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第46号マイナー・レーベル新録音新譜(3)



ABC 1CD¥2400

ABC 476 6905 ウィーン、我が夢の街 ——
 J・シュトラウスⅡ世:こんにちは懐かしい愛の巣よ/
 ツェラー:チロルの薔薇/
 ジーツィンスキー:ウイーン、我が夢の街/
 カールマン:ハイア、ハイア/
 ツェラー:悪く思わないで/
 レハール:誰かが来るでしょう/
 J・シュトラウスⅡ世(ガムレイ編):修道女のコーラス/
 シュトルツ(シモンズ編):私の愛する曲はワルツ/
 ホイベルガー:別室で/
 レハール:
  唇は熱く燃えて、ヴィリアの歌、
  メリー・ウィドウ・ワルツ、
  私がツィンバロンの音を聴くとき/
 クライスラー(ガムレイ編):瞳の中の星/
 アブラハム:いつでも愛を/
 ノヴェロ:いつか私の心が目を覚ます、マイ・ディアレスト・ディアー/
 アブラハム:グッド・ナイト
イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)、
リチャード・ボニング(指揮)、
メルボルン交響楽団&合唱団
イヴォンヌ・ケニーの最新盤は"ウィーン"がテーマ!これまでの功績が称えられオーストラリア勲章(AM)を授与された同国随一のソプラノ歌手、イヴォンヌ・ケリー最新の歌曲集は"ウィーン"がテーマ。イヴォンヌ・ケニーが歌うJ・シュトラウスやカールマン、ツェラー、レハールなどの作品を通じて、ウィーンのロマンスと情熱、きらめくユーモアをたっぷりと堪能できる。偉大なる先駆者サザーランドと幾多の名演を築いてきたボニングのサポートも的確。ウイーン、確かにそれは夢の街。2008年の録音。
ABC 442 509-2
〔旧譜〕
シンプル・ギフト ——
 ドヴォルザーク:月に寄せる歌/
 プッチーニ:ねえ、優しい優しいお父様/
 ドリーブ:カディスの娘たち/
 ノヴェロ:ウィール・ギャザー・リラックス/
 グノー:アヴェ・マリア/
 ヘンデル:輝かしいセラフィム/
 フランク:天使の糧/
 シューベルト:セレナーデ/
 グリーグ:ソルヴェイグの歌/
 ドヴォルザーク:我が母の教えたまいし歌/
 メンデルスゾーン:歌の翼に/
 シューベルト:ロマンス/
 マルティーニ:愛の喜び/
 伝承曲(カントルーブ編):バイレロ/
 伝承曲(ギャムリー編):ダニー・ボーイ/
 伝承曲(フロート編):庭の千草/
 伝承曲(ブリテン編):おお悲しみよ/
 伝承曲(ハースト編):アイ・ノウ・ウェアー・アイム・ゴーイング/
 ビショップ(ガムレイ編):埴生の宿/
 伝承曲(コープランド編):シンプル・ギフト
イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)、
ウラディミール・カミルスキ(指揮)、
メルボルン交響楽団
イヴォンヌ・ケニーの「シンプル・ギフト」は、初リリース時に35000枚以上の売上を記録しゴールド・ステータスを獲得したABC Classicsの最大のヒットの1つ。アヴェ・マリアやダニー・ボーイなど、馴染みの深いオペラ・アリア、歌曲、伝承曲のメロディーが1つ1つ大切に歌われた「シンプル・ギフト」はその名のとおり、イヴォンヌ・ケリーからのシンプルで素晴らしい贈りもの。1993年12月の録音。
ABC 476 158-1
〔旧譜〕
サリー・ガーデン ——
 伝承曲(テイト編):
  ザ・ラーク・イン・ザ・クリア・エア/
 伝承曲(ブリテン編):サリー・ガーデン/
 伝承曲(ヒューズ編):シー・ムーヴド・スルー・ザ・フェア/
 ヴォーン=ウィリアムズ:リンデン・リー/
 クィルター:深紅の花びらは眠り/
 ホルスト:ハート・ウォーシップス/
 ブリッジ:カム・トゥ・ミー・イン・マイ・ドリーム、愛はペガサスに乗って/
 バックス:ラン・オヴ・エグザイル/
 伝承曲(ブリテン編):
  答えのなんと優しいことか、ああ悲しいかな、
  恋人にりんごをあげよう/
 伝承曲(クィルター編):春の日の花と輝く/
 ヴォーン=ウィリアムズ:真昼の静けさ/
 ガーニー:眠り/
 エルガー:ダマスクローズのように/
 クィルター:愛の哲学/
 ワーロック:眠り/
 ディーリアス:黄昏の幻想、ヴェネヴィル/
 伝承曲(クィルター編):バーバラ・アレン/
 伝承曲(ブリテン編):とねりこの林/
 スポティスウッド:アニーローリー/
 伝承曲(ヒューズ編):アイ・ノウ・ホエア・アイム・ゴーイン/
 伝承曲(ブリテン編):少年楽士
イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)、
キャロライン・アルモンテ(ピアノ)
ヴォーン=ウィリアムズ、バックス、ブリッジ、クィルター、ホルスト、エルガー、ディーリアス、そしてブリテンのアレンジによる伝承曲がギッシリと詰まったイヴォンヌ・ケニーの歌うイギリス一色の歌曲集。僅か数分という演奏時間の中に極上の旋律美が込められた25曲の歌曲が、歓び、愛、悲しみ、希望といった様々な感情を表現している。2003年4月の録音。
ABC 476 6500 ミューズ・トゥ・マーダー ——
 R・シュトラウス:
  歌劇《エレクトラ》より
   孤独!なんと悲しいこと、
  歌劇《ナクソス島のアリアドネ》より
   すべてが清らかな国がある、
  楽劇《サロメ》より
   ヨカナーンよお前は口づけを許さなかったね/
 ワーグナー:
  楽劇《トリスタンとイゾルデ》より
   前奏曲と愛の死、
  楽劇《神々の黄昏》より
   ブリュンヒルデの自己犠牲
エリザベス・コンネル(ソプラノ)、
タン・ムーハイ(指揮)、
クイーンズランド管弦楽団
エレクトラ、アリアドネ、サロメ、イゾルデ、ブリュンヒルデ。悲劇の運命に導かれた女性たちの"言葉"で構成されたR・シュトラウスとワーグナーのアリア集。エリザベス・コンネルは、1972年のウェックス・フォード・オペラ・フェスティヴァル、1973年のシドニー・オペラ・ハウスへのデビューからキャリアを重ね、屈指のシュトラウス&ワーグナー歌手として活躍を続ける南アフリカ生まれのソプラノ歌手。悲劇のヒロインたちが乗り移ったかのようなコンネル迫真の歌声に圧倒させられる。2007年2月の録音。
ABC 465 687-2
〔旧譜〕
ベスト・オヴ・ジョーン・サザーランドVol.1 ——
 ドニゼッティ:
  歌劇《ルクレツィア・ボルジア》より 彼は私の息子でした/
 チレア:歌劇《アドリアーナ・ルクヴルール》より
  Del sultano Amuratte.../
 ドニゼッティ:歌劇《連隊の娘》より
  戦火の中で私は生まれた、何と楽しい日/
 プーランク:歌劇《カルメル派修道女たちの対話》より
  私の娘が/
 ベッリーニ:歌劇《ノルマ》より
  清き女神よ、儀式はこれで終った/
 J・シュトラウスⅡ世:喜歌劇《こうもり》より
  8つの孤独な夜/
 ヴェルディ:歌劇《イル・トロヴァトーレ》より
  何をぐずぐずしておいでなの?、この恋を語るすべもなく/
 ドリーブ:歌劇《ラクメ》より
  Par les dieux inspiree、
  La-bas dans la foret plus sombre/
 レハール:喜歌劇《メリー・ウィドウ》より
  メリー・ウィドウ・ワルツ/
 ドニゼッティ:歌劇《ランメルモールのルチア》より
  あの方が来られました、エンリーコ様がお出でだ!
ジョーン・サザーランド(ソプラノ)、
リチャード・ボニング(指揮)、
エリザベス・シドニー管弦楽団
ベルカント・オペラ復活の功労者にしてオーストラリアを代表するソプラノ歌手、ジョーン・サザーランド(1926−)。引退前のサザーランドが、公私両面のパートナーでもある夫君リチャード・ボニングの指揮でシドニー・オペラ・ハウスを舞台に上演されたライヴからのハイライト。ドニゼッティやチレアなど、サザーランドとは切っても切れない作曲家たちのオペラ・アリアが高らかに歌われる。聴衆の熱狂度がオーストラリアでのサザーランドの絶対的人気を証明している。1976年〜1988年のライヴ録音。
ABC 454 504-2
〔旧譜〕
スカルソープ:
 エッシントン港/弦楽のためのソナタ第1番/
 弦楽のための悲歌/
 弦楽のためのソナタ第2番/同第3番/イルカンダⅣ
リチャード・トネッティ(ディレクター)、
オーストラリア室内管弦楽団
オーストラリアのリーディング・コンポーザー、ピーター・スカルソープ(1929−)の弦楽オーケストラのための作品集。演奏はオーストラリアが世界に誇るワールド・クラスの弦楽オーケストラ、リチャード・トネッティ率いるオーストラリア室内管。「エッシントン港」ではトネッティやチェロのキャメロン・レッチフォードがソロを担当。名手たちのさりげない技に興味を惹かれる。1995年〜1996年の録音。
ABC 456 698-2
〔旧譜〕
ヴァイン:ピアノ協奏曲/交響曲第4.2番/合唱交響曲 マイケル・キーラン・ハーヴェイ(ピアノ)、
エド・デ・ワールト(指揮)、
シドニー交響楽団、
シドニー・フィルハーモニア・モテット合唱団
コアなファンから根強い支持を得ている西オーストラリア州の州都パース生まれの作曲家カール・ヴァイン(1954−)。映画音楽、テレビ音楽の作曲家としても活躍するヴァインらしく、突き抜けるトランペットや独特のリズムを刻む合唱など、3作品とも劇的でダイナミック。演奏者にもデ・ワールト&シドニー響のコンビに加えて、ヴァインのスペシャリスト、マイケル・キーラン・ハーヴェイなど役者が揃い踏み。1997年〜1998年の録音。

AUDIOMAX

946 1517-6
(SACD Hybrid Multichannel+DVD-Video-PAL/
特別価格)
\3600
バッハ〜ベートーヴェン〜クルシェネク ——
 J・S・バッハ:コントラプンクトゥス第18番/
 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番Op.131/
 クルシェネク:弦楽四重奏曲Op.6
ベートーヴェン弦楽四重奏団
ソナーレ・クヮルテットを前身として2006年に結成されたベートーヴェン弦楽四重奏団が"バッハのモチーフ"をテーマとして、"J・S・バッハ"、"ベートーヴェン"、"クルシェネク"といった時代の異なる3人の作曲家を1つに繋いだ2008年の録音。ロシアの先人たちからその名を受け継ぐ形となった"新"ベートーヴェン弦楽四重奏団では、サイトウ・キネン・オーケストラでも活躍する小林秀子がヴィオラを担当している。
※DVDはPAL方式のためパソコンや専用のプレーヤー以外では再生できません。ご注意下さい。

AVIE

AV 2147
\2400
追憶のための新しい合唱音楽 ——
 マクドウォール:アヴェ・マリス・ステラ/
 プロウマン:クライズ・ライク・サイレンス(世界初録音)/
 オレーガン:そして大凪になった(世界初録音)/
 ビーミッシュ:獅子と鹿(世界初録音)
コレ・モルドヴォヌ(指揮)、
ポーツマス・グラマースクール室内合唱団、
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ
1732年創立という長い歴史を持つイギリスのポーツマス・グラマースクールに在籍する学生たちによる室内合唱団が、イギリスの作曲家たちによる新しい合唱作品を歌う。合唱の神様ジョン・ラッターの後継者とも目されているオレーガンや女流作曲家マクドウォールなどの、斬新な作風や響きを持つ合唱作品でポーツマス・グラマースクール室内合唱団が大健闘。深く重いメッセージがハーモニーに乗って届く。

