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第47号マイナー・レーベル新録音新譜(3)



AEOLUS

AE-10561
(2SACDs Hybrid Multichannel+
1Normal-CD/
特別価格)
\7900
ドゥメシュー:オルガン作品全集 ——
 テ・デウムOp.11/前奏曲とフーガ Op.13/
 6つの練習曲Op.5/降誕Op.4/
 12のコラール前奏曲Op.7/
 聖霊についての7つの瞑想曲Op.6/三部作Op.7/
 アンダンテ/典礼のための応唱/詩曲Op.9
シュテファン・タープ(オルガン)
ジャンヌ・ドゥメシュー(1921−1968)は、12歳という若さでパリのサン・テスプリ教会のオルガニストとなり、パリ音楽院ではデュプレにオルガン演奏法、即興、作曲を師事した20世紀フランスの女流オルガニスト兼作曲家。ロンドン、アメリカで成功を収めたドゥメシューは、リエージュ音楽院の教授、パリ・マドレーヌ教会のオルガニストに着任。またドゥメシューは、イギリスのウェストミンスター大聖堂と寺院で演奏した最初のオルガニストでもある。これだけまとまった作品集はかなり貴重です。
AE-10541
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200
カステルヌオーヴォ=テデスコ:オルガン作品全集 ——
 序奏/アリアとフーガ/神聖祭儀/
 前奏曲とファンファーレ/
 フレデリック・トゥランの名による前奏曲/
 アルベルト・シュヴァイツァーの名による
  コラール前奏曲とフーガ/
 我が祖父が書いた祈り
リヴィア・マッツァンティ(オルガン)
イタリアとアメリカで活躍し、オペラから映画音楽までの幅広いジャンルに作品を残した多才の持ち主マリオ・カステルヌオーヴォ・テデスコ(1895−1968)のオルガン作品全曲を網羅。現在ではギター作品の作曲家として名前が登場することの多いカステルヌオーヴォ=テデスコだが、楽器の表現力を存分に活かした劇的なオルガン作品もギターに負けず劣らず魅力的。

AVIE 1CD¥2400

J S Bach: Orchestral Suites for a Young Prince
AV 2171
¥2190
J・S・バッハ:管弦楽組曲集〜
 若き王子のための
 (アンハルト・ケーテン候レオポルト王子のために) ——

  管弦楽組曲第1番ハ長調BWV.1066/
  管弦楽組曲第2番ロ短調BWV.1067(オーボエ版)/
  管弦楽組曲第3番ニ長調BWV.1068(原典版)/
  管弦楽組曲第4番ニ長調BWV.1069(原典版)
モニカ・ハジェット(ヴァイオリン&ディレクター)、
ゴンサロ・ルイス(オーボエ)、
アンサンブル・ソネリー
ハジェット&ソネリー登場!J・S・バッハの管弦楽組曲"原典版"!
バロック・ヴァイオリンの世界的名匠モニカ・ハジェットとアンサンブル・ソネリー。英国が世界に誇る古楽界の名コンビが世に送る古楽ファン要注目の最新盤は、"原典版による管弦楽組曲集"という壮大で刺激的なバッハ・アルバム!作曲時の手稿譜が残されていないため、ケーテン時代、もしくはワイマール時代、ライプツィヒ時代に作曲や加筆が行われたなど、様々な説が唱えられているバッハの「管弦楽組曲」。ハジェットは「管弦楽組曲」の原典版を演奏するために、バッハを厚遇したケーテンの若き領主レオポルト候の宮廷楽団と同規模の編成(弦楽器、オーボエ、ファゴット、チェンバロ)を再現。また「第2番」では、アンサンブル・ソネリーのオーボエ奏者ゴンサロ・ルイスがフルート・パートをオーボエに置き換えるなど、ケーテンの宮廷楽団の編成に基づいた再構築を行っている。「ケーテン時代の管弦楽組曲」=「原典版」という1つの結論を打ち出したハジェット&ソネリーの演奏とアイディアは実にユニーク。このハジェット&ソネリーによって再構築された"原典版"の「管弦楽組曲」こそが、もしかするとレオポルト候が聴いた「管弦楽組曲」の姿なのかもしれない。
2007年9月21日−25日、セント・サイラス教会での録音。
AV 2156
(2CD/特別価格)
\3600
シューベルト・ライヴVol.1 ——
 ピアノ・ソナタ第20番イ長調D.959/
 11のエコセーズ ニ長調D.781/3つの小品D.946/
 ピアノ・ソナタ第16番イ短調D.845/
 ピアノ・ソナタ第20番イ長調D.959
イモジェン・クーパー(ピアノ)
英国の才女イモジェン・クーパー!新シリーズ"シューベルト・ライヴ"第1弾!2008年10月に行われたNHK交響楽団との共演やソロ・リサイタルでの好演が記憶に新しいイギリスの才女イモジェン・クーパー。弾き振りによるノーザン・シンフォニアとのモーツァルト(AV 2100&AV 2175)に続くアヴィー(Avie)からの新シリーズは、ロンドンのクィーン・エリザベス・ホールを舞台としたシューベルトのライヴ・レコーディング集!イモジェン・クーパー自身も大きな"手応え"を感じたというクィーン・エリザベス・ホールでのライヴでは、1923年から28年にかけて作曲された晩年の名作を選曲。バドゥラ=スコダ、デームス、ブレンデルから薫陶を受けたクーパーの演奏には、シューベルトの音楽を奏でる歓びや作品への深い愛情が満ちあふれている。30年以上にわたりシューベルトの演奏に情熱を注ぎ続けてきたクーパーの"新しいシューベルト"にご期待下さい。2008年4月15日&11月25日、クィーン・エリザベス・ホール(ロンドン)でのライヴ録音。
AV 2142 インティメイト・スタディーズ ——
 ヤナーチェク:霧の中で、ないしょの練習曲/
 ハース:ピアノのための組曲Op.13、アレグロ・モデラート/
 マルティヌー:ミニアチュアのフィルムH.148、春H.127/
 スーク:春Op.22a
ラダ・ヴァレショヴァー(ピアノ)
ラダ・ヴァレショヴァーは、このアルバムが本格的なデビュー録音となるチェコのピルセン出身の女流ピアニスト。スメタナ国際ピアノコンクールでの受賞歴やロストロポーヴィチとの共演経験を持ち、現在はロンドンのギルドホール音楽院で教授としても活躍している。ヤナーチェク、ハース、マルティヌー、スークといった祖国チェコの20世紀を代表する作曲家たちのピアノ作品は、どれも民族色豊かで温かい。収録曲の中では特に11の音詩で構成されるヤナーチェクの珍しい曲集「ないしょの練習曲(Intimate Studies)」が聴きどころ。
AV 2168 東方からの詩人 ——
 スクリャービン:24の前奏曲Op.11/
 馬水龍:雨の波止場の風景/
 タバコワ:夜想曲、モデチュード/
 デシャニコフ:
  カスチェイの生活より、ジャメ....、ロンド・チェイス、
  ディケンズを記念して、夜想曲、クレジット・タイトル
エヴェリン・チャン(ピアノ)
バシュメットの後継者マキシム・リザノフとのデュオ(AV 2111)でアヴィー(Avie)に登場したイギリスを拠点として活躍する台北出身の女流ピアニスト、エヴェリン・チャンのソロ・アルバム。スクリャービンの「24の前奏曲」を中心とするプログラムには、ドブリンカ・タバコワ(1980−)、レオニード・デシャニコフ(1955−)、台湾を代表する馬水龍(1939−)という"東方"の個性的なピアノ作品が並ぶ。

BERGEN DIGITAL 1CD¥2500

BD 7063SACD
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200
ラインベルガー:ミサ曲へ短調Op.159、3つの賛歌Op.96/
ヴォスレフ:聖書の絵
マグナル・マンゲシュネス(指揮)、
ベルゲン大聖堂聖歌隊、
ビョルン・リーエン(オルガン)、
ラッシャー・サクソフォン四重奏団
1993年にベルゲン市芸術賞を授与されたノルウェーの合唱指揮者兼オルガニスト、マグナル・マンゲシュネスが音楽監督を務めるベルゲン大聖堂聖歌隊。19世紀リヒテンシュタインの音楽家ラインベルガーの宗教作品と、合唱&サクソフォン四重奏によるケティル・ヴォスレフ(1939−)の合唱作品という斬新な組み合わせが面白い。
BD 7058CD タング・エネル ——
 バーニ・ディ・ルッカ/ヴェム・カン・セグラ・フォルタン・ヴィルド/
 ハルタ・ロッタ/虹の彼方に/雨にぬれても/バイエルン・ポルカ/
 カン・カン/イル・ソント・パッセ/ディズニー・メドレー/プレミア/他
ドラーゲ金管六重奏団
ノルウェーの金管アンサンブルが遊び心たっぷりのご機嫌な演奏で聴かせてくれる伝承曲とヒットナンバー集。ここでは一般的なトランペットやトロンボーンではなく、スウェーデンの楽器工房「Ahlberg&Ohlsson」(1850〜1959)で製作されたロータリー・トランペットやロータリー式のバルブ・トロンボーンといった珍しい楽器が使用されている。
BD 7057CD グスタフソン:スウェーデン近衛兵分列行進曲/
ベルグストレム:ウプランド連隊行進曲/
伝承曲:フィンランド騎兵隊行進曲/
ハートレイ:ガイエティ・ポルカ/
レーフグレン:Alvsborgslatar/
ボルグ:夏の気分/
ペローニ:Varese/
ボルグ:Vaarlyst/他
ラグナー・マーレン(指揮)、
ベルゲン・ムシーク・コープス
ノルウェー、ベルゲン市の吹奏楽団による北欧のマーチと伝承曲集。

CELLO CLASSICS

CC 1021
\2400→¥2190
パクストン:4つのソナタと協奏曲 ——
 ソナタ イ長調Op.1-1/同ニ長調Op.4-6/
 同ハ長調Op.1-4/同ハ長調Op.4-5/協奏曲ト長調
セバスティアン・コンベルティ(チェロ)、
パンテオン・バンド
ローマ・カトリック教徒であったが故に教会音楽家になれないという不遇を囲いながらも、18世紀後期のロンドンを舞台として活躍した作曲家スティーヴン・パクストン(1734−1787)。J・C・バッハを彷彿とさせる美しい旋律を持ったチェロ作品は、当時のイギリスでも有数の実力を持っていたパクストンの知られざる傑作である。セバスティアン・コンベルティは、ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ(LMP)の首席奏者であると同時に、チェロ・クラシックスの創設者、アーティスティック・ディレクターとしても活躍中のイギリス人チェリスト。LMPのチェロ・セクションを束ねる名手の技がパクストンの"ソナタ"と"協奏曲"で光る。

