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第56号マイナー・レーベル新録音新譜(1)



ACCENT

ACC 24225
\2500
ジョヴァンニ・バティスタ・フェリーニ(c.160-1674):
 マントヴァの主題による3 つの変奏曲
ジローラモ・カヴァッツォーニ(c.1490-1564): リチェルカーレ・プリモ
ジャック・デ・ヴェルト(1535-1596):リチェルカーレ
ジャック・ブリュメル(c.1490-1564):リチェルカーレ
ベルナルディーノ・ロンカリ:マントヴァ
アマンテ・フランツォーニ(c.1575-1630):ゴンザーガ
ジェルマノ・パッラヴィチーノ(c.1545-1610):トッカータ・ラ・ゴンザーガ
フレスコバルディ(1583-1643):
 モニカのアリアによる11 のパルティータより第6 曲、トッカータ第7 番
作曲者不明:希望、バラバン※、バーロ・ディ・マントヴァ※
リウヴェ・タミンガ
(オルガン;グラツィアディオ・アンテニャーティ制作 1565 a’=462Hz)
※ファビオ・トリコミ( バロック・ヴァイオリン)
イタリアの歴史的オルガンで聴くイタリア・オルガン作品集

録音:2008 年11 月、聖バーバラ教会 イタリア/DDD

イタリア、聖バーバラ教会の歴史的なオルガンを使用して、ルネッサンス時代の偉大なオルガニストが残した作品を演奏している1 枚。ヨーロッパ中ではよく知られ、今日でもイタリア、オランダなどで歌われている有名で人気のあるメロディーの1 つであるマントヴァをもとにフェリーニや作者不明の美しきマントヴァが収録されております。これらの曲は17 世紀にユダヤ人社会で生まれたと考えられておりこのアルバムはそういった時代背景も考慮されている内容となっております。演奏のリウヴェ・タミンガはイタリアのオルガン音楽のエキスパートで『カナリア諸島の歴史的オルガン』(ACC24204) をはじめ数多くのCD をリリースしております。
ACC 25313
(SACD HYBRID)
\2700
J.S.バッハ:カンタータ集Vol.13
 復活祭オラトリオ BWV249
 カンタータ第6 番 われらと共に留まりたまえ BWV6
ソ・イェリ(S)
ペトラ・ノスカイオヴァ(A)
クリストフ・ゲンツ(T)
ヤン・ファン・デア・グラッベン(B)
シギスヴァルト・クイケン(指)
ラ・プティット・バンド
ラ・プティット・バンドによる「復活祭オラトリオ」

録音:2009 年

クイケンのOVPP(One Voice Per Part =各パート1人) による大好評カンタータ集シリーズの第13 弾です。今回は「復活祭オラトリオ」とカンタータ第6 番。「復活祭オラトリオ」は大作のヨハネ&マタイ受難曲とは対照的に、明るく楽しい雰囲気のイースター用の素晴らしい作品です。
クイケンのすっきりとした見通しの良い演奏は、冒頭のシンフォニアから清涼感溢れる名演です。
復活節(復活祭)第二日用に書かれたカンタータ第6 番。弟子たちが復活したイエスであると中々気付かずパンを与えられてようやく悟ったというストーリーがベースになっています。韓国出身のソプラノ歌手ソ・イェリの高貴な歌声が美しく、クリストフ・ゲンツの深みと真摯な歌唱が印象的。そして終曲のコラールでは情感にみちた感動的な演奏を聴かせてくれます。
ACC 24244
(2CD)
\4200→\3790
ゼレンカ:
 死者のための聖務曲集ZWV 47(1733)
 レクイエム ニ長調ZWV46(1733)
コレギウム・ヴォカーレ1704
コレギウム1704 ヴァーツラフ・ルクス(指)
コレギウム1704 によるシリーズ継続中!ボヘミアのバッハ、ゼレンカのレクイエム

録音:2010 年6 月6-11 日プラハ

プラハのバロック・アンサンブル、コレギウム1704 によるゼレンカ。今回収録された2 曲「死者のための聖務曲集」と「レクイエムZWV46」はアウグスト1 世(ザクセン選帝侯)の葬儀のために作曲された作品。アウグスト1 世は驚異的な怪力の持ち主であったことから強健王と呼ばれていました。
芸術にも力を入れ、ヨーロッパ中から芸術家や芸術作品を宮廷に集めていました。死者のための聖務曲集ZWV 47 の招詞には詩篇第95 篇が使われています。詩篇第95 篇では「礼拝」とは何かということを教え、すべての権威と権力をもった王に対して拝み、歌で持って王を賛美するといった内容にドラマティックで荘厳な音楽をつけています。
レクイエムZWV45 は葬儀のための音楽という理由だけではなく、亡くなったアウグスト1 世への悲しみとレザレクション(復活)と次期王即位に対する喜びと敬意を表した、相対する2 つの感情が交差した、ゼレンカの巧みな音楽表現を駆使した作品です。
ACC 24234
\2500→\2290
エール・ド・クール〜フランス宮廷歌曲集
 ミシェル・ランベール(1610-1696):
  憩いよ、木陰よ、そして静けさよ/ 愛する人の影/
  僕の愛する羊飼い娘は貞淑で優しい/
  シルヴィ、あなたは何をしているの/ 春の甘美な魅力 他
 ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687):
  シンフォニー、ガヴォット、メヌエット、シャコンヌ 他
ムジカ・ファヴォラ
 【ステファン・ヴァン・ダイク(T&指)、
  寺神戸亮(Vn)、
  ミリアム・ヘーフェース(Vn)、
  アリーヌ・ジルベライヒャ(Cemb)、
  上村かおり(Gamb)、
  ベンジャミン・ペロ(G)】
寺神戸亮、上村かおりが参加するアンサンブル、ムジカ・ファヴォラ、ランベールの世界を現代に蘇らせる!

録音:2010 年2 月フェルネルモン教会、ベルギー/70' 42

16 世紀から17 世紀のフランスで流行した宮廷歌曲エール・ド・クールの代表的な作曲家の一人ミシェル・ランベール。旋律、低旋律、和声、拍子とリズムを情熱的な歌唱を引き出すために効果的に使用した作品です。ここではジャン=バティスト・リュリの作品を含めたCDとなっております。リュリはランベールの娘と結婚、ルイ14 世の寵愛を受け宮廷楽長を務めていました。
ステファン・ヴァン・ダイク率いる古楽アンサンブル、ムジカ・ファヴォラは2008 年に創設されました。名前の由来は、モンテヴルディの音楽による物語favola in musica” と名打った傑作オペラ「オルフェオ」。現代の古楽界を牽引するメンバーが集まり、日本からは寺神戸亮、上村かおりが参加しています。ムジカ・ファヴォラは最新の音楽知識を盛り込み、ルイ14 世の時代の音楽サロンを忠実に再現しています。
ACC 24231
\2500
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスペルガー(1580-1651):
 シンフォニア第1番、ベツレヘムの牧人、
 ナターレ(クリスマス)、万歳幸せな時代、
 キリスト降誕を取り囲む天使たち
ジョヴァンニ・ロレンツォ・バルダーノ(1576-1660):
 パッソ・エ・メッツォのガリアルダ
エコー・ドュ・ダニューブ
コンスタンツェ・バッケス(S)
岡村知由紀(S)
フランツ・ヴィッツム(A)
クレマンティーヌ・ジェスディンスキー(S)
クリスティアン・ディーツ(T)
マルクス・フライク(B)
リュート作品だけではない!カプスベルガーのベツレヘムの牧人

録音:2009 年8 月12-15 日メラヒントン教会、ドイツ/74' 17

カプスベルガーは、イタリアに移住したドイツの作曲家。リュート、キタローネの名手であり、「ドイツの貴人」としてローマで名を馳せていました。カプスベルガーの声楽曲は彼の作品には珍しい多様な形式が特徴です。1630 年に「ベツレヘムの牧人」を出版。この作品はジュリオ・ロスピリオージ(後の教皇クレメンス9 世)の台本に様々な続唱のレチラティーヴォと豪華な合唱で作られています。「ベツレヘムの牧人」の初演は12 月24 日晩祷後、アヴィニヨンの教皇宮殿の晩餐会で行われ、ローマ教皇へ捧げられた歌詞は、当時のウルバヌス7 世が演奏によって彼自身の存在感を表したものとなりました。
エコー・ドュ・ダニューブは2003 年にヴィオラ・ダ・ガンバ奏者のクリスチャン・ツィンケが設立。アンサンブル名はヴィオラ・ダ・ガンバのヴィルツォオーゾであったヨハン・シェンクが1709 年に出版したソナタ集の題名からとったもの。

ALBA

ABCD 317
\2200
サクソフォーン・ロマンス
 ユーリウス・ヤコブセン:ワルツ・スケルツァンド
 デューク・エリントン/ビリー・ストレイホーン:スタークロスト・ラヴァーズ
 ジョージ・ド・ゴジンスキー:ロマンティックな小品
 リッカルド・ドリゴ:ブリエッタ・ワルツ
 ビリー・ストレイホーン:チェルシー・ブリッジ
 アーサー・ボーンシャイン:抒情的な幻影
 ギュンター・バハナー:ヘカトン
 デューク・エリントン:プレリュード・トゥ・ア・キス
 エルンスト・フィッシャー:夕陽の微かな光のなかに
 グスタフ・リントナー:ヴァルス・カプリース
 デューク・エリントン/ ジョン・ハール、ジョン・レネハン編:サルトリー・サンセット
オッリ=ペッカ・トゥオミサロ(Sax)
トゥオミサロのオーケストラ
フィンランドのサックス界を代表するオッリ=ペッカ・トゥオミサロ、デューク・エリントンの「スタークロスト・ラヴァーズ」をとびきり切なく奏でる

55’09

オッリ=ペッカ・トゥオミサロ(1970-) は、シベリウス・アカデミーのペッカ・サヴィヨキに下で学び、現在、アカデミーの博士課程で研究をつづけながら、サクソフォーン奏者として国内外で積極的な演奏活動を行っています。現代フィンランドの作品を集めた「アベニュー」(ABCD275) につづく、このアルバム「サクソフォーン・ロマンス」では、一転、親しみやすい音楽を中心とするプログラムを演奏しています。
デューク・エリントンの「スタークロスト・ラヴァーズ」、「プレリュード・トゥ・ア・キス」、「サルトリー・サンセット」を収録。デューク・エリントンらしい上品かつ官能的な少しけだるい美しいメロディー満載の名曲です。「スタークロスト・ラヴァーズ」は村上春樹の小説「国境の南、太陽の西」にも登場する曲で、“幸薄き恋人たち” というタイトル通り寂しく悲しい曲でサックスの甘く切ない音色にピッタリの作品です。
トゥオミサロのオーケストラに参加するのはフィンランド音楽界のフロンティアで活躍するプレーヤーたち。エリントンの曲では、ピアノのリスト=マッティ・マリン、ベースのヴェサ・オヤニエミ、ドラムズのミッコ・アルリンのトリオが、トゥオミサロと一緒にスウィングします。
ABCD 318
(SACD HYBRID)
\2200
ラモー:コンセール・クラヴサン曲集(1741)
 コンセール第1 番、コンセール第2 番、コンセール第3 番、
 コンセール第4 番、コンセール第5 番
アーポ・ハッキネン(ハープシコード)
ペトリ・タピオ・マトソン(Vn)
ミッコ・ペルコラ(Gamb)
フィンランドの新鋭古楽奏者たちによるラモー:クラヴサン曲集

66‘25(5.0 surround/stereo)

バロック期のフランス、もっとも高雅な音楽を書いたひとり、ジャン=フィリップ・ラモーが残した唯一の室内楽作品、5 組のコンセールからなる「アンサンブルのための」クラヴサン曲集。1741 年に出版されたこの曲集は、彼が舞台のための音楽を手がける以前に作曲した《クラヴサン曲集》3 巻や《新クラヴサン曲集》を「懐かしい想いとともに振りかえるような」 ( シルヴィ・ブイッスー) 趣をもち、オペラの作曲を重ねながら到達した円熟したスタイルを反映する作品群とみなされています。イタリアのトリオソナタと異なりハープシコードがソロ楽器として魅力をいっぱいに振りまく「コンセール」の音楽。
この新しい録音でハープシコードを弾くのは、アーポ・ハッキネン(1976-) です。ヴァイオリンのペトリ・タピオ・マトソンは、フィンランド・バロック管弦楽団コンサートマスター(1999-2006) を経て、2009 年2 月からバロックアンサンブル、オーパスX Opus X の芸術監督。ヴィオラダガンバを弾くミッコ・ペルコラは、シベリウス・アカデミーとハーグの王立音楽院で学んだ後、異なる分野のアーティストと積極的な創作活動を行っています。今日のフィンランドでもっとも才能のあるバロック音楽家の集まったアンサンブルです。
ABCD 315
\2200
美しきナポリ
 フランチェスコ・マンチーニ:
  ソナタ第4 番 イ短調 (リコーダーと通奏低音のための)
 ドメニコ・スカルラッティ:
  カンタータ「お願いニーチェ、逃げないで」 (ソプラノと通奏低音のための)、
  ソナタ ト長調 K91 (ヴァイオリンと通奏低音のための)
 ジュゼッペ・ポルシーレ:
  カンタータ「すでに三度 (みたび) なれば」
   (ソプラノ、リコーダーと通奏低音のための)
 ニコラ・ポルポラ:ソナタ ヘ長調 (チェロと通奏低音のための)
 アレッサンドロ・スカルラッティ:
  カンタータ「あの至福の静けさ」
   (ソプラノ、ヴァイオリン、リコーダー、チェロと通奏低音のための)
バッカーノ
トゥーリ・リンデベリ(S)
ハンナ・ハーパマキ(リコーダー)
メルヴィ・キンナリネン(バロックヴァイオリン) 
ユッシ・セッパネン(バロックチェロ)
エーロ・パルヴィアイネン(リュート、バロックギター)
マルック・マキネン(ハープシコード)
64’57

「美しきナポリ」。みずから音楽をたしなみ、音楽を愛した貴族の庇護の下、音楽史上もっとも美しい花を咲かせた時代のひとつ、17 世紀と18 世紀のナポリ。フランチェスコ・マンチーニ、ドメニコ・スカルラッティ、ジュゼッペ・ポルジーレ、ニコラ・ポルポラ、アレッサンドロ・スカルラッティの器楽曲とソプラノのためのソロカンタータを、フィンランドを代表するピリオド楽器奏者の参加するアンサンブル、バッカーノが録音しました。2003 年の結成。
以来、メンバーは、アンサンブルとして、あるいは個々に、フィンランド各地の音楽祭に参加。ほかのピリオド楽器アンサンブルと共同でヨーロッパツアーも行っています。

APARTE

AP 011
\2500
ヴィヴァルディ:「四季」
ピアソラ:ブエノスアイレスの夏、秋、冬、春
デイヴィッド・グリマル(指、Vn)
レ・ディソナンス
ヴァヴァルディとピアソラで綴る「四季」グリマルのヴァイオリン、レ・ディソナンスの冴えるアンサンブルの魅力

録音:2010 年5 月(ライヴ録音/ディジョン歌劇場)

グリマル率いるレ・ディソナンスは、2004 年から、貧困などで困難な生活をする人々に音楽と文化を届けようという活動を行っています。この活動の一環として2010 年5 月に行われたコンサートのライヴ。ヴィヴァルディの四季と、ピアソラのブエノスアイレスの〜を季節ごとに交互に演奏しています。
ヴィヴァルディの四季が素晴らしいことはいうまでもありません。ピアソラ作品でも、アドリブでヴィヴァルディを思わせる音型がちりばめられていますが、ピアソラ独特の熱い緊張感の中にヴィヴァルディの風味が絶妙にマッチ。偉大な芸術は時代を越えて融合することを実感します。
AP 012
\2500
ショスタコーヴィチ:
 弦楽四重奏曲第8 番 ハ短調 op.110
 第9 番 変ホ長調 op.117
 弦楽四重奏のための2つの小品(エレジー、ポルカ)
バイロン弦楽四重奏団
 〔ウェンディ・ギセル(Vn)
  フランソワ・ジェームス(Vn)
  ロビン・ルメル(Vla)
  コラリー・デュヴァース(Vc)〕
変幻自在!バイロン弦楽四重奏団

録音:2010 年10 月

バイロン弦楽四重奏楽団は、ヨーロッパ各地から集まった若手音楽家によって結成されたカルテット。ここに収録されたショスタコーヴィチは、ドライでスタイリッシュなセンス抜群。エレジーでの繊細な歌、ポルカでのコミカルな表情など、様々な表情をみせており、カルテットとしての底力を感じさせる1 枚となっています。

ARTACT

AR 003
\2400
シューマン:
 (1)ピアノ・ソナタ 第3番 ヘ短調 op.14
 (2)ピアノ五重奏曲 変ホ長調 op.44
ダヴィッド・カドゥシュ(ピアノ)
アルデオ弦楽四重奏団(2)
ラ・フォル・ジュルネ音楽祭出演アーティスト。シューマンの大曲をカドゥシュが華麗に熱く弾きまくる!