BERGEN DIGITAL 1CD¥2500

BD 7064CD 口笛によるクラシック小品集 ——
 ガーシュウィン:サマータイム/
 ビゼー:ハバネラ、ジプシーの歌/
 クライスラー:愛の喜び/
 モンティ:チャルダッシュ/
 J・S・バッハ:御身は我がかたわらに/
 プッチーニ:私のお父さん/
 モーツァルト:トルコ行進曲
オルヌルフ・ボイェ・ハンセン(口笛&ヴァイオリン)、
アイナル・ステーン=ノックレベルグ(ピアノ)、
ヨン・ファウクスター(アコーディオン)、
ロジャー・アンドレアセン(オルガン)
仰天!超絶!ヴァイオリン奏者が吹く口笛!?ノルウェー放送管の第2コンサートマスター、ノルウェー歌劇場管の第1コンサートマスター、オスロ室内管とノルウェー弦楽四重奏団のリーダー、ノルウェー国立音楽大学のヴァイオリン科教授など同国のヴァイオリン界の重要ポストを歴任してきたオルヌルフ・ボイェ・ハンセン。ノルウェーのレーベル、"ベルゲン・ディジタル"からオルヌルフ・ボイェ・ハンセンが発表したソロ・アルバムはヴァイオリンではなく、な、な、な、なんと"口笛"!楽器で演奏する場合でも高度な技巧が要求されるモンティの「チャルダッシュ」(ここでは弾き吹き!?を披露!)や、モーツァルトの「トルコ行進曲」など数々の名曲に口笛で挑戦する姿は勇ましくも微笑ましい。ノルウェーの重鎮の"口笛"が繰り広げるホイッスル・ワールドをとくとご堪能あれ!
BD 7062CD ホルベルク・リサイタルⅠ ——
 マルチェロ:ソナタ第2番ニ短調、同第3番ト短調/
 ペープシュ:ソナタ第5番変ロ長調、同第2番ニ短調/
 コレッリ:ソナタ第11番ト長調、同第8番ホ短調/
 マルチェロ:ソナタ第12番へ長調
ベルゲン・バロック
ノルウェーの"ベルゲン・バロック"とは、中世、バロックからコンテンポラリーまでをハイ・レベルでこなすリコーダー奏者フローデ・トールセン、ファンタズムの創設メンバーでもあるガンバ奏者マルック・ルオラヤン=ミッコラのバロック・チェロ、レオンハルトの門弟ハンス・クヌート・スヴェーンのトリオによるピリオド・アンサンブル。3人の世界的奏者で構成されるベルゲン・バロックは、ベルゲン市、ノルウェー文化省文化委員会からサポートを受けるほどの実力と実績を誇る。通奏低音が築く安定した土台の上をトールセンのリコーダーがその風の如く舞う。

CAPRICE 1CD¥2500

CAP 21786 ピアノによるインプロヴィゼーショナルⅢ ——
 ラヴェルをテーマとした即興曲〜前奏曲/
 古風なメヌエット/絞首台/自由な即興Ⅱ/
 高貴で感傷的なワルツ/ボレロ/道化師の朝の踊り/
 自由な即興Ⅳ/自由な即興Ⅲ/
 ハイドンの名によるメヌエット
ヤコブ・カールソン(ピアノ)
即興の真髄を徹底的に追求!第3弾は"ラヴェル"の旋律がテーマ!スウェーデンの"カプリース(Caprice)"が発信する、即興の真髄を徹底的に追求する驚異のシリーズ「ピアノによるインプロヴィゼーショナル」。
 ①インプロヴィゼーション(即興)であること。
 ② 10 タイトル全てで同一のコンサートホール、同一のピアノを使用
 (ピアニストは各タイトルで変更となる)。
 ③レコーディングの直前(ホールに入ってから)にテーマが提示される。
  事前提示は一切なし。
 ④セッションは全て真夜中に行われる(人間の脳の活動時間に着目)。
この4項目を共通項目とするシリーズの最新作で設定されたテーマは、フランスの巨匠"ラヴェル"の旋律。日本でも人気の高いスウェディッシュ・ジャズの天才ピアニスト、ヤコブ・カールソンが"ラヴェル"と"即興"の融合に挑んだ衝撃作。ラヴェルの旋律が次々と進化する ——。
2007年5月16日〜18日、ニーブローカイエン(ストックホルム)での録音。
CAP 22064
(2CD)
ノアゴー:無伴奏ギターのための作品全集 ——
 リブラ(世界初録音)/リターンズ/
 パパラギ(ヴァージョン♭)/早朝/追憶に/
 パンディーノ・アモリーノ(世界初録音)/
 パパラギ(ギターと時計)/
 テイルズ・フロム・ア・ハンド
ステファン・オステルシェー(ギター)
ダウスゴーによる「交響曲第6番」や「テラン・ヴァーグ」の演奏が注目を集めたデンマーク楽壇の重鎮ペア・ノアゴー(1932−)の無伴奏ギター作品全集。6弦と10弦、2台のギターを携えてノアゴーの作品と向かい合ったステファン・オステルシェーは、デビュー作がスウェーデン・グラミー1997に輝いたスウェーデンのトップ・ギタリスト。北欧音楽ファン、ギター・ファンにとって意義深いリリースとなりそうだ。
CAP 21447 失われた手品〜エードルンド:作品集 ——
 ヴァイオリンのための《ひとり》/
 打楽器アンサンブルのための《大地》/
 ピアノ三重奏のための《青の庭園》/
 二つの木管五重奏のための音楽/失われた手品
マッツ・セッテルクヴィスト(ヴァイオリン)、
クロウマータ、トリオ・マッツ、
ボー・ホルテン(指揮)、
ウィンド・アンサンブル、
ベール・アードレル(メゾ・ソプラノ)、
アンデシュ・ルーグイン(打楽器)、
アンデシュ・ホルダル(打楽器)、
マッツ・ヴィードルンド(ピアノ)、
クリカン・ラーション(チェロ)
ミカエル・エードルンド(1950−)は、ストックホルム王立音楽大学でリードホルムとメルネスに作曲法を教わり、ロックとポップにも精通する異色の作曲家。型にはまらず、即興的要素を持ち、印象主義とも言われるエードルンドの音楽がスウェーデンに新しい可能性をもたらしている。

CENTAUR 1CD¥2300

CRC 2904/2905
(2CD)
¥4600→¥4190
J・S・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ
 (シューマンによるピアノ伴奏版/全曲)
ハローチュン・ベデリアン(ヴァイオリン)、
ロルナ・グリフィット(ピアノ)
シューマン作曲の伴奏付き!バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全曲!ロマン派のメロディスト、ロベルト・シューマンが健康に不安を抱えながらも創作活動を続けていた晩年の時代。J・S・バッハの音楽の研究を続けていたシューマンが"シャコンヌ"に触発され、「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」のためにピアノ伴奏を創造するという大胆で壮大な構想に着手。こうしてシューマンの手により1853年2月に完成した"伴奏"は、バッハの無伴奏にとっての貴重なオプションとなるだけではなく、シューマンが行ってきたバッハの研究成果を裏付ける"証拠"としても重要な役割を果たしている。バッハとシューマンの音楽の出会いによって"無伴奏"ではなくなった"無伴奏"もまた素晴らしい。
CRC 2947 アラベスク ——
 ビベリアン:24の前奏曲より 第1番〜第4番、第6番/
 デ・ラ・マーサ:
  トゥルーズ=ロートレックへのオマージュ、
  ハイドンへのオマージュ/
 ポンセ:ソナタ第3番/
 プジョル:5つの前奏曲/
 バリオス:フリア・フロリーダ、ワルツOp.8-4
キャスリン・マーレイ(ギター)
現在も活躍中のイギリス人作曲家ギルバート・ビベリアン(1944−)から、デ・ラ・マーサ、ポンセ、プジョル、バリオスの作品までを広くカバーしたギター・アルバム。ホノルル生まれの女流ギタリスト、キャスリン・マーレイの情熱が込められた1つ1つの音が、情熱的な作品をさらに魅力的にするスパイスを加えている。緩やかな旋律での音色がなんとも美しい。
CRC 2930 グリーグ:ピアノ作品全集Vol.9 ——
 抒情小曲集第1集Op.12/同第2集Op.38/
 同第3集Op.43/同第4集Op.47
アントニオ・ポンパ=バルディ(ピアノ)
1998年のクリーヴランド国際ピアノ・コンクール最高位受賞、1998年のロン・ティボー国際コンクール第3位入賞、2001年ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール銀メダル獲得など、数々の栄光を勝ち取り、現在はクリーブランド音楽大学でピアノ科教授を務めるアントニオ・ポンパ=バルディ。イタリア人のポンパ=バルディが情熱を注ぎ録音を続けてきたグリーグの第9巻は「抒情小曲集」。ノルウェーの音楽とイタリアのピアニストが交錯することにより、新たなグリーグのイメージが浮かび上がる。
CRC 2937 レオ・クラフトの音楽 ——
 シェイクスピアの5つのソネット/
 アルト・フルートのための3つのインヴェンション/
 ピアノ・ファンタジー/
 フルートとピアノのための幻想曲第1番/
 8つの楽器のためのトランスフォーメーション/
 7つのヘブライの歌
ジョン・ソルム(アルト・フルート)、
リチャード・ワイトン(アルト・フルート)、
サムエル・バロン(フルート)、
キャロル・バロン(ピアノ)、
マーク・ブレーキー(テノール)、
クリストファー・オールドファーザー(ピアノ)、他
レオ・クラフト(1922−)は、カロル・ラートハウス、ランダル・トンプソンとナディア・ブーランジェから作曲を学んだアメリカの大ベテラン作曲家。2本のアルト・フルートのための作品など、3人の偉大なる師たちから学んだ作曲技法を活かしたクラフトの作品はどれも独創的。
CRC 2933 マーク・ウィングス〜
 バット・ディス・イズ・ディス ——
  ウィングス:
   ダスク・ミュージックⅡ(AAAヴァージョン)/
   ファミリアン・バンター/
   ダスク・ミュージックⅡ(ABAヴァージョン)/
   バット・ディス・イズ・ディス/グロス/
   ダスク・ミュージックⅡ(BBBヴァージョン)/
   パレット&リフス/
   ダスク・ミュージックⅡ(BAAヴァージョン)
トッド・ブロディ(アルト・フルート)、
ダルシー・リント(ヴィオラ)、
リン・フルカーソン(チェロ)、
ザ・オリジナル・エプレイヤーズ、
レフト・コースト・アンサンブル弦楽四重奏団、
フリーウェイフィル・プレーヤーズ
アルト・フルートの活躍が印象的な作品が収録されたケンタッキー州ルイスヴィル出身のアメリカ人作曲家マーク・ウィングスの作品集。ウィングスの作品は米国内テレビやラジオにとどまらず、BBC、スウェーデン放送にも進出。サン・フランシスコ響がその作品を取り上げるなど注目集めている。
CRC 2969 リストへのオマージュ ——
 リスト:
  葬送曲/忘れられたワルツ第1番嬰ヘ長調/
  エステ荘の噴水/ソナタ風幻想曲《ダンテを読んで》/
  灰色の雲/愛の夢/泉のほとりで/
  ペトラルカのソネット第123番/ラ・カンパネラ/
  夢に/メフィスト・ワルツ第1番
エリック・ハイミ(ピアノ)
アメリカ有数のラヴェル弾きとして高い評価を得ているエリック・ハイミの"オマージュ・シリーズ"最新作はリスト。「ラ・カンパネラ」などの定番も含む選び抜かれた11作品で独自のカラーを感じさせてくれるプログラムを構成している。10歳でボルティモア響と、5歳と19歳の時にはワシントン・ナショナル響にソリストとして招かれたエリック・ハイミの実力は本物。ちなみにシュタイングレーバーのピアノは、リストが愛用していた楽器としても知られており、作曲者愛用の楽器で改めて聴く演奏はどこか感慨深いものがある。楽器にもこだわった"オマージュ"アルバムである。
CRC 2956 ショパンへのオマージュ ——
 ショパン:
  チェロ・ソナタ ト短調Op.65/
  序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調Op.3/
  2つの夜想曲(ワトキンス、ハイフェッツ編)/
  協奏的大二重奏曲/2つの練習曲(グラズノフ編)/
  夜想曲ホ短調Op.72(タニエフ編)
アントニー・クック(チェロ)、
アルミン・ワトキンス(ピアノ)
アントニー・クックは、「モーツァルトと同世代の作曲家シリーズ」でお馴染みのロンドン・モーツァルト・プレーヤーズを経てアメリカのノースウェスタン大学チェロ科の准教授として活躍中のベテラン・チェリスト。また、ロイヤル・リヴァプール・フィルやデンマーク放送響にソリストとして招聘されたピアノのアルミン・ワトキンスは、36年間にわたってサウス・フロリダ大学人文科学部教授を務めていたというユニークな経歴の持ち主。オリジナルのチェロ・ソナタなどはもちろん、チェロ&ピアノのためにアレンジされた「夜想曲」や「練習曲」も一味違った魅力があって面白い。
CRC 2954 ホヴァネス:
 寺院の鐘による頌歌/交響曲第10番/
 管弦楽のためのバラード《浮世》/世阿弥の瞑想
チュン・パク(指揮)、
フロスト交響楽団
自身のルーツでもあるアルメニアや、アジアの音楽に関心を寄せ、67曲の交響曲を筆頭に400曲を超える膨大な数の作品を遺した20世紀アメリカの奇才アラン・ホヴァネス。ここでは東洋の音楽を意識して作曲された4つの作品が収録されており、アメリカの作曲家が書いたどこか身近な音楽に触れることができる。
マイアミ大学のオーケストラ、フロスト交響楽団は、過去にはモントゥーやストコフスキ、ピアティゴルスキー、ハイフェッツ、ルービンシュタインとの共演、W・シューマンの「ニューイングランド三部作」の初演などを行ってきた歴史ある団体。
CRC 2973
¥2090
ゲーゼ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ集 ——
 ソナタ第1番イ長調Op.6/
 同第2番ニ短調Op.21/同第3番変ロ長調Op.59
ケイティ・ウルフ(ヴァイオリン)、
エイドリアンヌ・キム(ピアノ)
19世紀のデンマークとドイツに大きな足跡を遺したデンマークの作曲家ニルス・ゲーゼ(ガーデ)のヴァイオリン・ソナタ集を女流デュオの演奏で。自身のヴァイオリン奏者として活躍した経験がダイレクトに作品へと反映されており、ゲーゼの小規模な室内楽作品にも、代表的作品と評されている交響曲に勝るとも劣らぬ魅力がある。
CRC 2863 オーボエ・オン・ザ・エッジ ——
 ドラティ:協奏的二重奏曲/
 シュタインバッハ:アクシデント/
 シュラー:オーボエ・ソナタ/
 ローズマン:無伴奏オーボエのためのパルティータ/
 スカルコッタス:コンチェルティーノ
ケヴィン・ヴィーニョ(オーボエ)
ウィリアム・ウィングフィールド(ピアノ)、
ファルコ・シュタインバッハ(ピアノ)
20世紀の名指揮者アンタル・ドラティの「協奏的二重奏曲」やギリシャのスカルコッタスの「コンチェルティーノ」など、オーボエのための近現代の珍しいレパートリー集。
オーボエのケヴィン・ヴィーニョは、ニュー・メキシコ交響楽団の首席オーボエ奏者であり、サンタ・フェ・オペラ、ニュー・メキシコ・ウィンズ、トリオ・ニュー・メキシコなどでも活躍中。
CRC 2948 ラザロフ:
 ピアノ三重奏曲第2番/
 無伴奏ヴァイオリンのための《モメンティⅡ》/
 テンピ・コンチェルターティ/
 2つのヴァイオリンのための《4つの練習曲》/アデュー
クリスティアーネ・エディンガー(ヴァイオリン)、
エマヌエル・シュミット(チェロ)、
クラウス・ヘルヴィヒ(ピアノ)、
エイドリアン・イリエスク(ヴァイオリン)
カリフォルニア大学音楽学部名誉教授、ブルガリア出身の作曲家アンリ・ラザロフ(1932−)の室内楽作品集。1962年モナコ国際作曲コンクール優勝という実績を持つラザロフの作品は、ベルリン・フィルやボルチモア響、ロンドン・シンフォニエッタといった著名なオーケストラにも取り上げられている。

