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第36号
2006年12月、2007年1、2月リリース予定
おすすめ国内盤 新譜


ALPHA

Alpha105
(国内盤)
\2940
リュシアン・デュロゾワール(1878〜1955):
 1. ピアノとヴァイオリンのためのソナタ(1921)
 2. 青い雛(1927)
 3. 夢(1925)
 4. 夜想曲(1950)
 5. 伝説(1923)
 6. 五つの水彩画(1920)
 7. もの哀しき歌(1950)
 8. 聖母マリアへの祈り(1949)
 9. リュシアン・デュロゾワールの
肉声、1950年(詩「ブルターニュ」朗読)
ジュヌヴィエーヴ・ロランソー(Vn)
ロレーヌ・ド・ラチュルド(P)
その美しさたるや言葉を失うほど、まさにAlphaの面目躍如なのである!無調的空間のなか行方も知れずたゆたう、ヴァイオリンの細くしなやかな音の、なんと美しく響くこと! 小品でのサティめいたあざとさ、長大なソナタでの繊細なピアノ・パートの音の連なり…素朴派画家アンリ・ルソーの世界にも通じそうな、ドビュッシーも顔負けの詩情をたたえた、ほんとうに美しい音世界がここにある。構築感、音色、互いに無頓着そうで実はきわめて緊密に結びついたアンサンブル…演奏そのものも全く文句なし。フランス音楽好きなら、これを聴き逃しては一生の損!
Alpha099
(国内盤)
\2940
アントニア・ベンボ(1640頃〜1710頃):
 1. イタリア語カンタータ
    「クリツィア、太陽に恋した女」
 2. アリア「お願い、どうか私を憐れんで」
 3. アリア「そむけてください、
       バジリスクのような眼差しを」
 4. アリア「私の苦しみが、愛の法律ゆえならば」
 5. アリア「ありがたいことに、何もぼくひとりが」
 6. 聖母の嘆き「全能の父から生まれたる、唯一の子が」
 7. アリア「裏切り者の性根だな」
 8. アリア「素早く過ぎるのが時間というもので」
 9. アリア「麗しき海の精」
 10. フランス語によるエール「ああ、離れているのは何と辛い」
 11. アリア「もうたくさんだ!」
ロベール・ド・ヴィゼー(1655〜1732/33):
 テオルボ独奏のための小品
  12. プレリュードとシルヴァン
  13. トンボー
ジュゼッペ・マリア・ヤッキーニ(1667〜1727):
 14. チェロと通奏低音のためのソナタ
エリザベート・ジャケ・ド・ラ・ゲル(1665〜1729):
 13) シャコンヌ(クラヴサン独奏のための)
コンヴォーチェ・ケルン(古楽器使用)
マリア・ヨナス(S)
ベルンハルト・ヘントリヒ(vc)
ステファン・ラート(キタローネ、theo)
マルクス・メルクル(cmb)
ご存知の通り、ルイ14世時代のフランス音楽界はリュリの専横もあって“フランス古典様式”と呼ばれる独特のスタイル(シャルパンティエやカンプラ、リュリ、デュモンなどのそれ)が支配的だったわけだが、実は世紀中旬にローマ教皇庁から来た宰相マザラン(マザリーノ)が、かなりの数のイタリア人音楽家を引き連れてきてオペラなどのイタリア最新流行音楽をもたらしていた。アントニア・ベンボはその次世代に属する“フランスのイタリア人作曲家”で、ヴェネツィアに生まれ、夫の暴力に耐えかねて(おそらくは撥弦楽器の巨匠コルベッタの計らいで)フランス宮廷に逃げてきた人。活動期はリュリの生前と歿後にまたがっているが、イタリア語を歌詞にしつつも作品はどれもフランス古典様式の好みをかなり積極的に受け入れている感じ——イタリア女性作曲家といえばバルバラ・ストロッツィが有名だが、彼女の作品にもストロッツィ調のパッションが渦めいていて、編成・規模とも小さなスケールのアリアの数々はなかなかの聴き応え。あわせて収録されたイタリアとフランスの器楽小品群が、バロック中〜後期ならではの「雰囲気」をさらに盛り上げる(ド・ヴィゼーのテオルボ作品はかなり秀逸!)。意外に見過ごされがちな「フランスの中の本場物的イタリア」という世界を垣間見せてくれる、Alphaらしい興味深い企画!
Alpha103
(国内盤)
\2940
ルイ13世時代のエール・ド・クールとパロディ宗教歌曲集
 1) 信仰とは何か?(P.フィリップス)
 2) パリの小さな橋の上(ゲドロン)
 3) 主はわが炎(ゲドロン)
 4) おお、現世の幸せなど(ボエセー)
 5) ダンスのステップを教わりたいなら
  (ゲドロン)
 6) 死の床にありて(ムリニエ)
 7) 奇怪な絵を描く画家はまっぴら
  (ボエセー)
 8) さあカロンよ、地獄の渡し守よ
  (ゲドロン)
 9) おまえを愛する奴は死ぬぞ
  (ガストルディ)
 10) わが命の炎はどこへ(ボエセー)
 11) 流れ出よ、血の涙(ボエセー)
 12) 流れ出よ、血の涙(ボエセー)
 13) ああ、幸せな夜が来た(ガストルディ)
 14) 祝福あれ、神よ、わが魂(ゲドロン)
マルコ・オルヴァ(Bs&指揮)アンサンブル・ファエンツァ
マッシモ・モスカルド、エリック・ベロック
ロバート・ゲチェル(C-T)他
フランス17世紀、“リュリ以前”——といえば400年近く昔だから、世の人々も音楽家もおどろくほどキリスト教的意識にしばられて生きていた。そんなわけでこのアルバム、ゲドロンとボエセーというエール・ド・クールの巨匠ふたりの作品を中心に、宗教的エールを交えつつ、意外な瞬間に朗読まで織り交ぜて、有機的な連関をもったプログラムに仕立てあげている。神への畏怖までオーセンティックに説得力をもって響いてくる迫真ぶりを演出しきってみせた総指揮者は“歌いながら(&弾きながら)語る”のパイオニア的存在マルコ・オルヴァ! 語りほぐしてゆくような地声そのままの歌い口でカッチーニ解釈に新境地を聴かせた、あの「カッチーニの庭園」(Alpha043)をはるかに凌ぐ、母語で歌う者ならではの説得力がここにある!リュート伴奏のコアな古楽ものが好きなユーザーにはたまらない味わいだ。 オルヴァのしっかりした哲学に共鳴するかのごとく、ドミニク・ヴィスやヴァンサン・デュメストルらの信頼も厚いエリック・ベロック&マッシモ・モスカルドという“歌の伴奏を知り尽くした”ピリオド撥弦楽器の超絶名手が名を連ねている。オルヴァ以外の歌い手も、Alphaの常連でヴェルサイユ・バロック音楽センター期待の星であるカウンターテナーのロバート・ゲチェルが堂々クレジットされていたり—よどみなく表現力ゆたかなゲチェルの歌が、何と見事にプログラムのダイナミズムを受け止めていることか!Alphaでフランス古楽を…というときの、ル・ポエム・アルモニーク以外の面子の層の厚さをいやがおうにも実感する、強烈な充実アルバムなのだった!
Alph102
(国内盤)
\2940
ノートルダム楽派の音楽 1170〜1240
 1. 3声のオルガヌム「わたしたちは神を
   祝福いたします」(ベネディカムス・ドミノ)
 2. 4声のコンドゥクトゥス「人間をあわれむ神」
          (デウス・ミゼルトゥス)
 3. 2声のコンドゥクトゥス「我らの心を高めよ」
           (スルスム・コルダ)
 4. 3声のオルガヌム「彼は天から下りぬ」
            (デシェンディト・デ・セリス)
 5. 4声のコンドゥクトゥス「傾きかかった現世」
          (ムンドゥス・ヴェルジェンス)
 6. 単声のコンドゥクトゥス「むかし、ヘラクレスの
   偉業が」(オリム・スドル・ヘルクリス)
 7. 3声のコンドゥクトゥス「まことの花の
    姿を借りて」(ヴェリ・フロリス・スブ・フィグラ)
 8. 3声のコンドゥクトゥス「神は自然を
    秩序だてた」(ナトゥラス・デウス・レグリス)
 9. 3声のコンドゥクトゥス「おお、マリア、
   処女なる名誉の花」(オ・マリア・ヴィルジネイ)
ディアボルス・イン・ムジカ(中世声楽集団)
デュファイの名作ミサ「わたしの顔が蒼ざめているのは」がフランス随一のディスクレビュー誌『DIAPASON』にて「2004年最高のアルバム」に輝いただけでなく、出すアルバムは軒並み高い評価ばかりを得ているフランス最高の中世音楽アンサンブル、ディアボルス・イン・ムジカ——彼らがこれまでAlphaでノートルダム楽派もののアルバムを制作していなかったのは意外といえば意外なわけだが(1998年にStudioSMで制作したものがあったが長らく廃盤のまま)、結果的に“待望の1枚”となったこのディアボルス初のノートルダム楽派作品集、待っただけのことはある恐ろしいまでに素晴しい一作に仕上がっているから嬉しい限り! 収録曲はほんの2〜4分の比較的小規模な作品から10分以上の大作までさまざま。ノートルダム楽派独特の長ーく引き伸ばされたメリスマは、肉感ある温もりと整然性が不思議に併存するこのアンサンブルの各員ならではの美声によって、あまりにも官能的に、あまりにも厳然たる魅力で響きわたる!時間の感覚を狂わされるような、あのノートルダム楽派作品ならではの不思議な音響感覚をぞんぶんに楽しみたければ、まず何をおいてもこのアルバムを勧 めたい!と強く思うこと必至の傑作なのである(フランスでもリリースはつい最近なのに、もう『ル・モンド』紙の音楽雑誌が早々に他をさしおいて最高賞「CHOC!」を捧げたほど)!半ば専属の技師J-M.レネの周到な録音で、きわめて自然な人声ア・カペラの魅力が存分に味わえる。
Alpha104
(国内盤)
\2730
フランク(1822〜90):
 1. 交響的変奏曲
 2. 交響詩『レ・ジン(魔神たち)』
ジュール・マスネ(1845〜1924):
 3. ピアノ協奏曲 変ロ長調 (1900)
イディル・ビレット(P)
アラン・パリス指揮
ビルケント響
レーベルからのリリースinfoを最初に見た時は、さすがに頭をひねった1枚。Alphaからイディル・ビレット?? と——しかしよく見てみれば、これはまさにピエール・ロティの時代の、いかにもフランス人たちが東洋好きだった頃の芸術音楽作品にひそむ、時として意外な東洋的側面をえぐりだすAlphaならではの企画盤だったことがわかった。独奏者は、あのNAXOSでのショパン全集で名を広めたトルコ随一の実力派! ここに18カ国からの俊英を集めてアンカラで結成されたビルケント交響楽団が対峙し、丁々発止と鮮烈な対話をくり広げてみせる。 演奏時間ではディスクの半分を占めるマスネのピアノ協奏曲は、かつてチッコリーニ独奏のEMI盤で愛聴されていた方もおられるのでは。いい意味でマスネらしい、旋律美や展開の面白さと構築感が相半ばする聴きごたえある充実作で、ビレットならではのゴツゴツと不思議な持ち味あるピアニズムが意外にもハマって、緩急みごとな伸縮をみせるオーケストラの妙技とあいまって、つい引き込まれてしまう! 一方フランクの『レ・ジン』や交響的変奏曲も、わりとおとなしい冒頭部に油断していると徐々に音楽のメが詰まってきて、いつしか真剣に聴いていたり。クセになるサウンドだ。 Alphaユーザーの古楽ファンも、原文解説に掲載されたユーゴーの『レ・ジン』の“菱形”などを目にすれば、意外な側面からロマン派方面の芸術に興味が湧くのでは…などとも思う、Alphaらしい充実企画——ぜひ広く聴かれてほしい!
Alpha106
(国内盤)
\2730
ヨゼフ・クリツカ(1855〜1937):
 1. 聖ヴェンツェスラスのコラールによる演奏会用幻想曲
 2. 演奏会用幻想曲 嬰ヘ短調
 3. ハルモニウムのための「伝説」
  (オルガン編曲:M.エステレ=ブラン)
 4. 演奏会用幻想曲 ハ短調
ミシェル・エステレ=ブラン(Org)
品番100以降めだって増えてきたAlphaの近代音楽盤だが、企画性の高さが群を抜いているのが、相変わらずこのレーベルらしいところ。チェコ国民楽派のオルガン作品というとかなり異色のようにも思えるが、考えてみれば古楽アルバムならフランス盤で南米音楽が出ようが、イギリス盤でイタリア音楽が出ようが珍しくはないのだから、周到な企画と同時代の楽器を準備してAlphaがこうしたアルバムを世に問うのもあながち不自然ではないのでは。 さて、クリツカはドヴォジャークやスメタナより20年ほど年下、ヤナーチェクやフィビヒとほぼ同世代のチェコ人作曲家。ヤナーチェクと同じく異才スクヘルスキーの教えを受けた作風は時としてかなり大胆、リスト後期やブルックナーを思わせる意外な和声展開とリズム構成がじつに魅力的な作風だ(時に民謡旋律をあしらいながら、フィビヒめいた美を感じさせることも)。奏者エステレ=ブランはリテーズとコシュローに師事した生粋のフランス楽派ながら、昔からクリツカの音楽にふかく惚れ込み、楽譜校訂も手がけたという。今回使われたパリのオルガンも、実はプラハ・ルドルフィヌムにあったロマンティック楽器と非常に近 い形なのだそうで、演奏の確かさ・細やかさとともに演奏者の入れ込みようがひしひしと伝わってくる仕上がりになっている。
Alpha107
(国内盤)
\2940
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ:
 『弦楽のための交響曲』Wq.182
 (ハンブルク交響曲)より
 1. 4声の交響曲 第1番 ト長調
 2. 4声の交響曲 第3番 ハ長調
 3. 4声の交響曲 第5番 ロ短調
 4. 4声の交響曲 第6番 ホ長調
 5. チェロ協奏曲 イ長調 Wq.172
カフェ・ツィマーマン(古楽器使用)
ペトル・スカルカ(バロック・チェロ)
フランスを中心に活躍する古楽団体の中でも群を抜いてレヴェルの高い音楽を聴かせてくれる気鋭集団カフェ・ツィマーマン。彼らはバッハの様々な協奏曲作品を集めた3作のアルバムを2002年から毎年リリースしていましたが、2005 年には同趣のリリースがなくファンは寂しい思いをしていたはず!嬉しいことに、2006 年はちゃんと18 世紀ドイツものの新譜を用意してくれました——ホグウッドとピノックの全盛期以来、意外にも新譜が出てこなかったC.P.E.バッハの『ハンブルク交響曲集』から重要作ばかり4 曲(もちろん、短調の「第5 番」も収録!)を集めた嬉しいリリース!彼らならではの上品な野趣あふれる、あの独特のサウンドが、この過渡期的隠れ傑作で存分すぎるほど味わえる!しかも最も有名なイ長調のチェロ協奏曲も収録、鋭敏なファンは必ずや気になっていたであろうチェコの若き名手スカルカのバロック・チェロも、ぞんぶんに楽しめるありがたさ!モーツァルトと近しい関係にあったバッハといえば“ロンドンの”J.C.バッハが有名ですが、この弦楽のための『ハンブルク交響曲集』は、もとを質せばモーツァルトにバッハやヘンデルの魅力を教え込んだファン・スヴィーテン男爵からの委嘱で作曲された作品。モーツァルト・イヤーで意識の高まったクラシック・ファンにも、ぜひ聴いていただきたい一作です。どうぞご注目を!!

CARO MITIS

CM005-2006
(SACD Hybrid)
(国内盤)
\3465
ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ(1697〜1763):
 1. オーボエ協奏曲 ト短調
 2. チェンバロ協奏曲 ニ長調
 3. スターバト・マーテル
 4. ヴァイオリン協奏曲 イ長調
 5. チェロ協奏曲 ト短調
 6. ヴァイオリン、チェロと通奏低音のためのソナタ 変ロ長調
アルフレード・ベルナルディーニ(Ob)
プラトゥム・インテグルム・オーケストラ(古楽器使用)
今度の新作はイタリア後期バロック——シア初の常駐古楽器集団プラトゥム・インテグルムも、ずいぶん多彩なプログラムに取り組むようになったな…と何気なく目を転じると、そこに現代屈指のバロック・オーボエ奏者アルフレード・ベルナルディーニの名が! ハーグ王立音楽院に学んだ多芸なる名手、日本語挨拶も流暢な奇人にして遺憾なき名人芸と音楽性の持ち主——彼が同郷きっての名人を紹介するにあたり、たんに自分の独奏だけにとどまらず、折々にロシアの気鋭奏者たちを独奏に立てて指揮にまわりながら、タルティーニやハッセあたりにも通じるような、バロック後期からロココ・ギャラント期にかけて特有のどこか儚げな美しさを多角的に描き出してみせてくれているのがまた頼もしい!プラッティの作品を扱ったアルバムそのものは結構あるのだが、たいていはトリオないし通奏低音つきソロ・ソナタか鍵盤ソナタ集など、ごく小編成の作品ばかり。そこへヴァイオリン協奏曲やチェロ協奏曲、ましてチェンバロ協奏曲まで聴けるとは嬉しい限り——プラトゥム・インテグルムのトップ奏者たちも、つい先頃カフェ・ツィマーマンの面子がそうだったように、どんどんソリストとして腕を磨きつつあるようだ。ヴィヴァルディやテレマンなどの協奏曲がお好みの方、タルティーニ〜ボッケリーニ初期あたりの前古典派/ロココ系サウンドがお好みのファンはもちろん、ぜひ広く聴かれてほしい新譜なのである。
CM004-2005
(国内盤)
\3360
ベートーヴェン:
 1. ソナタ第7 番 ニ長調op.10-3
 2. ソナタ第23 番 ヘ短調op.57「熱情」
 3. ソナタ第26 番 変ホ長調op.81a「告別」
イーゴリ・チェトゥーエフ(ファツィオーリ・ピアノ)
ロシア発のハイエンド音盤レーベルCaro Mitis が、ファツィオーリ・ピアノによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲録音に乗り出した! 電撃リリースとなる第1 弾は大本命の「熱情」ソナタを含む、初期と中期の充実作3曲!どんどんと新機構を取り入れていったフォルテピアノという楽器の可能性を、楽聖が次々と験していった時期の作品だけに、使用楽器を気にするタイプの奏者がそれぞれのピアノの持ち味をどれだけ引き出せるか?という点が聴きどころではあるが、本盤のチェトゥーエフはその点でみごとに期待に応え、空気の振動をも仔細に伝えるCARO MITIS の秀逸な録音技術とあいまって、スコアの隅々にまでくまなく光をあててゆくかのよう!とくに「熱情」など、ダイナミズム豊かな演奏が冷徹なまでのスコア読み込みのうえで見事にコントロールされており、次は、次は?と聴くほうも真剣になってしまうほど。同レーベルでは既にシュニトケのソナタ全集(CM009-2004)を同じくファツィオーリ・ピアノで録音、この楽器がシュニトケの音楽世界にも意外に調和すると知らしめてくれたチェトゥーエフ——このウクライナの俊英、現代音楽にも造詣が深いだけに、今後も周到なスコア読み込みのうえでさらなる面白い世界を築いてくれそう。期待値充分の新全集のスタート、ぜひ今後のリリースにもご注目ください!
CM001-2006
(SACD Hybrid)
(国内盤)
\3360
J・C・F・フィッシャー(1656頃〜1746):
 『音楽の花束』(1598出版)
  〜鍵盤のための8つの組曲(全曲)
 1. 組曲 第1番 ニ短調/2. 組曲 第2番 ヘ長調
 3. 組曲 第3番 イ短調/4. 組曲 第4番 イ短調
 5. 組曲 第5番 ホ短調/6. 組曲 第6番 ニ長調
 7. 組曲 第7番 ト短調/8. 組曲 第8番 ホ長調
オリガ・マルティノヴァ(チェンバロ)
使用楽器:
ウィリアム・ダウド1970年代製作のフレンチ・モデル
ロシアの気鋭チェンバロ奏者マルティノヴァの、手堅くも奥深い持ち味にぴったりなプログラムによる新譜が登場! 巨匠フィッシャーの充実曲集の嬉しい全曲録音。抜粋収録したアルバムは時々あったが、それらで興味を惹かれていた方には待望のリリース! フィッシャーは1656年ボヘミア生まれ、同地とザクセン地方を拠点に活躍した作曲家。バッハの『平均律』の先駆たる、異なる調性のプレリュードとフーガを20集めた鍵盤曲集『音楽のアリアドネ』でも知られる人だ。そして本盤の『音楽の花束』はちょうどバッハの修行時代にあたる1698年に出版された——ドイツ音楽界から出たフランス様式の鍵盤作品にしては、かなり初期の作例だ。しかもアルマンドに始まってジグで終わる、フローベルガー流の組曲形式によっているものは1編だけ、他はほとんど管弦楽向けバレー組曲を鍵盤になおしたような、ブランルだのパスピエだのと雑然と舞曲の入り混じる多彩な構成だし、そのうえ第8組曲は事実上「プレリュードとシャコンヌ」、第5組曲は「アリアと変奏」…と、内容はきわめて多様、どこまでも愉しめる!ブクステフーデもかくやという対位法の精緻さ、後年のテレマンを思わせる多彩さ、コレッリ並に情感あらたかでクープランのように細やか…いや実際、若いバッハが大きく影響されたのもよくわかる、興趣のつきない作風だ。「イギリス組曲」や「イタリア協奏曲」などバッハの鍵盤作品をはじめて聴いたときの興奮をまた…という玄人ファンにも、ぜひおすすめしたい。
CM006-2005
(SACD Hybrid)
(国内盤)
\3360
R.シュトラウス:
 オーボエ協奏曲(1945)
 歌劇『カプリッチョ』〜前奏曲
  わが子に〜
  オーボエと管弦楽のための(歌曲 作品37-3からの編曲)
 明日こそ!〜
  オーボエと管弦楽のための(歌曲 作品27-4からの編曲)
 ロマンツェ(1879)〜オーボエ・ダモーレと管弦楽のための
  (クラリネットと管弦楽のための作品から編曲)
アレクセイ・ウトキン(Ob、オーボエ・ダモーレ)
エルミタージュ室内管
バッハ作品でひとしきり名演を聴かせたロシア随一の気鋭オーボエ奏者ウトキンは、ここ数作のアルバムで20世紀前半の音楽を追求している。「原則として、どの楽器にも交換可能」といえる18世紀までの作品の解釈で彼がみせた“オーボエ用への編曲”という手法が、きっちりと作り込まれて「動かしがたい」と思われた20世紀前半の巨匠たちの作品にも意外なかたちで応用でき、ある作品の見過ごされてきた側面を浮き彫りにできる・・・と決定的に教えてくれたのは『オーボエで綴るショスタコーヴィチの世界』(CM008-2004)。その後ブリテン(CM010-2004)に次いで彼が手がけるのは、やはり必ずしもオーボエ作品が多いわけではないR.シュトラウス——だがブリテンの無伴奏曲と同様、この作曲家には知る人ぞ知る隠れ名作・オーボエ協奏曲がある!これが室内管弦楽でじゅうぶん対応できる作品なのを幸い、ウトキンは同じく室内管弦楽で演奏できる『カプリッチョ』前奏曲を含めてプログラムにハクをつけ、ごく初期のクラリネット作品をオーボエ・ダモーレの美音に移しかえてハッとさせ、さらに歌曲(ある意味、R.シュトラウスの本質が端的に凝縮されたジャンル?)から2曲を選んで、いかにそれらが歌詞抜きの旋律だけでも美しく、鑑賞に値する傑作だったかをつぶさに伝えてくれるのだ! ウトキンのブレスコントロールがあまりに見事なだけに、アルバム1枚まるまる聞き惚れてしまうこと請け合い。クラシックといってもショパンやモーツァルトなどばかり…というライトユーザーの「コア領域入門」にも向いた、忘れがたい1枚なのだった。