1985 年生まれの新進気鋭のフランスのピアニスト、ダヴィッド・カドゥシュによるシューマン。ソナタ第3 番は「管弦楽のない協奏曲」と呼ばれる大曲。1836 年に作曲され、モシェレスに献呈されてはいますが、シューマンの心の中ではクララ・シューマンに捧げたとされています。シューマンの生前演奏されることはなく、シューマン亡き後、1862 年にブラームスによって初演されました。怒濤のように荒れ狂う冒頭から、カドゥシュは抜群のテクニックと、息の長いフレージングと物凄いスピード感で一気に聴かせます。カップリングのピアノ五重奏曲で共演しているアルデオ弦楽四重奏団は、2001 年にフランス国立高等音楽院の学生たちによって結成されたグループ。瑞々しい感性のアンサンブルが光る第1 楽章、そして、第3 楽章での次々とあらわれる快活なパッセージの処理の見事さには圧倒されます。終楽章でも、終結部にかけての鮮やかな音楽運びに魅了されます。
カドゥシュは2011 年のラ・フォル・ジュルネ音楽祭にも出演が予定されており、注目アーティストの一人です。

ARTE VERUM

QEC 2010
(3CD)
\2700
エリザベート王妃国際音楽コンクール2010 年(ピアノ部門)の記録
 [CD1]
  (1)プロコフィエフ:
   ピアノ協奏曲第2 番 ト短調 op.16/デニス・コジューキン
  (2)ジョン・ミニェ:ターゲット/エフゲニ・ボザノフ
  (3)リスト:
   ピアノ協奏曲第1 番 変ホ長調/ユーリ・ファヴォリン
 [CD2]
  (1)サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番/ハンネス・ミナール
  (2)ショパン:ピアノ・ソナタ第3 番/エフゲニ・ボザノフ
  (3)ジャン=リュック・ファフシャン:
   バック・トゥ・ザ・サウンド/ユーリ・ファヴォリン
  (4)リスト:タランテラ/デニス・コジューキン
 [CD3]
  (1)モーツァルト:
   ピアノ協奏曲第17 番 ト長調 KV 453/エフゲニ・ボザノフ
  (2)モーツァルト:
   ピアノ・ソナタ第13 番 変ロ長調 KV 333/キム・テ・ユン
  (3)モーツァルト:
   ピアノ協奏曲第20 番 ニ短調 KV 466/キム・ダ・ソル
管弦楽:
[CD1&2]
 ベルギー国立管弦楽団
 マリン・オルソップ指揮
[CD3]
 ワロニー王立室内管弦楽団
 ポール・グッドウィン指揮
ライヴ録音/ 2010 年5 月10-15 日(セミ・ファイナル/ブリュッセル王立音楽院)、2010 年5 月24-29 日(ファイナル/ブリュッセル・ファインアーツ・センター)

エリザベート王妃国際音楽コンクール2010 年(ピアノ部門)の記録。

ATMA CLASSIQUE

ACD2 2647
\2000→¥1890
フロラン・シュミット:交響詩「サロメの悲劇」 Op.50
フランク:交響曲ニ短調
メトロポリタン管弦楽団
ヤニック・ネゼ=セガン(指揮)
ヤニック・ネゼ=セガンによるフランクの交響曲「サロメの悲劇」も収録!

録音:2010 年7 月ケベック

破竹の勢いの若手指揮者ヤニック・ネゼ=セガン。2008 年にロッテルダム・フィルの音楽監督、同じく2008 年からロンドン・フィルの首席客演指揮者に就任し、そして2012 年からはデュトワの後にフィラデルフィア管の音楽監督に就任することが決まっている、今最も注目されている指揮者の一人です。
ATAMA レーベルからの新譜は、2000 年から芸術監督を務めるメトロポリタン管とのフラロン・シュミットの代表作「サロメの悲劇」と、コンサートでも度々取り上げているフランクの交響曲。
「サロメの悲劇」は、第1 部の「序奏」から重厚でうねるような響きを持ってはじまり、続く「真珠の踊り」では切れ味よい迫力の演奏を繰り広げます。
第2 部の「海上の誘惑」は蠢く幻想的な音楽を妖しく魅惑的に展開し、「稲妻の踊り」、「恐怖の踊り」では狂気と官能的表現のもとに大迫力で演奏される力のこもった熱演を聴かせてくれます。
フランク唯一の交響曲ニ短調。陰鬱とした重厚な響きの中にも、ネゼ=セガンは優れた構成力を生かしニュアンス豊かに仕上げています。
ACD2 2642
\2000→¥1890
フェット・ギャラント〜雅なる宴
 フォーレ:マンドリン、月の光、あけぼの、ひそやかに
 ラヴェル:5 つのギリシャ民謡
 ドビュッシー:
  「雅なる宴」〜声をひそめて、あやつり人形、月の光
  「ピリティスの歌」〜パンの笛、髪、ナイアードの墓
 プーランク:
  「メタモルフォーゼ」〜
   かもめの女王、おまえの姿はこれだ、パガニーニ
  「アラゴンの詩による2 つのメロディ」〜セー、みやびやかな宴
 オネゲル:6 つの田園詩曲
 ヴュイエルモーズ:フランス系カナダ人の歌
カリーナ・ゴヴァン(S)
マルク=アンドレ・アムラン(P)
カリーナ・ゴヴァンとアムランによるフランス歌曲集、フランス歌曲の真髄に触れる1枚

録音:1999 年5 月14-16 日モントリオール

現代カナダを代表するソプラノ、カリーナ・ゴヴァンと超絶技巧で数々の難曲を演奏してきたピアニスト、マルク=アンドレ・アムランによるフランス歌曲集。
1999 年にラジオ・カナダで収録されたこの音源は、ラジオ・カナダとATMA クラシックの共同制作によってCD発売が実現しました。ここには1869 年に出版されたヴェルレーヌの詩集「雅なる宴(フェット・ギャラント)」に、インスピレーションを得たドビュッシーやフォーレの歌曲が収録されています。カリーナ・ゴヴァンの多彩な声、言葉の美しさ、独特のニュアンスはフランス歌曲の録音の頂点の一角をなす1 枚と言えるでしょう。

AUDITE

AU 20012
\2000
ブルーンス:前奏曲 ト長調
スヴェーリンク:「わが青春はすでに過ぎ去り」「パラティーノのやり方で」
ブクステフーデ:トッカータ ニ短調 BuxWV155
ベーム:「イエスよ、汝はいとも美し」
モンス:前奏曲とフーガ ト短調
J.S. バッハ:おお神よ、汝慈愛深き神よ BWV767
同:トッカータ、アダージョとフーガ BWV564
ゲルハルト・グナン
 (オルガン;リーガー&フリードリヒ制作1991)
ドイツ実力派オルガニスト、ゲルハルト・グナンの若き日の録音、北ドイツの歴史的オルガンをモデルとしてつくられた聖マルティン教会でのオルガン演奏

録音:1993 年10 月13-15 日、聖マルティン教会、フライブルク/DDD、77’36”

FERMATE レーベルで発売されていた名盤がaudite より復活! ドイツ実力派オルガニスト、ゲルハルト・グナンによる珠玉のオルガン作品集。使用オルガンは1991 年に出来たばかりのリーガー& フリードリヒ制作によるもので、フライブルクの聖マルティン教会になります。このオルガンはコピーという意味ではなく歴史的な北ドイツオルガンをモデルとし建設されました。非常に明るくバランスのとれたオルガンとして知られ、バロック期はもちろん、それ以降の時代の音楽にも適した名器と言えましょう。ゲルハルト・グナンはトン・コープマンに師事し宗教音楽、古楽を学びました。バッハ国際コンクール(1988) また、スイス・オルガン国際コンクール(1992) に入賞後、ヨーロッパをはじめ各国で演奏会を成功させております。本録音は1993 年、オルガニストとして確固たる地位を得た年で、若々しくも極めて誠実な演奏と申せましょう。現在、ヨハネス・グーテンベルク大学にて教会音楽、オルガン科の教授として後進の育成にも力を注いでおります。(旧品番:FER 20012)
AU 20007
\2000
ヴィヴァルディ:協奏曲ロ短調Op.3 − 10
パッヘルベル:コラール変奏曲「わが命なるキリスト」
クネヒト:大オルガン・ソナタ ハ長調
モーツァルト:アンダンテ ヘ長調
ムファット:トッカータ第7 番
J.S. バッハ:
 ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ト長調BWV1027より
  トリオ、コラール「いと高きにある神にのみ栄光あれ」BWV662、
  コラール「いと高きにある神にのみ栄光あれ」BWV663、
  前奏曲とフーガ イ短調BWV543
ゲルハルト・グナン( オルガン、ガプラー制作)
壮麗な響きのヴァインガルテンのガプラー・オルガン

録音:1992 年8 月、ヴァインガルテン・バシリカ聖堂/DDD、70’36”

ヴァインガルテン・バシリカ聖堂のガプラー・オルガンは教会内の柱や彫刻など、バロック装飾の中に見事な調和をなすいわば歴史的価値ある芸術的作品です。この聖堂に据え付けられたガプラー制作のオルガンは壮麗な聖堂にあった素晴らしい音色を持っており、名手グナンにより清冽な魅力にあふれた演奏になっております。(旧品番:FER 20007)
AU 21411
(5CD)
特別価格
\6000→\5490
「マンデルリング四重奏団 / ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集」
 [CD 1] 72’52”
 ・弦楽四重奏曲第1 番ハ長調Op.49
 ・弦楽四重奏曲第2 番イ長調Op.68
 ・弦楽四重奏曲第4 番ニ長調Op.83
  収録時期:2005 年2 月25 日(第1 番)、
       2005年6月28日−7月1日(第2番、第4 番)
 [CD 2] 70’07”
 ・弦楽四重奏曲第3 番ヘ長調Op.73
 ・弦楽四重奏曲第6 番ト長調Op.101
 ・弦楽四重奏曲第8 番ハ短調Op.110
  収録時期:2006 年6 月26 − 28 日
 [CD 3] 67’54”
 ・弦楽四重奏曲第5 番変ロ長調Op.92
 ・弦楽四重奏曲第7 番嬰ヘ短調Op.108
 ・弦楽四重奏曲第9 番変ホ長調Op.117
  収録時期:2007 年5 月10 − 12 日
 [CD 4] 75’33”
 ・弦楽四重奏曲第10 番変イ長調Op.118
 ・弦楽四重奏曲第12 番変ニ長調Op.133
 ・弦楽四重奏曲第14 番嬰ヘ長調Op.142
  収録時期:2008 年4 月23 − 25 日
 [CD 5] 67’46”
 ・弦楽四重奏曲第11 番ヘ短調Op.122
 ・弦楽四重奏曲第13 番変ロ短調Op.138
 ・弦楽四重奏曲第15 番変ホ短調Op.144
  収録時期:2009年5 月27 − 29日
  収録場所:全てクリンゲンミュンスター(デジタル・セッション)
マンデルリング四重奏団
ゼバスティアン・シュミット、
ナネッテ・シュミット(Vn)
ローラント・グラッスル(Va)
ベルンハルト・シュミット(Vc)
マンデルリング四重奏団の代表作、ショスタコーヴィチ全集が通常CD5枚組の廉価セットでリリース!

DDD、ステレオ

作曲者歿後30 周年を迎えた2005 年に開始され、2009 年に全曲の収録が完了したマンデルリング四重奏団によるショスタコーヴィチ・シリーズ。この間、結成25 周年の節目となる2008 年には初来日公演も果たし、マンデルリング四重奏団は日本の聴衆にも広くその名を知られるところとなりましたが、このたび、かれらの代表作である「ショスタコーヴィチ全集」が装いも新たに、通常CD5 枚組セットで登場します。
当セットは、シュミット3 兄弟を中心にした緊密なアンサンブルによる手堅い演奏内容とともに、録音の良さでもオーディオ・ファイルより注目を集めてきました。セット発売に際して、SACD ハイブリッド仕様による分売リリースとの比較では、さらにお求め安い価格でのリリースとなっており、あらためて多くの方にお聴きいただけるものとおもわれます。なお、セットの仕様はコンパクトなクラムシェル・ボックス・タイプとなります。
【全15 曲の概要】
CD 1 には、有名な第5 交響曲のあとに作曲され、軽快で簡潔な作風の「第1 番」のほか、政治的な圧力や内面的葛藤が投影され始める「第2 番」「第4 番」を収録。
CD 2 には、5 楽章形式、中間3 楽章の構成という点で、先行して書かれた第8 交響曲と構想が酷似している「第3 番」、シンプルなつくりと明るい表情が特徴の「第6 番」、そして、第1 交響曲、第10 交響曲、チェロ協奏曲第1 番ほか、自作からの大量の引用がみられる“戦争交響曲” 的な自伝的な内容の傑作「第8 番」を収録しています。
円熟期の作が並ぶCD 3 は、作曲者の名前のイニシャルをあてはめた音型を主題にしている点で、第10 交響曲の先駆けといえる「第5 番」、簡潔なスタイルがいっそう洗練され、全15 曲中でもっとも短く、最初の夫人ニーナに捧げられた「第7 番」、対照的に5 楽章と規模も大きく、内容的にも交響曲ばりの手ごたえ感じさせ、2 番目の妻イリーナに捧げられた「第9 番」を収めています。
CD 4 には、楽しくオプティミスティックなムードと簡潔な手法に特徴があり、親友ワインベルクに献呈された第10 番、演奏時間30 分弱で2 楽章形式、とくに長大な後半楽章のシンフォニックな規模と起伏のおおきなつくりや、12 音技法を採用している点も注目される「第12 番」、ゆかりのベートーヴェン四重奏団のシリンスキーに献呈され、チェロの動きに重点が置かれ、シンプルな書法からくる思索的な味わいも聴きとれる「第14 番」を収録。
ショスタコーヴィチ晩年の10 年間に作曲され、これまでにもまして内省的、瞑想的な傾向を収めるCD 5。ロシア民謡や古来の典礼歌を織り込みながら、短い7 つの楽章が切れ目なくつづく組曲仕立ての「第11 番」、第12 番に引き続き12 音技法で書かれ、単一楽章とヴィオラが主役という点に特徴がある「第13 番」、そして、世を去る前年の作で、6 つのパートが切れ目なく演奏され、全15 曲中最長規模の演奏時間を要する「第15 番」を収めています。

AURORA

ACD 5059
(CD+DVD)
\5000
A Migrant in the New〜新天地の渡り鳥
 [CD]シェル・トゥーレ・インネルヴィーク(1974-):I-IV
  ダーヴィド・ブラトリ(1972-):Microwaves
  ペーテル・トルンクヴィスト(1963-):Q/Carving
  ラグンヒル・ベシュタード(1956-):Respicio
   イーヴァー・フロウンベア(1950-):Waves and velocities of dawn and dusk
 [DVD] ラヴァシル・ヌールルム アーティスティック・ポートレート『新天地の渡り鳥』
   ロルフ・ヴァリーン(1957-):Scratch
   エーリク・デーリン(1976-):Head On
   ジェイムズ・ウッド(1953-):Elanga N'Kake singing to his craft [excerpt]
シェル・トゥーレ・インネルヴィーク
 (NIME instruments)
打楽器音楽の可能性への挑戦!

