アリアCD 新店舗へようこそ

新店舗トップページへ

お買い物の方法  
ページ内の商品チェック・ボックスをクリックし、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください(enterキーを押してもかまいません)。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)

注文フォームへ

第39号マイナー・レーベル新録音新譜(1)



AEON

AE 0755
\2600→¥2390
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1、2、3番 テディ・パパヴラミ(Vn)
フィリップ・ビアンコーニ(P)
その超絶技巧で聴衆を魅了するテディ・パパヴラミ。これまでAEONレーベルで発売されたJ.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ (AE 0535)とD.スカルラッティ:ソナタ集/ヴァイオリン編曲版 (AE 0644)ではその奇才ぶりを発揮。均整の取れた音楽性とコントロールされた表現力は、頭の良さを感じさせる切れのある演奏。このブラームス:ヴァイオリン・ソナタは彼自身2度目の録音(LYRINXから発売/廃盤)。パパヴラミは最良のパートナー、フィリップ・ビアンコーニとともにブラームスの音楽に真摯に語りかけ、音楽を紡ぎだしている。第3番はブラームスらしい重厚さと劇的情感が打ち出された作品。パパヴラミの演奏は直情的ではなく、抑制の効いた構築性、曇りのない美音の中に見え隠れする情感。やはり只者ではないと思わせる演奏。録音:2007年5月24-27日

ALBA 1CD¥2500

ABCD 230
¥2290
チェロとオルガンのためのロマンティック・デュオ
 マルセル・デュプレ(1886-1971):
  チェロとオルガンのためのソナタ イ短調 作品60
 ヨーゼフ・ラインベルガー(1839-1901):
  6つの小品 作品150[夕べの歌、エレジー、田園詩]
 ソルト・ガルドーニ(1946-):ハンガリーのコラールによる変奏曲
 ルネ・ギユー(1903-1958):アダージョ〜J.S.バッハへのオマージュ
 カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):祈り 作品158
 グスタフ・メルケル(1827-1885):礼拝 作品114
 マックス・レーガー(1873-1916):
  ヴァイオリンとオルガンのための組曲より アリア 作品103a-3
 ヴォルフガング・シュトックマイアー(1931-):
  リストの「十字架への道」の主題による変奏曲(1981-82) 
ティボル・ボガーニ(Vc)
アーグネス・ザースカリスキ(Org)
チェロの倍音とオルガンの倍音。そこから生まれる調和が多くの音楽家の心をとらえてきた。ロマンティックでネオクラシカルなパリのオルガニスト、マルセル・デュプレ。ハンガリーに生まれ、ドイツでオルガニスト、作曲家として活躍するソルト・ガルドーニ。ヴェルサイユ・ノートルダム教会のオルガニスト、ルネ・ギユー。19世紀ドイツを代表するヴィルトゥオーゾ、グスタフ・メルケル。サン=サーンスは、聖セヴラン教会のオルガニストに指名された感謝のしるしとして〈祈り〉を作曲。ヴァイオリンとオルガンのために書いた抒情曲をチェロとオルガンのために編曲したラインベルガーとマックス・レーガー。シュトックマイアーは、リストの〈十字架への道〉に主題を求め、イエス・キリストの苦難と死の神秘に想いを寄せる。ハンガリーのふたりのプレーヤーにより鮮やかに奏でられる。録音:2006年3月9日-11日 聖ミカエル教会 (トゥルク、フィンランド)
ABCD 231 エルッキ・メラルティン(1875-1937):森の中を楽しく歩く
オスカル・メリカント(1868-1924):
 リンゴの花、夏の夕べのおだやかな風、娘は花の上を歩き
カイヤ・サーリアホ(1952-):
 あなたを見つめる、ああ、心よ、夕べの祈り
イルマリ・ハンニカイネン(1892-1955):弔いの歌、平安
ユルキ・リンヤマ(1962-):夏「夜が明けると娘が」
トイヴォ・クーラ(1883-1918):朝の歌、マリアの歌
リク・ニエミ(1967-):ランプの灯が消えていく
ヨウニ・カイパイネン(1956-):平安、幸運は胸のうちに
オッリ・コルテカンガス(1955-):スキーヤーの歌
アヌ・コムシ(1967-):僕らは霧の中を歩く
ペール・ヘンリク・ノルドグレン(1944-):彼らはみな死んではいない
セバスチャン・ファーゲルルンド(1972-):北極光
ユルヨ・キルピネン(1892-1959):夕べに
アヌ・コムシ(S)
ピア・ヴァッリ(P)
20世紀前期フィンランドの作曲家たちは、詩人エイノ・レイノ(1878-1926) の詩にさまざまに曲を書いてきた。踊りのリズムをつけてもらうために生まれた美しい響きをもつ抒情の詩。現代の作曲家たちはレイノの詩に何を感じ、何を読みとるのでしょうか。レイノの詩を愛するソプラノ歌手、アヌ・コムシは、現代フィンランドの作曲家たちに新しい歌の作曲を委嘱。新しい音感覚をもった現代作曲家たちにも、ロマンティックな歌曲の伝統はしっかり受け継がれていることが証明された作品となっている。アヌ・コムシとピア・ヴァッリにより2001年のムジカ・ノーヴァ・ヘルシンキのコンサートで初演された新曲と、フィンランドの人たちに愛されてきた歌がひとつのアルバムのなかで美しい調和を見せている。録音:2002年10月26日-27日、2006年4月1日 (フィンランド)
NCD 29
(SACD Hybrid)
\2500
ペッカ・コスティアイネン(1944-):自作自演集 第5集
 守護天使、今 この世は栄え、主を探し求めよ、クリスマスの賛美歌、
 主よ あなたはいつ私とともに、たとえようのない宝、受難と復活、
 主に感謝し 主を賛美せよ、目覚めよ 優柔の魂よ、愛国の賛美歌、
 夕べの賛美歌、主よ 私の手を取ってください
ムジカ合唱団
ペッカ・コスティアイネン(指)
コスティアイネンは現代を代表する合唱曲作家のひとり。混声合唱のための作品や、〈ひばりの道 〉をはじめとする児童合唱のための作品は世界の合唱団で歌われ、日本の合唱団もレパートリーに取り入れている。コスティアイネンがムジカ合唱団とヴォックス・アウレラを指揮して録音するシリーズ。第5集では、フィンランド伝承の賛美歌と宗教歌を編曲した12の合唱作品が選ばれた (全30曲)。古くからの賛美歌が新しい響きの歌として歌われている。録音:2006年11月17日-19日 ケルティンマキ教会
NCD 30
(SACD Hybrid)
\2500
ミッコ・シドロフ(1985-):パニヒダ アニタ・リントゥ(S)
オッシ・ヤウヒアイネン(T)
クリソストモス室内合唱団
ミッコ・シドロフ (指)
愛する人を弔う徹夜の祈り、「パニヒダ」。フィンランドの若い指揮者、作曲家のミッコ・シドロフはフィンランド正教会の儀式による新しい音楽を作曲しました。コンサートホールのための〈パニヒダ〉。賛美の歌、詩篇91番、連祷、コンタグ、頌歌など16の部分から構成。音楽語法と雰囲気は異なるものの、さきがけとなったラウタヴァーラの〈ヴィジリア〉(ODE910) から影響を受けたことを作曲者自身が認めています。シドロフは、ヘルシンキ・ポリテクで指揮と歌とオーボエを学び、クリソストモス室内合唱団、ヘルシンキ大聖堂聖歌隊、スタディア・オペラ、室内アンサンブルの指揮者として活動。正教会のための音楽、エイノ・レイノの詩による合唱曲と歌曲などを作曲している。クリソストモス室内合唱団は2003年、シドロフが〈パニヒダ〉初演のためクオピオに創設した合唱団。録音:2006年10月6日-7日 ヴァラモ修道院 (フィンランド)

ALIA VOX

AVSA 98569
(2SACD Hybrid)
\4800
「東方への道/フランシスコ・ザビエル(1506-1553)」
[CD1]:人文主義時代のヨーロッパ
I.誕生と幼少期
  1トッカータとロトゥンデッルス
  1506年:ザビエル城での誕生
 2エスコバル:ビリャンシーコ「祝福されし聖母マリア」(CMP416)
  1509年:エラスムス「愚神礼賛」刊行、トマス・モアに献呈
 3(作曲者不詳、ヘンリー8世写本):コンソート第21番
  1512年:フェルナンド2世、フランスに宣戦、ナバラ王国を征服
 4フアン・ポンセ:ビリャンシーコ「フランスよ、利益を計算せよ」(CMP443)
II.青年期
 1513年:マキャベリ「君主論」刊行
 5(ヴェネツィア写本):パドゥアーナ
 1516年:フェルナンド2世死去
 6ビリャンシーコ「神よ、救いたまえ、貴重なる十字架は」(CMP434)
  :トマス・モア「ユートピア」刊行
 7(作曲者不詳、ヘンリー8世写本):ロイド。パズル=カノン1
  1517年:マルティン・ルター「95か条の提題」提示
 8イザーク/ルター:「おお世よ、われ汝より離れざるを得ず」(「インスブルックよ、さらば」による)
III.パリ大学での研鑽(1525?1536)
 1525年:パヴィアの戦い、パリへの旅
 9パヴァーヌ「戦争」
 1528年:イグナシオ・デ・ロヨラと知り合う
 10セルミジ:「わが魂を祝福したまえ」
 1534年:宗教的誓願
 11「おお、栄光の聖母よ」(プサルテリウムによる即興)
 12(グレゴリオ聖歌):「おお、栄光の聖母よ」1
 13ベネガス・デ・エネストローサ:讃歌第20番「おお、栄光の聖母よ」
 14(グレゴリオ聖歌):「おお、栄光の聖母よ」2
 15ナルバエス:「おお、栄光の聖母よ」によるディフェレンシア1
 1535年:ヘンリー8世ローマ・カトリックより英国国教会を分離、トマス・モアを処刑
 16(作曲者不詳、ヘンリー8世写本):ロイド。パズル=カノン2
 :最初の誓願
  17ビリャンシーコ「主をたたえ」(CMP420)
IV.イタリア?イェズス会
 1536年:ヴェネツィアへの旅
 18イザーク:「ベネディクトゥス」(3声)
 19(ヴェネツィア写本):サルタレッロ
 1540年:パウロ3世「イェズス会」を認可する
 20モラレス:「サンクトゥス」
  :フランシスコ・ザビエル、東洋への「教皇使節」に任命される
 21フアン・デル・エンシーナ:ビリャンシーコ「天の女王、あなたゆえに」(CMP442)
  V.リスボンからアフリカとインドへ
  1541年:リスボンからケープ・ヴェルデ、ギニア、モザンビークへ
 22アフリカの打楽器
 23「印象」(ウードと打楽器)
  1542年:ゴア到達
 24ビリャンシーコ「世界の母」
  (声、プサルテリウム、サロド、タブラ)(CMBP第74、ポルトガル音楽第23)
 1545-63年:対抗宗教改革:トレント公会議
 25「神よ、救いたまえ、貴重なる十字架は」(器楽曲)(CMP434)
  1547-49年:マラッカとモルッカ諸島の伝道
 26(グレゴリオ聖歌):「おお、栄光の聖母よ」1
 27「おお、栄光の聖母よ」によるラーガ
[CD2]:日本到達
VI.新世界〜日本到達
 1549年:鹿児島到達
 1「篠の音取り」(篠笛)
 1549年:教皇パウロ3世死去
 2モラレス:「生きとし生ける者の王の御前に」(「レクイエム」より)
 1550年:都(京都)の朝廷への旅
 3「本能寺」(琵琶、歌)
 1551年:山口に日本初の教会設立
 「隠れキリシタンのおらしょ」
 4「おお、栄光の聖母よ」(プサルテリウム)1
 5(グレゴリオ聖歌):「おお、栄光の聖母よ」1
 6「おお、栄光の聖母よ」(琵琶、篠笛)3A
 7(グレゴリオ聖歌):「おお、栄光の聖母よ」2
 8「おお、栄光の聖母よ」(尺八)
 9(グレゴリオ聖歌):「おお、栄光の聖母よ」3
 10「おお、栄光の聖母よ」(琵琶)
 11(グレゴリオ聖歌):「おお、栄光の聖母よ」4
 12「おお、栄光の聖母よ」(琵琶、尺八)
 13(グレゴリオ聖歌)「おお、栄光の聖母よ」1
 14「おお、栄光の聖母よ」アーメン
 15「おお、栄光の聖母よ」(プサルテリウム)9
 16「霊慕」(尺八)
 1551年:日本と2000人のキリスト教徒の共同体から去る
 17「主をたたえ」(CMP444)
VII.中国の閉ざされた門へ
  1552年:ゴア帰還、マラッカ、コーチン、シンガポールへの旅
 18「世界の母」(タブラ、サロドによる即興)
  1552年:上川(サンチャン)島(広東省)到達
 19「アヴェ・マリア」(導入部)(ベル、琵琶、尺八)
 20「おお、栄光の聖母よ」によるディフェレンシア1(ビウエラ)
  1553年:12月3日に死去(上川(サンチャン)島にて)
 21モラレス:「わが罪を思い出したもうな」(「レクイエム」第2夜課より)
  1554年:マラッカ、後にゴアへ遺骸移送
 22「神よ、救いたまえ、貴重なる十字架は」(器楽曲)(CMP434)
  :日本は西洋とのそれ以上の接触を断つ
 23乱曲(能管)
  :フランシスコ・ザビエルの遺産
 24「アヴェ・マリア」(五音音階)(中国)
  ジョルディ・サヴァール(指)、
  エスペリオンXXI、ラ・カペッラ・レイアル・デ・カタルーニャ
昨年、生誕500年を迎えたフランシスコ・ザビエル(スペイン語読みでハビエル、バスク語読みでシャビエル)は、言うまでもなく、日本とかかわりの深いスペイン、バスク地方の聖人。彼の鹿児島への上陸が聖母被昇天の祝日だったことや、「隠れキリシタンのおらしょ」に「おお、栄光の聖母よ」をもととした曲が伝わっていることなどから、聖母マリアに関する曲を中心として、日本の伝統曲やイベリア半島で聞かれていた曲も加え、録音が構成されている。ドン・キホーテ、コロンブスと非常に綿密なアプローチで録音してきたサヴァールは、このザビエルについてのアルバムにおいて同様のアプローチを堅持しており、また、従来通り、解説も日本語のものも含めて300ページ以上と豪華なものとなっている。
AVSA 9855
(2SACD Hybrid)
\3000
モンテヴェルディ:「聖母マリアの夕べの祈り」 (1610) ジョルディ・サヴァール(指)、
ラ・カペッリャ・レイアル、
パドヴァ古楽センター合唱団、
スコラ・グレゴリエンヌ
「聖母マリアの夕べの祈り」(1610)の初演場所で録音されたこの素晴らしい演奏が、マルチチャンネル・リマスタリングによって、響きの満ちた、より美しい音で蘇った。このSACDを第1弾として始められたアリア・ヴォックス・ヘリテージ・シリーズは、かつて、アストレ(現ナイーフ)・レーベルから出されていた、サヴァールの名盤を取り上げていくシリーズ。現在、ベートーヴェン、モーツァルト、モラレスなど、7タイトルのリリースが予定されている。録音:1988年11月マントヴァ、サンタ・バルバラ・バジリカ聖堂

ALTARA

=Classic=

ALT 1025
\2400
(1)モーツァルト:弦楽五重奏曲第5番ニ長調KV.593
(2)ドヴォルザーク:弦楽五重奏曲第3番変ホ長調Op.97
ズッカーマン・チェンバー・プレイヤーズ
(ピンカス・ズッカーマン、
ジェシカ・リンネバッハ(Vn)
ジェスロ・マークス、アスハン・ピライ(Va)
アマンダ・フォーサイス(Vc))
第1弾リリース、モーツァルト&ブラームスの弦楽五重奏(ALT.1011)で、往年のファンに懐かしくも健在ぶりを示したズッカーマン。前作から一年ぶり、ヨーロッパ・ツアーの真っ最中におこなわれた録音は、やわらかく明るいトーンの魅力に、ライヴさながらの熱気さえも感じさせるものとなっている。渡米期の作品で、Op.96の四重奏と同様に「アメリカ」と呼ばれることもあるドヴォルザークと、ハ長調に次いでこれでふたつめとなるモーツァルト。とびきりの美音で一世を風靡した大ヴェテランのもと、教え子たちと一体となってアンサンブル本来の持つ楽しさを伝える。録音:2006年アムステルダム

ALTUS

ALT 145/6
(2CD)
\4500
マーラー:交響曲第3番 エヴァ・マルチニェツ(At)
リヨン=ベルナルド・テツ合唱団
リヨン大聖堂聖歌隊
準メルクル(指)
フランス国立リヨン管弦楽団
ライヴ録音2007年2月リヨン・オーディトリウム
ALT 147
\2600
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 バーバラ・ハーヴァーマン(S)
ザンドラ・マクマスター(A)
シュテファン・フィンケ(T)
フランツ=ヨーゼフ・ゼーリッヒ(Br)
準メルクル(指)
フランス国立リヨン管
バーミンガム市交響合唱団
ライヴ録音2006年12月31日、2007年1月1日
ALT 148
\2600
イベール:管楽五重奏のための3つの短い小品
フランセ:八重奏曲
リゲティ:木管五重奏のための6つのバガテル
リヨン管弦楽団ソリストアンサンブル
新コンビによる待望の録音!白熱のベートーヴェン。深遠なるマーラー。来日記念盤 準・メルクル&フランス国立リヨン管 新録音CD 録音2007年5月リヨン・オーディトリウム

AMBROISIE

AM 130
\1790
カタログ付特別価格CD
 フォーレ:
  悲歌op.24/チェロ・ソナタ第1番 ニ短調op.109
  ロマンス イ長調op.69/蝶々op.77 
  チェロ・ソナタ第2番 ト短調op.117
  シチリアーナop.78/夢のあとに(カザルス編)
オフェリー・ガイヤール(Vc)
 使用楽器:1852年ベルナデル=ペル
ブリュノ・フォンテーヌ(Pf)
ガイヤールの、しなやかで色っぽい、思わず溜息が出てしまうような美しい音色の名盤に、カタログがついてお買い得価格になって再登場。フォーレのチェロ作品はどれも香り豊かで実に繊細。それをガイヤールが奏でるなんて、いつ聴いても贅沢の極みの1枚。
AM 126
(CD+DVD VIDEO (PAL))
\2500→¥2290
ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805):作品集
 (1)ファンダンゴ-2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、2つのギター、
  打楽器、カスタネットのための五重奏より-ニ長調G448
 (2)チェロ協奏曲 ニ長調G483
 (3)アリア・アカデミカ「Tyrannous love(暴君の愛)」G557
 (4)チェロ協奏曲 ト長調G480
オフェリー・ガイヤール(コンチェルタンテ・チェロ&音楽監督)
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ(3))、
ロルフ・リスレヴァン(ギター)、プルチネルラ
繊細さと芯の強さを兼ね備えた音楽性、あたたかみと大胆さが共存する音色、そしてチャーミングな容姿で聴くものを魅了し続けるチェリスト、オフェリー・ガイヤール。彼女の最新録音は、ボッケリーニ。ボッケリーニは自身もチェロのたいへんな名手であったこともあり、現在に至るまで、すべてのチェリストにとって特別な存在の作曲家。ガイヤールもボッケリーニに対しては特別な想いをもっており、このディスクも、まるでボッケリーニへのラブ・レターのように、特別な思い入れを込めて録音された。(3)のアリアは、ソプラノとのかけあいの際に、チェリストにも美しい高音で奏でることが求められる。ピオーの鈴を転がすような歌声と、ガイヤールのチェロの音色の交わりは愉悦のひととき。この曲の高音を奏でる際のチェリストの左手は、「エターナル・スノー(eternal snow)」と呼ばれるポジションにしばしば置かれる。これは、ブリッジに近い部分で、ここに左手がある状態で弦を弓でこすると、弓に塗ってある松脂が剥落し、その粉が雪のように見えることからこう呼ばれるもの。このポジションでの演奏はチェロ奏者にとって困難であるが快感でもあり、また、演奏の面でもエレガントな音色が得られる効果的な奏法。ただ、これは、ボッケリーニが後世のチェロ奏者たちのたのしみのために書いたのではなく、高い音域で自由に奏でようという重力の法則へのチャレンジをボッケリーニがしたのだ、とガイヤールは語っている。スペイン趣味のセンス溢れる「ファンダンゴ」は、もともとはチェロ2本を含む五重奏のために書かれ、後になってギターの名手によって編曲された。ファンダンゴとは、男女2人1組になって踊られるやや肉感的な踊り。17世紀にこの踊りを見た人物の記述に「この踊りは愛の誕生から終わりまで、愛の溜息からエクスタシーまで、愛のあらゆるものの表現である。この踊りを踊ったあと、女性は男性を拒むことなどできないだろう」とあるもの。ここでも、熱く情熱的な演奏が繰り広げられており、彼女の新しい境地を見るかのようで実に新鮮。2曲のチェロ協奏曲では、見事な弓さばきと、あたたかみのある歌心を心ゆくまで味わえることは言うまでもなく、ボッケリーニの魅力が200%味わえる見事な内容となっている。特典映像では、ガイヤールが「エターナル・スノー」について簡単な実演を交えながら語ったり、ボッケリーニについても語ったりしている。実際の演奏風景も収録。録音:2007年1月&4月、ポワジー劇場、ノートル=ダム大聖堂(パリ) DVD収録:2007年4月、ノートル=ダム大聖堂 ガイヤールの使用楽器:1737年製Francesco Goffriller
AM 105
\2600
「ファヴェンティーナ-ファエンツァ写本117(1390-1420)」
[ミサ通常文]
 1.キリエ「全能なる創り主」(79葉表-裏)
 2.キリエ「全能なる創り主」(88葉表-90葉表)
 3.グロリア(90葉表-92葉裏)
 4.キリエ「源泉にして根本」(2葉表-3葉表)
 5.「アレルヤ、私は良い羊飼いである」(194葉裏)
 6.キリエ「創造主」(62葉表-裏、26葉表)
 [のように歌われた]
 7.「われらの代願者であり、かつてもそうであった」
 (「かつてはそうでなかったものにお前はなった」のように歌われた)
 (32葉裏、46葉裏-48葉表)
 8.「真実をもたらすために」
 (「恋人を喜ばせることができない」のように歌われた)(59葉裏)
 9.「恋人を喜ばせることができない」(78葉表-79葉表)
[晩課]
 10.[神よ速やかにわたしを救い出し](93葉表-94葉表)
 11.アンティフォナ「この方は処女のなかの元后」(141葉表)、
   詩篇第112番「主の僕らよ、主を賛美せよ」
 12.「めでたし、海の星よ」(96葉裏-97葉表)
 13.アンティフォナ「めでたし、天の元后よ」(109葉裏-110葉表)
 14.「マニフィカート(わたしの魂は主をあがめ)」(95葉表-96葉裏)
 15.「初めにありしごとく」
  (「しばしばわが歩みは」のように歌われた)(94葉裏)
 16.「主を賛美しよう、神に感謝」(79葉表-裏)
 17.「主を賛美しよう」(79葉表-裏)
 18.「主を賛美しよう」(57葉表-58葉裏)
ペドロ・メメルスドルフ(指)、
マーラ・プニカ
タイトルにもなっているファエンツァ写本は、ミサ諸章のための単旋聖歌に基づく鍵盤曲や、チコーニアやランディーニを含むイタリア・トレチェントの作曲家たちのマドリガーレやバッラータを鍵盤楽器用に装飾的に編曲した鍵盤曲が集められた写本。メメルスドルフはこの鍵盤曲の写本から、その記譜された装飾句に注目し、14世紀イタリアで行われていたと思われる様々な装飾を蘇らせた単旋聖歌を再現している。彼が率いるマーラ・プニカは、この中世を中心とした様々な曲に、斬新な解釈と個性的なアプローチで臨む団体。この録音においても、様々な装飾に彩られた単旋聖歌の魅力を十全に引き出している。録音:2005年7月ボローニャ
AM 127
(2CD)
\5000
デマレ:「ヴェニュスとアドニス」 カリーヌ・デエイェ(Ms ヴェニュス)
セバスティアン・ドロワ(T アドニス)
アンナ=マリア・パンツァレッラ(S シディプ)
ヘンク・ネヴェン(Br マルス)
イングリット・ペリューシュ(S ベローヌ)
ジャン・テジャン(Bs 嫉妬)
アンデルス・J・ダーリン(T マルスの従者)
クリストフ・ルセ(指)
レ・タラン・リリク
ambroisieからルセの最新録音が登場。アンリ・デマレ(1661-1741)のオペラ「ヴェニュスとアドニス」。デマレは、アンドレ・カンプラ(1660年生まれ)と同世代のフランスの作曲家。早くから音楽的才能を示し、順風満帆の人生を送っていたものの、教え子の若い娘と恋に落ち、結婚を娘の父から大反対されたことで、フランスから駆け落ち、華々しい活動を捨ててしまったという人物。「ヴェニュスとアドニス」は、1697年に初演されたオペラ。まだリュリ時代の様式を残しつつも、音楽はずっと柔らかく色彩的で躍動感がある。バロック好きが聞いたら狂喜乱舞間違いなしの名作。演奏がまた凄い!今やバロックオペラのトップランナーというべきクリストフ・ルセが冴えに冴えた指揮で、全盛期のクリスティもかくやという素晴らしさ。当然歌手たちも全力を上げている。しかもこれ、ライヴ録音!とてもそうは思えない高い完成度にはただ唖然。ルセ、とんでもない領域に達しているかもしれない。録音:2006年4月,5月