CHANDOS 1CD¥2400

CHAN 67700 ラフマニノフ:24の前奏曲
 前奏曲嬰ハ短調Op.3-2/
 10の前奏曲Op.23/13の前奏曲Op.32
スティーヴン・オズボーン(ピアノ)
スコットランドの風雲児オズボーン見参!最新作はラフマニノフの"24の前奏曲"!
『オズボーンが弾くブリテンは、偉大なるリヒテルにもまったく引けを取らない。』(英グラモフォン)
『1983年版の第3楽章、目も眩むほど美しいレチタティーヴォとアリアを聴くことになる・・・これはぞくぞくさせられるディスクだ!』(英サンデー・タイムズ)
ヴォルコフ&BBCスコティッシュ響とのコンビによる「ブリテンのピアノ協奏曲」(CDA 67625)が各方面から絶賛をされたスコットランドの風雲児スティーヴン・オズボーン。
これまでにカプースチンの「ジャズ・スタイルによる24の前奏曲集」(CDA 67159)、ドビュッシーの「前奏曲集第1巻&第2巻」(CDA 67530)など、様々なスタイルの"前奏曲"を弾いてきたオズボーンが、いよいよ近代ロシア音楽の傑作ラフマニノフの「24の前奏曲」を取り上げる。メシアンやティペット、アルカンなど膨大な作品を自由自在に弾きこなすオズボーンが、自身のコンサート・レパートリーに加えたラフマニノフの「前奏曲」。その結果、コンサートでのパフォーマンスが聴衆や評論家から熱狂的な支持を得るなど大成功を収めており、今回24曲の全曲録音を実現させたのもオズボーンにとって自然な流れだったに違いない。2009年2月にはNHK交響楽団からショスタコーヴィチの「ピアノ協奏曲第1番」のソリストとして招聘され来日公演を行うなど、オズボーンの名声と実力はそのピアノの調べに乗ってここ日本でも確実に広がりを見せている。ピアノ王国"ハイペリオン"が強力にプッシュするオズボーンの"ラフマニノフ"。ご注目下さい!
CHAN 10514
¥2190
ダンディ:管弦楽作品集Vol.2 ——
 交響曲第2番変ロ長調Op.57/
 旅の画集Op.36/カラデック組曲Op.34
ラモン・ガンバ(指揮)、
アイスランド交響楽団
近年のティンパニやハイペリオン、そしてシャンドスなどからリリースされた録音によって"マイナー作曲家"という不当な括りから脱却した感のあるヴァンサン・ダンディ(1851−1931)。第1集(CHAN 10464)での好演が印象深いラモン・ガンバ&アイスランド交響楽団のコンビによる管弦楽作品集の続編には、1903年に完成した大作「交響曲第2番」を収録!「交響曲第1番《イタリア》」から約30年後に作曲された「交響曲第2番」の新たな録音は、ダンディ・ファン、近代フランス音楽ファン必聴デス!カップリングの「旅の画集」は、1888年にワーグナーの「パルジファル」と「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を聴くために訪れたバイロイトへの旅行から生まれた1つの成果。本来はピアノ作品として作曲された「旅の画集」の中から6曲が管弦楽版にアレンジされており、ダンディの巧みなオーケストレーションが発揮されているという点にも注目したい。またアンドレ・アレクサンドルの台本による劇付随音楽として1890年に作曲された「カラデック」もブルターニュ地方の民謡が反映された秀作である。充実の第2集にご期待下さい!2008年9月の録音。
CHAN 10504
¥2190
モーツァルトと同世代の作曲家シリーズ〜
 フォーグラー:管弦楽作品集 ——
  交響曲ニ短調/バレエ組曲第1番/交響曲ト長調/
  歌劇《アタリア》への序曲/《ハムレット》序曲/
  バレエ組曲第2番/
  ジングシュピール《エルヴィンとエルミーレ》への序曲
マティアス・バーメルト(指揮)、
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ
前作では遂に実父レオポルト・モーツァルト(CHAN 10496)が登場するなど、独自の視点と内容が評価されシャンドスのロング・セラーとして親しまれ続けている"モーツァルトと同世代の作曲家シリーズ"。ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズが結成60周年を迎える今年、新たにシリーズに加わるモーツァルトと同世代の作曲家は、ドイツの音楽家ゲオルク・ヨーゼフ・フォーグラー(1749−1814)。宮廷ヴァイオリン奏者、楽器製作者として音楽活動を続けていた父の影響もあり、フォーグラーは若くして1775年にマンハイム宮廷副楽長に就任。その後1786年〜93年にはストックホルムの宮廷楽長、1807年から14年まではダルムシュタットの宮廷楽長を務めるなど、その才能を評価され重要なポストを歴任している。また教育者としての優れており、ウェーバーやマイアベーア、クラウスを育てるなど後世に遺した功績も大きい。シューマンからも称賛された"作曲家"としてのフォーグラーの音楽を知れる貴重な録音である。2008年1月の録音。
CHAN 0759
〔Chaconne〕
エクルズ:
 仮面劇《パリスの審判》(全曲版世界初録音)/
 《歌曲集》より 3つの熱狂の歌
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)、
ベンジャミン・ヒューレット(テノール)、
スーザン・ビックリー(メゾ・ソプラノ)、
クレア・ブース(ソプラノ)、
ルーシー・クロウ(ソプラノ)、
クリスティアン・カーニン(指揮)、
アーリー・オペラ・カンパニー
ヘンデルの「セメレ」初演版完全録音(CHAN 0745)、「パルテノーペ」1730年初演版(CHAN 0719)を続々と発表するなど、古楽界にイギリス・バロックの開拓者として颯爽と登場したカーニン&アーリー・オペラ・カンパニー。1994年の結成以来イギリスのバロック・オペラや劇音楽を追求、探求し続けてきた若き精鋭たちのリリース第3弾は、イギリス・バロックの天才作曲家ジョン・エクルズ(1668−1735)の「パリスの審判」。しかも世界初録音となる完全版!全曲が英語で歌われる1幕の仮面劇「パリスの審判」は、英語による劇音楽の発展を目的としたコンクールのために1700年に作曲された作品であると同時に最後の"仮面劇"でもある。エクルズの魅力でもある優れた歌曲や美しい旋律が随所に散りばめられた「パリスの審判」の全貌に要注目!2008年7月の録音。
CHAN 10515 シュールホフ&シェーンベルク〜室内楽作品集 ——
 シュールホフ:
  フルート・ソナタ、フルート、ヴィオラと
   コントラ・バスのための《コンチェルティーノ》*/
 シェーンベルク(グライスレ編):フルート・ソナタ
フェンウィック・スミス(フルート)、
ランダール・ホッジキンソン(ピアノ)、
マルク・ルートヴィヒ(ヴィオラ)*、
エドウィン・バーカー(コントラバス)*、
サリー・ピンカス(ピアノ)*
1978年の入団から2006年に引退するまでの28年間、ボストン交響楽団のフルート奏者として数々の名演の誕生に携わってきたフェンウィック・スミスのソロ・アルバムは、1982年と1992年に収録されたシェーンベルクとシュールホフという濃厚な組み合わせ。特にシェーンベルクの弟子であるフェリックス・グライスレ(1899−1982)が師の「木管五重奏曲」からアレンジを行った師弟共作の「フルート・ソナタ」が面白い。退廃音楽の達人マルク・ルートヴィヒ、ボストン響の首席コントラバス奏者エドウィン・バーカーの共演も心強い。1982年&1992年の録音(2007年リマスター)。
CHAN 10511
¥2190
ヴォルフ=フェラーリ:管弦楽作品集 ——
 歌劇《マドンナの宝石》からの組曲/
 歌劇《四人の田舎者》より 前奏曲と間奏曲/
 ファゴットと管弦楽のための《協奏的組曲》ヘ長調Op.16/
 歌劇《スザンナの秘密》より 序曲と間奏曲/
 歌劇《恋する医者》より 序曲と間奏曲/
 歌劇《イル・カンピエッロ》より 間奏曲とリトルネッロ/
 歌劇《愚かな女》序曲
カレン・ジョーヒガン(ファゴット)、
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)、
BBCフィルハーモニック
カルウォヴィチ、スメタナ、レスピーギ、ドヴォルザーク、ダラピッコラ、ショスタコーヴィチ・・・。大作曲家たちの知られざる秘曲の発掘と録音を次々と手懸けてきたイタリアの熱きマエストロ、ジャナンドレア・ノセダ&BBCフィルハーモニック。快進撃を続ける同コンビのリストの交響詩集Vol.4(CHAN 10490)に続く最新盤は、予想を遥かに超えたヴォルフ=フェラーリの管弦楽作品集!!1876年ヴェネツィアに生まれたイタリアとドイツのハーフ、エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリの作品と言えば、思い浮かぶのはやはり「オペラ」。管弦楽作品では「マドンナの宝石」の間奏曲が知られているぐらいだが、そこに着目したのがノセダ&BBCフィル!BBCフィルハーモニックの首席指揮者、トリノ王立歌劇場(トリノ・テアトロ・レッジョ)の音楽監督を務め、オーケストラ作品とオペラの両方に精通するノセダが、新鮮で斬新なヴォルフ=フェラーリの管弦楽作品を組み立てる。またシャンドスのプロデューサー、ブライアン・カズンズ大推薦の若きファゴット奏者カレン・ジョーヒガンをソリストに迎えての「ファゴット協奏曲」も楽しみ。
CHAN 10509 シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54/
グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16/
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.22
ハワード・シェリー(ピアノ&指揮)、
オペラ・ノース管弦楽団
名匠ハワード・シェリーの弾き振りがシャンドスから登場!1971年のウィグモア・ホール・デビューから着実にキャリアを積み重ねてきたハワード・シェリーが3つのピアノ協奏曲の弾き振りをシャンドスに録音!ハイペリオンのRPCシリーズなど、非常に珍しいレパートリーを弾き振りで取り上げてきたハワード・シェリー。もちろんソロの録音も数多く、現在進行中のクレメンティのピアノ・ソナタ集への評価と期待も非常に高い。これまで膨大数の作品を弾いてきたハワード・シェリーがシャンドスに録音を行ったのは、"サン=サーンス"、"シューマン"そして"グリーグ"といういわゆるメジャー・レパートリー。リーズを本拠地とするオペラ・ノース管弦楽団を指揮者としてコントロールしながら、ソリストとして3つのピアノ協奏曲を弾くというハワード・シェリーならではの挑戦に期待。
CHSA 5074
(2SACD Hybrid/
1枚分価格)
\3200
ベルク:管弦楽作品集:
 ピアノ・ソナタOp.1(管弦楽版/ファーベイ編)/
 3つの小品Op.6/演奏会用アリア《ぶどう酒》(フランス語歌唱)/
 パッサカリア(管弦楽版/フォン・ボレ編)/
 ヴァイオリン協奏曲/
 歌劇《ヴォツェック》からの3つの断章/
 歌劇《ルル》からの交響的小品/
 演奏会用アリア《ぶどう酒》(ドイツ語歌唱)/酒、女、歌
ジェラルディン・マクグリーヴィ(ソプラノ)、
ロバート・マレー(テノール)、
イザベル・ファン・クーレン(ヴァイオリン)、
マリオ・ヴェンツァーゴ(指揮)、
イェテボリ交響楽団
アルバン・ベルクの管弦楽作品集!シェーンベルク、ウェーベルンと"新ウィーン楽派"を形成したアルバン・ベルク(1885−1935)。「ルル」や「ヴォツェック」などのオペラが代表作として知られるベルクの作品の中から、アレンジ作品も含めて「管弦楽」にスポットライトをあてたシャンドスらしい好企画。ベルクの管弦楽作品の中でも特に有名な「3つの小品」、オペラからの断章や小品、無調音楽や十二音技法に傾倒する直前に作曲された「ピアノ・ソナタ」のオーケストラ・アレンジなど、単純な"管弦楽作品集"にとどまらないところもシャンドスらしいのユニークなラインナップ。また「ヴァイオリン協奏曲」やフランス語とドイツ語という2つのヴァージョンによるアリア「ぶどう酒」などソリストを要する作品もしっかりと収録している。ワインベルクの協奏曲集(CHSA 5064)以来の登場となる北欧の雄、スウェーデンのイェテボリ交響楽団を指揮するのはマリオ・ヴェンツァーゴ。2004年から2007年まで首席指揮者として築いてきた信頼関係がこのベルクで披露される。
CHAN 10510 ダンクラ:小さなメロディ教本Op.123/
サンサーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調Op.75/
マスネ:タイスの瞑想曲(ヴァイオリン&ピアノ版)
グイド・リモンダ(ヴァイオリン)、
クリスティーナ・カンジアーニ(ピアノ)
ダンクラ、サン=サーンス、マスネといったラインナップによるフランスのヴァイオリン作品集。サン=サーンスやマスネと比べて馴染みが薄い19世紀フランスのヴァイオリニスト、シャルル・ダンクラ(1817−1907)。しかしこのダンクラ、パリ・オペラ座管でコンサート・マスターを務め、パリ音楽院の教授にも就任するなど、当時のフランス有数のヴァイオリン奏者として名を馳せた人物なのである。グイド・リモンダは、1943年ジュネーヴ国際音楽コンクールを制覇したコッラード・ロマーノから"生まれながらのヴァイオリン奏者"と絶賛されたイタリアのヴァイオリニスト。リモンダが1721年製のストラディヴァリ"ジャン・マリー・ルクレール"を自在に操り、19世紀フランスのヴァイオリン作品に生命を吹き込む。
CHAN 10512 ブラジルの精神 ——
 C・アサド:ブルージリアン/
 ヴィラ=ロボス:
  《ブラジル風バッハ第5番》よりアリア、
  《弦楽四重奏曲第1番》よりブリンカデイラ/
 C・アサド:先住民たちの踊り/
 ジスモンチ:パリャーソ/
 S・アサド:ウアレケナ/
 ディアンス:ブラジル/
 ベリナーティ:フリオーサ/
 ジスモンチ:想い出とファド
アクアレル・ギター四重奏団
"アクアレル・ギター四重奏団"とは、マンチェスターのロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージックで、シャンドスでお馴染みのクレイグ・オグデンとゴードン・クロスキーから音楽を学んだ4人の気鋭のギタリストたちによるアンサンブル。イギリスで脚光を浴びるギター四重奏のシャンドス第1弾は、ヴィラ=ロボスに始まり、セルジオ・アサド、エグベルト・ジスモンチ、パウロ・ベリアンティ、セルジオ・アサドの娘クラリス・アサド、またフランスの名匠ローラン・ディアンスの「ブラジル」などタイトルの文字通り"ブラジル"が盛りだくさん!ラテンの血が通うブラジルのギター作品を英国発のギター・クヮルテットが熱演する!
CHAN 0758
〔Chaconne〕
スヴェーリンク:鍵盤作品集Vol.2 ——
 第9旋法によるトッカータ/エスチェ・マルス/
 パドゥアナ・ラクリメ/アルマンド/トッカータ/
 飛び回る妖精/第1旋法によるトッカータ/
 わが青春の日は既に過ぎたり/3声のトッカータ/
 フィリッピのパヴァン/第2旋法によるトッカータ/
 もしも運命の女神に愛されるなら/
 緑の菩提樹の下で/半音階的幻想曲
ロバート・ウーリー(チェンバロ&ヴァージナル)
1983年に結成されたイギリスのピリオド・アンサンブル"パーセル・クヮルテット"の創設者にして主宰者、ロバート・ウーリーのソロ録音はネーデルランド楽派の巨匠スヴェーリンクの鍵盤作品集。オルガンのための作品のみを取り上げた第1集(CHAN 0701)の続編となるこの第2集でウーリーが弾いている楽器は、チェンバロ製作家マルコム・ローズとアドラム・バーネットが完成させた作曲者存命当時の楽器のレプリカ。パーセル・クヮルテットの屋台骨を支える達人の実力はさすが。
CHAN 3159 偉大なるオペラ・アリア集〜
 クリスティーネ・ブリューワーVol.2 ——
  モーツァルト:歌劇《フィガロの結婚》より/
  グルック:歌劇《アルチェステ》より/
  ワーグナー:歌劇《タンホイザー》より/
  ブリテン:歌劇《ピーター・グライムズ》より/
  ベートーヴェン:歌劇《フィデリオ》より/
  ヘンデル:歌劇《ロデリンダ》より/
  コルンゴルト:歌劇《死の都》より/
  ロジャース:《サウンド・オヴ・ミュージック》より/他
クリスティーネ・ブリューワー(ソプラノ)、
デイヴィッド・パリー(指揮)、
ロンドン・フィル
シャンドスとピーター・ムーア財団の共同製作による英語オペラのシリーズ「Chandos Opera In English」。マルクスの管弦楽伴奏付き歌曲集(CHAN 10505)やハイペリオンのR・シュトラウス歌曲集での美声が記憶に新しいアメリカのソプラノ歌手、クリスティーネ・ブリューワーのオペラ・アリア集もこれが2巻目。2004年&2008年の録音。