録音:2009 年-2010 年 ノルウェー音楽アカデミー、リンデマンホール (オスロ)/CD:54’34、DVD:22’59
制作: マッツ・クレーソン、シェル・トゥーレ・インネルヴィーク 録音& ミクシング: マッツ・クレーソン

ノルウェーの打楽器奏者シェル・トゥーレ・インネルヴィーク。このアルバム「新天地の渡り鳥」で NIME (New Interfaces for Musical Expression) (音楽表現と芸術公演のための新しいテクノロジー研究の国際会議) のために考案した「四分音マリンバ、打楽器、風船、その他、打ったり撫でたりすることで演奏目的に使う部材」を含む NIME instruments を演奏し、音の新しい風景に挑みます。ノルウェー、デンマーク、イギリスの作曲家らがインネルヴィークのために書いた作品を共同制作し、録音とミクシングも担当したのはストックホルム生まれのマッツ・クレーソンです。彼は1990 年からノルウェー音楽アカデミーで准教授を務め、プロダクションや技術コンサルタントとしてさまざまな音楽現場で活躍しています。DVD に収録された『新天地の渡り鳥』は、インネルヴィークの音楽を映像面から体験する目的で作られました。ノルウェーの画家、写真家のラヴァシル・ノルドルムが起用され、NIMEinstruments を演奏するインネルヴィークの姿をいろいろな角度から映像に捉えています。
ACD 5062
\2500
Call-Notes (地鳴き) シュンネ・スコウエン(1950-):ポートレート
 (1)Une Soiree d'ete... (ある夏の宵…)
  (ヴァイオリンソロのための)
 (2)Hils Domitila! (やあドミティラ!) (ピアノのための)
 (3)NATTSTYKKE (夜の小品) (管弦楽のための)
 (4)Fair Play, Pocket Music for Percussion
  (フェアプレー、打楽器のためのポケットミュージック)
 (5)...a travers les paroles 「( …言葉を通して」)
 (6)catchme! (キャッチミー!) (チェロとピアノのための)
 (7)O Vilhelm, Vilhelm(おおヴィルヘルム、ヴィルヘルム)
  (弦楽四重奏+1 のための)
 (8)Vent!(待って!) (ピアノのための)
 (9)Scenes from Volven バレエ「女予言者」の場面)
(1)ゲイル・インゲ・ロツベルグ(Vn)
(2)エレン・ウゲルヴィーク(P)
(3)ノルウェー放送管弦楽団
 クリスチャン・エッゲン(指揮)
(4)アンサンブルSISU
 ビョルン・スカンセン(打楽器)
 マリウス・ソービ(打楽器)
 トゥーマス・ニルソン(打楽器)
 アーリル・トルヴィーク(打楽器)
(5)ゲイル・インゲ・ロツベルグ (Vn)
(6)エレン・ウゲルヴィーク(P)
 ヨハンネス・マッテンス(Vc)
(7)ルート・ヴィルヘルミーネ・マイエル(声)
 オスロ弦楽四重奏団
 ゲイル・インゲ・ロツベルグ(Vn)
 リヴ・ヒルデ・クロック(Vn)
 アーレ・サンバッケン(Va)
 オイスタイン・ソンスタード(Vc)
(8)エレン・ウゲルヴィーク(P)
(9)トゥーネ・クルーセ(A)
 ノルウェー放送管弦楽団
 クリスチャン・エッゲン(指揮)
(1)録音:2005 年1 月10 日 リス教会(オスロ)、(2)(4)(6)(8)録音:2010 年6 月22 日-23 日 ソフィエンベルグ教会(オスロ)、(3)録音:2009 年11 月16 日 ノルウェー放送(NRK) 大スタジオ(オスロ)、(5)録音:2008 年6 月、9 月 ソフィエンベルグ教会(オスロ) (7)録音:2010 年1 月23 日 ソフィエンベルグ教会(オスロ)、(9)録音:2010 年6 月7 日 ノルウェー放送 (NRK) 大スタジオ (オスロ)/72’04

ノルウェー国立オペラ・バレエが上演した1989 年のバレエ《女予言者》で大成功を収め、現代ノルウェーの文化を担う音楽家のひとりとして活躍するシュンネ・スコウエンの初めての " ポートレート・アルバム"。彼女の音楽は、われわれの日常の生活や体験と密接な関わりをもち、その「親しい感覚」が聴き手に何かを切実に語ります。静寂と休止と距離が随所に配置され、その奥からわれわれに呼びかけ、誘ってくる何か。マルグリット・デュラスの小説『青い目、黒い髪』から曲名をとった、「マルグリット・D によるヴァイオリンソロのための瞑想」の副題をもつ《"Une Soiree d'ete..." (「ある夏の宵…」)》と、《"...atravers les paroles" 「( …言葉を通して」)》以下の作品が、打楽器アンサンブル SISU の演奏する3つの《Fair Play, Pocket Music for Percussion (フェアプレー、打楽器のためのポケットミュージック)》を挟んで収録されています。北欧叙事詩『巫女の予言 (Voluspa)』に基づく《女予言者》からは、予言者とノルンたちが生と死の紐を編む、約15 分の審判の場面が選ばれました。

BIS

BIS SA 1881
(SACD HYBRID)
\2600
J.S.バッハ:カンタータ全集Vol.48
 (1)第34番「おお永遠の炎、おお愛の源よ」BWV34
 (2)第117番「讃美と栄光が至高の善にあれ」BWV117
 (3)第98番「神がなすのは恵みに満ちた御業」BWV98
 (4)第120番「神よ、シオンにて、安らかにあなたを讃美し」BWV120
ハナ・ブラシコヴァ(Sop)
ロビン・ブレイズ(A)
水越啓(Ten)
ペーター・コーイ(Bs)
鈴木雅明(指)
バッハ・コレギウム・ジャパン
鈴木雅明の魔術的指揮が光る華やかで明るいカンタータ集

[録音:2010 年6 月/神戸松蔭女子学院大学チャペル] 72’13”

SACD ハイブリッド盤。BCJ のカンタータ48 巻は、1720 年代後半に作られたと推測されるものの、資料のきちんと現存しない4作品をとりあげています。いずれも祝祭的で明るく、美しいアリアを含んでいるのが特徴。ブレイズ、ブラシコヴァの美声をたっぷり堪能できます。鈴木雅明の指揮はますます円熟を深め、魔術的な凄さとなっています。
BIS SA 1852
(SACD HYBRID)
\2600
ブルッフ:
 (1)ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 Op.26
 (2)ロマンス ヘ長調 Op.85(ヴァイオリン版)
 (3)弦楽五重奏曲イ短調(遺作)
ワジム・グルズマン(Vn)
アンドルー・リットン(指)
ベルゲン・フィル、
サンディス・シテインベルグス(Vn)
マキシム・リサーノフ、
イルゼ・クリャーヴァ(Va)
レイニス・ビルズニェクス(Vc)
ブルッフならではの甘美なメロディをグルズマンの陶酔的演奏で

[録音:2009 年10 月/グリーグ・ホール(ベルゲン)(1)(2)、9 月/ノルトキルヒェン城(ヴェストファーレン)(3)] 58’04”

SACD ハイブリッド盤。BIS から次々と新録音を送り出すグルズマン、最新盤はブルッフ作品集。甘美な協奏曲第1番をグルズマンならではの陶酔的な演奏で楽しめます。オリジナルがヴィオラと管弦楽のための「ロマンス」は作曲者自編のヴァイオリン版による演奏。さらに遺作の弦楽五重奏曲を話題のヴィオラ奏者リサーノフやラトヴィアの若手たちと組んだ最強五重奏団で披露。1918 年の作とは思えぬロマンにあふれています。
BIS SA 1749
(SACD HYBRID)
\2600
ペーテル・マッテイ:バリトン・アリア集
 (1)モーツァルト:
  「シャンパンの歌」「半分はこっちへ」〜ドン・ジョヴァンニ
  「 もう訴訟に勝っただと」〜フィガロの結婚
  演奏会用アリア「彼に目を向けたまえ」K.584
 (2)チャイコフスキー:
  「あれがあのタチヤナ」「あなたは手紙をくれた」
   〜エフゲニー・オネーギン
  「 あなたを愛しています」〜スペードの女王
 (3)ワーグナー:「この貴きまどいを」「夕星の歌」〜タンホイザー
 (4)グノー:「この土地を去る前に」〜ファウスト
 (5)ロッシーニ:「私は町のなんでも屋」〜セビリャの理髪師
 (6)ヴェルディ:「私だよ、カルロ」〜ドン・カルロ
 (7)ブリテン:「見ろ、船窓から月光が」〜ビリー・バッド
ペーテル・マッテイ (Br)
ローレンス・レネス(指)
ロイヤル・ストックホルム・フィル
ようやく登場、モーツァルトが光るマッテイのアリア集

[録音:2008 年11 月、2009 年3 月、2010 年10 月/ストックホルム・コンサートホール] 63’51”

SACD ハイブリッド盤。1965 年生まれ、今日最高のバリトン歌手のひとりペーテル・マッテイ待望のアリア集。これまでなかったのが不思議で、要望の声が非常多かったと言われます。すべて得意な作品ばかりですが、もともとモーツァルトで注目されたマッティのフィガロの伯爵役がさすがに白眉。魅力を存分に堪能できます。

BIS 1488/90
(6CD3枚価格)
特別価格 \7500

テレマン:リコーダー音楽大集成
 (1)12の幻想曲TWV40:2-13/
 (2)通奏低音なしの6つのソナタTWV40:101-106/
 (3)二重奏曲ソナタTWV40:107/
 (4)二重奏による6つのソナタTWV40:118-123/
 (5)二重奏曲第2巻TWV124-129/(6)通奏低音付8 つのソナタ/
 (7)通奏低音付2 つのソナチネ/
 (8)リコーダー、ファゴットのための協奏曲TWV52:F1/
 (9)2つのリコーダーのための協奏曲TWV52:B1/
 (10)リコーダーとヴィオラ・ダ・ガンバのための協奏曲TWV52:al/
 (11)2つのリコーダーのための協奏曲TWV52:a2/
 (12)リコーダーとフルートのための協奏曲TWV52:e1/
 (13)リコーダーと弦楽のための組曲イ短調TWV55:a2/
 (14)リコーダー協奏曲ハ長調TWV51:C1/
 (15)リコーダー協奏曲ヘ長調TWV51:F1
クラース・ペーション、ダン・ラウリン(Rec)
マイケル・マックロー (バロック・ファゴット)
ペネロペ・エヴィソン (トラヴェルソ)
ドロットニングホルム・バロック・アンサンブル
ミーメ・ヤマヒロ・ブリンクマン(Vc)
オラフ・ラーション(Gamba)
鎌田真由美(チェンバロ)
テレマンの魅力満載。ペーションとラウリンの名演が奇跡のお買い得価格で

[録音:1982 年‐2008 年/スウェーデン] 6h 51’28”

生前は大バッハやヘンデル以上に人気があったというテレマン。たしかに人好きするメロディと親しみやすさは独特の魅力と申せましょう。そのテレマンが生涯力を注いだリコーダーのための作品を集大成しました。テレマンはリコーダーの機能と魅力を熟知しており、いずれも名人芸と心地よい響きに満ちたものばかり。演奏はペーションとラウリンというスウェーデンの名手。このレベルで聴くことができるのは奇跡で、さらに超お買い得価格もあいまり、各家庭に1セットは備えたいアルバムとなっています。
BIS 1804
\2500
「シル・ヴ・プレ〜ヴィルトゥオーゾ・アコーディオン/御喜美江」
 (1)ダカン:カッコウ/(2)ラモー:リゴドンI&II/
 (3)スカルラッティ:ソナタ ハ短調K11/(4)ヘンデル:調子の良い鍛冶屋/
 (5)ジャコビ:セレナード/(6)シューベルト:楽興の時D.780 の3&5/
 (7)ブラームス:一輪のバラ咲きて/(8)イベール:年老いた乞食、白い小さなロバ/
 (9)ストラヴィンスキー:タンゴ/(10)フィリップ・グラス:モダン・ラヴ・ワルツ/
 (11)アスティア&ロケ:カーティング嬢/
 (12)アスティア&ロッシ:ノヴェルティ・ポルカ/(13)ルグラン:シェルブールの雨傘/
 (14)ピアソラ:S.V(.P シル・ヴ・プレ)、バチンの少年、白い自転車/
 (15)ゼズ・コンフリー:ディジー・フィンガース/
 (16)ジョン・ゾーン:ロード・ランナー/
 (17)オギンスキ:ポロネーズ「祖国との別れ」/(18)ショスタコーヴィチ:別れのワルツ
御喜美江(アコーディオン)
ある時はミュゼット、またある時はバンドネオン、七変化する御喜美江のアコーディオン・アンコール集

[ 録音:2009 年10 月/レンナ教会(スウェーデン)]/DDD、69’24”、日本語解説付

日本語解説付。アコーディオンの女王・御喜美江。その辞書に「不可能」の文字のない彼女は、これまで数多くの現代作品やバッハなど、シリアスな作品演奏で高い評価を受けてきましたが、コンサートの合間に奏でるポップな小品にこそ、彼女の優しさや陽気な魅力を感じさせるものでした。ファンの要望にお応えして、それらをまとめたアルバムを新録音。バロック期のポジティフ・オルガンのようなダカンやラモー、フランスのミュゼットのようなオシャレなルグランとアスティア、バンドネオンのようなピアソラなど変幻自在。ノリの良さとカッコ良さはまったくクラシック的でなく、御喜美江の懐の深さに驚嘆させられます。アンジェイ・ワイダの「灰とダイヤモンド」のテーマでもあるオギンスキのポロネーズも絶品。泣けます。
BIS 1864
(2CD1枚価格)
\2500→\2290
ヘンデル:オラトリオ「イェフタ」 ジェイムズ・ジルクリスト(Ten)、
モナ・ユルスルード、エリザベート・ラップ(Sop)、
エリザベート・ヤンソン、マリアンネ・シェラン(Ms)、
ホヴァール・ステンスヴォルド(Br)、
ファビオ・ビオンディ(指)
スタヴァンゲル響、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
ビオンディの才気煥発。ヘンデル最後の大作「イェフタ」

[ 録音:2008 年2 月7 日、8 月29 日、9 月1 日、12 月8,9 日(セッション)(ライヴ)/スタヴァンゲル・コンサート・ホール(ノルウェー)]/DDD、158’48”

エウロパ・ガランテを率いた「四季」で鮮烈なデビューを飾ったビオンディ。彼が2005 年以来芸術監督を務めるノルウェーのスタヴァンゲル響を率いてヘンデルのオラトリオに挑戦。「イェフタ」は1751 年、ヘンデル失明前最後の大作で初期の傑作に匹敵する面白さと美しさに満ちています。イスラエルの指導者イェフタは戦い勝利して凱旋したものの、最初に会う人間を生贄に捧げるという神への誓いを守るため愛娘を失う運命を描いています。イェフタ役はBCJ にも参加しているイギリスのテノール、ジルクリストが好演。モダン・オケながら、ビオンディならではのピリオド解釈ときびきびした音楽作りが非常に新鮮です。
BIS SA 1810
(SACD HYBRID)
\2600
(1)ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲 Op.42
(2)J.S. バッハ(ブゾーニ編曲):シャコンヌ
(3)ラヴェル:優雅で感傷的なワルツ
(4)ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの三章
フレディ・ケンプ (Pf)
フレディ・ケンプの面目躍如。爽快の極みの超絶技巧芸術

[ 録音:2010 年7 月/旧ストックホルム音楽アカデミー]/DDD、63’45”

SACD ハイブリッド盤。今年2 月に来日公演が予定されているフレディ・ケンプ。スポーツ的な指回りと力強い演奏が魅力のケンプならではの真骨頂アルバムの登場です。いずれも最高度に難しいものばかりですが、ケンプの演奏だと何の不安もなく音楽を楽しめます。バッハの「シャコンヌ」ではケンプの成長ぶりを伺える深みを感じさせます。
BIS SA 1474
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
ストラヴィンスキー:
 (1)ペトルーシュカ(1911年版)
 (2)春の祭典
アンドルー・リットン(指)
ベルゲン・フィル
オーディオ・ファン注目。超優秀録音のストラヴィンスキー

