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第48号マイナー・レーベル新録音新譜(6)



ALBANY 1CD¥2200

TROY1086 「エドワード・ジョセフ・コリンズの音楽第8集」
 夜想曲、練習曲、ピアノ三重奏曲、
 4つのワルツ、6つの性格的ワルツ、ほか全17曲 ※
ジュリー・アルバース(Vc)、
パトリス・マイケルズ(S)、
アンナ・ポロンスキ(Pf)、
アーノード・サスマン(Vn)、
ジェフリー・サイクス(Pf)、
E.J.コリンズ(1886年-1951年)は、イリノイ州出身のピアニストで指揮者、ロマン派の作曲家でもあった。このCDは、彼の歌曲、ピアノソロ作品、ピアノ・トリオOp.1の初レコーディングとして興味深い。新しいレパートリーの開拓にお薦め。録音:2001-08年
TROY1102 「リー・ホイビー歌曲集」
 冬の歌、夏の歌、彼女は愛を語った、
 28人の若者、伝言、ほか全19曲
アーシュラ・クライネッケ=ボイヤー(Sop)
マリア・ペレス・グッドマン(Pf)
アメリカの芸術歌曲のジャンルで最も重要な作曲家のうちの1人であるリ-・ホイビーの歌だけを集めた唯一のCD。歌曲作曲家として叙情性、ユーモラス、皮肉、甘美と色彩豊かなホイビーの世界をアーシュラ・クライネッケ=ボイヤーが見事に歌い上げる。録音:2005年
TROY1105 「ソー・メニー・ジャーニーズ」〜ジョセフ・サマー作品集
 小川に柳の木が斜めに横切って立っている/ソネット/
 慈悲の質/無言の詳細/とてもたくさんの旅/チェロ・ソナタ
シェイクスピア・コンサーツ:
【K.V.ホルン(Sop)、
C.V.ホルン(B、Br)、
M.セケラ(Pf)、
P.ヌーゾフスキー(Vc)】
「ソー・メニー・ジャーニーズ」は、1609年シェイクスピアのソネットの出版400周年記念を注目してのリリース。作曲家ジョセフ・サマーは1956年生まれ。(無調、歌曲)録音:2008年
TROY1108 「タワーズ・オヴ・パワー」
 ①ダニエル・マッカーシー:
  サクソフォンと吹奏楽のための室内交響曲第4番《力の塔》/
 ②アンソニー・プロッグ:フルート協奏曲/
 ③フィリップ・グラス(M.ロルツ編):コンチェルト・ファンタジー〜
  2人のティンパニストとオーケストラのための
グレッグ・I.ハンソン指揮
アリゾナ大学ウィンド・アンサンブル
①ティモシー・マカリスター(Sax)、
②ブライアン・ルース(Fl)、
③ジョナサン・ハース(Timpani)、
④ゲイリー・クック(Timpani)
ソリストと吹奏楽の為の作品集。ファンク・バンド『タワー・オブ・パワー』の影響を受け書かれた「タワーズ・オヴ・パワー」、14台のティンパニを使用した「コンチェルト・ファンタジー」ともにパワフルなソロがカッコイイ!吹奏楽愛好家は必聴!録音:2006/2008年
TROY1109 ジョン・マスト:歌劇《同じ夜遅く》
 〜マーク・キャンベルによるリブレット
マイケル・バレット指揮
マンハッタン音楽院オペラ・シアター
「マストの歌はアメリカのレパートリーの宝です。そして、ここでは、彼はより多くの分野で熟練したオペラ作曲家として名声を確立します」(「Musical America」誌より)。録音:2008年12月
TROY1110/11
(2CD)
「ヴィヴァ・コンチェルタンテ!」
 ①D.ゴムパー:スパイラル/
 ②J.デンジャーフィールド:ウィンター・ライツ/
 ③K.ネッツ:ビヨンド・リリース/
 ④チン=チュウ・フウ:ア・テンパード・ウィッシュ/
 ⑤J.D.ロバーツ:命のラインⅡ/
 ⑥A.ウェーベルン(ケイン編):2つの歌/
 ⑦N.ザーラー:クラリネット協奏曲/
 ⑧F.ドナトーニ:レムⅡ録音:2007-2008年
①カーク・トレヴァー指揮
スロヴァキア放送響
②イゴール・ドロノフ指揮
モスクワ音楽院スタジオ・フォー・ニューミュージック
③〜⑧デイヴィッド・ゴムパー指揮
センター・オブ・ニューミュージック・アンサンブル
ほか、ソリスト多数、
室内管弦楽とソリストの為の曲集。まさに古くて新しい世界のコネクションは、演奏家達の意味ある活動として、2005年2月〜2008年5月の間、各地で起こった。「万歳!コンチェルタンテ!」
TROY1112 「鬼火」〜アドルファス・ヘイルストークのピアノ音楽〜
 2つのスケルツォ/トリオ・ソナタ/鬼火(イグニス・ファタス)/
 シャロン・セブリムによる8つの変奏曲/ピアノ・ソナタ第2番/
 2台ピアノのためのソナタ
アンドレイ・カスパロフ(Pf)、
オクサナ・ルトシシン(Pf)
作曲家で教育者でもあったアドルファス・ヘイルストークは、1941年ニューヨーク生まれのアフリカ系アメリカ人である。その為、彼の作品は、アフリカ系アメリカ人とヨーロッパの伝統の影響を受け継いでいる。2台ピアノデュオ活動をしている方へ、新しいレパートリー開拓にお薦め。
TROY1113 「イノセンス・ロスト」〜ベルク・ドビュッシー・プロジェクト
 ドビュッシー:ビリティスの3つの歌/
 ベルク:7つの初期の歌/
 A.ウィースナー:遠い心/ほか全20トラック
メアリー・ネッシンガー(MS)
ジーン・ゴラン(Pf)
ジュディス・シャーマンのプロデュースにより、20世紀において、多くの人を感動させた作曲家のうち10人の歌曲をまとめた。演奏は、8年間コラボレーションを続けるネッシンガー&ゴラン。ニューヨーク・タイムス誌も絶賛する磨かれた技術を堪能あれ。録音:2007年
TROY1114 「ダブルズ」〜ピーター・チャイルドの音楽
 ①4手ピアノのためのデュオ/
 ②エミリー・ディキンソンの詩による歌曲/
 ③変奏曲/④ダブルズ
①ハーシュ・ピンカス・ピアノ・デュオ、
②J.ブライデン(Sop)、
S.ピンカス(Pf)、
③D.ステップナー(Vn)、
④E.チュウ&D.デヴォー(Pf)
(現代音楽 無調)マサチューセッツ工科大学の音楽教授でマックヴィーカー・ファカルティー・フェローであるピーター・チャイルドは、1996年から1999年まで、ここで芸術(音楽と演劇)部門の議長を務めた。彼は、オーケストラ、合唱、コンピュータシステム、歌と多種多様なジャンルの音楽を書いており、加えて音楽の分析においても賞を獲得している。録音:2000-2003年
TROY1115 「ホット・ソナタ」〜ゲイリー・スマート作品集
 ①メイブルック・ファンシー
 ②ソナタ・イン・ファンシー
 ③パッシング・ファンシー
①-③ゲイリー・スマート(Pf)
①クリスティーネ・グスタフソン(Fl)
②マイケル・フィンケル(Vc)、
③ガイ・イェ-ダ(Cl)
ユニークな音楽家、作曲家=ピアニスト、ゲイリー・スマートは、アメリカのワールド・ミュージックとジャズに関心をもち、演奏、作曲、即興演奏をする。現在ジャクソンビル北フロリダ大学の教授。録音:フロリダ
TROY1116 「チリからキューバへ」〜ラテン・アメリカのピアノ音楽
 ヴィラ=ロボス(1887-1959,ブラジル):
  「ブラジルの詩」より「吟遊詩人の印象」
  「白色オンディオの踊り」、
  ブラジル風バッハ第4番〜前奏曲/
 アルフォンソ・L.リョーナ(1912-94,チリ):4つの小品/
 ペドロ・H.アレンデ(1885-1959,チリ):
  チリ民謡による12の性格的小品より/
 イレアナ・ペレス=ベラスケス(1964-,キューバ):魅惑/
 アルフォンソ・レング(1884-1974,チリ):
  ドロラス〜ピアノのための詩曲/
 ヒナステラ(1916-83,アルゼンチン):クレオールの舞曲組曲Op.15
ポ−ラ・バイテルマン(Pf)
チリで生まれたピアニスト、ポーラ・バイテルマンが、ラテン・アメリカの作曲家のピアノ作品を紹介する。ポーラの演奏は、音楽を核心深く深く探り、また確かな技術により、誠実で美しい。録音:2007年
TROY1117 「ジェーン・ワンはトンボのことを考えている」
 〜エレナ・ルーアーの音楽〜
 クロイチゴ/3つの前奏曲/黒と白  他全8曲
サラ・ボブ(Pf)、
サラ・ブラディー(Fl)、
アレクセイ・ゴンザレス(Vc)、
ヘン=ジン・パク(Pf)、
ベンジャミン・セルツァー(Cl)
(現代音楽)エレナの処女作「弦楽四重奏曲(1988)は、ASCAP賞を得て国際的に注目を浴びた。その後、声楽曲、オーケストラ、室内楽、フィル音楽等を手掛け、衝撃的で美しい彼女の音楽は多くの人を魅了している。インパクトの強い表題、トンボの事を考えている「ジェーン・ワン」とは、彼女の友人で航空力学の研究者である。
TROY1118 「その空間のなかに」〜ロリ・レイトマン歌曲集〜
 その空間のなかに、浜辺の泳ぎ人、
 一つか二つの出来事、荒々しいソステヌート、
 2つのディキンソン歌曲、完全な人生、
 そして音楽は終わらない ほか全34曲
ジェニファー・チェック(Sop)、
キャリン・フリードマン(Ms)、
アマンダ・ゴシアー(Sop)、
サリー・グルーバー(Sop)、
ウォレン・ジョーンズ(Pf)
ロリ・レイトマン(Pf)、
ランダル・スカルラータ(Br) 、
レイトマンは、1955年にニューヨークに生まれ、作曲をジョナサン・クレイマーとフランク・リューインに師事し、エールカレッジを優秀な成績で卒業した。彼女の作品は、芸術歌曲の分野で、アメリカ合衆国内外で称賛されている。録音:2005年-2008年
TROY1119 アーノルド・ロスナーのピアノ音楽 「命の木」
 アダムとイヴOp.4/ピアノ・ソナタ1番・2番・3番/
 そして彼は鳩を飛ばす/結婚行進曲/命の木
ドンナ・アマ-ト(Pf)
アーノルド・ロスナーは、1945年生まれ、主にアメリカ合衆国とイスラエルで活動している。現在ニューヨーク市立大学Kingsborough コミュニティーカレッジで教鞭をとる。彼のパワフルで情感あふれ、エスニックな魅力を持ち合わせたピアノ曲(世界初演曲5作品を含む)をピッツバーグ生まれ、アメリカの芸術的なピアニスト、ドンナ・アマートがお届けする。録音:2008年 ニューヨーク
TROY1120 「霧」〜ジャネット・マグワイアの室内楽
 霧/スオナタ/山道/ÅTrois (3)/フリルス/
 Fumees d'Ivresse/スケッチ/変奏曲/悲劇/干潮と満潮/
ジョバンニ・マンキューゾ(指揮)、
Ex・ノヴァ・アンサンブル三重奏団、
ヴェニス・チェロアンサンブル、
パウル・クレー四重奏団、
リウ・ファン(古筝)、
河合祝子(Pf)、
アレッシア・トッファニン(Pf)、
アンナ・バルッティ(Pf)、
ステファノ・チェレギン(Pf)、
グイード・ファッキン(Perc)、
チンツィア・ホノラート(Perc)、
アンヌンツィアータ・デッリサンティ(Perc)、
ラファエル・アルトゥーソ(Bass)
(現代音楽・無調)作曲家ジャネット・マグワイアは、シカゴで生まれ、作曲をパリで学ぶ。2006年コープランド財団より住居、2008年グッゲンハイム助成金を授与。現在ヴェニスの "Musica in Divenire"協会社長、ヨーロッパ文化協会の会員。-彼女の作品は、世界中で聴かれている。
TROY1121 「フェノメノン」
〜ナローン・プランチャルーンの音楽〜
 ①チャクラ/②サッタ/
 ③3つのマインド/④太陽の呼吸/
 ⑤ファー・フロム・ホーム/⑥フェノメノン
①サラ・マッコイン指揮
テキサス工科大学ウインド・アンサンブル
②④⑥アンドレアス・エルム・バウムガルトナー指揮
ボフスラフ・マルティヌー・フィルハーモニー管弦楽団
③クリストファー・ジャンワン・マクキガン(Pf)
⑤ニック・ディナースタイン(Vc)
プランチャルーンは1973年生まれ、タイ出身。96年バンコクのシーナカリンウィロット大学で音楽の学位を修め、アメリカに留学。2002年イリノイ州立大学にて作曲専攻、修士課程修了後、現在はカンザス・シティのミズーリ大学博士課程に在籍し、作曲と指揮を学ぶかたわら、02年より同大学にて助手をしている。ミズーリ大学より学長賞をはじめ数々の奨学金を受ける。(無調作品)
TROY1123 「ジェフリー・ミドルトン・プレイズ・ジョセフ・フェニモア」
 フェニモア:中国/トルマリン/5つのロマンス
ジェフリー・ミドルトン(Pf)
(現代音楽・無調)ジョセフ・フェニモアのピアノ曲。無調曲だが、ジェフリー・ミルトンの演奏は、繊細で美しく、神秘的な世界をかもし出す。
TROY1124 ジョン・メルビー:
 ①コンピューターとオーケストラの為の協奏曲
 ②ヴァイオリン、ピアノとコンピューターの為の協奏曲
 ③ピアノとコンピューターの為の協奏曲第2番
①ジョエル・エリック・スーベン指揮
ポーランド国立放送交響楽団
②ミンホワン・シュイ(Vn)
②③ウィンストン・チョイ(Pf)
ジョン・メルビーは、1941年、ホワイトホール(ウィスコンシン)生まれ。1973年にイリノイ大学の音楽学校で作曲/理論の教師に任命された。彼の作品は、NEA Fellowship(1977年)他、多数の賞を獲得し、アメリカ合衆国と海外で広く演奏されている。録音:2008-2009年
TROY1125 「アメリカン・ディスカヴァリーズ」〜アメリカのピアノ三重奏曲
 エドウィン・グラース(1884-1954):
  ピアノ三重奏曲第2番イ長調/
 ダイエル・バーナード・ルーメイン(1971-):
  ヴォルヴィック・マリティム/
 ヘンリー・カウエル(1897-1965):
  三重奏「3つの楽器の為の4つのコンビネーション」/
 アンナ・プリシラ・リッシャー(1875-1946):
  アンダンテ・レリジオーソ、子守唄、マズルカ、西から/
 モーティマー・ウィルソン(1876-1932):「青年時代より」第1巻
ロ−リンズ・ピアノ三重奏団:
【ジョン・トムソン(Vn)、
スーザン・キース・グレイ(Pf)、
マリー・エレイン・ギャニオン(Vc)】
ローリンズ・ピアノ三重奏団は1987年に結成され、アメリカ、アジアやラテン・アメリカで定期的に演奏活動を行っている。加えて、サウスダコタ大学音楽部の教職員としても活発に活動している。主に20世紀前半のアメリカの作品を集めている。録音:2008年
TROY1126 「アメリカン・ピアノ・ミュージック、1900-1930」
 チャールズ・アイヴス:ピアノ・ソナタ第1番/
 ヘンリー・カウエル:3つのアイルランド伝説/
 デーン・ルディア:3番目のペントグラム/
 アーロン・コープランド:ピアノ変奏曲
リチャード・ジムダーズ (Pf)
エキゾチックで実験的な作品が魅力のカウエル。哲学者、占星術師でもあり、科学と神秘主義の概念に基づいた作曲活動をしたルディア。作曲の概念が大きく変貌を遂げる時代、アメリカの作曲家達の功績を、ジョージア大学教授のジムダーズが、ここに紹介する。録音:2007-2008年
TROY1127 「パリからの音楽」〜フランスの吹奏楽
 クロード・パスカル(1921-):吹奏楽器の為の八重奏/
 クロード・アリュー(1903-90):吹奏楽器の為の十重奏/
 ジュール・ムケ(1867-1946):組曲/
 フランソワ・カサドシュ(1870-1954):ロンドンのスケッチ/
 ピエルネ(1863-1937):古い様式による田園風変奏曲/
 フランシス・シャグラン(1905-72):7つの小品
ロバートJ.アンブローズ指揮
アトランタ・チェンバー・ウインズ
現代で前衛的な音楽の熱心な支持者、アンブローズ博士は、アトランタに拠点を置く現代音楽アンサンブルBent Frequencyの共同創設者、指揮者、ギタリスト、そして、現在は大学バンドディレクター国際アソシエーションの職で活躍中である。吹奏楽器愛好家にお薦めです。録音:2006-2008年
TROY1128 フロレンシオ・アセンホ:管弦楽作品集
 ①クラリネットとオーケストラの為の「千一夜」/
 ②協奏交響曲/
 ③ドン・キホーテからの3つのイメージ
カーク・トレヴァー指揮
ボフスラフ・マルティヌー・フィル
①イルジー・クンドル(Cl)
アセンホは、ブエノス・アイレス生まれ。ラテン・アメリカのムード漂う管弦楽の響きは、独特な世界を作り出し、聴く人を異国への旅へといざなう。録音:2009年

