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第38号新録音新譜(5)



AMBITUS 1CD¥2400

AMB 96895
(2CD)
カール・ヘラー (1907-1987):作品集第3集
 管弦楽作品集 No.1
  交響曲第1番 嬰ハ短調 Op.40
  交響曲第2番 ト短調 Op,65
バンベルク交響楽団
バイエルン州立管弦楽団
指揮:ヘルマン・ボイマー
ミュンヘン音大の学長を務めながらも、自身がオルガニストとしても活躍した作曲家カール・ヘラー。ヒンデミットとの親交が厚く、作風にも共通点が多いとされる彼の交響曲。交響曲第1番は1942年に作曲が開始され完成までには数年を要した。1937年にミュンヘン音楽大学の講師を辞任後、プラハの音楽学校の招聘の話を断り、1942年にフランクフルトの高等音楽院で作曲科の教授に就任した彼は、絶え間ない爆撃におびえつつも、この交響曲を書き続けた。その30年後に書かれた交響曲第2番は、ミュンヘン高等音楽院の学長職を退職後、大いなる余暇の中で書かれた平安なもので、同じ時期にはヴァイオリン協奏曲第2番や、チェロ協奏曲第2番など、彼の管弦楽作品の中でも重要な曲が書かれている。
AMB 96897 カール・ヘラー:作品集Vol.5
 オルガン作品集 No.2
  ヴァイオリンとオルガンのための「幻想曲」 Op.49
  チェロとオルガンのための
   “イエス、いと麗し”によるインプロヴィゼーションOp.55
  オルガンのための
   “復活のいけにえに賛美を”によるトリプティコン Op.64
ヤーコヴ・ルビンシュタイン(vn.)
マーク・コソワー(vc.)
ヴィンフレッド・ベーニッヒ(org.)
カール・ヘラーの幅広い音楽性には目を見張るものがある。優れたオルガン奏者として(もちろん即興演奏も)、また室内楽や歌の伴奏ピアニストとして、また指揮者として、どれも素晴らしい業績を残しました。彼の作風は、19世紀に頂点に達した「調性感」やバッハやレーガーによって極められたポリフォニーなどを用いたある意味保守的なもので、戦争後20年経ってもそのスタイルを変えることがなかったため、当時のアヴァンギャルドな批評家たちの目には「古臭いもの」としか写らなかった。しかしそんな批評も、実際にこのCDのレパートリーを聴いてみればたちどころに色あせてしまうことでしょう。ここに4つの特色を挙げてみると
 1 聖歌のメロディ、民謡、グレゴリオ聖歌が良く使われます。(例えばインプロヴィぜーションやトリプティコンなど)
 2 独奏楽器としてのヴァイオリンやチェロの使用。彼はオーケストラとの協奏曲も書いている。
 3 幻想曲やトリプティコンでは、オルガンがチェロやバイオリン全く同等の役割で使われている。これはヘラーがオルガンという楽器を特別視しなかったことの証明となるだろう。
 4 幻想曲やトリプティコンというタイトルは、ヘラーのインプロヴィゼーションへの愛情を表すもの。幾分マーラーを思い出させるような懐古趣味も彼の作品の大きな特色。
AMB 96915
(2CD)
カール・ヘラー:作品集Vol.7
 宗教声楽作品集
 1 ミサ・ブレヴィス Op.31
 2 ソプラノとオルガンのための“6つの宗教的な歌”Op.172
 3 女声合唱、ヴァイオリン、オルガンのための
   “小さなクリスマスの音楽”Op.12b3
 4 死者のためのミサ曲 Op.144
ハイディ・エリザベス・マイアー(S)、
アクセル・フリエール(Org)・・・2.3.4 イザベル・ラムベレト(Vn)・・・3 ターニャ・ワウラ(指揮)・・・1.3.4
ミュンヘン音楽大学マドリガル合唱団
カール・ヘラーの声楽作品集。全て世界初録音。

EBS

EBS 6142
\2300
マックス・ブルッフ:ロマンチックな交響曲作家 II
 ヴァイオリンとオーケストラのためのセレナーデ Op.75
 ヴァイオリンとオーケストラのためのロマンス Op.42
 オーケストラのための“ロシア民謡”による組曲 Op.79b
ウルズラ・ショッホ (vn.)
ヴェストファーレン・ノイエ・フィルハーモニー
指揮:テオ・ヴォルタース
ブラームスと同じ時期に生まれ活躍した作曲家ブルッフは、後世の作曲家たち・・・レーガーやR・シュトラウスなどの作風が前衛的に変化していくことを憂いていたようだ。彼自身の最も成功した作品、ヴァイオリン協奏曲についても「私は決して一般受けするためにこの曲を書いたのではない。それは私の音楽的良心が許さなかった」と述べるほどでした。彼の作品は、どれもが甘美な旋律と和音を用いたロマンティックなもので、ここに収録された3曲も美しいものばかり。中でも、ヴァイオリンの幅広い音域を駆使した旋律がたまらない“ロマンス”は知られざる名曲といっても間違いない。ここでヴァイオリンを演奏しているウルスラ・ショッホは、ヴァイオリン協奏曲も同レーベルから発売されていて(EBS6141)高く評価されている。なおこのアルバムは、ハイブリッドSACDフォーマットが採用されていて、SACDプレーヤーではマルチチャンネル音声が再生できるほか、通常のCDプレーヤーでも2チャンネル・ステレオ音声を楽しむことが可能。

ECM 1CD¥2400

476 3098
¥2190
フリードリッヒ・ツェルハ(1926〜):
 チェロ協奏曲 (1989/1996)
フランツ・シュレーカー (1878-1934):
 1楽章の室内交響曲
ハインリッヒ・シフ(vc.)
オランダ放送室内管弦楽団 指揮:ペーター・エトヴェシュ
名手ハインリヒ・シフによるツェルハのチェロ協奏曲と、近年ますます評価が高まるシュレーカーの室内交響曲という、いかにもECMらしい選曲が光る1枚。ツェルハと言えば、あのベルクの“ルル”を補筆した作曲家として知られている。1926年生まれの彼はシェーンベルクの12音技法に影響を受けつつも、1958年に「Die Raihe」というアンサンブルを結成し、独自の作風の音楽を作り上げた。彼のチェロ協奏曲は、ベルリン芸術祭の委嘱作品で、ソプラノ・サックスやボンゴなどの打楽器も駆使した極めてエネルギッシュな音楽。もちろんチェロ・パートも極めて機能的に書かれた見事なもの。シュレーカーの室内交響曲は、1916年に作曲された彼唯一の交響曲で、7つの管楽器、11の弦楽器、ティンパニ、ハープ、チェレスタ、ハーモニウムという編成からなる魅惑的な音色を持った音楽。指揮者のエトヴェシュは、改めて語るまでもなく現在、現代音楽の指揮者として最も有名な人の一人。IRCAMやアンサンブル・アンテルコンテンポランとも素晴らしい業績を残している。ECMレーベルにも数多くの録音があり、それはカシュカシアンとの共演であったり、彼自身の作品の録音であったりと、そのどれもが高い評価を受けている。 録音:2003年9月 ヒルヴァーシュム、オランダ
476 6177 クレーメル、クレメラータ・バルティカ〜アダージョ
マーラー:交響曲第10番からアダージョ
 弦楽合奏用編曲:
  H.シュタットルマイヤー
   &クレメラータ・バルティカ
 ショスタコーヴィチ:
  交響曲第14番、作品135《死者の歌》
  (ベンジャミン・ブリテンに捧ぐ)
ユリア・コパチェヴァ(S)、
フョードル・クズネツォフ(B)、
クレメラータ・バルティカ、
ギドン・クレーメル(vn.)
今回の2つの作品は、指揮者なしの室内楽方式で演奏されている。マーラーの“白鳥の歌”の名で知られている交響曲第10番の第1楽章は、未完となったこの作品中、ほぼ完成されているものだが今回は弦楽合奏のために編曲され新たな魅力を放っている。ショスタコーヴィチの交響曲は2人の独唱者を必要とする作品で、こちらもオーケストラの高い技術が要求され、また両曲とも根底に「死と別離」の気分が漂う、劇的で激しい感情の起伏が特徴的な作品。クレーメルとECMの関係の始まりは、あの名盤、ペルトの「タブラ・ラサ」に遡る。それ以来、ロッケンハウス音楽祭のライヴや、彼単独のバッハの“無伴奏”など優れたものばかり。今回のアルバムも輝かしい賛辞を贈られることだろう。1997年にクレーメルによって設立されたクレメラータ・バルティカは、アジア、ヨーロッパとアメリカで年に6つのツアーを開催し、毎年およそ60の演奏会を開催する。そのレパートリーの多くは現代音楽だが、いわゆる「今風」の音楽も楽しんで演奏し、聴き手に多くの喜びを与えていることは皆さんご存知のことだろう。 2001年10月 リガ、レコーディングスタジオ 2004年11月23日 ムジークフェライン、ウィーン<ライヴ>
476 6178 ヴァレンティン・シルヴェストロフ作品集
 1.ピアノのためのバガテル(2005)
 2.弦楽合奏のためのエレジー (2000-02)
  ・・・マリナ・カピッツァに捧ぐ
 3.弦楽合奏のための
  「スティル・ミュージック」(2002)
  ・・・マンフレード・アイヒャーに捧ぐ
 4.弦楽合奏のための「別れのセレナーデ」(2003)
  ・・・イワン・クラヴィツに捧ぐ
 5.弦楽とピアノのための「使者」(1996)
  ・・・ラリッサ・ボンダレンコに捧ぐ
 6.2つのディアローグとあとがき(2001/02)
  アルヴォ・ペルトに捧ぐ
アレクセイ・リュビーモフ(pf)・・・1.5.6
ミュンヘン室内オーケストラ 
指揮:クリストフ・ポッペン・・・2.3.4.5.6
録音:2006年9月 2007年9月30日、シルヴェストロフの70回目の誕生日を記念してリリースされるアルバム。「使者」以外は世界初録音。この作曲家のこの世のものとは思えないほどの美しい作品をたっぷり堪能できるアルバム。まるで時の流れを遡るようなシルヴェストロフの音楽は、新しい癒しの音楽としても、ファンの間に少しずつ定着している。アルバムの前半におかれた「バガテル」は、ピアノによる短い言葉で綴られた極めて叙情的な音楽。これを聞く時、多くの聴き手はかすかな痛みをともなう郷愁で胸が一杯になってしまうでしょう。シルヴェストロフ作品の最良の解釈者であるリュビーモフによって奏されます。アルバムの後半は、クリストフ・ポッペンの繊細な指揮による3曲の弦楽合奏と、前述のリュビーモフの演奏による2つの作品。「使者」は、以前にもリュビーモフの独奏ヴァージョンがECMでリリースされていますが、今回は弦楽合奏が加わった新たなヴァージョン。
476 6180 「沈黙へ向かって〜」
 1.沈黙、そして沈黙
 2.J・S・バッハ:
  「ゴルトベルク変奏曲」よりアリア
 3.4つのチェンバロ
 4.全体の半分
 5.J・S・バッハ:
  ソナタ BWV 1018よりヴィヴァーチェ
 6.ドーリアの地平線
 7.J・S・バッハソナタ BWV 1018よりアレグロ
 8.垂直に
 9.最初のグリッサンド
 10.J・S・バッハ:
  ソナタ BWV 1018より前奏曲、アダージョ
 11.鐘
 12.ボンベイ II
 13.J・S・バッハ:ソナタ BWV 1018よりラルゴ
パウル・ギーガー(va.、ヴィオリーノ・ダ・モーレ)
マリー=ルイーズ・デーラー(chmb.)
録音:2006年10月 ヴァイオリニスト、作曲家、そして即興演奏の達人であるパウル・ギーガーとハープシコードのマリー=ルイーズ・デーラーによる作品集。もちろんECMレーベルらしく、彼らの作品の中にバッハの作品を挟みこみ、一つの完成されたアルバムを作り出している。この魅力的な作品集は、ギーガーのECMレーベルへの6枚目の録音で、自由な音の広がりを持つ自作と、端正なバッハの作品を配置することにより音楽の多様性を探るもの。ギーガーはスイス生まれのヴァイオリニスト。ベルンで音楽を学ぶ以前は、大道芸人として、音楽を奏しながらアジアを旅していたという変り種。バロック音楽から多様な民族音楽、現代作品、即興、ジャズと広範囲に亘る音楽をレパートリーにしている。ハープシコードのマリー=ルイーズ・デーラーは、今作がECMへの初録音となる。彼女は5歳でハープシコードの勉強を始めた時からギーガーと室内楽を演奏。まさに「ぴったり息のあった」演奏を聴かせる。バロック・ファンにもジャズ好きにもオススメのアルバム
476 6186
(2CD)
¥4800→¥4390
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol5
CD1
 3つのソナタop. 31
 ピアノ・ソナタ 第16番 ト長調 op. 31-1
 ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調 op. 31-2《テンペスト》
 ピアノ・ソナタ 第18番変ホ長調 op. 31-3
CD2
 ピアノ・ソナタ 第21番ハ長調op. 53《ワルトシュタイン》
 アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調WoO 57
アンドラーシュ・シフ(pf)
録音:2005年12月4日 チューリッヒ・トーンハレ<ライヴ> 大好評、シフのベートーヴェン・ソナタ集。作品31の3つのソナタはベートーヴェンの中期の作品で、交響曲第3番“英雄”が作曲される少し前のもの。ユーモラスな第1番、劇的な“テンペスト”、そして柔和さと華麗さを併せ持つ第3番と、3つの作品は異なった性格を持っている。ベートーヴェンの中期の傑作である“ワルトシュタイン”は、ベートーヴェン自身にとっても重大な仕事であっただけでなく、ピアノ音楽の歴史の中でも特別な位置を占めるもの。楽器としてのピアノの発展にも大きく関わる、まさに転換期の傑作といえるものです。当初、ワルトシュタインの第2楽章として作曲された“アンダンテ・ファヴォリ”はこのライヴ録音の際、アンコールとして付け加えられたもの。2005年11月にシフがニューヨークのエヴリー・フィッシャー・ホールで“ワルトシュタイン”を演奏したとき、ニューヨーク・タイムズ紙ではこのように絶賛された。「まさに息を飲む名演。複雑な構成と深さを持つこの曲をシフは見事に表現した。高密度のテクスチャーも、全て渦巻くエネルギーのために使われる・・・」
476 5878
\2400
ルイス・エ・ナルバエス:デルフィン楽曲集 パブロ・マルケス(g)
アルゼンチンのギタリスト、パブロ・マルケスのECMレーベルへのデビュー盤は、彼が20年以上も研究を重ねたルネッサンス期のレパートリー、ルイス・エ・ナルバエスの作品集。ルイス・エ・ナルバエスは、およそ1500年頃にスペインで生まれ、フェリーペ皇太子(後のフェリーペ2世)の宮廷音楽家として活躍した。一種の変奏曲形式であるディフェレンシアを初めてスペイン音楽にもたらした人とされる。1538年「ビウエラ演奏のためのデルフィンの六部の譜本」を刊行、この曲集には14曲のファンタジアと、8曲のシャンソンの編曲、多くのディフェンレシア、そして歌曲としての2つのロマンスなどを含むもので、今回のアルバムにはこの中から17曲が選ばれている。これらの曲は、今までにギタリストの主要レパートリーとして選ばれたことはほとんどないが、これらの音楽の持つ自然な流れと明確な対位法、そして自由な装飾は当時の楽器であるビウエラを使用せずとも、現代のギターで表現することが可能なはずだとマルケスは語っている。とは言え、ナルバエス自身、大変な即興演奏の才能の持ち主で、「書かれた譜面を見ながらその場で4つの声部を付け加えることができた」とも言われる。そのため、対位法がより複雑になって演奏も困難さを極め、その書法はしばしば同時代のジョスカン・デ・プレを思い起こさせる。
パブロ・マルケス・・・1967年アルゼンチン北部で生まれ、ホルヘ・マルティネスらと共にギターを学ぶ。ヨーロッパでいくつかのコンクールに入賞、独奏者として活躍を始める。様々な人々と共演を重ねる内に自国の音楽の重要性を再発見し、また一方では現代の作曲家、ルチアーノ・ベリオやマウリツィオ・カーゲルらの作品の初演を行うなど幅広く活躍中。ストラスブール在住。録音:2006年4月 ゲツィス、アムバッハ文化劇場