AMBRONAY

AMY 011
\2600
J.M.ハイドン(1737-1806):聖ヒエロニムスのミサ
ドルシェツキー(1745-1819):ミサ曲 変ロ長調
ピエール・カオ(指)
ヨハネッテ・ゾマー(S)、
ブリッタ・シュヴァルツ(A)、
ギ・ド・メイ(T)、
コルネリウス・ハンプソン(Bs)
アルシス・ブルゴーニュ、
アンサンブル・ゼフィーロ
フランスの古都アンブロネーにある石造りの修道院で2006年に行われた音楽祭のライヴ録音。ミヒャエル・ハイドンは、ヨーゼフ・ハイドンの弟で、幼い頃はウィーンの教会でオルガニストをつとめ、また、モーツァルトの友人でもありました。このミサ曲は、1772年にザルツブルクの司教に就任したヒエロニムスのために捧げられた(1777年に初演)。6本のオーボエが活躍する作品で、「オーボエ・ミサ」と呼ぶ人もいる。ソリスト歌唱陣の美しい歌声に、心洗われる。ドルシェツキーは、ボエミア出身で、ティンパニ奏者、そして管楽器アンサンブルの指揮者としても活躍した作曲家。このミサ曲は実にしっとりとした落ち着いた雰囲気で、管楽器パートの果たす役割が多い作品。この作品が書かれた1810年は、ショパンやシューマンが生まれた年であるが、純然たる古典派の響きの美しいミサとなっている。指揮者のカオは、ルクセンブルク出身の指揮者で、古楽のスペシャリストとして活躍している。自身が1999年に設立した合唱団アルシス・ブルゴーニュと、名人集団アンサンブル・ゼフィーロ、そしてソリスト歌唱陣を見事にまとめあげている。録音:2006年9月22日(ライヴ)、アンブロネー修道院

ATMA 1CD¥2000

ACD2 3001 ザ・ベスト・オブ・ダニエル・テイラー
 ホフマン(伝バッハ):いざ、待ち望みたる時を告げよ BWV53
 パーセル:ヴァイオルをかき鳴らせ
 バッハ:
  わたしは彼の名を告げましょう BWV 200,
  来なさい、甘い死の時よ BWV161
 ブクステフーデ:悲歌 BuxWV 76/2
 ベネット:暗闇は私の光
 ダウランド:
  言葉であの人に訴えるべきか,さあもういちど,ハンズドン嬢のパフ
 ヘンデル:
  「テオドーラ」〜トリオ,
  「メサイア」〜だが、その来る日には、だれが耐え得よう,
  「ソロモン」〜たとえ跡を追っても
ダニエル・テイラー(CT)
世界中で活躍するカナダのカウンターテナー、ダニエル・テイラーが、ATMA社に過去10年の間に録音した音源からのベストアルバム。曲も多彩なら、スージー・ルブランなど共演者も豪華。カウンターテナー入門にもピッタリの1枚。
ACD2 2548 キャンピオン:淑女たちには用はない
モーリー:
 色塗られた物語,ティルジスとミラ,
 私の愛で私の人生は巣作られる,
 私は恋人が泣くのを見た,
 恋に落ちた若者とその彼女,
 悲しみよ来たれ,愛の翼は私の希望
コーキン:美は温浴する
イル・フェラボスコ:隠者のように貧しく,おいで、僕のセリア
フォード: 行け情熱よ、残酷な美女へ他
チャールズ・ダニエルズ(T)
ナイジェル・ノース(Lute)
英国のテノール、チャールズ・ダニエルズと、リュート界の大御所、ナイジェル・ロジャースによる英国ルネサンス音楽。あえてダウランドを外して、トマス・キャンピオン (1567〜1620)、トマス・モーリー(1557〜1602)、ウィアム・コーキン(1610〜1612)、アルフォンソ・イル・フェラボスコ(1578〜1628)、トマス・フォード(1580〜1648)らの作品を収録。
ACD2 2506 エリザベス朝のアンセム
ギボンズ:
 おお、まことに忠実なるすべての心よ,
 見よ、言葉は現実となった,ファンタジー,栄光ある力強い神
ウォード:祈りは終わりのない鎖
トムキンス:ファンタジー
ブル:星のアンセム
シムス:立て、わが魂よ
トムキンズ:神に歌え,ファンタジー,星々の上にわが救い主が
クリストファー・ジャクソン(指)
モントリオール古楽スタジオ,
レ・ヴォア・ユメーン
オルランド・ギボンズ(1585〜1625)、ジョン・ウォード(1571〜1638)、トーマス・トムキンス(1572〜1656)、ジョン・ブル(1565〜1628)、ウィリアム・シムス(?〜1616)によるアンセムを収録。カナダ古楽の柔らかい質感が魅力的。
ACD2 2561 フランスの中世の音楽
 ベルナール・ド・ベルヌヴィーユ,
 フィリップ・ヴィトリ,ブロンデル・ネスル,
 ジャンノ・ド・レスキュレルらの作品(全15曲)
ラ・ロータ
「端麗王」と称される、フランス国王フィリップ4世(1268〜1314 在位1285〜1314)時代の音楽を収録。ラ・ロータは、2002年結成のモントリオールを拠点に活動する古楽団体。ソプラノのサラ・バーンズ、リコーダーとハーディガーディのトビー・ミラー、フィドルのエミリー・ブリュレ、リュートとハープのエステバン・ラ・ロッタというメンバー。2006年に、北米中世・ルネサンス音楽コンペティションで優勝している。
SACD2 2531
(SACD Hybrid)
\2400
モーツァルト:室内楽編曲のピアノ協奏曲集
 ピアノ協奏曲第11番 ヘ長調 K.413
 ピアノ協奏曲第12番 イ長調 K.414
 ピアノ協奏曲第13番 ハ長調 K.415
ジャニーナ・フィアルコフスカ(P)
チェンバー・プレイヤーズ・オブ・カナダ
モーツァルトのピアノ協奏曲3曲を、ピアノと弦楽五重奏で演奏したもの。当然、通常のオーケストラ伴奏よりもより親密な音楽になっている。ジャニーナ・フィアルコフスカは、1951年モントリオール生まれのピアニスト。1974年に、アルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールで3位に入賞、以来30年以上に渡って国際的に活躍しているベテラン。
ACD2 2339
\2000
シューベルト:歌曲集「白鳥の歌」 D.957
メンデルスゾーン:
 旅の歌 Op.34-6,朝の挨拶 Op.47-2,夜ごとの夢に Op.86-4,
 歌の翼に Op.34-2,挨拶 Op.19a-5,新しい愛 Op.19a-4
ヤン・コボウ(T)
クリスティアン・ベザイディンオート(フォルテピアノ)
「美しき水車小屋の娘」(ACD2 2315)に続く、コボウのシューベルト歌曲集。今回もベザイディンオートがフォルテピアノで伴奏をしている。コボウの美声は、数多いバッハなどの録音で照明済みですが、加えてリートでの表現意欲の巧みさは見事、説得力ある「白鳥の歌」を築き上げている。メンデルスゾーンの6曲は全てハイネの詩によるもの。
ACD2 2516
\2000
ドイツロマン派のクラリネットとピアノのための作品集
 ラインベルガー:クラリネット・ソナタ Op.105 a
 マリー・エリーザベト・フォン・ザクセン=マイニンゲン:ロマンツェ
 シューマン:幻想的小品Op.73、ロマンツェ集 Op.94
 ライネッケ:幻想的小品集 Op.22
アンドレ・モワサン(Cl)
ジャン・ソルニエ(P)
ATMAではおなじみのクラリネット奏者、アンドレ・モワサンによる、ドイツ・ロマン派のクラリネット曲集。しかも収録されている曲は、シューマン以外は、ヨーゼフ・ガブリエル・ラインベルガー(1839?1901)、カール・ライネッケ(1824-1910)、そしてマリー・エリーザベト・フォン・ザクセン・マイニンゲン(1853?1923)と、かなりマニアック。マリー・エリーザベトは、その名の通りの貴族の娘で、父親は、ハンス・フォン・ビューローの後援者でもあった、ザクセン・マイニンゲン公ゲオルク2世。
ACD2 2573
(2CD)
\3600
フランク:12のオルガンのための作品集 第1集 ピエール・グランメゾン(Org)
モントリオールのオルガニストで、作曲家でもあるピエール・グランメゾンによる、フランクのオルガン作品集。第1集では、3つの小品、幻想曲 イ長調、英雄的小品、牧歌、祈りなどを収録。オルガンは、モントリオールのノートルダム・バジリカのカサバン製オルガンを使用。
ACD2 2574
\2000
フランク:12のオルガンのための作品集 第2集 ピエール・グランメゾン(Org)
第2集では、6つの小品、交響的大曲,前奏曲,フーガと変奏曲,幻想曲 ハ長調などを収録。モントリオールのノートルダム・バジリカのカサバン製オルガンは、1891年に作られたもので、81のストップを備えた、当時としては最大級のオルガンだったそうだ。
ACD2 2563 ブクステフーデ:「われらがイエスの四肢」 レ・ヴォワ・バロック
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637頃-1707)の名作「われらがイエスの四肢」にまた一つ優れたCDが加わった。レ・ヴォワ・バロックという団体名は耳慣れないだろうが、そこに参加したアーティストの顔ぶれは非常に豪華。歌は各パート一人での演奏で、スージー・ルブラン、キャスリーン・ウェブスター、マシュー・ホワイトら、強力なソリストが見事な歌を聞かせてくれる。アレクサンダー・ワイマン率いるアンサンブルには、レ・ヴォア・ユメーンの二人(スージー・ナッパーとマーガレット・リトル)ら、古楽の名手が多数。モントリオールの古楽の勢いを感じさせてくれる。
ACD2 2501 メンデルスゾーン:
 弦楽四重奏曲第6番 ヘ短調 Op.80
 弦楽四重奏のための4つの小品 Op.81〜2曲
 弦楽五重奏曲第2番 変ロ長調 Op.87
アルカン四重奏団
〔ローラ・アンディラーニ(Vn),
ナタリー・カミュ(Vn),
リュク・ベアシュマン(Va),
デイヴィッド・エリス(Vc)〕
スティーヴ・ダン(Va)
メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲は、ここ数年、ちょっとしたブームと言ってよい状況で、盛んに取り上げられている。このCDには、メンデルスゾーン晩年の3つの作品を収録。弦楽四重奏曲第6番は、急死した姉ファニーへのレクイエムとして作曲されたもので、全編を覆う悲しみは感動的。アルカン四重奏団は、1989年にケベックで結成した弦楽四重奏団。アルカンとは、彼らのスポンサーのアルミ会社の名前だそうだ。
ACD2 2545 モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」(抜粋 木管五重奏版) ペンタエドル
〔ダニエル・ブルジェ(Fl),
マルタン・カルペンティエ(Cl),
ノルマン・フォルジェ(Ob),
ルイ=フィリップ・マルソレ(Hr),
マティウ・リュシエ(Fg)〕
モーツァルトの「コジ・ファン・トゥッテ」を、管楽五重奏で演奏したもの。カナダの夏の名物であるクラシック音楽祭、ラノディエール国際フェスティバルで2006年に披露され、大変好評だったもの。カナダの名手が揃った演奏だけに、オリジナルとはまた違った魅力を発揮している。
ACD2 2550 ココシ:シャーマン
デジャルダン:家は開いている,ヤンキーたち
グジェオン:夏の夜の小音楽
マルク:スリシール
ライヒ:エレクトリック・カウンターポイント
ゴティエ:エクー
ブルワー:空、空気、そして微笑みについて
フォレステア(ギター・アンサンブル)
リシャール・デジャルダン(歌)
フォレステアは、2002年に結成されたギター・アンサンブル。名前の由来は、ギターが木で出来ていることから、forestとギタール guitareをかけたのでしょう。演奏している曲は、いずれもここ20年ほどの作品。
ALCD2 1037\1500 パーセル:「アーサー王」より,「妖精の女王」より
カヴァッリ:「カリスト」より
テレマン:フルート、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ホ短調
メアッリ:ソナタ「ラ・ベルナベア」
クレランボー:サンフォニア第5番
ルベル:バレエ組曲「踊りの性質」
シュメルツァー:バレエ音楽「剣術学校」
コレット:コンチェルト・コミック「未開人」より
ボワモルティエ:バレエ「大公妃邸のドンキホーテ」より
フランシス・コルプロン(指)
レ・ボレアド
モントリオールを代表する古楽団体、レ・ボレアドによる演奏を集めたサンプラーCD。「旅 Journey」と題されたように、英独仏伊と様々な国の作曲家の作品が集められている。カタログ付きの特別価格(品番にご注意ください)。
SACD2 2377
(SACD Hybrid)
\2400→¥2190
(8/29紹介済)
ドビュッシー:管弦楽によるピアノ作品集
 子供の領分(アンドレ・カプレ編)、6つの古代墓碑名(アンセルメ編)、
 月の光(ストコフスキー編)、サラバンド(ラヴェル編)、
 スティリー風タランテラ(ラヴェル編)、
 グラナダの夕暮れ(アンリ・ビュッセル編)、小組曲(アンリ・ビュッセル編)、
 月の光(アンドレ・カプレ編)
ヨアフ・タルミ(指)
ケベック交響楽団
輝きのある秀逸な色彩感は色あせることのないドビュッシーの魅力。このアルバムは、ピアノのために作曲されたドビュッシーの作品を作曲家、指揮者などオーケストレーションの名人によって編曲された作品集。ヨアフ・タルミは、スヴェトラーノフの代役としてN響定期演奏会に登壇したことで、日本での知名度も急上昇したイスラエルのマエストロ。カナダで最も歴史あるオーケストラ、ケベック響を率い、鋭敏なセンスと絶妙なニュアンスでドビュッシーの世界を見事に描写している。
このアイテムは8/29更新新譜単発セール(1)でご紹介済みです。
SACD2 2402
(SACD Hybrid)
\2400
J.S.バッハ:
 カンタータ 第147番「心と口と行いと生きざまもて」BWV147
 カンタータ 第82番「我は満ち足れり」BWV82
 カンタータ 第1番「暁の星のいと美しきかな」BWV1
エリック・ミルンズ(指)
モントリオール・バロック
モニカ・マウフ(S)
マシュー・ホワイト(C-T)
チャールズ・ダニエルズ(T)
ステファン・マクラウド(Bs)
モントリオール・バロックによるバッハのカンタータ集の第3弾。第1集(SACD2 2400)と第2集(SACD2 2401)はOVPP(1パート一人方式)の演奏によるSACD Hybridシリーズとして好評を博している。今回遂に人気曲「主よ、人の望みの喜びよ」を含む147番と、聖母マリアにちなんだ作品を集めた録音。北米を中心に活躍しているカナダのカウンター・テナー、マシュー・ホワイトが参加し豪華歌手陣にも注目。
ACD2 2560
\2000
ショパン:ピアノ作品集
 24前奏曲Op.28、ポロネーズOp.26-1、4つマズルカOp.33、
 ノクターンOp.9-2、ノクターンOp.15-3
ジャン・フランソワ・ラトゥール(P)
カナダ出身の若手ピアニスト、ジャン・フランソワ・ラトゥールのデビューアルバム。レオン・フライシャーに師事、輝かしいテクニックと強い個性を持つピアニストで将来性を十分に感じさせる演奏。

AUDITE 1CD¥2700

AU 91553
(2SACD Hybrid)
\5000
エドゥアルト・フランク(1817-1893):
 ヴァイオリン・ソナタ ハ短調Op.19
 同 イ長調Op.23/同 ホ長調Op.60
 同 ニ長調 遺作(1861)
クリスティアーネ・エディンガー(Vn)
ジェームズ・トッコ(P)
アウディーテが力を入れる「ドイツのフランク」の最新作。1853年から61年の間に、エドゥアルト・フランクによって書かれた4つのヴァイオリン・ソナタ。聴いてみるとその新鮮さと独創性に驚かされるいっぽうで、響きの上では師メンデルスゾーンとの繋がりも感じさせ、またアルカンあたりのフランス音楽の影響もみられる。演奏は当シリーズではおなじみのリューベック音楽大学でともに教鞭をとるコンビ。
AU 92559
(SACD Hybrid)
\2700
ラートゲーバー:
 「ムーリのミサ曲」Op12-12、
 コンチェルト・グロッソ集「鳴り響くケリュス(リュート)」Op6より
  (第1,4,6曲(以上ヴァイオリンのための),
  第14曲(クラリネットとトランペットのための),
  第19曲(クラリネットのための),
  第20曲(トランペットのための))
テロニウス:コンチェルト第13番(トロンバ・マリーナのための)
カペッラ・ムレンシス、
アンサンブル・アルチンボルド
大バッハと同時代を生きたヨハン・ヴァレンティン・ラートゲーバー(1682-1750)は、当時の南ドイツで非常に人気があり影響力のあったオルガニスト・作曲家。盛期バロックの様式の中に、簡潔なテクスチュアと魅力的な旋律を持ち込んでいる点に、彼の特徴がある。特に、作曲修行の旅をしている最中に彼が投宿した、ムーリ修道院教会において収録された、この教会のため書かれたミサ曲と、独奏を聴くことが稀なトロンバ・マリーナのコンチェルトが録音されていることがポイント。録音:2006年10月12-15日ムーリ修道院教会
AU 92556
(SACD Hybrid)
\2700
「金管五重奏とオルガンのための編曲/
 フランス・ロマンティック・オルガン音楽集」
 ギルマン:オルガン・ソナタ第5番ハ短調Op80
 ヴィエルヌ:
  自由な形式による24の小品集Op31より(第1-4,19,21曲)
 ルフェビュール=ヴェリ:
  「現代のオルガニスト」第2巻よりオッフェルトリウム
 ボエルマン:ゴシック組曲Op25
インターナショナル・ブラス、
エルマー・レーネン(Org)[マリア・バシリカ聖堂のザイフェルト・オルガン]
フランス・オルガン楽派は、カヴァイェ・コルを代表とするロマンティック・オルガンの建造と豪華絢爛な時代を背景に、その作品によって壮大華麗な音響空間を創出した。オルガンという楽器は、鍵盤操作による管楽器と見ることもできるので、逆に、金管五重奏をオルガンのストップの一部分として見ることもできる。その両者が協演したこの録音では、より壮大華麗な音響空間を作り出し、楽派を代表する作曲家たちの作品から、オルガン単独で表現し得る以上の効果を引き出している。録音:2006年4月25-27日ドイツ、ノルトライン=ヴェストファーレン州ケフェラー、マリア・バシリカ聖堂
AU 92507
(SACD HYBRID)
\2700
シューベルト:
 弦楽四重奏曲第14番ニ短調D.810「死と乙女」
 弦楽四重奏曲第10番変ホ長調D.87
マンデルリング四重奏団
メンバーのうち3名までが身内という強みで緊密なアンサンブルを聴かせるマンデルリング四重奏団。シューベルト・チクルスの第1集にあたる「死と乙女」と第10番は通常盤CD(AU.97507)でリリース済みの内容だが、第2集の「ロザムンデ」&第11番(AU.92524)、第3集の第9番&第15番(AU.92552)に合わせて、新たにSACDハイブリッド仕様での登場。もとより優秀録音で知られるauditeだが、美しく伸びやかな弦の魅力がいっそう引き立つ。録音:2003年
AU 97533 「序曲〜トロンボーン・カルテットのための作品集」
 プレトリウス:ダンス組曲
  (イギリスのバレエ / ガイヤルド / バレエ / クーラント)
 J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ハ短調BWV.885
 ボワモルティエ:4声のソナタ
 ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」序曲
 バーバー:弦楽のためのアダージョOp.11
 ドビュッシー:
  小組曲(ミンストレル / 亜麻色の髪の乙女 /
  ゴリウォーグのケークウォーク)
 ブラームス:ハンガリー舞曲第3番
 同:ハンガリー舞曲第4番
 ドニゼッティ:歌劇「ドン・パスクァーレ」序曲
ミュンヘン・トロンボーン・カルテット
AU 97469 「間奏曲〜トロンボーン・カルテットのための作品集」
 パウル・ポイエルル(1570-1625頃):
  組曲(パドゥアーナ / イントラーダ / ダンツァ / ガリアルダ)
 パッヘルベル:幻想曲とフーガ
 ドビュッシー:前奏曲集第2巻より 風変わりなラヴィーヌ将軍
 同:子供の領分より 象の子守歌
 同:前奏曲集第2巻より カノープ
 同:前奏曲集第2巻より ピックウィック卿をたたえて
 ミッシミリアーノ・ネリ:4声のソナタ
 シャイト:来たれ、異教徒の救い主よ〜
  1650年ゲルリッツのタブラチュア譜よりの2章
 J.S.バッハ:コラール前奏曲
 同:フゲッタ
 エベルハルト・クラウス:十二音による対位法第4番よりコラール前奏曲
 フリーデマン・ヴィンクルホーファー:序奏とコラール
 ブクステフーデ:カンツォーナ
 シューマン:子供の情景Op.15より 怖がらせ
 同:同 Op.15より 詩人は語る
 同:子供のためのアルバムOp.68よりコラール
 同:同 Op.68よりサンタクロースのお爺さん
 シューベルト:軍隊行進曲第1番Op.51 D.733
 ヴェルディ:アヴェ・マリア(なぞの音階)
 フチーク:行進曲「剣士の入場」
 ベルンハルト・エッツェル:ヨーデル歌手
 ウェーバー:「魔弾の射手」序曲
ミュンヘン・トロンボーン・カルテット
バイエルン放送響の看板奏者ホルヒほか、ドイツの主要オケのトップが居並ぶトロンボーン・アンサンブルのアルバム。有名曲のアレンジから、あまり知られていないものまで、とにかくあきれるほどにうまい!繊細にして大胆な表現力。熱狂的なブラス・マニアはもちろん、オケ好きをもしびれさせる楽しさ満点の内容。トーマス・ホルヒ…バイエルン放送交響楽団首席トロンボーン奏者。R.シュトラウス音楽院講師。2008年よりミュンヘン国立音楽大学でも教鞭をとることになっている。ダニー・ボンヴァン…ミュンヘン・フィル首席トロンボーン奏者、ミュンヘン・フィル・ブラス・アンサンブルのメンバー。ザルツブルク・モーツァルテウム教授。ウルリヒ・プフェルチュ…バイエルン国立歌劇場管弦楽団首席トロンボーン奏者フォルカー・ヘンジーク…バンベルク交響楽団バス・トロンボーン奏者。ミュンヘン国立音楽大学講師。