ALTARUS

AIR-CD 9038
\2300→¥2090
サムイル・フェインベルグ(1890-1962):歌曲集(世界初録音)
 歌曲集「マリツァ」Op.47(全8曲)、
 他全27トラック
リイッタ=マイヤ・アホネン(MS)
サミ・ルッティネン(B)
クリストフ・シロドー(Pf)
昨年発売になったピアノ協奏曲第1番、他(AIR-CD9034)に続くシロドーのフェインベルグ作品集第2集。フェインベルグはロシア・ソヴィエトのピアニスト・作曲家。後期ロマン派的でプーシキンやブローク、レールモントフの詩によるほの暗いロシアらしい歌曲が多い。シロドーはモスクワ音楽院で学んだフランスのピアニスト・作曲家。フェインベルクの紹介に熱心でBISレーベルなどからも作品集を出している。録音:1999、2000、2003年

ARTS

47747-8
(SACD Hybrid)
\2300
アルビノーニ:合奏協奏曲Op.10より8曲
 (第4番、第11番、第9番、第8番、
 第5番、第7番、第2番、第1番)
クラウディオ・アストロニオ(指揮)
ハルモニチェス・ムンディ
イタリア・バロックの作曲家アルビノーニのあまり演奏されることのない合奏協奏曲を収録。広く知られた「アルビノーニのアダージョ」は贋作でありアルビノーニの作風とは全く縁がないとされる。この作品集ではイタリアらしい明るい旋律が伸びやかに歌われる。クラウディオ・アストロニオのハルモニチェス・ムンディは1998年に結成されたピリオド楽器のアンサンブルで当ARTS初登場。ストラディヴァリウス・レーベルからヴィヴァルディのモテット集が出ている。録音の良さも相俟って、華やかなバロック様式の居間を彷彿とさせる美しい演奏である。録音:2004年9月、DSD、SACDハイブリッド,72:12

BMC 1CD¥2200

BMCCD 156 ハイドン:
 ヴァイオリン協奏曲 イ長調 Hob.VIIA:3
 ピアノ協奏曲 ニ長調 Hob.XVIII:11
 交響曲第60番 ハ長調 「うかつ者」 Hob.I:60
クリストーフ・バラーティ(ヴァイオリン)
イムレ・ローマン(ピアノ、指揮)
ブダペスト室内交響楽団
ハイドン・イヤーに続々とハイドンの新録音が登場しているが、このハンガリー勢の録音は見落とせないものだ。ブダペスト生まれのピアニスト、指揮者のイムレ・ローマンの音楽は、軽く洒脱で、しかもハイドンの温かいユーモアの感覚にも長けている。ピアノもオーケストラも音楽が実に生き生きとしている。クリストーフ・バラーティは1979年、ブダペスト生まれのヴァイオリニスト。録音:2007年9月、70'16
BMCCD 157 ハイドン:
 十字架上のキリストの最後の七つの言葉 Hob.XX:1B(弦楽合奏版)
ガボール・タカーチ=ナジ(指揮)
ブダペスト室内交響楽団
ハイドンの傑作、十字架上のキリストの最後の七つの言葉には様々な演奏形態がある。ここに収録されているのは弦楽合奏による演奏。ガボール・タカーチ=ナジは、高名なタカーチ弦楽四重奏団の創立メンバーで、1975年から92年まで第1ヴァイオリンを務めた名手。さすがに弦楽合奏の音色が美しい。現在は指揮活動が盛んである。ブダペスト室内交響楽団は1992年創設の若い団体。録音:2008年5月、62'12

BRIDGE 1CD¥2200

BCD 9301
(2CD)
\4400→¥3990
チャイコフスキー:ピアノと管弦楽のための作品完全全集
 ①ピアノ協奏曲第1番変ホ長調Op.23(1875年原典版)
 ②協奏的幻想曲ト長調Op.56
 ③協奏的幻想曲〜第1楽章の終結部の異版
 ④ピアノ協奏曲第2番ト長調Op.44
 ⑤ピアノ協奏曲第3番変ホ長調Op.75
ジェローム・ローウェンタール(Pf)
セルジュ・コミッシオーナ指揮
ロンドン交響楽団
Arabesque Z6611、Z6583で出ていたもの ※チャイコフスキーの3つのピアノ協奏曲に加え、ほとんど演奏される機会のない《協奏的幻想曲》を収録(ご丁寧に別ヴァージョンの第1楽章終結部まで収録)。およそ30分からなる立派なピアノ協奏曲と言えるこの作品は第2番の後に書かれた。チャイコフスキーの初期交響曲の雰囲気を持った素朴なロシア民謡風の楽想が溢れている。そして有名なピアノ協奏曲第1番は原典版による演奏。冒頭のピアノがいきなりアルペジオで登場するなど時折アレッという箇所が出てきます。ローウェンタールは1932年生まれ。カペルやシュトイアマン、コルトーなどに学んだベテラン。60年代から活躍しているヴィルトゥオーゾ。Arabesqueレーベルで出ていたものの待望の再発。録音:1987/1989年
BCD 9280 「スピリチュアル・レジスタンス」
 〜テレジンシュタット強制収容所からの音楽
 パヴェル・ハース:中国の詩による4つの歌/
 カレル・ベルマン:「回想」より6曲/
 ハンス・クラーサ:5つの歌/
 ヴィクトル・ウルマン:男と彼の日/
 イルゼ・ウェーバー:テレジンシュタットを彷徨う/
 ツィークムント・シュール:そのようなことはなかった/
 ヴィクトル・ウルマン:兵士は疲れた/
 ギデオン・クライン:3つの歌/
 ヴィクトル・ウルマン:3つの歌/
 ギデオン・クライン:子守唄
ヴォルフガング・ホルツマイアー(Br)
 ラッセル・ライアン(Pf)
テレジンシュタットはナチスが第2次世界大戦下チェコスロヴァキアに作った強制収容所で、アウシュヴィッツに送られる前にユダヤ人を収容した場所。ここに収容された子供たちが描いた絵が「テレジンの子供たちの絵」として公開され話題を呼んだこともある。ここに収められた作品はいずれもテレジンに収容された作曲家のもので多くはアウシュヴィッツで没している(因みに指揮者のカレル・アンチェルもこの収容所に収容され生還している)。ハースの《中国の詩による4つの歌》はマーラーの大地の歌、ツェムリンスキーの抒情交響曲の影響を感じさせる異国趣味と後期ロマン派、表現主義が混じった佳作。全体に表現主義、無調の音楽で時代の空気を強く感じさせるアルバム。バリトンのホルツマイアーはフィッシャー・ディースカウを思わせる深い歌唱力。録音:2008年3月ニューヨーク
BCD 9300 シューマン:ピアノ作品集
 謝肉祭Op.9/
 クライスレリアーナOp.16/アラベスクOp.18
ヴァシリー・プリマコフ(Pf)
猛烈な勢いで新録音を続けるモスクワ生まれの新世代ヴィルトゥオーゾ、プリマコフ(1979-)のBRIDGEレーベル第5弾。プリマコフは、ショパンのピアノ協奏曲(BCD9278)で「グラモフォン」や「アメリカン・レコード・ガイド」などの権威ある雑誌で絶賛され、「アメリカン・レコード・ガイド」では表紙にも登場しています。この録音もクリアなタッチの鮮やかなテクニックときらびやかな音色で若々しいシューマンとなっており、無駄のないきびきびとした音楽作りが魅力的です。録音:2009年3月、4月オーデンセ,デンマーク
BCD 9298
(3CD)
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ全集
CD1)
 風刺Op.17/ソナタ第5番ハ長調Op.135/
 ソナタ第6番イ長調Op.82/
CD2)
 ソナタ第8番変ロ長調Op.84/
 ソナタ第3番イ短調《古い手帳から》Op.28/
 ソナタ第1番ヘ短調Op.1/ソナタ第9番ハ長調Op.103/
CD3)
 ソナタ第2番ニ短調Op.14/ソナタ第7番変ロ長調Op.83/
 ソナタ第4番ハ短調《古い手帳から》Op.29
アン=マリー・マクダーモット(Pf)
CD1〜2はArabesqueレーベルで出ていたもの ※マクダーモット女史は1991年の第1回浜松国際コンクールで2位及び日本人作品最優秀演奏(なんと諸井誠作品)を受賞。1997年クリスティアン・ティーレマン指揮ニューヨーク・フィルでデビューして以来、世界各地で活動、数々の賞も受賞している。N.サレルノ=ソネンバーグと共演したアルバムが発売になっている。このセットはARABESQUEレーベルで出ていたピアノ・ソナタ&室内楽全集から待望の復活で、長らく入手不能になっていたものです。録音:1997/2002/2003年
BCD 9295 ニールセン:組曲《ルシフェリアン》Op.45(1919)
ジョン・マクドナルド:ソナタの前の瞑想曲Op.406(2003)
アイヴズ:ピアノ・ソナタ第1番(1902-1910)
アンドリュー・ランジェル(Pf)
シカゴ生まれのピアニスト、ランジェル(1948-)の個性的なピアノ作品集。ニールセンは後期ロマン派から20世紀の語法までを取り入れた作風まで広範囲の作品を残しているが、組曲《ルシフェリアン》は半音階、無調など20世紀の語法を手中に収めた興味深い作品。間にランジェルと親しいジョン・マクドナルドの小品(8分)を挟み、アイヴズの40分弱の大作、第1ソナタも聴きもの。アイヴズの第1ソナタは第2番「コンコード・ソナタ」に比べると演奏される機会も極端に少なく、CDも入手しやすいものはほとんどない貴重な録音です。録音:2008年8月ボストン
BCD 9297 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
 第5番ハ短調Op.10-No.1/第6番ヘ長調Op.10-No.2/
 第7番ニ長調Op.10-No.3/第8番ハ短調《悲愴》Op.13
アンドリュー・ランジェル(Pf)
ランジェルのベートーヴェン:ピアノ・ソナタ・チクルス第2弾。第1集は「第10、17、24、9、27番」(品番:BCD9181)。ランジェルはジュリアード音楽院出身で古楽から現代まで幅広いレパートリーを持っている。最近バッハを中心に録音していたが、久々にベートーヴェンを取り上げた。明晰で軽やかなベートーヴェンを展開している。録音:2008年8月ボストン
BCD 9291 「ウルスラ・マムロック(1923-)の音楽Vol.1」
 ①管楽五重奏、弦楽、打楽器のためのコンチェルティーノ(1987)/
 ②2000ノート(2000)/
 ③弦楽四重奏曲第1番(1962)/
 ④俳句セッティングズ(1967)/
 ⑤オーボエと室内管弦楽団のための協奏曲(1976/2003)/
 ⑥デザイン(1962)/⑦木管五重奏曲(1956)
①スコット・ユー指揮
オーデンセ交響楽団
②ギャリック・オールソン(Pf)
③ダエダルス弦楽四重奏団
④トニー・アーノルド(S)、
クレア・チェイス(fl)
⑤ハインツ・ホリガー(Ob)、
ジェイムズ・エイヴリー指揮
アンサンブル・サープラス
⑥デヴィッド・ボウリン(Vn)、
ジェイコブ・グリーンバーグ(Pf)
⑦ウィンド・スケープ
マムロックは1923年ベルリン生まれの女性作曲家。ベルリンでグスタフ・エルネストに作曲とピアノを学んでいたが、ナチス時代のドイツを離れ1940年にアメリカへ移住、ジョージ・セルに作曲を学んだ後、クルシェネクにも師事。12音技法によって書かれた表現主義的音楽は強い緊張感を持っている。ハインツ・ホリガー、ギャリック・オールソンら名手が多数参加 録音:2007-2008年
BCD 9292 「D.スタロビン/フェイヴァリット・トラック集Vol.2」
 ①マリオ・ラヴィスタ:ナタラヤー
 ②E.カーター:ロベルト・フロストの3つの詩
 ③E.カーター:ファンシー・ブレッドの居場所を教えろ
 ④ヘンツェ:カリヨン・レチタティーフ・マスク
 ⑤ソンドハイム:日曜日の歌
 ⑥D.スタロビン:チェイス、
 ⑦ハンフリー・サール:2匹の実用的な猫
 ⑧ジェムニッツ:トリオ 
デヴィッド・スタロビン(ギター、②のみ指揮)
パトリック・メイソン(Br)、
ロザリンド・リーズ(S)、
ベンジャミン・ハドソン(Vn)、
キム・カシュカシャン(Va)、
スーザン・ニデル・パルマ(Fl)、
ティモシー・エディ(Vc)、
ピーター・プレス(マンドリン)、
スーザン・ジョレス(Hrp)、
スペキュラム・ムジケ
スタロビンは7歳でギターを学び始め、若くして多くの賞を得た。グラミー賞も獲得しており、彼の数々のディスコグラフィーから選りすぐりのトラックを収録。録音:1976-1997年(新リマスタリング)
BCD 9303 リチャード・ワーニック(1934-):作品集
 ①ホルン五重奏曲(2002)/
 ②ダセ(1996)/
 ③弦楽四重奏曲第6番(1999)/
 ④トロカイック・トロット(2000)/
 ⑤ゲームの名前(2001)
①ウィリアム・パーヴィス(Hr)、
ジュリアード弦楽四重奏団
②④⑤D.スタロビン(Gtr)、
③コロラド弦楽四重奏団
⑤クリフ・コルノット指揮
インターナショナル・コンテンポラリー・アンサンブル
ワーニックは1934年ボストン生まれ。1977年ピューリッツァー賞受賞。現在はニューヨーク州立大学バッファロー校で教鞭を取っている。セリーを中心とした作法で激しいコントラスト、劇的緊張力など、聴き手をひきつけるドラマ性を持った音楽で、エリオット・カーター、レオン・カーシュナーと並び称される典型的なアメリカ東海岸の作風を示している。録音:1997-2007年

