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第42号マイナー・レーベル新録音新譜(3)



AEOLUS

AE 10146
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200
喜びを与えん〜麗しき乙女 ——
 パレストリーナ:野山は花のにぎわい/
 チプリアーノ・デ・ローレ(c.1515−1565):Non e ch'il duol mi scemi/
 ヴィンチェンツォ・ルッフォ(c.1508−1587):3声のカプリッチョ/
 ジャック・アルカデルト(1505−1568):おお、幸せな私の目/
 ディエゴ・オルティス(c.1510−c.1570):おお、幸せな私の目/
 パレストリーナ:私は傷ついた/
 ジョルジオ・マイニエロ(c.1535−1582):
  パッサメッツォ・アンティコ、サルタレッロ/
 デ・ローレ:別れの時は/
 ジョヴァンニ・バッサーノ(c.1558−1617):リチェルカータ第1番/
 ジョヴァンニ・パオロ・チーマ(c.1570−1622):ソナタ/
 デ・ローレ:麗しき乙女/ルッフォ:麗しき乙女
アリアンナ・サヴァール(ソプラノ)、
イル・デシデリオ
ルクセンブルク市音楽院の指導者も務めているフルート奏者トーマス・クグラーの下に集まったアーリー・ミュージックのスペシャリスト集団イル・デシデリオのシリーズ、『Joyssance vous donneray(喜びを与えん)』の第2集となるのが今回の「麗しき乙女」。フランスの15〜16世紀のシャンソンを集めた第1集(AE-10066)に続く第2集のテーマは“イタリア”であり、巨星パレストリーナを中心にデ・ローレ、ルッフォ、バッサーノらの室内楽作品をイル・デシデリオが優しく柔らかなサウンドで堪能させてくれる。またジョルディ・サヴァールの愛娘アリアンナ・サヴァールの歌声がイル・デシデリオのサウンドと溶け合い表現の幅をさらに広げてくれている。
AE 10023
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200
聖エメラムの写本 ——
 ブラッサール:Christi nutu sublimato/
 ルレ:サンクトゥス/
 リーベルト:アニュス・デイ/
 バンショワ:Virgo rosa、Aliud Esclaphe/
 ランディーニ:キリエ/
 ランティンス:すべてが美しいお方/
 デュファイ:人にとって最もよきもの/
 作曲者不詳:クレド、サンクトゥス/他
シュティムヴェルク、
レオン・ベルベン(オルガン)
1430年代から1440年代の前半にかけてヨーロッパ全土から集まった写本がヘルマン・ペッツリンガーの手によって編集されて生まれた「聖エメラムの写本」。現在はバイエルン州立図書館に所蔵されているこの写本には、デュファイ、ランティーニ、ダンスタブル、バンショワと同世代の音楽家たちによる250を超える作品が収められている。シュティムヴェルクは、ルネサンス時代の新たな作品の発掘や紹介を目指して2001年にミュンヘンで結成されたア・カペラ・グループ。カウンターテナー、2人のテノール、バスという四重奏を編成の基本としており、僅か4人とは思えぬ豊かなハーモニーは要チェック。
AE 10511
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200
ジークフリート・カルク=エラート(1877−1933):オルガン作品集Vol.4 ——
 万華鏡Op.144/コンスタンス湖からの7つのパステルOp.96/
 ロンド・アラ・カンパネラOp.156/ヘンデルへのオマージュOp.75
エルケ・フェルカー(オルガン)
ドイツ後期ロマン派の音楽家で特にオルガン分野の発展に大きな影響を及ぼしたカルク=エラートのオルガン作品の網羅を目指す作品集の第4集。この第4集では、カルク=エラート・シリーズで一貫して演奏を担当しているドイツの女流オルガニスト、エルケ・フェルカーが、ルクセンブルクのデュドランジュにあるサン=マルタン教会に設置されてるオルガンを演奏している。
AE 20111
\2500
バッハ・リサイタル ——
 J・S・バッハ:
  前奏曲とフーガ ハ長調BWV.547/
  コラール《人はみな死すべきさだめ》BWV.643/
  コラール《われ、汝を呼ぶ、主イエス・キリストよ》BWV.639/
  コラール《いざ来たれ、異教徒の救い主よ》BWV.599/
  コラール《いざ来たれ、異教徒の救い主よ》BWV.699/
  コラール《いざ来たれ、異教徒の救い主よ》BWV.659/
  コラール《いと高きところにいます神にのみ栄光あれ》BWV.711/
  コラール《われ神より離れじ》BWV.658/
  シュープラー・コラール集BWV.645〜650/
  コラール《これぞ聖なる十戒》BWV.679/
  コラール《ただ神の御旨に従う者は》BWV.691/
  コラール《ただ神の摂理にまかす者》BWV.690/
  コラール《ただ神の御旨に従う者は》BWV.642/
  オルガン協奏曲第5番ニ短調BWV.596/
  コラール《われら悩みの極みにありて》BWV.668
シュテファン・シュミット(オルガン)
長い歴史を持つデュッセルドルフの聖フーベルトゥス教会に設置されている貴重な歴史的オルガン(Weimbs-Orgel)によるバッハ・プログラム。シュテファン・シュミットは、地元デュッセルドルフ生まれのオルガニスト。1991年からはデュッセルドルフの聖ペーター教会のカントールという要職にある。

ALICE

ALCD 027
(特別価格)
\5100
ミューズの秘密〜
 ニコラス・ヴァレットとヤコブ・ファン・エイクの音楽、
 マリー・ルンドクィストの詩による
ピーター・セーデルベリ(リュート)、
レーナ・スザンネ・ノーリン(アルト)、
マリア・リンダール(バロック・ヴァイオリン)
共に17世紀オランダを活躍の場としたニコラス・ヴァレットと、ヤコブ・ファン・エイク。この2人の作曲家が生んだ17世紀の音楽に、スウェーデンの詩人マリー・ルンドクィストが書いた詩を融合させた「ミューズの秘密」をテーマとする奥深いコンセプト・アルバム。ヴァレットの「ミューズの秘密」からの音楽や詩篇、ファン・エイクの「笛の楽園」からの音楽をリュート、声楽、ヴァイオリンの様々な組み合わせが新たな作品へと仕立てている。
ALCD 026
\2500
ロウ・ダイナミック・オーケストラ ——
 即興Ⅰ/
 マッツ・ペアション:ゲーム/
 ケージ:ファイブ/即興Ⅱ/
 ステファノ・スコダニッビオ:ベース・ソロ/
 即興Ⅲ/
 マッツ・ペアション:ソングス/
 即興Ⅳ&Ⅴ/
 コーネリアス・カーデュー:トレティス/
 マッツ・ペアション:ベース・ソロ+リフレイン/
 即興Ⅵ/
 マッツ・ペアション:コラール
ステファノ・スコダニッビオ(コントラバス)、
キール・ノルデソン(打楽器)、
ステン・サンデル(ピアノ、ハーモニウム)、
アミット・セン(チェロ)、
ピーター・セーデルベリ(リュート、テオルボ、ギター)
イタリアのコントラバス奏者にして作曲家のステファノ・スコダニッビオをフューチャー。ケージ、カーデュー、ペアション、スコダニッビオの自作、そして6つの即興の中から混沌の世界が広がっていく・・・。

AMON RA 1CD−R¥2400

CD-SAR 6 キーボード・コレクション ——
 ファーナビー:おもちゃ/
 クロフト:アルマンド ト長調/
 J・S・バッハ:前奏曲ヘ長調/
 アーン:ソナタ第7番イ長調より/
 スタンリー:ヴォランタリー第1番ハ長調より/
 ハイドン:音楽時計より/
 モーツァルト:アダージョ/
 ベートーヴェン:バガテル ハ長調op.119-2/
 J・C・バッハ:ソナタOp.5-5より/
 ドゥセック:ソナタ変ロ長調Op.23より/
 シューベルト:ドイツ舞曲/
 クレメンティ:ソナタ ニ長調Op.16/
 フィールド:夜想曲ホ短調/
 ショパン:ワルツ変イ長調Op.42/
 メンデルスゾーン:ヴェネツィアの舟歌/
 モーツァルト:トルコ行進曲
リチャード・バーネット(ピアノ、チェンバロ、他)
イギリスのケントにある「フィンチコックス古楽器博物館コレクション」に所蔵されているヴァージナル、クラヴィコード、室内オルガン、スクエア・ピアノ、ヨハン・フリック製のグランド・ピアノなど歴史的価値の高い楽器を使い分けた鍵盤作品集。特にピアノに仕掛けられた小型のベルや太鼓が大活躍する「トルコ行進曲」はユーモアいっぱい!1982年1月&2月の録音。(Amon Raはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。)
CD-SAR 2 ディーリアス:
 ヴァイオリン・ソナタ第2番/伝説/ヴァイオリン・ソナタ第3番
デイヴィッド・ストーン(ヴァイオリン)、
アラン・シラー(ピアノ)
デイヴィッド・ストーンは、ブリストルの音楽一家に生まれ、イギリス青少年管弦楽団やエジンバラ音楽祭で活躍したヴァイオリン奏者。いち早く18世紀の奏法を演奏に取り入れただけでなく、ジョセフ・ギッブスのヴァイオリン・ソナタの出版者としても知られている。

ANTES EDITION

BM-CD 31.9251
\2500
スクリャービン:9つのマズルカOp.25/
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲Op.34
ダニエラ・ミュラー=ユング(ピアノ)
名匠メナヘム・プレスラーからもピアノの指導を受けたドイツの女流ピアニスト、ダニエラ・ミュラー=ユング。スクリャービンのマズルカでのリズム感やショスタコーヴィチの緩やかな楽章での陰鬱な雰囲気は、綿密な楽曲研究の成果によるものだろう。

AVENIRA 1CD¥2500

AV 276017
¥2290
ジョゼフ・ブローニュ・サン=ジョルジュ(1745−1799):
 協奏交響曲全集第1巻 ——
  2つの協奏交響曲Op.6より
   第1番ハ長調、第2番変ロ長調/
  2つの協奏交響曲Op.9より
   第1番ハ長調、第2番イ長調(全曲世界初録音)
ミロスラフ・ヴィリメク(ヴァイオリン)、
イジー・ジラーク(ヴァイオリン)、
ミハル・ポスピシル(ヴァイオリン)、
イジー・マラート(指揮)、
フランチシェク・プレイスレルJr(指揮)、
ピルセン・フィルハーモニック管弦楽団
サン=ジョルジュの新たな“協奏交響曲全集”がアヴェニラから待望の登場!新録音を加えた新たなカップリングによる全5枚に及ぶサン=ジョルジュの「ヴァイオリン協奏曲全集」と「6つの弦楽四重奏曲Op.14」のリリースを行い復活を遂げたスイスのレーベル「アヴェニラ(Avenira)」。今回は「ヴァイオリン協奏曲全集」のリリース時から切望されていた「協奏交響曲」が新たな録音を加えて全集として待望の登場!「モーツァルト・ノワール(黒いモーツァルト)」という異名を持ち、カリブ海のフランス領グアドループ島で生まれたサン=ジョルジュは、13歳でラ・ボエシエールに武術を学び、宮殿で乗馬の訓練を受ける。後に剣士として名誉あるシュヴァリエの称号を獲得するなど数々の武勇伝を遺している。フランス革命の勃発後となる1792年には自らの手で1000人で構成される軽騎兵隊を結成。しかし目立った戦果を挙げることができずに指揮権を剥奪されたサン=ジョルジュは、18ヶ月間の監禁生活を送りその後は放浪することになるなどまさに波乱万丈。音楽家としてのサン=ジョルジュは作曲家、ヴァイオリン奏者そして指揮者としても非常に高名だったが、どのような音楽教育を受けてきたのかは謎のまま。ルクレールやゴセック、はたまた農場の支配人に音楽を学んだという説もある。音楽教育の経歴は謎に包まれているサン=ジョルジュだが、その作品は確かに同世代のモーツァルトの音楽と同じ香りを漂わせている。この「協奏交響曲」も例外ではなく、サン=ジョルジュという卓越した才能を持った音楽家の貴重な記録である。ソロは、ヴィリメクとジラークが「Op.6」、ジラークとポスピシルが「Op.9」を担当。1996年8月&1997年4月(Op.9)&2007年(Op.6/新録音)、ピルセン放送スタジオでの録音。
AV 276018
¥2290
ジョゼフ・ブローニュ・サン=ジョルジュ(1745−1799):
 協奏交響曲全集第2巻 ——
  2つの協奏交響曲Op.10より、
   第1番ヘ長調、第2番イ長調/
  2つの協奏交響曲Op.12&Op.13より
   第1番変ホ長調(Op.12)、第2番ト長調(Op.13)(全曲世界初録音)
イジー・ジラーク(ヴァイオリン)、
ミハル・ポスピシル(ヴァイオリン)、
ヤン・モトリク(ヴィオラ)、
フランチシェク・プレイスレルJr(指揮)、
ピルセン・フィルハーモニック管弦楽団
第2巻には、1779年に作曲された2本のヴァイオリンとヴィオラのための「Op.10」、2本のヴァイオリンのための「Op.12&Op.13」の2作品を収録。1996年8月&1997年4月、ピルセン放送スタジオでの録音。

AVIE 1CD¥2400

AV 2130 エマニュエル教会でのロレイン・ハント・リーバーソン ——
 J・S・バッハ:
  カンタータ第30番《喜べ、救われし群よ》BWV.30より/
 ヘンデル:オラトリオ《ヘラクレス》HWV.60より/
 J・S・バッハ:
  カンタータ第33番《ただ汝にのみ、主イエス・キリストよ》BWV.33より
ロレイン・ハント・リーバーソン(メゾ・ソプラノ)、
クレイグ・スミス(指揮)、
ジョン・ハービソン(指揮)、
オーケストラ・オヴ・エマニュエル・ミュージック
ロレイン・ハント・リーバーソンが遺したボストンでの歌声。イギリス、アメリカを中心に大ブレイクを果たしこれからという矢先、病に倒れ2006年7月にこの世を去ったメゾ・ソプラノ歌手ロレイン・ハント・リーバーソン。生前のロレイン・ハントが世界的歌手へと飛躍するきっかけとなった場所であるボストンのエマニュエル教会。ロレイン・ハントにとって重要な場所であるこのエマニュエル教会で1992年から1999年にかけて行われたコンサートのライヴ録音が今回アヴィー(Avie)からリリースの運びに。収録されているのは、ロレイン・ハントの名を一躍世界へと広めることになったバッハとヘンデル。クレイグ・スミス、ジョン・ハービソンといったパートナーたちのサポートを得たロレイン・ハントの歌声が神の声のように降り注ぐ・・・。
AV 2136
(SACD Hybrid Multichannel)
\3000
ブラームス:後期ピアノ作品集 ——
 3つの間奏曲Op.117/幻想曲集Op.116/
 6つのピアノ小品Op.118/4つのピアノ小品Op.119
マルクス・グロー(ピアノ)
初の本格的なソロ・アルバムとなった前作リストのピアノ作品集(AV 2097)で1995年エリザーベト王妃国際音楽コンクール・ピアノ部門の覇者としての実力を余すことなく発揮してくれたドイツのヴィルトゥオーソ・ピアニスト、マルクス・グロー。師であるコンラート・リヒター、ハンス・ライグラフから教えを受けたグローのピアノはドイツ語圏を中心としたヨーロッパだけでなくアメリカでも絶賛を博している。若くしてドイツの名門ハノファー音楽大学の教授に招聘されたマルクス・グロー。技術のみならず音楽性を試されるブラームスの後期ピアノ作品の演奏に注目したい。
AV 2154 北イタリア17世紀〜
 18世紀のヴァイオリン協奏曲集Vol.3 ——
  ヴィヴァルディ:協奏曲ヘ長調RV.569/
  ロカテッリ:教会協奏曲ハ短調Op.4-11、協奏曲ヘ長調Op.4-12/
  サンマルティーニ:協奏曲変ホ長調/
  タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲変ロ長調/
  ヴィヴァルディ:協奏曲ニ長調RV.562
エイドリアン・チャンドラー(ヴァイオリン&ディレクター)、
ラ・セレニッシマ
「17世紀から18世紀」、「北イタリア」として年代と地域を限定したチャンドラー&ラ・セレニッシマによるヴァイオリン協奏曲集の完結編。第3集ではヴィヴァルディ、ロカテッリ、サンマルティーニ、タルティーニなど当時のイタリアを代表する4人の作曲家の作品を収録している。ちなみにチャンドラーは、1690年から1740年の北イタリアにおけるヴァイオリン協奏曲の発展を研究するためにサウサンプトン大学から特別研究員の地位を与えられるなど、その取り組みに対する評価は高い。
AV 2175 モーツァルト:
 ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491/
 同第25番ハ長調K.503/幻想曲ニ短調K.397
イモジェン・クーパー(ピアノ&指揮)、
ノーザン・シンフォニア
イギリスの都市ニューキャッスルゲイツヘッドの誇る国際音楽センター「セージ・ゲイツヘッド・ホール」を拠点とするノーザン・シンフォニアが同ホールで行ったコンサートのライヴ録音をリリースして行くシリーズの第3弾。第1弾(AV 2100)で丁寧なタッチから生み出されるクリアでストレートなモーツァルトを聴かせてくれたイギリスの女流ピアノ奏者イモジェン・クーパーが再び登壇。クーパー自身のピアノ、ノーザン・シンフォニア、セージ・ゲイツヘッド・ホール、そして聴衆が創り上げた今回のモーツァルトも実に見事。2007年11月8日〜11日の録音。
AV 2133 フォーレ:夜想曲全集 ——
 夜想曲第1番変ホ短調Op.33-1/同第2番ロ長調Op.33-2/
 同第3番変イ長調Op.33-3/同第4番変ホ長調Op.36/
 同第5番変ロ長調Op.37/同第6番変ニ長調Op.63/
 同第7番嬰ハ短調Op.74/同第8番変ニ長調Op.84-8/
 同第9番ロ短調Op.97/同第10番ホ短調Op.99/
 同第11番嬰ヘ短調Op.104-1/
 同第12番ホ短調Op.107/同第13番ロ短調Op.119
チャールズ・オーウェン(ピアノ)
ユーディ・メニューイン・スクールで音楽を学び始めたチャールズ・オーウェンは、イギリス王立音楽院でイリーナ・ザリツカヤに師事。1995年にはスコットランド国際ピアノ・コンクールでシルバー・メダルを獲得し、バービカン・センターやウィグモア・ホール、リンカーン・センター、カーネギー・ホール、ムジークフェラインなどへのデビューを果たした今後が有望視されるイギリスのピアニストである。イギリスのチェリスト、ナタリー・クラインの伴奏者としてではなく、“ソリスト”としてのオーウェンが13曲の夜想曲を通じてフォーレの作風の変遷を聴かせてくれる。
AV 2134 シューマン:
 ゲーテの《ヴィルヘルム・マイスター》にもとづくリートと歌Op.98a/
 リーダークライスOp.39/メアリ・スチュアート女王の詩Op.135/
 秋の歌Op.43-2/まこと太陽は輝きOp.37-12/
 私はあなたの樹Op.101-3
クリスティアン・ヒルツ(バリトン)、
マリアンネ・ベアーテ・キーラント(メゾ・ソプラノ)、
カティア・ブスカルー(ピアノ)
バロックと古典派の作品のスペシャリストとしてコープマンやハーゼルベックなどから信頼を受けているドイツのバリトン歌手クリスティアン・ヒルツ。マリアンネ・ベアーテ・キーラントはハノーファー国立歌劇場での活躍が認められ、コレギウム・ヴォカーレやバッハ・コレギウム・ジャパンなどからソリストとして招かれるなど世界規模での活動を展開しているノルウェー生まれのメゾ・ソプラノ歌手である。十分な実力と実績を持つヒルツとキーラントが、シューマンの広く知られた作品と知られざる名作に込められた想いを伝えてくれる。
AV 2152 ジェイムズ・ネアズ(1715−1783):
 ハープシコードのための8つの練習曲集/
ヘンデル:組曲二短調HWV.447
ジュリアン・パーキンス(ハープシコード)
ロンドンの王室礼拝堂で合唱隊員を務めたジェイムズ・ネアズは、ヨーク大聖堂のオルガニストに就任。その後、王室礼拝堂のオルガニスト、作曲家に任命されるなど演奏者、作曲家として18世紀のイギリスで活躍した音楽家である。ここに収録されたネアズの鍵盤楽器のための代表作である「ハープシコードのための8つの練習曲集」では、第1番〜第4番をカークマン(1764)のシングル・マニュアル・ハープシコードを、ヘンデルと第5番〜第8番ではシュディ(1740)のダブル・マニュアル・ハープシコードを弾き分けており、楽器の変更によって作品に対するアプローチの方法を変化させるなど非常に興味深い。

