クラシックCD通販ショップ「アリアCD」へようこそ
トップページへ

規約などはこちら・・・
お買い物の方法  
ページ内の商品チェック・ボックスをクリックし、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください(enterキーを押してもかまいません)。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)

注文フォームへ

第40号マイナー・レーベル新録音新譜(3)


10%オフ・セール

 こちらの商品はすべて10%引きとさせていただきます。値下げになっているものは、そこからさらに10%引きとなります(\2200→\1990の商品なら\1791です)。
 2008年初頭、4年ほど前の紹介新譜です。

 他のセールと競合してそちらの価格と違いが出るものもあると思いますが、ご了承ください。
 すでに入手不能になっていることもありえます。ご理解くださいませ。

 最終フォーマットで提示される価格や自動送信で送られてくる価格は元の値段になっておりますが、「お客様シート」に記載されるときはセール価格になります。




AEOLUS

AE-10251
\2500
ヘスス・グリーディ(1886−1961):オルガン作品全集Vol.2 ——
 エスクエラ・エスパニョーラ/ファンタジア
エステバン・イリツォンド・イリアルテ(オルガン)
ドゥコー、ダンディ、ヨンゲンからオルガンや作曲法を学んだスペインの音楽家グリーディ。教会のオルガニストとしてだけでなく、マドリード音楽院ではオルガンと和声の講師を務めるなど、後進の育成にも尽力したことで知られる。

AMON RA 1CD−R¥2400

(Amon RaはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります。)
CD-SAR 18 ギター・コレクション
 A・ムダーラ:第4旋法によるファンタジア、ロマネスカ/
 作曲者不詳:ブランル、ピモントワーズ/
 L・ナルバエス:カンシオン/
 L・ミラン:第4旋法によるファンタジア/
 F・コルベッタ:2声のシンフォニア/
 G・サンス:パッサカリアとカナリオス/
 R・ド・ヴィゼー:組曲ニ短調/
 M・ジュリアーニ:大序曲Op.61/
 F・ソル:モーツァルトの主題による序奏と変奏曲/
 F・カルーリ:変奏曲/
 J・K・メルツ:無言歌
ナイジェル・ノース(ヒストリカル・ギター)、
マギー・コール(ヴァージナル&フォルテピアノ)
イギリスのリュート界最大の実力者ナイジェル・ノースが、ルネサンス・ギター、ヴィウエラ、3種の五弦ギター、19世紀フランスのギター、3種の19世紀のギターなど世にも貴重な9種類のギターを使い分けたギター関係者必携の名盤!歴史的価値を持った楽器の音色の違いや、ナイジェル・ノースの情感豊かな演奏など充実の内容を備えたギター・アルバムである。1984年の録音。
CD-SAR 17 モーツァルト:
 クラリネット五重奏曲イ長調K.581/
 アレグロ(クラリネット五重奏曲K.516cの断章)/
 アレグロ
 (クラリネット、バセットホルンと弦楽のための五重奏曲K.580bの断章)
アラン・ハッカー(クラリネット&バセットホルン)、
レスリー・シャッツベルガー(バセットホルン)、
ザロモン弦楽四重奏団
ロンドン・フィルのメンバーとしてだけでなく指揮者としても活躍するなど、イギリス・クラリネット界のパイオニアとして一時代を築いた名手アラン・ハッカーが、19世紀初期に製作されたC管、B♭管、バセットホルンといった3種類のピリオド楽器を用いて録音を行ったモーツァルト・アルバム。作曲当時に近い形での演奏を追及したハッカーの熱意の結晶である。
CD-SAR 20 ミニチュアの音楽
 ハイドン:
  ピアノ・ソナタ第12番イ長調Hob.XVI-12、
  音楽時計のための作品Hob.XIXより、
  変奏曲ハ長調Hob.XVII-5/
 M・クレメンティ:
  ソナチネ第1番ハ長調、同第2番ハ長調、同第3番ト長調/
 ベートーヴェン:舞曲集より、ロンド ハ長調Op.51-1
リチャード・バーネット(スクウェア・ピアノ)
「フィンチコックス古楽器博物館コレクション」に所蔵されているアントン・ワルターによって1800年頃のウィーンで製作されたスクウェア・ピアノによる作品集。宮廷で重宝された小型ピアノの素朴で愛らしい音色が流れてくる。1982年の録音。
CD-SAR 47 ヴィヴァルディ:室内協奏曲集
 協奏曲ヘ長調RV.100/同ニ短調RV.96/
 トリオ・ソナタ ニ長調RV.84/同ハ長調RV.83/
 協奏曲ト短調RV.106/同ニ長調RV.91
ヌーヴォー・クヮルテット、
アンドリュー・ワッツ(ファゴット)
ヌーヴォー・クヮルテットは、イギリスの鍵盤奏者ポール・ニコルソンが中核を担うフルート、ヴァイオリン、 チェロ、チェンバロによるピリオド・アンサンブル。ピリオド楽器で奏でるバロック音楽と古典派音楽の演奏には内外から好評価を受けており、ヴィヴァルディの室内協奏曲はそのスタイルに合致している。1990年3月の録音。(Amon RaはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります。)
CD-SAR 8 M・クレメンティ:
 ピアノ・ソナタ ト短調Op.50−3《見捨てられたディドーネ》/
 12のモンフェリーナOp.49
リチャード・バーネット(ピアノフォルテ)
イギリスのケントにある「フィンチコックス古楽器博物館コレクション」所蔵のクレメンティ製ピアノフォルテ(1822)を用いて、クレメンティの作品を演奏した興味深い作品集。 このシリーズでお馴染みの鍵盤奏者バーネットが取り上げたクレメンティの作品は、使用楽器の製作年から僅か1年前に出版された2作品。作曲者が意図した形に極めて近い演奏が聴ける貴重なタイトルである。1982年11月の録音。
CD-SAR 70 フルート音楽の至宝
 J・S・バッハ:ソナタ ハ長調BWV.1033/
 シューベルト:ワルツ/
 ヴィヴァルディ:協奏曲ニ長調/
 ウェーバー:フルート三重奏曲ト短調Op.63より/
 T・アーン:トリオ・ソナタ ト長調Op.3-2より/
 ヘンデル:ソナタOp.5より/
 E・ケーラー:花のワルツOp.87/
 F・ベンダ:協奏曲ト長調より/
 ハイドン:三重奏曲第1番より/
 テレマン:ソナタ第2番ト短調より/
 M・コレット:ソナタ ニ長調Op.14-2/
 モーツァルト:恋とはどんなものかしら/
 C・P・E・バッハ:三重奏曲ト長調H.568/
 M・ジュリアーニ:グランド・デュオ・コンチェルタンテOp.52より
リザ・ベズノシウク(バロック・フルート)、
ナイジェル・ノース(リュート)、
スティーヴン・プレストン(バロック・フルート)、
ヌーヴォー・クヮルテット、他
アモン・ラ(Amon Ra)やピリオド楽器の演奏への入門編としても最適な「音楽の至宝」シリーズのバロック・フルート版。ベズノシウクやプレストン、ノース、バーネットなどの名手たちによる演奏をふんだんに収めたバロック・フルートづくしのコンピレーション・アルバムとなっている。1983年〜1992年の録音。

ANTES EDITION 1CD¥2500

BM-CD 31.9230 クロード・エンゲル(1948−):ギターのための作品集 ——
 3つのワルツ/鳥と日暮れ/マルメラドの歌/
 フエゴ/Le musee des vieilles mecaniques/変奏曲
ビルギット・シュワブ(ギター)
70年代にはフランスのプログレッシヴ・ロックバンド「マグマ」にもメンバーとして参加していたパリ出身のギタリスト、クロード・エンゲルのクラシック・ギター作品集。アストル・ピアソラやハービー・ハンコックなど欧米の大物ミュージシャンとの共演など、自身の演奏活動の経験を生かして作曲された作品の数々はギター愛好家要注目!ドイツの女流ギタリスト、ビルギット・シュワブのクールな演奏が作品の雰囲気を余すことなく届けてくれる。
BM-CD 31.9245 バリトン・サクソフォンのための室内楽作品集 ——
 F・トレイバー:デュオ/
 A・ヴィヴァルディ:ソナタ第1番変ロ長調/
 O・マチャ:ソナタ/
 J・ライアン=ガーバー:アナザー・ツイスト/
 E・プラパッヒャー:四重奏曲/
 J・D・ゼレンカ:アダージョとアレグロ
リンダ・バンクス(バリトン・サクソフォン)、
アンネミ・エグリ(ピアノ)、
テオ・ブライデンバッハ(ヴァイオリン)、
シャルロット・ブライデンバッハ(ヴァイオリン&ヴィオラ)、
アレフ・アクコス(チェロ)
サクソフォン四重奏や吹奏楽で低音セクションを支える重要な役割を担っているバリトン・サクソフォンを主役とした珍しい作品集。この作品集には、ヴィヴァルディやゼレンカといったバロック音楽のアレンジから、バリトン・サクソフォンのために書かれたオリジナル作品などバラエティ豊かな6作品が収録されている。1990年に南ドイツ・サクソフォン室内オーケストラを結成するなど、サクソフォン界の活性化に力を注ぐリンダ・バンクスの低音楽器ならではの存在感はさすが。
BM-CD 31.9232 チャイコフスキー:
 ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35、
 瞑想曲ニ短調Op.42-1/
H・W・エルンスト:魔王Op.26〜
 シューベルトの主題によるグランド・カプリース
マリア・ソロツォボワ(ヴァイオリン)、
ディートリヒ・シェラー=マンノ(指揮)、
アルカデミア・シンフォニカ
モスクワ生まれの女流ヴァイオリン奏者ソロツォボワは、グネーシン音楽院で学んだのちチューリッヒ音楽大学で名匠ザハール・ブロンに師事。ティボール・ヴァルガ国際コンクールなど多くのコンクールで入賞を果たすなど、今後の飛躍が期待される若きヴァイオリニストである。ちなみにソロツォボワの使用楽器は、ニコロ・ガリアーノ1750年頃製のヴァイオリン。

AR RE−SE

AR 2007-1
\2400
ニコラ・バクリ(1961−):
 弦楽四重奏曲第6番Op.97/同第5番Op.57/
 同第4番Op.42《ベートーヴェンへのオマージュ》/
 同第3番Op.18《墓碑のスケッチ》
プソフォス弦楽四重奏団
2006年、2007年の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」に出演するなど日本でも知名度の高まりを見せているプソフォス弦楽四重奏団の新録音。フランスを拠点として活動中のプソフォス弦楽四重奏団は、日本人ヴァイオリン奏者の田中綾子を中心にリヨン国立高等音楽院出身の奏者によって1997年に結成された女流奏者4人によるアンサンブルである。既にリリースされているオアナの弦楽四重奏曲全集(AR 2004-7)が話題を呼ぶなど近現代作品の演奏と解釈に称賛の声を受けており、新たにリリースされるバクリの作品集の完成度も高い。2007年4月11日〜14日の録音。

AVIE 1CD¥2400

AV 2149 ユダヤ人の生活より〜チェロと管弦楽のための作品集
 E・ブロッホ:ヘブライ狂詩曲《シェロモ》、祈り〜ユダヤの生活より/
 D・ダイアモンド:チェロと管弦楽のための《カディッシュ》/
 G・シュワルツ:チェロと弦楽オーケストラのための《イン・メモリアム》/
 M・ブルッフ:チェロと管弦楽のための《コル・ニドライ》Op.47
ジョナサン・アースゴー(チェロ)、
ジェラード・シュワルツ(指揮)、
ロイヤル・リヴァプール・フィル
北欧の俊英と英国の古豪による愁いを帯びたユダヤの美しき旋律。イギリスの古豪ロイヤル・リヴァプール・フィルのアヴィー(Avie)からのリリース第8弾となる最新盤は、同オーケストラの首席チェロ奏者ジョナサン・アースゴーが主役を務める“ユダヤ”のチェロ作品集。ユダヤ人作曲家ブロッホの代表作である「シェロモ」や、ドイツの作曲家ブルッフがユダヤの旋律を題材として作曲した「コル・ニドライ」など“ユダヤ”を大きなテーマとして構成され、美しい旋律が止め処なく溢れるアルバムとなっている。ソリストのアースゴーは、1974年オスロ生まれの若き名手。オスロとロンドンでチェロを学び、1999年にロイヤル・リヴァプール・フィルの首席チェロ奏者に就任。また同年には広上淳一の指揮でハイドンのチェロ協奏曲を披露しコンチェルト・デビューも飾っている。アースゴーがチェロを通じて放つ精神性の表現と前首席指揮者ジェラード・シュワルツのオーケストラ・コントロールによって濃密な美が創造されている。2004年10月20日−21日&2005年10月31日の録音。
AV 2124
¥2190
ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲集
 Z・コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲Op.7/
 J・J・F・ドッツァウアー:
  ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲Op.124/
 R・グリエール:8つの小品より 第1番、第3番、第4番、第7番/
 パガニーニ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲第1番/
 A・F・セルヴェ:《神よ、王を守りたまえ》による華麗なる変奏曲Op.38
ルーデンス・トゥルク(ヴァイオリン)、
ウェン=シン・ヤン(チェロ)
アヴィーが強力にプッシュしている1978年アルバニア生まれのルーデンス・トゥルクは、アナ・チュマチェンコ教授の門下生であり第1弾のソロ・アルバム(AV 2080)では大器の片鱗を感じさせてくれた若き天才ヴァイオリニスト。2002年10月にはベルリンで行われたビル・クリントン氏出席の式典で演奏を任されるなど、次代を担う逸材として注目を集めている。またこのアルバムでトゥルクとデュオを組んでいるチェリストのウェン=シン・ヤンは、1989年に24歳でバイエルン放送交響楽団の首席チェロ奏者に就任した凄腕の持ち主。現在はソリスト、室内楽奏者として活動を続け、ブランディスやチュマチェンコ、シュテフェンス、ブルンナーといった著名なアーティストと共演を重ねている。
AV 2143
¥2190
G・カトワール:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
 ソナタ第2番《詩曲》Op.20、悲歌Op.26、ソナタ第1番Op.15/
ラヴェル:ハバネラ形式による小品、ハバネラ形式による小品
ヘルヴィヒ・ツァック(ヴァイオリン)、
ベルント・ツァック(ピアノ)
ドイツのデュオ、ツァック兄弟が発表するアムランも取り上げた19世紀ロシアの作曲家カトワールのヴァイオリンとピアノのための作品集。特にソナタ第2番「詩曲」は傑作として知られており、ロシアのヴァイオリン作品の中でも希に見る美しさを持った名作である。ヘルヴィヒ・ツァックは1982年から1995年までシュトゥットガルト室内管の第1コンサートマスターを務めるなど、第1線で活躍してきたドイツのヴァイオリニスト。リューベック、ロストックで教鞭を執るピアノのベルント・ツァックとのデュオで度々日本にも訪れている。

BELLA MUSICA

BM 31.2408
\2500
ベートーヴェン:
 ピアノ三重奏曲第5番ニ長調Op.70-1《幽霊》/
 創作主題による14の変奏曲変ホ長調Op.44/
 ピアノ三重奏曲第2番ト長調Op.1-2
アルカディア・トリオ
1978年にケルン音楽大学で学んでいた3人のアーティストたちによって結成されたピアノ・トリオ「アルカディア・トリオ」によるベートーヴェンの第4集。ハイドンから近現代の作品を得意としており、感情豊かでメリハリのついたベートーヴェンに対する評価も高い。

BERGEN DIGITAL

BD 7054CD
\2500
オヴェ・クリスティアン・サンドベリ:
 合唱とオルガンのためのカンタータ《La Livets Kilde Rinne》/他
マグナル・マンゲルスネス(指揮)、
ベルゲン大聖堂聖歌隊
現代ノルウェーの作曲家サンドベリのオルガンと合唱を効果的に用いた荘厳な雰囲気を持った合唱作品集。ベルゲン大聖堂聖歌隊の神秘的な歌声が印象に残る。

