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第53号マイナー・レーベル新録音新譜(2)



INTEGRAL

INTEG 221172
¥2300→¥2090
J.S.バッハ:
 ハープ組曲 ホ短調 BWV.996
 フルートとハープのためのソナタ ト短調 BWV.1020
 フルートとハープによるポロネーズ、
  バディネリ(管弦楽組曲第2番より), アリア(管弦楽組曲第3番より)
 C.P.E.バッハ:ハープ・ソナタ ト長調
イザベル・ペラン(Hp)
工藤重典(Fl)
工藤重典&イザベル・ペラン、フルートとハープによる涼やかなバッハ

フルートとハープ界を代表する当代の第一人者、二人による大バッハと C.P.E. バッハのフルートとハープによる編曲集。
フルートとハープの二つの楽器の組み合わせこそはモーツァルトの協奏曲に代表されるように、まさしく 18 世紀、ロココの精華ともいうへき流麗、華麗、典雅の極致と申せましょう。バロックを集大成した大バッハの音楽もフルートとハープのこの組み合わせで聴くと、重厚、謹厳、厳粛、といった装いを脱ぎ捨てて軽やかに涼やかに響いてくるようです。
INTEG 221171
¥2300→¥2090
エリック・ハイドシェック〜50 年の調べ
 (1)ハイドン:ピアノソナタ第 59 番変ロ長調
 (2)ベートーヴェン:6 つのバガテル Op.126
 (3)シューベルト:4 手のための大ロンド イ長調 Op.107
 (4)フォーレ:夜想曲 Op.104 / Op.119 / Op.99
 (5)ハイドシェック:5 つの前奏曲
エリック・ハイドシェック (Pf)
ターニャ・ハイドシェック (Pf) (3)のみ
現存する最後のピアノの巨匠ハイドシェック、誰にも真似できぬ至芸で魅力全開!

68’26”

1960 年にアメリカデビューを果たし、以来半世紀にわたり個性的な演奏で人気の巨匠ハイドシェック。その芸歴 50 周年記念 CD。とはいっても全曲 2009 年の新録音で、円熟の巨匠芸を味わえます。ハイドシェックが非常なこだわりを持つという、非常に個性的なベートーヴェンのバガテル集から、ターニャ夫人との連弾によるシューベルトなど彼のさまざまな芸風を俯瞰できます。興味津々なのがハイドシェック作曲による「5つの前奏曲」。現代フランス風の色彩的かつ感覚的な世界が独特。ハイドシェック・ファン必携の一枚と申せましょう。日本語解説付き。

LSO LIVE

LSO 0700
(2SACD HYBRID)
¥4000→¥3690
ヴェルディ:「オテロ」( 全曲 ) サイモン・オニール(T オテロ)
ジェラルド・フィンリー(Bs-Br イヤーゴ)
アラン・クレイトン(T カッシオ)
ベン・ジョンソン(T ロデリーゴ)
アレクサンドル・ツィンバリュク(Bs ロドヴィーコ)
マシュー・ローズ(Bs モンターノ)
ルーカス・ヤコブスキ(Bs 伝令)
アンネ・シュヴァネヴィルムス(S デズデモナ)
エウフェミア・トゥファーノ(S エミーリア)
ロンドン交響合唱団
ジョセフ・カレン (合唱指揮)
ロンドン交響楽団
サー・コリン・デイヴィス (指)
*イタリア 語 歌 唱
超優秀録音。巨匠デイヴィス &LSO、驚異的エネルギーで描き上げる白熱のドラマ、ヴェルディの「オテロ」

録音:2009 年 12 月 3&6 日ロンドン、バービカンセンター ( ライヴ )。DSD5.1、マルチチャンネル、ステレオ、131’40”
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン/エンジニア:ジョナサン・ストークス & ニール・ハッチンソン

長年にわたるイギリス音楽の普及と若い世代に向けた音楽教育の関わりへの多大なる貢献が認められ、女王陛下より 2009 年度のクィーンズ・メダル・フォー・ミュージックを叙勲されたコリン・デイヴィス。LSO Live 2010/11年シーズン最初のリリースは、ヴェルディの「オテロ」。その晴れがましいニュースが初めて公表された機会に、巨匠率いる LSO によってコンサート形式で上演されたプログラムです。

【ヴェルディの最高傑作『オテロ』】
前作「アイーダ」以来 16 年ぶりの新作となった「オテロ」は、シェークスピアに対するヴェルディの生涯にわたる愛情が究極の悲劇として開花したオペラ。ボーイトの台本による物語はひとくちにいって、イヤーゴの奸計にはまり疑心暗鬼に陥った英雄オテロが、最愛であるはずの無実の妻デズデモナを手にかけた挙句に、自らも命を絶つというもの。ここに描かれるのは、嫉妬、偽善、狡猾、憎悪、猜疑、卑劣のほか、およそ思いつくかぎりの、どうしようもなく抗いがたい人間の 負の感情。
ほとんど悲劇ばかりを手がけてきたヴェルディに、こうした負の側面や、苦悶する人間の心理を書かせたら天下一品。全編無駄なく激情の音楽がギッシリ詰め込まれています。なかでも第 2 幕幕切れの「オテロとイヤーゴの二重唱」や、第 3 幕第1場の「オテロのモノローグ」など、ヴェルディ最後の悲劇オペラにふさわしくオーケストラの表現力も破格。
そのためか、かのカルロス・クライバーを筆頭に、ふだんはヴェルディを取り上げない指揮者も別格の扱いをする「オテロ」は、ヴェルディのみならず、ひいては「“オテロ」こそオペラ史上の最高傑作”との呼び声も高い完成度を誇る作品として知られています。

【コヴェント・ガーデン時代のデイヴィスによる『オテロ』】
デイヴィスにとって「オテロ」とは、そもそもコヴェント・ガーデンの音楽監督時代 (1971-1987) にもたびたび取り上げているこだわりのレパートリー。 記録によると、デイヴィスはロイヤル・オペラハウスによるプロダクションとして、1972 年にジョン・ヴィッカースを表題役に立てて 1 公演、1980 年に再度ヴィッカー スで 1 公演、1983 年にはプラシド・ドミンゴがオテロを歌い 3 公演を全曲上演しています。この間ほかにもコヴェント・ガーデン歌劇場管とともに、1977 年にオテロをドミンゴ、デズデモナにマーガレット・プライスを迎えてガラ・コンサート形式で上演しています。
デイヴィスはコヴェント・ガーデン歌劇場管と、1978、1979 年に「仮面舞踏会」を、1980 年に「トロヴァトーレ」をともにセッション録音していますが、あいにく「オテロ」についてはチャンスがありませんでした。

【手兵 LSO との顔合わせによる『オテロ』】
1995 年に LSO 首席指揮者に任命されたのち、さらにデイヴィスは 1999 年にも LSO と「オテロ」をバービカンにおいてコンサート形式で取り上げ、このときはホセ・クーラをオテロに迎えています。
このように「オテロ」に情熱を傾けてきたデイヴィスですが、LSO Live における 2004 年収録の「ファルスタッフ」(LSO0528, 0055) や、あたらしいところでは 2009 年 1 月のヒコックス追悼演奏会における「レクィエム」(LSO0683) でも示して明らかなように、ここに至る巨匠のヴェルディへの適性を疑う余地など ないでしょう。それにしてもここでのデイヴィスはとても 82 歳とは思えぬ、驚くべき白熱ぶり。それもエネルギーの爆発にみせる凄まじさは、人間のむき出しの感情を表現し尽くしてなお余りあるものがあります。
巨匠デイヴィスがようやく初レコーディングを実現した「オテロ」。各紙レビューですでに報じられている内容からも圧倒的な手ごたえを約束してくれるものとおもわれます。

【センセーショナルな “オテロ” デビューを飾った注目株オニールほか歌手について】
タイトルロールのサイモン・オニールは、1971 年ニュージーランドのアシュバートン生まれ。ドミンゴの代役として「ワルキューレ」のジークムントで MET デビュー。
以降、ジークムントを当たり役として、パッパーノ指揮のコヴェント・ガーデンやラニクルズ指揮の MET、最近も 2010 年 6 月のフィリップ・ジョルダン指揮のバスティーユ・オペラで起用され、国際的な舞台での評価を急速に上げているといいますから、ドラマティックな歌唱が決め手となるオテロの資質にも十分期待がもてそうです。ちなみに、本公演はドミンゴにオテロを師事したオニールにとってオテロ・デビューとなるもので、2012 年にはスカラ座でバレンボイム指揮でも当役を歌うことが決まっています。
イヤーゴを心憎いほどに演じ切ったジェラルド・フィンリーは 1960 年モントリオール生まれ。シューベルトやシューマンのリートでのこまやかな性格的歌唱も冴えるカナダのバリトンです。異色のキャスティングといえるのが 1967 年ルール地方のゲルゼンキルヒェンに生まれたドイツのソプラノ、アンネ・シュヴァネヴィルムス。ワーグナーやシュレーカー、ことに R. シュトラウスものでは不動の地位を獲得しているシュヴァネヴィルムスもヴェルディは未知数でしたが、聴かせどころの第 4 幕「柳の歌」では完璧な美しさを披露。ほかではともに英国出身で若手イケメンのテノールふたり、アラン・クレイトンとベン・ジョンソンも存在が光っ ていました。

【当夜のレビューから】
「オニールは、本物のトランペット・トーンの最高音の声を備えており、また、あらゆる真の戦士のように怖れを知りません。ドミンゴをふくむ、この役どころのひじょうにおおくの名歌手たちは、バリトン寄りのヘルデンテノール・タイプで固められているので、ひとりの若い歌手が最高音をまちがいなく決めるのを聴くことは、興奮はしなかったけれども、斬新でした。(中略)じっさい、オニールが細心の注意を払い 、表情ゆたかにテキストを扱ったことで大詰めの場面でほんとうに胸がいっぱいになりました。」( インディペンデント紙 )

サイモン・オニールは表題役ですばらしいデビューを果たしたことで、最近 10 年間に出てきたヘルデンテノールのなかでも最高の歌手であることを世に知らし めた。初舞台を踏んだもう一人、ジェラルド・フィンリーは際立って明快で蛇のようにもっともらしいイヤーゴであった。」( デイリー・テレグラフ紙 )

「ここでの真の『ヴェネチアの獅子』はコリン・デイヴィス卿であった。つまり、バービカンの舞台から爆発したヴェルディの「オテロ」初めの強大な嵐のように、 40 歳かそこらに振舞う 80 歳かそこらであり、どこからみても最高司令官だった。」( インディペンデント紙 )

「演奏全体は興奮させるものでした。久しくコリン・デイヴィス卿はわたしたちの音楽人生の中心に留まりつづけるかも知れません!」( クラシカルソース・ドットコム )

MARIINSKY

MAR 0507
(SACD HYBRID)
¥2000→¥1890
ショスタコーヴィチ:
 (1)交響曲第 11 番「1905 年」Op.103
 (2)同第2番「十月革命に捧げる」Op.14
ワレリー・ゲルギエフ(指)
マリインスキー劇場管、同合唱団
これは凄い、アヴァンギャルドな第 2 番と映画音楽的な第 11 番、誰もが最も期待していたゲルギエフのショスタコ交響曲中の白眉、満を持しての登場!

