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≪第117号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その6 2022/9/20~





9/23(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ACCENT


ACC 24387
¥2700
サイレント・ダンス ハープ小品集 マーガレット・ケール
 (ウェールズ・トリプル・ハープ)
 ヘンリー・パーセル(1659-1695):
  組曲第4番 イ短調 Z.663 / ホーンパイプ ホ短調 Z.T685(「老いた独身者」より)
 ジョン・ダウランド(1563-1626):
  ファンシー / 彼女は僕の過ちを許してくれるか【マーガレット・ケール編】 /
  蛙のガリアルド【マーガレット・ケール編】 / 常にダウランド、常にドーレンス(嘆いて)
 ヘンリー・パーセル:メヌエット ニ短調 Z.T688(「高らかに歌え」より) / 組曲第7番 ニ短調 Z.668
 ジョン・ダウランド:流れよ、わが涙【マーガレット・ケール編】 / ダウランドのガリアルド
 ヘンリー・パーセル:
  新しいグラウンド ホ短調 Z.T682【マーガレット・ケール編】
   (「来たれ、歓喜よ」より「ここに神々はよしとし給う」に基づく)
 ジョン・ダウランド:さようなら
 ヘンリー・パーセル:新しいスコットランドの調べ Z.655 / リリブルレロ、新しいアイルランドの調べ Z.646
 ジョン・ダウランド:涙のパヴァーヌ【メルヒオール・シルト編】
 ヘンリー・パーセル:
  メヌエット イ短調 Z.650 / 組曲第2番 ト短調 Z.661より 前奏曲 / ディドの嘆き【マーガレット・ケール編】

 貴重なウェールズのトリプル・ハープのコピーでパーセルとダウランドを演奏

 録音:2022年6月9-11日/クロイツベルク、エールベルク教会/56'09''

 イギリスの作品を、ウェールズのトリプル・ハープで演奏したアルバム。
 使用された楽器はシュヴァーベン出身のハープ製作者エリック・クラインマンが2020年に製作したもので、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館が所蔵している歴史的名器、1736年デイヴィッド・エヴァンス製ハープのコピーです。

 イギリスには長いハープの伝統があるにもかかわらず、この時代のハープのオリジナル作品は残っていないため、リュートや鍵盤楽器の作品をアレンジして演奏しています。
 ダウランドやパーセルの作品は、当時流行していたメランコリックな雰囲気と、軽快なダンスの性格を併せ持つのが特徴。
 楽譜にほとんど手を入れず弾けるものもあり、ハープの音色によく合った音楽が並んでいます。
 




KLARTHE



KLA 131
¥2800
4台のアコーディオン版「幻想交響曲」
 ベルリオーズ(トロセ編):
  幻想交響曲(4台のアコーディオン版)
エオリーナ四重奏団
 【アンソニー・ミレット、
  ティボー・トロセ、
  ヨアン・ジュエル、
  テオ・ウルド(アコーディオン】

 オススメ! 幻想交響曲のイメージを一新させる驚愕の演奏登場!!

 録音:2021年4月/ヴィルファヴァール農場ホール/50'56"

 有名曲を他楽器で演奏する編曲は、人々の好奇心をくすぐるせいか根強い人気があります。
 ベルリオーズの幻想交響曲といえばリストによるピアノ独奏用編曲が有名ですが、どうしてもオーケストラのインパクトが強すぎる作品ゆえ、他の形態をほとんどイメージできなくなっているといえます。

 その高峰・幻想交響曲を4台のアコーディオンで奏してしまおうという試みが当アルバム。もちろん完全版で演奏時間約51分。
 演奏者のひとりティボー・トロセによる編曲で、楽器の性能と効果を熟知しているだけに予想を超える素晴らしさとなっています。

 第1楽章冒頭から違和感なし。オルガンのようなシンセサイザーのような不思議な音世界に引き込まれます。
 ベルリオーズのメロディは音を長く伸ばすものが多く見られますが、声や管楽器と同じく空気の力で音を出すアコーディオンは、ピアノよりも原曲のイメージを損なうことなく再現しています。

 第2楽章のハープや第3楽章の遠雷、終楽章の鐘などアコーディオンのイメージから遠い楽器も独特のアイディアで説得力満点。第4楽章「断頭台への行進」の物凄い迫力も聴きものです。
 第2楽章のワルツはフランスのアコーディオン、ミュゼットを彷彿させさえしてオシャレ。

 幻想交響曲は1830年に作曲され、3年後に改訂されました。アコーディオンの起源は諸説ありますが、1820年代といわれています。いわば同時代のものながら200年後にようやく共演を果たしたと申せましょう。

 エオリーナ四重奏団はパリ音楽院卒業生により結成されたアコーディオン四重奏団。
 現代作品のほか、ムソルグスキーの「展覧会の絵」、チャイコフスキーの「悲愴」、マーラーの4番など予想もしない作品をこの形態に移しています。要注目の団体です!
 




PAN CLASSICS


PC 10441
¥2700
バッハ一族とフルート
 J.S.バッハ:管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV1067
 ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ:
  フルート・ソナタ ホ短調 IWB58
 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ:
  フルート協奏曲 ト長調 Wq169
 ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ:
  フルート、ヴィオラと通奏低音のための三重奏曲 ホ短調 BR B4
 ヨハン・クリスティアン・バッハ:
  フルート、オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラ、
   通奏低音のための五重奏曲 ニ長調Op.11-6
ベニャミーノ・パガニーニ(フラウト・トラヴェルソ、指揮)
ムジカ・グローリア

 バッハと息子たちのフルート書法いろいろ

 録音:2021年5月5-7日/ベルギー、ヘクス教会/74'24''

 西洋音楽における「音楽一家」と言えば真っ先に名前が挙がるバッハ一族。そこにフルートというテーマ楽器を与えて、J.S.バッハと4人の息子たちの作品を集めたアルバムです。

 ベニャミーノ・パガニーニは1994年生まれのトラヴェルソ奏者、チェンバロ奏者。トラヴェルソをバルトルド・クイケン、ヤン・デ・ヴィンネらに師事しました。
 オーボエ奏者のネール・ヴェルトメンと共に設立した「ムジカ・グローリア」の芸術監督を務めており、2020年にベルギーの音楽専門誌上で「ヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた逸材です。
 



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WERGO

WER 7387
(3CD)
¥4800→\4390
ハインツ・ホリガー(指揮)、ケルンWDR交響楽団
B.A.ツィンマーマン - リコンポーズド
 ~管弦楽のためのオリジナル作品と編曲集
サラ・ウェゲナー(ソプラノ★)
マルクス・ヴァイス(サックス◆)
ウエリ・ヴィゲット(ピアノ◎)
ハインツ・ホリガー(指揮)、ケルンWDR交響楽団
  [CD1]
   ベルント・アロイス・ツィンマーマン(1918-1970):
    ブラジル奇想曲『アラゴアナ』 ~管弦楽のためのバレエ(1951/1955)
   ヴィラ=ロボス:ピアノのための『カボクロの伝説』(1920)
    【B.A.ツィンマーマンによる管弦楽版(1953)】*
   ミヨー:ピアノのための舞踊組曲『ブラジルへの郷愁』 Op.67(1920-1921)より
    第3曲「レーメ」【 B.A.ツィンマーマンによる管弦楽版(1951)】*
    第1曲「ソロカーバ」【 B.A.ツィンマーマンによる管弦楽版(1951)】*
   カゼッラ:子供のための11 の小品 Op.35(1920)より
    第4曲「ボレロ」【B.A.ツィンマーマンによる管弦楽版(1951)】*
    第9曲「カリヨン」【B.A.ツィンマーマンによる管弦楽版(1952)】*
   ベルント・アロイス・ツィンマーマン:
    ピアノのための『エクステンポラーレ』より ボレロ・モデラート(1943)
     【B.A.ツィンマーマン自身による管弦楽版(1950)】*
   ベルント・アロイス・ツィンマーマン:管弦楽のための
    『Chunchitos』(1956)*/『 Laquitas』(1956)* /『 Pjusi-Phias』(1957)*
    ~ハンス・ヘルフリッツ(1902-1995):
     ピアノのためのボリビアのアイマラ族とケチュア族の民謡に基づく舞曲と
      アリア『アル・アムニャス』(1943) 第4曲、第10曲、第3曲に基づく
   ジャン・バティスト・ヴェッカーラン:ピアノのための『18世紀のフランスの歌』(1894)より★
    「ベルジェール・レジェール」【B.A.ツィンマーマンによるソプラノと管弦楽版(1950)】*
    「ママ、教えて」【B.A.ツィンマーマンによるソプラノと管弦楽版(1950)】*
    「若い女の子」【B.A.ツィンマーマンによる声楽と管弦楽版(1950)】*
   ベルント・アロイス・ツィンマーマン:小管弦楽のための『ほんの少しの無』
    ~マルセル・エイメの「月の鳥」にちなんだ、光と月と鳥の音楽(1964)
   ベルント・アロイス・ツィンマーマン:13 管楽器のための『ライン・キルメス舞曲』(1962)
  [CD2]
   ベルント・アロイス・ツィンマーマン:
    フレッド・シュネッケンブルガーのアイデアによる架空のバレエ音楽『コントラスト』 ~
     小管弦楽のための(1953)
   ムソルグスキー:ピアノのための『クリミア南岸にて』(1879-80)
    【B.A.ツィンマーマンによる管弦楽版(1949)】*
   ムソルグスキー:ピアノのための即興曲『村にて』(1880)
    【B.A.ツィンマーマンによる管弦楽版(1950)】*
   リスト:ピアノと声楽のための『3人のジプシー』(1860)★
    【B.A.ツィンマーマンによる声楽と管弦楽版(1953)】*
   ベルント・アロイス・ツィンマーマン:管弦楽のためのインテルメッツォ(悲しきワルツ)(1949)*
   リスト:ピアノと声楽のための『ああ、私が眠るとき』(1849)★
    【B.A.ツィンマーマンによる声楽と管弦楽版(1954)】*
   ラフマニノフ:サロン小品集 Op.10(1894)より 第6曲「ロマンス」◆
    【B.A.ツィンマーマンによるサックスと管弦楽版(1950)】*
   ベルント・アロイス・ツィンマーマン:ピアノと管弦楽のためのコンチェルティーノ(1950)* ◎
    ~ラフマニノフ:サロン小品集 Op.10(1894)より 第5曲「ユモレスク」に基づく
   ベルント・アロイス・ツィンマーマン:管弦楽のための協奏曲(第3版)(1946/49)*
  [CD3]
   ベルント・アロイス・ツィンマーマン:大管弦楽のための1楽章の交響曲(第2版)(1953)
   ブゾーニ:2つの舞曲 Op.30a(1889)より「 バレエの情景 第3番」
    【B.A.ツィンマーマンによる声楽と管弦楽版(1949)】*
   スメタナ:管弦楽のためのポルカ『田舎娘』(1879)
    【スメタナ自身によるピアノ版(1880)に基づくB.A.ツィンマーマンによる新たな管弦楽版(1953)】*
   スメタナ:ピアノのためのチェコ舞曲集 第2集より 第3曲『オヴェス』(1879)
    【B.A.ツィンマーマンによる管弦楽版(1950)】*
   ドヴォルザーク:ピアノのための詩的な音画 Op.85(1889)より 第11曲「おしゃべり」
    【B.A.ツィンマーマンによる管弦楽版(1953)】*
   ワルター・ニーマン(1876–1953):ピアノのための『日本』 Op.89(1923)より 第1曲「茶室」
    【B.A.ツィンマーマンによる2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、
     コントラバス、ハープ、ピアノのための編曲版(第1版)(1951頃)】*
   コダーイ:7 つのピアノ小品 Op.11(1910-18)より 第3曲「巷に雨の降るごとく」
    【B.A.ツィンマーマンによる2 つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、
     コントラバス、ピアノのための編曲版(1949)】*
   シリル・スコット:2つのピアノ小品 Op.47より 第1曲『蓮の国』(1905出版)
    【B.A.ツィンマーマンによるフルート、ハープ、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、
     チェロ、コントラバスのための編曲版(1952)】*
   ベルント・アロイス・ツィンマーマン:2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、
    コントラバス、ピアノのための『古きバレエの思い出』(1950)
   ~ヨハン・カスパール・フェルディナント・フィッシャー(1656-1746):
    9つのチェンバロ組曲『音楽のパルナッソス』(1738)より
     組曲第2番「カリオペ」第2曲 バレエ に基づく
   パウル・ハレツキ(1911-2000):インテルメッツォ・スケルツォーゾ『父と子』(1938出版)
    【ベルナルド・パッツィ(B.A.ツィンマーマンの仮名)による小管弦楽版(1963)】*
   エドムンド・ニック(1891–1974):ブルース(1929)
    【B.A.ツィンマーマンによる管弦楽版(1954)】*
   ベルント・アロイス・ツィンマーマン:管弦楽のための素描『静止と反転』(1970)

 編曲もオリジナルも引用もコラージュも一緒くたに他に類を見ない作曲ぶりが顕になる強烈な3CD!これこそB.A.ツィンマーマンの音楽、指揮はすべてホリガー!

 録音:2000年、2002年、2012年、2017年、2018年/CD1:68'49"、CD2:66'51"、CD3:63'23"
 〈* 世界初録音〉

 戦後最も重要で、最も個性的な作曲家といえるベルント・アロイス・ツィンマーマン(1918-1970)の、多くの初録音作品を含む3枚組アルバムが登場。
 もともとはB.A.ツィンマーマン生誕100周年記念として企画されたもので、すべてハインツ・ホリガー指揮、WDR 製作という望みうる最高レベルの演奏・録音。
 ここまで包括的にまとまっているのが嬉しい、大注目のセットです。

 B.A.ツィンマーマンは同時代の前衛の旗手シュトックハウゼンとは対極にある作曲家で、既存の素材を新たな文脈で再構成するという、コラージュ的ポストモダン的手法を作風の要としました。
 これは若い頃から様々な既存の歌曲やピアノ曲を管弦楽に編曲していくなかで培った技術や色彩感覚によって達成されたもので、『アラゴアナ』『管弦楽のための協奏曲』『1楽章の交響曲』といったオリジナルの名作たちと数々の編曲作品は、不可分の存在と言えます。
 それらを組み合わせ、一見雑多で、しかしこれぞ、という収録内容に仕立てたこのアルバムは、多くの引用と再構成によって成り立っているB.A.ツィンマーマンの目くるめく音楽世界を見事に体現しています。

 独自の道を突き進んだB.A.ツィンマーマンは、1970年に『静止と反転』を完成させた直後、自らの命を絶ちます。
 彼の音楽はもしかすると、戦後に前衛の熱風が吹き荒れた20世紀よりも、21世紀の現代にこそ、ふさわしく響くのかもしれません。
 
 

WER 7405
¥2600
ニュー・メモリーズ
 ア・ブ(1999-):
  幻想曲『夢の中の眠り』 Op.7(2022)
  ニコライ・カプースチン(1937-2020):
  ピアノのための変奏曲(1984)
  8つの演奏会用エチュード Op.40(1984)
 ア・ブ:
  ピアノ・ソナタ第1番『Pinus』(2022)
   ~カプースチンとアラ・カプースチナの追憶に
ア・ブ(ピアノ)

 カプースチンとの出会いから生まれたアルバム

 録音:2022年4月21-23日/55'52"

 ア・ブ(A Bu)は1999年北京生まれで、ジャズを中心にクラシックも作曲もこなす凄腕のピアニスト。
 ジャズの要素を取り入れた作風で高い人気を誇るカプースチンのピアノ曲に自作曲を組み合わせたアルバムです。
 ア・ブは生前のカプースチンと交流があり、その音楽への強い思い入れが演奏からもうかがえます。
 カプースチン夫妻への追悼の意が込められたピアノ・ソナタを締めくくりに収録。
 




ARS PRODUKTION

代理店変更に伴い再掲載

ARS38146
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2900
ラヴェル:オーケストラ&ヴィルトゥオーゾ・ピアノ作品集
 ラヴェル:
  夜のガスパール
  《ダフニスとクロエ》から3曲
   (ヴァンサン・ラルドゥレ編曲)(世界初録音)
  水の戯れ
  ラ・ヴァルス
  亡き王女のためのパヴァーヌ
ヴァンサン・ラルドゥレ(ピアノ)

 フランスの注目株ヴァンサン・ラルドゥレ!色彩豊かな表現力で奏でるラヴェル!

 ドイツのリューベック音楽大学でブルーノ=レオナルド・ゲルバーに師事し、「スタインウェイ・アーティスト」の称号も与えられているフランスの名ピアニスト、ヴァンサン・ラルドゥレ(ヴァンサン・ラルデル)が奏でるラヴェルの作品集。

 ラルドゥレは、スカルラッティからブーレーズまで幅広いレパートリーを持ち、特にラヴェルの研究に熱心で、作曲者自身の注釈の入ったペルルミュテールが所有していた楽譜の研究でも知られています。
 本アルバムでは、色彩の豊かさやオーケストラのような表現力が高く評価されるラルドゥレが自身の持ち味を存分に発揮し、ラヴェルの美しい世界を描きます。

 ※録音:2013年11月5日-7日、インマヌエル教会(ヴッパータール、ドイツ)
 
 
ARS38144
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2900
アモール
 リヒャルト・シュトラウス:アモール Op.68-5
 モーツァルト:
  歌劇「後宮からの逃走」 K.384 から 序曲、
  歌劇「ドン・ジョヴァンニ」 K.527 から
   恋人よ, さあこの薬で(ツェルリーナのアリア)
 ヘンデル:歌劇「リナルド」HWV7a/7b から
  涙の流れるままに(アルミレーナのアリア)
 パーセル:歌劇「ディドーとエネアス」 から
  私が死んで土に埋められても(ディドーのアリア)
 テレマン:歌劇「ゲルマニクス」 から
  残酷な記憶(アグリッピナのアリア)
 ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」 Op.77 から
  亡き伯母が見た夢に(エンヒェンのアリア)
 グノー:歌劇「ロミオとジュリエット」 から
  私は夢に生きたい(ジュリエットのアリア)
 フロトー:歌劇「マルタ」 から
  夏の名残りのばら、まことの恋人のもとへ行く
   (ハリエットのアリア)
 ドリーブ:歌劇「ラクメ」 から
  若いインドの娘はどこへ行ったの?
マリー・フリーデリケ・シェーダー(ソプラノ)
フォクトラント・フィルハーモニー管弦楽団
シュテファン・フラース(指揮)

 オペラ歌手を両親に持つドイツのコロラトゥーラ・ソプラノ、マリー・フリーデリケ・シェーダーは、2008年のライプツィヒ・バッハ・国際コンクールで第1を位受賞。
 2009年から2013年かけてハレ歌劇場に所属し、その後はフリーランスとして国際的にその地位を確立しています。

 本アルバムでは、その麗しき歌声で、アモール(愛の神)のタイトルにある通り、「愛」をテーマとした作品の数々を見事に歌い上げています。

 ※録音:2013年7月15日-19日、フォークトランドハレ(グライツ、ドイツ)
 
 
ARS38143
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2900
シャウシュピール ~ 木管五重奏のための作品集
 ベートーヴェン:管楽五重奏曲変ホ長調 Op.103
 エウリコ・カッラパトーゾ(b.1962):5つの悲歌 Op.11
 リゲティ:6つのバガテル
 スティーヴン・モンタギュー(b.1943):
  トゥーレ・ウルティマ
 アントニオ・ロゼッティ:五重奏曲変ホ長調
 イベール:3つの小品
 ディ・カプア:オ・ソレ・ミオ
カリオン木管五重奏団
 〔ドーラ・シェレシュ(フルート)、
  エギルス・ウパトニエクス(オーボエ)、
  エギールス・シェーフェルス(クラリネット)、
  ダーヴィド・M.A.P.・パルムクヴィスト(ホルン)、
  ニルス・アナース・ヴェステン・ラーセン(ファゴット)〕

 2002年にデンマークとラトビア出身の奏者達によって結成されたカリオン木管五重奏団は、2004年のデンマーク放送室内楽コンクールなど、多くのコンクールで入賞。
 ラインガウ音楽祭、ボン・ベートーヴェン音楽祭、ベルゲン音楽祭など、ヨーロッパで最も権威のある音楽祭でも高い評価を得ており、木管アンサンブルのレパートリーの開拓と、多くの新曲を初演するなど、勢力的に活躍しています。

 ※録音:2013年5月26日-30日、インマヌエル教会(ヴッパータール、ドイツ)
 
 


ARS38142
(1SACD HYBRID)
【旧譜】
¥2900
ロマンティック音楽 ~
 ヴァイオリン、ヴィオラと二つのチェロのための

  アレンスキー:
   ヴァイオリン、ヴィオラ、2つのチェロのための弦楽四重奏曲 Op.35
  エルネスト・ザウター(b.1928):
   独奏チェロと弦楽三重奏のためのロマンティック音楽
  チャイコフスキー:
   独奏チェロと弦楽三重奏のためのアンダンテ・カンタービレ
カトリン・テン・ハーゲン(ヴァイオリン)
レオニー・テン・ハーゲン(ヴァイオリン)
ボルゲ・テン・ハーゲン(ヴィオラ)
マルテ・テン・ハーゲン(チェロ)
マティアス・バルトロメイ(チェロ)

 テン・ハーゲン弦楽四重奏団を構成する姉弟と、ウィーン国立歌劇場、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン交響楽団、ヨーロッパ管弦楽団、マーラー室内管弦楽団のメンバーや、クレメンス・ビットマン(ヴァイオリン)とのデュオ・ユニット、「バルトロメイ・ビットマン」として、クラシック、ジャズの両ジャンルで活躍するウィーン出身のチェリスト、マティアス・バルトロメイによるユニークな編成で書かれた弦楽作品を取り上げたアルバム。

 ※録音:2013年8月30日9月3日、インマヌエル教会(ヴッパータール、ドイツ)
 




ANALEKTA


AN28929
¥2800
『HORIZONS 地平線』 ~金管五重奏によるクラシック作品集
 アラム・ハチャトゥリアン(1903–1978)/バズ・ブラス編曲:
  1. 剣の舞 ~『ガイーヌ』より
 ポール・デュカス(1865–1935)/エンリコ・O. ダストゥス編曲:
  2. 魔法使いの弟子
 カミーユ・サン=サーンス(1835–1921)/
  フランソワ・ヴァリエール編曲:
   3. 死の舞踏
 ジョージ・ガーシュウィン(1898–1937)/
  フランソワ・ヴァリエール編曲:
   4. キューバ序曲
 ルー・ポラック(1895–1946)/スティーヴ・クーパー編曲:
  5. ザッツ・ア・プレンティ
 クロード・ボラン(1930–2020)/
  ジャヴィエ・セバスティアン・アセンシオ編曲:
   6. アレーグル ~『トゥート組曲』より
 アストル・ピアソラ(1921–1992)/
  ジャヴィエ・セバスティアン・アセンシオ編曲:
   7. 天使のミロンガ
  8. モントリオール午前零時(メドレー)
   フーガと神秘~ブエノスアイレス午前零時~
   ブエノスアイレスの秋~
   ブエノスアイレスの春~天使の死
バズ・ブラス
 フレデリク・ガニョン(トランペット)
 シルヴァン・ラポワント(トランペット、フリューゲル・ホーン)
 パスカル・ラフルニエール(ホルン)
 ジャゾン・ド・カリュフェル(トロンボーン、ユーフォニアム)
 シルヴァン・アルスノー(バス・トロンボーン、エレキ・ベース‛&6)

ゲスト:
 ジョナタン・オルデンガルム(オルガン‛&2)
 ヴァレリー・ミロ(ハープ‛&3)
 フィリップ・チュウ(ピアノ‛&4)
 コリンヌ・ルネ(ヴィブラフォン‛&6、8)
 アラン・バスティアン(ドラム‛&6、8)
 ジェレミー・デゾルニエ(トロンボーン、ユーフォニアム)

 録音: 2021年5月-2022年5月 モントリオール&ミラベル

 【カナダの人気金管五重奏団、ANALEKTAからの第3弾アルバム!】
 2002年に結成されたバズ・ブラスはチューバの代わりにバス・トロンボーンを用いた、往年の「アメリカン・ブラス・クインテット」スタイルの金管五重奏団。
 彼らのトータル8枚目、ANALEKTAレーベルでは3枚目となるアルバムは、カナダのミュージシャンたちをゲストに迎え、クラシックの名曲からジャズの要素を盛り込んだボラン(ボリング)の作品、そしてピアソラまで幅広く収録しています。
 金管楽器の勢いや力業には偏らない、バランスよく緊密なアンサンブルをお楽しみいただけます。
 
 

AN29175
¥2400
『Home』
 1. The Arrival (L'arrivee) – Amichai Ben Shalev
 2. Home (Chez Soi) – Hamin Honari
 3. Spaces (Espaces) – Hamin Honari (percussion solo)
 4. Burkaan (Volcan / Volcano) – Abdul-Wahab Kayyali
 5. Romantica – Felix Lipesker
  (En vedette / featuring Reza Abaee, Pierre-Alexandre Maranda)
 6. Solitude – Amichai Ben Shalev (bandoneon solo)
 7. Neige de printemps (Snow of Spring) – Amichai Ben Shalev
 8. Gaze (Regard) – Abdul-Wahab Kayyali (oud solo)
 9. Basmah (Smile / Sourire) – Abdul-Wahab Kayyali
  (En vedette / featuring Pierre-Alexandre Maranda)
 10. Nava – Parviz Meshkatian
  (En vedette /
  featuring Reza Abaee and Pierre-Alexandre Maranda)
Les Arrivants
 Amichai Ben Shalev – bandoneon
 Abdul-Wahab Kayyali – oud
 Hamin Honari –
  tombak, daf, frame drums, cymbals
Guests
 Reza Abaee - gheychak
 Pierre-Alexandre Maranda -
  contrebasse

 recorded at: Studios Piccolo, Montreal, December2021

 イランなど中東の各種ハンド・ドラムを操るイラン系カナダ人ハミン・ホナリ、アンマンの国立音楽院でウードを学び現在カナダを中心に活動するアブドゥル=ワハブ・カイヤリ、ポーランド人の父とアルゼンチン人の母の間にカナダで生まれイスラエルで育ちブエノスアイレスでバンドネオンを学んだアミチャイ・ベン・シャレフという、3人によるユニット、レザリヴァン("来訪者たち"の意味)。
 アラブ音楽をベースに、彼らの持つ様々なルーツを融合させた音楽を聴かせます。木をくりぬいた作りが特徴的なイランの擦弦楽器ゲイチャクを加えた曲もあり。
 
 

AN29176
¥2800
OTTOMAN SPLENDOURS
 1. Juego de Siempre - Anonymous
 2. Landarico - Anonymous, Balkans, 18th century
 3. Ay Mancevo - Anonymous, Izmir
 4. Tres morillas
   - Anonymous instrumental work from
    the 15th-century Spanish court
 5. Dicho me habian dicho - Anonymous, Izmir
 6. Akav Birhateha - 19th century Maftirim repertoire
 7. Tres Hermanicas eran
   - Anonymous, Sarajevo, 17th century
 8. Gulizar Kanun Taksimi
   - Instrumental improvisation on kanun
 9. Bir Hos H?ram Taze Civan Ald? Gonlumuz
   - 18th century Classical Turkish song
 10. Bullbul Ussak?
   - nstrumental work, Asia Minor, 17th century
 11. Yeoru libbi u sefathay
   - Anonymous, Edirne, 18th century Maftirim repertoire
 12. Kouklaki Mou - Mi Chika Flor
   - Reinterpreted by Sephardic Jews in Istanbul
 13. Bestenegar Kemençe Taksimi
   - Instrumental improvisation on kemence
 14. Einai ston kosmon kai alla kalli - 18th century
 15. Nicin Gordum Seni - Ven Chika Nazlia
   - Reinterpreted by Sephardic Jews in Istanbul
Lamia Yared - voice
Ensemble Oraciones
 Omar Abou Afach - viola
 Didem Basar -
  kanun & arrangements
 Olivier Bussieres - percussions
 Binnaz Celik - kemence
 Sheila Hannigan - cello
 Abdul-Wahab Kayyali – oud
 Yoni Kaston - clarinet

 recorded on January 30 and 31, 2022 at Studio PM,Pierre Marchand

 レバノン生まれの歌手、ラミア・ヤレドのセカンド・アルバム。オスマン、セファルディ、ギリシャとトルコといった中東・地中海沿岸の伝統音楽を、シリア、トルコ、ヨルダンなどから集まったミュージシャンたちが奏でる、伝統楽器と西洋クラシックの楽器混成のアンサンブルによる伴奏で収録しています。
 