MD+G 1CD¥2300

603 14642 モーツァルト:ドン・ジョヴァンニ KV 527
 (ヨーゼフ・トリーベンゼによる管楽アンサンブル版)
オペラ・センツァ
903 14646
(SACD Hybrid)
\3300
当時記録的なヒットを飛ばした“ドン・ジョヴァンニ”は管楽アンサンブルにも絶妙に形を変え、人々を喜ばせていた。このヨーゼフ・トリーベンゼは、モーツァルトのオペラを編曲した人として知られ、他にも“ティトスの慈悲”などの編曲版も知られている。200年前の貴族たちは、夕食や園遊会の際には必ず音楽を必要とした。しかし、大きなオーケストラを連れて移動するわけには行きません。そんな時に活躍したのが「小さな管楽アンサンブル」。彼らは小回りが効き、柔軟で戸外の悪天候にも耐えるというすぐれもの。中でも人気があったのが、今回の編曲者トリーベンゼの父ゲオルグが率いるインペリアル・ウィンド・アンサンブルでした。トリーベンゼによるドン・ジョヴァンニの管楽八重奏編曲版はすでに1789年に書かれていた。モーツァルトはそれに反対することもなかったため、以降たくさんの編曲ヴァージョンが出回ることとなった。200年前の貴族の気分に浸れる贅沢な1枚。録音:2007年2月 ホンラート、ドイツ
901 14526
(SACD Hybrid)
\3300
ハイドン:
 交響曲第97番 ハ長調
 序曲「哲学者の魂 またはオルフェオとエイリディーチェ」
 交響曲第102番 変ロ長調
オーストリア・ハンガリー・ハイドン・フィルハーモニー
指揮:アダム・フィッシャー
MDGレーベルへのアダム・フィッシャー&ハイドン交響楽団の最初のSACD録音であった「交響曲第92番、94番」(MDG 901 1325-6)は、その豊かな音楽性が絶賛され、権威あるエコー・クラシック賞も受賞しました。今回のアルバムは彼らにとっての3枚目のSACD録音で、またもや素晴らしい名人芸を聞かせてくれる。ハイドンの交響曲第93番から第104番は、ザロモンセットと呼ばれています。これはイギリスの興業主ザロモンが主催する予約演奏会の目玉として新作を依頼されたハイドンが、1791年から1792年、および1794年から1795年の2回イギリスに渡り合計1ダースもの交響曲を作曲した。《交響曲第97番 ハ長調》Hob.I:97はそのの5つめの作品で、1792年の第1回ロンドン旅行の折りに作曲された。初演はもちろん大成功。交響曲第102番は1794年の2回目の旅行の際に書かれたもので、ハイドンはますますイギリスでの名声を高めた。録音:2006年9月 アイゼンシュタット、オーストリア
303 14632 コルンゴルト:室内楽曲集
 1.ピアノ・トリオ op. 1
 2.2台のヴァイオリンとチェロ、ピアノのための組曲op. 23
トリオ・パルナッスス
マティアス・ヴォロンク(va・・・2)
以前からMDGレーベルに多くの録音をしているトリオ・パルナッススの最新盤。今作は、近年人気急上昇中のコルンゴルトの室内楽作品を取り上げています。ピアノ・トリオop. 1は極めて早熟だった彼の13歳の時の作品、その30年後に書かれた組曲は円熟期の作品。1897年にウィーンで生まれたコルンゴルトは、幼い頃から音楽の才能を発揮し、「モーツァルトの再来」と騒がれていました。彼が最初のピアノ小品を発表したのは12歳の時で、以降バレエ・パントマイム、オーケストラ作品、オペラと次々に作品を発表ウィーン中を激震させたの。しかし、1938年には戦争のためアメリカに亡命し、映画音楽の作曲の作曲に従事。2つのオスカーも受賞しましたが、彼自身はその仕事に満足することはなかった。1945年、本来の作曲をするべくウィーンに戻ったコルンゴルトだったが、当時のウィーンでは前衛音楽が全盛期を迎えていて、コルンゴルトの書く「後期ロマン派」の音楽は受け入れられることもなかったの。失意の内にハリウッドに戻ったコルンゴルトは1957年に病死してしまった。ここに収録されている2曲の室内楽はどちらも独創的なもので、創意と工夫に溢れたピアノ・トリオからは、彼の早熟さが伺われる。そして「組曲」は、あの右手を失ったピアニスト、ヴィトゲンシュタインのために書かれた作品で、当然のことながらピアノ・パートは左手だけで奏するように作曲されている。しかし、そこに用いられている技巧は驚くべきもので、聴き手を陶然とさせるに違いない。録音:2006年11月 バド・アーロルゼン、ドイツ
301 14532 ヨーゼフ・ガブリエル・ラインベルガー (1839-1901):
 室内楽作品集
  六重奏曲  op. 191b
  九重奏曲 op. 139
コンソルティウム・クラシクム
ドイツの作曲家、オルガン奏者ラインベルガーは7歳で生まれ故郷のファドゥーツ・パリッシュ教会のオルガン奏者となり、その翌年には最初の作品を演奏したという神童。そのため、彼の作品でよく知られているのは何と言ってもオルガン曲だが、ここでは彼の知られざる室内楽作品に光をあてている。1861年、22歳のラインベルガーは管楽と弦のための八重奏曲を書きました。その作品は何度も演奏され好評を博したのだが、その20年後にフルート・パートと新しいアダージョを付け加え、多くの校訂を加えたものが、ここに収録された九重奏曲となる。六重奏曲は、ラインベルガーの最晩年の作品ですが、その若々しさに溢れた美しい音楽は注目に値するもの。40年に渡る長き活動歴を誇るコンソルティウム・クラシクムは数多くのレコーディングもありそのユニークなレパートリーは室内楽作品の普及に大きく貢献しています。この録音ではクラリネット奏者のディーター・クレッカーとともに驚異的なアンサンブルを披露している。録音:(Nonet)2006年3月、(Sextet)2006年12月 バド・アーロルゼン、ドイツ
609 14572
(3CD)
ヘンデル:歌劇「タメルラーノ」HWV 18 全曲 オーケストラ・オブ・パトラス(オリジナル楽器による)
指揮:ジョルジュ・ペトルー
ニコラス・スパーノ(C-T)・・・・タメルラーノ
マリー・エレン・ネシ(Ms)・・・アンドロニーコ
タッシス・クリストヤンニ(Br)・・・バヤゼット
マタ・カッスリ(S)・・・アステリア
イリーニ・カライアンニ(Ms)・・・イレーネ
ペトロ・マゴウラス(Bs)・・レオーネ
中世の2人の支配者の血なまぐさい対立を描いたヘンデルのオペラ「タメルラーノ」は1724年に9回演奏されている。しかし彼は、一旦完成されたオペラに大幅に手を加え(新しい台本を入手したためと言われています)4回以上の校訂をした。現在上演されるのはこちらの改訂版だが、ペトルーとオーケストラ・オブ・パトラスは初めて初稿版の演奏を試みた。このオペラは歴史的に名高いティムール帝国の創始者、ティムールを描いたもの。(タメルラーノはティムールのヨーロッパでの通称)彼は1402年にオスマン帝国を侵攻し、アンカラ郊外で第4代皇帝であったバヤゼットを捉え捕虜として連れて行く。これらの2人の統治者の対立のエピソードはイタリアの詩人アコスチーヌ・ピオヴェーネらによって物語化され、ヘンデルもそのテーマに魅了されたのだろう。ギリシアの精鋭、オーケストラ・オブ・パトラスは以前にも「クレタ島のアリアンナ」での名演があるが、今回も説得力の高い緊密なアンサンブルでこのオペラに新しい魅力をもたらしている。録音:2006年7月 パトラス、ギリシャ
337 12072
¥2090
ショスタコーヴィチ:交響曲集第7巻
 交響曲第1番/同第6番
ボン・ベートーヴェン管
指揮:ローマン・コフマン
937 12076
(SACD Hybrid)
\3300
ローマン・コフマンとボン・ベートーヴェン管弦楽団によるショスタコーヴィチ交響曲集第7弾。今作は若きショスタコーヴィチの最初の成功作である第1番と、第6番の2曲。第1番は1925年、ペテルブルク音楽院作曲科の卒業作品として書かれた曲。ショスタコーヴィチが世界的に注目された作品として知られる。彼の師であったグラズノフは、この曲のあまりの斬新さに、いくつかの音を変更するように指導したが、もちろん彼はそれに従うことなく、作曲したままの音でリハーサルを始めたという。交響曲第6番は、彼が社会主義リアリズムの影響下にあった時期の作品だが、第5番や第7番のようなあからさまなレーニン主義ではなく、もう少し叙情的で謙虚な内容を持つため、当時の聴衆はあまり良い反応を示さなかったといわれている。コフマンの指揮は、いつものようにスコアをきっちり読み込んだ緻密なもの。2つの作品の異なる色彩を鮮やかに描きわけている。録音:2006年1月(第1番)、2006年11月(第6番)
645 14042 「プレイヤー・ピアノ Ⅳ」〜限界のないピアノ〜
 ストラヴィンスキー(1882-1971):
  ピアノラのための練習曲
 ヒンデミット (1895-1963):
  トッカータ
 ハンス・ハース(1897-1955):
  フーガ ハ長調
  インテルメッツォ
 エルンスト・トッホ (1887-1964): 
  習作IV(ブルレスケより改編)
  習作Ⅰ、習作Ⅱ、習作Ⅲ
 ゲルハルト・ムンク (1907-1988):6つのポリフォニックな練習曲
 ニコライ・ロパトニコフ (1903-1976):スケルツォ
 アルフレード・カセッラ (1883-1947):ピアノラのための3つの小品
 ギアン・F・マリピエロ (1882-1973):ピアノラのための3つの即興曲
 マルセル・デュシャン (1887-1968): 
  彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁さえも、音楽的誤植
 ジョージ・アンタイル (1900-1959):メカニック No. 1
ベーゼンドルファー・グランド・ピアノ
(withアンピコ・プレイヤー・ピアノ・メカニズム 1927)
大好評、アンピコ・プレイヤー・システムによる録音集。1920年代に書かれた作品で、ストラヴィンスキーやカセッラなどのもともと自動ピアノのために書かれた作品を集めたもの。今回も、この録音のためにロンドンのエオリアン社やフライブルクのヴェルテ社などをはじめとした世界中からピアノ・ロールを集め万全の体制で録音に臨んだ。人間の限界を超えた、驚くような速度や複雑なリズムに愕然とさせられること必至だろう。録音:2005年6月19〜24日 バレエ・メカニック
307 14302 四重奏曲集/ドビュッシー 他
1.ドビュッシー (1862-1918):
  弦楽四重奏曲
2.アンドレ・カプレ (1878-1925):
  幻想的な物語(「赤死病の仮面」より改作)
3.フォーレ (1845-1924):
  弦楽四重奏曲 Op121
ライプツィヒ弦楽四重奏団
アンドレアス・ザイデル(Vn)、
ティルマン・ビュニング(Vn)、
イヴォ・バウアー(Vl)
マティアス・ムースドルフ(Vc)、
マリー・ピエール・ラングラメ(Hp)・・・2のみ
MDGレーベルにおいて、20年以上の長きに渡り70以上ものCDを録音し続けているライプツィヒ弦楽四重奏団。その中にはベートーヴェンやモーツァルト、シューベルトなどのドイツの主要な作品はほぼ含まれている。今作はフランスの近代弦楽四重奏曲集。フランスの近代の作曲家たちは、なぜかこのジャンルに関しては消極的で、フォーレ、ドビュッシー、ラヴェル、タイユフェーユ、ミヨー、カプレ、この偉大な6人はそれぞれ1曲ずつしか弦楽四重奏曲を残していない。(カプレはハープを加えることにより音に広がりを持たせた。ドイツの厳格な弦楽四重奏とは一風変わったフランスの作品をライプツィヒ弦楽四重奏団は持ち前の柔軟さで完璧に演奏している。録音:2006年2月10〜12日
319 14312 オルガン楽曲集
 ミンケル・ルーディック(1880-1958):
  フーガ
 ペーター・ズーダ (1883-1920):
  アヴェ・マリア
 ヴィルヘルム・ベルクナー(1837-1907):
  序曲とコラール
 ヨハン・フリードリヒ・デ・ラ・トローベ (1769-1845):
  コラール前奏曲、フゲッタ、序曲、ニ短調、前奏曲、変ロ長調
 エルンスト・ミラン(19世紀):3つの前奏曲
 ヨハン・フリードリヒ・デ・ラ・トローベ (1769-1845):2つのコラール前奏曲
 ヨハン・レベレヒト・エーレゴット・プンシェル(1778-1849):コラール
 エルンスト・ミラン(19世紀):前奏曲、幻想曲、前奏曲、コラール
 ルドルフ・トビアス(1873-1918):2つのコラール前奏曲
 エルンスト・ミラン(19世紀):後奏曲
 ヴィルヘルム・ベルクナー(1837-1907):2つの前奏曲とコラール
 ヨハン・フリードリヒ・デ・ラ・トローベ (1769-1845):フゲッタ
 アルトゥール・カップ (1878-1952):グラーヴェ
 エドガー・アッロ (1911-1978):4つのミニアトゥール
 カール・ホイヤー (1891-1936):アダージョ、子守唄
 ルドルフ・トビアス(1873-1918):前奏曲とフーガ、改訂されたコラール
 カール・ホイヤー (1891-1936):前奏曲とフーガ
マルティン・ロスト(org)
たった1週間の間にエストニアの9つの都市を訪れて、その地の教会のオルガンの音を記録したという、まさにMDGレーベルらしい1枚。いつものことながら、ブックレットには美しい写真と、作品についての詳細が載せられていて、オルガン愛好家にはたまらないアイテムになっている。演奏はおなじみのマルティン・ロスト。各々のオルガンの音色の違いを存分にどうぞ。録音:2006年5月15〜21日
613 14512 カールハインツ・シュトックハウゼン(1928〜):
 バス・クラリネットとピアノのための作品集
  黄道十二宮/ルツィファーの踊り
  友情をこめて/ピアノ曲VII-IX
シュテファン・シュライエルマッハー(pf)
フォルカー・ヘムケン(bcl)
現代音楽を得意としているピアニスト、シュライエルマッハーのシュトックハウゼン作品集です。作曲年代によって、様々な作風を取り入れるシュトックハウゼンの音楽、このアルバムには1950年代の名作、ピアノ曲集と、1970年代に書かれた黄道十二宮、友情をこめて、ルツィファーの踊りを収録している。1960年代のシュトックハウゼンの音楽は、どちらかというと「不確定性」の要素が強かったのだが(ジョン・ケージの影響もあった)、50年代と70年代の作品は、きちんと楽譜に書かれたものが多く、ピアノ曲集に至っては「美しさを追求した」とまで言われるほど。シュトックハウゼンに親しみたい人にはうってつけのアルバム。オルゴールのために書かれた“黄道十二宮”は本来一つの楽器のために作曲されたものだが、ここではバス・クラリネットとピアノのための版で演奏されている。不思議な響きがたまらない。録音:2005年12月
304 3952 サン=サーンス:
 木管楽器とピアノのための室内楽作品集
 オーボエ・ソナタ ニ長調作品166
 クラリネット・ソナタ変ホ長調作品167
 バソン・ソナタ ト長調作品168
 デンマークとロシアの歌による奇想曲作品79
 ロマンス変ニ長調作品37
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ
サン=サーンスは、ベルリオーズの次に登場した19世紀フランスの大作曲家。交響曲第3番は「オルガン付き」として名高いが、これを聴いたグノーは、サン=サーンスを「フランスのベートーヴェン」と称えている。サン=サーンスは、最晩年の1921年に(彼の没年でもある)、管楽器(オーボエ、クラリネット、バソン)のためにそれぞれソナタを作曲した。当アルバムはそれらと、さらに初期に書かれた2作品を集めており、結果としてサン=サーンスが管楽器とピアノのために書いた室内楽の全作品が収められている。管楽器が引き立つように書かれているのは当然としても、自身がきわめて優れたピアニストでもあったにもかかわらず、ピアノ・パートが出しゃばらないよう慎ましく抑えられているのはこの作曲家の才能と性格を表していると言えるだろう。アンサンブル・ヴィラ・ムジカは1990年結成の団体。MDGレーベルには、これまでにマルティヌーやヘンツェ、ヒンデミット、ヤナーチェク、キルヒナー、モーツァルト、ペンデレツキ、ラフ、リヒャルト・シュトラウス、シュポアなどの室内楽作品集を数多くリリースしている。
341 13062
¥2090
モーツァルト:鍵盤作品全集Vol.6
 序曲ハ長調KV399(385i)[断章]
 ジーグ ト長調KV574
 ソナタ ヘ長調KV13
 アレグロ変ロ長調KV3
 ソナタ(第4番)変ホ長調KV282(189g) 他
ジークベルト・ランペ(pf) (チェンバロ、クラヴィコード、フォルテピアノ)
ジークベルト・ランペの進めるモーツァルト鍵盤作品全集の第6弾。今回ランペは4種の歴史的楽器を用意し万全を期している。今回はモーツァルトが初めて書いたピアノ作品を含み、さらにヘ長調とロ長調の2つのソナタ(KV13と15)は、ピアノ三重奏曲、あういはヴァイオリン(もしくはフルート)・ソナタでなく独奏ヴァージョンとしては当アルバムが初録音となる。それらは元々は、英国王妃に捧げられ、1765年の春に同国で出版された《チェンバロのための6つのソナタ集》に収められたものだ。モーツァルトはその頃は初のヨーロッパ演奏旅行中で、1764?65年にはロンドンに滞在し、そこでヨハン・クリスティアン・バッハの音楽に触れた。そのためこの作品にはJ.C.バッハの影響があると言われる。また、パリでの同時代作曲家や、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハの影響を指摘する向きもある。
606 14272 ユーリウス・ロイプケ:
 オルガン・ソナタ ハ短調《詩編第94番》
マックス・レーガー:
 ソナタ第2番ニ短調作品60
リスト:
 バッハの名(B-A-C-H)による
 前奏曲とフーガ[1855年初稿]
ミヒャエル・シェーンハイト(メルゼブルク大聖堂ラーデガスト・オルガン)
リストは1856年、ロイプケは翌1857年、そしてレーガーは1902年と、メルゼブルク大聖堂で初演された重要な3つの作品を集めたアルバム。リストの《バッハの名による前奏曲とフーガ》は、ヴァイマールでの演奏用に大幅に改訂された第2版(1870年)が有名だが、ここに収録されたのは1855年に作曲された第1版である。(1855年の)メルゼブルク大聖堂のオルガン奉献式用に構想されたが、実際には式には間に合わず、翌56年に初演された。その年(1856年)にリストの弟子となったのがロイプケ。1857年には早くも彼の最重要作品で、ドイツ・ロマン派様式の傑作と評されるソナタを2曲書いている。ピアノ・ソナタ変ロ短調と、このアルバムで聴けるオルガン・ソナタである。詩編94の9つの詩に基づいて作曲され、初演ではロイプケ自身が ラーデガスト・オルガンを弾いた。レーガーのソナタ第2番は、リストやロイプケの約50年を経た1901年に作曲。ミュンヘンで書かれたが、初演は勿論メルゼブルク。レーガーらしい完成度の高い作品である。「音楽はバッハに始まり、バッハに終わる」と語ったレーガーをフィーチュアすることによって、リストに連結するという円環の仕組みも意図された選曲と言えよう。ミヒャエル・シェーンハイトは、MDGレーベルに、リスト・オルガン作品集(現在第2集まで)や「オルガン・ランドスケイプ」シリーズのテューリンゲンの回をリリースしている。
601 14442 フランク・マルタン:
 旗手クリストフ・リルケの愛と死の歌
  (ライナー・マリーア・リルケの詩による
          コントラルトと管弦楽のための)
クリスティアーネ・ストテイン(MS)
ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム管弦楽団
指揮:ヤク・ヴァン・ステーン
901 14446
(SACD Hybrid)
\3300
ヴァン・ステーン指揮ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム管弦楽団によるマルタン作品の第2弾録音。前回は7つの管楽器、打楽器と小オーケストラのための協奏曲とヴァイオリン協奏曲、そして2つのピアノと小オーケストラのための《恐怖の踊り》をリリースしていた(他にも新ウィーン楽派を中心とするアルバムがある)。今回の《旗手クリストフ・リルケの愛と死の歌》は、1942年に歌曲集のための詩を探していたマルタンが、妻に紹介されたライナー・マリーア・リルケのこの詩(1899年)に一目惚れして付曲した作品(ちなみに、ジークフリート・マトゥスもアルトとオーケストラのための同名作品を1995年に書いている)。23曲の独特のスタイルによる歌曲が連なる作品で、アルト・サクソフォーンを含む管楽器、ハープ、チェレスタ、ピアノ、打楽器、弦楽器から成る小オーケストラが伴奏する。クリスティアーネ・ストテインは、オランダ出身のメゾ・ソプラノ歌手。歌手になる前はアムステルダム音楽院で学んだヴァイオリニストだったというユニークな経歴を持つ。声楽はウード・ライネマンに師事し、その後はマリリン・ホーンやジャネット・ベイカーらにも学ん でいる。
643 14542
¥2090
ベートーヴェン:
 交響曲第3番変ホ長調作品55『エロイカ』
 [フェルディナント・リース編曲ピアノ四重奏版]
 ピアノ四重奏曲変ホ長調作品16
モーツァルト・ピアノ四重奏団
室内楽ヴァージョンによるベートーヴェンの交響曲やピアノ協奏曲は、当時の社会での音楽受容の様子を知る重要な資料として、近年ますます注目されてきている。気軽に家族や友人と流行りの交響曲や協奏曲を家で楽しめることと、出版社の収入アップの目論みが合致したこともあって、当時は様々な作品が様々なヴァージョンで出版されていた。このベートーヴェンの交響曲第3番は、弟子のフェルディナント・リースがアレンジしたもの。ここで興味深いのは、オーケストレーションの処理。それらの処理方法によって、編曲者の作品理解や解釈が浮かび上がってもくるというわけである。ピアノ四重奏曲作品16も編曲作品。モーツァルトの同編成作品に倣って作曲されたピアノとオーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンのための五重奏曲が原曲だ。但し、こちらは作曲者自身がピアノ四重奏曲版に作り変えたものである。モーツァルト・ピアノ四重奏団はこれまでMDGに、ドヴォルジャークのピアノ四重奏曲集(作品23と87)、リヒャルト・シュトラウスのピアノ四重奏曲作品13などを録音している