Chandos Classics

CHAN 10516X
(2CD)
\4000
メンデルスゾーン:オラトリオ《聖パウロ》Op.36 スーザン・グリットン(ソプラノ)、
ジェーン・リグビー(メゾ・ソプラノ)、
バリー・バンクス(テノール)、
ピーター・コールマン=ライト(バス)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、
BBCナショナル・オーケストラ・オヴ・ウェールズ&合唱団
2008年11月23日に突如としてこの世を去った英国楽壇の名匠ヒコックス。代名詞でもあるイギリス音楽だけでなく、合唱作品、宗教音楽にも精通していたヒコックスはシャンドスに多くの録音を遺しており、今回新装リリースとなり「聖パウロ」も代表的名盤の1つ。2001年の初リリース時から高評価を受け続けてきたメンデルスゾーンのオラトリオで、ヒコックスが遺した功績を回顧する。2000年5月5日の録音(ライヴ)。

Chandos Opera In English

CHAN 3160
\2000
ロッシーニ:歌劇《アルジェのイタリア女》(英語版/ハイライト) ジェニファー・ラルモア(メゾ・ソプラノ)、
バリー・バンクス(テノール)、
アラン・オピー(バリトン)、
アラステア・マイルズ(バス)、
サラ・ティナン(ソプラノ)、
アン・マリー・ギボンズ(メゾ・ソプラノ)、
デイヴィッド・ソアー(バス)、
ブラッド・コーエン(指揮)、
フィルハーモニア管弦楽団、
ジェフリー・ミッチェル合唱団
シャンドスとピーター・ムーア財団の共同製作によるお馴染みのシリーズ"オペラ・イン・イングリッシュ"の最新盤はコミック・オペラの傑作、ロッシーニの「アルジェのイタリア女」。ソリストとしてジェニファー・ラルモアやアラン・オピーなど当代一流の歌い手が起用されるなどキャストも非常に豪華。2008年8月の録音。

CHANNEL CLASSICS

CCSSA 27609
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200→¥2990
リエゾンスVol.2〜シューマン&ブラームス ——
 R・シューマン:蝶々Op.2、森の情景Op.82/
 ブラームス:6つのピアノ小品Op.118
デヤン・ラツィック(ピアノ)
"スカルラッティ"と"バルトーク"。時代も作風も違う2人の作曲家の作品を独自の視点によるプログラムで"リエゾンス(連結)"させることにより、演奏の中から新たな関連性や発見させるという全く新しい挑戦をスタートさせた天才デヤン・ラツィック。Vol.1(CCSSA 23407)で"スカルラッティ"と"バルトーク"に共通するキーワード、"民謡"の存在を演奏で証明したラツィックがVol.2のテーマに選んだのは、意外にも19世紀の巨匠シューマンとブラームス。心酔していた詩人ジャン・パウルの小説「生意気盛り」と密接に結びついた若かりしシューマンの傑作「蝶々」。ブラームスに出会う数年前のシューマンが、精神に変調を来たしはじめながらもリュッケルトの著作からインスピレーションを得て書き上げた「森の情景」。そしてクララとの出会い、シューマンの死を経た晩年のブラームスが1892年に作曲した「6つのピアノ小品」の3作品を時系列に沿って組み合わせたラツィック。時の流れと精神状態の変化によるシューマンの作風の変遷、晩年のブラームスのピアノ作品に見られるシューマンの面影。ラツィックは、シューマンとブラームスのピアノ作品の中に存在する"共通点"や"影響"を、言葉ではなく音楽によるメッセージで表現しているのである。ドイツ・ロマン派を代表する2人の大作曲家の人生と作品の深層に迫ったラツィックの挑戦の成果。来る5月に日本上陸を果たすラツィックの全てにご注目下さい!
CCSSA 26909
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200
アイ・ワズ・ライク・ワウ ——
 オネゲル:オマージュ〜
  演奏に立会えない作曲家の心残りを託して/
 マルタン:バラード/
 モーツァルト:アリア《あの雷のような叱咤の言葉の力が》#/
 ジョンゲン(ヨンゲン):アリアとポロネーズ/
 パディング:セカンド・ピース/
 カステレード:コンチェルティーノ*/
 ゴーベール:交響的小品/
 パディング:サード・ピース/
 フェルトハウス:アイ・ワズ・ライク・ワウ
ヨルゲン・ファン・ライエン(トロンボーン)、
パオロ・ジャコメッティ(ピアノ)、
フリッツ・ダムロウ(トランペット)*、
マルセル・ビークマン(テノール)#、
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指揮)#、
コンバッティメント・コンソート・アムステルダム#
オランダのトロンボーンを一気に世界最高峰の高みにまで飛躍させた若き立役者、ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団の首席トロンボーン奏者ヨルゲン・ファン・ライエンのチャンネル・クラシックス第3弾!!1997年のコンセルトヘボウ管への入団を皮切りに、難関として知られるゲブヴィレー国際(1999年)、トゥーロン国際(2001年)の両コンクールを制覇したライエン。2007年夏にはアバド&ルツェルン祝祭管に首席奏者として参加し、マーラー「交響曲第3番」第1楽章で圧巻のソロを吹き世界中から絶賛されるなど、トロンボーン界の先頭を走るライエンの勢いは増すばかり。本物の"サックバット"の音を聴かせてくれた前作(CCSSA 26708)に続く3枚目の録音でライエンは再び"トロンボーン"に回帰。名手ジャコメッティとのデュオによるマルタン、ジョンゲン、ゴーベールなどトロンボーンのスタンダード・レパートリー、コンセルトヘボウ管の首席トランペット奏者ダムロウとのデュオによるカステレードなどプログラムの充実振りは特筆物。また、テノールのビークマンを迎えてのモーツァルトのアリア、オランダの作曲家パディングの小品、イラク帰還兵の言葉を題材とした鬼才フェルトハウスの野心作「アイ・ワズ・ライク・ワウ!」を取り上げるなど、新たなレパートリーの開拓に対する情熱も凄まじい。トロンボーン界の若き盟主ライエンの至芸、とくとご堪能あれ!
※このディスクはノーマルCDレイヤーがエンハンスト仕様となっており、フェルトハウスの「アイ・ワズ・ライク・ワウ!」の映像が収録されています。
CCSSA 28709
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200
シューマン:
 ダヴィット同盟舞曲集Op.6/
 アラベスク ハ長調Op.18/朝の歌Op.133
パオロ・ジャコメッティ(ピアノ)
1998年のスタートから約10年という歳月をかけてロッシーニのピアノ作品シリーズ(全8巻)を完成させたイタリア生まれオランダ育ちのピアニスト、パオロ・ジャコメッティのシューマンが久々に登場!ダヴィット同盟舞曲集やアラベスクを収録した新録音は、"ユーモレスク、トッカータ、幻想小曲集"(CCS 16798)、"シューマン&ドヴォルザークのピアノ協奏曲集"(CCS 17898)、に続くジャコメッティ3枚目のシューマン・アルバムとなる。ロッシーニ・シリーズや、2枚のシューマン、ウィスペルウェイとのブラームスなどで、ロマン派作品に対する造詣の深さをじっくりと丁寧に示してくれたジャコメッティ。これまでの功績が評価され、ユトレヒト音楽院ピアノ科教授に迎えられたオランダの名手によるシューマンの演奏と解釈が楽しみ。
CCSSA 80309
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200
チャイナ・コネクション ——
 バルトーク:44の二重奏曲より/
 プロコフィエフ:2つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調Op.56/
 プーハン・ワン:中国の村の情景/
 ヒンデミット:カノン風二重奏曲/
 フ・シャンアオ:静かな森と荒れ狂う風/
 ラツィック:イストリアの踊り/
 ヤン・バオジー:3つのユーモレスク
ツェン・フー(ヴァイオリン)、
ニン・フェン(ヴァイオリン)
四千年の歴史が育んだ中国の音楽やアーティストを紹介する"チャンネル・オヴ・チャイナ"シリーズの最新盤は、2人の世界的ヴァイオリン奏者のデュオ・アルバム。バルトーク、プロコフィエフ、ヒンデミット、3人の中国人作曲家の作品と並びながら一際存在感を放つ「イストリアの踊り」。この「イストリアの踊り」は、クロアチア生まれの天才ピアニスト、デヤン・ラツィックの"作曲家"としての才能と実力を知ることができる貴重な録音なのである。現在の中国にそびえ立つ2人のトップ・ヴァイオリニスト、中国人として初のミュンヘン・フィル団員となった女流奏者ツェン・フーと、第51回パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール第1位の恐るべき才能ニン・フェンが繰り広げる弦楽器の饗宴にも乞うご期待。