[2009 年 2 月 14-16、18-20 日1、2 月 4-6 日 2 2/マリインスキー・コンサート・ホール ]

待望のゲルギエフ&マリインスキー管によるショスタコーヴィチの交響曲新シリーズ、第2弾はロシア革命がらみの2篇、最初期 1927 年作の第2番「十月革命に捧げる」と円熟期 1957 年作の第 11 番「1905 年」。
第2番は当時バリバリの新進だったショスタコーヴィチのもっとも尖った作品のひとつ。混声合唱を含む大編成、混沌としたクラスターで始まり、27声部の「ウルトラ対位法」という超複雑な技法を凝らした後、サイレンが高らかに鳴り響き合唱が始まり、聴き手があっけにとられている間に終わります。錯綜した音の綾と強烈な音響ゆえ、指揮者の統率力と高水準の録音が要求されますが、さすがゲルギエフ。驚くほど明快かつ若きショスタコーヴィチの恐ろしいエネルギーを最大限に再現。SACD の効果も鳥肌が立ちます。
一方第 11 番「1905 年」は演奏時間1時間を要する大曲。ロシア革命前夜を描いた映画的音楽で、ショスタコーヴィチの驚くべき描写力が発揮されています。「血の日曜日」の民衆虐殺の場面をはじめ、全体に指揮者の能力が試される難曲。ゲルギエフは 2004 年に PMF のオーケストラとこの曲を披露し、聴衆に大きな感動を与えたことが語り草になっているので、マリインスキー管とのセッション録音、期待できないはずがございません。
これまでのショスタコーヴィチ盤が無用になるほど衝撃的なアルバムの登場です。
MAR 0508
(4SACD HYBRID)
¥6400→¥5790
ワーグナー:パルジファル(全曲) パルジファル:ゲイリー・リーマン (Ten)
クンドリー:ヴィオレッタ・ウルマーナ (Sop)
グルネマンツ:ルネ・パーペ (Br)
アンフォルタス:エフゲニー・ニキーチン (Br)
ティトゥレル:アレクセイ・タノヴィツキー (Bs)
クリングゾル:ニコライ・プチーリン (Br)
ワレリー・ゲルギエフ(指)
マリインスキー劇場管
同合唱団 ドイツ語歌唱
こんなパルジファルは聴いたことがなかった!!!ゲルギエフ初のワーグナー。パルジファル解釈の新しい礎となる衝撃的演奏の登場!

[2009 年 6 月 5-13 日/マリインスキー・コンサート・ホール(ライヴ)]

ゲルギエフ初のワーグナー。彼はワーグナーにことのほか情熱を示していますが、録音として出るのはこれが最初となります。パルジファルは聖杯伝説を扱い宗教色が強いため、ソ連時代全く演奏されず、崩壊後の 1997 年にゲルギエフにより 80 年ぶりに復活蘇演されました。晩年のワーグナーならではの長大で難解な作品ながら、ゲルギエフは得意として世界各地で上演し、好評を博しています。日本でも来年 2011 年 2 月に第3幕を演奏会形式上演することになっていて、熱い期待が寄せられています。
当 CD はもちろん全曲盤。ルネ・パーペをはじめリトアニアの名花ヴィオレッタ・ウルマーナほかゲルギエフの信頼厚い芸達者が集結、非常な熱演を見せてくれます。ゲルギエフも終始強い緊張感を保ちつつ、壮麗な響きを引き出す豪演で、聴き手を陶酔の世界へと導きます。音楽もますます大きくなり、さすがの巨匠芸を聴かせてくれます。

MIRARE

MIR 119
(2CD)
¥4600→¥4190
シューベルト:ピアノ・ソナタ集
 ピアノ・ソナタ第 18(20)番ト長調 Op.78 D.894「幻想ソナタ」
 ピアノ・ソナタ第 20(21)番イ長調 D.959
ジャン = クロード・ペヌティエ (P)
大ピアニスト、ペヌティエ遂にシューベルトのソナタを録音!

録音:2009 年 11 月リモージュ、フランス

フランスの名手ジャン = クロード・ペヌティエ。彼はこれまでシューベルトのピアノ・ソナタの録音を断り続けていたそうです。このアルバムはまさに「機は熟した」と言うべき高い説得力を持つ、聴き手に訴えかける演奏です。「幻想ソナタ」は全体的に少し遅めのテンポを取り、沈黙から音楽を引き出しているような、悟りの境地の静けさを感じさせる名演です。またピアノ・ソナタ D.959 は一転、ときおり見せる激しさと朗々とした歌を美しく聴かせ、ペヌティエの懐の深さを感じます。ペヌティエは 9 月に東京、名古屋、大阪で行われる「ル・ジュルナル・ド・パリ /パリの印象主義時代の音楽日記」で来日予定。
MIR 116
¥2600
シャブリエ:10 の絵画風小品、即興曲ハ長調、5 つの遺作、幻想的なブレー
ラヴェル:シャブリエ風に
エマニュエル・シュトロッセ (P)
小粋でカラフルなシャブリエをシュトロッセが軽やかに聴かせる

録音:2009 年 11 月リモージュ、フランス

シャブリエはフランス近代音楽に欠かすことのできない作曲家の一人。エスプリ溢れるシャブリエのピアノ作品をエマニュエル・シュトロッセの豊かな音色で鮮やかに聴かせてくれます。シャブリエの代表作「10 の絵画風小品」は 10 曲からなる作品。洒脱な色彩感覚のもと一つ一つが異なった魅力に彩られています。シュトロッセはシャブリエの音のパレットに戯れるような軽やかな演奏が印象的。最後に収録されたラヴェルの「シャブリエ風に」は、ラヴェルのシャブリエへの愛着が表れた作品です。
MIR 120
¥2600
メンデルスゾーン:
 弦楽四重奏曲第 2 番イ短調 Op. 13、
 弦楽四重奏曲第 6 番へ短調 Op.80、
 カプリッチョ ホ短調
モディリアーニ弦楽四重奏団
【フィリップ・ベルナール (Vn)、
 ロイック・リョー (Vn)、
 ローラン・マルフェング (Va)、
 フランソワ・キエフェル (Vc)】
若き 4 人組モディリアーニ Q

パリ国立音楽院在学中に結成したモディリアーニ弦楽四重奏団。才気溢れる彼らが今回挑むのはメンデルスゾーン。甘く切ない旋律を 4 人の叙情に富んだ音色が胸をかきたてる弦楽四重奏第 2 番。そしてメンデルスゾーン最愛の人、姉のファニーを亡くした悲しみの中で作曲した弦楽四重奏第 6 番は、メンデルスゾーンの嘆き悲しむ心がストレートに表現された傑作。俊英 4 人の鬼気迫る演奏は圧巻です。
モディリアーニ弦楽四重奏団は 9 月に東京、名古屋、大阪で行われる「ル・ジュルナル・ド・パリ /パリの印象主義時代の音楽日記」で来日予定。
MIR 124
¥2200
第 30 回ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ・フェスティバル 公式アルバム
 1. ラフマニノフ:2 台のピアノのための組曲第 1 番 Op.5「幻想的絵画」より「夜と愛と」/ ブリジット・エンゲラー (P) ボリス・ベレゾフスキー (P)
 2. リスト:巡礼の年第 1 年 「 スイス 」 S160 より「泉のほとりで」/ニコラ・アンゲリッシュ (P)
 3. リスト=シューベルト歌曲トランスクリプション:「住処」/ブリジット・エンゲラー (P)
 4. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第 30 番 Op.109 より第 1 楽章/アンドレイ・コロベイニコフ (P)
 5. ベートーヴェン:エリーゼのために イ短調 WoO59 /ジャン = フレデリック・ヌーブルジェ (P)
 6. シューマン:色とりどりの小品 Op.99 より/クレール・デゼール (P)
 7. メンデルスゾーン:無言歌集 Op085-4 より「春の歌」/シャニ・ディリュカ (P)
 8.J.S. バッハ:平均律クラヴィーア曲集第 1 集より第 8 番プレリュード BWV853 /シャオメイ・シュ (P)
 9. ショパン:マズルカ嬰ハ短調 Op.63-3 /イド・バルシャイ (P)
 10. ショパン:ワルツ イ短調 KK.IVb/11,P2/11 /アンヌ・ケフェレック (P)
 11. ショパン:マズルカ ト短調 Op.67-2 /イド・バルシャイ (P)
 12. J.S. バッハ:平均律クラヴィーア曲集第 1 集より第 6 番プレリュード BWV851 /シャオメイ・シュ (P)
 13. シャブリエ:絵画的小曲集より第 6 曲「牧歌」/エマニュエル・シュトロッセ (P)
 14. ショパン:幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66 /アンヌ・ケフェレック (P)
 15. ショパン・マズルカ イ短調 Op.17-4 /イド・バルシャイ (P)
 16. シャブリエ:5 つの小品〜第 4 曲「アルバムの綴り」/エマニュエル・シュトロッセ (P)
 17. メトネル:2 つのおとぎ話 Op.14 より第 1 曲ホ短調/ボリス・ベレゾフスキー (P)
 18. シューベルト:ハンガリー風のメロディ ロ短調 D.817 /ブリジット・エンゲラー (P)
 19. シューマン:子供の情景 Op.15 より「見知らぬ国と人々から」/ブリジット・エンゲラー (P)
 20. フォーレ:前奏曲第 4 曲 ヘ長調 Op.103-4 /ジャン = クロード・ペネティエ (P)
 21. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第 20 番ト長調 Op.49-2 第 2 楽章/ジャン = フレデリック・ヌーブルジェ (P)
 22. ショパン:夜想曲ヘ長調 Op.15-1 /ルイス・フェルナンド・ペレス (P)
 23. メトネル:4 つのおとぎ話 Op.26 〜第 2 曲 変ホ長調/ボリス・ベレゾフスキー (P)
ルネ・マルタン・ファミリーが一堂に会する夏のお祭りラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ・フェスティバル 2010

ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ・フェスティバルは、南フランスにあるラ・ロック・ダンテロンという街の森の中にあるコンサート会場で毎年開催される老舗のピアノ・フェスティバル。「熱狂の日」でもおなじみのルネ・マルタン氏がプロデュースしています。このアルバム音楽祭公式CD。
第 30 回を迎える 2010 年は、7 月 23 日から 8 月 22 日まで開催されます。今年もボリス・ベレゾフスキー、ブリジット・エンゲラー、アンヌ・ケフェレック、ニコラ・アンゲリッシュ、ジャン・フレデリック・ヌーブルジェ、シャオメイ・シュ、広瀬悦子、そしてユジャ・ワン、グレゴリー・ソコロフ、ニコライ・ルガンスキーなど、世界的なピアニストが集まり、またジャズのコンサートも含め数多くのコンサートが開かれます。

MUSART

PRCD 833
(2CD)
¥2500→¥2290
ベートーヴェン:
 「運命」〜第 1楽章、「第 7交響曲」〜第 2楽章、「田園」〜第 2楽章、
 「悲愴」〜第 2楽章、「コリオラン」序曲、「第 9交響曲」〜フィナーレ
ショパン:マズルカ ヘ長調 Op.68-3
モーツァルト:ピアノ協奏曲 イ長調 K488〜第 2楽章
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第 2番〜第 3楽章
ペンデレツキ:ポーランド・レクイエム〜ラクリモーザ
ピアソラ:鮫
チャイコフスキー:交響曲第 5番〜第 2楽章、舟歌
ミハウ・ネステロヴィチ(指)
ポーランド放送響
アンジェイ・ヤゴヂンスキ・トリオ、
ウルズラ・ドゥヅィアク・スーパー・バンド
アンナ・マリア・ヨペク・バンド
ヘンリク・ミシキェヴ ィチ(A t - s a x)
ショパン生誕 200 年にポーランドからやってきた、JAZZSINFONICA!!!クラシックの超有名曲を JAZZ にアレンジ。ありきたりの演奏に飽きたクラシックファン、JAZZ ファンにお勧め !!!