CYPRES

MCYP1638
(国内盤)
\2835
ベルギーの巨匠、ジョンゲンの世界4
 〜室内楽作品集II ピアノ三&四重奏曲
ジョゼフ・ジョンゲン(1873〜1953):
 1. ピアノ四重奏曲 作品23 (1902)
  〜ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための
 2. 三重奏曲 作品30 (1907)
  〜ピアノ、ヴァイオリンとヴィオラのための
アンサンブル・ジョゼフ・ジョンゲン
ヴァイオリニストのイザイを作曲家として超一流とみなすのは無理かもしれないし、世紀末の期待の星ルクーは残念ながら夭逝してしまった—変革激しき20世紀初頭の音楽界に取り残されたかに見えたベルギーにはしかし、忘れがたき逸材ジョンゲンがいた!フランク=ダンディ派とドイツの伝統、双方の長所をあわせもち、20世紀的和声感覚をみごとに咀嚼した独特の「バランスの良い」作風で、もっとその魅力を知られて然るべき…と内心考えているファンは少なくないはず(日本語のウェブサイトもしばしば見かけるほどだ)。 フランス語圏ベルギーの他のレーベル同様、Cypresもこの忘れがたい作曲家を非常に大切にしている。今回国内盤としてご紹介するのは、同社のアルバム中おそらく最もジョンゲンらしい、その作風の魅力がつぶさに知れる二大傑作を集めた秀逸盤だ。かたやショーソンやフォーレも名作を残した、ピアノ四重奏という編成による大作—演奏時間45分以上、ほとんど交響曲のような緻密かつめくるめく音楽展開で嬉しい聴きごたえ抜群!
MCYP1635
(国内盤)
\2835
ベルギーの巨匠、ジョンゲンの世界3
 〜管弦楽のための作品集
ジョゼフ・ジョンゲン:
 1. 管弦楽のための三部作 op.103
 2. 二つの管弦楽伴奏付き歌曲 op.25
 3. 二つの管弦楽伴奏付き歌曲 op.45
 4. 五つの管弦楽伴奏付き歌曲 op.57
ピエール・バルトロメー指揮
モンテカルロ・フィルハーモニー管
マリエット・ケメル(S)
LP時代からEMIやTELARCのアルバムで有名な「オルガンと管弦楽のための協奏交響曲」に聴くとおり、ジョンゲンはドビュッシーらフランスの新しい管弦楽書法の細やかさを、がっしりしたドイツ伝統流儀の書法とうまく掛け合わせる手腕に長けていた。R.シュトラウスやラヴェル、あるいはマーラーといった作曲家たちにも似た、爛熟の末期ロマン主義と新時代のみずみずしい息吹きが相半ばする——そんなジョンゲンのオーケストラ世界をじっくり堪能したい向きには、ぜひこちらのアルバムを!鋭敏なファンならその精緻かつ柔軟なタクトをよくご存知であろう、ベルギーの巨匠ピエール・バルトロメーの指揮で、名門モンテカルロ・フィルの持ち味がいかんなく引き出された秀逸な管弦楽演奏を味わえる1枚だ。 
MCYP1647
(国内盤)
\2835
ベルギーの巨匠、ジョンゲンの世界5
ジョゼフ・ジョンゲン:
 1. ピアノ三重奏のための二つの小品op.95
 2. アバネラop.66〜チェロとピアノのための
 3. セレナータ op.29bis
  〜ヴァイオリンとピアノのための
 4. 詩曲 op.16 〜チェロとピアノのための
 5. ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第2番 op.34
ヴェロニク・ボガールツ(Vn)
マリー・アリンク(Vc)
ジャン・クロード・ヴァンデン・エイデン(P)
ジョゼフ・ジョンゲン作品集シリーズ、待望の最新録音!ヴァイオリンにはヴァン・ネスト門下で正統的なフランコ=ベルギー派の伝統をひくV.ボガールツ、チェロに協奏曲と室内楽の両面で飛ぶ鳥を落とす勢いで名声を高めている俊英M.アリンクを迎えての、ヴァイオリンとピアノ、チェロとピアノ、およびピアノ三重奏のための作品集。5 曲の収録曲は大作から小品までヴァラエティに富んでいて、まるでラヴェルやヴィラ=ロボスの室内楽世界のような、ソナタのような大作でも小品でもみごとな独創性を発揮してくれるジョンゲン随一の世界をあますところなく堪能できる。作曲年代をみても最初期から後期まで各時代からバランスよく選ばれており、これ一枚でジョンゲンの作風変化がおおむね俯瞰できるといっても過言ではない。

EARLY MUSIC COM

EMCCD 7757
(国内盤)
\2730
聖母マリアにまつわる独唱カンタータ
 ヴィヴァルディ:聖母は立てり、悲しみて
   (=スターバト・マーテル)RV621
 ヘンデル:ああ、あまりに不公平なこと HWV230
 アレッサンドロ・スカルラッティ: ごきげんよう、天の皇后
   (=サルヴェ・レジーナ)
 ジュゼッペ・フェルランディーニ(1705〜93):
   マリアの嘆き(伝ヘンデル作・HWV234)
アニェス・メロン(S)
マシュー・ホワイト(C-T)
アリオン・バロック・オーケストラ(古楽器使用)
モニカ・ハジェット(ヴァイオリン・指揮)
注目すべきは独唱者。なんと、ソプラノは「あの」名花アニェス・メロンではないか! ドミニク・ヴィスのパートナーでもあり、W.クリスティやヘレヴェッヘ、マルゴワールらとフランス古楽界最初の黄金時代を彩った忘れがたい歌い手は、21世紀に入り表現力を益々深めている。本作は昨年リリースされたAlphaのフランス・カンタータ集より僅か前の録音で、綺麗に細い彼女なりの声にはさらに真に迫るものが加わり、よりじっくりと作品美を堪能させてくれるようになった(その点では最近のカークビーと同様か)。 収録されている4作は独唱がオペラばりの華麗なソロを聴かせるタイプの曲で、どれもバロック後期、すなわち大半のクラシック・ユーザーにアピールしはじめるであろう時代の聴き応えある大曲ばかり。北米を中心に活躍しているカナダのカウンターテナー歌手ホワイトがアニェス・メロンと交代で独唱に立ち、こちらも忘れがたく水際立った歌唱を聴かせてくれる。そして彼らの歌にさらなる精彩を添えるのが、11月に来日ツアーを控えた気鋭団体アリオン!匂い立つパッションを見事に統率しているのが、これまた古参実力派モニカ・ハジェット(!)というから嬉しい!ヴィヴァルディやヘンデルといったビッグネームはユーザーへのアピールにもなるし、最近密かに録音の 増えているミュンヘンの鬼才フェルランディーニの秀逸作が聴けるなど玄人好みの仕掛けもある。
EMCCD 7758
(国内盤)
\2940
リュートではなく、クラヴサンで
 〜17世紀初頭、黎明期のクラヴサン音楽
 1. 組曲 イ短調
  〜L.クープラン、ガロ、ゴーティエの作品による
 2. 組曲 ハ長調
  〜シャンボニエール、ゴーティエ、
          ダングルベールの作品による
 3. 組曲 ニ短調
  〜デュフォーとゴーティエの作品による
 4. 組曲 ヘ長調
  〜ピネル、ゴーティエ、L.クープランの作品による
ジョアンヌ・クチュール(クラヴサン)
 使用楽器:ヴォドリ1681年(ヴィクトリア&アルバート  博物館所蔵)のモデルに基づきイヴ・ボプレが製作)
これはまたきわめて興味深いアルバムなのである。というのも、最高の楽器はあくまでリュートで、クラヴサン(=チェンバロ)がまだ“新しい楽器”だった17世紀初頭のフランスで、どのようにクラヴサンが弾かれていたかを、歴史的に理にかなったやり方で示してくれているからだ。 そもそもフランスで当初からクラヴサンを意図して音楽が書かれるようになったのは17世紀中旬になってからで(シャンボニエールは唯一の例外的存在にすぎない)、イタリアやイギリスでチェンバロ芸術がさかんに開拓されていた17世紀初頭、何かにつけ新しいもの嫌いの(?)フランスでは、ゴーティエ父子やガロといった偉大なリュート奏者たちのレパートリーをクラヴサンで弾く機会のほうが圧倒的に多かったようで。事実、後年のダングルベールさえリュート作品の編曲を数多く手がけているくらいだ。その上、17世紀にはかなりしばしば複数の作曲家の作品をひとつの組曲にまとめて演奏することもあった(多くの写本がそうした状況を裏づけている)。カナダの名門マクギル音大とオランダのスヴェーリンク音楽院に学んだ俊英クチュールはかくて、17世紀のリュートのために書かれた作品と クラヴサンのための作品をさまざまな写本から集め、作曲家はさまざま、調性ごとにまとめて四つの組曲を再構成したのだ。そしてフランスのクラヴサン語法に精通した演奏の、圧倒的なまでの説得力...!きわめて自然でたおやかな語り口ゆえ、すんなりと17世紀に連れ去られてしまうだろう。古楽好きにはマスト!としてお薦めしたい——解説も充実、クラヴサン音楽の概念を問い直す頼もしいアルバムだ!
EMCCD 7762
(国内盤)
\2730
J.S.バッハ:
 フルートとオブリガート・チェンバロのためのソナタ ロ短調 BWV1030
 トリオ・ソナタ 第3番 ニ短調 BWV527
C・P・E・バッハ:
 フルートとオブリガート・チェンバロのためのソナタ ニ長調 Wq.83
ヨーハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ:
 チェンバロ・コンチェルタントとフルートのためのソナタ ヘ長調 Wf.VIII-1
ヨーハン・クリスティアン・バッハ:
 フルートまたはヴァイオリンと
  チェロの序奏つきチェンバロ・ソナタ ト長調 作品2-2
モーツァルト:
 ヴァイオリンまたはフルートの
  序奏つきチェンバロ・ソナタ ヘ長調 K.13
クレール・ギモン(フラウト・トラヴェルソ)
ヤープ・テル・リンデン(バロック・チェロ)
ガリー・クーパー(Cemb)
かたやモーツァルトの四重奏曲やテレマンの協奏曲集など、Early-Music.comで多元的な音楽性を発揮している古楽フルート奏者ギモン。かたやASVでの名盤群やレイチェル・ポッジャーと録音しているモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集の数々で、日本の明敏なリスナーたちにも名手ぶりを印象づけている英国の気鋭古楽奏者ガリー・クーパー。彼ら2人の室内楽の名手が、折々に大先達ヤープ・テル・リンデンを交えながら送る「ふたりで3人分、3人で4人分」のソナタ集が登場!18世紀中盤の叙情あふれるロココ様式を、バッハの息子たちの忘れがたい作品群で堪能させてくれる。 トリオ・ソナタは元来、低音と中音域を和声楽器が担当し、旋律部分を担当する二つの楽器のかけあいを伴奏してゆくというもの。しかし鍵盤楽器は一台でかなり充実した音楽を演奏できるから、鍵盤パートをきちんと書き込んで、旋律もひとつ受け持つ形にすれば、2人だけでもトリオができる・と「オブリガート(=必ず参加する)チェンバロ」と旋律楽器のための作品をせっせと書き始めたのが大バッハ。18世紀中〜後盤には、逆に鍵盤ソナタに「旋律楽器で助奏をつける」という形のソナタが流行( モーツァルトのヴァイオリン・ソナタも同様)。その狭間にどれほど美しく忘れがたい音楽が花咲いていたか——とにかくはまず聴いてみていただきたい。切なさと叙情、雄弁と歌心のすべてがここにある。録音の少ないJ.C.F.バッハの作品まで含め、6曲すべてが傑作…そう感じずにはおれない名演なのだ。
EMCCD 7760
(国内盤)
\2940
「シュザンヌはある日」
 イタリア・チェンバロ音楽の250年
    〜ガブリエーリからガルッピまで
 ラ・ロデシャーナ(作者不詳)
 わが愛しき女よ、誰のために死ぬのか(〃)
 ファンタジア・アレグラ(A.ガブリエーリ)
 新しい記譜法による五つのガリアルダ(A.ガブリエーリ)
 パッセメッツォ(A.ガブリエーリ)
 第9旋法によるフーガ(G.ガブリエーリ)
 第5旋法による第2トッカータ(メルーロ)
 第2ファンタジア(バンキエーリ)
 シュザンヌはある日(メルーロ)
 第9ファンタジア(バンキエーリ)
 パッセメッツォ(ピッキ)
 チャコーナ(ストラーチェ)
 ソナタ 変ロ長調(B.マルチェッロ)
 ソナタ ホ短調(ガルッピ)
ティモシー・ロバーツ(Cemb)
英国ルネサンスの異才ファーナビーの作品集でソロ奏者としての闊達ぶりを見せつけてくれた古参実力派ティモシー・ロバーツがEarly-Music.comに録音した第2作は、なかなか聴く機会もない「フレスコバルディ以前」の16世紀作品を数多く収めている点で大いに注目したい!それだけでなく、時代を下って17世紀半ばのストラーチェや、はてはベネデッティ=ミケランジェリも折々そのソナタを愛奏したことで知られる初期古典派のガルッピまで、「イタリア・チェンバロ音楽の250年」という題の示すとおり幅広い時代からの作品集にもなっている。 そうは言っても、やはり第一の聴き所は16世紀作品か。まだイギリスが鍵盤音楽の王国だった頃に花咲いた、やはりヴァージナル音楽のように精緻な変奏曲やら、リュート音楽を思わせる舞曲やら、あるいは初期バロックといってもいいような鮮烈なコントラストが魅力のピッキまで、あくまで多彩な音楽世界を、ロバーツは手堅く静謐な音楽性で静かに、細やかに描き上げてゆく。 楽譜校訂から楽器構造の知識まで“古楽鍵盤楽器の周辺”のことなら何でもOKのロバーツだけに、ここでは確かな論拠とともに「2種類の1段鍵盤イタリア 型チェンバロ」を使い分けている:古い音楽には8'とオクターヴ高い4'の弦を張ったもの、17世紀中盤以降の作品には8'を2列ダブらせて張ったもの、いずれも英国の名工ローズが製作した銘器だ。それぞれの楽器に見合ったタッチで、たおやかに、説得力豊かに響くその美音——隅々まで魅力たっぷりのチェンバロ・アルバムだ。
EMCCD7764
(国内盤)
\2730
ヴィヴァルディ:
 ファゴット協奏曲 イ短調 RV497
 フルート協奏曲 イ長調 RV428(作品10-3)「ゴシキヒワ」
 ファゴット協奏曲 ト長調 RV493
 フルート協奏曲 イ短調 RV440
 ファゴット協奏曲 ホ短調 RV484
 協奏曲 ト短調 RV104「夜」(作品10-2 の異版)
 ファゴット協奏曲 変ロ長調 RV503
アリオン・バロック・オーケストラ (古楽器使用)
マチュー・リュシエ(Fg)、
クレール・ギモン(Ft)
来日記念となる最新盤は、大本命のヴィヴァルディ協奏曲集!緩急自在のトラヴェルソ、粋なバロック・ファゴットの妙味あふれるブロウ、上気する弦…技巧的なファゴット協奏曲から傑作標題音楽「夜」の異版まで、完成度120%の名録音!フランス語圏カナダに冠たる古楽アンサンブル・アリオンが、来日公演に合わせて絶妙の新譜をリリースしてくれました。バロック・ファン待望の!といった感のあるヴィヴァルディ協奏曲集。原題に“キアロスクーロ(明暗法)”とある通り、高音の妙味と中低音の味わいのコントラストを独奏楽器の音色で楽しんでもらおうという企画です。同じヴィヴァルディでも昨今イタリア/フランス勢が名盤を連発している弦楽器のための協奏曲ではなく、なにげに名作揃いのファゴット協奏曲と注目作・有名作の多いフルート協奏曲に焦点を当ててきたのも憎いところ!しかし何より、演奏が素晴しい——レーベル主宰者が「誇りに思える名演」というだけある充実度! ある時はヴィヴィッドに興奮をさそい、ある時はしっとりと叙情を描き出す極小編成の弦楽陣の上で、トラヴェルソはまろやかな音色で自由自在に歌い、バロック・ファゴット(これがまた妙音で!)は的確なリズム感と流麗な歌心で、どこまでも味わい深い旋律線を描き出す……通奏低音に加わるバロックギターのかき鳴らしもエキサイティングに興を添え、あっという間に聴き通してしまうほど! 有名なフルート協奏曲「夜」はファゴットを入れた異版での演奏、両独奏楽器の対象を美しく面白く聴かせてくれるのも魅力です。ヨーロッパ勢とは微妙に違う、アングロサクソン的精確さとラテン的な自発性の融合に独特の余裕感が加わった絶妙のプレイ。ぜひご注目ください!