[ 録音:2008 年8 月(2)、2009 年6 月(1)/グリーグ・ホール(ベルゲン)]/69’00”

SACD ハイブリッド盤。好評のリットン&ベルゲン・フィル・シリーズ最新盤はストラヴィンスキー。「ペトルーシュカ」は4管編成の1911年版。「春の祭典」ともども極彩色のオーケストレーションがBIS ならではの超優秀録音で再現。SACD ハイブリッド効果全開の凄さです。
BIS SA 1858
(SACD HYBRID)
\2600
(1)ラフマニノフ:チェロソナタ Op.19
(2)同:ヴォカリーズ
(3)ボロディン:チェロソナタ
(4)ショスタコーヴィチ:チェロソナタ Op.40
アレクサンドル・シャウシヤン(Vc)
エフゲニー・スドビン(Pf)
スドビンのピアノが光るロシアのチェロソナタ集

[ 録音:2010 年1 月/ブリストル聖ジョージ]/82’29”

SACD ハイブリッド盤。先日待望のアルメニア出身のシャウシヤンと初来日公演を果たしたスドビンによる、超豪華ロシアのチェロソナタ集。ラフマニノフやショスタコーヴィチのようなピアノが大活躍する名作をスドビンで聴くことができるのは嬉しい限りですが、珍しいボロディンのソナタが注目です。
バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番BWV1001 のフーガ主題を素材とし、自身の交響曲第2番第1楽章の主題も現れる珍品。スドビンのピアノが光ります。

CASCAVELLE

VEL 3157
(2CD)
(2枚組1枚価格)
\1700
(1)リスト:12 の超絶技巧練習曲集(全曲)
(2)リスト:
 ピアノ・ソナタ ロ短調、バラード第2 番 ロ短調、
 調性のないバガテル、メフィスト・ワルツ第1番
(3)ワーグナー(リスト編):イゾルデの愛の死
ネルソン・ゲルネル(P)
廃盤復活を含む嬉しいお買い盤の登場!本格派ピアニスト、ゲルネルのリスト作品集

(1)録音:1999年12月14日ジュネーヴ、アンセルメ・スタジオ、ライヴ録音 (原盤:VEL 3029(廃盤))
(2)(3)録音:2007年4 月ワルシャワ、ポーランド放送局ヴィトルド・ルトスワフスキ・スタジオ( 原盤:VEL 3101)

アルゲリッチが認め人気実力ともに知名度をあげているアルゼンチン出身のピアニスト、ネルソン・ゲルネル( ゲルナー)。Cascavelle に録音したリスト作品(VEL 3029、VEL 3101) を収録したアルバムを2 枚組み合わせて発売します。リスト・イヤーにふさわしい充実の内容で、大作ピアノ・ソナタ、名曲メフィスト・ワルツ1 番から、超絶技巧練習曲集など技巧はもちろんのこと、繊細なタッチとゲルネル独特の解釈が光ります。
VEL 3100
(10CD)
\5700→¥5190
ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全集
 CD1: 第14 番「月光」、第11 番、第1 番
 CD2: 第20 番、第9 番、第10 番、第32 番
 CD3: 第5 番、第30 番、第17 番「テンペスト」
 CD4: 第28 番、第6 番、第2 番
 CD5: 第31 番、第7 番、第18 番「狩」
 CD6: 第21 番「ワルトシュタイン」、第25 番、第4 番
 CD7: 第24 番「テレーゼ」、第15 番「田園」、第27 番、第12 番
 CD8: 第23 番「熱情」、第13 番、第16 番
 CD9:第26 番「告別」、第3 番、第8 番「悲愴」
 CD10: 第19 番、第29 番「ハンマークラヴィーア」、第22 番
アルド・チッコリーニ(Pf)
 使用ピアノ:スタインウェイ D274
熱望!廃盤復活! これが最後の限定プレス!巨匠チッコリーニのベートーヴェン、ピアノ・ソナタ全集、イタリアが生んだ奇跡、名匠アルド・チッコリーニによるベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全集

録音:1995 年(CD1,CD2,CD3)、1996 年(CD4,CD5,CD7)、1997 年(CD6,CD8,CD9)、1998 年(CD10- 第19 番)、1999 年(CD10- 第29 & 22 番)

巨匠チッコリーニの名盤、ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集が限定廃盤復活いたします。再発売への熱望の結果、限定プレスが決定いたしました。この機会をお見逃しなく!
80 歳をこえた今もなお人気実力ともに第一線で活躍するチッコリーニですが、とりわけ1990 年代の演奏は充実しており、チッコリーニの歩んできた音楽人生を体現するようなこのベートーヴェンの演奏は名盤としてうたわれておりました。

C AVI

4260085532186
(3CD)
\6300
ルール・ピアノフェスティヴァル・エディションVol.26
 CD1【シューマン】
  シューマン:
   ダヴィッド同盟舞曲集 Op.6
    アダム・ラムール(P) 録音:2010年5 月16 日
   森の情景Op.82
    エリック・シュナイダー(P) 録音:2010年5 月17 日
   交響的練習曲Op.13/森の情景Op.82より予言の鳥/
   バッハの名による6 つのフーガOp.60/予感(アンコール)
    ソフィー・マユコ・フェッター(P) 録音:2010年6 月17 日

 CD2【ショパン】
  ショパン:
   ロンド ハ長調 (2台ピアノのための)/4 手のための変奏曲 ニ長調
    滑川真希、デニス=ラッセル・デイヴィス(P) 録音:2010年6 月16 日
   ポロネーズ第7 番変イ長調 "幻想ポロネーズ", Op. 61
    ジー・チェン(P) 録音:2010年5 月26 日
   スケルツォ 第1 番 ロ短調 Op.20/スケルツォ 第2 番 変ロ短調 Op.31/
   スケルツォ 第3 番 嬰ハ短調 Op.39/スケルツォ 第4 番 ホ長調 Op.54
    アベール・テベニヒン(P) 録音:2010年5 月14 日

 CD3【現代ピアノ作品集】
  ジョージ・ベンジャミン(1960-):
   トゥ・オア・フォー(ピアノ2 手のための) ロレンツォ・スレ(P)
   トゥ・オア・フォー(ピアノ4 手のための) ロレンツォ・スレ & タマラ・ステファノヴィッチ(P)
  ルーク・ベッドフォード(1978-):
   ギブ・ヒズ・ハット(ピアノ2 手のための) ファビアン・ミュラー(P)
   ギブ・ヒズ・ハット(ピアノ4 手のための) ファビアン・ミュラー&タマラ・ステファノヴィッチ(P)
  マルコ・ストロッパ(1959-):
   ル・マントー・ファントム(ピアノ2 手のための) ピエール・ロラン・エマール(P)
   ル・マントー・ファントム(ピアノ4 手のための) ピエール・ロラン・エマール&タマラ・ステファノヴィッチ(P)
  オーラヴ・リアルヴィック(1982-):
   アンバランシズ(ピアノ2 手のための) ファビアン・ミュラー(P)
   アンバランシズ(ピアノ4 手のための) ピエール・ロラン・エマール&タマラ・ステファノヴィッチ(P)
  ヨーク・ヘラー(1944-):
   ソロ・プレイ(ピアノ2 手のための) タマラ・ステファノヴィッチ(P)
   ソロ・プレイ(ピアノ4 手のための) タマラ・ステファノヴィッチ&ピエール・ロラン・エマール (P)
  ヴァソス・ニコラウ(1971-):
   アストロノーツ(ピアノ2 手のための) タマラ・ステファノヴィッチ(P)
   シーン(ピアノ4 手のための) ロレンツォ・スレ&ピエール・ロラン・エマール (P)
    録音:2010 年7 月12 日
今回の注目の若手が続々登場!2010 年の主役作曲家、シューマン&ショパンの他に意欲的現代プログラムも収録

ドイツ,ルール地方にある工業 地域で毎年行われるピアノ・フェスティヴァルのライヴ・レコーディング・シリーズ第26 弾。22 年目を迎えた2010 年は、生誕200 年であったシューマンとショパン、そして現代の作曲家に委嘱した意欲的なプログラムの3 枚組。
シューマン&ショパンのプログラムでは、滑川真希とデニス=ラッセル・デイヴィスによるお馴染のコンビはもちろん、2009 年のクララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール優勝者として注目を集めているアダム・ラムール、リート伴奏者として歌手から絶大な信頼を得るエリック・シュナイダー。そしてドイツ人の父と日本人の母を持つ、札幌生まれのドイツ育ちの若手ピアニスト、ソフィー・マユコ・フェッターが登場。昨年新発見されたシューマンの「予感」を演奏しています。現代プログラムでは、現代音楽のスペシャリスト、ピエール・ロラン・エマールを筆頭に現代音楽を代表する作曲家のソロと4 手によるピアノ作品が収録されています。
4260085532018
\2600
ドヴォルザーク&スーク:ヴァイオリン作品集
 ドヴォルザーク:カプリッチョ ハ長調B81
 スーク:4 つの小品Op.17
 ドヴォルザーク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
 スーク:バラーダOp.3/b
 ドヴォルザーク:ソナチネ ト長調Op.100
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
ジルケ・アーヴェンハウス(P)
ヴァイトハースがボヘミアの民族的色彩を豊かに表現

録音:2010 年2 月、ケルン/78’10

今をときめく四重奏団アルカント・カルテットの第1 ヴァイオリンを務めるアンティエ・ヴァイトハースと室内楽のキャリアが豊富なピアニスト、ジルケ・アーヴェンハウスによるドヴォルザークとスークのヴァイオリン作品集。ボヘミアの民族色が鮮やかに彩られている演奏です。
ドヴォルザークのカプリッチョは元々管弦楽版として作曲されましたが、現在は消失し現存するのはピアノ伴奏版のみ。ボヘミア民族色の豊かな華麗な作品です。また息子と娘のために作曲したソナチネは、ドヴォルザークらしい親しみやすい東欧風のメロディーが印象的。ソナタは重厚さ独特の色彩感が漂う秀作。スークのヴァイオリン作品は気品溢れる豊かな音楽が特徴。
湧き上がる美しい旋律をヴァイトハースが真摯に語りかけ、アーヴェンハウスが香り豊かなピアノで好サポートしています。
4260085531592
\2600
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第2番ト長調Op.18-2
シューベルト:弦楽四重奏曲第12 番ハ短調D.703「四重奏断章」
シマノフスキ:弦楽四重奏曲第1 番ハ長調Op.37
ウェーベルン:弦楽四重奏のための緩徐楽章
シマノフスキ四重奏団
シマノフスキ四重奏団プロジェクト第2弾、ウィーン古典主義から世紀末ウィーンへ

録音:2009 年7 月、2010 年1 月、シュトゥットガルト/56’49

母国の作曲家シマノフスキの名を冠した1995 年に結成されたポーランドのカルテット、シマノフスキ四重奏団。このアルバムは、1900 年代初期に音楽の中心都市であったパリ、ウィーンとモスクワの3 つの都市を中心に、シマノフスキが影響を受けた作曲家らを取り上げて3 枚のCDに収めるプロジェクトです。シマノフスキは1914 年からこれらの都市を含めるヨーロッパ旅行に出かけており、第1 弾はパリ(4260085531585)、そして今回第2 弾はウィーンです。シマノフスキは1911 年〜 1913 年の間ウィーンに滞在しR. シュトラウス、フランツ・シュレーカーと会い、ユニバーサル・エディションと出版契約を交わしています。
このアルバムには伝統的なウィーン音楽と20 世紀初頭までの流れを感じるベートーヴェン、シューベルト、ウェーベルン、そしてシマノフスキの4 人の作曲家の作品を収録。シマノフスキに最初の弦楽四重奏曲を作曲させたウィーン古典主義から世紀末ウィーンへ時代が動く雰囲気を感じ取ることができます。

CLASSIC CONCERT RECORDS

CCR 62068
\2200
神谷百子〜Pieces of Peace
 村松崇継:(1)満開の木漏れ日、(2)スピリット、(3)光の幻影
 竹島悟史:
  (4)手紙、(5)いちばん好きな椅子、(6)1杯のコーヒー、(7)あなたへ
 レノン/マッカートニー(菅原拓馬 編):(8)ブラックバード
 喜多形寛丈:(9)HATO-OTO(ハトオト)
 吉松隆:(10)アトム・ハーツ・クラブ・デュオ
 マーク・フォード:(11)ウェリントン
神谷百子(マリンバ)
ボグダン・バカヌ(③⑩マリンバ)
DDD、日本語解説付き

音楽を通して、何を表現して行きたいか、音楽を通して何が出来るか、を日々模索する中、近年、作曲家の方々に「何らかの形で ` Loveand Peace` をテーマに取り入れた作品(アレンジ作品でも)」を委嘱させて頂いています。`Pieces of Peace` と名付けたこのプロジェクトを、今後もライフワークとして続けて行き、そこから何か発展させて行くことが出来ればと願っています。(2011 年 神谷百子 )
CCR 62049
\2200
(1)内山詠美子:タンカの世界
(2)トーマツ・アーノルド:闇夜の明るい光
(3)三善晃:リップル〜ソロマリンバのための
(4)ヴラディーミル・ペトロフ:ミスター・ノーネム
(5)末吉保雄:ミラージュ〜ソロマリンバのための
(6)レーンコ:別れの詞
(7)安倍圭子:
 ザ・ウェーブ インプレッションズ
  〜マリンバソロと2つのパーカッションのための
内山詠美子(マリンバ)
マヌエル・ホーフシュテッター、
ヴラディーミル・ペトロフ((7)Perc)
DDD
CCR 62006
\2200
J.S.バッハ:
 (1)マリンバ協奏曲 ハ短調BWV 1060
 (2)マリンバ協奏曲 ハ長調BWV 1061
 (3)マリンバ協奏曲 ハ短調BWV 1062
ペーター・ザードロ(指揮)
ウェイヴ・カルテット
 (ボグダン・バカヌ、内山詠美子、
  ヴラディーミル・ペトロフ、
  クリストフ・ズィーツェン
   マリンバ)
ペーター・ザードロ指揮 バッハ マリンバ協奏曲集!

DDD
CCR 62002
\2200
J.S.バッハ:
 (1)マリンバ協奏曲 ニ短調BWV1052
 (2)マリンバ協奏曲 ニ長調BWV1054
 (3)マリンバ協奏曲 ヘ短調BWV1056
ボグダン・バカヌ、
カテジナ・ミツカ(マリンバ)
ブカレスト国立放響
マリンバによる大バッハのチェンバロ協奏曲集!

DDD

CLAVES

50 1102
¥2400
メンデルスゾーン(1809-1847):
 ヴァイオリン、ピアノのための協奏曲 ニ短調
  (ウィンド・オーケストラ+ティンパニ版)
 弦楽五重奏曲 第2番 変ロ長調 作品87(弦楽オーケストラ版)
アンチェ・ヴァイトハース( ヴァイオリン)
アレクサンダー・ロンクィッヒ(ピアノ; Steinway & Sons)
カメラータ・ベルン
これは珍しい!ウィンド・オケ版のメンデルスゾーンVn&Pf 協、独奏はアルカントQ.の1stヴァイオリン、ヴァイトハースと名手ロンクィッヒ!