BELLA MUSICA 1CD¥2500

BM 31.2412 フローラ・マジカ ——
 カール・コムツァーク(1850−1905):
  国民歌劇《エーデルワイス》 /
 カール・ミヒャエル・ツィーラー(1843−1922):ブルーメン・ポルカ/
 ロベルト・シュトルツ(1880−1975):20の花の歌/
 レハール:ワルツ《野ばら》/
 J・シュトラウスⅡ世:ワルツ《南国のばら》Op.388
ウィルマ・マレール(ソプラノ)、
カリン・パグマー(メゾ・ソプラノ)、
マンフレート・ミューザウアー(指揮)、
ドナウ・フィルハーモニー・ウィーン
ベラ・ムジカ(Bella Musica)のシリーズ“オマージュ”の最新盤は、「花」をテーマとした作品集。ちなみにウィーンの作曲家シュトルツの「20の花の歌」に付けられた作品番号はなんと「Op.500」!その生涯で2000曲を超える作品を書いたというのだから「Op.500」にも思わず納得。
BM 31.2413 ショパン:
 前奏曲第15番変ニ長調Op.28-15《雨だれ》/
 幻想即興曲嬰ハ短調Op.66/
 練習曲第3番ホ長調Op.10-3《別れの曲》/
 同第5番変ト長調Op.10-5《黒鍵》/子守歌変ニ長調Op.57/
 練習曲第2番イ短調Op.10-2/バラード第3番変イ長調Op.47/
 ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58/
 ポロネーズ第6番変イ長調Op.53《英雄》
ペーター・シュマルフス(ピアノ)
あの「Pilz(ピルツ)」の録音にもその名がクレジットされていたベルリン生まれのベテラン・ピアニスト、シュマルフスのショパン・アルバム。ケンプ、ギーゼキング、エッシュバッハーから学んだ技がベテランらしい味のあるショパンが聴ける。

BERGEN DIGITAL

BD 7056CD
\2500
リングサーケル教会聖歌隊 ——
 ハイドン:神への夕べの歌/
 メンデルスゾーン:3つの宗教合唱曲/
 ブラームス:宗教的な歌曲Op.30/
 アウグスト・セーデルマン(1832−1876):宗教的歌曲より/
 グリーグ:アヴェ・マリス・ステラ/
 エギル・ホーヴラン(1924−):モテット《帰れ、我が魂》Op.87-5/
 ヴァルデマル・オーレーン(1894−1982):夏の賛美歌/
 伝承曲:An Irish Blessing
トルゲイル・ツィエナー(指揮)、
リングサーケル教会聖歌隊
リンゲサークル教会聖歌隊は、ノルウェーのヘードマルク県リングサーケルで1996年の秋に結成された合唱団。この合唱作品集は、1999年より指揮者を務めるトルゲイル・ツィエナーの指揮で結成10周年を記念して行われた録音である。

BNL 1CD¥2400

BNL 112884 ムソルグスキー(フィリップ・レーン編曲):
 聖ニコラス・ミサ/
スタニスワフ・モニューシェコ(1819−1872):
 オストロブラムスカの連祷
ジャック・ヴォイチェホフスキ(指揮)、
ブロセリアンド交響楽団、
パリ仏独合唱団、
ワルシャワ大学合唱団、他
ムソルグスキーの「聖ニコラス・ミサ」とは、「ヨシュア」や「セレナヘリブの陥落」などの音楽にフィリップ・レーンが典礼文の歌詞を加えて1つの作品として完成させた宗教作品。19世紀ポーランドの作曲家、モニューシェコの「オストロブラムスカの連祷」も珍しい作品。ちなみにムソルグスキーの「聖ニコラス・ミサ」は Oxford University Press より、モニューシェコの「オストロブラムスカの連祷」は Editions LEDUC から出版されている。
BNL 112887 デュリュフレ:
 前奏曲、アダージョと《来たれ創り主なる聖霊》によるコラール変奏曲/
 デュプレ:行列と連祷/
 ジャン=ジャック・グリュネンヴァルト:ユビラーテ・デオ/
 メシアン:聖餐式/
 ジャン・アラン:3つの舞曲
ヴァンサン・ヴァルニエ(オルガン)、
ジャン・スーリス・ヴォーカル・アンサンブル
フランスのオルガン奏者ヴァンサン・ヴァルニエは、ミシェル・シャピュイ、オリヴィエ・ラトリー、マリー=クレール・アランからオルガンを学び、1996年よりパリの聖エティエンヌ・デュ・モン教会のオルガニストを務めている。ヴァルニエ自身がオルガニストであり、録音の舞台でもある聖エティエンヌ・デュ・モン教会は、生前のデュリュフレがオルガニストを務めていたことでも知られている。
BNL 112886A/B
(2CD)
J・S・バッハ:クラヴィーア練習曲集第3巻
 (前奏曲とフーガ変ホ長調BWV.552/
  21のコラール前奏曲BWV.669〜689/
  4つのデュエットBWV.802〜805/
  シュープラー・コラール集BWV.645〜650/
  カノン風変奏曲《高き天よりわれは来たれり》BWV.769
ベルナール・コードゥリー(オルガン)
ベルナール・コードゥリーは、フランスのモンベリアール国立音楽院でオルガン奏法の指導に携わり、BNLレーベルからは大バッハのオルガン作品集「フランスのバッハ」を発表しているフランスのオルガニスト。バッハの生前に出版され、「ドイツ・オルガン・ミサ」とも呼ばれる壮大なスケールを持つ「クラヴィーア練習曲集第3巻」は、ドイツ・バイエルン州のイッツグルンド、ラーム地区の教会にあるヒストリカル・オルガンによる録音。

CAMPANELLA MUSICA 1CD¥2500

C 130168 ロスト&ファウンド〜オーボエのための協奏的作品集
 アウグスト・クルークハルト(1847−1902):
  オーボエのための小協奏曲Op.18/
 ヨーゼフ・ライヒャ(1746−1795):
  オーボエ協奏曲変ロ長調/
 ヨハン・ヴェンツェル・カリウォダ(1801−1866):
  ディヴェルティスマンOp.58/
 ヨーゼフ・ライヒャ:オーボエ協奏曲ニ長調/
 イグナーツ・ラハナー(1807−1895):オーボエのための小協奏曲
ハンスイェルク・シェレンベルガー(オーボエ&指揮)、
スイス・イタリア語放送管弦楽団
シェレンベルガーのレーベル“カンパネラ・ムジカ”。18世紀から19世紀にかけての知られざる作曲家たちが遺したオーボエのための傑作を、シェレンベルガー自らの演奏と指揮で現代に蘇らせた「オーボエのための協奏的作品集」。カリウォダはホルンの作品で知られてはいるものの、クルークハルトやJ・ライヒャ(アントン・ライヒャの叔父)、ラハナーの作品を聴く機会は非常に限られているだけに、シェレンベルガーの録音は大きな意味を持つことだろう。シェレンベルガーの録音はもちろん、録音やパッケージデザインもハイレベル。
C 130151 ロマン派の変遷 ——
 クルークハルト:5つの幻想小曲集《あしの歌》/
 ニールセン:カント・セリオーソ、ロマンスとユモレスク/
 ヘルツォーゲンベルク:3つの伝説Op.62/
 ライネッケ:夜想曲Op.112、
 オーボエ、ホルンとピアノのための三重奏曲イ短調Op.188
ハンスイェルク・シェレンベルガー(オーボエ)、
ジェラール・コセ(ヴィオラ)、
ラドヴァン・ヴラトコヴィチ(ホルン)、
ヴァディム・グラドコフ(ピアノ)
ニールセン、ライネッケという管楽器奏者にはお馴染みの作曲家、クルークハルトや近年再評価が進むヘルツォーゲンベルクなどバラエティに富んだロマン派の室内楽作品を収録。オーボエのシェレンベルガーはもちろんのこと、その長いキャリアで積み重ねられたコネクションを最大限に活用した豪華アーティスト陣も見逃せない。フランスの名手ジェラール・コセ、既に伝説的奏者としてホルン関係者の間で崇められているヴラトコヴィチの参加はシェレンベルガーだからこそと言えるだろう。
C 130144 ソロ ——
 コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタOp.8/
 リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ/
 クルターク:
  5つの小品、
  ピリンスキ・ヤーノシュ〜ジェラール・ド・ネルヴァル/
 コダーイ:チェロ・ソナタOp.4/
 ミクロス・ローザ:無伴奏チェロのための《トッカータ・カプリチョーザ》
ルートヴィヒ・クヴァント(チェロ)、
マルクス・ベッカー(ピアノ)
ベルリン・フィルに第1ソロ奏者として在籍中のチェリスト、ルートヴィヒ・クヴァントのソロ・アルバム。フルトヴェングラー時代のソロ奏者アルトゥール・トレスターからチェロを学んだクヴァントは1991年にベルリン・フィルに入団。1993年にソロ奏者に昇格し、1996年にはアバド指揮のベルリン・フィルをバックにショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第2番を演奏するなど現在のベルリン・フィルの低弦セクションを支える重要な役割を担っている。コダーイを中心としたソロ・アルバムの説得力は抜群。レーガーの鬼、マルクス・ベッカーのサポートも心強い。

CAPRICCIO

49586
(8CDs+Bonus DVD/
特別価格)
\6800
スクリャービン:ピアノ独奏作品全集 ——
 CD-1&CD-2 〜 ピアノ・ソナタ第1番〜第10番/
 CD-3&CD-4 〜
  前奏曲Op.11、Op.13、Op.15、Op.16、Op.17、Op.22、Op.27、
  Op.31、Op.33、Op.35、Op.37、Op.39、Op.48、Op.67、Op.74/
 CD-5 〜
  3つの小品Op.2、12の練習曲Op.8、
  8つの練習曲Op.42、3つの練習曲Op.65/
 CD-6 〜
  マズルカ&ワルツ — ワルツ ヘ短調Op.1、マズルカOp.3、同Op.25、
  ワルツ変イ長調Op.38、マズルカOp.40、ワルツ風にOp.47/
 CD-7 〜
  即興曲&詩曲 — 2つのマズルカ風即興曲Op.7、2つの即興曲Op.10、
  同Op.12、同Op.14、2つの詩曲Op.32、悲劇的詩曲Op.34、
  悪魔的詩曲Op.36、詩曲変ニ長調Op.41、2つの詩曲Op.44、
  同Op.63、同Op.69、同Op.71、詩曲《焔に向かって》Op.72/
CD-8 〜
 アレグロ・アパッショナートOp.4、2つの夜想曲Op.5、前奏曲嬰ハ短調Op.9-1、
 前奏曲と夜想曲Op.9、演奏会用アレグロOp.18、ポロネーズ変ロ短調Op.21、
 幻想曲ロ短調Op.28、3つの小品Op.45、スケルツォ ハ長調Op.46、
 3つの小品Op.49、4つの小品Op.51、3つの小品Op.52、4つの小品Op.56、
 2つの小品Op.57、アルバムのページOp.58、2つの小品Op.59、2つの舞曲Op.73
ボーナスDVD 〜
 ミステリウム —— レットベリの弾くスクリャービンとインタビュー
 (NTSC/16:9/リージョン・コード:0/収録時間:約55分)
マリア・レットベリ(ピアノ)
スクリャービンの作品番号付きピアノ独奏曲全集!生まれはバルト三国の小国ラトヴィアの首都リガで国籍はスウェーデン、そして現在はベルリンを拠点として活躍中の女流ピアノ奏者マリア・レットベリが完成させたスクリャービンのピアノ独奏作品全集がカプリッチョから登場に!作品番号付きのピアノ独奏作品の全てを網羅したこの作品集は2004年から2007年にかけてじっくりと時間をかけたレコーディングによって完成されており、スクリャービンのピアノ独奏作品の全容を捉えることのできる貴重なリリースとなるだろう。レーベルのお膝元ドイツはもちろん、イギリスの「グラモフォン誌」や「ミュージックウェブ・インターナショナル」などで好レビューを続々と獲得するなど『レットベリのスクリャービン』に対する評価は急上昇中。サンクトペテルブルク音楽院、王立ストックホルム音楽院、シベリウス音楽院などヨーロッパの名門で研鑽を積んだ美しきピアニストが、自らが創造するスクリャービンの世界に聴き手を誘う ——。

CAPRICE

CAP 21803
\2500
フレデリク・シクステン(1962−):
 スウェーデンのマルコ受難曲(世界初録音)
ジャネッテ・コーン(ソプラノ/福音史家)、
イェスパー・タウベ(バリトン/イエス)、
グンナー・アンデション(テノール)、
バルカラス・クラフォード(バス)、
クリストファー・ホルゲルソン(テノール)、
ミア・ルンデル(アルト)、
ラグナル・ブーリーン(指揮)、
カンマーアンサンブル、
マリア・マグダレーナ・モテット合唱団、
アドルフ・フレドリクス音楽院児童合唱団
世界初録音となる「スウェーデンのマルコ受難曲」とは現代スウェーデンの代表的作曲家の1人であるサンドストレムの門下生であり、作曲家、教会オルガニスト、合唱指揮者として次世代を牽引する音楽家フレデリク・シクステンの意欲作。現在のスウェーデンで教会音楽、合唱作品の作曲家として多方面から脚光を浴びているシクステンの「マルコ受難曲」の大きな特徴は、大バッハの受難曲では主にテノールが担当している福音史家(エヴァンゲリスト)をソプラノに設定しているという部分だろう。ソリスト、合唱団、小編成の室内アンサンブルという編成と伝統的な作曲手法を受け継ぎながらも、劇的な表現や独自色を打ち出したスウェーデン生まれの新たな「マルコ受難曲」は、これが世界初録音!