TELARC

CD 80680
(2CD)
\4600
ポール・デュカ:「アリアーヌと青髭」 アリアーヌ:ロリ・フィリップス(S)
乳母:パトリシア・バードン(Ms)
青髭:ピーター・ローズ(Bs)
先妻たち:
ローラ・ヴラサーク・ノーラン(Ms)
アナ・ジェームス(S)
ダフネ・トゥーシェ(S)
サラ=ジェーン・デイヴィス(S)
BBC交響楽団&合唱団
指揮:レオン・ボッツタイン
このタイトルを訊けば、大抵の人はバルトークの作品を思い起こすだろう。ペローが記した寓話をもとに、バラージュが台本を書いたその作品は、青髭の禁を破ってまでも次々と禁断の扉を開け、最終的には自らも幽閉される新妻を描いたもの。神秘的な結末と色彩的な音楽が人気を博している。しかし、こちらは原作が“青い鳥”で知られるメーテルランク。そのため、大筋は同じだが内容は思いの他違うところが興味深い。音楽も、当時流行していたエキゾチックな味わいで、作品的にはドビュッシーの「ペレアスとメリザンド」に共通する部分が多い。(内容的にも若干の引用と思われる部分がある)青髭公の城に嫁いで来た新妻(アリアーヌ)は大変行動的で、頭も良く好奇心も旺盛。扉を開けて夫に咎められても部屋に幽閉されても決して負けることはない。一緒に閉じ込められている5人の先妻たちも救おうとするのだが・・・・。指揮は、R・シュトラウスの絢爛豪華なオペラでおなじみのレオン・ボッツタイン。ここでも至るところで美しい響きを堪能させてくれる。2008年、パリ国立オペラが初来日し、カンブルラン指揮でこの作品を上演することが決定。話題沸騰間違 いなし!録音:2007年1月 


NEW MID LINE 1CD¥1500

CD 80320 シベリウス:
 交響詩《フィンランディア》作品26
 カレリア組曲作品11
 4つの伝説曲より《トゥオネラの白鳥》
 交響詩《ポヒョラの娘》作品49
アトランタ交響楽団
指揮: ヨエル・レヴィ
CD 80341 喜びの日のために-トランペットとオルガンによる祝典音楽-
 1.テ・デウム
 2.マーチとジーグ
 3.トランペット・チューン ニ長調
 4.ロンドー
 5.シシリエンヌ
 6.ラ・レジュイサンス
 7.グリーンスリーヴズによる幻想曲
 8.アヴェ・マリア
 9.主よ,人の望みの喜びよ
 10.羊は安らかに草をはみ  他
ロルフ・スメドヴィグ(tp)、
マイケル・マレイ(org)
マーティン・ハックルマン(hrn)
録音:1992年
CD 80356 レスピーギ:
 交響的印象《教会のステンドグラス》
 組曲《ブラジルの印象》
 交響詩《ローマの祭》
シンシナティ交響楽団
指揮:ヘスス・ロペス=コボス
CD 80609 グリエール:
 交響曲第3番ロ短調 作品42《イリヤ・ムウロメツ》
 (完全全曲版)
ロンドン交響楽団
指揮:レオン・ボッツタイン

UCJ

476 6269
\3000
50th Anniversary Recordingバーンスタイン:「ウエスト・サイド・ストーリー」
 1.プロローグ/2.ジェット・ソング
 3.なにか起りそう
 4.ブルース/5.プロムナード
 6.マンボ/7.チャ・チャ/8.ジャンプ
 9.マリア/ 10.バルコニーにて〜トゥナイト
 11.アメリカ/ 12.クール
 13.ひとつの心/ 14.トゥナイト
 15.アイ・フィール・プリティ
 16.何処かに/ 17.クラプキ巡査への悪口
 18.あんな男/ 19.恋する私/ 20.フィナーレ
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ニック・イングマン
ブロードウェイ初演から50年ということで企画された記念盤。大きな話題となっている配役はオリジナルでキリ・テ・カナワが演じたマリアを日本でも「ピュア・ヴォイス」で有名な「ヘイリー」、さらにトニーをイタリアのテナー歌手「ヴィットリオ」が担当。これまでのアルバム・セールスが二人合わせて250万枚を超えるというまさにゴールデン・カップルによる競演。ブックレットには作家・キャスターとして知られるバーンスタインの息子であるジェイミー・バーンスタイン氏によるエッセイも収録。
476 5720
\2300
「ヴォイス・オブ・ザ・ヴァレー」
 1.セイリング
 2.アバイド・ウィズ・ミー
 3.イェルサレム
 4.ランド・オブ・マイ・ファーザーズ
   (我が父なる国ウェールズ国歌)
 5.ダニー・ボーイ(ロンドンデリー・エア)
 6.アンチェインド・メロディ
 7.ユー・レイズ・ミー・アップ
 8.シェナンドー(アメリカ民謡)
 9.ユー・ウィル・ネヴァー・ウォーク・アローン
 10.オール・スルー・ザ・ナイト
 11.ザ・ラスト・ローズ・オブ・サマー
 12.ザ・ローズ
 13.ワールド・イン・ユニオン
 14.力強き主よ、導き給え
ザ・フロン・メイル・ヴォイス・クワイア
昨年暮れにリリースしたデビューアルバムが全英で累計50万枚を突破。更に2007年UKクラシック・ブリット・アワードへノミネートされた10組のうちの一つである新人グループ。これだけでも十分な話題となるはずだがこのグループのキャリアとその特性はそれらを凌ぐほどに驚きと興味をもたらす。北ウェールズの田舎スランゴスレン(「Llangollen」毎年大きな音楽祭が行われることでも知られています)から現れたこの男声コーラスは1947年結成で今年60周年を向かえる。60名からなるこのグループは平均年齢60歳を超えるメンバーによって構成され、そのほとんどが既にリタイアしているか他の仕事に従事しているため、いわゆるプロの団体とはその活動が異なった。そんな彼らがUKのチャートに躍り出た経緯は劇的でありハリウッドから映画化のオファーが来ているとのこと。「ダニー・ボーイ」などのトラディショナルから「セイリング」「アンチェインド・メロディ」といったポピュラーまで取り上げた今作は聴く者を選ばず独自の癒しを与えるもの。今秋には2nd ALのリリースも予定。

