAT(ヤング・クラシカル・アーティスツ・トラスト)の代表に選ばれ、ボルレッティ=ブイトーニ財団の特別アンサンブル奨学金を受賞。
 2013年にはロイヤル・フィルハーモニー協会のヤング・アーティスト賞を受賞し、2016年にはマイケル・ティペットのアルバムでグラモフォン賞を受賞するなど、カリスマ的人気を誇り、ウィグモア・ホールとの長年のリレーションシップを継続しながら、英国各地とヨーロッパで活動を続けています。

 ※録音:2019年12月11日-13日、ストーラー・ホール(マンチェスター、イギリス)

 
 



 

URANIA RECORDS


LDV14088
¥2300
ディートリヒ・シュテフケン:
 ヴィオラ・ダ・ガンバのための組曲&ディヴィジョンズ

  ディートリヒ・シュテフケン(17世紀初期-1673-74):
   組曲二短調*、ガンバ独奏のためのディヴィジョンズ**、
   組曲ニ長調₁A組曲ニ長調*
 ディートリヒ・シュテフケン、ジャン・メルキュール&作者不詳:
  サラバンド**
 ディートマー・ベルガー:ディートリヒ・シュテフケンに捧ぐ*
ディートマー・ベルガー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

 ガンバ奏者、作曲家としてヨーロッパ各地で活躍した、ディートリヒ・シュテフケンのヴィオラ・ダ・ガンバのための作品集。

 ドイツのチェリスト、ディートマー・ベルガーは、アーヘン音楽大学とデュッセルドルフ音楽大学で研鑽を積んだ後、ライプツィヒ音楽大学では、セバスティアン・パンクからヴィオラ・ダ・ガンバの奏法を学び、チェロとガンバ、モダンとピリオドの両方を駆使するようになりました。
 1993年から2000年までドレスデンのザクセン州立歌劇場のメンバーとして活躍し、現在はケルンを拠点としてチェロ奏者、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者として活発な活動を展開しています。
 ベルガーは、ライプツィヒのフリードリヒ・ホフマイスター音楽出版社やベルクハイムのドール音楽出版社で編集者、作曲者としても活動しており、本アルバムでは、3種類のガンバを見事に弾き分け、未だ謎の多いシュテフケンの作品の魅力を伝えています。

 ※使用楽器:バス・ヴィオラ・ダ・ガンバ(Jose Luis Espana. M.:2007年製)*、アルト・ヴィオラ・ダ・ガンバ(不詳)**、トレブル・ヴィオラ・ダ・ガンバ(不詳:1980年頃製) 
 ※録音:2020年1月3日-6日、ストリングス・サウンズ・ミュージック・プロダクション・スタジオ(ベルギッシュ・グラートバッハ、ドイツ)
 




DYNAMIC



CDS-7946
¥2400
アラン・ホヴァネス(1911-2000):ピアノ作品集 第2集 アレッサンドラ・ポンピーリ(ピアノ)
 1. Fantasy on an Ossetin Tune オセチアの旋律による幻想曲 Op. 85 No. 6
 Hermes Stella ヘルメスの星 Op. 247...世界初録音
  2. Andante/3. Senza Misura - Allegro - Senza Misura – Andante
 Komachi 小町 Op. 240
  4. Spirit of a Willow Tree/5. The Sage of Celestial Mountain/6. Rain Harp/
  7. Sage Ascending the Mountain/8. Flight of Dawn Birds/9. Rain on Blue Mountain/10. Moon Harp
 ソナタ「Journey to Arcturus アークトゥルスへの旅」Op. 354
  11. Lullaby/12. Fugue/13. Nocturne/14. Jhala for Star Journey/15. Love Song/16. Jhala for Arcturus
 Greek Rhapsody No. 1 ギリシャ・ラプソディ 第1番 Op. 63...世界初録音
  17. Mov. I/18. Senza Misura - Farewell Song of a Boy who Must go to War  - Senza Misura/19. Revolution

 録音: 2020年2月24-25日 Studio 111、Cereveten、Rome(イタリア)

 アルメニア系アメリカの作曲家アラン・ホヴァネス。20世紀アメリカを代表する作曲家の一人であり、ヨーロッパの前衛芸術を避け、アルメニアやインド、東洋の音楽要素を採り入れた作品を数多く残しました。
 このピアノ作品集第2集には、詩人・神秘家であるフランシスコ・ベーコンに捧げられた「ヘルメスの星」を始め、ギリシャ系アメリカ人ピアニストに捧げられた、コーカサス地方オセチン(オセチア)の民謡をモティーフにした舞曲「オセチアの旋律による幻想曲」、複雑な音型でありながら魅惑的な旋律に満たされたピアノ・ソナタ「アークトゥルス(夜空に輝く星「うしかい座α」)への旅」、彼が好んだ日本の題材を用いた「小町」、アルバムの最後に置かれた「ギリシャ・ラプソディ」など、民謡などのさまざまな素材を練り上げ、新しいものへと昇華させたホヴァネスならではの作品が収録されています。
 第1集(CDS-7701)に引き続き、ホヴァネス作品の良き理解者として知られるピアニスト、アレッサンドラ・ポンピーリは、世界初録音を含む彼の神秘的な音楽をじっくりと聴かせます。

 
 
 


CDS-7952
¥2400
サント=コロンブ:2つのヴィオールのためのコンセール集 第1集
 1-2. コンセール 第1番 「Le retrouve」
 3-4. コンセール 第18番「Les bateries」
 5-8. コンセール 第53番 「L'aureille」
 9. コンセール 第45番 「Le Cor」
 10. コンセール 第44番 「Tombeau」より Les pleurs
 11. コンセール 第59番 「Le precipite」
 12-13. コンセール 第39番 「Le resjoui」
 14. コンセール 第60番 「Le majestueux」
 15. コンセール 第66番 「L'infidelle」
 16-18. コンセール 第6番 「La Duchesse」
 19. コンセール第61番 「Le varie」
 20-21. コンセール 第28番 「Le Passant」
 22. コンセール 第7番「Le pleureux」より Sarabande la pleureuse
 23. コンセール第48番 「Le raporte」より Chacone raportee
パオロ・ビオルディ(ヴィオール)
フランチェスコ・トメイ(ヴィオール)

 7弦バス・ヴィオール- Paolo and Niccolo Biordi Florence, 2012製 18世紀の作者不明モデル(プライヴェート・コレクション) の複製
 7弦バス・ヴィオール- Sergio Gistri - Colle Val D'Elsa, 2017製 1699年ハンブルク、J.Tielke制作モデルの複製
 録音: 2020年10月20-23日 Rosso Fiorentino-recording & listening space,Florence(イタリア)

 サント=コロンブ氏(ムッシュ・ド・サント=コロンブ)は、フランス・バロック音楽の作曲家・ヴィオール奏者。
 高い名声を博したものの、実名や生没年を含め、その生涯は謎に包まれており、おそらく1640年頃に生まれ1700年頃に没したジャン・ド・サント=コロンブがこの人物と考えられています。
 彼の名が一躍知られるようになったのは、1966年、ジュネーヴで「CONCERTS A DEUX VIOLES ESGALES 2つの対等なヴィオールのためのコンセール集」の写本が発見されたことによるものでした。
 全67曲からなるこの曲集、各組曲にはタイトルが付けられており、恐らく当時の音楽愛好家や知識人たちの集まりのために書かれたものだったのでしょうが、とても高度な技術が要求される演奏困難な作品です。
 とはいえ、ヴィオールならではの艶やかな音色による二重奏は、とても魅力的。このアルバムではパオロ・ビオルディとフランチェスコ・トメイが息のあったデュオを聴かせます。

 
 
 

CDS-7956
¥2400
カルッリ再発見
 フェルディナンド・カルッリ(1770-1841):作品集
マルチェッロ・ファントーニ
 (ギター...Rene-Francois Lacote 1820)
  3つのディヴェルティスマン「スペイン風」 Op. 209...世界初録音
   1. No. 1 Moderato/2. No. 2 Grazioso/3. No. 3 Moderato
  La Clochette クロシェット パガニーニの主題によるギターのための幻想曲 Op. 325
   4. Introduction - Largo assai/5. Moderato
  Airs Nationaux de tous les Peuples d'Europe,ヨーロッパの民謡集 Op. 73...世界初録音
   6. No. 1 Vive Henri Quatre - Air francais:/7. No. 2 Fandango - Danse espagnole/8. No. 3 Air anglais/
   9. No. 4 Tarantella - Danse napolitaine/10. No. 5 Chanson russe/11. No. 6 La Tyrolienne
  12-23. Solo avec Variations sur l'air de La Molinara「ラ・モリナーラ」の旋律による独奏ギターのための変奏曲 Op. 107
  24-29. La Folle, Romance d'Albert Grisar, arrangee en Fantaisie pour la guitare
   ラ・フォル、アルベール・グリザールのロマンスによるギターのための幻想曲 Op. 363...世界初録音
  ギターのための3つのワルツ Op. 9.
   30. ワルツ第1番/31. ワルツ第2番/32. ワルツ第3番

 録音: 2021年8月6-8日 Chiesa di San Bartolomeo Noamaglio,Turin(イタリア)

 ナポリ出身の作曲家フェルディナンド・カルッリは、パリで一流のギタリストとして活躍しました。
 教師としても才能を発揮し、彼のギターのための練習曲「メトード・コンプレット Op. 27」は現在でも使用されています。
 彼は当時流行していたオペラや管弦楽作品の旋律を用いてヴィルトゥオーゾ的な変奏曲に仕立て上げることを得意としており、時には同世代のパガニーニ作品や、スペイン風のスタイルも取り込むことで、自らのテクニックを見せつけていました。
 このアルバムでは、名手マルチェッロ・ファントーニが1820年製の楽器を用いて、世界初録音を含むカルッリの様々な作品を紹介。
 変奏曲でのまばゆいばかりの技巧や、愛らしいワルツなど、知られざる作品を美しい音色で楽しめます。

 
 
 


CDS-7943
(2CD)
¥3500
※DVD、Blu-ray同時発売
1840年に初演された《連隊の娘》
 ガエターノ・ドニゼッティ(1797-1848):
  歌劇《連隊の娘》2幕のオペラ・コミック
   台本: ジャン=フランソワ=アルフレード・バヤール&
    ジュール=アンリ・ヴェルノワ・ド・サン=ジョルジュ
ベルケンフィールド侯爵夫人...
 アドリアーナ・ビニャーニ・レスカ(メゾ・ソプラノ)
シュルピス...パオロ・ボルドーニャ(バス)
トニオ...ジョン・オズボーン(テノール)
マリー...サラ・ブランチ(ソプラノ)
クラーケントルプ公爵夫人...クリスティーナ・ブガッティ(台詞)
オルタンシウス...ハリス・アンドリアノス(バリトン)
伍長...アドルフォ・コッラード(バス)
農夫...アンドレア・チヴェッタ(テノール)他
スカラ座アカデミア合唱団(合唱指揮: サルヴォ・ズグロ)
ドニゼッティ歌劇場管弦楽団
指揮: ミケーレ・スポッティ
打楽器: エルネスト・ロペス・マトゥレル

 ドニゼッティ歌劇場財団/キューバ国立歌劇場による共同新制作
 収録: 2021年11月21日 ドニゼッティ歌劇場(ベルガモ)イタリア

 舞台は19世紀初頭のアルプス・チロル地方。連隊の酒保で働くマリーは、自分の命の恩人である若者トニオと愛し合っています。
 トニオはマリーと一緒にいたい一心で軍隊に入隊します。ところが長い間孤児だと思われていたマリーが実は幼くして親と生き別れた貴族の娘だったことが判明、パリへ行儀見習いとして行くことになり、二人は一旦別れ別れになってしまいます。
 慣れないパリの生活を送るマリーに名家の甥との結婚話が持ち上がりますが彼女は乗り気ではありません。そんなマリーの前に現れたのは大尉に昇進してパリを訪れたトニオでした...