録音:2010 年6 月15-17 日、ライン、スイス/DDD、ディジパック仕様

Claves より注目のアルバムがリリースされます。カメラータ・ベルンのメンバーによるウィンド・オーケストラ版のメンデルスゾーンのヴァイオリンとピアノのための協奏曲 ニ短調と弦楽オーケストラ版の弦楽五重奏曲 第2 番です。そしてソリストに大注目!なんと、アルカントQ. の1st ヴァイオリンで現代ドイツを代表する女流ヴァイオリスニト、アンチェ・ヴァイトハースとECM にも録音のある、名手アレクサンダー・ロンクィッヒです。ヴァイオリン協奏曲ホ短調があまりにも有名なメンデルスゾーンですが、この協奏曲はメンコンに引けを取らない作品で、名手が演奏することでその魅力を十分に引き出していると言えましょう。

COL LEGNO

WWE 20295
\2500
エドガー・ヴァレーズ(1883-1965):
 (1)13人の奏者による打楽器アンサンブルのためのイオニザシオン(6'59)
 (2)ソプラノと室内オーケストラのためのオフランド(捧げもの)
 (3)9つの木管楽器と打楽器奏者たちのためのハイパープリズム
 (4)11の木管楽器と8 人の打楽器奏者のためのインテグラル
 (5)バス、8つの金管楽器、ピアノ、オルガン、
  2つのオンド・マルトノと6人の打楽器奏者のためのエクアトリアル
 (6)オーケストラのためのアメリカ
 (7)13人の奏者による打楽器アンサンブルのためのイオニザシオン(7'03)
(1)マルティン・グルビンガー(指、Perc)
 パーカッシヴ・プラネット・アンサンブル
(2)ジュリー・モファ(Sp)
(2)(3)(4)(5)(7)フランソワ=クサヴィエ・ロート(指)
 アンサンブル・モデルン
(5)オットー・カッツァマイアー(Bs)
 ジャック・チャムケルテン、
 トーマス・ブロッホ(ondes Martnenot)
(7)ベルトラン・ド・ビリー(指)
 ウィーンORF 放響
エドガー・ヴァレーズ「イオニザシオン」他超優秀録音で登場〜 2009 年ザルツブルク音楽祭「コンティネント・ヴァレーズ」8 つのコンサートより

DDD、71’09

2009 年のザルツブルク音楽祭でヴァレーズに捧げられた「コンティネント(大陸)」シリーズより。
20 世紀の音楽には、ふるくはストラヴィンスキーの「兵士の物語」やバルトークの「2 台のピアノと打楽器のためのソナタ」をはじめ、ミヨーの「打楽器と小管弦楽のための協奏曲」、メキシコの音楽家チャベスの「打楽器のためのトッカータ」など、多くの打楽器効果の発揮を考えた作品があるが、ヴァレーズの曲は、それよりも徹底的で、むしろ一種の生命主義(ヴァイタリズム)的な根源から出てきているところに特色がある。(吉田秀和)
WWE 20296
\2500
ヴォルフガング・ミッテラー:
 ”Stop Playing”〜リミックスされた3 つのパイプ・オルガン独奏
ヴォルフガング・ミッテラー(org,remixed)
DDD、53’29

リエンツ、聖アンドレエ教会 アンドレアス・プッツ・オルガン、ウィーン、聖シュテファン大聖堂 リーガー・オルガン、ケフラッハ、ピーバー教会 ヴァルター・フォンバンク・オルガン使用。

COVIELLO

COV 61009
(SACD HYBRID)
\2500
カローラ・バウクホルト(b.1959):Hellhoerig〜耳をすませば
 6の演奏家(グループ)による「ノイズ・シンフォニー」
エリック・オーナ(音楽監督)
シルヴィア・ノッパー(S)、
トゥルイケ・ファン・デア・ペール(Ms)、
マティアス・ホルン(Br)、
ヘレネ・ブガッロ(Pf)、
ケルン打楽器四重奏団、ブル・チェロ三重奏団
アシカにヤギ、様々な動物の鳴き声の模倣や意図的に発せられたノイズによる「ノイズ・シンフォニー」

録音:2009 年1 月12 〜14 日

自然界や文明界からの様々な音を楽譜に記し、人の声や楽器の音などで再現した作品。作曲したバウクホルトは1959 年生まれ、カーゲルに師事した女性作曲家。舞台で演奏・上演するための作品を創作活動の中心に据えています。この「耳をすませば」も舞台上演を念頭においた作品で、歌手たちはアシカやヤギの鳴き声、エスキモー犬の鳴き声などを模倣します。
COV 51101
(2CD)
\5000
ブラームス:三重奏曲全集
 ピアノ三重奏曲第1番 ロ長調 Op.8
 ピアノ三重奏曲第2番 ハ長調 Op.87
 ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調 Op.101
 ホルン三重奏曲 変ホ長調Op.40
 クラリネット三重奏曲 Op.114
ヴィラ・ムジカのソリストたち
【ニコラス・チュマチェンコ(Vn)
 マーティン・オステルターグ(Vc)
 カッレ・ランダル(P)
 ウルフ・ローデンホイザー(Cl)
 フランク・ロイド(Hrn)】
それぞれの楽器が美しく調和し、充実のブラームスのトリオを聴かせる!

録音:2010 年3 月、4 月バーデン・バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ

ブラームスの三重奏全曲集。名作揃いのブラームスの室内楽のなかでも特に三重奏曲は特別な音の魅力が詰まっています。ピアノ三重奏曲はブラームスの若々しい情熱迸る瑞々しい第1 番、ブラームスらしい重厚さと円熟期の匠の技光る第2、3 番の傑作。ホルンとクラリネットの三重奏曲は個々の楽器の響きがうまく溶け合い、渋味のある格別の雰囲気を出しています。
ヴィラ・ムジカは1986 年にドイツ西部のラインラント・プファルツ州が設立した室内楽のための特殊教育財団で、ヨーロッパ中から才能ある若い演奏家が集まり、年間150 のコンサートを組織しています。このアルバムでは、ヴァイオリンのニコラス・チュマチェンコをはじめ、ベルリン・フィル、バイエルン放響のクラリネット奏者でもあったウルフ・ローデンホイザー、ホルンはロイヤル・スコティッシュ管の首席奏者、ロイヤル・フィルの奏者として活躍していたイギリスの名手フランク・ロイドなど財団から厚い信頼を得て若手を育成している演奏家が集まり録音しています。

DB PRODUCTIONS

DBCD 133
\2500
アンドレア・タロッディ(1981-):アカシア(2009)
ユルヴァ・スクーグ(1963-) :ピアノ・トリオ(2010)
ブリッタ・ビストレム(1977-):交響曲「Yellow」(2003)
The KMW トリオ
【アンネ=ゾフィー・クリンベルク( ピアノ)
 アネット・マンハイマー( ヴァイオリン)
 サラ・ヴァイク( チェロ)】
期待の女性ピアノ・トリオ、遂にデビュー!初アルバムは、スウェーデンの女性作曲家作品集

録音:2010 年6 月14-16 日、スウェーデン放送局 第2 スタジオ、コペンハーゲン、DDD

スウェーデンが誇るレーベルdB Productions より、実力派女性ピアノ・トリオ、KMW の初アルバムが発売いたします。KMW とは、それぞれの名前の頭文字K・M・W を意味します。ピアノ・トリオの作品と言えばハイドン、メンデルスゾーン、ショスタコーヴィチなどで、もちろんこれらの曲は彼女たちの重要なレパートリーですが、寧ろ現代音楽、珍しい曲、忘れられし名曲など、演奏される機会の少ないレパートリーを積極的に取り入れ演奏活動しております。彼女たちがデビュー・アルバムに選んだ作品はスウェーデンの女性作曲家に焦点を当てたもので、スウェーデン・グラミーにノミネートしたY. スクーグ(DBCD 126) やB. ビストレム(1977-) とA. タロッディ(1981-) といった新進気鋭の作曲者の作品です。
DBCD 138
\2500
ミヨー:スカラムーシュ 作品165b (1937)
ヒンデミット:ソナタより第2 楽章 (1943)
パヴェル・ハース:組曲 作品17(1939)
エルヴィン・シュールホフ:ホット・ソナタ(1930)
エマン・バルツァー:スーシ(1937)
ヨハネス・ソネル ( サクソフォン)
マグヌス・ショルド ( ピアノ)
第2 次世界大戦中に作曲されたいわば“禁じられた”サクソフォン作品曲集

録音:2007 年8 月23,24 日、2008 年3 月26 日、SAMI スタジオA、DDD

サクソフォンの様々な曲を集めたCD はありますが、世界大戦中に作曲された曲だけを集めたアルバムは珍しいではないでしょうか。この題名である「theforbidden saxophone」にもあるようにこれらはナチス政権下の時代に曲の演奏を制限されていた曲です。収録曲としてミヨーのスカラムーシュは付随音楽「空とぶお医者さん」作品165a より改作( 通常は2 台ピアノ) や、大戦を避け1940~1947 年にアメリカに住んだヒンデミットのソナタ(1943) などがあげられます。曲はどれも躍動感に満ちあふれ、時代背景を考えると寧ろ明るい曲という印象です。演奏のソネルはロイヤル・ストックホルム・フィルとの共演など、スウェーデンで活躍する30 代のサクソフォン奏者で、表現力の豊かさには定評があります。

DYNAMIC

CDS 659
\2200
バッハ:
 ゴルトベルク変奏曲 BWV988
 コラール「ただ愛する神の力に委ねる者は」BWV.691
 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.846
 ゴルトベルク変奏曲のアリア ト長調
 ペツォールト(伝バッハ):メヌエット ト長調
 C.P.E.バッハ:行進曲 ト長調
アンドレア・バッケッティ(P)
バッケッティのバッハ、新刊はゴルトベルク!

録音:2010 年1 月11 日/DDD、72'51

鍵盤用小品集(CDS 629)、鍵盤楽器のためのトッカータ全集(CDS 658)に続く、アンドレア・バッケッティのDynamic 社へのバッハ・シリーズ新刊は、ゴルトベルク変奏曲です。既にイタリアを代表するバッハ・ピアニストといっても過言ではないバッケッティ、各社にまたがってバッハの主要鍵盤作品を続々と録音していますが、このゴルトベルク変奏曲も知性の冴えたものです。余白に、アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳から5 曲を収録。

〜デリーツィエ・ムジカーリ・シリーズ〜

DM 8011
\900
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集
 ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 RV 189
 ヴァイオリン協奏曲 ハ短調 RV 202
 ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調 RV 286
 ヴァイオリン協奏曲 ロ短調 RV 391
 ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 RV 271「 恋人」
 ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 RV 277「 お気に入り」
ジョヴァンニ・グリエルモ(Vn) 
フェデリコ・グリエルモ(Vn)
ラルテ・デラルコ
録音:1995 年6 月,ヴィチェンツァ/DDD、76'35

2 枚組で発売されていたヴァイオリン協奏曲集(CDS 147 廃盤)からの選りすぐり。ヴィヴァルディは( 神聖ローマ皇帝カール6 世に「ラ・チェトラ」と題されたヴァイオリン協奏曲集の手稿譜を二つ贈り、そのうちの一冊は1727 年にOp.9 として出版され、これが一般的に「ラ・チェトラ」として知られています。もう一冊はウィーンで手稿譜のまま保管されていました。ラルテ・デラルコによるイタリア勢のピリオド楽器演奏でお楽しみいただけます。
DM 8010
\900
ヤナーチェク:
 「草かげの小径にて」第1 巻
  私たちの晩
  散り行く木の葉
  一緒においで
  フリーデクの聖母
  彼らはツバメのように喋りたて
  言葉を失い
  おやすみ
  言いようのない恐怖
  涙ながらに
  ミミズクは飛び去らず
 「草かげの小径にて」第2 巻より
  アンダンテ
  アレグレット
 「草かげの小径にて」補遺
  ピウ・モッソ
  アレグロ
  ヴィーヴォ
 「霧の中で」より(3 曲)
 ピアノ・ソナタ 変ホ長調「 1905 年10 月1日街頭にて」
アンドレア・ペスタロッツァ(P)
録音:1990 年5 月、ジェノヴァ/DDD、78'38

旧CDS 070。Dynamic社の初期の名盤が復活です。アンドレア・ペスタロッツァはミラノ出身のピアニスト。ベリオなど近現代ものを得意としています。
DM 8012
\900
ボッテジーニ:弦楽四重奏曲集
 弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op.2-1
 弦楽四重奏曲 嬰へ単調 Op.3-2
 弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.4-3
エリーザ四重奏団
 ドゥッチョ・ベルッフィ(Vn)
 ガブリエーレ・ベッル(Vn)
 レオナルド・バルターリ(Va)
 ジョヴァンニ・リッピ(Vc)
録音:1996 年9 月、ピストイア

旧S 2006。19 世紀のヴィルトゥオーソ・コントラバス奏者として知られるジョヴァンニ・ボッテジーニ(1821 −1889)は、作曲家、指揮者としても活躍した人です。しかしその作品の録音は、圧倒的にコントラバス曲ばかり。このCD は、作曲家としてのボッテジーニを知るには貴重なものです。
CDS 628
(2CD)
\4200
チレーア:「アドリアーナ・ルクヴルール」 ミカエラ・カロージ(S アドリアーナ・ルクヴルール)
マルセロ・アルヴァレス(T マウリツィオ)
マリアンネ・コルネッティ(Ms ブイヨン公爵夫人)
アルフォンソ・アントニオッツィ(Br ミショネ)
シモーネ・デル・サヴィオ(Bs-Br ブイヨン公爵)
ほか
レナート・パルンボ(指)
トリノ・レージョ劇場管弦楽団,合唱団
カロージ、アルヴァレス、コルネッティ、アントニオッツィ、主要四役に人を得た「アドリアーナ・ルクヴルール」

録音:2009 年7 月、トリノ/DDD、141'44

チレーアの名作「アドリアーナ・ルクヴルール」は、タイトルロールはもちろん、テノール、メッゾソプラノ、バリトンと四役が揃わないと盛り上がりません。
この2009 年の上演では、近年プリマドンナとして台頭著しいミカエラ・カロージのアドリアーナ、2010 年のレージョ劇場来日公演でも素晴らしいロドルフォを聞かせてくれたマルセロ・アルヴァレスのマウリツィオ、米国生まれでヴェルディ・メッゾとして活躍するマリアンネ・コルネッティ、喜劇役からシリアスな役まで幅広く活躍するアルフォンソ・アントニオッツィのミショネと、かなり充実したキャストが揃えられています。指揮は前ベルリン・ドイツオペラの音楽監督、レナート・パルンボ。既にDynamic からのライセンスで他社による映像が出ていますが、音質重視、音楽だけに浸りたいという方はこちらがお勧めです。
CDS 673
\2200
パガニーニ:
 ソナティーナ第1番 M.S.85-1、ソナティーナ第2番 M.S.85-2、
 ソナティーナ第3番 M.S.85-3、 ソナティーナ第4番 M.S.85-4、
 ソナティーナ第5番 M.S.85-5、 ソナタ M.S.87、
 アンダンティーノ M.S.88、 アンダンティーノ M.S.89、
 アレグレット M.S.90、 アレグレット M.S.91、
 ワルツ M.S.92、 ロンドンチーノ M.S.93、 ワルツ M.S.96、
 アンダンティーノ M.S.97、 アンダンティーノ M.S.99、
 ワルツとトリオ M.S.100/101、 アンダンティーノ M.S.102、
 行進曲 M.S.103、 ミヌエットとペリゴルディーノ M.S.104、
 行進曲 M.S.105、 ロドヴィスカのシンフォニア M.S.98
グィド・フィヒトナー(G)
ヴァイオリンなしでも魅力的なパガニーニのギター曲集

録音:2009 年5 月、ヒッツェンドルフ/DDD、50'17

ヴァイオリンの名手、ニコロ・パガニーニには、ギターを好んでいたことでも知られており、室内楽作品、ギター伴奏のヴァイオリン曲を多数残しています。
もちろんギター単独の曲も素晴らしいもの。このCD にはソナティーナや小品が収録されています。あまり録音が多くない曲ばかりですので、ギター・ファンからは歓迎されることでしょう。いずれもゆったりと聞いて和むことのできるものばかりです。
グィド・フィヒトナーは、既にDYNAMIC 社にパガニーニの37 のギター・ソナタを録音(CDS 550)、ここでもパガニーニの音楽に適した古いタイプのギターを用いて、万全の演奏を聞かせてくれます。
DM 8014
特価\890
ヴィヴァルディ:二つのヴァイオリンのための協奏曲集
 協奏曲 イ短調 RV523、協奏曲 ニ長調 RV513、
 協奏曲 ト長調 RV516、協奏曲 ハ長調 RV506、
 協奏曲 ハ短調 RV509、協奏曲 ニ短調 RV514
ラルテ・デラルコ
ジョヴァンニ・グリエルモ(Vn)
フェデリーコ・グリエルモ(Vn)
カルロ・ラッザーリ(Vn)
録音:1996 年1 月、アルタヴィッラ・ヴィチェンティーナ/DDD、69'03

