アリアCD 新店舗へようこそ

新店舗トップページへ

お買い物の方法  
ページ内の商品チェック・ボックスをクリックし、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください(enterキーを押してもかまいません)。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)

注文フォームへ

第45号マイナー・レーベル新録音新譜(5)



ACCORD

480 1704
\2300→¥2090
ハイドン&モーツァルト:ピアノ作品集Vol3(Mirror Game)
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調K.333
 ハイドン:ピアノ・ソナタ第60番ハ長調Hob.XVI.50
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第7番ハ長調K.309
 ハイドン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Hob..XVI.46
クレール=マリ・ル・ゲ(ピアノ)
ル・ゲの「ハイドン&モーツァルト:ピアノ作品集」の待望の第3弾。本作も、過去2作同様、捻りの効いた副題が添えられており、聴き手のイメージを膨らませてくれます。本作の副題は「ミラー・ゲーム」。モーツァルトとハイドンのソナタを交互に弾きながら、それがまるで鏡に映したように近しい存在であることを示しつつ、同時に、それぞれに個性も描き出しています。古典派音楽を統合的に捉えた、彼女の知性が光る1枚です。録音:2008年7月 パリ <デジタル録音> 新録音
480 1435
\2300
リシャール・デュビュニョン:神秘交響曲Op.30 モンペリエ国立管弦楽団
指揮:フリードマン・レイヤー、
エンリケ・ディーメッケ、
アラン・アルティノグリュ
リシャール・デュビュニョン(1968−)は、スイスとフランスの二重国籍を持つ新進作曲家。バルトークやメシアンを連想させる作品は、イギリスやフランスで注目を集めている。現在モンペリエ国立歌劇場&管弦楽団のコンポーザー・イン・レジデンスを務める彼が、当団と3年かけて録音した本作には、タロットカードの大アルカナ(神秘)からインスピレーションを受けて書いた、多彩で精緻な《神秘交響曲》が収録されている。録音:2004〜2007年 モンペリエ <デジタル録音> 新録音
480 0862
(2CD)
\3400
20世紀ピアノ作品の回想〜Regards sur le XXe siecle
 デュティユー:3つの前奏曲/
 バルトーク:戸外にてSz.81/
 シェーンベルク:3つのピアノ曲Op.11/
 ブーレーズ:12のノタシオン(ピアノのための)/
 メシアン:4つのリズムの練習曲/
 アイヴス:
  ピアノ・ソナタ第2番《マサチューセッツ州コンコード、1840−1860》X−19 /
  Gilles
 トランブレ:ピアノのための2つの小品/
 ジョラス:ピアノのための2つの小品
ロジェ・ムラロ(ピアノ)
メシアンをはじめとした現代音楽のスペシャリストとして、まるで針先で音を磨くように、水晶のように澄んだ音色を生み出し続けているロジェ・ムラロ。本作は、現代音楽の擁護者として長年活躍した名ピアニスト、クロード・エルフェへのオマージュとして企画された。バルトーク、シェーンベルク、メシアン、ブーレーズなどの名作が、ムラロ持ち前の豊かな響きと鍵盤に切り込むような鋭いリズムで描かれた豪華2枚組。録音:2004年7月、2006年7月 ラ・グラーヴ(メシアン・フェスティヴァル) 2001年2月 ラジオ・フランス(パリ・プレザンス現代音楽祭) <デジタル録音> 新録音 一部ライヴ

ARION

ARN 68483
\2400
フランソワ・カンピオン:
 Nouvelles decouvertes sur la gitare
 ギター小品集ホ短調/同 ニ短調/同 ハ短調/フーガ集/
 ギター小品集ト短調/同 ハ長調/同 ニ短調/同 ニ長調
ミシェル・アモリック(バロック・ギター)
フランソワ・カンピオンは、近年再評価が高まりつつあるバロック時代の作曲家。本作は、世界初CD化となる彼のギター小品集。楽譜には1705年の日付があり、技巧的にはとても難解なハーモニーを要求されるが、聴き手には柔らかく滑らかに聴こえる美しい作品ばかり。バロック・ギター界の巨匠、ミシェル・アモリックの妙技と、今回の初CD化に対する熱い意気込みが伝わってくる意欲作。録音:1978年

DELOS 1CD¥2300

DE 3382
¥2090
ショーソン:コンセール ニ長調Op.21
   (ドミートリー・シトコヴェツキー編)
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番ト長調Op.25
ベラ・ダヴィドヴィチ(ピアノ)
モスクワ室内管弦楽団
ドミートリー・シトコヴェツキー (ヴァイオリン&指揮) 
指揮:コンスタンティン・オルベリアン
名手ダヴィドヴィチの80歳記念盤!アゼルバイジャン出身のベラ・ダヴィドヴィチは、1949年にチェルニー=ステファンスカと並び、第4回ショパン国際コンクールで優勝した名手。当盤は、2008年に80歳を迎えた彼女の記念盤で、深く愛してやまないショーソンの《コンセール》とメンデルスゾーンの《協奏曲第1番》を収録。安定した技術、スケールの大きさ、そして彼女特有の美しい音色を兼ね備えた往年の妙技が、今なお健在であることを確認できる1枚です。
DE 3383 マリオ・カステルヌーヴォ=テデスコ:
 プラテーロとわたし
  (詩:ファン・ラモン・ヒメネス)
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
  (マリオ・カステルヌーヴォ=テデスコ編)
モニ・オヴァディア(語り) 
エマヌエーレ・セグレ(ギター)
イタリアの名門出身で、ロサンゼルスに移住後、数多くの映画音楽を書いたカステルヌーヴォ=テデスコ。彼の弟子には、J.ウィリアムズ、H.マンシーニ、A.プレヴィンなど華々しい大家が並びます。当盤には、ノーベル賞作家ヒメネスが、故郷アンダルシアの田園で、銀色の柔らかい毛並みの驢馬プラテーロに優しく語りかけながら過ごした日々を描いた散文詩に捧げた音楽で、彼の代表作でもある《プラテーロとわたし》を収録。オヴァディアによる朗読を存分にご堪能いただけるよう、英語・イタリア語・スペイン語の詩のテキストをブックレットに掲載しています。
DE 3385 プロコフィエフ:
 ヴァイオリン・ソナタ第1番&第2番
ミハイル・シモニアン(ヴァイオリン)
アレクセイ・ポドコリトフ(ピアノ)
現在22歳のミハイル・シモニアンは、同世代の最も才能あるヴァイオリニストの一人として認められている若き天才。シベリアのノヴォシビルスク(ヴェンゲーロフ、レーピンと同郷)出身の彼は、既に受賞歴と共演歴(スラットキン、ゲルギエフ、プレトニョフ)も多数。当盤には、今年1月の来日公演でも披露するプロコフィエフのソナタ2曲を収録。グラミーに輝いた名プロデューサー、A.アベスハウスと組んで録音した注目盤です。
DE 3388 ラフマニノフ:晩
 (スモレンスキーを記念する夕べのミサ曲)Op.37
モスクワ・ アカデミー合唱団
指揮:ヴィクトル・ポポフ
アカペラ合唱による声の魔力が、心を深く揺さぶる1枚。ラフマニノフの作品というと、華麗なピアノ曲や甘美なオーケストラ曲のイメージがありますが、この《晩?》では、アカペラ合唱だけで演奏に約1時間かかる感動的な傑作を残している。そして演奏が非常に困難なこの曲を、ヴィクトル・ポポフと、彼が1991年に創設した手兵モスクワ・コラール・アカデミーが完璧に再現。透明で深々と響き渡る美声に、心ゆくまで酔いしれてください。
DE 3389 ロシア民謡名曲集
 (パールズ・オブ・トラディッショナル・ミュージック)
 ジ・ウラル・ローワン/赤いサラファン
 ナイチンゲール/アムール・ウェイヴズ
 ダーク・アイズ/ダウン・ザ・ボルガ・リヴァー
 ヴォルガの舟歌
 ゼア・ワズ・ア・バーチ・イン・ア・フィールド
 丘の上/サライク
 オー・オーク、マイ・オーク
 シング・マートレット・シング
 ワン・ヒアーズ・ザ・サウンド・オブ・ディスタント
 ローン・ベルズ/12人の泥棒/ほうき
 ペドラーズ/夕べの鐘/カリンカ
モスクワ・ アカデミー合唱団
指揮:ヴィクトル・ポポフ
多くの有名音楽家を輩出し、ロシア合唱界の中で最も重要な位置を占めているモスクワ・アカデミー合唱団は、巨匠ルドルフ・バルシャイも、絶賛を惜しまない名門合唱団です。国内公演はもちろん海外公演も数多く、レコーディングも活発に行っている彼らだが、当盤では、音楽監督ヴィクトル・ポポフの巧みな指揮にあわせて、日本でも愛され続けているロシア、グルジア、ウクライナなどの伝統的な民謡(全18曲)を披露します。
DE 3390 テレマン:デュオ・ソナタ第3番ニ長調TWV.40
ボッケリーニ:デュエット ト長調Op.5‐1
オネゲル:2つのヴァイオリンのためのソナチネ
イザイ:2つのソロ・ヴァイオリンのためのデュオ・ソナタ
ディミトリー・コーガン(ヴァイオリン)
マリアンナ・ヴァシリーエワ(ヴァイオリン)
名ヴァイオリニスト、レオニード・コーガンの孫にあたるディミトリー・コーガンと、数々のコンクール歴を持つ名手マリアンナ・ヴァシリーエワ。そんな2つの若い才能が、古典(テレマン、ボッケリーニ)と現代(オネゲル、イザイ)に書かれた2つのヴァイオリンのための作品集を、瑞々しく歌い上げる珠玉の1枚。

ECM 1CD¥2400

476 6994 シュニトケ:交響曲第9番 (1997/2006)
  (アレクサンデル・ラスカトフによる手稿の再編)
ラスカトフ:ヌンク・ディミティス
  〜アルフレート・シュニトケの追憶に
エレナ・ヴァシリエヴァ(メゾ・ソプラノ)
ヒリヤード・アンサンブル 
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:デニス・ラッセル・デイヴィス
シュニトケ未完の遺作となった《交響曲第9番》の待望の世界初録音。逆境に置かれた人間精神の勝利を描いた作品で、全身的な感動と美に溢れています。作曲当時、寝たきりだった彼の精神は依然として冴え渡っていました。そして彼の死後、夫人の依頼でラスカトフが53枚の遺稿に補筆したのが本作です。また、当盤には補筆者の《ヌンク・ディミティス〜アルフレート・シュニトケの追憶に》がエピローグ的に収録されています。録音:2008年1月7−9日 ドレスデン ルーカス教会
476 6990 ペルト:イン・プリンチピオ
 イン・プリンチピオ(初めに)/シンドネ/
 主よ、われらに平安を与えたまえ/
 ラメンテート/わが道/レナルトの追憶に
エストニア・フィルハーモニック室内合唱団
タリン室内管弦楽団
エストニア国立交響楽団
指揮:トヌ・カリユステ
アルヴォ・ペルトの新作を集めた注目盤を、ECMの記念すべき40周年の年初にリリース!1989年から2005年にかけて書かれた6作品を収録しています。指揮者は、長きに渡ってペルト作品の本質を献身的に体現してきた盟友トヌ・カリユステ。混声合唱と大オーケストラのための《イン・プリンチピオ(初めに)》を皮切りに、透明な緊張と美しさを湛えた演奏が次々と展開します。ちなみにペルトの他のECM録音同様、当盤も作曲者の立ち会いの下で制作されているので、最も信頼できる解釈と看做しうる演奏です。録音:2007年5月 ニグリステ教会(8-10)、2008年6月 エストニア・コンサート・ホール(1-7) 
476 6766 エレニ・カラインドルー:ダスト・オブ・タイム
 ル・タン ・ペルデュ/ダンス・テーマVar II/
 ノーツI/シーキングVar II/
 ワルツ・バイ・ザ・リヴァー/
 アンラヴェリング・タイムI /Tsiganiko I/
 ダンス・テーマVar I/シーキング/
 メモリーズ・オブ・シベリア/アンラヴェリング・タイムⅡ/
 ノーツⅡ/Tsiganiko Ⅱ/シーキングVar I/
 ダンス・テーマ/ノスタルジア/
 ノスタルジア・ソング/ソリテュード/アデュー
セルジュ・ナスタサ(ヴァイオリン)
レナート・リポ(チェロ)
マリア・ビルディア(ハープ)
ヴァンゲリス・フリストプロス(オーボエ)
スピーロス・ カジアニス(ファゴット)
アントニス・ラゴス(フレンチ・ホルン)
ディノス・ハッジィオルダノウ(アコーディオン)
エレニ・カラインドルー、
ナタリア・ミハイリドゥ(ピアノ)
カメラータ・フレンズ・オブ・ミュージック・オーケストラ
アテネ放送管弦楽団
指揮:アレクサンドロス・ミラ
舞台と映画のために様々な音楽を書いてきたギリシャの女流作曲家エレニ・カラインドルーが、巨匠テオ・アンゲロプロス監督の新作映画『The Dust of Time』のために書いた音楽を集めた珠玉のサウンド・トラック。この映画は、アンゲロプロスが20世紀ギリシアを描いた3部作の第2作で、第1作『エレニの恋(ウィーピング・メドウ) 』の続編にあたります。録音:2008年1月4日&3月22-24日 アテネ、メガロン
476 6948 アンブローズ・フィールド:
 ギヨーム・デュファイ の声楽作品の断片に基づく作品集
  私の気高くも美しい人よ/私は嘆く/
  ビーイング・デュファイ/お願いです/
  プルエスク・ケルク・ショーズ/
  サンクトゥス/ラ・ドルチェ・ヴィスタ
ジョン・ポッター(テノール)
アンブローズ・フィールド(シンセサイザー)
ルネサンスと現代の音楽を結ぶ新プロジェクトの始まりを告げる1枚。現代を代表するデジタル音楽作曲家&演奏家であるA.フィールドが、ルネサンス期の巨匠デュファイの声楽作品の断片に、電子音で多彩なアレンジを施した伴奏に乗せて、ヒリヤード・アンサンブルの元テノール・J.ポッターが、持ち前の伸びやかな美声で、繊細かつ豊かに歌い上げます。古楽ファンにとどまらず、幅広い音楽ファンを魅了するアルバムです。録音:2007年 イギリス、ビショップソープ