UM FRANCE

442 9337
(40CD)
\23000
ヴィヴァルディ集大成BOX
 「ザ・マスターワークス・オブ・アントニオ・ヴィヴァルディ」
【出版された曲集】
 トリオ・ソナタ集 Op.1(全12曲)
   サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)
フランコ・グッリ(Vn)
ロハン・デ・サラム(Vc)
ブルーノ・カニーノ(Cemb)
 ヴァイオリン・ソナタ集 Op.2(全12曲)
   サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)
ロハン・デ・サラム(Vc)
ブルーノ・カニーノ(Cemb)
 協奏曲集 Op.3 「調和の霊感」(全12曲)
   ロベルト・ミケルッチ(Vn)
イ・ムジチ
 協奏曲集 Op.4 「ラ・ストラヴァガンツァ」(全12曲)
   フェリックス・アーヨ(Vn)
イ・ムジチ
 ヴァイオリン・ソナタ集 Op.5 (全6曲)
   サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)
ロハン・デ・サラム(Vc)
ブルーノ・カニーノ(Cemb)
 ヴァイオリン協奏曲集 Op.6(全6曲)
ピーナ・カルミレッリ(Vn)
イ・ムジチ
 5声の協奏曲集 Op.7(全12曲)
   サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)
   ハインツ・ホリガー(Ob)
イ・ムジチ
 協奏曲集 Op.8「和声と創意への試み」(全12曲)
    (1〜4番は「四季」)
   フェリックス・アーヨ(Vn)
  イ・ムジチ
 ヴァイオリン協奏曲集 Op.9「ラ・チェトラ」(全12曲)
   フェリックス・アーヨ(Vn)
  イ・ムジチ
 フルート協奏曲集 Op.10(全6曲)
   セヴェリーノ・ガッゼローニ(Fl)
イ・ムジチ
 協奏曲集 Op.11 (全6曲)
   サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)
    イ・ムジチ
 協奏曲集 Op.12 (全6曲)
   サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)
    イ・ムジチ
【宗教作品集】
 詩篇第147「イェルサレムよ、主をほめ讃えよ」ホ短調 RV.609
 「深紅色で描かれた女」イ長調 RV.642
 グローリア ニ長調 RV.589
 詩篇第112「ラウダテ・プエリ(下僕らよ、主を讃美せよ)」イ長調 RV.602
 「草原にて歌え」ト長調 RV.636
 詩篇第109(110)「ディクシト・ドミヌス(主は我が主に言われた)」ニ長調 RV.594
 マニフィカト ト短調 RV.611
 詩篇第111(112)「主を恐れるものは幸いなり」変ロ長調 RV.598
 キリエ ト短調 RV.587
 「愛すべき人々よ、喜びの叫びをあげよ」ニ長調RV.639
 グローリア ニ長調 RV.588
 クレド ホ短調 RV.591
 詩篇第115「私は信じます」ハ長調 RV.605
 詩篇第121「ラエタトゥス・スム(われ喜べり)」ヘ長調 RV.607
 詩篇第69(70)-2「ドミネ・アド・アデュヴァンドゥム・メ」RV.593
 詩篇第111(112)「主を恐れるものは幸いなり」ト長調 RV.597
 マニフィカト ト短調 RV.610,RV.611
 クレド ト長調 RV.592
 ミサ ハ長調「サクルム」RV.586
 「喜ばしき聖母よ、昇天したまえ」イ長調 RV.635
 詩篇第109(110)「ディクシト・ドミヌス(主は我が主に言われた)」ニ長調 RV.595
 詩篇第113「イスラエルの民エジプトを出て」ト長調 RV.604
マーガレット・マーシャル(Sp),
フェリシティ・ロット(Sp),
アン・マレイ(Ms),
スーザン・ダニエル(Ms),
リンダ・フィニー(Ms),
アンメ・コリンズ(Ms)
ヨッヘン・コワルスキ(C-T)
アンソニー・ロルフ・ジョンソン(T)
ロベルト・ホル(Bs)
ジョン・アルディス合唱団
イギリス室内管弦楽団
ヴィットリオ・ネグリ(指揮)
 詩篇第126(127)「主が建て給うのでなければ(Nisi Dominus)」 RV.608
 讃歌「教会の母よ、喜んで下さい」変ロ長調 RV.613
 サルヴェ・レジナ ハ短調 RV.616, RV.617
 詩篇第112(113)「主の僕たちよ、主をほめたたえよ」ハ短調 RV.600
 スターバト・マーテル RV.621
 讃歌「君ら兵士たちの神」ハ長調 RV.612
 讃歌「サンクトルム・メリティス(聖者たちの功により)」RV.620
 サルヴェ・レジナ ト短調 RV.618
 詩篇第112(113)「主の僕たちよ、主をほめたたえよ」ト長調 RV.601
 詩篇第110(111)「われ主に感謝せん(Confitebor tibi Domine)」RV.596
 レジナ・チェリ ハ長調 RV.615
マーガレット・マーシャル(Sp)
ヨッヘン・コワルスキ(C-T)
ニコ・ファン・デル・メール(T)
アントン・シャーリンガー(Bs)
アムステルダム・コンセルトヘボウ室内管
ヴィットリオ・ネグリ(指揮)
 モテット「草原にて歌い、泉のほとりにてほほえめ」RV.623
 モテット「おお天にても地にても清きもの」変ホ長調 RV.631
 モテット「いと公正なる怒りの激しさに」RV.626
 モテット「まことの安らぎはこの世にはなく」ホ長調 RV.630
エリー・アーメリンク(Sp)
イギリス室内管弦楽団
ヴィットリオ・ネグリ(指揮)
オラトリオ「勝利のユディータ」RV.644 エリー・アーメリンク(Sp)
ユリア・ハマリ(Ms),
インゲボルク・スプリンガー(Ms)
ベルリン室内管
ヴィットリオ・ネグリ(指揮)
【様々な器楽作品集】
 ヴァイオリンとオルガンのための協奏曲ヘ長調 RV.542
 2つのオーボエのための協奏曲イ短調 RV.536
  アントニオ・ペレス(Vn)
  マリア・テレサ・ガラッティ(Org)
  ハイツ・ホリガー(Ob), モーリス・ブルグ(Ob)
  イ・ムジチ
 チェロ・ソナタ ヘ長調 RV.41
  モーリス・ジャンドロン(Vc)
  メーリケ・シュミット・シビンガ(Cemb)
  ハンス・ラング(Vc)
 ヴァイオリンとチェロのための協奏曲ヘ長調「プロメテウス、または逆の世界」RV.544
  フェデリコ・アゴスティーニ(Vn)
  フランチェスコ・ストラーノ(Vc)
  イ・ムジチ
 リコーダーとファゴットのためのソナタ イ短調 RV.86
  ミカラ・ペトリ(Bfl), クラウス・トゥーネマン(Fg)
  クリスティアーナ・ジャコテ(Cemb)
  ジョナサン・ルービン(テオルボ), トーマス・デメンガ(Vc)
ヴィオラ・ダモーレ協奏曲イ短調 RV.397
 エツィオ・セヴォロ(Va・ダ・モーレ)
 イ・ムジチ
フルート・ソナタ集 
 ヘ長調 RV.52, ニ短調 RV.49, ホ短調 RV.50,
 ト短調 RV.58, ハ短調 RV.53, ハ長調 RV.48,
 ト短調 RV.51,
  ジャン・クリストフ・フリッシュ(Fr-tr)
  クリスティーネ・ブリュボー(Gamb)
  クラウド・ヴァスマー(Fg)
  パスカル・ブケ(Lute)
  アレッサンドロ・デ・マルキ(Cemb)
マンドリン協奏曲ハ長調 RV.425
2つのマンドリンのための協奏曲ト長調 RV.532
協奏曲ニ長調 RV.93,F.XII-15,P.209
ギター協奏曲
 イダ・プレスティ(g), アレクサンドル・ラゴヤ(g)
 ミュンヘン・プロ・アルテ室内管弦楽団
 クルト・レーデル(指揮)
2つのトランペットのための協奏曲ハ長調 RV.537
2つのホルンのための協奏曲ヘ長調 RV.538
2つのホルンのための協奏曲ヘ長調 RV.539
 モーリス・アンドレ(Tp), アンドレ・ラゴルス(Tp)
 ジョルシュ・バルボトゥー(Hr), ジルベール・クルシエ
 コレギウム・ムジクム・ド・パリ
ピッコロ協奏曲イ短調 RV.445 ハ長調RV.444
ヴァイオリン協奏曲 イ長調
2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 RV.514
3つのヴァイオリンのための協奏曲ヘ長調 RV.551
弦楽と通奏低音のための協奏曲イ長調 RV.158
2つのチェロのための協奏曲ト短調RV.531
ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲変ロ長調 RV.548
ファゴット協奏曲ホ短調 RV.484
ヴィオラ・ダモーレとリュートのための協奏曲ニ短調 RV.540
 ザール室内管弦楽団
 カール・リステンパルト(指揮)
協奏曲ヘ長調 RV.100
チェロ・ソナタ ホ短調 RV.40
オーボエ・ソナタ ハ短調 RV.53
協奏曲 ト短調 RV.106 
 マクサンス・ラリュー(Fl), ジャック・シャンボン(Ob)
 アンネ・マリー・ベッケンシュタイナー(Cemb), ベルナド・フォントニー(Vc)
【J.S.バッハがクラヴィーア独奏のための編曲した協奏曲集】
 協奏曲第1番ニ長調BWV.972〔原曲はA.ヴィヴァルディのOp.3-9〕
 協奏曲第2番ト長調BWV.973〔原曲はA.ヴィヴァルディのOp.7-8〕
 協奏曲第4番ト短調BWV.975〔原曲はA.ヴィヴァルディのOp.4-6〕
 協奏曲第5番ハ長調BWV.976〔原曲はA.ヴィヴァルディのOp.3-12〕
 協奏曲第7番ヘ長調BWV.978〔原曲はA.ヴィヴァルディのOp.3-3〕
 協奏曲第9番ト長調BWV.980〔原曲はA.ヴィヴァルディのOp.4-1〕
ルチアーノ・スグリッツィ(cemb)
【J.S.バッハがオルガン独奏のための編曲した協奏曲集】
 オルガン協奏曲第2番イ短調BWV.593〔原曲はA.ヴィヴァルディのOp.3-8〕
 オルガン協奏曲第5番ニ短調BWV.596〔原曲はA.ヴィヴァルディのOp.3-11〕
 オルガン協奏曲第3番ハ長調BWV.594〔原曲はA.ヴィヴァルディのOp.7-11〕
ジャン・ギユー(Org)
協奏曲ニ長調「女羊飼い」RV.95
フルート、オーボエとファゴットのための協奏曲 RV.103
 ジャン・ピエール・ランパル(Fl)
 ロベール・ベイロン・ラクロワ(Cemb)
 ピエール・ピエルロ(Ob)
 ポール・オンジュ(Fg), モーリス・ジェンドレ(Vn)
カンタータ「お願いだ、もうやめてくれ」ト短調 RV.684
カンタータ「不実な心」RV.674
カンタータ「愛よ、お前の勝ちだ」ホ短調 RV.683
カンタータ「このような見知らぬ小道へ」RV.677
 ジェラール・レーヌ(C-T)
 ファビオ・ビオンディ(指揮)
 イル・セミナリオ・ムジカーレ
ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.2-3,RV.14
 ファビオ・ビオンディ(Vn、指揮)
 イル・セミナリオ・ムジカーレ
セレナータ「セーヌ川に祝う」ハ長調 RV.693
 マルタン・ジェステル(指揮)
 パルルマン・デ・ムジーク
イ・ムジチやアッカルドらによる“四季”を始め70年代に精力的に活動していたネグリの宗教曲集など、最近の尖がった演奏とは違った典雅な響きを存分にご堪能いただける、ファンにとっても画期的なBOXになっている。フランスPHILIPSの復刻など現在では入手不可能だった音源も数多く含まれる。