GENUIN 1CD¥2200

GEN89162 J.ハイドン:アコーディオンによるピアノ・ソナタ集
 ソナタ ニ長調Hob.XVI:37/ソナタ ヘ長調Hob.XVI:23/
 ソナタ 変ホ長調Hob.XVI:25/ソナタ ト長調Hob.XVI:40/
 ソナタ ホ短調Hob.XVI:34
ヴィヴィアンヌ・シャッソ(アコーディオン)
かつてアコーディオンによるバッハというのがあったが、こちらはハイドンのピアノ・ソナタをアコーディオンで演奏したもの。ハイドン・イヤーならではの色物企画かと思いきや、これが、これが、実によいのである!!ハイドンの音楽に内在する俗謡的、民謡的イディオムがアコーディオンによって強調され、さながらストリート・ミュージックのように響く。羽根のように軽やかな音楽がなんとも魅力的!演奏のヴィヴィアンヌ・シャッソは1979年生まれ。現代音楽の演奏に特に優れ、これまでに細川俊夫、ホリガー、フラーらの作品を初演し、彼らから絶大な信頼を得ている。録音:2009年5月
GEN89121 ショパン:練習曲全集(全27曲)
 練習曲集Op.10、練習曲集Op.25、
 3つの練習曲作品番号なし)
ジョアンナ・ジミン・リー(Pf)
ジョアンナ・ジミン・リーは韓国出身の若手ピアニストでアシュケナージ、ピエール・ローラン・エマール、ジェルジ・クルタークに師事した。「別れの曲」「黒鍵」「革命」などの超有名曲も含むこの作品集で、ロマン的で余計な身振りを一切廃した端正な作りは現代音楽の演奏様式を思わせる。録音:2008年
GEN89149
¥1990
イグナツ・フリートマン(1882-1948):ピアノ作品集
 主題と変奏、間奏曲、パッサカリア、
 2つのマズルカ、ポーランドの詩Ⅰ、ポーランドの詩Ⅱ、
 バラード、ポーランドの詩Ⅲ、8つの前奏曲、
 蜃気楼、6つのマズルカ
ミヒャエル・シェーファー(Pf)
イグナツ・フリートマンはポーランドのピアニストで同じポーランドの大ヴァイオリニスト、フーベルマンとのベートーヴェン:ソナタの有名な録音が残されている。その一方、フリートマンは19世紀に多かった作曲も手がけるピアニストで多くのロマンティックなピアノ曲を残した。作品はどれもピアニストの余技とは言えない完成された様式と個性をもっており、埋もれた後期ロマン派の作曲家の発見を素直に喜ぼう。作風はショパン、ブゾーニなどのヴィルトゥオーゾ系の流れとグリーグ、バルトークなどの民族系の流れがあり、それらは時に交じり合っている。録音:2008年
GEN89135 「ドイツ音楽コンクール2007受賞者〜ヨハネス・フィッシャー(パーカッション)」
 ①クセナキス:ドゥマーテン(1976)〜
  オーボエと打楽器のための
 ②ロザリー・ヒルス(1965-):事項O
  (北極を横断する仏陀)(1999)
 ③ディーター・マック(1954-):テル(1989/90)、
 ④ゲラルト・エッケルト(1960-):ノール(2008)
 ⑤ディーター・マック:ワンティラン(1988)〜
  フルートと打楽器のための、
 ⑥クセナキス:プサッファ(1975)
ヨハネス・フィッシャー(Perc)
②ナリ・ホン(Fl)
①クリスティアン・ホンメル(Ob)
ヨハネス・フィッシャーは2006年ドイツ音楽院コンクール、2007年ドイツ音楽コンクールなど数々のコンクールで優勝し活動する若手打楽器奏者。ここでは打楽器音楽の古典的傑作、クセナキスのプサッファをメインにして若手中堅作曲家の作品を取り上げている。マルチ・パーカッションの醍醐味を存分に楽しめる。録音:2008年
GEN89156 フェリックス&ファニー・メンデルスゾーンのピアノ作品集
フェリックス・メンデルスゾーン:
 アイルランド民謡《夏のなごりのバラ》による幻想曲/
 3つの奇想的幻想曲Op.16/
 オティリー・ゲーテのためのアルバム綴り/
 ロンド・カプリチオーソ/6つの無言歌Op.30/
 6つの無言歌Op.62/無言歌Op.62-3/
ファニー・メンデルスゾーン:前奏曲ホ短調/4つの無言歌
トビアス・コッホ(ピアノフォルテ)
メンデルスゾーン・イヤー企画。ここではメンデルスゾーンが生きた時代に使用されていたピアノフォルテ(1835年ベルリン製)による録音。古楽的なアプローチを試みるトビアス・コッホはこれまでにも当レーベルからシューマン:後期ピアノ作品集(GEN86062)、シューマン:ヴァイオリンとピアノのための作品集(GEN04043)、ブルグミューラー:ピアノ作品集(GEN86061)、モーツァルト:ソナタ集(GEN87096)をリリースしており、何れも高い評価を得ている。録音:2009年
GEN 89529 「シーンズ」
 コルンゴルト(1897-1957):《から騒ぎ》の劇音楽より
 ヨゼフ・マルクス(1882-1964):パストラーレ
 パウル・バドゥラ=スコダ(b.1927):エレジー(ピアノ独奏)
 シュテファン・エッサー(b.1966):チェロ・ソナタ
 フェデリコ・モンポウ(1893-1987):橋
 フレデリック・ディーリアス(1862-1934):チェロ・ソナタ
ミヒャエル・シュレヒトリーム(Vc)
北野法子(Pf)
実にビューティフルなチェロ・アルバムの登場です。メロディ・メーカー・コルンゴルトの劇音楽《から騒ぎ》はもとは管弦楽曲ですが、ヴァイオリンとピアノための編曲をさらにチェロで弾いています。朗々とした旋律にチェロはぴったりです。コルンゴルトとほぼ同世代のマルクスは後期ロマン派とフランス印象主義を折衷した様式で知られますが期待に違わぬ甘美な音楽。先日リリースされたハイドン:ピアノ協奏曲が記憶に新しいバドゥラ=スコダの意外にもスクリャービンばりの作品には驚かされます。モンポウの珍しいチェロ曲、演奏機会が少ないディーリアスの名曲チェロ・ソナタと音楽通を唸らせる選曲です。録音:2004年、2009年
GEN89153 「モーツァルト&プロコフィエフ:ソナタ&その他の作品集」」
 モーツァルト:
  ピアノ・ソナタ第5番ト長調KV.283、
  アダージョKV.540、ロンドKV.485、ジーグKV574
 プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調Op.84
ゲザ・リュッカー(Pf)
ゲサ・リュッカーは12才でデビューし、その後、数々の国際コンクールに入賞。以後、精力的にソロ活動を続けている。清らかなタッチ、適切で緩みのないテンポ設定など、清潔感のある音楽作りが特徴でモーツァルトのソナタではその個性が十分生かされている。一方、プロコフィエフではタッチを様々に変えてうねる様なドラマティックな空間を作り出す。録音:2008年10月
GEN89154 「ロシアのヴァイオリン・ソナタ」
 プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調Op.80
 ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン・ソナタ ト長調Op.134
ミヒャエル・ディンネビーア(Vn)
アンゲラ=シャルロット・ビーバー(Pf)
以前話題となったフランク:ヴァイオリン・ソナタ、ラヴェル:ピアノ三重奏曲(GEN85512)のコンビ、ディンネビーアとビーバーによるロシアン・ヴァイオリン・ソナタの名作2曲。ディンネビーアは1968年ドイツ生まれでソリストの他、弦楽四重奏など室内楽の分野で幅広く活動している。ビーバーはアルフォンス・コンタルスキ、ブッフビンダーに師事した。繊細さと豪快さを併せ持った快演。録音:2008年
GEN89152
(2CD)
\2200
メンデルスゾーンのライプツィヒ・オルガン
 〜オリジナル作品と編曲、即興演奏
 メンデルスゾーン:オラトリオ《聖パウロ》序曲(シュメディング編)/
 バッハ:「私はイエスの御姿を見たい」マタイ受難曲より(R.シュナブ編)/
 ルドルフ・ルッツ:即興演奏(コラール前奏曲3曲)/
 メンデルスゾーン:前奏曲とフーガ ハ短調 Op.37-1/
 ガーデ:音の小品第1番 へ長調 Op.22-1/
 モーツァルト:幻想曲KV.608/
 ルドルフ・ルツ:ソナタ/他多数
ルドルフ・ルッツ(Org)
マルティン・シュメディング(Org)
メンデルスゾーン・イヤーに因み、メンデルスゾーンに縁のある教会のオルガンで彼が弾いたであろう作品を演奏、録音したもの。バッハのマタイ受難曲ほか、もともとオルガン曲でないものもオルガンで演奏(ただし編曲はメンデルスゾーンによるものではない)。録音:2008年 使用楽器:ライプツィヒ・トマス教会のバッハ・オルガン、レータ聖ゲオルク教会のジルバーマン・オルガン、ライプツィッヒ・メッケルン復活教会のシュヴァイネフライシュ・オルガン