CAVALLI

CCD 336
\2500
ペルシャとヨーロッパの古楽 ——
 カスタルディ:勝利のアモール/
 カプスベルガー:コラシオーネ、アルペジアータ/
 マレ:ペルシャの行進/
 カレスターニ:ランディ:こんなに長く、あなたを愛してきたけれど/
 作曲者不詳(スペイン):カラタ/
 作曲者不詳(1492):フォリア/他
アンサンブル・セレステ・シレーネ
アンサンブル・セレステ・シレーネは4人の音楽家たちによって1996年に結成されたドイツの古楽アンサンブル。歌(テノール)とハープのニールス・バーデンホップ、ヴィオラ・ダ・ガンバとパルドシュ・ド・ヴィオールを弾くクリスティアーネ・ゲルハルトなど各メンバーが一人二役以上をこなし、古楽器の多彩なサウンドを楽しませてくれる。

CENTAUR 1CD¥2300

CRC 2098/2099
(2CD)
¥4600→¥4190
ショパン:マズルカ全集
 (全曲/Op.6、7、17、24、30、33、41、50、56、59、63、67、68)/
 ノートル・タン/エミール・ガイヤール/ロンド・アラ・マズルカ
アントニオ・バルボーザ(ピアノ)
ブラジルが生んだ幻の天才ピアニスト、バルボーザのショパンが復活!1943年12月5日、ブラジルのジョアンペソアで生を受けたアントニオ・バルボーザ。その卓越した才能を早くから開花させ20世紀後半のブラジルを代表する存在として輝きを放ったバルボーザだったが、世界に羽ばたく寸前のところで心臓発作を発症。1993年9月2日にブラジルのサンパウロでその生涯を閉じてしまう。生前のバルボーザは屈指のショパン弾きとしてその名を轟かせたピアニストであり、この1998年に録音された51曲のマズルカはバルボーザの伝説的なレコーディングの1つとして知られてきた演奏なのである。躍動するリズム、豊かな歌心、変幻自在のテンポ・・・、歴史に埋もれてしまった幻のピアニストの素晴らしき才能、そして“バルボーザ”という音楽家の存在を証明する貴重な記録がここに復活する。ハンブルク・スタインウェイのピアノによる1988年1月&2月、ニューヨークのハーシュ・ホールでの録音。※1991年にリリースされた録音の再発売盤。
CRC 2894 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調Op.7/
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ変ロ短調Op.36(原典版)/
カイホスルー・ソラブジ(1892−1988):ピアノ・ソナタ第0番(世界初録音)
ソヘイル・ナセリ(ピアノ)
イラン人の両親を持つサンタモニカ生まれのピアニスト、ソヘイル・ナセリのリサイタル・プログラム。ナセリが活動の両拠点としているニューヨークとベルリンの「ニューヨーク・タイムズ」、「ベルリナー・ツァイトゥング」の両紙でその活躍が絶賛されるなど、評価急上昇中。このプログラムの目玉はなんといっても世界初録音となるソラブジの「ソナタ第0番」!長大な奇作を次々生み出し、自身の作品を他人が演奏することを禁じるなど独自の道を貫いたソラブジ。キャリアの最初期となる1917年に作曲された「ソナタ第0番」は、ソラブジ・アーカイヴの主宰を務めるアリスター・ヒントンによって1980年代に再発見され「第0番」と名付けられた約24分の作品である。ナセリのピアノが、同じくイランをルーツとするソラブジの若かりし頃の秀作を紐解いていく。2006年9月〜10月の録音。
CRC 2866 ダウランド:リュート歌曲集 ——
 ぼくの受けた苦しみを/悲しみよ、とどまれ/
 愛の神よ、かつて出会ったことがあるか/もう泣くな、悲しみの泉よ/
 彼の金髪も/今こそ別れねばならぬ/私の嘆きに心が動くなら/
 さあもういちど、愛が呼んでいる/わが思いには希望の翼/
 ああやさしい森よ/流れよ、わが涙/ダフネはあまり貞節ではなかった/
 時間は静止して/見よ、この不思議を/
 ぼくの悲しみに耳を貸してくれ/その昔、愚かな蜜蜂も
クリスティン・ハースト(ソプラノ)、
ベン・コーエン(リュート)
ハーストのな歌声が胸を打つダウランド。16世紀から現在まで途切れることなく歌い継がれてきたダウランドの傑作、リュート歌曲集。アメリカで一流のダウランド歌いとして評されるソプラノ歌手クリスティン・ハーストの飾りの無いストレートな歌声が胸を打つ。ベン・コーエンの奏でるリュートのシンプルな旋律がハーストの歌声をさらに印象深く際立たせる。
CRC 2882
¥2300→¥2090
箏とヴァイオリン ——
 沢井忠夫(1937−1997):ヴァイオリンと箏のための《鳴き砂よ…》 /
 デイヴィッド・リップタック(1949−):氷華/
 宮城道雄(1895−1956):春の海/
 米倉香織(1973−):所沢バラード/
 藤田正典(1946−):ミクロモーションⅡ/
 サティ:ジムノペディ第1番
デュオ《vio-LINK-oto》
(水谷隆子(箏)、
ピア・リップタック(ヴァイオリン))
デュオ「vio-LINK-oto」とは、沢井忠夫と沢井一恵の両氏から箏を学び、NHK邦楽技能者育成会を卒業した愛知県生まれの箏奏者、水谷隆子と、オーデンセのフュン・シンフォニエッタ、オーデンセ響、トリオ・ラ・コルダの奏者を歴任してきたデンマークの女流ヴァイオリン奏者ピア・リップタックがコンビを組み、2003年から演奏活動をスタートさせた“箏”と“ヴァイオリン”という異色のアンサンブルである。宮城道雄や沢井忠夫といった20世紀日本を代表する音楽家の作品や、新進気鋭の日本人作曲家の作品を舞台として「和の箏」、「洋のヴァイオリン」の画期的な出会いが実現。この斬新なデュオの演奏からは、「箏」という日本の伝統楽器の持つ新たな可能性を実感することが出来るだろう。
CRC 2920 ディヴィジョン・ヴァイオル〜クリストファー・シンプソンの音楽 ——
 クリストファー・シンプソン(c.1605−1669):
  ディヴィジョン ニ長調、プレリュード 変ロ長調、
  ディヴィジョン 変ロ長調、同ニ短調、同イ短調、同ニ短調、
  プレリュード、ディヴィジョン ホ短調、同ト長調、
  プレリュード ニ長調、ディヴィジョン ニ長調/
 スティーヴン・グドール:名無しの作品/
 リチャード・スマート(fl.1630):
  前奏曲、ビルディングス、ダフネ、サルト・ピッツ、
  ラクリメ、前奏曲、モンシエール・アルマン、
  Whoope, doe me no harme/
 ウィリアム・ヤング(d.1671):サラバンド、名無しの作品
ジョン・マーク・ローゼンダール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
デイヴィッド・シュレイダー(チェンバロ)
マシュー・ロックやジョン・ジェンキンズとも親交を結んでいた17世紀イギリスにおける重要な音楽理論家クリストファー・シンプソン。ディヴィジョンとは一定の音形の通奏低音(グラウンド)の上で高度な技巧を要する即興的な旋律を繰り広げるヴィオールの技法のことであり、シンプソンの「ディヴィジョン・ヴァイオル」とは前述のロックやジェンキンズからも称賛されたディヴィジョンのための音楽理論書、教則本である。シカゴ・バロック・アンサンブルの創設者であり、現在も芸術監督を務めるガンバ奏者ローゼンダールと、ショルティやバレンボイム、ブーレーズが指揮するシカゴ響にオルガン奏者、チェンバロ奏者として参加してきたシュレイダーのコンビが17世紀イギリスの傑作を奏で上げている。
CRC 2906
完売
愛の旋律 ——
 リスト:ハンガリー狂詩曲第2番/
 ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女/
 アルベニス:タンゴ/
 オッフェンバック:カン・カン/
 ポンキエルリ:時の踊り/
 サティ:3つのジムノペディ/
 シューベルト:楽興の時/
 グノー:あやつり人形の葬送行進曲/
 ワイトトイフェル:スケーターズ・ワルツ/
 ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲/
 マスネ:エレジーとメロディー/
 フォーレ:パヴァーヌ/
 ウェールズ民謡:夜もすがら
ジョヴァンニ・デ・キアーロ(ギター)
ジョヴァンニ・デ・キアロは、1976年にカーネギー・ホールでリサイタルを行いニューヨーク・デビューを果たしたアメリカのギタリスト。サザン・ミシシッピ大学ギター科の教授でもあるキアロは、巧みな編曲術を駆使してジョプリンなど様々な作品をギターのためにアレンジするなど粋な選曲が人気を呼んでいる。この「愛の旋律」もエキサイティングな「カン・カン」やメロディックな「パガニーニ」など、バラエティ豊かなギター・アルバムに仕上がっている。
CRC 2873 グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ集 ——
 ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ長調Op.8/
 同第2番ト短調Op.13/同第3番ハ短調Op.45
デイヴィッド・ギルハム(ヴァイオリン)、
飯沼千温(ピアノ)
ピーボディ音楽院、インディアナ大学でヴァイオリンを学んだアメリカのアーティスト、デイヴィッド・ギルハムと、同じくインディアナ大学のディプロマを修了した日本人ピアニスト、飯沼千温の夫妻によるデュオ・アルバム。1998年に結成された「デュオ・ギルハム=飯沼」は、アメリカ、カナダ、中国、欧州、そして日本を舞台に活躍中。2003年からはセントラル・アーカンソー大学の“デュオ・イン・レジデンス”を務めている。
CRC 2884 ヒンデミット:チェロ・ソナタOp.25-3/
カサド:無伴奏チェロ組曲/
クラム:無伴奏チェロ・ソナタ/
ハルゼー・スティーヴンス(1908−1989):無伴奏チェロ・ソナタ
カレン・ブランスカス(チェロ)
ロンドン・タイムズにその演奏が「美しく流れるようなサウンド」、「名手に相応しい解釈」と称賛された女流チェリスト、カレン・ブランスカスの演奏による20世紀無伴奏作品集。シュタルケル、ピアティゴルスキー直伝のチェロが、高度なテクニックと音楽性を要する4つの無伴奏作品で迫真の演奏を繰り広げている。
CRC 2847 レベッカ・クラーク(1886−1979):弦楽のための室内楽作品集 ——
 子守歌/古いアイルランドの民謡による子守歌/モルフェウス/
 名前のない楽章/中国のパズル/
 パッサカリアと古い中国の民謡/I'll Bid My Heart Be Still/
 ドゥムカ/2つの小品/弦楽四重奏のための断章/
 弦楽四重奏曲のためのアダージョ/コンビネット・キャロル
ケネス・マーティンソン(ヴィオラ)、
クリストファー・テイラー(ピアノ)、
アンドレア・モリーナ(ピアノ)、ユルストロム弦楽四重奏団
1925年にアメリカで最初にバッハの「ゴルトベルク変奏曲」の演奏を行ったジェイムズ・フリスキンの妻で、作曲家、ヴィオラ奏者でもあったレベッカ・クラークの作品にスポットをあてた作品集。自身のヴィオラ奏者としての経験を活かしたレベッカ・クラークの作品は室内楽、特にヴィオラを要する作品が特に優れた完成度を見せている。
CRC 2845 ウィリアム・ホーンの音楽 ——
 ウィリアム・ホーン:ヴィオラ・ソナタ/エレンの歌/4月の詩篇/間奏曲
ホン=メイ・シャオ(ヴィオラ)、
エレン・フィリップス・フローンマイヤー(ソプラノ)、
フィリップ・フローンマイヤー(バリトン)、
ローガン・スケルトン(ピアノ)
アメリカン・ブラームス・ソサイエティ・ニュースレターの執筆者、ルイジアナ州のキリスト・エピスコパル教会のオルガン奏者としての顔も持つアメリカのベテラン作曲家ウィリアム・ホーンの作品集。1987年ジュネーヴ国際音楽コンクール・ヴィオラ部門の優勝者でもある中国の女流ヴィオラ奏者ホン=メイ・シャオなどの一流アーティストが参加しているところもポイント。
CRC 2892 イゴール・コルネイチュク(1956−):室内楽作品集 ——
 ピアノのための三部作《不死鳥》/
 ヴァイオリンとピアノのための3つの小品《歌と舞曲》/
 無伴奏ヴァイオリンのための《メイン州の即興》/
 チェロとピアノのための《5つのフレーム》/
 クラリネットとピアノのための《ニュー・スクランブル》
オードリー・アンドリスト(ピアノ)、
ジェイムズ・スターン(ヴァイオリン)、
レイチェル・ヤング(チェロ)、
ネイサン・ウィリアムズ(クラリネット)
イゴール・コルネイチュクはスペインのマドリッドで生まれ、幼少の頃に家族でクリーヴランドに移住したロシアとドイツの血を引くアメリカの作曲家である。1989年にはイェール大学でジャズについても学ぶなど、数ヶ国にルーツを持つ自身と同じくその作品からもクラシックに限定されないモダンなスタイルの作風が感じ取れる。ちなみにコルネイチュクの作品はシュワルツ&ロイヤル・リヴァプール・フィルによって既にレコーディングが行われており、にわかに注目を集めている。
CRC 2901 タンゴとセレナータ ——
 ベンジャミン・ボーン:ホローポ・ジャム/
 マイケル・バード:メディテラニアン・ビューティ/
 ピアソラ:タンゴの歴史/
 マーク・カールソン:2つのバラード/
 エイドリアン・アルベルト:L.A. タンゴ・ヌォーヴォ/
 アポストロス・パラスケヴァス:サムシング・トゥ・シング・アバウト/
 ケネス・フローリッチ:クロックワーク・オートマータ
アラン・ダースト(ソプラノ・サクソフォン)、
コーリー・ホワイトヘッド(ギター)
起源は古くさかのぼる“ギター”と、19世紀中期に発明された“サクソフォン”というコンビとしては異色のタッグによるデュオ・アルバム。ダーストの艶やかなサクソフォンの音色とホワイトヘッドのどこか愁いを帯びたギターの音色が、ピアソラの定番作品「タンゴの歴史」から近現代の作曲家たちの作品で見事にブレンド。ソプラノ・サクソフォンとギターという独特のデュオが聴けるのもこのセンター(Centaur)レーベルならでは。
CRC 2896/2897
(2CD)
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガOp.87 コーリ・ボンド(ピアノ)
インディアナ大学ブルーミントン校でピアノ演奏法の博士号を取得し、現在はソリスト、アイダホ州立大学の准教授として活動を展開するアメリカの女流ピアニスト、コーリ・ボンドのショスタコーヴィチ。2006年のショスタコーヴィチ生誕100年に合わせる形で録音が進められた「24の前奏曲とフーガ」では、同主調、近親調への動き、前奏曲とフーガの対比が上手く表現されている。
CRC 2907 新しいリリックなフルート ——
 ゲイリー・ショッカー:ハナハズ・グレード/
 ジェイムズ・ピオルコウスキ:ダミティエの音楽/
 ローウェル・リーバーマン:三重奏曲第1番Op.83/
 グレン・B.コルテス:アイ・ドリームド・イン・ア・ドリーム/
 ウィリアム・オルティス:リカンストラクションズ/
 マーガレット・グリーブリング=ヘイグ:ダンス・ラヴィサン
スーザン・ロイヤル(フルート)、
ナターシャ・ファーニィ(チェロ)、
ネイサン・ヘス(ピアノ)、
ジェイムズ・ピオルコウスキ(ギター)、
ダンナ・サンデット(オーボエ)、
ジョディ・グイン(ハープ)
ニューヨーク州立大学フレドニア校音楽学部のフルート科教授であり、現在はジョアン・ファレッタが音楽監督を務める名門バッファーロー・フィルから客演奏者として定期的に招聘を受けている女流フルート奏者、スーザン・ロイヤルのソロ・アルバム。自身も現役のフルート奏者であるゲイリー・ショッカーの作品など、6人の現代の音楽家たちが作曲した作品はどれも抒情的なスタイルを持っており、新たなレパートリーの選曲の参考音源としても一役買いそう。
CRC 2914 ダブル・ダンス〜クラシックとジャズのコネクションⅡ ——
 ビル・ドビンス:前奏曲第7番変ホ長調、同第3番へ長調/
 デイヴィッド・N.ベイカー:ジャズ・ダンス組曲/
 ジョセフ・マクホルム:3つのリフレクション/
 ジョン・ルイス:オッズ・アゲインスト・トゥモロー、パリの午後
ウィリス・デロニー(ピアノ)
「ニュー・ワールド・ア・カミング(CRC 2468)」に続くセンター(Centaur)のクラシックとジャズのクロスオーバー・アルバム第2弾。イーストマン音楽院教授でジャズの人気実力派ピアニスト、ビル・ドビンスといった3人のアーティストのピアノ作品に、ジャズ&クラシックのピアニスト、指揮者、室内楽奏者、作曲者、アレンジャーとしてマルチな才能を発揮するウィリス・デロニーが挑む!クロスオーバー・ファンには特にオススメ。
CRC 2902 ハレオ〜2台ピアノのためのスペイン音楽 ——
 アルベニス(マルティン編):アラゴン、
 キューバ/グラナドス(マルティン編):わら人形/
 ソレール:2台の鍵盤楽器のための協奏曲第1番/
 アルベニス(マルティン編):
  エル・アルバイシン、パヴァーナ・カプリーチョ/
 ファリャ(マルティン編):粉屋の踊り/
 グラナドス(マルティン編):演奏会用アレグロ/
 ソレール:2台の鍵盤楽器のための協奏曲第3番/
 ファリャ:(マルティン編):スペイン舞曲第2番
エレーナ・マルティン(ピアノ)、
ホセ・メリトン(ピアノ)
スペイン生まれのピアノ・デュオが祖国の2台ピアノのためのオリジナル作品、アレンジ作品を弾いたスペイン一色のピアノ・アルバム。19〜20世紀スペインの大作曲家アルベニス、グラナドス、ファリャのアレンジ作品はもちろんだが、ソレールの「鍵盤楽器のための協奏曲」が最大の聴きどころ!
CRC 2893 ブライアン・バンクス:
 ピアノ・ソナタ第1番/5つのペンタトニック前奏曲/
 ピアノ・ソナタ第2番/同第3番/ポート・タウンゼント前奏曲
ジェフリー・バールソン(ピアノ)
ブライアン・バンクスはシアトルで生まれ育ち、現在はメキシコのプエブラ・ラス・アメリカス大学で教授として教鞭を執る現代アメリカの作曲家。バンクスのピアノ作品からは、ジャズやブルース、アメリカのポピュラー音楽、東洋の旋律などが次々と現れるなどクロスオーヴァー的な要素を持ったユニークな作品である。
CRC 2898 チャールズ・ローランド・ベリー(1957−):
 マリナーズ・ファンファーレ〜エドガー・マルティネスのために/
 チェロ協奏曲/交響曲第3番《天上の》〜
  ジェームズ・マーシャル・ベリーの追憶に/
 ベリー・スラッシュ/チェロと管弦楽のための《キルート序曲》*
イジー・ハノウシェク(チェロ)、
テオドール・クチャル(指揮)、
ヤナーチェク・フィルハーモニック管弦楽団、
ガブリエル・フォール(チェロ)*、
ヨエル・エリク・スベン(指揮)*、
モラヴィア・フィルハーモニック管弦楽団*
日本ではサクソフォンの作曲家として知られるポール・クレストンの最後の弟子、アメリカの中堅作曲家チャールズ・ローランド・ベリーの作品集。「マリナーズ・ファンファーレ」は、2004年に引退したアメリカ大リーグの名選手エドガー・マルティネスのために書かれた輝かしいサウンドのファンファーレ。「チェロ協奏曲」や「交響曲第3番」で巧みに配置された管楽器の活躍が特徴的。
CRC 2889/90
(2CD)
ロマンス〜サクソフォンとオーケストラのための ——
 ジョアンナ・ブルドヴィチ:ラルゴ/
 デイヴィッド・モーガン:3つの飾り模様/
 スバラム・ラーマン:アリア/
 ヴォイチェフ・キラール:ロマンス/
 ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番より アリア/
 アラン・ホヴァネス:サクソフォン協奏曲/
 ジェイムズ・レーザーバロー:ドン・キホーテの恋/ボザ:アリア
グレグ・バナツァク(ソプラノ&アルト・サクソフォン)、
ピオトル・ボルコフスキ(指揮)
ベートーヴェン・アカデミー
サクソフォンの伝説的な奏者の1人に数えられているダニエル・デュファイエから教えを受けたサクソフォニスト、グレグ・バナツァクがオーケストラをバックに従えてのソロ・アルバム。カイロ響、大邸市響などにソリストとして招かれるなどアジア圏での活躍が目立つバナツァクがホヴァネスの大作や、ボザ、ヴィラ=ロボスのアリア、ポーランドの映画音楽作曲家キラールの作品などメロディックな作品をじっくりと響かせる。
CRC 2911 マイケル・カールストロム:フルートのための室内楽作品集 ——
 フルート、オーボエ、クラリネットと
  ピアノのための《イット・ハド・トゥ・ビー》/
 フルート、バス、打楽器のための《夢と岸》/
 フルートとピアノのための《ブライト・ネーム、バーニング・ライト》/
 フルート、バス、打楽器のための《ソウルとサウンド》
ハイディ・ピントナー(フルート)、
ミシェル・フィアラ(オーボエ)、
ジョン・シポラ(クラリネット)、
マイケル・カールストロム(バス)、
ドナルド・シュペーア(ピアノ)、
マーク・ベリー(打楽器)
マイケル・カールストロムは、作曲家、演奏家、そしてエレクトリック・テープ、パペット、ビデオによる劇場作品「エレクトリック・オペラ」の作家でもある現代アメリカの芸術家。フルート・ソサイエティ・オヴ・ケンタッキー、ボーリング・グリーン室内管弦楽団のフルート奏者を務めるハイディ・ピントナーをメインとしたこのアルバムには、珍しく独特な編成の室内楽作品が収録されている。
CRC 2912 ディノス・コンスタンティニデス(1929−):合唱作品集 ——
 マルカ・デ・ガルベス/
 アイ・ネバー・ソウ・ア・ムーア/ライツ・オヴ・ア・フリーダム
サラ・リン・ベアード(指揮)、
LSUスコラ・カントルム、
ルイジアナ・シンフォニエッタ
ルイジアナ州立大学作曲学科長、ルイジアナ・シンフォニエッタの音楽監督の任にある現代ギリシャの巨匠コンスタンティニデスは、ブルックリン大学国際室内楽コンクールを皮切りに数多くの作曲賞を獲得。革新的で自由な手法を用いた合唱作品もサクソフォン協奏曲(CRC 2871)と同様に大きなインパクトを与えてくれる。
CRC 2677 エリク・サントス:「Jar」への旅 電子楽器による演奏
第1楽章には「Himotoku Niwa」、第2楽章には「Iku Jikan Da!」、第5楽章には「Shinjuku Moon」など日本語のタイトルが付けられた摩訶不思議な電子音楽。