CENTAUR 1CD¥2300

CRC 2970
\2300
ラモー:
 《エベの祭り》からの組曲/
 《優雅なインド人》からの組曲
アウロス・アンサンブル
〔クリストファー・クルーガー(トラヴェルソ)、
マーク・シャハマン(バロック・オーボエ)、
リンダ・クァン(バロック・ヴァイオリン)、
マイロン・ルッケ(バロック・チェロ)、
アーサー・ハース(チェンバロ)
フランス・バロックの名作ラモーの「管弦楽組曲」を、ピリオド楽器による五重奏で演奏してしまったという古楽ファン驚きのアルバムが登場!ブリュッヘン&18世紀オーケストラの鮮烈な演奏が印象深いラモーの管弦楽組曲だが、五重奏版も原曲の持ち味を損なわず、小編成ならではのスマートで新鮮な演奏を聴かせてくれている。演奏と編曲は、古楽界の実力派奏者たちによって1973年に結成され、アメリカの古楽分野にムーブメントを巻き起こしたアウロス・アンサンブル。五重奏で描くラモーの管弦楽組曲・・・これは要チェックです。
CRC 2877 イット・テイクス・ツー・トゥ・トリオ ——
 フランツ&カール・ドップラー:
  リゴレット幻想曲Op.38、
  アンダンテとロンドOp.25/
 ノヴァク:ミステリアス・ポンド/
 グラント:セダー・フォー・ピース/
 C・P・C・バッハ:トリオ・ソナタ ホ長調Wq.162、同イ短調Wq.148
エイアル・イエン=ハーバー(フルート)、
ドゥドゥ・カルメル(オーボエ)、
アキコ・トミナガ(ピアノ)、
ヨニ・ファルヒ(ピアノ)、
イズハル・カーション(チェンバロ)、
ヒレル・ゾリ(チェロ)
イスラエルのトップ・プレーヤー2人によるフルートとオーボエのためのデュオ・アルバム。イエン=ハーバーは1997年にイスラエル・フィルの首席フルート奏者に就任。音楽監督メータの指揮の下、イスラエル・フィルで抜群の存在感を発揮している。ちなみに1993年に行われた神戸国際フルート・コンクールでの入賞実績を持つ。オーボエのカルメルも同じくイスラエル・フィルの首席奏者。カルメルは1996年トゥーロン国際オーボエ・コンクールの優勝者であり、ソリストとしてイスラエル・フィルと共演を重ねるなどメータからも厚い信頼を寄せられている。
CRC 2865 エクレクトサックス ——
 バブコック:根拠なき熱狂/
 カールソン:間奏曲/
 ロハニ:アルト・サクソフォン協奏曲/
 ブロートン:追憶/
 モロスコ:ブルー・カプリース/
 マッキントッシュ:アルト・サクソフォン・ソナタ/
 ローリゼン:ディレ・トン/
 グラース:ブラジルからの手紙
ダグラス・マセク(サクソフォン)、
ルイーズ・トーマス(ピアノ)、
デイヴィッド・スペルツ(チェロ)、
ジェイムズ・スミス(ギター)、
シャーダッド・ロハニ(指揮)、
スロヴァキア放送交響楽団
サクソフォン、クラリネットをハイレベルで吹き分け、UCLAやカリフォルニア州立大学のサクソフォン科教授でもあるダグラス・マセクは、ソリスト、スタジオ・ミュージシャンとして引く手あまたのベテラン・プレーヤー。合唱で有名なローリゼン(ラウリッドソン)など"ロサンゼルス"に縁のある作曲家たちによるサクソフォンのための作品を収録。マセクのスタイルを反映したかのような、クロスオーバー・スタイルの作品が面白い!
CRC 2959 木管五重奏のための作品集 ——
 ウィリス:木管五重奏と打楽器のための《対話》/
 マカリスター:ウィズ・グロウイング・ウィンド・アンド・ティー/
 リチャーズ:木管五重奏曲/
 ウィリス:6つの小品/
 ロチェスター・ヤング:3つの夏の夕暮れ
ベイラー木管五重奏団、
トッド・ミーハン(打楽器)
ベイラー木管五重奏団は、1972年に結成されたアメリカの木管アンサンブル。アンサンブルのメンバーはテキサス州のウェイコ交響楽団の団員でもあり、特にアメリカの近現代作品の演奏や初演を得意としている。木管五重奏のコンクール&コンサート・レパートリーの発掘にもオススメ。
CRC 2949 ラザロフ:
 4手連弾と弦楽四重奏のための《アンサンブルⅡ》/
 2台ピアノのための協奏曲/
 2台ピアノと2台のチェロのための《アンサンブルⅢ》/
 弦楽四重奏曲第9番
バーナディーン・ブラハ(ピアノ)、
ケヴィン・フィッツジェラルド(ピアノ)、
ベルガンザ弦楽四重奏団、他
1932年ブルガリアの首都ソフィア生まれのアンリ・ラザロフは、カリフォルニア大学の音楽学部名誉教授という大物作曲家。1962年のモナコ国際、1966年のスカラ賞など作曲コンクールを勝ち取り、その作品はベルリン・フィル、ユタ響、ロンドン・シンフォニエッタにも演奏されている。
CRC 2938 CDCMコンピューター・ミュージック・シリーズVol.37 〜
 ティマラ音楽スタジオからの音楽 ——
  ウィルソン:ピアノ・ピース/
  リー・ネルソン:ジャバー/
  カミングス:ゼファーのレッスン/
  ロペス:蛾の死/
  ミラー:セブン・サイド・オヴ・ア・クリスタル/
  リー・ネルソン:トゥ・ザ・エッジ/
  ミゼル:サマーディ
ティム・ワイス(指揮)、
オベリン・コンテンポラリー・ミュージック・アンサンブル、他
アコースティック楽器と電子音楽の融合を目指すCDCMコンピューター・ミュージック・シリーズも第37集に到達。
CRC 2980 ローレム:ピアノ作品集Vol.2 ——
 リコーリング/静かな午後/舟歌/8つの練習曲/
 無言歌/もう1つの小さな無言歌/
 フォー・ア・パーフェクト・シスター/
 ジュディのための60の手紙/
 ミレニアムへの99の手紙/歌と踊り
トーマス・ランナーズ(ピアノ)
アメリカ楽壇の長老格、ネッド・ローレム(1923−)のピアノ作品集第2巻には、パリに出発する前年の1948年に作曲された「静かな午後」から2003年の作品「リコーリング」などを収録。現代のアメリカを代表する作曲家のローレムだが、難解な前衛的手法には走らず、旋律を重視し、変化和音やトーンクラスターを取り入れるなど調性の拡大を試みた異色の才能である。オクラホマ大学で教授を務めているトーマス・ランナーズのスリリングでセンスの高い演奏が、聴き手をローレムの世界へと連れて行ってくれる。
CRC 2936 モレノ=トローバ:
 カスティーリャ協奏曲、ロマンシロス/
カステルヌオーヴォ=テデスコ:
 ギターとピアノのための《幻想曲》Op.145
マイケル・ボイド(ギター)、
ルシアーナ・ソアレス(ピアノ)
ともに20世紀のギター音楽を語る上で欠かせないスペインのフェデリコ・モレノ=トローバ(1891−1982)と、イタリアのマリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895−1968)のギター作品をカップリング。ロサンゼルス・ギター四重奏団のメンバーでもあるマイケル・ボイドは、サザン・ミシシッピ大学で博士号を取得したアメリカのクラシック・ギタリスト。本場スペインやアルゼンチンでも高く評価された実力は本物。
CRC 2966 ウーマン・オヴ・ファースト ——
 カプラロヴァ:永遠Op.12/
 バツェヴィチ:3つの歌/
 ビーチ:3つのブラウニングの歌/
 L・ブーランジェ:歌曲集《空の開けたところ》
ダニエル・ウィークス(テノール)、
ナオミ・オリファント(ピアノ)
ヴィテズスラヴァ・カプラロヴァ(1915−1940)、グラジナ・バツェヴィチ(1909−1969)、エイミー・ビーチ(1867−1944)、リリ・ブーランジェ(1893−1918)。チェコ、ポーランド、アメリカ、フランスから世界へと歩んでいった20世紀の大"女流"作曲家たちの歌曲集。アメリカのテノール歌手ウィークスとオリファントのデュオは、女流作曲家の歌曲の復権に取り組んでおり、2008年のヨーロッパ・ツアーでも演奏、コンセプトの両方に喝采が送られたという。
CRC 2943 グリーグ:ピアノ作品全集Vol.10 ——
 抒情小曲集第5集Op.54/
 同第6集Op.57/同第7番Op.62
アントニオ・ポンパ=バルディ(ピアノ)
レーベルを代表する息の長いシリーズとなったイタリアのピアニスト、ポンパ=バルディによるグリーグのピアノ作品集全集。第10集のプログラムは、第9集からの流れを引き継ぐ形となる「抒情小曲集」の第5集〜第7集。アントニオ・ポンパ=バルディは、1998年のクリーヴランド国際ピアノ・コンクール最高位受賞、1998年のロン・ティボー国際コンクール第3位入賞、2001年ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール銀メダル獲得など、数々の栄光を勝ち取り、現在はクリーブランド音楽大学でピアノ科教授を務めている
CRC 2978 スーバー:作品集 ——
 キュムラス・オーヴァー・タンギパホア/太陽/
 ディシラム/ピアノ協奏曲《エンシャントメント》/
 スターリット/アポン・ザ・バンク・アット・アーリー・ダウン
アンドレアス・ヘルム・バウムガルトナー(指揮)、
ボフスラフ・マルティヌー・フィルハーモニック管弦楽団、
ドン・カロウセク(指揮)、
アルス・ブルネンシス合唱団、他
サウスイースタン・ルイジアナ大学音楽学部の教授として教鞭を振るうアメリカ人作曲家、スティーヴン・スーバー(1950−)の作品集。クレタ島のメソメデス(2世紀)の「太陽神への賛歌」を題材とした合唱作品「太陽」や、管弦楽曲、協奏曲など大規模作品を収録。