BNL 1CD¥2400

BNL 112922 ゲオルク・ムファット(1653−1704):
 シャコンヌ、パッサカリア、新しきサイクロプスのハーモニー/
ヨハン・ハインリッヒ・シュメルツァー(1623−1680):
 ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第1番〜第6番
アンサンブル・クロマティカ
ともに17世紀ウィーンの宮廷で活躍したシュメルツァーとムファット。シュメルツァーの6曲のソナタは、ヴァイオリンとリュート、オルガンのために書かれおり、3つの声部が絡み合うことによって生まれる音楽が安らぎを与えてくれる。フランス、イタリアの様式を取り入れたムファットのオルガン作品も優れた技法が発揮されている。
BNL 112924 ビゼー:喜歌劇《ミラクル博士》/ボヘミアの風景/序曲イ長調/スケルツォ オルガ・パシシュニク(ソプラノ)、
ヒョルディス・テボー(メゾソプラノ)、
ヤニス・クリストプーロス(テノール)、
ピエール=イヴ・プルヴォー(バリトン)、
ディディエ・タルパン(指揮)、
ルブリン・フィルハーモニー
ビゼー18歳の作品でありオッフェンバック主催の懸賞で一等賞に輝き、その後の飛躍を予感させたオペレッタ「ミラクル博士」を含むレアなレパートリーを収録。ビゼーは「カルメン」や「アルルの女」だけの作曲家ではないということをポーランドのオーケストラの演奏で証明してくれるユニークなアルバムとなっている。
BNL 112945
(CD+dts/2枚分価格)
ショパン:
 夜想曲第8番変ニ長調Op.27-2/バラード第1番ト短調Op.23/
 夜想曲第7番嬰ハ短調Op.27-1/バラード第2番ヘ長調Op.38/
 夜想曲第13番ハ短調Op.48-1/
 バラード第3番変イ長調Op.47/バラード第4番ヘ短調op.52
ジャン=セバスチャン・バルドン(ピアノ)
フルート奏者の父とピアニストの母を両親に持つジャン=セバスチャン・バルドンは、1972年生まれのフランスのピアニスト。リヨン国立高等音楽院では、ロケ・アルシーナやバルビゼ、ハイドシェックといった名手たちから指導を受けた経歴を持つ。陰と陽を上手く使い分けた表現力と、骨格のはっきりとした演奏スタイルが印象に残る演奏を実現させている。(このCDはノーマルCD+同内容の5チャンネルdts盤がセットになっております。/dts盤は専用の再生機器でないと再生することができません。スーパーオーディオCDプレイヤーやDVDプレイヤーとは異なります。ご注意下さい。)
BNL 112916 J・S・バッハ:
 ソナタ第1番ト長調BWV.1027/
 同第2番ニ長調BWV.1028/同第3番ト短調BWV.1029
ポール・ジュリアン(チェロ)、
ルドミラ・ヤンコフスカ(ピアノ)
ピエール・フルニエの門下生だったフランスのチェロ奏者ポール・ジュリアンとクラコウ音楽大学でペンデレツキから音楽を学んだポーランドの女流ピアニスト、ルドミラ・ヤンコフスカによるデュオ・アルバム。大きな表現を抑えて作品の持つ自然な流れを大切にした演奏を聴かせてくれている。2001年5月の録音。
BNL 112917 C・P・E・バッハ:
 6つのシンフォニアWq.182,H.657〜662(ハンブルク・シンフォニア)
ディディエ・タルパン(指揮)、
コンチェルト・ポラッコ
コンチェルト・ポラッコは鍵盤楽器奏者であり指揮者でもあるマレク・トポロフスキによって1991年に結成されたポーランドのピリオド・アンサンブル。バロック時代から古典派初期に作曲された作品の演奏には特に定評があり、BNLレーベルにはベートーヴェン&メユール(BNL 112920)やヴィヴァルディ(BNL 112941)など高い評価を受けた優秀な録音を残している。2001年7月の録音。
BNL 112912 フランスのバッハ
 幻想曲ト長調BWV.572/幻想曲とフーガ ハ短調BWV.562/
 アリア ヘ長調BWV.587/
 コラール《われら皆唯一の神を信ず》BWV.681/
 コラール《古き年は過ぎ去りぬ》BWV.614/
 コラール《バビロンの流れのほとりに》BWV.653/
 コラール《おお愛する魂よ、装いせよ》BWV.654/
 6声のリチェルカーレBWV.1079-9/
 コラール《ああ人よ、汝の大きな罪を嘆け》BWV.622/
 コラール《われら悩みの極みにありて》BWV.641/
 前奏曲BWV.552-1/パッサカリア ハ短調BWV.582
ベルナール・コードゥリー(オルガン)
フランスのサン・マキシマン教会にあるイスナール製の歴史的オルガンと、ドイツのグラウホフ教会にあるトロイトマン製の歴史的オルガンの演奏による大バッハの作品集。2001年5月&10月の録音。

CANAL GRANDE

CG 08016
(10CD/特別価格)
\9800→¥8990
モーツァルト:ピアノ協奏曲全集
 ピアノ協奏曲第5番ニ長調K.175/同第6番変ロ長調K.238/
 同第8番ハ長調K.246/同第9番変ホ長調K.271《ジュノム》/
 同第11番ヘ長調K.413/同第12番イ長調K.414/
 同第13番ハ長調K.415/同第14番変ホ長調K.449/
 同第15番変ロ長調K.450/同第16番ニ長調K.451/
 同第17番ト長調K.453/同第18番変ロ長調K.456/
 同第19番ヘ長調K.459/同第20番ニ短調K.466/
 同第21番ハ長調K.467/同第22番変ホ長調K.482/
 同第23番イ長調K.488/同第24番ハ短調K.491/
 同第25番ハ長調K.503/
 同第26番ニ長調K.537《戴冠式》/同第27番変ロ長調K.595
ヨス・ファン・インマゼール(フォルテピアノ)、
アニマ・エテルナ
1990年から1991年にかけて録音が行われ、巨匠インマゼールの代名詞として長く親しまれて続けてきたモーツァルトの独奏ピアノのための協奏曲集。入手困難の状態が続いていた全10枚を1つにまとめたボックス・セットが装いも新たにカナル・グランデ(Canal Grande)から復活リリース!クリストファー・クラークが製作したワルター・モデルのフォルテピアノを使用したインマゼールと手兵アニマ・エテルナの名演が再び輝く。

CAPRICCIO

71134
(SACD Hybrid Multichannel/
特別価格)
\3600
20世紀のポートレート〜
 ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926−):
  歌劇《バッカスの巫女》からの組曲/夜曲とアリア/交響曲第8番
クラウディア・バラインスキー(ソプラノ)、
マーカス・ステンツ(指揮)、
ケルン・ギュルツェニヒ管
20世紀の音楽界に大きな影響を与えた作曲家たちの知られざる作品を紹介するシリーズの最新作はヘンツェ。若き頃から書き続けてきた歌劇やバレエ、交響曲などの大規模なスケールの作品の成功によって現代ドイツを代表する作曲家としての立場を確立したヘンツェは、80歳を超えた現在でも大きな存在感を放ち続けている。1966年のザルツブルク音楽祭で初演された「バッカスの巫女」からの組曲、1993年10月1日にボストンで初演が行われた「交響曲第8番」などの大作を音楽総監督マーカス・ステンツ率いるケルン・ギュルツェニヒ管がヘンツェの世界を濃厚に描いている。
60135
(特別価格)
\3600
L・シュポア:オラトリオ《四終》 アンナ・コロンディ(ソプラノ)、
ヴァネッサ・ダルコウスキ(アルト)、
イェルク・ダルミュラー(テノール)、
ウラディミール・バイコフ(バス)、
ブルーノ・ヴァイル(指揮)、
カペラ・コロニエンシス、
コアーヴェルク・ルール
4曲のクラリネット協奏曲に代表される器楽作品や交響曲、声楽作品など、現在まで脈々と伝わる名作を生み出したロマン派初期のドイツ人音楽家ルイ・シュポア。ロマン派後期へと続く道筋を切り開くなど後世にも大きな影響を与えたシュポアの代表作「最後の審判」と並び称されているのが、「死、最後の審判、地獄、天国」を意味したキリスト教の教え「四終」を題材として1826年にカッセルで作曲されたオラトリオ「四終」である。1954年の創設以来半世紀という歴史を持つドイツのピリオド・アンサンブルである「カペラ・コロニエンシス」が、この作品の価値と位置付けをさらに高めることになるだろう。2006年のライヴ録音。
67197
\2400
エルンスト・クルシェネク(1900−1991):
 弦楽四重奏曲第3番Op.20/同第5番Op.65
ペーターゼン・クヮルテット
オーストリア時代にはナチスによる弾圧を受けながらも、アメリカへと活躍の場を移し激動の時代を生き抜いたエルンスト・クルシェネク。小澤征爾がウィーン国立歌劇場で歌劇「ジョニーは演奏する」を取り上げたことによって、日本でも知名度が高まり再評価が進められている。この第3番&第5番の録音は、アルバン・ベルク弦楽四重奏団の後継者と称されるペーターゼン・クヮルテットにとって第1番&第7番(Capriccio 67015)の録音に続く2枚目のクルシェネク・アルバムとなる。
67199
(特別価格)
\3600
ヴェネツィアの室内楽作品
 ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626−1690):6つのソナタOp.10-3/
 アントニオ・ベルタリ(1605−1669):
  5声のソナタ、6声のソナタ、ソナタ第11番/
 マッシミリアーノ・ネーリ(1623−1673):
  ソナタOp.1-1、同Op.2-5、カンツォーナOp.1-2
クリストフ・ティンペ(ヴァイオリン)、
アカデミア・ペル・ムジカ
ローマを活動の拠点としているドイツのバロック・ヴァイオリン奏者クリストフ・ティンペが率いるローマのピリオド・アンサンブル「アカデミア・ペル・ムジカ」。イタリアのバロック音楽を専門としてきた「アカデミア・ペル・ムジカ」が新たに録音をを行ったのは、17世紀のヴェネツィアで名を馳せた3人の作曲家レグレンツィ、ベルタリ、ネーリ。イタリア・バロックの奥深さを再認識させてくれるアルバムである。
67198
(特別価格)
\3600
シューベルト:
 夕焼けD.690、山々D.634、鳥D.691、少年D.692、流れD.693、
 ばらD.745、蝶々D.633、さすらい人D.649、乙女D.652、
 星D.684、茂みD.646、ロマンス/
L・シュポア:歌とクラリネットとピアノのための《6つのドイツ歌曲》
白井光子(メゾソプラノ)、
ハルトムート・ヘル(ピアノ)、
エドゥアルト・ブルンナー(クラリネット)
ドイツ・リートの世界的権威であり、日本を代表するメゾソプラノ歌手、そしてカプリッチョ(Capriccio)の中心的存在を担ってきた白井光子のシューベルト&シュポア。長年デュオを組んできたハルトムート・ヘルはもちろんのこと、シュポアではバイエルン放送響の首席クラリネット奏者として活躍した名手ブルンナーも演奏に加わるなどドイツ・リートの醍醐味を味わえる。シューベルトは1986年、シュポアは1993年の録音。

CELLO CLASSICS

CC 1016
\2400
初期イタリアのチェロ作品集 ——
 ドメニコ・ガブリエリ(1651−1690):
  リチェルカーレ第1番ト短調、同第6番ト長調、
  ソナタ ト長調(第1稿)、リチェルカーレ第7番ニ短調、
  同第5番ハ長調、同第3番ニ長調、
  2台のチェロのためのカノン、ソナタ イ長調、
  リチェルカーレ第4番変ホ長調、同第2番イ短調、
  ソナタ ト長調(第2稿)/
 フランチェスコ・ロニョーニ(?−b.1626):「ある日のスザンナ」より/
 ジローラモ・フレスコバルディ(1583−1643):
  カンツォーナ第5番、同第7番、同第8番/
 バルトロメオ・デ・セルマ・イ・サラヴェルデ(fl.1638):ファンタジア第9番
リチャード・タンニクリフ(チェロ&バス・ヴァイオリン)、
ジェームズ・ジョンストン(チェンバロ&オルガン)、
パウラ・シャトーヌフ(テオルボ)、
セバスティアン・コンベルティ(チェロ)
自身もチェロの名手だったドメニコ・ガブリエリの現存する全てのチェロ作品を収録したこの「初期イタリアのチェロ作品集」。他にもロニョーニ、フレスコバルディ、サラヴェルデなど16世紀から17世紀にかけてイタリアで活躍した音楽家たちのチェロ作品を凝縮しており資料的価値も充実した作品集に仕上がっている。鬼才ベズノシウクが率いるエイヴィソン・アンサンブルの主席チェロ奏者、エイジ・オブ・エンライトメント管の客演主席奏者などを務めるイギリスのチェリスト、タンニクリフの優れた感性が作品に新たな息吹きを与えている。また曲によって「C・D・G・A」と「C・G・D・G」の2種類のチューニングを使い分けている点も興味深い。
CC 1020
\2400
カプリチオーソ〜青空の下で ——
 サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ/
 パガニーニ:奇想曲第9番、同第13番、同第17番、同第24番/
 ブラームス:ハンガリー舞曲第2番ニ短調/
 A・アリャビエフ:エレジー、青空の下で/
 アレンスキー:鈴蘭Op.33-2、奇想的舞曲Op.12-2/
 リムスキー=コルサコフ:「金鶏」による幻想曲/
 チャイコフスキー(グレン編):ロマンスOp.5/
 アレンスキー:ロマンスOp.56-2/
 J・S・バッハ(グノー編):アヴェ・マリア
アレクサンドル・ルーディン(チェロ)、
ヤナ・イワイロワ(ソプラノ)、
ウラディミール・スカナヴィ(ピアノ)、
ヴィクトル・ギンスブルク(ピアノ)、
ムジカ・ヴィヴァ室内管
アレクサンドル・ルーディンは、1982年の第7回チャイコフスキー国際コンクールでメネセスに次ぐ第2位を獲得した実力と実績を持つ現代ロシア音楽界を代表する重要アーティストの1人。これまでにチェロ・クラシックスからはミャスコフスキー(CC 1012)、トリックリール(CC 1015)のリリースを行っており、この「カプリチオーソ」が3枚目となる。サン=サーンスやパガニーニの奇想曲、スヴェトラーノフやフェドセーエフ、プレトニョフらと共演を重ねてきたソプラノ奏者イワイロワが歌うアレンスキーやアリャビエフなど多彩な小品がズラリと並んでおり聴き応え十分!ロシアの伝統を受け継いだチェロの歌を存分に堪能することができる。