INTRADA

INTRA 022
(国内盤)
\2835
ヴィラ=ロボス:チェロとピアノのための作品集
 1. チェロとピアノのためのソナタ 第2番
 2. 黒鳥の歌/3. 舟歌
 4. 前奏曲 第2番
 5. ソニャール/6. ちいさな組曲
 7. カプリッチョ(奇想曲)
 8. エレジー/9. ブラジル風バッハ 第2番
アントニオ・メネセス(Vc)
クリスティーナ・オルティーズ(P)
日本にもファンの多いブラジル随一のチェロ奏者アントニオ・メネセスは、昨年AVIEからバッハの『無伴奏チェロ組曲』をリリース、大器ぶりを改めて印象づけてくれた——早くからイタリアの大チェリストA.ヤニグロに見出され、チャイコフスキー国際コンで優勝したり、晩年のカラヤンが(今を時めくA=S.ムターの場合と同じように)世代を超えて深い信頼を置いて、まだ若い彼をR.シュトラウスの「ドン・キホーテ」やベートーヴェンの「三重協奏曲」といった重要作品でソリストに起用していたのも今は昔、四半世紀ほど前のこと。ドイツ語圏を中心に世界をまたにかけて旺盛な活躍を続けながら、バッハの次に“満を持して立ち戻る”のは、祖国ブラジル最大の作曲家ヴィラ=ロボス! しかも、やはりブラジル出身で幅広い経験を誇り、昨今あらためて祖国の音楽に立ち返っているという名手オルティーズとの共演という。これ以上、何を望めと!? 同世代のストラヴィンスキーと同様、さまざまな音楽の影響を受けながら紆余曲折と独自の作風をつくりあげていったヴィラ=ロボスのチェロ作品は、小品からソナタまで多種多様。名曲・秘曲を問わず幅広いレパートリーを手がけてきた2名手の幅広い経験なくしては・の説得力、文句のつけようのない息の合い方と美音の応酬に、だれもが魅了されるはず!室内楽ファン、チェロ愛好者、南米もの好き…いやクラシック・ファン全てにぜひ聴かせたいこの充実ぶりは、オルティーズの前作『ブラジルの郷愁』(INTRA016M・レコ芸特選)の場合とまったく同じだ。
INTRA 024
(国内盤)
\2835
J.S.バッハ:
 パッサカーリャ ハ短調 BWV582
ルイ・ヴィエルヌ(1870〜1937):
 スケルツォ(オルガン交響曲 第2番 より)
 『24の幻想小品集』作品54より
  「夕べの星」・「ウェストミンスターの鐘」
ジャン・アラン(1911〜40):
 連祷(リタニー)JA.119
 アニ・ヤヴィシタのための二つの舞曲JA.77・78
リスト:
 マイヤベーアの歌劇『預言者』の
  コラールによる幻想曲とフーガ
ラースロー・ファッサンによる即興演奏
ラースロー・ファッサン(オルガン)
ひところ北海道キタラホールのオルガンの正規奏者も務めたハンガリーの俊英が、しばしば文学作品にも登場する北フランス・ゴシック建築の雄・シャルトル大聖堂に置かれた近代式オルガンを縦横無尽に弾きこなし、鮮やかなアルバムを作り上げた。バッハとリストの有名大作に加え、ヴィエルヌとアランという、フランス近代の新旧世代を代表する巨匠たちの小品、さらに同オルガンの機構をあますところなく引き出した確固たる即興演奏まで収録した、充実度満点の傑作盤になっている。 まず注目したいのが、冒頭に掲げられたバッハの「パッサカーリャ」の仕上がり具合! ドイツの歴史的オルガンでずっしり弾かれがちな本作のポリフォニーも、擦りガラスのように陰翳と透明感のないまぜになったフランス楽器独特の音色で、整然と精緻に組み立てられてゆく——各部分ごとのテンポ設定といい、同曲のイメージを軽く覆す新鮮な解釈はちょっとクセになりそう。同じく『預言者』幻想曲もリストの先進性がきわだち、フランス近代曲?と錯覚する瞬間もしばしば。逆にアランの比較的有名な一編「連祷」では、フランス勢の演奏にありがちな重みをあえて排した、すらすらと精妙&軽妙な仕上げ方。これが意外にハマるのだ—ひとつの作品は本場奏者だけでなく、外国の演奏家による解釈によってさらに深みと面白みを増す…ということを今更ながらに思い知らされる。 しかし圧巻なのは約7分の即興演奏!星屑こぼれるような耳触りよい高音からビロードのごとく滑らかな低音まで、興趣の尽きぬシャルトルのオルガンの響きを隅々まで堪能させてくれるこの「傑作」に触れれば、近代オルガンという未知のジャンルにも否応なしに興味が湧くはず !

PAN CLASSICS

PC10077
(国内盤)
\2940
ジョヴァンニ・グヮルベルト・ブルネッティ(1706〜87):
 スターバト・マーテル(全曲)
  +導入唱、昇階唱、聖体拝領唱、アレルヤ
アンサンブル・トゥリクム(古楽器使用)
エレナ・モシュク(S)
ルイス・アルベス・ダ・シルバ(C-T)
モーツァルトの知人として知られるA.ブルネッティとは別人、後年スペインで活躍したG.ブルネッティではない、南イタリアやトスカーナ地方で活躍したG.G.ブルネッティ——チューリヒの古楽集団と新時代の実力派歌手ふたりが甦らせるこの未知の『スターバト・マーテル』、ペルゴレージの傑作の後に数多書かれた追従作のひとつ・と切って捨てるにはあまりに惜しい絶美の傑作だった! このブルネッティは1706年におそらくナポリで生まれ、同地の名高いカペッラ・デ・トゥルキーニ音楽院で研鑚をつんだ作曲家。本作はバロック・オペラ調の華麗な声楽様式を反映しながらも、決して俗っぽくはならず、清らかで天上的な雰囲気が全体にただよう
PC10185
(国内盤)
\2835
ベラルーシの近代室内楽
 ヴァレリー・カニンコフ(1940〜):
  1. フルート五重奏曲(2000)
  〜フルートと弦楽四重奏のための
 ガリーナ・ゴレロヴァ(1951〜):
  2. セクストン邸の上にあるスターリン像(2004)
   〜フルート、ギターとチェロのための
 セルゲイ・ベルチュコフ(1956〜):
  3. 弦楽四重奏曲(2003)
 ドミトリー・リビン(1963〜):
  4.グリンカの主題による七つの小さなファンシー(2003)
  〜フルート、ギターと弦楽四重奏のための
 フセヴォロド・グリツケヴィチ(1947〜):
  5. 詩曲(2003)
   〜フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとギターのための
ミンスク弦楽四重奏団
+ブルーノ・マイアー(Fl)
ハン・ヨンケルス(G)
バルト三国の南、ポーランドとウクライナの間にまたがる旧ソ連の大国ベラルーシ(白ロシア)は、考えてみればクラシック音楽の世界で見過ごされてきた一国ではないだろうか? 実際のところ、ソ連やロシアのそれから独立した本格的なベラルーシュ楽壇のようなものが確立されてゆくのはソ連崩壊後になってからのようながら、ここに集められた作品群を聴くかぎり、そうした新しい音楽界が余計な新技法や過剰に複雑な不協和音などに冒されることなく、じつに健全なロマンティシズムを羽ばたかせているのがわかる——まさに21世紀のネオ・ロマンティシズムといった感覚が、本盤に横溢しているのだ! モスクワや首都ミンスクの音楽院で鍛え上げられ活躍してきた面々は、時にギターもあしらいながら(ボッケリーニやC=テデスコらの曲のような自然さで弦楽器とからみあう—これがまた素敵な風采を添えている!)、まるで晩期ロマン派のような、あるいはペルトやグバイドゥーリナのような確かな手触りの、耳に心地よい響きを連ねてくれる。1970年代生まれの若い奏者たちによるミンスク四重奏団の手腕はまったく確か(この面子で古典作品も聴いてみたいもの!)だが、そのいっぽう「フルートのハイフェッツ!」と讃えられたドイツの超・実力派ブルーノ・マイアーが参加しているのも、室内楽・管楽器ファンなら見過ごせないところ——自由自在の円やかな吹き口は、ほんとうに美しい!
PC10190
(2CD)
(国内盤)\4515
アントワーヌ・フォルクレ(1672〜1745) &
ジャン=バティスト・フォルクレ(1699〜1782):
 『ヴィオールのための作品集 第1 巻』
  (1747 年出版・全5編計31 曲)
ローレンツ・ドゥフトシュミット(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
クリストフ・ウルバネツ(vg)
ヨハンネス・ヘーメルレ(cmb)
トーマス・ボイゼン(g, theo)
オーストリア随一、いや今やサヴァールやパンドルフォらと並ぶヨーロッパ最高のヴィオラ・ダ・ガンバ奏者のひとりローレンツ・ドゥフトシュミット待望の新譜が登場——しかもガンバ・ファンなら誰もが「誰かやらないか」と思っていたフォルクレ作品の全集というからたまらない ドゥフトシュミットはARCANA からPan Classics に移った後に自身のレーベルまで起こしているが、こういう嬉しい傑作盤をPan Classics からリリースしてくれたことに大感謝!A.フォルクレは1700 年前後に活躍したフランスのガンバ奏者で「マレは天使のように、フォルクレは悪魔のように弾く」と並び称された大御所。息子のJ-B.フォルクレも“父とまったく同等の技量をもつ”と絶賛されたガンバ奏者で、父の歿後その作品を整理・1744 年に出版したのも息子のほう。出版譜はしかし初期ロココめいた作風をしめしているため父の作か息子の作か判別つきかねるそうだが、なにしろ名盤あまた、バロック・ファンならご存知のとおり「すべての曲が」傑作ばかりな上、フランス大時代様式に偏っているマレよりはるかに自由&多彩な音楽展開は、マレよりもずっと日本のリスナー向き!さしずめガンバのヴィラ=ロボスかアルカンか...といった傑作の数々、しかしクラヴサン編曲版(こちらも有名だが)の全曲盤こそあれ「オリジナルのガンバ版の全集」はこれが初では?何しろサヴァール御代ですら成し遂げなかった偉業を、有象無象ではなくドゥフトシュミットが成し遂げたのですから感慨至極、ファン必携。

TRANSART

TR144
(国内盤)
\2835
モーツァルト:歌劇序曲集
 1. 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』序曲 KV.527
 2. 歌劇『フィガロの結婚』序曲 KV.492
 3. 歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』序曲 KV.588
 4. 歌劇『ポントの王ミトリダーテ』序曲 KV.87
 5. 歌劇『ルーチョ・シッラ』序曲 KV.135
 6. 歌劇『イドメネーオ』序曲 KV.366
 7. 歌劇『偽の女庭師』序曲 KV.196
 8. 歌劇『見てくれの馬鹿娘』序曲 KV.51
 9. 歌劇『アルバのアスカーニョ』序曲 KV.111
 10. 歌劇『牧人の王』序曲 KV.208
 11. 歌劇『皇帝ティートの慈悲』序曲 KV.621
 12. 歌劇『後宮からの逃走』序曲 KV.384
 13. 歌劇『バスティアンとバスティエンヌ』序曲 KV.50
 14. 歌劇『劇場支配人』序曲 KV.486
 15. 歌劇『魔笛』序曲 KV.620
プラハ室内管弦楽団
コンサート・マスター:
アントニン・フラーディル(vn)
ロッシーニの序曲集は数あれど、短いものは3分そこそこの曲もあるモーツァルト歌劇の序曲“だけ”を集めたアルバムは意外に少ないのでは? そんな盲点に、中欧きっての古参名楽団があらためて正面から取り組んだ—創設から半世紀にわたり、あくまで現代楽器でモーツァルト演奏の理想像を追い続けたプラハ室内管弦楽団、この「序曲集」プログラムを大真面目にランス夏季音楽祭で披露したというから驚きだ。しかし!やはり古典派ものの名解釈で売ってきた老舗団体だけあって、聴き進めるうちにその意図は必ずや明らかになるはず—そう、かつて「交響曲」の範疇として認識されていなかった多くの楽曲をあわせて録音したホグウッドの革新的なモーツァルト“シンフォニー全集”をご記憶の方ならお気づきだろうが、彼らはこれらの“序曲(シンフォニア)”を、あくまで“交響曲(シンフォニー)”の延長ないし姉妹的形式として見つめ直そうとしたのではないだろうか?
 指揮者を置かずコンサートマスターが統率をとる彼らのスタイルそのまま、しかし硬めのティンパニの音やキレの良いアゴーギグなど現代的要素で躍動感を盛り込みながら、プラハとゆかりの深い「ドン・ジョヴァンニ」序曲で開始されるプログラムは時に幼年期へ、時にトルコ趣味に、時にイタリア歌劇様式へ…と多彩な様相をみせつつ、これらの作品の管弦楽曲としての充実度を否応なしに印象づける。そして堂々たる締めくくりをなす、抗いがたいトロンボーンの響きに彩られた「魔笛」序曲…玄人リスナーにも初心者にも楽しめる要素を秘めた充実作!

フォンテック

FOCD 9296
\2500
デュカス:バレエ音楽「ペリ」
ドビュッシー:
 管弦楽の為の3つの交響的スケッチ「海」
ラヴェル:ラ・ヴァルス
パスカル・ヴェロ指揮
仙台フィル
躍進著しい地方オーケストラの雄、仙台フィル。その実力は、200回定期公演を記念したCD(FOCD9224/5)で、多くのファンが知ることになった。仙台フィルは、1989年から17年間外山雄三が音楽監督を務め、その実力は飛躍的に向上。昨年4月に指揮者陣を一新、常任指揮者にパスカル・ヴェロ、首席客員指揮者に小泉和裕、指揮者に山下一史が就任、現在に至る。本CDは、新たな黄金期を築きつつあるヴェロの指揮の下、彼のメイン・レパートリーであるフランス音楽3曲を収録。2006年10月13-14日 仙台市青年文化センター・コンサートホールでのライヴ
FOCD 9294
(SACD Hybrid)
\2800
細川俊夫作品集「音宇宙 X 」
 フルート、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための音楽(1980)/
 ヴァーティカル・タイム・スタディⅠ(1992)
  (Cl、Vc、P )/
 断章III(1989)
  (Fl、Ob、Cl、Fg、Hr)/
 ピエール・ブーレーズのための俳句(2000/3)(P)/
 メモリー(1996)(P、Vn、Vc)/
 弧のうた(1999)(Cl、ハープ版)/
 ドローイング(2004)
  (Fl(ピッコロ、アルト・フルート持ちかえ)、Ob、Cl、Per)/
 歌う庭(2003)
  (Fl、Ob、VN、Vc、ハープ、P)
細川俊夫(指揮)
next mushroom promotion
細川は世界で最も多忙な作曲家のひとり。昨年のザルツブルグ音楽祭でゲルギエフ&ウィーン・フィルによって初演された「循環する海」は、大きな話題を集めた。9月からは、ベルリン高等研究所に研究員としてノーノ、リゲティ、ヘンツェ、ラッヘンマン、リームらに続いて作曲家として招聘されている。next mushroom promotionは、関西を中心に活動する現代音楽専門の演奏家集団。グループ名は、「ケージの次の世代」であり「ケージ以後の新しい音楽のあり方」をプロモートする気概を込めて掲げられている。録音:2006年8月21-22日、神戸新聞松方ホール
FOCD 9292
(SACD Hybrid)
\2800
(1)ラヴェル:ラ・ヴァルス
(2)武満徹:ノスタルジア
(3)R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」
大植英次(指揮)
大阪フィル
長原幸太(Vn)(2)(3)
昨年12月、3タイトル同時発売で大きな話題を集めた”エイジ・オブ・エイジ”。待望の4弾は、大植が最も得意とする色彩豊かな3作品を収録。「英雄の生涯」は1997年のミネソタ盤以来の再録音。長原の見事なソロにも注目。録音:(1)2004年4月22、23日 (2)2006年2月16、17日、(3)2006年4月20、21日
FOCD 9293
(SACD Hybrid)
\2800
フルネ=都響「ボレロ」
 (1)デュカ:舞踏詩「ペリ」〜ファンファーレ
 (2)イベール:交響組曲「寄港地」
 (3)ビゼー:「アルルの女」第2組曲
 ラヴェル:(4)ボレロ/(5)バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲 
フルネ指揮
東京都響
ラスト・コンサートから1年。残念ながら、フルネの新しい演奏を聴くことは叶わなくなったが、フォンテックは、四半世紀以上にわたり共演してきた都響との演奏より、厳選した音源をCD化。今回収録の5作品は、いずれもフルネが繰り返し演奏したフランス音楽の名曲。録音:(1)(5)2005年1月21日、(2)2005年5月9日、東京文化会館 (3)2003年4月19日、(4)2004年4月17日、サントリーホール
EFCD 4104
\2100
寺島尚彦:混声合唱作品集
 混声合唱とコントラバスと
  ピアノのためのロマン「火龍(さらまんどら)」/
  混声合唱組曲「花のながれのなかに」
平松剛一(指揮)
中博昭(コントラバス)
菊池大成(P)
平松混声合唱団
都立八潮高等学校合唱団
EFCD 4105
\2100
三善晃:女声合唱作品集
 女声合唱曲集「街路灯」/
 女声合唱とピアノのための「五つの唄」/
 女声合唱とピアノのための「三つの夜想」
栗山文昭(指揮
田中瑶子(P)
女声合唱団るふらん
女声合唱団彩の会
千葉大学合唱団女声部
FOCD 20058
\2800
架け橋〜Jambatan
 M.ラフィ・シャフィ編:
  タクヒル〜イスラムの宗教祭曲アラビック旋法
 M.ラフィ・シャフィ:雨の日曜日
 G.クンマー:
  フルートとギターのためのノクターン
 ピアソラ:タンゴの歴史
 モーツァルト:
  フルートと管弦楽のためのアンダンテK315/
  フルートと管弦楽のためのロンド KAnh184
 J.S.バッハ:
  管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV1067
中川恵子(Fl&Picc)
河野まり子(Cemb)
小野剛蔵(G)
モハマド・ラフィ・ビン・シャフィ指揮
奈良フィル

