BMG
|
88697 271552
(2SACD Hybrid)
\3600→¥3290 |
シューマン:オラトリオ「楽園とペリ」Op.50(全曲) |
アーノンクール(指揮)
バイエルン放送交響楽団・合唱団
ドロテア・レシュマン(ソプラノ)[ペリ]マリン・ハルテリウス(ソプラノ)
レベッカ・マーティン(メゾ・ソプラノ)
ベルナルダ・フィンク(メゾ・ソプラノ)
クリストフ・シュトレール(テノール) ヴェルナー・ギューラ(テノール)
クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
ゲラルト・ホイスラー(バス) |
神々しいまでの感動を約束してくれる、シューマン随一の傑作オラトリオ、ついにアーノンクールによる決定的名演を得る。2006年11月、ウィーン・フィルおよびウィーン・コンツェントゥス・ムジクスとの来日公演で、日本の音楽ファンを感動の渦に巻き込んだニコラウス・アーノンクール。『音楽の友』誌の「2006年コンサート・ベスト10」では第1位・第2位を独占したように、その感銘の深さは圧倒的であり、日本の音楽史上特筆すべき名演の連続であった。当アルバムは、マリス・ヤンソンスの就任でさらに実力を伸ばし名実ともにベルリン・フィルと肩を並べるドイツ随一のオーケストラとなったバイエルン放送交響楽団と2005年10月に初共演した際のライヴ録音盤で、「ゲーテの《ファウスト》からの情景」とともにシューマンの2大声楽曲とアーノンクールが高く評価する「楽園とペリ」である。「楽園とペリ」は、アイルランドの詩人トーマス・ムーアの韻文物語『ララ・ルーク』の中のペリの物語をもとに1843年、シューマン33歳の時に完成した3部からなるオラトリオで、シューマン自身がライプツィヒで指揮した初演は大成功を収め、出版のオファーが来たのみならず、疎遠になっていた妻クララの父ヴィークとも関係を修復するなど、作曲家としての大きな一歩を踏み出すことのできた記念碑的作品。全編にわたって瞑想的で美しい抒情に満たされ、「ゲーテの《ファウスト》の情景」「ミニョンのためのレクイエム」「バラの巡礼」などのオーケストラ付き声楽曲と並んで、最近ではシューマン独自の傑作としての位置付けがなされつつある。交響曲全曲や主要管弦楽曲・協奏曲のみならず、「ゲノフェーファ」(テルデック)など、シューマンの声楽曲でも名演を残してきたアーノンクールによる「楽園とペリ」は、ほかに競合盤の少ないこの曲の決定盤と呼ぶに足る充実ぶり。この時の演奏は、「アーノンクールの指揮するオーケストラが極めてシューマン的な劇の世界を、それにふさわしい節度を保ちながら描ききった。最後の楽園に再び迎えられた場面の至福の表現は真に神々しい。数多くの宗教音楽を経験したアーノンクールならではの表現だ」(音楽の友/岡本稔氏)と絶賛されたほどの出来だった。初客演となったバイエルン放送響との相性も抜群で、2007年5月末には再客演し、ドヴォルザーク「スターバト・マーテル」を指揮している(RCA
Red Sealより2009年発売予定)。8人の独唱者と混声合唱が必要で、それだけに声楽パートの比重が高いが、主役のペリを歌うレシュマンンをはじめ、ハルテリウス、フィンク、ギューラ、ゲルハーヘルなど、数々の共演でアーノンクールと気心を通じた旬の歌手たちをそろえている。「無垢の心を持った妖精が、2回の挫折によって大きく成長し、楽園に戻るまでを役そのものになりきって演じた」と称賛されたレッシュマンの名唱は一聴に値する。録音:2005年10月21日&22日、ミュンヘン、ヘルクレスザールでのライヴ・レコーディングSA-CD
Hybrid CD 2.0ch./ SACD 2.0ch./ SACD 5.0
ch DSD Mastering |
88697 217612
\2500→¥2290 |
ジョン・タヴナー:作品集
(1)「The Repentant Thief」
(2)「To a Child Dancing in the Wind」
「Lamentation, Last Prayer and Exaltation」
「A Mini Song Cycle for Gina」 |
(1)アンドルー・マリナー(Cl)
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)
ロンドン交響楽団
(2)パトリシア・ロザリオ(Sp)
キャサリン・ルーカス(Fl)
スティーヴン・ティーズ(Va)
ヘレン・トゥンスタール(Hp)
イアン・シムコック(ベル)
ジョン・タヴナー(p) |
「The Repentant Thief」は、1990年作曲の作品。イエスと一緒にはりつけにされた犯罪者の一人へのイエスの言葉を題材としたもので、小編成の弦楽と独奏クラリネットのための作品。この録音は、以前Collinsから発売されていたものと同じもの。録音:
(1)1991年9月21日 ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン (2)1994年3月1日 ハイゲート聖マイケル教会、ロンドン |
88697 160282
(ボーナスPAL方式DVD付)
\2500→¥2290 |
ジャン=マルク・ルイサダ
〜Le Chant du Piano【新録音曲も含むベスト】
リスト:愛の夢 第3番*」
チャイコフスキー:
サロン風マズルカ ニ短調Op.9-3、無言歌
ヘ長調 Op.2-3*」
ベートーヴェン:創作主題による6つの変奏曲
ヘ長調Op.34*」
ビゼー:ノクターン ヘ長調」
シューマン:アラベスク ハ長調Op.18」
ショパン:練習曲第3番ホ長調Op.10-3 別れの曲」
グラナドス:ゴイェスカス」
ハイドン:幻想曲 ハ長調Hob.XVII-4」
ショパン:夜想曲第17番ロ長調Op.62-1」
フォーレ:夜想曲第1番 変ホ短調Op.33-1」
ショパン:前奏曲第7番 イ長調Op.28-7」 |
ジャン=マルク・ルイサダ |
「ピアノの詩人」ルイサダ。1985年のショパン・コンクール優勝以来、個性派の名ピアニストとして活躍、日本でも大きな人気を獲得している。いずれもルイサダがこれまで何度も取り上げ得意のレパートリーとしている曲を収録。録音セッションでは、朝10時から夜10時まで食事の時間も惜しんで何度も繰り返しテイクを重ねて演奏を極限まで練り上げるというルイサダだが、今回アルバムの中の新録音作品も、彼ならではの繊細なピアニズムが一貫する個性的な解釈を堪能できること間違いなし。*リスト、チャイコフスキー、ベートーヴェンの作品は新録音。グラナドスは、DGの録音のもの。他は、RCAの既発売のものから。
※ 【「NHKスーパーピアノレッスン」の映像を含む、ルイサダの演奏PAL方式DVD付き】
御注意・・・ このボーナスDVD はPAL 方式映像につき、NTSC 方式専用のDVD プレーヤーでは再生できません。パソコンまたはPAL 方式が再生可能なDVD プレーヤーのみにて再生可能です。 |
88697 272072
(2CD)
\2500→¥2290 |
Ahn Trio〜
Lullaby For My Favourite Insomniac |
Ahn Trio |
ちょっとアンニュイ、そしてちょっぴりsexy・・・ 三人の美女が織りなす妖しい音楽。都会のネオン煌く夜のイメージ、混沌するエネルギー渦巻く情熱的なシーン、そして、ほっと力を抜いてリラックス。今を生きる全ての人にオススメします。http://www.ahntrio.com
← の中に、このアルバムのコンセプト曲が数曲試聴できます。まず聴いてみて下さい。
【Ahn Trio】ソウル生まれの姉妹。ジュリアード音楽院にて学ぶ。EMIより3枚のアルバムを発売し、アメリカとヨーロッパでベスト・セラーとなり、ECHO賞も受賞した。現在彼女らは、自作の作品や韓国を中心とした現代作曲家の作品。それらとフォトグラファー、デザイナー、舞台演出家、ダンサーなどとのコラボレーションを行い、絶賛を博している。 |
88697 276512
(2CD)
\2600 |
クリスタ・ルートヴィヒ/80歳記念ベスト
「ロッシーニ:セヴィリャの理髪師」「R・シュトラウス:ばらの騎士」
「マーラー:子供の不思議な角笛」「サン=サーンス:サムソンとデリラ」
「シューベルト:冬の旅」「フンパーディンク:ヘンゼルとグレーテル」
「マーラー:リュッケルトの詩による5つの歌」「ワーグナー:パルシファル」より |
今年80歳になるクリスタ・ルートヴィヒ。彼女の今までに発売したBMGタイトルの中から、ベストな名演を収録。 |
88697 217422
(10CD)
\5400→¥4990
完売 |
ハイフェッツ、オリジナル・ジャケットBOX
Disk 1;
バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調
BWV.1043
モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調K.364
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調
Op.102
Disk 2;
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
Op.61
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調
Op.64
Disk 3;
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
Op.77
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
Op.35
Disk 4;
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調op.26