COLLEGIUM

COLCD 134
\2400
聖なる炎〜ルネサンス&バロック時代ヨーロッパの宗教作品 ——
 アネリオ:キリストはおのれを低くして/
 J・S・バッハ:おお、イエス・キリスト、わが生命の光/
 ブクステフーデ:マニフィカト/
 ガブリエリ:ユビラーテ・デオ/
 ジェズアルド:おお全ての人々よ/
 ハスラー:マリアは言われた/
 ポルトガル王ジョアンⅣ世:誠なる十字架よ/
 ジョスカン:アヴェ・マリア/
 ラッスス:めでたし天の女王、恐れと震えが/
 モンテヴェルディ:
  主を恐れる者は幸いなり、主に向かいて新しき歌を歌え、
  キリストよ汝を崇めん/
 パレストリーナ:神をほめたたえよ、渇いたわが心/
 シュッツ:詩篇100番、主にあって死ぬ者は幸いである/
 スヴェーリンク:主を崇めよ/
 ビクトリア:おお全ての人々よ、イエスの甘き思い出
ジョン・ラッター(指揮)、
ケンブリッジ・シンガーズ、
ラ・ヌオーヴァ・ムジカ
2009年のイースター(復活祭)にあわせて発表される合唱の神様ジョン・ラッター&ケンブリッジ・シンガーズの最新盤は、全ての合唱ファンの渇きを潤す宗教作品集。しかも今回は16世紀〜17世紀の作曲家たちの作品を歌う大注目作!ジョン・ラッターのクリスマス・アルバムを含む自作自演集や、フォーレの"レクイエム"、ヘンデルの"メサイア"など、数々の名唱を生み出してきたイギリスの生きる合唱神ジョン・ラッターとケンブリッジ・シンガーズ。ラッターは当時の音楽文化の中心地としての役割を果たしたアムステルダム、アントワープ、ライプツィヒ、ミラノ、ローマ、そしてヴェネツィアなどの都市から様々な作曲家たちの宗教作品をピックアップ。J・S・バッハ、ジョスカン、モンテヴェルディ、パレストリーナ、ビクトリアなど、意外にもラッター&ケンブリッジ・シンガーズの歌声で聴く機会の少なかったルネサンス&バロックの大作曲家たちの宗教作品とめぐり合う機会が遂に訪れたのである!今回の録音でラッター&ケンブリッジ・シンガーズは、イギリスの古楽演奏団体ラ・ヌオーヴァ・ムジカと初共演を果たしており、英国屈指の合唱団によるハーモニーと、ラッターが称賛するフレッシュなバロック・アンサンブルのサウンドのブレンドも非常に楽しみ。また収録作品全てで、オックスフォード・ユニバーシティ・プレスから出版されているラッターによる校訂譜が使用されており、楽譜解釈も万全。合唱大国イギリスの黄金コンビ、ジョン・ラッター&ケンブリッジ・シンガーズが歌うルネサンスとバロックの音楽。至高のハーモニーをご堪能あれ!

C−Y CONTEMPORARY

CY 0802
\2500
アリーナ〜
 ブルーストレム:打楽器のための音楽 ——
  打楽器独奏のための《アリーナ》/
  マリンバ独奏のための《ファンタスマゴリア》/
  スネアドラム、バスドラムとハイハットのための《6&8》/
  マリンバ四重奏のための《黄昏》/
  打楽器四重奏のための《北欧の平和》/
  マリンバ、ヴィブラフォーンと打楽器のための
   《世界に架ける橋》/
  マリンバとヴィブラフォーン、4人の打楽器奏者とピアノのための《顔》
マルメ・パーカッション・エディション
〔パトリク・ローブ(マリンバ)、
クリストフェル・グレンツ(マリンバ)、
レンナット・グルーヴステッド(マリンバ)、
ユーハン・ブリッジャー(マリンバ)、
ブー・ホーカンソン(打楽器)〕、
ウーロフ・ローヴグレン(ピアノ)
自身も打楽器奏者であり、ロルフ・マッティンソンとルカ・フランチェスコーニの下で作曲の研鑽を積んだトビアス・ブルーストレム(1978−)の打楽器作品集。打楽器奏者として楽器の細部までを把握しているだけに、効果的な楽器の使い方が作品の魅力を高めている。様々な編成による打楽器の饗宴をスウェーデンのマルメで活動する打楽器アンサンブルが好演を展開。

DAPHNE 1CD¥2500

DAPHNE 1035
¥2290
ラーション:弦楽四重奏曲集 ——
 晩秋の葉Op.20/弦楽四重奏曲第1番Op.31/
 同第2番Op.44/同第3番Op.65
ステーンハンマル弦楽四重奏団
トロンボーンなど管弦楽器のための「12のコンチェルティーノ」がよく取り上げられる20世紀スウェーデンの音楽家ラーシュ=エリク・ラーションの興味深い弦楽四重奏曲集が登場!欠けていた「第2曲」と「第4曲」を加え本来の6楽章形式に復元されたオリジナルの「晩秋の葉」を初めて収録するなど、ラーションが作曲した4つの弦楽四重奏曲を1枚のディスクで、しかもスウェーデン放送響、イェヴレ響のメンバーによるステーンハンマル弦楽四重奏団の素晴らしい演奏で楽しめる。
DAPHNE 1031 シュネルツェル:室内楽作品集 ——
 ヴァイオリン、チェロとピアノのための《捕食の踊り》/
 ピアノのための《悪魔と踊るダンス》/
 チェロとピアノのための《凍りついた景色》/
 ソプラノとピアノのための《レクイエム》/
 チェロ独奏のための《孤独》/
 ヴァイオリン、クラリネットとプリペアド・ピアノのための《嘆き》/
 ヴァイオリン、クラリネットとチェロのための
  《ヴォルフガングが踊っている!》
トビアス・リングボリ(ヴァイオリン)、
クレース・グンナション(チェロ)、
ペール・ルンドベリ(ピアノ)、
スタファン・モッテンソン(クラリネット)、
スサンナ・アンデション(ソプラノ)、
フランシスカ・スクーグ(ピアノ)
マルメ音楽大学、ロンドンの王立音楽大学で作曲法を学んだスウェーデンの新世代の作曲家アルベット・シュネルツェル(1972−)。ラジオ・フランスからの委嘱で作曲された出世作「捕食の踊り」の強烈なリズムがビシビシと直撃する!

DEUX−ELLES 1CD¥2400

DXL 1136 バード:鍵盤作品集〜ネヴェル夫人のために ——
 ネヴェル夫人のグラウンド/戦いの組曲より/
 パヴァン第2番/パヴァン第1番のためのガリアード/
 パヴァン第5番/パヴァン第5番のためのガリアード/
 パヴァン第7番/同第8番/
 ネヴェル夫人のためのヴォランタリー/
 ウィロビー卿のご帰還/御者の口笛/
 セリンガーのラウンド/ファンシー/
 ヴォランタリー/バード氏のグラウンド
テレンス・チャールストン(チェンバロ&ヴァージナル)
テレンス・チャールストンがレコーディングのために選び抜いたバードの鍵盤作品は、イギリスのライブラリーに所蔵されていた未出版の写本からの音楽。チェンバロとヴァージナルを弾きこなすテレンス・チャールストンは、ソリストとしてだけでなくロンドン・バロックのメンバーとしても活躍。またロンドンの王立音楽院では古楽演奏科を創設し、同じくロンドンの王立音楽大学ではチェンバロ科の教授を務めるなど、イギリスの古楽鍵盤楽器奏者でもトップレベルの実力を持つ名匠である。
DXL 1125 フォーレと仲間たち ——
 サン=サーンス:
  ロマンスOp.37、
  グルックの《アルチェステ》のバレエ音楽による奇想曲/
 フォーレ:
  幻想曲Op.79、コンクール課題曲ヘ長調、
  ヴォカリーズ=エチュード、
  《ペレアスとメリザンド》からの 間奏曲/
 ケックラン:2つの夜想曲Op.32b/
 シュミット:スケルツォ=パストラーレ/
 ラヴェル:ハバネラ形式の小品/
 エネスコ:カンタービレとプレスト/
 カゼッラ:シシリエンヌとブルレスケ/
 ブーランジェ:夜想曲/
 デュリュフレ:前奏曲、レチタティーヴォと変奏曲
キャスリン・トーマス(フルート)、
リチャード・ショウ(ピアノ)、
リチャード・ベイリス(ホルン)、
ローレンス・パワー(ヴィオラ)
キャスリン・トーマスは、世界の最前線で輝く若手奏者たちが選ばれてきた"BBCのニュー・ジェネレーション・アーティスト"にも選出されたイギリスの女流フルート奏者。柔らかく清流のようなフルートの響きによるフォーレやサン=サーンス、ケックラン、フローラン・シュミット、デュリュフレなどのフルート作品集は、近代フランス音楽ファンにもプッシュしたい充実の1枚。英国ヴィオラ界の旗手ローレンス・パワーの参加も見逃せない!
DXL 1121 オーボエ ——
 モーツァルト:オーボエ五重奏曲ヘ長調K.370/
 プーランク:
  ピアノ、オーボエとファゴットのための三重奏曲/
 モーツァルト(ロウィッキー編):アダージョK.580a/
 フランセ:木管四重奏曲/
 オルウィン:オーボエとハープのための組曲/
 エルガー(オニール編):愛の挨拶/
 クルーセル:オーボエと弦楽四重奏のためのディヴェルティメント
クリストファー・オニール(オーボエ)、
フィボナッチ・セクエンス
管楽器、弦楽器、ピアノで構成され、様々な編成の作品に対応できる柔軟なスタイルと、個々の高い演奏能力により、イギリス国内でも有数の室内アンサンブルに数えられている「フィボナッチ・セクエンス」。ファゴット、ハープ、ホルンと続いてきたシリーズの最新作で主役を務めるのはオーボエ!イギリスのアンサンブル「カプリコーン」や「エリシアン木管五重奏団」の創設に携わったオーボイスト、クリストファー・オニールの瑞々しい音色にウットリ。ちなみに日本人ヴィオラ奏者井上祐子もこのアンサンブルのメンバーに名を連ねている。

ETCETERA 1CD¥2500

KTC 1373 ケティング:
 交響曲第4番*/
 弦楽オーケストラのための《春》+/
 交響曲第3番**
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指揮)*、
オットー・ケティング(指揮)**、
オランダ放送フィルハーモニック管弦楽団*/**、
ティエリー・フィッシャー(指揮)+、
オランダ放送室内フィルハーモニック+、
オランダの作曲家オットー・ケティング(1935−)の管弦楽作品集には、次世代の巨匠候補ヤープ・ヴァン・ズヴェーデンとティエリー・フィッシャーが登場!作曲家の父を持つケティングは、父から作曲を学びながらハーグ王立音楽院でトランペットを専攻。その後、7年間にわたりハーグ・レジデンティ管弦楽団のトランペット奏者を務めたというのだからその実力は相当なもの。作曲家として専念ミュンヘンではハルトマンから作曲法を学び、大規模な管弦楽作品を続々と発表している。「交響曲第4番」での激しくリズムを刻むブラス・セクションはストラヴィンスキーの「春の祭典」を彷彿とさせる。
KTC 1374 ブリティッシュ・コネクション ——
 パウアー:五重奏曲ヘ長調Op.44/
 ホルスト:木管五重奏曲変イ長調Op.14/
 ジェイコブ:七重奏曲
ヘクサゴン・アンサンブル
「ドイツ」(KTC 1295)、「ロシア」(KTC 1246)、「フランス」(KTC 1259)など国別にテーマを定めた木管楽器とピアノによる室内楽作品集が、優れた演奏とユニークなレパートリーで好評を博しているヘクサゴン・アンサンブルが次に選んだ"国"は「イギリス」!「イギリス」で選ばれたのは、ホルスト、ジェイコブというお馴染みの名前にパウアーを加えた3作品。有名作品から稀少作品までを幅広く取り上げるヘクサゴン・アンサンブルは、ピアノの存在がレパートリーの幅を広げる大きな役割を担っている。6人の奏者たちによる管楽器のためのイギリス室内楽作品が面白い。

EUFODA

EUFODA 1373
\2500
悲しみと愛の息吹〜
 ベートーヴェン:歌曲集《遥かなる恋人に寄す》Op.98/
 シューマン:リーダークライスOp.24/
 グリーグ:6つの歌曲/
 R・シュトラウス:乙女の花Op.22
イヴ・セレンス(テノール)、
インゲ・スピネット(ピアノ)
2005年にはミシェル・コルボとローザンヌ声楽器楽アンサンブルの日本公演(マタイ受難曲)でソリストとして来日した経歴を持つベルギー屈指のテノール歌手。母国ベルギーのレーベル"ユーフォダ(Eufoda)"からリリースされる本格的なソロ・アルバムは、ドイツ+グリーグ歌曲集。コルボやクイケン、ミンコフスキ、ヤーコプスといった名匠たちに重用されるセレンスの歌声と表現力は本物です。

