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第39号マイナー・レーベル新録音新譜(6)



ALBANY 1CD¥2200

TROY933
(SACD Hybrid)
\2200→¥1990
ドン・ギリス: 交響曲X−ビッグD/
 「タルサ」〜石油についての交響的肖像/
 交響曲第3番「自由な人々のための交響曲」
イアン・ホブソン指揮
シンフォニア・ヴァルソヴィア
ギリスはダラスに転居してすぐ、この作曲家通例の陽気で親しみ易い「交響曲X」を1968年に完成し、Dはニ調とダラスを意味しています。タルサはオクラホマ州にある石油都市です。交響曲第3番は、30歳になる前に、アメリカの理想を音楽で示そうとして作曲された。 2006年2月録音
TROY942
¥1990
ロベルト・シエラ(1953〜):
 交響曲第3番「ラ・サルサ」/
 交響曲第2番「大パッサカリア」/
 交響曲第1番
トマス・M. スリーパー指揮
フロスト交響楽団
シエラはプエルトリコで生まれ、ロンドンとユトレヒトで学び、ハンブルクでリゲティにも師事した。生地カリブ海の出自を根底として他の国々の特徴を採り入れ、独自の様式に総合しています。第1曲「サルサ交響曲」はモートン・グールドのラテン・アメリカ・シンフォニエッタのような雰囲気で、プエルトリコ、ドミニカ、キューバの音楽の様々なリズムが用いられている。ラテンのリズムに乗ったノーテンキなだけでなく、まじめな舞曲もありなかなか聴き応えがある。いわゆるゲンダイオンガクの類ではありません。 2006年4・11月録音
TROY943 マイケル・S.ホーウッド(1947-):「組曲とシリアスな作品集」
 (1)国立公園組曲、(2)交響曲第1番、
 (3)内部の変奏曲、(4)遊園地組曲、 2007年1月録音
イアン・ホブソン指揮
シンフォニア・ヴァルソヴィア、
(3)ジョゼフ・クベラ(P)
ホーウッドはバッファローで生まれ、ニューヨーク市立大学でルーカス・フォスらに学んだ。アカデミックな様式からポピュラーな様式まで、ロマン派的語法から無調まで、堅固な構造から偶然性までのあらゆる技法を効果的に用いています。このアルバムは2曲の組曲とシリアスな作品(交響曲、変奏曲)のカップリング。遊園地組曲の終曲「ローラー・コースター」はスピード感溢れる爽快な作品です。激しい系イギリス風の交響曲やバルトーク系の変奏曲も聴き応えあり。
TROY957 カレル・フサ(1921-):「カレル・フサの肖像」
 スメタナ・ファンファーレ/フレスコ画に/
 ピアノとウィンド・アンサンブルのための小協奏曲/
 プラハための音楽1968 、2005年11月録音
スティーヴン・K. スティール指揮
イリノイ州立大学ウィンド・シンフォニー、
グレシャム桃子(P)
フサはプラハで生まれ、パリでオネゲルやブーランジェに学び、1959年アメリカの市民権を得て、1954年から1992年までコーネル大学で教えた。1968年はチェコの改革派をソ連などが武力で制圧した年で、これを題材とした最後の曲は広く演奏されています。グレシャム桃子は桐朋学園とマンハッタン音楽院で学び、ニューヨークで主に伴奏ピアニストとして活動している。
TROY939 「エズラ・ラダーマンの音楽 Vol.7」
 ピアノ・ソナタ第3番/B’shert
 (訳注:イディッシュで「…を意味した」の意)
スィンアイ・スー(P)
ラダーマンは調性的な素材と無調的な素材を組み合わせて用い、現代的な文脈の中に叙情的な様式を混合している。アメリカ音楽センター長を務め、2006年アメリカ芸術・文学アカデミーの会長に選ばれました。スーは北京で生まれ、1996年ウィリアム・カペル国際ピアノ・コンクールで2位となった。
TROY940 「7部から成る贈り物」
 シオドア・モリソン(1938-):聖霊の贈り物/
 マーガレット・ヴァーデル・サンドレスキー(1921-):
  「十字架を高く上げよ」による序奏と変奏/
 エマ・ルー・ディーマー(1927-):
  季節の詩編から「御子が私たちに」/
 メンデルスゾーン:ソナタニ短調op. 65-6(天にまします我らの父よ)/
 J.S.バッハ:パッサカリアハ短調BWV582/
 パメラ・デッカー(1955-):サンフランシスコのためのフルート/
 フローレンス・ベアトリス・プライス(1887-1953-):民謡による変奏曲
マーガレット・マーティン・クヴァム(Org)
メンデルスゾーンとバッハ以外はアメリカの作曲家によるオルガン曲です。クヴァムはカナダで生まれ、1993年フロリダでのナポリ国際オルガン祭コンクールで1位となり、オンタリオ州、ミシガン州、カリフォルニア州の教会で音楽監督を務めた。2006年5月録音
TROY941 クリストファー・シオファニディス(1967-):幻と奇跡/
ポール・モラヴェック:異形態/
リーサ・ビーラワ:トロイアの女たち/
ミハエル・ガトンスカ(1967-):蜂鳥の変形
SONYC(ニューヨーク市弦楽オーケストラ)
「SONYC最初の録音」SONYCは、1999年に結成された、指揮者を置かない室内合奏団で、17曲の現代作品を世界・アメリカ初演している。ポーランド出身のガトンスカの作品は現代的語法を用いている部分が多いのに対し、他のアメリカの作曲家たちの3曲はより伝統的で理解し易い様式。
TROY944/45
(2CD)
ブルノ・スクルテ(1905-1976):
 歌劇「ヴィルカチーの女相続人」
アンドレイス・ヤンソンス指揮
ラトヴィア国立歌劇場管・合唱団、
アンドゼラ・ゴバ(S)、
アルマンドス・シリンシュ(Bs)、
グンタルス・ルンギス(T)、他
ラトヴィアの作曲家スクルテは1949年ニューヨークに移住し、教会のオルガン奏者・合唱指揮者としても活動した。ラトヴィアの農家を舞台とするこの歌劇は、19世紀のロマン派的様式で書かれ、作曲者の生誕100年を記念して2005年に未完のオーケストレーションが完成された。
TROY946 「暗い風が起こる」
 ジョン・ランプキン:ショーの庭を通る散歩/移動/
 ベス・デニッシュ:ジョーダンと犬女/
 フィリップ・ビムスタイン:暗い風が起こる
エキノックス室内プレイヤーズ:【ポーラ・カシカ(Fl)、
アン・ホマン(Ob)、
ジェニーン・ヨーク=ガレシェ(Cl)、
ドニタ・バウアー(Fg)、
キャロル・レマイア(Hr)】
アメリカの現代作曲家による比較的穏健な作風の組曲が収録されている。ユタ州スプリングデール町長も務めたビムスタインは環境問題に関心を持ち、「暗い風が起こる」はごみ焼却炉による汚染を恐れるヴィヴィアン・ジェークの歌に基づいている。
TROY947 「世界のフルートの風景」
 ハインツ・ベンカー(1921-2000):はぎ取り暦〜細密画組曲/
 福島和夫(1930-):冥/
 シュエユン・シェン(1952-):それから、事情が変わった/
 ヴォーン=ウィリアムズ:バレエ組曲/
 ルネ=バトン(1879-1940):パッサカリア/
 マーク・ヴィンチ(1960-):あなたに会う時/
 ノルマン・ティボド(1959-):ハティクヴォーによる序奏と変奏/
 ジェニファー・ヒグドン(1962-):子守歌/
 ヴィットリオ・リエティ(1898-1994):ソナティナ
ジャン・ヴィンチ(Fl)、
フー・スン(P)、
マーク・ヴィンチ(Sax)、
ジェニファー・ヒグドン(Fl)
アメリカ人のほか、イギリス人、フランス人(ルネ=バトン)、イタリア人(リエティ)などの作曲家のフルートを含む室内楽作品集。福島和夫の「冥」は東洋の笛を思わせる、無伴奏フルート曲の代表作で、ハティクヴォーはイスラエルの国歌です。ヴィンチはクリーヴランド音楽院とジュリアード音楽院で学び、英国国際演奏コンクールで優勝した。2006年5月録音
TROY948 「神話と伝説」〜
 アメリカのトロンボーン四重奏作品集
  エリック・エワゼン(1954-):神話と伝説/
  レスリー・バセット(1923-):四重奏曲/
  チャールズ・ウォリネン(1938-):4本のトロンボーンの合奏曲/
  フィッシャー・タル(1934-1994):四重奏曲/
  ジョン・ラ・モンテーン(1920-):四重奏曲/
  フィリップ・シュレーダー(1956-):ジムのために/
  フィル・スネデコー(1966-):
   トッカータ
ステントリアン・コンソート(トロンボーン四重奏団)
ステントリアン・コンソートは2003年に結成されたアメリカのトロンボーン四重奏団で、柔軟なプログラムを演奏するために四重奏団と称していない。この最初のCDはすべてアメリカの作曲家による作品で、最後の2曲は演奏者による委嘱作品。
TROY952 「オハイオ・ライト・オペラ〜序曲・間奏曲集」
 (1)ハーバート:「おてんばなマリエッタ」序曲/第2幕間奏曲
 (2)サリヴァン:「ゴンドラのこぎ手」序曲/
 (3)サリヴァン:「魔術師」序曲
 (4)オッフェンバック:「山賊」序曲/第2幕間奏曲/第3幕間奏曲
 (5)カールマン:「秋の演習」序曲
 (6)ハーバート:「赤い風車」序曲/第2幕間奏曲
 (7)フリムル:「蛍」序曲、
 (8)サリヴァン:「大公」序曲
(1)(3)(5)スティーヴン・バイエス指揮
(2)(4)(6)(8)リン・トンプソン指揮
(7)ジェーソン・アルティエリ指揮、
オハイオ・ライト・オペラ管
オハイオ・ライト・オペラは1979年にウスター大学によって創設された、アメリカで唯一のプロのオペレッタ専門団体で、その夏季フェスティヴァルでの録音からの抜粋。フリムルはプラハで生まれ、1906年アメリカに定住してオペレッタで成功しました。2001-2006年録音OLOサマー・フェスティヴァル
TROY954 エリック・エワゼン(1954-):トロンボーンを含む室内楽作品集
 (1)トランペット、トロンボーンとピアノのための二重協奏曲
 (2)死者と生者のための賛歌/トロンボーンとピアノのための協奏曲/
  トロンボーンとピアノのためのバラード
 (3)トロンボーン三重奏のためのオオイヌワシ
ジェームズ・C. レベンズ(Tb)、
エリック・エワゼン(P)、
(1)ニクラス・エクルンド(Tp)、
(3)イヴァン・モロー(Tb)&マイケル・プリディ(バスTb)
エワゼンはクリーヴランドで生まれ、ジュリアード音楽院でレベンズと共に学んだ。旋律や形式は明快で、和声は全音階的、時に旋法的。第2曲は9.11の数日後ニューヨークでの葬送の行進を見て作曲された。
TROY955 シンディ・コックス(1961-):「自然は」
 (1)ヒエロスガモス(聖なる結婚)−和声と響きの練習曲、
 (2)宇宙軸、(3)自然は
(1)シンディ・コックス(P)、
(2)イアプレイ・アンサンブル、
(3)コンティネンタル・トロンボーン四重奏団
コックスはインディアナ大学で作曲の博士号を取得し、その後ジョン・ハービソンに作曲、リリー・クラウスにピアノを学んだ。新旧の技法を総合した「ポスト・トーナル(調性後)」とも言える様式で、「自然は」は環境保護に関心を持つ詩人ジョン・キャンピオンの詩によっている。
TROY956 「イントゥ・ザ・フューチャー(未来へ)」
 (1)デーヴィッド・ゴンパー(1954-):秘密の音楽
 (2)ジョン・バーナーズ(1961-):ピッコロとプランジャー
 (3)ルーク・ダーン(1976-):刃
 (4)マイケル・エカート(1950-):木管五重奏曲
 (5)ローレンス・フリッツ(1952-):4 mod 4
 (6)ジョゼフ・デンジャーフィールド(1977-):
  波は押し寄せ、大音をたてて打ち、ゆらめく
(1)カティ・ウォルフェ(Fl)、他
(2)タマラ・スウェット(Fl, Picc)、他
(3)デーヴィッド・ゴンパー指揮、
サラ・ハーク(Fl)、他
(4)アイオワ木管五重奏団
(5)グロ・サンドヴィク(Fl)、他
(6)メガン・ルリャク(Fl)、他
このCDは、アイオワ大学現代音楽センター創立40周年を祝して制作され、6人の作曲者のうち3人は教員、1人は客員助教授、2人は博士課程修了者。プランジャーは金管楽器の弱音器の一種で、4 mod 4とはmodの前の数を後ろの数で割った剰余を表す。 2005・2006年録音
TROY958 ロバート・ヘルプス(1928-2001):「ピアノ作品全集第2集」
 幻想曲/3つの練習曲/回想/ソロ/イメージ/肖像/
 星の風景/四重奏曲
ナオミ・ニスカラ(P)
ヘルプスの様式は多様で、印象主義やミニマル・ミュージックの影響も受けています。調性のあるロマン的な部分も、無調的で角張った部分もあるが、12音の厳格な規則を長くは使えないと作曲者は述べています。ニスカラはフィンランド系アメリカ人の父と日系2世の母との間に生まれ、南フロリダ音楽大学教授を務めている。録音:2006年、2007年 
TROY959/60
(2CD)
ウィリアム・ボルコム(1938-):「ヴァイオリンとピアノのための音楽」
 ソナタ第2番/ソナティナ/ソナタ第1番/
 ソナタ第3番「風変わりなソナタ」/幻想二重奏曲/牧歌/
 空想的な話/無伴奏ヴァイオリンのための組曲/
 優雅な幽霊−演奏会用変奏曲/ソナタ第4番
アメリカン・ダブル:
【フィリップ・フィクソー(Vn)、
コンスタンティン・ファインハウス(P)】
ボルコムはワシントン大学で学んだ後、ミルズ大学でミヨーに師事し、ワシントン大学、ニューヨークのクイーンズ・カレッジなどで教え、ピアニストとしても活動した。初期の実験的作品から1970年代の半音階的、90年代半ばの新古典主義的作風まで、ボルコムの作曲様式の変化を概観できます。2005年6月・2006年12月録音
TROY961 「ユリシーズ・ケイ(1917-1995):室内管弦楽のための作品集」
 (1)記録映画「静かな一人」組曲/
 (2)ブレークによる3つの小品/
 (3)音楽の戯れ/(4)アウロス
ケヴィン・スコット指揮
メトロポリタン・フィル、
(2)ジャネット・ホプキンズ(S)、
(4)メラニー・ヴァレンシア(Fl)
ケイはイーストマン音楽学校で学び、イェール大学でヒンデミットに師事した。黒人作曲家ウィリアム・グラント・スティルから影響を受け、スティルと共に最も重要な黒人作曲家と見なされている。初めはドイツやイタリアの影響が強かった様式は後に半音階的になりましたが、厳格な12音技法は用いず、新古典主義的調性音楽の中にとどまり続けた。
TROY965/66
(2CD)
トマス・パスティエリ(1945-):歌劇「マルゴット夫人」 ジョゼフ・イリック指揮
フォート・ワース歌劇場、
ローレン・フラニガン(S)、
モーガン・スミス(Br)、他
パスティエリはジュリアード音楽院で学び、1984年までアトランタ歌劇場の芸術監督を務めてオペレッタで成功を収めた後、映画音楽制作会社を設立して、19の歌劇のほか多数の映画音楽も作曲しています。この作品は、レナード・バーンスタインがベルクの未亡人に「ルル」の完成を依頼したという実話によった、伝統的様式の歌劇。2007年6月録音 
TROY967 ダニエル・ロスマン(1958):
 (1)音楽:裸の女−澄んだ夜に走る狂女/
 (2)女王たちの広場/(3)蜂に告げる
エリック・ヒューブナー(P)
ロスマンは歌劇や管弦楽曲から電子音楽まであらゆるジャンルの作品を書いている。第1曲はスペインの詩人ヒメネスの詩、第2曲はドイツの画家ベスゲンの絵に触発されて書かれた。第1曲の後半も第2曲も、同じようなリズム・音型の伴奏が執拗に繰り返される上で旋律が奏されるが、第3曲では高音域で繊細な音が響く。2007年1・2月録音 


未案内旧譜

TROY711
¥1990
ブロムシュテット、インバルによるウォリネン
 チャールズ・ウォリネン:
  (1)5−増幅されたチェロのための協奏曲/(2)金の踊り/
  (3)増幅されたヴァイオリンのための協奏曲
(1)フレッド・シェリー(Vc)、
ウォリネン指揮
セント・ルーク管
(2)ブロムシュテット指揮
サンフラシスコ響
(3)ポール・ズーコフスキー(Vn)、
インバル指揮
フランクフルト放送響
このアルバムはウォリネンの主要な管弦楽作品を集めたものだが、演奏者がすごい。「金の踊り」ではブロムシュテット指揮のサンフランシスコ交響楽団、ヴァイオリン協奏曲ではインバル指揮のフランクフルト放送響にソリストはズーコフスキーとこれ以上考えられないアーティスト。
TROY724 マリナー&ぺぺ・ロメロのポール・チハラ作品集
 「ポール・チハラ:ギター協奏曲と2つのバレエ」
  (1)ギター協奏曲(トランペット・オブリガート付)、
  (2)ヤドリギの花嫁、(3)2台のコントラバスのための協奏曲「芝」
ネヴィル・マリナー指揮
ロンドン交響楽団、
(1)ペペ・ロメロ(G)、
(2)スーザン・ボッティ(S)、
(3)ジョン・ディーク&ブエル・ナイトリンガー(Cb)
こちらはポール・チハラの作品集だが、全曲マリナー指揮のロンドン交響楽団の演奏。ギターのソロにはペペ・ロメロも登場。
TROY767 ジョセフ・フェニモア・イン・コンサートⅢ」
 (ギボンズ、フェニモア、シューベルト、ショパン、ハイドン、フォーレ、リストの作品)
ジェセフ・フェニモア(P)
TROY771/72
(2CD)
\2200
パーシケッティ:
 交響曲第3番Op.30、第4番Op.51、第7番「典礼風」Op.80
デーヴィッド・アラン・ミラー指揮
オールバニー響
パーシケッティの交響曲集!第3番と第7番「典礼風」は世界初録音!吹奏楽ファンにも人気の高いパーシケッティだが、彼の交響曲録音は意外に少なく、第3番と第7番は世界初録音になる。第7番はオネゲルの名曲と同じタイトルということで興味をそそられる。
TROY787/88
(2CD)
シュポア:ファンタジー・オペラ「美女と野獣」 クリストファー・ラーキン指揮
マンハッタン音楽学校歌劇場
古典派からロマン派の時代に活躍したドイツの作曲家シュポア。彼の作品はかなり忘れられているが、当時は人気を博していた。この録音は全曲としては世界初録音となるもの。
TROY860 「アメリカのヴィルトゥオーゾ〜ジェイムズ・ギレス」
 ロウェル・リーバーマン:ピアノ・ソナタ第3番/
 スティーヴン・ハフ:組曲「R−B」/
 オーガスタ・リード・トーマス:4つの練習曲/
 ネッド・ローレム:リコーリング/
 C.カーティス・スミス&ウィリアム・ボルコム:コリュージョンズ/
 ジェイムズ・ウィントル:バレット/
 アール・ワイルド(編曲):ハラベ・タパティオ(メキシカン・ハット・ダンス)
ジェイムズ・ギレス(P)
アメリカの新しいヴィルトゥオーゾ作品を集めたアルバム。ピアニストとして著名なスティーヴン・ハフの作品やアール・ワイルドが編曲した作品など注目作も収録。-

ARTS

NEW HYBRID SACDシリーズ

47718-8
(SACD Hybrid)
\2300→¥2090
ニーノ・ロータ:
 ピアノ伴奏によるヴァイオリンとヴィオラのための作品全集
  (1)間奏曲ロ短調、(2)ヴィオラ・ソナタ ハ長調、
  (3)ヴィオラ・ソナタ ト長調、
  (4)ヴァイオリン・ソナタ ト長調、(5)即興「感傷的な悪魔」、
  (6)即興「恋なき恋人たち」
マルコ・フォルナチアリ((1)〜(3)Va、(4)〜(6)Vn)、
ガブリエレ・バルドッチ(Pf)
前回の「ある愛の歌による交響曲」「夕べの協奏曲」(47596-2)に続くARTSレーベルのニーノ・ロータ新譜。映画音楽の巨匠ニーノ・ロータだが、純音楽の分野にも室内楽、管弦楽、バレエ、オペラなどあらゆるジャンルに作品を残している。今回収録された作品もピエロ・ファルッリ、ウィリアム・プリムローズ、などに献呈された本格的作品。録音:2006年4月、65:03 SACDハイブリッド

BLUELINEシリーズ

47597-2
\1700
ブラームス:2台のピアノのためのソナタへ短調Op.34b
 (原曲:ピアノ五重奏曲Op.34、作曲者編)
シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.44
 (2台のピアノ版、編曲者不詳、1865/66出版)
デュオ・ウリアルテ・ムロンゴヴィウス(ピアノ・デュオ)
【ベゴニャ・ウリアルテ&
カール=ヘルマン・ムロンゴヴィウス】
ARTSレーベルの初期から継続的に録音しているデュオ・ウリアエルテ・ムロンゴヴィウスの新録音。ブラームスとシューマンのピアノ五重奏曲を2台のピアノに編曲したヴァージョンのカップリングという好企画盤。ブラームスはピアノ五重奏曲を完成後すぐにピアノ2台に編曲する構想を持っていた。ブラームスはかなりの自作を4手ピアノのために編曲しており、自然な発想だった。一方シューマンのピアノ五重奏曲は、弦楽のパートを第二ピアノに置き換えたもので、1865/66年にブライトコップフから出版された版だが、何故か編曲者不詳となっている。録音:2006年11月、マドリッド・スペイン国立放送局、70:35

ARCHIVESシリーズ

47596-2
\1300→¥1090
(8/29紹介済)
「ニーノ・ロータ作品集」
 (1)ある愛の歌による交響曲
 (2)ピアノ協奏曲「夕べの協奏曲」
マッシモ・デ・ベルナール指揮
シチリア交響楽団
(2)ベネデット・ルーポ(P)
ニーノ・ロータは「ゴッドファーザー」など映画音楽の巨匠として知られているが、本人はクラシックの作曲家であることを自認しておりました。ここ10年ほどで交響曲や協奏曲、室内楽など様々な録音がなされ徐々にロータの純音楽も知られるようになった。今回発売になるCDは後に映画「山猫」に転用された「ある愛の歌による交響曲」と「ワルツ・ファンタジア」で始まり「カンカン」でしめられる楽しい作品「夕べの協奏曲」を収録。ピアニストのルーポはロータを得意としており、ハルモニア・ムンディにも「夕べの協奏曲」を録音している。録音:1991年7月、49:15録音:1991年7月、49:15

BMC 1CD¥2200

BMC CD129
(2CD)
¥4400→¥3980
「クルターク生誕80周年コンサート・ライヴ」
 ジェルジ・クルターク:
  (1)…コンチェルタンテ…Op.42(2002-03、2006改訂)(ヒロミとケンのために)
  (2)(ジェルジ・クルタークJr共作):対話(1999-2006)
  (3)ヒパルティータOp.43(2000-04)(ヒロミのために)
  (4)「ヤテコク」からの抜粋と編曲集
(1)(3)菊池裕美(Vn)、
(1)波木井 賢(Va)、
(1)ゾルタン・コチシュ指揮ハンガリー国立フィル、
(2)ケラー四重奏団、
ジェルジ・クルタークJr(シンセサイザー)
(4)マルタ・クルターク(P)、
ジェルジ・クルターク(P)
2006年2月15-19日にブダペストで行われたクルターク生誕80歳を祝うコンサート・ライヴ。リゲティ亡き後、現代音楽の重鎮ともいうべきクルタークの近作ばかりを集めた、老いても全く衰えることのないエネルギッシュな音のスペクタクル。昨今の作曲界の様々な潮流とは常に一線を画し、厳しく自己を凝視してきた最後の前衛の現在が聴ける。最後のクルターク近年の代表作「ヤテコク」抜粋も貴重。アンコールはクルターク夫妻の演奏するバッハで閉じられる。録音:2006年2月15-19ブダペスト、ライヴ
BMC CD128 「聖ミヒャエルと聖マルティンの日のためのポリフォニック晩課」
 (1)聖ミヒャエルの日のための晩課
 (2)聖マルティンの日のためのミサ
 (3)聖マルティンの日のための晩課
スコラ・フンガリカヤンカ・センドレイ&ラースロー・ドブサイ(指揮)
11月11日は聖マルティンの日だが、それに因んだ音楽を集めた1枚。ブラティスラヴァで発見された15-16世紀の写本に基づく演奏。男女混声による心洗われるポリフォニー。えも言われぬ美しさは古楽ファンのみならずヒーリングとしてもお薦めできる内容となっている。

未案内旧譜

BMC CD046 現代ハンガリーのツィンバロン音楽「スプリンターズ〜イルディコ・ヴェコニー」
 (1)クルターク:スプリンターズOp.6/c、
 (2)ラースロー・ヴィドフスキー:1つまたは2つのツィンバロンのために
 (3)クルターク:8つのデュエット
 (4)アダム・コンドル:ハンガリー民謡の形式で
 (5)クルターク:フェレンツ・ベレニ70歳へのオマージュ
 (6)ラースロー・シャーリ:遅く、そして活発に
 (7)ソルト・シェライ:ザ(the)ヴァージョンA
 (8)クルターク:ヴィトルドへの一本のヒース(ルトスワフスキの思い出に)
 (9)ゾスタン・イェネイ:ひげそり
イルディコ・ヴェコニー(ツィンバロン)
(3)アンドラーシュ・ケラー(Vn)
(4)フェレンツ・ヴァルガ(Va)
先ごろバッハをツィンバロンで弾いたアルバムで注目を集めたヴェコニーのアルバムで、オール現代ハンガリー・プログラム。前回もバッハの合間にコンドルとイェネイの作品を弾いていたが、今回は昨年80歳を迎えたクルタークの作品を加え、より先鋭的にヴァージョン・アップ。ツィンバロンはブーレーズも「レポン」で使用しているように、いまや現代音楽に欠かせない楽器となった。
BMC CD047 (1)J.S.バッハ:パルティータ ニ短調BWV.1004、
(2)クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース
(3)イザイ:ソナタOp.27-3〜バラード(エネスコのために)
(4)エミール・ペトロヴィチ:狂詩曲第1番
アンタル・サライ(Vn)
サライは近年、将来を嘱望されるハンガリーの若手を代表するヴァイオリニストでブダペスト音楽院で学んだ後、ティボール・ヴァルガ、ジェルジ・パウクらに指導を受けた。彼の才能はメーニューイン、アイザック・スターンにも絶賛されている。艶やかで甘い音色が特徴。
BMC CD052 「オーヴァー・ザ・フェイス・オヴ・ザ・ディープ」〜
 バルナバス・ドゥカイ(1950〜)
  作品集海の表面上にただよう霧(4つのヴァージョン)、
  岩に向かう風のように、沈み行く太陽に、炎のまばゆさ、
シルヴィア・カルパティ(Vn)
ヤーノシュ・ラーポシ(Va)
ゾルタン・ジェンジェシー(fl)
タマシュ・ブブノ(Vo)
アマディンダ・パーカッション・グループ、他多数
バルナバス・ドゥカイはハンガリーの中堅世代の作曲家。調的な音響、聖歌を思わせる清冽な響きとクラスターの混在、特にクライマックスのない構成はフェルドマン、ペルトを思わせる。

BRIDGE 1CD¥2200

BCD9232 元ボストン響トランペット奏者アルマンド・ギターラの最後の録音!
 「トランペットの遺産−トランペットと管弦楽のための作品集」
  ウィリアム・ペリー(1930-):トランペット協奏曲/
  ポンキエッリ(1834-1886):トランペット協奏曲へ長調/
  ヨハン・メルヒオール・モルター(1696-1765):
   トランペットと弦楽オーケストラのための協奏曲*/
  オスカー・ベーム(1870-1938):トランペット協奏曲op. 18/
  ペリー:トランペットと管弦楽のための2つの舞曲
アルマンド・ギターラ(Tp)、
ウィリアム・ペリー指揮
スロヴァキア・フィル、
カペラ・イストロポリターナ*
c1987
ギターラ(1925-2001)はジュリアード音楽院で学び、1949年ヒューストン交響楽団、1964年ボストン交響楽団の首席トランペット奏者になりました。1979年に退職してミシガン大学教授、続いてライス大学音楽学校教授として死去するまで教職に専念し、その生徒の多くが現在主要なオーケストラで首席を務めている。これはギターラの最後のスタジオ録音で、作品に対する愛着と的確な解釈が示されている。
BCD9236 「ポリトピア−ヴァイオリンと電子音のための音楽」
 ジャン=クロード・リセ(1938-):変形/
 ナンカロー(1912-97):トッカータ/
 木村まり:ポリトピア/ギターボターナ/
 フランシス・ホワイト(1960-):昔のバラの選集/
 ミリカ・パラノシック(1968-):来て私と叫んで下さい/
 ロバート・ロー(1954-):潜水艦(サブマリン)/
 タニア・レオン(1943-):軸索
木村まり(Vn)
ヴァイオリンで超低音が出せる?木村まりの自作を含む現代作品集。木村まりは江藤俊哉に師事して桐朋学園大学を卒業し、ジュリアード音楽院で博士号を取得し、コロンビア大学で作曲、スタンフォード大学でコンピュータ音楽を学び、1998年からジュリアード音楽院でコンピュータ音楽の演奏を教えている。第4曲はコンピュータが制御する、4本のギターから成るロボット「ギターボット」とヴァイオリンのための作品。彼女は調弦を変えずに1オクターヴ下の音を弾く「サブハーモニックス」という技法を開発し、「サブマリン」という曲名はこれと「まり」をかけている。

CELESTIAL HARMONIES 1CD¥2200

13264 ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス(1875-1911):
 ピアノ作品全集第4集
  楽興の時 嬰へ短調、前奏曲(Op.13、Op.14、他全20曲)、
  ピアノ・ソナタ ヘ長調、即興曲、マズルカ、ポロネーズ、
  リトアニアの子守唄、幻影
ロカス・ズボヴァス(Pf)
第3集まで録音していたピアニスト、ニコラウス・ラフゼンが2005年に急逝してしまったため途絶えていたチュルリョーニス:ピアノ作品全集シリーズが再開された。大作のヘ長調のソナタ以外は全て1〜4分程度の小品だが、ショパンとスクリャービンの間に位置するかのような神秘的で密やかなミクロコスモスの数々は一度聴くと病みつきになる。そのほの暗く情熱的な音楽は晩秋から冬にかけて聴くのにピッタリ。ピアノを弾くズボヴァスはチュルリョーニス国際ピアノ・コンペティションの入賞者で作曲家の孫にあたります。録音:2006年9月12-14バイエルン放送スタジオ2
13256 ペーター・ミヒャエル・ハメル(1947-):人生の響きの
 (旅立ち:ジョン・ケージの追憶に、アルフレッド・A・トマティスの追憶に、
  マイルス・デイヴィスのためのマイルストーン、モートン・フェルドマンの追憶に、
  ワルター・バッカウアーの追憶に、デーン・ラドハイアーの追憶に、
  パンディット・ペイトカーの追憶に、オリヴィエ・メシアンの追憶に、
  ジャチント・シェルシの追憶に、ヤニス・クセナキスの追憶に、
  ヨハン・ダフィト・アントニンのために、到着:ジョン・ケージの追憶に)
ロジャー・ウッドワード(Pf)
ドイツの作曲家ハメルはヨーロッパの作曲家にしては珍しくアジアの音楽やアメリカの作曲家たちの活動に関心があり、ミニマル・ミュージックの影響を受けた独自の神秘主義的な音楽を書き続けてきた。このCDはハメルが影響を受けた様々な音楽家へのオマージュといったタイプの小品を集めている。それぞれの作曲家の特徴を捕らえた作りになっており(あくまでハメルが捕らえた作曲家像であるが)、面白いのが「マイルス・デイヴィスのためのマイルストーン」と「ジャチント・シェルシの追憶」(まるでジョン・アダムスみたいだ)でウィンダム・ヒルから出したら良さそうな耳に心地よいヒーリング・ミュージックである。武満徹のスペシャリストでもあるオーストラリア出身の巨匠ロジャー・ウッドワードが透明感のあるピアノを聴かせている。録音:2006年1月14-17バイエルン放送
13259 ハンス・オッテ(1926-):
 時の本(1991-98)(ピアノのための48の小品、全4巻)
ロジャー・ウッドワード(Pf)
昨年80才を迎えたオッテの近作。電子音楽の作曲家として知られる彼だが、ここでは静謐な音楽が続く。切り詰められた素材、繊細な複合音響が美しい。録音:2006年1月18-21バイエルン放送
13265 マイケル・アサートン&ガース・ペイン:
 SynC-平行線南33度50分/アル・アンビクの対話/遭遇/
 アレトリョマンシー/エクリプス
マイケル・アサートン&ガース・ペイン
古楽と現代音楽の演奏家アサートンとエレクトロニクスを専門とする音楽家ペインのコラボ。浮遊感のある無国籍、超時代的エスニック・ミュージック。セレスチャル・ハーモニーらしい音楽。
13275 フリッツ・ハウザー:フリップ-ソロ・ドラミング
 (ドラム・セット、シンバル、打楽器のための12の小品)
フリッツ・ハウザー(Perc)
フリッツ・ハウザーはスイスのプログレシヴ・ロック・グループ、CIRCUSの元メンバーで現在はフリーの打楽器奏者、即興演奏家として活動し、来日してマリンバの安倍圭子と共演したこともある。このCDも即興的な要素の強い作品でカウベル、タムタム、ドラム等を駆使してコミカルなものから瞑想的なものまでヴァラエティのある表現を繰出している。ケージのソナタとインターリュードの空気感に通じるものがある。録音:2004年DRSスイス放送スタジオ
13278 ペーター・ミヒャエル・ハメル:
 弦楽四重奏曲第3番(1991/93)、第4番「残響」(1995/2000)、
 弦楽三重奏曲(1991/92)
アレクサンダー弦楽四重奏団
ハメルはアジアの音楽に強い関心を示しており、この曲集にそれは反映されている。五音階、仏教儀礼を思わせるエスニックな身振りなど、新ロマン主義、ニュー・トナリティ、ニュー・シンプリシティと言われる現代音楽の流れに属するといえよう。ドイツのルー・ハリソンと言うのが最もふさわしい。録音:2006年10月23-25日
14257
(2CD)
ヴィルフリート・ヒラー(1941-):星の本(88鍵ピアノのための88の星座) ジルケ・アーフェンハウス(Pf)
ピアノの鍵盤数になぞらえ、それぞれペガサス、オリオン、ケンタウルス等、星座のタイトルがついた88の小品からなる。曲によって無調、調性、複調、旋法的と多様な語法とスタイルで書かれた性格的小品といえよう。ヒラーは作家ミヒャエル・エンデと一緒に仕事をしたことでも知られる。録音:2006年7月、11月バイエルン放送
19919
(4CD)
「現代ドイツのピアノ音楽」
 (1)ペーター・ミヒャエル・ハメル(1947-):人生の響きの
 (2)ハンス・オッテ(1926-):時の本(1991-98)
  (ピアノのための48の小品、全4巻)
 (3)ヴィルフリート・ヒラー(1941-):星の本(88鍵ピアノのための88の星座)
(1)(2)ロジャー・ウッドワード(Pf)
(3)ジルケ・アーフェンハウス(Pf)
上記13256、13259、14257のセット。録音:2006年