ブルッフ:スコットランド幻想曲op.46
ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第5番 イ短調op.37
Disk 5;
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調op.47
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番
ト短調op.63
グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調op.82
Disk 6;
コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.35
ミクローシュ・ローザ:
ヴァイオリン協奏曲op.24, 協奏交響曲(主題と変奏)
Op29
ワックスマン:「カルメン」幻想曲
Disk 7;
バッハ:
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1〜3番 BWV.1001,1003,1005
Disk 8;
バッハ:
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1〜3番 BWV.1002,1004,1006
Disk 9;
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
R・シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ
変ホ長調Op.18
Disk 10;
ラスト・コンサート 1972
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調BWV1006から
「ジーグ」「ルール」「プレリュード」
ブロッホ:組曲「バール・シェム」から第2曲「ニーグン」
ドビュッシー:ロック編): レントよりおそく
ラフマニノフ(ハイフェッツ編) :練習曲「音の絵」変ホ長調op.33-4
ファリャ:コハニスキ編「7つのスペイン民謡」から第5番「ナナ」(子守歌)
クライスラー:カルティエのスタイルによる狩り
ラヴェル:ツィガーヌ(演奏会用狂詩曲)
カステルヌオーヴォ=テデスコ(ハイフェッツ編):
「2つの海の練習曲」から「海のささやき」 |
2000セット完全限定生産Disk 1〜5 は、LivingStereoSACDと同じDSDリマスター・テープを使用。Disk
6〜10 は、24bit/96kによるリマスター。BOXの大きさは、縦127mm,
横128mm, 厚さ40mm、68ページ、解説書付き |
88697 168522
(SACD Hybrid)
\2500→¥2290 |
マーラー:交響曲第4番 ト長調
(ラーツ/フュッスル校訂・全集版[Universal
Edition]) |
ルーバ・オルゴナソーヴァ (Sp)
デイヴィッド・ジンマン (指揮)
チューリヒ・トーンハレ管 |
快調!ジンマン&チューリヒ・トーンハレ充実のマーラー・プロジェクト第4弾。強固な造形と緻密なスコア・リーディングが生み出す、ジンマンの新たなマーラーの新境地。1995年、デイヴィッド・ジンマンが首席指揮者に就任以来、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団(TOZ)の躍進ぶりは止まるところがない。ヨーロッパの名門らしい芳醇で深い音色をたたえつつ、響きの透明感を獲得するだけでなく、作品の時代によって、使用楽器を選び、編成・オーケストラ配置などを自在に変えることで、各時代の音楽を鮮やかに現在に蘇らせるその独特の手法は、「21世紀のオーケストラのあり方の理想的な姿の一つ」として世界的に大きな評価を得ている。全世界で空前のベストセラーとなったベートーヴェンの交響曲全集、R.シュトラウスの管弦楽曲全集という充実した成果の上に継続されているマーラーの交響曲全曲録音は、これまでに第1〜3番までが発売され、「驚くべき《精確さ》と《内的欲求》の合一。未聴の音世界が展開」(レコード芸術)、「曲そのものを味わうのにふさわしい名盤」(音楽現代)、「ジンマンのスコアへの透徹した視線を余すところなく再現」(ぶらあぼ)など、演奏・録音両面で高い評価を得ている。その第4弾として、待望の”交響曲第4番”が登場。巨大なマーラーのオーケストレーションの醍醐味を精緻に再現 「私にとってのマーラーは、分厚い壁のような感情ではなく、もっとバランスのとれた、また形式感もはっきりと聴き手に伝わるような音楽」と考え、「バーンスタイン等の解釈は主観的で、私のマーラー観とは異なるもの」と言い切るジンマンのマーラー解釈は、巨大な3管編成を基本としたマーラーのオーケストレーションを精緻に再現し、爛熟した後期ロマン派・世紀末の申し子マーラーが極限まで拡大させた古典形式の作品構造を聴く者にはっきりと認識させるという点において、これまでのさまざまなマーラー演奏とは異なる次元に立つ、まさに21世紀のマーラー像といえる。第2ヴァイオリンに独自の役割を与えることの多かったマーラーのオーケストレーションを考慮して、ヴァイオリンを左右に振り分けるほか(左から第1ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、第2ヴァイオリン、コントラバスという配置)、金管別働隊の空間性を重視し、録音(SA-CDハイブリッド)でもそれを緻密に再現している。録音:2006年11月13〜15日 チューリヒ・トーンハレSA-CD
Hybrid:CD 2.0ch./ SA-CD 2.0ch./
SA-CD 4.0
ch: DSD Recording |
88697 234552
\2500→¥2290 |
オッフェンバック:アリア集
「ラ・ペリコール」「ポンム・ダピ」「ホフマン物語」
「ジェロルスティン大公妃」「美しきエレーヌ」
「青ひげ」「天国と地獄」より |
ヴェッセリーナ・カサロヴァ (Ms)
ウルフ・シルマー(指揮)
ミュンヘン放送管 |
モーツァルト、ロッシーニとともにフランス・オペラのレパートリーの斯界の第一人者カサロヴァ。「ティトの慈悲」「チェネレントラ」に続くカサロヴァが主役の、毎年恒例のミュンヘン・コンサート・ライヴ録音。今回は、彼女の得意としている、粋で「いなせ」なオッフェンバックのアリア集。ただ歌うだけでは、この絶妙な世界観を出すことは不可能。最近では、フェリシティ・ロットやフォン・オッターが素晴らしい歌を聴かせてくれているが、この盤でのカサロヴァも「素晴らしい!」の一言。低音から高音まで豊かな美声と音楽性。そしてフランス語の発音。ここには定番のアリアだけでなく難曲のアリアまで収められ、卓越した技巧と幅広い表現力が遺憾なく発揮。上品、かつウィットに富んだしっとりとした歌い口は聴けば聴くほどに味わいが増すでしょう。録音:2007年10月7日 ミュンヘン、ガスタイクでのライブ |
88697 168172
\2500→¥2290 |
リーダークライス〜シューマン歌曲集II
『「メランコリー」〜スペインの歌芝居Op.74-6』
『リーダークライスOp.39』
『5つの歌曲 Op.40』 『6つの詩 Op.36』
『「竪琴弾きの歌」Op.98bより第4,6,8曲』
『歌曲集「スペインの愛の歌」Op.138より第2曲』
『「3つの歌」Op.83より第3曲「隠者」』 |
クリスティアン・ゲルハーヘル(Br)
ゲロルト・フーバー(p) |
2003年度レコード・アカデミー賞に輝くゲルハーヘル。シューマンの第2弾アルバムは代表作「リーダークライス」!世界が注目するドイツのバリトン歌手クリスティアン・ゲルハーヘル(1968年生まれ)が、2003年度レコード・アカデミー賞を受賞した「冬の旅」を含むシューベルト3大歌曲、それから約1年ぶりに満を持して放った「詩人の恋」に続く、シューマン歌曲集第2弾となるニュー・アルバム。ドイツ・リートの優れたディスクを続々と発表し、日本での評価と人気も揺ぎないものとした彼だが、日本でのリーダー・アーベントの初ツアーがようやく実現する2008年年頭を飾るリリースとなる。今までのCDでの素晴らしいサポートで高い評価を得たフーバーのピアノと一体となって繊細かつ優美な世界を創り出し、「詩人の恋」と並んでシューマンの代表的歌曲集である「リーダークライスOp.39」から、心の静寂、苦悩、愛情、憧憬などを見事に表出。ゲルハーヘルの評価をさらに引き上げるレコーディングである。【録音】 録音:2007年8月1〜4日、 ミュンヘン高等音楽院 |
88697 213402
(2CD)
\2500→¥2290 |
エッセンシャル・ジュリアン・ブリーム
タレルガ:「アルハンブラの思い出」、
ヴイラ=ロボス:「12のエチュード」より第7,8,12番、
ホアキン・マラッツ:「セレナータ」、
ホアキン・トゥリーナ:「ファンダンギーリョ」Op.36、
ルーセル:「セゴヴィア」Op.29、
ウォルトン:「5つのバガテル」、
ファリャ:「ドビュッシーの墓碑銘のための讃歌」「粉屋の踊り」、
エミリオ・プジョール:「グアヒーラ」、
ロドリーゴ:「ファリャへのオマージュ」、
ブリテン:「グロリアーナ」より、
サンス・ガスパール:「ガリアルダ」「カナリー」「ヴィリャーノ」、
J.S.バッハ:「トリオ・ソナタ第1番BWV525」、
ディオニシオ・アグアド:「ロンド
イ短調Op.2-3」、
ソル:「魔笛の主題による序奏と変奏」、
ボッケリーニ:
「ギター五重奏曲 G448 ファンダンゴ(ギターとチェンバロ版)」、
ジュリアーニ:「ロッシーニアーナ第1番」、
グラナドス:「詩的なワルツ集」、
マルコム・アーノルド:「ギター協奏曲Op.67」より第2楽章 |