NAXOS 1CD¥900

8.557399 P . M .デイヴィス( 1 9 3 4 - ):
 ナクソス四重奏曲第7番「ボッロミーニに寄せるメタフォーレ」
 (アーチー・ビーヴァンの80歳の誕生日のために)/
 ナクソス四重奏曲第8番(女王陛下の80歳の誕生日に捧ぐ)
マッジーニ四重奏団
第1集(8 . 5 5 7 3 9 6)、第2集(8 . 5 5 7 3 9 7)、第3集(8 . 5 5 7 3 9 8)に続くシリーズ第4弾。第7番は1 7世紀イタリアで活躍した建築家ボッロミーニの作品にインスパイアされている、壮麗な全7楽章(約5 4分)の大曲。第8番はダウランドの有名な「エリザベス女王のためのガイヤルド」をモティーフに作られた、単一楽章の作品。
8.557724 ベートーヴェン:<ピアノ三重奏曲集第2集>
 ピアノ三重奏曲第1番/
 ピアノ三重奏曲第2番/アレグレットWoO39
ジリオン・トリオ
第1集(8 . 5 5 7 7 2 3)に続くシリーズ第2弾(全5枚シリーズ)。マリア・クリーゲルほか、ドイツの女性演奏家たちによるトリオが、ベートーヴェン最初期の作品を力強く再現。まるで作曲当時の前向きな心情がそのまま乗り移ったかのような演奏。
8.557814 リスト:<ピアノ曲全集第2 4集>
 メフィスト・ワルツ第1「村の居酒屋での踊り」/同第2/
 同第3/同第4/悲歌第1番・第2番/大演奏会用独奏曲
ジュゼッペ・アンダローロ(P……2005年ブゾーニ国際ピアノ・コンクール[ボルツァーノ]優勝)
コミック「のだめカンタービレ」で一躍注目された「村の居酒屋での踊り」(メフィスト・ワルツ第1)をはじめ、リスト作品のエネルギーと叙情美が集約された一枚。新鋭ピアニストがストレートな感性とピアニズムで、爽快に描き出している。
8.557861 マルティヌー(1 8 9 0 - 1 9 5 9):
 ピアノ五重奏曲第1番/ピアノ五重奏曲第2番/
 2つのヴァイオリンとピアノのためのソナタ
マルティヌー四重奏団、
カレル・コシャーレク(P)
ジャズ、新古典主義、バロック音楽など、音楽界の流行を取り入れて常に新しい作品を作ったマルティヌー。そんな多彩さを味わえる一枚であり、室内楽曲の隠れた名作だという評も少なくない。作曲者の名前を冠したチェコのアンサンブルほか、信頼がおける演奏。
8.557908 ケルビーニ(1 7 6 0 - 1 8 4 2):
 交響曲ニ長調/歌劇「メデア(メデイア)」〜序曲/
 歌劇「ファニスカ」〜序曲/歌劇「ロドイスカ」〜序曲
ピエロ・ベッルージ指揮
サンレモ響
オペラおよび「レクィエム」など声楽作品で有名なケルビーニだが、当時はベートーヴェンの対抗馬として活躍した才能の持ち主。それを証明するのが約3 0分を要する交響曲とコンサートでも演奏されたオペラの序曲。マルケヴィチ、クーベリック、バーンスタインらに学んだ指揮者が、この知られざる作品に輝きを与える。
8.557935 ヘンデル:<王宮付属礼拝堂のための音楽>
 シャンドス・アンセム第1 1番「神よ起ちて」H W V 2 5 6 b/
 シャンドス・アンセム第5番「われは汝を崇め」H W V 2 5 0 b/
 シャンドス・アンセム第6番「鹿の谷川を慕いあえぐがごとく」H W V 2 5 1 d/
 同〜2つの楽章H W V 2 5 1 a/
 シャンドス・アンセム第4番
  「おお主に向かって新しき歌を歌え」HWV249a
 ※英語歌詞付き、歌詞はwebsiteでもご覧いただけます。
アンドリュー・ガント指揮
王宮付属礼拝堂合唱団、
ミュージシャンズ・エクストラ=オーディナリー
伝統ある英国王室のチャペルに響いた宗教作品集だが、ヘンデル作品の中でも気高さにかけては突出しており、パーセルなど先達からの伝統を受け継いだ正統派の音楽だと言える。このC Dは王室の聖ジェームズ宮殿チャペルで録音されており、本場ものと言えるだろう。
8.557981 シマノフスキ( 1 8 8 2 - 1 9 3 7):
 ヴァイオリン協奏曲第1番/ヴァイオリン協奏曲第2番/
 夜想曲とタランテラ
  (グレゴール・フィテルベルグによる管弦楽用編曲)
イリヤ・カーラー(Vn)、
アントニ・ヴィト指揮
ワルシャワ国立フィルハーモニー管
官能美と神秘性、印象主義的な色彩美が渾然一体となったようなヴァイオリン協奏曲第1番は、もっと広く聴かれてもいい名作。晩年の作品となった協奏曲第2番も合わせ、カーラーの濃厚で力強い演奏がシマノフスキの実像へと迫る。
8.559243 ハービソン(1 9 3 8 - ):
 ピアノ三重奏曲第2番/ギャツビィ・エチュード/
 ヴィオリストのノート/1 0のマイクロ=ワルツ/
 クカラッチャとフーガ/チェロ組曲/三重奏曲
アメリア・ピアノ・トリオ、
スティーヴン・テネンボム(Va)、
アイダ・カヴァフィアン(Va)、
ジョン・ハービソン(Va)
相沢吏江子(ピアノ)がメンバーであるアメリア・ピアノ・トリオほか、作曲者自身も演奏に加わった室内楽作品集。“2 0世紀のハイドン”と称される機知に富んだ作品や、有名な「グレート・ギャツビィ」をオペラ化した中からの小品集など、アメリカの新古典主義的な作風が新鮮に聞こえる。
8.559257 アルバート(1 9 4 1 - 1 9 9 2):
 交響曲第1番「リヴァー・ラン」/
 交響曲第2番*(世界初録音、セバスティアン・カリアー管弦楽完成版)
ポール・ポリヴニック指揮
ロシア・フィルハーモニー管
先ごろ亡くなったロストロポーヴィチ指揮の録音もある交響曲第1番は、武満徹の同名曲と同様にジョイスの作品からインスパイアされ、ピューリッツァー賞を受けたもの(ブックレットに作曲者のノートも掲載)。初録音となった第2番は未完成の遺作であり、この作曲家を再評価するのに不可欠な作品となるだろう。
8.559303 セレブリエール(1 9 3 8 - ):
 交響曲第2番(パルティータ)/幻想曲(弦楽のための)/
 ヴァイオリン独奏のためのソナタ*/冬の旅
ホセ・セレブリエール指揮
ロンドン・フィル、
ゴンサロ・アコスタ(Vn)*
主に指揮者として有名なセレブリエールだが、タングルウッドでコープランドに学ぶなど、作曲家としての才能も開花。既発売の交響曲第3番ほか(8 . 5 5 9 1 8 3)でも親しみやすい作風が明らかになった。ここに収録された作品もまた同様に、アメリカ作曲シーンの王道だと言えるだろう。
8.559323 モラヴェック(1 9 5 7 - ):
 テンペスト幻想曲*(2 0 0 4年度ピューリッツァー賞受賞作品)/
 ムード・スウィングス/B.A.S.S.変奏曲/スケルツォ
トリオ・ソリスティ、
デヴィッド・クラカウアー(Cl)*
Arabesque Recordings(2 0 0 4年発売)の再発売盤。アメリカの中でも先鋭的なマンハッタン楽派の中心的作曲家だが、「テンペスト幻想曲」はシェイクスピアの名作をモティーフにしたクラリネット四重奏曲。ニューヨーク的と称される室内楽の名品も楽しめる。
8.559325 グラス(1937- ):ザ・ライト/ヒーローズ・シンフォニー マリン・オールソップ指揮
ボーンマス響
ロック界のカリスマ・シンガー、デヴィッド・ボウイがべルリンの壁近くで作りあげたアルバム『ヒーローズ』をクラシック化。大胆な発想に発売当時から大きな話題を呼んだ作品(ダンス・カンパニーとのコラボレーション)がナクソスからリリース。典型的なグラス・サウンドの「ザ・ライト」も加え、この作曲家を知るのに最適な一枚。特製スリップケース入り。
8.570234 ヴァンハル( 1 7 3 9 - 1 8 1 3):
 フルート四重奏曲O p . 7 - 2(Weinmann Vb: B b 1)/
 フルート四重奏曲O p . 7 - 3(Weinmann Vb:G1)/
 フルート四重奏曲Op.7-6(Weinmann Vb:C1)
  ※全曲世界初録音
ウーヴェ・グロット(Fl)、
ジャナキ・ストリング・トリオ
1 7 7 1年頃に作曲されたとされるフルート四重奏曲集は、当時まだ発展期だったこの楽器に大きな可能性を与えたもの。指揮者としてナクソスにもヴァンハル作品の録音があるグロットが、若手の弦楽トリオと組んでの一枚。古典派音楽愛好家は必聴でしょう。
8.570258 ティントナー(1 9 1 7 - 1 9 9 9):
 ヴァイオリンとピアノのためのソナタ*/
 ショパンの主題による変奏曲/
 前奏曲− あこがれ/友の死に寄せて/
 ピアノ・ソナタ/2つのフーガ/悲劇的な音楽 ※全曲世界初録音
ヘレン・ファン(P)、
チョー=リャン・リン(Vn)*
“作曲家”ゲオルク・ティントナーは、師であるヨゼフ・マルクスや、やはり作曲家としても活動したワインガルトナーらの影響を受け、2 0世紀ロマン派と呼ばれる作風でいくつかの作品を残しました。ここに収録された室内楽・器楽曲はスクリャービンやブラームスなどからヒントを得たもの。その誠実さに、彼の音楽作りの秘密を見たような印象を受ける。
8.570260 <スペイン音楽の「ドン・キホーテ」>
 ロドリーゴ:ドゥルシネアの不在
 ロマン(1 9 4 5 - ):ドン・キホーテの復活
 バルビエリ(1 8 2 3 - 1 8 9 4):ドン・キホーテ*
 ゲラ(1 9 5 2 - ):ドン・キホーテの3つの時*
 ゴンバウ(1 9 0 6 - 1 9 7 1):武装しつづけるドン・キホーテ*
  *印=世界初録音、
  ※西語歌詞・英語対訳付き、歌詞はwebsiteでもご覧いただけます。
ホセ・ラモン・エンシナール指揮
マドリッド・コミュニティ管弦楽団・合唱団、
ホルディ・カサス・
バイェル(合唱指揮)、
ホセ・アントニオ・ロペス(Br)、
リリアン・モリアーニ(S)、
ビクトリア・マルチャンテ(S)、
セリア・アルセド(S)、
マリア・ホセ・スアレス(Ms)、
ビクトール・アリョーラ(Vn)、
フェルナンド・コボ(T)
スペインのシンボル的な存在であるドン・キホーテは、多くの音楽家にインスピレーションを与えているが、そのテーマによるスペイン音楽を集めた一枚。ロドリーゴを除いて日本ではあまり知られていない作曲家であるものの、それぞれが叙情的な作風でアピール。ゲラの作品はサイレント映画のための音楽。
8.570285 スタンフォード(1852-1924):<交響曲集第1集>
 交響曲第4番/交響曲第7番
デーヴィッド・ロイド=ジョーンズ指揮
ボーンマス響
名教師として2 0世紀英国の作曲家を多数輩出したスタンフォード。作曲家としてはアイルランドの血を音楽の中に生かし、英国版のブラームスやシューマンを思わせる作品を多数残した。交響曲シリーズの第1弾では、ドイツ・ロマン派のエッセンスを集約したような2曲を収録した。
8.570291 J . S .バッハ( 1 6 8 5 - 1 7 5 0):<鍵盤音楽集>
 半音階的幻想曲とフーガB W V . 9 0 3/
 イタリア風のアリアと変奏BWV.989/
 幻想曲とフーガBWV.904/
 前奏曲とフーガBWV.894/
 フランス風序曲(パルティータ)ロ短調BWV.831
イェネ・ヤンドー(P)
ナクソスで多くの名録音を生み出したマエストロが、「ゴルトベルク変奏曲」(8 . 5 5 7 2 6 8)に続いてJ . S .バッハ作品をリリース。端正なピアニズムから生まれる音楽はリズムやポリフォニーを実直に表現し、“ピアノで聴くバッハ”の喜びを味わえる一枚になった。
8.570319J 須賀田礒太郎(1 9 0 7 - 1 9 5 2):
 交響的序曲/双龍交流の舞/生命の律動/東洋の舞姫
  ※片山杜秀氏による日本語解説書付き
小松一彦(指揮)
神奈川フィル
「この作曲家の<復活>は日本音楽史上の事件だ!」おそらくほとんどの音楽ファンにとって、須賀田礒太郎は、完全に未知の作曲家であるに違いない。しかし、遺族が楽譜を発掘し、神奈川フィルが2 0 0 2年から3回にわたり敢行した歴史的な連続演奏会は、観客にまさに衝撃を与えた。これほどの作曲家を半世紀も忘れて顧みなかった日本の楽壇とは、いったい何なのだ!と思わずにはいられない。須賀田は深井史郎、松平頼則、大澤壽人等と同年に生まれ、戦前は日本放送協会からの委嘱等により数多くの作品を発表。その作風は一種の大艦巨砲主義ともいうべき豪放なもので、大管弦楽によってストラヴィンスキー、ヒンデミットからバルトークまで、あらゆる音楽の傾向を飲み込み総合を目指すという、当時の楽壇において極めて特異なものだった。録音には復活の立役者たる演奏者を迎え、当シリーズでも格別の意義を持つ1枚。
8.570339 ホルスト:
 ブルック・グリーン組曲/
 ヴァイオリンと管弦楽のための夜の歌/セント・ポール組曲/
 ヴィオラと室内管弦楽のための叙情的楽章/
 フルート、オーボエと弦楽のためのフーガ風協奏曲/
 2つのヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲
ハワード・グリフィス指揮
イングリッシュ・シンフォニア、
ジャニス・グレアム(Vn)、
サラ・ユーインズ(Vn)、
アンドリ・ヴィイトヴィッチ(Va)、
アナ・パイン(Fl)、
フィリップ・ハーマー(Ob)
民謡やバロック音楽などを素材として、小編成のオーケストラのために書かれている作品を集約。「惑星」とはまったく違った作曲者の顔があり、ホルストのイメージが大きく変わるかもしれない。アマチュア・オーケストラの選曲にも役立つ一枚。
8.570369 パヴロワ(1952- ):
 交響曲第5番/ピアノと弦楽オーケストラのための悲歌*
ウラディーミル・ジヴァ指揮
モスクワ放送チャイコフスキー交響楽団、
ミハイル・シェスタコフ(Vn)、
アンドレイ・コロベイニコフ(P)*
既発売の交響曲集(8 . 5 5 7 1 5 7、8 . 5 5 7 5 6 6)で、その叙情性を広くアピールしたロシア出身の女性作曲家だが、2 0 0 6年に完成した交響曲第5番はスピリチュアルなテーマを扱った作品。また2 0 0 7「ラ・フォル・ジュルネ」音楽祭でも好評だったコロベイニコフも加わっている「悲歌」は、題名の通り心に響く音楽。
8.570403 <コラージュ:ピーボディ協会創立1 5 0周年記念>
 グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲(ハインズリー編曲)
 シェーンベルク:主題と変奏
 バード(1 8 5 6 - 1 9 2 3):1 0の管楽器のための組曲
 ウールフェンデン(1 9 3 7 - ):ガリモーフリー
 ホルシンガー(1 9 4 5 - ):危険空域の制圧のため
 スーザ:雷神
ハーラン・D・パーカー指揮
ピーボディ音楽院ウィンド・アンサンブル 
毎月のようにリリースされる吹奏楽作品だが、今回はオーケストラ作品の編曲を中心に、シンフォニック・バンドのためのオリジナル作品を集めた一枚。ヒラリー・ハーンらを輩出したアメリカの名門音楽院バンドが力強い演奏を聴かせるが、後半のオリジナル作品は吹奏楽愛好家にとって聴きものだろう。
8.557508 <ストラヴィンスキー:ロバート・クラフト・コレクション−
 生誕1 2 5年記念アルバム(ストラヴィンスキー作品集第8集)>
  ヴァイオリン協奏曲
   (録音:2 0 0 6年4月、ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ)/
  カンタータ「星の王」(録音:1 9 9 2年、ニューヨーク、パーチェス)/
  管楽器のためのシンフォニー集(1 9 2 0年初版)
   (録音:2 0 0 1年、ニューヨーク、アメリカ芸術文学アカデミー)/
  バレエ「春の祭典」(1 9 6 7年版、1 9 1 3年初版改訂)
  (録音:2007年1月、ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ)
ロバート・クラフト(指揮)
フィルハーモニア管、
ジェニファー・フラウチ(ヴァイオリン)、
2 0世紀クラシックス・アンサンブル、
聖ルカ管弦楽団、
グレッグ・スミス・シンガーズ
「星の王」はMusic Masters、「管楽器のためのシンフォニー集」はKoch Internationalで既発売。作曲者の片腕として知られるクラフトですが、ストラヴィンスキー生誕1 2 5年を記念し、「春の祭典」を再録音(旧録音は8 . 5 5 7 5 0 1で発売中)。彼の演奏はひとつの証言だけに貴重であり、ストラヴィンスキー・ファンであれば必聴。また2 0 0 6年録音のヴァイオリン協奏曲、初期の名作2曲も含め、非常に存在意義のある一枚となりました。
8.557799 コレルリ(1 6 5 3 - 1 7 1 3):<ヴァイオリン・ソナタO p . 5>
 ヴァイオリン・ソナタ第7番/同第8番/同第9番/
 同第10番/同第11番/同第12番「フォリア」
フランソワ・フェルナンデス(バロック・ヴァイオリン)、
グレン・ウィルソン(ハープシコード)
第1番〜第6番を収録したルーシー・ファン・ダール演奏の既発売C D(8 . 5 5 7 1 6 5)に続き、作品5の後半を収録した一枚。ラ・プティト・バンドなど多くの古楽アンサンブルで活躍するフェルナンデスと、古楽シーンではベテランとなったウィルソンのデュオで、コレルリ特有のヴァイオリン・テクニックを楽しむことができる。
8.557807 バリオス(1 8 8 5 - 1 9 4 4):<ギター作品集第3集>
 カアサパー− パラグアイ民謡(マクファーデン編曲)/
 ドン・ペレス・フレイレ(タンゴ)/古いメダル/熱帯風ワルツ/
 アラベスク(練習曲第4番)/音階と前奏曲/ワルツの練習曲/
 イ調の練習曲/未完の練習曲/扇の国/ファビニアーナ/
 タンゴ第2番/君の面影− ワルツ/スペインの伝説/
 スペインのカプリッチョ/アレグロ・シンフォニコ/邪悪な光/
 「ラ」のメヌエット/ウルグアイの様式/
 グァラニー舞曲/タランテラ(マクファーデン編曲)
ジェフリー・マクファーデン(ギター)
第1集(8 . 5 5 4 5 5 8)、第2集(8 . 5 5 5 7 1 8)に続く第3弾は、既発売の2枚同様に魅力的な小品の集合であり、猛暑の夏にはぴったりの音楽。マクファーデン自身による編曲も含まれ、他の奏者と違った魅力も備えている。
8.557828 アルヴェーン(1 8 7 2 - 1 9 6 0):
 ソールバッケンのシュノーヴィ−
  映画音楽「ソールバッケンのシュノーヴィ」からの組曲/
  ビュグデサガ(田舎の物語) − 映画音楽「他人の女」からの組曲/
  エレジー(エミール・シェーグレンの葬儀に)
   (歴史劇「われら」の付随音楽として作曲された
    管弦楽組曲「グスタフ2世アドルフ」Op.49より)
ニクラス・ヴィレン(指揮)
ノールショーピング交響楽団
壮大な交響作品だけではなく、映画音楽や舞台音楽にも名作が多いスウェーデンの作曲家アルヴェーン。北欧音楽ファンには垂涎の作品集だが、「エレジー」は北欧名作集のようなアンソロジーにも収録されるほど有名であり、アルヴェーン・ファンにはこの曲を目当てに注目していただきたい一枚。
8.557834 <ノルウェー・ピアノ音楽集>
 グリーグ(1 8 4 3 - 1 9 0 7):
  2 5のノルウェーの民謡と踊り〜
    ソルファーイェルと蛇と王様
 エッゲ(1 9 0 6 - 1 9 7 9):
  ピアノ協奏曲第2番(ノルウェー民謡による交響的変奏曲とフーガ)/
  3つの小品〜ホーリング幻想曲/
  ピアノ・ソナタ第1番「夢のバラード」
 ベルグ(1 9 1 5 - 1 9 8 0):ノルウェーの踊り第2番「ホリン老人」
 フールム(1882-1972):水彩画〜小品
 トヴェイト(1908-1981):結婚式の鐘(世界初録音)
ホーヴァル・ギムセ(P)、
オイヴィン・ギムセ(指揮)
トロンヘイム・ソロイスツ
グリーグが蒔いたノルウェー民謡収集という「種」を、後輩の作曲家たちが収穫したような作品集。ナクソスではグリーグやトヴェイト作品の名演が光るギムセだが、彼が得意とする作品ばかりであり、どの曲からも古き良き民族文化が聞こえてくる。グリーグ以外にもノルウェーの音楽を知りたいという方には最適の一枚。
8.557911-12
(2CD)
ヒナステラ(1 9 1 6 - 1 9 8 3):<ピアノ・オルガン曲全集>
 [C D1:初期作品と編曲集]
  アルゼンチン舞曲集/3つの小品/マランボ/1 2のアメリカ前奏曲/
  南米風舞曲の組曲(第2版)/アルゼンチン童謡の主題によるロンド/
  子供のためのアルゼンチン舞曲(世界初録音)/童謡小曲集I/
  童謡小曲集I I/ミロンガ/小さな舞曲/
 ツィポーリ(1 6 8 8 -1 7 2 6):