MD+G 1CD¥2300

341 13092
¥2090
モーツァルト:鍵盤作品全集Vol.9
 行進曲ハ長調K.408/
 《ああ、ママに言うわ》による12の変奏曲ハ長調K.265
  (キラキラ星変奏曲)/
 ピアノ・ソナタ第2番へ長調K.280/
 同 へ長調K.533+499(第18番)/
 幻想曲ハ短調K.396
ジークベルト・ランペ(チェンバロ&フォルテピアノ)
各方面で賞賛を浴びているジークベルト・ランペの「モーツァルト:鍵盤作品全集」の第9巻。前作の第8巻で、《トルコ行進曲》が大きな注目を集めた彼ですが、本作でも、《キラキラ星変奏曲》や《幻想曲K.396》などの有名曲を披露してくれます。チェンバロとフォルテピアノを効果的に弾き分けるランペの高い知性と技巧が、本作でも全開に花開いています。録音:2006年6月23〜24日 スイス 2007年3月13日 アリゾナ
613 15222 モートン・フェルドマン:後期ピアノ作品集Vol.2
 FOR BUNITA MARCUS
シュテファン・シュライエルマッハー(ピアノ)
ジョン・ケージと親交が深く、図形楽譜の発案者としても知られ、20世紀において重要な作曲家の一人と認められるモートン・フェルドマン。本作では、名手シュテファン・シュライエルマッハーの演奏による晩年のピアノ・ソロ作品《FOR BUNITA MARCUS》(1985年作曲)を収録。演奏に70分以上を要する大曲ですが、ミニマル、アンビエント的でありながら、一音一音が確かな存在感をもって、静謐な時を淡々と綴っています。録音:2007年12月19日 マリエンミュンスター修道院 
619 15482 ナンカロウの編曲集
 コンロン・ナンカロウ:
  自動ピアノのための習作集
   (管楽四重奏とピアノのための編曲版)
   習作第3番c/同 第3番b/同 第10番/同 第6番/
   同 第11番/同 第14番/同 第3番d/
   2つのパートのための習作第1番/同 第2番/同 第3番/
   習作第18番/同 第1番/同 第2番/同 第15番/
   同 第4番/同 第20番/同 第7番           
カレファックス・リード五重奏団
イーヴォ・ヤンセン(ピアノ)
コンロン・ナンカロウは,アメリカに生まれ、ジャズ・トランペッターを経て、ピストン、セッションズ、カウエルらに学んで作曲に転じた変り種で、特にカウエルの影響から自動演奏ピアノの可能性に開眼、生身のピアニストには再現不可能なまでに微分化されたリズムを特徴とする創作にのめり込みました。本作は、そんな自動ピアノのための習作を、管楽五重奏とピアノ用に編曲することで、生身の演奏を実現しています。録音:2008年6月17〜20日 マリエンミュンスター修道院 
632 14922
¥2090
ヨゼフ・ボフスラフ・フェルステル:交響曲全集Vol.2
 交響曲第3番Op.36/同 第4番Op.54
オスナブリュック交響楽団
指揮:ヘルマン・ボイマー
ハンブルク音楽院、プラハ音楽院、ウィーン新音楽院で教鞭をとり、20世紀チェコの作曲家をたくさん輩出した教育者として、またマーラーやR・シュトラウスの作品の批評家として、そして170以上の作品を書いた作曲家として、あるいは画家や文筆家として活躍したフェルステル。そんな彼の穏やかで内省的な交響曲集の第2弾には、第3番&第4番を収録。フェルステルはハンブルク時代の初期にこの交響曲第3番を作曲し「人生」というタイトルを付けています。ある人はこの作品を聴いて、ワーグナーやドヴォルザーク、あるいはブルックナー、マーラーの作品につながる印象を持たれるかもしれません。しかし、フェルステルのメッセージが微かにしか感じられない作品に見えながらも、注意深いリスナーはこの作品に偉大なる作曲家の個性と彼が込めたスラヴ的な喜びを感じ取ることでしょう。録音:2008年2月4〜5,20,22日 オスナブリュック・ホール,ドイツ 
309 03992 ヘンデル:カンタータ&トリオ・ソナタ集
 トリオ・ソナタ 変ロ長調HWV.388/
 カンタータ 《フィッリの夜の思い》 HWV.134/
 トリオ・ソナタ ト短調HWV.390a/
 カンタータ《ほんとうだろう》(死に瀕するアグリッピーナ)HWV.110/
 トリオ・ソナタ ハ短調HWV.386a    
ヨハンナ・コスロフスキー(ソプラノ)
ムジカ・アルタ・リパ
2009年に没後250周年を迎えたヘンデルのカンタータとトリオ・ソナタを集めた1枚。ドイツの老舗古楽アンサンブル、ムジカ・アルタ・リパと、ヨハンナ・コスロフスキーの神秘的なソプラノが、安定感たっぷりのアンサンブルで、ヘンデルの王道を聴かせてくれます。録音:1990年10月 シュテファンス修道院,ハノーファー
904 15386
(SACD Hyrbid)
\3300
ブラームス:初期ピアノ作品集Vol.2
 ピアノ・ソナタ第1番ハ長調Op.1
 ピアノ・ソナタ第3番へ短調Op.5
ハーディ・リットナー(1849〜50年製ベーゼンドルファー・ピアノ)
1849〜50年製ベーゼンドルファー・ピアノの絶品サウンド!!シュトライヒャー・ピアノの響きをいかした前作の成功により、若くして世界的なトップ・ピアニストの仲間入りをしたリットナー。ブラームスの初期ピアノ作品集の第2弾には、第1番と第3番のソナタを収録。今回の使用楽器は、2作が書かれたのとほぼ同年の1849〜50年に製作されたベーゼンドルファー。前作同様、ウィーンの歴史的ピアノ収集家ゲルト・ヘッヒャーの個人コレクションで、彼自身によって修復された名器。録音:2008年4月7〜9日 マリエンミュンスター修道院 <デジタル録音> 新録音
301 15092 フランチシェク・レッセル:管楽六重奏曲集
 六重奏曲第4番
 六重奏曲第3番
 六重奏曲第1番
コンソルティウム・クラシウム 
フランチシェク・レッセルは、ウィーンでハイドンに師事したポーランドの作曲家。なかでも彼のピアノ協奏曲ハ長調Op.14は、ショパン以前のポーランドにおける最も傑出したピアノ協奏曲に位置付けられているほど。今回は、名門コンソルティウム・クラシウムのクラリネット奏者、ディーター・クレッカーがプラハ国立博物館から発掘してきた珠玉の管楽六重奏曲集が、彼らの親密で高性能なアンサンブルによって現代に蘇ります。録音:2007年10月22〜24日 マリエンミュンスター修道院<デジタル録音> 新録音
307 14722 ヤナーチェク&ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲集
 ヤナーチェク:弦楽四重奏曲
  第1番《クロイツェル・ソナタ》&
  第2番《ないしょの手紙》
 ドヴォルザーク:弦楽四重奏のための《糸杉》B.152
ライプツィヒ弦楽四重奏団
今年で結成200周年を迎えた名門・ゲヴァントハウス弦楽四重奏団。1808年の結成当時、ウィーンではまだベートーヴェンが活躍中だったというから驚きです。以来今日まで、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のコンサートマスターと首席奏者たちによって、途切れることなく引き継がれてきた世界最古のカルテット。今回はヤナーチェクとドヴォルザークが「永遠の愛」を歌った名曲を、万全の資質と準備で聴かせてくれる。録音:2007年2月12〜14日 ライプツィヒ、パウル・ゲルハルト教会 <デジタル録音> 新録音
905 15406
(SACD Hyrbid)
\3300
ブルクハルト:セレナードOp.71/
ハウ:カプリッチョ/
カステルヌオーヴォ=テデスコ:ソナチネOp.205/
ボザ:ポリディアフォニー/
ロドリーゴ:暁のセレナード/
ヴィラ=ロボス:花を分ける
<ボーナス・トラック>
 2008年4月30日 午後10時46分03秒
 2008年4月30日 午後10時46分03秒
 サラウンド・ウォーク
アンドレア・リーバークネヒト(フルート)&(バス・フルート:15-18)
フランク・ブンガルテン(ギター)
フルート奏者としての活躍のかたわら、現在はハノーファー音楽大学教授も務めるアンドレア・リーバークネヒトと、ドイツの実力派ギタリストとして知られるフランク・ブンガルテン。そんな2人の名手の初共演となった本作では、20世紀に書かれたフルートとギターのための暁のセレナードを6曲収録。めずらしい組み合わせのデュオから生まれる驚きと充実のアンサンブルをたっぷりお楽しみください。録音:2008年4月28〜30日 マリエンミュンスター修道院 <デジタル録音> 新録音
601 15392 J.S.バッハを思わせるマルタン作品集第2弾
 マルタン:協奏曲集Vol.2
  ポリプティーク(1973)キリスト受難の6つの印象
   〜ヴァイオリンと2つの弦楽オーケストラのための
  パッサカリア(1944)
  クラヴサンと小管弦楽のための協奏曲
ウィリー・ツィンマーマン(ヴァイオリン)
ルドルフ・シャイデッガー(ハープシコード)
ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム管弦楽団
指揮:ジャック・ヴァン・ステーン
901 15396
(SACD Hyrbid)
\3300
ヴァン・ステーン指揮ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム管弦楽団によるマルタン管弦楽作品集の第2弾。J.S.バッハに深く傾倒していたマルタンらしいハープシコードやヴァイオリンの音色を堪能できる1枚。1875年創設の当団は、シェルヘン、ウェルザー=メスト、フュルスト、Hシフらがシェフを務めてきた名門。1956年生まれのヴァン・ステーンは、2002〜03年のシーズンから当団の首席指揮者を務めています。録音:2005年9月26〜27日、2007年3月1日 2008年4月21〜22日 ヴィンタートゥール市立文化センター <デジタル録音> 新録音
340 15292 モーツァルト:ピアノ協奏曲集Vol.4
 ピアノ協奏曲第19番ヘ長調K.459
 ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466
クリスティアン・ツァハリアス(ピアノ&指揮) 
ローザンヌ室内管弦楽団
940 15296
(SACD Hyrbid)
\3300
好評裡に着々と進行しているツァハリアス&ローザンヌ室内管の「モーツァルト・ピアノ協奏曲全集」。第4弾には、28歳のモーツァルトが斬新なアイディアのかぎりを尽くして、ウィーンの聴衆と自分自身に挑戦した傑作2曲(19&20番)を収録。常にフレッシュでありながら考え抜かれたツァハリアスのピアノの魅力とともに、近年はカントロフやコープマンを客演指揮者に迎え、成長著しいオーケストラにもぜひご注目ください。録音:2007年11月12〜14日 メトロポール,ローザンヌ <デジタル録音> 新録音
603 15352 「スペイン」
 ボッケリーニ:グラーヴェ・アッサイとファンタンゴ
 タルレガ&サグレラス:アルハンブラの思い出
 トゥリーナ:5つのジプシー娘の踊りOp.55
 アルベニス:コルドバ/イベール:寓話
 トローバ:マドリード/アルベニス:グラナダ
 同:セビーリャ/同:カタルーニャ
 エスプラ:スペイン東部(踊りの歌と音楽)
 ヒメネス:ルイス・アロンソの舞踏会
ハインリヒ・アルベルト・デュオ
アルベルト・ハインリヒ・デュオの第4弾は、アルベニス、ボッケリーニ、タルレガ、イベールなど、スペインを代表する作曲家の名作を集めた、その名も「スペイン」。実力派のギター・デュオが、聴き手の耳と心をフラメンコ、フルボディ・ワイン、原色の地中海など…、多くの魅力にあふれたイベリア半島に誘ってくれることだろう。広大な音楽冒険の旅をたっぷりお楽しみください。録音:2006年12月2日 2007年9月15〜16日 アンドレアス教会,ベルリン <デジタル録音> 新録音
610 15362 「クラシカ・クバーナ」
 エル・カレテーロ(荷馬車引き)/
 メレンゲ・クレルチ/マリア・エウヘニア/
 教えて/母に捧げるグァヒーラ/
 クチナシの花をふたつ〜/レトーナ/
 カチータ/黒い涙/
 Un cubanito en Hallein/
 ミ・ニーナ/ジュラメント(宣誓)
クラシカ・クバーナ:
ホアキン・クレルチ(ギター)
パンチョ・アマート(トレス)
アネッテ・マイブルク(フルート)
アレクサンダー・ライマット(パーカッション)
オマー・ロドリゲス・カルヴォ(ダブル・ベース)
910 15366
(SACD Hyrbid)
\3300
キューバ・ギター界の大御所ホアキン・クレルチたちが贈る、珠玉のキューバ音楽。日本とキューバ、旅をしてみると確かに遠く離れた二つの国ですが、感じ方や考え方がどこか似ているような気がする。お互いに島国で、融合と対立をくりかえした歴史、島国により育まれ広く世界に認められたそれぞれの知恵と創造力。そんな遠い海と歴史を越えて、日本とキューバの幸せな出会いをもたらす1枚。録音:2008年5月4〜6日 マリエンミュンスター修道院 <デジタル録音> 新録音
341 15372 ヘンデル:鍵盤作品集
 組曲ニ短調HWV.428/シャコンヌ ト短調HWV.430Anh./
 2段鍵盤ハープシコードのためのソナタ ト長調HWV.579/
 シャコンヌ ト長調HWV.435/前奏曲ヘ長調HWV.567/
 組曲第2番ヘ長調HWV. 427/
 カプリッチョ ト長調HWV.483/組曲第7番ト短調HWV.432
ジークベルト・ランペ(ハープシコード)
2005年から始まった「モーツァルト鍵盤作品全集録音」で知られるランペが今回挑んだのはバロックの巨匠ヘンデル。彼は鍵盤作品の大半を1703〜06年に集中して作曲しています。そんな名作の数々を、16-footの音域を出せるチェンバロを使用して演奏するという、誰も考えつかなかった試みは、古楽器に精通しているランペならではの発想の賜物。ハイドンの優美な名作たちが、みずみずしくいきいきと現代に蘇ります。録音:2008年8月11日 マリエンミュンスター修道院 <デジタル録音> 新録音
316 12922 デュプレ:オルガン作品集Vol.10
 4つの小品Op.19〜第2番/詩篇第50番Op.46/
 ラメントOp.24/79のコラールOp.28/
 3つの前奏曲とフーガOp.36
ベン・ヴァン・オーステン (オルガン)
フランスの高名なオルガニスト&教育者、マルセル・デュプレのオルガン作品集の第10弾。演奏者のベン・ヴァン・オーステンは、1955年オランダ・ハーグ出身。アムステルダムのスウェーリンク音楽院で学び、オルガニストとして録音や演奏会で活躍する一方、ロッテルダム音楽院教授も務めています。今回の録音にはイングランドで最も重要なヒストリカル・オルガンと言われるバーミンガム・タウンホールの名器を使用している。録音:2008年8月 バーミンガム・タウンホール <デジタル録音> 新録音

TELARC 1CD¥2300

CD 80706
\2300→¥2090
ブルックナー:交響曲第5番 フィルハーモニア管弦楽団 
指揮:ベンジャミン・ザンダー
SACD 60706
(SACD Hybrid)
\3700→¥3490
指揮者、音楽学者、そして昨今流行の「コーチング」の講師としても名を馳せるベンジャミン・ザンダー。テラークへ録音を続けていた作品レクチャーCD付きのユニークなマーラー・チクルスを終え、ブルックナーの世界へ踏み出した。マーラー録音では作品への深い洞察に立脚した解説ボーナスCDが話題を呼んだが、当盤もザンダー氏のブルックナーについての興味深いレクチャーCD付きで1枚分の価格。「ブルックナーの交響曲第5番はこのうえない美の至宝の発見であり、なんとシューベルトの音楽世界に近いのだろうか?ショスタコーヴィッチが数え切れぬくらい録音をしたにもかからわず、一般的知名度の低いこの作品。今回のボーナスCD&演奏のリリースにより 多くの音楽ファンに作品の魅力が伝わることを心より願っている」と語るザンダーのレクチャー、そして演奏をどうぞお楽しみください。
CD 80724 チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲Op.33
チャイコフスキー:奇想的小品
チャイコフスキー:夜想曲Op.19-4
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番変ホ長調Op.107
ズイル・ベイリー(チェロ) 
サンフランシスコ・バレエ管弦楽団
指揮:マーティン・ウェスト
アメリカの若き天才チェリスト、ズイル・ベイリーの記念すべきテラーク・デビュー盤。チャイコフスキーの《ロココ風の主題による変奏曲》、《奇想的小品》、《夜想曲》、ショスタコーヴィチの《チェロ協奏曲第1番》といったロシアの名曲を多数収めた豪華ラインナップになっています。これらのロマンティックな名曲にぴったりな、天才ベイリーのダイナミックで爽快な情熱にあふれたチェロの音色を、たっぷりお楽しみください。
CD 80698 ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集Op.8-1〜4《四季》
ジェミニアーニ:
 コレッリのソナタOp.5の編曲による合奏協奏曲第4番へ長調/
 同 第12番ニ短調《ラ・フォリア》
クリスティーナ・デイ・マーティンソン(ヴァイオリン)
ボストン・バロック
指揮:マーティン・パールマン
SACD 60698
(SACD Hybrid)
\3700
1973年に鍵盤楽器奏者のマーティン・パールマンが創設したアメリカ最初の古楽器アンサンブル、ボストン・バロック。以来規模を拡大して、現在はアメリカを代表する古楽器オケとして活動する彼らが、名曲中の名曲であるヴィヴァルディの《四季》を遂にリリースします。また、古楽ヴァイオリン界の期待の新星で、当盤がテラーク・デビューとなるクリスティーナ・デイ・マーティンソンの驚くべきソロの妙技にも要注目の1枚です。
SACD 60013
(SACD Hybrid)
\3700
SACDサンプラーVol.6(クラシカル)
 ヴォーン・ウィリアムズ:トーマス・タリスの主題による幻想曲(抜粋)
  アトランタ交響楽団 指揮:ロバート・スパーノ
 ブリテン:シンフォニア・ダ・レクイエムOp.20
  アトランタ交響楽団 指揮:ドナルド・ラクニルズ
 ガンドルフィ: THE GARDEN OF COSMIC SPECULATION
  アトランタ交響楽団 指揮:ロバート・スパーノ
 ボッケリーニ:小五重奏曲ハ長調Op.30-6《マドリードの夜景隊の行進》〜第4楽章
  ティモシー・リース(ヴァイオリン)
  シンシナティ・ポップス・オーケストラ 指揮:エリック・カンゼル
 ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調〜第4楽章(抜粋)
  フィルハーモニア管弦楽団 指揮:ベンジャミン・ザンダー
 ドゥメシュ:6つの練習曲Op.5〜オクターヴス
  キャメロン・カーペンター(オルガン)
 プロコフィエフ:交響曲第5番変ロ長調Op.100〜第2楽章(抜粋)
  シンシナティ交響楽団 指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
 プッチーニ:《ボエーム》〜それでは本当にお終いなんだな
  ノラ・アンセルム(ソプラノ:ミミ)マーカス・ハドック(テノール:ロドルフォ)
  ジョージア・ジャーマン(ソプラノ:ムゼッタ)
  ファビオ・マリア・カピタヌッチ(バリトン:マルチェルロ)
  アトランタ交響楽団&合唱団 指揮:ロバート・スパーノ
 ブラームス:ドイツ・レクイエムOp.45〜第6曲(抜粋)
  アトランタ交響楽団&合唱団 指揮:ロバート・スパーノ
 ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲第4番へ短調Op.8-4《冬》〜第1楽章
  クリスティーナ・デイ・マーティンソン(ヴァイオリン)
  ボストン・バロック 指揮:マーティン・パールマン
 ボロディン:《イーゴリ公》〜だったん人の踊り
  シンシナティ・ポップス・オーケストラ 指揮:エリック・カンゼル
 アルベニス:マラゲーニャOp.165-3(6つのアルバム・リーフより)
  デイヴィッド・ラッセル(ギター)
 ムソルグスキー:歌劇《ホヴァンシチナ》〜前奏曲(モスクワ河の夜明け)
  シンシナティ交響楽団 指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
 ケルビーニ:レクイエム ハ短調〜怒りの日
  ボストン・バロック 指揮:マーティン・パールマン
TELARCが誇る高音質サンプラーCDの第6弾(オーディオ・チェック用信号入り&20ビット・デジタル・レコーディング)。当レーベルの最新録音から、スパーノ指揮のガンドルフィやラッセルの弾くアルベニスなど、サラウンド効果が顕著な曲や音響効果のある曲を厳選してあるので、2チャンネルで再生しても、両スピーカー位置の外側や、聴き手の両脇まで音が広がって聴こえてきます。
CD 80729
(10CD)
\6600→¥5990
モーツァルト:交響曲全集(10CD)/マッケラス
CD1
 第1番変ホ長調K.16/ヘ長調K.Anh.223(19a)/第4番ニ長調K.19/
 第5番変ロ長調K.22/第6番ヘ長調K.43/
 (第55番)変ロ長調K.Anh.214(45b)/第7番ニ長調K.45/
 第8番ニ長調K.48(前半)
CD2
 第8番ニ長調K.48(後半)/第9番ハ長調K.73(75a)/
 (第44番)ニ長調K.81(73l)/(第47番)ニ長調K.97(73m)/
 (第45番)ニ長調K.95(73n)/第11番ニ長調K.84(73q)/
 第10番ト長調K.74/(第42番)ヘ長調K.75
CD3
 第12番ト長調K.110(75b)/(第46番)ハ長調K.96(111b)/
 第13番ヘ長調K.112/第14番イ長調K.114/第15番ト長調K.124
CD4
 第16番ハ長調K.128/第17番ト長調K.129/
 第18番ヘ長調K.130/第19番変ホ長調K.132
CD5
 第20番ニ長調K.133/第21番イ長調K.134/
 第26番変ホ長調K.184(161a)/
 第27番ト長調K.199(161b)/第22番ハ長調K.162/
 第23番ニ長調K.181(162b)/第24番変ロ長調K.182(173dA)
CD6
 第25番ト短調K.183(173dB)/第29番イ長調K.201(186a)/
 第30番ニ長調K.202(186d)
CD7
 第28番ハ長調K.200(189k) /第31番ニ長調K.297(300a)《パリ》/
 第32番ト長調K.318/第33番変ロ長調K.319
CD8
 第34番ハ長調K.338/
 第35番ニ長調K.385《ハフナー》/第36番ハ長調K.425《リンツ》
CD9
 第38番ニ長調K.504《プラハ》/第39番変ホ長調K.543
CD10
 第40番ト短調K.550/第41番ハ長調K.551《ジュピター》
プラハ室内管弦楽団
指揮:サー・チャールズ・マッケラス
様々なジャンルで、綿密な考証に基づく演奏を聴かせてくれるマッケラス。本作でも小編成のモダン楽器オケを用いて、ヴァイオリンは左右両翼型、通奏低音にはチェンバロも入れて、打楽器や管楽器には古楽器も用いています。疑作を除く45曲を収録。曲順はほぼ作曲順。芳醇なトゥッティから繊細なチェンバロに至るまで、多彩な響きを美しく彩っています。録音:1986〜90年 芸術家の家&ドブリス宮殿,プラハ<デジタル録音>
CD 80725
(3CD)
\2600→¥2390
モーツァルト:歌劇《フィガロの結婚》K.492全4幕 アラステア・マイルズ (バス)
ヌッチア・フォチーレ、
キャロル・ヴァネス 、
スザンヌ・マーフィー、
レベッカ・エヴァンス(ソプラノ)アレッサンドロ・コルベッリ、
アルフォンソ・アントニオッツィ (バリトン)
スザンヌ・メンツァー(メゾ・ソプラノ)
ライランド・デイヴィス(テノール)
スコットランド室内管弦楽団&合唱団
指揮:サー・チャールズ・マッケラス
綿密な考証をベースにした演奏を聴かせてくれる知性派の巨匠マッケラス。モーツァルトの数多い名作オペラの中でもとりわけ人気が高い《フィガロの結婚》でも、手兵スコットランド室内管弦楽団を巧みに統率しながら、生命力と躍動感に満ちた快演を繰り広げ、モーツァルトの醍醐味を堪能させてくれます。録音:1994年 <デジタル録音>
CD 80726
(3CD)
\2600→¥2390
モーツァルト:歌劇《ドン・ジョヴァンニ》K.527全2幕 アレッサンドロ・コルベッリ、
ウンベルト・チウンモ(バス)
ボー・スコウフス(バリトン)
ジェリー・ハドリー(テノール)
フェリシティ・ロット、
クリスティーネ・ブリューワー、
ヌッチア・フォチーレ(ソプラノ)
スコットランド室内管弦楽団&合唱団
指揮:サー・チャールズ・マッケラス
新綿密な考証をベースにした演奏を聴かせてくれる知性派の巨匠マッケラスが、手兵スコットランド室内管弦楽団と共に贈る《ドン・ジョヴァンニ》。コルベッリ、スコウフス、ロットなど充実した歌手陣も大きな魅力です。モーツァルトの代表的なデモーニッシュ・オペラに、マッケラスの明晰で見通しのよい知性が加わって、新しい《ドン・ジョヴァンニ》を聴かせてくれます。録音:1995年 <デジタル録音>
CD 80727
(2CD)
\2600→¥2390
モーツァルト:歌劇《魔笛》K.620全2幕 バーバラ・ヘンドリックス、
ウルリケ・シュタインスキ、
ジューン・アンダーソン、
ペトラ=マリア・シュニッツァー(ソプラノ)
ジェリー・ハドリー、
ヘルムート・ヴィルトハーバー、
ピーター・スヴェンソン(テノール)
トーマス・アレン(バリトン)
ロバート・ロイド、ゴッドフリート・ホルニック、
アラステア・ミルズ(バス)
ガブリエラ・シーマ(メゾ・ソプラノ)
ユリア・ベルンハイマー(アルト)
ダニエル・イソン、ナタン・ワッツ(ボーイ・ソプラノ)
ジョン・ドーソン(ボーイ・アルト) 
スコットランド室内管弦楽団&合唱団
指揮:サー・チャールズ・マッケラス
綿密な考証をベースにした演奏を聴かせてくれる知性派の巨匠マッケラス。この《魔笛》でも、俊敏な室内オケに、モーツァルト時代の金管や打楽器を持ち込んで現代的な生き生きとした演奏を聴かせてくれます。歌手陣もアンダーソン、ヘンドリックス、ハドリー、アレン、ロイドなどクリアな歌声を中心に構成。その随所に新鮮さが光る演奏や、優れた録音技術がもたらす美しい音質は、極めてハイクオリティな《魔笛》を実現しています。録音:1991年7月13〜22日 <デジタル録音>
CD 80728
(3CD)
\2600→¥2390
モーツァルト:歌劇《コジ・ファン・トゥッテ》K.588全2幕 フェリシティ・ロット、
ヌッチア・フォチーレ、
マリー・マクローリン(ソプラノ)
ジェリー・ハドリー(テノール)
アレッサンドロ・コルベッリ(バス)
ジル・ カシュマイユウ(バリトン)
スコットランド室内管弦楽団
エディンバラ音楽祭合唱団
指揮:サー・チャールズ・マッケラス
斬新なアプローチで多くの聴衆を魅了する知性派の巨匠マッケラス。彼が手兵スコットランド室内管弦楽団と成し遂げた《コジ》の名演が待望の再プレスになります。マッケラスの巧みで推進力に富んだ明快な指揮の下、ロット、ハドリー、コルベッリら実力派歌手を迎え、コミカルで艶やかなラヴ・コメディーをお送りします。録音:1993年 <デジタル録音>
CD 80708 ヴィンテージ・シネマ
 スタイナー:《キングコング》〜主題歌&オープニング/
 コルンゴルト:《ロビン・フッドの冒険》〜ロビン・フッドと愉快な仲間たち/
 ローザ:《白い恐怖》組曲/
 コープランド:《赤い子馬》より抜粋/
 ワックスマン:《サンセット大通り》組曲/
 ノース:《欲望という名の電車》組曲/
 ワックスマン:《陽のあたる場所》組曲/
 バーンスタイン:《波止場》より抜粋/
 ハーマン:《北北西に進路をとれ》序曲/
 ローザ:《エル・シド》序曲/
 バーンスタイン:《アラバマ物語》〜主題歌/
 ワックスマン:《隊長ブーリバ》〜コサックたちの騎乗
シンシナティ・ポップス
指揮:エリック・カンゼル
SACD 60708
(SACD Hyrbid)
\3700
カンゼル&シンシナティ・ポップスの新録音は、ハリウッド映画の黄金期(1933〜62年)の名画を彩った名曲12曲を収録。《キングコング》《ロビン・フッドの冒険》《波止場》《アラバマ物語》など名画中の名画で音楽を担当したのは、コルンゴルト、コープランド、ワックスマン、バーンスタインといった、今では考えられない豪華作曲家陣でした。ハリウッド全盛期の映画音楽の重要性をあらためて思い知る1枚と言えるだろう。録音:2008年2月4日 ミュージックホール,シンシナティ <デジタル録音> 新録音
CD 80694 ドビュッシーと武満徹を優美に結ぶ架け橋
 AIR〜フルート、ハープと弦楽のための音楽
 ドビュッシー:神聖な舞曲と世俗的な舞曲/
 武満徹:そして、それが風であることを知った/
 ドビュッシー:シランクス/武満徹:海へⅡ/
 同:エア/
 ドビュッシー:フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ
ヨランダ・コンドナシス(ハープ)
ジョシュア・スミス(フルート)
シンシア・フェルプス(ヴィオラ)
オーバリン21
指揮:ブリジット=ミカエレ・レイシュル
ドビュッシーと武満徹を優美に結ぶ架け橋のような1枚。東洋文化から強い影響を受けたドビュッシーの印象派音楽は、風に乗って、海を越えて、日本の武満徹の許に戻ってきたのかもしれない。クリーヴランド管の首席フルート奏者として活躍中のJ.スミス、ニューヨーク・フィルで首席ヴィオラ奏者C.フェルプス、巨匠メータにハープの才能を見出されたY.コンドナシスたちが、現代最高のドビュッシーと武満を聴かせてくれます。録音:2008年12月12〜14日 ワーナー・コンサートホール,オハイオ <デジタル録音>