ALM/コジマ録音

ALCD 9066
\2940
MORGEN
 ゴーベール:ファンタジー
 フォーレ:ピエ・イエズ
 ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
 ラヴェル:ハバネラ形式の小品
 フェルデルホーフ:ファンタジア
 ルトフワフスキ:3つの断章
 アンドレ:ナルテックス
 マスネ:タイスの瞑想曲
 アルベニス:タンゴ
 グリーディ:古いソルツィコ(ハープ・ソロ)
 ポンセ/ハイフェッツ編:エストレリータ
 山田耕筰/矢代秋雄編:この道
 梁田貞/矢代秋雄編:城ケ島の雨
 R.シュトラウス:明日
細川順三(Fl)
早川りさこ(ハープ)
20世紀に書かれた作品はどれも親しみやすい音楽だし、「亜麻色の髪の乙女」や「タイスの瞑想曲」などは、細川が愛してやまない木のフルートで奏でられてより魅力が輝いている。そして、魂が込められた感動的な日本の名歌!・・・リート「明日」でリサイタルの幕が降りるとき、誠実で温かく高潔でもある細川順三のフルートを聴いた幸せに、心が満たされる。」(近藤憲一)使用楽器:ヤマハ YFL-894W
ALCD 7110
\2940
アルベニス:ピアノ作品集 Vol.1
 スペイン組曲 T.61
  (グラナダ/カタルーニャ/セビーリャ/クーバ)
 セレナード・エスパニョール T.98/
 2つの性格的小品 T.94
  (ホタ・アラゴネーサ/タンゴ)
 ラ・ベガ(沃野) T.102A/
 組曲「イベリア」(4巻からなる12の新しい印象)第2巻 T.105
  (ロンデーニャ/アルメリア/トリアーナ)
上原由記音(P)
スペイン音楽のスペシャリストで、ラローチャに師事し、「粋と情熱/スペイン・ピアノ作品への招待」(ショパン)などの著者もあるピアニスト上原由記音によるアルベニス作品集第1弾。代表作「イベリア」から知られざる小品まで、スペインのレパートリーを熟知した上原ならではの選曲。
LMCD 1828
\3045
浜松楽器博物館コレクションシリーズ9
 ショパン:
  ピアノ三重奏曲 ト短調 作品8
  ピアノ協奏曲第1番
   (ドイツ初版(1833)に基づく弦楽五重奏伴奏付き)
  練習曲 ホ長調「別れの曲」
   (ピアノと弦楽五重奏版)
小倉貴久子(P)
桐山建志(Vn)
白井圭(Vn)
長岡聡季(Va)
花崎薫(Vc)
小室昌広(コントラバス)
ショパンの愛したプレイエル・ピアノと弦楽五重奏で聴くサロンの響き。
LMCD 1829
\3045
浜松楽器博物館コレクションシリーズ10
 ブルグミュラー :25の練習曲 作品100より
  天使のハーモニー/アヴぇ・マリア/バラード/
  スティリアの女/貴婦人の乗馬
 ショパン:
  ワルツ 変ニ長調 作品64-1「仔犬」/
  練習曲 変イ長調 作品25-1「エオリアン・ハープ」/
  練習曲 ホ長調 作品10-3「別れの曲」/
  練習曲 ハ短調 作品10-12「革命」/
  幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66
 フィールド:ノクターン イ長調
 モシェレス:性格的練習曲集 作品95より「優しさ」
 カルクブレンナー:ロマンスと華麗なロンド ヘ長調 作品96
 プレイエル:ソナタ イ短調
 ショパン:
  バラード 第1番 ト短調 作品23/
  ノクターン 変ニ長調 作品27-2
小倉貴久子(P)
1830年製プレイエル・ピアノで聴く珠玉の小品集。
ALCD 1085
\2940
鍵盤音楽の領域7〜バッハ古往今来
 J.S.バッハ:
   プレリュード ハ短調 BWV921/
  ファンタジア ト短調 BWV917/
  トッカータ ト長調 BWV916/
  組曲 ヘ短調 BWV823/
  4つのドゥエット BWV802-805/
  フランス風序曲 BWV831
武久源造(Cemb)
若き日のバッハが書いた作品と晩年の円熟期の作品を収めたこのアルバムに、武久は自らの人生をバッハの生涯になぞらえている。バッハが様々な音楽と出会い自分の語法としていったもの、そして青春時代から晩年にいたるまで変わらず持ち続けていた音楽の根底にあるものとは?聞こえてくる音楽は、武久とバッハの対話でもある。演奏者自身による渾身のライナーも読み応え十分。
ALCD 9063
\2940
フォゴット・イン・トリオ
 グリンカ:悲愴三重奏曲 二短調
 (クラリネット、ファゴットとピアノのための)
 プーランク:ピアノ、オーボエと
  ファゴットのための三重奏曲 FP43
 べートーヴェン:ピアノ、フルートと
  ファゴットのための三重奏曲 ト長調 WoO37
前田信吉(Fg)
白尾 隆(Fl)
青山聖樹(Ob)
鈴木良昭(Cl)
長尾洋史(P)
前田信吉が木管の達人たちと繰り広げる三重奏曲集。憂いに満ちたハーモニーが美しいグリンカ、丁々発止のやりとりが魅力的なプーランク、フルートとファゴットの掛け合いが協奏的に展開するべートーヴェン。ファゴットを軸として三者三様の世界を聴かせる。
ALCD 69
\2940
祈り〜邦人作曲家によるオルガン曲集
 中川俊郎:声を伴ったパッサカリア
 松平頼暁:祈り〜オルガンのための
 近藤譲:ノヴィタス・ムンディ〜オルガンのための
 鈴木輝昭:コンドゥクトゥス
  〜オルガンとティンパニのための
 新実徳英:風神・雷神
保田紀子(Org)
高橋明邦(Per)
松本市音楽文化ホールのオルガニストで、特に現代音楽のスペシャリストとして数々の新作の初演に携わってきた保田紀子による邦人作品集。和洋様々な打楽器を操る高橋明邦との共演で、壮大なオルガン宇宙を探求。日本を代表する5人の作曲家の作品は、オルガンという楽器の限りない可能性を感じさせる。
ALCD 70
\2940
Composer Group Cue Works
 (作曲家グループ Cue 作品集)
 篠田昌伸:アズール
 内田祥子:ユニオン
 深見麻悠子:ムーヴメント
 浅井暁子:フィクセイション
 北條美香代:
  デュオ・イン・ア・ストレインド・タイム
 田渕大次郎:プラスティック・メモリー
木ノ脇道元(Fl)
末永千湖(Vn)
佐藤紀雄(G)
濱崎由紀(Cl)
野田祐介(Cl)
芳賀史徳(Cl)
伊藤圭(バスCl)
中島久美(Vn)
藤原亜美(P) 他
東京芸術大学を卒業した若手作曲家6人によって結成された作曲家グループ Cue (キュー)の初めての作品集。
ALCD 8028/29
(2CD)
\3150
マーラー:交響曲第2番「復活」
 (群響・創立60周年記念東京公演)
高関健(指揮)
群響&合唱団
佐々木典子(S)
永井和子(Ms)
松居直美(Org)
レナーテ・シュタルク=フォイトとギルバート・カプラン校訂による国際マーラー協会の新校訂版(2006)による演奏。「復活」試刷版を入手、高関自ら校訂の現場に立ち会い、日本初演を実現。「スコアを一読した私は、長年持ち続けた疑問に対する明快な回答を得て、文字通り目から鱗が落ちる思いであった。(高関健)」
響きをより明確にするために必要な楽器間のバランスの操作、強弱およびフレージングの徹底、細かな奏法の指定など、全体として500箇所を越える更新が行われた。録音:2006年3月11日、すみだトリフォニーホール、
ALCD 1087/88
(2CD)
\3570
J.S.バッハ:
 ヴァイオリンとチェンバロのための作品集Vol.5
 ヴァイオリンと
  オブリガート・チェンバロのためのソナタ第2番 イ長調 BWV1015
 無伴奏Vnのためのソナタ第2番 BWV1003/
 フーガ ト短調 BWV1000
  (無伴奏Vnソナタ第1番より)
 組曲 イ長調 BWV.1025/
 ソナタ ト長調(ヘ長調) BWV1022/
 アダージョとフーガ ト長調 BWV.968,1005/2
 (無伴奏Vnソナタ第3番より)/
 ヴァイオリンと
  オブリガート・チェンバロのためのソナタ第5番 ヘ短調 BWV.1018/
 無伴奏Vnのためのパルティータ第2番 二短調 BWV1004
桐山建志(バロックVn)
大塚直哉(Cemb)
バロック・ヴァイオリンの第一人者桐山建志とチェンバロの大塚直哉が4年余りかけて完成させたバッハのヴァイオリン作品全曲録音5回シリーズの5枚目。無伴奏の作品、オブリガート・チェンバロ伴奏の作品と、バッハの作品はそれぞれ全く異なった世界を持っているが、それらをひとつのアルバムに収めることで、各々を見事に描き分けている。録音:2005年3月31日、2006年2月6-8日、4月27-28日、山梨市花かげホール
ALCD 9065
\2940
山根弥生子/シューマンを弾く Vol.1
 シューマン:
  アベッグ変奏曲 Op.1/
  交響的練習曲 Op.13/
  幻想小曲集 Op.12
山根弥生子(P)
ここ数年精力的に録音を行っているベテラン山根弥生子による初のシューマン。半世紀に渡るキャリアはやはりただ者ではない。交響的練習曲のような難曲で見せるエネルギッシュな弾きっぷりからは、70歳を越えてなお進化し続けるアーティストの姿が見えてくる。若いピアニストにも、ぜひ聴いて欲しいアルバム。録音:2004年10月4-5日、2005年10月19日、11月22日、府中の森芸術劇場
ALCD 3079
\2625
ジャスト・フォー・ファン 太陽・月・星 天空の調べ
 ハイドン:4つの三重奏曲「ロンドン・トリオ」
 ゲッチェ=ニースナー:ジャスト・フォー・ファン
  (4本のフルートのための3つの天体の楽しいメロディー)
 グリーグ:4本のフルートのための「小妖精」と12の小品
 ドヴィエンヌ:6つの三重奏曲
  〜フルート三重奏曲第5番 ト短調 Op.19-5
 ベルトミュー:猫
 クンマー:フルート三重奏曲 ハ長調 Op.53
 ボワモルティエ:
  3本のフルートと
   アルト・フルートのための協奏曲 イ短調 Op.15-2
東京フルート・クァルテット
[稲垣豊子、
北村薫、
高久進、
福原信男]
フルート四重奏や三重奏を集めた東京フルート・クァルテットのアルバム第2弾。ハイドンからベルトミュー「猫」、グリーグのピアノ作品のアレンジなど多彩なプログラムが魅力的。録音:2005年11月27、29、30日、相模湖交流センター。
ALCD 7111
\2940
アラビア風奇想曲〜スペイン・ギター名曲集
 ナルバエス:
  「牛の番をして」の主題による7つの変奏曲
 サンス:フォリアス
 トローバ:スペインの城より
 カタルーニャ民謡(リュベート編):
  アメリアの遺言/盗賊の歌/聖母の御子
 トゥリーナ:ソナタ 二短調
 タレガ:
  エンデーチャとオレムス/アラビア風奇想曲/
  マリエータ/アランブラの想い出
 モンポウ:カンシオン
鈴木豊(G)
スペインで学び、これまでも一貫してスペインものを主要レパートリーとしてきたギタリスト鈴木豊。今回も、ナルバエス、サンスといった古いレパートリーからトローバ、トゥリーナ、タレガなどギタリストにとってはお馴染みの作品をとりあげている。録音:2006年8月10-11日、相模湖交流センター
ALCD 1084
\2940
マラン・マレの横顔(万華鏡〜喜び、哀惜、官能 そして愛)
 プレリュード 二短調(第4巻)/含み笑い(第4巻)/
 アラベスク(第4巻)/夢見る女(第4巻)/
 ポロネーズ(第2巻)/ミュゼット(第3巻)/
 サント・コロンブ氏を偲んで(第2巻)/
 サラバンド「深い悲しみ」(第2巻)/
 バディナージュ(戯れ)(第4巻)/
 プレリュード ニ長調(第1巻)/
 ファンタジー(第1巻)/人の声(第2巻)/
 鐘もしくはカリヨン(第2巻)/嘆き(第3巻)/
 シャコンヌ(第1巻)/ロンドー「優美」(第4巻)
平尾雅子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
金子浩(アーチリュート)
マラン・マレ生誕350周年記念に平尾雅子がマレ・シリーズ第4弾をリリース!ガンバとアーチリュートという最小アンサンブルで、マレの世界を濃密に描き出す。録音:2006年4月11-13日、秩父ミューズパーク音楽堂。
ALCD 3080
\2940
ウンディーネ
 シューベルト「萎める花」による主題と変奏
 ライネッケ:
  ソナタ「ウンディーネ(水の精)」/
  コンチェルト(ピアノ伴奏版)
大平記子(Fl)
西脇千花(P)
数々のコンクール入賞を果たし、ソロ活動や室内楽など多方面で活躍する若手フルーティスト大平記子のファースト・アルバム。録音:2006年7月28-29日、秩父ミューズパーク音楽堂。
ALCD 1098/9
(2CD)
\3000
メンデルスゾーン:オラトリオ「パウロ」 宮原昭吾(パウロ)
アグネス・ギーベル(福音史家)
佐々木まり子(A)
佐々木正利(T)
淡野弓子(指揮)
ハインリヒ・シュッツ合唱団
アンサンブル・クラウディオ
シンフォニア・ムシカ・ポエティカ
「エリヤ」とともにメンデルスゾーンの傑作のひとつと言っても過言ではないオラトリオ「パウロ」。しかし、大作ゆえに演奏機会は少ない。本ライヴ盤は1993年に東京カテドラル聖マリア大聖堂で行われた演奏会の貴重な録音。 録音:1993年9月10日、東京カテドラル聖マリア大聖堂でのライヴ。旧品番: ALCD-1008/9 の再発売。
ALCD 3082
\2940
横笛の世界「五様乱曲」
 秋の山唄
 祖谷の粉ひき唄
 新相馬節
 刈干切唄
 地歌黒髪
 五様乱曲
 辻幹雄:万葉の
 スカボロー・フェア
 長尾友太郎:パティオにて
 金子由美子/鯉沼廣行:能管と篠笛による「気韻」
鯉沼廣行(篠笛/能管)
原田ヒロシ(民謡/三味線)
坂本真理(唄/篠笛)
富元清英(唄/地歌三絃)
辻幹雄(11弦G)
長尾友太郎(6弦G)
松田弘之(能管)
鯉沼廣行:黒沢映画「乱」、大河ドラマ「花の乱」、「毛利元就」などの演奏で知られる横笛の名手。録音:2006年4月21、22、30日、相模湖交流センター
ALCD 2009
\3000
想〜ハスローと仲間たちによる馬頭琴の新世界
 ライ・ハスロー:
  天空の風/春の香り/アルタイハンガイ/
  チンギスハーンの祝いの歌/宴の舞/葦の湖/
  オポー祭/風の声/夏の記憶/ゴビの夢/月夜の舞/
  陽だまりの心/青いナムジル/
  天馬・ジョノンハル/望郷
ライ・ハスロー(馬頭琴)
タラー(古筝)
佐久間順平(G&Vn&シンセ)
榊原光裕(P&シンセ)
内モンゴル出身の馬頭琴奏者ライ・ハスローのオリジナル作品を集めたアルバム。草原を吹き抜ける風のようにすがすがしく、心地よい。モンゴル政府から文化芸術勲章を授与された実力派のハスロー氏だが、このアルバムを聴くと、馬頭琴にはこんなにもいろいろな奏法があったのかと驚かされる。録音:2006年1月10-13日、八潮メセナ

オクタヴィア・レコード

2007年2月21日発売分

EXTON

OVCL 00272
(SACD Hybrid)
\3000
ベルリオーズ:幻想交響曲/序曲「宗教裁判官」 小林研一郎(指揮)
アーネム・フィル
コバケンの十八番「幻想」、10年ぶりの再録音。アーネム・フィル初来日記念盤!!2006年11月21-23日、ナイメーヘン、コンセルトヘボウ・フェレエーニヒング
OVCL 00273
(SACD Hybrid)
\3000
シベリウス:
 交響曲第2番/
 交響詩「トゥオネラの白鳥」/「フィンランディア」
小林研一郎(指揮)
チェコ・フィル
コバケンが初めてチェコ・フィルを振り、ノイマンに認められた頃の録音。1995年2月22-26日、プラハ「芸術家の家」ドヴォルザーク・ホール
OVCL 00274
(SACD Hybrid)
\3000
チャイコフスキー:
 交響曲第2番/
 付随音楽「雪娘」より道化師の踊り
ラザレフ指揮
読売日本交響楽団
力強く、チャーミングなチャイコフスキー。白熱のライヴ!!2006年5月15日、サントリー・ホール 5月19日、東京芸術劇場
OVCL 00275
(SACD Hybrid)
\3000
ブラームス:交響曲第1番 マルティン・ジークハルト指揮
アーネム・フィル
ブラームス全集第1弾!!2006年2月21-24日、ナイメーヘン、コンセルトヘボウ・フェレエーニヒング

山形交響楽団 自主レーベル<YSOライヴ>

OVCX 00031
(SACD Hybrid)
\3000
R.シュトラウス:交響的幻想曲「イタリアから」
ビゼー:「アルルの女」第1組曲&第2組曲
飯森範親(指揮)
山形交響楽団
2006年3月25-26日(ビゼー)、5月20-21日(シュトラウス) 山形テルサ

2007年1月26日発売分

EXTON

OVCL 00195
(SACD Hybrid)
\3000
R.シュトラウス:
 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」
 同「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
 皇紀2600年奉祝音楽
アシュケナージ指揮
チェコ・フィル
1998年1月16日、2月21-23日、ドヴォルザーク・ホールにて収録
OVCL 00270
(SACD Hybrid)
\3000
シベリウス:交響曲第2番 サカリ・オラモ指揮
フィンランド放送響
2006年6月3日、ベルゲン、グリーグ・ホールにて収録
OVCL 00271
(SACD Hybrid)
\3000
(1)ブラームス:交響曲第2番
(2)ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
サカリ・オラモ指揮
フィンランド放送響
FRSO&オラモ来日記念盤。概して速めのテンポ、しかし重量感を失うことなく、新しい響きを轟かせている。(1)2006年11月10日、ヘルシンキ、テンペリアウキオ教会ライヴ (2)2006年9月16日、ヘルシンキ、フィンランディア・ホールにて
OVCL 00268
(SACD Hybrid)
\3000
マーラー:交響曲第9番 ノイマン指揮
チェコ・フィル
ノイマンのラスト・レコーディング。この数日後に他界。「これ以上のアダージョはありえない」との言葉を残している。1995年8月21-28日、ドヴォルザーク・ホールにて収録
OVCL 00269
\3000
ストラヴィンスキー:ヴァイオリン作品集
 イタリア組曲/協奏的二重奏曲/ディヴェルティメント/
 パストラール/バラード/ロシアの歌
ヴァディム・チジク(Vn)
船越清佳(P)
ロシアの若手ヴァディム・チジクの最新アルバム。これだけストラヴィンスキーのヴァイオリン作品が1枚に収められているアルバムも珍しい。2006年7月18-20日 富山・北アルプス文化センターにて収録


CRYSTON

OVCC 00042
\3000
ドラマティック・レジェンド
 ボザ:フルガリアーナ/バディナージュ
 イベール:即興曲
 オネゲル:イントラーダ
 バラ:レントとスケルツォ/オリエンターレ
 エネスコ:レジェンド
 ピッチ:ファンタジエッタ
 ジョリヴェ:アリア・ディ・ブラヴーラ
 トゥリン:カプリース
 マズリエ:ドラマティック・レジェンド
ヨウコ・ハルヤンネ(Tp)
カリ・ハンニネン(P)
世界屈指のトランペッター、ハルヤンネの最新アルバム。2006年2月、4月、フィンランド放送 M2スタジオにて収録


SPEX

OVCX 00029
\3000
愛の言葉
 パガニーニ:カンタービレ
 エルガー:朝の歌
 フォーレ:子守歌
 クライスラー:ウィーン小行進曲
 エルガー:ヴィルレ
 クライスラー:前奏曲とアレグロ
 エルガー:愛の言葉
 プッチーニ:だれも寝てはならぬ
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ
 クライスラー:ジプシーの女
 マリー:金婚式
 ポルディーニ:踊る人形
 エルガー:夜の歌
 ラフマニノフ:ロマンス
 クライスラー:シンコペーション
 ドルドラ:思い出
 モンティ:チャールダッシュ
 パラディース:シチリアーノ
 エルガー:ソスピリ
深山尚久(Vn)
大楽勝美(P)
国内主要オケのコンマスを歴任している深山が、名器ピエトロ・ガルネリで浪々と歌い上げる。2006年5月、北海道・なつかしホールにて収録
OVCX 00030
\3000
ニャタリ:ピアノ作品集
 ブラジリアーナ第8番(4手連弾のための)
 ショーロのリズムによる7つの練習曲
 ネガシェンド
 マネイランド
 マニョサメンテ
 パテパポ
 コパカバーナでお散歩
 子猫がピアノに
 レメシェンド
 セウ・アタウルフォ
 カリニョーソ
 ピシンギンニャに一輪のバラを
 友、トム・ジョビンのために(4手連弾のための)
光永浩一郎(P)
光永 育(P)
ブラジルの魂/尾尻雅弘(ギター)に続くニャタリ第2弾!!2004年11月、2005年6月 熊本にて収録

12月31日発売分

EXTON

OVCL 00266
(SACD Hybrid)\3000
チャイコフスキー:交響曲第1番「冬の日の幻想」 アシュケナージ指揮
N響
シリーズ第4弾。チャイコフスキーの6つの交響曲の中でも、ロシアの大自然へのイマジネーションを喚起させる1番。録音:2006年3月1、2日 すみだトリフォニー・ホール
OVCL 00267
(SACD Hybrid)\3000
マーラー:交響曲第4番 マーツァル指揮
チェコ・フィル

CRYSTON

OVCC 00041
(SACD Hybrid)\3000
ブラームス:ホルン三重奏曲 変ホ長調 作品40
ツェルニー:プルミエ・グラン・トリオ 作品105
シューマン:アダージョとアレグロ 作品70
バボラーク(Hr)
清水和音(P)
ローレンツ・ナストゥリカ(Vn)
世界最高峰の実力と経験を持ち合わせた音楽家達が奏でるスーパー・アンサンブル。録音:2006年7月28-30日、プラハ