 1840年に初演された《連隊の娘》。ドニゼッティはこの作品をパリのオペラ=コミック座の依頼を受けて短時間で作曲したとされています。
 当時、イタリアの作曲家によるオペラ・コミックはとても珍しいものでしたが、同劇場での初演は大成功を収め、何度も再演される人気演目となりました。
 新鋭ミケーレ・スポッティの指揮による本上演は、活気に満ちた軍楽調の調べとエレガントな音作りが特徴。キューバの打楽器コンガが舞台で効果的に用いられているのにも注目です。
 マリー役のサラ・ブランチは輝く声で高音域を自在に歌い上げ、魅力的な女性像を描き出しています。
 トニオ役のジョン・オズボーンは若々しい声でハイCを幾度となく響かせ、シュルピス役のパオロ・ボルドーニャは安定した歌唱で全体を引き締めます。実母役のアドリアーナ・ビニャーニ・レスカのコミカルな歌唱も聴きどころです。
 




RESONUS CLASSICS


RES10296
¥2600
アーネスト・モーラン(1894-1950):室内楽作品集
 ヴァイオリン・ソナタ ホ短調(1923)
  1. I. Allegro non troppo/2. II. Lento/
  3. III. Vivace e molto ritmico
 2つのヴァイオリンのためのソナタ(1930)
  4. I. Allegro non troppo/5. II. Presto/
  6. III. Passacaglia: Poco maestoso, ma con moto
 7. チェロとピアノのための前奏曲(1943)
 ピアノ三重奏曲 ニ長調(1920)
  8. I. Allegro/9. II. Lento molto - Andante/
  10. III. Allegro vivace/11. IV. Allegro
フィデリオ三重奏団
ダラ・モーガン(ヴァイオリン)
ティム・ギル(チェロ)
メアリー・ダレー(ピアノ)
ニッキー・スウィーニー(ヴァイオリン)...4-6

 録音: 2021年5月1-2日 Menuhun Hall, Stoke d'Abernon, Surrey(UK)

 イギリスの作曲家アーネスト・モーランの室内楽作品集。アイルランドを愛し、ヴァレンティア島に2年間居住、その後の1934年頃から亡くなるまでケンメアで過ごし、この地を第2の故郷としました。
 このアルバムに収められた室内楽作品は、どれもアイルランドでの体験がメロディに影響を与えているとされています。
 初期のピアノ三重奏曲からはラヴェルの影響が感じられますが、全体にスケールが大きく、第2楽章ではチェロがアイルランド民謡風の旋律を歌いあげます。
 「ヴァイオリン・ソナタ」ホ短調は彼の師ジョン・アイアランドを思わせる陰鬱な雰囲気を持ちながらも、ヴァイオリンの名人芸も発揮された見事な作品です。
 1930年の「2つのヴァイオリンのためのソナタ」はこの当時としては珍しい編成による作品であり、彼のヴァイオリンに対する愛が感じられます。
 1943年の「チェロとピアノのための前奏曲」は後に結婚することとなるチェリスト、ピアーズ・コートモアのために書かれた美しい曲です。
 アイルランドと強いつながりを持つフィデリオ三重奏団とヴァイオリニストのニッキー・スウィーニーの演奏で。

 
 
 

RES10298
¥2600
フィリップ・ウィルビー:マタイの福音書による英語の受難曲
 1. God's Grandeur 神の壮大さ
 The Knaresborough Service ナレスボロ・サーヴィス
  2. Magnificat/3. Nunc dimittis
 An English Passion according to Saint Matthew
  マタイの福音書による英語の受難曲
   4. Collect
  第1部
   5. Processional Hymn/6. The Upper Room – Hymn 2/
   7. Denial/8. Gethsemane and the Arrest/
   9. Before Caiaphas/10. Peter's Denial/
   11. Before the Governor/12. Hymn 3/13. Barabbas
  第2部
   14. Golgotha/15. Hymn 4/16. Apotheosis/
   17. Procession of Christ and His Cross/
   18. Recessional Hymn
 世界初録音
マイリ・ローソン(ソプラノ)...6、8、10、14-15
ヘレン・チャールストン(メゾ・ソプラノ)...
 6、7、9-10、14-16
トーマス・エルウィン(テノール:イェス)...6-10、14-15
ショーン・ボイラン(バリトン: ユダ&ピラト)...
 6、8-11、13-16
ベン・マカティア(バリトン: ペテロ)...6-11、13-16
ジャック・ウィルソン(オルガン)
デイヴィッド・レイ(チェンバー・オルガン)
ベルファスト大聖堂聖歌隊
マシュー・オーウェンズ(指揮)

 録音: 2021年6月29-30日 Belfast Cathedral(UK)

 イングランドの現代作曲家フィリップ・ウィルビー。幅広いジャンルで作品を書いていますが、なかでも吹奏楽作品と宗教作品が高く評価されています。
 このアルバムには2014年から2019年に作曲した3つの宗教曲を収録。
 2014年の「ナレスボロ・サーヴィス」はノースヨークシャー州、洗礼者聖ヨハネ教区教会からの委嘱曲。ウィルビーが師事したハウエルズの伝統を継ぐ穏やかな美しい作品です。
 2017年の「God's Grandeur」はイギリス・ヴィクトリア朝時代の詩人ジェラード・マンリー・ホプキンズの詩が用いられた神を賛美する曲。
 アルバムのメインである「マタイの福音書による英語の受難曲」は2018年にウェルズ大聖堂合唱団のために書かれた作品。
 1906年にヴォーン・ウィリアムズが編集した『英語賛美歌集』所収の賛美歌の旋律が随所に引用されており、イギリス人の心に訴える作品となっています。
 
 

RES10300
¥2600
ヨハン・ルートヴィヒ・クレープス:鍵盤のための作品集 第2集
 【CD1】
  1-9. 序曲 'nach dem Franzoischen [sic] Gout'  Krebs-WV 820
  10-17. パルティータ 変ロ長調 Krebs-WV 823
  18-20. ソナタ イ短調 Krebs-WV 838
スティーヴン・ディヴァイン(チェンバロ)

 使用楽器: 2段鍵盤チェンバロ...コリン・ブート制作(2000)
 ヨハン・クリストフ・フライシャー(ハンブルク 1710年)製の1段鍵盤を参考にしてa=415Hz/調律: ヴェルクマイスター III

 録音: 2021年2月23-24日 Alpheton New Maltings, Suffolk(UK)

 J.S.バッハに「卓越した音楽家、鍵盤楽器、ヴァイオリン、リュートの演奏家、熟練した作曲家」と評されたヨハン・ルートヴィヒ・クレープスの鍵盤楽曲集第2集。
 活躍した時代はバロックから前古典派への移行期でしたが、彼自身はポリフォニーの様式を好んでいたためか「時代遅れ」とみなされ、当時はあまり顧みられることがありませんでした。
 しかし近年ではバロック期、ギャラント様式、古典派の形式を魅力的に組み合わせた作曲家として評価され、少しずつ演奏機会も増えてきています。
 このアルバムでは名奏者スティーヴン・ディヴァインがクレープスの3作品を演奏。当時の音楽的センスの変化を示す、彼の多彩な作曲スタイルを知ることができます。
 
 

RES10299
¥2600
マコンキー&ヴォーン・ウィリアムズ:
 歌曲集 第1集
ジェイムズ・ギア(テノール)
ロナルド・ウッドリー(ピアノ)
  レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872–1958):Songs of Travel 旅の歌
   1. The Vagabond 放浪者/2. Let Beauty Awake 美しい人よ目覚めよ/
   3. The Roadside Fire 道端の火/4. Youth and Love 青春と恋/5. In Dreams 夢の中で/
   6. The Infinite Shining Heavens 無限に輝く空/7. Whither Must I Wander? 私はいずこにさすらうか/
   8. Bright is the Ring of Words 言葉の響きは明るい/
   9. I Have Trod the Upward and the Downward Slope 坂を上り、坂を下りた
  エリザベス・マコンキー(1907–94):
   10. Love Stood At My Door/11. The Bee-String/12. The Woodspurge/
   13. The Cloths of Heaven/14. The Thrush/15. Impetuous Heart, Be Still
  ヴォーン・ウィリアムズ: フレデグンデ・ショーヴによる4つの詩
   16. Motion and Stillness/17. Four Nights/18. The New Ghost/19. The Water Mill
  20. マコンキー: Fustus

 録音: 2021年9月5-8日 Wyastone Concert Hall, Monmouth(UK)

 ヴォーン・ウィリアムズ生誕150年の記念アルバム。ここでは、ヴォーン・ウィリアムズの2つの歌曲集とともに、彼の弟子エリザベス・マコンキーの歌曲を紹介しています。
 「旅の歌」はヴォーン・ウィリアムズが初めて本格的に手がけた歌曲集。ロバート・ルイス・スティーヴンソンの詩を用いて1901年から1904年にかけて作曲されました。
 バリトンのための曲集ですが、テノールでも歌われます。作曲家の妻アデリーヌの姪の詩を用いた「フレデグンデ・ショーヴによる4つの詩」は1925年の壮年期の作品で、作風にも成熟が感じられる技巧的な歌曲です。
 マコンキーの歌曲は、1920年代半ばにヴォーン・ウィリアムズに師事してから、1960年代から70年代にかけて英国モダニズムの美学に傾倒するまでの数十年間に作曲されたもので、ほぼ未発表の作品です。
 テノール歌手のジェイムズ・ギアとピアニストのロナルド・ウッドリーが、長年のパートナーシップを継続し、この曲を演奏しています。
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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BIDDULPH RECORDINGS



BIDD85015
¥2200→\1990
ナタン・ミルシテイン AFRS録音集 他
 1-4. ヴィヴァルディ:
  ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op. 2-2 RV. 31
   (フェルディナント・ダヴィット編)
 5-7. ブラームス: ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op. 100
 8. マスネ: タイスの瞑想曲(マルタン・ピエール・マルシック編)
 9. ラヴェル: ハバネラ形式の小品(ジョルジュ・カトリーヌ編)
 10. ヴィエニャフスキ: エチュード・カプリース イ短調 Op. 18-4
 11. ヴィエニャフスキ: スケルツォ・タランテッラ Op. 16
 12. シューマン: 夕べの歌
 13. マスネ: タイスの瞑想曲(マルタン・ピエール・マルシック編)
 14. リムスキー=コルサコフ: くま蜂の飛行
 15. グルック:
  歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》より
   メロディ(フリッツ・クライスラー編)
 16. スーク: ブルレスカ
 17. ラロ:
  ペイン交響曲 Op. 21より 第5楽章 ロンド
 18. シューベルト: アヴェ・マリア D.839
 19. シューベルト: 歌曲集『白鳥の歌』より セレナード D.957
 20. メンデルスゾーン: 歌の翼に Op. 34-2
 21. フォーレ: 夢のあとに Op. 7-1
 22. ポルディーニ: 踊る人形(フリッツ・クライスラー編)
 23. フォスター:
  故郷の人々
   (ヴァイオリンと管弦楽のための編曲:
    ルロイ・アンダーソン)・・・18-23
ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)
ヴァレンティン・パヴロフスキー(ピアノ)・・・1-11
アルトゥール・バルサム(ピアノ)・・・12-14
ジョーゼフ・カーン(ピアノ)・・・15-16
NBC交響楽団、
 アーサー・フィードラー(指揮)・・・17
RCAビクター交響楽団、
 アーサー・フィードラー指揮・・・・・・18-23