CHANDOS 1CD¥2400

CHAN 10479 ヨーゼフ・マルクス(1882−1964):ピアノ作品集 ——
 ピアノのための《6つの小品》/
 秋の伝説/謝肉祭/カンツォーネ/天使の草原
トンヤ・レモー(ピアノ)
後期ロマン主義と印象主義の特徴を併せ持ったオーストリアの作曲家ヨーゼフ・マルクス。作曲家、評論家、教育者としてオーストリア音楽の発展に寄与するだけでなく、トルコのアンカラ音楽院の創設にも大きな役割を果たしたことが知られている。マルクスのピアノ作品は録音が少なく「6つの小品」以外の4作品は未出版となっているだけに、今回のリリースはマルクスのピアノ作品を知るという意味でも貴重なものとなるだろう。このマルクスのピアノ作品集でシャンドス・デビューとなるオーストラリアの女流ピアニスト、トンヤ・レモーは、デンマーク、スウェーデンのコンクールで優秀な成績を収めるなど、将来が嘱望されている期待のアーティスト。シャンドスでは珍しいアーティスト写真が全面に打ち出されたジャケット・デザインからもその大きな期待が窺える。
CHAN 10480 メシアン:室内楽作品集 ——
 主題と変奏/忘れられた捧げ物/
 世の終わりのための四重奏曲
ロバート・プレーン(クラリネット)、グールド・ピアノ・トリオ
イギリスのインディペンデント紙から「熟達した音楽家たち」と称賛された気鋭のアンサンブル、グールド・ピアノ・トリオ。グールド・ピアノ・トリオは既にオランダ・チャールズ・ヘンネン国際コンクールやメルボルン国際室内楽コンクールなどで優勝を果たしており、その勢いは本物。共演を重ねるホルンのデイヴィッド・パイアットといった一流アーティストたちからも厚い信頼を寄せられている。グールド・ピアノ・トリオが取り上げるのは、今年2008年が生誕200年という節目の年となったメシアンの室内楽作品集。クラリネットのロバート・プレーンを迎えての「世の終わりのための四重奏曲」や、作曲者自身の編曲による「忘れられた捧げ物」のピアノ版などユニークなプログラムを聴かせてくれる。
CHAN 10478
\2400
エドワード・グレッグソン(1945−):協奏曲集
 トランペット協奏曲/ピアノ協奏曲《献呈》/
 サクソフォン協奏曲(全曲世界初録音)
須川展也(サクソフォン)、
オーレ・エドヴァルド・アントンセン(トランペット)、
ネルソン・ゲルナー(ピアノ)、
クラーク・ランデル(指揮)、
BBCフィル
日本では「剣と王冠」、「フェスティーヴォ」、「王は受け継がれ行く」などの吹奏楽作品や「チューバ協奏曲」の作曲家として抜群の知名度と人気を誇るイギリスの作曲家エドワード・グレッグソン。1996年からはマンチェスターの名門音楽大学、ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージックの学長を務めるなど(今シーズンで退任)、作曲と教育の両面において英国楽壇にもたらした貢献度は計り知れないものがある。今回新たにシャンドスからリリースとなるグレッグソンの協奏曲は、とにかくソリストが凄い!吉松隆や本多俊之の作品を収録した「サクソフォン協奏曲集」を発表したばかりの日本が世界に誇るサクソフォン奏者、須川展也がソリストとしてシャンドスに再び登場!「トランペット協奏曲」では世界最高峰の誉れ高いノルウェー生まれのトランペッター、オーレ・エドヴァルド・アントンセンが、「ピアノ協奏曲」には1990年ジュネーヴ国際コンクールの覇者であるアルゼンチンの奇才ネルソン・ゲルナーが起用されるなど、木管、金管、ピアノの世界的実力者が集った豪華絢爛のキャストが実現している。須川展也の委嘱によって2006年に作曲された「サクソフォン協奏曲」は、ジャズやロックの手法が取り入れられるなど、壮大なスケールを持ったグレッグソンの意欲作。2006年5月10日には須川展也の独奏、ランデル&BBCフィルとの共演で世界初演が行われ、同9月には日本初演も行われており今回の録音はファン待望のリリースとなる。アントンセンが挑む「トランペット協奏曲」は、PJBEなどで活躍した英国トランペット界の大御所ジェームス・ワトソンのために1983年に書かれた作品。重要な役割を担うティンパニ、緩序楽章で現れるDSCHのモチーフ、パワフルなクライマックスなど聴き応え十分の大作である。またイギリスのコンポーザー・ピアニスト、ジョン・マッケイブの委嘱により20世紀の作曲家たちへのオマージュとして作曲された「ピアノ協奏曲」は、ピアノ独奏と管楽器という編成で書かれており、ストラヴィンスキーの「ピアノと管楽器のための協奏曲」(1924)を彷彿させる。ソリストの須川展也、アントンセン、ゲルナー・・・名前を見ただけで期待が膨らむこのグレッグソンの協奏曲集。乞うご期待!
CHAN 10475 ラフマニノフ:
 交響曲第1番ニ短調Op.13/
 交響詩《死の鳥》Op.29/
 ユース・シンフォニー(パヴェル・ラム校訂)
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)、
BBCフィルハーモニック
ジャナンドレア・ノセダ&BBCフィルハーモニック登場! 最新作はラフマニノフの全てを凝縮した“交響曲第1番”! 去る3月に行われた来日公演で聴かせてくれた濃密な表現力、燃え上がるエネルギーが記憶に新しいジャナンドレア・ノセダ&BBCフィルハーモニック。シャンドスを支える同コンビにとって最初のラフマニノフの録音となった歌劇「フランチェスカ・ダ・リミニ」(CHAN 10442)に続く第2弾は、セルゲイ・ラフマニノフ財団のサポートを受けての「交響曲第1番」!後に書かれた交響曲第2番と第3番に比べても圧倒的に不当な扱いを受け、初演の失敗によりラフマニノフに精神的なダメージを与えるまでに至った交響曲第1番。恩師ゲルギエフの下でマリインスキー歌劇場の首席客演指揮者として数多くのロシア音楽に接してきたノセダは、この交響曲第1番を徹底的に見直し研究を重ねたという。泉のように湧き出る美しい旋律、洗練されたハーモニー、統一感を見せる楽曲構造、そして「鐘の音」を連想させる表現・・・ラフマニノフの全てを凝縮したかのような「交響曲第1番」と、ノセダ&BBCフィルのスタイルが見事なまでにシンクロする。ちなみにノセダ&BBCフィルは来る8月の「プロムス2008」でラフマニノフの交響曲第1番の演奏が予定されている。またノセダは10月のNHK音楽祭でNHK交響楽団を指揮するために再来日が予定されるなど、その動向から目が離せない!2008年1月30日&31日、マンチェスター新放送センター・スタジオ7での録音。
CHSA 5064
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200
ミェチスワフ・ワインベルク(1919−1996):協奏曲集 ——
 チェロと管弦楽のための《幻想曲》Op.52/
 フルート協奏曲第2番Op.148(世界初録音)/
 フルート協奏曲Op.75(第1番)/
 クラリネット協奏曲Op.104(世界初録音)
クレース・グンナルソン(チェロ)、
アンデシュ・ユーンヘル(フルート)、
ウルバン・クレソン(クラリネット)、
トルド・スヴェドルンド(指揮)、
イェテボリ交響楽団
動乱の時代、そして訪れた自由の中で生まれた4つの協奏曲。ガブリエル・フムーラとポーランド国立放送響による3枚の交響曲集(CHAN 10128/CHAN 10237/CHAN 10334)によって、作曲者、作品両方の再評価に貢献を果たしてきたシャンドスのワインベルク・シリーズに新たに加わるのは「4つの協奏曲」。ポーランドのワルシャワでユダヤ人の家庭に生まれたワインベルク。ワルシャワ音楽院で音楽を学ぶものの、1939年にナチスのポーランド侵攻から逃れるために旧ソ連に亡命。そこで出会ったショスタコーヴィチと親交を深めるものの、スターリンが死去するまでは反ユダヤ政策によって激動の生涯を送ったことでも知られている。おそらく初の録音になるであろう「フルート協奏曲第2番」と「クラリネット協奏曲」を含むワインベルクの4つの協奏曲は、全て旧ソ連亡命後の中期から後期にかけて作曲が行われたもの。動乱の時代、そして訪れた自由の中でワインベルクが生み出した協奏曲。スウェーデンの名門オーケストラ、イェテボリ響をバックに、いずれもイェテボリ響の首席奏者として活躍する3人のソリストたちの演奏にじっくりと耳を傾けてみたい。
CHAN 10462 フーガ ——
 J・S・バッハ:
  フーガ ハ長調BWV.846(シュート編)、
  大フーガ ト長調BWV.541(メイナード編)、
  フーガ ホ短調BWV.855(ミラー編)、
  フーガ ニ長調BWV.850(キートリー編)、
  フーガ ロ短調BWV.869(キートリー編)、
  フーガ嬰ト短調BWV.863(ジャクソン編)、
  フーガ変ロ短調BWV.891(シュート編)、
  フーガ変イ長調BWV.862(シュート編)、
  大フーガ ト短調BWV.542(ライト編)、
  フーガ ニ短調BWV.903(ミラー編)/
 ショスタコーヴィチ:
  フーガ ハ長調Op.87-1(ミラー編)、
  フーガ ト長調Op.87-3(サットン編)、
  フーガ ホ短調Op.87-4(キートリー編)、
  フーガ ニ長調Op.87-5(ミラー編)、
  フーガ ロ短調Op.87-6(ミラー編)、
  フーガ嬰ト短調Op.87-12(ジャクソン編)、
  フーガ変ニ長調Op.87-15(トムソン編)、
  フーガ変イ長調Op.87-17(トムソン編)、
  フーガ ト短調Op.87-22(サットン編)、
  フーガ ニ短調Op.87-24(トムソン編)
オニックス・ブラス
〔ナイアル・キートリー(トランペット)、
ブライアン・トムソン(トランペット)、
エイモス・ミラー(トロンボーン)、
アンドルー・サットン(ホルン)、
デイヴィッド・ゴードン・シュート(チューバ)〕
フィリップ・ジョーンズが讃えた金管五重奏団がデビュー!その演奏を聴いた今は亡きイギリスの伝説のトランペット奏者フィリップ・ジョーンズから「ブラヴォー、オニックス!」と称賛の声を贈られたイギリスの金管五重奏団「オニックス・ブラス」がシャンドス・デビュー!オニックス・ブラスのシャンドス第1弾となる「フーガ」は、メンバー全員でアレンジを施したバッハとショスタコーヴィチの「フーガ」を交互に演奏することにより、200年という歴史に隔てられた2人の作曲家の「フーガ」の密接な関係を明らかにしていくという大きなテーマを持っている。1993年に結成されたオニックス・アンサンブルは、ロイヤル・フィル、イングリッシュ・ナショナル・オペラ、イギリス室内管、ロイヤル・バレエ・シンフォニアなど第1線の舞台で活躍する一流の奏者たちで構成されるイギリスの金管五重奏団。シャンドスからリリースされている管楽器アンサンブルや吹奏楽の録音の高いクォリティは折り紙付きなだけに「オニックス・ブラス」のパフォーマンスにも大いに期待したい!
CHAN 10473
(2CD)
ブリテン:歌劇《オーエン・ウィングレイヴ》Op.86 ピーター・コールマン=ライト(バリトン)、
ロビン・レガット(テノール)、
エリザベス・コーネル(ソプラノ)、
ジャニス・ワトソン(ソプラノ)、
サラ・フォックス(ソプラノ)、
アラン・オピー(バリトン)、
パメラ・ヘレン・スティーヴン(メゾ・ソプラノ)、
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、
シティ・オヴ・ロンドン・シンフォニア、
ティフィン少年合唱団
もはや達人と呼ぶに相応しい他の追随を許さぬイギリス音楽のスペシャリスト、リチャード・ヒコックスが上演の機会に恵まれてこなかったブリテンのオペラ「オーエン・ウィングレイヴ」をレコーディング。ヒコックスがロンドンのカドガン・ホールで上演を行い大成功を収め、続いて録音に着手したブリテンの「オーエン・ウィングレイヴ」は僅かに数えるほどの録音しか存在しておらず、このヒコックス盤が貴重な新録音となることは間違いないだろう!1966年にBBCからの依頼を受けたブリテンが作曲した「オーエン・ウィングレイヴ」は、19世紀イギリスの作家ヘンリー・ジェイムズの怪奇小説が題材となっており、歌劇場での演奏というよりもテレビ放送を通じての上演を目的として書かれたという経緯も興味深い。
CHAN 10476 モルドコヴィチ・プレイズ・バツェヴィチ&エネスコ ——
 エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第2番/
 グラジナ・バツェヴィチ(1909−1969):
  ヴァイオリン・ソナタ第3番、ソナタ・ダ・カメラ、パルティータ
リディア・モルドコヴィチ(ヴァイオリン)、
イアン・ファウンテン(ピアノ)
シャンドス初期の時代から現在まで長きに渡ってレコーディングを行ってきたロシア生まれの女流ヴァイオリン奏者リディア・モルドコヴィチ。モルドコヴィチが教授&名誉会員として所属するロンドンの王立音楽院から貸与されたストラディヴァリウスを弾いての久々のレコーディングは、エネスコ&バツェヴィチのソナタ集。20世紀有数の女流ヴァイオリン奏者であり、作曲家としても当時のポーランドを代表する存在だったバツェヴィチ。ここでは大きな自動車事故に遭い長い入院生活を克服した後に書かれた「パルティータ」など、再評価が進むバツェヴィチの知られざる作品に触れることが出来る。またブラームス、フランクやフォーレからの影響が見られるエネスコのソナタ第2番は、ルーマニアの民族音楽を採り入れる前のエネスコの作風を知れる作品である。熟成されたベテラン奏者の衰えぬ情熱と東欧の音楽のコンビネーションが楽しみ。
CHAN 10477 ファゴットのための協奏曲集 ——
 フンメル:グランド・コンチェルト ヘ長調/
 ウェーバー:アンダンテとハンガリー風ロンド/
 ヤコービ:前奏曲とポロネーズ/
 エルガー:ロマンス/
 ベルワルド:コンツェルトシュトゥック/
 ガーシュウィン:サマータイム
カレン・ジョーヒガン(ファゴット)、
ベンジャミン・ウォルフィッシュ(指揮)、
オペラ・ノース管弦楽団
ロンドンの王立音楽院に在学中のカレン・ジョーヒガンは現在19歳。BBCのクラシカル・スター(http://www.bbc.co.uk/classicalstar/)でファイナリストに選出された際にはチェリストのマシュー・バーリーからは大絶賛を受け、シャンドスのディレクターでありオーナーのラルフ・カズンズを動かし録音契約を結ぶに至ったというファゴット界に登場した驚異のシンデレラ・ガールなのである!BBCスコティッシュ響のソリストに招かれるなど急速に注目を集めるファゴット界の超新星のデビュー・アルバムには、フンメルやウェーバーなど実力が試される定番中の定番を収録。既に2枚目の録音も計画されるなどシャンドスが懸ける期待の高さが窺える。