NAXOS 1CD¥1100

8.559601 コリリアーノ:サーカス・マキシマス 他
 1-8.交響曲第3 番「サーカス・マキシマス」
  (大編成の吹奏楽のために)<導入/スクリーン/
 シレーン/チャンネル・サーフィン/ナイト・ミュージック Ⅰ/
 ナイト・ミュージック Ⅱ/サーカス・マキシマス/祈る人/
 コーダ:真実>/9-12.ガゼボ舞曲集(バンドのために)<序曲/
 ワルツ/アダージョ/タランテラ>
テキサス大学ウィンド・アンサンブル/
ジェリー・ジャンキン(指揮)
世界最大のアリーナであった古代ローマの円形競技場では毎日さまざまな競技、闘いが催され、30 万人以上の観客が熱狂したのでした。その催しは日を追うごとにエスカレートし、ある時は鍛え抜かれた戦士たちの戦いであったり、餓えたライオンと人間の戦いであったりと、血で血を洗う残虐なものへと進化(?)していったのです。そんな野蛮なショーを大規模なブラス・アンサンブルで再現したのがこの作品です。ステージだけでなく会場の至るところに配置された楽器群が一斉に音を吹き鳴らす様は圧巻の極みです。
8.572050 ストコフスキー:交響的編曲集 第2 集
 1-10.J.S.バッハ:
  トッカータとフーガ ニ短調 BWV565/
  アリオーソ BWV1056/
  目覚めよと、呼ぶ声ありBWV645/
  主イエスキリスト、われ汝を呼ぶ BWV639/
  トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564より
   「アダージョ」/
  我がイエス、いかばかりの魂の痛み BWV487/
  神はわが堅き砦 BWV80/
  主よ、人の望みの喜びよ/
  平均律クラヴィア曲集第1 集 第24 番 前奏曲 ロ短調 BWV869/
  シチリアーノBWV1017/
 11.パレストリーナ:キリストよ、われらは御身をあがめ/
 12.バード:パヴァーヌとジグ/
 13.クラーク:トランペット・ヴォランタリー/
 14.ボッケリーニ:弦楽五重奏曲より「メヌエット」/
 15.マッテゾン:ハープシコード組曲 第5 番 ハ短調より「エア」/
 16.ハイドン:弦楽四重奏曲 ヘ長調より「アンダンテ・カンタービレ」/
 17.J.S.バッハ:平均律クラヴィア曲集第1 集より
  第2 番 フーガ ハ短調BWV847
ボーンマス交響楽団/
ホセ・セレブリエール(指揮)
ストコフスキーは、バッハの作品をおよそ40 曲、現代の華麗な管弦楽作品へと変身させました。第1集(8.557883)での多彩な響きで驚いた耳を更に驚愕させるこの第2 集には、バッハ以外の作曲家の作品も収録、オーケストラの芳醇な音色がどっしりと詰まっています。セレブリエールの繰り出す魔術のような棒さばきはまさに、あの有名な幻想的映画を彷彿させますね。
8.570747 クララ・シューマン:歌曲全集
 1-3.リュッケルトの詩による3 つの歌曲
  (彼はやってきた Op.12-2/
  美しさゆえに愛するのならOp.12-4/
  なぜ他の人に尋ねるのか Op.12-11)/
 4.良き夜/5-10.6 つの歌曲集 Op.13
  <私は暗い夢の中で立っていた/
  彼らは愛し合っていた(第2 稿)/愛の魔法/
  月は静かに昇った/私はあなたの瞳に/無言のはすの花> /
 11-16.ユクンデによる6 つの歌 Op.23
  <花よどうして泣くの/ある明るい朝に/ひそやかな語らい/
  みどりの丘の上で/それはある日のこと/おお、歓喜よ>/
 17.宵の星/18.海辺にて/19.彼女の絵姿/20.民衆の歌/
 21.彼らは愛し合っていた(第1 稿)/22.ローレライ/
 23.別れのつらさよ/24.我が星/25.別れのとき/
 26.すみれ/27.さすらい人/
 28.製材所のさすらい人/29.ワルツ
ドロテア・クラクストン(ソプラノ)/
ヒダィエット・ジェディカー(ピアノ)
クララ・シューマンのフォルテ・ピアノを使用
偉大なるピアニストで作曲家であり、またロベルト・シューマンの妻であり子どもたちの母であったクララ・シューマン(1819-1896)。彼女の書いた多くの作品は結婚前のものでした。なぜなら彼女は「夫の書いたものにはかなわない」と自らの才能に対して懐疑的だったからです。もちろんロベルトは彼女に作曲を勧め、書きあげた作品を交換しあったというから何ともステキな愛のやりとりと言うほかありません。このアルバムは彼女が愛奏したピアノを用いて録音しました。控え目でつつましい音色が魅力的です。
8.557507 ストラヴィンスキー:交響曲 ハ調 他
 1-3.八重奏曲/
 4-6.協奏曲 変ホ長調(ダンバートン・オークス)/
 7-10.交響曲 ハ調/
 11-13.3 楽章の交響曲
  MusicMasters(1-6)、Koch International(7-13)より移行盤
20 世紀古典アンサンブル…1-3/
セント・ルークス管弦楽団…4-6/
フィルハーモニア管弦楽団…7-13/
ロバート・クラフト(指揮)
ハイドン、モーツァルトから続く交響曲という形式を用いつつも、その音色もリズムも全く独自に味付けをこらした「新古典主義」の名曲2 曲を中心に収録。戦乱のさなか1938〜40 年に書きあげられた「交響曲ハ調」の機能的な美しさと、1942〜45 年に書かれた荒々しいリズムと協奏曲的な面を持つ「3 楽章の交響曲」。その曲想の対比と、計算されつくした構造には思わず舌を巻くほかありません。輝かしい名演として知られる2 枚の録音からの再編集盤です。
8.570897 モーツァルト:フリーメイソンのための音楽全集
 1-2.カンタータ「汝、宇宙の魂に」K.429/
 3.アダージョ ヘ長調 K.410/
 4.クラリネットとバセットホルンのためのアダージョ 変ロ長調 K.411/
 5.結社員の旅 K.468/
 6.今日こそ共に、愛する兄弟よ K.483/
 7.汝ら、われらの新しき指導者よ K.484/
 8.フリーメイソンの喜び K.471/
 9.フリーメイソンのための葬送音楽 K.477/
 10.カンタータ「無限なる宇宙の創り主を崇敬する汝らが」K.619/
 11-12.アダージョとフーガ ハ短調 K.546/
 13.ヨハネ分団の儀式のための讃歌 K.148/
 14-17.フリーメイソンのための小カンタータ「われらが喜びを高らかに告げよ」
ユン=フーン・ヘオ(テノール)/
カッセル・シュポア室内管弦楽団/
ロベルト・パーテルノストロ(指揮)
フリーメイソンのためにモーツァルトが書いた作品を網羅したアルバムです。「秘密結社のための音楽なんて」と、なんとなくぞくぞくした雰囲気が漂いますが、音楽は極めて美しく、怪しさを求める人は肩透かしを食らうこと間違いありません。自由、平等、博愛をモットーにした団体にふさわしい折り目正しい曲ばかりです。ちなみに歌劇「魔笛」もフリーメイソンに関係があると言われていますが、なにしろ「秘密」なので詳しいところはわかりません。
8.572059 フレイタス・ブランコ:管弦楽作品集 第2 集
 1-4.交響曲 第2 番(1926-1955)/
 5.ゲーラ・ジュンケイロの読書の後に/6.人工楽園
アイルランド国立交響楽団/
アルヴァロ・カッスート
2008 年にリリースした第1 集(8.570765)が大好評。ポルトガルの知られざる巨匠、フレイタス・ブランコの管弦楽作品集第2集は、交響曲第2 番を中心に収録した1 枚です。この曲はグレゴリオ聖歌、ブルックナーのスケルツォ、セザール・フランク、ドビュッシーなど様々な音楽から影響を受けているようで、異なった要素を絶妙に組み合わせた噛みごたえのある作品と言えるでしょう。R.シュトラウスの交響詩を思わせる「ゲーラ〜」、阿片愛好家の告白から喚起された「人工楽園」、どれもがブランコの最高傑作と言えるでしょう。
8.570328 シューベルト:序曲全集 第1 集
 1.序曲「ヒュドラウリスになった悪魔」D.4/
 2.序曲「鏡の騎士」D.11/3.序曲 ニ長調 D.12/
 4.序曲 ニ長調 D.26/5.序曲「悪魔の別荘」D.84/
 6.序曲「4 年間の歩哨兵勤務」D.190/
 7.序曲「ヴィラ・ベッラのクラウディーネ」D.239/
 8.序曲「サラマンカの友人たち」D.326/
 9.序曲 変ロ長調 D.470
プラハ・シンフォニア/
クリスティアン・ベンダ(指揮)
歌曲王として知られるシューベルト(1797−1828)ですが、彼がかなり多くのオペラを書いていたことはあまり知られていません。なぜならば、その作品は大抵初演で失敗し、以降誰にも注目されなかったからです。とは言え、このアルバムに収録された作品のほとんどはシューベルト10 代の頃の意欲作であり、まるでベートーヴェンやウェーバーを思わせる躍動的な旋律に満ちた一連の作品は、そのままにしておくには何とも惜しいものばかりです。新たなシューベルトの魅力に開眼の1 枚です。
8.559352 ジャンニーニ:ピアノ協奏曲&交響曲第4 番
 1-3.ピアノ協奏曲/4-6.交響曲第4 番
ガブリエラ・イムラー(ピアノ)…1-3/
ボーンマス交響楽団/
ダニエル・スポールディング(指揮)
名前からわかる通り、イタリア系のアメリカ人作曲家であるジャンニーニ(1903-1966)は、まずヨーロッパでオペラ作曲家として名を挙げたのち、ニューヨークで作曲家、教師として活躍しました。彼はヨーロッパ音楽への永続的な愛を失うことなく常に「美しいものを探究し、聴き手とその瞬間を共有したい」という信念を持ち続けていました。ここで聴けるピアノ協奏曲(とりわけ第2 楽章)でのロマンテイックさは、その思いが反映されたものでしょう。かたや強烈な響きを持つ交響曲は、彼のまた違った一面を垣間見せてくれるものです。
8.570481 ハイドン:
 2 台のリラ・オルガニザータのための協奏曲集
 (2 つのリコーダー、2 つのフルート、フルートとオーボエに編曲)
 1-3.協奏曲 ハ長調 Hob.VIIh:1
 (2 つのリコーダー、弦楽合奏と2 台のホルン)/
 4-6.協奏曲 ト長調 Hob.VIIh:2
 (フルート、オーボエ、弦楽合奏と2 台のホルン)/
 7-9.協奏曲 ト長調 Hob.VIIh:3
  (2 つのフルート、弦楽合奏と2 台のホルン)/
 10-12.協奏曲 ヘ長調 Hob.VIIh:4
 (フルート、オーボエ、弦楽合奏と2 台のホルン)/
 13-15.協奏曲 ヘ長調 Hob.VIIh:5
 (2 つのリコーダー、弦楽合奏と2 台のホルン)
ダニエル・ロテルト&フィリップ・シュペートリンク(リコーダー)/
ブノワ・フロマンジェ&インゴ・ネルケン(フルート)/
クリスティアン・ホンメル(オーボエ)/
ケルン室内管弦楽団/
ヘルムート・ミュラー=ブリュール(指揮)
ハーディ・ガーディに似た小型のオルガンである(手で円盤を回してこすり、鍵盤で音程を変える)リラ・オルガニザータのために書かれた5 つの協奏曲は、この楽器が忘れ去られてしまったため、現在ではソロ・パートを他の楽器に置き換えて演奏することがほとんどです。このアルバムではフルートやリコーダー、そしてオーボエによって演奏されていますが、原曲の味わいを損なうことは全くなく、むしろ新たな魅力を与えていると言っても過言ではないでしょう。
8.570528 シュポア:ヴァイオリン協奏曲第6・8・11 番
 1-3.ヴァイオリン協奏曲 第6 番 ト短調 Op.28/
 4-6.ヴァイオリン協奏曲 第8 番 イ短調 Op.47「劇唱の形式で」/
 7-9.ヴァイオリン協奏曲 第11 番 ト長調 Op.70
シモーネ・ラムスマ(ヴァイオリン)/
シンフォニア・フィンランディア/
パトリック・ガロワ(指揮)
モーツァルト、ヴィオッティからベートーヴェンへと続く古典派の様式を一段と発展させ、ロマン派へと繋ぐ音楽を書いたシュポアの代表作ともいえるヴァイオリン協奏曲を3 曲収録。ヴァイオリンを演奏するのは、2006 年のインディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクールで第2 位を得た若きオランダのヴァイオリニスト、シモーネ・ラムスマです。彼女の奏でるヴァイオリンの音色はとても美しくしなやかで、シュポアの曲の持つ明るさにぴったり合った気持ちのよいものです。
8.570601 シェン:春の夢 他
 1-2.ヴァイオリンとオーケストラ、
  中国の楽器のための「春の夢」/
 3-5.3 つの幻想曲
  <第1 番 夢の歌/
  第2 番 チベットの大気/第3 番 カザフスタンの愛の歌>/
 6-8.チベット人の踊り
  <1.前奏曲/2.歌/3.チベット人の踊り>
チョーリャン・リン(ヴァイオリン)…1-8/
シンガポール・チャイニーズ・オーケストラ…1-2/葉聡(指揮)…1-2/
アンドレ=ミシェル・シューブ(ピアノ)…3-5/
エリン・スヴォボーダ(クラリネット)…6-8/
ブライト・シェン(ピアノ)…6-8
中国系アメリカ人作曲家、シェンの作品集です。中国やチベット、あるいはカザフスタンの音楽を素材として用いた、まるで金の糸で織られたような光り輝く音楽は、どこか儚げで夢の中のような響きを持っています。例えば「真夜中のベル」での、絶妙に組み合わされた懐かしい音色の合間をよぎる不安気な音の塊は、聴き手の背中をぞくぞくさせる何かにほかなりません。ともあれ、この特徴的な音は、さまざまな文化が行き交うアメリカにおいて絶大なる人気を誇っています。
8.572248 北国の風
 1.アップルバウム(1918-2000):
  ハイ・スピリッツ〜コンサート・バンドのための短い序曲/
 2.コルグラス(1932-):ドリーム・ダンサー/
 3-5.クチャルチク(1953-):会議の要求/
 6-8.クレシャ(1954-):アンサンブル/
 9.フリードマン(1922-2005) :ローレンシア台地の雰囲気/
 10.メシアン(1908-1992) :異国の鳥たち
ウォレス・ハラディ(サクソフォン)…2/
シモン・ドッキング(ピアノ)…10/
トロント・ウィンド・
オーケストラ/トニー・ゴメス(指揮)
20 世紀の作曲家たちによる様々なスタイルの吹奏楽作品その他を集めたゴキゲンな1 枚です。トロント・ウィンド・オーケストラの目の覚めるような技にも釘付けになりますが、ソロを担当している奏者たちにも注目です。この分野ではおなじみの作曲家コルグラスの作品で素晴らしいサックスを受け持つのはカナダの若き奏者ハラディです。メシアンで鮮烈なピアノを弾いているのはオーストラリアの現代曲を得意とする若手ドッキング。白熱した力がぶつかる時に溢れ出るエネルギーの凄まじさを体験してください。
8.557718-19
(2CD)
ポッパー:チェロ演奏の高等課程への練習曲 Op.73
 CD1.練習曲 第1 番-20 番/
 CD2.練習曲 第21 番-40 番
ドミトリ・ヤブロンスキー(チェロ)
リスト、ブラームスと同世代の名チェリスト、ポッパー(1843-1913)をご存知でしょうか?このアルバムを手にとって「なんだ、ただの練習曲か・・・」なんて呟いてはいけません。チェロを習得する際に不可欠な(それも高度な技術)40 の曲のなんとも面白いこと。ピアノで言えばハノンの練習曲に近いものもありますがとにかく聴いてみてください。例えば第2 番。冒頭の一瞬は、まさに「バッハのあの曲」です。学習者にはもちろんのこと、静かな夜にしみじみ聴くのもオススメです。なかなかの逸品です。
8.570743 リース:ピアノ・ソナタとソナチネ集 第2 集
 1-4.ソナタ ハ長調 Op.1-1/
 5-7.ソナタ イ短調 Op.1-2/
 8-10.ソナチネ 変ロ長調 Op.5-1/
 11-13.ソナチネ ヘ長調 Op.5-2
スーザン・カガン(ピアノ)
ご存知、ベートーヴェンの弟子、友人であったフェルディナント・リースの作品集第2 集です。彼がソナタを作曲した当時は、このジャンル自体が大きな転換期を迎えていた頃で、彼はハイドンやベートーヴェンの作品をお手本にしつつも独自の形式を開発し、その独創性は後のシューベルト、シューマン、そしてショパンさえも予感させるものでした。第2 集もスーザン・カガンの丁寧な演奏によって、知られざる作品が蘇ります。
8.570766 ロッシーニ:ピアノ作品全集 第2 集
 老いのいたずら 第6 巻
  「すばしこい子どもたちのためのアルバム」(抜粋)
   1.私の朝の健康のための前奏曲/
   2.バロック風前奏曲/
   3.人よ、汝が塵なることを思い出せ/
   4.充分な記念品:踊りましょう/5.ペーザロ人/
   6.苦悶のワルツ/7.わが妻への甘え/8.舟歌/
   9.楽しい汽車の小旅行のおかしな描写/
   10.ポルカ=マズルカのできそこない/
   11.謝肉祭の埋葬
アレッサンドロ・マランゴーニ(ピアノ)
第1 集が好評だったロッシーニの秘曲集「老いのいたずら」の第2 集です。オペラの筆を折ったのち、日々書きためたロッシーニのいわば「音による随筆集」はどこもかしこも上品で洒落た味わいに満ちています。まるでサティの作品のようなひねったタイトルにも注目。トラック6 の「苦悶のワルツ」などは聴いているとなんだか落ち着かない気分になること間違いなし。この曲は何を言いたいのだろう?と考えているだけで楽しい1 枚です。
8.570754 シューベルト:フルートとピアノのための音楽
 1-3.アルペジョーネ・ソナタ D.821
 (フルート編曲:U.グロット)/
 6 つの歌曲(フルート編曲:T.ベーム)<4.おやすみ D.911 /
 15.菩提樹 D.911-5 /
 6.漁夫の娘 D.957-10 /
 7.セレナーデ D.957-4 / 8.海辺で D.957-12 /
 9.鳩の使い D.957-14>/
 10-17.「しぼめる花」による序曲と変奏曲
ウーヴェ・グロット(フルート)/
マッテオ・ナポリ(ピアノ)
シューベルトの名曲、アルペジョーネ・ソナタは今までにも色々な楽器のためにと姿を変えてきました。もちろんフルートで奏されることもしばしばです。「しぼめる花」による変奏曲はもともとフルートのために書かれた技巧的な作品で、指揮者でもあり、フルーティストでもあるグロットは申し分ない音楽性でこの作品を聴かせます。楽しいのはT.ベームの編曲による「6つの歌曲」です。ここでのフルートは、本来のメロディから自由に飛翔した「新たな歌」を高らかに奏でます。感動的です。
