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第41号お奨め国内盤新譜



ALPHA

Alpha112
(国内盤)
\2940
フランスの無伴奏合唱と温故知新
 ジャン=イヴ・ダニエル=ルシュル:
  1. 七つの雅歌 (1908〜2002)
   〜12声部の無伴奏混声合唱のための
 メシアン(1908〜92):
  2. 五つのルシャン(返歌)
  〜12声部の無伴奏混声合唱のための
 アンドレ・ジョリヴェ(1905〜74):
  3. 婚礼の歌
   〜12声部の声楽オーケストラのための
セクェンツァ9.3(声楽アンサンブル)
こんなにきれいな合唱が、あってよいものか?! 明らかに近代的、なのにひたすらうつくしいフランスじゅうで、教会オルガンの改築と中世研究がすすむかたわら紡ぎ出されてきた教会音楽を、精鋭12人の「声楽オーケストラ」がうつくしく織り上げる! 手加減なしに本格的、かつライトユーザーにもOK——Alphaは時々そういうスグレモノを提供してくれるレーベルだが、今回のアルバムもそんな路線。シャガールの油彩をあしらった美麗ジャケットのなかに、清らかに揃ったア・カペラ合唱の名品が続々!第二次大戦後のパリで活躍した3巨匠の教会音楽を集めているのだが、現代音楽的とっつきにくさとはまず無縁、誰が聴いても魅了されずにはおれない清らかなア・カペラ合唱の連続——いってみれば“モダンデザインの教会にかけられた、現代最先端のデザイナーの手がけた美しいステンドグラス”といった感じだろうか。20世紀初頭〜中盤のフランスといえば、ロマン派以来の調性音楽とは違う、中世音楽や民謡などの“旋法”をうまく使った音楽が流行していた頃——ここに収められているのも、クラスターとかセルの連続とかノイズとかいったキツい要素はなく、確かに20世紀の合唱曲ならではの書法もあれこれ盛り込まれているのだが(たとえばオノマトペの多用、ダイナミックなヴォカリーズなど)、どれもあくまで“美に奉仕する”という目的で使われている。もうひとつのポイントは「12声」!どの曲も12人の歌い手をどう組み合わせ、どう絡ませるか、という点が追求されていて、そんなあたりは古楽ユーザーにも面白がっていただけそう。ジョリヴェ作品にいたっては「12声の声楽オーケストラのための」と、明らかに音響面を意識して書かれていたり(もちろん、充実の原文解説の全訳つき)。演奏陣は、フランスのACCORDやSychipheなどでエスケシュやJ.アランのクールな名盤を続出してきた、現代ものを幅広くこなすフランスの超・精鋭集団! 歌もの・というより、“人の声という楽器”で織りなされる絶妙のサウンドを愉しむ方向で、広く親しんでいただきたいところ。
Alpha802
(国内盤)
\2940
オネゲル自作自演集1929-47
 1) 管弦楽のための断章 第1番「パシフィック231」H,53(1923年作曲)
  アルチュール・オネゲル指揮 大交響楽団
   ※初出:Odeon 170 111(78回転盤) マトリックス:XXP 7038〜39
   録音:1929年、パリ音楽院ホール
 2) 管弦楽のための断章 第2番「ラグビー」H.67(1928年作曲)
  アルチュール・オネゲル指揮 大交響楽団
  ※初出:Odeon 170 112(78回転盤) マトリックス:XXP 7040〜41
  録音:1929年、パリ音楽院ホール
 3)-5) 交響曲 第3番「典礼風」H.186(1945〜46年作曲)
  アルチュール・オネゲル指揮 交響楽団
  ※初出:DECCA GAG 15 004〜007(78回転盤) マトリックス:FO 1792〜99
  録音:1947年(1949年フランス音盤大賞受賞)
  低声のための四つの小唄 H,184より(1940〜45年作曲・管弦楽伴奏版)
  6) 黒く、強烈な眠りが我が人生におそいかかる(詩:ポール・ヴェルレーヌ)
  7) 花に囲まれたミュルシーの後ろに(詩:ウィリアム・アゲ)
 8) 『詩編』第130編(1946年作曲・管弦楽伴奏版 1947年編曲)
  マドレーヌ・マルティネッティ(コントラルト)アルチュール・オネゲル指揮 管弦楽団
  ※初出:Columbia LFX 741(78回転盤) マトリックス:OCLX 2522-1 / 2523-1
  録音:不詳、1947年以降
 アポリネールの『アルコール』による歌曲集 H.12より(1915〜17年作曲)
  9) 1.乾杯!  10) 6.鐘  11) 5.さらば  12) 4.曲芸師たち
   ドロレス・デ・シルベラ(コントラルト)
   アルチュール・オネゲル(ピアノ/プレイエル社)
   ※初出:Columbia D 12 060(78回転盤) マトリックス:L 1601 / 1602
   録音:1947年
 13)-15) 『詩編』より3編 H.144(1940〜41年作曲)
  (テオドール・ド・ベズとクレマン・マロのフランス語訳による)
 低声のための四つの小唄 H,184より(1940〜45年作曲・ピアノ伴奏版)
  16) 黒く、強烈な眠りが我が人生におそいかかる(詩:ポール・ヴェルレーヌ)
  17) 大地が、水という水を飲んで(詩:ピエール・ド・ロンサール)
   エリエット・シェンネベルク(コントラルト)アルチュール・オネゲル(ピアノ)
   ※初出:Columbia LFX 690(78回転盤) マトリックス:CLX2448-1〜2449-1
   録音:1946年
 18) 「秋」〜アポリネールの『アルコール』による歌曲集 H.12より(1915〜17年作曲)
  小さな人魚の三つの小唄 H.63より(1926年作曲)
 (アンデルセンの『小さな人魚』にもとづくルネ・モラの詩による)
  19) 人魚たちの小唄 20) 人魚の子守唄
   クレール・クロワザ(メゾソプラノ)
   アルチュール・オネゲル(ピアノ/プレイエル社)
   ※初出:Columbia D 13 082(78回転盤) マトリックス:L1294 / 1295
   録音:1932年(1928年との説もあり)
がっしり重層な音作りも、ひたすら芳香な色彩感も、作曲者自身の思ったとおりに——作曲後すぐに録音した「ラグビー」や「典礼風」、名作「パシフィック231」は必聴!フランス音盤大賞受賞の名演など、偉大なパフォーマーとしてのオネゲルを印象づける!こだわりのワンポイント自然派録音と周到な企画力で知られるAlphaレーベルならではのヒストリカル・シリーズに、久々の新タイトルが登場!今度はオネゲル自作自演——さすがはAlpha、目のつけどころが違うというか、独墺&英語圏とは少し違った角度から歴史的音源を見ている感じが。そんなわけで、クロワザ、シェンネベールら当代随一の歌い手たちの名唱をオネゲル自らピアノで伴奏したフランス語歌曲(古いシャンソンを彷彿させる、しかし鼻につかないまろやかさ…)なども収録されているのだが、だんぜん注目すべきは作曲されてからほとんど間をおかず録音された傑作「パシフィック231」と「ラグビー」そしてフランス音盤グランプリを受賞したDecca音源の「典礼風」交響曲など、圧倒的な力強さで訴えかけてくる管弦楽作品の数々!1920年代の音源とは俄かに信じがたいクリアな復刻(マッスな部分の力強さ、ソロで聴こえる管楽器の美しさはやはり“管の王国”フランスならでは)で聴ける冒頭2曲も、40年代録音の「典礼風」(こちらも作曲1年後の録音)も、作曲者自身ならではの表現というだけでも聴きものだが、白黒モノラル映画のような風雅さと力強く揃ったオーケストラ、指揮者オネゲルのみごとな統制力に驚きを禁じ得ません!現在入手できるかは全く定かではないが、Music&ArtsやDuttonの復刻盤をお持ちの方なら、このAlphaとフランス放送の共同制作による丁寧な復刻がどういった方向性のものなのか聴き比べる愉しみもあり(クロワザとシェンネベールの歌ものはMarstonからも復刻されている)。美麗Digipack、写真・資料満載、充実解説の完全日本語訳
Alpha119
(国内盤)
\2940
リストの音楽と19世紀のピアノ
 〜1846年製プレイエル・ピアノによる独奏作品集〜
リスト:
 1. フュネレール(葬送)
  〜『詩的な調べ、宗教的な調べ』より
 2. 超絶技巧練習曲 第3番「風景」
 3. 超絶技巧練習曲 第4番「マゼッパ」
 4. ショパン作曲のポーランド語歌曲の編曲
  「春」「ちいさな指輪」「バッカナール」
 5. 『巡礼の年 第2年:イタリア』より
  「スポーザリツィオ」「もの思う人」
 6. 愛の夢 第2番「狂おしき死」
 7. 愛の夢 第3番「おお愛よ、かくも長く」
 8. パトリック・シェデールによる即興演奏
パトリック・シェデール(フォルテピアノ)
限界ギリギリまで可能性を試され、新境地をかいまみせるプレイエル1846年製ピアノ!19世紀当時の聴衆を驚かせたのと同じ斬新さとショックが、ここにある!強烈至極のセンスで暴れまわる十指、このフォルテピアノ奏者は只者ではない!! 『レコード芸術』特選の常連エリック・ル・サージュのシューマン・ピアノ作品集(Alpha098・110)のように、昨今では現代楽器でもずいぶん強力アイテムを飛ばすようになってきたAlphaだが、古楽器路線が衰えるはずもなく、「ロマン派にしてピリオド楽器」という路線でもやっぱりスゴい充実盤を送り出してきた! プレイエルといえば、19世紀初頭にパリで創業してほどなくショパンが激賞したことで知られるフォルテピアノ・メーカー。今回の録音はショパンもまだ在命中の1846年、つまりリストが技巧派ピアニストとして英名をはせていた頃作られたプレイエル・ピアノで彼のさまざまな作品を弾き、現代ピアノの場合とはまた違った、19世紀当時のままの響きを蘇らせてくれます——と書く分には簡単なのですが、今のピアノほど強烈な音の得られない、音の立ち上がり方もぜんぜん違う当時のピアノでリストの難曲群を弾くのは至難のワザのはず。しかしどうでしょう、謎のフォルテピアノ奏者パトリック・シェデールときたら、プレイエル1846年製楽器の限界ぎりぎりまでフォルティシモを鳴らすわ(ぎりぎりのラインで楽器の限界以内というか、音が醜く歪んだりしないのは奇跡というほかありません)、かと思えば絶美のピアニシモもお手のものだわ、急速なパッセージでは色彩感豊かなタッチで超絶的に細かい音符をきれいに連ねてゆくわ、とこの楽器の可能性を最大限アグレッシヴに引き出して、リストの演奏にビビった当時の聴衆もかくや、というショックを我々に与えてくれる!プログラム選択の大胆さ(フォルテピアノで『超絶技巧練習曲集』…)の期待感を十二分に上回るこの名演に、ぜひ驚かされてください!

CYPRES

MCYP1650
(2CD)
(国内盤)
\4515
モーツァルト ピアノ伴奏付き歌曲全集
 ドイツ語小カンタータ Kv619/夢の像 Kv530/満足(ミラー作詞版)Kv349/
 歓喜に寄せて Kv53/私はよく、涙に暮れてこの道を Kv390/
 我が慰めとなれ Kv391/偉大なるものの威光のおかげ Kv392/
 おいで、愛しきツィター Kv351/老婆 Kv517/
 ヨハネ分団の儀式のための讃歌 Kv148/ひめごと Kv518/
 魔術師 Kv472/満足(ヴァイセ作詞版)Kv473/偽りの世 Kv474/
 すみれ Kv476/ルイーゼが、不実な恋人の手紙を焼いた時 Kv520/
 別れの歌 Kv519/小さなフリードリヒの誕生日 Kv529/
 自由の歌 Kv506/結社員の旅に寄せる歌 Kv468/
 鳥よ、年ごと Kv307/淋しい森の中で Kv308/静けさが、微笑みながら Kv152/
 クローエに Kv524/小さな紡ぎ娘 Kv531/なんて私は不しあわせ Kv147/
 戦場への門出に Kv552/春への憧れ Kv596/
 春 Kv597/子供の遊び Kv598/夕べの想い Kv523
ゾフィー・カルトイザー(ソプラノ)
シュテファン・ローゲス(Br)
ユージン・アスティ(P)
いまヨーロッパで最もアツいソプラノと、ドイツ最前線の気鋭バリトン、そして多忙をきわめる名伴奏者——これ以上ないほど豪華なメンバーでおくる充実の2枚組「ピアノで伴奏できるものはすべて」収めきったモーツァルト歌曲全集、ここに登場! かたや数年前にギルドホール音楽院を出てベルギーやイギリスのシーンを賑わしはじめたかと思いきや、またたく間にスターダムをのし上がり、モネ劇場やシャンゼリゼ劇場、ウィグモア・ホールなど重要な舞台でどんどん実績を築き、短期間でヨーロッパ最前線の注目歌手となってしまったベルギーのソプラノ歌手ゾフィー・カルトイザー。かたや同じギルドホール出身ながら、それ以前にもドレスデン聖十字架合唱団で活躍をみせていたドイツの気鋭バリトン、シュテファン・ローゲス。この顔ぶれでモーツァルトの歌曲全集(意外と出ないんですよね)というだけでも有難いのに、伴奏はなんと、往年のダルトン・ボールドウィンやジェラルド・ムーアを思わせる多忙な名伴奏者ユージン・アスティとくれば、もうマストというほかありません。現代ピアノでなくては醸し出せない微妙な機微をきれいに描き分けながら、二人の歌い手の濃やかな表現力&コントラスト豊かな歌い口をサポートしてゆく彼の名技だけでも聴きものですが、まあともかくどこをとっても充実度たっぷりの、行き届いた2枚組でございます。ぜひご注目を!

EARLY MUSIC.COM

EMCCD7766
(国内盤)
\2940
テレマン:
 1) 序曲 (管弦楽組曲) ニ長調 TWV53: C1
  〜2本のオーボエ、2艇のヴァイオリン、
   リコーダー、ファゴット、弦楽合奏と通奏低音のための
 2) フランス風協奏曲 ハ長調 TWV53: C1
  〜2本のオーボエ、ファゴット、
 弦楽合奏と通奏低音のための
  3) フルート協奏曲 ト長調 TWV51: G2
  4) 序曲(管弦楽組曲) ホ短調 TWV55: e8
 「オンファールの竪琴」〜弦楽合奏と通奏低音の為の
  5) 序曲(管弦楽組曲) 変ホ長調 TWV55: Es1
   〜2本のホルン、弦楽合奏と通奏低音のための
ヤープ・テル・リンデン 指揮
アリオン・バロック・オーケストラ(古楽器使用)
あれ?これってバッハの曲だったんじゃ...?? なんて意外なサプライズもあり。「現存作品8,000曲以上」の伝説はだてじゃない、まだまだ嬉しい発見は続きます——多作な職人芸術家テレマンの至芸を堪能できるフルコース、味わい深い極上演奏でどうぞ。 テレマンはもういいよお、と思うかもしれませんが、いやいやいやいや!! こいつは「だまされたと思って、ぜひ!」というほかはない、えらくクールなテレマンの管弦楽ものなんです! 2009年には待望の再来日が決まったフランス語圏カナダ発の強力古楽アンサンブル、アリオンは毎年順調に新譜をリリースしているが、テレマン作品集は本レーベルでも今回で2作目ということで、私こと担当も音を聴くまで「なぜにまた」くらいに思っていた。が、聴き始めて、いやいやいやいや!! と。全曲初録音の最新発見作なのはタイトルからしてまあ当然だが、勢いもニュアンス付けも絶妙のバロック・オーボエにバロック・ファゴット、なめらかなリコーダーあり至福のトラヴェルソあり、はては牧歌的かつ勇壮なナチュラルホルンあり...と、5曲それぞれに演奏編成が多彩なのも嬉しいのに加えて、フランス風組曲、アンチ・イタリア様式な協奏曲、オーセンティックなソロ・コンチェルト...と曲種も多彩でそれぞれ「今までになかった」感が必ずどこかにあり、聴いていて飽きようがない。それはまた、各奏者みんなソリスト級のヴェテランなせいもあるだろうし、英国的上品さとフランス的香り高さを兼ねそなえた、このグループ特有のセンスがこれまた絶品なせいもあるのでしょう(しかも指揮者は大ヴェテラン!)。一番普通っぽい3曲目さえ結構クセもので、なんとバッハの超有名曲の「原曲」がこのテレマン作品という意外な発見が!どこをとっても手抜きのない、慈しみをもって作られたアルバムになっている。

FUGA LIBERA

MFUG536
(国内盤)
\2940
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714〜88):
 『音楽通・愛好家諸氏のためのソナタ集』より
  1. カンタービレ(ソナタ第3番Wq.55より)
  2. ロンド 第1番 Wq.58
  3. ファンタジア ヘ長調 Wq.59
  4. ファンタジア 変ロ長調 Wq.61
  5. ロンド 第1番 ハ長調 Wq.56
 6. ソナタ イ短調
 7. 自由なファンタジア 嬰ヘ短調 Wq.67
 8. ジルバーマン殿のピアノに別れを告げて Wq.66
ジョスリーヌ・キュイエ(クラヴィコード)
C.G.フーベルト1785年製楽器のコピー/C.G.フリーデリツィ1773年製楽器のコピー
大好評!あざやかに『レコード芸術』特選をもぎとったばかりの「バッハとクラヴィコード」 (MFUG508)につづく、ジョスリーヌ・キュイエ待望のクラヴィコード・アルバム第2弾!ひたすら繊細、あまりに雄弁…たわむ弦、ゆれる楽想、これは“鍵盤上の静かな革命”だ!発売されたばかりの『レコード芸術』で特選となっている、あのとんでもないアルバム『バッハとクラヴィコード』でクラヴィコードの通念を軽やかに覆してみせたジョスリーヌ・キュイエが、またもやクラヴィコードで、大変な傑作アルバムを世に問う!何しろ彼女の演奏ときたら途方もなくエモーショナル&エキサイティングで、たとえどんな音量で聴いていようとも、「弦をつっついて音を出すため実音が信じがたいほど小さい」というクラヴィコードの根本的事実を、すぐに忘れさせてしまうほど——そのキュイエが愛してやまないC.P.E.バッハは、父の大バッハ同様この鍵盤楽器を愛していたことで有名な人。今回は意外と知られていない晩年の作品群を集め、この孤独な巨匠が最後にたどりついた、ひたすら深く内向的な美しさの領域へと踏み込んでゆく。解説にはルソーの『孤独な散歩者の夢想』からの引用がそこかしこ——偉大な芸術家の孤高のモノローグ、といったテーマに、クラヴィコードという楽器は、キュイエならではの稀有のタッチは、なんとあざやかに合致するのでしょう!
MFUG530
(国内盤)
\2940
ベートーヴェン:
 1. サリエリの歌劇「ファルスタッフ」からの主題による変奏曲 WoO.73
 2. ピアノ・ソナタ第23番op.57「熱情」
 3. 六つのバガテル op.126
プラメナ・マンゴヴァ(ピアノ)
『フォル・ジュルネ2008』の大・注目株、すごくいいタイミングで新譜をリリース! ど真ん中のベートーヴェン(コンサート演目含む)、しかも解釈がまたとんでもなくユニーク!初期・中期・晩期それぞれから1曲ずつ、近現代を得意とする独特のセンスで切り取った!! 2008年5月、東京フォーラムの『フォル・ジュルネ・オ・ジャポン』にとんでもないピアニストがやってくる。その名もプラメナ・マンゴヴァ(公式ガイドブックでは「マンゴーヴァ」)、さきにリリースされたショスタコーヴィチのソナタ第2番&『24の前奏曲』(MFUG517)は点の辛いフランスの批評誌『DIAPASON』から金賞を獲得したうえ『レコード芸術』誌上でも当然のように特選をとったものでした。FugaLibera主宰者のミシェル・ストッケム氏も大いに惚れ込んでいるようだが、活躍地ベルギーでは一昨年から去年にかけて大ブレイクしたアーティスト。アルテミスSQのヴァイオリニストとバイエルン放送響の首席チェリストを迎えて録音したショスタコーヴィチのトリオ第2番(MFUG525)もかなりの出来だったが、第3弾アルバムはこの「近現代通」が、いきなり「古典」に立ち戻ってのベートーヴェン! しかも「初期作品」・「中期の超・王道名曲」・「晩年の玄人好み充実作」と、有名曲2+秘曲1という素敵なバランスで、彼女ならではのベートーヴェン像を端的に伝えてくれるという的確な作り。そんなにさらりと手の内を見せていいものか...と思いきや、その解釈がこれまたユニーク&エキサイティングで。『熱情』ではぬらりと遅めの異様なテンポ設定、熟考しながら弾き進めるような展開はどこへ行くとも知れず、パラパラとした独特のタッチを次々と追わずにはおれない得体の知れない魅力たっぷり——『バガテル』も6曲それぞれに普通には終わらず、誰にも似ていない?アーノンクール的不思議世界を構築してゆく。冒頭の変奏曲も、この曲を聴くのが初めてでなくとも「知らない曲?異版?」と錯覚してしまうのでは——「変奏曲」と「バガテル」は『フォル・ジュルネ』演奏曲目でもあり、生でいきなり驚く前に、じっくり仕掛けを聴ききわめておくにはもってこいのリリースとなる。いやいや、益々先が楽しみな逸材!
MFUG533
(国内盤)
\2940
ゴールトベルクの幽霊
 〜J.S.バッハ:『ゴールトベルク変奏曲』をめぐって〜
  バッハ:『ゴールドベルク変奏曲』より
   アリア、第3, 6, 9, 12, 15, 18, 21, 24, 27, 30変奏(九つのカノン)、
   アリア・ダ・カーポ
 ガース・ノックス:「ゴールドベルクの幽霊」
 マルセル・ロイター:「間奏曲」「砂漠/森」
 ブリス・ポゼ:「四つの変奏曲」
 トン・ド・クライフ:「変容 I&II」
 ベルナール・ストリュベール:「ホットバーグ・ストーリーズ」
ユナイテッド・インストゥルメンツ・オヴ・リュシラン
注目必至!ヴィオラとヴィオラ・ダモーレの鬼才奏者ガース・ノックスが仕掛ける、 バッハの名曲にまつわるスタイリッシュなコンテンポラリー・アルバム——オリジナルとヴァリエーション、古楽器と現代楽器が織りなす意外なコラボレーション!! こちらも「バッハにもとづく」系のアルバムだが、アプローチはヴァイブラフォン盤(GRML98794)とはだいぶ違い、ぐっと知的な感じ。全クラシック中でも屈指の人気を誇る『ゴールトベルク変奏曲』をベースに、現代作曲家たちがヴィオラ・ダモーレやチェンバロなど古楽器も交えて時にアンビエント、時にインテリっぽく絡むのだが、これがまた何ともユニークな聴覚体験に! 最初と最後のアリアはそのまま演奏され(冒頭のアリアはオーセンティックにチェンバロ・ソロで)、原曲で3変奏ごとに現れるカノン楽章もそのまま演奏され(シトコヴェツキー版の弦楽三重奏ですが、音楽そのものはいじられてません)、そのあいだを埋めるようにして新作楽曲が置かれてゆく...ヴィオラ・ダモーレもこなすヴィオラ即興演奏の達人ガース・ノックスをはじめ、フランスやルクセンブルクの現代作曲家たちの綴る音楽はみな、小規模室内楽の楽器ひとつひとつの音を大事にした佳品ぞろい(とくに、ヴィオラ・ダモーレとマリンバのデュオによるノックスの表題作がなんとも心地好い!)、微妙に原曲につながっているような、しかしバロックとは全く違う響きがバッハ音楽のあいだに挟まっているこの感触、クセになります——原曲にまつわる逸話どおり睡眠導入にするも良し(つまり「聴きやすさ」「心地よさ」の点で心配なし・ということです)、原曲と新作との関連をじっくり探るも良し。演奏陣はルクセンブルクの気鋭団体、現代音楽グループだけあって全員が腕達者——絶妙の呼吸感で聴く弦楽三重奏版バッハだけでも本盤を聴く理由にはなると思うが、マリンバ、サックス、クラリネット、フルート・・・それぞれ聴かせどころがあり。どうぞご注目を!