AVI MUSIC

4260085 530595
\2600→¥2390
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1、2、3番、スケルツォWoO.2 アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
ジルケ・アヴェンハウス(P)
アンティエ・ヴァイトハースとジルケ・アヴェンハウスによるシューベル作品集(4260085530052)に続くアルバム。ブラームスの音楽を愛してやまないこの2人。非常に雄弁で歌心に満ちた演奏で、ブラームスの旋律美を深く温かく弾きあげている。自身の歌曲「雨の歌」の旋律を主題にした第1番の第3楽章。2人の熱いブラームスへの思いが感動的な演奏を生んでいる。また第2番の第1楽章は湧き上がる美しい旋律を、優しく包み込むようにヴァイトハースが奏でると、アヴェンハウスがきゅっと引き締まったピアノで音楽の流れを作り、詩情豊かでありながらも、あくまでも自然な演奏を聴かせてくれている。決して技巧に頼ることなく心で演奏されたブラームスに心を撃たれる1枚。録音:2006年12月
4260085 530472
\2600
レーガー:クラリネット五重奏曲イ長調 Op.146
モーツァルト:クラリネット五重奏イ長調  K.581
ヴォルフガング・マイヤー(Cl)
カルミナ弦楽四重奏団
[マティアス・エンデルレ(Vn) 
スザンヌ・フランク(Vn)
ウェンディ・チャンプニー(Va)
シュテファン・ゲルナー(Vc)]
1984年スイス、チューリッヒにて結成され、現在の室内楽界を牽引する正統派カルテットとして活躍を続けているカルミナQと、ヴォルフガング・マイヤーによるモーツァルトの名作クラリネット五重奏曲。妹のザビーネはモーツァルトの五重奏を3回録音。ヴォルフガング・マイヤーは妹の存在感に隠れがちだが、この演奏はまさに天国的な音楽と言っても良いだろう。音楽への集中力、息の合ったアンサンブル、柔和な音色、自然で自由な流れ。上質なアンサンブルを聴かせてくれる。ブラームスとカップリングされることの多いモーツァルトのクラリネット五重奏だが、このアルバムではレーガーを収録。レーガーはブラームスのクラリネット五重奏に触発されて作曲、2つの偉大な作品に劣らず充実した最晩年の作品。録音:2006年6月
4260085 530601
\2600→¥2390
(8/29紹介済)
ヴィヴァルディ:
 2つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲 ニ短調 RV 565
 ヴァイオリンと2つのチェロのための協奏曲 ハ長調 RV561
 4つのヴァイオリンのための協奏曲 変ロ長調 RV553
 2本のヴァイオリンのための協奏曲 イ短調 RV522
 チェロ協奏曲 ト長調 RV413
 4つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲 RV580
 弦楽のための協奏曲 ト短調 RV156
ベルリン・バロック・ゾリステン
【ライナー・クスマウル(Vn、音楽監督)、
リューディガー・リーバーマン(Vn)、
町田琴和(Vn)、
ベルンハルト・フォルック(Vn)、
ゼバスティアン・ヘーシュ(Vn)、
ライマー・オルロフスキー(Vn)、
クリストフ・シュトロイリ(Vn)、
ゾルタン・アルマジ(Vn)、
ターニャ・クリスト(Va)、
ヴァルター・キュッスナー(Va)、
エルンスト・マルティン・シュミット(Va)、
ゲオルク・ファウスト(Vc)、
クリスティン・フォン・デル・ゲッツ(Vc)、
クラウス・シュトール(コントラバス)、
ラファエル・アルパーマン(Cemb)、
ビョルン・コレル(アーチリュート)】
1995年ベルリン・フィルの首席弦楽器奏者たちによって結成された弦楽アンサンブル、ベルリン・バロック・ゾリステン。1993年から1998年までベルリン・フィルの首席コンサートマスターを務めた、リーダーのライナー・クスマウルなど、ベルリン・フィル最強のソリスト陣が鮮やかな演奏を披露してくれる。彼らは愛用の名器にガット弦を張り、バロック弓を駆使して独自の観点でアプローチ。メリハリの利いた演奏で、個々の表現力の高さ、完成されたアンサンブルに魅了される。また録音会場はベルリン・フィルの旧録音会場でいくつもの名演を生んだイエス・キリスト教会で行われ、伝統の響きを堪能できるというのも魅力。録音:2007年1-2月 イエス・キリスト教会(ベルリン)デジパック仕様
このアイテムは8/29更新新譜単発セール(1)でご紹介済みです。

新レーベル AZZURRA MUSIC

TBPJAB 039
\1200→¥1090
ベートーヴェン:
 交響曲第9番 ニ短調 Op.125 「合唱+JAZZ Drum 付き」
マッシモ・アイエッロ(Jazz drums)
ワルター・アッタナーシ(指)
スロヴァキア放送響、
スロヴァキアフィルハーモニーCho
ナンシー・グスタフソン(Sp),
マリアナ・クリノヴァ(At),
セルゲイ・ラーリン(Tn)
げえっ!なんじゃ、こりゃ?!!!世界最速・ベンジャミン・ザンダー盤、世界最遅・マキシミアーノ・コブラ盤、パイプ・オルガン、エーリヒ・シュテンダー盤等々ものけぞる、キングインターナショナル史上、最も珍妙奇天烈な「JAZZ第九」!正統的な第九交響曲演奏にJAZZ Drumが乱入し強烈に暴れまくる。第1楽章、出だし、再現部、スケルツォのコーダ、アダージョの出だしのドラム・ソロ、などは案外、「なるほどなるほど、そう来ますか?そうだよね!」とうなずきながら気持ちよく聴けるかもしれません(人によっては?)。そして第4楽章、独唱、合唱が登場してからはDrumsも炸裂しまくり、「おいおい、そこまでやりますか?」という感じ。コーダのプレスティッシモ直前のソロでのけぞり、コーダではバスドラム、スネア・ドラム、シンバルの狂喜乱舞に、ここでは「厳しく別け隔てられた」音楽のジャンルも「歓喜の翼のやすらう所に」兄弟となったのだと実感できるだろう。

BIS

BIS 1906/08
(6CD3枚価格)
\7500
シベリウス完全全集 その3/声楽付管弦楽曲編
 クレルヴォ交響曲 Op.7/大学祝典のカンタータ JS105(1894)/
 恋する人〜Ten、男声Cho、弦楽orch版 JS160(1894)/
 2つのコラール〜混声ChoとOrch(1889)/
 森の精 Op.15〜朗読とPf(1894/5)/セレナード JS168(1894/5)/
 ニコライ二世の戴冠式のためのカンタータ JS104(1896)/
 歌劇「塔の中の乙女」JS101(1896)/
 レンミンカイネンの歌 Op.31の1〜男声Choとorch/
 いかだ流しの花嫁たち Op.33〜Barとorch/
 「クリスチャンニ世」より蜘蛛のこっけいな歌 Op.27の4 〜Barとorch/
 サンデルス Op.28〜男声Choとorch/
 アテネ人の歌Op.31の3(初版)〜Choと管打楽器/
 ウレオー川の氷解けOp.30〜朗読、男声Choとorch/
 アテネ人の歌Op.31の3(改訂版)〜Choと管打楽器/
 スネフリド Op.29〜朗読、Choとorch/
 即興曲 Op.19(原典版)〜女声Choとorch/
 火の起源 Op.32(原典版)〜Bar、男声Choとorch/
 あれ以来私は尋ねたことがなかった Op.17の1 〜Sopとorch/
 秋の夕べ Op.38の1 〜Sopとorch/
 海辺のバルコニーで Op.38の2 〜Barとorch/
 夜にOp.38の3〜Sopとorch/
 お前に勇気があるかOp.31の2〜男声Choとorch/
 秋の夕べ Op.38の1 〜Sopと弦楽orch/
 解放された女王 Op.48〜Choとorch/
 伯爵夫人の肖像 JS88〜朗読とorch(1906)/
 即興曲 Op.19(改訂版)〜女声Choとorch/
 解放された女王 Op.48〜男声Choとorch/
 火の起源 Op.32(改訂版)〜Bar、男声Choとorch/
 お前に勇気があるかOp.31の2(第2版)〜男声Choとorch/
 アリオーソ Op.3 〜Sopと弦楽orch/
 お前に勇気があるかOp.31の2(第3版)〜男声Choとorch/
 マグヌス大公 Op.57の6〜 Sopとorch/
 大気の精 Op.70〜Sopとorch/日の出 Op.37の3〜Sopとorch/
 春は急ぎゆく Op.13の4〜Sopとorch/
 お前に勇気があるかOp.31の2(第4版)〜男声Choとorch/
 サンデルス Op.28(改訂版)〜男声Choとorch/
 三月の雪の上のダイヤモンド Op.36の3 〜Barとorch/
 イェーガー隊行進曲 Op.91a〜男声Choとorch/
 少年団行進曲 Op.91b〜混声Choとorch/
 わが祖国 Op.92〜混声Choとorch/大地の歌 Op.93〜混声Choとorch/
 昔々 Op.96b 〜Sop, Altとorch/大地讃歌 Op.95〜混声Choとorch/
 ヴァイノ賛歌 Op.110〜混声Choとorch/行列 Op.113の6〜混声Choとorch/
 いかだ流しの花嫁たち Op.33〜男声Choとorch版/
 孤独なシュプール JS77b〜朗読と弦楽orch/
 クレルヴォの嘆き Op.7〜Basとorch/
 来たれ、死よ Op.60の1〜Barと弦楽orch
ヘレナ・ユントネン、
マリアンネ・ハッガンデル(Sop)、
リリ・パーシキヴィ(Ms)、
エルランド・ハゲゴード(Ten)、
ヨルマ・ヒュンニネン(Bs)、
スティナ・エクバルド、
ラッセ・ポイスティ(朗読)、
YL男声Cho、
ドミナンテCho、
ユビラーテCho、
ネーメ・ヤルヴィ、ヨルマ・パヌラ(指)
エーテボリSO、
オスモ・ヴァンスカ(指)
ラハティSO
シベリウスの没後50年を記念してBISが送る「シベリウス完全全集」。全体を13のジャンルに分け、全65枚、世界初の浩瀚な大全集の完成となる。第3弾は声楽付管弦楽曲を網羅している。名作「クレルヴォ交響曲」はもちろん、大規模なカンタータから歌曲の管弦楽曲伴奏編曲、さらには同一曲も異版があるだけ全部収録という完璧さ。初めて聴くような作品も、シベリウスならではの味わいに富んでいて、思わぬ拾い物の連続。演奏も大物ヒュンニネンをはじめ新鋭まで多数。管弦楽はヤルヴィやヴァンスカが担当しているのも魅力。英・独・仏・フィンランド・日本語の五カ国語による80ページ豪華解説書、さらに別冊伝記(連載)つき。美麗化粧函入りで6枚組3枚価格という超お買い得品。日本語解説付
BIS 1653/4
(2CD)
\5000
ダニエル・ボルツ:
 (1)オラトリオ「彼の名はオレステス」(2002)
 (2)リコーダー協奏曲「ジョーカーの物語」(2000)
アニータ・ビョルク(朗読)、
アンナレーナ・ペーション、
イングリド・トビアソン、
マリアンネ・エクローヴ、
アンナ・ラーション、
アンデシュ・ラーションほか声楽、
エリク・エリクソン室内Cho、
ダン・ラウリン(rec)、
アラン・ギルバート(指)
ロイヤル・ストックホルム・フィル
1943年生まれの現代スウェーデンの作曲家ダニエル・ボルツ。彼がギリシャ悲劇の名作、アイスキュロスの「オレステイア三部作」をオペラ化。父を殺害した実母を、復讐のため殺すという心理描写が巧みになされている。カップリングはダン・ラウリンの独奏によるリコーダー協奏曲「ジョーカーの物語」。アラン・ギルバートの指揮により、既発のBIS-1425と同音源。
BIS SA 1621
(SACD Hybrid)
\2600
J.S.バッハ:カンタータ全集 Vol.37
 (1)第169番「神にのみ、わが心を捧げん」BWV169
 (2)第170番「満ち足りた安らぎ、魂の歓び」BWV170
 (3)第35番「霊魂は乱れ迷います」BWV35
 (4)第200番「告白します、あの方の御名を」BWV200
ロビン・ブレイズ(A)
鈴木雅明(指)
バッハ・コレギウム・ジャパン
SACDハイブリッド盤。バッハの教会カンタータ中、独唱者がアルトのみというものを4篇集めたアルバム。アルト・パートはカウンターテナーのロビン・ブレイズが好演。「霊魂は乱れ迷います」BWV35では、アルトがオルガンのソロと絡みつつ、思い乱れた魂の救われ行く道筋を見事に描く。華麗なオルガンコンチェルトとロビンの突き抜けるような明るい歌声が絡み合う様が聴きもの。
BIS SA 1547
(SACD Hybrid)
\2600→¥2390
マーラー:大地の歌(中国語歌唱版) ニン・リャン(Ms)、
ウォーレン・モク(T)
ラン・シュイ(指)
シンガポールSO
SACDハイブリッド盤。マーラーの「大地の歌」は、李白や孟浩然の漢詩をドイツ人ベトゲが自由に独語訳したとされている。ここではその歌詞を香港在住のダニエル・ングがオリジナルの漢詩に戻した中国語で歌唱している注目盤。さらに独唱、オーケストラ、指揮者ともに中国系という点も徹底していて、マーラーが込めた中国的色彩がより濃厚となっている。
BIS SA 1350
(SACD Hybrid)
\2600
ヨウン・レイフス:オラトリオ「エッダ」第1部〜天地創造 グンナル・グヴズビョルンソン(T)、
ビャルニ・ソウル・クリスティンソン(B-Br)、
ヘルマン・ボイマー(指)
アイスランドSO、
スコラ・カントルム
SACDハイブリッド盤。アイスランドの作曲家ヨウン・レイフス (1899-1968)は、巨大な打楽器群を含む強烈な音響と、母国の伝統音楽に基づく不思議な音楽が特徴。彼畢生の大作にして幻のオラトリオ「エッダ第1部」が初めてその姿を現します。彼は若い頃からアイスランド伝承文学「エッダ」をテキストに大規模なオラトリオを夢見ていた。第1部のテーマを「天地創造」と決め、1939年にようやく第1部を完成するが、難しすぎる合唱が原因で彼の存命中に演奏されることはなく、当ディスクの録音に際し2006年に世界初演されました。全部で13の楽章から成り、各楽章は北欧神話従い「海」「地球」「天」「太陽」などの創造を描写する。レイフスの特徴である平行五度と変拍子の自由な使用などにより、強烈な色彩と霊感に満ちた世界を繰り広げる。
BIS SA 1639
(SACD Hybrid)
\2600
仏蘭西の喜び
 (1)サンカン:ソナチネ (1946)
 (2)ヴィドール:フルートトピアノのための組曲 Op.34
 (3)ルーセル:笛吹きたち Op.27/ロンサールの2つの詩 Op.26
 (4)ミヨー:ソナチネ (1922)
 (5)ゴダール:3つの小品の組曲 Op.116
シャロン・ベザリー(Fl)、
ルーヴェ・デルヴィンエル(Pf)、
バーバラ・ヘンドリックス(Sop)
SACDハイブリッド盤。今秋に来日公演が予定されているフルートの女王、シャロン・ベザリーの最新録音。ファッショナブルで美しいフルート曲といえば、やはりフランスものでしょうが、選曲そのものはかなり凝っている。マルク・ラフォレや花房晴美の師だった名ピアノ教師サンカンをはじめ、オルガンの大家ヴィドールなども魅力的なフルート曲を残していたのに驚かされます。フルートの助奏付の「ロンサールの2つの詩」は何とヘンドリックスの歌まで楽しめる。
BIS 1648
\2500
ワインベルク:
 (1)チェロソナタ第1番 Op.21 (1945)
 (2)チェロソナタ第2番 Op.63 (1959)
 (3)無伴奏チェロソナタ第1番 Op.72 (1960)
アレクサンドル・シャウシヤン(Vc)、
エフゲニー・スドビン(Pf)
ショスタコーヴィチが最も信頼を寄せた作曲家ミェチスワフ・ワインベルク (1919-1996)。歿後10年を経て、世界中のレーベルから新録音が続々リリースされている。彼の2曲のチェロソナタはワシーリエワのチェロ、作曲者自身のピアノによる超名盤がメロディアにあったが、「ケンプ・トリオ」のアルメニア人シャウシヤンが最新録音。ウワサの新人スドビンがピアノパートを担当しているのも超魅力。若々しさにあふれている。
BIS 1593/4
(2CD)
\5000
ジョージ・フリン:トリニティ
 (1)地下水道 (1976)
 (2)負傷 (1968)
 (3)救出 (1993)
楽譜付
フレドリク・ウレーン(Pf)
アムランと並んで人間離れした超絶技巧ピアニストとして知られるフレドリク・ウレーン期待の新譜はこれまた超難物。アメリカの作曲家のジョージ・フリン (1937-)の「トリニティ」で、3部分で114分もかかる大曲。全体には1968年から1993の25年をかけて作曲され、タイトルは三部分構造と1945年に最初の核実験が行われたニューメキシコの地名を表している。作曲者自身によれば、「地下水道」と「負傷」は20世紀の暴力の時代(第二次世界大戦中のポーランドと1960年代のベトナム)を表し、「救出」で和解を探りそれに立ち向うとのこと。曲は長さ、技術的難関、およびその内容に関して演奏者と聴き手に多くを求める。実際、あまりの難物ゆえ、過去3回、ウレーンにより各回一部ずつしか実演されていない。こうした超難曲は、必ず挑戦したがる猛者がいるが、嬉しいことに全曲の楽譜付き。超絶ピアノ楽譜ファン必携の一枚。
BIS NL 5031
\2500
スウェーデン民衆のクリスマス
 (1)聖しこの夜 (2)主の道を用意せよ (3)みどり児はこの日に生まれ
 (4)おおキリストの妻よ喜べ (5)スタッファンの歌三章
 (6)処女は今日御子を産み (7)地上の平和
 (8)来たれ、エマヌエル(全曲グンナル・イデンスタム編)
ソフィア・カールソン、
エンマ・ヘルデリン(Vo)、
リサ・リドベリ(Vn)、
グンナル・イデンスタム(Org)、
ゲイリー・グラーデン(指)
聖ヤコブ室内Cho
スウェーデンの一般家庭で歌いつがれるクリスマス・ソングを集めたアルバム。アレンジを名オルガン奏者イデンスタムが担当、スウェーデンの郷土色あふれるユニークな世界を創りあげている。スウェーデンの若手トラッド・フォーク・シンガーとして注目されているソフィア・カールソンとエンマ・ヘルデリンがリード・ヴォーカルを務め、さらにデュルリュフレの「レクイエム」の心洗われるような無垢の合唱を聴かせた聖ヤコブ室内合唱団が強力なサポートをしているのも魅力。透明かつ素朴なこのアルバムで今年のクリスマスは決まり!
BIS SA 1701/2
(2SACD Hybrid)
\5200→¥4790
J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV232 キャロリン・サンプソン、
レイチェル・ニコルズ(S)、
ロビン・ブレイズ(A)、
ゲルト・テュルク(T)、
ペーター・コーイ(Bs)、
鈴木雅明(指)
バッハ・コレギウム・ジャパン
SACDハイブリッド盤。BCJ発足当初から、ファンの間で最もリクエストの多かったロ短調ミサ。それがカンタータ連続録音13年目、まさに満を持しての実現となった。教会カンタータをはじめ、マタイ、ヨハネなどバッハの大作、重要作全ての経験がこのロ短調演奏に全て結実していると思われる凄みに満ちた内容となっている。合唱を極力小さくし、独唱者がそこに加わるのも独特。鈴木秀美、若松夏美をはじめとする器楽陣も精密の極み。「わび・さび」の美学を思わせさえする、厳しいまでに純化されたロ短調ミサの世界に感動させられる。
BIS SA 1618
(SACD Hybrid)
\2600
モーツァルト:
 (1)2台のピアノのための協奏曲変ホ長調 K.365(第10番)
 (2)2台のピアノのための協奏曲変ホ長調 K.365
 (クラリネット、トランペット、ティンパニを含む版)
 (3)3台のピアノのための協奏曲ヘ長調 K.242(第7番)
ロナルド・ブラウティハム、
アレクセイ・リュビーモフ(フォルテピアノ)、
マンフレート・フス(指揮とフォルテピアノ)
ハイドン・シンフォニエッタ・ウィーン
SACDハイブリッド盤。フォルテピアノのよるモーツァルトの独奏曲全集録音で評価の高いブラウティハムが、同じモーツァルトの2台および3台のピアノのための協奏曲に挑戦。それも共演は奇才リュビーモフなのが興味津々。演奏は期待にたがわず強い個性がぶつかりあい、驚くほどいきいきとした世界を創りあげている。さらに興味深いのは、2台のピアノのための協奏曲が、通常版とクラリネット、トランペット、ティンパニで増強されたオーケストレーションによるものと2種収録されていること。BIS初登場の古楽器オーケストラ「ハイドン・シンフォニエッタ・ウィーン」が好演を見せている。
BIS 1657
\2500
グリーグ歌曲全集 Vol.6
 (1)ノルウェー Op.59(全5曲) (2)9つのロマンスと歌 Op.18
 (3)悲劇的な詩 Op.59(全6曲) (4)兵士 (5)涙
 (6)祖国賛歌 (7)少年 (8)ふつうの殿方
モニカ・グロープ(Ms)、
ロジャー・ヴィニョールズ(Pf)
グリーグ歌曲全集の第6巻はメゾソプラノ用作品が集められている。グリーグは若い頃、ある声楽家の美声に魅了され、すっかり一目ぼれして、その思いを「9つのロマンスと歌 Op.18」に込めて、彼女に献呈した。それが後のグリーグ夫人とのこと。グリーグならではの旋律の美しさに加え、ナイーヴで一途な思いが心を打つ感動作。
BIS 1617
\2500
オネゲル:
 (1)チェロ協奏曲(1929)
 (2)チェロソナタ(1920)
 (3)チェロとピアノのためのソナチネ(1921/2)
 (4)ヴァイオリンとチェロのためのソナチネ(1932)
クリスティアン・ポルテラ(Vc)、
トゥオマス・オッリラ=ハンニカイネン(指)
マルメSO(1)、
キャスリン・ストット(Pf)(2)(3)、
クリスティアン・テツラフ(Vn)(4)
スイスの期待の新鋭クリスティアン・ポルテラの第2弾。今回は母国の大物オネゲルのチェロ曲集。「パシフィック231」と同時代のチェロ協奏曲をはじめ、ヴィルトゥオーゾ的な難技巧が要求される辛口音楽ばかり。クラリネットとピアノとためのソナチネのチェロ版も、こちらの方がむしろ味わいを増しているかのよう。ポルテラの腕が冴える。
BIS 1669/70
(3CD2枚価格)
\5000→¥4590
スクリャービン:オーケストラ曲全集
 (1)交響曲第1番ホ長調 Op.26
 (2)同第2番「悪魔的な詩」Op.29 (3)同第3番「神聖な詩」Op.43
 (4)法悦の詩 Op.54 (5)プロメテウス Op.60
 (6)夢想 Op.24 (7)ピアノ協奏曲嬰ヘ短調 Op.20
ルーヴェ・デルヴィンエル(Pf)(5)、
ローランド・ペンティネン(Pf)(7)、
インゲル・ブロム(Ms)(1)、
ラーシュ・マグヌソン(T)(1)、
レイフ・セーゲルスタム(指)
ロイヤル・ストックホルム・フィル、
同Cho
スクリャービンはピアノ的な作曲家だったゆえ、管弦楽曲の数は少ないものの、大規模なものばかり残している。ロシア的な抒情が美しい交響曲第1番やピアノ協奏曲にはじまり、「法悦の詩」や「プロメテウス」のような神秘主義的アブナい世界へと進化していく過程が3枚のCDで味わえる。それが何と2枚価格。巨匠セーゲルスタムがロシア系指揮者とはひと味異なるひんやりとした幻想世界を創りあげている。
BIS 1903/5
【6CD3枚価格】
\7500→¥6890
シベリウス完全全集 その2〜室内楽(四重奏・三重奏)編
(1)弦楽四重奏曲:
 モルト・モデラート〜スケルツォ JS134/[スケルツォ]ロ短調/
 弦楽四重奏曲変ホ長調 JS184 (1885)/[4つの主題] (1887)/
 アラ・マルチア ホ短調 JS16/プレスト ヘ長調 JS154/
 主題と変奏 ト短調 JS197/アレグレット ニ長調 JS20/
 アンダンティーノ ハ長調 JS39/主題と変奏 嬰ハ短調 JS195/
 [33の小品] (1888-89)/[アレグロ]ト短調/
 アンダンテ〜アレグロ・モルト 二長調 JS32/
 アンダンテ・モルト・ソステヌート ロ短調 JS37/
 モデラート〜アレグロ・アパッシオナート 嬰ハ短調 JS131/
 アレグロ ホ短調 JS28/アレグレット イ長調 JS17/
 アダージョ ヘ短調 JS14/アレグレット 変ロ長調 (1889)/
 マルティン・ウェゲリウスのためのフーガ JS85/
 弦楽四重奏曲イ短調 JS183/アダージョ 二短調 JS12/
 弦楽四重奏曲変ロ長調 Op.4/弦楽四重奏曲二短調「親愛の声」Op.56/
 弦楽四重奏曲二短調「親愛の声」の終結部異稿/
 アンダンテ・フェスティヴォ JS34a
(2)ピアノ三重奏曲:
 ピアノ三重奏曲ト長調 JS205/[メヌエット]二短調 (1882)/
 メヌエット ヘ長調 JS12/
 [アンダンテ]〜アダージョ〜アレグロ・マエストーソ(1883-85)/
 ピアノ三重奏曲イ短調 JS206/[モデラート]イ短調/
 [アレグロ]ハ長調/アレグロ ニ長調 JS27/
 [アンダンティーノ]イ長調(1886)/
 ピアノ三重奏曲イ短調「ハフトラスク」JS207/
 ピアノ三重奏曲 ニ長調「コルポ」 JS209/
 アンダンティーノ ト短調 JS43/
 ピアノ三重奏曲 ハ長調「ロヴィサ」 JS208/[アレグレット]変イ長調 (1888) /
 [アレグレット]変ホ長調(ヤーッコ・クーシスト補完)/
 [アレグロ]二短調(カレヴィ・アホ補完)/
 ヘルシンキ大学解剖学学院の華麗な行進曲 JS116
(3)ピアノ四重奏曲:
 ピアノ四重奏曲二短調 JS157/光の乙女 (1885)/
 スケルツォ ホ短調JS165/
 アンダンテ・カンタービレ 変ホ長調 JS30b(ピアノとハルモニウムのための)/
 ヴァイオリン、チェロ、ハルモニウム、ピアノのための四重奏曲 ト短調 JS158/
 ピアノ四重奏曲 ハ短調 JS156
テンペラSQ、
ヤーッコ・クーシスト、
サトゥ・ヴァンスカ(Vn)、
マルコ・イロネン、
タネリ・トゥルネン(Vc)、
フォルケ・グラスベック、
ペテル・レンクヴィスト(Pf)、
ハッリ・ヴィータネン(Harm)
シベリウスの没後50年を記念してBISが送る「シベリウス完全全集」。全体を13のジャンルに分け、全65枚、世界初の浩瀚な大全集の完成となる。第2弾は室内楽作品のうち、四重奏と三重奏曲を網羅しています。交響曲や管弦楽曲にくらべて、どうしても地味な印象の室内楽作品だが、ヴァイオリンの名手だったシベリウスが、幼い頃から家族や友人と楽しんだ極めて近しいジャンルでもある。学生時代の未出版作品から断片的なスケッチまで収められている完璧さで、これ1セット持っていれば十分なスグレもの。演奏もフィンランドの新鋭テンペラSQのほか、クーシスト、グラスベックなどフィンランドの実力派が担っているのも魅力。英・独・仏・フィンランド・日本語の五カ国語による80ページ豪華解説書、さらに別冊伝記(連載)つき。美麗化粧函入りで6枚組3枚価格という超お買い得品。日本語解説付
BIS 1900/02
(5CD3枚価格)
\7500→¥6890
(8/29紹介済)
シベリウス完全全集 その1
 エン・サガ Op.9(原典版)/レンミンカイネン組曲 Op.22(原典版)/
 即興曲/春の歌Op.16/森の精 Op.15/エン・サガ Op.9(現行版)/
 カッサツィオーネ Op.6(原典版)/ある情景への音楽/
 フィンランドは目覚める/フィンランディア Op.26/春の歌Op.16/
 葬送行進曲「イン・メモリアム」Op.59(現行版)/
 レンミンカイネン組曲 Op.22(現行版)/ポホヨラの娘 Op.49/
 夜の騎行と日の出 Op.55/森の精 Op.45の1/
 舞踏間奏曲 Op.45の2/吟遊詩人 Op.64/
 大洋の女神 Op.73(現行版)/タピオラ Op.112/
 ルオンノタール Op.70/大洋の女神 Op.73(1914年版)/
 葬送行進曲「イン・メモリアム」Op.59(原典版)/
 カッサツィオーネ Op.6(現行版)/
 「歴史的情景」第1組曲 Op.25/「歴史的情景」第2組曲 Op.66
オスモ・ヴァンスカ(指)
ラハティSO、
ネーメ・ヤルヴィ(指)
エーテボリSO(「歴史的情景」のみ)
シベリウスの没後50年を記念してBISが送る「シベリウス完全全集」。全体を13のジャンルに分け、全65枚、世界初の浩瀚な大全集の完成となる。第1弾は「音詩」と題され、交響曲以外の管弦楽曲を網羅。同一曲の異版まで収められている完璧さはさすがBIS。演奏は大半がヴァンスカ&ラハティ響というのもうれしい。英・独・仏・フィンランド・日本語の五カ国語による77ページ豪華解説書と伝記(それぞれ別冊)つき。最高の演奏と録音が、美麗化粧函入りで5枚組3枚価格。
このアイテムは8/29更新新譜単発セール(1)でご紹介済みです。