2for1

CHAN 241-41
(2CD/1枚分価格)
\2400
アレクサンドル・イワーシキン・プレイズ・プロコフィエフ ——
 チェロ協奏曲ホ短調Op.58/
 チェロ小協奏曲ト短調Op.132(ブローク補完版)/
 交響協奏曲ホ短調(チェロ協奏曲第2番)Op.125/
 チェロ・ソナタ ハ長調Op.119/
 無伴奏チェロ・ソナタ嬰ハ短調Op.134(ブローク補完版)
アレクサンドル・イワーシキン(チェロ)、
タチアナ・ラザレワ(ピアノ)、
ワレーリー・ポリャンスキー(指揮)、
ロシア国立交響楽団
シュニトケがチェロ作品を書いた3人のチェリストの1人(他の2人はロストロポーヴィチ、グートマン)でもあり、ロシア作品のスペシャリストとしてシャンドスに多くの録音を行ってきたイワーシキン。ブロークのアレンジ、シュニトケのカデンツァによる「チェロ小協奏曲」や「チェロ協奏曲」の完全版など、イワーシキンのプロコフィエフ録音を1つに凝縮した新装盤。好評を博した前作シュニトケ(CHAN 241-39)に続きロシア音楽ファン要チェック。

CHANDOS CLASSICS

CHAN 10468X
(4CD/3枚分価格)
\6000
ジョン・フィールド(1782−1837):ピアノ協奏曲全集 ——
 ピアノ協奏曲第1番変ホ長調/第2番変イ長調/
 第5番ハ長調《嵐の中の火事》/第3番変ホ長調/
 第6番ハ長調/第4番変ホ長調/第7番ハ短調/
 ディヴェルティスメント第1番ホ長調/
 ロンドー変イ長調/夜想曲第16番ヘ長調/
 五重奏曲変イ長調/ディヴェルティスメント第2番イ長調
ミシェアル・オローク(ピアノ)、
マティアス・バーメルト(指揮)、
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ
「夜想曲(ノクターン)」を初めて書いた作曲家として、ショパンをはじめとしたロマン派の大作曲家たちに大きな影響を与えたとされるダブリン出身の作曲家ジョン・フィールド。シャンドスはオロークの演奏でフィールドのピアノ作品をほぼ網羅しており、このピアノ協奏曲集もフィールドの作品を世に広める貴重な記録として長らく親しまれてきたもの。

CHANNEL CLASSICS

CCSSA 26208
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200→¥2990
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集Vol.6 ——
 ソナタ第32番ヘ長調K.376(374D)/第24番ハ長調K.296/
 第12番ト長調K.27/第33番ヘ長調K.377(374E)
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)、
ゲイリー・クーパー(フォルテピアノ)
このモーツァルト・プロジェクトについて「これは私にとって、現在進行形の発見の旅である」と語っていたバロック・ヴァイオリンの天女レイチェル・ポッジャー。絶妙のコンビネーションを確立しているイギリスの鍵盤奏者ゲイリー・クーパーとのコンビで2004年から始動したモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ・プロジェクトの第6弾が早くも登場!イングリッシュ・コンソートのコンサート・ミストレス、パラディアン・アンサンブルのヴァイオリン奏者など重要なポジションを務めてきたレイチェル・ポッジャー。バッハ、テレマン、ラモー、ヴィヴァルディなどの名盤に続いてスタートとなったポッジャーのモーツァルトは、リリースの度にフランスのディアパゾン賞や英グラモフォン誌のエディターズ・チョイス、英サンデー・タイムズ紙のCD of the Weekを獲得するなど、世界中のメディアやリスナーから数多くの賞と称賛の声が寄せられ続けている。また「ヴァイオリン伴奏付きピアノ・ソナタ」とも呼ばれるモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ。ピアノが担う役割の大きさはヴァイオリンと同等、もしくはそれ以上とも言えるだけに、名手ゲイリー・クーパーの存在がポッジャーの名演を支えていると言っても過言ではないだろう。今回の第6集ではこれまでと同様に、ポッジャーが1739年ジェノヴァのペザリニウス製のバロック・ヴァイオリン、クーパーはデレック・アドラム1987年製アントン・ワルター1795のレプリカを使用しており、“使用楽器”という部分でも第1集から第5集にかけて築き上げられた流れが大切に継続されている。第6集はこれまで以上の大ブレイク必至!大注目!
CCSSA 25308
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200→¥2990
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第2番ト短調Op.126/
ブリテン:無伴奏チェロ組曲第3番Op.87
ピーター・ウィスペルウェイ(チェロ)、
ユルイェン・ヘンペル(指揮)、
シンフォニエッタ・クラコヴィア
去る1月から2月にかけて行われた来日公演での圧倒的、そして感動的な演奏が記憶に新しいオランダが生んだ超人チェリスト、ピーター・ウィスペルウェイ。現代を代表する世界最高のチェリストの1人としての地位と名声を確立したウィスペルウェイが満を持して再び挑み、世界中を沸かせた劇的なる「ドヴォルザークのチェロ協奏曲(CCSSA 25807)」に続く待望の新録音が遂に登場!ドヴォルザーク以来となる最新盤のプログラムとしてウィスペルウェイが取り上げたのは、2007年4月にこの世を去った“スラヴァ”ロストロポーヴィチよって初演が行われたショスタコーヴィチの「チェロ協奏曲第2番」とブリテンの「無伴奏チェロ組曲第3番」の2作品。2作品ともショスタコーヴィチ、ブリテンの晩年に書かれた大曲であり、演奏者には尋常ならぬ技巧と音楽性が求められる20世紀のチェロ作品を代表する難曲中の難曲である。それぞれがロストロポーヴィチのために作品を書くなど親交を温め、お互いの演奏や作品に影響を与え合ったショスタコーヴィチとブリテン。同じ時代を生きたショスタコーヴィチとブリテンは祖国こそは違えどもお互いに作品を通じてメッセージを送りあい、ブリテンの「無伴奏チェロ組曲第3番」にはDSCHのイニシャルが音符として動機に組み込まれるなど、2人の親交の深さは音楽でも表現されている。ショスタコーヴィチの「チェロ協奏曲第2番」でウィスペルウェイと共演するオーケストラは、初のコンビ形成となるポーランドの雄シンフォニエッタ・クラコヴィア。若さと才気にあふれる東欧のオーケストラのパフォーマンス、ウィスペルウェイとのコンビネーションにも要注目。ウィスペルウェイ、ショスタコーヴィチ、ブリテン、ロストロポーヴィチという4人の音楽家を1つに繋ぐ“ウィスペルウェイのショスタコーヴィチ&ブリテン”。2つの作品に秘められた深い本質に、「奇跡の弓」と讃えられるボーイングと「奇跡のチェロ」と称されるグァダニーニを持つウィスペルウェイが鋭く迫る。
CCSSA 27208
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200
バッハとテレマン
 テレマン:ターフェルムジーク(食卓の音楽)第1集より 協奏曲イ長調/
 J・S・バッハ:
  カンタータ第209番《悲しみのいかなるかを知らず》BWV.209、
  三重協奏曲イ短調BWV.1044
ルーシー・クロウ(ソプラノ)、
アシュリー・ソロモン(フルート)、
ロドルフォ・リヒター(ヴァイオリン)、
フロリレジウム
フロリレジウムが紐解く大バッハとテレマンの音楽。ヨハネッテ・ゾマーを迎えての「バッハのカンタータ集(CCSSA 23807)」や「ボリビアのバロック」シリーズ(CCSSA 22105&24806)などに代表される質の高い録音を次々と発表してきたイギリスの世界的ピリオド・アンサンブル“フロリレジウム”が最新作で取り上げたのは、ライプツィヒで交差した2つの偉大なる才能J・S・バッハとテレマン。大バッハの「カンタータ第209番」にソリストとして迎えられたのは、イギリスの新星ルーシー・クロウ。王立音楽院のオペラ・コースで声楽を学んだルーシー・クロウは、2002年の「ロイヤル・オーバーシーズ・リーグ・コンクール」でゴールド・メダルを獲得。2005年の「キャスリーン・フェリアー賞」では2位に輝き、ウィグモア・ヤング・アーティストに選出されるなど、いま勢いに乗っているイギリスの若きソプラノ奏者である。テレマンの「協奏曲イ長調」では、フロリレジウムの創設者の1人であり芸術監督として同団体を支え続けるバロック・フルートのアシュリー・ソロモンと、2006年からヴァイオリン奏者としてフロリレジウムを牽引するロドルフォ・リヒターの強力コンビによる共演が実現。「フロリレジウム」の演奏が、当時のライプツィヒを舞台として躍動したバッハとテレマンの音楽の関係を紐解く ——。
CCSSA 27408
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200
ゲオルク・ムファット(1653−1704):合奏協奏曲集(1701)より
 協奏曲第1番ニ短調/同第2番イ長調/同第3番ロ長調/
 同第4番ト短調/同第5番ニ長調/同第6番イ短調/同第7番ホ長調
オランダ・バロック協会、
マシュー・ホールズ(チェンバロ)
新時代の到来を告げるオランダの精鋭集団がデビュー!優れた才能を持った若きバロック奏者たちによって結成されたオランダのバロック・アンサンブル、“オランダ・バロック協会”がチャンネル・クラシックスからデビュー!専任の指揮者を敢えて置かないというスタイル、革新的なプログラミングがオランダを中心としたヨーロッパ全土で話題を呼んでおり、オランダのバロック界の新時代到来を象徴する存在としてその活動に熱い視線が注がれている。オランダ・バロック協会は新たな視点と発想で1つのプロジェクトごとに著名な演奏家を招聘しており、このデビュー・アルバムで共演を果たしたのはキングズ・コンソートの現ディレクターであるマシュー・ホールズ。マシュー・ホールズとオランダの若き才能による斬新なムファットが新たな道を示してくれるに違いない。
CCSSA SEL 5108
(SACD Hybrid Multichannel/
特別価格)
\2400
スーパー・アーティスツ・オン・スーパー・オーディオ5
 ベートーヴェン:交響曲第7番より(CCSSA 25207)/
 スカルラッティ:ソナタ ハ長調K.420(CCSSA 23407)/
 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲二短調より(CCSSA 25807)/
 モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ト長調K.9より(CCSSA 24608)/
 ブラームス:チェロ・ソナタ ヘ短調Op.120-1より(CCSSA 24707)/
 J・S・バッハ:ミサ曲ロ短調より(CCSSA 25707)/
 バッサーニ:キリエ(CCSSA 24806)/
 R・シュトラウス:バレエ音楽《ヨゼフ伝説》より(CCSSA 24507)/他
ピーター・ウィスペルウェイ(チェロ)、
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)、
デヤン・ラツィック(ピアノ)、
イヴァン・フィッシャー(指揮)、
ブダペスト祝祭管弦楽団、
ヨス・ファン・フェルトホーフェン(指揮)、
オランダ・バッハ協会、
パオロ・ジャコメッティ(ピアノ)、
他 チャンネル・クラシックスのアーティストたち
録音、演奏とも世界中から高い評価を受けているチャンネル・クラシックスのSACDサンプラー第5弾。2007年から今年にかけてリリースされた作品からの音源が中心となっており、チャンネル・クラシックスの“現在”を堪能できる美味しい1枚。