(2007年3月25日 ポーランド国立歌劇場)

第 11 回、ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン イースター・フェスティヴァルの Live 録音。
ポーランド・ジャズはロマン・ポランスキーの 60 年代初期の映画「水の中のナイフ」、「袋小路」で印象的な JAZZ で世界中をあっと言わせたクシシュトフ・コメダが有名ですが国際派トランペッターのトマシュ・スタンコ、アルト・サックス、ズビグニェフ・ナミスウォフスキなど、ポーランド・ジャズ界を引っ張ってきた大御所から、ここに参加しているジョバンニ・ミラバッシとの共演が話題の、アンジェイ・ヤゴヂンスキ、美形女性ヴォーカル、アンナ・マリア・ヨペックをバックでサポートする、アルト・サックス、ヘンリク・ミシキェヴィチまで独特の味が魅力です。オリジナルのクラシックの原型がとどめられているのもクラシックファンにはうれしいところ。

MUSICAPHONE

M 56915
¥2300→¥2090
マーラー (1860-1911)/ヘルマン・ベーン (1859-1927)編曲:
 交響曲第 2番 ハ短調「復活」(1888-1894)の 2台ピアノ版 (1895)
クリスティアーネ・ベーン、
マティアス・ヴェーバー(Pf)
ダニエラ・ベヒリー(Sp)
イリス・フェアミリオン(At)
ハルヴェステフーダー室内 Cho
クラウス・バンツァー(指揮)
マーラー「復活」、2 台ピアノ版、登場!!!!

75’42”

第 1 楽章の前身の「葬礼」が交響詩として作曲されたのが 1888 年のライプツィッヒ。その後、ハンブルク時代の 1893 年 -1894 年にかけて「葬礼」の改定と他の楽章の作曲がされた。
声楽が入らない第 3 楽章までは 1895 年 3 月 4 日、ベルリンでマーラーにより初演。全曲は同年 12 月 13 日、ベルリンでマーラーによって初演された。フルスコアの出版の 1897 年に先立つ 1895 年にこの 2 台ピアノ版が、当時ワーグナー作品も 2 台ピアノ用に編曲していたヘルマン・ベーンによりなされ出版された。ベーンはハンブルク出身でラインベルガー、ブルックナーに学びマーラーのハンブルク時代の友人。
この編曲はマーラーからも高く評価されブルックナーの7番も 2 台 Pf に編曲している。クリスティアーネ・ベーンは編曲者の末裔。フェアミリオンはノリントン盤 (93.166) でも名唱を聴かせてくれております。
ピアノ版のマーラー交響曲が実に興味深いのはワルター、ツェムリンスキーらによる編曲でも証明済みで、ここに新たに「復活」が声楽パート付きで発売されるのはマーラー・イヤーを寿ぐのにふさわしいものと申せましょう。

NAIVE

V 5235
¥2500→¥2290
ジプシック〜サラ・ネムタヌ・デビュー
 (1)モンティ(チリー・ゴンザレス編):チャールダーシュ
 (2)エネスコ:ヴァイオリンソナタ第3番「ルーマニアの民俗調」
 (3)サラサーテ(ヌーブルジェ編):ツィゴイネルワイゼン
 (4)ラヴェル(チリー・ゴンザレス編):
  ツィガーヌ/フォーレの名による子守歌/ブルース〜ヴァイオリンソナタより
 (5)ジョルジュ・ブーランジェ:わが祈り
サラ・ネムタヌ (Vn)
チリー・ゴンザレス
 (Pf、Org、コンボ・オルガン、Drum、Perc)
ロマン・デシャルム (Pf)(2)
ルリー・モラール(ツィンバロン)
オレリアン・アザン・ジリンスキ(指)
アンサンブル
ヨーロッパでヒット中のアルバム。サラ・ネムタヌ衝撃の変身

DDD、63’01”

映画「オーケストラ!」のクライマックス・シーンでメラニー・ロラン奏でるチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を吹替演奏したことで話題となったサラ・ネムタヌ。ジェラール・プーレ門下で、フランス国立管弦楽団の奏者も務める優等生の彼女が異色のアルバムをリリース。変態ピアニスト兼敏腕プロデューサーとして名高いチリー・ゴンザレスのプロデュース(調教?)により、ジプシーがらみの作品をカルメンばりの「ちょいワル姐さん」に変身して濃厚に繰り広げます。ゴンザレスも凝った編曲を施したうえピアノ、コンボ・オルガンやドラムスでも参加、ラヴェルの「ブルース」など本物のジャズ風です。
さらに名作「ツィゴイネルワイゼン」は注目の若手ピアニスト、ジャン=フレデリック・ヌーブルジェの編曲というのが驚き。一聴、何の曲かわからないツィンバロンのソロが延々続くマニアックさ。一心に弾く真面目なネムタヌと不思議なギャップを生んでいます。ヨーロッパでヒット中のアルバム。
V 5230
¥2500
ガイターニ
 ブルガリア伝承曲;昨夜集いへ行った/おお、日の出よ/
 かわいいヤナよ トルコ伝承曲;彼女は手で合図する/
 お前の黒髪/わが魂はうぐいすに/
 私は家を建てた ギリシャ伝承曲;小さな林檎の木/
 子守歌/乙女のミロローグ/おお川よ、わが魂
トリオ・ツァーヌ
 (クサントゥーラ・ダコヴァノウ、
  サンドリーヌ・モンルザン、
  ギュル・ハセル・トルク)(Vo) ほか
ピュアで優しい声の響きに包まれる癒しのひととき。超オススメの一枚

DDD、64’00”

ギリシャ、トルコ、フランスの三人の女性によるヴォーカル・ユニット、「トリオ・ツァーヌ」。ブルガリア、ギリシャ、トルコの伝承曲をピュアかつ優しさ満点の声で絶妙に再現しています。アルファ波をタップリ含んでいそうな響きに包まれ、癒しのひとときを味わえます。酷暑の折、一服の清涼剤のようなアルバムです。
V 5226
¥2500
ユダヤの歌〜14 のストーリー
 ジャン=フランソワ・ジジェル:ニーグン/東方聖歌/シェマ
 ラヴェル:ヘブライの歌
 ブロッホ:ニーグン/祈り/哀願/ユダヤの歌/ヘブライの旋律
 伝承曲:
  コル・ニドレ/問い/詩篇/会話/祈り/歌/カディッシュ/
  疑念/踊り/ハシディムの歌/悲歌
ソニア・ヴィーダー・アサートン (Vc)
ダリア・ホヴォラ (Pf)
秋の夜長に聴きたい物悲しき調へ

DDD、77’31”

ジャンドロンとロストロポーヴィチの愛弟子でユニークな活動を行うヴィーダー・アサートンの新録音はユダヤ性に強いこだわりを示したアルバム。
自身で 14 のストーリーを作り、それぞれに関係した曲で表現しています。興味深いのは、フランスでクラシックを分かりやすく面白く解説することで絶大な人気を得ているジャン=フランソワ・ジジェルが作曲作品を提供していること。作曲家としても凄いことを証明しています。
V 5234
¥2500→¥2290
ヘンデル:水上の音楽、ロドリーゴ(序曲)
 (1)組曲 ヘ長調 HWV 348
  ≪序曲/アダージョ・エ・スタッカート/ [ ] /アンダンテ/
  ヴァリアンテ/アレグロ/ エアー/メヌエット/ブレー/
  ホーンパイプ/ [ ] /ヴァリアンテ・アッラ・ホーンパイプ≫
 (2)組曲 ト短調 HWV 350 ≪ [ ] /リゴードン/メヌエットI/ [ ] / [ ] ≫
 (3)組曲 ニ長調 HWV 349
  ≪ [ ] /アッラ・ホーンパイプ/メヌエット/ラントゥマン/ブレー≫
 (4)ロドリーゴ
  ≪序曲/ジーグ/サラバンド/マトロット/メヌエット/ブレー/
  ガヴォット/パッサカリア≫ (歌劇『ロドリーゴ』HWV 5 より)
マルク・ミンコフスキ(指揮)
レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル・グルノーブル
 (ルーヴル宮音楽隊)
美音の洪水、美音の花火豪華贅沢ここに極まれり!ミンコフスキによる「水上の音楽」!!!

録音:2010 年 1 月(グルノーブル MC2)、68’00

naive 移籍後も絶好調のミンコフスキ、好評だったハイドンの交響曲集に続く待望の新譜は、録音では初登場レパートリー、ヘンデルの水上の音楽です!何度もコンサートで取り上げてきてからの録音ということもあり、まさに期待を裏切らない出来栄え。有名なホーンパイプの楽章での、生き生きとしたリズムとホルンの高らかな咆哮、ニ長調の終曲ブレーでの限界スレスレの急速なテンポ設定によるファンファーレでのトランペットの超絶技巧と華やかな音色!ゴージャスに掻き鳴らされる通奏低音の厚みもあいまって、音の花火のような豪華さと大迫力。ロンドンのテムズ河を舞台に 1717 年 7月 17 日に行われた豪華絢爛な川遊びのお祭りのために、ヘンデルが腕によりをかけて書いた豪華な作品を、ミンコフスキはこれまた贅沢に華やかに鳴り響かせます。
「ロドリーゴ」は、ヘンデルの最初のイタリア・オペラで、1707 年秋にフィレンツェで初演された作品。序曲とそれに続く 7 つの舞曲から成る管弦楽曲で幕を開けます。ヘンデルのこのロドリーゴの幕開けの音楽の一部分はロンドンで 17 世紀から 18 世紀に特に流行していたベン・ジョンソン作の舞台「アルケミスト」の音楽に、用いられていたため、1710 年にヘンデルがロンドンを訪れるよりも前に既に、イギリスの聴衆はヘンデルの音楽を耳にしていたことになります。このロドリーゴの音楽は、ヘンデルが体験したロンドンでの祝宴へのいわば序曲であったといえるでしょう。特に印象的なのが、最終曲のパッサカリアでのヴァイオリン・ソロ。ルーヴル宮音楽隊の弦楽奏者の音色のたっぷりとした瑞々しさ、そして録音の巧みさを実感する出来栄えです。
V 5224
¥2500→¥2290
(1)タンスマン:ピアノ協奏曲第2番
(2)ナディア・ブーランジェ:ピアノと管弦楽のための幻想曲
(3)ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
デイヴィッド・グレイルザンマー (Pf)
スティーヴン・スローン(指)
フランス国立放送フィル
聴きたくても聴けなかった幻の傑作ピアノ協奏曲、ついに日の目のを見る!