 Reissue producer: Eric Wen/Transfer engineer: David Hermann/Digital mastering: Dennis Patterson
 録音/原盤 1944年/AFRS 'Basic Music library'・・・1-11、1944年5月/V Disc 251・・・・12-14、1949年6月26日/Voice of America "Great Artists" series 122・・・15-17、1950年1月17日&19日 ニューヨーク、マンハッタン・センター/RCA Victor 49-1280/82 in set WDM 1404・・・18-23

 20世紀を代表するヴァイオリストの一人ナタン・ミルシテインがAFRS(Armed Forces Radio Service)に行った全ての録音と、1944年から50年のアメリカ録音を復刻した貴重盤。
 ナタン・ミルシテインは1903年の大みそかにウクライナのオデーサ(オデッサ)に生まれました。母の勧めでヴァイオリンを始め、7歳でピョートル・ストリヤルスキーの門下となり(同門の後輩にダヴィッド・オイストラフ)、11歳でグラズノフのヴァイオリン協奏曲を作曲者の指揮で演奏。
 1916年にはサンクトペテルブルク音楽院でレオポルト・アウアーに学び、特に同門のハイフェッツやザイデルらに刺激を受けたといいます。
 1921年にはキーウ(キエフ)でホロヴィッツと出会ってデュオを結成しましたが、1925年にロシアを出国すると二度と戻りませんでした。
 ウィーンでのミルシテインの演奏会にはシェーンベルク、ベルク、ハルトマンらが詰めかけ、1926年にミルシテインに会ったイザイは「私に教えられることは何も無い」と言ったと伝えられます。
 1928年にはアメリカに移住し、1942年には市民権を取得しましたが、第二次世界大戦後はパリやロンドンにも拠点を持って活動を続けました。
 トラック1から11はアメリカ軍が第2次大戦中に開設した放送サービスAFRS(Armed Forces Radio Service)のためにミルシテインが行った録音のすべてで、ブラームスのソナタ第2番、ラヴェルのハバネラ形式の小品、ヴィエニャフスキのエチュード・カプリースは後にスタジオ録音することがなかったので貴重です。
 他には同じくアメリカ軍の兵士向けに制作されたV Discの音源、ラジオ局Voice of America制作の音源、更に1950年にRCAに行った録音を復刻。18-23のオーケストラ用編曲がルロイ・アンダーソンというのも注目です。

 *当CDの音源はLPレコードから復刻しました。ブラームスのソナタ第2番については1943年11月の録音としている資料もありますが、レーベルに確認したところ1944年録音との見解でした。

 
 




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URANIA RECORDS



WS121398
(2CD)
特別価格
¥2500→\2290
オペラ指揮者アルベルト・エレーデ!
 56年に残した「セビリアの理髪師」が復刻!

  バスティアニーニ、シミオナート、コレナ、シエピ

  ロッシーニ:セビリアの理髪師
エットーレ・バスティアニーニ(バリトン/フィガロ)
ジュリエッタ・シミオナート(メゾ・ソプラノ/ロジーナ)
フェルナンド・コレナ(バス/バルトロ)
アルヴィニオ・ミシャーノ(テノール/アルマヴィーヴァ伯爵)
チェーザレ・シエピ(バス/バジリオ)
リーナ・カヴァッラーリ(メゾ・ソプラノ/ベルタ)
アルトゥーロ・ラ・ポルタ(バリトン/フィオレッロ)
ジュゼッペ・ザンピエーリ(士官/バス)
アルベルト・エレーデ(指揮)
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団

 イタリアのオペラ指揮者アルベルト・エレーデ!56年に残した「セビリアの理髪師」が復刻!

 オペラ指揮者として活躍したイタリア出身の指揮者、アルベルト・エレーデは、ミラノのヴェルディ音楽院を経て、スイスのバーゼルでワインガルトナーに師事。
 その後、フリッツ・ブッシュの下でアシスタントを務め、1935年にトリノで ワーグナーの「ニーベルングの指環」を指揮してデビュー。オペラ指揮者として成功を収めました。
 グラインドボーン音楽祭やザルツブルク音楽祭などに出演し、1945年からはトリノ放送交響楽団の指揮者や、ライン・ドイツ・オペラの音楽監督などを歴任。1968年には、トスカニーニ以来のイタリア人指揮者として、ワーグナーの「ローエングリン」を指揮しています。

 本アルバムは、エレーデが得意とした数あるイタリア・オペラの録音から、50年代にDECCAに録音した、ロッシーニの名作「セビリアの理髪師」がウラニア・レコーズから復刻。
 新たにデジタル・リマスタリングが施され、当時の名匠の作品へのサウンド作り、解釈がより鮮明に伝わる1枚に仕上がりました。

 ※録音:1956年
 ※STEREO/ADD
 ※リマスタリング:ノエミ・マンゾーニ&ウラニア・レコーズ
 


<国内盤> 

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オクタヴィア・レコード



OVCL-00758
(HQ HYBRID)
¥3520
ジョナサン・ノットと東京交響楽団、マーラーの「巨人」
 マーラー:交響曲 第1番 ニ長調「巨人」
ジョナサン・ノット(指揮)
東京交響楽団

 2021年5月27日 ミューザ川崎シンフォニーホールにてライヴ収録

 ノット&東響による名演!迸る情熱の渦を魅せた「巨人」

 ジョナサン・ノットと東京交響楽団、多くの聴衆を熱狂させて止まない名コンビによる待望の新録音が登場です。
 2014年音楽監督に就任して以来、数々の名演をくり広げ、ファンを虜にしてきたジョナサン・ノット。
 未曾有の感染症拡大の影響を受ける中、満を持しての登壇が叶い披露されたマーラーの「巨人」。
 マーラーの交響曲の中でも人気の高いこの曲を、これまでの演奏スタイルとはアプローチを変え、より濃く綿密微細に音楽を操り、そこに生まれた巨大なうねりと迸る情熱は、聴く者を惹きつける魅力に満ち満ちています。
 
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OVCL-00775
(HQ HYBRID)
¥6600
キャニオン・クラシックス原盤、待望の再発売
若き日の井上道義と名門ロイヤル・フィル

マーラー:交響曲第4番、第5番、第6番「悲劇的」《3枚組》
 マーラー:
  交響曲第4番 ト長調
  交響曲第5番 嬰ハ短調
  交響曲第6番 イ短調 「悲劇的」
井上道義(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)
 
 1989年4月3, 5日 ロンドン、聖オーガスティン協会(No.4)にてセッション収録、1990年5月9日(No.5) 1988年5月3, 4日(No.6)ロンドン、ロイヤル・フェスティバルホールにてライヴ収録

 若き日の井上道義と名門ロイヤル・フィルによる輝かしい名演がSACDハイブリッドで蘇る!

 1988年から1990年にかけて録音された、若き日の井上道義とロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団によるマーラー交響曲第4・5・6番。
 キャニオン・クラシックス原盤、待望の再発売です。EXTONリマスタリングを施し、SACDハイブリッド盤3枚組のセットとなって生まれ変わりました。
 高い完成度と評された輝かしい名演を、高音質盤でどうぞお楽しみください。
 
 


OVCL-00783
(HQ HYBRID)
¥3520
マイスキー&アシュケナージの名演
 新マスタリング&ハイブリッド盤で再登場
R.シュトラウス:交響詩「ドン=キホーテ」、「死と変容」

 R.シュトラウス:
  交響詩「ドン=キホーテ」 作品35
   (騎士的な性格の主題による幻想的変奏曲)
  交響詩「死と変容」 作品24
ミッシャ・マイスキー(チェロ)
ラース・アンダース・トムター(ヴィオラ)
ウラディーミル・アシュケナージ(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

 1999年10月7、8日プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホールにて収録

 マイスキー&アシュケナージの名演が新マスタリング&ハイブリッド盤で再登場!
 2002年に発売されたアシュケナージ&マイスキーによる「ドン=キホーテ」は、レコード芸術誌でも特選盤に選ばれるなど、その完成度の高さから奇跡的な名盤となりました。
 その演奏は、マイスキーの極めて繊細な音色のコントロールに、アシュケナージとチェコ・フィルがのびやかな温かさでこの曲のコンストラクションを美しく際立たせています。
 今まで、CDとSACDという2つのメディアで販売していたディスクが、新マスタリングを施し、Hybrid Discとして再登場です。
 往年の名演が、拘りのリマスタリングで現代に蘇ります。
 
 

OVCT-00199
(HQ HYBRID)
¥3520
館野 泉(ピアノ)
母に捧げる子守唄~左手のためのピアノ小品集~

 モーツァルト/宮下 秀樹(編曲):アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618
 樹原 涼子:ふたり/想い出の小箱
 塚本 一実:母に捧げる子守唄
 内藤 正彦:哀歌
 梶谷 修:祈り
 山田 耕筰/梶谷 修(編曲):赤とんぼ
 有馬 礼子:素描組曲 ~左手のための子どもに聴かせたいピアノ曲~
  I.序曲 II.版画のスケッチ III.白の空間
  IV.黒の空間 V.流れ VI.終曲
 光永 浩一郎:ちきゅうといっしょに
 近藤 浩平:海辺の雪 ~震災と津波の犠牲者への追悼~
 光永 浩一郎:かもめの水兵さんによるオマージュ
館野 泉(ピアノ)

 2016年&2017年8月 エストニア、エイヴェレマナーにて収録

 しなやかな強さで音楽の脈動を紡いでいく、舘野のピアノ。

 「母に捧げる子守唄」と聞くと、多くの方々が一瞬、不思議そうな表情を浮かべられるが、母親に唄って聴かせる子守唄があってもいいのだと、すぐに納得の表情に納まっていく。
 お母さん方は、何処かに嬉しい気持もあるのだろう。 ――舘野 泉(ライナーノーツより)
 




<映像>

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BELAIR CLASSIQUES(映像)