CHRISTOPHORUS 1CD¥2500

CHR 77294 ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699−1783):フルート協奏曲 ——
 協奏曲ロ短調/ソナタ イ長調/5声の協奏曲ト長調/
 三重奏曲ホ短調/協奏曲ハ長調/
 協奏曲ニ長調/5声のシンフォニア ト長調
ローレンス・ディーン(フラウト・トラヴェルソ)、
クリスティーナ・アーレンス=ディーン(フラウト・トラヴェルソ)、
ハノーファー・ホフカペレ
18世紀のドイツ、イタリアで数多くの優れたオペラを生み出し、貴族や宮廷から厚い信頼を寄せられたヨハン・アドルフ・ハッセ。ハッセのフルート作品は当時のフリードリヒ大王が感嘆の声をあげたほどの傑作であり、その大半はロンドンで出版され、残る一部の作品はドレスデン時代のものと伝えられている。バルトルド・クイケンの弟子ローレンス・ディーン、ウィルベルト・ハーツェルツェットに師事したアーレンス=ディーンが紡ぐハッセの音楽からは、本当の笛の音色とトラヴェルソの魅力が伝わってくる。ちなみにこのタイトルは、惜しくも2006年に他界したローレンス・ディーンの追悼のために製作されたものである。
CHR 77295 舞踏会〜初期バロック時代の社交ダンス ——
 作曲者不詳/プレトリウス:ブルターニュのパスピエ/
 プレトリウス:教会のブランル/
 マンジャン:ブランル/
 コーディエ:ブランル/
 プレトリウス:ロレーヌのブランル/
 作曲者不詳:クーラント/他
レジナ・カビス(ソプラノ)、
ベノワ・ハラー(テノール)、
クラウス・ヴィンクラー(指揮)、
イ・チャルラターニ
ここではルイ14世時代のヴェルサイユ宮殿でのバレエやダンスに比べて、あまり知られていないルイ14世以前の1600年頃フランスで流行した社交ダンスに着目。小編成アンサンブルにヴァイオリンなどの独奏や歌が加わるなど、宮廷の華やかなバレエやダンスとは違った素朴ながらも洗練された当時の宮廷や貴族の文化が垣間見える。
CHR 77296 中世音楽と打楽器 ——
 作曲者不詳:ダンス、ラウダ・ノヴェラ・シア・カンタータ、エスタンピー/
 アルフォンソ・エル・サビオ(1221−1284):聖マリアはお許しにならない/
 バルトロメ・カステレス(16世紀):
  Tau garco, la durundena、ダンス、サンタ・マリア・ステラ・ド・ミア/
 オズワルド・フォン・ヴォルケンシュタイン(ca.1377−1445):
  Wer ist die da durchleuchtet/
 ヨハンネス・チコーニア(ca.1370−1412):
  栄光の女王、ファンタジア・デル・ペレグリン/他
シュピーレイト
 〜アーリー・ミュージック・フライブルク
トルコのケトルドラム、タンブレロ、ヒストリカル・カスタネット、ガッタム、フリーハンド・ドラムなど様々な種類の中世の打楽器が活躍する作品集。中世の愛の歌からトレチェント音楽、初期バロックの室内楽までをレパートリーとするフライブルクの古楽アンサンブル「シュピーレイト」が、中世の打楽器と古楽器、そして声楽が組み合わさることによって生まれた「中世の音楽」を現代に蘇らせてくれている。
CHR 77299 使徒パウロのテキストによるグレゴリオ聖歌集 フラウエンスコラ
教皇ベネディクト16世によって使徒パウロの生誕2000年を記念して定められた「パウロ年(2008年6月28日〜2009年6月29日)」のためにフライブルクの女声合唱によって録音が行われたグレゴリオ聖歌集。
CHE 0135-2
\1400
モシュレス:
 序曲《オルレアンの乙女》Op.91/
 ピアノ協奏曲第6番変ロ長調Op.90/
 交響曲ハ長調Op.81
リウ・シャオ・ミン(ピアノ)、
ニコス・アティネオス(指揮)、
フランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団
ハイペリオンのロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズでも作品の発掘が進められ、サリエリに師事しメンデルスゾーンらを育てた19世紀チェコの音楽家モシュレス。ピアノ協奏曲や室内楽作品に比べると接する機会の少ない管弦楽作品の録音は、モシュレスのまた違った一面を知ることの出来る貴重なものと言えるだろう。上海生まれのピアニスト、リウ・シャオ・ミンの健闘も光る。1998年の録音。
CHE 0134-2
\1400
シジスモンド・ディンディア(c.1582−1629):アリア、マドリガーレと悲歌 ——
 La Virtu、Vaghe faville、Da L'onde del mio pianto、
 Intemerite voi、Odel cielo d'amor/
ジョヴァンニ・カプスベルガー:前奏曲第4番/
アレッサンドロ・ピッチニーニ:トッカータ第9番、シャコンヌ、トッカータ第4番/他
グンドゥラ・アンデルス(ソプラノ)、
シグルン・リヒター(アーチリュート&キタローネ)、
ヒレ・パール(ヴィオラ・ダ・ガンバ&リローネ)
モンテヴェルディと同世代のイタリアの作曲家、シジスモンド・ディンディアの声楽と器楽のための作品集。モンテヴェルディやジェズアルドの作風を自らの作品に取り入れるなど、マドリガーレを中心とするディンディアの声楽作品は当時のイタリア音楽の中でも突出した完成度を見せている。フランクフルト生まれのドイツ人ソプラノ、グンドゥラ・アンデルスはレネ・ヤーコブス門下の実力者。また今を輝くヴィオラ・ダ・ガンバ奏者ヒレ・パールの参加も見逃せない。2000年の録音。
CHE 0131-2
(2CD)
\2800
アントン・エーベルル(1765−1807):ピアノ三重奏曲集 ——
 ピアノ三重奏曲変ホ長調Op.8-1/同変ロ長調Op.8-2/
 同ハ短調Op.8-3/同イ短調Op.10-1/ロシアの主題による変奏曲Op.17/
 大ソナタ ト短調Op.39/ピアノ三重奏曲変ロ長調Op.10-2
サンクトペテルブルク・プレイエル・トリオ
モーツァルトに師事したと伝わる18世紀後期ウィーンのピアニスト、作曲家アントン・エーベルル。1807年に早世してしまったエーベルルは、神童として幼い頃から才能を発揮するなどモーツァルトとの共通点も多い。代表作のピアノ三重奏曲を演奏するのは1999年創設のロシアのアンサンブル「プレイエル・トリオ」。特にピリオド楽器を用いてのロマン派作品の演奏に対する評価は高い。2000年&2002年の録音。
CHE 0132-2
\1400
ロマン派ドイツの民謡集(全28曲) ヴォルフガング・ゼーリガー(指揮)、
コンツェルトコール・ダルムシュタット
コンツェルトコール・ダルムシュタットは、その名の通りドイツの都市ダルムシュタットを本拠として1977年に結成されたドイツの合唱団。ここではレーガーやメンデルスゾーン、ブラームスといったロマン派の作曲家たちが編曲を行ったドイツ民謡で美しいハーモニーを生み出している。1994年の録音。

CLARINET CLASSICS

CC 0057
\2400
リフレクションズ —— フィンジ:クラリネット協奏曲/
グラハム・フィトキン(1963−):
 クラリネット、弦楽オーケストラと打楽器のための《アグノスティック》/
カール・デイヴィス(1936−):
 クラリネット、弦楽オーケストラとティンパニのための協奏曲
デイヴィッド・キャンベル(クラリネット)、
ニック・コロン(指揮)、
アウローラ・オーケストラ
国際クラリネット協会のイギリス支部長を務めるデイヴィッド・キャンベルは、40カ国以上での演奏経験を持ち、ソリスト、室内楽奏者、教育者など30年以上のキャリアを誇るイギリスのベテラン・クラリネット奏者。イギリスの作曲家フィンジを代表する「クラリネット協奏曲」に貴重な音源となるフィトキン、デイヴィスの作品をカップリング。ベテランらしいキャンベルの安定したパフォーマンスも聴きどころ。新たなレパートリーの発掘にもおすすめ。
CC 0053
\2400
センプリーチェ〜クラリネット ——
 ウィットム:デイジー/
 リード:無言歌/
 ガーデ:アンダンティーノOp.43/
 ピリング:7つのシンプルな小品より/
 ヴィンター:最初の歌/
 ローズ:バラード/
 ファーガソン:4つの短い小品/
 ホワイト:バガテル第2番/
 レイド:サッド・カフェ/
 ハリス:組曲より Ⅳ、Ⅴ/
 ウィルソン:ヘレン/
 ワッツ:2つの夜想曲/
 ノートン:なんて上品な/
 レッドバリー:ショートカット/
 ストークス:黄色い影/
 ガニング:あるハンガリー人の話し/
 バルトーク:ルーマニア民族舞曲より/
 レファニュ:夜空の歌/
 カバレフスキー:古い舞曲Op.27-7/
 フリス:女王の花輪/
 ジャーマン:ロマンス/
 ドビュッシー(ライオンズ編):夢/
 シューマン:君に捧ぐOp.25-1/
 ラヴェル(ハリス編):眠りの森の美女/
 チャールトン:子守歌/
 ワーロック:低い踊り/
 マクドウォール:3つの模倣/
 ローズ:ホーンパイプ/
 ケリー:スウィングス/
 アイルランド民謡:シューラルーン/
 コウルズ:リトル・ロスト・テンダー/
 アーレン:虹の彼方に/
 ヤロー&リプトン:パフ/
 レヴィン:リードへのセレナーデ/
 ハリス:カルーセル/
 伝承曲:グリーンスリーブス/
ヴィクトリア・ソームズ・サメク(クラリネット)、
ティム・ワッツ(ピアノ)
ビギナーのためのバイブル、『Semplice』がスタート!エンハンスト仕様(PDFによる「ワッツ:2つの夜想曲」の楽譜付き)/特典付き

CYBELE 1CD¥2400

Cybele 960.303 DEGEM〜CD6 ——
 ミヒャエル・フォン・ビール:ブック・フォー・スリー/
 ロルフ・ゲルハール:ベッケンシュトゥック/
 ジークフリート・ケプフ:ベースマシーン/
 ヨハネス・フリッチュ:夜明り/
 ハラルド・ムエンツ:ライティング(全曲世界初録音)
ミヒャエル・フォン・ビール(ピアノ)、
アンサンブル・ナトリウム、他
「DEGEM」シリーズは、ドイツ電子音楽作曲家協会(DEGEM)に所属する作曲家たちの作品集。現代ドイツの作曲家ミヒャエル・フォン・ビールは、モートン・フェルドマン、シュトックハウゼンの弟子でもある大物。全曲世界初録音。
Cybele 960.305
(2CD)
ヨハネス・フリッチュ:
 ヴィオラ・ダモーレとシンセサイザーのための
  《ヴィオレクトラ》(世界初録音)
ヨハネス・フリッチュ(ヴィオラ・ダモーレ&シンセサイザー)、
デイヴィッド・ジョンソン(シンセサイザー)
「Feedback Stugio」シリーズ。「Feedback Studio Koln」の設立に携わったドイツのアーティスト、ヨハネス・フリッチュがヴィオラ・ダモーレとシンセサイザーという仰天の組み合わせを実現。世界初録音。

DAPHNE

DAPHNE 1027
\2500
球〜ヴァイオリンとギターのためのデュオ ——
 アルベルト・スネルサー(1972−):球/
 ヘアマン・D・コペル(1908−1998):ヴァイオリンとギターのための二重奏曲/
 エルランド・フォン・コック(1910−):歌と踊り/
 ヨーアン・イェアシル(1913−2004):10の即興曲/
 エーバハード・アイサー(1932−):相互関係/
 スタファン・モッセンマーク(1961−):トスカナからバレンツ海へ
デュオ・スパルフ=ヘーレンスタム
〔ニルス=エーリク・スパルフ(ヴァイオリン)、
ダーヴィド・ヘーレンスタム(ギター)〕、
イェスペル・ヌーダ(エレクトロニクス)
スウェーデンを代表するヴァイオリニストとして知られるスパルフ、ジャンルの枠に囚われないスタイルが人気を集めるギタリストであるヘーレンスタムのスウェーデン・コンビによる擦弦楽器のヴァイオリンと撥弦楽器のギターのデュオ・アルバム。ヴァイオリンとギターが生み出すハーモニー、音と音の対話が2人の実力の高さを物語る。

DEUX ELLES

DXL 1129
\2400
王室礼拝堂の4人の紳士たち ——
 タリス:世の救い主よ、おお,聖なる宴よ、Derelinquit impius/
 タイ:茂みのなかに、イン・ノミネ/
 バード:それは泣きに泣き、5声のイン・ノミネ第3番/
 タイ:I lift my heart to Thee、6声のイン・ノミネ、キリストは復活し/
 タリス:When shall my sorrowful sighing slake、イン・ノミネ第2番/
 トムキンズ:Oyez! Has any found a lad?/
 バード:6声のファンタジア第1番、この快く楽しい5月/
 トムキンズ:6声のパヴァン、6声のガリアルド/
 タリス:聞き入れたまえ、われは願う/
 タイ:イン・ノミネ/
 トムキンズ:Turn unto the Lord、イン・ノミネ第1番、Who is me/
 バード:諸々の異邦人よ、主をほめまつれ
クレア・ウィルキンソン(メゾ・ソプラノ)、
ローズ・コンソート・オヴ・ヴィオールズ
高音質のサウンドと質の高い演奏で古楽ファンを中心に高い支持を得ているイギリスのレーベル、ドゥーゼル(Deux-Elles)の最新盤。16世紀のイギリス音楽の発展に大きな足跡を遺したトマス・タリス、クリストファー・タイ、ウィリアム・バード、トマス・トムキンズ、すなわち「王室礼拝堂の4人の紳士たち」が作曲したヴィオール合奏の音色に浸れる作品集である。時折登場するクレア・ウィルキンソンの歌声も見事なアクセントとしてヴィオール合奏に華を添えている。

ETCETERA 1CD¥2400

KTC 1313 ハイドン:バリトン三重奏曲集
 バリトン三重奏曲イ長調Hob.XI-71/
 同イ短調Hob.XI-87/同ニ長調Hob.XI-97/
 同ニ長調Hob.XI-27/同ニ長調Hob.XI-106
オランダ・バリトン・トリオ
ハイドンが書いた“バリトン”のための三重奏曲。バリトンはバリトンでも声楽の「バリトン」ではなく金管楽器の「バリトン」でもない、ヴィオラ・ダ・ガンバに通じる部分と独特の形状を持った古楽器の「バリトン」が主役という古楽ファン要チェックのタイトルが登場。エステルハージ侯のために三重奏曲だけでも120曲を超える「バリトン」のための作品を作曲するなど、この楽器を語る上で欠かすことが出来ない人物。それがここで取り上げられているハイドンなのである。19世紀以降は衰退をたどり現在では演奏される機会は決して多くないだけに、古楽器の「バリトン」の音色を堪能できる新たな録音は歓迎されることだろう。オランダ・バリトン・トリオは、バリトンを担当するフレーク・ボルストラップを中心としてヴィオラのエレーナ・ファン・トンヘレン、チェロのヤン・インシンゲルの3人の弦楽器奏者で結成されたアンサンブル。ちなみにこの録音では、オランダ・ハイドン財団の創立10周年を記念したコンサートのためにハールレムの楽器製作会社エドゥアルト・ファン・トンヘレンによって製作された「バリトン」を使用している。
KTC 1362 東方からの香り
 グリンカ:夜想曲《別れ》ヘ短調/
 ドゥセック:3つのソナチネより/
 クラムフォルツ:ソナタ/
 カルドン:「ああ、ママに言うわ」による変奏曲/
 フィールド:夜想曲変ホ長調/
 シュポア:メユールの「わたしはまだ青春」による変奏曲/
 クラムフォルツ:アダージョ/
 ヴァルラモフ:メロディ/
 カルドン:ソナタ ヘ短調/
 グリンカ:夜想曲変ホ長調
長澤真澄(ハープ)
長澤真澄、エトセトラ第5弾!オランダのマーストリヒト音楽院への留学と成功、グロッサ(Glossa)の録音でお馴染みの世界的奏者マラ・ガラッシへの師事を経て、現在はオランダを中心に活動を展開している日本を代表する女流ハーピスト長澤真澄。オランダのエトセトラ(Etcetera)からリリースされている長澤真澄のシングルアクション・ハープのシリーズ“Soirees du Gout”の5作目となる今作のテーマは、「東ヨーロッパ」。18世紀後半から19世紀にかけてロシアで活躍したグリンカやシュポアといった知名度の高い作曲家から、クラムフォルツ、ヴァルラモフなど珍しい作曲家の作品を長澤真澄が操るシングルアクション・ハープの演奏で知ることが出来る。この「東方の香り」で演奏されているハープは、1820年頃にロンドンで製作されたエラールのシングルアクション・ハープ。長澤真澄が奏でるハープの音色と、東方の音楽のブレンドが心地よい風を届けてくれる。
KTC 1343 預言者エレミアの哀歌
 アレクサンダー・アグリコラ(1446−1506):エレミアの哀歌/
 クリストバル・デ・モラレス(1500?−1553?):わが魂は疲れたり/
 ヤコブ・アルカデルト(1505?−1567?):エレミアの哀歌/
 オルランド・デ・ラッスス(1532?−1594):エレミアの哀歌
エギディウス・クヮルテット、
バス・ラムセラール(バス・バリトン)、
グレゴリアーナ
ルネサンス時代の「エレミアの哀歌」をテーマとしたエギディウス・クヮルテットの歌う宗教声楽作品集。フランドル楽派のアグリコラ、アルカデルト、ラッススの「エレミアの哀歌」、そしてスペインのモラレスが書いた「哀歌」など洗練された美しきポリフォニーが男声のハーモニーによって厳かに響く。エギディウス・クヮルテットは1995年にトン・コープマン率いるアムステルダム・バロック合唱団のメンバー4人によって結成されたオランダの男声ヴォーカル・アンサンブル。これまでにクレキヨンやシューベルトの録音を発表しており、とても4人とは思えない豊かなハーモニーと広いレパートリーは注目を集めている。
KTC 1324 ヴィヴァルディ:
 ファゴットのための協奏曲とカンタータ
  ファゴット協奏曲イ短調RV.497/
  協奏曲ニ長調RV.92/ファゴット協奏曲ニ短調RV.481/
  カンタータ《このような見知らぬ小道へ》RV.677/
  ファゴット協奏曲ホ短調RV.484/協奏曲ト短調《夜》RV.104
フランス・ロバート・ベルクホウト(バロック・ファゴット)、
クリント・ファン・デル・リンデ(アルト)、
ピーター・ダークセン(ディレクター&チェンバロ)、
ラ・スアーヴェ・メロディア
「ファゴットのための協奏曲」だけでなく、編成にファゴットを必要とする「協奏曲」、通奏低音としてファゴットが加わる「カンタータ」など、とことん「ファゴット」という楽器にこだわったヴィヴァルディの作品集。フランス・ロバート・ベルクホウトは、オランダのバロック・ファゴット奏者。ベルクホウトは、これまでにオランダ室内管、コンセルトヘボウ管、アムステルダム・バッハ・ソロイスツ、コンバッティメント・コンソート・アムステルダムなどで活躍。またレオンハルト・コンソートやラ・プティット・バンド、18世紀オーケストラにも招聘されている百戦錬磨のベテラン奏者である。
KTC 4025 フレミッシュ・コネクションⅧ〜
 フロール・アルパールツ(1876−1954):管弦楽作品集 ——
  奇想曲/交響詩《パリートゥル》/
  ヴァイオリンと管弦楽のための《ロマンス》/夏の牧歌/
  組曲《ジェームズ・アンソール》
グイード・デ・ネーヴェ(ヴァイオリン)、
ミシェル・タバシュニク(指揮)、
フランダース放送管弦楽団
「フレミッシュ・コネクション」の第8集で取り上げられたのは、ベルギー国民楽派のペーテル・ブノワの弟子であり、ブノワ財団の芸術監督やベルギー・ロイヤル・アカデミーのメンバーにも名を連ねたフロール・アルパールツ。アルパールツの代表作である「パリートゥル」など、その存在と作品はもっと広く知られるべき価値がある。また指揮者はブーレーズの弟子であり、話題に事欠かないミシェル・タバシュニクというところもコアなファンの興味を惹くところだろう。
KTC 1326 ヨハン・ワーヘナール(1862−1941):管弦楽作品集 ——
 幻想曲《夏の生活》Op.21/シンフォニエッタOp.32/
 序曲《哲学者的な王子たち》/交響詩《Elverhoi》Op.48/
 《フェドーラ》Op.41より/
 オーボエと管弦楽のための《ラルゲット》Op.40
ジャニー・ゾマー(ソプラノ)、
イングリット・ニッセン(オーボエ)、
エリ・クラス(指揮)、
オランダ放送交響楽団
ロマン派時代のオランダの音楽家ヨハン・ワーヘナール。ドイツではヘルツォーゲンベルクから直接作曲の指導を受けたワーヘナールの作品からは、ブラームスやベルリオーズ、R・シュトラウス、チャイコフスキーのスタイルや管弦楽法からの影響が感じられる。ワーヘナールは、1919年に就任したハーグ王立音楽院の院長として教育活動にも尽力するなどオランダの音楽史にその名を刻んでいる。