録音:2009 年 11 月(ライヴ)。DDD、64’37”

最近交響曲もすべてリリースされ、ようやく全貌が掴め始めた 20 世紀の巨匠タンスマン。彼の最高傑作とされるピアノ協奏曲第2番がついに世界初録音されました。1927 年の作で、チャーリー・チャップリンに献呈され、アメリカの音楽評論家オーリン・ダウンズに「20 世紀音楽の傑作」と激賞されました。1933 年のタンスマン来日時も作曲者自身のピアノとシフェルブラット指揮新響により東京で演奏されました。にもかかわらずその後録音・演奏に恵まれず、幻の作品となっていました。2007 年にデイヴィッド・グレイルザンマーが久々に蘇演し、非常な話題となって録音へとつながりました。
魅力的なメロディやポーランド風味に富みますが、全体の大半が急速でピアノも両手のオクターヴ以上のダイナミックな奏法を延々と要求される難曲。
グレイルザンマーの繊細ながら高度な技巧が光ります。
もうひとつの世界初録音が、名教師として多くの門弟を育てたナディア・ブーランジェの珍しい作曲。彼女は才能に恵まれた妹リリー・ブーランジェの夭折とともに筆を置いてしまったため、初期の作品しか残っていませんが、これはピアノと管弦楽のための演奏時間 20 分の本格的作品。ブーランジェは母親がロシア人でしたが、この作品もロシア民謡に基づき、フランス風というよりロシア色濃厚な重厚さと情念に満ちています。
虚無的な容姿がオシャレなグレイルザンマー、11 月来日予定です!

11 月 20 日(土) サントリーホール インバル&都響とモーツァルトのピアノ協奏曲第 27 番
11 月 21 日(日) 武蔵野市民文化会館小ホール(リサイタル)
MO 782181
¥2500
パスカル・デュサパン:concertos(協奏曲集)
 (1)watt(トロンボーン協奏曲 1994 年)
 (2)galim(フルート・ソロと弦楽オーケストラのための協奏曲 1998 年)
 (3)celo(チェロとオーケストラのための協奏曲 1996 年)
 (4)a quia (ピアノとオーケストラのための協奏曲 2002 年)
アラン・トゥルーベル (Trb)
ジュリエット・ユレル(フルート)
ソニア・ヴィーダー=アサートン (Vc)
イアン・パーチェ(Pf)
(1)-(3)パスカル・ロフェ(指揮)
 モンプリエ国立管弦楽団
(4)エッシェンバッハ(指揮)
 パリ管弦楽団
エッシェンバッハ指揮パリ管による演奏も含むデュサパンの協奏曲集、切っ先鋭いソロの書法は見事!

録音:(1)-(3)/ 2002 年 9 月、(4)2002 年 9 月(ライヴ録音)

フランスの音楽シーンを語るうえで欠かせない存在、デュサパンの作品集。ノーベル賞作家サミュエル・ベケットの小説「ワット」にインスパイアされた1は、街の喧騒を思わせるオーケストラの響きと、ソロ・トロンボーンの刺戟的な音色がたまらない作品。他の協奏曲でも、ソロ楽器の音色がとれも切っ先鋭く響きます。
MO 782180
(2CD)
特別価格
¥3600
オーケストラのための 7 つのソロ
 [CD1]
  (1)go(ソロ第 1 番) (2)extenso(ソロ第 2 番)
  (3)apex(ソロ第 3 番) (4)clam(ソロ第 4 番)
 [CD2]
  (1)exeo(ソロ第 5 番) (2)reverso(ソロ第 6 番)
  (3)uncut(ソロ第 7 番)
リエージュ・ワロニー・ブリュッセル
フィルハーモニー交響楽団
パスカル・ロフェ(指揮)
オーケストラ全体を一つの楽器として書かれた意欲的な作品集

録音:2008-2009 年

現代もののエキスパート指揮者、パスカル・ロフェによるデュサパン作品集。オーケストラの各パートが見事に重なって、ひとつの大きな怪物のように聴く者に迫ります。迫力満点の 2 枚組。
V 5213
(2CD → 1CD 価格)
¥2500
サルスエラ集(ハイライト)
 [CD1]
  アッリエータ (1823-1894):『マリーナ』
  トマス・ブレトン (1850-1925):『ラ・パロマの前夜祭』
 [CD2]
  ビベス:「ドニャ・フラスキータ」/「ボヘミアン」からのハイライト集
ビクトル・パブロ・ペレス(指)
アントーニ・ロス・マルバ(指)
プラシド・ドミンゴ (T)
マリア・バーヨ (S)
フアン・ポンス (Br)
アルフレッド・クラウス (T) 他
夏といえばスペイン!スペインの熱き血潮とリズムが魅力のサルスエラ集ハイライトで 2 枚組1枚価格になって登場!

スペインのオペラ、サルスエラ集。情熱の国の空気、喧騒が聴こえてきそうな名曲揃いです。
OP 30493
(2CD)
¥5000
ヴィヴァルディ:「離宮のオットーネ」

ソーニャ・プリーナ(A オットーネ)
ヴェロニカ・カンジェミ(S クレオニッラ)
ユリア・レージネヴァ(Ms カイオ)
トピ・レーティプー(T デチオ)
ロベルタ・インヴェルニッツィ(A トゥッリア)
ジョヴァンニ・アントニーニ(指)
イル・ジャルディーノ・アルモニコ

naive のヴィヴァルディ・エディション新刊!

録音:2010 年 5,6 月,バリャドリット

naiveのヴ ィヴ ァルデ ィ・エデ ィションの新刊で す!「離宮のオットーネ」は1713年にヴ ィチェンツァで 初演された、ヴ ィヴ ァルディの最初のオペラです。
登場人物は 5 人だけ、時間 2 時間半程度という比較的小規模なオペラながら、ヴィヴァルディの筆が冴えて初演は大成功。
今回の新録音は実に超豪華キャスト。オットーネはソーニャ・プリーナ、クレオニッラにカンジェミ、トゥッリアにインヴェルニッツィと、バロック音楽のスター女声歌手を三人も投入。注目すべきはカイオを歌うレジネーヴァ。1989 年、サハリン南部のユジノサハリンスクという北海道の近くで生まれたソプラノ。まだ 20 歳という若さながら、ミンコフスキのバッハのロ短調ミサにも起用された逸材。さらにデチオを歌うレーティプーは、モーツァルト・テノールとしてザルツブルク音楽祭でも活躍する若いテノール。そしてアントニーニ率いるイル・ジャルディーノ・アルモニコとあれば、これが名演にならないはずがありません。2010 年 5 月に、クラカウ、ロンドン、カステリョンでの演奏会形式上演を踏まえての録音で、万全のできばえです。


簡単なあらすじ
第1幕
ローマ皇帝オットーネの離宮。クレオニッラは、ローマ皇帝オットーネから愛されているものの、カイオと恋仲で、しかも最近新たに仕えた小姓のオスティーリョに心を移りしている。それでもクレオニッラは、なかなか離宮まで来ないオットーネに小言を言うなど、皇帝をうまくあしらっている。カイオにはかつてトゥッリアという許婚がいたのだが、実はオスティーリョこそカイオに近づくためトゥッリアが変装した姿なのだ。オットーネが不在がちのローマでは皇帝への不満がくすぶっており、忠臣デチオがたびたび諫言するも、オットーネは一向に気にしない。一方、クレオニッラがオスティーリョに急接近していることにカイオは激しく嫉妬する。
第2幕
トゥッリアは愛と怒りの板挟みにあっている。心変わりしたクレオニッラに対して、カイオは気持ちを綴った手紙を渡す。その手紙をオットーネが読んでしまうが、これはカイオからトゥッリア宛ての手紙とごまかす。オットーネに呼び出されたカイオは、コロッと騙されている皇帝の姿を見て、クレオニッラのやり口に感心する。一方トゥッリアは愛の神に祈る。
第3幕
再三のデチオの警告にも、オットーネは政務に戻ろうとしない。オスティーリョに愛を語るクレオニッラの姿に乱心したカイオは、オスティーリョを短剣て襲おうとする。それを止めたオットーネだったが、カイオから、クレオニッラとオスティーリョがキスしていたと聞き、殺害を命じる。するとトゥッリアが正体を明かし、原因はカイオだと非難する。皇帝としての威厳を取り戻したオットーネは、トゥッリアとカイオを結婚させ、クレオニッラに許しを求める。一同の喜びで幕となる。

NASCOR

NS 05
¥2200
(1)ブラームス:ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 Op.101
(2)シューベルト:同第2番 Op.100
フォルトゥーナ・ピアノ・トリオ
【マルクス・プラッチ (Vn)、
 リ・キュンミ(Vc)、
 ミケランジェロ・カルボナーラ (Pf)】
ピアノトリオ界の新星現る! フォルトゥーナ・ピアノ・トリオ。

DDD、64’23”

2007 年結成の若き団体フォルトゥーナ・ピアノ・トリオ。エマニュエル・アックスに見出され、イタリアを中心に世界的に活動しています。オーケストラ曲をピアノトリオに編曲したレパートリーで名を売りましたが、ここでは独墺系の名作2篇に挑戦。長いシューベルト作品でも美しい歌に満ちた若々しい魅力を撒き散らしています。

ORFEO

ORFEOR 805103
(3CD)
¥6900
グノー:「ファウスト」 ピョートル・ベチャワ(T ファウスト)
ヨン・グァンチョル(Bs メフィストフェレス)
ソイレ・イソコスキ(S マルグリート)
アドリアン・エレート(Br ヴァランタン)
ミヒャエラ・ゼリンガー(S シーベル)
ゾリャナ・クシュプラー(Ms マルト)
ハンス・ペーター・カンマラー(Br ワグナー)
ベルトラン・ド・ビリー(指)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
2009 年 9 月公演!ウィーン国立歌劇場でのグノー「ファウスト」が CD に!ド・ビリーと優秀な歌手たちのライヴ!!