COL LEGNO 1CD¥2400

WWE20605
(2SACD Hybrid)
\4800
ルイジ・ノーノ:「プロメテオ」(聴く悲劇)(1981/85) ペーター・ヒルシュ(第1指揮)、
 
クヮメ・リャン(第2指揮)、
アンサンブル・ルシュルシュ、
フライブルク・ゾリステン合唱団、
フライブルク・フィルハーモニー管弦楽団
ソリスト・アンサンブル、
SWRバーデン=バーデン・フライブルク
 南西ドイツ放送交響楽団ソリスト・アンサンブル、
ノーノの集大成的、晩年の大作オペラ「プロメテオ」全曲のCDついに本邦初登場。かつて秋吉台国際芸術村で日本初演されたこともある。コンピュータ処理された電子音響と合唱、ソリスト、オーケストラが動員され、予め録音した楽器音をコンピュータで変調させ、ライヴでもとの楽器と混ぜ合わせるなど、凝った処理がなされている。演奏される空間の音響、反響も作品の要素として計算されているため、CDでどこまで再現できるかが問題になってきたが、SACDハイブリッドの登場により、ノーノが精魂を注ぎ込んだ大作が極めて臨場感のある理想的なサウンドで再生可能となった。83ページにわたる解説、115ページにわたるリブレットつき。待望の世界初リリース。SWRフライブルク・ハインリヒ・シュトローベル実験スタジオ録音:2003年5月16〜18日、フライブルク・コンツェルトハウス
WWE20273 (1)ハイドン:交響曲第27番ト長調
(2)フランツ・コーグルマン(1947-):
 夜の散歩道(ハイドンのモチーフによる黄昏時の熟考)
(1)グスタフ・クーン指揮
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管
(2)ペーター・ブルヴィク指揮
20世紀exxjアンサンブル
コーグルマンは今年還暦を迎えるオーストリアの作曲家で最初クラシックを学んだ後、ニューヨークとフィラデルフィアでジャズを学んでおり、ヨーロッパ前衛音楽の流れとジャズとのクロスオーバー、ボーダーレス化が彼の作曲スタンスである。「夜の散歩道」はハイドンの音楽を素材にしており、ハイドンの音楽を解体した上、更にジャズ、朗読を編みこんだ独自のリミックス、コラージュ的音楽が展開する。ヨーロッパ人の今風アイヴスという感もなきにしもあらずで、そのとぼけた味わいが楽しい。その前にクーン指揮による元ネタのハイドンが収録。こちらはまじめな演奏。
WWE20274 ニコロ・カスティリオーニ(1932-96):ピアノ作品全集
 運動の始まり(1958)、変化(1959)、3つの小品(1978)、
 私が夏を渡すように(1983)、
 ドゥルチェ・レフリジェリウム(6つの聖職者の歌)(1984)、
 ソナティナ(1984)、森の中の鹿(1988)*、
 踊りの始まりに(1989)、He(1990)、
 前奏曲・コラールとフーガ(1994)* (*印:世界初録音)
アルフォンソ・アルベルティ(Pf)
昨年没後10年を迎えたカスティリョーニのピアノ作品全集。カスティリョーニ自身が卓越したピアニストだったせいもあって現代音楽の華麗なピアニズムが駆使されている。初期はセリー、やがてリゲティかミニマルを思わせる、持続運動の過程で色彩の変化が追求される作品に変化、時代のムーヴメントと連動した多様な作品集となっている。録音:2007年7月
WWE20801 ヴォルフガング・ミッテラー(1958-):
 グリム童話による小さなオペラ「勇ましいチビの仕立て屋」
ウィーン・タッシェンオパー
児童オペラという性格もあってわかり易いメロディの溢れる作品だが、そうした分かりのよい語法とクラスター、ライヴ・エレクトロニクス、ノイズ、語りなどを融合していることで図らずもオルガ・ノイヴィルトなど、現代音楽における最近のオペラの傾向を端的に示す作品となった。現代音楽入門にもよい親しみやすい作品。
WWE20261 オルガ・ノイヴィルト(1968b):死と乙女Ⅱ
 (エルフリート・イェリネクのテキストによる)
アンネ・ベンネント&
ハンナ・シグラ(語り)、
ゴットフリート・ヒュングスベルク(コンピュータ・プログラミング)
クリスティアン・フェングハウス(マスタリング)
オーストリアの若い世代を代表する作曲家ノイヴィルトの朗読とコンピュータ音響のための50分に及ぶ大作。コンピュータの電子音響を背景にイェリネクのドイツ語による詩が二人の語り手によって朗読される。電子音響のほか、詩の言葉を暗示する具体音も登場、語り手の声も加工される。まるで心霊番組のBGMといった趣き。現代ヨーロッパの不条理劇を楽しもう。、制作:2007年
WWE20301 「フラヌイ−ムジークバンダ」シューベルト歌曲集
 (音楽:シューベルトにインスパイアされた
  マルクス・クレーラー、アンドレアス・シェットによる)
   さすらい人、水辺の歌、さすらい人の夜の歌、宵の明星、別れ、月に、
   それはあなたが休むということです、円舞のために、夕映え、
   この上ない幸福、私はよそ者、ほか全17曲
フラヌイ
【エリザベト・ハリンゲー(Vn)、
ロメト・ホプフガルトナー(Sax、Cl)、
マルクス・クレーラー(Db、アコーディオン)、
アンドレアス・シェット(Trp、コルネット、声)ほか】
「フラヌイ」とはオーストリアは東チロルのインナーヴィルグラテン村にある山の牧場の名前で、インナーヴィルグラテンは音楽家が多く出ている村として知られている。以前ツェンダーの創造的編曲(改竄?) による「冬の旅」があったが、これは同じくシューベルトの様々な歌曲に似た発想で手を加えたオムニバス。しかし声はたまにしか入らず、主に器楽アンサンブルが中心。サックス、トランペット、ツィター、アコーディオン、ダルシマー、ダブルベース、チューバなどによるアンサンブルがシューベルトを時に安っぽい酒場のバンド風に、時に東欧風に変える。ツェンダーとは似ても似つかない「村のバンド」的なチープさがたまらない。録音:2007年
WWE60002
\2190
ベートーヴェン:交響曲第2番、第7番 グスタフ・クーン指揮
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管
録音:2006年4月26日〜5月3日ハイドン・オーディトリアム(イタリア、ボルツァーノ)
WWE60003
\2190
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、第8番 グスタフ・クーン指揮
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管
コルレーニョ・レーベルのクラシック・シリーズ。奇才グスタフ・クーンによるベートーヴェン第2弾、第3弾(第1弾は第1、5番/WWE60001)。「運命」ではちょっと焦点の定まらないところがあったが、今回の2枚は小振りのオーケストラを使い、きびきびした音楽の運びで楽しませる。しかしアーノンクールのような古楽的アプローチとも一線を画し、過激な管楽器・打楽器の突出を避け、新時代の標準的な演奏を目指しているように思われる。録音:2006年2月10日〜17日ハイドン・オーディトリアム(イタリア、ボルツァーノ)

DIVOX 1CD¥2200

CDX20401 モーツァルト:弦楽四重奏曲 ハ長調KV.170
ハイドン:弦楽四重奏曲第43番ト長調Op.54-1,Hob.Ⅲ:58
モーツァルト:
 弦楽四重奏曲 ハ長調KV.465「不協和音」
アマティ四重奏団
アマティ四重奏団は1982年結成のベテラン四重奏団。古典から現代まで幅広いレパートリーを質の高いアンサンブルで聴かせてくれる。DIVOXやTUDOR、JECKLINなどスイスのレーベルを中心に多数録音している。今回はモーツァルトが10代で書いたものと、後期の名曲「不協和音」という2曲のハ長調作品の間にモーツァルトが影響受けたハイドンの作品を挟むという好規格。録音:2001年10月(ハイドン)、2002年11月(モーツァルト)
CDX25226 「2本のトランペットとオルガンのためのイタリア・バロック音楽」
 ヴィヴァルディ:協奏曲 ハ長調/
 ヤッキーニ:ソナタ第1番 ニ長調/
 マンフレディーニ:協奏曲 ハ長調/
 フランチェスキーニ:ソナタ ニ長調/
 アルドロヴァンディーニ:ソナタ第2番 ハ長調/
 A.スカルラッティ:トッカータ ニ長調/
 ガブリエッリ:ソナタ ハ長調/
 ワルター:協奏曲 ハ長調/
 トレッリ:協奏曲 ニ長調
リッパス三重奏団
〔クロード・リッパス(トランペット),
マウロ・ギスレッタ(トランペット),
ディエゴ・ファソリス(オルガン)〕
二本のトランペットとオルガンによるバロック名曲集。祝祭的な華やかな雰囲気がいっぱい楽しめる。名曲集といっても、珍しい作曲家の作品を多数取り上げているのも注目。クロード・リッパスは、1946年、スイスのツィーフェン生まれのトランペット奏者。スイスを代表するトランペット奏者なだけでなく、バロック・トランペットの世界でも有名である。DDD、50:08
CDX25251 シューベルト:ピアノによる舞曲集
 16のドイツ舞曲 D.783/ギャロップ D.735/17のドイツ舞曲 D.366/
 メヌエット 嬰ハ短調 D.600/12のエコセーズ ニ長調 D.781/
 12のウィーン風ドイツ舞曲 D.128/
 ディアベリのワルツによる変奏曲 ハ短調 D.718/12のドイツ舞曲 D.790/
 2つのスケルツォ D.593
パオロ・ボルドーニ(ピアノ)
シューベルトのピアノのための舞曲は、ソナタなどの余白に収録されることはあっても、こうしてまとまることは稀である。パオロ・ボルドーニはイタリア、ベルガモ生まれのピアニスト。シューベルトを得意としており、ここでも様式感たしかな演奏を聞かせてくれる。録音:2002年、2003年DDD、65:30
CDX70505
¥1990
ソナトリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカのヴェネツィアの音楽第2集
 「1630-1660年のヴェネツィア共和国における弦楽のための音楽」
  アッリゴーニ:ソナタ,ソナタ第2番,ソナタ第1番
  メールラ:カンツォン第11番「ラ・フォンターナ」,室内ソナタ第3番,道,
  ラ・カッタリーナマリーニ:バッレット第2番,
  パッサカリアカヴァッリ:ソナタ(カンツォーネ),ソナタ
  フェッロ:ソナタ第9番,ソナタ第10番
  ペゼンティ:3声のパッソとメッツォ
  ネーリ:ソナタ第5番,ソナタ第6番,ソナタ第7番録音:2002年6月6−9日
ソナトリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ
前作(CDX79707 1615-1630年ヴェネツィア共和国における弦楽のための音楽)の続編に当たるアルバム。ジョヴァンニ・G・アッリゴーニ(1597−1675)、タルクイーノ・メールラ(1590−1665)、ビアジオ・マリーニ(1597−1666)、フランチェスコ・カヴァッリ(1602−1676)、マルコ・A・フェッロ(?−1662)、マルティーノ・ペゼンティ(1600−1648)、マッシミリアーノ・ネーリ(1615−1666)の作品を収録。ソナトリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカの演奏は、達者で雄弁であるのはもちろん、ヴェネツィアの作曲家の作品に対して的確な様式感を持っているのが大きな強みである。

GENUIN 1CD¥2200

GEN87090 「バッハ国際コンクール2006受賞者〜
 フランチェスコ・コルティ」
  ルイ・クープラン:
   ハープシコード組曲集(組曲ハ長調、組曲ホ短調、
   シャコンヌまたはパッサカリア ト短調、組曲イ短調、組曲ヘ長調)
フランチェスコ・コルティ(Cemb)
バッハ国際コンクールは、ライプツィヒで開催されている由緒正しいコンクール。1950年に第1回が行われ1964年からは4年おきに行われている。過去の優勝者にはニコラーエワ、カール・リヒター、アファナシエフ、カガン、など巨匠も含まれている。フランチェスコ・コルティは1984年イタリアの音楽家一家に生まれ、地元でオルガンとチェンバロを学んだ後、最終的にアムステルダムでファン・アスペレンに師事した。既にヨーロッパ各地やアメリカで演奏活動も行っており、ルーヴル宮音楽隊などの古楽アンサンブルとの共演も果たし、将来有望な若手チェンバリスト。録音:2007年2月
GEN87094
¥1990
レスピーギが編曲したバロックのヴァイオリン・ソナタ集
 「レスピーギ:ヴァイオリンとピアノのための作品全集Vol.2〜
  バロックのヴァイオリン・ソナタ編曲集」
   ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調
   ポルポラ:ヴァイオリン・ソナタ ハ長調
   ヴェラチーニ:ヴァイオリン・ソナタ ト長調、イ短調、第6番、第8番
イローナ・テン=ベルク(Vn)
ミヒャエル・シェーファー(Pf)
レスピーギは大管弦楽による華麗な作品で知られているが、一方で「リュートのための古風な舞曲とアリア」のようなバロックの作品の編曲でも知られるように、20世紀初頭に忘れられていたバロック音楽の復興に尽力した。これらのヴァイオリン・ソナタの編曲もその一環として行われ、通奏低音(チェロやファゴット等とチェンバロなどの鍵盤楽器)の伴奏をヴァイオリンとピアノに振り分けている。そうして出来上がった作品はまるでロマン派のソナタのような響きになるという興味深いものになっている。録音:2007年4月4−5日
GEN87522 シチェドリン:バレエ「カルメン組曲」(ビゼーに基づく)/
チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ/
ヒンデミット:葬送音楽
ミヒャエル・ザンデルリング指揮
ドイツ弦楽フィルハーモニー
ミヒャエル・ザンデルリングとドイツ弦楽フィルハーモニーのGENUINへの2枚目のアルバム。ドイツ弦楽フィルハーモニーは学生を中心とするユース・アンサンブル。しかしながらその技術力、表現力は学生であることが信じられないほど高い。ドイツにはユンゲ・ドイチェ・フィルやマーラー・ユーゲント・オーケストラなどプロ顔負けのユース・オケが多々あるが、このドイツ弦楽フィルもその一つに数えられるだろう。チャイコフスキーの弦楽四重奏からの有名な「アンダンテ・カンタービレ」はチェロのソロ、ヒンデミットの「葬送音楽」ではヴィオラのソロを団員が務めている。ザンデルリング一家の三男ミヒャエルの指揮も冴え渡り、ヒンデミットのようなやや難解な作品でもメリハリが効き、シチェドリンのカルメン組曲は打楽器が加わりさらに切れ味の鋭い快演になっている。2007年1・2月録音

KAIROS 1CD¥2400

12672KAI
¥2190
ヨハネス・マリア・シュタウト(1974b)作品集
 (1)アペイロン(2004/05)〜大管弦楽のための
 (2) インキピットⅢ(ここに始まる)(2005)
 (3) 明るい色に向かって(2004)
 (4) 激しい出来事(ブルース・ナウマンへのオマージュ)(2005/06)
 (5) ペラス(2005)
(1)サイモン・ラトル指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(2)ローター・ツァグローセク指揮
WDRケルン放送響、
ウーヴェ・ディールクセン(Trb)、
(3)エルンスト・コヴァチッチ(Vn)
(4)マルカス・ワイス(Sax),
カスパー・デ・ロー指揮
ウィントクラフト・チロル(吹奏楽団)、
(5)マリノ・フォルメンティ(Pf)
レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画と思想にインスパイアされたという大管弦楽のための「アペイロン」はラトル&ベルリンPoが演奏することを意識したのか、管弦楽の可能性を極限まで駆使した劇的変化に富む大作で、ウェーベルンからヴァレーズ、ブーレーズ、リゲティあたりまでを思わせるきらびやかな響きに20世紀を総括しようとする意志が聴き取れる。他に室内アンサンブル、ソロ作品を含む本CDは現代ヨーロッパ前衛音楽の優等生ともいえるシュタウトを知る上で恰好の一枚。(1)録音:2005年6月15日世界初演ライヴ(2)録音:2006年3月10日世界初演(3)録音:2007年2月3日(4)録音:2007年2月、(5)録音:2007年6月
12512KAI
(2CD)
ルイジ・ノーノ(1924-1990):サイクル・カミナンテス
 (1)進みべき道はない、だが進まねばならない・・・
   アンドレイ・タルコフスキー(1987)
 (2) 「進まねばならない」と夢見つつ(1989)
 (3) 進み行くものよ・・・アヤクチョ(1986-87)
アーヴィン・アルディッティ(Vn)、
ロベルト・ファブリチアーニ(fl)、
グレイム・ジェニングス(Vn)、
ズザンネ・オットー(Ms)
エミリコ・ポマリオ指揮
WDRケルン放送交響楽団、
フライブルク・ゾリステン合唱団、
音響芸術実験スタジオ
サントリーホール国際作曲委嘱シリーズ(企画構成:武満徹)のために書かれた「進むべき道はない、だが進まなければならない・・・」は図らずもノーノ最後の管弦楽曲となり彼の代表作となった。これはシリーズ3部作を集めた大変意義のあるCD。2つのVnのための「進まなければならないと夢見つつ」ではアルディッティがクレーメルに匹敵する鬼気迫る演奏を聴かせ、「進み行くものよ・・・アヤクチョ」はメゾ・ソプラノ、フルート、大小の合唱、オルガン、ライヴ・エレクトロニクス、3群の管弦楽を動員する大作。録音:2004年
12542KAI
(2SACD)
\4800
オルガ・ノイヴィルト(1968b):
 ムジーク・テアター「ロスト・ハイウェイ」(2002/03)
ヨハネス・カリツケ指揮
クラングフォルム・ウィーン、
IEM(ライヴ・エレクトロニクス)
コンスタンス・ハウマン(Vo)、
デイヴィッド・モス(Vo)、
ゲオルグ・ニグル(Vo)、
アンドルー・ワッツ(Vo)、他
ノイヴィルトがデヴィッド・リンチの映画「ロスト・ハイウェイ」をムジーク・シアター化!デヴィッド・リンチの映画「ロスト・ハイウェイ」を先ごろCol legnoからリリースされたノイヴィルトの「死と乙女Ⅱ」でリブレットを書いたエルフリート・イェリネクが舞台用に翻案し書き下ろした不条理音楽劇。「死と乙女」と同様、語りとシュプレッヒ・シュティンメ、電子音響とアンサンブルによる。映画の翻案だけあって様々な様式の音楽(主人公はジャズ・ミュージシャン)が現れる。ノイヴィルトは近年ヨーロッパで高く評価されており、多くの作品を発表している。録音:2003年バーセル劇場、グラーツ
12642KAI イザベル・ムンドリー(1963b):
 デュファイ・加工された(Ⅰ〜Ⅶ)(2003-04)、
 瞬間の痕跡(1999-2000)〜
  弦楽三重奏、クラリネットとアコーディオンのための
 砂の輪(2003/06)〜弦楽三重奏、ドラムとピアノのための
アンサンブル・ルシュルシュ
「デュファイ・加工された」はデュファイの音楽を素材としているが意外にも現代風にデフォルメされることはなく癒し系の典雅な室内楽曲になっている。「瞬間の痕跡」と「砂の輪」は硬派のいかにも硬派の「ゲンダイオンガク」。録音:2006年10月2日〜4日
12682KAI 「ピーター・パーカー」
 ベルンハルト・ガンダー(1969b):
  (1)バニー・ゲームズ(2006)
  (2) フルック「n」フレックス(2007)
  (3) o(オー・ウムラウト)(2005)
  (4) ピーター・パーカー(2004)
  (5) 祭・駅(2002)
(1)(3)(5)クラングフォルム・ウィーン
(1)エミリオ・ポマリコ指揮
(2)クラシイミール・シテレフ(アコーディオン)
(3)ヨハネス・カリツケ指揮
(4)ファン・シンウェイ(Pf)
(5)シルヴァイン・カンブルラン指揮
スパイダーマンにインスパイアされた作品。ガンダーはベアト・フラーに師事、後にコンピューター音楽を学んだ。「バニー・ゲーム」はポップなシュニトケ、アイヴスという感じでバロック風のパッセージがチープに引用。ゲーム・ミュージック風の音楽に様々な騒音、爆音が入りテレビ・ゲームの音響をそのまま室内アンサンブルに移し変えた感じである。「ピーター・パーカー」は有名なコミック・映画「スパイダーマン」に霊感を受けて作曲。映画のサントラをイメージすると当然期待外れとなるが、(スパイダーマンの)敏捷な動きや変身シーンを作曲方法の手がかりにしたという。録音:2002年〜2007年

NEOS 1CD¥2600

COL LEGNOの元社長が立ち上げたドイツの新しいレーベルNEOSレーベルだが、怒涛の新譜ラッシュ。COL LEGNOから引き継いだシリーズやCOL LEGNOがプッシュしていた作曲家も紹介されている。現代音楽ファンは見過ごせない。
NEOS 10709
\2600
ジャズ間奏曲付きシェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」
 シェーンベルク:月に憑かれたピエロOp.21
 (マリア・バプティストによるジャズの間奏曲付き)
 ベリオ:フォーク・ソング
ステラ・ドウフェクシス(Ms)、
コンスタンティア・ゴウルツィ指揮
オーパス21ムジークプルス、
マリア・バプティスト(P)
この「月に憑かれたピエロ」では、第2部と第3部の間にマリア・バプティスト(この演奏でピアノも弾いている)によるジャズ間奏曲が挿入されている。緊張を強いられるこの作品でちょっとした休憩といった感じになっている。「フォーク・ソング」は、アルメニア、アゼルバイジャン、フランス、イタリア、アメリカなど様々な国の様々な旋律の編曲。ドウフェクシスはドイツとギリシアの血を引き、2004年からベルリン・コミッシェ・オーパーに所属している。オーパス21ムジークプルスは、シェーンベルクのこの作品番号から名前を取り、音楽以外の芸術と結びついた音楽を演奏する、管弦打楽器奏者から成る合奏団。
NEOS 10710
(SACDHybrid)
\2700
ムジカ・ヴィヴァ・ミュンヘンVol.16
 マティアス・シュパーリンガー(1944-):早朝の色〜
  7台のピアノのための
ジェームズ・エイヴリー指揮
アンサンブル・サープラス
シュパーリンガーはダルムシュタット音楽アカデミーとシュトゥットガルト音楽演劇大学で学び、シェーンベルク、ウェーベルン、ストラヴィンスキー、ヴァレーズの音楽やジャズ、シェーファーのミュジック・コンクレートの影響を受けている。この作品は、全体は無調的で、ピアノを打楽器的に扱い、リズムの変化の可能性を追求している。
NEOS 10711
(SACDHybrid)
\2700
ラディスラフ・クビーク(1946-):作品集
 (1)ジバゴの歌(2)短い協奏曲
 (3)シンフォニエッタ第2番「ヤコブの壁」
(1)アドリアン・トンプソン(T)、
ロナルド・ゾルマン指揮
チェコ・フィル
(2)ヨアンナ・ソブコフスカ(P)
(2)(3)ヴラディミール・ヴァーレク指揮
プラハ放送響
COL LEGNOレーベルでも継続的に紹介してきたクビークの最新盤。クビークはプラハ音楽アカデミーで学び、1993年プラハ国際フランツ・カフカ作曲コンクールに入賞し、1991年からフロリダ州立大学教授を務めている。ジバゴはパステルナークの小説『ドクトル・ジバゴ』の主人公で、無調的な暗い基調に叙情的な旋律が織り込まれている。(1)2006年11月ライヴ録音(2)(3)2001年6月録音
NEOS 10714
\2600
チャールズ・ウゾー(1961- ナイジェリア):作品集
 (1)私は決して歌ったことのない秘密の歌を歌うだろう/
 (2)シェークスピアのソネット第61〜弦楽四重奏とテープのための/
 (3)「私の健康を取り戻させる惠みは…ただ見て」〜
  ギター四重奏のための
(1)ヴォルフガング・マイヤー(Cl)、
(1)(2)カルミナ四重奏団、
(3)クワジ・ファンタジア・ギター・アンサンブル
COL LEGNOの(WWE20032)に続くウゾーの作品集。ヴォルフガング・マイヤー(ザビーネの兄)やカルミナ・カルテットといった名手たちも登場!ウゾーはナイジェリアで生まれ、ビアフラ戦争の時スイスに移り、ロンドン王立音楽アカデミーでも学んでスイスに戻り、現代音楽の様々な手法を用いて作曲している。第1曲の曲名はスペインのトルバドゥール、ベアトリクス・デ・ディアの報いられない愛を指していて、叫び声のようなテープの音が挿入される。第3曲の曲名はマショーのバラード「私は痛まない」から採られた。
NEOS 10724
(SACD Hybrid)
\2700
「ドナウエッシンゲン音楽祭2006 第1集」
  (1)オレ=ヘンリク・メー(1966-):レンガー(lenger)〜
   弦楽四重奏と独奏ヴァイオリンのために/
  (2)サエド・ハダド(1972-):覆われた喜び〜弦楽四重奏のために/
  (3)ヴォルフガング・リーム(1952-):行為と昼〜
   ソプラノと弦楽四重奏のための2つの練習曲/
  (4)フリオ・エストラーダ(1943-):毎日の〜
   声と弦楽四重奏のために
アルディッティ四重奏団、
(1)オレ=ヘンリク・メー(Vn)、
(3)クラロン・マクファデン(S)、
(4)フリオ・エストラーダ(声)
アルディッティ四重奏団の世界初演ライヴ集。ノルウェーの作曲家メーによる第1曲は、弦をこするような奏法に終始する。ハダドはヨルダンで生まれ、西洋の文化の「他者」である自分にとってアラブの文化は何を意味するか考えながら作曲していると述べている。リームの作品は2幕から成り、第2幕はブレークの詩によっている。エストラーダはメキシコ・シティで生まれ、クセナキス、シュトックハウゼン、リゲティなどに師事した。「毎日の」では弦楽器が打楽器や電子音のような音を発します。録音:2006年10月世界初演ライ
NEOS 10725
(SACDHybrid)
\2700
「ドナウエッシンゲン音楽祭2006 第2集」
 (1)ゲオルク・フリードリヒ・ハース(1953-):
   ヒュペリオン〜光と管弦楽のための協奏曲
 (2)イェルク・ヴィトマン(1973-):第2の迷宮
(1)ルペルト・フーバー(練習指揮)
(2)ハンス・ツェンダー指揮
(1)(2)バーデン・バーデン・フライブルク南西ドイツ放送響
ハースとヴィトマンの管弦楽作品集世界初演ライヴ「ヒュペリオン」では、4群のオーケストラが会場の4つの壁に沿って配置され、演奏者は4つの音源に反応して演奏し、打楽器が様々なテンポで拍を刻む間に音響の塊が変化して行く。ヴィトマンはヘンツェ、リームなどに師事し、クラリネット奏者としても活動している。「第2の迷宮」は、1年前に作曲された、48の弦楽器のための「迷宮」の主題を別の方法で用いている。 録音:2006年10月世界初演ライヴ
NEOS 10726
(SACDHybrid)
\2700
「ドナウエッシンゲン音楽祭2006 第3集」
 (1)マルティン・スモルカ(1959-):センプリーチェ(単純に)〜
  新旧の楽器のための6楽章
 (2)ヴォルフガング・ミッテラー(1958-):内部で分離されて〜
  バロック管弦楽、合奏と電子音のために
(1)(2)ルーカス・フィス指揮
フライブルク・バロック管弦楽団&アンサンブル・ルシュルシュ、
(2)ヴォルフガング・ミッテラー(ターンテーブル)、
フライブルク音響芸術実験スタジオ
プラハ出身のスモルカによる第1曲は、「少数の音楽の道具が、一つの単純な真実を思い出させるいくつかの単純な感情を喚起する」という考えに基づき、ホケトゥス、ハ長調の和音、微分音、自然ハーモニックス、自然ホルンの調律されていない音などを用いている。第2曲は、テレマンの「水上の音楽」の楽句のコラージュで、これをバロック管弦楽団が演奏してオーケストラが模倣し、そのいくつかは電子的に操作されて、バロックと電子音との奇妙な交錯が生じる。録音:2006年10月世界初演ライヴ
NEOS 10727
(SACDHybrid)
\2700
「ドナウエッシンゲン音楽祭2006 第4集」
 マウリツィオ・カーゲル(マウリシオ・カーヘル)(1931-):
  ディヴェルティメント?〜合奏のための笑劇/
 アルベルト・ポサダス(1967-):歪像〜大合奏のために
ラインベルト・デ・レーウ指揮
シェーンベルク・アンサンブル・アムステルダム
カーゲルはブエノス・アイレスで生まれてドイツに移り、電子音楽や、劇や映画と結合した音楽を作曲している。「ディヴェルティメント」は変化に富む活発でにぎやかな作品で、演奏で普通は禁じられている行為と演奏者間の対話が求められている。スペイン人ポサダスの「歪像」は、人物を歪めて描く絵画の技法を適用している。録音:2006年10月世界初演ライヴ
NEOS 10701 「ミナス・ボルボウダキス(1974b)/ピアノ作品集」
 メタル・メカニクスⅠ(2006)/ツィクロイデンⅠ(2006)/
 メタル・メカニクスⅡ(2006)/パリンドロミア(2004)/
 メタル・メカニクスⅢ(2006)/6つの思考(2002/03)/
 メタル・メカニクスⅣ(2006)/カタルシス(2002)/
 メタル・メカニクスⅤ(2006)/1945・過去の残響(1995)/
 メタル・メカニクスⅠ(2006)
ミナス・ボルボウダキス(Pf,Tape)
ボルボウダキスは1974年ギリシャ・クレタ島生まれの作曲家、ピアニスト。作曲をヴィルフリート・ヒラー、そしてCelestial Harmoniesでもおなじみのペーター・マイケル・ハメルに師事している。またジョージ・クラム、ベリオ、リームらの指導を受けている。メタル・メカニクスの連作を中心に編まれたピアノ作品集は、新印象主義とも呼べる鮮やかな色彩とリズムが特徴でリゲティのエチュードを想起させる。録音:2005-2006年 全曲世界初録音
NEOS 10702 「ニコラウス・ブラス(1949b)/管弦楽作品集第1集」
 (1)エコーの構造〜32声と管弦楽のための音楽(2002)
 (2)空間Ⅱ〜ピアノ、サキソフォン、打楽器と管弦楽のための音楽(2001)
(1)ルペルト・フーバー指揮
SWRシュトゥットガルト放送交響楽団&ヴォーカル・アンサンブル
(2)ベンヤミン・コブラー(Pf)、
ザーシャ・アルムブルスター(Sax)、
パスカル・ポンス(Perc)
ローランド・クルティヒ指揮
ベルリン放送交響楽団
「エコーの構造」はタイトル通り、合唱と管弦楽が相互不可分に干渉しあい、互いの響きを反響させ、ついに巨大なカオスとなる32声部の合唱と管弦楽のためおよそ30分の大作。「空間Ⅱ」はピアノ、サキソフォン、打楽器のためのフリー・ジャズのセッション並みに熱いトリプル・コンチェルト。近年、ブラスは現代音楽ファンの間でなぜか人気がある。録音:(1)2003、(2)2006年
NEOS 10703/04
(2CD)
ジョン・ケージ(1912-1992)/ピアノのための音楽1-84
 CD1)
 ピアノのための音楽1(1952)
 ピアノのための音楽2(1953)
 ピアノのための音楽3(1953)
 ピアノのための音楽4-19(1953)
 ピアノのための音楽20(1953)
 ピアノのための音楽21-36(1955)
 CD2)
 ピアノのための音楽37-52(1955)
 ピアノのための音楽53-68(1956)
 ピアノのための音楽69-84(1956)
ザビーネ・リープナー(Pf)
1950年代に集中的に作曲されたピアノのための音楽シリーズは主にダンスを始めとするパフォーマンスのために書かれたが、何れも内部奏法を取り入れた、点描的で静謐な音楽。ピアノのザビーネ・リーブナーはオルガ・ノイヴィルトやドナトーニなどのヨーロッパ前衛から近年はアメリカ実験音楽に積極的に取り組んでおり、ケージの他、フェルドマン、ヘンリー・カウエル、そしてなんとポーリン・オリヴェロスまで取り上げている。録音:2003年
NEOS 10705 ムジカ・ヴィヴァ・ミュンヘンVol.15〜
 ムジカ・ヴィヴァ1989/2006より
  (1)ペーター・エトヴェシュ(1944b):
   カプ=コ〜
    アコースティック・ピアノ、キーボードと
     管弦楽のための協奏曲(2005)、世界初演ライヴ
  (2)ベルント・アロイス・ツィンマーマン(1918-70):
    ヴァイオリン協奏曲(1950)
  (3)マルティン・スモルカ(1959b):
    ウォールデン、星の蒸留酒製造業者〜
     H.D.ソローの詩による混声合唱と打楽器のための5つの小品(2000)
ペーター・エトヴェシュ指揮
(1)(2)バイエルン放送交響楽団(1)ピエール=ローラン・エマール(Pf&キーボード)、
(2)マルティン・ムメルター(Vn)、
(3)ヴォルフラム・ヴィンケル(Perc)
(3)バイエルン放送合唱団
COL LEGNOの名物シリーズだった「ムジカ・ヴィヴァ・ミュンヘン」シリーズは今後はNEOSレーベルに移行します。エトヴェシュとローラン・エマールが火花を散らすカプ=コ、ベルクなどの表現主義の影響が濃厚なアロイス・ツィンマーマンのヴァイオリン協奏曲、そしてソローの有名な「ウォールデン」(森の生活)をテキストとしたロマンティックな混声合唱と管弦楽のための作品と三者三様、ヴァラエティに富んでいる。録音:1989/2006年
NEOS 10706 エルハルト・グロスコップ(1934b):
 弦楽四重奏曲第1番(1983)、第2番(1990)、
 第3番(1997/98)
アルディッティ弦楽四重奏団
グロスコップはベルリンを拠点に活動しており、ダルムシュタット夏期現代音楽講習会でも中心的な役割を担っている。激しさと静謐さを併せ持つ彼の作品は厳しさのなかにも、中世音楽を思わせる瞑想的で典雅な美しさ(ペルトをもう少し苦くした感じ)を湛えており、現代ヨーロッパの前衛のなかでも異色の存在といえよう。録音:2001年
NEOS 10708 「ザルツブルク音楽祭2004」
 (1)ジェルジ・クルターク(1926b):R.V.トルソワ女史のメッセージ〜
   ソプラノと室内アンサンブルのための21の歌(1976/1980)
 (2)イェルグ・ヴィドマン(1973b):...umdustert...
   〜室内アンサンブルのための(1999/2000)
オーストリア現代音楽アンサンブル
(1)クラウディア・バラインスキー(Sop)、
(1)リューディガー・ボーン指揮
クルターク作品はロシアの詩人リンマ・ダロスの詩に基づく歌曲集だが実際はモノオペラと言ってよい。ツィンバロンを含む多彩なアンサンブルによる。ヴィドマン作品も劇的緊張力に満ちた佳作。録音:2004年ザルツブルク音楽祭ライヴ・レコーディング

