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マイナー・レーベル新譜(2)
第35号 2006年9,10,11月リリース予定



IMU IMU/ALBA 1CD¥2400

IMUIMU 061 多彩なカンテレ〜フィンランド・カンテレ音楽パレード
 ユッカ・リンコラ(1955-):テラコッタ・レディ/エヴァ・アルクラ(カンテレ)
 シベリウス:即興曲 作品5-5/ウッラ・ホンコネン(カンテレ)
 アンナ=カーリン・コルホネン:オカピ/インプロバトゥル・カンテレデュオ
 ヴィルマ・ティモネン:ぎくしゃくしたプレー/ヴィルマ・ティモネン(カンテレ)
 民謡(アンティ・ラントネン):伯爵のポルスカ/オウティ・リンナランタ(カンテレ)
 アスコ・ヒュヴァリネン(1963-):
  きしむ音のワルツ/エイヤ・カンカーンランタ(カンテレ)
 ティモ・ヴァーナネン(1970-):ネーレム/ティモ・ヴァーナネン(エレキカンテレ)
 レッド・スチュアート/P・W・キング:テネシーワルツ/カンテレ・トリオ
 民謡(カンテレ・トリオ 編曲):トゥリカリ・マズルカ/カンテレ・トリオ
 マルッティ・ポケラ(1948-):リョンロット幻想曲/マルッティ・ポケラ(カンテレ)
 民謡(ヘッリ・シュルヤニエミ 編曲):
  鳥のように歌えたなら/ヘッリ・シュルヤニ エミ(カンテレ)
 マルッティ・シュルヤニエミエ(ヘッリ・シュルヤニエミ 編曲):
  結婚の歌/ヘッリ・シュルヤニエミ(カンテレ)
 民謡(ヴィルマ・ティモネン 編曲):宝石のポルスカ/
  ヴィルマ・ティモネン(カンテレ)
 民謡(オウティ・リンナランタ 編曲):ケリマキ・ポルスカ/
  オウティ・リンナランタ(カンテレ)
フィンランド伝統の楽器カンテレには、弦の数と半音を弾くためのメカニズムの違いにより、さまざまな種類がある。演奏される曲もいろいろ。古くからの伝承曲と民謡だけでなく、現在はクラシック、ジャズ、ポップスの分野の曲もカバーする新しいカンテレ音楽も盛んになってきた。トッププレーヤーによる演奏を集めたアルバム。ジャズミュージシャンで作曲家のユッカ・リンコラと、打楽器奏者で作曲も手がけるアスコ・ヒュヴァリネンが書いた、民俗楽器の枠を超える作品も演奏され、“今に生きる” カンテレの多彩な音と表現を聴くことができる。エレキカンテレのユニークな響きを活かした曲、思わずステップを踏んでしまう曲。「カンテレって?」という聴き手だけでなく、この楽器に親しんでいる人たちにとっても新しい発見のあるアルバム。
IMUIMU 054 木作りの心〜カンテレ・トリオと踊ろう
 ヴィネタの鐘/山の朝/結婚前夜のコッキラの踊り
 リパブリック賛歌/ティリトンバ/道に迷って フィンテレスカ
 トゥリカリ・マズルカ/オペラ・ワルツ
 短調のフォックストロット・メドレー/木作りの心
 三角の帽子/すみれ/悪魔のポルカ/昔のワルツ/
 やあ、マンタ/アルプスのばら/ナポレオン行進曲/
 テネシーワルツ/蛍の光
カンテレ・トリオ
(トイヴォ・アラスパー(カンテレ)
マッティ・コンティオ(カンテレ)
ティモ・ヴァーナネン(カンテレ))
オストロボスニアのペルホ川渓谷出身のベテラン奏者、トイヴォ・アラスパー(1929-)。フォークとジャズのフュージョングループ “カレリア” にも参加したフィンランドでもっとも有名なミュージシャン、マッティ・コンティオ (1948-)。1997年最優秀若手アーティストを受賞、グループ “ロイトゥマ” のメンバーでもあるティモ・ヴァーナネン (1970-)。世代の違う名手3人が集まったトリオが、伝承の曲、民謡、オリジナル曲に加え、懐かしい曲も演奏します。アルバム名になった〈木作りの心〉はドイツ民謡の〈別れ〉 (ムシ・デン) が原曲。

K617 1CD¥2300

K617 181 グラン・モテ集
 アンドレ・エルネスト・モデスト・グレトリ(1734-1829):
  モテット「コンフィテボール」(主よ、私はあなたに感謝します)
 フランソワ=ジョゼフ・ゴセック(1734-1829):
  モテット「ここはおそろしき場所なり」(Terribilis est locus iste)
 フランソワ・ジルースト(1738-1799):
  モテット「わが魂よ、主に祝福を与えよ」(Benedic anima mea )
ジャン=クロード・マルゴワール指揮
レザグレマン ナミュール室内合唱団
グレトリ、ゴセック、ジルーストは18世紀後半に活躍し、フランス・バロック後期を花開かせた作曲家たち。彼らはパリとヴェルサイユに古典派に通ずる新しい音楽様式をもたらした。グレトリは、ベルギー生まれのフランスの作曲家。マリー・アントワネットのお気に入りの音楽家でもあったグレトリは、18世紀後半のフランスのオペラ・コミックの代表的な作曲家で先駆者的な役割を果たした。グレトリのコンフィテボールは各声部がより音響的に配置され、ソロ・パートは叙情性やテクニックが効果的に聴こえてくる。マルゴワールは演奏活動50周年を迎え2006年はモーツァルト:レクイエムK.626-リオ・デ・ジャネイロ版(K617 180)やアイネ・クライネ・ナハトムジーク(K617 182)など精力的にリリースを続けている。録音:2005年12月3日 ヴェルサイユ宮殿
K617 188 サミュエル・カプリコルヌス(1628-65):
 「ルソン・ド・テネブレ(イエスの死と苦悩による2つの歌)」
 「音楽劇(抜粋)」
ターニャ・アスペルマイアー(S)
バルバラ・オステルターク(MS)
ジャン=フランソワ・ロンバール(C-T)
ブノワ・アレ(T)
ブノワ・アルヌール(B)
ブノワ・アレ指揮
ラ・シャペル・レナーヌ
サミュエル・カプリコルヌスは、長く忘れ去られた存在だったが、このアルバムでカプリコルヌスの最も重要な側面を発見することが出来る。カプリコルヌスはシュトゥットガルト宮廷楽長を務め声楽作品を多く残し、同時代の作品の中では高く評価されていた。カプリコルヌスの最も独創的な作品、「イエスの死と苦悩による2つの歌」はドイツにおけるフランス・バロック音楽の「ルソン・ド・テネブレ」のような形式の作品。「音楽劇」はカプリコルヌスの死の直前に作曲され死と向き合った悲痛な作品となっている。演奏はブノワ・アレによって結成された、若手演奏家の団体、ラ・シャペル・レナーヌ。録音:2006年1月19-23日

LSO LIVE/ロンドン響・自主制作盤

LSO 0087
\1300→¥1200
ベートーヴェン:
 (1)交響曲第4番op.60 変ホ長調
 (2)交響曲第8番op.93 ヘ長調
ハイティンク指揮
ロンドン響
LSO 0587
(SACD hybrid)
\2200→¥1900
ついにハイティンク&LSOのベートーヴェン・ツィクルスが完結。ハイティンクの手にかかると、どのオーケストラもそのオケ「らしい」音色やオリジナル・カラーといった個性が存分に引き出される、いわばハイティンク・マジックのようなものがある。ロン響ともすでに度々共演を重ねているが、リリースを重ねる度に、ロン響の弦のテンションの高さ、管楽器の上手さ、アンサンブルの完璧さにあらためて驚かされるばかり。第4番の終楽章のピアノとフォルテの対比、駆け巡る弦楽器のパッセージと、それに応える管楽器の丁々発止のやりとりは聴いていて思わずググッと身を乗り出してしまうほど。第8番も、第2楽章の管楽器の刻むリズムを聴いていると心躍る。ツィクルスの最終盤を飾る華やかな名曲2曲のカップリングを、思う存分楽しめる、ハイティンクの指揮が冴え渡り、ロン響のエネルギーが120%爆発した演奏となっている。録音:(1)2006年4月19、20日 (2)2006年4月24、25日 ロンドン、バービカンセンター(ライヴ録音) プロデューサー:ジェームス・マリンソン/エンジニア:ニール・ハッチンソン
LSO 0092
\1200
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱つき」 トワイラ・ロビンソン(S)
カレン・カーギル(A)
ジョン・マック・マスター(T)
ジェラルド・フィンリー(Bs)
ベルナルト・ハイティンク指揮
ロンドンSO. & Cho.
LSO 0592
(SACD-hybrid)
\1900
巨匠ハイティンク&ロンドン響によるベートーヴェン・シリーズにいよいよ第九が登場。現在もリリースは進行中だが、今年の4月をもって全録音を終えた当プロジェクトの掉尾を飾ったプログラム。ここまで通して聴いてこられた方はお分かりのように、ハイティンク=物分りの良い、おとなしいアプローチをイメージすると大間違い。アグレッシブで緊張感に満ちた前半2楽章。ピリオド演奏も顔負けのパンチ力に鮮烈な響きが特徴。アンダンテではとめどなく溢れ出る美しさに引き込まれる。そして「合唱」が加わるフィナーレ。前評判どおりのフィンリーの雄雄しい歌い出しにもしびれるが、なかでもロンドン響コーラスはいつも通り万全の出来栄えで、人間ベートーヴェンが込めた魂の賛歌を圧倒的な表現力で歌い尽している。コーダのトゥッティは、まさに至福とほかたとえようもなく震えが止まらないほど。録音:2006年4月29 & 30日ロンドン、バービカンセンター(ライヴ) プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン  エンジニア:ニール・ハッチンソン&ジョナサン・ストークス
第34号セール「駆け込み単発セール」ご案内済み。
LSO 0090
\1300→¥1200
ベートーヴェン:
 交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
 交響曲第1番ハ長調Op.21
ハイティンク指揮
ロンドン響
LSO 0590
(SACD hybrid)
\2200→¥1900
ジャケット・デザインの握りこぶしが象徴するように、とてつもなくパワフルな「運命」がここに誕生!ハイティンクとロンドン響による新しいベートーヴェン・シリーズでは、堅牢で力強い推進力に満ちた音楽がその魅力となっていますが、「運命」こそはまさに典型的な一例といえるだろう。あらゆるクラシック音楽のフレーズで最も有名なもののひとつ、冒頭の運命の動機がロンドンでかくも鳴り響いたのはいったいいつ以来のことか!?とレヴューでも大絶賛されたライヴ。革新的なアイデアの数々が盛り込まれた真に偉大な作品をどのように聴かせてくれるのだろうか?実演の機会に第9とのカップリングだった第1番もそうだが、一面ではピリオド・アプローチの成果を取り入れながら“わたしたちの時代のベートーヴェン”というコンセプトを明確に打ち出しつつ、格調の高さをしっかりと守っている普遍的なベートーヴェン演奏。いつまでも何度でも繰り返し聴きたくなる内容。録音:2006年4月24-30日ロンドン、バービカンセンター(ライヴ) プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン エンジニア:ニール・ハッチンソン&ジョナサン・ストークス
LSO 0598
(6SACD Hybrid)
\10500→¥9800
ベートーヴェン:
 交響曲全集,三重協奏曲,レオノーレ第2番
ハイティンク指揮
ロンドン響
フォークト(P)
ニコリッチ(Vc)
ヒュー(Vc)
SACDによるベートーヴェン交響曲全集も発売点数が充実して来たが、疑似マルチチャンネルではない最新の全曲録音がついに完成。マルチチャンネルで再生した際にどうやら最高の状態で鑑賞出来るよう。旧デッカの録音陣によるすばらしい収録力。思えばハイティンクも77歳になり、味わいと深みが濃厚にでてきた。小細工のない表現が今やかえって新鮮。録音:2005,6年

MANDALA

MAN 5112
\2400
ファリャ作品、情熱のギター編曲集
 恋は魔術師/三角帽子/ドビュッシー賛歌
ラファエル・アンディア(G)
オケ作品のギター編曲版というと、どうもしっくりこない場合も時折あるが、このアンディアの編曲は実に見事にきまっている。BGMとしてもよし、ギターの妙技を堪能するもよし、夏にぴったりの一枚の登場。

MIRARE

MIR 019
\2600→¥2390
ラフマニノフ:
 ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調Op.1、
 同第4番ト短調Op.40
 パガニーニの主題による狂詩曲
ボリス・ベレゾフスキー(P)
ドミトリー・リス指揮
ウラル・フィル
驚異的なテクニックと豊かな音楽性を持つ世界屈指のヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ボリス・ベレゾフスキー。フランスMIRAREレーベルから3枚目のラフマニノフ・アルバムが発売される。ベレゾフスキーの巨体から繰り出される音楽は、濃厚で抑え切れない表現力が絶えず湧き出ているよう。ドラマティックで華麗なラフマニノフの音楽に豊潤な音、詩的な表現力、卓越した技巧で圧倒的に迫っている。第1番の冒頭からその熱い音楽と強烈な技巧で聴き手を惹きつけ、第4番では丁寧にラフマニノフの抒情性を描き出している。またパガニーニの主題による狂詩曲は映画でも多数使用されている有名な第18変奏は息を呑むほど美しく、ベレズフスキーの余情をたたえた演奏にグッとくる。
MIR 018
(2CD)
\4200
ショパン:前奏曲Op.28、練習曲Op.10&25 フィリップ・ジュジアーノ(P)
フランスの若手ピアニスト、フィリップ・ジュジアーノは、パリ国立音楽院にて、ジャック・ルヴイエに師事。1990年にショパン国際ピアノコンクールにて17歳で最年少入賞し脚光を浴びる。再び1995年に同コンクールに参加し第2位(最高位)を獲得、現在も世界的に演奏活動を行っている。また1993年の初来日以来、何度となく日本を訪れ確実にファンを増やしている。