  オルガン・トッカータ(ヒナステラによるピアノ用編曲)
 [C D2:ピアノ・ソナタとオルガン作品集]
  ピアノ・ソナタ第1番/ピアノ・ソナタ第2番/ピアノ・ソナタ第3番/
  トッカータ、ビリャンシーコとフーガ/
  「暁の光は赤く輝き」の主題による変奏曲とトッカータ(世界初録音)
フェルナンド・ビアーニ(P、オルガン)
アルゲリッチが弾いた「アルゼンチン舞曲集」で脚光を浴びた、ヒナステラのピアノ曲。多彩なスタイルで書かれた鍵盤楽器のための作品集を集め、ヴィラ=ロボスと並ぶ南米作曲家のピアノ曲を紹介します。1 9 6 9年、アルゼンチンに生まれた俊英による、切れ味のある演奏も見事。
8.557921 ブリッジ(1 8 7 9 - 1 9 4 1):<ピアノ曲集第2集>
 ピアノ・ソナタ/キャサリンのための悲歌/
 左手のための3つの即興曲/3つのスケッチ/
 モデラート/逃げる思いI/スケルツェット
アシュレー・ウェイス(P)
イギリスの作曲家ブリッジのピアノ曲は、いくつかの録音がありながらも目立たない存在だが、舘野泉が演奏したことで注目された「左手のための3つの即興曲」により、図らずも知られるようになった。シリーズ第1集(8.557842)に続く第2弾は、他にも約35分を要する大作の「ピアノ・ソナタ」などを収録している。
8.557923 ロドリーゴ:<ピアノ作品集第2集>
 アマポーラの踊り/セシリアのアルバム/3つのスペイン舞曲/
 物売りの声によるトッカータ付き、カスティーリャのソナタ集/
 ピアノ組曲/歌と踊り/早起き鶏の前奏曲/3つのエボカシオン
アルトゥール・ピサロ(P)
第1集( 8 . 5 5 7 2 7 2)に続く第2弾は、娘へプレゼントした「セシリアのアルバム」やD .スカルラッティを思わせる「ソナタ」などを収録。ギター音楽だけではないロドリーゴの多彩な作風が展開され、ピアノ作家としての魅力を伝えてくれる。
8.557924 デュリュフレ(1 9 0 2 - 1 9 8 6):<オルガン曲全集>
 ソワッソン大聖堂のカリヨン時計の主題によるフーガ/
 前奏曲、アダージョと「来たれ、創り主なる聖霊」によるコラール変奏曲/
 公現祭の入祭唱による前奏曲/スケルツォ/
 アランの名による前奏曲とフーガ/瞑想曲/
 ジャン・ガロンを讃えて/オルガン組曲
ヘンリー・フェアーズ(オルガン)
オルガン奏者としてあまりにも有名だったデュリュフレのオルガン曲が、C D 1枚に収まってしまうのは驚きだろう。しかしそれだけに1曲1曲がエッセンスであり、近現代フランス音楽ファンは必聴。デュリュフレのスペシャリストである、イギリス生まれの奏者による演奏。
8.557970 カロミリス(1 8 8 3 - 1 9 6 2):
 管弦楽のための三連画/
 交響曲第3番「パラミキ」(劇的朗読付き管弦楽のための)/
 3つのギリシャの踊り/プサラの崩壊
  ※全曲世界初録音 ※ギリシャ語語り、
 英語対訳はw e b s i t eでもご覧いただけます。
バイロン・フィデツィス(指揮)
アテネ州立管弦楽団、
ニキタス・ツァキログロー(語り)
スカルコッタスやテオドラキスなどの再評価で、クラシック音楽ファンにも知られてきた2 0世紀ギリシャの音楽シーン。その長老格として親しまれたカロミリスは、民謡を使った国民楽派的なものからモダニズム的な作風まで幅広く、この一枚でもそれを感じることができる。すべて世界初録音というのが信じられないほどの名作であり、ギリシャの音楽家たちと俳優が熱い思いで再現する。
8.557991 グリーグ:<グリーグ・エディション第3集>
 交響曲ハ短調/古いノルウェーの歌と変奏/
 組曲「十字軍の戦士シーグル」より3つの交響的小品
  <Vol.1: 8.557279/ Vol.2: 8.557854>
ビャーテ・エンゲセット(指揮)
マルメ交響楽団
没後1 0 0年のメモリアル・イヤーにふさわしいシリーズの最新盤は、ナクソスの北欧音楽演奏でおなじみになった指揮者が、その個性をぶつけた作品集。初期の作品である交響曲、ノルウェー民謡へのこだわりが結実した「変奏」、「凱旋行進曲」が有名な「十字軍の戦士シーグル」という3タイプの作品が収録されている。
8.559277 ジョプリン(1 8 6 8 - 1 9 1 7):<ピアノ・ラグ集第2集>
 ラグ=タイム・ダンス:ストップ=タイム・トゥー・ステップ/
 アラバマの風:マーチとトゥー=ステップ/
 菊の花:アフロ=アメリカンのインテルメッツォ/ピーチェリン・ラグ/
 ザ・カスケーズ:ラグ/
 しだれ柳:ラグ・タイム・トゥー・ステップ/グラジオラス・ラグ/ユージニア/
 クラッシュ・コリジョン・マーチ/
 リフレクション・ラグ:シンコペーテッド・ミュージングス/
 マグネティック・ラグ/
 スウィーペシー:ケーク・ウォーク/スコット・ジョプリンのニュー・ラグ/
 ローズ・リーフ・ラグ:ラグタイム・トゥー・ステップ/
 バラの蕾のマーチ/ストップタイム・ラグ
ベンジャミン・ローブ(P)
シリーズ第1集(8 . 5 5 9 1 1 4)に続く第2弾は、テキサス生まれのピアニストが好演。1枚もののアンソロジー盤にはなかなか収録されない珍しい曲も多く、ラグのスタイル・ヴァリエーションを知ることができる曲もいろいろ。ナクソスらしいこだわりが、ノリのいい演奏と相まって存在感を示している。
8.570020 シベリウス:<歌曲集第2集>
 交響詩「フィンランディア」〜フィンランディア讃歌/
 フィンランド・イェガタイ大隊行進曲/朝霧にぬれて/
 アテネ人の歌/歌いつぶした声/祖国に− 一つの力/
 カレリアの運命(愛国行進曲)(世界初録音)/橋の警備兵/
 ウースマーの人びとの歌/まぬけな蜘蛛の歌/クレルヴォの嘆き/
 3人の盲目の姉妹/おいで、おいで、恋人よ(世界初録音)/
 組曲「恋人」〜恋人よ、どこにいるの/
 おばあさんの誕生日の歌(世界初録音)/偵察団の行進曲/
 通学路/風よ、やさしく吹け(ペソネン編曲)/わが心の歌/
 カリオの教会の鐘/神の祝福(世界初録音)/名誉の讃歌、こだませよ
  ※英、独、スウェーデン、フィンランド語歌詞、解説に歌詞は付いておりません。
ハンヌ・ユルム(T)、
ヨウニ・ソメロ(P)
第1集(8 . 5 7 0 0 1 9)に続く第2弾は、世界初録音の4曲を含む作品集。作品番号別に録音・収録するのではなく、リサイタル風に曲を選ぶスタイルによって個々の歌の存在に再注目。2人のフィンランド人音楽家が、シベリウスに共感を込めて描き出す。
8.570119 クラーサ(1 8 9 9 - 1 9 2 4):
 子供のための歌劇「ブルンディバール」(ミツバチ)
 (英語リブレットによる世界初録音)/小管弦楽のための序曲
ライマン(1 9 5 5 - ):
 蝶を見たのはただ一度だけ
  (ソプラノとクラリネット用新編曲での世界初録音)
 ※英語リブレット、英語歌詞付き
ジェラード・シュウォーツ(指揮)
ミュージック・オブ・リメンバランス、
ノースウェスト少年合唱団クレイグ・シェパード(P)、
モーリーン・マッケイ(ソプラノ)、
ローラ・デルーカ(クラリネット)
クラーサはツェムリンスキーに師事した神童作曲家でありながら、ナチにユダヤ人の強制収容所へ送られた悲劇の作曲家。その収容所内で上演された「ブルンディバール」は、象徴的な作品だと言えるだろう。現在は世界平和のシンボル的な存在として上演されますが、録音はまだまだ貴重。カップリングのライマン作品は、その収容所で生涯を終えた子供たちの詩に付曲している連作歌曲集。悲劇の裏にある純粋さを感じるべき一枚。
8.570235 タンスマン(1 8 9 7 - 1 9 8 6):<クラリネット室内楽曲集>
 クラリネットと弦楽四重奏のための音楽/
 クラリネット、弦楽四重奏とピアノのための6つの音楽/
 クラリネット、ハープと弦楽四重奏のための3つの小品/
 弦楽四重奏のための三枚折り絵
ジャン=マルク・フェッサール(クラリネット&バス・クラリネット)、
エリアーヌ・レイェス(P)、
フランシス・ピエール(ハープ)、
エリーゼ弦楽四重奏団
ピアノ曲やギター曲が演奏され、日本でも知名度が上がっているタンスマン。1 9 3 0年に作曲された「三枚折り絵」は弦楽合奏でも演奏される名作であり、1 9 7 0年代と8 0年代に作曲された他の3作と共に、この作曲家独特のパリ的な感性が生きている。
8.570245 ルーセル(1869-1937):
 交響曲第3番/バレエ音楽「バッカスとアリアーヌ」(全曲)
ステファヌ・ドゥネーヴ(指揮)
ロイヤル・スコティッシュ管
フランス印象派と新古典主義をミックスさせたようなルーセルの作品ですが、代表作とも言えるこの2曲はルーセル入門の一枚としても最適。日本ではル・サージュらとのプーランク録音が知られるドゥネーヴ(C Dや来日公演ではステファン・ドヌーヴという表記)が、音楽監督を務めるオーケストラと運動性に満ちた音楽を生み出している。
8.570261J 武満徹(1 9 3 0 - 1 9 9 6):<ピアノ作品集>
 ロマンス/2つのレント/遮られない休息I、I I、I I I/
 ピアノ・ディスタンス/フォー・アウェイ/閉じた眼− 瀧口修造の追憶に/
 閉じた眼II/雨の樹素描(1982)/雨の樹素描II − オリヴィエ・メシアンの追憶に/
 こどものためのピアノ小品/
 リタニ− マイケル・ヴァイナーの追憶に ※日本語解説書付き
福間洸太朗(P)
シューマンの作品を集めたリサイタル盤(8 . 5 5 7 6 6 8)で世界的に注目され、国内外で活動している若手奏者が武満作品集を録音。パリ音楽院で学んだ感性はフランスで高く評価される武満の音楽にピッタリであり、これまで発売された録音とは別の、新しい個性を秘めている。また若々しい音楽性も新鮮であり、武満作品が時代を超えて受け継がれていくことへの期待さえも感じていただけるだろう。
8.570290 ブラームス:
 2つの狂詩曲/ワルツ集/
 3つの間奏曲/ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ
イェネ・ヤンドー(P)
「ヤンドーのブラームス」というだけで、ナクソス・ファンならその真摯な演奏が聞こえてくるはず。特に深みのある音色と語るようなアーティキュレーションは、この奏者ならではの味わい。有名な作品なので、彼の個性を感じ取れるだろう。
8.570294 アーノルド(1 9 2 1 - 2 0 0 6):<管楽器室内楽曲集>
 管楽五重奏曲/2つのクラリネットのための二重奏曲I〜V I/
 夢の街(ハリスによる管楽五重奏用編曲:世界初録音)/
 ホブソンの選択〜序曲(ラドクによる管楽八重奏用編曲:世界初録音)/
 大幻想曲(世界初録音)/
 序曲(ラドクによる管楽八重奏用編曲:世界初録音)/
 フルート、クラリネットとピアノのための「ブルジョワ組曲」/
 映画音楽「船乗りというものは」〜スケルツェット(クラリネットとピアノ用編曲)/
 クラリネットのための幻想曲/
 フルートとクラリネットのための幻想曲(世界初録音)/
 フルート、オーボエとクラリネットのためのディヴェルティメント/
 管楽五重奏のための3つのシャンティー
イースト・ウィンズ
機知に富んだアーノルドの作風を生かした管楽器のための作品集。2 0世紀のモーツァルト、またはイギリスのプーランクと称したくなるほど魅力的な音楽であり、ほとんどがイギリスの名手たちのために書かれているので、管楽器プレイヤーには喜ばれるはず。
8.570327 ラフマニノフ:<前奏曲全集>
 前奏曲嬰ハ短調/10の前奏曲集/13の前奏曲集
エルダー・ネボルシン(P)
多くのピアニストが挑戦する名作を、ウズベキスタン出身の注目奏者が熱演。2 0 0 5年に「第1回リヒテル国際ピアノ・コンクール」で優勝したという実力派であり、すでに世界各国で演奏活動を行っています。その力強い打鍵はラフマニノフ作品にうってつけだと言えるだろう。
8.555312-13
(2CD)
モンテヴェルディ:
 マドリガーレ集第6巻(1 6 1 4)/
 アリアンナの嘆き(1 6 2 3)/
 寄せ集めのマドリガーレ集:
  出版された様々な作曲家による作品選集に印刷された
  モンテヴェルディのマドリガーレ全集
  ※イタリア語歌詞、英語対訳付き、歌詞はwebsiteでもご覧いただけます
デリティエ・ムジケ、
マルコ・ロンギーニ(指揮)
第1巻(8 . 5 5 5 3 0 7)、第2巻(8 . 5 5 5 3 0 8)、第3巻(8 . 5 5 5 3 0 9)、第4巻(8 . 5 5 5 3 1 0)、第5巻(8 . 5 5 5 3 1 1)に続く第6集は、「アリアンナの嘆き」を筆頭に、「いとしい女の墓に注ぐ恋人の涙」ほか、文学的な志向の作品を集めた歌曲集。また1 6 2 3年になって出版されたもうひとつの「アリアンナの嘆き」も収録しており、モンテヴェルディ・ファンであれば聴き逃せない録音(24bit/96kHz)。
8.557374 ベルク:弦楽四重奏曲/抒情組曲
ヴォルフ:イタリア風セレナード
ニュージーランド弦楽四重奏団
豊潤なロマンをたたえた新ウィーン楽派の名作を、ニュージーランドのグループが好演。ベルクの2曲に、作曲者の没後(1 9 0 4年)になって初演されたヴォルフの小品を加え、2 0世紀弦楽四重奏曲の古典と呼べる3曲を取り上げている。
8.557695 クレメンティ(1 7 5 2 - 1 8 3 2):<初期ピアノ・ソナタ集第2集>
 ソナタO p . 1 1/ソナタO p . 1 - 2/
 ソナタO p . 7 - 3/ソナタOp.9-3/ソナタOp.10-1
スーザン・アレグザンダー=マックス(フォルテ・ピアノ)
第1集(8 . 5 5 5 8 0 8)に続くシリーズ第2弾は、1 8世紀の後半(1 7 8 0年代)に作曲された5つのソナタを収録。ニューヨーク生まれのフォルテピアノ奏者が研究を重ね、自らライナーノートも執筆して、第1集に続き爽快な演奏を聴かせる。
8.557848 ブゾーニ:
 ヴァイオリン・ソナタ第1番/
 ヴァイオリン・ソナタ第2番/バガテル集
ジョセフ・リン(Vn)、
ベンジャミン・ローブ(P)
ブゾーニの数少ない室内楽作品で、ドイツ・ロマン派の流れをくむ作風のヴァイオリン・ソナタ集には、ブラームスやR.シュトラウスに並ぶ魅力が。特にベートーヴェンの後期作品を思わせる内省的な第2番は、もっと人気が出てもおかしくない秀作。
8.557904 リスト:<リスト・ピアノ曲全集第2 5集:
 ヴェルディの演奏会用パラフレーズと編曲集>
  リゴレット(演奏会用パラフレーズ)/
  アイーダ(聖なる踊りと終幕の二重唱)/
  トロヴァトーレのミゼレーレ/「エルサレム」
  (第1回十字軍のロンバルディア人)のめでたし、マリア/
   「ドン・カルロ」の祝典の合唱と葬送行進曲/
   「シモン・ボッカネグラ」の回想/エルナーニ(演奏会用パラフレーズ)
アレクサンドレ・ドッシン(P)
シリーズ第2 5弾は、これぞリストの醍醐味!と声をあげたくなる超絶技巧が、惜しげもなく披露されるオペラからの編曲。有名な「リゴレット・パラフレーズ」をはじめ、どれもが歌心と情熱を持った音楽であり、ブラジル生まれの俊英が見事に弾ききる。
8.559180 コリリアーノ(1 9 3 8 - ):
 スナップショット:1 9 0 9年頃*/黒い1 1月の七面鳥*/
 弦楽四重奏曲
フリードマン(1974- ):弦楽四重奏曲第2番* *印=世界初録音
コリリアーノ四重奏団
“遅れてきたロマン派"コリリアーノがエマーソン弦楽四重奏団のために書いた「スナップショット」をはじめ、彼の弟子で現代のバルトーク的作風を持つフリードマンの作品を収録。作曲者の名前を冠したグループによる、信頼度の高い演奏。
8.559328 タワー(1938- ):
 メイド・イン・アメリカ*/タンボル*/
 管弦楽のための協奏曲 *印=世界初録音
レナード・スラットキン(指揮)
ナッシュヴィル交響楽団
ニューヨークを拠点に活動し、現代アメリカを代表する作曲家でもあるジョーン・タワー。調性音楽である3つのオーケストラ作品は彼女のオリジナリティを知る格好のものであり、アメリカ現代音楽の今を切り取る一枚だと言えるだろう。
8.570110-11
(2CD)
コルンゴルト:
 映画音楽「シー・ホーク」(ジョン・モーガンによる復元スコア)/
 映画音楽「愛憎の曲」(ジョン・モーガンによる復元スコア)
  ※いずれも世界初全曲録音
  ※歌詞は英語です、解説書に歌詞は付いておりません
ウィリアム・T・ストロンバーグ(指揮)
モスクワ交響楽団&合唱団、
イリーナ・ロミシェフスカヤ(ソプラノ)、
アレクサンドル・ザゴリンスキー(Vc)
没後5 0年を迎えたコルンゴルトだが、さらに高く評価されていいハリウッド時代の音楽。中でもエロール・フリンが主演した「シー・ホーク」の音楽は、これまで組曲などで知られてきた名作であり、その全貌がようやくおよそ120分の全曲版として蘇った。
8.570177J
発売延期未定
大澤壽人(1907-1953):
 ピアノ協奏曲第2番/交響曲第2番
  *全曲世界初録
  *録音・編集(24bit/48kHz)
  ※片山杜秀氏による日本語解説書付き
エカテリーナ・サランツェヴァ(P)
ドミトリ・ヤブロンスキー(指揮)
ロシア・フィルハーモニー管
「神風協奏曲」ほかを収録した第1弾(8 . 5 5 7 4 1 6 J)により、あらためてその名前と作品がクローズアップされ、東京や大阪・兵庫では作品が蘇演された大澤壽人。その第2弾となるのは前回同様にピアノ協奏曲と交響曲のカップリング。どちらの曲も1 9 3 0年代中盤、パリでナディア・ブーランジェやポール・デュカスに師事していた時代の名作であり、戦前モダニズムの粋が結晶化されています。
8.570352 ハウエルズ(1 8 9 2 - 1 9 8 3):
 サー・パトリック・スペンス(世界初録音)/
 楽園への讃歌 
  ※英語歌詞付き、歌詞はwebsiteでもご覧いただけます
デーヴィッド・ヒル(指揮)
ボーンマス交響楽団、
バッハ合唱団、クレア・ラター(ソプラノ)、
ジェームズ・ギルクリスト(テノール)、
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)
ヴォーン・ウィリアムズやフィンジらと同じ作風を持つハウエルズは、C D時代になって特にクローズアップされた存在。「楽園への讃歌」は大規模な声楽曲の代表作であり、初録音となる「サー・パトリック・スペンス」は、ヴォーン・ウィリアムズの作風に似ている作品。
8.570410 S . S .ウェズリー(1 8 1 0 - 1 8 7 6):<オルガン作品集>
 序奏とフーガ(改訂版)/
 ラルゲット(室内オルガンのための3つの小品第2集より)/
 アンダンテ(室内オルガンのための3つの小品第2集より)/
 ヴォランタリー(グラーヴェとアンダンテ)/アンダンテ・カンタービレ/
 アンダンテ(室内オルガンのための3つの小品第1集より)/
 合唱曲(室内オルガンのための3つの小品第1集より)/
 ミュージカル・スタンダードよりアンダンテ/
 アンダンテホ短調/ホルズワーシー教会の鐘(変奏付きエア)
ジェームズ・マクヴィニー(オルガン……イギリス、テンブリー、セント・マイケルズ教会、ヘンリー・ウィリス神父製オルガン使用)
イギリスのオルガニスト一家に育ったサミュエル・セバスティアン・ウェズリーは、メンデルスゾーンと彼が発掘したJ . S .バッハなどに影響を受け、1 9世紀イギリスを代表するオルガン曲を生み出した。教会音楽の枠に囚われず、純粋な器楽曲としてオルガン作品を生み出したことも評価されている。
8.570414 フィンジ(1 9 0 1 - 1 9 5 6):<英国歌曲シリーズ第1 6集>
 ある若者の訓戒/地球が朽ちるまで/おお眼にも美しい
  ※英語歌詞付き、歌詞はwebsiteでもご覧いただけます
ジョン・マーク・エインズリー(T)、
イアン・バーンサイド(P)
詩人トマス・ハーディの世界観を音楽に仕立て上げたフィンジの歌曲集は、まさにイギリスらしい抒情と、ときにシニカルな香りに包まれた名品。シューベルトの歌曲にも匹敵する名作を、エインズリーの新しい録音で。
8.570491 ヒル(1 8 6 9 - 1 9 6 0):<弦楽四重奏曲集第1集>
 弦楽四重奏曲第1番「マオリ」/
 弦楽四重奏曲第2番「マオリ伝説の4つの場面」/
 弦楽四重奏曲第3番「謝肉祭」
ドミニオン四重奏団
オーストラリアに生まれたヒルは、生涯を欧米以外で過ごしたせいかマイナーな存在ですが、その音楽はドヴォルザークを思わせる美しい抒情に満ちあふれ、どうしてこんな曲が埋もれているのかと驚くほど。