BAC165
(2DVD)
¥3900→\3590
2018年4月、ベルリン国立歌劇場
バレンボイムとチェルニアコフによる《トリスタンとイゾルデ》

  リヒャルト・ワーグナー(1813-1883):
   楽劇《トリスタンとイゾルデ》全3幕
    台本: リヒャルト・ワーグナー
トリスタン...アンドレアス・シャーガー(テノール)
マルケ王...ステファン・ミリング(バス)
イゾルデ...アニヤ・カンペ(ソプラノ)
クルヴェナル...ボアズ・ダニエル(バリトン)
メロート...シュテファン・リューガマー(テノール)
ブランゲーネ...エカテリーナ・グバノヴァ(メゾ・ソプラノ)
舵取り...アダム・クトニー(バリトン)
羊飼い/若い船乗り...リナード・フリーリンク(テノール)
トリスタンの母...クリステン・ベッカー(俳優)
トリスタンの父...マイク・ホフマン(俳優)
ベルリン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
 (合唱指揮: レイモンド・ヒューズ)
指揮:ダニエル・バレンボイム

BAC465
(Blu-ray)
¥3900→\3590
NYDX-50226
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4950

 演出&舞台美術: ドミトリー・チェルニアコフ/衣装: エレーナ・ザイツェヴァ/照明: グレブ・フィルシュティンスキー/ビデオ: ティエーニ・ブルクハルター/ドラマトゥルク: タチアーナ・ヴェルシャギーナ、デトレフ・ギーゼ/映像監督: アンディ・ゾンマー

 収録: 2018年4月 ベルリン国立歌劇場(ドイツ)/収録時間: 254分、音声: ドイツ語、PCM 2.0, Dolby Digital 5.1(DVD)、PCM 2.0, DTS HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
 字幕: 日本語・英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・韓国語/画角:16/9 NTSC All Region/DVD...片面二層ディスク×2、Blu-ray...片面二層ディスク 1080i High Definition

 【巨匠バレンボイムと鬼才チェルニアコフによる新鮮な魅力に溢れる《トリスタンとイゾルデ》登場!】
 騎士トリスタンは、叔父マルケ王の妃となるアイルランドの王女イゾルデを迎えに船出します。しかしトリスタンはかつてイゾルデの婚約者を決闘で倒したものの傷を負いイゾルデの介抱を受けていたのです。
 その事実を帰路の船中で知り愛憎相半ばする感情に囚われた二人は、毒薬を飲み死のうとしますがイゾルデの侍女ブランゲーネがすり替えた媚薬を飲み、身を焼く恋に陥ります。二人の逢引を知ったマルケ王とその家臣によって襲われるトリスタン。王の居城から逃げたものの深手を負ったトリスタンはイゾルデの腕の中で息を引き取ります...

 指揮者ダニエル・バレンボイムは《トリスタンとイゾルデ》を大切なレパートリーにしており、1980年代のバイロイト音楽祭をはじめとした各地の歌劇場でこの作品に取り組んできました。
 この2018年のベルリン国立歌劇場での上演では、世界中の歌劇場から引く手あまたの演出家ドミトリー・チェルニアコフとタッグを組んで、この《トリスタン》に新鮮な魅力を吹き込んでいます。
 ドミトリー・チェルニアコフの演出はドラマの心理的な側面に光をあて、巧みなプロジェクション・マッピングで登場人物の心理の動きをイメージとして表現しています。
 また、このハイレベルな上演を行うために現代最高のワーグナー歌手たちを起用。トリスタン役にはバイロイト音楽祭の常連で、パルジファル役も得意とするテノール、アンドレアス・シャーガー、イゾルデ役には同じくワーグナーの女声諸役で高く評価されるアニヤ・カンペ、ブランゲーネには来日公演でも好評を博したエカテリーナ・グバノヴァらを配し、ベルリン国立歌劇場のオーケストラを率いるバレンボイムのタクトがこの陶酔に満ちた愛の世界を隈なく描きだしています。

 
 




DYNAMIC(映像)



DYNDVD37943
(DVD)
¥3500
※CD同時発売
豊かな色彩と弾ける楽しさに満ちた《連隊の娘》
 ガエターノ・ドニゼッティ(1797-1848):
  歌劇《連隊の娘》2幕のオペラ・コミック
   台本: ジャン=フランソワ=アルフレード・バヤール&
    ジュール=アンリ・ヴェルノワ・ド・サン=ジョルジュ
ベルケンフィールド侯爵夫人...
 アドリアーナ・ビニャーニ・レスカ(メゾ・ソプラノ)
シュルピス...パオロ・ボルドーニャ(バス)
トニオ...ジョン・オズボーン(テノール)
マリー...サラ・ブランチ(ソプラノ)
クラーケントルプ公爵夫人...
 クリスティーナ・ブガッティ(台詞)
オルタンシウス...ハリス・アンドリアノス(バリトン)
伍長...アドルフォ・コッラード(バス)
農夫...アンドレア・チヴェッタ(テノール)
他スカラ座アカデミア合唱団(合唱指揮: サルヴォ・ズグロ)
ドニゼッティ歌劇場管弦楽団
指揮: ミケーレ・スポッティ
打楽器: エルネスト・ロペス・マトゥレル

DYNBRD57943
(Blu-ray)
¥3500
※CD同時発売
NYDX-50228
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥4400
※CD同時発売

 演出: ルイス・エルネスト・ドーニャス/舞台美術: アンジェロ・サーラ/衣装: マイケル・マルティネス/照明: フィアメッタ・バルディッセッリ/振付: ラウラ・ドミンゴ/脚本: ステファノ・シモーネ・ピントル/映像監督: マッテオ・リッケッティ

 ドニゼッティ歌劇場財団/キューバ国立歌劇場による共同新制作
 収録: 2021年11月21日 ドニゼッティ歌劇場(ベルガモ)イタリア/収録時間: 144分、音声: フランス語/PCMステレオ2.0/Dolby Digital 5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
 字幕: 日本語・イタリア語・英語・フランス語・ドイツ語・韓国語/画角:16/9 NTSC All Region/DVD...片面二層ディスク、Blu-ray...片面二層ディスク 1080i High Definition

 【ドニゼッティ・フェスティヴァル、キューバ国立歌劇場共同制作による豊かな色彩と弾ける楽しさに満ちた《連隊の娘》登場!】
 舞台は19世紀初頭のアルプス・チロル地方。連隊の酒保で働くマリーは、自分の命の恩人である若者トニオと愛し合っています。トニオはマリーと一緒にいたい一心で軍隊に入隊します。
 ところが長い間孤児だと思われていたマリーが実は幼くして親と生き別れた貴族の娘だったことが判明、パリへ行儀見習いとして行くことになり、二人は一旦別れ別れになってしまいます。
 慣れないパリの生活を送るマリーに公爵夫人の甥との結婚話が持ち上がりますが彼女は乗り気ではありません。そんなマリーの前に現れたのは大尉に昇進してパリを訪れたトニオでした...

 1840年に初演された《連隊の娘》。ドニゼッティはこの作品をパリのオペラ=コミック座の依頼を受けて短時間で作曲したとされています。
 当時、イタリアの作曲家によるオペラ・コミックはとても珍しいものでしたが、同劇場での初演は大成功を収め、何度も再演される人気演目となりました。
 新鋭ミケーレ・スポッティの指揮による本上演は、活気に満ちた軍楽調の調べとエレガントな音作りが特徴。キューバの打楽器コンガが舞台で効果的に用いられているのにも注目です。
 マリー役のサラ・ブランチは輝く声で高音域を自在に歌い上げ、魅力的な女性像を描き出しています。トニオ役のジョン・オズボーンは若々しい声でハイCを幾度となく響かせ、シュルピス役のパオロ・ボルドーニャは安定した歌唱で全体を引き締めます。
 実母役のアドリアーナ・ビニャーニ・レスカのコミカルな歌唱も聴きどころです。
 キューバの映画監督ルイス・エルネスト・ドーニャスの演出は、舞台を現代のキューバとアメリカに置き換え、カラフルな装置と衣装で物語を華やかに描き出しています。

 
 













5/3(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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CHANDOS



RCHSA5293
(1SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3562
ジョン・ウィルソン(指揮)&シンフォニア・オヴ・ロンドン
 アイアランド:管弦楽作品集

 ジョン・アイアランド(1879-1962):サティリコン序曲(1946)
 ダウンランド組曲(1932)(ブラス・バンドのための/弦楽版編曲:
  ジョン・アイアランド〔第2、第3楽章〕&
   ジェフリー・ブッシュ〔第1、第4楽章〕)
 管弦楽のための交響的狂詩曲 《マイ=ダン》(1920-21)
 管弦楽のための前奏曲 《忘れられた儀礼》(1913)
 ロンドン序曲(1936)(管弦楽のための)
 降誕のキャロル 《聖なる少年》(1913)
  (ピアノのための前奏曲/弦楽オーケストラ版編曲:
   ジョン・アイアランド)
 エピック・マーチ(1941-42)
ジョン・ウィルソン(指揮)
シンフォニア・オヴ・ロンドン
CHSA5293
(1SACD HYBRID)
¥2900→\2690

 躍進著しいジョン・ウィルソン&SOL!ジョン・アイアランドの管弦楽作品集!

 ☆著しい躍進を続けるジョン・ウィルソン&"シンフォニア・オヴ・ロンドン"!
 ☆名手たちの流麗なサウンドと技巧が炸裂するアイアランドの管弦楽作品集!

 2度のBBCミュージック・マガジン賞受賞(「レスピーギ:ローマ三部作」〔RCHSA5261/CHSA5261〕と、「コルンゴルト:交響曲嬰ヘ調」〔RCHSA5220/CHSA5220〕)や、2021年のBBCプロムスでの初コンサートの世界的な評価で著しい躍進を続けるジョン・ウィルソンと、彼が再結成した"シンフォニア・オヴ・ロンドン"。優美なストリングスのサウンドで魅せた前作「メタモルフォーゼン」(RCHSA5292/CHSA5292)に続く2022年3枚目のリリースは、19世紀末~20世紀のイギリス音楽史に名を刻む作曲家、ジョン・アイアランドの管弦楽作品集!

 ブリテンの師としても知られるジョン・アイアランドはとりわけ室内楽曲やピアノ曲、歌曲などの分野で小~中規模な作品を多く残した作曲家。
 古典的なドイツ音楽の語法と、ドビュッシーやラヴェルといった印象主義の影響に加え、しばしば訪れていたチャンネル諸島の景観からもインスピレーションを受けた"イギリス印象主義音楽"とも称される独自の作風は、斬新さを感じさせながら親しみやすさも併せ持ち、現在もイギリス国民に愛されています。
 ジョン・ウィルソンは2007年にもハレ管弦楽団を率いてアイアランドの管弦楽作品集(Halle, CDHLL7523)を録音していますが、ジョン・ウィルソン自身のさらなる進化と、シンフォニア・オヴ・ロンドンの流麗なサウンドによって今回の録音ではより一層アイアランド作品の真髄を味わえることでしょう。

 ※録音:2021年8月26日-28日、セント・オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)

 





じわじわきてます、ジョン・ウィルソン
BBCミュージック・マガジン賞受賞の「ローマ三部作



 RCHSA 5261
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3238+税
ジョン・ウィルソン(指揮)&シンフォニア・オヴ・ロンドン
レスピーギ:ローマ三部作

 交響詩《ローマの祭り》 P157
 交響詩《ローマの噴水》 P106
 交響詩《ローマの松》 P141
ジョン・ウィルソン(指揮)
シンフォニア・オヴ・ロンドン
 CHSA 5261
\2900→\2690

 ジョン・ウィルソン&SoL!レスピーギのローマ三部作を録音!