CANTALOUPE MUSIC


CA21177
¥2600
ジョン・ルーサー・アダムズ(1953-):
 Sila:the Breath of the World

  1. Sila: the Breath of the World
クロッシング(合唱)
ジャック四重奏団
ミシガン大学パーカッション・アンサンブル 他

 録音: 2021年3月21-24日 Hill Auditorium, Ann Arbor, MI and Christ Church Christiana Hundred, Wilmington(USA)

 「The New Yorker」誌で"音楽史上最も美しい黙示録"と呼ばれ、2014年にはピューリッツアー賞も受賞したオーケストラ作品「Become Ocean」(CA21101)の作曲者ジョン・ルーサー・アダムズ。
 彼の作品は、常に自然、とりわけ彼が住んでいたアラスカの風景にインスパイアされていますが、この「Sila: the Breath of the World」も自然をモチーフにした神秘的な作品です。
 多彩なパーカッション・アンサンブルと、現代音楽が得意な合唱団「クロッシング」、ジャック四重奏団らの演奏者たちは、各パートを自由に歌い奏でるため、2度と同じ演奏が生まれることはありません。
 ここに現代のテクノロジーと多重録音を駆使することで、まるで一つの生命体のような音楽が生まれています。
 




COL LEGNO


COL20455
¥2400
クライスラー=リーダー
 ゲオルク・クライスラー(1922-2011):
  歌曲集(ニコラウス・ハブヤン(1987-)によるアレンジ)

   1. Fruhlingslied (Tauben vergiften)/
   2. Alles nicht wahr/3. Das Triangel/
   4. Meine Freiheit, deine Freiheit/
   5. Der Witz/6. Biddla Buh7. Wohin?/
   8. Der Staatsbeamte/9. Ich kann tanzen/
   10. Als der Zirkus in Flammen stand/
   11. Der Mensch muss weg/
   12. Das Madchen mit den zwei bis drei blauen Augen/
   13. Der Tod, das muss ein Wiener sein/
   14. Du hast ja noch ein Grab
フラヌイ(アンサンブル)
ニコラウス・ハブヤン(歌)

 録音: 不明

 1993年から活動を始め、2023年に結成30周年を迎えるアンサンブル「フラヌイ」。
 フラヌイとは標高2300m、東チロル、ヴィルグラーテン渓谷の山の牧草地を意味する言葉です。
 彼らはクラシックの名曲を主体に斬新な民謡風のアレンジを加えて演奏するシュランメル・アンサンブルで、今作では2022年7月に生誕100年を迎えたドイツの作曲家ゲオルク・クライスラーの作品に焦点を当てています。
 ゲオルク・クライスラーはウィーンに生まれたユダヤ人。戦禍を逃れアメリカに渡り、映画やテレビの音楽を書き、キャバレーやバーで演奏していました。
 1950年代後半にヨーロッパに戻りますが、以降は「歯に衣を着せぬ」発言でオーストリア社会を批判。89歳で亡くなるまで、独自のユーモアで社会を風刺する作品を書き続けました。
 現代でもリアリティを失わない彼の歌曲をアレンジャー、ニコラウス・ハブヤンがフラヌイのために編曲。自らユーモラスに歌いながら作品の魅力を紹介しています。
 
 

COL15015
¥2400
m o s:mnemonic
 1. mnemonic/2. tomorrows/
 3. reconsider/4. a house on water/
 5. depart/6. n o/
 7. where the stars are hiding
m o s(アンサンブル)
【メンバー】
 イヴォ・フィナ(ギター&エレクトロニクス)
 アレクサンダー・クラナベッター
  (トランペット&エレクトロニクス)
 ヨハネス・ヴァコルビンガー
  (ドラムス&シンセサイザー)

 録音: 不明

 2013年にウィーンで設立されたアンサンブル「m o s(旧名称: month of sundays)」はアコースティクとエレクトロニクスを融合させた音楽を探求しており、そのミニマリズムからの影響が感じられる即興的な音楽はヨーロッパ各地で好評を博しています。
 アルバム・タイトル「Mnemonic」はギリシャ語の「mnemonika」を語源とし「記憶の補助」を意味するもので、7曲の収録曲は、どれも郷愁や過去の追体験、イメージの断片などがテーマになっています。

 
 
 

COL15016
¥2400
TRIO MIT: Breezes from here
 1. Open Doors/2. Pull over MIT/
 3. Asmar El Lon/4. Sophia/
 5. Yallah/6. Bluesual/7. Arabesque/
 8. Raheel/9. A Camel Journey Step One/
 10. El Sabio
トリオ・MIT
【メンバー】
 アンドレアス・シュライバー(ヴァイオリン)
 オルワ・サレハ(ウード)
 クリストフ・チェフ(ピアノ、パーカッション&シンセサイザー)

 録音: 不明

 Trio MIT(music in touchの略)は、アンサンブル名の通り、音楽を通じて人と人との交流を図ることを目的としています。
 ジャズ奏者としても活躍するアンドレアス・シュライバーのヴァイオリン、ダマスカス出身の奏者オレワ・サレハが弾くウード、80年代初頭から数多くのアンサンブルに参加するクリストフ・チェヒが担当するピアノ、パーカッションとエレクトロニクス。これら伝統楽器と現代楽器の組み合わせから生まれるユニークなサウンドをお楽しみください。

 
 



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CPO



555477
(4CD)
¥5100→\4690
セザール・フランク(1822-1890):オルガン作品全集
 【CD1】
  1. Grande Piece symphonique 交響的大曲 嬰ヘ短調 Op. 17
  2. Fantasie C-Dur 幻想曲 ハ長調 Op. 16
  3. Sieben Stucke in C-Dur/c-moll
   ハ長調とハ短調による7つの小品*
  4. Final 終曲 変ロ長調 Op. 21
 【CD2】
  1. Prelude, Fugue et Variation 前奏曲、フーガと変奏曲 Op. 18
  2. Sieben Stucke in As-Dur/gis-moll
   変イ長調と嬰ト短調による7つの小品*
  3. Pastorale パストラーレ Op. 19
  4. Sieben Stucke Des-Dur/cis-moll
   変ニ長調と嬰ハ短調による7つの小品*
  5. Priere 祈り Op. 20
  6. Sieben Stucke G-dur/ g-moll
   ト長調とト短調による7つの小品*
  7. Pour le temps de Noel クリスマスのために*
 【CD3】
  1. Sieben Stucke D-dur / d-moll
   ニ長調とニ短調による7つの小品*
  2. Fantaisie in A 幻想曲 イ長調
  3. Cantabile カンタービレ
  4. Piece heroique 英雄的小品
 【CD4】
  1. Choral Nr. 1 E-Dur コラール第1番 ホ長調
  2. Sieben Stucke in e-moll/ E-Dur ホ短調とホ長調による7つの小品*
  3. Choral Nr. 2 h-moll コラール第2番 ロ短調
  4. Sieben Stucke Es-Dur/ es-moll
   変ホ長調と変ホ短調による7つの小品*
  5. Sieben Stucke F-Dur/ f-moll
   ヘ長調とヘ短調による7つの小品*
  6. Choral Nr. 3 a-moll コラール第3番 イ短調
 *‛&ハルモニウム
カルステン・ヴィーブッシュ(オルガン)
Eule-Orgel der Konstantinsbasilika Trier
 CDs 1 & 3
Klais-Orgel der Christuskirche Karlsruhe
 CD2
Rieger-Orgel der Martinskirche Kassel
 CD4

 録音:2021年11月23-24日Konstantinbasilika Trier(ドイツ)CD1 2021年9月23-24日Christuskirche Karlsruhe(ドイツ)CD2 2022年3月31日-4月1日Konstantinbasilika Trier(ドイツ)CD3 2022年3月27-29日Martinskirche Kassel(ドイツ)CD4

 2022年12月に生誕200周年を迎えるセザール・フランク。彼は優れたオルガニストでもあり、1858年にサント・クロチルド聖堂の正オルガニストに就任してからは、生涯にわたりこの職に留まり、演奏を行いながら作曲に勤しみました。
 フランクのオルガン作品と言えば、この分野に高い貢献を果たした12曲の大作が中心ですが、63曲からなるハルモニウム(室内向けの足踏みオルガンの一種)のために書かれた『オルガニスト』も忘れてはなりません。
 未完の曲集に収められた、小さいながらもハーモニーの複雑さや精妙な表現を特徴とするこれらの曲は、大規模な作品に決してひけを取ることなく、どれも魅力的な表情を湛えています。
 この録音では、カルステン・ヴィーブッシュが12曲の大作とともに『オルガニスト』などハルモニウムのための作品も通常のオルガン用で演奏。
 ヴィーブッシュは多くのオルガンの中からフランク作品にふさわしい3台を選び、作品の持つ多様性と色彩豊かな響きを存分に表現しています。
 
 


555502
(2CD)
¥4500
ヨハン・マッテゾンの歌劇《ボリス・ゴドゥノフ》
  ヨハン・マッテゾン(1681-1764):
   歌劇《ボリス・ゴドゥノフ》(1710)
    全3幕
    台本: ヨハン・マッテゾン
ボリス・ゴーデノフ
 オリヴィエ・グルディ(バス)
アクシニア: ボリスの娘
 ジュリー・グソー(ソプラノ)
フェドロ...スレーテン・マノイロヴィッチ(バス)
テオドルス・イヴァノヴィツ: 皇帝
 イェヴヘン・ラフマニン(バス)
イリーナ
 フローレ・ファン・メールシェ(ソプラノ) 他
テレジア(古楽アンサンブル)
アンドレア・マルキオル(指揮)

 録音: 2021年8月16-24日 オーストリア、インスブルック古楽音楽祭での収録

 ヘンデルの親友として知られ、数多くの声楽曲を遺し音楽理論家としても活躍したドイツ後期バロック音楽の作曲家ヨハン・マッテゾン。
 彼は生涯に8曲の歌劇を書きましたが、その中の一つがこの歌劇《ボリス・ゴドゥノフ》です。
 1710年、ハンブルク歌劇場のために書かれた歌劇で主人公はムソルグスキーの歌劇と同じく、実在したロシアのツァーリ、ボリス・ゴドゥノフ(在位1598-1605)をモデルにしています。
 ただし内容はムソルグスキーの歌劇のようにシリアスなものではなく、2人の皇帝の滑稽な陰謀に巻き込まれるロシア、デンマーク、スウェーデンの貴族の物語です。
 しかし、初演前に突然マッテゾン自身により取り下げられ、以降彼の存命中に上演されることはありませんでした。
 当時のハンブルクとロシアの関係悪化が理由と推測されていますが、真相は謎に包まれています。
 
 作品の総譜はハンブルク市立図書館に収められた後、第2次世界大戦時に紛失しましたが、かろうじてソ連に持ち込まれた写本がアルメニアで発見され、こちらがハンブルクに返却されたことで、2005年におよそ300年の年月を経てようやく初演が行われました。
 後にボストンにてスティーブン・スタッブスも作品の上演を行いましたが、この2021年のインスブルックでの新演出による上演はヨーロッパ初の舞台公演となります。
 指揮はチェンバロ奏者としても知られるアンドレア・マルキオル。素晴らしい歌手たちと古楽アンサンブル「テレジア」が鮮烈な演奏を披露しています。
 
 


777943
¥2800
パウル・ヴラニツキー(1756-1808):交響曲集
 1. 交響曲 ト長調 Op. 50
 2. 交響曲 ニ長調 Op. 37
 3. 交響曲 イ長調 Op. 51
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
ロルフ・グプタ(指揮)

 録音: GroBer Sendesaal, NDR Landesfunkhaus Hannover(ドイツ) 2014年6月16-20日‛&2、3 2016年2月23-25日‛&1

 モラヴィア出身の作曲家パウル(パヴェル)・ヴラニツキーの交響曲集。20歳の時に活躍の機会を求めウィーンに移住しハイドンやモーツァルトと交流を深め作曲家として活動。
 彼の作曲様式はベートーヴェンの初期の交響曲にも影響を与えるなど、1770年代後半のウィーンにおける最も重要な交響曲作曲家の一人としてみなされました。
 最近の研究によると、彼は少なくとも47曲の交響曲を作曲したとされており、このアルバムに収録されたOp.50とOp.51は1804年末、オッフェンバッハにある出版社アンドレから出版された最後のシリーズに属するものです(Op.37は1799年に同出版社から出版)。
 この3曲はどれも第1楽章の冒頭にはゆったりとした序奏が置かれるなど、楽章構成、主題の形成などハイドンをモデルしたものと考えられますが、主題の用い方における統一感などにはヴラニツキーの独自性が感じられます。
 ロルフ・グプタはノルウェー出身の指揮者。現代作曲家としても活躍する彼は、バロックから現代作品まで幅広いレパートリーを持っています。
 
 


555521
(2CD)
¥4500
ベルトルト・ダムケ(1812-1875):室内楽作品集
 【CD1】
  1. ピアノ三重奏曲第2番 ト短調 Op. 48
  2.「La Demande」- ピアノのための性格的なアレグロ Op. 16
  3. チェロ・ソナタ ニ長調 Op. 43
 【CD2】
  1. ピアノ三重奏曲第1番 ホ長調 Op. 42
  2.「La Veillee」 ヴァイオリンとピアノのための牧歌 Op. 38
  3.「Les Saisons」 4つの性格的ピアノ小品 Op. 30
  4. チェロとピアノのためのサロン風の2つの小品 Op. 39
 全て世界初録音
ピアノ・トリオ・テン=ベルク -
 ヤン - シェーファー
【メンバー】
 イローナ・テン=ベルク(ヴァイオリン)
 ウェン=シン・ヤン(チェロ)
 ミヒャエル・シェーファー(ピアノ)

 録音: GroBer Saal der Hochschule fur Musik und Theater Munchen(ドイツ) 2021年1月2日‛&CD1:3 2021年3月29日‛&CD1:1、CD2:1 2021年8月4日‛&CD1:2、CD2:2-4

 ドイツ、ハノーファー出身の作曲家ベルトルト・ダムケ。フランクフルトで神学を、その後フェルディナント・リースらから音楽を学びました。
 10代でハノーファーの劇場ヴァイオリニストとなり、後には宮廷のヴィオラ奏者を務めながら、合唱曲やオラトリオ、詩篇曲、カンタータを作曲。
 1840年代にサンクトペテルブルクに渡り、1853年まで在住。以降、ブリュッセルを経て1859年にパリに移住、この地で生涯を終えます。
 パリではベルリオーズと親交を結び、ベルリオーズはダムケを「偉大な音楽家、芸術家」と呼んだということです。
 
 このアルバムに収録されているのは、パリの国立図書館で発見され、2020年に出版されたダムケの室内楽の新版の楽譜による演奏。
 彼の作品に興味を抱いていた名チェリスト、ウェン=シン・ヤンを交えた3人の演奏家たちによって、作曲からおよそ160年後にようやく演奏、録音される運びとなりました。
 ベルリオーズが絶賛したダムケの作品は、一聴に値するものです。
 
 

555524
¥2800
エルンスト・ヴィルヘルム・ヴォルフ(1735-1792):
 クリスマス・カンタータ集

  1. Willkommen, du sehnlich erbetener Tag
   ようこそ、待ちに待った日
  2. Seid bose, ihr Volker 怒れ、民衆よ
  3. Auf, jauchzet, ihr Christen 喜べ、すべてのキリスト教徒よ
  4. Willkommen, du schonster der Tage ようこそ、最も美しい日
ベアテ・モルダル(ソプラノ)
エルヴィラ・ビル(アルト)
ゲオルク・ポプルッツ(テノール)
マティアス・フィーヴェク(バリトン)
アンドレイ・アフメトフ(バス)
ケルン・アカデミー
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指揮)

 録音: 2022年4月5-7日 Wuppertal, Immanuelskirche(ドイツ)

 バロック後期のドイツで活躍した作曲家エルンスト・ヴィルヘルム・ヴォルフのクリスマスのためのカンタータ集。
 幼い頃からチェンバロ演奏に秀でていた彼は、アイゼナハとゴータのギムナジウムで当時名を馳せていたカール・フィリップ・エマヌエル・バッハとカール・ハインリヒ・グラウンの音楽に初めて触れたことで作曲家として開眼。
 とりわけC.P.E.バッハの作品に魅了され大きな影響を受けました。バッハもヴォルフの作品を高く評価し、以降二人はよい関係を結んでいます。
 イェーナ大学在学中に数多くの作品を作曲、大学卒業後はワイマールの宮廷音楽家になり、1772年にはカペルマイスターに昇進しました。
 この4曲のカンタータは、バロック期から古典派への橋渡しを担うにふさわしい端正な作風によるもので、J.S.バッハ以降のプロテスタント教会音楽の質の高さを証明するものと言えるでしょう。
 前作となるヴォルフの受難オラトリオ(777999)で見事な解釈を披露したミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズとケルン・アカデミーが、独唱者たちとともにクリスマスを迎える喜びを高らかに歌い上げます。
 
 

555491
¥2800
中部ドイツのバロック・クリスマス・カンタータ
 1. ヨハン・シェレ(1648-1701): Ehre sei Gott in der Hohe
  いと高きところ神に栄光あれ
 2. クリスティアン・リーベ(1654-1708): Das neugeborne Kindelein
  新たに生まれしみどり児
 3. フィリップ・ハインリヒ・エルレバッハ(1657-1714):
  Das Wort ward Fleisch
   言葉は肉となり
 4. ヨハン・ローゼンミュラー(1619-1684): Puer natus est nobis
  われわれに幼子が生まれた
 5. リーベ: Ach liebster Jesu komm herein
  最愛のイエスがおいでになる
 6. ゴットフリート・フォーゲル(1650-1711):
  Alleluja. Freut euch, ihr Christen alle
   アレルヤ、キリストこそ恵みの太陽
アンネ・シュタートラー (ソプラノ)
ドロテア・ヴァグナー(ソプラノ)
シュテファン・クナート(カウンターテナー)
アレクサンダー・ビショフ (テノール)
フェリックス・シュヴァントケ(バス)
ザクセン声楽アンサンブル
バーツドルファー・ホーフカペレ
マティアス・ユング(指揮)

 録音: 2021年6月11-13日 Annenkirche Dresden(ドイツ)

 「Mirabile Mysterium」と題されたクリスマス・アルバム(555318)の続編となる1枚。このアルバムに収録されているのは、ドイツ中部、ザクセンのグリマにある聖アウグスティン教会音楽学校に所蔵されているルター派教会音楽コレクションから、1700年前後に活躍した中部ドイツ出身の作曲家の手による教会カンタータ6曲です。
 その多くはトランペットが活躍する祝祭的で壮麗な雰囲気を持ち、まさにクリスマスの喜びを表現するにふさわしいもの。
 現在ではほとんど名前が忘れられてしまった作曲家の作品も、その見事な作曲技術に驚きを感じるばかりです。
 
 

555432
(2CD)
¥4500
ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):
 『クリスマス物語』 SWV435による

  第1部: プロローグ – 待降節&マリアへの受胎告知
  第2部: イエスの誕生 - 羊飼いたちの崇拝
  第3部: 3人の王の崇拝とエジプトへの旅

コンチェルトとモテット、歌: 作曲家一覧
 ハインリヒ・シュッツ(1585-1672)
 アンドレアス・ハンマーシュミット(1611-1675)
 トビアス・ミヒャエル(1592-1657)
 ヨハン・エッカールド(1553-1611)
 メルヒオール・フランク(1579-1639)
 ヨハン・ローゼンミュラー(1619-1684)
 ゼトゥス・カルヴィジウス(1556-1615)
 シュテファン・オットー(1603–1656)
 ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621)
 ザムエル・シャイト(1587-1654)
 フィリップ・ドゥリヒウス(1562-1631)
 ヨハン・ヘルマン・シャイン(1586-1630)
 ヨハン・ゲオルク・カール(生没年不詳)
 バルトロマウス・ゲジウス(1562-1613)
 ヴォルフガング・カール・ブリーゲル(1626-1712)
アンサンブル・ポリハルモニーク
 (古楽アンサンブル)

 録音 200年11月18-20日 Christuskirche Berlin-Oberschoneweide(ドイツ)

 17世紀、プロテスタントの教会音楽では、キリストの降誕、受難、復活の物語をルターの聖書の言葉によって語る物語(historia)が生まれ、各地で発展していきました。
 ドレスデンの教会音楽家ハインリッヒ・シュッツも1623年には早くもこの形式を採り入れ、さまざまな作品を書き上げています。
 なかでもシュッツ75歳、1660年に作曲された『クリスマス物語』は、聖書の言葉を用いてイエスの降誕を描いたもので、天使、羊飼い、東方の博士たち、祭司長、律法学者、ヘロデ王たちの歌が福音史家(エヴァンゲリスト)のレチタティーヴォによって繋がれていくという幸福感に満ちた内容です。
 シュッツ自身は、作品の序文に「10曲からなるこの作品(コンチェルト)は、その時に利用できる資料にあわせて誰もが新しい作品として作り替えることができる」と記しており、このアルバムではアンサンブル・ポリハルモニークのメンバーがその言葉に従い、シュッツと、彼の同時代の作曲家の作品を集めて、6部の声楽と、2つのヴァイオリン、オルガン、テオルボ、バロック・ハープなどの通奏低音による新しい『クリスマス物語』を作り上げました。
 この中には現在ではほぼ耳にする機会のない作曲家たちの作品も含まれていて、当時の演奏に立ち会っているかのような気分を味わえます。
 




SIGNATURE


SIG11119
¥2800
『Zones』
 1. FETE/2. MUTATION/3. ZONE 1/
 4. JE PENSE A TOI MON LOU/
 5. LE PONT MIRABEAU/6. ZONE 2/
 7. NUIT RHENANE/8. LIENS/
 9. ZONE 3/10. AU LAC DE TES YEUX/
 11. LE GUETTEUR MELANCOLIQUE/
 12. ZONE 4/13. LA LORELEY
John Greaves、Jeanne Added、
Olivier Mellano、Vincent Courtois、
Himiko Paganotti、Sylvain Lemaitre、
Laurent ValEro、Bertrand Belin

 録音: 2021年 ラジオ・フランス

 イギリス出身、現在はパリを拠点に活動するコンポーザー、ベーシスト、ジョン・グリーヴスがラジオ・フランスのために作った作品。
 アポリネールの詩集『アルコール』から、有名な「ミラボー橋」を含むテキストに曲を付けています。
 多くは女性歌手とのデュオを中心とした歌ですが、朗読もあり。
 




SOOND


SND22024
(2CD)
¥4400
『SUR LE FIL スュル・ル・フィル』~現代ベルギーの室内楽作品集
  【DISC 1】
   1. フィリップ・ブスマンス(1936-2022):SURFING サーフィン
   2. ピエール・バルトロメー(1937-):
    LA RUPTURE DES FALAISES 崖の裂け目
   3. ドゥニ・ボス(1960-):
    PRESTO STREPITOSO プレスト・ストレピトーゾ
  【DISC 2】
   1-3. ジャン=ピエール・ドゥルーズ(1954-):
    TROIS CHEMINS EN HAYASTAN アルメニアの三つの道
   4. グレゴリー・ドープ(1986-):UNE ROE GUI TORNE 廻る車輪
   5. アポリーヌ・ジュプレ(1995-):
    COMME LA DANSANTE ALLURE DES VAGUES
     波が躍るようにうねるが如く
シュトゥルム・ウント・クラング
 (器楽アンサンブル)
トーマス・ファン・ヘペレン(指揮)

 録音: 2019-2021 エスパス・サンゴール、ブリュッセル

 同時代、中でもベルギーの作曲家による作品を中心に内外に紹介しているベルギーのアンサンブル、シュトゥルム・ウント・クラング。
 彼らがブリュッセルのホール、エスパス・サンゴールで2年間のうちに録音したベルギーの現代作品を集めた2枚組。
 




YARLUNG RECORDS


YR-84154
(2CD)
¥3100
コーベン・スプレンガーズ:
 Meditations for String Quartet

  コーベン・スプレンガーズ:
   弦楽四重奏のための自省録
    After Marcus Aurelius' Writings -
     弦楽四重奏、
      エレクトロニクスと2つの声のために
Ma'atアンサンブル
コーベン・スプレンガーズ
 (ベース、シンセサイザー、
  サウンド・エフェクト)
ドーン・フォスター(女声)
ボブ・アティエー(男声)
ウィリアム・シュミット(男声)

 録音: 2021年

 ブリュッセルを拠点に活躍する作曲家コーベン・スプレンガーズの「弦楽四重奏のための自省録」。
 40の小品で構成されたこの作品は、紀元2世紀に実在した詩人・哲学者でもあったローマ皇帝マルクス・アウレリウスの名著『自省録』からインスパイアされており、強大な軍隊を勝利に導いた指揮官でありながら、常に自身の行動を良心と照らし合わせ内省を行っていたというアウレリウスの言葉が、美しい弦楽四重奏とシンセサイザーの調べと融合。聴き手に深い癒しをもたらします。

 
 



<映像>

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EURO ARTS(映像)



20 69514
(20 Blu-ray)
¥22500→\19990

ベルリン・フィルが毎年シーズンの最後に野外で行うヴァルトビューネ・コンサート
未発売のコンサート映像を含む20枚組のブルーレイ・ボックス

 ヴァルトビューネBOX(20Blu-ray)

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 BD1 ヴァルトビューネ 2022~シンフォニック・ピクチャーズ
  リャードフ:交響詩「キキモラ」 Op.63 
  ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18 
  クライスラー/ラフマニノフ編:愛の悲しみ
  ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲「展覧会の絵」
  チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」から パ・ド・ドゥ 
  パウル・リンケ:ベルリンの風
    キリル・ゲルシュタイン( ピアノ)、キリル・ペトレンコ(指揮)
    収録:2022 年6月25日ベルリン、ヴァルトビューネ(ライヴ)

 BD2(ボーナス) ヴァルトビューネ 2021~アメリカン・リズム
  バーンスタイン:《オン・ザ・タウン》より3つのダンス・エピソード
  ガーシュウィン:《ラプソディ・イン・ブルー》(ファーディ・グローフェ編)
  バーンスタイン:交響組曲《波止場》
  バーンスタイン:《キャンディード》序曲
  パウル・リンケ:ベルリンの風
    ウェイン・マーシャル(指揮)
    収録:2022年6月26日ベルリン、ヴァルトビューネ(ライヴ)

 BD3 ヴァルトビューネ 2019~フェアリーテール・ナイト
  プロコフィエフ:組曲『キージェ中尉』
  ラヴェル:歌曲集『シェエラザード』
  プロコフィエフ:バレエ音楽『ロメオとジュリエット』(ソヒエフ編曲による組曲形式)
  エルガー:愛の挨拶
  ヴォルザーク:スラヴ舞曲ハ長調 Op.46-1
  リンケ:ベルリンの風
    トゥガン・ソヒエフ(指揮)、マリアンヌ・クレバッサ(メゾソプラノ)
    収録:2019年6月29日ベルリン、ヴァルトビューネ(ライヴ)
    映像監督:ヘニング・カステン

 BD4 ヴァルトビューネ 2018~グッバイ・サー・サイモン! 
  ガーシュウィン:『キューバ』序曲
  フォーレ:パヴァーヌ
  カントルーブ:『オーヴェルニュの歌』より
   [女房持ちはかわいそう/ バイレロ/紡ぎ女/子守唄/
    捨てられた女/ かっこう/ かわいい羊飼いの女]
  ハチャトゥリアン:バレエ組曲『ガイーヌ』より
   [第3組曲~第2曲『クルドの若者たちの踊り』/
    第1組曲~第7曲『ガイーヌのアダージョ』/第1組曲~第8曲『レズギンカ』]
  レスピーギ:交響詩『ローマの松』
  (アンコール)
   モンテヴェルディ:『かくも甘い苦悩が』
   エルガー:行進曲『威風堂々』第1番ニ長調
   スーザ:行進曲『自由の鐘』
   リンケ:行進曲『ベルリンの風』
     サー・サイモン・ラトル(指揮)、マグダレーナ・コジェナー(メゾソプラノ)
     収録:2018年6月24日ベルリン、ヴァルトビューネ(ライヴ)
     映像監督:ヘニング・カステン

 BD5 ヴァルトビューネ2017~ライン川の伝説
  シューマン:交響曲第3番ホ長調 Op.97『ライン』
  ワーグナー:
   『ニーべルングの指環』より
   『ラインの黄金』より『ヴァルハラ城への神々の入場』
   『神々の黄昏』より『ジークフリートのラインへの旅』『葬送行進曲』
   『ジークフリート』より『森のささやき』
   『ワルキューレ』より『ワルキューレの騎行』(コンサート版)
  (アンコール)
   ワーグナー:『トリスタンとイゾルデ』から『イゾルデの愛の死』
   ワーグナー:『ローエングリン』第3幕への前奏曲
   リンケ:ベルリンの風
     グスターボ・ドゥダメル(指揮)
     収録:2017年7月1日ベルリン、ヴァルトビューネ(ライヴ)
     映像監督:ヘニング・カステン