ENSENBLE MODERN

EMSACD002
(SACD Hybrid)
\3100
「Piu(モット)」〜超絶技巧現代ファゴット作品集
 ①サーシャ・ヤンコ・ドラギチェヴィッチ:オートガミー第4版(2005/06)
  〜ファゴットとライヴ・エレクトロニクスのための
 ②エンノ・ポッペ:ホルツ・ソロ(1999/2005)
 ③ピエルルイジ・ビローネ:Legno. EdreⅡEDRE(2003)
 ④サーシャ・ヤンコ・ドラギチェヴィッチ:piu (もっと) (1994)
  〜ファゴットと電子音響のための
 ⑤フランク・ベドロシアン:トランスミッション(2002)
  〜ファゴットとライヴ・エレクトロニクスのための
ヨハネス・シュヴァルツ(Fg)
ファゴット奏者のシュヴァルツは1970年生まれで2003年以降、アンサンブル・モデルンのメンバー。ソリストとしてWDR響との共演のほか、現代音楽の紹介に務める。作品はファゴットの機能を超えるかのような特殊奏法を多用した典型的なヨーロッパ前衛音楽。特定の楽器のためレパートリーは卓越した奏者がいて生まれるものだが、これまで現代のファゴット作品は少なかった。ファゴットという楽器の新たな可能性が示されている。録音:2006年
EMCD005
\2300
ヘルマン・クレツシュマー(b.1958):ノッツ・ピアノとその他の作品(1991-2007)
 オートマットで/討論/2/4/6/5/Aのエチュード/これらの日々/
 ハイドン楽し/5つの前奏曲/9つの立方体の作品/
 1903年/3つの部分の小品/ノッツ・ピアノ
ヘルマン・クレツシュマー
(Pf)
アンサンブル・モデルン
ピアニストで作曲家のクレツシュマーは1958年生まれでアンサンブル・モデルンのメンバー。キーボード奏者としてケージ、シュトックハウゼン、カーゲル、ザッパ、クルタークらの作品を多数演奏している。彼自身の作品はピアノ、キーボード、ライヴ・エレクトロニクス、アンサンブルを使ったミニマル、先鋭的ロック、ノイズ・ミュージックに似た音楽。録音:2000年、2006年
EMCD006
\2300
ミヒャエル・M.カスパー/回転毎分(rpm)
 リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ/
 B.A.ツィマーマン:無伴奏チェロ・ソナタ/
 ラッヘンマン:プレッション/マイケル・ゴードン:インダストリー/
 ライヒ:手拍子の音楽/アルヴィン・ルシエ:RPM’s
ミヒャエル・M.カスパー(Vc、手拍子、ガスペダル)
J.ミストリー(ライヒ/手拍子2)
チェリストのカスパーはチェロをボリス・ペルガメンチコフ、ジークフリート・パルムに師事し、1980年から1985年までアンサンブル・モデルンのメンバーを勤めた。現代の古典とも言うべきリゲティのソナタ、チェロの特殊奏法の見本市ラッヘンマン作品、なぜかライヒの手拍子の音楽を仲間とやったあと、アメリカの特異な作曲家ルシエの作品をやるなど、ただものではない、こだわりの内容。

LYRINX 1CD¥2200

LYR 2264
(SACD Hybrid)
\2400
クレメンティ:
 ピアノ・ソナタ ト短調 Op.34-2/
 ピアノ・ソナタ ロ短調 Op.40-2/
 奇想曲第4番 Op.47-1/
 「月の光」による幻想曲と変奏曲 Op.48
ヴィットーリオ・フォルテ(ピアノ)
クレメンティのピアノ曲は、ピアニストの力量をストレートが反映されてしまう、難しい曲である。ヴィットーリオ・フォルテは、1977年、カラブリアの生まれ。彼の弾くクレメンティは、上質の南イタリアの白ワインのようにキリリとしつつ、その中に強い情熱が宿っている。ことに奇想曲は、彼の美感が存分に生かされた名演だ。その優れた演奏が、SACDの優れた音質で収録されている。録音:2008年8・6-28日,マルセイユ、DSD
LYR 252 ショパン:バラード&スケルツォ全集
 (バラード第1番〜第4番、スケルツォ第1番〜第4番)
秋山未佳(ピアノ)
フランス在住のピアニスト秋山未佳のLYRINXへの2枚目のアルバム。1枚目はデュティユーとバーバーのピアノ・ソナタ(LYR2220)という渋いけれどキラリと光る作品集でしたが、今回は名曲ショパンのバラードとスケルツォです。秋山は1973年東京生まれ。桐朋出身で、96年からフランスに留学しそのまま同地で活躍しています。ショパンの名曲を明晰でクリアなタッチで情緒豊かに表現しています。今後の活躍に期待のできるピアニストです。クリアで美しい録音も特筆もの。録音:2006年3・-9日,マルセイユ、DSD
LYR 246 「プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ集」
 ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.80
 ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ長調 Op.94
 5つのメロディ Op.35bis
ヴァディム・チジク(ヴァイオリン)
ダヴィド・ビスムート(ピアノ)
プロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ2曲に、5つのメロディを加えたもの。ヴァディム・チジクは1975年、モスクワに生まれたヴァイオリニスト。 2000年のパガニーニ国際コンクールで、第3位を受賞。現在はパリ市立音楽院の教授を務めている。プロコフィエフのキリキリしたモダニズムを抑え、叙情性を前面に出した美演である。録音:2006年5月9-11日,マルセイユ、DDD
LYR 263 「ハイドン:ピアノ三重奏曲集」
 ピアノ三重奏曲 イ長調 Op.70-1 Hob.XV-18
 ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.70-2 Hob.XV-19
 ピアノ三重奏曲 変ロ長調 Op.70-3 Hob.XV-20
 ピアノ三重奏曲 変ホ短調 Op.101,Hob.XV-31
トリオ・ホーボーケン
ハイドンのピアノ三重奏曲から、旧番号の第32番、第33番、第34番、第41番を収録。トリオ・ホーボーケンは、ヴァイオリンのサスキア・レティエク(アンサンブル・カリオペのメンバー)、チェロのギヨーム・パオレッティ(パリ管弦楽団のソロ・チェリスト)とピアノのジェローム・グランジョンの三人で2003年に結成された。若い団体ならではの新鮮さと、上質な柔らかさのバランスが取れた音楽作りが魅力である。録音:2008年5月19-23日,マルセイユ、DDD

NEOS

NEOS10926
(5SACD HYBRID+1CD)
\15000
「ムジカ・ヴィヴァ・フェスティヴァル2008」
CD1)
 ①シュトックハウゼン(1928-2007):ミクストゥール2003(2003)
CD2)
 ②K.A.ハルトマン(1905-63):交響曲《ルーヴル》(1937/38)
 ③アリベルト・ライマン(1936-):カントゥス(2006)、
 ④イェルク・ヴィトマン(1973-):アルモニカ(2006)
 ⑤マティアス・ピンチャー(1971-):エロディアーデ断章(1999)
CD3)
 ⑥クセナキス(1922-2001):アンティクトン(1971)、
 ⑦ジェイムズ・ディロン(1950-):定期便(La Navette)(2001)
 ⑧ベアト・フラー(1954-):ピアノ協奏曲(2007)、
 ⑨シェルシ(1905-88):ウアクスクトゥム
CD4)
 ⑩ハヤ・チェルノヴィン(1957-):巡礼(2006/07)
CD5)
 ⑪カイヤ・サーリアホ(1952-):風の夜想曲(2006)、
 ⑫リザ・リム(1966-):黄土色の糸(2007)、
 ⑬レベッカ・ソーンダーズ(1967-):青と灰色(2006)
 ⑭アドリアーナ・ヘルスキー(1953-):カウントダウン(2007)
CD6)
 ⑮エジプトとペルシャの伝統音楽
①ルーカス・ヴィス(指揮)/
②⑨エミリオ・ポマリコ(指揮)/
①②⑨バイエルン放送交響楽団/
⑨バイエルン放送合唱団/
①SWRタ験スタジオ(音響監督:アンドレ・リシャール)/
③〜⑤⑦クリストフ・ポッペン(指揮)
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送・フィルハーモニー管弦楽団/
③イェルグ・ヴィドマン(Cl)/
⑤マリソル・モンタルヴォ(S)
⑥⑧ブラッド・ラブマン(指揮)
WDRケルン放送交響楽団/
⑧ニコラス・ホッジス(Pf)/
⑩ロデリッヒ・クライデ(指揮)
アンサンブル・クラージュ、
ドレスデン聖十嚔ヒ合唱団
⑪⑫ニムロット・グエズ(Va)/
⑪⑫ヨシュ・マルティン(ライヴ・エレクトロニクス)/
⑫シュテファン・シッリ(Ob)/
⑫セバスチャン・クリンガー(Vc)/
⑫⑬フィリップ・シュトゥベンラウフ(Cb)/
⑬フランク・ライネッケ(Cb)
⑭ダニエル・グルーガー(C-T)、
リュディガー・ボーン(指揮)
4人のピアノ奏メ、8人の打楽器奏者&4人のアルフォーン・トランペット奏者
⑮アンサンブル・シェイク・アーマド・アル・トゥニ、トリオ・チェミラニ
NEOSの名企画ムジカ・ヴィヴァ・ミュンヘン・シリーズ最新盤を6枚組で一挙リリース。1枚目はシュトックハウゼン晩年の大作「ミクストゥール2003」。電q音響と大オーケストラが渾然一体となって奏でる涅槃の音響は天のものか地のものか。2枚目と3枚目はハルトマンの交響曲第6番の原曲で劇的な交響曲《ルーヴル》、古代の神秘的な儀ョを想起させるクセナキスの「アンティクトン」など現代音楽の古典にベテランの大作。4枚目・5枚目は現代女性作曲家の新作室内楽を集め6枚目に古代エジプト、ペルシャの伝統音楽を含めた多彩な内容。CD6以外は全てSACD。現代音楽は最優秀音質のCDで!録音:2008年1月・2月、ミュンヘン、ライヴ
NEOS10904/05
(2SACD HYBRID)
\5400
ガリーナ・ウストヴォルスカヤ:ピアノ作品全集
 CD1)
  12の前奏曲、ソナタ第1番、ソナタ第2番
 CD2)
  ソナタ第3番、ソナタ第4番、ソナタ第5番、ソナタ第6番
ザビーネ・リープナー(Pf)
死後3年たつウストヴォルスカヤ(1919-2006)の音楽はこのところとみに関心が集まりつつある。このディスクは彼女のピアノ作品を全て集めてあり、彼女の作風の変遷、音楽v想を知る上でも貴重である。彼女の師匠ショスタコーヴィチに「君が私の影響を受けているのでなく、私が君の影響を受けているのだ」と言わせるように独自の無調的様式を持っている。録音:2008年
NEOS20801
\2600
シューベルト:ソナタ ハ長調D812《グラン・デュオ》
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番(ピアノ4手版)
グラウ・シューマッハー・ピアノ・デュオ(Pf)、
シューベルトは清廉潔白な出来栄え。で、ショスタコーヴィチの交響曲第5番をピアノl閧ナ弾いて面白いのか?と思われるかも知れないが、タはこれ、作曲者本人によるヴァージョン。ショスタコーヴィチは自作の交響曲を必ずピアノ4手に編曲し初演前に友人と弾いたと言われており、これもそうした際に作成された版と思われる。クライマックスのド迫力をどうやって4閧ナ表現するのか、見もの、・・・いや聞き物である。録音:2005年
NEOS20802
(SACD HYBRID)
\2700
「コスモス」
 ①クラム:セレスチャル・メカニクス(マクロコスモスⅣ)より(2曲)
 ②クルターク:ヤテコクより(3曲)
 ③シュトックハウゼン:黄道十二宮より(2曲)
 ④バルトーク:ミクロコスモスより(3曲)
 ⑤エトヴェシュ:コスモス(2台のピアノ版)
 ⑥バルトーク:ミクロコスモスより(4曲)
 ⑦シュトックハウゼン:黄道十二宮より(2曲)
 ⑧クルターク:ヤテコクより(3曲)
 ⑨クラム:セレスチャル・メカニクス(マクロコスモスⅣ)より(2曲)
グラウ・シューマッハー・ピアノ・デュオ(Pf)
選曲と配列が面白い。エトヴェシュのコスモスを中心にシンメトリックに作品集が並べられているが、演奏されている曲は同じ作品集のなかから別の曲が演奏されており、ヴァラエティに富んでいる。グラウシューマッハー・デュオはクラシックから現代音楽まで幅広くこなす当レーベルお馴染みのデュオ・グループ。録音:2007年
NEOS30901
(SACD HYBRID)
\2700
①メンデルスゾーン:弦楽五重奏曲第1番イ長調Op.18
②ブルッフ:弦楽五重奏曲変ホ長調(1918)※世界初録音
③メンデルスゾーン:弦楽五重奏曲第2番変ロ長調Op.87
ヘンシェルl重奏団
②沢和・Va)
①③ローランド・グラッスル(Va)
近年発見され、2008年にヘンシェルl重奏団により初演されたブルッフ最晩年の作品「弦楽五重奏曲」を収録。ヘンシェルl重奏団は1994年に結成され、1996年には大阪国際弦楽l重奏コンペティションで優勝後、世界各地で活動している。ARTE NOVAから発売になっているメンデルスゾーン:弦楽l重奏曲全集はベスト・セラーとなっている。日本を代表するヴァイオリニスト沢和樹が楽器をヴィオラに持ち替えて参加。録音:2008/09年