MN RECORDS 1CD¥2500

MNRCD 109 マイケル・ナイマン:
 (1)Acts of Beauty(アクツ・オブ・ビューティ)(世界初録音)
 (2)EXIT no EXIT(出口のない出口)(世界初録音)
(1)クリスティーナ・ザヴァッローニ(S)、
センティエーリ・セルヴァッジ、
カルロ・ボッカドーロ指揮
(2)アンドリュー・スパーリング(バス・クラリネット)、
ナイマン・クヮルテット
「アクツ・オブ・ビューティ」はナイマンの歌曲集の第3作目にあたるもの。詩は16世紀のヴィンツェンツォ・カルターリによるもので、歌詞の題材は、人々の美醜を決めるのは顔ではなくオシリである(!)という、ちょっとえぐい内容。今までとは一味ちがうナイマンの新しい側面を見ることができる作品。二曲目の「出口のない出口」は、うってかわって器楽曲。サッカーファンの死に捧げた「After Extra Time」(ベッカム・クロスの改訂版)に次ぐサッカーつながりの作品です。「After Extra Time」ではアナウンサーでもあるジョン・モトソンの声も入っていましたが、ここではバス・クラリネットがモトソンの声を楽器で再現しているという一風かわった趣向もまた一興。
MNRCD 108 マイケル・ナイマン:
 (1)ツェランによる6つの歌曲
 (2)カストリオット・レクジェピのバラード(世界初録音)
(1)ヒラリー・サマーズ(A)、
マイケル・ナイマン・バンド
(2)サラ・レオナード(S)、
ナイマン・クヮルテット
「ツェランによる6つの歌曲」は、1990年に作曲された。パウル・ツェランは「アウシュビッツの後に詩を書くことは野蛮だ」で知られる、アウシュビッツを体験し、セーヌ川に投身して亡くなったルーマニア人の詩人です。詩の内容は恐怖や空虚といったものを表しており、ナイマンの曲づけとともに、ツェランの故郷であるルーマニアへの郷愁を感じさせる内容。歌手のヒラリー・サマーズはこれまでにもナイマンと共演を重ねているだけあって、しっくりと決まっている。「カストリオット・レクジェピのバラード」は、旧ユーゴの紛争で一家を亡くし、ただ一人生き残った18ヶ月の赤ん坊が、6ヶ月後に両親に引き取られるといった内容を扱った歌曲。両方とも明らかにクラシック音楽にジャンル分けされる作風。

NAIVE

V 5068
\2300→¥2090
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
チャイコフスキー:交響曲第4番
トゥガン・ソキエフ指揮
トゥールーズ・カピトール国立管
トゥガン・ソキエフは1977年、ゲルギエフと同郷の北オセチアに生まれ。ムーシン、テミルカーノフの下で学び、めきめきと頭角をあらわし、2003年、アメリカのメトロポリタン歌劇場で「エフゲニー・オネーギン」を指揮、賞賛の嵐をうけた。そして2005年、28歳という若さでミシェル・プラッソンの後継者としてトゥールーズ管の首席客演指揮者兼音楽アドヴァイザーに就任している。初顔合わせの時から団員のハートをわしづかみにし、練習の際、指揮台の椅子に座る様子だけでも団員を魅了したというおそろしいカリスマ性の持ち主。ここで演奏している2曲は、ムソルグスキーの「展覧会の絵」と、チャイコフスキーの第4番交響曲。ロシア人であるムソルグスキーの作品を、フランス系のラヴェルが編曲したものを、ロシア系のソキエフとバリバリのフランス・オケであるトゥールーズ管が演奏しているのは理想的なかたちであるといえる。管楽器の明るい音色とソキエフの濃厚な音楽性が絶妙なブレンド具合。つづくチャイコフスキーの第4番は、ソキエフがメトロポリタン歌劇場で華々しいデビューを飾った得意の演目エフゲニー・オネーギンとまったく同時期に書かれたもの。 ソキエフの棒も冴え渡り、よくないはずがない。ソキエフ、これからの活躍に期待大、要注目株の新人の登場!
OP 10001
\2000
J.S.バッハ:
 プレリュードとフーガ ト長調BWV 541、
 ファンタジーとフーガ ト短調BWV542、
 プレリュードとフーガ ホ短調BWV548、
 トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV 564、
 フーガ ト長調BWV577、フーガ ハ短調BWV575、
 カンツォーナ ニ短調BWV588、
 「われは神より離れまじ」BWB658、
 「われらの主イエスキリスト、ヨルダンの川に来れり」BWV684
グンナー・イーデンスタム(Org)
イーデンスタムはスウェーデン出身のオルガンの名手。シャルトル大聖堂のオルガンコンクールでも優勝している。バッハのオルガンの名曲ばかりを集めたもの。足鍵盤にも技巧を凝らした曲、絶え間なく動く16分音符がちりばめられている曲など、イーデンスタムの名手ぶりが存分に味わえる。
OP 30435
(3CD→2枚価格)
\4600
モンテヴェルディ:
 マドリガーレ集第8巻「戦と愛のマドリガル集」全曲
[CD3](新録音)
 導入と踊り
 こんなに素晴らしい勝利を
 行け、可愛い羊飼いの娘よ
 私は恋の炎に燃えて
 心に幸せと喜びを持ちたいのは誰
 ダイヤモンドのような忠誠で武装された心
 行かないでおくれ、恥じらう娘よ
 海が静かであろうとも
 麗しいアンジョレッタ が
 裸足のニンファが
以下は既発盤からの転用?
[CD1](OP30196の再発)
 タンクレーディとクロリンダの戦い(10曲)
 情け知らずの女たちのバッロ(10曲)
[CD2](OP 30187の再発)
 シンフォニア
 人々よ、愛の込みのことを歌うがいい
 ニンファの嘆き(2曲)
 かわいい小鳥よ
 どうして逃げるのだ、ああフィリッデよ
 軍神マルスのために歌え(2曲)
 恋する者はみな戦士(4曲)
 天も地も風も今や沈黙し(2曲)
 愛という狡猾な敵が来る
 この上なく優しい小夜鳴き鳥よ
 心に燃え、焦がれ、憔悴し
リナルド・アレッサンドリーニ指揮
コンチェルト・イタリアーノ
リナルド・アレッサンドリーニがついにモンテヴェルディのマドリガーレ集第8巻「戦と愛のマドリガル集」の全曲録音を完成した!アレッサンドリーニは、1997年と98年に2枚のマドリガーレ集第8巻のCDをリリース、大変高い評価を得て、指揮者アレッサンドリーニの活路を開いたといってよいだろう。しかし第8巻にはまだ数々の優れたマドリガーレが残っていた。今回、それらを新たに録音し、前の録音と併せ、ついに第8巻全曲録音を達成した。もちろん、単なる収録曲数の多さが重要なのではなく、その演奏がことごとく素晴らしい点こそ、この全集の大きな価値。イタリア人ならではの明瞭な母音の歌唱、ダイナミックで切り込みの激しい音楽、濃い官能性など、これぞ決定盤の名にふさわしい大名演!英仏伊語による100ページの解説冊子付き。
V 5025
\2300
ショスタコーヴィチ:
 ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 Op.77
 同第2番嬰ハ短調 Op.129
セルゲイ・ハチャトリャン (Vn)
クルト・マズア指揮
フランス国立O
昨2005年のエリザベート王妃国際コンクールで優勝した若きヴァイオリニスト、セルゲイ・ハチャトリャン。お待ちかねのCD第2弾はショスタコーヴィチの協奏曲2篇。長大な第1番はスターリンの恐怖政治時代、それも悪名高きジダーノフ批判の時期に作曲され、ショスタコの代表作に数えられはするものの、屈折した神経質な音楽は一筋縄にはいかない難物。それを弱冠21歳のハチャトリャンが驚嘆すべき張り詰めた緊張感と深い音楽性で再現している。大人でもなかなか実現できぬ稀代の名演と言えるだろう。オイストラフを思わせるつるつるした美音も魅力。第1番の陰に隠れた存在の感のある第2番も、久々の注目演奏の登場。デジパック仕様
V 5072
¥1800→¥1690
佐渡 裕&ワールド・フィルハーモニー・オーケストラ2006年ライヴ
 ラヴェル:ボレロ
 ビゼー:
  「カルメン」組曲 第1番
   第1幕への前奏曲/アラゴネーズ/間奏曲/闘牛士の歌
  「カルメン」組曲 第2番
   ハバネラ/ジプシーの踊り
 デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」
 ベルリオーズ:断頭台への行進(「幻想交響曲」より)
佐渡 裕(指揮)
ワールド・フィルハーモニー・オーケストラ
ついに佐渡がナイーブ・レーベルから登場!オケはなんとワールド・フィルハーモニー・オーケストラ。メンバーは、すべて世界最高水準の奏者達によって構成されており、まさに音楽界の「ドリーム・チーム」といったところ。演奏曲目も、佐渡のエネルギッシュさが遺憾なく発揮されるプログラミングで、盛り上がること間違いなし。すべてライヴ録音ということもあって、丁々発止のアンサンブル、ちりばめられたソロ・パートの上手さ、すべてが息をつく間もなく押し寄せてくる。まさに怒涛のライヴ録音。2006年6月ライヴ録音
V 5071
\2300→¥2090
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番ハ長調 Op.60 クルト・マズア指揮
フランス国立管
2004年の来日公演で、明るい音色とメンバーのラテン系のノリのよさで聴衆を魅了したマズア率いるフランス国立管、期待の新譜はショスタコーヴィチの「レニングラード」。行進曲風の曲調はマズアの十八番なのだろうか、特に第1楽章などはきわめて健康的に響く。もともとこの曲はドイツがレニングラードを包囲していたことにたいする抵抗の音楽ということもあって様々な解釈があるが、マズアは、渋面を作って曲に立ち向かうというよりもむしろ、曲そのものの持つ旋律やリズム、第1楽章での楽器同士のかけあいの面白さなどを際立たせている。マズアのスポーツ的ともいえる解釈とオケのうまさがあいまって、ショスタコーヴィチの味わいが120パーセント引き出されたものとなっている。録音:2006年5月18日(ライヴ) シャンゼリゼ劇場(パリ)
OP 30419
(3CD)
\5100
ヴィヴァルディ:「グリゼルダ」 マリー=ニコル・ルミュー(Ms グリゼルダ)
ヴェロニカ・カンヘミ(S コスタンツァ)
シモーネ・ケルメス(S オットーネ)
フィリップ・ジャルスキ(CT ロベルト)
ステーファノ・フェッラーリ(グアルティエーロ)
イェスティン・デイヴィス(CT コッラード)
ジャン=クリストフ・スピノージ指揮
アンサンブル・マテウス
ヴィヴァルディ・ファン、バロック・オペラ・マニアの皆さん、お待たせいたしました!!!naiveのヴィヴァルディ・エディション第25弾に当たる新譜は、スピノージとアンサンブル・マテウスによる「グリゼルダ」!この作品は、1735年にヴェネツィアで初演されたオペラ。台本はアポストロ・ゼーノで、先にHMFから発売された父スカルラッティの同名オペラ(HMC 901805)と話の大筋は同じ、テッサリアのグァルティエーロ王とその妻グリゼルダの物語。ただしヴィヴァルディの用いた台本は、かのゴルドーニが大幅に加筆修正したもの。今回の録音は、2005年9月10月にスピノージがパリのシャンゼリゼ劇場、アンブロネ音楽祭などで上演、大喝采を得た後に収録されたもの。録音:2005年12月