GRAMOLA

GRML98796
(SACD Hybrid)
(国内盤)
\3675
ラフマニノフ: ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 op.18
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 ロ短調 op.23
マティアス・スーチェク(ピアノ/ベーゼンドルファー)
シュテファン・マルツェフ指揮
ヴュルテンベルク・フィル
ひたすら丁寧、きらめく水面のように美しい——脱構築的、パワフルな巨大名曲2編にひそむ 予想外の“静けさ”を描き出してゆく、ベーゼンドルファーの透明感あふれる響き...ほとんどベートーヴェン晩期のような深遠さに、じっくり向き合いたくなる新時代解釈!!すでにGramolaレーベルのシューベルト・アルバム(GRML98775)で、ベーゼンドルファーからひたすら綺麗な澄み切った音を繰り出し、そのピアニズムを印象づけたウィーンの若き名手マティアス・スーチェク。ドイツの堅固なる仕事人系オーケストラ、ヴュルテンベルク・フィルをバックにDSD録音で収録した彼の協奏曲録音は、ごらんのとおり——“ステレオ初期のヴァン・クライバーン以来”のパワフル&ゴージャス圧倒系、超絶技巧巨大協奏曲2編を弾いたアルバムでございます・が! 驚いたことに、曲そのもののドラマティックさに頼る気配はソリストにも管弦楽にもみじんもなく、ひたすら静かに、そして隅々まで丁寧にくっきりと、曲のうまみを確かめつくしてゆくようなユニークな解釈なのです。ピアノvsオーケストラ、というより、ピアノの静謐さに、そのままオーケストラが理解を示すような対話...前半に置かれたラフマニノフ第2番の、あの冒頭の静けさ(スーチェクのベーゼンドルファーの、なんてみずみずしく透明・精妙なこと...!)を基調にして、アルバム全体が進んでゆく感じでしょうか——しかし、ちょっと思い起こしてみて下さい。どちらの協奏曲にも——絶品の緩徐楽章はもちろん、長大な冒頭楽章のいたるところにも——相当長く忘れがたい“静”の瞬間が含まれているわけで。劇的一辺倒だけじゃない“静”の名曲として、これら2曲をいかんなく印象づけてくれる、そんな極上解釈がこのアルバムなのです。ベートーヴェンの第4協奏曲や晩年のソナタにも通じるような、ひたすら静かに深いドラマ——DSD収録のくっきりサウンドで隅々まで聴こえる管&弦も精妙、ぜひ味わって頂きたい特異な名演です!
GRML98752
(2CD)
(国内盤)
\4515
ヨーハン・ゼバスティアン・バッハ:
 『通奏低音なしの六つのヴァイオリン独奏曲』
 (無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ)全6曲
ヨアンナ・モンドロシキェヴィツ(Vn)
高潔!純然! めったに手に入らない最高級ウォツカのような、強烈なる高雅さ—— 東欧ユダヤ、フランコ=ベルギー、そしてウィーン...と三つの伝統をひく多芸なるポーランドの俊英がおくる、現代楽器ならではの存在感あふれる「無伴奏」!!これはちょっと、放ってはおけない「無伴奏」! 現代楽器での録音だが、さりげなく聴いているうちグイグイ本気で引きずり込まれる求心力——演奏者はポーランドの俊英、ヨアンナ・モンドロシキェヴィツ。まずフーベルマン系の師匠から東欧ユダヤの伝統を仕込まれたのち、ベルギーに渡ってグリュミオー門下でフランコ=ベルギー派の濃やかさを身につけ、さらにウィーンでアルバン・ベルクSQのピヒラー教授についてウィーン流儀まで学んだという彼女は、昨今もパウル・グルダとのタッグで、ウィーンの知られざる名匠ヴェレスの作品群を集めた素晴しいアルバムを作ったり(GRML98818・近日発売!)ロンドンのユダヤ音楽祭に出演したり、と多芸ぶりで知られる才人ですが、こういう王道レパートリーで聴いてみると、器用貧乏とは無縁の、とほうもない技量と感性の持ち主なのだとわかる。ふわっと高雅なたたずまいはウィーン流儀の上品さも感じさせつつ(ボスコフスキーがバッハを弾いたらこうかな...とか思ってみたり)、同郷の名匠ヘンリク・シェリングの突き抜けるような高潔さにも相通じるような、一糸乱れず決然と弾き進んでゆく確かさにも貫かれていて。それなのにポリフォニーの弾き分けは絶妙というか完璧というか、長大なフーガやあの「シャコンヌ」などはきれいに分かれたパート進行と強烈な求心力とが信じがたく並存していて、何だか耳を引っぱられるような思いで音楽に引き込まれてゆくこと請け合い!軽やかに舞う舞曲群や静謐な緩徐楽章も、えもいわれぬ味わいに陶然となってしまう。クレーメルの旧録音、S.ラウテンバッハー、シェリング、その他東欧ユダヤ系の古めかしい高雅さが好きな方に是非是非おすすめなのはもちろん、だんぜん古楽器派!という方が聴いても必ずや心に残る何かを与えてくれる、いやまさに「放ってはおけない」全曲録音!
GRML98794
(国内盤)
\2940
バッハ・ヴァイブレーションズ
 『2声のインヴェンション』を、ジャズのヒーローたちのスタイルで
  〜Produced by ギドン・クレーメル〜
ヨーハン・ゼバスティアン・バッハ(1685〜1750):
 『2声のインヴェンション』BWV772〜786
 1. 第1番 ハ長調(ビル・エヴァンス風)
 2. 第2番 ハ短調(ミッシェル・カミロ風)
 3. 第3番 ニ長調(ビル・エヴァンス風)
 4. 第4番 ニ短調(オスカー・ピーターソン風)
 5. 第5番 変ホ長調(スコット・ジョプリン風)
 6. 第6番 ホ長調(チック・コリア風)
 7. 第7番 ホ短調(エロール・ガーナー風)
 8. 第8番 ヘ長調(オスカー・ピーターソン風)
 9. 第9番 ヘ短調(ケニー・カークランド風)
 10. 第10番 ト長調(ミッシェル・カミロ風)
 11. 第11番 ト短調(ミッシェル・カミロ風)
 12. 第12番 イ長調(ハービー・ハンコック風)
 13. 第13番 イ短調(ジャック・ルーシェ風)
 14. 第14番 変ロ長調(デイヴ・ブルーベック風)
 15. 第15番 ロ短調(ジョージ・シェアリング風)
アンドレイ・プシカレフ(ヴァイブラフォン)
アンビエント&エキサイティング! ヴァイブラフォンのユルく優しいサウンドで やわらかく装いを変えてゆく、あのバッハの名曲群...プロデューサーは、ギドン・クレーメル御大。ロッケンハウス育ちの絶妙センスをどうぞ! 鬼才ヴァイオリニストのギドン・クレーメルがプロデュースする、意外なバッハ・アルバムが登場!ロッケンハウス音楽祭や室内楽団クレメラータ・バルティカでも活躍、もちろんクレーメル御大ともデュオなどで共演しているクセモノ打楽器奏者アンドレイ・クシカレフが、無伴奏ヴァイブラフォン一本勝負で、スロウorスピーディなジャズ・アレンジでバッハの『2声のインヴェンション』を弾いてゆく、それがまた絶妙なアレンジで!静かにやわらかいヴァイブラフォンの響きだけでも心がとろけそうなのに、オスカー・ピーターソンの静けさやスコット・ジョプリンのアクセント、ミッシェル・カミロの細かさにチック・コリアの妙味...と各曲それぞれジャズ・シーンの大御所たちのスタイルが取り入れられていて。ジャズも聴く系のユーザーにはもちろん、やわらかめのバッハ好きにはたまらない1枚のはず——店内演奏で「お?」と思わせられること必至、クロスオーヴァー棚にも現代棚にも勿論バッハ棚にもしっくりくる、かーなりクールなアルバムとしてお勧めできる。気になる向きのバイヤーさまにはCD-R出しますので、どうぞご注目を!
GRML98828
(国内盤)
\2940
シューベルト:
 ヴァイオリンとピアノのための作品全集Vol.1
 1. ヴァイオリンとピアノのための
   ソナタ ニ長調 D.384/Op.posth.137-1
 2. ヴァイオリンとピアノのための
   ソナタ イ短調 D.385/Op.posth.137-2
 3. ヴァイオリンとピアノのための
   ソナタ ト短調 D.408/Op.posth.137-3
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(Vn)
イェルク・デームス(Fp・グラーフ1823年製)
さきのモーツァルト盤(GRML98786・レコ芸特選)で大ブレイクした新旧世代のデュオ、今度はシューベルトのデュオ全曲録音に着手! しっとり繊細なガット弦の響きは他の追従を許さない——グラーフの音色も典雅そのもの、しなやかに決まる本場の逸品!“ウィーンの三羽烏”の一人こと、ご存知ウィーン出身の巨匠イェルク・デームスが、昨今トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガーという20歳そこそこの天才ヴァイオリニストとデュオを組んで快進撃を繰り広げているのはご存知でしょうか——昨年日本でも発売となった同Gramolaレーベルによるモーツァルトの作品集(GRML98786)では、阿吽の呼吸で抑揚豊かにつむぎだされる音楽が高く評価され、『レコード芸術』誌上でも室内楽部門の難関をみごと勝ち抜き、特選に輝きました。年齢差半世紀もあろうかというこのデュオが次に取り組んだのが、今年「フォル・ジュルネ」でも大きくフィーチャーされる作曲家、シューベルト! この作曲家も生きた本場ウィーンの音楽家ならではの、あの独特の「たたずまい」を保ちながらも、楽器はガット弦のピリオド楽器と、シューベルト生前のウィーンで最も完成度の高い機構を誇っていたグラーフのフォルテピアノ、という徹底したオリジナル楽器志向で、あらゆる意味において「本場ウィーンのシューベルト」というにふさわしい仕上がりになっている。このイルンベルガーという人、バロック・ヴァイオリンもこなすうえブラームスなどでも細かく楽器や弓を変えたりして、19世紀流儀の奏法で斬新な作品像を打ち出してきたりする、若手だてらに全く侮れない鬼才。本盤でもシューベルトならではの憂愁をきれいに浮き彫りにする運弓の妙味はけだし絶品、巨匠奏でるグラーフ・ピアノの典雅さとあざやかに絡んでゆくこの響きに、誰もが魅了されることでしょう。まさにウィーンならではの逸品!
GRML 98803
(国内盤)
\2940
モーツァルト:
 1. ピアノ協奏曲 第12番 イ長調 KV.414
 2. ピアノ協奏曲 第13番 ハ長調 KV.415
 3. ピアノ協奏曲 第14番 変ホ長調KV449
  (すべて室内楽編成による)
ウィーン・プレイエル・トリオ(古楽器使用)
フルヴォイェ・ユゴヴィチ(fp)
マルクス・ホフマン(vn)
ギュンター・シャーゲルル(vc)
イェルク・ブシュハウス(vn)
バールバラ・パルマ(va)
ありそうで意外となかった「室内楽編成版」を「ピリオド楽器で」ヴァージョン!しかも演奏は「モーツァルトの国」本場オーストリアの経験ゆたかな古楽器奏者たち—— 他国の古楽器では聴けない、しっとり弦の美音&クリスピーなヴァルター・ピアノの妙味! モーツァルトのピアノ協奏曲10番代前半といえば、本人が手紙のなかで「管楽器を省いても大丈夫」と明言している11〜13番をはじめ、もともと室内楽ヴァージョンでも楽しめるよう作曲されていて、その編成でも幾多の名盤があるわけだが、どうしたものか既存の録音は圧倒的に現代楽器アンサンブルのものが多く、フォルテピアノ&ピリオド弦というスタイルではめったに録音されていなかったり。そこへ本盤、ピリオド楽器演奏なのはもちろん、演奏陣営はことごとくオーストリア勢、しかもフォルテピアノはモーツァルトも愛用したことで知られるヴァルター(1795年製オリジナル)…と圧倒的なオーセンティシティで、作曲家が意図したとおりの室内楽サウンドを再現してくれるという嬉しいアルバム! 弦楽陣営はF-J.マイア(コレギウム・アウレウム)門下のコンチェルト・ケルン勢がめだち、フォルテピアノ奏者ユゴヴィチもマルコム・ビルソン門下というから国際派?と思いきや、響きはしっとりウィーン調、鋭角すぎない絶妙のクリスピーさ加減は現代楽器系ユーザーにも古楽派にも双方おすすめのサウンド!作品の美質をきれいに浮き彫りにしてくれる名演ぶりで、作品の妙とGramolaの底力を印象づけてくれる。
GRML 98826
(国内盤)
\2940
ハイドン:
 弦楽四重奏曲 第82番 ヘ長調Op.77-2/Hob.III: 82
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第3番 ニ長調 op.18-3
シューベルト:弦楽四重奏曲断章 ハ短調 D.703
アーツィエス四重奏団
これは次世代の巨星となるか! オーストリアの名門ケルンテン音楽院から 世界に羽ばたく天才集団、いきなりウィーンならではの名曲ばかりで颯爽とデビュー!プログラムのバランスは完璧&完成度ばっちりの解釈に、嬉しい驚きを禁じえない! 音楽大国オーストリアから、フレッシュな才能がまたもや登場!ハーゲン四重奏団のデビューと快進撃を想起させる、若くしてすでに偉大なカルテット——アーツィエス四重奏団の登場!2000年9月、若き俊英4人がケルンテン音楽院在学中に結成、2002年にはオーストリア放送主催のツアーに招かれて早くもアルプスとアドリア海周辺諸国へとツアーを敢行、すぐにオーストリア内外からコンサート招聘を受けながらもアマデウス四重奏団やアルバン・ベルク四重奏団、バルトーク四重奏団、スメタナ四重奏団...といった名門アンサンブルのマスタークラスに通い続けて腕を磨き続ける周到ぶり。その成果は2006年、ウィーンのグラドゥス・アド・パルナッスム音楽祭優勝、および最優秀モーツァルト賞として結実したばかり、昨2007年には大手オーストリア銀行が「本年のアーティスト」として全面バックアップに乗り出すほどの人気ぶりを早くも獲得している! 実際演奏をお聴きいただければわかると思うのだが、冒頭から強烈な期待感を漂わせる、キレイに揃ったキメ細やかな音でいきなり彼らの世界に引き込んでくる...といった感じで。ハイドン晩年の深まりと愉悦あふれるウィットも、初期ベートーヴェン独特のあの爽快な勢いも思うがまま、シメのシューベルト「断章」がこれまた痛烈にクール&ナイーヴで、ジャケット写真にみる颯爽としたヴィジュアルはダテじゃない!と唸らずにはいられない名演に仕上げられている。これから女性ファンも付いてきそうなスター性あるグループ、カルテット界の4人の貴公子にぜひご注目!!
GRML 98818
(国内盤)
\2940
エゴン・ヴェレス、ウィーンの伝統を継ぐ者
        〜ヴァイオリンのための作品集〜
ハイドン(1732〜1809):
 1. ヴァイオリン助奏付ピアノのためのソナタ
  (ピアノ三重奏曲Hob.XV:31をもとに
             作曲者自身が編曲)
エゴン・ヴェレス(1885〜1974):
 2. ヴァイオリンとピアノのための組曲 作品56
 3. 無伴奏ヴァイオリンのためのクラント
 4. テンポ・ディ・シチリアーナ(無伴奏ヴァイオリンのための)
 5. 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 作品36
 6. 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 作品72
 7. 五つのミニアチュール(ヴァイオリンとピアノのための)
ベートーヴェン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第4番 イ短調 作品23
ヨハンナ・モンドロシキェヴィツ(ヴァイオリン)
パウル・グルダ(ピアノ)
引き締まったヴァイオリン、芸達者なるP.グルダのピアノ!うつくしい絶頂へと至る酩酊風の歌い口がクセになる近代ウィーン隠れ巨匠の作風を、古典派名曲とともに堪能“ウィーン三羽烏”のひとり鬼才フリードリヒ・グルダの息子で、知る人ぞ知るユニーク&多芸な逸材であるパウル・グルダの絶妙サポートを得て、 ポーランドの俊英が鮮やかな美音と揺るぎないスタイルで仕上げる秀逸室内楽版、登場!ヴァイオリンのヨハンナ・モンドロシキェヴィツはベルギーの巨匠グリュミオーと(アルバン・ベルクSQの)ピヒラーに師事した侮りがたい名手で、彼女の名演ぶりを聴くだけでも価値のあるアルバム。中心となるのは、世代的にはシマノフスキやバルトークと同じくらい、音楽界がまだまだ「クラシック」だった20世紀前半のウィーンを生きた名匠、エゴン・ヴェレスの作品群。新ウィーン楽派とも親しくつきあいのあった人だが、もともとウィーン古典派の音楽遺産を整理した事で知られる大学者アートラーに師事した音楽学者だったこともあり(のちにビサンティン音楽研究の権威にもなっている)、古きよきウィーン古典派の良さである「聴きやすさ」をつねに守るタイプのよう。作風の似た感じのする同時代人イザイが、バッハを意識していたようなものでしょうか——ラヴェルとバルトークの間をゆくような、しっとり聴きごたえある歌心豊かなヴァイオリン音楽に、ハマってしまうファンは少なくないはず!面白いのは、ウィーンの学者=作曲家ヴェレスのルーツを明かそうとするかのように、彼が尊敬してやまないウィーン古典派の巨匠たちの作品を前後に配しているところ。気鋭タッグによるベートーヴェン・ソナタ4番の秀逸解釈が聴けるのも嬉しいわけだが(エキサイティング!)ハイドンのデュオも、この作曲家が正真正銘のヴァイオリン・ソナタを全く残さなかったうえ、晩年の名作から作曲者自身が編曲した貴重な版となっていて、アルバム冒頭から聴き応えたっぷり!
GRML 98771
(国内盤)
\2940
ヨハンネス・イェス=クロップフィッチュ
 〜ファツィオーリ、ウィーン、幻想と知性〜
 ブラームス:
  1. ヘンデルの主題による変奏曲 op.24
 ショパン:幻想曲 ヘ短調 op.49
 バッハ/ブゾーニ編:シャコンヌ
 (無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 BWV1004より編曲)
ヨハンネス・イェス=クロップフィッチュ
(ピアノ/ファツィオーリ・グランド308)
クールで知的な表情が、急激にダイナミックな表現へ!あなどれない底知れなさで迫るウィーンの異色ピアニスト、ファツィオーリ308に向かい、堂々ソロで登場!!往年の巨匠ヴィルヘルム・ケンプや、スタニスラフ・ブーニンの父にして巨匠ゲンリフ・ネイガウスの息子スタニスラフ・ネイガウスらに師事してきたウィーンのピアニスト、ヨハンネス・イェス=クロップフィッチュ(1960年生まれ)は、これまたちょっと見過ごせない逸材! 基本的には知性派寄りの、かなりクールなピアニズムで弾き進めてゆくタイプ…かと思いきや、曲のダイナミズムにあわせて驚くほどエキサイティングな暴れぶりをみせたり、静々と美音をかさねて信じがたい深遠な表情を醸し出してみたり、しかもテクニックは万全どんな箇所もまったく心配なし、先の読めない展開に徹頭徹尾引き寄せられっぱなしになること請け合い!「ショパンのエチュードとバッハの『平均律』は全部暗譜」というこの名手、Gramolaには室内楽盤も含め何枚かの録音があるが、そんなイェス=クロップフィッチュのピアニズムをあざやかに浮き彫りにしてくれるソロ・リサイタル盤からまずご紹介。プログラムはごらんのとおり、一見オーソドックスな作曲家ばかりのようで実はあなどれない選曲。確たる構築感覚で築かれてゆくブラームスの変奏曲、がっしりとした面持ちのなか静謐冷徹から激情の奔流まで縦横無尽のピアニズムが味わえるバッハ/ブゾーニ編「シャコンヌ」もさることながら、その両曲に挟まれた、知性と詩情を兼ねそなえたショパンの「幻想曲」作品49は聴きもの。ピアノはファツィオーリの「308」グランド、この楽器の美音で細やかさも豪胆さも思いのままの表現を楽しめるのも、本盤の魅力のひとつ。ピアノ・ファン必聴!