NEWPORT

NCD 60176
(2CD)
\4400
「シューベルト:ピアノ作品集Vol.2」
 ピアノ・ソナタ第9番 ロ長調 D.575 Op.147
 ピアノ・ソナタ第13番 イ長調 D.664 Op.120
 ピアノ・ソナタ第14番 イ短調 D.784 Op.143
 ピアノ・ソナタ第16番 イ短調 D.845 Op.42
 ピアノ・ソナタ第17番 ニ長調 D.850 Op.53
シーモア・リプキン(ピアノ)
シーモア・リプキンによるシューベルトのピアノ作品の第2集である。リプキンは1927年、デトロイト生まれ。師匠がルドルフ・ゼルキンとミエチスラフ・ホルショフスキということで、彼の音楽性は十分想像できよう。華美とは無縁の質実剛健で深い思索を感じさせる音楽は、現代のピアノ界では得難いものだ。P&C:2009、126'53
NCD 60177
(2CD)
\4400
「シューベルト:ピアノ作品集Vol.3」
 ピアノ・ソナタ第18番 ト長調 D.894, Op.78「幻想」
 ピアノ・ソナタ第19番 ハ短調 D.958
 ピアノ・ソナタ第20番 イ長調 D.959
 ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D.960
シーモア・リプキン(ピアノ)
シーモア・リプキンによるシューベルトのピアノ作品の第3集である。これらシューベルトの後期のピアノ・ソナタを、リプキンは実に力みなく自然に弾いているが、そこから生まれる深々とした味わいには、長年の探求と経験に裏打ちされた筋金入りのものである。通を唸らせる演奏だろう。P&C:2009、135'41

NMC

NMC D153
\2200
「乱流の風景」〜セア・マスグレイヴ(1928-)の音楽
 ①乱流の風景(2003)
 ②冬の夕暮れのための歌(1995)
 ③2のカンパニー(Two’s Company)(2005)
①②オスモ・ヴァンスカ指揮
③イルジー・ビエロフラーヴェク指揮
①③BBC交響楽団、
②BBCスコティッシュ交響楽団
②リサ・ミルン(Sop)、
③エヴェリン・グレニー(Perc)、
ニコラス・ダニエル(Ob)
マスグレイヴの壮麗な音色とヴォリュームを持った管弦楽曲集。マスグレイヴ女史は1928年エディンバラ生まれ、パリでN.ブーランジェに師事した。作風は現代のシベリウス、ニールセンとでも言ったらよいような、近代的な響きのなかに濃厚な北欧的ロマンティシズムが漂う。《乱流の風景》はまさに北大西洋の寒々とした風景が描かれており、北欧音楽ファンにお薦め。《2のカンパニー》はオーボエと打楽器のための二重協奏曲でグレニーのアクロバティックな妙技が冴える。録音:①2005年②1998年、③2007年、BBCプロムス・ライヴ
NMC D128
\2200
「ア・ブック・オブ・カラーズ」〜
 サイモン・ホルト(1958-):ピアノ作品集
  (トーロマキア、ア・ブック・オブ・カラーズ、黒いランタン、
  クロップス・ラスト・バイト、ニグレド)
ロルフ・ハインド(Pf)
サイモン・ホルトは1958年生まれのイギリスに中堅作曲家。クラスターとモーダルなハーモ二—にリゲティ、そしてドビュッシーが遥か彼方に見える。録音:2008年

NORTHERN FLOWERS

NF/PMA9967
\2200→¥1990
ボリス・イヴァノビッチ・ティシチェンコ(b.1939):
 ①ヴァイオリン協奏曲第1番Op.9(1959)
 ②チェロ、17管楽器、打楽器とハーモニウムのための協奏曲Op.23(1963)
 ③映画《スズダル》への映画音楽(1964)
①ヴィクトル・リベルマン(Vn)
エドワルド・セーロフ指揮
レニングラード室内管弦楽団
②ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)、
アナスタシヤ・ティシチェンコ(ハーモニウム)
②③イーゴリ・ブラズコフ指揮
②レニングラード・フィルのメンバー
③キーロフ歌劇場室内管弦楽団、
A.マンホフ(T)、
V.コジレワ(S)
ショスタコーヴィチの次の世代の作曲家ティシチェンコはすでに当レーベルから何枚もCDがリリースされ、そのどれもが好評ですが、ついに真打ち登場。ロストロポーヴィチは生涯に同時代の作品を多数初演しております。小編成ながら無駄なく作りこまれたこの作品は基本的に無伴奏チェロのモノローグに様々な楽器が絡むといったユニークな構成をとっています。他にヴァイオリン協奏曲、映画音楽といってもオペラのような壮大なスケールを持つ「スズダル」も聴きものです。録音:①1977年、②1966年、③1967年

PETER LEE MUSIC STUDIO

PL-004
\2200
「スターバト・マーテル(聖母哀悼曲)」
 ペルゴレージ:スターバト・マーテル
 ヴィヴァルディ:スターバト・マーテル
ピーター・リー(李文智)(カウンター・テナー)
アー・ホン(ソプラノ)
ボルティモア・バロック・バンド(ピリオド楽器)
台湾で2009年の第20回金曲賞(ゴールデン・メロディ賞)で李文智が伝統・芸術音楽作品類・最優秀演唱賞を受賞したアルバムです。クラシック(しかも古楽)としては異例のヒットとなったが日本上陸。このCDはカウンター・テナーの李文智(ピーター・リー)氏が自ら主宰するレーベルです。李文智は1977年台湾出身で2000年に渡米しジョンズ・ホプキンス大学ピーボディ音楽院で研鑽を積みました。その後、ボルティモアを中心に宗教楽曲、オペラなど幅広い活動を行なっています。ソプラノのアー・ホンはニューヨーク・タイムズ紙にて「低音域は柔らかく、高音域はとろけるように甘く、愛らしい声」と絶賛され、ピーター・リーと同じくボルティモアを中心に活動しています。2005年には新発見されたバッハのアリアをアメリカ初演、録音しています。ボルティモア・バロック・バンドはピリオド楽器によるピーボディ音楽院のバロック・アンサンブル。弦楽五重奏にオルガンという最小編成のアンサンブルで、緻密で繊細な音楽作りにより、スターバト・マーテルにまた新たな名盤が生まれました。解説は中国語・英語。ジャケットの作品名・曲名は原語標記。録音:2008年ピーボディ音楽院グリスワルド・ホール,ボルティモア

QUERSTAND 1CD¥1800

VKJK 0805 「メンデルスゾーン・アンソロジー 第2巻」
 「メンデルスゾーンと彼の時代1」
  ①レスポンソリウムと讃歌「晩課の歌」 Op.121
  ②ゲーゼ:オルガンのための3つの小品 Op.22
  ③ダヴィド:弦楽四重奏曲 Op.32
  ④リーツ:6つの宗教歌曲
①④ライプツィヒ・ヴォーカルロマンティカー
②ヨハネス・ウンガー(オルガン)
③ハルトマン四重奏団
メンデルスゾーン・アンソロジーの第2巻。メンデルスゾーンの作品の他、彼と親交のあったデンマークの作曲家ニルス・ウィルヘルム・ゲーゼ(1817-1890)、ヴァイオリン協奏曲の初演者フェルディナント・ダヴィド(1810-1873)、やはりメンデルスゾーンと親交があり、後に楽譜校訂の任に当たったユリウス・リーツ(1812-1877)の作品を収録。録音:2006年5,6月,2007年5月、DDD、72'53
VKJK 0806 「バッハ:後期オルガン作品集」
 前奏曲とフーガ ホ短調 BWV.548/
 コラール「目覚めよ、と呼ぶ声あり」 BWV.645/
 コラール「私はどこに逃がれるべきか」 BWV.646/
 コラール「愛する神のみに従う者」 BWV.647/
 コラール「私の魂は主をあがめ」 BWV.648/
 コラール「ああ、私たちのもとに留まってください、
       主イエス・キリストよ」 BWV.649/
 コラール「イエスよ、今こそ天より降りて来てください」BWV.650/
 前奏曲とフーガ ロ短調 BWV.544/
 ゴルトベルク変奏曲 BWV.988−アリア/
 「天高くから私はここへとやって来た」 BWV.769/
 フーガの技法 BWV.1080−3主題によるフーガ/
 コラール「あなたの御座の前に私は進み出る」 BWV.668
ウルリヒ・ベーメ(オルガン)
ベーメのバッハ:オルガン作品集第3集でバッハの後期のオルガン作品を集めたアルバム。第1集は「小フーガ ト短調」「トッカータとフーガニ短調」も収録した初期作品集(VKJK0423)、第2集はオルガン小曲集全集(VKJK0603)。ウルリヒ・ベーメは1956年、旧東ドイツ、ザクセン州のフォークトラント地方、ローテンキルヒェン生まれのオルガニスト。現代ドイツを代表するオルガニストの一人で、1994年以来、ライプツィヒ音楽・演劇学院のオルガン教授を務めている。録音:2008年10,11月,2009年3月,ライプツィヒ、DDD、73'33
VKJK 0701 「デンマーク・マリボ大聖堂のオルガン」
 デュリュフレ:ソワソン大聖堂の時の鐘によるフーガ Op.12/
 デュプレ:十字架への道 Op.29 から/
 バッハ:
  コラール「おお罪なき神の小羊」 BWV.1095,
  コラール「キリストよ、神の小羊であるあなた」 BWV.619,
  コラール「苦しみを受けられるキリストに
        栄光がありますように」 BWV.1097/
 メシアン:聖体の秘蹟の書 から/
 ブラームス:
  「おお悲しみよ、心の苦しみよ」による
  コラール前奏曲とフーガ イ短調 WoO.7 /
 ウィドール:オルガン交響曲第10番「ローマ風」 から
ヨハネス・ウンガー(オルガン)
ヨハネス・ウンガーによるオルガン・シリーズ。今回はデンマークのマリボ大聖堂のオルガンを使用している。シャルル=マリー・ウィドール(1844-1937)は、リヨン生まれで、パリ音楽院の教授も務めたオルガニスト。録音:2006年9月,デンマーク,マリボ、DDD
VKJK 0815 「テューリンゲンのオルガン第3集〜
 ミュールハウゼンのディヴィ=ブラジイ教会のオルガン」
 ブクステフーデ:前奏曲とフーガ ト短調BuxWV.149/
 バッハ:
  パッサカリア ハ短調 BWV.582,
  コラール「バビロンの流れのほとりに」 BWV.653,
  トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV.564,
  ファンタジア「われ神より離れじ」BWV.658a/
 メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ第1番 ヘ短調Op.65-1/
 シュタム:ケルト風のロンド
オリヴェル・シュテヒバルト(オルガン)
ミュールハウゼンのディヴィ=ブラジイ教会のオルガンを使用。オリヴェル・シュテヒバルトは、1977年、ドイツ、ブランデンブルク州キリッツ生まれのオルガニスト。2001年からミュールハウゼンのディヴィ=ブラジイ教会のオルガニストを務めている。録音:2008年9月15-17日,ミュールハウゼン、DDD、68'44
VKJK 0823
\1800
カール・ゲープファールト(1859−1942):
 木管楽器とピアノのための作品集
  ①クラリネット、ホルン、ファゴットとピアノのための五重奏曲
  ②フルート、オーボエとピアノのための三重奏曲
  ③クラリネット、ファゴットとピアノのための三重奏曲
  ④フルート、オーボエ、ファゴットとピアノのための四重奏曲
アンサンブル・ディクス
カール・ゲープファールト(1859-1942)は、ドイツ、ヴァイマール地方のメンヒェンホルツハウゼンに生まれた作曲家。兵役中に軍楽隊に属したことから、管楽器の作品を多く残している。ここに収録されている作品は、いずれもドイツロマン派の色彩の豊かな名曲ばかりで、ことにシューマンやブラームスの室内楽曲が好きな人にはお勧めできる。アンサンブル・ディクスはワイマール地方のゲーラで結成された団体。名称は画家のオットー・ディクス(1891−1965)に由来している。ピアノをハシモト・ミキが担当している。録音:2009年1月3、4、9、10日、ゲーラ、DDD、67'59