 ☆「コルンゴルト」でBBCミュージック・マガジン賞を受賞し絶好調のジョン・ウィルソン!
 ☆手兵 "シンフォニア・オヴ・ロンドン"を率いて「ローマ三部作」を録音!
 ☆SACDハイブリッド盤!

 指揮者、編曲家、そしてライト・ミュージックやアメリカ音楽のスペシャリストとして活躍し、Chandosではリチャード・ロドニー・ベネット、コープランド、コルンゴルトなどのアルバムを精力的に録音し、世界で圧倒的な評価を築いてきたジョン・ウィルソン。
 "シンフォニア・オヴ・ロンドン"は、映画音楽やレコーディング・セッションのための専門的なオーケストラとして1955年に設立され、これまで300以上の映画や多数のレコーディングにその名がクレジットされてきました。
 休眠状態にあったこのオーケストラを2018年にジョン・ウィルソンが再結成し、再始動第1弾となったコルンゴルト「交響曲嬰ヘ調 Op.40」(CHSA 5220)のレコーディングでは見事「BBCミュージック・マガジン賞2020」の管弦楽部門に輝いています。
 ジョン・ウィルソン&シンフォニア・オヴ・ロンドンの録音第3弾は、なんとレスピーギの「ローマ三部作」が登場!
 美しく多様な情景描写や輝かしいオーケストラで世界中から愛されるこの偉大な交響詩を、ジョン・ウィルソンの手腕、そしてChandosが誇る緻密で立体的な高音質録音でお贈りします。

 ※録音:2019年9月2日?7日、セント・オーガスティン教会(キルバ-ン、ロンドン)


 
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CHSA5303
(6SACD HYBRID)
特別価格
¥6000→\5490
ヒコックスとアンドルー・デイヴィスによる交響曲録音、初の全集BOX化
ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲全集

 CD1:
  海の交響曲(交響曲第1番)(1903-09、1923最終改訂)
   (ソプラノ&バリトン独唱、合唱と管弦楽のための)* 
 CD2:
  ロンドン交響曲(交響曲第2番)(1911-13)
   (1913年原典版/世界初録音)*
 CD3:
  田園交響曲(交響曲第3番)(1921完成)*‡
  交響曲第4番ヘ短調(1931-34)*
 CD4:
  交響曲第5番ニ長調(1938-43、1951改訂)*
  交響曲第6番ホ短調(1944-47、1950改訂)*
 CD5:
  南極交響曲(交響曲第7番)(1949-51)
   (ソプラノ独唱、女声合唱と管弦楽のための)§¶
  交響曲第9番ホ短調(1956-57)§
 CD6:
  交響曲第8番ニ短調(1953-55)*
 ボーナス・トラック ~
  レイフ・ヴォーン・ウィリアムズの回想(1955年放送)
  バーバラ・フーパーによる
   ジョン・バルビローリへのインタビュー(1958年)
  ロバート・レイトンによる
   エイドリアン・ボールトへのインタビュー(1966年放送)
  アーシュラ・ヴォーン・ウィリアムズの回想(1965年放送)
リチャード・ヒコックス(指揮)*
ロンドン交響楽団* 
アンドルー・デイヴィス(指揮)§
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団§
スーザン・グリットン(ソプラノ) 
ジェラルド・フィンリー(バリトン) 
レベッカ・エヴァンズ(ソプラノ)‡
マーリ・エーリクスモーエン(ソプラノ)¶
ロンドン交響合唱団
ベルゲン・フィルハーモニー合唱団¶
エドヴァルド・グリーグ合唱団§¶

 ヴォーン・ウィリアムズ生誕150周年記念!ヒコックス&デイヴィスが振った交響曲全集!

 ☆CHANDOSが誇るRVW生誕150周年!
 ☆リチャード・ヒコックスとアンドルー・デイヴィスによる交響曲録音が、初の全集BOX化!
 ☆約50分の貴重なボーナス・トラックも収録した、SACDハイブリッド盤6枚組!

 レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(RVW)の多くの画期的なレコーディングを世に送り出してきた英Chandosが満を持してリリースする生誕150周年記念BOX!
 Chandosのヴォーン・ウィリアムズといえば、1987年~1990年に録音されたブライデン・トムソン(指揮)&ロンドン交響楽団による交響曲全集(CHAN9087/91)の名盤がありましたが、1997年からリチャード・ヒコックスとロンドン交響楽団によって新たな交響曲全集の録音プロジェクトがスタート。
 このプロジェクトは当初からサラウンド・サウンドで録音され、ハイブリッドSACDでリリースされた最初のヴォーン・ウィリアムズ交響曲全集となりました。
 特に、「1913年原典版」の世界初録音となった『ロンドン交響曲』は世界中で話題となり、グラモフォン大賞(レコーディング・オヴ・ザ・イヤー)やディアパゾン・ドールを始めとする多くの賞に輝いています。
 ヒコックスが志半ばに倒れた後は、アンドルー・デイヴィス&ベルゲン・フィルがその遺志を継ぎ、交響曲第9番と第7番を録音して全集を完成させました。
 Chandosならではの特別ボーナス・トラックとして、ヴォーン・ウィリアムズと夫人アーシュラによる放送音源、RVWの交響曲の初演を担ってきたバルビローリとボールトのインタビューなど、約50分に及ぶ貴重な特典音声が収録されています。

 ※録音:2006年(第1番)、2000年(第2番)、2002年(第3番)、2001年(第4番)、1997年(第5番)、2003年(第6番&第8番)、2017年(第7番)、2016年(第9番)

 
 




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TACET

S 268
(SACD HYBRID)
¥2700→\2490
ミクローシュ・ペレーニ(チェロ)
 シューマン:チェロ協奏曲 ほか


 名演奏集 SummaryシリーズVol.II

  1. メンデルスゾーン:協奏的変奏曲 op.17
  2. ドビュッシー(ゾルターン・コチシュ編):「レントより遅く」
  3. シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 op.129
  4. マルティヌー:スロヴァキア民謡による変奏曲 H.378
  5. コダーイ:ハンガリー民謡集よりロンド(Magyar Rondo)
  6. バルトーク:ラプソディ第1番(チェロとピアノ版)
   2種類のエンディングに基づく演奏を収録:
    A:通常エンディング版(Normal ending)
    B:別エンディング版(Alternative ending)
ミクローシュ・ペレーニ(チェロ)
デーネシュ・ヴァーリョン(ピアノ)(1,2,4-6)
コンチェルト・ブタペスト(3)
アンドラーシュ・ケラー指揮(3)

 シューマン:チェロ協奏曲(3)は2020年9月14-16日ブダペスト、イタリア文化研究所コンサート・ホールでの録音 ほか(1,2,4-6)は2021年7月30日-8月1日 ブタペスト、ミュージックセンターでの録音
 ・5.1 Version Real Surround Sound for all SACD Surround Systems
 ・Stereo Version for all Stereo Systems Plays on CD/SACD/DVD Players
 SACDハイブリッド盤です。

 バルトーク弦楽四重奏団によるチャイコフスキーの弦楽四重奏曲集(TACET113)に続く、円熟を重ねる優れた演奏家の「今」に脚光を当てる「Summary」シリーズ第2弾。

 1948年生まれで名手マイナルディに師事し、巨匠カザルスから賞賛を受け自国のレーベルに多くの名演奏を残すハンガリーの至宝、ミクローシュ・ペレーニ(チェリスト)による、今なお衰えぬ音楽への探求を続ける彼の「今」を伝える貴重なアルバムです。
 






<メジャー・レーベル>

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DG



4861698
(CD)
\2800→\2590
2021年9月、10月
 ジョン・ウィリアムズの新作ヴァイオリン協奏曲、世界初録音

ジョン・ウィリアムズ、アンネ=ゾフィー・ムター
 ~ムター・プレイズ・ジョン・ウィリアムズ

 ジョン・ウィリアムズ
  1)ヴァイオリン協奏曲 第2番 / アンネ=ゾフィー・ムターのための

(CDのみ)
 映画音楽集(アンネ=ゾフィー・ムターのための新編曲)
  2)『ロング・グッドバイ』のテーマ
  3)『スター・ウォーズ エピソード5 / 帝国の逆襲』から ハン・ソロと王女
  4)『レイダース / 失われたアーク《聖櫃》』から マリオンのテーマ
アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
ボストン交響楽団
指揮:ジョン・ウィリアムズ
4861705
(LP)
\4100

 

 巨匠が描く、音によるムターの肖像。

 ●映画音楽のレジェンド、ジョン・ウィリアムズとヴァイオリンの女王アンネ=ゾフィー・ムター。トップ・アーティストの長年の友情とコラボレーションの結実である新作ヴァイオリン協奏曲の世界初録音。
 『ライヴ・イン・ウィーン』ブルーレイ・ビデオの対談映像でウィリアムズがムターに「君の音色や感性を表現したい、肖像画を描くようなものだ」とその存
在を匂わせていた、ムターのために作曲したヴァイオリン協奏曲です。昨年7月のタングルウッド音楽祭で初演、DG Stageで限定配信され、その後9月末~10月頭にかけて世界初録音されました。
 
 ●CDのカップリングにはムターのために新たに編曲された3曲の映画音楽を収録。

 ●LPは ヴァイオリン協奏曲 第2番のみ収録。
 
  録音:2021年9月、10月 ボストン、シンフォニー・ホール
 
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4862769
(CD)
\2800→\2590
《マックス・リヒター新録音~
 ニュー・フォー・シーズンズ ヴィヴァルディ・リコンポーズド》

  ①Spring 0  ②Spring 1  ③Spring 2  ④Spring 3  
  ⑤Summer 1  ⑥Summer 2  ⑦Summer 3  ⑧Autumn 1
  ⑨Autumn 2  ⑩Autumn 3  ⑪Winter 1  ⑫Winter 2  ⑬Winter 3
エレナ・ウリオステ(ヴァイオリン独奏)   
チネケ!オーケストラ
マックス・リヒター(モーグ・シンセサイザー)
4862468
(LP)
\4100

 革新的ベスト・セラー作品の新録音!