PAN CLASSICS

PC10114
(国内盤)
\2940
アゾリーノ・ベルナルディーノ・デッラ・チアーヤ(1671〜1755):
 『チェンバロのためのソナタ集』作品4
 (1727頃出版/全6曲)
アッティーリオ・クレモネージ(チェンバロ)
ほとんど市場に出回ることなく幻の名盤“となったPan Classics随一の注目アルバム、ついに新仕様になって再リリース! バッハさえも凌駕しかねない大胆語法を みごと操る謎の鬼才作曲家——その超越性を強烈に印象づける絶妙のチェンバロ演奏!Pan Classicsは21世紀初頭に一度経営体制を整えなおして再スタート、それ以前にリリースされたアルバムは一度すべて廃盤になったが、美麗Digipack仕様によって定着してきた現体制になってから、重要なアルバムが装いも新たに少しずつ再登場しているのはご存知の通り...しかしその中でも、最近お届けしたばかりのウィーン弦楽六重奏団の2タイトル(PC10127ブラームス、PC10120ツェムリンスキー&コルンゴルト)と、今回ご案内するこのデッラ・チアーヤ作品集はまさに「大本命」!ともいうべき貴重な再リリース——市場にはほんの一時期しか流通しなかったせいか、旧ヴァージョン盤には今でもウェブサイト上で気持ちよいくらい高値がついているというお値打ちアルバム。もちろん、内容が充実していなければそんな高値がつこうはずもない。デッラ・チアーヤという作曲家は18世紀初頭に“斜塔の街”イタリアのピサを中心に活躍した軍人で、生涯についてはあまり詳しいことはわかっていないのだが、どうやら海軍生活でハンブルクやマルセイユなど諸外国を訪れ、見聞を広めてきたとか——そんな背景はともかく、ほぼ唯一の作例として知られる『作品4』のチェンバロ・ソナタ集は、フレスコバルディ以来の伝統的なイタリア・チェンバロ様式をことごとく咀嚼吸収したうえで、いかにも18世紀初頭、ヴィヴァルディの時代らしいスタイルもあざやかに身につけた彼が、めくるめく超絶技巧と比類ない歌心(ぶつ切れのチェンバロの音が、なんと豊かに歌うことでしょう!)とのあいだで書き上げた、比類ない傑作の連続! かの大バッハをも凌駕しかねないほどの、大胆さと周到さをあざやかに兼ね備えたユニークきわまる書法はまさにエキサイティングそのもの!!、「知る人ぞ知る」その卓越した技量に、かのバルトークが人知れず熱狂していたというのも頷ける。
PC10088
(国内盤)
\2940
マンハイム楽派の絶品オーボエ協奏曲集
 ルートヴィヒ・アウグスト・ルブラン(1752〜90)
  1.オーボエ協奏曲 第7番 ヘ長調
 イグナーツ・ホルツバウアー(1711〜83)
  2.オーボエ協奏曲 ニ短調
 ペーター・フォン・ヴィンター(1754〜1825)
  3.オーボエ協奏曲 第2番 ヘ長調
 エルンスト・アイヒナー(1740〜77)
  4.オーボエ協奏曲 ハ長調
クルト・マイアー (オーボエ)
ハワード・グリフィス指揮
ノーザン・シンフォニア
バロックものより歌心たっぷり。オーボエの美音と、練り上げられた作曲スタイル!モーツァルトもハイドンも一目置いた「ウワサの先輩たち」マンハイムの天才ども——さわやかな叙情を、聴きごたえある曲運びを、スタイリッシュな現代楽器演奏で、じっくりと。 オーボエ協奏曲集といえばバロックものが定番というか、マルチェッロやヴィヴァルディ、アルビノーニなどヴェネツィア派の名作群にチマローザのチェンバロ・ソナタ編曲協奏曲をちらり、といったCDは枚挙に暇もないわけだが、本盤は徹頭徹尾マンハイム楽派——そう、モーツァルトやハイドンが絶賛して必死に模倣していた、初期古典派の偉大な作曲家たちに端を喫する一派——それも初期の名匠ホルツバウアーから19世紀まで生きたフォン・ヴィンターまで、さまざまな世代の音楽家が選ばれて、そのどれもがモーツァルトばりの饒舌な名作! 意外となかなかない筋の通った企画ながら、バロック晩期から古典派最盛期という、聴き手を選ばぬ聴きやすさ——単純に「モーツァルトのオーボエ協奏曲みたいなのをもっと」という向きにも、玄人筋の古典派好きにもおすすめ(プログラム半ばに置かれたホルツバウアーの短調作品が絶妙のアクセントに!)マンハイム楽派の管弦楽曲にはよく「フルート2、ホルン2、オーボエはなし」という編成が出てくるが、ここにもそうした曲がちらほら、オーケストラにオーボエがいないことで、オーボエ独奏の美しさが引き立つ仕組みなのも憎いところ。これも18世紀中盤に世界一にして最先端のオーケストラと謳われたマンハイムの音楽家たちならではの周到さでしょう。 独奏者マイアーは「管の国」スイス出身、大先達ハインツ・ホリガーに学んだ実力派。軽く硬めに引き締まった音の美しさもヴィブラート具合もいかにもホリガー風ですが、フレーズの進行ひとつひとつを大切にしたスタイリッシュな感性には忘れ難い味わいが。イギリスの手堅い精鋭集団ノーザン・シンフォニアの温もり具合も絶妙です。現代楽器の古典派ものとしても群を抜いた、クールな優良盤。

RICERCAR

MRIC214
(国内盤)
\2940
〜RICERCAR楽器シリーズ1〜
 オルガネット 中世フィレンツェの携帯オルガン
 〜ランディーニとその時代〜
 1) 蟹のエスタンピーダ
 2) 見てはいけない、愛の神よ
 (ロレンツォ・マジーニ作曲)
 3) わたしを求める人をぜひ
  (フィレンツェのゲラルデッロの曲による)
 4) そんなに美しい顔を、どうして隠すのですか
 5) 輝く星よ
 6) イザベッラのイスタンピッタ
 7) 主よ、全知全能の父なる神よ
 8) 美しく若きひと、わたしの話に耳を貸さぬのか(ランディーニ作曲)
 9) 御婦人よ、どうしてわたしを蔑むのですか(ランディーニ作曲)
 10) 愛よ、おまえのために私はいつも
  (ランディーニの曲による)
 11) イン・プロのイスタンピッタ
 12) ランディーニの曲によるインテルメッツォ
 13) ロカマンドゥールのエスタンピーダ
クリストフ・デリーニュ(オルガネット)
ティアリー・ゴマール(打楽器)
なんて玄妙、なんて軽やか——かっちり古風、でも新しい! アコーディオンとパイプオルガンの間のような違うような、中世の小さな手持ち式オルガンこれを弾かせたら右に出る者はいない、第一任者的鬼才の腕前をあますところなく披露!古楽大国ベルギーきっての充実レーベルRicercarの注目企画「古楽器シリーズ」は、歴史に置き去りにされ忘れられた、珍しくも魅力的な古い楽器をひとつひとつ、ていねいに紹介してくれる嬉しいシリーズ! その第1弾としてリリースされたのが本作で、なんと古楽ファン垂涎の超実力派中世音楽ユニット「マラ=プニカ」で鬼才メーメルスドルフに全くひけをとらぬ才人っぷりを発揮してきた天才、クリストフ・デリーニュが全編、ソロで大活躍!フィーチャーされているのはオルガネット、またの名を「ポルタティヴ(携帯型)オルガン」。教会の巨大なパイプオルガンの前身で、片手だけで弾く鍵盤の音域こそ狭いものの、奏者が自分でふいごを操作して微妙なニュアンスをつけられる、なかなか侮れない魅力のある楽器。教会でも使われたそうだが吟遊詩人など世俗シーンでも大活躍、デリーニュのスーパープレイはまさに変幻自在、この希少楽器のとりこになること間違いなし! 随所で絶妙の合いの手を入れる打楽器奏者ゴマールがまたいい味出してます。一風変わった“歌声なし”中世盤として、出色の1枚!
MRIC220
(国内盤)
\2940
〜RICERCAR楽器シリーズ2〜英国の笛、リコーダーさまざま 
  〜1700年前後、リコーダーのためのバロック音楽〜
 1) ジョニー・コック・サイ・ビーヴァー(作者不詳)
 2) 「グリーンスリーヴズ」をグラウンドに(作者不詳)
 3) リコーダー協奏曲 第5番ニ長調(バストン)
 4) セントポールの尖塔(作者不詳)
 5) 或るグラウンド(ケラー)
 6) リコーダー協奏曲 第2番 ニ長調(ベイブル)
 7) ソロ(パーチャム)
 8) リコーダー・ソナタ ト長調(クロフト)
 9) ヒルズ氏によるディヴィジョン(ヒルズ)
 10) リコーダー協奏曲 ヘ長調(G.サンマルティーニ)
 11) 弔鐘のグラウンド(作者不詳)
 12) ゆったりしたエア、ジグとブーレー(作者不詳)
 13) イタリアのグラウンドによるディヴィジョン(カー)
 14) リコーダー協奏曲 第3番ニ長調(ウドコック)
 15) スコットランドの ゆったりした調べ(作者不詳)
フレデリク・ド・ロース(各種 リコーダー)
Ens.ラ・パストレッラ(古楽器使用)
爽快! かわいい! しなやか! そして意外に、えらく奥が深い...!古楽大国ベルギーのとんでもない名手ド・ロースが、9種類もの楽器を使いわけてリコーダーを愛してやまなかった英国の音楽家たちの、忘れがたい秘曲・名曲を続々紹介!いやー、リコーダーって良いですね...!としみじみ思わされるのがこのアルバム。リコーダーのソロがとんでもなくウマいのもさることながら、ルネサンスのつづきみたいな小品から立派なヴィルトゥオーゾ系協奏曲にいたるまで、日本のユーザーがいちばん普通に「バロック」というジャンルに期待する感じの、ヒーリングorスリリングな絶妙名曲ばかりが連続する傑作アルバム。18世紀初頭、つまりヘンデルがやって来た頃のイギリスではリコーダーがとにかくすごい人気楽器で、アマチュア愛好家たちのために難易度もさまざまなリコーダー曲が次々と出版されたそうで。本盤は、ちょっとした民謡の編曲やかんたんな舞曲から、とほうもない技術を要求される協奏曲まで、当時のイギリス人たちを熱狂させた多様な作品群が詰まっている。古楽大国ベルギーの鬼才的名手ド・ロースの使用楽器もさまざまで、ヴォイス・フルートやバス・フルートなど豊かな中低音が美しい系から、めまぐるしい動きで耳を魅了してくれるソプラノリコーダーまで、実に9種類もの楽器をあざやかに吹き分ける手腕は圧巻! 弦まじり、通奏低音、ギターだけ…と伴奏もまた多彩、どんなファンでも改めてバロックが、リコーダーが好きになること間違いなしの、ヴァラエティ豊かな本格充実盤なのです。
MRIC233
(国内盤)
¥2940
〜RICERCAR楽器シリーズ3〜
 アンサンブル“王様の海賊たち”(レ・コルセール・デュ・ロワ)
  Featuring クレール・ルフィリアトル(S)
ドイツのシャルマイ 〜バロック・オーボエができるまで
 ミヒャエル・プレトリウス(1571〜1621):
  1.『楽の女神テルプシコール』より
 ヨーハン・クリストフ・ペーツェル(1639〜94):
  2.『さまざまな楽器のためのビチニウム集』より
 ヨーハン・クリーガー(1652〜1735):
  3. クリスマスの祈り「あなたの牧人は暗き牧場に出て行きました」
 ヨーハン・ローゼンミュラー(1620〜84):
  4. 2声のソナタ 第3番
 アゴスティーノ・ステファーニ(1654〜1728):
  5. カンタータ「弓を折れ、愛の神」
  6. カンタータ「おべっかはおしまいか」
 ヘンドリック・アンデルス(1657〜1714):
  7. 第1ソナタ 
 ヨーハン・クリストフ・ペーツ(1664〜1716):
  8. パッサカーリャ
クレール・ルフィリアトル(S)
アンサンブル“王様の海賊たち”(レ・コルセール・デュ・ロワ)
うつくしく鄙びた木管をふるわせて、ビリビリ、ライライと鳴る、この美しき音色...バロック・オーボエの前身楽器として一世を風靡した「ドイツのシャルマイ」なる管楽器でたおやか&流麗に奏でられる旋律——ついでにゲストで「あの名古楽歌手」が参加!マルチェッロやアルビノーニの名曲系にしても、多様な亜種楽器が使われるバッハのカンタータにしても、バロック・オーボエで聴くと、現代楽器とはまったく違った魅力が曲に加わるもの。ふわり、ビリビリ、と鼓膜をなでる美音はけだし絶品!と、そうしたバロック・オーボエ「らしさ」が好きな方に是非おすすめなのが本盤!オーボエというのは古い楽器のようでいて、実はバロックも後期にならないと普及してこない「往年の新楽器」だったりするのだが、ここではオーボエが世に出てくるまで、その前身楽器として使われていたシャルマイという楽器が全面的にフィーチャーされています。やがてシャルマイは、もっと繊細な表現が容易なオーボエにとって代わられたそうだが、どうしてどうして、その玄妙な音色は本盤をきくかぎり全く魅力的そのもの! バロック・オーボエの、音から音へ移るときの妙音だとか、吹いた瞬間のまろみとか、そうした魅力はことごとく堪能できるわけです。まあそうした魅力もきっと、演奏陣が古楽大国ベルギーの精鋭ばかりだからこそ、発揮されるのでしょうが——しかも数曲の歌ものでは、なんとル・ポエム・アルモニークの名歌手、クレール・ルフィリアトルが共演しているという贅沢さ! がっつり充実ソナタあり、合奏舞曲あり、イタリアふうカンタータもあれば素朴なドイツ風アリアもあり、プログラムの多彩さもあって、ものすごく充実した鑑賞体験が得られること間違いなし。シャルマイをサポートする中低音の管楽器ポンマー、ルネサンス式の簡素なファゴットなどのスーパープレイも好感度大!
MRIC260
(国内盤)
\2940
モンセラートの朱い本
 〜俗世間と巡礼 中世スペインのさまざまな音楽〜
「モンセラートの朱い本」(1399)より
 導入部:巡礼者の行列/
 ともに歌おう、「アヴェ・マリア」と/
 この祝福されたる街の女王
 キリエ:乙女たちの王よ/
 それは不思議なこと(器楽合奏)/
 アヴェ・マリア(めでたし、マリア様)/
 母にして乙女なるマリア様を/バル・レドン(器楽合奏)/
 七つの喜びについて、お話ししましょうか/
 我らが導き手にお祈りしましょう/
 おお、この山の上で輝く乙女マリア/朱色の踊り(器楽合奏)/
 乙女マリアを讃えましょう/山の上に星が輝き/
 フォーヴェルは私たちの前で(器楽合奏)〜『フォーヴェルの物語』より/
 母よ、父よ、そして息子よ/
 輝く宝玉、我らが導き手となれ、聖母マリア/
 この世々の、我らすべての女王/
 神の子羊&アヴェ・マリア/我らは死にむかって駆けゆくもの
クリストフ・デリーニュ指揮
Ens.ミレナリウム、
ナミュール室内cho他
世界中からの巡礼者たちでごった返すモンセラート修道院が、苦肉の策?として編み出した 「歌って踊りながら、祈りを捧げる」娯楽礼拝のすすめ...中世スペインの知恵と神秘を、臨場感あふれるプログラムで。(たまに聴こえる児童合唱が、これまたかわいい!) これは、ぜひとも広く聴かれたいアルバム——なんのかんのとキリスト教にふりまわされていた中世ヨーロッパの“こころいき”そのままに、誰が聴いても楽しめるヴィヴィッドなアンソロジー!プログラムは『モンセラートの朱い本』という14世紀スペインの写本からの音楽。バルセロナ近くのモンセラート修道院には、天から降ってきたという「黒い聖母像」があって、中世には巡礼地として遠路はるばる参拝に来る人が絶えなかったのだが、何しろ異国人だらけで風紀も乱れがち、まともな礼拝もおぼつかぬ…とそこで思いついたのが、世界各地からの巡礼者たちが慣れ親しんでいる歌や踊りをアレンジして、聖母マリア様をたたえる内容の歌詞をつけ「これがお祈りの歌ですよ」と、愉しんでもらいながら巡礼の目的を果たしてもらおう…というもの。『朱い本』はその教本というわけです。中世スペインの代表的曲集だけあって競合盤もちらほらだが、中世ものの天才集団マラ=プニカで活躍してきた鍵盤奏者クリストフ・デリーニュ率いる実力派たちは「巡礼地モンセラートで響いていたような」音楽劇のような自然な流れにして、修道士たちがグレゴリオ聖歌を歌ったり、風雅な古楽器が鮮やかな舞曲を奏でたり、子供たちが歌に加わったり…と、聴いていてワクワクする作りに!各セクションが自分の仕事を完璧に理解しているからこそ、の統一感で、異趣あふれる中世サウンドを堪能させてくれる1枚です!
MRIC262
(国内盤)\2940
〜RICERCAR楽器シリーズ4〜 (古楽器使用)
 クルムホルン 短くも賑やかな栄華
【プログラム・登場する作曲家】
 〜まずは、クルムホルンをお試しあれ〜
  ティールマン・スザート(1500頃〜1562)
 〜ドイツ・ルネサンスの歌と踊り〜
  ペトルス・アラミル(1470頃〜1536)
  ハインリヒ・イザーク(1455〜1517)
  ヘッセン=カッセル方伯モーリッツ(1572〜1632)
  ピエール・ド・マンシクール(1510頃〜64)
  トーマス・シュトルツァー(1475〜1526)
 〜“曲がった棒”——イタリアのクルムホルン〜
  ジョスカン・デプレ(1455〜1521)
  バルタザーレ・ドナート(1530〜1603)
  アドリアン・ヴィラールト(1490〜1562)
  ジョルジオ・マイネリオ(1530頃〜82)
 〜フィレンツェの宮廷——幕間音楽劇のなかで〜
  フランチェスコ・コルテッチア(1502〜71)
  ロドヴィーコ・ダ・ヴィアダーナ(1560頃〜1627)
 〜クルムホルンの最後の輝き〜
  ヨーハン・ヘルマン・シャイン(1586〜1630)
  ミヒャエル・プレトリウス(1571頃〜1621)
ベルンハルト・シュティルツ指揮
シンタグマ・アミーチ
いかにもルネサンス宮廷! ちょっとRPG風? 古楽器クルムホルンは、こんなに愉しい!ベルギー古楽界最先端のスーパープレイヤーたちが結集、胸に秘めてきたクルムホルンへの思い入れたっぷり、りゅうりゅう鮮やかなアンサンブルに仕上げました! 新生Ricercarレーベルは「古楽器シリーズ」というシリーズ企画を進行させていまして——オルガネット(携行型オルガン)やポンマーといった、比較的「知られざる」な古い楽器の響きを、現役シーン最先端で活躍するアーティストたちが鮮やかな演奏で堪能させてくれる、本格古楽レーベルならではの嬉しいシリーズ。前3作もすぐに国内仕様盤としてご案内いたしますが(発売は本作と同時くらいの予定です)まずは出たばかりの第4作からご紹介! クルムホルン(ジャケット写真わきの画像をごらんください)は曲がりすぎたキュウリのような形の管楽器で、チェンバロと同じく構造上フォルテとピアノを奏し分けられないうえ演奏もきわめて難しいのだそうですが、古楽大国ベルギーの気鋭奏者たちが結集すれば、そんな困難をつゆほども感じさせない絶妙サウンドが聴こえてくるからびっくり。鼻から抜けるような妙音が重なると(基本的に4重奏などで吹く楽器です)、微妙に電子音がかった?ちょっと昔のRPGのBGMみたいな宮廷音楽が出来上がり・・・舞曲あり歌まじりの曲あり、アジアのお香も似合いそうなユニークな響きで、パーティなどでも上手に使えそうな異趣があり。なにげに演目はルネサンス〜バロックの定番曲も多いうえ、プログラム配置が絶妙なため、ライトユーザーにもマニア筋にも愉しまれそう。演奏陣にはEns.ラ・カッチャのデーネッケル、ラ・フェニーチェのパパセルジオーらスーパープレイヤーに混じって、こっそりレーベル主宰者ジェローム・ルジュヌ博士もクルムホルン片手に参加してたりする。
MRIC263
(国内盤)
\2940
ゴセック:交響曲集Vol.2
フランソワ・ジョゼフ・ゴセック(1734〜1829):
 三つの交響曲 作品8(1765)
 1. 交響曲 変ホ長調 op.8-1
 2. 交響曲 ヘ長調 op.8-2
 3. 交響曲 変ホ長調 op.8-3
 4. 歌劇『サビニュス』より 舞踏組曲
ギィ・ヴァン・ワース指揮
アンサンブル・レザグレマン(古楽器使用)
フランス語圏ベルギー随一の古楽集団、またもやルーツに立ち戻り同郷出身の「フランス交響楽の父」ことゴセックの知られざる傑作交響曲を次々と!希少なオペラの器楽楽章も含め、たおやか&多彩な古典派オーケストラの秘法が続々! ゴセックといえば、押しも押されぬ18世紀フランス古典派の大作曲家(Chandosの「モーツァルトの同時代人」シリーズやASVのブルターニュo.盤2作などご存知の方には釈迦に説法ですね)! フランス語圏ベルギーから若い頃パリに出て、ラモーの推薦でラ・ププリニエールの私設楽団に加わり、同楽団に指揮者としてやってきた前古典派の大家ヨハン・シュターミッツと交流をむすんだのが修業時代のこと。パリに出るや、1760年には巨大な『レクィエム』を発表、これが最初の成功作となった。当時のパリといえば『ソナタよ、おまえはいったい何がしたいのか?』なんてパンフレットが出回るほど「歌のない」音楽には免疫のない人がまだまだ多かった頃ですが、そんな中でドイツ流儀の交響曲のスタイルをいちはやく身につけ、いくつもの交響曲集を発表して、フランス語圏の人間で最初にこのジャンルを発展させていったゴセック——ちょうど、ドイツ語圏でハイドンがやったのと同じ功績を残したわけだ。ベルギー古楽界の精鋭が集うレザグレマン(名門・ナミュール室内合唱団の器楽バンドとしてスタートしたものの、今や単独でも押しも押されぬ重要グループになってしまいました)は、音楽監督ギィ・ヴァン・ワース指揮下ですでに1作のゴセック交響曲集をリリースしているが、今度の収録曲は(おそらく世界初録音?の)「作品8」——1765年出版でクラリネット2本参加・というのはかなり斬新、冒頭楽章に序奏がついたりと、ハイドンよりも先進的な要素もたくさん!末尾に収録された貴重な歌劇『サビニュス』からの抜粋がまた古典派ファン垂涎の出来で、タンブランやパサカーユなどバロック音楽ふうの舞曲はなんともユニークな響き! 各奏者みな精鋭ばかりで、のどかでうっすら郷愁ただよう18世紀中盤ならではの古典派サウンドを堪能できます。アクセントの効いた修辞法もばっちりな、極上解釈をどうぞ!