NEWPORT 1CD¥2200

アメリカの懐かしいNEWPORTレーベル。もう活動していないのかと思ったら、密かに新譜をリリースしておりました。意外なほど充実したスタインハートのシューベルトや珍盤とも言えるエレキ・ヴァイオリンによるヴィヴァルディの「四季」など、興味深いアルバムが発売されました。
NCD 60174
(2CD)
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
 ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲 イ長調 D.574, Op.162
 ロンド ロ短調 D.895, Op.70
 ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 D.934, Op.159
 ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 D.384, Op.137-1
 ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 D.385, Op.137-2
 ヴァイオリン・ソナタ第3番 ト短調 D.408, Op.137-3
アーノルド・スタインハート(Vn)
シーモア・リプキン(P)
40年以上に渡って活躍するグァルネリ四重奏団の第1ヴァイオリンとして高名な、米国のヴァイオリニスト、アーノルド・スタインハートによるシューベルト。さすが室内楽の神髄を知る人だけに、揺るぎない確信をもった成熟度の高い演奏である。近年のシューベルトのヴァイオリン作品の録音では出色の出来栄えである。
NCD 60185
(2CD)
「画家の音楽、音楽家の美術」
モーツァルト:
 オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370,
 ピアノ四重奏曲第2番 変ホ長調 K.493
ベートーヴェン:
 ピアノ三重奏曲 変ロ長調,ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.16,
 ピアノ四重奏曲 ハ長調
シューマン:ピアノ四重奏曲ほか
アン・ディ・ムジーク:
【コンスタンス・エメリヒ(P),
エリオット・チャポ(Vn),
リチャード・ブライス(Va),
ダニエル・ロトミュラー(Vc),
ジェラルド・ロイター(Ob)】ほか
この室内楽のCDには「画家の音楽、音楽家の美術」というタイトルが掲げられている。例えば、ベートーヴェンのピアノ四重奏曲 変ホ長調は、ヘレン・フランケンタラーに、モーツァルト:オーボエ四重奏曲はケニス・ノーランドに。ブックレットには彼らの作品の写真が収められ、それを眺めながら演奏を聞くことで、また楽しめるようになっている。
NPD 85669 エレキ・ヴァイオリンによるヴィヴァルディの四季
 「エレクトリック・ヴィヴァルディ」
  ヴィヴァルディ:四季(エレクトリック・ヴァイオリンによる演奏)、
  バッド・ラップ、ウィンター・リミックス
グレゴリー・T.S.ウォーカー(エレクトリック・ヴァイオリン)
エリック・ベルトルッツィ指揮
ボールダー・フィル
エレキ・ヴァイオリンでヴィヴァルディの「四季」を演奏した変わったCD。それぞれの作品の前にソネットの朗読してるような、歌ってるようなもの(ほとんど聞き取れません)が電気的に変容されたものが収録されている。ヴァイオリンの音はシンセサイザーで色んな音を出して遊んでいる、といった趣。エレキ・ヴァイオリンを弾くウォーカーは作曲家のジョージ・ウォーカーの息子でボールダー・フィルのコサート・マスターを務めている。
NPD 85674 「宇宙の20世紀合唱曲」
 ジェイコブ・ドラックマン:アンティフォニーズ
 ジェイムズ・フリッチェル:アース・マジシャン
 エドゥムンド・ナジェラ:アド・フルミナ・バビロニス
 ルイーズ・タルマ:カルミナ・マリアナ
 モートン・グールド:ア・カペラ
 デール・ジャーゲンソン:月
  他、ロス・リー・フィニー、シェーンベルク、レオ・スミット、
     ジョン・ビッグス、ウィリアム・ホーレイ、グレッグ・スミスの作品
グレッグ・スミス(指揮)
グレッグ・スミス・シンガーズ
1955年創立のグレッグ・スミス・シンガーズは当初より現代音楽を得意としており、このアルバムも20世紀の合唱曲を収録。
NPD 85676 「アルマ・アパッショナーダ」〜
 スペインとアルゼンチンの歌曲集
  ファリャ:
   あなたの黒い瞳、幼子を抱く母たちへの祈り、
   ロンダのパン、大波
 ロドリーゴ:4つのユダヤ人の歌
 カルロス・ロペス・ブチャルド:アルゼンチンの5つの歌
 ロドルフォ・アルフテル:ティエラのマリネロ
クララ・サンドラー(S)
ウィリアム・メリル(P)
クララ・サンドラーはアルゼンチンはブエノス・アイレス出身で、ボストンで活躍するソプラノ。グレツキの「悲歌のシンフォニー」のボストン初演を務め、地元ではボストン・グローブ紙で何度も絶賛されている。豊かで美しい歌声が特徴。得意のスペイン語の歌曲集。
NPD 85677 アイヴズ:
 イースター・キャロル/回れ回れ/あなたのところに来た/
 全てを許す方よ、私を見てください/歌曲集「天の国」(7曲)
グレッグ・スミス(指揮)
グレッグ・スミス・シンガーズ
トーマス・シュミット(Org)
チャールズ・アイヴズ(1874−1954)の初期の合唱曲を集めている。いずれも作風はいたって保守的で、良き時代の合衆国の大らかな美しさを湛えているが、その中にアイヴズならではの個性が光っている。現代合唱曲で高い評価を得ている、グレッグ・スミス・シンガーズによる万全の演奏。1972年,2003年,2004年

NMC 1CD¥2200

NMC D111 「映画館〜ゲーリー・カーペンター作品集」
 音楽の玉突き遊び/ダ・カーポ/距離/
 ファン・アセンデルフトのフェルメール/ブラックにちなんで/
 映画館 、
クラーク・ランデル、
ゲーリー・カーペンター指揮
アンサンブル10/10、
パメラ・ナッシュ(Cemb)
カーペンターはロンドンの王立音楽大学を卒業後、劇場や映画にもかかわり、歌劇やミュージカルも作曲している。フランスの伝統に根差し、調性音楽の要素と無調の要素が混合されている。第1曲は、モーツァルトの没後200年に当たる1991年に委嘱されて「音楽のさいころ遊び」を実行したもの。アンサンブル10/10はロイヤル・リヴァプール・フィルの現代音楽を得意とするメンバーで結成された。2006・2007年録音
NMC D120 「アメリカの輪唱〜マーティン・バトラー(1960-)作品集」
 アメリカの輪唱/シウォードの川の歌/スーザンの川の歌/
 ナサニエルのモビール/葬式/
 ピアノ五重奏のためのスカルラッティの2つのソナタ/夜の続唱/
 ウォールデン湖の雪
シューベルト・アンサンブル:
【ウィリアム・ハワード(P)、
サイモン・ブレンディス(Vn)、
ダグラス・パターソン(Va)、
ジェーン・サーモン(Vc)、
ピーター・バコーク(Cb)】
バトラーはマンチェスター大学とロイヤル・ノーザン音楽大学で学んだ後、プリンストン大学で修士を取得し、サセックス大学教授を務めている。その音楽は概して調性的でリズムがはっきりしており、静かな部分の美しい音色が印象的。第1曲は、アメリカ民謡の旋律を引用してはいないが、その音階などの要素を採り入れている。第2・3曲は歌劇「もっと良い場所」の中で用いた曲の編曲。 2006年6月録音
NMC D125 「思いがけない光」〜セイディー・ハリソン作品集
 思いがけない光/隠れた光/ゲダの編み込み/
 ルスネのための歌曲集〜リトアニアの7つの民謡/
 …天使が私の開いた本を読む…/
 3つの歌曲と記憶での花嫁の旅
ルスネ・マタイティテ(Vn)、
ドナタス・カトクス指揮
ヴィリニュス聖クリストファー室内管、
セルゲユス・オクルシュコ(P)、他
ハリソンはオーストラリアのアデライデで生まれ、ロンドンのキングズ・カレッジで学んだ。過去の文化を現在どう解釈し理解すれば良いか、伝統に生気を与えるために政治的・音楽的対話がいかに必要かということに関心を持ち、2005年にサウサンプトン大学で考古学を学び始めた。民謡に基づく作品を多数作曲し、第1曲は20世紀初めまで多様だったリトアニア、グルジア、フェルガナ、アルメニアの民俗音楽がいかに変化したかを表現しており、ゲダはリトアニアの詩人。2004・2005・2006年録音
NMC D127
(2CD)
ヒリヤード・アンサンブル委嘱作マーシュの「月に憑かれたピエロ」
 ロジャー・マーシュ(1949-):
  アルベール・ジローの「月に憑かれたピエロ」
ヒリヤード・アンサンブル、
レッド・バード、ジュース、
イーボー・シンガーズ、
ポール・ゲームソン指揮、
リンダ・ハースト(Ms)、
ジョー・マーシュ(語り)
ジローの「月に憑かれたピエロ」は50の詩から成り、そのうちの21にシェーンベルクが作曲したダダイズムやシュール・レアリズムを予見させる注目すべき作品。マーシュはヨークやカリフォルニアの大学で学び、ヨーク大学教授を務めている。この作品は2000年にヒリヤード・アンサンブルに委嘱されて初め22曲が作曲され、残りの28曲が第2部として追加されて2002年にヨーク大学で初演された。中世の合唱曲風の曲からポピュラー音楽風のリズムの曲まで、様式は様々。2005年12月・2002年録音
NMC D132 エドウィン・ロクスバラ(1937-):「氷の下の反映〜ピアノのための冒険」
 氷の下の反映/若いピアニストのためのミロの鏡/
 6つの練習曲/ピアノ・ソナタ/2つの小品/前奏曲とトッカータ/
 迷宮/序奏とアラベスク
トン・デュオ:
【長谷川和香&ジョゼフ・トン】、
セーリア・マイアーズ、
竹之内博明、
ピーター・オハガン、
サリー・メイズ、
カール・ルチマイア、
ジョージ・キング、
ジェームズ・ヤング(P)
ロクスバラはリヴァプールで生まれ、王立音楽大学で作曲とオーボエを学び、現在バーミンガム音楽院作曲主任を務めている。ここに収録された作品は、ドビュッシーやメシアンの影響を感じさせる叙情的な部分もあるが、自由な無調の部分を交え、大変力強くエネルギーに満ちている。長谷川和香は1975年に生まれ、英国王立音楽アカデミーとギルドホール音楽院で学び、2003年に東京国際ピアノ・デュオ・コンクールで3位を受賞した。竹之内博明は英国王立音楽大学大学院で学び、第4回国際アジア・ショパン・ピアノ・コンクールに入賞している。2006年11月録音
NMC D133 「しなやかな倍音〜ドナチャ・デニヒー(1970-)作品集」
 眠る魅力的な人/アイルランド人/がらくた箱の欺瞞/
 しなやかな倍音/軽い足取り/売春婦
アンサンブル・アンテグラル、
タティアナ・コレヴァ(Perc)、
クラッシュ・アンサンブル、
ダラ・モーガン(Vn)、
ガヴィン・マロニー指揮
RTEアイルランド国立響、
ジョアンナ・マグレガー(P)
デニヒーはダブリンのトリニティ大学とイリノイ大学で学んだ後、電子音楽をハーグとパリのIRCAMで学んだ。1997年にマルチメディアの現代音楽を演奏するクラッシュ・アンサンブルを創立し、アイルランドの音楽の新しい波の代表の一人と見なされている。第1・5曲ではあらかじめテープに録音された音、第3曲では電子音が一緒に用いられている。第3曲はクラッシュ・アンサンブルのために作曲され、デニヒーの作品の様式の画期的な前進と変化を示すものとなった。2003-2007年録音
NMC D135 「ベンいつか〜ハワード・スケンプトン(1947-):合唱・室内楽作品集」
 室内協奏曲/クラリネット五重奏曲/精神の声/火の橋/
 「繊細なもの」からの組曲/1年のロンドー/起きろ、私の愛/ベンいつか
バーミンガム現代音楽グループ、
ジェームズ・ウィークス指揮
エクサウディ
スケンプトンはイングランドのチェスターで生まれ、コーネリウス・カーデューに師事して単純な音楽様式を発見した。初めピアノやアコーディオンのための小品を多数作曲したが、最近は声楽曲に集中している。その音楽の親しみ易さ、ロマン派風の和声などは過去への郷愁や保守主義ではなく、スケンプトンは、真の啓発は私たちが最も良く知っていると考えているものの中に探し、発見するべきだと提唱している。2007年1・4月録音
NMC D138
(2CD)
ハリソン・バートウィスル(1934-):「パンチとジュディ」〜
 悲劇的喜劇又はこっけいな悲劇、1幕の歌劇(1968)
スティーヴン・ロバーツ(Br)、
ジャン・デ・ガエターニ(Ms)、
フィルス・ブリン・ジュリソン(S)、
デーヴィッド・アサートン指揮
ロンドン・シンフォニエッタ、他
バートウィスルは王立マンチェスター音楽大学で作曲とクラリネットを学び、1954年「マンチェスター新音楽グループ」を結成した。1965年から作曲に専念し、単位を組み合わせていく祭儀的性格の強い様式を確立し、この歌劇や器楽曲「悲劇」などによってイギリスの代表的作曲家の一人となった。「パンチとジュディ」は、こっけいなあやつり人形の見世物で、主人公のせむしでかぎ鼻のパンチが妻ジュディと犬を殺し、訪ねて来る医者を殴打し、自分の死刑執行人を絞首刑にするという物語。1979年6・7月録音

NORTHERN FLOWERS 1CD¥2200

NF/PMA9951 ミャスコフスキー:「弦楽四重奏曲全集第2集」
 弦楽四重奏曲第4番ヘ短調op. 33-4/
 弦楽四重奏曲第5番ホ短調op.47/
 弦楽四重奏曲第6番ト短調op.49
タネーエフ四重奏団
第4番は1909年に完成していたものだが、1937年にベートーヴェン弦楽四重奏団から演奏の申し出がありリハーサルまで行われたものの、その後改訂されたもの。第5番は4番の改訂後1938年から39年に久しぶりに作られた作品で、シェバーリンに捧げられた。第6番は翌年の1940年に完成し、作曲を始めて30年目に交響曲第21番とともに新しい境地を開いた作品。第5・第6ともやはりベートーヴェン四重奏団によって初演されている 1982-83年録音
NF/PMA9952 ミャスコフスキー:「弦楽四重奏曲全集第3集」
 弦楽四重奏曲第7番ヘ短調op.55/
 弦楽四重奏曲第8番嬰ヘ短調op.59
タネーエフ四重奏団
第7番は交響曲第23番と平行して書かれ1941年に完成した。コーカサスの雄大な自然に触発された作品。ミャスコフスキーの弦楽四重奏曲では第7番にして初めての長調作品。第8番は1942年にトビリシで完成し、悲劇的な1楽章、瞑想的な2楽章、フィナーレはアレグロ・ドラマティコの3楽章形式。1982-84年録音
NF/PMA9953 ミャスコフスキー:「弦楽四重奏曲全集第4集」
 弦楽四重奏曲第9番ニ短調op.62/
 弦楽四重奏曲第10番ヘ短調op.67-1/
 弦楽四重奏曲第11番変ホ長調op.67-2「思い出」
タネーエフ四重奏団
第9番はベートーヴェン四重奏団創立20周年のために書かれ、趣を変えて力強く荘厳なフィナーレで締められる3楽章の作品。第10番は1907年の書かれた弦楽四重奏曲を元に作られた作品で、「古いノートから」とも呼ばれている。第11番も1906〜1907年に書かれたピアノ作品を元に作曲された。1981-84年録音※

ORF 1CD¥2300

CD461 グレートレ(1626−1683):カンタータ集
 救いたまえ、おお愛の祭壇よ/来て下さい、聖なる魂よ/
 すべての者は主にありて喜び/主よ、すべての美は/
 幸いなるかな女王(サルヴェ・レジーナ)/
 私を憐れんで下さい/ほか
ダニエラ・ドルチ(指揮)
ムジカ・フィオリータ(ピリオド楽器使用)
ヨハン・メルヒオール・グレートレ(1626−1683)は、スイスのオルガニスト、作曲家。アウグスブルクで大聖堂のオルガン奏者、カペルマイスターとして活躍した。シュッツとブクステフーデの間の世代の作曲家として、近年注目が高まっている。このCDに収録されているのは、いずれもラテン語の宗教カンタータ。
CD484 イグナツ・ヨゼフ・プレイエル:
 弦楽四重奏曲集弦楽四重奏曲 ト短調Ben339
 弦楽四重奏曲 ヘ短調Ben367
 弦楽四重奏曲 ニ長調Ben342
 弦楽四重奏曲 ト長調Ben332
ウィーン・アルティス四重奏団:〔ペーター・シューマイヤー(Vn),
ヨハネス・マイスル(Vn),
ヘルベルト・ケーファー(Va),
オトマール・ミュラー(Vc)〕
イグナツ・ヨゼフ・プレイエル(プライエル)(1757−1831)の弦楽四重奏曲集。彼は後にフランスに移住してピアノ製造業を手がけ、プレイエル・ピアノにその名を残している。彼はハイドンの弟子で、ハイドン(1732年生まれ)とベートーヴェン(1770年生まれ)のほぼ間の世代にあたるため、両者の間に位置する弦楽四重奏の形態を知るには打ってつけである。ことに短調の作品は非常に美しい。ウィーン・アルティス四重奏団は、1980年結成のベテラン四重奏団。録音:2006年12月18,21,22日、DDD
CD485 「オペレッタ・ライヴ 第2集」
 (1)J.シュトラウス:「こうもり」抜粋
 (2)レハール:「ルクセンブルク伯爵」抜粋
 (3)ベナツキ:「白馬亭にて」抜粋
ウィーン・フォルクスオパー管弦楽団,合唱団
(1)M.フランク・ラールセン(Br,アイゼンシュタイン)、
エディト・リエンバッハー(S,ロザリンデ)、
アレクアンドラ・ラインプレヒト(S,アデーレ)、
クラウス・クットラー(Br,ファルケ)、
ハイディ・ブルンナー(S,オルロフスキー)、
スティーヴン・ションディ(T,アルフレート)、
ヨゼフ・ルフテンシュタイナー(Br,フランク)
ベルトラン・ド・ビリー(指揮)、録音:2003年9月10日
(2)ミリェンコ・トゥルク(Br,レネ伯爵)、
中嶋彰子(S,アンゲリカ)、
オイゲネ・アメスマン(T,マンフレート)、
ナタリー・カール(S,ユーリエ・ウェルモント)、
ハインツ・ツェドニク(T,バジル・バジロヴィッチ)、ほか
アルフレート・エシュヴェ(指揮)、
録音:2005年10月1日(3)ウルリケ・シュタインスキ(S,ヨゼファ)、
ヨゼフ・ルフテンシュタイナー(Br,レオポルト)、
ガブリエラ・ボーネ(S,オティリエ)、
オイゲネ・アメスマン(T,ジードラー)、ほか
エリーザベト・アトル(指揮)
いずれもウィーン・フォルクスオパーでのライヴ録音。ウィンナ・オペレッタの総本山での上演だけに、いずれも立派で、かつ大いに楽しめる演奏である。中嶋彰子を始め、いずれも現在のウィーン・フォルクスオパーで活躍する人たちばかりである。「こうもり」は2008年の来日公演でも上演の予定。録音:2004年1月26日
CD488 ウィーン・ギター・フェスティヴァル2006
 (1)アルベニス:コルドバ/ボグダノヴィッチ:幻想的ソナタ
 (2)ファリャ(ベルンハルト編):スペイン舞曲第1番/
  チャイコフスキー(ドボ編):「くるみ割り人形」から/
  ロッシーニ(ドボ編):「セビリアの理髪師」序曲/
 (3)ガンベッタ:ファンダンゴ/タランテクサス/ディクシ/
 (4)ドメニコーニ:コユンババ/
 (5)マクファーレン:デニアル/ニア・ザ・サークル/
  ブロッキー:贈り物
(1)ギター・デュオ・グルーバー&マクラール
(2)ギタリッシマ〔クリスティーナ・ドボ,
マリア・ベニシェック,スザンナ・ヤーノシ,
カロリーネ・アウエル,ユディト・ベルンハルト〕
(3)ベッペ・ガンベッタ(G)
(4)ローラ・ヤング(G)
(5)スコットランド・ギター四重奏団
ウィーン・ギター・フェスティヴァルは、2003年から行われているギター音楽の祭典。ソロからギター・アンサンブルまで、古典から現代の作品まで、多様な音楽を聞くことができる。ベッペ・ガンベッタはジェノヴァ生まれのイタリアのギタリスト。スチール弦のようで、ちょいカントリー風の自作を爽やかに奏でている。ローラ・ヤングは、カナダ生まれでバルセロナ在住のギタリスト。録音:2006年3月23−25日
CD497 「2007年第6回フィデリオ・コンクール 受賞者発表会」
 (1)パガニーニ:ロッシーニの主題による変奏曲
 (2)ムチンスキ:時の小品集から
 (3)イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.27-3から
 (4)ニールセン:フルート協奏曲から
 (5)デニソフ:アルトサクソフォン・ソナタから
 (6)ミュレンバッハ:弦楽四重奏曲第2番から
 (7)ワーグナー:夢
 (8)ボッテジーニ:コントラバス協奏曲 ロ短調から
 (9)フローラン・シュミット:伝説 Op.66
 (10)J.シュトラウス:ヴェネツィアの夜
 (11)ヴァッハウアー:144
(1)ミラン・カラノヴィチ(チェロ)、ナタリー・バイヒ(P)
(2)トーマス・フィヒティンガー(クラリネット)、
サンドラ・ロスト(P)
(3)カロリーネ・レフラー(ヴァイオリン)
(4)エヴェリン・ペニャ・コマス(フルート)、
ザビーネ・プレーグルヘフ=カーナー(P)
(5)コンスタンツェ・アッカーマン(サクソフォン)、
アナ・ディモーヴァ(P)
(6)アトラス四重奏団
(7)アニタ・ゲッツ(S)、
ジャン=ベルナール・マター(P)
(8)アダム・レクッキ(コントラバス)、
宮本千津(P)
(9)アラン・ルザー(サクソフォン)、
アナ・ディモーヴァ(P)
(10)マラ・マスタリール(S)、
ジャン=ベルナール・マター(P)
(11)ノヴァリス三重奏団
フィデリオ・コンクールは、ウィーン音楽院(私立大学)が主催するコンクール。その受賞者の発表演奏会を収録したもの。未来のスターの第一歩が記録されているかもしれない。録音:2007年2月18日

PIERRE VERANY 1CD¥2400

PV707032/3
(2CD)
ヘンデル:オラトリオ「イェフタ」 ポール・アグニュー(T イェフタ)
リサ・ラーション(S イフィス)
ギルメット・ロランス(Ms ストルジェ)
ロバート・エクスパート(CT ヘイマー)ほか
デイヴィッド・スターン(指揮)
オペラ・フォーコ
「イェフタ」は、ヘンデルの事実上最後の声楽大作となった英語のオラトリオである。ヘンデルは健康の悪化、ことに視力の減退に苦しめられ、記譜すらままならぬ状況だったにもかかわらず、ドラマへの深い洞察を成しえている。この新録音では、ポール・アグニュー、リサ・ラーション、ギルメット・ロランスら、古楽界を代表する歌手が集まり、ヘンデル最晩年の深みを十全に表現している。スターンの指揮は、派手さを排し、渋みの光る音楽作りが好ましい。 2005年1月6,7日、DDD、2h37m
PV707091/6
(6CD、3枚価格)
\7200
ドビュッシー:ピアノ作品全集(5CD+ボーナスCD) フランソワ・シャプラン(P)
好評をいただいていたシャプランのドビュッシー:ピアノ作品全集がセット化。ボーナスCDはドビュッシーのテキストの朗読などを収録。シャプランはパリ音楽院での1等賞を取るなど輝かしい経歴をもつ若手ピアニスト。明るい音色で色彩豊かな表現が特徴的で、フランスでは大評判のピアニスト。このドビュッシーのシリーズも分売時にはディアパゾン誌で絶賛されていたもの。
PV 707101 フェスタ:エレミア哀歌 アンサンブル・スカンディクス
コスタンツォ・フェスタ(1490頃−1545)は、ルネサンス期の重要なイタリア人作曲家。フランドル楽派全盛期の時代にあって、イタリア人として初めてフランドル楽派の様式を完全に身に付けた作曲家として、歴史上名高い。ここには、彼の9曲のエレミア哀歌が全て収録されている。アンサンブル・スカンディクスは、2001年結成の男声アンサンブル。録音:2006年9月、DDD