EXTON

OVCL 00262
(SACD Hybrid)\3000
シューマン:交響曲全集 Vol.1
 交響曲第1番「春」/同第2番
準・メルクル指揮
N響
1997年初共演以来、常に意欲的かつ衝撃的なプログラムで着実に評価と人気を獲得してきた準・メルクル&N響のコンビ、ついにEXTONデビュー。ドイツ・ロマン派のレパートリーを特に得意とするメルクルが日本が誇るスーパー・オーケストラN響とともに実現した、シューマン没後150年に相応しい強力タイトル。メルクルは、シューマンの交響曲に古典派からロマン派への確かな橋掛かりを見出し、明晰な構造観と劇的なロマンティシズムとの絶妙なバランスを保ちながら、シューマンの音世界を一つ一つ構築している。録音:2006年7月12、15日、すみだトリフォニーホール
OVCL 00263
(SACD Hybrid)\3000
シューマン:交響曲全集 Vol.2(SACD)
 交響曲第3番「ライン」/同第4番(第1稿1841年版)
準・メルクル指揮
N響
第2集は第3番「ライン」と第4番。シューマンの交響曲において今回特に明晰さを重視したメルクルは、より古典的なアプローチが色濃く残る第4番の第1稿1841年版を使用。随所にこだわりが際立ち、作品の真意に迫る緻密な音楽作りで丁寧に音を積み重ねる。N響はその意図を見事に実現し、芳醇な響きとクリアな構成とが絶妙のバランスで共存。必聴のシリーズ。録音:2006年7月13、14日、すみだトリフォニーホール

SACRAMBOW

OVSL 00017
\3000
<音楽と物語の世界>
 プーランク:「ぞうのババール」
 シベリウス:組曲「フロレスタン」
 シサスク:星の組曲〜きらきら光る夜空のお星様
舘野泉(P)
岸田今日子(語り)
クラシック・ファンはもとより、子供たちにもぜひ聴いてほしいアルバム。2001年2月、横浜みなとみらいホール・小ホール

12月発売分

EXTON

OVCL 00260
(SACD Hybrid)
\3000
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」 アシュケナージ指揮
N響
2006年2月28-3月1日、すみだトリフォニー・ホール
OVCL 00259
(2SACD Hybrid)
\3500
<ノイマン・シリーズ>
 マーラー:交響曲第6番「悲劇的」
ノイマン指揮
チェコ・フィル
1995年1月、ドヴォルザーク・ホール
死の直前のノイマンが残した奇跡的と言ってマーラーの録音の数々。中でもこの第6番は最も崇高且つ厳しい演奏。みずからの人間性の奥底まで垣間見せるような凄絶な演奏。ポニー・キャニオンから版権が移ってSACDになっての再発売。
OVAD 10011
(DVD-AUDIO)
\3500
ムソルグスキー/ブラール:組曲「展覧会の絵」
ルビンシテイン/レマール:天使の夢
ラフマニノフ/シン:前奏曲
チャイコフスキー/シン:交響曲第6番「悲愴」より第2楽章
チャイコフスキー/イェニーチェク:くるみ割り人形
アレシュ・バールタ(Org)
2000年8月30-31日

TRITON

OVCT 00038
(SACD Hybrid)
\3000
モーツァルトの旅路:ピアノ・ソナタ集
 モーツァルト:
  ピアノ・ソナタ第8番K310/同第11番K331/
  同第13番K333/ロンド K511
伊藤深雪(Fp)
モーツァルト・イヤー最後を飾る、モーツァルト自身が大絶賛したという名器シュタイン作5オクターヴフォルテ・ピアノを使用した注目のアルバム。

CRYSTON

OVCC 00039
\3000
シャンソン
 ラヴェル/桑田晃:道化師の朝の歌
 シャルパンティエ:典礼形式による四重奏曲
 ラフォッセ:四重奏曲、4本の為のエチュード
 モーティマー:パリジェンヌ組曲
 ピショロー:エクステース
 ドビュッシー/レビン:3つのシャンソン
 ピぜー/吉川武典:歌劇「カルメン」より
  花の歌、ジプシーの踊り
トロンボーン・クァルテット・ジパング
OVCC 00040
\3000
トランペット・ニュースタンダード3
 田中カレン:サイレント・オーシャン
 マルティヌー:調理場のレビュー
 ヒンデミット:3つの小品
 カゼッラ:シンフォニア
 ケーニヒ:ポストホルン・ギャロップ
 モーツァルト/M.ハイドン:
  ホルンと弦楽四重奏のためのロマンス 変イ長調 K.447
 サン=サーンス:七重奏曲
神代修(Tp)
渡邊一正(P)


11月発売分

EXTON

OVCL 00264
\2800
コバケンのアダージェット
 ヴォルフ=フェラーリ:
  オペラ「マドンナの宝石」第2幕への間奏曲
 ベートーヴェン:交響曲第7番〜第2楽章
 ブラームス:交響曲第2番〜第2楽章
 チャイコフスキー:交響曲第3番〜第3楽章
 小林研一郎:組曲「パッサカリア」エレジー
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番〜第2楽章
 マーラー:交響曲第5番〜第4楽章
 同:交響曲第3番〜第6楽章
小林研一郎
日本フィル
チェコ・フィル
OVCL 00265
\2800
コバケンのアンコール・ピース
 ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
 スメタナ:モルダウ
 シベリウス:交響詩「フィンランディア」
 チャイコフスキー:花のワルツ(くるみ割り人形)
 リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲より
  「アストゥリアのファンダンゴ」
 サン=サーンス:交響詩「死の舞踏」
 リスト:交響詩「前奏曲」
 小林研一郎:組曲「パッサカリア」夏祭り
 アイルランド民謡:ダニー・ボーイ 他
小林研一郎
チェコ・フィル
アーネム・フィル
東京フィル
OVCL 00256
(SACD Hybrid)
\3000
<ノイマン・シリーズ>
 マーラー:交響曲第4番
ノイマン指揮
チェコ・フィル
1993年11月、ドヴォルザーク・ホール
OVAD 10010
(DVD-AUDIO)
\3500
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲全曲 ノイマン指揮
チェコ・フィル
1993年10月 ドヴォルザーク・ホール

TRITON

OVCT 00037
\3000
ラフマニノフ:絵画的練習曲
バラキレフ:イスラメイ
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第2番「幻想ソナタ」
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3楽章
エル=バシャ(P)
2006年5月 富山

CRYSTON

OVCC 00031
(SACD Hybrid)
\3000
クラリネッテン・ウィーン&ベルリン
 メンデルスゾーン:2つのコンチェルシュテュック
 ベールマン:協奏的二重奏曲
 クルーセル:ロンド
 プーランク:2本のクラリネットのためのソナタ
エルンスト・オッテンザマー(Cl)
ヴェンツェル・フックス(Cl)
足立桃子(P)
OVCC 00037
(SACD Hybrid)
\3000
アフェトゥオーソ
 J.S.バッハ:
  ソナタ ハ長調BWV1033/同 イ長調BWV1032/
  同 ホ長調BWV1035/同 ホ短調BWV1034
広田智之(Ob)
曽根麻矢子(Cemb)
菊地知也( Vc)
OVCC 00038
(2SACD Hybrid)
\3500
モーツァルト:
 フルート協奏曲第1番/同第2番/
 フルートと管弦楽ののためのアンダンテハ長調K315/
 フルートとハープのための協奏曲ハ長調K299
イルジー・ヴァーレク
ハナ・ミュロヴァー・ヴァーレク
ウラディーミル・ヴァーレク指揮
チェコ・フィル室内管
1996年

AURORA

AUCD 00016
\3000
重厚な輝き〜千葉純子/ヴァイオリン名曲集
 クライスラー:テンポ・ディ・メヌエット
 クロル:バンジョーとフィドル
 クライスラー:美しきロスマリン
 シベリウス:ノヴェレッテ
 エルガー:愛の挨拶
 ロンドンデリーの歌
 ドヴォルザーク:
  マズルカ/わが母の教え給いし歌
 バルトーク/セーケイ:ルーマニア民俗舞曲 Sz56
 ホイベルガー/クライスラー:真夜中の鐘
 ヴュータン:失望
 クライスラー:
  べートーヴェンの主題によるロンディーノ
 グラズノフ:瞑想曲
 シベリウス:5つの小品
 ラフマニノフ:ここはすばらしい場所
千葉純子(Vn)
AUCD 25001
\2500
ミュージック・イン・スタイル III 〜 1997-2005
 ヒェル・ハッぺスタ:「静けさや」Op.52
 金子仁美:残響
 香月修:詩曲 II
 中島良史:3つの夜想曲
 平吉毅州:初恋
 飯沼信義:「イル・ドレーレ」
新垣裕子、
小林美恵、
渡辺玲子、
マルコ・ロリアーノ、
ジョセフ・リン、
伊藤亮太郎、
漆原啓子(Vn)
馬渕昌子(Va)
アラン・ムニエ、
岩崎洸、
山本裕康(Vc)
ニョール・スパルポ(Br)
横山恵子(S)
中村伸吾、
岩崎淑(P)

9〜10月発売分

EXTON

OVCL 00253
(2SACD Hybrid)
\3500
<ノイマン・シリーズ>
 マーラー:交響曲第3番
ノイマン指揮
チェコ・フィル
プラハ室内合唱団
マルタ・ヴェニャチコヴァ
ミロスラフ・ケイマル(ポスト・ホルン)
録音:1994年8月
OVCL 00255
(SACD Hybrid)
\3000
ブルックナー:交響曲 第7番 ズヴェーデン指揮
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
極まる完成度で衝撃的とさえ形容された前作「ブルックナー交響曲第4番」によって、鮮烈なEXTONデビューを果たしたオランダの鬼鋭ヤープ・ヴァン・ズヴェーデンとオランダ放送フィルのコンビ。待望のシリーズ第2弾は交響曲第7番。真正の天才による天上的な音楽と、徹頭徹尾究極の完璧を求める厳格さとが相俟って完成された「ブル7」は、深い荘厳さを湛え聴くものの前に圧倒的な包容力を持って聳え立つ。一分の妥協も許さないカリスマに導かれ、超級オーケストラの全集中力とフル・パワーが炸裂。衝撃的超演シリーズ。 録音:2006年6月7-9日 ヒルヴェルサム、MCOスタジオにて収録
OVCL 00257
(SACD Hybrid)
\3000
チャイコフスキー:交響曲 第6番「悲愴」 アレクサンドル・ラザレフ指揮
読売日本交響楽団
「これぞ、チャイコフスキー!」−大好評のラザレフ&読売日響によるチャイコフスキー・シリーズ、第3弾は交響曲第6番「悲愴」−究極の緩急とダイナミクスが炸裂する。怒涛のようなアチェレランドやクレッシェンド。染み入るような、深く深く瞑想していく歌。すべてがラザレフの情熱的なタクトから醸し出されるロシアのダイナミクスであり、チャイコフスキーの魅力が最大限に引き出される。そして特筆は第4楽章の終わり、オーケストラの音が完全になくなった後もラザレフは一人異常な緊迫感の中、タクトを刻み続けて「悲愴」の終焉を歌い上げた。その1分余りの静寂の中での指揮の間、弦楽器奏者も決して弓を下ろすことはなかった。そして喝采。ロシア音楽の底知れない激しさ、熱さ、そして聴く者の心を捉えて離さないラザレフのエンターテイメント性あふれる衝撃的な演奏を、ライヴ収録で余すところなく収めた。 録音:2006年5月15日 東京芸術劇場にてライヴ収録
OVCL 00258
(SACD Hybrid)
\3000
<ノイマン・シリーズ>
 マーラー:交響曲第5番
ノイマン指揮
チェコ・フィル
ズデニェク・ティルシャル(ホルン)
ミロスラフ・ケイマル(トランペット)
2006年8月世界最高の美しい音色と謳われ、チェコのホルンを世界中に知らしめたズデニェク・ティルシャルが亡くなられた。その訃報はまたたくまに知れ渡り、その音色を二度と聴けないとホルン界が悲しんでいる。その音色と技術に惚れ込んで、「彼がいないとマーラーは振れない」とまで言っていたのが、巨匠ノイマンだった。マーラーが幼い頃から聴き続けた、その作品に大きな影響をあたえた角笛の音色を引き継ぐティルシャルの調べ。ノイマンならずとも世界の巨匠が惚れ込んでいた。ノイマンの晩年にあたり、ティルシャルの絶頂期となるこの録音は、マーラーの5番の演奏史に燦然と刻まれています。ティルシャルの朋友でもあるケイマルの冒頭のソロから聴き応え十分。ノイマンとチェコ・フィルの最潮期の名演奏。ハイブリッドで再登場。 録音:1993年3月16‐20日 プラハ「芸術家の家」ドヴォルザーク・ホールにて収録
OVAD 10007
(DVD-AUDIO)
\3500
ドヴォルザーク:
 交響曲第9番「新世界より」/交響的変奏曲
ノイマン指揮
チェコ・フィル
1995年1月 ドヴォルザーク・ホール
OVAD 10008
(DVD-AUDIO)
\3500
ドヴォルザーク:
 交響曲第7番/同第8番
ノイマン指揮
チェコ・フィル
1991年11月、未だ記憶にはっきり刻まれている方も多いはず。クーベリック、ノイマン、ビエロフラーヴェクが率いてのチェコ・フィルの来日公演。これはそのノイマンの2公演のライヴ盤。当時のノイマンは音楽家人生を全うした満足感に溢れていて、まったく誇張のないゆとりある音楽がコンサートホール全体に響き渡っている。十八番の第7番、第8番はボヘミア色100%。特にスケルツォ楽章はこれぞ本場のリズムそのもの。チェコ・フィル全員が歴史を共に歩んできたノイマンを心から信頼している、心温まるドヴォルザークです。192kHz、24bitにリマスタリングされDVDオーディオとなった当盤では、充実極まるオーケストラ・サウンドが凝縮され究極のサウンドが堪能できます。録音:1991年11月12,13日 東京芸術劇場(第7番) オーチャード・ホール(第8番)にて収録
OVCL 00254
\3000
「子供の夢」
 ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
 フォーレ:子守歌 ニ長調 作品16
 ラヴェル:
  フォーレの名による子守歌、ハバネラの様式による小品
 シベリウス:ロンディーノ 作品81-2
 チャイコフスキー:感傷的なワルツ 作品51-6
 マルチェッティ:魅惑のワルツ
 クライスラー:ウィーン小行進曲
 ブラームス/ヨアヒム編:ハンガリー舞曲 第5番 ト短調
 ブラームス/ハイフェッツ編:調べのように
 シューマン:インテルメッツォ
 ショパン/ミルシュテイン編:
  夜想曲 第20番 嬰ハ短調(遺作)
 イザイ/ルーベンシュタイン編:アンダンテ(遺作)
 イザイ:子供の夢 作品14
 グラズノフ:瞑想曲 ニ長調 作品32
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ 作品34-14
 チャップリン:スマイル
戸田弥生(Vn)、
林達也(P)
戸田弥生が語りかける、大切な名曲の数々 エリーザベト王妃国際コンクール優勝から10年余、「情熱の音色」のヴァイオリニスト戸田弥生が「母」の眼差しで奏でる17の珠玉の作品群。「自分の心の中の、本当に大切なもの、そして又自分の心のひだを静かに感じている−そのようなCDにできたら」と、戸田自らが「生命」への、そのあたたかな思いを大切につむいだ1枚。「イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全曲」(OVCL-00179)に続く最新録音でも、イザイの珠玉の小品をふくめ、戸田弥生の密度の濃い音楽に相応しいこだわり満載のセレクション。聴き応えも高密度。 録音:2006年7月28-29日 富山・北アルプス文化センターにて収録

TRITON

OVCT 00025
(SACD Hybrid)
\3000 
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
グリーグ:ピアノ協奏曲
清水和音(P)
小林研一郎(指揮)
アーネム・フィル
2005年4月の録音
OVCT 00036
\3000
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ 第2番、
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
高橋多佳子(P)
「ショパンの旅路」シリーズによって、日本を代表する実力派女流ピアニストとしての存在感を充分にアピールした高橋多佳子。待望の新録音は、ロシアのピアノ・レパートリーにおける大きな金字塔ともいえる2大作品−ラフマニノフのソナタ2番とムソルグスキー「展覧会の絵」。ラフマニノフのソナタ第2番は初稿版と改訂版との研究・熟考を重ねた上で、「高橋流」に両版を組み合わせ、よりいっそう強くラフマニノフのアイディアとロマンティシズムが香る。「展覧会の絵」ではクラシカルなアプローチに、ロマンティックな隠し味を存分に加え、物語性溢れる仕上がり。「キエフの大門」ではオリジナルにはない「銅鑼の音」が響き、随所の遊び心も聴きもの。高橋の強固華麗なテクニックと真摯な洞察、そして天真爛漫な音楽性が見事に調和し、格段に進化を続ける高橋が炸裂する。音楽の深淵まで迫る重厚なアプローチで作品を抉る、渾身の一撃。録音:2006年7月5-7日 群馬・笠懸野文化ホールにて収録

CRYSTON

OVCC 00033
(SACD Hybrid)
\3000 
モーツァルト:
 ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 K452*
モーツァルト/ワイドラー編:木管五重奏曲 変ロ長調 K589
 (弦楽四重奏曲第22番より)
R.シュトラウス/カープ編:
 「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
  (ピアノと木管五重奏のための六重奏版)*
マルティヌー/ルゲッリ編:メリー・クリスマス
アフラートゥス・クィンテット
菊池洋子(P)*
バボラークを筆頭に玄人好みの名手ぞろいのアフラートゥス・クィンテット。待望の新録音では菊池洋子をゲストに迎え、あの「ティル」のピアノ六重奏版とモーツァルトの名曲ピアノ五重奏曲を中心にプログラミング。
OVCC 00034
\3000
シンフォニア -C.P.エマニュエル・バッハ作品集-
 フルート協奏曲、シンフォニア
 スペインのフォリアによる12の変奏曲
 無伴奏フルート・ソナタ イ短調
平野公崇(ソプラノ・サックス)
松野弘明(コンサート・マスター)
城代さや香、
佐橘まどか(1stヴァイオリン)
田口美里、
篠原智子(2ndヴァイオリン)
安藤裕子、
小熊佐絵子、
朝吹園子(ヴィオラ)
植木昭雄(チェロ)
黒木岩寿(コントラバス)
大塚直哉(チェンバロ)
サックスを片手に、クラシック、ジャズ、コンテンポラリー、即興演奏と縦横無尽に活躍を続ける平野公崇。久々となるクラシック・アルバムは「第2のバッハ」=カール・フィリップ・エマニュエル・バッハです。古楽界では大変人気のあり、近年再評価をされている作曲家ではあるが、なかなかその音楽が一般に知られていないというのが現状。バッハのような構成力のあるバロック様式とE.バッハの弟のクリスチャン以降の古典様式の狭間に位置する中間の時代。エマニュエルは当時パリ等で流行っていた様式美を取り入れ独自の音楽世界を築き上げていく。「多感様式」とも呼ばれる彼の時代の音楽は、両時代にはないロマンティシズムに溢れながらもバロックの華やかさと美しさも引き継いでいます。このアルバムでは、近代フランスが生んだ楽器=サックスによって、パリへ憧れをもっていた、エマニュエルの音楽を美しく再現させている。平野の超越したテクニックをもって、このロマンティシズムと如何に対峙するか非常に聴きもの。録音:2006年6月12,13、15日 横浜・フィリアホールにて収録
OVCC 00035
\3000
モーツァルト・オペラ・デュオ
 モーツァルト:
  歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より
   「お手をどうぞ」「ぶってよマゼット」「窓辺にいでよ」他
  歌劇「フィガロの結婚」より
   「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」「恋とはどんなものかしら」他 
  歌劇「後宮からの誘拐」より
   「大きな喜びに」「喜びの涙が流れるとき」他
  歌劇「魔笛」より
   「なんという不思議な笛の音だ」「恋をすれば誰でも楽しいものだ」
   「復讐は心の地獄のように胸に燃え(夜の女王のアリア)」他
神田寛明(Fl)
広田智之(Ob)
モーツァルト生誕250年となる今年、管楽器専門レーベル=クリストンがお送りするモーツァルト・アルバム。NHK交響楽団の首席フルート奏者神田寛明と、都内のオーケストラの争奪戦の末に東京都交響楽団の首席オーボエ奏者となった広田智之、両氏の初のデュオ・アルバムの登場。日本の管楽器界のトップ奏者2人の最高のアンサンブルが織り成す優雅なモーツァルト。N響でもお馴染みとなった軽やかで誠実な神田寛明の音色に、明るく輝かしい魅力的な広田の音楽。それらを存分に楽しむことが出来る。今回の作品は、モーツァルトの当時の編曲で、高級階層のみの楽しみであったオペラを一般庶民も楽しめるようにと、このような試みが流行していた。本来はフルート2本、もしくはヴァイオリン2本の為に書かれたものだが、今アルバムではフルートとオーボエのデュオとなります。違う音色だからこその、モーツァルトの喜びに満ちた音色が聴かれることだろう。録音:2006年7月25-27日 埼玉・秩父ミューズパークにて収録
OVCC 00036
\2800
フラッシング・ウインズ
 ヤン・ヴァンデルロースト:
  アルゴナ序曲、ケベック-ボレアル・ラプソディ-
  リクディム-4つのイスラエル舞曲-
  フラッシング・ウインズ、オマージュ
  タンツィ-3つのロシア舞曲-
  カステラム
  「St.マーティン組曲」より第2楽章
  アルテミス
ヤン・ヴァンデルロースト指揮
大阪市音楽団
吹奏楽界に君臨するカリスマ作曲家&指揮者のヤン・ヴァンデルローストの登場です。魅力的なメロディとゴージャスなサウンドで常に聴衆の心を惹き付け離さないヴァンデルローストの作品。今回は初期の名作から今年作曲された作品まで収録され、現在のヴァンデルローストのベスト盤と呼べるでしょう。彼と大阪市音楽団との出会いとなった「フラッシング・ウインズ」に、吹奏楽に金字塔を打ち立てたヴァンデルローストの傑作「プスタ」を思い出させる最新作「タンツィ」。また、本邦初演である「ケベック」は鳥のさえずりの音から始まり、カナダの四季を表します。大阪市音楽団とはこのコンサートが2度目の自作自演の定期演奏会となります。会場を埋め尽くした聴衆の熱気と興奮をそのままに、収録されている。吹奏楽ファンならずとも彼の音楽に心踊らされるに違いない。録音:2006年6月9日 大阪・シンフォニーホールにて収録