BONGIOVANNI

GB 2422
(3CD)
\7200
ガルッピ:「棄てられたディドーネ」 ステファニア・グラッソ(S ディドーネ)
フェデリーカ・ジャンサンティ(S エネア)
マリア・アグレスタ(S セレーネ)
フェデリーカ・カルナヴァーレ(Ms アラスペ)
ジュゼッペ・ヴァラーノ(T オズミーダ)
アンドレア・カレ(T イアルバ)
フランコ・ピーヴァ(指)
スポレート・A.ベッリ・リリコ・スペリメンターレ劇場管
18世紀半ばの重要なイタリアオペラの作曲家、バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785)の「棄てられたディドーネ」が世界初録音。1741年、モデナで初演された作品。台本はメタスタージョの人気作。ガルッピは、ゴルドーニと組んだオペラブッファで知られているが、「棄てられたディドーネ」はそれより前のガルッピのオペラとして貴重。この録音では、ナポリ音楽院に保管されていた筆写譜を、指揮者のピーヴァが校訂、ガルッピらしい生き生きとした音楽を見事に蘇えらせている。録音:2006年9月22,24日、スポレート(ライヴ)
GB 2319
(2CD)
\4800
(1)ヨンメッリ:「鳥刺しの女」
(2)マンチーニ:「コロンビーナとペルニコーネ」
(1)ダニエラ・ファーヴィ・ボルゴニョーニ(S メルジェッリーナ)
フィリッポ・ピーナ・カスティリョーニ(T ドン・ナルチーゾ)
(2)ダニエラ・ファーヴィ・ボルゴニョーニ(S コロンビーナ)
マルコ・スポルテッリ(Bs ペルニコーネ)
(1)(2)ピエルカルロ・オリツィオ(指)
ピアチェンツァ・イタリア・フィルハーモニー管
楽しいインテルメッツォ(1幕立ての小規模なオペラブッファ)の二本立。ニコロ・ヨンメッリ(1714-1774)の「鳥刺しの女」は、1750年、ヴェネツィア初演。これはインテルメッツォといっても独立したオペラで、当時大変人気を博し、頻繁に上演された。フランチェスコ・マンチーニ(1672-1737)は、ナポリを拠点とした作曲家。「コロンビーナとペルニコーネ」は、1723年にナポリで初演されたオペラセリア「トラヤーノ(=トラヤヌス)」の幕間に上演されたもの。どちらも簡単な筋と親しみやすい音楽で、気軽に楽しむことができる。録音:2000年11月5,9日

CALLIOPE

CAL 9382
\2400
ショスタコーヴィチ:
 (1)ミケランジェロの詩による組曲 Op.145
 (2)プーシキンの詩による4つのモノローグ Op.91
(1)ローベルト・ホル(Bs)、
イサーク・カラプチェフスキー(指)
フランス国立ロワール管、
(2)エレーナ・バシキーロワ(Pf)
現在最も脂ののったバス・バリトン、ロバート・ホルによるショスタコーヴィチ歌曲集。ぜいたくなのが伴奏。「ミケランジェロ組曲」はチャイコフスキーの交響曲が評判高かったロシア系ブラジル人指揮者カラプチェフスキー指揮ロワール管、「プーシキンのモノローグ」は名ピアニスト、バシキーロフの娘にしてギドン・クレーメルの前妻エレーナ・バシキーロワ。ホルは両作品ともロシアで歌唱、芸達者ぶりを示している。
CAL 9370
\2400
ショスタコーヴィチ:
 ピアノ三重奏曲第1番ハ短調 Op.8
 同第2番ホ短調 Op.67
 ブロークの詩による7つの歌 Op.127
エフゲニヤ・グレーコヴァ(S)、
ヤコフ・カスマン(Pf)、
ペトル・マツェチェク(Vn)、
ペトル・プラウセ(Vc)
ショスタコーヴィチはピアノ・トリオの形態による作品を3篇残しているが、それぞれが彼の初期、壮年期、晩年という3つの時期に書かれ、異なった作風と音楽観を示している。注目は1997年ヴァン・クライバーン・コンクール2位の鬼才カスマンのピアノ。恐ろしいまでの説得力に驚かされる。「ブロークの7つの歌」で独唱を務めるロシアの新進オペラ歌手グレコーヴァは、シュワルツコップの教えも受けた逸材。

CASCAVELLE

VEL 3094
\2300
フランク:
 (1)ピアノ五重奏曲ヘ短調
 (2)ヴァイオリン・ソナタ イ長調
フィリップ・アントルモン(P)
ダン・チュウ(Vn)
アロン四重奏団
指揮者としての活躍もめざましいフランスの名手アントルモン。最新アルバムは、ピアノのパートに難度と比重が高いことで知られるフランクの室内楽。名作ヴァイオリン・ソナタで共演するダン・チュウは、ジェラール・プーレやルッジェーロ・リッチに師事した北京生まれの若手。いっぽう、弟子オルメスへの激しい想いに全曲が染め上げられたピアノ五重奏は、1998年にウィーンの音楽家たちで結成されたアロン四重奏団との共演。こちらは、メンバー全員がアルバン・ベルク四重奏団の薫陶を受けたアンサンブル。どちらも1934年生まれの大家が弾くピアノは、なまめかしい香気を漂わせて魅力たっぷり。ここでアントルモンは、五重奏でベーゼンドルファーを、ソナタではファツィオーリ(F 278)とふたつの楽器を弾き分けているのも注目。録音:(1)2006年3月22 & 23日ウィーン(2)2006年2月3 & 4日パリDDD ステレオ
83451 03025
\990
「ヴェネチアのコンサート」
ヴィヴァルディ:
 「四季」より春(第1楽章)
 2本のフルートのための協奏曲V.VI-2
 「四季」より夏(第2楽章)
 2つのマンドリンのための協奏曲RV.532よりアレグロ
 フルート協奏曲Op.10-2「夜」
 「四季」より冬(第2楽章)
 「四季」より秋(第3楽章)
 フルート協奏曲Op.10-1「海の嵐」
 グローリアRV.589より
 マンドリン協奏曲RV.425
 フルート協奏曲Op.10-3「ごしきひわ」
 マンドリン協奏曲RV.93よりアレグロ・ジュスト
 協奏曲RV.558よりアンダンテ・モルト
ピエロ・トーゾ(Vn)
シミョン・スタンチウ(パンフルート)
ジャン=ピエール・ランパル(Fl)
ウーゴ・オルランディ、ドリーナ・フラティ(Man)
ピエトロ・ボルゴノーヴォ(Ob)
チェチリア・ガスディア(S)
クラウディオ・シモーネ(指)
イ・ソリスティ・ヴェネティ
ピリオド楽器隆盛以前に人気を誇ったシモーネらによるヴィヴァルディ名曲集。アルバム冒頭の「春」からレガートたっぷりに奏でられ、スタイルとしてはいささか古くなった印象は否めないが美しさとムードは満点。大家ランパルが参加しているのも目を引く。ERATO原盤。
VEL 3099
\2300
(1)シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調D.667「ます」
(2)ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲イ長調Op.81
フィリップ・アントルモン(P)
(1)ルートヴィヒ・ミュラー(Vn)
キャロライン・ハリソン(Va)
マイケル・ウィリアムズ(Vc)
チロ・ヴィジランテ(Cb)
(2)ウィーン・アロン・カルテット
大家アントルモンのピアノで聴く五重奏の名作。ライヴの豊かな感興のもと、円熟の芸が楽しめる。ドヴォルザークで組むのは、シューベルトでヴァイオリンを弾くミュラーが98年に結成したアンサンブル。録音:(1)2003年(ライヴ)(2)2001年3月(ライヴ)DDDステレオ
VEL 3116
\1800
(1)J.S.バッハ:管弦楽組曲第2番ロ短調BWV.1067よりバディネリ
(2)ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ:フルート協奏曲ト長調
(3)モーツァルト:フルート協奏曲第1番ト長調KV.313
シミョン・スタンチウ(パンフルート)
アルミン・ジョルダン(指)
ローザンヌ室内O.
ブカレスト生まれ、パンフルートの名手スタンチウの代表的アルバムが2007年24ビット新マスタリングで復活。かわいらしく、どことなくユーモラスな音色は、ふつうのフルートで聴くのと一味もふた味もちがって新鮮。録音:1984-1985年DDDステレオ
VEL 3114
¥2000→\1790
オルフ:カルミナ・ブラーナ
 (2台ピアノ&パーカッション版)
ブリジット・フルニエ(S)
ペーテル・ジグリスト(T)
ミシェル・ブロダール(Br)
カメダ・マユミ&ジャン=ジャック・バレ(P)
ベルナール・エリティエ(指)
ジュネーヴ・パーカッション・アンサンブル
ノヴァンティクァ・ド・シオンCho.
スコラ・デ・プティ・シャントゥール・ド・シオン
オルフ最大の傑作で、映画やTVでも多用されいまやすっかりポピュラーになった「カルミナ・ブラーナ」。ここでは作曲者自身の編曲版による演奏。クロマータ・アンサンブル盤(BIS.734)でも知られるように、打楽器の迫力が強調されオケ版にも負けないパワーに、原色のひびきともいえる味わいがまた新たな魅力。ミドル・プライス再発(旧品番VEL.1009)。録音:1990年ステレオ
VEL 3105
\2300
イザベル・フィリップ/アリア集
 アレヴィ:「シャルル6世」
 マイヤベーア:「ディノーラ」
 オーベール:「ハイデ」
  からのアリア,場面
イザベル・フィリップ(S)
ミケル・オルテガ(指),
オリヴィエ・オプデベック(指),
ミシェル・スヴィエルシェヴスキ(指),
フランス・アルベリック・マニャール管
アレヴィ、マイヤベーア、オーベールという、19世紀半ばのフランスオペラを代表する3人の珍しい録音が登場した。マイヤベーアの「ディノーラ」のアリア“影の歌”は非常に有名だが、あとはどれも文献でしか知らないような作品ばかり。このCDには、アレヴィの「シャルル6世」から2曲(約30分)、「ディノーラ」から影の歌を含む3曲(約20分)、そしてオーベールの「ハイデ」から、短い序曲を含めて4曲(20分強)と、それぞれのオペラをたっぷり聞かせてくれる。イザベル・フィリップは、コンピエーニュのアイドルといってよいほど活躍しているソプラノ。まだ地方劇場が中心とはいえ、フランスオペラでの評価が抜群。加えて高度なコロラトゥーラ技術で「ナクソス島のアリアドネ」のツェルビネッタなども得意としている。録音:2004,2005年、コンピエーニュ
VEL 3098
(2CD)
\3200
グノー:「ミレイユ」 ダニエル・ボルスト(S ミレイユ)
クリスティアン・パピ(T ヴァンサン)
マルセル・ヴァノ(Br ウリア)
ベルナルデット・アントワーヌ(Ms タヴェン)
ジャン=フィリップ・クルティス(Bs ラモン)
川道博子(S ヴァンスネット)ほか
シリル・ディードリヒ(指)
ランコーントル・ミュジカル管
旧VEL 1048の再発売。グノーのオペラでは、「ファウスト」,「ロメオとジュリエット」に次いで人気の高い「ミレイユ」だが、全曲盤はごく僅か。その貴重な一つがお買得になって再発売。録音:1993年11月,ローザンヌ
VEL 3115
(5CD)
\3500
シューベルト:弦楽四重奏曲全集
[CD 1]65’37”
 第13番イ短調D 804,Op.29-1「ロザムンデ」/ 第9番ト短調D 173.遺作 /
 第12番ハ短調D 703「四重奏断章」
  録音:1989年スイス、コルソー、サル・ドゥ・シャトネル
[CD 2]63’35”
 第15番ト長調D 887,Op.161 / 第7番ニ長調D 94
  録音:1989年3月スイス、コルソー、サル・ドゥ・シャトネル
[CD 3]76’17”
 第10番変ホ長調D 87,Op.125-1 / 第2番ハ長調D 32 /
 第6番ニ長調D 74 / 第1番変ロ長調D 18
  録音:1990年5月パリ、ミュゼー・ギメ
[CD 4]74’37”
 第8番変ロ長調D 112,Op.168 /
 第4番ハ長調D 46 / 第3番変ロ長調D 36
  録音:1994年4月スイス、コルソー、サル・ドゥ・シャトネル
[CD 5]74’37”
 第14番ニ短調D 810「死と乙女」/
 第11番ホ長調D 353,Op.125-2 / 第5番変ロ長調D 68
  録音:1994年4月スイス、コルソー、サル・ドゥ・シャトネル
シネ・ノミネ四重奏団
CASCAVELLEのみならず、Clavesにも数多くの録音があるスイスの名門シネ・ノミネ四重奏団。彼らの代表的録音シューベルト全集が、これまでのフルプライス分売(VEL.1041〜1045)からスリムボックス仕様のセットになって、価格も3分の1以下とお得になった。親しい仲間との団欒のために作曲されたものに始まり、第8番以降の高度な書法による作品まで、歌ごころあふれるシネ・ノミネの演奏はいまなお新鮮。ステレオ
VEL 3105
\2300
イザベル・フィリップ/アリア集
 アレヴィ:「シャルル6世」
 マイヤベーア:「ディノーラ」
 オーベール:「ハイデ」
  からのアリア,場面
イザベル・フィリップ(S)
ミケル・オルテガ(指),
オリヴィエ・オプデベック(指),
ミシェル・スヴィエルシェヴスキ(指),
フランス・アルベリック・マニャール管
アレヴィ、マイヤベーア、オーベールという、19世紀半ばのフランスオペラを代表する3人珍しい録音が登場しました。マイヤベーアの「ディノーラ」のアリア“影の歌”は非常に有名だが、あとはどれも文献でしか知らないような作品ばかり。このCDには、アレヴィの「シャルル6世」から2曲(約30分)、「ディノーラ」から影の歌を含む3曲(約20分)、そしてオーベールの「ハイデ」から、短い序曲を含めて4曲(20分強)と、それぞれのオペラをたっぷり聞かせてくれる。イザベル・フィリップは、コンピエーニュのアイドルといってよいほど活躍しているソプラノ。まだ地方劇場が中心とはいえ、フランスオペラでの評価が抜群。加えて高度なコロラトゥーラ技術で「ナクソス島のアリアドネ」のツェルビネッタなども得意としている。録音:2004,2005年、コンピエーニュ
VEL 3098
(2CD)
\3200
グノー:「ミレイユ」 ダニエル・ボルスト(S ミレイユ)
クリスティアン・パピ(T ヴァンサン)
マルセル・ヴァノ(Br ウリア)
ベルナルデット・アントワーヌ(Ms タヴェン)
ジャン=フィリップ・クルティス(Bs ラモン)
川道博子(S ヴァンスネット)
ほか
シリル・ディードリヒ(指)
ランコーントル・ミュジカル管
旧VEL 1048の再発売。グノーのオペラでは、「ファウスト」,「ロメオとジュリエット」に次いで人気の高い「ミレイユ」だが、全曲盤はごく僅か。その貴重な一つがお買得になって再発売。録音:1993年11月,ローザンヌ