SINFONIETTA

SINF CD1-2009
\1800
「現代イギリス新世代の作曲家たち」
 ①イアン・ヴァイン:オクレ・オスクロ
 ②エミリー・ホール:空間について考えろ
 ③アンナ・メレディス:アックスマン
 ④アンナ・メレディス:フラック
①リチャード・ベーカー(指揮)、
②ニコラス・コク(指揮)、
④ライアン・ウィグルスワース(指揮)
③ジョン・オーフォード(Fg)
①②④ロンドン・シンフォニエッタ
3人とも1970年代後半生まれの作曲家たちの作品。アメリカのミニマルともヨーロッパの前衛とも一線を画する独自の音楽がかの国では育っているようだ。③はファゴット独奏作品だが、ノイジーなサックスのようなサウンドでとてもファゴットとは思えない。新旋法、新調性の作曲家あり、パンク・ロックを思わせる作品ありとヴァラエティに富んでいる。録音:2005-2008年、ライヴ

TUDOR 1CD¥2300

TUDOR7162
(2SACD Hybrid)
\2300→¥2090
マーラー:交響曲第9番ニ長調 ジョナサン・ノット指揮
バンベルク交響楽団
ジョナサン・ノット+バンベルク交響楽団のマーラー第4作です。この演奏は、前作の第4番同様にかなりゆっくりとしたテンポが採用されています。ノットがこの作曲家を後期ロマン派の極北と位置づけているのは明確で、第1楽章は30分近いスローテンポです。この演奏は、ヴァイオリンを左右両翼に配し、低弦を左側に振るという古典配置によっており、その音響の見通しの良さは無類です。「第9」は、第4楽章に代表されるように弦楽合奏による聴かせどころが多い曲ゆえに、ノットのプランニングが奏功しています。第1楽章からして複雑な曲想の謎解きが明快で、これにはバンベルク響の能力の高さも大いに貢献しています。この不況下に、5日間を掛けて、スタジオセッションを組んで録音されており、仕上がりの良さは無類です。今回の「第9」は、ノットの鼻息や唸り声が結構入っているという事情もありますが、ノットゥ身が曲にのめりこみ私的な憧憬を隠そうともしていない点が前作までと異なります。それだけ、曲に心酔没頭していることの証左と申せましょう。録音:2008年9・5〜19日ヨゼフ・カイルベルト・ザール,バンベルク、83:29 日本語オビ、解説付き
TUDOR 7148 「マルティヌー:ピアノ作品集(第3集)」
 8つの前奏曲(H181,1929)/
 リトルネッロ集(H.227,1932)/
 マリオネットⅠ(H.137,1914-24)/
 マリオネットⅡ(H.116,1914-18)/
 マリオネットⅢ(H.92,1912-14)
パウル・カスパー(Pf)
パウル(パヴェル)・カスパーのマルティヌー作品集の第3集。カスパーはチェコ出身で1983年にミュンヘンへ移住している。彼と同じく祖国を離れ帰国できなかったマルティヌーの紹介に意欲を燃やしている。第3集は5つの小品集を集めている。それぞれの作品は1分から5分程度のもの。サティや6人組の影響が大きい都会的な作品が多い。
TUDOR 7164 「ジョルジュ・クラメールが弾くローザンヌ・聖フランソワ教会のグランド・オルガン」
 ①ヘンデル:オルガン協奏曲変ロ長調Op4-2/
 ②バッハ:トッカータ,アダージョとフーガ ハ長調BWV.564/
 ③クレランボー:第1旋法による組曲/
 ④ヴィドール:変奏曲(オルガン交響曲第5番より)/
 ⑤ジョルジュ・クラメール:旋法組曲
ジョルジュ・クラメール(Org)
クラメール(1909-1981)はオルガニスト兼作曲家で1947年から1974年までローザンヌの聖フランソワ教会のオルガニストを勤めた。このCDはその期間に残した貴重な録音の復刻です。録音:①1968年8月22日、②1956年10月9日、③1974年4月3日、④1970年3月20日、⑤1960年11月6日
TUDOR 7165 ハイドン:オルガン協奏曲第1番Hob.XVIII-1
ハイドン:オルガン協奏曲第2番Hob.XVIII-2
プーランク:オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲
ジョルジュ・アタナシデ(Org)
ジン・ワン指揮
ユーラシア・シンフォニエッタ
TUDORレーベルへ継続的に録音を続けているアタナシアデ(1929年生まれ)の最新録音。意外なことに協奏曲は初録音です。一見変わったカップリングですが、ハイドンもプーランクも弦楽を伴奏にしている(ティンパニもありますが)共通項を持っています。ハイドンの2曲の協奏曲はチェンバロ協奏曲としても知られる作品です。ジン・ワンは中国生まれの指揮者で、ウィーン音楽大学でハーガーに学びその後バーンスタイン、メータに学んだあとエトヴェシュのアシスタントを務めました。ヨーロッパの歌劇場などで活躍しています。ユーラシア・シンフォニエッタはジン・ワンが組織したアジアとヨーロッパの若手奏者を集めたオーケストラです。録音:2009年2月24-26日ヴュルツブルグ大学

WEITBLICK

SSS0098-2
\2200→¥1990
《ヨッフム&ベルリン・ドイツ響
 1981ブラームス・プログラムVol.2》
  ブラームス:交響曲第1番
オイゲン・ヨッフム指揮
ベルリン・ドイツ響(西ベルリン放送響)
巨匠ヨッフムがフルトヴェングラーの影響から脱却進化し、壮絶なドラマ性をそのまま保持しつつ、宇宙的なスケールの大きさの表出に成功した絶後の名演です。晩年に真の巨匠となったヨッフムですが、ことブラームスの第1交響曲に関しては、最後のスタジオ録音は、ロンドンフィルでしたので、ドイツの名門ベルリン放送交響楽団(現ベルリン・ドイツ響)との当盤は歓迎されることでしょう。特筆すべきは希代のオーケストラ・ビルダー、ラインスドルフが首席を務めていた時代なので、ベルリン放送響は、トレーニングが行き届いていることで、ティンパニなど凄い妙技を聴かせてくれます。第3楽章のクラリネット・ソロなど如何にもドイツのオケらしい音色が嬉しいところです。1981年6月7,8日 フィルハーモニー・ベルリン・ライヴ、ステレオ・ライヴ録音 英語、日本語、ドイツ語によるライナー・ノート付。

ARS PRODUKTION

ARS 38045
(SACD Hybrid)
\3000
フランスのピアノ三重奏曲集
 サン=サーンス(1835-1921):ピアノ三重奏曲第2番ホ短調 Op.92(1892)
 フォーレ(1845-1924):ピアノ三重奏曲ニ短調 Op.120(1923)
 リリ・ブーランジェ(1893-1913):悲しみの夜に(1918)/春の朝に(1918)
ブーランジェ三重奏団
 カルラ・ハルテンヴァンガー(ピアノ)
 ビルギット・エルツ(ヴァイオリン) 
 イローナ・キント(チェロ)
録音:2008年12月、ハンブルク(ドイツ)、Tesdorpf 13
ARS 38057
(SACD Hybrid)
\3000
ハイドン(1732-1809):
  ピアノ協奏曲第11番ニ長調 Hob.XVIII:11
  ピアノ協奏曲第9番ト長調 Hob.XVIII:9
  ピアノ協奏曲第2番ニ長調 Hob.XVIII:2
  ピアノ、2つのホルン、
   ヴァイオリンとチェロのためのディヴェルティメント変ホ長調 Hob.XIV:1
カスパール・フランツ(ピアノ)
ゾリステンアンサンブル・カライドスコープ
録音:2009年1月、ベルリン、テルデクス・スタジオ カスパール・フランツは1980年ドイツのキール生まれのピアニスト。ゾリステンアンサンブル・カライドスコープは2006年に結成されたベルリンに本拠を置く室内管弦楽団。
ARS 38061
(SACD Hybrid)
\3000→¥2690
ハイドン(1732-1809):
  交響曲第96番ニ長調 Hob.I:96
  交響曲第95番ハ短調 Hob.I:95
  交響曲第93番ニ長調 Hob.I:93
  [ボーナス・トラック]
  ブルーノ・ヴァイルによる解説
カペラ・コロニエンシス
ブルーノ・ヴァイル(指揮)
録音:2008年10月26、28日、エッセン・フィルハーモニー(ドイツ)、アルフリート・クルップ・ザール、ライヴ
ARS 38813
\2400
プレイエル博物館の珍曲コンサート Vol.3
 イグナツ・ヨゼフ・プレイエル(1757-1831):
  ピアノ協奏曲ニ長調 Ben1023
   (ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Ben103A(1789)より作曲者編曲)(*)
  ピアノ協奏曲ハ長調(チェロ協奏曲 Ben104(1789)より作曲者編曲;1796)(*)
  クラリネット協奏曲ハ長調 Ben106(1797)(+)
マーシャ・ディミトリエワ(ピアノ(*))
アレクサンダー・ノイバウアー(クラリネット(+))
ジェール・フィルハーモニー管弦楽団
パウル・ヴァイゴルト(指揮)
録音:2008年1月、イグナツ・プレイエル協会(IPG)主催新年演奏会、ライヴ (*)世界初録音。

ARTA

F 10159
\2300
暴君、愛の神
  ボヘミアのロプコヴィチ・コレクション所収、17世紀イタリアの愛の歌
 ロ・スコンチェルタート(?-?):堅い熱情
 不詳:消え去れ、ああ、私のため息よ
 ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー(1580-1651):前奏曲(*)
 セッティーミア・カッチーニ(1591-1660):微笑むあなたの眼差し
 ディ・パルマ(?-?):あなたは私のキスを拒む
 フランチェスコ・デル・ニッコリーノ(17世紀前半):あなたは眠る
 アニョーロ・コンティ(17世紀前半):泉のほとりで
 ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー:トッカータ(*)
 不詳:冷酷なる愛の神、華やかなる暴君
 ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー:トッカータ VII(*)
 ヤコポ・ペーリ(1561-1633):私を殺してくれ、苦しみよ
 ジョヴァンニ・ベッティーニ(17世紀前半):
  二つの瞳の穏やかさに/Su, su bei sgardi(*)
 アレッサンドロ・ギヴィッツァーニ(1572頃-1632):その愛らしい顔
 ルイジ・ロッシ(?-1653):この熱いため息
 ミケランジェロ・ガリレイ(1575-1631):トッカータ(*)
 アレッサンドロ・ピッチニーニ(1566-1639):
  サラヴァンダのアリアによる様々なパルティータ(*)
 ルイジ・ロッシ:私が小娘だった頃
 ディ・パルマ:聞いておくれ、わが友よ
 アレッサンドロ・ギヴィッツァーニ:百合よ、お前は私を蔑むが
 オラツィオ・ミーキ・デッラルパ:用心せよ、用心せよ、わが心

イヴァナ・ビレイ・ブロウコヴァー(ソプラノ)
マルケータ・ツクロヴァー(メゾソプラノ)
ヤン・クレイチャ
(テオルボ、バロックギター、ルネサンスリュート)
ミロスラフ・シュトゥデント
(アーチリュート、バロックギター、ルネサンスリュート)
ペトル・ヴァグネル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
トマーシュ・レインドル(打楽器)

録音:2009年1月、プシーブラム(チェコ)、ヴァルドルフ学校演劇ホール 音楽愛好家であったボヘミアの公爵フェルディナント・フィリップ・ロプコヴィチ(1724-1784)が所有していた譜集に収められたイタリアの楽曲を収録。(*)はリュート等撥弦楽器のみによる演奏。

BOTTEGA DISCANTICA 1CD¥2400

DISCANTICA 183
¥2190
歌詞のないプッチーニ
 プッチーニ/アレッサンドロ・ルッケッティ編曲:
  「トゥーランドット」の主題による13の楽器のための幻想曲とパラフレーズ
  「トスカ」の主題による13の楽器のための幻想曲とパラフレーズ
  「ボエーム」の主題による13の楽器のための幻想曲とパラフレーズ

ノヴェチェント・エ・オルトレ
アントニオ・バッリスタ(指揮)