TRANSART

TRM159
(国内盤)
\2940
メンデルスゾーン:
 1. ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
 2. ヴァイオリン協奏曲 ニ短調(1822)
ネマーニャ・ラドゥロヴィチ(ヴァイオリン)
プラハ室内管
超・待望のネマーニャ・ラドゥロヴィチ新作アルバム——2008年5月連休のフォル・ジュルネ・オ・ジャポンにももちろん登場予定、しかも3月にはオーケストラ・アンサンブル金沢と電撃共演3公演を控えているそうで、2008年もさっそく話題騒然の予感! 昨年は3度も来日して毎回痛快なパフォーマンスを披露しておきながら(7月にチャイコフスキーの協奏曲を弾いた時など、第1楽章が終わった時点でもう大喝采が鳴り止まなかったほど)。曲目はごらんのとおり「超王道」のメンデルスゾーン・ホ短調、さらにユーディ・メニューイン御大が再発見したことで知られる隠れ名曲、若書きのニ短調協奏曲も収録——こちらも今やそれほど珍しい演目ではないが、これほどの名手が手がける例となれば俄然、注目せずにはおれません!オーケストラは“指揮者なし”コンサートマスター主導で半世紀やってきた実力派集団プラハ室内管。彼らが“指揮者なし”でロマン派を手がける、というのがまたさりげなくレア。どこを取っても、超強力新譜!!

オクタヴィア・レコード

 ダイレクト・カット盤につきましては、少数限定盤のため完売の際はご容赦ください。
 また配送にあたって前払いでお願いすることがありますのでご了承ください。

EXTON

OVCL 00319
(2CD)
¥3500
マーラー:交響曲第8番 「千人の交響曲」 小林 研一郎(指揮)
日本フィルハーモニー交響楽団
菅英三子(ソプラノ)
澤畑恵美(ソプラノ)
秋吉邦子(ソプラノ)
西明美(アルト)
竹本節子(アルト)
伊達英二(テノール)
青戸知(バリトン)
ペテル・ミクラーシュ(バス)
日本フィルハーモニー協会合唱団/
武蔵野合唱団/
東京少年少女合唱隊
小林研一郎&日本フィルのマーラー・シリーズ第6弾は、コバケンのマーラー演奏の集大成とも言える「千人の交響曲」。(EXTON初音源) 1998年5月、日本フィル500回定期公演記念に演奏されたライヴ盤をリリース。オーケストラ、ソリスト、合唱それぞれが輝くような「歌」を紡ぎ出してゆくなか、小林の全霊をかけたタクトがそれぞれの音を織り込み、至上なる祈りと人間愛の交響曲へと昇華させている。柔軟で美しく、孤を描くような独唱とオーケストラ。神々しいまでに壮大な感動を呼ぶ。
<コバケンならではの千人の交響曲>菅英三子を始めとするソリスト歌手8人、日本フィル協会合唱団、武蔵野合唱団、東京少年少女合唱隊&オーケストラと、それらをまとめ上げる小林。交響曲の中では類を見ないほどの史上最大スケールで書かれた千人の交響曲。ソプラノの完璧な音程を保った8番の主題となる高音のソロ、また曲あたまの全員合唱「来たれ、創造の主、聖霊よ!」の歌い出しは圧巻。オルガンも含めた重厚で燦然たる和音を肌で感じることができる。録音:1998年5月14、15日@東京・サントリーホールにてライヴ収録
OVCL 00304
(2SACD Hybrid)
¥3800
ベートーヴェン:
 交響曲第1番・交響曲第8番
 交響曲第6番「田園」
アシュケナージ(指揮)
NHK交響楽団
アシュケナージとN響によるベートーヴェン・シリーズ、第3弾。アシュケナージの統率の下、熱い音の奔流と完璧なタイミングで刻むリズム、完全なるテクニック、また滔々と流れる和声でドイツ古典の旋律を響かせるN響の演奏。ドイツ・レパートリーを最も得意とするN響ならではの流れを作っている。緊張感と緩やかさを見事に取り込んだ、一糸乱れぬ精緻なベートーヴェンを聴かせる。第1番・第8番は完全セッション録音によって作りこんだもの。またNHKホールにおいてライヴ録音を行った第6番は、2008年3月23日放送のN響アワーにおいてベスト・コンサート2007の第5位として紹介された演奏。極上の気品と豊かなセンスに溢れる演奏をお楽しみ下さい。録音:2007年6月16、17日@洗足学園 前田ホールにて収録(DISC1) 2007年6月29、30日@NHKホールにてライヴ収録(DISC2) レコーディング  2ch+5ch


YSOライブ

OVCX 00040
\3000
ブラームス:ドイツ・レクイエム 作品45 飯森範親(指揮)
山形交響楽団
松田 奈緒美 (ソプラノ)
久保 和範 (バリトン)
山響楽友合唱団
山形大学学生有志 (合唱)
深く、静かに生と死を訴えかける独逸鎮魂歌 自主レーベル<YSOライブ>でブルックナーやRシュトラウスなど積極的な音楽活動を発信している飯森&山響によるブラームスのドイツ・レクイエムのCDアルバム登場です。山響とこれまでも数々の声楽作品を共演している地元山形の合唱団、山響楽友合唱団は今回このブラームスの最高傑作ともいう声楽曲、ドイツ・レクイエムに取り組んだ。約1年をかけじっくり取り組んだ成果は,この大曲を見事に歌い上げていることで証明されている。このCDはその特別演奏会のリハーサルと前日に行われた録音セッションを元に作り上げられたアルバム。オーケストラ、合唱、そしてソリストたちのこの音楽に対する共感を、飯森は見事にまでまとめ上げている。2007年12月23-25日 山形テルサホール にて収録


CRYSTON

OVCC 00060
¥2800
C.T.スミス:フェスティヴァル・ヴァリエーションズ
W.ベンソン:孤独な踊り子
O.ヴェースピ:シンフォニエッタ第2番
エルガー/A.リード編曲:セヴァーン組曲
 1.ウースター城 2.トーナメント 3.大聖堂 
 4.騎士領にて 5.コーダ
バルトーク/森田一浩編曲:組曲「中国の不思議な役人」
エルガー/A.リード編曲:行進曲「威風堂々」第1番
大阪市音楽団
小松一彦(指揮)
<小松一彦 大阪市音楽団首席客演指揮者就任!>本邦初演となったヴェースピの「シンフォニエッタ第2番」。2007年が生誕150周年のエルガーの「セヴァーン組曲」。大阪市音楽団の本領発揮、渾身のライヴシリーズ!吹奏楽の先陣を突き進む大阪市音楽団のライヴシリーズの最新盤。このライヴシリーズで取り上げた楽曲が次の日本吹奏楽界の新たなムーヴメントとして広まっており、リリースされるアルバムは吹奏楽に携わる方、吹奏楽ファンの注目を一視に集めている。今回も盛りだくさんの内容でお送りします。前半ではアメリカの作曲家、クロード・トーマス・スミスとウォーレン・ベンソンを収録。スミスの作品「フェスティヴァル・ヴァリエーションズ」は20世紀アメリカが生み出したウインド・ミュージックの最高傑作の一つと絶賛されている。そして今回本邦初演となったスイスの作曲家オリヴァ-・ヴェースピの「シンフォニエッタ第2番」。この曲は作品出版前に大阪市音楽団が提供を受けた最新の作品。まさに前半は現代ウインド・ミュージックの粋を尽くしたオリジナル作品が揃っている。後半では対照的に、生誕150周年として演奏されたエドワード・エルガーの珍しい作品「セヴァーン組曲」。これはエルガー唯一の“ブラスバンド”の為に作曲された作品だが、初演されたものはエルガーのピアノ・スコアから編曲された吹奏楽版はヘンリー・ジール版でした。今回収録したものは20世紀最高の吹奏楽作曲家アルフレッド・リードが、吹奏楽版とエルガー自筆の管弦楽版を参照して作曲者の意図により忠実に編曲。現在はこのリード版がスタンダードとなっている。そして最近吹奏楽編曲として吹奏楽コンクールでも取り上げられているベラ・バルトークの「中国の不思議な役人」。今回収録はコンクールでやられるものに加えてほぼ組曲全体がこのコンサートの為に編曲されている。最後はお馴染みの「威風堂々」でこのライヴアルバムが華やかに締めくくられている。<録音:2007年11月22日 大阪・ザ・シンフォニーホールにて収録>
OVCC 00061
¥3000
イウェーゼン:夢の架け橋 (つの笛集団2008委嘱作品)
石井 由希子:「悠」より出陣、鎮魂
ー法螺貝と6本のホルンによる協演ー
モーツァルト:ホルン五重奏曲 変ホ長調 K.407(386c)
バルトーク:ルーマニア民族舞曲 Sz.68
ビョーク:オーヴァチュア
スーザ: ワシントン・ポスト
ガーシュウィン:ラプソディー・イン・ブルー
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
つの笛集団
日本を代表するホルン・アンサンブル「つの笛集団」は在来のオーケストラ・プレーヤーが中心に長年活動しているアンサンブル。完成されたばかりのイウェーゼン作曲の「夢の架け橋」を収録、日本画に触発されたインスピレーションをロマンティックなホルン・サウンドに纏め上げている。今回その曲を中心に様々なホルンの音色とアンサンブルを堪能できるアルバムとして出来上がっている。例として“日本のホルン”とも言うべき、ほら貝と競演、ワグナー・チューバとの音色のコントラスト、さらに、モーツァルトの名曲、ホルン五重奏曲をなんと伴奏のクァルテットもホルンで演奏、ソロとの丁々八誌が聞きもの。

EXTON

EXCL 00013
(2SACD Hybrid)
\4200
マーラー:交響曲第10番 
 ≪サマーレ&マツッカ補筆完成版≫【世界初録音】
マルティン・ジークハルト(指揮)
アーネム・フィル
録音:2007年12月18−21日@アーネム、ムシス・サクルム、コンサート・ホール

TRITON

OVCT 00046
\3000
ムソルグスキー:
 「展覧会の絵」
 「夢想」
 「涙」
 「瞑想」
清水和音(ピアノ)
初回限定 EXTON GOLD DISC!!! 完売の際はご容赦ください。
清水和音が鍵盤上に描き出す壮大なロシア・ピアニズム、「展覧会の絵」。ロシア音楽を最も得意とする清水和音が、ムソルグスキーの「展覧会の絵」を弾くこのタイトル。上質でなめらかな音色、勇壮でコントラストに溢れた音色のバランスが非常に良く取れており、録音・演奏共に密度の高い音が響く。特にバーバ・ヤガーの楽章(9トラック目)などは迫力の和音が体感できる。また「展覧会の絵」のほかに、ムソルグスキーの「夢想」、「涙」、「瞑想」という大変珍しい小品もカップリングで組まれている。今回、初回限定のみゴールド・ディスクにて発売。録音:2004年8月9−21日@東京音楽大学、J館スタジオにて収録

CRYSTON

OVCC 00059
¥3000
フィリップ・スパーク:トウキョウ・トリプティック
 1.新宿 2..泉岳寺 3.渋谷
高嶋圭子:4本のトロンボーンの為の「パスピエ」
 古都三景
 1.鎌倉〜紫陽花咲く寺にて〜
 2.奈良〜大仏開眼〜
 3.京都〜落日の金閣寺〜
建部知弘:
 トロンボーン四重奏のための五章「ケンタウル祭の夜に」
  −宮澤賢治「銀河鉄道の夜」によせて−
  1. 午後の授業 2.ジョバンニ 3.カンパネルラ(レクイエム) 
  4.ケンタウルス、露をふらせ! 5.星めぐりの歌
久石譲/吉川武典編曲:組曲「心色−HISAISHI−」
  1.人生のメリーゴーランド−映画「ハウルの動く城」より−
  2.晴れた日に・・・−映画「魔女の宅急便」より−
  3.旅立ち−映画「魔女の宅急便」より−
  4.あの日の川−映画「千と千尋の神隠し」より−
  5.風の谷のナウシカ−映画「風の谷のナウシカ」−
  6.君をのせて−映画「天空の城ラピュタ」−
トロンボーン・クァルテット・ジパング
(吉川武典、桑田晃、
岸良開城、門脇賀智志)
<結成10年記念 2008年は“ZIPNG”の年>美しい調べの国、日本。ジパングの名のもとに煌く黄金のハーモニー。久石譲も絶賛し、アレンジを認めた、華麗なアンサンブル!!トロンボーン・クァルテット・ジパングが描く、満を持してのジパング的日本アルバムの登場。日本のオーケストラの名手たちによるトロンボーン四重奏団“ZIPANG”。これまで5枚のアルバムがリリースされ、どのアルバムもトロンボーン・アンサンブルの可能性とエンターテイメント性を全面に出し、管楽器ファンならずとも、多くの方から讃辞を受けてきました。その団体がちょうど結成10年目を迎える今年、自らの団体名であり、自らのアイデンティティとも言える“ZIPANG”をテーマにアルバムを発表します。それはまさに、日本に溢れる美しいメロディ、ハーモニーが凝縮されたような濃度の高い“ZIPANG”が収められている。当団体によって委嘱された日本の地名が付けられたスパーク、高嶋圭子の組曲。ジパングに多くのインスピレーションを与え続けたパリトロンボーン四重奏団の為に書かれた「パスピエ」。宮澤賢治の小説にインスピレーションを受け作曲された建部知弘の作品。そして日本最高の人気作曲家、久石譲の珠玉のジブリ映画名曲集。そのメロディには日本への暖かな眼差しと音楽への愛情が込められています。日本とトロンボーンによる"ジパング"という名の調和。トロンボーンの魅力が最高に詰まったアルバムです。<録音:2008年1月8−10日 富山・北アルプス文化センターにて収録>