CHANDOS 1CD¥2400

CHSA 5060
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200→¥2990
ワーグナー(ヘンク・デ・ヴリーガー編曲):
 楽劇《ニーベルングの指輪》〜
  オーケストラル・アドベンチャー/
ワーグナー:ジークフリート牧歌
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管
シャンドスの歴史を築いた名コンビ、長き時を経てワーグナーで遂に復活!ショスタコーヴィチやドヴォルザーク、プロコフィエフの交響曲集、斬新なロシアン・プログラムなどを次々と打ち出しシャンドスの屋台骨を支えた巨匠ネーメ・ヤルヴィとロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管(以下RSNO)のコンビが十数年という月日を経て遂に復活!現在RSNOの桂冠指揮者の地位にあるネーメ・ヤルヴィと同オーケストラのコンビによる待望久しい最新録音はなんとワーグナー!オランダ放送フィルの打楽器奏者であり、作曲家、アレンジャーでもあるヘンク・デ・ヴリーガーが1991年にアレンジを行い、同オーケストラの当時の音楽監督(現在は桂冠指揮者)デ・ワールトの主要レパートリーとして重宝されたオーケストラのみで繰り広げられる「ニーベルングの指輪〜オーケストラル・アドベンチャー」。14曲で構成されるこの管弦楽版の「指輪」は4つの楽劇の魅力を凝縮した約60分の作品であり、「ワルキューレの騎行」に代表される重要場面や多くのライトモチーフを含むなど、壮大なワーグナーの「指輪」の世界を存分に味わうことの出来るまさにオーケストラによるアドベンチャー(冒険)なのである。また独立した作品ながら「指輪」との共通点を持つ「ジークフリート牧歌」を加えることによって、ヤルヴィはこのワーグナーの完成度、充実度をさらなる高みへと導いている。シャンドスの歴史を築きいてきた名コンビによるワーグナーの世界。今、感動の幕が上がる!2007年8月5日〜7日の録音。
CHAN 10458
¥2190
モーツァルトと同世代の作曲家シリーズ〜
 ジョン・マーシュ(1752−1828):
  交響曲第2番変ロ長調/同第6番ニ長調/
  同第7番変ホ長調/同第8番ト長調/
  会話の交響曲変ホ長調
マティアス・バーメルト(指揮)、
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ
モーツァルトと同世代のイギリス人作曲家の交響曲!モーツァルト自身ではなく、モーツァルトと同じ世代に活躍した才能溢れる作曲家たちの作品を紹介するというシャンドスならではの独特のアプローチが人気を呼んでいる「モーツァルトと同世代の作曲家シリーズ」。前作のリヒター(CHAN 10386)に続くシリーズ21作目となる最新作はイギリスの作曲家ジョン・マーシュ。18世紀中期から19世紀初頭にかけて活躍したイギリスの作曲家ジョン・マーシュは、39曲の交響曲を含む350曲以上の作曲を行うなど当時のイギリスにおける最も多作な作曲家としても歴史にその名を刻んでいる。後期バロック様式から古典様式への移り変わりの時代を生きたマーシュだったが、両方の様式の特徴を自らの作品に取り入れるなど、様式に対する柔軟な姿勢によって数多くの優れた作品を生み出している。ちなみにマーシュは、音楽家としてだけでなく法律の勉強を積み、天文学、鐘学、兵法にも精通するなど多彩な分野でその才能を発揮させた人物でもある。
CHAN 10452 シリル・スコット(1879−1970):管弦楽作品集Vol.4 ——
 チェロ協奏曲/交響曲第1番ト長調
ポール・ワトキンス(チェロ)、
マーティン・ブラビンズ(指揮)、
BBCフィルハーモニック
シリル・スコットの管弦楽作品集。完結!イギリス印象派の大作曲家「シリル・スコット」の存在とその作品を再び世界中に広げるという大きな役割を果たしてきたシリーズもこの第4集で完結。今回の第4集ではシリーズの完結に相応しく、1899年に若かかりし頃のシリル・スコットが書き上げたモダンでラプソディックな野心作「交響曲第1番」、キャリアの中期に作曲されドビュッシーからの影響をうかがわせる「チェロ協奏曲」といった世界初録音となる大曲2作品を収録している。レニングラードでは名教師イリヤ・ムーシンの下で学び、1988年リーズ国際指揮者コンクールを制覇したマーティン・ブラビンズは、ヒコックスやハンドリーと並び立つイギリス音楽のスペシャリスト。シャンドス、ハイペリオンではイギリス音楽だけでなく幅広い作品でタクトを振るっており、柔軟な対応力と驚異的なレパートリーの広さを証明している。またチェリストには指揮者としての活動も始めたイギリスの名手ワトキンスが登場。現在のイギリスを引っ張る2人のアーティストが、イギリス印象派を代表するスコットのシリーズを締め括る。
CHAN 0749
〔Chaconne〕
モンテヴェルディ・シリーズ Vol.2〜炎と灰 ——
 モンテヴェルディ:
  情け知らずの女たちのバッロ/おお金色の髪/あなたへの口づけ/
  心は燃え、心を焦がし/恋する者はみな戦士/苦しみが甘美なものならば/
  火のまわりを無邪気な蝶々が飛びまわるように/バットよ、ここが岸辺だ/
  私があなたに与えられるのもを/こうして死ねるものなら/
  安心しておくれ/灰になった亡骸
ロバート・ホリングワース(指揮)、
イ・ファジョリーニ
シャンドスのアーリー・ミュージック・シリーズ「シャコンヌ(Chaconne)」に加わった「モンテヴェルディ・シリーズ」の第2弾!イタリアの巨星モンテヴェルディの世俗歌曲を中心に録音を進めるこのシリーズは、第1集(CHAN 0730)がグラモフォン誌、ガーディアン誌、アメリカン・レコード・ガイド誌などの各メディアから絶賛を浴びるなど絶好のスタートを切っている。イタリア・マドリガルの伝承者としての地位を確立したイ・ファジョリーニは、1986年にディレクターのホリングワースを中心としてオックスフォード大学の学生たちによって結成されたヴォーカル・アンサンブル。イ・ファジョリーニは、映像による画期的なヴェッキのマドリガル・コメディ《パルナッソス山をめぐって》(CHDVD 5029)のリリースを実現させるなど、シャンドスの古楽シーンに新たな風を吹き込んでいる。
CHAN 10453 ジプシー・ストリングス ——
 伝承曲(サマーヘイズ編):
  Put out your cigarettes and dance、ブルガリアの悲歌、
  アマツバメ、ベサラビャンカ、ポルカ/
 A・サマーヘイズ:
  蛍、キャラヴァン、Five Naked Ladybirds、
  バーキングへの最後の列車、コパニッツァ、
  スローワー・ワン、ホット・ドイナ/
 G・ディニーク(サマーヘイズ編):ひばり
アダム・サマーヘイズ(ヴァイオリン)、
エミール・チャカロフ(ヴァイオリン)、
ロンドン・コンチェルタンテ
2006年にウィグモア・ホールで結成15周年記念コンサートを開催したイギリスのアンサンブル、ロンドン・コンチェルタンテのシャンドス・デビュー盤。ジャンルの枠にとらわれない活動を展開中のロンドン・コンチェルタンテにソリストとして加わるのは、イギリスのトップ・ヴァイオリニストの1人に数えられるアダム・サマーヘイズ、ジプシー音楽の盛んな東欧のブルガリアに生まれたエミール・チャカロフの2人。トラディショナルなジプシー音楽のアレンジとサマーヘイズのオリジナル作品が民族色豊かに疾走する!
CHAN 10454X
\2000
ニールセン:管楽器のための室内楽作品集 ——
 木管五重奏曲Op.43/かいなきセレナード/
 2つの幻想的小品Op.2/厳粛な歌/
 劇音楽《母》Op.14からの付随音楽
アテナ・アンサンブル
レイキャヴィク木管五重奏団と並ぶシャンドスにおける木管アンサンブルの代表的存在であるアテナ・アンサンブルのニールセンが24bit/96kHzデジタル・リマスターを施され復活!CHAN 8680からの移行再発売。1979年の録音。
CHAN 10456
¥2190
マーラー:交響曲第10番嬰ヘ短調(クック版第3稿第2版) ジャナンドレア・ノセダ(指揮)、
BBCフィルハーモニック
風雲児ノセダ、初のマーラー録音は交響曲第10番!「我が祖国」以外のレパートリーでプログラムを固めた「スメタナの管弦楽作品集Vol.1」(CHAN 10413)でさらに株を上げたミラノ生まれの風雲児ジャナンドレア・ノセダ。シャンドスの看板を背負うノセダ&BBCフィルハーモニックによる最新録音はマーラー、しかもクック版にゴルトシュミットとマシューズ兄弟が改定を加えた「クック版第3稿第2版」を用いた交響曲第10番全曲!去る8月〜9月に開催された2007年のBBCプロムスでノセダ&BBCフィルはマーラーの交響曲第10番を取り上げて大喝采を浴びているという実績があるだけに、セッション録音による今回のリリースには否が応でも期待させられてしまう。またマーラーの交響曲でも第1番〜第9番、大地の歌ではなく、敢えて交響曲第10番の全曲を初のマーラー録音に選んできたあたりもノセダ、そしてシャンドスらしい粋な選曲と言える。来る2008年3月には待望の来日公演を控ているノセダ&BBCフィルハーモニック。世界が注目するノセダとBBCフィルの勢いがさらに加速する!ジャナンドレア・ノセダ&BBCフィルハーモニック〜2008年来日公演情報 3/12(水) 上越文化会館/3/13(木) サントリーホール/3/14(金) 東京文化会館/3/15(土) フェスティヴァルホール/3/16(日) 横浜みなとみらいホール/3/18(火) 東京オペラシティ・コンサートホール/3/19(水)福岡シンフォニーホール
CHSA 5058
(2SACD Hybrid)
\6400
ジョン・フォウルズ(1880−1939):
 ワールド・レクイエム(世界初録音)
ジャンヌ=ミシェル・シャルボネ(ソプラノ)、
キャサリン・ウィン=ロジャース(メゾソプラノ)、
スチュアート・スケルトン(テノール)、
ジェラルド・フィンリー(バリトン)、
レオン・ボットスタイン(指揮)、
トリニティ少年合唱団、
チャーチ・エンド祝祭合唱団、
フィルハーモニア合唱団、
BBC交響楽団&合唱団
またもシャンドスの快挙!幻のレクイエムが蘇る!近年その作品のリリースなどが進み、再評価の気運が高まっている後期ロマン派のイギリスの作曲家ジョン・フォウルズが遺した最大規模の作品「ワールド・レクイエム」が遂にシャンドスから登場!!ホルストやヴォーン=ウィリアムズの同世代としてイギリスに生まれながらも、東洋の音楽や文化、特にインドの音楽に強く魅了され、自らの作品にもそのエッセンスを取り入れるなどしたジョン・フォウルズは、旅先のカルカッタでコレラに倒れ1939年に同地で没した異色の作曲家である。バントックの「オマル・ハイヤーム」(CHSA 5051)に続くシャンドスの快挙となるフォウルズの「ワールド・レクイエム」。この作品は第1次世界大戦で命を落とした戦没者に対する鎮魂歌として作曲された大規模な作品であり、1923年から1926年の4年にわたって毎年ロイヤル・アルバート・ホールで演奏され多くの聴衆を集めたフォウルズの代表作として知られている。長らく演奏機会に恵まれなかったフォウルズの「ワールド・レクイエム」の蘇演でタクトを執ったのは、アメリカの指揮者であり音楽学者、研究者としても高名なレオン・ボットスタイン。ボットスタインの研究と検証の成果、そして演奏者陣の熱意によって幻の大作がここに復活する!
CHAN 10449
(3CD/2枚分価格)
\4800
ドヴォルザーク:歌劇《ルサルカ》 シェリル・バーカー(ソプラノ)、
ロサリオ・ラ・スピナ(テノール)、
ブルース・マーティン(バリトン)、
エリザベス・ホワイトハウス(ソプラノ)、
アン=マリー・オーウェンス(メゾソプラノ)、
サラ・クレイン(ソプラノ)、
タリン・フィビック(ソプラノ)、
ドミニカ・マシューズ(メゾソプラノ)、
バリー・ライアン(バリトン)、
シアン・ペンドリー(ソプラノ)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、
オペラ・オーストラリア管弦楽団&合唱団
その功績が認められ大英帝国上級勲爵士(CBE)に叙せられるなど、世界最強のイギリス音楽の伝道師として数多くの知られざる名曲を世に送り出してきたリチャード・ヒコックス。イギリス音楽のスペシャリストとしてだけでなく、合唱指揮者、宗教音楽の指揮者などの多彩な才能を持ったヒコックスのオペラ指揮者としての録音第2弾はドヴォルザークの「ルサルカ」。地元オーストラリアの世界的ソプラノ奏者シェリル・バーカーがタイトル・ロールを歌ったこの「ルサルカ」は、現在ヒコックスが音楽監督を務めているオペラ・オーストラリア(オーストラリア歌劇場)とのコンビで2007年3月にシドニーのオペラ・ハウスで行われた公演のライヴ録音である。シェリル・バーカーの演じたルサルカ、ヒコックスとオペラ・オーストラリアの熱演は、オーストラリアン誌、キャンベラ・レビュー誌、シドニー・モーニング・ヘラルド誌など各メディアから絶賛されており、特にヒコックス・ファン、オペラ・ファンにとって注目のリリースとなるだろう!2007年3月のライヴ録音。
CHAN 10447 フォーレ:
 チェロ・ソナタ第1番ニ短調Op.109/
 同第2番ト短調Op.117/
 ピアノ三重奏曲ニ短調Op.120/
 夜想曲第13番ロ短調Op.119
キャスリン・ストット(ピアノ)、
クリスティアン・ポルテラ(チェロ)、
プリヤ・ミッチェル(ヴァイオリン)
極度の難聴と聴覚障害に悩まされていた晩年のフォーレが苦しみながらも生み出した室内楽作品を、今を輝く3人のアーティストたちがシャンドスに録音!とても広く深い内面と美しさを兼ね備えた晩年の室内楽作品は、友人のダンディからも称賛の声が届けられた「チェロ・ソナタ第2番」など円熟の時期を迎えたフォーレの卓越した作曲技法を証明する傑作群である。ちなみにチェロ・ソナタは2曲とも名匠コルトーによって初演が行われている。重要な役割を担うピアノ・パートを弾くのは、シャンドスからリリースされた「カバレフスキーのピアノ協奏曲集」や「スメタナのピアノ作品集」などで充実の演奏を披露するなど、大きな期待を寄せられているイギリスの女流奏者キャスリン・ストット。チュマチェンコ、ペルガメンシコフ、シフから薫陶を受け、一躍スターダムへと急浮上してきたスイス期待の天才チェロ奏者ポルテラ、イギリスのBBCニュー・ジェネレーション・アーティストに選出され、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍中のミッチェルはこのフォーレがシャンドス・デビューとなる。
CHAN 0748
〔Chaconne〕
ビーバー:
 食卓の音楽/
 ヴァイオリン、ヴィオローネとチェンバロのためのソナタ イ長調
パーセル・クヮルテット、
ジェーン・ロジャース(ヴィオラ)
1644年にボヘミアのヴァルテンベルクで生を受け、17世紀を代表するヴァイオリン奏者、作曲家として現在までその名を語り継がれるビーバー。代表作「ロザリオのソナタ」などヴァイオリン作品以外の録音は意外と少なく、この室内楽作品集も重要な録音として重宝されるだろう。1680年に作曲された6つのパルティータから成る「食卓の音楽」は、ビーバーの才能を認めていたザルツブルク大司教マックス・ガンドルフに捧げられた作品である。1983年の創設以来、20年以上にわたってバロック音楽のスペシャリスト集団としてトップの地位を築いているパーセル・クヮルテット。これまでシャンドスに40枚を超える録音を行っており、演奏面と歴史的価値の両面で熱い支持を受け続けている。