 BD6 ヴァルトビューネ2016~チェコ・ナイト
  スメタナ:《我が祖国》より《モルダウ》
  ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.53、交響曲第6 番ニ長調、スラヴ舞曲Op.46-8ト短調
  パウル・リンケ:ベルリンの風
    ヤニック・ネゼ=セガン(指揮)、リサ・バティアシヴィリ(ヴァイオリン)
    収録:2016年6月26日 ヴァルトビューネ、ベルリン(ライヴ)
    映像監督:ヘニング・カステン

 BD7 ヴァルトビューネ2015~ハリウッド映画音楽集(ライト、カメラ、アクション!)
  アルフレッド・ニューマン:20世紀フォックス・ファンファーレ
  ブロニスラウ・ケイパー:映画「戦艦バウンティ」~序曲
  デイヴィッド・ラクシン:映画「ローラ殺人事件」~テーマ曲「ローラ」
  ジェローム・モロス:映画「大いなる西部」~テーマ曲
  コルンゴルト:映画「ロビン・フッドの冒険」~シンフォニック・ポートレート
  スコット・ブラッドリー:映画「トムとジェリー」
  ミクロス・ローザ:映画「ベン・ハー」組曲~序曲、戦車の行進
  ジョン・ウィリアムズ:映画「レイダース/失われたアーク」~レイダース・マーチ
  ジョン・ウィリアムズ:映画「E.T.」~フライング・テーマ
  ジョン・ウィリアムズ:映画「スター・ウォーズ」~メイン・タイトル
  パウル・リンケ:ベルリンの風
    サー・サイモン・ラトル(指揮) 
    収録:2015年6月28日ベルリン、ヴァルトビューネ(ライヴ)
    映像監督:ヘニング・カステン

 BD8 ヴァルトビューネ2011~フェリーニ、ジャズ・アンド・コー
  ショスタコーヴィチ:ジャズ組曲第2番
  ニーノ・ロータ:組曲『道』
  レスピーギ:交響詩『ローマの噴水』
  レスピーギ:交響詩『ローマの松』
  ショスタコーヴィチ:歌劇『ムツェンスクのマクベス夫人』組曲~アレグレット
  レスピーギ:バレエ組曲『シバの女王ベルキス』~戦いの踊り
  パウル・リンケ:ベルリンの風
    リッカルド・シャイー(指揮) 
    収録:2011年8月23日ベルリン、ヴァルトビューネ(ライヴ)
    映像監督:ヘニング・カステン

 BD9 ヴァルトビューネ2010~ルネ・フレミングの夕べ
  ムソルグスキー/リムスキー・コルサコフ編:交響詩『禿山の一夜』
  ドヴォルザーク:歌劇『ルサルカ』Op.114より「月に寄せる歌」
  ハチャトゥリアン:バレエ音楽『スパルタクス』より「アダージョ」
  R.シュトラウス:歌劇『カプリッチョ』Op.85より「最後の場」
  ワーグナー:歌劇『リエンツィ』序曲
  コルンゴルト:歌劇『死の都』より「わたしに残されたしあわせ」
  R.シュトラウス:歌曲集Op.10より「献身」
  エルガー:愛のあいさつ
  プッチーニ:歌劇『ボエーム』より「さようなら」
  プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より「氷のような姫君の心も」
  プッチーニ:歌劇『ジャンニ・スキッキ』より「わたしのおとうさん」
  レオンカヴァッロ:歌劇『ボエーム』より「ミュゼットはみずみずしい唇に美しい歌を」
  レオンカヴァッロ:歌劇『ボエーム』より「ミミ・ピンソンは金髪娘」
  チャイコフスキー:幻想序曲『ロメオとジュリエット』
  ディニーク:ホラ・スタカート
  パウル・リンケ:ベルリンの風
    イオン・マリン(指揮)、ルネ・フレミング(ソプラノ)
    収録:2010年6月27日ベルリン、ヴァルトビューネ(ライヴ)
    映像監督:ヘニング・カステン

 BD10 ヴァルトビューネ2009~ロシアン・リズム
  チャイコフスキー:バレエ『くるみ割り人形』Op.71~「序曲」「クリスマス・ツリー」「行進曲」
  ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30
  ストラヴィンスキー:バレエ『春の祭典』
  チャイコフスキー:バレエ『くるみ割り人形』Op.71~「パ・ド・ドゥ」
  パウル・リンケ:ベルリンの風
    サー・サイモン・ラトル( 指揮)、イエフィム・ブロンフマン(ピアノ)
    収録:2009 年6月21日ベルリン、ヴァルトビューネ(ライヴ)
    映像監督:ヘニング・カステン

 BD11 ヴァルトビューネ2008~夜のリズム
  チャーベス:交響曲 第2番「 インディオ交響曲」
  ファリャ:スペインの七つの民謡
  レブエルタス:センセマヤ
  ヴィラ=ロボス:ブラジル風のバッハ 第5番
  ヒナステラ:バレエ組曲「エスタンシア」
  マルケス:ダンソン 第2番
  サルガン:ア・フエゴ・レント ( サルガン作曲 )
  バーンスタイン:「ウエスト・サイド・ストーリー」 よりマンボ
  パウル・リンケ:ベルリンの風
    グスターボ・ドゥダメル(指揮)、アナ・マリア・マルティネス(ソプラノ)
    収録:2008年6月15日ベルリン、ヴァルトビューネ(ライヴ)

 BD12 ヴァルトビューネ2007~ラプソディーズ
  シャブリエ:狂詩曲《スペイン》
  ディーリアス:イギリス的狂詩曲《ブリッグの定期市》
  ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
  ドヴォルザーク:スラヴ狂詩曲第1番
  ドビュッシー:クラリネットと管弦楽のためのラプソディ第1番
  エネスク:ルーマニア狂詩曲第1番
  プロコフィエフ:《3つのオレンジへの恋》より抜粋
  パウル・リンケ:ベルリンの風
    サー・サイモン・ラトル( 指揮) 
    スティーヴン・ハフ(ピアノ)ヴェンツェル・フックス(クラリネット)
    収録:2007年ベルリン、ヴァルトビューネ(ライヴ)
    映像監督:ハンス・フルシャー

 BD13 ヴァルトビューネ2006~オリエンタル・ナイト
  モーツァルト:歌劇「後宮からの逃走」序曲
  ニールセン:「アラジン」Op.34より「祝祭行進曲」、「黒人の踊り」
  リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」
  グリーグ:「ペール・ギュント」組曲より
   第1組曲Op.46「アニトラの踊り」、第2組曲Op.55「ソルヴェイグの歌」「アラビアの踊り」
  マスネ:タイスの瞑想曲
  サン=サーンス:序奏とロンド=カプリチオーソOp.28
  ユリウス・フチーク:フローレンティナー行進曲Op.214
  パウル・リンケ:ベルリンの風
    ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、ジャニーヌ・ヤンセン(ヴァイオリン) 
    マリータ・ソルベリィ(ソプラノ)、インゲビョルグ・コスモ(メゾソプラノ)
    収録:2006年6月18日、ベルリン、ヴァルトビューネ(ライヴ)
    映像監督:アンドレアス・モレル

 BD14 ヴァルトビューネ2005~フレンチ・ナイト
  ベルリオーズ:序曲《ローマの謝肉祭》
  ドビュッシー:《牧神の午後への前奏曲》
  デュカス:交響的スケルツォ《魔法使いの弟子》
  プーランク:2台ピアノのための協奏曲
  サン・サーンス:《動物の謝肉祭》(2台ピアノと管弦楽版)
  ラヴェル:《ボレロ》
  サティ:ジムノペディ第1番
  ラヴェル:《ダフニスとクロエ》より<全員の踊り>
  パウル・リンケ:ベルリンの風
    サー・サイモン・ラトル(指揮)、カティア&マリエル・ラベック(ピアノ)
    収録:2005年6月ベルリン、ヴァルトビューネ(ライヴ)
    映像監督:ボブ・コールズ

 BD15 ヴァルトビューネ2004~チャイコフスキー・ナイト
  チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
  チャイコフスキー:《くるみ割り人形》より第2幕
  ショスタコーヴィチ:バレエ組曲《黄金時代》Op.22a
  パウル・リンケ:ベルリンの風
    サー・サイモン・ラトル(指揮)、ラン・ラン(ピアノ)
    収録:2005 年6月ベルリン、ヴァルトビューネ(ライヴ)

 BD16 ヴァルトビューネ2003~ガーシュウィン・ナイト
  ガーシュウィン:
   パリのアメリカ人、ラプソディ・イン・ブルー(マーカス・ロバーツ編曲)、
   ピアノ協奏曲ヘ調(マーカス・ロバーツ編曲)
  マーカス・ロバーツ:コール・アフター・ミッドナイト
  ガーシュウィン:ストライク・アップ・ザ・バンド(ドン・ローズ編曲)
  アイ・ガット・リズム
  パウル・リンケ:ベルリンの風
    小澤征爾(指揮)
    マーカス・ロバーツ・トリオ【マーカス・ロバーツ(ピアノ) 
     ローランド・ゲリン(ベース) ジェイソン・マルサリス(ドラムス)】 
    収録:2003 年6月29日ベルリン、ヴァルトビューネ(ライヴ)
    映像監督:アンドレアス・モレル

 BD17 ヴァルトビューネ2002~アンコール名曲の夕べ
  モニューシコ:『ハルカ』より「マズルカ」
  ヴィエニアフスキー:ポロネーズ Op.4
  チャイコフスキー:
   メロディ(『なつかしい土地の思い出』Op.42-3)、ワルツ・スケルツォ(ハ長調)Op.34
  チャピ:『人騒がせな娘』より「序曲」
  キム:エレジー
  ロンビュー:シャンペン・ギャロップ
  外山 雄三:バレエ組曲『幽玄』より「天人の踊り」
  シベリウス:「悲しいワルツ」(付随音楽『死』Op.44より)
  エルガー:「野生の熊」(『子供の魔法の杖』第2組曲Op.1b)
  ワーグナー:『ローエングリン』より「第3幕への前奏曲」
  クライスラー:中国の太鼓*
  ガルデル(編曲:ジョン・ウィリアムズ):
   タンゴ「首の差で」(映画「セント・オブ・ウーマン」より)*
  パガニーニ:ヴェネツィアの謝肉祭 Op.10*
  ツィーラー:ウィーンの市民 Op.419
  マスカーニ:『カヴァレリア・ルスティカーナ』より間奏曲
  ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 ハ長調 Op.72-7
  チャイコフスキー:『くるみ割り人形』よりパ・ド・ドゥ
  ビゼー:『アルルの女』第2 組曲より「ファランドール」
  マスネ:『ル・シッド』よりアラゴネーサ&ナヴァレーサ
  パウル・リンケ:ベルリンの風
    マリス・ヤンソンス(指揮)、ヴァディム・レーピン(ヴァイオリン) 
    収録:2002 年6月23日ベルリン、ヴァルトビューネ(ライヴ)
    映像監督:ボブ・コールズ

 BD18 ヴァルトビューネ2001~スペイン・ナイト
  ビベス:サルスエラ「フランシスキータ夫人」~ファンダンゴ
  サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20/カルメン幻想曲 Op.25
  シャブリエ:狂詩曲「スペイン」
  J.シュトラウスII世:スペイン行進曲 Op.433
  モレノ・トローバ:サルスエラ「マルチェネラ」~ペテネラ
  リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲 Op.34
  セラーノ:サルスエラ「石竹の花」~ロマンサ
  モンカーヨ:ウアパンゴ
  ルナ:サルスエラ「ユダヤの子」~スペインの歌
  パウル・リンケ:ベルリンの風
    プラシド・ドミンゴ(指揮) 
    サラ・チャン(ヴァイオリン) アナ・マリア・マルティネス(ソプラノ) 
    収録:2001 年7月1日ベルリン、ヴァルトビューネ(ライヴ)
    映像監督:ハンス・フルシャー

 BD19 ヴァルトビューネ2000~リズムと踊りの夕べ
  バンテュ:ヒー・ガット・リズム(ジョージ・ガーシュウィンをたたえて)
  ラヴェル:ラ・ヴァルス、「ダフニスとクロエ」第2 組曲
  松下功:和太鼓協奏曲「飛天遊」
  林英哲:「宴」
  チャオ・チーピン(趙 季平):管弦楽のための組曲「さらば、わが愛(覇王別姫)」
  ガーシュウィン:
   「淑女よ善良なれ」~魅惑のリズム、私の愛する人、
   「ア・ダムセル・イン・ディストレス」~うまくやれたら、
   「オー・ケイ」~サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー、
   「ポーギーとベス」~サマータイム、「ガール・クレージー」~アイ・ガット・リズム
  パウル・リンケ:ベルリンの風
    ケント・ナガノ(指揮) 
    児玉麻里(ピアノ) 児玉桃(ピアノ) 林英哲(和太鼓) 
    スーザン・グレアム(メゾソプラノ) 
    収録:2000年6月25日ベルリン、ヴァルトビューネ(ライヴ)
    映像監督:ボブ・コールズ

 BD20 ヴァルトビューネ1998~ラテン・アメリカ・ナイト
  ラヴェル:《ボレロ》
  ビゼー:《カルメン》組曲第1番
  ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
  アグスティン・ナリオス=マンゴレ:《最後の歌》
  ヒナステラ:バレエ音楽《エスタンシア》より<マランボ>
  レクオーナ:《マラガの女》
  サルガン:《ドン・アグスティン・バルディ》
  ピアソラ:《アディオス・ノニーノ》
  カルロス・ガルデル:《想いの届く日》
  ロドリーゴ:《デカリシモ》
  マリアーノ・モレス:《エル・フィルレーテ》
  パウル・リンケ:ベルリンの風
    ダニエル・バレンボイム(指揮、ピアノ)
    収録:1998年6月21日ベルリン、ヴァルトビューネ(ライヴ)
    映像監督:ボブ・コールズ

 ベルリン・フィルのヴァルトビューネ・コンサート、未発売のコンサート映像を含む20枚組のブルーレイ・ボックスがリリース

 画面:16:9、1080i Full HD、音声:PCM ステレオ、DTS HD MA5.1、リージョン:All、ボックスサイズ:127mm× 127mm× 127mm (WDH)、38時間

 ベルリン・フィルが毎年シーズンの最後に野外で行うヴァルトビューネ・コンサート。未発売のコンサート映像を含む20枚組のブルーレイ・ボックスがリリースされます。

 ヴァルトビューネは、野外コンサートならではのリラックスした会場の雰囲気の中、至福の音楽を楽しめるコンサートです。
 ヴァルトビューネは、古代ギリシャの円形劇場をモデルに、1936年のベルリン・オリンピックに合わせて造られた建造物の一つ。
 当初はディートリヒ・エッカートビューネという名称で、オリンピックでは器械体操などの競技が行われました。
 オープンエアのコンサートながら、聴衆により良い音を届けていることにも定評があり、ベルリン郊外の森に広がる開放的な場所で行われるコンサートは、ベルリンっ子だけではなく世界中から集まってきます。

 ボックスには2022年最新コンサート映像も収録。「シンフォニック・ピクチャーズ」と題して行われ、キリル・ペトレンコ指揮によりロシアプログラムでシーズンを鮮やかに締めくくりました。
 ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番には、急病のダニール・トリフォノフに代わって2016年にこの作品でベルリン・フィルにデビューしたキリル・ゲルシュタインが登場。
 メイン・プログラムには、ムソルグスキーの代表作《展覧会の絵》が演奏されました。
 そして世界的パンデミックで厳しいシーズンとなった2020/21年の締めくくりは「アメリカン・リズム」。マルチパーカッション奏者のマルティン・グルービンガーがジョン・ウィリアムズによる映画音楽を使用した「スペシャル・エディション」を披露しました(本ボックスには権利の関係で収録されておりません)。
 また、ウェイン・マーシャルが指揮者としてベルリン・フィルにデビュー。バーンスタインの作品を指揮するほか、2002年に演奏したガーシュウィンの《ラプソディー・イン・ブルー》では彼のピアノ・ソロも再び聴くことができます。

 そしてこれまで未発売だった、2004年、2008年の映像も今回のボックスで初登場。
 2004年には当時まだ22歳のラン・ランがソリストとして登場。ラトルの指揮で冒頭チャイコフスキーのピアノ協奏曲を演奏し観客を魅了しています。
 2008年は世界の舞台で注目され始めていた27歳のグスターボ・ドゥダメル。ドゥダメルはこの時がベルリン・フィル・デビュー。南米の作曲家の音楽をエネルギッシュに振って鮮烈なデビューを飾りました。

 バレンボイム、シャイー、ドミンゴ、ネーメ・ヤルヴィ、レヴァイン、イオン・マリン、メータ、ケント・ナガノ、ネゼ=セガン、小澤征爾、ドゥダメル、ラトル、そしてキリル・ペトレンコと錚々たる指揮者たちと世界最高峰のオーケストラ、ベルリン・フィルが繰り広げるヴァルトビューネ・コンサートBOXを是非お楽しみください。
 














9/22(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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CHALLENGE CLASSICS



CC 72803
(SACD HYBRID)
¥2800→\2590
デ・フリエンド(指揮)&ハーグ・レジデンティ管
シューベルト:交響曲全集第4集
完結編
 交響曲第5番 変ロ長調 D.485
 交響曲第6番 ハ長調 D.589
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指揮)
ハーグ・レジデンティ管弦楽団

 全集完結、フリエンドのシューベルト

 録音:2022年1月18-21日/ハーグ、コンサートホール・アマーレ/Multi-ch / Stereo、61'28''

 2015年からハーグ・レジデンティ管弦楽団の首席指揮者を務めているヤン・ヴィレム・デ・フリエンドによるシューベルト全集録音シリーズ第4弾。
 完結編として、第5番と第6番を収録。SACDハイブリッドで音質優秀。

 第5番はクラリネット、トランペット、ティンパニが省かれた編成による、軽やかな作品。フリエンドはしなやかな響きながらも過度に走ったりせず、モダン・オケらしいふっくらとした音楽を聴かせます。
 第6番は当時大人気だったロッシーニの様式を採り入れたと作品と言われ、終楽章はいくつかの情景が連鎖していくオペラのワンシーンのような音楽。
 ここでもフリエンドは柔らかくも充実した響きで、旋律を優美に奏でています。




デ・フリエンド(指揮)&ハーグ・レジデンティ管
 シューベルト:交響曲全集第1~3集



 CC 72739
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
デ・フリエンドのシューベルト全集録音シリーズ
 シューベルト:交響曲全集第1集

  交響曲第2番ニ長調 D125
  交響曲第4番ハ短調『悲劇的』 D417
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指揮)
ハーグ・レジデンティ管弦楽団
 ふくよかで柔らかな弦楽器群の音色が抜群!

 録音:2017 年8 月30 日-9 月1 日/ハーグ/DSD、Multi-ch / Stereo、56'51''

 ヤン・ヴィレム・デ・フリエンドは2015 年からハーグ・レジデンティ管弦楽団の首席指揮者を務めています。両者の良好な関係が生む注目のシューベルト全集録音シリーズがスタート。第1 弾は2 番と4 番。
 フリエンドは曲の軽やかさを損なわないリズム感を持ちながら、モダン・オケの重厚な響きも厭わず、大きなスケールの演奏を展開。シューベルトの天才的なメロディ・センスと和声語法の魅力が十二分に楽しめるディスクです。
 録音の良さも相まって、弦楽器群のふくよかで柔らかい音色が心地よく耳を満たします。


 CC 72802
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
デ・フリエンド(指揮)&ハーグ・レジデンティ管
 シューベルト:交響曲全集第2集

 (1)交響曲第1番 ニ長調 D82
 (2)交響曲第3番 ニ長調 D200
 (3)交響曲第8番 ロ短調『 未完成』 D759
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指揮)
ハーグ・レジデンティ管弦楽団

 全集第2弾、若々しい2曲に『未完成』をカップリング

 録音:(1)2016年6月21-23日、(2)(3)2018年6月5-8日/ハーグ/73'51''、DSD、Multi-ch / Stereo

 2015年からハーグ・レジデンティ管弦楽団の首席指揮者を務めているヤン・ヴィレム・デ・フリエンドによるシューベルト全集録音シリーズ第2 弾。初期の爽やかなニ長調交響曲2曲に、シューベルトの強烈な個性が刻印された『未完成』をカップリングしています。第2・第4番を収録した第1集(CC-72739)と合わせてお楽しみ下さい。

 第1番、第3番は若々しい溌剌とした音運びがまぶしく、また熱気もある快演です。作風の異なる『未完成』はぐっと落ち着いたテンポ感で、弦のトレモロの刻みまで1音1音すべてに意識を向けた深みのある演奏となっています。SACDハイブリッドで音質も上等。



 CC 72863
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
デ・フリエンド(指揮)&ハーグ・レジデンティ管
シューベルト:交響曲全集第3集

 交響曲第9番ハ長調『グレイト』 D.944
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指揮)
ハーグ・レジデンティ管弦楽団

 清らかに流れる見通しの良さ、力強く巨大なクライマックスを造る構築力!

 録音:2019年11月28-29日/ハーグ/57'10''

 2015年からハーグ・レジデンティ管弦楽団の首席指揮者を務めているヤン・ヴィレム・デ・フリエンドによるシューベルト全集録音シリーズ第3弾。大曲『グレイト』の登場です。
 『未完成』までのシューベルトの世界とは異なった、スケール大きな曲想、巨人の如き足取り、天国的な長さで無二の魅力を持つ名作。
 前作までの古典的な均整美を備えた作品では清らかな響きを聴かせてきたフリエンド、今作ではその見通しのよさに加え迫力ある力強さが加わり、聴き応えのある演奏を展開しています。
 SACDハイブリッドで音質も優秀。




 
 


CC 72912
¥2700
ヘレナ・マシェレル(フルート)
静寂から静寂まで

 ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ 遺作 イ短調
  (マシェレル編フルート版)
 プーランク:フルート・ソナタ FP164
 ピエルネ:フルート・ソナタ Op.36
 マルタン:フルートとピアノのためのバラード
ヘレナ・マシェレル(フルート)
ヴェロニカ・クイケン(ピアノ)

 フルートの魅力を最大化した名品集

 録音:2021年2月2-5日/スイス、ベルムント、ラ・プレリー文化センター/56'27''

 バーゼル交響楽団ソリストやヴェルビエ祝祭管弦楽団メンバーを務め、他にも数々のオーケストラと共演しているスイスのフルート奏者、ヘレナ・マシェレルによる1900年前後の美しいフルート作品集です。
 プーランク、ピエルネ、マルタンの楽曲はどれもフルートの魅力を大いに引き出した名品。ラヴェルのヴァイオリン・ソナタの編曲版も楽器の音色にぴったりで違和感なく聴き惚れてしまいます。
 ピアノ伴奏はシギスヴァルト・クイケンの息女ヴェロニカ。モダンピアノによる録音は珍しいですが、フルートと溶け合うように、美しく共演しています。

 「録音とはいわば〈凍結〉されたものですが、私たちは音楽の〈生々しさ〉〈息づかい〉を引き出したいと願っています。
 作曲というのは子供と同じで、作曲家もまた作品を支配するのではなく、世に送り出すだけで、作品自体が、独立して生きているのですから。」(ヴェロニカ・クイケン)
 
 

CC 72924
¥2700
黄金の冠
 ニコラ・ポルポラ(1686-1768)
  オラトリオ『ネポムクの聖ヨハネの殉教』
   Agitato da piu venti / Cura che di timor ti nutri e cresci‛& /
   L'aureo serto e il ricco manto
  オラトリオ『ゲデオーネ』
   part II:Sinfonia / O Figlio, o Gedeone‛& / O beato, fortunato
  セレナータ『アンジェリカ』
   Oh strani agli occhi nostri‛& / Folle chi sa sperar
  オラトリオ『ダヴィドとベルサベア』
   M'hai sprezzato
  歌劇『アグリッピーナ』
   Insomma il far l'amore‛& / Vuole il musico la donna
  歌劇『ポーロ』
   Del rivale all'aita‛& / E ver che all'amo intorno
  セレナータ『デジャニラ、イオーレ、エルコーレ』
   Overture of the serenata / Idre, arpie, draghi e leoni /
   Ho gia la mente ingombra‛& / Ombre oscure
セルジョ・フォレスティ(バリトン)
アンドレア・ブッカレッラ(指揮)
アブコルディス・アンサンブル

 力強いバリトンで聴く古楽の醍醐味

 録音:2021年11月29日~12月2日/スイス、ランドガストフ・リーエン/62'30''

 こだわりのプログラムで古楽を聴かせるバリトン歌手、セルジョ・フォレスティによるChallenge Classics3 枚目のアルバム。
 今回はナポリの偉大な作曲家ニコラ・ポルポラに着目。さまざまな雰囲気と性格のアリアを収録しており、ポルポラの音楽世界を飽きることなくたっぷりと楽しめます。
 力強いバリトンの歌声にブッカレッラ率いるオーケストラが痛快に呼応。
 
 


CC 72927
(2CD)
【再発盤】
¥3100

オペラ『宝探し』、貴重なライヴ盤が再発!
 フランツ・シュレーカー(1878-1934):
  歌劇『宝探し』(ウィーン、1915/1918)

ティル・ファヴェイツ(王)
マヌエラ・ウール(エルス)
レイモンド・ヴェリ(エリス)
グラハム・クラーク(道化)
マルク・アルブレヒト(指揮)
オランダ・フィルハーモニー管弦楽団
オランダ国立オペラ合唱団

 美しく充実したオペラ、貴重なライヴ盤が再発!

 録音:2012年9月30日、10月12・15・19日/アムステルダム・ミュージックシアター(ライヴ)/71'42''、79'22''

 オランダ国立オペラの2012年ライヴ、再発盤です。

 第一次世界大戦中、より良い未来を願って書かれたオペラ『宝探し』。発表当時の評判は非常に高く、大きな人気を誇りました。
 調性を否定するのではなくそのシステムを拡張する可能性を模索したシュレーカー、その響きはとても美しく、人々の耳に受け入れられたのがうなずけます。
 




EVIL PENGUIN RECORDS


EPRC 0048
¥2600
2つの世界のはざまで ~
 フランク:ピアノ作品集

  前奏曲、コラールとフーガ FWV21
  前奏曲、フーガと変奏曲 FWV30(フリードマン編)
  前奏曲、アリアと終曲 FWV23
  ヴァイオリン・ソナタ イ長調 FWV8(コルトー編ピアノ・ソロ版)
ヤニック・ヴァン・デ・ヴェルデ(ピアノ)

 フランクのヴァイオリン・ソナタ、コルトーの貴重編曲によるピアノ独奏版収録!