SPEX

OVCX 00042
\2625
ベートーヴェン:ピアノ・トリオ第4番「街の歌」
リスト:
 尼僧院の僧房 S.382
 悲しみのゴンドラ S.134
シューマン:
 3つのロマンス 作品94
 幻想小曲集 作品73
藤原真理(チェロ)
遠藤文江(クラリネット)
倉戸テル(ピアノ)
<チェロの名手、藤原真理SPEXレーベル第2弾!>クラリネット、チェロ、ピアノで奏でる5つの詩。日本を代表するチェリスト藤原真理、彼女と十余年に渡り共演を重ねてきたピアノの倉戸テル、オーケストラ・アンサンブル金沢のクラリネット奏者として活躍する遠藤文江。3人の奏者がそれぞれの個性を発揮して挑んだ5つの詩。じっくりと味わって頂きたい。
<各奏者プロフィール>
藤原真理 チェロ:大阪生まれ。1959年桐朋学園「子供のための音楽教室」入学。以降15年間斉藤秀雄氏に師事。1978年チャイコフスキー国際音楽コンクール第2位受賞。 ソリストとしての活動のほか、室内楽、ピアノトリオやデュオでも活躍。初期からの録音も多く、J.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲」全曲をはじめ、宮澤賢治生誕百年記念として林光作曲「セロ弾きのゴーシュ」などをリリース。映画音楽、朗読とのコラボレーションなど幅広い活動を展開している。
遠藤文江 クラリネット:神奈川生まれ。東京芸術大学卒業。ニューヨーク州立大学ストーニ−・ブルック校音楽学部大学院修士課程修了。第15回日本管打楽器コンクール第1位。第53回ジュネーブ国際コンクールクラリネット部門においてセミファイナリストとなり、ディプロマを授与。現在オーケストラ・アンサンブル金沢のクラリネット奏者を務める傍ら、ソロ、室内楽、オーケストラの分野でも幅広く活躍。
倉戸テル ピアノ:大阪生まれ。東京芸術大学大学院修士課程を修了後渡米。1995年ジュリアード音楽院大学院を卒業。ソリストとしてオーケストラとの共演や、ニューヨーク、東京、大阪などで多数のリサイタルを開催。現在、宮城教育大学准教授、洗足学園音楽大学非常勤講師。2007年12月12、13日 埼玉・彩の国さいたま芸術劇場音楽ホールにて収録
OVCX 00041
\3000
フルート・リサイタル 2005
 フォーレ:幻想曲 ハ長調 作品79
 フェルー:無伴奏フルートのための3つの小品
 プーランク:フルート・ソナタ
 J.S.バッハ:無伴奏フルート・パルティータ イ短調 BWV.1013
 シューベルト:「しぼめる花」による序奏と変奏曲 作品160 D.802
 ウッダール:セレナード
白尾彰(フルート)
白尾 絵里 (ピアノ)
世界の小沢や巨匠たちが心酔する新日本フィル首席フルート奏者、白尾 彰の初ライブアルバム いよいよリリース!!白尾は新日本フィルハーモニー交響楽団設立に参加し、その後渡欧、1975年、チューリッヒ・トンハーレ管弦楽団に入団。F・ライトナー、N・サンティ、N・アーノンクール等の指揮者陣のもと8年間在籍。オーケストラ活動の傍ら、室内楽、ソロ活動も盛んに行い、メニューイン、ゼーフリート、ジョネ、ランパル、サバレタ、シュネーベルガー、ジャコテ等、多くの音楽家達と共演。1983年帰国、新日本フィルハーモニー交響楽団に復帰。独奏者としてもシモン・ゴールドベルク、ゲルハルト・ボッセ、小澤征爾、井上道義、小泉和裕、佐渡裕氏らを始めとする多くの指揮者と共演。長野アスペン、大垣、倉敷、サイトウキネン等の音楽祭にも参加。現在、新日本フィルハーモニー交響楽団首席フルート奏者。数々の巨匠との音楽の時間をともにした白尾のフルートは今確かに円熟の時を迎えている。この2005年に行われたリサイタルのライブはまさにそのドキュメント。ライブならではの燃焼度とこの上ない音楽性、白尾の演奏の旬を味わうのにふさわしいアルバムといえるでしょう。アンコールに演奏されたウッダールのセレナーデはモイーズ以来の久々の録音であり、フルートファンは必聴です。2005年6月9日 東京文化会館 小ホールにて収録

フォンテック

FOCD 9369
(SACD Hybrid)
¥2800
インバル/都響 マーラー:交響曲第6番
 マーラー/交響曲 第6番 イ短調 「悲劇的」 
インバル指揮
東京都交響楽団
フランクフルト放送交響楽団を指揮したマーラー 交響曲全集(1985-92年録音)で世界の脚光を集めたエリアフ・インバル。同響退任後、ベルリン交響楽団の音楽監督(2001年-2006年)、2007年からヴェネツイアのフェニーチェ劇場の音楽監督を歴任。そして本年4月より東京都交響楽団のプリンシパル・コンダクターに就任した。都響定期には1991年初登場。95年-2000年までは特別客演指揮者のポストにありました。その間の成果は、マーラー/交響曲 第5番のCD(FOCD9244)で聴くことができる。「すべての音符を白日の下に明らかにする」といわれるインバルのマーラー演奏。今回の「6番」はマーラーの破滅的な陶酔感と様式美を、絶妙な均衡で保つという境地に達しています。70歳をこえたインバルの円熟と都響の献身的かつ柔軟な演奏の賜といえるだろう。インバル/都響。マーラー演奏 新時代の幕開けです。(2007.12.19 サントリーホールでのライヴ録音)
FOCD 9368
(SACD Hybrid)
¥2800
伊藤 恵 シューベルト ピアノ作品集 1
 ピアノ・ソナタ 第19番 ハ短調 D.958/
 ピアノ・ソナタ 第13番 イ長調 D.664,Op.120
 幻想曲 ハ長調 D.760, Op.15<さすらい人幻想曲> 
伊藤 恵(P)
20年の歳月をかけてCDシリーズ《シューマニアーナ》を完成した伊藤 恵。次に進む道はシューベルト。伊藤は本CDに収録している<ソナタD.958>を弾いて、ミュンヘン国際コンクールで優勝。しかし内省の結果「シューベルトが見据えていた<死>と対峙する勇気がもてない」と演奏を封印した。爾来20年。シューマン演奏、そして鍛錬と熟成の時を経て、解き放つ日がまいりました。シューマンからシューベルトへ。19世紀前半には、シューベルトは歌曲の作曲家として知られていました。「グレイト」の発見で有名なように、シューベルトの数多くの器楽曲を再評価したのはシューマンだった。シューマンが憧れたシューベルト・・・このプロジェクトの移行は、大きな成果が期待されます。「シューベルト ピアノ作品集」満を持しての開始です。2007.4.2-4 神戸新聞松方ホール
FOCD 9356
(SACD Hybrid)
\3000
にほんのうた/澤畑恵美
 お菓子と娘 赤とんぼ 浜辺の歌 この道 市の花や 浜千鳥
 叱られて びいでびいで 祭りもどり 宵待ち草 十五夜お月さん
 はな緒 初恋 ゆりかご くちなし たんぽぽ さくら横丁
 夕方のおかあさん むこうむこう ゆく春
 (2007.8.22-24 秩父ミューズパーク音楽堂)
澤畑恵美(S)
谷池重紬子(P)
日本を代表するソプラノのひとり、澤畑恵美初めてのCDです。彼女は多くのファンを持つ歌手であり、オペラの世界でも、また歌曲の世界でも、常に清潔感あふれる歌を聞かせてくれる数少ない歌手のひとり。その実力は抜群で今回のアルバムでもひとつひとつの作品の持つ魅力を余すところなく表現をしている。現代の感覚で表現した澤畑恵美の「にほんのうた」・・・日本歌曲の醍醐味を再発見させてくれる1枚。
FOCD 9346
(SACD Hybrid)
¥2800
高橋悠治/モンポウ:沈黙の音楽
 モンポウ:沈黙の音楽 (全4冊28曲)
高橋悠治(P)
スペイン・カタルーニャの作曲家フェデリコ・モンポウの『沈黙の音楽』Musica Callada。モンポウは作品について語っています。「・・・この音楽は静か(callada)で聴く人の内側にある。控えめで抑えた情感はひそやかで、冷たい社会の表面の下で共鳴する。この音楽がいのちの温もりと、同じでありながら変わりつづけるひとの心の表現をもたらすことを望んでいる。」孤独の響から祈りが聞こえてくる。高橋悠治の演奏・・・絶品です。2007.10.5-6 相模湖交流センター
FOCD 9347
(SACD Hybrid)
¥2800
高橋悠治 ブゾーニ:ソナティナ集
 子守歌/インディアン日記 1巻/ソナティナ 1番/ソナティナ 2番/
 子どものためのソナティナ 3番/一九一七年キリスト生誕の日のソナティナ 4番/
 大ヨハン・ゼバスティアンの名による短いソナティナ 5番
J.S.バッハ(?):
 ファンタジアとフーガ BWV905/
 カルメンによるソナティナ6番(ビゼーの[カルメン]による小幻想曲)
 トッカータ
高橋悠治(P)
ブゾーニ(1866-1924)は、生前ヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして知られ、またバッハ作品の編曲も数多く残した。作曲家としての存在を高橋悠治は次のようにとらえている。「・・・作曲家としてのブゾーニは予見者だった。どんな既成の形式や美学からも自由な未来の音楽、とどまることを知らない多様な色と影の不規則な流動でありながら、沈黙の美と必然性に裏付けられた音楽を夢見た。」6曲のソナティナを中心に、現代の<作曲家=ピアニスト>が読み解く「よみがえる実験の軌跡」。 2007.10.21-23 相模湖交流センター

−奇跡の名演集成−
フルネ/都響30年の軌跡シリーズ

FOCD 9353
¥2000
ベートーヴェン:
 交響曲9番 ニ短調 Op.125“合唱付き”
フルネ指揮
澤畑恵美(S)
寺谷千枝子(Ms)
小林一男(T)
木村俊光(Br)
東京都交響楽団
巨匠フルネは惜しまれつつも2005年の都響公演(FOCD9270「ジャン・フルネ ラストコンサート」に収録)を最後に70年近い指揮活動に終止符を打ちました。今年4月に95歳を迎えられるマエストロの偉業を永く称えるべく、初共演の1978年から約30年に渡り緊密な関係を続けてきた東京都交響楽団との数多い記録の中から厳選した「フルネ/都響 30年の軌跡シリーズ」の第2弾。巨匠シューリヒトをして「最もドイツ的なフランス人指揮者である」と言わしめたフルネの穀然たるベートーヴェンとブラームス。そして得意とするフランスの作曲家を中心とした近代から現代にかけての作品集は透明でありながら暖かさの感じられる名演となっています。(1995.12.24 東京芸術劇場でのライヴ録音)
FOCD 9354
¥2000
ブラームス:
 交響曲 第1番 ハ短調 Op.68/
 悲劇的序曲 Op.81/ハイドンの主題による変奏曲0p.56a
フルネ指揮
東京都交響楽団
1991.2.5 サントリーホール(交響曲第1番)1993.11.7 東京芸術劇場(悲劇的序曲、ハイドン主題の変奏曲)でのライヴ録音
FOCD 9355
¥2000
メシアン・スクロヴァチェフスキ・ドビュッシー・ラヴェル
 メシアン/キリストの昇天
 スクロヴァチェフスキ/イングリッシュホルン協奏曲 
 ドビュッシー/イベリア
 ラヴェル/ラ・ヴァルス
 ミリアム・ジェイクス イングリッシュホルン(スクロヴァチェフスキ)
フルネ指揮
東京都交響楽団
1992.12.18 東京文化会館(メシアン) 1994.12.21 サントリーホール(スクロヴァチェフスキ) 1996.4.15 東京文化会館(ドビュッシー)1997.11.17 サントリーホール(ラヴェル)でのライヴ録音
FOCD 20068
(SACD Hybrid)
¥3000
菅原潤 ピッコロ・ジャンクション
 バッハ:ブランデンブルグ協奏曲第2番から第3楽章
 ダマレ 雉鳩/ピッコロポルカ/白つぐみ/
 ピッコロのためのカプリス/つむじ風
 ゴーベール:マドリガル 
 ケンツビッチ:島鳥 
 ショッカー 「ピクルス&アイスクリーム」から Ⅰ/Ⅱ
 「ウォーキング・ソング」から
  キャッ!/暗くなる/マッシュルーム/物思いにふける/颯爽と
 「ソナタ」から
  計画の変更/古風なスタイルで/悲しく/ミニ・チキン
 アンドレ・ギャニオン:明日
菅原 潤/ピッコロ
三木香代/ピアノ
ピッコロはとても小さな楽器だけど、これだけいろいろなものを結びつけることができる…。ピッコロの細い管を立体交差(ジャンクション)の場所として集結した楽曲は、幅広く多彩な顔ぶれです。前作「デティケーション」(FOCD20049)では、もっぱら他の楽器から拝借してきた演目でピッコロの新たな表現をめざしましたが、今回の核をなすのはあくまでもオリジナル作品。多彩な曲目はバロックからベル・エポックを経て21世紀までをカバー。バッハを入口として明日を出口とするジャンクションに四方八方から、そして時空も超えて集まったレパートリーに、ピッコロが生き生きと命を吹き込む。 (2007.11.20-21 ガリバーホール)
EFCD 4136/7
(2CD)
\3150
軽井沢合唱フェスティバル2007
 1. 『信濃のこどもうた』より「かぞえうた」
 2. 善光寺さんのかっぱ
 3. 君死にたまふことなかれ
 4. The Yellow Rose Of Texas
 5. Incantatio maris aestuosi
 6. Going Home
 7. Elijah Rock
 8. The coolin The Fair Haired One
 9. Ave maria(めでたしマリア様)
 10.『前奏曲』より Ⅲ. 火山の嵐に吹かれ
 11.『合唱のためのたのしいエチュード』より「光が」
 12. 組曲『大きな木』より「たんと たらたらと」
 13. Ave Maria
 14. 待ちぼうけ
 15.. 願い〜クリスマスの日に
 16. Nunc Dimittis(シメオンの賛歌—主よ、今こそしもべを)
 17. 『ア・カペラエチュード』より「とう坂みま坂」
 18. 信じる
 19. 月光小夜曲(原題:サヨンの鐘)
 20. 山頂的流カ鮃サ。ハクカツ遙ァサウ、ホソヘオ、シヤ。ヒ
。。21. ヘリノンUta Mai。ン
。。22.。リDrei Gesange op.111。ル、隍遙ヨEr ist。ヌs。ラ
。。23. Sur le joli jonc
。。24. Dann in jener Nacht
。。25. Der Brief
。。26. Ave Maria
。。27.。リThe Selection of Leroy ANDERSON for Female Choir。ル
。。28.。リFour Motets for Mixed choir。ル、隍BR>   Ⅲ.Pater noster
  Ⅳ.Domine fac me sevum pacis tuae— Oratio Sancti Francisci
女声コーラス しなの/
MODOKI/
ゆりがおか児童合唱団/
フォルモサ・シンガーズ
同志社グリークラブ/
東京レディースコンソート“さやか”/
耕友会合唱団
国内外で活躍する講師陣と、合唱団を集め昨年3回目を数えた「軽井沢合唱フェスティバル」。その名演を収め合唱の魅力を再発見できる。(2007.8.17-19 軽井沢大賀ホールでのライヴ録音)

ALM/コジマ録音

ALCD 8031
\2940
関西フィル・ライヴシリーズⅢ
 (1)ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
 (2)大澤壽人:小交響曲 ニ長調
飯守泰次郎(指揮)
関西フィル
ショスタコーヴィチは猛々しい音楽を実に生々しく表現し、異様なまでの緊張感を漲らせている。一方、近年注目を集めている神戸生まれの作曲家、大澤壽人の「小交響曲」では、一転して抒情的な美しい響きを聴かせる。このオケのさまざまな特徴が味わえる1枚。録音:(1)2007年2月21日、すみだトリフォニー・ホール、(2)2006年11月30日、ザ・シンフォニー・ホール、ライヴ
ALCD 3084
\2940
華麗なるクラリネット・アンサンブルの世界 IX
 ガーシュウィン:ライザ(マーシャル編曲)
 デポルト:ノルマンディ組曲
 八木澤教司:クラリネット八重奏のためのカプリッチョ
 茂木眞理子:「楽しき農夫」の主題による変奏曲
 ラピダス:チュレタス
 パッヘルベル:カノン(奥田英之編曲)
 モリコーネ:ニュー・シネマ・パラダイス(奥田英之編曲)
 フランセ:小四重奏曲
 リスト:メフィスト・ワルツ第1番(木村健雄編曲)
 バルトーク:2つのルーマニア舞曲 Op.8a〜第1曲
 新井千悦子:エモツィオーネ
 バホーゾ:ブラジル(森田一浩編曲)
東京クラリネット・アンサンブル
高梨晃(Perc)
クラリネット・ファンにとっては、もはやバイブル的存在となった当シリーズ。第一線で活躍するトップ・クラリネット奏者が集結した世界的にも珍しい東京クラリネット・アンサンブルは、今年結成29年!E♭からコントラバス・クラリネットまでを駆使して、ますます円熟味を増した見事なアンサンブルを聴かせる。録音:2007年9月9、10日、山梨市花かげホール
ALCD 9078
\2940
ザ・ステップ/フルートコンサート II
 ラヴェル:「スペイン狂詩曲」より(岡本謙編曲)
 ベートーヴェン:
  ロマンス第2番 ヘ長調 Op.50(野口博司独奏)(野口博司編曲)
 アルビージ:小組曲第2番(3本のフルートのための)
 ショッカー:妖精たち(4本のフルートのための)
 マシャイエキ:決闘(2本のフルートのための)
 たかのゆうこ:星の王子様へのオマージュ(4本のフルートのための)
 メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」序曲(佐藤昌子編曲)
 マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」〜間奏曲(岡本謙編曲)
フルートアンサンブル「 ザ・ステップ」
都響フルート奏者の野口博司を中心に10人のフルート奏者が集まったアンサンブル「ザ・ステップ」のアルバム。オリジナルの多彩なアレンジと緻密なアンサンブルは、フルート属のみで演奏しているとは思えない重厚さ。フルート・アンサンブルの可能性を最大限に引き出したアルバムは一聴の価値あり! 録音:2007年9月6、7日、熊谷文化創造館さくらめいと 太陽のホール
ALCD 1097
\2940
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ集
 ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
  (ヘ長調 HWV370 Op.1-12/
  イ長調 HWV372 Op.1-14/
  ト短調 HWV364a Op.1-6/
  ホ長調 HWV373 Op.1-15/
  イ長調 HWV361 Op.1-3/
  ニ長調 HWV371 Op.1-13)
 ヴァイオリンと通奏低音のためのアンダンテ イ短調 HWV412
ジーン・キム(バロック・ヴァイオリン)
岡田龍之介(Cemb&Org)
韓国出身でシギスヴァルト・クイケンの下で学び、ブルージュ国際古楽コンクール、山梨古楽コンクールなどに入賞の経歴をもつバロック・ヴァイオリン奏者ジーン・キムによるヘンデルのヴァイオリン・ソナタ集。韓国の古楽界ではまさにパイオニア的存在。伸びやかなその音色と繊細で温かみのある音楽は、気品にあふれている。ソウルや日本国内でもしばしば共演し、気心の知れた岡田龍之介とのコンビも絶妙。
ALCD 8030
\2940
マーラー:交響曲第7番「夜の歌」 高関 健(指揮)
群馬交響楽団
この3月で15年に渡って務めた音楽監督の座から退くことになった高関。2006年の「復活」」公演に続いて再びマーラーに取り組んだ。度重なるスコア改訂が行われ、演奏上の問題を多く孕むマーラーの交響曲の中でも、特に第7番は、初版段階から誤植が散見されるなど最も複雑な事情を抱えている。高関は自筆譜ファクシミリなどあらゆる資料を収集し、国際マーラー協会と議論を重ねながらスコアを徹底的に検討し、本番に臨んだ。その妥協を許さない姿勢からは、作曲家への限りない敬意が感じられる。 録音:2007年3月10日、群馬音楽センター
ALCD 7121
\2940
シューマン:ピアノ作品集Ⅳ/幻想小曲集
 パガニーニの奇想曲による6つの演奏会用練習曲 Op.10/
 幻想小曲集 Op.12
 (夕べに、飛翔、なぜ、気まぐれ、夜に、
  寓話、夢のもつれ、歌の終わり)
小林五月(P)
2005年にシューマンのピアノ独奏曲全曲演奏会&全曲録音という意欲的なプロジェクトをスタートさせた小林五月。前作「ピアノ・ソナタ第1&3番」がレコード・アカデミー賞にノミネートされるなど、回を重ねるごとにその評価は高まっている。絶妙のアゴーギグ、冴え渡るテクニックもさることながら、深い探求心と洞察力に根ざしたその音楽はまさに変幻自在!シューマンの詩的なロマンティシズムを見事なまでに描き出す。録音:2007年12月4-6日、彩の国さいたま芸術劇場
ALCD 3087
\2940
スーパー・バスクラ Vol.2
 A.&E.モリコーネ/山口景子 編曲:ニュー・シネマ・パラダイスより
 ロジャース/J.シアーズ編曲:ブルー・ルーム
 ガーシュウィン/J.コーン編曲:3つのプレリュード
 ビゼー/B.スターク編曲:ハバネラ(歌劇「カルメン」より)
 リムスキー=コルサコフ/星野 正 編曲:熊蜂の飛行
 白川毅夫:バスケーション
 ドビュッシー/星野 正 編曲:亜麻色の髪の乙女
 モンティ:チャールダーシュ
 石川亮太:スイミー
 クランス:4つの大きなリードのための小品
 海沼實/B.スターク編曲:里の秋
 ボザ:バラード
 ベールマン:アダージョ
  (クラリネット五重奏曲 変ホ長調 Op.23〜第2楽章)
 ロッシーニ/T.ケニー編曲:
  歌劇「ウィリアム・テル」〜バレエ音楽
 サン=サーンス:白鳥(「動物の謝肉祭」より)
 J.S.バッハ:ガヴォットI&II
  (無伴奏チェロ組曲第6番 BWV.1012より)
 ベートーヴェン/M.ウォーレン編曲:ジョイフル・ジョイフル
東京セレーノ・バスクラリネット・アンサンブル
(尾崎めぐみ
新川奈々
野沢和弘
古川邦彦)
藤井一男(Cl)
藤井裕子(P)
バスクラ・ファンが待ち望んだ第2弾が登場!ソロ楽器、アンサンブル楽器としてのバスクラの魅力を堪能できる。録音:2007年9月17-18日、山梨市花かげホール
SDG/MP-003
\2625
ハインリヒ・シュッツの音楽 Vol.2
 (1)音楽による葬送 SWV279-281
 (2)イエス・キリスト 十字架上の七つの言葉 SWV478
淡野弓子指揮
ハインリヒ・シュッツ合唱団・東京
今村ゆかり、
柴田圭子、
淡野桃子(S)
依田卓(A)
ツェーガー・ファンダステーネ、
淡野太郎、
鳥海寮(T)
淡野太郎(Br)
小原浄二、石井賢(Bs)
神戸愉樹美(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
神戸愉樹美ヴィオラ・ダ・ガンバ合奏団
西澤誠治(ヴィオローネ)
菅哲也、
椎名雄一郎(ポジティーフ・オルガン)
淡野弓子率いる「ハインリヒ・シュッツ合唱団・東京」は、1968年の発足以来、一貫してシュッツ作品の紹介に力を注ぎ、近年ではドイツ公演を行うなど、シュッツの都ドレスデンでもよく知られた存在。全曲録音を目指してスタートしたシリーズの2作目にあたる本作では、いずれも代表作である「音楽による葬送」と「イエス・キリスト十字架上の七つの言葉」を収録。三十年戦争の荒廃の最中に書かれた「シュッツの魂の音楽」ともいうべき傑作を思い入れたっぷりに歌い上げている。録音:(1)2004年8月13日/9月2日、三鷹市芸術文化センター、2004年9月15日、東京カテドラル聖マリア大聖堂、(2)2007年9月20日
ALCD 3085
\2940
空飛ぶ笛 II
 ハチャトゥリアン:剣の舞
 C.パーカー:オー・プリヴァーヴ
 ベートーヴェン:エリーゼのために
 福田和禾子:北風小僧の寒太郎
 J.S.バッハ:
  プレリュードとフーガ第10番 BWV855
   (平均律クラヴィーア曲集第一巻より)/
  バディネリ(管弦楽組曲第2番より)
 シューマン:
  トロイメライ/鬼ごっこ(「子供の情景」より)
 グルック:精霊の踊り
 サティ:ルラーシュ(本日休演)
 サティ:グノシエンヌ第5番
 ドリーブ:ピッチカート(バレエ組曲「シルヴィア」より)
 パガニーニ:カプリース第24番
 チャイコフスキー:
  10月「秋の歌」(「四季」より)/
  メロディ(「なつかしい土地の思い出」より)/
  6月「舟歌」(「四季」より)
 グリーグ:蝶々(抒情小曲集第3集より)
江崎浩司(リコーダー)
長久真実子(Cemb)
リコーダー、オーボエ、ファゴット、サックス等さまざまな管楽器のプレイヤーとしてマルチな活躍を続ける江崎浩司のリコーダー・アルバム第2弾。江崎ワールドは、チャイコフスキーのピアノ曲からジャズ、果ては「北風小僧の寒太郎」に至るまで実に幅広い。アイデア満載のアレンジもさることながら、あらゆる奏法を駆使した抜群のテクニックとニュアンスに富んだ吹きっぷりはまさに圧巻。