SPEX

OVCX 00027
(SACD Hybrid)
\3000
3つのモダン・タイムズ
 ドビュッシー:12の練習曲
 バルトーク: 3つの練習曲 作品18 Sz.72
 ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3楽章
 ドビュッシー: レントより遅く
上野 真(P)
“2005年第1回 S.リヒテル国際ピアノコンクール最上位入賞の話題のピアニスト 上野真のニューアルバム!!
上野真は彼の世代の中で最も才能に恵まれたピアニストの一人である。その力量は、最高のレベルに達している。 ・・・・・ホルヘ・ボレット
私にとって、そして多くの人々にとって、彼は特別で素晴らしい発見だった。ソフィスティケートされ高度な文化、教養を持ち強い個性を兼ね備えた、熱練のピアニストである。
・・・・・ダン・タイ・ソン
巨匠たちの賛辞が表すように、このアルバムでも上野は彼の並々ならぬ芸術家としての才能をここに開花させている。20世紀初頭を代表する3人の作曲家に焦点をあて、同時代に作曲されたこれらのピアノ作品に、彼ならでわの視点と洞察力で、馥郁たる芳香を放つドビュッシー、民族色と当時の世代を反映する独特の内面的な趣を醸し出すバルトーク。そしてストラヴィンスキーの爛熟たる色彩美とダイナミズム。まさにモダン・タイムズといわれたこの時代のピアニズムの集大成を、今、21世紀の私たちに問いかける。録音:2006年8月2-5日 富山・北アルプス文化センター にて収録

カメラータ・トウキョウ

CMCD 28102
\2940
シューマン:クラリネット作品集/カール・ライスター
シューマン:
 幻想小曲集 作品73
 3つのデュオ[編曲:ハワード・フェーガソン]
 民謡風の5つの小品 作品102
  [編曲:シュテファン・コロディ=クロイツァー]
 アダージョとアレグロ 変イ長調 作品70
カール・ライスター(Cl)
フェレンツ・ボーグナー(P)
クラリネットの魅力を最大限に提示し、そして数多くのリスナーを魅了し続けるクラリネット奏者、カール・ライスターのニュー・アルバム。決して華やかな音色とは言えないクラリネットがライスターの息吹により柔らかく響きわたります。その音色の美しさもさることながら、いつまでも音に包まれているような響きの奥深さは、ライスターの演奏でしか味わうことができないのではないだろうか。今回のシューマン作品集の注目曲は、「幻想小曲集」。当初「夜曲集(ソワレシュテュッケ)」と題して作曲され、その後、推敲を重ね1849 年に「幻想小曲集」と改め作曲、出版(1851 年)されました。この「夜曲集」は、既にライスターはカメラータから発売済み。この2 曲を比較しながら聴くのも、ひとつの楽しみ方かもしれない。シューマンはまず第一にピアノの作曲家であると言われる。今回収録された作品でもクラリネット独奏、というよりはピアノと共に同化し合うかのような印象が全体にある。ピアノとクラリネットとの見事なアンサンブルを是非どうぞ。
CMCD 28122
\2940
フルート四重奏によるモーツァルト『フィガロの結婚』
ヴォルフガング・シュルツ&
ウィーン・フィルハーモニア弦楽三重奏団
モーツァルト:
 歌劇『フィガロの結婚』(ヨハン・ヴェント編曲によるフルート四重奏版)
  序曲
 第1幕: 5…10…20/
 もし夜中に奥様が、お前をお呼びの時は/
 伯爵様、踊りをなさりたければ/
 何だと! 早く行って/h 愛の蝶よ、お前はもう夜昼に飛び廻って
 第2幕:
 愛の神様、私の苦しみと溜め息に/
 恋とはどんなものか/l もう出て来い、不埒な小
 僧め〜旦那様、その驚きようはどういうことですか(第7場)〜
 スザンナ、私死にそうよ(第8場)〜
 皆さん、外にはもう楽士たちが来ております(第9場)〜
 フィガロ、この手紙を書いたのは誰か?〜
 ああ、旦那様、旦那様…なんと無礼な(第10場)〜
 この紙は貴方が落としたのでしょうね。
 〜いつも正しい旦那様(第11場)
 第3幕:
  なんと柔らかな西風が…/
  お受け下さい、奥様/
  さあ行進曲だ、行きましょう
 第4幕:
  早くおいで、素晴らしい喜びよ/あなたを愛している人の望みどおり
ヴォルフガング・シュルツ(Fl)
ウィーン・フィルハーモニア弦楽三重奏団
ヴォルフガング・シュルツによるモーツァルトのオペラ作品シリーズ第3 弾!有名アリアが数多く生み出されたオペラ『フィガロの結婚』を、おなじみのメンバーで新録音した。既に発売されている『魔笛』、『ドン・ジョヴァンニ』は、その編曲のめずらしさ、歌とオーケストラとはまた趣の異なる軽やかな編成、そしてシュルツのしっとりとしたフルート演奏など、楽しく気軽に聴けるその内容からシュルツ・ファンだけでなく、オペラ・ファンも魅了しました。 オペラはやはり劇場で「観て」楽しむのが本当だが、このCD に収められた『フィガロの結婚』はまさに「聴いて楽しむ」ために編曲されている。「聴いて」あらたな『フィガロの結婚』を発見するのもまた、一興かも。
CMCD 28131
\2940
スクリャービン:ピアノ作品集/ボリス・ベクテレフ
 演奏会用アレグロ 作品18
 4つの前奏曲 作品33
 ピアノ・ソナタ第2番 嬰ト短調 作品19 「幻想ソナタ」
 前奏曲 作品45-3
 2つの小品 作品57
  第1番 欲望/第2番 舞い踊る愛撫
 ピアノ・ソナタ 第8番 作品66
 4つの小品 作品51 より
  第1番 たよりなさ/ 第2番 前奏曲
 ピアノ・ソナタ 第9番 作品68「黒ミサ」
 3つの小品 作品49
  第1番 エチュード/第2番 前奏曲/第3番 夢想
 5つの前奏曲 作品74
ボリス・ベクテレフ(P)
装飾豊かな織物のように、縦、横に流れる数多くの音の中から、ひとつの旋律がスッと浮かび上がり、再び音の混沌へと消えていく。荒野のような勇猛さと力強さ、突如として姿を現す甘美な旋律とハーモニー。ロマンティックでありながら、時に現実的。スクリャービンの音楽を表現するには、ひとつの言葉だけではバランスがとれない。そんな音楽を演奏するとなると、一筋縄ではいかないだろう。ロシア出身のピアニスト、ボリス・ベクテレフは、前作のメトネル作品でもそうだが、決して作品の軸を見失うことはない。行き先をしっかりと見つめながら、冷静にそして自由に音の中を走り回り時に立ち止まり、最後は目的地へ到達する。演奏しながら途中、方向を見失ってしまいそうなスクリャービンをベクテレフが、まるで歩きなれた森の中を動き回るように自由に駆け巡る。
CMCD 28117
\2940
ソロ・トロンボーン/イアン・バウスフィールド
 ウジェーヌ・ボザ:バラード 作品62
 ドビュッシー:月の光[ベルガマスク組曲より]
 ドビュッシー:メヌエット[小組曲より]
 ジャン=ミシェル・デュファイ:2つの舞曲
 アンリ・デュティユー:コラール、カデンツ、フーガ
 フィリップ・ゴベール:交響的作品
 ジョゼフ・ギー・ロパルツ:変ホ短調の作品
 サン=サーンス:カヴァティーヌ
 サン=サーンス:ロマンス 作品36
 カルロス・サルゼード:協奏的作品 作品27
 シャルル・フランソワ・グノー:夜
イアン・バウスフィールド(Tb)
アリソン・プロクター(P)
 これまでに複数のレーベルで収録を精力的にこなしてきたイアン・バウスフィールドのカメラータ初レコーディング 。20 代前半ですでにロンドン響(LSO)首席に就任したバウスフィールドが、2000 年に、現在在籍するウィーン・フィルの首席奏者へ移籍した時には、大変な話題となった。バウスフィールドは、超絶技巧とも言えるテクニックで、自由自在にトロンボーンを扱い、そして変幻自在な音色を創りだす。なめらかさと力強さを併せ持つバウスフィールドは、現在最高のトロンボーン奏者と言っても過言ではない。今回の新収録CD では、グノー、ドビュッシー、サン=サーンスなどフランス作品を集め、色彩感、音楽全体の柔らかさ、時に現れるリズム感の希薄さ、などフランス作品の美点と、超絶技巧作品をサラリと披露する心憎さが見事に合体。バウスフィールドの演奏を心から楽しんでいただける一枚。
CMCD 28128
\2940
花降る森/福士則夫 室内楽作品集 Ⅱ
福士則夫:
 とぎれた記憶─ピアノ・ソロのために(2000)
 パラタクシス─クラリネットとダブルバスのために(1996)
 春霖─フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、
 ヴィブラフォン、ピアノのために(1999-2001)
 タイム・サークル─
  ヴァイオリン、バスーン、ハープのために(2004)
 透明な空へ─アルト・フルートのために(2002)
 花降る森─室内オーケストラのために(2003)
渋谷淑子(P)
篠筏サヒサメ。ハ・マ。シ・ラ。ヒ
セョタ浩(アルト・フルート)
アンサンブル・ノマド
1996 年から2004 年にかけての福士則夫による室内楽作品集。音響構造が溶解し変形していく過程を暗示。バッハのコラールからの引用(マタイ受難曲の中心素材)を音楽素材に取り入れた『とぎれた記憶』。霧雨、秋雨、雷雨、慈雨、驟雨など多くの雨にかかわる言葉が存在するが、その雨がもたらす蘇生力に感嘆し、インスピレーションを受け作曲された『春霖』。そして森の音を映すのではなく、室内オーケストラを森に喩えて福士自らが探している音を考えてみたという『花降る森』。ピアノ・ソロや室内オーケストラ作品など、新たな試みを感じさせる福士則夫の現在が収められている。
CMCD-28123
\2940
ラ・カンパネラ/碇山典子
 リスト:
  パガニーニの「鐘」による華麗な大幻想曲 R 231, S 420
 西村 朗:
  神秘の鐘〜Ⅰ. 薄明光/Ⅱ. 間奏曲/Ⅲ. 霧の河
 リスト:ラ・カンパネラ(鐘)〜
  パガニーニによる超絶技巧練習曲集より 第3番 嬰ト短調
 パガニーニ(編曲:西村 朗):
  大ロンド〜ヴァイオリン協奏曲 第4番 第3楽章より
  ロンド〜ヴァイオリン協奏曲 第5番 第3楽章より
碇山典子(P)
昨年リリースされた『オパール光のソナタ—碇山典子 プレイズ 西村 朗』に続き、碇山典子のソロ・アルバム第2 弾。前作CD では、全収録曲目を西村 朗で揃え、その卓越したテクニックと表現力を思う存分に披露したが、今回もあの迫力は健在。今回のCD は、タイトル『ラ・カンパネラ』から想像できる通り、「ラ・カンパネラ=鐘」がキー・ワード。パガニーニ、リスト、西村 朗等のこれまた「超絶技巧的作品」を難なく弾きこなし、後期ロマン派らしく歌いどころは思いっきり歌う。切れ味が鋭く聴きどころ満載のCD。
CMCD 28125
\2940
ヘルベルト・ヴィリ:室内楽作品集
 弦楽四重奏曲 1986(1986)
 フルート・ソロのための作品(1985/1986)
 ヴァイオリン、ホルン、ピアノのための三重奏曲(1992)
 フルートとピアノのための作品(1987)
 クラリネット・ソロのための作品(1985)
 金管五重奏曲(1984)
 ピアノ作品 .(1987)
 クロノスのカイロ 1756/1956 ─ 弦楽三重奏のための ─(2005)
ウィーン・アルティス・カルテット
サシコ・ガヴリロフ(Vn)
マルティン・ツァロデック(Vn)
エルマー・ランデラー(Va)
ローベルト・ノージュ(Vc)
フェレンツ・ボーグナー(P)
ノーベルト・トイブル(クラリネット)
ヴォルフガング・シュルツ(フルート)
シュテファン・ドール(ホルン)
ラインホルト・フリードリッヒ(Tp)
ガボール・タルコヴィ(Tp)
オラフ・オット(Tb)
ウヴェ・フュッセル(Tb)
オーストリア出身の作曲家、ヘルベルト・ヴィリは今、世界中から最も注目される作曲家の一人と言える。なかでも、ヨーロッパでの注目度は抜群。ウィーン・フィルからの作品委嘱や、地元モンタフォンでの大規模な音楽祭計画、そして、来年のPMF ではレジデンツ・コンポーザーにも選ばれている。 「作曲は信頼と深く関わっている。静寂の中、そして意図を持たない中で響きを受け入れること、それは考えられる限りもっとも美しいことだ」と、故郷のフォアアールベルクや、イタリアのトスカーナで作曲することを好むヴィリは、自分の作曲家としての心情を語っている。その言葉の通り、彼の作品には、なにか神秘的なものが雰囲気が漂っている。そして、このような「ヴィリらしさ」はどこか私たち聴き手に「アジア的」なものを感じさせてくれる。それは、もしかしたら「静寂」というシチュエーションが要因となっているのかもしれない。日本では初のヘルベルト・ヴィリ作品集。しかも、ウィーン・フィルとベルリン・フィルの中心的メンバーによる贅沢な一枚。
CMCD 28119
\2940
レスピーギ:4手のためのピアノ小品集
  Ⅰ. ロマンス/Ⅱ. シチリアの狩の歌/Ⅲ. アルメニアの歌
  Ⅳ. クリスマス、クリスマス!/
 Ⅴ. スコットランド民謡/Ⅵ. 小さなスコットランド人
ラヴェル: マ・メール・ロワ
  Ⅰ. 眠りの森の美女のパヴァーヌ/
  Ⅱ. おやゆび小僧/Ⅲ. パゴダの女王レドロネット
  Ⅳ. 美女と野獣の対話/Ⅴ. 妖精の園
ラフマニノフ: 6つの小品 作品11
  Ⅰ. 舟歌/Ⅱ. スケルツォ/Ⅲ. ロシアのテーマ/
  Ⅳ. ワルツ/Ⅴ. ロマンス/Ⅵ. スラーヴァ
プーランク: 4手のためのピアノ・ソナタ
 Ⅰ. プレリュード/Ⅱ. ルスティク/Ⅲ. フィナーレ
マウリツィオ・モレッティ
アンジェラ・オリヴィエロ
(ピアノ連弾=ファツィオーリ)
まるでオルゴールを聴いているかのような音色。イタリアの名器「ファツィオーリ」によって演奏された連弾作品は、どれもたくさんの音が、響きそして消えていくのではなく、まるでオリが重なり合うかのように、音が共鳴していく。これは楽器の効果はもちろんのこと、さらに録音されたスタジオの音響効果も関係している。イタリアの美術館での収録は、石で出来た建物だからこそ創りだされる贅沢な音響。チッコリーニの弟子、モレッティとオリヴィエロの二人がぴったりと合った呼吸で、秀作ばかりを集めた4 手のピアノ作品の数々を華麗に披露する。
CMCD-28121
\2940
炎の資格〜池辺晋一郎:管弦楽作品集 Ⅱ
池辺晋一郎
 TANADA Ⅰ〜オーケストラのために〜(2004)
 TANADA Ⅱ〜
  6楽器のために〜(2004) [水戸芸術館委嘱作品]
 降り注ぐ…〜室内オーケストラのために〜(2005)
 ファゴットとオーケストラのための協奏曲「炎の資格」
                       (1999/2004改訂)
 3,776メートルの年代記〜オーケストラのために〜(2003)
水谷上総(Fg)
日本フィル
沼尻竜典(指揮)
アンサンブル・ノマド
佐藤紀雄(指揮)
木ノ脇道元(Fl)/
菊地秀夫(Cl)
甲斐史子(Va)/
菊地知也(Vc)
稲垣 聡(P)/
宮本典子(Per)
いずみシンフォニエッタ大阪d
飯森範親(指揮)
東京交響楽団 /
井筏タオケタ。ハサリエヒ
2 ヌッネセ、ヨ、熙ネ、ハ、訝喨嫂鍵賚佐標抗擽塀検2鵑離▲襯丱爐蓮標抗擽塀犬梁 弾となるが、第1 弾が交響曲と協奏曲で構成されていたのに対し、今回は管弦楽曲中心で構成されているのが特徴。意外にも今までなかった、初の純粋な管弦楽曲集ということになる。池辺晋一郎の名前は知っていても、実際にその本格的な作品に触れていない、交響曲はまだ聴いていない、といった方にまず聴いていただける、広くアピールできる本格的な管弦楽曲集の登場。 「TANADA Ⅰ,Ⅱ」は、日本の棚田からインスピレーションを受けたユニークな作品。 池辺晋一郎らしく斬新で全く目の離せない瞬間が連続する傑作。 「降り注ぐ…」はまさに池辺晋一郎の多種多様な色彩が降り注ぐ圧倒的な管弦楽曲。 池辺ファンにはたまらないオーケストレーションで、ただただ降り注ぐ池辺晋一郎の音と時間に身を任せるばかり、の大変素晴らしい作品。録音:2005年7月/大阪(ライヴ録音)ほか
CMCD-28116
\2940
吉松 隆:星夢の舞
 星夢の舞(ホシユメノマイ)一具
  Ⅰ. 序之舞(じょのまい)/Ⅱ. 流々(るる)/
  Ⅲ. 喜々(きき)/Ⅳ. 綺羅々(きらら)
  Ⅴ. 点々(てんてん)/Ⅵ. 斗々(とと)/
  Ⅶ. 浮流々(ふるる)/Ⅷ. 旦多(たんた)
  Ⅸ. 丁々(てうてう)/Ⅹ. 舞戯之舞(ぶぎのまい)
 星幻譜(セイゲンフ)…笙と二十絃のための
  Ⅰ. 序/Ⅱ. 破/Ⅲ. 急
 風夢の舞(カゼユメノマイ)…尺八と二十絃のための
  Ⅰ. 風の舞/Ⅱ. 朝凪/Ⅲ. 風色/Ⅳ. 風唄/
  Ⅴ. 風早/Ⅵ. 夕凪/Ⅶ. 風の舞 2
吉村七重(二十絃箏)
日本音楽集団
板倉康明(指揮)
三浦礼美(笙)
三橋貴風(尺八)
田村法子(二十絃箏)
星から来た「夢の舞楽」の七題。「プレイアデス舞曲集」や「すばるの七つ」などの〈星のための舞曲シリーズ〉の姉妹作「星夢の舞」。旋律(モード)による旋律片と変拍子のリズムによる7 つの短い舞曲から成る舞踏組曲。北斗の七つ星によせる7 つの舞曲(序之舞、流々、喜々、綺羅々、点々)。織音(おりおん)の三つ星に寄せる3 つの舞曲(斗々、浮流々、旦多)が加わり、全十曲の「一具」となり、CD に収められました。その他に、吉松 隆の新作「星幻譜…笙と二十絃のための」と「風夢の舞…尺八と二十絃のための」の2 作品も収録。
CMCD-28120
\2940
8人のチェリストによる「くるみ割り人形」、「白鳥の湖」
チャイコフスキー:
 くるみ割り人形(編曲: クリストフ・シュトラートナー)
  序曲/行進曲/こんぺい糖の踊り/トレパーク/
  アラビアの踊り/中国人の踊り/あし笛の踊り/花のワルツ
 秋の歌[「四季」作品37bより](編曲: セルゲイ・ドラブキ−ネ)
 白鳥の湖(編曲: クリストフ・シュトラートナー)
  セーヌ(情景)/ワルツ/白鳥たちの踊り/
  パ・ダクシオン/ハンガリア舞曲(チャールダッシュ)
Acht Cellisten(アハト・チェリステン)
─ウィーン交響楽団のメンバーによる8人のチェリストたち─
クリストフ・シュトラートナー
アッティラ・ツェケリ
ミヒャエル・ギュンター
アレクサンドラ・ミッキシュ
ロメド・ヴィーザー
ジェルジー・ボーグナー
ミヒャエル・フォクト
ペーター・シアカーラ
ウィーン交響楽団のチェリストたちが集まり、ダイナミックで意欲的な1 枚が完成。彼等が選んだ作品は、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」と「白鳥の湖」という大変ポピュラーなもの。あの聴きなれた有名作品が全て8 本のチェロで奏でられる。どこまでも果てしなく続くチェロの世界。豊かな低音、安定感のある中音、そして、甘美さと力強さを兼ね添えた高音域。オーケストラには敵わないけれど、これこそまさに技の極みとも言える。一種類の楽器から、多彩な音色、ダイナミクス、あらゆる技の極みをつくしたチェロ・フルコースをたっぷりとお楽しみ下さい!