GLOBE

GLO 5227
\2400
ディヴィジョンとファンタジア
 ゲオルク・トレット:トレットのグラウンド/
 ジョン・カプラリオ(c.1570/80−1626):ファンタジア組曲二短調/
 ヒュー・アシュトン(c.1485−1558):ホーンパイプ/
 ウィリアム・ロウズ(1602−1645):ファンタジア組曲ト短調/
 作曲者不詳:ダフネ/
 ジョン・カプラリオ:ファンタジア組曲第1番ト短調/
 作曲者不詳:Uppon la mi re/
 ジョン・カプラリオ:ファンタジア組曲第2番ト短調/
 クリストファー・シンプソン(c.1605−1669):
  グラウンドのディヴィジョン 二短調/
 ウィリアム・ロウズ:ファンタジア組曲ニ長調/
 デイヴィッド・メル(1604−1662):ジョン・カム・キス
サスキア・コーレン(リコーダー&ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ライナー・ジッパーリング(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
パトリック・アイルトン(チェンバロ&オルガン)
「ディヴィジョン」と「ファンタジア」という様式を用いて作曲され、ヘンリー8世が即位した1509年からチャールズ1世が処刑された1649年までの間に世に発表された作品を収録。後に変奏曲へ発展したと言われ、一定の音形の通奏低音(グラウンド)の上で即興的な旋律を奏でる「ディヴィジョン」と特定の様式にとらわれない自由な音楽を指す「ファンタジア」という2つの形式は、当時のイギリスで流行した音楽のハイライトでもある。サスキア・コーレンは、スヴェーリンク音楽院でケース・ブッケとワルター・ファン・ハウヴェにリコーダーを師事し、ブリスク・リコーダー四重奏団の主宰も務める現代を代表するリコーダー奏者の1人。グローブ(Globe)からリリースされている作品集はいずれも高い評価を獲得している。
GLO 6061
(2CD)
\4200
シューベルト:ピアノ作品集Vol.3
 ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D.960/同第6番ホ短調D.566/
 ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D.960の草稿より
トゥルーデリーズ・レオンハルト(フォルテピアノ)
オランダの女流ベテラン奏者トゥルーデリーズ・レオンハルトはグスタフ・レオンハルトの妹であり、フォルテピアノ奏者として幾多ものコンサートやレコーディングに取り組んできたベテラン奏者。トゥルーデリーズ・レオンハルトは、1815年〜1820年頃にウィーンのベニグヌス・ザイドナーによって製作されたフォルテピアノを使用。また全曲とは別に「第21番」の草稿を弾いたトラックを加えるなど、作曲当時に限りなく近い作品本来の姿を追求している。

GLOSSA

GCD 921615
(2CD/特別価格)
\4000
ジャン=バティスト・リュリ(1632−1687):音楽悲劇《プロセルピーヌ》 サロメ・アレール (ソプラノ)、
ベネディクト・トラン(ソプラノ)、
ステファニ・ドゥスラック(メゾソプラノ)、
ブランディーヌ・スタスキェヴィチ(メゾソプラノ)、
シリル・オビティ(テノール)、
フランソワ=ニコラ・ジェスロ(カウンターテナー)、
ブノワ・アルヌール(バリトン)、
マルク・ラボネ(バリトン)、
ピエール=イヴ・プリュヴォ(バリトン)、
ジョアン・フェルナンデス(バリトン)、
エルヴェ・ニケ(指揮)、
コンセール・スピリチュエル
貴重な1743年版を用いたデトゥシュの音楽悲劇「カリロエ」(GCD 921612)、復元版全曲世界初録音の快挙となったマレの音楽悲劇「セメレ」(GCD 921614)を発表するなど、フランス・バロック音楽の発掘、再発見に並々ならぬ意欲と情熱を注いできた鬼才エルヴェ・ニケとコンセール・スピリチュエル。前述の「カリロエ」&「セメレ」に続くニケ&コンセール・スピリチュエルのフランス・バロック・オペラ最新作は、フランスにおける「音楽悲劇」の始祖ジャン=バティスト・リュリの大作「プロセルピーヌ」の全曲録音!冥府の神プルートに誘拐され、冥府の女王となってしまったローマ神話に登場する悲劇の女神「プロセルピーヌ」(ギリシャ神話ではペルセポネ)を描いた音楽悲劇「プロセルピーヌ」は、ジャン=バティスト・リュリの音楽と当時有数の作家フィリップ・キノーの台本が融合を果たしたフランス・バロック・オペラの傑作である。1680年2月3日に「サン=ジェルマン=アン=レー」で初演が行われてから3世紀という長い月日を経てニケ&コンセール・スピリチュエルにより新たに記録される「プロセルピーヌ」では、世界に名立たるフランス・バロックのスペシャリストたちがソリストとして集結するなど環境は万全。「音楽悲劇」の分野を開拓したリュリの偉大なる才能が、ニケ&コンセール・スピリチュエルによって改めて世に証明される。ちなみにこの「プロセルピーヌ」は来る10月に予定されている来日公演前最後のリリース、即ち来日記念盤となるだけに大きな注目を集めることは必至!2006年9月&2007年11月、ヴェルサイユ&ポワシーでの録音。

HORTUS

HORT 533
\2400
自然に帰す
 コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための《二重奏曲》Op.7/
 バルトーク:ヴァイオリンとチェロのための《ハンガリー民謡》/
 シュールホフ:ヴァイオリンとチェロのための《二重奏曲》/
 アナ=マリア・ベル=デヴェセル:エスキス
アナ=マリア・ベル=デヴェセル(ヴァイオリン)、
ドレル・フォドレアヌ(チェロ)
バルトーク、コダーイ、シュールホフといった20世紀東ヨーロッパの楽壇を代表する3人の作曲家たちのヴァイオリンとチェロのための二重奏曲集。共にルーマニアのトランシルヴァニア地方出身のデュオ、若き女流ヴァイオリン奏者ベル=デヴェセルとベテラン・チェロ奏者フォドレアヌが民族色豊かな作品で抜群のコンビネーションを披露!