カメラータ・トウキョウ

CMCD 28156
\2940
20世紀のクラリネット作品/カール・ライスター
 (1) L.バーンスタイン:クラリネットとピアノのためのソナタ
 (2) J.ホロヴィッツ:クラリネットとピアノのためのソナチネ
 (3) A.オネゲル:A管クラリネットとピアノのためのソナチネ
 (4) P.ヒンデミット:クラリネットとピアノのためのソナタ
 (5) W.ルトスワフスキ:舞踏前奏曲
 (※(4)(5)はCMCD-20044[旧30CM-320]に収録されている音源と同じです。)
カール・ライスター(クラリネット)
フェレンツ・ボーグナー(ピアノ)
2007年には、音楽活動50周年を記念して日本各地で演奏を披露し、〈キング・オブ・クラリネット〉と呼ぶに相応しい音楽で多くのファンを魅了したカール・ライスター。今回お届けする録音は、彼の主要レパートリーである古典派、ロマン派から離れ、20世紀の作品を選曲。いずれもライスターの卓越したテクニックが存分に生かされた聴き応えある音源ばかり。さらなる高みへと飛翔するかのような意欲的な1枚。録音:2006年2月/オーストリア ほか
CMCD 28157
\2940
ロドリーゴ:スペインの小さな田舎町〜ハーモニカ作品集/崎元 讓
 ロバート・ファーノン&デイヴィッド・ライリー
  (編曲:ジェイムズ・ムーディ)
   (1) エイジ・オブ・イノセンス
 ジェイムズ・ムーディ:
  (2) ピリオド・ピース
  (3) バッカナリア
 ゴードン・ジェイコブ:
  少年の日の思い出
  (4) I. 熊が踊る道の風景
  (5) II. ラヴェンダー売りとえんどう豆スープ
  (6) III. 遊覧馬車
 アラン・ラングフォード:
  (7)ファイア・ブランド
 ウィリアム・ウォルトン(編曲:ロイ・ダグラス):
  『ファサード 第1組曲』より
  (8) I. タンゴのパソドブレ
  (9) II. スイスのヨーデル
  (10) III. ポピュラー・ソング
 ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(編曲:エヴェリン・ロスウェル)
  (11) アリアとロンド
 セルゲイ・ラフマニノフ(編曲:ミッシャ・エルマン)
  (12) セレナード
 モーリツ・モシュコフスキ:
  (13) スペイン舞曲 第2番
 ホアキン・ロドリーゴ・ビドレ:
  (14) スペインの小さな田舎町
 ジェイムズ・ムーディ:
  (15) トレド〜スペイン幻想曲
 エドヴァルド・グリーグ:
  (16) ノルウェー舞曲 第2番
 マデリーン・ドリング:
  (17) ダンツァ・ガヤ
  (18) イタリア舞曲
 リヒャルト・ホイベルガー(編曲:フリッツ・クライスラー):
  (19) 真夜中の鐘(『オペラ舞踏会』より)
 アラン・ホートン(編曲:デイヴィッド・ローズ):
  (20) ホリデイ・フォー・ストリングス
崎元 讓(ハーモニカ)
菅田富士江(ピアノ)
1957年にハーモニカの名手ラリー・アドラーにより初演された後、楽譜が紛失したために再演することができなかったロドリーゴのハーモニカ(あるいはギター)のための作品「スペインの小さな田舎町」。近年、この楽譜が再発見され、この度、初めてレコーディングすることとなった。高度なテクニックを必要とするこの作品をハーモニカの第一人者、崎元 讓は高い完成度で演奏している。そのほかに、ジェイムズ・ムーディの代表的なハーモニカ作品などを中心に選曲し、ハーモニカの多彩な音色を披露。また、このニュー・アルバムのリリースとともに、崎元 讓のディスコグラフィーより特に人気の高い「ハーモニカの芸術」をお求めやすい価格にて同時に再発売。それぞれコンセプトの異なる2枚のアルバムで、ハーモニカの幅広いレパートリーをお聴きください。録音:2008年1月/山梨
CMCD 20096
\2100
栗本尊子 グレート・ヴォイス──2005 Live in Tokyo
 中田喜直:「マチネ・ポエティック」による四つの歌曲より
  (1) 火の島(福永武彦)
  (2) さくら横ちょう(加藤周一)
  (3) 髪(原條あきこ)
 畑中良輔:八木重吉による五つの歌(八木重吉)
  (4) 秋の空/(5) 素朴な琴/(6) 秋
  (7) 雨/(8) 夕焼
 大中恩:
  (9) しぐれに寄する抒情(佐藤春夫)
  (10) よる(土田藍)
  (11) ひとつ星(浜野ふじ子)
  (12) 夜想(北島万紀子)
 本居長世/三木露風:(13) 白月
 梁田貞/北原白秋:(14) 城ヶ島の雨
 平井康三郎/石川啄木:(15) ふるさとの
 高田三郎/高野喜久雄:(16) くちなし
 山田耕筰/北原白秋:
  (17) 鐘が鳴ります
 越谷達之助/石川啄木:(18) 初恋
栗本尊子(メゾ・ソプラノ)
塚田佳男(ピアノ)
メゾ・ソプラノ栗本尊子は、88歳にして現役の歌手。どこまでも艶やかなその歌声は、まさに奇跡。2006年には85歳にしてCDデビューを果たし、大きな話題となった。このアルバムは、2005年の東京でのリサイタルをライヴ録音した貴重な音源。多くの聴衆が彼女の姿に、声に、そしてその歌に心を奪われた。絶妙な間合いと情感にみちた演奏は、まさに「プリマ・ドンナ」と呼ぶにふさわしく、ライヴならではの臨場感があふれている。録音:2005年10月/東京(ライヴ録音)
CMCD 15083
\2940
ハーモニカの芸術/崎元 讓
 J.S.バッハ:
  (1) パルティータ イ短調 BWV 1013
  (2) 2つのガヴォット
  (3) 2つのブーレ
 フリッツ・ピルスル:
  (4) パガニーニの主題による練習曲
 グレアム・ヴェタム:
  (5) 即興曲〜無伴奏ハーモニカのための
 ジャン・ステウァーズ:(6) カプリッチョ
 エルネスト・レクオーナ:(7) マラゲーニャ
 アイルランド民謡/トミー・ライリー編曲:
  (8) マイ・ラーガン・ラヴ
 菅原明朗:
  (9) 模写〜無伴奏ハーモニカのため
  (10) アンダンテ〜無伴奏ハーモニカのための3つのノクターンより
 三宅榛名:(11) グリーン・ボックス
 美野春樹:
  (12) オプセデ〜無伴奏クロマティック・ハーモニカのための
  (13) 雅月〜無伴奏クロマティック・ハーモニカのための
 宮前知永子:(14) 30のためのワルツ
崎元 讓(ハーモニカ)
旧 30CM-482 日本人演奏家の世界各国での活躍の場を力強く切り開き、世界へと羽ばたいたヴィルトゥオーゾたち。その輝かしいレコーディングを厳選し、4月25日より再リリースを開始した【カメラータ・ヴィルトゥオーゾ・シリーズ】。第2弾はハーモニカ演奏の第一人者で、最新作「ロドリーゴ:スペインの小さな田舎町」[⇔本新譜案内2ページ目]をリリースする崎元 讓。今回、再発売となる「ハーモニカの芸術」は1998年にリリースされた崎元 讓のカメラータ・デビュー・アルバム。ハーモニカという小さな楽器が秘める表現の可能性、そしてそれをあやつる崎元の技巧は、多くのリスナーに感銘をもたらした。今日までロング・セラーを続けてきたアルバム。録音:1997年9月/東京

マイスター・ミュージック

MM 2014/5
(2CD)
\3980
ショパン:ノクターン集
 夜想曲第1番〜第20番
カール=アンドレアス・コリー(P)
前作、「エチュード」が好評を博したカール=アンドレアス・コリーによるショパン・シリーズ第2弾。遺作の21番(ショパンの作曲では無い可能性が高い)を除いた全曲をレコーディング。19世紀初頭、J.フィールドによって創られた「ノクターン」というスタイルは、ショパンによって確立、発展したといっても過言ではなく、これらの作品群は、後のフォーレやスクリャービンといった作曲家に多大な影響を与えている。旋律の美しさもさることながら、曲の構造を深く掘り下げ考察されたコリーによる演奏は、豊かな表現と色彩に満ちている。
MM 2012
\3060
森の中のカンティレーナ
 ブローウェル:
  組曲第2番/黒いデカメロン/10の練習曲/前奏曲とフーガ
 ヴィラ=ロボス:12の練習曲
 ブローウェル:森の中のカンティレーナ ※世界初録音
福田進一(G)
ラテン・アメリカ作品集の第3弾。今回は、ブラジルとキューバを代表する2大作曲家ヴィラ=ロボスとブローウェルに絞った作品集。世界初となる「森の中のカンティレーナ」や録音の少ない「12の練習曲」を含む注目の1枚。情緒豊かに、鮮やかに、聴かせてくれる。
MM 2013
\3060
ヴォカリーズ
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ
 ショパン:ノクターン Op.9-2
 サン=サーンス:白鳥
 メンデルスゾーン:無言歌 Op.109
 ポッパー:ハンガリー狂詩曲
 ドビュッシー:美しい夕暮れ
 リスト:悲しみのゴンドラ
 ファリャ:火祭りの踊り
 チャイコフスキー:ただ憧れを知るものだけが
 シューマン:幻想小曲集
 フォーレ:ロマンス Op.69
 プーランク:セレナーデ
桑田 歩(Vc)
三木 香代(P)
ラ・クァルティーナの中にあって、ひと際注目を集めるチェロ奏者、桑田 歩が遂にソロ・アルバムをリリース。チェロならではの甘美なトーンが最も楽しめるアンコール・ピースを集めたプログラム。高い技量をもつ彼のソリストとしての側面が十二分に発揮された、聴き応えのある1枚。
MMKK 7024
\1985
ギター×ギター〜ヴァリアス・ギター
 レイス:魔法のショーロ
 ボンファ:黒いオルフェ
 モンティ:チャルダーシュ
 ポンセ:エストレリータ
 ピアソラ:タンゴNo.1
 ヴィラ=ロボス:アリア(ブラジル風バッハより)
 バリオス:荘厳なアレグロ(大聖堂より)
 ファリャ:スペイン舞曲第1番(はかなき人生より)
 タレガ:アランブラの思い出
 グラナドス:スペイン舞曲第5番
 アルビノーニ:アダージョ
 パガニーニ:セレナータ
 ヴューストホス:サンバ・ブラジリアーナ
 アサド:さようなら(映画「夏の庭」より)
福田進一、
E.シュトローブル、
松永一文(G)、
藤村俊介(Vc)
恩地早苗(マンドリン)  他
ボサノバ・タッチの「魔法のショーロ」や「黒いオルフェ」、名曲「アランブラの思い出」に加え、珍しいギターの三重奏やチェロとのアンサンブルなど様々な楽曲・編成が一枚に凝縮。スケートで有名になった”モンティ:チャルダーシュ”も収録された、ちょっと他には無い1枚。

若林工房

WAKA 4126
\2400
「17世紀ドイツ・バロックの鍵盤音楽」
 フローベルガー:
  トッカータ ト調/組曲 ハ調/組曲 ニ調/
  ブランシュロシュ氏を悼むトンボー
 ヴェックマン:組曲 ハ調/トッカータ ニ調/トッカータ ホ調
 ケルル: 組曲 ニ長調/チャッコーナ(シャコンヌ)ハ長調
 ブクステフーデ: 組曲 ホ短調 BuxWV236
中野振一郎(チェンバロ)
日本を代表するチェンバロ奏者、中野振一郎の最新作。大バッハとその先輩作曲家たちの「組曲」を通じて18世紀前半のドイツ鍵盤音楽の流れを俯瞰することを試みた前作 “18世紀ドイツの「組曲」集”(WAKA-4114/レコード芸術特選盤)に続く今回のアルバムでは、さらに時代を遡った17世紀中葉のドイツ音楽がテーマになっています。三十年戦争(1618〜1648)を経て政治的に混沌としていたこの時代のドイツにおける芸術活動は、「まさにゼロ地点からの出発であり、ある種悲壮な探求の連続だったと思う」と語る中野振一郎。フローベルガー、ヴェックマン、ケルル、ブクステフーデという、この時代のドイツ語圏を代表する作曲家4人の作品を通じて、J.S.バッハの誕生前夜のドイツ音楽の「胎動」とでもいうべき、ダイナミックな動きにスポットを当てた1枚。2007年12月、若林工房の本拠地魚津にある新川文化ホールでの収録。24ビット+96kHzハイ・サンプリングによる鮮烈な録音にもご注目。録音: 2007年12月12〜13日、新川文化ホール使用楽器: Single manual German harpsichord after Michael MietckeMOMOSE HARPSICHORD 2004ピッチ:a’=415HzSTEREO/24bit Digital録音、発売元:若林工房
WAKA-4124〜25
(2CD)
\3600
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集-1
[disc-1]
 ピアノ・ソナタ 第1番 ヘ短調 作品2の1
 ピアノ・ソナタ 第2番 イ長調 作品2の2バガテル 《喜びと悲しみ》 WoO54
 ピアノ・ソナタ 第26番 変ホ長調 作品81a 《告別》
[disc-2]
 ピアノ・ソナタ 第6番 ヘ長調 作品10の2前奏曲 ヘ短調 WoO55
 ピアノ・ソナタ 第24番 嬰ヘ長調 作品78
 ピアノ・ソナタ 第25番 ト長調 作品79
 ピアノ・ソナタ 第27番 ホ短調 作品90
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
ロシア出身で日本を本拠地として活動を続け、2007年には日本コンサート・デビュー10周年を飾ったイリーナ・メジューエワが、いよいよベートーヴェンのピアノ・ソナタ集の録音を開始。ここ5年ほど、「ベートーヴェンとシューベルト」を演奏活動のテーマのひとつに据え、浜離宮朝日ホールでのシリーズ演奏会(2002/03)、国内各地でのリサイタル、青山バロックザール(京都)でのリサイタル・シリーズ(2006〜 )、朝日カルチャー(東京、新宿)でのベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲演奏(2008〜 )などで、この二人の作曲家に対する意欲的な取り組みを見せているメジューエワですが、これまでのベートーヴェン録音では、第14番《月光》、第17番《テンペスト》、第23番《熱情》、第28番、第30番、第31番などの真摯な演奏が高い評価を得ています。ツィクルス新録音第1弾となる今回は、初期と中期のソナタを7曲収録(全て初録音)した2枚組。鮮やかなテクニック、多彩な音色と響き、力強さと繊細さを兼ね備えたタッチを駆使した独自の感性に貫かれた演奏は、何よりも作品の魅力をストレートに伝えており、ベートーヴェン音楽の素晴らしさ・偉大さを改めて感じさせてくれます。何度でも繰り返し聴きたくなるような魅力に満ちた秀演です。若林工房 録音:2007年5月、6月、9月&2008年2月 新川文化ホール(富山県魚津市)