録音:2008年3月31日、4月2-3日、トリノ県リヴォリ(イタリア)、メゾン・ミュジーク
DISCANTICA 185
現代イタリアのオルガン
 エミリオ・トラヴェルソ(1951-2007):
  使徒のミサ(キリエ「Cunetipotens genitor Deus」による5つの小品)
 マルコ・ソフィアノプロ(1952-):来たれ、聖霊よ(パルティータ)
 ルイジ・フェルディナンド・タリアヴィーニ(1929-):
  ヒンデミットの主題によるパッサカリア
 ヴィヴァルディ(1678-1741)/
  ヴォルファンゴ・ダッラ・ヴェッキア(1923-1994)編曲:協奏曲ハ短調 RV766
 ヴェランティーノ・ドネッラ(1932-):…そして楽器の調子は外れていった…(*)
 ルーカ・サルヴァドーリ(1958-):
  オウロボロス[Ouroboros](一年の四季に基づく4つの小品)
ジョヴァンニ・フェルトリン(オルガン)
録音:2008年9月2-4日、トレヴィーゾ(イタリア)、大聖堂(*以外)、聖グレゴリオ教会(*) 使用楽器:2000年、クーン=フラデツキー製(*以外) 1769年、ガエターノ・カッリード製(1994年、フランチェスコ・ツァニン復元)(*)
DISCANTICA 186
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707):オルガン作品集
  前奏曲ト短調 BuxWV149
  われらより取り去りたまえ、主、真の神よ BuxWV207
  前奏曲ホ短調 BuxWV143/天にましますわれらの父よ BuxWV219
  前奏曲イ短調 BuxWV153/パッサカリア ニ短調 BuxWV161
  前奏曲ハ長調 BuxWV137/来たれ、聖霊、主なる神よ BuxWV199
  トッカータ ニ短調 BuxWV155
  キリスト、われらの主、ヨルダン川に来たれり BuxWV180
  いざ来たれ、異教徒の救い主よ BuxWV211
  前奏曲ニ長調 BuxWV139
  イエス・キリスト、われらの救い主は死より BuxWV198
フェルッチョ・バルトレッティ(オルガン)
録音:ラ・スペツィア県ポルトヴェネーレ、フェッツァーノ、洗礼者聖ヨハネ教会 使用楽器:1750年頃、フィリッポ・ピッカルーガ製、1794年、ルイジ・チュルロ改修 (2006年、デッロルト&ランツィーニ復元)
DISCANTICA 187
フルート・ソロ 無伴奏ヴァイオリンのための音楽
 セヴェリーノ・メルカダンテ(1795-1870):
  愛するあなたにこの魂を(ロッシーニのオペラ「アルミーダ」より)
  お手をどうぞ(モーツァルトのオペラ「ドン・ジョヴァンニ」より)
 フリードリヒ・クーラウ(1786-1832):
  幻想曲ニ長調 Op.38 No.1(モーツァルトのオペラ「ドン・ジョヴァンニ」の
   アリア「ぶって、ぶって、ああ、いとしいマゼット」による)
 ドビュッシー(1862-1918):シリンクス
 ジークフリート・カルク=エーレルト(1877-1933):
  ソナタ・アパッショナータ嬰ヘ短調 Op.140
 ジャック・イベール(1890-1962):小品
 ピエール・オクターヴ・フェルー(1900-1936):3つの小品
 アストル・ピアソラ(1891-1992):タンゴ練習曲第3番
 ハワード・バス(1951-):ハリケーン!(*)
エレーナ・チェッコーニ(フルート)
録音:2007年8月、ミラノ県ティチーノ、サント・ステファノ(教会?) (*)世界初録音。
DISCANTICA 188
フルート&ハープ
 サン=サーンス(1835-1921):幻想曲 Op.124
 ハワード・バス(1951-):アルプスの春(*)
 テレーザ・プロカッチーニ(1934-):リート Op.76
 グラウコ・カタルド(1920-):海の岩礁から(*)
 ラヴェル(1875-1937):ハバネラ形式の小品
 アッティロ・デル・レ(1938-):Yom ha Shoah(イディッシの主題による狂詩曲)
 ドビュッシー(1862-1918):牧神の午後への前奏曲
 アストル・ピアソラ(1891-1992):忘却
エレーナ・チェッコーニ(フルート)
パオラ・デヴォーティ(ピアノ)
録音:2008年10月10-12日、 ピアチェンツァ県リヴェルガーロ、グラツィエ・デル・カスティッロ教会 (*)はエレーナ・チェッコーニのために書かれた作品。
DISCANTICA 189
われは御身を崇めん、主イエス・キリストよ
 ジョヴァンニ・マッテオ・アゾーラ(1524-1609):
  われは御身を崇めん、主イエス・キリストよ
 グレゴリオ聖歌:ダヴィデの息子にホサナ(アンティフォナ)
 コスタンツォ・ポルタ(1529-1601):王の御旗は進む
 グレゴリオ聖歌:ヘブライの子らは(アンティフォナ)
 ルドヴィコ・グロッシ・ダ・ヴィアダーナ(1560頃-1627):
  預言者エレミヤの哀歌 から 聖木曜日第1のレクツィオ
 トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):商人ユダは/ひとときも
 マルカントニオ・インジェニェーリ(1547頃-1592):
  預言者エレミヤの哀歌 から 聖金曜日の第1のレクツィオ
 グレゴリオ聖歌:われらはひれ伏して祈り(レスポンソリウム)
 フランチェスコ・コルテッチャ(1502-1571):わがすべての共はわれを置き去りぬ
 グレゴリオ聖歌:暗くなりて(レスポンソリウム)
 フランチェスコ・コルテッチャ:暗くなりて
 トマス・ルイス・デ・ビクトリア:おお、汝らすべての者よ
 グレゴリオ聖歌:主が葬られし後(レスポンソリウム)
 グレゴリオ聖歌:
  われは復活し(イントロイトゥス)/過越のいけにえを 賛美せよ(セクエンツィア)
  この日こそ主の創りたまいし日(グラドゥアーレ)
 ヤコブス・ガルス(1550-1591):キリストは立ちあがり啓きたもうた
オフィツィウム・コンソート
ダニーロ・ゼーニ(指揮)
録音:2006年11月、ポルデノーネ(イタリア)、クラウゼット教区旧教会 オフィツィウム・コンソートはイタリアのポルデノーネに本拠を置く男声合唱団。
DISCANTICA 193
¥2190
R・シュトラウス(1864-1949):情緒的風景 Op.9
ムソルグスキー(1839-1881):組曲「展覧会の絵」
ルチアーノ・シャイー(1920-2002):
  2つの瞬間;ダニエラのための墓碑銘,リッカルドの最初の言葉
  夢の変奏曲(*)
ロベルト・ジョルダーノ(ピアノ)
録音:2009年2月15-16日、ブレーシャ県カストレッツァート(イタリア)、スタジオ・カヴァッリ・ムジカ 指揮者リッカルド・シャイーの父ルチアーノの(*)は世界初録音。
DISCANTICA 194
¥2190
テレマン(1681-1867):様々な楽器のための協奏曲集
 2つのコルノ・ダ・カッチャ、弦楽と通奏低音のための協奏曲ヘ長調(+)
 2つのシャリュモー、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ短調(++)
 ヴァイオリン独奏、2つのヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲ト長調(*)
 リコーダー、ファゴット、弦楽と通奏低音のための協奏曲ヘ長調(#/**)
 フラウト・トラヴェルソ、
  リコーダー、弦楽と通奏低音のための協奏曲ホ短調(#/##)
エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン(*))
マルコ・ヴェントゥーリ、
 クラウディア・クオンダム・アンジェロ(コルノ・ダ・カッチャ(+))
オンノ・フェルスホール(リコーダー(#))
エレーナ・ビアンキ(ファゴット(**))
ルーカ・ルケッタ、
 ロッコ・カルボナーラ(シャリュモー(++))
ファビオ・チェッカレッリ(フラウト・トラヴェルソ(##))
アッカデーミア・ヘルマンス
ファビオ・チオフィーニ(チェンバロ、指揮)
録音:2007年7月5-7日、テルニ県フェレンティッロ、ヴァッレ、聖ピエトロ修道院 2000年にファビオ・チオフィーニによって創設されたアッカデーミア・ヘルマンス。2006年、チオフィーニと意気投合したエンリコ・ガッティ(!)がファースト・ヴァイオリニスト(ソリスト兼コンサートマスター)に就任、一気に注目されるピリオド楽器オーケストラとなりました。ガッティはヴィオリーノ・ダ・スパッラも担当しており、当アルバムでもどこかで弾いています。(わかった方は教えてください!)

CORO

COR 16069
\1500
輝かしきハーモニーの宝珠
 ヘンリー・パーセル(1659-1695):
  エホヴァよ、わが敵のいかに多きことか/われを憐れみたまえ
  思い出しだもうな、主よ、われらの罪を/主を畏れる者は皆幸いなり
 ジェイムズ・マクミラン(1959-):おお、善きイエスよ
 ヘンリー・パーセル:わが目より涙を流さしめたまえ
 ジェイムズ・マクミラン:
  ストラスクライドのモテット集 から 御手を差し伸べ
  子供の祈り
  ストラスクライドのモテット集 から 主は玉座に就き
 ヘンリー・パーセル:おお、神聖なる門番よ
  メアリー女王のための葬送音楽(第1版)
   女より生まれる人は,生の半ばで,
   御身は知りたり、主よ、われらの心の奥を(第1版)
  御身は知りたり、主よ、われらの心の奥を(1695)[ボーナス・トラック]

シックスティーン
ハリー・クリストファーズ(指揮)

録音:2009年2月、ギルドフォード大聖堂(英国)、ライヴ 300年を隔てて英国に生まれ、ともに大胆な和声の使用で知られる二人の天才作曲家による教会音楽。
COR 16071
\1500
ピオ神父−祈り
 ジェイムズ・マクミラン(1959-):
  ピオ神父の祈り(*)/ダヴィデの家よりわれらのために子羊来たり
 ウィル・トッド(1970-):天使たちの中で(*)
 ジェイムズ・マクミラン:聖処女の受胎告知において
 ウィル・トッド:われとともにあれ(ピオ神父の祈り)(*)
 ロクサナ・パヌフニク(1968-):祈り
 ジェイムズ・マクミラン:新しき歌
 ロクサナ・パヌフニク:われとともにあれ(ピオ神父の祈り)(*)
シックスティーン
ハリー・クリストファーズ(指揮)
録音:2008年5月、ロンドン、聖ジャイルズ・クリップルゲイト教会 イタリア生まれのカプチン会のローマ・カトリック教会司祭で、聖痕を受け、病者治癒・予言・読心・分身等の超能力を持っていたとされる聖ピオ神父(1887-1968;1999年列福、2002年列聖)を記念して英国の慈善団体ジェネシス財団が委嘱した新作(*)を中心に構成されたアルバム。

NIBIRU

NIBIRU 0150-2
\2300
ボヘミアのヴィヴァルディ
 ヴィヴァルディ(1678-1741):
  ディクシト・ドミヌス[主は言われた]RV595(*)
  ラウダーテ・プエリ・ドミヌム[主をたたえよ、しもべらよ]RV600
  マニフィカト RV610b(チェコ版)(+)
  サルヴェ・レジナ RV617
ガブリエラ・エイベノヴァー(ソプラノ)
ハナ・ブラージコヴァー(ソプラノ(*/+))
マルタ・ファドリェヴィチョヴァー(ソプラノ(*))
レスター・ラルデノイエ(男性アルト(*/+))
ヤロスラフ・ブジェジナ(テノール(*/+))
トマーシュ・クラール(バス(*/+))
アンサンブル・イネーガル
プラハ・バロック・ソロイスツ
アダム・ヴィクトラ(指揮)
録音:2009年2月13-16日、プラハ、フラホル・ホール 後期イタリア・バロックの教会音楽が盛んに演奏されていたボヘミア。ヴィヴァルディもボヘミアに滞在した可能性があると言われています。(+)は同曲の初版にあたるもので、チェコ以外では現存していないためチェコ版と呼ばれています。もちろんチェコ語で歌われているわけではなく、ラテン語です。