 ●ポスト・クラシカルの旗手、マックス・リヒターのドイツ・グラモフォン・デビュー・アルバム『リコンポーズド・バイ・マックス・リヒター~ヴィヴァルディ:四季』(邦題『25%のヴィヴァルディ Recomposed By マックス・リヒター』)10周年記念再録音。
  オリジナル・アルバムはリヒターの作品中で最も成功したフィジカル作品で、トップ3作品(スリープ、ブルーノートブック、リコンポーズド~)となっているジャンルの定義を変えた作品。

 ●『リコンポーズド・バイ・マックス・リヒター~ヴィヴァルディ:四季』は、この10年間で世界中で190回以上も実演され、日本でも2016年のラ・フォルジュルネ音楽祭で庄司紗矢香が初演し、大きな反響を呼んだ。
  録音もフェネラ・ハンフリーズやフランシスコ・フラナによる全曲録音や、アンジェル・デュボーによる部分録音など、レパートリーとして定着してきている。

 ●今回の新録音は、ピリオド楽器(ガット弦とバロック弓)と70年代初期モーグ・シンセサイザー(第一世代のヴィンテージ・シンセサイザー)を使用したこだわりのサウンド。リヒターはこの違いについて「なめらかなピーナッツバターと、粒々の入ったピーナッツバターの違い」と語っている。エッジの効いた質感の違いが魅力となっている。

 ●ヨーロッパ初の黒人と少数民族によるオーケストラとして、クラシック音楽の変革と多様性を体現している「チネケ!オーケストラ」とアメリカの若手ヴァイオリニスト、エレナ・ウリオステによるフレッシュな演奏。
 
  録音:2021年11月29、30日
 
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4862452
\2300→\2090
《マティアス・ゲルネ
 ダニール・トリフォノフ(ピアノ)
  ~ベルク/シューマン/ヴォルフ/ショスタコーヴィチ/ブラームス:歌曲集》


 1-4) ベルク:4つの歌Op.2
  (第1曲:眠ること、眠ること、ただ眠ること/第2曲:眠りこんだ私は/第3曲:私は一番強い巨人にうち勝ち/第4曲:風は暖かく)、
 5-20) シューマン:詩人の恋Op.48
  (第1曲:美しい五月には/第2曲:僕のあふれる涙から/第3曲:ばらに百合に鳩に太陽/第4曲:君の瞳に見入る時/
  第5曲:心を潜めよう/第6曲:ラインの聖なる流れに/第7曲:恨みはしない/第8曲:小さな花がわかってくれたら/
  第9曲:あれはフルートとヴァイオリン/第10曲:あの歌を聞くと/第11曲:若者が娘を恋し/
  第12曲:まばゆい夏の朝に/第13曲:僕は夢の中で泣いた/第14曲:夜毎君の夢を/
  第15曲:昔話の中から/第16曲:古い忌わしい歌)、
 21-23) ヴォルフ:ミケランジェロの詩による3つの歌曲
  (第1曲:しばしば私は思う/第2曲:生あるものはすべて滅ぶ/第3曲:私の魂は待望の神の光を感ずる)、
 ショスタコーヴィチ:『ミケランジェロの詩による組曲』Op.145より
  24) 第6曲:ダンテ、25) 第10曲:死、26) 第9曲:夜、
 27-30) ブラームス:4つの厳粛な歌Op.121
  (第1曲:人の子らの運命と動物の運命は同じであり/第2曲:私は再び太陽の下で行われるあらゆる虐げを見た/
   第3曲:ああ、死よ、お前を思い出すのはなんとつらいことか/第4曲:たとえ、人々の異言、天使たちの異言を語ろうとも)
マティアス・ゲルネ(バリトン)、
ダニール・トリフォノフ(ピアノ)

 現代最高のバリトン歌手と才能あふれる若きピアニストのコラボレーション第3作

 ●ドイツ・リートの第一人者といわれる、現代最高のバリトン歌手マティアス・ゲルネが、ドイツ・グラモフォンの才能あふれる若きピアニストとのコラボレーションでドイツ・リートを録音するシリーズ三部作の完結編です。
  好評を博したヤン・リシエツキとの1作目、チョ・ソンジンとの2作目に続き、今回共演するのはヴィルトゥオーソ・ピアニストとして大活躍のダニール・トリフォノフ。ブラームス、ヴォルフ、ベルク、シューマン、ショスタコーヴィチの歌曲を、ゲルネとの熱のこもった、直観的なパートナーシップで聴かせます。

 ●シューマンの『詩人の恋』(1840年)とショスタコーヴィチの『ミケランジェロの詩による組曲』(1975年)の間は135年離れていて、他のブラームス(1896年)、ヴォルフ(1897年)、ベルク(1910年)の作品は2つの作品の中間あたりに位置しています。
  これらの有名作曲家たちにより広範囲に壮大に作曲された5つの歌曲は、シューマンはハイネの詩、ブラームスは『ルター聖書』の言葉、ヴォルフとショスタコーヴィチはミケランジェロの詩という素晴らしい詩の数々に霊感を与えられ、さらなる高みへと導かれています。

  録音:2018年6月-8月、ベルリン、テルデックス・スタジオ
  





DECCA



4852945
\2300
《フレディ・デ・トマーゾ~Il Tenore》
 プッチーニ:
  歌劇『トスカ』より
   1) 妙なる調和、2-5) マリオ!マリオ!、6) 星は光りぬ、
 歌劇『トゥーランドット』より
   7) 泣くな、リュー、8) 誰も寝てはならぬ、
 歌劇『蝶々夫人』より
  9-10) 変らぬ愛を、11) さらば愛の家、
 ビゼー:歌劇『カルメン』より
  12) おまえの投げたこの花を、13-14) あんたね、おれだ
フレディ・デ・トマーゾ(テノール)、
リーゼ・ダヴィドセン(2-5)、
ナタリア・ロマニウ(9-10)(ソプラノ)、
アイグル・アクメチーナ(メッゾ・ソプラノ)(13-14)、
アポロ・ヴォイセズ(8, 13-14)、
パオロ・アリヴァベーニ(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団

 スター・テノール歌手初のオペラ・アリア集

 ●スター・テノール歌手フレディ・デ・トマーゾは、彼のトップチャート入りしたデビュー・アルバムに続き、初のオペラ・アリア集を録音しました。《Il Tenore (イル・テノーレ)》は「誰も寝てはならぬ」「星は光りぬ」、『カルメン』の「花の歌」など、プッチーニとビゼーによるテノールの人気曲を収録しています。
 『トスカ』と『蝶々夫人』、そして『カルメン』の最後のシーン、それぞれの有名な愛のデュエットが、ソプラノのリーゼ・ダヴィドセンとナタリア・ロマニウ、メッゾ・ソプラノのアイグル・アクメチーナ(カルメン)という素晴らしい歌手たちと歌われています。
 ヴェテランのイタリア人指揮者パオロ・アリヴァベーニ率いるフィルハーモニア管弦楽団との共演。
 
 【録音】2021年11月24-26日、ロンドン、St.Jude-On-The-Hill
 
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4830134
(4CD)
\5000→\4590
フィリップ・デイソン(ピアノ)
 ラグタイム王/スコット・ジョプリン:ピアノ作品全集


スコット・ジョプリン:
《CD 1》[オリジナル作品]
 1) ザ・グレート・クラッシュ・コリジョン・マーチ(1896)、2) コンビネーション・マーチ(1896)、
 3) ハーモニー・クラブ・ワルツ(1896)、4) オリジナル・ラグズ(1899)、5) メイプル・リーフ・ラグ(1899)、
 6) ピーチェリン・ラグ(1901)、7) オーガスタン・クラブ・ワルツ(1901)、8) イージー・ウィナーズ(1901)、9) クレオファ(1902)、
 10) ブリーズ・フロム・アラバマ(1902)、11) エリート・シンコペーションズ(1902)、12) ジ・エンターテイナー(1902)、
 13) マーチ・マジェスティック(1902)、14) ストラニアス・ライフ(1902)/
《CD 2》[オリジナル作品]
 1) しだれ柳(1903)、2) パーム・リーフ・ラグ(1903)、3) フェイヴァリット(1904)、4) シカモア(1904)、
 5) カスケーズ(1904)、6) 菊の花(1904)、7) ベセーナ(1905)、8) ローズバッド・マーチ(1905)、9) レオラ(1905)、
 10) ビンクス・ワルツ(1905)、11) ユージニア(1905)、12) アントワネット(1906)、13) ラグタイム・ダンス(1906)、
 14) グラジオラス・ラグ(1907)、15) ノンパレル(1907)、16) 砂糖きび(1908)/
《CD 3》[オリジナル作品]
 1) パイン・アップル・ラグ(1908)、2) ウォール・ストリート・ラグ(1909)、3) ソラース(1909)、4) 楽しい一時(1909)、
 5) カントリー・クラブ(1909)、6) ユーフォニック・サウンズ(1909)、7) パラゴン・ラグ(1909)、8) ストップタイム・ラグ(1910)、
 9) スコット・ジョプリンのニュー・ラグ(1912)、10) マグネティック・ラグ(1914)、11) リフレクション・ラグ(1917)/
《CD 4》
 [共同作品]
  1) スワイプシー(1900)(A.マーシャル)、2) サンフラワー・スロウ・ドラッグ(1901)(S.ハイデン)、
  3) サムシング・ドゥイング(1903)(S.ハイデン)、4) リリー・クイーン(1907)(A.マーシャル)、5) ヘリオトロープの花束(1907)(L.ショーヴァン)、
  6) フェリシティ・ラグ(1911)(S.ハイデン)、7) キスメット・ラグ(1913)(S.ハイデン)、
 [その他の作品]
  8) センセーション(1908)(J.F.ラム/S.ジョプリン編)、9) シルバー・スワン・ラグ(1971)(Attributed to S.Joplin)、
 [補遺]
  10) フィグ・リーフ・ラグ(1908)、11) ローズ・リーフ・ラグ(1907)、12) サーチライト・ラグ(1907)、
 [オペラ]
  歌劇『トゥリーモニシャ』(1911)より
  13) 第13曲:Frolic of the Bears、14) 第19曲:第3幕への前奏曲、15) 第27曲:A Real Slow Drag
フィリップ・デイソン(ピアノ)

 「ラグタイム王」と呼ばれたアメリカの作曲家の偉業を再確認。CD4枚組

 ●「ラグタイム王」と呼ばれたスコット・ジョプリン(c.1868-1917)は20世紀の変わり目に最も重要で影響力のあった作曲家の一人です。
 アメリカ、テキサス州のテクサカーナで生まれ、音楽一家で育ちました。7歳で隣家のピアノに出会い、耳でそれを試し始めました。まもなく父親が中古のピアノを買い与え、11歳までにはジョプリンの才能は地域でうわさになっていました。
 1897年、『メイプル・リーフ・ラグ』を完成させた頃にジョプリンは大躍進。ミズーリ州セダリアの「メイプル・リーフ・クラブ」で出会った音楽出版者のジョン・スタークが『メイプル・リーフ・ラグ』を発売し、大成功を収めました。
 ジョプリンの作品では『メイプル・リーフ・ラグ』と『ジ・エンターテイナー』が最もよく知られていますが、『ジ・エンターテイナー』はジョプリンの“テーマ曲”となっています。
 この曲と『ソラース』が1973年のアカデミー賞受賞映画『スティング』に使われ、『ジ・エンターテイナー』は大ヒットし、再びラグタイムが注目されることとなりました。

 ●フィリップ・デイソンはイギリスで最も人気がある、革新的なコンサート・ピアニストの一人で、BBC放送やクラシックFMの番組にレギュラー出演しています。ジョプリンの真面目で影響力のあるアメリカの作曲家としての評価を再確認すべく、彼のピアノ作品全集をデッカに録音しました。CD4枚組。