ジュリアン・ブリーム(ギター、リュート)
ブリーム・コンソート、
ジョージ・マルコム(Cemb)、
メロス・アンサンブル |
ジュリアン・ブリーム 75歳記念ベスト盤。20世紀を代表するギタリストの一人、ジュリアン・ブリーム。このベスト盤では有名なギターの作品だけでなく、ルネッサンスのスペイン作曲家から、彼の友人だった作曲家の作品まで、幅広く網羅している。13歳でセゴビアと出会い、本格的にギターに開眼し、14歳でデビュー。わずか10代で名声を確立した。彼は、ギターのレパートリーを大幅に拡大しただけでなく、ブリテン、ウォルトン、アーノルド、ヘンツェ、バークリー、武満
徹などの現代作曲家も彼に多くの作品を書いた。ギターだけでなく独学で古典リュート奏法も習得。古楽器アンサンブル「ブリーム・コンソート」を設立し、ルネッサンス・バロック作品の数々を復興してきた。名現代ギター奏者ジョン・ウィリアムズとの名デュエットも行ってきた。事故の後遺症のため、2002年に引退している。(現在のギター好きのお客様は、ブリームの演奏を探している方が多いようです。理由は、セゴビアはすごいが録音が古すぎる。イエペスは10弦ギターなので演奏の参考にならない。よってブリームは必ず聴かなくてはならないギタリストである、とのことです)録音:1959〜1969年 |
88697 213572
(2CD)
\2500→¥2290 |
エッシェンシャル・モンセラート・カバリエ
プッチーニ:「ボエーム」より、/
ヴェルディ:
「椿姫」より、「二人のフォスカリ」より、
「リゴレット」より、「レクィエム」より /
ドニゼッティ:「ルクレツィア・ボルジア」より、「ヴェルジーのジェンマ」より、/
ロッシーニ:「セミラーミデ」より、/
ベッリーニ:「海賊」より、「ノルマ」より、/
チレア:「アドリアーナ・ルクヴルール」より、/
レオンカヴァッロ:「道化師」より、/
R・シュトラウス:「サロメ」より、/
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」より、 |
モンセラート・カバリエ |
モンセラート・カバリエ、75歳記念ベスト盤。来年75歳を迎えるカバリエは、大きな会場でのコンサートは引退としているが、いまだヨーロッパの小劇場やサロンでコンサートを行い絶賛を浴びているソプラノ歌手。もちろんコンサート・チケットは即完売。この記念的アルバムの1枚目は、彼女の一番絶頂期の今までの輝かしいオペラへの録音の中から名アリアを収録。もちろんベルカント・オペラだけでなくワーグナーまで、絶妙なピアニッシモも絶品。【録音】 1965〜1971年 |
DHM
|
88697 214722
\2500→¥2290 |
ヘンデル:オペラ・アリアとデュエット集
「インド王ポーロ」「セルセ」「テッサリアの王アドメート」
「ムツィオ・シェーヴォラ」「ロデリンダ」「アルミニオ」「テゼオ」より |
ヌリア・リアル(Sp)
ローレンス・ザッゾ(C-T)
ローレンス・カミングス(指揮)
バーゼル室内管弦楽団(ピリオド楽器使用) |
今やヘンデルのオペラには欠かせない存在の二人による、ヘンデル・アリア集!若手美形&美声古楽系ソプラノ歌手の中でも特に注目されている、バルセロナ生まれのソプラノ、ヌリア・リアル。そして、オペラを中心に活躍しているアメリカ出身カウンターテナー、ローレンス・ザッゾによる、ヘンデルのアリアとデュエットを収録。この二人が出演した「ヘンデル/リチャード一世(88697174212)」での見事なテクニックと表現は、最近の古楽歌手の中では素晴らしい逸材歌手といわれていることがわかるでしょう。
ヌリア・リアルはカタロニアで声楽部門で賞を取った後、バーゼルでクルト・ヴィドマーに師事。様々なバロック・オーケストラと共演。ルネ・ヤーコプスに認められ、彼の「フィガロの結婚」に抜擢され、現在ではバロック声楽作品だけでなくオペラにも多数出演し、評価を高めている。2006年の「熱狂の日」で来日している。
ローレンス・ザッゾはアメリカ出身。フィラデルフィアとロンドン・キングズ・カレッジで声楽を学び、ロンドンで「ブリテン/真夏の夜の夢」でデビュー。その後ベルリン国立歌劇場、シャンゼリゼ劇場、バイエルン国立歌劇場、ネザーランド・オペラ、コヴェントガーデン、等コンサート歌手としてではなく、主にオペラ歌手として出演している。また、ルネ・ヤーコプス、アラン・カーティス、W・クリスティー指揮の録音にも多く参加している。
このディスクはエンハンスドCDとなっており、歌詞カード(伊語)と、英語・独語・仏語対訳は、PDF形式のファイルにて収録されております。パソコンにて、閲覧、印刷が可能です。録音:2007年8月11〜15日 ラントガストホフ・リーエン、
バーゼル |
74321 736602
(5CD)
\6500 |
ドイツ現代音楽作品集 BOX16限定盤
Disk 1:
Arnold Schonberg: De Profundis
op. 50b
〜
Bernd Zimmermann(cond) Kolner
Rundfunkchor
(Jan 29, 1954)
Paul Dessau: An die Mutter
und an die Lehrer
〜 Dietrich Knothe(cond)
Siegfried Muller(Vocal)
Manfred Reinelt(p) Gerhard
Berge(p) Walter
Kauerauf(Tp)
Fritz Bachmann(Tp) Rudi Lehmann(Tp)
Heinz
Dinter(Bass Drum)
Rundfunkchor Leipzig (Mar
8, 1959, Funkhaus
Leipzig)
Gunter Kochan: 1848 - Sechs
Stucke fur
gemischten Chor a cappella
〜 Helmut Koch(cond)
Solistenvereinigung des Deutschlandsenders
Berlin (Jul 8, 1957 Studio Berlin)
Luigi Nono: Cori di Didone
fur gemischten
Chor und Schlagzeug
〜 Bernd Zimmermann(cond)
Kolner Rundfunkchor,
Schlagzeuger des Kolner
Rundfunk-Sinfonieorchesters
(Sep 6, 1958, Koln)
Wilhelm Weismann: Zwei Lieder
fur Chor
a cappella nach Dichtungen des
12. Jahrhunderts
〜 Solistenvereinigung des
Deutschlandsenders
Berlin
(Sep 16, 1968 Deutsche
Staatsoper,
Berlin)
Sylvano Bussotti: Teil IV from
「Cinque
fragmenti all'Italia fur
Gesangsensemble, Chor,
Klavier, Schlagzeug」
〜 Helmut Franz(cond) NDR-Cho
(Feb
9, 1971 NDR Studio 10, Hamburg
)
Mauricio Kagel: Die Mutation
fur Mannerstimmen
und obligates Klavier
〜 Herbert Schernus(cond)
Aloys Kontarsky(p)
Kolner Rundfunkchor (May
13, 1972,
Koln)
Tilo Medek: Kindermesse zum
Gedenken der
im
Dritten Reich ermordeten
Kinder fur Kinderchor
a cappella
〜 Manfred Roost(cond)
Rundfunk-Kinderchor
Berlin (Jun 12, 1995, Studio
Berlin) |
Disk 2:
Gerhard Rosenfeld: Rifugio
d'ucelli notturni
fur Sopran, Oboe, schlagzeug
und Chor
nach Texten von Salvatore Quasimodo
〜 Burkhard Glaetzner(Ob)
Werner Legutke(Drums)
Hans-Joachim Naumann(Drums)
Gerd
Schenker(Drums)
Rundfunkchor Leipzig
(24.-27. Juni
1976, Leipzig)
Gerard Zinsstag: Trauma fur
Doppelchor
a cappella
〜 Klaus Martin Ziegler(cond)
Karl Stanzl(Co-Cond)
SWR Vokalensemble Stuttgart
(Apr 14,
1981, Stuttgart)
Annette Schlunz: Zarte Knopfe
fur Frauenchor
〜 Erika Ruggeberg(cond)
Chor des Bayerischen Rundfunks
(1988,
Dom zu Regensburg)
Annette Schlunz: Zarte Knopfe
fur Frauenchor
〜 Michael Glaser(cond) Chor
des Bayerischen
Rundfunks (1998, Dom zu Regensburg)
Sandeep Bhagwati: Die Gesange
der
Ghat-Biwa-Rituale eines
fernen Archipels.