CHANNEL CLASSICS

CCSSA 27108
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200
J・S・バッハ:6つのモテット
 モテット第1番《主に向かいて新しき歌を歌え》BWV.225/
 モテット第2番《御霊はわれらが弱きを助け給う》BWV.226/
 モテット第3番《わが喜びなるイエスよ》BWV.227/
 モテット第4番《恐るるなかれ、われ汝とあり》BWV.228/
 モテット第5番《来たれ、イエス、来たれ》BWV.229/
 モテット第6番《すべての国よ、主を讃美せよ》BWV.230
ピーター・ダイクストラ(指揮)、
オランダ室内合唱団
合唱界の若き名匠ピーター・ダイクストラ。最新作はオランダ室内合唱団との深遠なるバッハのモテット集!日本でも絶大な人気を誇り、世界中で旋風を巻き起こしたオランダの男声ヴォーカル・アンサンブル「ジェンツ」を世界最高峰の声楽アンサンブルへと育て上げた若き名匠ピーター・ダイクストラ。「ジェンツ」での音楽監督(2006年に退任)としての手腕が世界中から熱い眼差しを浴び、2005年9月からはミヒャエル・グレーザーの後任として弱冠26歳でドイツの名門バイエルン放送合唱団の音楽監督に就任。2006年にはオランダ室内合唱団の首席客演指揮者に迎えられ、2007年9月にはスウェーデン放送合唱団の首席指揮者に着任するなど、3つの世界的名門の要職を任されるという前代未聞の快挙を果たしている。まだ30歳という若さながら世界最高の合唱指揮者の称号を確立したと言っても過言ではないだろう。今回ダイクストラがオランダ室内合唱団とのレコーディングで取り上げたのは、永遠の名作として燦然と輝く大バッハの6つのモテット。作品の根底に存在する作曲者の意図、深遠な精神性を表現したダイクストラとオランダ室内合唱団が、我々に新たな感動を与えてくれることは間違いない。
CCSSA 25608
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200→¥2990
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集Vol.5
 ヴァイオリン・ソナタ第29番イ長調K.305/
 同第38番ハ長調K.403(385c)/
 同第16番変ロ長調K.31/同第30番ニ長調K.306
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)、
ゲイリー・クーパー(フォルテピアノ)
バロック・ヴァイオリンによるモーツァルトの決定盤として世界中から圧倒的な称賛を浴びているレイチェル・ポッジャー&ゲイリー・クーパーの最高コンビによる全集第5弾が登場!バッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ集」やヴィヴァルディの「ラ・ストラヴァガンツァ」など、現在も輝く数々の名盤をも凌ぐポッジャーのモーツァルトは全8集での完結が予定されており、残る第6集から第8集のリリースが今から待ち遠しいところ。モーツァルトのヴァイオリン・ソナタは、「ヴァイオリン伴奏付きピアノ・ソナタ」と称されるほどピアノの果たす役割が大きいことは周知の通り。このシリーズでは、イギリスの名鍵盤奏者ゲイリー・クーパーの卓越した音楽性がポッジャーのヴァイオリンと共に絶妙な空間を創造することによって、比類なき名演を生み出すことに成功しているのである。ちなみに第5集での使用楽器もこれまでと同じく、ポッジャーが1739年ジェノヴァのペザリニウス製のバロック・ヴァイオリン。フォルテピアノを弾くクーパーはアントン・ワルター1795のデレック・アドラム1987年製レプリカを用いており、超一流の演奏者と超一級の楽器という絶大な魅力と存在感を放つ組み合わせは今回も健在!定評あるチャンネル・クラシックスの超優秀録音と、ポッジャー&クーパーのコラボレーションによる話題必至のモーツァルト。大反響間違い無し!
CCSSA 25207
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200→¥2990
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92/
ウェーバー:クラリネット協奏曲第1番ヘ短調より アダージョ*/
ロッシーニ:歌劇《アルジェのイタリア女》より シンフォニア/
J・W・ヴィルムス:シンフォニア第4番ハ短調op.23より ロンド
イヴァン・フィッシャー(指揮)、
ブダペスト祝祭管弦楽団、
アーコス・アクス(クラリネット)*
ハンガリーの鬼軍曹の熱きパッションがベートーヴェンで爆発する!ハンガリーの鬼才イヴァン・フィッシャーとブダペスト祝祭管弦楽団のチャンネル・クラシックス専属も今回で6枚目。R・シュトラウスのバレエ音楽「ヨゼフ伝説」全曲という貴重な音源に続く最新作は名曲中の名曲ベートーヴェンの交響曲第7番!19世紀イタリアのオペラ全盛期を支えたロッシーニの名作「アルジェのイタリア女」からのシンフォニア。オペラ的な要素も備えたウェーバーのクラリネット協奏曲第1番のアダージョ。ハイドンとモーツァルトの伝統を受け継ぎ、新たな手法も取り入れたヴィルムスのシンフォニア。イヴァン・フィッシャーはこのベートーヴェンと同世代の作曲家たちによって作曲された3つの作品とベートーヴェンを1枚のディスクに収録することによって、「交響曲第7番」の独創的なスタイルがどれほど革新的であったかということを作品の対比によって録音で証明しているのである。チャイコフスキーの「交響曲第4番」(CCSSA 21704/CCS 21798)の第1楽章冒頭で超個性的で大胆なアプローチを聴かせてくれたイヴァン・フィッシャー。ベートーヴェンの「交響曲第7番」の第1楽章と第4楽章はどのように攻めてくるのだろうか?これは要注目!

CHRISTOPHORUS 1CD¥2500

CHR 77287 聖ヨハネ・クリソストモスの典礼〜
 ロシア正教会における中世の歌曲
ゲオルギ・ソフォノフ(ディレクター)、
モスクワ・ダニロフ僧院聖歌隊
ポーランドのスプラスル僧院に中世から伝わる16世紀の手稿譜「聖ヨハネ・クリソストモスの典礼」。この「手稿譜」にロシア教会音楽の権威であるアナトリー・コノトプ教授が復元と再構成を施しており、16世紀ロシア正教のために作曲された典礼音楽が確かな形となって現代に蘇る。中世ロシア正教の歴史を紐解くという意味でも貴重な録音と言えるだろう。
CHR 77292 パッサカリア ——
 J・S・バッハ:パッサカリアBWV.582/
 J・S・バッハ(ダルベール編):パッサカリアBWV.582(ピアノ版)/
 J・S・バッハ(リスト&トプファー編):パッサカリアBWV.582(オルガン版)/
 J・S・バッハ(レーガー編):パッサカリアBWV.582(4手連弾版)/
 J・S・バッハ(スコトフスキ編):パッサカリアBWV.582(管弦楽版)
クリスティアン・リーガー(オルガン)、
エルンスト・ブライデンバッハ(ピアノ)、
ヨハネス・マティアス・ミヒェル(オルガン)、
オリヴァー・コルブ(ピアノ)、
ニコス・アティネオス(指揮)、
フランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団
大バッハの名作「パッサカリア」の原曲を含めた5種類の編曲、編成によるバージョンを1枚のディスクに収めたユニークな企画。「パッサカリア」好きには特に嬉しい1枚。1997年の録音。
CHR 77289 アヴェ・マリス・ステラ〜中世の聖母マリアへの崇拝 ——
 作曲者不詳:アヴェ・マリス・ステラ/
 H・V・ビンゲン:アベ・ジェネロサ/
 O・V・ヴォルケンシュタイン:めでたし御母、おおマリア/
 G・リキエル:Humils, forfaitz, repres e penedens/
 P・d・ヴィトリ:Vos qui admiramini/他 全15曲
エスタンピー
廃盤となっていた古楽演奏団体「エスタンピー」の演奏による中世の作品集「アヴェ・マリス・ステラ」が大幅にリニューアルされて再登場。1990年の録音。

CLARINET CLASSICS

CC 0055
\2400
クサヴァー・ルフェーヴル(1763−1829):クラリネット・ソナタ集Vol.1 ——
 ソナタ第1番ハ長調/同第3番ト長調/同第5番ニ短調/
 同第7番イ短調/同第9番ト長調/同第11番ホ短調
コリン・ローソン(クラリネット)、
クレール・シリオン(チェロ)
1802年に出版された著書「クラリネット奏法」によってクラリネット関係者にその名を知られているクサヴァー・ルフェーヴル。モダン楽器によるルフェーヴルのソナタの録音は既に存在しているが、ピリオド楽器のクラリネットとチェロという組み合わせでの録音はこれが世界初録音となる。第2集のリリースも予定されており、作曲当時の楽器の響きによるルフェーヴルのソナタを聴ける画期的な録音である。クラリネットのコリン・ローソンは、ハノーファー・バンドやイングリッシュ・コンソート、ロンドン・クラシカル・プレーヤーズのメンバーとして国際的なキャリアを積んだベテラン奏者。フランスの若手女流チェリスト、クレール・シリオンの音色が土台となってローソンのクラリネットを一層引き立てている。

COBRA RECORDS

COBRA 0020
\2400
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲イ長調Op.50/
E・ブロッホ:3つの夜想曲
オシリス三重奏団
1988年に結成されたオランダを本拠地とするオシリス三重奏団。ハーグ王立音楽院で共に学んだピアノのエレン・コーヴァーとチェロのラリッサ・グレーネフェルトに加えて、新たに2005年からはロイヤル・コンセルトへボウ管のコンサートマスターであるヴェスコ・エシュケナジーがメンバーに参加。2007年6月にオランダのフリースランドで開催された音楽祭では15のコンサートが完売するなど、現在のオランダで特に勢いのあるアンサンブルである。チャイコフスキーとブロッホの両作品でもまろやかで包み込むようなサウンドを生み出しており、各楽器のバランスや表現の統一感も素晴らしい。2007年2月6日〜8日の録音。

CYBELE 1CD¥2400

Cybele 550.301 C・ライネッケ:子供のための歌曲全集第1巻 カロリーネ・メルツ(ソプラノ)、
マルタ・マルケス(メゾソプラノ)、
トーマス・レアンダー(ピアノ)
ゲヴァントハウス管の指揮者、ライプツィヒ音楽院の院長などの要職を歴任したハンブルク(旧デンマーク領)アルトナ生まれのライネッケ。105曲という膨大な曲数を収めた「子供のための歌曲」は親しみやすい曲想を持っており、短い作品の中にライネッケ特有の美しい旋律が凝縮されている。
Cybele 550.302 C・ライネッケ:子供のための歌曲全集第2巻 カロリーネ・メルツ(ソプラノ)、
カロラ・グーバー(メゾソプラノ)、
トーマス・レアンダー(ピアノ)
続いて第2集。フルート・ソナタ「水の精」などの名作を書き上げたライネッケは、その生涯に1000曲を上回る作品を作曲したと言われており、その中でも歌曲がこれだけまとまったアルバムは珍しい。マリンバ版バッハの無伴奏チェロ組曲などを世に出したシベーレ(Cybele)ならではの好企画!
Cybele 660.601 グレアム・ウォーターハウス(1962−)〜ポートレート
 前奏曲Op.32/3つの小品Op.28/
 コントラヴェンティングスOp.46a/蛇使いOp.39/
 スケルツィーノOp.24-2/ボウン・ブロウ・デュオ/
 Vezza Limerick/
 ジェスチャー・ヴァリエーションズOp.43a/
 トッカティーナ・プレシピタンドOp.24b
マーカス・ショーン(クラリネット)、
グレアム・ウォーターハウス(チェロ)、
ミヒャエル・ウェンドベルク(ピアノ)、
アグネス・マルク(アルト&ソプラニーノ・リコーダー)
1962年にロンドンで音楽一家に生まれ、1992年からはミュンヘンを活動の拠点としているフリーランスのイギリス人作曲家ウォーターハウスのポートレート・アルバム。ここではピアノ・ソロや室内楽作品が取り上げられており、アルトとソプラニーノといった2本のリコーダーによる「蛇使い」などユニークな作品も見られる。
Cybele 360.802
(2CD)
ミヒャエル・デンホフ(1955−):
 マラルメ・チクルスOp.75〜12人の演奏家のための12の四重奏曲
プロ・ノヴァ・アンサンブル
作曲家、チェリストとして活躍するドイツの中堅作曲家デンホフが19世紀フランスの詩人ステファヌ・マラルメからインスピレーションを得て生み出した四重奏曲集。デュイスブルク・フィルの12人の管楽器、弦楽器奏者たちによるプロ・ノヴァ・アンサンブルが、多種多様の編成を組みデンホフの世界の表現に挑んでいる。
SACD 160.403
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200
エーリヒ・イトル・カーン(1905−1956):ピアノ作品集
 6つのバガテルOp.5/8つのインヴェンション/シャコンヌ/
 短いピアノ小品/5つのバガテル(全曲世界初録音)
トーマス・ギュンター(ピアノ)
1905年にドイツのオーデンヴァルトで生まれたエーリヒ・イトル・カーン。近現代の音楽に精通したピアニスト&作曲家として活躍しながらも、第2次世界大戦の影響でドイツからフランス、そしてアメリカへの移住を余儀なくされ1956年にアメリカで没している。カーンの作品にはシェーンベルクからの影響である十二音技法が色濃く見られるが、「8つのインヴェンション」などはバッハに対するオマージュとして作曲されるなどバロックから古典派、ロマン派の作曲家たちへのリスペクトの思いも込められている。エッセンのフォルクヴァンク音楽大学でピアノ科教授を務めるギュンターの冷静な演奏を、シベーレ(Cybele)の優秀録音が1つ1つの音を丁寧に再現してくれる。全曲世界初録音。
Cybele 660.202
(2CD)
ギュンター・ベッカー(1924−):ポートレート
 管弦楽のための《安定と不安定》/パッセージ/
 弦楽四重奏曲第1番/
 クラリネット、サクソフォーンと室内管弦楽団のための《コレスポンデンスⅠ》/
 合唱と管弦楽のための《夜と夢の歌》/オーボエ協奏曲/
 金管五重奏のための《蛇状曲線》/
 フラグメント/スキャンニング/カプリース・コンチェルタント
ミヒャエル・ギーレン(指揮)、
バイエルン放送交響楽団、
パレニン弦楽四重奏団、
ダンツィ金管五重奏団、
アメリカン・ブラス・クィンテット、他
カールスルーエ・バーデン音楽大学とデトモルト音楽大学でフォルトナーに作曲を師事した20世紀ドイツの重鎮ギュンター・ベッカーのポートレート・アルバム。収録されている1960年代から1980年代までの放送音源の中には、ギーレン&バイエルン放送響やアメリカン・ブラス・クィンテットなどワールド・クラスのアーティストたちによる演奏が含まれている。
Cybele 660.101 ヴォルフガング・ハフシュミット(1934−):ポートレート
 トリオⅡ/無言歌集〜24のピアノ小品/天使の歴史
スザンヌ・アキリーズ(ピアノ&チェレスタ)、
マーカス・ハフシュミット(フルート)、
イェンス・フェッター(クラリネット)、
ミヒャエル・ハマン(ヴァイオリン)、他
エッセンのフォルクヴァンク音楽大学で教会音楽と作曲法をジークフリート・レダに指導を受けたドイツの作曲家ハフシュミット。コンテンポラリーの手法で書かれた3つの室内楽作品には、各楽器のサウンドが効果的に散りばめられている。柔軟性の高き演奏者たちの特殊奏法もポイント。
Cybele 660.301 ミヒャエル・デンホフ(1955−):ポートレート
 El sueno de la razon produce monstruos(ゴヤからの即興による)Op.32/
 妄Op.54/夜曲Op.74-2/
 ピアノ三重奏曲第3番Op.74-1/
 ツー・ワンス・ソー・モアOp.66
ミヒャエル・デンホフ(チェロ)、
ウルリッヒ・ハルトマン(ヴィオラ)、
石坂トリオ、
ヴェルディ弦楽四重奏団、他
現在も作曲家、チェリストとして活躍するドイツの中堅作曲家デンホフの室内楽作品集。デンホフは絵画からの得たインスピレーションで作品を書き上げることが多く、Op.32とOp.54ではスペインの画家ゴヤの絵が根幹をなしている。ちなみにOp.74の2作品では石坂団十郎らによる石坂トリオの演奏が聴ける。