 録音:2015年8月10日-12月16日、イギリス、サリー、メニューイン・ホール
 




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オーストラリアELOQUENCE



4840240
(17CD)
\12000→\10990

オランダ管楽アンサンブル
 ~フィリップス録音全集


《CD 1》
 モーツァルト:
  1-5) ディヴェルティメント第3番変ホ長調K.166/159d、
  6-9) ディヴェルティメント第9番変ロ長調K.240、
  10-13) ディヴェルティメント第8番ヘ長調K.213、14-17) ディヴェルティメント第12番変ホ長調K.252
  【演奏】エド・デ・ワールト(指揮)
  【録音】1969年8月、ロッテルダム/
《CD 2》
 モーツァルト:
  1-5) ディヴェルティメント第4番変ロ長調K.186、6-8) ディヴェルティメント第13番ヘ長調K.253、
  9-12) ディヴェルティメント第16番変ホ長調K.289/271g、13) アダージョ変ホ長調K.411
  【演奏】エド・デ・ワールト(指揮)
  【録音】1969年8月、ロッテルダム/
《CD 3》
 モーツァルト:
  1-5) ディヴェルティメント変ロ長調K.Anh.227、
  6-9) ディヴェルティメント第14番変ロ長調K.270、10) アダージョ ヘ長調K.410、11-15) ディヴェルティメント変ロ長調K.App.226
  【演奏】エド・デ・ワールト(指揮)
  【録音】1969年8月、ロッテルダム/
《CD 4》
 モーツァルト:1-5) セレナード第11番変ホ長調K.375、6-9) セレナード第12番ハ短調K.388『ナハトムジーク』
  【演奏】エド・デ・ワールト(指揮)
  【録音】1969年3月、オランダ/
《CD 5》
 モーツァルト:1-7) セレナード第10番変ロ長調K.361『グラン・パルティータ』
  【演奏】エド・デ・ワールト(指揮)
  【録音】1968年11月、オランダ/
《CD 6》
 モーツァルト:
  1) 三重唱「かわいい2つの瞳が」K.439、
  2) 三重唱「いとしい人よ、お前が遠くにいると」K.438、3) 三重唱「いざ恐るべき時が来た」K.436、
  4-8) ディヴェルティメント変ロ長調K.Anh.229/439b No.1、
 12のホルン二重奏曲ハ長調K.487/496aより
  9) 第4番:ポロネーズ、10) 第6番:メヌエット、11) 第12番:アレグロ、
 12-16) ディヴェルティメント変ロ長調K.Anh.229/439b No.3、
 12のホルン二重奏曲ハ長調K.487/496aより
  17) 第2番:メヌエット、18) 第5番:ラルゲット、19) 第11番:メヌエット
  【演奏】
 エリー・アーメリング、エリザベート・クーイマンス(ソプラノ)(1-3)、
 ペーター・ファン・デア・ビルト(バリトン)(1-3)、Iman Soeteman、Jan Peeters(フレンチホルン)(9-11, 17-19)、
 ジョージ・ピーターソン、Geert van Keulen、Aart Rozenboon(バセットホルン)(12-16)、エド・デ・ワールト(指揮)(4-8)
    【録音】1973年12月(1-3)、11月(12-16)、1972年10月(4-11, 17-19)、アムステルダム/
《CD 7》
 モーツァルト:
  1) 三重唱「優しき光、美しき光」K.346、2) カンツォネッタ「もはや見当たらず」K.549、
  3-7) ディヴェルティメント変ロ長調K.Anh229/439b No.2、
  12のホルン二重奏曲ハ長調K.487/496aより
   8) 第7番:アダージョ、9) 第10番:アンダンテ、10) 第9番:メヌエット、11-15) ディヴェルティメント変ロ長調K.Anh229/439b No.4、
   16) 三重唱「黙しながら嘆こう」K.437、
  17-21) ディヴェルティメント変ロ長調K.Anh229/439b No.5、
  12のホルン二重奏曲ハ長調K.487/496aより
   22) 第1番:アレグロ、23) 第3番:アンダンテ、24) 第8番:アレグロ
  【演奏】
 エリー・アーメリング、エリザベート・クーイマンス(ソプラノ)(1, 2, 16)、
 ペーター・ファン・デア・ビルト(バリトン)(1, 2, 16)、
 Iman Soeteman、Jan Peeters(フレンチホルン)(8-10, 22-24)、
 ジョージ・ピーターソン、Geert van Keulen、Aart Rozenboon(バセットホルン)(11-15, 17-21)、エド・デ・ワールト(指揮)(3-7)、
  【録音】1973年12月(1, 2, 16)、11月(17-21)、1972年11月(3-7, 11-15)、10月(8-10, 22-24)、アムステルダム/
《CD 8》
 モーツァルト:
  1-13) 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』K.527(管楽アンサンブル編)(抜粋)、
  14-21) 歌劇『後宮からの誘拐』(管楽アンサンブル編)(抜粋)
  【録音】1973年11月、アムステルダム/
《CD 9》
 ロッシーニ:
  1-7) 歌劇『セビリアの理髪師』(W.セドラクによる管楽アンサンブル編)(抜粋)
  8) 歌劇『コッラディーノ』序曲(W.セドラクによる管楽アンサンブル編)、
  9) 歌劇『セミラーミデ』序曲(W.セドラクによる管楽アンサンブル編)、
  10) 歌劇『アルジェのイタリア女』序曲(W.セドラクによる管楽アンサンブル編)
   【録音】1973年11月(1-7)、1977年2月(8-10)、アムステルダム/
《CD 10》
 クロンマー:
  1-4) 管楽八重奏のパルティータ ヘ長調Op.57、
  5-8) 管楽八重奏のパルティータ変ホ長調Op.69、9-12) 管楽八重奏のパルティータ変ホ長調Op.79
   【録音】1977年4月、オランダ/
《CD 11》
 ベートーヴェン:
  1-4) 管楽器のための八重奏曲変ホ長調Op.103、5) 行進曲変ロ長調WoO29、
  6) ロンディーノ変ホ長調WoO25、7-10) 六重奏曲変ホ長調Op.71、11-13) 管楽五重奏曲変ホ長調WoO208, Hess 19
   【録音】1975年、オランダ/
《CD 12》
 1) ベートーヴェン:軍楽のための行進曲ヘ長調『ヨルク行進曲』WoO18、
 C.P.E.バッハ:2) 行進曲ヘ長調Wq.187 No.1、3) 行進曲ニ長調Wq.185 No.1、4) 行進曲ハ長調Wq.185 No.2、
 5) ベートーヴェン:軍楽のための行進曲WoO20、C.P.E.バッハ:6) 行進曲ト長調Wq.185 No.4、7) 行進曲変ホ長調Wq.185 No.5、
 8) ベートーヴェン:軍楽のための行進曲ヘ長調WoO19、
 C.P.E.バッハ:9) 行進曲ニ長調Wq.185 No.6、10) 行進曲ニ長調Wq.187 No.2、11) 行進曲ヘ長調Wq.185 No.3、
 12) ハイドン:行進曲ハ長調『ダービシャー』Hob.VIII:2、13) M.ハイドン:トルコ行進曲ハ長調、
 ヴラニツキー:
  3つのフランス風行進曲より
  14) 第1番ハ長調、15) 第2番ヘ長調、
  16) 第3番ハ長調、『2 Hunting Marches in the French Style』より17) 第2番ハ長調、18) 第1番ニ長調、
 19) ロゼッティ:『パルティータ』変ロ長調より「行進曲」、
 ヴラニツキー:『6つの小さな行進曲』より
  20) 第1番変ロ長調、21) 第6番ニ短調、22) 第5番変ロ長調、23) 第2番変ホ長調、
 24) ハイドン:ウェールズ王子のための行進曲変ホ長調Hob.VIII:3
  【録音】1972年3月、オランダ/
《CD 13》
 1-4) ドヴォルザーク:セレナード ニ短調Op.44、
 5-8) グノー:小交響曲変ロ長調、
 9) シューベルト:『管楽八重奏のためのメヌエットとフィナーレ』ヘ長調より「フィナーレ」
   【演奏】エド・デ・ワールト(指揮)
   【録音】1968年4月、アムステルダム/
《CD 14》
 R.シュトラウス:1-3) ソナチネ第1番ヘ長調『傷病兵の仕事場より』、4-7) 組曲変ロ長調Op.4
  【演奏】エド・デ・ワールト(指揮)
  【録音】1971年8月、ロッテルダム/
《CD 15》R.シュトラウス:1-4) ソナチネ第2番変ホ長調『楽しい仕事場』、5) セレナード変ホ長調Op.7
  【演奏】エド・デ・ワールト(指揮)
  【録音】1971年1月、ロッテルダム/
《CD 16》
 ストラヴィンスキー:
  1-3) ピアノと管楽器のための協奏曲、4-6) エボニー協奏曲、7) 管楽器のための交響曲、8-10) 管楽八重奏曲
  【演奏】テオ・ブラインス(ピアノ)(1-3)、ジョージ・ピーターソン(クラリネット)(4-6)、エド・デ・ワールト(指揮)
  【録音】1974年4月、オランダ/
《CD 17》アンタイル:1) バレエ・メカニック、2) ジャズ・シンフォニー、3) ヴァイオリン・ソナタ第1番より第4楽章、4) ヴァイオリン・ソナタ第2番
  【演奏】ラインベルト・デ・レーウ(指揮[1, 2]、ピアノ[3, 4])、ヴェラ・ベス(ヴァイオリン)(3, 4)
  【録音】1976年、オランダ(ライヴ)
オランダ管楽アンサンブル
(CD 6: 9-19, CD 7: 8-15, 17-24,
CD 17: 3, 4を除く)

 古典派から現代音楽まで、オランダの管楽アンサンブルの録音を初集大成。CD17枚組BOX

 ●1970年代のオランダ音楽界に貢献したアンサンブル、オランダ管楽アンサンブルのフィリップス録音が初めてまとめて発売されます。CD17枚組BOXセット。初CD化も。
 
 ●オランダ管楽アンサンブルは1959年に管楽五重奏団として設立されましたが、まもなく拡大され、古典派のセレナードやディヴェルティメントを演奏するようになりました。
  これらの曲は作曲当時はあまり知られていませんでしたが、その後娯楽音楽の傑作と認められ、中でもモーツァルトの『グラン・パルティータ』、ベートーヴェンの後期の八重奏曲、そしてベートーヴェンとウィーンで同時代に活躍したフランツ・グルンマーのすばらしい八重奏のパルティータなどはよく聴かれるようになります。
  1968年にフィリップスに録音を始めると瞬く間に、エド・デ・ワールト(自身も初めはオーボエ奏者としてアンサンブルのメンバーでした)が指揮しても、純粋な室内音楽であっても演奏技術の正確さ、卓越した、機知に富んだ解釈が評価されました。
  大人気のオランダのソプラノ歌手エリー・アーメリングとの共演もあります。現代音楽も長い間演奏しており、R.シュトラウスとストラヴィンスキーの管楽作品の他、1920~30年代のクラシック音楽の“悪ガキ”ことドイツ系アメリカ人作曲家ジョージ・アンタイルによる『ジャズ・シンフォニー』が1976年「オランダ芸術祭」でライヴ録音されました。
 
 
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4842267
(13CD)
\9200→\8590
初CD化あり
 ドイツ・グラモフォン以外のレーベルへの録音集が初めて新規リマスタリング発売
  ヴィルヘルム・ケンプ~デッカの遺産