QUERSTAND 1CD¥1800

VKJK0724
¥1800→¥1690
(MDRエディション17)
 シェーンベルク編曲ブラームス、バッハ作品集
  (1)ブラームス(シェーンベルク編):ピアノ四重奏曲第1番Op.25
  (2)J.S.バッハ(シェーンベルク編):前奏曲とフーガ変ホ長調BWV.522
  (3)J.S.バッハ(シェーンベルク編):
   コラール前奏曲(「おお愛する魂よ、汝を飾れ」BWV.654、
   「来たれ、創り主にして聖霊なる神よ」BWV.667
準・メルクル指揮
中部ドイツ放送(MDR)響
2007/2008シーズンよりドイツ最古の放送オケMDR響(ライプツィヒ放送響)の首席指揮者に就任する準・メルクル氏。新譜が早くも発表される。次第を担うどころか、早くも音楽シーンを牽引する名指揮者に成長した巨匠。N響への客演でも実力は折り紙つきです。そのN響とも録音のあるブラームス=シェーンベルク:ピアノ四重奏曲第1番(管弦楽版)が登場。余程自信のあるレパートリーなのだろう。フィルアップは、前奏曲とフーガ、コラール前奏曲というシェーンベルク編曲による知的で壮麗な名曲。録音:2007年4月23〜27日MDRアウグストゥス・スクエア・スタジオ録音
VKJK0714
¥1800→¥1690
シューベルト:ピアノ五重奏曲 イ長調「ます」D.667
モーツァルト:ピアノ四重奏曲 変ホ長調K.493
後藤泉(Pf)
ダニエル・ゲーデ(Vn)、
カール・ズスケ(Va)、
ユルンヤコブ・ティム(Vc)、
ドリン・マルク(Cb)
後藤泉は「軽井沢の森音楽祭」の主要ピアニストを務めるなど国内での活動に加え、コフマンの指揮するボン・ベートーヴェン管弦楽団やキエフ室内管との共演など、海外での活躍の場も広げている注目のピアニスト。今回は共演も豪華メンバーが終結。元ウィーン・フィルのコンサート・マスターでソリストとして活躍するダニエル・ゲーデ、ゲヴァントハウス管の元コンマスで言うまでもない名ヴァイオリニストのカール・ズスケ(今回はヴィオラ)、ゲヴァントハウス管の首席チェリストのユルンヤコブ・ティム、元ミュンヘン・フィルの首席コントラバス奏者のドリン・マルクととにかく強力メンバーが揃っている。録音:2007年4月3-6日MDRスタジオ
VKJK0423 J.S.バッハ初期作品集
 J.S.バッハ:
  前奏曲とフーガ ハ長調BWV.531/
  暁の星のいと美しきことかなBWV.739/
  主イエス・キリスト,われらを顧みたまえBWV.726/
  天にいますわれらの父よBWV.737/
  いと高きにある神にのみ栄光あれBWV.715/
  キリストは死の絆につかせたまえりBWV.718/
  前奏曲とフーガ ハ短調BWV.549/幻想曲ハ短調BWV.1121/
  フーガ ト短調(小フーガ ト短調)BWV.578/
  カンツォーナ ニ短調BWV.588/前奏曲とフーガ ト短調BWV.535/
  おお神よ,汝いつくしみ深き神よBWV.767/
  トッカータとフーガ ニ短調BWV.565
ウルリヒ・ベーメ(Org)
ライプツィヒ聖トーマス教会のオルガン
VKJK0603 J.S.バッハ:オルガン小曲集(全曲)
 BWV.599〜644、BWV Anh.Ⅰ200
ウルリヒ・ベーメ(Org)
この2枚は、バッハが音楽監督をしていたライプツィヒ聖トーマス教会の現在のオルガニスト、ベーメが同教会の新しいバッハ・オルガンを使用したバッハ作品集。VKJK0423は「小フーガ ト短調」や「トッカータとフーガ ニ短調」というバッハの2大ポピュラー作品も収録した初期名作集。VKJK0603はオルガン小曲集47曲に1曲加えた全48曲収録。録音:2006年8月、11月、ライプツィヒ聖トーマス教会のオルガン
VKJK0618 「メンデルスゾーンとその時代Vol.1」
 メンデルスゾーン:レスポンソリウムと賛歌Op.121
 ニルス・ガーゼ:オルガンのための3つの小品Op.22
 フェルディナンド・ダヴィド:弦楽四重奏曲Op.32
 ユリウス・リエッツ(1812-1877):6つの宗教的歌曲集(男声5声のための)
ライプツィヒ・ヴォーカルロマンティカー、
ハルトマン四重奏団、
ヨハネス・ウンガー(Org)
2009年のメンデルスゾーン生誕200年に向けての新シリーズ「メンデルスゾーンとその時代」がスタート。メンデルスゾーンの珍しい作品に加えガーゼ、ダヴィド、リエッツといった当時のライプツィヒで活躍した作曲家の作品をジャンルにこだわらず紹介していきます。ライプツィヒを本拠とするQUERSTANDレーベルならではの企画。
VKJK0632 「ザクセンのオルガン第3集〜
 ティーフェナウのジルバーマン・オルガン」
  ヨハン・カスパル・ケルル:シャコナ ハ長調/
  ハイドン:1792年の時計の音楽/
  フレスコバルディ:
   トッカータ・デシマ(トッカータ集第1巻より)/
   カプリッチョ・ソプラ・ラ・バッターリャ/
 モーツァルト:アンダンテ ヘ長調K.616/
  他、ゲオルク・ベーム、作者不詳(18世紀)、スウェーリンクの作品
ユルゲン・リーガー(Org)
怒涛のごとく発売を続けるQUERSTANDのオルガン・シリーズ。このザクセンのオルガン・シリーズも第3弾。今回はドレスデン北西ティーフェナウの礼拝堂にあるジルバーマンの名器を使用。近年発見された作者不詳(18世紀ドイツの作曲家、頭文字B)の作品も収録。録音:2006年10月
VKJK0712
(2CD)
メンデルスゾーン:オルガン作品集
 6つのオルガン・ソナタOp.65、3つの前奏曲とフーガOp.37、
 トリオ ヘ長調(1844)、アレグロ変ロ長調(1844)、
 フーガ ヘ短調(1839)、アレグロニ短調/ニ長調(1844)、
 コラールニ長調(1844)、後奏曲ニ長調(1831)、
 優しいアンダンテ ニ長調(1823)、
 アレグロ・モデラート・マエストーソ ハ長調(1845)、
 コラール変イ長調(1844)、前奏曲ハ短調(1844)、
 主題と変奏ニ長調(1844)、フゲッタ ニ長調(1835)
ウルズラ・ハウザー(Org)シュヴェーリン大聖堂ラデガスト・大オルガン(1871)使用146:34
メンデルスゾーンのオルガン作品をほぼ全曲収録した2枚組。シュヴェーリンにある1871年製ラデガストの大オルガンを使用している。ハウザーはスイスのオルガニストでロマン派を得意としている。
VKJK0713 「テューリンゲンのオルガン第2集〜
 アルテンブルクのトロスト・オルガン」
  バッハ:
   幻想曲BWV.1121、前奏曲ト長調BWV.568、
   フーガヘ長調BWV Anh.Ⅱ-42、ハ長調BWV Anh.Ⅱ-90、
   ト短調BWV.578、ニ短調、トッカータとフーガ ニ短調BWV.565、
   パルティータ「神のひとり子なる主キリスト」、
   前奏曲とフーガ ホ短調BWV.533、コラール前奏曲BWV Anh.Ⅱ-73、
   フーガ・ソプラ・イル・マニフィカトBWV.733、
   3つのコラール(BWV.657、654、655)、
   協奏曲ハ長調BWV.594(原曲:ヴィヴァルディの協奏曲RV.208)
フェリックス・フリードリヒ(Org)アルテンブルクのトロスト・オルガン使用
こちらは「テューリンゲンのオルガン」第2集。アルテンブルクの1739年に製造されたトロスト・オルガンを使用。オール・バッハ・プログラムで最もポピュラーな「トッカータとフーガ ニ短調」からヴィヴァルディの協奏曲の編曲まで多彩なプログラムになっている。
VKJK0719 「フライべルク大聖堂での夕べの音楽〜いざ来たれ異教徒の救い主よ」
 シャイデマン:言葉は肉となり/
 ブクステフーデ:
  オルガン・コラールBuxWV.211/
  安らぎと喜びもてわれは逝くBuxWV.76
 J.S.バッハ:
  オルガン・コラールBWV.661、659、コラール・トリオBWV.36-2、
  他の合唱曲、オルガン曲
 ニコラウス・ブルーンス(1665-1697):
  コラール幻想曲聖歌隊による賛美歌
フライベルク大聖堂少年聖歌隊
クリスティアン・スコボフスキー(指揮、Org)
ヴォルフガング・クーベ&マルティン・イェレフ(Obダモーレ)
鐘の音に始まり鐘の音に終わる雰囲気豊かなコンサート。2007年が生誕300年にあたるブクステフーデとバッハの作品を中心にオルガンと聖歌隊による美しい演奏。
VKJK0721 「テューリンゲンの12人のチェリストたち」
 アレクサンダー・カレッジ:プロローグ(スター・トレックのテーマ)/
 ファリャ:火祭りの踊り/
 アイスラー:前奏曲/
 カルス・ケーン:スター・フィッシュ(ヒトデ)/
 ヴィラ=ロボス:序奏(ブラジル風バッハ第1番より)/
 クリスティアン・ヨスト:イメージ・アンド・シャドウ/
 エーリヒ・ケストナー&ヨッヘン・ブロイアー:メイリート/
 J.S.バッハ&エーリヒ・ケストナー:9月のアリア/
 エルヴィン・ボーツ:僕は君のために注文した植木鉢を持っていた/
 ミルトン・エイジャー:週末と日光/
 カレッジ:エピローグ(スター・トレックのテーマ)/
 J.S.バッハ:アリア(アンコール)
テューリンゲンの12人のチェリストたち
ベルリン・フィルの12人のチェリストに対抗してテューリンゲンの12人のチェリストがデビュー。彼らは全員ワイマールのリスト音楽院を出て、テューリンゲンの様々なオーケストラに所属している。バッハからスター・トレックまでオリジナルのアレンジ曲も多数含まれている。

TELOS 1CD¥2300

TLS051
(2CD)
ベートーヴェン:「ピアノとチェロのための作品集」
 チェロ・ソナタ第1番〜第5番/
 ヘンデルの主題による12の変奏曲WoO45/
 モーツァルトの主題による7つの変奏曲WoO46/
 モーツァルトの主題による12の変奏曲op. 66
チョ・ヨンチャン(Vc)、
ベネディクト・ケーレン(P)
チョは1958年ソウルで生まれ、カーティス音楽院とボストンのニュー・イングランド音楽院で学んだ後、ロストロポーヴィチにも師事した。1985年パブロ・カザルス・コンクールで第2位となり、ロストロポーヴィチ国際コンクールにも入賞しました。TELOSへはレーベルの第1作から録音しており、姉弟ピアノ三重奏曲「チョ・トリオ」としても録音していた。近年はチョン・ミュンフンの主宰する「セヴン・スターズ・ガラ・コンサート」やN響、東京フィルなどにたびたび招かれている。 2001年3・8月録音
TLS084
(2CD)
「視点2 シェーンベルクとシューベルト」
 シューベルト:ピアノ・ソナタ ト長調D.894(第18番Op.78)
 シェーンベルク:3つのピアノ曲Op.11
 シューベルト:ピアノ・ソナタ 変ロ長調D.960(第21番)
 シェーンベルク:6つの小さなピアノ曲Op.19
ステファン・リトウィン(P)
1960年メキシコ生まれのピアニスト、リトウィンはドイツで活躍し、現代音楽を主要なレパートリーとし、多くの作品を初演している。このシリーズはリトウィンの独自の視点でプログラミングされたもので、今回は19世紀、20世紀と異なる時代にウィーンで活躍したシューベルトとシェーンベルクを集めた好企画。録音:2002年、2003年
TLS087 「3人で」〜ゲオルク・クレル(1934-)作品集
 (1)高く波打つ山脈のように…/もっと愛して−バンショワへの敬意/
 ミによるカプリッチョ/短詩−汝に栄光あれ/
 ジル・バンショワの2つのシャンソン
 (2)敬意
(1)アンサンブル・ルシェルシュ
(2)ラヴィニア三重奏団:
【佐々木彩子(P)、
ライナー・シュミット(Vn)、
ヘルムート・メンツラー(Vc)】
クレルはリンツで生まれ、マルタンとツィンマーマンに師事し、ダルムシュタットの夏季講習でも学んだ。手法は現代的だが、クレルは、過去の音楽と、自分の時代や自分の作品との橋渡しをしようと試みていると述べていて、第3曲はフレスコバルディ、第4曲はグレゴリオ聖歌「三位一体に栄光あれ」と関係がある。2003年12月・2004年8月録音
TLS107 「メシアンへのオマージュ」
 メシアン:カンテヨジャーヤー/
 シュトックハウゼン:ピアノ曲第11/
 クセナキス:エヴリアリ/
 ジョージ・ベンジャミン(1960-):妖術/
 トリスタン・ミュライユ:マンドラゴラ/告別と微笑の鐘
プロドロモス・シメオニディス(P)
シメオニディスは1972年ギリシャで生まれ、ミュンヘン、ケルン、ベルリンで学び、オリヴィエ・メシアン・ピアノ・コンクールとオルレアン国際ピアノ・コンクールで7つの賞を獲得しました。2003年にヴィルクローズ音楽アカデミーでクロード・エルフェに出会ったことは現代音楽の解釈に役立ち、現代音楽の重要な演奏者と認められているが、バロックから最新の音楽まで広いレパートリーを持ち、日本でも演奏している。2004年12月・2005年11月録音
TLS122 「回転」〜 ウロシュ・ロイコ(1954-):アオコーディオン作品集
  バガテル/フーゴーのための悲歌/だれの歌/回転/
  タンゴI-V
ヴォルフガング・ディメトリク(アコーディオン)、
ザビーネ・クラヒャー(P)
バッハやハイドンの鍵盤楽器作品が好評のアコーディオン奏者ディメトリク。今回は一転してオリジナル作品を録音した。ロイコはスロヴェニアのリュブリアナで生まれ、当地の音楽院を卒業した後、リゲティにも師事した。1991年ウィーンの国際作曲コンクールや2001年のドイツ音楽会議の合唱曲作曲コンクールでなどで多数の賞を得ている。セリーやポストモダニズムを受け入れず、作曲とは既に存在するものを発見しそれを捉えることであり、音楽は社会的問題と無関係ではあり得ないと考えている。2004年4月・2005年5月録音

TUDOR

TUDOR7145
(SACD Hybrid)
\2300→¥2090
ストラヴィンスキー:
 (1)「春の祭典」、(2)3楽章の交響曲
ジョナサン・ノット指揮
バンベルク交響楽団
ジョナサン・ノットとバンベルク交響楽団による最新録音。これまではシューベルトの交響曲全集やマーラー、ブルックナーなど、ドイツの交響曲を中心に録音してきましたが、いよいよノット得意の20世紀作品、ストラヴィンスキーを録音。ノットはアンサンブル・アンテルコンタンポランの音楽監督を務めるなど現代音楽を得意としており、TUDORにもシューベルトにまつわる現代作品集やヤナーチェクなどを録音してきました。ノットが音楽監督を務めるバンベルク交響楽団も以前はドイツの重厚なオケというイメージがあったが、今では機敏な、機能的にもかなり優れたオーケストラに変貌している。「春の祭典」は早めのテンポが基本だが、微妙なルバートをかけるなど表現力がとても豊か。また、打楽器の激しい打ち込みや音を割りぎみで吼える金管など、ダイナミック・レンジがとてつもなく広く、しかしながら、縦の線はバッチリで曖昧さのない、スタイリッシュな名演となっている。「3楽章の交響曲」も同様で、あまり演奏されないこの曲だが、例えば第1楽章のカッコよさにはしびれさせられる。更に嬉しいことに高音質のSACDでの発売。録音:(1)2006年2・、3日、(2)2005年1・9、20日ヨゼフ・カイルベルト・ザール、バンベルク

WEITBLICK 1CD¥2200

ベルティーニのマーラー名門オケとの共演!マーラーの権威ベルティーニは、名演を世界中で繰り広げたが、ここに登場する名演群は、ヨーロッパ有数の名門オケとの共演でその実力は既出の盤を上回るとさえ言える。マーラーに取組み始めた初期の第6番「悲劇的」はぎらつくナイフのような鋭利な演奏で、凄い。第4番は最晩年のライヴでプライヴェート盤が、大変な評判となっていた。そして、ウィーン響との共演となる第5番、第9番は、オケの音色とホールトーンの美しさを最大限に生かした魅惑の名演。何れもライナーノートは許光俊氏による詳細な演奏分析。英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。
SSS0074/75-2
(2CD)¥3990
(1)マーラー:交響曲第4番
(2)マーラー:交響曲第6番「悲劇的」
ガリー・ベルティーニ指揮
ベルリン・ドイツ交響楽団、
カミラ・ニルンド(S)
最晩年までエネルギッシュな活動を繰り広げた巨匠ベルティーニのマーラー名演集。超名演としてCD化が熱望されていた第4番。マーラーを積極的に取り上げた初期の第6番「悲劇的」の刺激に満ちた名演を収録。いずれも高音質。
ライナーノートより:第4番について:第3楽章の14分あたりからを聴いてみるがいい。感覚的な美しさと内面性が見事に一体化している。ベルリン・ドイツ交響楽団は、決してベルティーニが特別親しかったオーケストラではない。にもかかわらず、完璧にベルティーニの音楽が鳴っている。そして16分過ぎ、弱音からのいきなりの爆発。それはあたかも、突然天国の扉が開かれるかのような荘厳な一瞬だが、ここでのすさまじい響きは筆舌に尽くしがたいものがあった。この録音でもその片鱗はうかがえよう。いったいオーケストラというものがどれほどものすごい音を出すことができるか、私は本当に久しぶりで感じ入った。仮にもしこの一瞬だけしか聴いていなかったとしても、私はこの指揮者を忘れることができないだろう。第6番について:この演奏は冒頭からして異常な緊張感と切迫感を持っている。まるで獲物を追い込んでいくようなテンポ。情け容赦なく刻まれるリズム。透明で明快な響き。潔癖なフレージング。それなのに単に外側を整えただけの醒めた演奏ではない。熱狂的なまでに心が高ぶっている。速めのテンポだが、旋律は窒息せず、ギリギリまで歌われている。(1)2004年2月29日フィルハーモニー・ベルリン、デジタル・ライヴ録音(2)1973年4月30日フィルハーモニー・ベルリン、ステレオ・ライヴ録音
SSS0080-2
¥1990
マーラー:交響曲第5番 ガリー・ベルティーニ指揮
ウィーン交響楽団
ベルティーニは、マーラーの交響曲全曲をケルン、東京、ウィーンで指揮した。ウィーンでのパートナーは密接な関係を誇ったウィーン交響楽団。木管のウィーンサウンドが実に魅力的。ライナーノートより:有名なアダージェットでも表現力は全開だ。ことに6分過ぎからは、あまりにもロマンティックでとろけるような夢幻美が広がる。テンポを自由に伸縮させながら柔らかく弱い音で紡がれる、月夜に映える美しさとでも言おうか。甘美さや陶酔という点では、この楽章の究極の演奏のひとつと言ってよいだろう。特に終わりの3分ほどは恍惚としながらも不安や孤独や寂しさが交叉して曰く言い難い味わいを醸し出して絶品だ。1983年4月12日ムジーク・フェラインザール、ステレオ・ライヴ録音
SSS0081-2
(2CD、1枚価格)
\2200→¥1990
マーラー:交響曲第9番 ガリー・ベルティーニ指揮
ウィーン交響楽団
晩年は、快速テンポを採用することも多かったベルティーニだが、第9番に関しては悠然とした遅いテンポを守った。当演奏も究極の美演で、耽美的マーラーの最右翼と言えるだろう。こういう場合にウィーン響の音色、ムジークフェラインのホールトーンが最適である証拠となっている。ライナーノートより:全曲を通じてもっとも聴きごたえがあるのはフィナーレであろう。たっぷり量感がある、しかし柔らかな弦楽器の響きが楽しめる。会場のムジーク・フェラインザールではさぞや美しく鳴ったに違いないと想像される。絶望や終末感は薄く、表情は意外にも明るい。ベルティーニのマーラー演奏は、多くの場合、他の指揮者たちよりも肯定的な色合いを帯びている。やさしげな慰撫の感じられるこのフィナーレはその典型的な例だ。コーダに至っては甘美な微笑のようですらある。あるいはこの豊麗な演奏は、この曲になじみがない人にとってはもっとも親しみやすいものかもしれない。1985年2月3日ムジーク・フェラインザール、ステレオ・ライヴ録音
SSS0083-2
¥1990
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 クルト・ザンデルリング指揮
ベルリン交響楽団(旧東)、
ベルリン放送合唱団、
ベルリン国立歌劇場合唱団、
ベルリン・コミッシェ・オパー合唱団、
エヴァ・マリア・ブンドシュー(S)、
ウタ・プリエフ(Ms)、
ペーター・シュライアー(T)、
テオ・アダム(Bs)
巨匠ザンデルリンクの第9ライヴ。ベルリン市制750周年を記念した祝賀演奏会。東ドイツ(DDR=ドイツ民主共和国)では最大の音楽イベント。独唱歌手も東独系の超大物が用意された。手兵ベルリン交響楽団を存分に駆使し、強靭な造型を堅持しつつ、ザンデルリンクとしては、かなり音量、テンポの変化を与えたドラマティックな演奏。フィルハーモニア管とのベタッとしたはっきりしない演奏とは正反対の緊張感に満ちた、そして気迫の籠もった怖ろしいまでの威容を誇る超名演。ザンデルリンク先生がお孫さん達へのクリスマス・プレゼントにしたいと仰ったために緊急リリースとなった。録音:1987年10月23日ベルリン・ドイツ民主共和国会館、ステレオ・ライヴ英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。

ALMAVIVA 1CD¥2600

DS 0146
フランシスコ・アロンソ(1887-1948):サルスエラのロマンセと二重唱曲集
 「Rosa la Pantalonera」、「24 horas Mintiendo」、「Forja de Almas」、
 「Curro el de Lora」、「Cancion Morisca」、「Pregon Granadino」、
 「Cancion Andaluza」、「La Rumbosa」、「La Picarona」、「La Castanuela」から
 ジプシー舞曲/ムルシアの子守歌
テレサ・ノボア(ソプラノ)
ロドリーゴ・エステーベス(バリトン)
フアン・デ・ウダエータ(指揮)
マラガ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2005年9月

ARS PRODUKTION 1CD¥2400

ARS 38033
[Multichannel SACD Hybrid]
\3000
レーガー、ヴォルフ:男声合唱作品集
 レーガー:10の歌 Op.83(1904-1909)から
  Lieblich hat sich gesellet,夕べのセレナード,駆け抜ける軽騎兵,
  真夏の夜,Eine gantz neu Schelmweys,恋歌,別れ
 ヴォルフ(1860-1903)/
  マックス・レーガー編曲:6つの宗教的な歌(1881);
   仰ぎ見る,調和(宿屋),諦め,最後の願い,帰依,高揚
 ヴォルフ:
  3つの男声合唱曲 Op.13(1876);五月の歌,霊の挨拶,夏に
 レーガー:
  5つの民謡選集(1898-1899):胸の痛み,恋人の使者,小さな星,
   わがディアンダールは谷底深く,昨夜私は夢を見た
  9つの民謡選集(1898)から 失恋
イェルク・ゲンスライン(指揮)
レンナー・アンサンブル・レーゲンスブルク(男声合唱)
録音:2007年6月1-3日、ドイツ、アドラースベルク、ドミニコ会教会 レンナー・アンサンブル・レーゲンスブルクはレーゲンスブルク大聖堂聖歌隊OBにより1987年に創設された男声合唱団で、その名称はレーゲンスブルク大聖堂のオルガニスト兼作曲家ヨセフ・レナー(1868-1934)に因んでつけられた。2003年、創設指揮者ベルント・エンゲルブレヒトの後を継いで元団員でもあるイェルク・ゲンスラインが指揮者に就任した。
ARS 38471
シューベルト:歌曲集「冬の旅」Op.89 D.911 ドミニク・ヴェルナー(バスバリトン)
クリストフ・ハンマー(フォルテピアノ)
録音:2006年3月27-31日、ドイツ、グラフラート、マルタスホーフェン音楽館 使用楽器:1827-1828年、ウィーンにてコンラート・グラーフ製 ドミニク・ヴェルナーはヤコプ・シュテンプフリに師事したドイツのテノール。ピリオド楽器演奏団体との共演を重ね、バッハ・コレギウム・ジャパンのソリストとして来日もしている。
ARS 38905
忘れな草 音楽は何を物語る
 ドイツ民謡:月は昇りぬ
 シューベルト:魔王/死と乙女
 モーツァルト:すみれ
 シューベルト:狩人の夕べの歌
 ヴォルフ:笛吹き
 ミヒャエル・ゲース:魔法使いの弟子
インゲボルク・ダンツ(ソプラノ)
ミヒャエル・ゲース(ピアノ、司会)
録音:2006年6月21-22日、ヴッペルタール、インマヌエル教会 おそらくドイツ語圏の子供のために制作された、歌曲と語り(いずれもドイツ語)によるアルバム。絵本のようなブックレットはドイツ語のみの表記となっている。
ARS 38906
シューマン 音楽と朗読によるポートレイト ソンヒ・キム=ヴュスト(ピアノ)
ハンス・ヴェルナー・ヴュスト(台本作者、朗読)
録音:2007年5月1日 シューマンのピアノ曲と朗読(ドイツ語)で構成されたアルバム。「聴く本 Ein Horbuch」シリーズの一枚で、ブックレットはドイツ語のみの表記となっている。
ARS 38907
イグナツ・ヨゼフ・プレイエル 音楽と朗読によるポートレイト パウル・ヴァイゴルト(指揮)
ジェール・フィルハーモニー管 他
アドルフ・エーレントラウト(台本作者、朗読)
録音:2007年5月8日(朗読) プレイエルの楽曲と朗読(ドイツ語)で構成されたアルバム。「聴く本 Ein Horbuch」シリーズの一枚で、ブックレットはドイツ語のみの表記となっている。
ARS 38017
(SACD Hybrid)
\3000
オスカー・ゴットリープ・ブラー(1934-):オルガン作品集 Vol.3
 「癒しの水」(2004);せせらぎのナイチンゲール,ワインになる水,
  癒しの水,ライン川[Rhenus fluvius],ヨルダン川の鳥
 オルガン交響曲「賛美せよ」(2005)/聖なるタンゴ II
マルティン・シュメーディング(Org)
録音:2007年3月30日-4月2日、ドイツ、デュッセルドルフ=オーバーカッセル、復活教会 使用楽器:エウロパ・オルガン「フェリクス・メンデルスゾーン」 ブラーはベルント・アロイス・ツィンマーマンやペンデレツキに師事した作曲家でありオルガニスト。Vol.1, 2の発売は後になるよう。Multichannel SACD
ARS 38022
(SACD Hybrid)
\3000
フランツ・シュミット(1874-1939):オルガン作品全集 Vol.2
 コラール前奏曲「救い主は復活したもう」
 4つの小前奏曲とフーガ;変ホ長調,ハ短調,ト長調,ニ長調
 ハイドンの「神よ、受けたまえ」へのコラール前奏曲

マルティン・シュメーディング(Org)

録音:2006年9月17-20日、ブレーメン、聖ペトリ大聖堂 使用楽器:1894/1906年、ヴィルヘルム・ザウアー製 Multichannel SACD
ARS 38032
(SACD Hybrid)
\3000
フランツ・シュミット(1874-1939):オルガン作品全集 Vol.3
 幻想曲とフーガ ニ長調/前奏曲とフーガ イ長調
 オラトリオ「七つの封印を有する書」から 2つの間奏曲
 トッカータとフーガ 変イ長調
マルティン・シュメーディング(Org)
録音:2004年9月16日、2006年9月17-20日、ブレーメン、聖ペトリ大聖堂 使用楽器:1894/1906年、ヴィルヘルム・ザウアー製 Multichannel SACD
ARS 38025
(SACD Hybrid)
\3000
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調(1886;チェロ版)
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.9(1901)
フリードリヒ・クラインハプル(Vc)
アンドレアス・ヴォイケ(P)
フリードリヒ・クラインハプル(Vc)
アンドレアス・ヴォイケ(P)
録音:2006年2月、グラーツ、ヘルムート=リスト=ハレ Multichannel SACD
ARS 38052
(4SACD Hybrid)
\12000→¥7900
ワーグナー(1813-1883):楽劇「ワルキューレ」 スーザン・オーエン(ブリュンヒルデ)
ボド・ブリンクマン(ヴォータン)
ヴィルマ・エルンスト=モズライティス(フリッカ)
クリスティアン・フランツ(ジークムント)
ジェイン・カッセルマン(ジークリンデ)
ハンス・ゲオルク・モーザー(フンディング)
ローナ・クルマー=シェルバッハ(ヘルムヴィーゲ)
インガ・フィッシャー(ゲルヒルデ)
ペトラ・シュミット(オルトリンデ)
マリーザ・アルトマン=アルタウゼン(ヴァルトラウテ)
グンドゥラ・シュナイダー(ジークルンデ)
ジャネット・シェーファー(ロスヴィルデ)
ヨーケ・クラーマー(グリムゲルデ)
エリーザベト・ハウ=ヴィレボイス(従者)
ロベルト・パーテルノストロ(指揮)
カッセル国立劇場管弦楽団
「ジークフリート」(FCD 368367-70;4CD)、「神々のたそがれ」(FCD 368381-84;4CD)に続く、カッセル国立劇場の「指環」アーカイヴ録音リリース第3弾。録音:1999年6月17-22、27日、カッセル国立劇場、ライヴ Multichannel SACD
ARS 38448
2台ピアノ8手連弾のためのオリジナル作品集
 コルネリウス・グルリット(1820-1901):狩の序曲 Op.101(*)
 ゲーザ・ホルヴァート(1868-1925):ハンガリー小組曲 Op.68(*)
 ベドジフ・スメタナ(1824-1884):一楽章のソナタ(1849)
 パーシー・グレインジャー(1882-1961):カントリー・ガーデンズ
 ステファン・イコノモフ(1927-1994):ソナタ(*)
 マック・ウィルバーグ(1955-):ビゼーの「カルメン」の主題による幻想曲
 ウィリアム・ジロック(1917-1993):シャンパーニュ・トッカータ
 ケヴィン・R・オルソン(1971-):ア・スコット・ジョプリン・ラグ・ラプソディー
 ベルント・ヘンゼル(1956-):かかし(2002)(*)  (*)世界初録音
バイノフ=ピアノ=アンサンブル
(トミスラフ・バイノフ、
ズザナ・スハノヴァー、
ルイジ・カセッリ、
スヴェトラーナ・メック、
ハインリヒ・バイゼ(P)
録音:2002年8月、ドイツ、デンキンゲン、バイノフ=ピアノ=アンサンブル=スタジオ
ARS 38467
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集 Vol.1
 第1変ホ長調 Op.1 No.1
 第7番変ロ長調「大公」Op.97
メルヒャー三重奏団
(フランツィスカ・メルヒャー(P)
タニヤ・ベッカー=ベンダー(Vn)
トルステン・エンケ(Vc))
録音:2006年4月10-12日、BR、スタジオ2
ARS 38470
シューベルト:
 ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D.959
 楽興の時 D.780
エレーナ・マルゴリナ(P)
録音:2007年3月5-9日、ドイツ、カーメン、 クラヴィーア&フリューゲル・ギャラリー・マイヴァルト
ARS 38474
フーゴー・カウン(1863-1932):
 歌曲集 Op.25;夜露、それは涙,ポストホルン,夜の女王,
  赤いけし,これほどに荒れて寂れた谷はない,覚醒
 歌曲集 Op.119;夏の夜,パオロとフランツェスカ,警告,
  ばら,私にはお母さんがいた,満足
シューマン:リーダークライス Op.39
ユディト・エルプ(S)
ドリアナ・チャカロヴァ(P)
録音:2006年9月18-21日、ヴッペルタール、インマヌエル教会 カウンはベルリンに生まれ、1887年から1902年まではアメリカ合衆国で、その後ベルリンに戻って活躍した作曲家。オペラ、交響作品をはじめあらゆるジャンルに作品を残したが、合衆国時代に合唱指揮者として名を上げたため、合唱作品の数は200を超える。その次に多いのが40数曲にのぼる独唱歌曲で、当盤にはそのうち2つの歌曲集が収録されている。カウンの作品が商業的に録音されたのはこれが初めてかもしれないとのこと。
ARS 38026
[SACD Hybrid]
\3000
忘れられた至宝 Vol.5
 ベルンハルト・ロンベルク(1767-1841):交響曲集
  プロイセン王妃ルイーゼの死に寄せる葬送交響曲ハ短調 Op.23
  交響曲第2番変ホ長調 Op.28
  交響曲第3番ハ長調 Op.53

マイケル・アレグザンダー・ウィレンズ(指揮)
ケルン・アカデミー

録音:2006年6月26-30日、ドイツ、ヴッペルタール、インマヌエル教会 ベルンハルト・ロンベルクは音楽一家に生まれたチェリスト・作曲家。同い年のいとこであるアンドレアス・ロンベルク(1767-1821)と兄弟のように育ち、共にボン選帝侯宮廷楽団に在籍、それからベルンハルトはベルリンに移り王立管弦楽団、宮廷楽長を務めた後フリーランスのチェロ奏者となり、ハンブルクを本拠に活躍した。
ARS 38465
\2400
シュトゥットガルトの音楽/シュンケ、アーベルト:歌曲&室内楽作品集
 ルートヴィヒ・シュンケ(1810-1834):
  ピアノ四手連弾のための華麗なロンド ト長調(++)
  ピアノ四手連弾のための小ロンド ニ長調(++)
  魔王(1827)(#)/小川のほとりの若者(+)/
  春の歌(#)/最初の喪失(1827)(*)
  糸を紡ぐグレートヒェン(1840出版;「新音楽時報」付録)(*)
  ピアノ四手連弾のための2つの性格的小品 Op.13(1834出版)(++)
 ヨハン・ヨゼフ・アーベルト(1832-1815):
  独唱とピアノ伴奏のための6つの歌曲(1879出版)
   濃い影あり(*),冷たく身を切るように風は吹く(**),
   甘美で愛らしい姿(+),
   子守歌(*),さすらい人(+),秘密の森の小道で(+)
  ガラス屋の娘(1879出版)(**)
  弦楽四重奏曲イ長調 Op.25(1862/1864出版)(##)
ロスヴィータ・ジッカ(S(*))
マルティン・ナギー(T(+))
クラウス・テンプス(BsBr(#))
トーマス・プファイファー(Br(**))
リリヤナ・ボロタ(ピアノ(**))
クリスティアン・クネーベル(P(#))
ピアノ・デュオ・リリヤナ・ボロタ&クリスティアン・クネーベル(ピアノ四手連弾(++))
ヨアヒム・ドラーハイム(P(*/+))
アーベルト弦楽四重奏団(##)

ARTA 1CD¥2300

F 10153
イジー・アントニーン・ベンダ(ゲオルク・アントン・ベンダ;1722-1795):
 チェンバロ協奏曲集
  ト長調/ニ長調/ヘ長調/ハ長調
エディタ・ケグレロヴァー(チェンバロ)
ヒポコンドリア・アンサンブル
(ヤン・ハーデク、
ヤナ・フィチロヴァー(ヴァイオリン)
ミハル・クハジーク(ヴィオラ)
オンドジェイ・ミハル(チェロ)
ミハル・ノヴァーク(コントラバス))
前古典派・疾風怒濤期を代表するチェンバロ協奏曲作曲家といえばまずC・P・E・バッハだが、同じくフリードリヒ大王宮廷楽団で活躍したボヘミア出身の作曲家イジー・アントニーン・ベンダも見逃すわけにはいかない。自身が演奏会で弾くために書いた作品ということもあり、作風にはベンダの個性がよく顕れており、モーツァルト以前の鍵盤楽器協奏曲を代表するものとして近年再評価の声が高まっている。エディタ・ケグレロヴァーはプルゼニュ音楽院、プラハ芸術アカデミー、ロンドンの王立音楽アカデミー等で学んだ鍵盤楽器奏者で、ベンダの協奏曲の解釈理論と実践について博士論文まで書いているスペシャリスト。
F 10149
プラハ大聖堂の音楽
 ヴィヴァルディ):協奏曲ト短調 RV456
 レオナルド・レオ(1694-1744):光り輝く天の星[Fulgita coeli stella]
 ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ(1710-1736):
  谷を越え山を越え[Per rupes et per montes]PayP.11
 ヴィヴァルディ:ソナタ ハ長調 RV60
 レオナルド・ヴィンチ(1690-1750):Quando Jesu mi chare
 アントニオ・ロッティ(1667-1740):Sat est o Jesu vulnerasti
 ヴィヴァルディ:4声のソナタ変ホ長調「聖墓に」
 ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1785):
  Non timebo poenas/
  めでたし、おお、優しき聖母[Salve o dulcis Virgo]
 ヴィヴァルディ:協奏曲ハ短調 RV120
イヴァナ・ビレイ・ブロウコヴァー(S)
マルケータ・ツクロヴァー(Ms)
ヒポコンドリア・アンサンブル
ヤン・ハーデク、ヤナ・フィチロヴァー(Vn)
ミハル・ドゥシェク(Va)
オンドジェイ・ミハル(Vc)
ミハル・ノヴァーク(コントラバス)
フィリプ・ドヴォジャーク(ポジティヴ・オルガン)
シモン・マルティン=エリス(テオルボ)
17世紀から18世紀にかけて、プラハ城内の聖ヴィート大聖堂ではイタリア様式の独唱曲・二重唱曲が好んで演奏されていた。
F 10151
ヨセフ・クリチュカ(1855-1937):オルガンのための「伝説」
 伝説(ニ長調)Op.49/伝説(ニ短調)Op.54/伝説(ロ短調)Op.98
 ソナタ嬰へ短調