GLOBE 1CD¥2500

GLO 5232
\2500
シューベルト:ピアノ作品集Vol.5 ——
 最後のワルツD.146/
 エコセーズ集
  (D.145-1/D.145-2/D.816-2/D.145-3/
   D.145-3/D.783-1/D.783-2/D.816-1/
   D.734-2/D.734-1/D.816-3)/メヌエットD.41
トゥルーデリーズ・レオンハルト(フォルテピアノ)
オランダのベテラン女流鍵盤奏者であり、巨匠グスタフ・レオンハルトの妹、トゥルーデリーズ・レオンハルトがフォルテピアノで弾くシューベルト作品集も第5集。第1集からレオンハルトが愛用している"1815年〜1820年頃にウィーンのベニグヌス・ザイドナーによって製作されたフォルテピアノ"の音色は、ここでも優しく温かい。作曲者の存命中に製作された銘器で、ほぼ同時期に作曲された音楽を聴く貴重な機会を与えてくれる。レオンハルトが弾くフォルテピアノが優しく語りかけてくるような、ぬくもりを感じる演奏である。
GLO 5225 ジェズアルド:マドリガーレ集第5巻(1611) ——
 あなたは歌って喜んでいる/
 見詰めなくともわたしは死なず/
 私のため息よ、急ぎ飛んでいけ/最高に甘美な私の生命/
 おお、苦しい喜びよ/あなたのわずかな苦しみをのせた/
 この上なく幸せな眠りよ/
 もしわたしとともに悲しんでくれるなら/
 わたしの心の命であるまなざしよ/
 やつれ衰えて命に別れを告げる/
 お願いだ、とわたしは泣いて叫ぶ/
 おお、あまりにも幸せなおまえたち/
 恋人たちよ、競って走ってお行き/美しい目をぬぐいなさい/
 おまえたちはわたしを殺す、おお、残酷な人/
 ああ、美しい胸を隠しなさい/
 わたしの不幸な涙を欲しがる(第1部&第2部)/
 おお、暗黒の日よ/
 もしおまえが逃げるなら、わたしはとどまらぬ/
 あなたを愛しています、わが生命よ
カシオペア・クィンテット
〔オルランダ・ヴェレス・イシドロ(ソプラノ)、
マチルダ・カストロ(ソプラノ)、
ノア・フレンケル(アルト)、
ヤン=ヴィレム・シャーフスマ(テノール)、
ティド・ヴィセール(バス)〕、
ルイーザ・タヴァレス(メゾ・ソプラノ)、
マルコ・ファン・デ・クルンダート(テノール)
GLO 5226 ジェズアルド:マドリガーレ集第6巻(1611) ——
 もしもお前が私の死を望むなら/
 美しい人よ、心を持ち去るのなら/
 お前は泣いている、私のフィッリよ/
 私を煩わすのをやめておくれ/明るく輝く太陽/
 私は行くとしか言わなかった/一日に千回も私は死ぬ/
 優しい私の宝である人よ/
 ああ、いくらため息をついても無駄なのだ/
 こんなに大きな苦しみの中でも/
 優美な音色と甘い言葉で/白くみずみずしい花/
 大胆な小さい蚊が/お前を求めて私は燃える/
 死のみが私を殺すのだから/
 私の希望を打ち砕いたあの残酷な「いや」という言葉を/
 悲しや私は死ぬ、苦しみゆえに/蝶のように舞う/
 私の喜びに空はかくも晴れ渡り/
 お前は追いかける、おお美しいクローリよ/
 お前を愛する故に私はやつれ果てる/
 悲嘆にくれて泣いていたのは昔/にこやかで美しいリコーリが
カシオペア・クィンテット
〔オルランダ・ヴェレス・イシドロ(ソプラノ)、
マチルダ・カストロ(ソプラノ)、
ノア・フレンケル(アルト)、
ヤン=ヴィレム・シャーフスマ(テノール)、
ティド・ヴィセール(バス)〕、
ルイーザ・タヴァレス(メゾ・ソプラノ)
ヴェノーサ公、コンツァ伯という由緒ある地位を授けられたイタリアの貴族であると同時に、独創性にあふれた斬新な手法を取り入れた"マドリガーレ"によって作曲家としての名声も確立したカルロ・ジェズアルド(1566−1613)。不貞を働いた妻マリアに刺客を差し向け殺害するなど冷酷で血塗られた一面を抱え、"貴族"、"作曲家"、"殺人者"という様々な顔を持った異色の音楽家である。"作曲家"としてのジェズアルドの代名詞でもある"マドリガーレ"の特徴は、大胆な半音階進行と不協和音、複雑なリズム、歌詞の中に数多く現れる"愛"や"死"、"苦しみ"、"悲しみ"といったキーワードだろう。同時代の数ある"マドリガーレ"の中でも異彩を放つジェズアルドの作品は、その数奇な人生とともに再び注目を集めている。カシオペア・クィンテットは、オランダの名門ハーグ王立音楽院で研鑽を積んだオランダ、ポルトガル、イスラエル出身の5人の声楽家たちによって結成された多国籍のヴォーカル・アンサンブル。16世紀〜17世紀音楽の演奏や、同時代の忘れられた音楽の発掘に大きな情熱を注いでおり、小編成ならではの絶妙なバランスや一体感、繊細でストレートなハーモニーが高い評価を受けている。またラ・ヴェネクシアーナよりも早く完結させたジェズアルドのマドリガーレ集の全集録音は歴史的快挙となるだけに、カシオペア・クィンテットの存在はさらに注目をあつめることになるだろう!
GLO 5233
\2500
ディミニューションとオスティナート ——
 オルティス:レセルカーダ第2番/
 カベソン:ある日スザンヌは/
 コーレン:ディミニューション/
 ラディーノ:パッサメッツォ、ガリアルダ/
 セルマ・イ・サラベルデ:スザンナ・パッサジェータ/
 A・ガブリエリ:別れの時/
 オルティス:レセルカーダ第3番/
 バッサーノ:レセルカーダ第4番/
 コーレン:《ある日スザンヌは》によるディミニューション/
 ロニョーノ:別れの時は/
 カベソン:甘き思い出/
 ファルコニエロ:ラ・フォリア/
 ヴィルジニアーノ:レセルカータ/
 コーレン:《ある陽気な羊飼いが》によるディミニューション/
 セルマ・イ・サラベルデ:野山は花のにぎわい/
 コーレン:ラ・ガンバ/メールラ:チャコーナ
サスキア・コーレン(リコーダー&ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ライナー・ツィパーリング(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
パトリック・アイルトン(チェンバロ)
ケース・ブッケとワルター・ファン・ハウヴェの高弟であり、オランダ・リコーダー界の系譜を受け継ぐ女流奏者サスキア・コーレンの新録音は1550年〜1650年のイタリア音楽。オルティスやカベソン、A・ガブリエリ、バッサーノなどの作品に加えて、当時の様式を土台としたコーレンの自作も収録されている。18世紀オーケストラのメンバー、カメラータ・ケルンの創設メンバーでもあるオランダの名ガンバ奏者ライナー・ツィパーリングの参加も嬉しい。