CHANDOS 1CD¥2400

CHAN 10533
¥2190
バツェヴィチ:ヴァイオリン協奏曲集 ——
 ヴァイオリン協奏曲第7番/同第3番/同第1番/序曲
ジョアンナ・クルコヴィチ(ヴァイオリン)、
ウカシュ・ボロヴィチ(指揮)、
ポーランド放送交響楽団
ハイドン、ヘンデル、メンデルスゾーンやパーセルなど、多くの大音楽家たちがアニヴァーサリー・イヤーを迎えた2009年。作曲家、ヴァイオリニストとして活躍するなど、20世紀のポーランドを代表する音楽家の1人に数えられているグラジナ・バツェヴィチ(1909−1969)も2009年が生誕100周年&没後40周年!新古典主義、またはネオ・バロックとも言われるバツェヴィチの音楽は、同郷のツィマーマンよって演奏されたことで一気に知名度が上昇するなど、ポーランド、そして20世紀の女流音楽家の草分け的存在として注目度は高い。ポーランドの華麗なる女流ヴァイオリン奏者ジョアンナ・クルコヴィチが、前作「ヴァイオリン・ソナタ集」(CHAN 10250)に続いてシャンドスに登場!ボストン・フィル、バークシャー響などアメリカのオーケストラでコンサートミストレスを務めてきたクルコヴィチが、祖国の先人バツェヴィチの魂と音楽を受け継ぐ ——。東欧音楽ファン要注目!
CHAN 0761
〔Chaconne〕
\2400
サイクレッド・ガーランド ——
 コッラディーニ:スパルジテ・フローレス/
 モンテヴェルディ:来たれ、汝ら渇ける者よ/
 パレストリーナ:美しきかな、わが魂/
 グランディ:わが最愛のイエス/
 ロッシ:パルティータ・ソプラ・ラ・ロマネスカ/
 メールラ:ニグラ・スム/
 ピッチニーニ:トッカータ第12番/
 ドナーティ:栄えある聖母よ/
 ボヴィチェッリ:天使は羊飼いに語り/
 フレスコバルディ:カンツォーナ《ラ・ベルナルディーニャ》/
 ピッキ:トッカータ/
 レ:彼らはわが主を奪い去った/
 フレスコバルディ:カンツォーナ《ラ・カプリオーラ》/
 カプスベルガー:トッカータ第7番/
 クロッティ:コングラドゥラミニ/
 フレスコバルディ:トッカータ第1番/
 メールラ:すべての者よ、主に向かいて喜ばん
ゴンザーガ・バンド
〔フェイ・ニュートン(ソプラノ)、
ジェイミー・パヴァン(コルネット)、
リチャード・スウィーニー(テオルボ)、
スティーヴン・デヴァイン(チェンバロ&オルガン)〕
アムステルダム・バロック・オーケストラなどで活躍するコルネット奏者ジェイミー・パヴァンによって1997年に結成された"ゴンザーガ・バンド"は、16世紀&17世紀の声楽、器楽音楽をピリオド・アプローチによる演奏で探求する古楽アンサンブル。マントヴァ公ゴンザーガの名を冠する"ゴンザーガ・バンド"が取り上げたのは、当時ゴンザーガ公に雇われていたモンテヴェルディと同世代の作曲家たちによる宗教的な室内楽作品というユニークなプログラム。大規模な編成による荘厳な宗教作品ではなく、小編成ならではの表現力の可能性を追求した画期的なイタリア・バロックの作品集と言えるだろう。
CHAN 10532 メンデルスゾーン:6つのオルガン・ソナタOp.65 ——
 オルガン・ソナタ第1番ヘ短調Op.65-1/
 同第2番ハ短調Op.65-2/
 同第3番イ長調Op.65-3/
 同第4番変ロ長調Op.65-4/
 同第5番ニ長調Op.65-5/
 同第6番ニ短調Op.65-6
ウィリアム・ホワイトヘッド(オルガン)
シャンドスのメンデルスゾーン生誕200年を記念する録音の舞台となったのは、英国女王の居城バッキンガム宮殿!オラトリオ「エリア」の初演が行われるなど、メンデルスゾーンにとって特別な場所だったイギリス。バッキンガム宮殿ボールルーム(舞踏会の間)のリンカーン・オルガン(1818)で奏でられる「6つのオルガン・ソナタ」が、メンデルゾーンとイギリスの密接な関係を浮かび上がらせてくれる。
CHAN 10518
¥2190
スメタナ:管弦楽作品集Vol.2 ——
 歌劇《売られた花嫁》より
  序曲、ポルカ、フリアント、道化師の踊り/
 歌劇《秘密》序曲/歌劇《リブシェ》序曲/
 歌劇《悪魔の壁》より 序曲、悪魔の踊り/
 歌劇《ボヘミアのブランデンブルク人》より
  序曲、第1幕のバレエ音楽/
 歌劇《口づけ》序曲/
 歌劇《ダリボル》より 間奏曲/
 歌劇《2人のやもめ》より
  序曲、第2幕への前奏曲、第2幕のポルカ
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)、
BBCフィル
ヴォルフ=フェラーリの管弦楽作品集(CHAN 10511)、リストのダンテ交響曲(CHAN 10524)を続々と発表するなど、快進撃を続ける"知られざる名曲秘曲の伝道師"ジャナンドレア・ノセダ&BBCフィルハーモニック。連作交響詩「我が祖国」"以外"の作品にスポットライトを当てて大絶賛を博したスメタナの管弦楽作品集に早くも第2集が登場!3つの"交響詩"など9つの管弦楽作品を収録した第1集(CHAN 10413)に続く第2集では、"歌劇"からの管弦楽作品がテーマ。意外にも(!?)代表作「売られた花嫁」の序曲で幕を開けたと思いきや、「秘密」、「リブシェ」「悪魔の壁」、そしてスメタナ最初のオペラ「ボヘミアのブランデンブルク人」などからの管弦楽作品が次々と取り上げられるなど、ノセダ&BBCフィルの凄まじい広さのレパートリーに改めて驚かされること間違い無し!現在ノセダはBBCフィルの首席指揮者とトリノ王立歌劇場(トリノ・テアトロ・レッジョ)の音楽監督を兼務しており、オペラ作品への造詣の深さ、巧みなアプローチもヴォルフ=フェラーリの管弦楽作品集で実証済。新発見満載のスメタナが、また大きな注目を浴びること必至です!!
CHAN 10529
(3CD)
\4800
ヴォーン=ウィリアムズ:映画音楽集〜
 コレクターズ・エディション ——
  《南極のスコット》組曲 ——
   完全版による世界初録音(ホッジャー編)/
  《沿岸警備隊》組曲/
  人々の土地(ホッジャー編)/
  《潜水艦轟沈す(49度線)》組曲(ホッジャー編)/
  ディム・リトル・アイランド(ホッジャー編)/
  《エリザベスのイングランド》組曲(ホッジャー編)/
  《あるベルギー農場の物語》組曲/
  ジョアナ・ゴディンの恋(ホッジャー編)/
  大荒原(ホッジャー編)
ラモン・ガンバ(指揮)、
BBCフィルハーモニック、
メリン・ガンバ(ソプラノ)、
シェフィールド・フィルハーモニック合唱団、
エミリー・グレイ(ソプラノ)、
マーティン・ハインドマーシュ(テノール)、
チータム室内合唱団、
マンチェスター女声室内合唱団
クラシックの大作曲家たちが持つ"映画音楽の作曲家"としての姿を紹介するロングセラー、"シャンドス映画音楽シリーズ(Chandos Movies)"。これまでにリリースされたヴォーン=ウィリアムズの3枚の映画音楽集を、スタイリッシュでハイ・クォリティのパッケージに収めたコレクターズ・エディション(ボックス・セット)が登場!1940年代に上演された「南極のスコット」や「潜水艦轟沈す」から、日本未公開作品の音楽、完全版による世界初録音など、ファン垂涎の音源が満載!演奏はもちろんシリーズの看板コンビであり、安定したパフォーマンスに定評があるラモン・ガンバ&BBCフィルハーモニック。映画&映画音楽ファン、英国音楽愛好家など様々なリスナーにオススメです!
CHAN 10527 タンスマン:ピアノ作品集 ——
 マズルカ曲集第1巻/
 ピアノ・ソナタ第1番《田舎風》/ソナチネ第3番/
 ブルースの形式による3つの前奏曲/
 4つの夜想曲/友人のアルバム
マーガレット・フィンガーハット(ピアノ)
タンスマンのピアノ作品集!カエターニ&メルボルン響の"交響曲集Vol.1〜3"が大きな支持を得ているシャンドスのタンスマン・シリーズに加わるのはピアノ作品集。ポーランドのウッチ市で生まれフランスに渡り、ナチスの迫害から逃れるためにアメリカへ亡命するなど、時代に翻弄されたタンスマンのピアノ作品を、シャンドス初期から活躍を続ける女流ピアニスト、マーガレット・フィンガーハットが弾く!約20年前にリリースされた「ルーセルへのオマージュ」(CHAN 8578/廃盤)で弾いたタンスマンの「子守歌」に魅せられてしまったというフィンガーハット。ラヴェル、プーランク、ミヨーとストラヴィンスキーの音楽、そして祖国ポーランドやユダヤの民族音楽など、様々な音楽からの影響を放つタンスマンのピアノ作品集のレコーディングは、フィンガーハットにとっても20年越しの悲願だったのである!また、自身の曽祖父母とタンスマンの出身地が偶然に同じだったという事実も、フィンガーハットの探究心を駆り立てる大きな要素になったのだという。タンスマンのレコーディングに力を注いできたシャンドスが贈る「ピアノ作品集」。ご期待下さい!
CHAN 10526 ロシアのヴァイオリン作品集 ——
 カバレフスキー:即興曲Op.21/
 ヴォルコンスキー:ヴィオラ・ソナタ(世界初録音)/
 ハンドシキン:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ト短調/
 プロコフィエフ:バレエ音楽《シンデレラ》からの5つの小品/
 ストラヴィンスキー:ロシアの歌、ロシアの踊り
リディア・モルドコヴィチ(ヴァイオリン&ヴィオラ)、
ニコラス・ウォーカー(ピアノ)、
ジュリアン・ミルフォード(ピアノ)
女帝モルドコヴィチのロシアン・プログラム!父ヤルヴィとのタネーエフ&リムスキー=コルサコフ(CHAN 10491)、バツェヴィチ&エネスコ(CHAN 10476)での壮絶な演奏で健在振りをアピールしてくれた露西亜の百戦錬磨リディア・モルドコヴィチ。この「ロシアのヴァイオリン作品集」では、カバレフスキー、プロコフィエフ、ストラヴィンスキーから、アンドレイ・ヴォルコンスキー(1933−2008)、イワン・ハンドシキン(1747−1804)など、文字通り祖国ロシアの音楽のみを取り上げ、しかもヴァイオリンとヴィオラを持ち替えるなど大車輪の如き活躍を展開!英国王立音楽院から貸与されている"ストラディヴァリウ1699(Kustendyke)"のヴァイオリンと、"ランドルフィ1760"のヴィオラを自由自在に操る女帝モルドコヴィチの濃厚なロシア音楽の世界。ちなみにシャンドスの録音でヴィオラを弾くのは今回が初となる。
CHAN 10546 ロータ:交響曲第1番ト長調/同第2番ヘ長調 マウリツィオ・コンティ(指揮)、
フィラルモニカ‘900
ニーノ・ロータの交響曲集!「ゴッドファーザー」の音楽の作曲者にして、イタリアが全世界に誇る20世紀映画音楽界の巨匠ニーノ・ロータ(1911−1979)。映画音楽の作曲家としての功績があまりにも大きすぎるため、その影に隠れがちなロータのクラシック作品。しかしながらロータ本人が「自身の本業はクラシックの作曲家である」と公言していただけに、祖国イタリアのオーケストラによる録音の登場が、"クラシック音楽の作曲家"としてのロータの評価とイメージを高める重要な機会となることは間違いないだろう。1993年に創設されたトリノ・テアトロ・レッジョのオーケストラ、フィラルモニカ‘900と、ロータのスペシャリスト、マウリツィオ・コンティのタッグによる「交響曲集」は、クラシック&映画音楽ファン共に聴き逃すべからず!
CHAN 10528 L・バークリー:歌曲集 ——
 ツグミ/コクトーのトンボー/
 ハウ・ラヴ・カム・イン/コルドバの鐘/
 オーデンの5つの詩Op.53/
 5つのヘリックの詩Op.89/秋の伝説Op.58/
 秋Op.60-3/5月1日のオード/
 ソネットOp.102/5つの中国の歌Op.78
ジェイムズ・ギルクリスト(テノール)、
アンア・ティルブルック(ピアノ)、
アリソン・ニコルズ(ハープ)
医療と音楽の道を両立させながらキャリアを積み重ね、1996年に音楽への専念を決意するという異色の経歴を持つイギリスのテノール歌手ジェイムズ・ギルクリスト。ソリストとしての登場が多かったギルクリストのシャンドス初となるソロ・アルバムは、ブーランジェへの師事、カトリック改宗など、20世紀のイギリスで異彩を放ったレノックス・バークリー(1903−1989)の歌曲集。ブーランジェに師事するためにパリに渡った最初の年の作品「コクトーのトンボー」など、イギリス的であり、時にはフランス的でもある"サー"バークリーの歌曲を、レコーディングを切望してきたギルクリストが歌う ——。
CHAN 0760
〔Chaconne〕
かくも甘い苦悩 〜
 モンテヴェルディ:
  このすばらしい合奏/
  あなたを愛しています、私の生命よ/
  ああ、美しいその顔/西風が帰り、甘美な息吹で/
  西風が帰り、美しい季節を運ぶ/ああ、恋人はどこに/
  かくも甘い苦悩/天と地と風が沈黙し/
  今や天も地も/情け知らずの女たちのバッロ
ロバート・ホリングワース(ディレクター)、
イ・ファジョリーニ、バロック・ソロイスツ
イ・ファジョリーニは、オックスフォード大学の学生たちによって1986年に結成され、2006年5月にはロイヤル・フィルーハーモニック協会から"アンサンブル・アウォード"を授与されたイギリスのバロック・アンサンブル。曲集ごとにまとめた録音を行わず、マドリガーレ集第5巻、第6巻、第8巻などからチョイスされた"マドリガーレ"で構成される画期的なプログラム、シャンドスでは珍しいジャケット・デザインはシリーズ第3弾でも健在。16世紀〜21世紀間の様々な要素を取り入れたモンテヴェルディで、イ・ファジョリーニがイタリアのグループ優位という世評に立ち向かう!
CHAN 10524
¥2190
リスト:交響詩集Vol.5 ——
 ダンテ交響曲S.109/
 2つの伝説S.354
  〔第1曲《小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ》、
  第2曲《波の上を歩くパオラの聖フランチェスコ》〕
ジリアン・キース(ソプラノ)、
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)、
BBCフィルハーモニック、
バーミンガム市交響合唱団
「前奏曲(レ・プレリュード)」以外はなかなか演奏、録音の機会に恵まれないフランツ・リストの"交響詩"にスポットライトを当て続けてきた灼熱のマエストロ、ジャナンドレア・ノセダとBBCフィルハーモニック。BBCプロムスや2008年の来日公演など、世界各地でリストの管弦楽作品を演奏してきたノセダ&BBCフィルの交響詩集(管弦楽作品集)第5弾では、「ダンテ交響曲」と「2つの伝説」のカップリング!「ファウスト交響曲」(CHAN 10375)に続くリストの表題交響曲2作目は、文字通り"ダンテの神曲"から大きな影響を受けて作曲され1856年に完成した「ダンテ交響曲」。当初は"地獄"、"煉獄"、"天国"の3楽章の作品として構想を練っていたリストだったが、ワーグナーからのアドバイスを受け「天国」を「マニフィカト」で表現することにより、「地獄」と「煉獄」の2楽章構成に切り替えたというエピソードを持つ作品でもある。「ダンテ交響曲」に加えてリスト自身の手によってピアノ版からオーケストラ版へと編曲された「2つの伝説」を取り上げてくるというところも、秘曲の伝道師ノセダならではの選曲眼といえるだろう。灼熱のタクトが圧倒的な説得力で描く、地獄、煉獄、天国を巡る"ダンテ"と、"聖フランチェスコ"の物語。ノセダ&BBCフィルが、不当に扱われてきたリストの管弦楽曲のイメージを180度変える!
CHAN 10519 プロコフィエフ:
 映画音楽《スペードの女王》
  からの交響組曲(M・バークリー編曲)/
 オラトリオ《平和の守り》Op.124
イリーナ・チスチャコワ(メゾ・ソプラノ)、
ナイアル・ドカティ(ボーイ・ソプラノ)、
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団&
合唱団、
ロイヤル・スコティッシュ少年少女合唱団
『ニーベルングの指輪〜オーケストラル・アドヴェンチャー』(CHSA 5060)でシャンドスの舞台へと帰還を果たし、快進撃を続けるヤルヴィ一族の長ネーメ・ヤルヴィ。父ヤルヴィの十八番中の十八番プロコフィエフの新録音が、共にシャンドスのロシア音楽を支えた名パートナー、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団(RSNO)とのコンビで長き沈黙を破り久々の登場!1936年、ミハイル・ロンムの映画「スペードの女王」のための音楽を依頼され作曲を行ったプロコフィエフ。しかしスターリンの政策により映画の上演は中止され、プロコフィエフの音楽も陽の目を見ずに破棄されてしまう。時は流れて2008年。ロイヤル・バレエ団の舞台「ラッシュズ(Rushes)」のために依頼を受けたマイケル・バークリー(レノックスの息子)が、「スペードの女王」を"バレエ音楽"として復活させることに成功。そしてさらにバークリーは「スペードの女王」を"交響組曲"として再構成。こうして政治の犠牲となり失われたプロコフィエフの音楽が、新たな形で現代に甦ることになったのである。またジダーノフ批判を受けた後の最晩年に作曲され、1951年にはスターリン賞を授与されたオラトリオ「平和の守り」でも元祖爆演指揮者ヤルヴィが真骨頂を発揮!ネーメ・ヤルヴィとRSNOにとって22枚となるプロコフィエフの作品集も衝撃度特大です!
CHAN 10521 フランスのファゴット作品集 ——
 グロヴレ:シシリエンヌとアレグロ・ジョコーソ/
 タンスマン:ソナチネ/
 ケックラン:ソナタ/
 フォーレ:小品/
 ブトリー:アンテルフェランス/
 ノエル・ガロン:叙唱とアレグロ/
 デュティーユ:サラバンドとコルテージ/
 ビッチ:コンチェルティーノ/
 ジャンクール:夜想曲/
 ピエルネ:ソロ・ド・コンクール/
 ドビュッシー:
  吟遊詩人、小さな羊飼い、ゴリウォーグのケークウォーク
カレン・ジョーヒガン(ファゴット)、
フィリップ・フィッシャー(ピアノ)
シャンドスのプロデューサー、ラルフ・カズンズが太鼓判を押すファゴット界のシンデレラ・ガール、カレン・ジョーヒガンの3枚目となるアルバムは、ユニークなフレンチ・ミュージック・コレクション。才気あふれる若手ピアニスト、フィリップ・フィッシャーとのデュオ・アルバムには、ドビュッシー、フォーレ、ケックラン、ピエルネ、デュテーユ、そしてタンスマン、ブトリー、ジャンクール、ビッチなど、近現代のフランス楽壇を牽引してきた錚々たる顔ぶれが並ぶ。ちなみに傑作が続々と誕生した19世紀〜20世紀フランスの"管楽器のための小品"は、パリ音楽院などでの入学試験用として委嘱された作品が多く、現在でもコンサートやコンクールのレパートリーとして重宝され続けている。ジョーヒガンの奏でる豊潤で艶やかな音色は、ダブル・リード楽器の真の魅力そのもの。シャンドスが大プッシュする若き才能の実力は本物!
CHAN 10525 ガニング:交響曲第3番/オーボエ協奏曲/交響曲第4番 ヴェリティ・ガニング(オーボエ)、
クリストファー・ガニング(指揮)、
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団
これまでに4度のイギリス・アカデミー賞(BAFTA Awards)、3度のアイヴォー・ノヴェロ賞に輝き、映画「エディット・ピアフ〜愛の賛歌」や、テレビ・ドラマ「名探偵ポワロ」の音楽を担当してきた英国サウンドトラック界の大物作曲家クリストファー・ガニング(1944−)。シャンドスのガニング作品集は、"映画音楽"や"サウンドトラック"ではなく本格的な"クラシック・アルバム"であり、ウクライナでの妻の入院、自身の心臓病発症という混迷の2005年に作曲された「交響曲第3番」と、対照的で異なるガニングの世界が広がる「交響曲第4番」、娘のクリスマス・プレゼントでもあったという「オーボエ協奏曲」を収録。"クラシック作曲家の映画音楽"ではなく、"映画音楽作曲家のクラシック音楽"というこれまでとは真逆のパターン、ガニング自身の指揮による自作自演、父娘共演など、クラシック&映画音楽ファン両方の興味をそそる要素が満載!
CHAN 10520 ロッシーニ:ピアノ作品集Vol.4 ——
 老年のいたずら第6集
 《すばしこい子供たちのためのアルバム》 〜
  私の朝の健康のための前奏曲/
 バロック風前奏曲/
 人よ、汝が塵なることを思い出せ/アセ・デ・メメント/
 ペーザロ人/苦悶のワルツ/わが妻への愛情/舟歌/
 楽しい汽車の小旅行/ポルカ=マズルカのできそこない/
 喘息性練習曲/謝肉祭の埋葬
マルコ・ソリーニ(ピアノ)
オペラの作曲から身を引いたロッシーニが、その晩年の1857年から68年にかけて作曲した全13巻のピアノ曲集「老年のいたずら」。ロッシーニの未出版作品やレア・レパートリーなどを積極的に録音してきたイタリアのピアニスト、マルコ・ソリーニが「老年のいたずら」の中からセレクトしたのは「すばしこい子供たちのためのアルバム」と題された第6集。「私の朝の健康のための前奏曲」や「喘息性練習曲」など作品それぞれのタイトルも摩訶不思議。イタリアのピアノ音楽を発掘し続けるソリーニが晩年のロッシーニが仕掛けた"いたずら"の答えを追う。
CHAN 10489 ヴァリエーション・オン・アメリカ ——
 コープランド:前奏曲〜荘厳な式典のための/
 アイヴズ:
  アメリカ変奏曲、アデステ・フィデルス、
  フーガ変ホ長調、同ハ短調/
 カウエル:讃歌とフーガ風の調べ第14番/
 スティル:夢/
 バーバー:
  前奏曲とフーガ ロ短調、
  《すばらしい愛》による変奏曲Op.34/
 ポールズ:トリプティク
イアン・クイン(オルガン)
「楽器の皇帝〜ロシアのオルガン音楽」(CHAN 10043)、「チェコのオルガン音楽」(CHAN 10463)など、なかなかお目にかかれないオルガン作品集を発表してきたイアン・クインの最新作は「アメリカ」。コヴェントリー大聖堂のグランド・オルガンが放つ"アメリカのオルガン・レパートリー"も前2作以上にユニーク。ウェールズ出身のオルガン奏者、合唱指揮者、作曲家イアン・クインは、アメリカのニュー・メキシコ州最大の都市アルバカーキのセント・ジョン大聖堂でオルガニスト兼音楽監督として活躍中。