ペトル・ライノハ(Org)

クリチュカはチェコ・ロマン派における最も重要なオルガン音楽作曲家の一人。
F 10155
(2CD)
\3400
チェンバロのある生活 フランチシェク・ヴィフナーレク(製作家)
 ジャイルズ・ファーナビー(1563頃-1640):
  2台のヴァージナルのために(*/+)(a/a)
 バード(1540頃-1623):鐘(鍵盤楽器のためのグラウンド)(+)(a)
 フレスコバルディ(1583-1643):
  トッカータ集第2巻 から トッカータ第11番(+)(b)
 ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562-1621):
  半音階的ファンタジア(*)(d)
 フレスコバルディ:
  トッカータ集第2巻 から トッカータ第10番(+)(e)
 ルイ・クープラン(1626-1661):組曲イ長調(*)(f)/パヴァーヌ嬰ヘ短調(*)(f)
 ヘンデル(1685-1759):シャコンヌ ト長調 HWV435(+)(b)
 ヨセフ・アントニーン・シュチェパーン(1726-1797):
  ソナタ ニ長調 Op.3 No.3(*)(c)
 J・S・バッハ(1685-1750):
  平均律クラヴィーア曲集第2巻 から 前奏曲とフーガ嬰へ長調 BWV882(*)(d)
  トッカータ嬰へ短調 BWV910(*)(d)
  クラヴィーア練習曲集第3巻 から コラール前奏曲(+)(e)
   キリエ、永遠の父なる神よ BWV672
   キリスト、諸国人の慰めよ BWV673
   キリエ、聖霊なる神よ BWV674
   いと高きにある神にのみ栄光あれ BWV675
   「いと高きにある神にのみ栄光あれ」によるフゲッタ BWV677
   「これぞ聖なる十誠」によるフゲッタ BWV679
   「われら皆唯一の神を信ず」によるフゲッタ BWV681
   天にましますわれらの父よ BWV683
   われらの主キリスト、ヨルダン川に来たれり BWV685
   深き苦しみの淵より、われ御身を呼ぶ BWV687
   「われらの救い主イエス・キリストよ」によるフーガ BWV689
  2台のチェンバロのための協奏曲ハ短調 BWV1060(*/+)(d/c)
ギエドレー・ルクシャイテー=ムラースコヴァー(Cemb(*))
ヤロスラフ・トゥーマ(Cemb(+))

使用楽器:1987-2007年、フランチシェク・ヴィフナーレク複製  モデル:1580年頃、不詳作者製、イタリアン・タイプ、ヴァージナル(a)  1681年頃、ルッカにてジョヴァンニ・バッティスタ・ジュスティ製、一段鍵盤イタリアン・タイプ(b) 1624年、アントワープにてヨハネス・リュッケルス製、二段鍵盤フレミッシュ・タイプ(c) 1640年、アントワープにてアンドレアス・リュッケルス製、二段鍵盤フレミッシュ・タイプ(d) 1715年頃、テューリンゲンにて不詳作者製、一段鍵盤ジャーマン・タイプ(e)  1769年、パリにてパスカル・タスカン製、二段鍵盤フレンチ・タイプ(f)


BOTTEGA DISCANTICA 1CD¥2400

DISCANTICA 156
ピエトロ・ナルディーニ(1722-1793):
 2つのジャーマン・フルート(フラウト・トラヴェルソ)と
  通奏低音のための6つのソナタ
イル・ベラッコルド・アンサンブル
(ガブリエーレ・フォルメンティ(フラウト・トラヴェルソ、ディレクター)
ジオナ・サポリーティ(フラウト・トラヴェルソ)
ジョエーレ・グスベルティ(チェロ)
ガブリエーレ・トイア(チェンバロ))
ナルディーニはリヴォルノに生まれ、タルティーニに師事したヴァイオリニスト・作曲家。1770年から没するまでフィレンツェのトスカーナ大公宮廷音楽監督を務めた。録音:2006年8月4-6日、イタリア、ロンバルディア州クレモナ県パラッツォ・ピニャーノ、聖マルティノ教区教会 使用楽器:2003年、1991年、1995年、インスブルックにてR・トゥッツ製 (モデル:J・H・ロッテンブルグ、G・A・ロッテンブルグ製)
DISCANTICA 157
シューマン:
 アラベスク Op.18/ユモレスク Op.20/花の曲集 Op.19
 ウィーンの謝肉祭の道化芝居 Op.26/雑記帳 Op.99 から 3つの小品(Nos.1-3)
ロベルト・ジョルダーノ(P)
録音:2006年11月18-19日、イタリア、イモラ、ロッカ・スフォルツァ城内、アッカデーミア・ピアニスティカ、コンサートホール
DISCANTICA 158/159
(2CD)
\3600
対立の調和 オルガン音楽にこだまするグレゴリオ聖歌
 リスト:オルガンのためのミサ から 前奏曲 Excelsior !(+)
 グレゴリオ聖歌:人の創り主よ(讃歌、第8旋法)(*)
 メシアン:永遠の教会の出現(+)
 グレゴリオ聖歌:来たれ、聖霊(讃歌、第2旋法)(*)
 J・S・バッハ:来たれ、創り主にして聖霊なる神よ BWV667(+)
 グレゴリオ聖歌:喜ばれ(コムニオ、第4旋法)(*)
 J・S・バッハ:パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582(+)
 エリック・サティ(1866-1925):貧者のミサ から キリエ(*/+)
 マルセル・デュプレ(1886-1971):
  行列とリタニア Op.19 No.2(+)/交響詩「エヴォカシオン」から 第3楽章(+)
 グレゴリオ聖歌:死者のためのミサ から
   永遠の安息を(レスポンソリウム、第2旋法)(*)
 ジャン・ラングレ(1907-1991):死と復活 Op.5 No.1(パラフレーズ)(+)
 グレゴリオ聖歌:死者のためのミサ から 永遠の安息を(コムニオ、第8旋法)(*)
 リスト:オルガンのためのレクィエム から 永遠の安息を(後奏曲)(+)
 リスト:死者たち(葬送オード)(+)
 グレゴリオ聖歌:パンジェ・リングァ[歌え、舌よ](讃歌、第3旋法)(*)
 マルセル・デュプレ:
  パンジェ・リングァ Op.38 No.10(Canto fermo in Pedale)(+)
  穏やかなるキリストの僕(トッカータ)Op.38 No.16(+)
 グレゴリオ聖歌:穏やかなるキリストの僕(讃歌、第8旋法)(*)
 グレゴリオ聖歌:すべての者の贖い主なるキリスト(讃歌、第1旋法)(*)
 マルセル・デュプレ:
  受難交響曲 Op.23 から 第1楽章「この世は救い主を待ち望む」(+)

ダニーロ・ゼーニ(指揮(*))
オフィツィウム・コンソート(*)
フランチェスコ・フィノッティ(Org(+))

録音:2006年12月−2007年2月、イタリア、ヴェネト州パドヴァ県アアーノ・テルメ、聖ロレンツォ大聖堂
DISCANTICA 160
¥2190
18世紀のハープ二重奏
 フランチェスコ・ペトリーニ(1744-1819):二重奏曲変ホ長調 Op.30
 ジャン=エメ・ヴェルニエ(1769-1844?):二重奏曲第2番変ロ長調 Op.30
 ジャン=バティスト・カルドン(1760-1803):デュエット第3番変ロ長調
 ギヨーム・ガテ(1774-1846):
  二重奏に編曲された名高きクルムフォルツの2つのソナタ から 第1番ヘ長調
 マリー=マルタン・マラン(1769-1861?):二重奏曲 Op.17
ドゥオ・ダルペ・ダヴィド[ダヴィド・ハープ・デュオ]
エマヌエーラ・デリ・エスポスティ、
ダヴィデ・ブラーニ(ハープ)
録音:2007年春
DISCANTICA 161
ミラノ、サンタンジェロ教会のタンブリーニ・オルガン
 マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):栄光の讃歌 Op.76a(*)
 ウリッセ・マッテイ(1876-1947):組曲「ロレートの聖母」から ロレートの調べ(+)
 アルナルド・ガッリエーラ(1871-1934):「三部作」から 聖金曜日(*)
 ボナヴェントゥーラ・ソンマ(1893-1960):牧人の伝説(+)/トッカータ(*)
 マルコ・エンリコ・ボッシ:Stunde der Wehie Op.132 No.4(*)
 ピエトロ・アレッサンドロ・ヨン(1886-1943):演奏会用練習曲(+)
 ウリッセ・マッテイ:トッカータ ロ短調(+)
 オレステ・ラヴァネッロ(1871-1938):
  前奏曲(練習曲形式の)Op.50 No.1(*)/大オルガンのための幻想曲 Op.31(*)
 フェルナンド・ジェルマーニ(1906-1998):トッカータ Op.12(+)

アレッサンドロ・ラ・チャチェーラ(オルガン(+))
ダニエーレ・サッキ(オルガン(*))

録音:2007年6月10-11日、ミラノ、サンタンジェロ教会 使用楽器:1957年、タンブリーニ製
DISCANTICA 166
イタリアのオルガン・ソナタ集
 マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):ソナタ第1番ニ短調 Op.60(1888)
 ジョヴァンニ・タバルディーニ(1864-1952):
  コラール「心から愛するイエスよ」による合唱付きソナタ Op.26(1901)(*)
 フィリッポ・カポッチ(1840-1911):ソナタ第6番(1908)
 ピエトロ・アレッサンドロ・ヨン(1886-1943):ソナタ第2番「半音階的」(1917)
ジョヴァンニ・フェルトリン(オルガン)
マリーナ・ボッタチン(指揮(*))
コーロインカント(合唱(*))
録音:2006年5月、イタリア、トレヴィーゾ大聖堂 使用楽器:2000年、クーン=フラデツキー製 (*)世界初録音。

CHALLENGE CLASSICS 1CD¥2400

CC 72194
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集
 第1番ト長調 Op.78/第2番イ長調 Op.100/第3番ニ短調 Op.108
モダーンタイムズ_1800
(イリヤ・コロル(ヴァイオリン)
ナターリャ・グリゴリエワ(フォルテピアノ))
モダーンタイムズ_1800は、2003年にイリヤ・コロルとユリア・モレッティ(オーボエ奏者)によって創設された、ピリオド楽器を用いた時代考証的なクラシック音楽の演奏とモダーン楽器を用いた現代音楽の演奏の双方に習熟した新世代の演奏家たちから成る室内オーケストラ。本拠地はオーストリアのチロルで、編成がデュオにまで縮小してもこの団体名を名乗るようだ。イリヤ・コロルはウクライナのキエフに生まれモスクワ音楽アカデミーで学び、1997年オーストリアに移住し2001年には市民権を獲得、ムジカ・アンティクァ・ケルン、バッハ・アンサンブル(ジョシュア・リフキン主宰)、アルス・アンティクァ・アウストリア、クレマンシック・コンソート等のメンバーとして多数の録音に参加している。ナターリャ・グリゴリエワは1974年モスクワに生まれモスクワ音楽院で学び、2000年にウィーンに移住しオーストリア市民権を獲得、モダーンタイムズ_1800の創設メンバーの一人となった。録音:2006年5月、ウィーン、ベートーヴェンザール使用楽器:1999年、カイ・フォン・スティーテンクロン(ヴァイオリン) 1870年、シュトライヒャー製(フォルテピアノ)
CC 72180
¥2190
ウィレム・ファン・オッテルロー(1907-1978):
  シンフォニエッタ(三重木管合奏と4つのホルンのための;1943)(*)
  弦楽合奏のための組曲(1938?)(*)
  イントラーダ(金管楽器と打楽器のための;1958)(+)
  セレナード(12人の金管楽器奏者、
   ハープ、ピアノ、チェレスタと打楽器のための;1944)(+)
 シューベルト(1797-1828)/ウィレム・ファン・オッテルロー編曲:
  幻想曲ヘ短調 Op.103 D.940(管弦楽版[原曲:ピアノ四手連弾];1952)(#)
ミヒャ・ハメル(指揮(*/+))
ティエリー・フィッシャー(指揮(#))
オランダ放送室内管弦楽団
録音:1999年3月15日、オランダ、ナイメーヘン、De Vereeniging(*) 2000年4月6日、オランダ、ユトレヒト、フレーデンブルグ音楽センター(+)  1999年4月20日、オランダ、ヒルフェルスム、MCOスタジオ(#) 2007年が生誕100年となるオランダの名指揮者オッテルローは、生涯にわずか12曲ほど作品を残している。
CC 72181
(SACD Hybrid)
\2500→¥2290
クイケン・ファミリー2世代によるベートーヴェン
 ベートーヴェン:
  弦楽四重奏曲第9番ハ長調「ラズモフスキー第3番」Op.59 No.3
  弦楽五重奏曲ハ長調 Op.29(*)
ヴェロニカ・クイケン(第1ヴァイオリン)
シギスヴァルト・クイケン(第2ヴァイオリン)
サラ・クイケン(第1ヴィオラ)
マルレーン・ティールス(第2ヴィオラ(*))
ヴィーラント・クイケン(チェロ)
録音:2006年9月16-20日、ベルギー、モル、ギャラクシー・スタジオ ヴェロニカはヴィーラントの、サラはシギスヴァルトの娘さんで、マルレーン・ティールスはシギスヴァルトの奥様。「Kuijken Quartet」のような表記が無いのだが、もしや、「Kuijken Two Generations」がグループ名?
CC 76607
(2SACD+Book)
\4600
J・S・バッハ(1685-1750):クリスマス・オラトリオ BWV248 マリン・ハルテリウス(ソプラノ)
クリスティーナ・ハンマルストレム(アルト)
イェルク・デュルミュラー(テノール)
デトレーフ・ロート(バス)
ヤン・ウィレム・デ・フリーント(指揮)
コンバッティメント・コンソート・アムステルダム
カペッラ・アムステルダム(合唱)
録音:2006年9月30日、10月15-16日、アムステルダム、フランス改革派教会 。ピリオド奏法モダーン楽器オーケストラの先駆コンバッティメント・コンソートによるバッハの大作が登場。2006年のクリスマス・シーズンにオランダ語書籍版が発売され、その好評を受けて本年、英語書籍版が制作されたもの。歌唱はもちろんドイツ語。フリッツ・デ・ハーンによるヤン・ウィレム・デ・フリーントへのインタビューと音楽についてのエッセイ、ロビン・A・リーヴァーによる収録作品についてのエッセイ、エディー・ポストフーマ・デ・ブル撮影による世界の母子の写真集を収録したハードカバー本にCDが添付されている形態の商品。
FINELINE CLASSICAL
FL 72411
\2100
さらば、わが肉体の生 
 コニング写本からの歌曲集(ブリュッセル王立図書館 MS II 270;1500頃)
 不詳:Benefico solacio/Truren moet ic nacht ende dach
  De Sancta Ursula; Flatu docta spiritali/O, Jesus bant
  De Sancta Cecilia; Puram Christo te dedisti
  Die werlt leit mi so seer en quelt/Ave pulcherrima regina
 アレクサンドル・アグリーコラ:Mijns herten troest
 不詳:De Sancta Katherina; Costi regis filia
  Adieu, naturlic leven mijn/De Sancta Barbara; Digne colat ecclesia
 ヤコブ・オブレヒト:Och, voer die doot en is geen boet
 不詳:Nicolai solennia/Jesu dulcis memoria
アヴァンテュール
 イタ・ヘイマンス(ディレクター、リコーダー)
 ナンシー・マイヤー、
 クリストファー・ケイル、
 アルナウト・レムス(歌)
 ピート・ストリッカース(ルネサンス・ヴィオル)
 ペーター・デ・クレルク、
 パトリック・デネッカー(リコーダー)
録音:2007年1月15-17日、オランダ、オーステルラント、ミヒャエル教会
CC 72171
¥2190
グリーグ、エルガー、シベリウス:ヴァイオリンとピアノのための音楽
 グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ長調 Op.8
 エルガー:ため息 Op.70
 シベリウス:ユモレスク Op.87 No.2/同 Op.89 Nos.2,4
 エルガー:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.82
イザベル・ファン・クーレン(ヴァイオリン)
ロナルド・ブラウティハム(ピアノ)
録音:2007年2月8-10日、ベルギー、モル、ギャラクシー・スタジオ オランダの名手、イザベル・ファン・クーレン(1966年生まれ)とロナルド・ブラウティハム(1954年生まれ)による最新録音。
CC 72176
スペシャル・アレンジメンツ
 ピアソラ/ホセ・ブラガート編曲:天使の死
 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲ヘ長調
 ショスタコーヴィチ:アダージョとアレグレット
 ドヴォルジャーク/クライスラー編曲:
  わが母の教えたまいし歌 Op.55 No.4
 ハイドン:弦楽四重奏曲変ホ長調 Op.2 No.3
 ルイス・ヒアネオ(1897-1968):「クレオールの曲集」から ケチュア族の哀歌
 シューベルト:楽興の時 Op.94 No.3
フランシスクス弦楽四重奏団
ダイアナ・モリス、
パメラ・クービク(ヴァイオリン)
フランク・ブラッケー(ヴィオラ)
セバスティアン・ファン・エック(チェロ)
録音:2006年7月3-4日、オランダ、ヒルフェルスム、MCOスタジオ 原曲から弦楽四重奏曲のために編曲された作品を集めたアルバム。編曲者名表記のない楽曲は作曲者自身、または出版者の意思による不詳編曲者の手になるもの。
CC 72178
タンゴ・ロマンス
 ピアソラ/ホセ・ブラガート編曲:
  ブエノスアイレスの四季/忘却/ル・グラン・タンゴ
 ホセ・ブラガート(1915-):ミロンタン
 ピアソラ/ホセ・ブラガート編曲:革命家/天使の死
デヴィフ・トリオ
ハンナ・デヴィフ(ピアノ)
サラ・オーツ(ヴァイオリン)
ヤスパー・ハフェラール(チェロ)
録音:2007年2月19-21日、ベルギー、モル、ギャラクシー・スタジオ
CC 72179
ブクステフーデ&Co.
 ヨハン・フィリップ・クリーガー(1649-1725):ソナタ ヘ長調 から シャコンヌ
 マティアス・ヴェックマン(1619頃-1674):ソナタ第9番
 ディートリヒ・ベッカー(1623-1671):3声のソナタ
 ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707):ソナタ ニ長調 BuxWV267
 マティアス・ヴェックマン:ソナタ第6番
 ディートリヒ・ベッカー:2声のソナタ
 ヨハン・タイレ(1646-1724):4声のソナタ
 ディートリヒ・ブクステフーデ:
  宮廷風アリア BuxWV247/ソナタ第4番 Op.2 BuxWV262
 マティアス・ヴェックマン:ソナタ第8番/同第5番
チェチーチア・コンソート
フィオナ・ラッセル(コルネット[ツィンク]、コルネッティーノ)
アダム・ウールフ(テナー・トロンボーン)
ウォーター・フェルスフーレン(ドゥルツィアン)
カトリン・コック(チェンバロ、オルガン)
アナベル・フェルディナンド(ヴァイオリン)
録音:2006年11月10-11、13日、オランダ、メインスヘーレンラント、ラウレンティウス教会 トン・コープマンによる全作品録音で注目が集まっている中期ドイツ・バロックの大作曲家ブクステフーデと、その周辺の音楽家たちの作品で構成されたアルバム。ブクステフーデがリューベックの聖マリア教会で主宰した演奏会「アーベントムジーク」の気分を味わえそう。

COLUMNA MUSICA 1CD¥2600

1CM 0159
中世カタルーニャのクリスマス
  クリスマスの夜/まっすぐそこへ行こう/神の御母の喜び/神の御母
  目を上げよ、ベルトミュー/もう一度歌おう/鳥の歌/聖ジュゼプ[聖ヨゼフ]
  トルトーザのクリスマス/羊飼いたちよ、目覚めよ/子守歌

ロザ・マテウ(ソプラノ)
イニャキ・エチェパレ(チェロ)
ビエル・グラエユス・デル・バス(ヴァイオリン)
ジュアン・カルレス・マルティネス・プラート(ギター、編曲)

録音:2006年11月21-22日、バルセロナ県リェローナ、アルベルト・モラレーダ・スタジオ いわゆるピリオドな演奏ではないが、最近ではかえって新鮮かも。
1CM 0170
¥2390
20世紀カタルーニャの作曲家たち 弦楽のための作品集
 ジョルディ・セルベリョ(1935-):弦楽四重奏曲「思い出」
 フランシスコ・フレータ・ポロ(1931-)弦楽四重奏曲 Op.69
 ジョルディ・セルベリョ:弦楽六重奏曲(*)
アンヘル・ヘスス・ガルシーア、サラ・ベルス(ヴァイオリン)
ミケル・セライーマ(ヴィオラ) ジェニファー・スタール(ヴィオラ(*))
ナビ・カベスタニ(チェロ) ジャウメ・グエイ(チェロ(*))
録音:2006年1-2月、バルセロナ、スタジオ・テディサウンド
1CM 0172
モイゼス・ベルトラン(1967-):変奏曲と幻想曲
  ピアノと木管楽器のための三重奏曲(オーボエ、ファゴットとピアノ)(*)
  ピアノのための5つの小品(1995-1996)
  組曲「エリーサのために」(クラリネットとピアノのための;2002)(+)
  ブルージング・フォー・マルセル(ピアノのための)
  サルバドー・プエヨの主題による変奏曲と幻想曲
   (ギターとピアノのための;2000)(#)
  フェレリク・モンポウの思い出に(ピアノ四手連弾のための;2002)(**)
  ミケコのためのソナティネ(フルートとピアノのための;1997)(++)
  ルイス・A・カルボへのオマージュ(ピアノのための;2006)
モイゼス・ベルトラン(ピアノ)
ポール=アンリ・フィシュレル(オーボエ(*))
レオナルド・ゲバーラ(ファゴット(*))
エリサベス・イサーサ(クラリネット(+))
ベルナルド・カルドーナ(ギター(#))
マック・マクルーア(ピアノ(**))
レオン・ジラルド(フルート(++))
録音:2003年10月25-30日、コロンビア、メデリーン、EAFIT大学創設者ホール(#,**以外)  2006年12月16日、コロンビア、国立ボゴタ大学レオン・デ・グレイフ・ホール(#) 2007年1月19日、バルセロナ、アルベルト・モラレーダ・スタジオ(**) モイゼス・ベルトランはバルセロナ生まれの作曲家・ピアニスト。2001年コロンビアに移住し、EAFIT大学音楽学部長、国立ボゴタ大学作曲家教授を務めている。
1CM 0173
ジローナ XX Vol.1 カタルーニャの作曲家たち
 アルベルト・リャナス(1957-):ギターと弦楽のための協奏曲(1988)
 ミケル・サニェール(1959-):弦楽四重奏のためのディヴェルティメント
 ジュアン・カルレス・マルティネス・プラート(1959-):
  チェンバロと弦楽のための協奏曲(2007)
マヌエル・バルディビエーゾ(指揮)
ジローナ XX
(カルレス・フィブラ(ヴァイオリン、コンチェルティーノ)
 ジュアン・オルペーリャ、フランセスク・プシェ、マリア・サンス、
 アドリアーナ・パドロ、ビエル・グラエユス、オレゲル・ベルトラン(ヴァイオリン)
 モンセ・バユベ、アンア・アルドマ(ヴィオラ)
 イニャキ・エチェパレ、ミレイア・キンターナ(チェロ)
 ジュアン・ペラルナウ(コントラバス) エバ・デル・カンポ(チェンバロ)
 ジュアン・カルレス・マルティネス・プラート(ギター))
録音:2007年2月27-28日、3月1-3日、バルセロナ県リェローナ、アルベルト・モラレーダ・スタジオ カタルーニャの現代作曲家の知名度アップのためのプロジェクト「ジローナXX」の第1作。演奏者もまとめて「ジローナXX」という団体名で表記されるよう。
1CM 0175
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス・コレクション Vol.3
 カタルーニャ音楽堂リサイタル
 シューベルト(1797-1829):シルヴィアに D.891/子守歌 D.498
  音楽に D.547/ます D.550/万霊節のための連祷 D.343/至福 D.433
 ブラームス(1833-1897):君の青い瞳 Op.58 No.8
  調べのように私を通りぬける Op.105 No.1/甲斐なきセレナード Op.84 No.4
 ショパン(1810-1849):指輪 Op.74 No.14/願い Op.74 No.1
 メンデルスゾーン(1809-1847):歌の翼に Op.34 No.2
 フォーレ(1845-1924):月の光 Op.46 No.2
  愛の歌 Op.27 No.1/悲しみ Op.6 No.2/マンドリン Op.58 No.1
 マヌエル・ガルシーア・モランテ(1937-)編曲:カタルーニャ民謡集(9曲)
  [アンコール曲]
 グラナドス(1867-1946):ゴヤのマハ(トナディーリャ)
 ビゼー(1838-1875):オペラ「カルメン」から セギディーリャ
 マヌエル・ガルシーア・モランテ編曲:カタルーニャ民謡集 から 鳥の歌
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
マヌエル・ガルシーア・モランテ(ピアノ)
録音:1987年5月10日、バルセロナ、カタルーニャ音楽堂
1CM 0176
¥2390
ルペルト・チャピ(1851-1909):交響的作品集
  交響曲ニ短調
  オペラ「ロヘール・デ・フロール」序曲(1878)
  スケルツォ「ドン・キホーテと羊との戦い」(1869)
ゲラシム・ヴォロンコフ(指揮)
リセウ大劇場アカデミー管弦楽団
録音:2007年1月3、4、17、18日、バルセロナ、リセウ大劇場オーケストラ・ホール サルスエラの作曲家として知られるチャピの知られざる側面を教えてくれるアルバム。この時代のスペインの交響曲を聴けるという点でもたいへん貴重。
1CM 0178
(2CD)\4000
シャビエ・ベンゲレル(1931-):
  レクィエム「サルバドー・エスプリウ追悼」(1989)
マリベル・オルテガ(ソプラノ)
マリーザ・マルティンス(メゾソプラノ)
ダルマウ・ゴンザーレス(テノール)
マッテオ・スク(バリトン)
リュイス・シンテス(バス)
ミケル・オルテガ(指揮)
バルセロナ交響楽団
カタルーニャ音楽堂室内合唱団
録音:2006年12月、バルセロナ、ラウディトリ カタルーニャの詩人・劇作家・小説家サルバドー・エスプリウ(1913-1985)を追悼するレクィエム。テキストはラテン語通常文にエスプリウの詩を挿入したもの。
1CM 0179
Lua Descolorida ガリシア語の詩へのオマージュ
 アントン・ガルシーア・アブリル(1933-):
  ヤコブの歌(独唱とピアノのための;12曲)
  ガリシア語の4つの歌
 オスバルド・ゴリホフ(1960-):L&uacte;a Descolorida
 アルベルト・ヒナステラ(1916-1983):忘却の木の歌
ラウラ・アロンソ(ソプラノ)
ジュアン・マヌエル・バレーラ(ピアノ)
録音:2005年5月15-17日、サンティアゴ・デ・コンポステーラ、ガリシア・ホール スペイン北西部、ポルトガルの北に位置し、巡礼地サンティアゴ・デ・コンポステーラを擁するガリシア地方。その公用語であるガリシア語はその美しい響きのため、中世の昔からネイティヴ・ランゲージではない詩人たちにも創作用の言語として愛されてきた。ラウラ・アロンソ、ジュアン・マヌエル・バレーラはともにガリシア地方出身。
1CM 0162
けがれなき微笑みで
 ラウラ・アロンソ オペラ・アリア集
 ベッリーニ:「海賊」、「テンダのベアトリーチェ」、「夢遊病の女」、
 ロッシーニ:「コリントの包囲」、
 ドニゼッティ:「イングランドのロスモンダ」、「マリア・ストゥアルダ」、
  「ランメルモールのルチア」、「リヴァプールのエミリア」、「アデーリア」から

ラウラ・アロンソ(S)
フランシスカ・ボーモン(Ms)
アレクサンダー・リヴェンソン(指揮)
マラガ・フィルハーモニー管

ラウラ・アロンソはドイツのカールスルーエ音楽大学でアルド・バルディン、アンナ・レイノルズ他に師事し、現在ベルリンを本拠に活躍しているスペインのソプラノ。アレクサンダー・リヴェンソンはラトヴィアのリガ出身、ベルリン芸術大学で学び、2002年以来フランスのリヨン国立歌劇場レジデント・コンダクターを務めている。録音:2006年7月3-7日、マラガ・フィルハーモニー管弦楽団リハーサル・ホール
1CM 0165
(2CD)
\4000
カルロータ・ガリーガ(1937-):エレジア
  二人のための練習曲[Ensayo a Dos](2台のピアノのための;1984)
   オリベル&ホセ・マリア・クルベーロ(ピアノ)
  悲歌(1983)
   ジュアン・マヌエル・ロマニ(チェロ) オリオル・ロマニ(クラリネット)
   マリ・ルイス・カソー(ピアノ)
  小品集(2005)
   カルロータ・ガリーガ(ピアノ)
  イビサ島の映像(1988)
   オリオル・ロマニ(クラリネット) マリ・ルイス・カソー(ピアノ)
  クラウディアーナ(1986)
   クラウディ・アリマニ(フルート) カルロータ・ガリーガ(ピアノ)
  ディヴェルティメント(1960)
   クラウディ・アリマニ(フルート) エミリ・パスクァル(オーボエ)
   オリオル・ロマニ(クラリネット) フアン・ペドロ・フエンテス(ファゴット)
  2つの詩
   アーラ・ヴォロンコワ(ヴァイオリン) ゲラシム・ヴォロンコフ(ピアノ)
  3つのカタルーニャ民謡
  ジュゼプ・ジャネスの「夢の戦」による3つの歌(1993)
   ロザ・マテウ(ソプラノ) マック・マクルーア(ピアノ)
  協奏的幻想曲(1958)
   カルロータ・ガリーガ(ピアノ) カルレス・コイ(指揮) レンポルダ交響楽団
カタルーニャ人を父に、オランダ系ベルギー人を母に持つカルロータ・ガリーガはベルギーのアントワープに生まれ、4歳のときに第二次大戦を逃れて父の故郷カタルーニャのバルセロナに一家に移住した。ピアノをフランク・マーシャルとアリシア・デ・ラローチャ、作曲をシャビエ・モンサルバーチェに師事したガリーガは大指揮者で作曲家でもあったイーゴリ・マルケヴィチに才能を見出されて共演を重ね、互いに良き理解者となった。現在でもカタルーニャを代表する作曲家として、またピアニストとして活躍を続けている。録音:2006年10月-2007年1月、アルベルト・モラレーダ・スタジオ
1CM 0169
\2390
ジョアキム・オムス(1906-2003):交響的作品集 Vol.1
  管弦楽のためのビオフォニア[Biofonia](1982)
  存在(管弦楽のための7つの楽章;1967)
  管弦楽のための2つの独白(1973)
  カタルーニャ民謡による変奏曲(1948)
フアン・ホセ・オリーベス(指揮))
バルセロナ交響楽団
1CM 0168
\2390
ジョアキム・オムス(1906-2003):交響的作品集 Vol.2
  短い交響曲(1972)(*)
  管弦楽のためのインヴェンション(1964)(+)
  派生[Derivacions](管弦楽のための交響的楽章;1990)(#)
  管弦楽のための二部作(1973)(**)
大植英次(指揮(*))
アントニ・ロス・マルバ(指揮(+))
フランツ=パウル・デッカー(指揮(#))
サイアン・エドワーズ(指揮(**))
バルセロナ交響楽団
カタルーニャの作曲家オムズはその長い生涯に200以上の作品を書いたが、管弦楽作品は少なく20足らず。そのうち8曲が2枚のCDに収められた。大植英次は2006/2007年シーズンよりバルセロナ交響楽団の常任指揮者兼アーティスティック・アトヴァイザーを務めている。(Vol.1が「1CM 0169」、Vol.2が「1CM 0168」で間違いございません。)録音:2004年2月21日(*)、2005年1月22日(+)、2002年2月16日(#)、バルセロナ、ラウディトリ・シンフォニック・ホール、ライヴ(*/+/#)  2006年1月22日(**)