録音:2009 年 9 月 5 日,ウィーン(ライヴ)。DDD、162'34

ウィーン国立歌劇場で昨年上演されたばかりのグノー「ファウスト」が CD に!しかも指揮はド・ビリー!オペラ指揮者としての高い実力が評価されウィーンとミュンヘンでの活動が増しているド・ビリー、この「ファウスト」でもオペラ的な盛り上げの巧さが光り、華やかさも十分でありつつ質感もあって、グノーの音楽にグイグイ引き込まれます。タイトルロールは、ポーランド出身で今やトップテノールと言ってよいピョートル・ベチャワ。定評ある柔らかい美声はもちろん、ファウストの危険な破滅的衝動を見事に表現した歌は大絶賛を浴びました。メフィストフェレスは、韓国人でベルリン国立歌劇場で大活躍しているバス、ヨン・グァンチョル。ワーグナーのバス役などで評価されたグァンチョルの悪魔的な声はメフィストフェレスにピッタリなのはもちろん、フランスオペラに不可欠な軽妙さも欠けておらず、歴代の名メフィストフェレスと並べても遜色ないもの。マルグリートはフィンランドを代表するソプラノ歌手、ソイレ・イソコスキ。伸びやかな美声はこの役にまさに打ってつけ。さらにウィーン生まれのバリトン、アドリアン・エレートのスマートで力強いヴァランタン、男装役を得意にするソプラノ、ミヒャエラ・ゼリンガーと、役者が揃っています。
かつては大人気作で録音も多数作られた「ファウスト」も、もう長いこと新録音がありません。一発録りのライヴとはいえ、この優れた演奏の CD はオペラファンに大歓迎されることでしょう!
ORFEO 814101
¥2600
ピョートル・ベチャワ スラヴ・オペラ・アリア集
 (1)ボロディン:〈イーゴリ公〉より「お前はどこ?」
 (2)ノヴォヴィエイスキ:〈バルトの伝説〉より「お前は私を愛しているか」
 (3)チャイコフスキー:
  〈エフゲニー・オネーギン〉より「あなたを愛す、オリガ」「わが青春はいずこへ」
 (4)ジェレンスキ:〈ヤネク〉より「お前がスタフに誓いをたてる時」
 (5)リムスキー=コルサコフ:〈サトコ〉より「インドの歌」
 (6)モニューシコ:〈いかだ乗り〉より「いかだがヴィスワ川に浮く」
 (7)チャイコフスキー:〈イオランタ〉より「恋の囁きも私には無縁だ」
 (8)ラフマニノフ:〈アレコ〉より「ごらん、彼方の月」
 (9)モニューシコ:〈幽霊屋敷〉より「静寂のなか」
 (10)スメタナ:〈売られた花嫁〉より「誰のために花嫁を」
 (11)アレンスキー:〈ラファエル〉より「わが心は情熱で震え」
 (12)モニューシコ:〈ハルカ〉より「ヨンテクの思い」
 (13)チャイコフスキー:〈スペードの女王〉より「我々の人生とは、賭け事だ」
 (14)ドヴォルザーク:〈ルサルカ〉より「愛らしき幻よ」
 (15)リムスキー=コルサコフ:〈五月の夜〉より「おやすみ、かわい子ちゃん」
 (16)リムスキー=コルサコフ:
  〈サトコ〉より「インドの歌」(オーケストラ版。ボーナス・トラック)
ピョートル・ベチャワ (T)
ウカシュ・ボロヴィチ(指)
ポーランド放送交響楽団
ORFEO からベチャワのアリア集第 2 弾、東欧オペラの名アリア集!

録音:2009 年 8 月 25-29 日,11 月 30 日 -12 月 2 日。DDD、79'38

名歌手を輩出しているポーランドが生んだ名テノール、ピョートル・ベチャワによる東欧オペラのアリア集が登場。ベチャワは 1966 年、ポーラント最南部のチェホヴィツェ=ジエジツェの生まれ。チューリヒ歌劇場のテノールとしてメキメキ名を上げ、2007 年の来日公演では「トラヴィアータ」のアルフレードと「ばらの騎士」のテノール歌手で 8 日間に 6 回出演という活躍ぶり。さらにバイエルン国立歌劇場、ロイヤル・オペラ、スカラ座、メトロポリタン歌劇場と活躍の場を広げています。柔らかく甘い声で、しかも高い音も楽々。しかも最近は歌の成熟も目を見張るものがあり、美声を駆使した表現に磨きがかかっています。そんなベチャワ、ORFEO からは既にイタリア、フランスのオペラのアリア集が出ていましたが(ORFEO 7150今回は東欧オペラのアリア集。母国ポーランドのオペラはもちろん、ロシアやチェコのオペラもお手のもの。ことにベチャワの名を知らしめた「エフケニー・オネーギン」のレンスキーは絶品です。ノヴォヴィエジスキの「バルトの伝説」、モニューシュコの「いかだ乗り」、アレンスキーの「ラファエル」など、珍しいオペラのアリアが収録されているのも注目です。ジェレンスキの「ヨネク」のアリアなど、テノール・マニアなら大喜びしそうな名曲です。
この CD もう一つのポイントが、指揮者のウカシュ・ボロヴィチ。1977 年、ワルシャワ生まれのまだ若い指揮者ですが、既に高い評価を得ており、国際的活躍も時間の問題という逸材です。ボーナスとしてリムスキー=コルサコフの「サトコ」の有名な「インドの歌」のオーケストラ版が演奏されています。

PRAGA

PRDDSD 250266
(SACD HYBRID)
¥2800
ヤナーチェク:ピアノ作品集
 (1)ソナタ 1905 年 10 月 1 日(1. X. 1905)
 (2)草陰の小径第 1 集(1901-1908)
 (3)草陰の小径第 2 集(1902-1911)
 (4)思い出
 (5)霧の中で
スラーヴカ・ピエホチォヴァー(ピアノ)
ヤナーチェクの熱い世界

録音:2009 年

湧き上がる熱い思い、自身の民族に対する強い思いなど様々な個人的感情が濃厚に反映されたヤナーチェクのピアノ作品集。草陰の小径』は、吉田秀和氏をして「この曲を知らない人がうらやましい。これからこんな素晴らしい曲を知ることができるのだから」と言わしめた名曲。モラヴェッツに学んだピエホチォヴァーが確かなタッチと巧みな語り口で聴かせます。
PRD 250262
(2CD)
¥3200
カラビス:弦楽四重奏曲全集
 (1)第 1 番 Op.6 (1949)、(2)第 2 番 Op.19 (1962)
 (3)第 3 番 Op.48 (1977)、(4)第 4 番 Op.62 (1983/4)
 (5)第 5 番 Op.63 (1984)、(6)第 6 番 Op.68 (1987/8)
 (7)第 7 番 Op.76 (1993)
コチアン SQ (1)‐(3)
ツェムリンスキー SQ (4)‐(7)
ついに完成、カラビスの弦楽四重奏曲全集

DDD、58’58”/63’16”

現代チェコを代表する作曲家でルージチコヴァーの夫君としても知られるヴィクトル・カラビス (1923-2006) は、作品数こそ多くないものの質の高い作品を残しました。弦楽四重奏曲に優れたものが多く、ここに全集が整いました。代表作とされる第 2 番、大バッハに捧げた第 4 番、ユダヤ色濃厚な第 5 番、マルティヌーの思い出による第 6 番(カラビスはマルティヌー研究の権威だった)など興味深いものばかり。チェコの名門コチアン SQ と1994 年結成のツェムリンスキー SQ が上質な演奏を繰り広げます。

PREISER

=ツィーラー・エディション最新作 2 タイトル=
19 世紀末から 20 世紀初頭にかけてのウィーンで活躍、ワルツにポルカ、行進曲、そしてオペレッタと、およそ 600 曲にも及ぶ作品で、同時代のヨハン・シュトラウス 2 世に匹敵する名声を博したツィーラー(1843 - 1922)。
古き良きウィーンの香りをそのまま今に伝えるツィーラーづくしの人気シリーズに最新作 2 タイトルが登場します。
PRCD 91126
¥2300
「ツィーラー・エディション Vol.13 -ようこそ!」
 1. ようこそ! Herrreinspaziert! -ワルツ op. 518
 2. Im Fluge -ポルカ・シュネル op. 78
 3. Badner Park-Polka -ポルカ・フランセーズ op.65
 4. Fesche Geister -序曲
 5. 100.000 Eljen! -チャールダーシュ op. 51
 6. Tanz-Poesie -ポルカ・マズルカ op. 383
 7. Sei wieder guad -リート op. 396
 8. Mamsell Ubermuth -ポルカ・フランセーズ op.69
 9. Alt-Wien -リート op. 544
 10. Echt Wienerisch -オリジナル・ウィーン・リート & 舞曲 op. 381
 11. Colibri -ポルカ・フランセーズ op. 199
 12. Jugendstreiche -ギャロップ op. 461
 13. 'S ist mein echt's Wienerblut -マーチ op. 367
 14. Wiener Luft -ワルツ op. 411
 15. ヴェルナー・マーチ Werner-Marsch op. 439
ウィーン親衛大隊弦楽オーケストラ
ハンス・シャーデンバウアー(指)
カール・グレル(客演指揮者)
レナーテ・グレル (P)
ウィーン親衛大隊弦楽四重奏団
65’24”
PRCD 91174
¥2300
「ツィーラー・エディション Vol.14 -生粋のウィーン子
 〜珍しい作品集 ( オペレッタのリートと二重唱、ワルツ、ポルカなど )」
  1. Glocken-Marsch, op. 420
  2. Osterreichische Fahnenlieder, op. 317
  3. Um die Wette, op. 119
  4. オペレッタ「Ein tolles Madel」より Kusse im Dunkeln
  5. 生粋のウィーン子!Ur-Wiener! op. 371
  6. オペレッタ「宮廷舞踏会」より Madel wirst schon zwanzig alt
  7. Guttenberg-Marsch, op. 137
  8. Symbole der Heiterkeit, op. 144
  9. オペレッタ「宮廷舞踏会」より O Du charmante Witwe Cliquot
  10. Pfeilschnell, op. 108
  11. オペレッタ「すてきな感じ」より Kommt man von der Stadt auf das Land
  12. Guck in die Welt, op. 447
  13. オペレッタ「観光ガイド」より Ja, beim Militar ist das Leben schwer
  14. オペレッタ「Herr und Frau Biedermeier」より Biedermeier-Walzer
  15. オペレッタ「すてきな感じ」より Vorwarts!
  16. La Brunette, op. 209
  17. Der Herr Leutnant, op. 527
ニナ・ベルテン (S)
イェルク・シュナイダー (T)
カール・ミヒャエル・ツィーラー管弦楽団
ハンス・シャーデンバウアー (指)
69’40”

PROFIL

PH 11002
¥2400
ピアソラ(バルデシオ編):
 ブエノスアイレスの夏/オブリビオン/リベルタンゴ/昔々/
 ブエノスアイレスの春/天使のミロンガ/天使の死/さらばパリ
バルデシオ:ウルグアイ三首/告知日/カンドムベアド練習曲
ヒナステラ:粋な娘の踊り
ホセ・フェルナンデス・バルデシオ (Guit)
ウルグアイの実力派、バルデシオ哀切のピアソラ

DDD、66’10”

ウルグアイ出身のギタリスト、ホセ・フェルナンデス・バルデシオはケルン音大で学び様々なコンクール出場歴を持つ実力派。彼の自作およびピアソラ名曲の編曲を集めた魅力的なアルバムで、情熱と活気にみちたソロを聴かせてくれます。BGM にもピッタリ。
PH 10067
¥2400→¥2190
(1)リスト:ダンテ交響曲 S.109
(2)ワーグナー:「リエンツィ」序曲
(3)スクリャービン:交響曲第 4 番 Op.54「法悦の詩」
ユーリ・アーロノヴィチ ( 指 )
(1)フランクフルト・フィグラルコール女声合唱
 ユルゲン・ブルーメ (合唱指揮)
 hr 交響楽団 (フランクフルト放送交響楽団)
(2)hr 交響楽団 (フランクフルト放送交響楽団)
(3)フランクフルト・フィグラルコール
 アロイス・イックシュタット (合唱指揮
 フランクフルト・ジングアカデミー
 カール・ラリクス (合唱指揮)
 フランクフルト歌劇場管弦楽団
名匠アーロノヴィチの貴重なライヴ集。鬼気迫るド迫力の地獄描写、リスト「ダンテ交響曲」幻想と官能美が弾け切った、スクリャービン「法悦の詩」

録音(1)1983 年 12 月 1 & 2 日フランクフルト・アルテ・オーパー ステレオ・ライヴ )、(2)1983 年 12 月 1 & 2 日フランクフルト・アルテ・オーパー (ステレオ・ライヴ )、(3)1989 年 4 月 9 日フランクフルト・アルテ・オーパー (ステレオ・ライヴ )。ステレオ、70’02”