Musiktheaterinstallation
〜 Rupert Huber(cond) SWR
Vokalensemble
(Feb 3, 1999, Theaterhaus Stuttgart)
Harrison Birtwistle: Vision
II: "O
bone Jesu"
from 「Three Latin Motets
fur 18-stimmigen
gemischten Chor a cappella」
〜 Marcus Creed(cond) RIAS
Kammerchor
Berlin (7./8. Marz 2000, Berlin)
Nikolaus A. Huber: Ach, das
Erhabene...
betaubte Fragmente fur 2
verschrankte
Chore a 36 Stimmen mit Coda
〜 Rupert Huber(cond) WDR
Rundfunkchor
Koln,
Vokalensemble Stuttgart
(Jan 30,
2000, Klaus-von-Bismarck-Saal,
Koln ) |
Disk 3:
Siegried Reda: Chorbuch fur
das Jahr der
Kirche - Das Psalmbuch fur gemischten
Chor
a cappella
〜 Klaus Martin Ziegler(cond)
Kantorei
an St. Martin, Kassel (Nov 30,
1973, St.
Martin, Kassel)
Ernst Pepping: Passionsbericht
des Matthaus
fur Chor a cappella
〜 Martin Behrmann(cond)
Spandauer Kantorei
(Oct 24, 1976, Marktkirche Hannover)
Siegfried Strohbach: Funf Galgenlieder
fur Mannerchor a cappella
〜 Brigitte Siebenkittel(cond)
Mannerchor
des Neuen Knabenchores Hamburg
(Mai 1994,
Fulda)
Karlheinz Stockhausen: Chore
fur Doris
fur gemischten Chor a cappella
〜 Peter Schwarz(cond) Ars-Nova-Ensemble,
Berlin (Jan 27, 1994, Akademie
der Kunste,
Berlin )
Harald Genzmer: Italienisches
Liederbuch
fur gemischten Chor a capella
〜 Ernst Senff(cond) Ernst
Senff Chor
(Dec 7, 1972, Saal I RBB, Berlin)
Johann Nepomuk David: Sechs
Evangelienmotetten
fur grosen Chor a cappella
〜 Helmuth Rilling(cond)
Gachinger Kantorei
(November 1961, Stuttgart)
Heinz-Werner Zimmermann: Weihnacht
from
「Vier Motetten fur gemischten
Chor und Kontrabass」
〜 Christoph Dombrowski(cond)
Uwe Gronostay(cond)
Kammerchor der Hochschule
fur Musik und
Darstellende
Kunst Frankfurt am Main (Jan
28, 1989,
St. Leonard, Frankfurt)
Andre Asriel: Sechs Fabeln
nach Asop fur
gemischten Chor a cappella
〜 Friedrich Krell(cond)
Rundfunk-Jugendchor
Wernigerode
(Nov 1, 1976, Studio der
Gerhart-Hauptmann-Oberschule
Wernigerode)
Rainer Lischka: Stimmen der
Tiere fur Kinderchor
a cappella
〜 Claus Hahnel(cond) Gothaer
Kinderchor
(Mai 1998, Regensburg)
Siegfried Matthus: Funf Liebeslieder
des
Catull fur gemischten Chor a
cappella
〜 Dietrich Knothe: Berliner
Singakademie
(5.-6. Marz 1983, Funkhaus Nalepastrase,
Berlin)
Jurgen Golle: An den Fruhling
fur gemischten
Chor a cappella
〜 Gert Frischmuth(cond)
Kammerchor der
Hochschule fur Musik "Franz
Liszt"
Weimar (Mai 1994,Fulda) |
Disk 4:
Kurt Hessenberg: Mitten in
dem Leben sind
wir vom Tod umfangen op. 97 -
Motette fur 8-stimmigen Doppelchor
a
cappella
〜 Helmuth Rilling(cond)
Frankfurter
Kantorei
(Dec 2, 1975, Sendesaal
Hessischer
Rundfunk)
Wilhelm Killmayer: Lazzi -
Funf Scherzi
fur Frauenchor a cappella
〜 Carola Bischoff(cond)
Pfalzische Kurrende
(Mai 2002, Osnabruck )
Lothar Voigtlander: Teil I
from「 Antike
Epigramme
fur gemischten Chor a cappella
nch
Worten von Catull, Sulpicia und
Ausonius」
〜 Gert Frischmuth(cond)
Kammerchor
der Hochschule fur Musik "Franz
Liszt"
Weimar
(24.-26. Februar 1984,
Funkhaus Nalepastrase,
Berlin)
Alfred Koerppen: Zauberwald
fur Frauenchor
a cappella
〜 Alfred Koerppen(cond)
Madchenchor
Hannover
Gunter Erdmann: Sommermadchenkussetauschelachlebeichte
(Kitsch-Idylle)
fur gemischten Chor a
cappella
〜 Hans-Peter Schurz(cond)
FDJ-Chor
der Erweiterten Oberschule "Ernst
Thalmann"
Neuruppin
(Mar 19, 1989, Funkhaus Nalepastrase,
Berlin)
Gunter Bialas: Chorlieder nach
Gedichten
von Heinrich Heine
fur gemischten Chor a cappella
〜 Kurt Suttner(cond) via-nova-chor
(Jul 13, 1997, Aula der Hochschule
fur Musik,
Munchen)
Stefan Kalmer; When Shall We
Three Meet
Again
〜 Stefan Kalmer(cond)
Voices In Time
(Mai 1998,Regensburg)
Wolfram Buchenberg: Ich bin
das Brot des
Lebens,
from「Vier geistliche Gesange
fur gemischten
Chor und Orgel」
〜 Max Frey(cond) Madrigalchor
der
Hochschule fur Musik und Theater
Munchen
(Feb 26, 1998, Hochschule
fur Musik
und Theater, Munchen)
Heinrich J. Hartl: Der Pharisaer
und der
Zollner op. 83 fur Mannerchor
a cappella
〜 Jurgen Fasbender(cond)
Cantabile
Limburg (Mai 1998, Regensburg)
Bernd Franke: Significatio
- Gesualdo -
Cinque madrigali a cinque voci
〜 Helko Siede(cond) Hallenser
Madrigalisten
(19.-21.
Oktober & 2.-4. November
2001,
Paul-Gerhardt-Kirche, Leipzig) |
Disk 5:
Emanuel Vogt: Nunc dimittis
- Motette fur
4-6-stimmigen Chor a cappella
〜 Karl Friedrich Beringer(cond)
Windsbacher
Knabenchor
(20.-21. Juni 2000,
Kirche Gumbertus)
Siegfried Strohbach: Jesus,
der Retter
im Seesturm - Motette
〜 Karl Friedrich Beringer(cond)
Windsbacher Knabenchor
(20.-21. Juni
2000, Kirche Gumbertus, Ansbach)
Gustav Gunsenheimer: Die Heilung
des Blinden
-
Motette fur 4-6-stimmigen
Chor a cappella
〜 Friedrich Beringer(cond)
Windsbacher
Knabenchor
(20.-21. Juni 2000, Kirche
Gumbertus,
Ansbach)
Alfred Koerppen: Da gekommen
waren die
Tage der Pfingsten -
Motette fur Tenor und
gemischten Chor
a cappella
〜 Heinz Hennig(cond) Knabenchor
Hannover
(May 14, 1999, Thomaskirche
Leipzig,
Bachfest Leipzig )
Georg Ratzinger: Sanctus, from
「Missa
l'anno santo fur Chor a cappella」
〜 Roland Buchner(cond)
Regensburger
Domspatzen
(Jul 28, 2005, Wolfgang-Saal
der Regensburger
Domspatzen)
Rolf Schweizer: Psalm 23 "Der
Herr
ist mein Hirte" fur 4-8-stimmigen
Chor
a cappella
〜 Raimund Hug(cond)
Freiburger Domsingknaben
(Fruhjahr
2003. Domsingschule Freiburg)
Max Baumann: Pater noster op.