ONDINE

KDC 5014
(2SACD Hybrid)
\3800→¥3490
=オンディーヌ・フィラデルフィア・エディション=
マーラー: (1)交響曲第6番イ短調「悲劇的」
 (2)ピアノ四重奏曲イ短調(1876)
(1)エッシェンバッハ指揮
フィラデルフィア管
(2)クリストフ・エッシェンバッハ(P)
フィラデルフィアO.のメンバー
(デイヴィッド・キム(Vn)
チューン=ジン・チャン(Va)
エフェ・バルタチギル(Vc))
バルトーク、チャイコフスキーにつぐエッシェンバッハ&フィラデルフィア管によるシリーズ最新作はマーラーの「悲劇的」。音楽監督エッシェンバッハのもと、華麗をきわめた“フィラデルフィア・サウンド”が全開!舞台左右両翼に並んだヴァイオリン。最近話題の楽章配置はアバド、ヤンソンスらとは異なり、2楽章スケルツォ、3楽章アンダンテの順による演奏といったポイントに加え、なにより現代屈指のマエストロがスーパー・オケを鳴らし切って、破格のスケールで展開される音楽はまさに圧巻というほかない。そして当シリーズの目玉といえるのが驚異的な録音。SACDフォーマットを活かしメジャーレーベルでの経験も豊かな最高の布陣による仕事が確認できる。カップリングは交響曲と同じ調性による若き日の四重奏。名手エッシェンバッハがフィラデルフィアのトップ・メンバーと親密なアンサンブルを聴かせている。なお、今回は特別に日本語のオビに加えて、音楽評論山崎浩太郎氏による充実の解説つきというのも大きな魅力となっている。スリップケース入りの豪華仕様。日本語オビ・解説つき録音:(1)2005年11月(ライヴ) (2)2006年3月フィラデル フィア、ヴェリゾン・ホール5.0サラウンドステレオ
ODE 1082
(SACD Hybrid)
\2500
ラフマニノフ:ピアノソナタ第1番 ニ短調 作品28
チャイコフスキー:四季(12の性格的描写) 作品37bis
オッリ・ムストネン (P)
オッリ・ムストネン(1967-) のOndineレーベルのためのソロ第4作は、ラフマニノフの第1番のソナタとチャイコフスキーの代表作〈四季〉の組み合わせ。ゲーテの『ファウスト』を念頭に置いて作曲され、出版の段階になって、それぞれの楽章に与えられた《ファウスト》、《グレートヒェン》といったタイトルを外し、標題性との関連を放棄したという経緯のあるソナタ。全体像のつかみにくい音楽はラフマニノフの作品の中でも特異な存在とされ、有名な第2番のソナタにくらべるまでもなく、演奏されることの少ない作品。真のヴィルトゥオーゾの手になって初めて、英雄的、叙事的な物語が姿を現す。そう語る音楽学者もいる。磨かれたピアニズム、作品の構成に対する洞察、響きのデリケートな感覚ノノムストネンの演奏をそれぞれの耳と心で確かめて欲しい。《ペチカのほとりで》に始まるチャイコフスキー。雪が降り始めた11月のトロイカ。クリスマスのワルツ。ブックレットに写真の掲載された、笑顔のムストネンがこの音楽に似合っています。録音:2005年11月 セッロホール(フィンランド、エスポー) 制作:セッポ・シーララ、録音:エンノ・マエメツ
ODE 1086
(SACD Hybrid)
\2500
ペーテリス・ヴァスクス(1946-):
 交響曲第3番(2004-05)、
 チェロ協奏曲(1993-94)
マルコ・ユロネン(Vc)
ヨン・ストゥールゴールズ指揮
タンペレ・フィル
交響曲第2番(ODE1005) が2004年カンヌ・クラシカル・アウォード最優秀ディスク賞を受けたラトヴィアの作曲家、ヴァスクス(1946-) の第3番。モダニストから出発、民俗音楽と伝統を重視する作風を経て、現在は、みずからの音楽により人々と繋がることを重視した創作をつづけている。チェロ協奏曲は、リトアニアのチェリスト、ダーヴィド・ゲリンガスに献呈された作品。人々に苦痛と屈辱を強いたソ連体制下の時代の空気が作品の背後にあるといわれる。このディスクでは、ラウタヴァーラのチェロ協奏曲(ODE819) を録音したマルコ・ユロネンがソロを弾いた。芸術至上主義を否定し、人間とその社会をとりまく恐怖や慰めや希望を音楽作品として表現。人々の心に強く訴えかけ広く支持を得ている。録音:2006年3月 タンペレホール(フィンランド、タンペレ) 制作:セッポ・シーララ、録音:エンノ・マエメツ
ODE 1079
(2CD→1CD価格)
\2400
ラウタヴァーラ(1928-):
 (1)鳥と管弦楽のための協奏曲〜
   カントゥス・アルクティクス「極北の歌」(1972)
 (2)秋の庭 (1999)第3楽章《ジョコーゾ・エ・レッジェーロ》
 (3)ピアノ協奏曲第1番 (1969)第3楽章《モルト・ヴィヴァーチェ》
 (4)クラリネット協奏曲 (2001)第2楽章《アダージョ・アッサイ》
 (5)交響曲第7番《光の天使》 (1994)第3楽章《コメ・ウン・ソーニョ》
 (6)洗礼者聖ヨハネ追悼の徹夜の祈り-
   ヴィジリア-(1971-72 rev.1996) (全4曲)
 (7)アポテオシス(1992 rev.1999)
 (8)弦楽オーケストラのためのアダージョ・チェレステ(2000)
 (9)フルート協奏曲-風と踊る-作品63(1975)
 (10)真実と偽りの一角獣座(1971 rev.2000) (3曲)
 (11)ディヨメーヌ(アフロディーテ礼賛) (1968)
 (12)ピアノ協奏曲第3番《夢の贈り物》(1998)第3楽章《エネルジーコ》
 (13)交響曲第1番(1956 rev.1988/2003)
 (14)柳の木陰で(1998)〜リスの歌、わが心の歌
 (15)天使たちの訪れ(1978)
(1)セーゲルスタム指揮
ヘルシンキ・フィル
(2)アシュケナージ指揮
ヘルシンキ・フィル
(3)ラルフ・ゴトーニ(P)
マックス・ポンマー指揮
ライプツィヒ放送響
(4)リチャード・ストルツマン(Cl)
セーゲルスタム指揮
ヘルシンキ・フィル
(5)セーゲルスタム指揮
ヘルシンキ・フィル
(6)ティモ・ヌオランネ指揮
フィンランド放送室内合唱団
(7)ミッコ・フランク指揮
スウェーデン放送響
(8)ミッコ・フランク指揮
ベルギー国立管
(9)パトリック・ガロワ(Fl)
セーゲルスタム指揮
ヘルシンキ・フィル
(10)ティモ・ヌオランネ指揮
フィンランド放送響、
フィンランド放送室内合唱団
(11)セーゲルスタム指揮
ヘルシンキ・フィル
(12)アシュケナージ(P&指)
ヘルシンキ・フィル
(13)ミッコ・フランク指揮
ベルギー国立管
(14)ティモ・ヌオランネ指揮
フィンランド放送室内合唱団
(15)セーゲルスタム指揮
ヘルシンキ・フィル
いろいろな夢を見た。至福の夢、悪夢…。ラウタヴァーラにとって夢は、自分だけのための隠れ家だった。はるか昔、子どものころから変わらず…。シベリウスの後、もっとも国際的な成功を収めたフィンランドの作曲家、ラウタヴァーラの作品は、彼の音楽を敬愛するレイヨ・キールネンの Ondine レーベルで体系的に紹介されてきた。世界のオーケストラで演奏されるようになった、鳥と管弦楽のための協奏曲〈カントゥス・アルクティクス〉 から、受胎告知だけでなく災禍をもたらす“天使”を示す〈天使たちの訪れ〉 まで。テーマ、そして時代によりスタイルの異なる作品をあらためて構成。ラウタヴァーラの聖と俗の世界を再訪する旅に誘う。
ODE 1073
(2CD)
\3600
オッリ・コルテカンガス (1955-):オペラ「メッセニウスとルシア」
 [歌詞:フィンランド語 英語対訳付]
ハンヌ・ニエメラ(B,ヨハネス・メッセニウス),
パイヴィ・ニスラ (ルシア・グロトヒューセン)
エッシ・ルッティネン(Ms、カルラ),
ニクラス・スポーンベリ(B、マグヌス・アンドレ)
リク・ペロ(B、修練者),
ラッシ・ヴィルタネン(T、ルドベキウス),ヨウニ・ココラ(Bs、大尉),
パウラ・エテラヴオリ(A、エルサ)
アルヴォ・ヴォルメル指揮
オウル室内合唱団
ユンニン・ポヤト少年合唱団
オウル交響楽団
オッリ・コルテカンガス (1955-) は、間宮芳生と共作した児童合唱のための〈木々のうた〉でも知られる作曲家。シベリウス・アカデミーでラウタヴァーラとハメーンニエミに作曲法を学んだ。5作目のオペラは、スウェーデンの歴史学者ヨハネス・メッセニウス (1579-1636) が主人公。ウプサラ大学で歴史学を教えていたが、反逆を理由にフィンランド東部カヤーニ城で囚われの生活を送った人物。ユハ・セッパラが史実に基づき書いた台本では、妻ルシア、城の司令官 (大尉)、現代の美術史家カルラのフィクションによるエピソードをまじえ物語が展開。アリアはないものの、伝統的な手法が音楽の基本となっている。メッセニウスが生涯を閉じたフィンランド、オウル市400年記念の委嘱作。録音:2005年9月19-22日 マデトヤ・ホール (オウル)

ORFEO 1CD¥2300

ORFEOR 708061 トーマス・ハンプソン/ザルツブルク・リサイタル
 メンデルスゾーン:
  歌の翼に Op.34-2,古いドイツの春の歌 Op.86-6
 マイヤベーア:
  おいで,ばらを、百合を、鳩を、太陽を,人間嫌い
 マーラー:
  私の歌をのぞき見しないで,私はやわらかな香りをかいだ,
  真夜中に,私はこの世に忘れられ,美しさのゆえに愛するなら
 ツェムリンスキー:
  太鼓と笛 Op.8-3,麦畑での戦死 Op.8-4,
  茶色いびいどろの靴をはいて Op.22-1,
  陽光に満ちた夕暮れの花の萼 Op.22-2,
  民謡 Op.22-5,私の心の海で Op.22-6
 シェーンベルク:
  ゲオルク・フォン・フルンツベルクは
   自分のことをどう歌ったか Op.3-1,
  失われた大軍 Op.12-1,
  あなたの金の櫛を下さい Op.2-2,期待 Op.2-1
 ベルク:
  大好きな美しい女性,眠れないいくつもの夜,遠くの歌,墓碑銘
 ツァイスル:夜が始まる,叫び声
トーマス・ハンプソン(Br)
ヴォルフラム・リーガー(P)
なんと昨年のザルツブルク音楽祭のリサイタルがもうCD化される。トーマス・ハンプソンが、ユダヤ系や新ウィーン楽派といった、ナチスによって「禁じられ、追放された」作曲家の作品を集めている。ハンプソンの柔らかな美声が会場の隅々にひたひたと行き渡るようなメンデルスゾーンの「歌の翼に」から、CDに録音するほど好んでいる、珍しいマイヤベーアの歌曲も素晴らしいもの。しかし本領はやはり近代歌曲。ツェムリンスキーのとろけてしまいそうな世紀末美にまみれた「茶色いびいどろの靴をはいて」、若々しい抒情性がハンプソンにピタリのベルクの初期歌曲集、これまた絶品のシェーンベルクの作品2の2曲、そしてお得意のマーラー、とくに「私はやわらかな香りをかいだ」の吸い込まれてしまいそうなソットヴォーチェなど、どれもこれもクラクラ来てしまう。ハンプソン・ファンはもちろん、普段リートはあまり聞かないという19世紀末音楽マニアにもお勧め!録音:2005年8月18日
ORFEOR 707062
(2CD)
\4600
アメリカの歌声が聞こえる〜トーマス・ハンプソン 米国歌曲を歌う
 マクドウェル:ああかわいいバラ,海
 ロフラー:ヘレンに
 トムリンソン:夕べの歌
 リッター:二人の古参兵のための哀歌
 ブリッジ:最後の祈り
 ヴォーン・ウィリアムズ:
  澄んだ夜中,喜べ、船乗り仲間よ、喜べ!
 カステルヌォーヴォ=テデスコ:ルイジアナ
 ヒンデミット:あそこの沼地で歌おう
 スタンフォード:勇気はあるのか、おお魂よ
 ゴールド:出発
 カーゲン:ドラム
 ワイスガル:シロ
 ボールズ:ブルー・マウンテン・バラーズ(4曲)
 ロレム:早朝のアダムのように
 ナジンスキ:下を向いてごらん、美しい月よ
 バーンスタイン:あなたの言ったことに
 スティル:悲しみ
 ナイルズ:私の恋人の髪の色は黒い
 フォスター:夢路より
 ヒンデミット:
  私は間で,ああ、あなたは持ち上げる,
  打て!打て!太鼓を叩け!
 ロイター:太鼓,ある暗い娘のための歌
 パーレン:体験,私もアメリカだ
 ベイコン:
  黄海の岸,荒々しい夜,柵を下げろ,延期なしの創作
 バーガー:心,孤独な人々
 ヘイジマン:裕福な男
 ナジンスキ:リチャード・コリー
 ロレム:下を向いてごらん、美しい月よ,神々
 コルンゴルト:祝詞,患者 ほか
トーマス・ハンプソン(Br)
ヴォルフラム・リーガー(P) マルコム・マルティノー(P)
2001年のザルツブルク音楽祭では、4回に渡って<アメリカの歌声が聞こえる>と題された演奏会が開かれた。ここではそのうち、ハンプソンがピアノ伴奏で歌った曲を集めている。ハンプソンは、埋もれてしまった米国の歌曲の復興に積極的で、国会図書館に眠っていた自筆楽譜に新たな生命を吹き込み、高い評価を得ている。ここに収録されている数々の曲からも、ハンプソンの熱い想いが伝わってくるよう。さらに2005年のリサイタルから、コルンゴルトの歌曲を収録している。録音:2001年8月12日, 17,22日,2005年8月22日(コルンゴルトのみ)
ORFEOR 703062
(2CD)
\4600→¥4180
モーツァルト:「ポントの王ミトリダーテ」 ブルース・フォード(T ミトリダーテ)
ヴェッセリーナ・カサロヴァ(Ms ファルナーチェ)
シンディア・シーデン(S アスパージア)
クリスティアーネ・エルツェ(S シーファレ)
ほか
サー・ロジャー・ノリントン指揮
カメラータ・ザルツブルク
なんとノリントンの「ミトリダーテ」が登場!1997年のモーツァルト週間のライヴで、その年の夏のザルツブルク音楽祭でも全く同じキャストで上演されました。ノリントンの溌剌とした音楽の素晴らしいこと!当時破竹の勢いで国際舞台に活動を広げていたカサロヴァを始め、ロッシーニ・テノールとして知られるブルース・フォードのタイトル・ロールなど、キャストも優秀。少年モーツァルトのイタリアオペラを、充実した演奏でどうぞ!録音:1997年2月1日
ORFEO 665061
\2400
ワーグナー:
 「タンホイザー」,「ローエングリーン」,「ワルキューレ」
R.シュトラウス:
 「ナクソス島のアリアドネ」,「アラベラ」,
 「カプリッチョ」からの場面
ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
アドリアンネ・ピエチョンカ(S)
ウルフ・シルマー指揮
ミュンヘン放送響
カナダ生まれで、今やミュンヘンやウィーンの歌劇場で引っ張りだこのソプラノ、アドリアンヌ・ピエチョンカの、ワーグナーとシュトラウスのアルバム。ピエチョンカは2005年秋のバイエルン国立歌劇場来日公演での「タンホイザー」でエリーザベトを歌って強烈な印象を残しているので、ご記憶の方も多いだろう。瑞々しくもしっかりとした芯があり、押し付けがましくないのに説得力があるという、まさにワーグナー、シュトラウスに理想的なソプラノ。このCDでも、どの場面も「もっと聞きたい!」と思ってしまうほど魅力的。シルマーの伴奏も実に見事。録音:2005年3月18-23日
ORFEOR 702061
\2100
ベルク:初期の7つの歌
マーラー:天上の生活
ツェムリンスキー:トスカーナ地方の民謡によるワルツの歌(6曲)
ヴォルフ:メリケの詩による5つの歌曲集
R.シュトラウス:
 少女の花 Op.22(4曲),花束をつくろうと Op.68-2,愛の神 Op.68-5
+アンコール
 (マーラー:誰がこの歌を作ったのか,
  ヴォルフ:小さなものでも,ペンナに私の恋人がいる,
  リスト:それは、きっと素晴らしいこと)
ディアナ・ダムラウ(S)
シュテファン・マティアス・ラーデマン(P)
今、ドイツの若いソプラノの中では人気・実力とも圧倒的なのが、このディアナ・ダムラウ。バイエルン州東部の町、ギュンツブルク出身、ヴュルツブルク音楽院で学び、ドイツの地方劇場で歌った後、1999年にバイエルン国立歌劇場に「ナクソス島のアリアドネ」のツェルビネッタでデビュー。以降は破竹の勢いで、ザルツブルク音楽祭には2001年に初登場以来毎年出演、2004年12月ににはスカラ座再建公演のサリエリ「見出されたエウローパ」でタイトルロールを務めた。2005年にメトにデビュー。ツェルビネッタや「魔笛」の夜の女王が当たり役のように、高音とコロラトゥーラに優れている一方、中音域の瑞々しさ、豊かな表現力も卓越していて、リートでも大変高い評価を得ている。この2005年ザルツブルク音楽祭でのリサイタルでも、特に後半のヴォルフ、シュトラウスは極上!大歌手でも若い旬の頃しか味わえない滴るような新鮮さがたまらない。録音:2005年8月31日