マイスター・ミュージック

MM 1217
\3060
モーツァルト:
 交響曲第41番「ジュピター」/
 ピアノ協奏曲第20番 二短調/
 歌劇「フィガロの結婚」序曲
ギュンター・ピヒラー指揮
パスカル・ドゥヴァイヨン(P)
N響
世界最高の弦楽四重奏団、アルバン・ベルグを35年率い、1989年からは指揮者としても数多くのオーケストラへ客演、その人気を不動のものにしているギュンター・ピヒラー。その彼がN響を、オール・モーツァルト・プログラムで振った貴重な演奏会が待望のCD化。 録音:2006年3月26日
MM 1218
\3060
トッカータとフーガ〜
 ドイツのオルガン音楽(バッハとその周辺)
 J.S.バッハ:
  小フーガ ト短調/トッカータとフーガ 二短調/
  前奏曲とフーガ ハ長調/
  コラール「目覚めよ、と呼ぶ声あり」/
  コラール「最愛のイエス、われらここにあり」
 ブクステフーデ:トッカータ ヘ長調
 メンデルスゾーン:前奏曲とフーガ ハ短調
 ブラームス:コラール前奏曲
  「おお、愛する魂よ、汝を飾れ」/
  「おお、いかに喜びに満ちたるが汝ら信仰深き者」
 カルク=エラート:コラール即興曲
  「今ぞすべての人よ、神に感謝せよ」
紙屋信義(Org)
邦人では数少ない、キルへムジカ(教会音楽家)の称号を持つ、紙屋信義。教会音楽家とは、単なるオルガン奏者ではなく、教会で行われる重要な音楽活動全般に携わり、作曲もすれば合唱やオーケストラの指導もし、ミサでは即興演奏を披露するなど、高度な音楽的教養が必要とされる、欧州では高いステイタスの称号。(J.S.バッハもそうだった)
MH 1219
\3060
「愛のうぐいす」
 ヘンデル:調子の良い鍛冶屋
 J.S.バッハ:
  イギリス組曲第5番/フランス組曲第6番
 ヘンデル:ロドリーゴ組曲 HWV5
 フィリドール:組曲第5番 二短調
 F.クープラン:
  第14組曲第1番「愛のうぐいす」 ト長調
江崎浩司(バロック・オーボエ)
長久真実子(Cemb)
タブラトゥーラ、バッハ・コレギウム・ジャパン、ラ・フォンテーヌ等で、幅広く活躍している江崎浩司による、バロック・オーボエ・アルバム。高いテクニックに加え、即興や編曲の才能を兼ね備えた江崎による、センス溢れるアレンジは必聴!!
MM-1215
\3060
ショパン作品集/岡崎 悦子
 革命 練習曲 作品10の2
 ノクターン 作品9の1
 別れの曲 練習曲 作品10の3
 幻想即興曲 作品66
 小犬のワルツ 作品64の1
 軍隊 ポロネーズ 作品40の11
 舟唄 作品60
 24の前奏曲 作品28
 子守歌 作品57
岡崎 悦子(P)
低次元の感情移入を排して折り目正しく彫りの深い表現を打ち出し、辛口で構築的なショパンのレアリザシオンを実現させている。(中略)芯のある克明なタッチと安定したテクニックで綴られた彼女のショパン演奏は、その楷書体的といえるごまかしのない語り口のなかに、否められることのない作品の精神を浮き彫りにする結果をもたらしている。 (柴田龍一 ● ライナー・ノーツより)
MM-1216
\3060
岩の上の羊飼い
 〜 ソプラノ、クラリネット、ピアノのための作品集 〜
 シュポーア:6つのドイツ歌曲
 シューベルト:岩の上の羊飼い
 マイヤーベーア:羊飼いの歌
 A. クック:『無垢の歌』による3つの歌曲
ルディース・トリオ
梶山 明美(S)
谷尻 忍 (Cl)
子安 ゆかり(P)
録音希少な、ソプラノ、クラリネット、ピアノのための作品にスポットを当てた、意欲作。

ドリーム・ライフ(CD)

エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮 初出ライブ(CD)ムラヴィンスキーのぼう大な録音リストの中から初出や現在入手難のものを中心にセレクト!ロシア・ナショナル・アーカイヴ(ゴステレラディオフォンド)音源(監修:平林直哉)
DLCA 7015
\1995
ムラヴィンスキー/ コンプリートライヴ 1949年2月6日
 グラズノフ:交響曲 第4番
  第1楽章/第2楽章/第3楽章 (30:40:00)
 リャードフ:魔の湖 ( 8:20:00)
 チャイコフスキー:フランチェスカ・ダ・リミニ (24:35:00)
ムラヴィンスキー指揮
ロシア国立響
モノラル Total 63:35:00 収録:1949年2月6日 モスクワ音楽院大ホール
DLCA 7016
(2CD)
¥2520
ムラヴィンスキー/精選ライヴ 1965年
DISC1
 ムソルグスキー:ホヴァーンシチナ モスクワ川の夜明け (5:05:00)
  [収録:1965年2月28日]
 チャイコフスキー:交響曲 第5番
  [収録:1965年2月21日]
  第1楽章(14:04:00)/第2楽章(11:30:00)
  第3楽章(5:15:00 )/第4楽章( 11:09:00 )
 サルマノフ:交響曲 第3番
 [収録:1965年11月24日]
  第1楽章(9:22:00 )/第2楽章(5:27:00 )
  第3楽章(4:33:00 )/第4楽章(7:13:00 )
ムラヴィンスキー指揮
レニングラード・フィル
DISC2
 グリンカ:ルスランとリュドミラ 序曲( 4:50:00 )
  [収録:1965年2月28日]
 ベレゾフスキー:「パルチータ」ピアノとオーケストラのため
  [収録:1965年11月24日]
   第1楽章( 8:01:00 )/第2楽章( 7:54:00 )
   第3楽章( 3:39:00 )/第4楽章( 7:06:00 )
 ショスタコーヴィチ:交響曲 第5番
  [収録:1965年11月24日]
   第1楽章(15:09:00 )/第2楽章(5:03:00 )
   第3楽章(12:45:00 )/第4楽章(10:46:00 )
モノラルDisc1Total 73:38:00/Disc2 total 75:13:00 収録:モスクワ音楽院大ホール
DLCA 7017
(2CD)
¥2520
ムラヴィンスキー/精選ライヴ 1972年 1982年
DISC1
 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
  [収録:1982年11月18日] (ステレオ)
  第1楽章(14:20:00 )/第2楽章(5:01:00 )
  第3楽章(12:45:00 )/第4楽章(10:46:00 )
 プロコフィエフ:バレエ「ロメオとジュリエット」(28:50:00 ) 
  [収録:1972年1月30日] (モノラル)
ムラヴィンスキー指揮
レニングラード・フィル
DISC2
 チャイコフスキー:交響曲第5番
 [収録:1982年11月18日] (ステレオ)
 第1楽章(14:04:00 )/第2楽章(11:30:00 )
 第3楽章(5:15:00)/第4楽章(11:09:00 )
ステレオ モノラルDisc1Total  71:42:00/Disc2 total 41:58:00 収録:モスクワ音楽院大ホール

日本コロムビア

COGQ 21/22
(2SACD Hybrid)
¥3990
有田正広/ モーツァルト:
  フルートと管弦楽のための作品全集
DISC1
 フルート協奏曲第2番 ニ長調 K.314/285d
 フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299/297c 
DISC2
 フルート協奏曲第1番 ト長調 K.313/285c 
 フルートと管弦楽のためのアンダンテ ハ長調K.315/285e
 フルートと管弦楽のためのロンド ニ長調 K.373
有田 正広(フルート)
長澤真澄(Hp)、
東京バッハ・モーツァルト・オーケストラ、
寺神戸亮(リーダー)
モーツァルトの命日に合わせて満を持してのリリース。「モーツァルトはフルートが嫌いだった」という説は彼が父に宛てた手紙が根拠ですが、有田は「モーツァルトが書いた協奏曲は心底すばらしく、フルートを嫌っていたとは到底思えない。そのことを演奏で示したい」と意気込みを話しています。 2006/7/22東京芸術劇場の満席の聴衆に深い感動をあたえた演奏会の再現となる「世界のアリタによる決定盤」が、モーツアルト・イヤーの悼尾を飾ります!
COGQ 20
(SACD Hybrid)
¥3150
田部京子/グリーグ
 「ペール・ギュント」第1組曲Op.46
 (1. 朝 /2.オーゼの死 /3.アニトラの踊り /
  4.山の魔王の宮殿にて)
 組曲「ホルベアの時代から」Op.40
  (1.プレリュード /2.サラバンド /
  3.ガヴォット /4.アリア /5.リゴードン)
 「抒情小曲集」から
  (ノクターンOp.54, No.4 /子守歌Op.38, No.1 /
   小川Op.62, No.4 /春に寄すOp.43, No.6 /
   小人の行進Op.54, No.3 /過ぎ去った日々Op.57, No.1 /
   あなたのおそばにOp.68, No.3 /
   トロウドハウゲンの婚礼の日Op.65, No.6)
 君を愛す(自作の歌曲によるピアノ曲)
田部京子(P)

キング/田中希代子の芸術 各1CD¥2000

KICC 652 (1)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番〔オリジナル音源初出〕
(2)ラヴェル:ピアノ協奏曲〔初出〕
田中希代子(P)
渡邊暁雄(指揮)
日本フィル
2曲とも今回、初めて日フィルのアーカイヴから探し出したマスターテープによるもの。ラフマニノフは以前、田中希代子が保存していたテープから復刻されて、アダムエース、山野楽器より発売されたことがあるが、今回はオリジナル音源での発売。ラヴェルは完全初出。録音:(1)1965年1月14日 (2)1959年10月8日 いずれもステレオ・ライヴ 原盤:文化放送
KICC 653 (1)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調 K.332
(2)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 OP.111
(3)丹羽明:ピアノ・ソナタ(1959)〔初出〕
田中希代子(P)
舘野泉(P)(3)の第3楽章
(1)(2)は以前、アダムエース、山野楽器より発売されたことがあるが、(3)は初出。丹羽明(1932-)は田中希代子と同年齢でパリで活躍中の作曲家。東京芸大で池内友次郎に師事、1960年パリ音楽院に留学してメシアンとトニー・オーバンに師事した。1958年からパリを本拠にしていた田中希代子との交流からこの録音が生まれた。この曲は全3楽章からなり、第3楽章は舘野泉が担当。録音:(1)1965年1月2日放送(モノラル) (2)1964年12月27日(モノラル) (3)1960年9月11日放送(モノラル) 原盤:NHK
KICC 654 サン=サーンス:
 (1)ピアノ協奏曲第5番「エジプト風」
 (2)ピアノ協奏曲第4番〔初出〕
田中希代子(P)
ピエール・デルヴォー指揮(1)
ディーン・ディクソン指揮(2)
N響
第5番は以前、アダムエース、山野楽器より発売されたことがあるが、第4番は今回が初出。録音:(1)1965年1月27日、東京文化会館でのライヴ(ステレオ) (2)1968年1月16日、東京文化会館でのライヴ(ステレオ) 原盤:NHK
KICC 655 ドビュッシー・リサイタル
 ベルガマスク組曲/子供の領分/
 前奏曲集 第1巻より
  (アナカプリの丘、雪の上の足あと、西風の見たもの、
   亜麻色の髪の乙女、とだえたセレナーデ、沈める寺、
   ミンストレル)
 前奏曲集 第2巻より
  霧、妖精はよい踊り子、月の光がふりそそぐテラス、
  水の精、花火)
田中希代子(P)
田中希代子がキングレコードにステレオで録音した貴重な名盤。録音:1961年7,8,11,12月、文京公会堂 原盤:キング・レコード


関連旧譜

KICC 576/7
(2CD)
\3000
田中希代子〜東洋の奇蹟〜没後10年特別企画
[CD1]ショパン編(すべてモノラル)
 ピアノ協奏曲第1番/練習曲Op.25-3、Op.25-6、Op.25-8
   録音:1955年3月ワルシャワ、ショパン・コンクール(ライヴ)
    ズジスワフ・グジニスキ(指揮)ワルシャワ・フィル
 前奏曲 Op.45 /夜想曲 Op.62-2 /舟歌
   録音:1964年12月27日 NHKスタジオ
 帰国後、田中希代子へのインタビュー
   録音:1955年6月15日 NHK収録
[CD2](すべてステレオ)
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
   録音:1966年6月13日 東京文化会館(ライヴ)
    ハインツ・ワルベルク(指揮)N響
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番K.331「トルコ行進曲付」
   録音:1960年12月22日 キングレコード・スタジオ
 ドビュッシー :花火〜前奏曲集第2巻より
   録音:1961年12月13日 文京公会堂
田中希代子(1932-1996)は1950年まだ敗戦の傷跡が残る日本からパリ音楽院に留学して(ソロモンやハスキルの師としても名高い)ラザール・レヴィに師事、翌年には一等賞(プルミエ・プリ)で卒業しました。そして1952年ジュネーヴで最高位(1位なしの2位)、53年ロン=ティボーで4位、55年ショパン・コンクールでは10位入賞を果たし、わずか4年の間に3つの国際コンクールに入賞という快挙をなしとげました。当時まだ23歳!その活躍ぶりを地元のメディアは『天才少女出現』『東洋の奇蹟』と讃えました。その後はパリやウィーンを拠点に華々しい演奏活動を展開したものの、67年には膠原病に侵され、ピアノが弾けなくなってしまうのです。
10年たった今日でも彼女のわずか10数年の演奏家人生で残された数少ない音源を求める人は後を絶ちません。この2枚組CDは貴重な解説資料と新たな発掘された音源、歴史に残る名演奏で"未完の天才"田中希代子の偉大な業績を辿るトリビュート・アルバムです。
CD1はオール・ショパン。1955年ショパン・コンクールでのライヴ演奏から協奏曲と練習曲3曲を収録しています。続く3曲はNHK番組用に1964年録音したもので、「舟歌」は初発売音源です!最後にショパン・コンクール入賞後帰国してNHKに出演したときのインタビューを収録。当時まだ初々しい希代子の生の声が聞けます!
CD2はいずれもステレオ録音。実弟千香士がN響コンサートマスターに就任直後の定期演奏会で共演した「皇帝」は、翌年体調を崩すとは信じられないほどの迫力と繊細さを兼ね備えた名演です。キングに録音していたモーツァルト「トルコ行進曲付」ソナタはLP片面分の収録であったため発売する機会のなかった貴重な音源です。ハスキルを敬愛してやまなかった希代子のモーツァルトをお聴きください。

アート・ユニオン

ART 3094/97
(4CD)
\6800
和波孝禧/
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
和波孝禧(Vn)
土屋美寧子
和波孝禧と土屋美寧子の集大成とも言える、ベートーヴェン Vnソナタ全集。音質のトータルコーディネイトにもこだわりを持ち、全精力を尽くした、とても貴重ディスクである。[富永壮彦氏(ライナーノートより抜粋)]第4番のゆったりとした情緒、第8番の好ましい自然さ、「クロイツェル」の心に響く充実感。和波君は、人間として確かな歩みを進めた分、たゆまぬ努力を重ねた分、間違いなく目標に近づいた。 2005年5月18-19日、11月8-9日、2006年2月14-16日 三鷹市芸術文化会館 風のホール
ART 3107
\2800
原 博:
 ピアノ四重奏曲
 ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
山上有紀子(P)
木野雅之(Vn)
篠崎友美(Va)
桑田 歩(Vc)
孤高の作曲家「原 博」魂の遍歴。“新しい日本音楽”の様式を探求した意欲作と確信を得て情感豊かに筆を運んだ晩年の大作。
ART 3093
\2800
ドビュッシー:小組曲
 小舟にて/行列/メヌエット/バレエ
シューベルト:幻想曲 ヘ短調 OP.103
ドヴォルジャーク:スラブ舞曲 第2集 OP.72 1〜8番
蓼沼恵美子&蓼沼明美
1台のピアノによる姉妹4手の連弾。姉妹ならではの重なり合う音楽が広がりを魅せる。 〈ライナーノートより抜粋〉思わず溜め息をつかせるような内容豊かで、芸術的完成度の高いピアノ演奏技術を、蓼沼恵美子・明美の姉妹は持っている。聴くたびにいつも、「音楽が立派だな」と私はいつも感心し、感動を味わっていた。[音楽プロデューサー・中野 雄]
ART 3105
\2800
平沢匡朗 プレイズ モーツァルト
 ピアノ・ソナタ 第13番 変ロ長調 KV.333 (315c)
 ピアノ・ソナタ 第8番 イ短調 KV.310 (300d)
 ピアノ・ソナタ 第9番 ニ長調 KV.311 (284c)
 「きらきら星」の主題による12の変奏曲 ハ長調 KV.265 (300e)
 トルコ行進曲 [ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調 KV.331 (300i)より]
平沢匡朗(P)
巧みな技術と多彩な音色を駆使する平沢匡朗 モーツァルトと心の対話を交わす……。平沢匡朗 2枚目となるこのCDはモーツァルトのみを収録。〈ライナーノートより抜粋〉平沢さんの感性が光るモーツァルトだ。“モーツァルトの心”を描こうとした演奏であり、立派である。それに、古きを知り、その上で、新しい空気があり、喜ばしい。[音楽評論家・長谷川武彦]

現代ギター

GGCV 1002
\2940
ヴァリエ2〜内なる想い 金 庸太
 C.R.リベラ:練習曲第1番
 N.ダンジェロ:2つのリディア調の歌
 ウォルトン:5つのバガテル
 G.カントール:練習曲第1番 プーナとカルージョ
 ブローウェル:フーガ第1番
 V.アセンシオ:内なる想い
 韓国民謡/金 庸太編(福田進一との二重奏)
金 庸太(キム・ヨンテ)(G)
ソリストとして、またアルポリール・トリオとしての活躍からすると、遅すぎるほどのソロ・デビュー盤だが、満を持してのアルバムと言えるだろう。現代の作品が中心だが、血の通った音楽的な表現に溢れ、聴くものの心を捉える。録音エンジニアはアンサンブル金沢やアルゲリッチの室内楽などの名録音で知られる桜井 卓氏。ホールもギター録音には最適と言われる秩父ミューズパークの音楽堂で録音的にも興味深い。