Profil が精力的に発掘する名匠アーロノヴィチ (1932 - 2002) のライヴ・シリーズ第 5 弾は、フランクフルト放送交響楽団 ( 現 hr 交響楽団 ) とのリストとワーグナーを中心にしたプログラム。
リストがダンテの「神曲」にとり憑かれて書き上げた「ダンテ交響曲」。これが『地獄』を描写した音楽だからでしょう。怪獣映画のテーマと聞き紛う冒頭の重厚なトロンボーンの咆哮から、息つく間もない緊張感と迫力。中間部では木管のソロのうまさもじつに印象的です。
さらにアーロノヴィチは、対照的に第 2 楽章『煉獄』では、神秘と憂愁が交錯する音楽におけるドラマづくりにも手堅い手腕をみせます。ここでアーロノヴィチは、リストがのちに書き直した、力強く雄大に結ばれるほうのエンディングを採用しており、輝かしくスケールゆたかなワーグナーの「リエンツィ」序曲がこれにつづきます。ワーグナーは、リストから「ダンテ交響曲」の作曲プランを明かされた際に、『天国』を置くことに強く反対しため、最終的に『地獄』と『煉獄』のあとにマニフィカトを加えるという形が採られました。
アルバム後半は、フランクフルト歌劇場管を指揮したスクリャービンの「法悦の詩」。神秘と幻想、それに官能がドロドロに溶け合った傑作は、レニングラード生まれのアーロノヴィチがもっとも得意とするところで、このくらい奔放かつ大胆にやってくれてこそ、曲の魅力が活きてくるというものです。

RCO

RCO 10003
(SACD HYBRID)
¥2500
「ホライゾン 3」
 (1)ミケル・ファン・デル・アァ:Spaces of Blank(空白の空間)(2007-08)
 (2)オットー・ケッティング:Trajecten (2008)
 (3)トリスタン・ケウリス:アントロジア (1990-91)
 (4)ソフィア・グバイドゥーリナ:Der Reiter auf dem weissen Pferd (2002)
 (5)マイケ・ナス:ノー・リーズン・トゥ・パニック (2007)
(1)エド・スパンヤール(指揮)、
 クリスティアンヌ・ストーティン(Ms)
(2)マルクス・シュテンツ(指揮)
(3)-(5)デイヴィッド・ロバートソン(指揮)
管弦楽 :ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団による現代音楽シリーズ「ホライゾン」第 3 弾オランダの気鋭の作曲家を中心とした内容

録音:2009年13月19, 20日 21月22, 23日 32008年10月10, 11日(すべてライヴ)。マルチチャンネル 5.0

RCO Live レーベルの現代音楽シリーズ第 3 弾の登場。この秋にも来日をひかえている名門ロイヤル・コンセルトヘボウは、毎年現代作曲家の委嘱作品を初演しており、現代音楽にも大変に力を入れています。今回は、2008 - 2009 のシーズンに RCO によって初演されたものを中心に収められています。オランダの新進気鋭の作曲家二名アァとナスの作品と、オランダ音楽界の重鎮ケッティングとケウリス二名の作品が並列されており、新旧の顔合わせとなっているのが興味深いところ。グバイドゥーリナはすでに世界的名声をほしいままにしている女流作曲家ですが、ここでも見事に存在感を示しています。メゾ・ソプラノのストーティンは、ヤーコプス、アバド、ユロフスキ、ハイティンクなどと共演を重ねる若手実力派。アァに歌曲集を献呈されている歌手で、現代ものにも抜群のセンスを発揮しています。

RELIEF

CR 991095
¥2500→¥2290
(1)ワインベルク:交響曲第6番イ短調 Op.79
(2)シマノフスキ:交響曲第3番「夜の歌」
(3)ボリス・チャイコフスキー:主題と8つの変奏
ナイラ・アサトリヤン (Sop)
ウラジーミル・フェドセーエフ(指)
モスクワ放送響
スヴェシニコフ児童合唱団(1)
モスクワ・アカデミー合唱団(2)
やはりワインベルクはモスクワのオーケストラで聴きたい! フェドセーエフ節爆裂のワインベルク最高傑作、最新録音!!

[2010 年 1 月 25 日 モスクワ音楽院大ホールでのライヴ ]。DDD

歿後 14 年を経て再評価著しいワインベルクの傑作「交響曲第6番」の最新録音が登場。それも作曲者と親交のあったフェドセーエフとモスクワ放響という狂喜の組み合わせ。1963 年の作で、ホロコーストに対する抗議を根底に、緊張感あふれるシリアスな緩徐楽章とワインベルクならではのエネルギーとユダヤ色、さらにポーランド的な三拍子が強烈な急速楽章いずれも彼の真骨頂満載の力作。児童合唱の清純な響きが哀しみを倍増させます。
ショスタコーヴィチが激賞し、「作曲者名に自分の署名ができればよかったのに」とまで言わせています。
カップリングはワインベルクと同郷のシマノフスキの傑作「夜の歌」。ペルシャの詩に基づく独唱と合唱付の作品で、異国風の極彩色の絵巻が繰り広げられます。フェドセーエフの解釈はスクリャービンの影響を強調した興味深いもので、オケの巧さも光ります。
ボリス・チャイコフスキーも再録音。さらに説得力が増しています。

SDG

SDG 705
¥2400→¥2190
ガーディナー〜ブラームス:交響曲第 4 番
 (1)ベートーヴェン:「コリオラン」序曲 op.62
 (2)ガブリエリ:サンクトゥス、ベネディクトゥス(12 声)
 (3)シュッツ:「サウル、サウル、なぜ私を迫害するのか」SWV 415
 (4) J.S. バッハ:
  合唱「私の目は常に主に注がれています」「主は私の足を」〜カンタータ
  『主よ、われは汝を求む』BWV 150 より
 (5)ブラームス:宗教的歌曲「惜しみなく与えよ」op.30(合唱)
 (6)ブラームス:混声 8 部合唱曲「祭典と記念の格言」op.109
 (7)ブラームス:交響曲第 4 番 ホ短調 op.98
モンテヴェルディ合唱団
オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
ガーディナー・ブラームス・ツィクルス、ついに完結!有機的意味合いをもった見事なプログラム感動のフィナーレ

録音:2008 年 10 月 5-8 日(ロイヤル・フェスティヴァル・ホール/ライヴ)

SDG レーベルのガーディナーによるブラームス交響曲シリーズの完結編の登場です。第 4 番と、この作品をブラームスが書くにあたって特に大きな影響を受けた作品という、いつもながら思慮に富んだカップリング。2 年間にわたるガーディナーの「ブラームスとその先駆者たち」プロジェクトでは、ブラームスだけではなく彼が影響を受けた作曲家たちの作品を同時に取り上げて、ブラームスの創作の足跡を様々な角度からたどってきました。今回のメイン・プログラムである第 4 番交響曲は、バロック音楽の影響を濃厚に受けています。終楽章は、バッハのカンタータ 150 番の合唱曲「私の目は常に主に注がれています」の直接的な影響がみられ、また、ベートーヴェンのコリオラン序曲に負っている部分も大きいです。このことについては、ガーディナーがブックレットでディスクの分数を示唆しながら詳しく語っています。また、ブラームスは、ガブリエリやシュッツの作品の指揮をするのが好きだったということは意外と知られていない事実。彼らの作品の影響を、ブラームスの宗教的歌曲に聴くことができます。それぞれの曲の演奏が素晴らしいことは言うまでもありませんが、すべてのプログラムが有機的意味合いをもっているため、ブラームスの魅力、それぞれの作品の魅力が互いに高められており、この 1 枚は何倍もの価値をもったものとなっています。
SDG 710
¥2400
「サンティアゴ・ア・カッペッラ〜Santiago a cappella」
 (1)モンセラート写本:聖処女マリア
 (2)フランシスコ・ゲレーロ (1528-1599):最も神聖なる乙女よ
 (3)アロンソ・ロボ (1555-1617):預言者エレミアの哀歌
 (4)ポルトガルIV世 (1603-1656):神聖なる十字架
 (5)トマス・ルイス・デ・ビクトリア (c.1548-1611):おお、光と闇よ
 (6)トマス・ルイス・デ・ビクトリア:おお、全なる御身
 (7)フランシスコ・ゲレーロ:2 人の天使
 (8)アロンソ・ロボ:悲しみに沈んで
 (9)マヌエル・カルドーソ (1566-1650):下界にいるものは死ぬことはない
 (10)フィリップ・ロジエ (c.1561-1596):救い主なるわれらが主よ
ジョン・エリオット・ガーディナー(指)
モンテヴェルディ合唱団
(1)エリン・マナハン・トマス (S)
(7)グレース・デヴィッドソン (S)、
 エリン・マナハン・トマス (S)、
 サミュエル・エヴァンス (Br)
世界最高峰の合唱団、モンテヴェルディ合唱団が誘う中世・ルネッサンスのイベリア半島に伝わる美しく崇高なポリフォニー音楽の歴史の旅

2004年4月30-5月2日(St Alban the Martyr, Holborn, London)

中世・ルネッサンスのスペインをめぐる音楽の歴史旅。2000 年、ガーディナー率いるモンテヴェルディ合唱団は、バッハの宗教カンタータを演奏するためにヨーロッパの 13 の国々とアメリカを回る巡礼ツアーを行いました。この巡礼は演奏者たちにも大きな出来事で、2004 年夏にサンチャゴの巡礼と題した大きな宗教的にも意味のあるツアーを実施することになりました(1964 年に設立されたモンテヴェルディ合唱団の 40 周年記念ツアーでもありました)。この CD は、その巡礼ツアーの少し前に録音されたもので、16 〜 17 世紀のスペインおよびヨーロッパ各国に伝わる豊かな作品が取り上げられています。モンセラート写本(通称「赤い本」)は、音楽が口頭伝承されていた時代と筆記伝承になる時代の端境期に残された写本。ヨーロッパ中で何世紀にも渡って演奏された音楽が掲載されている、まさに古典中の古典。他の作品も長い歳月を生き抜いた作品だけあって、普遍的な力と魅力に満ちています。世界最高峰のクオリティを誇るモンテヴェルディ合唱団による、古より伝わる至高のポリフォニーの世界を存分に味わうことができます。
(ユニバーサル Spain から、以前、Santiago A Capella というタイトルでリリースされていたものと同内容です。)

SIMAX

PSC 1312
¥2500
オーレ・ブル (1810-1880):
 夜想曲 作品 2、セーテルの娘の日曜日 ( ヨハン・スヴェンセン編 )、
 セーテル訪問、アダージョ・レリジョーゾ「母の祈 り」、
 ポラッカ・ゲッリエラより ( ハーラル・ハイデ、アルヴェ・テレフセン編 )、
 アダージョ・ソステヌート、
 アジアーコ・ クバーノより「大行進曲」( ラグナル・セーデルリン編 )、
 カンタービレ・ドロローゾとロンド・ジョコーゾ、
 孤独の時に ( ヨ ハン・ハルヴォシェン編 )、
 アジアーコ・クバーノより「アンダンテ・マエストーゾ」、
 シーグリの(断片)、舟歌 ( ウーラ・ リンゲ編 )、スコットランド幻想曲、
 アンダンテ・カンタービレ ( アルヴィド・オールスネス編 )、
 カンタービレ (1842 年 フレドリクスヴェルンのコンサート回想 )、
 孤独の時に グリーグ / ブル編:ガヴォット、メヌエット
アルヴェ・テレフセン (Vn)
トロンハイム交響楽団
アイヴィン・オードラン(指)
ホーヴァル・ギムセ (P)
アルヴェ・テレフセン、オーレ・ブルを弾く