CRD 1CD¥2000

CRD 3521
モーツァルト:
 弦楽五重奏曲第1番変ロ長調 K.174/同第3番ハ長調 K.515
 弦楽五重奏曲第1番変ロ長調 K.174 から
 メヌエット(第3楽章初稿),アレグロ(第4楽章初稿)
チリンギリアン弦楽四重奏団
 レヴォン・チリンギリアン、
 チャールズ・セウォート(ヴァイオリン)
 スージー・メーシャーロシュ(ヴィオラ)
 フィリップ・デ・グロート(チェロ)
井上祐子(ヴィオラ)
録音:2005年11月8-10日、英国サフォーク州ウェスルトン、ポッター・ホール
モーツァルトは1773年、ミヒャエル・ハイドンの弦楽五重奏曲の新作に触発されて第1番を書き上げたが、ミヒャエル・ハイドンのさらなる新作を聴いて曲後半の書き直しを決意した。当盤には書き直し前の初稿による演奏も収録されている。
CRD 35112
(2CD)
【再発売】
【特別価格】\2700
ラモー:チェンバロ作品全集
 組曲イ短調(1706)(*)/組曲ホ短調(1724)(+)/組曲ニ短調・長調(1724)(#)
 組曲イ短調(1728)(+)/組曲ト長調・短調(1728)(#)
 コンセールからの小品集(1741)(*)/皇太子妃(1747)(*)

トレヴァー・ピノック(チェンバロ)

録音:英国オックスフォードシャー州スウィンコム、聖ボトルフ教会(*) 英国オックスフォードシャー州ダンズトゥー(+) 英国ケント州アッパーハーダーズ、聖ピーター&ポール教会(#) 使用楽器:1972年、クレイソン&ギャレット製(モデル:1745年、ドゥルケン製)(*) デイヴィッド・ルビオ製(18世紀フレンチ・タイプ、モデル:タスカン)(+) アダム・バーネット製(モデル:ブランシェ)
ピノック(1946年生まれ)の30歳頃の録音(1978年頃?)が復活。
CRD 3396
【新装再発売】
ピアノのためのヴィルトゥオーゾ・トランスクリプション集
 J・S・バッハ(1685-1750)/ラフマニノフ(1873-1943)編曲:
  無伴奏ヴァイオリン・パルティータ ホ長調 BWV1006 からの組曲
 シューベルト(1797-1828)/ラフマニノフ編曲:いずこへ?
 クライスラー(1875-1962)/ラフマニノフ編曲:愛の悲しみ−愛の喜び
 ビゼー(1838-1875)/ブゾーニ編曲(1866-1924):「カルメン」による室内幻想曲
 ウェーバー(1786-1826)/タウジヒ(1841-1871)編曲:舞踏への勧誘 Op.65
 グリンカ(1804-1857)/バラキレフ(1837-1910)編曲:ひばり
 ヨハン・シュトラウス II(1825-1899)/シュルツ=エヴラー(1852-1905):
  「美しく青きドナウ」の主題によるアラベスク
フィリップ・フォーク(ピアノ)
録音:1981年以前、ロンドン、ハムステッド、ロスリン・ヒル・チャペル

DIES 1CD¥2600

スペイン、マドリードの北西50キロメートル、グァダラマ山南腹にフェリペ2世(1527-1598)が建設した壮麗な王宮兼修道院、サン・ロレンソ・デル・エスコリアル宮の由緒正しき聖歌隊が運営する自主レーベル。録音エンジニアはエスコリアル宮の近所に本拠を構えるグロッサ・レーベルのスタッフ、ベルトラン・コルナチェル。
DIES 200608
そして甘美なる争いのうちに エル・エスコリアルの音楽家たち I
 クリストバル・デ・サン・ヘローニモ(1586頃-1636):天国のパン
 マヌエル・デ・レオン(1580頃-1632):主イエス・キリスト
 フアン・デ・ドゥランゴ(1632-1696):ああ!名高きエスコリアルの
 ホセ・デ・バーリェ(1707-1743):盲の楽師を狙って
 フアン・デ・ドゥランゴ:おお、聖なる宴
 ペドロ・デ・タファーリャ(1605-1660):主をたたえよ、すべての民よ
 マティアス・カルドーナ(1698-1755):歌え、舌よ[パンジェ・リングァ]
 ペドロ・デ・タファーリャ:おお、言い表せぬほどの秘蹟
 フアン・デ・ドゥランゴ:4声のミサ
 ディエゴ・デ・トリーホス(1653頃-1691):あの勇敢なる護り手は誰?
 フアン・デ・アラエホス(1687-1753):エル・エスコリアルの音楽家
 クリストバル・デ・サン・ヘローニモ:静かに/アラ!バヤ!
グスタボ・サンチェス(指揮)
エル・エスコリアル修道院聖歌隊
レアル・カピーリャ・エスクリアレンセ
ヌリア・リョピス(ハープ)
ペプ・ボラス(ファゴット)
アルベルト・パドロン(オルガン)
録音:2005年8月、エル・エスコリアル修道院講堂および個室17番 17-18世紀のエル・エスコリアル修道院修道士たちによる作品集。
DIES 200610
エル・エスコリアルのクリスマス
 不詳:ファンファーレ−神の御子は今宵しも
 アンダルシア民謡/グスタボ・サンチェス編曲:タンバリンは鳴る
 メンデルスゾーン(1809-1847):羊飼いたちはベツレヘムへ
 メンデルスゾーン/グスタボ・サンチェス編曲:天には栄え
 マックス・レーガー(1873-1916):マリアの子守歌 Op.76 No.52
 フランス民謡/グスタボ・サンチェス編曲:子羊
 アンダルシア民謡/グスタボ・サンチェス編曲:鐘が鳴る鳴る
 エストレマドゥーラ民謡/グスタボ・サンチェス編曲:聖母マリアは手を洗いに
 ジェイムズ・ピアポント(1822-1893):ジングル・ベル
 アーヴィング・バーリン(1888-1989):ホワイト・クリスマス
 アラゴン民謡/アルベルト・パドロン編曲:門に立つ聖母
 アンヘル・マルティン・ポンペイ(1902-2001):静かに!
 アンダルシア民謡:フエンテシーリャは流れ
 ガブリエル・オライオソラ(1891-1973):Aurtxoa Seaskan(バスクの子守歌)
 アルベルト・パドロン:幼児イエスへの子守歌/羊飼いたちの踊り
 カタルーニャ民謡/グスタボ・サンチェス編曲:フム、フム、フム
 カスティーリャ民謡/グスタボ・サンチェス編曲:跳ね踊れ
 ゲール民謡/グスタボ・サンチェス編曲:ひいらぎ飾ろう
 ハビエル・マルティネス・カルメーナ:3つのカスティーリャのビリャンシーコ
   星の輝きに,星判断,おお、何と喜ばしい
 アントニオ・ソレール(1729-1783):コントルダンス
 ドイツ民謡/グスタボ・サンチェス編曲:もみの木
 フランツ・グルーバー(1787-1863)/
  ハビエル・マルティネス・カルメーナ編曲:きよしこの夜
 伝ヘンデル(1685-1759)/グスタボ・サンチェス編曲:諸人こぞりて

グスタボ・サンチェス(指揮)
エル・エスコリアル修道院聖歌隊
ハビエル・マルティネス・カルメーナ、
アルベルト・パドロン(ピアノ)
ダビード・マヨラル、マルコス・ケサーダ、
マヌエル・レチューガ(打楽器)

録音:2006年6月、エル・エスコリアル修道院講堂 エル・エスコリアルは高地にあるので雪のクリスマスになることも。パッケージが美しく雰囲気があり、クリスマス・プレゼントにぴったり。
DIES 200712
フォーレ:
  レクィエム Op.48(*)
  ジャン・ラシーヌの讃歌 Op.11
ハビエル・ロドリゲス・ブラオホス(独唱(*))
ハビエル・マルティネス・カルメーナ(指揮)
エル・エスコリアル修道院聖歌隊
レアル・カピーリャ・エスクリアレンセ
アルベルト・パドロン(ピアノ)
録音:2006年6月、エル・エスコリアル修道院講堂 「レクィエム」のピアノ伴奏での録音は珍しいかも。独唱等については詳細不明。
DIES 199901
【旧譜・再案内】
聖なるパン スペイン・ルネサンスの教会音楽
 不詳(ウプサラの歌集から):
  聖夜の便り/聖夜に眠ってはいけない/肉となりし御言葉
 フランシスコ・ゲレーロ(1528-1599):
  おお、幸いなる日/聖母が見つめられた羊飼いよ
  おお、聖母よ、御身を見る時は/成功しなければならない
  聖なる喜びのパン/愛により傷付きし神の御子/おお、主イエス・キリストよ
 マルティーン・デ・ビリャヌエバ(?-1605):キリストは従順であらせられた
 トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548頃-1611):
  主よ、われは値せず/おお、聖なる宴/二人のセラフィムが
  おお、天の元后

ロレンソ・ラモス(指揮)
サン・ロレンソ・デル・エスコリアル修道院聖歌隊

録音:1999年6月、エスコリアル修道院旧教会 聖歌隊のレパートリーの中からゲレーロ、ビクトリアらスペイン・ルネサンスのモテットを歌ったアルバム。

ENCHIRIADIS 1CD¥2600

EN 2019
ムジカ・モデルナ 17世紀イタリアのテオルボ音楽
 アレッサンドロ・ピッチニーニ(1566-1638頃):
  チャッコーナ[シャコンヌ]/ロマネスカ/ガリアルダ第4番
 ベッレロフォンテ・カスタルディ(1580/81-1649):
  粗野なソナタと学識あるコッレンテ
 アレッサンドロ・ピッチニーニ:コッレンテ第10番−第6番
 ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー(1580頃-1651):
  トッカータ 12/トッカータ・アルペッジャータ/カプスベルガーのテノール
 ベッレロフォンテ・カスタルディ:怒りっぽいコッレンテ
 アレッサンドロ・ピッチニーニ:トッカータ第12番
 ベッレロフォンテ・カスタルディ:心をくすぐるパセッジョ
 アレッサンドロ・ピッチニーニ:トッカータ第5番
 ベッレロフォンテ・カスタルディ:粗野なソナタ
 ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー:
  パッサカリア/カナリオ/スフェッライーナ
 不詳:無題
 ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー:ベルガマスカ
ラファエル・ボナビータ(テオルボ)
録音:2006年9月、マドリード 既存のリュート音楽に対して革新的で、ときに破壊的とまで評された17世紀前半のイタリアのテオルボ音楽(テオルボは低音開放弦を増強した長型リュート)。ラファエル・ボナビータはブックレットに「17世紀のエレクトリックギター」と題した解説文を寄せ、演奏とともに「尖ったリュート音楽」を紹介。
EN 2020
ヤコブ・ファン・エイク(1589/90頃-1657):ダフネ
  「笛の楽園」
   美しい羊飼い娘フィリス(*)/鐘は鳴り響き/美しき娘ダフネ
   気狂いシメン/エセックス伯のガイヤルド(ジョン・ダウランド原曲)
   愛しのシラー/麗しのアマリッリ(ジュリオ・カッチーニ原曲)
   道化師/ファンタジア/ファンタジアとエコー
   涙のパヴァーヌ(ジョン・ダウランド原曲「流れよ、わが涙」)/戦争
   イギリスのナイチンゲール/ファンタジア/許しておくれ/詩篇9/前奏曲
   クーラント「愛しい人よ、なぜ君はそんなにおとなしいのか?」
    (ジョン・ダウランド原曲「おお、今こそ別れねばならない」)(*)
アントネッロ
(濱田芳通(リコーダー、コルネット[ツィンク])
石川かおり(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
西山まりえ(ダブルハープ)
守安功(フルート、リコーダー(*))
録音:2003年1月、相模湖交流センター・ホール アルケミスタ・レコーズから発売されている国内盤と同音源(曲順のみ異なります)。
EN 2021
愛の歌をハープに合わせて
 カタルーニャ、マヨルカとバレンシアの写本による神の愛と人の歌の歌
  [神の愛の歌]
 ジョゼフ・ガンス(1654-1713):Venid mortales / Hoy muestra con gracia
 不詳:Morenas, gitanas / Mis suspiros / Alerta zagales / Oid, troncos
 セバスティアン・ドゥローン(1660-1716):Vuele, vuele veloz
  [神の愛の歌]
 フアン・デ・ナバス(1647-1709):En este arpon tirado
 フランシスコ・バリュス(1665-1747):Ausente de tus ojos
 不詳:Pieza para arpa / Aves que habitais los aires
  Duerme, descansa, sosiega / Al aire se entregue / Muy fina Marica
  Ay, que cansera / Suave pensamiento / Dos aspides / No hay mas Flandes
マルタ・インファンテ(メゾソプラノ)
マヌエル・ビラス(ダブルハープ)
録音:2006年9月、スペイン、ルーゴ県ポンベイロ、聖ビセンテ教会

GRIFFIN

GCCD 4059
\1700
われらの心を揚げん 19世紀英国の教会音楽
 サミュエル・セバスチャン・ウェスリー(1810-1876):われらの心を揚げん
 ジョン・ステイナー(1840-1901):われは主を見た
 ジョン・ゴス(1800-1880):荒野/われらがイエスの死を信ずるならば
 フレデリック・ウーズリー(1825-1889):おお、世の救い主よ
 ジョン・ステイナー:山上になんと美しき
 トマス・ウォムズリー(1814-1856):記憶したまえ、おお、主よ(*)
 サミュエル・セバスチャン・ウェスリー:われを捨てたもうな(*)
 ヘンリー・スマート(1813-1879):
  マニフィカト ト長調/ヌンク・ディミティス ト長調
アラン・サーロー(指揮(*以外))
ジョン・バーチ(指揮(*))
チチェスター大聖堂聖歌隊
ジェレミー・スーター(オルガン(*以外))
イアン・フォックス(オルガン(*))
録音:1984年6月18-19日(*以外)、1976年(*)、チチェスター大聖堂
GCCD 4001
\1700
【旧譜値下げ】
中世の音楽(1200-1480)
 不詳(12世紀):父の御言葉が人となる
 マショー:ああ、優しく美しいかたよ
 不詳:天使が処女に
 ランタン:汝の記憶に
 不詳:やすらかな春
 ル・ヴィニエ:冬の花
 ドメ二コ:Filia Guilmin
 不詳:わたしはもうしない
 ランディーニ:春は来たりぬ
 不詳:ガリアのラッパ
 ダンスタブル:美しきバラ
 ランディーニ:陽気な乙女
 ピエロ(14世紀):Chavalcando con un Giovine Accorto
 不詳:狩りのホルン
 マショー:わたしが深くため息をついても
 デュファイ:わたしの顔が青ざめているなら
 不詳(13世紀):Novus Miles Sequitur
 不詳:神よ、イングランドに祝福を
 不詳:猫の手
 マショー:どんなにわたしのことなどうわのそらでも
 ランディーニ:金色の巻き毛
 不詳(13世紀イングランド):スタンティプス

ジュリアン・ポッジャー(指揮)
トリニティ・バロック
 レイチェル・エリオット、ケイト・ハミルトン、
 ジュリアン・ポッジャー、
 ルパート・ヘミングズ、トマス・グズリー、サイモン・ターニル(歌)
アラン・クランプラー(指揮)
フォーバリー・コンソート
 ケイト・グリーン(リコーダー、パーカッション)
 カレン・モーガン、ジョアン・スクーズ、リアノン・トマス、
 ジェーン・ウォトキンズ(リコーダー)
 アラン・クランプラー(リコーダー、パーカッション、ヴィオール、タンブリン、シンフォニー)
マーティン・ポープ(指揮)
ホルベイン・コソート
 トム・リーズ(サクバット)
 キース・マクゴワン(ショーム、パイプ&タボール、ルネサンス・フルート)
 マーティン・ポープ(サクバット、リュート) エイドリアン・トライブ(コルネット)
ゲスト:スティーヴン・プレイヤー(リュート、バグパイプ、パーカッション、ルネサンス・ギター)

録音:1995年4月2-6日、ヘアフォードシャー、レオミンスター・プライオリー 高い技術的水準を保った上品な演奏でありながら、どこかあっけらかんとのんきな雰囲気に満ちたアルバム。トリニティ・バロックのリーダーを務めるテノールのジュリアン・ポッジャーは、バロック・ヴァイオリニストであるレイチェル・ポッジャーの実兄。
GCCD 4032
\1700
【旧譜値下げ】
エリザベス1世の戴冠式
 【ウェストミンスター・ホールからウェストミンスター寺院までの行進】
 伝承曲:ファンファーレ(+++)
 クロード・ジェルヴェーズ(1550頃出版):ブランル・ドゥブル(++)
 フィリップ・ファン・ビルダー(1525-1557頃活動):愛は薄らぎ(++)
 作曲者不詳(フランス):洗濯女のブランル(++)
 オルランドゥス・ラッスス(1532-1594):一日じゅう(++)
 作曲者不詳(16世紀):行け、ため息よ(++)
 クロード・ジェルヴェーズ(1550頃出版):
  イングランドのパヴァン(++)/平易なブランル(++)
 【戴冠式】
 伝承曲:ファンファーレ(+++)
 ウィリアム・マンディ(1529頃-1591):来たれ、創造主なる聖霊よ(+)
 【ミサ】
 リチャード・オルウッド(1510頃-1560頃):ミサ「ほめるべき彼をほめたたえよ」(+)
  ((*)グレゴリオ聖歌)
  [イントロイトゥス(*)/キリエ(*)/グローリア/グラドゥアーレ(*)/
  クレド/オフェルトリウム(*)/スルスム・コルダと序文(*)/
  サンクトゥス&ベネディクトゥス/パーテル・ノステル、他(*)/
  アニュス・デイ/コムニオ、ポストコムニオとイテ・ミサ・エスト(*)]
 伝承曲:ファンファーレ(+++)
 【戴冠の宴】
 ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):ラ・ヴォルタ(++)
 作曲者不詳:新しいアルマン(++)
 トマス・マリナー(1545頃出版):2つのファランドール(++)
フィリップ・ケイヴ(指揮) マニフィカト(+)
アラン・クランプラー(指揮) フォーバリー・コンソート(++)
クリスピアン・スティール=パーキンス(指揮) キングズ・トランペッターズ(+++)
録音:1993年頃?、ロンドン、ハンプトン宮殿大ホール 1559年1月15日に執り行われたイングランド女王エリザベス1世の戴冠式の音楽を、想像をまじえて再現したアルバム。

IVM(バレンシア音楽協会) 1CD¥2600

スペイン、バレンシア自治州政府の公的機関であるバレンシア音楽協会が制作するレーベル。
PMV 001
ビセンテ・マルティン・イ・ソレール(1754-1806):
  「珍事」(弦楽四重奏版)
マヌエル・カナーレス弦楽四重奏団
(フアン・リナーレス、
ロベルト・メンドーサ(ヴァイオリン)
ルイス・リャセル(ヴィオラ)
イアゴバ・ファンロ(チェロ))
バレンシアに生まれ、スペイン、イタリア、ウィーン、ロシア、ロンドン等で活躍しペテルブルクに没した作曲家マルティン・イ・ソレールの代表作であるオペラ「珍事」(1788年ウィーン刊)。弦楽四重奏曲版の編曲者は確定されていないが、作曲者がウィーン滞在中に出版されているため、彼自身の手による可能性が高いとされている。ハードカヴァーブック仕様。録音:2003年1月10-13日、マドリッド県グァダラーマ、ラ・トーレ文化ホール
PMV 002
ビセント・アセンシオ(1908-1979):ピアノ曲&歌曲集
  [ピアノ曲]
  エルチェの聖母への前奏曲(1940)/子守歌(1945)/サパテアード(1945)
  オマージュ組曲;マヌエル・デ・ファリャへの悲歌(1946),
   ソナティナ(1946),浮気妻のタンゴ(1950)
  浮気妻の踊り(1950)/おどけた朝の踊り(1956)/バレンシア舞曲集(1960)
  [歌曲](*)
  公現祭[ベツレヘムの道](1934)/騎士(1949)/私は絶望している(1966)
  たずねられた男の子(1958)/朝の歌(1968)/歌(1948)
  挽き臼を回せ(1968)
バルトロメウ・ジャウメ(ピアノ)
イサベル・モナール(ソプラノ)
バレンシアに生まれたビセント・アセンシオはバルセロナのグラナドス・アカデミーでピアノをフランク・マーシャルに、作曲をエンリク・モレーラに師事。音楽教育者、音楽教育理論家としても活躍した。録音:2000年、2005年10月、バレンシア県トレント、ラウディトリ[L'Auditori]
ACTUAL 001
ラファエル・ミラ(1951-):DISTANCIAS 室内楽作品集
 ミクヴァ[Mikvah](組曲;1996)(*)/藍、赤と紫(1995)
 瞑想(1993)/距離(1992)/バブルズ・レイン[Bubbles rain](1992)
イチャロ・メンチャカ(メゾソプラノ(*))
ジュゼプ・フェレ(バス(+))
ジュアン・セルベロ(指揮)
バレンシア器楽グループ
ラファエル・ミラは建築家として活動しながらバレンシアとパリで音楽を学んだ作曲家で、作風はラジカリズムのブームとその衰退を示す代表的なものとされている。録音:2003年1月10-11日、6月2、12日、12月11、14-15日、  バレンシア県レリアーナ、モジャベ・スタジオ
ACTUAL 002
セサル・カーノ(1960-):
 跡(2002);ありえないオーロラの跡,身体の跡,終わりなきゲームの跡
 天使について(2002);
  失われた楽園,死んだ天使たち,大急ぎの天使たち,謎の天使

マヌエル・ガルドゥフ(指揮)
バレンシア自治州青年管弦楽団

バレンシアに生まれたセサル・カーノはバレンシア音楽院でピアノと作曲を学び、さらにマヌエル・ガルドゥフに指揮法を師事、以来、作曲と指揮の両面で活躍し、1988年にはバレンシア市のレコンキスタ750年記念作品を委嘱されました。当盤では恩師ガルドゥフが指揮棒をとっています。録音:2002年4月5日、2003年4月28日
ACTUAL 003
リカルド・クリメン(1965-):
 抑えられた音[Sons Etouffes](2004)(*)
 3つのシンメトリー(2004)(+)
 最後のカストラート(テープ作品;2004)(#)
 デジャヴ 88(2001)(**)
マヌエル・ガルドゥフ(指揮(*/+))
バレンシア自治州青年管弦楽団(*/+)
サイモン・マウヒニー(ピアノ、エレクトロニクス(**))
バレンシアに生まれたリカルド・クリメンは1997年に英国北アイルランドのベルファストに移住し、現在同地のソニック・アーツ・リサーチ・センターで音楽テクノロジーの研究者兼講師を務めている。録音:2004年7月23日(*)、2004年4月16日(+)、2001年5月4日(**)、ライヴ  2004年、ベルファスト、ソニック・アーツ・リサーチ・センター(#)
ACTUAL 004
(2CD)
\4000
管楽五重奏のための音楽
 アマンド・ブランケール(1935-2005):
  五重奏曲変ホ長調(1951)/主題と変奏(1959)
 ルイス・ブラネス(1929-):管楽五重奏曲(1979)
 フランシスコ・ヤセル・プラ(1918-2002):礼拝 II Op.38(1981)
 ホセ・アントニオ・オルス(1955-):Lenas(1996)
 エンリケ・サンス・ブルゲーテ(1957-):終わりなき円柱(1996)
 セサル・カーノ(1960-):管楽五重奏曲(2004)
 ラファエル・ミラ(1951-):オユクの飛行(2005)
クエスタ五重奏団
ホセ・マリア・サエス・フェリス(フルート)
ヘスス・フステール(オーボエ)
ジョゼ・セルベロ(クラリネット)
サルバドール・サンチス(ファゴット)
ビセンテ・ナバーロ(ホルン)
録音:2005年1、2、7月、バレンシア専門音楽院

JPS

JPS 302
\2400
アコーディオンのための室内音楽
 オイスタイン・ソンメルフェルト(1919-1994):
  歌曲集「2つのセイヨウウミザクラ」Op.71;怒った娘,宣言
  歌曲集「三つ葉のクローバー」Op.72
   ハリネズミ,すべてが手の届くところに,スイートピー、いとしい人
 トリグヴェ・マドセン(1940-):
  2つのアコーディオンのためのパルティータ(1985)
 オラヴ・アントン・トメセン(1946-):A Chord? D'accord! : A Rheumatic Funk
   (アコーディオンと打楽器のための;1981)
 ダーグ・シェルレルプ=エッベ(1926-):
  クラリネットとアコーディオンのためのカンツォネッタ(1974)
 ホーコン・ベルゲ(1954-):追跡(クラリネットとアコーディオンのための;2000)
 シーグムン・グローヴェン(1946-):
  ひと夏が過ぎて(アコーディオンとヴァイオリンのための;2003)
   日の出,浮かれた騒ぎ,そぞろ歩き,土曜の夜,白夜
ヨン・ファウクスター(アコーディオン)
ペール・セームン・ビョルクム(ヴァイオリン)
ハンス・クリスチャン・ブレイン(クラリネット)
ヘルガ・ブートン(ソプラノ)
トム・カールスルード(アコーディオン)
ビョルン・ラッベン(打楽器)
フリードリヒ・リプス(アコーディオン)
ノルウェー音楽アカデミーのアコーディオン科教授でフォークミュジシャンでもあるヨン・ファウクスター(1944年生まれ)を囲む室内音楽アルバム。ナディア・ブーランジェに習ったソンメルフェルトの2つの歌曲集。ユーモア・センスのある音楽で親しまれているマドセン。ミュージシャンの技巧を発揮させながらユニークな音世界を創り出すトメセンの音楽。グリーグ研究家、ダーグ・シェルレルプ=エッベが書いたのは調性と無調の間を行き来する音楽。オペラ「ガガーリン」を初めとする舞台音楽で知られるホーコン・ベルゲ。シーグムン・グローヴェンはハーモニカ奏者。アコーディオンの可能性を追求しながら、民俗音楽の香りの漂う曲集を書いた。録音:1987年、2006年10月、1983年、2005年10月、2006年6月、ノルウェー放送局およびノルウェー音楽アカデミー

LICANUS

CDM 0616
\2600
ボルジア 教皇アレクサンデル6世の時代の音楽
 [世俗的ビリャンシーコ]
 フアン・デル・エンシーナ(1468-1529/1530):
  支配する者とされる者/わが自由は静けさのうちに
  この世のすべての善きこと/取り換えてしまうほうがよい
 不詳:甘美なる愛の炎/私は恋する若い娘/少女と葡萄畑
 アロンソ:快楽と熟慮
 バルトロメオ・トロンボンチーノ(1470頃-1535以降):
  彼女の愛する人にではなく(器楽)
 フアン・デ・ウレーデ(1430頃-1482以降):これほどの苦しみはかつてなく
 [ミサ]
 フランシスコ・デ・ペニャローサ(1470頃-1521):
  ミサ「これほどの苦しみはかつてなく」
 [モテット]
 ジョスカン・デプレ(1440頃-1521):
  おお主、イエス・キリスト(器楽)/喜べ、キリストの御母なる処女
 [世俗的ビリャンシーコ](「王宮の歌集」から)
 不詳:めでたし、恩寵に満てる処女
 フアン・デル・エンシーナ:私はもはや信じたくない
 ペドロ・デ・エスコバール(1465頃-1535頃):比類なく恵まれたる処女
カルレス・マグラネル(指揮)
カペーリャ・デ・ミニストレルス
 ルース・ロシケ(ソプラノ)
 ダビッド・アンティク、フェルナンド・パス(リコーダー)
 フランシスコ・ルビオ(コルネット[ツィンク])
 ラモン・ペレス、エリアス・エルナンディス(サックバット)
 カルレス・マグラネル、レネー・ボシュ(ソプラノ・ヴィオル、バス・ヴィオル)
 エウラリア・エスピネート(アルト・ヴィオル)
 ジョルディ・コメーリャス(テナー・ヴィオル)
 ミゲル・アンヘル・ロドリーゲス(ヴァイオリン)
 オクタビオ・ラフォウルカーデ(ビウエラ)
 イグナジ・ジュルダ(オルガン) パウ・バイェステ(打楽器) バレンシア自治州合唱団
スペイン、バレンシアの町ハティバに生まれ、権謀術数で教皇に上りつめ、強欲・好色・贅沢のかぎりを尽くす一方で芸術家を保護したアレクサンデル6世(本名ロデリク・ランソル→ロドリーゴ・ボルジア)の教皇時代のスペイン音楽アンソロジー。旧Auvidisレーベル: AVI 8026および8027(いずれも廃盤)からの編集盤。録音:2000年6月30日、7月1-2日、スペイン、バレンシア県トーレント、エル・アウディトリ 2000年8月13-14日、スペイン、バレンシア県ハティバ、聖フェリウ礼拝堂
CDM 0617
\2600
アントニオ・リテレス(1673-1747):
  オペラ「四大元素」(イタリアの様式による)
イサベル・モナール(ソプラノ:空気)
パトリシア・ヨレンス(ソプラノ:土)
エストレーリャ・エステベス(ソプラノ:火)
オルガ・ピタルク(ソプラノ:水、時)
シ=チャオ・トゥ(カウンターテナー:曙光)
ミケル・ラモン(バリトン)
カルレス・マグラネル(指揮)
カペーリャ・デ・ミニストレルス
マヨルカ島に生まれスペインとポルトガルで活躍した作曲家リテレスが、メディーナ・デ・ラス・トーレス公夫人の誕生日のために書いたオペラ。旧Auvidisレーベル: AVI 8019(廃盤)の再発売。録音:1994年2月4-7日、バレンシア音楽堂
CDM 0513
【特別価格】
\1800
スペイン・ルネサンスのクリスマス音楽
 不詳:
  羊飼いたちよ、言ってごらん(アンティフォナ)(+)
  おいで、羊飼いたち(クリスマスの最初のビリャンシーコ)(+)
  私は小麦色の娘(*)/喜べ、聖母よ(#)/エ・ラ・ドン・ドン(#)
  聖母よ、めでたし(#)/リウ・リウ・チウ(#)
   (以上、カラブリア公爵家の歌集 から)
  Soleta i verge estich(ガンディア公爵家の歌集から)(*)
 マテオ・フレーチャ(1581-1553):エンサラーダ「ラ・ネグリーナ」(+)
 不詳:バレンシアのシビラ(巫女)の歌「Al jorn del judici」
     (14世紀のモノディと、カールセレス、アロンソによる
      ポリフォニー曲を交互に演奏)(+)
カルレス・マグラネル(指揮)
カペーリャ・デ・ミニストレルス
未発表のライヴ録音と既発売録音からの編集盤。(#)のCDは現在入手困難となっています。録音:2004年11月23日、バルセロナ、カタルーニャ音楽堂、ライヴ(*) 2001年12月27-28日、バレンシア大学、サピエンシア礼拝堂(CDM 0203 より)(+) 1990年10月、バレンシア県ヒレート、サン・エスペリト修道院(Dahiz, EGT 536 / Auvidis, AV 8017 より)(#)

LINDORO 1CD¥2600

AA 0103 オープス・ブラジル・アンサンブル/
 プレイズ・ヴィラ=ロボス、メーマリ&フランセ
  エイトール・ヴィラ=ロボス(1887-1959):
   オーボエ、クラリネットとファゴットのための三重奏曲
   ピアノ、クラリネットとファゴットのための協奏幻想曲
  ジャン・フランセ(1912-1997):
   オーボエ、クラリネットとファゴットのためのディヴェルティメント
  アンドレ・メーマリ(1977-):短いショーロ/ヴィラ=ロボス変奏曲
オープス・ブラジル・アンサンブル
(エーゼル・メネゼス(オーボエ) ルイス・アフォンソ・モンターニャ(クラリネット)
ファビオ・クリ(ファゴット)
アンドレ・メーマリ、
マルコス・アラゴーニ(ピアノ))
録音:2006年8月8-14日、ブラジル、サンパウロ、フンボルト劇場
AA 0104 アメリカーノス フルートとピアノのための南北アメリカの音楽
 フランシスコ・アキーノ(1956-)&ヒカルド・ヴァスコンセロス(1955-):
  ブラジル流/海辺/聖テレーザ
 エドムンド・ヴィラーニ=コルテス(1930-):
  セレスタ[セレナード](無伴奏フルートのための)
 ホセ・カルリ(1934-):4つのタンゲーロ
 ハダメス・ニャターリ[ジナッタリ](1906-1988):フルート・ソナタ
 アーロン・コープランド(1900-1990):二重奏曲
 マイケル・コリーナ(1956-):浅瀬の島々
デュオ・ブラジリス
(ダヴソン・ジ・ソーザ(フルート)
アナ・クラウディア・ブリート(ピアノ))
録音:2005年12月、ブラジル・ベレン・ド・パラ、テアトロ・ダ・パス カルリはアルゼンチン、コープランドとコリーナは合衆国、他はブラジルの作曲家。