Chandos Classics

CHAN 10522X
(2CD)
\4000
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲集 ——
 ピアノ協奏曲第1番変ニ長調Op.10/
 同第2番ト短調Op.16*/同第3番ハ長調Op.26*/
 同第4番変ロ長調Op.53/同第5番ハ長調Op.55
ボリス・ベルマン(ピアノ)、
オラシオ・グティエレス(ピアノ)*、
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
父ヤルヴィがシャンドスに打ち立てた金字塔"プロコフィエフ"の新装復刻第8弾。ベルマン、グティエレスをソリストに迎えたコンセルトヘボウ管との「ピアノ協奏曲集」は、90年代初期のシャンドスを代表する名盤の1つ。24-bit/96kHzデジタル・リマスターによる新装再発売。1989年〜1990年の録音。
CHAN 10547X
\2000
マルティヌー:チェロ協奏曲集 ——
 チェロ協奏曲第1番H.196/
 同第2番H.304/
 チェロ、木管楽器、ピアノと
  打楽器のための《コンチェルティーノ》H.143
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)、
イルジー・ビエロフラーヴェク(指揮)、
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
20世紀チェコを代表する作曲家ボフスラフ・マルティヌーも今年2009年が没後50年のアニヴァーサリー。イギリスの重鎮ウォルフィッシュと、ビエロフラーヴェクとチェコ・フィルの名コンビによるチェロ協奏曲集がグッド・タイミングで復活!24-bit/96kHzデジタル・リマスターによる新装再発売。
CHAN 10535X
\2000
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲集 ——
 ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.49/
 同第2番ハ短調Op.66
ボロディン・トリオ
〔ロスティスラフ・ドゥビンスキー(ヴァイオリン)、
ユーリ・トゥロフスキー(チェロ)、
リューバ・エドリナ(ピアノ)〕
ロシアを亡命した伝説的名匠ドゥビンスキーが西側で結成したボロディン・トリオによるメンデルスゾーンが生誕200年を記念して復刻リリース。24-bit/96kHzデジタル・リマスターによる新装再発売。
CHAN 10534X
\2000
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲集 ——
 弦楽四重奏曲第2番イ短調Op.13/
 同第1番変ホ長調Op.12
ガブリエリ弦楽四重奏団
ガブリエリ弦楽四重奏団は、ネヴィル・マリナーのASMFでリーダーを務めていた英国の名ヴァイオリン奏者ケネス・シリトーが中心となり1967年に結成された弦楽四重奏団。24-bit/96kHzデジタル・リマスターによる新装再発売。

CHANNEL CLASSICS

CCSSA 27909
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200→¥2790
プロコフィエフ:
 チェロと管弦楽のための《交響協奏曲》ホ短調Op.125/
チェレプニン:無伴奏チェロのための組曲/
クラム:無伴奏チェロのためのソナタ(全曲ライヴ録音)
ピーター・ウィスペルウェイ
 (チェロ/グァダニーニ1760)、
ワシーリー・シナイスキー(指揮)、
ロッテルダム・フィル
ウォルトンの「チェロ協奏曲」(ONYX 4042)や、ショスタコーヴィチの「チェロ協奏曲第2番」(CCSSA 25308)の録音を続々と発表するなど、"20世紀中期のチェロ作品"の演奏に凄まじい情熱を注いでいるオランダ生まれの超人チェリスト、ピーター・ウィスペルウェイ。長年パートナーシップを結んできた"チャンネル・クラシックス"での最後の録音となるのは、ロストロポーヴィチに捧げられたプロコフィエフ最晩年の傑作「交響協奏曲」!1947年、ロストロポーヴィチの演奏に感銘を受けたプロコフィエフは、この若き盟友からアドヴァイスを得て「チェロ協奏曲第1番」の改訂を決断。新たな姿に生まれ変わったチェロ協奏曲が"第2番"としてロストロポーヴィチの演奏で1952年2月18日に初演されてからも、プロコフィエフの燃えたぎる創作意欲がさらなる改訂を進め、遂に完成した最終稿こそが「交響協奏曲」なのである。ロストロポーヴィチによる演奏を想定して作曲されたため、チェロとオーケストラの双方に高度な演奏技術と作品への理解力が要求される「交響協奏曲」。この難曲中の難曲に挑むウィスペルウェイにとって、先人たちからの伝統を受け継ぎロシア音楽に深く精通するシナイスキーと、ゲルギエフによって鍛えに鍛え上げられたロッテルダム・フィルの存在は非常に大きく頼もしい。"ロストロポーヴィチ"と"交響協奏曲"への深い想いを「(交響協奏曲の演奏時間でもある)40分間、スラヴァになりたくない人などいるのだろうか?」という言葉と、「奇跡の弓」と讃えられる"ボーイング"、「奇跡のチェロ」と称される"グァダニーニ1760"を駆使した唯一無二の演奏で表現するウィスペルウェイ。「交響協奏曲」の"20世紀"の代名詞がロストロポーヴィチであるならば、この録音の登場によって"21世紀"の代名詞がウィスペルウェイとなる可能性は限りなく高い!
CCSSA 28109
(2SACDs Hybrid Multichannel/
特別価格)
\3800→¥3290
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集Vol.7&8 ——
 Vol.7 〜
  アレグロ変ロ長調K.372
   (ヴァイオリン・ソナタ第31番変ロ長調K.372)/
  フランスの歌《ああ、私は恋人をなくした》
   による6つの変奏曲ト短調K.374b/
  ヴァイオリン・ソナタ第11番変ホ長調K.26/
  幻想曲ハ短調K.396/
  フランスの歌《羊飼いの娘セリメーヌ》
   による12の変奏曲ト長調K.374a
 Vol.8 〜 ロンドン・ソナタ集* ——
  ヴァイオリン・ソナタ第5番変ロ長調K.10/
  ヴァイオリン・ソナタ第6番ト長調K.11/
  ヴァイオリン・ソナタ第7番イ長調K.12/
  ヴァイオリン・ソナタ第8番ヘ長調K.13/
  ヴァイオリン・ソナタ第9番ハ長調K.14/
  ヴァイオリン・ソナタ第10番変ロ長調K.15
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)、
ゲイリー・クーパー(フォルテピアノ)、
アリソン・マクギリヴレイ(チェロ)*
2004年に"Vol.1"(CCSSA 21804)がリリースされてから早数年。イングリッシュ・コンソートではコンサート・ミストレスを務めるなど、バロック・ヴァイオリンの世界的名匠として国際的な成功を収め続けてきた天女レイチェル・ポッジャーが、「これは私にとって、現在進行形の発見の旅である」と語った"モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ全集"が遂に完結の時を迎える——!"Vol.7"には、1766年2月にハーグで作曲された"ハーグ・ソナタ"からの「ソナタ第11番」、1781年〜82年に作曲された「2つの変奏曲」、そして「幻想曲」や「アレグロ」など当初はソナタとして作曲されながらも楽章のみが残る形となった"未完のソナタ"を収録しており、初期と後期の作品からモーツァルトの個性と発展が浮かび上がる。最終巻となる"Vol.8"に収録されたのは、ロンドンに滞在していた8歳の神童モーツァルトが1764年に完成させた「ロンドン・ソナタ集」。新モーツァルト全集には"ピアノ三重奏曲"として分類されている「ロンドン・ソナタ集」のチェロ・パートには、イングリッシュ・コンソートの首席チェリストとして活躍する女流奏者アリソン・マクギリヴレイが参加。ポッジャーとその演奏をさせるクーパー、二人が信頼を寄せるマクギリヴレイによるトリオが、8歳の神童モーツァルトの超人的な才能を最上の演奏で実証してくれる!楽器は"Vol.1"〜"Vol.6"までと同じく、ポッジャーがジェノヴァのペザリニウス1739年製のバロック・ヴァイオリン、クーパーはデレック・アドラムが1987年に製作した"アントン・ワルター(1795)"のレプリカ(Vol.7)を使用。また「ロンドン・ソナタ集」では、クーパーが名工ジェイコブ・カークマンによって1766年に製作されたチェンバロを弾いており、作曲当時の楽器で神童の音楽を追求するという熱意と探究心が壮大なプロジェクトを締めくくる。