DANACORD

DACOCD 662
\2500→¥2290
ヨハン・スヴェンセン(1840−1911):
 ヴァイオリン協奏曲イ長調Op.6、ロマンス ト長調Op.26/
ペーター・エラスムス・ランゲ=ミュラー(1850−1926):
 ヴァイオリン協奏曲ハ長調Op.69
ラース・ビョルンケア(ヴァイオリン)、
ジョルダーノ・ベリンカンピ(指揮)、
オーフス交響楽団
1968年にロサンゼルス生まれ、デンマークのオーフスで育ったヴァイオリン奏者ビョルンケアは6歳からレッスンを受け、なんと13歳でデンマークのユトランド音楽院に入学してしまったという経歴の持ち主。デンマーク王立管の第1コンサートマスターを経て、2007〜08シーズンからはスウェーデン王立歌劇場管の第1コンサートマスターに就任している。また2000年にはデンマーク王立室内管に登壇し指揮者デビューを果たしている。ノルウェーのスヴェンセンとデンマークのランゲ=ミュラー、北欧の情緒あふれる音楽が泉のように湧き出てくる。

DEUX ELLES 1CD¥2400

DXL 923 ロマンティックな小品 —— P・ゴーベール:
  フルート・ソナタ/同第2番/同第3番/マドリガル/
  オリエンタル/3つの水彩画/ロマンティックな小品
キャスリン・トーマス(フルート)、
リチャード・ショウ(ピアノ)、
フォーブ・スコット(チェロ)
自身もフルートの名手であり、現在のフルート奏者にとっても外すことのできない重要なレパートリーを生み出したフィリップ・ゴーベールのフルート作品集。3つのソナタ、ロマンティックな小品、3つの水彩画などゴーベールの代表的な作品がプログラミングされている。キャスリン・トーマスはフリーランスのソリストとして活躍するイギリスの若手女流フルート奏者。20世紀フランス作品を得意としており、このゴーベールも各メディアから高い評価を受けている。2000年4月の録音。
DXL 911 カウンターテナーのためのデュエットと歌曲 ——
 H・パーセル:
  トランペットを吹き鳴らせ、もし音楽が恋の糧なら、
  束の間の音楽、In vain the am'rous flute、
  ここに神々が示された、おお豊かなる保護者、
  One charming night、No resistance is but vain、
  彼女はどこにいても私を避ける、O ravishing delight、
  愛しいアストレアから、夕べの讃歌/
 P・ハンフリー:父なる神への賛歌/
 J・ブロウ:
  Ah heav'n! What is't I hear?、
  Quam diligo legem tuam、わが心は定まりて
ライランド・エンジェル(カウンターテナー)、
マーク・チャンバース(カウンターテナー)、
ローレンス・カミングス(チェンバロ&オルガン)
イギリス屈指のカウンターテナー、ライランド・エンジェルとマーク・チャンバースが歌うパーセルとその同世代の作曲家たちの作品による17世紀の歌曲集。バス・ヴィオールの市瀬礼子、リュートなどの竹内太郎が通奏低音として演奏に加わっているところもポイント。1999年9月の録音。
DXL 853 ヴァース・アンセム集 ——
 J・ブル:全能の神/
 T・ウィールクス:おお主よ、耳を傾けたまえ/
 T・トムキンズ:神の栄光を上に高く/
 M・ロック:Lord, let me know mine end/
 O・ギボンズ:This is the record of John/
 P・ハンフリー:Hear O heavens/
 W・チャイルド:Behold, how good and joyful/
 M・ワイズ:主の道を整えよ/
 H・パーセル:主を恐るる者は幸いな/
 M・グリーン:Lord, let me know mine end/
 W・ボイス:O where shall wisdom be found?
エドワード・バルビエリ(指揮)、
コンソーシアム
指揮者のバルビエリによって結成されたロンドンを拠点とする合唱団コンソーシアムが歌うオルガン伴奏の付いたヴァース・アンセム集。16世紀のジョン・ブルから18世紀のウィリアム・ボイスの作品を年代順に収録しており、ガレス・プライスのオルガンが表現の幅を広げている。1998年8月の録音。
DXL 827 名高き人々をいざ讃えん ——
 E・ベアストー:
  生けるものすべて、I sat down under his shadow、嘆き/
 S・ウェスリー:
  Thou judge of quick and dead、
  Blessed be the God and Father、
  Thou wilt keep him/
 G・フィンジ:
  名高き人々をいざ讃えん、神は上れり、見よ満ち足りた最後の生贄
エドワード・バルビエリ(指揮)、コンソーシアム
ウェスリー、ベアストー、そしてフィンジ。18世紀から20世紀までの3世紀に跨るのイギリスの合唱作品集。特に名曲との誉れが高いフィンジの作品での息をのむような美しいハーモニーが特筆もの。1998年6月27日〜28日の録音。
DXL 913 アチェンド〜モンテヴェルディの時代の音楽
 A・チーマ:ノヴェッラ、4声のジェンティレ/
 G・ブオナメンテ:6声のソナタ/
 A・グランディ:おお、何と貴女は美しい/
 A・バンキエリ:4声のフェリシアーナ/
 C・メールラ:5声のカンツォーナ/
 A・フェッラボスコ:Quoniam tu, Domine/
 W・バード:女王のアルマン/
 A・モルタロ:4声のマルヴェッツァ/
 G・スピアルド:Suono del Ballo de' Selvaggi/
 A・グランディ:めでたし女王、シオンよ汝の救い主を讃えよ/
 C・マルヴェッツィ:6声のシンフォニアと間奏曲第4番&第5番/
 作曲者不詳:古風なシンフォニア/
 G・カヴァッシオ:モラーリ、ビッナーニ/
 A・バンキエリ:L’Alcenagina/
 G・ピッキ:パッサメッツォ/
 H・デッラ・マリア:スパニョレッタ
ロバート・ハワース(ディレクター)、
イングリッシュ・コルネット&サクバット・アンサンブル
初期バロック時代のイタリアの巨星、クラウディオ・モンテヴェルディと同じ時代を生きた音楽家たちが書いた器楽合奏のための作品集。16世紀後期の大作曲家ジョヴァンニ・ガブリエリの作品を彷彿させるような見事な作品の数々は、当時の作曲様式の魅力を改めて知らせてくれる。1993年にロンドンの音楽大学で研鑽を積んだコルネット、サクバット奏者を中心として結成されたイングリッシュ・コルネット&サクバット・アンサンブル。ヘンデルのメサイア(ダブリン初演版/CKD 285)で一躍有名となったダンディン・コンソートとの共演で、1999年にエジンバラとアバディーンで演奏されたモンテヴェルデイの「聖母マリアの夕べの祈り」が絶賛を博すなど、イギリス有数の古楽器アンサンンブルとして活動を続けている。演奏、録音の両面で強くお薦め出来る1枚。
DXL 1122 ホルン
 R・シュトラウス(ハーゼンエール編):
  もう一人のティル・オイレンシュピーゲル/
 A・グラズノフ:牧歌/
 モーツァルト:ホルン五重奏曲変ホ長調K.407/
 C・ケックラン:4つの小品/
 C・ニールセン:セレナータ・インヴァノ/
 F・プーランク:ホルン、トランペットとトロンボーンのためのソナタ
スティーヴン・スターリング(ホルン)、
フィボナッチ・セクエンス
スティーヴン・スターリングは現在ロンドンのトリニティ・カレッジで教授として後進の指導に当たりながら、室内楽奏者、ソリストとしても活動しているイギリスのホルン奏者。R・シュトラウスの名作を編曲した「もう一人のティル・オイレンシュピーゲル」からプーランクの定番作品までを収録した“ホルン”を主役とするコンセプト・アルバムではスターリングのホルンが全編にわたって大活躍!イギリスのピアノ奏者キャスロン・スタロックが中心となって結成され、ヴァイオリンのジャック・リーベックをリーダーとする「フィボナッチ・セクエンス」は、弦楽器、管楽器、ピアノによるイギリスの室内アンサンブル。
DXL 1012 ヴォーン=ウィリアムズ&ラッブラ歌曲集
 R・ヴォーン=ウィリアムズ:
  4つの最後の歌、フレデゴンド・ショーヴによる4つの詩、静かな昼さがり/
 E・ラッブラ:
  ウィリアム・アラバスターによる2つのソネット、
  前奏曲第1番〜第8番、謎、ロサ・ムンディ、
  アヴェ・マリア、オルフェウスとリュート、
  ルーン・オヴ・ホスピタリティ、
  デューン・オヴ・バラ、3つの詩篇
マーク・チャンバース(カウンターテナー)、
デイヴィッド・メイソン(ピアノ)、
カラクタクス弦楽四重奏団
イギリスのロイヤル・ノーザン・カレッジでリチャード・ヒル、マイケル・チャンスから声楽を学んだカウンターテナー、マーク・チャンバースが歌う20世紀イギリスの歌曲集。ヴォーン=ウィリアムズの「4つの最後の歌」やラッブラの声楽と弦楽四重奏のために「アヴェ・マリア」などのプログラムで伸びやかな歌声を聴かせてくれる。また声楽作品の合間に挿入されたラッブラのピアノ作品「前奏曲」が良い味を出している。
DXL 883 アントニオ・ソレル(1729−1783):
 2台のオルガンのための6つの協奏曲
ガレス・プライス(オルガン)、
グラハム・ハウエル(オルガン)
自らもオルガン奏者として数々の要職に就いていた18世紀スペインの音楽家アントニオ・ソレルのオルガン作品を代表する傑作「2台のオルガンのための6つの協奏曲」。2人のイギリス人奏者がウールハンプトンの寺院で収録を行った1999年3月の演奏。

ETCETERA 1CD¥2400

KTC 1352 クラス・トルステンソン(1951−):
 打楽器独奏と大編成アンサンブルのための《セルフ・ポートレート》/
 間奏曲とエピローグ*
ペッピ・ウィアズマ(打楽器)、
ハンス・レーンダース(指揮)、
ASKOアンサンブル、
シャルロット・リーディック(ソプラノ)*、
アラン・ギルバート(指揮)*、
ロイヤル・ストックホルム・フィル*
1951年生まれのクラス・トルステンソンは、スウェーデンのリーディング・コンポーザーとして斬新な作品を次々と世に送り出すなど注目を集めている作曲家。オランダを代表するワールド・クラスのコンテンポラリー・アンサンブルであるASKOアンサンブルと打楽器奏者ウィアズマの超絶技巧が炸裂する「セルフ・ポートレート」の迫力に唖然呆然。また「間奏曲とエピローグ」では、2009年からニューヨーク・フィルの音楽監督に就任するアラン・ギルバートとロイヤル・ストックホルム・フィルの演奏が収録されるなどこちらも要チェック。
KTC 4021 ドビュッシー:
 牧神の午後への前奏曲/リンダラハ/舞曲/
 交響詩《海》/6つの古代の墓碑銘/白と黒で
インゲ・スピネット(ピアノ)、
ヤン・ミヒエルス(ピアノ)
「アン・ブラン・エ・ノワール(白と黒で)」のコンビ名で「…幻想曲風に…〜クルターグへのオマージュ」(KTC 1283)をリリースしているベルギーのピアニスト、インゲ・スピネットとヤン・ミヒエルスのデュオによるドビュッシー。ラベック姉妹も録音を行ったドビュッシーの2台ピアノのための代表作「白と黒で」をはじめ、「牧神の午後への前奏曲」や「海」などの管弦楽のための大曲でもスピネットとミヒエルスのデュオが見事な色彩感を演出している。またこのドビュッシーで使用されたピアノは、クリス・マーネ・コレクションの1878年ニューヨーク製のスタインウェイ。19世紀に製作された銘器の特別な音色でドビュッシーの音楽に酔いしれることのできるピアノ・デュオ・アルバムである。
KTC 1337 アンドレア・ファルコニエリ(1586−1656):
 甘いため息〜器楽と声楽のための作品集(全24曲)
ラ・プリマヴェーラ
アンドレア・ファルコニエリは、ナポリで生まれ幼少の頃からパルマ公によって育てられた17世紀イタリアの作曲家、リュート奏者。ファルコニエリは、パルマ、フィレンツェの宮廷音楽家として活躍し、ナポリの楽長にまで上り詰めたと言われている。その作品の中でも特に歌曲を数多く作曲したと伝えられているが、現存している作品は非常に少なくここに収録された音源はファルコニエリの声楽作品のスタイルを知るための重要な手がかりとなることだろう。ラ・プリマヴェーラはオランダ、フランス、ドイツ、ブラジルなどで生まれ、オランダで音楽を学んだ声楽家、ピリオド楽器の演奏家たちによって1996年に結成されたアンサンブル。ヨーロッパ各地の音楽祭への出演などを中心に活発な活躍を見せておりさらなる飛躍が期待されている。
KTC 1357 クラース・テン・ホルト(1960−):
 ボヴァリーの歌/無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ
クラロン・マクファーデン(ソプラノ)、
ミヒエル・ワイドナー(ツィンバロン)、
モンドリアーン・クヮルテット、
ヨアン・ベルクヘメール(ヴァイオリン)
スヴェーリンク音楽院、ハーグ王立音楽院で作曲の研鑽を積んだクラース・テン・ホルトは1960年アムステルダム生まれの中堅作曲家。テン・ホルトの作品はオランダ放送響や同室内管、オランダ・バレエ・オーケストラなどに取り上げられるなど、オランダ内外で脚光を浴びている。興味深い編成の「ボヴァリーの歌」はソプラノとツィンバロン、弦楽四重奏のために書かれており、3者の特徴が絡み合い独特の世界を形成している。
KTC 4022
\2400
ランベール・ド・セーヴ(1549−1614):
 来なさい喜び歌おう、深き淵より、Et ecce terrae motus、Quod nova nupta、
 知恵、アヴェ・ステラ・マトゥティナ、アヴェ・マリア、ミサ曲《主は王となられる》/
ジョヴァンニ・プリウリ(1575−1626):
 8声のカンツォン、8声のソナタ、6声のカンツォン/
ジョヴァンニ・ガブリエリ(1554/7−1612):第10旋法によるカンツォン
ウィム・ベク(指揮)、
アンサンブル・オルトレモンタノ、
カピラ・フラメンカ
リエージュで生を受け、ウィーンのインペリアル・チャペルでは当時有数の作曲家だったフィリップ・デ・モンテの弟子となったランベール・ド・セーヴの宗教作品集。最終的には16世紀オーストリア帝国の宮廷音楽監督にまで上り詰めたとされるド・セーヴ。最重要作品と評されるミサ曲「主は王となられる」に加えて同時期に活躍したプリウリとガブリエリのカンツォンとソナタも併録しており、声楽と器楽両方の神々しいハーモニーが響いてくる。ベルギーの中世&古楽の音楽を歌わせたら並ぶもののいない「カピラ・フラメンカ」と、サクバット&コルネットを主体としたピリオド・アンサンブル「オルトレモンタノ」の相性もすこぶる良い。
KTC 1351
(特別価格)
\3200
ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタOp.147/
ラムゼイ・ナスル:冬のソナタ〜ショスタコーヴィチへの追憶
ラムゼイ・ナスル(朗読)、
スザンヌ・ファン・エルス(ヴィオラ)、
ラインベルト・デ・レーウ(ピアノ)
ハーグ・レジデンティ管やシェーンベルク・アンサンブル、ニュー・シンフォニエッタ・アムステルダムのヴィオラ奏者を務めてきたオランダの女流ヴィオラ奏者ファン・エルスのショスタコーヴィチ。ファン・エルスの奏でるダークな音色が作品の持つ暗く深い雰囲気とマッチしており、表現力も見事。スタンダードの1つとして食い込む可能性は十分にある。カップリングにはオランダの俳優ラムゼイ・ナスルが朗読する「冬のソナタ」を収録。第2楽章で狂気とも言える凄まじいヒートアップを聞かせてくれる「冬のソナタ」は、ショスタコーヴィチのヴィオラ・ソナタの影響を受けて書かれた約30分の朗読である。ちなみに韓国の某ドラマとは無関係なのでご注意を。(A5サイズの特殊ディジパック仕様となります。)