CLAVES

50 2603/4
(2CD)
\4800
「シューマン:ピアノ曲全集Vol.2」
 (1)蝶々Op.2
 (2)ダヴィッド同盟舞曲集Op.6
 (3)天使の主題による変奏曲 遺作WoO24
 (4)子供のためのアルバムOp.68
セドリク・ぺシャ(P)
コリンズの弾く第1集(50.2601/2)につづく、シューマンのピアノ曲全集第2弾。今回はゴルトベルク変奏曲(50.2407)で鮮烈なデビューを飾ったスイスの若手ぺシャが担当している。録音:2006年

COVIELLO 1CD¥2500

COV 20713
(3CD)
\6900
グルック:「エツィオ」 マックス・エマヌエル・ツェンチッチ(CT ヴァレンティニアーノ3世)
マリセッレ・マルティネス(Ms フルヴィア)
マティアス・レックスロート(CT エツィオ)
ネッタ・オール(S オノーリア)
ミルコ・ロシュコウスキ(T マッシモ)
アンドレアス・ポスト(T ヴァーロ)
アンドレアス・シュテーア(指)
新デュッセルドルフ宮廷楽団(ノイ・デュッセルドルファー・ホフムジーク)
グルックのオペラ・セリア「エツィオ」が世界初録音!グルックというと、「オルフェオとエウリディーチェ」のような改革オペラや、パリに進出してからのトラジェディ・リリクが有名だが、彼が30代だった1740、50年代にはメタスタージオの台本によるオペラ・セリアも多数作曲していた「エツィオ」は、1750年のカーニヴァル・シーズンにプラハで初演されたもの。音楽には、後期バロックから古典派へと移行する時代の特徴がはっきり現れている。物語は、ローマの将軍エツィオと皇帝ヴァレンティニアーノを巡る話。横恋慕あり、謀反ありと、波乱万丈の展開で、大変人気があった台本。ヘンデルも同じ台本から同名のオペラを作曲しているので、比較するのも楽しいだろう。この録音では、プラハ初演の楽譜を使用。かつてのウィーン少年合唱団の花形ソリストにして、現在はトップ・カウンターテノールのツェンチッチが圧倒的な皇帝を歌っている。他の歌手もドイツの実力高い若手が揃えられて、充実。シュテーアと新デュッセルドルフ宮廷楽団も柔らかな美感に優れた演奏。若き日のグルックの充実オペラを心から楽しめます。録音:2007年5月30,6月1日,デュッセルドルフ
COV 20701 カール5世時代の音楽
 M.プレトリウス、フランシスコ・デ・ラ・トッレ、ルイス・デ・ナルバエス、
 ティルマン・スザート、トワノ・アルボー、ルイス・デ・ミラン、
 フィリップ・ヴェルデロ、カンシオネーロ・デ・ラ・コロンビーナ、
 フランシスコ・ゲレーロ、ヒエロニムス・パラボスコ、J.ヴァルター、
 ジョスカン・デ・プレ、ルートヴィヒ・ゼンフル 他
カペラ・デ・ラ・トーレ
マティアス・ゲルヒェン(B)、セバスチャン・クネーベル(Org)
16世紀のスペインは、政治経済、文化芸術ともに強く豊かで黄金期と呼ぶにふさわしい時代でした。1516年に神聖ローマ皇帝カール5世がスペイン王カルロス1世として即位。カール5世はヨーロッパから新大陸に至る広大な領土を統治、歴史上もっとも広い地域を支配した君主の一人。出身地であるフランドルから優れた音楽家を招き、時代を代表する画家や彫刻家も、彼のもとに活躍しました。このアルバムはカール5世と同時代に活躍した作曲家の作品を集めた1枚。カール5世の最高の宮廷楽団の響きを味わうことの出来る内容。録音:2006年10月聖オスダーク教会(マンデルスロー、ドイツ)
COV 20709 ジョン・プレイフォード(1621-1686):
 「英国式舞踏指南 イングリッシュ・ダンシング・マスター」(1651-ca.1728)より
アンサンブル・プレイフォーズ
17世紀イギリスを代表する楽譜出版者のひとり、ジョン・プレイフォード。1651年に出版された17世紀のヒット曲集、「英国式舞踏指南 イングリッシュ・ダンシング・マスター」を編纂。このアルバムは、アンサンブル・プレイフォーズと名付けられた意欲的な古楽アンサンブルによって、より精密に、より確かな解釈において再発見された音楽を展開している。録音:2006年8月28-30日
COV 60703
(SACD Hybrid)
\2500
Between the lines〜境界線のはざまで
 エリッキ=スヴェン・トゥール:
  構図Ⅱ(1986/2000)〜クラリネット、バス・クラリネットとピアノのための
 アンドレアス・ゾルク:
  ヘーレンタール(2000)〜2本のバス・クラリネットとピアノのための
 エリオット・シャープ:
  ハウリン・アット・ザ・ヴォルフガング(2005)〜
   バセット・ホルン、バス・クラリネットとピアノのための
 ゲルハルト・ミュラー=ホルンバッハ:色褪せた影〜
  クラリネット、バセット・ホルンとピアノのための
 パトリック・ビシャイ:イヴについて〜
  クラリネット、バス・クラリネットとピアノのための
 ゲイリー・クレシャ:結合の神秘〜
  クラリネット、バス・クラリネットとピアノのための
ベールマン・トリオ
天才クラリネット奏者、ベールマンにちなんで名づけられたベールマン・トリオによる現代クラリネット作品集。エストニア出身の作曲家、エリッキ=スヴェン・トゥールのトリオ。ベールマン・トリオのために作曲されたNYアバンギャルド・シーンの重鎮、エリオット・シャープのモーツァルトの生誕250年を祝った〝ハウリン・アット・ザ・ヴォルフガング〟。ユングの著書〝結合の神秘〟に基づいて書かれたゲイリー・クレシャの5つの楽章からなる作品など、新旧の要素を含んだ興味深いアルバムとなっている。

CSO RESOUND

CSOR 901801
\2700→¥2490
(1)ブロッホ:ヘブライ狂詩曲「シェロモ」
(2)シャラフ:ケルレンの伝説(2000)
(3)ルー・ハリソン:琵琶協奏曲(1997)
(4)プロコフィエフ:スキタイ組曲(アラとロリー)Op.20
ヨーヨー・マ(Vc)
ウー・マン[危蛮](中国琵琶)
シルクロード・アンサンブル
ミゲル・ハース=ベドヤ(指)、
アラン・ギルバート((4)のみ指)
シカゴ交響楽団
クラシックの枠を飛び越えてクロスオーバーな活躍を続けるヨーヨー・マが1998年以来、情熱を傾けてきたシルクロード・プロジェクト。自身の世界各地での演奏経験を踏まえて、数世紀にわたってヨーロッパと東方を結んでいた交易路、シルクロードに沿って音楽の伝統と異文化のつながりとを探求し、世界共通語である音楽を通じて相互理解や文化交流を図ろうという壮大なもの。「シカゴには世界の分岐路にあった長い歴史があります。」と語るヨーヨー・マ。“シルクロード・シカゴ”と名付けられた、ヨーヨー・マ率いるシルクロード・アンサンブルとCSOならびにシカゴじゅうの何十もの文化機関とのユニークで画期的な催しは、2006年6月から2007年6月までの1年間さまざまな形で行なわれ、大きな話題を提供した。そして今年の4月、グランド・フィナーレを迎えたCSOのコンサート“Sounds of the Silk Road”ではプロジェクトにふさわしく、中国伝承のほかエキゾチックな魅力とヴァラエティに富んだプログラムが取り上げられています。当夜の演目から編まれたCSOリザウンド最新アルバムは、題して“伝統と変化、シルクロード・シカゴのひびき”。前作までとはうって変わり意表を突くリリースに、誰しも少なからぬカルチャーショックとスリルとを与えられることだろう。録音:(1)(2)(3)2007年4月12、13 & 17日(4)5月17、18、19 & 22日 シカゴ、シンフォニーセンター、オーケストラ・ホール(ライヴ) プロデューサー:デイヴィッド・フロスト / エンジニア:クリストファー・ウィリス

DISC AUVERS

準・メルクル指揮、フランス国立リヨン管弦楽団の来日ツアーで、ラヴェルのピアノ協奏曲を演奏する若きピアニスト、ジャン=フレデリック・ヌーブルジェのCDの取り扱いを開始。
DAS 002
\1700→¥1490
ショパン:
 練習曲作品10(全曲)、作品25(全曲)、3つの新しい練習曲
ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ(P)
練習曲作品10の1は「大洋」という名前で呼ばれることもある、非常にダイナミックな曲で、アルペジオがちりばめられた難曲でもある。ジャン・フレデリックのこの演奏は、実に伸びやかかつ鮮烈に聴き手に切り込んでくる演奏。ふとした拍子に見せるほんのわずかのテンポ・ルバートのかけ方に、この青年の底知れぬ才能とセンス、テクニックを感じる。1曲1曲トラックを進めていくごとに、新しいピアニストの到来を確信することのできる1枚。ジャン・フレデリックは1986年生まれだから、この録音のときはまだ17歳前後。おそるべきピアニストの誕生である。録音:2003年7月
DAS 004
(2CD)
\2400→¥2190
オーヴェル・シュル・オワーズ音楽祭2005年ライヴ
[Disc1]
ショパン:
 エロールの「ルドヴィク」のロンド・ファヴォリ「私は僧衣を売る」
  による華麗なる変奏曲 変ロ長調op.12
 タランテッラ 変イ長調op.43
 ノクターン ハ短調(遺作)
 3つのエコセーズop.72-3(ニ長調、ト長調、変ニ長調)
 ワルツ第17番変ホ長調「ソステヌート」(遺作)
 アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ 変ホ長調op.22
 ノクターン第19番ホ短調op.72-1
 フーガ イ短調
 序奏とボレロ イ長調op.19
 コントルダンス 変ト長調
[Disc2]
 J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV 903
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調op.109
 ブラームス:4つの小品op.119
 ショパン:練習曲 ハ長調op.10-1
 ラヴェル:メヌエット(「クープランの墓」より)
 インタビュー
ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ(P)
ライヴならではの熱気、お客さんの盛り上がり方も納得の、怒涛の演奏が続く。19歳にしてこの表現力と音楽性、清潔感のあるタッチ、迸るエネルギー。テクニックはもちろんものすごいのだが、一つ一つの音に生気と喜びが満ち溢れていて、どこまでも自然そのもの。ふとした瞬間に見せる一粒の涙のようなテンポ・ルバートでもう心はわしづかみにされる。彼の演奏を聴いていると、さわやかな高原に立ち、心地よい風を身体いっぱいに受けているような気分になる。ノクターンは、熟年ピアニストによる芳醇なワインのような演奏とはまた違って、若さならではのデリケートさを感じさせる演奏。これからが、実に実にたのしみなピアニスト。録音:2005年5月、ライヴ

DYNAMIC

CDS 553
(10CD→3CD価格)
\6300→¥5990
パガニーニ:室内楽作品集
 弦楽とギターのための四重奏曲全集
  (第1番 MS 28,第2番MS 29,第3番 MS 30,第4番MS 31,
  第5番MS 32,第6番 MS 33,第7番MS 34,第8番MS 35,
  第9番 MS 36,第10番 MS 37,第11番 MS 38,第12番 MS 39,
  第13番 MS 40,第14番 MS 41,第15番 MS 42)
 弦楽とギターのための三重奏曲集
  (セレナータ ハ長調,協奏三重奏 ニ長調,
  三重奏曲 ニ長調,三重奏曲 ニ短調,三重奏曲 ヘ長調)
 弦楽四重奏曲全集(第1番 MS 20,第2番MS 20,第3番MS 20)
 2つのヴァイオリンとチェロのための「心にもう感じない」,
 ヴァイオリンとチェロのための3つの二重奏曲,
 2つのヴァイオリンとチェロのための謝肉祭のディヴェルティメント
 ヴァイオリンとファゴットのための3つの二重奏曲 MS 139,
 ヴィオラとファゴットのための3つの二重奏曲
 弦楽四重奏による4つのノットゥルノ MS 15,
 ヴァイオリンとギターによる6つの二重奏曲 MS 110,
 弦楽四重奏曲 MS34
  (弦楽とギターのための四重奏曲第7番の弦楽四重奏版)
パガニーニ四重奏団
アドリアーノ・セバスチアーニ(G)
ドーラ・ブラチコヴァ(Vn)
ゲッツ・ハルトマン(Vn)
アントネッロ・ファルッリ(Va)
アンドレア・ネファーリ(Vc)
ステファン・ミリャンコヴィチ(Vn)
リッカルド・アゴスティ(Vc)
ピエル・ドメニコ・ソンマーティ(Vn)
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)
クラウディオ・ゴネッラ(Fg)
DYNAMIC社は、活動初期にパガニーニの網羅的な録音を行ったことで一躍名を挙げた会社。弦楽とギターのための四重奏曲全集は、バラでCDS 17(2CD),CDS 46,CDS 80,CDS 98、また5枚組の全集がCDS 159で出ていたもの。弦楽とギターのための三重奏曲集は、CDS 76、弦楽四重奏曲全集はCDS 134、ヴァイオリンとチェロのための曲集はCDS 120、ヴァイオリンとファゴットのための曲集はCDS 184で出ていたもの。10枚まとまって、わずか3枚価格という超お買い得!!
CDS 527
(3CD)
\4200→¥3790
ロッリ:ヴァイオリン協奏曲全集
 協奏曲第1番 変ホ長調 Op.2-1
 協奏曲第2番 ハ長調 Op.2-2
 協奏曲第3番 イ長調 Op.4-1
 協奏曲第4番 変ロ長調 Op.4-2
 協奏曲第5番 ホ長調 Op.5-1
 協奏曲第6番 ニ長調 Op.5-2
 協奏曲第7番 ト長調
 協奏曲第8番 ニ長調
 協奏曲第9番 ハ長調
 協奏曲 変ホ長調
ルカ・ファンフォーニ(Vn,指)
レアーレ・コンチェルト
アントニオ・ロッリ(1725-1802)のヴァイオリン協奏曲全集。ロッリは1725年、ベルガモの生まれ。1758年から1774年までシュトゥットガルトの宮廷管弦楽団のソロ・ヴァイオリニストを務め、さらにヨーロッパ中を旅して周り名声を築いた。今回録音された10曲のヴァイオリン協奏曲は全て世界初録音。ヴァイオリンのルカ・ファンフォーニは、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院を修了し、数々のコンクールで優勝を収めた後、サルヴァトーレ・アッカルドの元でさらに5年間研鑚を積んだ努力人。カデンツァはファンフォーニ作のものを使用している。録音:2007年4-7月,パルマ
CDS 554
(6CD)
\4800
フンメル:作品集
 幻想曲 Op.18、7つのハンガリー舞曲、ソナタ Op.20、変奏曲集 Op.21、
 ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Op.13、変奏曲 イ短調 Op.15、
 華麗なるロンド ロ短調 Op.109、
 ポプリ、ピアノ・ソナタ Op.92a、カプリッチョ、ピアノ・ソナタ Op.81、
 「娯楽」 ヘ長調 Op.108、グラン・ロンド・ブリランテ ト長調 Op.126、
 ドイツの歌による序奏と変奏曲、ヴィオラ・ソナタ 変ホ長調 Op.5-3、
 モンフェッリーナへの変奏曲、
 大ソナタ、オベロンの魔法の角笛の大幻想曲、
 マンドリンとフォルテピアノのソナタ Op.35、
 フルートとフォルテピアノのソナタ Op.50、マンドリン協奏曲
ジュリアーナ・コルニ(P)
ルイジ・アルベルト・ビアンキ(Vn,Va)
アルトゥーロ・ボヌッチ(Vc)
アルド・オルヴィエート(P)
ドリーナ・フラ-ティ(マンドリン)
マルタ・マッツィーニ(Fl)
ソリスティ・ディ・フィエゾーリ
Dynamicが録音したヨハン・ネポムク・フンメルの作品集。かつて、S 2023,S 2035,S 2038,CDS 128,CDS 192,CDS 286で発売されていたものをセットにして大特価でご提供。なお、ヴィオラ・ソナタは、モダン・ピアノ伴奏の演奏と、フォルテ・ピアノ伴奏の演奏の2種を収録している。録音:1994-2000年
CDS 524
(2CD)
\4200
モーツァルト:「ルーチョ・シッラ」 ロベルト・サッカ(T ルーチョ・シッラ)
アニック・マシス(S ジューニャ)
モニカ・バチェッリ(Ms チェチーリオ)
ヴェロニカ・カンヘミ(S チンナ)
ユーリア・クライター(S チェーリア) 他
トマーシュ・ネトピル(指)
フェニーチェ歌劇場管,合唱団
「ルーチョ・シッラ」は、1772年12月26日、ミラノで初演されたオペラ・セリア。モーツァルトは、年が明けて間もなくで17歳という頃。既に劇作品で十分豊富な経験を持っていたモーツァルトは、「ルーチョ・シッラ」で大成功を勝ち得て、26回もの公演があったと伝えられている。この公演、実は一ヶ月後にザルツブルク音楽祭で上演されたのと全く同じ出演者、オーケストラ、合唱団、さらに演出(ユルゲン・フリム)。フェニーチェ歌劇場との共同制作だった。当然、サッカのタイトルロールを筆頭にキャストは優れていて、ことにマシス、バチェッリ、カンヘミといった古楽系で活躍する歌手が効果絶大。そして一番の注目は指揮のネトピル。1975年生まれの若いチェコの指揮者で、このヴェネツィアとザルツブルクでの「ルーチョ・シッラ」で一躍注目度を高めた。 ザルツブルクでは、半野外劇場のフェルゼンライトシューレでの上演だったから、音の収録ではフェニーチェ劇場の方が条件は良いだろう。音楽をじっくり楽しみたい方はこちらをぜひどうぞ。録音:2006年6月
CDS 550
(2CD)
\4200
パガニーニ:37のギター・ソナタ グィド・フィヒトナー(G)
パガニーニと言えばヴァイオリン。ヴァイオリンとギターのための素敵な作品が多々あることはよく知られているだろう。同時に、パガニーニにはギター独奏曲もたくさん残されている。その中の一つに、37のソナタがある。文字通り、37のギター・ソナタ集。CD2枚で37曲収録できるくらいの、小品ばかり。しかしいずれもパガニーニの才気が発揮された佳曲揃い。グィド・フィヒトナーは、1959年、ミラノに生まれたギタリスト。ピアチェンツァの音楽院を修了後、パリでさらに研鑚を重ねた。1822年のルイ・パノルモ製作のギターのコピーを使用。録音:2007年5月

FARAO

B 108033
\2400
R.シュトラウス:
 ツェツィーリエ Op.27-2、冬の霊感 Op.48-4、
 二人の秘密をなぜ隠すのか Op.19-4、明日の朝 Op.27-4、
 夜 Op.10-3、とき放たれた心 Op.39-4、
 献呈 Op.10-1、四つの最後の歌 Op.150
シューベルト:
 無限なるものに D.291、憂愁 D.825、鱒 D.550、
 糸を紡ぐグレートヒェン D.118、夜の曲 D.672、魔王 D.328
ワルトラウト・マイヤー(Ms)
ヨゼフ・ブラインル(P)
録音:2007年3月 この10月にベルリン国立歌劇場と共に来日、イゾルデを歌う予定のワルトラウト・マイヤー。彼女は2回の歌曲リサイタルも予定されている。そのリサイタルの曲目とほぼ同じ内容のCDが緊急リリース。シューベルトとシュトラウスの傑作ばかりを選り抜いて、円熟のマイヤーが奥深い世界を切り開いている。ことに四つの最後の歌は絶品!リサイタルを聞ける人にも、聞きに行けない人にも歓迎されるCDだろう。
B 108080
(3SACD Hybrid)
\6600
ヘンデル:「アルチーナ」 アニャ・ハルテロス(S アルチーナ)
ヴェッセリーナ・カサロヴァ(Ms ルッジェーロ)
ヴェロニカ・カンヘミ(S モルガーナ)
ソーニャ・プリーナ(Ms ブラダマンテ)
ジョン・マーク・エインズリー(T オロンテ)
クリストファー・パーヴィス(Bs メリッソ)
デボラ・ヨーク(S オベルト)
アイヴァー・ボルトン(指)
バイエルン国立管弦楽団
FARAO CLASSICSから強力新譜が登場!!2005年の秋にバイエルン国立歌劇場が来日した時、FARAO CLASSICSのスタッフが自信たっぷりに「この間のヘンデルは素晴らしかったぞ!録音したから、リリースをお楽しみに!」と言っていたものでした。それがこの「アルチーナ」。それもそのはず、7人のソリスト全員がまあ豪華なこと!男装メッゾ役には何とカサロヴァ!タイトルロールには、ミュンヘンで絶大な人気を誇る若き歌姫、ハルテロス。アルチーナの妹、モルガーナにはベテラン古楽ソプラノ、カンヘミ。男装する女性役、ブラダマンテには、やはりベテラン古楽メッゾのプリーナ。さらに脇役というべきオベルトに、ヨークという隙のなさ。もちろんボルトンの指揮も見事なもの、バイエルン国立歌劇場のバロックオペラ上演の力量が存分に発揮されている。「アルチーナ」は、ヘンデルのオペラの代表作の一つに挙げられる割には良い録音が少なかったので、この新録音は歓迎されることだろう。プリンツレゲント劇場でのライヴ録音、S ACDでの発売。録音:2005年7月,プリンツレゲント劇場