8.572235 マルコプーロス:オルフェウスの典礼
 1-19.オルフェウスの典礼
 <オリュムポスのオルフェウス/感謝の歌-アポロへの頌歌/
  オルフェウスの手の中のリラ/ガイア、母なる地球/
  空への賛歌/海への賛歌/ハイペリオン/
  黄泉の国のオルフェウス/エウリディーチェは待つ/
  愛は来た/クーレーテス-コリバントス/
  バッカスのダンス/オルフェウスと復讐の女神/
  ピエリアのミューズ/愛の方法に/
  おお、プュシス-自然への賛歌/運命/
  寺院のオルフェウス/感謝の歌-エピローグ>
ホセ・ヴァン・ダム(B-Br)/
エレナ・ケレッシーディ(S)/
フィリップ・シェフィールド(ナレーター)
/アリエール・ヴァリボーズ(hp)/
マルク・グローウェルス(fl)/
フランダース歌劇場交響楽団・合唱団/
エドヴィヒ・アブラス(指揮)
自然環境の復活を求める預言者=音楽家を描くこのオラトリオは、合唱、ソリスト、ナレーター、大オーケストラの他にリュートやリラ、ハープ、ピアノを用いた多彩でわかりやすい音楽が魅力です。このCDの冒頭2 分間だけ聴いただけで、あまりにも陽気で特徴的な音楽に心がときめくはずです。名バリトン、ホセ・ファン・ダムの歌唱も、否が応でもこの曲の興奮度を高めてくれます。この曲が1992 年に書かれたとは・・・何とも不思議な思いに捉われてしまいます。
8.660231-32
(2CD)
カイザー:歌劇「フレデグンダ」
 CD1:1.ソナタ/2-14.第1 幕/15-28.第2 幕/29-48.第3 幕/
 CD2:1-24.第4 幕/25-35.第5 幕
フレデグンダ…ドラ・パヴリコーヴァ(S)/
ガルズインデ…ビアンカ・コシュ(S)/
バジーナ…カーチャ・ストゥーバー(S)
/キルペリヒ…トミ・ヴェント(Br)/
ジギベルト…ミヒャエル・クラネビッター(Br)/
ヘルメネギルト…松原友(T)/
ランデリヒ…トビアス・ハーク(T)/
ミュンヘン・ノイエ・ホーフカペレ/
クリストフ・ハンマー(指揮)
大阪出身のバリトン(この公演時にはテノールに転向)、松原友が出演したことで一躍脚光を浴びた、オペラ「フレデグンダ」です。ヘンデル、テレマンと同時代のカイザーは、100 を超えるオペラを作曲しましたが、そのほとんどは現在では耳にする機会がありません。しかし当時ではこの「フレデグンダ」は最も知られていた作品でした。1715 年に初演されたこの作品は、6 世紀のフランク族の王キルペリヒとその情婦フレデグンダの陰謀と策略の物語。熱愛する恋人がいるにも関わらず、王と結婚することにより王妃の座を狙うフレデグンダ。はたして彼女の運命は?
8.559375 ホイビー:ポケット・オブ・タイム〜21 の歌曲とデュエット
 1.ポケット・オブ・タイム…S/2.ピエロ…S/
 3.風の杖に…S/4.湾の貴婦人…S/5.子羊…S/
 6.音楽が聴こえてくるところ…S/7.水の中の島へ…Br/
 8.冬の傲慢…Br/9.おしゃべり…Br/10.愛の歌…S/
 11.夜…S/
 12-16.歌曲集「私はそこにいた」…Br
  <私は研究を始める/私はそこにいた/
  澄み切った真夜中/おお、私のキャプテン/
  喜べ、喜べ、乗員仲間>/17.秋…S/
 18.夕べ…S/19.闇の中のツグミ…Br/
 20.ラスト・レター・ホーム…Br/
 21.さようなら、さようなら、世界よ…S/
 22.ナイチンゲールとひばり…S&Br
ジュリア・フォークナー(ソプラノ)/
アンドリュー・ガーランド(バリトン)/
リー・ホイビー(ピアノ)
サミュエル・バーバーを尊敬するというホイビー(1926-)は、その作風もとてもロマンティック。ヴェルディとガーシュウインに共通する感傷的な世界と、シューベルトやソンドハイムに通じる上品さを持ち合わせています。この歌曲集は、ルイス・キャロルやマルグリット・デュラス、エリザベス・ビショップなどの著名な詩人のテキストを用いたもので、情緒的で、聴き手の感性の深淵に浸み入る美しいものです。
8.572095 トヴェイト: 管楽合奏のための音楽集
 1-3.シンフォニア・ディ・ソフィアトーリ/
 4.クリスティアン・フレデリック王子の名誉行進曲/
 5.ブルックの古いミル/6.自由への賛歌/
 7-11.シンフォニエッタ・ディ・ソフィアトーリ Op.203/
 12-20.ハルダンゲルの100 の旋律 Op.151 より(ノードハゲン編)
 〈第2 組曲「15 の山の歌」より/
 第4 組曲「結婚組曲」より/第5 組曲「トロール」より〉
ノルウェー王国海軍軍楽隊/
ビャルテ・エンゲセト(指揮)
2008 年はノルウェーの作曲家トヴェイト(1908-1981)の生誕100 年でもありました。あまり知られていないが、かなり気の毒なエピソードの多い人で積雪によって書斎が倒壊し、その10 年後、今度は自宅火事で焼失、書きためた多くの作品が燃え尽きてしまったという悲運の作曲家。NAXOS では彼の作品を積極的に復興、録音していますが、このアルバムはそれらを吹奏楽で演奏するというちょっと変わり種。夢のように儚くて美しい曲が、新たな装いで甦る瞬間にぜひお立ち会いください。
8.570027 モーツァルト: 管楽合奏による「魔笛」と「ティート」
 1-18.魔笛…J.ハイデンライヒ(1753-1821)による管楽合奏版
 (序曲/私たちは逃げましょう/私は鳥刺し/ フム・フム・フム/
 可愛い子よ、お入りなさい/恋を知る男たちは/何と美しい絵姿/
 この道はあなたを目的へと導いていく/何と言う不思議な笛の音/
 ああ、何と美しい音色/徳と正義が/おお、イシスとオシリスの神よ/
 どうしたの?どうしたの?どうしたの?/誰でも恋の喜びを知っている/
 再びようこそ/愛しい人よ、もうあなたにお会いできないのですか?/
 娘か女か、パパゲーノはどちらがほしい/パ、パ、パ、パパゲーナ)/
19-26.皇帝ティートの慈悲(抜粋)…J.トリーベンゼーによる管楽合奏版
 (序曲/私を喜ばせるなら/ああ、やさしく抱き合おう/行進曲/
 この至高な帝位のただ一つの/ああ、これまでの愛に免じて/
 ああ、もし皇帝の座のまわりに/どうか保たせたまえ、神々よ)
ザキソニアン・管楽アカデミー
1782 年、時の皇帝ヨーゼフ2 世によって設立されたウィーン王立吹奏楽団。その高度な合奏能力に触発されて、当時流行のオペラの名アリアなどが数多く編曲され、貴族たちの耳を楽しませたのです。その代表作がこれらの編曲集。美しく巧妙につくられたアンサンブルスコアは、聴く喜びだけでなく、奏でる楽しみをも促すのでしょう。どの曲も溌剌とした雰囲気がたまりません。
8.570544 バス・トロンボーンと吹奏楽のための作品集
 1-3.ジェローム・ノーレ(1951-):深淵に光る星(マルク・リュース編)/
 4-12.マルク・リュース(1963-):めまい/
 13-15.エリック・エワゼン(1954-):
  バス・トロンボーン協奏曲(ヴァージニア・アレン編)/
 16-18.マーク・ステッカー(1935-):2 歩下がって
イヴ・バウアー(バス・トロンボーン)/
フランス空軍軍楽隊/
クロード・ケメッケル(指揮)
これぞバス・トロンボーンの名技炸裂!のアルバムです。その深すぎる響きのため、あまりソロとして用いられることのない楽器だが、4 人の作曲家によるこれらの曲を聴いてみると、とにかく凄すぎて眩暈さえ覚えるほどです。ジャズっぽいノーレの曲、遊び心たっぷりのステッカーの曲(タイトルは彼の名前のコラージュになっているとか)など多彩。この楽器についてはまだまだ可能性は無限にありそうです。
8.559247 スーザ: 吹奏楽曲作品集 第7 集
 1.アメリカ第一/2.大統領ポロネーズ/
 3.ライフル銃連隊/4.コングレス・ホール/5.エル・カピタン/
 6.インタリオ・ワルツ/7.五十年祭/8.選ばれた花嫁/
 9.リヴァイヴァルの音色/10.いかさま師/
 11.シェリダンの旅行/12.黒馬騎兵中隊/13.海軍予備役
ロイヤル・アーティレリー・バンド/
キース・ブライオン(指揮)
「行進曲の王」として世界に君臨するジョン・フィリップ・スーザ(1854-1932)は19 世紀と20 世紀の変わり目のアメリカに横溢する溌剌たるエネルギーを擬人化することに成功した作曲家。彼の作品はアメリカを代表するだけではなく地球上のあらゆるものを元気にしてくれます。この第7 集には、あまり聴く機会のない「大統領ポロネーズ」や、まるでJ.シュトラウスの作品のように洒落た「インタリオ・ワルツ」、スーザの自信作「50 年祭」が収録されています。
8.570296 ウェーバー: 序曲集
 1.「オイリアンテ」序曲/2.「ペーター・シュモルとその隣人たち」序曲/
 3.「オベロン」序曲/4.「幽霊の支配者」序曲/
 5.付随音楽「トゥーランドット」のための
  序曲と行進曲より序曲と第2 幕の行進曲/
 6.「プレチオーザ」序曲/7.「シルヴァーナ」序曲/
 8.「歓呼」序曲/9.「アブ・ハッサン」序曲/
 10.「魔弾の射手」序曲
ニュージーランド交響楽団/
アントニ・ヴィト(指揮)
ロマン派初期の偉大なる作曲家ウェーバー。彼は生涯に数多くのオペラを作曲しましたが、現在では「魔弾の射手」「オイリアンテ」「オベロン」などの数曲ほどしか耳にする機会がありません。ここで聴ける序曲はどれも新鮮で興味深いもの。とりわけトラック5 の「トゥーランドット」の付随音楽の楽しさと言ったら!元気一杯、名指揮者ヴィトの指揮でどうぞ。
8.570763 シベリウス: 交響詩集
 1.交響詩「夜の騎行と日の出 」Op.55/
 2.舞踏間奏曲第3 番「パンとエコー」Op.53a/
 3-6.「ベルシャザール王の饗宴」より組曲 Op.51
 〈東洋風の行列/孤独/夜曲/カドラの踊り〉/
 7-8.2 つの管弦楽作品集〈森の精/舞踏間奏曲〉/
 9-12.付随音楽「死」Op.44&62〈悲しきワルツOp.44-1/
 鶴のいる風景Op.44-2/カンツォネッタOp.62a/ロマンティックなワルツOp.62b〉
ニュージーランド交響楽団/
ピエタリ・インキネン(指揮)
日本でも人気急上昇。インキネン得意のシベリウス(1865-1957)作品集です。日本での演奏会に於いてアンコールで奏され大好評だった「悲しきワルツ」のスタイリッシュな表現を聴くだけでもこの指揮者の並々ならぬ才能が伺い知れるというものでしょう。どことなくエキゾチックな「ベルシャザール王の饗宴」、神話の世界、北欧の夜明けなど表現力豊かなシベリウスの音楽が生き生きと目の前に立ち現れます。
8.572076
※発売中止
ブレトン: アンダルシアの情景 他
 1-4.アンダルシアの情景
 〈ボレロ/ポロ/行列へのサエタ/サパテアード〉/
 5.「グスマン・エル・ブエノ」より前奏曲/
 6.「ドロレス」より前奏曲/7.「ガリン」より前奏曲とサルダナ/
 8.「テルエルの恋人たち」より前奏曲/9.アルハンブラにて
マドリッド・コミュニティ管弦楽団/
ミゲル・ロア(指揮)
現在ではほとんど忘れ去られてしまったサルスエラの巨匠、ブレトン(1850-1923)の音楽。あまりにも親しみやすい音楽だったから、却って嫌われてしまったのでしょうか?1875 年から1896 年(彼が最も名声を得ていた時期)に書かれた4 つの序曲もさることながら「アンダルシアの情景」の、いかにも。といったスペイン臭さにまみれる楽しさと言ったら!これはもう「スペインのアンダーソン」とでも呼ぶ他ありません。トラック2 がオススメです。
8.570798 ヴィヴァルディ: ファゴット協奏曲全集 第5 集
 1-3.ファゴット協奏曲 イ短調 RV497/
 4-6.ファゴット協奏曲 ハ長調 RV473/
 7-9.ファゴット協奏曲ヘ長調 RV491/
 10-12.ファゴット協奏曲 ハ長調 RV466/
 13-15.ファゴット協奏曲 ハ長調 RV469/
 16-18.ファゴット協奏曲 ト短調 RV496
タマーシュ・ベンコーチ(ファゴット)/
ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア/
ベーラ・ドラホシュ(指揮)
イタリアにおける協奏曲の発展の中で、500 もの作品を書いたヴィヴァルディ(1678-1741)。その中のおよそ39 がファゴット向けに書かれています。聴き手には心地よいスリルをもたらすこれらの曲は、ソリストには優雅さと想像力と恐ろしいまでの超絶技巧を要求するのです。オーケストラの中のファゴットの音色は、まるで熱い鍋に香る柚子こしょうのような鋭いアクセントとなっています。
8.570925 ロージャ: ヴィオラ協奏曲 他
 1-4.ヴィオラ協奏曲 Op.37/
 5-9.ハンガリー風セレナーデ Op.25
  〈行進曲/セレナーデ/スケルツォ/ノットゥルノ/ダンス〉
ギラド・カルニ(ヴィオラ)/
ブダペスト交響楽団/
マリウス・スモリジ(指揮)
55 年にも渡るハリウッド映画との関係にあってもロージャ(1907-1995)の「ハンガリー精神」は全く消耗することはありませんでした。それはこの2 作を聴けば全ての人が思うでしょう。ヴィオラ協奏曲は1979 年に若きズッカーマンのために書かれた作品で、しなやかで収斂性のある楽想に満ちています。「ハンガリー風セレナーデ」は特徴的なメロディを持ち、伸びやかで生き生きとした音楽です。
8.570486 ハイドン: 鍵盤楽器のための協奏曲集
 1-3.オルガン協奏曲 ハ長調 Hob.XVIII:1/
 4-6.ハープシコード協奏曲 ハ長調 Hob.XVIII:5/
 7-9.オルガン協奏曲 ハ長調Hob.XVIII:8/
 10-12.ハープシコード協奏曲 ヘ長調 Hob.XVIII:7/
 13-15.オルガン協奏曲 ハ長調 Hob.XVIII:10
ハラルド・ヘーレン(オルガン)/
ケティル・ハウサンド(ハープシコード)/
ケルン室内管弦楽団/
ヘルムート・ミューラー=ブリュール(指揮)
ハイドン(1732-1809)の協奏曲の中でもとびっきりの多彩さを有しているのが、これらの鍵盤楽器のための作品でしょう。同時代のJ.C.F.バッハのロココ風趣味を併せ持つもの、モーツァルトのピアノ協奏曲に比肩する規模の大きいものなど汲めど尽きぬ魅力のある曲ばかりです。ここではハープシコード協奏曲とオルガン協奏曲を収録しました。第5 番を除いては、どちらの楽器で演奏しても良いと指定されているこれらの曲ですが、オルガンをここまで軽やかに演奏するのは難易度が高いだろうな。と想像してしまいます。
8.570788 ブルックナー: 弦楽五重奏曲、弦楽四重奏曲 他
 1-4.弦楽五重奏曲 ヘ長調(1878-79)/5.間奏曲 ニ短調(1879)/
 6-9.弦楽四重奏曲 ハ短調(1862)/10.ロンド ハ短調(1862)
ファイン・アーツ四重奏団
ウィーンの著名なヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヘルメスベルガーの提案により書かれた弦楽五重奏曲は、あの第5 番と第6 番の交響曲と同じ時期に書かれました。編成こそ小さいものの、これは紛れもなく「交響曲」の様相を呈しています。何しろ第1 主題を全部聴くまでもなく「ああ、これはブルックナーだな」と心から感じる事ができるはずだから。ちなみに第2 楽章のスケルツォはトラック5 の間奏曲に置き換えて演奏してもいいのだそうです。もう少し初期に書かれた弦楽四重奏曲はシューベルト風。
8.559306 コリリアーノ: ヴァイオリンとピアノのための作品集
 1-4.ヴァイオリン・ソナタ/5.レッド・ヴァイオリンより「シャコンヌ」/
 6.オスティナートによる幻想曲/7-12.レッド・ヴァイオリン奇想曲
イダ・ビーラー(ヴァイオリン)…1-4.5.7-12/
ニーナ・ティックマン(ピアノ)…1-4.5.6
様々なジャンルの作品を発表し、そのどれもが高水準のクオリティを保持するコリリアーノ(1938-)。彼の心の原点ともいえる「レッド・ヴァイオリン」の一連の作品を含むヴァイオリン作品集です。若い頃の躍動的で力強い「ヴァイオリン・ソナタ」、ベートーヴェンの交響曲の1 節とおぼしきメロディが素晴らしい変容を遂げていく「幻想曲」も聴きものです。
8.559351 スミス: 室内楽作品集
 1-3.ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ(1952-53)/
 4-7.4 つの練習曲(1952)/
 8-11.無伴奏ヴァイオリンのための組曲(1948)/
 12-13.インテルメッツォとカプリッチョ(1952)/
 14-16.ヴィオラとピアノのためのソナタ(1953)/
 17-22.6 つのバガテル(1964)/
 23-25.ピアノ・ソナタ(1954)/
 26.ヴァイオリンとピアノのための演奏会用小品
ジェフリー・グロスマン(ピアノ)…1-7.12-26/
サラ・ダーリング(ヴァイオリン)…1-3.26(ヴィオラ)…8-11.14-16
パソコンにおける最初の記譜法ソフトウェア・プログラム「SCORE」の開発者として知られるリーランド・スミス(1925-)は、関心がコンピューターへ向く以前には「普通の」音楽作品を書いていました。11 歳より音楽を始め、ミヨーやメシアンに学び、木管楽器奏者として長年活動し、並行して作曲もしていたのです。とはいえ、1964 年作の「6 つのバガテル」のスコアは完全にコンピューターによって作成されたもの。常人には計り知れない頭の構造・・・と感嘆しましょう。
8.559602 アドラー: 音楽における詩、芸術および愛 他
 1-3.ピアノのための3 つの前奏曲/
 4-9.音楽における詩、芸術および愛/10-13.4 つの作曲家の肖像/
 14-16.フルートとピアノのためのソナタ/17.水深/
 18.パシファエ/19.ピアノ協奏曲 第3 番
ローラ・メルトン(ピアノ)…1-19/
エリザベス・ファルナム(ソプラノ)…4-9/
キャロル・ウィンセンス(フルート)…4-9.14-16/