GLOSSA 

GCD 922401
(3CDs/2枚分価格)
\5000
スヴェーリンク:世俗声楽作品集 ——
 ◆シャンソン集 〜
  ある日シュザンヌは/ジャン、おまえは1人で/
  私があなたに身を焦がしているのを/
  後悔と不安と心痛で/後悔と不安と心痛で/
  若々しい美/あなたの愛は/
  貴重な珊瑚でできた口/貴重な珊瑚でできた口/
  どうしてあなたは私から優雅な瞳を背けるのか/
  私が仕える麗人/セイヨウサンザシ/
  私の恋人を見るとき/新しい愛の炎を感じる/
  小天使の愛の神を欲する者は/美しい人を傷つける五月に/
  私は懇願するばかり/新しい炎をこの身に感じる/
  君の美しい瞳が/さあ、お願いだから/それはあなたのもの/
  あなたを見た日から/愛しているのかいないのか
 ◆イタリア語の韻文詩歌とマドリガーレ 〜
  自然の万能を見たいのなら/さえずるツバメ/
  我が心、死んではならぬ/我が心、死んではならぬ/
  愛は両の目より真珠の涙をこぼし/
  愛は両の目より真珠の涙をこぼし/
  愛よ、わたしはかくも甘き息遣いを聞く/
  愛よ、わたしはかくも甘き息遣いを聞く/
  たぐいなく優しき我が恋人/たぐいなく優しき我が恋人/
  高貴な薔薇よ/サラマンダーの如く/サラマンダーの如く/
  私の口づけをお望みにならぬゆえ/麗しき愛の喜び/
  町や王国を持っていたとて/我が愛しのフィッリ/
  かぐわしき微風が/愛する人よ、この瞳で/
  甘い唇、愛らしき門番/我が愛しきフィーレよ/
  私はうら若き娘/私はうら若き娘/
  我が宝、あなたゆえ私は富める恋人/
  つれなき人よ/5声のインチピット
 ◆フランス語の韻文詩歌、
  カノンとリュートのための音楽 〜
   食物と酒なくしては/ある日、盲目の愛の女神が/
   ムーアの岸辺を通り抜ける商人たちよ/
   いかに私の女神を愛しているか/クーラント/
   私の魂を愛の旅へと誘う瞳よ/ロゼットよ/
   ムーアの岸辺を通り抜ける商人たちよ/
   楽しい春が喜ばしげにやってきた/
   苦しみで傷つくとき/ヴォルト/射られた矢が/
   限りない輝きと美しい物事を見る/ヴォルト/
   あなたの美しい眼差しゆえに/
   私はあなたからではなく、私自身から離れる/
   楽しい春が喜ばしげにやってきた/
   いかに私の女神を愛しているか/ヴォルト/
   決して得ず、常に求める/食物よ酒なくしては
ハリー・ファン・デル・カンプ(ディレクター)、
ジェズアルド・コンソート・アムステルダム
古楽大国オランダの強力コンビ、ハリー・ファン・デル・カンプ&ジェズアルド・コンソート・アムステルダムがグロッサ初登場!現代のベネルクスを代表する声楽&器楽の古楽演奏団体がグロッサ移籍第1弾として発表するのは、"アムステルダムのオルフェウス"との称されたネーデルラント楽派最大の巨匠スヴェーリンクの世俗声楽作品集!自身もオルガンの名手だったスヴェーリンクは北ドイツ・オルガン楽派を発展へと導くなど、J・S・バッハが登場する以前の音楽史における鍵盤音楽の大家としてその名と存在はあまりにも有名。その反面、熟達した手腕によって生み出された150の詩篇、フランス語のシャンソン、イタリア語のマドリガーレなど、17世紀に絶大な人気を誇りながらも、近現代では不遇の扱いを受けてきたスヴェーリンクの膨大な声楽作品にジェズアルド・コンソート・アムステルダムが再びスポットライトをあてる。演奏者の力量がシビアに問われるスヴェーリンクの声楽作品だが、ソプラノのステファニー・プティローレンやテノールのマルセル・ビークマン、ガンバのヒレ・パール&サラ・パール、リュートのリー・サンタナなど、ジェズアルド・コンソート・アムステルダムは当代屈指の達人揃い。スヴェーリンクの声楽作品"全曲録音"という快挙に向けて、ジェズアルド・コンソート・アムステルダムの新たな歩みが今、動き出す!2003年12月&2004年7月、レンスヴァウデ(オランダ)での録音。
GCD 921804
(2CDs/特別価格)
\4000
ゴットリーブ・ムファット(1690−1770):
 チェンバロのための音楽作品 ——
  組曲第5番/組曲第3番/組曲第6番/組曲第1番/
  組曲第2番/組曲第4番/組曲第7番(シャコンヌ)
ミッツィ・メイヤーソン(チェンバロ)
モニカ・ハジェット、サラ・カニンガムと共に結成した"アンサンブル・ソネリー(トリオ・ソネリー)"のチェンバロ奏者としても活躍したシカゴ出身の華麗なる鍵盤奏者ミッツィ・メイヤーソン。ゲオルク・ベーム(GCD 921801)、フランソワ・クープラン(GCD 921802)、クロード=ベニーニュ・バルバトル(GCD 921803)と続いたグロッサでのソロ・アルバムに加わる4枚目の録音はムファット!しかもムファットはムファットでもゲオルク・ムファットではなく、息子のゴットリーブ・ムファットのチェンバロ作品集!様々な分野で傑作を遺した父ゲオルクとは相反するかのように、自身の作曲範囲を鍵盤作品に絞り18世紀ウィーンの宮廷で活躍したゴットリーブ。保守的傾向にあったとされるゴットリーブの作品には、今回メイヤーソンが収録した1736年頃の「チェンバロのための音楽作品(Componimenti Musicali)」など、鍵盤楽器のための傑作が存在しているが、多くの作品が未出版&未収録のためその音楽を知る機会は非常に限られている。18世紀ウィーンの鍵盤音楽を紐解くために父ゲオルクではなく、大バッハと同じ時代を生きた、息子ゴットリーブの音楽に着目したメイヤーソンの慧眼に感服。ゴットリーブ・ムファットの決定盤、ここに誕生!2006年10月、ベルリン・カールホルスト(ドイツ)での録音。
GCD 920309
\2500
1800年頃スペインのトナディーリャと大衆音楽劇 ——
 ブラス・デ・ラセルナ(1751−1816):
  トリピリのティラーナ、エル・デセンガニャード/
 パブロ・エステーベ(c.1730−c.1801):
  ロス・パヨス・デル・マルブル/
 ブラス・デ・ラセルナ:ノ・アパレセ・ラ・ティラナ/
 ハシント・バルレドル(1744−1809):ラ・カンタータ・ビダ/
 ブラス・デ・ラセルナ:ラ・ティラナ・セ・デスピデ
アラケル・アンドゥエサ(ソプラノ)、
マルタ・インファンテ(メゾ・ソプラノ)、
フアン・サンチョ(テノール)、
ジョルディ・リカルト(バリトン)、
エミリオ・モレーノ(ヴァイオリン&ディレクター)、
エル・コンチェルト・エスパニョール
18世紀オーケストラのヴィオラ・セクションの長、エミリオ・モレーノが18世紀スペインの歴史を紐解く。18世紀オーケストラのヴィオラ・セクションを束ねる名手、エミリオ・モレーノ&エル・コンチェルト・エスパニョールの「フランチェスコ・コルセッリの作品集」(GCD 920307)以来となる久々のレコーディングは、1800年頃のスペインで隆盛を誇った"トナディーリャ"集。元来はギター伴奏付きの独唱歌曲としてスペイン演劇の幕間に用いられていた"トナディーリャ"。1750年頃にはゴシップや政治的な話題を題材とする小規模な舞台作品へと発展を遂げた"トナディーリャ"は、当時の庶民の日常生活をユーモラスな手法で描いた歴史絵巻という役割も果たしているのである。ブラス・デ・ラセルナなどの人気作曲家を生み出し、1800年前後に爆発的な流行を巻き起こした"トナディーリャ"も歴史の変化には逆らえず、19世紀中期には主役の座を"サルスエラ"へと譲ることになる。スペインの音楽遺産と言っても言い過ぎではない絶頂期の"トナディーリャ"を、エミリオ・モレーノとその仲間たちの演奏で再現したグロッサ(Glossa)の自信作です!ちなみにジャケット・デザインには、バロック後期オランダの画家アドリアーン・ファン・デル・ヴェルフによる初代マールバラ公ジョン・チャーチルの肖像画が用いられているが、風刺を効かせた"トナディーリャ"とリンクさせたかのような"仕掛け"(落書き!?)がなんだか微笑ましい。2008年10月の録音。
GCD P32104
\2500
ラ・マグダレーナ〜16世紀初期マグダラのマリアへの信仰 ——
◇第1部〜ミサ
 グレゴリオ聖歌:
  入祭唱〜すべての者よ、主に向かいて喜ばん/
 ニコラ・シャンピオン:
  キリエ〜聖マグダラのマリアのミサ、
  グローリア〜聖マグダラのマリアのミサ/
 グレゴリオ聖歌:
  昇階唱〜真理のためなる、アレルヤ, 主は復活し、
  散文〜マネ・プリマ・サバティ/
 ニコラ・シャンピオン:
  クレド〜聖マグダラのマリアのミサ/
 グレゴリオ聖歌:奉献唱〜お告げの祈り/
 ニコラ・シャンピオン:
  サンクトゥス〜
   聖マグダラのマリアのミサ、
  アニュス・デイ〜聖マグダラのマリアのミサ/
 グレゴリオ聖歌:聖体拝領唱〜
  御身が唇には慈しみが置かれぬ
◇第2部〜マグダレーナのシャンソン
 作曲者不詳:オ・ワルデ・モント/
 ピエール・ブロンドー:ラ・マグダレーナ、バッセ・ダンス/
 作曲者不詳:モグレ・ダンジュ・ポンペラ・マドレーヌ/
 クローダン・ド・セルミジ:喜びを与えん/
 作曲者不詳:いとしい方を失ったら、トゥ・ノーブル・クール
ビョルン・シュメルツァー(ディレクター)、
アンサンブル・グランドラヴォア
ベルギーの古楽精鋭集団アンサンブル・グランドラヴォア登場!第4弾は"マグダラのマリア"のための祈りの音楽。新訳聖書に登場するキリスト教の聖人であり、古来より崇拝の対象として崇められてきた"マグダラのマリア"。この"マグダラのマリア"という伝説と謎の多き聖女こそが、フランドル楽派の巨匠オケゲムの作品集「Caput(頭)」(GCD P32101)、バンショワの作品集「Joye(喜び)」(GCD P32102)、「13世紀ブラバントの神秘家、修道僧と吟遊詩人」(GCD P32103)など、近年稀に見る質の高い演奏と内容を兼ね備えた録音を発表してきたベルギーの古楽演奏団体アンサンブル・グランドラヴォア第4作目のテーマ。民族音楽学者としても高名なディレクター、ビョルン・シュメルツァーは楽曲研究、歴史考察の結果、神聖ローマ帝国宮廷礼拝堂の歌手でもあったのニコラ・シャンピオン(c.1475−1533)の美しいミサ曲「聖マグダラのマリアのミサ」と「グレゴリオ聖歌」を融合させることにより、"マグダラのマリア"への祈りの音楽をより崇高な高みへと導いている。また6曲の"マグダラのマリア"を歌った"シャンソン"の存在も、"マグダラのマリアへの信仰"というテーマに欠かせない重要な要素である。シュメルツァー&アンサンブル・グランドラヴォアの底知れぬアイディアと可能性、類希な演奏技術が、古楽界を席巻する日は近い。2008年12月、アントワープ聖パウロ教会(ベルギー)での録音。
アーティスト紹介:ビョルン・シュメルツァー&アンサンブル・グランドラヴォア
「アンサンブル・グランドラヴォア」は、ベルギーの民族音楽学者であり音楽家でもあるビョルン・シュメルツァーによって1999年に結成された声楽と古楽器によるベルギーの芸術家集団。レパートリーこそ違えども、モンテヴェルディ&ジェズアルドのマドリガーレで大ブレイク中の「ラ・ヴェネクシアーナ」と肩を並べるアンサンブルとして急速に注目を集めている古楽ファン要注目のアーティスト。当盤が4枚目の録音となる。
GCD 921617
¥2290
シャルパンティエ:
 聖母被昇天のミサ曲 H.11/
 《聖なる神への信仰を通して》 H.361/
 《仮祭壇のための》 H.508/
 《おお、救いのいけにえよ》 H.262/
 《主よ、王を救いたまえ》 H.303/
 《主よ、王を救いたまえ》 H.291
エルヴェ・ニケ(指揮)、
コンセール・スピリチュエル、
シャンタル・サントン=ジェフリー(ソプラノ)、
アンナ・バヨディ=イール (ソプラノ)、
フランソワ=ニコラ・ジェスロ(オート=コントル)、
ロマン・シャンピオン(テノール)、
ブノワ・アルヌール(バス)
昨年の来日公演でも演奏された衝撃の"ヘンデル「水上の音楽&王宮の花火の音楽」(GCDSA 921616)"で、バロック音楽の演奏に一石を投じた鬼才エルヴェ・ニケとコンセール・スピリチュエル。デトシュの「カリロエ」、マレの「セメレ」、リュリの「プロセルピーヌ」に続くフランス・バロック音楽の発掘と再訪の旅は、ニケ&コンセール・スピリチュエルの十八番にして5枚目の録音となるシャルパンティエ!パリ・イエズス会のサン=ルイ教会の楽長を経て、1698年にフランソワ・シャプロンの後任としてサント=シャペルの楽長に就任したシャルパンティエ。1704年に没するまでこの地位にあった晩年のシャルパンティエは、この時期にかの有名な「テ・デウム ニ長調」H.146を作曲。そしてこの「テ・デウム」や「真夜中のミサ」と並び称され、シャルパンティエのミサ曲を代表する傑作こそが、今回録音された「聖母被昇天のミサ曲」H.11なのである。ニケはこの「聖母被昇天のミサ曲」を演奏するにあたり、5つの通常文に2つの「主よ、王を救いたまえ」(H.303&H.291)など5つのモテット、「オルガンのためのベネディクトゥス」を加えるなど、鬼才ニケ独自のアプローチがここでも冴えに冴える!録音:2008年7月、音響音楽研究所IRCAM(パリ)
GCD 921109
\2500→¥2290
ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉Hob.XX-1 フランス・ブリュッヘン(指揮)、
18世紀オーケストラ
ツェートマイヤーとのコンビによる"モーツァルトのヴァイオリン協奏曲集&協奏交響曲"(GCD 921108)で久々にグロッサ(Glossa)の舞台へと戻ってきた古楽界の世界的権威フランス・ブリュッヘンと18世紀オーケストラ。モーツァルトでの圧倒的な演奏で聴衆に健在振りをアピールしたブリュッヘン&18世紀オーケストラが早くも送り出す最新盤は、同コンビが温め続けてきたハイドンの「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」の管弦楽版。録音の存在が噂されながらもベールに包まれたままだったブリュッヘンのハイドンが、アニヴァーサリー・イヤーに合わせて遂に登場!1786年、エステルハージ家に楽長として仕えていたハイドンにスペイン西部の港湾都市カディスからの依頼が届き作曲された「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」。カディス大聖堂の聖金曜日の礼拝のために作曲されたこの作品は、作品冒頭の"序奏"、キリストが十字架上で発した最後の7つの言葉を表す"7つのソナタ"、キリストの昇天により起きた"地震"によって楽曲が構成されており、エステルハージ家時代のハイドンを代表する重要作の1つとしても知られている。管弦楽版の他にも弦楽四重奏版、オラトリオ版が存在し、朗読付きで演奏されることも多いこの作品。ブリュッヘンは楽章間の空白をさらに音楽的で効果的に活用することが出来ないものかと熟慮した結果、オランダ系アメリカ人作曲家のロン・フォード(1959−)に器楽による「間奏曲」の作曲を依頼。ブリュッヘンが思い描いたとおりの形に完成した「間奏曲」の効果によって、作品全体の神秘性や崇高な雰囲気が劇的に向上しているという。まさにブリュッヘン版と言っても過言ではないブリュッヘン&18世紀オーケストラによるハイドンの「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」。ハイドンの没後200年を記念するに相応しい特大リリースである。2004年11月、ユトレヒト(オランダ)&ライデン(オランダ)でのライヴ録音。

GUILD

GMCD 7329
\2400
ビーチ:ピアノ作品集Vol.2 ——
 バルカンの主題による変奏曲Op.60/
 子供の情景Op.36/セレナーデ/
 スコットランドの伝説Op.54-1/幻想的なガヴォットOp.54-2/
 エスキモーOp.64/モデラート
カーステン・ジョンソン(ピアノ)
19世紀から20世紀にかけてのアメリカで最も大きな成功を収めた女流音楽家エイミー・ビーチ(1867−1944)のピアノ作品集第2集。初期作品を収録した第1集(GMCD 7317)に続くこの第2集には「バルカンの主題による変奏曲」など、19世紀末から20世紀初頭にかけて作曲された7つのピアノ作品を収録。どことなくショパンを思わせるビーチのロマンティックなピアノ作品の美しさに思わず感動。