CHRISTOPHORUS 1CD¥2500

CHR 77306 ド・ヴィゼー:太陽王ルイ14世のための7つの組曲 ——
 組曲イ短調/同ト長調/同ニ短調/
 同イ短調/同ハ短調/同変ホ長調/同ホ短調
カルステン・エリック・オーセ
 (リコーダー&ディレクター)、
オーナメント99
ルイ14世の枕元でギターを奏でていたというエピソードも残されている17世紀〜18世紀フランスの音楽家ロベール・ド・ヴィゼー(c.1660−c.1732)。ルイ14世の音楽教師、宮廷楽団付きの歌手を務めていた頃のヴィゼーが1716年に作曲した「組曲集」を演奏するのは、作品の発見者でもあるリコーダー奏者兼音楽学者エリック・オーセと古楽アンサンブル"オーナメント99"。太陽王ルイ14世が聴いていた安らぎの音楽が、時を越えて現代に甦る ——。
CHR 77305 カウンターテナーとヴィオール・コンソートのための教会音楽集 ——
 リガッティ:めでたし天の后/
 ビーバー:4声のためのバレッティ・ラメンタービリ/
 フェルディナント3世:賛歌《イエスよ、乙女らの花冠》/
 レグレンツィ:ソナタ第6番/
 H・バッハ:ああ、私の頭が水で満ちていたなら/
 フンク:組曲/
 ガイスト:主の祈り/
 アーレ:イエスの甘き思い出/
 ティーメ:ヴィオールのためのソナタ ニ短調/
 クリーガー:我は平安に入りて
フランツ・ヴィッツム(カウンターテナー)、
ル・エスカパード
ドイツの男声ア・カペラ・グループ、シュティムヴェルクのメンバーにも名を連ねるルネサンス音楽のスペシャリストが、ヴィオール・コンソートの伴奏で歌う教会音楽集。最後の宗教戦争とも呼ばれる三十年戦争(1618−1648)直後の教会音楽を、カウンターテナーとヴィオール・コンソートの組み合わせが聴かせてくれる。フランツ・ヴィッツムは、ドイツの男声ア・カペラ・アンサンブル"シュティムヴェルク"のメンバーでもあるカウンターテナー。その美声はドイツ新世代の有望株として脚光を浴びている。
CHE 0141-2
\1400
テレマン:マタイ受難曲(1746) マリア・ツェデーリウス(ソプラノ)、
アリソン・ブラウナー(アルト)、
ハンス・ペーター・ブロホヴィッツ(福音史家)、
アントン・シャリンガー(イエス)、
ヴォルフガング・シュミット(ペテロ)、
ヴォルフガング・ゼーリガー(指揮)、
ダルムシュタット室内管弦楽団、
ダルムシュタット合唱団
ハンブルク時代(1721年〜1767年)のテレマンは毎年新しい"受難曲"を作曲するよう要請されており、46年間で作曲された受難曲の数はなんと46曲(!)。ここでは現存する受難曲の中から、ハンブルク時代中期に作曲された1746年版の「マタイ受難曲」が演奏されている。1984年10月5日〜7日、ニーダー=ラムシュタットの聖ミヒャエル教会での録音。
CHE 0142-2
\1400
シュッツ:ヨハネ受難曲SWV.481/受難のモテットより 聖歌集 コレギウム・ムジクム・プラジェンセ
1665年から66年にかけて作曲されシュッツの最高傑作とも評される「3つの受難曲」。3曲の中で最後の番号(SWV.481)が付けられている「ヨハネ受難曲」では、ア・カペラの合唱、フリギア旋法の使用など、シュッツ独特の手法が随所に発揮されている。
CHE 0139-2
\1400
ハッセ:グローリア/テ・デウム/天の女王 アンドレア・イーレ(ソプラノ)、
ブリジット・フレッツィナー(アルト)、
アルミン・ウーデ(テノール)、
コンラート・ワーグナー(指揮)、
ドレスデン大聖堂少年合唱団、
ドレスデン州立歌劇場管弦楽団のメンバー
18世紀のイタリアとドイツで主にオペラ・セリアの作曲家として活躍したヨハン・アドルフ・ハッセの宗教作品集。ドイツの拠点として縁の深いドレスデンのアーティストたちによる演奏を収録。

CYBELE

SACD 860.701
(SACD Hybrid Multichannel)
\3200
リーム:
 アプリコーゼンバウム・ギブト・エス(あんずの木がある)/
 アヒ・ボッカ・アヒ・リングア*/
 シュラフ・シュラフ・ジョン・ダン#
アンサンブル・アスコルタ、
ヒリアード・アンサンブル*、
アンサンブル・ルシェルシェ#
ヒリヤード・アンサンブルやコントラバス・クラリネットが登場する現代ドイツの重要作曲家ロルフ・リーム(1937−)の作品集は、全曲が世界初録音。

DAL SEGNO

DSPRCD 041
\2400
ウー・チェン〜デビュー・レコーディング ——
 シューマン:クライスレリアーナOp.16/
 プリオール:スヴャトゴールの謎(世界初録音)/
 リスト:
  ペトラルカのソネット第104番、ハンガリー狂詩曲第12番嬰ハ短調
ウー・チェン(ピアノ)
ラン・ラン、ユンディ・リ、ユジャ・ワン、そしてサ・チェン。動き出したアジアの大国から世界へと羽ばたき、瞬く間にスターダムへと駆け上った若き中国人ピアニストたち。この綺羅星の如き輝きを放つ中国の名手たちと肩を並べることになるであろう1986年上海生まれの24歳、才色兼備の超新星ウー・チェンが、イギリスのダル・セーニョ(Dal Segno)からデビュー!6歳からピアノを始め、上海音楽学院、メニューイン・スクール、英国王立音楽院で研鑽を積んできたウー・チェン。メニューイン・スクール在学中の1999年にはロイヤル・フェスティヴァル・ホール、2003年にはウィグモア・ホールでリサイタルを行い大絶賛を博すなど、活動拠点のイギリスでは早くからその非凡な才能に注目が集められてた逸材なのである。このデビュー・レコーディングでは、王道のシューマンとリストに、弱冠17歳のロシア系作曲家アレクサンドル・プリオールの作品を加えるという大胆なプログラムで勝負。ストレートなアプローチ、絶妙なタッチとフレージング、技巧的なパッセージを華麗に聴かせるテクニック・・・・"若さ"と"風格"の両面を感じさせる才色兼備の天才が檜舞台に登場します!2008年11月10日−12日、チャンプス・ヒルでの録音。

DANACORD 1CD¥2500

DACOCD 681 シューマン:交響的練習曲Op.13/
リスト:ハンガリー狂詩曲第6番変ニ長調/
シチェドリン:ユーモレスク/
カフタラージェ:ノスタルジック・タンゴ
ニナ・カフタラージェ(ピアノ)
モスクワ音楽院ではレフ・オボーリンに師事したロシアの女流ピアニスト、ニナ・カフタラージェのソロ・アルバム。自身の主要レパートリーであるシューマンにリスト、シチェドリン、歌(?)が聴こえてくるカフタラージェの自作を組み合わせるなど、多彩なプログラミングも魅力。義父のチェリスト、ベンクトソンとの共演を含めると今回のリリースが7枚目。どこかインパクトのあるルックス、オボーリン直伝のピアノなど、これからの活躍も楽しみ。
DACOCD 656
\2500
ムソルグスキー:
 組曲《展覧会の絵》(ピアノ版)/
 組曲《展覧会の絵》(ラヴェル編/管弦楽版)
オレグ・マルシェフ(ピアノ)、
ジャン・ワグネル(指揮)、
オーゼンセ交響楽団
孤高の天才オレグ・マルシェフ。ムソルグスキーの"展覧会の絵"を弾く。ロシアやデンマーク、ドイツ(ザウアー)のピアノ協奏曲、ロマン派のピアノ作品集など、魅力あふれる豊かなレパートリーを続々と発表してきたアゼルバイジャン出身の孤高のピアニスト、オレグ・マルシェフ。リスト、ショパン、スクリャービンを取り上げた前作"イン・リサイタル"(DACOCD 677)からロシアン・プログラムへと帰還したマルシェフが弾くのは、ムソルグスキーの「展覧会の絵」!マルシェフの手によって命を吹き込まれた音が様々な表情で語りかけてくる「展覧会の絵」は、まるで実際に展覧会で絵を見ているかのような鮮明なイメージを与えてくれる。ラヴェル編のオーケストラ版を指揮するジャン・ワグネルはベネズエラのカラカス生まれ。1995年にコペンハーゲンで開催されたニコライ・マルコ国際指揮者コンクールで第1位を獲得した南米の雄ワグネルは、1997年から2002年までオーデンセ響の首席指揮者を務めており、2001年に収録されたこの雄大な「展覧会の絵」は盟友との集大成の記録なのである。アゼルバイジャンの天才ピアニスト、ベネズエラの指揮者とデンマークのオーケストラ。多彩な個性が1つにまとまった「展覧会の絵」をご覧あれ!2009年2月19日−20日(ピアノ版)&2001年5月1日−4日(オーケストラ版)の録音。

DANICA

DCD 8234
\2500
後期ロマン派のデンマーク合唱作品集 ——
 ロング:混声合唱のための6つの歌Op.39/
 ランゲ=ミュラー:Tonernes Flugt Op.5-1/
 マティソン=ハンセン:詩篇第121番/
 ハルトマン:宗教的と世俗的な詩集Op.86より、山上の説教Op.46より/
 バーネコウ:混声合唱のための6つの歌Op.17/
 ランゲ=ミュラー:11月の気分Op.5-2/
 ヴァド(パルスマー編):I Himlen/
 パーゼ:Hver gang nar manen skinner
ヘンリク・パルスマー(指揮)、
エスロム=ヘレロプ合唱団
デンマークの混声合唱団、エスロム=ヘレロプ合唱団の"暗黒の歌〜1944年−1945年フレスレヴ収容所の音楽"(DCD 8228)に続く2枚目のアルバムは、後期ロマン派時代のデンマークで生まれた美しき合唱作品集。ペーター・エラスムス・ランゲ=ミュラーやフレゼリク・ロングなどデンマークのロマン派音楽を支えた作曲たちに合唱音楽に心が洗われるかのよう。

ET’CETERA 1CD¥2500

KTC 1366 ミラージュ 〜 フォーレ&プーランク歌曲集 ——
 フォーレ:
  歌曲集《幻想の水平線》、歌曲集《ある1日の詩》/
 プーランク:
  歌曲集《ある日ある夜》、歌曲集《村人たちの歌》、
  歌曲集《冷気と火》/
 フォーレ:歌曲集《幻影》Op.113
トーマス・オリーマンス(バリトン)、
マルコム・マルティヌー(ピアノ)
20世紀フランスの大バリトン歌手ジェラール・スゼイの後継者と目され、ヨーロッパで旋風を巻き起こしているオランダのバリトン奏者トーマス・オリーマンス(1977−)のソロ・アルバム!オランダのアムステルダム音楽院で研鑽を積んだオリーマンスは、2005年にシュレーカーの歌劇「烙印を押された人々」でザルツブルク音楽祭にデビュー。ジュネーブ歌劇場、スコティッシュ・オペラ、ネーデルランド・オペラ、フランダース歌劇場などに次々とデビューを果たすなど、欧米のオペラハウスから引く手あまたの存在なのである。名伴奏者のサポートを得てジェラール・スゼイの後継者が歌うフォーレとプーランクが新時代の到来を告げる!
KTC 1333
(2CD)
シューベルト:フォルテピアノのための作品集Vol.4 ——
 楽興の時D.780/3つの小品D.946/
 ピアノ・ソナタ第13番イ長調D.664/
 同第14番イ短調D.784/
 16のドイツ舞曲と2つのエコセーズD.783/
 ワルツ ト長調(アルバムブラット)D.844
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ)
リリースを重ねるごとに評価を高めているフォルテピアノによるヤン・フェルミューレンのシューベルト第4弾。クイケンやドンブレヒトたちと切磋琢磨してきたベルギー楽壇の重鎮フェルミューレンのベテランらしい大きなスケールと、ぬくもりのあるサウンドによるシューベルトは絶品。19世紀初頭のウィーンで最も高い評価を受けたナネッテ・シュトライヒャーが1826年に製作したシリアルナンバー(2090番)入りの銘器の響きがなんとも美しい。
KTC 1371
¥2290
バディングス:管弦楽作品集 ——
 シンフォニック・スケルツォ/
 チェロ協奏曲第2番*/交響曲第2番
ミヒャエル・ミュラー(チェロ)*、
ヘンリク・シェーファー(指揮)、
オランダ放送交響楽団、
オランダ放送室内フィルハーモニック*
ヘンク・バディングス(1907−1987)は、インドネシアのジャワ島バンドゥン生まれのオランダ人作曲家。ロッテルダム音楽院、アムステルダム音楽院、ハーグ王立音楽院などで教壇に立ち、オランダの音楽教育界に絶大な影響を遺したバディングス。対位法を好んだバディングスの交響曲第2番は名匠ベイヌムに献呈された作品である。
KTC 1385 フリエント:合唱作品集 ——
 エントレ・エル・オリボ・イ・オンブレ/
 ドゥ-ディヒ-ディル/クワイアブック・パートⅠ
クラース・ストック(指揮)、
オランダ室内合唱団
ピアニスト、オルガニスト、クラリネット奏者、そしてオランダの大編成コンテンポラリー・アンサンブル"ASKOアンサンブル"の創設者であり、初代指揮者を務めたヤン・フリエント(1938−)の合唱作品集。独特の語法、響きを持ったフリエントの合唱作品を歌う名門オランダ合唱団の表現力の高さは超一級。
KTC 1375 ライヴ・イン・カタルーニャ ——
 ボウ:ヒローナ・アイマーダ/
 カステルス:エルス・デゴタルス/
 サロ:ラ・フェスタ・デ・サント・マルティリア/
 サデラ:メルセ/
 プイグフェレール:セレターナ/
 メルカデル:コンキシタ・エンシセラ/
 ビラデサウ:バルセロナ'92/
 デルペク:ガビーナ/
 リウマロ:オンクル・イ・ネボト/
 セラ:サバデル/
 ハバート:ルーラネンカ/
 サロ:エル・ブルエル・デ・パルス/
 セラド:エン・グイ・デ・サント・セブリア/他
コブラ・ラ・プリンシパル・アムステルダム
カタルーニャ地方の代表的な民族舞踊"サルダーナ"を伴奏する楽団、"コブラ"の熱いパフォーマンス集。フラビオル、ティブラ、テノーラなどカタルーニャ地方に伝わる縦笛のような伝統楽器と、トランペット、トロンボーンのアンサンブルがなんとも面白い!