ジョン・サンペン(アルト・サクソフォン)…17/
ロジャー・シュップ(パーカッション)…18/
ボーリング・グリーン・フィルハーモニー/
エミリー・フリーマン・ブラウン(指揮)
ドイツ生まれの作曲家、指揮者サミュエル・アドラー(1928-)。彼の名前はどちらかというとユダヤ音楽をアメリカ国内に広めた功績で知られているようです。しかし、ここで聴ける彼のオリジナル作品の多彩さは一言ではとても語り尽くせません。躍動的で多動的なピアノ音楽、神秘的でしなやかな歌やフルート・ソナタ。思わず身震いしたくなる雄大なピアノ協奏曲。聴けば必ず心に衝撃が残るでしょう。
8.559614
(DVD付属)
\2200
カーター: 作品集
 1.モザイク/2.風に書く/3.ゲーム/4.魔法にかけられた前奏曲/
 5.スティープ・ステップス/6.フィガメント 第1 番/
 7.4つの感謝 第2 番「ゴッフレード・ペトラッシへの感謝」/
 8.フィガメント 第2 番「アイヴズ氏への思い出」/
 9.4 つの感謝第3 番「ラプソディック・ミューシングス」/
 10.ダイアローグドキュメンタリー「2006 年、トロントのエリオット・カーター」 (付属DVD)
録音風景…22'06"/モザイク…12'48"/ダイアローグ…15'13"
ニューミュージック・コンサート・アンサンブル/
ロバート・エイトケン(指揮)
2008 年12 月に100 歳のお誕生日を迎える驚異の作曲家エリオット・カーター(1908-)。2007 年にも7 曲(!)の新作を発表するなど、生涯現役を謳歌しています。そんなカーターの様々な年代の作品を集めたCD と、2006 年に収録したドキュメンタリーの映像DVD をセットにしたすぐれものがこれ。聴くだけで、観るだけで元気になりそうなアルバムです。
8.570314 ラインベルガー: オルガン作品集 第7 集
 1-3.ソナタ 第17 番 変ロ長調 Op.181「幻想ソナタ」/
 4-5.前奏曲とフーガ ニ短調 JWV10/
 6-11.モノローグ Op.162(第1 番 コン・モート ハ長調/
  第2 番 ポコ・アジタート イ短調/第3 番 アンダンテ・トランクィロ ホ長調/
  第4 番 アンダンティーノ 変ホ短調/第5 番 アンダンテ・アマービレ ト長調/
  第6番 ラルゴ・エスプレッシーヴォ 変ロ短調)/
 12-15.ソナタ 第18 番 イ長調 Op.188
ヴォルフガンク・リュプサム(オルガン)
19 世紀のオルガン音楽の大作曲家、ラインベルガー(1839-1901)のオルガン曲シリーズの第7 集。今回は後期の傑作、第17 番「幻想」と第18 番を中心に収録しています。第17 番の冒頭は何やら結婚行進曲を思わせる音の動きで始まりますが、曲が進むにつれその独創性に圧倒されることでしょう。深い情緒をたたえた第18 番の導入部も美しさの極みです。そしてオススメはOp.162 のモノローグ。暗闇にともる温かい炎のような音楽とでも言いましょうか。じんわり浸み入る小さな曲集です。
8.570492-93
(2CD)
ローマン: 12 のフルート・ソナタ集
 CD1:
  1-5.ソナタ第1 番 ト長調/6-9.ソナタ第2 番 ニ長調/
  10-14.ソナタ第3 番 ハ短調/15-20.ソナタ第4 番 ト長調/
  21-27.ソナタ第5 番 ホ短調/28-32.ソナタ第6 番 変ロ短調/
 CD2:
  1-4.ソナタ第7 番 ト長調/5-9.ソナタ第8 番 イ長調/
  10-14.ソナタ第9 番 ハ長調/15-19.ソナタ第10 番 ホ短調/
  20-23.ソナタ第11 番 ト短調/24-27.ソナタ第12 番 ト長調
ヴェレーナ・フィッシャー(フラウト・トラヴェルソ)/
クラウス=ディーター・ブラント(バロック・チェロ)/
レオン・バーデン(ハープシコード)
ヘンデルと同時代のスウェーデンのヴァイオリニスト、作曲家ローマン(1694-1758)(ルーマンとも表記される)のフルート・ソナタ集です。彼は若い頃と壮年期にイギリスとオーストリア、ドイツに旅行し、ヘンデルのオーケストラでヴァイオリンを弾くなど当時のヨーロッパの音楽を学んだ人です。帰国後は宮廷楽団を指揮、ヘンデルの影響を受けた音楽を数多く作曲、演奏した。この12 曲のフルートソナタは極めて優美で洗練された様式美を持った美しい作品です。
8.570504 ヴィラ=ロボス: ピアノ曲集 第8 集
 1-6.実用の手引き X/7-12.実用の手引き XI/
 13.イベリカラーベ/14-18.子どもの組曲 第1 集(1912)/
 19-22.子どもの組曲第2 集(1913)/
 23-24.サントス侯爵夫人の嘆き(ピアノ編曲版)…世界初録音/
 25-51.実用の手引き I より抜粋
ソニア・ルビンスキ(ピアノ)
ヴィラ=ロボス(1887-1959)のピアノ作品全集もいよいよ大詰め。あと2 巻を残すのみとなりました。中心となる収録曲は「実用の手引き」。すでに第5 集(8.570008)でその一部が紹介され大好評を得た、彼のいわば「心の故郷」の曲集とでも言いましょうか。子どもたちが歌うような単純な楽想の中に計り知れないほどの深さを秘めた、独創性と愛に満ちた小品が「これでもか」とばかりに詰まっています。まさにヴィラ=ロボスの最高傑作です。
8.570838 シューベルト:ドイツ語歌曲集 第29 集 さまざまな詩人たちへの歌曲
 1.彼女が顔を赤らめるのを見たとき D.153/
 2.ミノーナ D.152/3.うずらのさえずり D.742/4.指物師の歌 D.274/
 5.アーデルヴォルトとエンマ D.211/6.朝の歌 D.381/
 7.夕べの歌 D.382/8.なぐさめD.523/9.父親殺し D.10
フェルディナント・フォン・ボスマー(テノール)/
ウルリッヒ・アイゼンロール(ピアノ)
シューベルト(1797-1828)歌曲集、今回のアルバムはあまり耳にすることのない作品が目白押しです。中でも注目したいのは、「アーデルヴォルトとエンマ」でしょう。この608 小節からなる長大なバラードに関しては、「あまりにも説明的で長すぎる」という意見も出てきそうだが、至るところに散りばめられた劇的な表現と美しい対話は、やはり一聴に値するものでしょう。端正な歌い口が魅力的なテノール、ボスマーの品の良い歌唱が魅力的。
8.570741 レスピーギ: カンタータ「春」他
 1-7.カンタータ「春」/
 8-11.アルメニアの詩人の語る4 つの詩
 (アドリアーノによる室内楽伴奏版)〈いいえ、お前の息子は死んでいない/
 お母さんは焼きたてのパンのように/私は母、永遠の友/
 朝の輝き、公平な太陽〉/
 12-21.バレエ音楽「魔法の鍋」
リヒャルト・ハーン(バリトン)…1-7/
ミロスラフ・ドヴォルスキー(テノール)…1-7/
ヤナ・ヴァラスコヴァ(ソプラノ)
…1-7/ウラディミール・クボウツィク(バス)…1-7/
デニサ・スレプコウスカ(メゾソプラノ)…8-12/
スロヴァキア・フィル
ハーモニー合唱団…1-7/
スロヴァキア放送交響楽団…1-7.12-21/
スロヴァキア放送交響楽団のメンバー…8-11/
アドリアーノ(指揮)
ここに収録された3 つの作品はそれぞれ独自の特色を持った興味深い作品です。古代アルメニアの旋律を効果的に用いた、カンタータ「春」、こちらもアルメニアの詩を用いつつも古い教会旋法のおかげで不思議な雰囲気を有している連作歌曲、そしてロシアの作曲家たちに敬意を払った「魔法の鍋」。どれもが大胆な管弦楽法と色彩豊かな音色で聴き手を魅了する。「ローマ三部作」だけがレスピーギ(1879-1936)ではありません。Marco Polo 8.223595(1-11)、8.223346(12-21)より移行盤
8.501042
(10CD)
\6600
ハイドン: ピアノソナタ全集 イェネ・ヤンドー
8.502400
(25CD)
\13500
ハイドン: 弦楽四重奏曲全集 コダーイ・クワルテット
8.503400
(34CD)
\16200
ハイドン: 交響曲全集 パトリック・ガロワ/
ニコラス・ウォード/
ヘルムート・ミュラー=ブリュール/
ケヴィン・マロン/
ベーラ・ドラホシュ/
バリー・ワーズワース
8.572022 ワイズマン:いろいろな声〜子供のための管弦楽入門 :ヘイリー・ウェステンラ(独唱)/
スティーヴン・フライ(語り手)/
デビー・ワイズマン(指揮)/
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
新しい“青少年のための管弦楽入門”を書いてみたらどうだろう … ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団のジェネラル・マネージャー、イアン・マクレイの一言で、すべては始まった。ブリテンの「青少年のための管弦楽入門」に代わる作品が生まれても良い時期ではないだろうかというこの提案に、イギリスのテレビ・映画界で積極的な活動を続ける女流作曲家デビー・ワイズマンが応えて生まれたのが、この「いろいろな声」。作詞家のドン・ブラックが基本ストーリーを構想し、作家のアンドルー・ブレンナーがそれを脚色、さらにロビン・ショーがイメージ豊かなイラスト(初演時に舞台のスクリーンに投影されました)を描いて作品が完成しました。作曲者自身の指揮によって行われた初演では、イギリスを代表する俳優スティーヴン・フライがナレーションを担当し、ニュージーランドが生んだ世界的歌姫ヘイリーが純粋無垢な声で主題歌を歌った。その演奏をライブ収録したのが、このCD。
8.572083 ブレイク:ピアノと弦楽器のための作品集
 1-3.ヴァイオリン・ソナタ Op.586/
 4-11.ヴァイオリンとピアノのためのペニリオン Op.571/
 12-15.ピアノ四重奏曲 Op.179/
 16-24.ヴァイオリンとピアノのためのジャズダンス Op.520a
マデリーヌ・ミッチェル(Vn)/
ハワード・ブレイク(p)/
ジャック・ロトスタイン(Vn)/
ケニス・エセックス(Va)/
ペーター・ウィルソン(Vc)
ハワード・ブレイク(1938-)の名前を知らなくても、あの映画「スノーマン」の物悲しいメロディだったら知っている人も多いのではないでしょうか?映画音楽の作曲家として高名な人で多数の曲を書いているが、ここで聴けるのはどちらかと言うとクラシック寄りの作品です。天性のメロディストらしく、どれもが美しく伸びやかな旋律に満たされている。ピアノ四重奏曲はまるでフォーレの作品を聴いているかのような錯覚にとらわれるかも知れない。静かな癒しをもたらしてくれそうな1 枚。
8.572195 チャピ:ファンタジア・モリスカ 他
ファンタジア・モリスカ/交響曲 ニ短調
マドリッド・コミュニティ管弦楽団/
ホセ・ラモン・エンシナール(指揮)
ルペルト・チャピ(1851-1909)と言えばサルスエラの作曲家だと思っていたが、まさかこのような素晴らしい管弦楽曲を書いていたとは驚き。ファンタジア・モリスカ(ムーア風幻想曲)は彼が率いていた軍楽隊のために作曲されたが、6 年後に管弦楽ヴァージョンに改訂されたもので、とことん明るい曲調が魅力。ウィ−ン古典派の香りも漂う交響曲も聴きもの。豊かなメロディと極彩色の音が踊る素晴らしい作品。
8.570593 ドイツのフルート協奏曲集
 ヴィンター(1754-1825):
  フルート協奏曲 第2 番 ニ短調(2 楽章カデンツァ・・・B.マイアー)/
  フルート協奏曲 第1 番 ニ短調(カデンツァ・・・B.マイアー)/
 ラハナー(1803-1890):フルート協奏曲 ニ短調/
 ロゼッティ(1750?-1792):フルート協奏曲 変ホ長調
  (カデンツァ・・・B.マイアー)
ブルーノ・マイアー(フルート)/
ヤロスラヴ・トゥーマ(ハープシコード)/
プラハ室内管弦楽団/
アントニン・ハラディル(指揮)
18 世紀から19 世紀の半ば、フルートは楽器としても飛躍的な進歩を遂げた。ここに収録された4曲はそんな魅惑的な時代に書かれたもの。マンハイムの作曲家ヴィンターは、クラリネット協奏曲の作曲家として知られているが、こんなにステキなフルート協奏曲をも書いていた。室内楽作品で有名なラハナーの勇壮で煌びやかな作品、ボヘミア生まれのロゼッティ(本名アントニーン・レスレル)の端正な作品も聴きものです。14 金フルートを見事に操るマイアーの名技をご堪能ください。
8.557692
発売中止
エル=コーリー:ピアノ協奏曲 他
 1.ヴァイオリンと管弦楽のためのメディテーション・パシティーク/
 2-4.ピアノ協奏曲 Op.36(1984)/
 5.ピアノと管弦楽のための詩曲 第1 番 Op.11(1980)/
 6.ピアノと管弦楽のための詩曲 第2 番 Op.22(1981)/
 7.弦楽合奏のためのセレナード 第1番「秋の葉」Op.10(1980)/
 8.弦楽合奏のためのセレナード 第2 番 Op.20(1981)
ジェラール・プーレ(ヴァイオリン)・・・1/
アブデル・ラーマン・エルバシャ(ピアノ)・・・2-4/
デイヴィッド・ライヴリー (ピアノ)・・・5.6/
コロン管弦楽団/
ピエール・デルヴォー(指揮)
レバノンの作曲家エル=コーリー(1957-)の作品集第3 集。このアルバムでは、彼の内省的で感傷的な面を聴くことができるでしょう。しっとりとした「メディテーション」の悩ましいほどの美しさ、乾いた風を感じさせる「セレナーデ」、そしてアノと管弦楽のための作品が3 曲収録されている。特に名手エルバシャによるピアノ協奏曲(彼に捧げられた)は、共感と愛情に満ちた演奏。これぞ"とっておきの1 枚"。
8.570517 リスト:ピアノ協奏曲集
 1-4.ピアノ協奏曲 第1 番/
 5-8.ピアノ協奏曲 第2 番/
 9.死の舞踏
エルダー・ネボルシン(ピアノ)/
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団 /
ヴァシリー・ペトレンコ(指揮)
エルダー・ネボルシンは1974 年ウズベキスタン生まれ。サンタンデール国際ピアノコンクールなどの国際コンクールを制覇し、華々しい活動を行いいくつかのCD もリリースしている実力派なのです。NAXOS レーベルには既にラフマニノフの前奏曲集(8.570327)がありますが、このリスト(1811-1886)も文句なく素晴らしい演奏です。豪放な1 番、真摯な2 番、そして「の舞踏」。ペトレンコの熱い指揮も嬉しい「燃える」リストをどうぞ。
8.570600 馬思聡(マー・スツォン):ヴァイオリンとピアノのための音楽集 第1 集
 1.跳龍燈・・・龍燈の踊り(1953)/2.山歌(1953)/
 3.牧歌(1944)/4-6.内蒙組曲・・・モンゴルの内なる組曲(1937)/
 7.揺籃曲・・・子守歌(1935)/8.跳元宵・・・燈祭の踊り(1952)/
 9-13.阿美組曲(1981)/14.第一廻旋曲・・・ロンド第1 番(1937)/
 15-17.西藏音詩・・・チベットの音詩(1941)
顧小梅・・・シャオ=メイ・クー(ヴァイオリン)/
魯寧・・・ニン・ルー(ピアノ)
マ・シコン(1912-1987)(マー・スツォンとも表記される)は11 歳のときにヴァイオリンを学ぶためフランスに留学し、1931 年にはパリ音楽院に入学している。中央音楽学院の院長も努めましたが、1966 年の文化大革命で迫害を受け、アメリカに亡命。一生を終えるまでアメリカで過ごした。彼の功績はここで聴けるように五音階を駆使した「いかにも中国のメロディ」をモティーフとし、個性的な音楽を作りあげたこと。フォーレを思わせるトラック7 の美しい「子守歌」も、どことなくエキゾチックな味わいに満ちている。
8.559615 ラン:ピアス 他
 1.ピアス(2007)/
 2.ルー・リードの詩による「ヘロイン」(D.ラン:声とチェロのために編曲)/
 3.不正、嘘つき、盗み(1993/95)/
 4.祈る方法(2002)/5.水曜
リアル・クヮイエット〈メンバー〉デヴィッド・コーシン(パーカッション)・・・1.3.4/
フェリックス・ファン(チェロ)・・・1-4/
アンドリュー・ルッソ(ピアノ&シンセサイザー)・・・1.3-5/
テオ・ブレックマン(ヴォーカル)・・・2/
イワン・ツィポリン(バス・クラリネット)・・・3/
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト・・・1/
ジル・ローズ(指揮)・・・1
このアルバムに「クラシック的なもの」を期待してはいけません。ピューリッツァー賞を受賞したカナダの作曲家のデヴィッド・ラン(1957-)作品集です。ジャズでもなく、ダンス音楽でもない、いわば、まだカテゴリーに属さない音楽ですが、現代の聴き手の耳には、するっと違和感なく入ってしまう不思議な味わいを有している。少々暴力的な音の奔流によって体がぼろぼろになるような感覚が心地いい。そんな人にオススメ。
8.570518 モーツァルト:ピアノ三重奏曲集 第1 集
 1-3.ディヴェルティメント 変ロ長調 K.254/
 4-6.ピアノ三重奏曲 第1 番 ト長調 K.496/
 7-9.ピアノ三重奏曲 第3 番 変ロ長調 K.502
クングスバッカ・ピアノ三重奏団
〈メンバー〉シモン・クラウフォード=フィリップス(ピアノ)/
マリン・ブロマン(ヴァイオリン)/
イェスパー・スヴェドベリ(チェロ)
モーツァルト(1756-1791)の作品の中では、比較的地味な分野に入ってしまうピアノ三重奏曲集。しかし形式も曲の完成度の高さも極めて優れた作品群なのです。ピアノとヴァイオリンとチェロが対等に会話をするというのは、それまでの室内楽作品にはなかったことでもあり、その萌芽が見られる冒頭のチャーミングなディヴェルティメントから魅力がたっぷり。まさに宝石の山。ドイツ物に定評のあるクングスバッカ・ピアノ三重奏団の滋味あふれる演奏で。
8.570560 アルウィン:弦楽四重奏曲集
 1-4.弦楽四重奏曲 第1 番 ニ短調/
 5-7.弦楽四重奏曲 第2 番 「春の水」/
 8-9.弦楽四重奏曲 第3 番/10.ノヴェレッテ
マッジーニ四重奏団
〈メンバー〉ロレーヌ・マカスラン(第1 ヴァイオリン)/
デヴィッド・エンジェル(第2 ヴァイオリン)