51 - Motette
fur 8-stimmigen Chor a cappella
〜 Reinhard Kammler(cond)
Augsburger
Domsingknaben (Jan 5, 1981, Violau)
Erhard Mauersberger: Die Heilung
des Blinden
von Jericho - Motette fur Chor
a cappella
〜 Hans-Joachim Rotzsch(cond)
Thomanerchor Leipzig
(Apr 3, 1989,
Paul-Gerhardt-Kirche, Leipzig)
Volker Brautigam: Improvisation
uber Perotinus
fur gemischten Chor zu 8 Stimmen
〜 Georg Christoph Biller(cond)
Thomanerchor Leipzig
(Nov 29, 1999,
Lutherkirche Leipzig)
Rudolf Mauersberger: Unruh
der Zeit fur
Chor a cappella
〜 Rudolf Mauersberger(cond)
Dresdner
Kreuzchor (Oct 25, 1960, Dresden)
Christian Munch: Teil I, from
「 Ein vliessende
lieht miner gotheit fur Kanbenchor」
〜 Roderich Kreile(cond)
Dresdner Kreuzchor,
musica-viva-ensemble dresden
(Feb 13, 2000,
Kreuzkirche Dresden) |
マニア向け商品・ドイツ現代音楽作品集BOX 16巻目となる。限定盤ですのでお早めにどうぞ。今回は、ドイツに流れる合唱音楽の系譜をたどる、現代音楽だけでなく合唱マニアにも垂涎のBOX。宗教曲の伝統を踏まえた作品、はたまた声を究極の実験材料として扱った曲など、ありとあらゆる表情を見せる曲集。 |
DG
|
477 7346
\2200→¥1990 |
「ハーン/シベリウス&シェーンベルク」
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調作品47
シェーンベルク:ヴァイオリン協奏曲作品36 |
ヒラリー・ハーン(Vn)
スウェーデン放送響
指揮:エサ=ペッカ・サロネン |
選曲の独自性を求めてレコード会社を移ったハーンらしく、前回のパガニーニ&シュポアに続き、今回もきわめてユニークなカップリングが実現。ここに選ばれたのはイメージとしては遠く離れた2人の作曲家です。けれども、確かにヴァイオリン協奏曲自体の完成はシベリウスが1903年(改訂05年)、シェーンベルクが1936年と時間の隔たりがあるものの、没年に関しては殆ど同時期の1950年代で、シェーンベルクよりもシベリウスの方が後まで長生きしたように、この2人はほぼ同時期を生きたという共通点もある。ハーンはシェーンベルクの作品からロマンティックな味わいを引き出しており、この協奏曲が弾くにも聴くにも難解だと思われた時代を過去のものにするような高度な演奏を繰り広げている。ヴァイオリン協奏曲の大傑作シベリウスの協奏曲は言わずもがなだが、当盤でサロネンが共演しているのも大きな注目点の一つ。シベリウスも20、21世紀音楽も共に得意とするサロネンらしい見事なサポートと積極的な音楽造りを行っている。なお、ハーンは、2008年3月にはジャナンドレア・ノセダ率いるBBCフィルとの日本への演奏旅行が予定されており、シベリウスの協奏曲が披露されることになっている。録音:2007年5月(シベリウス)、2007年9月(シェーンベルク) ストックホルム |
477 7458
\2200→¥1990 |
「エマーソンQT/フーガ集」
J Sバッハ:フーガ集 |
エマーソン弦楽四重奏団 |
07年に結成30周年を祝ったエマーソン四重奏団。DGと契約してからも20年となる。その節目となった年に録音されたのが、バッハの《平均律クラヴィーア曲集》。この「鍵盤の旧約聖書」とまで讃えられる曲集から、4声のフーガを、ハイドンやモーツァルトと同じ時代に活躍したオーストリアの作曲家エマヌエル・アロイス・フェルスターが編曲した弦楽四重奏ヴァージョンで演奏している。世界初録音。彼らは2003年にバッハの《フーガの技法》を録音、リリースしているので、今回の《フーガ集》はそれに続くバッハ・アルバム第2弾となる。バッハの音楽技法を讃え、その深淵に触れようという高度に知的で音楽的な試みといえるだろう。録音:2007年10〜11月 ニューヨーク |
477 7224
\2200 |
「ビリャソン:空と海」
ポンキエッリ:歌劇《ジョコンダ》より〈空と海〉(エンツォ)
チレーア:歌劇《アドリアーナ・ルクヴルール》より
〈あなたの中に母の優しさと微笑みを〉(マウリツィオ)
メルカダンテ:歌劇《誓い》より〈Dai
campi,
dai prati〉
ボーイト:歌劇《メフィストーフェレ》より〈野から牧場から〉(ファウスト)
ピエトリ:歌劇《マリステッラ》より〈Il
conosco il giardino〉(ジョヴァンニ)
ゴメス:歌劇《フォスカ》より〈Intenditi
con Dio!" 〉(パオロ)
ヴェルディ:歌劇《シモン・ボッカネグラ》より
〈ああ、地獄だ〜Sento avvampar
nell'anima〉(ガブリエーレ)
ドニゼッティ:歌劇《ポリウート》より
〈Veleno 〜 l'aura ch'io
respiro〉(ポリウート)
メルカダンテ:歌劇《誓い》より〈Compita
〜 omai 〜 Fu celeste〉
チレーア:歌劇《アドリアーナ・ルクヴルール》より〈心は疲れて〉(マウリツィオ)
ポンキエッリ:歌劇《放蕩児》より〈Il
padre!
〜 Tenda natal〉(アザエーレ)
ボーイト:歌劇《メフィストーフェレ》より
〈地の果てに近付いた〉(ファウスト)
ヴェルディ:歌劇《ルイーザ・ミラー》より
〈〜夜が静まった時〉(ロドルフォ)
ヴェルディ:歌劇《ルイーザ・ミラー》より
〈L'ara, o l'avello apprestami〉(ロドルフォ、ワルター、合唱) |
ローランド・ビリャソン(T)
ジアンルーカ・アルファーノ(Br:ワルター/《ルイーザ・ミラー》)
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ合唱団[合唱指揮:ルーベン・ジャイス]
指揮:ダニエーレ・カッレガーリ |
現在最高の人気を誇るテナー、ローランド・ビリャソンが、満を持して放つDGソロ・デビュー盤。ポンキエッリの《ラ・ジョコンダ》は、ビリャソンが歌手になるきっかけとなった作品のひとつ。これをDGデビュー・アルバムの巻頭に飾るというのは、彼が世界的歌手となった今、再び初心・原点に戻って歌うという決意の表明でしょう。その他の収録作品にもあまり知られていないアリアを集めているのは、オリジナリティへの意識と同時に、有名曲がなくとも自らの歌唱力で聴かせようという自身の表れともとれる。また、このアルバムは、ベルゴンツィやカルーソー、ドミンゴらにビリャソンが捧げたオマージュでもあります。なお、限定盤はハードカヴァー仕様。録音:2007年3月、ミラノ音楽堂、ミラノ |
477 7106
(3CD)
\6600 |
ヘンデル:歌劇《エジプト王トロメーオ》HWV
25《全曲》 |
イル・コンプレッソ・バロッコ
指揮:アラン・カーティス
アン・ハレンベリ(Ms:トロメーオ)
カリーナ・ゴーヴァン(S)カナダ
アンナ・ボニタティブス(S)
ロミーナ・バッソ(A)
ピエトロ・スパニョーリ(B) |
歴史の影に埋もれてしまったオペラに再び陽を当て、その真価を我々に紹介してくれるアラン・カーティス。この歌劇《トロメーオ》の新録は、《ロデリンダ》《フロリダンテ》に続く、彼とイル・コンプレッソ・バロッコによるヘンデル・オペラの第3弾。《エジプト王トロメーオ》は、ヘンデルが1728年に作曲し、同年に初演された作品。トロメーオという名は、同じ台本作家ニコラ・フランチェスコ・ハイムが担当したヘンデルの歌劇《ジューリオ・チェーザレ》にも登場するが、そちらではトロメーオはクレオパトラの弟で、彼女にとっては王座をめぐる政敵として見られています。そのため、クレオパトラにとってハッピー・エンドとなる《チェーザレ》では、トロメーオは最後には敵として討たれてしまいます。それに対し《トロメーオ》では、彼はクレオパトラの息子という設定。その上に、クレオパトラは登場もしない。筋書きも、復讐や欲望、失恋などを経て最後に和解に至るといった手に汗握る物語であるものの、《チェーザレ》とはまったく異なったものです。むしろ、ストーリーよりも初演時の歌手重視で書かれたと思われ、その分、音楽のみで勝負した聴き応えのある作品に結実しています。中でも、愛の二重唱〈もしこの心があなたを失うのなら、ああ、愛しい人〉や、〈涙の雫〉などの名アリアは、単独でも扱われるほどの名旋律。それらを歌うソリスト陣には、ヘンデルのスペシャリストたちが集結。スウェーデン出身のアン・ハレンベリがタイトル・ロールを担当するのも注目です。また、ロミーナ・バッソは、カーティス指揮のヴィヴァルディの《モテズマ》でも共演していたメゾ。この貴重な機会に是非全曲をお楽しみください。収録:2006年9月、サンタ・マリア・デッラ・ローサ教会、トゥスカニア(ヴィテルボ近郊)&2007年1月、シュテファン修道院、ハノーヴァー |