ヴァイオリンのヴィルトオーゾとして人気を集めたオーレ・ブルの生誕 200 年を記念するアルバム。ノルウェーとスウェーデンの連合解消 100 年を記念して 2005 年にリリースされたテレフセンのアルバム「ノルウェー音楽のパイオニア、オーレ・ブル」(PSC1261) から、グリーグの「十字軍兵士シーグル」の「力くらべの場で」がカットされ、ブル作曲の「ガヴォット」と「メヌエット」が新たに追加されました。アンナル・フォレソーがノルウェー放送管弦楽団と共演した 2L のヴァイオリンと管弦楽のための作品集 (2L067SABD) とともにオーレ・ブルの音楽の代表的なアルバムです。

SUPRAPHON

SU 4009
¥2000
対話
 (1)グレゴリオ聖歌待降節第1主日のミサ
 (2)ピーター・グラハム:無伴奏チェロ組曲
 (3)シマンスキ:ミゼレーレ〜男声合唱、ヴィブラフォン、ハープ、4本のチェロのための
 (4)ペルト:フラトレス〜男声4人と2本のチェロのための
 (5)マルチン・スモルカ:峡谷で〜無伴奏チェロのための
イジー・バールタ (Vc)
スコラ・グレゴリアーナ・プラジェンシス
悟りの境地を思わせる静謐な世界

DDD、63’ 55”

グレゴリオ聖歌と、それに対する後世のレスペクトを交互に配したアルバム。古雅な風趣が美しいスコラ・グレゴリアーナ・プラジェンシスの歌唱のあと、イジー・バールタが英国のグラハム (1952-)、ポーランドのシマンスキ (1954-)、エストニアのペルト (1935-) ほかの静謐かつ不思議な音楽を奏でます。
喜怒哀楽を超越した仙人的境地を味わえます。
SU 4050
(2CD)
¥4000→¥3690
フェルステル:
 [CD 1]
  ・弦楽四重奏曲第 1 番ホ長調 Op.15(1888)
  ・弦楽四重奏曲第 2 番ニ長調 Op.39(1893)
  ・弦楽四重奏曲第 3 番ハ長調 Op.61(1907 / 1913 改訂 )
 [CD 2]
  ・弦楽四重奏曲第 4 番ヘ長調 Op.182(1943 - 44)
  ・弦楽四重奏曲第 5 番ト長調「ヴェステク」(1951)
  ・弦楽四重奏のための祈り (1940)
  ・弦楽四重奏とハープのための回想 (1901)
  ・弦楽五重奏曲 Op.3(1886) 〜
    2 つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとコントラバスのための
  ・弦楽四重奏のためのアレグロ・ジョコーソ (1894)
シュターミッツ四重奏団
[インドジフ・パズデラ(第1 Vn)、
ヨゼフ・ケクラ(第2 Vn)、
ヤン・ピエルシュカ(Va)、
ペトル・ヘイニー(Vc)]
ヤナ・ボウシュコヴァー (Hrp)
イジー・フデツ (Cb)
世界初録音、やさしい表情に満ちた愛すべき作品揃いフェルステルの弦楽四重奏曲全集

録音:2009 年 2 月、3 月、6 月プラハ、ヤコブの梯子福音派教会 ( デジタル・セッション )。DDD、132’28”、ステレオ

作曲のほかに詩作や評論、さらに画家としても幅広くすぐれた創作活動を展開したことでも知られるヨゼフ・ボフスラフ・フェルステル(1859-1951)。
ヴァイオリン協奏曲集 (SU3961)、チェロ協奏曲 (SU3989) につづいて、SUPRAPHON が再評価の機運を盛り上げる最新アルバムは、弦楽四重奏曲全集。
作曲家としての才能を認め、手紙のなかで作曲に精励するよう勇気づけてくれた恩人チャイコフスキーに献呈された第 1 番。フェルステルの最初の妻で、名ソプラノのベルタ・ラウテロヴァーに献呈された第 3 番。内面の心情の吐露に向いているともいわれる弦楽四重奏というジャンルは、終生フェルステルとともにあった、創作上の重要な柱でした。
ベルタの死後、2 番目の妻オルガに捧げられた第 5 番はフェルステル最後の作品。別名「ヴェステク ( プラハの西の地域 )」というタイトルを持つこの作品のなかで、フェルステルは長く険しい創作活動の果てに、すでに第 1 番でもあきらかでしたが、自らのスメタナとドヴォルザークのルーツへと回帰してゆきます。
1985 年結成のシュターミッツ四重奏団による演奏は共感にみちたもの。ハープやコントラバスも登場するフィルアップの室内楽共々、じんわりと聞かせます。

TELOS

TLS 123
¥2200
ジョン・ケージ:
 「ある風景の中で」(1948)
 「One 9」(1991) より第 3,8,2 番
 「アパートメント・ハウス」よりハーモニー 第 5 番 (1976)
 ドリーム (1948)
ヴォルフガング・ディメトリーク
 (アコーディオン)
ケージ・ファン必聴!笙のために作曲されたOne9 をアコーディオンで演奏!

録音:2005 年 10 月 17 日

ジョン・ケージ・ファン必聴盤の登場です。もともと笙のために作曲された One 9やピアノのために作曲された「ある風景の中で」などをアコーディオンで演奏。アコーディオンの特性を活かし見事な編曲となっておりケージのさらなる魅力に気づかされます。演奏のヴォルフガング・ディメトリークは年オーストリアで生まれ。ウィーンのファメ・コンクール、グラーツの国内音楽学校コンクールほか多数の賞を受賞歴があり、現代最高のアコーディオン奏者です。TELOS レーベルより発売されたハイドン:ピアノ・ソナタ集 (TLS 121)、J.S. バッハ:ゴルトベルク変奏曲 (TLS 120) はいずれも高く評価されております。
TLS 095
¥2200
(1)ルドルフ・ケルターボルン (1931-):
 バス・クラリネットとピアノのための 4 つの小品 (1970)
(2)パル・カーロイ (1934-):クラリネットとピアノのための瞑想曲 (1967)
(3)ヨルグ・ヴィトマン (1973-):5 つの断章 (1997)
(4)ゾルタン・イェネイ (1943-):
 無伴奏クラリネットのための謎のカノン (2003) ※
(5)バンク・シャーリ (1973-):踊り子 (2004)
(6)ラースロー・シャーリ (1940-):3 つの小品※
(7)同:コロク (2006) ※
(8)同:クラリネットとピアノのための作品 (2007) ※ ※世界初録音
ラヨシュ・ロズマーン(クラリネット)
マルティン・チバ(ピアノ)
クラリネット・ファンにはたまらないアルバム世界初録音を含むクラリネット現代作品集

録音:1236 2008 年 10 月 21 日、4 2009 年 5 月 22 日、57 2006 年 4 月 2 日、8 2008 年 4 月 30 日、ライヴ

世界初録音を含むクラリネット現代作品集。クラリネットのロズマーンは 1970 年のハンガリー生まれ。ブダペストで研鑽を積みリスト・アカデミーを卒業、ナショナル・ウィンド・コンペティション優勝し世界的に有名になりました。現代音楽に意欲的に取り組み、演奏会でも多くとりあげております。
TLS 1008
¥2200
ゴルトマルク:3 つの歌曲
コルンゴルト:3 つの歌曲 作品 22、ポリクラテスの指環よりローラの日常
ブルーノ・ワルター:3 つの歌曲
ビットナー:2 つの歌曲
マーラー:
 春の朝、思い出、ハンスとグレーテ、セレナード、
 だれがこの歌を作ったのだろう
ツェムリンスキー:ワルツ
プッチーニ:太陽と愛
シルビア・グリーンバーク(ソプラノ)
ダヴィッド・アロンソン(ピアノ)
美しき歌曲をのこした 7人の作曲家「ハウス・オブ・ミュージック」

録音:2008 年 7 月、テロス・スタジオ

グリーンバークとアロンソン夫婦による「ハウス・オブ・ミュージック」と題された歌曲集。ウィーン国立歌劇場に程近い場所にある 1902 年に建てられた家に移り住んだグリーンバーク&アロンソン夫婦。この場所はかつてブルーノ・ワルターが住んでいた場所で、そのご近所にはコルンゴルトが、ケストはマーラー、ツェムリンスキーが!どの作曲者も有名で今では信じられません。あたたかな歌曲をお楽しみください。
TLS 104
¥2200
シューマン:弦楽四重奏曲第 1 番作品 41
ヘフティ (1975-):弦楽四重奏曲第 1 番 (2007)
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第 2 番「内緒の手紙」(1928)
メレル四重奏団
メレル四重奏団デビュー!

録音:2007 年 12 月 9-12 日。DDD

現在最も期待のされている四重奏団、メレル。結成 7 年にして満を持してのデビュー・アルバムです。多彩なレパートリーで聴衆を虜にしておりますが、本アルバムは名曲シューマンの第 1 番とヤナーチェク「内緒の手紙」。そして注目はスイスの若手作曲家ヘフティによる弦楽四重奏曲第 1 番です。

WAON RECORDS

WAONCD 180
¥2300
J.S.バッハ:トランスクリプション集
 (1)ソナタ イ短調 BWV 965
  (J.A. ラインケン:”ホルトゥス・ムジクス”パルティータ1番からの編曲)
 (2)コンチェルト ニ長調 BWV 972(A. ヴィヴァルディ op.3-9 からの編曲)
 (3)フーガ 変ロ長調 BWV 954
  (J.A. ラインケン:”ホルトゥス・ムジクス”パルティータ 2 番からの編曲)
 (4)ソナタ 短調 ニ短調 BWV 964
  (ヴァイオリン・ソナタ BWV 1003 からの編曲)
三和睦子 (チェンバロ)
バッハの手による編曲集パリの香りたっぷり漂うセンス溢れる 1 枚

使用楽器:アンソニー・サイディー/ 2005 年パリ、アンソニー・サイディー‘フレデリック・バル製作、 アンンリ・エムシュ 1751年モデル
録音:2008 年

パリ在住の気鋭のチェンバロ奏者、三和睦子のデビュー・アルバム。バッハが修行時代から敬愛していたラインケンの室内楽やヴァイマール時代に流行したヴィヴァルディの協奏曲、ケーテン時代の自作の無伴奏ヴァイオリン・ソナタを独奏鍵盤のために編曲したものが収められた興味深い内容です。
三和の演奏は、独特の間の取り方、独特の溜めなど、随所に魅力が輝いていて、聴く人の心に不思議とフィットするもの。涙がこぼれるような装飾音が美しいラインケンの作品、ヴィヴァルディ作品の華やかな和声など、バッハの編曲の妙を三和の変幻自在のセンスのきらめきが浮かび上がらせます。
★三和睦子プロフィール
桐朋学園大学古楽器科チェンバロ専攻卒業。及び同大学研究科修了。相愛大学古楽器科非常勤講師を経て、兵庫県新進芸術家海外留学助成事業の一期生として、ベルギー・ゲント王立音楽院に留学し、’96 年最高栄誉賞付ディプロマを得て卒業。同年、オーストリア・スティフトメルク古楽コンクールで特別賞を受賞。1996年よりブリュージュ国際古楽コンクール公式伴奏者。2000 年には、第 1 回シメイ・バロック声楽コンクール公式伴奏者をつとめる。ソリストとして、ブリュージュ・ムジカ・アンティクワ古楽音楽祭、ユトレヒト古楽音楽祭、アムステルダム・バッハフェスティバル、フライフル グ (スイス)国際音楽祭等に出演。また、室内楽奏者として、イル・フォンダメント(P.ド ンブ レヒト指揮)、レザ グ レマン、ベ ルギ ー・フランド ルオペラ座、ベートーヴェン・アカデミー等と共演する。1999 年から 2006 年まで、ゲント王立音楽院講師をつとめる。チェンバロを故鍋島元子、鈴木雅明、J. ホワイトローの各氏に文化庁芸術家在外研修員として、パリで N・デ・フィゲイレド氏に師事。