《CD 1》
 J.S.バッハ:
  1) 主よ、人の望みの喜びよ(カンタータ第147番『心と口と行いと生活で』BWV147より)(ケンプによるピアノ編)、
  2) 目覚めよと呼ぶ声ありBWV645(ケンプによるピアノ編)、3) 来たれ、異教徒の救い主よBWV659(ケンプによるピアノ編)、
  4) 汝の道を示したまえBWV727(ケンプによるピアノ編)、5) 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV903、
 ヘンデル:
  6) クラヴサン組曲第5番ホ長調HWV430『調子の良い鍛冶屋』より「エアと変奏曲」、
  7) クラヴサン組曲第1番変ロ長調HWV434より「メヌエット」(ケンプによるピアノ編)、
 8) クープラン:クラヴサン曲集第3巻第14組曲ニ長調より第7曲:シテール島の鐘、
 ラモー:組曲ホ短調より
  9) 鳥のさえずり(ケンプによるピアノ編)、10) ロンド形式のミュゼット(ケンプによるピアノ編)、
 ベートーヴェン:11) バガテル ハ短調WoO52、12) バガテル第25番イ短調WoO59『エリーゼのために』、
 13) ブラームス:『8つのピアノ小品』Op.76より間奏曲変イ長調
    【録音】1949年10月(1-5)、1955年5月(6-9, 11, 12)、1950年3月(10, 13)、ロンドン/
《CD 2》
 J.S.バッハ:
  1) 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV903、 2) 来たれ、異教徒の救い主よBWV659(ケンプによるピアノ編)、
  3) 主よ、人の望みの喜びよ(カンタータ第147番『心と口と行いと生活で』BWV147より)(ケンプによるピアノ編)、
  4) 汝の道を示したまえBWV727(ケンプによるピアノ編)、5) 甘き喜びのうちにBWV729(ケンプによるピアノ編)、
  6) 今ぞ喜べ、愛するキリスト者の仲間たちよBWV734(ケンプによるピアノ編)、
  7) シチリアーノ(フルート・ソナタ変ホ長調BWV1031より)(ケンプによるピアノ編)、
  8) 目覚めよとわれらに呼ばわる物見らの声BWV140(ケンプによるピアノ編)
   【録音】1953年3月、ロンドン/
《CD 3》
 モーツァルト:1-3) ピアノ協奏曲第9番変ホ長調K.271『ジュノム』、4-6) ピアノ協奏曲第15番変ロ長調K.450
  【演奏】カール・ミュンヒンガー(指揮)シュトゥットガルト室内管弦楽団
  【録音】1953年9月、ジュネーヴ/
《CD 4》
 シューベルト:1-4) ピアノ・ソナタ第16番イ短調D845、5-8) ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D960
  【録音】1953年3月(1-4)、1950年11月(5-8)、ロンドン/
《CD 5》
 シューマン:1)『蝶々』Op.2より序奏、2) アラベスク ハ長調Op.18、3-5) ピアノ協奏曲イ短調Op.54
  【演奏】ヨーゼフ・クリップス(指揮)ロンドン交響楽団(3-5)
  【録音】1951年11月(1, 2)、1953年3月(3-5)、ロンドン/
《CD 6》
 ショパン:
  1-4) ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35、5) 即興曲第1番イ長調Op.29、6) 即興曲第2番嬰ヘ長調Op.36、7) 即興曲第3番変ト長調Op.51、
  8) 幻想即興曲嬰ハ短調Op.66、9) 子守歌変ニ長調Op.57、10) 舟歌嬰ヘ長調Op.60、
  11) 夜想曲第3番ロ長調Op.9 No.3、12) スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39
  【録音】1958年2月、ロンドン/
《CD 7》
 1-4) ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58、5) バラード第3番変イ長調Op.47、
  6) アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズOp.22、7) 幻想曲ヘ短調Op.49、8) 幻想ポロネーズOp.61
  【録音】1958年2月、ロンドン/
《CD 8》
 リスト:
  『巡礼の年第1年:スイス』S.160より
  1) 第7曲:牧歌、2) 第2曲:ヴァレンシュタットの湖で、3) 第4曲:泉のほとりで、
  『巡礼の年第2年:イタリア』S.161より
  4) 第2曲:物思いに沈む人、5) 第3曲:サルヴァトール・ローザのカンツォネッタ、
 6)『巡礼の年:ヴェネツィアとナポリ(第2年補遺)』S.162より第1曲:ゴンドラの歌、
 『伝説』S.175より
  7) 第1曲:小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ、8) 第2曲:波の上を渡るパオラの聖フランチェスコ、
 『巡礼の年第2年:イタリア』S.161より9) 第4曲:ペトラルカのソネット第47番、10) ペトラルカのソネット第104番、11) ペトラルカのソネット第123番
    【録音】1950年11月、ロンドン/
《CD 9》
 リスト:1-4) ピアノ協奏曲第1番変ホ長調S.124、5-8) ピアノ協奏曲第2番イ長調S.125
   【演奏】アナトール・フィストゥラーリ(指揮)ロンドン交響楽団
   【録音】1954年6月、ロンドン/
《CD 10》
 ブラームス:
  1) ラプソディ第1番ロ短調Op.79 No.1、2) ラプソディ第2番ト短調Op.79 No.2、
  3-5) 3つの間奏曲Op.117(第1番変ホ長調/第2番変ロ短調/第3番嬰ハ短調)、
  6-11) 6つのピアノ小品Op.118
  (第1番:間奏曲イ短調/第2番:間奏曲イ長調/第3番:バラード ト短調/第4番:間奏曲ヘ短調/第5番:ロマンス ヘ長調/第6番:間奏曲変ホ短調)、
  12)『6つのピアノ小品』Op.118より第6番:間奏曲変ホ短調(別テイク1)、
  13)『6つのピアノ小品』Op.118より第6番:間奏曲変ホ短調(別テイク2)
    【録音】1950年3月、ロンドン/
《CD 11》
 ブラームス:
  1-4) 4つのバラードOp.10(第1番ニ短調/第2番ニ長調/第3番ロ短調/第4番ロ長調)、
  5-12) 8つのピアノ小品Op.76
  (第1曲:奇想曲嬰ヘ短調/第2曲:奇想曲ロ短調/第3曲:間奏曲変イ長調/第4曲:間奏曲変ロ長調/第5曲:奇想曲嬰ハ短調/第6曲:間奏曲イ長調/
   第7曲:間奏曲イ短調/第8曲:奇想曲ハ長調)、13) ラプソディ第1番Op.79 No.1、14) ラプソディ第2番Op.79 No.2、
  15-17) 3つの間奏曲Op.117(第1番変ホ長調/第2番変ロ短調/第3番嬰ハ短調)
    【録音】1953年11月、ロンドン/
《CD 12》
 ブラームス:
  1-7) 7つの幻想曲集Op.116
  (第1曲:奇想曲ニ短調/第2曲:間奏曲イ短調/第3曲:奇想曲ト短調/第4曲:間奏曲ホ長調/第5曲:間奏曲ホ短調/第6曲:間奏曲ホ長調/第7曲:奇想曲ニ短調)、
   8-11) 4つのピアノ小品Op.119(第1曲:間奏曲ロ短調/第2曲:間奏曲ホ短調/第3曲:間奏曲ハ長調/第4曲:奇想曲変ホ長調)
    【録音】1953年5月、ロンドン/
《CD 13》
 ベートーヴェン:1-2) チェロ・ソナタ第1番ヘ長調Op.5 No.1、3-6) チェロ・ソナタ第3番イ長調Op.69、7-9) ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調Op.47『クロイツェル』
   【演奏】パブロ・カザルス(1-2)、パウル・グリュンマー(3-6)(チェロ)、ゲオルク・クーレンカンプ(ヴァイオリン)(7-9)
   【録音】1961年7月、プラード、フランス(ライヴ)(1-2)、1936年7月(3-6)、1935年5月(7-9)、ドイツ
ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)

 20世紀の偉大なピアノの詩人によるDECCA録音集。CD13枚組BOXセット

 ●ヴィルヘルム・ケンプは「ベートーヴェン弾き」として協奏曲とソナタの全集を数種類、それらすべてをドイツ・グラモフォンに録音していることがよく知られていますが、1918年という早い時期に録音を始め、戦前にポリドールに、そして1950年代にデッカに録音しています。
  今回ドイツ・グラモフォン以外のレーベルへの録音集が初めてエロクァンスから新規リマスタリングされ、発売されます。
  未発表の音源(ラモー、ブラームス)とバッハ作品のケンプの最初の録音は初CD化です。
 






<LP>


ALTUS(LP)

TBRLP 0005/6
(2LP)
¥15400
チェリビダッケ、幻のリスボン・ライヴ
 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
  [LP1]
   A 面:第1楽章
   B 面:第2楽章
  [LP2]
   A 面:第3楽章
   B 面:第4楽章
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

 チェリビダッケの最高傑作にしてブルックナー演奏の頂点!幻のリスボンライヴ、正規盤・初LP化!チェリのみが成し得た秘儀、時空を超えた深淵

 ライヴ録音:1994年4月23日 / コリセウ・リスボン(ステレオ)/ポルトガル国営放送(RTP)によるデジタル録音/完全限定生産、国内プレス、ステレオ、正規盤初LP 化、日本語帯・解説付

 東武商事(旧・東武ランドシステム)から正規盤・初出CD として発売され大ベストセラーを記録している、「チェリビダッケの最高傑作にしてブルックナー演奏の頂点」とまで賞賛された伝説のリスボン・ライヴをALTUS が正規ライセンスでLP 化。愛好家垂涎の超絶演奏がアナログの醍醐味たっぷりに響き渡る注目の逸品、数量限定生産です。

 正規オリジナルマスターにALTUS がLP 用のマスタリングを施し、東洋化成の熟練エンジニアが慎重にカッティングを行い、切りあがったラッカー盤をキング関口台スタジオで入念に検聴、万全を期して製品化。
 30分を超えるほどの凄まじい第3・第4楽章に関しては特に注意を払い、長時間収録でも音に歪みの出ないよう、かつLP ならではの再生効果が最大限発揮されるよう苦心いたしました。
 楽章途中で面を切り替える収録方法も案の一つとしてありましたが、チェリビダッケにしかありえない滔々たる大エネルギーを一続きに浴びながらその深淵なる音楽をじっくりと堪能できるように、各楽章1面ずつの2枚組としております。

 極限をも超えた超スローテンポで繰り広げられるチェリビダッケの魔術、100分を超える大演奏の崇高な神々しさにはひれ伏すばかり。ミュンヘン・フィルの音色もどこまでも柔らかく繊細。
 ポルトガル大使館の協力で発見され、ご子息セルジュ・イオアン・チェリビダキ氏とミュンヘン・フィルの承認を得て世に出た、貴重極まる歴史的音源です。

 〈チェリビダッケの第8番の最後、音楽はゆっくりと歩みを止めるが、そのとき時間とともに空間も終わったような、錯覚と呼ぶには鮮烈すぎる体験が起きる。音楽という時間の完成が、巨大な建築物の完成のような空間的なものとして把握される。
 まったく独特だった、と改めて思う。秘儀という言葉がふさわしい演奏をするような指揮者は、20世紀の終わりごろ、チェリビダッケしかいなかった。〉(許光俊)

 同音源のCD(TBRQ-9009)は東武商事(旧・東武ランドシステム)様がお取扱いをしています。LP のみ、トーメイ電子株式会社(ALTUS)が製作・発売元となり、キングインターナショナルが販売いたします。

 
 

















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