旧CDS 167。ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲をピリオド楽器で続々と録音したラルテ・デラルコによる演奏です。独奏ヴァイオリンが二つということで、華やかさが増しています。
DM 8015
特価\890
J.G.グラウン:協奏曲 ハ長調(リコーダー、ヴァイオリンと弦楽)
ファッシュ:ソナタ ト長調(フラウト・トラヴェルソ、二つのリコーダー)
グラウプナー:
 偉大な世界救世主よ、あなたは来るのか,リコーダー協奏曲 ヘ長調
ファッシュ:もはや罪ある僕でなく,ソナタ 変ロ長調
ほか
ステーファノ・バリアーノ(リコーダー)
ズザンネ・ケリング(Ms)
ファブリツィオ・チプリアーニ(Vn)
コレギウム・プロ・ムジカ
録音:1997 年、ジェノヴァ/DDD、51'05

旧CDS 186。ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ(1688−1758)、ヨハン・クリストフ・グラウプナー(1683−1760)、ヨハン・ゴットリープ・グラウン(1703− 1771)の器楽、声楽作品を収録。
DM 8013
特価\890
ブレシャネッロ:ガリコーネのためのソナタ集
 ソナタ第1番 ハ長調、ソナタ第2番 ト長調、ソナタ第3番 変ロ長調、
 ソナタ第4番 ヘ長調、ソナタ第5番 ロ長調、ソナタ第6番 ト長調、
 ソナタ第7番 ハ長調、ソナタ第8番 ト長調、ソナタ第9番 ロ長調
ターレル・ストーン(ガリコーネ)
録音:1995 年8-9 月、パドヴァ/DDD、73'07

旧CDS 151。ジュゼッペ・アントーニオ・ブレシェネッロ(1960 − 1758)のガリコーネのためのソナタ集を収録。ガリコーネとは、リュート属楽器の一種。ブレシャネッロは早くからドイツに渡り活躍していたが、これらの作品もドレスデンの図書館に保管されていたという。ターレル・ストーンは米国出身のリュート奏者。

FIRST HAND RECORDS

FHR 09
\1800
「ジョナサン・マイヤー / “アウト・オブ・ジャンル”」
 ・J.S. バッハ:ソナタ第1番ト短調BWV.1001〜アダージョ
 ・マイヤー:Rag Jiddhu
 ・マイヤー:String of Pearls
 ・マイヤー / ホィーラー:Joning
 ・J.S. バッハ:
  ガヴォットとロンド(パルティータ第3 番ホ長調BWV.1006より)
 ・ウィストレート:Abida
 ・マイヤー:Whole Again
 ・J.S. バッハ:
  プレリュード第2 番ハ短調( 平均律クラヴィーア曲集第1 巻BWV.847より)
 ・マイヤー:Capo-Lo
 ・マイヤー:When it Rains
ジョナサン・マイヤー
 (シタール、ピグミー・シタール、
 エレクトリック・シタール、
 タンプーラ、ギター?チター、
 ピアノ、フェンダー・ローズ)
ケニー・ホィーラー
 (トランペット、フリューゲル・ホルン)
ベルナール・ウィストレート
 (フルート、バス・フルート)
ミテル・プホリト(タブラ)
アンディ・ブラット(ドラムス)
名シタール奏者ジョナサン・マイヤー、デビュー・アルバム、シタール・アレンジによるJ.S. バッハ、ジャズ・トランぺッターの大御所ケニー・ホィーラーもゲスト参加

ステレオ

有名なシタール奏者ジョナサン・マイヤーのデビュー・アルバム。アルバム・タイトルが示すように、ワールド、ジャズ、クラシックといったジャンルの垣根を飛び越えた内容は、マイヤー自作のナンバーのほか、シタール用に初アレンジしたJ.S. バッハのナンバーを収めているのがユニーク。民俗楽器シタールのエキゾチックな音色を通して、J.S. バッハの普遍的な音楽世界に思いを馳せるひとときも一興といえるでしょう。
また、ここでは“ジャズ・トランペット界の大御所” ケニー・ホィーラーがゲスト参加しているのも話題性十分。
曲に応じて使用楽器を選択するマイヤーは、本作で新開発の“ピグミー・シタール” を初めて使用しています。
名門アビー・ロード・スタジオのマスタリングで音質もすぐれており、オーディオ・ファンにもおすすめです。

GLYNDBOURNE

GFOCD 011
(2CD)
\4200
ブリテン:「ねじの回転」 ウィリアム・バードン(T プロローグ,ピーター・クイント)
カミラ・ティリング(S 家庭教師)
ジョアンナ・ソンジ(S フローラ)
クリストファー・スラッディン(Boy S マイルズ)
アン=マリー・オーウェンズ(Ms グローズ夫人)
エンマ・ベル(S ジェッセル嬢)
エドワード・ガーディナー(指)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
2007年公演のライヴ!ティリングの熱演が光るブリテン「ねじの回転」

録音:2007 年8 月、グラインドボーン/104'27

グラインドボーン歌劇場で2007 年に上演されたブリテンの「ねじの回転」のライヴ録音。ブリテンは室内オペラを好んで取り上げましたが、中でも傑作が「ねじの回転」。ヘンリー・ジェイムズの同名の原作そのものが、人間の心理の内面を掘り下げた傑作と知られており、ブリテンはそこから素晴らしいオペラを生み出しています。この上演では、主人公である家庭教師に、今や大人気のスウェーデンのソプラノ、カミラ・ティリングを起用。鍵となるピーター・クイントには、米国出身で広いレパートリーで活躍するウィリアム・バードン。またジェッセル嬢に、バロック音楽で活躍するエンマ・ベル。実は彼女はシュトラウス以降の近代音楽も得意にしています。エドワード・ガーディナーは、1974 年、英国のグロスター生まれの指揮者。2004 年から2007年まで、グラインドボーン歌劇場のツアーの音楽監督、2007 年からイングリッシュ・ナショナル・オペラの音楽監督を務め、さらに2011 年9 月からはバーミンガム市交響楽団の首席客演指揮者に就任予定。今注目されている若手です。

HAENSSLER

93 268
\2400
ヴィラ=ロボス:合唱曲集
 甘美な合唱、愛らしい合唱
 ホセ
 縫い物をする女
 ブラジル風バッハ第9番
 ショーロス第3 番「 きつつき」
 言葉のない祈り
 ニェエンガトゥ語による二つのアメリカインディアンの伝説
 アヴェ・マリア
 バッズム
 平均律クラヴィーア曲集第1巻から前奏曲とフーガ 変ホ短調 BWV.853
  (合唱による演奏)
 ナ・バイア・テム
 知識に祝福あれ
マーカス・クリード(指)
シュトゥットガルトSWR
ヴォーカルアンサンブル
なんとマーカス・クリードによるヴィラ=ロボスの合唱曲集。世界初録音含む!合唱による平均律も!!

DDD、62'04

マーカス・クリードが手兵シュトゥットガルトSWR ヴォーカルアンサンブルを指揮したヴィラ=ロボスの合唱曲集です。精緻なアンサンブルによる掘り込みの深い表現はいつもながら、加えてヴィラ=ロボスならではの内に秘めた熱さも見事。ホセ、言葉のない祈り、合唱による平均律はこれが初録音です。
93 260
\2400
(1)ワインベルク:ピアノ五重奏曲 Op.18
(2)ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲 Op.57
マティアス・キルシュネライト(Pf)
シマノフスキSQ
ワインベルクのピアノ五重奏曲、故郷ポーランドのシマノフスキSQによる驚きの名演

DDD、75’ 59”

精神的師弟ワインベルクとショスタコーヴィチのピアノ五重奏曲を好カップリング。どちらも作曲者がピアノを受け持った歴史的名盤(メロディア)が残されていますが、若手演奏家たちのフレッシュな演奏が、最新録音で聴けるのは嬉しい限り。両作品は、重く深刻な緩徐楽章と皮肉に満ちたソヴィエト風な急速楽章を持つなど共通点が多いものの、作者の個性の違いが明瞭に現れていて興味津々。コンサートやマスタークラスで日本でもおなじみのキルシュネライトが巨匠風のピアノを聴かせるほか、ワインベルクの故郷ポーランドのシマノフスキSQ が演奏しているのも特筆。驚くほど雄弁にワインベルクの音楽を表現しています。

HMF

HMC 902071
\2600
ベートーヴェン:ディアベリ変奏曲 op.120 ポール・ルイス(ピアノ)
イギリスが生んだ俊英、ポール・ルイスによる胸のすくような直球勝負!見事!ベートーヴェンの天才を120% 伝えるディアベリ変奏曲

録音:2009 年12 月

2011 年4 月から全5 回に渡り、銀座・王子ホールにてシューベルト・チクルス演奏会が予定されているなど今注目されているポール・ルイス。彼はシューベルトも得意ですが、ベートーヴェンもまた得意としています。2010 年夏には、プロムス史上初めてベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲を一人で演奏したピアニストとして世界中で注目を浴びました(指揮者、オーケストラは様々)。師匠のブレンデルの十八番でもあったディアベリ変奏曲ですが、ポール・ルイスの演奏は実にすばらしい。パッセージやモティーフひとつひとつの子音の立ち上がりの種類の細かさ、あくまで自然なフレージング、一寸の乱れもない美しい音色で、語り口の巧さは同世代のピアニスト達の中でも群を抜いているといえるでしょう。奇を衒ったような表現は一切ありませんが、それだけにベートーヴェン作品のもつ斬新さや面白さがくっきりと浮き彫りにされています。ベートーヴェンの魅力がこれほどストレートに伝わってくる演奏は稀有。
さわやかな感動をおぼえる快演です。
HMC 902080
\2600
ヨハン・ルートヴィヒ・バッハ(1667-1731):
 葬送のための
アンナ・プロハスカ(ソプラノ)
イヴォンヌ・フックス(アルト)
マキシミリアン・シュミット(テノール)
アンドレアス・ヴォルフ(バス)
RIAS 室内合唱団
ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)
ベルリン古楽アカデミー
マイニンゲンのバッハ、ヨハン・ルートヴィヒ・バッハ!

録音:2010 年3, 4 月

「マイニンゲンのバッハ」とも呼ばれる、バッハ一族に属するヨハン・ルートヴィヒ・バッハ。J.S. バッハの曽祖父の弟にあたる人物の玄孫にあたると考えられます。この作品は、J.L. バッハのパトロンであったエルンスト・ルートヴィヒ候が自身の葬儀のために書いた詞に作曲したもの。2つの合唱団を要するものですが、この作品はJ.S. バッハがマタイ受難曲を作曲する5年前。大バッハより前に、このような大規模な作品を作っていたという点でも興味深いものがあります。作品は第1部「おお主よ、私は汝の僕です」第2部「私は天上の生活をもとめ」第3部「私は感謝祭のいけにえを汝にささげます」の3部から成ります。哀悼のための音楽ではありますが、死者が天にのぼり神とともに過ごすことへの喜びの雰囲気に満ちた作品となっており、希望と明るさに満ちています。ベルリン古楽アカデミー、RIAS 室内合唱団のアンサンブルの妙も堪能できる内容です。
HMC 902065
\2600
19 〜20 世紀のスロベニアの歌とデュエット
 アントン・ラヨビチ(1818-1960):
  わが祖国,ジャミー、来てごらん!,セレナーデ
 アロイジ・ゲルツィニク(1915-2008):
  悲しい手紙,秋の歌,ほこり,春の喜び
 ルチヤン・マリア・スケルヤンク(1900-1973):
  秋の歌,ビジョン,夕べの印象,山の向こうの月,歌,白い雲
 ヨシップ・パヴチッチ(1870-1949):
  片足のおじいさん,ララバイ第2 番,チチバン、チチフイ
 ベンヤミン・イパベチ(1829-1908):
  春の憩い,夜に,野薔薇と蔦,
  春の夜,けし,てんとうむし,思い出の本に,春の風
 カミロ・マセク(1831-1859):窓の下で
 フラン・ゲルビチ(1840-1917):どこへ?,少女が糸を紡ぐのを見ていよう,夜に
 エミル・アダミチ:サクラソウ,ララバイ
 ダヴォリン・イェンコ(1835-1914):異国に
ベルナルダ・フィンク(Ms)
マルコス・フィンク(Bs-Br)
アントニー・シピリ(Pf)
録音:2009 年10 月

ヨーロッパ地図の長靴の付け根の右側に位置するスロベニアで生まれた歌曲集。バルカン半島の民謡の影響を色濃く漂わせながら、ロマン派の雰囲気を漂わせた独特の世界が魅力です。フィンク兄妹の両親はスロベニア出身ということもあり、思い入れもひとしおに聴かせます。ベルナルダ・フィンクのふくよかで優しい歌声、マルコス・フィンクのシピリのピアノのクリアーな音色、そして全体的に優しげな曲が多いのが印象的。
HMU 807556
(SACD HYBRID)
\2600
SOUND THE BELLS!
 アメリカのブラス音楽新録音集
  ジョン・T・ウィリアムズ(b.1932):
   サウンド・ザ・ベルズ!(1993)/
   祝典のためのファンファーレ(1980)/
   マストを上げろ!(1992)
  マイケル・ティルソン・トーマス(b.1944):
   ストリート・ソング(1988/1996)
  モートン・ローリゼン(b.1943):
   ブラス六重奏のためのファンファーレ/
   おお何たる神秘(1994/2001)
  ブルース・ブロートン(b.1945):
   ファンファーレ、マーチ、賛歌&フィナーレ(2002)
  ケヴィン・プッツ(b.1972):ブラスのためのエレジー(2009)
  スコット・ヘルツィク(b.1962):スパイラルズ(2005)
【ザ・ベイ・ブラス】
 トランペット/
  デイヴィッド・バークハルト、
  ジェームス・ドゥーリー、
  グレン・フィッシュタール、ラルフ・ワーグナー
 ホルン/
  ジョナサン・リング、ブルース・ロバーツ、
  ロバート・ワード、キンバリー・ライト
 トロンボーン:
  ジェフリー・ブディン、ジョン・エンゲルク、
  マーク・ローレンス、ポール・ウェルカマー
 チューバ:ペーター・ワールハフティヒ
 客演/トランペット:
  ジェフ・ビアンカラーナ、ケール・カミングス、
  マーク・イノウエ、ジョン・キング
 ホルン:
  クリス・クーパー、ダグ・ハル、ジェシカ・ヴァレリ
 打楽器:
  ヴィクター・アヴディエンコ、
  レイモンド・フレーリッヒ、トム・ヘンプヒル、
  デイヴィッド・ヘルベルト、
  アルトゥール・ストーチ、ジェームズ・ウィアット
 ハープ:ダグ・リオット
 ピアノ:マーク・シャピロ
ティルソン・トーマスの作品も!サンフランシスコ交響楽団ほか、アメリカのトッププレイヤーが集結した「ザ・ベイ・ブラス」!