DECCA
|
478 0190
\2200 |
アンドルー・ロイド・ウェバー/クラシカル・トリビュート
アンドルー・ロイド・ウェバー:
《エビータ》より〈アルゼンチンよ、泣かないで〉
ジュリアン・ロイド・ウェバー(Vc)
バリー・ワーズワース指揮
ロイヤル・フィル
《キャッツ》より〈メモリー〉
ホセ・カレーラス(T)
ロバート・ファーノン指揮管弦楽団
《オペラ座の怪人》より〈オール・アイ・アスク・オブ・ユー〉
ルネ・フレミング(S)&ブリン・ターフェル(Br)
ポール・ジェミニャーニ指揮ウェルシュ・ナショナル・オペラ管
《ヨセフと不思議なテクニカラーのドリームコート》より
〈Close Every Door To Me〉
ジュリアン・ロイド・ウェバー(Vc)
バリー・ワーズワース指揮
ロイヤル・フィル
《レクイエム》より〈ピエ・イエス〉
サラ・ブライトマン(S)、ポール・ミルズ=キングズトン
ロリン・マゼール指揮イギリス室内管
ウィンチェスター大聖堂聖歌隊、
ジェイムズ・ランスロ(Org) |
《サンセット大通り》より〈With One Look〉
キリ・テ・カナワ(S)
スティーヴン・バーロー指揮ロンドン交響楽団
《ジーザス・クライスト・スーパースター》より〈私はイエスがわからない〉
ジュリアン・ロイド・ウェバー(Vc)
バリー・ワーズワース指揮ロイヤル・フィル
《アスペクツ・オブ・ラヴ》より〈Love
changes
Everything〉
マイケル・ボール
マイケル・リード指揮ウィーン・Vereinigten
Bushnen管弦楽団
《オペラ座の怪人》より〈ミュージック・オブ・ザ・ナイト〉
キャサリン・ジェンキンズ(S)
《オペラ座の怪人》より〈オペラ座の怪人〉
ジュリアン・ロイド・ウェバー(Vc)
バリー・ワーズワース指揮ロイヤル・フィル |
《ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド》より〈ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド〉
サラ・ブライトマン(S)
《ビューティフル・ゲーム》より〈All
The
Love I Have〉
ルネ・フレミング(S)&ブリン・ターフェル(Br)
ポール・ジェミニャーニ指揮ウェルシュ・ナショナル・オペラ管
《ヴァリエイションズ》より〈ヴァリエイション
I〜IV〉
ジュリアン・ロイド・ウェバー(Vc)
バリー・ワーズワース指揮ロイヤル・フィル
《レクイエム》より〈オザンナ〉
プラシド・ドミンゴ(T)&サラ・ブライトマン(S)
ロリン・マゼール指揮イギリス室内管弦楽団
ウィンチェスター大聖堂聖歌隊、
ジェイムズ・ランスロ(Org)
《スターライト・エクスプレス》より〈スターライト・エクスプレス〉
ジュリアン・ロイド・ウェバー(Vc)
バリー・ワーズワース指揮ロイヤル・フィル
《アスペクツ・オブ・ラヴ》より〈The
First
Man You Remember〉
ジュリアン・ロイド・ウェバー(Vc)
バリー・ワーズワース指揮ロイヤル・フィル
《テル・ミー・オン・ア・サンデー》より〈テル・ミー・オン・ア・サンデー〉
ジュリアン・ロイド・ウェバー(Vc)
バリー・ワーズワース指揮ロイヤル・フィル |
《キャッツ》や《オペラ座の怪人》などで世界的に知られるミュージカル界の大人気作曲家アンドルー・ロイド・ウェバーは、今年2008年3月22日で60歳の還暦を迎える。当アルバムは、それを祝い記念し、彼が書いた数々のヒット・ミュージカルやクラシカルな作品の中から名旋律・名アリアを選りすぐったコンピレーションです。トラック・リストを見れば、聴く前から舞台やメロディが頭に浮かんだり、口ずさんでしまっているような作品ばかり。映画化されたものも複数存在するので、それらをミュージカル版、映画版と両方で楽しんでいるファンも数多くいるに違いないだろう。演奏には元妻のサラ・ブライトマンをはじめ、アンドルーの弟で、こちらも世界的に活躍するチェリスト、ジュリアン・ロイド・ウェバーが参加しています。パガニーニの《カプリース》に基づく《ヴァリエーションズ(変奏曲集)》はジュリアンのために書かれた作品だけに、特に要注目。ちなみに、この作品はダンスで構成されたもので、歌だけの《テル・ミー・オン・ア・サンデー》と合わせて、《ソング&ダンス》という作品にまとめられている。ドミンゴやマゼール、カレーラス、テ・カナワ、フレミング、ターフェルと、クラシック界のスーパー・スターたちも出演しているのもお聴き逃しなく。 |
478 0192
(2CD)
\2200 |
ロメロ兄弟/ゴールデン・ジュビリー・セレブレイション
CD 1
ヴィヴァルディ:
4つのギターのための協奏曲ロ短調
[原曲:《調和の霊感》作品3、
第10曲〈4つのヴァイオリンのための協奏曲〉
作品3-10 RV580]
セレドニオ・ロメロ(G)
ヴィクター・アレッサンドロ指揮
サン・アントニオ交響楽団
セレドニオ・ロメロ:マラガの夜
ロメロ・ギター四重奏団
セレドニオ・ロメロ:ロマンティックな前奏曲
セレドニオ・ロメロ(G)
トロバ:4つのギターとカスタネットのためのソナティナ
ロメロ・ギター四重奏団&アンへリータ・ロメロ
ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ
ニ長調K391[原曲:ト長調]
アンヘル・ロメロ(G)
ヴィヴァルディ:ギター協奏曲ハ長調[原曲:マンドリン協奏曲ハ長調]
セレドニオ・ロメロ(G)
ヴィクター・アレッサンドロ指揮
サン・アントニオ交響楽団
グラナドス:ゴイエスカス〜間奏曲
セリン&ペペ・ロメロ(G)
ロドリーゴ:2つのギターと管弦楽のためのマドリガル協奏曲
ぺぺ&アンヘル・ロメロ(G)
ネヴィル・マリナー指揮 アカデミー室内管 |
ロメロ・ギター四重奏団 |
CD 2
ヴィヴァルディ:2つのギターのための協奏曲ト長調
[原曲:2つのマンドリンのための協奏曲ト長調]
ペペ&セリン・ロメロ(ギター)
ヴィクター・アレッサンドロ指揮
サン・アントニオ交響楽団
ファリャ:三角帽子〜〈代官の踊り〉〈粉屋の踊り〉
ロメロ・ギター四重奏団
ロドリーゴ:アランフエス協奏曲
アンヘル・ロメロ(ギター)
ヴィクター・アレッサンドロ指揮
サン・アントニオ交響楽団
ビゼー:《カルメン》組曲〜
〈前奏曲〉〈アラゴネーズ〉〈ハバネラ〉
〈セギディーリャ〉〈ロマの歌〉〈間奏曲〉〈闘牛士の歌〉
ロメロ・ギター四重奏団
ロドリーゴ:4つのギターと管弦楽のためのアンダルシア協奏曲
ロメロ・ギター四重奏団
ネヴィル・マリナー指揮 アカデミー室内管 |
「ギターのロイヤル・ファミリー」としてギター界では知らない者のいないロメロ一家。彼らは今年2008年に結成50周年を迎える。この50年間に彼らによって生み出された様々な作品(自作、委嘱作、被献呈曲、編曲など)は今やギター界、音楽界になくてはならないものばかりで、それだけでも彼らの存在の価値の高さは揺るぐことはない。ロメロ・ギター四重奏団は、独学でギターを修めた創始者の父セレドニオ・ロメロを頂点とし、彼の息子セリン、ペペ、アンヘルとで組まれた団体。1996年5月にセレドニオが亡くなりましたが、1990年にセリンの息子セリーノが加入し、世襲団体として活動を継続させている。またペペの息子リトも参加したことにより、今や四重奏団の枠に収まり切らない団体となっている。今回の『ゴールデン・ジュビリー・セレブレイション』は、1960年代にマーキュリー・レーベルでスタートし、その後フィリップスへと移行したおよそ30年以上にわたる録音の集成です。セレドニオの自作や《アランフェス》などの定番を含むオリジナルのギター作品から、ヴィヴァルディやビゼー、スカルラッティ、ファリャなどの編曲作品まで、さらにはソロからアンサンブル、協奏曲までと、作品・演奏スタイルの両面でヴァラエティに富んだプログラムで、ギターの魅力を余すところなく味わわせてくれている。なお、彼らは長年の第一線での活躍が評価され、2007年のグラミー賞でRecording