エクステンション・レーベル

神武夏子(こうたけなつこ、ピアノ):大学を卒業後フランスへ留学。帰国後、フランス6人組の作品を演奏するグループ「有終のオルフェたち」の一員として活動。その後独立し、1999年、プーランク生誕100年記念コンサートを主催。以降、リサイタル、サロンコンサート、ラジオを通じて6人組の音楽の紹介に努めている。そのユニークな活動は音楽界に限らず山口昌男氏、中村真一郎氏などの文化人や写真家・都築響一氏らの賛同を得て現在に至る。また、詩人・藤富保男氏と「詩を奏でる」を各地で公演するほか、子供のためのコンサート(絵本朗読とサロンコンサート)も開催している。
NATSU 0201/02
(2CD)
¥3150
「cafe des six カフェ・デ・シス」
 DISC1.Quietude(キエチュード・穏やかな)
  プーランク:即興曲第15番 ハ短調 「エディット・ピアフ讃」/
  プーランク:即興曲第13番 イ短調/
  オネゲル:3つの小品より ラヴェル讃/
  デュレ:「バスク地方の10の歌」より 1.朝の星/
  プーランク:「フランス組曲」より「パヴァーヌ」/
  タイユフェール:ロマンス
  プーランク:「フランス組曲」より「シシリエンヌ」/
  デュレ:「6人組のアルバム」より無言歌
  プーランク:「ナゼルの夜会」より変奏曲2「手の上の心臓」/
  プーランク:即興曲第7番 ハ長調/
  プーランク:「主題と変奏」より主題/
  プーランク:「小象ババールの物語」〜「おばあさんとお別れ」/
  オネゲル:ショパンの思い出/
  プーランク:即興曲第2番 変イ長調/
  ミヨー:「ブラジルの郷愁」より 7.コルコヴァード/
  プーランク:「ナゼルの夜会」より変奏曲7「不幸の味」/
  オーリック:「9つの小品」より 6.シシリエンヌ/
  オーリック:「9つの小品」より 2.無言歌
 DISC2. Vivacite(ヴィヴァシテ・活発な)
  プーランク:間奏曲変イ長調/
  プーランク:即興曲第12番変ホ長調「シューベルト讃」/
  プーランク:即興曲第1番 ロ短調/
  ミヨー:フラテリーニのタンゴ/
  プーランク:「主題と変更」より変奏3「パストラル」/
  ミヨー:「春」第1集より1番/
  タイユフェール:シシリエンヌ/
  オーリック:「9つの小品」より3.ワルツ/
  デュレ:「バスク地方の10の歌」より
   8.マドレーヌ夫人/
  プーランク:「小象ババールの物語」より「おばあさんといつも一緒」
  ミヨー:「ボヴァリー夫人の3つのワルツよりⅠ
  プーランク:「フランス組曲」より1.「ブルゴーニュのブランル舞曲」
  オーリック:「乙女の湖」のための3つの作品より1.レントラー
  ミヨー:「ボヴァリー夫人の3つのワルツよりⅡ/
  プーランク:常動曲よりⅠ/
  プーランク:「ナゼルの夜会」より変奏曲1「分別の極み」/
  プーランク:「ナゼルの夜会」より前奏曲〜カデンツァ/
  オネゲル:7つの小品よりⅦ/
  ミヨー:「ブラジルの郷愁」より
   6.ガヴェア
神武夏子(こうたけなつこ、ピアノ)
エリック・サティ、ジャン・コクトーが愛した「フランス6人組」のピアノ・ソロだけを集めた世界初のコンピレーションCD。フランス6人組ピアニスト・神武夏子の1stアルバム。Quietude(キエチュード・穏やかな)「夜、リラックスしているときに聴きたい曲」と、Vivacite(ヴィヴァシテ・活発な)「天気のいい昼時のカフェで聴きたい曲」の2つのコンセプトを元に、数ある6人組の曲からセレクトされた2枚組CD。フランス6人組の魅力を知ることができるだけでなく、まさに昼時のカフェや夜中のリラックスタイムによく合う曲で構成されており、選曲も楽しむことができる完成度の高い2枚組CD。選曲はJ-WAVE(81.3FM)プロデューサーでクラブDJの持田騎一郎氏、サウンドディレクターは元EMIミュージックの河田為雄氏によるもの。
NATSU 0203
¥2500
「cafe Poulenc カフェ・プーランク」
 サティ:ヴェクサシオン
 プーランク:
  夜想曲(第1,3,4,7,8番)/メランコリー/
  ノヴレット第3番(ファリャの主題による)/
  フルートとピアノのためのソナタ/3つの小品/
  ピアノ、オーボエ、バソンのための三重奏曲/
  即興曲第14番、第15番「エディット・ピアフ讃」
神武夏子(こうたけなつこ、ピアノ)
斉藤歩(フルート)、
辻功(オーボエ)、
太田茂(ファゴット)
フランス6人組弾きのピアニスト神武夏子による、カフェで聴きたいプーランク!!フランス6人組ピアニスト・神武夏子によるプーランクの作品を特集した2枚目のアルバム。「のだめカンタービレ」でおなじみであった「ピアノ、オーボエ、バソンのための三重奏曲」を収録。フルートに若手フルーティスト斉藤歩氏を起用、オーボエ辻功氏、ファゴットに太田茂氏の両名手との競演による名演が聴ける1枚。前作「Cafe des six」とは少し雰囲気の違うプーランク特有のキラキラとしたピアニスティックなサウンドが心地よいアルバムに仕上がっている。前作同様J-WAVE(81.3FM)プロデューサー持田騎一郎氏、サウンドディレクターは元EMIミュージックジャパンの河田為雄氏の手によるもの。渋谷カフェ・アプレミディ店主で世界一のコンピ数の実績を作り続けているDJの橋本徹氏推薦のアルバム。

赤渋楽譜出版

AGSCD 125
\2500
〔価格訂正再掲載〕
「エボニー・フォレスト」〜クラリネットてんこ盛り
 (1)ハロルド・オーウェン:4本のBbクラリネットのための室内音楽
 (2)シャロン・デイヴィス:クラリネットとピアノのためのデュオ・ソナタ、
  ソプラノ(歌)、Bbクラリネットとピアノのための 「人からは自由だと呼ばれるけど」
 (3)ボリス・ピリン:バスクラリネットのためのスケルツォ・バルバロ
 (4)ウィリアム・シュミット:コントラバスクラリネットとピアノのためのソナチネ
 (5)ライナー・ブラウン:クラリネットクワイアのための「交響曲」
ジュリアン・スピアー、
ダイアン・ラング、
デビッド・アトキンス、
ロサンゼルス・クラリネットソサエティ 他
演奏は、ジュリアン・スピアー始め、ダイアン・ラング、デビッド・アトキンス、ロサンゼルス・クラリネットソサエティなど、アメリカトッププレイヤーによる録音。クラリネットクワイアの定番、R・ブラウン氏の「交響曲」も収録されている貴重な音源。3オクターブ以上の音域を誇る、最も普及したBbクラリネットからオーケストラでしばしば使用される甘美な音色のバスクラリネット、アルトクラリネット(バセットホルンとともに失われてしまった低音域をカバー)そして、最も遠い親戚にあたるコントラバスクラリネット(コントラアルトとも呼ばれる)に至るまで、このアルバムでは様々な組み合わせによる作品が勢ぞろいし、クラリネットの森のさざめきが聴こえてきそう。録音(1)1971年8月26日 カルフォルニア州ハリウッド、ウィルシャー・ユナイテッド・メソジスト教会 (2)1986年3月25日 カルフォルニア州ラミラダビオラ大学 (3)1976年1月30日 (4)1977年11月21日 (5)1976年2月6日 (6)1971年10月18日 カルフォルニア州ハリウッド、ウィルシャー・ユナイテッド・メソジスト教会

ミッテンヴァルト

MTWD99028
\3000
伊福部 昭:ヴァイオリン協奏曲(ピアノ・リダクション)
 ヴァイオリンと管絃楽のための協奏風狂詩曲
  (ヴァイオリン協奏曲第1番)(1948/1971)
 ヴァイオリン協奏曲第2番(1978)
佐藤久成(ヴァイオリン)、
岡田 将(ピアノ)
墨汁の飛び散るような骨太の独奏 懐かしく逞しいアジアの歌が蘇る(片山 杜秀) この録音は伊福部昭が2006年2月に亡くなり、その直後の6月に録音されたもの。このピアノ伴奏版は伊福部が自らアレンジしたもので、出版もされており(全音楽譜出版社)この版では初録音となる。聴きなれたこの作品がフレッシュに蘇った。腕のたつ若い演奏家、佐藤久成と岡田将による演奏についてミッテンヴァルトの稲原氏は「二人は荒削りな部分がありながらも、最後まで緊張感を失わず、ひたすら伊福部音楽に向き合った。その演奏は私の想像をはるかに超え、まさに私の心を揺さぶる音楽となった。」とライナー・ノートで述べている。録音:2006年6月5日、秩父ミューズパーク音楽堂
徳間レーベルで発売されていた幻の名盤、滝澤三枝子 ピアノ・アルバムⅠ&Ⅱ、待望の復活!
MTWD99031
\2500
滝澤三枝子/ピアノ・アルバムⅠ〜伊福部 昭:ピアノ組曲
 伊福部昭:ピアノ組曲(盆踊、七夕、演伶、佞武多)
 清瀬保二:「第二ピアノ曲集」より
  (アンダンティーノ、子守歌、ブルレスケ、秘唱)
 石井真木:彼方へ 作品41
 ラヴェル:水の戯れ
 ファリャ:「4つのスペイン風小品」より「アンダルーサ」
 グラナドス:「12のスペイン舞曲」より
  「アンダルーサ」、誌的なワルツ、演奏会用アレグロ 
滝澤三枝子(ピアノ)
録音:1991年9月3日、成増アクトホール
MTWD99032
\2500
滝澤三枝子/ピアノ・アルバムⅡ〜情熱のファンダンゴ
 アルベニス:「スペイン組曲」より「グラナダ」Op.47-1
 グラナドス:
   「12のスペイン舞曲」より
    「オリエンタル」Op.37-2、
   「ゴイェスカス」より
    「嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす」「ともしびのファンダンゴ」
 ドビュッシー:ピアノのために(プレリュード、サラバンド、トッカータ)、喜びの島
 田中利光:童愁 第1集「寺町6番地」
  (洋燈、東京見物、坊さんの行列、タドン!バンザイ!、ホライモコ、セレナーデ) 
滝澤三枝子(ピアノ)
録音:1995年9月、成増アクトホール

メイ・コーポレーション

三枝氏の事務所が制作。やむなく休止となったナクソス日本作曲家シリーズの次の録音予定であった三枝氏の作品集。なんと自らナクソス価格で世に問う、傑作群!
KDC 5038/9
(2CD)
\2000
三枝成彰(1942-)セレクション Vol.1 「二つの幻」
 (1)木管五重奏曲 (2)弦楽四重奏曲のためのノヴェレッテ
 (3)ユダヤの3つの星 (4)六声のマドリカル
 (5)ラジエーション・ミサ(ライヴ・ヴァージョン)
(1)山本真(Hr)
佐久間由美子(Fl)
真田伊都子(Ob)
山本正治(Cl) 他
(2)横山奈加子、
大森潤子(Vn)
松実健太(Va)
唐津健(Vc)
(3)釜洞祐子(Sp)
中川賢一(P)
(4)(5)YUKI MORIMOTO(アドヴァイザー、指)他
芸大時代に音友社から楽譜出版された五重奏で早くも天才ぶりを発揮。自ら会心の出来と語るユダヤ。過激すぎて評価の低かったノヴェレッテ。また出世作ラジエーション・ミサのライヴ版などすこぶる充実の三枝初期作品集。日本語解説付
KDC 5040
\1000
三枝成彰セレクション Vol.2 「レクイエム」
 レクイエム〜曾野綾子のリブレットによる(混声合唱版)
大友直人(指)
東京交響楽団、
東響コーラス
佐藤美枝子(Sp)
吉田浩之(TN)
誉れ高い名作レクイエムの混声合唱版がついに初CD化!フォーレのレクイエムのような甘美な美しさに満ち満ちた名品で思わず涙を誘う。実際の葬儀で演奏することを想定して書かれた。本作、大変な聴きもの。日本語解説付
KDC 5041
\1000
三枝成彰セレクション Vol.3 「太鼓について」
 (1)太鼓協奏曲「太鼓について」
 (2)フルート協奏曲
大友直人(指)
東京交響楽団、
林英哲(太鼓)
大倉正之助(能楽太鼓)他
人気曲の全て初CD化!「ボレロ」の形式に和太鼓をあてはめた快作の太鼓協奏曲を収録。林英哲の太鼓が炸裂!日本語解説付

HOMA DREAM

HR 1141
\2730
宮下祥子/ヴィルトゥオーゾ〜19世紀ギター作品集
 ソル:
  (1)悲歌風幻想曲op.59 (2)ワルツop.32-2 (3)ギャロップop.32-6
  (4)幻想曲op.54bis[コスト編] (5)ディヴェルティメントop.61-1
ジュリアーニ:
 (6)ロッシニアーナ第3番op.121
 (7)前奏曲第4番op.83-4 (8)前奏曲第1番op.83-1
アグアド:(9)練習曲第18番 (10)練習曲第24番 (11)練習曲第3番
宮下祥子(Gt)
(4)(5)パヴェル・シュタイドル(Gt)
「パッション」に続く、待望の2ndアルバム。古典期の3大巨匠ソル、ジュリアーニ、アグアドの作品だけでまとめている。近年の19世紀ギターの復興にともない、古典期の作品は19世紀ギターで弾かれることが増えている。しかし、このアルバムではあえてモダンギターで演奏されている。当時の社交界サロンの雰囲気を再現するのではなく、現代のコンサートホールに適した音楽として、聴き馴染んだ名曲は再構築され、逞しく表現されている。ベートーヴェン、ショパン作品と同じく、ようやくギター古典作品も現代に通用する解釈を得たと言ってよいだろう。さらには、アグアドの有名な教則本からとられた練習曲、録音の少ないジュリアーニの前奏曲、そして何よりもチェコのギターの名手パヴェル・シュタイドルとの二重奏は話題を呼ぶことだろう。

ミュージックスケイプ

MSCD 0026
\2100
シュナイト/神奈川フィル名演シリーズⅢ
 (1)ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
 (2)モーツァルト:交響曲第32番
シュナイト指揮
神奈川フィル
(1)2006年3月4日、(2)同年1月14日 ファンの間では伝説的な名演となった「運命」のライヴ盤の登場。ドイツのオケのような重厚さと、シュナイトならではの歌心が渾然一体となり、日本のオケとは思えない劇的な演奏となっている。

DELTA CLASSICS

DCCA 0047
\2415
チャイコフスキー:交響曲第5番
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」序曲
ワーグナー:「神々の黄昏」〜
 夜明けとジークフリートのラインへの旅 (以上、6/6/1952)
フルトヴェングラー指揮
トリノ・RAIオーケストラ
「フルトヴェングラーの演奏リスト1906年−1954年」によると、第二次世界大戦後のフルトヴェングラーによるチャイコフスキー交響曲の演奏回数は、案外多かったことが分かる。第4番4回、第5番13回、第6番28回となっている。しかし残された録音は悲しくなるくらい少ない。残された録音は第4番、第5番が1種類、第6番は2種類である。うち、第4番がウィーン・フィル、第6番がベルリン・フィルという手兵との録音に対して、第5番だけはトリノに客演した際のものだけである。そのため、昔からこの演奏は手兵との録音でないためか、今ひとつ評価は良くないが先入観無く聴いてみるとそれほどひどい演奏ではなく教えを受けたオケも反応良く、随所にフルトヴェングラーの息吹(刻印)が感じ取れる。第4楽章終了直前の休止部で多数の拍手が入るなど、熱狂的な聴衆の反応もうかがえる。ウィーン・フィルやベルリン・フィルとの第5番も聞いてみたいものだが、50年以上経過した今となっては難しく、この唯一のチャイ5が残っていてくれただけでもラッキーである。ワーグナーの2曲も秀演である。やはりベートーヴェン、ブラームス、ワーグナーといった作曲家を振らしたら、ドラマティックに感情たっぷり歌うような演奏は独壇場である。ディスクを再生した際に起因するノイズや音とびがあります。予めご了承ください。尚、トラック4に演奏時と思われるカットが御座います。予めご了承願います。(デルタ・クラシックス)
DCCA 0046
\2415
ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調(初版)
 (1,May,1951/Rome)
フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィル
フルトヴェングラーのブル7は、録音して残されているのは5種類ある。演奏は全てベルリンフィルとのものだが、その内2種類は51年に演奏・録音されたものである。一つはエジプトカイロでの演奏旅行で行われたライヴ。もう一つがその演奏旅行から戻って数日後のローマでのライヴ。ライヴと言う点では共通しているのだが、意外にもその演奏スタイルは違う。カイロではライヴならではの燃焼度の高いいかにもフルトヴェングラーといえる演奏だが、このローマでの演奏は、同じようなスタイルではあるものの、内に秘め静かに燃える演奏はいつものフルトヴェングラーとは違う。落ち着いているというのか、見事なまでにベルリン・フィルをいつも以上に完璧にまでコントロールし、細部まで練り上げた演奏はともすれば彼らしかぬ演奏に聞こえてくる。フルトヴェングラーは自身のデビュー・コンサートのプログラムで第9を取り上げるなど、ブルックナーの演奏には中期・後期の作品に限定されるが、ブームになる以前から積極的に演奏した。演奏の出来不出来はともかく、フルトヴェングラーのブルックナーは駄目と一括りにしてしまうのは如何なものか?この演奏もそう捨てたものではない。音が良いものであればデジタル録音で良いし、名演と呼ばれるものも数多い。しかし、フルトヴェングラーでしか聞けない何かが、今でも多くの人に愛されている証拠だろう。ディスクを再生した際に起因するノイズがあります。予めご了承ください。

EDITION HST自主制作

HST-053
¥2500
ヴァンハル(1739-1813):疾風怒濤交響曲集第一巻
 変ロ長調 Bryan B2 (ca.1771-72)
 変ホ長調 Bryan Es5 (ca.1772-73)
ハイドン・シンフォ二エッタ・トウキョウ(リーダー:松井利世子)
指揮;室伏 正隆
変ロ長調交響曲Bryan B2は、カタログ記載年などから、イタリア留学時代または直後の作曲と想定される。1775年パリ、ブリュー社よりOp.18-3として出版され、他人の作品をよく利用していたモーツァルトはさっそくハ短調モティーフを自身のソナタへ転用した。またロンドンでは、20世紀までヨゼフ・ハイドン作 ( Hob.I:B13 ) として伝承された。録音:2008年2月、東京オペラシティ・リサイタルホールでのライヴ録音
HST-054
¥2500
ヴァンハル:後期ピアノ作品集
 3つのピアノ・ソナタ変ホ長調、ト短調、ト長調(1812)/
 アダージョ ニ長調(1799)/ファンタジー ニ長調(1808)/
 変奏曲イ長調(1787)/カンタービレ?交響曲ヘ長調(1780)
江間理恵(ピアノ)
ヴァンハルは、1780年代後半、精神病完治から交響曲や弦楽四重奏曲などの世俗音楽作曲を断筆し、それ以降は教会音楽や弟子生徒たちの教材としてのソナチネやソナタ作曲に専念した。録音:2008年3月、三鷹文化センター風のホールでのライヴ録音

MA RECORDINGS

M 076A
\2800
J.S.バッハ:オルガン小曲集(オルゲルビュヒライン)
 いざ来ませ,異邦人の救い主BWV599(2Ver.)
 神よ,汝の慈しみによりてBWV600
 主キリスト,神の独り子BWV601
 全能の神に讃美あれBWV602
 みどり児ベツレヘムに生まれぬBWV603
 讃美を受けたまえ,汝イエス・キリストよBWV604
 かくも喜びに満てるこの日BWV605
 高き天より われは来たれりBWV606
 天より御使の軍勢 来たりBWV607
 甘き喜びに包まれBWV608
 神を讃えまつれ,汝らキリストの徒よ,こぞりてBWV609
 イエスよ,わが喜びBWV610
 キリストをわれらさやけく頌め讃うべしBWV611
 われらキリストの徒に今や喜び来たれりBWV612
 われとともに神の慈しみを讃えよBWV613
 古き年は過ぎ去りぬBWV614
 汝にこそ喜びありBWV615
 平安と歓喜もて,われはいまBWV616
 主なる神よ,いざ天の扉を開きたまえBWV617
 おお 神の小羊,罪なくしてBWV618
 キリストよ,汝 神の小羊BWV619
 われらに救いを賜うキリストはBWV620
 イエス十字架につけられたまいし時BWV621
 おお 人よ,汝の大いなる罪を悲しめBWV622
 主イエス・キリストよ,われら汝に感謝すBWV623
 神よ,われを助けて成させたまえBWV624
 キリストは死の縄目につながれたりBWV625
 われらの救い主なるイエス・キリストはBWV626
 キリストは甦りたまえりBWV627
 聖なるキリストは甦りたまえりBWV628
 栄光の日は現れたりBWV629
 今日 神の御子は勝利の凱旋をなしたもうBWV630
 来ませ,造り主なる聖霊の神よBWV631
 主イエス・キリストよ,われらを顧みてBWV632
 いと尊きイエスよ,われらはここに集いてBWV634(2Ver.)
 これぞ聖なる十戒BWV635
 天にまします われらの父よBWV636
 アダムの堕落によりて ことごとく腐れたりBWV637
 われらに救いの来たれるはBWV638
 われ 汝に呼ばわる,主イエス・キリストよBWV639
 われは汝に依り頼む,主よBWV640
 われら悩みの極みにありてBWV641
 尊き御神の統べしらすままにまつろいBWV642(3Ver.)
 人はみな死すべきさだめBWV643
 ああ,いかにはかなく,いかにむなしきBWV644 
 全49トラック
アンサンブル・マレノストルム
【アンドレア・デ・カルロ、
レオナルド・ガルシア・アラルコン
(ポルタティーフ・オルガン/エテンヌ・ドゥベジュ製作)、
マーティン・ツェラー(バロック・チェロ)、
セリーヌ・シェーン(S)、
モニカ・パストゥルニク(アーチリュート)、
セルジオ・アルバレス(Gamb)、
ブライアン・フランクリン(Gamb)、
シモン・ボーモン(ボーイ・ソプラノ)】
J.S.バッハの名作オルガン小曲集は賛美歌(コラール)に基づき、当時の教会歴に倣って編曲されている。演奏者には楽譜上だけでは捕らえきれない深い音楽的アプローチ、熟考が必要となる。アンサンブル・マレノストルムのリーダー、アンドレア・デ・カルロは原歌詞と賛美歌について、また他のオルガン作品、カンタータとの関連性を検証し作品によっては数パターンの演奏を考え出し収録しています。演奏はMA Recordingsではお馴染みのマーティン・ツェラーやリチェルカーレ・コンソートのメンバーでありジョルジュ・サヴァールとも共演するなど古楽界では引っ張りだこのソプラノ、セリーヌ・シェーンなど実力者揃い。レオナルド・ガルシア・アラルコンが演奏するポルタティーフ・オルガンは携帯用パイプオルガン。右手で鍵盤を、左手で鍵盤の裏側にあるフィゴを動かし空気を送り込みます。ベルギーのオルガン製作家エテンヌ・ドゥベジュによる中型の楽器を使用している。