EUFODA

EUFODA 1374
\2500
リコレクションズ ——
 ヤナーチェク:
  おとぎ話/組曲《草かげの小径にて》より
   アレグレット、パラリポメナ、
   フリーデクの聖母マリア/
  管楽六重奏のための《青春》/カプリッチョ
ヤン・ミヒエルス(ピアノ)、
プロメテウス・アンサンブル
ハイドンの「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」とクルタークの音楽を組み合わせるなど、大胆なプログラミングや、新ウィーン楽派など近現代作品でのレベルの高い演奏で人気を集めるベルギーの鍵盤奏者ヤン・ミヒエルスの他とは一味違うヤナーチェク。ミヒエルスのヤナーチェクはピアノ・ソロのみで終わらず、木管アンサンブルやチェロとのデュオなど作品によって編成も多彩。中でもピアノとフルート、テナーチューバ、トランペット、トロンボーンという組み合わせによる「カプリッチョ」がイチオシ。木管楽器(特に木管五重奏)にピアノとの共演機会を奪われてきた(?)金管楽器の悲願(??)を叶えてくれる作品デス。

EURIDICE 1CD¥2500

EUCD 47 J・S・バッハ:
 オルガン小曲集《オルゲルビュヒライン》BWV.599〜644
ビョルン・ボイセン(オルガン)
ビョルン・ボイセンは、オスロ・コンサート・ホールの専属オルガン奏者を務めているノルウェー・トップ・クラスのコンサート・オルガニスト。ボイセンは「オルゲルビュヒライン」の録音に、ノルウェーのコングスベルグ大聖堂に設置されている1765年ゴットフリート・ハインリヒ・グローガー製のオルガンを使用。芸術品という言葉の枠を超えた歴史的銘器が荘厳に鳴り響く。
EUCD 49
(2CD)
J・S・バッハ:
 ドイツ・オルガン・ミサBWV.669〜BWV.689
  (クラヴィーア練習曲集第3巻より)/
 4つのデュエットBWV.802〜805/5声のフーガ
ヨン・M. スコグスタッド(オルガン)
現在トロンハイム音楽院で、チェンバロとオルガン、即興演奏を指導しているノルウェーの鍵盤奏者スコグスタッドのバッハ。1976年にスコグスタッドがデビューを飾った場所、ニダロス大聖堂のバロック・オルガン(1741年製)が奏でるバッハの音楽が、遠く北欧の地から届く・・・。
EUCD 44 エリング:連作《山の乙女》より、ピアノ小品/
グリーグ:連作《山の乙女》より/
エリング:3つの中国の歌
オーセ・クリスタッド(ソプラノ)、
セルゲイ・オサドチュク(ピアノ)
1400以上の旋律を採譜したノルウェーの民族音楽学者としても有名なカテリーヌス・エリング(1858−1942)の歌曲とピアノ小品集。1999年のノルウェー国立歌劇場デビューから檜舞台で活躍を続けるノルウェーのソプラノ、オーセ・クリスタッドが同国の先人たちの"歌"を歌う。

GLOSSA

GCD 920915
\2500
モンテヴェルディ:音楽の戯れ(1632) ——
 何と甘美に/ああ、私は傷つき倒れる/
 苦しみが甘美なものならば/憎むべきあの面影/
 あの蔑みの眼差し/あなたはかつて私のものだった/
 甘美な光で/それはやはり本当なのだ/
 いとしい私のトルコ女/死んでしまいたい/
 あなたはもう私に微笑もうとはしない/
 私を憎むならなぜに/アリアンナの嘆き
エマヌエラ・ガッリ(ソプラノ)、
クラウディオ・カヴィーナ(指揮)、
ラ・ヴェネクシアーナ
"ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2009"で来日を果たし、その素晴らしきハーモニーと抜群の存在感を日本の聴衆に深く印象付けたイタリアのヴォーカル・アンサンブル"ラ・ヴェネクシアーナ"。アンサンブルの代名詞として定着した「マドリガーレ集」全曲録音を筆頭に、歌劇「オルフェオ」や「倫理的、宗教的な森」など、モンテヴェルディの音楽を取り上げ続けてきた"ラ・ヴェネクシアーナ"の最新作は小曲集「音楽の戯れ」!マドリガーレ集の第7巻と第8巻に挟まれるかのように、1632年にヴェネツィアのバルトロメオ・マーニから出版された「音楽の戯れ」。この「音楽の戯れ」のマドリガーレは、独唱、もしくは二重唱と通奏低音という小規模な編成、アリアやレチタティーヴォのような形式など、「マドリガーレ集」に収められたマドリガーレとは違う編成や作風が特徴的。モンテヴェルディが作曲したオリジナルの「音楽の戯れ」に自身がアレンジを施した不朽の名作「アリアンナの嘆き」などを加えてプログラムの再構成を行った鬼才カヴィーナ。鬼才のユーモアとアイディアが生み出した"ヴェネクシアーナ版"「音楽の戯れ」が、革新的な「マドリガーレ集第5巻」や大規模な歌劇「オルフェオ」とはまた違ったモンテヴェルディの魅力を堪能させてくれることだろう!2008年2月、サン・カルロ教会(モデナ)での録音。

GUILD 1CD¥2400

GMCD 7332 タレガ:ギターのための作品集 ——
 ホタ/タンゴ・マリア/大ワルツ/夢/
 アラビア風奇想曲/涙/アラールの練習曲/
 アデリータ/二人の幼い姉妹/ワルツ/マリア/
 朝の歌/アルハンブラの思い出/
 ト長調のマズルカ/
 マラッツ(タレガ編):スペイン風セレナーデ/
 イラディエール(タレガ編):ラ・パロマ/
 アルベニス(タレガ編):セヴィーリャ/
 マスネ(タレガ編):スペインの夜/
 バッハ&グノー(タレガ編):アヴぇ・マリア
ミヒャエル・エルニ(ギター)
「アルハンブラの思い出」の作曲者であり、ギタリストとしても"ギターのサラサーテ"と称されたフランシスコ・タレガ(1852−1909)のギターのためのオリジナル&アレンジ作品集。アンドレス・セゴビア、ペペ・ロメロといったギター界のレジェンドたちから教えを受けたスイスのコンポーザー・ギタリスト、ミヒャエル・エルニが奏でるタレガの音楽がリスナーの魂を激しく揺さぶる。ギター関係者必聴!
GMCD 7330 フリッツ:フルート・ソナタ集Op.2 ——
 フルート・ソナタ第1番ハ長調/同第2番ニ長調/
 同第3番イ長調/同第4番ホ短調/
 同第5番ニ長調/同第6番ト長調
クレア・ゲネヴァイン(トラヴェルソ)、
ニコレッタ・パラシベスク(チェンバロ)、
マヤ・アムライン(チェロ)
ガスパール・フリッツ(1716−1783)は、ヴァイオリンのヴィルトゥオーソ、教師として名を馳せた18世紀スイスの音楽家。バス声部上の華麗な装飾が特徴的な「ソナタ集Op.2」は、イタリアのトリノ楽派からの影響を受けた室内楽作品である。ちなみに前作の「ソナタ集Op.1」は、ヘンデルからも高い評価が寄せられたというエピソードがある。

HALLE 1CD¥2000

CDHLL 7518
¥1890
ドビュッシー:
 遊戯/ドビュッシー(C・マシューズ編):《前奏曲集》より
  デルフィの舞姫、とだえたセレナード、
  雪の上の足跡、妖精たちはあでやかな舞姫、
  帆、ピクウィック卿をたたえて、
  月の光がふりそそぐテラス、ヒースの茂る荒れ地、
  オンディーヌ、アナカプリの丘、花火、沈める寺/
C・マシューズ:ポストリュード《ムッシュ・クロッシュ》
マーク・エルダー(指揮)、
ハレ管弦楽団
ドビュッシー&マシューズ!管弦楽版"前奏曲集"遂に完結!2007年にリリースされハレ管自主制作レーベル"Halle"最大のヒット作となった、「冥王星」の作曲者コリン・マシューズ(1946−)のオーケストレーションによるドビュッシーの「前奏曲集」(CDHLL 7513)。この第1集には収録されなかった残りの12曲が、もちろんマシューズのアレンジによるオーケストラ版、そしてハレ管の演奏で待望の登場!!ドビュッシーの作品が持つ本来の響きや色彩感を損なうことなく、名作中の名作「前奏曲」の24曲全てをオーケストラ版へと生まれ変わらせたマシューズの見事な手腕に感服。またマシューズは、ドビュッシーが生んだ架空の人物"ムッシュ・クロッシュ"を題材とした「ポストリュード」を作曲&収録しており、こちらも聴き逃せない。ドビュッシー・ファン、アレンジ作品ファン大注目のリリースです!2007年6月20日−21日&2008年5月4日、ブリッジウォーター・ホール(マンチェスター)での録音。
CDHLL 7514
¥1890
シベリウス:
 交響曲第1番ホ短調Op.39/同第3番ハ長調Op.52
マーク・エルダー(指揮)、
ハレ管弦楽団
ニールセンの「交響曲第5番」(CDHLL 7502)以来となる"Halle"レーベル2枚目の北欧作品集は、シベリウスの「交響曲第1番&第3番」。ハレ管はバルビローリ時代の1960年代後半から70年にかけてシベリウスの交響曲全曲録音を完成させており、今回のシベリウスも現音楽監督マーク・エルダーとの蜜月時代の象徴となる可能性は高い。2006年8月1日−2日(第1番)&2007年4月26日(第3番/ライヴ)の録音。