Academy President’s Merit Awardを受賞しました。 |
478 0034
\2600→¥2290 |
「ニューイヤー・コンサート2008」
ヨハン・シュトラウス2世:ナポレオン行進曲作品156
ヨーゼフ・シュトラウス:
ワルツ《オーストリアの村つばめ》作品164
ラクセンブルク・ポルカ作品60
ヨハン・シュトラウス:パリのワルツ作品101
ヴァルサイユのギャロップ作品107
ヨハン・シュトラウス2世:カドリーユ《オルフェウス》作品236
ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世:ギャロップ《小さな広告》作品4
ヨハン・シュトラウス2世:オペレッタ《インディゴと40人の盗賊》序曲
ワルツ《人生を楽しもう》作品340
フランス風ポルカ《閃光》作品271
ポルカ=シュネル《トリッチ・トラッチ》作品214
ヨーゼフ・ランナー:ワルツ《宮廷舞踏会舞曲》作品161
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ《とんぼ》作品204
ヨハン・シュトラウス2世:ロシア行進曲作品426
フランス風ポルカ《パリの女》作品238
ヨハン・シュトラウス:中国のギャロップ作品20
ヨハン・シュトラウス2世:皇帝円舞曲作品437
ポルカ・シュネル《インドの舞姫》作品351 |
ウィーン・フィル
指揮:ジョルジュ・プレートル |
クラシック・ファンにとって年明けの風物詩といえば、もちろんウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート。テレビやラジオを通じて50か国以上に放送されるこのコンサートを毎年楽しみにしているファンは多いことだろう。今年はフランスの巨匠ジョルジュ・プレートルが指揮台に招かれた。ニューイヤー・コンサートの歴史上、フランス人が指揮を務めるのはこれが初めてとなる。プレートルは1986?91年までウィーン交響楽団の首席指揮者でもあったので、ウィーンには馴染みの存在でもある。毎年凝った選曲で楽しませてくれるこのコンサートだが、今年はプレートルが登場するとあって、フランスをイメージした作品ばかりで構成された。《ナポレオン行進曲》やカドリーユ《オルフェウス》はニューイヤー・コンサートで初めて採り上げられる作品。ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世(1855-1907)はウィーン国立歌劇場でカペルマイスターの任に就いていた人物。またマーラーが指揮者だった時代にはウィーン・フィルのコンサートマスターでもあり、その後任も務めた存在。彼の祖父ゲオルクはシューベルトの友人であり、名ヴァイオリン奏者ヨアヒムの師。ウィーン国立歌劇場の前身、宮廷歌劇場時代の指揮者やコンサートマスターでもある。さらに同名の父ヨーゼフはヴァイオリン奏者兼作曲家。同じくウィーン宮廷歌劇場の楽長として指揮やコンサートマスターを務めた。2世は2005年に生誕150年、2007年に没後100年を迎えたことから今回もプログラムに組み込まれたというわけだ。また、定番のアンコールの前に《スポーツ・ポルカ》が入っているのは、2008年にオーストリア(とスイス)をホスト国としてUEFAヨーロッパ選手権が開催されるため(ウィーンでは決勝も行われる)。《中国のギャロップ》は北京オリンピックを考慮してのことだろうか。元日の楽しみを、テレビだけでなく、是非お手元に。録音:2008年1月1日、ムジークフェライン、ウィーン |
478 0076
\2200→¥1990 |
「村治佳織/ヴィヴァ・ロドリーゴ」
ロドリーゴ:
アランフェス協奏曲
ヒラルダの調べ〜セビーリャ幻想曲
ある宴のための協奏曲 |
村治佳織(G)
ガリシア交響楽団
指揮:ビクトル・パブロ・ペレス |
村治佳織が《アランフエス協奏曲》を再録音。この若さでの再録音というのは類を見ないことでしょう。ギター界のアイドル的役回りもこなしつつ、音楽の追究も疎かにしない点は素晴らしい。7年を経て再録音した《アランフエス》での彼女の変化はファンならずとも関心を持つに違いない。今回はロドリーゴの最初の協奏曲である《アランフェス》と最後の協奏曲の《ある宴のための協奏曲》、さらにその真ん中に位置し、「セビーリャ幻想曲」とも呼ばれる《ヒラルダの調べ》を併せています。《アランフェス》は1939年、《ヒラルダ》は63年、そして《宴》は82年の作なので、ロドリーゴの協奏曲をおよそ20年毎に並べたもの。《ヒラルダの調べ》は元々、ハープと管弦楽のための協奏曲だが、もちろんここではギターに置き換えられている。このスタイルで録音されたのはこれが初めて。「ヒラルダ(giralda)」とはセビーリャにある大聖堂の鐘楼のこと。その名の由来は、この「ヒラルダの塔」の頂上に置かれた女性像が、手にした旗に風を受けて回転することから、「風見(giralda)」と呼ばれるようになったため。録音:2007年7月 スペイン、ラ・コルーニャ |
478 0155
(9CD)
\9900→¥8990 |
「カラヤン/伝説のデッカ・レコーディング」
CD 1
ブラームス:交響曲第1番ハ短調作品68
ハイドン:交響曲第103番変ホ長調《太鼓連打》
CD 2
ハイドン:交響曲第104番ニ長調《ロンドン》
ブラームス:
悲劇的序曲作品81、交響曲第3番ヘ長調作品90
CD 3
モーツァルト:
交響曲第40番ト短調K550
交響曲第41番ハ長調K551《ジュピター》
チャイコフスキー:幻想序曲《ロミオとジュリエット》 |
ウィーン・フィル
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン |
CD 4
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調作品92
ドヴォルジャーク:交響曲第8番ト長調作品88
CD 5
チャイコフスキー:
《白鳥の湖》組曲
《胡桃割り人形》組曲
《眠れる森の美女》組曲
CD 6
アダン:《ジゼル》 |
CD 7
グリーグ:《ペール・ギュント》作品23より
ホルスト:組曲《惑星》作品32
CD 8
ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇《こうもり》より序曲、バレエ音楽
《アンネン・ポルカ》作品117 喜歌劇《ジプシー男爵》より序曲
《狩にて》作品373《ウィーンの森の物語》作品325
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ《うわごと》作品212
リヒャルト・シュトラウス:
交響詩《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯》作品28
楽劇《サロメ》より7つのヴェールの踊り
CD 9
リヒャルト・シュトラウス:
交響詩《ドン・フアン》作品20
交響詩《死と浄化》作品24
交響詩《ツァラトゥストラはかく語りき》作品30 |
2008年に生誕100年を迎えるヘルベルト・フォン・カラヤン。長年ベルリン・フィルを指揮し続けたこともあり、ドイツのイメージが強いこの指揮者ですが、生まれ自体はオーストリアのザルツブルクであり、ウィーン・フィルとの交流はベルリンに勝るとも劣らない。音楽を学んだのはザルツブルクのモーツァルテウム音楽院とウィーンの音楽大学であるし、1956年から64年までは実際にウィーン国立歌劇場の芸術監督も務めていた。また晩年にベルリン・フィルとの関係が悪化してしまってからは、再びウィーン・フィルへの客演・録音が多く行われている。亡くなる直前のブルックナーや、1987年のニューイヤー・コンサートの名演は今でも語りぐさ。当セットは彼がデッカ・レーベルに遺した名演奏の中からの選りすぐりで構成されている。カラヤンが自家薬籠中としたベートーヴェンやブラームスをはじめ、同じく得意としたチャイコフスキーやグリーグ、ホルスト、さらにはウィーンとの関連からワルツ王シュトラウスや、カラヤンの代名詞的存在でもあるリヒャルト・シュトラウス作品まで、目配りがほぼ完璧に利かされた選曲となっている。ちなみにCD
9に収録されている《ツァラトゥストラはかく語りき》は、スタンリー・キューブリック監督の名作『2001年宇宙の旅』のサウンドトラックに用いられた演奏。CD9枚組。録音:1959-1964年、ウィーン |
独ユニバーサル 1CD¥990
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DG 4777488 |
ベートーヴェン:交響曲第5番、第7番 |
カラヤン指揮
ベルリン・フィル |
DG 4777489 |