PRAGA 1SACD¥2700

PRDDSD 250222
(SACD Hybrdid)
ボロディン:
 弦楽四重奏曲第1番イ長調
 弦楽五重奏曲ヘ短調
コチアン四重奏団、
ミハル・カニュカ(Vc)
濃厚に香る土臭い雰囲気が魅力の弦楽四重奏曲第1番と、2つのチェロを伴う弦楽五重奏曲、2曲のカップリング。ボロディン自身チェロを演奏したということもあって、充実した弦楽器の響きが楽しめる。
PRDDSD 250225
(SACD Hybrid)
バルトーク:弦楽四重奏曲第5番、第6番 パルカニ四重奏団
パルカニ四重奏団は、1984年に設立。1976年に設立されたオルランド弦楽四重奏団の創立メンバーも3人参加している、名門の弦楽四重奏団。今後、バルトークの弦楽四重奏曲全曲、そして、ヴェイネル、クルタークの弦楽四重奏曲も録音していくことになっている。激しい曲調の第5番、そして葬送の第6番、どちらも言うことなしの出来栄え。
PRDDSD 250232
(SACD Hybrid)
ショスタコーヴィチ:室内交響曲ハ短調op.110a
バーバー:弦楽のためのアダージョ
アントニン・ウラディル率いるプラハ室内管(指揮者なし)
一曲目のショスタコーヴィチの室内交響曲は、ナチスの犠牲となったユダヤ人の追悼のために作曲された弦楽四重奏曲第8番の編曲。追悼の音楽であると同時に、ショスタコーヴィチ自身の自伝のような作品は、抗いがたい魅力と壮絶な感情に満ちている。カップリングのバーバーも、この世ならざる美しさ。
PRDDSD 250236
(SACD Hybrid)
ブラームス:
 (1)弦楽四重奏曲第2番イ短調op.51-2、
 (2)弦楽五重奏曲ト長調op.111
プラジャーク弦楽四重奏団、
(2)ウラジミール・ブハッチ(Va)
名曲、ブラームスの弦楽四重奏曲第2番は、冒頭の弦のすすり泣くような旋律からノックアウト。演奏、録音、ともに申し分ないもの。ヴィオラにターリヒ四重奏団のヴィオラ奏者をむかえての弦楽五重奏曲も、弦楽四重奏曲とは違った明るく抜ける音色が魅力。
PRDDSD 250229
(SACD Hybrid)
\2700
ショパン:チェロソナタ Op.65
同:序奏と華麗なポロネーズ Op.3
グリーグ:チェロソナタ Op.36
ミハル・カニュカ (Vc)、
ヤロミール・クレパーチ(Pf)
プラジャークSQのチェロ奏者を務めるカニュカとライヒャ・トリオのピアノ奏者を務めるクレパーチの共演。つややかでしっとり落ち着いた大人の音楽を聴かせてくれる。

PREISER

PRCD 90703
(3CD)
\6300→¥5990
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 ノーバート・ブレイニン(Vn)
ギュンター・ルートヴィヒ(P)
2005年4月に亡くなったアマデウス弦楽四重奏団の第1ヴァイオリン奏者、ノーバート・ブレイニン(1923年、ウィーン生まれ)が、1989年から90年にかけてレコーディングした全集。現在、ジョジュア・ベルが弾いている1713年製、ストラディヴァリウスとベーゼンドルファー・インペリアル(蓋、全開で)録音されている。録音1989年9月-1990年2月(フランクフルト フェステブルク教会)

PROFIL 1CD¥2400

PH 06039 ベルリオーズ:テ・デウムOp.22
モーツァルト:キリエ ニ短調K.341
ニール・スチュアート(T)
ハンス=ディーター・シェーネ(Org)
ドレスデン国立歌劇場Cho.、
ドレスデン・シンフォニーCho.
ドレスデン・ジングアカデミー、
ドレスデン・フィルハーモニック児童Cho.
ドレスデン国立歌劇場児童Cho.
サー・コリン・デイヴィス(指)
ドレスデン・シュターツカペレ
1998年9月22日に創立450周年を迎えたドレスデン・シュターツカペレ。首席指揮者シノーポリのあと、記念シーズンの第2回シンフォニー・コンサートでデイヴィスが取り上げたのはベルリオーズの大作テ・デウム。Philips、LSO Liveと一連の録音を通じて自他ともに認めるスペシャリストの手がける期待のプログラムといえるだろう。さすがは幻想交響曲の鬼才ベルリオーズが書いた宗教曲というべきだろうか。テ・デウムは空間の効果と壮大な規模による圧倒的な音響という点で「レクイエム」と双璧を成すもの。キリスト教への信仰をもたなかったベルリオーズにとっては宗教色以上に、セレモニアルな巨大で特殊な編成による演奏効果にその特徴があるといえる。オルガン、オーケストラ、3声部をもつ2群の合唱、さらには600人の児童合唱という途方もない編成とその配置に、異常ともいえる独特の空間の感覚が冴え渡っている。オルガンはオケと対峙し、児童合唱も2群の合唱とは分離され、オケはオケ、オルガンはオルガンとして独立して用いられている。冒頭のオケの全奏と、これに続くオルガンの重低音から洪水のように押し寄せる大音響。中間楽章の静謐な音楽も魅力だが、圧巻はやはり終曲の「われ信ず、審判に」を迎えるあたり、絶頂が幾重にも折り重なってゆき、ひたすら感動的。カップリングは、絶筆のレクイエムと同じ調性によるモーツァルトのキリエ。わずか10分にも満たない短い作品だが、こちらもまた哀 愁を帯びた美に引き込まれる。かねてより機会にふれて声楽曲への熱い思いを寄せてきた名匠デイヴィスによるベルリオーズとモーツァルト。ドレスデンの豊かな響きを得て、オケのメモリアル・イヤーを飾るにふさわしい出来栄えとなっている。録音:1998年10月3、4日ドレスデン、聖十字架教会(ライヴ)
PH 05051
\2400
シューベルト:
 弦楽五重奏曲ハ長調D.956,Op.163遺作
 弦楽四重奏曲第10番変ホ長調D.87,Op.125-1
ダニエル・ミュラー=ショット(Vc)
フォーグラー四重奏団
1985年ベルリンでの結成以来、不動のメンバーによりつねに第一線で活躍するフォーグラー・カルテット。メンデルスゾーン(PH.04091)につづくProfil第2弾はシューベルト・アルバム。かの「グレイト」と同じくハ長調で書かれた弦楽五重奏曲は、シューベルト室内楽の掉尾を飾る名作です。歴代の名盤においてスター・プレイヤーが務めることが恒例の、要のチェロに抜擢されたのはミュラー=ショット。ムターやプレヴィンとの共演でもっとも注目を浴びている期待の大型チェリスト。ORFEOよりリリースのアルバムでもソリストとしても一級の腕前だが、20年余りの活動で30代後半ながらカルテットとしてはヴェテランの域に入った面々と渡り合い、リードさえする存在感はたいしたもの。結果、惚れ惚れする充実の出来栄えで、シューベルト・ファン、室内楽好きにはこたえられない内容となっている。さらに、気心のしれた仲間で楽しむハウスムジークを意図したサイズで、次から次へとシューベルトらしい歌があふれ出す第10番も聴きもの。
PH 06038
\2300→¥2090
シューベルト:交響曲第9番ハ長調D.944「ザ・グレイト」 サー・コリン・デイヴィス指揮
ドレスデン・シュターツカペレ
豊かな歌でいっぱいに満たされた、夢のように美しいシューベルト。魅惑のドレスデン・シュターツカペレ・エディションにデイヴィスの「グレイト」が登場。ボストン響(80年)以来3種目となるデイヴィスの「グレイト」は、当オケとの全集録音(「グレイト」は96年7月2-4日、場所はルカ教会)の直前にあたるものでライヴとしては初めて。名誉指揮者デイヴィスそのひとの誠実な音楽作りのもと、ドレスデンの美質が花開いた全集は最良の成果ともいえるたいへん優れた内容だった。ドレスデンといえばシューベルトはもっとも得意とするところ。主なところだけでも「グレイト」をべーム(79年ライヴ)、シノーポリ(92年)で、さらにサヴァリッシュ(67年)、ブロムシュテット(81年)とは全集を残している。そして、このたびのデイヴィスのライヴ盤。さりげないフレーズのひとつひとつが有機的に絡み合い、やがて大きな音楽を形作るさまがなんとも自然なのはさすが。長い伝統に培われた独特の流儀と腰の落ち着いた響きが極上。ここにはシューベルト演奏のひとつの理想形があるといって差し支えないだろう。録音:1996年7月1 & 2日ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
PH 06012
¥2300→¥2090
ブルックナー:交響曲第5番 ギュンター・ヴァント指揮
ミュンヘン・フィル
遂に正規盤で登場。音質もクリヤーで温かみがあり最高に素晴らしいものがある。この頃のヴァントは巨匠ぶりが尋常でないだけに、しかも曲も曲。人知を超えた崇高さで、いつなんどき聴いても無条件で感動させられてしまう。しかし、当時のミュンヘン・フィルはベルリン・フィルと肩を並べていただけあってその美しさうまさは絶品。録音:1995年11月29日、12月1日 正規盤初出
第34号セール「駆け込み単発セール」ご案内済み。
PH 05041
¥2300→¥2090
(1)ブラームス:セレナーデ第1番
(2)フォン・ウェーバー:クラリネット協奏曲Op.74
ギュンター・ヴァント指揮
ケルン放送響
(2)ヘルムート・ギーサー(Cl)
これも素晴らしい録音。60年代のブラームスもヴァントの伝記作家にして当シリーズ監修人ヴォルガング・ザイフェルト教授の一番のお薦め演奏だけあって50歳代のヴァントの切れ味の良いリズムと独特の気品。これは大変な名演。ウェーバーもドイツドイツした味わい深さが素晴らしい1枚。管楽器マニアにはもうお馴染みのヘルムート・ギーサーは長年ケルン放響の首席を務めたかの地の伝説的クラリネット奏者。録音:(1)1968年10月2日 (2)1977年11月25日 共にケルンのヴァルラフプラッツ・ザール 正規盤初出
第34号セール「駆け込み単発セール」ご案内済み。