マーティン・ウートラム(ヴィオラ)/
ミハウ・カズノフスキ(チェロ)
NAXOS レーベルから精力的にリリースされるアルウィン(1905-1985)の作品集。今回は弦楽四重奏曲集の登場。1953 年に作曲された第1 番はとてもこの時期に書かれたとは思えないほど叙情的な風情を持っている。ツルゲーネフの小説にインスパイアされた第2 番は1975 年に作曲されたもの。第1 番から22 年の月日を経た貫禄が感じられることでしょう。彼の実質上最後の作品である第3 番の強烈な冒頭と、それに反発するかのような穏やかなアダージョ、そして奇怪な舞曲らしきものも強烈な印象を残します。
8.570778 カステルヌォーヴオ=テデスコ:2 台ギターのための音楽全集 第1 集
 1-3.ソナティナ・カノニカ Op.196/
 4-27.平均律ギター曲集
  (2 台のギターのための24 の前奏曲とフーガ)Op.199
ブラジル・ギター・デュオ
<メンバー>ジョアン・ルイス&
ダグラス・ローラ
その生涯に200 以上もの作品を書いたカステルヌオーヴォ・テデスコ(1895-1968)ですが、そのどれもが親しみやすいメロディと明確な形式を用いているため、今でも多くの演奏家と聴き手を魅了して止みません。とりわけギター曲にはすばらしい物が多く聴き応えのある作品が並ぶ。ここに収録したのは、快活な「ソナティナ・カノニカ」、そしてJ.S.バッハへの深遠なる賞賛である「平均律ギター曲集」。これは対位法を極限まで駆使した大作。
8.570347 ムーン:ピアノ作品集
 1-4.ピアノ・ソナタ(2006)/5.沈められた(1999)/
 6-10.通過(1999)/11.ゲルニカ(2003)/
 12-14.インテル=メッ=ツォ(2006)/
 15.トッカータ(2000)/16.抒情詩(1998)/
 17.ピアノ・ファンタジー(1998)/18.育児室(1996)/
 19.秘密(2005)/20.前奏曲(1996)
ベアタ・ムーン(ピアノ)
韓国系アメリカ人の女性作曲家ベアタ・ムーン(1969-)の自作自演集。どれも過去の慣習にとらわれることのない自由な作風による音楽で、瞑想的な部分はとことん静かに、躍動的な部分は驚くほどに暴力的にと、さまざまな情感を湛えた小品の集合体はまるで大都市の風景のようにめまぐるしくその姿を変えて行きます。1996 年から2006 年までの10 年間、彼女の素晴らしい成果を味わってください。
8.570966/7
(2CD)
ヘンデル:オラトリオ「エジプトのイスラエル人」(オリジナル楽器使用)
CD1:
 1-13. 第1 部 「ヨセフの死を悼むイスラエルの民の嘆きの歌」/
 14-29.第2 部「出エジプト」/
CD2:
 1-20.第3 部「モーセの歌」
ローラ・アルビノ(ソプラノ)/
ニルス・ブラウン(テノール)/
ジェニファー・エンス・モドロ(メッゾ・ソプラノ)/
ペーター・マホン(カウンター=テナー)/
イヴ・レイチェル・マックリード(ソプラノ)/
ジェイソン・ネデッキー(バリトン)/
バド・ローチ(テノール)/
ジェニー・サッチ(ソプラノ)/
シーン・ワトソン(バリトン)/
アラディア・アンサンブル/
ケヴィン・マロン(指揮)
「メサイア」の3 年前に書かれたこの「エジプトのイスラエル人」、初演は大失敗だったと伝えられている。理由は、華々しいアリアがなくお目当ての歌手が出なかったせいだ、とか聖書のテキストをそのまま使ったからだとか、様々あるようだが、逆に言えばこれほどまでに合唱に重点の置かれた作品もなく、管弦楽の真に迫る描写も見事過ぎると言えましょう。通常カットされる第1 部(キャロライン王妃の葬送アンセムHWV264 より流用)も演奏されている貴重な2 枚組。
8.559274 アイヴズ:歌曲集 第6 集
 1.タラント・モス/2.庭がある/3.レーンがある/
 4.それらはそこにある/5.われらの祖先が愛したもの/
 6.ソロー/7.夜の鐘/8.夜と昼の間/9.イーディスに/
 10.寛容/11.トムが船出する/12.音色/
 13.2 輪の可憐な草花/
 14.2 つの傾斜(クリスチャンと異端者):a.義務/
 15.2 つの傾斜(クリスチャンと異端者):b.自伝/
 16.投票のための名前!名前!名前!/17.待ちわびる魂/
 18.歩く/19.ウォルト・ホイットマン/20.ワルツ/21.番をする人!/
 22.私の上に(瞳は暗く)/23.西ロンドン/
 24.静かな空に星がある時/25.鷲が見ることのできない場所/
 26.白いカモメ/27.献呈/28.調べのように私を通り抜ける/
 29.子守歌/30.ウィリアム・ウィル/
 31.世界のハイウェイ/32.世界の放浪者/33.黄色い葉
リール・バーマン(ソプラノ)/
ロバート・ガードナー(バリトン)/
パトリック・カーフィッツィ(バリトン)/
ロバート・ガードナー(バリトン)/
ダグラス・ディクソン(ピアノ) 他
アイヴズ(1874-1954)の歌曲を「タイトルのアルファベット順に聴く」という壮大なるプロジェクトもついにこの6 巻で完結。もともと曲によって作風が劇的に違う人であるだけに、このような辞典的な並べ方をしたほうが、先入観なく曲を楽しむことができるというもの。風刺的な曲も、叙情的な曲も、民謡風の曲も、どれもが個性溢れるステキな作品であることを改めて気付かせてくれる素晴らしいシリーズ。
8.572168 J.タヴナー:聖母マリアより
 1-10.聖母マリアより(2005)・・・世界初録音/
 11.誕生日の眠り(1999)/
 12.おお、動ずることなく(1990)/13.出生(1985)/
 14.マリアへの賛歌(2005)・・・世界初録音/
 15.おお、汝の温和な光(2000)/16.天使(1985/96)
ジェームス・マックヴィニー(オルガン)・・・1-12/
スティーヴン・バーキエタ(バリトン)・・・15/
サイモン・トーマス・ジェ
イコブス(オルガン)・・・16/
ケンブリッジ・クレア・カレッジ聖歌隊/
ティモシー・ブラウン(指揮)
ずっと昔から、聖母マリアの美しさと気高さは多くの芸術家たちによって表現されて来た。現代イギリスの作曲家タヴナー(1944-)も彼独自の神秘的な音楽語法によって様々な角度から聖母マリアを賞賛します。世界初録音の「聖母マリアより」は10 の部分からなる合唱曲集。聖歌とはまた違う不安気な音の動きが特徴的な「言葉は肉となり」(トラック1)が終わると、突然輝かしい音のシャワーが降り注ぐかのような「ノエル」へと移って行く。全編不安と喜びが交錯するかのような、不思議な感覚を味わえることだろう。