レグルス

RGCD‐1021/2
(2CD)
\3675
エディンバラ、ラッセル・コレクションの至宝、
 グールマン/タスカンによる1764年製の
 オリジナル・チェンバロが奏でる100分超の至福のゴルトベルク変奏曲!
 J.S.バッハ:
  ゴルトベルク変奏曲 BWV988
家喜 美子(チェンバロ)
昨年発売の最初の国内盤「三美神」において確かな演奏技術と豊かな感性を示して高い評価を得た家喜美子の第2弾。今回はエディンバラ、ラッセル・コレクションの最高のチェンバロを使用して、前作にも増して演奏・録音ともに望みうる最高のバッハを具現した。当時の所有者であった ジョージ・クロウリー夫人への1959年の書簡で、レイモンド・ラッセルはこのチェンバロについて以下のように語っている。「これは間違いなく、あらゆる観点から最高の楽器のひとつです。音楽的には、私の知る最良のチェンバロであると思います。」・・・(本文内ジョン・レイモンド氏による楽器解説より)
ラッセル・コレクション(Russell Collection):イギリス(スコットランド)のエディンバラにある初期鍵盤楽器のコレクションで、Mr. Raymond Russellの個人コレクションが中心で、50台あまりの16世紀から19世紀までの鍵盤楽器が集められている。現在では管理はエディンバラ大学に任せ られており、楽器の詳細なデータがとられ研究が進められていると同時に、夏のエディンバラ音楽祭では、コレクションの建物の中にあるイギリスで2番目に古いコンサートホー ル、セント・セシリア・ホールでこれらの楽器を使った音楽祭が催されている。 録音に使用された楽器はJ.グールマンが1764年に製作した楽器をP.タスカンが1783/4年に改造したもので、後期フレンチスタイルの楽器である。一説によるとタスカンはこの楽器をそのころ有名であったクーシェの楽器と偽って売ったそうである。 いずれにしてもこの楽器は現在演奏可能なオリジナルのチェンバロとしては一二をあらそう名器として知られており、かのトレヴァー・ピノックもかつてCD録音した。その折りこの楽器は録音のため館外に持ち出されたが、それを最後に門外不出となった。従ってこの録音も特別の許可の元、コレクションを一週間休みにして館内で行われた。録音:2007年7月23日−26日 ラッセル・コレクション、エディンバラ、スコットランド楽器:二段鍵盤チェンバロ、ジャン・グールマン製作、パリ、1764年/パスカル・タスカンによる修正、パリ、1783/84年

SION RECORDS

SCD 016
\3150
三味線に独奏による現代作品集第4弾〜野澤徹也
 『三絃 野澤徹也 4 パッセージ』
  水野修孝:ソロ三味線のための「パッセージ3章」
  松岡政長:「冬の夢」〜三味線・箏・17絃箏の三重奏
  新実徳英:「をとこ・をんな」〜三絃とボーカリーズによる音楽
  木山光:「D・T・TRAIN」〜for Shamisen & Shakuhachi
  杵屋正邦:「風」〜三絃独奏曲
  三木稔:「月の兎」〜わらべ語り風 歌楽
野澤徹也(三絃)
今回集められた作品は、作曲家が自己の原点と未来をしっかりと見つめるところから生まれているように思う。阿部定事件を題材に邦楽発声を駆使し、恐ろしいほどの迫真力で聴く者を虜にする新実徳英の「をとこ・をんな」。無駄なく考え抜かれた楽器法と歌の自在さで色彩豊かに構成する三木稔の「月の兎」。この2作品は日本語の発声と物語への取り組みを。水野修孝はジャズと日本音楽の親和性を「ソロ三味線のためのパッセージ3章」に。木山光は原始的なまでのエネルギーをロックやノイズ音楽の語法を用いて「D・T・TRAIN」を。松岡政長は一つ一つの音を大切に美しいメロディーを愛しむように「冬の夢」を儚げに描く。この3作品は音楽の多様な同時代性を、それぞれ聴かせる。そして音楽の目まぐるしい変遷を邦楽と洋楽の狭間で体験し作曲を行った杵屋正邦作品「風」。どれも三味線が持っている独自の響きや民族、文化、時代が育ててきた特性を自分なりに音楽へ響かせて新しい作品に仕上げている。(音楽評論 西耕一)
野澤徹也(三味線):三絃を西潟明子氏に師事。現代邦楽研究所研究科修了。花園大学文学部史学科卒業。’99年、’00年の全国邦楽コンクールにて二年連続優秀賞受賞。’00年、ビクター伝統文化振興財団邦楽技能者育英賞受賞。’05年東京邦楽コンクール第1位受賞。同世代の作曲家への委嘱活動も活発に行い、現代三味線音楽の普及発展に力を注ぐ。NHK教育TV全国放送「日本音楽の祭典」、NHKFM「邦楽百番」、「邦楽のひととき」、TOKYO FM「トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ」等、テレビ、ラジオへの出演多数。洗足学園音楽大学・現代邦楽コース非常勤講師。

STEINWAY JAPAN

SJLNH 001
\2500
モーツァルト:
 (1)ロンド ニ長調 K.485
 (2)ソナタ ニ長調 K.311 (3)幻想曲 ニ短調 K.397
スカルラッティ:
 (4)ソナタ K.380(L.23) ホ長調
 (5)ソナタ K.33(L.424) ニ長調
スクリャービン:(6)24の前奏曲 Op.11
林 直美(Pf)
林直美は東京生まれ。桐朋学園大学、ハノーファー音楽大学、ベルリン・ハンス・アイスラー音楽大学院、ライプツィヒ音楽大学院卒、2003年ドイツ国家演奏家資格を審査員満場一致の最優秀で取得。毎日新聞主催学生コンクール、ピティナコンクール入選、イタリア・イブラコンクール入賞、モーツァルト賞をはじめ数々の賞を受賞。カーネギーホールリサイタルをはじめ、アメリカ、ドイツを中心としたヨーロッパ各国、アフリカ(ナミビア)、および日本にて、ソリスト、室内楽奏者として演奏活動を行う。またコレペティトアとして、歌手の伴奏、オペラ公演にも携わり、歌曲伴奏の分野でも高く評価されている。現代曲の分野においても、ベルリン・コーミッシェ・オーパーとの共同企画の現代オペラ初演、ベルリンの現代音楽シリーズへのソロ及び室内楽での出演など、様々な初演を手掛け積極的に活動している。録音:2007年9月11-12日 Hakuju Hall コンサートの予定:5月26日(月)栃木県小山市 音楽館 6月9日 (月)東京文化会館 小ホール

たまゆら

KKCC 3020
\3000
国歌ファンタジー/ヘルツォーク(P)
 ハイドン:皇帝賛歌による変奏曲Hob.3-77(ドイツ国歌)
 モーツァルト:「ヴィレム・ファン・ナッサウ」による変奏曲K.25(オランダ国歌)
 ベートーヴェン:イギリス国歌による変奏曲WoO.78
 リスト編:ラ・マルセイエーズ
 ラフマニノフ編:アメリカ合衆国国歌
 ショパン編:ポーランド国歌
 グリーグ:ノルウェー国歌
 バイエル編:デンマーク国歌
 バイエル編:ハンガリー国歌
 バイエル編:ブラジル国歌
 バイエル編:ベルギー国歌
 バイエル編:ボリビア国歌
 バイエル編:チリ国歌
 アレクサンドロフ編:ロシア国歌
 .ノイマン編:エクアドル国歌
 冬木透:チャイニーズ・ラプソディ(中国国歌)
 冬木透:君が代パラフレーズ(日本国歌)
 アウエルバッハ:タゴール幻想曲(インド国歌)
 イディル・オズカン:アナトリア悲歌(トルコ国歌)
 サマラス:オリンピック賛歌
 ベートーヴェン(カラヤン編):EU賛歌(交響曲第9番より)
エリカ・ヘルツォーク(p)
日本とドイツのハーフというピアニスト、エリカ・ヘルツォークが5月21日に、アルバム「国歌ファンタジー」でデビュー。本作は、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンなどの作曲家が世界の国歌を編曲していたり、素材にしているピアノ楽曲を集めたアルバム。ハイドンの「ドイツ国歌」、モーツァルトの「オランダ国歌」、ベートーヴェンによる「イギリス国歌」、冬木透の「君が代」……など聴きどころ満載。なかでもカラヤン編曲によるEU賛歌は貴重な楽曲。彼女は、1992年にルクセンブルク市立音楽院を、98年にはワイマール国立フランツ・リスト音楽大学を首席で卒業。また2001年にはザルツブルク国立モーツァルテウム音楽大学大学院にて歌曲伴奏学を学んだという才女。今後の活躍にも注目。録音:2008年2月、キング関口台第1スタジオ

国内ユニバーサル

UCCG 1406
\2800
ホロヴィッツ・イン・ハンブルク ラスト・コンサート
 モーツァルト:ロンド ニ長調 K.485/
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第13番 変ロ長調 K.333/
 リスト:ワルツ・カプリース第6番 イ短調
  (シューベルト:ワルツ イ短調 D969-9)/
 シューマン:子供の情景 作品15/
 ショパン:マズルカ 第25番 ロ短調 作品33の4/
 ショパン:ポロネーズ 第6番 変イ長調 作品53 《英雄》
アンコール:
 シューベルト:楽興の時 ヘ短調/
 モシュコフスキ:火花(8つの性格的小品 作品36の6)
ホロヴィッツ(ピアノ)
1987年6月21日 北ドイツ放送収録 初蔵出し! 世紀の巨匠ホロヴィッツの初発売音源が登場![生産限定SHM-CD仕様] 古き良き時代の残り香が漂う人気巨匠ピアニストの最後の輝き!
UCCG 1401
\2800
カラヤン・ラスト・コンサート 1988/
 ムソルグスキー:展覧会の絵、
 ベートーヴェン:交響曲 第4番
カラヤン指揮
ベルリン・フィル
世界初CD化 第2弾!!秘蔵音源発見!生誕100年記念 カラヤン最後の来日公演(1988年)、カラヤン最後の来日公演となった1988年5月の来日公演からのリリース第2弾。今回は1988年5月4日東京文化会館の公演を完全収録したもの。
UCCG 1402
\2800
カラヤン・ラスト・コンサート1988/ 悲愴&モーツァルト
 モーツァルト:交響曲 第29番
 チャイコフスキー:交響曲 第6番《悲愴》
カラヤン指揮
ベルリン・フィル
カラヤン最後の来日公演となった1988年5月来日公演からのリリース第3弾。カラヤンと言えば《悲愴》といわれる得意中の得意のレパートリーと、モーツァルトのカップリング。 録音:1988年5月2日 サントリーホールでのライヴ録音

国内BMG

BVCC 38492/3
(CD+DVD)
\2854
[DVD付初回生産限定盤]
PRIMO(プリモ)/神尾真由子デビュー
 シマノフスキ(1882-1937):
  1. 神話−3つの詩Op.30
 フランツ・ワックスマン(1906-1967):
  2. 「カルメン」幻想曲
 チャイコフスキー:
  3. ワルツ・スケルツォOp.34
  4. 瞑想曲Op.42-1〜「なつかしい土地の想い出」Op.42第1曲
 ストラヴィンスキー:
  5. イタリア組曲(バレエ「プルチネルラ」より作曲家自身の編曲)
 ショーソン:6. 詩曲Op.25
 (以上収録予定曲/曲順未定)
  ※[初回限定盤DVD (BVCC-38492〜93にのみ収録)]
   「カルメン」幻想曲&メイキング映像(約12分予定)
神尾真由子(ヴァイオリン)
ヴァディム・グラドコフ(ピアノ)
BVCC 34165
\2520
[通常盤]
2007年チャイコフスキー国際コンクールの覇者、瞠目すべき天才、神尾真由子、世界にCDデビュー!神尾真由子はティーン・エイジャーの時から、プロとしての演奏活動に入り、国内外のオーケストラなどと共演して、その大器ぶりを発揮、超・逸材としてその将来が嘱望されてきた。2007年6月、モスクワで行われた第13回チャイコフスキー国際コンクール・ヴァイオリン部門で本命視されたプレッシャーを撥ね退けて、見事、優勝。その快挙で一躍世界の注目を浴び、コンクールの模様などを収めたNHKのドキュメンタリーなどのTV番組で、そのユニークな素顔と新人らしからぬ図抜けた演奏が国内で大きな反響と驚愕を呼び話題が沸騰した。そして2008年、SONY BMGマスターワークス(SONY BMG Music Entertainmentのクラシック部門)が国際専属契約を結んだ。このディスクは真のヴィルトゥオジティを発揮する神尾真由子の真髄が聴ける待望のデビュー・アルバムとなるもので、コンクールで弾いて絶賛を博したチャイコフスキーの作品だけでなく、極めて高度な技巧と深い音楽性が求められるヴァイオリン名曲を収録。国内リサイタル・ツアー(6月5日〜29日、全国17回)に合わせた、公演曲を含む日本先行発売(国際リリースは10月予定)。初回限定盤は「カルメン」幻想曲の演奏風景とメイキング映像を収録したDVD付き2枚組!録音:2008年3月16日−19日、チューリヒ、ZOK-ハウス(スイス)[DDD] STEREO 約76分程度予定

国内・EMIクラシックス

TOCE 56093
\2800
ベートーヴェン:
 ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調作品37*
 ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調作品13「悲愴」
ブーニン(ピアノ)
ギュンター・ピヒラー指揮*
アンサンブル金沢*
ブーニン初のベートーヴェン協奏曲! 「悲愴」も再録音!2007年11月の石川県立音楽堂コンサートホールでのライヴ*

国内・キング・レコード

KICC 694
\2800
西本知実/新世界交響曲
 ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調作品95「新世界より」
 プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」〜間奏曲
西本知実(指揮)
ブダペスト・フィル
「ニューイヤーコンサート2004〜ロシアより愛をこめて」(KICC 449)以来となる新録音。録音:2008年3月29-31日、ブダペスト

朝比奈/大フィル不滅のライヴ! 各¥1800

今、蘇える、原音の魅力! シャルプラッテン・リマスタリング・チームが贈る、 ハイパー・リマスタリングによる、 朝比奈/大フィル、黄金コンビの不滅の名演!
●20世紀を代表した日本の巨匠指揮者、朝比奈隆。朝比奈の演奏は一貫して、自分が納得しない作品は取り上げないというスタンスとあいまって、十分に練り上げられた解釈によって熱気をはらんだ音楽が今も迫ってきます。このシリーズは、朝比奈の最も脂が乗り切っていた時期、1980年代に着目、全て手兵である「大フィル」とのライヴ・レコーディング。ライヴ特有のスリリングな演奏をお楽しみいただけます。
●今回のマスタリングには、「ドイツ・シャルプラッテン」レーベルのリマスタリングで絶賛されている高品位「ハイパー・リマスタリング」を採用し、更に優れたこだわりの音質を追求します。ご期待ください。
KICC 685 チャイコフスキー:交響曲 第5番 ホ短調
今回、初CD化となるチャイコフスキーの5番。朝比奈/大フィルによる燃焼度が高い演奏を存分にお楽しみいただけます。かねてからCD化が待ち望まれていた作品。
KICC 686 チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調 「悲愴」
コンサート当日、演奏が終わったところで、聴衆のすすり泣きともとれる異様なうめきがあったほどの伝説の名演。後日、マスタリングに立ち会った朝比奈が演奏と録音に満足の意を表していたと伝えられています。
KICC 687 ドヴォルザーク:交響曲 第9番 ホ短調 「新世界より」
朝比奈にとっては比較的珍しいレパートリー。豪快かつ切々とした表現力が魅力。
KICC 688 リムスキー・コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」
この作品も意表をつくレパートリー。作品が持つ色彩豊かなオーケストレーションに、朝比奈は東洋的な味つけを加味しユニークな表現を打ち出している。ここには単なる音楽絵巻以上のロマンが漂っています。
KICC 689 R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」
今回のシリーズ中、ハイパー・リマスタリングの効果が最も楽しめる1枚といえるでしょう。朝比奈/大フィルサウンドを存分にご堪能ください。
KICC 690 ワーグナー:管弦楽曲集
 ジークフリートの牧歌
 ジークフリートのラインへの旅
 ジークフリートの葬送行進曲
 ブリュンヒルデの自己犠牲と終曲
朝比奈が最も得意とするレパートリー、ワーグナーの作品を集めたもの。

キング・インターナショナル

KDC 19
\2500
街の歌〜アリスタ・トリオのアンコール集
 ベートーヴェン:
  ピアノ三重奏曲第4番変ロ長調 作品11「街の歌」/
 シューベルト:ノットゥルノ 変ホ長調 D.897/
 リスト(作曲者編):ハンガリー狂詩曲第9番変ホ長調「ペストの謝肉祭」/
 サン=サーンス(アレックス・フレイザー編):白鳥/
 クライスラー(作曲者編):ウィーン風小行進曲、シンコペーション/
 ヴィクター・ハーバート:セレナーデ/
 ヨゼフ・スーク:エレジー 作品23/
 幸松 肇編曲:ピアノ・トリオのための「八木節」
アリスタ・トリオ
【鳥羽泰子(ピアノ)、
ダニエル・フロシャウアー(ヴァイオリン)、
ラファエル・フリーダー(チェロ)】
アリスタ・トリオは音楽の感動をよりきめ細かく味わい深いものにしてくれる。技術的完璧さもさることながら音楽の大きな流れを常に大切にしているという芸術体験を必ずされますこと間違いありません。/クレメンス・ヘルスベルグ(ウィーン・フィル団長)[録音:2008年2月/ウィーン]日本語解説書付 国内制作盤
KDC 18
\2500
大地の旋律〜盛中国
 郭 祖栄:金色の秋/
 沙 漢昆:牧歌/
 瞿 小松:谷/
 廖 勝京:紅河山歌/
 張 靖平:慶豊収(豊作のお祝い)/
 施 光南:瑞麗江の辺/
 馬 思聡:思郷曲/
 馬 思聡:春天舞曲/
 秦 咏誠:海浜音詩/
 馬 耀先 & 李 中漢:新疆の春/陳 鋼 何 占豪/
 盛 中国:梁山伯と祝英台
盛 中国(ヴァイオリン)、
瀬田 裕子(ピアノ)
長らく入手困難だった盛中国の中国ヴァイオリン曲集が再発売される。同国ヴァイオリン曲の名作中の名作〈梁山伯と祝英台〉、国際的に活躍した天才・馬 思聡の作品などヴァラエティに富んだ内容をベテランならではの説得力に満ちた魔術で聴かせてくれる。[録音:1995年8月/キングレコード第1スタジオ] 日本語解説書付 国内制作盤

国内コロムビア

COGQ 31
(SACD Hybrid)
\3150
シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調D667 作品114「ます」
シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調D667 作品44
田部京子(P)
カルミナ四重奏団



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