HYPERION 1CD¥2400

CDA 67703
\2190
シマノフスキ:ヴァイオリンとピアノのための作品全集 ——
 ヴァイオリン・ソナタ ニ短調Op.9/
 夜想曲とタランテラOp.28/神話Op.30/
 ロマンス ニ長調Op.23/
 3つのパガニーニのカプリースOp.40/
 アイタコ・エニアの子守歌Op.52
アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン)、
セドリク・ティベルギアン(ピアノ)
ロシアの妖精イブラギモヴァ。このシマノフスキが凄い!ハイペリオンからリリースされた"ハルトマン"(CDA 67547)、"ロースラヴェツ"(CDA 67637)の作品集での素晴らしい演奏と個性豊かなプログラミング、またNHK-BSで放送された2005年来日公演の演奏で多くの聴衆を魅了した1985年(!)ロシア生まれの女流ヴァイオリン奏者アリーナ・イブラギモヴァ。大きな話題を呼んだ"ハルトマン"と"ロースラヴェツ"に続くハイペリオンからのリリース第3弾は、インパクト特大のシマノフスキ!その生涯で数度にわたり自らの作風を変遷させたポーランドの巨星シマノフスキ。イブラギモヴァは、初期のヴァイオリン・ソナタOp.9(1904年)から後期の「アイタコ・エニアの子守歌Op.52」(1925年)までを取り上げており、"官能的"、"神秘的"、"エキゾチック"など様々なシマノフスキの世界を見事なまでに表現している。1738年製ピエトロ・グァルネリのヴァイオリンを手に舞い降りたロシアの可憐な妖精が奏でる魅力的で衝撃的なシマノフスキ。これは凄いです。2008年7月の録音。
CDA 67737 ヘンデル:シャンドス・アンセム集 ——
 シャンドス・アンセム第9番
  《おお、こぞりて主をほめ讃えよ》HWV.254/
 シャンドス・アンセム第11番
  《神よ立ちて》HWV.256a/
 シャンドス・アンセム第7番
  《とこしえにあなたのいつくしみの歌を歌い》HWV.252
エマ・カークビー(ソプラノ)、
イエスティン・デイヴィス(カウンターテナー)、
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)、
ニール・デイヴィス(バス)、
スティーヴン・レイトン(指揮)、
ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団、
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
ヘンデル・イヤー記念リリース!ハイペリオンの"シャンドス・アンセム"!ハイペリオンが贈るヘンデル・イヤーの記念盤は、豪華陣容による「シャンドス・アンセム集」!ヘンデルの「デッティンゲン・テデウム」(CDA 67678)で実現したイギリス合唱シーンの寵児スティーヴン・レイトンとケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団、アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(第1ヴァイオリンにはパヴロ・ベズノシウクの名前が!)のトリオを中心として、ソリストには大ソプラノ歌手エマ・カークビー、BCJとの共演でもお馴染みのジェイムス・ギリクリストなど、世界有数の実力者たちが集結。牧歌劇「エイシスとガラテア」などが作曲されたいわゆる"キャノンズ時代"のヘンデルにより、カーナーヴォン伯爵(シャンドス公爵)の私的礼拝のための作曲された格調高きアンセム集。没後250年という節目の年を祝うに相応しい演奏家たちによる素晴らしい録音の登場である。2008年6月〜7月の録音。
CDA 67775 ブラームス:世俗合唱作品集 ——
 6つの歌曲とロマンスOp.93a/
 3つの四重唱曲Op.64/5つの歌Op.104/
 ジプシーの歌Op.103
アンドルー=ジョン・スミス(指揮)、
コンソーシアム、
クリストファー・グリン(ピアノ)
交響曲や協奏曲、室内楽曲、ピアノ曲、歌曲などの広く知られた代表作たちに比べて耳にする機会や演奏される機会は少なくとも、数々の傑作が揃うブラームスの世俗合唱曲。合唱の録音にも定評のあるハイペリオンが選んだのは、ブラームスの合唱作品の名曲「ジプシーの歌」を中心とした4作品。
このブラームスの歌い手は、サン=サーンスのオルガン作品集(CDA 67713)の演奏者アンドルー=ジョン・スミスによって2006年に結成されたプロの室内合唱団コンソーシアム。個々の能力の高さ生み出す抜群のハーモニー、幅のある豊かな表現力、ピアノとの絶妙なコンビネーションによるブラームスの合唱は絶品。ハイペリオンの合唱シーンに加わった新しい才能にご期待下さい。2007年10月の録音。
CDA 67726 ブリッジ:
 ピアノ五重奏曲H.49a/
 3つの牧歌H.67/弦楽四重奏曲第4番H.188
ピアーズ・レーン(ピアノ)、
ゴールドナー弦楽四重奏団
存命当時の流行とは違う道を歩んだため、"作品"よりも"ブリテンの師"という一面がクローズアップされがちなフランク・ブリッジ(1879−1941)。オーストラリアの俊英アンサンブルによる弦楽四重奏をベースとした室内楽作品集が、"ブリテンの師"というイメージからブリッジを脱却させる。エレガントな初期の"牧歌"、野心的な"ピアノ五重奏曲"、晩年の急進的な"弦楽四重奏曲第4番"など、フランス音楽からの影響も感じさせる3作品は歴史に埋もれた20世紀イギリスの"作曲家"ブリッジの大切な記録である。当代随一の知性派ピアニスト、ピアーズ・レーンとゴールドナー弦楽四重奏団のコンビは、ブロッホ(CDA 67638)に続いて2度目。ブリッジの世界を濃厚に描いている。2008年7月の録音。
CDA 67740 マサイアス:宗教合唱作品集 ——
 おお神よ、人々に汝を讃えさせよOp.87/
 マニフィカトとヌンク・ディミティスOp.53/
 御子が生まれたOp.55/荒野の果てに/
 入場(オルガン独奏)/ミサ・ブレヴィスOp.64/
 アヴェ・ヴェルム・コルプス/カリヨン(オルガン独奏)/
 オール・ウィスダムOp.88-3/頭を上げよOp.44-2/
 おお光より生まれし光/祝祭テ・デウムOp.28/
 主にありて喜べOp.90-2
マシュー・オーウェンス(指揮)、
ウェルズ大聖堂聖歌隊、
ジョナサン・ヴォーン(オルガン)
レッド・ドラゴンの国旗の国ウェールズ。同国史上、最も重要な作曲家の1人とされるウィリアム・マサイアス(1934−1992)の宗教合唱作品集もハイペリオンならではのハイクォリティな出来栄え。ケルトの伝統文化や神秘主義、深い精神性が反映されたマサイアスの作品は、ドラマティックで親しみやすい。ウェルズ大聖堂聖歌隊の歌唱力、適応力の高さが、マサイアスの音楽を隅々までカバー。近現代英国の宗教作品入門としてもオススメ。2008年6月の録音。
CDA 67734 オルガン・ファイアーワークスVol.13 ——
 ウェイツ:グラン・クール《ベネディカムス・ドミノ》/
 ブージョワ:前奏曲とフーガ/
 ルフト:変奏曲と終曲/
 オルソン:前奏曲とアレグロ/
 ウィリアム・ロイド・ウェッバー:献身行進曲/
 ルメア:トッカータとフーガ ニ短調Op.98/
 グレインジャー:ストランド街のヘンデル/
 ヴォーン=ウィリアムズ:前奏曲とフーガ ハ短調/
 デュリュフレ:コラール・ヴァリエ/
 マサイアス:退出賛美歌
クリストファー・ヘリック(オルガン)
1984年1月に収録された"Vol.1"から約25年。クリストファー・ヘリックの演奏でリリースされ続けてきた「オルガン・ファイアーワークス」も"Vol.13"に到達。スウェーデンのベステロス大聖堂で収録された"Vol.13"も、吹奏楽や金管アンサンブルで知られる英国のブージョワ、スウェーデンのオルソン、グレインジャーの「ストランド街のヘンデル」のオルガン版などこれまでの録音に負けず劣らず秘曲珍曲が満載!2008年6月の録音。
CDA 67729
(2CDs/1枚分価格)
\2400
クレメンティ:ピアノ・ソナタ全集Vol.3 ——
 ピアノ・ソナタ変ロ長調Op.13-4/
 同ヘ長調Op.13-5/同へ短調Op.13-6/
 同ハ長調Op.20/同ヘ長調WoO.3/
 同変ホ長調Op.23-1/同へ長調p.23-2/
 同変ホ長調Op.23-3/
 同へ長調Op.24-1/同変ロ長調Op.24-2
ハワード・シェリー(ピアノ)
世界的評価を得ているラフマニノフのピアノ独奏作品全集(CDS 44041/8)やRPCシリーズでの弾き振りなど、ピアニスト、指揮者として大車輪の如き活躍を展開するイギリスの名匠ハワード・シェリー。"ソナチネ"の作曲家として定着してしまったため、過小評価を受け続けてきたムツィオ・クレメンティの『ピアノ・ソナタ』全曲をたどるハワード・シェリーの新たなプロジェクトも折り返し地点となる第3集に到達。この第3集には、1781年12月24日皇帝ヨーゼフⅡ世の御前で行われた不運であまりにも有名なモーツァルトとの競演、リヨンでの騒動の直後からロンドン帰還後にかけて作曲された「ピアノ・ソナタ」を収録。ロンドンに戻ったクレメンティは、ピアニスト、作曲家、教育者、楽器製造会社の経営者として名声を確立しており、充実した音楽活動を反映するかのような優れた作品が数多く生み出された時期でもある。全6集での完結が予定されているクレメンティの「ピアノ・ソナタ」全集。"ソナチネ"の作曲者というイメージをハワード・シェリーのピアノが覆す。
CDA 67660 ルビンシテイン:チェロ・ソナタ集 ——
 チェロ・ソナタ第1番ニ長調Op.18/
     同  第2番ト長調Op.39
イルジー・バールタ(チェロ)、
ヘイミッシュ・ミルン(ピアノ)
19世紀を代表するピアノの巨匠であり、サンクトベテルブルク音楽院の創設者としてロシア音楽の発展の礎を築いたアントン・ルビンシテイン(1829−1894)。歴史に名を残す偉大なピアニストであると同時に、ルビンシテインの作曲家としての活動も凄まじく、膨大な数の作品を生み出した多作家としての一面を持ち合わせていたことも知られている。当時の主流であった"ロシア民族主義"とは一線を画すかのように、"ドイツ・ロマン主義"を自らの作品の柱に据えたルビンシテイン。後の1870年代には"ロシア民族主義"を取り入れることにはなるものの、若かりし20代のルビンシテインが作曲した1852年の「第1番」、1857年の「第2番」は、メンデルスゾーンを彷彿とさせる"ドイツ・ロマン主義"的な作風が特徴的。次代を担うチェコの天才イルジー・バールタとロシア音楽の鬼才ヘイミッシュ・ミルンのコンビが、19世紀ロシアの眠れる傑作の魂を呼び覚ます!
CDA 67695 チャーク・キャッスルの写本からの音楽 ——
 マンディ:テ・デウム、ベネディクトゥス/
 バード:O God give ear and do apply/
 パーソンズ:Deliver me from mine enemies/
 タリス:Christ rising again/
 フーパー:Behold it is Christ/
 タイ:Blessed Are They That Fear the Lord/
 パーソンズ(?):ベリアル・サーヴィス/
 ディーン:O Lord, thou hast dealt graciously/
 タリス:With all our hearts and mouths/
 コーストゥン:Yield unto God the mighty Lord/
 タリス:Not every one that saith unto me/
 シェパード:Submit yourselves one to another/
 パーソンズ(?):The Litany"for trebles"/
 シェパード:O God be merciful unto us, and bless us/
 ディーン:The grace of our Lord Jesus Christ
スティーヴン・ライス(指揮)、
ブラバント・アンサンブル
14世紀に建築されたウェールズ北部の古城チャーク・キャッスルの書庫で300年以上という月日を過ごしてきたチューダー朝時代の写本からの音楽を、スティーヴン・ライス率いるヴォーカル・アンサンブル、ブラバント・アンサンブルが歌う。これまでにハイペリオンからリリースされた4枚のレコーディング、"モラレス"、"マンシクール"、"ゴンベール"、"クレキヨン"の宗教音楽で鮮烈な印象を与えてくれたブラバント・アンサンブルへの評価は急上昇!今回の収録作品の中では、特にマンディの「テ・デウム」と「ベネディクトゥス」が貴重な発見であるという。ハイペリオンも大きな期待を寄せる新世代の精鋭集団による綿密なハーモニーに期待。
CDA 67754 イギリスの舞台のジグ ——
 作曲者不詳(b.1633):黒い男/
 作曲者不詳(b.1656):ロビンとジョアンの陽気な求婚/
 ケンプ(1595):シンギング・シンプキン/
 作曲者不詳(c.1665):ビリングスゲートの血戦/
 ジョーダン:いかさま師のいかさま
ルーシー・スキーピング(ディレクター)、
シティ・ウェイツ
1970年代から16世紀〜17世紀のイギリスで演奏された音楽の研究を進めてきた古楽演奏団体シティ・ウェイツ。1980年10月に録音された「17世紀イギリス人の社交音楽」(CDH 55013)以来となるハイペリオンからの録音では、17世紀イギリスの娯楽的な舞台作品だった「ジグ」を取り上げる。当時の大衆音楽文化を掘り起こす画期的な試みである。

Hyperion dyad

CDD 22064
(2CDs/1枚分価格)
\2400
ロカテッリ:ソナタOp.4〜
 6つの劇場風序曲と6つの協奏曲
エリザベス・ウォルフィッシュ(ヴァイオリン)、
ラグラン・バロック・プレーヤーズ
イギリスにおけるバロック・ヴァイオリンの先駆者的存在、才女エリザベス・ウォルフィッシュの名盤がアルビノーニ、コレッリ、タルティーニ、ロカテッリのOp.8に続き復刻リリース。CDA 67041/2からの移行再発売。

HELIOS 1CD¥1500

CDH 55333 モーツァルト:ピアノ協奏曲集〜
 作曲者自身の編曲による室内楽伴奏版 ——
  ピアノ協奏曲第11番ヘ長調K.413/
  同第12番イ長調K.414/同第13番ハ長調K.415
スーザン・トムズ(ピアノ)、
ゴーディエ・アンサンブル
なんと伴奏は室内楽!モーツァルト自らが伴奏をアレンジした"ピアノ"と"弦楽五重奏"によるピアノ協奏曲集がヘリオス(Helios)から復活!
さらにスマートでエレガントな響きになったモーツァルトのピアノ協奏曲もやはり素晴らしい。フロレスタン・トリオのピアニストでお馴染み、スーザン・トムズの絶妙なバランス感覚は抜群!CDA 67358からの移行再発売。
CDH 55375 ヘンデル:王宮の花火の音楽/水上の音楽 ロバート・キング(指揮)、
キングズ・コンソート
1989年1月、ロンドン北部の教会に集結した24人のオーボエ奏者、12人のファゴット奏者、9人のホルン奏者、9人のトランペット奏者、2人の打楽器奏者により録音された「王宮の花火の音楽」。ヘンデル・イヤーを記念して1997年に収録された「水上の音楽」をカップリングした新たなプログラムで新装登場!CDA 66350&CDA 66967からの移行再発売。
CDH 55329
\1500→¥1290
ピツェッティ:管弦楽作品集 ——
 ヴェネツィアのロンド/新しき日への前奏曲/
 ソフォクレスの《オイディプス王》への3つの交響的前奏曲/
 組曲《ピサの少女》
オスモ・ヴァンスカ(指揮)、
BBCスコティッシュ交響楽団
皇紀2600年奉祝曲の作曲者ピツェッティの管弦楽作品集。1880年パルマ生まれのイタリア人作曲家イルデブラント・ピツェッティ(1880−1968)の管弦楽作品集がヘリオス(Helios)シリーズから復活!当時の関係各国に委嘱された「皇紀2600年奉祝曲」の作曲家の1人として、日本とも関係が深いピツェッティの音楽を北欧の名匠ヴァンスカの演奏で。CDA 67084からの移行再発売。



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