CPO 1CD¥2600

777163-2
\2600→¥2390
ブルーノ・ワルター:交響曲 ニ短調 北ドイツ放送交響楽団/
レオン・ボットスタイン(指揮)
大指揮者として知られるワルター(1876-1962)だが、当時の音楽家の常として彼も作曲に勤しんでいたことは案外知られているのではないでしょうか。今までにも歌曲など若干のリリースがあったのだが、今回はついに大曲「交響曲」の登場です。この作品は1907 年に作曲されたもので、随所にマーラーの影響が感じられるのは否めないが、もう少し表現的で柔らかい色調を持った傑作。
777218-2
\2600
テレマン:組曲集
 リコーダーと弦楽、通奏低音のための組曲 TWV 55:a2/
 2 つのオーボエと弦楽、通奏低音のための組曲 TWV 55:F14/
 フルートと弦楽、通奏低音のための組曲 TWV 55:Es2
カリン・ファン・へールデン(リコーダー、オーボエ、指揮)/
オルフェオ・バロック管弦楽団
テレマン(1681-1767)時代、のダルムシュタット宮廷楽団で大活躍した、リコーダーおよびオーボエの名手ヨハン・ミヒャエル・ベーム。義兄弟でもあったテレマンはいくつかの素晴らしい作品を彼のために書いた。このアルバムに収録された3の序曲組曲も、実際は協奏曲と言えるほどに独奏楽器が華麗に活躍する。ケープタウン生まれのファン・ヘールデンはバロック・オーボエの第一人者。温かい音色が心を満たす。
777254-2
(2CD)
\5200
ロゼッティ:宗教作品集
 オラトリオ「ゲッセマネのイエス」/
 カンタータ「ハレルヤ」/
 サルヴェ・レジーナ
ガブリエーレ・ヒールダイス(ソプラノ)/
ルート・ザントホフ(アルト)/
ヤン・コボウ(テノール)/
トーマス・E・バウアー(バリトン)/
北ドイツ放送合唱団/
メックレンブルク・バロック管弦楽団
“Herzogliche HofKapelle”/
ヨハネス・メーズス(指揮)
ボヘミアに生まれながらも、コントラバス奏者としてドイツ各国で活躍。後に名前をイタリア風に改め、エッティンゲンの宮廷楽長として君臨したロゼッティ(1750-1792)。彼の名は現在、交響曲や器楽曲作曲家として知られていますが、本質はここに聴けるような宗教曲の作曲家であったに違いない。劇的かつ神聖な声部の扱い、感動的な音楽、全てが荘重に光り輝く素晴らしい音楽。ロゼッティの縁の町、メックレンブルク・バロック管弦楽団の共感溢れる演奏で。
777281-2
(2CD)\5200
モーツァルト(1756-1791):歌劇「ツァイーデ」k344
 2 幕のジンクシュピール(未完)
イザベル・モナー(ソプラノ)/
マルクス・シェーファー(テノール)/
マルクス・ブルツシャー(テノール)/
クリスティアン・ヒルツ(バス)/
ウィーン・アカデミー/
マルティン・ハーゼルベック(指揮)
このオペラ「ツァイーデ」は本来未完の作品で、序曲もなければきちんとした終わりも与えられていない。完結したオペラとするために過去にも様々な工夫が施されているが、このハーゼルベック盤では序曲にK318 のシンフォニアを使い、結末にはk479 の四重奏「せめて言って、私がどんな過ちを犯したのか」を挿入。納得の行く終わり方を見せてくれます。荒削りながらも生き生きとした音楽を描くハーゼルベックの手腕に脱帽。
777364-2
\2600
スク:作品集
 交響詩「人生の実り」 Op.34/
 交響詩「冬の夕べの物語」Op.9
ベルリン・コミッシェ・オーパ管弦楽団/
キリル・ペトレンコ(指揮)
ドヴォルザークの義理の息子であり、同名のヴァイオリニストの祖父であるヨゼフ・スク(1874-1935)(スークの表記が一般的)。最初は国民主義の作風から出発するも、より多彩な響きを求め、ドイツロマン派風の重厚な作品を多く書いている。6 つの部分からなる「人生の実り」は名指揮者ターリヒが1918 年にチェコ・フィルと初演を行い大成功を収めた曲。ここではベルリン・コミーシェオーパーの名監督キリル・ペトレンコの熟練の指揮でどうぞ。
777371-2
\2000
オッフェンバック:ピアノ作品集 第3 集
 ミュゼット/アマゾネス/ベルテ その他
マルコ・ソッリーニ(ピアノ)
オッフェンバック(1819-1880)のピアノ作品集第3集(これで完結)。このアルバムでも彼のオリジナル作品と編曲作品をバランスよくお聴きいただけます。最初の曲、「ミュゼット」は予想外に暗い曲想で、ほんとうにあのオッフェンバック?と思ってしまうかも知れないが、聴き進むうちに、いつもの親しみ易さが顔を覗かせてきます。あとは楽しい曲ばかり。最後に収録されているピアニスト自身の編曲による「オリンピアの歌」が白眉。
777183-2
(4CD)
\5400
急遽発売中止
ヴェレス(1885-1974):交響曲全集
CD1.
 交響曲 第1 番&第8 番、交響的エピローグ/
CD2.
 交響曲 第2 番&第9 番/
CD3.
 交響曲 第3 番&第5 番/
CD4.
 交響曲 第4 番,第6 番&第7 番
ウィーン放送交響楽団/
ゴットフリート・ラプル(指揮)
ウィーンの作曲家、エゴン・ヴェレスの位置づけは、シェーンベルク、ベルク、ウェーベルンなどの「新ウィーン楽派」と同じあたりにあるでしょう。しかし、彼は十二音などにも関心を示したものの、結局のところはもう少しわかりやすい劇音楽などを多く書き、独自の音楽路線を貫いたのでした。ここでは彼の9曲ある交響曲を全て網羅。豊かでダイナミックな響きに満ちたロマン派風の初期の作品から、無調とも言える後期の作品まで彼の作風の変遷をじっくりお楽しみください。ちなみに「皇紀二千六百年に捧ぐ」を書いたシャンドール・ヴェレシュとは別の人。
777223-2
\2600→¥2390
レズニチェク(1860-1945):
 交響曲 第1 番「悲劇的」〜祈りと贖罪の歌
マリナ・プルデンスカヤ(メゾ・ソプラノ)/
フランクフルト・ブランデンブルク州立オーケス
トラ/フランク・ベールマン(指揮)
チェコ系オーストリアの作曲家、レズニチェクは歌劇指揮者としてドイツを中心にヨーロッパ各地で活躍した人です。多くの作品を残していますが、現在知られているのは、歌劇「ドンナ・ディアナ」の序曲くらい。他の作品は戦争中に散逸してしまい、ここに収録された交響曲第1 番も90 年間行方がわからなかったものです。この交響曲第1 番は、絶えず繰り返される強迫観念のようなメロディを持つ、声楽と大編成(タムタムも使用)のオーケストラのための作品です。「悲劇的」というタイトルがなくともこの音楽の本質を理解することは容易いでしょう。狂気と崩壊を孕んだウィーン世紀末の特色を備えた作品です。
777231-2
\2000
オンスロウ(1784-1853):ピアノ三重奏曲全集 第2 集
 1.ピアノ三重奏曲 Op.83/
 2.ピアノ三重奏曲 Op.3-2
カスケード三重奏団
第1 集(777230-2)に続くオンスロウの三重奏曲第2 集。1850 年代に書かれたOp.83 はその長さと抒情性(時折メンデルスゾーンの作品を思い起こさせる)が際立つ作品で、初期のものに比べ格段に深い音楽性を感じさせる名作です。しかし、1807 年に書かれた初期のOp.3 の初々しい個性も捨てがたいもので、ベートーヴェンの影響も見え隠れする溌剌とした音楽に仕上がっています。今回もカスケード三重奏団の流麗な演奏が耳に残ります。
777255-2
\2600→¥2390
レントヘン(1855-1932):
 1.交響曲 第18 番 イ調/
 2.ノルウェイ民謡によるバラード/3.海での歌 Op.45/
 4.古いオランダの舞踏曲 Op.46
北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団/
ダーヴィッド・ポルセライン(指揮)
レントヘンは生涯に20 曲の交響曲を書きましたが、この第18 番がもっとも長く、また驚くほどに古典的な様式で書かれています。あまりにも印象的なトランペットのファンファーレに導かれた壮麗な第1 楽章(合いの手のティンパニがまた絶妙)は、まるで祝祭的なバロック音楽を聴いているかのような錯覚にとらわれることでしょう。他の収録曲は、ゆったりとした「ノルウェイ民謡によるバラード」、描写的な「海での歌」、快活な「古いオランダの舞踏曲」。どれもが穏健で美しい作品。
777301-2
\2000
テレマン(1681-1767):
 3 つの演奏技法用トリエットと3 つのスケルツォ
  1.トリオとスケルツォ TWV42:d1、D3/
  2.トリオとスケルツォ TWV42:G1、A1/
  3.トリオとスケルツォ TWV42:a1、d3/
  4.四重奏曲 TWV43:a1&d3
パルナッシ・ムジチ(オリジナル楽器使用)
1731 年に刊行された、この作品は今までの彼の作品とはまた違う特異なジャンルを形成したものとして知られています。それ以前には、このような組曲にスケルツォを用いることはなかったのですが、ここでテレマンはユーモアに満ちたスケルツォを使い、音楽を活発ですばしこく、かつ優美なものとして表現することに成功したのです。2 台のフルートで演奏されたものも良く知られていますが、ここではオリジナル楽器を用いた典雅な響きをご満喫ください。
777331-2
(2CD)
\5200
レハール(1870-1948):オペレッタ「青いマズルカ」 ヨハンナ・ストヨコヴィチ(S)/
ユリア・バウアー(S)/
ヨハン・ヴァイゲル(T)/
ヤン・コボウ(T)/
ハンス・クリストフ・ベーゲマン(B-Br)/
フランクフルト・ジンクアカデミー室内合唱団/
フランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団/
フランク・ベールマン(指揮)
レハールは自身の作品の中に地方色を盛り込むことが好きでした。それはハンガリー風であったり、チェコ風であったり、中国風であったり。1920 年、彼が50 歳の時に作曲したこのオペレッタ「青いマズルカ」は題名通り、ポーランド風の台本を用いてます(中国風な一面も持ち合わせています)。ちょっとしたサスペンスはあるものの、音楽は常に明るさを失うことなく、登場人物たちはいつもダンスを踊っています。この宝石のような音楽は、初演時レハールにすばらしい称賛をもたらしたのでした。表情豊かな歌い手たちが、この隠れた名作に光りを当てます。
777369-2
\2600
ハンブルクの聖なる音楽集 1600-1800 年 J.P.フェルチュ(1652-1732)
 1.汝、異教徒の慰めよ/2.ベツレヘムへ向かって/
 3.我がいとしのイエス/
 4.人々よ、長らく私を忘れるなかれ/
 5.偉大なる奇跡/6.深みより/
 7.罪深き人は歩み寄り/
 8.恐らく彼は敬わぬ者の言葉を聞かぬ/
 9.人よ、その行いは
ラ・カペラ・ドゥカーレ/
ムジカ・フィアタ/ローランド・ウィルソン(指揮)
貿易都市として栄えたハンブルク。しかしながら、これは必ずしも芸術にとって理想的な環境とは言えません。とは言え、長き伝統に支えられたこの大都市には多くの人が集まり、音楽家たちを後援する有志も多数いたのでした。1600 年から1800 年はハンブルクの黄金時代と言ってもよいでしょう。この頃に活躍したフェルチュはハンブルクで歌劇台本作家として活躍したのち音楽も書くようになったと言う面白い経歴を持っています。彼のオペラの題材は聖書から取られた物が多いのも特徴的で、ここに収録された作品も宗教曲であり、オペラアリアでもある極めて興味深いものです。
777370-2
(2SACD Hybrid)
\6600
北ドイツのオルガン作品集 第6 集
 トゥンダー(1614-1667)・ハッセ(1605-1670 頃):
  オルガン作品全集
フリードハイム・フランメ(オルガン)
北ドイツのオルガンの旅、第6 集はトゥンダーとハッセの作品集です。トゥンダーはリューベックの聖マリア教会の首席オルガニストを生涯に渡って務め上げた人ですが、その生涯はほとんど知られておらず、作品も驚くほど僅かしか残っていません。ちなみにトゥンダーの後任は彼の娘と結婚したブクステフーデが務めています。ハッセの生涯のエピソードもあまり知られてはいませんが、彼の影響は至るところに残っていて、その偉業は容易に想像することが可能です。ここでは1724 年製の由緒あるオルガンを使用。その渋く美しい響きに痺れること請け合いです。華麗な響きを極限までに再現した優秀録音がとても魅力的です。
777384-2
(SACD Hybrid)
\3300
ブラームス(1833-1897):オルガン作品全集
 1.フーガ 変イ短調/2.前奏曲とフーガ イ短調/
 3.前奏曲とフーガ ト短調/
 4.コラール前奏曲とフーガ「おお嘆き、おお心の苦しみ」/
 5.11 のコラール前奏曲
アンネ・ホルシュ(オルガン)
長きに渡る歴史を誇る聖ルパート教会は2 回の戦災をも免れた貴重な建物として知られている。ここのロマンティック・オルガンは宝石のような音色に華麗さが加味された極めて独特な音色が特徴です。ブラームスのオルガン曲は彼の全作品の中ではあまり脚光を浴びることのないジャンルですが、若きオルガニスト、ホルシュの溌剌とした音楽性を得てこれらの作品の素晴らしさを丁寧にあぶり出すことに成功した。もちろん素晴らしい録音を最大限に生かしたSACD の豊かな音色にも注目です。
777385-2
\2600
ブルッフ(1838-1920):スウェーデン舞曲集 他
 1.スウェーデン舞曲集 Op.63/
 2.ロシア民謡による組曲 Op.79b/
 3.スウェーデン民謡によるセレナーデ Op.posth
SWR カイザースラウテルン放送管弦楽団/
ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト(指揮)
ロマンティックなヴァイオリン協奏曲で知られるブルッフは、実は歌、特に各地の民謡に強い関心を示していました。しかし、実際には歌曲としてより、インストゥルメンタルの分野でその思いは結実したようです。このアルバムには2 つの地方の民謡を元にした作品を収録。かわいらしさ、美しさ、多彩さ、様々な要素を兼ね備えた魅惑的でロマンティックな音による情景です。
777389-2
\2000
メンデルスゾーン(1809-1847):弦楽五重奏曲
 1.弦楽五重奏曲 第1 番 Op.18/
 2.弦楽五重奏曲 第2 番 Op.87
マンハイム弦楽四重奏団/
ヨネ・カリウナイテ(ヴィオラ)
メンデルスゾーンの室内楽と言えばまず弦楽四重奏曲が知られていますが、この弦楽五重奏曲も素晴らしい出来栄えです。彼の作品は作品の緻密な構成に主眼を置くことより、自由な旋律の発展と調性の追及に力を注いでいる。第1 番は17 歳の時の作品。柔軟で伸びやかな音に満ちています。第2番は晩年(と、いっても36 歳)の作品で、こちらは崇高な響きに溢れた力強い音楽。まるでベートーヴェンを思わせるようなこの曲のパワーを目の当たりにすると、大方の人が抱いているメンデルスゾーンのイメージなどは、いとも容易く崩れてしまうに違いありません。
777395-2
\2000
プフィッツナー(1869-1949):室内楽作品集
 1.五重奏曲 ハ長調 Op.23/
 2.六重奏曲 ト短調 Op.55
アンサンブル・ウルフ・ヘルシャー
cpo レーベルで最も重要な位置を占めるのが、このプフィッツナーの作品群です。多くの作品を残しているものの、あまり録音に恵まれているとは言えない大作曲家の知られざる作品を掘り起こすことは、何という大きな喜びなのでしょうか?この2つの室内楽作品は、彼の作曲上の手腕(特に対位法の扱い)を再認識させるにふさわしいものです。2 台のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノのための五重奏曲、クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、そしてピアノのための六重奏曲。どちらも聴き応えたっぷりの重厚な作品です。
777424-2
\2600
ファッシュ(1688-1758):ドレスデンの序曲、シンフォニー、コンチェルト集
 序曲 FWV K:F3&FWV K:A2/
 シンフォニー FWV M:A2&FWV M:G4/
 コンチェルト FWV L:F2&FWV L:D222
レサミ・ド・フィリッペ/ルドガー・レミ(指揮)
ライプツィヒで学び、ツェルプストの宮廷楽長を務めたファッシュは、バロックから古典派への時代の転換期に当時の最新スタイルで音楽を書いた人として知られます。このアルバムは2008 年、ファッシュの没後250 年を記念して制作された。今まで未整理であった作品に、音楽学者ユゴー・リーマンが作品番号を付与したことも彼の音楽の復興に一役買うことでしょう。緻密で華やか、そして瀟洒な作品です。
777438-2
(2CD)
\2600
ヘルツォーゲンベルク(1843-1900):作品集
CD1:
 1.ピアノ四重奏曲 ホ短調 Op.75/
 2.弦楽三重奏曲 イ長調 Op.27-1 /
CD2:
 1.ピアノ四重奏曲変ロ長調 Op.95/
 2.弦楽三重奏曲 ヘ長調 Op.27-2/
 3.チェロとピアノのための「伝説」Op.62
アンドレアス・フレーリッヒ(ピアノ)/
ベルカント弦楽四重奏団
cpo レーベルが積極的に取り組んでいるのが、このヘルツォーゲンベルクの作品リリース。8 年ほど前に最初のアルバムをリリースして以来、ブラームスの影に隠れてしまったこの魅惑的な作曲家の作品を伝播してきたのですが、ここで再度価格を下げて、素晴らしい室内楽作品をご紹介いたします。ぜひこの機会に!

MARCO POLO/DACAPO 1CD¥2000

8.225289 J.シュトラウス1 世 作品集 第13 集
 1.ツェツィーリエ・ワルツ Op.120/
 2.ワルツ「やしの木の枝」 Op.122/
 3.ワルツ「キューピッドの矢」Op.123/
 4.ワルツ「電気的な火花」ワルツ Op.125/
 5.ヴェニスのカーニバルについての重要な記憶 Op.126/
 6.ワルツ「ドナウ川の歌」Op.127/
 7.アポロのワルツ Op.128/
 8.幻想曲「リストの思い出」Op なし
スロヴァキア・シンフォニエッタ/
クリスティアン・ポラック(指揮)
おなじみ、シュトラウス1 世のワルツ集です。今回も楽しい作品目白押し。珍品は何と言ってもトラック8 の「リストの思い出」です。あの有名な「ハンガリア狂詩曲第6 番」がゆる〜くアレンジされています。もしリストがこれを聴いたら大笑いするに違いありません。とにかくなごみます。
6.220519 ランゴー:交響曲 第15&16 番 他
 1.ドラパ BVN 20(E.グリーグの死に)/
 2.スフィンクス BVN 37/
 3.ヴィズビェア頌歌 BVN343/
 4.デンマーク放送 BVN351/
 5.常軌を逸したこと!?BVN354/
 6-9.交響曲 第15 番「海の嵐」BVN351/
 10-14.交響曲 第16 番「太陽の氾濫」BVN417
デンマーク国立合唱団/
デンマーク国立交響楽団/
トマス・ダウスゴー(指揮)
デンマークの作曲家の中では、かなり特異な存在と目されているランゴー。彼の作品は、大規模な管弦楽を駆使し、なおかつその時代を少しだけ先取りしていました(これは、サロメやエレクトラを書いた頃のR.シュトラウスに共通するものがあります)。このアルバムには晩年の作品である「交響曲第15 番&第16 番」を中心に収録しました。第15 番の第1 楽章、冒頭での激しい音の奔流が一転、第2 主題の穏やかなワルツに変わるところはまさに目が覚める思いがします。他には珍しい管弦楽作品も。タイトルだけでも興味深い曲が並んでいます。トラック3 の「ヴィズヴェア頌歌」の輝かしさも一聴に値します。

DACAPO(MARCO POLO) 1CD¥2000

8.226056
発売無期延期
タヴァナーとチューダー朝の音楽 第2 集 "汝三位一体に栄光あれ"
 1.神よ感謝します/
 2.フェアファックス:マニフィカト・レガーレ/
 3.ベネディクタ・シット/4.タヴァナー:グロリア/
 5.ホワイト:主して日なるキリスト(Ⅲ)/6.主よ、御身は祝福されたもう/
 7.タヴァナー:クレド/8.ホワイト:主して日なるキリスト(Ⅳ)/
 9.汝三位一体に栄光あれ/
 10.タヴァナー:サンクトゥス/
 11.タヴァナー:ベネディクトゥス/
 12.バード:光なり日なるキリスト/
 13.燃えるような太陽が離れゆくとき/
 14.タヴァナー:アニュス・デイ/
 15.タリス:光の消ゆる前に
アルスノヴァ・コペンハーゲン/
ポール・ヒリアー(指揮)
第1 集も好評だった「タヴァナーとチューダー朝の音楽」の第2 集です。本当に純粋で美しいハーモニーで歌われるシンプルな聖歌と、16 世紀に活躍した音楽家たちの賛歌を併せて演奏するという試みはここでも大成功。聴き手の精神を根底から揺さぶるような原始的な感動に包まれること間違いありません。
8.226525
発売無期延期
モーテン・オルセン(1961-):イン・ア・サイレント・ウェイ
 1.カタ/2.イン・ア・サイレント・ウェイ/
 3-8.ORYQ(ゆっくりと/とてもとてもゆっくり/
 少し重々しく/とてもゆっくり/うるさく/ゆっくりと)/9.イクトゥス
エスビェア・アンサンブル/
クリストファー・オースティン(指揮)
現代デンマークで繁栄している音楽を見ると、たくさんの才能がひしめき合っているため、どんな事でも可能であるような錯覚を覚えるかもしれません。中でも傑出した才能を有しているのがこのオルセン。彼の審美眼の確かさはここに収録された4つの作品にも明らかです。様々な音をあちこちに置いてその価値を一つ一つ確かめるかのような「イン・ア・サイレント・ウェイ」は偏執的で倒錯的な快感にまみれたい時に良い音楽のような気がします。伝統にとらわれない新しいものを探すことの喜びを。
8.224709
¥1890
発売無期延期
レイフ・カイサ(1919-2001):交響曲 第1 番&第4 番
1.交響曲 第1 番(1937-38)/2-5.交響曲 第4 番(1945-63)
オルボア交響楽団/
マティアス・アシュバッハー(指揮)
デンマークの作曲家、レイフ・カイサは数多くのオルガン作品と4 つの交響曲で知られています。輝かしい経歴の途中で僧籍に入ってしまったのですが、それまではデンマークの若き才能の中でピカイチの存在でした。第1 番の交響曲は19 歳の時の作品。4 つの部分からなる単一楽章の短い曲ですが、同時期の作曲家たちの作風とは明らかに違う独自性の高い響きを持ち、かつ決して聴きにくいものでもない優れものの音楽。第4 番は巨大な規模の堂々たる作品。特に陰鬱で荘厳な第3 楽章が聴きどころ。