PRO MUSICA

PPC 9056
\2500
山の魔王の宮殿にて〜
 ノルウェーのロマンティック管弦楽作品集
グリーグ:
 「ペール・ギュント」 組曲第1番 作品46
 最後の春 作品34-2、ノルウェー舞曲 第2番 作品35-2
 ヨハン・スヴェンセン(1840-1911):祝祭ポロネーズ作品12
 去年、山で山羊の番をしていた作品31 (ノルウェー民謡の編曲)
 ハルフダン・シェルルフ(1815-1868):ハルダンゲルの花嫁の行進
 オーレ・ブル(1810-1880):セーテルの娘の日曜日
 リカルド・ノルドローク(1842-1866):
  情景音楽の3つの小品(ヨハン・ハルヴォルセン編曲)〜
  決心、ヴァルス・カプリース
 リカルド・ノルドローク(1842-1866):
  ウーラヴ・トリュグヴァソン
 ヨハン・ハルヴォルセン(1864-1935):
  ボヤールの入場行進曲(1893)、
  幻想の踊り (月光の乙女たち)
 ヨハン・スヴェンセン(1840-1911):
  ノルウェー芸術家の謝肉祭作品14
 リカルド・ノルドローク(1842-1866):
  ノルウェー国歌「われらこの国を愛す」(ヨハン・ハルヴォルセン 編曲)
ペール・ドライエル指揮
ロイヤル・フィル
ペール・ドライエル(1929-) はノルウェーの指揮者。ヴィレム・ファン・オッテルロー、パウル・ファン・ケンペン、フェルディナント・ライトナーらに指揮法を学んだ。1978年、ロンドン交響楽団を指揮してグリーグの劇付随音楽〈ペール・ギュント〉全曲を初めて録音。さまざまな賞を受けるなど、国際的に高く評価された。この Pro Musica のアルバムではロイヤル・フィルハーモニックを指揮。ノルウェーのナショナル・ロマンティシズムを代表する音楽を演奏している。録音:1989年1月 オールセイント教会 (トゥーティング、ロンドン) 制作:アルネ・ペッテル・ルーグナン、録音:ショーン・ルイス

RADIO SERVIS

CR 0348
\2100→¥1890
ブラームス:
 ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.83*
ムソルグスキー:「展覧会の絵」
ギャリック・オールソン(P)
チェコ・フィル*
ガエタノ・デローグ指揮*
1973年「プラハの春」音楽祭(CR0323)に続くオールソンの「プラハの春」音楽祭ライヴ・アルバム第2弾。オールソンの鮮やかな技巧と深い音楽性が光っている。チェコ・フィルの好サポートを得て、重厚な響きの味わい深い演奏に仕上がっている。しかし、重々しいだけではなくオールソンのただならぬ推進力と高揚感溢れる演奏で一気に聴かせてくれる。また、展覧会の絵でもライヴの躍動感がそのまま伝わる。録音:1978年* 1974年
CR 0318
\1700
モーツァルト:
 交響曲第38番「プラハ」、第41番「ジュピター」、
 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲
プラハ室内管
世界屈指の室内オーケストラ、チェコのプラハ室内管弦楽団。中世の佇まいを残すプラハの美しい街で、モーツァルトは自作を初演しています。その名も「プラハ」交響曲第38番。このモーツァルト・アルバムはその「プラハ」交響曲に加えてモーツァルト最後の交響曲、第41番「ジュピター」、歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲が収録されている。約半世紀にも及ぶ歴史を持つ名門楽団による、聴き応えのあるアルバム。録音:2006年1月22日 ライヴ
CR 0323
\2100→¥1890
ハイドン:ピアノ・ソナタ第60番ハ長調
ショパン:バラード第4番変イ長調、ポロネーズ第5番嬰ヘ短調
スクリャービン:練習曲
ラヴェル:夜のガスパール
ギャリック・オールソン(P)
1970年ショパン・コンクールの覇者、ギャリック・オールソンはニューヨーク出身のピアニスト。このアルバムは、オールソンの絶頂期を収めた貴重な録音。冴え渡るテクニック、ダイナミックでスケールの大きい演奏は、他を寄せつけない圧倒的な魅力を放っている。また、音の陰影や響きにも陶酔。時にはショパンのバラードのように、バランスのとれた明快で流麗な演奏ぶりをみせ、時にはスクリャービンやラヴェルのように鮮やかなテクニックと大胆な音量変化で私たちを狂喜させる。録音:1973年5月
CR 0220
\2100
現代チェコ作曲家・室内楽曲集
 カレル・フーサ:弦楽四重奏曲Op.2
 イルジー・ゲムロット:弦楽四重奏曲
 ズデニェク・ルカーシュ:弦楽四重奏第5番 他
アポロン弦楽四重奏団
CR 0322
\2100
ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調
ラヴェル:弦楽四重奏曲へ長調
エポック弦楽四重奏団
CR 0190
\2100
ヤン・ザフ(1699-1773):テ・デウム、厳レクイエム ハ短調
ヤン・アントニーン・コジェルフ(1738-1814):
 ミサ・クルタ・エ・ソレンネ(小荘厳ミサ)ニ長調
パヴェル・キューン指揮
プラハ交響Co.&Cho.
ルドミラ・ヴェルネロヴァー(S)
ナジェジダ・ペトレンコ(S)
イヴォナ・シグヴァーロヴァー(A)ヴラディミール・ドレジャル(T)
ロマン・ヤナール(Br)
イジー・カレンドフスキー(B)
ヨセフ・クシュカ(Vn)
CR 0027
(2CD)
\2100
チェコ三大ミサ曲集
 リエフマン:ミサ ニ短調、
 ドヴォルジャーク:ミサ ニ長調、
 スーク:ミサ ロ長調
ヨセフ・ヘルツル指揮
チェコ放送管&合唱団
CR 0210
\1800
珠玉のフランス・オルガン音楽
 レオン・ボエルマン(1862-1897):ゴシック組曲 Op.25
 フランク(1822-1890):
  前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18/パストラール Op.19
 マルセル・デュプレ(1886-1971):3つの前奏曲とフーガ Op.7
 メシアン:主の降誕 から 神はわれらのうちに
アレシュ・バールタ(Org)
録音:1999-2000年、オロモウツ(モラヴィア地方)、ミハル教会
CR 0087
\1800
ブラームス:
 弦楽四重奏Op.51ハ短調、
 ピアノ五重奏第1番Op.34ヘ短調
田中美千子(P)
アポロン弦楽四重奏団
[マルティン・ヴァーレク(Vn)
ラデック・クシジャノフスキー(Vn)
ウラディミール・クロウパ(Va)
パヴェル・ヴェルネル(Vc)]
CR 0127
\1800
フェルステル:
 ヴァイオリン・ソナタ、バラード、幻想曲、幻想ソナタ
イヴァン・ジェナティー(Vn)
ヨセフ・ハーラ(P)
CR 0017
\1800
チェコ・オルガン音楽の300年、第1集
 チェルノホルスキー、
 ブリクシ、ヴァニハル、
 スメタナ、ドヴォルザーク ほか
ヨセフ・ポペルカ(Org)
CR 0170
\1800
ウラディミール・ブカッチ、ヴァイオリン&ヴィオラ・リサイタル
 前奏曲とアレグロ、タイスの瞑想曲、月の光(Vn)
 熊ん蜂の飛行、亡き王女のパヴァーヌ(Va) ほか
ウラディミール・ブカッチ(Vn&Va)
ヤロミール・クレパーチ(P)
CR 0186
\1800
ヤン・ヤクプ・リバ(1765-1815):チェコのクリスマス・ミサ ヤン・キューン指揮
プラハ放送響 チェコCho.
マリア・タウベロヴァー(S)
ヴィェラ・クリロヴァー(A)
ルドルフ・ヴォナーセク(T)
ヤロスラフ・フロマートカ(B)
ヤン・ベドジフ・クライス(Org)
CR 0106
\1800
チェコ歌曲集
 スメタナ、ドヴォルジャーク、ノヴァーク、フェルステル ほか
ベノ・ブラフト(T)
マルタ・クラーソヴァー(A)

RICERCAR

RIC 247
\2100
「カルミナ・ブラーナ写本〜賭事師たちのミサ曲」
 ロカマドゥールのエスタンピー、「馬鹿様達の御成り」、入祭唱「皆、嘆け」、
 オラツィオ「お前の欺瞞、お前の貪欲」、キリエ・クム・ジュビロ、
 グロリア・クム・ジュビロ、色事師のエスタンピー、
 使徒書簡朗読「破産する行為についての朗読」、
 昇階唱「思いを込めてサイコロを転がせ」、
 アレルヤ唱「アレルヤ、人生とは何と不思議なものか」、
 セクエンツィアへの舞曲、
 セクエンツィア「新しい生贄のため、サイコロは5と6を犠牲にする」、
 福音書朗読へのコンドゥクトゥス「年初たるこの時に」、
 福音書朗読「お前の欺瞞、お前の貪欲」、クレド、
 オッフェルトリウム(奉献唱)「屈辱を受けた財布をお救い下さい」、
 「喜ばしきストラ」、サンクトゥス、子供たちのサンクトゥス、
 オラツィオ「サイコロ様、あなた様の怒りをお撒き散らし下さい」、
 主の祈り、「そして、父たる全能なる神の呪いが汝に降り注がれよ」、
 アニュス・デイ、
 聖体拝領唱「讃美して立ち上がった全ての人がサイコロ様のため衣服を手に取った」、
 「憎しみを生む」、「喜びに満ちたこの日」、
 「そして主の呪いが汝に降り注がれよ」、ベネディカムス・ドミノ
ミレナリウム(ジョングルールたち)、
ナミュール室内合唱団(ゴリアルドゥスたち)、
プサラント(司教座聖堂参事会員たち)、
フォルバッハ音楽学校児童合唱団(子供たちの合唱)
カルミナ・ブラーナの写本そのものに旋律が記されている数少ない曲の1つ「賭事師たちのミサ曲」は、録音も少なく、クレマンシックがハルモニア・ムンディで録音したものが知られる程度。この録音では、そのカルミナ・ブラーナのミサ曲に、その精神を同じくする同時代の組み合わせ可能な曲を加え、また、一部、カルミナ・ブラーナにある旋律を使ったミレナリウムによる作曲も加え、ミサとしての形を整えている。彼らによる熱演は、この曲の本質を良く伝え、中世の世俗の暮らしに思いを至らせてくれる。録音:2005年9月ベルギー、リエージュ州、ボラン、サン・タポリネール教会
RIC 238
〔旧譜〕
\2100
「カルミナ・ブラーナ写本」
 「凍てつく時は去って」、「正義と不正が」、「いざ たたえよう カタリナの」、
 「空は変えても心は変えず」、「このようにわが身の不幸を」、「やさしい大地」、
 「真の中の真よ」、「甘い春の季節に」、「クロノスの囲いから春が」、
 「破滅の徴し」、エスタンピー、「フォイボスの輝ける踊り」、「ギデオンの踊り」
ミレナリウム

SDG

SDG 124
(2CD)
\3900
J.S.バッハ:カンタータ集
[CD1]
三位一体節後第14日曜日のためのカンタータ
 カンタータ第25番
 「汝の怒りによりてわが肉体には全きところなく」BWV25
 カンタータ第78番「イエスよ、汝はわが魂を」BWV78
 カンタータ第17番「感謝の備えものを献ぐる者は、われを讃う」BWV 17
[CD2]
ミカエルの祝日のためのカンタータ
 カンタータ第50番「いまや、われらの神の救いと力と」BWV 50
 カンタータ第130番「主なる神よ、われらこぞりて汝を頌め」BWV 130
 カンタータ第19番「かくて戦い起これり」BWV 19
 カンタータ第149番「喜びと勝利の歌声は」BWV 149
ガーディナー指揮
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
モンテヴェルディ合唱団
[CD1]マリン・ハルテリウス(S)、
ロビン・タイソン(A)、
ジェイムス・ギルクリスト(T)、
ペーター・ハーヴェイ(B)
[CD2]
マリン・ハルテリウス(S)、
リチャード・ウィン・ロバーツ(A)、
ジェイムス・ギルクリスト(T)、
ペーター・ハーヴェイ(B)
CD1に収められている曲は、三位一体節後第14日曜日のために書かれている。この日の礼拝では、イエスがらい病患者を癒す場面の聖句が読まれる。3曲とも比較的大きめの編成で、曲も手のこんだもの、目のつまったものとなっている。特に第78番は、後にロ短調ミサ曲の「クルツィフィクスス(十字架につけられ)」にも転用されている第1曲のコラール合唱曲の主題が、聴くものの心にズシッと響く、カンタータの中でも1,2をあらそう人気曲。かの鈴木雅明氏も大学でこのカンタータを初めて演奏した時に、あらためてバッハの素晴らしさに気付かされたという曲。ミカエルの祝日のために書かれたカンタータもいずれも華やかな合唱曲が特徴的。魅力的な2枚組みとなっている。
SDG 127
\3200
J.S.バッハ:カンタータ集
 〜降誕節第3日のためのカンタータ〜
  カンタータ第151番「甘き慰めなるかな、わがイエスは来ませり」BWV 151
  カンタータ133番「われ汝にありて喜び」BWV 133
  カンタータ64番「見よ、父のわれらに賜いし愛の」BWV 64
 〜降誕節第2日(殉教者ステパノの記念日)
  カンタータ第57番「試練に耐えうる人は幸いなり」BWV 57
ガーディナー指揮
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ&モンテヴェルディ合唱団
ギリアン・キース、
キャサリン・フーグ、
ジョアンヌ・ルン(S)、
ロビン・タイソン(A)、
ウィリアム・タワーズ(T)、
ジェイムス・ギルクリスト(T)、
ペーター・ハーヴェイ(B)
華やかな合唱曲で始まる151番、まるでオペラのような濃い楽曲構成の57番。クリスマスのカンタータなだけにバッハの筆の勢いも日常礼拝のためのカンタータとはまた一味ちがって、どれもとても楽しめる内容。今年のクリスマス・シーズンにむけてバッハ・ファン必携の内容の1枚。
SDG 701
(特別価格)
\2700
サンチャゴへの巡礼
 12世紀のカリクスティヌス写本/
  トマス・ルイ・ヴィクトリア、
  ヤコブス・クレメンス・ノン・パパ、パレストリーナ、
  ギョーム・デュファイ、クリストバル・モラレス、
  ラッスス、ムートンらの作品
ガーディナー指揮
モンテヴェルディ合唱団
2004年にコンビ結成40周年をむかえたガーディナーとモンテヴェルディ合唱団による、「サンチャゴへの巡礼」最新盤登場。キリスト教では、ちょうど日本のお遍路さんのように、フランスを始発点として、スペインの聖地サンチャゴ・デ・コンポステラへと巡礼する伝統がある。ガーディナーとモンテヴェルディ合唱団は、巡礼の旅路に沿って、その道中にある教会や修道院に立ち寄っては、16世紀から17世紀にかけてイベリア半島で生み出された宗教合唱曲を中心に演奏してきた。その音楽巡礼の旅を経てロンドンに戻った彼らによって演奏されたのがこのディスク。「音楽巡礼」の旅を経て結束をかため、さらに高みへ昇った彼らと一緒に、音楽巡礼を追体験できる、きわめて壮大な一枚となっている。録音:2005年5月