EURIDICE 1CD¥2500

EUCD 40 影の歌
 オレ・オルセン(1850−1927):
  ユーモレスク、山にて、イルメリンの薔薇/
 ゲルハール・シュルデルプ(1859−1933):
  五月、我が人生、ブラーマンを求めて/
 カタリヌス・エリング(1858−1942):
  素晴らしき五月に、彼女の絵、毎晩私はあなたに会う、
  アグネス, 私の美しき蝶々/
 ヨハンネス・ホールクロウ(1847−1925):
  ハウケリのカッコー、愛の強さ、赤い薔薇と、トラの歌/
 アーネ・アッゲン(1881−1955):
  ポピュラー、若さ、スールファーゲル/
 ヤルマール・ボルクストレム(1864−1925):
  フィドラー、小さな少女、ギリュウモドキ、つばめ、
  あなたは私の心を撫でる、私が聖母マリアを夢で、夕暮れの歌
ヒルデ・ハラルドセン・スヴェーン(ソプラノ)、
ハーラル・ビョルコイ(テノール)、
シグネ・バッケ(ピアノ)、
ジャン・ホフデン(ピアノ)
19世紀後半から20世紀前半にかけてオペラ作曲家としてその名を馳せた6人のノルウェーの作曲家による歌曲集。2001年のノルウェー王立歌劇場にデビュー以来、目覚しい活躍を見せるスヴェーンと、経験豊富なベルゲン大学グリーグ・アカデミー教授のビョルコイがノルウェーの歌曲を歌う。
EUCD 41 フルートとギターのための音楽
 カーステン・ブルスタッド(1959−):小組曲/共謀/キメラ/
 蓮華/プロトラクトゥス/ジェントル・タッチ/夜明けがすべてを課すならば
マリアンヌ・アーラム(フルート)、
ゲルムント・ティトルスタッド(ギター)
トロムソ音楽院、マルメ音楽院でフルートを学び現在はフリーランスとして活動中の女流奏者アーラムと、ノルウェーやイギリスで研鑽を積んできたギタリスト、ティトルスタッドによるデュオ・アルバム。息もピッタリのコンビネーションで新たなレパートリーを披露してくれている。
EUCD 42 1723年のオルガン
 J・P・スヴェーリンク:われらに御子が生まれたもう/
 D・ブクステフーデ:
  トッカータ ト長調BuxWV.165、フーガ ト長調BuxWV.175、
  コラール《いかにうるわし暁の星》BuxWV.223、
  カンツォーナ ハ長調BuxWV.166、
  フーガ変ロ長調BuxWV.176、前奏曲とフーガ ト短調BuxWV.163/
 G・ベーム:3つのパルティータ/
 W・ボイス:ヴォランタリー ニ長調/
 J・S・バッハ:パストラーレ ヘ長調BWV.590
ビョルン・ボイセン(オルガン)
18世紀当時はトーテン・ホフ教会に設置されており、現在はノルウェー民族博物館に所蔵されている歴史的オルガンの演奏による作品集。

GLOBE 1CD¥2400

GLO 5229 フランスの合唱作品集Vol.3
 キャナ・ドゥ・シズィー(1950−):カンショーネス、トゥ・ギャザー・パラダイス、ディオス/
 モーリス・オアナ(1914−1992):白鳥の歌、ルイーズ・ラベの墓
ローラン・ハイラベディアン(指揮)、
オランダ室内合唱団
ドビュッシーやラヴェル、ジョリヴェ、フランセなどを収録した第1集(GLO 5215)、メシアンやジョリヴェなどを収録した第2集(GLO 5216)に続く合唱ファン待望のオランダ室内合唱団によるフランス作品集の続編が登場!第1集と第2集から収録作品の時間がさらに現代へと進んだ第3集では、21世紀となった現在も活躍中の女流作曲家ドゥ・シズィーと20世紀の作曲家オアナの作品をカップリング。両者の作品とも独特で高度な技術を要する難曲であるが、世界有数の室内合唱団に数えられるオランダ室内合唱団の何を歌わせても揺るぐことのない安定感とハーモニー、そして別格の上手さは流石である。前2作ではスパニャールトからカリユステに指揮者が引継がれたが、第3集ではフランスの現代合唱作品のスペシャリストであるハイラベディアンがタクトを執っている。
GLO 5228
(CD+DVD-PAL/1枚分価格)
\2400
16世紀〜17世紀のコンソート・ミュージック
 ウィリアム・ブレイド(1560−1630):
  アルマンド、パドゥアーナ、ガリアード、アルマンド、
  ヴォルタ、マスカレード、アルマンド/
 W・バード:6声のファンタジア、5声のブラウニング/
 クリストファー・タイ(c.1505−1571/3):5声のイン・ノミネ/
 作曲者不詳:6声のイン・ノミネ/
 エルウェイ・ベヴィン(c.1554−1638):3声のブラウニング/
 ヒュー・アシュトン(c.1485−1558):ヒュー・アシュトンのマスク/
 トマス・カンピオン (1567−1620):卿のマスク(1613)より
アムステルダム・ブリスク・リコーダー四重奏団、
スザンナ・ブラウマン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ライナー・ジッパーリング(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
コンスタンツェ・アラニック(ハープ)
スヴェーリンク音楽院で名手ケース・ブッケとワルター・ファン・ハウヴェにリコーダーを師事し、生粋のオランダ系ヴィルトゥオーソとして活躍中の女流奏者サスキア・コーレン擁するアムステルダム・ブリスク・リコーダー四重奏団のコンソート・ミュージック集。16世紀〜17世紀のイギリスで流行した「マスク」と呼ばれる仮面劇のために作曲された作品など、当時のイギリスで親しまれた器楽作品の姿が演奏からしっかりと伝わってくる。またメインのリコーダー四重奏だけでなく、通奏低音的な形で加わるヴィオラ・ダ・ガンバが響きの幅を広げる重要な役割を果たしている。ボーナスDVDにはブリスク・リコーダー四重奏団の演奏とアニメーションがコラボした映像が収録されている。(ボーナスDVDはPAL方式となります。予めご了承下さい。)
GLO 6062
\2100
劇場音楽の黄金時代〜1600年-1650年のオランダの劇場音楽
 P.C.ホーフト〜グラニダ(1605)より、
 Geeraerdt van Velsen(1613)より、Baeto(1626)より/
 J.H.クラル〜ディアナ(1623)より、Rosemondt en Raniclis(1632)より、
 Pastorel Musyck-Spel van Juliana, en Claudiaen(1634)より/
 J・ファン・デン・フォンデル〜Gijsbrecht van Aemstel(1638)より、
 Peter & Pauwels(1641)より/
 J.J.スタルテル〜 Zingende klucht van Lijsje Flepkous(1621)より
カメラータ・トラジェクティナ
オランダやベルギーなどで劇場音楽が最も輝いたとされる17世紀前半。J・ファン・デン・フォンデルなど16世紀オランダで活躍した4人の劇作家たちにが手懸けた舞台作品の復刻演奏を収録したのがこのアルバム。主に17世紀オランダの古楽作品を専門としている声楽と古楽器によるユニークなアンサンブル、カメラータ・トラジェクティナ。オブレヒトの世俗作品集やアントワープの歌曲集など、歴史的にも価値のある録音を残している。

GLOSSA

GCD 921614
(2CD/特別価格)
\4000→¥3590
マラン・マレ(1656−1728):
 音楽悲劇《セメレ》(復元版全曲世界初録音)
シャノン・メルセル(ソプラノ)、
ベネディクト・トラン(ソプラノ)、
ジャエル・アザレッティ(ソプラノ)、
ヒョルディス・テボー(メゾソプラノ)、
アンデッシュ・J.ダーリン(テノール)、
トマ・ドリエ(バリトン)、
リサンドロ・アバディ(バリトン)、
マルク・ラボネ(バリトン)、
エルヴェ・ニケ(指揮)、
コンセール・スピリチュエル
奇才エルヴェ・ニケの最新作!マラン・マレの音楽悲劇が遂にその全貌を現す!ヴィオールの巨星サント=コロンブから教えを受け、太陽王ルイ14世時代のフランスで最高の宮廷ヴィオール奏者としての名声を得たマラン・マレ。ヴィオールではなく、マレのオペラの作曲家としての名声を高める大きな要因となった「アルシード」(1963)、「アリアーヌとバッカス」(1696)、「アルシオーヌ」(1706)に続く4作目にして最後の大作となった音楽悲劇「セメレ」。プロローグと5つの幕で構成され1709年にパリで初演が行われた「セメレ」だが、楽譜が完全な形で現存していなかったために「アルシーヌ」などの陰に隠れる形でその全貌はベールに包まれてきた。そこで一切の妥協を許さぬフランス・バロックの奇才エルヴェ・ニケが新たに発見された楽譜を用いて復元と再構成に着手。そして2006年にフランスのボーヌで開催されたボーヌ・バロック音楽祭において「セメレ」復元版全曲の世界初演という偉業が実現したのである!またニケ&コンセール・スピリチュエルはコンサートでの初演だけでなく、フランス・バロックに適した実力派のソリストたちを迎えてレコーディングに臨むなど「セメレ」の復活に懸ける意気込みは凄まじいものがある。フランス・バロックの開拓者ニケ&コンセール・スピリチュエルが音楽の歴史に新たな1ページを刻む。2007年2月、ノートル・ダム・デュ・リバン教会(パリ)での録音。
GCD P31904
\2500
ギョーム・デュファイ(c.1397−1474):
 人にとって最もよきもの〜モテット集第2巻 ——
  人には平和が最高のもの/
  偉大なるヤコブをわれらに正しくたたえん/
  おお、祝福されしセバスティアヌスよ/
  おお、聖セバスティアヌスよ/
  度量ある人々の称賛を/めでたし、天の女王(Ⅰ)/
  幸いあれ、乙女よ/神の教会の輝ける星/
  このフィレンツェの町は/めでたし、天の女王(Ⅱ)/
  おお輝きわたる宝石/おお、イスパニアの後裔/
  キリストと生死を共にするヨハネ/めでたし、天の女王(Ⅲ)
ジュゼッペ・マレット(ディレクター)、
カンティカ・シンフォニア
モテット集第2巻はデュファイ三部作の完結編!2005年にリリースされたモテット集の第1巻「クアドリヴィウム」(GCD P31902)、2006年にリリースされた「シャンソン集」(GCD P31903)では、洗練された美しいハーモニーによって新たなデュファイ象を打ち出したマレット&カンティカ・シンフォニア。大きな反響を呼んだ前2作の続編であると同時に、グロッサの「デュファイ三部作」の完結編となるモテット集第2巻がいよいよ登場!デュファイのモテットとシャンソンの作品集によって一気に檜舞台に躍り出たカンティカ・シンフォニアは、ラ・ヴェネクシアーナの中心メンバーとして活躍中のテノール奏者ジュゼッペ・マレットがディレクターを務めているイタリアのヴォーカル&器楽によるイタリアのアンサンブル。中世&ルネサンス時代の作品の演奏と解釈に多方面から称賛の声が寄せられるなど、特にデュファイの作品を現代に伝える代弁者として急速に注目を集めている。またスペインのトップ・デザイナー、ヴァレンティン・イグレシアスによる斬新なジャケット・デザインはもちろん今回も健在。古楽ファン必聴!2005年〜2006年、イタリアでの録音。
GCD 921203
(2CD/特別価格)
\3900→¥3490
ヴィヴァルディ:12のトリオ・ソナタ集Op.1 エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン)、
アンサンブル・アウローラ
〔ロゼッラ・クローチェ(ヴァイオリン)、
ジュディス=マリア・ベッカー(チェロ)、
モニカ・プスティルニク(アーチリュート)、
グィド・モリーニ(チェンバロ&オルガン)〕
これぞ鬼才エンリコ・ガッティ!待望のヴィヴァルディ第2弾が登場!自らの祖国イタリアのバロック音楽に深い敬意を払い、数え切れんばかりの名演を生み出してきたバロック・ヴァイオリンの鬼才エンリコ・ガッティ。ストラデッラ、ヴィヴァルディ、ボッケリーニと続いたスペインのグロッサ(Glossa)からのリリース最新作はヴィヴァルディの第2弾!デンマーク王フレゼリク4世に献呈された「ソナタ集Op.2」(GCD 921202)に続いてガッティ&アンサンブル・アウローラが取り上げたのは、当時のヴェネツィアの貴族であるアンニーバレ・ガンバラ伯に献呈され、1705年にヴェニスで出版された12曲で構成される「トリオ・ソナタ集Op.1」。ヴィヴァルディの代表作の1つとして知られる「トリオ・ソナタ第12番ニ短調《ラ・フォリア》」を曲集の最後となる12曲目に含んでいる「トリオ・ソナタ集Op.1」の全曲盤は貴重であり、このガッティによる録音が新たな決定盤として輝くことは想像に難くない。タルティーニの録音では敢えて「悪魔のトリル」を録音から外すなど、選曲にも深いこだわりを見せるガッティ。その揺るぎ無い信念は、自らが生を受けた母国イタリアのバロック音楽に対する愛情と言っても過言ではないだろう。若きヴィヴァルディが作品に込めたメッセージと想い、そしてあふれんばかりの生命力に満ちた充実の「トリオ・ソナタ集」。これぞバロック・ヴァイオリンの巨匠エンリコ・ガッティの至芸なり!
GCD 921523
\2500
ヘンデル:イタリアン・カンタータ集Vol.3 ——
 カンタータ《あなたに再びお会いしようとは、おお神よ》HWV.150/
 カンタータ《決して心変わりしない》HWV.140/
 カンタータ《私の軽蔑するのは》HWV.165/
 カンタータ《ああ、つれない人よ》HWV.78
ラファエラ・ミラネシ(ソプラノ)、
サルヴォ・ヴィターレ(バス)、
ファビオ・ボニッツォーニ(指揮&チェンバロ)、
アンサンブル・リゾナンサ
登場!ヘンデルのイタリアン・カンタータ第3集!ヘンデルのイタリア滞在時代(1706年〜1710年)に作曲された100曲の室内カンタータ(イタリアン・カンタータ)の中から、器楽伴奏付きの約30曲を取り上げていくシリーズにファン待望の第3集が登場!第3集では、イタリアにおけるヘンデルの重要な後援者であったピエトロ・オットボーニ枢機卿に関連する4曲のカンタータが収録されており、ともにイタリア生まれでシリーズ初登場となるソプラノのラファエラ・ミラネシとバスのサルヴォ・ヴィターリが注目の歌声を披露してくれる。1973年ローマ出身のラファエラ・ミラネシは、2001年に「フィガロの結婚」でデビューを果たし、現在はA・フィッシャーやダントーネといった名匠との共演でワールドクラスの活躍を展開するなど将来を嘱望される若手ソプラノ歌手である。バスのサルヴォ・ヴィターレはイタリアのカターニャ生まれ。古楽演奏の世界的権威アラン・カーティスからバロック唱法を学び、カヴィーナ&ヴェネクシアーナのメンバーとしても数々のコンサートや録音に参加するなどバロック音楽のスペシャリストとして世界的な評価を受けている。またグロッサの鍵盤楽器分野を代表する名手ボニッツォーニによって結成された精鋭集団「アンサンブル・リゾナンサ」も健在!今回の第3集も第1集&第2集以上に素晴らしいクォリティを持ったアルバムとなることは想像に難くない。
GCDSA 922205
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200
J・S・バッハ:モテット集 ——
 モテット第1番《主に向かいて新しき歌を歌え》BWV.225/
 モテット第5番《来たれ、イエス、来たれ》BWV.229/
 モテット第2番《御霊はわれらが弱きを助け給う》BWV.226/
 モテット《汝を去らしめず、汝われを祝せずは》BWV.Anh.159/
 モテット第4番《恐るるなかれ、われ汝とあり》BWV.228/
 モテット第3番《わが喜びなるイエスよ》BWV.227/
 モテット第6番《すべての国よ、主を讃美せよ》BWV.230
ボー・ホルテン(指揮)、
フランダース放送合唱団
ベルギーの名門合唱団、バッハのモテットを歌う。フランダース放送の管弦楽団、合唱団とパートナーシップを築いているグロッサ(Glossa)からリリースとなるフランダース放送合唱団の第3弾はコダーイ、ラフマニノフに続くバッハのモテット集!ここでは不朽の名曲として音楽史に残るバッハの6つのモテットに偽作とされる「汝を去らしめず、汝われを祝せずは」を加えた7曲のモテットが収録されている。フランダース放送を母体としブリュッセルを本拠とするフランダース放送合唱団は、4パート各6人の歌い手たちによる総勢24人のベルギーを代表するプロフェッショナルの混声合唱団。この「バッハのモテット集」でフランダース放送合唱団を指揮するのは、特に合唱分野での活躍が世界中から高い評価を受け、今回新たに主席指揮者に任命されたデンマークの指揮者&作曲家であるボー・ホルテン。ホルテンとフランダース放送合唱団の船出に相応しい充実のバッハが聴ける注目盤である。