ナクソス・オペラ 1CD¥1000

8.660207-08
(2CD)
ロッシーニ:歌劇「オリ伯爵」(仏語版)
 (ライヴ録音:2002年7月、ドイツ、バート・ヴィルトバート、
  クーアザール「ヴィルトバートのロッシーニ」音楽祭)
 ※仏語リブレットはwebsiteでご覧いただけます。
ヒュー・リース=エヴァンズ(オリ伯爵……T)、
ルカ・サルシ(ランボー……バリトン)、
ヴォイチェフ・ギェルラフ(宮廷の教育係……バス)、リンダ・ジェラール(フォルムティエの伯爵夫人……ソプラノ)、
グロリア・モンタナーリ(ラゴンド……Ms)、
ルイザ・イスラム=アリ=ザデ(イゾリエ……Ms)、
ソフィア・ソロヴィー(アリス……ソプラノ)、ブラッド・コーエン(指揮)
ブルノ・チェコ室内ソロイスツ(芸術監督:イヴァン・マチャーシュ)、
ブルノ・チェコ・フィルハーモニー合唱団(ペトル・フィアラ、ヤン・オツェテク合唱指揮)
ロッシーニのパリ時代、オペレッタからオペラ・セリアへと関心が移った時代であり、名作「ウィリアム・テル」の前作にあたる作品。「ランスへの旅」から多くを転用しているせいか、なかなか評価されませんが、オペラ作曲家としての円熟期だけにそのスコアは見事。
8.669012-13
(2CD)
ハンソン(1 8 9 6 - 1 9 8 1):歌劇「メリー・マウント」
 (ライヴ録音:1 9 9 6年1 0月、ワシントン、シアトル・センター・オペラ・ハウス)
 ※リブレットは付いておりません。歌詞は英語です。
ローレン・フラニガン(レディ・マリゴールド・サンデイズ……ソプラノ)、
ウォルター・マクニール(サー・ガワー・ラックランド……テノール)、
リチャード・ゼラー(レスリング・ブラッドフォード……バリトン)、
チャールズ・ロバート・オースティン(プレイズ=ゴッド・テューク……バス)、
ジェラード・シュウォーツ(指揮)
シアトル交響楽団、
シアトル交響合唱団、
ノースウェスト少年合唱団、
シアトル少女合唱団、他
ナサニエル・ホーソーンの小説「メリー・マウントの五月柱」を原作として、1 9 3 4年に初演されたオペラ。ニューヨーク・メトからの委嘱作品であり、アメリカ産のオペラとして再評価されるべき作品。オーケストラ組曲としての録音が有名ですが、やはりオペラ全曲の素晴らしさを味わいたいもの。なお、これは1 9 9 6年、ハンソン生誕100年を記念して上演・録音されたもの。

ナクソス・ノスタルジア

8.120831
\900
<「七首マッキー(マック・ザ・ナイフ)」
 クルト・ワイルの歌曲集(1 9 2 9 - 1 9 5 6)>舞台音楽「三文オペラ」〜
  七首マッキーの殺し歌/
  同〜不十分な人のバラード/同〜海賊ジェニー/
  同〜七首マッキー/同〜モデラート・アッサイ/
  舞台音楽「ハッピー・エンド」(コメディ)〜ビルバオ・ソング/
  同〜スラバヤ=ジョニー/
  舞台音楽「マハゴニー市の興亡」(オペラ)〜アラバマ・ソング/
  同〜ベッドは自分のために作る/
  舞台音楽「ニッカーボッカー氏の休日」(オペレッタ)〜
   セプテンバー・ソング/
  舞台音楽「闇の女」(ミュージカル・プレイ)〜私の船/
  同〜チャイコフスキー(アンド・アザー・ロシアンズ)/
  同〜ジェニーの自叙伝/
  舞台音楽「星空に消えて」(音楽悲劇)〜星空に消えて/
  同〜ラヴァー・マン(トラブル・マン)/
  舞台音楽「ヴィーナスのワン・タッチ」(ミュージカル)〜スピーク・ロウ(I)/
  同〜スピーク・ロウ(I I)/
  舞台音楽「街路の風景」(ブロードウェイ・オペラ)〜
   ムーン=フェイスド、スターリー=アイド/
  ラヴ・ライフ〜ヒア・アイル・ステイ/同〜グリーン=アップ・タイム
ベルトルト・ブレヒト(v o)、
ロッテ・レーニャ(v o)、
クルト・ワイル(p , v o)、ウォルター・ヒュースト
ン(T)、
モーリス・アブラヴァネル(指揮)、
ヴィクター・ヤング(指揮)、
ガートルード・ローレンス(v o)、ダニー・ケイ(vo)、
ヤッシャ・ハイフェッツ(vn)、
ベニー・グッドマン楽団、
ルイ・アームストロング(tp,vo)、他
デヴィッド・レニック復刻。クラシックとジャズ、2 0世紀初頭のキャバレーにおける音楽など、ジャンルの壁を越えて評価されてるワイル作品。それを証明するかのように、さまざまなアーティストが出そろったこの一枚は、ワイルの本質に迫るものだと言えるでしょう。作曲者自身のピアノ弾き語りや作曲者夫人であるロッテ・レーニャの定評ある歌、さらには作家ブレヒトの歌など、聴きどころが満載。

MARCO POLO

8.225329-31
(3CD)
\5100
ジークフリート・ワーグナー(1 8 6 9 - 1 9 3 0):
 歌劇「コボルト」(独語歌詞)
  ※独語歌詞はw e b s i t eでご覧いただけます。
レベッカ・ブロバーグ、
レギーナ・マウエル、
アンドレーアス・ミトシュケ、
アヒム・ホフマン、
ヨハネス・フェッティンガー、
フィリップ・マイアーヘーファー、
フォルカー・ホルン、
フランク・シュトローベル指揮
ニュルンベルク交響楽団、
エリーザベト・ミューラー(合唱指揮)、
フュルト・ハインリヒ=シュリーマン=ギムナジウムス児童合唱団、
PPPミュンヘン音楽劇場アンサンブル、他 
1 5作以上のオペラ・楽劇を残したジークフリートだが、その3作目となる「コボルト」(精霊、妖怪)は1 9 0 4年に初演されたオペラ。父リヒャルトの影響をまだ受けている時期であり、ドイツの民話やバラッド(譚詩)を思わせるストーリー。ブックレットには作品やキャラクターについての詳細な記述があり、資料的価値も高いセット。
8.226040
(Dacapo)
\1700
<パルショウ/シュルツ:
  ハープシコードのための協奏曲と独奏曲集>
   パルショウ(c . 1 7 4 1 - 1 8 1 5):
    ハープシコード協奏曲第1番/同第2番
   シュルツ(1747-1800):
   クラヴサンとピアノ・フォルテのための6つの様々な小品
ラース・ウルリク・モーテンセン(ハープシコード)、
コンチェルト・コペンハーゲン
デンマーク古典派の実像および、ウィーンとドイツの古典派からの影響も垣間見ることが出来る2人の作曲家が登場。モーテンセンの真摯な演奏により、知られざる作品が虚飾なく再現された一枚。
6.220520
(Dacapo)
(SACD Hybrid)
\1900
ブクステフーデ(c . 1 6 3 7 - 1 7 0 7):
 <オルガン作品全集第5集>
   前奏曲B u x W V 1 3 9/同B u x W V 1 4 6/同B u x W V 1 4 0/
   恵み深き主に向かって感謝せよ/われ汝に感謝す、愛する主よ/
   第9旋法のマニフィカト/第1旋法のマニフィカト/テ・デウム/
   ああ神そして主よ/汝の御子によりてのみわれ汝に感謝す/
   わが魂よ、今ぞ主をたたえよ
ビーネ・ブリンドーフ(オルガン……ドイツ、ハンブルク、聖ヤコビ教会、
アルプ・シュニットガー製オルガン)
第1集〜第4集(8 . 2 2 6 0 0 2 / 8 . 2 2 6 0 0 8 / 8 . 2 2 6 0 2 3 / 6 . 2 2 0 5 1 4)に続く第5弾は、同じくコラールと前奏曲を配した厳かな雰囲気。17世紀末に製作されたシュニットガーによる歴史的な楽器が、聴き手を作曲家の時代へと導きます。チャンネル:マルチチャンネル・サラウンド・サウンド(5 . 0 c h)、C Dスタンダード・ステレオ(全トラックを2つのチャンネルで収録)ディスクの種類:ハイブリッドディスク<S A C Dプレーヤー及びC Dプレーヤーでお聴きいただけます>