 録音:2022年4月11-14日/ルクセンブルク国立音楽学校/81'56''

 ピアノ曲では『前奏曲、コラールとフーガ』と『前奏曲、アリアと終曲』の2曲が有名なフランク。どちらもベートーヴェンをはじめとしたドイツ書法を採り入れつつ、ラモー時代から続くフランスの伝統の上に堂々と立つ、革新的で画期的な構成をもった傑作といえます。
 このCD ではさらに、オルガンのための充実作『前奏曲、フーガと変奏曲』をポーランドの名手イグナーツ・フリードマンがピアノ用に編曲した版と、音楽史上に輝く大名曲『ヴァイオリン・ソナタ』をコルトーがピアノ独奏用に編曲した貴重な版を併録。
 ピアノ1台でフランクの音楽をとことん味わえます。
 




HAENSSLER



HC 22034
(6CD)
¥5000

クリスマスにまつわるオラトリオや協奏曲を集めたお買い得なオムニバス・アルバム
 クリスマス・オラトリオ&協奏曲集
 CD1& CD2
  ハインリッヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク(1843-1900):「キリストの誕生」
    レジーナ・シューデル(ソプラノ)、アンケ・エッガース(アルト)、
    ペーター・マウス(テノール)、エルンスト=ゲロルト・シュラム(バス)
    ルドルフ・ハイネマン(オルガン)、クリスチャン・グルーベ(指揮)、
    アンサンブル・オリオル、ベルリン芸術大学室内合唱団
    録音:1988年1月26-28日、イエス・キリスト教会(ベルリン)
 CD2
  アルノルト・マティアス・ブルンクホルスト(1670-1725):「クリスマスの歴史」
    アンドレア・ホルヌング-ベーセン(ソプラノ)、ライナー・ザイフェルト(アルト)、
    ディートリヒ・ヴラーゼ(テノール)、ゼバスティアン・マットミュラー(バス)、
    フライブルク・ムジカ・ポエティカ・アンサンブル、ハンス・ベルクマン(指揮)
    録音:1999年8月9-12日/聖シュテファヌス教会(ギュッティンゲン)
 CD3
  ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
   オラトリオ「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、全能者である神、主」 TWV2:6
     モニカ・マウヒ(ソプラノ)、ラルフ・ポプケン(アルト)、
     アンドレアス・ポスト(テノール)、アルブレヒト・ペール(バス)、
     ウルリヒ・シュテッツェル(指揮)、レギウム・ヴォカーレ・ジーゲン、
     コトランペット・コンソート・フリードマン・インマー、ハノーヴァー宮廷楽団
     録音:2004年10月21&22日/マルティニ教会(ジーゲン)
 CD4
  オットー・ニコライ(1810-1849):クリスマス序曲「高き天よりわれは来れ」
    カルヴ・アウレリウス少年合唱団、
    ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団、オラ・ルードナー(指揮)
    録音:2011年6月15-17日/ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー・スタジオ
  ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):
   クリスマス・オラトリオ「われらの主イエス・キリストの生誕」SWV435
    ミュンヘン・ハインリヒ・シュッツ・アンサンブル、
    ミュンヘン・モンテヴェルディ管弦楽団、ヴォルフガング・ケルバー(指揮)
    録音:1994年/ミュンヘン
 CD5
  カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):クリスマス・オラトリオ Op.12
    ヴェレーナ・シュヴァイツァー(ソプラノ)、エディス・ウィーンズ(ソプラノ)、
    ヘレナ・ユングヴィルト(アルト)、フリードリヒ・メルツァー(テノール)、
    クルト・ヴィトマー(バス)、ハンス=ヨアヒム・バルチュ(オルガン)、
    バルバラ・ビーアマン(ハープ)、マインツ・バッハ合唱団、
    マインツ・バッハ管弦楽団、ディートハルト・ヘルマン(指揮)
    録音:1976年/マインツ
  ヨハン・クリスティアン・ハインリヒ・リンク(1770-1846):クリスマス・カンタータ Op.73
    ペーター・ショル(オルガン)、
    コレギウム・ヴォカーレ・ジーゲン、ウルリヒ・シュテッツェル(指揮)
    録音:2006年/ジーゲン
  ヨハン・ニコラウス・バッハ(1669-1753):
   ミサ・ブレヴィス「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」
     アーリーン・オジェー(ソプラノ)、ウタ・シュプレケルセン(ソプラノ)、
     ヘレン・ワッツ(アルト)、エリカ・シュミット=ヴァレンティン(アルト)、
     クルト・エクヴィリス(テノール)、アルド・ボールディン(テノール)、
     ヴォルフガング・シェーネ(バス)、ニクラウス・テューラー(バス)、
     シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム、
     シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ、ヘルムート・リリング(指揮)
     録音:1981年/シュトゥットガルト
 CD6
  ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750):ブランデンブルク協奏曲第2番 ヘ長調 BWV1047
    オレゴン・バッハ音楽祭室内管弦楽団、ヘルムート・リリング(指揮)
    録音:1994年7月11&12日/ハルト・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツ(オレゴン)
  アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):
   合奏協奏曲第8番「クリスマス協奏曲」 ハ短調 Op.6-8 HWV326
     アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ、アイオナ・ブラウン(指揮)
     録音:1996年/ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
  テレマン:トランペット協奏曲 ニ長調
    ゲルト・ツァップ(トランペット)、フランツ・ムール(オルガン)
    録音:1983年
  J.S.バッハ:リュート組曲 ホ長調 BWV1006a
    ヨアヒム・ヘルト(リュート)
    録音:2013年1月7-10日/救世主教会(ファーレンドルフ)
  ジェレマイア・クラーク(1674-1707):組曲 ニ長調
    ゲルト・ツァップ(トランペット)、フランツ・ムール(オルガン)
    録音:1983年

 リリングをはじめとする名手による演奏。クリスマスにまつわるオラトリオや協奏曲を集めたお買い得なオムニバス・アルバム!

 CD1: 54'44、CD2: 50'43

 独ヘンスラー・レーベル音源を中心としたお買い得なオムニバス・アルバム・シリーズ。
 当セットではクリスマスにまつわる、あまり知られていない作品も含む絶品ばかりを集めた6枚組です!

 ブラームスと多くの書簡を交わすほど親交厚い関係であったことでも知られるドイツ・ロマン派の作曲家、ハインリッヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク(1843-1900)。
 生涯を通して幅広いジャンルに作品を残しましたが、愛妻を亡くしてからはプロテスタントの宗教音楽にますます感銘を深めていくようになります。
 晩年の1894年頃に作曲されたオラトリオ「キリストの誕生」は、ソリスト、合唱、オーケストラという編成からなる壮大なクリスマス・オラトリオで、パイプオルガンとオーケストラの荘厳な伴奏に乗って、ソリストと合唱隊が救い主の降誕を高らかに歌い上げます。

 この他、ブルンクホルスト、テレマン、シュッツ、サン=サーンス、リンク、J.S.バッハ、コレッリ、クラークなどのオラトリオ、協奏曲、器楽曲をリリングをはじめとする名手の演奏でお楽しみいただけます。
 



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LA DOLCE VOLTA

LDV 101
¥2800→\2590
ターリヒ弦楽四重奏団
ドヴォルザーク:「アメリカ」、8つのワルツほか

 ・8 つのワルツ op.54
  (第1番および第4番/
   ドヴォルザークによる編曲。第2,3番および5-8番/
   イジー・カバートによる編曲(2020年))
 ・弦楽四重奏曲断片 ヘ長調 B.120
 ・弦楽四重奏曲 ヘ長調 op.96 B179「アメリカ」
ターリヒ弦楽四重奏団
 ヤン・ターリヒJr、
 ロマン・パトフカ(ヴァイオリン)
 ラディム・セドミドブスキ(ヴィオラ)
 ミヒャエル・カニュカ(チェロ)

 ターリヒ弦楽四重奏団による完璧な「アメリカ」

 録音:2022年3月4-6日、サウス・チェコ・フィルハーモニー/63'04、輸入盤・日本語帯・解説付

 世界トップクラスの弦楽四重奏団として50年以上の歴史をもつターリヒ弦楽四重奏団。チェコの室内楽音楽は彼らなくしては語ることができないといえるでしょう。
 そんな彼らによる、「アメリカ」そして、8 つのワルツ全曲(2 曲はドヴォルザーク編曲、6曲は2020年にパヴェル・ハース弦楽四重奏団の元メンバーでもあるイジー・カバートによる編曲)、弦楽四重奏曲断片、という充実のプログラムによる新譜の登場!

 8つのワルツはもともとはピアノ曲で、ピアノ四手のための≪スラヴ舞曲集≫に匹敵する人気と楽譜の売り上げを誇りました。
 その中でも当時人気を博した2曲をドヴォルザーク自身が芸術家協会の演奏会のために、弦楽四重奏に編曲しました。民族的な躍動感に満ちた魅力的な作品です。
 残る6曲は2020年の編曲ですが、原曲の魅力を最大限に引き出しています。
 弦楽四重奏断片は、ワルツと同時期に書き始められたものの、第1楽章のみ残され、生前は出版されることはなかった作品。ウェーバーの『魔弾の射手』のアガーテのアリアが印象的に引用されています。

 ターリヒ弦楽四重奏団は、1964年、プラハ音楽院で学んでいたヤン・ターリヒSr. によって設立されました。
 1919年から1939年までチェコ・フィルの首席指揮者を務めた叔父のヴァーツラフ・ターリヒにちなんでターリヒの名がグループ名につけられました。
 幅広い音楽活動やレコーディング活動を経ながら、すべてのメンバーは現在は入れかわっています。
 現在のファースト・ヴァイオリンのヤン・ターリヒ・ジュニアは創設者の息子です。
 また、昨シーズンから、パヴェル・ハース弦楽四重奏団のヴィオラ奏者でもあったラディム・セドミドブスキが加わっています。
 
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LDV 113
(2CD)
¥3400→\3090
フランス・オルガン界の重鎮、ミシェル・ブヴァール、
 フランク生誕200年記念
フランク(1822-1890):作品集

 [CD1]
  1. 前奏曲、フーガと変奏 op.18(大オルガンのための6つの小品)
  2. 祈り op.20(大オルガンのための6つの小品)
  3. 終曲 op.21(大オルガンのための6つの小品)
  4. 幻想曲 ハ長調 op.16(大オルガンのための6つの小品)
  5. 幻想曲 イ長調 (3つの小品より)
  6. カンタービレ(3つの小品より)
  7. 英雄的小品(3つの小品より)
 [CD2]
  1. コラール第1番 ホ長調
  2. コラール第2番 ロ短調 
  3. コラール第3番 イ短調
  4. パストラール ホ長調 op.19(大オルガンのための6つの小品)
  5. 交響的大作品 op.17(大オルガンのための6つの小品)
ミシェル・ブヴァール
 (オルガン/
  トゥールーズ、
   聖セルナン・バジリカ大聖堂、
    カヴァイエ=コル製オルガン)

 フランス・オルガン界の重鎮、ミシェル・ブヴァール、フランク生誕200年記念、決定的名演の登場

 録音:2022年2月14-17日/輸入盤・日本語帯付(日本語解説はついておりません)

 ブヴァールは、ヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂のオルガニストであり、世界有数のオルガン国際音楽祭「Toulouse-les-orgues」の音楽総監督も務めるなど、フランスのオルガン音楽の伝統を受け継ぐ巨匠として知られています。
 そんなブヴァールが、フランクの生誕200年という記念すべき年に、フランクが愛したカヴァイエ=コル製の素晴らしい楽器で、フランクの傑作を演奏したという、きわめつけの1枚の登場です!

 フランクは、ノートル=ダム大聖堂のオルガンをはじめ優れたオルガンを生み出したカヴァイエ=コルの楽器をこよなく愛していました。
 このディスクに収録されている「3つの小品」(1878年)は、トロカデロ・ホールのカヴァイエ=コル製オルガンの落成式のために書かれたもので、その手稿譜には、フランク自身の手でオルガンのレジストレーションも残されています。
 今回ブヴァールが演奏したオルガンは、同じカヴァイエ=コル製ではありますが、フランクが亡くなる前年の1889年完成のもの。
 フランクがこの楽器を直接的に想定して収録作品を書いたわけではありませんが、オーケストラのような壮大な響きや、非常に繊細な表現まで実現する幅広い能力をもった楽器をブヴァールは25 年以上にわたり弾き続けてきており、ここでも楽器の性能を活かしきっています。
 ブヴァールの演奏は、フランクが思い描いた世界を垣間見せてくれるよう。その世界は想像をはるかに超えた壮大さと壮麗さ、厳粛さに満ちています。

 =ミシェル・ブヴァール=
  1958年リヨン生まれ。ヴィエルヌに師事したオルガニストで作曲家のジャン・ブヴァールを祖父にもち、幼少の頃より音楽に才能を示す。パリのオルセー音楽院にてオルガンを、パリ国立高等音楽院にて作曲を学ぶ。
  1983年、トゥールーズ国際オルガンコンクールで優勝。フランス・オルガン界の巨匠の一人として、現在に至るまでに25か国以上で演奏。1995年パリ国立高等音楽院のオルガン教授に就任、2021年のシーズンまで後進の指導にあたる。
  1996年トゥールーズの聖セルナン・バジリカ大聖堂の歴史的なカヴァイエ=コル・オルガンの正オルガニストに任命される。2010年からはヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂の4名の首席オルガニストの一人として名誉ある職務を任されている。

 2022年ブヴァール公演情報(主なもの)
  11月3日(木)14時開演 京都コンサートホール
   第26回 京都の秋 音楽祭 パイプオルガンコンサートシリーズ Vol.70 世界のオルガニスト"ミシェル・ブヴァール"
  11月5日(土)14時開演 松本市音楽文化ホール
   ミシェル・ブヴァール オルガンリサイタル〈松本市音楽文化ホール ベッケラート・オルガン設置35周年記念〉
  11月13日(日)19時開演 水戸芸術館エントランスホール
   ミシェル・ブヴァール オルガン・リサイタル
    ※このほか、マスタークラスや、プロデュース公演なども予定されています。
 




PENTATONE



PTC 5187023
¥2600
ハンス・ゾマー(1837-1922):管弦楽伴奏付き歌曲集
 声楽と管弦楽のための作品集
  (1)「自由な想い」/(2)「トゥーレの王」/
  (3)「ミニョンの家」/(4)「銘記 I」/(5)「銘記II」/
  (6)「憩いのない恋」/(7)「嵐の中で」Op.4-3/
  (8)「エゼルベルト卿」Op.11-4/
  (9)-(13)歌劇『ローレライ』からの伝承曲 Op.13
   【第1曲「艀での伝承」/第2曲「薔薇のつぼみと蝶々」/
    第3曲「伝承と従者」/第4曲「森の中で」/
    第5曲「岩の上に」】
    (ハンス-クリストフ・マウラスシャット&
     マルティン・アルブデヒト-ホーマイヤー校訂(2020))/
  (14)「夜、船室にて」/(15)「さすらいの夜想曲 I」/
  (16)「さすらいの夜想曲 II」/
  (17)「追憶」(オルガ・クロウポヴァー編曲(2020))
 声楽と室内アンサンブルのための作品集
  (18)「村に咲きほこる菩提樹」
  (19)-(22)歌曲集『フーノルト・シングーフ』Op.4より
   【第1曲「ご挨拶」/第2曲「夏の遊び」/
    第3曲「ルアー」/第4曲「その酒」】
 ※(16)を除く全曲世界初録音
(1)(2)(8)(15)(16)(19)-(22)
 ベンヤミン・アップル(バリトン)
(3)(4)(7)(18)(22)
 アンケ・フォンドゥング(メゾ・ソプラノ)
(5)(6)(9)-(13)(17)(22)
 モイツァ・エルトマン(ソプラノ)
(14)(22)マウロ・ペーター(テノール)
(1)-(17)ベルリン放送交響楽団、
 グリエルモ・ガルシア・カルヴォ(指揮)
(18)-(22)
 クリストフ・コーン(クラリネット)、
 アンネ・フェルツ(第1ヴァイオリン)、
 ブリギッテ・ドラガノフ
  (第2ヴァイオリン)、
 アレハンドロ・レグエイラ・カウメル
  (ヴィオラ)、
 ペーター・アルブレヒト(チェロ)

 世界初録音!ロマン派の異才、ハンス・ゾマー歿後100周年。管弦楽伴奏付き歌曲を現代最高峰の歌手たちが歌う!

 セッション録音:2021年5月25-28日/ハウス・デス・ルンドフンクス、ザール1(ベルリン)/DDD、ディジパック仕様、70'13、輸入盤・日本語帯付
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ステファン・ラング(ドイチュラントラジオ・クルトゥーア)&ルノー・ロランジェ(ペンタトーン)
 レコーディング・プロデューサー、エディティング、ミキシング&マスタリング:フローリアン・B・シュミット

 ハンス・ゾマー(1837-1922)作曲の管弦楽伴奏付き歌曲をモイツァ・エルトマン、アンケ・フォンドゥング、マウロ・ペーター、ベンヤミン・アップルという充実のソリスト陣を迎え、グリエルモ・ガルシア・カルヴォ指揮、ベルリン放送交響楽団が録音。
 「さすらいの夜想曲 II」以外、管弦楽伴奏版では全曲世界初録音という注目の内容です!

 ドイツの作曲家ハンス・ゾマーは数学を学び、のちに物理学の教授となり、工科大学の学長も務めるなど、音楽家としては異例の経歴の持ち主。
 ライプツィヒではブラームス、シューマン、ヨアヒムらが参加したサークルに所属し、作曲家としても着実に研鑽を積み、ゾマーの作品はリヒャルト・シュトラウスからも絶賛されるほどでした。
 作品の中心は歌曲や歌劇といった声楽曲ですが、彼の異色の経歴に加え、楽譜が出版されることがほとんどなかったため、ゾマーの作品は長い間日の目を見ることがありませんでした。

 近年その作品の再評価が進んでいますが、今年(2022年)歿後100年を記念して充実のアルバムが登場です。
 ゾマーの歌曲はゲーテを中心とした詩にロマン派らしい美しい旋律と民謡とを融合させた色彩豊かなオーケストレーション、そしてドラマティックな音楽が最大の魅力。
 この輝かしい歌曲を世界最高峰のソリスト陣が思いを込めて歌い上げます!

 
 




REFERENCE RECORDINGS



FR 749
¥2400
侵略~ウクライナへの音楽と美術
 ルイス・スプラットラン:
  (1)侵略(2022)
  (2)ピアノ組曲第1番(2021)
  (3)6つのラグ(2018)
  (4)2つのソナタ(2021)
  (5)さすらい人(2005)
ナージャ・シュパチェンコ(ピアノ)
アンソニー・パーンサー(指揮)
パット・ポージー(サクソフォン)
アイジャ・マットソン=ジョヴェル(ホルン)
フィル・キーン(トロンボーン)
稲生由里(パーカッション)
ジョティ・ロックウェル(マンドリン)(以上(1))

 アメリカ在住のウクライナ人ピアニストが祖国への熱い思いを込めた渾身のアルバム

 録音:2022年5月29日、6月22日-23日/サイレント・ズー・スタジオ(グレンデール、カリフォルニア)/75'47"

 「ウクライナへの音楽と美術」と題されたアルバム。ハリキウ出身で現在アメリカにて活躍するピアニスト、ナージャ・シュパチェンコが7年来交友のある作曲家ルイス・スプラットランの作品5篇を通じ、その感情を伝えます。

 1曲目の「侵略」は2022年3月に作られたばかりの最新作。もちろんロシア軍のウクライナ侵攻を題材とし、アメリカの地から故郷ハリキウが破壊されるのを恐怖で見守ったシュパチェンコの絶望と怒りが込められています。
 ピアノのほかサクソフォン、ホルン、トロンボーン、パーカッション、マンドリンが加わり、戦争の残酷さを表します。
 他の作品は戦争前のもので、「さすらい人」は17年前に書かれていますが戦争のトラウマを予見、具現化していると見ています。

 このアルバムの特徴は、音のみならずシュパチェンコがウクライナの美術家にアートワークを依頼、フルカラーで多数掲載しています。
 さらにハリキウの絵画スタジオの10歳から12歳の子供が描いた今回の惨事の衝撃的な作品も含まれます。ディスクの収益はウクライナ人道支援団体へ寄付されることになっています。
 




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AUDAX RECORDS



ADX11204
¥2700→\2490
ヨハネス・プラムゾーラーの新録音
旅のコンチェルト

 J.S.バッハ:
  ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調(初期稿)BWV.1050a
   (ハープシコード、フルート、ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための)
 ヨハン・ヤーコプ・クレス(1685-1728):ヴァイオリン協奏曲第3番ヘ長調
  (ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための)*
 ヨハン・ゲオルク・ピゼンデル(1688-1755):室内協奏曲変ロ長調
  (ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための)*
 ヨハン・ダヴィド・ハイニヒェン(1683-1729):協奏曲ニ長調 Seibel 226
  (ヴァイオリン、フルート、オーボエ、テオルボ、
   チェロ、弦楽と通奏低音のための)
 ピゼンデル:室内協奏曲ヘ長調
  (ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための)*
 パウル・カール・ドゥラント(1712-1769):協奏曲ハ長調
  (ハープシコード、リュート、チェロ、弦楽と通奏低音のための)*
 (*=世界初録音)
ヨハネス・プラムゾーラー(ヴァイオリン)
アンサンブル・ディドロ

 【日本語解説付き】ヨハネス・プラムゾーラーの新録音は「旅」がテーマ!

 ☆ヨハネス・プラムゾーラーの自主レーベル、Audax Records。
 ☆当時の演奏旅行で披露されたと考えられるバッハ、ピゼンデル、クレスらの協奏曲集!
 ☆日本語解説付き!

 南チロルから世界へと羽ばたいた"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーは、アンサンブル・ディドロやインターナショナル・バロック・プレーヤーズを主宰し、師であるレイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックのメンバーとしても活躍する次世代の名手。
 2013年に自身のレーベルAudax(オーダックス)を立ち上げ、数々の知られざるバロック・レパートリーを発掘してきたプラムゾーラー。
 最新アルバムは「旅のコンチェルト(Travel Concertos)」と題し、当時の名手たちが国境を越えた演奏旅行等で披露したと考えられる様々な作品を集成。主に小編成で、(現地の音楽家がすぐに演奏できるように)伴奏も平易でありながら、ソロの見せ所やトゥッティの効果が十分に発揮される佳曲が集められています。
 
 唯一有名曲である大バッハの「ブランデンブルク協奏曲第5番」は絶えず改訂され続けていた作品で、本アルバムでは1717年にバッハがドレスデンで飾ったデビュー・コンサートにおいてチェンバロ奏者としての腕前を披露したであろうと考えられている初期稿の編成で収録。
 その他、トレッリやヴィヴァルディに学び、バッハやテレマンの友人であった18世紀のヴィルトゥオーゾ、ヨハン・ゲオルク・ピゼンデルや、ピゼンデルの同僚で宮廷楽長であったヨハン・ダヴィド・ハイニヒェン、ダルムシュタットのコンサートマスターであったヨハン・ヤーコプ・クレス、プレスブルク(現ブラティスラヴァ)出身で詳細な経歴は殆ど知られていないパウル・カール・ドゥラント(カルロ・パウロ・ドゥラント、ポール・シャルル・デュラン)ら、歴史に埋もれた知られざる作品(バッハとハイニヒェン以外の作品は世界初録音)に光を当ててゆきます。

 ※録音:2022年3月1日-4日、グスタフ・マーラー・オーディトリアム(トブラッハ、イタリア)

 
 
 


ADX11202
¥2700
ブラームス&ゲルンスハイム:ピアノ四重奏曲集 Vol.2
 ブラームス:ピアノ四重奏曲第2番 ホ長調 Op.25
 ゲルンスハイム:ピアノ四重奏曲第3番 ヘ長調 Op.47
マリアーニ・ピアノ四重奏団
 〔フィリップ・ボーネン(ヴァイオリン)、
  バーバラ・ブントロック(ヴィオラ)、
  ペーター=フィリップ・シュテムラー(チェロ)、
  ゲルハルト・フィールハーバー(ピアノ)〕

 ブラームスとゲルンスハイムの友情を描く、マリアー二・ピアノ四重奏団による第2弾!

 ☆ヨハネス・プラムゾーラーの自主レーベル、Audax Records!
 ☆第1弾がICMA2022の室内楽部門にもノミネートされたブラームスとゲルンスハイムのピアノ四重奏曲集の続編!
 ☆日本語解説付き!

 フォーレとエネスク師弟のピアノ四重奏曲を探求したアルバム「イデー・フィクス」(Vol.1:GWK146/Vol.2:GWK138)などを録音してきたマリアーニ・ピアノ四重奏団の新プロジェクト、ブラームス&ゲルンスハイムのピアノ弦楽四重奏曲集第2弾が登場!

 ブラームス作曲の《ドイツ・レクイエム》をゲルンスハイムが幾度となく指揮したことをきっかけに友情を深めていった二人の作品を組み合わせたこのプロジェクトの第1弾(ADX13780)は、ICMA(国際クラシック音楽賞)2022の室内楽部門にもノミネートされるなど高い評価を得ました。重厚で交響曲の響きを持つようなブラームスと、軽妙でバランスの取れたゲルンスハイムのピアノ四重奏曲の対比も楽しめるこのプロジェクト。対照的な二人の作品を同時収録することで、より二つの作品の魅力に気づかされることでしょう。

 マリアーニ・ピアノ四重奏団は、ベルリン・フィルの奏者を務めるフィリップ・ボーネンを始め、いずれもソリストとして成功を収めたメンバーが四重奏団として奨学金を得て活動。洗練され且つ情熱的な演奏として評価が高く、2011年ドイツ音楽コンクールで注目を集めて以後、著名な音楽祭へ定期的に招聘され、欧州の主な室内楽演奏会場へ出演、2020年2月には人気真っ盛りのエルプ・フィルハーモニー室内楽ホールにデビューを果たしました。

 ※録音:2021年12月11日-14日、南西ドイツ放送(SWR)スタジオ



 

ADX11205
¥2700
匿名の恋人 ~ ザルツブルクの修道士のラヴ・ソング
 1. すべての中で最も美しい最愛の人(W7)
  (フィリップ・ランプレヒト編)
 2. Weib aller frewden uberkron(W41)
 3. W49からの朗読
 4. Pey perlin und pey spangen(W17)(ランプレヒト編)
 5. Traut allerliebstes frewlein czart(W28)(ランプレヒト編)
 6. West du es recht liebs frewlein czart(W46)
 7. W46のエスタンピ(アンネ=ズーゼ・エンスレ編
 8. W46からの朗読
 9. W26のエスタンピ(エンスレ編)
 10. Ain mensch erfreut all mein natur(W9)
 11. W41のエスタンピ(エンスレ編)
 12. Iv ich jag nacht und tag(W31)(ランプレヒト編)
 13. Ob allen wundern wundert mynn(W12)(ランプレヒト編)
 14. Phuech, ruemer, lugner, klaffer(W45)(ランプレヒト編)
 15. Wenn ich betracht die gueten nacht(W20)
 16. Vil maniger geud von sweigen sich(W32)(エンスレ編)
 17. Wer ich ain stund, das ich von mund(W49)(エンスレ編)
 18. W2からの朗読
 19. Gar leis in senfter weis(W2)(ランプレヒト編)
デュオ・エンスレ=ランプレヒト
 〔アンネ=ズーゼ・エンスレ(リコーダー)、
  フィリップ・ランプレヒト(パーカッション、ヴォーカル)〕

スザンヌ・アンソルグ(中世フィドル、レベック)4,12
アンドレ・ヒンダーリヒ(朗読)3,8,18

 14世紀ザルツブルクの修道士たちの詩が、独自のアレンジで美しく蘇る!

 ☆ヨハネス・プラムゾーラーの自主レーベル、Audax Records!
 ☆リコーダーとパーカッションで中世の音楽を現代へ再現する「デュオ・エンスレ=ランプレヒト」!

 デュオ・エンスレ=ランプレヒトが描く中世の愛の世界!14世紀に書かれ、写本に残されたザルツブルク修道士たちの詩を、デュオ・エンスレ=ランプレヒトがアレンジした独自の旋律にのせて蘇らせます。

 2008年にザルツブルクで結成されたリコーダーとパーカッションによるアンサンブル、「デュオ・エンスレ=ランプレヒト」。初期の笛、様々な打楽器を使用した幻想的な演奏で、中世の神聖な音楽を現代に再現します。
 リコーダーは、2013年にロンドンのSRPメック国際リコーダー・コンクール(ドロテー・オーバーリンガーを排出したことでも知られる名門コンペティション)で最優秀賞を受賞した1988年ドイツ生まれの若き名手、アンネ=ズーゼ・エンスレ。2017年にリリースした「Tesserae」(ADX13712)はICMA(国際クラシック音楽賞)2017にノミネートされました。

 ※録音:2021年12月18日-21日、プロクルス・ミュージアム

 
 



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CHANDOS



RCHSA5297
(1SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3562
ジョン・ウィルソン&シンフォニア・オヴ・ロンドン
ラフマニノフ:交響曲第3番

 ラフマニノフ:
  交響詩《死の島》Op.29
  ヴォカリーズ Op.34-14(作曲者自身による管弦楽版)
  交響曲第3番イ短調 Op.44
ジョン・ウィルソン(指揮)
シンフォニア・オヴ・ロンドン
CHSA5297
(1SACD HYBRID)
¥2900→\2690

 ジョン・ウィルソン&SOL!ラフマニノフの交響曲第3番!

 ☆ジョン・ウィルソン&シンフォニア・オヴ・ロンドン、次なるリリースはラフマニノフ!
 ☆交響曲第3番の卓越した管弦楽法を余すところなく引き出した名演!

 3年連続となるBBCミュージック・マガジン賞受賞(「デュティユー:バレエ音楽 《狼》」〔RCHSA5263/CHSA5263〕、「レスピーギ:ローマ三部作」〔RCHSA5261/CHSA5261〕、「コルンゴルト:交響曲嬰ヘ調」〔RCHSA5220/CHSA5220〕)や、2021年のBBCプロムスでの初コンサートの世界的な評価で著しい躍進を続けるジョン・ウィルソンと、彼が再結成した"シンフォニア・オヴ・ロンドン"、次なるリリースは「ラフマニノフ」!