HYPERION 1CD¥2400

CDA 67664 フランク:弦楽四重奏曲ニ長調/
フォーレ:弦楽四重奏曲ホ短調Op.121
ダンテ弦楽四重奏団
フランスのフォーレとベルギーのフランク。19世紀ヨーロッパを代表する2人の作曲家が共に最晩年に完成させた2つの「弦楽四重奏曲」をカップリング。この録音がハイペリオン・デビューとなるダンテ弦楽四重奏団は、ヴァイオリンのクリシア・オソストヴィッツ、ジル・フランシス、ヴィオラのジュディス・バスブリッジ、チェロのバーナード・グレゴール=スミスの4人で構成される1995年創設の弦楽四重奏団。2007年にはロイヤル・フィルハーモニック協会賞の室内楽部門賞に輝くなど、その活躍は目覚しい。フォーレ、フランクの室内楽作品はハイペリオンの専売特許とも言えるだけに、カタログに加わる新たな録音に期待したい。
CDA 67725 ロマンティック・レジデュース ——
 アレック・ロス(1948−):
  カリフォルニアより、ロマンティック・レジデュース(ロマン派の残存)/
 ブリテン:民謡編曲集より/
 ハワード・スケンプトン(1947−):ジェニーのための3つ歌/
 フォーレ:コンクール用小品/
 ラヴェル:5つのギリシャ民謡/
 アンドレ・カプレ(1878−1925):2つのソネット/
 サン=サーンス:見えざる笛/
 マルセル・トゥルニエ(1879−1951):庭師の手紙
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)、
アリソン・ニコルス(ハープ)、
ジェイミー・マーティン(フルート)
同じイギリスのリン(Linn)レーベルからフィンジ(CKD 253)、ヴォーン=ウィリアムズ(CKD 296)の作品集をリリースしてきたイギリスのテノール歌手、ジェイムス・ギルクリストのハイペリオン第1弾となるテノールとハープのための歌曲集。ハイペリオンでの1枚目の録音にギルクリストが取り上げたのは、イギリス、フランス、そしてアメリカの歌曲。アルバム・タイトルにもなっている「ロマンティック・レジデュース」は、現代インドの詩人ヴィクラム・セトの詩を題材としたイギリス生まれの作曲家アレック・ロスの歌曲集である。キングズ・コンソート、バッハ・コレギウム・ジャパン、イギリスの名門オーケストラとの共演で株を上げたギルクリストの歌声がハープの調べに乗って美しく、抒情的に響く。アイヴズのコンコード・ソナタ(CDA 67469)でアムランと共演したフルートのジェイミー・マーティンの参加も新たなレパートリーの発掘に繋がるだろう。
CDA 67626
\2400→¥2190
レオポルド・ゴドフスキー(1870−1938):
 シュトラウス・トランスクリプションズ ——
  J・シュトラウスⅡ世=ゴドフスキー:
   芸術家の生涯による交響的変容/
  ゴドフスキー:24の性格的小品《仮面舞踏会》より
   第2番「パステル」、第14番「フランス」、
   第22番「ウィーン風」、第24番「ポートレート」 /
  J・シュトラウスⅡ世=ゴドフスキー:
   こうもりの主題による交響的変容/
  ゴドフスキー:30の雰囲気と光景《トリアコンタメロン》より
   第4番「ランデヴー」、第11番「懐かしきウィーン」、
   第13番「テルプシコーリアン・ヴィンドボナ」、
   第21番「サロン」、第25番、「思い出」/
  J・シュトラウスⅡ世=ゴドフスキー:
   「酒・女・歌」による交響的変容/
  オスカー・シュトラウス=ゴドフスキー:最後のワルツ
マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)
アルカンの「独奏ピアノのための協奏曲」(CDA 67569)や、ジャズ・スタイルの作品を集めた「イン・ア・ステイト・オヴ・ジャズ」(CDA 67656)での圧巻の演奏で、リスナーをさらなる熱狂の渦に巻き込んだ“スーパー・ヴィルトゥオーソ・ピアニスト”マルク=アンドレ・アムラン。前作の興奮冷めやらぬ中、早くも登場するアムランの最新作はゴドフスキーの「シュトラウス・トランスクリプションズ」!「ピアノ・ソナタ&パッサカリア」(CDA 67300)、「ショパンのエチュードに基づく練習曲集」(CDA 67411)に続くアムランのゴドフスキー第3弾は、“ワルツ王”ヨハン・シュトラウスⅡ世の音楽に“ピアノの魔王”ゴドフスキーが超絶アレンジを施した「交響的変容」三部作がメイン・プログラム。複数の旋律の同時進行によって次々と姿を見せるシュトラウスのメロディーや、ゴドフスキーの特徴でもある綿密で複雑な対位法、そして凄まじいまでの超絶的な技巧が求められるゴドフスキー・アレンジの傑作3作品は、数々の超難曲を制覇してきたアムランに相応しいレパートリーと言えるだろう!三部作の間に挟むように置かれたゴドフスキーのオリジナル作品「仮面舞踏会」と「トリアコンタメロン」から選りすぐられた「懐かしきウィーン」などの珠玉の小品たちも聴き逃せない。アルバムの最後の収録されているオスカー・シュトラウスの「最後のワルツ」も様々なエピソードを持つユニークな逸品。1920年の初演後にゴドフスキーがアレンジを施し、1925年にはゴドフスキーの演奏でピアノ・ロールに録音が行われたものの出版はされなかった「最後のワルツ」。1970年代前半にアムランの父ジル・アムラン(息子以上の秘曲マニア!)がゴドフスキーのピアノ・ロール録音から採譜を行い編集を手懸けたことによって、1975年に出版が実現したという作品なのである。文字通りアムランの“手”によって繰り広げられるゴドフスキーの「シュトラウス・トランスクリプションズ」。その鬼神の如き超絶技巧にただただ脱帽。
CDA 67651/2
(2CD)
ヨーク・ボーウェン(1884−1961):
 ヴィオラとピアノのための作品全集
  ヴィオラ・ソナタ第1番ハ短調Op.18/
  ロマンス 変ニ長調/4つのヴィオラのための幻想曲/
  ベートーヴェン(ボーウェン&パワー編):
   アダージョ・ソステヌート/幻想曲へ長調Op.54/
   ヴィオラ・ソナタ第2番ヘ長調Op.22/
   ロマンス イ長調/演奏会用アレグロ/
   G線上のメロディOp.47/C線上のメロディOp.51-2/狂詩曲ト短調
ローレンス・パワー(ヴィオラ)、
サイモン・クロフォード=フィリップス(ピアノ)
ハイペリオンからのレコーディング、ソリストやナッシュ・アンサンブル、レオポルド弦楽三重奏団のメンバーとしての活動が実を結び、新時代のヴィオラ奏者として急速に注目を集めているローレンス・パワーの最新盤はボーウェンのヴィオラ作品全集!「イギリスのラフマニノフ」と呼ばれ再評価が進む作曲家ヨーク・ボーウェンが書いたヴィオラ作品のほとんどは、ロンドンの王立音楽院で出会った名匠ライオネル・ターティスのために作曲されたもの。ヴィオラを独奏楽器として確立させたターティスの才能に出会わなければ、ボーウェンのヴィオラ作品は存在しなかったかもしれないというほどボーウェンはターティスから大きな影響を受けたという。既にボーウェンのヴィオラ協奏曲(CDA 67546)を録音しているローレンス・パワーが、一時代を築いたヴィオラの名匠のために書かれた作品に挑むというめぐり合わせもどこか運命的な部分があるのかもしれない。新時代の旗手ローレンス・パワーが受け継ぐボーウェンのヴィオラ作品集に期待したい。
CDA 67670 グリーグ:歌曲集
 5つの歌曲Op.25/6つの歌曲Op.48/
 連作《山の乙女》Op.67/心のメロディOp.5/王女EG.133
カタリナ・カルネウス(メゾ・ソプラノ)、
ジュリアス・ドレイク(ピアノ)
その素晴らしいクォリティが世界的評価を得ているハイペリオンの歌曲シリーズ。今回ここに新たに加わるのはシベリウス以来となる北欧の作曲家“グリーグ”!特に歌曲やピアノ小品に際立った才能を示したグリーグの才能は周知の通り。“詩”と“旋律”の融合という奇跡を幾度となく実現させたグリーグの歌曲作家としての1面に改めて接することのできる意義深い歌曲集である。またグリーグの最高傑作との呼び声も高く、数ある女声のための歌曲集の中でも屈指の作品と言われる「連作《山の乙女》」ももちろん収録。シベリウスの歌曲集(CDA 67318)から続いての登場となるスウェーデンのメゾ・ソプラノ、カタリナ・カルネウスがハイペリオンのグリーグ歌曲集を歌う。
CDA 67713 サン=サーンス:オルガン作品集
 前奏曲とフーガ第3番変ホ長調Op.99-3/
 幻想曲第2番変ニ長調Op.101/
 前奏曲とフーガ第1番ロ長調Op.99-1/
 糸杉と月桂樹Op.156/幻想曲第3番ハ長調Op.157/
 宗教的行進曲ヘ長調Op.107/
 前奏曲とフーガ第2番ホ長調Op.99-2/
 祝婚曲ヘ長調Op.9/幻想曲変ホ長調
アンドルー=ジョン・スミス(オルガン)
交響曲第3番「オルガン付き」の絶大な知名度に比べて、純粋な「オルガン作品」についてはあまり知られていないサン=サーンス。そこで、選ばれし者しかその地位に就けなかったマドレーヌ寺院のオルガニストを務めるほどの実力を持っていたサン=サーンスのオルガン作品をハイペリオンがレコーディング!ハイペリオン・デビューとなるアンドルー=ジョン・スミスは、シャルトル・グランプリやセントオールバンズ国際オルガン・フェスティヴァルでの入賞実績を持つ王立音楽院のオルガニスト。パリのマドレーヌ寺院のオルガンを舞台としたサン=サーンスの世界が広がる。
CDA 67678 ヘンデル:
 デッティンゲン・テ・デウムHWV.283/
 オルガン協奏曲第14番イ長調HWV.296a/
 戴冠式アンセム《祭司ザドク》HWV.258
リチャード・マーロウ(オルガン)、
スティーヴン・レイトン(指揮)、
ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団、
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
イギリスの名門合唱団が壮麗で壮大なヘンデルのテ・デウムを歌う!ハイペリオンの看板合唱団の1つ「ポリフォニー」と共にイギリス合唱界最強コンビを組んできた合唱指揮者スティーヴン・レイトンが、同じくイギリスの名門混声合唱団ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団の音楽監督に就任!シャンドスからリリースされているデュリュフレ(CHAN 10357)、メンデルスゾーン(CHAN 10363)でのハーモニーが称賛を集めているケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団のスティーヴン・レイトン新体制での初録音はヘンデルの「デッティンゲン・テ・デウム」。1740年から始まったオーストリア継承戦争で、イギリス国王ジョージⅡ世自らが率いるオーストリア連合軍が1743年に「ディッティンゲンの戦い」でフランス軍を撃破。この勝利と国王の凱旋帰国を祝うためにヘンデルに作曲が依頼され完成したのが、壮麗で壮大な大作「デッティンゲン・テ・デウム」なのである。戦勝記念として書かれた華々しくまばゆいヘンデルの宗教作品は、レイトン&ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団の門出に相応しい。アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックの共演はもちろんのこと、「オルガン協奏曲第14番」では前音楽監督リチャード・マーロウがオルガン独奏を担当するなど、聴きどころ満載のヘンデル・アルバムに要注目!
CDA 67591/2
(2CD)
ニールセン:ピアノのための作品全集 ——
 交響的組曲Op.8/《楽しいクリスマス》の夢FS.34/
 祝典前奏曲FS.24/若い人と年寄りのためのピアノ音楽第1巻Op.53/
 ピアノ小品ハ長調FS.159/シャコンヌOp.32/
 若い人と年寄りのためのピアノ音楽第2巻Op.53/
 5つの小品Op.3/組曲《堕天使》Op.45/
 主題と変奏Op.40/3つの小品Op.59
マーティン・ロスコー(ピアノ)
北欧の抒情、ニールセンのピアノ芸術。アルナス&シンディングのピアノ協奏曲集(CDA 67555)やトルミスの合唱作品集(CDA 67601)など、北欧音楽の発掘にも力を注ぐハイペリオンから新たに登場するのはニールセンのピアノ作品全集!ニールセンのピアノ作品には、「交響的組曲」や「組曲堕天使」、「主題と変奏」といった規模の大きな作品や、「楽しいクリスマス」の夢、祝典前奏曲などの小品など、そのレパートリーの中でも特に独創性に富んだ作品が数多く存在している。また、バッハよりもベートーヴェンとブラームスの影響を受けたとされる51歳で作曲された「シャコンヌ」も円熟味あふれる重要作品として外せない。ニールセンのピアノ作品の録音のためにハイペリオンがオファーを出したのは、ベテランの域に入りつつあるイギリスのヴィルトゥオーソ・ピアニスト、マーティン・ロスコー。ソリストとしてのエネルギッシュな活動はもちろんのこと、イギリスのレーベルを中心にレコーディングも数多く行っており、ハイペリオンからもドホナーニ、ブリュル、フックス&キールのピアノ協奏曲やメシアン、フォーレ、バッハ・トランスクリプションⅣなどの話題作を発表している。
CDA 67663 ブラームス(ヨアヒム編):ハンガリー舞曲集WoO.1/
ヨーゼフ・ヨアヒム(1831−1907):変奏曲ホ短調
ハガイ・シャハム(ヴァイオリン)、
アーノン・エレツ(ピアノ)
ハガイ・シャハムが挑むハンガリー舞曲!19世紀の楽壇の歴史の中で、40年間に渡って有意義で実り多き友好関係を築いたブラームスとヨアヒム。ヴァイオリン協奏曲と二重協奏曲を巡る仲違い、和解のエピソードも有名なブラームスとヨアヒムだが、その友好関係を証明する作品の1つがこのヴァイオリンとピアノのための「ハンガリー舞曲集」。オーケストラ、4手連弾、ピアノ独奏を筆頭に様々な形で演奏される名作中の名作「ハンガリー舞曲集」にヨアヒムがアレンジを施し「ヴァイオリンとピアノのための作品」として確立。ヴァイオリン奏者には超絶技巧が要求されるなど、ジプシー音楽に基づく「ヴァイオリン作品」の最高峰と言っても過言ではないだろう。フバイやブロッホ、ベン=ハイムなどの作品を録音してきたヴァイオリニスト、ハガイ・シャハムが魅せるエキサイティングなハンガリー舞曲に乞うご期待!
CDA 67647 ロッシーニ:
 音楽の夕べ(第1番〜第11番)/亡命者/
 何も言わずにやつれはてるでしょう/赤ちゃんの歌/
 チロルのみなしご/さらば人生よ/
 セビリャの恋人たち/3つのカンツォネッタ《ヴェネツィアの競艇》
ミア・ペアション(ソプラノ)、
ステラ・ドゥフェクシス(ソプラノ)、
ブルース・フォード(テノール)、
ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)
世界的に定評のあるハイペリオンの歌曲シリーズに新たに加わるのはイタリア・オペラの大作曲家ロッシーニの歌曲&二重唱曲集。19歳から37歳の間に、39作ものオペラを作曲したロッシーニ。37歳で「ウィリアム・テル」を完成させたロッシーニはオペラの作曲からは引退するものの、ここに収録されている「音楽の夕べ(ソワレ・ミュージカル)」など優れた歌曲を生み出したことでも知られる。シューベルト、シューマンの歌曲全集にも登場しているソプラノのドゥフェクシス、熱い視線を浴びるスウェーデン期待のソプラノ歌手ペアション、そしてテノールにはロッシーニのスペシャリスト、フォードが起用されるなど、3人のトップクラスの歌い手たちによる「音楽の夕べ」が幕を開ける。
CDA 67685 クリスティアン・ヨーゼフ・リダルティ(1730−a.1793):
 ヴァイオリン協奏曲集 ——
  ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調/同第3番イ長調/
  四重奏曲(シンフォニア)ト長調/
  ヴァイオリン協奏曲第1番ハ長調
フランチェスコ・ドラツィーオ(ヴァイオリン)、
アウセル・ムジチ
ハイペリオン移籍第1弾となった「ボッケリーニ」(CDA 67646)が好セールスを記録しているイタリアの声楽&器楽アンサンブル、「アウセル・ムジチ」。フランチェスコ・ドラツィーオをソリストに迎えたアウセル・ムジチが2枚目の録音で取り上げたのは18世紀イタリアのオーストリア系作曲家リダルティ。高度な技巧を要する3曲のヴァイオリン協奏曲はこの録音が世界初録音であり、イタリアのバロックから古典派への橋渡しとしての役割を担った作品でもある。
CDS 44321/4
(4CD/特別価格)
\9300
ヴォーン=ウィリアムズ:合唱作品集 ——
 音楽へのセレナード/5つの神秘的な歌/
 クリスマス・キャロルによる幻想曲/野の花/
 我らに平和を与えたまえ/4つの讃美歌集/知られざる地方へ/
 手を打ち鳴らせ/モテット《主よ、あなたはわれらの隠れ家である》/
 劇音楽《天路歴程》/感謝祭の歌/3つのコラール賛歌/
 マニフィカト/楽しい山の羊飼い/詩篇100番
マシュー・ベスト(指揮)、
コリドン・シンガーズ、
トーマス・アレン(バリトン)、
今井信子(ヴィオラ)、
ジョン・マーク・エインズレー(テノール)、
ブリン・ターフェル(バリトン)、他
ハイペリオンのヴォーン=ウィリアムズ没後50年記念盤は、これまでにベストセラーとして好評を博してきたマシュー・ベスト&コリドン・シンガーズによる4枚のアルバムをセットにした合唱作品集。大規模な劇音楽「天路歴程」からマニフィカトや賛歌など幅広い作品を網羅。「音楽へのセレナード」にはアマンダ・ルークロフト、「野の花」には今井信子、「楽しい山の羊飼い」にはブリン・ターフェルなど世界的名手たちが参加しているなどソリストも豪華。CDA 66420、CDA 66655、CDA 66511、CDA 66569の新装移行再発売。


HELIOS 1CD¥1500

CDH 55276 クリストバル・デ・モラレス(c.1500−1553):
 キリストのしもべアンドレア/
 聖なるマリアよ、あわれな者たちを救いたまえ/
 Clamabat autem mulier Chananea/おお、聖餐よ/天の元后/
ジャン・ムトン(b.1459−1522):羊飼いらと共に探そう/
モラレス:ミサ《羊飼いらと共に探そう》
ジェームズ・オドンネル(音楽監督)、
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊
セヴィーリャに降り立った16世紀スペインの大作曲家モラレスが生んだ宗教作品集。モラレスの宗教曲にフランス・ルネサンスの作曲家ジャン・ムトンの「羊飼いらと共に探そう」をカップリングしたイギリスの名門、ウェストミンスター大聖堂聖歌隊の名盤の1つ。CDA 66635からの移行再発売。
CDH 55321 マルティヌー:
 2つのヴァイオリン、2つのヴィオラと2つのチェロのための《六重奏曲》、
 ヴァイオリンとヴィオラのための《3つのマドリガル》/
シュールホフ:
 2つのヴァイオリン、2つのヴィオラと2つのチェロのための《六重奏曲》
ラファエル・アンサンブル
マルティヌーとシュールホフ、同じ時代を生きた2人のボヘミアの作曲家が書いた同じ編成の「六重奏曲」を聴き比べる ——。20世紀チェコを代表するマルティヌーと強制収容所で命を落としたシュールホフ。対照的な人生を送った2人の作曲家が書いた同じ編成の「六重奏曲」をカップリングした好企画盤。CDA 66516からの移行再発売。
CDH 55309 リャードフ:ピアノ作品集 ——
 ポーランド民謡の主題による変奏曲Op.51/
 マリオネットOp.29/3つの小品Op.11/2つの小品Op.24/
 3つの小品Op.57/小さなワルツ ト長調Op.26/
 3つの前奏曲Op.36/音楽の玉手箱Op.32/
 舟歌嬰へ長調Op.44/4つの小品Op.64/
 グリンカの主題による変奏曲Op.35
スティーヴン・クームズ(ピアノ)
音楽の玉手箱からあふれる魔法のようなロシアの旋律。リャードフのピアノ作品の代表作、「音楽の玉手箱」含んだスティーヴン・クームズの名盤がヘリオス(Helios)から復活!全作品の約3分の2を占めているリャードフのピアノ作品は、民謡、ロシアの先人グリンカの主題、ショパンの影響が見られる傑作が揃っている。「Hyperion dyad」シリーズから復刻されたボルトキエヴィチのピアノ作品集(CDD 22054)に続く待望の復刻となる。CDA 66986からの移行再発売。
CDH 55302 トーマス・リンリー:オラトリオ《モーゼの歌》/神を立ち上がらせよ ジュリア・グッディング(ソプラノ)、
ソフィー・デイヌマン(ソプラノ)、
アンドルー・キング(テノール)、
アンドルー・デイル・フォーブス(バス)、
ピーター・ホルマン(指揮)、
パーリー・オヴ・インストゥルメンツ、
ホルスト・シンガーズ
モーツァルトと同じ1756年に生まれ、1778年に22歳という若さで没した夭折の天才作曲家トーマス・リンリー・ジュニア。死の前年となる1777年に完成された「モーゼの歌」は、ヘンデルの音楽を連想させるリンリーの代表作。ちなみにこの「モーゼの歌」は、英グラモフォン誌からハイペリオンの「イギリスのオルフェウス・シリーズ」の最高傑作と評されるなどリリース時から高い評価を得てきている。CDA 67038からの移行再発売。
CDH 55313 ゲレーロ:
 ミサ曲《聖なるけがれなき純潔》/わざわいなるかな、主よ/
 われを連れ行きたまえ、乙女マリアよ/
 第7旋法によるマニフィカト/王の御旗は進む/
 おお 幸いなる光よ/教会のみ母よ、たたえたまえ
ジェイムズ・オドンネル(指揮)、
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊
ビクトリア、モラレスと並び立つスペイン・ルネサンスの大作曲家フランシスコ・ゲレーロの宗教作品集。ミサ曲、2つのモテット、マニフィカト、3つの賛歌からは、当時のスペインを代表するという名声に相応しい優れた手法を知ることが出来る。数々の名唱を生み出してきたウェストミンスター大聖堂聖歌隊による演奏というところも嬉しい。CDA 66910からの移行再発売。
CDH 55258 トランペットのサウンド ——
 ウィリアム・コルベット(d.1748):組曲ニ長調/
 パーセル:
  歌劇《インドの女王》より
   シンフォニー ハ長調、
  《ヨークシャーの祝祭の歌》より
   シンフォニー ニ長調、
  歌劇《アーサー王》より シンフォニー ハ長調/
 ゴットフリート・フィンガー(d.1730):ソナタ ハ長調/
 ウィリアム・クロフト(1678−1727):序曲ニ長調/
 フィンガー:ソナタ ハ長調/
 ジョン・エクルズ(1668−1733):組曲/
 ジョン・バレット(d.1719):ソナタ ニ長調/
 フィンガー:ソナタ ハ長調/
 ジャック・ペジブル(d.1721):ソナタ ニ長調
マーク・ベネット(トランペット)、
マイケル・レアード(トランペット)、
ピーター・ホルマン(指揮)、
パーリー・オブ・インストゥルメンツ
主にファンファーレなどに用いられていた“トランペット”が楽器の構造の進化とともに音楽の歴史においても進化を遂げた17世紀中期。そのサウンドを巧みに取り入れたパーセルやクラフトなど、トランペットのための、もしくは主役としての役割を持った17世紀〜18世紀の作品を収録。バロック・トランペットの達人マーク・ベネットと、PJBEのメンバーとして活躍したマイケル・レアードのコンビネーションが聴きどころ。CDA 66817からの移行再発売。
CDH 55294 ランカスター王家とヴァロワ王家 ——
 マショー:Donnez, signeurs/
 作曲者不詳:
  Puis qu'autrement ne puis avoir、
  Soit tart, tempre, main ou soir/
 ソラージェ:Tres gentil cuer/
 ピカード:Credo/
 マショー:Quand je ne voy/
 作曲者不詳:Le ior/
 作曲者不詳:Avrai je ja de ma dame confort?/
 マショー:Riches d'amour、Pas de tor en thies pais/
 スタージョン:Salve mater Domini/Salve templum gracie/
 作曲者不詳:Sanctus/
 フォンテイン:Regali ex progenie/
 セサリ:Mon seul voloir / Certes m'amour/
 コルディエ:Ce jour de l'an/
 セサリ:Se vous scaviez, ma tres douce maistresse/
 作曲者不詳:Je vueil vivre au plaisir d'amours
クリストファー・ペイジ(指揮)、
ゴシック・ヴォイセズ
イングランド王国のランカスター王家とフランス王国のヴァロワ王家が、王位継承権や領土問題を巡り会戦となった百年戦争。百年戦争と同時期にあたる1350年頃から1420年にかけての期間に英仏の両国で生まれた音楽に着目したゴシック・ヴォイセズの演奏による中世の作品集。CDA 66588からの移行再発売。




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