アランフェス古楽エディション(Musica Antigua Aranjuez Ediciones) 1CD¥2600

マドリードから南へ約47km、かつてスペイン王家の保養地であり離宮も置かれた庭園の町アランフェス。「アランフェス古楽エディション」(Musica Antigua Aranjuez Ediciones: MAA Ediciones)は、世界遺産に指定されたこの町で1994年より開催されている「アランフェス古楽祭」に関連して制作を行うレーベル。
MAA 001
ジャコモ・ファッコ(1676-1753):
 オペラ「スペインのアマゾネス」(1720)
イサベル・セラーノ&アントワーヌ・ラドレット(指揮)
マリア・ルス・アルバレス、
ラケル・アンドゥエサ(ソプラノ)
ロス・ムシコス・デル・ブエン・レティーロ
イサベル・セラーノ、
アントニオ・アンドゥエサ(ヴァイオリン)
マルシャル・モレイラス(ヴィオラ)
フアン・ハイメ・ルイス(コントラバス)
エドゥアルド・マルティネス(チェンバロ)
フアン・カルロス・デ・ムルデル(ギター、テオルボ)
アントワーヌ・ラドレット(チェロ)
ヴェネツィアに生まれ後半生をスペインで送った作曲家ファッコが、1720年スペインに渡りマドリードの王宮に仕えて早々に書き上げた2幕のオペラ。カスティーリャ語(マドリードを含むカスティーリャ地方の言語で、現在のスペイン標準語)で書かれた最初のイタリア式オペラであり、2004年のアランフェス古楽祭で蘇演された。初演場所であるブエン・レティーロ宮の名を戴くグループによる演奏。
MAA 002
アランフェス暴動の時代の音楽
 ホアキン・タデオ・ムルギア(1759-1836):魂の船乗り
 フェルナンド・ソル(1778-1839):ラ・マンチャのセギディーリャ
 サルバドール・カストロ(17??-1770頃活躍-?):
  甘美なる横暴/ファンダンゴ
 フランシスコ・バルタール(?-1835頃活躍-?):
  アラゴンのセギディーリャ
 不詳:ボレロとカーニャによる二重唱
 フェルナンド・ソル:レクイエム・エテルナムのセギディーリャ
 不詳(ジプシーの歌):愛の言葉
 フェデリコ・モレッティ(1765-1838):舞踏会のボレロ/ティラーナ
 フェルナンド・ソル:女とギターの弦
 不詳:フェルナンド7世のセギディーリャ
 フェルナンド・ソル:アンダンテ・ラルゴ
 ブラス・デ・ラセルナ(1751-1816):トリプリ・トリパラ

フェリペ・サンチェス(指揮)
アクシビル・ゴイェスコ
(マリア・ルス・アルバレス(ソプラノ) セサル・カラソ(テノール)
マルセリーノ・ガルシーア、
カルロス・ガリーファ(ヴァイオリン)
ハビエル・アギーレ(チェロ)
マノーロ・ロドリゲス(フルート)
マリア・ホセ・マルテーン(カスタネット)
フェリペ・サンチェス(バロック・ギター))

「アランフェス暴動」とは、1808年、カルロス4世(在位1788-1808)の王妃マリア・ルイサの愛人としてスペイン国政の実権を握っていたナポレオン寄りの宰相マヌエル・デ・ゴドイの追放を求めた民衆蜂起で、これによりカルロス4世は退位しフェルナンド7世が即位、ゴドイは失脚。しかし収録されている音楽はのどかな雰囲気のものばかりで、いかにもスペイン的な舞曲のリズムに溢れている。録音:2004年6月24-27日、アランフェス王宮、演劇の間
MAA 003
バロックの夜会 17世紀スペインの世俗音楽
 ガスパール・サンス(1640-1710)、
  フランシスコ・ゲラウ(17世紀中盤-18世紀初頭):Espanoletas
 不詳:Vuestra belleza senora
 ホセ・マリーン(1618頃-1699):Ojos, pues me desdenais
 不詳:Jacara
 ホセ・マリーン:Apostemos nina que acierto/Sepan todos que muero
 不詳:Vuestros ojos tienen
 ガスパール・サンス、フランシスコ・ゲラウ、
  サンティアゴ・デ・ムルシア(1682頃-1732):Folias
 マテオ・ロメーロ(1557-1647):Romerico florido
 ホセ・マリン:Para las Indias de Clori
 不詳:Rio de Sevilla
 フアン・イダルゴ(1612/14-1685):
  Ay que si, ay que no/Esperar, sentir, morir
 ホセ・マリーン:Si quieres dar Marica en lo cierto
フェリペ・サンチェス(指揮)
アクシビル・カスティーソ
セサル・カラソ(テノール)
カルロス・ガリーファ(ヴァイオリン)
フランシスコ・ルエンゴ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アントニオ・マディガン(バロック・ギター、マンドーラ)
フェリペ・サンチェス(バロック・ギター)
録音:2004年6月27-30日、アランフェス王宮、演劇の間
MAA 004
(2CD)
\4000
ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805):
  6つの弦楽四重奏曲 Op.9
   第1番ハ短調 G.171,第2番ニ短調 G.172,第3番ヘ長調 G.173,
   第4番変ホ長調 G.174,第5番ニ長調 G.175,第6番ホ長調 G.176
アルタリア弦楽四重奏団
アンソニー・マーティン、
キャサリン・キーム、
エリザベス・ブルーメンストック(ヴァイオリン、ヴィオラ)
エリザベス・ル・グイン(チェロ)
アルタリア弦楽四重奏団は1985年に結成されたピリオド楽器アンサンブル。おそらくアランフェス古楽祭出演に際して当レーベルから発売されたものと思われる。録音:1995年、アメリカ合衆国、サンフランシスコ
MAA 005
ホセ・デ・ネブラ(1702-1768):
  神秘劇からの情景「無言の悪魔」(1751)
  ミゼレーレ(二重唱のための)
ルイス・アントニオ・ゴンサーレス(指揮)
ロス・ムシコス・デ・ス・アルテサ
ラケル・アンドゥエサ、
オラーリャ・アレマーン(ソプラノ)
エドゥアルド・フェノル、
パブロ・プリエート、
セルヒオ・フランコ、
ジュアン・チック、
パブロ・ガスタミンサ、
フアン・ベルヌエス、
ラケル・ソブリーノ(ヴァイオリン)
ナタン・パルセル、
フアン・ルイス・アルコス(ヴィオラ)
ペドロ・レウーラ(チェロ)
シャビエ・アストール(コントラバス)
フランシスコ・J・ヒル(オーボエ)
ヘスス・フェルナンデス(アーチリュート)
アルフォンソ・セバスティアン(オルガン)
ホセ・デ・ネブラはアラゴン地方のカタラユーに生まれ、マドリードの王室礼拝堂首席オルガニストを務めたスペインの作曲家。鍵盤音楽のみならず、イタリア人音楽家全盛の宮廷音楽界にあって舞台音楽でも大成功を収めた後、王室の要請で典礼音楽主体の創作へ転向した。録音:2006年5月、アランフェス王宮礼拝堂
MAA 006
愛しき矢 フェリネッリ時代のロンドンにおけるソプラノとカストラート
 オペラ・アリア&デュエット集
 ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):
  「ナルキッソス」から 愛の神(*/+),愛しき矢(+)
 トマス・ロージングレイヴ(1680-1766):
  「ナルキッソス」から 私は行き先を変える(*/+)
 ニコラ・ポルポラ(1686-1766):「ポリフェーモ」から 運命を聞け(*)
 ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):
  「アルタクセルセス」から 青ざめた空(+)
 トマス・アーン(1710-1788):チェンバロ協奏曲第5番ト短調
 フランチェスコ・マリア・ヴェラチーニ(1690-1768):
  「アドリアーノ」から 受け取っておくれ、恋人よ(*/+)
 ヘンデル(1685-1759):
  「ロデリンダ」から 木蔭よ、木々よ(*),私はお前を抱きしめる(*/+),
  「ファラモンド」から 私は行き、生きる(*/+)
  「ロデリンダ」から 生きよ、暴君よ!(+)
ラ・テンペスタード
オラーリャ・アレマーン(ソプラノ(*))
シャビエ・サバータ(男性アルト(+))
ギリェルモ・ペニャルベル(フラウト・トラヴェルソ)
レオ・ロッシ、
パブロ・プリエート(ヴァイオリン)
アントニオ・クラーレス(ヴィオラ)
メルセデス・ルイス(チェロ)
ベントゥーラ・リコ(ヴィオローネ)
シルビア・マルケス(チェンバロ)
映画にもなったカストラート、ファリネッリ(1705-1782)がロンドンで活躍した当時(1734-1737)のオペラ界を切り取ったような企画。バルセロナ県アビアの生まれのシャビエ・サバータは太め体型でスキンヘッドのカウンターテナー。録音:2006年6月19-21日、アランフェス王宮礼拝堂

NORTHWEST

NWC 611094
(SACD Hybrid)
\2500
サウンドスケイプ
 ザゴーテンバーグコンボ、2つのギターのための音楽を弾く
 ザゴーテンバーグコンボ:エヴリシングズ・オールライト・フォーエヴァー(2006)
 ペーテル・ハンセン:12=ストリング・ヌーン
  (デュアン・オールマン・イン・メモリアム;2004)
 アンドレアス・エクレーフ:フライデー(2005)
 スティーヴ・ライヒ/デイヴィッド・タネンバウム編曲:
  ナゴヤ・ギターズ(1994/1996,1998)(*)
 スティーヴ・ライヒ:フェイズ(1967)
 フレデリク・ベリストレーム:ザ・コンボ・ソング(2002)

ザゴーテンバーグコンボ
(ダヴィド・ハンソン、
トーマス・ハンシー(ギター))

録音:2006年11月、スウェーデン、ユーラ教会 2000年に結成されたスウェーデンのザゴーテンバーグコンボ(「イェーテボリのコンビ」の意)は、インターネットで公開されている動画が日本のギター・ファンの間でも話題となるなど、今世界で最も注目を集めているギター・デュオのひとつ。

NUMERICA 1CD¥2300

NUM 1153
エマヌエル・ヌネス(1941-):
 Epures du Serpent Vert II[緑の蛇の図](大アンサンブルのための;2005)
 Duktus[創造](21の楽器のための;1987)
ペーター・ルンデル(指揮)
リミックス・アンサンブル
現代ポルトガルを代表するリズボン生まれの作曲家ヌネスの新作「Epures du Serpent Vert II」は、ゲーテの「緑の蛇と百合姫のメルヒェン」に基づくオペラ「メルヒェン」から改作された器楽合奏作品。録音:2006年11月、ポルトガル、ポルト音楽館(ホール2)
NUM 1154
ブルーノ・モンテイロ デビュー
 フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
 グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調 Op.45
ブルーノ・モンテイロ(ヴァイオリン)
ジョアン・パウロ・サントス(ピアノ)
ポルトに生まれたブルーノ・モンテイロはポルトガル政府とグルベンキアン財団の奨学金を得て合衆国に留学し、ルーズベルト大学シカゴ校パフォーミングアーツ学校音楽院、マンハッタン音楽学校で学んだポルトガルの若手ヴァイオリニスト(生年は今のところ不明)。主要な師はシュムエル・アシュケナージ、パティンカ・コペック、イシドア・コーエン、ピーター・ウィノグラード、ローリー・カーニー。録音:2005年9月、ポルトガル、カシーアス
NUM 1149
宮廷演奏会 19世紀ポルトガルの音楽
 ジョゼ・マリア・リバス(1796-1861):
  フルートとピアノのための幻想曲イ長調(*)
 ジョゼ・フランシスコ・レアル(1841-1894):今夜(+)
 ジョアキン・マヌエル・ダ・カマラ:メランコリー(+)
 シギスムント・ノイコム(1778-1858):
  フルートとピアノのための幻想曲「恋人」(*)
 不詳:同情から愛は生まれる(ベッリーニの主題による)(+)
 ジョアン・ドミンゴス・ボンテンポ(1775-1842):
  パイジェッロの主題による幻想曲 Op.6
 ガブリエル・フェルナンデス・ダ・トリンダーデ(1790-1854):天への感謝(+)
 不詳:それは私に、運命によって(+)
 ジョゼ・マリア・ダ・シルヴァ:フルート・ソナタ ト長調(*)

エレーナ・マリーニョ(Fp)
ペドロ・コウト・ソアレス(Fl(*))
ルイ・タヴェイラ(T(+))

録音:ヌメリカ・スタジオ ピリオド楽器による演奏。
NUM 1151
二つの世界 バロックと20世紀のギター音楽
 シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス(1686-1750):幻想曲ニ短調
 カルロス・セイシャス(1704-1742):ソナタ イ短調(S.K.No.74)
 ドメニコ・スカルラッティ:
  アンダンテ・カンタービレ イ長調 K.209 L.428/
  アレグロ イ長調 K.208 L.238
 J・S・バッハ:
  無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 より シャコンヌ
 デュージャン・ボグダノヴィチ(1955-):レバント組曲
 フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1994):前奏曲/バレート
 レオ・ブローウェル(1939-):舞踏礼賛
 ジェラルド・ガルシア(1949-):5つのケルトの小品

カルロス・セーザル・クーニャ(G)

録音:ヌメリカ・スタジオ カルロス・セサル・クーニャは1974年ポルト近郊ガイア生まれのポルトガルのギタリスト。

PNEUMA

PN-860
\2600
聖母マリアのカンティガ集 バレンシアのカンティガ
 アルフォンソ10世(1221-1284)編纂:聖母マリアのカンティガ集 から
   第126番「エルチェから来た男に刺さった矢」
   第189番「竜とバレンシアの巡礼者の戦い」
   第211番「エルチェの復活祭のろうそくの蜜蜂」
   第244番「ラレードの居酒屋」(器楽)
   第299番「スペインの聖母マリア騎士団」
   第129番「ムルビエドロの兵士が矢で負った傷」
   第339番「アリカンテの海を行く船」
   第186番「シオン山の修道院」(器楽)
   第161番「風と雹−モレーリャ」
   第133番「エルチェの用水路で溺れたが救われた少女」
エドゥアルド・パニアグア(指揮)
ムシカ・アンティグア
セサル・カラーソ(歌、ビオラ)
 ルイス・アントニオ・ムニョス(歌、フィドゥラ、パンデーロ)
フェリペ・サンチェス(ビウエラ・デ・ペニョラ、中世ギター)
ワフィル・シェイク(アラブ・リュート、パンデーロ、パンデレータ、ダルブカ)
エドゥアルド・パニアグア(リコーダー、各種打楽器)
録音:2006年8月16-17日、マドリッド、Axis
PN-890
\2600
旋法の輪 アルジェリア東部コンスタンティンのマルーフ音楽
  バシュラフ・ズィダーヌ・ハスィヌ(*)/アンダルシアの良い人々(ラハウィ)
  恋する(デイル)/燃える炭の上に(アスビハン)
  アンダルシアの思い出(スィカ)/お前の出発の後で(ムハイル)
  苦しそうに息をする私の心(メズムーム)/夜のとばり(ラスト)
  私の元を訪れた美女(マーヤ)/私はこの情熱を嘆く(アスビアン)
  おまえは稲妻のように私を呼ぶ(イラク)/私の心(ハスィヌ)
  愛を探すのはあなた(ナワー)/アンダルシアから離れて(スィカ・ハスィヌ)
サリム・フェルガニ(歌、ウード)
ユーセフ・ブナス(ジュワク・オ・ファル)
ナビル・タレブ(ケマンジャ)
バシール・グリ(タール)
ハレド・スマイル(ダルブカ)
モロッコからアルジェリア北部を東西に走るアトラス山脈東部に位置する町、コンスタンティンに伝承されるアラブ・アンダルシア音楽の一つ、マルーフの弾き語りを聞かせる名手フェルガニ。同じ縦笛でもナイとは一味違うファルの雅びな音色も聴きもの。タイトル通りマカーム(曲目の括弧内がマカーム名)を繋げて演奏されるレパートリーのようで、恋愛の秘密を歌った連作歌曲のようなものと理解すれば良いだろうか。古雅な趣のウード弾き語りに弓奏楽器のケマンジャ、打楽器のダルブカ、タールが色を添える。(*)バシュラフは器楽による前奏曲。[近藤博隆] 録音:2006年6月13日、アルジェリア、コンスタンティナ、Palacio de los Beys
PN-900
\1300
エル・シドのスペイン 中世(11−13世紀)の音楽
 アルフォンソ10世(1221-1284)編纂:聖母マリアのカンティガ集 から
 アルアンダルース伝承音楽 から 他(全15曲)
エドゥアルド・パニアグア(指揮)
ムシカ・アンティグア
エル・アラビ・アンサンブル
スペインのレコンキスタの英雄エル・シド(ロドリゴ・ディアス・デ・ビバール;1045?-1099)の活躍を綴った叙事詩「わがシドの歌」の創作800年を記念して、ネウマ・レーベルの既発売音源から編集されたアルバム。
PN-061
【再発売】
\2600
魂のこだま グレゴリオ聖歌のメロディー
  Pueri / Creator / Dulcis / Celestis / O Adonai / Rorate
  Lumen / Pascalis / Scandere / Orbis Factor / Solis
エドゥアルド・パニアグァ(フルート)
ルイス・フェルナンド・ビチェス(鍵盤楽器)
ルイス・デルガード(カンタラ、ベンディール、タブラ、E=ボー)
録音:1996年1-3月/リマスター:2004年10月 旧規格番号 PN-060(廃盤)のリマスター再発売。「黙想、瞑想、祈りとリラクゼイション」と副題されているとおりのヒーリング系音楽。

PORTUGALSOM

PS 5007
(2CD)
\4000→¥3690
ジョアン・ドミンゲス・ボンテンポ(1775-1842):ピアノ協奏曲集
 第2番ヘ短調 Op.3/第4番ニ長調 Op.12
 第3番ト短調 Op.7/第1番変ホ長調 Op.2
ネッラ・マイッサ(P)
クラウスペーター・ザイベル(指揮)
ニュルンベルク交響楽団

REGIS 1CD¥950

RRC 1281
シベリウス ピアノ・アルバム
 シベリウス(1865-1957):
  悲しきワルツ/カーネーション Op.85 No.2/行進曲 Op.5 No.3
  ロマンス Op.24 No.9/踊り歌 Op.34 No.2/騎士/即興曲 Op.5 No.5
  ワルツ Op.34 No.1/マンドリナート/ガヴォット Op.94 No.6
  ロマンス Op.24 No.2/小ワルツ Op.40 No.1/ユモレスク Op.40 No.3
  子守歌 Op.40 No.5/ポロネーズ Op.40 No.10/鐘 Op.65
  オルゴール Op.76 No.9/小ワルツ Op.97 No.3/ロンドレット Op.40 No.7
  舟の漕ぎ手 Op.103 No.3/小行進曲 Op.99 No.8/抒情的ワルツ Op.96a
  スケッチ Op.76 No.1/踊り Op.94 No.1/練習曲 Op.76 No.2
  夜想曲 Op.24 No.8/ロマンス Op.101 No.1/フィンランディア Op.26 No.7
アンネッテ・セルヴァデイ(ピアノ)
録音:1992-1994年 原盤:Olympia
RRC 1282
ウィドールのオルガン交響曲とフランスのアンコール曲集
 シャルル=マリー・ウィドール(1844-1937):
  オルガン交響曲第5番ヘ短調 Op.42 No.1(*)
  オルガン交響曲第8番ロ長調 Op.42 No.4 から 前奏曲(アダージョ)(*)
  オルガン交響曲第6番ト短調 Op.42 No.2 から アレグロ(*)
 ジョゼフ・ジョンゲン(1873-1953):英雄的ソナタ Op.94(+)
 アンリ・ミュレ(1878-1967):汝はペテロなり(+)
 ウジェーヌ・ジグー(1844-1925):メヌエット(+)
 レオン・ボエルマン(1862-1897):ゴシック組曲 Op.25 から トッカータ(+)

デイヴィッド・サンガー(オルガン)

録音:1976年、ロンドン、クラーケンウェル、聖ピーター・イタリア教会(*) 1980年、ベイズ修道院(+) 原盤:Saga
RRC 1285
J・S・バッハ(1685-1750):ピアノ作品集
  イタリア協奏曲 BWV 971
  トッカータとフーガ ニ短調 BWV565(ブゾーニ編曲)
  主よ、人の望みの喜びよ(カンタータ第147番 より;ヘス編曲)
  目覚めよ、と呼ぶ声あり(コラール前奏曲;ブゾーニ編曲)
  フーガ ロ短調 BWV578(ブゾーニ編曲)
  今ぞ来たれ、異教徒の救い主よ BWV659(コラール前奏曲;ブゾーニ編曲)
  シャコンヌ ニ短調
   (無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV1004 より;ブゾーニ編曲)
  シチリアーノ ト短調(フルート・ソナタ BWV1031 より;ケンプ編曲)
タチアナ・ニコラーエワ(ピアノ)
録音:1980年 原盤:Mezhdunarodnaya Kniga ライセンサー?:A Tempo
RRC 1287
カバレフスキー(1904-1987):管弦楽作品集
 悲愴序曲 Op.64
 ピアノ協奏曲第1番イ短調 Op.9(*)
 交響詩「春」Op.65
 歌曲「学生時代」の主題によるピアノと管弦楽のための狂詩曲 Op.75(*)
 組曲「道化師」Op.26
アナトリー・セルディアコフ(ピアノ(*))
ワルテル・ムナツァカノフ(指揮)
ロシア・キネマトグラフィ交響楽団
録音:1996年 原盤:Olympia
RRC 1288
グリンカ(1804-1857):室内楽作品集
 七重奏曲変ホ長調(オーボエ、ファゴット、ホルン、2つのヴァイオリン、
  チェロとコントラバスのための;1823)
 ドニゼッティのオペラ「アンナ・ボレーナ」の主題によるセレナード
  (ピアノ、ハープ、ファゴット、ホルン、ヴィオラ、チェロと
  コントラバスのための;1832)
 ベッリーニのオペラ「夢遊病の女」の主題による華麗なディヴェルティメント
  (ピアノ、弦楽四重奏とコントラバスのための;1832)
 大六重奏曲(ピアノ、弦楽四重奏とコントラバスのための;1832)
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
ロシア・ナショナル管弦楽団ソロイスツ
録音:1993年 原盤:Olympia
RRC 1290
コルンゴルト(1897-1957):
 組曲「空騒ぎ」 Op.11 から抜粋(10曲)(*)
 チェロ協奏曲ハ長調 Op.37(+)
 オペラ「ヘリアーネの奇跡」Op.20 から 間奏曲
 組曲「シュトラウシアーナ」
ズイル・ベイリー(チェロ(+))
カレン・ロバートソン(ソプラノ(*))
ティボール・パズマナイ(オルガン(*))
カスパール・リヒター(指揮)
リンツ・ブルックナー管弦楽団
録音:1999-2004年 原盤:ASV

RTVE 1CD¥2500

CD 65279
サルシーリョのための音楽
 アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):合奏協奏曲ト短調「クリスマス」Op.6 No.8
 ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805):
  弦楽五重奏曲ハ長調「マドリードの夜の通りの音楽」Op.30 No.6(弦楽合奏)
 マヌエル・モレーノ・ブエンディア(1932-):
  サルシリェスカ−「ベツレヘム」のための音楽
   (弦楽四重奏のための;1999/弦楽合奏版;2001初演)
マルゲリータ・マルセーリャ(コンチェルティーノ=ディレクター)
イル・コンチェルト・アッカデーミコ
録音:2006年10月21-22日、スペイン、ムルシア、 ビクトル・ビリェガス・オーディトリアム&コングレス・センター室内ホール
CD 65285
ムシカ・デ・シネ 2
 アラン・シルヴェストリ(1950-):映画音楽作品集
  「フォレスト・ガンプ」(2004)、「ポーラー・エクスプレス」(2004)、
  「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985)、「ジャッジ・ドレッド」(1995)、
  「花嫁のパパ」(1991)、「ハムナプトラ2/黄金のピラミッド」(2001)、
  「ナイトミュージアム」(2005)、「キャスト・アウェイ」(2000)、
  「マウス・ハント」(1997)から

アラン・シルヴェストリ(指揮)
フィラルモニーア管弦楽団
スペイン放送合唱団

録音:2007年6-7月、マドリード、モヌメンタル劇場、ライヴ (第2回マドリード映画音楽祭 "SONCINEMAD" より)
CD 65288
シンリン・ツァイ ヴァイオリン・リサイタル
 モーツァルト(1756-1791):ヴァイオリン・ソナタ第28番ホ短調 K.304
 ベートーヴェン(1770-1828):ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 Op.30 No.1
 アルベニス(1860-1909)/クライスラー編曲(1875-1962):タンゴ
 ポンセ(1882-1949)/ハイフェッツ編曲(1901-1987):エストレリータ[小さな星]
 プーランク(1899-1963):ヴァイオリン・ソナタ
  [アンコール曲]
 R・シュトラウス(1864-1949):ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調 Op.18 から 第2楽章
 Iu Shian Deng/Tyzen Hsiao編曲:春の希望(台湾民謡)
シンリン・ツァイ(ヴァイオリン)
ジョイ・クライン・フィニー(ピアノ)
録音:2006年12月20日、ムルシア銀行文化ホール シンリン・ツァイは台湾出身の女性ヴァイオリニスト。ボストンのニューイングランド音楽院を卒業後、ロンドンのギルドホール音楽学校にてアーティスト・ディプロマを獲得、教授であった往年の名ヴァイオリニスト、イフラ・ニーマン(1923-2003)に招かれ彼の助手を務めました。ニーマンは彼女について「こんな弾き方する人はこの50年ひとりもいなかった」と評したとのこと。シンリン・ツァイは現在、ボストンを本拠に国際的に活躍している。
CD 65229
アストゥリアス公賞受賞演奏会 Vol.3
 カール・オルフ(1895-1982):カルミナ・ブラーナ
ラケル・ロヘンディオ(S)
アグスティン・プルネル=フレンド(T)
トーマス・モーア(Br)
エンリケ・ガルシア・アセンシオ(指揮)
アストゥアリア公領交響楽団
アストゥリア公財団合唱団
録音:2004年10月21日、スペイン、オビエド、フェリペ公ホール、ライヴ
CD 65275
アストゥリアス公賞受賞演奏会 Vol.5
 チャイコフスキー(1840-1893):
  オペラ「エフゲニー・オネーギン」から ポロネーズ
  オペラ「オルレアンの少女」から ジャンヌのアリア(*)
 リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
  オペラ「雪娘」から レルの第3のアリア(*)
  オペラ「皇帝の花嫁」から リュバーシャのアリア(*)
 プロコフィエフ(1891-1953):
  カンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」Op.78(*/+)
ズラータ・ブリュチェワ(Ms(*))
マヒミアーノ・バルデス(指揮)
アストゥアリア公領交響楽団
サンパウロ国立交響楽団室内合唱団(+)
アストゥリア公財団合唱団(+)
録音:2006年10月19日、スペイン、オビエド、フェリペ公ホール、ライヴ
CD 65175
【旧譜・再案内】
アストゥリアス公賞受賞演奏会 Vol.1
 フランク:交響曲ニ短調
 ラヴェル:バレエ「ダフニスとクロエ」(抜粋)(*)
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第10番変ホ長調 K.365 から 第2楽章(+)
 シューベルト:軍隊行進曲
カリム・B・サイド、シャイ・ウォスネル(+)
マス・バルデス(指揮)
アストゥリアス公領交響楽団
アストゥリアス公財団合唱団(*)
録音:2002年10月24日、スペイン、オビエド、フェリペ公ホール、ライヴ
CD 65212
【旧譜・再案内】
アストゥリアス公賞受賞演奏会 Vol.2
 ヘンデル(1685-1759):聖チェチーリアの祝日のオード
ラケル・ロヘンディオ(S)
アグスティン・プルネル=フレンド(T)
マシミリアーノ・バルデス(指揮)
アストゥリアス公領交響楽団
アウトゥリアス公財団合唱団

録音:2003年10月23日、スペイン、アビーレス、パラシオ・バルデス劇場、ライヴ

CD 65252
(2CD)
\4000
【旧譜・再案内】
アストゥリアス公賞受賞演奏会 Vol.4
 ヴェルディ(1813-1901):レクィエム
インドラ・トマス(S)
ルチアーナ・ディンティーノ(Ms)
ロベルト・アロニカ(T)
ルネ・パーペ(Bs)
ヘスス・ロペス・コボス(指揮)
アストゥリアス公領交響楽団
オルフェオン・ドノスティアラ(合唱)
アストゥリアス公財団合唱団
録音:2005年10月20日、スペイン、オビエド、フェリペ公ホール、ライヴ
CD 00018
(6CD)
\6200
【特別価格】
アストゥリアス公賞受賞演奏会 Vol.1-5
 上記 CD 65175、65212、65229、65252、65275のセット
6枚組で2枚半分の価格!
CD 65276
記念日 歌う理由
 ビセンテ・マルティン・イ・ソレール(1754-1806):
  オペラ「珍事」第1幕第13場;Oh quanto un si bel jubilo !
 モーツァルト(1756-1791):
  オペラ「フィガロの結婚」第1幕 から Giovanni liete
  オペラ「魔笛」第2幕 から Bald prang, den Morgen verkunden
  愛しい光、美しい光 K.346(439a)/愛しき人よ、たとえ遠くにいても K.438
  愛らしい二つの瞳 K.439/これほど軽はずみなことはない K.549
  いまや恐ろしい時が来た K.436/私は貪欲な運命を黙って悲しもう K.437
 フランツ・シェッグル(1930-1982):
  シューベルトの歌曲「ます」による愉快な変奏曲(無伴奏合唱のための)
 シューマン(1810-1856)/マルコス・ベガ編曲:
  夢[トロイメライ](無伴奏合唱のための)
マルコス・ベガ(指揮)
オルフェオン・デ・マドリッド(合唱)
ミダ・ガラーノ(ピアノ)
録音:2006年10月30日、11月2日、スペイン国営放送音楽スタジオ2
CD 65282
\2290
スペインの偉大なピアニストたち Vol.7 ルイス・ガルベ
 ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58(*)
 ドビュッシー(1862-1918):
  前奏曲集第1巻 から さえぎられたセレナード
  前奏曲集第2巻 から ビーニョの門/アラベスク第2番
 ファリャ(1876-1946):
  ドビュッシーへのオマージュ
  「恋は魔術師」から パントマイム,鬼火の歌,恐怖の踊り,
   魔方陣(漁夫のロマンス),夜明けの鐘,火祭りの踊り
  「三角帽子」から 代官の踊り,粉屋の踊り,粉屋の女房の踊り
ルイス・ガルベ(P
エンリケ・ガルシア・アセンシオ(指揮(*))
スペイン国立放送交響楽団(*)
録音:1974年10月6日、マドリッド、モヌメンタル劇場、ライヴ(*) 1976年11月3日、バルセロナ、カタルーニャ音楽堂、ライヴ(*以外) Luis Galve(1908、サラゴサ-1995)
CD 65283
スペインの偉大なピアニストたち Vol.8 ジュゼプ・コロム
 ショパン(1810-1849):
  舟歌 嬰ヘ長調 Op.60(*)/バラード第4番ヘ短調 Op.52(*)
 ラヴェル(1875-1937):水の戯れ(+)
 ドビュッシー(1862-1918):版画(#)/喜びの島(#)
 ラヴェル:夜のガスパール(#)
ジュゼプ・コロム(P)
録音:1993年6月24日、マドリッド、国立ホール、ライヴ(*) 2000年10月4日、マドリッド、フアン・マルク財団、ライヴ(+) 1997年4月22日、マドリッド、国立ホール、ライヴ(#) Josep Colum(1947、バルセロナ-)
CD 65287
マヌエル・シレーラ 私のお気に入りサルスエラ
 ホセ・ルシオ・メディアビーリャ(1890-1958):「ごろつき学生」、
 ルペルト・チャピ(1851-1909):「嵐」、
 パブロ・ルーナ(1879-1942)&フェデリコ・バラゲール・マリエル:「王族の血」、
 T・バレーラ・サーベドラ(1870-1938)&
  R・ゴメス・カリェーハ(1874-1938):「移民」、
 アマデオ・ビベス(1871-1932):「ラ・ビリャーナ」、
 ホセ・セラーノ(1873-1941):「悲しみの聖母」、「女たらしたちの結託」、
 ヘスス・グリーディ(1886-1961):「魔女」、
 フェデリコ・モレーノ・トローバ(1891-1982):「ルイサ・フェルナンダ」、
 ハシント・ゲレーロ(1895-1951):「灰鷹」、
 フェデリコ・チュエカ(1846-1908)&
  ホアキン・バルベルデ(父;1846-1910):「カディス」、
 パブロ・ソロサーバル(1897-1988):「港の酒場女」からのアリア、二重唱
 フランシスコ・アセンホ・バルビエーリ(1823-1894):
  「ラバピエスの床屋」前奏曲
マヌエル・シレーラ(T)
カルメン・シロス(S)
エイドリアン・リーパー(指揮)
スペイン国立放送交響楽団&合唱団
録音:2007年7月16-20日、マドリッド、モヌメンタル劇場