SIMAX

PSC 1233
\2500→¥2290
ヨハン・スヴェンセン(1840-1911):
 ビョルンソンの劇のための交響的前奏曲作品8 (1872)
 管弦楽のための伝説作品11 (1874)
ヨハン・ペーテル・セルメル(1844-1910):
 フランドルの謝肉祭作品32、交響詩作品50
ミハイル・ユロフスキー指揮
オスロ・フィル
ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための〈ロマンス〉が現在も各地の室内オーケストラで演奏され、グリーグに次いで国際的な知名度も高いヨハン・スヴェンセン (1840-1911)。スヴェンセンやグリーグと同じく国から作曲家助成金を受けるほど評価され、作品も広く演奏されながら、没後、ほとんどの曲がアーカイヴに閉じこめられてしまったヨハン・ペーテル・セルメル(1844-1910)。ともにライプツィヒで学び、指揮者としても活躍したノルウェーのナショナル・ロマンティシズム時代のふたりの作曲家。ビョルンソンの劇からインスピレーションを得た、戦いと恋の音楽〈シーグル・スレムベ〉。スペインのアランブラ宮殿を舞台に、悪の力からの救いを求めキリスト教に改宗したムーアの王女ゾラハイダの伝説。ベルリオーズの〈ローマの謝肉祭〉に触発されて作曲にとりかかり、フランドル地方のカリヨンの旋律も素材にした〈フランドルの謝肉祭〉。人類のためにゼウスの火を盗んだため過酷な罰を受け、ヘラクレスに救われるプロメテウスの神話。〈ゾラハイダ〉 をのぞき、これが初録音です。録音:2003年8月25日-29日 オスロ・コンサートホール 制作:クシシュトフ・ドラーブ、録音:エリサベト・ソメシュネス、マーリト・アスケラン

STEINWAY JAPAN

SJLYA 001
\2300
新居由佳梨〜“Melancolie”(メランコリー)
プーランク:
 メランコリー、プレスト、
 エディット・ピアフを讃えて(15の即興曲より)、
 イタリア奇想曲
ドビュッシー:
 亜麻色の髪の乙女、西風の見たもの、喜びの島
ラヴェル:
 オンディーヌ、亡き王女のためのパヴァーヌ、
 道化師の朝の歌
リスト:愛の夢 第3番、ラ・カンパネラ
新居由佳梨(P)
スタインウェイ・ジャパンが2002年秋からスタートさせた“Young Virtuoso Series”で、全国各地でコンサートを開催している新居由佳梨が、このたび待望のCDをリリース。「最初のCDは、私の大好きなフランスの小品を集めて・・・。特にプーランクは、本当に美しい小品が多くて、もっともっと皆様に知っていただきたいんです・・・。」 とのアーチストの想いから、プーランク、ドビュッシー、ラヴェル、リストが収録されている。Neumannのマイクによる優秀録音でスタインウェイの美しいピアノの音と多彩なニュアンスが存分に楽しめる。

STOMP MUSIC

EKLD 0720
\2000
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調op.18
チャイコフスキー:
 ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調op.23
ジュリアス=ジョンウォン・キム(P)
ウラディミール・ヴァーレク指揮
北ドイツ放送フィル
ウィーン在住の韓国人ピアニスト、ジュリアス=ジョンウォン・キムによる2大ピアノ協奏曲の胸のすく快演。ヨーロッパのリサイタルで証明済みの素晴らしいテクニックと天賦の美音で美しいメロディの宝庫である2つの協奏曲を爽やかに弾きあげている。韓流=恨(ハン)=情念の世界という先入観とは無縁の爽快な味わいがそれぞれの作品の魅力を一層引き立てている。

SUPRAPHON

SU 3882
\2000
ドヴォルザーク:組曲イ長調Op.98(B 190)
スーク:幻想的スケルツォOp.25
同:弦楽セレナード変ホ長調Op.6
ヤクブ・フルシャ指揮
プラハ・フィル
さきの日本フィルへの客演でも高い評価を得た、チェコ若手の最有望株フルシャによるアルバム第2弾。ピアノ曲からの編曲でリリカルなドヴォルザークの組曲、そのドヴォルザークに通じる心を揺さぶるような美しさに彩られたスークのセレナード。各誌で絶賛を浴びたドヴォルザーク小品集(SU.3867)と同様に無類の共感にあふれ、いまキャリアを駆け上がる時期ならではのみずみずしい感性もききどころとなっている。
SU 3892
\1700
(1)R.シュトラウス:ホルン協奏曲第1番変ホ長調Op.11
(2)同:ホルン協奏曲第2番変ホ長調(1942)
(3)フランツ・ヨゼフ・シュトラウス:ホルン協奏曲ハ短調Op.8
(4)モーツァルト:ホルン協奏曲第2番変ホ長調K.417
ズデニェク・ティルシャル(Hrn)
(1)(2)イジー・ビエロフラーヴェク指揮
プラハ響
(3)(4)ヴァーツラフ・ノイマン指揮
チェコ・フィル
チェコのズデニェク・ティルシャル(1945-2006)は弟べドジヒとともに“ティルシャル兄弟”として日本にもファンの多いホルンの世界的名手。19歳でチェコ・フィルのオーディションを受けて入団、1968年には同オケの首席奏者に就任した。そののちはソリストとして、また教師としても活躍の場を広げるいっぽう、その卓越した腕前によりたくさんのアルバムを作っている。このころ絶頂期を迎えていた彼による協奏曲集は、この2006年8月に急逝した彼の至芸を偲ばせる。2006年最新マスタリング。録音:(1)(2)1979年9月22-26日プラハ、市庁舎スメタナ・ホール (3)1985年11月15日 (4)1976年2月プラハ、ルドルフィヌム
SU 3890
(10CD-BOX)
\12000→¥9990
ショスタコーヴィチ:交響曲全集
[CD 1]
 交響曲第1番へ短調Op.10
 交響曲第12番ニ短調Op.112「1917年」
[CD 2]
 交響曲第2番ロ長調Op.14「10月革命に捧ぐ」
 交響曲第10番ホ短調Op.93
[CD 3]
 交響曲第3番変ホ長調Op.20「メーデー」
 交響曲第14番ト短調Op.135「死者の歌」
[CD 4]
 交響曲第4番ハ短調Op.43
[CD 5]
 交響曲第5番ニ短調Op.47
 交響曲第9番変ホ長調Op.70
[CD 6]
 交響曲第6番ロ短調Op.54
 交響曲第15番イ長調Op.141
[CD 7]
 交響曲第7番ハ長調Op.60「レニングラード」
[CD 8]
 交響曲第8番ハ短調Op.65
[CD 9]
 交響曲第11番ト短調Op.103「1905年」
[CD10]
 交響曲第13番変ロ短調Op.113「バビ・ヤール」
マキシム・ショスタコーヴィチ指揮
プラハSO.
プラハ・フィルハーモニックCho.(第2番・第3番)
マリーナ・シャグチ(S)
ミハイル・リソフ(Bs)(第14番)
ぺテル・ミクラーシュ(Bs)
プラハ・フィルハーモニックCho.男声Cho.、
キューン混声Cho.の男声Cho.(第13番)
生誕100年を記念して、続々と強力なタイトルが目白押しのショスタコーヴィチのアルバム。スプラフォンからは、作曲者の息子マキシムがプラハ響と行なったライヴによる交響曲全集がリリースされる。もっとも録音の古い第4番をはじめ、第5番、第6番、「バビ・ヤール」の4曲を除いて、ほとんどすべてが初出という注目の内容。なんといっても血のつながりを持つ親子というのはほかの誰にも真似の出来ない強み。生まれた時から父親の作品に身近に接してきたマキシムを、その解釈においてもっとも信頼できる権威のひとつとするのは異論の余地のないところ。交響曲では第15番の初演を手がけ、チェロ協奏曲集(SU.3414)などのアルバムを作り上げてきた数々の実績がこれを物語っている。けれども不思議といえば不思議なこともあるもの。肝心の交響曲の録音については、わずかにロンドン響やソヴィエト国立響などと散発的に残しているのみで、ここに至るまで単独のオケで全曲が揃うことはかなわなかった。こうした状況の中で、足掛け10年の歳月をかけてようやく完成した当セットの存在意義はきわめて大きいといえる。しかもここではオケが指揮者と90年代前半から親密な 結びつきを深めているプラハ響であることや、既出の4曲がいずれも高い評価を得ていたことからも演奏内容への期待度も高まる。さらに音質面にも万全の配慮で、全集化にあたり既出の内容も含めて2006年に最新のリマスタリングを施している。録音:(第1番・第9番)1999年11月30日&12月1日 (第12番・第15番)2006年3月8?9日 (第2番)2005年12月6-7日 (第3番・第11番)2006年2月28日&3月1日 (第14番)1999年12月7-8日 (第4番)1998年2月3-4日 (第6番)1999年3月2日 (第7番)2002年2月27日 (第8番)2003年4月7-8日以上プラハ市庁舎スメタナ・ホールにおけるライヴ (第13番)1995年2月1日 (第5番)1996年11月13日プラハ、ルドルフィヌムにおけるライヴ
SU 3891
(3CD)
\3600
「ザ・ベスト・オブ・チェコ・クラシックス」
[CD 1]
 スメタナ:連作交響詩「わが祖国」
[CD 2]
 ドヴォルザーク:
  スラヴ舞曲集第1集Op.46 & 第2集Op.72
[CD 3]
 ドヴォルザーク:
  (1)交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」
  (2)序曲「謝肉祭」Op.92
  (3)交響的変奏曲Op.78
[CD 1]
イルジー・ビエロフラーヴェク指揮
チェコ・フィル
[CD 2]
ヴァーツラフ・ノイマン指揮
チェコ・フィル
[CD 3]
イルジー・ビエロフラーヴェク指揮
チェコ・フィル
ドヴォルザークとスメタナが書いた、あらゆるクラシック音楽の中でもとびきりの名作をお得なセットにしました。名門チェコ・フィルによる演奏は作品本来の魅力をストレートに伝える好ましいもの。[CD 1]1990年3月26-28日プラハ城、ヴラディスラフ・ホール [CD 2]1985年3月19日-4月16日プラハ、ルドルフィヌム・スタジオ [CD 3](1)(2)1989年9月プラハ、ルドルフィヌム・スタジオ (3)1990年5月28日プラハ、支庁舎スメタナ・ホール(ライヴ)

SUPRAPHON 1CD¥1800

SU 3819 ヴァーツラフ・ヤン・トマーシェク:ピアノ協奏曲集
 (1)ハ長調Op.18/(2)変ホ長調Op.20
ヤン・シモン(P)
ヴラディミール・ヴァーレク指揮
プラハ放送響
ベルリオーズ、パガニーニ、クララ・シューマン、そして若きワーグナーらとも親交のあったトマーシェク(1774-1850)。19世紀前半プラハの楽壇で中心にあったボヘミアの作曲家。ウィーンに出て活躍したグループと、19世紀の国民楽派との橋渡しをした役割も重要とされている。多くの歌曲やオペラなども残しているが、見落とせないのがエクローグ・狂詩曲・ディテュランボスといったピアノ曲。これらは技巧と内容とのバランスが見事で、先駆的なアイデアは弟子のヴォジーシェクやシューベルト、シューマンら後世のお手本とされるほど。彼はまたロマン派に顕著な性格的小品の創始者ともいわれている。おそらく1803年から1805年にかけて書かれた2つの協奏曲。当時の古典派の様式をよく伝える一方で、ときに時代を先取りするような書法も垣間見えて刺激的。まずピアノ好きの方であれば、独奏曲同様に独特のセンシティヴでメロディアスな魅力に引き込まれること間違いないだろう。録音:(1)2005年3月21-23日 (2)2006年3月21-23日、4月5日 プラハ、チェコ放送第1スタジオステレオ
SU 3877 (1)ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第2番「ないしょの手紙」
(2)パヴェル・ハース:
 弦楽四重奏曲第2番「猿山より」(打楽器つき版)
パヴェル・ハース四重奏団
(2)コリン・カリー(Per)
数々のコンクールで入賞を果たし、「ここ数年のうちに有名になるのは間違いなし」とストラッド、インディペンデントなど各紙が太鼓判を押す気鋭のアンサンブル、ハース・カルテット。ヤナーチェクの名作と、その弟子で第2次大戦下ガス室に送られ非業の死を遂げたハースの作品は、今年6月の初来日公演でも取り上げたのと同じ演目。ハース26歳の作「猿山より」は、チェコ=モラヴィア高地で過ごした夏の休日を回想して書かれたもの。師を思わせるメロディの魅力と、作品の特徴としてジャズのアドリブ語法の指示が強調されるように、実体は完全にハースの音楽となっている。デビュー盤は実演での高評価をそのまま裏付けるような内容で、このたびスプラフォンはその才能に惚れ込み専属契約を結んだ。ステレオ
SU 3876 メンデルスゾーン:交響曲集
 第3番イ短調Op.56「スコットランド」
 第4番イ長調Op.90「イタリア」
イジー・ビエロフラーヴェク指揮
プラハ・フィル
現代チェコの巨匠ビエロフラーヴェクが1994年に自ら創設した手兵プラハ・フィルハーモニア。オケの結成以来レパートリーの中心に据えてきたメンデルスゾーンを録音した。ハルモニア・ムンディやスプラフォンでのモーツァルト演奏も活き活きとして気持ちの良いものだったが、ここでも弦の美しさなどとりわけ印象的。録音も優秀。録音:2006年4月28-30日プラハ、ルドルフィヌムステレオ