WAON RECORDS(DVD−ROM)

WAONXA 126
(DVD-ROM)
¥3300
『61 鍵の時代』
 ベートーヴェン:
  (1)ヴァイオリン・ソナタ第 5 番 へ長調 op.24「春」(1801)
  (2)ピアノ・ソナタ第 1 番 op.2-1 ヘ短調 (1795)
  (3)ピアノ・ソナタ第 18 番 op.31-3(1801/2)
上尾直毅(フォルテピアノ)
荒木優子(ヴァイオリン)
※ DVD-ROM を読み込み可能なディスクドライブを接続したパソコンと、適切なソフトウェア、オーディオ・インターフェース機器をご用意いただく必要があります。
通常のCD,SACD,DVD プレーヤーでは再生できません。

再生するには、適切なソフトウェアとオーディオ・インターフェース機器を搭載したコンピュータをご用意いただく必要があります。

好評のハイレゾリューション・オーディオデータCDをはるかに凌駕するハイサンプリングと高ビット深度が、溢れる音楽の熱情とともに広大な音場の空気感までを再現します。

録音:2008 年 9 月。ハイレゾリューション・ オーディオデータ

ワオンレコードより、好評のハイレゾ・オーディオディスクの登場。今回は、レコード芸術誌でも特選に輝いた『61 鍵の時代』のオリジナルマスターをあまさず収録。ぬくもりのある音、ひとつひとつが呼吸しているような音色をたっぷりとお楽しみいただけます。

すでに多くのアンサンブルで、優れた通奏低音、鍵盤奏者として高い評価が定着している上尾直毅の実質的ソロ初アルバム。ウィーン式アクションを備えたフォルテピアノによるベートーヴェン。同様に高い評価を得ているヴァイオリニスト、荒木優子が、名曲「春」で共演。ベートーヴェンが 31歳になるまでに書いた 20 曲のピアノ・ソナタは、音域が 5 オクターブ (61 鍵 ) のフォルテピアノを駆使して書かれたものです。繊細なウィーン式アクションを備えたその楽器は、彼の創作を大いに手助けしました。この CD にはその時期の最初と最後にあたる作品が収められています。わずか 7,8 年の間にベートーヴェンの音楽が大きく変化したこと、彼がフォルテピアノにいかに大きな可能性を見出していたかを感じ取っていただけるでしょう。さらに、やはりその 5 オクターブの時期の最後の名曲、ヴァイオリン・ソナタ「春」も収録しました。ヴァイオリンに、OLC などで活躍している荒木優子を迎えているのも注目です。

WERGO

WER 6730
¥2400→¥2190
フレデリク・ジェフスキ (b.1938):不屈の民による 36 の変奏曲 カイ・シューマッハー(ピアノ)
20 世紀の傑作ピアノ作品 ジェフスキによる「不屈の民による 36 の変奏曲」一気呵成の大迫力新録音の登場!

録音:2009 年 1 月。64’50”

ジェフスキの「不屈の民変奏曲」は、チリの革命(抵抗)歌をもとにした、36 の変奏曲。ジェフスキはポーランド系アメリカ人で、1960 年代ころからめざましい活躍をしているピアニスト・作曲家。自身シュトックハウゼンやブーレーズなどの作品を初演したこともあるピアノの名手であり、作曲をダッラピッコラに師事、セリー音楽主義に影響を受けました。この作品は 1975 年に作曲され、ピアニストのウルスラ・オッペンスに献呈されています。1時間以上を要し、ジャズ、ミニマル・ミュージック、底力のある民俗音楽的要素、そして超絶技巧や即興的な要素がちりばめられ、弾き手にも聴き手にも高度なものが要求される 20 世紀ピアノ作品の傑作のひとつです。作曲者自身による演奏の記録やアムランによる録音などが存在しますが、ここでは若手ピアニストのカイ・シューマッハーがエネルギッシュかつものすごい集中と迫力で、冒頭にあらわれる主題旋律の物悲しくも力強い歌から最終楽曲の集結部分での決然たる和音の連続まで、一気呵成に聴かせます。
WER 6719
(2CD)
¥3200
アリベルト・ライマン:メリュジーヌ(4 幕のオペラ) メリュジーヌ:マルレーネ・ミルド(S)
ピティア:テレサ・エルベ (Ms)
マダム・ラペルーズ:ガブリエーレ・メイ (Ms)
マックス・オルレアンダー:リヒャルト・キンドリー (T)
ほか ニュルンベルク・フィルハーモニカー
ペーテル・ヒルシュ(指揮)>
世界初録音ライマンによるオペラ

録音:2007 年 5 月

ディースカウらの伴奏者としても活躍している作曲家・ピアニストのアリベルト・ライマンのオペラ世界初録音盤。題材になっているのは半人半魚のメリュジーヌ。幻想的な物語ながら、歌はかなり高度な技巧が要求される難しいオペラとなっています。
【あらすじ】メリュジーヌと結婚したマックス・オルレアンダーは、メリュジーヌが公園で過ごしてばかりで一向に家に帰ってこないので不平たらたら。しかしメリュジーヌにとって唯一の安息場所であった公園に、伯爵が宮殿を建てることになりました。メリュジーヌは妖精の国に行き、妖精ピティアに懇願し、女性らしい美しい魅力を手に入れます。そのかわり、脚は人魚の脚になり、男と恋に落ちてはならない、そして恋のできない体になりました。メリュジーヌは自分の魅力を利用して、宮殿の工事作業を止めようとしますが、しかしメリュジーヌの努力も虚しく、宮殿はどんどん出来上がっていきます。
ある日食事の席で、メリュジーヌは宮殿を建設している張本人である伯爵と出会います。二人は一目で恋に落ちますが、すでに時遅し。メリュジーヌは恋をできない体になっています。宮殿は完成し、はなやかに花火で祝典が開かれると、その花火が原因で宮殿は炎に包まれます。焼け跡からは伯爵とメリュジーヌの遺体が運び出されて幕となる、メルヘンの要素と恋の要素をもった悲劇です。
WER 6734
¥2400
ペトリス・ヴァスクス:四季〜ピアノのための
 (1)「四季」白い風景—春の音楽—緑の風景—秋の音楽
 (2)「夏の夜のための音楽」
ヴェスタルド・シムクス(ピアノ)
ピアノで紡ぐ美しき四季

録音:2009 年 9 月(ライヴ録音/世界初録音)

静かに静かに、雪の音や風の音、葉がすれ合う音などがピアノで再現されます。「耳を澄ます」という行為に集中できる 1 枚です。
WER 6855
¥2400
「戴冠式」
 (1)バルタカス:(co)ro(na)/(3)マグヌス・リンドベルイ:Joy
 (2)レベッカ・サウンダース:cinnabar/(4)クセナキス:タレイン
ムジークファブリーク
現代を代表する豪華作曲家たちの一騎打ち!クセナキス「タレイン」新録音登場

録音:2004-2006 年

戴冠式・・・様々な人の思いが渦巻く儀式。名誉の戴冠もあれば祝福されない戴冠など色々あるでしょう。もはや戴冠式や貴族や王の威光を示すというよりも、ゴシップの対象にすらなることもあります。王冠や栄光に様々な角度から焦点をあてて作品を書いた、現代を代表する作曲家たちの一騎打ち。クセナキスの作品「タレイン」の新録音が出たというのも貴重といえるでしょう。
WER 6577
¥2400
アヒム・ボルンヘルト:作品集
 (1)ナチュレル (2)コンセント (3)ラック (4)インフラロート
 (5)セピア( 6)アチェトン 7ナチュレル
ヘリオス弦楽四重奏団
アンサンブル・フォルミンクス
ベルンハルト・ヴルフ(指)
フライブルク打楽器アンサンブル
西洋人の耳世界の追体験?西洋人の耳というフィルターを通して聞く「虫の声」

録音:2008, 2009 年

日本人には快く耳に響く虫の音も、西洋人にとっては不快なものであるという話を聞いたことがありますが、まさにこれは西洋人の耳に聴こえる虫の声。鈴虫の羽音のコンピューターによる再現なのに、どこか気持ち悪く聴こえるから不思議です。ボルンヘルトは 1966 年生まれ、電子音楽を中心に活躍しています。
WER 6578
¥2400
サエド・ハダド(b.1972):作品集
 (1)ル・コントルデジール (2)オン・ラヴI (3)オン・ラヴII
 (4)レ・ドゥ・ヴィザージュ・ドゥ・ロリアン
 (5)ミステリアスなエチュード (6)ザ・シュープリーム
アンサンブル・モデルン
ヨルダン生まれの哲学的音楽

録音:2008、2009 年

サエド・ハダドは 1972 年ヨルダン生まれ。ドイツに住み、ベルギーで哲学を学びびました。ラッヘンマンやデュサパンに師事。ローマ大賞も受賞した世界が認める作曲家の真髄を味わえる一枚。一貫した集中力を奏者に求める作風ですが、静寂と音について考えさせられる、哲学的な音楽です。カーヌーンなどヨルダン地方の楽器ももちいられており、興味深いサウンドの作品が並びます。

ZIG−ZAG TERRITOIRES

ZZT 100301
(2CD)
¥4200
J.S. バッハ:ヨハネ受難曲 ラ・シャペル・レーナン ブノワ・アレ(指揮)
エヴァンゲリスト:ジュリアン・プレガルディエン (T)
イエス:ブノア・アルノー (B)
タニア・アスペルマイアー (S)
サロメ・アレ (S)
ジュリアン・フライムス (C-T)
パスカル・ベルタン(C-T) 他
クリストフ・プレガルディエンの息子、ジュリアンがエヴァンゲリストで登場!ブノワ・アレ率いるラ・シャペル・レーナンによる「ヨハネ受難曲」

録音:2008 年 9 月 5-11 日。CD1: 39’47、CD2: 76’08

ブノワ・アレ率いるラ・シャペル・レーナンによる J.S. バッハの「ヨハネ受難曲」。
「ヨハネ受難曲」は J.S. バッハが 4 回に分けて改訂していますが、このブノワ・アレの「ヨハネ受難曲」はその 4 つの稿を組み合わせた新しいヴァージョンで録音されています。新バッハ全集をもとに部分的に各稿を再考し変更しています。
また注目はクリストフ・プレガルディエンの息子、ジュリアン・プレガルディエンがエヴァンゲリストで出演しています。父クリストフはバッハのマタイ、ヨハネのエヴァンゲリスト役でその名を轟かせていただけあって、息子ジュリアンの演奏にも期待が高まります。




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