録音:2004、2007、2009 年

ハルモニアムンディから珍しい、ブラスものの登場です。ザ・ベイ・ブラスはサンフランシスコ交響楽団、同バレエ団、同歌劇場などで活躍する奏者たちによって結成されたグループ。密度のつまった音色、どこまでもまろやかな音色が持ち味の彼らの演奏で、アメリカ発、パワーと美しさに満ちた新曲を楽しむ1 枚。
録音も素晴しく、オーディオ的にも非常にたのしめます。ティルソン・トーマスの作品が収録されているのも見逃せません。
HMC 902079
\2600
J.S.バッハ:モテット集
 霊は弱い私たちを BWV 226
 来たれ、イエスよ、来たれ BWV 229
 イエス、わが喜び BWV 227
 おそるることなかれ BWV 228
 主をたたえよ、すべての異教徒よ BWV 230
 われを祝福したまわずは、われ汝を離さじ BWV Anh 159
 主に向かって新しき歌を歌え BWV 225
ヴォーカルコンソート・ベルリン
マルクス・クリード(指揮)
録音:2010 年3 月

2003 年に設立された声楽アンサンブル、ヴォーカルコンソート・ベルリンによる極上のバッハ・モテット集。きわめてソフト、声部間で繰り広げられる短い音型のやりとりは、1 ミリの隙もなく溶け合い、まるで様々な色の水が流れ解け合い美しい模様を描いてゆくようです。モテットは18 世紀のはじめには時代遅れとなっており、あまり知られなくなっていた存在でした。そうした時期にあってなおバッハがモテットを、しかもこれだけの高い水準のものを書き、すでに当時時代後れになっていたにも関わらず、後世に受け継がれていることは、バッハがいかに優れた作曲家であったか、そしていかに偏屈だったか、ということを示しているといえるでしょう。ライプツィヒの聖トーマス教会の合唱団の力量がいかに優れていたかという名残を濃厚に現代に伝える貴重な作品群ともいえます。
HMU 807550
(SACD HYBRID)
\2600→¥2390
J.S.バッハ:カンタータ集
 (1)「天は笑い、地は歓呼す」BWV 31 より第8 曲アリア
 (2)「試練に耐えうる人は幸いなり」BWV 57より第3曲アリア
 (3)「わが心は地の海に漂う」BWV 199
  (ソプラノ・ソロのカンタータ/全曲)
 (4)「主よ、汝のしもべの審きにかかずらいたもうなかれ」BWV 105より
  第3曲アリア
 (5)「全地よ、神にむかいて歓呼せよ」BWV 51
  (ソプラノ・ソロのカンタータ/全曲)
エリザベス・ワッツ(ソプラノ)
イングシッリュ・コンサート
ハリー・ビケット(指揮)
イギリス出身の注目のソプラノ、エリザベス・ワッツ。バッハのソロ・カンタータ&魅惑のアリア集

録音:2010 年1 月

今注目を集めているイギリスのソプラノ、エリザベス・ワッツの魅力に満ちたバッハのカンタータ&カンタータ・アリア集。イングリッシュ・コンサートが器楽パートを担当しているのも見逃せません。揺れ動くヴァイオリンが印象的なBWV 57 第3 曲のアリアでは、イエスの愛を求めてさまよう魂を熱唱。
BWV 105 の第3 曲アリアは、通奏低音をもたない極めて独創的なアリアで、罪深い人間がおそれおののくさまが歌われます。オーボエが奏でるよろめきの旋律が印象的です。声楽パートもさることながら、器楽パートも説得力十分に聴き手にせまります。有名なBWV 51 のカンタータも収録されており、バッハのカンタータの魅力、エリザベス・ワッツの魅力、イングリッシュ・コンサートの魅力、すべてを堪能できる充実の1 枚です。
HMC 902083
(2CD)
特別価格
\3000→¥2690
C.P.E.バッハ(1714-1788):鍵盤協奏曲集 Wq43
 協奏曲第1 番 ヘ長調、第2 番 ニ長調、第3 番 変ホ長調、
 第4 番 ハ短調、第5 番 ト長調、第6 番 ハ長調
アンドレアス・シュタイアー
 (チェンバロ/Hieronymus Albrecht hass,
   ハンブルク1834 のコピー
  (2004 年パリ、Anthony Sidey and Frederic Bal))
フライブルク・バロック・オーケストラ、
ペトラ・ミュレヤンス(指揮、コンサートミストレス)
鬼才天才フォルテピアノ奏者シュタイアーとフライブルク・バロック・オーケストラ、豪華共演。才気煥発、丁々発止のC.P.E. バッハ!

録音:2010 年5 月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)

シュタイアー待望の新譜は、C.P.E. バッハの鍵盤協奏曲集。オーケストラはフライブルク・バロック・オーケストラとこれ以上望みようがないくらいに最高の布陣での、満を持しての演奏です。とにかくチェンバロもオケもうまい!この録音のために、事前にコンサートに臨み、万全の態勢で録音を迎えたというから気合が違います。アレグロなどの快速楽章でのフライブルク・バロック・オーケストラの快活なリズムの刻みは、愉悦の極み。快速なパッセージによるかけあいも、シュタイアーが駆け巡る音型を奏でている間のオケの合いの手も、すべてに思わず笑みがこぼれてしまう素晴らしさです。また、緩徐楽章でのシュタイアーの冴えわたりかたはものすごいものがあります。

HELICON

HEL 029638
\2300→¥2090
モーツァルト:交響曲第35番ニ長調KV.385「ハフナー」
ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調Op.88
ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
イスラエル・フィルの弦の美質全開ブロムシュテットによる2005年ライヴ、ドヴォルザークの第8 番、モーツァルトの「ハフナー」

録音: 2005 年11 月3-5 日テルアビブ、マン・オーディトリアム( ライヴ)/ステレオ、58’51”
=トラック・タイム=
モーツァルトI.05’21”+II .09’22”+III.03’54” +IV.03’47” =TT.22’24”
ドヴォルザークI.09’10”+II.10’31” +III.05’50” +IV.09’46”= TT.35’17”

名匠ブロムシュテットが2005 年にイスラエル・フィルを指揮してドヴォルザークの第8 交響曲をライヴ収録したアルバムは、この指揮者に関心のある方ならすぐにピンとくる注目のプログラム。
ブロムシュテットといえば、首席指揮者(1975 ‐ 1985) を務めたシュターツカペレ・ドレスデンと、1974 年にドヴォルザークの第8 番をセッション録音しており、伝統に培われた名門オケの深くゆたかな響きを最大限に活かした音楽作りにはたいへん印象深いものがありました。モーツァルトについても、1982 年に第38 番「プラハ」と第39 番を、1981 年に第40 番と第41 番をいずれもセッションで録音していましたが、あいにく第35 番「ハフナー」は録音されなかったので、このたびのリリースには期待がかかります。
なお、このときのドヴォルザークについては、心ある音楽ファンの間で“ブロムシュテットの最高傑作” との呼び声もあるほどの出来ばえをみせていたのは有名な話です。
ドヴォルザークの第1 楽章冒頭、チェロの歌い出しに始まり、ボヘミアの田園風景を思わせるアダージョ、センチメンタルな第3 楽章、そしてまたフィナーレでのチェロのユニゾン、さらに、どこまでもエレガントな美に彩られたモーツァルト。2 曲に共通して、極上の弦楽セクションを看板にするイスラエル・フィルがもっとも真価を発揮する場面の連続であるというところ。
ブロムシュテットが揃えた内容は、まさにイスラエル・フィルの美質を極限まで引き出す絶妙なプログラム構成といえるでしょう。
HEL 029644
\2300→¥2090
(1)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
(2)サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.22
[アンコール]
 ・スカルラッティ:ソナタ ハ短調K11
 ・シューマン:アラベスク ハ長調Op.18
 ・ショパン:練習曲ハ短調Op.10-12「革命」
イエフィム・ブロンフマン(P)
ズービン・メータ(指揮)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
現代屈指のヴィルトゥオーゾ、ブロンフマン。ブラームス& サン=サーンスの第2 ピアノ協奏曲ライヴ

(1)録音:2009年7 月1 日テルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ)、(2)録音:1991 年2 月テルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ)、[アンコール]録音:2009年7 月1 日テルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ)/ステレオ、79’28”

圧倒的なテクニックと並外れた詩情とを併せ持ち、現在、世界的に活躍するイエフィム・ブロンフマンは、高い人気を誇るアメリカのヴィルトゥオーゾ・ピアニスト。1958 年に旧ソ連のタシュケントに生まれたブロンフマンは、1973 年イスラエルに移住して、テルアビブ大学サムエル・ルービン音楽アカデミーの名教授アリエ・ヴァルディに師事、さらに1976 年のアメリカ移住後はジュリアード音楽院に学び、ルドルフ・フィルクシュニー、レオン・フライシャー、ルドルフ・ゼルキンに師事しています。
名手たちの薫陶を授かり、天賦の才にさらなる磨きをかけたブロンフマンの凄腕が、あますところなく捉えたこの協奏曲アルバムでは、まず何といっても、ブラームスの第2 協奏曲が一番の聴きものといえるでしょう。ブロンフマンがすでに実演ではさまざまな指揮者とひんぱんに取り上げているプログラムだけあって、内容への期待度も十分です。
カップリングのサン=サーンスもまた、ブロンフマンが得意とする演目として有名ですが、アンコールとして収録されたスカルラッティのソナタ共々、1992年に収録されたザンデルリング& ベルリン・フィルとのライヴ映像作品(20.57638) のなかで、完全に作品を自らのものとしていた姿は記憶にあたらしいところです。
メータとはイスラエル時代にモントリオール響との協奏曲の共演で、ブロンフマンが国際舞台へのデビューを果たして以来の間柄だけあって、息の合ったところをみせてくれるものとおもわれます。
HEL 029630
\2300→¥2090
ブラームス:
 交響曲第1番ハ短調Op.68
 交響曲第3番ヘ長調Op.90
ズービン・メータ(指揮)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
2009 年10 月ライヴ。メータ& イスラエル・フィル、ブラームスの交響曲第1 番& 第3 番

録音:2009 年10 月13、14、16 日テルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ)/ステレオ、78’08”
=トラック・タイム=
ブラームス:交響曲第1 番 I .13’32”+II .08’17”+III .04’22”+IV .16’20”= TT.42’31”
ブラームス:交響曲第3 番 I .06’30”+II .08’10”+III .06’02”+IV .08’38”= TT.29’20”

メータがイスラエル・フィルを指揮したブラームスの第1 交響曲と第3 交響曲は、「ドイツ・レクィエム」(HEL029629) や、ブッフビンダーをソリストに迎えた「ピアノ協奏曲第1 番& 第2 番」(HEL029636) と、ほぼ同時期の2009 年10 月にテルアビブでおこなわれた演奏をライヴ収録したものです。
ズービン・メータは当時30 代後半だった1976 年に、ウィーン・フィルとブラームスの第1 交響曲をセッション録音したのを皮切りに、1979 年から1982 年にかけて、当時音楽監督を務めていたニューヨーク・フィルと交響曲全曲をセッション録音、さらに1992 年10 月にイスラエル・フィルとも一挙に交響曲全曲をセッション録音しています。また、イスラエル・フィルとは、1977 年に第2 交響曲をライヴ録音、さらに同楽団が創設60 周年を迎えた1996 年にも、ガラ・コンサートにおける第2 交響曲のライヴ・レコーディングをおこなっていました。
このように、メータにとって第1、第3 交響曲とも、イスラエル・フィルとは17 年ぶり2 度目のレコーディングということになります。
メータは過去2 度に亘り交響曲全集を完成させた実績からもブラームスをたいへん得意にしているようで、また上記の通り、ここでの演奏はちょうどブラームスを集中的に取り上げていた時期と重なり、レクィエムや協奏曲でも手兵より申し分のない内容を引き出していたことを踏まえると、同様の充実ぶりを聴かせてくれるものとおもわれます。
HEL 029625
(12CD)
¥9700→¥8990
「ズービン・メータ & イスラエル・フィル /
 ライヴ・レコーディングス 1963 - 2006」
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
ズービン・メータ(指揮)
 [CD 1] 73’52”
  ・モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲 収録時期:1986年12月
  ・モーツァルト:セレナード ト長調K.52「5アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 収録時期:2006年4月
  ・ロッシーニ:「絹のはしご」序曲 収録時期:1977年1月
  ・ヴ ェルディ:「運命の力」序曲 収録時期:1986年12月
  ・ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第 3 番 収録時期:1975年10月
  ・シューベルト:交響曲第8番 ロ短調 D.759「未完成」
   収録時期:1996年12月 収録場所:すべてテルアビブ、マン・オーデ ィトリアム(ライヴ・ステレオ)
 [CD 2] 78’38”
  ・モーツァルト:3台のピアノのための協奏曲ヘ長調K.24「2 ロドロン」
   アリエ・ヴァルディ、イエフィム・ブロンフマン、ラドゥ・ルプー(P) 収録時期:1987年1月
  ・リスト:ピアノ協奏曲第 2 番イ長調 イエフィム・ブロンフマン(P) 収録時期:1996年12月
  ・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第 2 番ハ短調 Op.18 アリシア・デ・ラローチャ(P)
   収録時期:1987年1月 収録場所:すべ てテルアビ ブ 、マン・オーデ ィトリアム(ライヴ ・ステレオ)
 [CD 3] 74’11”
  ・ヴィヴァルディ:2 つのヴァイオリンのための協奏曲イ短調 RV 522
   イツァーク・パールマン、ピンカス・ズッカーマン(Vn) 収録時期:1996年12月
  ・モーツァルト:協奏交響曲変ホ長調 K.364
   ハイイーム・タウブ(Vn)、ダニエル・ベンヤミニ(Va) 収録時期:1968年7月
  ・ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.53
   イツァーク・パールマン(Vn) 収録時期:1971年10月
   収録場所:すべ てテルアビ ブ 、マン・オーデ ィトリアム(ライヴ・ステレオ / ドヴォルザークのみモノラル)
 [CD 4] 66’19”
  ・ブラームス:アルト・ラプ ソ デ ィ Op.53
   マルヤーナ・リポヴシェク(Ms) プラハ・フィルハーモニー合唱団 収録時期:2000年7月
  ・ブラームス:運命の歌 Op.54
   ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団合唱団 収録時期:1972年7月
  ・交響曲第 2 番ニ長調 Op.73
   収録時期:1977年10月 収録場所:すべてテルアビブ、マン・オーデ ィトリアム(ライヴ )
 [CD 5] 71’07”
  ・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77 ピンカス・ズッカーマン(Vn)
   収録時期:1971年8月 収録場所:オーストリア、ザ ルツブ ルク音楽祭(ライヴ )
  ・ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲イ短調 Op.102
   アイザ ック・スターン(Vn)、ムスティスラフ・ロストロポ ーヴ ィチ(Vc)
   収録時期:1986年12月 収録場所:テルアビ ブ 、マン・オーデ ィトリアム(ライヴ )
 [CD 6] 78’22”
  ・R. シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op.28
   収録時期:1996年7月 収録場所:すべてテルアビブ 、マン・オーデ ィトリアム(ライヴ ・ステレオ)
  ・ブルックナー:交響曲 第9番 ニ短調
   収録時期:1963年5月 収録場所:すべてテルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ・モノラル)
 [CD 7] 71’29”
  ・エルガ ー:ヴ ァイオリン協奏曲 ロ短調 Op.61 イェフディ・メニューイン(Vn) 収録時期:1982年10月
  ・プ ロコフィエフ:ヴ ァイオリン協奏曲 第2番 ト短調 Op.63 アイザック・スターン(Vn)
   収録時期:1975年10月 収録場所:すべてテルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ・ステレオ)
 [CD 8] 74’09”
  ・サン=サーンス:チェロ協奏曲 第1番 イ短調 Op.33 リン・ハレル(Vc) 収録時期:1986年12月
  ・マーラー:リュッケルトの詩による5つの歌曲 マルヤーナ・リポ ヴ シェク(Ms) 収録時期:1995年10月
  ・ベルク:「ヴォツェック」よりの3つの断章 ステッラ・リッチモンド(S) 収録時期:1972年3月
  ・エリック(エーリヒ)・ツァイスル(1905-1959):
   ヘブライのレクィエム(詩篇第92番)~バリトン、ソプラノ、アルト、混声合唱と管弦楽のための
    シャロン・ロストルフ=ザミール(S)、ブラハ・コル (Ms)、デイヴィッド・ビジック(Br)
    ザ・フィルハーモニア・シンガーズ
    収録時期:2006 4月 収録場所:すべてテルアビブ、マン・オーデ ィトリアム(ライヴ ・ステレオ)
 [CD9] 70’20”
 ・ホルスト:組曲「惑星」Op.32 テルアビブ・フィルハーモニー合唱団の女性メンバー 収録時期:1986年7月
 ・ブロッホ:シェロモ(チェロと管弦楽のためのヘブライ狂詩曲) ミッシャ・マイスキー(Vc)
  収録時期:1990年11月 収録場所:すべてテルアビ ブ 、マン・オーデ ィトリアム(ライヴ ・ステレオ)
 [CD10] 74’54”
  ・ ド ヴ ォルザ ーク:スラヴ 舞曲集 Op.72より ロ長調、ホ短調、ハ長調 収録時期:1996年7月
  ・ストラヴィンスキー:バレエ「春の祭典」 収録時期:1997年7月
  ・シェーンベルク:浄められた夜 Op.4(弦楽合奏版)
   収録時期:2006年4月 収録場所:すべてテルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ・ステレオ)
 [CD11] 76’43”
  ・ヴェルディ:レクィエム
   マーティナ・アーロヨ(S)、シャーリー・ヴ ァーレット(Ms)、リチャード・タッカー(T)、
   ボナルド・ジャイオッティ(Bs) テルアビブ・フィルハーモニー合唱団 ヨゼフ・フリートラント(合唱指揮)
   収録時期:1968年7月 収録場所:ベツレヘム(ライヴ)
 [CD12] 70’08”
  ・ノアム・シェリフ(b.1935):祝典前奏曲 収録時期:1996年12月
  ・ヨセフ・タール (1910 -2008):交響曲第 2 番 収録時期:1983年9月
  ・ツヴィ・アヴニ (b.1927):プログラム・ミュージック 収録時期:1983年6-7月
  ・ヨーゼ フ・カミンスキ(1903-1972):交響的序曲 収録時期:1982年10月
  ・アヴナー・ドルマン(b.1975):スパイス、香水、毒素! PercaDu(マリンバ&パーカッション・デュオ)
   収録時期:2006年4月 収録場所:すべてテルアビブ 、マン・オーデ ィトリアム(ライヴ ・ステレオ)
メータ & 手兵イスラエル・フィル、ライヴ集成。40 年以上にもわたる歳月のなかで刻まれたライヴ演奏より厳選。巨匠十八番の「惑星」「春の祭典」からブロンフマン、マイスキーほか豪華共演陣との協奏曲まで