 スイスの画家アルノルト・ベックリンの油彩画を題材にした「死の島」、愁いを帯びた名旋律が様々なアレンジで広く親しまれている「ヴォカリーズ」と組み合わせこのアルバムのメインに据えたのは、ラフマニノフ晩年の傑作として名高い「交響曲第3番」。
 1917年に起こったロシア革命によりアメリカへ亡命したラフマニノフは、多忙な演奏活動、指揮活動のため思うように作曲に専念できず、亡命後から世を去るまでの25年間で書いた管弦楽作品はわずか4曲にとどまります。
 そんな中スイスのルツェルン湖畔に構えた別荘で大部分が書き上げられ1936年に完成した交響曲第3番は、有名な交響曲第2番やピアノ協奏曲第2番で見られたようなロシアらしい甘美でロマンチシズム溢れる曲風からはやや離れ、より複雑で洗練された管弦楽法が際立つ作曲家人生の集大成ともいえる作品です。
 ジョン・ウィルソン&SOLは煌びやかな管楽器、しなやかな弦のサウンドを存分に活かし、彼らならではの豊かな色彩感でこの傑作の魅力を余すところなく引き出しています。

 ※録音:2021年9月9日-11日、セント・オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)

 
 
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RCHSA5315
(1SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3562

アンドルー・デイヴィス(指揮)&BBCフィル
ストラヴィンスキー:交響曲集

 ストラヴィンスキー:
  グリーティング・プレリュード(1955)
  交響曲 ハ調(1938-40)
  ディヴェルティメント(1934,1949改訂)
  サーカス・ポルカ(1942)
  3楽章の交響曲(1942-45)

アンドルー・デイヴィス(指揮)
BBCフィルハーモニック
CHSA5315
(1SACD HYBRID)
¥2900→\2690

 名匠アンドルー・デイヴィス!迫真のストラヴィンスキー!

 ☆多数のオーケストラや音楽祭などで主要なポストを務めてきた巨匠アンドルー・デイヴィス!
 ☆激動の時代に作曲された、ストラヴィンスキーの名曲を振る!

 イギリス音楽を得意とし、BBC交響楽団、メルボルン交響楽団などの音楽監督を務めてきたイギリスを代表する指揮者、アンドルー・デイヴィスによるストラヴィンスキー!

 ストラヴィンスキーの「春の祭典」や「ペトルーシュカ」を初演したピエール・モントゥーの80歳の誕生日を祝った「グリーティング・プレリュード」から始まり、大半がパリで書かれ、作曲当時妻と娘を失うというストラヴィンスキーにとっては非常につらい時期に作曲された「交響曲 ハ調」(シカゴ交響楽団創立50周年記念委嘱作品)が収録されています。
 また、ニューヨーク・フィルハーモニックから委嘱され、第2次世界大戦を伝える映像を観たことに影響されたという「3楽章の交響曲」など激動の時代に作曲された作品を多く集めた今作。
 これまでに多数のオーケストラや音楽祭などで主要なポストを務めてきた巨匠アンドルー・デイヴィスが卓越したタクトでストラヴィンスキーの名曲を奏でます。

 ※録音:2019年4月26日&2022年3月21日-22日、メディアシティUK(マンチェスター、イギリス)

 
 
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CHSA5260
(1SACD HYBRID)
¥2900→\2690
2022年7月に惜しまれつつこの世を去った
 ブラムウェル・トーヴェイ(指揮)
プーランク:管弦楽作品集

 シンフォニエッタ
 トルヴィールで水浴する女、将軍の演説
  (1幕の合作バレエ《エッフェル塔の花嫁花婿》より)
 パストゥレル(1幕の合作バレエ《ジャンヌの扇》より)
 1幕のバレエ《典型的動物》
ブラムウェル・トーヴェイ(指揮)
BBCコンサート・オーケストラ

 名匠ブラムウェル・トーヴェイ、ラスト・レコーディング!

 ☆プーランクの音楽のウィットと魅力を完璧に捉えた1枚!
 ☆バンクーバー交響楽団の音楽監督を18年間務め、グラミー賞も受賞した、アメリカ・カナダのクラシック界の重鎮、ブラムウェル・トーヴェイ!

 2022年7月に惜しまれつつこの世を去ったアメリカ・カナダのクラシック音楽界の重鎮、ブラムウェル・トーヴェイのラスト・レコーディング。有名曲とあまり聞かれることのない作品を組み合わせ、プーランクの音楽のウィットと魅力を完璧に捉えた1枚です。
 トーヴェイは、作曲家としても指揮者としても非常に優れた多才な音楽家であり、次世代の音楽家の育成にも力を注いでいました。
 BBCコンサート・オーケストラをはじめとする英国のオーケストラで首席指揮者を務めたほか、バンクーバー交響楽団の音楽監督を18年間務め、グラミー賞も受賞しています。
 《エッフェル塔の花婿花嫁》と《ジャンヌの扇》は、プーランクがフランス6人組のメンバーや、ラヴェル、イベール、ルーセル、フローラン・シュミットといった同時代の作曲家と合作した珍しいバレエ音楽。このアルバムではプーランクが担当した部分を収録しています。

 ※録音:2022年3月、ワトフォード・コロッセウム(イギリス)

 
 
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CHAN20253
¥2500→\2290
バリー・ダグラス(ピアノ)
シューベルト:ピアノ独奏作品集 Vol.6

 ピアノ・ソナタ第16番 イ短調 D845
 4つの即興曲 D935
 アヴェ・マリア(リスト編)
バリー・ダグラス(ピアノ)

 アイルランドの名手、バリー・ダグラス、シューベルト:ピアノ独奏作品集第6弾!

 ☆1986年第8回チャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門ゴールド・メダリスト!
 ☆シューベルトが交響曲《ザ・グレート》に取りかかる直前の1825年に完成された、イ短調ソナタを収録!

 1986年の第8回チャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門で、クライバーン以来となるロシア人以外でのゴールド・メダリストに輝いたアイルランドの名手、バリー・ダグラス。
 全6巻に及ぶブラームスのピアノ独奏作品全集を完成させ、その円熟の表現によって全世界から賞賛を受けたダグラスが次に取り組んでいるのが、シューベルトのピアノ作品集。
 第6巻では、2つの大作を取り上げます。イ短調ソナタ(D845)は、シューベルトが交響曲《ザ・グレート》に取りかかる直前の1825年に完成された作品。
 シューベルトはここでもソナタ形式の限界に挑戦しており、特に曲中に導入される和声的変奏の面でその傾向が顕著となっています。
 シューベルトの死後に出版された《4つの即興曲》は1827年に作曲されたもので、ソナタ同様、後期シューベルトのトレードマークをすべて示しています。
 使用ピアノは前5巻に引き続き、バリー・ダグラスがアーティスト・イン・レジデンスを務めるCITコーク音楽学校(アイルランド)のスタインウェイ・モデルD(541 687)コンサート・グランド・ピアノです。

 ※録音:2021年11月(アイルランド)

 
 



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MELISM



MLSCD020
¥2600→\2390
エミール・ナウモフ、
 オール・シューマンの新たなアルバムが登場!

  シューマン:
   幻想曲 ハ長調 Op.17
   月夜(ナウモフ編、リーダークライス Op39-5)
   謝肉祭 Op.9
エミール・ナウモフ(ピアノ)

 ナディア・ブーランジェの最後の弟子!エミール・ナウモフ!

 7~8歳の時にパリでナディア・ブーランジェに見出され彼女の最後の弟子になったという、ブルガリアの偉大なピアニスト、エミール・ナウモフ。
 パリのレーベルMelismより、オール・シューマンの新たなアルバムが登場!ラヴェル作品集(MLSCD010)で聴くことができた類まれなるピアニズムはここでも健在!
 「ホロヴィッツの炎とルービンシュタインの詩情を持ち合わせている」と評されたナウモフのピアノを、サン=マルセル福音教会の素晴らしい音響効果とともにお楽しみください。

 ※録音:2019年7月、サン=マルセル福音教会(フランス、パリ)



エミール・ナウモフ、MELISMのアルバムから


 MLSCD 010
\2600→\2390
ラヴェル:鏡
 1. ナウモフによる即興演奏 (2017年7月、パリ) (2分50秒)
 ラヴェル:
  2. 高雅で感傷的なワルツ M.61/3-7. 鏡 M.43/
  8. 亡き王女のためのパヴァーヌ N.19/
  9-11. ピアノのためのソナチネ 嬰ヘ短調 M.40
エミール・ナウモフ (ピアノ)

 7?8歳の時にパリでナディア・ブーランジェに見出され彼女の最後の弟子になったという、天才型のピアニスト、エミール・ナウモフ。18歳でマインツの音楽出版社ショットと契約するなど、作曲家としての顔も持ち合わせ、ムソルグスキー《展覧会の絵》のピアノ協奏曲版や、フォーレ《レクイエム》のピアノ独奏版など、編曲ものを得意としています。
 ピアニストとしては、ホロヴィッツやルービンシュタインに例えられ、前者の炎と後者の詩情を持ち合わせていると評されます。

 そんなナウモフのラヴェル・アルバムは、いかにも彼らしく自身のピアノ即興によって幕を開けるのですが、これがなんとも良い音楽で、続くラヴェルの音世界への素晴らしい導入となっています。(嬉しいことに、ブックレットに譜面が丸々掲載されています。)
 メインとなるラヴェルの演奏では、囁くようなピアニッシモから、鐘の音のような迫力と深みを兼ね備えたフォルティシモまで、幅広いタッチを使い分け、ラヴェルの音楽特有の複雑なテクスチャーと微妙なニュアンスを見事に表現しています。サン=マルセル福音教会の美しい残響を活かして遅めのテンポを採用した《亡き王女のためのパヴァーヌ》も絶品。

 ※録音:2017年7月、サン=マルセル福音教会(フランス、パリ)/※使用楽器:スタインウェイ D, NO.499495

 
 

MLSCD033034
(2CD)
特別価格
¥3600
アンナ・ザシモヴァによる、珠玉のロマン派ピアノ作品集
 クララ・シューマン:ロマンス Op.21-1
 ブラームス:幻想曲 Op.116
 ロベルト・シューマン:
  アラベスク Op.18、献呈 Op.25-1(リスト:愛の歌 S.566)、
  ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26、3つのロマンス Op.28
 リスト:
  コンソラシヨン(慰め) S.172より第1番,第2番,第3番、
  ペトラルカのソネット 第123番(巡礼の年 第2年より)
 ゴドフスキー:古きウィーン
アンナ・ザシモヴァ(ピアノ)

 世界的に有名なグネーシン音楽学校でヴラディーミル・トロップに師事し、その後ドイツで研鑽を重ねたアンナ・ザシモヴァによる、珠玉のロマン派ピアノ作品集。
 独創性と紛れもないセンスを持ち、メトネルやカトワールなど忘れられたロシア音楽の巨匠たちの解釈でも有名なザシモヴァは、本作でロマン主義の中心を訪ね、闇から光への道をたどる旅を構想しました。
 ブラームスやシューマンの激情から、19世紀のウィーンの街のきらびやかな肖像まで、さまざまなイメージや感情を鮮やかな色彩でとらえています。

 ※録音:2020年8月&2021年4月、サン=マルセル福音教会(フランス、パリ)
 



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SIGNUM



SIGCD687JP
(6CD)
特別価格
¥8200→\7790
トーマス・アデス&ブリテン・シンフォニア
 ベートーヴェン:交響曲全集&バリー

 CD1 ~
  ベートーヴェン:
   交響曲第1番ハ長調 Op.21、交響曲第2番ニ長調 Op.36
  ジェラルド・バリー(b.1952):「ベートーヴェン」
 CD2 ~
  ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 Op.55《英雄》
  バリー:ピアノ協奏曲
 CD3 ~
  ベートーヴェン:
   交響曲第4番変ロ長調 Op.60
   交響曲第5番ハ短調 Op.67《運命》
  バリー:ヴィオラ協奏曲
 CD4 ~
  ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 Op.68《田園》
  バリー:アイルランド侵略
 CD5 ~
  ベートーヴェン:
   交響曲第7番イ長調 Op.92、交響曲第8番ヘ長調 Op.93
 CD6 ~
  ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125《合唱付き》
  バリー:永劫回帰
トーマス・アデス(指揮)
ブリテン・シンフォニア
ニコラス・ホッジス(ピアノ)
マーク・ストーン(バリトン)
ローレンス・パワー(ヴィオラ)
ジョシュア・ブルーム(バス)
ジェニファー・フランス(ソプラノ)
クリスティアーネ・ストーティン(メゾ・ソプラノ)
エド・ライオン(テノール)
マシュー・ローズ(バス)
ロイヤル・ホロウェイ合唱団

 【Signum Classics 25周年記念 日本語解説付き輸入盤】
 トーマス・アデス&ブリテン・シンフォニア!ベートーヴェンの交響曲全集&バリー作品集!

 ☆英国の鬼才トーマス・アデスが指揮するベートーヴェンの交響曲全集!
 ☆アイルランドの作曲家ジェラルド・バリーのベートーヴェン・インスパイア作品らと組み合わせてリリースされてきたアルバムが6枚組セットになって登場!
 ☆日本盤限定、書き下ろし日本語解説付き!

 ベンジャミン・ブリテンの再来とも称されるイギリスの人気作曲家、指揮者、ピアニスト、トーマス・アデス(1971-)。
 日本では武満徹作曲賞2020の審査員にも選ばれ、多くの作品が名だたるアーティストたちによって演奏・録音されるなど、近年は特に作曲家として華々しい活躍を魅せています。

 ベートーヴェンの交響曲全9曲に、アイルランド国立交響楽団のコンポーザー・イン・レジデンスなどを務め、ベートーヴェンから大きな影響を受けたというアイルランドの作曲家ジェラルド・バリー(b.1952)の作品を組み合わせて収録してきた、「ベートーヴェン&バリー」プロジェクト。2枚ずつリリースされていた全3巻がセットになった6枚組に、小室敬幸氏書き下ろしの日本語解説を封入したBOXセットが登場!

 ジェラルド・バリーの「ベートーヴェン」はベートーヴェンの謎多き手紙「不滅の恋人」のテキストを歌うミニ・オペラ的作品。
 「永劫回帰(The Eternal Recurrence)」は、ベートーヴェンの「第九」とペアになる作品としてニーチェの「ツァラトゥストラはかく語りき」からの抜粋をテキストに用いて作曲されたソプラノと管弦楽のための作品。
 その他、ニコラス・ホッジスやローレンス・パワーがソリストを務める協奏曲など興味深いバリーの作品にも注目。トーマス・アデスの刺激的でユニークな解釈のベートーヴェンと合わせて、ベートーヴェン・ファン必聴必携の交響曲全集となることでしょう。

 ※録音:2017年~2019年、シアター・ロイヤル(ブライトン)&バービカン・センター(ロンドン)

 
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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PROMINENT CLASSICS



2506-5610
¥2600→\2390
朝比奈+シュトゥットガルト放送響による20世紀音楽名演集!
 (1)イベール:『寄港地』
 (2)大栗裕:交響管弦楽のための組曲『雲水讃』
 (3)プロコフィエフ:交響曲第2番
朝比奈隆(指揮)
シュトゥットガルト放送交響楽団

 快挙!朝比奈+シュトゥットガルト放送響による20世紀音楽名演集!プロコフィエフ:交響曲第2番、大栗裕:雲水讃、イベール:寄港地。1966年ステレオ・スタジオ録音

 録音:1966年2月19日シュトウットガルト・フンクハウス、スタジオ・ステレオ録音
 タイミング:(1)[7:30] [2:33] [6:00]/(2)[9:59] [6:41] (3)第1楽章[12:31]、主題と変奏[1:57] [2:27] [2:48] [2:15] [5:41] [2:48] [7:14]

 朝比奈隆の20世紀音楽が聴ける!それもシュトゥットガルト放送響とのスタジオ録音、しかもステレオ収録です。
 ご子息の指揮者朝比奈千足氏もこの演奏のことは覚えておられ、留学先のブレーメンからシュトゥットガルトを訪ねてスタジオ収録に同席したそうです。
 当時のシュトゥットガルト放送響は首席指揮者がミューラー・クライでしたがシューリヒトも存命で頻繁に客演し睨みを聞かせておりました。全盛期のオーケストラの輝かしく力強いサウンド、技術的な完璧さに脱帽です。
 肝心の演奏ですが、『寄港地』はドビュッシーの『海』と双璧をなすかのような光彩陸離の華麗な音楽絵巻。色彩的な表現も見事です。
 『雲水讃』は大栗作品の中でも今なお人気のある名曲です。1962年に朝比奈が大阪フィルと初演。仏教色の強い作品をドイツの名門オケが奏でるという興味もつきません。
 大栗裕の研究家、音楽学者の白石知雄氏によるアナライゼーションを解説に収録。
 そして極めつけはプロコフィエフの交響曲第2番です。これは録音に恵まれないこの曲の屈指の名演奏です。
 余裕のあるテンポ設定で拍節感も素晴らしく緊張の中にも身を任せられる包容力を持った魅力的な演奏。ソナタ形式の第1楽章から、一転して気の抜けない千変万化の饗宴を描きつくします。
 なお、朝比奈は翌1967年の10月にNHK交響楽団に初客演し、この曲を日本で演奏しております。そしてこれが恐らく日本初演と目されております。
 朝比奈がベートーヴェン、ブラームス、ブルックナーの大家として超然とする以前の「現代音楽の紹介者」を兼ねていた時代の貴重な記録。
 木之下晃氏による貴重な50代の朝比奈の写真であしらいました。

 ※英語、日本語によるライナーノート付。
 


<映像>

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EURO ARTS(映像)



20 54388
(DVD)
¥3200→\2790
単独リリース
クラウディオ・アバド&マウリツィオ・ポリーニ
 ルツェルン音楽祭2004

  マーラー:交響曲 第5番 嬰ハ短調
  ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 Op.58*
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)*
ルツェルン祝祭管弦楽団
クラウディオ・アバド(指揮)

 2004年ルツェルン音楽祭、アバド&ポリーニの映像がDVDで単独リリース!

 収録:2004年8月18,19日 ルツェルン,コンサート・ホール(ライヴ)/画面:16:9、NTSC、音声:PCM ステレオ、107分

 これまでボックス・セットにしか収録されていなかった、2004年にアバドとポリーニがルツェルン音楽祭で共演した際の映像がDVDで単独リリースされます。

 アバドは、2002年にベルリン・フィルの首席指揮者を退任した後、自身が設立したマーラー室内管弦楽団やモーツァルト管弦楽団といった若手オーケストラへの心血を注いでいました。
 中でも音楽監督を務めていたルツェルン祝祭管弦楽団はアバドにとって特別な存在でした。音楽祭のために毎年優秀な若手音楽家やベルリン・フィルやウィーン・フィルの旧知の名奏者がアバドに下に集結し、毎年洗練された演奏を展開していました。

 ここに収録されている演奏も、そうしたアバドを中心とした熱い連帯感を感じることのできる音楽で、マーラーの交響曲第5番では、終楽章が終わると同時に拍手とブラボーの嵐が沸き起こりました。
 ポリーニをソリストに迎えたベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番では、ポリーニの水晶のように磨き上げられた演奏と、躍動するオーケストラ、ソリストを引き立たせるアバドの指揮振り、すべてが一体となった見事な演奏でルツェルン音楽祭の歴史に残る名演のひとつと言えるでしょう。
 
















9/21(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

C’AVI MUSIC


8553513
¥2600
ファイニンガー・トリオ
ブラームス&コルンゴルト:ピアノ三重奏曲集

 ブラームス:ピアノ三重奏曲第2番ハ長調 Op.87(1882)
 コルンゴルト:ピアノ三重奏曲ニ長調 Op.1(1909/10)*
ファイニンガー・トリオ
 〔クリストフ・シュトロイリ(ヴァイオリン)、
  ダヴィッド・リニカー(チェロ)、
  アドリアン・オーティカー(ピアノ)〕

 ファイニンガー・トリオのブラームス・サイクル第2巻!

 ベルリン・フィルのクリストフ・シュトロイリ、ダヴィッド・リニカーとスイスのピアニスト、アドリアン・オーティカーの3人で2005年に結成されたファイニンガー・トリオの新録音。
 これまでボヘミア、フランス、ロシアに焦点を当てたアルバムをリリースしてきた彼らですが、今作は昨年リリースされたブラームスのピアノ三重奏曲第3番とツェムリンスキーのピアノ三重奏曲を収録したアルバム(8553489)に続く、ブラームス・サイクルの第2巻という位置づけ。
 カップリングにはコルンゴルトのOp.1をチョイス。幼少期から多くの作品を世に送り出していたコルンゴルトが初めて作品番号を与えて出版されたピアノ三重奏曲は、弱冠12歳の少年による作品でありながら、既に作風が確立され、成熟した様式と性格を備えた驚くべき大作です。

 ※録音:2020年2月&6月*、ベルリン・フィルハーモニー室内楽ホール(ドイツ)
 

8553493
¥2600
ダニエル・ハイデ(ピアノ)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.2

 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第15番ニ長調 Op.28《田園》(1801)
  ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2《月光》(1801)
  ピアノ・ソナタ第12番変イ長調 Op.26(1800/01)
ダニエル・ハイデ(ピアノ)

 ヴァイマール出身のピアニスト、ダニエル・ハイデは、アンドレ・シュエンとのコラボレーションをはじめ、彼の世代でもっとも人気のある歌曲伴奏者及び室内楽奏者の1人。
 故郷のフランツ・リスト音楽院でルートヴィヒ・ベッツェルに師事し、クリスタ・ルートヴィヒとディートリヒ・フィッシャー=ディースカウからの先駆的な提案を受けて以来、彼はヨーロッパやアジアなどでコンサートを行ってきました。

 2020年のコロナ・パンデミックにより予想外の時間が生まれ、新たにベートーヴェンの偉大なソナタに向き合うこととなったダニエル・ハイデの注目のシリーズ第2巻。
 時代は19世紀に移りベートーヴェンは聴覚に障害が生じ始めながらも創作活動は極めて順調に進められていた頃に書かれた3つの作品を収録。
 《田園》という愛称でも親しまれるソナタ第15番は、ハイデ自身がフランツ・リスト音楽院の入学試験でも演奏した思い入れのある一曲であるそうです。

 ※録音:2021年2月、エッタースブルク城(ヴァイマール、ドイツ)
 



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ARCANA



A531
¥2800→\2590
ヴァンヴィテッリ四重奏団(古楽器使用)
 ロンドンの知られざるイタリア人作曲家

ジュゼッペ・アグス(1722-1798):ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ

   『チェンバロによる通奏低音を添えた
   6つのヴァイオリン独奏曲』Op.1(1751)
    1-3. ソナタ 第1番 イ長調
    4-6. ソナタ 第2番 変ロ長調
    7-9. ソナタ 第3番 ハ長調
    10-12. ソナタ 第4番 ト長調
    13-16. ソナタ 第5番 へ長調
    17-19. ソナタ 第6番 ホ長調
    20. アルマンド集(1767)
     〔ニ長調/ニ長調/ニ長調/ト長調/ヘ長調/ヘ長調〕
ヴァンヴィテッリ四重奏団(古楽器使用)
 ジャン・アンドレア・グエッラ(ヴァイオリン)
 ニコラ・ブロヴェッリ(チェロ)
 マウロ・ピンチャローリ(アーチリュート)
 ルイージ・アッカルド(チェンバロ)

 録音: 2021年12月3-6日 エルフォ・スタジオ、タヴェルナーゴ(イタリア北西部ピアチェンツァ県)

 【ロンドンの知られざるイタリア人作曲家、妙なる前古典派の魅力に迫る】
バロックから古典派にかけてのレパートリー開拓に意欲的な名歌手チェチーリア・バルトリとの共演や、躍進めざましい古楽器集団コレギウム1704の一員としての活躍で現場経験を積んだバロック・ヴァイオリン奏者ジャン・アンドレア・グエッラを筆頭に、イタリア最前線の古楽器奏者4人が集まり2017年に結成されたヴァンヴィテッリ四重奏団。
 これまで主に18世紀初頭の知られざる演目を発掘・紹介することに情熱を傾けてきた彼らが、その豊かな経験をもとに新たに光を当てたのは、ヘンデル後期からJ.C.バッハ渡英期までのロンドンで活躍をみせた謎多き俊才ヴァイオリン奏者=作曲家アグスの最初のソナタ集。
 サルデーニャ島で生まれロンドンに渡り、後年はパリに拠点を移して時流を踏まえた音楽を書き続けたアグスが1751年に「ヴァイオリンのための6つの独奏曲」との題のもと出版した曲集は、イタリア最前線の歌心を備え、ポスト=コレッリ流儀の堅固な曲作りを叩き込まれた作曲家がみせる極上の前古典派音楽で、全て長調による6曲のソナタは艶やかさと軽快さを湛える充実した曲作りが魅力。
 タルティーニやガルッピ、ポルポラなどバロックと古典派の間で活躍した他の作曲家たちにひけをとらない、じっくり聴き込みたい味わいに満ちており、1751年の初版から10年と措かず1760年に再版されたのも頷けます。
 アグスの正体をめぐる研究略史を踏まえた解説(英・仏・伊語)も充実。未知の音楽に対するヴァンヴィテッリ四重奏団の知的探訪が新たな実を結んだ歓迎すべき1枚です。

 



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BR KLASSIK



900197
¥2600→\2390
ネゼ=セガン(指揮)&バイエルン放送響
5人の盗賊と袋の中の秘密 シェエラザードによる音楽物語

 ニコライ・リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
  シェエラザード Op. 35より(全曲演奏されておりません)
   ハンス・ゼルマイアー: 『盗賊ラップ』
    1. Funf Rauber 5人の盗賊/2. Der Sack! 袋/
    3. Im Palast des Sultans スルタンの宮殿で/
    4. Der Verrater 裏切り者/
    5. Die Wuste ist schon 砂漠は美しい/
    6. Darf wenigsten die Nase raus? 鼻を突きだせるか?/
    7. Uberfall auf die Karawane キャラバンの襲撃/
    8. Der Sultan und der Verrater スルタンと裏切り者/
    9. Die Lampe aus dem Sack袋から取り出したランプ/
    10. Der Diebstahl 盗難/
    11. Der zweite Wunsch 二つ目の願い/12. Die Falle 罠/
    13. Funf Rauber, ein Herz! 5人の盗賊、一つの心/
    14. Das Ende 終わり
朗読: ルフス・ベック音楽
アレンジ: レオンハルト・フーバー
バイエルン放送交響楽団
ヤニック・ネゼ=セガン(指揮)

 録音: 2014年12月20日(ライヴ) ミュンヘン放送、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ドイツ)

 『5人の盗賊と袋の中の秘密』は、作家カタリーナ・ノイシェーファーによる、千夜一夜物語にインスパイアされた友情の力についての魔法の物語。
 このアルバムは2014年に開催されたファミリー・コンサートのライヴで、ヤニック・ネゼ=セガン指揮のバイエルン放送交響楽団が演奏するリムスキー=コルサコフの「シェエラザード」からの名場面と、劇のために書き下ろされたハンス・ゼルマイアーの『盗賊ラップ』をバックに、ナレーターのルフス・ベックが迫真の表現で物語を語ります。
 舞台上ではイラストレーターのマーティン・フェンゲルが描いたイラストが上映され(ブックレットにも掲載)物語を彩り、聴衆を魅了しました。

 ※シェエラザードは全曲演奏されておりません。
 



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CHANNEL CLASSICS



CCS44722
¥2800→\2590
フロリレジウム(古楽器使用)
ハイドン:交響曲「朝」「昼」「晩」

 フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
  1-4. 交響曲 第6番 ニ長調「朝」Hob. I: 6
  5-8. 交響曲 第7番 ハ長調「昼」Hob. I: 7
  9-12. 交響曲 第8番 ト長調「晩」Hob. I: 8
フロリレジウム(古楽器使用)
 コンサートマスター:
  アガタ・ダラスカイテ(ヴァイオリン)
アシュリー・ソロモン(指揮・フルート)

 録音: 2021年11月 セント・ジョーンズ教会、アッパー・ノーウッド、ロンドン

 【当時想定された編成でこそ映える、ハイドン初期交響曲の室内楽的魅力】
 小編成の室内楽編成を軸に、時には合唱を交えた大規模編成の作品も演目に選びながら、17~18世紀の楽団規模に合わせ弦楽合奏の員数を絞った緊密なアンサンブルで、バロックや古典派の音楽本来の姿を問い続けてきた英国の古楽器アンサンブル、フロリレジウム。
 ハイドン作品ではウィスペルウェイとのチェロ協奏曲の録音(CCS7395)がある他、後期のロンドン交響曲を当時の室内楽編曲版で演奏もしています(第104番はチェロ協奏曲のアルバムに併録、他に第93・94・101番も室内楽版で録音〔CCSSA19603〕)が、今回は当初から小編成のオーケストラでの演奏を念頭に置いて作曲された初期の3連作「朝・昼・晩」が選ばれました。
 エステルハージ侯爵家に雇われて間もない若きハイドンが主君の余興のために書いたこれら3曲は、侯爵家に雇われていたヴァイオリンのトマジーニやチェロのクラフトなど名手たちの腕前が際立つよう、随所に各楽器のソロが盛り込まれている点が魅力の一つ。
 作曲当時の侯爵家でこれらの交響曲を披露した宮廷楽団の規模通り(チェンバロ抜き・弦は3/3/2/2/1)で、室内楽とオーケストラの区別も明確ではなかった18世紀半ばの音作り本来の面白さに迫り、フロリレジウムの持ち味が最大限に活かされた出色の好演に仕上がっています。
 あらゆる細部に深い音楽知が潜む後年の大作群への第一歩が早くも詰まった初期の傑作を、作曲家の真意に迫った解釈で味わえる絶好の1枚と言えましょう。