GUILD 1CD¥2400

GMCD 7316 無言歌〜フルートとハープのための作品集
 メンデルスゾーン:無言歌集より/
 モーツァルト:2つの歌曲/
 チャイコフスキー:ロマンス/
 マスカーニ:シシリアーナと間奏曲/
 フォーレ:4つの歌曲/
 F・プーランク:ギターに寄す/
 ファリャ:ナナ、コルドバに寄せるソネット/
 リムスキー=コルサコフ:アラブの歌/
 ルーマニア民謡:ゆりかごの歌
アンドレア・コーレ(フルート)、
ジャスミン・フォルマー(ハープ)
アムステルダムに生まれバーゼルで世界的名手オーレル・ニコレの下で研鑽を積んだアンドレア・コーレは、現在スイスのチューリッヒ歌劇場管弦楽団で活躍する女流フルート奏者。ドイツ生まれの女流ハープ奏者フォルマーとは2005年からデュオとして活動を始めており、フルートとハープが紡ぐ透き通った音色が心にしみる。

HORTUS 1CD¥2400

HORTUS 016 サン=サーンス〜オルガン作品とモテット集Vol.4
 サン=サーンス:
  幻想曲第2番変ニ長調Op.101/白鳥(ギルマン編)/
  オラトリオ《ノアの洪水》〜前奏曲(ギルマン編)/
  前奏曲とフーガ第3番ハ長調Op.109-3/
  即興曲第1番ホ長調Op.150-1/
  糸杉と月桂樹Op.156/即興曲第2番ロ短調Op.150-2/
  前奏曲とフーガ第2番ト長調/幻想曲第1番変ホ長調
ヴァンサン・ジャンヴラン(オルガン)
サン=サーンスのオルガンとモテットをテーマとした作品集の追尾を飾る第4巻。サン=サーンスのオリジナルにギルマン編曲の2曲を加えた9作品で、スペインのアスコイティア、ラトヴィアのリーガ、フランスのパリの教会や寺院に設置された3種類のオルガンを使い分けている。1998年の録音。
HORTUS 017 ロイク・マリー(1947−):バイロイトへの回帰 ロイク・マリー(オルガン)
パリ国立高等音楽院などでメシアンやファルシネリ、リュエフといった現代フランス音楽界の看板たちから作曲とオルガンを学んだロイク・マリー。「バイロイトへの回帰」はワーグナーの作品の主題を題材としたオルガンのための即興作品である。1998年の録音。
HORTUS 027
\1800
(特別価格)
トン=ツァ・ティエ(1933−):仏陀の微笑 ジョエル・スービエット(指揮)、
レゼレマン室内合唱団
「仏陀の微笑み」はパリ音楽院でジャン・リヴィエとアンドレ・ジョリヴェに作曲を師事したベトナムの作曲家トン=ツァ・ティエが、8世紀詩人の王維などの詩を題材とした生み出した合唱作品。
HORTUS 008 メンデルスゾーン:
 6つのアンセムOp.79/3つの前奏曲とフーガOp.37/
 オルガン・ソナタ第3番イ長調Op.65-3/
 フーガ ニ短調/オルガン・ソナタ第4番変ロ長調Op.65-4
ヴァンサン・ジャンヴラン(オルガン)、
アンドリス・ヴェイスマニス(指揮)、
リガ・サクルム合唱団
リガ大聖堂のオルガンによるオルガン作品と無伴奏合唱のための「6つのアンセム」が交互に演奏されるメンデルスゾーンの作品集。パリのサン・ニコラ・デ・シャン教会のオルガニストでありオルトゥス(Hortus)レーベルのディレクターでもあるジャンヴランのオルガンと、1989年から活動するラトヴィアのリガ・サクルム合唱団による交唱が厳かな雰囲気を作り出している。
HORTUS 010 フォルトゥナ ——
 J・ダウランド:デンマーク王のガリアルド/
 作曲者不詳:Fortune my foe、わたしのロビンは緑の森へ/
 M・プレトリウス:Packington's Pound/
 M・ウェブスター:マスカラーダ/
 J・コペラリオ:Cupareree or Graysinn/
 T・モーリー:ジョイン・ハンズ/
 T・ロビンソン:鐘/
 W・ブレイド:妖精の踊り/他 全25曲
レ・ウィッチ
偉大なる劇作家シェイクスピアが生きた16世紀エリザベス朝時代に演奏されていた音楽を再現した意欲作。ヴァイオリン、リコーダー、リュート、チェンバロによるフランスのアンサンブル「レ・ウィッチ」の素朴な音色と感情豊かな表現が作品の持つ喜怒哀楽を引き出すことに成功している。
HORTUS 011 サン=サーンス〜オルガン作品とモテット集Vol.1 ——
 サン=サーンス:
  来たれ、創り主なる聖霊よ、主題と変奏曲、
  前奏曲とフーガ ニ短調Op.109、アヴェ・マリア、主をたたえよ、
  幻想曲第3番ハ長調Op.157/
 リスト:
  サルヴェ・レジナ、
  小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ(サン=サーンスによるオルガン編曲)
ヴァンサン・ジャンヴラン(オルガン)、
アンドリス・ヴェイスマニス(指揮)、
リガ・サクルム合唱団
全4巻から成るサン=サーンス作品集の第1集。ここではサン=サーンスと親交の厚かったリストのオルガン作品とモテットが取り上げられている。ジャンヴランがサン=サーンスとリストでラトヴィアのリガ大聖堂とパリのマデレーヌ寺院のオルガンを使い分けているところもポイント。
HORTUS 505 ホルンとオルガン
 オレスト・ラヴァネロ(1871−1938):瞑想曲/
 L・モーツァルト:ホルン協奏曲ニ長調/
 W・A・モーツァルト:ラルゲットK.581/
 L・ケルビーニ:ホルン・ソナタ ヘ長調/
 ヘンデル:アンダンテ/
 ベルンハルト・クロル(1920−):ミサ・ムタOp.55
アルヴィド・クリシャンス(ホルン)、
オルゲルツ・シンティンス(オルガン)、
タリヴァルディス・デクスニス(オルガン)、
アイワールス・カレイス(オルガン)
世界遺産に指定されているリガの旧市街にあり、世界最古のオルガンの設置やステンドグラスで有名なラトヴィアのリガ大聖堂。このアルバムは、歴史的にも重要な建築物を舞台とした世界最古のオルガンとホルンのデュオというオルガン・レパートリーに強いオルトゥス(Hortus)らしい内容となっている。ホルンのクリシャンスは、1954年からラトヴィア国立交響楽団の団員としてそのサウンドを響かせてきたラトヴィアきっての名手。ホルンファンにもオススメ。
HORTUS 005 ルイ・アルフレッド・ルフェビュール=ヴェリ(1817−1869):
 サン・シュルピス教会のクリスマス・ミサ
ヴァンサン・ジャンヴラン(オルガン)、
ラ・リーヌ・セラフィク&モデルヌ
「ダヴィンチ・コード」でも広くその名を知られるようになったパリのサン・シュルピス教会でもオルガン奏者を務めていたルフェビュール=ヴェリ。この教会で演奏するために自ら作曲を行ったのが「サン・シュルピス教会のクリスマス・ミサ」である。ルフェビュール=ヴェリの19世紀フランスにおけるオルガン奏者、作曲家としての真価を知り得ることが出来る作品である。

HYPERION 1CD¥2400


CDA 67581/2
(2CD)
\4390
レーガー:チェロ・ソナタ&無伴奏チェロ組曲集
 チェロ・ソナタ第1番へ短調Op.5/
 無伴奏チェロ組曲第1番ト長調Op.131c-1/
 チェロ・ソナタ第2番ト短調Op.28/
 無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調Op.131c-2/
 チェロ・ソナタ第3番ヘ長調Op.78/
 無伴奏チェロ組曲第3番イ短調Op.131c-3/
 チェロ・ソナタ第4番イ短調Op.116
アルバン・ゲルハルト(チェロ)、
マルクス・ベッカー(ピアノ)
ドイツ系チェリスト最大の大器アルバン・ゲルハルト最新作!希代のチェリストが孤高の音楽家レーガーの真髄に迫る!ハイペリオンの専属アーティストとしてこれまでにリリースされた「ロマンティック・チェロ・コンチェルト・シリーズ第1集」(CDA 67544)、「同第2集」(CDA 67583)、「ショスタコーヴィチ&シュニトケ作品集」(CDA 67534)では深い音楽的才能とカリスマを如何なく発揮するなど、ドイツ系チェリスト最大の大器としての名声に相応しい演奏を披露してくれたアルバン・ゲルハルト。ゲルハルトにとってハイペリオンでの4作目となる待望の最新盤は、自らの祖国でもあるドイツの作曲家マックス・レーガーのチェロ・ソナタ&無伴奏チェロ組曲集!このゲルハルトのレーガーでは、演奏はもちろんのことプログラミングにも要注目。初期の作品ながら成熟したスタイルを見せている「チェロ・ソナタ第1番へ短調Op.5」をスタートとしてピアノ伴奏付きの「チェロ・ソナタ」と無伴奏の「チェロ組曲」を番号順に交互に配置しており、作風の変遷と作品の対比を演奏を通じて感じ取ることが出来るなどゲルハルトのこだわりと作品に対する深い信念が窺い知れる。レーガーのドイツ・後期ロマン派音楽に対する情熱と、新古典主義音楽への閃きが同居する「チェロ・ソナタ&無伴奏チェロ組曲」。バッハ、ベートーヴェン、ブラームスの作品から大きな影響を受け「ドイツ三大B」の後継者に位置づけられるなど、現在も再評価が進むレーガーの作品をゲルハルトがその価値と評価をさらに高めることになるだろう!去る2007年4月には音楽監督サイモン・ラトルの強い希望で実現したティーレマン&ベルリン・フィルとの共演(シューマンのチェロ協奏曲)で大喝采を浴びたゲルハルト。共演のピアニストにはこれまでに12枚に及ぶレーガーの作品集をリリースしているレーガーのスペシャリスト、マルクス・ベッカーを迎えるなど布陣は万全。生命力に満ちあふれる生きた音楽を奏でる希代のチェリストがドイツの音楽家レーガーの真髄に迫る!
◆来日公演情報!
2008年4月24日(木) 東京 サントリーホール
新日本フィルハーモニー交響楽団 第430回定期演奏会
チェロ:アルバン・ゲルハルト/指揮:ニコライ・アレクセーエフ/演奏予定曲目〜チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲

CDA 67598
\2190
スティーヴン・ハフ〜モーツァルト・アルバム
 モーツァルト:
  幻想曲ハ短調K.475、
  ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調K.333、
  幻想曲ハ短調K.396(シュタードラー補完)/
 ヨハン・バプティスト・クラマー(1771−1858):
  練習曲《モーツァルトへのオマージュ》Op.103-6/
 イグナツ・フリードマン(1882−1948):
  メヌエット ニ長調(モーツァルトのディヴェルティメント第17番ニ長調K.334より)/
 スティーヴン・ハフ:モーツァルトの3つの変容/
 リスト(ブゾーニ編曲):
  モーツァルトの《フィガロの結婚》の2つの主題による幻想曲
スティーヴン・ハフ(ピアノ)
新発見の宝庫!ハフのモーツァルト・アルバム!4度のグラモフォン・アウォード受賞、ラフマニノフのピアノ協奏曲全集(CDA 67501/2)の世界的ヒットによって、アムラン、ヒューイットの2大巨頭を擁するピアノ王国ハイペリオンの中でも両者に匹敵する絶大な存在感を大きさを改めて世に示した英国が誇るヴィルトゥオーソ・ピアニスト、スティーヴン・ハフ。「ニュー・ピアノ・アルバム」(CDA 67043)、「イングリッシュ・アルバム」(CDA 67267)、「スパニッシュ・アルバム」(CDA 67565)の続編となるハフのコンセプト・アルバム第4弾はモーツァルト!名作「幻想曲ハ短調K.475」でスタートするハフのモーツァルト・アルバムは、モーツァルト自身の作品はもちろんのこと、モーツァルトの作品を題材としたアレンジ、モーツァルトに対するオマージュを表現した作品、そしてハフの自作などバラエティに富んだプログラミングが特徴的。ちなみにピアニストとしてだけでなく作曲家、指揮者としても活躍するハフは、2007年3月にイッサーリスをソリストに迎えて自らのチェロ協奏曲の世界初演を行い新境地を切り開いている。ハフの並外れた芸術的手腕の結晶でもある「モーツァルト・アルバム」が驚きと新たな発見をもたらしてくれる。
CDA 67623 F・プーランク:
 グローリア/サルヴェ・レジナ/悔悟節のための4つのモテット/
 クリスマスのための4つのモテット/エクスルターテ・デオ
スーザン・グリットン(ソプラノ)、
スティーヴン・レイトン(指揮)、
ポリフォニー、ブリテン・シンフォニア、
ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団
イギリスの黄金コンビによるプーランクのグローリア!前作ブルックナーのミサ曲第2番&モテット集(CDA 67629)での神秘的なハーモニーが深い感動を呼び込んだイギリス合唱シーンの黄金コンビ、レイトン&ポリフォニーの最新作は20世紀合唱作品の名作「グローリア」を含むプーランクの宗教作品集!1959年に60歳のプーランクがクーセヴィッツキー財団からの委嘱によって作曲を行った「グローリア」。プーランク自身が「天使たちが舌を出しているゴッツォーリのフレスコ画や、敬虔なベネディクト会修道士たちがサッカーに興じる姿を想像しながら作曲を行った。」と語っており、輝かしく華やかな「グローリア」、陽気な雰囲気に満ちた「ラウダムス・テ」などでユニークな手法が見られる反面、全曲を通してプーランクの深い信仰心を感じることも出来る傑作である。ベルトの合唱作品集(CDA 67375)がハイペリオンの2003年度ワールド・セールスのトップに輝くなど、ハーモニー、レパートリーの両面が合唱ファンを含む幅広い層から支持されているレイトン&ポリフォニー。イギリスの黄金コンビによるプーランクの「グローリア」が同曲の新たなスタンダードとしての地位を築く可能性は非常に高い。
CDA 67619 ハインリッヒ・ヴィルヘルム・エルンスト(1814−1865):
 ヴァイオリンのための作品集 ——
  ロッシーニの《オテロ》のアリアによる幻想曲Op.11/
  6つの多声的練習曲/エレジーOp.10/
  シューベルトの《魔王》による大奇想曲Op.26
イリヤ・グリンゴルツ(ヴァイオリン)、
アシュリー・ウェイス(ピアノ)
グリンゴルツのハイペリオン第1弾はエルンストの超絶作品!パガニーニの後継者の最右翼と目されるなど、その生涯自体が伝説となっているモラヴィア生まれのヴィルトゥオーソ・ヴァイオリニスト、ハインリッヒ・ヴィルヘルム・エルンスト。ベルリオーズやメンデルスゾーン、ヨアヒムなどからも絶賛されたエルンストは、パガニーニとリストを彷彿させるようなヴィルトゥオーソ色の濃い作品を生み出すなど作曲家としての豊かな才能を自らの作品で証明している。演奏に超人的な技巧を要するエルンストの難曲に正面から挑んだのは、これがハイペリオンからのリリース第1弾となるロシアの若き天才イリヤ・グリンゴルツ!1998年に弱冠16歳でパガニーニ国際コンクールを制覇した恐るべき才能は、エルンストの目もくらむような難曲の理想的な演奏者と言える。パガニーニを驚かせたモラヴィアの天才の作品と、ロシアが生んだ天才奏者のコラボレーションに胸が高鳴る!
CDA 67622 ルイ・シュポア(1784−1859):
 カンタータ《解放ドイツ》序曲(世界初録音)/
 交響曲第4番へ長調《音の奉献》Op.86/
 同第5番ハ短調Op.102
ハワード・シェリー(指揮)、
スイス・イタリア語放送管弦楽団
交響曲第1番と第2番を収録した第1集(CDA 67616)が話題となったハイペリオンが贈るシュポアの交響曲全集第2巻では交響曲第4番と第5番を収録。クラリネット協奏曲やヴァイオリン協奏曲、宗教作品に比べるとあまり演奏機会に恵まれていないシュポアの交響曲だが、9曲の交響曲(第10番は未完)には伝統的なスタイルと独創的なスタイルの作品が連なるどドイツ・ロマン派音楽の傑作集として評価されている。また交響曲第4番で見られる終楽章を「Larghetto-Allegretto」とした手法は当時では非常に画期的であり、後のチャイコフスキーやマーラーに影響を与えたとされる。1814年に書かれた「解放ドイツ」序曲は世界初録音。
CDA 67646 ボッケリーニ:6つのフルート五重奏曲Op.19
 フルート小五重奏曲第1番変ホ長調G.425/
 同第2番ト短調G.426/
 同第3番ハ長調G.427/同第4番ニ長調G.428/
 同第5番変ロ長調G.429/同第6番ニ長調G.430
アウセル・ムジチ
これまでイタリアのタクトゥス(Tactus)に録音を行っていたイタリアの声楽&器楽アンサンブル、「アウセル・ムジチ」のハイペリオン・デビュー・ディスク。数集類存在しているボッケリーニのフルート五重奏曲の中でもあまり知られていない作品19は、18世紀イタリア音楽の研究を進めるアウセル・ムジチにとって格好のレパートリーである。アウセル・ムジチはボッケリーニに続いてリダルディとポルポラの録音が予定されるなど、ハイペリオンでの飛躍が期待される。
CDA 67600 雪の中で燃える炎
 作曲者不詳:Hanacpachap Cussicuinin/
 フアン・ダ・アラウホ(1646−1712):
  Dixit Dominus、Silencio、Dime, amor、
  !A, de la region de luces!、!A, del cielo!、
  !Fuego de amor!、En el muy gran Padre Ignacio/
 ディエゴ・ホセ・ダ・サラザール(c.1660−1709):
  !Salga el torillo hosquillo!/
 フアン・ダ・アラウホ:Dios de amor、!A, del tiempo!
ジェフリー・スキッドモア(指揮)、
エクス・カシドラ・コンソート&バロック・アンサンブル
SACDA 67600
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200
18世紀ラテンアメリカの偉大なる才能、アラウホの音楽。2003年にリリースされた「ニュー・ワールド・シンフォニー〜ラテンアメリカのバロック音楽」(CDA 67380)、続いて2005年にリリースされた「月、太陽と全てのもの〜ラテンアメリカのバロック音楽第2集」(CDA 67524)の2タイトルがBBCミュージック・マガジン、グラモフォン、デイリー・テレグラフ、サンデー・タイムズなどの各メディアから絶賛されたスキッドモア&エクス・カシドラの新作が登場!前2作と同じくラテン・アメリカの音楽を取り上げた「雪の中で燃える炎」で中心となっているのは、18世紀ラテンアメリカ最大の作曲家と名高いフアン・ダ・アラウホの作品。アラウホは、幼い頃にスペインから渡ったペルーを追放されパナマへと逃れ、その後ペルーのリマに戻りボリビアのラプラタでその生涯を閉じたとされている。18世紀ラテンアメリカ最大の作曲家という名声とは反比例するように演奏の機会に恵まれないアラウホの作品だが、その桁外れの創造力と音楽的才能を確かめることの出来る重要な記録がこの「雪の中で燃える炎」なのである。バロック時代、特にラテンアメリカ音楽の演奏と発掘では他の追随を許さないエクス・カシドラの歌声と音色が、ベールに包まれたアラウホの音楽を解き明かす。
CDA 67632
(2CD/1枚分価格)
\2400
M・クレメンティ:ピアノ・ソナタ全集Vol.1 ——
 ソナタ変ホ長調Op.1-1/同ト長調Op.1-2/同変ホ長調Op.1-3/
 同へ長調Op.1-4/同イ長調Op.1-5/同ホ長調Op.1-6/
 同ハ長調Op.2-2/同イ長調Op.2-4/同変ロ長調Op.2-6/
 同ト長調WO.14(Op.1-2の第1楽章の異版)/同変ホ長調Op.7-1/
 同ハ長調Op.7-2/同ト短調Op.7-3/同ト短調Op.8-1/
 同変ホ長調Op.8-2/同変ロ長調Op.8-3/同ソナタ変イ長調WO.13
ハワード・シェリー(ピアノ)
今後3年間という歳月をかけてリリースが行われるハイペリオンの新シリーズ「クレメンティのピアノ・ソナタ集」が始動!クレメンティのピアノ・ソナタはまとまった形での録音が極僅かしか存在しておらず、「6つのピアノ・ソナタOp.1」の全曲収録もおそらく初めてとなるだけにこの全曲を網羅するシリーズは意義深いものとなることは間違いない18世紀後半から19世紀前半にかけてピアニスト、作曲家、教師そして楽器製作者など広い分野で活躍したクレメンティ。現在では“ソナチネ”が最も有名なクレメンティだが、1781年には同世代で当時25歳のモーツァルトとピアノの競演を行ったという有名な逸話も残っている。約100曲というクレメンティのピアノ・ソナタに取り組むのは、ピアノ王国ハイペリオンでも一際存在感を発揮してきたハワード・シェリー。ちなみにピアニスト、指揮者として驚異的な活動を続けるハワード・シェリーにとって今回のリリースが自身通算100枚目のアルバムとなる。
CDA 67672
¥2190
マルティヌー:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集Vol.2
 ヴァイオリンとピアノ、打楽器を伴う
  弦楽オーケストラのためのコンチェルト・ダ・カメラH.285/
 ヴァイオリン、ピアノと管弦楽のための協奏曲H.342/
 チェコ狂詩曲H.307a(ジリー・テムル編曲による管弦楽伴奏版)
ボフスラフ・マトウシェク(ヴァイオリン)、
カレル・コシャーレク(ピアノ)、
クリストファー・ホグウッド(指揮)、
チェコ・フィルハーモニック管弦楽団
第1巻(CDA 67671)がリリース以来好調なセールスを記録しているマルティヌーの「ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集」から第2集が早くも登場。マトウシェク、ホグウッド&チェコ・フィルという強力な演奏者陣を中核とするこのシリーズは、世界初録音となる作品や祖国チェコ以外では演奏機会に恵まれていない傑作など豊富なレパートリーによって構成される。ヴァイオリンにはミルシテインの門下生で読売日本交響楽団の元コンサートマスターとして活躍したマトウシェク。指揮者とオーケストラには前作同様、名匠ホグウッドとマルティヌーにも縁の深いチェコ・フィルが起用されており継続性が重視されているのも嬉しいところ。
CDA 67572 ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調Op.21/
J・スーク:エレジー 変ニ長調Op.23/
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第2番ト短調Op.26
フロレスタン・トリオ
2000年にはこれまでの功績が認められロイヤル・フィルハーモニック協会室内楽部門賞を授与されるなど、長きにわたってハイペリオンの室内楽シーンを牽引してきた世界屈指のピアノ三重奏団フロレスタン・トリオ。スラヴの熱き情感にあふれた2つピアノ三重奏曲。既にリリースされている「第3番Op.65&第4番Op.95《ドゥムキー》」(CDA 66895)とあわせてここにフロレスタン・トリオのドヴォルザーク全集が完成となる。また2曲のピアノ三重奏曲に挟まれるようにカップリングされた「エレジー」は、ユリウス・ゼイエルの追悼のためにスークによって1902年に書かれた美しき珠玉の小品である。
CDA 67644 C・アイヴズ:歌曲集〜セントラル・パークのロマンス
 オン・ザ・カウンター/サーカス・バンド/
 2つの小さな花(その花に捧げる)/イルメナウ/ナイト・ソング/
 ダウン・イースト/プレモニション/予言者/母が教えてくれた歌/
 裏通りで/霞/ゼイ・アー・ゼアー!/フランダースの野で/南風/
 わが祖国/ウォッチマン/子供たちの時間/エヴィデンス/
 ワールド・ワンダラー/ゆっくりしたマーチ/オーメンとオラクル/
 夕暮れの鐘/アレグロ/夕暮れ/ラスト・リーダー/エディスへ/
 川のほとり/クリスマス・キャロル/
 ライト・ザット・イズ・フェルト/セントラル・パークのロマンス
ジェラルド・フィンリー(バリトン)、
ジュリアス・ドレイク(ピアノ)、
マグヌス・ジョンストン(ヴァイオリン)
シューベルト、シューマン、フォーレなど世界中のリスナーやメディアから称賛を浴びるハイペリオン歌曲集シリーズで一味違ったカラーを打ち出したアイヴズの歌曲集の第2弾。第1巻(CDA 67516)と同じく、若き期待のバリトン歌手ジェラルド・フィンリーと、一流の歌い手たちから厚い信頼を受けるジュリアス・ドレイクのコンビはここでも健在。アルバム・タイトルにもなっている「セントラル・パークのロマンス」など30の歌曲からは、アイヴズの多彩な表情を感じ取ることができるだろう。
CDA 67668 アルパとオメガ
 アントニー・ピッツ(1969−):
  エルサレムの平和/サンクトゥスとベネディクトゥス/1000年/
  鳩/イエスが言われた“我は”(The 'I AM' Sayings of Jesus)
アントニー・ピッツ(指揮)、
トヌス・ペレグリヌス
名匠エドワード・ヒギンボトムの下で研鑽を積んだアントニー・ピッツによって結成され、鮮烈なデビューによってイギリスの合唱シーンに旋風を巻き起こした若き精鋭集団トヌス・ペレグリヌス。「7つの手紙」(CDA 67507)に続くハイペリオンからの2枚目のリリースとなる「アルパとオメガ」もディレクターを務めるアントニー・ピッツの合唱作品集。「我はアルパなり、オメガなり」などキリストが残した言葉を題材とした「イエスが言われた“我は”」といった宗教的な題材を持った5つの合唱作品を収録している。
CDA 67612 オルガン・ファイヤーワークスⅩⅡ
 D・ブクステフーデ:
  前奏曲、フーガとシャコンヌ ハ長調、前奏曲とフーガ ト短調/
 ペトル・エベン(1929−2007):ブクステフーデへのオマージュ/
 N・ガーデ:交響的小品ヘ長調/
 J・ラインベルガー:トヌス・ペレグリヌスの幻想曲/
 L・ヴィエルヌ:ウェストミンスターの鐘/
 M・デュプレ:前奏曲とフーガ ト短調/
 ブラームス(E・ルメア編):大学祝典序曲Op.80/
 S・カルク=エラート:B-A-C-Hによるパッサカリアとフーガ Op.150
クリストファー・ヘリック(オルガン)
ハイペリオン専属のオルガン奏者クリストファー・ヘリックの演奏による人気シリーズ「オルガン・ファイアーワークス」も今回のリリースが第12集。これまでの第1巻から第11巻でもヨーロッパを中心とした世界各国のオルガンを弾いてきたヘリックが、第12巻ではデンマークのハーザースレウ大聖堂のオルガンを演奏。バラエティに富んだプログラムは健在!

HELIOS 1CD¥1500

CDH 55293 中世のロマン〜1340年から1440年のフランスの歌曲とモテット ——
 作曲者不詳:Quiconques veut d’amors joir/
 作曲者不詳:Je languis d’amere mort/
 ソラージュ(14世紀):Joieux de cuer en seumellant estoye/
 作曲者不詳:Quant voi le douz tans、En mai/
 J・D・ポルタ:Alma polis religio、Axe poli cum artica/
 ギョーム・ド・マショー(c.1300−1377):C'est force, faire le weil/
 パオロ・ダ・フィレンツェ(c.1355−a.1436):
  Sofrir m'estuet et plus non puis durer/
 作曲者不詳:Plus bele que flors、Quant revient、L'autrier jouer/
 ギョーム・ド・マショー:Tant doucement me sens emprisonnes/
 作曲者不詳:Plus bele que flors、Quant revient、L'autrier jouer/
 作曲者不詳:Mais qu'il vous viengne a plaisance/
 ジャコブ・ド・サンレーシュ(14世紀):En ce gracieux tamps joli/
 ギョーム・ド・マショー:Comment qu’a moy lonteinne/
 ギョーム・デュファイ(c.1400−1474):Je requier a tous amoureux/
 ギョーム・デュファイ:Las, que feray ? Ne que je devenray ?/
 ジレ・ヴェリュ(15世紀):Je voel servir plus c’onques mais/
 ヨハネス・デ・リンブルジア(fl.1400−1440):Tota pulcra es, amica mea
クリストファー・ペイジ(指揮)、
ゴシック・ヴォイセズ
マショー、デュファイ、ソラージュ・・・中世フランスの「歌」が最高の演奏で蘇る。CDA 66463からの移行再発売。
CDH 55260 イギリス古典派のヴァイオリン協奏曲集
 ジェームズ・ブルックス(1760−1809):
  ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調/
 トーマス・リンリー・Jr(1756−1778):
  ヴァイオリン協奏曲ヘ長調/
 トーマス・ショー(c.1755−1830):ヴァイオリン協奏曲ト長調/
 サミュエル・ウェスリー(1766−1837):ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調
エリザベス・ウォルフィッシュ(ヴァイオリン)、
ピーター・ホルマン(指揮)、
パーリー・オブ・インストゥルメンツ
モーツァルトと同時期に活躍したイギリスの天才たちによる知られざる協奏曲集。CDA 66865からの移行再発売。
CDH 55220
\1500
R・ヴォーン=ウィリアムズ:ミサ曲ト短調/
H・ハウエルズ:レクイエム、地よ, 慈しみもてこの人を収め給え
マシュー・ベスト(指揮)、
コリドン・シンガーズ
同時代を生きた2人のイギリス人作曲家による厳かで美しい宗教作品。このヴォーン=ウィリアムズとハウエルズのカップリングはハイペリオン初期の名盤の1つであり、合唱ファンからも復活が待たれていたもの。CDA 66076からの移行再発売。




ページ内の商品チェック・ボックスをクリックしたら、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)


注文フォームへ


アリアCD 新店舗トップページへ



Copyright(C) 2007 ARIA−CD.All rights reserved.109