GALLO 1CD¥2100

GALLO 790
¥1890
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」
 (1987年1月20,21日 ジュネーヴ・ヴィクトリア・ホール)
チェン・リャン・シェン(指)
北京中央音楽院管弦楽団
フー・ハイ・ヤン(Sp),
ヤン・ジー(A),マー・ホン・ハイ(T),
リ・チン・チャン(Bs)
ジュネーヴ大学合唱団
20年前の録音ではあるが、中国5000年の歴史の中では20年など昨日のようなもの。最近の中国台頭を予見させるようなしっかりした演奏。独唱、合唱はもちろんドイツ語。第9コレクターには見逃せない1枚。
GALLO 1211 パン・フルートとハープによるオペラ編曲集
 ヴェルディ:「トロヴァトーレ」-アズチェーナのカンツォーネ、レオノーラのメロディ
 ベッリーニ:「ノルマ」-カスタ・ディーヴァ
 ビゼー:「カルメン」-ハバネラ、セギディーリャ、間奏曲
 マスネ:タイスの瞑想曲
 ヴォーン=ウィリアムズ:イギリス民謡による6つの練習曲
 メンデルスゾーン:歌の翼に、ヴェネツィアの舟歌他全21曲
ミシェル・ティラボスコ(パンフルート)
ナタリー・シャトラン(Hp)
パンフルートの鄙びた響きとハープのきらびやかな響きが絶妙な取り合わせで、特に「カスタ・ディーヴァ」などは実におもしろく聞かせてくれる。
GALLO 940 モーツァルト:
 グラスハープのためのアダージョ ハ長調K.617a
ベートーヴェン:
 グラスハープのためのロマンス変ホ長調
フレッド・シュナウベルト(1910-):
 グラスハープのための小さな印象、コンチェルティーノ、カプリース
ヴァツラフ・ヴァンサン・マシェック:
 グラスハープのための6つの変奏曲
ハラルド・ゲンツマー(1909-):
 グラスハープのための序奏とアレグロ
ヨハン・ゴットリープ・ナウマン:
 グラスハープのためのソナタ第1番
ジークフリート・バルヒェット(1918-1982):
 グラスハープのためのアフォリズム
ヨハン・アブラハム・ペーター・シュルツ(1747-1800):
 グラスハープのためのラルゴ
ブルーノ・ホフマン(1913-1991):
 グラスハープのためのスケルツォ
キム・スヴィン(Vn)
グラスハープ、天上の響きか、はたまた、黒板につめを立てて引っ掻く響きか、聴く人によって感じ方はさまざまだろうが、モーツァルトの作品が珠玉の作品であることは事実。最後のブルーノ・ホフマンはすたれていたグラス・ハープを復活させた名人。エムゲはホフマンその人にグラス・ハープの手ほどきを受けている。
GALLO 1210 松下 耕(1962-):
 ドナ・ノービス・パーチェム、
 サルヴェ・レジーナ、アヴェ・レジーナ・チェロールム
坂本龍一(1952-):
 カントゥス・オムニブス・ウヌス「歌は人々を結ぶ」
権下敦彦(1965-):アヴェ・マリア
信長貴富による編曲集
 「ノスタルジア」より「花」、「おぼろ月夜」、
 「村の鍛冶屋」、「砂山」、「鉾をおさめて」、「さくら」、「故郷」
 民謡「刈り干し切り歌」、「一文めの市助さん」、
 「五木の子守唄」、「こきりこ」、「谷茶前ぬ浜」、「ほたるこい」
ウェッバー:「オペラ座の怪人」より
 「オペラ座の怪人」、「オール・アイ・アスク・オヴ・ユー」、「私を思って」*
ボヴェ:古い山小屋
小原恒久(指)
金城学院グリークラブ
鈴木美奈(org)*
名古屋の金城学院グリークラブ(女子中学、高校生)が2006年にスイス演奏旅行中に録音したもの。坂本龍一の作品は3年に1回、80カ国が参加して開かれる合唱シンポジウムが2005年に京都で開かれた時に作曲されたもの。

HAENSSLER 1CD¥2400

93 213
¥2190
モーツァルト:
 (1)交響曲第8番ニ長調KV.48
 (2)交響曲ニ長調〜「ポストホルン」セレナードKV.320による
 (3)交響曲第40番ト短調KV.550
サー・ロジャー・ノリントン(指)
SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
録音:(1)2006年9月12日(2)2006年9月8日(3)2006年9月17日 シュトゥットガルト・リーダーハレ、ヘーゲルザール(2006年シュトゥットガルト、ヨーロッパ音楽祭ライヴ)
93 214
¥2190
モーツァルト:
 (1)交響曲第22番ハ長調KV.162
 (2)交響曲第33番変ロ長調KV.319
 (3)交響曲第38番ニ長調KV.504「プラハ」
サー・ロジャー・ノリントン(指)
SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
ノリントンが首席指揮者に就任以来、手兵シュトゥットガルト放送響とともに10年をかけて取り組み続けてきた、いわゆる“シュトゥットガルト・サウンド”。弦楽器にヴィブラート・フリーを徹底するなど、一貫して作曲と同時代の演奏様式により可能なかぎり作品の再創造を標榜するスタイルは、ベートーヴェン全集をはじめその都度大反響を呼んできましたが、ここにきて全6巻の完結を前に早くもその総決算との呼び声が高いモーツァルト・シリーズ。2008年の来日公演に合せて、第40番と「プラハ」をふくめた第3集と第4集が2タイトル同時発売、なお、ここまでで後期の三大交響曲がすべて出揃うことになる。それにしても、底抜けのノリのよさとおもしろさ!ただ、それもこれも入念な研究と考証があればこそで、なかでも前作までに実証ずみ、最大の聴きどころは創作時期に対応した弦楽器の編成。すなわち、第22番が第1ヴァイオリン4、第2ヴァイオリン4、ヴィオラ2、チェロ2、コントラバス3、以下順に、第8番が6・6・4・3・3、同じ1779年の第33番と「ポストホルン」交響曲とが6・6・2・2・3、「プラハ」と第40番では12・12・8・6・6という具合。これほどはっきりとした形で響きの違いを示した例もほかにないだろう。また、これに応じて木管、金管楽器の効果の重要性もくっきりと浮かび上がる仕組み。このほかにも、しっかりと通奏低音が聴こえたり(第8番、第22番、第33番と「ポストホルン」による交響曲)、序奏から強烈な一撃の「プラハ」、考え抜かれたテンポとフレージングの第40番と、どこをとってもいたるところに驚くべき仕掛けが施されていて油断がならない。2008年1月に4年ぶりの来日公演が予定されているノリントン&手兵シュトゥットガルト放送響。かれらの最新にして最高の成果をたっぷりとお楽しみ下さい。録音:(1)2006年9月8日(2)2006年9月12日(3)2006年9月10日 シュトゥットガルト・リーダーハレ、ヘーゲルザール(2006年シュトゥットガルト、ヨーロッパ音楽祭ライヴ)
KDC 8001
(9CD)
\10000→¥9490
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 ゲルハルト・オピッツ(P)
ベートーヴェンといえばオピッツ、オピッツといえばベートーヴェン。1994年NHKの「ピアノ・レッスン」、2005年から日本で進められている全32曲連続演奏会、そしてH穫sslerの録音など、ベートーヴェン演奏の確固たる地位を確立しているオピッツ。順調にリリースされているオピッツのベートーヴェン・シリーズですが、遂に全集となって日本先行発売が決定。ベートーヴェン ピアノ・ソナタ全集の名盤とされている師ケンプとバックハウスをまさに引き継ぐ、近年のスタンダード的アルバム。完璧なタッチ、確かな表現力、穏やかで真摯な演奏は、ストレートにベートーヴェンの音楽が聴き手に浸透します。このあとはシューベルトの録音が予定されており、ますます円熟の極みにあるピアニズムを聴かせてくれることだろう。
98 209
\2300
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.9
 ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
 ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
 ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
ゲルハルト・オピッツ(P)
録音:2005年10月(第31番)、2006年1月(第30&32番) [ノイマルクト]
98 281
\2300→¥2090
メンデルスゾーン:
 弦楽のための交響曲第7番ニ短調
 弦楽のための交響曲第12番ト短調
 交響曲第4番イ長調Op.90「イタリア」
トーマス・ファイ(指)
ハイデルベルク響
目下ピリオド・アプローチの最右翼として大きな注目を集めるファイ&ハイデルベルク響のメンデルスゾーン・シリーズ第2弾。ついに待ちに待った人気作「イタリア」が登場。とにかくスゴイ。からっと晴れ渡った空を思い描かせるアレグロに、なんともすさまじいサルタレッロ。演奏時間5分を切るフィナーレの超快速テンポに象徴されるように、これまでに知り得る作品の印象を一新するショッキングな演奏。カップリングのシンフォニアもとびきりの活きのよさ。内容的に古典派様式が顕著なため、看板のハイドンでならした彼らにはお手のものといえるだろう。録音:2007年3月16-17日、5月8-12日 プファッフェングルント、ハイデルベルク・ゲゼルシャフトハウス

HAENSSLER 1CD¥2300

98 289
(2CD)
\4000
グバイドゥーリナ:
 (1)ヨハネ受難曲 (2000. 2006改訂)
 (2)ヨハネの復活祭オラトリオ (2000. 2006改訂)  ドイツ語版
ユリヤ・スクマノワ(S)、
コービー・ウェルチ(T)、
ベルント・ヴァレンチン(Br)、
ニコラス・イシャーウッド(Bs)、
ヘルムート・リリング(指)
ゲヒンガー・カントライ、
トロッシンゲン音楽大学室内合唱団、
シュトゥットガルト放送響
2000年のバッハ歿後250周年にちなみシュトゥットガルト国際バッハ・アカデミーが大物作曲家4名にそれぞれの母国語による受難曲を依頼した。グバイドゥーリナはロシア語による「ヨハネ受難曲」を作曲、これはhansslerレーベルからゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管の演奏によるCDが発売されている。また、受難曲の続編としてハノーファー放送局から依頼された「ヨハネの復活祭オラトリオ」も含め大作2篇を、巨匠ヘルムート・リリングが振った最新録音の登場。リリングはこの作品の2000年の初演を聴き、是非ドイツ語版で上演したいと希望するが、音楽とロシア語があまりにも密接に結びついているため、翻訳というよりほとんど改訂が必要だった。そこで彼は作曲者を鼓舞激励、さらに協力もして2006年に新たな作品として完成、2007年2月9日にドレスデンで改訂初演されました。さてこの演奏、さすが宗教合唱の神様リリングだけにゲルギエフとは全く印象は異なる。何かドストエフスキーの長編小説を読むような充実感で、感動的。
98 503
¥2090
チェンバロ・レボリューション
 (1)ラヴェル:スピネットを弾くアンヌ
 (2)マスネ:メヌエット
 (3)ドニゼッティ:変奏曲 
 (4)トーメ:リゴドン
 (5)ブゾーニ:ソナチネ第3番「子供のために」
 (6)ディーリアス:舞曲
 (7)タンスマン:前奏曲とフーガ
 (8)R.シュトラウス:カプリッチョ組曲 
 (9)ショスタコーヴィチ:オフェーリアの踊り
 (10)チェレプニン:組曲 
 (11)ワインベルク:ヴィンニ・プーフ(熊のプーさん)
 (12)ロドリーゴ:前奏曲とリトルネッロ
 (13)信時潔:東北民謡集より
 (14)伊福部昭:サンタマリア
 (15)同:小ロマンス 
 (16)ジャン=ジャック・ペリー&ガーション・キングスリー:バロック・ホーダウン
有橋淑和(Cem)
キングインターナショナル「たまゆらレーベル」が2002年に制作し、発売とともに大評判となったアルバム「チェンバロ・レボリューション」。チェンバロというとバロック、古典のイメージが強いが、ここに収めらたものはロマン派・近代の、それも大作曲家ばかりで、さらに全部がチェンバロのために書かれたオリジナル作品。ラヴェルやマスネ、ショスタコーヴィチがチェンバロ曲を書いていたのも驚きだが、さすが大作曲家、チェンバロの機能と魅力を考慮した興味深い曲となっている。また、当時存命だった巨匠・伊福部昭がこのアルバムのための新作「小ロマンス」を書き下ろしたことも話題となりました。最後にオマケとして、ディズニーランドのエレクトリカル・パレードの音楽「バロック・ホーダウン」のオリジナル・チェンバロ版が入っているのも魅力。演奏はアイドル的な容姿で人気の高い有橋淑和(ありはしすみな)。桐朋学園大学演奏学科古楽器科チェンバロ専攻修了。チェンバロ及びアンサンブルを渡邉順生、崎川晶子、故鍋島元子、有田正広、有田千代子、中野哲也、本間正史、花岡和生各氏に師事。ブラビシモ クラシカ 2001コンクール審査員特別賞。国内外のセミナー、演奏会に参加。
98 770 (1)モーツァルト:幻想曲ニ短調 K.397
(2)ベートーヴェン:ピアノソナタ第21番ハ長調「ワルトシュタイン」
(3)ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 Op.35
(4)ハンス・クリスチャン・バルテル:ダヴィデとゴリア
アレクサンドル・パレイ(Pf)
【ブリュートナー・コンサート・グランドⅠ型】
ブリュートナーは1853年創立の旧東独の名門ピアノ・メーカー。高音域に共鳴弦を1本ずつ加えているため、独特の豊かな響きが特徴。かのフルトヴェングラーも「最も美しい声で歌うことの出来る楽器」と絶賛したとされる。このアルバムはその銘記の響きの魅力を存分に味わっていただくもの。演奏のパレイはモルドバ出身、モスクワ音楽院でベラ・ダヴィドヴィチとゴルノスタエヴァに師事。Naxosレーベルにも多数録音のある実力派。
98 780 プロコフィエフ:
 (1)バレエ「ロミオとジュリエット」からの10の小品 Op.75
 (2)バレエ「シンデレラ」からの3つの小品 Op.95
 (3)バレエ「シンデレラ」からの6つの小品 Op.102
アレクサンドル・パレイ(Pf)
【ブリュートナー・コンサート・グランドⅠ型】
これもブリュートナー・ピアノの魅力が満喫できる一枚。プロコフィエフ晩年の作「シンデレラ」は全体が穏やかで叙情的。ロシアのピアニストながら、バリバリ弾くというよりはサラリとしたパレイの美質が最大限に表れている。
98 238
¥2090
ハイドン:
 (1)交響曲第41番ハ長調Hob.I:41
 (2)交響曲第44番ホ短調Hob.I:44「悲しみ」
 (3)交響曲第47番ト長調Hob.I:47
トーマス・ファイ(指)
ハイデルベルクSO.
ことし2007年9月にたった一度きり、東京で行われた初来日公演が前評判どおりの絶賛を浴びたファイ率いるハイデルベルク交響楽団。快調に進むハイドン・シリーズの最新作は、作曲者お気に入りの名作「悲しみ」を含む3曲を収録している。随所でみられるテンポの揺らしや鋭利なアクセントの多用。そして急と緩との激烈なコントラスト。これでこそ「悲しみ」というニックネームの由来にもなった、ハイドン自らが亡くなる際に演奏を希望したといわれるアダージョの美しさも活きてくるというもの。音楽評論家の安田和信氏が「古典派時代の聴衆が音楽から感じ取った熱狂と興奮を現代に蘇らせることにこそある」と評したように、わたしたちが忘れかけていたなにかを思い起こさせる力が彼らの演奏にはある。ピリオド・アプローチの最先端を突き進むコンビが生み出すたまらなく刺激的な音楽は、いままさに旬を迎えたといえるだろう。録音:2006年5月8-9日、9月13-15日メーレンバッハ、ビュルガーハウス
98 259 ラフマニノフ:
 ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18
 ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30
ヘンリ・シーグフリードソン(P)
ステファン・ショーヨム(指)
SWRシュトゥットガルト放送SO.
前作シベリウスのピアノ編曲集(98.261)で、その抒情美をあますところなく引き出したフィンランドのシーグフリードソン。つぎに取り上げたのはラフマニノフの協奏曲、それも第2と第3という最高のカップリング。ラザール・ベルマンにも師事してテクニックも万全。それにもまして、同じ北欧系のアンスネスあたりに通じる透明感あるピアノが奏でる緩徐楽章の美しさといったら、思わずため息が出るほど。サポートするのは1979年スウェーデン生まれのショーヨム。セゲルスタムとフィンランドの伝説的な指揮者ヨルマ・パヌラに師事した俊英。録音:2006年10月16-19日ジンデルフィンゲン・シュタットハレ

=SWR MUSIC=

93 212
\2400→¥2190
モーツァルト:
 交響曲第12番ト長調KV.110
 交響曲第29番イ長調KV.201
 交響曲第39番変ホ長調KV.543
サー・ロジャー・ノリントン(指)
SWRシュトゥットガルト放送響
2008年1月に4年ぶりの来日公演が予定されているノリントン&手兵シュトゥットガルト放送響。かれらが2006年作曲家生誕250周年のアニヴァーサリーに行なったモーツァルトのライヴは、“ピュア・トーン”の生み出す清潔であたたかみのある響きがあらためて評判となった。「ジュピター」ほか(93.211)につづく第2弾では、ノリントンが同じ2006年11月のN響定期でも取り上げて大いに話題を集めた第39番、後期の6曲に連なる人気作の第29番、1771年イタリア楽旅の合間をぬってザルツブルクで書かれた第12番を収めている。ピリオド・アプローチの過激さだけでいえば今ではほかにいくらもありますが、優美やユーモアといったモーツァルトに必要なものが失われることなく、さまざまな試みの結果として面白く活き活きと聴かせる手腕はまさに面目躍如といったところだろう。このモーツァルトはノリントンらが到達したこれまでで最高の成功例といえるのではないだろうか。ノリントンが当オケの首席指揮者に就任して来年で10年。さらなる深化を遂げた彼らとの出会いに今から期待が高まる。録音:2006年9月シュトゥットガルト・リーダーハレ、ヘーゲルザール 2006年シュトゥットガルト、ヨーロッパ音楽祭ライヴ
93 201
\2400
ベルリオーズ:序曲集
 (1)ウェイヴァリーOp.1 H.26
 (2)宗教裁判官Op.3 H.23d
 (3)リア王Op.4 H.53
 (4)ロブ・ロイH.54
 (5)ローマの謝肉祭Op.9 H.95
 (6)海賊Op.21 H.101
シルヴァン・カンブルラン(指)
SWR南西ドイツ放送響
そもそもオペラやオラトリオのための序曲として書かれながら、さまざまな理由でもっぱら今日独立したコンサート・ピースとして親しまれているベルリオーズの序曲。さすがは管弦楽法の大家ベルリオーズ、いずれも華麗かつ精緻なサウンドに魅力が凝縮されているのがその特徴。甘美なラルゲットと激烈なアレグロの二部からなり、以後の作曲家としての歩みの出発点となったウェイヴァリー。試みとして歌劇「ベンヴェヌート・チェッリーニ」第2幕のために書かれ、のちに独立した「ローマの謝肉祭」。色彩の魔術師カンブルランがおおいに手腕を振るった内容。録音:(1)(4)(6)2007年5月(2)2000年2月(3)2003年2月フライブルク、コンツェルトハウス (5)2002年1月バーデン=バーデン、祝祭劇場
93 211
\2400→¥2190
モーツァルト:
 (1)交響曲第1番変ホ長調KV.16
 (2)交響曲第25番ト短調KV.183
 (3)交響曲第41番ハ長調KV.551「ジュピター」
サー・ロジャー・ノリントン(指)
SWRシュトゥットガルト放送響
毎年恒例ノリントン&シュトゥットガルト放送響によるヨーロッパ音楽祭ライヴ。2006年はモーツァルト生誕250周年のアニヴァーサリーということで、2週間に渡って初期から後期に及ぶ大小20曲以上のシンフォニーが演奏されました。リリースのたびに旋風を巻き起こしてきたこのコンビによる最新アルバムはモーツァルト。第1弾は第1番と第25番そして「ジュピター」という魅力たっぷりの選曲。ノリントンのモーツァルト演奏ではかつての手兵ロンドン・クラシカル・プレーヤーズとのスタジオ録音がすでに知られ、後期三大交響曲と「プラハ」(90&91年)のほか、ピアノ協奏曲集、オペラ「魔笛」や「ドン・ジョヴァンニ」、レクイエムなどオリジナル楽器の斬新な響きを駆使した過激なアプローチが興味深いものだった。また、もうひとつの手兵カメラータ・ザルツブルクとのライヴによる「ジュピター」(ORFEOR.567011)やオペラ「ポントの王ミトリダーテ」(ORFEOR.703062)などもあった。さて、ノリントン&シュトゥットガルト放送響によるモーツァルトの新しいシリーズ。一貫して同時代の演奏様式により可能なかぎり作品の再創造を標榜する音楽は、大きく進化を遂げていることをうかがわせる。すべての反復の指示に遵ったスコア。ヴァイオリンを左右両翼に、通奏低音を中央に据えた楽器配置。編成も初演時のサイズを踏襲して曲ごとに変更。最小わずか18人から、プラハとウィーンのために書かれた最後の4曲では、ヴァイオリン24に木管楽器16というシュトゥットガルトの通常サイズと、作曲年代の変遷がはっきりと分かる仕組み。しかも、聴いてみると変わったことをほかにもいろいろやっていて、面白いことこの上なし。これは大注目のシリーズと言わねばなりません。各曲ともすべて拍手入り。録音:(1)(2)2006年9月5日(3)2006年9月17日シュトゥットガルト・リーダーハレ、ヘーゲルザール(2006年シュトゥットガルト、ヨーロッパ音楽祭ライヴ)
=ノリントン&シュトゥットガルトによるモーツァルト 今後の予定=
・ Vol.2(93.212)第12番KV.110、第29番KV.201 & 第39番KV.543
・ Vol.3(93.213)第8番KV.48、ニ長調K.320 & 第40番KV.550
・ Vol.4(93.214)第22番KV.162、第33番KV.319 & 第38番KV.504「プラハ」
・ Vol.5(93.215)第19番KV.132、第34番KV.338 & 第36番KV.425「リンツ」
・ Vol.6(93.216)第32番KV.318、第28番KV.200、第35番KV.385「ハフナー」& 第31番KV.297
98 502
\2300
ファゴット・レボリューション
 フート:「大きな古時計」による変奏曲
 グレン・グールド:ファゴットソナタ
 ビゼー:初見用小品
 マスネ:初見用小品
 エルガー:ロマンス 作品62
 フチーク:小言親父(おどけたポルカ)作品210
 グリエール:即興曲とユモレスク 作品35
 ニーノ・ロータ:トッカータ
 ロベール・カサドシュ:2つの小品 作品61
 チェレプニン:ソナチネ・スポーティヴ 作品63
 ラトハウス:道化役者
 ロイド=ウェッバー:ノーシントンの牧場
工藤淳子(Fg)、
白石光隆(Pf)
キングインターナショナル「たまゆらレーベル」から2005年2月にリリースされ、朝日新聞朝刊でも紹介されるなど、ヒットとなった「ファゴット・レボリューション」がヘンスラー社の目にとまり、同社より世界発売されることになった。管楽器の中でも馴染みの薄いファゴット。そこでファゴットの意外なオリジナル曲を集め、その魅力を存分に味わっていただくために企画したアルバム。とぼけてユーモラスなフチークから、真摯なエルガーとマスネ、流麗なグリエール、ピアノとスポーツ合戦を行なうチェレプニン、あの「大きな古時計」に基づく華麗な変奏曲まで多士済々。大ピアニストのグールド、カサドシュの珍品も注目。この楽器の底知れぬ表現力とカッコ良さに目を開かされる。白石光隆が美しい音色で絶妙なサポートしているのも特筆。工藤淳子は1978年 福岡県生まれ。2001年 東京芸大器楽科を卒業。ファゴットを菊地保、岡崎耕治に師事。現在フリーランサーとしてオーケストラ、室内楽等で活動中の腕もたち容姿も端麗な逸材。録音:2004年4月14日、8月2日、10月21日/キング関口台第1スタジオ
98 501
\2300
ドミニク・ヴィス / 武満徹を歌う
 (1)さようなら(日本語) (2)小さな部屋で(日本語)
 (3)うたうだけ(英語) (4)恋のかくれんぼ(英語)
 (5)○と△の歌(英語) (6)小さな空(英語) (7)雪(フランス語)
 (8)雲に向かって起つ(英語) (9)見えないこども(英語)
 (10)素晴らしい悪女(スペイン語) (11)三月のうた(日本語)
 (12)死んだ男の残したものは(英語) (13)ワルツ(ドイツ語)
 (14)めぐり逢い(日本語) (15)燃える秋(日本語) (16)翼(英語)
 (17)島へ(日本語) (18)明日ハ晴レカナ、曇リカナ(英語)
 (19)ぽつねん(英語) (20)昨日のしみ(英語)
ドミニク・ヴィス(カウンターテナー)、
フランソワ・クトゥリエ(Pf)
「たまゆらレーベル」制作で、2002年7月にリリースされたアルバムが、ヘンスラー社から全世界へ向けて発売となります。現代音楽の雄ながら、武満の歌曲は全く現代的でなく、極上のポップスのようにオシャレ。これをクレマン・ジャヌカン・アンサンブルのリーダーにして古楽界の大スター、ドミニク・ヴィスがカウンターテナーで歌うという斬新な発想、発売当時大きな話題となった。ヴィスは、ロック歌手になりそこねたカウンターテナーと自称するほどポップなものはお手のものだが、ここでは歌詞を日本語、英語、スペイン語、ドイツ語、フランス語で歌い分け、いずれも驚くほどのセンスの良さを見せてくれる。録音:2001年11月28/30日 パリ
98 290
\1400
「静謐なる響き」
 (1)ハイドン:交響曲第52番ハ短調より第1楽章
 (2)J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲よりアリア
 (3)プッチーニ:菊の花
 (4)シューマン:3つのロマンスOp.94より第2曲
 (5)J.S.バッハ:
  2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043より第2楽章
 (6)ショパン:ワルツ第3番イ短調Op.34-2
 (7)パッヘルベル:カノン
 (8)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13「悲愴」より第2楽章
 (9)ディッタースドルフ:アンダンティーノ ト長調
 (10)メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」Op.61より夜想曲
(1)トーマス・ファイ(指)
ハイデルベルクSO.
(2)エフゲニー・コロリオフ
(3)パトリック・ストゥルブ(指)
シュトゥットガルト・アルカタ室内O.
(4)ディルク・アルトマン(Cl)
フローリアン・ヘンシェル(P)
(5)クリストフ・ポッペン、
イザベル・ファウスト(Vn)
ヘルムート・リリング(指)
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
(6)パヴロス・ハツォプーロス
(7)アイオナ・ブラウン(指)
アカデミー室内O.
(8)ゲルハルト・オピッツ(P)
(9)ラヨシュ・レンチェシュ(Ob)
フランツ・リスト室内O.
(10)ヘルムート・リリング(指)
オレゴン・バッハ・フェスティヴァルO.
心休まるクラシックの名旋律の数々を集めたコンピレーション・アルバム。ファイ、オピッツ、ファウスト、リリングとhaenssler社が擁する一流演奏家の音源を投入しているところがそこいらのものとは一味ちがう。