 
 




CHATEAU DE VERSAILLES SPECTACLES



CVS079
¥2800
『ペルシャの祭典』~
 2台のクラヴサンによるラモー歌劇名場面集
ロリス・バリュカン(クラヴサン)
クレマン・ジョフロワ(クラヴサン)
  ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):
   1-5. 抒情悲劇《ゾロアストル》(1749年初演版)による組曲
    1. Ouverture 序曲/2. Menuets ムニュエ(メヌエット)/3. Rigaudons リゴードン/
    4. Entree アントレ/5. Air pour les esprits infernaux 地獄の霊たちのエール
   6-10. 歌劇《ボレアド》(1764年作曲・生前上演なし)による組曲
    6. Entree アントレ/7. Gavotte pour les Heures et les Zephirs 時の精たちと西風の精たちのガヴォット/
    8. Rigaudons リゴードン/9. Air Vif 快活なエール/
    10. Contredanse en Rondeau ロンド形式によるコントルダンス
   11-18. 英雄舞踏劇《優雅なインドの国々》(1735年初演)による組曲
    11. Ritournelle リトゥルネル(リトルネッロ)/12. Air pour Zephire 西風の精のエール/
    13. Deuxieme Air 第2エール/14. Marche 行進曲/15. Gavotte pour les Fleurs 花の精たちのエール/
    16. Air pour Boree et la Rose 北風の精と薔薇の精のエール/
    17. Gavotte vive pour les Fleurs 花の精たちの快活なガヴォット/18. Chaconne シャコンヌ
   19-27. 英雄舞踏劇《ザイス》(1748年初演)による組曲
    19. Ouverture 序曲/20. Entree des Plaisirs, Sarabande gracieuse 快楽の神々のアントレ(優美なサラバンド)/
    21. Gavottes pour les Jeux et les Plaisirs 遊びの神々と快楽の神々のガヴォット/
    22. Musette lente ゆったりしたミュゼット/23. Gigue pour les Statues 彫像たちのジグ/
    24. Rigaudons リゴードン/25. Entree Noble 高貴なアントレ/
    26. Air en Rondeau ロンド形式によるエール/27. Tambourins タンブラン

 使用楽器:パリのグージョン1749年以前製モデルに基づくエミール・ジョバン製作の再現楽器
 使用楽器:パリのアントワーヌ・ヴァテール(アントン・ファーター)1732年以前製モデルに基づくエミール・ジョバン製作の再現楽器
 録音: 2021年12月6-9日 サン・ピエール教会、パリ

 【ラモー作品の多彩さと骨太さが浮き彫りに!息を呑むスリリングな1枚】
 2020年に『「ユリス」の登場人物たち』と題したアルバム(CVS021)をリリース、18世紀パリきっての人気作曲家ボワモルティエの作品やルベル「四大元素」など、ロココ期を飾った名作群を2台のクラヴサン(チェンバロ)で鮮やかに披露してみせたバリュカン&ジョフロワのクラヴサン・ユニットが、今度はラモーの傑作群に光をあてた新しいデュオ・アルバムをリリース。使われているクラヴサンはどちらも名工エミール・ジョバンが、ラモーの時代のフランスで作られたモデルをもとに克明に再現製作した逸品で、吉田 研氏による細やかなエンジニアリングが収めたその美音の響きがまず耳を捉えます。
 ラモーのダイナミックなオーケストラ語法の持ち味がクラヴサンを通じて伝わる精彩鮮やかなその演奏は、この楽器がタッチ如何で強弱のつかない機構であることなど忘れさせるほど変化に富んだスリリングな魅力がたっぷり。
 「ペルシャの祭典」とタイトルにある通り、古代まで遡り東洋を舞台としたオペラを中心に、原作別に四つの組曲にまとめたプログラム構成も的確で、管弦楽や声楽家たちの魅力でともすると逆に見えなくなってしまう、ラモーの音楽作りの骨太な魅力が浮き彫りになります。18世紀直送の気配を感じさせる、何度でも再訪したくなる1枚。

 
 
 

CVS081
¥2800
『修道女たちのためのクリスマスの晩課』~
 フランス17世紀、オルガンを使った礼拝音楽

  ニコラ・ルベーグ(1631 - 1702)
   ギヨーム=ガブリエル・ニヴェール(1632-1714)*
    1. Premier Noel : A la Venue de Noel 第1ノエル:降誕祭主日が来るまで
    2. Motet « Hodie Christus natus est »
     モテ「この日、救世主がお生まれになり」
    3. Puer Nobis Nascitur みどり児がわたしたちのもとに生まれ
    4. Or nous ditte Marie, pour la voix humaine
      ヴォワ・ユメーヌ管による「さあ教えてください、マリアさま」
    5. Simphonie en d La re becarre ニ長調のサンフォニー
    6. Antienne « Tecum principium » et psaume « Dixit Dominus »
      アンティフォナ「民はおまえに付き従う」~詩篇「主は言われた」*
    7. Offertoire du 3e ton 第3旋法による奉献唱
    8. Premiere Elevation 第1の奉挙唱
    9. Motet « Verbum Caro » モテ「言葉は肉となり」
    10. Elevation en G becarre ト長調の奉挙唱
    11. Elevation en G bemol ト短調の奉挙唱
    12-22. Hymne « Christe Redemptor » 讃歌「キリストは贖い主」
     12. Plain-chant en basse 低音部で単旋律聖歌を
     13. « Tu lumen, tu splendor Patris » あなたは光、父なる方の輝き*
     14. Fugue grave 荘重なフーガ
     15. « Sic praesens testatur »
      単旋律聖歌「それゆえ、この日があるのです」*
     16. Basse de trompette 低音部にトロンペット管
     17. « Nos quoque »
      単旋律聖歌「私たちもその血で贖われるのです」*
     18. Dialogue du premier ton 第一旋法によるディアローグ
     19. Tierce en taille 中音域にティエルス管
     20. Trio a 3 claviers 三つの鍵盤によるトリオ
     21. Cornet du 6e ton en G Re Sol becarre
      コルネ管による第6旋法ト長調の調べ
     22. Offertoire du 5e ton 第5旋法による奉献唱
    23-35. Magnificat du 8 e ton 第8旋法によるマニフィカト
     23. Antienne « Cum ortus » アンティフォナ「天に太陽が昇り」*
     24. Prelude « Et exultavit »プレリュード「そして喜んで迎えます」*
     25. Duo « Quia fecit »* デュオ「わたしのようなつましい者にも」
     26. Basse de trompette « Fecit potentiam »
       低音部にトロンペット管「力をあらわすのです」*
     27. Recit « Esurientes implevit bonis »
      レシ「飢えた者たちはを善き食物で満たし」*
     28. Cornet « Sicut locutus est »
      コルネ管による「そう約束してくださいました」 *
     29. Dialogue « Sicut erat in principio »
      ディアローグ「はじめにそうであったように」*
     30. Plein-Jeu - Reprise de l'antienne « Cum ortus »
       プラン・ジュ~アンティフォナ「天に太陽が昇り」の繰り返し
     31. Echo エコー
     32. Laissez paistre vos bestes 導いてください、あなたの獣たちを
     33. Cromorne en taille 中音域にクロモルヌ管
     34. Motet pour le Roy « Domine Salvum »
       フランス王のためのモテ「主よ、私たちの王をお救いください」
     35. Ou s'en vont ces gays bergers
      どこへ行くのですか、楽しそうな羊飼いたちよ
ニコラ・ビュシェ(オルガン)
マイリス・ド・ヴィルトレ(ソプラノ)
セシル・ダルモン、ダナエ・モニエ、
 アナイス・ベルトラン、
  オレル・パラリュス(聖歌斉唱)

 使用楽器: ロベール・クリコ1711年建(修復: ジャン=ルー・ボワソー&ベルトラン・カティオー)
 録音: 2021年11月26-29日、ヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂(フランス)

 【ルイ14世の礼拝を託されたオルガンの名手ルベーグの真骨頂、当時の演奏習慣に従い声楽を交えながら】
 フランス北部の古都ロンで生まれ、さまざまな音楽修業を経てパリでオルガン奏者として活躍、1678年にルイ14世の王室礼拝堂の常任オルガン奏者が4人配属された時にその一人となったニコラ・ルベーグは、同年代のリュリ同様に太陽王ルイ14世の愛顧を受け、オルガンとクラヴサン(チェンバロ)の達人として活躍する傍ら作曲家としても両楽器のための作品を残し、1702年に亡くなりました。
 ヴェルサイユ宮殿の王室礼拝堂とそのオルガンはルイ14世の最期も迫った1710年頃にようやく完成したため、設置時の姿に復元されて現在聴くことができるオルガンでルベーグが演奏をすることはなかったのですが、この楽器の名工ロベール・クリコへの発注にあたってはルベーグの助言が大きく反映されたとも言われています。
 フランスの若き名手ニコラ・ビュシェは、並居る既存録音にも敬意を表しながら自分なりの独創性を盛り込むべく、17世紀当時のフランスの礼拝における演奏習慣を徹底的に検証・再現する内容で今回のアルバムを制作。
 ルイ14世の秘密結婚の相手だったマントノン夫人の影響で修道女たちも多く音楽活動に関わっていた当時の状況を踏まえ、ヴェルサイユ王室礼拝堂のオルガンと女声による単旋律聖歌や独唱モテを交えた構成で、さまざまなパイプの響きの違いを鮮やかに対置させつつ、ルベーグ作品本来の味わいに迫ります。
 フランス・バロックのオルガン音楽のルーツに迫った好企画。併録されているニヴェールの音楽や謎多きルベーグの声楽曲についての解説(仏・英・独語)もこのレーベルならではの頼もしさです。
 




DYNAMIC



CDS-7959
¥2400
オイノス・バロック・トリオ
サンマルティーニ:6つのウィーン風ソナタ

 ソナタ第1番 変ホ長調*
  1. I. Andantino/2. II. Largo/3. III. Vivace
 ソナタ第2番 ト長調*
  4. I. Allegro/5. II. Largo/6. III. Allegro
 ソナタ第3番 イ長調**
  7. I. Allegretto/8. II. Largo/9. III. Presto
 ソナタ第4番 ヘ長調*
  10. I. Grave/11. II. Allegro assai/
  12. III. Grave/13. IV. Presto
 ソナタ第5番 変ロ長調*
  14. I. Allegro/15. II. Affettuoso/16. III. Allegro
 ソナタ第6番 ト長調**
  17. I. Allegro/18. II. Adagio/19. III. Allegro
 全て世界初録音
オイノス・バロック・トリオ
【メンバー】
 ステファニア・ゲッラ(バロック・ヴァイオリン)
  Roberto Collini, copy of Amati
 ダニエーレ・ボーニ(バロック・チェロ)
  Daniel Wickstrom, Stockholm 1811
 シモネッタ・ヘーガー(チェンバロ&フォルテピアノ)

 チェンバロ: Carlo Mascheroni, copy of Vater 1720 A=415...*
 フォルテピアノ: Carlo Mascheroni, copy of Nanette Streicher A=430...**
 録音: 2021年4月26-27、29-30日 Sala dei Titani di Palazzo Arese Borromeo,Cesano Maderno, Mila(イタリア)

 18世紀のミラノで活躍したジョヴァンニ・バッティスタ・サンマルティーニ。グルックの恩師とされ、1775年に亡くなるまでに大量の歌劇と交響曲、室内楽曲などを遺し、ヨハン・クリスティアン・バッハやハイドン、モーツァルトら初期古典派の作曲家たちに強い影響を与えました。
 このウィーン風ソナタはサンマルティーニの初期の作品で、3楽章の古典的な室内ソナタの中に、教会ソナタを思わせる4楽章の作品が含まれており、その巧みな主題の展開からは、当時流行が根付きはじめたウィーン古典派の作風が窺えます。
 演奏するオイノス・バロック・トリオは、サンマルティーニのこの作品を研究、演奏、録音するために長らくコラボレーションを行ってきたメンバーたちが最近結成したアンサンブル。作品への深い傾倒と理解が示されています。
 



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NAXOS

8.574316
¥1800
ジャコモ・マイアベーア(1791-1864):序曲と舞台音楽集
 1. ジャコモ・マイアベーア/
  ゲオルク・ヨーゼフ・フォーグラー(1749-1814):
   歌劇《提督、または失われたプロセス》 (1811) - 序曲
    ...世界初録音
 ジャコモ・マイアベーア:
  バレエ音楽『漁師と乳搾り女、または口づけの騒動』(1809頃)
   2. 序曲/3-24. 第1場-第21場
 歌劇《ブランデンブルク門》(1814)
  25. 序奏...世界初録音
 歌劇《主人と客》より(1812)...世界初録音
  26. 序曲2/7. 第2幕 トルコ行進曲
 歌劇《ロミルダとコンスタンツァ》(1817)
  28. 序曲
チェコ室内管弦楽団パルドビツェ
ダリオ・サルヴィ(指揮)

 録音: 2021年8月27-30日 The House of Music Pardubice(チェコ)

 《悪魔のロベール》や《ユグノー教徒》などのオペラが有名なマイアベーアの、若き日の舞台音楽を集めたアルバムが登場。
 ベルリンの裕福な家庭に生まれたマイアベーアは早くから音楽の才能を示し、いち早くピアニストとして名声を得ますが、20代前半で挑戦したオペラではすぐに成功を得ることが出来ませんでした。
 転機となったのは、師のサリエリの勧めで1816年にイタリアに赴き、ロッシーニの作品に感化されたこと。翌1817年の作品《ロミルダとコンスタンツァ》で早くも成功を収めます。
 このアルバムに収録されているのは前述の《ロミルダとコンスタンツァ》序曲を含む、マイアベーア10代の終わりから20代前半の作品で、中でもバレエ音楽『漁師と乳搾り女、または口づけの騒動』は彼の初の舞台作品とされています。
 細かいシナリオは残っていませんが、ロココ時代の牧歌的な物語にマイアベーアはモーツァルトを思わせる軽快な22曲の音楽を付けています。
 この中には当時のバレエ・ディヴェルティスマンに要求された牧歌から狩りの情景までが一通り含まれています。
 歌劇《提督、または失われたプロセス》の序曲は、ベルリンを離れたマイアベーアが師事したゲオルク・ヨーゼフ・フォーグラーとの共作と考えられており、珍しい楽器「ストローフィドル(木製のハーモニカ)」が使用されています。
 他には《主人と客》と同じくドイツ語による歌劇《ブランデンブルク門》(マイアベーアの生前には演奏されなかった)の序奏も収録。
 オーベールの序曲集など、この分野での仕事ぶりが際立つダリオ・サルヴィの指揮で。
 
 

8.574212
¥1800
ヴァイオリンと打楽器オーケストラのための作品集
 ロバート・ゼイビア・ロドリゲス(1946-):
  ショチケツァル(2014)...世界初録音
   1. I. Xochiquetzal and Her Retinue of Hummingbirds -
   2. II. Xochiquetzal's Love Spell -
   3. III. Xochiquetzal's Husband:
    Tlaloc, God of Thunder and Rain -
   4. IV. Xochiquetzal's Tears of Yellow Marigolds -
   5. V. Xochiquetzal's Gifts of Music and Dance
 ルー・ハリソン(1917-2003):
  ヴァイオリンと打楽器オーケストラのための協奏曲(1940-59)
   6. I. Allegro, Maestoso/7. II. Largo; Cantabile/
   8. III. Allegro, vigoroso, poco presto
 カティ・アゴーチ(1975-):
  ヴァイオリンと打楽器オーケストラのための協奏曲(2018)
   ...世界初録音
    9. I. Incantada/10. II. Inquieto/
    11. III. Maestoso -12. IV. Brioso; Cantabile
ニコラス・キッチン(ヴァイオリン)
ニューイングランド音楽院パーカッション・アンサンブルのメンバー
フランク・エプスタイン(指揮)

 録音: Jordan Hall, New England Conservatory(USA) 2015年5月5日...1-5 2016年11月22日...6-8 2020年2月14日...9-12

 このアルバムには「ヴァイオリンと打楽器オーケストラ」というユニークな編成による作品が3曲収録されています。
 この斬新な組み合わせは1959年にルー・ハリソンによって発案されたもので、クラシック音楽の伝統に根差した作品を生み出しながらも、東洋の楽器の音を好んで採り入れていたハリソンならではの実験的な音使いは次世代の作曲家たちにも確実に影響を与えています。

 このハリソンの協奏曲は、シンバル、マラカス、ゴング、タムタム、バスドラムなど従来の楽器に加え、吊り下げられた2つの洗濯桶、共鳴する2つの時計のコイルから6つの植木鉢までを用いる他、仰向けに置いたコントラバスをスティックで叩くなど、様々な響きを追求。独奏ヴァイオリンの旋律を彩ります。
 1946年生まれのロバート・ゼイビア・ロドリゲスはナディア・ブーランジェやエリオット・カーターに学んだ作曲家。
 この「ショチケツァル」はヴァイオリンと打楽器六重奏のための協奏曲で、古代マヤの音楽、舞踊、美、愛、豊穣を司る女神の名前から採られたタイトル通り、メキシコ民謡に由来するエキゾチックな旋律がふんだんに用いられた技巧的な作品です。
 1975年生まれのアゴーチは、ハンガリー人とアメリカ人の両親を持つ女性作曲家。
 この協奏曲は、6人の打楽器奏者が奏でる5つのティンパニ、木琴、ビブラフォン、マリンバ、6種類のシンバルとヴァイオリンの掛け合いによるもので、フロム音楽財団からの委嘱作。全体はコンパクトにまとめられており、最終楽章での激しく力強いリズムは、彼女の中に流れるハンガリーの血を感じさせます。
 作品全体を通して、その豊かな表現力に驚かされます。
 
 
8.574324
¥1800
ブリティッシュ・ライト・ミュージック 第12集/
 ヘッジス:キングストンのスケッチ管弦楽作品集

  4つのブレトンのスケッチ Op. 79
   1. I. Waltz: St. Lunaire/2. II. Nocturne: Sables d'or/
   3. III. Promenade: a Dinard/4. IV. Jour de fete
  5. カンティレーナ Op. 87a
  6. ハイガム・サウンド Op. 72
  4つの小舞曲 Op. 28
   7. I. Simon's Samba/8. II. Fiona's Fancy/
   9. III. Nicholas's Notion/10. IV. Debbie's Delight
  ハンバーからの情景 Op. 90
   11. I. Petuaria Patrol/12. II. Spurn Point Elegy/
   13. III. The Lincoln Castle Intermezzo/
   14. IV. Humber Keel Hornpipe
  キングストン・スケッチ Op. 36
   15. I. Waltz: Whitefriargate/
   16. II. Romance: Silver Street/17. III. March: Ferensway
RTEシンフォニエッタ
アンソニー・ヘッジス(指揮)

 録音: 1995年11月1-2日 O'Reilly Hall, Dublin(アイルランド)

 児童文学者シドニー・ヘッジスを父として、英国のオックスフォードシャーで生まれたアンソニー・ヘッジス。
 6歳で初の作品を作曲、ピアニストとしても才能を発揮し、オックスフォード大学のキーブル・カレッジで音楽を学びました。
 グラスゴーのスコットランド王立音楽院で講師を務め、ハル大学では名誉教授に任命されるなど、教育者としても高く評価されています。
 
 作曲家としては、交響曲から協奏曲、児童合唱のための作品から歌劇まで多岐にわたるジャンルの作品を遺し、これらは英国内外で300回以上も演奏、放送されるなど人気を博した他、教育音楽の出版も積極的に行いました。
 このアルバムには、彼の本領とも言えるオーケストラのための軽音楽を、自らがRTEシンフォニエッタを指揮した演奏で収録。
 代表作の一つでテレビ番組のオープニング・テーマとして書かれた「キングストン・スケッチ」やBBCの音楽番組のBGMとして使用された「ハンバーからの情景」、各々の楽章に彼の子供たちの名前が付された「4つの小舞曲」、家族で休暇を過ごしたブルターニュの風景が織り込まれた「4つのブレトンのスケッチ」など、どれも快活さに溢れた親しみやすい作品です。
 


NAXOS GREAT COMPOSERS IN WORDS AND MUSIC


8.578367
¥1800
大作曲家 フレデリック・ショパン(1810-1849)
 デイヴィニア・キャディ作
  使用曲:
   前奏曲第11番 ロ長調、
   ポーランドの民謡の主題による幻想曲より「エア」、
   ポロネーズ第11番、ロンドハ短調 、
   マズルカ第8番 変イ長調、ピアノ協奏曲第2番 第2楽章、
   《ドン・ジョヴァンニ》の「お手をどうぞ」の
    主題による変奏曲 Op.2、
   夜想曲第2番 変ホ長調、
   ピアノ・ソナタ第2番 第3楽章「葬送行進曲」、
   17の歌曲 第14番「指輪」、前奏曲第15番「雨だれ」、
   前奏曲第24番 ニ短調、幻想曲 ヘ短調、
   バラード第4番 ヘ短調、ワルツ第7番 嬰ハ短調、
   チェロ・ソナタ ト短調 第2楽章、前奏曲第9番 ホ長調
    以上、全17曲の抜粋(フェイドイン、フェイドアウトあり)
ルーシー・スコット(朗読)

 革命後のパリでその名を知られるようになったポーランド生まれの作曲家フレデリック・ショパン。
 並外れた才能に恵まれ、天才と謳われながらも人間関係に悩みつつ、祖国に思いを馳せながら早世してしまった彼の生涯は、しばしばロマン派の典型的な芸術家として紹介されています。
 このアルバムでは彼の輝かしく美しい音楽を交えながら、第二のモーツァルトと評された若き日の姿から晩年までを丹念に描いていきます。
 




RAMEE

RAM2203
¥2800
『バッハのお墨付き』 ~
 コンティウス・オルガンによるバッハ周辺の作曲家たちの音楽
バルト・ヤーコプス(オルガン)
  1-2. ゴットフリート・キルヒホフ(1685-1746): ファンタジアとフゲッタ 変ロ長調(BWV 907)*
  3. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750): シャコンヌ
   ~無伴奏ヴァイオリン・パルティータ ニ短調 BWV 1004より (ト短調に移調)**
  4-9. 作曲者不詳(18世紀): コラールによる三つのトリオ(BWV Anh.i.V.)
   ~テオドール・ハーン(1809-1864)所有の手稿譜より
    4. Chorale O Gott, du frommer Gott コラール「おお神よ、信じる神よ」BWV 94-8
    5. Trio super O Gott, du frommer Gott 「おお神よ、信じる神よ」によるトリオ
    6. Chorale Wir Christenleut habn jetzund Freud
     コラール「救世主に連なる私たちは今こそ歓喜する」BWV 40-3
    7. 「救世主に連なる私たちは今こそ歓喜する」によるトリオ
    8. Chorale Was Gott tut, das ist wohlgetan
     コラール「神の成すことは全て善きこと」BWV 99-6
    9. Trio super Was Gott tut, das ist wohlgetan「神の成すことは全て善きこと」によるトリオ
  10-12. ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1784)&J.S.バッハ:
   前奏曲とフーガ ヘ短調 (BWV 534)/ラルゴ ~チェンバロ協奏曲 BWV 1056より
    10. 前奏曲(BWV 534) 11. ラルゴ(BWV 1056より)*** 12. フーガ(BWV 534)
  13. ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
   アンダンテ~フルート協奏曲 ト長調 TWV 51: G2より***
  14-17. ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター(1684-1748): テレマン氏の教会向け協奏曲
  18-22. J.S.バッハ:
   コラール「ただ愛する神の摂理に任せる者は」によるパルティータ BWV 690/691/691a/692
  23-25. カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):
   ヴァイオリンまたはフルートとオブリガート鍵盤のための
    トリオ・ソナタ ニ短調 H.542-5(BWV 1020)***
  26. ヨハン・ゴットフリート・ミューテル(1728-1788):ファンタジア ヘ長調
 * バルト・ヤーコプス補筆によるオルガン版
 ** グスタフ・レオンハルトによるチェンバロ用編曲に基づくバルト・ヤーコプスによるオルガン用編曲
 *** バルト・ヤーコプスによるオルガン用編曲

 使用楽器: ハインリヒ・アンドレアス・コンティウス 1779年建造モデルによる再現楽器
 録音: 2022年6月23-24日 聖ミヒール平和教会、ルーフェン、ベルギー

 【18世紀ドイツの建造理念を忠実に辿った再現楽器が響かせる、バッハとその周辺のオルガン芸術の真髄】
 中世から近世までを通じてドイツ語による礼拝や商業交流がさかんだったバルト海沿岸で活躍、ラトヴィアやエストニアにドイツ式の銘器を残したオルガン建造家ハインリヒ・アンドレアス・コンティウス(1708-1795)は、若い頃にはハレを活躍拠点とし、大バッハ長男のヴィルヘルム・フリーデマン・バッハとも親しい間柄でした。後年ライプツィヒに向かい、長男以上にオルガンの構造に詳しい大バッハからも絶賛されます。
 ラトヴィアの古都リエパヤの聖三位一体教会にも1779年、コンティウスの新造楽器が設置されましたが、これは後の時代の理念に基づき改装が繰り返された末、21世紀に入ってオランダとベルギーの工房によりオリジナルに忠実な復元を達成。
 そのモデルを克明に再現した楽器がベルギーのルーフェン(ルーヴァン)聖ミヒール平和教会にあり、今回の録音はこの楽器を使い、バッハとコンティウスに縁があった作曲家たちの音世界を辿るプログラムとなっています。
 
 バッハと同世代のヴァルターやテレマンによる作品から、バッハ作品と誤認されてきた秘曲群、大バッハの息子たちや最晩期の弟子ミューテルによる古典派前夜の音楽に至るまでを収録。世界的に高い評価を得てきたオランダの名手バルト・ヤーコプスが、豊かな演奏経験を活かした編曲も織り交ぜながら綴る世界が、コンティウス・モデルの楽器から繰り出される明瞭かつ古雅な響きで瑞々しく響きわたります。
 無伴奏ヴァイオリンのためのシャコンヌやトリオ・ソナタの編曲もさることながら、ヴァルターによるオルガン独奏のための協奏曲のような充実作に出会える愉しみもまた格別の選曲。各曲紹介やオルガンの来歴についての解説(英・独・仏語)も充実しています。

 
 

<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


DIAPASON



DIAP150
¥1700
マイケル・レビン(ヴァイオリン)
パガニーニ:24のカプリス Op.1

 第1番 ホ長調/第2番 ロ短調/第3番 ホ短調/
 第4番 ハ短調/第5番 イ短調/第6番 ト短調/
 第7番 イ短調/第8番 変ホ長調/第9番 ホ長調/
 第10番 ト短調/第11番 ハ長調/第12番 変イ長調/
 第13番 変ロ長調/第14番 変ホ長調/第15番 ホ短調/
 第16番 ト短調/第17番 変ホ長調/第18番 ハ長調/
 第19番 変ホ長調/第20番 ニ長調/第21番 イ長調/
 第22番 ヘ長調/第23番 変ホ長調/第24番イ短調
マイケル・レビン(ヴァイオリン)

 ディアパゾンが選んだ決定盤シリーズ第150集!マイケル・レビンによるパガニーニ!

 フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン ~ ディアパゾンが選んだ決定盤』。
 シリーズの第150巻として登場するのは、不慮の事故により33歳の若さで他界した夭折の天才ヴァイオリニスト、マイケル・レビン(マイケル・ラビン)のパガニーニの「24のカプリス」!
 当盤とは別録音ですが、12歳で同曲を録音するという天才ぶりを発揮し、カーネギーホール・デビューの際には、パガニーニの「ヴァイオリン協奏曲第1番」を演奏するなど幼い頃からパガニーニに触れてきたマイケル・レビン。
 1960年代から次第に健康を害していく直前の1958年に録音されたこの「24のカプリス」はマイケル・レビン完璧なテクニックと今なお色褪せないその輝かしい音色をお楽しみことが出来ます。

 ※録音:1958年



<国内盤>


299MUSIC



NIKU-9048
¥3080
《親愛なるザクセン人》ハッセ・ヘンデル作品集/
 青木洋也(カウンターテナー)&高橋明日香(リコーダー)

  G.F.ヘンデル(1685-1759):カンタータ「わたしの心は脈打つ」HWV 132c
   (1) Recitative and Arioso: Mi palpita il cor/ Agitata e l'alma mia ....01'23"
   (2) Recitative: Tormento e gelosia ....00'54"
   (3) Aria: Ho tanti affanni in petto ....06'40"
   (4) Recitative: Clori di te mi lagno ....01'03"
   (5) Aria: Se un di m'adora ....03'30"
  G.F.ヘンデル:リコーダー・ソナタ ト短調HWV 360
   (6) I. Larghetto ....02'09"
   (7) II. Andante ....03'44"
   (8) III. Adagio ....00'48"
   (9) IV. Presto ....02'03"
  J.A.ハッセ(1699-1783):カンタータ「美しき人よ、わたしは去る」
   (10) Recitative: Bella, mi parto, oh Dio ....02'00"
   (11) Aria: Nel pensar ch'io saro privo ....07'54"
   (12) Recitative: Ma di cara belta ....01'31"
   (13) Aria: S'hai pieta del mio timore ....03'28"
  伝 G.F.ヘンデル:カッセル・ソナタ第3番 ヘ長調
   (14) I. Adagio ....02'00"
   (15) II. Allegro ....02'26"
   (16) III. Menuet ....01'54"
   (17) IV. Gavotte ....01'47"
  J.A.ハッセ:リコーダーのためのカンタータ 変ロ長調
   (18) I. - ....04'57"
   (19) II. Adagio ....05'01"
   (20) III. Allegro ....04'16"
  J.A.ハッセ:カンタータ「名前」
   (21) Aria: Scrivo in te l'amato nome ....07'28"
   (22) Recitative: O pianta avventurosa ....01'31"
   (23) Aria: Per te di lieto aprile ....05'35"
青木洋也(カウンターテナー)
 ...1- 5, 10-13, 21-23
高橋明日香(リコーダー)
 ...1- 9, 14-23
武澤秀平(チェロ)
 ...1- 9, 14-23
瀧井レオナルド(テオルボ)
 ...1- 9, 14-23
山縣万里(チェンバロ)
 ...1-13, 18-23

 《親愛なるザクセン人》ハッセ・ヘンデル作品集。青木洋也(カウンターテナー)&高橋明日香(リコーダー)

 録音:2022 年4 月5-7 日 埼玉芸術劇場 74'39"

 日本だけではなく世界的にみても演奏機会が少なくあまり知られていないハッセ。
 同時代に生きたヘンデルと共にイタリア人から「親愛なるザクセン人」と呼ばれるほどオペラ作曲家として名声を博す存在であったが、小規模な楽曲も多数残し、貴族を中心に広く親しまれていた。青木洋也、高橋明日香を中心としたアンサンブルがハッセの知られざる魅力に光をあて、当時の息遣いを呼び覚ます。

 青木洋也(カウンターテナー) Hiroya AOKI, countertenor
 東京生まれ。ヴァイオリンを学ぶ傍ら、ボーイ・ソプラノとして東京少年少女合唱隊時代より活躍。東京藝術大学大学院で古楽演奏、エリザベト音楽大学大学院で宗教音楽学を学び、在学中より定期的に渡欧して研鑽を積む。バッハ・コレギウム・ジャパンの主要メンバーとして国内外の公演・録音に参加し、2011年ブレーメン音楽祭、2012年ライプツィヒ・バッハ音楽祭での《マタイ受難曲》独唱で喝采を浴びた。ソロCD は、現在までに7枚リリースしており、レコード芸術特選盤、朝日新聞for your Collection ではソフトで華のある歌唱が往年の名歌手アルフレッド・デラーに例えられる等、いずれも好評を得ている。合唱指揮者としても活躍しており、音楽誌上で「隙のない音楽づくりと、そのナンバーにふさわしい情景描写の的確さ、声楽・器楽の見事なまとめ方は、彼の適応性とこれまでの経験の基盤がモノを言っている」など高く評価されている。
 パーセル・プロジェクト代表。日本キリスト教団聖ヶ丘教会教会音楽主任および聖歌隊長。

 高橋明日香(リコーダー) Asuka TAKAHASHI, recorder
 上野学園中学校在学中よりリコーダーを専門に学び、上野学園大学リコーダー専門卒業、東京藝術大学大学院古楽科修士課程修了。大学を学部首席で卒業し、皇居内桃華楽堂にて御前演奏の栄を授かる。様々な古楽アンサンブルのメンバーとして全国的に演奏活動を展開する一方で、近年は現代曲の演奏にも力を注ぎ、邦人作品の初演を多数行う。2019 年には日本現代音楽家協会の作曲家5名の主催によるリサイタルを開催、高い評価を得る。
  "ジョーバン・バロック・アンサンブル"、"ラ・ルベルティーナ"リコーダーアンサンブル、各メンバー。洗足学園音楽大学講師。

 武澤秀平(チェロ) Shuhei TAKEZAWA, cello
 チェロ及びヴィオラ・ダ・ガンバ、リローネ奏者。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て同大学器楽科チェロ専攻卒業。同声会賞受賞。 デン・ハーグ王立音楽院にてヒストリカルチェロとヴィオラ・ダ・ガンバを学びマスター修了。 新日本フィル次席奏者を経て現在フリーランス奏者。これまでに国内外主要なオーケストラ、古楽アンサンブルのチェロ奏者を歴任。近年は古澤巖氏と共演している。ジョーバン・バロック・アンサンブル、アントネッロのメンバー。オブレヒト音楽院、オーケストラ・ユヴェナリス主宰・監督。

 瀧井レオナルド(テオルボ) Leonardo TAKIY, theorbo
 日系ブラジル人三世。バーゼル・スコラ・カントルムで名手ホプキンソン・スミス氏のもとリュートを学び、欧州、ブラジル、日本でリサイタルを開催。R.ヤコブス、R.アレッサンドリーニ等著名な音楽家の監修/指揮するアンサンブルや国内の主要なオーケストラと多数共演。共演者の呼吸に寄り添う演奏に信頼を集め、堅実な技術と深い表現力で「実力派リュート奏者」(現代ギター)と称賛を受ける。佐藤裕希恵とのデュオ《ヴォクス・ポエティカ》では独自の世界観を追求。CD『テオルボと描く肖像』はレコード芸術特選盤に選出。

 山縣万里(チェンバロ) Mari YAMAGATA, harpsichord
 東京藝術大学大学院修士課程チェンバロ専攻修了。学部在学中に安宅賞、卒業時にアカンサス音楽賞を受賞。チェンバロを廣澤麻美、鈴木雅明、家喜美子、大塚直哉、Christine Schornsheim の各氏に師事。
 ソロコンサート《ひとり琴》シリーズや、有志と共に主宰するグループ《通奏低音組合》をはじめとする、独自の企画公演を継続的に開催。また古楽の分野を超え、複数のアンサンブルにおいて主要メンバーとして定期的に活動を続けるかたわら、チェンバロやオルガンの通奏低音奏者として数多くの公演・録音に参加している。







アール・アンフィニ



MECO-1075
(Blu-spec CD2)
¥3300
齊藤一也/ ザ・パッション
 ラフマニノフ
  1. コレルリの主題による変奏曲 ニ短調 作品42
  2. 10 の前奏曲 作品23 ~ 第4番 ニ長調
  3. 「音の絵」 作品33 ~ 第5番 ニ短調
  4. 「音の絵」 作品33 ~ 第7番 変ホ長調
  5. 「音の絵」 作品39 ~ 第5番 変ホ短調
 リスト
  6. ダンテを読んで -ソナタ風幻想曲-7. 泉のほとりで
  8. ペトラルカのソネット 第104番
  9. ハンガリー狂詩曲 第12番 嬰ハ短調
  10. 愛の夢 第3番
 ラフマニノフ
  11. パガニーニの主題による狂詩曲 作品43 ~ 第18変奏(齊藤一也 編曲)
齊藤一也(ピアノ)

 企画制作:アールアンフィニ/発売:ミューズエンターテインメント/協力:ソニー・ミュージックソリューションズ
 録音:2022年4月12日 & 13日

 【煌めく超絶技巧が織りなす、濃密な官能とパッション】
 パリ国立高等音楽院、及びベルリン芸術大学を最優秀で卒業後、カンピージョス国際ピアノコンクール優勝、マッサローザ国際ピアノコンクールで優勝、アルトゥール・シュナーベル国際ピアノコンクール最高位他、数々の国際コンクールを制覇したピアノ界の貴公子Kazuya Saitoの公式デビューアルバムは、絢爛たるヴィルトゥオジティが煌めくリスト&ラフマニノフ作品集。
 タイトルの「ザ・パッション」はそのパッション溢れる超絶技巧と共に、楽曲に付託されたキリスト受難(passion)の意味を併せ持つ。

 齊藤一也(ピアノ) Kazuya Saito, Piano:
  4歳よりヤマハ音楽教室にてピアノと作曲をはじめる。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、同大学卒業後、パリ国立高等音楽院、ベルリン芸術大学を最優秀で卒業。
  第8回カンピージョス、第7回マッサローザ国際ピアノコンクールで優勝。第4回東京音楽コンクール最高位(第2位)、第82回日本音楽コンクール第2位、三宅賞、岩谷賞(聴衆賞)をはじめ、第66回ロン・ティボー国際コンクールでフォーレの最優秀演奏賞、第61回マリア・カナルス国際音楽コンクール第4位、第18回サンタンデール国際ピアノコンクールファイナリスト賞、第22回アルトゥール・シュナーベル国際コンクール最高位、副賞のスタインウェイハウス(ベルリン)で行ったリサイタルが評価され2018年度スタインウェイ賞を受賞する等、数々の国際コンクールで入賞。
  ヨーロッパ各地の音楽祭でリサイタルを行うほか、これまでに沼尻竜典、梅田俊明、広上淳一、曽我大介、高関健、Ovidiu Balan、Didier Benetti、Pablo Gonzalezの各氏の指揮のもと、東京フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、藝大フィルハーモニー、フランス国立管弦楽団、スペイン放送交響楽団、ミュンヘン室内管弦楽団等と共演し、いずれも好評を博す。
 これまでに石丸八重子、青木進、山下葉子、秦はるひ、Michel Dalberto、Bjorn Lehmann の各氏に師事。
 現在(一財)地域創造による公共ホール音楽活性化事業(おんかつ)支援アーティストとして、全国でアウトリーチ活動やリサイタルを行っている。
 
















9/20(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ARCANTUS



ARC 20022
¥2700→\2490
セシリア・シリアクス(ヴァイオリン)
「弦楽トリオZPR」がベートーヴェンの初期傑作を演奏!

 ベートーヴェン:
  (1)弦楽三重奏曲第1番 変ホ長調 Op.3(1794)
  (2)弦楽三重奏曲第4番 ニ長調 Op.9-2(1798)
  (3)弦楽三重奏曲第5番 ハ短調 Op.9-3(1798)
弦楽トリオZPR
 【セシリア・シリアクス(ヴァイオリン)、
  ヨハンナ・ペルソン(ヴィオラ)、
  カティ・ライチネン(チェロ)】

 北欧の名アンサンブル「弦楽トリオZPR」がベートーヴェンの初期傑作を演奏!

 セッション録音:2017年10月/ヴェステロース・コンサートホール(スウェーデン)/ディジパック仕様、89'22

 1999年の結成以来、積極的な演奏活動を展開する「弦楽トリオZPR」。
 J.S.バッハのゴルトベルグ変奏曲およびモーツァルトのディヴェルティメントの録音で多くの賞を受賞しています。
 当アルバムではベートーヴェンの弦楽三重奏曲から第1番、第4番、第5番を演奏。
 「この弦楽三重奏曲は私が今まで書いた中で最高の作品だ!」とベートーヴェン自身が語っていた初期の傑作を弦楽トリオZPRの精緻な演奏で聴けるのは嬉しい限りです。
 
 
ARC 20024
¥2700
「難民」~ユダヤ系アメリカ人作曲家の声楽曲集
 (1)ジェイコブ・ラッパポート:A Pastokh'l, A Troymer (1933)
 (2)ガーション・キングスレイ:2つの瞑想的な歌(1972)
 (3)キングスレイ:The Lord ind My Shepherd(1976)
 (4)イスラエル・オルター:Ad Anah(1963)
 (5)ハインリヒ・シャリト:イェフダ・ハレヴィの展望(1970)
 (6)ラザール・ウェイナー:3つの聖書の歌(1972)
 (7)伝承曲(カステルヌオーヴォ=テデスコ編曲):
  3つのセファルディムの歌(1959)
 (8)フレデリック・ピケット:信仰のための3つの歌(1970)
 (9)マックス・ヤノフスキ:Oseh Shalom(1978)
 (10)アーヴィング・バーリン:
  Give Me Your Tired, Your Poor(1949)
デイヴィッド・バーガー(歌)
ジョイス・ローゼンツヴァイク(ピアノ)

 ユダヤ系アメリカ人作曲家の声楽曲集

 セッション録音:2017年5月~2019年5月/トランジェント・サウンド・レコーディング・スタジオ(シカゴ)/ディジパック仕様、69'15

 シカゴ出身のユダヤ系アメリカ人の声楽家デイヴィッド・バーガーとニューヨーク出身のピアニスト、ジョイス・ローゼンツヴァイクによるアルバム『難民』。
 アメリカは何百年もの間、世界中のユダヤ人にとっての避難場所で、アメリカほどユダヤ人社会が発展してきた場所はありません。
 このCD に収録されている作曲家たちは、反ユダヤ主義から逃れるために難民としてアメリカに渡った音楽家の声楽曲で、20世紀のアメリカ・ユダヤ音楽を語る上で欠かせない作品集です。
 
 

ARC 21025
¥2700
「ヘンデル氏、パブにて」
 (1)作者不詳/ 伝承曲:
  No-Body's Jigg - Mr Lane's Magot -
  Fantomenland - Fig for a Kiss
 (2)パーセル:3声のためのソナタ8番
 (3)パーセル:Well's Humour
 (4)即興「Faronell's Ground」
 (5)コレッリ:ラ・フォリア
 (6)ニコラ・マッテイス:Ground after Scotch Humour
 (7)ヘンデル:フルートとチェンバロのためのソナタ HWV367a
 (8)ヘンデル:エア(ホーンパイプ)ニ短調 HWV461
 (9)作者不詳/フランチェスコ・バルサンティ/ウィリアム・マクギボン:
  The Mad Buckgoat –
  Lord Aboyne's Welcome or Cumbernauld House –
  Katherine Ogie – Logan Water –
  The Rocky Road to Dublin
アンサンブル・ゼフィレリ

 アンサンブル・ゼフィレリがヘンデルとバロック期の音楽を演奏!

 録音:2020年11月/聖ユルゲンス教会(リリエンタール)/ディジパック仕様、56'17

 アンサンブル・ゼフィレリのアルバム「ヘンデル氏、パブにて」ではバロック音楽と民族音楽を演奏。
 主軸となるヘンデルの作品はフルート・ソナタと民謡風のホーンパイプで、このアルバムのテーマでもある"芸術性"と"民族音楽"との融合を表したこれらの作品を中心に据え、パーセルのソナタ、さらにはスコットランドの民族舞踊といった作品まで様々な顔をのぞかせます。
 
 


ARC 22031
¥2700
マルチヌス・レース(1702-1766):
 フルート・ソナタ集第2集

  (1)フルート・ソナタ第8番 イ長調
  (2)フルート・ソナタ第9番 変ロ長調
  (3)フルート・ソナタ第10番 ニ長調
  (4)フルート・ソナタ第11番 ハ短調
  (5)フルート・ソナタ第1番 ハ長調
  (6)フルート・ソナタ第3番 ロ短調
  (7)フルート・ソナタ第4番 ニ短調
  (8)フルート・ソナタ第5番 イ短調
  (9)フルート・ソナタ第6番 ニ長調
クララ・グルベルグ・ラヴン(リコーダー)
アンナ・パラディソ(チェンバロ、クラヴィコード)
マッツ・オロフソン(チェロ)
ユーナス・ヌードベリ(アーチリュート)

 パラディソ、ヌードベリなど名手との共演にも注目。デンマーク期待のリコーダー奏者ラヴンによるマルチヌス・レースのソナタの第2集登場!

 セッション録音:2021年8月23-27日/デューヴブー教会(スンドビュベリ、スウェーデン)/ディジパック仕様、79'55

 デンマークのリコーダー奏者クララ・グルベルグ・ラヴンによるマルチヌス・レースのフルート・ソナタ集第2弾の登場!
 当フルート・ソナタはギエーデ・コレクション(第8番~11番)とシュヴェリーン写本(第1番、第3~6番)のからの作品。
 ラヴンの繊細な演奏とともにアンナ・パラディソ、ユーナス・ヌードベリ、マッツ・オロフソンといったBISレーベルでもおなじみの名手との共演により演奏が一層光り輝きます。
 同第1集(ARC-20015)と併せてお楽しみください。
 
 
ARC 22033
¥2700
「素晴らしい繊細さ」~
 ヴァレンティン・シュトローベルのリュート曲集

  (1)作者不詳:前奏曲 ニ短調
  (2)ヨハン・ガンプレヒト:「シュトローベル氏のトンボー」
  (3)ヴァレンティン・シュトローベル:組曲 ト短調
  (4)シュトローベル:組曲 ト長調
  (5)シュトローベル:組曲 イ短調
  (6)シュトローベル:組曲 イ長調
  (7)シュトローベル:組曲 ニ短調
  (8)ガンプレヒト:「シュトローベル氏のトンボー」2 重奏
トビアス・ティッツェ
 (11弦コース・リュート)

 現代のリュートの名手ティッツェ、満を持しての独奏アルバムはヴァレンティン・シュトローベルのリュート組曲、世界初録音!

 録音:2021年11月/ヴィルハーディ教会(ブレーメン)/ディジパック仕様、52'17

 通奏低音の奏者として数多くの録音に参加しているリュート奏者トビアス・ティッツェの独奏アルバムの登場!
 世界初録音となるヴァレンティン・シュトローベルのリュート組曲を素晴らしく繊細なタッチで表現豊かに奏でます。
 
 
ARC 22036
¥2700
ブレーメンのピアノ・デュオ・コンドラシェワ/チカの最新盤!
 (1)アントニオ・コレア(1982-):マキナ III
 (2)アンドレス・ポサダ・サルダリアガ(1954-):
  ピアノ4手のための「音型」(2000)
 (3)アントニオ・コレア(1982-):Mr.マッカーサー
 (4)カロリナ・ノゲイラ・パラウ(1978-):
  Otros Pedazos de Chonta(2016)
 (5)フアン・アントニオ・クエラル(1966-):
  ピアノ4手のための8つの小品(1995)
 (6)ダミアン・ポンセ・デ・レオン(1980-):
  La Ruta Del Colono(2018)
 (7)コレア:アポロ
 (8)ニコラス・オスピナ(1980-):Dolores Graduales
ピアノ・デュオ・コンドラシェワ/チカ

 録音:2021年/ブレーメン/ディジパック仕様、79'57

 ブレーメンを中心に活躍するピアノ・デュオ・コンドラシェワ/チカの最新盤は、親しみやすい現代音楽に焦点を当てたアルバム。
 コロンビアの伝統音楽に由来するものもあれば、普遍的な美学を特徴づけるものまで多種多様。
 二人の息の合った演奏が実に聴きものです。
 




PENTATONE



PTC 5186886
¥2600
「セニョール・ガエターノ」~ドニゼッティ:オペラ・アリア集
 ドニゼッティ:
  (1)「Ah! ‛& E desso cospetto ‛& E fia ver tu mia sarai」~歌劇『ベトリー』より
  (2)「Una furtiva lagrima」~歌劇『愛の妙薬』より
  (3)「Talor nel mio delirio」~歌劇『ルデンツ家のマリア』より
  (4)「Ed ancor la tremenda porta」~歌劇『ロベルト・デヴリュー』より
  (5)「A te diro negli ultimi singhiozzi」~歌劇『ロベルト・デヴリュー』より
  (6)「Bagnato il sen di lagrime」~歌劇『ロベルト・デヴリュー』より
  (7)「Servi, gente, non v'e alcuno」~歌劇『四句節前の最後の木曜日』より
  (8)「Povero Ernesto!」~歌劇『ドン・パスクワーレ』より
  (9)「Cerchero lontana terra」~歌劇『ドン・パスクワーレ』より
  (10)「E se fia che ad altro oggetto」~歌劇『ドン・パスクワーレ』より
  (11)「Notte d'orrore」~歌劇『マリーノ・ファリエーロ』より
  (12)「Io ti veggio」~歌劇『マリーノ・ファリエーロ』より
  (13)「Quest'e l'ora」~歌劇『マリーノ・ファリエーロ』より
  (14)「Misera patria!」~歌劇『カテリーナ・コルナーロ』より
  (15)「Io trar non voglio」~歌劇『カテリーナ・コルナーロ』より
  (16)「Guerra ‛& Su, corriamo concordi」~歌劇『カテリーナ・コルナーロ』より
  (17)「Dopo i lauri di vittoria」~歌劇『イギリスのロスモンド』より
  (18)「Potessi vivere com'io vorrei」~歌劇『イギリスのロスモンド』より
ハビエル・カマレーナ(テノール)
(3)アレッシア・ピントージ(ソプラノ)
(14)エドアルド・ミレッティ(テノール)
オーケストラ・リ・オリジナーリ
(1)(5)(16)(17)(18)
 ドニゼッティ歌劇場合唱団
 ファビオ・タルターリ(合唱指揮)
リッカルド・フリッツァ(指揮)

 テノール界のスター、ハビエル・カマレーナ、PENTATONEレーベル第1弾はドニゼッティのオペラ・アリア集!

 録音:2021年8月/ドニゼッティ歌劇場、ベルガモ(イタリア)/DDD、ディジパック仕様、76'03

 テノール界のスター、ハビエル・カマレーナが、リッカルド・フリッツァ指揮、オーケストラ・リ・オリジナーリとの共演でドニゼッティのオペラ・アリアを録音。PENTATONEレーベルのデビュー盤となります!

 収録作品はドニゼッティの代表作『愛の妙薬』、『ロベルト・デヴリュー』、『ドン・パスクワーレ』の名場面はもちろんのこと、『ベトリー』、『ルデンツ家のマリア』、『四句節前の最後の木曜日』など、あまり録音されていない隠れた名曲にも焦点を当てています。
 カマレーナの抜群の歌唱力に、フリッツァの卓越したセンスが光る演奏です。

 収録は作曲家の故郷ベルガモのドニゼッティ歌劇場で、この録音は毎年開催されるドニゼッティ音楽祭の一環として行われました。なお、フリッツァは同音楽祭の音楽監督を務めています。

 指揮のリッカルド・フリッツァは世界の有数のオペラハウスで演奏する実力派で、PENTATONEレーベルよりソンドラ・ラドヴァノフスキーとシカゴ・リリック・オペラと『ドニゼッティの女王三部作』(PTC-5186970)をリリースしています。

 オーケストラ・リ・オリジナーリはドニゼッティ音楽祭がきっかけで創立した団体。19 世紀初頭のオペラを中心にピリオド楽器を用い歴史に基づいたアプローチで演奏することを目指しています。

 ※日本語帯はつきません。
 



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RCO LIVE



RCO 19007
(15CD)
¥17200→\15990

すべて初出音源!
アーノンクールとコンセルトヘボウ管による未発表放送録音集!!


ニコラウス・アーノンクール& ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
 ライヴ放送録音集1981-2012
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
  CD1 [79:14]
  CD2 [61:30]
   J.S.バッハ:ヨハネ受難曲BWV245(1724/1749) [124:10]
     クルト・エクヴィルツ(テノール:福音史家)、ロベルト・ホル(バス:イエス)、
     ヨランタ・ラデック(ソプラノ)、マルヤーナ・リポフシェク(アルト)、
     アントニー・ロルフ・ジョンソン(テノール)、アントン・シャリンガー(バス)
     録音:1984年4月15日
  CD2(続き)
   メンデルスゾーン:詩篇第42「枯れた谷に鹿が水を求めるように」Op. 42 [26:34]
     録音:2009年4月26日
  CD3 [48:18]
  CD4 [67:32]
   ハイドン:オラトリオ《天地創造》 Hob.XXI-2 [100:54]
     録音:2000年10月22日
  CD4(続き)
   モーツァルト:演奏会用アリア「どうしてあなたを忘れられよう」 K. 505 [10:52]
     シャルロット・マルジョーノ(ソプラノ)、マリア・ボン(ピアノ)
     録音:1992年1月9日
  CD5 [64:08]
   モーツァルト:
    交響曲第39番変ホ長調 K. 543 [29:48]/交響曲第40番 ト短調 K. 550 [34:20]
      録音:1991 年1月27日
  CD6 [67:26]
   モーツァルト:
    交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」[38:48]
      録音:1991年1月27日
    ピアノ協奏曲第13番ハ長調K.415/387b [28:38]
      マルコム・フレイジャー(ピアノ)/録音:1981年9月18日
  CD7 [68:08]
  CD8 [58:22]
   ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調 Op.123 [86:09]
     マルリス・ペーターゼン(ソプラノ)、エリーザベト・クールマン(アルト)、
     ヴェルナー・ギューラ(テノール)、ジェラルド・フィンリー(バリトン)、
     オランダ放送合唱団(合唱指揮:ミヒャエル・グレイザー)
     録音:2012年4月25日
  CD8(続き)
   ベートーヴェン:
    交響曲第1番ハ長調Op.21 [26:29]/ああ不実なる人よ Op. 65 [13:52]
      シャルロット・マルジョーノ(ソプラノ)/録音:1998年3月19日
  CD9 [54:50]
   シューベルト:交響曲第8(9)番 ハ長調《ザ・グレイト》D 944 [54:50]
     録音:1992年11月11日
  CD10 [75:03]
   シューベルト:交響曲 第7(8)番 ロ短調《未完成》D759 [28:34]
     録音:1997年11月7日
   ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68 [46:29]
     録音:1996年3月24日
  CD11 [74:52]
   シューマン:
    マンフレッド序曲Op.115 [12:03]/交響曲第1番 変ロ長調 Op.38「春」[31:55]/
    交響曲第3番変 ホ長調 Op.97「ライン」[30:38]
      録音:2004年11月28日
  CD12 [80:02]
   ブラームス:悲劇的序曲 Op.81 [14:14]/交響曲第3番 へ長調 Op.90 [37:41]
     録音:1996年1月20日
   ドヴォルザーク:聖書の歌 Op.99 [28:07]
     クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
     録音:2004年11月28日
  CD13 [66:32]
   ドヴォルザーク:交響曲第7番 ニ短調 Op.70 [39:20]
     録音:1998年3月20日
   リハーサル断片 [27:14]
     録音:1998 年3月16-17日
  CD14 [80:40]
   ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」[61:56]
     録音:1997年4月3日
   ヨハン・シュトラウス2世:
    美しく青きドナウ Op.314 [9:35]
    《こうもり》より 三重唱「ひとりになるのね」、「故郷の調べは」*[8:57]
      マグダ・ナドール(ソプラノ)、アーリーン・オジェー(ソプラノ)*、
      トーマス・ハンプソン(バリトン)
      録音:1984年6月7日
  CD15 [81:51]
   メンデルスゾーン:「夏の夜の夢」 Op. 21&61 [81:51]
     ユリア・クライター(ソプラノ)、エリーザベト・フォン・マグヌス(アルト)、
     ゲルト・ベックマン(ナレーター)、オランダ室内合唱団(合唱指揮:クラース・ストック)
     録音:2009年4月26日

 

 録音場所:すべてアムステルダム、コンセルトヘボウ(ライヴ)/17h08'28

 2015年12月に演奏活動の引退を表明、翌2016年3月5日86歳で死去した指揮者のニコラウス・アーノンクール。
 1975年3月21日に指揮したJ.S.バッハの『ヨハネ受難曲』の伝説的なデビュー公演以来、コンセルトへボウ管弦楽団とは密接な関係を保ってきました。
 2000 年からは名誉客演指揮者のポストに就き、2013 年10 月25日と27日の2日間に亘り、アムステルダムでおこなったコンセルトヘボウ管との最後のコンサート「ブルックナーの第5交響曲」(映像で発売済/RCO14106,RCO14103)まで、コンセルトヘボウ管との公演は延べ276に上り、そのどれもが観客にとっても忘れがたい特別なコンサートとなっています。
 当ボックスセットには、1981年から、2012年の「ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス」までの未発表放送音源がCD15枚分収録されています。
 今でこそ古楽器やピリオド奏法が広く知られていますが、それは古楽界の先駆者であるアーノンクールの活躍が大きく影響しています。また、バロックや古典派の音楽をモダン楽器でどう演奏するかという貴重な知識をオーケストラにもたらしただけではなく、彼の音楽哲学はロマン派の音楽においても同様の説得力を持ち、現在まで受け継がれています。
 アーノンクールが残した数々の名演奏とともに、アーノンクールとコンセルトへボウ管の演奏史を振り返ることのできる内容です。
 



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DANACORD



DACOCD949
¥2700→\2490
今年のライヴ録音が早くも登場!
 2022年フーズム城音楽祭
 ・シャルル=ヴァランタン・アルカン:歌曲ホ長調 Op.38-1
   マリー=カトリーヌ・ジロ(ピアノ)
 ・シャルル=ヴァランタン・アルカン:歌曲イ短調 Op.70-2
   クレア・ハモンド(ピアノ)
 ・シャルル=ヴァランタン・アルカン:歌曲嬰ヘ短調 Op.67-5
   アルトゥール・ピサロ(ピアノ)
 ・シャルル=ヴァランタン・アルカン:我を愛せよ Op.15-1
   マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)
 ・レイナルド・アーン:《思い惑う夜鶯》より「冬模様」
 ・デオダ・ド・セヴラック:《セルダーニャ ~ 5つの絵画的練習曲》 より
  第4曲「リヴィアのキリスト像の前のらば引きたち」
   ビリー・エイディ(ピアノ)
 ・メル・ボニ:オフィーリア
 ・ジャンヌ・バルビリオン:夕暮れの海辺
   マリー=カトリーヌ・ジロ(ピアノ)
 ・エルンスト・テオドール・アマデウス・ホフマン:ピアノ・ソナタ第2番ヘ短調 AV27
 ・ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル:序奏とカプリッチョ ロ短調
   福間洸太朗(ピアノ)
 ・ウィリアム・オルウィン:真昼の霞
 ・ウィリアム・グラント・スティル:《鐘》より「妖精の丘」
   クレア・ハモンド(ピアノ)
 ・ウィリアム・ボルコム:優美な幽霊ラグ
   マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)
 ・アウフレッド・ナポレアン:《3つのロマンス Op.45》より「夢」
 ・フェデリコ・ロンガス:グラナダの夢
   アルトゥール・ピサロ(ピアノ)

 マルク=アンドレ・アムラン!福間洸太朗!フーズム城音楽祭ライヴ2022!