NUMERICA 1CD¥2300

NUM 1168
ジョアン・ヴィクトル・コスタ(1939-):ピアノ作品集
 「マデイラの踊り」の主題による8つの変奏曲/組曲第1番(ホ長調)
 「2つのショーツ」(ポルト・サント)の主題による変奏曲
 組曲第2番ハ長調/「シャランバ」の主題による変奏曲(四手連弾)(*)
ロベルト・アンドレス(ピアノ)
オノア・オーヘア(ピアノ(*))
録音:2008年7月21-23日、パソス・デ・ブランダン音楽アカデミー・ホール ジョアン・ヴィクトル・コスタはポルトガル、マデイラ島生まれの作曲家。マデイラ島の民俗音楽を取り込んだ独自の作風を特徴としています。ロベルト・アンドレスはクロアチア、彼の妻であるオノア・オーヘアはアイルランドの出身。
NUM 1176
ダンシング・フィドル−ダンス
 ストラヴィンスキー(1882-1971):
  「兵士の物語」から(+) タンゴ,ワルツ,ラグタイム
 コープランド(1900-1990):「ロデオ」から ハウ・ダウン
 アーサー・ベンジャミン(1893-1960):ジャマイカのルンバ
 シューベルト(1797-1828):ワルツ Op.9a Nos.1-6
 ファリャ(1876-1946):スペイン民謡組曲 から ポロ,アストゥリアナ,ホタ
 ヴィエニャフスキ(1835-1880):旅芸人(マズルカ)Op.19 No.1
 フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1995):小三部作 から バッカス賛歌
 シューベルト:ドイツ舞曲 Op.33 Nos.1-6(*)/レントラー(*)
 バルトーク(1881-1945):ルーマニア民俗舞曲
 パガニーニ(1782-1840):チェントーネ・ディ・ソナーテ第2番(*)
ルイス・パシェコ・クニャ(ヴァイオリン)
エウリコ・ロザド(ピアノ(*以外))
ジョゼ・ディニス(ギター(*))
ルイス・ゴメス(クラリネット(+))
録音:1998年12月(*以外)、2002年3月(*)、リスボン国立音楽院舞踊学校 ルイス・パシェコ・クニャはモスクワ音楽院で学んだポルトガルのヴァイオリニスト。
NUM 1177
音楽の地理学 Vol.2
 モーツァルト(1756-1791):
  ピアノ協奏曲第12番イ長調 K.414(*/+)
  ピアノ・ソナタ第15番ハ長調 K.545 から アンダンテ(弦楽による)(+)
 アルマンド・ジョゼ・フェルナンデス(1906-1983):
  ピアノと弦楽のための協奏曲変ロ長調(*/#)
 バーバー(1910-1981):弦楽のためのアダージョ(+)
 ジョゼ・アタラヤ:4つの正弦波音による律動的変奏曲I
コンスタンティン・サンドゥ(ピアノ(*))
ライゼス・イベリカス管弦楽団(+/#)
ジョゼ・アタラヤ(指揮(+))
パウロ・マルティンス(指揮(#))
録音:パソス・デ・ブランダン音楽アカデミー・ホール
NUM 1178
アントニオ・ヴィクトリノ・ダルメイダ(1940-):
 テューバ協奏曲 Op.144(*)
 オーボエと弦楽のための協奏曲(+)
 管弦楽のためのディヴェルティメント(#)
セルジオ・カロリノ(テューバ(*))
ポルト国立管弦楽団(*)
マルク・タルデュー(指揮(*))
ペドロ・リベイロ(オーボエ(+))
アルガルヴェ管弦楽団(+)
オスヴァルド・フェレイラ(指揮(+))
リンツ・ブルックナー管弦楽団(#)
アントニオ・ヴィクトリノ・ダルメイダ(指揮(#))
録音:2007年6月1日、ポルト音楽館(ポルトガル)、スッジア・ホール、ライヴ(*) 2005年11月、アルガルヴェ(ポルトガル)(+)     2001年12月7日、リンツ(オーストリア)、ライヴ(#) セルジオ・カロリノは若きヴィルトゥオーゾとして世界的注目を集めつつあるポルトガルのテューバ奏者。ペドロ・リベイロも国内外で活躍するポルトガルのオーボエ奏者。(*)世界初演&世界初録音/(+)世界初録音。
NUM 1179
ブルノ・モンテイロ&ジョアン・パオロ・サントス イン・リサイタル
 ブラームス(1833-1897):ヴァイオリンとピアノのための
   スケルツォ ハ短調 WoO2(F.A.E.ソナタ 第3楽章)
 フォーレ(1845-1924):ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調 Op.13
 レスピーギ(1879-1936):ヴァイオリン・ソナタ ロ短調
 サラサーテ(1844-1908):ツィゴイネルワイゼン Op.20 No.1
ブルノ・モンテイロ(ヴァイオリン)
ジョアン・パウロ・サントス(ピアノ)
録音:2008年6月、カシアス(ポルトガル)
NUM 1181
現代ポルトガルのピアノ音楽 アルガルヴェ地方出身の三人の作曲家
 ジョアキン・ガルヴァン(1967-):ソナタ(2000)
 クリストヴァン・シルヴァ(1969-):
  瞬間(1995)/変奏曲(2001)/メタモルフォゼ(1996)
  忘我の前奏曲(1992)/多彩画(1992)/詩的練習曲第1番(2008)
 ティアゴ・クティレイロ(1967-):
  フルートとピアノのために(2001)(*)
  ピアノとエレクトロニクスのために(2004)
ジョアン・ルイス・ロザ(ピアノ)
マリア・ジョアン・セロル(フルート(*))
録音:2008年12月、スタジオ・ヌメリカ(ポルトガル)
NUM 1182
アントニオ・ヴィクトリノ・ダルメイダ(1940-):弦楽四重奏曲 Op.148(2007)(*)
フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1995):
  14の注釈(1966)/田舎風組曲第2番(ポルトガル民俗舞曲による;1966)
ロペス=グラサ弦楽四重奏団
録音:2006年9月、2008年7、9月、スタジオ・ヌメリカ (*)はロペス=グラサ弦楽四重奏団への献呈作品。
NUM 1183
アヴェイロの修道院で 聖王女ジョアナ・デ・アヴェイロのための音楽
 ダヴィド・ペレス(1711-1778):聖ジョアナのミサ
 ソロル・ダ・ピエダデ(18世紀):ディスクルソ第1旋法
 ジョゼ・ジョアキン・ドス・サントス(1741-1801):聖王女ジョアナのカレンダ
 不詳:聖女マファルダのレスポンソリウム
 マリオ・マルケス・トリリャ(1969-):ジョアンナのための音楽

アンサンブル・ジョアンナ・ムジカ
マリオ・マルケス・トリリャ(指揮)

録音:2009年3月6-7日、アヴェイロ博物館内の聖歌隊桟敷(ポルトガル) 政略結婚を拒みアヴェイロの修道院に入った王女ジョアナ(1452-1490)にまつわる音楽。

PORTUGALSOM

PS 5015
\2300
ジョリ・ブラガ・サントス(1924-1988):
  ピアノ四重奏曲 Op.26(*)/ピアノ三重奏曲 Op.58(+)
  弦楽六重奏曲 Op.59(#)
アニバル・リマ(ヴァイオリン)
セシリア・ブランコ(ヴァイオリン(#))
レオノル・ブラガ・サントス(ヴィオラ(*/#))
アントニオ・ジョゼ・ミランダ(ヴィオラ(#))
イレネ・リマ(チェロ(#))
パウロ・ガイオ・リマ(チェロ)
アントニオ・ファカ・ロザド(ピアノ(*/+))
録音:1990年7月2、4-5日、スタジオ・ジョルソン
同レーベルは現地在庫僅少のため、完売になってしまう可能性もあります。どうかご了承ください。

SOMM 1CD¥2400

SOMMCD 077
J・S・バッハ(1685-1750):
 チェンバロ協奏曲第8番ニ短調 BWV1059
  (第1・3楽章:グスタフ・レオンハルト復元、
  第3楽章:ニコラス・ジャクソン編曲)
 音楽の捧げもの BWV1079(ニコラス・ジャクソン リアライゼーション)
 トリオ・ソナタ ニ短調 BWV527(ニコラス・ジャクソン編曲)
コンチェルタンテ・オヴ・ロンドン
 リゼテ・ダ・シルヴァ(フルート、リコーダー) ハンナ・マクローラン(オーボエ)
 マデライネ・イーストン、マリアンナ・シュチ(ヴァイオリン) エマ・オルター(ヴィオラ)
 ニック・ストリングフェロー(チェロ) ケイト・オルドリッジ(コントラバス)
ニコラス・ジャクソン(チェンバロ、指揮)
録音:2007年7月23-25日、ロンドン、聖ジョージ教会 「チェンバロ協奏曲第8番」は第1楽章冒頭の9小節しか現存していませんが、それと音楽的に一致する「カンタータ第35番 BWV35」のシンフォニアをもとにグスタフ・レオンハルトが第1・3楽章を復元しました。1963年、レオンハルトからその楽譜の写しをプレゼントされた教え子のニコラス・ジャクソンは、ウィグモア・ホールでのデビュー・コンサートで演奏。そして今回、ジャクソンは当録音のために同じカンタータの中のアリアをもとに第2楽章「シチリアーナ」を編曲、復元をより完全な形としました。「トリオ・ソナタ ニ短調」は「オルガン・ソナタ第3番 BWV527」より編曲。当アルバム収録の版はいずれもこれらが世界初録音。
SOMMCD 078
ソプラノとギターのためのスペイン歌曲集
 ロバート・ジェラード(ロベルト・ジェラルド;1896-1970):6つの歌(1962)
 ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999):
  12のスペイン民謡(1965)から
   ヘレス・デ・ラ・フロンテラ(粉屋の女房),ロンダ,アデラ
  3つのビリャンシコ
 フェルナンド・ソル(1778-1839):12のセギディリャ(1800-1809)
 ホアキン・ロドリーゴ:
  恋する羊飼いのコプラ(1983)/カナリア諸島のフォリア(1959)
  ドゥランダルテのバラード(1995)/アランフエス、わが思い(1988)
パトリシア・ロザリオ(ソプラノ)
クレイグ・オグデン(ギター)
録音:2007年12月17-19日、チッピング・ノートン(英国)、聖フィリップ教会 インドのボンベイに生まれ、ロンドンのギルドホール音楽学校を金メダル付きで卒業後英国を本拠に活躍するソプラノ、パトリシア・ロザリオと、世界最高のギタリストの一人であるオーストラリア出身のクレイグ・オグデンの共演。
SOMMCD 086
シューマン、グリーグ、ブラームス、ベルクの「作品1」
 シューマン(1810-1856):アベッグ変奏曲 Op.1
 グリーグ(1843-1907):4つの小品 Op.1
 ブラームス(1833-1897):ピアノ・ソナタ第1番 Op.1
 ベルク(1885-1935):ピアノ・ソナタ Op.1
アラスデア・ビートソン(ピアノ)
録音:2008年5月5-7日、ウェストサセックス(英国)、チャンプス・ヒル スコットランド生まれのアラスデア・ビートソンは2002年にロイヤル・カレッジ・オヴ・ミュージックを一等栄誉とゴールデン・ジュビリー学長賞付きで卒業、その後数々のコンクールに入賞し、ウィグモア・ホール、コンセルトヘボウ、カーネギー・ホール等に次々デビューしている逸材若手ピアニスト。
SOMMCD 087
フランク・ブリッジ(1879-1941):室内楽作品集
 ピアノ五重奏曲(1905-1912)(*)
 弦楽四重奏のための3つのノヴェレッテ(1904)
 2つのヴァイオリンとヴィオラのためのラプソディ三重奏狂詩曲(1928)
 2つのヴィオラのための哀歌(1912)
 チェリー・ライプ(弦楽四重奏のための;1916)
 サー・ロジャー・ド・カヴァーリー(弦楽四重奏のための;1922)
ブリッジ弦楽四重奏団
 コリン・トウィッグ、キャサリン・スコフィールド(ヴァイオリン)
 マイケル・スコフィールド(ヴィオラ) ルーシー・ウィルディング(チェロ)
マイケル・ドゥセック(ピアノ(*))
録音:2008年12月13-16日、ロンドン SW16、聖フィリップ教会

STRADIVARIUS 1CD¥2400

STR 33803
ジャチント・シェルシ(1905-1988):コレクション Vol.3
 Aion(ブラフマの一日の4つのエピソード;
  6人の打楽器奏者、ティンパニと管弦楽のための;1960)(+)
 Hymnos(オルガンと2つの管弦楽のための;1963)
 管弦楽のための4つの小品(単音による;1959)
 Ballata(チェロと管弦楽のための;1945)(*)
フランチェスコ・ディロン(チェロ(*))
ナッカラ打楽器サンサンブル(+)
RAI国立交響楽団
ティート・チェッケリーニ(指揮)
STR 33835
シャッリーノ、ラヴェル:夜
 サルヴァトーレ・シャッリーノ(1947-):
  2つの夜想曲(1998);第1番,第2番/夜想曲第3番(1998)
  夜想曲第4番(1998)/無慈悲な夜想曲(2001)/夜に(1971)
 ラヴェル(1875-1937):夜のガスパール(1908)
チーロ・ロンゴバルディ(ピアノ)
ラヴェルの作品に触発されてシャッリーノが書いた夜想曲(ノットゥルノ)を収録。
STR 33842
カルロ・ジェズアルド(1566-1613):レスポンソリウム集
 「聖週間のための聖務曲集」からのレスポンソリウム(*)
 「死者のための聖務曲集」からのレスポンソリウム(*)
ヴィットリオ・ギエルミ:アンティフォナ(2004)(+)
アンサンブル・デ・ラビリント(*)
ヴァルテル・テストリン(指揮(*))
ヴィットリオ・ギエルミ(ヴィオラ・ダ・ガンバ(+))
STR 33843
クリスティアン・カッラーラ(1977-):
 血の行き先(*)
 イコン
パスクアーレ・イアンノーネ(ピアノ(*))
ニコラ・フィオリーノ(チェロ(*))
新スカルラッティ管弦楽団
フラヴィオ・エミリオ・スコーニャ(指揮)
イタリアの若手作曲家クリスティアン・カッラーラとイタリアの教会とのコラボレーションから生まれたアルバム。
STR 57008
マルコ・ストロッパ(1959-):
 トライエットーリア(ピアノとエレクトロニクスのための;1982-1984)(*)
 スパイラル(空間に投げ出された弦楽四重奏のための;1987-1988)(+)
ピエール=ローラン・エマール(ピアノ(*))
アルディッティ弦楽四重奏団(+)
マルコ・ストロッパ(エレクトロニクス)
セルジュ・ラムートン(コンピューター(+))
「トライエットーリア」とは「運動体が描く線」の意。ピエール=ローラン・エマールも登場。
STR 57010
ブルーノ・マデルナ(1920-1973):
 ジュリアード・セレナード(テンポ・リベロ第2番;1971)
 「フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブック」による陽気な音楽(1969)
 グランデ・アウロディア(1970)
セヴェリーノ・ガッゼローニ(フルート)
ローター・ファーバー(オーボエ)
ローマRAI交響楽団
ブルーノ・マデルナ(指揮)
録音:1971年5月21日(*)、1969年2月14日(+)、1970年2月7日(#)、ライヴ

SWEDISH SOCIETY

SSACD 1133
[SACD Hybrid]
\2500→¥2290
ブー・リンデ(1933-1970):管弦楽作品集 Vol.3
 交響曲第2番 Op.23(1960-1961)(*)
 交響曲第1番(交響的幻想曲)Op.1(1951)(*)
 古い頌歌による内省 Op.35(1967)(+)
ヤヴレ交響楽団
ペッテル・スンドクヴィスト(指揮)
録音:2004年10月18-22日(*)、2002年8月19-22日(+)、ヤヴレ・コンサートホール(スウェーデン)




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