HALCA

XTQCDM 2
(2CD)
\2700
パリのルチアーノ・パヴァロッティ
 ヴェルディ:「ルイザ・ミラー」序曲
 ヴェルディ:「ルイザ・ミラー」〜穏やかな夜には
 ドップラー:ハンガリー田園幻想曲
 マイヤベーア:「アフリカの女」〜おお、楽園よ
 ヴェルディ:「シチリア島の晩鐘」序曲
 ヴェルディ:「ロンバルディ」〜私の喜びで彼女を包みたい
 マスネ:「ウェルテル」〜春風よ、なぜ私をめざめさせるのか
 プッチーニ:「トスカ」〜妙なる調和,星は光りぬ
 ビゼー:「カルメン組曲」〜ファンタジア・ブリランテ
 レオンカヴァッロ:「道化師」〜衣装をつけろ
 ロッシーニ:「ギヨーム・テル」序曲
 レオンカヴァッロ:マッティナータ
 シベッラ:ジロメッタ
 デ・クルティス:忘れな草
 プッチーニ:「マノン・レスコー」〜
  栗色、金髪の美人たちの中で,見たこともない美人
 ディ・カプア:オ・ソレ・ミオ
 プッチーニ:「トゥーランドット」〜誰も寝てはならぬ
レオーネ・マジエラ(指)
管弦楽団
アンドレア・グラミネッリ(Fl)
9月5日、偉大なテノール、ルチアーノ・パヴァロッティが亡くなった。葬儀は国葬並にとり行われ、また死のニュースは日本でも大々的に報じられた。いかにパヴァロッティが広く愛されていたかを物語っているだろう。彼の死を悼んで、1993年のライヴ録音が登場。エッフェル塔の足元にあるシャン・ド・マルス公園で行った野外ライブ。ご存知の通り、パヴァロッティはこうした野外ライブを積極的に行っていた。後年になるほどお気楽企画が増えてしまったのに対し、ここではオペラアリアを中心にかなり充実したプログラムを組み、天下の大テノールに相応しい感動と興奮を生み出している。偉大なテノールの円熟の記録をお楽しみください。1993年9月,パリ,シャン・ド・マルス公園

HMF

HMC 905266
\2600
ジュゼッペ・サンマルティーニ(c.1693-1750):
 フルートと通奏低音のためのソナタ集
  ソナタ(1)op.2-3 ホ短調 (2)第21番 変ロ長調
  (3)op.2-4 ト長調 (4)第23番 ヘ長調
  (5)op.13-5 ト短調 (6)op.13-1 ト長調 (7)op.13-4 ト長調
モーリス・シュテーガー(リコーダー、指揮)
セルジオ・チオメイ(Cem&Org)、
マルグレート・ケール(ハープ)、
マウロ・ヴァッリ(Vc)、
クリスティアン・ボイゼ(Fg)、
エドゥアルド・エギューツ(テオルボ&ギター)、
北谷直樹(オルガン)
ジュゼッペ・サンマルティーニは、ミラノで活躍した弟のジョヴァンニ・バティスタ・サンマルティーニ(交響曲の父ともいわれる)に対して、「ロンドンのサンマルティーニ」とも呼ばれる。オーボエの名手として活躍し、その腕前は、フリードリヒ大王にフルートを教えていたクヴァンツに、北イタリアの最も優れた器楽奏者と激賞されたこともあるほどだった。彼はその後ロンドンに活動の拠点を移し、主に演奏者として活躍していた。当時のオーボエ奏者はりコーダーにも精通しているのが普通で、サンマルティーニもまたリコーダーのことも知り尽くしていた。18世紀初頭の英国は、リコーダーが高等な趣味を持つ人々の間で大流行していた頃。パーセルやバルサンティ、ヘンデルら英国で活躍した作曲家達によるリコーダーのための作品は多く残されているが、中でもこのサンマルティーニの作品は注目に値するもの。ソロ・パートの充実度はもちろんのこと、不協和音や半音階が効果的に用いられた作品は、現代の私たちにもエキサイテイングな喜びをもたらしてくれる。ソロをつとめるシュテーガーは、1971年スイス生まれ。毎回毎回リリースのたびに、目のさめるようなテクニックと、すがすがしい音楽性、そして選曲のセンスで私たちをたのしませてくれている。このディスクでも、目のまわってしまいそうなヴィルトゥオーゾ・テクニックで私たちの度肝をぬいてみせている。また、通奏低音チームの抜群のセンスがききもの。録音:2004年
HMC 901977
\2600
ブラームス:
 ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15
 ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
セドリック・ティベルギアン(P)
イルジー・ビエロフラーヴェク(指)
BBC交響楽団
ピアノ協奏曲第1番は、オケによる冒頭の序奏から、この演奏がただならぬものであることを感じさるもの。重厚感を漂わせながらも決して重くなりすぎず、ビエロフラーヴェクの怒涛の推進力で音楽が展開していく。高雅なすすり泣きのように入ってくるピアノの音色は、クリスタルを思わせる清潔感あふれるもので1975年生まれのティベルギアンが30代をむかえ、ますます音楽的に充実していることを感じさせる。終楽章のオケとピアノのかけあいでも、ティベルギアンは、硬質で美しい音色を損なうことなく、力強く聴かせる。聴き終えたときには爽快感と充実感が押し寄せ、感動的。カップリングのハイドンの主題による変奏曲では、オケの各パートにひとつひとつの主題を丁寧に歌わせており、こちらでもビエロフラーヴェクの手腕と、オケの仕事ぶりが光る。録音:2007年
HMC 901906
(3CD→2CD特別価格)
\5400→¥4990
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集Vol.3
 第1番ヘ短調Op.2-1/第2番イ長調Op.2-2
 第3番ハ長調Op.2-3/第4番変ホ長調Op.7
 第22番ヘ長調Op.54/第23番ヘ短調Op.57「熱情」
 第12番変イ長調Op.26(「葬送行進曲」)
 第13番変ホ長調Op.27-1(「幻想曲風」)
 第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光」
ポール・ルイス(P)
2005年から2007年にかけて、ポール・ルイスが母国イギリスをはじめ欧米で敢行しているベートーヴェンのソナタ全曲演奏会。これに並行して進むハルモニアムンディのプロジェクトはそのまま実演での確かな手応えを感じさせる。人気の「月光」や「熱情」が登場する第3弾でも、ちょうど若き日の師ブレンデルの録音がそうであったように、若さにまかせてバリバリ弾くというより、じっくりていねいに聴かせてゆくスタイルに共鳴する方も多いのでは。なお、シリーズは2008年春リリース予定、最後の3曲をふくむ第4集でついに完成となる。録音:2006年3月30日、10月31日&11月1〜3日・2007年2月3-6日 ベルリン、テルデックス・スタジオデジパック仕様
HMC 901922
\2600
音楽芸術の第5元素〜The quintessence of a musical art
 (1)ラッスス(1532-1594):ミサ曲「すべての悲しみよ」
 (2)トマス・アシュウェル(1478頃-1513以降):ミサ「アヴェ・マリア」
 (3)パレストリーナ(1525頃-1594):ミサ「ウト・レ・ミ・ファ・ソ・ラ」
パウル・ファン・ネーヴェル(指)
ウエルガス・アンサンブル
このCDのタイトルは、録音が行われた、リスボンにある水の博物館に由来している。第五の元素とは、気・火・地・水の4要素のほかにあると考えられた元素のこと。この場所自体がもつただならぬ雰囲気、そしてその音響は、これらの作品が普遍的で時空を超えた内容(=「第五の」要素)をもっているということを私たちに示している。厳格な対位法を用いて書かれたパレストリーナのミサ曲、イングランドが生んだ後期ゴシック様式の作品をのこしたアシュウェルのミサ曲、そして多声音楽爛熟期のラッススのミサ曲。これらの作品が、生きたものとして聴く者にせまってくる。ネーヴェル率いるウエルガス・アンサンブルの精鋭たちが織り成す、声の饗宴を味わうことのできる1枚となっている。
HMU 907431
(2CD)
\4200
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻(全24曲) リチャード・エガー(チェンバロ)
使用楽器:1638年リュッカースのJoel Katzmanによるコピー
エガー、待望の平均律の登場。第1番のプレリュードから、実にたっぷりとした響き。ひとつひとつの和声の変化をかみしめ、慈しむように演奏している。フーガも、ひとつひとつの主題、ひとつひとつの声部にいたるまで、こまやかに彫琢がほどこされている。もともと堅固で壮大な建築物を思わせるバッハの作品だが、エガーの演奏は変幻自在。時に果てしなく続く回廊のよう、時には柔らかな絹織物を思わせるようなたおやかな演奏で、1曲1曲、1フレーズ毎に違った表情を見せている。調律方法も注目で、曲集の扉に描かれていたアラベスクのような文様が、調律方法を示唆している、という新しい説に基づいて調律されている。得られた音色は、あたたかく伸びやかなもの。エガーの音楽と見事にマッチしている。エガーは2008年、マンゼとの来日も予定されているそうで、ますます楽しみ。
HMC 901955
\2600→¥2390
ベートーヴェン:
 (1)ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調 op.1-3
 (2)ピアノ三重奏曲第5番 ニ長調 op.70-1「幽霊」
フンメル:
 (3)ピアノ三重奏曲第4番op.65
アンドレアス・シュタイアー(Pf)、
ダニエル・ゼペック(Vn)、
ジャン=ギアン・ケラス(Vc)
ムンディならではの豪華なメンバーによるピアノ・トリオの登場。泣く子も黙るシュタイアー、アルカント・クヮルテットでも味わい深いヴァイオリンを披露しているゼペック、そしてチェロには絶好調のケラスという顔ぶれによるベートーヴェンは、実に新鮮、あざやか。ベートーヴェン初期の作品第3番は、お得意のハ短調。1音目から3人の間に飛んでいる火花が見えてくるよう。つづく第5番は、なんといっても第2楽章のシュタイアーが見もの。「幽霊」のタイトルの由来にもなっている、この特徴的で幻想的な楽章を、病的に、そしてまぼろしのように演奏している。それに絡む2人の弦も絶品としかいいようがない。カップリングのフンメルは、ベートーヴェンがライヴァルと目していた人物。彼のピアノ三重奏曲は、ロマンティックさと若々しい魅力に満ちており、ベートーヴェンの2作品とは趣は異なるが、この夢のトリオのさわやかな魅力が味わえる一枚となっている。なお、シュタイアーとゼペックはオリジナル楽器を、そしてケラスは、モダン楽器のボディにオリジナルのブリッジや弦を用いたものを使用している。
HMC 901975
\2600
ヴィヴァルディ:協奏曲集
 弦楽合奏のための協奏曲RV 156ト短調
 二つのオーボエのための協奏曲RV 535ニ短調
 「調和の霊感」op.3より第12番RV 265ホ長調
 2つのチェロのための協奏曲RV.531ト短調
 2つのヴァイオリンのための協奏曲RV.522イ短調
 ヴァイオリン、2本の狩猟用ホルン、
   2本のオーボエとファゴットのための協奏曲 RV 574ヘ長調
ベルリン古楽アカデミー
好評だった「ハンブルク・オペラの序曲集(HMC 901852)」に引き続きベルリン古楽アカデミーがお届けするのは、「赤毛の司祭」ヴィヴァルディの協奏曲集。ヴィヴァルディは、様々な楽器がソロとして活躍する協奏曲を書いたことで、音楽史上に大きな足跡を残しているが、そんな彼の手によるとりわけ華やかな作品ばかりが並べられたこのディスクでは、様々な楽器のヴィルトゥオーゾ性が光っている。二重協奏曲は、二人のソリストを擁するコンチェルト二人のソリストのかけあいや重奏、オーケストラとのかけあいと、見どころ聴きどころ満載。
HMU 907440
\2600
ウィリアム・バード:セカンド・サーヴィス&コンソート・アンセム集
 (1)起き上がりたまえ、おお主よ、何ゆえ眠りたもうや
  (Arise, O Lord, why sleepest thou?)
 (2)ああ神よ、汝は輝ける太陽を導き
  (O God, that guides the cheerful sun)
 (3)ああ、過ぎ去りしわが青春を振り返る時(Alack, when I look back)
 (4)5声のイン・ノミネ第2番(器楽)
 (5)第2のサーヴィス(マニフィカト)
 (6)ファンタジア ニ短調(オルガン・ソロ)
 (7)第2のサーヴィス【主よ、今こそ御身のしもべを
  (Nunc dimittis servum tuum)】
 (8)5声のイン・ノミネ第4番(器楽)
 (9)主を畏るる者は幸いなり(Blessed is he that fears the Lord)
 (10)御身、天と地を導きたもう神よ(Thou God that guid'st)
 (11)おお主よ、御身のしもべエリザベスが
  (O Lord, make thy servant Elizabeth)[アンセム][5声]
 (12)ファンタジア イ短調(オルガン・ソロ)
 (13)主よ、御身の怒りにてわれを非難したもうことなかれ
  (Lord, in thy wrath reprove me)
 (14)5声のイン・ノミネ(第5番)(器楽)
 (15)おお神よ、われを憐れみ(Have mercy upon me, O God)
 (16)なぜ私は紙とインクとペンを使うか
  (Why do I use my paper, ink and pen)[マドリガル]
 (17)導きたまえおお主よ(Prevent us O Lord)[アンセム][5声]
ビル・アイヴズ(指)
オックスフォード大学マグダレナ・カレッジ合唱団((1)(2)(3)(5)(7)(10)(11)(15)(17))
ライアン・レオナルド(Org、(1)(6)(11)(12)(17))
ステファン・ロバーツ(ボーイ・ソプラノ(2)(5)(7)(10)(15))
ロジャース・カヴェイ=クランプ(T(3)(9)(13)(16))
フレットワーク((2)(3)(4)(5)(7)(8)(9)(10)(13)(14)(15)(16))
「イギリス音楽の父」とも評されるウィリアム・バードによる珠玉の作品集。この時代の教会音楽は、バードなしには語れない。魂をゆさぶる、美しく澄みきった声楽作品は、神々しささえ漂います。名手フレットワークによる器楽作品も、胸と脳を振るわせる擦弦の音がたまらない。時折聴こえる不協和音にドキっとさせられる。録音:2006年3月、7月
HML 5908235
(2CD)
\4200
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲集
 【CD1】
  協奏曲RV401ハ短調、RV417ト短調、RV423変ロ長調、
  RV405ニ短調*、RV400ハ長調、 RV419イ短調、RV415*
【CD2】
 協奏曲RV420イ短調、RV408変ホ長調、RV411ヘ長調、RV407ニ短調、
 ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲「プロテウス」RV544ヘ長調、
 RV421イ短調、
 ヴァイオリンと2つのチェロのための協奏曲RV561ハ長調
ロエル・ディールティエンス(Vc&指、ピッコロ・チェロ*)、
アンサンブル・エクスプロラシオン
朝日試聴室推薦、レコード芸術特選ときわめて高い評価を得た、ディールティエンス率いるアンサンブル・エクスプロラシオンによるヴィヴァルディの名盤が豪華ブックCD仕様で復活。ディールティエンスは、今年のラ・フォル・ジュルネ音楽祭にも来日し、その長身と、優しげな風貌でファンを魅了した。演奏でも民族色のあるプログラムを興味深く聴かせてくれた。ここに収められているのは、音楽史上初めて、チェロがソロの楽器として活躍するように書かれた協奏曲集。ヴィヴァルディというと、どれも同じような曲、というイメージあるかもしれないが、あらためて聴いてみるとそのヴァラエティの豊かさは圧倒的。RV405ニ短調のデモーニッシュな冒頭と、続くチェロのソロで奏でられる美しい旋律、RV415ト長調協奏曲のターフェルムジークを思わせるきらびやかな音世界・・・どこをとっても瑞々しい喜びと美しさに満ちている。ヴィヴァルディが活躍した頃のヴェネツィアについての興味深い文章や、当時の絵画がフルカラーでふんだんに収められていて、パラパラとめくってながめているだけでも見ごたえ充分の内容となっている。録音:【CD1】1997年 【CD2】2001年豪華ブック仕様(84ページ)
HML 5908224
(2CD)
\4200
【CD1】ラブレーの楽しい集い(HMC 901453)
 セルミジ:決して豚は食わないぞ、
 アンリ・フレノー:愛の溜息、歓喜の思いよ他全26曲
【CD2】
ルネサンス時代フランス・フランドル楽派の酒歌(HMC 901729)
 クレメンス・ノン・パパ:食膳の祈り、
 デカレッラ:トゥールで聖マルタンの祭日に、
 セルミジ:アウ、アウ、アウ、俺は飲むぞ、
 ルロワ:馬の足のアルマンド他全21曲
ドミニク・ヴィス&
クレマン・ジャヌカン・アンサンブル
元祖チョイワルカウンターテナー、ドミニク・ヴィス率いるクレマン・ジャヌカン・アンサンブルの楽しい2枚が豪華ブックCDで再登場。演技達者な面々が揃っているだけに、特にCD2の宴の音楽など、思わず立ち上って踊りだしたくなるような楽しさ。中世の宮廷の雰囲気から、教会音楽の荘厳さ、さらには一般の市民が集う酒場の喧騒にいたるまでがこの2枚にギュギュっと詰まっている。それにしても彼らの表現の多様なことといったら、オルガンのレガールのような音から、鳥の声、酒に酔ってダミ声で騒ぎ立てる中年女、カエルの鳴き声・・・すべてこれが声だなんて!今さらながら驚き。ゴスペラーズやラグ・フェアが活躍するずっと前から、クレマン・ジャヌカンの面々はこんなにも鮮烈なことをやってのけていたのです。体験したことのない人は是非聴いてみていただきたい豪華CDとなっている。注目すべきは当時の料理のレシピ集。「雉のオレンジ・ソース添え(ゲーム)」では、羽毛のむしり方から始まり事細かに伝授。さらには白鳥やクジャクのしめ方、と思いきや、色々なスパイスも加えられてヒトクセあって美味しそうなアップルパイや、牡蠣のシチューなんていうのまで載っている。※全ての料理は、細かな分量が指定されていないので、思い思いの分量でお試しください。きっと中世人になれますよ。豪華ブック仕様(140ページ)
HMC 901949
(2CD)
\4200
ヘンデル:「ソロモン」 サラ・コノリー(A ソロモン)
スーザン・グリットン(S ソロモンの王妃,第1の遊女)
キャロリン・サンプソン(S シバの女王,第2の遊女)
マーク・パドモア(T ザドク,従者)
デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(Bs レヴィ人)
ダニエル・ロイス(指)
ベルリン古楽アカデミー,
RIAS室内合唱団
「ソロモン」は、1748年、既に63歳に達していたヘンデルが作曲したオラトリオ。旧約聖書に現れる古代イスラエルの王ソロモンを題材にし、第2幕には「大岡裁き」の場面があることでも知られている。今日では専ら、第3幕の前奏曲である「シバの女王の入城」ばかりが有名だが、作品全体も晩年のヘンデルの名曲が多々ある。このHMFによる新録音では、サラ・コノリー、スーザン・グリットン、キャロリン・サンプソン、マーク・パドモアと、古楽界のスター歌手が揃えられ、しかもベルリン古楽アカデミーとRIAS室内合唱団という鉄壁の布陣。そして指揮のロイスが知性と愛情100%の指揮を繰り広げてくれている。ドリームチームのヘンデル、この秋の一押し!!!
HMU 907146
(3CD)
\4200
ヘンデル:歌劇「アリオダンテ」(全曲) ロレイン・ハント・リーバーソン(アリオダンテMs)、
ジュリアナ・コンデク(ジネヴラS)、
リサ・サッファー(ダリンダS)、ジェニファー・レイン(ポリネッソMs)、
ニコラス・カヴァリエ(スコットランド国王B)、
ルーフス・ミュラー(ルルカーニオT)、
イェルン・リンデマン(オドアルドT)
ニコラス・マギーガン(指)
フライブルク・バロック・オーケストラ
ヴィルヘルムスハーフェン・ヴォーカル・アンサンブル
2006年7月に、癌のため53歳で惜しくも亡くなったロレイン・ハント・リーバーソンを追悼して、マギーガンの記念碑的名盤「アリオダンテ」が豪華装丁で復活。1995年のヘンデル・フェスティヴァル音楽祭(ゲッティンゲン)での伝説的なプロダクションのメンバーによる録音。第1幕第8場の超絶技巧アリア「真心という翼にのり」でのロレイン・ハントの歌唱は、録音当時40歳代前半、まさに旬の歌声そのもの、今聴いても圧倒的な力強さで、色褪せることない魅力を放っている。ダリンダ役のサッファーの初々しい歌声も魅力。この「アリオダンテ」は、ヘンデルがコヴェントガーデンのために書いた最初のオペラというだけあって、聴衆を獲得するために気合を入れて書かれており、レチタティーヴォが短めで、次々と聴きもののアリアが繰り広げられるのが特徴。マギーガンのしなやかな情熱に満ちた指揮に、名人集団フライブルク・バロック・オーケストラが見事に応えていて、序曲からぐっと心をわしづかみにされてしまう。録音:1995年6月、ゲッティンゲン
HMU 907392
\2600→¥2390
(8/29紹介済)
ブラームス:変奏曲集
 (1)ハンガリーの歌の主題による変奏曲op.21-2
 (2)ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ
 (3)パガニーニの主題による変奏曲op.35 第1部、第2部(全曲)
オリガ・カーン(Pf)
スゴ腕女流ピアニスト、オリガ・カーンの最新盤はブラームスの変奏曲集。どれも規模の大きな作品ばかり、カーンの腕の冴え渡るところ。パガニーニ変奏曲はたいへんな難曲として知られているが、フォルテでオクターブの和音をおさえながら絶え間なく跳躍する部分もらくらくと弾きこなしている。ヘンデル主題も、複雑なフーガ部分も実に明晰に演奏、理知性と迫力とを兼ね備えた見事なブラームスとなっている。
このアイテムは8/29更新新譜単発セール(1)でご紹介済みです。
HMU 907445
\2600→¥2390
(8/29紹介済)
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ集
 (1)ソナチネ第1番ニ長調D.384,Op.137-1
 (2)同 第2番イ短調D.385,Op.137-2
 (3)同 第3番ト短調D.408,Op.137-3
 (4)同 第4番(二重奏曲)イ長調D.574,Op.162
アンドルー・マンゼ(Vn)
リチャード・エガー(Fp)
マンゼ&エガーの最強デュオがおくる最新アルバムはシューベルト。エレガントなフォルテピアノと、無垢なるバロック・ヴァイオリンとが引き起こす奇跡の化学反応。モーツァルトやヘンデルのソナタでの記憶も強烈だが、このふたり何を弾いても心底新鮮な驚きの連続。シューベルトが19ないし20歳の頃、いままさにウィーンでの初めての成功を謳歌しようという時期に書かれたソナタでも、演奏の力か、ほとんど作品の真価を塗り替えてしまうほどに、新しい世界を切り開いてゆく。たとえば内容のもっとも充実している第4番。若きシューベルトのとめどなくあふれる感性をそのままに伝えてみごとというほかない。これはゼッタイおすすめ!
このアイテムは8/29更新新譜単発セール(1)でご紹介済みです。
HMC 901945
\2600
ブラームス:
 (1)愛の歌op.52(全18曲)
 (2)三つの四重唱曲op.64(全3曲)
 (3)新・愛の歌op.65(全15曲)
マーリス・ペーテルセン(S)、
ステッラ・デュフォワ(A)、
ヴェルナー・ギューラ(T)、
コンラート・ヤルノット(Bar-Bs)
クリストフ・ベルナー(Pf(1)〜(3))、
カミッロ・ラディッケ(Pf(1)、(3))
ブラームスの詩情ゆたかな四重唱曲集。多くの声楽曲、そしてハンガリー舞曲集などすぐれたピアノ四手のための作品をのこしたブラームス。そんな彼が、ウィーンの伝統音楽にインスピレーションを受けて書いた贅沢な編成の重唱曲集です。これらの曲集は、発表されるとすぐにウィーンの音楽サロンで大ヒットとなりました。恋をしたうきうき気分から、失恋の悲しみまで、その歌詞の内容は恋のすべてを語りつくします。
HMU 807408
(SACD Hybrid)
\2600
シュトックハウゼン(1928-):
 Stimmung(2006年ヒリアーによるコペンハーゲン版)
ポール・ヒリアー(指)
シアター・オブ・ヴォイシズ
≪Else Torp(S I)、Louise Skovbセch(S II)、Clara Sanabras(Ms)、
Wolodymyr Smishkewych(T I)、Kasper Eliassen(T II)、Andrew Hendricks (Bs)≫
「Stimmung」とは、英語に訳すと「tuning(チューニング)」。楽器や声の調子を合わせる意味だが、ここでは、声の調子のみならず、人の魂をもチューニングする、という内的な意味合いも含まれている。「変ロ」の音とその自然倍音列上にある音のみを、6人の奏者たちの声によって重ねていくこの作品は、1968年に作曲、初演された。歌詞は、母音の羅列や意味のない言葉、そしてシュトックハウゼンが書いた詞「魔法の名前」。また、ここに収録されている2006年版では、突然「Wednesday」などといった曜日が様々な言語で聴こえてくるが、これは、シュトックハウゼンの近作オペラ「リヒト」(2005年の東京の夏で一部演奏された)もそれぞれの部分が各曜日に属していて、シュトックハウゼンにとって、「曜日」に関する意識が高まっているのでは、という考えに基づいている。発表されてから約40年たとうとしている現在においてもなお、衝撃的かつ新鮮、斬新。ヒリアーによる揺るぎない統率のもと心をひとつにする6人の奏者の輪の真ん中にいるような錯覚に陥るような録音のされかたは実に見事。通常CDとして聴いても充分興味深い音響だが、マルチチャンネルで聴ける方は、是非、不思議ワールドに浸っていただきたい。