SOMM 1CD¥2400

SOMMCD 068
ヘンデル(1685-1759):ヴァイオリンと通奏低音のための作品全集
  ソナタ イ長調 HWV361/ニ長調 HWV371/ト短調 HWV364
   ニ短調 HWV367/ニ短調 HWV359/ト長調 HWV358
  無伴奏ヴァイオリンのためのアレグロ ト長調 HWV407
  幻想曲 HWV406/「勝利」からのソナティナ イ長調/他
エイドリアン・バターフィールド(ヴァイオリン)
キャサリン・シャーマン(チェロ)
ローレンス・カミングズ(チェンバロ)
ロンドン・ヘンデル・プレイヤーズのメンバーによる演奏。ピリオド楽器を使用。
SOMMCD 070
管楽アンサンブルのためのベートーヴェンの音楽
 ベートーヴェン(1770-1827)/
  フリードリヒ・シュタルケ(1774-1835)編曲:「エグモント」序曲 Op.84〔1812〕(*)
  ゲオルク・シュミット編曲:交響曲第1番ハ長調 Op.21〔1817〕(+/#)
  ヴェンツェル・セドラク(1776-1851)編曲:
  オペラ「フィデリオ」Op.72 より 序曲〔1815〕(+),行進曲〔1815〕(*)
  ヨゼフ・トリーベンゼー(1772-1846)編曲:
  ピアノと管楽のための五重奏曲 Op.16 より
   アンダンテ・カンタービレ〔1809頃〕(*)
  不詳者編曲:悲愴ソナタ Op.13〔1810〕(*)

アルビオン・アンサンブル
 マイケル・コックス、ロバート・マナシー(フルート)
 ジョージ・ケアード、ケイティー・クレモー(オーボエ)
 アンジェラ・モルズベリー、デイヴィッド・フュースト(クラリネット)
 ピーター・フランコム(ホルン(*)) ピップ・イーストップ(ホルン(+))
 ピーター・リチャーズ(ホルン)
 ギャレス・ニューマン、ヘレン・シモンズ(ファゴット)
 ロビン・ケナード(ファゴット(#)) サイモン・エスティール(コントラファゴット)

ベートーヴェンの同時代人による編曲作品を集めて演奏したアルバム。〔 〕内は編曲年または編曲譜の出版年。録音:2007年5月21、23-25日、ロンドン、ハイゲート、聖マイケル教会
SOMMCD 065
ニコラス・モー(1935-):弦楽四重奏曲第3番(1994)
ブリテン:
 弦楽四重奏曲第3番 Op.94(1975)/
 3つのディヴェルティメント(1936)
コウル弦楽四重奏団
ロジャー・コウル、
フィリップ・ギャラウェイ(ヴァイオリン)
グスタヴ・クラークソン(ヴィオラ)
ニコラス・ロバーツ(チェロ)
録音:2005年11月8-9日、バーミンガム、聖ポール教会
SOMMCD 067
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40(*)
ブリテン:
 チェロ・ソナタ ハ長調 Op.65(*)/
 無伴奏チェロ組曲第3番 Op.87
カリーネ・ゲオルギアン(チェロ)
ジェレミー・ヤング(ピアノ(*))
モスクワ生まれ、1966年の第3回チャイコフスキー国際コンクール・チェロ部門優勝、1980年以来ロンドンに居を構えているカリーネ・ゲオルギアンが登場。彼女の師であるロストロポーヴィチに献呈されたブリテンの2曲と、お国ものショスタコーヴィチ。ゲオルギアンの脂の乗りきった演奏が期待できる。
SOMMCD 069 エルガー/
 ジークフリート・カルク=エーレルト(1877-1933)編曲:
  交響曲第1番(ピアノ独奏版)
アラン・ブッシュ(1900-1995):ピアノ・ソナタ Op.2(*)
マーク・ベビントン(ピアノ)
エルガーの生誕150年記念盤。オルガン作品で知られるドイツの作曲家カルク=エーレルトが、イギリスの大作曲家エルガーの交響曲のピアノ・トランスクリプションを残していたとは少々意外。2台や4手連弾ではなくソロ版なので、ピアニストの力量が問われそう。イギリスの作曲家ブッシュの(*)は世界初録音。録音:2006年8月、バーミンガム・シンフォニー・ホール

STRADIVARIUS 1CD¥2400

STR 33651
ブルーノ・マデルナ・エディション Vol.7
 ブルーノ・マデルナ(1920-1973):
  ヴェネツィア日誌(テノール、管弦楽とテープのための;1972)(*)
  ジュリアード・セレナード(Tempo libero II)
   (室内管弦楽とテープのための;1971)
  オーボエと室内アンサンブルのための協奏曲(1962)(+)
  クラーニヒシュタイン室内カンタータ
   (ソプラノ、バスと室内管弦楽のための;1953)(#)
アルダ・カイエッロ(ソプラノ(#))
ファビオ・ブオノコーレ(テノール(*))
クリスティアン・ゼン(バス(#))
ルカ・アヴァンツィ(オーボエ)(+)
サンドロ・ゴルリ(指揮)
ディヴェルティメント・アンサンブル
STR 57004
ジョルジョ・バッティステッリ(1953-):
 「オーケストラのリハーサル」(世紀末の6つの音楽的場面;1995)
スティーヴン・オーエン、
フィリップ・シェフィールド、
デイヴィッド・バレル、
コリンネ・ロメイン、クセニア・コンセク、
ウィルフリート・ファン・デア・ブランデ、
リーン・ハーヘマン、
アニヤ・ファン・エンヘラント(出演)
ルーカス・プファッフ(指揮)
フランダース・オペラ交響楽団&合唱団
STR 33773
ドナトーニ・エディション Vol.6
 フランコ・ドナトーニ(1937-2000):
  Algo IV(ギター・コンチェルタンテと12の楽器のための;1996)
  Poll(13人の奏者のための;1998)
  Refrain IV(6つの楽器のための;1996)
  About(ヴァイオリン、ヴィオラとギターのための;1979)
  Al(マンドリン、マンドーラとギターのための;1997)
  Small II(フルート、ヴィオラとハープのための;1993)
  Algo(ギターのための;1980)
ステファノ・カルディ(ギター、指揮)
フレオン・アンサンブル
Vol.1: STR 33315(室内楽作品集 Vol.1)/Vol.2: STR 33499(打楽器作品集)/Vol.3: STR 33541(管弦楽作品集 Vol.1)/Vol.4: STR 33627(ピアノ作品集)/Vol.5: STR 33628(管弦楽作品集 Vol.2)
STR 33775
Ceci n'est pas une guitare[これはギターではない]
 ウルリヒ・クリーガー(1962-):眼球譚[Histoire de l'oeil]
   (変則調弦エレクトリックギターとライヴ・エレクトロニクスのための;2007)(*)
 ジェルジ・クルターク(1926-):
  A kis csava Op.15b(ピッコロ、トロンボーンとギターのための;1978)(+)
 スティーヴ・ライヒ(1936-):ナゴヤ・ギターズ(1995)
 細川俊夫(1955-):恋歌 I(高声とギターのための;1986)(**)
 ジョルジュ・アペルギ(1945-):
  会話 XX[Conversation XX](ギター奏者のための;1985-2007)
 ユーグ・デュフール(1943-):柳の町[La cite des saules]
   (エレクトリックギターとサウンド・トランスフォーメーションのための;1987)(*)
 武満徹(1930-1996):海に向かって(アルトフルートとギターのための;1981)(#)
 イヴ・ベグラリアン(1958-):Until it blazes(ピアノまたは撥弦楽器のための;2001)
エマヌエーレ・フォルニ(ギター)
アンドレアス・プフィッフナー(エレクトロニクス&プログラミング(*))
ジーモン・レトリスベルガー(トロンボーン(+))
アンゲラ・チャンツ(ピッコロ(+))
タチアナ・ジュリショヴァ(アルトフルート(#))
ノエ・イトー(声(**))
フレデリク・ジガンテ監修「ギター・コレクション」第16巻。
STR 33783
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):水上の音楽
  水上の音楽「ハンブルクの潮の干満」ハ長調 TWV55:C3(1725)
  リコーダー、フラウト・トラヴェルソ、
   弦楽と通奏低音のための協奏曲ホ短調 TWV52:e1
  フルート、弦楽と通奏低音のための協奏曲ハ長調 TWV51:C1
  弦楽と通奏低音のためのシンフォニア ニ長調 TWV44:1
  2つのフルート、弦楽と通奏低音のための協奏曲変ロ長調 TWV52:B1
ステファノ・バリアーノ(リコーダー、指揮)
コレギウム・プロ・ムジカ
STR 33768
【新装再発売】
クリスマス・ソングズ
 作曲者不詳(12世紀):来たれ、来たれ、エマヌエル
 イギリス伝承歌:メリー・クリスマス
 ヘンリー・パーセル:トランペットを吹き鳴らせ
 イギリス伝承歌:この子は何者
 フランツ・シューベルト:至福 D.433(1816)
 イタリア、ヴェネト民謡:聞け、聞け
 ガブリエル・フォーレ:恵み深き御母マリアア Op.47 No.2
 アドルフ=シャルル・アダン:オー・ホーリー・ナイト
 ルイジ・パンゼーリ:何を見たのか、羊飼いたちよ
 フランツ・クサファー・グルーバー:きよしこの夜
 ヨハネス・ブラームス:子守歌 Op.49 No.4
 アーヴィング・バーリン:ホワイト・クリスマス
 フェリクス・メンデルスゾーン:あいさつ Op.63 No.3
 ポーランドの子守歌:Gdy sliczna Panna
 ジョン・ラター:スター・キャロル
 イタリア、アブルッツォ民謡:男の子が生まれたとき
 アリエル・ラミレス=フェリクス・ルーナ:生誕
 ドイツ伝承曲:もみの木
 ハンガリー伝承曲:Mostan kinyilt
マリオ・モーラ(指揮)
イ・ピッコリ・ムジチ(少年合唱)
器楽奏者
録音:2000年3-4月、サン・ヴィトーレ・ガヴェリーナ・テルメ教区司祭教会 旧 STR 33580(廃盤)の規格番号変更・新装再発売。
STR 33750
エマヌエーレ・カザーレ(1968-):室内音楽集
 9(アンサンブルのための;2006)
 スタジオ 2a(バスリコーダーのための;1990)
 スタジオ 1(ホルンのための;1997)
 5つの楽器のためのコンポジション(1990)
 声のためのコンポジション(2003)
 四重奏のためのコンポジション(1997)
 5(フルートとクラリネットのための;2002)
 3(フルートとファゴットのための;1999)
エクス・ノーヴォ・アンサンブル
アントニオ・ポリターノ(バスリコーダー)
アンジェロ・ポッリーノ(ホルン)
スヴェン・ヤコブ・メルビ(フルート)
マリア・ソーク・ガルマルク(クラリネット)
アンナ・クレメンティ(声)
マリア・カローリ(フルート)
パスカル・ガロワ(ファゴット)
イカルス・アンサンブル
STR 33761
モーツァルト:
 フルート協奏曲ニ長調 K.314
 フルートと管弦楽のためのアンダンテ ニ長調 K.315
 フルート協奏曲ト長調 K.313
ルイザ・セッロ(フルート)
ロモーロ・ジェッシ(指揮)
ミラノ・クラシカ管弦楽団
ルイザ・セッロはウディーネ音楽院を低年齢で卒業後、シエナのアッカデーミア・キジアーナでセヴェリーノ・ガッゼローニに師事、さらにパリでレイモン・ギオーに師事したイタリアのヴァイオリニスト。ライヴ録音で、カデンツァは自作している。
STR 33785
ヒースの芽 ツィンバロンのための作品集
 ジェルジ・クルターク(1926-):
  ヒースの芽(1994)/サールカーク(1962/1973)
  クラリネットとツィンバロンのための3つの小品 Op.38(1996)
  クラリネットとツィンバロンのための次の3つの小品 Op.38a(1996)
  ベレーニ・フェレンツ70歳へのオマージュ(1997)
 アレサンドロ・ソルビアーティ(1956-):
  イメージのノート(8つの小品;2002)(*)
  小さな歌の3つのデュエット(1996)(*)
 ルカ・フランチェスコーニ(1956-):エチュード(2001)(*)
ルイジ・ガッジェーロ(ツィンバロン)
フレイア・グンラウグスドッティル(クラリネット)
ミケーラ・ラ・ファウチ(ハープ)
アンドレア・モレッティ(ヴィブラフォン)
ハンガリーの民族楽器ツィンバロンはコダーイの「ハーリ・ヤーノシュ」に登場することで知られている。(*)は作曲者の監修における世界初録音。
STR 33787
フランチェスコ・ダ・ミラノ&ペリーノ・デ・フィオレンティーノ:リュート作品集
 ペリーノ・デ・フィオレンティーノ(1523-1552):ファンタジア 5
 ジャン・リシャホール(1480頃-1548頃):De mon triste desplaisir
 ペリーノ・デ・フィオレンティーノ:ファンタジア 4
 フランチェスコ・ダ・ミラノ(1497-1543):ファンタジア 41/同 39
 ペリーノ・デ・フィオレンティーノ:ファンタジア 2
 ジャック・アルカデルト(1505-1562頃):Quanta belta
 フランチェスコ・ダ・ミラノ:ファンタジア 40/同 30
 ペリーノ・デ・フィオレンティーノ:ファンタジア 1
 フランチェスコ・ダ・ミラノ:ファンタジア 42/同 13
 ジャック・アルカデルト:O felici occhi miei
 ペリーノ・デ・フィオレンティーノ:ファンタジア 8
 フランチェスコ・ダ・ミラノ:ファンタジア「la compagna」
 不詳:Vignon Vignetta
 フランチェスコ・ダ・ミラノ:ファンタジア 32
 ペリーノ・デ・フィオレンティーノ:ファンタジア 3/同 7
 フランチェスコ・ダ・ミラノ:ファンタジア「demontriste」
 ジャック・アルカデルト:Quand' io penso al martire
 フランチェスコ・ダ・ミラノ:ファンタジア 31/同 38/同 35
 ジャック・アルカデルト:Quanti travagli
 ペリーノ・デ・フィオレンティーノ:ファンタジア 6
 フランチェスコ・ダ・ミラノ:ファンタジア 33
パウル・ベイエル(ルネサンスリュート)
STR 57005
ファビオ・ヴァッキ(1949-):架空の場所
 架空の場所(1987-1992)(*)
 「さすらい人」変奏曲(B♭管クラリネット、ファゴット、ホルン、
  2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとコントラバスのための;1997)(+)
 サッビウーノの圏谷(5人の奏者のための;1995)(#)
 流れよ、わがダウランド(男声アルトとアンサンブルのための;1994)(**)
(#)演奏者不詳。
グイード・グイダ(指揮(*))
シチリア交響楽団ソロイスツ(*)
マウロ・チェッカンティ(指揮(+))
コンテンポラルタンサンブル(+)
マルコ・ラッザーラ(男声アルト(**))
アンサンブル・ムジカ20(**)
STR 33723 ファウスト・ロミテッリ(1963-2004):オーディオドローム 管弦楽作品集
  Dead City Radio. Audiodrome(管弦楽のための;2003)
  EnTrance(ソプラノ、16人の奏者とエレクトロニクスのための;1995)(*)
  Flowing down too slow(弦楽、打楽器と2つのサンプリングのための;2001)
  The nameless city(弦楽合奏と任意の鐘のための;1997)
ドナティエンヌ・ミシェル=ダンザク(ソプラノ(*))
ペーター・ルンデル(指揮)
RAI国立交響楽団
STR 33747
rotte sonore
 ファビオ・ヴァッキ:フルート、バスクラリネット、
   ヴァイオリン、チェロとハープのための五重奏曲(1987)
 マリオ・チェーザ:四重奏のための交響曲
   (フルート、クラリネット、チェロとピアノのための;2003)(*)
 アルマンド・ジェンティルッチ:私たちの夢の遥かなる神秘
   (ソプラノ・レッジェーロ、フルート、クラリネットとピアノのための;1988)(+)
  ジャンヴィンチェンツォ・クレスタ:本土の船乗り(語り手、フルート、
   クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための;2003)(#)

(*)(#)世界初録音

マリア・アグリーコラ(ソプラノ(+))
ルチアーノ・ベルトーリ(語り(#))
ヴィットリオ・パリージ(指揮)
デダーロ・アンサンブル
STR 33757
ミケーレ・ダッロンガーロ(1957-):GRIMOIRE
  Grimoire(ソプラノ、ヴァイオリンとテープのための;1996)(*)
  Alter(無伴奏ヴィオラのための;2001)
  傍らにある損害(チェロ独奏、クラリネット、
   ヴァイオリン、ヴィオラとピアノのための;2003)
  E.Z.の音楽(無伴奏ヴァイオリンのための;1999)
  ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための三重奏曲(1989/1990)
  破片になった子守歌(2つのヴァイオリンのための;1998)
  ソプラノ、フルート、クラリネット、
   2つのヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための変奏曲(2004)
  跡(無伴奏フルートのための;1995)
  弦楽四重奏曲第5番(2003/2004)
ソニア・ヴィセンティン(ソプラノ(*))
アルディッティ弦楽四重奏団
エクス・ノーヴォ・アンサンブル
STR 33769
現代イタリアの声楽作品集 Vol.3
 アルド・クレメンティ:2つの詩(1946)
 アルベルト・コッラ:リルケの2つの詩(2005)
 ルカ・ロンバルディ:オフェーリア断章(1982)
 ジャコモ・マンツォーニ:暗闇よ(1998)
 カルロ・ピネッリ:Se un giorno tu(2002)
 アレッサンドロ・ソルビアーティ:ヘルダーリン歌曲集 から I(2000)
 ファビオ・ヴァッキ:ミニョン(憧れについて)(1995)
デュオ・アルテルノ
 ティツィアーナ・スカンダレッティ(ソプラノ)
 リッカルド・ピアユエンティーニ(ピアノ)
STR 33777
グイード・サントルソラ(1904-1994;ブラジル):ギター作品集
  ギターと弦楽四重奏のための5声の協奏曲(1978)(*)
  ショーロ第1番(1944)/ワルツ=ショーロ(1960)
  ソナタ第2番「イスパニカ」(1971)/ラテンアメリカ4つの小品(1971)
アントニオ・ルゴーロ(ギター)
パウル・クレー弦楽四重奏団(*)
STR 33782
無伴奏ヴァイオリン・リサイタル
 ユジェーヌ・イザイ(1858-1931):ソナタ第4番「クライスラーに」Op.27
 ナタン・ミルシテイン(1904-1992):パガニーニアーナ
 プロコフィrフ(1891-1953):ソナタ Op.115
 フリッツ・クライスラー(1875-1962):スケルツォ=カプリッチョ
 O・マーリオ(1966-):B・A・C・Hによる変奏曲
カルメロ・アンドリアーニ(ヴァイオリン)
STR 33786
SOULS REFLECTIONS ソプラノサクソフォンとオルガン
 ギヨーム・デュファイ(1400-1474):アヴェ・レジナ・チェロールム
 ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
  トッカータ集第1巻 から コッレンテ I,II
 フランソワ・クープラン(1668-1733):
  コルネ音栓とティエルス音栓によるトリオのディアローグ
 J・S・バッハ(1685-1750):目覚めよ、と呼ぶ声あり BWV645
 ザムエル・シャイト(1587-1654):光であり日であるキリスト(賛歌)
 ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ ニ長調 K.287
 ドメニコ・チマローザ(1749-1801):ソナタ第5番ト短調
 ブラームス(1833-1897):
  オルガン作品集(11のコラール前奏曲 Op.122?)から 第10-11番
 ガストン・リテーズ(1909-1991):24の典礼前奏曲 から 第10番
 フロール・ペーテルス(1903-1986):旋法組曲 から 第2-3曲
 カレン・デ・パステル(1949-):
  空間と時間の反映(ソプラノサクソフォンとオルガンのための;2006)
 レオナルド・ポラート(1963):もっと光を(2006)
 パトリツィオ・マッローネ(1961-):「アヴェ・マリス・ステラ」による(2006)
 ニコラ・カンポグランデ(1969-):小さな音符たちの散歩(2006)
 ピエトロ・タリアフェッリ(1964-) 、マッシモ・ベルツォッラ(1963-):もしも…(2006)
ピエトロ・タリアフェッリ(ソプラノサクソフォン)
マルゲリータ・シッドゥルロ(オルガン)
STR 33801
ジャチント・シェルシ(1905-1988):コレクション Vol.1
  バスフルートのための「Maknongan」(1976)(*)
  弦楽四重奏曲第2番(1961)(+)
  Riti(儀式)「アレキウスの葬儀」
  (4人の打楽器奏者のための;1962)(#)
  ヴィシュヌ神の変身を描いた4つの挿絵
   (ピアノのための;1953、未出版ヴァージョン)(#)
  Riti(儀式)「カルロ・マーニョの葬儀」(チェロと打楽器のための;1976)(#)
ロベルト・ファッブリチアーニ(フルート(*))
トリノ弦楽四重奏団(+)
ムジカテアトロアンサンブルのソリストたち(#)
 ファブリツィオ・オッタヴィウッチ(ピアノ)
 フランチェスコ・ディロン(チェロ) フルヴィア・リチェヴート(打楽器)

echo series

STR 11033
(2CD)
\2700
J・S・バッハ(1685-1750):
 ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集
  第1番ロ短調 BWV1014/第2番イ長調 BWV1015/
  第3番ホ長調 BWV1016/第4番ハ短調 BWV1017/
  第5番ヘ短調 BWV1018/第6番ト長調 BWV1019
  第6番の初期稿からの4つの楽章
フランチェスコ・ドラツィオ(ヴァイオリン)(*)
ジョルジョ・タバッコ(チェンバロ)(+)
使用楽器:1748年、ヴェネツィアにてピエトロ・グァルネーリ製(*)  1989年、マイケル・ジョンソン製(モデル:1767年パスカル・タスカン製)(+) 今回初出の新録音。ドラツィオ、タバッコともにピリオド楽器アンサンブル「ラストレ」のメンバー。

SWEDISH SOCIETY 1CD¥2400

SCD 1129
ハラルド・フリュクレーヴ(1882-1919):オルガン作品全集
 祝祭即興曲/フーガ ホ短調 Op.3/二重カノン
 コラール198番への前奏曲(1912)/コラール424番への前奏曲(1912)
 古風なイントラーダ/葬送アンダンテ/交響的小品/パッサカリア

ラルフ・グスタフソン(オルガン)

ハラルド・フリュクレーヴはストックホルムの聖ヤコブ教会、聖ヨハネ教会、ストックホルム大聖堂のオルガニスト・作曲家。ユーハン・リンドグレンに対位法と作曲法、ベルリンのフィリップ・シャルヴェンカに管弦楽法を学んだ。スウェーデンのオルガン音楽で重要な位置をしめる独創的な曲を含むフリュクレーヴの作品はこれまで「交響的小品」と「パッサカリア」がCDで紹介されていた。フリュクレーヴはストックホルム大聖堂のP・L・オーケルマン&ルンド製オルガン(1878)を念頭に置いて作曲したと言われているが、当録音はP・L・オーケルマン製オルガンのあるウプサラ大聖堂で行われている。録音:2007年5月30日-31日、スウェーデン、ウプサラ大聖堂 使用楽器:1871年、P・L・オーケルマン製
SCD 1136
ヤン・サンドストレム(1954-):
 「闇から光へ」(バリトン、朗読と管弦楽のための)
  はじめに光があった,仕事を仕上げる日,エサイの根より,
  苦悩の顔,十字架が終わりではない
ペーテル・マッテイ(バリトン)
スヴェン・ヴォルテル(朗読)
ペッテル・スンドクヴィスト(指揮)
ノルボッテン室内管弦楽団
人類を脅かす闇と、希望の光。北スウェーデン、ノルボッテン地方にルーツをもつ作家で詩人、フォルケ・イーサクソンの『闇から光へ』に収められた詩をテクストにヤン・サンドストレムが作曲。バリトン独唱、朗読、管弦楽が詩人の心の世界を描いていく5章から成るオラトリオ形式の音楽。録音:2002年1月、スウェーデン、ルオー、オーロラ講堂
SCD 1139
木枯らしの風、ほえたけり/
 アードルフ・フレードリク少年合唱団のクリスマス
  ウェールズのキャロル/デイヴィッド・ウィルコックス(1919-)編曲:
   ひいらぎ飾ろう
  ブーダのコラール/アンデシュ・ニューベリ(1962-)編曲:
   主の道をととのえよ
  エミー・シェーレル(1858-1925)/
   アンデシュ・オールヴァル(1932-)編曲:
    たくさんのキャンドルに灯がともった
  スウェーデン民謡/
   オット・オルソン(1879-1964)編曲:判事の踊り
  シベリウス:クリスマスの歌「私には富も名声もいらない」Op.1 No.4
  グスタフ・ヌードクヴィスト(1886-1949):
   クリスマス、輝くクリスマス
  フランツ・グルーバー(1787-1863)/
   ヤン=オーケ・ヒッレルード(1938-)編曲:
    聖しこの夜
  イギリスのキャロル/
   ジョン・ラター(1945-)編曲:三艘の舟を見た
  ホルスト:木枯らしの風、ほえたけり
  J・S・バッハ/グノー:アヴェ・マリア
  ブリテン:聖母賛歌
  ジェイムズ・ピアーポイント(1822-1893)/
   デイヴィッド・ウィルコックス編曲:
    ジングル・ベル
  ヤン=オーケ・ヒッレルード編曲:
   スウェーデンのクリスマスソング・メドレー
  アドルフ・アダン(1803-1856)/ヤン=オーケ・ヒッレルード編曲:
   クリスマスの歌「聖らに星すむ今宵」
  中世のキャロル/アンドリュー・カーター(1939-)編曲:
   天使ガブリエルは聖母のもとで(天使は乙女に)
  ブリテン:キャロルの祭典 Op.28
カール=マグヌス・フレードリクソン(バリトン)
クリストフェル・ホルゲション(指揮)
アードルフ・フレードリク少年合唱団
クリストフェル・ホルゲション(指揮)
ユーハン・リンドストレム(オルガン)
インゲゲード・フレードルンド(ハープ)
ストックホルムのアードルフ・フレードリク音楽学校は1939年の創立。1965年、ヤン=オーケ・ヒッレルード(1938-)によって少年合唱団が創設され、国内外のツアーをはじめとする活動を行っていた。1990年代に一旦活動を中断したものの、2001年の秋、クリストフェル・ホルゲションのもとで活動を再開。2005年からは少年合唱にテノールとバスが加わった。クリスマスの歌を集めたこのアルバムは、4枚シリーズの最初の1枚。王立スウェーデン・オペラのバリトン歌手、カール=マグヌス・フレードリクソンをゲストに迎え、スウェーデンの人たちが愛するクリスマス・ソングを歌っている。2007年4月、ストックホルム、エンゲルブレクト教会

TRITO

TD 0031
\2600→¥2290
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
フォーレ:
  組曲「ペレアスとメリザンド」Op.80/パヴァーヌ Op.50
ビゼー:交響曲ハ長調

ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
カダケス管弦楽団

録音:2006年1月12-13日、スペイン、パンプローナ、エル・バルアルテ・ホール、ライヴ これまで「カダケース管弦楽団」と表記してまいりましたが、通例に従い「カダケス管弦楽団」と改めます。
TD 0032
\2600→¥2290
3つの交響曲
 ヘスス・トレス(1965-):交響曲(2005)(*)
 ダビッド・デル・プエルト(1964-):
  交響曲第1番「ボレアス(北風の神)」(2004)(+)
 ヘスス・ルエダ(1961-):交響曲第1番「迷宮」(2000)(#)
エイドリアン・リーパー(指揮(*))
スペイン国立放送交響楽団(*)
サカリ・オラモ(指揮(+))
フォンランド放送交響楽団(+)
エルネスト・マルティネス=イスキエルド(指揮(#))
スペイン国立青年管弦楽団(#)
録音:2005年10月、マドリッド、モヌメンタル劇場、ライヴ(*) 2005年1月、スペイン、ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア、 アルフレード・クラウス・ホール、ライヴ(+) 2000年8月、アムステルダム・コンセルトヘボウ、ライヴ(#)
TD 0033
\2600
フェルナンド・ソル(1778-1839):フォルテピアノ四手連弾作品集
 3つのワルツ第2集(1815-1818)/同第6集(1819)
 同第4集(1820)/同第10集(1822-1823)
 ソナタ、いくつかのスウェーデンの歌による連弾曲(1815-1818)
 3つのワルツ第7集(1820)/同第8集(1822)
 同第3集(1819)/同第5集(1819)

ジュゼプ=マリア・ロジェ、
ハラダ・ルミコ(フォルテピアノ)

録音:2003年12月、スペイン、パルマ・デ・マヨルカ銀行財団ホール ロジェは CANTUSレーベルにソルのピアノ独奏作品集を録音していた。
TD 0035
\2600
マヌエル・ガルシア・モランテ(1937-):カタルーニャ民謡集
  (全34曲)
イレーネ・マルティネス=ロカ(ソプラノ)
マヌエル・ガルシア・モランテ(ピアノ)
録音:2006年8月、スペイン、カペヤーデス、パーペ・デ・ムジカ・ホール
TD 0036
【再発売】
\2600
ホルンとヴァイオリンを伴って 18世紀カタルーニャの管弦楽作品集
 ドメネク・テラデーヤス(1711-1751):
  オペラ「認められたジュゼッペ」序曲(1736)
 ジュゼプ・ドゥラン(1726-1802):序曲ヘ長調(1760頃)
 ジュゼプ・プラ(1728-1762)、ジュアン・プラ(1720頃-1775頃):
  2つのオーボエのための協奏曲ニ長調 IV-1(1754頃)
 マヌエル・プラ(?-1766):序曲ヘ長調(1757)
 ジュゼプ・ドゥラン:序曲ニ長調(1788)
 カルレス・バゲール(1758-1808):交響曲第2番ハ短調(1790)
 フェルナンド・ソル(1778-1839):交響曲第3番ヘ長調(1804)から ラルゴ
セバスティアン・ヒメーノ、
マヌエル・アングーロ(オーボエ)
ジュアン・ユイス・モラレーダ(指揮)
カペラ・ビドゴスティエンシス
録音:2004年2月18-20日、ポーランド、ビドゴシュチ、ポモジェ・イグナツィ・パデレフスキ・フィルハーモニー大ホール TD 0019の番号変更再発売。ポーランドの室内管弦楽団による演奏。
TD 0030
\2400
シャビエ・モンサルバーチェ(1912-2002)
  子供のための音楽劇「ノアの不思議」(ダビッド・ネッロ台本)(*)
  子供のための音楽劇「月旅行」
   (サルバドー・ブロトンス編曲/ジョゼプ・マリア・エスピナス台本)(+)
クリスティーナ・セルビア、
ダビッド・プラナス、ダビッド・ネッロ(声優)
エウジェニア・ガスーイ(ピアノ(*))
ミゲル・オルテガ(指揮(+))
カダケス管弦楽団アンサンブル(+)
収録時間33分ほどです。あらかじめご了承ください。
TD 0037
\2400
シャビエ・トラス/ダビッド・ピント台本:
 ミュージカル「シャーロック・ホームズと赤犬クラブ」(カタラン語)
リディア・リヌエーザ(ナレーション)
ラッジギャグズ劇団(声優)
シャビエ・トラス(指揮)
ヘカテロス管弦楽団
収録時間42分ほどです。あらかじめご了承ください。

VERSO

VRS 2044
¥2600
マヌエル・アングーロの肖像(1930-) ポートレイト
  レセルカーダ(1975)
  夜明けの協奏曲(1988)(*)
  ポケット・メイクシフト(1991)
  2つのコントラスト(1960)
  空気の対位法(1994)(+)
ピラール・フォンタルバ(オーボエ(*))
ボエーム・クラリネット・クァルテット(+)
ホセ・ルイス・テメス(指揮)
コルドバ管弦楽団
マヌエル・アングーロは「ドン・キホーテ」で主人公が風車と対決したラ・マンチャ地方の村カンポ・デ・クリプターナに生まれ、マドリード王立音楽院でヘスス・グリーディらに師事、さらにシエナ(イタリア)、ザルツブルク、ヴェネツィア、ニースに留学した。彼は作曲家であると同時に重要な音楽教育家、特に音楽教師養成のスペシャリストでもありました。録音:2006年7、11月、スペイン、コルドバ大劇場
VRS 2045
(2CD)
\4000
アルベニス:
  イベリア組曲
  ナバーラ
ルイス・フェルナンド・ペレス(ピアノ)
ルイス・フェルナンド・ペレスは1977年マドリードに生まれ、ソフィア王妃高等音楽学校でドミートリー・バシュキーロフに、ケルン音楽大学でピエール=ロラン・エマールに師事した後、バルセロナのマーシャル・アカデミーでアリシア・デ・ラローチャらにスペイン音楽の解釈を学んだピアニスト。録音:2006年3、4月、マドリード県、アルカラ・デ・エナレス音楽大学、講義室




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