ジェイズミュージック

JMCC-20203
\1575
新堀ギターアンサンブル ライブ2006 「ハンガリー狂詩曲」
 モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク
 C.P.E.バッハ:シンフォニア第2番より“アレグロ・ディ・モルト”
 L.イエッセル:おもちゃの兵隊の行進、
 百瀬賢午:ティアーズ・オブ・イオス、渡辺浦人:かぐら、
 早川正昭:バロック風「七つの子」、S.アサド:珊瑚の市「レシーフェ」、
 L.ハーリン&P.チャイコフスキー:星に願いを〜眠れる森の美女、
 リスト:ハンガリー狂詩曲第2番、フォスター:草競馬、
 F.ミルズ:スパニッシュ・コーヒー、P.モーリア:蒼いノクターン
新堀ギター・アンサンブル
ギター・アンサンブルの世界最高峰と謳われる〈新堀ギター・アンサンブル〉の2006ライブは、モーツァルトイヤーにちなみ「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」からはじまり、様々なギター・アンサンブル音楽を詰め込んでいる。コンサートマスター田口尋夢のソロによるパガニーニのカプリース24番は超絶技巧で圧巻。エレクトリックギターによる協奏曲や小編成アンサンブル、大迫力の「ハンガリー狂詩曲第2番」他、必ずお楽しみいただける内容。
APAC-06091
\2100
「ライブ選集2006」
 バロック風「フォスター」
 (オールド・ブラック・ジョー、窓を開き給え、愛しの君よ、鳴らせバンジョー)、
 J.S.バッハ(黒田康子編):
  リュート組曲第4番ホ長調BWV1006aよりプレリュード、
 ヘンデル(新堀寛己編)「王宮の花火の音楽」より序曲、
 J.S.バッハ(窪田光明編):
  ブランデンブルク協奏曲第5番BWV1050より第3楽章、
 三留丈樹:バルトークのテーマによるディベルティメント、
 ドナジオ〜冷牟田幸子編:この胸のときめきを
 J.シュトラウス2世:ワルツ「芸術家の生涯」op.316、「南国のばら」op.388
 Josef.シュトラウス〜
  ポルカ・シュネル「前進」、「休暇旅行」、
  おしゃべりな可愛い口、ピチカート・ポルカ、
 J.シュトラウス:ラデッキー行進曲
新堀ギター・フィルハーモニー 他
新堀ギターフィルハーモニーオーケストラの名演奏を1枚に凝縮した。アメリカ公演でも大絶賛を受けた「バロック風フォスター」、チェンバロギターアンサンブルによる「バッハのプレリュード」をはじめ、創立者新堀寛己の指揮で近年のライブからシュトラウスのワルツやポルカを集めました。アルトやバス等の各音域ギターに様々な管楽器や打楽器群を加えた響きは正にシュトラウスが演奏していたオリジナルアンサンブルの現代的拡大版のよう。
APAC-06092
\1575
「バロック・コレクション」
 ヴィヴァルディ:
  ギター協奏曲ニ長調
   (原曲:リュートと二つのヴァイオリンのための協奏曲RV.93)、
  ソプラニーノギターとアルトギターのための協奏曲「海の嵐」
   (原曲:フルート協奏曲op.10-1「海の嵐」)、
  ニ本のフルートのための協奏曲ハ長調RV.533、
  フルート協奏曲へ長調
  (原曲:フルート,オーボエ,ファゴットと通奏低音のための協奏曲ヘ長調RV.99)
 M.ノード(越部裕子編):ピッコロ協奏曲ハ長調
 J.S.バッハ:
  イタリア協奏曲BWV971より第1楽章、
  カンタータBWV208より「羊は安らかに草を喰み」、
  カンタータBWV147より「主よ人の望みの喜びよ」、
 ヘンデル:
  水上の音楽より「アラ・ホーンパイプ」、幸せのガボット(ガボットop.6-10)
新堀ギター・フィルハーモニー他
新堀ギターフィルハーモニーオーケストラのライブからバロック音楽を集めた。ソプラノ、アルト、バス、コントラバス等の各音域ギターにバロック音楽にはかかせないチェンバロの効果を出すチェンバロギター、最低音楽器のギタロン等を加え、撥弦楽器特有の歯切れの良いサウンドでバロック音楽を表現している。コンチェルトではソロ楽器にフルートやピッコロを用い、管楽器とギター・オーケストラによる鮮やかな対比はバロック音楽の醍醐味を見事に表している。
APAC-0610
\1575
「新・現代ギター教本」 西川満志(G)、
哘崎考宏(G)
1964年に全音楽譜出版社から出版され、現在までベストセラーを続ける新堀寛己編著「新・現代ギター教本」の模範演奏CD。課題曲全曲に加え、著者新堀寛己作曲による課題曲の伴奏も収録している。ギター独習者の使用にも最適です。後半パガニーニのメヌエットやヘンツェのノクターン、カルカッシ25の練習曲の抜粋等は鑑賞用としても高いクオリティー。収録:2005年8月 横浜港南区民文化センター

BREMEN HAUS

BHMST 0006
\3000
待ちわびる心
 金東振:水仙花
 金聖泰:同心草
 洪蘭坡:鳳仙花
 金奎桓:あの方が来るやら
 金東振:カゴパ
 崔永燮:なつかしい金剛山
 高宗漢:イムジン河
 張一男:碑木
 金東振:私の心
 趙念:麦笛
 韓国民謡:恨五百年
 辺:去り行く舟
 張一男:待ちわびる心
ジョン・チャヌ(Vn)
武田香奈子(Pf)
BHMST 0007
\3000
ジェラシー
 G.マルティーニ:愛のよろこび
 プッチーニ:
  「トゥーランドット」〜誰も寝てはならぬ、
  「ジャンニ・スキッキ」〜私のいとしいお父さん
 マスネ:タイスの瞑想曲
 モンティ:チャールダーシュ
 マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」よりインテルメッツォ
 ラカジェ:アマポーラ
 ビジョルド:エル・チョクロ
 ピアソラ:リベルタンゴ
 アルベニス:アルベニスのタンゴ
 ガーデ:ジェラシー
 ロドリゲス:ラ・クンパルシータ
 モノー:愛の讃歌
ジョン・チャヌ(Vn)
矢島吹渉樹(やじまふぶき)(Pf)

DELTA CLASSICS

DCCA 0031
\2415
「ウラニアのエロイカ」紙ジャケ仕様
 ベートーヴェン:
  交響曲第3番「英雄」(ピッチ修正版)
  (ボーナストラックとして、ピッチ未修正の第1楽章付き)
                (16-20,Dec,1944)
フルトヴェングラー指揮
ウィーン・フィル
今年最初のご案内は、超強力新譜からです。フルトヴェングラーの復刻を続けている弊社に、以前から「ウラニアのエロイカ」の復刻を要望される問い合わせがお客様からありました。今回、満を持して「ウラニアのエロイカ」を出来るだけLPに近いデザインでマニアックに拘って作ってみました。その内容は、ジャケット、裏面、レーベル面(盤面)を出来るだけオリジナルに近い形でデザインし尚且つ、紙ジャケット仕様にして、高価で入手が難しいオリジナルLPをお手軽に持っているような擬似感覚に近いものにしてみました。多分、弊社のような超インディーズ・レーベルで紙ジャケを発売するのは初ではないでしょうか?勿論デザイン・外観以外にも拘りました。結局のところピッチを修正するか、そのままにするかかなり悩みましたが、圧倒的に修正での発売を希望するお客様からのご意見が多かった為、全楽章ピッチを修正し、ボーナストラックとして、未修正の1楽章を収録しました。音質は、42年の第9(DCCA-0004〜5)やバイロイトの第9(DCCA-0029)などで大変好評を得ている「第2世代復刻」技術を注入、オリジナルLPにある盤面ノイズ(バチバチ音)を可能な限り排除し、今まで耳障りだったノイズを気にすることなく存分に「ウラニアのエロイカ」を堪能できます。更に解説はもちろん、店頭でも探しやすい様「ウラニアのエロイカ」と入ったシンプルな帯も付きます。限定盤ではありませんが、在庫切れになった場合紙ジャケットなので再プレス(追加製造)まで日数が通常時よりもかなり掛かる事が予想されております。繰り返しになりますが、オリジナルに近い形でデザイン製造していますが100%オリジナルを再現しているわけではありません。ご注意下さい。(デルタ・クラシックス)
DCCA-0030
\2415
モーツァルト:歌劇「魔笛」より第2幕(抜粋)
 (16,Aug,1950)
フルトヴェングラー、
ウィーン・フィル
ウィーン国立歌劇場合唱団、他ザラストロ:ヨーゼフ・グラインドル
タミーノ:ヴァルター・ルートヴィヒ
夜の女王:ヴィルマ・リップ
パミーナ:イルムガルト・ゼーフリート
パパゲーノ:エーリッヒ・クンツ
パパゲーナ:ヘッダ・ホイサー
モノスタトス:ぺーター・クライン
弁者:パウル・シェフラー
第一の僧:フレッド・リーヴェール
第二の僧:フランツ・へブリンク/他
モーツァルト生誕250年の今年は、フルトヴェングラーの生誕120年にあたるダブル・メモリアル・イヤーだが、まさにそれを締めくくるにふさわしい内容となった。この50年の魔笛は存在は古くから知られていたが、著名なディスコグラフィーをはじめほとんどの資料ではプライベート保管と明記されていた。しかも、今回が世界初出であるとは少々驚いたが、それはテープを聴いて納得した。魔笛が全曲収録されていない、いわゆる欠落などが存在し、序曲や第1幕の音源は今のところ無いとされている不完全な状態なのである。フルトヴェングラーは49、50、51年とザルツブルクで魔笛を指揮しているが、49年、51年の演奏は既に、いくつものメーカーにより発売されている。50年は上記のような理由により、今まで発売されてこなかったのではと推測できる。しかし、このほど1950年8月16日のフルトヴェングラー指揮と表記された「魔笛」の第2幕だけほぼ全曲の私的保管録音が、全く同一内容の複数のオープン・テープの形で存在することが判明した。今回、その内の一つから復刻を試みたが、8月16日の公演は生放送されており、個人と思われるエア・チェック収録にて保管されていたようで、曲の頭や終わりにテープを一時停止(ポーズ)させたと思われる音もあり、それに伴って欠落も発生しているという難点がある。とは言え、フルトヴェングラーが残した貴重な演奏がまた一つ新たに聞く事ができる喜びは大きい。世界中にいるフルトヴェングラー研究家やコレクターの方の力を借りて今後もフルトヴェングラーの復刻はできれば継続していきたいと思っています。マスターに起因するノイズや収録時における欠落があります。予めご了承ください(デルタ・エンタテインメント)
DCCA 0029
\2415
バイロイトの第9(第2世代アナログ復刻バージョン)
 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」(29,July,1951)
シュヴァルツコップ(S)、
ヘンゲン(A)、
ホップ(T)、
エーデルマン(B)
フルトヴェングラー指揮、
バイロイト祝祭管、合唱団
日本では12月=第9ということでコンサートもかなり行われ年末の風物詩といったところであろうか。しかし、フルトヴェングラーとバイロイト祝祭との第9、通称「バイロイトの第9」程広く知られている第9はないだろう。レコード発売当時から話題になり、発売されてから数十年経っても未だにその人気は衰えるどころか第9演奏の金字塔的存在として君臨し続けている。本家からのレコード、CDの発売だけでも何種類もあり、これに弊社を含めた様々なレーベルが発売しているだけでもその人気の高さを知ることができる。しかし、ここでこのバイロイトの第9の最終形ともいえる復刻が完成した。42年のベルリン・フィルとの第9(DCCA-0004〜5)で使用した究極の手段「第2世代アナログ復刻」を遂に投入し長い時間をかけようやく出来上がった。誇大表現と思われるかもしれないが、上記DCCA-0004の時この手段で制作したCDは、いくつもの掲示板で高音質復刻という事で話題になり、他より頭一つ飛びぬけて良いという評価まで得た。勿論使用LPを慎重に選ぶところから始まり、リミッターやコンプレッサーなどの機械類は一切使用せず、できるだけ忠実に再現した。(デジタル的な処置も行っておりません)今回の復刻には英ALP1286〜7を使用し、ノイズのない極めて良好なアナログ盤を聞いている感じで、既に何枚もお持ちの方でも「永遠の人類の至宝」の素晴らしさを再度感じる事でしょう。世界中にいるフルトヴェングラー研究家やコレクターの方の力を借りて今後もフルトヴェングラーの復刻はできれば継続していきたいと思っています。ノイズを極力排除したというものの、マスターに起因するノイズは発生します。予めご了承ください。尚、録音日は一般的に知られている日を明記しております。(デルタ・クラシックス)
DCCA-0028
\2415
ブルックナー:
 交響曲第4番「ロマンティック」(改訂版)
                 (1951/10/29)
フルトヴェングラー指揮
ウィーン・フィル
フルトヴェングラーのブルックナー?というと、日本での評価は同指揮者のベートーヴェンやブラームスなどの演奏に比べると格段に評価が低い。あまりにも、フルトヴェングラーがブルックナーをベートーヴェンやブラームスぽく人間くさく演奏しているからであろうか?しかし例外もある。弊社から発売したベルリン・フィルとの「ロマンティック(DCCA-0001)」は意外な程今までの評価を覆す批評を目にした。オケがベルリン・フィルとウィーン・フィルという違いと、演奏年月日が戦時中の41年と戦後の51年という違いから評価に差がでているのかは疑問である。41年盤とも共通しているのは、腰が据わった演奏であるということ。稀代のブルックナー指揮者として有名なクナッパーツブッシュやシューリヒト、ヨッフムなどとも違う据わり方である。この3人も味わい深い名演が多く、フルトヴェングラーは方向性が違うかもしれないが、自身の音楽観を見事に音にしている演奏は甲乙付けがたく、この演奏で良い悪いという判断はきっと出来ない事であろう。フルトヴェングラーのブルックナーというのは、全てに於いて同じ事が言えるのかもしれない。「ロマンティック」という表題から遠い感じで濃厚な演奏であるが、そこには間違いなくフルトヴェングラーが作り出した「ロマンティック」というドラマが緩急自在に存在している。この演奏で今までのフルトヴェングラーのブルックナー演奏について少しは見直され、より多くのフルトヴェングラー・ファンが耳にする機会が増えれば後世での評価も今よりは高くなるであろう。世界中にいるフルトヴェングラー研究家やコレクターの方の力を借りて今後もフルトヴェングラーの復刻はできれば継続していきたいと思っています。ノイズを極力排除したというものの、マスターに起因するノイズは発生します。予めご了承ください。尚、録音日は一般的に知られている日を明記しております。(デルタ・クラシックス)

EDITION HST

HST 039
¥2500
ヴァンハル(1739 ‐1813):最後の弦楽四重奏曲集Op.33
 〜 全曲世界初録音! 〜
 第4番ニ長調Weinmann Va:D4、
 第5番ト長調W.Va:G9、
 第6番変ロ長調W. Va:B10
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ(リーダー;磯 晃男、ヴァイオリン)
1770年代、イタリア留学を援助したリーシュ男爵への借金返済に苦悩し発狂したヴァンハルの精神病完治を支援したパトロンの一人がエルデディ伯爵家。現クロアチア・ヴァラディンの静養先での宿代として、ヴァンハルは週1曲の弦楽四重奏曲を作曲したと伝えられる。そしてこの弦楽四重奏曲集Op.33は、1780年ヴィーンに創立しモーツアルトのハイドンセットで有名なアルタリア出版社から1785年に出版された。

ビクター(国内盤)

VICC 60554
\3045
マリンバ・ミーツ・クラシック
 トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
  (J.S.バッハ/高田 直子編)
 パッヘルベルのカノン(パッヘルベル/高田 直子編)
 プレリュード ハ長調〜
  平均律クラヴィーア曲集 第1巻 BWV846(J.S.バッハ/高田 直子編)
 精霊の踊り(グルック/高田 直子編)
 アダージョ〜ピアノ・ソナタ 第23番(旧38番)Hob.XVI-23;第2楽章
 ガヴォット〜
  無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番 BWV1006
  (J.S.バッハ/高田 直子編)
 メヌエットI&II〜
  無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番 BWV1006
  (J.S.バッハ/高田 直子編)
 ソルフェッジョ(C.P.E.バッハ/高田 直子編)
 トルコ行進曲(W.A.モーツァルト/高田 直子編)
 幻想曲 ニ短調 K.397
  (W.A.モーツァルト/高田 直子編)
 アルマンド〜パルティータ 第2番 BWV826
  (J.S.バッハ/高田 直子編)
 シチリアーノ(J.S.バッハ/高田 直子編)
 サラバンド〜ハープシコード組曲 第2巻 HWV437
  (ヘンデル/高田 直子編)
 ラルゴ(ヘンデル/高田 直子編)
高田直子(マリンバ)
全米で大絶賛されているマリンバ奏者、高田直子のデビュー・アルバム
VICC 60555
\3045
J.S.バッハ:インヴェンションとシンフォニア/4つのデュエット
 2声のインヴェンションBWV772-786
 3声のシンフォニアBWV787-801
 4つのデュエットBWV802-805
エヴァ・ポブウォツカ(P)
ショパン・コンクールの審査員も務めるポブウォツカの新録音。
VICC 60556
\3045
G.ソッリマ:コンチェルト・ロトンド
P.スカルソープ:レクイエム
G.シェルシ:カルロ・マーニョの葬儀
マリオ・ブルネロ(Vc)
VICC 60557
\3045
ルクー:チェロ・ソナタヘ調
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタイ短調D.821
マリオ・ブルネロ(Vc)、
アンドレア・ルケシーニ(P)
2007年2月に来日が予定されているブルネロ。伴奏は「あのルケシーニ」。

VOICE FACTORY

VFCR 0001
\3045
ベー・チェチョル/
 (1)フェデリコの嘆き(チレア作曲「アルルの女」)
 (2)誰も寝てはならぬ(プッチーニ作曲「トゥーランドット」)
 (3)星は光りぬ(プッチーニ作曲「トスカ」)
 (4)愛らしい乙女よ<二重唱>(プッチーニ作曲「ラ・ボエーム」)
 (5)女心の歌(ヴェルディ作曲「リゴレット」)
 (6)見よ、恐ろしい炎(ヴェルディ作曲「イル・トロヴァトーレ」)
 (7)カタリ(カルディッロ作曲)
 (8)舟歌(韓国民謡)
 (9)懐かしい金剛山(作詞:韓相偉 作曲:崔 英燮)
 (10)「イル・トロヴァトーレ」(ヴェルディ作曲)より
  マンリーコの登場“この世の荒れ野で”
 (11)「イル・トロヴァトーレ」(ヴェルディ作曲)第三幕第二場
ベー・チェチョル(T)、
(1)-(8)呉恵珠(P)、
(9)松崎充代(P)
(10)(11)東京フィルハーモニー交響楽団、
東京オペラシンガーズ
ベー・チェチョル。その歌声は一度聴いたら忘れることのできない強さと美しさに満ちている。世界的にも貴重な「リリコ・スピント」の声質をもち、ヨーロッパの歌劇場でも多くの主役を務める「アジアNo.1」の呼び声の高いテノールだが、昨秋、甲状腺がんが見つかり、ドイツで手術を受けたときに、声帯をつかさどる神経も切断されてしまい、一度は声を失った。支援者たちの援助のもと、4月に京都で「甲状軟骨形成」という4時間にわたる難しい手術を受け、現在もリハビリ中。ベーの復帰を願って制作されたこのCDは2004年から日本で開かれたコンサートのライヴ音源を集めたもの。客席の熱気、ベーの壮絶とすらいえる劇的な表現と歌唱にただひらすら圧倒される一枚。

若林工房

WAKA-4115/6
(2CD)
\2980
シューベルト:
 3つのピアノ曲 D.946、
 ピアノ・ソナタ 第20番 イ長調 D.959
ショパン:マズルカ イ短調 作品67の4 (遺作)
ヴァレリー・アファナシエフ(P)
現代最高の鬼才として名高いヴァレリー・アファナシエフの2005年日本公演からのライヴ録音。オール・シューベルト・プログラム第1弾の登場。「3つのピアノ曲」(初録音)と、得意の「イ長調 ソナタ(第20番)」という組合わせ。アファナシエフ特有のニュアンス豊かな表現を湛えながらライヴならではの昂揚感に満ちた素晴らしい演奏で、シューベルト・ファン必聴のアルバム。再録音となるソナタ 第20番では、1997年のスタジオ録音との比較も興味深いところ。2005年10月23日、浜離宮朝日コンサートホールにおけるライヴ録音STEREO/24bit Digital録音、発売元:若林工房


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