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付」 |
ベニャチコヴァー、リポヴシェク、
ヴィンベルイ、プライ
アバド指揮
ウィーン・フィル |
DG 4777490 |
ドヴォルザーク:交響曲第8番、第9番「新世界より」 |
レヴァイン指揮
シュターツカペレ・ドレスデン |
DG 4777491 |
グリーグ:
「ペール・ギュント」組曲第1番、第2番、
2つの悲しい旋律、組曲「十字軍の兵士シグール」、
ホルベルク組曲 |
ヤルヴィ指揮
エーテボリ響 |
DG 4777492 |
ラヴェル:ボレロ、道化師の朝の歌
シャブリエ:狂詩曲「スペイン」
リムスキー=コルサコフ:シェエラザード |
小沢(指揮)
ボストン響 |
DG 4777493 |
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番、第27番 |
グルダ(P)
アバド指揮
ウィーン・フィル |
DG 4777494 |
バッハ:トッカータとフーガ ニ短調〜オルガン作品集 |
プレストン(Org) |
DG 4777495 |
モーツァルト:歌劇「魔笛」(ハイライト) |
リアー、ヴンダーリヒ、
F=ディースカウ、オットー、
ピータース、クラス、ホッター
ベーム指揮/ベルリン・フィル |
DG 4777496 |
オルフ:カルミナ・ブラーナ |
ボニー、ロパルド、
マイケルズ=ムーア
プレヴィン指揮
ウィーン・フィル |
DG 4777497 |
バロック作品集
テレマン:ターフェルムジーク(抜粋)
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番より
パッヘルベル:カノンとジーグ
コレット:
コミックな協奏曲第25番 ト短調
「未開人とフュルステンベルクの婦人」
ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン、フルートと通奏低音のためのソナタ ニ長調 RV.84 |
ゲーベル指揮
ムジカ・アンティクワ・ケルン |
DECCA 4780243 |
ヘンデル:王宮の花火の音楽、水上の音楽 |
ガーディナー指揮
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ |
DECCA 4780244 |
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番、第5番「皇帝」 |
アラウ(P)
C・デイヴィス指揮
シュターツカペレ・ドレスデン |
DECCA 4780245 |
ヴィヴァルディ:
協奏曲集「四季」、
協奏曲 ハ長調 RV.556、協奏曲 ト長調
RV.577 |
グッリ(Vn)
シャイー指揮
ボローニャ歌劇場 |
DECCA 4780246 |
オペラ・アリア集(詳細不明) |
パヴァロッティ、
ドミンゴ、カレーラス、
カバリエ、アラーニャ他
カラヤン指揮、ウィーン・フィル 他 |
オーストラリアELOQUENCE 1CD¥1200
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DECCA 4429098 |
ROMANTIC TRIOS (ソプラノ、ホルン、ピアノのための)
1.Luigi Denza:J`AI PEUR DE
L`AIMER
2.Auguste Panseron:LES NOBLES
SONS DU COR
3.Conradin Kreutzer:DAS MUHLRAD
4.Otto Nicolai:DIE TRANE
5.Heinrich Proch:DAS ALPENHORN
6.Frantisek Skroup:LIEBES TAL,WARUM
SO
STILLE?
7.Gaetano Donizetti:L`AMOR
FUNESTO
8.Franz Lachner:FRAGEN
9.Friedrich Kucken:VOGLEIN
10.Franz Lachner:FRAUENLIEBE
UND-LEBEN
11.Jules Massenet:LES YEUX
CLOS
12.Hector Berlioz:LE JEUNE
PATRE BRETON
13.Franz Lachner:HERBST,VERLANGEN
UND BEWUSSTEIN
14.Jules Massenet:AMOURS BENIS |
ジョーン・サザーランド(S)
バリー・タックウェル(Hr)
リチャード・ボニング(P) |
DECCA 4769781 |
(1)モーツァルト:レクイエム K.626
(2)モーツァルト:
フリーメーソンの喜び K.471、
フリーメーソンのための葬送音楽
K.477、
フリーメーソンの小カンタータ
K.623
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(1)エリー・アメリング(S)
マリリン・ホーン(M.S)
ウーゴ・ベネッリ(T)
トゥガミール・フランク(Bass)
イシュトヴァン・ケルテス
ウィーン・フィル
(2)ウェルナー・クレン(T)
トム・クラウゼ(Br)
イシュトヴァン・ケルテス
ロンドン響 |
DECCA 4429521
(2CD)
\1800 |
・バッハ:ブランデンブルク協奏曲全曲
ベンジャミン・ブリテン/イギリス室内管弦楽団
1953年オールドバラ・フェスティヴァルのオープニング・コンサート
・バード(ティペット、ブリテン、バークリー、ウォルトンほか)
セリンジャーのラウンド(エリザベスの主題による変奏曲)
ベンジャミン・ブリテン/オールドバラ祝祭管弦楽団
・アーン:アルフレッドより「ルール・ブリタニア」
ピーター・ピアーズ(T) イモージェン・ホルスト指揮
・パーセル:おお主よ、われらが王に永き命をアルフレッド・デラー(Countertenor)
ピーター・ピアーズ(T) イモージェン・ホルスト指揮
・バッハ:アリア(管弦楽組曲第3番より)
・バッハ(バントック編):Sheep
May Safely
Graze
サー・エードリアン・ボールト/王立コヴェントガーデン
・クラーク:トランペット・ヴォランタリーベンジャミン・ブリテン/ロンドン響他 |
DECCA 4429448
(2CD)
\1800 |
ブリテン:ハープのための民謡集
2つのスコットランド民謡
誕生日の祝い op.92
カンティクル第5番「聖ナーシサスの死」
op.89
ハープのための組曲 op.83
神聖と世俗 op.91
ウィールディン・トリオ
おとめの歌った歌はやさしかったいちじくの木羊飼のキャロル |
ピーター・ピアーズ(T)
オジアン・エリス(Hrp) |
PHILIPS 4800120
(2CD)
\1800 |
ヘンデル:メサイア |
マーガレット・プライス(S)
ハンナ・シュヴァルツ(M.S)
スチュアート・バロウズ(T)
サイモン・エステス(Bs)
サー・コリン・デイヴィス
バイエルン放送響 |
DECCA 4429097
\1200 |
ブルックナー:交響曲第7番(ノヴァーク版) |
ショルティ指揮
ウィーン・フィル |
1965年 |
DECCA 4429235
\1200 |
ブルックナー:交響曲第8番(ノヴァーク版) |
ショルティ指揮
ウィーン・フィル |
1966年 |
DECCA 4429955
\1200 |
デイヴィッド・デル・トレディチ:ファイナル・アリス |
バーバラ・ヘンドリックス(S)
フォーク・グループ
ショルティ指揮
シカゴ交響楽団 |
1980年 タワーレコードで昨年抜粋盤が発売されたが、今回発売されるのは、おそらく全曲盤だと思われる。 |
DECCA 4429985
\1200 |
アーノルド:序曲「タモシャンター」
ムソルグスキー:展覧会の絵より小人
ムソルグスキー(R=コルサコフ編):はげ山の一夜
サン=サーンス:死の舞踏
フンパーディンク:ヘンゼルとグレーテルより魔女の騎行
リスト:メフィスト・ワルツ第1番
グノー:操り人形の葬送行進曲
グノー:ファウストからバレエ音楽 |
サー・アレクサンダー・ギブソン指揮
ロンドン新交響楽団 |
1957年、1959年コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団(ファウスト) |
DECCA 4800482
(2CD)
\1800→¥1490 |
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番〜第3番、
アンダンテとフィナーレ(タネーエフ編)
グリーグ:ピアノ協奏曲 |
ペーテル・ヤブロンスキー(P)
ペーター・マーク指揮
フィルハーモニア管(第1番、グリーグ)
シャルル・デュトワ指揮
フィルハーモニア管(その他) |
1993年、1994年 |