CPO

777049-2
(特別価格)
\1700
ワインガルトナー(1 8 6 3 - 1 9 4 2):
 ピアノ、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと
  コントラバスのための六重奏曲/
 クラリネット、ホルン、ファゴット、
  2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための八重奏曲
アンサンブル・アフト、
オーリヴァー・トリーントル(P)
C P Oにおけるオーケストラ作品の録音で、作曲家としての姿をはっきりと現したワインガルトナー。室内楽作品は編成の大きさと音色の豊かさにより、ミニ・オーケストラ作品と言ってもいいだろう。フルトヴェングラーやワルター同様、この時代のヨーロッパ音楽を代表する作風で音楽ファンをうならせる。
777197-2
(特別価格)
\1700
ブクステフーデ(1637-1707):オラトリオ「最後の審判」(抜粋) マンフレート・コルデス(主宰)
アンサンブル・ヴェーザー=ルネサンス、
ウルリーケ・ホーフバウアー、
モニカ・マウフ、マーガレット・ハンター、
ハリー・ファン・デル・カンプ、ヘニング・フォス、
ハンス=イェルク・マメル、
イェルク・ヤコビ、オーラフ・テタンペル
コルデスとヴェーザー=ルネサンスがもっとも得意とするドイツ・バロックの中で、J . S .バッハやテレマンに対抗できる個性といえばブクステフーデだろう。その自信が演奏へとつながり、壮大なテーマを持つこの作品に命を与えています。聴かず嫌いの方には、ぜひ一度聴いていただきたい一枚。
777225-2
(特別価格)
\1700
ジェミニアーニ(1687-1762):
 ヴァイオリン・ソナタOp.5(作曲者によるチェロ・ソナタからの編曲)
アントン・シュテック(Vn)、
クリスティアン・リーガー(ハープシコード)、
マルクス・メレンベック(Vc)
ナポリやロンドンなどの音楽都市でヴァイオリニストとして活躍したジェミニアーニは、自らのテクニックを反映させた弦楽器のための作品を多数残している。チェロ・ソナタとして書かれた作品の編曲版は、ヴァイオリンの輝かしい音色を得たトリオ・ソナタとして生まれ変わった。
777240-2
(3CD、特別価格)
\5100
リュリ(1632-1687):歌劇「テゼ(テセウス)」 ハワード・クルック、
ローラ・パドウェル、
エレン・ハージス、
ハリー・ファン・デル・カンプ、
ポール・オデット&スティーヴン・スタブス指揮
ボストン・アーリー・ミュージック・フェスティヴァル管&合唱団、他
多くの録音によって、徐々にその偉業が現代に定着しつつあるリュリの芸術。名リュート奏者オデットを中心に結成されたアンサンブルが、2 0 0 3年に上演した際の記念碑的な演奏をリリース。C P Oでは彼らと共に、今後も多くの刺激的なCD をリリースしていく。
999773-2
(特別価格)
\1700
カルク=エーレルト(1 8 7 7 - 1 9 3 3):<ピアノ作品集第4集>
 異国風狂想曲/夕暮れの印象/
 荒地の情景/2つのピアノ小品/夜の雨/モザイク
エルンスト・ブライデンバッハ(P)
オルガン曲シリーズに続きピアノ曲を次々に紹介しているC P Oですが、久しぶりの最新盤をリリース。後期ロマン派の時代にあって、印象主義や異国趣味などさまざまな流行を取り入れつつ、独特の個性をたたえた作品集。
999889-2
\2200
F.E.フェスカ(1789-1826):
 交響曲第1番/序曲Op.41/序曲Op.43/「オマールとレイラ」序曲
フランク・ベールマン指揮
ハノーファー北ドイツ放送フィル
既発売の交響曲第2番&第3番(9 9 9 8 6 9 - 2)で、同時代を生きたベートーヴェンへの接近が目立ったフリードリヒ・エルンスト・フェスカ。決して有名とは言えないその実像に迫り、ベートーヴェンやシューベルトらの陰に隠れた才能を引き出す一枚だと言えるだろう。
777006-2
(特別価格)
\1700
ラフ:<ヴァイオリンとピアノのための作品集第4集>
 大ソナタ第4番(「単一楽章の半音階ソナタ」)/大ソナタ第5番
インゴルフ・トゥルバン(Vn)、
ヤッシャ・ネムツォフ(P)
全4枚となったラフのヴァイオリン作品全集がこの一枚で完結。交響曲や室内楽曲などが少しずつ演奏されるようになり、スイス=ドイツ音楽の正統派作曲家として知名度もやや向上。第1集〜第3集(9 9 9 7 6 7 - 2 / 9 9 9 7 6 8 - 2 / 9 9 9 7 6 9 - 2いずれも特別価格)と合わせて注目。
777087-2
(特別価格)
\1700
ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ(1 7 3 2 - 1 7 9 5):
 <ソナタと三重奏曲集>
  ピアノフォルテ、フラウト・トラベルソとチェロのための三重奏曲ニ長調/
  チェロと通奏低音のためのソナタイ長調/
  フラウト・トラベルソ、ヴィオラと通奏低音のためのソナタホ短調/
  チェロと通奏低音のためのソナタト長調/
  ピアノフォルテ、ヴァイオリンとヴィオラのための三重奏曲ト長調
カメラータ・ケルン
大バッハの5男として生まれ、ビュッケブルク宮廷の楽長として活躍したJ . C . F .バッハ。古典派作曲家として幅広いジャンルに曲を残したが、まだまだ知られる存在だとは言えない状況です。カメラータ・ケルンの演奏を得たこの録音は、この作曲家に鋭いスポットライトを当てる一枚。
777184-2
(特別価格)
\1700
エーベルル(1 7 6 5 - 1 8 0 7):
 ピアノ、クラリネット、2つのヴィオラとチェロのための大五重奏曲/
 ピアノ、クラリネットとチェロのための大三重奏曲/
 ピアノ、オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための華麗な五重奏曲
コンソルティウム・クラシクム、
トマス・ドゥイス(P)
ウィーンで活躍したエーベルルは、コンチェルト・ケルンなどのC Dにより日本でも有名になった。モーツァルトとベートーヴェンの橋渡しをしたその作風は、古典派音楽ファンにはマストアイテムであり、クレッカー率いるコンソルティウム・クラシクムの名演が、その音楽を際だたせる。
777202-2
(2CD)
\4400
スッペ:オペレッタ「ファティニッツァ」 シュテファニー・ホウツェール、
シュテーヴェン・シェシャレク、
ゾラ・アントニク、
クリスティアン・バウアー、
ベルンハルト・アードラー、
ヴィンツェンツ・プラクスマラー(指揮)
フランツ・レハール管弦楽団、
バート・イシュル・レハール・フェスティヴァル合唱団、他
まだまだ全容が解明されないスッペの作品だが、これはイタリア風のオペレッタ。クリミア戦争の戦場で起こる、まるでモーツァルトの「フィガロの結婚」のように愉快な喜劇であり、現在では序曲のみがわずかに知られていますが、全曲もまた機知に富んだ名作。
777236-2
(特別価格)
\1700
ライマン(1936- ):<ピアノ作品全集>
 ソナタ第1番/スペクトル/変奏曲/その道から
マシュー・ルベンスタイン(P)
自身が優れたピアニストでもあり、存在感のあるオペラやフィッシャー=ディースカウが歌ったカンタータなどで作曲家としても知名度が高いライマン。現在まで発表されたピアノ作品のすべてを収録している(1 9 5 8年作曲の「ソナタ第1番」は初録音)。
777318-2
\2200
ブクステフーデ(c . 1 6 3 7 - 1 7 0 7):<リューベックの夕べの音楽>
 新たに生まれし御子/神よ、われを救いたまえ/
 私の心はどんなに晴れ、喜ぶだろう/われいずこに逃れ行かん/
 私の心は喜びに溢れる/
 主よ、われ汝を離れず/汝ら愛するキリスト者よ、今ぞ喜べ
ローランド・ウィルソン(指揮)
ムジカ・フィアタ、ラ・カペラ・ドゥカーレ
ローゼンミュラーほか、多くのルネサンス〜バロック音楽に新しい風を吹き込んだローランド・ウィルソンと彼の手兵たちが、ブクステフーデに挑戦。ドイツのリューベックで行われていたコンサート・シリーズにおける作品を集めている、貴重な一枚。
777326-2
(特別価格)
\1200
<スウィングとバラード集>
 ペニーズ・フロム・ヘヴン/パリの四月/パーディド/初秋/
 バイ・バイ・ブラックバード/ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングス/
 タキシード・ジャンクション/インディアン・サマー/
 ストレイトゥン・アップ・アンド・フライ・ライト/酒とバラの日々/
 アル・パル/ポルカ・ドッツ・アンド・ムーンビームス/ルート6 6/
 イズント・イット・ロマンチック/アイ・リメンバー・クリフォード/
 ディープ・パープル/バット・ノット・フォー・ミー/アヴァロン
ハーラルト・バンターとメディア・バンド
ケルンのW D R(西ドイツ放送)で圧倒的な人気を誇っていたジャズ・バンドの演奏が、C P Oを通じて世界へ。ジャコ・パストリアスとの共演盤で人気のあるトロンボーン奏者アルベルト・マンゲルスドルフほか、ゲスト陣も多彩。ジャズ・ファンには注目の一枚。
777150-2 J.C.F.フィッシャー(1656-1746):
 春の日記(10曲の組曲)Op.1〜組曲第1〜4番、第6〜8番
ミヒ・ガイック(指揮)
オルフェオ・バロック・オーケストラ 
「音楽のパルナッソス山」など鍵盤楽器の作品で知られ、フランス音楽のスタイルをドイツへと持ち込んだ一人として評価されているJ . C . F .フィッシャー。この作品は数少ないアンサンブル曲であり、バロック音楽ファンにおすすめの佳曲。
777157-2
\1700
(特別価格)
ヴォルフ=フェラーリ:<管楽協奏曲全集>
 オーボエと小管弦楽のための牧歌(コンチェルティーノ)/
 ファゴットと小管弦楽のための組曲(コンチェルティーノ)/
 イングリッシュ・ホルン、弦楽と2つのホルンのための小協奏曲
ディエゴ・ディーニ=チアッチ(オーボエ&イングリッシュ・ホルン)、
パオロ・カルリーニ(ファゴット)、
ツォルト・ハマル(指揮)
パドヴァ・ベネト管弦楽団
「聖母の宝石」間奏曲だけではない作曲家として、C P Oの録音などにより徐々にその全貌がわかってきたW=フェラーリだが、この一枚も大切な存在に。特にイングリッシュ・ホルンの協奏曲は、演奏者・リスナー共に注目の1曲。
777212-2
\1200
(特別価格)
J . S .バッハ:<オルガン作品全集第2 0集:偽作集I I I>
 8つの小前奏曲とフーガB W V . 5 5 3〜5 6 0/
 2 5のコラール変奏曲第1 1番「甘き喜びのうちに」/
 5つのコラール・トリオ/
 3つのオルガン・コラールL M 4 8 4 3/
 2つのオルガン・コラール/
 4声のコラール〜古き年は過ぎ去り
ゲアハルト・ヴァインベルガー(オルガン……ドイツ、メヒテルシュテット、聖母マリア教会、カール・クリ
スティアン・ホフマン製[1 7 7 0年製]オルガン/ビュスレーベン(エルフルト近郊)、聖ペトリ教会、ゲオルク・ク
リストフ・シュテルツィング製[1702年製]オルガン)
いよいよ大詰めになってきたシリーズ2 0枚目となる一枚は、1 8世紀の名オルガンを演奏したものであり、偽作としながらもバッハ特有の威厳を保っている作品集。落ち穂拾い的な内容だが、バッハ・ファンには貴重な資料的価値もある。
777249-2 テレマン:3つのカンタータ
 偶像を打ち壊せ/
 私の話は悲しみに包まれた/あなたの傷は治らない
シャレフ・アド=エル(指揮)
アカデミア・ダニエル、
ドロテー・ミールズ(S)、
クラウス・メルテンス(Bs=Br)
7 0歳を過ぎたテレマンが書いた教会音楽は、どれもが確固たる存在感を誇り、ドイツ・バロックの完成を宣言しているような威厳をたたえている。他のレーベルではなかなか聴けないものであり、テレマン・ファンは必聴の一枚だと言えるだろう。
777273-2
(2CD、特別価格)
\3400
モーツァルト:ピアノ三重奏曲全集 トリオ・ストラディヴァリ(古楽器使用)
ドレスデン版の「四季」(7 7 7 0 3 7 - 2)などで名をあげたフェデリコ・グリエルモらが結成したトリオによる、モーツァルトの名作三重奏曲集。しなやかに歌う演奏で、モーツァルトの美しさを再認識できる全集。
777303-2
(2CD)
レハール:喜歌劇「ほほえみの国」 カミラ・ニュルント、ユーリア・バウアー、
ピョートル・ベツァーラ、
アレクサンダー・カイムバッハー、
アルフレート・ベルク、
テーオドール・ヴァイマー、
ウルフ・シルマー(指揮)
ミュンヘン放送管弦楽団、
バイエルン放送合唱団(ミヒャエル・グレーザー合唱指揮)
「メリー・ウィドウ」など代表作に次ぐレハールの注目作として、録音だけでなく上演も多いオペレッタだが、このセットはウィーン国立歌劇場の常連でもあるシルマーの指揮。オーストリア〜ドイツ的な性格を見事に再現し、作品のクオリティを再認識させてくれる。

LPO

LPO 0029
\2200→¥1990
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
ヤナーチェク:グラゴル・ミサ
 (ライヴ録音:2004年7月28日、ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール[プロムス])
クルト・マズア(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、
スデナ・クロウボヴァー(ソプラノ)、
カレン・カーギル(メゾ・ソプラノ)、
パーヴォル・ブレスリク(テノール)、
グスターフ・ベラーチェク(バス)、デイヴィッド・グード(オルガン)、
ブルノ・チェコ・フィルハーモニー合唱団(合唱指揮:ペトル・フィアラ)
今年で8 0歳を迎える常任指揮者マズアの指揮により、2 0 0 4年のプロムスで演奏された壮大なライヴ。声楽陣をチェコから呼んでのヤナーチェクは充実した表現の極地であり、この指揮者の円熟を味わえる名演。マズアとしては珍しいレパートリーにも思えるが、大規模な声楽付きの作品は得意であることも証明している。

IVORY 1CD¥2200

77001 <アール・ワイルド:イン・コンサート1 9 7 3 - 1 9 8 7>
 ウェーバー:華麗なロンド「ざれごと」*
  (録音:1 9 8 5年3月、トロント、ロイ・トムソン・ホール)
 ショパン:
  マズルカ第3 4番*/同第4 1番*/同第3 2番*
   (録音:1 9 7 7年1 1月、ニューヨーク、Y M H A)/
  舟歌*
  (録音:1 9 8 7年1月、オハイオ、コロンバス、オハイオ州立大学)
 ダルベール:4つのピアノ小品〜第2番「スケルツォ」
  (録音:1 9 7 3年1 0月、ロンドン、クイーン・エリザベス・ホール)
 ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ*
  (録音:1 9 8 7年1月、オハイオ、コロンバス、オハイオ州立大学)
 メンデルスゾーン:無言歌集第6巻〜第4番「紡ぎ歌」
  (録音:1 9 7 3年1 0月、ロンドン、クイーン・エリザベス・ホール)
 フォーレ:舟歌第3番 *(録音:1 9 8 2年7月、メリーランド大学)
 モシュコフスキ:8つの性格的小品〜第6番「火花」
  (録音:1 9 7 3年1 0月、ロンドン、クイーン・エリザベス・ホール)
 ドビュッシー:スティリー風タランテラ(舞曲)
 (録音:1 9 8 3年3月、東京文化会館)
 リスト:
  ハンガリー狂詩曲第1 2番+/同第4番+/同第2番+
 (録音:1 9 8 6年3月、ロンドン、ウィグモア・ホール)
アール・ワイルド(P[*印=ボールドウィン、+印=スタインウェイ、その他=ベーゼンドルファー])
幅広いレパートリーの中から選ばれた作品を、3つのピアノで聴く好企画のリサイタル盤。リマスタリングによって音の精度がアップし、ピアノの音色の比較とそれに伴うワイルドの演奏比較が楽しめます。A D D 2 4 b i t / 8 8 . 2リマスタリング(SADiE High Resolution digital workstation使用)。
77002 <アール・ワイルド:ショパン 1 9 8 1年ボールドウィン録音集>
 ショパン:
  幻想曲/ワルツ第6番「小犬」/同第8番/同第7番/
  同第9番「告別」/バラード第4番/夜想曲第2 0番(遺作)/
  同第4番/同第5番/同第9番/1 2の練習曲〜第5番「黒鍵」/
  アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ/
  2 4の前奏曲〜第1番/同第7番/同第22番/同第24番
 (録音:1981年、アメリカ、マイアミ大学、グズマン・ホール)
アール・ワイルド(P[ボールドウィンSD-10])
希代のテクニシャンという高い評価を受けたワイルドが、自身のピアニズムを1 0 0%伝えるピアノとして愛用しているのがボールドウィン。ショパンはリストと並ぶ得意なレパートリーであるため、このリサイタル盤は聴きもの。ADD/24-Bitリマスタリングで、そのサウンドと演奏がさらにリアルに伝わってくる。

CANARY CLASSICS 1CD¥2500

CC01
¥2290
モーツァルト:
 <ヴァイオリン伴奏のクラヴサン
  またはフォルテピアノのためのソナタO p . 1>
  ヴァイオリン・ソナタ第25 番K . 3 0 1 ( 2 9 3 a/ )
  同第26 番K . 3 0 2 ( 2 9 3 b/ )
  同第27 番K . 3 0 3 ( 2 9 3 c/ )
  同第28 番K . 3 0 4 ( 3 0 0 c/ )
  同第29 番K . 3 0 5 ( 2 9 3 d/ )
  同第30 番K . 3 0 6 ( 3 0 0( l )
ギル・シャハム(Vn)、
オルリ・シャハム(P)
録音:2 0 0 4年12 月11 日、2 0 0 6年1月19 日、カナダ、トロント、グレン・グールド・スタジオ)
CC02
¥2290
プロコフィエフ:<ヴァイオリンとピアノのための作品集>
 行進曲(ハイフェッツ編曲)/ヴァイオリン・ソナタ第1番/
 「ロメオとジュリエット」より
  仮面(ハイフェッツ編曲)/5つのメロディー/
 「3つのオレンジへの恋」より行進曲(ハイフェッツ編曲)/
 ヴァイオリン・ソナタ第2番
ギル・シャハム(Vn)、
オルリ・シャハム(P)
(録音:2 0 0 4年6月1 6日〜1 8日、カナダ、トロント、グレン・グールド・スタジオ Artemis Recordより2005年に一時リリースされています



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