HMF 1CD¥2600

=アメリカ・ピアニスト協会=

アメリカ・ピアニスト協会(APA)は、トニー・ハビックとデンマーク生まれのコミック・ピアニスト、ビクター・ボーグ[ボーエ]によって、1979年にニューヨークで設立(1982年よりインディアナポリスに拠点を移動)されたNPO。その使命はコンクール、コンサートツアーや教育プログラムを通して、世界へはばたく若いピアニストを発掘しサポートすること。現在、APAはクラシックだけでなくジャズをもふくめた3つの奨学基金を用意していて、すなわち、デハーン・クラシカル・フェロー、マクス・I.・アレン・クラシカル・フェロー、そしてジャズのコールポーター・フェローがそれ。受賞者は2年間で賞金とCDやコンサートなどの活動支援を含めた、75,000ドル相当の援助を受けます。過去の受賞者にはフレデリック・チュウの名前もあります。過去にヴァン・クライバーン・コンクール入賞者のシリーズなどを手がけてきた、ハルモニア・ムンディUSAが新たにお届けする“アメリカ・ピアニスト協会シリーズ”。あすのピアノ・ヴィルトゥオーゾを送りだす注目のシリーズの登場といえましょう。
HMU 907475 アール・ワイルド:
 ガーシュウィンの「ポーギーとベス」によるファンタジー
バーバー / シェパード編:ひなぎく
同:聖アイタの幻影
同:夜想曲
リチャード・ロジャース / スティーヴン・ハフ編:
 回転木馬のワルツ-「回転木馬」
同:わたしのお気に入り-「サウンド・オブ・ミュージック」
ウィリアム・ボルコム:優雅な幽霊-3つのゴースト・ラグ
ジョージ・クラム:夢の影像-マクロコスモス第1巻(1972)
ジョン・コリリアーノ:エチュード・ファンタジー(1976)
マイケル・シェパード(P)
アメリカ・ピアニスト協会から2003年のクリステル・デハーン・クラシカル・フェローに選ばれたマイケル・シェパード。メリーランド州ボルチモアにあるジョンズ・ホプキンス大学のピーボディ音楽院で研鑽を積み、レオン・フライシャーに師事している。また、APAのバックアップでワシントンD.C.のケネディ・センターでデビューを果たして以来、全米で演奏活動を展開中。作曲家でもある彼はつねに新しい音楽に傾倒して、作曲家ニコラス・モー、マイケル・ハーシュ、ロバート・シロタとジョン・コリリアーノと頻繁にコラボも行っている。ここではロジャースのおなじみのミュージカル・ナンバーから、名手ワイルドの30分近い大曲、そして難曲クラムまで、おもわず目もくらむようなテクニックでとりこにする。録音:2007年1月インディアナポリス大学、デハーン・ファイン・アーツ・センター、ルース・リリー・コンサートホール
HMU 907477 エリス・ボノフ・コーズ(1916-2000):
 ロム・アルメによる変奏曲(1946-47)[世界初録音]
コープランド:ピアノ変奏曲(1930)
ブゾーニ:ショパンのプレリュードによる10の変奏BV.213a
ドビュッシー:前奏曲集第2巻(全曲)
スペンサー・メイヤー(P)
オハイオ出身のスペンサー・メイヤーは、APAから2006年デハーン奨学金を授与されたピアニスト。2003年10月にはニューヨークのカーネギー・ホールでリサイタル・デビュー。2004年に南アフリカのプレトリアで行われたUNISA国際ピアノ・コンクールで第1位を獲得、さらには北米、ヨーロッパ、アジア、アフリカでのリサイタル、室内楽、オケとの共演など、めきめきと頭角を現しています。その彼が弾くのは前奏曲集と変奏曲と題されたアルバム。ドビュッシーではくっきりした音色と華麗なタッチが冴え渡る。「現代の変奏曲の大家」との呼び声高いシカゴ生まれのコーズでは、想像力豊かな技法が駆使されメカニカルな味わい。難曲ブゾーニも各変奏の性格の描き分けがみごと。録音:2007年1月インディアナポリス大学、デハーン・ファイン・アーツ・センター、ルース・リリー・コンサートホール
HMU 907476 グリフィス:ピアノ・ソナタ(1918)
同:幻想的小品Op.6,Nos.1-3/舟歌 / 夜想曲 / スケルツォ
同:3つの音画Op.5,Nos.1&3(ハイライト)
夕暮れの湖 / 夜風
同:ローマのスケッチより白孔雀Op.7-1
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第6番Op.62
同:12の練習曲Op.8より第5番 / 第9番 / 第11番 / 第12番
同:幻想曲ロ短調Op.28
スティーヴン・ベウス(P)
2006年マクス・I.・アレン・クラシカル・フェローをAPAより授与されたスティーヴン・ベウスは、ワシントン出身のピアニスト。ホイットマン・カレッジで学位を取得、現在ジュリアード音楽院で研鑽中の彼は、欧米を中心に活動の幅を広げています。これはかれにとってバーバーとマリオン・バウアーのピアノ作品集につぐ2枚目のアルバム。印象主義の作風で知られ、夭逝した作曲家チャールズ・グリフィス(1884-1920)とスクリャービンを収めています。グリフィスの代表作「白孔雀」はぼんやりした感じが「アメリカのドビュッシー」ともいわれたのが首肯される内容。妖気を醸し出したスクリャービンの技巧もいうことなし。録音:2007年1月インディアナポリス大学、デハーン・ファイン・アーツ・センター、ルース・リリー・コンサートホール

HUNGAROTON 1CD¥2300

HCD 32451 ヨハン・クリストフ・ペーツェル(1639-1694):5声部の金管音楽(1685)
ゴットフリート・ライヒェ(1667-1734):24の新しいカルテット集(1696)
エヴァルド金管五重奏団
町音楽師(Stadtpfeiferは直訳すると、町の笛吹き)は、市民生活のいろいろな機会で音楽を提供するのがその務めだった。結婚式で、教会で、地元の祝祭日に演奏したり、さらには一日に二回、町の塔から時を告げる音楽(タワー・ソナタ、タワー・ミュージック)も重要な仕事だった。コルネット、トランペット、トロンボーンなど、4あるいは5つの金管楽器で演奏された。ここに収められた音楽はまさにそうしたもの。ペーツェルとライヒェは、だいたい17世紀から18世紀ごろの間に、ライプツィヒで町音楽師の地位にあった音楽家たち。とくに、ここに聴く色彩豊かなファンファーレを書いたライヒェは、ライプツィヒに着任して以降のJ.S.バッハのカンタータにおける超絶トランペット・パートは、その腕前を見込んで書かれたといわれるほどの名手だった。録音:2007年1月4-6日フンガロトン・スタジオ
HCD 32455 ヨハン・フリードリヒ・ルーエ(1699-1776):
 ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ集
  ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソロ ハ長調(*) /
  ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソロ イ短調(*) /
  ヴィオラ・ダ・ガンバとチェロのための組曲ニ長調 /
  ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ト長調(*) /
  ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ニ短調(*)
シャーンドル・サースヴァーロシ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
コウサイ・H.マフディ・カッドゥリ(バロック・チェロ)
*アンゲリカ・チズマディア(ハープシコード)
1733年から1776年の間マグデブルク大聖堂のカペルマイスターという要職にありながら、死後はすっかり音楽史から消え去ってしまったルーエ。おそらく1740年から1750年の間に書かれたと考えられるガンバのための作品の数々はとても優雅。これはチューリンゲンのアーカイヴのグライツ・コレクションにかろうじて残存していた、ごくわずかにしか知られていないルーエの貴重な録音となる。録音:2006年6月6-11日フンガロトン・スタジオ
HCD 32489 ヨハン・B. シュペヒ:
 (1)ソナタ ヘ長調Op.5
 (2)同:恋の陶酔Op.33
 (3)同:6つの歌曲Op.27より第4番 / 第6番
 (4)同:6つの歌曲Op.23より第1番 / 第2番 / 第4番
 (5)同:3つのフーガOp.39
 (6)同:ロマンス
 (7)同:3つのイタリア語歌曲Op.34
 (8)同:主題と変奏
アニコー・ホルヴァート、アーグネシュ・ラツコー(フォルテピアノ)
(2)-(4)(6)(7)カタリン・ハルマイ(Ms)
現ブラチスラヴァ(当時のハンガリー領ポジョニ)に生まれ、ウィーンでハイドンに学んだシュペヒ。フェステティチQ.による弦楽四重奏曲集(HCD.31945)につづく第2弾では、ロマン派様式をハンガリーに送り込んだことで、もっとも重要とされる歌曲を多く含んでいる。録音:2006年11月13-17日フンガロトン・スタジオ
HCD 32497 パレストリーナ:「聖母への祈り」
 (1)5声の宗教的マドリガーレ集第2巻(1594年刊)
  [「不滅の父からお生まれになった不滅のみ子」
   「もしここからの声が」
   「今やあなただけが」「お与え下さい、天への階段と門を」
   「かつて私の汚れた手で」
   「お与え下さい、紅色のばら」「もし未来の死への懸念が」
   「選び抜かれた没薬」「崇高なヒマラヤ杉」
   「生き生きと輝くあなたの水で」
   「もし苦々しい胆汁と」「あなたが閉じこもり」
   「もしみだらに燃え上がる火で」
   「邪悪な地獄のヒュドラに勝った方」
   「神の都」「聖なる祭壇」「あなたは砦の塔」
   「鏡よ、お前はとてもなめらかでくもりがなく」
   「ギデオンの羊毛」「生まれたばかりの暁」
   「この聖霊」「無数のベッド、無数の罪から」
   「石の祭壇の上で常に」「あなたの慈悲が」
   「この確かな希望」「それどころか火と鉄が」
   「あなたの明るく輝かしい火で」
   「乙女たちの女王」「神のみ母よ、最後には」「御身、主よ」]、
 (2)聖母マリアのための連祷(5声の)、
 (3)聖母マリアのための連祷(6声の)
ゾルターン・カルマノヴィツ(指)
コルヴィナ・コンソート
パレストリーナの最晩年に刊行されたこの曲集は、収録曲に聖母マリアに関わりのあるものが多いことと宗教的な意味合いから、パレストリーナ作品の特質である明瞭なテクスチュアを、最も効果的な形で具えている。演奏するコルヴィナ・コンソートはド・ラリューのシャンソン(HCD 32018)、ル・ジュヌの詩篇歌(HCD32189)、S.ロッシのソロモンの雅歌(HCD32350)と、この分野の曲を得意とする中堅の団体。曲の特質を生かした深みのある演奏をしている。録音:2007年フンガロトン・スタジオ
HCD 11650/51
(2CD)
リスト:オラトリオ「聖エリーザベトの伝説」R.477 コロシュ・コヴァーチュ(Bs:チューリンゲン方伯へルマン)
エルジェーベト・コムロッシ(Ms:方伯夫人ゾフィー)
シャーンドル・ショイオム=ナジ(Br:その息子、方伯ルートヴィヒ)ほか
ヤーノシュ・フェレンチク(指)
スロヴァキア・フィルハーモニックO.&Cho.、
ブラチスラヴァ放送児童Cho.
リストがワイマール時代に着想し、ローマ時代の1857-62年に書き上げた大作オラトリオ「聖エリーザベトの伝説」。バイエルン国王ルートヴィヒ2世に献呈されたこの作品は、実在したハンガリーの王女エリーザベト(1207-31)の生涯をベースにしている。チューリンゲン方伯ルートヴィヒの未来の花嫁として、わずか4歳でヴァルトブルクに連れてこられた彼女は、その過酷な運命に絶望することなく貧者への慈善活動にはげみ、死後に聖人の列に加えられている。全曲を通じて特徴的なのがワーグナーを意識したライトモチーフの使用で、聴き逃せないポイントとなっている。フンガロトンにリストの作品を多数遺したフェレンチクによる決定的な録音が、今年2007年の指揮者生誕100周年を機にようやくCD化される。録音:1973年6月14日-7月17日スロヴァキア・フィルハーモニー、コンサート・ホール
HCD 32461 「エルジェーベト・コムロッシ〜アリア集」
 グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」
 ヴェルディ:「仮面舞踏会」、「イル・トロヴァトーレ」、「アイーダ」
 エルケル:バーンク・バーン
 サン=サーンス:サムソンとダリラ
 ワーグナー:ラインの黄金
 ムソルグスキー:ホヴァンシチナ
 コダーイ:紡ぎ部屋
 ビゼー:カルメン
  よりアリアと場面
エルジェーベト・コムロッシ(Ms)
ヤーノシュ・フェレンチク、
エルヴィン・ルカーチ(指)
ハンガリー国立歌劇場O.&Cho.
ハンガリーが誇る往年のメッツォ、コムロッシのアリアと重唱集。録音:1967、1968年 AAD ステレオ
HCD 10326 「ツルは旅立つ〜ハンガリーの歌とチャールダーシュ」(全23曲) エルネー・カーライ・キシュ(Cl)
カーロイ・ヴァダース“マンチ”(ツィンバロン)
ジュラ・ボーニ(Va)
アンドル・ボーニ“チェメット”(コントラバス)
録音:2007年3月12-14日フンガロトン・スタジオ DDD
HCD 10302 「ザ・ジプシー・キング・オブ・ザ・クラリネット / エルネー・カーライ・キシュ」
 ジプシー・ロマンス、トンネルのチャールダーシュほか全34曲
エルネー・カーライ・キシュ(Cl)
エルネー・カーライ・キシュJr.&ジプシー・バンド
クラリネットの名手による、ロマのスタンダード・ナンバー集。AAD
HSACD 32504
(SACD Hybrid)
\2500→¥2290
バルトーク:
 (1)ラプソディOp.1(Sz.27 BB 36b)
 (2)スケルツォOp.2(Sz.28 BB 35)
 (3)ヴァイオリン協奏曲第1番 遺作(Sz.36 BB 48a)
(1)(2)ゾルターン・コチシュ(P)
イヴァン・フィッシャー(指)
ブダペスト祝祭O.
(3)バルナバーシュ・ケレメン(Vn)
ゾルターン・コチシュ(指)
ハンガリー国立フィルハーモニックO.
コチシュと手兵ハンガリー国立フィルによるバルトークSACDシリーズ最新盤。今回は初期の3作品を収録。まず、“ハンガリーのクレーメル”の異名をとるケレメン独奏のヴァイオリン協奏曲。しっとりと美しく歌い上げる第1楽章から一転、第2楽章では火花散る激しさがなるほどあだ名のとおり。ソリストはもちろん、指揮者そしてオケともに全編を彩る民俗主題の扱いも実に堂に入っている。使用楽器は1742年製グァルネリ・デル・ジェス。さらに、コチシュ自身のピアノ、フィッシャー&ブダペスト祝祭管という顔ぶれによるカップリング。注目は「スケルツォ」。タイトルに反して、演奏時間30分とあまりに大規模、あまりに複雑な内容は、録音のめずらしさと理想的な演奏陣からまさにきわめつけといえるもの。なお、ラプソディとスケルツォはフィリップスとの共同制作で、録音スタッフはプロデューサーがヴィルヘルム・ヘルヴェーク、エンジニアがイシュトヴァーン・ベレーニのコンビ。録音:(1)1986年12月 (2)1985年4月15?20日以上ブダペスト、イタリア会館 (3)2006年10月11日ブダペスト、パレス・オブ・アーツ、バルトーク・ナショナル・コンサート・ホール
HCD 32445
\2300
グリーグ:
 ノルウェー舞曲集Op.35
 2つの交響的小品Op.14
 2つのノルウェーの旋律Op.63
 通りゆく婚礼の行列Op.19-2
 ワルツ・カプリスOp.37
 古いノルウェーのロマンスと変奏Op.51
デュオ・エグリ&ペルティス
【モニカ・エグリ、
アッティラ・ペルティス(ピアノ・デュオ)】
2台のピアノが対面で合体した形に特徴があるプレイエル社のダブル・グランドピアノ。現存数が極めて少ないこの楽器による演奏で評判となっているデュオ・エグリ&ペルティス。最新アルバムはアニヴァーサリーにふさわしくグリーグの作品集。自身すぐれたピアニストでもあり、また全10巻からなる抒情小曲集に代表される数多くの作品が物語るように、ピアノ曲は歌曲と並んでつねに創作の中心にありましたが、デュオ作品ともなると貴重。グリーグのほとんど全作品を録音しているBISにさえないほど。のちに管弦楽編曲されてポピュラーになったOp.35、交響曲ハ短調の中間2楽章の編曲版であるOp.14など大半が網羅された当アルバム、これまでありそうでなかっただけにたいへん価値あるリリースといえる。録音:2006年4月21-28日フンガロトン・スタジオ



ページ内の商品チェック・ボックスをクリックしたら、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)


注文フォームへ


アリアCD 新店舗トップページへ



Copyright(C) 2007 ARIA−CD.All rights reserved.139