ヤナーチェク管弦楽曲全集シリーズ
1CD\1500→¥1390
第34号セール「駆け込み単発セール」ご案内済み。

SU 3886 ヤナーチェク:
 ラシュスコ舞曲集/弦楽のための組曲/弦楽のための牧歌
フランティシェク・イーレク指揮
ブルノ・フィル
録音:1991、1992年
SU 3887 ヤナーチェク:
 タラス・ブーリバ/オーケストラのためのアダージョ/
 オーケストラのための組曲Op.3/序曲「嫉妬」/コザックの舞曲/
 セルビアのコロ舞曲/ヴァイオリン弾きの子供/
 交響詩「ブラニーク山のバラード」
フランティシェク・イーレク指揮
ブルノ・フィル
録音:1986、1991 & 1992年
SU 3888 ヤナーチェク:
 シンフォニエッタ/ドナウ交響曲/
 ヴァイオリン協奏曲「魂のさすらい」/
 シュルークとヤウ
カロリーナ・ドヴォルジャーコヴァー(S)
イヴァン・ジェナティー(Vn)
フランティシェク・イーレク指揮
ブルノ・フィル(ブルノ国立フィル)
モラヴィアの中心ブルノに生まれ、長いことブルノ・オペラの首席指揮者を務めたイーレクは、数多くの初演経験を持ちヤナーチェクのスペシャリストとして知られます。1958年ブルノで、イーレク自身の肝煎りで初めて開催されたヤナーチェク音楽祭では管弦楽作品だけでなく、すべてのオペラのリハーサルと演奏を手がけている。ここではたとえば、絶対に外せないシンフォニエッタやタラスも、ほかのオケで聴くのとは一味もふた味も違う味わいで興味が尽きない。民謡をベースにしながらユニークな音楽語法に長けたヤナーチェク。その名をポピュラーにした立役者イーレクによる記念碑的なシリーズは、膨大なカタログを誇るスプラフォンのなかでもその価値がはかりしれないもの。録音:1986、1992年

SYNNARA 1CD¥2300

NSC 147
\2300→¥2090
ユン・イサン(尹伊桑)10周忌 記念盤
ユン・イサン(尹伊桑):
 ハープと管弦楽のための序奏(ファンファーレ)と追想(1979)
 大管弦楽のための幻想的舞曲「巫楽(ムアク)」(1978)
 交響詩曲「光州よ、永遠に」(1981)
キム・ホンジェ(金洪才)指揮
東京交響楽団
ユン・イサンが1995年に亡くなってはや11年。生前は韓国ではあまり評価されなかった。それどころか1967年、当時のKCIAに西ベルリンからソウルへ拉致されスパイ容疑で終身刑を宣告され、ストラヴィンスキーやシュトックハウゼンをはじめとする音楽家たちの署名運動と西独政府の強い働きかけにより、2年後に釈放され、西独の市民権を得てベルリン音楽大学で教育に力を入れてきた。細川俊夫をはじめ日本人の教え子も沢山いるが、韓国人の教え子はほとんどいない。しかしその韓国でも10周忌を記念して韓国を代表するレーベルからCDが発売された。演奏が東京交響楽団というのも興味深いところ。
NSC 083 子供を亡くした兵士/妻を亡くした兵士/
ご飯のバラード/乞食の歌/
ナムウェオンに向かう警官/牢獄のチュンハン/
インダン川への旅/水夫の嘆き 他全13曲
ジョン・ジョンレル、
イム・ヒョンビン、
ジョン・ユンヘ、
ジャン・ミュンイ、ナム・サンギル(歌)
ハン・ソンジュン、
ソン・ジェウォン(太鼓)
クリス・モンロー(Perc)
クラッグ・フローリー(Sax),
エヴェン・ビューラー(Vib)
ダグ・ミラー(Keyboard),
ジョシュ・スチュワート(Tr)
おしゃれで豪華な装丁のケースを開けて、CDをトレイにのせて音楽が流れてくるとのけぞること疑いなし!強烈にえぐい。ただ聴き込むうちのそのえぐさが妙に懐かしく思われてくる。おしゃれなヨン様に代表される韓流のルーツも実はパンソリの底に流れるこの「恨(ハン)」であり、朝鮮半島を渡って日本では浄瑠璃や演歌になって日本人の血の中に生き続けているのだろう。Jazzとのコラボレーションで聴きやすくはなっているが、パンソリに圧倒されること間違いなし!
NSC 158 無伴奏ヴァイオリン独奏によるアリラン変奏曲
 ヴァイオリン独奏による/
 故郷への道/朝鮮民謡を主題とした小品/
 歓喜/故郷の村
ヴァイオリン協奏曲 掘削工
ヴァイオリン協奏曲 溶鉱炉が見える海辺にて
白高山(Vn)、
ピアノ伴奏、
オーケストラ、
指揮不明
韓国戦争の渦中だった1951年、ロシア・モスクワのチャイコフスキー音楽院で開かれた校内コンサート。黒い髪の毛のある東洋人研究生の聞いたことのない激情的な演奏が終わると、当時、チャイコフスキー音楽院教授だった世界的なバイオリニスト、ダヴィッド・オイストラフ(1908-1974)は、直接彼を教えると進み出た。彼は北朝鮮から特別研究生として招かれたバイオリニスト白高山(1930-1997)。彼の演奏した曲は「アリラン、アリラン、アラリヨ?」で始まる本調アリランを変奏した無伴奏「アリラン変奏曲」だった。 国を失った悲しみが消え去る前に、ふたたび分断と同族戦争で苦しむ民族の悲しみを悽絶なメロディーで表現した同曲は今も、白高山だけがまともに演奏できるという評価のある彼の代表作だ。 白高山はオイストラフの弟子としてたゆまず実力を伸ばし、1957年、ロシア・モスクワで開かれた第1回チャイコフスキー国際音楽コンクールで入賞し、1978年にはチャイコフスキー・コンクールのバイオリン部門審査委員に委嘱され、終身審査委員を勤めた。平壌(ピョンヤン)音楽舞踊大学などに在職し、北朝鮮はもちろん、中国、モンゴルなどから来た留学生たちを育てた。 本格的な作曲家活動をしたのではないが、白高山は西洋楽器であるバイオリンを利用し、民族的メロディーを盛り込んだ曲を創作し演奏することも楽しんだ。「アリラン変奏曲」のほかに、民謡を土台にした「民謡を主題にした小品」がそれだ。今回のアルバムにはこのほか「故郷への道」「歓喜」「熔鉱炉が見える海辺で」など創作曲が収録され、彼の直筆楽譜写真もブックレットに載せられた。同アルバムは日本新世界レコード社でオープンリールの形態で保有していた北朝鮮の音楽の中で、白高山の演奏音源のみを再整理して作ったものだ。東亜日報 2006年6月27日の記事より 音の状態はあまりよくないが貴重な録音。ご了承ください。

TALENT

DOM 292990
(SACD Hybrid)
\2400→¥2190
ヴォルフ=フェラーリ:
 オーボエ、イングリッシュホルン、ファゴットのための協奏曲集
  牧歌 イ長調
  (オーボエ、弦楽、2つのホルンのためのコンチェルティーノ)op.15 
  イングリッシュホルン、弦楽、
   2つのホルンのための小協奏曲op.34 
  組曲 ヘ長調
   (ファゴット、弦楽と2つのホルンのためのコンチェルティーノ)
ピエト・ファン・ボクスタル(Ob、E-hrn)、
ルク・ルブリ(Fag)
ハンス・ロトマン指揮
西ザクセン響
『聖母の宝石』などオペラブッファの作曲家としておなじみのヴォルフ=フェラーリのもうひとつの顔は室内楽と協奏曲の作曲家。1932年に作曲された『牧歌』から、最後に書いたイングリッシュホルンのための小協奏曲(1947)まで、どの作品でも前世紀の後期ロマン派の作風を一貫している。ロマンティックな曲想はオペラ作曲家ならではのものだが、激情的な叫びとは無縁の牧歌的な世界に心洗われる思いがすることだろう。
DOM 291077
\2400
コロラトゥーラの芸術/
 エリザベト・ヴィダル・フランス・オペラアリア集
 ビゼー:木霊よ、かぐわしき大気の上に来たれ〜
  「美しきパースの娘」 
 トーマ:甘い偽り〜「エルヴィールの物語」 
 トマ:あなた方の瞳に、友よ わたしの花を分け合おう〜
  「ハムレット」 
 トーマ: 暗い土牢で〜「カルマニョーラ伯」
 トーマ:わたしはティターニアよ〜「ミニョン」 
 サン=サーンス:ナイチンゲールとバラ〜「パリザティス」 
 マスネ:
  私そんなに美しいかしら〜
  私が女王様のように町を行くと〜「マノン」 
 マスネ:おおマノン、あなたは女王〜「マノン」 
 グノー:ワルツ〜「ファウスト」 
 ダヴィッド:かわいい鳥〜「ブラジルの真珠」 
 マスネ:タイスの瞑想曲(独唱版)
エルザベト・ヴィダル(S)、
アンドレ・コニェ(Br)
ハンス・ロトマン指揮
マイニンゲン・オペラ管

TDK 1CD¥2700

TDKMA 002 モーツァルト:
 クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581
 ホルン五重奏曲 変ホ長調 K.407
トッパンホール・アンサンブル
(四戸世紀(Cl)、
西條貴人(Hr)、
川崎洋介(Vn)
菅沼ゆづき(Vn)、
柳瀬省太(Va)、
鈴木 学(Va)、
古川展生(Vc))
今まで四戸氏のオーソドックスレパートリーのアルバムがなかったのが不思議で、ライスターの秘蔵っ子として長くベルリン放響(現ベルリンドイツ響)の首席を務め、リッカルド・シャイーが激賞するドイツクラリネットの正統派。ド級名人の川崎氏、しみじみうまい古川氏、渋さ爆発で、ドイツ人以上にドイツ的の柳瀬氏など素晴らしい内容。録音:2005年7月 2006年3月
TDKMA 001 ベートーヴェン:
 弦楽三重奏のためのセレナード ニ長調 作品8
 七重奏曲 変ホ長調 作品20
トッパンホール・アンサンブル
(川崎洋介(Vn)、
柳瀬省太(Va)、
古川展生(Vc)、
吉田 秀(Cb)、
四戸世紀(Cl)、
吉田 将(Fg)、
阿部 麿(Hr))
恐ろしい集中と名人同士のぶつかり合いがすさまじいうえに、桜井、野田両エンジニヤの名録音が加わりとんでもない凝集力のベートーヴェン。古楽器全盛の昨今まさに肚にゴリっと応えてくれるベートーヴェンらしいベートーヴェンが展開されている。録音:2005年7月 2006年3月
TDKAD 021
(2CD)
\4000
[CD1]
ハイドン:交響曲第63番ハ長調「ラ・ロクスラーヌ」
モーツァルト:協奏交響曲 変ホ長調 K.364(320d)*/**
[CD2]
モーツァルト:交響曲第36番ハ長調K.425「リンツ」
[アンコール]
 ハイドン:交響曲第63番ハ長調「ラ・ロクスラーヌ」終楽章(初版)
鈴木秀美(指揮)
オーケストラ・リベラ・クラシカ
若松夏美(Vn)*
高田あずみ(Va)**
若松夏美、高田あずみをソリストとして迎えたOLC第15回プロジェクトのライヴ。ハイドン「ラ・ロクスラーヌ」とモーツァルト「リンツ」の2つのハ長調交響曲、そしてヴァイオリンの若松夏美、ヴィオラの高田あずみの両コンサートマスターの息の合った演奏で聴くモーツァルト「協奏交響曲」と彩り豊かなプログラム。モーツァルト「協奏交響曲」では実に美しく響き渡る2人のソリストに聴き惚れる。緻密なアンサンブル、絶妙なバランスの演奏で、ハイドンとモーツァルトの音楽の愉しみを味わうことが出来る。録音:2006年6月17日東京・浜離宮朝日ホール(ライヴ録音) 音声収録編集:櫻井卓