HYPERION 1CD¥2400

CDA 67739 メンデルスゾーン:歌曲&デュエット集Vol.4 ——
 春の憩いOp.9-8/捨て去られし者/
 Seltsam, Mutter, geht es mir/
 滝/グロッソ/4つの歌曲/
 やわらかな月明かりの夜の湖岸で/
 Durch Fichten am Hugel/僕は君を想う/
 Tanzt dem schonen Mai entgegen/ファウヌスの悲歌/
 緑の中でOp.8-11/旅の歌/別れ/
 気をつけなさい/夜鳴きうぐいす/
 挨拶/なぜバラは色あせているの?/
 Rausche leise, grunes Dach/
 追憶/5月の歌Op.8-7/別の5月の歌(魔女の歌)Op.8-8
キャスリーン・ブロデリック(ソプラノ)、
ハンナ・モリソン(ソプラノ)、
アンナ・グレヴェリウス(メゾ・ソプラノ)、
フィンヌール・ビャルナソン(テノール)、
シュテファン・ローゲス(バリトン)、
ユージン・アスティ(ピアノ)
メンデルスゾーン生誕200周年記念!"歌曲&デュエット集"第4集登場!"シューベルト"や"シューマン"、"フランス歌曲エディション"など、国際的な評価を確立しているハイペリオンの歌曲シリーズ。1998年に第1集(CDA 66906)がリリースされて以来、リスナーや演奏家、学習者など幅広い層から支持されてきたメンデルスゾーンの"歌曲&デュエット集"に第4集が登場!この第4集では1820年代から1830年代前半にかけて作曲されながらも、未出版となっていた珍しい歌曲を数多く収録しているところがポイント。2007年キャスリーン・フェリアー賞の受賞者ブロデリックや、エヴェリン・タブの愛弟子モリソン、スウェーデンの名花グレヴェリウス、アイスランド期待のビャルナソン、ドイツ歌曲の申し子ローゲスなど、シリーズの大黒柱ユージン・アスティが信頼を寄せる若き才能の歌声でメンデルスゾーンをたっぷりと味わいたい。また、この第4集に収録されている歌曲を含む楽譜がアスティの校訂でベーレンライターから新たに出版されており、録音と楽譜の相乗効果にも期待!
CDA 67696 フィノ:宗教作品集 ——
 父よ、われは天に対し/
 ミサ・シ・ボナ・スシェピムス(われらは幸を受けたるゆえ)/
 タント・テンポレ/
 もはやあなたがたをしもべとは呼ばず/おお、聖なる宴よ/
 預言者エレミヤの祈り/第8旋法のマニフィカト/われ主に感謝せん/
セルミジ:
 シ・ボナ・スシェピムス(われらは幸を受けたるゆえ)
スティーヴン・ライス(ディレクター)、
ブラバント・アンサンブル
ハイペリオンの宗教音楽の分野を担う存在として、国内外から大きな期待を寄せられているスティーヴン・ライス率いるヴォーカル・アンサンブル、"ブラバント・アンサンブル"。これまでにゴンベールやモラレス、クレキヨン、マンシクールなどで称賛を浴びてきたブラバント・アンサンブルが、歴史に埋もれた16世紀フランス・フランドルの作曲家、ドミニク・フィノ(c.1510−b.1561)の音楽を取り上げる。悲劇的な最期を遂げたとも伝わるフィノだが、生前はゴンベールたちと並び称され8声の二重合唱を劇的に発展させるなど、その功績は非常に大きい。知られざるフランス・フランドルの合唱芸術を甦らせたブラバント・アンサンブル。その探求の旅に期待したい。
CDA 67710
(2CD)
\2400→¥2190
ハイドン:ピアノ・ソナタ集Vol.2 ——
 ピアノ・ソナタ第31番ホ長調Hob.XVI-31/
 ピアノ・ソナタ第42番ニ長調Hob.XVI-42/
 ピアノ・ソナタ第35番ハ長調Hob.XVI-35/
 ピアノ・ソナタ第34番ホ短調Hob.XVI-34/
 ピアノ・ソナタ第26番イ長調Hob.XVI-26/
 幻想曲(カプリッチョ)ハ長調Hob.XVII-4/
 ソナタ《小さなディヴェルティメント》
  (アンダンテと変奏曲)ヘ短調Hob.XVII-6/
 ピアノ・ソナタ第49番変ホ長調Hob.XVI-49/
 ピアノ・ソナタ第33番ニ長調Hob.XVI-33/
 ピアノ・ソナタ第39番ト長調Hob.XVI-39/
 ピアノ・ソナタ第48番ハ長調Hob.XVI-48
マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)
予想外の選曲と想像以上のハイ・パフォーマンスでハイペリオン(Hyperion)2007年最大のベストセラーに輝き、全世界の聴衆とメディアを熱狂の渦に巻き込んだスーパーヴィルトゥオーソ、マルク=アンドレ・アムランのハイドン。衝撃の第1集(CDA 67554)のリリースから2年。没後200年のハイドン・イヤーを記念する特大リリースとして待望の第2集が登場!!!ウィーンの貴族夫人マリアンネ・フォン・ゲンツィンガーのために作曲された「第49番」、そのマリアンネの早すぎる死が作曲のきっかけとなった「小さなディヴェルティメント」、ソナチネ・アルバムの1曲として幅広く知られる名作「第35番」など、この第2集でも前作に勝るとも劣らぬ魅力を持った11作品が選りすぐられている。アムランの手によって学習用、練習用という鎖から解き放たれ、豊かな生命力を吹き込まれたハイドンのピアノ・ソナタ。瑞々しく躍動する音のシャワーからはハイドンのピアノ・ソナタが持つ"楽しさ"を感じることができるだろう!これまでにアルカンやカプースチン、ゴドフスキー、ブゾーニなどの超絶レパートリーを次々と制覇してきたアムラン。それだけに"アムラン=超絶技巧"というイメージが定着しているが、このハイドンがそのイメージを大きく変えることは間違いない。ハイドンの音楽と真正面から向きあったアムランが導き出した結論がここにある。話題必至の大注目盤にご期待下さい!!録音:2008年8月27日−30日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)/使用ピアノ:スタインウェイ&サンズ
CDA 67720
\2400→¥2190
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ第48集
 ジュリアス・ベネディクト(1804−1885):
  ピアノ協奏曲ハ短調Op.45、
  ピアノ協奏曲変ホ長調Op.89/
ウォルター・マクファーレン(1826−1905):
 演奏会用小品ホ短調(全曲世界初録音)
ハワード・シェリー(ピアノ&指揮)、
タスマニア交響楽団
ハイペリオンのロングセラー・シリーズであり、知られざるロマン派の"ピアノ協奏曲"を巡る遥かなる旅路"ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ"。ポーランド(Vol.44/メルツェル)→ドイツ(Vol.45/ヒラー)→イギリス(Vol.46/ボーウェン)→ドイツ(Vol.47/ヤーダースゾーン&ドレーゼケ)と歩んできたロマン派のピアノ協奏曲を探求する旅は、イギリスへと帰還。否応なしに期待が高まる第48集で登場する作曲家は、ベネディクトとマクファーレン!15歳という若さでフンメルの門下生となり、ドレスデンではウェーバーにも師事するなどロマン派の巨匠たちから直接教えを受けたベネディクトは、1804年ドイツのシュトゥットガルト生まれ。ベネディクトは生まれの故郷のドイツから、ウィーン、ナポリ、パリを経て1835年に終生の地となるロンドンに到着し、その後イギリスへ帰化。1871年にはナイトに叙せられたベネディクトの2つの"ピアノ協奏曲"は、欧州各地で吸収した作風を織り交ぜながらも、最初の師であるフンメルからの影響を色濃く感じさせる輝かしく叙情的な作品である。英国王立音楽院のプリンシパルやケンブリッジ大学音楽学部の教授など、英国楽壇の要職を歴任したジョージ・マクファーレンが兄であるが故に歴史に表舞台に出る機会に恵まれてこなかったウォルター・マクファーレン。マクファーレンは王立音楽院のピアノ科教授としてマテイ、マクファーソン、H・ウッドを育成。教育者としてだけでなくピアニストとしても高い名声を得ていたマクファーレンは、メンデルスゾーンやスタンデイル・ベネットを思わせる"ピアノ協奏曲(演奏会用小品)"という重要な遺産を後世に遺している。RPCシリーズ第48集のアーティスト陣は、既にシリーズの看板アーティストとして定着したハワード・シェリー&タスマニア響のゴールデン・コンビ。ドイツ生まれの"サー"ベネディクトと、英国楽壇の中枢を担ったマクファーレン。知られざるイギリス・ロマン派の"ピアノ協奏曲"に乞うご期待!
CDA 67735 ヴェイネル:ヴァイオリン・ソナタ集 ——
 ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調Op.9/
 同第2番嬰へ短調Op.11/ペレグの徴兵の踊りp.40/
 結婚の踊りOp.21b/
 3つのハンガリー民族舞曲(ネイ編)/
 12のやさしい小品(フェレプ編)
ハガイ・シャハム(ヴァイオリン)、
アーノン・エレツ(ピアノ)
イスラエルの名手ハガイ・ シャハムのレパートリーに新しく加わるのは、バルトークやコダーイ、ドホナーニなど当時のハンガリーを代表する大作曲家と同じくハンス・ケスラーに作曲を師事したレオ・ヴェイネル(1885−1960)。ヴェイネルは、バルトークやコダーイと同じく母国ハンガリーの民族音楽を大切すると同時に、ベートーヴェンやブラームス、メンデルスゾーンなどからの影響を感じさせるなど、ハンガリーにおける当時の主流とは一線を画した独自の路線を貫いたことでも知られている。当時のメディアからはハンガリー最大のシンフォニスト候補と絶賛されながらも、敢えて"室内楽"に活躍の場を求めたヴェイネル。時には民族的に、また時にはロマンティックに。東欧音楽の達人ハガイ・シャハムのヴァイオリンによる濃厚で濃密なヴェイネルの登場です!
CDA 67748 ビクトリア:
 ミサ曲《いざ喜ばん》、
 われは鳩のごとき美しものを見たり/
フレスコバルディ:
 前奏のトッカータ、書簡の朗読の後のカンツォーナ、
 クレドの後のリチェルカーレ、リチェルカーレ〜聖なるマリア
マシュー・マーティン(指揮)、
ウェストミンスター大聖堂レイ・クラークス、
トーマス・ウィルソン(オルガン)
長年にわたってハイペリオンの合唱を支え続けてきたウェストミンスター大聖堂聖歌隊の新録音は、教区書記たちの男声合唱によるビクトリアのミサ曲。録音場所となったウェストミンスター大聖堂に響く男声のハーモニーが、名盤の誉れ高いビクトリアの「レクイエム」(CDA 66250)や 「テネブレ」(CDA 66304)などとはまた違う荘厳な響きと崇高な祈りを生み出している。ビクトリアのミサ曲の楽章間にフレスコバルディのオルガン作品を組み合わせるなど、演奏効果を劇的に高めるプログラミングも秀逸。
CDA 67683
(2CD/1枚分価格)
バッハ・ピアノ・トランスクリプションズVol.7〜
 レーガー・トランスクリプション全集 ——
  J・S・バッハ(レーガー編):
   前奏曲とフーガ ニ長調BWV.532/
   コラール《ああ人よ、汝の大きな罪を嘆け》BWV.622/
   コラール《アダムの堕落によってみな朽ちぬ》BWV.637/
   コラール《ああ、いかにはかなき、いかに空しき》BWV.644/
   コラール《いざもろびと、神に感謝せよ》BWV.657/
   コラール《われ心から待ち望む(Herzlich tut mich verlangen》BWV.727/
   コラール《われ汝の御座の前に進みいで》BWV.668/
   コラール《われ汝に別れを告げん》BWV.736/
   コラール《いまぞわれらに救いは来れり》BWV.638/
   コラール《愛しきイエスよ、われらはここに》BWV.730/
   コラール《高き御空よりわれは来れり》BWV.606/
   前奏曲とフーガ変ホ長調《聖アン》BWV.552/
   前奏曲とフーガ ホ短調《楔》BWV.548/
   パッヘルベル(レーガー編):キリストは死の絆につきたまえり/
   コラール《われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ》BWV.639/
   コラール《バビロンの流れのほとりに》BWV.653b/
   コラール《来ませ、聖霊、主なる神よ》BWV.651/
   コラール《おお愛する魂よ、装いせよ》BWV.654/
   コラール《古き年は過ぎ去りぬ》BWV.614/
   トッカータとフーガ ニ短調BWV.565
マルクス・ベッカー(ピアノ)
デミジェンコの弾くブゾーニ編曲(Vol.1/CDA 66566)から着実に歩みを続けてきた"バッハ・ピアノ・トランスクリプションズ"の第7集は、"ドイツ3大B"の継承者マックス・レーガー(1873−1916)のトランスクリプション全曲!!"絶対音楽"の信奉者として"ドイツ3大B"の後継者という立場を強く意識し、その作風によって当時の人々からは"現代のバッハ"、"第2のバッハ"とも称されたレーガー。その膨大な作品の中で最も名声を勝ち得た"オルガン作品"が、第7集の重要なキーワードとなっている。なぜならば、ここ収録されているレーガーのバッハ・トランスクリプションの原曲は、なんと全てがオルガン作品。このレーガーによる20曲のバッハ・ピアノ・トランスクリプションとは、J・S・バッハのオルガン作品と、オルガンを得意とした自身の作曲技法をシンクロさせることによりたどり着いたバッハの音楽に対するレーガーの1つの結論なのである。ラソ♯ラと半音で動く「トッカータとフーガ ニ短調」冒頭のモルデントや、まるで最初からピアノのために書かれたのではないかと思わせる数々のオルガン・コラールなど、レーガーのマジックにゾクゾクさせられる。デミジェンコ、レーン、プロウライト、ロスコーなど、ピアノ王国ハイペリオンが誇る錚々たるピアニストたち続くのは、レーガーのピアノ作品全曲を制覇した"マックス・レーガーの化身"マルクス・ベッカーという最上のキャスティング。RPCシリーズ第47集(CDA 67636)の驚異的な演奏で鮮烈な印象を与えたドイツの若き鬼神が、文字通りその手でレーガーのトランスクリプションの音楽史における重要性を全世界に示す!
CDA 67721 ヒンデミット:ヴィオラのための作品全集Vol.1 ——
 ヴィオラ・ソナタ(1939)/
 ヴィオラ・ソナタ ヘ長調Op.11-4/
 ヴィオラ・ソナタOp.25-4/瞑想曲
ローレンス・パワー(ピアノ)、
サイモン・クロフォード=フィリップス(ピアノ)
ヴィオラの天才ローレンス・パワーのヒンデミットがスタート!ウォルトンのヴィオラ協奏曲(CDA 67587)やボーウェンのヴィオラ作品全集(CDA 67651/2)などでの圧巻の演奏により、若手有望株から一気に英国随一のヴィオラ奏者にまで飛躍を遂げたローレンス・パワーの新たなシリーズ"ヒンデミット"のヴィオラ作品全集がスタート!モダンな作風がナチスの標的となり退廃音楽の烙印を押されるなど、20世紀ドイツを代表する作曲家でありながらも一部の作品を除き過小評価されてきたヒンデミット。多くの楽器のために書かれた「ソナタ」は、「画家マティス」などと同じく現代でも揺るぎない評価を得ている品でヒンデミットの代表作である。この器楽のための"ソナタ"の中でも、自身がヴィオラ奏者でもあったヒンデミットの"ヴィオラ・ソナタ"の完成度は突出しており、大規模な作品とはまた違った魅力がヒンデミットに対するイメージを劇的に広げてくれる。
CDA 67728 ラヴェル:歌曲集 ——
 歌曲集《博物誌》/ロンサールここに眠る/
 ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ/
 暗く果てしない眠り/激しい風が海のかなたから/
 草の上で/民謡集/おもちゃのクリスマス/
 クレマン・マロの2つの碑銘/
 5つのギリシャ民謡/2つのヘブライの歌
ジェラルド・フィンリー(バリトン)、
ジュリアス・ドレイク(ピアノ)
目下絶好調!カナダのバリトン、ジェラルド・フィンリーがラヴェルを歌う!バーバーの歌曲集(CDA 67528)が2008年グラモフォン賞声楽部門賞に輝き、アイヴズの歌曲集(CDA 67644)も同時ノミネートされるなど、目下絶好調の世界的バリトン歌手ジェラルド・フィンリーが、ジュリアス・ドレイクとの名コンビで贈る"ラヴェル"の歌曲集。
師であるフォーレにもカルチャーショックを与え、論争を巻き起こした傑作「博物誌」や、伝承曲を題材とした「民謡集」や「5つのギリシャ民謡」など"ツボ"を押さえた選曲もかなり魅力的。巨匠ハイティンクからは厚い信頼を受け、レコーディングではバーバーやアイヴズ、シューマンなどの様々な歌曲を録音してきたフィンリーの歌声によって、一味違うラヴェルの音楽が空間いっぱいに広がる。ハイペリオンの歌曲集への世界的評価は絶大なだけに、このラヴェル歌曲集への期待も高まる。
CDA 67745 ベートーヴェン:
 弦楽五重奏曲ハ短調Op.104/
 二重奏曲変ホ長調〜2つのオブリガート眼鏡を持つWoO.32/
 ピアノ四重奏曲変ホ長調Op.16
ナッシュ・アンサンブル
〔マリアンネ・トールセン(ヴァイオリン)、
マリン・ブロマン(ヴァイオリン)、
ローレンス・パワー(ヴィオラ)、
フィリップ・デュークス(ヴィオラ)、
ポール・ワトキンス(チェロ)、
イアン・ブラウン(ピアノ)〕
どんな時代のどんな編成の作品にも対応できる脅威のレパートリーと柔軟なスタイルを持ち、これまでに240曲を超える新作初演を行ってきたイギリスの超絶室内楽団ナッシュ・アンサンブル。楽聖の名作を取り上げてきたと思いきや、他人が編曲した「ピアノ三重奏曲Op.1-3」にベートーヴェン自身がさらに手を加えて完成、出版したといういわく付きの「弦楽五重奏曲ハ短調Op.104」、モーツァルトの作品から影響を受けて作曲した「五重奏曲」を自ら四重奏に書き換えた「ピアノ四重奏曲変ホ長調Op.16」というユニークな組み合わせで勝負をかけてきた!ベートーヴェンの"作品"でありながらも、本来の姿とは少し違う"作品"。申し分のない演奏と録音、ユニークなカップリングは室内楽ファン聴き逃すべからず。
CDA 67708 ジャクソン:合唱作品集 ——
 朝まで/ソング/チェチーリア・ヴァーゴ/
 オルビス・パトラトル・オプティム/アヴェ・マリア/
 三位一体の賛歌/ノット・ノー・フェイスレス・エンジェル/
 おお、聖なる宴よ/ルクス・モルトゥオールム/
 サルヴェ・レジナ/サルヴェ・レジナⅡ
スティーヴン・レイトン(指揮)、
ポリフォニー
ガブリエル・ジャクソン(1962−)は、北大西洋の英国領バミューダ諸島生まれのイギリス人作曲家。ジャクソンの合唱作品は、イギリスの大聖堂聖歌隊や大学の合唱団によって続々と歌われており、ここ日本でもチルコットやローリゼン(ラウリッドソン)などに続く作曲家として注目を集めている。中世の作曲技法やアイディアをリスペクトし、チューダー朝時代の音楽に通ずる部分を持つジャクソンの合唱作品を、レイトン&ポリフォニーの英国黄金コンビが歌った決定盤!歌声はもちろんのこと、合唱の新しいレパートリー探しにも重宝すること間違いなし。
CDA 67722
(2CD/1枚分価格)
\2400
ハイドン:弦楽四重奏曲集Op.17 ——
 弦楽四重奏曲第28番ハ短調Op.17-4/
 同第27番変ホ長調Op.17-3/
 同第26番ヘ長調Op.17-2/同第25番ホ長調Op.17-1/
 同第29番ト長調Op.17-5/同第30番ニ長調Op.17-6
ロンドン・ハイドン弦楽四重奏団
ガット弦とバロック弓の使用を特徴としているロンドン・ハイドン弦楽四重奏団は、18世紀オーケストラの名奏者ホープリッチとのモーツァルト&ブラームス(GCD 920607)、ハイペリオンからのリリース第1弾「弦楽四重奏曲集Op.9」(CDA 67611)での新鮮な演奏が好評価を受けたイギリスの若手奏者たちによるアンサンブル。ハイドンの「弦楽四重奏曲集Op.17」は、エステルハージ家の楽長時代(1771年)に作曲された6曲で構成される作品集。ロンドン・ハイドン弦楽四重奏団は作曲当時のスタイルによる演奏を追求しており、ダイナミクスやアーティキュレーションの指示が異なる1774年頃出版のロンドン・エディションを使用しているところもポイント。