CANARY CLASSICS

CC 06
\2600→¥2390
エルガー:ヴァイオリン協奏曲 ロ短調 Op.61 ギル・シャハム(ヴァイオリン)/
デイヴィッド・ジンマン(指揮)/
シカゴ交響楽団
45 分を超える大作である、エルガー(1857-1934)のヴァイオリン協奏曲。地味ながらも至るところに美しいメロディが散りばめられたロマンティックな作品です。基本に忠実な第1 楽章、濃厚で渋く瞑想的な第2 楽章、そして冒頭から超絶技巧が炸裂する第3 楽章など聴きどころ満載。シャハムのヴァイオリンの音色の美しいこともいつもどおり。最近、その音楽的表現に一層磨きがかかったと噂されるジンマンの振るシカゴ交響楽団の決然とした響きが、渋い音楽に光りを注ぎます。

CELESTIAL HARMONIES

13279-2
\2600
ドビュッシー:前奏曲集 第1 集&第2 集
前奏曲 第1 集
 1.デルフォイの舞姫/2.帆
 3.野を渡る風/4.音と香りは夕べの大気の中に漂う
 5.アナカプリの丘/6.雪の上の足あと
 7.西風の見たもの/8.亜麻色の髪の乙女
 9.さえぎられたセレナード
 10.沈める寺/11.パックの踊り
 12.吟遊詩人/
前奏曲 第2 集
 13.霧/14.枯れ葉/15.ビーノの門
 16.妖精たちはあでやかな舞姫
 17.ヒースの草むら/18.ラヴィーヌ将軍、風変わりな
 19.月の光が降り注ぐテラス
 20.オンディーヌ/21.ピックウィック氏をたたえて
 22.エジプトの壺/23.交代する3 度/24.花火
ロジャー・ウッドウォード(ピアノ)
現代音楽のスペシャリストとして名高いオーストラリアのピアニスト、ロジャー・ウッドウォード。リリースされたアルバムの多いことでも知られていて、とりわけDECCA よりリリースされた武満徹の作品集は、現在でも高い評価を受けています。そんな彼ですが、実はバッハやスクリャビン、そしてドビュッシー(1862-1918)も大得意。ここでも、彼がパデレフスキ、ラフマニノフの流れを汲むヴィルトゥオーゾであることを再認識させてくれる実にすばらしい演奏を聞かせてくれる。

LPO

LPO 0036
\2400
バックス(1883-1953):ティンタジェル
ラフマニノフ(1873-1943):交響曲 第3 番 イ短調 Op.44
オスモ・ヴァンスカ(指揮)/
ロンドン・フィル
すでに100 近くのリリース歴を持つオスモ・ヴァンスカ、2007 年の録音!シベリウス、ニールセンでの圧倒的な名演に加え、最近ではベートーヴェンでの革新的な解釈でも話題を呼んでいます。このロンドン・フィルハーモニーとの録音はバックスとラフマニノフ。伝説のイメージの中に熱烈な情熱を感じさせるバックスの「ティンタジェル」と陰鬱で叙情的、そして濃厚なラフマニノフの交響曲第3 番という組み合わせはオーケストラの響きを大切にするヴァンスカにはぴったりの曲と言えるでしょう。全ての聴き手から称賛を受けるに値する凄演。

PHOENIX 1CD¥2600

PE 156
(2CD)
\2600
メトネル:ピアノ作品集
 CD1:
  1-8.8 つの情景画 Op.1/9-11.ソナタ 三部作 Op.11/
  12-14.3 つの小品 Op.31/
 CD2:
  1-8.忘れられた調べ 第1 集 Op.38
   (ソナタ「回想」/優美な舞曲/祝祭の舞曲/川の歌/
   田舎風の舞曲/夕べの歌/森の舞曲/回想風に)/
  9-13.忘れられた調べ 第2 集 Op.39
   (瞑想/ロマンツァ/春/朝の歌/悲劇的ソナタ)
エカテリーナ・デルジャヴィナ(ピアノ)
最近、とみに愛好家の増えているメトネルの作品集。ロシア生まれとは言うものの、母方も父方も祖先はドイツ人。晩年になってようやく正教に改宗したものの、やはりその音楽の根底にはドイツロマン派の影響が見受けられるのも彼の音楽の特徴です。残された作品の多くはピアノ曲で、ロシア的哀愁を帯びた旋律、堅固な形式感が複雑に入り組んだ豊かな音楽は、朝露に濡れた花びらのような瑞々しさで聴き手を翻弄します。モスクワ・グネーシン音楽院の教授で、すでにメトネルの権威として知られるエカテリーナ・デルジャヴィナの説得力ある解釈には異論の唱える隙がありません。
PE 130 クジェネーク:室内オペラ「信頼の代償は?」
 1-9.室内オペラ「信頼の代償は?」Op.111
  (クジェネーク自身の台本による)/
 10-12.ザウターの3 つの歌曲/
 13-16.4 つの歌曲/
 17-19.3 つの歌曲
イラナ・デイヴィッドソン(ソプラノ)/
スーザン・マルッキ(ソプラノ)/
リチャード・クレメント(テノール)/
クリストフェレン・ノムラ(バリトン)/
リンダ・ホール(ピアノ)
1945 年に4 人のメトロポリタン歌劇場の歌手たちの依頼によって書かれたこのオペラ。当時の社会情勢などを考慮して、あくまでもオーケストラを使うことなく、ピアノ1 台で多彩な情景を表現することに尽力した作品(要するに安くあがる)ですが、結局メトでは初演されることなく、1962 年ザールブリュッケンで初めて日の目をみました。2 組の夫婦の巧妙な掛け合いと、オケに匹敵するほどに雄弁なピアノ。既存のオペラの概念とは全く違う世界がここにある。
PE 131 現代のホルン協奏曲集
 1-2.フライジッツァー(1973-):
  ホルンと11 人のミュージシャンのための音楽/
 3.ハイニシュ(1968-):キマイラ-ホルンと室内アンサンブルのための/
 4.シュテルク(1968-):…暗黒の中の光の輝き-ホルンとアンサンブルのための/
 5-8.シュヴェルツィク(1935-):
  アルプホルンと小管弦楽のための「ケルティック・スタイル」/
 9.ピントス(1965-):フレンチホルンとアンサンブルのための協奏曲
ヌリ・グアルナシェッリ(ホルン)/
アンサンブル“ディ・ライヒェ”/
ゴットフリート・ラブル(指揮)
2005 年、ディレクター、ゴットフリート・ラブルと3 人の作曲家、フライジッツァー、シュテルク、ハイニシュ(彼らは親友です)が集結。“ディ・ライヒェ”のために何かできないか相談しました。彼らは「新しい協奏曲」を書くことで話がまとまり、選ばれた楽器がホルンだったというのです。19 世紀には重要な役割を負っていたのに、20 世紀になってからはあまり活躍の場もないホルンのために彼らは目もくらむばかりの超絶技巧を用いた作品を生み出しました。そのすばらしい芸術の結晶をウィーン放送交響楽団のメンバーであるグアルナシェッリの名演でお聴きください。
PE 134
\2000
栄光と永劫処罰 ヘリベルト・ブロイアーによるピアノ・デュオ編曲集
 1.J.S.バッハ:パッサカリア BWV582/
 2.スヴェーリンク:変奏曲「わが青春はすでに過ぎ去り」/
 3.ブクステフーデ:葬送の音楽/
 4-5.ブクステフーデ:前奏曲とフーガ ト短調/
 6.モーツァルト:フリーメイソンのための葬送音楽 K477/
 7.魔笛K622 より「コラール」/
 8-9.メンデルスゾーン:前奏曲とフーガ ニ短調 Op.37/
 10.ブラームス:コラール前奏曲より「おおこの世よ、私は汝より去らねばならぬ」/
 11-12.レーガー:序奏とパッサカリア
フリードリヒ・トーマス&ハンスヤコブ・ステームラー(ピアノ)
一見、あまり関連のなさそうな曲のラインナップですが、これを通して聴いてみるとまるで目からうろこが落ちるかのように、アルバムの存在価値がわかることでしょう。本来なら華やかに響き渡るピアノ・デュオも、ここでは沈んだ音色に終始します。過ぎゆくもの、去りゆくものに捧げる音楽集。重々しい響きの向こうに天の采配が見えてくるでしょう。
PE 143 トランペットとオルガンのための作品集
 1.メシアン(1908-1992):ニワムシクイ/
 2.ツビンデン(1917-):ディアローグ Op.50/
 3.ショスタコーヴィチ(1906-1975):パッサカリア Op.29/
 4-7.エベン(1929-2007):窓/
 8.ジョリヴェ(1905-1974):アリオーソ・バロッコ/
 9.エスケシュ(1965-):エヴォケーション Ⅱ/
 10.トマジ(1901-1971):クスコの聖なる週間/
 11.ソーゲ(1901-1989):決して滅することはない/
 12.武満徹(1930-1996):径-ヴィトルド・ルトスワフスキの追憶に
ラインホルト・フリードリヒ(トランペット)/
イヴェタ・アプカルナ(オルガン)
あまり聴く機会のないトランペットとオルガンの共演です。それも選ばれているのは、すべて20 世紀以降の作品という興味深いもの。共に「神の声」である2 つの楽器の織りなす不思議な響きと、まばゆいばかりの音のきらめき。これは思いがけず深い感銘をもたらすことでしょう。名手ラインホルトの超絶技巧が炸裂することは言うまでもありません。
PE 149 アッシジのクリスマス・カンタータ集
 1-5.メラーニ(1639-1703):ソナタ 第5 番/
 6-9.ポルポラ(1686-1768):ソプラノ・ソロのためのモテット「輝く星」/
 10-17.ベネデッティ(1683-1746):羊飼い、あるいは汝/
 18-22.デル・フィナル(1700 頃):モテット「歓喜のように」/
 23.ベネデッティ:サルヴェ・レジーナ/
 24-26.ラッツァーリ(1678-1754):生誕のためのモテット/
 27-32.コレッリ(1653-1713):合奏協奏曲「クリスマス協奏曲」Op.6-8
ルート・ツィーザク(ソプラノ)/
ラインホルト・フリードリヒ(トランペット)/
インゲボルク・ダンツ(アルト)/ラルテ・デル・モンド/
ヴェルナー・エールハルト(指揮)
各地の図書館が所蔵する過去700 年に及ぶ資料のなかから「知られざる作品」を探しだし録音するプロジェクトの一つが,この「アッシジのクリスマス」です。聖地として知られるアッシジはナポリ音楽の伝統に影響を受けつつも(その地のほとんどの音楽家はナポリから来ていた)独自の文化を育んできました。コレッリ以外の名前は、ほぼ無名と言っても差支えないが、どの音楽も優美で敬虔。クリスマスの喜びを心から歌い上げている。

TOCCATA 1CD¥2600

TOCC 0039 ロバート・バーンズの詩によるロシアの作曲家たちの歌曲集
 1-9.スヴィリドフ(1915-1998)
  :バーンズの詩による9 つの歌曲/
 10-11.デニソフ(1929-96):バーンズの詩による2 つの歌/
 12-14.ショスタコーヴィチ(1906-75):
  「バスのための6 つのロマンス」より3 つの歌/
 15-19.レヴィーティン(1912-93):
  バーンズの詩による歌曲集/
 20-22.ケレンニコフ(1913-2007):
  バーンズの詩による5 つの歌より3 つの歌
ヴァシリー・サヴェンコ(バス・バリトン)/
アレクサンダー・ブロック(ピアノ)
スコットランド生まれのロバート・バーンズ(1759-1796)は多くの詩を書き、また民謡を採取し改作した偉大なる詩人として今でも世界中で愛されています。(あの「蛍の光」も「故郷の空」も実は彼が採譜したものです)もちろん彼の詩はロシアでも大人気。多くの作曲家がロシア語に翻訳されたものに堂々たる曲を付けています。ブックレットにはロシア語と英語の訳、そして原詩が載っているのでどのように言葉が移ろっていくのかを目の当たりにすることもできそうです。ロシア好きにもたまらない1 枚です。
TOCC 0090 ガレス・ワルター(1928-):歌曲集と室内楽曲
 1-5.ソプラノと弦楽四重奏のための「心の歌」(1970)/
 6-9.フルートとハープのための小組曲(1960)/
 10-13.ヴァイオリン・ソナタ(1989-96)/
 14.ハープのための子守歌/
 15-17.メゾ・ソプラノと室内管弦楽団のための「夕べの詩」
キャロリン・フールクス(ソプラノ)…1-5/
サリー・プライス(ハープ)…6-9.14/
アダム・サマーヘイズ(ヴァイオリン)
…10-13/ニコラ・エイマー(ピアノ)…10-13/
アダム・ウォーカー(フルート)…6-9/
ウェンディ・ドーン・トンプソン(メゾ・ソプラノ)…15-17/
ロンドン・コンチェルタンテ・・・・1-5.15-17/
グレゴリー・ローズ(指揮)…15-17
ウェールズの作曲家、ガレス・ワルターは1950 年代の初め、パリでリヴィエールとメシアンに学び、そのエレガントで洒脱な書法を身につけました。その前にはブリテンの影響も受けていた彼の書いた作品は、どれも神秘的で少しばかりの夜の雰囲気を身に纏っているようです。ウェールズの言葉で書かれた「心の歌」にはその地の民謡も見え隠れします。フランス風の趣きを持つ「フルートとハープのための小組曲」、名歌手マーガレット・プライスのために書かれた「夕べの詩」など、どれもがじっくりと聴きたい優れた作品と言えるでしょう。
TOCC 0073
\2600
トルミス:男声合唱のための作品集
 1.アボリジニの歌/2-3.2 つの献身<私は歌いたい/星たち>/
 4.横風/5.私たちの影(一度私たちが再現しよう)/6.Sampo の鍛造/
 7.監督とパガン/8.嵐の海のための呪文/
 9-14.男たちの歌(抜粋)/15.鉄の上の呪い
スヴァンホルム・シンガーズ/
ソフィア・ソーダベルグ・エーバハート(指揮)/
ヴェリヨ・トルミス(シャーマン・ドラム)
エストニア生まれの合唱音楽作曲家トルミス(1930-)の本領発揮と言った素晴らしい1 枚。男たちの声の持つ、豪快さと力強さ、そしてほんのり香る色気などがバランスよく配置されたこれらの曲。どれもが息詰まるほどの緊張感と高揚感に満ち溢れている。冒頭の曲と最後の曲で聞こえてくるシャーマンドラムの音色にも注目。作曲家自身の手によるこの演奏は、まさに呪術と祈りの音。ついつい引き込まれてしまうでしょう。

WIGMORE HALL LIVE 1CD¥2400

WHLive0024 ロレイン・ハント=リーバーソン・リサイタル
 1-8.ブラームス:8 つの歌 Op.57/
 9-12.シューマン:
  ゲーテの「ヴィルヘルム・マイスター」によるリート Op.98a/
 13-20.シューマン:女の愛と生涯/
 21.ドビュッシー:艶なる宴より「操り人形」/
 22.ヘンデル:歌劇「テオドラ」より"光輝く天使よ"
ロレイン・ハント=リーバーソン(メゾ・ソプラノ)/
ジュリアス・ドレイク(ピアノ)
1980 年代より古楽の世界で活躍していたロレイン・ハント。彼女はアメリカの作曲家リーバーソンとの熱愛でも知られている。2004 年にリリースされたヘンデルのアルバムでイギリスで大ブレイクを果たすが、惜しくも2006 年、53 歳の若さでこの世を去ってしまった。このアルバムは彼女が最も幸福であった1999 年のライヴ録音。共感溢れる「女の愛と生涯」の何と輝かしいことでしょうか。
WHLive0025 ジェラルド・フィンリー・リサイタル
 チャイコフスキー:
  1.ドン・ファンのセレナード Op.38-1/
  2.それは早春のことだった Op.38-2/
  3.騒がしい舞踏会のなかで Op.38-3/
  4.昼の輝きが満ち、夜の静けさが広がっても Op.47-6/
  5.星は穏やかに私たちを照らし Op.60-12/
  6.ただあこがれを知る者だけが Op.6-6/
  7.灼熱の灰のあるごとく Op.25-2/
  8-11.ムソルグスキー「: 死の歌と踊り」(1839-1881)
  〈子守歌/セレナード/トレパーク/指令官〉/
 ネッド・ローレム(1923-)「戦争の場面」
  〈夜の戦い/標本の場合/出来事/就任式の舞踏会/
   実際の戦争は書物では得られない〉/
 17-18.アイヴズ:メモリーズ(A)(B)/
 19-20.ラウタヴァーラ:あなたを夏の一日と比べてみようか/
 21-22.チャールズ:緑の瞳の龍
ジェラルド・フィンリー(バス-バリトン)/
ジュリアス・ドレイク(ピアノ)
カナダ人のバス-バリトン歌手であるフィンリーは、オタワで学んだ後、イギリスで本格的にオペラ歌手として活躍している。アイヴズやバーバーなどの近代歌曲から宗教曲まで幅広いレパートリーを持つ彼だが、このリサイタルではチャイコフスキーやムソルグスキーなどロシア物をじっくり歌い込み、また新たな魅力を披露する。ここで伴奏を務めるドレイクとは、極めて気心の知れた仲。すでにCD 録音も多くここでも息のあった演奏を聞かせる。



ページ内の商品チェック・ボックスをクリックしたら、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)


注文フォームへ


アリアCD 新店舗トップページへ



Copyright(C) 2008 ARIA−CD.All rights reserved.137