 ドイツ北部のかつてのデンマーク領、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン(スレースヴィ=ホルステン)の港町フーズムで1987年に創設され、毎年開催されている「フーズム城音楽祭」(稀少ピアノ音楽祭。2020年はCOVID-19の影響により中止)の、今年のライヴ録音が早くも登場!

 35年もの歴史を誇り、これまでもスティーヴン・ハフ、シプリアン・カツァリス、スティーヴン・オズボーン、アレクセイ・リュビモフなどといった錚々たる顔ぶれが知られざるレア・レパートリーを繰り広げ、ピアノ・マニアから熱狂的な支持を得ているフーズム城音楽祭。
 今回もまだまだ知られていない隠れた名曲の宝庫、ピアノ愛好家にとっては聴き逃がせません。これまでにも度々参加しているピアノの超人マルク=アンドレ・アムランはアルカンの「我を愛せよ」に加えて、いま話題のHyperionの最新アルバム(CDA68391)にも収録されているボルコムの「優美な幽霊ラグ」を華麗に演奏。
 さらに今やもっとも高い人気を誇る日本人ピアニストの一人、福間洸太朗が3年ぶりに参加。E.T.A.ホフマンのソナタとメンデルスゾーンの姉、ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼルの知られざる作品を披露しており注目です。
 彼のプロデュースで定期的に開催され人気を博しているイベント「レア・ピアノミュージック」は、フーズム城音楽祭がきっかけで創設されたといいます。

 ※録音(ライヴ):2022年6月3日-5日、フーズム城(ドイツ)


 



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DELPHIAN



PDCD34278
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3143
ボヤン・チチッチ&イリュリア・コンソート
夜 ~ クリスマスの夜のための協奏曲&パストラーレ集

 ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 RV.104 《夜》
 ハインリヒ・イグナツ・フランツ・フォン・ビーバー(1644-1704):
  ソナタ 《パストレッラ》
 パヴェル・ヨセフ・ヴェイヴァノフスキー(c.1630s/40-1693):
  喜びのソナタ(ソナタ・ラエティティアエ)
   (2本のヴァイオリン、3本のヴィオールと通奏低音のための)
 ヨハン・ゲオルク・ラウヒ(1658-1710):
  ソナタ第10番《パストレッラ》
   (3本のヴァイオリンと通奏低音のための)
 作曲者不詳:
  ソナタ 《輝く曙の明星のいと美しきかな》
   (Minoritenkonvent Wien, MS XIV.726, No. 87)
  ソナタ 《時計仕掛けの音楽》
   (Minoritenkonvent Wien, MS XIV.726, No. 68)
 ゴットフリート・フィンガー(c.1655/60-1730):
  パストラール(3本のヴァイオリンと通奏低音のための)
 ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(c.1620/23-1680):
  3声のソナタ 《パストラーレ》
   (Sacro-Profanus Concentus Musicusより)
 ヴィヴァルディ:
  弦楽のための協奏曲 RV.270a
   《安らぎ ~ 聖なるクリスマスのために》
ボヤン・チチッチ(ヴァイオリン&ディレクター)
イリュリア・コンソート
 〔キンガ・ウイサーシ(ヴァイオリン)、
  ヘンリー・トング(ヴァイオリン)、
  レイチェル・バート(ヴィオラ)、
  ジョゼフ・クラウチ(チェロ)、
  ピート・マッカーシー(バス・ヴィオール)、
  サリー・ホルマン(バスーン)、
  市瀬礼子(バス・ヴィオール)、
  ヘンリク・パーソン(ヴィオール)、
  シヴォーン・アームストリング(ハープ)、
  デイヴィッド・ミラー(テオルボ)、
  スティーヴン・ディヴァイン(ハープシコード)〕
DCD34278
¥2500→\2290

 ボヤン・チチッチ&イリュリア・コンソート!鮮やかなクリスマス協奏曲とパストラーレ集!

 ☆ボヤン・チチッチ&イリュリア・コンソートが贈る鮮やかなクリスマス!
 ☆ヴィヴァルディの《夜》と《安らぎ(クリスマス協奏曲)》に、知られざる作曲家たちのパストラーレとクリスマス音楽を組み合わせたプログラム!

 ブレコン・バロックやフロリレジウム、アルカンジェロ、エンシェント室内管弦楽団、EUバロック管弦楽団のコンサートマスターや中心メンバーとして活躍してきた古楽界のライジング・スターであり、新世代のバロック・ヴァイオリニストの旗手の1人、ボヤン・チチッチ。
 17~18世紀の知られざる音楽を探究するためにチチッチが結成したピリオド・アンサンブル、イリュリア・コンソートの新録音は、ボヤン・チチッチの鮮やかな技巧で彩るヴィヴィッドなクリスマス・アルバム。
 17世紀カトリックのヨーロッパで祝われてきたクリスマスとその前後の関連する祝祭日の伝統に、羊飼いの音楽を起源とするパストラーレを組み込んだ秀逸なプログラムで、ヴィヴァルディの作品を冒頭と最後に配置し、知られざる作曲家やウィーンの手稿譜に残された作者不詳の音楽を組み込み、再発見の喜びに満ちた演奏を響かせます。

 ストラスブール大聖堂のオルガニストを務めたドイツの作曲家ヨハン・ゲオルク・ラウヒの作品と、ヴィヴァルディのオペラの発見などで知られる音楽博士・バレエ教師オリヴィエ・フーレが再構築したRV.270aのアンダンテ(第2楽章)は世界初録音です。

 ※録音:2022年3月16日-18日、セント・マーティン教会(イースト・ウッドヘイ、イギリス)

 
 




ET’CETERA



KTC1779
¥2600
忠実な羊飼い
 ニコラ・シェドヴィル/ヴィヴァルディ:
  ミュゼットと通奏低音のためのソナタ集《忠実な羊飼い》
   〔ソナタ第1番、ソナタ第2番、ソナタ第3番、
    ソナタ第4番、ソナタ第5番、ソナタ第6番〕
ジャン=ピエール・ファン・ヘース(ミュゼット)
リュク・ポネ(オルガン、ハープシコード)
ロナン・ケルノア(チェロ)

 発見当初はヴィヴァルディの作品といわれた、忠実な羊飼いのミュゼット版!

 20世紀後半にヴィヴァルディの真作なのかどうか大いに議論を呼んだソナタ集 《忠実な羊飼い》。
 出版時に商業的な理由から数多くの楽器で演奏できることを表記することもあり、真偽がはっきりする以前からフルート、オーボエそしてヴァイオリンなど様々な楽器で演奏されてきましたが、このアルバムでは、恐らく作曲された当初に想定されていたであろうミュゼット(バグパイプ)を用いて録音しています。
 真偽の結果に関してはヴィヴァルディの作品の一部を用いたり倣って作られたもので、実際にはヴェルサイユ宮廷で活躍した18世紀の作曲家、オーボエ&ミュゼット(バグパイプ)奏者であり、ミュゼット製作家としても大きな貢献を果たしたニコラ・シェドヴィル(1705-1782)が大部分を作曲したものだということが判明しています。

 ジャン=ピエール・ファン・ヘースは、60年代からベルギーの伝統的な音楽やミュゼット(バグパイプ)の復元、演奏技術の革新(バグパイプの2つ目のサムホールの発明等)などを行ってきたスペシャリストです。
 
 


KTC1753
¥2600
ビンダーとクラヴサン・ロワイアル ~ ドレスデン宮廷の室内楽
 クリストリープ・ジークムント・ビンダー(1723-1789):
  鍵盤楽器、2つのヴァイオリンとコントラバスのための
   四重奏曲 ヘ長調 MUS.3117-Q-3*
  三重奏曲 ニ長調 MUS.3117-Q-5
  鍵盤楽器、2つのヴァイオリンとコントラバスのための
   四重奏曲 イ長調 MUS.3117-Q-4*
  三重奏曲 ニ長調 MUS.3117-Q-2*
 
 世界初録音*
リカルド・マグヌス(クラヴサン・ロワイアル)
アンサンブル・クラングシュメルツェ

 ドイツの作曲家クリストリープ・ジークムント・ビンダー(1723-1789)によるクラヴサン・ロワイアルのための室内楽作品集。
 クラヴサン・ロワイアルとは、ドイツ製の大型のスクエアピアノです。

 アルゼンチンのハープシコード奏者であるリカルド・マグヌスは、ルツェルン音楽祭やライプツィヒ・ゲヴァントハウスなど世界的なホールに招かれており、近年ではハープシコードの演奏だけでなく、指揮者としても活躍しています。

 ※使用楽器:ケアスティン・シュヴァルツ2019年製作 ヨハン・ゴットリープ・ヴァークナー(1741-1789)製のクラヴサン・ロワイアルのレプリカ
 
 

KTC1770
¥2600
永遠の二元性
 グノー:Ou voulez-vous aller?/
 アルフォンス・ディーペンブロック:Recueillement/
 イベール:Deux steles orientees/
 マスネ:エレジー/
 ルイージ・ダッラピッコラ:Rencesvals/
 デュパルク:恍惚、ローズモンドの屋敷、フィレンツェのセレナード/
 ワーグナー:Les Deux Grenadiers/
 アンドレ・カプレ:おいで!見えない笛の音よ/
 ラヴェル:マダガスカル島民の歌/
 グノー:セレナード
フロリアン・ユスト(バリトン)
ジュリー・ムーラン(フルート)
シュテファン・ヘーバー(チェロ)
ヤン=パウル・フライピンク(ピアノ)

 フルート、チェロ、ピアノを伴奏に用いるという珍しいバリトン歌曲集。フロリアン・ユストはドイツ出身で幼い頃からドレスデンのゼンパー・オーパーとベルリン国立歌劇場などに出演していました。
 その後アムステルダム音楽院で、ウド・ライネマンに師事し、トーマス・ハンプソン、ヤルト・ファン・ネスなどのマスタークラスに参加しました。
 現在ではシュターツカペレ・ドレスデンなどの演奏会やオランダの歌劇場に定期的に出演しており、活躍しています。
 
 

KTC1771
¥2600
スライディング・ドアーズ
 フィンジ:《5つのバガテル》Op.23より「ロマンス」
 ヘンデル:《合奏協奏曲 変ロ長調》Op.3-2より「ラルゴ」
 ロータ:クラリネット・ソナタ
 ブゾーニ:エレジー、主題と変奏
 フィンジ:《5つのバガテル》Op.23より「キャロル」
 アンリ・ラボー:ソロ・ド・コンクール Op.10
 プロコフィエフ:ヘブライの主題による序曲
マリーケ・フォス(クラリネット)
カミエル・ボームスマ(ピアノ)
アンサンブル

 オランダのクラリネット奏者マリーケ・フォスによるクラリネット作品集。アムステルダム音楽院で学んだ彼女は、オランダ室内楽アンサンブルの創設メンバーであり、室内楽を中心にオランダ国内外で活躍しています。
 今作ではピアノ奏者のカミエル・ボームスマの他、複数の弦楽器奏者たちと共演し素晴らしい演奏を展開しています。
 



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SIGNUM CLASSICS



SIGCD690
¥2500→\2290
イン・ウィンターズ・ハウス ~ テネブレのクリスマス
 ボブ・チルコット:羊飼いのキャロル/
 ジョアンナ・マーシュ:イン・ウィンターズ・ハウス/
 伝承曲:天使がおとめのもとに/
 ヴォーン・ウィリアムズ:天からの真実/
 J.フォーブス・レストレンジ:Advent'O'Carol/
 オワイン・パーク:おお大いなる神秘/
 E.ウッドール・ネイラー:Vox dicentis: Clama/
 ブリテン:キャロルの祭典/サリー・ビーミッシュ:静けさの中で/
 エリザベス・ポストン:イエス・キリスト・ザ・アップル・ツリー/
 ジューン・コリン:静かな心/ハウエルズ:子守歌を歌う/
 ベン・パリー:オールドバラ・キャロル/
 ジョゼフ・フィブス:Sleep My Pretty One, Sleep
テネブレ、
ナイジェル・ショート(指揮)
カミラ・ペイ(ハープ)
ジョシュア・デイヴィットソン(ボーイソプラノ)

 世界最高峰のヴォーカル・アンサンブル、テネブレの最新クリスマス・アルバム!

 ☆イギリスを代表する作曲家たちによるクリスマス・キャロルの数々!
 ☆BBCミュージック・マガジン賞受賞のテネブレが美しく歌い上げる!

 キングズ・シンガーズの元メンバーであるナイジェル・ショートによって2001年に設立され、世界最高峰のヴォーカル・アンサンブルの一つとして広く活動する"テネブレ"。
 2016年に「ブラームス&ブルックナー(SIGCD430)」が2度目のBBCミュージック・マガジン賞を受賞し、2018年には「天体の音楽(SIGCD904)」がグラミー賞にノミネートされ、大きな注目を浴びたテネブレによる4枚目となるクリスマス・アルバム。

 テネブレは定期的に世界的なオーケストラと共演し、音楽祭などにも出演、聴衆から絶大な評価を受けてきました。
 今回のクリスマス・アルバムは、ベンジャミン・ブリテンの「キャロルの祭典」をメイン・プログラムとして、ヴォーン・ウィリアムズやハーバート・ハウエルズといった20世紀の作曲家から、ボブ・チルコットやオワイン・パークといった現代のイギリスを代表する作曲家たちの作品まで幅広く収録しています。
 合唱ファンだけでなくイギリス音楽ファンにもおすすめ出来る1枚です。

 ※録音:2022年3月7日-10日、オール・ハローズ教会(ロンドン)

 
 
 

SIGCD727
¥2500
ウォルトン&ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲集
 ウォルトン:弦楽四重奏曲イ短調
 ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第3番ヘ長調 Op.73
アルビオン弦楽四重奏団
 〔タムシン・ウェーリー=コーエン(ヴァイオリン)、
  エマ・パーカー(ヴァイオリン)、
  アン・ベイルビー(ヴィオラ)、
  ナサニエル・ボイド(チェロ)〕

 アルビオン弦楽四重奏団Signum第4弾!戦後直後に作曲された2つの傑作!

 ☆タムシン・ウェーリー=コーエンが牽引するクァルテット「アルビオン弦楽四重奏団」 新録音!
 ☆Signum第4弾は、第二次世界大戦直後に作曲された2つの傑作をカップリング!

 1986年ロンドン生まれ、巨匠ルッジェーロ・リッチが「私がこれまで出会った中でもっとも才能のある若きヴァイオリニスト」と絶賛し、2016-2017シーズンのECHOライジング・スターズに選出された英国ヴァイオリン界の才女、タムシン・ウェーリー=コーエン。
 2019年2月には無伴奏リサイタルや読響との共演で来日公演も成功させたタムシン・ウェーリー=コーエンが2016年に結成したイギリスの若きアンサンブル、アルビオン弦楽四重奏団。

 ドヴォルザークの弦楽四重奏曲集に続くSignum第4弾は、第二次世界大戦直後、ソビエト連邦とイギリスというまったく異なる社会的、および政治的世界を生きた作曲家たちが残した傑作をカップリング。
 2019-20シーズンにはワシントンのフィリップス・コレクションでアメリカ・デビューを果たし、オックスフォード・リーダー、ストラトフォード、ベルファストなどの著名な国際音楽祭にも出演するなど、国際舞台で急速に地位を確率し続ける若き玄人たちの磨き上げられたアンサンブルにご注目ください。

 ※録音:2021年7月24日ー26日、サフロン・ホール(エセックス、イギリス)

 
 
 
SIGCD723
¥2500
イントゥ・ザ・ライト カントゥス
 伝承曲(ソーンダー・チョイ編):荒野の果てに/
 ケネス・ジェニングス:ああベツレヘムよ/
 ジョン・ジェイコブ・ナイルズ(ポール・ジョン・ルドイ編):めぐり歩きながら思いめぐらす/
 ジョニ・ミッチェル:リヴァー/
 シェリル・カム:アレルヤ!真の光の中に/
 クリス・フォス:愛よ, 永遠の神よ/
 B.E.ボイキン:おお, 大いなる神秘/
 伝承曲:Glory Hallelujah to Duh Newbo'n King(R.パウエル、W.C.パウエルによる男声合唱編)/
 フランシスコ・グラウ・ベガラ:Mensaje de Paz/
 伝承曲(カントゥス編):チルドレン・ゴー!/
 伝承曲(R.ボーエンス編):三隻の船/伝承曲(ソーンダー・チョイ編):アギナルド・キャロル/
 伝承曲(A.ハンブル編):スティル, スティル, スティル/
 伝承曲(S.セーデルベリ編):新しいクリスマス/
 フランツ・グルーバー(C.H.ハリス編):きよしこの夜/
 クリス・フォス:クリスマスのまえのばん/
 リンダ・カシェルマイアー:ウィー・トースト・ザ・デイズ

 カウンターテナーなし、テノール×4、バリトン×2、バス×2の低声部のみで構成される男声ヴォーカル・アンサンブル「カントゥス」。
 YouTubeとFacebookで話題となった前作、「ザ・COVID-19・セッションズ」(SIGCD819)に続くSignum第3弾は、クリスマスをテーマとした作品集。

 今作では、ジョン・ジェイコブ・ナイルズ、ケネス・ジェニングスからジョニ・ミッチェルやB.ボイキンまで、5つの幅広い言語に跨る様々な作品、R.ボーエンス、C.H.ハリスによる2つの新しいアレンジや、カントゥスのために特別に作られた6つの作品など、ルネサンスから21世紀まで幅広いレパートリーを持つ彼らの魅力を引き出した好企画。
 混乱の渦中にある世界に、清らかな歌声で癒しのひと時を贈り出します。

 ※録音:2021年7月、アメリカ
 




FUGA LIBERA


FUG806
¥2800
『さすらい人』~シューマン、シューベルト、リスト:ピアノ作品集
 1-3. ロベルト・シューマン(1810-1856): 幻想小曲集 Op. 111
 4. フランツ・シューベルト(1797-1828)/
  フランツ・リスト(1811-1886)編曲: さすらい人
 5-10. シューマン: フモレスケ Op. 20
 11. シューベルト/リスト編曲: 水車屋と小川 (ミュラー歌曲集より)
 12-15. シューベルト: 幻想曲 ハ長調 D 760 Op. 15「さすらい人」
セルゲイ・レドキン(ピアノ)

 録音: 2022年4月5-7日 フラジェ、ブリュッセル

 【セルゲイ・レドキン、「さすらい」をテーマにシューマンとシューベルトを集めた待望のソロ・デビュー・アルバム!】
 1991年ロシア生まれ。2015年チャイコフスキー・コンクール第3位、2021年エリザベート王妃国際音楽コンクール第2位など数多くのコンクールに入賞、2018年には初来日公演も成功させているセルゲイ・レドキン(レーディキン)が、満を持してアルバムをリリース。
 世界各地の大ホールで弾いてきたレパートリーの中からシューマンの「フモレスケ」とシューベルトの「さすらい人幻想曲」を軸として、さすらい人をテーマにプログラムを編みました。
 世界各地を飛び回るコンサート・ピアニストとしての自分のポートレートという意味合いがあるとのことで、持ち前の高い表現力で作品によりそい、奥深い世界観を表現しています。
 
 

FUG810
¥2800
『夜の中の光』~ドイツとフランスの近代歌曲集 コリーヌ・デュティユル(メゾソプラノ)
クナル・ラヒリー(ピアノ)
 1-4. アルノルト・シェーンベルク(1874-1951): 4つの歌曲 Op. 2 (1899)
  1. I. 期待 2. II. その金色の櫛をくれないか 3. III. 高揚 4. IV. 森にさす陽光
 5-7. クロード・ドビュッシー(1862-1918): ビリティスの3つの歌(1897-1898)
  5. I. パンの笛 6. II. 髪 7. III. ナイアードの墓
 8. アレクサンダー・フォン・ツェムリンスキー(1871-1942):
  リヒャルト・デーメルの詩による幻想曲 Op. 9 より I. 夕べの声 (1898) *
 9-10. モーリス・ラヴェル(1871-1942): クレマン・マロの2つの風刺詩(1896-1899)
  9. I. 雪を投げつけたアンヌ 10. II. スピネットを弾くアンヌ
 11. リリ・ブーランジェ(1893-1918): 3つの小品 より I. 古い庭園にて(1914) *
 12-16. アルマ・マーラー(1879-1964): 5つの歌曲 (1910)
  12. I. 静まりかえった都 13. II. 私の父の庭で 14. III. 甘やかな夏の夜
  15. IV. あなたのそばで打ち解ける 16. V. わたしは花のあいだを歩きまわる
 17. リリ・ブーランジェ: 反映 (1911)
 18. ナディア・ブーランジェ(1887-1979): 暗く果てしない眠り (1906)
 19. リリ・ブーランジェ: 空の広がり より VI. もしこれがちっぽけな夢にすぎなかったら(1914)
 20-23. アルバン・ベルク(1885-1935): 4つの歌曲 Op. 2 (1910)
  20. I. 眠る 眠るほかには なにもない 21. II. 眠ったままの私は
  22. III. いまや もっとも強い巨人を倒し 23. IV. 暖かな 風が吹き
 
 *ピアノ独奏

 録音: 2021年9月27-29 オリーヴ山教会スタジオ、ベルリン

 ベルギーのメゾソプラノ、コリーヌ・デュティユルが歌う、フランス印象派からウィーン世紀末を巡る歌曲の旅。
 アルマ・マーラー、ブーランジェ姉妹の貴重な作品を含むプログラムを、深みのある表現力で聴かせます。
 




  LINN RECORDS



CKD699
¥2800
アフリカ系アメリカ人作曲家の管弦楽作品集
 1-3. ウィリアム・リーヴァイ・ドーソン(1899–1990):
  ニグロ・フォーク・シンフォニー (1934/1952改訂)
   1. I. アフリカの絆 2. II. 夜中の希望
   3. III. 私を輝かせておくれ、朝の星のように!
 4. ジョージ・ウォーカー(1922–2018):
  弦楽のための抒情詩 (1946/1990改訂)
 5-8. ウィリアム・グラント・スティル(1895–1978):
  交響曲 第1番 「アフロ=アメリカン」 (1931)
   5. 憧れ: Moderato assai 6. 悲しみ: Adagio
   7. ユーモア: Animato 8. 希求: Lento, con risoluzione
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
ケレン・グレイ(指揮)

 録音: 2022年2月21-22、6月20日 スコットランド・スタジオ、グラスゴー、UK

 【アフリカ系アメリカ人作曲家による名作交響曲を2曲】
 サウスカロライナ出身のアフリカ系アメリカ人指揮者ケレン・グレイが祖国の先人たちに敬意を表し、彼がアシスタント指揮者を務めるロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管と共に、深い共感を持って描きあげたアルバム。
 アフリカ系アメリカ人として初めて、作曲と演奏の両方で大きな成功を収めたスティルの「アフロ=アメリカン」は、ブルースやデキシーランドなどを盛り込んだ代表作。
 スティルとほぼ同世代のドーソンによる「ニグロ・フォーク・シンフォニー」も黒人霊歌の要素を取り入れ、後年さらにアフリカのリズムを用いて改訂された作品。
 アフリカ系アメリカ人作曲家として初めてピュリッツァー賞を受賞したウォーカーの代表作である「抒情詩」は元々「嘆き」というタイトルで、バーバーの「アダージョ」と同じように弦楽四重奏曲の中間楽章が原曲の美しい作品。
 亡くなった彼の祖母に捧げられています。
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ATS

ATS949-2
¥2500
レオニード・コーガン+マッケラス、
 凄絶なベートーヴェン・ライヴ

  ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
レオニード・コーガン(vn)
マッケラス指揮
シュターツカペレ・ベルリン

 1962年2月2日ベルリン国立歌劇場・ライヴ

 レオニード・コーガン(1924~1982)の芸風は先輩のオイストラフとは対照的です。
 恰幅良くふくよかな音色と造形を誇るオイストラフに対して、コーガンの音色は研ぎ澄まされていて鋭く、ギラリと光る真剣のようです。
 シルヴェストリとのスタジオ録音の三年後のライヴ。音質が驚くほど良いことにも驚かされます。深々と降る雪のような冒頭のティンパニが美しく、そしてコーガンの飛翔は天空を翔けるかのようです。
 マッケラスの伴奏も晩年とは異なりオーソドックスでソリストに対してたいへん親切な演奏を繰り広げています。
 英日のライナーノート付です。
 



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DA VINCI CLASSICS



C0628
(2CD)
特別価格
¥3600→\3290
スヴャトスラフ・リヒテル ~
 ローディ・コンサート ~ 未発表録音集

  プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2番ニ短調 Op.14
  ストラヴィンスキー:ピアノ・ラグ・ミュージック
  ショスタコーヴィチ:《24の前奏曲とフーガ》Op.87より
   第19番変ホ長調、第20番ハ短調
  ウェーベルン:ピアノのための変奏曲 Op.27
  シマノフスキ:《メトープ》Op.29より
   セイレーンの島、カリプソ
  バルトーク:3つのブルレスク Sz.47
  ヒンデミット:組曲《1922年》Op.26
  シマノフスキ:ピアノ・ソナタ第2番イ長調 Op.21*
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)

 ダ・ヴィンチ・ヒストリカル・シリーズ最新作!巨匠リヒテル、イタリアのローディでの未発表録音集!

 ダ・ヴィンチ・クラシックスの「ダ・ヴィンチ・ヒストリカル・シリーズ」の最新作は、20世紀最大のピアニストの1人、スヴャトスラフ・リヒテルが、1989年2月7日にイタリア、ロンバルディア州ローディの旧聖堂であるテアトロ・アッレ・ヴィーニュで演奏した際に収録された未発表音源集!
 20世紀の巨匠であると同時に現代音楽のたゆまぬ擁護者でもあったリヒテルにとっても特別なプログラムとなったローディでのコンサート。
 聴衆に必ずしも受け入れられず、聴き手との間にある種の距離を生み出してしまっていた20世紀初頭の音楽を率先して取り上げ、新たな時代、その魅力的な時代への窓を開くために尽力したリヒテルの足跡が刻まれています。

 ※録音(ライヴ):1989年2月7日、テアトロ・アッレ・ヴィーニュ(ローディ、イタリア)&1984年5月28日、ベルガモ(イタリア)*
 ※アーティスティック・ディレクター(ダ・ヴィンチ・ヒストリカル・シリーズ):ルカ・キエリーチ
 

















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