Hyperion dyad

CDD 22070
(2CD/1枚分価格)
\2400
フィンジ:歌曲集 ——
 大地と空気と雨Op.15/地球が朽ちるまでOp.19a/
 私は恋人に言ったOp.19b/
 ある若者の訓戒Op.14/夏の前と後Op.16
マーティン・ヒル(テノール)、
スティーヴン・ヴァーコー(バリトン)、
クリフォード・ベンソン(ピアノ)
20世紀イギリスの抒情、ジェラルド・フィンジ(1901−1956)がトーマス・ハーディの詩を題材として作曲した歌曲集。フィンジの情緒豊かで美しく時には物悲しいメロディ、また作品に見え隠れする影の存在をマーティン・ヒルとスティーヴン・ヴァーコーが巧みに表現した好演の復活である。CDA 66161/2からの移行再発売。

HELIOS 1CD¥1500

CDH 55337 メトネル&ラフマニノフ 〜 2台ピアノのための作品集 —— 
 メトネル:2つの小品Op.58/
 ラフマニノフ:組曲第2番Op.17、ロシア狂詩曲、交響的舞曲Op.45
ニコライ・デミジェンコ(ピアノ)、
ドミトリー・アレクセーエフ(ピアノ)
"メトネル+ラフマニノフ"と"デミジェンコ+アレクセーエフ"。ロマン派ロシアと現代ロシアの強力タッグが"2台ピアノ"を舞台に激突!CDA 66654からの移行再発売。
CDH 55347 J・S・バッハ:ヴァイオリン協奏曲集 ——
 2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043/
 ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV.1042/
 ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV.1041/
 オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1060
キャサリン・マッキントッシュ(ヴァイオリン)、
エリザベス・ウォルフィッシュ(ヴァイオリン)、
ポール・グッドウィン(オーボエ)、
ロバート・キング(指揮)、キングズ・コンソート
英国における古楽器演奏の先駆者、キャサリン・マッキントッシュのピリオド・アプローチが冴えるバッハのコンチェルト!CDA 66380からの移行再発売。
CDH 55248 スペイン国王の生と死の音楽 ——
 アンブロシオ・コテス:死せるフェリペ2世/
 セバスティアン・デ・ビバンコ:わがハープは悲しみの音に変わり/
 ドン・フェルナンド・デ・ラス・インファンタス:
  クアジ・ステラ・マトゥティナ/
 バルトロメ・デ・エスコベド:スペイン王フェリペ2世のミサ曲/
 アロンソ・ロボ:
  わがハープは悲しみの音に変わり、私を解き放して下さい、主よ
ジェイムズ・オドンネル(指揮)、
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊
ビクトリアの師エスコベド、ビバンコ、ロボなど、"太陽の沈まぬ帝国"スペインの国王フェリペ2世と同じ時代を生きたスペインの作曲家たちによる宗教作品集。CDA 67046からの移行再発売。
CDH 55343 マッケンジー:
 ヴァイオリン協奏曲嬰ハ短調Op.32/
 ヴァイオリンと管弦楽のための組曲《ピーブロック》Op.42
マルコム・スチュワート(ヴァイオリン)、
ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、
デイヴィッド・デイヴィス(指揮)、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
後期ロマン派のスコットランド人作曲家アレグザンダー・マッケンジー(1847−1935)の"ヴァイオリン"を主役とした2つの作品をカップリング。スコットランド人としての誇りを持ち続けたマッケンジーの音楽は、祖国の民謡をルーツとする美しく雄大な作風を持つ。ヴァイオリン協奏曲もピアノ協奏曲(CDA 67023)に勝るとも劣らぬマッケンジーの代表作である。CDA 66975からの移行再発売。
CDH 55357 ペニャローサ:モテット全集 ——
 玄関と祭壇の間で/あなたの慈しみを/
 主よ、思い出したもうことなかれ/
 我が竪琴は悲しみに/主よ、わが行いに従いて/
 アドロ・テ/アヴェ・ヴェルム・コルプス/
 われは黒けれど、美し/聖なるマリア/
 ユニカ・エスト・コロンバ・メア/
 アヴェ、ヴェラ・カロ・クリスティ/
 アヴェ・ヴェレ・サンギス・ドミニ/
 イン・パッショーネ・ポシトゥス/私は祈り/我らの父/
 幸いなるかな、天の后/聖なるみ母よ、十字架に/
 オ・ドミナ・サンクティッシマ/
 我ら無知なる罪を義にあらため/
 デウス、クイ・マヌス・トゥアス/
 おお主イエス・キリスト/トランセウンテ・ドミネ・イエス
ブルーノ・ターナー(指揮)、
プロ・カンティオーネ・アンティクァ
モラレスが台頭する前のスペイン・ルネサンスを支えた作曲家フランシスコ・デ・ペニャローサのモテット全曲を収録。ジョスカンの作品とされてきたモテットが実はペニャローサの作品だったというエピソードが、その実力の全てを代弁している。CDA 66574からの移行再発売。
CDH 55341 18世紀イギリスの鍵盤協奏曲集 ——
 ヘンデル:
  シャコンヌ ト長調、オルガン協奏曲断章ニ短調/
 ロージングレイヴ:オルガン協奏曲ニ長調/
 チルコット:協奏曲イ長調Op.2-2/
 ナレス:協奏曲/ソナタ ト長調Op.2/
 ヘイズ:ピアノ協奏曲第4番イ長調/
 フック:協奏曲ニ長調Op.1-5
ポール・ニコルソン(オルガン&チェンバロ&フォルテピアノ&指揮)、
パーリー・オヴ・インストゥルメンツ
18世紀イギリスで活躍した6人の作曲家たちによる鍵盤楽器のための協奏曲集!ポール・ニコルソンが、オルガン、チェンバロ、フォルテピアノ、指揮者の1人4役で大活躍!1993年10月28日〜30日の録音。CDA 66700からの移行再発売。
CDH 55336 スコットランドの伝承曲集 ——
 ロッホ・ローモンド/笛吹かば現れん/
 ジョック・オ・ヘイゼルディーン/
 ライ麦畑で出逢ったら/
 ボニー・ドゥーンの堤よ土手よ/おどってみせて父さんに/
 フラワーズ・オブ・ザ・フォレスト/スカイ・ボート・ソング/
 クックル・ギャザラー/
 妖精たちの愛の歌/ギャラント・ウィーヴァー/他
マリー・マクローリン(ソプラノ)、
マルコム・マルティヌー(ピアノ)、
イソベル・フレイリング=コーク(クラールザッハ)
スコットランド生まれのディーヴァ、マリー・マクローリンが歌う"スコットランドの歌"。名盤奏者マルコム・マルティヌーとフレイリング=コークが弾くケルティック・ハープ(クラールザッハ)とのトリオが、"歌"を通じてスコットランドの風景を連想させる——。1999年4月の録音。CDA 67106からの移行再発売。
CDH 55282 イギリスとフランスの精神Vol.2 〜 トルヴェールの歌 ——
 リシャール・ド・セミイ(fl.1200):わたしは馬に乗り/
 ガス・ブリュレ(c.1160−a.1213):
  やるせない悲しみと不安でいっぱいだ/
 作曲者不詳:エスタンピーⅠ&Ⅱ&Ⅲ/
 ゴンティエ・ド・ソワニエ(fl.cl.1230−1255):
  Dolerousement comence/
 ギベール・コクゼル(fl.cl.1230−1255):
  新しい歌は、Fins cuers enamoures/
 ゴティエ・ド・ダルジ(c.1165−a.1236):
  ラ・ドーチェ・パンセ/
 アダン・ド・ラ・アル(1245/50−1285/8):
  Assenes chi, Grievilier/
 エルヌル・ル・ヴィエル・ド・ガスティノワ(fl.c.1280):
  Por conforter mon corage/
 オドフロワ・ル・バスタール(fl.1190−1230):
  Au novel tens pascor/他
クリストファー・ペイジ(ディレクター)、
ゴシック・ヴォイセズ
エマ・カークビーやマーガレット・フィルポット、パヴロ・ベズノシウク・・・世界有数の古楽演奏家たちによるアンサンブル、ゴシック・ヴォイセズ。中世の吟遊詩人たちによって歌い奏でられた音楽を再現した名盤です。1994年12月15日−17日の録音。CDA 66773からの移行再発売。




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