WATERLILY

WLA 078
\2300→¥2090
リスト:管弦楽作品集
 前奏曲
 ゲーテ記念祭の祝祭行進曲(コチシュ編)
 忘れられたワルツ第2番(コチシュ編)
 オーベルマンの谷(コチシュ編)
 忘れられたワルツ第3番(コチシュ編)
 華麗なマズルカ(コチシュ編)
 マゼッパ
ゾルタン・コチシュ指揮
ハンガリー国立フィル
今年6月末から7月にかけて来日中のコチシュとハンガリー国立フィルの新譜です。リストの管弦楽作品を収録。なんとうち5曲はコチシュの手による編曲。ハンガリー三羽烏の一人のピアニストとして鮮烈なデビューを果たし、指揮者としても順調にキャリアをかさね、さらにアレンジまで手がけるとは、コチシュの世界のますますの充実振りがうかがえます。「忘れられたワルツ第3番」の深遠な世界も、ピアニストとして曲を熟知したうえでの編曲とあって、単なるオーケストラ化ではなく、リストの宗教的な世界を拡大させた見事な編曲となっている。「前奏曲」や「マゼッパ」も、コチシュの指揮によって、ハンガリー国立フィルの熱い血潮を感じさせる音色と、怒涛のような推進力が120パーセント爆発した演奏となっている。録音:2006年1月

WERGO 1CD¥2000

WER 6680 ヘンツェ:
 (1)鉄条網の向こうのオルフェウス/(2)アリスタエウス
(1)ロビン・グリットン指揮
ベルリン室内合唱団
(2)マルティン・ヴットゥケ(語り手)、
マレク・ヤノフスキ指揮
ベルリン放送響
1926年生まれのヘンツェは、今年で御年齢80歳。ますますその創作意欲は衰えず、我々に新しいものを提示し続けてくれている。今回は、ちょっと前の作品ではあるが、いずれも世界初録音。いずれも「オルフェウスとエウリディーチェ」の物語にまつわる内容のもの。神話の世界の時代、音楽の名人オルフェウスと結婚して間もないエウリディーチェは、蛇にかまれて命をおとす。黄泉の国からエウリディーチェを連れ戻すために、オルフェウスは地獄の番人に得意の歌を聴かせて門を開かせることに成功するが、地上に戻るまで決してエウリディーチェの方を振返ってはならない、という約束を破ってしまい、エウリディーチェと再び引き裂かれてしまう、という悲しいおはなし・・・。2曲とも、詩の主体は時にオルフェウス、時にエウリディーチェ、時に傍観人、と様々だが、この悲話を現代音楽劇に置き換えたものとなっている。2曲目の題名アリスタエウスは詩の中にでてくる人物で、エウリディーチェを死にいたらしめた蛇を先祖にもつとされている。かたや清澄な無伴奏合唱の世界、かたや色彩豊かな絡み合う管弦楽を伴うドラマと、ヘンツェの芸術の真骨頂を味わうこと ができる。
WER 6564 エンノ・ポッペ(1969-):作品集
 (1)木材(クラリネットとアンサンブルのための/1999、2000年)
 (2)骨(アンサンブルのための/2000年)
 (3)オイル(アンサンブルのための/2001年)
ウィーン・クラング(音)
フォーラム、エルネスト・モリナーリ((1)Clソロ)、
ステファン・アスバリー指揮
エンノ・ポッペは10歳にして作曲のコンテストで優勝したというまさに天才。ブックレットの中で、「シャベルを手に取り、森に行け。暗い穴を見つけたらすぐさま掘り返せ。あなたにちょっとでも幸運が宿っていれば、あなたは木か骨か油を掘り当てるだろう?。」自然界の物質は古来より不変で、200年以上前に生きたベートーヴェンと我々を結びつけるものもこうした自然界のものである、という一風かわったオーガニック作曲家だが、しかし作り上げる音世界は意外と前衛的。
WER 6679
\2200→¥1990
テルミンのための作品集
 オルガ・ボキヒーナ(1980-):カント・オスティナート
 カスパール・ヨハンネス・ヴァルター(1964-):
  真空状態そして幻覚
 ニコラウス・リヒター・デ・ヴロエ(1955-):テルミン島
 ミカエル・ヒルシュ(1958-):叙唱とアリア
 ユリアン・クライン(1966-):おのぞみならば
 ヴラディミール・ニコラエフ(1953-):白と黒の音楽
 モーリッツ・エッゲルト(1965-):
  ドラキュラの娘の息子vs(宇宙の彼方からやってきた)
  おそろしいフランケンシュタインの戦い
 イライダ・ユスポヴァ(1962-):見えざる町キテジ−19
リディア・カヴィナ、
バーバラ・ブッフホルツ(テルミン)
ベルリン新音楽室内アンサンブル、
テープ
ついにWERGOからテルミンのCDが登場。オススメは7トラック目。冒頭、ドラキュラのホゲゲゲゲという笑い声の模倣のようなものを聴いていると気分はもうすっかり「怪物くん」の世界。ドラキュラだけでなくオオカミ男など、題名に出てくる以外の妖怪(?)も豪華総出演といった感の作品。トラック6もオススメ。2人の名手による2台のテルミンの激しいかけあいは、丁々発止でなかなか見事ではあるが、しかしどう聴いても歯医者の治療のあのイヤーな「キュイーン」音にしか聴こえない。トラック8の「見えざる町キテジ」は、ソヴィエト時代の秘密衛星都市で、核実験なども行われた町を暗示している。ユスポヴァ自身このキテジなる地に住んだことがあり、地図にもないこの町に対して常に感じている忘れがたき郷愁を鎮めるために書いたということ。クラシックの名曲をカバーした演奏CDは数あれど、テルミンのためにかかれたオリジナル作品を集めたCDはまだそう多くはない。テルミン奏者の二人はともにモスクワで本格的にテルミンを学んだ実力派。特にリディア・カヴィナは、レオン・テルミン博士(映画「テルミン」にも実際に登場するテルミンの第一人者)の縁戚(姪) にあたり、血筋、実力ともに現代を代表するテルミン奏者。作曲家陣も、ショット社オススメの新進気鋭の若手ばかり。
WER 6925
(3CD)
〔完全限定・スペシャルボックス〕
\4500
G.リゲティ
(1923年5月28日トゥルナヴェニ-2006年6月12日ウィーン)
[CD1](旧品番WER 60045)
 G.リゲティ:
  レクイエム(1963/65)、アバンチュール(1962)、
  新アバンチュール(1962/65)
[CD2](旧品番WER 60079)
 G.リゲティ:弦楽四重奏曲第1番(1953?54)
[CD3](旧品番 60161)
 G.リゲティ:
  コンティヌーム〜チェンバロのための
  10の小品〜木管五重奏のための
  アーティキュレーション〜テープのための
  オルガンのための習作
  ヴォルミーナ〜オルガンのための
[CD1]
ヴォルフガング・シューベルト、
ミヒャエル・ギーレン(指)
リリアーナ・ポリ(S)
バルブロ・エリクソン(Ms)
バイエルン放送Cho.
ヘッセン放送SO.
ブルーナ・マデルナ(指)
ジェルティ・シャルラン(S)
マリー・テレーズ・カーン(A)
ウィリアム・ピアーソン(Br)
ダルムシュタット国際室内Ens.
[CD2]
アルデッティSQ.
[CD3]
アントワネット・ヴィシェ(Cemb)
ジグモント・サットマリー、
カール=エリック・ヴェリン(Org)、
バーデン=バーデン南西ドイツ放送木管五重奏団、
ケルン放送電子スタジオ
リゲティ追悼特別ボックスセット、名盤3枚の復活。CD1のアトモスフェールは、片山杜秀氏曰く、『リゲティの十八番?精緻に織り上げられた響きの真綿が、僕らの喉を締めつけ、「ギャアー!助けてくれえー!」と思わず叫ばずにはいられない、<蜘蛛の巣がんじがらめ窒息音楽路線>』。グロテスク、猟奇的世界を音にするとまさにこんな感じになるのだろう。CD2の弦楽四重奏曲は、『マッド・サイエンティストの秘密実験室で、狂った機械がヒッチャカメッチャカに這いずりまわる風情の<錯乱したリズムによる発狂音楽路線>』(片山氏)を味わいたい方にピッタリ!CD3の「コンティヌーム」でリゲティのおたく的疾病世界は頂点に達し、もはやこわいものなし。暑い夏の夜、クーラーの効いた部屋に一人とじこもって聴いてみてください。忙しい日常に埋没されてしまいがちな自らの胸の奥に潜む狂気が呼び覚まされ、まったく新しい自分が発見できること間違いなし。

ZIG ZAG TERRITOIRES 1CD¥2500

ZZT 060901
¥2500→¥2290
ラヴェル:
 ボレロ、亡き王女のためのパヴァーヌ、ラ・ヴァルス、
 左手のためのピアノ協奏曲、スペイン狂詩曲
クレール・シュヴァリエ(P)
使用楽器:1905年エラール製
アニマ・エテルナ、
ジョス・ファン・インマゼール指揮
コンサートでロマン派の作品を取り上げセンセーショナルな演奏で聴き手を魅了しているインマゼール&アニマ・エテルナだが、今回はラヴェルの作品。インマゼールのボレロと聞いただけで興味が湧くが、その期待を裏切ることのない極めて個性的な演奏が繰り広げられている。色彩美、弾力のある音色、演奏が進むにつれて新鮮な驚きを覚え、これまでに体験したことのないようなボレロに出会うことが出来る。また左手のためのピアノ協奏曲では、「2台ピアノのための作品集(ZZT030903)」でインマゼールと息の合った演奏を聴かせたクレール・シュヴァリエが好演。彼女の際立った魅力的な音彩と精緻な技巧を聴かせてくれている。アニマ・エテルナとインマゼールは2008年にはベートーヴェンの交響曲のリリース予定があり、今後の活躍にますます期待が膨らむ。
ZZT 060902 J.J.ヴァルター(1650-1717):
 セレナーデ、組曲第8.9.14&20番、パッサカリア第7番
レ・プレジール・デュ・パルナッス
ダヴィッド・プランティエ(Vn&指)
ヨハン・ヤーコプ・ヴァルターは同時代のビーバーとヴェストフ(ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集ZZT 050201)と並んで17世紀後半のドイツ語圏を代表するヴァイオリン奏者であり、ドレスデンの宮廷ヴァイオリン奏者も務めていた。ヴァルターの作品は当時のヴァイオリン演奏技術の最高峰を行くものだった。プランティエによってまた時代に埋もれた偉大な作曲家の貴重な作品を最高のかたちで私たちのもとに届けられる。
ZZT 060801
\2500
マラン・マレ:ヴィオール曲集 第2巻より
 「スペインのフォリアによる変奏曲」、
 「組曲 ホ短調 (サント・コロンブ氏に捧げるトンボー)」、
 ヴィオール曲集 第4巻より「迷宮」
マリアンヌ・ミュレ(指&Gamb)
アンサンブル・スピラーレ
[シルヴィ・アブラモヴィッチ(Gamb)、
ヴィオレーヌ・コチャール(Cemb)
シャルル・エドワール・ファンタン(バロック・ギター)、
クレーヌ・アントニーニ(テオルボ)]
今年はモーツァルト・イヤーで盛り上がっているが、ヴェルサイユ宮廷で活躍したヴィオールの名手マラン・マレの生誕350年でもある。マレの代表的な作品は5巻にわたるヴィオール集。その中でも1701年マレが45歳の時に刊行された第2巻は18分に及ぶ大作の「ラ・フォリア」や「サント・コロンブ氏に捧げるトンボー」がおさめられ取り上げられる機会の多い作品集。エスペリオンⅩⅩなどの団体で活動もするガンバ奏者マリアンヌ・ミュレが率いる新鋭の古楽奏者を集めたアンサンブル・スピラーレの冴え渡る音色と多彩な音楽表現を見せている。この録音は昨年惜しくもこの世を去ったガンバ奏者ソフィー・ワティヨンに捧げられている。録音:2005年10月
ZZT 061001
CD+BONUS DVD(NTSC)
\3000
ジョゼフ・コスマ(1905-1969):シャンソン集
 そのつもりでも/バルバラ/愛し合う子供たち/手廻しオルガン/
 学校の帰り道/鳥刺しの歌/割れた鏡/そして祭りは続く/
 美しい季節/のんき大将/蟻/二匹のカタツムリ/伝言/枯葉
                                 他 全30曲
ボーナスDVD:
 ジョゼフ・コマス インタビュー/
 「バルバラ」他 全6曲 クリップ
フランソワーズ・マセ(S)
クリスティーヌ・イカール(Hrp)
「枯葉」が非常に有名なシャンソン作曲家ジョゼフ・コスマ。また「枯葉」の作詞、映画「天井桟敷の人々」の脚本家でも有名なあるジャック・プレヴェールの詩を中心としたコスマのシャンソン集。プレヴェールとコスマによるシャンソンでは何といっても「枯葉」が筆頭にあげられるが、「枯葉」は、コスマの曲にプレヴェールが後で詞をつけた珍しい作品。他の作品はすべて、詩にコスマが曲をつけたもの。シャンソンは言葉ありきの歌なのだ。「バルバラ」もその一つで、ほとんど語るように歌い上げる絶妙なバランス。また、シャンソンの代表作品「バルバラ」と「そのつもり」の録音風景とコスマのインタビューなどを収録した30分の特典DVD付き(日本語字幕あり)です。録音:2005年5月 CD:72'08" DVD:38'00" 日本語字幕付


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