880’12”

巨匠メータと長年ゆかりの深いイスラエル・フィルが、1963 年から 2006 年にかけて 40 年以上に亘り、おもに地元テルアビブでおこなったライヴ演奏の数々を収めた注目のセットがリリースされます。
♪固いきずなで結ばれたメータ & イスラエル・フィル♪
記憶にあたらしい 2010 年秋をはじめ、度重なる来日公演でもおなじみの巨匠メータ率いるイスラエル・フィル。1961 年に急病のオーマンディの代役で指揮台に立って以来、1969 年にミュージック・アドバイザーに就任、1977 年より音楽監督、1981 年より終身音楽監督を務めて今日に至るメータとイスラエル・フィルとの強固なきずなには、半世紀にもおよぶその歴史のなかで、5 大陸にまたがるツアーを通じて、すでに 2000 回を超えるコンサートを敢行していることからも想像以上のものがあります。
♪良質な正規マスターからの復刻♪
メータがイスラエル・フィルと初共演を果たして間もない時期の 1963 年から、終身音楽監督就任 25 周年記念を迎えた 2006 年に至る演奏はごく一部をのぞき、ほとんどすべてステレオで収録されており、収録時期も比較的あたらしいものが多く、古いものもマスターの保存状態が良かったのか、遜色の無いすぐれた音質で残されていたのは朗報といえるでしょう。
♪メータ得意のプログラム「春の祭典」「惑星」♪
ズービン・メータといえば、1962 年に異例の若さでロサンジェルス・フィルの音楽監督に抜擢され、同時期に専属契約を結んだ Decca を通じて優秀録音の数々を次々と発表して、一躍スターダムを駆け上がりましたが、ここでは「春の祭典」「惑星」といった、メータがダイナミックな指揮ぶりで鮮烈なインパクトを与えたプログラムが収められているのも注目されます。また、「浄められた夜」では、弦楽合奏版による演奏ということで、イスラエル・フィルの弦楽セクションの威力をあらためて実感させる仕上がりとなっています。
♪豪華ソリストとの共演が楽しめる協奏作品♪
本セットのおおきな特色といえるのが全 12 枚のうち、およそ 5 枚分近くを協奏作品が占めていること。ヴァイオリンではスターンにパールマン、ズッカーマン、ピアノにルプー、ブロンフマン、さらにチェロはハレル、マイスキーという具合に、ソリストの顔触れもたいへん豪華なもので、メータとは公私ともに親密な間柄にある仲間たちの名前が並んでいます。そのことを反映してか、本来的に協奏曲の持つ対立・対決の構図が生み出す緊迫した丁丁発止のやりとりのなかにも、どこかお互いに対話を楽しんでいるようなムードが印象的。
♪イスラエルゆかりの作品♪
なお、セットの最後を飾る 12 枚目に、イスラエルゆかりの作曲家たちを網羅しているのも興味深いところです。ユダヤ人を理由にナチに退廃音楽家の烙印を押され、亡命先のアメリカに渡ったのちにハリウッドで映画音楽を手がけて名を上げたツァイスルの代表作 (CD8) のほか、バーンスタインによるマン・オーディトリアム落成公演の際に選ばれたシェリフの出世作、さらにはエキゾチックな雰囲気を漂わせた “パーカッション協奏曲” 風のドルマンの作品など、じつに多彩。イスラエル・フィルならではの比類なき共感に満ちた音楽作りもあって価値ある内容となっています。
♪貴重な写真をふんだんに掲載したブックレット♪
76 ページの付属ブックレットには、メータの若かりし日から、現在に至る写真のほか、当時の新聞記事、パールマンやズッカーマン、女優ソフィア・ローレンとの貴重なショットも収められ、目で見る楽しみも作りとなっています。コレクションする手ごたえ一入のセットといえるでしょう。
※おことわり
当アルバムのCD 収納スリーヴケースの表記上、以下の3点について誤記がありますが、レーベルに確認しましたところ、
表記の訂正予定はないとのことです。あらかじめご了承願います。
 [CD 2] トラック4〜6 の表記脱落、および以降のトラック表記ナンバリング・ミス
     誤) 総トラック数13 → 正) 総トラック数10 
 [CD 3] モーツァルト:協奏交響曲
     誤)変ヘ長調 → 正) 変ホ長調
[CD 7] プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番
    誤)ニ短調 → 正)ト短調
[CD 10] ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集Op.72
    誤)ニ短調 → 正)ホ短調
HEL 029614
(12CD-BOX)
¥9700→¥8990
取り扱い再開
「イスラエル・フィル創立 70 周年記念ボックス」
 [CD 1] 78’54”
  (1)メンデルスゾーン:序曲「静かな海と楽しい航海」/ クレツキ(指)1954 年[EMI]
  (2)モーツァルト:交響曲第 41 番「ジュピター」/ クリップス(指)1957 年[DECCA]
  (3)シューベルト:交響曲第 5 番 / ショルティ(指)1958 年[DECCA]
  (4)マスネ:バレエ「ル・シッド」より4 曲 / マルティノン(指)1958 年[DECCA]*
  (5)スメタナ:「売られた花嫁」序曲 / ケルテス(指)1962 年[DECCA]

  [CD 2] 77’47”
  (1)ヴェルディ:「椿姫」第1 幕への前奏曲 / メータ(指)1978 年[DECCA]
  (2)ドヴォルザーク:交響曲第 7 番ニ短調 / メータ(指)1972 年[DECCA]*
  (3)バルトーク:管弦楽のための協奏曲 / メータ(指)1976 年[DECCA]*
 [CD 3] 75’09”
  (1)ベートーヴェン:交響曲第 4 番変ロ長調 / クーベリック(指)1975 年[DG]
  (2)メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」/ バーンスタイン(指)1979 年[DG]
  (3)同:交響曲第 4 番「イタリア」/ バーンスタイン(指)1978 年[DG]
 [CD 4] 74’43”
  (1)チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」組曲 / メータ(指)1979 年[DECCA]
  (2)シューベルト:交響曲第9 番「ザ・グレイト」/ メータ(指)1977 年[DECCA]*
 [CD 5] 75’59”
  (1)マーラー:交響曲第 4 番ト長調 / ヘンドリックス(S)メータ(指)1979 年[DECCA]
  (2)バーンスタイン:チチェスター詩篇 / バーンスタイン(指)1977 年[DG]
 [CD 6] 76’41”
  (1)ウェーバー:「オベロン」序曲 / メータ(指)1978 年[DECCA]
  (2)サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ / ミンツ(Vn)メータ(指)1988 年[DG]
  (3) R =コルサコフ:スペイン奇想曲 / メータ(指)1980 年[DECCA]*
  (4)ストラヴィンスキー:バレエ「火の鳥」組曲・1919 年版 / バーンスタイン(指)1984 年[DG]
  (5)ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容 / バーンスタイン(指)1989 年[DG]
 [CD 7] 77’53”
  (1)グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 / カッチェン(P)ケルテス(指)1962 年[DECCA]
  (2)ブラームス:ピアノ協奏曲第1 番ニ短調 / ルービンシュタイン(P)メータ(指)[DECCA]
 [CD 8] 74’30”
  (1)モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲 / メータ(指)1986 年[★]
  (2)同:ピアノ協奏曲第 27 番 / バレンボイム(P & 指)1972 年[※]
  (3)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第 5 番「皇帝」/ ルプー(P)メータ(指)1979 年[DECCA]
 [CD 9] 75’36”
  (1)ベルリオーズ:交響曲「イタリアのハロルド」/ ベンヤミニ(Va)メータ(指)1975 年[DECCA]*
  (2)ブロッホ:シェロモ / シュタルケル(Vc)メータ(指)1968 年[DECCA]*
  (3)ベン=ハイム:ピアノと管弦楽のためのイスラエル奇想曲 / ザルツマン(P)ジュリーニ(指)1960 年[★]
 [CD 10] 74’27”
  (1)ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」
   スターン、ズッカーマン、ミンツ、パールマン(Vn)メータ(指)1982 年[DG]
  (2)モーツァルト:協奏交響曲 変ホ長調 KV.364 / パールマン(Vn)ズッカーマン(Va)メータ(指)1982 年[DG]
 [CD 11] 75’41”
  (1)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 / パールマン(Vn)メータ(指)1990 年[EMI]
  (2)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 / ズッカーマン(Vn)メータ(指)1989 年[★]
 [CD 12] 76’04”
  (1)ベートーヴェン:「フィデリオ」序曲 / マゼール(指)1962 年[DECCA]
  (2)シューマン:交響曲第 3 番変ホ長調「ライン」/ マズア(指)2003 年[★]
  (3)同:交響曲第 4 番ニ短調 / マズア(指)2003 年[★]
  (4)スメタナ:交響詩「モルダウ」/ ケルテス(指)1962 年[DECCA]
  (5)ハティクヴァ(イスラエル国歌)/ フィルハーモニア・シンガーズ、メータ(指)2004 年11 月15 日[★]
お取り扱いを再開。超豪華仕様。「イスラエル・フィル創立70 周年記念ボックス」

ステレオ
★イスラエル・フィル・アーカイヴ収蔵のライヴ音源、※イスラエル放送アーカイヴのライヴ音源、*インターナショナル CD 初リリース

強力な弦楽セクションの魅力で今日世界有数のオケとして知られるイスラエル・フィル。メータとともに行なった来日公演でも、血を感じさせる濃く熱いマーラーを聴かせていました。その歴史は 1948 年イスラエル共和国建国を機に現在の名前に改称する以前、名ヴァイオリニスト、フーベルマンによりパレスチナ交響楽団としてスタートした1936 年にまで遡ります。
当セットは 2006 年に創立 70 周年を迎えた当オケを記念して制作されたもの。1954 年録音クレツキのメンデルスゾーンにはじまり、2004 年メータ指揮のイスラエル国歌で締め括られる、過去 50 年の記録。その内容は名実ともに世界的オケに引き上げたメータを中心に、バーンスタインら巨匠たちと、デッカ、ドイツ・グラモフォン、EMI に残した代表的な録音で構成されています。ご自慢の弦の威力が活かされたメータのドヴォ7 など、このなかには世界発売としては初めてとなる音源も数多く含まれています。
なかでもやはり注目は、ほとんどすべてが初出となるオケのアーカイヴからのライヴ演奏の数々。バレンボイム弾き振りのモーツァルト、ズッカーマン独奏のベートーヴェン、マズアのシューマンなど、ここに初めて聴く内容は興味の尽きないものばかり。
さらに付属のブックレットには、95 ページにわたり貴重なカラー写真と新聞記事などの資料が満載。旗揚げ公演を指揮したトスカニーニをはじめ、楽壇に登場した巨匠たちの写真を眺めるだけでも当セットを手にする喜びはひとしお。また、アルバム一枚一枚には可能な限り初出時のオリジナル・ジャケットのデザインをあしらって、このあたりもたいへん丁寧な作りとなっています。オーケストラ自主制作のコレクターズ・アイテムにまたひとつ見逃せない内容が加わりました。

HUNGAROTON

HCD 32684
\2300
ドホナーニ:
 (1)交響曲ヘ長調 (1895) ★世界初録
 (2)ズリーニ序曲
 (3)ワルツの組曲 Op.39
ラースロー・コヴァーチ(指)
ミシュコルチ交響楽団
世界初録音。ドホナーニ若き日の幻の交響曲

DDD、67’25”

エルネ・ドホナーニには2篇の交響曲(Op.9 と40) がありますが、ここに収められたものは、彼がブダペスト音楽院の学生だった1895 年の作で、世界初録音。「ズリーニ序曲」とともに1896 年のハンガリー建国千年を記念した作曲コンクールの管弦楽部門で優勝しました。初演は成功したものの、ドホナーニ自身が封印してしまったため、これまで幻の作品となっていました。作風はドイツ流の堅固な構成によりながらも、旋律は甘口で、バレエ音楽のようなオーケストレーションが光る親しみやすさに満ちます。オスマン・トルコを破った16 世紀の英雄ズリーニを描いた交響詩的な序曲もハンガリー色濃厚、楽しめます。
HCD 32685
\2300
リスト:宗教合唱曲集
 (1)十字架(舟乗りの賛歌)S.35
 (2)十字架の道 S.53
 (3)至福 S.25
 (4)教皇に I & II S.59
 (5)おお、高貴なローマ S.54
 (6)いざ、すべての者は神に感謝せよ S.61
 (7)主はその聖徒の魂を守り S.48
カールメン・セレシ、
アンドレア・モルナール(Sop)、
テュンデ・ジェルフィ・ホヴァンツェク(コントラルト)、
マーシュ・クルジス(Ten)、
フェレンツ・シュツ(Br)、
ジョルト・フェニヴェシ(Bs)(2)、
デジェー・カラッソン(Org)、
ゾルターン・パド(指)
デブレチェン・コダーイ合唱団
敬虔な祈りに満ちた聖職者リストの合唱曲集

DDD、65’28”

リスト生誕200 年を記念して、華麗なピアノ曲とは一線を画した宗教合唱曲集がリリース。いずれも聖職者リストならではの敬虔な祈りに満ちていますが、「十字架の道」はお経のような男声合唱が延々と続く奇作。ハンガリーの名門コダーイ合唱団の美声を堪能できます。
HCD 31849
\2300
ジョン・ケージ:パーカッション作品集 Vol.6
 (1)俳諧 (1986)  (2)木の子供 (1975)
 (3)枝 (1976)  (4)ファイヴ4(1991)
 (5)コンポーズド・インプロヴィゼーション (1987-90)
 (6)同(別ヴァージョン)
 (7)バット・フヮット・アバウト・ザ・
  ノイズ・オヴ・クラムピング・ペーパー…(1985)
アマディンダ・パーカッショ・グループ
ニュー・ミュージック・スタジオほか
ガムラン風でもあるケージの即興作品

DDD、72’30”

フンガロトンのカタログ中でも静かなロングヒットを続けているのがジョン・ケージのパーカッション作品集。最新の第6巻には、即興や偶然性を中心とした作品が中心。とは言っても厳密な指示のもとに行われるもので、ケージならではの世界が広がります。「バット・フヮット・アバウト…」は音楽史上最も長いタイトルを持つ作品のひとつ。





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